遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共 (トランス・D)
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オマケ等
EX0 えっ、うちら設定あったの?!


10羽(番外込み)記念にタイトル通り、簡単なキャラ説明

気が向き次第随時更新


※本編ネタバレがあります、先に読まれないように!


○枕田ジュンコ(前世・松田隼子)

 

15年間普通にジュンコとして生きてきた所にいきなり前世の記憶をぶち込まれる

 

前世でのデッキ使用頻度は【BF】>【RR】=【ハーピィ】>【そのうち登場かも】

現在は普段【ハーピィ】で対十代などに【BF】とかEXメインなものも使っている

 

攻防バランスをとれた戦術を取る(自称)

 

純粋たる鳥好き、趣味はバードウォッチングと純粋に熱いデュエル

 

おつきの精霊は《疾風のゲイル》と《驟雨のライキリ》。どちらもかなりのお気に入り

ライキリ<えっ?

 

性格は原作のジュンコにかなり近い?ツッコミとツン○レ要素が追加

お嬢様要素が大幅減少

 

十代が大好きで他のことはあまり気にせず突き進む、大体あとから後悔する

 

・DM風?デュエリストレベル(MAX☆12)

デッキ構築 ☆☆

ドロー力  ☆☆☆(BF使用時MAX)

プレイング ☆☆

 

総合    ☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

○浜口ももえ (前・樋口桃華)

 

15年間ももえとして生きて来た所にさりげなく前世の記憶がぶち込まれる

 

デッキは【ロックバーン】を除き大体が水属性メイン

 

防御がザル、殺られる前に殺る。

 

 

 

おつきの精霊、《深海のディーヴァ》と《S・H・Dark Knight》はよほどな事がない限りデッキに入っている、片方だけな場合もあるが・・・・ちゃんと普段は《七皇の剣》抜いてる

どのデッキがメインかと言われると困るようだ、強さでいえば多分【海皇水精燐】だろうが・・・・

魚や人魚が好き、水族館は心の癒し。

 

性格は原作のももえに腹黒さ(?)を増量した感じと思ってもらえれば

口調は今更直せないもよう

 

ひねくれたイケメン男子が好き、今は万丈目がかなり好み

 

・DM風?デュエリストレベル

デッキ構築 ☆(妨害少ない)

ドロー力  ☆☆☆(七皇の剣に限ってはMAX)

プレイング ☆☆☆

 

総合    ☆☆☆☆☆☆☆

 

 

○天上院吹雪 (前・ブッキー、師匠[渾名])

 

17年間JYOINとしてハッスルしていた所に前世の記憶がログインしました

 

デッキは99%【真紅眼】、実は七つ所の騒ぎじゃない(真紅眼は3枚使いまわし)

他のカードもあるっちゃある

 

真紅眼の力不足はよくわかっているので言わないであげてください

 

前世は無口系の元ヤン、どうしてこうなったし

だが奴は・・・・弾けた。ってことで

 

真紅眼への信頼なら社長やミザちゃんレベル

 

上記二人のデュエルの師匠でもあった

桃華と付き合っていたことがある

 

おつきの精霊は《真紅眼の黒竜》?なんかしゃべるぞコイツ

 

・DM風デュエリストレベル

デッキ構築 ☆(自重しない)

ドロー力  ☆(初手真紅眼率90%)

プレイング ☆(ry)

 

総合    ☆☆☆

 

 




とりあえず憑依転生組3人のみ。

デュエリストレベル(笑)は文字数不足だったので遊び心
不評だったら消します


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EX1羽 独り言をつぶやくときはまず自分の死角を確認しましょう

ち、違う!俺は悪くねぇ!悪いのはラブコメ?を名乗るならバレンタイン編はやるべきだろって言ってきた奴が悪いんだ!!




※今回は本編の時系列をガン無視しています、予めご了承下さい。

 

 

 

 

 

 

 

-2月14日-・・・・

 

 

「つ、作ってしまった・・・・」

 

 

そう、今日は2月14日・・・・お菓子メーカーの策略による某カカオ粉末を甘苦く仕上げた黒茶の固形体・・・・ようはチョコレートであるが私、枕田ジュンコも製作してしまったのだ。しかもべッタベタにハート形である。流石に恥ずかしくて文字とかは無理だった・・・・ってか手作りとか初めてやったんだけど!しかもガチで本命用1個だけなんだけど流石にやばくね?貴方がす、好きですって・・・・モロばれじゃね?!

 

 

 

「いやいや、そこは十代様のことですから・・・・いつも通り気づかれないのではないでしょうか」

 

「そ、そうよね~いつも通りドローパンとか交換する感覚で・・・・っていつからいたんじゃー!!」

 

「当然!「つ、作ってしまった・・・・」からですわ!!」

 

「当然!じゃないわよなんでドヤ顔してんのよ!! もうアンタは私の死角に立つな!!!」

 

「そんな!わたくし達の密かな楽しみの一つなのに、ですわよね?師匠」

 

「うーん、このジュンコ君の反応を見るのが楽しみだとゆうのにそんなに嫌がるとは・・・・」

 

「アンタもいたんかーい!!どっから沸きやがった馬鹿師匠めが!つか本編のネタバレ微妙にしてね?!」

 

「モロばれ仮面でしたので全く問題ないかと・・・・」

「しかも《師匠》としか呼ばれていないっ、誰とはいっていないぞ!」

 

「メタ発言だらけだし!この話から読んだ人はどうすんのよ!!つーか!ここ!女子寮!!」

 

「普通に先生にも挨拶しながら入って来たけど?だよね、ももえ君」

「ですわね、師匠」

 

「シンクロ次元評議会のじいちゃん達か!アンタ達ほんっと仲いいわね!!」

 

 

くそっ、ボケ側が強力過ぎて全く捌き切れない・・・・私に救いはないのか!

 

 

「まぁまぁ、そんなにかっかしないで・・・・折角の可愛い顔が台無しだよ?」

 

「まぁ、師匠ったら・・・・あちら(前世)側に頭のネジを全て置いてきたようですわね?わたくしとお付き合いしてたころは、そんな台詞意地でも吐かないバカタブツでしたのに・・・・」

 

「ハッハッハッ!そんなにほめても何も出ないよ?」

 

「もう・・・・帰っていい?」

 

 

 

 

 

 

《師匠には、このカカオ100%チョコレートを差し上げますわ!(ニッコリ)》

《流石はもも!僕の好みを的確に覚えている!!》

《悪意なのか善意なのか全く読めない!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よ、よぅし。元バカカップル二人の織り成すリアル《混沌空間(カオス・ゾーン)》からなんとか抜け出せた・・・・十代ならレッド寮いけば会えるわよね~。この森突っ切れば近道っと、馴れたもんよ。

 

 

『あいや待たれい!ジュンコ殿!!』

 

 

「?!も、モンスターが、じったいかした!!(初期王様風棒読)

じゃなくて《ライキリ》アンタ!なに邪魔してんのよ!早く行かないと明日香に先越されちゃうかもでしょ!!」

 

『ジュンコ殿の邪魔をしているのは百も承知!だがしかし!このライキリ、主に嫌われてでもこの道阻まねばなりませぬ!!』

 

「なんなのよいったい・・・・言いたいことがあるなら30文字以内で簡潔に述べなさい!」

 

『では失礼ながら・・・・先刻拵えた血夜虚霊糖なるものを本日意中の男児に渡して想いのt』

「はい30文字~。てかチョコレートが当て文字過ぎて似非侍っつーかヤンキーになってるわよ」

 

『待ってくだされぇぇぇ!!』

 

「ようは私が十代にチョコ渡すのを阻止したいわけ?」

 

『左様で、我とて(あるじ)の想いは尊重したいのですが・・・・あの遊城十代ときたらジュンコ殿の気持ちには微塵も気づかない駑級鈍感だわ寝てばかりだわ空気は読めないわ頭もお世辞にも良くは無し・・・・』

 

「あーもううっさい!十代馬鹿にすんなこの似非侍!!邪魔すんなら力づくで・・・・」

 

『了解承った、では先に進みたければ我を決闘で倒してから参られよ!』

 

「あんですと~?主に喧嘩売るわけね上等じゃない!!ボッコボコにして暫く再起不能にしてやるわ!!」

 

『・・・・いざっ!』

 

「『デュエル(決闘)!!』」

 

 

「速攻で片づける!私のタァーン!!《テラフォーミング》!《霞の谷の神風》加えて発動!そんでもって《ハーピィ・チャネラー》召喚!」

 

『ヤッホ~』

 

「効果発動!手札の《ハーピィ・ハーピスト》を切り、《ハーピィ・ダンサー》を特殊召喚!」

 

『いえいっ』

 

「《ダンサー》効果で自分を手札に戻して再び召喚!この時《霞の谷の神風》効果発動!デッキから《ジェネクスブラスト》登場!特殊召喚時に《A・ジェネクス・バードマン》を手札へ!」

 

『ブーン』

 

 

「そして《A・ジェネクス・バードマン》!《ジェネクス・ブラスト》を戻して特殊召喚!」

 

『ブブーン』

 

『じ、ジュンコ殿?少しは抑えてくれても・・・・』

 

「黙ってろ。レベル4《ハーピィ・ダンサー》にレベル3《A・ジェネクス・バードマン》をチューニング!!その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!レベル7《クリアウィングシンクロ・ドラゴン》!!」

 

『グオォォォォォ!!』

 

『えっと・・・・』

 

「自身の効果でレベル7となった《チャネラー》と《クリアウィング》でオーバーレイ!《幻獣機ドラゴサック》!!」

 

『ジャッキーン!!』

 

「《ドラゴサック》効果で幻獣機トークン2体精製!そして《死者蘇生》!帰ってきて、《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》!!」

 

『グルルルル』

 

 

《ハーピィ・チャネラー》

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1300

手札から「ハーピィ」と名のついたカード1枚を捨てて発動できる。

デッキから「ハーピィ・チャネラー」以外の

「ハーピィ」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。

「ハーピィ・チャネラー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

また、自分フィールド上にドラゴン族モンスターが存在する場合、このカードのレベルは7になる。

このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り

「ハーピィ・レディ」として扱う。

 

《ハーピィ・ハーピスト》

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守 600

「ハーピィ・ハーピスト」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのカード名は、

フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。

(2):このカードが召喚に成功した時、

このカード以外の自分フィールドの鳥獣族モンスター1体と

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。

デッキから攻撃力1500以下の鳥獣族・レベル4モンスター1体を手札に加える。

 

《ハーピィ・ダンサー》

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1200/守1000

自分のメインフェイズ時、

自分フィールド上の風属性モンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターを持ち主の手札に戻し、

その後、風属性モンスター1体を召喚できる。

「ハーピィ・ダンサー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

このカードのカード名は、

フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。

 

《霞の谷の神風》

フィールド魔法

自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、

自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

《ジェネクス・ブラスト》

効果モンスター

星4/風属性/魔法使い族/攻1600/守1300

このカードが特殊召喚に成功した時、

デッキから「ジェネクス」と名のついた

闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。

 

《A・ジェネクス・バードマン》

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/機械族/攻1400/守 400

(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

この効果を発動するために風属性モンスターを手札に戻した場合、

このカードの攻撃力は500アップする。

この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

 

《幻獣機ドラゴサック》

エクシーズ・効果モンスター

ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200

レベル7モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

自分フィールド上に「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。

自分フィールド上にトークンが存在する限り、

このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。

また、1ターンに1度、自分フィールド上の

「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。

フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》

シンクロ・効果モンスター

星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):1ターンに1度、このカード以外のフィールドの

レベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(2):1ターンに1度、フィールドのレベル5以上の

モンスター1体のみを対象とするモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(3):このカードの効果でモンスターを破壊した場合、

このカードの攻撃力はターン終了時まで、

このカードの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

 

 

 

『さ、流石ジュンコ殿。一切容赦がござらぬな・・・・』

 

「カードを2枚伏せてエンドフェイズ、《ハーピスト》の効果で2枚目の《チャネラー》を加えるわ。ターンエンド!さぁ、どっからでもかかってらっしゃい!けど[BF]にはこの布陣、少々厳しいんじゃないかしら」

 

ジュンコ H2

フィールド現状

《霞の谷の神風》

《幻獣機ドラゴサック》(攻)

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》(攻)

《幻獣機トークン》×2

《セットカード》×2

 

 

 

『・・・・では、我のターン!』

 

今更ながら普通にデュエルディスクしてんだけどコイツ。しかもArcV版かよ、寄越せよそれ使い易そう!やっぱ自身がArcV出身だからなのかな・・・・

 

 

『我は手札から《帝王の烈旋》を発動ッ!相手のモンスターを召喚の際の生け贄に出来る!!』

 

 

ん?ブラック・・・・フェザー・・・・?

 

 

《帝王の烈旋》

速攻魔法

「帝王の烈旋」は1ターンに1枚しか発動できず、

このカードを発動するターン、

自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。

(1):このターン、アドバンス召喚のために自分のモンスターをリリースする場合に1度だけ、

自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体をリリースできる。

 

 

 

『ジュンコ殿の《クリアウィング》を生け贄に!《風帝ライザー》殿を召喚致す!!』

 

「待てーい!あんた【BF】ちゃうんかい!」

 

 

てか折角の《クリアウィング》あっさり除去られたー・・・・

『グォォォゥ・・・・』

 

 

『実は、ジュンコ殿の恋路を邪魔するなと他の[BF]の仲間には猛反対されまして・・・・協力拒否で【BF】デッキが使えぬのです』

 

「あら、やっぱ私の気持ちを汲んでくれてんのねきっと」

 

『ですので、ジュンコ殿の手持ちデッキの中から我に協力してくれる方々のデッキを拝借した次第で』

 

「え、それも私のデッキ?!もしかして【格好いい鳥獣族上級集めてみました】か!そいつら十代反対派なの?!」

 

『うちはあんなちゃらんぽらんは認めません!!』

 

 

シャベッタァァァァァ!《ライザー》シャベッタァァァァァ!

 

 

《風帝ライザー》

効果モンスター

星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守1000

(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、

フィールドのカード1枚を対象として発動する。

そのカードを持ち主のデッキの一番上に戻す。

 

 

『《ライザー》殿の効果!《ドラゴサック》をデッキに戻させて頂く!』

 

『吹っ飛べェェェ!』

『!!』

 

「くっ、バウンスなら仕方ない・・・・罠発動《激流葬》!あんたも道連れよ《ライザー》!!」

 

『ひどいっ!ジュンコさんの為にやってるのに!!』

 

 

どっ、どっちだコイツ?!(性別)口調でも見た目でも判断出来ないっ。

 

 

《激流葬》

通常罠

(1):モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。

フィールドのモンスターを全て破壊する。

 

 

『仕方あるまい《ライザー》殿を対象に《スワローズネスト》!!生け贄にしてデッキから《トラファスフィア》殿、参られよ!』

 

『あんな鈍感、止めときな!!』

 

 

《スワローズ・ネスト》

速攻魔法

(1):自分フィールドの表側表示の鳥獣族モンスター1体をリリースして発動できる。

リリースしたモンスターと同じレベルの鳥獣族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。

 

《トラファスフィア》

効果モンスター

星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守2000

このカードをアドバンス召喚する場合、

リリースするモンスターは鳥獣族でなければならない。

このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り

罠カードの効果を受けない。

 

 

 

「反対派案外多っ?!逆順処理で《幻獣機トークン》が破壊され・・・・」

 

『《ライザー》殿の効果で《ドラゴサック》がデッキに戻る・・・・さてこれで場はがら空きですな、《トラファ》殿には罠は通用しない!直接攻撃!!』

 

『愛ゆえの拳!!』

 

「痛っ?!色んな意味で!」

 

ジュンコ LP4000→1600

 

『札を1枚伏せて我の番は終了でござります』

 

ライキリ H2 

フィールド現状

《トラファスフィア》(攻)

《セットカード》

 

 

「いい加減邪魔!エンドフェイズに《ヒステリック・パーティー》!!手札の《ジェネクス・ブラスト》を捨て、墓地の[ハーピィ]を可能な限り特殊召喚する!!帰って来て!《チャネラー》!《ダンサー》!《ハーピスト》!」

 

『たっだいま~』

『ふっふふ~ん』

『乙女の恋路を邪魔するとは・・・・』

 

 

《ヒステリック・パーティー》

永続罠

(1):手札を1枚捨ててこのカードを発動できる。

自分の墓地から「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する。

このカードがフィールドから離れた時に

このカードの効果で特殊召喚したモンスターは全て破壊される。

 

 

 

『ライキリっち、これ・・・・詰んでね?』

『い、いやその・・・・』

 

「そして私のターン!《ダンサー》効果発動!また戻して自分召喚!《神風》でデッキから《ハーピィレディ1》!皆攻撃力300アップ!おまけに《ハーピィクイーン》召喚!!」

 

『女の敵は成敗!!』

『邪魔すんじゃないわよアンタ達!!』

 

《ハーピィ・レディ1》

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400

このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

風属性モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。

 

《ハーピィ・クィーン》

効果モンスター

星4/風属性/鳥獣族/攻1900/守1200

このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。

デッキから「ハーピィの狩場」1枚を手札に加える。

また、このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り

「ハーピィ・レディ」として扱う。

 

 

「わかってるじゃない流石はハーピィ、女子の味方ね!よっしゃあ行くわよ!《ダンサー》と《ハーピスト》でオーバーレイ!!電光集いて、眼前の露を払い捨てん!!ランク4!《電光千鳥》!!」

 

『ウスラトンカチウスラトンカチウスラトンカチウスラトンカチ』

 

格好良く出てきたのに鳴き声ひどっ?!

 

《電光千鳥》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/風属性/雷族/攻1900/守1600

風属性レベル4モンスター×2

このカードがエクシーズ召喚に成功した時、

相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番下に戻す。

また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番上に戻す。

 

 

「《電光千鳥》の特殊召喚時!セットカードをぶっ飛ばす!」

 

『ビリビリッ』

 

『ああ~《ミラーフォース》が・・・・』

 

「わ、私そんなの入れてたっけ、てか教える必要ないわよ?・・・・まぁいっか。もういっちょ!ORU(オーバーレイユニット)を一つ使って《トラファスフィア》もデッキトップにさよならよ!〈アンタ達暫く出番無しの刑〉!!」

 

『《ライキリ》っちてめぇぇぇぇ・・・・』

『《トラファ》殿ォ?!』

 

「さって、覚悟は出来たかしら?《ラ イ キ リ っ ち》」

 

『は、ははは・・・・お手柔らかにお願い致す』

 

『だが断る(ニッコリ)。皆で一斉攻撃!〈地獄のハーレム、電光仕立て〉!!』

 

『ホンギャァァァァァァァァァァァ!!』

 

《電光千鳥》(攻1900→2200)

《チャネラー》(攻1400→1700)

《ハーピィレディ1》(攻1300→1600)

《クイーン》(攻1900→2200)

 

ライキリ LP4000→1800→100→-1500→-3700

 

 

「主たる私に逆らった罰よ罰!暫くそこで丸焼けチキンしてなさい?」

 

 

ライキリ<チーン

 

 

『私達は、アンタの味方だからね~』

 

「ありがと~!さて、急がなきゃね」

 

 

 

 

 

 

 

 

《む、無念・・・・》

《やだ、案外美味しそうかも》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんやかんやでレッド寮前到着だぜ私ィ!!さてと十代はっと・・・・

 

 

「あれ?ジュンコじゃないか!お~い!!」

 

「ッ!十代!!ぐ、ぐ~ぜんねぇ?」

 

ってレッド寮自分から来てる時点で偶然なわけないだろが!私は阿呆か!

よ、よーし一旦深呼吸よ、いつも通りいつも通り・・・・。

 

 

「探してたんだぜ?メールしても返事ないから女子寮まで行こうとしてた所だ!」

 

 

何?!十代からメールが来ていただと、私としたことが・・・・おのれ《ライキリ》!!

 

 

「あ、あら、そうだったの?奇遇ねぇ~私も貴方にちょっと用があった所よ」

 

「そうなのか?やっぱ俺達って波長が合うつーか・・・・他人とは思えないよな!!」

 

「グハッ?!」

 

「お、おい!大丈夫かよジュンコ・・・・」

 

 

新手の口説き落としかこの野郎・・・・私の胸キュンポイントを平気でワンキルしてくるわね早くコロセバ?

 

 

「なんでもないわよ馬鹿ッ・・・・わっ、私に用事ってなによ?」

 

「そうだ、コイツを渡そうと思ってよ!」

 

十代が小洒落た小さな箱を渡してきた。ん?これって・・・・

 

「何コレ?」

 

「何って、今日は2月14日、バレンタインデーって奴だろ?親しい人にチョコレートあげる日だったと思ったんだけど・・・・」

 

「なん、だと・・・・」

 

 

同じ切り札を先行で先出しされた気分である。

 

 

「毎年母さんから貰ってたの思い出してさ!毎回貰ってばかりじゃ悪いし今年は自分で作ってみたんだ!!」

 

「てっ手作りだとぅ?!」

 

「おう!明日香に手伝ってもらってな!アイツって料理巧いんだな~あれ?菓子作りはちょっと違うか、最初は結構失敗したけど最後は上手くいったからさ!食べてみてくれよ!!」

 

 

あ、あのブルーの女王(天上院明日香)の奴、先を越す所かお菓子作り教室デートまで済ましてやがっただと・・・・

 

 

「じゃ、じゃあ頂きます・・・・」

 

 

開封したら《ゲイル》の顔形のチョコが出てきおった、あら可愛い。食べるのが勿体ないわ記念に写メっとこ・・・・じゃねーわ!クオリティ高けーなビックリよ!!

 

 

「ん?どうした?」

 

 

さ、さーて、肝心のお味は?

 

 

「・・・・・・・・」

 

「ど、どうだ?」

 

「・・・・の、」

 

「お?」

 

脱兎「十代のバカァァァァァァァァァァァァ!!」

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!なんでそうなるんだよ~!!あれっ、これは・・・・」

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

夕刻・某崖下

 

「ハァ~・・・・」

 

 

最近は逆チョコも流行ってるとか言うけどさー・・・・私のより美味しいとかひどくない?あとから渡そうとした私の立場が無いっての。

「貴方のより不味いチョコです、受け取って(はーと)」

なんて出来るかバーカ、バーカ!!

『ク~ルルゥ・・・・』

 

「ん~?ありがとゲイル、私なら大丈夫よ。

さーてあのチョコどうしよっか、自分で食べて処分しちゃおうか・・・・ってあれ?どこにもないや、走ってる最中に落としちゃったのかな?ま~いっか、どうせあげる価値のないチョコなんて・・・・」

「へ~このチョコ要らないのか、だったら俺貰っていい?」

 

「のぅわっとぉ?!じじじじじじ十代!何故ここに!?」

 

私、死角に立たれる習性でもあんの?

 

「何故って・・・・急に怒って走り出されたら誰だって気になるだろ。もしかして、俺のチョコ不味かったのか?」

 

「ち、違うわよ!そうじゃなくて・・・・」

 

「じゃーなんなんだよ。俺はお前の怒ってるとこ見たくて渡したんじゃねーぞ」

 

「ッッ!・・・・」

 

なんか十代・・・・怒ってる?

 

「折角、喜んでくれると思ったのにさ・・・・」 

 

「う、うれしかったわよ!だけど・・・・だけどね?」

 

「だけど?」

 

「・・・・悔しかったの」

 

「へ?」

 

「悔しかったのよ!私もアンタにチョコあげようとしてたのに、私のより美味しい上に可愛いチョコを先に渡してくるから!こっちから渡せなくなっちゃったのよ!文句ある?!」

『クル~・・・・』

 

「プッ、ハハハハハ!!な~んだ心配して損したぜ」

 

「んなっ?!」

 

笑うとこじゃなくなくなくない?!

 

「じゃ~これは元々俺の奴なんだな、いっただきま~す♪」

「あー!!?」

 

食べられたら私の立場が・・・・

 

 

「うん、旨い!ごちそうさま♪」

「ほぇ?」

 

「ぜんぜん不味くなんかないじゃん。俺の・・・・っつーか明日香にも貰ったけど、それより旨かったぜ?」

「う、嘘よ!」

 

「嘘じゃねーって、なんってゆ~か・・・・適度な苦味の中の甘さがなんかジュンコっぽいって感じ?」

「なんなのよ、私っぽいって・・・・」

 

「要するに、俺好みの甘さってことだな♪」

 

「・・・・バ~カッ」

 

『ク~ルルゥ♪』

 

とりあえず、うまくいったのかな?

 

「暗くなってきたし帰ろうぜ、女子寮まで送るよ」

 

「うん・・・・じ、十代!」

 

「ん、どうした?」

 

「私さ・・・・・・・・な~んでもない、行きましょっ」

 

「?おぅ、そうだな」

 

 

・・・・今はまだこの心地良い関係を続けたい。けど、そのうちきっと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・おまけ ももえ編

 

 

 

「チッ、他の女子からは何個か貰ったが・・・・肝心の天上院君からはチョコがもらえてない!なぜだ!」

 

『アニキィ~ン、そんなにかっかしちゃ嫌よ~』

 

「うるさいぞ雑魚めがっ!!」

 

「フフッ、貴方様の求めるものは此処にありましてよ!!」

 

「お、お前はっ?!」

 

『ももえの姉御~!』

 

 

まずい・・・、非常に苦手な奴にエンカウントしてしまった。

 

 

 

「そんなに嫌わなくても・・・・ショックですわ~」

 

「ええい!ナチュラルに心を読むな!」

 

「あと黄色いたらこ唇(おジャマイエロー)さん?《姉御》とか馬鹿っぽい呼び方はジュンコさん辺りにでもしといてくださいまし、とゆうかしゃべらないでください不快ですわ」

 

『よ、容赦が一切ないわ~ん・・・・』

 

「・・・・・《ダークナイト》さーん?」

 

『〈ダークソウル・ローバー〉!!!!』

 

『イヤァアアアアアアアアアア』

 

 

「ふぅっ、これで静かになりましたわね」

 

「それで?この俺様になんの用だ浜口ももえ」

 

「まぁっ連れない方。キッスを交わした男女の仲なのにフルネーム呼びだなんて・・・・」

 

「貴様が一方的にしてきたんだろうがっ!!」

 

「まぁまぁ、ところでこれはなんだと思います?」

 

「?ただのチョコレートの箱に見えるが」

 

「惜しい、正解は明日香様の手作りチョコレート入りですわっ」

 

「んなっ?!」

 

「昨日明日香様がチョコ作りをしている際厨房で1個くすねておきましたの・・・・」

 

「そ、そいつをこっちにYO KO SE !!」

 

「では、わたくしにデュエルで勝てれば差し上げましょう。安心してください、ジュンコさんみたいな真似はしませんので・・・・」

 

「この俺様にデュエルを挑むだと?!いいだろう、あの頃とは違うと思い知らせてやるわ!浜口ももえ!!」

 

「フフフ、それでは・・・・」

 

「「デュエル!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

《おいでませっ!大海の覇者・海皇龍ポセイドラ!!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わりだ!《アームド・ドラゴンLv7》の攻撃!〈アームド・バニッシャー〉!!!!」

 

「キャアアアアアアアア!」

 

ももえ LP1600→0

 

 

「どうだ!思い知ったか!!」

 

「参りました・・・・流石は万丈目サンダー様ですわね。では約束のコレを」

 

「フン!最初から素直に渡しておけば良いものを!・・・・ム、もうひとつ箱があるが?」

 

「それは、わたくしからの分ですわ。本命ですのでちゃんと食べてくださいまし」

 

「はぁ?!貴様からなど・・・・」

 

「隙アリッ!」

 

もも<チュッ

 

「あー!!!!貴様ァ!また性懲りもなく!!!!」

 

「ウフフッ、これ以上は本気で怒らせそうなので失礼致しますわねっ、では御機嫌よう~」

 

 

 

 

「全く・・・・嵐のような奴だな。・・・・折角だし頂いておくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クフフフフッ、実は両方共わたくしの手作りなんですが・・・・ばれたらどうしましょうっっっ」

 

『アンタって子は・・・・・』

『イラっと来るぜ・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

お し ま い




お目汚し失礼しました突貫で書いたから今回短い。
今度はちゃんと本編更新します。さてくたばるか・・・・

番外編について今後もやるかは未定です




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EX2羽 皆さんは真似しないで下さい。(更新)

30羽記念ってことでまた更新


おまけ次元

 

 

吹「そんなわけでデッキレシピ公開第二弾いきま~す」

 

ジュ「またかよ!需要ねーだろ二次創作の紙束デッキレシピなんて!!」

 

モ「自分で言うのはどうなんですかジュンコさん!?」

 

「まぁまぁ、なんとなくのイメージ掴みと駄作者が次にどんなカード使おうかなってゆう模索の為でもあるから」

「それただのメモ帳ではないですか・・・・」

 

「せっかくなんで、今回はデュエルしたセブンスターズ編鍵の守護者の味方陣営全員行くよ!」

「まじかよ、じゃぁまず十代から。カイバーマン戦の時のね。レギュレーションはTF1を参考にしてます」

 

 

十代【E・HERO】44枚

モンスターカード17

E・HERO

通常

スパークマン

クレイマン

バーストレディ

フェザーマン

 

効果

エッジマン

ネクロダークマン

エアーマン

ザ・ヒート

ワイルドマン

レディ・オブ・ファイア

ブレイズマン

シャドーミスト

バブルマン×2

 

ネクロガードナー

カードガンナー

ハネクリボー(d)

 

魔法カード22

E・エマージェンシーコール

増援

死者蘇生

大嵐

ハリケーン

融合×2

融合回収

テラフォーミング

ミラクルフュージョン

平行世界融合

強欲な壺

貪欲な壺

ホープ・オブ・フィフス

フュージョン・ゲート

魔天楼ースカイスクレイパー

バブル・イリュージョン

クリボーを呼ぶ笛(d)

皆既日食の書

破天荒な風

サイクロン

瞬間融合

 

罠5カード

チェーン・マテリアル

死なばもろとも

ヒーローシグナル

聖なるバリアーミラー・フォース

神の宣告

 

EX

みんなのヒーロー

 

 

 

「あの時は若干ゲートよりだったかな?モンスターの種類も多目だね」

「相も変わらずよく回りますわね、流石主人公・・・・」

 

「いや、ぱっと見1番回らないのは万丈目君じゃね?」

 

「ならお次は万丈目様のデッキ。カミューラ戦のです、どうぞ!」

 

 

万丈目【ユニオンドラゴン】50枚

モンスター25

通常

Vータイガー・ジェット

Xーヘッド・キャノン

Yードラゴン・ヘッド

おじゃまイエロー(d)

 

効果・上級

光と闇の竜(d)

巨神竜フェルグランド

ダーク・ストーム・ドラゴン

ドラグニティーアームズレヴァテイン

ダーク・アームド・ドラゴン

 

下級

フォトン・スラッシャー

Aーアサルト・コア

Bーバスター・ドレイク

Cークラッシュ・ワイバーン

Zーメタル・キャタピラー

暗黒竜コラプサーペント×2

輝白竜ワイバースター

エクリプス・ワイバーン

霊廟の守護者

強化支援メカ・ヘビーアーマー

トルクチューンモーター

ヴァイロン・キューブ

召喚僧サモン・プリースト

増殖するG

エフェクト・ヴェーラー

 

魔法カード18

ユニオン格納庫

混乱空間

テラフォーミング

強欲な壺

貪欲な壺

手札抹殺

フォトン・サンクチュアリ

予想GUY

馬の骨の対価

竜の霊廟

禁じられた聖杯

禁じられた聖槍

サイクロン

ツイン・ツイスター

大嵐

死者蘇生

復活の福音

黙する死者

ライトニング・チューン

ナチュラルチューン

 

罠7

スクランブルユニオン

ブレイクスルー・スキル

あまのじゃくの呪い

和睦の使者

スターライトロード

リビングデッドの呼び声

攻撃の無力化

 

 

 

EX

ABCドラゴン・バスター

スターダスト・ドラゴン

ライトエンド・ドラゴン

ダークエンド・ドラゴン

 

 

 

「なんじゃあこりゃあ・・・・」

「こ、これでもやりたい事大分削って最適化したんですわよ?!」

「確かにLv系ないからさっぱりしてるね?でも僕はちょっと回せる自信無いかな・・・・」

 

「一応、漫画版の除去魔法・罠は使わず、ドラゴンの力で勝つ。をリスペクトしておりますわ。機械の竜いますけど」

 

「これに今度はおじゃまサポートが加わるわけね」

 

「「「・・・・」」」

 

「よ、よ~し。お次は明日香だ!!」

 

 

 

明日香 【機械天使+】60

モンスターカード26

通常

ブレード・スケーター×2

 

儀式

サイバー・エンジェルー美朱濡ー

茶吉尼

弁天

韋駄天

那沙帝弥×2

古聖戴サウラヴィス

 

効果

大天使クリスティア

サイバー・プリマ

マンジュゴッド

エトワール・サイバー

サイバー・チュチュボン

サイバー・チュチュ

サイバー・プチ・エンジェル:×3(d)

デブリ・ドラゴン

沼地の魔神王

融合呪印生物ー地

 

朱光の宣告者×2

緑光の宣告者×2

紫光の宣告者

 

魔法カード26

強欲な壺

貪欲な壺

マジック・プランター

テラフォーミング

祝福の協会ーリチュアール・チャーチ×3

機械天使の儀式×2

機械天使の絶対儀式×2

儀式の準備×3

融合

予想GUY

死者蘇生

シャッフル・リボーン

思い出のブランコ

大嵐

ハリケーン

サイクロン

アームズ・ホール

契約の履行

月鏡の盾

リチュアル・ウェポン

 

罠8

ドゥーブル・パッセ

ホーリーライフ・バリアー

ブレイクスルー・スキル

スキル・プリズナー

融合準備

アストラル・バリア

スピリット・バリア

大革命返し

 

EX

サイバー・ブレイダー

ブラック・ローズ・ドラゴン

他割合

 

 

 

「待てやこらぁ!60枚かよ?!」

「ピン刺し融合がじわじわきますわね・・・・」

 

「フッ。最近溢れる想いが止まらないと相談されてね?だったら定石なんか無視すればいいじゃないか!と、アドバイスしたらこうなった。」

 

「犯人お前かー!!こんなんでよく勝てたな30羽!?」

 

「儀式魔神は趣味じゃなかったそうで抜けたらしい、絶対儀式でサイバーガール達が死に札になりづらくなったおかげもあるね」

 

「一般のデュエリストの方々は絶対に真似しないで下さ・・・・」

 

「そんなに言うなら次はジュンコ君!きみのデッキを公開したまえ!!」

 

「え、私はよくない?BF前やったばっかだしRRは個人で差が出来にくいし」

 

「つべこべ言うなら・・・・モモえも~ん?」

「は~い、盗っておいたのでこれ公開しま~す」

 

「あ、こらぁ返せぇ!!」

 

「※ちなみに、僕らはTF1の制限と現在の制限を二重にかけています。あと他人のデッキを勝手に盗っては行けません、真似しちゃ駄目だぞ?」

 

「十代様と同じくカイバーマン戦時のデッキですわね、ではどうぞ」

 

 

枕田ジュンコ【BF+】40

モンスター24

上級

ダーク・シムルグ

 

BFー

朧影のゴウフウ

霧雨のクナイ

 

下級

残夜のクリス

蒼炎のシュラ

黒槍のブラスト

精鋭のゼピュロス

坂巻のトルネード

弔風のデス

東雲のコチ

月影のカルート

疾風のゲイル(d)

極北のブリザード

上弦のピナーカ

二の太刀のエテジア

白夜のグラディウス

砂塵のハルマッタン

突風のオロシ

大杯のヴァーユ

 

召喚僧サモンプリースト

SRーベイゴマックス×2

三つ目のダイス

D.D.クロウ

ドロール&ロックバード

 

魔法カード9

黒い旋風×3

強欲で貪欲な壺

闇の誘惑

手札抹殺

スワローズ・ネスト

ツイン・ツイスター

皆既日食の書

 

罠6カード

ゴッドバード・アタック

ダメージ・ダイエット

強制脱出装置

魔封じの芳香

神の通告

神の宣告

 

EX

ライキリ謹慎中

 

 

「ジュンコ君どうしたぁ?!デッキが40枚におさまっているぞ!!」

「節々にガチの波動を感じます・・・・あの生粋のファンデッカー・ジュンコさんはどこへ!?」

 

「っさいわねぇ・・・・カミューラに負けたのが悔しかったのよ文句ある?!隙あらばリベンジしてやろうかと調整してたのよ!!」

 

「でもBF達が1枚ずつな辺り流石ジュンコ君だね!胸キュンポイント10点あげよう」

 

「いらん!じゃあ次ももえ!」

「あっ?!いつの間に!!」

 

 

ももえ 【海皇水精燐ガエル】41

モンスター31

上級

氷霊神ムーラングレイス

 

水精燐ーメガロアビス×2

ディニクアビス×2

下級

アビスパイク

アビスリンデ×2

オーケアビス

 

海皇子ネプトアビス×3

龍騎隊×2

重装兵×2

狙撃兵

 

鬼ガエル×3

魔知ガエル×2

粋カエル

 

E・HEROバブルマン

水の精霊アクエリア

サイレント・アングラー

ゼンマイシャーク

深海のディーヴァ(d)

増殖するG×3

 

魔法カード9

RUMー七皇の剣(d)

ワン・フォー・ワン

死者蘇生

サルベージ

貪欲な壺

ツイン・ツイスター

アビスケイルークラーケン

アビスケイルーミズチ

闇の護封剣

罠1

虚無空間

 

EX

全て壊すんだ

 

 

 

「こ れ は ひ ど い」

 

「おめーが1番ガチガチじゃねーかなんだこれ?!!」

 

 

「どこぞの泥棒猫ならぬ、泥棒竜が万丈目様盗ろうとしやがりましたのでつい・・・・」

 

「間羽の時の奴かこれ、結局あったことになったの?!私聞いてないんだけど」

「まぁアンケートの結果、【可】になったからね。作者もちょっと予想GUYだったらしい」

 

「つまりあのロ〇ヤローは常に万丈目様と一緒とゆう事に、ああ・・・・無性に腹が立ったので師匠のやりますか」

 

「どこからでもかかってきたまえ!三沢君戦ので良いかな?」

 

 

JOlN【キングス・シンクロ(大嘘)】60

モンスター26

通常

真紅眼の黒竜(d )

上級

レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター

レッドアイズ・ダークネスメタル ドラゴン

真紅眼の黒炎竜×2

真紅眼の凶雷皇ーエビルデーモン

真紅眼の凶星竜ーメテオドラゴン

The suppression PLUTO(d)

ダーク・クリエイター

儀式

古聖戴サウラヴィス

下級

真紅眼の飛竜

真紅眼の遡刻竜

伝説の黒石×3

レッド・スプリンター

レッド・ガードナー

トラップ・イーター

レッド・リゾネーター×3

ダーク・リゾネーター

クリエイト・リゾネーター

シンクローン・リゾネーター

チェーン・リゾネーター

ミラー・リゾネーター

グローアップ・バルブ

黒鋼竜

幽鬼うさぎ(d)

魔法カード26

テラフォーミング

光の聖堂

化合電界

紅玉の宝札

手札抹殺

七聖の宝刀

闇の誘惑

貪欲な壺

レッドアイズ・インサイト×3

真紅眼融合

コール・リゾネーター×3

死者蘇生

復活の福音

思い出のブランコ

黒炎弾

クリムゾン・ヘルセキュア

銀龍の轟哮

ツイン・ツイスター

エネミー・コントローラー

緊急テレポート

D・D・R

闇の護封剣

罠8

バスター・モード

スカーレット・コクーン

王魂調和

レッドアイズ・スピリッツ

レッドアイズ・バーン

真紅眼の凱旋

デモンズ・チェーン

スクリーンオブ・レッド

王者の看破

 

 

EX

流星竜ーメテオ・ブラック・ドラゴン

真紅眼の鋼炎竜

蒼眼の銀龍

レッド・デーモンズ・ファミリー

 

 

「そしてアンタも60枚かーい!つかカードの割合がほぼほぼ明日香と一緒、流石兄妹?!」

「ほんと、何故これで勝てるんですかね・・・・」

 

「いやぁ~40枚ってかなり少ないよね?リゾネーターシンクロ軸のはずが、プル㌧が寂しそうな顔でこっち見るからつい」

 

「そんな理由でデッキ盛るんかいっ」

 

「だってそれが愛だろう?・・・・さて、今回はこんなものかな?」

「あれっ?三沢君は?」

 

「彼は(敵陣営で出てたので)無いです。」

「ひどっ?!」

「なんだかんだで可哀想ポジション安定なんですわね」

 

 

「そんなわけで、以上。作中デッキ紹介でした~」

 

「こんな茶番でお茶を濁してごめんね?作者急かして次回もちゃんと書かせます」

 

「それではまた次回に~」

 

 

 

 

「あ、通り名・渾名募集はまだやってるんで気が向いたら協力してね!」

 




作者のBFからもついにライキリが抜けました。
本編解雇も危ういかもしれない


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EX3羽 腹黒人魚使いのノース物語 (前)

番外編です

気が向いたら読んでみてください



これは・・・・12羽にて某浜口ももえが〈ちょっと駆け落ちしてきますわ♪〉とメールを出した後のお話である。

 

 

 

とある海上~・・・

 

 

「ああ、母なる海・・・・眼前に広がる・・・・どこまでも続く、蒼の世界・・・・」

 

「・・・・」

 

「そこに浮かぶ小さな方舟には、俗世から逃れてきた二人の男女、ああっ!なんて素晴らしいシチュエーションなのでしょう!!」

 

「っていい加減現実を見据えろぉ!!なぜ船が沈みかかっている状況で呑気にポエムなぞ綴っているのだ!?」

 

「まぁ、いいではないですか少しくらい・・・・」

 

 

沈みかかったクルーザーの先端で二人の男女が佇んでいた。

 

 

『は~い、皆のトラウマ《深海のディーヴァ》で~す。突然で読者の皆には意味★不明だと思うから軽~く現状説明するわね』

101『俺達はもう、分かり合っている・・・・』

 

『いや、鮫語やめい。うちとモモ以外わかんないから・・・・とりま、レッツ回想♪』

『イラッと来るぜ!』

 

 

数十日前!12羽にて二人が社長会長の魔の手から逃れた翌日の事である!!

なお第3者(精霊)視点の為、地の文(?)は省略となっている!予めご了承頂きたい!!

 

 

「さらばだ、デュエルアカデミア・・・・」

 

101『何て言わすと思ったか!お前はまだまだだ!!』

 

「ッ!誰だ?!」

 

(だ、誰も居ない?)

 

「なんだ、気のせいか・・・・」

 

背★後「まぁ、何か居たのですか?」

 

(・・・・・・・・。)

 

「ホンギャアアアアアア?!」

 

「ホンギャアアアアアア、なんて凄い声出しますわね万丈目様・・・・ちょっとかわい、じゃなくて意外ですわ」

 

「な、な、な、なななななっ、何故貴様がここに?!KCに例のカードの件で呼び出されたと聞いているぞ!!(そして安心していた)」

 

「ええ、地力で脱出を(吹雪リリース)。わたくしがいなくて安心していたなんてひどいですわ!せめて寂しがってくれないと・・・・」

 

「毎回毎回背後から登場する奴が居なくなれば清々する、っとゆうかナチュラルに心を読むな貴様ぁ!」

 

「万丈目様は感情がストレートでわかわいい・・・・ではなくわかりやすいので」

 

「きっさまぁ、いちいち人をコケにせねば会話が出来ぬようだな・・・・」

 

「失敬な!こんな扱いをするのは万丈目様かジュンコさんくらいですわ!」

 

「ええいもういいデュエルだ!貴様の性根を叩き治してやる!!」

 

「あらあら・・・・三沢様のカードを奪った上にしらばっくれて負けた方が退学だ!とかいいだして返り討ちに合った方が随分自信あり気ですわね~♪」

 

「なぜそこまで詳しく知って・・・・」

 

「それはもう!万丈目様の行動は逐一《皆様》に報告させてます・・・・じゃなくて明日香様に聴きましたわ」

 

「今聞き捨てならん発言が・・・・どこだ?!俺を見張ってる奴はどこにいる!!」

 

「いずれ分かります、いずれね・・・・折角なので~負けた方は1ヶ月勝った方の犬になる!なんてのはどうでしょう?当然、一般流通のカードのみで相手しますわ」

 

「い、犬だとぉ?!上等だ貴様ぁ!俺が本来の力を出せば貴様らごとき敵ではないことを思い知らせてやる!!」

 

「フフフッそのいきですわ」

 

「「デュエル!!」」

 

「俺のッターン!《地獄戦士召喚》!!カードを3枚伏せてターンエンド!!」

 

(フフフフフ、俺のセットカードは《リビングデットの呼び声》に《地獄の暴走召喚》、更にもしもの時用《ミラーフォース》!攻撃してきたが最後・・・・《地獄戦士》を大量展開し、次の俺様のターンに《団結の力》を装備して一気にケリをつけてやるわ!)

 

「では、わたくしのターン!手札の水属性モンスターを捨て《鬼ガエル》特殊召喚!そして《伝説の都アトランティス》!!《鬼ガエル》を生け贄に《海神竜-ダイダロス》(攻2600)!!効果発動《アトランティス》を破壊し、全てのカードを破壊致します!!」

 

「」←絶句2

 

「駄目押しの《水の精霊アクエリア》(攻1600)!2体でダイレクトアタック!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

万丈目 LP4000➡0

 

WIN ももえ

 

 

『そんなわけで、負け犬となった万丈目君はももえに逆らえず・・・・こん~な所まで一緒になるハメになりましたとさ♪』

『簡略で・・・・笑顔を・・・・』

 

 

解説ごくろうさまですわ

 

 

「大体船が沈みかかってるのだって・・・・お犬様がやれ「この船で出るぞ~」だの、やれ「進行方向はまかせろ~」だので突っ走ったからではありませんか」

 

「うぐっ・・・・」

 

「それに沈みかかった船で男女二人きりだと、某豪華客船の二人みたいで素敵でしょう?」

 

「命が危ないってのに、貴様の余裕はどこからくるんだ・・・・」

 

 

最悪ダークナイトさん背中に乗せてもらえばいいですから、まだ精霊見えないっぽいしややこしくなりそうなんでギリギリまでやりませんがね?

 

 

『ね~、そろそろ船沈むよ~!』

 

「あっ、限界のようですわね?ではお犬様、来世でまた会いましょう!」

 

「貴様とは輪廻転生何度甦っても再会したくな・・・・わぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

「キャァァァァァァァ(棒読み)」

 

『アンタってコは・・・・』

 

 

 

 

 

《魔法カード浮★上!》

 

 

 

 

 

「う、う~ん・・・・」

 

生きているのか俺は・・・・なんだか・・・・暖か・・・・

 

「ん~」

 

目を開けたら・・・・浜口の顔がすぐそこまで迫って来ていた。

 

「うぉっとぉ?!」

 

「ムッ、あと少しでしたのに・・・・」

 

「貴様ぁ!人の寝込みに何をやらかそうとしたのだ!!」

 

「まぁ、目が覚める気配がないので⚫雪姫のごとくキスでもしたら起きてくれるのではと・・・・」

 

「そこは嘘でも人工呼吸と言わんか!!」

 

 

危ない危ない、寝込みを襲われる所だった。

 

 

「フォッフォッフォッ、中々面白い二人じゃの」

 

「?!誰だ貴様は!」

 

 

ガスマスクのような者にフード、そして・・・・昆布かあれは。なかなか怪しい奴が座っていた

 

 

「この方は潜水艦でわたくし達を拾ってくださった・・・・妖怪海坊主様ですわ」

 

「ウム、宜しくな」

 

 

海坊主でいいのか・・・・

 

 

「お前達デュエルをするのだろう?残念ながらお主のデッキは海水につかりすぎて駄目になってしまった」

 

「んなっ?!俺のデッキ!!」

 

俺のカードをばら蒔きやがったと思ったら突然カードを投げ付けてきた

 

 

「そのカードは儂からのプレゼントじゃ」

 

「なんだぁ?・・・・おじゃまイエロー、攻撃力0?!いるかこんなもん!!」

 

「まぁ!カードが全部駄目になったのですから贅沢言わないのお犬!」

 

「騙されるかぁ!犬期間の1ヶ月は昨日で終わりだ!!(時計を確認しながら)」

 

「残念、覚えてましたの・・・・」

 

「フフッ、ここで会えたのも何かの縁じゃ。お主、強くなりたいのだろう?いい場所に連れて行ってやる」

 

「いい場所?」

 

 

 

 

《いい場所って?》

《ああ!!》

 

 

 

 

 

「ここが・・・・デュエルアカデミアノース校」

 

 

昆布お化けに連れられてやってきたのは、氷の大地に聳えるデュエルアカデミアノース校であった。

 

 

「まぁ、立派な門ですわね~」

 

「しかし開かないな、おい!誰かいないのか!!」

 

「その門は、40枚のカードが無ければ開かない」

 

 

門の旁から声がすると思ったら眼鏡で青髭のジジイが座りこんで俯いていた、なんだ今度は・・・・

 

 

「チッ、俺達はここに来るまでにデッキを無くしたんだ」

 

「40枚のカードが無ければ開かない、だがこの辺りの至る所にカードが隠されている、それを集めれば・・・・儂は39枚集めた所で気力を使い果たしてしまった」

 

「フン、要するに脱落者か。ならじじい、言い値でそのカードを売れ」

 

「い、嫌だ!これは儂が生きた証だ!!」

 

 

面倒な・・・・

 

 

「まぁいい、自分の事は自分でなんとかするさ・・・・行くぞ浜口」

 

「頑張って下さいませ~」

 

「んっ?貴様もカードを浸水で駄目にしたのではないのか?」

 

 

テストカードも全て駄目になったろうに、いい気味だ。

 

 

「パッパパパ~パ~パ~、耐水性デッキケ~ス~(ダミ声)」

 

「はぁ?!」

 

「3000㎏の象に踏まれても壊れない!深海2500mまでの浸水も完↑全↓防御!耐水・耐圧式の強靭★無敵★最強デッキケース青眼モデル!ですわ!(KC製)」

 

 

なんか絵柄違いの青眼が彫ってあるデッキケースをくり出してきた・・・・

 

 

「衝撃4500㎏!深海3800mまで対応の究極龍ジュラルミンケース版も同時発売予定です!(小波)」

 

「「・・・・」」

 

「きっさまぁ!そんなもんがあるなら最初から出さんか!!俺のカードは無駄死にではないか!!」

 

「何も言われませんでしたし・・・・海に出るなら下準備が足りない方が悪いですわよ?」

 

「クソッ!もういいさっさと集めてやる!貴様は中で待っていろ!!」

 

「わたくしからは施しを受けたくない、と。あ、ならこのリュックを。1週間分の食事と水、簡易ですが寝泊まりセットが入っております」

 

 

こいつ・・・・用意がよすぎるぞ?!

 

 

「チッ、貰っておいてやる・・・・またな!!」

 

「(こっちは受け取るんですのね)お気をつけて~」

 

 

 

 

 

 

「さてと・・・・謎の芝居はもう結構ですわ校長様」

 

「ホホホ、ばれておったか」

 

 

いやばれますよね普通は、声全く同じだし・・・・

 

 

「君の留学届けは受理しているよ浜口ももえ君、早速中に入るかね?」

 

「いえ、ちょっとヤボ用がありますのでその後に・・・・」

 

「ヤボ用とな、こんな氷の大地しかない所に・・・・彼氏の応援かね」

 

「ウフフフ、彼氏だなんて・・・・では校長様、後程また会いましょう」

 

 

 

 

翌★日

 

 

「た~のも~」

 

「おや、浜口君。用事とやらはもう済んだのかね?」

 

「ええ、滞りなく」

 

 

フフフフフッ、dark knightさんに乗せてもらってありとあらゆる場所に万丈目様に合いそうなカードをファンサービスしてきてやりましたわ。カードを大切にしろとか批判されそうですがこっちに来てからのカードは正直多少の浸水などではびくともしませんからね・・・・取り損ねがあったらちゃんと回収しますよ?(精霊が)

 

 

『姑息な手を・・・・』

『それアンタじゃなくて102じゃね?』

 

 

こうでもしないとプライドの塊の彼はなにも受け取ってくれませんから・・・・十代様にリベンジするならジュンコさんの姑息な強化に匹敵する位は協力しませんと!

 

 

「??さっきからなにをブツブツ言っておるのじゃ?」

 

「い、いえ!今日はまだ万丈目様は戻りそうにないですし、三紋芝居はやめにして校内を案内してくださいな!」

 

「ハッハッハッ!容赦ないね浜口君、私は少し傷ついたよ。ではうちの荒くれ共が迷惑をかけるかもしれんが・・・・頑張りたまえ!!」

 

たしか・・・・50人抜きデュエルを行うんでしたっけ、少々卑怯ですが流石に面倒なので・・・・いつもの水精燐に海皇混ぜた方と影霊衣、リチュアでも使い回しますか(ガチ思考)

 

 

 

 

 

《ネプトリリースメガロアビスオラァ!!ヴァルキュルス!グングニール!トリシューラ!ギガスギガスグスタフ・・・・じゃなくてガストクラーケ!!》

《「「「ギャァァァァァァァ?!」」」》

 

 

 

 

 

 

 

よ、ようやく集まった・・・・俺の新しいデッキ!!

 

「おお!戻ってきおったか!」

 

 

校門前迄いったら例のドロップアウトジジイがまだ居座ってやがった、コイツ・・・・食事等はどうしているのだろうか

 

 

「良かった・・・・儂はずっと後悔しておったのじゃ、若い君にカードを譲るべきだったと・・・・無事に帰って来てくれて良かった・・・・」

 

「フン、当然だ!北海のシャチと戦い・・・・白熊と戦い!氷山の断崖絶壁を登りつめ、ついに完成させた!俺様のnewデッキだ!!」

 

 

まぁ・・・・一部誇張が入っているがな

 

 

「おおっ、では中に入られるので?!」

 

「俺はまだいい、ジジイ・・・・貴様が先に行け。1枚カードを恵んでやる」

 

「な、なんと?!貴方は優しい人だ!!」

 

 

フン、潜水艦でよこされた《おじゃまイエロー》でいいだろう・・・・

 

 

「あ、あれ?カードが抜けんな・・・・」

 

『アニキ~、オイラを手離さないでくれよ~』

 

「うぉっ、びっくりしたぁ?!人前で姿を見せるな雑魚カード!!むしろ貴様ごときが人様の役に立てるんだ、感謝するがいい!!」

 

『そ~んな~』

 

 

チッ、仕方がない!こんな雑魚を渡して器が狭いと思われるのも釈だ!他にあまりシナジーの無いカードを・・・・

 

「そらっ!これをやるから早く行け!俺様は疲れたから寝る!!」

 

「おおっ、ありがたや・・・・あ、貴方のお名前は?」

 

「俺は万丈目準・・・・万丈目さんだ!」

 

『ドヤァ・・・・決めてるね~アニキ~』

 

 

うざい・・・・激しくうざいぞこいつ

 

 

「ありがとう万丈目さん!貴方は優しい人だ!な、中でお待ちしとりますぞ!!」

 

 

「いいから早く行け!!」

 

 

ジジイが門の中に去って行く・・・・クッ、1枚足りなくなっちまったぜ。まだいるとは思わなかったからな、妙な意地をはるのではなかった・・・・ム、なんだこれは?封筒がおちているな。'万丈目様へ'?!浜口の奴かなんだ!!

 

'万丈目様へ、お体は大丈夫でしょうか?わたくしは男共しかいないむさいノース校で逆ハーレm・・・・ゲフンゲフン、退屈な想いをしております。本題ですが、この手紙に4枚のカードを同梱しております。非常に不本意だとは思われますがもしもの為に役立てて下さいませ

貴方のももえより'

 

「だぁれぇが貴方のももえだぁ!!っといかんいかん、カードが入っているのだったな。流石にあと1枚の為にまた氷山地帯に戻るのも癪だ、不本意だが受け取っておくか・・・・」

 

『素直じゃないわね~ん』

 

「黙れ雑魚。40枚を越えた今、貴様など不要の産物なのだぞ」

 

捨ててもしつこく帰ってきそうではあるが、さてどんなカードを・・・・

 

 

《ギャラクシー・サーペント》

《ラブラドライ・ドラゴン》

《ライトエンド・ドラゴン》

《ダークエンド・ドラゴン》

 

 

うおおい!シンクロモンスターとチューナーモンスターではないか!一般人に使用は禁止ではないのか!?・・・・まぁ良い、背に腹は代えられん。なにか問題が出れば全て奴のせいにしてやる

 

 

 

 

《THE仮眠!》

 

 

 

 

 

「確かジジイはデュエルディスクをこう・・・・」

 

 

開いたか、よし行くぞ!万丈目さんの復活劇場だ!!

 

 

「ノース校、まるで西武の劇場だな・・・・」

 

「ギャアアアアア?!」

 

「この声は!ジジイ!!」

 

「おお、万丈目さん・・・・」

 

「ジジイ、何があったんだ・・・・」

 

 

件のジジイが吹っ飛んできやがった、どうなってる?!

 

 

「ヒャーッハッハッハッハ!また新しい獲物が来たぜぇ・・・・」

 

「ようこそ新入生、ノース校へ!!」

 

声のする方を見るとえらく個性的な髪形をした連中が立ち並び、やたらごついオールバックがふんぞり返っていた。

おい、リーゼントとオールバックはギリギリわかるとして・・・・何故モヒカンがいるのだモヒカンが?!しかも校内のはずなのに一部の奴はバイクらしきものにも乗ってやがる・・・・何処ぞの世紀末だ

 

「歓迎するぜぇ、俺様がここの生徒会長の江戸川だ・・・・・人はキングコングと呼ぶ」

 

ん?キングコング?悪口じゃないかそれ・・・・

 

 

「優しい俺様達がここのルールを教えてやろう、新入生生には歓迎として50人抜きデュエルを受けてもらう!この学園には明確なランク付けが存在しランクが低い者から戦っていき、負けた時点で順位が決定する」

 

 

なるほど、単純な実力主義か・・・・わかりやすくて良い。

 

 

「そのジジイは50位の俺っちに負けたぁ!よってモヒカン決定だぁぁぁぁぁ!!」

 

「もっとも、それだけの髪がないようだがな?!ヒャーッハッハッハッハ!!」

 

「「「「ぎゃはははははは!!」」」」

 

なんて品のない連中だ・・・・もしかしてモヒカンは低ランクの奴等なのか?流石に嫌だな、絶対に回避せねば

 

 

「フン。ジジイ、貴様の髪の敵は俺がとってやる・・・・50人全員を下してな!!」

 

「生意気を!!お前の後頭部も寂しくしてやろうかあ!?」

 

「お前、ではない!俺様の名は・・・・一!十!百!千・・・・万丈目さんだ!!」

 

 

そういえば、なにかを忘れているような・・・・

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

万丈目 LP4000

 

モヒカン50位 LP4000

 

 

「俺のタァ~ン!!モンスターとカードをセットして終了だぁ!!」

 

 

威勢の割には大人しいな・・・・ランキング最下位の雑魚など俺様の新デッキで瞬殺してくれる!!

 

 

「俺のターン!《手札抹殺》を発動!!互いに手札を全て捨て、同数ドローする!俺は5枚ドロー!!」

 

「俺っちは4枚ドローだぁ!」

 

「行くぞ!まずは《ギャラクシー・サイクロン》!セットカードを破壊する!!」

 

「チィッ!俺っちの《ヘイト・バスター》が・・・・」

 

 

覚えてがないカードだな・・・・なんだったか

 

 

「姿を見せろ!《アサルト・ワイバーン》!!」

 

『ギシャァァァァ!!』

 

《アサルト・ワイバーン》星4/光/ドラゴン/攻1800/守1000/

 

 

「さぁ奴のモンスターを切り刻め!<アサルト・スラッシャー>!!」

 

『ウギギギッ』

 

 

《アサルト・ワイバーン》がセットモンスターの小型の悪魔を真っ二つにした、悪魔族のデッキか?

 

 

「俺っちのモンスターは《ヘル・セキュリティ》!破壊されたら効果によりレベル1悪魔族モンスターを特殊召喚するぜ!2体目の《ヘル・セキュリティ》だ!!」

 

「リクルーターか・・・・だが残念だったな、《アサルト・ワイバーン》の効果発動!戦闘でモンスターを破壊した時、自身を贄に手札墓地からドラゴンを呼び出せる!!墓地より現れろ!《エレキテル・ドラゴン》!!」

 

『ゴォォォォッ!!』

 

《エレキテル・ドラゴン》星6/光/ドラゴン/攻2500/

 

 

「追撃だ!《ヘル・セキュリティ》(守100)を攻撃!!」

 

『ギヒャアッ?!』

 

「バトル終了、カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

万丈目 H3

《エレキテル・ドラゴン》(攻)

セットカード

 

 

速攻で蹴散らすつもりがリクルーターで手間取ったな、まぁいい次のターンで・・・・

 

 

「俺っちのターン!《ディスク・ライダー》をしょおかぁぁぁぁん!!」

 

《ヒャーッハッハッハッハ!!》

 

 

モンスターまで世紀末か、勘弁してくれ・・・・しばらく北⚫の拳は読みたくないな

 

「逝くぜ新入りィ!レベル4の《ディスク・ライダー》にレベル1の《ヘル・セキュリティ》をチュゥゥゥニングゥ!!」

 

「はぁ?!」

 

「俺達は、権力なんざに縛られねぇ!シンクロ召喚!《ヘル・ツイン・コップ》!!」

 

『『イヤッハァァァァ!!』』

 

《ヘル・ツイン・コップ》星5/闇/悪魔/攻2200

 

 

「馬鹿な!シンクロ召喚だと?!それはまだ・・・・」

 

「どうやらこの召喚を知っているようだなぁ!」

 

「ククク、驚いたか新入り。この学園は≪あのお方≫の監督の元、現在目下開発中に当たる2つの召喚方法の使用を、特別にKC社から許可されているのだよ!!」

 

 

そんな馬鹿な話があってあたまるか!本校ですら出回っていないとゆうのに・・・・む、≪あの御方≫?

 

 

「しかもランクが10上がるごとにあの御方から直々に新カードが支給される!」

「俺達は躍起になって上のランクを目指すことで、デュエルスフィンクスを高め合っているのさ!!」

「もっともぉ?学校外部で使用・および情報を洩らした場合は・・・・あの方からキツいお仕置きがあるのだがな!」

「俺はお仕置きを受けたくて、一度脱走したがなぁ!」

 

 

ようは新システムを餌に、生徒の意欲を高めているとゆうわけか・・・・

 

『最後に突っ込まない兄貴も素敵だわ~ん』

 

「だが折角のシンクロモンスターも攻撃力2200程度、《エレキテル・ドラゴン》の敵ではない!」

 

「甘めぇよぉ!《一族の結束》を発動ォ!墓地に存在する種族が同一であるとき、フィールドのその種族のモンスターの攻撃力は800アップだぁ!!」

 

《ヘル・ツイン・コップ》(攻2200➡3000)

 

 

「攻撃力3000!」

 

「バァトォルだぁ!《エレキテル・ドラゴン》を引き殺して逮捕しろ《ヘル・ツイン・コップ》ゥゥ!!」

 

『『ギヒャアッ御用だ御用だぁ!!』』

 

『ギシャァァァァッ!』

 

「クッ、おのれぇ・・・・」

 

万丈目 LP4000➡3500

 

「まぁだだぁ!このモンスターは相手を引き殺した場合、スピードアップしてもう一度相手にブッ込むことが出来るのさぁ!!」

 

《ヘル・ツイン・コップ》(攻3000➡3800)

 

「ッ!まずい!?」

 

「こいつが通れば俺っちの勝ちだぁ!ヒャーッハッハッハッハァ!!」

 

「させん!リバース罠《ピンポイント・ガード》!!墓地のレベル4以下のモンスター《ミンゲイ・ドラゴン》を特殊召喚する!!」

 

『ギギッ』

 

《ミンゲイ・ドラゴン》星2/守備100

 

 

「チィッ、ならばそいつをkill!!」

 

「《ピンポイント・ガード》で甦ったモンスターはこのターン、破壊されない!!」

 

 

《ミンゲイ・ドラゴン》がバイクにひかれていたが、やがて弾き飛ばして《ヘル・ツイン・コップ》はズッこけた。

 

 

「クソッ・・・・(もう手札にモンスターしか居ねぇな)ターンエンドだぁ!」

 

モヒ50 H3 LP4000

《ヘル・ツイン・コップ》(攻)

《一族の結束》

 

 

 

「クククッ、どいつのおかげかは知らんが初戦から少しは骨のある相手だな、と言っても魚の小骨程度だが・・・・面白い!あの馬鹿(十代)にリベンジする為にも修行の相手は強い方が良い!俺のターン!!」

 

「(だが俺っちのモンスターの攻撃力は3000、突破には手間取るはずだ。次のターンで・・・・)」

 

 

「墓地の《ギャラクシー・サイクロン》効果!除外して表側の魔法・罠カードを破壊!」

 

「ぼ、墓地から魔法だとぉ?!」

 

「これで目障りな《一族の結束》は破壊!そして《ミンゲイ・ドラゴン》を生け贄に、《タイラント・ドラゴン》を召喚する!!」

 

『ウッガァァァァァァ!!』

 

《タイラント・ドラゴン》星8/火/ドラゴン/攻2900/守2100/

 

 

「レベル8モンスターを1体の生け贄で召喚しただとぉ?!」

 

「《ミンゲイ・ドラゴン》はドラゴン族を召喚する場合に1体で2体分になれる!そして墓地の《エレキテル・ドラゴン》と《ラブラドライ・ドラゴン》を除外し、手札より《ライトパルサー・ドラゴン》を特殊召喚!!」

 

『コォォォッ・・・・』

 

《ライトパルサー・ドラゴン》星6/光/ドラゴン/攻2500

 

この辺りのカードは随分と険しい場所に落ちていた・・・・なかなかに値が張りそうなカードだが、落とした奴は随分気前が良いな。

 

「《団結の力》を《タイラント・ドラゴン》に装備!フィールドのモンスターが2体のため攻撃力1600アップ!バトルだ!《ヘル・ツイン・コップ》を攻撃!<タイラント・バースト>!!」

 

『ギヒャアァァァァァ!』

 

「続けて《ライトパルサー》のダイレクトアタックだ!!」

 

「ウッギャアァァァァァ!?」

 

モヒ50位 LP4000➡1700➡0

 

 

WIN 万丈目

 

 

「フン、手こづらせおって・・・・」

 

 

「やるじゃねぇかぁ!次は僕ちんだぁ!!」

 

 

またモヒカンだと!やはりあの髪型は下位生徒の罰ゲームなのか?!

 

 

 

《切り込みロック∞!!》

 

 

 

 

 

「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ようやく50人・・・・片付いたか・・・・」

 

 

思ったより苦戦したな、やはり知らないカードを相手にするのは手間取る。やたら《ヘル・ツイン・コップ》と《スクラップ・デス・デーモン》を出してくるモヒカンが多かったが・・・・

 

 

「やるじゃあねぇか新入生!もはや世紀末と化したこの新生ノース校、デス↑・50人抜きデュエルを生き残るとはな!!」

 

自覚はあったのだな世紀末・・・・そしてデスを強調するな、うざい。

 

 

「だがここまでだ、このキングコング江戸川が貴様を下す!」

 

「やれるものならやってみろ!猿山の大将には興味はないが・・・・俺には勝たねばならん奴がごまんといるからな!その為の礎となるがいい!!」

 

「フン!減らず口を!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

万丈目 LP4000

 

江戸川 LP4000「俺のターン!モンスターとカードを2枚セットしてターンエンド!」

 

「なんだ、大将の割には消極的だな」

 

「貴様のデッキはこれまでのデュエルで把握している、高レベルドラゴンがいつ飛んでくるかもわからんからな。迂闊な展開はせんさ」

 

チィ、面倒だな・・・・奴の言う通り、俺の現在のデッキはドラゴン族が八割を占めている。たまたまにしては出来すぎなくらい俺の行く所行く所、ドラゴンのカードが多かったのだ。

 

 

「だが伏せカード2枚でこの俺を止めれると思うな!俺のターン!《アレキサンドライドラゴン》を召喚!」

 

『ギィッ!』

 

《アレキサンドライドラゴン》星4/光/ドラゴン/攻2000

 

 

「そして魔法カード《スタンピング・クラッシュ》!!ドラゴンがいる時相手の魔法・罠カードを破壊!更に500ポイントのダメージを与える!まん中の伏せカードを破壊だ!」

 

「チッ、なら対象となった罠カード《悪魔の嘆き》を発動。デッキから悪魔族の《デビルゾア》を墓地に送る」

 

 

罠版の《おろかな埋葬》か、罠カードではあるが便利そうだ。

 

 

「その後相手墓地のカードをデッキに戻せるが・・・・残念ながら今は無いな」

 

「なら500ダメージを喰らえ!」

 

「グッ、」

 

江戸川 LP4000➡3500

 

 

あとは突いて奴の伏せを使わせる!

 

「バトルだ!《アレキサンドライドラゴン》でセットモンスターを攻撃!!」

 

「フン、残念だったな・・・・セットモンスターは《魔神アーク・マキナ》!守備力2100だ!」

 

『ギギギ・・・・』

 

《アーク・マキナ》星4/闇/悪魔/守2100/

 

『ギィッ?!』

 

「チィッ・・・・」

 

 

万丈目 LP4000➡3900

 

 

まさか高守備力のモンスターだったとは・・・・序盤のモヒカン共の《ヘル・セキュリティ》に毒されていたな

 

 

 

「そしてこの瞬間!《アーク・マキナ》の特殊能力が発動する!」

 

「何ィ!?」

 

「こいつが相手に戦闘ダメージを与えた時、手札・墓地の通常モンスターを特殊召喚出来るのだ!来い、《デビルゾア》!!」

 

『グウォォォォ・・・・』

 

《デビルゾア》星7/闇/悪魔/攻2600/

 

 

「ヒャッハー!出たぜぇ!」

「江戸川さんのエースモンスターだぁ!!」

 

 

「クソッ、下手に殴るべきではなかったな・・・・カードを2枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

万丈目 H2 LP3900

《アレキサンドドラゴン》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「俺のターンだ!罠発動《メタル化-魔法反射装甲》!!こいつを《デビルゾア》に装備する!」

 

 

《メタル化》ならダメージ計算時に発動した方が良さそうなものだが・・・・

 

 

「そして《メタル化》を装備した《デビルゾア》を生け贄に、《メタルデビルゾア》をデッキから特殊召喚出来る!!」

 

『ゴガァァァァァァッ!』

 

「更に《終末の騎士》を召喚!デッキから《ヘルウェイ・パトロール》を墓地に送る!こいつを墓地から除外する事で、手札の攻撃力2000以下の悪魔を特殊召喚!来やがれ《ディスク・ライダー》!!」

 

『フンッ!』

『イヤッハアァ!』

 

《終末の騎士》星4/闇/戦士/攻1400/

《ディスク・ライダー》星4風/悪魔/攻1700/

 

 

「《ディスク・ライダー》効果!墓地の罠カード《メタル化》を除外し、攻撃力を500アップ!バトルだ!《アレキサンドドラゴン》を攻撃!!」

 

全て食らったら終わりだ、使うしかあるまい!

 

「ダメージ計算前に速攻魔法《援軍》を発動!攻撃力を500アップさせる!そいつは返り討ちだ!!」

 

《アレキサンドライドラゴン》(攻2000➡2500)

 

『ギギィッ!』

『アッヒャアアアアッ?!』

 

江戸川 LP3500➡3200

 

「ムゥ、先にやられた数多の同胞の為にと攻撃したが失敗だったな・・・・ならば《メタルデビルゾア》!奴を八つ裂きにするのだ!!」

 

『ゴオゥ!!』

『ギヒィ・・・・』

 

「おのれっ!」

 

万丈目 LP3700➡3200

 

 

「続けて《アーク・マキナ》の攻撃!」

 

 

そうか、先に《メタルデビルゾア》を出したのは墓地から《デビルゾア》をまた呼び出すつもりだからだな!

 

 

「そうはいかん!《リビングデッドの呼び声》を発動!《アレキサンドライドラゴン》を墓地より復活させる!!」

 

『ギギギ・・・・』

 

「ならばバトルは終了しメインフェイズ2に以降!《アーク・マキナ》と《終末の騎士》でオーバーレイ!」

 

 

「・・・・エクシーズ召喚ッ!!」

 

 

「来いよ《No.66》!《覇鍵甲虫 マスター・キービートル》!!」

 

『ウギギギッ!』

 

《マスター・キービートル》★4/闇/昆虫/攻2500

 

 

兜虫か・・・・悪魔と《切り込み隊長》が多かったから少し新鮮だな。

 

 

「効果発動!ORU(オーバーレイユニット)とやらを1つ消費し、《メタルデビルゾア》を対象とする!この効果で選択したカードは《マスター・キービートル》がいる限り効果で破壊されなくなる!俺はこれでターンエンドだ!」

 

江戸川 H2 LP3200

《メタルデビルゾア》(攻)

《マスター・キービートル》(攻)

セットカード

 

 

効果でも破壊出来ない攻撃力3000か・・・・

 

 

「俺のターンだ!・・・・《マジック・プランター》を発動!《リビングデッド》を墓地へ送り2枚ドロー!アレキサンドドラゴン》は破壊される・・・・」

 

「へぇ、そこまでしてドローすんのかよ。相当追い詰められてんな?」

 

「だが希望は繋がった!コイツは相手フィールドのモンスター数が2体以上多い時特殊召喚出来る!《魔導ギガサイバー》!!」

 

『ヌゥン・・・・』

 

《魔導ギガサイバー》星6/闇/戦士/攻2200

 

「続いてチューナーモンスター《ギャラクシー・サーペント》召喚!」

 

『ギャゥッ!』

 

《ギャラクシー・サーペント》星2/光/ドラゴン/攻1000

 

 

「チューナーだと・・・・まさか!」

 

「少々不本意ではあるが・・・・レベル6の《魔導ギガサイバー》にレベル2の《ギャラクシー・サーペント》をチューニング!深き闇より現れよ!《ダークエンド ドラゴン》!!」

 

 

『ゴアァァァ・・・・』

 

《ダークエンド・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻2600/守2100

 

 

「シンクロ召喚だと!?貴様はまだ《あの方》に接触してはいないはずだ!(その前に叩き潰してやろうと思ったのに)」

 

「《あの方》だかなんだか知らんが、俺は使えるものは使うまでだ!《ダークエンド》のモンスター効果!攻守を500下げ、相手モンスター1体を墓地に埋葬してくれる!対象は《メタルデビルゾア》だ!<ダーク・イヴァポレイション>!!」

 

『ヴガァァァ・・・・』

 

「俺の最強モンスター《メタルデビルゾア》が・・・・だが攻撃力が下がったことで《マスター・キービートル》は突破出来ない!」

 

「悪いがこのターンで終幕だ!《龍の鏡》を発動!墓地の《ギャラクシー・サーペント》と《アレキサンドドラゴン》を融合し、《始祖龍 ワイアーム》を融合召喚!!」

 

『ギャゴォォォッ!!』

 

《始祖龍 ワイアーム》星9/闇/ドラゴン/攻2700/

 

「バトル!《ダークエンド》でその兜虫を攻撃!<ダーク・フォッグ>!!」

 

「なんだと?!自爆特攻か!」

 

「馬鹿か、速攻魔法《禁じられた聖杯》!《ダークエンド》の効果を無効にし攻撃力を400上げる!!」

 

《ダークエンド》(攻2100➡2600➡3000)

 

「攻撃力3000だと!うおぉっ!?」

 

江戸川 LP3200➡2700

 

「トドメだ!《ワイアーム》でダイレクトアタック!!」

 

「バカナァァァァァァッ!!」

 

江戸川 LP2700➡0

 

Win 万丈目

 

 

「キングコング江戸川が・・・・」

「俺達のリーダーが・・・・負けた?」

 

 

「フォッフォッフォッ、どうやらワシの見込み通りだったようじゃな」

 

「貴様は・・・・妖怪海坊主!?何故ここに!」

 

「そしてその正体は・・・・ワシじゃあ!」

 

 

わかめ装備を解除したら、中からじじいが出てきやがった!

 

 

「じじい!貴様だったのか!」

 

「そしてワシはここの校長でもある。万丈目、全てはぬしを強くする為の作戦だったのじゃよ」

 

 

 

潜水艦で拾われた辺りから仕組まれていたのか、胸糞悪い話だが・・・・

 

 

「何故俺にそこまで?」

 

「君にはノース校の代表となり、今度行われる本校との親善試合で闘ってもらいたい。こちらの代表は1年生だと伝えてあるから向こうも1年生を出してくるじゃろう・・・・」

 

「1年・・・・ならば十代が!!」

 

 

「フフフ、さぁきたまえ万丈目。君が代表に相応しいか、現ノース校最強のデュエリストが判断してくれるだろう!!」

 

「何!キングを倒したのにまだ上が・・・・」

 

 

 

その時、聞き覚えのある声の高笑いが辺りに響き渡った。

 

 

「オ~ホッホッホッホッ!忘れまして?!貴方の一番のファンの名を!!」

 

「きっ、貴様は!!」

 

 

 

 

 

後編へ~続く。

 




ほぼ万丈目編となってしまった非力な私を許してくれ・・・・

ももえは後編から本気出すそうです。


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EX4羽 腹黒人魚使いのノース物語?! (後)

はいどうも、最近デュエル構成を考え出すと寝オチするので更新しました

ノース後編です。




前編のあらすじ

 

世紀末ノース学園

 

 

「貴様っ、浜ぐ・・・・ち・・・・」

 

 

そこには数人のモヒカンが担ぐ御輿(?)に乗った・・・・まぁなんとゆうか案の定、浜口ももえの姿があった。

 

 

「モモ様だぁ!」

「モモ様が興しでお越しになられたぞぉ!!」

「てめぇらぁ!頭が高いぞ配置につけぇ!!」

 

 

そして一般生徒(?)共は脇にそれて土⚫座しだす始末である・・・・なんだこれは!?

 

 

「「「もーも様!もーも様!もーも様!」」」

 

「モモ様!申し訳ありません、俺達が不甲斐ないばかりに・・・」

 

「全くその通りですわキングコングさん、あれだけ皆様をしばきあげ・・・・もといデッキを強化したつもりでしたのに、51人突破されるまで僅か3時間程とは・・・・だらしない!」

 

「ウギャアァァァ?!」

 

 

鞭?!鞭出してきたぞアイツ!どこの女王様だ!!てかどっから出した!!

 

 

「お、俺達にも・・・・」

「俺達にもお仕置きをして下さい!!」

 

「喧しいですわ!」

 

「「アンギャアアアアア!!」」

 

 

うわっ、鞭で打たれて嬉しそうな表情をしてやがる・・・・マゾって奴か?とても理解出来ん。

 

 

「って大概にしろ貴様ぁ!この1週間何をやらかしていたのだ!この学園の惨状は貴様の仕業か!!」

 

「何をって、う~ん・・・・面倒なんで回想入りますね?」

 

「うぉいっ!」

 

 

 

 

回想!以下ももえがノース校にぶっ込みをかけた日の事である!!

 

 

 

 

「バトル!《深海に潜む鮫》でダイレクトアタック!!」

 

『キシャーッ!!』

 

「グハァッ?!そ、そんな雑魚で殴られてもライフは余裕・・・・」

 

「速攻魔法《融合解除》!《深海に潜む鮫》の融合を解除して特殊召喚!《神魚》!《舌魚》!!ダイレクトアタック!!」

 

「ウッギャアァァァァァァ?!」

 

江戸川 LP4000➡2100➡0

 

Win ももえ

 

「ば、馬鹿な!キング江戸川がこうもアッサリと・・・・しかも《舌魚》で!」

 

 

「き、期待以上の実力だね浜口君。わずか二時間足らずで50人抜きを達成するとは・・・・」

 

「温い・・・・」

 

「んっ?」

 

「温すぎますわ貴方達のデュエルは!!」

 

「うおっ?!な、なんだね急に!!」

 

「いくら大半モブだからって弱すぎるでしょう!デュエルを馬鹿にしているのですか!!」

 

『ちょっ、モモ落ちつきなさいよ・・・・』

 

「これが落ちついていられますかっ!!」

 

 

最初の方は時代ガン無視のデッキ使ってたからしょうがないとしても・・・・別に無双したいわけでなく後半だんだん自分で悲しくなってきたので、前編(EX3羽)で使った【ダイダロス】にシフトして、それでも切り込みロックとか瞬殺だったので四天王(笑)戦は梶木さんリスペクトの【要塞クジラ(?)】!それでも勝てちゃったので最後の最後でなんとなく作ったシリーズの【神魚】!やっといい勝負になりましたわ!!まさか全勝するとは思いもよりません!!

 

『じゃあ手を抜いてあげればいいのに・・・・』

 

 

「嫌です、デュエルの中での手抜きはわたくしのポリシーに反します」

 

「は、はぁ・・・・」

 

 

このままでは万丈目様がここで50人抜きした所で大した成長にならない・・・・仕方ありません、手段を選んじゃいられないんだ!(某赤髪七歳時感)

 

 

「ちょっとアナタ!コナン君でしたっけ・・・・こっち来て下さい!!」

 

「え?えっと確かに江戸川だが・・・・」

 

「は や く き な さ い ?」

 

「は、はいぃ?!!」

 

 

「ふむふむ《デビルゾア》は欠かせない、と・・・・でしたらこれとこれとこれと・・・・これも使ってみて下さいな、30分時間あげますのであとは自分で考えて組みあわせてくださいまし」

 

「は、はい!!」

 

 

あ~もう、わたくし悪魔族とか専門外ですのに、あんまり持ってない・・・

 

 

「あ、あの~」

「よければ俺達も・・・・」

 

 

コナ⚫君にデッキ指導をしていたらいつのまにやら列が出来ていました、まだデッキが良くなったとは限らないのに・・・・

 

「はぁ~・・・・もう!こうなったらやけですわ!全員見て差し上げます、かかってらっしゃいな!!」

 

「「「「「おおおお~!!!」」」」」

 

 

あ、そうだ。折角なので社長に送る面倒なデュエルデータ捕りも彼等にまかせましょうか、閉鎖的な学園ですから大丈夫でしょう!

 

『適当すぎだろ・・・・』

 

 

《回想終わり!》

 

 

 

「とかやっていたらいつの間にやらこんな感じに・・・・」

 

「そ、そうか・・・・カードあまり持って居なかったのではないのか?」

 

「社長にあれこれ理由をつけて送って頂きました。お代は師匠で」

 

「・・・・世紀末は?」

 

「折角見た目いかつい方々が多いので、より万丈目様を精神的に追い詰められたら面白いな~と」

 

 

面白いて、なんだか不憫になってきたぞ・・・・

 

 

「てんめぇ!何モモ様にタメ口聞いてやがんだぁ!!」

「モモ様は閉鎖的なこのノースに新しい風を送りこんでくださった!」

「向上心の無い意識をも改革し!俺達をモヒカンにしてくださった!!」

「モモ様は、俺達の救世主だぁぁぁ!!」

 

 

四天王()とか呼ばれてた奴等がやたら騒ぐ、慕われ過ぎだろ浜口・・・・そしてそこの奴、貴様はモヒカンではない

 

 

「落ち着けてめぇらぁ!こっちのお方はモモ様にしご・・・・強化を受けた俺達を全員倒してきたんだぞ!もしかしたら、あの最凶最悪のモモ様に勝てるかもしれん!」

 

「江戸川さん?最凶最悪とはどうゆう意味でしょうか(ニッコリ)」

 

「え、えと・・・・」

 

「フン、茶番はもういい。ようは貴様とデュエルして勝てば、晴れて俺が代表となり十代の奴にリベンジ出来るわけだろう?さっさと始めようじゃないか」

 

「あらあら気が早い、わたくしも早く万丈目様と感じ合いたいのは山々ですが・・・・デュエルの前にこれらをどうぞ」

 

唐突にカードパックを数個投げつけられた。おい、そのアホみたいな御輿を降りろ、下のモヒ共がそろそろつらそうだぞ・・・・

 

「なんだこれは?」

 

「最初に皆様が言いませんでしたか?ランクが10上がる事にカードを支給しているのですよ。その方に相性良さそうな5枚とシンクロかエクシーズの希望した方の5枚、万丈目様は現状一位なので調整用6パックとシンクロ・エクシーズ各3パックでどうでしょう」

 

「いらん!そして説明が長い!!この辺り読者読み飛ばすぞきっと!貴様から施しは受けんと・・・・」

 

「まぁまぁ、KC社がアナタのデュエルデータ51戦を元に支給したものですので、わたくしは関与しておりませんから・・・・それとも、そのデッキで勝てるつもりでしょうか?」

 

「うぐっ」

 

「そうじゃ万丈目。君の元々のデッキも預かっておった、濡れて駄目になったとゆうのは嘘でな。これらも合わせて浜口君に勝てる最高のデッキをつくり出すといい」

 

 

確かに・・・・自力で集めたカードに少し愛着が湧いてしまったが、このままでは浜口相手はきついだろう。奴はとりあえずワンショットキルを仕掛けてくるしな(偏見)

 

 

 

「いいだろう・・・・だが覚悟しろ!俺にデッキを編集させる猶予を与えたことを、その身で後悔させてやる!」

 

「フフフッ、そうでなくては・・・・では本番は明日とゆうことにして、皆様!夕食の準備が出来てますわ、参りますわよ!食堂へ!!」

 

 

「「「「おおおお~!!!」」」」

 

 

そのままぞろぞろと回れ右して歩き出した、あちらが食堂か・・・・腹も減ったしついて行くか。

 

 

「イヤッハァー!モモ様の夕飯だぁ!!」

「これが楽しみで生きてるようなモンだぜぇ!!」

「あめーよ!俺なんてこの為に朝から何も食ってないからな!!」

 

 

人気だなアイツの飯。確かに船の中で食ったが普通にうまかった・・・・って奴が作ってるのか50人、いや教師その他合わせて推定6~70人前を?!

 

 

「モモ様、今夜はなんでしょう」

「シチューですわ(人数多いから)」

 

 

 

 

 

 

 

《クッ、相変わらず無駄に旨い・・・・》

 

 

 

 

 

 

 

・翌日!

 

「ではこれより!キング(推定)万丈目と、モモ様のデュエルを始める!!」

 

「「「「ワァァァァァァァ!!」」」」

 

「モ~モ様!モ~モ様!」

「今日も派手にお願いします!!」

「ああ、俺もモモ様に吹っ飛ばされたい・・・・」

 

「万丈目さん頑張れ~!」

「期待してますよー!!」

 

 

 

「どうでもいいが、お前はクイーン()とは呼ばれないのだな」

 

「女生徒一人なのに女王なんてなんかおかしいでしょう?」

 

 

立ち振舞いが充分女王様だったのたが・・・・

とゆうか校長のジジイまでモモ様と呼んだぞ?!

 

 

「(フフフフフフ、楽しみですわ)全力で参ります、その方がよいのでしょう?」

 

「当たり前だ!この後におよんで出し惜しみなぞ許さんぞ!!」

 

「それを聞いて安心致しました・・・・デュエル開始の宣言をしなさい!コ⚫ンンン!!」

 

「江戸川です!で、デュエル開始ィィィィ!!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

ももえ LP4000

 

万丈目 LP4000

 

「先行はわたくしから!《深海のディーヴァ》さん召喚!」

 

『は~い』

 

《深海のディーヴァ》星2/水/攻200 インチキチューナー

 

 

「うぉっ?!なんか喋ったぞこいつ!!」

『オイラと同じカードの精霊ね~ん、ももえの姉御も精霊が見えるらしいわ~ん』

 

「チッ、煩い黄色・・・・」

 

「?!」

 

 

今のが素か?あれが素なのか!?

 

 

「あ、いえなんでもありませんわ~オホホホ・・・・ディーヴァさん効果発動!デッキから海竜レベル3以下を特殊召喚《海皇子 ネプトアビス》!!」

 

『やぁモモ、僕の出番は久しぶりだね』

 

《ネプトアビス》星1/水/海皇/攻800/鬼畜

 

 

「ネプトさんの効果を起動、デッキから《海皇の龍騎隊》を墓地に落とすことで《海皇の重装兵》を手札に加えますわ」

 

「フン、雑魚かと思えばサーチャーか。なかなか面倒な・・・・」

 

「そして今!墓地へ送られた《龍騎隊》の効果発動!水属性モンスターの効果で墓地へ送られた時、海龍族モンスターを手札に加えます!《氷霊神 ムーラングレイス》を手札へ!」

 

「はぁ?!なんでモンスターを召喚したのに手札が増えるのだ貴様ぁ!!」

 

「そんな事言われましても・・・・」

『ねぇ?』

『うん』

 

 

おかしい、そういえばコイツが扱っていたデッキはどこか可笑しいモンスターが多々居た気がするぞ・・・・

 

 

「まぁここから長いのでツッコミは自重してくださいな?レベル2のディーヴァさんにレベル1の《ネプトアビス》をチューニング、《たつのこ》をシンクロ召喚!」

 

『クワッ』

 

《たつのこ》星3/水/幻龍/攻1700/チューナー

 

「効果発動、手札のモンスターを素材にシンクロ召喚!手札のレベル2《重装兵》に《たつのこ》をチューニング、《アクセル・シンクロン》!」

 

『タアッ!』

 

《アクセル・シンクロン》星5/闇/機械/攻500/チューナー

 

「《アクセル》の効果、デッキから《ジャンク・シンクロン》を落としレベルを3上げますわ」

 

《アクセル・シンクロン》レベル5➡8

 

「そしてこのモンスターは墓地に水属性モンスターが5体の時特殊召喚出来ます!《氷霊神 ムーラングレイス》を特殊召喚!!」

 

『ヒュゥゥゥ・・・・』

 

《氷霊神 ムーラングレイス》星8/水/海竜/攻2800

 

 

「こうも簡単にレベル8のモンスターを・・・・」

 

「《ムーラングレイス》の効果!召喚成功時に相手の手札をランダムに2枚捨てる!!」

 

『いや~ん、イケズ~!!』

 

「はぁ?!さっきから無茶苦茶な効果ばかりではないか!!」

 

 

だが捨てられたカードは《おじゃまイエロー》と《復活の福音》、後者はともかく前者を当てられたのは不幸中の幸いか・・・・

 

 

「レベル8となった《アクセル・シンクロン》と《ムーラングレイス》でオーバーレイ!起動せよ、大海にそびえし我らが居城!《魔海城 アイガイオン!!」

 

『ドン★!!』

 

《アイガイオン》★8/水/機械族/攻?/守備3000

 

 

「なんだこれは?!《ディーヴァ》1枚から2枚ハンデスに加えランク8のエクシーズ召喚だと?!インチキ効果ばかりではないか!!」

 

 

人のツッコミも無視で淡々と進めおってからに・・・・しかも魚や人魚まるで関係なさそうな城が出てきおったぞ?!

 

 

「カードを1枚伏せてターンエンドしますわ」

 

 

ももえ H4

《アイガイオン》(守)

セットカード

 

 

最初は驚いたが守備力3000が1体に伏せが1枚か、手札は削られたが超えられない壁ではないな・・・・

 

 

「(・・・・まさかこのディーヴァさんムーラングレイスの流れが決まるなんて、あっち(前世)じゃやろうと思った時に限って大体ヴェーラーかうさぎ飛んで来たんですよね・・・・アビスマンダーさんも入ってはいるからランク8出せないことは無かったのですが、正直あまり出さないから《アイガイオン》以外用意してなかった・・・・)」

 

 

「俺のターン!まずは《ナイトショット》を発動!伏せカードをチェーンさせずに破壊する!」

 

「残念っ、《サイクロン》でした~」

 

 

むっ、確か枕田が防御がざるだとは言っていたがまさか伏せ除去で伏せ除去当てるハメになるとは・・・・

 

 

「まぁいい、俺はフィールド魔法《ユニオン格納庫》を発動!」

 

「?!」

 

 

「このカード発動時の効果処理として、デッキから光属性機械族の《A-アサルトコア》を手札に加える!そして《フォトン・スラッシャー》を特殊召喚!」

 

『フンッ』

 

《フォトン・スラッシャー》星4/光/戦士/攻2100

 

 

「そして《A-アサルトコア》を召喚する!!」

 

『ギャゴォ!』

 

《A アサルト・コア》星4/光/機械/攻1900

 

 

「この瞬間《ユニオン格納庫》の効果発動!デッキより召喚・特殊召喚された光属性機械族モンスターに装備可能なユニオンモンスターデッキから装備する!《B-バスター・ドレイク》を合体!そして俺は《フォトン・スラッシャー》と《A-アサルト・コア》2体の光属性モンスターでオーバーレイ!姿を見せよ《武神帝-ツクヨミ》!!」

 

『ハッ!!』

 

《武神帝-ツクヨミ》★4/光/獣戦士/攻1800

 

 

「ぶっ、武神ですか・・・・」

 

「そしてこの瞬間!装備対象不在で墓地へ送られた《B-バスター・ドレイク》の効果発動!デッキから《C-クラッシュ・ワイバーン》を手札に加える!」

 

 

「(もしやっ、この流れは・・・・)《アイガイオン》のモンスター効果発動!ORU(オーバーレイユニット)を1つ使い、相手のEXデッキのカードをランダムに除外!除外モンスターと同じ数値の攻撃力を得ますわ!!」

 

 

EXデッキのカードを除外だと?!こちらの狙いに気づかれたか・・・・だが確率は所詮14分の1だ、よほどのことがない限りは大丈夫だろう。

 

「では・・・・そのカードを除外して下さいまし」

 

ソリッドビションでランダムに配置された裏側のカードを浜口が指さす、指定されたカードは・・・・

 

《F・G・D》星12/闇/ドラゴン/攻5000/守5000

 

 

「「・・・・」」

 

《アイガイオン》攻?➡5000」

 

 

「おいこら、引きが良すぎないか・・・・」

 

「あらあら・・・・」

 

こちらの展開に全く支障はなくなったが、代わりに攻撃力5000の化け物になってしまった。

 

 

「さっすがモモ様ぁ!」

「神に愛されてるぜ!!」

 

「お、オホホホ・・・・当然ですわ。わたくしは勘が鋭いのですよ?(エクシーズモンスターかアレ狙いでしたのに、ついているやらいないのやら・・・・)」

 

 

「まぁしょうがない、勝負は時の運でもある。カードを1枚伏せ《ツクヨミ》の効果発動、全ての手札を捨てて2枚ドロー!そしてぇ!このモンスターはフィールドおよび墓地から特定のモンスターを除外することで特殊召喚出来る!合体しろ!《アサルト・コア》《バスター・ドレイク》《クラッシュ・ワイバーン》!!」

 

SE<ガシャン!ウィーン!ガッシャン★

 

「融合★合体《ABC-ドラゴン・バスター》!!」

 

『『『ジャキーン!!』』』

 

 

《ABC-ドラゴン・バスター》星8/光/ドラゴンっぽい機械/攻3000/

 

 

おいこら作者、地の分考えるの面倒になったからってSEで誤魔化すな。

 

 

「うっ、凄いの出てきましたわね・・・・(何渡してるんですかKC社ァァァァァ!普通に強くないですかあの動き!!)」

 

 

「すげぇ!モモ様が手札1枚から大型モンスターを展開したのに対し、こっちも実質2枚からあんな格好イイモンスターを繰り出してきたぞ!!」

「すげーぜ万丈目!」

 

「‘万丈目さん’だ!《ドラゴン・バスター》のモンスター効果!手札を1枚捨て、貴様の《アイガイオン》を除外してくれる!!」

 

「でしたら《アイガイオン》の効果を起動!万丈目様の除外されている《F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)》をEXデッキに戻すことで、戻したモンスターと同種のモンスターである《ABC ドラゴン・バスター》を破壊しますわ!!」

 

「なんだと?!クソッ!!」

 

《ドラゴン・バスター》には分離能力があるが、それは相手ターン中のみ。やってくれるではないか・・・・

 

「だが《アイガイオン》も破壊される事には代わりない!消え去れデカブツ!!」

 

『『ドォォォン・・・・』』

 

双方が放った攻撃で結果相打ち、フィールドは静かになってしまった。

 

 

「バトル!《ツクヨミ》でダイレクトアタックだ!!」

 

「きゃっ・・・・」

 

ももえ LP4000➡2200

 

「カードを1枚セットしてターンエンド」

 

万丈目 H0

《武神帝ツクヨミ》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「モモ様に先制するなんてすげーぜ」

「だが手札は0、フィールドにはモンスター1体に伏せが2枚だけ・・・・あれで耐えきれるのか?」

 

 

フン、奴の攻めが危険な事は百も承知だ。

 

 

「こちらのターンですわね、ドローしてっと・・・・」

 

「モモ様の初攻撃ターンだぜぇ!」

「俺達は大体1回目の襲撃で詰んでたんだよな・・・・」

「ああ、思い出しただけで身震いするぜ・・・・」

 

 

やっぱりワンショットの嵐だったのか、中等部時代のロックバーン戦術はどこへ行ったのやら・・・・まぁあれはあれで相手したくないが

 

 

「まずは《サルベージ》、攻撃力1500以下のディーヴァさんとネプトさんを回収します。そして再登場《深海のディーヴァ》を召喚!」

『ハッ、まさか過労死させる流れ!?』

 

「安心しろ・・・・リバースオープン永続罠《デモンズチェーン》!また無茶苦茶されたらたまらん、効果は封じさせてもらう!!」

 

『うひゃっ?!やっぱ狙われ易いよねわたしの効果・・・・』

 

 

これで前のターンの二の舞は防いだが・・・・

 

「まぁ!女性に対して鎖で拘束とは・・・・万丈目様にそんな趣味が?!」

 

「誤解を招くような発言は控えろ!!」

 

「なにを照れることが・・・・わたくしはそんな貴方でも受け入れて差し上げますわよ?」

 

「はぁ・・・・もういいから、早くターンを進めろ」

 

 

人前でこいつと会話するだけで疲れる・・・・

 

 

「はーい、手札の《水精鱗(マーメイル)-メガロアビス》の効果を発動!水属性モンスターを2体捨てて特殊召喚!」

 

『ウグァァァァァッ!!』

 

《メガロアビス》星7/水/海竜/攻2400

 

 

「出たぁ!」

「殺意の塊、メガロさんだぁ!!」

 

 

たしかに殺意は尋常じゃないな。船の中で暇潰しに何度かデュエルしたがアイツで大体やられたのは苦い思い出だ・・・・

 

 

「メガロさんが場に出たので《アビスケイル-ケートス》を手札に加え、水属性モンスターの効果で墓地へ行ったネプトさんの効果!墓地より[海皇]モンスターを特殊召喚!浮上せよ大海統べし覇龍!《海皇龍 ポセイドラ》!!」

 

《ウガアァァァァッ!!》

 

《ポセイドラ》星7/水/海竜/攻2800

 

 

「こうもあっさり最上級モンスターを2体も繰り出してくるとは・・・・ってさせんわ!リバースオープン《スクランブル・ユニオン》!除外されている3体の光属性・機械族・ユニオンモンスターを再発進!《アサルト・コア》!《バスター・ドレイク》!《クラッシュ・ワイバーン》!!」

 

『『『ジャッキーンッ』』』

 

《アサルト・コア》守200

《バスター・ドレイク》星4/光/機械/守1800

《クラッシュ・ワイバーン》星4/光/機械/守2000

 

「むむっ、そうゆう罠でしたか・・・・」

 

「さらにこの瞬間!《ユニオン格納庫》の効果により、デッキから《強化支援 メカ・ヘビーアーマー》を《アサルト・コア》に装備する!このカードを装備されたモンスターは相手の効果対象にならない!」

 

 

「すげぇ!相手ターンにモンスターを3体展開しやがったぜ!!」

「けどなんでこのタイミングで発動したんだ?」

 

 

「(《ケートス》は一度だけ罠カードを無効に出来る装備魔法、効果を覚えられていましたか・・・・)だったらこうです!《メガロアビス》の効果!仲間1体を贄にして2回の攻撃が出来る!ディーヴァさんごめんなさい」

『鎖締めよりマシよ・・・・』

 

「バトル!《メガロアビス》で《クラッシュ・ワイバーン》!その後《バスター・ドレイク》を攻撃!!」

 

『シャシャシャシャッ!』

『『ギャゴォォォ・・・・』』

 

 

うわっ、機械をバリバリやってやがるあの鮫。しかも嫌な順番で攻撃してきおって・・・・

 

 

「破壊された《バスター・ドレイク》の効果!デッキからユニオンモンスターである《W-ウィング・カタパルト》を手札に!」

 

「《ポセイドラ》で《ツクヨミ》(攻1800)を攻撃!<タイダルウェブ>!!」

 

「どっかで聞いたぞそれ!ぐおおっ!?」

 

万丈目 LP4000➡3000

 

 

「あの猛攻を耐えきった!」

「さすがじゃ万丈目!ワシの目に狂いは無かった・・・・」

 

 

「だったらこう致しましょう・・・・レベル7の《メガロアビス》と《ポセイドラ》でオーバーレイ!深き海に眠りし水精の王、悠久の時を越え今目覚めん!エクシーズ召喚!ランク7《水精鱗-ガイオアビス》!!」

 

『ヌォォォォン!!』

 

《ガイオアビス》★7/水/水/攻2800

 

「今度はランク7のエクシーズモンスターか!」

 

「フフフ、今度は[水精鱗]の最強モンスターですわ《アビスケイル-ケートス》を装備してターンエンド」

 

 

ももえ H2 LP2200

 

《ガイオアビス》+《アビスケイル-ケートス》(攻3600)

 

 

相変わらずのノーガードか、なめくさりおって・・・・船ではEXデッキのモンスターは出し渋られたから効果は全くわからんが、たかだかモンスター1体で俺を倒した気になっている顔は気に食わん!

 

 

「俺のターン!よし!《マジック・プランター》発動!用済みの《デモンズチェーン》を破棄して2枚ドロー!!墓地の《スクランブル・ユニオン》の効果発動!このカードを除外して《バスター・ドレイク》を手札に戻す!」

 

「(墓地発動はケートスの範囲外・・・・なんかいつもマジプラ引いてませんかねこの方)」

 

 

《ユニオン格納庫》の効果で素材を揃えたいが・・・・生憎《ドラゴン・バスター》などのカードはデッキに1枚ずつしかない、《カタパルト》もユニオンする側だ。ならば戦術を変えるのみ!

 

 

「《バスター・ドレイク》を再び召喚し、魔法発動《ライトニング・チューン》!」

 

「らっ、《ライトニング・チューン》?!」

 

「このカードは!フィールドのレベル4光属性モンスター1体を、チューナーにすることが出来るのだ!《アサルト・コア》をチューナーにし、《バスター・ドレイク》とチューニング!!眩き光もて、あの腹黒女の横暴に終幕をもたらせ!シンクロ召喚!光臨せよ《ライトエンド・ドラゴン》!!」

 

『ギャオォォォォッ!!』

 

《ライトエンド・ドラゴン》星8/光/ドラゴン/攻2600

 

 

「ちょっと!誰が腹黒ですか失礼な!!こんなに正直に生きてるのに!!!(あのユニオン3種でビートしてるだけで結構強いんじゃ・・・・)」

 

「貴様以外の誰がいるのだ・・・・呼吸をするように人にちょっかいをかける輩が被害者面するな!墓地へ送られた《アサルト・コア》の効果で《ヘビーアーマー》を、《バスター・ドレイク》の効果により《Z-メタル・キャタピラー》を手札に加えておく」

 

「折角のシンクロモンスター召喚で張り切っている所悪いのですが・・・・《ガイオアビス》はORUを持つ限りレベル5以上のモンスターは攻撃できませんわよ?」

 

「なんッ?!・・・・チッ《手札抹殺》を発動、2枚捨て2枚ドロー」

 

「あらお揃い、2枚ドロー!(教えるタイミング悪かったですかね・・・・)」

 

「フッ、フィールドにレベル8以上のシンクロモンスターがいる時こいつは特殊召喚が出来る!来い、《シンクロン・リゾネーター》!!」

 

『リゾッ!!』

 

《シンクローン・リゾネーター》星1/光/攻100/チューナー

 

「こっ、今度はリゾネーターですか?!」

 

「更に墓地の《カーボネドン》の効果を除外して発動ッ!デッキより《エビルナイトドラゴン》特殊召喚だ!!」

 

『キュイィィィィィッ!!』

 

《エビルナイトドラゴン》星7/闇/ドラゴン/守2400

 

 

「え~、いつの間に墓地へ・・・・(ドラゴンデッキじゃ無くなった?そいつは錯覚でしたわ)」

 

「フッ、先の《ドラゴン・バスター》の効果でな。レベル7のエビルナイトに《シンクロン・リゾネーター》をチューニングッ!闇をもて、あの馬鹿の恐慌に終焉を!シンクロ召喚!《ダークエンド・ドラゴン》!!」

 

『グヲォォォ・・・・』

 

《ダークエンド・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻2600

 

 

「すっげぇぇぇ~!!ターンの最初は手札1枚だったのに」

「あんなシンクロモンスターを2体も出して来やがった!なんてぇ野郎・・・・いや、なんて御方だ!!」

 

 

「当然だ!何故なら俺は・・・・'万丈目さん'だからな!!攻守を500下げ《ダークエンド》の能力を喰らえ!<ダーク・イヴァポレイション>!!」

 

「ここまで盛り返すとは意外でしたが・・・・ざ~んねんっ、《ガイオアビス》の効果発動!ORUを1つ消費し、攻撃力が自分よりモンスターの効果を一度無効にする!<サイレント・ロアー>!!」

 

『ウゴゴ・・・・』

 

「んなっ?!そちらが本命の効果か!!」

 

 

このままでは攻撃力の差で押しきられる・・・・ならばっ!

 

 

「俺はっ!《ライトエンド》と《ダークエンド》でオーバーレイッ!!」

 

「はいっ?!」

 

「エクシーズ召喚!龍神よ来たれ《聖刻神龍 エネアード》!!」

 

《聖刻神龍 エネアード》★8/光/ドラゴン/攻3000

 

 

「《エネアード》の能力!手札のモンスター《聖刻龍 シユウドラゴン》を生け贄にし、相手のカードを破壊する!当然《ガイオアビス》を破壊だ!<サクリファイス・バニッシュ>!!」

 

『ヌガアァァァァァッ!!』

 

「がっ、ガイオさんが!」

 

「そして《シユウドラゴン》の強制効果、デッキから《ギャラクシー・サーペント》でも呼んでおくか」

 

「この瞬間!手札の《ドラゴンアイス》の特殊能力が発動致します!相手がモンスターを特殊召喚した際、手札1枚を破棄して特殊召喚出来る!自身を手札コストにおいでませ!」

 

『コォォォ・・・・』

 

《ドラゴンアイス》星5/水/ドラゴン/守2200

 

 

クソッ、そんなモンスターを手札に忍ばせていたのか!

 

 

「バトルだ!《エネアード》で《ドラゴンアイス》を攻撃!!」

 

「破壊されます・・・・助かりましたわ《ドラゴンアイス》さん」

 

「ターン終了だ・・・・」

 

万丈目 H0 LP3000

《エネアード》(攻)

《ギャラクシー・サーペント》(守0)

 

 

「ではわたくしのターン、《バブルマン》召喚!」

 

『トオッ!!』

 

《バブルマン》星4/水/戦士/攻800/引ける

 

 

「召喚時に場にカードがないため2枚ドロー!(原作効果便利過ぎですねぇ)フフッ、続けて《サイレント・アングラー》を特殊召喚しオーバーレイ!おいでませ《No.101 S・H・Ark Knight》!」

 

『ズーン・・・・』

 

《S・H・Ark knight》★4/水/水/攻2100

 

 

「《Ark knight》の効果を発動します!ORUを2つ使い、相手攻撃表示モンスターを直接ORUに変換!《エターナル・ソウル・アサイラム》!!」

 

『ギュオォォォ・・・・』

 

 

「《エネアード》がこうも簡単に・・・・」

 

 

《復活の福音》が墓地にあったが、吸収されてはまるで意味がないではないか!

 

 

「更にRUM(ランクアップマジック)《リミテッド・バリアンズ・フォース》発動!ランク4《Ark knight》を素材にオーバーレイッ!今こそ真のお姿ご覧あれ!《S・H・Dark Knight!》!!」

 

『イラッとくるぜ・・・・』

 

《S・H・Dark Knight》★5/水/水/攻2800

 

 

「はっ?なんか言ったぞこいつ・・・・」

 

「申し訳ありません、ダークナイトさんは言語が難解ですので・・・・あまり気にしない方向で」

『イラッとくるぜ』

 

「お、おぅ・・・・(言語?言語ってなんだったか)」

 

「とりあえず効果いきます、《ギャラクシー・サーペント》をORUに変換!《ダーク・ソウル・ローバー》!!」

 

 

フィールドがあっさりがら空きにされてしまった、こっちの騎士みたいな方は守備でも吸えるわけか・・・・

 

 

「ではダークナイトさんでダイレクトアタック!<デモンズランス>!!」

 

「ぐおおっ?!」

 

万丈目 LP3000➡200

 

「(おしい、《クリスタル・ゼロ・ランサー》入れるEXの枠あれば勝ちでしたのに)ターン終了ですわ」

 

ももえ H1 LP2200

 

《S・H・Dark Knight》(攻)

 

 

「万丈目さんも善戦はしたが、残りライフ200か」

「ここまで、か。奴ならモモ様に勝てる見込みがあると思ったのじゃが・・・・」

 

「フフフッ、どうですか?わたくしのエースの御力は。ダークナイトさんを突破出切れば万丈目様の勝ちですよ?」

『なんて言うと思ったか!』

 

 

アイツも手札1枚、伏せカードも無しとなればそうだろう。だがこちらもは手札0、しかもあのモンスターは枕田戦を観た限り、自己蘇生とライフ回復能力があったハズだ・・・・

 

 

「いいだろう、ほえ面かかせてやるわ!俺のッターン!!」

 

「(流石に手札1枚で突破はきついでしょうし、これで勝てたら本気で・・・・)」

 

 

「まだチャンスはあるか・・・・《貪欲な壺》発動!《ドラゴン・バスター》《ライトエンド》《ダークエンド》《エネアード》《ヘビーアーマー》をデッキに戻して2枚ドロー!」

 

「またドローカードですか・・・・それで、良いカードは引けましたか?」

 

「フッ、墓地の《アサルト・コア》《バスター・ドレイク》《クラッシュ・ワイバーン》を除外し再発進!《ABC-ドラゴン・バスター》(攻3000)!!」

 

『『『ジャッキィィィン・・・・』』』

 

「(これはしょうがないですね、だけど1体だけなら・・・・)」

 

「《フォトン・サンクチュアリ》を発動!攻2000・守0の光属性トークン2体を守備表示で特殊召喚!」

 

「折角の高攻撃力トークンも、守備表示じゃなあ」

 

 

「・・・・浜口、貴様には感謝してなくもない」

 

「えっ?」

 

「1週間じっっっっくりカードを探せたおかげで、《こいつ》に出会うことが出来たからな!」

 

「(ま、まさか・・・・)」

 

「俺と一緒に・・・・闘ってくれ!2体のトークンを生け贄に《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)》を召喚!!」

 

『グルルル・・・・』

 

《光と闇の竜》星8/光(闇)/ドラゴン/攻2800

 

 

「(本当に出て来た?!いや確かに万丈目様といえば《光と闇の竜》かな~って師匠からカード頂いて、高めの氷山に仕込んでおきましたけれども・・・・ここで引きますか?!)」

 

『グゴオォォォォォッ!!』

 

「あ、あら~・・・・なにか怒っておられます?」

 

「フッ、山頂はもの凄く寒かったそうだ・・・・貴様にたっぷりお礼がしたいとさ!バトルだ!まずは《バスター・ドレイク》で《Dark knight》を攻撃!<ABC-グレート・デストラクション>!!」

 

『ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

ももえ LP2200➡2000

 

「うっ、ダークナイトさんの効果・・・・破壊された時復活し、攻撃力分のライフを・・・・」

 

「この瞬間!《光と闇の竜》の効果発動!攻守を500下げ、あらゆる効果を無効にする!!《Dark knight》には退場願おうか!!」

 

『ギャオォォォォッ!!』

『俺はこれほどまでに誰かを憎(ry』

 

《光と闇の竜》(攻2800➡2300)

 

「終幕だ!《光と闇》のダイレクトアタック!<シャイニング・ブレス>!!」

 

「きゃあああああっ?!」

 

ももえ LP2000➡0

 

WIN 万丈目

 

 

 

「そこまで!勝者万丈目!!」

 

「「「うぉおおおおおっ?!」」」

 

「ま、まさかあの凶悪・無敗・最凶のモモ様が敗北するなんて・・・・」

 

「信じられないぜぇ」

 

「流石は万丈目さんだ!」

「万丈目サンダー?」

「それだ!万丈目サンダー!!」

 

「「「サンダー!サンダー!万丈目サンダー!!」」」

 

 

 

ふんっ、昨日とは態度がまるで逆だな世紀末集団めが・・・・まぁいい、これでようやく雪辱を晴らせ・・・・

 

 

「ふ、ふふふふふっ、ウフフフフフフ」

 

「ど、どうした浜口・・・・」

 

 

ヤバイ、負けたショックで可笑しくなったのか?

 

 

「これです・・・・これなんですよわたくしが求めていたデュエルとは!!」

 

「お、おぅ?!」

 

「一方的なワンキルや制圧でなく!互いが互いのギリギリを引き出し合う・・・・血沸き肉躍る闘い!こうゆうデュエルが出来る方を求めていたのです!!やはり万丈目様はわたくしが睨んでいた通りの御方でしたわ!!」

 

「ま、まて落ち着け近い・・・・」

 

 

ものすごい勢い迫ってきおった、なんだこいつは戦闘狂みたいな発言を始めて・・・・

 

 

「さぁもっと!もっとお互いを感じ合いましょう!さささ、早く構えて!!」

 

「なんなのだ貴様は!代表は俺で決まりだろうが?!」

 

「そんな些細な事はどうでもいいのです!わたくしとデュエルを・・・・もっとデュエルしろぉぉぉぉぉ!!」

 

「うわぁぁぁぁぁ?!勘弁してくれぇぇぇぇ!!」

 

 

 

結局、このあと滅茶苦茶にがむしゃらにデュエルするハメになり・・・・結果俺と浜口の勝率が五分五分になったのをみかねた一之瀬の爺(校長)が本校にタッグデュエルの案を出すことにしたそうな。

 

 

 

 

 

 




ももえもん視点が思ったより難しくて、殆ど万丈目編になった非力なわたしを許してくれ・・・・内心台詞が多いのはモモ視点で書いてた名残です

次は本編あげます、多分。


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EX5羽 the JOIN side of darkness 2



※指摘されたミスを修正。


このお話は、本編の19羽と言い張ったアレの続きであ~る。なお内容についての苦情その他もろもろは駄作者かジュンコ君に申すように!

 

 

「いきなり誰に向かって話ているの?!」

 

「フッ、失礼?みどり女史・・・・貴女の美しさに僕の中の何かが現状を説明しろ、と叫ぶんですよ」

 

「はぁ・・・・」

 

 

ってわけで前回(?!)マックを持ち帰ってここでは書けないようなあんな事やらそんな事やらを試そうと目論んでいる時に、僕の事を目ざとく発見しやがってくれたのがこの響みどり女史。

一応本校の講師らしいのだが現在アメリカ・デュエルアカデミアに出張・・・・?まぁなんやかんやで居座っている

 

『細かい所面倒だからって曖昧にハショリ過ぎだヨ!』

 

前回から間が空いたから説明しよう!こいつはゆっきー、《幽鬼うさぎ》の精霊だ。デッキから抜いても抜いても入ってくる性別不詳である、本人(兎)いわく男の娘らしい

 

『流石はブッキー!わかるようでわからん!!』

 

こっちはレン《真紅眼の黒竜》の精霊、呼び名は縮めただけだが本人は気に入っている模様。普段は《ロード・オブ・ザ・レッド》みたいな格好をしている、口調でギリギリわかるが女子だ!・・・・クッ、男だとおもっていた(前世時代)

 

 

「・・・・」

 

「どうされたみどり女史、そんなに虚空を見つめて」

 

「あ、いや・・・・なんでもないわ」

 

『黒髪・・・・闇・・・・ククククッ』

 

 

こらプル㌧、女性の髪をそんな風に見つめるなんて失礼だろう?

こっちはプル㌧《The suppression PLUTO》のお憑きである。

癒し枠、異論は認めない。

 

 

「それで?闇のデュエルとやらをして、彼女・・・・レジー・マッケンジーが意識不明になったので介抱しようとした所に」

 

「丁度みどり女史が現れたんですよ~、いや~丁度良かった良かった!女性教諭であるあなたの元なら心配無い!全く持ってないっっっ!!」

 

「もの凄く嘘臭いわね・・・・ヤリ手で有名な天上院吹雪君?」

 

「はっはっはっ、ナンノコトヤラ・・・・」

 

 

正直、こんな美人の先生の部屋を知れただけで十分なアド・・・・いやなんでもないよ?

現在みどり女史の部屋にお邪魔してマック、レジー・マッケンジーを介抱しつつお話中である。

 

 

「それで・・・・そろそろ本題に入りましょうか響みどり女史」

 

「あら、彼氏なら居ないわよ?」

 

「本当かい!年下の王子様はどうですか?!って違う!!」

『『何?!ブッキーなら本題とはナンパ関連では無いのか?!』』

 

 

ハモるなそこ!クッ、このお方なかなかやりますね・・・・

 

 

「いえ、疑っているわけでは無いのですが・・・・あまりにも現れるタイミングが良すぎたものですから」

 

『やだ、真面目なブッキーレアい・・・・』

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

『クククッ・・・・』

 

「ふぅ、隠していてもしょうがないわね。ちょっと長話しても宜しいかしら?」

 

「安心してください、美しい方の長話なら24時間耐久でも可です」

 

『どこまで本気なんだろこいつ・・・・』

 

「フフッ、全くね?じゃあちょっとだけ私の事情を知って貰いましょうか」

 

 

そんなわけでみどり女史の過去語り、妹がいる僕にとっては涙無しでは語れない事情だったけど・・・・全部書いてたら一羽丸々使いかねないから話を聴いた上でおおまかに説明するよ!

『やっぱり手ぬきかい・・・・』

3年程前、弟さんである響紅葉史がデュエルワールドチャンピオンシップの直後に意識不明で発見されたらしい。(世界王者の弟さんとか凄いよね)その時、彼の相棒的ポジションのカードだった《E HERO ジ・アース》も無くなってしまったとか・・・・みどり女史は弟さんの意識不明の原因を探るべく、本校ではなく事件のあったアメリカアカデミアに無理言って講師として就任し独自に捜査を進めていたそうだ。

『フンフン』

その調査結果、目撃証言からなんと・・・・マックが怪しいと睨んでいたそうな、現に彼女が夜歩きした日は人が行方不明になる事件が何件も続いたとか。

『まじかっ!』

しかし自分が睨んでいる状況では全く尻尾を見せる気配がなかったとかで諦めかけていた所、僕達のデュエルに遭遇した・・・・とゆうことだそうな。

『なるほど・・・・ククッ』

 

 

「なるほど、つまりマックは漸く掴んだ手掛かり・・・・てなわけですね」

 

「そうゆうこと、だから目が覚めたら拷問なりして」

『このおねーちゃん目がマジだヨ』

 

「おっと、焦る気持ちはわかりますが暴力はいけませんよ暴力は」

 

 

そんな会話をしていたらマックが突然目を覚ました。辺りをキョロキョロしている動作がちょっと可愛い

『さいですか・・・・』

 

「ココは・・・・ドコ?」

 

「こんばんわ、レジー。ここは私の部屋よ」

 

「?!Mrs.ヒビキ!」

 

「事情は天上院君から聞いているわ、良かったら話をさせてくれない?」

 

 

もっとガンガン攻めると思ってたら流石に大人の対応だね

 

「テンジョウイン?フブキング?私が彼と何を??」

 

「おやおや、何を言っているんだいマック!さっきまであんなに激しくお互いを感じ合っていたじゃないか!!」

『誤解を招く言い方は止めなさい』

『何故ポーズをとるんだヨ・・・・』

 

「ゴホンッ、・・・・ここにいる天上院吹雪君と闇のデュエルをしていたじゃない、その事よ」

 

「闇の・・・・デュエル・・・・?ナンデスカそれ・・・・」

 

「しらばっくれないで!」

「ヒッ?!」

 

 

様子がおかしい、明らかに挙動不審だし彼女が纏っていた刺々しい雰囲気も納まっている、これはもしや・・・・

 

 

「待ったみどり女史!彼女はもしや、闇のデュエルに関する記憶が無いのかもしれない」

 

「????」

 

「やっぱり・・・・闇のデュエルの実行犯は彼女でも、黒幕は他にいるといった所かな」

『なんで当たるんだよ、今完全に勘で言ったろ』

『まぁブッキーだし』

 

「そんなっ、折角つかんだ手掛かりなのに・・・・」

 

 

この時、インターホンから音が鳴り来客のお知らせをした。誰だいこんな時間に女史の部屋に押し掛けるなんて非常識な・・・・おや、彼はもしや

『ブッキーが常識について語る?』

 

「ああ、いいのよ天上院君・・・・私が出るから・・・・」

 

「いやみどり女史、僕が出よう。手掛かりが向こうからやって来たかもしれない」

 

「えっ?なんの事?」

 

 

 

《外へ行くよっ》

 

 

 

 

「ハローフブキング、まさかMrs.ミドリの部屋を訪ねたらユーがいるなんてネ・・・・驚いたヨ」

 

「・・・・はぁ」

『ブッキー顔、顔!』

『男相手だからって露骨に顔歪め過ぎだヨ!』

 

 

そんなわけで手掛かり・・・・マックと同じイヤリングをしたデイビット・ラヴが向こうからホイホイやって来ました。いやこうもわかりやすいと逆に笑えないね

 

 

「(男の台詞なんて聞きたくないから言うけど)マックを連れ戻しにきた感じでいいのかな?」

 

「ほう・・・・話が早いじゃないカ!正確にはプラネットの回収が主だがナ!」

 

 

「任せろって言われたけど大丈夫かしら・・・・」←IN物影

「フブキング・・・・」

 

 

「渡せと言われて渡す馬鹿はいないだろう?さっさと始めようか」

 

「・・・・クククッ、いいだろう体感するがいいサ!闇のデュエルをナ!」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

吹雪 LP4000

 

デイビット LP4000

 

マックの時と同じく辺りが息苦しい闇に包まれる、まぁ夜は元から暗いしあまり気にならないんだけとねっ!

『余裕だねぇ、アンタ・・・・』

 

 

「(さて手札は・・・・)おいおい、これじゃあミーの勝ちじゃないカ!!」

 

「(あの自信・・・・キーカードが揃っているようね)」

 

「僕のターン・・・・じゃ、終らせよっか」

 

「「「へっ?」」」

 

「魔法カード《真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》を発動!デッキのモンスターを素材に召喚モンスターを[真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)]扱いで融合を行う!!」

 

「(デッキ融合ですって!?)」

 

「デッキの《真紅眼の黒竜》と《真紅眼の凶星竜-メテオ・ドラゴン》を融合!我が友に宿れ、破滅の流星!新たな驚異となりて万象を灰塵と化せ!!融合召喚!《流星竜-メテオ・ブラック・ドラゴン》!!」

 

『ギャゴオォォォォォッ!!』

 

《流星竜-メテオ・ブラック・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻3500/

 

「いきなり攻撃力3500・・・・ってぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ?!」

 

デイビット LP4000➡2600

 

「熱いぃ・・・・熱いぞぉ・・・・いっ、一体ナニガ・・・・」

 

「《流星竜》のモンスター効果、デッキから[レッドアイズ]モンスターを墓地に送ってその元々の数値の半分のダメージを与える攻撃力2800の《レッドアイズ・ブラック・メタルドラゴン》を墓地に送ったのさ更に手札から《黒炎弾》を発動!《真紅眼の黒竜》の元々の攻撃力分のダメージを与える」

 

「(そうか、融合体は《真紅眼の黒竜》として扱うと言っていた・・・・)」

 

「ま、待ってくれ・・・・慈悲を・・・・」

 

「悪いけど、僕は男には容赦ないんだ。闇の炎に抱かれて消えろっ!!」

 

「ウギャアアァァァァァァァッ?!」

 

デイビット LP2600➡-900

 

 

WIN 吹雪

 

 

「う~ん、1度言ってみたかったんだよねこれっ!」

『リ⚫ン様かっての!』

 

 

デイビット<チ~ン・・・・

 

 

 

「「(しゅ、瞬殺だー?!)」」

「ふぅ、これで彼も闇のデュエルに関する記憶が消えてるならマックに問い詰めても無駄とゆうことの証明になるね」

『記憶どころか命の灯が消えてそうなんだケド・・・・』

『いや~、やり過ぎちゃったかな?』

 

 

「天上院君・・・・!」

「みどり女史、彼もマックと同じイヤリングから闇の症気が出ていました。同じ人物から渡されたモノでしょう・・・・黒幕はソイツかもしれない」

 

「え、ええ・・・・そうなの」

 

「しかしどうやってその黒幕を特定するかですね・・・・マック、何か思いたある節はない?」

 

「え、エット・・・・」

 

「彼女に問いても無駄なのでしょう?もう遅いしレジーは家に送り届けましょう、Mr.マッケンジーも心配してるでしょうし」

 

 

ウーン、仕方ないね今夜は大人しく・・・・

 

 

「い、嫌!あんなバケモノの元に戻りたくナイ!!」

 

「・・・・バケモノ?」

 

「Mr.マッケンジーのこと?貴女のお父さんよね」

 

「い、いや・・・・何故だかワカラナイけど嫌!!アイツに会いたくナイ!!」

 

 

これはもしや・・・・黒幕がはっきりしたかもね

 

 

「そいつは困ったな~君を父親の元へ連れ戻すのが僕らの仕事なのに・・・・」

「かまへんかまへん、無理矢理連れ帰ってやろうや」

 

 

突然、怪しい二人組が夜の闇から現れた・・・・今日はこんな人物ばかりみるね

 

 

「だ、誰っ?!」

 

「おやおや~?アカデミアの講師ともあろう人が僕らをご存じない?このプロデュエリストのインセクター羽賀と!」

「ダイナソー竜崎をなぁ!」

 

「知らない(キッパリ)」

 

「て、天上院君・・・・」

 

 

なんか明らかにモブっぽい男二人がドヤって自己紹介してきたのだけど・・・・プロデュエリストって言われても全く知らないよ?下位リーグの方かな?

 

 

「き、貴様ぁ!この元日本チャンプと準チャンプたる僕らを知らないだとぉ?!」

 

「(インセクター羽賀、ダイナソー竜崎、元全日本チャンプと準優勝だけど現在は落ち目のプロデュエリスト。でも最近また勝ち星を取り戻してきたとか・・・・)」

 

「いや男に全く興味ないんで。なんですかご用件は、そこでくたばっている男のお仲間って事でいいんですか?」

 

「ちょっと違うけどねぇ・・・・そこの米ガキがしくじったらその女と一緒に回収してほしいって依頼を受けたのさぁ!」

「プラネットシリーズと

「あ~はいはいわかりました」

 

「せめて最後まで喋らせえや!どんだけ男に興味ないねん!?」

 

 

また男の相手か・・・・せめて刺客が女子だったらモチベーションも上がるのにねぇ

 

 

「天上院君!相手はプロ二人よ、私も一緒に・・・・」

「ヒョヒョヒョヒョ!だったらアンタの相手は僕がしてあげるよ美人のお姉さん!!」

 

「大丈夫ですか?そっちの眼鏡は小狡い感じがプンプンしますが・・・・まぁこっちも似たようなものか」

 

「ムッキー!たかが学生風情がなめた口を訊きやがってー!!」

「世間の厳しさを教えてやるわ!羽賀、いくで!」

 

 

あ、彼らもあのイヤリングしてるじゃないか・・・・依頼されたとか言ってたけどすっかり操り人形なんじゃないのかい?

 

「「デュエル!!」」

「「デュエル!!」」

 

竜崎 LP4000

 

吹雪 LP4000

 

 

また闇の症気でてきたよ、もうすっかり慣れてしまった緊迫感をまるで感じない。

 

 

「先行はワイや!ワイのターン!(良かった、これでさっきの先行ワンキルはないな・・・・)まずは《天使の施し》!3枚引いて2枚捨てるで、よっしゃ《予想GUY》と《死者蘇生》発動!デッキと墓地から《二頭を持つキングレックス》を2体特殊召喚!!」

 

『『グウォォッ!!』』

『『グウォォッ!!』』

 

《二頭を持つキングレックス》星4/地/恐竜/攻1600/

 

《天使の施し》で墓地に送ってたのか、貴重な《死者蘇生》を使ってまでモンスターを2体並べた・・・・まさか!

 

「いくでぇ!ワイは2体の恐竜族モンスターでオーバーレイ!蘇れ太古の覇者!ランク4《エヴォルカイザー・ラギア》!!」

 

『ウガァァァァッ!!』

 

《エヴォルカイザー・ラギア》★4/火/ドラゴン/攻2400/

 

「やっぱりラギアか・・・・厄介な奴が出てきたね」

 

「まだや!《レスキュー・ラビット》を召喚し効果発動!デッキから《大くしゃみのカバザウルス》を2体特殊召喚!」

 

『『っぶぇっくしょい!!』』

 

《大くしゃみのカバザウルス》星4/水/恐竜/攻1700/

そのくしゃみはハリケーンにも匹敵する・・・・

 

「こいつらでもオーバーレイ!さぁこい太古の帝王!《エヴォルカイザー・ドルカ》!!」

 

『ギャオォォッ!!』

 

《エヴォルカイザー・ドルカ》★4/火/恐竜/攻2300/

 

「カードを1枚伏せてターンエンドや!どっからでもかかってこんかい!!」

 

竜崎 H2

《ラギア》(攻)ORU(オーバーレイユニット)2

《ドルカ》(攻)ORU2

セットカード

 

 

うわっ俗に言う【兎ラギア】みたいなデッキか懐かしいなぁ。やることは単調だけどシンプルに強いよね、《神の宣告》と《天罰》内蔵が並んだら厳しいモノがある・・・・まぁ勝つけど

 

 

「僕のターン!手札から魔法カード《闇の護封剣》を発動!相手モンスターを全て裏側守備に封印する!!」

 

「なんやて?!クソッ《ラギア》の効果発動!え~とORU?を2つ使って、魔法・罠・モンスターの召喚特殊召喚を無効にするで!」

 

「当然そうするよね、じゃあ次はこれだ!《レッドアイズ・インサイト》を発動、デッキからレッドアイズモンスター《真紅眼の黒竜》を墓地に送り《真紅眼融合》を手札に加える!」

 

「なんやそれぇ!発動コストがコストしてないやないか!?(けど出てくんのがさっきの奴やったらドルカの能力で、違っても伏せの《次元幽閉》でアボンやな)」

 

 

・・・・・こんなわかりやすく顔に出る人刺客にするって、人手足りないのかな黒幕さん。伏せ除去ないからゴリ押すしかないけど

 

 

「では《真紅眼融合》を発動!デッキの《真紅眼の黒竜》と《デーモンの召喚》を融合する!我が友に宿れ迅雷の魔王、以下省略《悪魔竜-ブラック・デーモンズ・ドラゴン》!!」

 

『久々の闇堕ちでい!あ、元から属性闇だわ』

『どうでもいいけど口上省略ありナノ?!』

 

《悪魔竜-ブラック・デーモンズ・ドラゴン》星9/闇/ドラゴン/攻3200/

 

「うげっ、攻撃力3200がポンっと出てきおった・・・・(さ~攻撃してみぃや!!)」

 

「では遠慮なくバトル!《ブラック・デーモンズ》で《エヴォルカイザー・ドルカ》(攻2300)を攻撃!<メテオ・フレア・オリジン>!!」

 

「ばぁか、かかりおったな罠発動!次元幽・・・・ありっ?」

 

『はい焼きまーす』

 

「うぎゃああああっ?!」

 

「バトル終了時に効果発動!《真紅眼の黒竜》をデッキに戻してその攻撃力分の《黒炎弾》をかますことが出来る!!」

『最後おかしいヨ?!』

 

「ぎゃひぃぃぃっ?!」

 

竜崎 LP4000➡3100➡700

 

「2枚伏せてターンエンド」

 

吹雪 H2

《悪魔竜-ブラック・デーモンズ》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「熱い・・・・絶滅する・・・・なんでや、なんで罠が発動せいへんねん・・・・ディスクの故障かて・・・・」

 

「面倒だけど説明すると《ブラック・デーモンズ》が攻撃する時、バトル終了時まであらゆる効果は発動出来ないよ」

『男に・・・・説明した・・・・(驚愕)』

 

 

「んなアホ強いモンスターホイホイ出しおって最近の奴は・・・・も~許さへん!!ワイのターン!」

 

「そんなこと言われてもなぁ・・・・」

 

「きったー!ワイの最強モンスターみしたるわ!まずは《黙する死者》でカバザウルスを蘇生!そんで《帝王の烈旋》を発動!オマエの《ブラック・デーモンズ》を生け贄に上級モンスターを呼び出すことが出来る!」

 

『ひっど?!』

 

「《カバザウルス》《ブラック・デーモンズ》を生け贄に、さぁ来い冷たき暴君!《The tyrant NEPTUNE》!!」

 

『ゲアーヒャッヒャヒャヒャッ!!』

 

「こいつは・・・・プラネットか!!」

 

「その通り!こいつはモンスター1体の生け贄で召喚出来、召喚したモンスターのステータスと効果、名称を獲るんやでぇ!!」

 

《The tyrant NEPTUNE》星10/水/爬虫類/攻0➡4900

 

 

恐竜じゃなくて爬虫類じゃないかこいつ、見た目は恐竜寄りだけどさぁ・・・・

 

 

『ねー、ダイナソー名乗っといてどうなのそれ』

 

「ってあれ?なんでフィールドに《真紅眼》おんねん!」

 

「ああ、《帝王の烈旋》の発動に対して永続罠《真紅眼の鎧旋(リターンオブ・レッドアイズ)》を発動していた。フィールドにレッドアイズモンスターがいたから墓地の通常モンスターを特殊召喚出来るのさ」

 

「チッ、まぁええ《真紅眼》ごときじゃ《Neptune》の相手にならへん・・・・バトルや!<Sickle ofruin>!!」

 

『ギャハハハハハッ!!』

『痛ったぁ?!』

 

「うはははははっ!レッドアイズ真っ二つ~!!ど~やぁ~ワイのプラネットの切れ味は!!レッドアイズ程度のモンスターを未だにエースにしとる奴の気が知れんなぁ~!!」

 

 

・・・・はっ?

 

 

「ワイはこれでターンエンドや、ちゃっちゃとかかってこんかい!」

 

「・・・・ドロー、《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》を召喚し効果を起動、これを贄に《真紅眼の黒竜》を特殊召喚!」

 

『あ~、痛かったぁ~』

 

「性懲りも無くまたソイツかいな!馬鹿の1つ覚えやな!!」

 

「・・・・やっぱり攻撃反応か《ギャラクシー・サイクロン》!!その伏せを破壊する!!」

 

「《次元幽閉》が・・・・」

 

「も~~~いいよね?バトルだ!《真紅眼の黒竜》で《Neptune》を攻撃!!<ダーク・メガフレア>!!」

 

「アホかぁ!たかだか攻撃力2400で4900の」

「罠発動!《メタル化・魔法反射装甲》!!攻撃力を300アップし、その後アンタのモンスターの攻撃力の半分の数値を装備モンスターに加算する!!」

『おっ、久々の感覚・・・・・』

 

《真紅眼の黒竜》攻2400➡5150

 

「こっ、攻撃力5150やてぇ?!てかなんでメタル化なんて入れて・・・・ぎゃああああっ!!」

 

竜崎 LP700➡450

 

「《THE tyrant Neptune》・・・・撃破!続いて《真紅眼の鎧旋(リターンオブ・レッドアイズ)》の効果により2体目の《真紅眼》を呼び出しダイレクトアタック!!!」

 

「ほんぎゃあああああっ?!」

 

竜崎 LP450➡0

 

WIN 吹雪

 

 

「ふぅ、また君に聴くに堪えない罵詈雑言を射浴びさせてしまったね・・・・すまない、レン」

『いいって・・・・割と昔からこんな感じだったから・・・・慣れてる。派手にぶっ飛ばしてやったしな!』

 

竜崎<チ~ン・・・・

 

 

全く、無理しちゃって・・・・僕の回りの女性(?)は強がりばかりだね。

さて女性といえばみどり女史は、と

 

 

「ヒョヒョヒョヒョ~!!さぁ行けぇ~!《The tripping MERCURY》!!お姉さんに2連続攻撃だぁ~!!」

 

 

うわっ、向こうもちゃっかりプラネットだ。しかもmercuryて、インセクターって昆虫使いじゃないの?全く関係なくないか?!水族だったよねアレ

『(※うちのブッキーは原作知識は皆無ですがカード知識だけは前世より引き継いでるヨ!ややこしいネ!)』

 

「フン、罠オープン!《リビングデッドの呼び声》!おいでっ《堕天使スペルビア》!更に効果により《堕天使エデ・アーラエ》!!」

 

「ヒョヒョ?た、ターンエンド・・・・」

 

「ドロー!スタンバイフェイズに《闇次元の解放》!!《闇の誘惑》で除外した《堕天使アスモディウス》を帰還!!《死者蘇生》!墓地の《堕天使ゼラート》を復活!!」

 

 

堕 天 使 降 臨

いやぁ~ご冥福でも祈るべきかな?・・・・男だしいいか

 

 

指パチッ「全堕天使で、アタック!」

 

「ヒョェェェェェェッ?!」

 

羽賀 LP4000➡0

 

WIN みどり

 

 

「いやぁ~、美しい勝利ですねみどり女史」

 

「あら天上院君、そっちも片付いたのね」

 

「話が途中になってしまいましたが、恐らく黒幕がわかりましたね」

 

「ええ・・・・今度はこちらから出向いてあげましょ」

 

 

 

 

 

 

 

 

とある一室・・・・薄暗い部屋にガラス張りで壁に埋め込まれた、穴の空いた石版が展示された怪しい部屋。そこにて壮年の男一人と金・銀髪の妙齢の女性二人が、密談していた・・・・

 

 

「フン。所詮プロといっても落ち目の弱小、プラネットを使っても大した戦力にはならんか・・・・次は君たちに行ってもらう、プラネットを全て回収してきてほしい」

 

「そりゃあんな二人じゃ勝てるもんも勝てないでしょう、そこそこ知名度はあったらしいけど。デイビットも口だけで実践経験は少なそうだったしね」

「ああ、レジーを倒す程の相手だ。やはり私達の出番だろうな」

 

 

「フフフ、楽しみね。姉さん」

「そうだな・・・・」

 

 

「フッ、期待しているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 



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EX6羽 一人ぐらい紛れててもおかしくはない(前)

最終羽が思うように進まないのでちょっと箸休めに書いてみた。


はじめまして・・・・と言っておこうか。俺の名前は神楽坂、ラーイエロー所属の神楽坂だ。

下の名前?すまない、とある事情で言えない事になっている・・・・代わりに神楽坂 日野ちゃまでも、神楽坂 マニでも、神楽坂 真ゲスでも、好きに呼んで貰って構わない。

 

ラーイエローの中堅、筆記は高成績だが実技はパッとしない・・・そんな俺だったが、実は人には言いにくい秘密がある。

それは・・・・俺は奴等の正体を知っている。奴等とはそう、学園最強のツッコミ(枕田ジュンコ)学園最凶のストーカー(浜口ももえ)学園最狂の馬鹿(天上院吹雪)。この三人の事だ。

奴等がこの世界純正の存在ではなく、不純物だと知っている。

何故知っているかって?俺も同類だからさ・・・・俺も如何せん、転生者とゆうジャンルに入ってしまうらしい。最も記憶が戻ったのは割と最近、俺がかの武藤遊戯のデッキを盗み(なにやってんだよ俺!)、遊代十代にデュエルで敗北した時である。

ったく。デュエルは好きだったが現物はシンクロ以降やってないんだよな、まさかそれが中心の世界に送られるとは驚きだ、晴天の霹靂だ。いや、なんか違うな・・・・

 

まぁそんなこんなで俺も記憶が戻った翌日にカードが郵送されてきたんだ・・・・が!俺はさっきも言った通りシンクロが登場した辺り、以降のカードを所持していない。カードもほぼ売っていたのだ。

つまり神ィ(笑)!から送られてきたカードは前世のタンスの奥底に眠っていた、思い出のメインデッキと.....前世の彼女に隠れてやってたデュエルリン○スのカードのみ、転生後に集めたカードの方がはるかに多いくらいだ!

だが俺自身の、俺個人の、大切なデッキを思い出させてくれたことだけは感謝する。

 

さて・・・・話は変わるが今は実技のお時間だ。

このデュエルアカデミアの実技、一見和気あいあいとやってる・・・・わけがなかった!想像よりシビアである。そのルールを説明しよう。

 

①実技にて1日三回のデュエルを行う。

 

②デュエルの相手は、同ランクの者からランダムに選出される。

 

③会場に持ち込めるカードはメインデッキ40~60枚。サイドデッキ0~15枚。融合デッキ0~15枚のみとする。

 

④3連勝した場合ランクがひとつ上がり、3連敗した場合、ランクがひとつ下がる。

 

⑤最後に愛が勝つ。

 

 

と、まぁ・・・・大雑把に説明するとこんな感じだ。

⑤のせいでルール改定をほめのかした奴がバレバレだろうが一応捕捉すると・・・・やった事がない人には意味☆不明で申し訳ないが、単的に言ってデュエル○ンクスのランク戦である。

 

ブロンズランクがレッド、シルバーランクがイエロー、ゴールドランクがブルーランクになっただけである。

寮ごとにさらに5つのランクに分れ3連勝で1ランク上がり、3連敗で1ランク下がる。仮にイエローランク5で3連勝するとブルーランク1になるわけだな。

この場合、ブルーランクを維持したまま月に1度の月末試験を迎え、筆記実技共に問題ないならば正式にイエローからブルーに昇格となる。逆もまた然りだ。

③のデッキ持ち込み制限だが・・・・違反すると強制で1ランクダウン、違反が酷いといきなりレッド送りだ。その日ひとつのデッキを信頼して勝ち抜けとゆうわけだな。

サイドデッキの持ち込みが可能ではあるが、当たる相手は完全ランダムなので特定のメタを取り込むのは難しい。あと1試合20分迄と決まっていて、デュエルが長引くと、次の試合用にサイドチェンジをしてる時間がない場合もある。

 

長くなったが、こんな結構厳しいルールで負けたらレッド送りもありえるので、この実技授業はもはや授業ではなく戦争、文字通り決闘の場となっている。

なお某氏曰く、「まぁ、一戦だけでランクが切り替わるノース校と比べたら大分良心的ですわ」だそうだ。

 

そんな殺伐とした戦場だが、俺は自分自身のデッキを取り戻してから連戦連勝!・・・・ともいかなかった、しかし努力の末にブルーのランクまでなんとかたどり着いた。今日はブルーランクに上がってからの初日であり、ここからは未知の領域である。

いかん、ちょっと緊張してきた・・・・

 

 

「どうした、神楽坂」

 

「あ、ああ・・・・み、み、み・・・・溝口か」

 

「三沢だ!他の奴は三だけは残してくれるぞっ?!」

 

「悪い悪い、何故かお前を呼ぼうとすると記憶に靄がかかってな?」

 

 

こいつは三菱。「三沢だ!」

俺を唯一偏見なしに見てくれた、まぁ・・・・友達だ、多分。失礼かもしれないから口には出さない。

 

 

「まぁいいさ、俺も何故かお前の下の名前が思い出せない・・・・それと同じ現象なのだろう」

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

三俣はとうにブルーランクのトップクラスにおり、筆記も学園で1、2を争う秀才なのだがイエローにずっと居座っている。彼曰く、「遊城十代に勝つまではブルーにはいかない」そうだ。

 

 

「緊張しているようだったからな、今からその調子では激戦区たるブルーランクは勝ち残れないぞ?」

 

「うぐっ・・・・そう見えるか」

 

 

激戦区ブルーランク。実はブルーランクとは名ばかりで、半数程のブルー生徒(主に男子)はイエローランクまで落ちている。奴らの寮が変わらないのは、イエロー側の昇格者が少なくて部屋が中々開かないからだそうだ。つまり今、このランクで猛威を奮っているのは・・・・

 

 

「電光掲示板に出たぞ、今日の第一試合の組合わせだ・・・・なるほど、初戦から運が無かったかもな」

 

 

『ブルーランク1神楽坂 vsブルーランク4枕田ジュンコ』

 

 

一部の変わり者(十代や万丈目などの面々)達と・・・・強かな女子達だ。

 

 

 

 

 

・・・・続くのか?




没にしたネタをちょっと使ってみました。
本編の今後とは多分関係ないです。

べ、別に最終羽サボってるわけじゃないですからね?


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EX7羽 一人ぐらい紛れててもおかしくはない(後)

鳥デッキが強化されたので更新が遅くなりました(リンクス次元)


「ふーん、アンタが私の対戦相手?多分初対面よね、ヨロシク~」

 

「ああ、神楽坂だ。ヨロシク・・・・」

 

 

突然だが、俺は枕田ジュンコが苦手だ。

理由は・・・・まぁいい、今は関係の無い事だ。

 

 

『ではー。本日の第一戦目を始めるノ~ネ~』

 

 

クロノス教諭から開始のアナウンスが入る、毎度ながら気の抜ける声だ。

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

 

神楽坂 LP4000

 

ジュンコ LP4000

 

 

「先行は俺か、俺のターン!」

 

「・・・・どうでもいいけどそのマフラー暑くないの?もう春つーか初夏よ?」

 

「本当に関係ないな!?せめてデュエル開始前に突っ込んでくれ!!」

 

「ッ?!」

 

 

し、しまった。つい・・・・

 

 

「・・・・つ、続けるぞ?魔法(マジック)カード《天使の施し》を使う、3枚ドローして、2枚を捨てるぜ。それからモンスターをセット、カードを2枚セットしてターンエンドだ」

 

神楽坂 H3 LP4000

セットモンスター

セットカード

セットカード

 

 

「・・・・あたしのターン!手札の《ハーピィ・クィーン》を捨て、効果発動!デッキから《ハーピィの狩場》を手札に加え、発動!このフィールド下で鳥獣族モンスターは攻撃力が200上昇する!」

 

 

ここまでは俺でも知っている・・・・問題はここからだ。

 

 

「通常召喚!《ハーピィ・チャネラー》!!」

 

『やんっ』

 

《ハーピィ・チャネラー》

☆4 ATK1400

 

「チャネラーは《ハーピィ・レディ》としても扱う。よって狩場の効果により、あたしから見て右側セットされたカードを破壊する!」

 

 

チャネラーとやらが伏せカード目掛けて襲いかかるが、残念。そっちはハズレだ!

 

「対象となったリバースカードを発動!《砂塵の大竜巻》だ!!ずっと狩人の狩場にいるなんて安心できないんでな、ハーピィの狩場は破壊させてもらう」

 

「むぅ、やるじゃん・・・・」

 

 

良かった、最低限の消費で狩場を処理できたな。

発動にチェーンしても良かったが・・・・2枚目以降の可能性を考えると、召喚権は使わせて起きたかったからな。

 

 

「けど砂塵2枚って事はないでしょ、永続魔法《ヒステリック・サイン》を発動し、《-万華鏡-華麗なる分身》を手札に加え発動!デッキから《ハーピィ・レディ1》を特殊召喚!!その永続効果で風属性モンスター達は攻守300アップよ!!」

 

『ハァッ!!』

 

 

《ハーピィ・レディ1》

☆4 ATK1300➡1600

 

《ハーピィ・チャネラー》

☆4 ATK1400➡1700

 

 

「まだまだぁ!手札1枚を捨てて、チャネラーの効果発動!デッキからハーピィモンスターを特殊召喚できるっ、さぁ来て!《ハーピィ・ダンサー》!!」

 

『アハハハッ!』

 

《ハーピィ・ダンサー》

☆4 ATK1400➡1700

 

「うぐっ・・・・」

 

 

駄目だ、やはり解らないカードがでてきた。

俺の知識ではハーピィ・クィーンまでは把握しているがそれ以降に出たものはまるで解らん!

割とこっちの世界でシンクロ・エクシーズモンスター以外のものは一般普及されているらしいが・・・・いかんせん某w○kiなどないから、持ってないカードの知識は実物に関わるしかないのだ。

 

 

「永続魔法《霊魂の拠所(エスプリット・パワースポット)》を発動し、ダンサーの特殊能力を発動!このコを手札に戻して、《ソニック・バード》召喚!」

 

「ッッ!ソニック・バードだと!?」

 

『・・・・(ドヤァ』

 

《ソニック・バード》

☆4 ATK1400➡1700

 

 

「このコは知っているわよね?召喚成功時、デッキから儀式魔法1枚を手札に加える!あたしが加えるのは《霊魂の降神(エスプリット・コーリング)》!!更に霊魂の拠所の効果発動、風属性モンスターが手札に戻った時、デッキからスピリットか儀式魔法をもってくる、《霊魂鳥神(エスプリット・ロード)-彦孔雀》を手札に招くわ」

 

 

一気に儀式魔法と儀式モンスターが揃っただと!?とゆうより【ハーピィ】に儀式ってなんだよ、わっけわかんねぇよ!

 

 

「うーん(彦孔雀呼べば勝ちかな?・・・・けどセット1枚気になるわね、ミラフォ激流は制限だけど警戒するに越したことないからなぁ。仮にもブルーランクまで上がってきた猛者なんだから油断大敵よね)」

 

「なんだ、儀式召喚しないのか?」

 

「フン、お楽しみは後にとっといてあげる。バトル!ハーピィ・レディ1でセットモンスターを攻撃!スクラッチ・クラッシュ!!」

 

「セットモンスターは・・・・《シャイン・エンジェル》だ!」

 

《シャイン・エンジェル》

☆4 DEF1100

 

シャイン・エンジェルはハーピィ・レディに首根っこ捕まれて地面に叩きつけられた。天使なのに酷い最後である、しかし・・・・

 

 

「シャイン・エンジェルの特殊能力!戦闘で破壊された時、光属性の攻撃力1500以下・・・・2体目のシャイン・エンジェルをデッキから呼び出す!」

 

《シャイン・エンジェル》

ATK1400

 

 

「天使デッキ?なんか意外・・・・まぁいいわ。残しておいても不快だし、お望み通り攻撃してあげる!ハーピィ・チャネラーで攻撃!」

 

「クッ・・・・」

 

今度のエンジェルは爪で引っ掻かれた、超痛そうだ・・・・

 

神楽坂LP4000➡3700

 

 

「ならば3体目を特殊召喚!

 

「邪魔、ソニック・バードで攻撃!」

 

 

神楽坂LP3700➡3400

 

 

「へへっ、リクルーターとわかっていながら攻撃を繰り返すとはな・・・・」

 

「後々面倒になるより、今根こそぎ潰しときたかっただけよ。コーリング・ノヴァでも出てきたらうんざりすっけどね」

 

「安心しろよ、リクルーターはもう出ない・・・・最後のシャイン・エンジェルの効果によりデッキから特殊召喚!行くぜ、こいつが俺のエース・・・・《神竜-エクセリオン》!!」

 

『ギャオオオオッ!』

 

《神竜-エクセリオン》

☆5 ATK1500

 

 

「し、神竜エクセリオン!!?・・・・全然知らない」

 

「だああっ!?」

 

 

驚いておいて知らないのかよ!?思わず昭和のコントの如くずっこけてしまった。

全く、「相変わらず」面白い奴だな・・・・

 

 

「ま、エースって言い張るくらいだしね。お手並み拝見お手並み拝見・・・・カードを1枚伏せてエンドフェイズ、さっき手札から捨てた《ハーピィ・ハーピスト》の効果発動よ。デッキから攻撃力1500以下の鳥獣族モンスター・・・・ハーピィ・チャネラーの2枚目にしとこっと、このコを手札に加えてターンエンドよ」

 

 

ジュンコ H4 LP4000

《ハーピィ・チャネラー》(攻)

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ソニック・バード》(攻)

《ヒステリック・サイン》(∞)

《霊魂の拠所》(∞)

セットカード

 

 

 

「やっと1ターン目終了か・・・・ったく、女ってのは電話が長ければ着替えも買い物も長い。その上ターンまで長いとはな」

 

「だとーこらー、なんで初対面のヤローにそこまで言われなきゃならんのよ」

 

 

げ、いかん。思ったことが口に出てたか・・・・上手くかわさなければ。

 

 

「なぁに、単なる独り言だよ。別にアンタに言ったつもりはないね」

 

「ふーん・・・・ぶっ潰す」

 

 

怖っ、目つき悪っ、怖っ!?

 

 

「お、俺のターン!エクセリオンを生贄に.....神竜-エクセリオンを召喚!!」

 

『ギャオオッ!!』

 

 

「上級モンスターを生贄にわざわざ同じモンスターを召喚?ちょっと意味不明なんだけど」

 

「すぐにわかるさ・・・・この時エクセリオンの効果発動!墓地のエクセリオンの数だけ、3つの効果から好きな永続効果を選択する!俺が選ぶのは・・・・⚫モンスターを破壊した時、相手モンスターの攻撃力分のダメージを与える、⚫相手モンスターを破壊した時、もう一度だけ続けて攻撃できる。この2つだ!!」

 

「効果だけでみたら強力ね、しかも施しでちゃっかり1枚捨ててたわけだ・・・・けど攻撃力はたかだか1500、私のハーピィ達のが攻撃力は上よ?」

 

 

「勿論承知の上さ。装備魔法《月鏡の盾》をエクセリオンに装着!この盾の効果により、エクセリオンの攻撃力は相手モンスターの攻撃力を常に100上回る!!」

 

 

この装備魔法、効果強いからいれてみたんだが・・・・なんで頭につけるんだ?ちょっと見栄えが悪すぎる気がするぞ。

 

 

「行くぜ、バトルフェイズだ!神竜-エクセリオンでハーピィ・チャネラーを攻撃!エクセリオン・バースト!!」

 

 

「そのまんまね・・・・魔法強化なんざ読めてんのよっ!(トラップ)発動、《ゴッドバード・アタック》!!ソニックを生贄に、アンタのエースと《ヒステリック・サイン》を破壊するわ!!」

 

「その言葉、そっくりそのまま返すぜ。その程度の妨害は計算の内だ!リバース罠、トラップ・スタンを発動!!このターン中、罠の効果は全て無効だ!!」

 

「んなっ?!」

 

「バトル続行!ハーピィ・チャネラーを粉砕し、その攻撃力分のダメージを喰らえっ!!」

 

 

《神竜-エクセリオン》ATK1500➡1800

 

 

「きゃああああっ!?」

 

 

ジュンコLP4000➡2200

 

 

「くぅ、「元々の攻撃力」とかじゃなくてフィールド上記なのね。」

 

「そうゆう事だ!続けてハーピィ・レディ1を攻撃!エクセリオン・バースト・セカンド!!」

 

 

《神竜-エクセリオン》ATK1500➡1700

 

 

「いやあああああっ!」

 

 

ジュンコLP2200➡500

 

 

よし、一気にライフを追い詰めた。月鏡の盾でなく、他の強化魔法ならばワンショットも狙えたが・・・・今手札に無いものは仕方ない、次のターンでフィニッシュを狙うぜ!

 

 

「カードを1枚セット!ターンエンドだ」

 

神楽坂 H1 LP3400

《神竜-エクセリオン》(攻)

《月鏡の盾》

セットカード

 

 

「やっっってくれんじゃない!!もー容赦しないからっ!」

 

「なんだなんだ?手を抜いてくれていたのか、見かけによらず優しいお穣さんだな」

 

「ムッキー!なんなのよその、さっきから余裕しゃくしゃくな感じ!!絶対ボコる、超泣かす!あたしのターン!!」

 

 

1周回って可愛く見えてくるこの女。全く、煽り耐性が低い点はあの頃と変わらんな

 

 

「まずは《ハーピィ・ダンサー》を召喚!」

 

『ふふっ』

 

 

「ダンサーの効果で、また自身を戻して手札の《ハーピィ・チャネラー》を召喚!更に風属性モンスターが手札に戻ったこの瞬間、《霊魂の拠処》の効果により《霊魂鳥神-姫孔雀》をゲットだぜ!!」

 

『たっだいま~』

 

《ハーピィ・チャネラー》

ATK1400

 

「手札1枚をコストにデッキから、《ハーピィズペット竜》を守備で特殊召喚!!」

 

『ガオオオオッ!』

 

 

《ハーピィズペット(ドラゴン)

☆7 DEF2500➡2800

 

 

「チャネラーの永続効果、フィールドにドラゴン族が存在する場合、そのモンスターと同じレベルになるわ

 

《ハーピィ・チャネラー》☆4➡☆7

 

 

レベル制限無しかよ.....いくら守備表示限定だからって強くないか?

 

 

「魔法カード《七星の宝刀》!レベル7のチャネラーを除外し・・・・2枚ドローッ!!さぁ、派手にぶっとばすわよ!儀式魔法《霊魂の降神》を発動!手札の《霊魂鳥-彦孔雀》を生贄に、現世に舞い降りろ!《霊魂鳥神-姫孔雀》ッッ!!」

 

『たああっ!!』

 

 

《霊魂鳥神-姫孔雀》☆8 ATK2500➡3000

 

 

「霊魂の拠処の永続効果、スピリットモンスターの攻撃力は500アップするわ」

 

「そいつスピリットかよ!?レベル8、攻撃力3000・・・・だが月鏡の盾を装備したエクセリオンには勝てないな!」

 

「装備してればの話っしょ?姫孔雀のモンスター効果!相手の魔法・罠カードを3枚選択し、デッキに戻す!」

 

「マ、マジか!?」

 

 

姫孔雀が扇をひと振り、盾と伏せカードのミラーフォースまで吹き飛ばされてしまった。ったく誰だよミラフォは仕事しねぇって言った奴、お蔭で仕事しないのがこのカードの仕事みたいなってんぞ!?

 

 

「その後、デッキからレベル4以下のスピリットを条件無視で特殊召喚!おいで、《霊魂鳥(エスプリット・バード)-巫鶴》!!」

 

『ピエエッ!』

 

 

《霊魂鳥-巫鶴》☆4 ATK1500➡2000

 

 

「バトル!姫孔雀でエクセリオンを攻撃!引き裂け、〈疾風扇〉!!」

 

「なんか犬○叉とかで見た気がする感じっ!?墓地の《ネクロガードナー》を除外し、攻撃を一度無効にする!」

 

「名前繋りかっ!だったら巫鶴で攻撃!!」

 

「ぐおおおおっ?!」

 

 

神楽坂LP3400➡2900

 

 

「どーよっ!少しは参った?メイン2、魔法カード《儀式の下準備》を発動、デッキから2枚目の《霊魂の降神》と、そこに記された墓地の《霊魂鳥神-彦孔雀》を手札へ加えるわ」

 

 

なんだあの壊れ儀式サポート、マンジュゴッドもビックリの効果じゃないか・・・・儀式はアド損アド損言われてたからむしろ喜ばしい事なんだろうが

 

 

「そしてカードを1枚伏せて、エンドフェイズに姫孔雀の効果発動よ。このモンスターを手札に戻し、《霊魂鳥トークン》を2体特殊召喚。《霊魂の拠処》の効果で2枚目の巫鶴を手札に加えてターンエンドよ」

 

 

ジュンコ H5 LP500

《ハーピィズペット竜》(守)

《霊魂鳥-巫鶴》(攻)

《霊魂鳥トークン》(守1500)×2

《ヒステリックサイン》(∞)

《霊魂の拠処》(∞)

セットカード

 

 

危ない危ない、ネクロガードナーがいなければ即死だった・・・・あれだけ暴れといて手札5枚かよ、全部判明してる札とはいえおかしいだろ!?

長期戦はアド差が開いてきつい、残り500をなんとか削りとらなくては・・・・

 

 

「俺のターンだ、ドローッ!よし、魔法カード《強欲な壺》だ、2枚ドローのあとこのカードを破壊する!」

 

「テキスト古っ!?」

 

 

伏せカードをなんとかできるカードは引けないか・・・・しょうがない、ここは強気に攻める!

 

 

「相手モンスター数が2体以上こちらより多い場合、《魔導ギガサイバー》は特殊召喚できるっ!」

 

『ダアッ!!』

 

 

《魔導ギガサイバー》

☆6 ATK2200

 

 

「うっ、地味に強いのが・・・・」

 

 

「バトルだ!ギガサイバーで巫鶴を攻撃!こいつでフィニッシュだぜ!!」

 

「あ~もう!勿体無いなぁ・・・・もっと派手に展開してこいっての!!罠発動、《緊急儀式術》!!墓地の儀式魔法を除外し、その効果の儀式召喚を行う!!」

 

「あ、相手ターンに儀式召喚ってことかよ!!」

 

 

つーかすっかり儀式中心のデッキだな・・・・ハーピィどこ行ったんだおい。

 

 

「そゆこと~、フィールドの霊魂鳥トークン2体を儀式の贄に捧げ・・・・儀式召喚!降り来たれ、《霊魂鳥神-彦孔雀》!!」

 

『はああっ!!』

 

 

《霊魂鳥神-彦孔雀》

☆8 ATK3000➡3500

 

 

「ははっ、織姫と彦星かよ・・・・んで?今度はモンスターをバウンスってか」

 

「あら、察しがいいわねアンタ・・・・彦孔雀の効果発動!相手モンスターを3体選択して手札に戻す!ギガサイバーしかいないのが残念でしょーがないわ」

 

 

そんな事いいながらギガサイバーが風に吹かれて手札に帰ってきた。やれやれ、破壊されたわけじゃないからよしとしようか。

 

 

「ついでに儀式召喚時、手札のレベル4スピリットをなんやかんやで特殊召喚!2体目の巫鶴!!」

 

『クエッ!』

 

《霊魂鳥-巫鶴》

ATK1500

 

「この時、一体目の巫鶴の効果発動よ!スピリットが召喚、特殊召喚された時1枚ドローする!」

 

「だからなんで儀式召喚して手札増えんだよ?!・・・・ったく、メイン2にギガサイバーを再び特殊召喚。モンスターをセットして・・・・魔法カード《太陽の書》を発動、モンスター一体を攻撃表示に変更する。姿を見せな、《メタモルポット》!!」

 

『ギヒヒッ』

 

《メタモルポット》

☆2 ATK700

 

 

「うっげ!」

 

「さぁ、互いに手札を全て捨てて5枚ドローしようか!もっとも、俺は捨てるカードがないけどな?」

 

「にゃろぅ、せっかく整えた手札が全てパーじゃない・・・・」

 

 

あちらは5枚捨てて5枚ドロー、こちらはただの5枚ドロー。いやぁ、これはニヤけてしまいますねぇ・・・・

 

 

「よっしゃ、カードを4枚セット!俺はこれでターンエンドだ!」

 

神楽坂 H1 LP2900

《魔導ギガサイバー》(攻)

《メタモルポット》(攻)

セットカード×4

 

 

「・・・・アンタのエンドフェイズに彦孔雀が手札に戻る、そして《霊魂鳥トークン》がまた2体出現するわ」

 

《霊魂鳥トークン》×2

☆4 ATK1500

 

「・・・・ん?霊魂の依処の効果は使わないのか」

 

「チッ、目ざといわねぇ・・・・打止めよ打止め!儀式魔法2枚に姫孔雀と彦孔雀の1枚ずつだっつーの!言わせんなボケッ!」

 

「ぼ、ボケって・・・・」

 

 

あくまでもメインはハーピィなわけか、正直脅威だっただけに有り難い。流石メタポ、制限から脱却できないだけはあるな。

 

 

 

「ほんっとさっきから面倒・・・・あたしは十代以外に負けらんないのよ!あたしのターン!!魔法カード《置換融合》発動!通常モンスター扱いの、霊魂鳥トークン2体を融合し・・・・来なさい原点!《始祖竜ワイアーム》!!」

 

『ウガアアアッ!!』

 

《始祖竜ワイアーム》

☆9 ATK2700

 

 

「今度は融合、しかもドラゴンて・・・・ハーピィってなんだったか?」

 

「アンタの常識なんざ知ったこっちゃないわ。フィールド魔法、《暴走魔法陣》発動!あるモンスターを手札に加え召喚!来い、《召喚師 アレイスター》!!」

 

 

《召喚師 アレイスター》

☆4 ATK1000

 

 

「召喚師・・・・?」

 

「アレイスターの特殊能力!デッキから《召喚魔術》を引っ張ってきて、発動!フィールドのアレイスターと巫鶴を除外融合!雷まといし魔導騎!《召喚獣ライディーン》!!」

 

『ハアアアッ!!』

 

《召喚獣ライディーン》

☆5 ATK2200

 

 

「どこのファイナ○ファンタジーだよ!つーかお前のデッキ無茶苦茶過ぎだろよく回るな!?」

 

「うっさいわねー、あたしのデッキなんざまともな方よ?周り観てみなさい周り」

 

「悪いがそんな余裕はねーよ。アンタ相手に集中したいんでね」

 

「ふーん・・・・?」

 

 

周囲から時折、

「融合召喚!おじゃま☆キング!!」

「舌魚3体でダイレクトアタック!!」

とかおかしいのが聴こえてくるが気にしたら負けだと思ってる。舌魚・・・・舌魚ってどんなんだっけ?

 

 

「除外されてる召喚魔術の効果、こいつをデッキに戻してアレイスターを手札に戻す。うーん・・・・バトルよ!ワイアームでメタモルポットを攻撃!」

 

「させねぇよ!速効魔法《月の書》を発動だ!メタポを今度は裏側守備に変更してやるぜ!!そして、ワイアームとやらの攻撃は止まらない!!」

 

「うっげ!?」

 

《メタモルポット》

DEF600

 

 

「メタポは消しとばされるが・・・・リバース効果発動!互いに手札を全て捨て、5枚ドロー!!」

 

 

「クッ、何かあるとは思ってたけども・・・・」

 

 

これでまたアドバンテージを稼げる、悪いね・・・・お前とのアホみたいなカード性能差を埋めるには、制限カードにでも頼らないと駄目でな。

 

 

「ならライディーン、ギガサイバーを攻撃よ!」

 

「おっとそうはいかねぇ、罠カード《聖なるバリア-ミラーフォース》発動!!」

 

 

姫孔雀にぶっ飛ばされたのをまた引き当てたぜ、メタポへの攻撃を通せば警戒心が薄まると思ったが正解だった!

 

 

「ニャッロゥ・・・・ライディーンの効果発動!場のモンスター1体を裏側守備にする!ワイアームにモンスター効果効かないから・・・・対象はライディーン自身よ!」

 

 

月の書内蔵モンスターかよ、せっかくのチャンスなのに逃がしてしまった・・・・まぁいい、ワイアームを仕留めただけで良しとするか。

 

 

「・・・・アンタ本当にやるわね、あたしの攻撃が軽率だったってのもあるけど・・・・」

 

「なんだ、降参か?」

 

「ジョーダン・・・こんな楽しいデュエル、誰が自分からやめるもんですか!メインフェイズ2!墓地のアレイスターとソニック・バードをゲームから除外!来いよ闇堕ち、あたしに従え!《ダーク・シムルグ》!!」

 

『キュオオオオオッ!!』

 

 

《ダーク・シムルグ》

☆7 ATK2700

 

 

「あんだけデッキ掘ったのにまだ戦力尽きねーのかよ・・・・上等じゃねーか!」

 

「あら、アンタ実は結構ノリいいタイプ?いいじゃない・・・・ここまで来たらとことん楽しみましょう!墓地の置換融合を除外し効果発動、ワイアームをエクス・・・・融合デッキに戻して1枚ドローッ!ふぅん、カードを3枚セットしターンエンド!!」

 

 

ジュンコ H2 LP500

《暴走魔法陣》(F)

《ハーピィズペット竜》(守)

セットモンスター

《ダーク・シムルグ》(攻)

《ヒステリック・サイン》(∞)

《霊魂の拠所》(∞)

セットカード×3

 

 

楽しいデュエル、ねぇ。いい顔してるじゃねーか・・・・俺が素直に話していたら、もっとお前の隣にいれたのかな。

 

 

「俺のターン、ドローッ!」

 

「スタンバイフェイズにリバースオープン!永続罠《魔封じの芳香》!!」

 

「ざけんな!リバース魔法発動、《サイクロン》だ!勿論対象は芳香だぜ!!」

 

「うへっ、エンドサイクできたのにわざわざ温存してたわけ!?」

 

 

ダーク・シムルグとか見たら真っ先に思い浮かぶだろうが!とっといて正解だったぜ・・・・

 

 

「メインフェイズ!《死者転生》を使い、手札を1枚切ってエクセリオンを手札に加える。そしてギガサイバーを生贄に・・・・頼むぜ相棒!神竜-エクセリオンッ!!」

 

『ギャオオオオッ!』

 

 

「今度は攻撃力1000アップと、直火焼き効果の2つを選択!攻撃が通れば俺の勝ちだ!!」

 

《神竜-エクセリオン》

ATK1500➡2500

 

 

「だったら攻撃してきなさいよ、通れば勝ちなんでしょ?」

 

 

見え透いた挑発だ、誘ってんのが馬鹿でもわかる・・・・だが!

 

「焦んなよ。墓地の光属性シャインエンジェルと闇属性ギガサイバーの魂を生贄に・・・・来い、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》!!」

 

『・・・・』

 

《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》

☆8 ATK3000

 

「か、開闢ゥゥゥ?!なんでそんなもん持ってんのよ!!」

 

へっ、1枚だけ奇跡的に持ってたのが幸いしたぜ。

確かにこっちでもアホみたいにレアなカードだけど、青眼みたいに3枚だけしか存在しないわけじゃねーからな、問題ねーだろ。

 

 

「さぁ?別に遊戯デッキから盗んだわけじゃねーから安心しろ。モンスター効果発動!ダーク・シムルグをゲームから除外する!」

 

「そっちを使うか、目敏いわね・・・・」

 

 

これでセット封じはなんとかなった、あとは戦力を削るのみ!

 

 

「さぁバトルだ!エクセリオンでハーピィズペット竜を攻撃する!!」

 

「甘い!永続罠《銀幕のミラー・ウォール》発動!!攻撃モンスター全ての攻撃力を、半分にする!!」

 

《神竜-エクセリオン》

ATK2500➡1250

 

 

「そしてペット竜の守備力は2300!このバトルはあたしの勝ちね」

 

「チィ・・・・」

 

 

神楽坂LP2900➡1750

 

 

銀幕とは渋いカードを使う、大嵐かハリケーンでもきてくれれば解決したのだが.....とりあえず警戒して開闢は攻撃せずに正解だったな。

 

 

「カードを2枚セット、ターンエンドだ!」

 

 

神楽坂 H1 LP1750

《神竜-エクセリオン》(攻)

《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「エンドフェイズに永続罠オープン!《ヒステリック・パーティ》!!手札1枚をコストに、ハーピィ達を可能な限り特殊召喚!!」

 

「げ、出たっ!」

 

「出たってなんじゃい出たって!・・・・戻っといで、ハーピィ達!!」

 

《ハーピィ・レディ1》

ATK1300➡1600

 

《ハーピィ・ダンサー》

☆4 ATK1400➡1700

 

《ハーピィ・クィーン》

☆4 ATK1900➡2200

 

「ハーピィ・レディ1の効果で風属性全体を強化!場のハーピィ・レディの数に対応して、ペット竜も強化されるわ!」

 

《ハーピィズペット竜》

DEF2300➡3500

 

 

まじかよ・・・・サイクロンの当たり、もしかしてこっちだったんじゃねーの?

 

 

「そしてあたしのターン!ライフは払えないから銀幕は破壊されるっと・・・・お返しよ、《サイクロン》発動!あたしから見て右側のカードを破壊!」

 

「なめんな。対象のカードをチェーン発動!罠カード《威嚇する咆哮》!!」

 

『ギャオオオオッ!!』

 

ベヒモスはいないので代わりにエクセリオンが咆哮します、ちょっと可愛いなこれ。

 

 

「攻撃宣言を封じるフリーチェーン罠・・・・困ったわね、開闢倒せないときっついわ」

 

「だったら大人しくエンドしてくれねーかなー・・・・」

 

 

なんて言ってみちゃったりするんだが・・・・

 

 

「そーねぇ・・・・イ・ヤ」

 

「ですよねーっ!」

 

 

「ダンサー効果!ダンサーを戻して風召喚!おいで、《ハーピィ・ハーピスト》!!」

 

 

《ハーピィ・ハーピスト》

☆4 ATK1700➡2000

 

 

「ハーピストの効果発動!クィーンを手札に戻してアンタのエクセリオンを手札に戻す!手札から装備魔法《ビックバン・シュート》を開闢に装備!さらに墓地の《ギャラクシー・サイクロン》を除外してビックバン・シュートを破壊!!」

 

「そしてビックバン・シュートを装備していた開闢は除外される・・・・」

 

 

攻撃封じたのにモンスター全除去してきやがった。この女マジで鬼畜である・・・・

 

 

「そゆこと、残念だったわね~。まぁエクセリオンは手札だからいいじゃんいいじゃん?」

 

 

よかねーよ、上級モンスターバウンスとかすげー辛いだろが・・・・

 

 

「ハーピィズペット竜を守備に、ライディーンを反転してターンエンド」

 

 

ジュンコ H0 LP500

《暴走魔法陣》(F)

《ハーピィズペット竜》(守3500)

《召喚獣ライディーン》(攻2200➡2500)

《ハーピィレディ1》(攻)

《ハーピィ・ハーピスト》(攻)

《ハーピィ・クィーン》(攻)

《ヒステリック・サイン》(∞)

《霊魂の拠所》(∞)

《ヒステリック・パーティー》(∞)

 

「行くぜ!俺のターン、ドローッ!」

 

 

あの数に攻められたらひとたまりもない・・・・このターンで決着をつける!

 

 

「リバースカード!永続罠《リビングデットの呼び声》!!墓地より蘇れ、シャインエンジェル!そしてシャインエンジェルを生贄に、三度いでよ!神竜-エクセリオンッッ!!効果は直火焼きと1000アップを選択!」

 

『ギャオオオオッ!!』

 

 

《神竜-エクセリオン》

ATK1500➡2500

 

 

「あっさり出てきたわね・・・・そっちを除外してあげた方が良かったかしら」

 

「それは凹むから勘弁してくれ、開闢も相当きついが・・・・《マジック・プランター》発動!リビングデットを破棄して2枚ドローッ!!・・・・行くぜ、バトルだ!エクセリオンでハーピィレディ1を攻撃する!」

 

「させない!攻撃宣言時、ライディーンの効果発動!エクセリオンを裏側守備に変更するわ!」

 

「相手ターンも使えるのかよ?!だったら手札から、《禁じられた聖杯》を発動!ライディーンの効果を無効にするぜ!!」

 

 

「・・・・アンタの引きが強いのはよーくわかった。墓地から罠発動!《仁王立ち》!!攻撃をハーピィズペット竜に限定させる!!」

 

「んなにぃ!!墓地から罠だとぉ!!?いつ落としやがったそんなもん!」

 

「驚きすぎよ!?オメーが散々メタポすっから勝手に落ちたんだろーがいっ!!・・・・ペット竜の守備力は3500!エクセリオンの攻撃力じゃ届かないわ!!」

 

 

ハーピィレディの目前に、主人を守るといわんばかりにペット竜が立ちはだかる・・・・

 

 

「伏せが無いからって油断したぜ。全く、最後まで気を抜かずにいてよかった?」

 

「え?」

 

「ダメージ計算時!手札より速効魔法《蛮勇鱗粉》を発動!エクセリオンの攻撃力を1000アップさせる!!」

 

「なんだ焦ったー、オネストでも飛んでくるのかと・・・・残念、3500じゃ倒せないわよ」

 

「あんないいカード持ってねーよ・・・・けど!チェーンして墓地から罠発動!《スキル・サクセサー》!!こいつを除外して、エクセリオンの攻撃力を更に800上昇させるぜ!!」

 

《神竜-エクセリオン》

ATK2500➡3300➡4300

 

 

「うっそだぁ!?ってかアンタも墓地から罠発動してんじゃん!!」

 

 

警戒されないようにあえてメタポの効果で落としといたのさ。これで俺の勝ちだ!!

 

「いっけぇ!エクセリオン!!ハーピィズペット竜を打ち破れェ!!」

 

『ギャオオオオッ!!』

 

『グガアアアアッ?!』

 

「モンスター効果発動!破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを受けてもらうぜ!!」

 

「き、きゃああああああっ!!?」

 

 

ジュンコ LP500➡0

 

WIN 神楽坂

 

 

 

 

 

《ギャオッ》

 

 

 

 

 

「イヨッシャアアアアッ!!勝ったぜぇぇぇ!!」

 

 

あー勝てるとは思わなかった、マジで。頑張ればなんとかなるもんだな意外と・・・・

 

「うぅ・・・・あたしが負けるなんて・・・・ちょっとアンタァ!!」

 

「は、はい!?」

 

 

やべ超怒ってる、超怒ってるよコイツ・・・・前から怒ると手がつけられないんだよなぁ、先輩になだめ方のアドバイスをよくしてもらったっけ・・・・

 

 

「名前、教えなさいよ・・・・」

 

「えっ?神楽坂だって」

 

「ナ・マ・エ!名字じゃなくて下の名前よ!さっさと名乗れコラ、そのマフラー締めるわよ?!!」

 

「ちょっ、言う前から締めてっから締めてっから・・・・ギブギブ!言うから、言うからはなしてくれぇ!!」

 

「・・・・よろしい」

 

 

締めるわよ!?じゃなくて締めてるわよ!!に訂正すべき。バイオレンスにも程がある・・・・

 

 

「わ、笑うなよ?-・--だ」

 

「・・・・プッ、アッハッハッハ!!」

 

 

だ、大爆笑されたー・・・・

 

 

「笑うなっつったのに・・・・」

 

「ごめんごめん!あたしの昔の知り合いも同じ名前でさ、それ含めて面白くってつい・・・・大丈夫、カッコいいよ?アッハッハッハ!」

 

「なんか試合に勝って、勝負に負けた気分だぜ・・・・もう次のデュエル行くぜ?」

 

「そーね、初から一敗しちゃったから次で挽回しないと。十代はランク5だから負けてらんないわ!!・・・・じゃーまたね、あたしに勝ったんだからランク落ちなんかすんじゃないわよ?-・--君。アハハハハ!!」

 

 

人の名前で笑いこけながら、彼女は手を振り去ってゆく。最後まで失礼な女だぜ・・・・

 

 

「ああ、またな・・・・隼子(・・)

 

「・・・・えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

《イラ☆っと来るぜ》

 

 

 

 

 

 

前編で説明した通り、実技授業は1日三戦である。細かいルールやなんやかんやは前編を流し読みしてほしい。

そんなわけで2戦目へと赴いたのだが・・・・

 

 

 

 

「随分と・・・・たぁのしそぅでしたわねぇ・・・・神楽坂さぁん?」

 

「よ・・・・よぉ、アンタと当たるとはな。ヨロシk」

 

「あ・れ・ほ・ど!ジュンコさんにはか・か・わ・る・なと!口を酸っぱくして申し上げましたのに・・・・どぉゆぅつもりなぁんですかねぇぇぇぇ~~~」

 

 

残念ながら、俺の2戦目の相手は浜口ももえであった。口調が大分おかしいが浜口ももえで間違いない。

こいつは枕田ジュンコ以上に苦手なんだよ・・・・

 

 

「ま、マッチングはランダムなんだから仕方ないだろ?無茶言うなよ」

 

「騙らっしゃい!そんなの仮病でも使って棄権すれば良いでしょうが!!オメーが関わると隼ちゃんが不幸になるんだよ昔っからぁ!!!」

 

 

クロノス先生!対戦相手から某元全米チャンプ張りの罵声を浴びています!ジャッジキルは可能でしょーか逃げ出したいっ!!

 

 

「お、俺をあいつに紹介したのは先輩だろ!?そもそも先輩とアンタがくっついたから・・・・」

 

「問答無用!ジュンコさんに不幸をもたらす輩は、このわたくしが成敗してくれますわ!!」

 

「ディスク構えるって事はちゃんとデュエルはするんだな・・・・」

 

「それが今のわたくしのいる世界の法則!文句があるならデュエルで語る!みせてあげましょう、本日のわたくしのデッキ・・・・【絶対舌魚(アブソリュート・タン)】の力を!!」

 

「さっきの舌魚使いアンタかーい?!!」

 

 

『それデーハ、始めるノーネ!!』

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 

俺の学園生活は・・・・今日も平和です。

 

 

 

 

 

終。

 

 



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EX8羽 鳥使いの夏休み放浪記①

一期最終羽のあとのお話です。

この番外編は日記形式となっております、予めご了承ください。


○月×日

 

パラドッなんとかさんの襲撃により、屋上から(フ)ライディングデュエル・アクセラレーションしたあたし達は、無事地面に着陸しスピードの世界に入り込むことができた。

なんで無事だったかってーと、チドリとライキリを踏み台にした。

 

『『解せぬ』』

 

あっ、こら。勝手に書き込むなあんた達!

・・・・なお、ももえのシャーク号は、シャークさんの化身(ダークナイトさん)に運搬されて平気そうだった、バイクに乗った意味?モモに聞いて下さい。

 

パラドなんとかさんは着陸時、なんとまぁ恰好つけていた割には豪快に転倒・・・・あれ、あたしらの不戦勝じゃね?とか思った矢先、流石は未来産サイボークだけあって即座に起き上がり再疾走。多少バチバチショート音を鳴らしながら露骨に不機嫌なオーラを纏って

 

「貴様達、絶対に許さん!!」

 

などと言いながらこちらに向かってきたのだった。悪ノリしたあんたが悪くね?

 

んでまぁデュエルの方はとゆうと・・・・慣れないライディングに加え、原作効果のインチキsinモンスターズの能筋はやばかったんだけど、モモのいつもの(七皇の剣)とダーク・リベリオン先生でなんとかした。

エクシーズ知らなかったみたいだしね、仕方ないよね。

あ、まだスピードスペルなんかないので普通に魔法使ってました。漫画版5Ds.ノリね。

 

 

 

 

 

 

 

○月△日

なんやかんやでパラさん始め、馬鹿に恨みを持つ連中から狙われることになったあたしらは・・・・周りの人間に迷惑をかけないために旅立ちを決意。なるべく一ヵ所に止まらぬよう、夏休み自転車日本1周ならぬDホイール日本1周をすることになった。

社長にうやむやに事情を説明したところ、うちらの夏休みの課題がDホイの実戦テストに書き換えられました。ちなみにこの日記は、そのレポートの下書きもかねてたり、かねてなかったり。

あとパラドックスが青眼の1枚を、この時代の社長から奪ったらしく・・・・

 

「次襲撃されたら絶対にとり戻して来い、小娘共ォォォォ!!」

 

と、お叱りをうけてしまった。sinworld初手で壊したから敗北してもピンピンしてたのよね~あの人。

つーか、青眼を磨くために机の上に出したままWC行ってたら盗まれたって・・・・シュール過ぎます社長!

 

 

 

 

 

 

○月◻日

とりまKC社の空き部屋で一泊したうちら二人は、北へ迎い出発した。北へ向かった理由は、別に大したことなく

 

「暑い!北へ向かえば涼しくなるはずですわ・・・・精神的に!!」

 

「精神論かよっ!!」

 

 

 

 

 

○月◎日

夕暮れ時、人も車もあまり通らない山道をライディングしながら

 

 

「今日泊まるとこ探そっか~」

 

「予約無しに今から泊めてくれる都合のいい宿がありますかねぇ、ダークナイトさんにグ○らせますわ」

 

『イラっとくるぜ』

 

 

などと、緩い会話を繰り広げていると・・・・出ました出ましたパラさん再降臨。

 

「ダークネスの福音め・・・・あの時の雪辱を晴らしてくれるっ!!」

 

 

初手ご立腹でした。

いや、派手にコケたのは自業自得だし?2対1を承諾したのはあんたじゃね?的なツッコミをしていると・・・・なんと後ろから、Dホイっぽいセロハンテープが颯爽登場。皆大好き(ブルーノ)さんか!?と思って二人してガタッとしたの・・・・だけど残念、乗っていたのは女性?でした。

しかもよくみたらセロハンテープ色違うし、あんなん未来組にいたっけかな?

 

 

「・・・・(無言の指クイ)」

 

 

無口!喋る気もないってか!?どうやらあたしの相手はこの謎のDホイーラー(♀)がしてくれるようだったのでその喧嘩買うことに。

パラさんとタイマンのももえも心配だったけど、売られた喧嘩は買います、女子だもの。

 

『『えっ?』』

 

だから勝手に書き込むな馬鹿コンビ、しかもボールペンだし消えないし!

 

そんなこんなでアクセラレーション開始したのだが・・・・この無口っ娘が強い強い、先行《サンダーシーホース》で《エレキリン》2枚サーチしてきてね、ヤダ可愛い。とか油断してたら初手《ライオウ》召喚ガン伏せエンド。

罠耐性あるクリス+カルートで殴りかかろうとしたら安定の《オネスト》返り討ち。

エレキリンだけなら大丈夫とか思ってたら、ライフ3000払って《雷仙神》のおまけ付き・・・・本気で駄目かと思いました。

けどサンダーやらライトニングやら言われて黙って負けてられますかっての!ってわけで、ノートゥングライキリチドリソハヤソハヤオニマルオラァ!でゴリ押しました。

 

「ダークネスの福音・・・・天上院吹雪の残滓め・・・・」

 

だからその呼び方やめーや未来組、あたしが悪役みたいなってるし・・・・

 

なんとか勝ったあたしが、モモの元へ駆けつけるとあら鬼畜。調度《sinトゥルースドラゴン》をトリシューラで除外してフィニッシュをかましてやがりました。

しかも、案の定本人と合体していらしたので氷漬け。

いいのかなー、歴代主人公が三人がかりだったボスキャラこんな扱いで・・・・まぁ「私のデッキはまだ未完成だ」とかなんとか言ってたし、超融合映画の時より弱体化してるってわけで・・・・いいわよね?

とりませっかく動きを止めたので、馬鹿コンビにデュエルディスク部分だけうまく発掘させて、青眼は回収しておきました。

他のカードは・・・・いつの時代のカイザー先輩やらヨハンやらからとったのか判らないし、返す手段も無くね?と、悩んだあげく放置。

さっさとその場を去りました。

 

 

 

○月Ω日

「社長の青眼取り返しましたー」

ってメールで送ったら10分で飛んできた、怖い。

けどご褒美に旅費をたんまり貰いました。流石社長、太っ腹ぁ!

ついでにデュエルをすることになったけど、モモと二人がかりでボッコボコにされました。強すぎぃ!パラさんより絶対強いわこの方!!

馬鹿がいなくなって、ストレスの捌け口が無くなったから色々貯まっていたらしいです・・・・

 

 

 

○月〆日

今日は襲撃者もいないようなので、モモと特訓デュエルを行っていました。

だがその最中に原因不明のトラブル発生。

ブラック・バードさんがエンストしやがりまして立ち往生。先日のデュエルが派手過ぎたん!?

うちらはメ蟹ックじゃないし、機械いじりは専門外の為さぁ困った。

前世でバイク持ってたけど、修理とか業者だったしなぁ・・・・そんなわけで、KC社にヘルプの連絡したらその場所だと半日はかかると言われて更に困った困った。

リアカー呼ぶ?頑張って麓まで押す?そんな相談をしていると

 

 

「ねぇソレ、私が・・・・診ようか?」

 

 

どこから来たのか・・・・水色アホ毛の女の子が、突然話しかけてきた。

 

 

 

 

 

 

 





日記形式に挑戦してみました、反響しだいで続きます。

↓一応
※当小説は遊戯王関連以外のキャラ、およびオリキャラなどは一切登場させません。
精霊ズがそれっぽいのは気にしない。


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一章 鳥使いの遊城十代●●り奮闘記GX
1羽 アンタの効果名と攻撃名が気になってしょうがない。


始めましての方は始めまして、駄作者のラディアンと申します。

転生モノ(?)も書いてみたくて書いてみました。

よかったら読んでみてください

●●の部分には好きな文字を入れてね


私の名前は枕田ジュンコ。・・・いや、枕田ジュンコのはずだった。

 

 

デュエルアカデミア中等部を卒業して夏休みのある日、私の元へ奇妙な荷物が届いた、段ボール3箱くらいで。

宛名は・・・夏実佐馬?!誰これ全く記憶にないわよ!!と、思いつつ開封してみると、大量のDM(デュエルモンスターズ)のカードと1枚の手紙が入っていた。

 

≪やぁ、僕神様だけど元気してる?あの時は間違って殺しちゃってごめんね☆お詫びに君の大好きな遊城 十代がいる、遊戯王GXの世界に転生させたから許してね!その世界で1番魂の質が近かった枕田ジュンコに魂移したから(爆)P.S.おまけで生前君がもってたカードも郵送しといたから、第2の人生をエンジョイしてね(笑)≫

 

(笑)、じゃねーよ!!なんだこのふざけた文体は!夏実佐馬ってカミサマかよ?!しかしこんな手紙がきっかけで、前世のことを思い出してしまったのだ。

 

しかも死ぬ寸前の記憶が彼氏と喧嘩別れして、涙ながら歩いていたら交通事故とゆうありがちすぎる展開だっだ。しかも喧嘩の原因が「決闘を辞めて欲しい。」そう、生前も私は決闘者だったのだ。好きなカードだけ集めるエンジョイ勢だったけど。んだよチクショー、カード集めてての何が悪いんだよ、お前が本棚に隠してるRー18のコレクションのがよっぽどひでーだろうが!!

 

てか前世の名前松田 隼子だったんだけど?!ほとんど誤差だね、そりゃ枕田ジュンコになってても可笑しくない・・・か?てか男だったら前田隼人君だったんじゃいかな?はいそこ~、不審者・腹パンとか言わない。妹いないから、瑠璃!とか叫ばないから。

 

だが悪いことばかりではない、あの前世で大好きだった遊城 十代に生で会えるのだ・・・いやむしろ、最終回までヒロインがヒロインしてなかったから私がすげ変わるまであるか?!明日香さん差し置いてヒロイン枠狙うか!!?

よっし、やってやらぁー!今世では決闘大好き人間を彼氏にしてやる!!

 

と、ここまで前世の記憶()が戻って数分で考えたことである。

とりあえず十代と遭遇する前にデッキ弄ろう、今までハーピィばっかだったから少し別の子達使ってもいい・・・よね?

 

あっ、前世のマイカード全部ってS(シンクロ)X(エクシーズ)P(ペンデュラム)カードあんじゃん、大丈夫なのこれ・・・ま、いっか。

 

 

 

 

 

 

 

<<スワローズ・ネスト?そんなカード・・・私は36枚持ってるよ。>>

 

 

 

 

 

 

 

耐えた、耐えた、耐えたぞぉ!!記憶が戻って早2ヶ月!ようやっと私、枕田ジュンコが十代と本編で初めて絡めるチャンス・・・丸藤 翔の覗き疑惑の日である!

 

本当は入試でクロノス先生にガッチャかました後すぐに絡みたかったけども!だが、いきなりエンカウントして「ファンです!」とか言っちゃって、どこぞの月刊少女漫画のアシスタントみたいな結果になることは目に見えている。まぁ、こっそり見には行きましたけどね?「あ~生十代いいわぁ~」とか遠くから眺めていましたが。なおハネクリボーは見えませんでした、残念。カミサマもそこまでサービスはしてくれなかったようです。

 

だが、そんな事はどーでもいい!今!現在!私の前に十代君が立っていることが重要です!!女子寮裏の湖の上でだけどな!

※原作 遊戯王GX3話参照

 

「ボルティック・サンダー!!」

 

「キャァァァ?!」

 

今、明日香さんと十代の決闘が終わった・・・この時が潜在一隅のチャンスよ私!ここ逃したらたしか・・・SAL辺りまで絡みないわよ!彼と絡めるなら風呂覗かれようが丸藤翔がどーなろうが知ったこっちゃないわ!?

 

 

「ガッチャ!楽しい決闘だったぜ!!」

 

「負けたわ・・・」

 

「そんな、明日香様~」

 

「ぐっ、グーゼンよグーゼン!じゃなきゃオシリスレッドなんかに明日香さんが負けるはずないわ!」

 

 

とりあえず言いたかないけど場に合わせる、以前まで(前世の記憶が戻る前)の私なら言うことだ。

 

 

 

「辞めてジュンコ、ももえ。負けは負けよ....」

 

「「明日香さ~ん・・・」」

 

 

 

・・・ここだぁ!!

 

 

 

 

「このままじゃ納得行かないわ!遊城十代!アタシともデュエルしなさい!!」

 

「え、なんでだよ~?明日香に勝ったんだからいいだろ?翔は許してくれよ!」

 

 

クソッ、生十代に動揺して思考が混乱しているわ。おおおお落ち着け私。このまま生K●●NヴォイスをPDAで保存して、部屋帰ってベッドにダイブしてセルフ耳レ●プしたいとか思っちゃだめだ、

この日の為に脳内シミュレーションを1日 30回はしたはずよ・・・冷静(クール)だ、冷静(クール)に行くんだ。

 

 

「しょ、正直丸藤翔のことは、も、もうどうでもいいわ!ただ誇りたかきゃ・・・」

 

 

「たかきゃ?」

 

「・・・・ジュンコ?」

 

 

・・・・ッ!噛んだのよ!言わせんな恥ずかしい!!

 

 

「・・・・誇り高きブルー女子の実力を、この一戦だけでわかったつもりでいられるのは我慢ならないわ!アンタの鼻っ柱へし折ってやる!!」

 

「ムッ、そこまで言うなら相手になってやるぜ!!」

 

 

チクショー!予定より3倍嫌な女になってるよぉ・・・言い過ぎたかしら?とりあえずデュエルに持ち込めたからよしとしましょうか、嫌われてないよね?大丈夫よね?!

 

 

「私に勝てたなら、見直してあげるわ!」

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

「先行はアタシよ!アタシのターン、ドロー!」

 

 

待たせちゃったわね皆。久しぶり(?)に貴方達の出番よ!

 

 

「私は《BF(ブラックフェザー)ー銀盾のミストラル》を召喚、守備表示!」

 

 

BF(ブラックフェザー)ー銀盾のミストラル》攻100/守1800

 

 

 

「ぶ、BF?!ジュンコ!何よそのモンスター!貴女【ハーピィ】じゃないの?」

 

「ジュンコさん?もしや・・・」

 

 

 

そう、前世の私の一番の愛用デッキ・・・かつて世界を制したBFである。え?ガチデッキ持ち込むなって?フフフッ、残念だったわね・・・私くらいのトリマニアになると、全種類愛でたいからって理由でモンスターはハイランダー状態よ!デッキ枚数増やしてもBFは種類多くて入りきらないからサイドデッキまで全部BF尽くしよ!嘗めんじゃないわよ!(?)

まぁデッキにモンスター増やし過ぎたせいか手札フルモン状態でやばかったりするのだけど。

 

 

「フフ、明日香さん。私がいつまでも貴女の後ろにいるだけで満足してるとでも?女王の友人なら背中を護れるくらい強くあろうとしますよ、その為なら一つのデッキに拘ってばかりはいられません」

 

 

「ジュンコ・・!」

 

 

やべぇ明日香さん信じちゃってるよ・・・よくもまぁ口から出任せいうなぁ私、正直このデッキ構成じゃ新規カード(前世からの持込)入れたハーピィのが強いくらいよ・・・昼間の実技でブルー男子ワンキルしちゃったしね、ごめん!名も知らぬ男子!

 

しっかしミストラル可愛いな、ハーピィもエロ可愛いかったけど私はやっぱBFの方が好きだわ。

 

 

 

「私はターンエンドよ」

 

ジュンコ H5 LP4000

フィールド現状

BF(ブラックフェザー)ー銀盾のミストラル》(守)

 

 

「おぉ~なんか見たことないモンスターだぜ、燃えてきた!」

 

 

 

その反応が見たかった!デッキ替えてみたかいがあったかも!

 

 

 

「俺のターン、ドロー!手札から《融合》を発動!手札のスパークマンとクレイマンを融合し、《E・HERO サンダー・ジャイアント》を召喚するぜ!!」

 

 

`※原作版《E・HERO サンダー・ジャイアント》

融合・効果モンスター

星6/光属性/戦士族/攻2400/守1500

「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードが融合召喚に成功した時発動する。

元々の攻撃力がこのカードの攻撃力よりも低いモンスター1体を選択して破壊する。`

 

 

 

 

 

出た!十代さんの初手融合だ!サーチ無しで素材揃ってるとかどうなってんのよ。いいぞもっとやれ!

 

 

 

「サンダー・ジャイアントが融合召喚に成功したとき自身の攻撃力以下のモンスターを破壊する!銀盾のミストラルを破壊だ!<ヴェイパー・スパーク>!!」

 

 

原作とOCG版じゃたしか効果違うのよねアイツ、こっちのが使いやすそう。

 

 

『ピーッ!』

 

 

ごめんねミストラル。

 

 

「行くぜ!サンダージャイアントでプレイヤーへダイレクトアタック!!<ボルティック・サンダー>!!」

 

 

ぜひお願いします!じゃなくて残念でした、ね。

 

 

「キャァァァ?!・・・なんてね」

 

「えっ、どうしてライフが減ってないんだ?!」

 

「ミストラルが破壊されたターン中、私への戦闘ダメージは0になるのよ、残念だったわね?」

 

 

 

`《BF-銀盾のミストラル》

チューナー(効果モンスター)

星2/闇属性/鳥獣族/攻 100/守1800

フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、

このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。`

 

 

 

「くっ、ハネクリボーみたいな効果か・・・だったらカードを2枚セットしてターンエンドだ!!」

 

十代 H1 LP4000

フィールド現状

《E・HERO サンダー・ジャイアント》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

ふぅ~掴みはおっけー、こっから巻き返すわよ!

 

 

 

「私のターン!!おっ、【闇の誘惑】!デッキから2枚ドローして手札の闇属性《BFー天狗風のヒレン》を除外」

 

 

`《闇の誘惑》

通常魔法

(1):自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。

手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。`

 

 

 

やたっ!結構いい手札になったかも?やってやりますか!

 

 

「永続魔法・《黒い旋風》!BFモンスターの召喚時にその攻撃力以下のBFを手札に加えることが出来る。さぁおいでっ、《BFー暁のシロッコ》!」

 

 

「いきなりレベル5モンスターを召喚した?!」

 

 

反応がいちいち新鮮で可愛いわね初期十代・・・そしてシロッコもカッコ可愛い。

 

 

 

`《黒い旋風》

永続魔法

(1):自分フィールドに「BF」モンスターが召喚された時にこの効果を発動できる。

そのモンスターより低い攻撃力を持つ「BF」モンスター1体をデッキから手札に加える。

 

 

`《BF-暁のシロッコ》

効果モンスター

星5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守 900

(1):相手フィールドにモンスターが存在し、

自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

このカードはリリースなしで通常召喚できる。

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に

自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスター以外の

フィールドの「BF」モンスターの攻撃力の合計分アップする。

この効果を発動するターン、対象のモンスターしか攻撃できない。`

 

 

「この子は相手フィールドにのみモンスターがいる場合、生け贄無しで召喚出来るわ。そして《黒い旋風》の効果でデッキより攻撃力2000以下、1100の《BFーそよ風のブリーズ》を手札に加え効果により自身を特殊召喚っ!この子は効果で手札に加わった時に特殊召喚出来るわ!まだまだぁ!出ておいでっ!《BFー残夜のクリス》!《BFー黒槍のブラスト》!《BFー疾風のゲイル》!この子達は場に自身以外のBFがいる場合特殊召喚出来るのよ!」

 

 

 

「な、なんか滅茶苦茶展開してきたっス!?」

 

「いっ、1ターンに5体もモンスターを繰り出すなんて!」

 

「・・・・」

 

 

 

`《BF-そよ風かぜのブリーズ》

チューナー(効果モンスター)

星3/闇属性/鳥獣族/攻1100/守 300

このカードがカードの効果によって自分のデッキから手札に加わった場合、

このカードを手札から特殊召喚できる。

このカードをシンクロ素材とする場合、

「BF」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。

 

 

`《BF-残夜のクリス》

効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1900/守 300

「BF-残夜のクリス」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):自分フィールドに「BF-残夜のクリス」以外の「BF」モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードは1ターンに1度だけ、

魔法・罠カードの効果では破壊されない。

 

 

`《BF-黒槍のブラスト》

効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 800

(1):自分フィールドに「BF-黒槍のブラスト」以外の

「BF」モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、

その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

 

 

`《BF-疾風のゲイル/》

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400

(1):自分フィールドに「BF-疾風のゲイル」以外の

「BF」モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):1ターンに1度、相手フィールドの

表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

その相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

 

 

 

 

キャー!皆可愛い!!特にゲイルはやばい!ソリッドビジョン最高だわ!全員モフモフして回りたい!!って調子こいて展開し過ぎたわ・・・(ペンデュラム)召喚かっての、激流葬とか無くてよかったぁ~。

 

 

 

「すっげー展開力!?でも、全員《サンダー・ジャイアント》より攻撃力は下だぜ!?」

 

「フフン、慌てんぼうさんね。」

 

「え?」

 

 

 

このまま効果発動オラァ!でもいいけど、伏せ2枚もあんのよね・・・回りにあんま人いないし、使っちゃってもいいかな、いいよね?!1度恥ずかし気も無く全力で、あれ叫んでみたかったのよ~。前世で決闘の師匠(元ヤン)も「どんなデッキを使っても構わんが、決闘中は全力で相手と向かい合え」とか言ってたしね!行くわよ、全力で!!

 

 

 

「ゴホンッ!・・・レベル4の《残夜のクリス》にレベル3、<チューナー>モンスター《そよ風のブリーズ》をチューニング!!」

 

「ちょっ、ジュンコさん?!」

 

「な、なんだ?!」

 

 

「漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げ、《A(アサルト)BFー驟雨のライキリ》!!!」

 

 

かの名刀を携えたイケメン鳥人が姿を現した!!なんとゆーか、かっ・・・

 

 

「カッッケー?!」

「かっっっっこいいーーーーー!!!」

 

 

「「へっ?」」

 

 

「ヤバイヤバイヤバイ!ライキリさん今のもう1回やってもう1回!刀抜いて火花シャァァァって散らすとこ!格好良すぎでしょ!ムービー撮るからもっかい!!・・・ハッ?!」

 

「えーっと・・・」

 

「・・・・ゴホン!しっ、失礼?私も初めて呼ぶからつい、ね?生ソリッドヴィジョンで視たら想像以上に良かったものだから。」

 

 

・・・十代が駄目だったら、ライキリの嫁になろう。

 

 

「確かにすっげぇ格好いいな!!なぁなぁ、今のどうやったんだ?!」

 

 

あんたがッ、格好いいわ・・・・いや、可愛いかな?

 

 

「フフフ、秘密よ秘密・・・女の子は秘密を着飾って生きるモノなんだから。私に勝てたら教えてあげてもいいわ・・・」

 

 

喋る切っ掛け作って全力で語りたいけど、某早乙女さんのように最初っから好意全開だと逆に引かれそうだからね・・・私はじわじわ向こうから興味持ってくれるように攻めるわよ。

 

 

「ジュンコ、貴女そんなキャラだっけ?」

 

「今、多分頭の中真っ白ですわね・・・」

 

 

「クーッ!だったら絶対勝ってやるぜ!!」

 

「フン、勝てるかしら?《驟雨のライキリ》効果発動!!1ターンに1度、場に存在する他のBFの数だけフィールドのカードを破壊する!!」

 

「な、なんだって?!」

 

「ライキリ以外にBFは・・・3体!」

 

 

 

`《A BF-驟雨のライキリ》

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。

(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスターの数まで、

相手フィールドのカードを対象として発動できる。

そのカードを破壊する。`

 

 

 

そういえば効果名なんだろ?クロウ様何度も出してる割に言ってないわよね。適当に・・・

 

 

「えーと・・・〈立 花 道 雪〉!!」

 

「なんで戦国武将?!しかもマイナー!!」

 

 

 

名刀《雷切》の所持者だったと伝えられています←調べた。

 

 

 

「くっ、速攻魔法【融合解除】!《サンダー・ジャイアント》を《スパークマン》と《クレイマン》に分離!守備表示だ!」

 

 

`《融合解除》

速攻魔法

フィールド上の融合モンスター1体を選択してエクストラデッキに戻す。

さらに、エクストラデッキに戻したそのモンスターの融合召喚に使用した

融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、

その一組を特殊召喚できる。`

 

`《E・HERO スパークマン》

通常モンスター

星4/光属性/戦士族/攻1600/守1400

様々な武器を使いこなす、光の戦士のE・HERO。

聖なる輝きスパークフラッシュが悪の退路を断つ。`

 

 

`《E・HERO クレイマン》

通常モンスター

星4/地属性/戦士族/攻 800/守2000

粘土でできた頑丈な体を持つE・HERO。

体をはって、仲間のE・HEROを守り抜く。`

 

 

 

なるほど、さっきあれで1ショットを狙ってたわけね。

 

 

「巧くかわしたわね・・・だけど守備表示なんて意味ないわよ!《暁のシロッコ》効果発動!場のBF皆可愛い・・・じゃなくて!場のBF全ての攻撃力を対象の1体に集約し、他のBFの攻撃権を破棄する!皆の力を《黒槍のブラスト》に、〈ブラック・チャージ〉!!」

 

 

《BFー黒槍のブラスト》攻撃力1700+1300+2000+2600=7600

 

 

「こっ、攻撃力7600だってぇ?!」

 

「そして《黒槍のブラスト》は守備モンスターと戦闘を行ったとき貫通ダメージを与えるわ・・・バトルよ!《黒槍のブラスト》で《スパークマン》を攻撃!〈デス・スパイラル〉!!」

 

vs《E・HERO スパークマン》守備力1400

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

十代LP4000→0

 

WIN ジュンコ

 

 

 

「「「・・・・。」」」

 

 

 

 

や・・・やっばーい!やり過ぎた?!今の手札で出来る全力出し切ってみたんだけど不味かった?!ワンショットは駄目だったかな、印象最悪かなぁ?!

 

 

 

 

「めっ、」

 

 

め?

 

 

「めっちゃくちゃ強いなお前!明日香もつえーとかおもってたけども、あそこからワンキルかよ!俺感動しちゃったよ!!なぁなぁ!名前なんつったっけ?!」

 

 

 

こっ、これは・・・[計 画 通 り](ゲス顔)

 

 

 

「なっ、何よぉ・・・・対戦相手の名前くらい覚えておきなさい!松田・・・じゃなくて、枕田ジュンコよ!!」

 

「ジュンコか~、よろしくな!また決闘してくれよ!俺もっとお前の(デッキの)こと知りたいぜ!!」

 

 

 

くっ、わかっちゃいるけど口説かれてるみたいに脳内変換されてしまう!!耐えるのよジュンコ、冷静(クール)を保つのよ!

 

 

 

「しょ、しょ~がないわねぇ?!・・・・そこまで言うならまた相手してあげなくなくなくもないわよ?!」

 

 

「ジュンコ、顔がにやけてない?」

 

「アニキ、女の子に強引過ぎっスよ・・・」

 

 

 

「なるほど・・・そうゆうことだったのですね、隼子さん♪」

 

 

 

 

こうして、私と十代のファースト・コンタクト計画はなんとか成功したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

                             つづ・・・く・・・?




続いたらまたお願いします。





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2羽 あの兄妹のカードは人気のわりに扱いが不憫すぎる

どうも、涙雨のチドリが格好良かったので更新しました

前回ほど吹っ飛んでいませんがよければどうぞ


-十代ファースト・コンタクト計画()翌日ー

 

 

「おーッス、ジュンコ~!話ってなんだ~?」

 

 

 

放課後ー夕陽がよく見えるこの場所・・・・私は十代を人気の無い屋上に呼び出していた。昨日ちゃっかりPDAの番号はゲッツしといたのだ!

 

 

 

「あ・・・・あのね?遊城クン」

 

「なんだよ、他人行儀だな~。決闘したらもう友達だろ?十代でいいって!」

 

「!!じゃ、じゃあ!十代!」

 

「お、おう?!」

(なんだか嬉しそうだな・・・)

 

「そ、その~・・・・ッ。じ、実は私!!」

 

「うん?」

 

 

 

言え!言うのよジュンコ!昨日帰った後、あんなに練習したじゃない!!(脳内で)

女は度胸よ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・夏休みに、パック買ったら珍しいHERO出たんだけど欲しい?」

 

「おっ、まじかよ?見せてくれ!」

 

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

 

「「「なんじゃそりゃーい!!!」」」

 

 

「キャァア?!な、何してるのよアンタ達!」

 

 

 

なんか明日香さんとももえ、丸藤翔までいるし?!え、見てたわけ?物陰からずっと見てたわけ?!

 

 

 

「ジュンコさ~ん、そこは貴方のことが~モニョモニョ、じゃないんですか?!」

 

「なんかガッカリッス・・・・」

 

「そうねぇ・・・・このシチュエーションで、顔赤くしてモジモジしてたら普通そう思うわよねぇ」

 

 

「なんでそうなるのよ!てかなんで居るの?!」

 

「え、今日の授業中ジュンコさんずーっと上の空でしたし・・・」

 

「昼休みになんかニヤニヤしたり、悩んだりしながらPDAと向かい合ってて・・・。」

 

「放課後全速力で居なくなったので、容易に想像出来ましたわ」

 

「そこでたまたま出会った僕が、兄貴が「チョット昨日のジュンコに屋上呼ばれたから行ってくるぜ!!」って言ってた話を二人にしたんスよ」

 

「期待して来てみたら・・・・残念ですわ~。」

 

 

「何残念がってんのよ!ち、違うからねぇ?!私はたまたま見たことないHERO当たったこと思い出してね?!どうせ私使わないし!コイツくらいしか使い手知らないから譲ってあげてもいいかなって、ね?」

 

 

「「「フ~ン・・・・」」」

 

 

 

3人共、ジト目だと・・・・?!お、おのれ丸藤翔!余計なことをしおってぇ・・・・つかなんで意気投合してんのよっ!

 

 

 

「それよりさ!その珍しいHEROっての見せてくれよ!」

 

「う、うん」

 

 

 

純粋で助かるとゆうか、残念とゆうか・・・・。

 

 

 

「はいコレ」

 

 

【E・HERO エアーマン】

【E・HERO キャプテン・ゴールド】

【E・HERO シャドーミスト】

【E・HERO ブレイズマン】

【E・HERO ノヴァマスター】

 

 

「おお~、どれも見たこと無いHEROばっかだぜ!」

 

 

 

キャァァァァァァァァッ!!顔が、顔が近いわ十代さん!!なんで横から覗くのよありがとうございます!!心臓バクバク鳴ってんだけどばれてないかなこの距離?!いやもういっそばれろ!!

 

・・・・見たこと無くて当然だ、カミサマからの輸送品(前世の私が持ってたカード)なのだから。HERO作らないけど鑑賞用に師匠からパクっといて良かったぁ~。

おっといけないいけない、作戦に移らなければ・・・・。

 

 

「ど、どう?貴方が欲しいなら譲ってあげてもいいわよ?」

 

「おおっ!マジかよ?!」

 

「た、だ、し、私に決闘で勝ったらね?1回勝つ度に1枚。何かと交換したげるわ」

 

 

 

う~ん、ちょっと露骨過ぎたかなぁ?見方変えたら嫌な女よねぇ私・・・。

 

 

 

小声「あれって、ただ兄貴と決闘したいだけなんじゃないっすか?」

 

小声「モノで釣るとは、ジュンコさん・・・・案外セコいですわね」

 

小声「やめて二人とも、ジュンコなりに精一杯の作戦なんでしょう。あの娘が素直に好意剥き出せるわけないわ、端からみたらバレバレな所が可愛いじゃない。しかし、ジュンコが十代をねぇ・・・・」

 

 

 

聴こえてるんですよー!だから人気の無い場所に呼んだとゆうのにっ!てか明日香さん、現時点じゃ十代への興味薄い?わざわざ呼びつけてデュエルしたくせに・・・・ハッ!まさか正嫁の余裕か!?(錯乱)

 

 

 

「えっ?お前と決闘も出来て、さらに勝ったら特典付きだって!?よっしゃー!早速やろうぜ!!」

 

「待って待って!・・・・もふたつ条件よ」

 

「ん?何だよ。」

 

「挑戦は1日3回までにしてちょうだい、私が持たないわ(理性的な意味で)。あとデュエルする場所は人目のつかない場所でおねがい」

 

「構わないけど・・・どうしてだ?」

 

「昨日使ったコ達はあまり人前で使いたくないのよ。・・・・珍しいカードらしくてね?この学園、残念ながらレアカードと知るや狙って来る奴いるのよ。【ハーピィ】でなら何処でも相手したげるけど、アンタはBF(ブラックフェザー)達とも戦いたいんでしょう?」

 

「そうだな~、ハーピィも気になるけど・・・・昨日のアイツら凄かったもんな~。特にゲイルって奴、スッゲーお前になついてたもんな?」

 

 

 

ゲイルが?なついてた?ホワァィ?

 

 

 

「へっ?なんの話よ」

 

「えっ?!・・・・わ、わりぃ何でもないぜ!ともかくさ、ここにいる皆は昨日見てたから問題ないだろ?決闘しようぜ~!!」

 

「う、うん」

 

 

なーんかはぐらかされたわねえ・・・。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「微笑ましいわねぇ~。」

 

「ですねぇ~。」

 

「兄貴、羨ましいっス。」

 

 

 

 

 

 

 

 

≪バブルマンが原作効果だと?!インチキ効果も大概にしろ!!≫

 

 

 

 

 

 

 

「さーて、今日はどの子達使おうかしら?」

 

 

 

翌日の放課後、私はまた十代を呼び出してデュエルの約束をしていた。

しっかしシンクロ使って二勝一敗かぁ・・・流石主人公とゆうかなんとゆうか。

悔しいけど、以前まで(記憶が戻る前)の私じゃ全然敵わなかったわねきっと、ドロー力が違い過ぎるわ。

HEROのストックはまだまだあるけど、あんま負け続けて愛想尽かされたくもないし、十代に俺ツエー某にもなってほしくはない。あくまでカードは口実だ。

目安は1日1敗まで、勝率7~8割ね!気を引き締めていくわよ!

 

 

 

「ようジュンコ!今日も楽しもうぜ!」

 

 

 

うーんこの、清々しいまでのデュエル馬鹿。笑顔が眩しいっ!

そーだ、今日は森の奥で回りに誰もいないからxyzのデッキでも使おうかな?使わなくても戦えるっちゃ戦えるけど。

 

 

 

「あ、居ましたよ万丈目さん!枕田です!」

 

 

 

・・・・・・あ?

 

 

 

 

「やぁ、探したよ枕田ジュンコ。まさかこんな森の中に居るとはねぇ・・・」

 

「おっ、万丈目じゃないか!どうしてここに?」

 

 

「チッ、ドロップアウトも一緒か」

 

 

 

うっわぁ~万丈目君だぁ~、私とももえには明日香さんの友人って理由で微妙に紳士ぶる初期万丈目君だぁ~。

 

 

 

「まぁいい、今回は貴様には用はない。用があるのは君だ、枕田ジュンコ君」

 

 

 

クンづけに違和感しかねぇ~正直苦手だわ万丈目君。

サンダー化してくれたほうがよっぽど面白格好いいっての。

 

 

 

「何よ、私アンタ達になんかした記憶ないけど?」

 

「とぼけるな!俺に一昨日ワンターンキルなんかかましてくれやがって!」

 

「あ、あんた誰だっけ?」

 

「慕谷だ!中等部からの同級生だろ、覚えろよ!」

 

 

 

あ~こいつ万丈目君の取り巻きだったっけ?興味無さすぎて名前とか知らなかったわ。

 

 

 

「で?ワンキルかましたくらいで何よ。万丈目君に仕返しでもしてもらう気?ちっちゃい男ね」

 

「そんなつもりはない、ただもう一人の友人、取巻も、君に昨日の実技で瞬殺されたらしくてね。・・・・失礼だが中等部までは、そこまで強くなかったと思っていた。そこでイカサマでもしてるんじゃないかと」

 

「ふ~ん、そんでイカサマ防止の見張り?アンタって意外と友達思いだったのね。取巻ってのはこないの?」

 

「昨日から部屋に閉じ籠って震えている・・・・「ハーピィ怖い、ハーピィ怖い」と連呼しながらな」

 

 

 

メンタル弱っ?!ただ狩場張って後ろ割ってハーピィ並べてオラァ!しただけじゃない。

 

 

 

「ともかくだ!取巻の仇も俺が討つ!今度はイカサマなんかさせねぇ!」

 

 

 

あー面倒くさっ、イカサマなんかしないってのに。そんなことしたら師匠(元y)に頭グリグリされるっての、女子にも容赦ないんだからあの人。

 

 

 

「しょーがないわねぇ、受けてあげるわ。万丈目君、イカサマ防止に横から見ててもいいわよ?後ろは止めてね手札見えるから」

 

「了解だ。手札を教えて、こちらがイカサマをすると思われるのも癪だしな」

 

「おお~、そういや結局【ハーピィ】はまだ戦ってるとこ見たことないな!楽しみだぜ!」

 

 

 

ふっ、十代に応援されるだけで負ける気がしないわ・・・・。またサクっと終わらせてやる!

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

「後攻ワンキルが嫌なんでしょう?先行はもらうわよ、私のターン!!」

 

「チッ、いいだろう」

 

 

さってと・・・・あ、あるぇ?デッキ間違えた?!【ハーピィ】じゃないしこれ!!

ヤバイって!十代に使おうと思ったデッキそのままだコレー!!

 

 

 

「ん?どうした、顔色が悪いが」

 

「なっ、なんでもありませんことよ?!ホホホホ・・・」

 

 

 

れれれ冷静になれ私、万一に備えあらゆるデッキは微調整済みよ。普通にやってもなんとかなるわ・・・多分。

 

 

 

「私は《ブリザード・ファルコン》を召喚!」

 

「何ィ、【ハーピィ】デッキじゃないだと?!なめやがって!」

 

「おっ、また新しいデッキかよ。ジュンコ!」

 

「アンタに使う予定だったんだけど間違えたのよ・・・、お楽しみ奪ってごめんね?」

 

 

 

今回は某鮫妹様イメージの、水属性鳥獣中心デッキである。なぜ《ブリザード》でカテゴリー化しなかったコ●マイ!!かわいいから使うけどな!

 

 

 

「へっ、落ちこぼれのレッドと随分仲が良いようだな!ブルーの恥さらしめ!!」

 

 

 

・・・・・ああん?!

 

 

 

「ちょーっと聞き捨てならないわねえ、アンタ・・・・凍らすよ?」

 

「ヒッ?!」

 

「私ごときにワンキルされるアンタより、十代のほうが・・・・よっっっっぽど!十万倍は!!強いっての!!!」

 

 

「ま、枕田はあんなキャラだったか?以前から気が強い女とは思っていたが・・・」

 

「さ、さぁ~友達になったの最近だしな俺は、おっかね~・・・・」

(俺も初見ワンショットキルだったことは黙っておこう)

 

 

 

こいつは潰す、慈悲はない。

 

 

 

「魔法発動、《愚かな埋葬》!デッキから《大皇帝ペンギン》を墓地へ置き、《死者蘇生》!おいでっ!《大皇帝ペンギン》!!」

 

 

《おろかな埋葬》

通常魔法

(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る

 

 

《大皇帝ペンギン》

効果モンスター

星5/水属性/水族/攻1800/守1500

このカードをリリースして発動する。

自分のデッキから「大皇帝ペンギン」以外の

「ペンギン」と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚する。

 

 

 

「なんだ?様子と違って随分かわいいのが出てきたな。」

 

「フフフフフ、今は黙して死を待て不届き者。《大皇帝ペンギン》は自身を生け贄に、デッキからペンギン2体を呼べる!行くわよ、《ガード・ペンギン》!《ペンギン・ナイトメア》!」

 

《ガード・ペンギン》

効果モンスター

星4/水属性/鳥獣族/攻 0/守1200

カードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚し、

受けたダメージの数値分だけ自分のライフポイントを回復する。

 

 

《ペンギン・ナイトメア》

効果モンスター

星4/水属性/水族/攻 900/守1800

このカードがリバースした時、

相手フィールド上のカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。

また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上の水属性モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。

 

 

 

「ば、ばっかじゃねーの?先行1ターン目で大量展開してどうするんだよ!」

 

「・・・《ブリザード・ファルコン》効果発動!自身の攻撃力が高い場合、相手に1500ポイントのダメージを与える!現在、《ペンギン・ナイトメア》の効果で全水属性の攻撃力は200上昇している!<ブリザード・ガスト>!!」

 

 

《ブリザード・ファルコン》

効果モンスター

星4/水属性/鳥獣族/攻1500/守1500

このカードの攻撃力が元々の攻撃力よりも高い場合に発動できる。

相手ライフに1500ポイントダメージを与える。

この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できず、

「ブリザード・ファルコン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「なっ?!ぐぁぁぁぁぁ!!」

 

 

慕谷 LP4000→2500

 

 

「さ、寒そ~・・・・」

 

「効果ダメージで来たか、先行ではなかなか有効的な手だな」

 

 

「カードを2枚セットしてターンエンド・・・。」

 

ジュンコ H1 LP4000

 

フィールド現状

《ブリザード・ファルコン》攻

《ガード・ペンギン》守

《ペンギン・ナイトメア》守

セットカード

セットカード

 

 

 

「お、俺のターン!」

 

「スタンバイフェイズに罠オープン《ダイヤモンド・ダスト》!!」

 

 

《ダイヤモンド・ダスト》

通常罠

フィールド上の水属性モンスターを全て破壊する。

その後、この効果で破壊され墓地へ送られた

水属性モンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。

 

 

 

「はぁ?!」

 

アンタに自由はない。

 

「全フィールドの水属性モンスターを全て破壊し、その数×500ダメージ!!凍てつけぇ!!」

 

「ギャァァァァァ!!」

 

取巻 LP2500→1000

 

「む、むちゃくちゃな戦術だ。」

 

「ざ・・・残念だったな!俺の手札には《巨大化》と《ゴブリン・エリート部隊》!これでがら空きのお前は・・・」

 

「・・・しゃべるな馬鹿、【激流蘇生】」

 

《激流蘇生》

通常罠

自分フィールド上の水属性モンスターが

戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。

その時に破壊され、フィールド上から自分の墓地へ送られたモンスターを全て特殊召喚し、

特殊召喚したモンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。

「激流蘇生」は1ターンに1枚しか発動できない。

 

 

「・・・へ?」

 

「破壊された全水属性モンスターを復活、その数×500ポイントのダメージを与える」

 

「う、嘘だろぉぉぉぉ?!」

 

慕谷 LP1000→0

 

 

「今度十代をコケにしてみなさい・・・・・これ以上に残酷な負けを体験させてやる!!」

 

 

慕谷<チーン・・・・・

 

 

「わ、ワンターンキル・・・だよな?」

 

「遊城十代、貴様も厄介な女に好かれたものだな・・・」

 

 

 

あっ、また私やり過ぎちゃった感じ?

・・・・・・ま、いっか。十代を馬鹿にした罰よ罰!

 

 

 

「クククッ、奴から話を聞いた時は半信半疑だったが、こいつは予想以上の決闘だ・・・・!」

 

「えっ、万丈目君?」

 

「この俺様が、わざわざ不正の監視程度のために腰をあげるはずがなかろう。ある奴に頼まれてな、枕田ジュンコ。貴様にデュエルを申し込む!!」

 

 

 

えー?!やっと邪魔者片付けて、十代とのイチャイチャタイム(願望)に入れると思ったのに!!

 

 

 

「・・・お断りしても?」

 

「ジュンコ!決闘者(デュエリスト)なら挑まれた決闘は受けなきゃ駄目だろ!!」

 

 

 

くっ、流石は決闘馬鹿類決闘馬鹿科の頂点!断ったら十代の好感度がダウンしてしまう・・・・・これでは逃げ場が無い、卑怯な!!

 

 

 

「しょーっがないわねぇ!受けますよ、受けて立とうじゃない!!」

 

「フッ、いい返事だ。俺様はそこでくたばっている奴のようにはいかんぞ!!」

 

 

 

あんな(地獄)デッキで中等部の頂点ですもんね~、ある意味最強なのは知ってんのよ!

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

「先行はもらうぞ!モンスターとカード2枚をセットして終了だ!」

 

万丈目 H3 LP4000

 

 

あら意外、堅実な初手ね・・・。勢いでデッキそのままなのよね、どう攻めようかな。

中等部時代に何度か勝負した結果、1回も勝てたことないよのねぇ・・・・。あっち(前世)じゃ地獄デッキ(爆笑)とか言ってたけど、流石メインキャラは違ったわ。

 

 

 

「よーし、まずは《予想GUY》!デッキから下級通常モンスター、《グレート・ホワイト》を特殊召喚!そして《オーロラ・ウイング》を召喚!」

 

「あれ、ジュンコが・・・鮫?」

 

 

《予想GUY》

通常魔法

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。

デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

《グレート・ホワイト》

通常モンスター

星4/水属性/魚族/攻1600/守 800

巨大な白いサメ。

大きな口で噛みつかれたら逃れられない

 

 

 

某神代兄妹繋がりってことで・・・・・。決してタキ議長ではない、イイネ?

 

 

 

「この子の展開手段よ!《霊水鳥シレーヌ・オルカ》!場に鳥獣と魚族がいる場合、特殊召喚できるわ!そして召喚時に場のモンスターのレベルを全部4にする!」

 

 

 

《霊水鳥シレーヌ・オルカ》

効果モンスター

星5/水属性/鳥獣族/攻2200/守1000

自分フィールド上に魚族及び鳥獣族モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

この方法で特殊召喚に成功した時、

3から5までの任意のレベルを宣言して発動できる。

自分フィールド上の全てのモンスターのレベルは宣言したレベルになる。

この効果を発動したターン、水属性以外の自分のモンスターは効果を発動できない。

 

 

 

やたっ、地味に召喚条件難しくて出せると嬉しいのよねこのコ!xyz出来ないのが残念だわ。

 

 

 

「フム、先程とはうってかわって堅実なビートダウンか」

 

 

 

「もう一丁、《伝説の都・アトランティス》!水属性モンスターは攻守200アップよ!バトル!《グレート・ホワイト》でセットモンスターを攻撃!」

 

「せっかく展開してくれた所残念だが、セットモンスターは《魂を削る死霊》。戦闘では破壊されない」

 

 

《伝説の都 アトランティス》

フィールド魔法

このカードのカード名は「海」として扱う。

このカードがフィールド上に存在する限り、

フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。

また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。

 

 

《魂を削けずる死霊》

効果モンスター

星3/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200

このカードは戦闘では破壊されない。

このカードがカードの効果の対象になった時、このカードを破壊する。

このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、

相手の手札をランダムに1枚捨てる。

 

 

 

うげっ、これまた意外?!

手札の《ゴッドバード・アタック》かますしかないわね・・・・。

 

 

 

「カードを1枚セットしてターンエンド。」

「エンドフェイズに《サイクロン》!セットカードを破壊する。」

 

 

《サイクロン》

速攻魔法

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

 

ぐぬぬぬ、いちいち使い所がやらしいわね!!

 

 

ジュンコ H1 LP4000

フィールド現状

《グレート・ホワイト・タキ》(攻)

《オーロラ・ウイング》(攻)

《シレーヌ・オルカ》(攻)

《伝説の都・アトランティス》

 

 

 

「最初はさぐりあいって感じだな、頑張れよー!ジュンコー!!」

 

「は、はい・・・・」

 

(なんで急に敬語・・・・?)

 

 

 

十代の応援(以下略)

 

 

 

「フン、あの決闘馬鹿は気づきもしないんだな」

 

 

 

おっしゃる通りです。てかやっぱ私って、周りから見るとバレバレなわけ?!

 

 

 

「俺のターン。クククッ来たか、まずはフィールド魔法・《カオス・ゾーン》!そして、現れろ!《トーチ・ゴーレム》!!」

 

 

 

《トーチ・ゴーレム》

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300

このカードは通常召喚できない。

このカードを手札から出す場合、自分フィールド上に「トーチトークン」

(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を2体攻撃表示で特殊召喚し、

相手フィールド上にこのカードを特殊召喚しなければならない。

このカードを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。

 

 

《混沌空間》

フィールド魔法

モンスターがゲームから除外される度に、

1体につき1つこのカードにカオスカウンターを置く。

1ターンに1度、自分フィールド上のカオスカウンターを4つ以上取り除く事で、

取り除いた数と同じレベルを持つ、

ゲームから除外されているモンスター1体を選択し、

自分フィールド上に特殊召喚する。

フィールド上のこのカードが相手の効果によって墓地へ送られた時、

このカードに乗っていたカオスカウンターの数以下のレベルを持つ

光属性または闇属性のモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる

 

 

 

 

え、ちょ、まっ!トーチ?トーチナンデ?!こんな時期からあったの?!あ、某ヤンデレ様が使っていたのは覚えてるわ・・・、でもなしてトーチ?!

てか、カオス・ゾーンってなんだっけ。

 

 

 

「おお?!なんだこいつ!!」

 

「教えてやろうドロップアウト、この《トーチ・ゴーレム》は自分フィールドに《トーチ・トークン》を2体精製し、相手の場に特殊召喚されるのだ!!」

 

 

「あ、あら~わざわざ攻撃力3000をプレゼントしてくれるなんて!さっすがは万丈目君、紳士の極みねえ~」

 

「目が泳いでいるぞ?枕田ジュンコ。どうやらこいつの恐怖は知っているようだな・・・バトル!《トーチトークン》で《トーチ・ゴーレム》を攻撃!!」

 

 

《トーチ・ゴーレム》攻3000vs《トーチトークン》功0

 

 

 

あ、あれ~これ見たことあるパターンだ~。

 

 

 

「グッ、」

 

万丈目 LP4000→1000

 

 

「何やってんだよ万丈目!自分でライフを削るなんて。」

 

「万丈目さんだ!これでコンボは完成した、速攻魔法・《ヘル・テンペスト》!!」

 

 

ぎゃー!!嘘でしょお?!ライフ8000ならともかく、4000のこの世界で<トーチ・テンペスト>コンボなんて狙ってするぅ?!いやヘルって書いてあるけどもね!!

 

 

 

《ヘル・テンペスト》

速攻魔法

3000ポイント以上の戦闘ダメージを受けた時に発動する事ができる。

お互いのデッキと墓地のモンスターを全てゲームから除外する。

 

 

 

「3000以上のダメージを受けた時発動、互いの墓地・デッキのモンスターを全て除外する!!俺様は17体!」

 

 

「わ、私は15体」

 

 

「合計32体を除外する!!この時、《混沌空間》に32個カウンターがたまる!!」

 

《混沌空間》カオス・カウンター 0→32

 

「で、デッキのモンスター全て除外だってぇ?!すっげーぜ万丈目!!」

 

「万丈目さんだ!」

 

 

 

ヤバイヤバイヤバイ!場のこのコ達しかモンスター居ないんですけど!あとライフ1000しか無いのが希望か?

 

 

 

「さらにリバース罠《洗脳解除》!《トーチ・ゴーレム》は返してもらう!攻撃続行、《シレーヌ・オルカ》を粉砕!!」

 

《トーチ・ゴーレム》vs《シレーヌ・オルカ》攻2200

 

 

「きゃぁぁ?!」

 

 

ジュンコ LP4000→3400

 

 

よ、容赦ねえ!オルカが細切れだ!

 

 

「メインフェイズ2、《混沌空間》のカウンターを8個取り除き、(レベル)8の《闇の侯爵ベリアル》を特殊召喚!!」

 

 

《混沌空間》カウンター 32→24

 

 

 

なんか強そうなの来たし、あんなの万丈目君のデッキにいたぁ?!

 

 

 

「さらに《神秘の中華なべ》で《トーチ・ゴーレム》を生け贄に、ライフを3000回復する!ターン終了だ。」

 

 

《洗脳解除》

永続罠

このカードがフィールド上に存在する限り、

自分と相手のフィールド上に存在する

全てのモンスターのコントロールは、

元々の持ち主に戻る。

 

 

《闇の侯爵ベリアル》

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2400

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

相手は「闇の侯爵ベリアル」以外の自分フィールド上に表側表示で存在する

モンスターを攻撃対象に選択できず、魔法・罠カードの効果の対象にする事もできない。

 

 

《神秘の中華なべ》

速攻魔法

自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる。

生け贄に捧げたモンスターの攻撃力か守備力を選択し、

その数値だけ自分のライフポイントを回復する。

 

 

 

万丈目さん H0 LP4000

フィールド現状

《トーチトークン》(攻)

《闇の侯爵ベリアル》(攻)

《混沌空間》

セットカード

 

 

(クククッ、奴には枕田をとことん追い詰めて欲しいと言われたが・・・・充分だろう、この俺に手間をかけさせた報酬は高いぞ!)

 

 

 

ベリアルって、他のモンスターに攻撃出来なくなんだっけ?トークン殴れないじゃない!・・・先に回復したのは《ブリザード・ファルコン》のようなバーン対策かな。あーもう!どうやって勝つのよ!!

 

 

 

「わ、私のターン・・・・」

 

 

「ジュンコ!諦めんなよ!!決闘は諦めたら終了だぜ!!」

 

 

 

あ、安西先生!っじゃなくて十代!!・・・・誰に負けようがすぐ開き治ってやるけども、十代の前でみっとも無い所を見せられるかぁ!!

 

 

 

「ドロー!!」

 

 

こ、このカードは!あれを使うしかない!!たとえ卑怯者の烙印を押されても、十代の前じゃ負けないわ!!!

 

 

 

「ごめんね、万丈目君」

 

「ぬ?、急にどうした」

 

 

「貴方に怨みは・・・・無いってことも無いんだけど」

 

「なんだ!言いたいことがあるならはっきり言わんか!」

 

 

 

十代との決闘を邪魔されたりとかされたりとかされたりとかされたりとか。

 

 

 

「貴方の不運・・・・それは十代の前で、私に挑んだことよ!手札から《異次元からの埋葬》除外されてる、《ゲイザー・シャーク》2枚目の《シレーヌ・オルカ》《BF-精鋭のゼピュロス》を墓地に戻す!」

 

 

 

《異次元からの埋葬》

速攻魔法

(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から

合計3体まで対象として発動できる。

そのモンスターを墓地に戻す。

 

 

《ゲイザー・シャーク》

効果モンスター

星5/水属性/魚族/攻1000/守1900

墓地のこのカードをゲームから除外し、

「ゲイザー・シャーク」以外の自分の墓地の

水属性・レベル5モンスター2体を選択して発動できる。

選択したモンスター2体の効果を無効にして特殊召喚し、

その2体のみを素材として水属性のエクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。

「ゲイザー・シャーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

「フン、墓地にモンスターを戻したか。だがベリアルに勝てる奴が呼べるのかな?」

 

「簡単よ!墓地の《ゲイザー・シャーク》の効果発動!自身を除外することで、墓地の水属性星5モンスター2体を特殊召喚し、それらを素材にエクシーズ召喚を行う!!」

 

 

「えっ、エクシーズ召喚?!」

 

「なんだ?!シンクロ以外にもなんかあるのか!!」

 

 

「私は、2体の《零水鳥・シレーヌ・オルカ》を特殊召喚し、オーバーレイ!!2体の鳥獣族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!!今その殻を突き破れ!(ランク)5《零鳥姫リオート・ハルピュイア》!!」

 

 

 

《零鳥姫リオート・ハルピュイア》

エクシーズ・効果モンスター

ランク5/水属性/鳥獣族/攻2500/守2100

鳥獣族レベル5モンスター×2

このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、

相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターの攻撃力を0にする。

 

 

 

ふつくしぃ・・・・、出番が少ないから余計綺麗に見えるわね。

 

 

「なっ、なんなんだこいつは?!どこから湧いて来やがった!」

 

 

「悪いけど説明してあげる程、私の心中は穏やかではないわ!《リオート・ハルピュイア》効果発動!ORU(オーバーレイユニット)を1つ使い、相手モンスター1体の攻撃力を0にする!〈アーム・フリージング〉!!」

 

「ベリアルの攻撃力が、0だとぉ!!」

 

「これで貴方のフィールドはがら空き同然・・・バトルよ!《オーロラ・ウイング》!《グレート・ホワイト》!《リオート・ハルピュイア》!一斉攻撃!!」

 

 

「馬鹿なぁぁぁぁぁ!!」

 

万丈目 LP4000→0

 

 

「すっげー!!!あんな隠し玉があったなんて!」

 

 

 

・・・・つい勢いでやっちゃったんだ(白目)

 

 

 

「ぐぅ・・・お、おのれ。」

 

 

まずい!色々追求されたらめんどうだわ!!起き上がる前にとんずらよ!

 

 

「逃げるわよ十代!歩くような速さで!!」

 

「えっ?お、おぅ。・・・・急がないのか?」

 

 

 

 

 

 

 

私は十代の手を引いて、全速力でその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

 

「くそっ、何がどうなってやがったんだ!」

 

 

 

「・・・・・お疲れ様でした、万丈目さん。」

 

 

「おお、貴様か。約束通り枕田とデュエルしたぞ、報酬を・・・・」

 

 

 

<チュッ

 

 

 

「なぁああああああああああ?・・・・き、貴様ぁ!!いったいなんのつもりだ!!」

 

(キス?キスされたのか?!!・・・・・頬にだが)

 

 

「ですから報酬です、あとはこのカードも差し上げますわ。」

 

「お、おぅ・・・・・。」

 

 

 

(フフフフフ、《驟雨のライキリ》だけでなく《リオート・ハルピュイア》まで。もう間違いありませんね・・・・隼子(しゅんこ)さん。

さて、わたくしはどう致しましょうか。)

 

 

 

 

 

                            つづく・・・・のか?




また書いてしまいました、疲れてるんだなきっと・・・。



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3羽 たまにいるわよね、本気でチートドローの持ち主。

はい、また書きやがりました。

よければ読んでってください。




どーも、枕田 ジュンコです。デュエルアカデミア高等部に入って・・・・とゆうか十代とコンタクトしてから一月近く経ちました。

あれからほぼ毎日のようにデュエルの相手をしてもらっています、相変わらず私の気持ちにはミジンコほども気付いていないようですが、私は十代とデュエル出来るだけで幸せです。よくデュエル中、一人で気持ちが脳内オーバートップクリアマインドして現世に戻れなくなりそうになりますがなんとか元気です。

 

余談ですが最近ブルー男子1年が、私を見るたびにビクッとしてます。万丈目君の取り巻き二人から変な噂でも広まってんのかな?まぁいいけど。万丈目君本人はたまに怨みが籠った目線をぶつけてきたと思ったら、急に顔を赤くして目を反らしたりします。明日香さんがよく近くにいるからそのせいだと思うけど・・・・エクシーズ召喚の話は広まってないようだ、言ったら自分が負けたことも広まるからってのもあると思う、彼プライドの高さなら間違いなく学園最強だしね。勢いで出しちゃったけど結果オーライね!(楽観)

 

さて、今日は十代からメールが届きました。いや、最近よくメールしてるし全部保存した上でバックアップとってるけど・・・・大体内容が端的に言うと「おい、デュエルしろよ」なのよね。・・・・なんだか野球誘う中島君のノリになってきてるわ。このままじゃ友人ポジションJくらいで終わってしまう!どうすればいい、答えてみろルドガー!!

っていけないいけない、また脱線しかけたわ。ともかく今日のメール内容が珍しく違っていましてね?

 

〔ジュンコ、急に悪いが助けて欲しい。出来たら俺の部屋に来てくれ。〕

だったのよ!なになに?!助けてくれって!!まさか

 

「お前の事を考えると、変な気持ちになって夜も眠れないんだ。」

 

「・・・・よかったら、今夜は一緒に居てくれないか?」

的な展開だったりして!!キャー!!!

待ってて十代!イマ、アイニイキマス。

 

 

 

 

 

「ああ・・・・明日は月に1度の試験!成績優秀者はラーイエローに昇格出来るチャンス!まさに《死者蘇生》!神様、どうかこの丸藤翔をこのオシリスレッドとゆう墓場から救いだしてください!!」

 

 

 

・・・・ナニコレ?

 

 

 

「あ、ジュンコ!来てくれたのか!」

 

「う、うん。これはどうゆう状況なの?」

 

 

 

何故頭に《死者蘇生》を張り付けてオシリスの天空竜に向かって祈っているのだ・・・・まるで意味がわからんぞ!

 

 

 

「いや~、明日は月1試験じゃん?そのプレッシャーからか翔がおかしくなっちまって・・・・なんとかならないか?」

 

 

 

あーうん、予想はしてたわよ?レッドって3人部屋だし過度な期待はしてなかったけど・・・・これをどないせいと。

 

 

 

 

「つーか祈る前に勉強したら?その方がよっぽど成績伸びるでしょ」

 

 

「あぁ!ジュンコさん!待ってたっス!」

 

「はぁ?なんでアンタが私を待ってんのよ」

 

 

 

 

十代が待っててくれんなら、たとえ火の中水の中、あの空の彼方までだって飛んでいくけど。

 

 

 

「どうか!この不承丸藤翔に、勉強をつけてください!!」

 

「断る」

 

「早っ?!」

 

 

 

なにが悲しくて丸藤翔の試験勉強などみなくてはならんのだ。十代になら付きっきりで教えたげるけど、1晩中でも、1年中でも、いっそ卒業するまで。

 

 

 

「まぁそう言わずに・・・・こちらを見てから考えてくださいッス」

 

 

 

ああん?私に賄賂など・・・・こ、これはぁ?!

 

 

 

「グハァ!!」

 

「じ、ジュンコ?!どうしたんだ鼻血なんか噴き出して!!」

 

「なななななななななんでもないわ十代!・・・・しばらくこっち来ないでお願い3分間だけMATTE!!」

 

「お、おぅ・・・・(急にどうしちゃったんだ?)」

 

 

小声「どうっスか?こんなことも在ろうかと極秘に撮り溜めた兄貴の極秘ブロマイドが1枚・・・・」

 

 

 

お、おのれぇ・・・・本人が目の前に居る所でなんてもんを見せやがる!!しかも体育終了後の汗ばんだ半●状態の休憩中とかいったい誰得よ!ハッ、私か?!

 

 

小声「もし引き受けてくれたら10枚セットで差上げるッスよ?・・・・・なお、もっと過激なのもあったりして」

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

「よし、ノート出しなさい」

 

 

「なにその急激な掌返し?!お前らこの30秒でなにがあったんだよ!!」

 

「悪いけどアニキにはとても伝えられないッス」

 

「ごめんね十代、これも貴方の為よ・・・・ついでに貴方の勉強もみるから許してね」

 

「全ッ然わかんねぇ・・・・まぁ、折角だから便乗しとくわ」

 

 

 

そーいえばもうひとり同居者いたわよね?名前は確か・・・・

 

 

 

「そこの狸寝入りしてる前田君、アンタも試験は受けんでしょ?ついでにみてあげるわ」

 

 

「俺、君に名乗った覚えはないんだがなぁ・・・・」

 

 

あ、やべッ、隼子(前世の名前)繋がりで覚えたとか言えないし・・・・

 

 

「十代が前に教えてくれたのよ、出不精のルームメイトがいるって。細かいことはいいからノート持ってこっち来なさい!1年先輩だろうが私のが成績マシよ、多分!」

 

「は、はいなんだな~。」

 

「あれ、そんなこと言ったっけ?まぁいいや隼人、変に逆らうなよ?ジュンコは怒るとマジおかっかねぇから・・・・」

 

 

私そんな印象なの?!くそっ、絶対に許さねえドン(サウザンド)!!

 

 

「フゥン・・・・じゃぁ、折角なので徹底的にやりましょうか。どうせ1年の最初の筆記試験なんざ基本的なことばかりだろうけどね・・・・アンタは普段寝てばっかなんだからこの際叩き治してあげるわ!!」

 

「ウィ?!」

 

「アニキのせいッスよ~。」

 

 

 

(生前)元女子大生なめんじゃないわよ!高1の基本教科なんざ楽勝だっての!!って月1試験はデュエル学だけか。まぁ~師匠が鬼だったから細かい所以外は大々平気なはず、うん。アカデミア中等部でも成績そこそこ良かったし・・・・

 

 

 

「じゃー最初はスペルスピード関連から!はい丸藤、サイクロンのスペルスピードは?!」

 

「え、え~と・・・・スペルスピードって?」

 

 

 

駄目だコイツ・・・・早くなんとかしないと。

 

 

 

 

 

 

<カウンター罠にはカウンター罠しかチェーン出来ないつってんだろ!いい加減にしろ!!>

 

 

 

 

 

 

 

 

翌★日

 

「う~ん、だから無効系の効果は無効にしたい効果の直後にチェーンできないと発動出来な・・・・ん?」

 

 

 

なんか、隣から変な気配がする~

 

 

 

「むにゃむにゃ、もう食べられないぜ・・・・ぐへへへ」

 

 

・・・・・・・・。

 

 

「フォォォォォォォッ!?!?!」

 

 

 

なして?!なして十代が私の隣で寝ているの?!うわ顔近ッ!!えっ、あれ?ここ十代達の部屋?私勉強教えてたら寝ちゃった系女子か?!もしかして十代に寝顔ガン見されちゃったわけ?・

 

 

 

「ジュンコ~」

 

「はい?!!」

 

「デュ↑エルだぁ~うぇへっへっへっへ」

 

 

 

なんだ寝言か、夢の中でも私とデュエルしてるわけ?・・・・どうしようめっちゃ嬉しい。

あ~、十代の寝顔めっちゃ可愛いなぁ~このまま寝込み襲って既成事実でも作ってしまおうか・・・・っていけないいけない、今日は試験だったわね。え~と・・・・やべっ、遅刻じゃない!

 

 

 

「起きなさい十代!遅刻よ遅刻!!」

 

「ハッ、ライキリ?!」

 

 

 

なんでライキリ?!

 

 

 

 

<・・・・ちゃっかり寝顔は写メっておきました。>

 

 

 

 

 

そんなわけで途中でトメさん救出したりしながら筆記に途中参加。予想通り基本ばっかでチョロかったわ。

まぁそれよりも・・・・・・

 

 

 

「ま~る~ふ~じ~・・・・」

 

「な、なんっスかジュンコさん・・・・」

 

 

小声「どうして起こさなかったのよ!しかも十代と同じベットで、朝までぐっすりだったし!!」

 

小声「いやだって・・・・余りに幸せそうな顔で寝てるから、先に寝落ちしてたアニキにもたれかかってスヤァ・・・・っと。」

 

 

 

ファッ?!

 

 

 

「むしろ邪魔したほうが怒ると思って、隼人君と二人でアニキのベットに押し込んだんっスよ。」

 

 

・・・・・・・・。

 

 

「よし、購買でなんか奢るわ」

 

「・・・・流石はジュンコさんッス」

 

「お~い二人とも~、新しいパックっての見にいこうぜ~!」

 

「ガッテン!」

 

 

 

 

 

<トメさんにもらったパック内容

《ハーピィレディ1》

《ハーピィレディ2》

《ハーピィレディ3》

《ハーピィレディSB》

《ハーピィレディ三姉妹》・・・・どないやねん。>

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで実技試験のお時間です。クロノス先生のなんやかんやのせいで十代と万丈目君が戦う奴よね、覚えているわ。当然応援に駆け付けましたよ、自分の試験?もーちょいあとだから大丈夫大丈夫。

 

 

 

「万丈目!お前が相手なのか!」

 

「万丈目さんだ!以前の決着、ここでつけてやる!!」

 

 

 

フフフ、最初に戦った時の十代と思うなかれ万丈目君よ。あれからほぼ毎日私とデュエルして、私のHEROカードを10枚程霞め取っていった十代のデッキは大幅に強化されちゃっているわ・・・・

※2羽参照

 

だ、大丈夫よ?M・HEROは渡してねーし?某TFSPみたくマスクチェンジオラァ!するだけの十代なんて見たくないじゃない?あ、いや私とタッグで学園最強と語られる十代・・・・いいな。ってあかん!やっぱ十代は融合してこそよ!

 

 

 

「あ、いましたわ。ジュンコさん!」

 

「ん?どったのももえ」

 

「席にデッキケース忘れてましてよ?これから実技試験だというのに・・・・」

 

「ゲッ、マジ?ありがとももえ!ごめんね、皆~」

 

 

 

危ない危ない、今日持ち歩いていたのが【ハーピィ】でよかったわ、いやよくはないんだけど・・・・他のデッキ中身見られたら色々まずいしね。

 

 

 

「私達の番がもう少し先で助かりましたわ~。私も折角ですので、ジュンコさんのいとしの十代様達の試合を観戦していきますか」

 

「いとしのって・・・・やめてよももえ!周りに他の生徒がいる前で・・・・」

 

 

「なにを今更・・・・むしろ1年生でジュンコさんの気持ちに気付いてないのは、十代様本人だけですわよ?」

 

 

「へ?」

 

「あんないつも一緒にいて、好意丸出しなのに気づかないほうが可笑しいですわ」

 

 

「「「うんうん」」」

 

 

えー!!!1年全員にバレてる?!なんか周りの奴等全員うなずいてきたんですけど、なにこれ恐い!!恥ずかしいから十代とのデュエルは人目つかない所でやっていたのに何 故 DA!!

 

 

「そ、それよりももえは気になる人とかいないの?」

 

 

 

強引に話題を逸らすスタイル。ももえはメン食いだからなぁ~、固定で気になる人はいないかな?

 

 

 

「わたくしですか?わたくしは勿論・・・・万丈目様ですわっ」

 

 

・・・・あれっ?

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「ほらっ、始まりますわよ。」

 

 

「う、うん」

 

 

へ~、なんか意外。ももえが万丈目君をね~。確かにイケメンっちゃイケメンだけど・・・・原作じゃそんな描写無かったわよね?あれっ、もしかして私達の思い人対決かこれ。

 

 

 

「俺のターン!《E・HEROエアーマン》を召喚!!」

 

「エアーマンだと?!」

 

 

《E・HERO エアーマン》

効果モンスター

星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

以下の効果から1つを選択して発動できる。

●このカード以外の自分フィールドの

「HERO」モンスターの数まで、

フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。

●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。

 

 

 

フフフ、下級HERO最強(?)の三沢く・・・・じゃなくてエアーマンにおどろいているようね。だがこの程度で驚いていたら心臓がもたないわよ?

 

 

 

「召喚に成功した時、デッキから《E・HERO キャプテン・ゴールド》を手札に加え、さらにこれを捨て効果発動!《魔天楼-スカイスクレーパー》を手札に加える!そして発動!」

 

 

「いきなり《スカイスクレーパー》か!」

 

「いいわよ十代ー!!」

 

「むぅ・・・・」

 

《E・HERO キャプテン・ゴールド》

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/攻2100/守 800

このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。

デッキから「摩天楼 -スカイスクレイパー-」1枚を手札に加える。

また、フィールド上に「摩天楼 -スカイスクレイパー-」が存在しない場合、

このカードを破壊する。

 

 

※原作《摩天楼 -スカイスクレイパー-》

フィールド魔法

「E・HERO」と名のつくモンスターが戦闘を行う時、攻撃力が相手モンスターの攻撃力よりも低い場合、

「E・HERO」モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ1000ポイントアップする

 

 

 

原作効果《スカイスクレーパー》は相手から攻撃される場合でも効果が適用される・・・・つまり攻撃力2800以下は手も足も出ないって寸法よ!《サイクロン》で終わりだけど、先行の手札消費1枚って考えれば充分な布陣だわ。

 

 

 

「カードを1枚セットしてターンエンドだ!」

 

十代 H5 LP4000

フィールド現状

《魔天楼-スカイスクレーパー》

《E・HERO エアーマン》(攻)

セットカード

 

 

 

「なるほどなぁ・・・・それらが〈奴〉の言っていたHEROか。だがその程度の布陣、この万丈目準の前では塵芥当然だということを教えてやる!俺のターン!!」

 

 

 

奴?なんの話だろ。

 

 

 

「行くぞ!《レスキュー・ラビット》を召喚し効果発動!デッキから《V タイガー・ジェット》2体を特殊召喚!!」

 

 

「はぁ?!」

 

「ジュンコさん、どうかいたしましたか?」

 

「え、いや~・・・・なんでもないわ。」

 

 

 

な、なんで万丈目君が鬼畜可愛い兎もってんのよ~!あれって確かゼアル辺りで出たカードよね?

 

 

 

《レスキューラビット》

効果モンスター

星4/地属性/獣族/攻 300/守 100

「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

このカードはデッキから特殊召喚できない。

(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。

デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。

 

 

《Vヴィ-タイガー・ジェット》

通常モンスター

星4/光属性/機械族/攻1600/守1800

空中戦を得意とする、合体能力を持つモンスター。

合体と分離を駆使して立体的な攻撃を繰り出す。

 

 

 

「《天使の施し》を使い、3枚ドローし2枚捨てる。そして《アイアンコール》!墓地のレベル4以下の機械族、《W―ウィング・カタパルト》を特殊召喚する!そしてこいつらを融合合体!!」

 

後から施し使ったのはラビットの対象を引かない為かしら・・・・

わー、ロボットアニメ好きが観たら凄く喜びそうな生合体シーンだぁ~。

 

 

「現れろ!《VW―タイガー・カタパルト》!!」

 

「うおぉ~すっげーぜ万丈目!!」

 

 

 

《アイアンコール》

通常魔法

(1):自分フィールドに機械族モンスターが存在する場合、

自分の墓地のレベル4以下の機械族モンスター1体を対象として発動できる。

その機械族モンスターを特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。

 

 

《VW-タイガー・カタパルト》

融合・効果モンスター

星6/光属性/機械族/攻2000/守2100

「V-タイガー・ジェット」+「W-ウィング・カタパルト」

自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、

融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードを必要としない)。

手札を1枚捨てることで、相手フィールド上モンスター1体の表示形式を変更する。

(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)

 

 

 

「万丈目さんだ!まだまだこの程度じゃ終らんぞ!《融合識別(フュージョン・タグ)》を発動!融合デッキの《XYZ―ドラゴン・キャノン》を公開し・・・・、場の《V―タイガー・ジェット》を《XYZ―ドラゴン・キャノン》扱いとし、融合素材に出来る!!行くぞ!究 極 融 合 合 体!!」

 

 

 

《融合識別フュージョン・タグ》

通常魔法

(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せる。

このターン、対象のモンスターを融合素材とする場合、

その見せたモンスターの同名カードとして融合素材にできる。

 

 

 

「嘘でしょお!?」

 

 

 

《V―タイガー・ジェット》が《XYZ―ドラゴン・キャノン》に変身したとおもったら、そのまま分裂して合体始めやがった!どんな仕組みよ!!

 

 

 

「完成!《VWXYZ(ヴィトゥズィ)―ドラゴン・カタパルトキャノン》!!!」

 

 

《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》

融合・効果モンスター

星8/光属性/機械族/攻3000/守2800

「VW-タイガー・カタパルト」+「XYZ-ドラゴン・キャノン」

自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、

融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードを必要としない)。

1ターンに1度、相手フィールド上のカード1枚をゲームから除外する。

このカードが攻撃する時、攻撃対象となるモンスターの表示形式を変更する事ができる。

(この時、リバース効果は発動しない。)

 

 

 

「超カッケー!!凄すぎだぜ万丈目!!!」

 

 

「まさか・・・・あんな重い召喚条件のモンスターを僅か1ターンで出すとは!」

 

「凄いッス・・・・。」

 

「「流石は万丈目さんだぜー!!」」

 

「素敵ですわー!!」

 

 

 

いや凄っ?!現実で出してる人始めて見たわ!!1ターンで?しかも手札消費3枚?まじで!!

 

 

 

「フフフハハハハハ!!じゅうだ~い・・・・とくと味わうがいい!《VWXYZ(ヴィトゥズィ)》の効果発動!場のカード1枚を除外する!!消えろ、《エアーマン》!」

 

「そんな!」

 

 

 

地味に見えて結構強い効果よね・・・・毎ターンガイウス飛んでくるって考えれば。

 

 

 

「食らうがいい!〈VWXYZ―アルティメット・デストラクション〉!!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

十代LP4000→1000

 

 

「十代!!」

 

「ククク、カードを3枚伏せターンエンドだ。」

 

万丈目 H0 LP4000

フィールド現状

《VWXYZ―ドラゴン・カタパルトキャノン》(攻)

セット

セット

セット

 

 

 

「へへっ、流石だな万丈目・・・・」

 

「万丈目さんだ!惨めに敗北する前に、今ならサレンダーを許してやるが?」

 

「冗談!こんなすっげーモンスター、どうやって倒そうか考えるだけでワクワクするぜ!!」

 

 

ああ・・・・あの真っ直ぐな目、純粋にデュエルを楽しむ心、やっぱ十代素敵だわ。

 

 

「行くぜ!俺のターン!!見せてやる、俺の大切な友人からもらった新しい仲間を!」

 

「なぁにぃ?!」

 

 

「《ヒーロー・アライブ》!ライフを半分支払い、デッキから《E・HERO ブレイズマン》を特殊召喚!」

 

『ハァッ!!』

 

十代LP1000→500

 

 

来た!融合デッキ感涙のHERO!!

 

 

《ヒーローアライブ》

通常魔法

(1):自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、

LPを半分払って発動できる。

デッキからレベル4以下の「E・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

《E・HERO ブレイズマン》

効果モンスター

星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1800

「E・HERO ブレイズマン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、

いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。

デッキから「融合」1枚を手札に加える。

(2):自分メインフェイズに発動できる。

デッキから「E・HERO ブレイズマン」以外の

「E・HERO」モンスター1体を墓地へ送る。

このカードはターン終了時まで、

この効果で墓地へ送ったモンスターと同じ属性・攻撃力・守備力になる。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

 

「特殊召喚成功時、デッキから《融合》を手札に加えて発動!《ブレイズマン》と手札の《E・HERO シャドーミスト》を融合し、来い!紅炎操りし英雄、《E・HERO ノヴァマスター》!!」

 

『フンッ!!』

 

「の、ノヴァマスターだと!!」

 

 

 

《E・HERO シャドー・ミスト》

効果モンスター

星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500

「E・HERO シャドー・ミスト」の(1)(2)の効果は

1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。

デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の

「HERO」モンスター1体を手札に加える。

 

 

《E・HERO ノヴァマスター》

融合・効果モンスター

星8/炎属性/戦士族/攻2600/守2100

「E・HERO」モンスター+炎属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。

自分はデッキから1枚ドローする。

 

 

 

う~ん、やっぱ十代には赤が似合うわよねー。ノヴァマスターくらいなら皆許してくれるっしょ・・・・え、駄目?そこをなんとか。

 

 

「《シャドーミスト》の効果で《フェザーマン》を加え、バトルだ!いっけぇ《ノヴァマスター》!!《VWXYZドラゴン・カタパルトキャノン》に攻撃!!〈クリムゾン・ノヴァ〉!!」

 

 

「くっ、だが甘い!リバース発動《サイクロン》!貴様の《スカイスクレーパー》さえ破壊してしまえば・・・・」

 

 

「「出たぁ!」」

 

「万丈目様のやらしい《サイクロン》ですわ!」

 

 

 

やらしい《サイクロン》って何?!確かにいつも打つタイミングやらしいけど!!

 

 

 

「手札から速攻魔法《決闘融合-バトル・フュージョン》!!俺の《ノヴァマスター》に《VWXYZ(ヴィトゥズィ)》の攻撃力を加算するぜ!!」

 

 

 

《決闘融合-バトル・フュージョン》

速攻魔法

「決闘融合-バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドの融合モンスターが

相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。

その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、

戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

 

 

 

「攻撃力5600だと?!」

 

《ノヴァマスター》ATK2600→5600vs《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》ATK3000

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

万丈目LP4000→1400

 

 

「《ノヴァマスター》の効果で1枚ドロー!・・・・カードを1枚セットしてターンエンドだ。」

 

「まだまだぁ!《王宮のお触れ》!チェーンし《リビングデッドの呼び声》!!復活しろ、《VWXYZ》!」

 

 

 

《王宮のお触ふれ》

永続罠

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、

このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。

 

 

《リビングデッドの呼声》

永続罠

(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。

そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。

このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。

そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

 

 

 

あーんまた帰ってきちゃった~、伏せ2枚もあるけど罠使えないし大丈夫かな~。

 

 

十代 H2 LP500

フィールド現状

《E・HEROノヴァマスター》(攻)

セット

セット

 

 

「ドロー!《VWXYZ》効果だ!消え失せろ《ノヴァマスター》!!」

 

『グゥ・・・・』

 

「くっ、済まない《ノヴァマスター》・・・・」

 

 

「場ががら空きに!」

 

「決まりですかね?」

 

 

「終わりだぁ!!《VWXYZ》!〈アルティメット・デストラクション〉」

 

 

「十代!!!!」

 

 

「・・・・ジュンコ?安心しろよ、まだ負けてないぜ!!《クリボーを呼ぶ笛》!デッキから《ハネクリボー》を特殊召喚!!」

 

『クリクリッ』

 

 

《クリボーを呼ぶ笛》

速攻魔法

自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、

手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

 

《ハネクリボー》

効果モンスター

星1/光属性/天使族/攻 300/守 200

(1):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。

ターン終了時まで、自分が受ける戦闘ダメージは全て0になる。

 

 

 

かっ・・・・

 

 

 

「「「可愛いー!!!」」」

 

 

 

あーん、すっごくもふもふしたいあの毛並み!

・・・・あれっ、この状況見たことあるよーな。

 

 

 

「ちっ、雑魚の壁でワンターンだけ持ちこたえたか・・・・。貴様など、攻撃するに値しない雑魚だが!その効果は面倒だ!消えろ、〈アルティメット・デストラクション〉!!」

 

 

「ハッ、いけませんわ!万丈目様!!」

 

 

 

ん?ももえどったの。

 

 

 

「その攻撃を待ってたぜ!リバースカード、《進化する翼》!!手札2枚と《ハネクリボー》を墓地に送り、《ハネクリボーLv10》を特殊召喚!」

 

『クリクリー!!』

 

「《ハネクリボー》が進化しただと!!」

 

やっぱり!見覚えあると思ったらハネクリボー進化初お披露目のシチュエーションだったのね!!

 

 

《進化する翼》

速攻魔法

自分フィールド上に存在する「ハネクリボー」1体と手札2枚を墓地に送る。

「ハネクリボー LV10」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。

 

 

《ハネクリボー LV10》

効果モンスター

星10/光属性/天使族/攻 300/守 200

このカードは通常召喚できない。

このカードは「進化する翼」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。

自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げる事で、

相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊し、

破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。

この効果は相手バトルフェイズ中のみ発動する事ができる。

 

 

 

「《ハネクリボーLv10》効果発動!自身を犠牲に相手攻撃モンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分ダメージを与える!!」

 

『クリー!!!』

 

「ばかなぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

万丈目 LP1400→0

 

「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!!」

 

「くっ、この俺が!!」

 

 

「キャー!やったあ!十代の勝ちよ!!」

 

「むむむむむ」

 

 

ももえが不機嫌になっちゃったけど、好意持ってる人が負けたんだからしょうがないわよね・・・・。

決闘後、校長が十代昇格だーとか言ってるけどどうせ断るわ、やっぱ赤が1番よ十代は!!

 

 

 

「ジュンコ~!!」

 

「な、なによ十代。」

 

「お前の応援、しっかり届いたぜ!ありがとな!」

 

 

 

んなっ?!そんな真っ直ぐにお礼言われると・・・・

 

 

「べっ、べっつにぃ~?普段私が鍛えてあげてんのに負けるとかありえないし?勝って当然よ当然!」

 

 

 

ちっくしょー!何故に素直になれないのか私は!!

 

 

 

「へへっ、そうだな!お前のデュエルまだだっけ?応援するからな!!」

 

「は、はいっ・・・・」

 

(だからなんで敬語?)

 

 

「・・・・あれで好意隠してるつもりってのが面白いッスよねジュンコさん」

 

 

●●●

 

 

「それではオベリスクブルー女子、枕田ジュンコ!浜口ももえ!両者前へ、ナノーネ!」

 

 

やっぱももえとか・・・・、中等部の時から実力近いって理由でよく組むのよね~。《デスウォンバット》によるロックバーンは厄介だけど、今回はゴドバ3枚の上に忍者とサモプリで闇要素加えた【シムルグアロマハーピィ】よ!(ゲス顔)

それに十代が応援してくれてんだから負けないわ!!

 

 

 

「・・・・ジュンコさん」

 

「うん?なによももえ」

 

「万丈目様の敵・・・・とらせてもらいますわ」

 

「ほぇっ?!」

 

 

 

なんで私が敵になってんの?十代にカードちょっと渡ったけど、私が直接倒したわけじゃ・・・・

 

 

 

「参ります!」

 

「う、うん」

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

よっし、決闘盤(デュエルディスク)は私を先行に選んだ!HANZO引いてたら勝ちまであるわ!!

 

 

 

「私のターン!ってあっれぇ?!」

 

「どうかいたしましたか?」

 

「え、いや~・・・・」

 

 

 

また【ハーピィ】じゃねーし!これ皆大好きあのデッキじゃないの!!え?昨日十代の部屋行くときは確かに【ハーピィ】だけデッキケースに入れて・・・・くっそう、やるしかないわ!

 

 

 

「私は!《RR(レイド・ラプターズ)-トリビュート・レイニアス》を召喚!」

 

 

「れ、RR(レイド・ラプターズ)?!また見たことないカードだぜ!!」

 

「ジュンコ・・・・また別のデッキなの?」

 

 

 

はい、皆大好き反逆のRR(レイド・ラプターズ)デス。

私の所持デッキの中では多分ガッチガチやでぇ・・・・だ、大丈夫よね。このデッキもこんなこともあろうかと《RUM(ランクアップマジック)》全抜きして戦闘補助積みまくったし!上級いないけどなんとかなるわ!

 

 

 

「《トリビュート》の効果でデッキから《RR-ミミクリー・レイニアス》を墓地に送りさらに効果発動!《ミミクリー》を除外しデッキから《RR-ネスト》を手札に!そして《RR-ファジーレイニアス》!このコは場に[RR(レイド・ラプターズ)]がいると特殊召喚出来るわ!さらに永続魔法《RR-ネスト》!場に[RR]が2体いるので、デッキから《RR-インペイル・レイニアス》をサーチ!カードを1枚伏せてターンエンド!!」

 

 

 

《RR-トリビュート・レイニアス》

効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守 400

「RR-トリビュート・レイニアス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。

デッキから「RR」カード1枚を墓地へ送る。

(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したターンの自分メインフェイズ2に発動できる。

デッキから「RUM」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「RR」モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

《RR-ミミクリー・レイニアス》

効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1100/守1900

「RR-ミミクリー・レイニアス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ発動できる。

自分フィールドの全ての「RR」モンスターのレベルを1つ上げる。

(2):このカードが墓地へ送られたターンの自分メインフェイズに、

墓地のこのカードを除外して発動できる。

デッキから「RR-ミミクリー・レイニアス」以外の「RR」カード1枚を手札に加える。

 

 

《RR-ファジー・レイニアス》

効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻 500/守1500

「RR-ファジー・レイニアス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、

このカードの効果を発動するターン、自分は「RR」モンスターしか特殊召喚できない。

(1):自分フィールドに「RR-ファジー・レイニアス」以外の

「RR」モンスターが存在する場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから「RR-ファジー・レイニアス」1体を手札に加える。

 

 

《RR-ネスト》

永続魔法

「RR-ネスト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに「RR」モンスターが2体以上存在する場合にこの効果を発動できる。

自分のデッキ・墓地の「RR」モンスター1体を選んで手札に加える。

 

 

 

ジュンコ H4 LP4000

フィールド現状

《トリビュート・レイニアス》(攻)

《ファジー・レイニアス》(守)

《RR-ネスト》

セット

 

 

「どうやら[ガジェット]のように、後続を呼び確実にアドバンテージを稼いで行くデッキのようだな・・・・厄介そうだ。」

 

 

 

今の説明口調誰だ・・・・もしや三沢君か?大体合っているようで合ってないわね。

 

 

 

「なんですか、その腑抜けた布陣は・・・・」

 

 

 

ふぇ?!ももえなんで怒ってるのよ!!

 

 

 

「いつも師匠が言っていましたよね?「どんなデッキでも相手と全力で向かい合え」って!」

 

「え、師匠って・・・・」

 

「まだ解らないんですか()()さん!だったら思い出させてあげます!私のターン!!」

 

 

い、今私のこと隼子って言った?!しかも師匠って・・・・

 

 

「私のドローカードは!《RUM(ランクアップマジック)七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)》!!」

 

 

「はぁぁぁぁぁ!?アンタ、もしかして!」

 

「おいでませ!《No(ナンバーズ).101》!《S(サイレント)H(オナーズ)Ark knight(アーク・ナイト)》!!そしてこれを素材にオーバーレイ!!」

 

 

「なんだなんだ!?」

 

「一体何が起きてる~ノ?!」

 

 

「現れなさい、《CNo(カオスナンバーズ).101》!満たされぬ魂の守護者よ!今、暗黒の騎士となりて光を砕け!!カオス・エクシーズ・チェンジ!!《S(サイレント)H(オナーズ)Dark(ダーク・) knight(ナイト)!!」

 

「初手七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)?!嘘でしょ・・・・」

 

 

《RUM-七皇の剣》

通常魔法

自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、

そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。

「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」の

いずれかをカード名に含むモンスター1体を、

自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、

そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを

その特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。

 

 

 

「手札より《ドラゴン目覚めの旋律》!!手札の《ゲイザー・シャーク》を捨て、デッキから2枚の《ディサイシブの影霊衣(ネクロス)》を手札へ!そして《マンジュゴッド》を召喚!《高等儀式術》をサーチし、発動!!デッキからレベル5の《ジェノサイド・キングサーモン》2体を生贄に《ディサイシブの影霊衣》降臨!!」

 

 

 

「今度は儀式召喚だと?!」

 

 

「さらに《簡易融合》!ライフを1000払い、融合・・・・いえ、EXデッキから《レア・フィッシュ》を特殊召喚!そしてマンジュゴッドとオーバーレイ!!ランク4!《№103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》!!そして墓地の《ゲイザー・シャーク》効果!《ジェノサイドキングサーモン》2体でオーバーレイ!!

いでよ、《No.94》!氷の心をまといし霊界の巫女、澄明なる魂を現せ!《極氷姫クリスタル・ゼロ》!そしてこれを素材にオーバーレイ!!(アーマード)エクシーズチェンジ!!《FA(フルアーマード)-クリスタル・ゼロ・ランサー》!!!」

 

ももえ H2 LP3000

フィールド現状

S(サイレント)H(オナーズ)Dark(ダーク・) knight(ナイト)(攻2800)

《ディサイシブの影霊衣》(攻3300)

《№103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》(攻2400)

FA(フルアーマード)-クリスタル・ゼロ・ランサー》(攻2200→3700)

 

 

「なんなんだよ・・・・これは?!」

 

 

 

 

私と同じ師匠・・・・私の前世の名前を知っている、そして独特な水属性のデッキ!間違いない!!

 

 

 

「桃華ぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

                       つづ・・・・かざるを得ない!!




思ったより文字数がいったので一旦ここで切ります。十代vs万丈目のせいだね





※後半のももえソリティアは文字数限界ゆえにカード説明省いてあります。




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4羽 このコは《RUM》が無いからって出ないとは言ってない

前回までのあらすじ、

ももえ H2 LP3000
フィールド現状
S(サイレント)H(オナーズ)Dark(ダーク・) knight(ナイト)(攻2800)
《ディサイシブの影霊衣》(攻3300)
《№103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》(攻2400)
FA(フルアーマード)-クリスタル・ゼロ・ランサー》(攻2200→3700)


どうゆう・・・ことだ?


「桃華ぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

「あらあら、やっと気づいてくれましたの?」

 

 

やっと気づいたって、え?まじで桃華・・・・桃華なの!?何故ここに?まさか自力で元の世界から脱出を?!

 

RR(レイド・ラプターズ)使っているからって不審者じみた思考をしないで下さいまし・・・・」

 

「心を読むなぁ!!」

 

 

 

・・・・Arc-Vネタが通じるってことは、マジで桃華だ。

〈樋口桃華〉、前世での私の親友にして同じ師匠()に決闘を教わった仲でもある。

私が鳥獣に拘っているのと同様、彼女は水属性・・・・水・魚・海竜族等がメイン、得に人魚っぽいのが好きだ。

以前使った水鳥獣デッキをどちらが作るかで本気で喧嘩した。

※2羽参照

・・・・余談だが、師匠の元カノだ。

 

ああ、名前そっくりじゃん!(?)浜口ももえに!・・・って予想出来るかぁ!!

 

 

 

「あの娘達どうしちゃったの?」

 

「ジュンコー、しっかりしろー!!ピンチ過ぎておかしくなっちゃったのか~?!」

 

「この状況なら納得ッスけどね、見たことも無い上級クラスのモンスターが1ターンで4体も・・・・」

 

「しかし彼女は別の要因で驚いているように見えるが・・・・まるで其処にいるはずのない人物に遭遇したかのような」

 

 

 

三沢君・・・・謎の監察眼止めてくんない、当たってるのすごくね?

 

 

 

「辺りが賑や蟹なって来ましたわね・・・・言いたいことは沢山あるでしょうがまず、デュエルに決着を付けましょうか」

 

 

 

大体アンタのせいだからね?エクシーズ召喚連発したせいだからね!あとでどうやって弁明すんのよ!

 

 

 

「《ディサイシブの影霊衣(ネクロス)》効果発動ですわ!セットカードを破壊して除外いたします!!」

 

「クッ、リバースオープン《RRーレディネス》!!私のRR達は破壊させないわ!」

 

 

《ディサイシブの影霊衣》

儀式・効果モンスター

星10/水属性/ドラゴン族/攻3300/守2300

「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。

レベル10以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。

「ディサイシブの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードを手札から捨て、

自分フィールドの「影霊衣」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):相手フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊し、除外する。

 

 

《RR-レディネス》

通常罠

(1):このターン、自分フィールドの「RR」モンスターは戦闘では破壊されない。

(2):自分の墓地に「RR」モンスターが存在する場合に墓地のこのカードを除外して発動できる。

このターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。

 

 

 

「まぁ・・・・《ディサイシブの影霊衣》召喚時に使っていれば除外されずに済んだものを・・・・」

 

 

七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)その他もろもろに驚いて忘れていたのよ!1ターン目から飛ばし過ぎだっつーの!!

 

 

 

「大方忘れてただけでしょうがね、相変わらずですわ~」

 

「だから思考を読むなぁ!」

 

 

 

「ももえのモンスターには驚いたけど、結局いつもの二人だわ」

 

「そうなんスか?!」

 

 

 

「しかしレディネスでは戦闘ダメージは軽減出来ません、くやしいでしょうねぇ・・・・バトル、《ディサイシブの影霊衣》で《トリビュート・レイニアス》を攻撃です!」

 

 

 

《ドラゴン目覚めの戦慄》で手札にもう1体いんのよね・・・・使わざるを得ないわ。

 

 

 

「手札から《RR-ブースター・ストリクス》効果発動!」

 

「まぁ!」

 

 

《RR-ブースター・ストリクス》

星4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守1700

(1):自分の「RR」モンスターが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、

このカードを手札から除外して発動できる。

その攻撃モンスターを破壊する。

 

 

 

『ピーッ!!』

 

『グルァァァァァ!!』

 

 

《ブースター・ストリクス》が《ディサイシブ》に特攻して爆散した・・・・なんかゴメン、激しくゴメン。

 

 

「RRへ攻撃を仕掛けたモンスターを破壊するわ、ありがとね《ブースター》」

 

「けれど私のモンスターはまだまだ残っていましてよ!《ラグナ・ゼロ》!《dark knight》!《クリスタル・ゼロ・ランサー》!《トリビュート》に総攻撃!!」

 

 

vs《トリビュート》(攻1800)

 

 

『ピュウゥゥゥゥゥ・・・・』

 

「アタタタタタタ?!」

 

 

ジュンコ LP4000→3400→2400→500

 

 

《トリビュート》フルボッコ、ありがとう助かったわ。

 

 

「耐えられてしまいましたわ・・・・《dark knight》の効果発動、《ファジーレイニアス》をORU(オーバーレイ・ユニット)に変換致します、〈ダーク・ソウル・ローバー〉・・・・ターン終了ですわ」

 

《CNo.101 S・H・Dark Knight

エクシーズ・効果モンスター

ランク5/水属性/水族/攻2800/守1500

レベル5モンスター×3

1ターンに1度、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。

また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、

自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合、

このカードを墓地から特殊召喚できる。

その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。

この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。

 

 

《dark knight》ORU1→2

 

 

ももえ H2 LP3000

フィールド現状

S(サイレント)H(オナーズ)Dark(ダーク・) knight(ナイト)(攻2800)

《№103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》(攻2400)

FA(フルアーマード)-クリスタル・ゼロ・ランサー》(攻3700)

 

 

 

《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》

ランク4/水属性/天使族/攻2400/守1200

レベル4モンスター×2

 

 

《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》

ランク6/水属性/戦士族/攻2200/守1600

水属性レベル6モンスター×3

このカードは自分フィールド上の水属性・ランク5のエクシーズモンスターの上に

このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。

このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。

フィールド上のこのカードが破壊される場合、

代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。

また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

相手フィールド上の全てのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

 

 

 

 

「あ、相変わらず防御はザルのようね!伏せ無しなんて余裕じゃない?!」

 

「余裕かましてエクシーズしなかった方がなにを・・・・《フォース・ストリクス》最低2体は展開出来たはずですわよ?」

 

「ぐぅ・・・・」

 

 

エクシーズ無しで闘おうとした結果がこれだよ。まさか相手が使って来るとは思わないでしょう普通・・・・

 

 

 

「あ、アンタだって調子乗って《クリスタル・ゼロ》の効果使わなかったじゃない!重ねるだけ召喚する前に使ってたら勝ってたくせに!」

 

「あれは《ディサイシブの影霊衣》第2の効果と合わせて決めるつもりだったからですわ、《ブースター・ストリクス》なんてすっかり忘れていましたもの・・・・それに《ゴッドバード・アタック》等だった場合に備えて破壊耐性は残しておくべきですわ」

 

 

 

まぁ予想外だから対応されにくいんだもんね・・・・

 

 

 

「な、なんか二人でプレイングについて語ってるけど全然ついていけないわ・・・・」

 

「僕もっス・・・・」

 

「ジュンコも何度か、あのエクシーズっての使ってたことあるし・・・・アイツならいくらでも逆転してくるぜ!」

 

「そうなのか?!実に興味深いな・・・・」(合流した)

 

 

 

じゅうだーい!!あれだけ皆にはバラすなって言ったのにぃ・・・・いや、信頼の証とポジティブに受けとるべきか、でも後が恐いなぁ~。

 

 

 

「アンタがその気なら、私も容赦しないわ!私のターン!」

 

「今更ですか、手遅れな気もしますが・・・・」

 

 

うっさい!十代の前でみっともない負け方なんざしてたまるか!!

 

 

「さぁ、行くわよ!《RR-バニシング・レイニアス》!」

 

「!手札から《増殖するG》を捨て、効果発動しますわ♪」

 

 

え、ちょま・・・・

 

 

「G?なんかの略かな。」

 

「ジュンコ、今物凄く嫌そうな顔したわね・・・・」

 

 

えぇー、折角ソリッドビジョンでデュエルしてんのにそれ使うー?

 

 

「わたくしのデッキは、ジュンコさんの[RR]のようにアドバンテージ源がございませんから♪」

 

 

まーた心(ry

黙ってても負けだし、最小限の動きでもも(愛称)の戦力削るか・・・・

 

 

「《RR-ネスト》の効果でうーん・・・・2枚目《バニシング》を加えて《バニシング・レイニアス》の効果で・・・・止めとこ」

 

 

「あら、残念ですわ」

 

 

よし、目を瞑っておこう。

 

 

「《トリビュート》と《バニシング》でオーバーレイ!2体の鳥獣族モンスターでエクシーズ召喚、舞い降りよ氷鳥の華!ランク4!《零鳥獣シルフィーネ》!!」

 

 

なお、前は見ないようにとりだした。

 

 

《零鳥獣シルフィーネ》

ランク4/水属性/鳥獣族/攻2000/守2200

鳥獣族レベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

相手フィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果を無効にし、

このカードの攻撃力はこのカード以外の

フィールド上に表側表示で存在するカードの数×300ポイントアップする。

このカードの効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで適用される。

 

 

 

『ハァッ!』

 

 

「お!アイツなら知ってるぜ!!」

 

 

「え、それよりももえの手元に・・・・」

 

「なんかゴソゴソ蠢く影が・・・・」

 

 

「「キャァァァァァァ!!ゴ●ブリィィィィィ!!!!」」

 

 

 

誰かが気づいてしまったようだ・・・・やっべぇ観戦客阿鼻叫喚だよ。

 

 

《増殖するG》

星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200

「増殖するG」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できず、

相手ターンでも発動できる。

(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。

このターン、以下の効果を適用する。

●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、

自分はデッキから1枚ドローしなければならない。

 

 

 

「相手が特殊召喚する度に1枚ドローいたします♪」

 

 

「アンタ、よくそんなカード平気で使うわね」

 

 

私にゃ無理だ、カードイラストだけで勘弁だった。ソリッドビジョンで使う処かデッキに入れる選択肢すら浮かばないわ・・・・

 

 

「確かに本物だったら絶対御免ですけど・・・・立体映像と判っていたら案外平気ですわよ?にしても《シルフィーネ》ですか、厄介な」

 

 

 

アンタのGがいちばん厄介だわ・・・・そろそろ目ぇ開けてもいいかしら?悲鳴も治まってきたし。

 

 

 

「・・・・よし、《シルフィーネ》の効果発動よ!ORUを1つ使い、相手フィールド上の表側のカード効果を全て無効にする!〈パーフェクト・フリーズ〉!!」

 

 

 

『テヤァァァァァ!』

 

 

《クリスタル・ゼロ》《ラグナ・ゼロ》《dark knight》が凍りついて動かなくなる、なんか違和感パネェ。

 

《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》(攻)3700→2200

 

 

 

「まぁ!見た目や効果的にはこちらが使うべきモンスターですわ!《クリスタル》や《ラグナ》に効いてるのが納得出来ません!」

 

「気持ちは判るけど効果処理上仕方ないでしょ・・・・その後《シルフィーネ》以外の表側カード×300、攻撃力上昇!!」

 

 

《シルフィーネ》(攻)2000→3200

 

 

「こうも容易く攻撃力3000を超えるなんて・・・・」

 

 

さて、誰を攻撃するか・・・・《dark knight》は論外として、新しく《RUM(ランクアップ・マジック)》を引かれて《ラグナ・インフィニティ》にされたら即死よね。《クリスタル・ゼロ》は次ターンは脅威では無いし・・・・決めたっ!

 

 

 

「バトルよ!《シルフィーネ》で《ラグナ・ゼロ》を攻撃!〈アイス・レイ〉!!」

 

『ハァッ!!!』

 

『フン!!』

 

 

vs《ラグナ・ゼロ》(攻)2400

 

 

なんか璃緒ちゃん対決になったわね・・・・

 

 

「キャッ・・・・やりましたわね!」

 

ももえ LP3000→2200

 

 

「フン、800程度なによ。こっちは《トリビュート》が3500分もダメージ受けてんだからね!」

 

 

 

さて、《インペイル》の効果主体でビートダウンするつもりだったけど、今は他にもっと欲しいカードがあるわね・・・

 

 

 

「《闇の誘惑》!2枚引いて・・・・《インペイル》を除外!カードを2枚伏せてターン終了よ!」

 

 

ジュンコ H2 LP500

フィールド現状

《零鳥獣シルフィーネ》(攻3200)

《RR‐ネスト》

セット

セット

 

 

 

「セットが2枚ですか、わたくしのターン!あ、来てくれましたね!お待ちしてましたわ♪」

 

 

ん?

 

 

「参りますわよ!《深海のディーヴァ》さん♪」

 

『ーー・ーーー・ーー!!』

 

 

《深海のディーヴァ》

チューナー

星2/水属性/海竜族/攻 200/守 400

このカードが召喚に成功した時、

デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚できる。

 

 

 

うっわ、ある意味最強クラスのチューナー、ディーヴァ様じゃないっスか・・・・・

 

「・・・・あら?」

 

「何よ?」

 

「覗き事件の時も思ったのですが・・・・やはり見えていませんの?」

 

 

 

え?なんの話してんのこの子。

 

 

 

「まぁお可愛そうに、けど構いませんわ!《深海のディーヴァ》効果発動!デッキから《ヴィジョン・リチュア》を特殊召喚致します!」

 

『ーーーーー!』

 

 

「相変わらず下級海皇は苦手なのね・・・・私は助かるけどさ」

 

 

「デッキの都合もありますがね、参ります!レベル2の《ヴィジョン・リチュア》にレベル2のチューナー、《深海のディーヴァ》をチューニング!!」

 

 

 

うぉおおい?!シンクロもすんのかい!!まじであとから説明大変そう・・・・

 

 

 

「七色に輝く拒絶の光、天空よりおいでませ!レベル4!《虹光の宣告者(アーク・デクエアラー)》!」

 

《虹光の宣告者》

シンクロ・効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻 600/守1000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。

(2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、

このカードをリリースして発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

 

うっへ~、面倒なのきたわ。周りが

「シンクロ召喚?!」

「まるで意味が分からんぞ!」

とか騒いでるけどもういいや、後の事は後の私にまかせよう。

 

 

 

「さらに墓地の《ヴィジョン・リチュア》を除外し《水の精霊アクエリア》を特殊召喚して《虹光の宣告者》とオーバーレイ!エクシーズ召喚ランク4!炎海にて生まれ変わりし《ラヴァルバル・チェイン》!」

 

《ラヴァルバル・チェイン》

ランク4/炎属性/海竜族/攻1800/守1000

レベル4モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、

以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。

●デッキからモンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。

 

 

「今度は火属性じゃない・・・・」

 

 

「海竜族ですから問題ありませんわ、《ラヴァルバル・チェイン》効果! ORUを1つ消費しデッキから《ゲイザー・シャーク》を1枚墓地へお送りしますわ!」

 

 

 

どっかで「《シルフィーネ》に比べたら地味だな」とか聞こえたけど、そんなわけあるか馬鹿・・・・《おろかな埋葬》がどんだけ強カードか知らないタイプね。

 

 

 

「更に更にぃ~、ORUとして墓地へ送られた《虹光の宣告者》も効果発動!儀式魔法である《高等儀式術》を手札に加えますわっ」

 

 

 

「ッ!こちらが本命か!」

 

 

 

はい三沢君正解。4枚目の《マンジュゴット》として《ディーヴァ》入れるタイプね、いや逆か?

 

 

 

「流石に《ディーヴァ》さんは1枚しか入れてませんわよ?残念ですが」

 

 

 

うん、もう突っ込まない。

 

 

 

「それはそれで寂しいですわね、再び《高等儀式術》!デッキから・・・・」

 

 

「あんな化物ポンポン出すなつーの!カウンター罠《ラプターズ・ガスト》!!《高等儀式術》は無効よ無効!」

 

 

《ラプターズ・ガスト》

カウンター罠

自分フィールドに「RR」カードが存在し、

魔法・罠カードが発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

 

 

 

「あらあら、アテが外れてしまいましたわ・・・・仕方ありません、バトル!《dark knight》で《シルフィーネ》を攻撃いたします!〈デモンズ・ランス〉!!」

 

 

テ●ルズかっ、

 

 

「クッ、向かえ討て《シルフィーネ》!〈アイス・レイ〉!!」

 

 

『リオォォォォ!』

 

『あり得ないから。』

 

vs《dark knight》(攻)2800

 

 

ももえ LP2200→1800

 

 

今なんか・・・・きっと気のせいね。

 

 

「なんで自爆特攻なんスかね?」

 

「ジュンコも嫌そうだったわね、モンスター効果は無効になってるハズだし」

 

 

 

あ、はい。フィールド上のはね?

 

 

 

「この時《dark knight》効果発動!辺獄より再び姿を現さん、〈リターン・フロム・リンボ〉!!」

 

 

『・・・・』

 

 

ももえ LP1800→4600

 

 

「墓地発動の効果か!!」

 

「蘇生効果、しかもライフまで回復した?!」

 

 

「・・・・《dark knight》の素材になってた《ファジー・レイニアス》効果、デッキより2枚目を回収するわ。アンタ、効果説明したげなさいよ」

 

 

「ジュンコさんが判っていれば良いじゃありませんか・・・・外野まで声張るの面倒ですし、効果長いし」

 

 

ジュンコ呼びなんだ、じゃなくて変なトコ面倒くさがるのは相変わらずね。ってかうちら、前世そのまんまじゃね?性格違和感無かったもん今まで、あっちもそう思って・・・・

 

 

 

「はい。」

 

 

 

・・・・デュエルを続行しろ!イ⚫ノォォ!!

 

 

 

「では遠慮なく、再び〈ダーク・ソウル・ローバー〉!!《シルフィーネ》は頂きですわ!」

 

 

『リオォォォォ!!』

 

『シツコイ!!』

 

 

 

またなんかやってね?!

 

 

 

「ところがぎっちょん、タダじゃやられないわよ!罠カード《ゴッドバードアタック》!!破壊対象は《dark knight》と《クリスタル・ゼロ・ランサー》!!」

 

 

《ゴッドバードアタック》

自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、

フィールドのカード2枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

『皆で反省会よ!!』

 

『オレタチハモウ、ワカリアッテイル・・・』

 

 

《シルフィーネ》がオーラ的なもの纏って《dark knight》と《クリスタル・ゼロ・ランサー》を巻き込んで爆発した、海馬社長・・・・爆発演出好きね。

しっかしさっきから聞こえるのなんだろ、幻聴かな?きっとももえのせいで疲れてんのね。

 

 

 

「今度は復活しないな?」

 

「1ターンに1度か、あのORUとゆうものの有無が関係ありそうだな」

 

 

 

だからその観察眼何。

 

 

 

「ほんとはみえるのですかね?ターンエンドですわ」

 

 

 

ももえ H1 LP4600

フィールド現状

《ラヴァルバル・チェイン》(攻)1800

 

 

 

「なにがやねん、ドロー!」

 

 

 

あ、《RUM》の代わりにぶちこんだ1枚きた。

 

 

 

「一気に攻めるわよ!《一族の結束》発動!!皆鳥獣、皆好き!そして《バニシング》と《ファジー》展開!《RR-ネスト》で《インペイル》加えて《バニシング》効果で特殊召喚!」

 

《バニシング・レイニアス》(攻1300→2100)

《ファジー・レイニアス》(攻500→1300)

 

《一族の結束》

永続魔法

自分の墓地の全てのモンスターの元々の種族が同じ場合、

自分フィールドのその種族のモンスターの攻撃力は800アップする。

 

 

《RR-インペイル・レイニアス》

星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守1000

「RR-インペイル・レイニアス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ、

フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを表側守備表示にする。

(2):このカードが攻撃したターンの自分メインフェイズ2に、

自分の墓地の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

「《一族の結束》ですか・・・・好きですね、ジュンコさん以前[BF(ブラック・フェザー)]にも入れてましたわよね?」

 

 

「ほっとけ、バトルよ!《インペイル・レイニアス》で《ラヴァルバル・チェイン》を攻撃!」

 

 

『クルルルゥ!』

 

 

《インペイル・レイニアス》(功1700→2500)vs《ラヴァルバル・チェイン》(攻1800)

 

 

「痛っ、」

 

 

「追撃よ!《バニシング》&《ファジー・レイニアス》でダイレクトアタック!!」

 

『『ピュゥゥゥゥ!!』』

 

 

「キャァァァ?!酷いですわっ!」

 

 

ももえ LP4600→3900→1800→500

 

 

 

アンタが言うか。

 

 

 

「ライフが並んだ!」

 

 

「メインフェイズ2!《インペイル・レイニアス》効果!攻撃したメイン2に墓地より《トリビュート・レイニアス》を復活!特殊召喚時《RR-レディネス》墓地へ!」

 

 

「まだ展開する気か!」

 

 

「今度は腑抜けてない布陣を見せてあげる!《バニシング》と《ファジー》、《トリビュート》と《インペイル》で、オーバーレイ!冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実をあばき、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!飛来せよ!ランック4!2体の《RR-フォース・ストリクス》!!」

 

 

『『ピュィィィィィ』』

 

 

《RR-フォース・ストリクス》

ランク4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守2000

レベル4モンスター×2

(1):このカードの攻撃力・守備力は、

このカード以外の自分フィールドの鳥獣族モンスターの数×500アップする。

(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスター1体を手札に加える。

 

 

「2体の《フォース・ストリクス》効果!ORUを1つ使い、デッキからレベル4闇鳥獣族《バニシング・レイニアス》と《シンキング・レイニアス》を手札に!ついでにORUから墓地に行った《ファジー》も手札へ!そして《シンキング・レイニアス》を特殊召喚!エクシーズが場にいる時特殊召喚出来るわ!さらに《ペイン・レイニアス》を特殊召喚![RR]1体、《シンキング》を指定しその攻撃力分のダメージを受けて特殊召喚出来る!」

 

『チョン、チョン』

 

 

イテッ、かわいいから許す!

 

 

ジュンコ LP500→400

 

 

《RR-シンギング・レイニアス》

星4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100

「RR-シンギング・レイニアス」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):自分フィールドにXモンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

 

《RR-ペイン・レイニアス》

星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100

「RR-ペイン・レイニアス」の効果は1ターンに1度しか使用できず、

このカードをX召喚の素材とする場合、鳥獣族モンスターのX召喚にしか使用できない。

(1):このカードが手札に存在する場合、

自分フィールドの「RR」モンスター1体を対象として発動できる。

自分はそのモンスターの攻撃力か守備力の内、

低い方の数値分のダメージを受け、このカードを手札から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは、対象のモンスターのレベルと同じになる。

 

 

 

「腐ってた手札はそれでしたか・・・・しかしエクシーズしないつもりだったくせによく《シンキング》と《ペイン・レイニアス》を採用しますわね?大方、仲間外れは可哀想!とかでしょうけど」

 

 

「わかってんなら突っ込むなぁ!《ペイン》は召喚時に指定した[RR]と同じレベルになる!《シンキング》と《ペイン》でオーバーレイ!3体目ェ!《RR-フォース・ストリクス》!!効果で《トリビュート》加えてターンエンド!」

 

 

ジュンコ H3(ファジーバニシングトリビュート) LP400

フィールド現状

《フォース・ストリクス》(守2000→3000)×3

《一族の結束》

《RR-ネスト》

 

 

「ワンターンスリィストリクスゥ・・・・」

 

 

や め ろ

 

 

「なんとゆう展開力だ・・・・」

 

「あれだけやって3枚手札が残っているだと?!」

 

「これが、ジュンコの本気?」

 

「スッゲー!!かっこいいぜジュンコー!!」

 

 

 

・・・・ブイッ。

 

 

「流石はジュンコさん、面白くなって来ましたわ!わたくしのターン!必殺!《強欲なバブルマン》召喚!成功時2枚ドロー!続きまして《貪欲な壺》!!

《ラグナ・ゼロ》

《クリスタル・ゼロ》

《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》

《ラヴァルバル・チェイン》

《水の精霊アクエリア》

以上をデッキに戻しましてシャッフル!!あ、カット致します?」

 

 

《貪欲な壺》

通常魔法

自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。

そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。

その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

 

 

「いいから早くしなさいよ・・・・」

 

 

「では積込みバリの2ドロー!」

 

 

十代みたいなドローラッシュだこれー。

 

 

 

「フフフ、バブルマン(原作)でデッキの回転力がグンと上がりましたわ。水属性がいるので《サイレント・アングラー》を特殊召喚!《バブルマン》と・・・・」

 

 

「待った!特殊召喚成功時墓地の《RR-レディネス》第2の効果!除外してこのターン受けるダメージを0にする!!」

 

《E・HERO バブルマン》

星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200

強欲。

 

《サイレント・アングラー》

星4/水属性/魚族/攻 800/守1400

自分フィールド上に水属性モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

このターン自分は手札からモンスターを特殊召喚できない。

 

 

「墓地で使える劣化《和睦の使者》か、便利だな」

 

「でも、なんで今使ったのかしら?」

 

 

んなもんかすり傷1つで敗北まであるからに決まってんでしょ・・・・もも(愛称)のEXデッキに絶対《深淵に潜む者》はいるだろうしね、まだ墓地に《ゲイザー・シャーク》いるし警戒するに越したことはないわ!

 

 

「随分察しが良くなりましたわね?・・・・仕方ありません、2体の水属性モンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚!目覚めなさって《No.37 希望織竜 スパイダー・シャーク》!」

 

 

《八雲ォ・・・・》

 

 

《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》

ランク4/水属性/海竜族/攻2600/守2100

水属性レベル4モンスター×2

「No.37 希望織竜スパイダー・シャーク」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、

このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。

(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時、

このカード以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

 

「そっちに切り替えたかー」

 

 

 

「はいっ、《ゲイザー・シャーク》再び発動!墓地の2体の《ジェノサイドキングサーモン》を呼び出しオーバーレイ!おいでませ《No.73》!カオスに落ちたる聖なる滴、その力示して混沌を浄化せん!エクシーズ召喚!《激瀧神アビス・スプラッシュ》!!」

 

 

《・・・・》

 

 

《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》

ランク5/水属性/戦士族/攻2400/守1400

水属性レベル5モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

このカードの攻撃力は、相手のエンドフェイズ時まで倍になる。

このターンこのカードが相手ライフに与える戦闘ダメージは半分になる。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 

今度はそっち?!あのコの考えは読みづらいわー、

 

 

「もひとつ!《死者蘇生》!またまた再臨《S・H・dark knight》!!」

 

 

《殺られたら殺り返す!それが孤高なる鮫の流儀だ!!》

 

 

「どんな引きしてんのよアンタは!」

 

 

「シャークさんエース揃いぶみですわ♪《dark knight》!〈ダーク・ソウル・ローバー〉!!〈フォース・ストリクス〉1体ゲットだぜ!」

 

 

 

ふざけるな凌牙!

これ実は、並べたかっただけじゃね?!

 

 

 

遠い目「・・・・バトル!《スパイダー・シャーク》と《アビス・スプラッシュ》で残党狩り!」

 

()()()()()()()

 

 

図星か。

あ、こら!蜘蛛鮫さん、激瀧神が倒した奴まで食べるの止めなさい!希望って名前が泣くわよこんなグロいシーン、てか私が涙目だわ!ガイドラ貫通怖くてレディネスサーチにしなくてごめんまじごめん・・・・

 

 

「そして意味はないけど《dark knight》で攻撃!」

 

 

『?!』

 

 

《dark knight》さんも困惑してんじゃないっすか~あ、こっち来た。

 

『イラッとくるぜ・・・・』

 

 

(ゴツッ!)

 

槍で叩かれた・・・・

 

 

「・・・なに、嫌がらせ?」

 

 

「軽いうさ張らしですわ、いい加減沈めよ沈めぇ!どうしてわたくしに気持ちよくワンキルさせないんだ!・・・とか考えていませんわ。1枚セットしてターンエンドです」

 

 

ももえ H1 LP500

フィールド現状

《スパイダー・シャーク》(攻2600)

《アビス・スプラッシュ》(攻2400)

《dark knight》(攻2800)

セットカード

 

 

 

 

「こちとら、絶体絶命の崖っぷちからが本領発揮よ!私のターン!!」

 

 

 

けどそろそろ観衆の目が辛く感じてキタ、胃が痛いし、決着つけるわよ!

 

 

 

「ジュンコ~!ここまで耐えたんだ!絶対勝てよ!!」

 

 

 

あ、治ったわ!我ながら単純ね。

 

 

 

「あったり前よ!目にものいわせげるから覚悟はいい?!!」

 

「その粋だぜ!!流石はジュンコ!!」

 

 

「ラブラブッスね~・・・」

 

「くっ、羨ましい・・・」

 

「そうね、ちょっとまぶしいわ」

 

 

 

「十代様は素直に声援送ってくれていいですわね~・・・」

 

 

 

チラッと客席を見てる、万丈目君はそんなタイプじゃないっしょ。

 

 

 

「うっさい、ひねくれ男子好きのくせに。《貪欲な壺》返し!

《RR-フォース・ストリクス》3体!

《RR-バニシング・レイニアス》

《RR-ファジー・レイニアス》をデッキに戻して2枚ドロー!」

 

 

「ジュンコさんも大概な引きですわよ?!」

 

 

 

来た!あとはあの伏せ次第!

 

 

 

「《サイクロン》!アンタの伏せを破壊するわ!!」

 

 

「ムッ・・・仕方ありませんわね、チェーン発動!《RUM-クイック・カオス》!!《アビス・スプラッシュ》でオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!!渦巻く混沌の水流を突き破り、今、かの地へ浮上せよ!《CNo.73激瀧瀑神アビス・スープラ》!!」

 

 

『主ィ!!』

 

 

《CNo.73 激瀧瀑神アビス・スープラ》

ランク6/水属性/戦士族/攻3000/守2000

レベル6モンスター×3

(1):自分フィールドのモンスターが相手モンスターと戦闘を行う

そのダメージ計算時に1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

その自分のモンスターの攻撃力は、

そのダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

(2):このカードが「No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ」を

X素材としている場合、以下の効果を得る。

●このカードは効果では破壊されない。

 

 

 

「どうですジュンコさん、鳥獣縛りの残りのエクシーズモンスターでこの方々を突破出来まして?《シルフィーネ》を戻さなかったのは失敗でしたわね♪」

 

 

「な~に勝ち誇ってんの?アンタ大事なコを忘れてるよーね、おいで《バニシング》!《ファジー》!そして《RR-ネスト》で《ミミクリー》を手札に加えて特殊召喚ッ!特殊召喚時に効果発動!フィールドの[RR]達のレベルを1つ上昇させるわ!」

 

 

「まさか!《リオート・ハルピュイア》か!?」

 

 

 

多分万丈目君だろう、あの時はサーセン。

 

 

 

「あらお忘れですの?ファジーを特殊召喚ターンの召喚制限を、それに《リオート・ハルピュイア》じゃ《アビス・スープラ》の効果で結局相討ちになるだけですわ」

 

 

「え、《リオート・ハルピュイア》?忘れちゃったようだから・・・思い出させてあげるわ!3体の鳥獣族レベル5モンスターでオーバーレイ!獰猛なるハヤブサよ。激戦を切り抜けしその翼翻し 寄せ来る敵を打ち破れ!エクシーズ召喚!ランック5!!《RR-ブレイズ・ファルコン》!!」

 

『ピュェェェェェ!!』

 

 

「・・・あらっ?!」

 

 

「攻撃力たったの1000?」

 

「あれでどう勝つのかしら・・・・」

 

 

クククククク、《RUM》が入ってないからって《ブレイズ・ファルコン》が出ないと誰が言った?世間の評価は低いけど、こんな時もあるから外せないのよねこのコ

 

 

「ちょっと・・・ズルくありません?」

 

 

「問答無用!(十代の前では)勝てば官軍、容赦無し!!《ブレイズ・ファルコン》は相手プレイヤーにダイレクトアタック出来る!ももえにダイレクトアタック!!行けっ!《ブレイズ・ファルコン》!赤熱の怒りをたぎらし、反逆の槍を突き立てろ![迅雷のラプターズ・ブレイク]!!」

 

 

《RR-ブレイズ・ファルコン》

ランク5/闇属性/鳥獣族/攻1000→(1800)/守2000

鳥獣族レベル5モンスター×3

(1):X素材を持っているこのカードは直接攻撃できる。

(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、

相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを破壊する。

(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、

破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。

 

 

 

「えー!ダイレクトアタック効果?!」

 

「流石ジュンコ!あざといぜ!!」

 

 

私そんな位置ずけ?!

 

 

「キャァァァァァァァ!!」

 

 

ももえ LP500→0 

 

 

「し、勝者、シニョーラ枕田ナノーネ・・・・」

 

 

 

あ、モンスター破壊効果でも勝てたわね、《フォース・ストリクス》のお返しに蜘蛛鮫さんフカヒレにすればよかったかも。

 

 

 

「ウウウッ、折角展開したのにそれをガン無視してくるなんて・・・・」

 

「勝てぬなら 無視してしまえ ホトトギス」

 

「A.鳥種が違います・・・・ですわ」

 

 

いいノリだ。

 

 

 

「ジュ~ンコ~!!」

 

 

 

え、十代いつ降りてきたん?てかこっち向かって・・・・

 

 

 

十代<ガシッッ

 

 

・・・・・・・・。

 

「/キャァァァァァァァァ?!」

 

中略、十代に抱きしめられました。

 

 

 

「ちょちょちょちょちょ十代さん?!ななななな、なにしてんのよ公衆の面前でッッッッッ!」

 

「あらま~」

 

 

「あ、わりぃ・・・・つい?いや~凄かったぜ!俺もう感動しちゃって居ても立ってもいられなくてさ!あんな状況から逆転するなんて、超カッコ良かったぜ!!」

 

 

 

私の理性が爆発しそうで居ても立っても居られないんですが?!

 

 

 

「と、と~ぜんよ~・・・・私を誰だと思ってんの?!」

 

「そうだな!さっすがはジュンコ!俺の親友だぜ!!」

 

「ブッー?!」

 

 

親友宣言?!嬉しいんだけど残念が勝るわ・・・・

もも(愛称)、何吹き出してんのよ!

 

 

 

「そういえば、ももえだっけ?お前もあのシンクロとかエクシーズ持ってんだな!・・・ジュンコは人前で使いたくないとか言ってたけど大丈夫なのか?」

 

 

 

そ、そうよ!すっかり忘れてた、大勢に見られちゃって・・・・どうごまかすのよ!?

 

 

 

「ああ、そのことでしたら・・・・クロノス先生、マイクお借りしますわ」

 

 

「え、はい、私マイク持ってたノーネ」

 

 

《あ~、あ~・・・・皆様!!只今のデュエル、お楽しみ頂けましたでしょうか?!》

 

 

「も、ももえぇ?!」

 

 

《みたこともないモンスター、召喚方法に皆様さぞ驚かれたことかと思います、それもそのハズ!只今使われたシンクロ・エクシーズ召喚は、現在インダストリアル・イリュージョン社が目下開発中の新召喚システムだからですわ!!》

 

 

 

ナ、ナンダッテー?!

 

 

 

「おぉ~そうだったのか!!」

 

 

 

《本来、有志達によるテストプレイでしか使用出来ないのですが・・・皆様に早く紹介したいとゆう想いから、今回実技試験の場を借りてアカデミア生徒限定で、オープンテストをさせて頂きましたわ♪》

 

 

 

いや、聞いてネーシ?!

 

 

 

《今回はジュンコさんとのすれ違いから、ほぼエクシーズ召喚限定になってしまいましたが・・・・近いうちに再び場を借りて、シンクロ召喚もより詳しく紹介したいと思いますわ!ご静聴ありがとうございました!ほらっ、ジュンコさんも!!》

 

 

 

ももがマイクを差し出してくる、無言の威圧が恐い。

 

 

 

《あ、はい?!ご、ご静聴ありがとうございました~・・・》

 

《あ!最後に注意事項を、普段のデュエルでは混乱を避ける為使用を控えております、質疑応答も面倒なのでご遠慮させてもらってます、あらかじめご了承くださいましっ》

 

《え?!じゃあ今の紹介なんだったのよ!!意味あったのコレー?!》

 

 

 

 

・・・・・・とりあえずその場はももえに合わせたあと、その後全力で部屋に逃げ帰った。

 

 

 

 

 

 

 

おい・・・・続くのこれ?




今回十代とあまり絡めなくて残念です。前回やるつもりだったものを1羽かけて編集しなおしたせいと思ってください。


おまけ

ももえのEXデッキ内容
《レア・フィッシュ》
《深海に潜む鮫》
《虹光の宣告者》
《キャット・シャーク》
《ラヴァルバル・チェイン》
《深淵に潜む者》
《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》
《No.101 S・H・Ark Knight》
《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》
《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》
《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》
《CNo.101 S・H・Dark Knight》
《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》
《CNo.73 激瀧瀑神アビス・スープラ》
《FAフルアーマード-クリスタル・ゼロ・ランサー》

やりたいことをやり通すスタイル。


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5羽 アレはどう見ても人が住まなくなって数年の荒み方じゃない

どうも駄作者です、闇鳥獣コンビの無言の友情が良かったので更新しました。

余談ですが自分でも【BF】組んでみました(今更感)【RR】も可愛いけどこいつら可愛い。

少しでもデュエルパートの精度があがればな~と思います



まっ、今回デュエルパートほぼないんだけど!それでもよければどうぞっ





VSももえ 同日、夜-

 

 

 

 

 

「ハァァァァァ?!「嘘」ぉぉぉぉぉぉ?!」

 

 

 

私の部屋にももえを呼び出して色々状況整理中。

なんでもシンクロ・エクシーズのテストデュエルとは全くの出鱈目だったらしい。

 

 

 

「そんな耳元で乾いた叫びしないでくださいまし・・・・」

 

 

「初代のOPかっ!じゃあなにか?オープンテストなんか嘘っぱちで?ただ世界に向かって全力で初手七皇の剣(セブンス・ワン)したわけ?!」

 

 

「だからそう言っているじゃないですか隼・・・・やっぱ面倒なんでジュンコさん、そんな新しい召喚のテストかなんかなんて1学生ごときにやらせるはずがないでしょう、コ●マイの悪夢をお忘れですか?」

 

「アニメ代わる度にプレイヤーに新召喚を使うことを強いるんだっ、てか?!大嵐禁止羽帚帰還でカオスに陥ったあれか!!私は地味に嬉しかったがな!(ヒステリックサインのサーチ対象的な理由)てかこっちの世界にコン●イねーから!」

 

 

「なんか主旨が微妙にずれていますが・・・・大体ジュンコさんが悪いのですよ?覗き事件の日、十代様の気を引く為かただ口上叫びたかっただけか知りませんが、クロノス教諭の前で《驟雨のライキリ》出すから・・・・シンクロせずとも勝てたでしょうに」

 

「だからなんで私の思考読まれてんのよ!しかも両方正解よコノヤロー!!てかクロノス先生あの場にいなかったじゃない!!」

 

「お忘れですか?あの偽ラブレターの犯人はクロノス教諭ですわ、あの気持ち悪い口紅を見たでしょうに・・・・潜水着を来て湖に潜ってこちらの様子を伺っていましたわよ?ねぇ《ディーヴァ》さん」

 

『ーーー~、』

 

 

 

え、《深海のディーヴァ》居んの?会話出来んの?マジデ?

 

 

 

「やっぱり見えないのですか、折角GXの世界に来たのになんか可愛そうですわ」

 

 

「ズルくね?!私も境遇同じなのにアンタだけ見えてるってズルくね?!」

 

 

「やはりカードとの信頼の差でしょうか、悔しいでしょうねぇ・・・・もうヒトリ居ますわよ?十代様でいうネオス枠の方も」

 

 

ネオス枠・・・・ああ!過労死担当ね!

 

 

 

「でもいいなぁ~、私もハネクリボー見たい」

 

 

 

「話がまたずれましたが、あのデュエルを見たクロノス先生がジュンコさんをストーキングし始めたので・・・・あれはテストプレイです!(ドヤ顔)と言って誤魔化したのですわ」

 

 

 

何その解決案・・・・

私的にデメリットしか感じないんですけど

 

 

 

「ジュンコさんすぐにボロ出しそうでしたし・・・・そう言っとけば社長や会長様にバレるまで時間稼げるかな~と、校長にアポとられたら終了ですが」

 

「相変わらず肝心な所がガッバガバね・・・・人のデッキすり替えたのもアンタでしょ」

 

 

 

ちゃんと返して貰いました、皆は真似しちゃだめよ?

 

 

 

「教諭に見られたのはBF(ブラックフェザー)だったのでそれを使わせようと、シンクロvsエクシーズ的な構図にしたかったので私はあのデッキを・・・・闇鳥獣だからって同じ黒のケースに入れるから間違えたのですわ!!」

 

 

「逆切れかよ!てか中身確信しりゃOKだったじゃない!!」

 

 

「そこは決闘者としての最低限のプライドがですね・・・・とりあえず折角同じ境遇同士、今後の対策でも練りましょうか、主に社長&会長対策を」

 

 

「アンタが巻き込んだ感半端ないんだけど・・・・とりあえず蒼き眼シリーズ賄賂の準備しときますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

<え、なんで万丈目君推しかって?あのコ金●一シリーズ好きなのよ>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからしばらく立ちました、他の生徒から「シンクロ、エクシーズについて教えろっ!」って目線が強いですが、ももえが全力で質問拒否を貫いたのでなんとか平和です。

たまに「じゃぁエクシーズ使ってデュエルしろ!!」とか言い出す奴がいましたが、「十代に一勝も出来ないならまず話にならん」と冷たくあしらっております。

そんな失言から十代に挑戦者が増えて最近二人の時間()がとりづらいですチクショー、万丈目君つっとけば良かったな。

 

さて今夜も遅いし、戸締りを念には念を入れた上で更に念を入れて行い、眠ろうとしたら十代からメールが届きました。

 

〔ジュンコ!肝試し行こうぜ!!〕

 

お、おぅ・・・・これってあれかな?廃寮の奴かな、返信返信っと。

 

 

 

〔何時何処に行くのか書きなさいよ、馬鹿なの?〕

 

 

 

うん、長文書くとボロが出そうだからこれでいいわね。

 

 

PDA <ブブブッ

 

 

あ、返信早っ?!

 

 

 

〔なんか使わなくなった寮があるらしいんだけどそこに昨日行こうって計画してて、やっぱ女子がいた方が肝試しっぽいかなと思ってさ!一緒に行こうぜ!!〕

 

 

 

何?!肝試しデートのお誘いだと思って良いのか?!マッハで行くぜ!!

 

 

 

 

《ピ~》

 

 

 

 

 

「おーいジュンコー!こっちこっちー!!ってあれ?ももえも一緒か」

 

 

「う、うん・・・・別にいいわよね?」

 

「宜しくですわ~」

 

 

 

寮を抜け出す寸前、たまたま見つかって理由を話したらついてきちゃいました。

「まぁ!廃寮とかミステリー臭がプンプンしますわ!ぜひわたくしも!!」ってな感じで、このコ軽いミステリマニアだからね仕方ないね。

 

 

 

「ジュンコさんなら絶対来ると思ったけど・・・・」

 

「物好きな二人なんだなぁ・・・・」

 

「なんならあと一人お誘いすれば男女ペアで組めましたのに、惜しかったですわ~」

 

「むしろアンタが来て奇数になったんでしょ・・・・丸藤に女装させれば解決したわよ」

 

「絶対嫌っスよ?!」

 

「まぁまぁ、ともかく出発しよーぜ!」

 

 

 

 

 

 

《クリクリッ?》

 

 

 

 

 

 

ってわけで、やって来ました廃寮前。

ももえめっちゃ目ェキラキラしてんだけど殺人事件とかねーから、確か行方不明者が出てるんだっけ?

 

 

「おー、いい感じにボロボロだぜ」

 

「この学校、出来て精々10年くらいじゃなかったっけ?なんでこんなボロっちぃ建物があんのよ・・・・」

 

「ジュンコさん、案外細かいっスね・・・・・」

 

「貴女達!そこで何してるの!!」

 

 

 

この声は!?

 

 

 

「はい!肝試しです!!って明日香さん?!」

 

「肝試し?!ふざけないで!!ここの噂は本当よ!」

 

「まぁ!ますます楽しみですわ!」

 

 

 

火に油注ぐなもも!(愛称)

明日香さんすげー怒ってるじゃん!!

 

 

 

「なんで本当だって言えんだよ?」

 

「行方不明者の中には、私の兄もいるの・・・・」

 

 

「「あ、」」

 

 

 

小声(やっべーよ、すっかり忘れてたよ!吹雪様のアレじゃんここ!)

 

小声(中等部の頃一時期物凄い参っていましたものね・・・・・友人たるわたくし達が面白がるなんてとんだ不謹慎でしたわ)

 

 

 

「ジュンコにももえまで、ここがどうゆう場所かわかってるの?!」

 

「「すいませんでしたー(わ)!」」

 

 

 

ここは謝って撤退よ!肝試しデートとか言ってる場合じゃないわ!

 

 

 

小声(はい!大人しく明日香様と帰ってUNOでもしましょう!!)

 

 

もう考え読んでるの突っ込まないからね!てかなんでUNOだ!

 

 

 

「え、ええ・・・・わかればいいのよ?」

 

 

「じゃあね十代!あたしら帰るから、あんた達も程々にしときなさいよ!!」

 

「失礼しますわ~」

 

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

 

明日香さんの背中押しつつ全力で撤退した。十代が寂しげな顔してたけど今回は仕方ないわ、友達を傷つけたくはないもんね。

 

 

 

 

 

《クルゥ~》

 

 

 

 

 

 

「意外だったわ、ジュンコなら意地でも十代と一緒に行くと思ったのに」

 

「私そんな印象?!」

 

「ジュンコさんは、十代様の為なら他はどうなってもいい!とゆうイメージですから」

 

「あのねぇ・・・・」

 

 

「フフフッ」

 

「およ?」

 

「どうかなさいましたか?明日香様」

 

 

 

笑うとこ無かった気がするんだけどなー。

 

 

 

「いや、最近二人とちょっと距離を感じていたから・・・・急に見たこともないカード使い出すし、よく二人でコソコソ相談しているし」

 

 

「そ、それは・・・・」

 

「でも安心したわ。二人とも何も変わってない、いつも通りの私の友人達・・・・」

 

「「明日香さん(様)・・・・」」

 

 

やっべー少しジーンときたわ、まじでごめんなさい明日香さん。さっきまで肝試しデート()とか浮かれててごめんなさい。

 

 

 

「そ、そうですわ!明日香様もシンクロやエクシーズのお試しに参加してみませんこと?!」

 

 

 

ちょっ?!もも()何言い出すのよ!!

 

 

 

「わたくし達だけじゃ使用種族に偏りが出ますし・・・(ただの好み)、明日香様も気に入りそうなカード有りましたらぜひ!」

 

「そんな勝手に決めて大丈夫なの?」

 

「ジュンコさんが十代様に[雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!!]って叫んだ時点で通常のデュエルで使わないルールは崩壊してますし・・・・明日香様なら信頼出来ますし無問題ですわ!!」

 

「さりげに私のせいにしやがった?!・・・・でも、私も明日香さんなら信頼出来るしOKよ」

 

「そもそも貴女達が何故そんな状況になったかが非常に気になるのだけど・・・・」

 

 

「ご、ごめんなさい」

 

「それだけはどうしても勘弁して下さいまし」

 

 

 

まさか「前世から神様(苦笑)が送って来た」なんて言えるわけないしね・・・・

 

 

 

「わ、わかったわ。人には言いたくないこともあるわよね」

 

「そ、その分精一杯明日香様がお気に召しそうなカードをチョイスしてみせますわ!!何がいいでしょうジュンコさん?!」

 

「えっ、私に振るの?!そ、そーねぇ・・・・新しく別のテーマ使ってみるか今のデッキに組み合わせるかでも随分変わるんじゃない?明日香さんには明日香さんのこだわりがあるだろうし」

 

「ジュンコさんは鳥頭、わたくしは魚口みたいな感じですわね、どうでしょう明日香様」

 

 

 

さりげに悪口ぶっこんだ?!

 

 

 

「そうね・・・・どんなカードを使っても《サイバー・ブレーダー》や[サイバー・エンジェル]は使いたいわ。私実は貴女達に出逢う前、小学生の頃は自分で手に入る範囲で強いカードばかり使っていたのだけれど・・・・」

 

 

「「だけど?」」

 

 

「兄さんがね、「もっとお気に入りのカードを見つけて、それを大切にするデッキのほうがきっとデュエルが楽しくなる」って。それから見つけた、私の大切なカード達だから・・・・・ってどうして泣いてるの二人共、泣く要素あった?!」

 

 

 

ごめんなさい、ただ鳥可愛いってだけで鳥獣使いでごめんなさい。

流石はメインキャラ、なんか深いわ・・・・

 

 

 

「なんだかとてつもなく申し訳ない気分になってきまして・・・・」

 

 

 

「よっし!じゃあ戦術補助的な感じでカードチョイスね!!まず儀式の安定性強化か~下準備が使えないのはちょっと残念・・・・」

 

 

「し、下準備?!急にどうしたのジュンコ」

 

 

「そうですわね・・・・単純な手だとリリース要員を[儀式魔人]か[聖刻]にしてアド減を抑えるとか」

 

 

「えと・・・・」

 

 

「でも《サイバー・ブレーダー》の融合素材も考えるとやっぱアンタみたく《高等儀式》からの墓地利用じゃない?《量産工場》で回収したりバニラチューナー混ぜて蘇生系使えばシンクロ・エクシーズも選択肢増えるわよ。サブウェポンで《龍の鏡》からの《ワイアーム》ってのもいいわね!」

 

 

「あの・・・・」

 

 

「まぁ!それだとデッキがバニラだらけで事故率が上がりますわよ?わたくしのデッキは《ジェノサイドキングサーモン》引かないためにあえてデッキ枚数増やしてますし・・・・」

 

 

「ちょっと・・・・!」

 

 

「[聖刻]もバニラ積むから事故率どっこいどっこいじゃない?あー、《トフェニ》リリースランク6《ベアトリーチェ》立てて墓地に儀式魔人溜めるとかアリね・・・・」

 

 

「ねぇってば!」

 

 

「《サイバー・ブレーダー》の融合素材片方が星4バニラですから融合関連控えめで《予想GUY》と《融合呪印生物ー地》にまかせるってのもありではないかと、状況次第でバニラチューナーにスイッチで・・・・」

「その構成なら[ブンボーグ]儀式出張セットで《予想GUY》シンクロ星4《虹光の宣告者》ランク4チェイン魔人落としからの・・・・」

 

 

「いい加減にしてー!!!!!」

 

 

「「あ、」」

 

 

 

ついOCG視点デッキ改良案を語り出してしまう系女子、ちょっと熱中しすぎました。

 

 

 

「使用者本人を置いてけぼりで何盛り上ってるのよ!私にもわかるように説明してよ!!」

 

 

「そうだなぁ・・・・実に興味深い話だぁ・・・・」

 

 

 

「「「?!」」」

 

「こ、この匂いは・・・・」

 

 

何・・・・急に意識が遠く・・・・あ、明日香・・・・さん・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・ュンコさん!」

 

あ、あるぇ・・・・?

 

「ジュンコさん!起きて下さいまし!!」

 

「あっ、もも!大丈夫だったの?」

 

「わたくしは平気でしたが明日香様が・・・・」

 

 

 

連れ去られちゃったのか・・・・

 

 

 

「あのアイテム使ったらブチ切れそうな声は間違いなくバルバt・・・・じゃなくてタイタンですわね、明日香様を誘拐し、十代様を誘き出す為でしょう。迂闊でしたわ、すっかり忘れていました・・・・」

 

「この状況下でさりげにボケを混ぜるんじゃないわよテ●ルズ好きめ・・・・しかし許せないわ!明日香様を誘拐しただけでなく十代まで罠に嵌めようだなんて・・・・廃寮に行くわよもも!スリップストリームで私について来い!!」

 

「負けじとボケ返さないで下さいまし?!」

 

 

 

 

 

 

《ちっきしょう!私が誘拐されてたら完全に十代のヒロインポジ乗っ取ってたのに!!》

《不謹慎にも程がありますわ!!》

 

 

 

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ、見つけたわ!バルバ●ス!!」

 

「はぁ、はぁ・・・・それ、ジュンコさんが言うんですの?!」

 

「ぬ、貴様達は先程の・・・・」

 

 

「ジュンコ!ももえ!」

 

「二人ともなんで此処に?!」

 

 

 

廃寮の奥地までかっとビングしてきたわ私ィ!!

奪われた仲間は・・・・明日香さんは必ず奪い返す!!

 

 

 

「大方お友達を助けにきたのだろうが無駄だぁ・・・・一度始まった闇のゲェェェムは他者が介入することは出来ぬぅ・・・・」

 

 

 

クソッ、無駄にいい声響かせやがって。十代が相手してるのね、現状は・・・・

 

 

 

十代 H4 LP2000

無し

 

タイタン H3 4000

フィールド現状

《万魔殿ー悪魔の巣窟》

《ジェノサイドキング・デーモン》(攻撃力2000)

 

 

「お互い割とスッキリしたフィールドですわね・・・・《ミラーフォース》でも決まって《デスルーク・デーモン》で《ジェノサイドキング・デーモン》を復活されてダイレクトアタックでもされたのでしょうか?」

 

「ももえさんはエスパーっスか?!」

 

「謎の観察眼なんだなぁ」

 

 

 

十代の手札は4か・・・・《悪夢の蜃気楼》コンボでも決まったあとかしらね、ライフ2000ってのが気になるけど。

 

 

 

「十代!何チンタラやってんのよ!!私以外に負けたら承知しないわよ!!」

 

「ジュ、ジュンコ・・・・」

 

 

「愛の無茶振りですわね~」

 

 

アンタは黙ってなさい。

 

 

「へへっ、そうだな。いつもお前とやってるデュエルと比べたら、こんな状況屁でもないぜ!俺のターン!!」

 

 

 

そう、たかだか攻撃力2000のモンスター棒立ちで、十代の猛攻を防げる筈がない!

 

 

 

「いくぜタイタン!《バブルマン》召喚!召喚時2枚ドロー!《融合》発動!手札の《フェザーマン》と《バブルマン》で融合召喚!《E・HERO Great TORNADO》!!召喚時相手モンスター全ての攻守を半分にする!〈タウンバースト〉!!」

 

「何ぃ?!全体に影響する効果では《ジェノサイドキング・デーモン》の効果は・・・・」

 

 

《E・HERO バブルマン》

星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200

強★欲

 

 

《E・HERO Great TORNADO》

融合・効果モンスター

星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200

「E・HERO」モンスター+風属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。

相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。

 

 

《ジェノサイドキングデーモン》

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守1500

自分フィールド上に「デーモン」という名のついた

モンスターカードが存在しなければこのカードは召喚・反転召喚できない。

このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に800ライフポイントを払う。

このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、

その処理を行う時にサイコロを1回振る。

2・5が出た場合、その効果を無効にし破壊する。

このカードが戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。

 

 

 

「まだまだぁ!《融合回収》!《闇の量産工場》!墓地の《スパークマン》《フェザーマン》《バブルマン》《融合》を回収!!そして《融合》!《E・HEROテンペスター》!!」

 

「バ、バァカナァ!攻撃力2800が2体だとぉ?!」

 

 

《融合回収》

通常魔法

自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、

融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。

 

 

《闇の量産工場》

通常魔法

(1):自分の墓地の通常モンスター2体を対象として発動できる。

そのモンスターを手札に加える。

 

 

《E・HERO テンペスター》

融合・効果モンスター

星8/風属性/戦士族/攻2800/守2800

「E・HERO フェザーマン」+「E・HERO スパークマン」

+「E・HERO バブルマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を墓地に送り、

自分フィールド上のモンスター1体を選択する。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

選択したモンスターは戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適用する)

 

 

 

「いっけぇ!!《 Great TORNADO》で《ジェノサイドキング・デーモン》に攻撃!〈スーパーセル〉!!」

 

vs《ジェノサイドキング・デーモン》(攻2000→1000)

 

「ぐぅおぉぉぉぉぉ!!」

 

「終わりだタイタン!!《テンペスター》のダイレクトアタック!〈カオス・テンペスト〉!!」

 

「アァリェェェン!!」

 

 

タイタンLP4000→2200→0

 

 

 

「やったわね十代!」

 

「おう!お前の激励のお蔭だぜジュンコ!!」

 

「なんか《 Great TORNADO》とか見えたんですが・・・・」

 

 

 

気のせいよ。

決して渡すHEROカード尽きてきて、影●HEROなど渡していないわ。

 

 

 

「お、おのれぇ。む?な、なんだ!足下が光っ・・・・」

 

 

「なんじゃぁこりゃぁぁぁぁ?!」

 

 

 

足元光ったと思ったら辺りからなぞの黒い霧(?)が、どうゆうことだってばよ!!

 

 

 

「ジュンコさん!十代様が!」

 

「十代!?なんか危ない!!」

 

「ジュンコ!?こっちに来ちゃ・・・・」

 

 

暗転ー・・・・?辺りの景色が黒1色に変わった、まるで意味がわからんぞ!!

 

 

 

「ジュンコ!大丈夫か?!」

 

「アンタこそ!5体満足!?」

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

 

「ぬぁぁぁぁ!たぁすけてくれぇぇぇぇ!!」

 

 

なんじゃぁこりゃぁ(2回目)・・・・黒いちっこいスライム的ななにかがタイタンの口の中へ入っていくではないか!

 

 

 

「キモッ?!とにかくキモッ!!」

 

「や、やべぇぞこっちに来た!」

 

『クリクリ~!』

 

「な?!相棒!」

 

「ハネクリボー!?十代のデッキから出てきたわ!!」

 

『クリクリッ!』

 

「こいつら、ハネクリボーが怖いのか!」

 

「いいなぁ~可愛い。私にもそうゆうポジションのコ欲しいわ~」

 

「案外余裕だなジュンコ?!てかお前も、肩に・・・・」

 

「ん?」

 

『クルルゥ・・・・』

 

「うぉぅ?!」

 

 

し、疾風のゲイルさんではありませんか!!なにこれ!肩にチョコン、と乗ってんだけど、可愛いっ?!

 

 

『クゥ~・・・・』

 

あー、なんか頬擦りしてきたんですけど、ヤバイ幸せだわ・・・・このままゲイルをベットに連れ込んで眠りにつきたい。

 

 

 

『姫!喜んでいる場合ではありませんぞ!!』

 

 

 

あん?姫って誰だよ、今ゲイルのモフモフを堪能している所・・・・

 

 

 

「ブゥルワァァァァァァ!!」

 

「ジュンコ、前前!」

 

「ハッ、違う世界に行きかけてたわ!」

 

 

 

なーんか雄叫びまでバ●バトスになってきてるぅ?!

 

 

 

「遊城じゅ~ダィィィィ・・・・闇のゲェェェムを始めようか、本当の闇のゲームをなぁ・・・・」

 

「くっ、さっきとは明らかに様子が違うぜ!!」

 

「待って十代、ここは私がやるわ。あんな露骨におかしい奴、まともに相手してらんない・・・・私の【BF】達が蹴散らしてあげるわ!!」

 

「わ、わかったぜジュンコ・・・・油断するなよ?」

 

「当然よ!私を誰だと思ってんの!!」

 

 

「いいだろぅ小娘ェ、貴様を闇への生け贄にしてやる。今の私は紳士的だぁ、楽に死なせてやるぅ・・・・」

 

「アンタみたいな紳士がいてたまるか!せめて頭に変態をつけなさい!!」

 

 

「「デュエルゥ!!」」

 

 

さっきのデュエルを見る限り【チェスデーモン】だったわね・・・・精々怖いのは《堕落(フォーリンダウン)》と不確定な対象効果耐性程度!一気に決めてやるわ!!

 

 

「私のターン!《黒い旋風》を発動!そして《BF-精鋭のゼピュロス》を召喚し、ゼピュロスの攻撃力1600以下の《BF-そよ風のブリーズ》を手札に加えて特殊召喚!」

 

 

『ハァッ!』

 

『フュ~ルルル』

 

 

前から思ってたけどブリーズ・・・・BFなのに羽黒くない、かわいいからいっか。

 

 

《黒い旋風》

永続魔法

(1):自分フィールドに「BF」モンスターが召喚された時にこの効果を発動できる。

そのモンスターより低い攻撃力を持つ「BF」モンスター1体をデッキから手札に加える。

 

 

《BF-精鋭のゼピュロス》

効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1000

「BF-精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

(1):このカードが墓地に存在する場合、

自分フィールドの表側表示のカード1枚を持ち主の手札に戻して発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける。

 

《BF-そよ風かぜのブリーズ》

チューナー(効果モンスター)

星3/闇属性/鳥獣族/攻1100/守 300

このカードがカードの効果によって自分のデッキから手札に加わった場合、

このカードを手札から特殊召喚できる。

このカードをシンクロ素材とする場合、

「BF」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。

 

 

 

遠慮は無しよ!明らかに正気じゃないし大丈夫でしょ!!

 

 

 

「レベル4の《精鋭のゼピュロス》にレベル3《そよ風のブリーズ》をチューニング!」

 

「おおっ!いきなりシンクロ召喚か!!」

 

「黒き旋風よ!天空へかけ上がる翼となれ!シンクロ召喚!《BF-アーマードウィング》!!」

 

『ハァァァァ、フン!!』

 

 

「出たぁ!戦闘に対してほぼ無敵の奴だ!!」

 

 

 

《BF-アーマード・ウィング》

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守1500

「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードは戦闘では破壊されず、

このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

(2):このカードがモンスターを攻撃したダメージステップ終了時に発動できる。

そのモンスターに楔カウンターを1つ置く(最大1つまで)。

(3):相手フィールドの楔カウンターを全て取り除いて発動できる。

楔カウンターが置かれていた全てのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで0にする。

 

 

 

フフッ、十代は何度も相手してるから流石にわかってきてるわね・・・・このコならどんな脳筋相手でも怖くないわ!!

 

 

「さらにカードを2枚セット!ターン終了よ!!」

 

 

更に伏せの1枚は《堕落》対策の《サイクロン》!さぁ、どっからでもかかってらっしゃいよ!!

 

 

 

 

※注・黒い空間の外

 

「ハッ!!」

 

「ど、どうかしたんスかももえさん」

 

「今ジュンコさんが露骨にフラグを建てた気がしまして・・・・」

 

「な、仲が良いと色々判るもんなんだなぁ・・・・?」

 

 

 

 

 

「私タァーン、ドロー!! 見せてやろぅ・・・・本当の〈闇〉の力をなぁ・・・・」

 

 

「闇闇うっさいわねー、そんなこと言ったら[BF]達だって闇属性だっての。ねーゲイル?」

 

『クルゥ・・・・?』

 

 

あ、くそっ。首傾げんな反則だろ!可愛さ半端ねぇ・・・・

 

 

 

「よく吠える小娘だ、しかしその表情が恐怖に変わるのを想像すると・・・・たぁまらんなぁ!」

 

 

 

うげっ、まじもんの変質者だ!誰よこんなん島にいれた奴・・・・

 

 

 

「私は《魔界発現世行きデスガイド》を召喚んん!!効果によりデッキから《魔サイの戦士》を呼び出すぅ・・・・」

 

 

あっ、あれ?ガイドって・・・・

 

 

 

《魔界発現世行デスガイド》

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

手札・デッキから悪魔族・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、S素材にできない。

 

 

 

「そしてこの2体でぇ・・・・オーバァァァァルェェェイ!エクシーズ召喚んんんランク3!!死と生の狭間を旅する探求者、《彼岸の旅人ダンテ》!!」

 

 

 

「うぇええええええ!ダンテェエエエエエ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

                     

 

 

 

 

 

え!続くのコレ!?

 

 

 




お ま け

雑談
~もし二人がファイブディーズの世界に転生する場合~
※以下5Ds未視聴の方は意味不明だと思います








も「もしわたくしたちが、GXではなく5Dsの世界に転生・憑依してたら誰になっていたでしょう?」

ジュ「え~?なにその考察・・・・うちらヒロインの友人・取巻きって解釈だからな~十六夜ちゃんは同級生の友人描写なかったから、わかんねーや」

も「あくまで誰かの取巻き+地味キャラってことで考えましょう。ジャック・アトラスのファン三人娘はどうでしょう!」

ジュ「え・・・・そんなんいたっけ」

も「まぁ!他の二人は忘れてもカーリーさんは忘れては駄目ですわ!でもあの方は固定デッキ本編でありますから・・・・ステファニーと御影さんですわね!!」

ジュ「うっわ~、御影さんはともかく前者誰よ・・・・」

も「ジャックがブルーアイズマウンテン飲んでた喫茶店のウェイトレスですわ!性格的に・・・・そちらが隼子(ジュンコ)さんですわね」

ジュ「ハァァァ!じゃぁあんた御影さん?!キャラ違いすぎよ!!」

も「5Dsならわたくしキングが一番ですから、無問題ですわ!隼子さんはクロウ派ですから・・・・最初は普通にサ店でコーヒー飲んでるジャックに憧れていて、前世の記憶()が戻ったらやっぱクロウに惹かれていく・・・・みたいな展開はどうでしょう!!」

ジュ「やめなさい桃華(ももえ)!これ以上やると駄作者がネタ帖に登録し出すわ!!」

も「タイトルは・・・・<遊戯王5Ds~第二のBF使い~>(仮)こうですわね!」

ジュ「こっちとタイトル違いすぎね?!あかん感じがプンプンするんですけど!」

も「5Dsは実質青年向けだったのでアリかと・・・・せっかくなので以下、嘘次回予告ですわ!!」

ジュ「やめろぉ!!」









※ナレーション・ももえ

チーム・カタストロフの卑劣な罠によって重症を負ったクロウ・・・・
負傷した彼に代わって名乗りをあげた十六夜アキだが。そこにもう一人、愛する人の為に立ち上がる女、ステファニー(隼子)がいた!封印を解いた彼女の【BF】をひっさげ、クロウ代理の座をかけ十六夜アキとのライディングデュエルが始まる!!

次回、遊戯王5Ds-第二のBF使い-(仮)<解き放て!玄翼竜 ブラック・フェザー!!>

ライディングデュエル・アクセラレーション!!・・・・ですわ♪





ジュ「いい加減にしろーい!!読んでくれた方および色んな人にごめんなさい、本気にしちゃ駄目よ!?」











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6羽 その場の空気を壊す奴は大体堅物か天然よね。

はいどうも、前回は申し訳ありませんでした
お詫びになるかはわかりませんが頑張って早めに仕上げてみました。

今回は前回入れる予定だったデュエルが主となっておりますスペース開いたから随分水増ししたけど(?)




それでもよければ読んでやってください 感想まってます。




あっ、読む前にこのタグを思い出してください→コメディ


※ミス発覚につきプチ修正


前回のあらすじ!

 

明日香さんを誘拐しやがったバルバt・・・・じゃなくてタイタンを追って廃寮の奥までやってきた私ともも。

そこで奴は十代とデュエルをしていたのだけど見事に十代の勝利!!

けどなんか急に辺りが変になってタイタンも様子がおかしくなった!

こんな危なっかしい奴と十代をデュエルなんかさせられないわ、私が相手よ!

そんなわけで先行ドヤ顔シンクロで私のフィールドはこんな感じだったのだけど・・・・

 

ジュンコ H3 LP4000

BF(ブラックフェザー)-アーマード・ウィング》(攻撃力2500)

《黒い旋風》

セット(サイクロン)

セット

 

相手は【チェスデーモン】だと思ってたら予想GUYなもんが飛んできた!どうなる私!以下本編!!

 

 

 

「ランク3ンンン!《彼岸の旅人ダンテ》!!」

 

「うぇぇぇぇ?!」

 

 

ダンテって・・・・BFが本当にかわいく見えるガッチガチガンテツモンスターじゃない!どーなってんのよ!

 

 

「ジュンコ!あのモンスター知っているのか?」

 

「あーうん・・・・端的に言えば《カードガンナー》?」

 

 

《彼岸の旅人 ダンテ》

エクシーズ・効果モンスター

ランク3/光属性/戦士族/攻1000/守2500

レベル3モンスター×2

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、

自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。

このカードの攻撃力はターン終了時まで、

この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。

(2):このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。

(3):このカードが墓地へ送られた場合、

このカード以外の自分の墓地の「彼岸」カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを手札に加える。

 

 

 

いや一端冷静になれ私、ガイド魔サイダンテ出張はよくあることよ・・・・?

デッキが【彼岸】だって決まったわけじゃないわ、さっきまで【チェスデーモン】だったわけだし。

 

 

「ダンテのモンスター効果を発動ゥ!ORU(オーバーレイユニット)を1つ使いィ、デッキトップから3枚までカードを墓地に送りその数×500ポイント、攻撃力上昇ォ!!墓地へ行ったのはぁ・・・・この3枚だ!」

 

《トリック・デーモン》

《彼岸の悪鬼ファーファレル》

《ヘル・エンプレス・デーモン》

 

 

 

落ち強っ!まさかの混合デース!!どんだけ【デーモン】好きなのよ!純彼岸のが絶対強いとか言っちゃ駄目?!いや、結局やべーけど!

 

 

 

「そして墓地へ送られたカード達の効果を発動ォ!《トリック・デーモン》で《デーモンの騎兵》を手札に加え、《ファーファレル》で貴様の《アーマード・ウィング》をエンドフェイズまで除外、ORUの《魔サイの戦士》で《戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモン》を墓地へぇ!!」

 

 

 

「なんか墓地で色々発動してっけど?!」

 

「ア、アンタもたまにやるじゃない?それの秀でた物と考えましょう・・・・?」

 

 

 

《トリック・デーモン》

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0

このカードがカードの効果によって墓地へ送られた場合、

または戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、

デッキから「トリック・デーモン」以外の

「デーモン」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。

「トリック・デーモン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

《彼岸の悪鬼 ファーファレル》

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1900

「彼岸の悪鬼 ファーファレル」の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分フィールドに「彼岸」モンスター以外の

モンスターが存在する場合にこのカードは破壊される。

(3):このカードが墓地へ送られた場合、

フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをエンドフェイズまで除外する。

 

 

《魔サイの戦士》

効果モンスター

星3/地属性/悪魔族/攻1400/守 900

「魔サイの戦士」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

「魔サイの戦士」以外の自分フィールドの悪魔族モンスターは戦闘・効果では破壊されない。

(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから「魔サイの戦士」以外の悪魔族モンスター1体を墓地へ送る。

 

 

 

 

ひっさびさに見たけどダンテやべー・・・・

でもあくまで【デーモン】主体か、《ファーファレル》は意地でもどかしたいモンスターがいたのねきっと。

 

 

 

「そして《二重召喚》!!《デーモンの騎兵》を召喚するぅ!」

 

 

 

そ、そこまでして出したいのかデーモン。

 

 

 

《二重召喚》

通常魔法

このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。

 

 

《デーモンの騎兵》

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守 0

フィールド上のこのカードが

カードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、

自分の墓地から「デーモンの騎兵」以外の

「デーモン」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

 

 

 

「バトル!《騎兵》でダイレクトアタックゥ!!」

 

 

「キャァァァァァ!?」

 

 

ジュンコ LP4000→2100

 

 

 

な、何?!凄く痛い・・・・これが闇のゲーム?

 

 

 

「ジュンコ?どうしたんだよ尻餅なんかついて!しっかりしろ!!」

 

 

「フゥハハハハハ、今更闇のゲームの恐ろしさが判ったようだなぁ・・・・このデュエルにおいてダメージは現実のものとなり、敗者は闇の生け贄となる」

 

「な、なんだって?!これは本物の闇のゲームだって言うのか!!」

 

「しかし今の一撃で腰を抜かすとは興ざめだな、消えろォ!《ダンテ》でダイレクトアタァック!!」

 

「て、手札の《BF-熱風のギブリ》効果発動・・・・ダイレクトアタックをうける時自身を特殊召喚出来る」

 

 

『フー!!』

 

 

《BF-熱風のギブリ》

効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻 0/守1600

(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

このカードの元々の攻撃力・守備力をターン終了時まで入れ替える。

 

 

 

「小賢しい、そのまま攻撃だ!」

 

 

《BF-熱風のギブリ》(守1600)vs《ダンテ》(攻撃力1000→2500)

 

『フュゥゥゥゥ・・・・』

 

 

 

ありがとね、《ギブリ》・・・・

 

 

 

「フゥム、雑魚の壁で凌いだか・・・・メインフェイズ2、手札の《彼岸の悪鬼スカラマリオン》を墓地に捨て《ダンテ》を素材にオーバーレイ、《永遠の淑女ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚。更に《デーモンの将星》を特殊召喚、《騎兵》を破壊しその効果により墓地の《ヘル・エンプレス・デーモン》を復活させる。カードを1枚伏せエンドフェイズ、《スカラマリオン》の効果によりデッキから《デスガイド》を手札に加えターン終了・・・・」

 

『ヌゥン・・・』

 

『フフフフ』

 

『ホホホホホホホッ!』

 

 

 

《彼岸の悪鬼 スカラマリオン》

効果モンスター

星3/闇属性/悪魔族/攻 800/守2000

「彼岸の悪鬼 スカラマリオン」の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分フィールドに「彼岸」モンスター以外の

モンスターが存在する場合にこのカードは破壊される。

(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。

デッキから「彼岸の悪鬼 スカラマリオン」以外の

悪魔族・闇属性・レベル3モンスター1体を手札に加える。

 

 

《永遠の淑女 ベアトリーチェ》

エクシーズ・効果モンスター

ランク6/光属性/天使族/攻2500/守2800

レベル6モンスター×2

このカードは手札の「彼岸」モンスター1体を墓地へ送り、

自分フィールドの「ダンテ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。

この方法で特殊召喚したターン、このカードの(1)の効果は発動できない。

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。

この効果は相手ターンでも発動できる。

(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。

エクストラデッキから「彼岸」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

 

《デーモンの将星》

効果モンスター

星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200

自分フィールド上に「デーモン」と名のついたカードが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

このターンこのカードは攻撃できず、

この方法による「デーモンの将星」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

この方法で特殊召喚に成功した時、

自分フィールド上の「デーモン」と名のついたカード1枚を選択して破壊する。

また、このカードがアドバンス召喚に成功した時、

自分の墓地からレベル6の「デーモン」と名のついた

モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。

 

 

《ヘル・エンプレス・デーモン》

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻2900/守2100

このカード以外のフィールド上で表側表示で存在する

悪魔族・闇属性モンスター1体が破壊される場合、

代わりに自分の墓地に存在する悪魔族・闇属性モンスター1体を

ゲームから除外する事ができる。

また、フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、

「ヘル・エンプレス・デーモン」以外の

自分の墓地に存在する悪魔族・闇属性・レベル6以上のモンスター1体を

選択して特殊召喚する事ができる。

 

 

 

「え、エンドフェイズに《サイクロン》!セットは破壊する!そして《ファーファレル》で除外されてた《アーマード・ウィング》は帰ってくる・・・・」

 

「ム、《デーモンの雄叫び》が破壊されたか・・・・まぁ良いだろぅ」

 

 

タイタン H2 LP4000

フィールド現状

《ベアトリーチェ》(守2800)

《デーモンの将星》(攻2500)

《ヘル・エンプレス・デーモン》(攻2900)

 

 

 

へへっ、出張《スカラマリオン》が手札来てるんじゃない、ざまぁみなさい・・・・今立ち上がって、そんなモンスター達全滅させてっ・・・・あ、あるぇ?おかしいな、腰に力が入んないや・・・・

 

 

 

「どうしたぁ、私を蹴散らすのではなかったのかぁ?恐怖で立つことすら出来ぬのかぁ!!」

 

 

 

どうしよう、怖い・・・・すっごく怖い。私ってこんな臆病だったっけ?手が震えてる、こんなみっともない所・・・・

 

 

 

「ジュンコ、だらしないぞ?・・・・立てないなら俺が支えてやる」

 

「ほぇ?」

 

 

 

突然・・・・十代が私の腕をとり、立てない私を引っ張り上げた。

 

 

 

「じゅ、十代さんッ?!」

 

「勝とうぜジュンコ!びびってるお前なんからしくないぞ!!」

 

 

『クルルゥ~』

『クリッ』

 

 

「いつも強気で、口喧しくて・・・・でも実はすっげぇ優しい、いつものジュンコが俺は好きだ!」

 

「え、えと・・・・」

 

「俺も一緒に戦う!崩れそうなお前を支えてる!だから負けんな、ジュンコ!!」

 

 

 

あー、もう・・・・格好イイんだから。怖いのなんてどっか行っちゃったわよ

 

 

 

「あっっっったりまえよ!私を誰だと思ってんの?あんな悪魔なんか宇宙の果までぶっ飛ばしてあげるんだから・・・・隣でちゃんと観てなさい!」

 

「おう!それでこそジュンコだぜ!!」

 

 

「わったしのタァーン!」

 

 

 

肩から十代の体温が伝わってくる・・・・もう、何も怖くない!!

 

 

 

「派手に行くわよ!!《BF-隠れ簑のスチーム》!」

 

『プッシュー!』

 

 

う、うん。蒸気ね?

 

 

《BF-隠れ蓑のスチーム》

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻 800/守1200

「BF-隠れ蓑のスチーム」の(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

(1):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。

自分フィールドに「スチーム・トークン」(水族・風・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、

自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したこのカードをS素材とする場合、

他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。

 

 

 

「召喚時《黒い旋風》で《BF-突風のオロシ》を手札に加えるわ、そして!《黒い旋風》を手札に戻し墓地の《精鋭のゼピュロス》を特殊召喚!」

 

『シャアァッ!』

 

「痛ッ、・・・・この効果を使った時400のダメージを受けるわ」

 

ジュンコ LP2100→1700

 

「お、おい?」

 

「大丈夫、もうへっちゃらだから・・・・おいでっ!《BF-疾風のゲイル》!!」

 

『ク~ルルゥッ』

 

 

《BF-疾風のゲイル》

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400

(1):自分フィールドに「BF-疾風のゲイル」以外の

「BF」モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):1ターンに1度、相手フィールドの

表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

その相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

 

 

 

「覚悟はいい?!レベル4の《精鋭のゼピュロス》にレベル3チューナーモンスター《隠れ簑のスチーム》をチューニング!!」

 

「またシンクロ召喚とやぁらかぁ、このデーモン達に抗えるのかな?」

 

「お安い御用よ!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!!シンクロ召喚!降り注げ、《A(アサルト) BF(ブラックフェザー)-驟雨のライキリ》!!」

 

「キッター!ジュンコのエースモンスター!!」

 

 

 

《A BF-驟雨のライキリ》

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。

(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスターの数まで、

相手フィールドのカードを対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

 

『・・・・・・・・』

 

 

あれ?なんか《ライキリ》こっち来たんだけど・・・・え?刀抜いて、えっ?十代に突き付けて、え?え?

 

 

 

「な、なんだぁ?」

 

『貴様ァ・・・いつまで我らが姫にその薄汚い手で触れているのだ、無礼にも程があろう・・・・さっさと離さぬか!』

 

「は、はいぃぃ?!」

 

「え、ちょ・・・・《ライキリ》・・・・さん?」

 

『ハッ、《ライキリ》にござりまする』

 

 

 

えー!なんかめっちゃ喋ってはるぅぅぅ!?しかも姫ってなんだよおい!!あっ、もしかしてさっきの声・・・・

 

 

 

『このライキリ、漸く姫と言の葉を交わせましたこと・・・・感激で言葉も出ません』

 

 

「いや・・・・どっちよ!喋れるの?喋れないの?出てきて早々キャラぶれっぶれじゃない!大体十代にイキナリ刀突き付けといて無礼はどっちだっつーの!!つーか姫って私かよ?!キャラじゃないわ!寒気が走るわ!突っ込み所が多すぎるわ!!」

 

『し、しかし主君と定めた方ならば、それ相応の呼び方を・・・・』

 

「主君って、アンタ格好イイしちょっとうれしいけど姫は辞めなさい姫は!普通にジュンコでいいわよ!!」

 

『か・・・・格好、いい?お、お褒めの言葉、有り難き幸せっ!!』

 

 

「随分変わった奴だなー・・・・」

『ク~リィ、』

 

 

 

あーもう、ゲイルは普通に可愛いのにこっちはなんなの?!堅物?天然?つーかさっきまでの空気返せよおい!!

 

 

 

『遊城十代!!我を侮辱するとは、姫・・・・じゃなくてジュンコ殿の想い人なれど許さんぞ!むしろ貴様など認めんぞ!!!』

 

「へ?想い人って?」

 

 

「わーっ!!?わーっ!!!」

 

 

『なにをほざくか・・・・』

 

 

「あ、あれよぉ!その人を大切に思ってるってゆ~か?」

 

 

なに余計なこと言ってくれてんのよ《ライキリ》アンタぁ~!

 

 

 

「ん?そうなのか?じゃあジュンコは俺の想い人だな!俺もジュンコのこと大切に思ってるぜ!!」

 

 

 

ぶっは?!!?

 

 

 

『なにをほざく!ジュンコ殿をお慕い・・・・ゲフンゲフン。大切に思う気持ちならこの《ライキリ》、世界中の誰にも負けはせぬわ!!』

 

「なんだとぉ?!俺だってぇ!」

『我の方が!』

 

 

 

あーイケメン達が私を取り合って喧嘩をッ・・・・

やめて!私の為に・・・・争わないで!!

 

 

 

「・・・・・・じゃねーだろぉ!!いい加減にしなさいよ話が進まないわ!」

 

『しかしジュンコ殿!』

 

「うるさい堅物!まずは目の前のアイツら片付けてから!《ゲイル》と《アーマード・ウィング》があきれかえってるじゃない、黙って仕事しろ馬鹿!!」

 

『ば、馬鹿!?』

 

『クルゥ、』

『ハァ~、』

 

「《隠れ簑のスチーム》をシンクロ素材にしたのでレベル1の《スチームトークン》を精製!更にそのトークンを生け贄に、《スチーム》の第2効果!自身を特殊召喚!」

 

『プッシュ~・・・』

 

 

「ほら、《ライキリ》仕事よ!他の[BF]の数だけ、フィールドのカードを破壊する!!今フィールドにいるのは3体!タイタンのモンスターを全て破壊よ!〈さっさと働け堅物〉!!」

 

『ぎ、御意!!〈天翔黒雷刃〉!!』

 

 

『『『ギャァァァァァァ!!!』』』

 

 

「ぐっ、《ヘル・エンプレス・デーモン》は他の悪魔族へ破壊耐性を与えられるが・・・・」

 

「それは自身が対象に含まれていない場合の話!ざまぁみなさい!!てか《ライキリ》、その技名何よ・・・・」

 

『以前もも殿と共に遊ばれていたRPGの業々が中々に良かったので、雰囲気を真似てみたのでござりますが・・・・』

 

 

それってテ●ルズじゃねーか!?アンタも好きなんかい!てか毎回言ってねこのツッコミ!あーももが居なくて良かったぁ~、ボケが多すぎておっつかないわ。

 

 

 

 

 

 

※注・外

 

「ッ!!確実に存在する・・・・テイル●次元も!」

 

「ま、また何か感じとったんスかね・・・・」

 

「不思議な子なんだなぁ・・・・」

 

 

 

 

《アビスはひねくれ男子好き必見ですわよ!》

《他所でやんなさい!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

「やるではないか子娘ェ・・・・だがしかぁし!破壊された《ヘル・エンプレス》と《ベアトリーチェ》の効果ァ!墓地の《戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモン》とEXデッキの《彼岸の巡礼者ダンテ》を特殊召喚!!そして忘れてかけたが《ベアトリーチェ》の効果でデッキの《トリック・デーモン》を墓地に送っていたので《伏魔殿(デーモンパレス)-悪魔の迷宮》をサーチし、《ダンテ》が墓地へ送られたので《ファーファレル》を回収させてもらうぞ・・・・」

 

 

『フム…』

 

『フハハハハハァ!!』

 

 

「《ライキリ》ィィ!アンタがボケるから効果処理がガッバガバじゃないのよ!どーすんのこれ!」

 

『わ、我のせいなのですかジュンコ殿!』

 

※駄作者のせいです

 

 

 

《戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモン》

効果モンスター

星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2000

このカードはリリースなしで召喚できる。

この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になり、

エンドフェイズ時に破壊される。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分は悪魔族以外のモンスターを特殊召喚できない。

また、1ターンに1度、自分の手札・墓地の

「デーモン」と名のついたカード1枚をゲームから除外して発動できる。

フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

 

 

《彼岸の巡礼者 ダンテ》

融合・効果モンスター

星9/光属性/天使族/攻2800/守2500

カード名が異なる「彼岸」モンスター×3

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードは相手の効果の対象にならない。

(2):1ターンに1度、手札の「彼岸」カード1枚を墓地へ送って発動できる。

自分はデッキから1枚ドローする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

(3):フィールドのこのカードが相手の効果で墓地へ送られた場合、

または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。

相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。

 

 

 

「《彼岸の探求者ダンテ》は効果対象にとることが出来ぬぅ、貴様のモンスターでは突破不能だ!」

 

「フン、たかだか攻撃力2800と3000がいるだけじゃない!私には《ゲイル》も《ライキリ》も・・・・皆がついてんのよ?そいつらもすぐぶっ飛ばしてあげるわ!!」

 

 

『じゅ、ジュンコ殿ォ・・・・』

『ク~ルルゥ』

 

 

「すっかり元通りだなジュンコ!もう支えてなくて大丈夫か、《ライキリ》の目線が怖いし・・・・」

 

 

「えと、ま、待って!このデュエル中は・・・・このままじゃ駄目?」

 

「お・・・・おぅ?判った(そ、そんな顔されたら断れないんだが・・・・)」

 

 

 

正直十代と離れたら心が折れる気がするわ・・・・実際に命掛けって怖いのね。

 

 

『グヌヌヌヌヌヌヌ』

『クルゥ・・・・(ジト目)』

 

 

「よっし!《リビングデッドの呼び声》!《ゼピュロス》を復活!!」

 

 

『し、シャァ・・・・』

 

 

こ、心無しか疲れてるように見えるわ・・・・

 

 

「ごめん!もっかい頼むわね!レベル4の《ゼピュロス》にレベル3のチューナー《スチーム》をチューニング!!漆黒の翼濡らし、そば降る雨に響け!雷鳴の一撃!」

 

「おぉっ!なんか新しい奴か?!」

 

 

・・・・十代戦では出す前に決着ついちゃうのよね、勝敗関係無く。実はソリッドビジョン初なんで楽しみだったり?

 

 

「突き抜けろ!!《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

 

《!!!》

 

 

 

《A BF-涙雨のチドリ》

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。

(2):このカードの攻撃力は自分の墓地の「BF」モンスターの数×300アップする。

(3):このカードが破壊され墓地へ送られた時、

「A BF-涙雨のチドリ」以外の自分の墓地の鳥獣族Sモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

 

おっ、やっぱ格好いいわね!!《ライキリ》とはひと味違った色合いがまた・・・・

 

 

 

『あ・・・・』

 

 

「「あ?」」

 

 

『兄者ァァァァァァァァァァ!!』

 

 

 

ふぁっ?!兄者ぁぁ?!

 

 

 

『ど、どうしたのだ《チドリ》よ?!』

 

『どうしたもこうしたもない!やっっっと、初めて!〈こちら側〉に来て姫さんに召喚してもらえたんだぜぇぇぇ?!いつも兄者ばかり召喚されるから・・・・お、俺てっきり忘れられているのかと・・・・』

 

 

こいつら兄弟かよ!揃って面倒そうな感じね?!

 

 

「ま、また個性的なのが来たな・・・・」

 

 

『ええい、男児たるもの容易く涙を見せるな《チドリ》よ!といってもおぬしには無理難題か・・・・姫は主の事を忘れたわけではないわ!ただいつも、そこの府抜け面の遊城十代が主の出番が来る前に決着がつくような決闘ばかりをするから・・・・』

「俺のせいなの?!」

 

 

「・・・・《巡礼者ダンテ》効果発動ゥ!《ファーファレル》を捨て1枚ドロー!そして《ファーファレル》の効果で《涙雨のチドリ》をエンドフェイズまで除外する!!」

 

 

『あ、兄者ァァァ!助けておくれぇぇぇぇ!!』

 

『チィドリィィィ!!』

 

 

 

う、うん。そんな効果あったわね《巡礼者ダンテ》・・・・なんかごめん、けど茶番フェイズ長すぎだから丁度いっか★

 

 

 

「これで静かになったなぁ・・・・早くデュエルを続けるが良い」

 

 

「あ、はい。えーと、《スチーム》がシンクロ素材なったんでスチームトークン精製っと。」

 

 

『ジュンコ殿ォ・・・・《チドリ》が、我が弟がぁ・・・・』

 

 

 

うっせー・・・・。

 

 

 

「なんかもう・・・・疲れちゃったな」

 

 

「へ?」

『は?』

 

 

「どぅしたあ!負けを認めt

「あーもう!ちょっと黙ってて!今決着つけるから!!」

 

 

(あ、やばい。すげー怒ってる時のジュンコだ、黙っとこ)

『・・・・!!』←察した

 

「来て、《BF-突風のオロシ》」

 

 

『ピュルルルル』

 

 

《BF-突風のオロシ》

チューナー・効果モンスター

星1/闇属性/鳥獣族/攻 400/守 600

「BF-突風のオロシ」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):自分フィールドに「BF-突風のオロシ」以外の「BF」モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合、

フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの表示形式を変更する。

 

 

 

「ゲイル効果、《ジェネシス・デーモン》の攻守を半分にする。〈ハーフネス・ゲイル〉」

 

 

『クゥルルルルルル!』

 

『ブルァァァァァ!』

 

《ジェネシス・デーモン》(攻撃力3000→1500)

 

 

「ぬぅ、だがしk」

「黙れと言った、2度は無い。レベル1のスチームトークンにレベル3チューナー《疾風のゲイル》をチューニング、に ぎ り つ ぶ せ《アームズ・エイド》」

 

 

「手?!」

 

「?!」

 

 

 

《アームズ・エイド》

シンクロ・効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1800/守1200

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備、

または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚できる。

この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、

装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。

また、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、

破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

 

 

「レベル7《アーマード・ウィング》にレベル1チューナー《突風のオロシ》をチューニング。漆黒の風纏い、末世より飛翔せよ。《玄翼竜 ・・・・・ブラック・フェザー》!!」

 

 

『・・・・・・』

 

 

玄翼竜(げんよくりゅう) ブラック・フェザー》

シンクロ・効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

1ターンに1度、戦闘またはカードの効果によって

自分がダメージを受けた時に発動できる。

自分のデッキの上からカードを5枚まで墓地へ送る。

この効果で墓地へ送ったカードの中にモンスターカードがあった場合、

このカードの攻撃力は400ポイントアップする。

 

 

『こ、これは玄翼竜殿!・・・・我に《アームズ・エイド》を装備し《ジェネシス・デーモン》を、《ダンテ》は玄翼竜殿がお相手致す作戦ですな!!これで・・・・』

「《アームズエイド》効果、《玄翼竜 ブラック・フェザー》に装備し、攻撃力を1000あげる!」

 

『あ、あれっ?』

 

『フゥッシュー・・・・』

 

《ブラック・フェザー》(攻撃力2800→3800)

 

 

「竜にあの手装備って、違和感パねぇな・・・・」

 

 

ギロッ「なにか、言ったかしら?」

 

 

「な、なんでもありません・・・・」

『なんでもござりませぬ・・・・』

 

「バトル、《驟雨のライキリ》で《巡礼者ダンテ》を攻撃」

 

「えっ?」

 

『あ、あの~ジュンコ殿?我の方が攻撃力が・・・・』

 

「こ  う  げ  き」

 

『・・・・はい、』

 

 

「ふっ、ハハハハハハ!!血迷ったか小娘ェ!!態々攻撃力の低いモンスターで攻撃してくるとはな!!」

 

 

涙雨『チドリィィ・・・・我も今そちらに参るぞォォォ・・・・』

 

除外<『兄者ァァァ・・・・俺は~そこには~いません~(千の風●なってのメロディで)

 

 

《驟雨のライキリ》(攻撃力2600)vs《巡礼者ダンテ》(攻撃力2800)

 

 

『フン!!』

 

 

<チュドーン!!

 

 

ジュンコLP1700→1500

 

 

 

やっと静かになったわね。

 

 

 

「ジュンコさん?なんのおつもりで・・・・」

 

「あら十代、このターンで決めるって言ったじゃない?」

 

「ぬぁにぃ?!」

 

 

「この瞬間!《玄翼竜 ブラック・フェザー》効果発動!!ダメージが発生した時、デッキ上から5枚のカードを墓地に送りその中にモンスターがいれば400ポイント攻撃力を上昇させるわ!」

 

(この為に自爆特攻?よ、容赦ねー・・・・)

 

 

「墓地へ行ったのは、この5枚よ!!」

 

 

《蒼天のジェット》

《二の太刀のエテジア》

《極北のブリザード》

《天狗風のヒレン》

《上弦のピナーカ》

 

 

 

「ごっ、5枚全てモンスターだとおぉぉぉぉ?!」

 

 

 

あらやだ・・・・私の気持ちにデッキが答えてくれたのかしら、過剰に落ちすぎじゃね?

 

 

 

「これで《玄翼竜 ブラック・フェザー》の攻撃力は更に400上昇するわ!!」

 

 

《玄翼竜 ブラック・フェザー》(攻撃力3800→4200)

 

「攻撃力4200ゥゥゥゥ?!」

 

 

「終わりよオッサン!さっさとこの薄気味悪い場所から出しなさい!《玄翼竜》の攻撃!〈ブラック・レイジ・エントリー〉!!」

 

 

vs《ジェネシス・デーモン》(攻撃力1500)

 

 

「ブァカナァァァァァァァ」

 

 

タイタン LP4000→1300

 

 

「まだまだぁ!《アームズエイド》は破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

 

「ふがぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

タイタンLP1300→-1700

 

 

「うっわぁ・・・・結果ワンショットキルだよ、てかライキリの犠牲意味あったか?」

『クッリィ~・・・・』

 

 

 

ふぅ・・・・スッキリしたっ・

 

 

「やったわ十代!私の勝ちよ!!」

 

そしてどさくさ紛れに抱き着く!キャー!!十代の腕の中あったかい!

・・・・自然な流れだ、問題無い。

 

 

「おぅ、そうだな?(後半おっかなかったけど、まいっか)」

 

 

『げ・・・・解せぬ』

『クルル。』

 

 

「あぁぁぁあぁあぁ?助けけてくれぇぇぇ!!」

 

 

 

うげっ、先の闇スライム軍団がタイタンをのみ込んでんじゃん!

 

 

 

「やべぇぞジュンコ!早く脱出しないと!」

 

「え~・・・・もうしばらくこのままじゃ駄目?」

 

「ッ!・・・・余裕すぎだろ?!」

 

『クリクリッ』

 

 

 

あ、なんかハネちゃんが指指す辺りに光の穴が・・・・

 

 

 

「ハネクリボー!そこに入れってことか?」

『クリ~!』

 

 

「流石はハネクリボー!ゲイルは兎も角、うちの似非侍2匹とは違うわ!!」

 

 

『それは我らのことですかジュンコ殿ォ!』

『姫さんおっかね~』

 

 

「うっさい姫とか呼ぶな!口動かす暇あったらあのスライム蹴散らしてオッサン助けて来い!まだ聞きたいことあんのよ!ほらっ、《死者蘇生》!!《チドリ》は勝手にかえって来い!」

 

 

 

『『ぎ、御意!!』』

 

 

 

 

 

 

 

《光の中に隠れるのよ!!》

《なんか違う!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・闇の空間()外。

 

「ふぅ・・・・出れたわね」

「そうだな~一時はどうなることかと・・・・ん?」

 

 

「バトルですわっ!!《海皇龍ポセイドラ》!《水精鱗(マーメイル)-メガロアビス》!《リードアビス》!お二人にダイレクトアタック!!〈アクエリアス・スフィア〉!!!」

 

「ほんぎゃぁぁぁぁぁぁ?!」

「待っておくれなんだなぁぁぁぁ!」

 

 

翔&隼人LP8000→0

 

 

「・・・・ふぅ。あらお二人供、仲良く凱旋とは妬けますわね?」

 

「い、いや、アンタなにしてんのよ・・・・」

 

 

「明日香様も目覚めませんし、余りに退屈だったのでお二人の腕試しをと思って・・・・」

 

 

翔&隼人<チーン

 

 

「お、お~い、翔、隼人、大丈夫か~?」

 

 

「人魚コワイ人魚コワイ人魚コワイ人魚コワイ人魚コワイ人魚コワイ人魚コワイ」

「お、俺・・・・海辺に暫く近づきたくないんだなぁ」

 

 

 

完ッ全にトラウマ植え付けてるじゃない・・・・

 

 

 

「エクストラデッキのエの字すら出していませんのに・・・・あら、その気絶してるバル●トスは?」

 

「あーうん、ちょっと気になることがあってね?」

 

 

 

 

 

《イラッと来るぜ・・・・》

《出番が無くて?》

 

 

 

 

 

 

なんやかんやで廃寮外。

 

「う、う~ん・・・・」

 

 

「バトルですわ!攻撃力6500と化した《深海の怒り(レイジ・オブ・ディープシー)》で《フレイム・ウィングマン》を攻撃!〈猛りの滄我〉!!」

 

「ほんっと●イルズネタ好きね~アンタ」

 

「ちっくしょおおお!負けたぁぁぁぁ!」

 

 

 

十代 LP4000→0

 

 

「「海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ海コワイ」」

 

 

「え、何!これどんな状況なの?!」

 

 

 

あ、明日香さん起きたわね、こんだけ喧しくしてたら当然っちゃ当然か

 

 

 

「お目覚めですね明日香様ッ!」

 

「ゲホゲホッ。よ、よぉ明日香!お前を拐った悪い奴は俺達がぶっ飛ばしたぜ!」

 

「今貴方がぶっ飛ばされてるように見えたのだけど・・・・」

 

「うぐっ・・・・そ、それより!中でこんなもの拾ったぜ!!」

 

「こ、これは私の《サイバー・ブレイダー》と・・・・兄さん!兄さんのサイン入りブロマイド!!」

 

 

わー、久々に視たけど吹雪様イッケメンよねぇ~。性格がかっとビングし過ぎだけど・・・・てかサイン入りブロマイドに激しくツッコミたい。

 

 

小声「気持ちは解りますが空気をよんで抑えましょう・・・・」

 

 

 

普段空気を一番ぶち壊すアンタが言うか。

 

 

 

「悪いな・・・・少しでも兄ちゃんの手掛かり探そう思ったんだけど、それしか見つからなかったぜ」

 

「じゃぁ貴方、わざわざ・・・・?!」

 

 

<コッケコッコ~

 

 

「やべ!翔、隼人!皆が起き出す前に戻ろうぜ!!いつまで震えてんだよ!?」

 

「「は、はい(なんだな)!」」

 

「またなお前達!ジュンコも機嫌治してくれよ?!」

 

「もう!何も怒ってないわよぉ!!」

 

 

 

十代達は焦って寮に帰っていってしまった・・・・

 

 

 

「さて、わたくし達も帰りましょうかっ」

 

「そーねぇ・・・・あれ、明日香さん、ボーッとしちゃってどうしたんですか?」

 

「ジュンコ、私・・・・」

 

 

うん?

 

 

「貴女の気持ち、ちょっとわかっちゃったかも・・・・」

 

「ほぇ?!」

 

「十代って・・・・いい奴よねッ」

 

 

 

頬赤らめて・・・・何を言い出しちゃの明日香さん?!

 

 

 

「あらあら~」

 

 

「フフフ、そうねぇ~早く帰りましょ~」

 

 

ま、まさか・・・・明日香さんまで?!

 

 

(期待不安の未来が動き出しそうな気分で、わたくし達は帰路につきました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンタが〆んのかーい!?あ、続くかも!!





信じられるか?これ実質往復1ターンしかやってないんだぜ・・・・

※修正後《ライキリ》の無駄死に感が増しました、これも全部原作と効果を変えるコ⚫マイって奴が悪いんだ!!(やつ当たり)


投稿予約してすぐクタバッテルのでミスあったら御免なさい。









以下 お ま け 

もし二人がZEAXLに転生・憑依した場合は?



も「折角なのでゼアルに転生した場合も考えてみましょう!!」

ジュ「えーまたやんのお・・・・ゼアルかー、小鳥ちゃんの女友達がいたっけ?ほぼ出番ないけど」

も「本編の出番の無さではわたくし達も代わりませんわ・・・・確かサチちゃんセイちゃんですわね。性格は私服から判断するに、セイちゃんが隼子さん担当サチちゃんがわたくしですかね?髪の色的には逆ですが」

「覚えてないなら無理してこのネタやんなよ・・・・私ゼアルに別段好きな男キャラいないんだよなー、璃緒ちゃんが一番好き」

「わたくしは全力でシャークさん派なので、主人公はわたくしですわね!タイトルは・・・・〈人魚使いの、神代凌牙●●り奮闘記ZEAXL〉。これですわっ!」

「作風戻ってっし?!」

「使用デッキは【マーメイル】ですかね!所持No.は漫画版シャークさんのカードで!隼子さんは・・・・・【RR】?」

「エクシーズ主体だもんね、でもNo.絡めんなら【ハーピィ】であえてランク4&7出すのもありかな?あっ、あえて【陽炎獣】か?ももと対になる感じで・・・・てか【RR】だと《RUM》でややこしくなりそー」

「シナリオは~最初は普通に皆様とバリアンと戦っていき、シャークさんが前世()の記憶とり戻したらわたくしが一緒にバリアン世界に行って隼子さんと戦う・・・・みたいな?」

「なんかタイトルと違ってシリアス気味ね?あっ、また駄作者がネタ帳に!」

「折角なので、以下嘘次回予告ですわ!」

「うぉぉい!」







※ナレーション ももえ

長い入院生活を終え、ようやく目を覚ました璃緒。しかし愛しい兄に付き纏う見知らぬ女サチ(ももえ)の存在が邪魔!兄妹水要らずを邪魔されたくない璃緒は、サチにシャークをかけての、文字通り決闘を申し込んだ!!

次回、〈人魚使いの、神代凌牙●●り奮闘記ZEAXL〉!!

[水氷の舞、《氷霊神ムーラングレイス》!!]




ジュ「なによこのサブタイ!今回出番少なかったからってふざけすぎよ!!皆本気にしないでね!!!」


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7羽 急に出てきて、恋敵と書いてライバルと読ませるのは無理難題

今回もよろしくおねがいします


ここは-何処だったか・・・・

 

 

そもそも僕は誰だったか・・・・

 

 

解らない、何も見えない、何も聴こえ無い

 

 

誰か、誰か教えてくれ!僕はなんだ!僕は何故此処にいる!!

 

 

『は?アンタ何言ってんだい、闇に溶け込み過ぎて脳みそまで溶けちまったのかい?』

 

 

き、君は?!

 

 

『なんだよ、アタシのことも覚えていないのか?〈こっち〉に来る前から、うちらはずっと一緒だったのに・・・・』

 

 

ずっと・・・・供にいた?

 

 

『思い出させてあげるよ、アタシの名は・・・・《---・--》』

 

 

 

 

 

《・・・・えっ、↑の奴何?!》

 

 

 

 

 

〈廃寮伝説闇ゲ事件〉ファイル1.(ももえ談)

翌日・ジュンコ自室

 

 

「折角ジュンコさんが精霊見えるようになったので、わたくしの方も紹介しますわね♪」

 

「う、うん。」

 

 

なんかノリノリねももえ・・・・あれかな、ペット見せ会うノリなのかな?

 

 

「ほら、同じ境遇の方他にいませんし・・・・十代様は口の軽さ半端無さそうですから」

 

 

 

ひ、否定は出来ぬ・・・・

 

 

 

「ではまず、《深海のディーヴァ》さん」

 

『ヤッホ~』

 

 

あら、明るそうな性格っぽい?てか普通そう・・・・

 

 

「普段はカードの中か裏の湖でマッタリしていますわ」

 

 

『宜しくね~』

 

「よ、宜しく~」

 

 

「因みに得意な持ち歌は中●み●きさんの曲が多いですわ、中島ディーヴァと呼んでも可ですわよ?」

 

『地●の星とかね?』

 

「歌・・・・姫?いや間違っちゃいないが!!」

 

 

 

あーうん、どこかももえっぽい・・・・

 

 

 

「じゃーこっちも・・・・おいで《ゲイル》」

 

『クルルゥ~』

 

 

「まぁ、普通にかわいらしいですわ。何か面白くない」

 

「何を期待してんの?!」

 

 

『クルゥ・・・・』

『うちらよりアンタ達のがよっぽど個性的よ』

 

 

「あと堅物兼過労死担当《ライキリ》」

 

『御呼びですかジュンコ殿!』

 

 

話題出しただけで呼んではないんだけど・・・・

 

 

『兄者ァ!出番かい!!』

 

 

《チドリ》出てきた、面倒くせっ?!

 

 

「まぁまぁ!実にジュンコさんのお供らし・・・・じゃなくて素敵な方々じゃないですか!!」

 

 

いやそれ絶対褒めてないよね?馬鹿にしてるよね?

 

 

『もも殿!・・・・・前から我の事見えてましたよな?』

 

 

「あ、バレました?黙ってたほうがあとからおもしろいかな~と」

 

「言いなさいよ!知ってたなら言いなさいよ!!」

 

 

「見えないままで変に希望持たすのも悪いですし・・・・しかし《チドリ》さんは初めて見ましたわ」

 

 

『俺ァ、あくまで兄者とのコンビだからな!基本ジュンコさんについてんのは兄者だ』

 

 

ふーん・・・・そんなもんなんだ、

 

 

「つまりアンタは私の事はどうでもいいと」

 

『え、いや・・・・そうゆうわけでは・・・・(焦』

 

 

「ジュンコさん、あまり苛めては可哀想ですわよ?」

 

『orz』

 

 

「まぁ面倒くさそうなのは否定しませんが、とりあえずわたくしの過労死担当様を呼びますか、《dark knight》さーん?」

 

 

『・・・・イラッとくるぜ』

 

 

うぉう?!《S(サイレント)(オナーズ)・dark knight》出てきた!サイズ前より小さいけど・・・・やっぱしゃべってたのは気のせいじゃなかったのかー。

 

 

『こ、これは強そうな御方ですな』

『あ、兄者!ビビったら負けだぜぇ!!』

 

 

何に対抗してんだアンタ達は。

 

 

「部屋がせまくなるので人間程度のサイズになってもらってます。《dark knight》さんは一応高位の精霊らしいのですがひとつ弱点が・・・・」

 

 

『『「弱点?」』』

 

 

『彼、鮫語しか喋れないのよ』

『イラッとくるぜ』

 

 

「鮫語ってなんだよ?!あれか、シャークさん迷言集のことか?!」

 

「まぁ!流石はジュンコさん、正解ですわ!!」

 

『そんな鮫のような奴が異世界にはいるってのか・・・・』

 

 

当たりかよ!会話難易度高すぎるわ!!

 

 

『な、なかなか粋な方ですな・・・・』

 

『なんて言うと思ったか!お前はまだまだだ!!』

 

 

「め、面倒くせぇ・・・・てか精霊付きの条件とかあんの?」

 

 

『十代君のハネクリボーは知らないけど、うちらの場合はデッキの中で一番持ち主を大切に思ってるモンスターかな?私、下級代表』

『俺達はもう、解り合っている・・・・』

 

『あ、EX代表だってさ』

 

 

「わかるんかい、凄いな。ももえは大体のデッキにアンタ達入ってるからね・・・・てかモンスター側からの好感度なんだ、ふ~ん」

 

 

「じゃぁジュンコさんは下級代表が《ゲイル》ちゃんでEX代表が《ハラキリ》・・・・あ、間違えましたわ、《ライキリ》さんなのですね?」

 

『もも殿、絶対わざとであろう』

 

 

『その気になれば主のデッキのモンスター全員出てこれるんだぜ?ただ持ち主に負担でかいからデュエル中以外は自重してるのさぁ』

 

「じゃーあんたもしろ」

 

『兄者ァァァァ!ジュンコさん俺に冷た過ぎねぇ?!』

 

 

 

 

 

 

《クルルゥ?》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ全員引っ込めて静かになった所で本題よ、闇堕ちタイタンのデッキについて」

 

「本人に確認した所、「知らぬぅ・・・・そんなカード達は見たことが無いわぁ」でしたよね?」

 

 

いちいち真似しなくていいから。

なおエクシーズ等の口止め料として例のデッキ内の[デーモン]とついたカードを適当に渡しておいた、その前に明日香さんをさらった罪として腹パンした後、ももえさんの鬼畜ハンデスフルコースを喰らわせた上で4000超え《チドリ》でワンキルしたけど(真顔)。

 

 

 

「わたくしにも中身を見せて下さいまし・・・・」

 

「それ大部中身抜けてっけどね、どっから飛んで来たんだか」

 

「わたくし達生前、ガチカテゴリーとか無関心でしたしねぇ、[彼岸]などまず持っていませんわ」

 

 

 

おい[海皇]使い。大体初手ディーヴァ引く奴が使えば最強クラスでしょ・・・・

 

 

 

「大体初手《ゲイル》のBF使いがなにを・・・・ややっ、これは!このデッキの持ち主が分かりましたわ!」

 

「え、なんかあった?」

 

「ええ、間違いなく《あの馬鹿》のデッキですわ!!」

『そんな鮫のような奴が異世界には居るってのか・・・・』

 

 

「うぉい!急に出てきてボケないでよ《dark knight》さん?!《あの馬鹿》ってまさか・・・・」

 

 

PDA<♪まだ~⚫え?無いィ~♪

 

 

「あ、メールだ。翔クンから?・・・・ナッナンダッテー?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

《因みに着信音は、十代本人に歌ってもらった特注音源よ!》

《頑張り過ぎですわ?!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※注・十代視点

 

 

どうして、こんな事になっちまったんだ・・・・

 

 

「逃げずによく来たわね、明日香さん!」

 

「当たり前よ・・・・十代とタッグを組むべきなのはわたしだもの!!」

 

「いいえ、私です!十代と一番デュエルこなしてお互いのデッキを理解しているのは私だもの!!」

 

「融合関連が微塵も無いデッキでよく言えるわね?大体十代は、わ・ た・ し を助ける為に退学の危機に陥ったのよ、わたしが責任を持つべきだわ!」

 

「それならついでのように退学されかけた、可哀想な丸藤翔と組めばいいじゃない!」

 

「翔君とはももえが組んでくれるのでしょう?問題ないわ。それよりシナジー皆無のデッキと組まされようとした十代の方が心配なのよ!」

 

「誰がシナジー皆無か!明日香さんだって儀式関連が足引っ張って噛み合わなくなったりするんじゃない?!」

 

 

「ぬぬぬぬぬぬ!」

「むぅぅぅぅぅ!」

 

 

火花散ってる、めっちゃ火花散ってる?!

 

 

ジュ<バッ!

明<ザザッ!

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「青春ですわね~」

 

「ぼ、僕は悪くないッス」

 

 

 

『どうしてこんなことになったか?読者の方々には意味★不明であろうから、この《ライキリ》が簡潔に説明致そう』

 

立ち入り禁止の廃寮に入ったので十代と翔退学by 査問委員会(?)

チャンス代わりに制裁タッグデュエルを行う!byクロノス

兄貴の相棒なんて僕無理だよジュンコさん代わって!by翔

ちょいと待ちな、私のせいだから私が十代と組むぜby明日香

そうはいかねぇ、十代と組むのは私だ!byジュンコ殿

じゃぁデュエルで決めましょう♪(何故なら面白そうだから)byももえ

 

 

 

『そんなわけで今現在に至りまする、なおクロノス教諭はももえ殿が笑顔で黙らせておったそうな・・・・』

 

 

「《ライキリ》ィィィ!何サボってんの!ちゃっちゃと召喚される準備しときなさい、過労死させるわよ!!」

 

『ぎ、御意!!』

 

 

 

《ライキリ》の扱いは、もうあれで安定なんだな・・・・最初はあんなにカッコイイ!って目を輝かせていたのに。

 

 

 

「先行は私からよ!私のターン!」

 

 

明日香が先行か。「本気の(BF使う)ジュンコに勝たなきゃ意味が無い」ってももえに頭下げてこの三日間、二人で特訓してたらしいけど・・・・あ、翔も捲き込まれてたわ三人だ。

 

 

 

「私は《ブンボーグ003》を召喚!効果で同《001》を特殊召喚!!」

 

「げ、そっちを組み込んできたかー・・・・」

 

 

《ブンボーグ003》

星3/地属性/機械族/攻 500/守 500

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

デッキから「ブンボーグ003」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):1ターンに1度、自分フィールドの「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、

自分フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

《ブンボーグ001》

チューナー

星1/地属性/機械族/攻 500/守 500

(1):このカードの攻撃力・守備力は、

自分フィールドの機械族モンスターの数×500アップする。

(2):このカードが墓地に存在し、

フィールドに機械族モンスターが2体以上同時に特殊召喚された場合に発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚する。

 

 

「《003》に《001》をチューニング!天より来たれ、拒絶の七光!シンクロ召喚!レベル4《虹光の宣告者》!!」

 

 

虹光の宣告者(アーク・デクエアラー)

星4/光属性/天使族/攻 600/守1000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。

(2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、

このカードをリリースして発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

 

お、ももえがジュンコと戦ってた時に呼んだ奴だな

 

 

「ターン終了よ」

 

 

明日香 H5 LP4000

フィールド現状

《虹光の宣告者》(守備 1000)

 

 

「あれ、伏せ無し?なんか意外・・・・」

 

 

(わたくし好みに色々混ぜ過ぎて妨害系統薄くなったんですよねー、本末転倒だったかもしれませんわ)

 

 

「まいっか、わったしのターン!《BF(ブラックフェザー)-蒼炎のシュラ》!!」

 

《ッシャラァ!!》

 

 

あいつか、この状況なら最適かもな?

 

 

《BF-蒼炎のシュラ》

星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200

(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。

デッキから攻撃力1500以下の「BF」モンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 

 

 

「ジュンコさん!モンスター皆1枚ずつのくせにどんだけ都合の良いドローしてるのですか!」

 

「るっさいわ初手七皇の剣(セブンス・ワン)が言うな!愛ゆえの手札よ!!バトル!《虹光の宣告者》を破壊よ!!」

 

《ダラァ!!》

 

 

vs《虹光の宣告者》(守1000)

 

 

「破壊され墓地に送られたので儀式魔法《高等儀式術》を手札に!」

 

「じゃーこっちも!《シュラ》の効果発動!おいで、《BF大旆のヴァーユ》!!」

 

《シューッ》

 

《BF大旆のヴァーユ》 

星1/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 0

(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、S素材にできない。

(2):このカードが墓地に存在する場合、

チューナー以外の自分の墓地の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターとこのカードを墓地から除外し、

その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ

「BF」Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 

 

 

「そのままダイレクトアタック![無言の運搬]!!」

 

「痛っ!・・・・どうゆう、こと?」

 

「詳しくは5dsを参照ですわ!」

 

「なんの話ッすか?!」

 

 

明日香 LP4000→3200

 

 

「そんでもってレベル4《シュラ》にレベル1の《ヴァーユ》をチューニング!羽ばたけ、黒翼の騎士!《BF-煌☆星のグラム》!!」

 

『フンッ☆!!』

 

 

《BF-煌星のグラム》

星5/闇属性/鳥獣族/攻2200/守1500

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカードはシンクロ召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。

このカードがシンクロ召喚に成功した時、

手札からチューナー以外のレベル4以下の「BF」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

 

 

 

「因みに《ヴァーユ》のフィールドではシンクロ素材に出来ない誓約は、《シュラ》に無効にされいますわ♪ルール効果では無いのでご注意を」

 

「だ、誰に向かって言ってるんスか・・・・」

 

 

アイツ相変わらず面白いなー、ももえ自由過ぎる。

 

 

「出だしは上々!2枚セットしてターンエンドよっ!」

 

ジュンコ H3 LP4000

フィールド現状

《煌星のグラム》(攻撃力2200)

《セットカード》×2

 

 

「あれは!《ゴッドバードアタック》のような破壊系のカード!」

 

 

「こるぁももぉ!勝手に伏せを読むなぁ!!」

 

 

まぁジュンコは《ゴッドバードアタック》大好きだからな。入ってないデッキ見たことない・・・・

 

 

「私のターン!《ナイトショット》!!左の伏せを破壊するわ」

 

「うっ、《ゴッドバードアタック》が・・・・」

 

《ナイト・ショット》

通常魔法

(1):相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

セットされたそのカードを破壊する。

このカードの発動に対して相手は対象のカードを発動できない。

 

 

 

ああ・・・・皆の予想通り。

 

 

 

「これで障害は消えたわ!《マンジュ・ゴッド》召喚!《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》を加え《高等儀式術》!合計レベル8になるようレベル2《ギャラクシー・サーペント》レベル1《ガードオブ・フレムベル》レベル1《ダンシング・エルフ》レベル4《ブレードスケーター》を墓地に送って儀式召喚!《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》」

 

『セイヤァ!!!』

 

 

《マンジュ・ゴッド》

星4/光属性/天使族/攻1400/守1000

(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。

デッキから儀式モンスター1体または

儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

《高等儀式術》

儀式魔法

手札の儀式モンスター1体を選び、

そのカードとレベルの合計が同じになるように

デッキから通常モンスターを墓地へ送る。

その後、選んだ儀式モンスター1体を特殊召喚する。

 

《サイバー・エンジェル荼吉尼-》

儀式モンスター

星8/光属性/天使族/攻2700/守2400

「機械天使の儀式」により降臨。

このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するモンスター1体を相手が選択して破壊する。

このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、

その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

 

 

「バニラ4種てよく事故らないわね?!てか《ダンシング・エルフ》なんて初めて見たんだけど・・・・」

 

「わたくしがしたのはカードの説明だけ、チョイスは明日香様ですわよ?」

 

 

「《茶吉尼》効果!特殊召喚時相手は自軍モンスターを1体選び破壊する!さぁ、選びなさい?」

 

 

明日香すっげぇいい顔してるんだが。

 

 

「だが断る。《エフェクト・ヴェーラー》効果発動!《茶吉尼》の効果は無効よ!」

 

「クッ、」

 

 

ドヤ顔返し・・・・やっぱ仲いいんだな二人とも

 

 

《エフェクト・ヴェーラー》

チューナー

星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、

相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。

その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

 

 

 

 

「ジュンコさん汚いですわ!」

 

「るっさい!勝つ為なら汚くもあろう、悪にもなろう!他人からなんと言われようと構わん!(十代以外)

私は今!勝利のみをリスペクトしている!!」

 

「本人が闇堕ちする前に聞かれたらどうするのですか!」

 

 

・・・・誰の話だろ?

 

 

「むむ、だったらこれはどう?《トライワイトゾーン》!墓地のレベル2以外の通常モンスター《ギャラクシー・サーペント》《ガードオブ・フレムベル》《ダンシングエルフ》復活!!」

 

『シャッ』

『プゥ』

『フフン?』

 

 

「すっげぇ!大量展開だ!!」

 

「流石は明日香様!あの構築で、さも当然のようにデッキが回りますわ!!」

 

 

それって手札事故満載のデッキってことか?!

 

 

《トライワイトゾーン》

通常魔法

自分の墓地に存在するレベル2以下の通常モンスター3体を選択して発動する。

選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。

 

《ギャラクシーサーペント》

チューナー・通常モンスター

星2/光属性/ドラゴン族/攻1000/守 0

 

《ガード・オブ・フレムベル》

チューナー(通常モンスター)

星1/炎属性/ドラゴン族/攻 100/守2000

 

《ダンシング・エルフ》

通常モンスター

星1/風属性/天使族/攻 300/守 200

 

 

 

 

「行くわよジュンコォ!レベル4《マンジュゴッド》レベル1《ダンシング・エルフ》にレベル2チューナー《ギャラクシー・サーペント》をチューニング!!」

 

「シンクロ召喚か・・・・!何が来るかしら」

 

 

「その雄々しくも美しき翼翻し!愛の為に敵を撃て!シンクロ召喚!レベル7《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》!!」

 

『ギァオオオオオ!』

 

 

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》

星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):1ターンに1度、このカード以外のフィールドの

レベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(2):1ターンに1度、フィールドのレベル5以上の

モンスター1体のみを対象とするモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(3):このカードの効果でモンスターを破壊した場合、

このカードの攻撃力はターン終了時まで、

このカードの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

 

 

 

滅茶苦茶カッコいいドラゴン出てきた?!

 

 

「はぁ?何渡しとんじゃももえ!!てか明日香さん口上!」

 

「《虹光の宣告者》以外のシンクロはランダムに渡したのですが・・・・きっと美しい繋がりですわね!」

 

 

そ、そんなつえーのかあのドラゴン!

 

 

「残念だけど、彼の出番はあまりないわ・・・・何故なら、私はまだまだ先へ進む!レベル7《クリアウイング・シンクロ・ドラゴン》にレベル1チューナー《ガードオブ・フレムベル》をチューニング!!」

 

 

「ま  さ  か?!」

 

 

「神性なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで愛を勝ち取れ!!シンクロ召喚!いでよ!《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》!!!」

 

『ギイァオオオオ!!』

 

 

「何・・・・だと・・・?」

 

「ふつくしぃ・・・・」

 

 

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》

星8/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上

(1):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

この効果でモンスターを破壊した場合、

このカードの攻撃力はターン終了時まで、

この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

(2):このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。

このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、

戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

 

 

 

「ってふざけるなあああ!本気で強すぎるでしょが!!てか明日香さんまじでどったの!!ももえが洗脳でもした?!」

 

「まぁ、失礼ですわね」

 

「私は正気よジュンコ・・・・正気で十代のペアを勝ち取るわ!!」

 

 

 

そ、そこまでして俺とタッグデュエルをしてなんのメリットが?

 

 

 

「そうはいかないわ!十代のお相手は私よ!」

 

「その粋やよし、流石は我が恋敵(ライバル)枕田ジュンコ!だけどここまでよ!《クリスタル・ウィング》はレベル5以上のモンスターとバトルする場合、その攻撃力を自身に加える!!」

 

 

「ほ、ほんとに滅茶苦茶強いッス・・・・」

 

「ジュンコが驚くわけだぜ・・・・」

 

 

「頼むわよ!《クリスタルウィング》!!《煌星のグラム》を攻撃ぃ!〈列風のォ、クリスタロス・エッジ〉!!!」

 

 

「キャァァァァァ!!・・・・な~んて言うと思って?!」

 

 

「?!」

 

 

「《ゴッドバードアタック》を破壊してすっかり油断したようね、私が何故《エフェクト・ヴェーラー》してまで《グラム》を守ったか考え無かったのかしら!!」

 

 

おお、ジュンコがやり手っぽい!!

 

 

「答えはこれよ、罠カード《ブラック・ソニック》!!BFに攻撃してきた時、相手モンスターを全て除外するわ!!」

 

「な、なんですって?!」

 

「これでそっちの場は全★滅 よ!」

 

 

「そうはいかないわ!《禁じられた聖槍》!対象は《クリスタルウィング》!」

 

「げげっ!」

 

《ブラック・ソニック》

通常罠

自分フィールドのモンスターが「BF」モンスター3体のみの場合、

このカードの発動は手札からもできる。

(1):相手モンスターが自分フィールドの「BF」モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。

相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て除外する。

 

《禁じられた聖槍》

速攻魔法

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、

このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

 

 

『ハイヤァァ・・・・』

 

「《茶吉尼》は残念だけど・・・バトルは続行!食らいなさい!!」

 

 

《グラム》(攻2200)vs《クリスタルウィング》(攻3000→2200→4400)

 

 

『グルゥゥゥゥ!!』

 

『ガハァ?!』

 

「くぅぅぅぅぅ?!」

 

 

ジュンコ LP4000→1800

 

 

「ジュンコ!」

 

 

「やってくれるじゃない・・・・だが、私は耐えた!」

 

「けど《クリスタルウィング》はモンスター効果の発動を無効にして破壊する。その少ない手札で突破出来るのかしら、1枚伏せてターンエンド!」

 

 

明日香 H2 LP4000

フィールド現状

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》(攻撃力3000)

《セットカード》

 

 

そんな効果まであんのかよ、ジュンコ大丈夫かな・・・・

 

 

「私のターン・・・・ッ!!よし、墓地の《ヴァーユ》効果発動!《グラム》と自身を除外しチューニング!漆黒の力、大いなる翼に宿りて神風を巻き起こせ!

シンクロ召喚!吹き荒べ、《BF-アームズ・ウィング》!!」

 

『フッシュー』

 

 

《BFブラックフェザー-アームズ・ウィング》

星6/闇属性/鳥獣族/攻2300/守1000

「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃するダメージステップの間、

このカードの攻撃力は500アップする。

(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、

その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

 

 

 

「厳密にはシンクロ召喚扱いではないので注意ですわ」

 

「う、うっス・・・・」

 

「けどレベル6な上、攻撃力は2300!《クリスタル・ウィング》には遠く及ばない!」

 

 

「フッフーン。私と[BF]達の絆をなめてもらっちゃ困るわ、さぁおいで!《BF-竜巻のハリケーン》!!」

 

『フゥルルルル!!』

 

 

《BF-竜巻のハリケーン》

チューナー

星1/闇属性/鳥獣族/攻 0/守 0

(1):1ターンに1度、フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。

このカードの攻撃力はターン終了時まで、

対象のモンスターの攻撃力と同じになる。

 

 

「《竜巻のハリケーン》効果!シンクロモンスター1体の攻撃力をコピーする、対象はもちろん《クリスタル・ウィング》!!」

 

「レベル1なら攻撃力上昇も使えない、か。だったら《クリスタル・ウィング》第2効果!《竜巻のハリケーン》の効果を無効にして破壊するわ!〈ダイクロイック・ミラージュ〉!!」

 

 

『フュルッ?!』

 

『グルゥゥゥゥ・・・・』

 

 

なんか打ち出した風っぽいものを光に打ち消されてポンッ?!よくわからんけどとりあえず《ハリケーン》どんまい。

 

 

「ごめんね《ハリケーン》。だがこれで、私を縛る鎖はなくなった!」

 

「ジュンコさんもテンションハイでおかしくなってきましたわね・・・・」

 

「おいで!《BF-疾風ゲイル》&《黒槍のブラスト》!!」

 

 

『クールルゥ』

『イッヤフォォォォ!!』

 

 

「こ、これが[BF]流-インチキ展開ジツ!!」

 

「ももえに何吹き込まれたのよ。まいっか、レベル4《ブラスト》にレベル3チューナー《ゲイル》をチューニング!!漆黒の翼翻し、雷鳴と供に走れ!電光の斬撃!!シンクロ召喚!出番よ堅物!《A BF-驟雨のライキリ》!!」

 

『我、参上承つる!!』

 

「来たぜジュンコのエース!」

 

 

《A BF-驟雨のライキリ》

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000

いつもの。

 

 

 

「い つ も の ですわね、他の展開もしないと飽きられますわよ?」

 

「誰によ!十代はそんなこと言わないしぃ!ええい《ライキリ》効果!自分以外の[BF]の数だけ相手のカードを破壊する!対象は《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》!!〈天翔黒雷刃〉!!」

 

 

『じ、ジュンコ殿?!ノリノリですな!!』

 

『グォォォォ!』

 

 

《ライキリ》の雷刃が《クリスタルウィング》を切り裂いた・・・・なんやかんやで一番出番多いよな《ライキリ》。あれかな?信頼の裏返しなのかあの態度は

 

 

ボソ「十代様?あれが流行り(?)のツンデレ、ですわよ?」

 

 

 

?!

 

 

 

「もらったぁ!《アームズ・ウィング》でダイレクトアタック!〈ブラック・チャージ〉!!」

 

『シュー!!』

 

「キャア!・・・・やったわね!!」

 

 

明日香 LP4000→1700

 

 

「いっけぇ《ライキリ》!敵軍大将を討ち取るのよ!!」

 

『ぎ、御意!』

 

「そっちは通さないわ!リバースカード《くず鉄のかかし》!」

 

「ゆ、ゆぅせぇぇぇ?!」

 

 

誰。

 

 

《くず鉄のかかし》

通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。

その攻撃を無効にする。

発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。

 

 

 

 

「打ち損じたでござるな・・・・ターン終了よ」

 

ジュンコ H0 LP1800

フィールド現状

《アームズ・ウィング》(攻2300)

《驟雨のライキリ》(攻2600)

 

 

「わたしのターン!・・・・フッ、この勝負もらったわ!!《思い出のブランコ》!墓地の《ブレードスケーター》を特殊召喚!そして《融合呪印生物-地》を召喚!効果発動!他の融合素材モンスターと場で融合する!行くわよ、《サイバー・ブレーダー》!!」

 

 

『ハアッ!!』

 

 

「実際は融合召喚扱いではないのでやっぱり注意ですわ♪」

 

「ももえさん解説多いッスね・・・・」

 

 

《思い出のブランコ》

通常魔法

(1):自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

 

《ブレード・スケーター》

通常モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1400/守1500

《融合呪印生物-地》

効果モンスター

星3/地属性/岩石族/攻1000/守1600

このカードを融合素材モンスター1体の代わりにする事ができる。

その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。

フィールド上のこのカードを含む融合素材モンスターを生け贄に捧げる事で、

地属性の融合モンスター1体を特殊召喚する。

 

《サイバー・ブレイダー》

星7/地属性/戦士族/攻2100/守 800

「エトワール・サイバー」+「ブレード・スケーター」

このモンスターの融合召喚は上記のカードでしか行えない。

相手のコントロールするモンスターが1体のみの場合、

このカードは戦闘によっては破壊されない。

相手のコントロールするモンスターが2体のみの場合、

このカードの攻撃力は倍になる。

相手のコントロールするモンスターが3体のみの場合、

このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする。

 

 

 

 

 

 

「うっげ、この状況って・・・・」

 

「そう、貴女ならよくわかっているわね?相手フィールドにモンスターが2体の場合、《サイバー・ブレーダー》の攻撃力は2倍になる!〈パ・ド・トロワ〉!!」

 

 

《サイバー・ブレイダー》(攻 2100→4200)

 

 

「そ、そんなぁ~」

 

「バトルよ!《サイバー・ブレイダー》!《アームズ・ウィング》を攻撃!!〈グリッサード・スラッシュ〉!!!」

 

vs《アームズ・ウィング》(攻2300)

 

『フシャー!!』

 

 

「イヤァァァァァ!!」

 

 

ジュンコ LP1800→-100

 

 

 

 

 

 

「やったわ!私の勝ちね!!」

 

「うぅ、こんなハズじゃあ・・・・」

 

『じゅ、ジュンコ殿ォ・・・・おいたわしや(いやしかし、我には有利か?)』

 

 

 

「まぁまぁ、いいデュエルだったぜ?ガッチャだ!」

 

「じゅうだ~い・・・・」

 

 

うっ、その顔は止めて欲しいんだが・・・・

 

 

「これでタッグパートナーはわたしね、十代!」

 

 

 

明日香超笑顔。

うう~ん、これは断ったらヤバそうだよなぁ、ジュンコにも明日香にも角が立たない方法は無いものか・・・・・・・そうだ!

 

 

 

「あのさ?やっぱ悪いんだけど俺は翔と組むよ、」

 

 

「「なっなんですとぉ?!」」

 

 

ハモった、仲良すぎだろこいつら

 

 

「元々俺と翔が組むハズだったんだし、翔も特訓してきたんだろ?きっと大丈夫さ!!」

 

「あ、アニキィ・・・・」

 

 

「まぁ、こんな女子二人に迫られて友情ルートに走るなんて・・・・!」

 

 

 

友情ルートってなんだよ?!

 

 

 

「クッ・・・・」

「むぅ・・・・」

 

 

 

あ~やっぱり失敗だったか?二人とも怒って・・・・

 

 

 

「どうやら今回は引き分けのようね、ジュンコ!!」

 

「そうね、だが次こそは決着をつけるわ明日香、さん!!」

 

 

 

へっ?デュエルに勝ったのは明日香・・・・

 

 

 

「ずっと気になっていたのだけど、さん付けはやめない?わたしだけのけものな感じがするのよね・・・・」

 

「そ、そう?じゃあ明日香!次こそ白黒つけましょう!!」

 

「ええ!!」

 

 

ジュ&明日<ガシィッ

 

 

 

なんか、堅い握手交わしてる・・・・ま、この場は収まったからいっか?

 

 

 

「まぁまぁ、殴り合いの末に深まる友情ですわね!!ではわたくしも参戦致しますか・・・・明日香様!デュエルですわ!!」

 

 

「いいわよ!特訓の成果、貴女にも感じさせてあげるわももえ!!」

 

「じゃ~私は・・・・翔クン!!十代の足引っ張ったら承知しないんだから!!私が直々にしごいてあげる、構えなさい!!」

 

「えー?![BF]とッスかぁ!?」

 

 

「「デュエル!!」」

「「デュエル!!」」

 

 

「ずっ、ずりぃぞお前ら!俺にもデュエルさせろぉ!!」

 

 

「おいでませ!無慈悲なる白銀の神槍!《氷結界の龍グングニール》!!」

「負けないわよ!孤高の薔薇よ、ここに開花せよ!《月華竜ブラック・ローズ》!!」

「ちょっ、鬼畜過ぎですわ?!」

 

 

「あーもうヤケっす!《HSR・チャンバライダー》!!」

「あんたもシンクロかーい!!ぶっ飛ばせぇ!《BF-星影のノートゥング》!!」

 

 

 

 

 

 

 

こうして平和(?)な午後は過ぎていった。

 

この時は誰も思いもしなかった、まさか、制裁タッグデュエルがあんなことになってしまうなんて・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

                            つづく~、らしいぜ?

 

 

 

 

 




もも「今回はおまけコーナー無しですわ、駄作者が流石に寝不足で力尽きたので・・・・ミスなどもしあったら指摘おねがいしますわ」

ジュ「誰も期待してないけどね。てかそもそも寝不足なら更新自重しろよ、馬鹿なの?てか最後にさ、明日香が月華竜とか使ってるけど私出されてたらその時点で負けてたんじゃね?」

もも「それが、明日香様に《クリスタルウィング》は《クリアウィング》の進化系と説明したら、ちゃんと素材にしないと出せないと勘違いしてたらしくて・・・・あと、出したかったらしいですわ」

ジュ「素直か!てかテキスト読めばわかるじゃん!!」

もも「そんなわけで、次回もあったら宜しくですわ~」

ジュ「ナガシター・・・・」


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8羽 厨ニのセンスとヤ●キーのセンスは表裏一体



おい・・・・早くね?(出番)と思うかもしれませんがうちはこれでいきます






港にて~・・・・

 

 

「〈エターナル・エヴォリューション・バーストォ〉!!」

 

『グァァァァァ!!』

 

 

《サイバーエンド・ドラゴン》(攻8000)vs《E・HEROマッドボールマン》(守3000)

 

 

十代 LP4000→0

 

 

「「十代!!!」」

 

「参ったぜ・・・・けど、楽しいデュエルだった、ガッチャだ!」

 

「ああ、俺もだ」

 

 

3年首席にして、学園No1の実力を持つ〈カイザー〉丸藤亮。十代は彼にデュエルを挑んで・・・・敗れた

 

 

 

 

《クルゥ》

 

 

 

 

 

「ジュンコ、ゴメンな?・・・・手も足も出なかった、完敗だぜ」

 

「な~んで私に謝るワケ?」

 

「だっていつも言ってんだろ「私以外に負けたら承知しない」って・・・・」

 

 

あ~本気にしてくれちゃったんだ・・・・

 

 

「相手は学園最強よ?私より強い相手にそこまで無茶言わないって」

 

「あら、ジュンコなら「十代の敵よ!次は私が相手だ!!」くらいやると思ってたわ」

「そうですわ!面白くない」

「右に同じッス」

「んだなぁ」

 

 

「私をなんだと思ってんのよ!・・・・十代本人が強くなって、私にリベンジ達成する姿を魅せてくれんなら許してあげるわ」

 

「やっぱ怒ってんのかよ?!・・・・わかったぜ!それまで俺のこと、ちゃんと見ててくれよな♪」

 

 

え、ちょ・・・・

 

 

「う、うん」

 

「わたしも!十代のことみてるからね!!」

「お、おぅ・・・・」

 

「あらあら~」

 

「ももえさん楽しそうッスね・・・・」

「ある意味一番面白い子なんだなぁ」

 

 

 

 

《カイザー様、こっち見てうずうずしてませんでした?》

《うちらともやりたかったのか・・・・》

 

 

 

 

★自室

 

「カイザー・・・・丸藤先輩は違ったわね」

 

「そうですわねぇ、《あの馬鹿》に当てはまる条件としては割と最適でしたのに」

 

「他にいたっけ?《あの馬鹿》に当てはまりそうな人」

 

 

私達は、以前廃寮でデュエルした闇落ちタイタンのデッキから《あの馬鹿》・・・・もとい師匠も、うちらみたくこの世界にちゃっかり転生してんじゃね?とゆーわけで当てはまりそうな人をちらちら探していた。

 

 

「最初は万丈目様かとおもって近づいたんですが違いましたし、三沢様は論外。キャラが違い過ぎます・・・・まず《あの馬鹿》は元々歳上なんですよねー」

 

 

「メインキャラはやっぱないんじゃない?案外学園の外だったり」

 

「でしたら●ルバトスが師匠のデッキをどこからかっさらったのかがわかりませんわ」

 

「や、闇の空間的な所に落ちてたとか・・・・そもそも誰かに憑依?っつーかうちらみたくなり変わっちゃってるとは限らないんじゃない?」

 

「本人が学内を闊歩していたらそれこそ人目でわかりますわ!ク●ーズのモブにいそうな方でしたもの」

 

「あんた結局師匠のこと好きなの?嫌いなの?馬鹿にしてるの?」

 

 

なお前世で死ぬ間際まで一緒にいたらしい、水族館で。やっぱ仲いいだろアンタ達・・・・別れる前と後でやってること変わらねーんだもの。

 

 

「しばらく様子を見ますか・・・・わたくし達に気付いて出てくるやもしれませんし」

 

「そーね、深く考えないで十代達の制裁タッグに向けて二人をしごきましょ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《さて、出番だな》

《おっしゃ、やったるか~!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《隼人君父の急襲》とか爆笑イベントもありましたが割合で、なんやかんやで制裁タッグデュエルの日がやってまいりました。

相手誰だったっけ、ももえも~ん?

 

 

小言「思考読まれてる前提でナレーションしないでくださいまし・・・・たしか、迷宮兄弟とかいったネタキャラコンビですわ。流浪の番人って何を守っているんでしょう?」

 

 

あー、DMの王国編に地味に出てたあのコンビね。翔クンも強くなったし大丈夫そう・・・・とりあえず激励飛ばしとくか。

 

 

「じゅ~だ~い!!もし負けて退学になったら、交換したHERO全部返してもらうからね~!!」

「ジュンコさん声デカイですわ・・・・」

 

 

「げっ、折角新しい仲間にも馴れてきたのに困る!それに・・・・あったり前だ~!!退学になってお前と会えないなんて絶対嫌だからな-!!!」

「アニキ、天然も大概に・・・・」

 

 

「ッ!!!・・・・も、も~何大声で言ってんのよ馬鹿!!!」

「ハタから見たらただのラブラブカップルですわ。明日香様、この仲に介入するのはかなりの難易度ですわよ?」

「フフフ、壁は高い方が燃えるのよわたしは・・・・」

 

 

《シニョール&シニョーラ!!ご機嫌麗しゅう、ナノーネ!これよりぃ!制裁タッグデュエルを、開催するノーネ!!》

 

 

「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」

 

 

なんでこんなに客多いねん、レッドが酷い目に逢う所が観たいの?

 

「十代様は注目株ですからそれもあるかと・・・・」

 

 

 

「それで?クロノス先生、肝心の対戦相手は貴方が?」

 

「おっ、先生が相手なのか?」

「マジッっすか?」

 

 

《ノンノンノン、今回のデュエルは校則を破った二人への制裁、および他の生徒が彼等の真似でもして校則を破ったりしないようにィ~見せしめである必要もあるノーネ》

 

「うんうん」

 

《そこで今回!それ相応の実力者である、かのデュエルキングとも戦った・・・・伝説のデュエリストをお呼びしたノーネ!!それではご登場下サイ、[迷宮兄弟]!!!》

 

「おお!あのデュエリストキングダムで、遊戯さんと城之内さんを苦しめたってゆう!」

 

 

 

なんか周りやたら盛り上がってけど、キングと戦っただけで伝説なら世界は伝説で溢れてないかしら・・・・

 

 

 

<ドッカーン

 

「「ギャァァァァァァァァ?!」」

 

迷宮兄弟 LP8000→0

 

 

《ひょ?》

 

「「はっ?」」

 

 

「「「「ええええええ?!」」」」

 

 

 

な、なんか入り口から迷宮兄弟ぶっ飛んできた?!

 

 

 

「フ、実に温いな・・・・伝説の決闘者だとぬかすからどれ程のものかと試してみたら・・・・」

 

「な、何者ナノーネ?!」

 

 

 

だ、誰か出てくる!

 

 

 

「我が名はダークネス・・・・闇よりの使者」

 

「だ、ダークネス?!」

 

 

 

「「ぶっふぅ?!」」

「ジュンコ、ももえ?!ど、どうしたの?!」

 

 

 

ダークネスって・・・・セブンスターズ編のアレだろ!あの悪趣味な仮面と真っ黒な服装、私でも覚えてるわ!!ってか中身あの人だったわよね?どーなってんのこれ!!

 

 

 

「この程度の実力者達では、制裁にもならないだろう・・・・代わりに私が相手をしてやる」

 

「い、いきなり出てきてナニ言ってるーノ?!」

 

「そいつらは暫く使い物にならんが?」

 

 

迷宮兄弟<チーン・・・・

 

 

「おっもしれぇ!!伝説のデュエリスト二人を圧倒する奴が相手なんて、超ワクワクするぜ!!」

「あ、アニキ~止めときましょうよ・・・・」

 

 

「本人達も納得しているようだ、構わんだろう?」

「し、シカ~シ、タッグパートナーが・・・・」

 

「一人で充分だ。少なくともそこでくたばっている奴等二人分よりはマシだろうからな」

 

 

「よっしゃあ!やってやるぜ!!」

「え、え~い!なるようになれっス!」

 

「フフフ、精々たのしませてくれ」

 

 

いいのコレ?!なんなのこの展開!!

 

 

「デュエルの前に・・・・お前達の運命を決める七つのデッキがある、それぞれ人の罪の名を冠した

【傲慢】【強欲】【嫉妬】【憤怒】【貪食】【色欲】【怠惰】をモチーフとしたデッキだ、好きなものを選ぶがいい・・・・」

 

 

やっべぇ・・・・ダークネス厨二全快だよ、あれの仮面の下があの人と考えると笑いが・・・・笑いがこみ上げて来る・・・・!

 

「ジュンコさん耐えて・・・・耐えて下さいまし!!」

「???」

 

 

「七つもデッキがあんのかよ!う~ん、どれが一番強そうかな」

「よ、弱そうなのにしようよアニキ、【怠惰】とか・・・・」

 

「よっし!じゃあ【憤怒】だ!!」

「えぇ~?!なんか強そうじゃないっスかぁ!」

「強そうのが燃えるだろ!!」

 

「フ、いいだろう!【憤怒】のデッキで相手をしよう!!」

 

《そ、それでーハ?デュエル開始!!》

 

 

「「「デュエル!!!」」」

 

 

「さて、2対1のハンデというわけではないが・・・・先行は私が貰いたい、先の二人とのデュエルでは後攻ワンターンで決着がついてしまってな?」

 

「げ、マジッスか」

「ライフ2倍をワンターンキルって、どんだけ凄げぇんだよ!燃えてきたぜ!!」

 

「ライフも通常通り4000、後攻から二人がかりで攻撃してきても構わん。どうだ?」

 

「OKだ!」

「ま、まぁ・・・・それなら」

 

 

 

髄分余裕ね~、しこたま私達と特訓した十代と翔クンを馬鹿にしてもらっちゃ困るわよ?あ、でもシンクロは使えないしな・・・・

 

 

 

「では私のターン!魔法カード《名推理》を発動!!」

 

 

 

めっ、《名推理》ぃ?!

 

 

 

《名推理》

通常魔法

相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。

通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。

出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。

違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。

 

 

 

「発動時、相手はレベルをひとつ宣言する・・・・丸藤翔!貴様に答えてもらおうか!!」

「ぼ、僕ッスか?!」

 

「デッキから通常召喚が可能なモンスターが出るまでカードをめくり、宣言したレベル以外のモンスターだった場合特殊召喚するという効果だ・・・・私の運と貴様の観察眼が今後の展開につながるというわけだな」

 

「翔!任せたぜ!!」

「う、う~ん・・・・一番デッキに入り易いのはレベル4ッスよね、僕が宣言するのはレベル4だ!」

 

「いいだろう!では効果処理に入る!!1枚目・・・・《レアメタル・ドラゴン》」

 

「やった!レベル4ッス!!」

 

「2枚目!《輝白竜ワイバースター》!」

 

「ちょ、ちょっと?!今レベル4のモンスターが・・・・」

 

「先に分かりやすく説明したハズだが?「通常召喚が可能なモンスターが出る迄」と、生憎今のところ特殊召喚しか出来ないモンスターのみなのでな、続けるぞ?もっともそんなモンスターは極小数しか投入されてないが」

 

「んなっ?!」

「まじかよ!!」

 

 

 

狙いが読めない・・・・《レアメタル・ドラゴン》《輝白竜ワイバースター》、カオスドラゴンとか?

 

「てっきり、また《あの馬鹿》のカードが紛れこんだ【インフェルノイド】かと思いましたが・・・・」

 

 

「フム、レベル1の通常召喚可能なモンスター、《伝説の黒石》を特殊召喚する!!」

 

あるぇっ?!

 

「もしかして・・・・!!」

 

※落ちたカード

《レアメタル・ドラゴン》

《輝白竜ワイバースター》

《スキル・プリズナー》

《黒竜の聖騎士》

《左腕の代償》

《復活の福音》

《暗黒竜コラプサーペント》

《スキル・サクセサー》

《黒竜降臨》

《sin真紅眼の黒竜》

《モンスターゲート》

《名推理》

《復活の福音》

《仁王立ち》

《輝白竜ワイバースター》

《真紅眼の闇竜》

《死者転生》

《暗黒竜コラプサーペント》

 

 

 

 

「伝説の・・・・黒石?」

 

「このカードを生け贄にすることで・・・・伝説の一端を拝ませてやろう、現れよ!《真紅眼の黒竜》!!!」

 

『グオォォォォォ!!』

 

「れっ、レッドアイズ?!」

「まじかよ!本物始めてみたぜ!!」

 

 

あいつ・・・・まさか!

 

「ほぼ間違いありませんわ、あのふざけたデッキは・・・・もう少し様子を伺いましょう。また闇落ちで拾ったのかもしれませんし」

 

 

伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)

星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードをリリースして発動できる。

デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、

自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

 

 

 

「聴こえる・・・・」

 

 

「へ?」

「今後はなんッスか!」

 

 

「墓地に眠りしドラゴン達の・・・・悲しみ、怒り、嘆き・・・・もう一度この地上を、灼熱の焔で焼き付くしたいと焦がれている!!」

 

 

アンタが自分で墓地に送ったんでしょーが!!!

 

 

「その願いを叶える究極のドラゴンを、今此処に呼び出そう!《真紅眼の黒竜》を生け贄に・・・・《真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)》を特殊召喚!!!」

 

『ギャアオォォォォォ!!』

 

 

「レッドアイズが・・・・」

「進化したぁ?!」

 

 

《真紅眼の闇竜》

星9/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

このカードは通常召喚できない。

自分フィールド上に存在する「真紅眼の黒竜」1体を

リリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。

このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するドラゴン族

モンスター1体につき300ポイントアップする。

 

 

 

「《真紅眼の闇竜》の攻撃力は、墓地に眠るドラゴン族の数×300ポイント上昇する、現在墓地には10体のドラゴン!よって、攻撃力が3000アップする!!」

 

《真紅眼の闇竜》(攻撃力2400→5400)

 

 

「ご、5400?!」

「すっ、すっげー!!」

 

「カードを1枚伏せてエンドフェイズ、《超再生能力》!生け贄にしたドラゴンは2体、よって2枚ドロー!!さぁお前達のターンだ!我が《真紅眼の闇竜》を攻略してみせるがいい!!」

 

 

《超再生能力》

(1):このカードを発動したターンのエンドフェイズに、

このターン自分の手札から捨てられたドラゴン族モンスター、

及びこのターン自分の手札・フィールドからリリースされたドラゴン族モンスターの数だけ、

自分はデッキからドローする。

 

ダークネス(?) H4

フィールド現状

《真紅眼の闇竜》(攻5400)

《セットカード》

 

 

「ぼ、僕のターン、ドロー・・・・モンスターとカードをセットしてターンエンド・・・・」

 

「し、翔?!」

 

「どうした?攻めてこないのか」

 

「うぅっ、」

 

 

あんにゃろ、かんっぜんに呑まれてるわね・・・・デュエルはビビったら負けでしょうに。

 

「ジュンコさんそんな・・・・喧嘩じゃないんですから」

 

「でも相手は攻撃力5400の化物、無理もないわ」

 

 

「俺のターン!」

 

「十代!!たかたが攻撃力5400単体よ!サクっとブッ飛ばして勝ちなさい!!」

 

「出たぁ!」

「ジュンコさんの愛の無茶振りですわ!!」

 

 

「ほぅ・・・・言ってくれるではないか」

 

「任せろジュンコ~!!おまえの前で、もうだらしない負け試合見せられっかよ!!頼んだぜ《E・HEROエアーマン》!!」

 

『ハァッ!』

 

「ム?」

 

「召喚時にデッキから《シャドーミスト》を加えて《融合》を発動!!場の《エアーマン》と《シャドーミスト》で融合召喚!巻き起こせ!《E・HERO Great TORNADO》!!更に《シャドーミスト》効果で《バブルマン》も手札へ!」

 

「よっしゃ~!やったれ~!!」

 

「ほほぅ・・・・」

 

「《TORNADO》効果!融合召喚時、相手モンスターの攻守をすべき半分にする!〈タウン・バースト〉!!」

 

『ハァッ!!』

『グオォォォォォ・・・・』

 

《真紅眼の闇竜》(攻5400→2700)

 

「バトルだ!《闇竜(ダークネスドラゴン)》に攻撃!!〈スーパーセル〉!!」

 

『トゥワァ!!』

 

vs《Great TORNADO》(攻2800)

 

 

ダークネス(?) LP4000→3900

 

 

『痛った?!・・・・何してんじゃこるぁ!!』

 

へ?

 

 

 

「こら!・・・・!!」

 

『ッ!グルゥ・・・・』

 

 

「あれ?気のせいか、ってなんで破壊されてないんだ?!」

 

「墓地の《復活の福音》の効果だ、除外することでドラゴンの破壊を免れる効果を持つ」

 

 

《復活の福音》

通常魔法

(1):自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

(2):自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、

代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

 

「げっ、倒したと思ったのに・・・・しょうがない2枚セットしてターンエンドだぜ」

「貴様のエンドフェイズにトラップ発動《王宮のお触れ》!これで貴様達は罠カードが封じられた」

 

「うっげ?!」

「マズイッス・・・・」

 

 

十代&翔 H3・H4 LP8000

フィールド現状

《greattornado》(攻)

《セットモンスター》(翔)

《セットカード》(翔)

《セットカード》(十代)

《セットカード》(十代)

 

 

 

これは・・・・相手が《あの馬鹿》なら非常~にヤバイ!

 

 

「フフ、良い罠を封じたかな?私のターン!墓地の《黒竜降臨》効果発動、このカードを除外し《レッドアイズ・トランスマイグレーション》を手札に加え、これを発動!墓地の《真紅眼の闇竜》を儀式の贄に《ロード・オブ・ザ・レッド》を降臨させる!!」

 

「ロード・オブ・ザ・・・・」

「レッド?」

 

 

あ、あっれー、ダークネスさん炎に包まれていくんですけど・・・・ま、まさか!!

 

「《レッドアイズ・トランスマイグレーション》・・・・即ち、私と真紅眼が一体となることだ!!」

 

「「ブッハァ?!」」

「ふ、二人ともさっきからどうしたの?様子がおかしいわ!!」

 

 

で、出たぁ~城之内君の影霊衣こと《ロード・オブ・ザ・レッド》だ!まじで本人と一体化すんの?ソリッドビジョン働き過ぎでしょ!!

 

 

《黒竜降臨》

儀式魔法

「黒竜の聖騎士」の降臨に必要。

(1):自分の手札・フィールドから、

レベルの合計が4以上になるようにモンスターをリリースし、

手札から「黒竜の聖騎士」を儀式召喚する。

(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。

デッキから「レッドアイズ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

《レッドアイズ・トランスマイグレーション》

儀式魔法

「ロード・オブ・ザ・レッド」の降臨に必要。

(1):自分の手札・フィールドから

レベルの合計が8以上になるようにモンスターをリリース、

またはリリースの代わりに自分の墓地の「レッドアイズ」モンスターを除外し、

手札から「ロード・オブ・ザ・レッド」を儀式召喚する。

 

《ロード・オブ・ザ・レッド》

星8/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守2100

「レッドアイズ・トランスマイグレーション」により降臨。

(1):1ターンに1度、自分または相手が

「ロード・オブ・ザ・レッド」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、

フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを破壊する。

(2):1ターンに1度、自分または相手が

「ロード・オブ・ザ・レッド」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、

フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

 

 

「フゥン!これで私は《ロード・オブ・ザ・レッド》となった!」

 

「まじかよ~モンスターとデュエリストがひとつとなるなんて・・・・!!」

「けど派手に出てきた割には攻撃力2400、アニキのHEROには勝てないッスよ?」

 

 

「なんだ、もっと高い攻撃力が好みか?良いだろう・・・・手札よりこのカードを発動させる、《ヘルモスの爪》!!」

 

 

ちょっ、待たんかーい!自重する気一切ないなあの人!!あればれたらどう説明すんのよ!!

「もう様子見するまでもないですわね。ある意味妥当かもしれません、使用デッキそのまま当てはまりますから・・・・性格違い過ぎて予想外でしたわ」

 

 

《ヘルモスの爪》

通常魔法

このカードのカード名はルール上「伝説の竜 ヘルモス」としても扱う。

「ヘルモスの爪」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):「ヘルモスの爪」の効果でのみ特殊召喚できる融合モンスターカードに記された種族のモンスター1体を

自分の手札・フィールドから墓地へ送る

(そのカードがフィールドにセットされている場合、めくって確認する)。

その後、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

 

 

 

 

「手札の《真紅眼の黒竜》と《ヘルモス》が融合し、《真紅眼の黒竜剣》として生まれ変わる!!そしてこれを《闇竜》に装備!!・・・・と言いたい所だが」

 

「な、なんッスか・・・・」

「この瞬間!《(ロード・オブ・ザ・レッド)》の効果発動!効果が発動した時、魔法・罠か、モンスターを破壊する!!」

「カード破壊効果だって?!」

 

 

《私》のって、いちいち腹筋に効くわあの人・・・・

「激しく同意ですわ・・・・」

 

 

「遊城十代がセットしたカードを破壊する!」

「うっ、《攻撃の無力化》が・・・・」

 

「フン、罠だったか。改めて《黒竜剣》を装備する、このカードは装備モンスターの攻撃力をまず 1000上げる」

 

『なんか自分に自分装備するって違和感すごいんだけど・・・・』

 

「・・・・おい」

 

『あっ・・・・ぎ、ギャアオォォォォォ』

 

 

「ももえも~ん・・・・」

「バッチリ聞こえましたわ・・・・」

 

 

「あのさぁ、アンタの《真紅眼》って・・・・」

「そして更に!フィールド・墓地のドラゴン族の数×500ポイント、攻撃力が上昇するのだ!」

 

「ぼ、墓地のドラゴン族はまた数が戻って10体!!」

「そしてフィールドには2体・・・・」

 

《真紅眼の闇竜》(攻2700→3700➡9700)

 

「攻撃力、9700だってぇ?!」

 

 

流した。

「流しましたわね」

 

 

《真紅眼の黒竜剣》

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

このカードは「ヘルモスの爪」の効果で

自分の手札・フィールドのドラゴン族モンスターを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、

このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動する。

このカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。

(2):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターの攻撃力・守備力は、

お互いのフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップする。

 

 

「更に《巨神竜の遺跡》を発動し、再び《私》の効果で今度はセットモンスターを破壊!」

 

「ま、まだ効果使えんのかよ!」

「うっ、《SR(スピードロイド) 三つ目のダイス》が・・・・・」

 

 

「フッ、この効果は1ターン中にモンスターおよび魔法・罠に対し1度ずつ使用出来るのだ。バトル!《真紅眼の闇竜》よ!お前を傷つけた《Great TORNADO》の、骨まで焼き尽くせ!《ダークネス・ギガ・フレイム》!!」

 

《グワオォォォォォ!!》

 

vs《Great TORNADO》(攻2800)

 

「「う、うわぁぁぁぁぁぁ?!」」

 

十代&翔 LP8000→1100

 

「じゅ、十代!!」

「翔君!」

 

 

「フハハハ!これが闇のデュエルでは無くて残念だよ、今の一撃で最低でも意識は吹き飛んでいたハズだからな!」

 

 

 

ノッリノリだよあの野郎。あとで恥ずかしくならないのかな・・・・意識は仮面に乗っ取られてるとか?

 

 

 

「アニキィ、あんな化物相手に勝つなんて無理だよぉ・・・・」

「こ、今後ばかりは、マジでヤバイかもな・・・・」

 

 

「これで終わりだ!《私》で貴様達にダイレクトアタック!!」

 

「もう駄目だ~!!」

「こるぁ~翔クン!!自分のモンスターの効果も忘れたのか馬鹿ヤロ~!!」

 

「あっ!ぼ、墓地の《SR 三つ目のダイス》効果!このカードを除外して戦闘を一度無効にする!!」

 

ダークネス(?)の拳を《三つ目のダイス》が飛び込んで防いだ!笑う状況じゃないわよ私!絵面が物凄くシュールだったからって、本人達は真面目よ!!

 

 

《SR 三つ目のダイス》

チューナー・効果モンスター

星3/風属性/機械族/攻 300/守1500

(1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。

このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。

 

 

 

「フン。我が拳を防いだか、やるではないか・・・・」

 

「翔!助かったぜ!!」

「へへっ、ジュンコさんとカードをくれたももえさんのおかげッスね」

 

最初っから気付いてりゃ化物《闇竜》の攻撃も防げたってのにもう・・・・

「まぁ攻撃力約1万とか正直焦りますわよね、迷宮兄弟ワンキルも納得ですわ~」

 

 

「しかし、この布陣を貴様達が突破出来るかな?《私》のカード破壊効果は相手ターンでも使用が可能。更に《巨神竜の遺跡》はレベル7か8のドラゴン族が場に存在する場合、墓地以外より特殊召喚されたモンスターの効果をエンドフェイズまで無効とする・・・・即ち、貴様達の得意とする融合モンスターも威力半減とゆうわけだな」

 

「そ、そんなぁ~」

 

 

《巨神竜の遺跡》

永続魔法

(1):自分フィールドにレベル7・8のドラゴン族モンスターが存在し、

墓地以外からモンスターが特殊召喚された場合に発動する。

そのモンスターの効果はターン終了時まで無効化される。

(2):1ターンに1度、このカード以外の

自分フィールドの表側表示のカード1枚を墓地へ送って発動できる。

自分フィールドに「巨竜トークン」(ドラゴン族・光・レベル1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

(3):このカードが墓地に存在する場合、

自分の手札・フィールドのレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。

このカードを手札に加える。

 

 

 

一見、馬鹿のように見えて実は案外戦略として成立させてしまいながらロマンを追い求めることを忘れない馬鹿・・・・

 

「それが《あの馬鹿》・・・・いえ、《師匠》のプレイングスタイルですわ」

「し、師匠?!あの男、貴女達の師匠なの?!」

 

「「あ、やばっ」」

 

「どうゆうことよ!なんで貴女達の師匠が闇のデュエリストとか言って十代達を退学の危機に追いこんでるの!!そもそもアイツ誰よ!!」

 

「し、師匠は行方不明になっているものだと・・・・」

「正直私達も頭がついてっていません!どうしてこうなった、わかるように説明して隼人君!」

 

「と、唐突に話振られても困るんだなぁ」←地味にいた

 

 

「私はターンエンドだ、精々足掻いてみせろ!」

 

ダークネス(?) H1 LP3900

フィールド現状

《真紅眼の闇竜》+《真紅眼の黒竜剣》(攻 9700)

《ロード・オブ・ザ・レッド》(攻2400)

《王宮のお触れ》

《巨神竜の遺跡》

 

 

 

「僕・・・の・・・・」

 

「アンタ達!圧倒的な攻撃力に騙されちゃ駄目よ!!」

 

「ジュンコ!?」

 

「そうですわ!フィールドが少々えげつない布陣だからといって相手の手札はわずか1枚!」

「突破したらアンタ達の勝ちと言っても過言ではないわ!意地でもアイツらを倒しなさい!!」

 

「そんな無茶な・・・・」

 

「「無茶じゃない(ありませんわ)!!」」

 

 

 

無敵な布陣なんか存在しない、どこかに必ず隙はある!ってゆーか隙だらけなんだから気づけ馬鹿共!!

 

 

 

「そうだぜ翔・・・・ジュンコ達との特訓を思い出せ!ライフが残ってる限り諦めんなよ!!」

 

「アニキ・・・・うん、わかった!僕のターン!」

 

 

流れ変わったかな?

 

 

「これは・・・・よし!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、《SR ベイゴマックス》を特殊召喚出来る!」

 

『ブーン』

 

「だが墓地以外の特殊召喚モンスターは《巨神竜》の遺跡により無効となる!!」

 

「構うもんか!更に《SR タケトンボーグ》を特殊召喚!このカードは風属性モンスターがいる場合特殊召喚出来る!!」

 

『ジャキン!』

 

 

「む・・・・?」

 

「そしてこの2体を生け贄に!《アーマロイドガーデンゴー》を召喚!!召喚時に効果発動![ロイド]モンスターを生け贄に含んだ場合、魔法・罠を全て除外する!!」

 

《SRベイゴマックス》

星3/風属性/機械族/攻1200/守 600

「SRベイゴマックス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキから「SRベイゴマックス」以外の

「スピードロイド」モンスター1体を手札に加える。

 

《SRタケトンボーグ》

効果モンスター

星3/風属性/機械族/攻 600/守1200

自分は「SRタケトンボーグ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

(1):自分フィールドに風属性モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードをリリースして発動できる。

デッキから「スピードロイド」チューナー1体を特殊召喚する。

この効果の発動後、ターン終了時まで

自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

 

《アーマロイドガイデンゴー》

星8/地属性/機械族/攻2700/守2000

このカードが「ロイド」と名のついたモンスター1体を含む生け贄召喚に成功した時、

フィールド上に存在する全ての魔法・罠カードをゲームから除外する。

 

 

 

あれは、私が十代ブロマイド()と交換したカード!確か漫画版翔クンのカードだっけ?

※3羽 参照

 

 

「なんだと?!だが《(ロード・オブ・ザ・レッド)》の効果でそのモンスターも破壊させてもらう!!〈灼熱のバーンストライク〉!!」 

 

 

アンタも●イルズネタかよ!

 

 

『オォォォォン!!』

 

「《アーマロイド》!・・・・だけどこれで、《闇竜》の攻撃力は戻り、特殊召喚時の成約は消え去った!あとは頼んだよアニキ!」

 

《真紅眼の闇竜》(攻9700→2700)

 

「おう!俺のターン!!来たっ、《融合回収》!墓地の《シャドーミスト》と《融合》を回収!そして《バブルマン》召喚!2枚ドロー!《アンタ》の効果は使うのか?」

 

「・・・・構わん、続けるがいい」

 

「よっしゃ!《融合》発動、《バブルマン》と《シャドーミスト》で融合召喚!現れろ!極寒のHERO!《E・HEROアブソルートZero》!!」

 

『トワァ!!』

 

「《アブソルートZero》だと!!」

 

 

《E・HERO アブソルートZero》

星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000

「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する

「E・HERO アブソルートZero」以外の

水属性モンスターの数×500ポイントアップする。

このカードがフィールド上から離れた時、

相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

 

 

 

「ジュン子さ~ん?」

「な、なんだいももえも~ん」

 

小声「アブZero様はマズイでしょう色々と!何渡してるんですか!」

「い、いや~うちらインチキカード(シンクロ・エクシーズ)使って相手するから十代にも少しはインチキカードあってもいいかなって・・・・」

「もし普通に相手が迷宮兄弟だったら理不尽な殺戮ショーになりかねませんでしたわよ?!」

 

相手変わっちゃったんで結果オーライつーわけで・・・・

 

 

「再び《シャドーミスト》の効果で《エッジマン》を手札に加え《融合》を発動!フィールドの《アブソルートZero》と融合!《E・HEROガイア》!!」

 

『フンスッ』

 

《E・HERO ガイア》

融合・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2200/守2600

「E・HERO」モンスター+地属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードが融合召喚に成功した場合、

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。

ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力を半分にし、

このカードの攻撃力はその数値分アップする。

 

 

 

「融合召喚時に《ガイア》の効果!《真紅眼の闇竜》の攻撃力を半分奪う!」

 

「甘いな!墓地の《スキル・プリズナー》を除外し発動、我が《真紅眼》はこのターン、モンスターの効果対象にならなくなった!」

 

「だったら!フィールドを離れた《アブソルートZero》効果!相手モンスターを全て破壊する!凍りつけぇ!〈インブレンス・エンド〉!!」

 

「だがその効果発動にチェーンする形で《私》の効果も発動!《ガイア》を破壊する!〈灼熱のバーン・ストライク〉!!」

 

 

着実にテイ●ズ次元に侵略されている・・・・

 

 

「クッ、だがこれでアンタのモンスターは全滅・・・・」

 

「残念だが再び《復活の福音》の効果だ、ドラゴンの破壊を回避する。この効果は全体に及ぶ効果であっても1枚で賄うことができる!!」

 

 

墓地発動入れ過ぎよあのデッキ・・・・

 

 

「くそっ、またそれか!けどまだだ!《ヒーローアライブ》!ライフを半分払いデッキから《ワイルドマン》を特殊召喚!そして《ミラクル・フュージョン》!!墓地の《エッジマン》と《ワイルドマン》を除外融合!《E・HERO ワイルド・ジャギーマン》!!」

 

「ッ!」

 

 

《E・HERO ワイルドジャギーマン》

融合・効果モンスター

星8/地属性/戦士族/攻2600/守2300

「E・HERO ワイルドマン」+「E・HERO エッジマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃をする事ができる。

 

 

 

「そして《H-ヒートハート》!攻撃力を500アップさせる!《ワイルドジャギーマン》は相手モンスター全てに攻撃出来る!〈インフィニティエッジ・スライサー〉!!」

 

 

『・・・・アタシを!!』

 

「墓地の《仁王立ち》を発動!これを除外し、自分モンスターを1体指定する。このターン、相手は指定したモンスターしか攻撃出来ない!《私自身(ロード・オブ・ザ・レッド)》を指定する!」

 

『!!!』

 

「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

《ワイルドジャギーマン》(攻2600➡3100)vs《ロード・オブ・ザ・レッド》(攻2400)

 

ダークネス(?) LP3900→3200

 

「自分のモンスターを・・・・」

「庇った・・・・」

 

 

『グワァァァァァァァァァ!!』

 

 

「案ずるな《真紅眼》・・・・早くターンを進めろ」

 

「ターン・・・・エンドだ」

 

十代&翔 H0・2 LP550

フィールド現状

《ワイルドジャギーマン》(攻3100➡2600)

 

 

「私のターン・・・・最後の攻防は実に楽しめたぞ?《思い出のブランコ》を発動!墓地より《真紅眼の黒竜》を特殊召喚!!」

 

 

「そんな・・・・」

「いけると、思ったんだけどな.・・・・済まねえ・・・・・」

 

「《真紅眼の闇竜》!《ワイルド・ジャギーマン》を攻撃!!〈ダークネス・ギガ・フレイム〉!!」

 

『ヌアァァッ?!』

 

 

「クゥッ、」

 

 

十代&翔LP550➡450

 

 

やめて・・・・

 

 

「終わりだ!《真紅眼の黒竜》!〈ダーク・メガフレア〉!!」

 

 

「やめてぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 

十代&翔 LP450→0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                        ・・・・・続く。












ジュ「うおーい!十代達負けてる!!」

も「駄作者も最後まで悩んだそうですが、悩むの面倒になったそうですわ♪」

ジュ「てかあいつカイザー戦書くとかいってなかった?!」

も「なんか、扱いづらかったんで書いた奴消したそうですわ」

ジュ「だーめだこりゃ」

も「それではまた次回で!」


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9羽 Q.私の周りの人たちは自重してくれません どうすればいいですか?

前回は失礼しました、今回は真面目(?)に上げます



前回までのあらすじ

 

ダークネス(?)乱入。

 

 

 

 

 

 

 

「十代・・・・十代!!」

 

「あ、ジュンコさん!」

「客席からダイブするなんて、危ないわよ!!」

 

 

構うもんですか!十代が・・・・十代があいつのせいで!!

 

 

「ジュンコ・・・・ほんとにわりぃ、また負けちまったよ。あんなに特訓したのにな・・・・」

 

「ううん、十代は悪くないわ!悪いのはアイツよ!突然現れて全部引っ掻き回して!!」

 

「フッフッフッ、だったらどうすると?」

 

「私とデュエルしなさい!十代をこんな目に合わせた罪・・・・あがなってもらうわ!!」

 

「フフ、いいだろう。私もその二人より、制裁を加えるべきはお前達だとおもっていたからな!枕田ジュンコ!浜口ももえ!!」

「わたくしもですか、いいでしょう・・・・!」

 

「えと、そんな勝手ニ話進められテーモ・・・・」

 

 

《私達》を知ってる。もう間違いないわね、コイツの正体は!

 

 

「その前に、いい加減その悪趣味な仮面取ったら?ダークネス!いいえ・・・・《師匠》!」

「フッハハハハハ!!やはり君達にはわかってしまうか!!」

『いや、わからせたのアンタじゃん?』

 

 

「何だ、ジュンコの知り合いなのか?!」

「師匠って・・・・」

 

 

「そう、ダークネスとは世を忍ぶ仮の姿・・・・その正体は!!トォ!!」

『あ、スタッフゥ~?照明宜しく~』

 

 

か、仮面を天高くほおり投げたっ!てか電気消えたっ?!

 

 

「君達の視線に何が見える・・・・」

 

 

奴は、天井を指してつぶやいた!

 

 

「そ、空!」

「天?」

 

 

「ンン~~~JOIN!!!」

 

「「「「・・・・」」」」

 

「「「「キァァァァァァァァァァァ !!!」」」」

 

 

あ、はい。予想はしてたよこの反応・・・・私のシリアス返せよ馬鹿師匠。ってかスポットライト当てるタイミング完璧だったんだけど!何、打ち合わせ済なの?予定通りなの?!

 

 

 

「に、兄さぁぁぁん?!」

「ふっ、吹雪!!」

 

「ちょっ、明日香様!ジュンコさんに注意しといて自分も飛び降りてますわ!」

「とか言いつつももえさんもやってるんだなぁ・・・・」

 

 

「え、明日香の兄ちゃん?!行方不明なんじゃ・・・・」

「ど~なってんスか?!」

 

 

こっちが聞きたいわ!

 

 

「やぁ明日香!元気だったかい?俺・・・・じゃなくて僕が恋しいからってミニスカートのまま客席からダイブするなんて、随分お転婆になったね?」

「兄さん・・・・!!」

 

「亮も変わりなさそうでなによりだ。いや、今はカイザーと呼ぶべきかな?」

「本当に・・・・吹雪なのか?」

 

「ハッハッハッ何を言っているんだいこの私・・・・じゃなくて僕、天上院吹雪以外の誰に見えると?」

 

 

師匠に見えます。

 

 

「ってコラァ!私を差し置いて感動の再開してんじゃないわよ!デュエルしろバッキャロー!!」

「そうですわ!人をわざわざ呼びつけておいてこれですの?!」

 

「ふ、二人とも・・・・ってそうよ兄さん!兄さんのせいで十代達が退学に・・・・」

「そうだ!翔も・・・・」

「フフン、相変わらずだね?しゅん、もも。家族親友の再開を邪魔立てするとは・・・・やはり君達には制裁が必要のようだ!あ、クロノス先生マイク貸して下さい」

 

「え?どっ、どうぞなのーネ」

 

 

《あ~、あ~、デュエルアカデミアの皆様方!久しぶりの人は久しぶり!はじめましての方ははじめまして!みんなのプリンス、吹雪です!!》

 

 

「「「「キャァァァァァァァァ!」」」」

「吹雪サマー!」

「会いたかったー!」

 

 

「なーにが、「みんなのプリンス」ですか・・・・」

 

 

モモ、殺意出てる!抑えて!!

 

 

《しかし僕が居なくなってから、親友の亮は学園の帝王、妹は女王と呼ばれるようになり・・・・僕が王子のままではいられなくなってしまいました、これは由々しき事態だ!!》

 

 

いや知らんがな!

 

 

《だから僕は、あえて自分から名乗らせて貰おう!僕は今日からプリンスではなくてキング・・・・そう、フブキングとね!!》

 

 

それ漫画版!

 

「フブキングって・・・・」

「なんなんスかこの流れ・・・・」

「吹雪の悪いくせが・・・・」

「お~!なんかカッコイイぜ!」

 

《だが名乗るだけなら誰でも出来る、だから僕はここに力を示そう!この学園に、平和だったデュエル環境を乱した枕田ジュンコ・浜口ももえ両名に制裁を下す!!》

 

「ハァァァァ?!いつ私達が学園のデュエル環境を乱したってんのよ!」

「ちょっとエクシーズで暴れただけですわ!!」

 

 

あ、乱してたわ・・・・

 

 

《皆に問おう!今回のチャレンジャー二人を何ターンで倒すべきか!!》

 

「に、兄さん。ジュンコ達に勝つつもり・・・・?」

 

 

「決まっている!そんな卑怯者共・・・・1ターンキルですら生温い!!」

 

 

い、今の声は万丈目君かな?《リオートハルピュイア》のことすげー根に持ってるよごめんなさい。

 

 

《君は万丈目君だったね?駄目だよ。キングのデュエルはエンターティィメントでなければならない!》

 

 

それ別のキングだから!色んな人に怒られるから自重しろよ!!

 

 

《ターン1!先行はこの僕だ、キングとは常に先を行くもの!!》

 

 

「ライディングじゃないのに先行宣言とか馬鹿ですわね・・・・ああ、馬鹿でした」

 

 

《ターン2、および3!相手にも充分な見せ場を与える!だがそれを全て、僕は受けとめる!》

 

 

「なんですと~!!」

「なんですって~!!」

 

 

《そしてターン4!相手の全力を上回る、圧倒的な力を持って勝利する!!よって、このデュエルは4ターンで決着だ!!》

 

 

言ってくれたなこのやろう・・・・やれるもんならやってみなさいよ馬鹿師匠が!いちいちハジケ過ぎなのよ!!

 

「おぉ~、ジュンコから本気怒りモードの気配がするぜ・・・・」

「十代、アンタを散々な目に合わせたアイツを・・・・私がぶっ飛ばしてあげるわ!!」

「わたくしも堪忍袋の限界ですわ、本気で参ります!!」

 

「ほ、程々に・・・・頼む」

 

「いい殺気だよ君達・・・・そういえばシンクロ召喚のオープンテストだっけ?なんなら僕相手にやるといい」

 

「上等よ!!私に[BF(ブラックフェザー)]を使わせたこと、後悔させたげるわ!!」

「じゃあそちらは【傲慢】とかでお相手してもらいましょうか!何がフブキングですか、そのおめでたい頭を冷やして差し上げますわ!!どーせ七つとも全部アレ(真紅眼)なんでしょう?!」

 

「二人とも・・・・そんなんなに兄さん嫌いだったの?」

「二人とも超怖いッス、てゆーか僕らの退学の件は?!」

 

「安心したまえ!査問委員会は買収済みだ、君達を退学にはさせないさ・・・・次の週末の予定を生け贄にしたがね!」

 

 

口説いたのか!あのきっつそうな姉ちゃん口説き落としたのか凄いな!!

「さらっと爆弾発言されたけど今はどうでもいいですわ!!」

 

 

「「「デュエル!!」」

 

 

「僕のターン、ドロー!」

 

うわっ、マジで先行とりやがった!ランダム選出なのに・・・・

「ご都合主義にも程がありますわ!!」

 

「フフ、手札から《紅玉の宝札》!レベル7《真紅眼の黒竜(レッドアイズブラックドラゴン)》を墓地に送り2枚ドロー!更にデッキからもう1枚、《真紅眼の黒竜》を墓地へ!!《天使の施し》!3枚捨て2枚ドロー!!」

 

 

《紅玉の宝札》

「紅玉の宝札」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):手札からレベル7の「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。

自分はデッキから2枚ドローする。

その後、デッキからレベル7の「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送る事ができる。

 

《天使の施し》

(禁止カード)

インチキ効果も大概にしろ

 

 

「ちょっ、それ禁止・・・・」

「ジュンコさんっ」

 

「え?《天使の施し》って禁止カードだっけ?」

「そんなハズは・・・・」

 

 

やっべー、向こう前世のリミットレギュレーション(禁止・制限)で考えてたわ・・・・

 

「行くよっ!《未来融合-フューチャーフュージョン》!!融合指定は当然、《F(ファイブ)G(ゴッド)D(ドラゴン)》!」

 

「うっげぇ?!」

「もしかして・・・・」

 

「融合素材として《アークブレイブドラゴン》《嵐征竜テンペスト》更に《エクリプス・ワイバーン》3体!!」

 

「「ざっけんなぁぁぁぁぁぁ(ですわ)!!」」

 

「二人の反応が尋常じゃないッス!!」

「こ、こんなにこの二人が焦るなんて・・・・」

 

 

 

《未来融合-フューチャー・フュージョン》

永続魔法(禁止カード)

自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、

決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。

発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を

融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

 

《エクリプス・ワイバーン》

星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000

(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。

デッキから光属性または闇属性のドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体を除外する。

(2):墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。

このカードの(1)の効果で除外されているモンスターを手札に加える。

 

 

 

「安心したまえ、(禁止は)3枚しか入れていないからね・・・・君達がシンクロ召喚するのならこの程度は許してもらわねば。《エクリプス・ワイバーン》の強制効果によりデッキから2枚の《冥王竜ヴァンダルギオン》と《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》を除外する!」

 

 

TF規準の禁止解除かよ!うちらも3枚なんか入れればいいのか?!

「タイダル仕込んで宜しいでしょうか・・・・」

 

 

「《思い出のブランコ》を発動、《真紅眼の黒竜》を墓地より復活!《融合呪印生物-闇》を召喚!起動効果により《真紅眼》と融合!《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》!!」

 

『グオォォォォゥ!!』

 

 

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》

星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500

「デーモンの召喚」+「真紅眼の黒竜」

 

 

「《竜の鏡》を発動!《真紅眼》と《融合呪印生物-闇》を墓地融合!《メテオ・ブラック・ドラゴン》!!」

 

『ガァァァァァァ!!』

 

 

《龍の鏡》

自分のフィールド上または墓地から、

融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、

ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。

(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

 

《メテオ・ブラック・ドラゴン》

星8/炎属性/ドラゴン族/攻3500/守2000

「真紅眼の黒竜」+「メテオ・ドラゴン」

 

 

「墓地の《嵐征竜テンペスト》を《エクリプス・ワイバーン》2枚を除外して特殊召喚!この時2枚の《冥王竜ヴァンダルギオン》が手札に加わる!《トレードイン》!レベル8モンスターを捨てて2枚ドロー!カードを2枚伏せてエンドフェイズ!速攻魔法《超再生能力》を起動!このターンに捨てた、または生け贄にしたドラゴン族は3枚、よって3枚ドロー!!さぁ、君達のターンだ!」

 

 

吹雪 H4

フィールド現状

《メテオブラック・ドラゴン》(攻)

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》(攻)

《嵐征竜-テンペスト》(攻)

《未来融合-フューチャーフュージョン》

《セットカード》×2

 

 

《嵐征竜-テンペスト》

効果モンスター(禁止カード)

星7/風属性/ドラゴン族/攻2400/守2200

自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族

または風属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。

このカードを手札・墓地から特殊召喚する。

特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。

また、このカードと風属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、

デッキからドラゴン族モンスター1体を手札に加える。

このカードが除外された場合、

デッキからドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える事ができる。

「嵐征竜-テンペスト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「こ、これが先行1ターン目にやることかよ?!」

「凄い、兄さん・・・・」

「流石は吹雪といったところか」

 

 

じ、自重しなさすぎだろ馬鹿師匠が・・・・ちゃっかりまた《超再生能力》引いてるし。

小声「しかもあのデッキは師匠が私達に始めて出会った時に使っていた【真紅眼パーミッション】ですわね、つまりあの伏せは・・・・ジュンコさん、わたくしが血路を開きます。あとはお願いいたしますわ!」

 

「む、了解!」

 

「行きますわよ!《dark knight》さん!!」

《俺たちはもう、分かり合っている・・・・!》

 

「《ハァァァァァァァァァァァァァ》!!」

 

 

え、なにやってんのこのコ・・・・なんか右手光ってね?紫色に光ってね?!

 

 

「《乙女(バリアンズ)混沌(カオス)引き(ドロー)》!!!」

 

 

あんたは七皇か!てかルビに無理しかねぇしこの状況がもはや混沌だわ!!

 

 

「な、なんだあれは?!」

「まるで意味がわからないッス!!」

 

「わたくしが引いたカードは《RUM(ランクアップマジック)-七皇の剣(ザ・セブンスワン)》!!これでいつでも《S(サイレント)H(オナーズ)dark knight(ダークナイト)》を呼び出すことが出来る!!」

 

「あっ、あれは1枚で強力な《dark knight》を呼び出していたカード!いきなり引き当てるなんて!!」

 

「まぁ落ちつきまえモモ、スタンバイフェイズに墓地の《アークブレイブドラゴン》の効果!墓地に送られた次のスタンバイフェイズにレベル7か8のドラゴン族を蘇生する!蘇れ、《真紅眼の黒竜》!!」

 

『あ~融合2回とか疲れた~・・・・』

 

「・・・・メインフェイズに移行!《七皇の剣》を発動!!」

 

「フッ、カウンター罠《王者の看破》!レベル7通常モンスターである《真紅眼》がいるため神の宣告となる!」

《どこまでも俺の、俺達の夢を打ち砕く気かぁぁぁぁ!》

 

「わかるようでわからない説明やめて?!」

 

「そしてカウンター罠の発動により手札の《冥王竜ヴァンダルギオン》が覚醒する!魔法の発動を無効にしたので相手に1500のダメージを与える!!」

 

《ヌオォォォ・・・・》

 

「ムムッ」

「キャッ、こんにゃろー!!」

 

ジュンコ&ももえ LP8000→6500

 

《王者の看破》

カウンター罠

自分フィールド上にレベル7以上の通常モンスターが存在する場合に発動できる。

魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。

 

《冥王竜ヴァンダルギオン》

効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2500

相手がコントロールするカードの発動をカウンター罠で無効にした場合、

このカードを手札から特殊召喚する事ができる。

この方法で特殊召喚に成功した時、

無効にしたカードの種類により以下の効果を発動する。

●魔法:相手ライフに1500ポイントダメージを与える。

●罠:相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

●効果モンスター:自分の墓地からモンスター1体を選択して

自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 

 

「クッ、でも《真紅眼》をわざわざ蘇生させた時点で《看破》はバレてますわ!何回貴方の馬鹿デッキに付き合ったと思ってるんですか!」

「ちょっ、ももえ落ち着いて・・・・」

 

って伏せ削るためにわざわざバリアンズ・カオス・ドロー(あんな馬鹿なこと)やったの?!

 

 

「《深海のディーヴァ》さん、お願いします!」

 

《任せてっ、モモの元カレらしいけど容赦しないわよ?》

 

 

「ん?なぁ明日香~、元カレってなんだ?」

「えっ、なによ急に・・・・昔の彼氏ってことだけど」

「彼氏ってなんだ?」

「えーっと、男女のお付き合いをしている仲で・・・・」

「男女のお付き合いってなんだ?」

「そ、それは~・・・・」

「十代ストップ!色々問題が発生しそうだから黙ってて!!」

 

 

行方不明になってたはずなのに元カレとか師匠とか色々不味いわよね・・・・

 

 

「ジュンコさん今それ所じゃありませんわ!《ディーヴァ》さん効果で《海皇の狙撃兵》を特殊召喚!」

 

《了解~、おいでっ》

《シューッ》

 

「更に手札から《簡易融合》!ライフを1000払い《レア・フィッシュ》を融合召喚扱いで特殊召喚!」

 

ジュンコ&ももえ LP6500→5500

 

《の~ん・・・・》

 

「合計レベルは・・・・ってアンタまさか!」

 

「レベル4《レア・フィッシュ》とレベル3《海皇の狙撃兵》にレベル2の《ディーヴァ》さんをチューニング!!氷霧に惑え!凍牙に果てよ!冷気に抱かれて刹那に沈め!シンクロ召喚!三界を閉ざせ!《氷結界の龍トリシューラ》!!!」

 

『・・・・』

 

 

う、うわぁ~私知~らないっと

 

 

『『『グガァァァァァァァァァ!!』』』

 

「ヒィィィィ?!なんなんッスか!!」

「寒い・・・・心無しか寒いわっ、十代暖めて!(抱きッ)」

「お、おう?」

「こらァ明日香!どさくさに紛れて何してんの!!」

「凄い迫力だな・・・・」

 

 

「《トリシューラ》のモンスター効果!相手の墓地・手札・フィールドのカードを1枚ずつ除外します!〈Final Embrace〉!!」

 

「ぶ、ぶっ壊れ効果なのーネ・・・・」

 

 

《氷結界の龍 トリシューラ》

星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上

(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。

相手の手札・フィールド・墓地のカードを

それぞれ1枚まで選んで除外できる。

 

 

「おっとそうはいかない、カウンター罠《天罰》!!手札を1枚捨て《トリシューラ》の効果を無効にして破壊するよ!」

 

『『『アァァァ・・・・』』』

 

 

《天罰》

カウンター罠

手札を1枚捨てて発動する。

効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

 

 

「《トリシューラ》!・・・・むかつきますわ!わたくしの展開をことごとく拒否りやがって!《水精燐-メガロアビス》を手札より特殊召喚!!このモンスターは手札の水属性モンスターを2枚捨て特殊召喚出来ます!更に《アビスケイル-ケートス》をサーチ!今墓地へ送った《フィッシュボーグ-ランチャー》効果!フィールドのモンスターが全て水なので特殊召喚!この2体をチューニング・・・・しないでブン殴ります!!《メガロアビス》第2の効果!自分フィールドのモンスターを墓地に送ってこのターン2回攻撃出来る!《ランチャー》を墓地へ!《ケートス》を《メガロアビス》に装備して攻撃力3200!大層大切にされている《真紅眼》と《テンペスト》に攻撃ィ!!」

 

vs《真紅眼の黒竜》(攻2400)

vs《テンペスト》(攻2400)

 

「クッ、すまない《真紅眼》・《テンペスト》・・・・」

『グルゥ・・・・』

 

吹雪 LP4000→2400

 

「ざまぁみなさいな!ターン終了ですわ!!」

 

 

《水精鱗マーメイル-メガロアビス》

星7/水属性/海竜族/攻2400/守1900

自分のメインフェイズ時、

手札からこのカード以外の水属性モンスター2体を墓地へ捨てて発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚に成功した時、

デッキから「アビス」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。

また、このカード以外の自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する

水属性モンスター1体をリリースする事で、

このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

 

《アビスケイル-ケートス》

装備魔法

「水精鱗」と名のついたモンスターにのみ装備可能。

装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。

このカードがフィールド上に存在する限り、

相手フィールド上で発動した罠カードの効果を無効にする。

その後、このカードを墓地へ送る。

 

《フィッシュボーグ-ランチャー》

チューナー

星1/水属性/魚族/攻 200/守 100

「フィッシュボーグ-ランチャー」以外の自分の墓地のモンスターが全て水属性の場合、

自分のメインフェイズ時に発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したこのカードはフィールド上から離れた場合、

ゲームから除外される。

このカードをシンクロ素材とする場合、

水属性モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。

「フィッシュボーグ-ランチャー」の効果は1ターンに1度しか発動できない。

 

 

 

「こんなに冷静さを欠いたももえ始めてみたわ・・・・」

 

あ、あえてなにも言うまい。

 

「もう小賢しいセットカードはありません!ジュンコさんお願いします!」

 

「任せてっ、私のターン!わたしは・・・・」

「蘇れ!《真紅眼の黒竜》」

『グヮァァァァァァァ!』

 

「ちょっ、何よいきなり!」

 

「先のターン《天罰》で捨てた《アークブレイブドラゴン》の効果だ、また《真紅眼》を蘇生させてもらったよ」

 

「また《アークブレイブ》かよ!てか他にも蘇生対象はいるのにどんだけ《真紅眼》好きなのさ・・・・」

「今更ですわジュンコさん。師匠は某社長の青眼・某七皇の時空竜好きに匹敵・・・・いえ、それ以上の《真紅眼》狂いなのですから」

 

「フッ、愚問だね・・・・君達はデュエルの際に自分の魂を犠牲にするのかい?」

 

「どこの絶対王者(キング)よ・・・・ぶっちゃけそこがつき入る隙よね!安心と信頼の《黒い旋風》!《BF-上弦のピナーカ》を召喚して《白夜のグラディウス》をサーチして特殊召喚!」

 

『クルッ』

『フーッ』

 

《BF-上弦のピナーカ》

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻1200/守1000

「BF-上弦のピナーカ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

このカードをS素材とする場合、「BF」モンスターのS召喚にしか使用できない。

(1):このカードがフィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。

デッキから「BF-上弦のピナーカ」以外の「BF」モンスター1体を手札に加える。

 

《BF-白夜のグラディウス》

効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/攻 800/守1500

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが、

「BF-白夜のグラディウス」以外の

「BF」と名のついたモンスター1体のみの場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。

 

 

「レベル3の《白夜のグラディウス》にレベル3のチューナーモンスター《上弦のピナーカ》をチューニング!来たれ!神話の名刀を振るいし猛禽の勇士!シンクロ召喚!《BF-星影のノートゥング》!!」

 

『フッシュウゥゥ・・・・』

 

 

《BF-星影のノートゥング》

星6/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

「BF-星影のノートゥング」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。

相手に800ダメージを与える。

その後、相手の表側表示モンスター1体を選び、

その攻撃力・守備力を800ダウンする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

自分は通常召喚に加えて1度だけ、

自分メインフェイズに「BF」モンスター1体を召喚できる。

 

 

「このコが召喚に成功した際に相手ライフとモンスターに800ダメージを与える!対象は《ブラック・デーモンズ》よ!〈ホーミング・ソード〉!!」

 

「痛たたっ、君も大概な引きだよねぇ」

 

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》(攻3200→2400)

 

吹雪 LP2400→1600

 

「アンタに言われたらオシマイよ!おいで、《突風のオロシ》!!」

 

『ピュ~ルルルル』

 

「レベル6《星影のノートゥング》にレベル1チューナー《突風のオロシ》をチューニングゥ!翔来せよ、猛禽操りし漆黒の鷹匠!《BF T-漆黒のホーク・ジョー》!!」

 

《BF T-漆黒のホーク・ジョー》

シンクロ・効果モンスター

星7/闇属性/戦士族/攻2600/守2000

「BF」チューナー+チューナー以外の「BF」モンスター1体以上

「BF T-漆黒のホーク・ジョー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の墓地のレベル5以上の鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

(2):このカードが相手の効果の対象になった時、

または相手モンスターの攻撃対象になった時、

このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。

その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。

 

おっ、渋いイメージだったけどソリッドビジョンだと中々のイケメンに・・・・

 

『あら~ジュンコさん、〈こっち〉じゃ始めてネ?』

 

「っておネェかよ!まともな奴いないのか☆7BFは!《アーマード・ウイング》だけか!!」

 

『ちょっと~ヒドクない?似非侍コンビと一緒にしないでチョ~ダイ』

 

「ジュンコさん真面目にやってくださいな!」

「普段のアンタに聞かせたいわその言葉!ええい、《突風のオロシ》の効果で《メテオ・ブラック・ドラゴン》を守備に変更!《ホーク・ジョー》の効果により墓地から《ノートゥング》復活!」

 

『帰っといで!』

『フゥ・・・・』

 

「《ノートゥング》が場にいる時もっかい通常召喚できる!頼むわよ《極北のブリザード》!!効果により墓地の[BF]を特殊召喚出来るわ!!」

 

『コン、コン』

 

「「「キャ~可愛い~!」」」

 

 

ブリザードのディスクコンコンに客席から歓声が上がったが激しく同意である。持ちかえってモフりまわしたい・・・・

 

 

《BF-極北のブリザード》

チューナー・効果モンスター

星2/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0

このカードは特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚に成功した時、

自分の墓地のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

 

 

「じゃなくて墓地から《上弦のピナーカ》を復活!《黒い旋風》にターン1制限はないからもっかいサーチ使って《砂塵のハルマッタン》を手札に加わるわ!更に《黒槍のブラスト》を特殊召喚!!」

 

『イヤッホゥゥゥ!!』

 

「まだ続くのか・・・・何度目の特殊召喚だ」

「亮は初見だったわね?今回ちょっと多いけどジュンコとももえなら割りと普通よ?ねぇ十代」

「俺も始めは5体召喚されて超焦ったもんな~」

「アニキと明日香さんの感覚が麻痺してきてるッス」

 

 

「派手にぶっ飛ばすわよ!!《黒槍のブラスト》に《上弦のピナーカ》をチューニング!!漆黒の翼翻し、雷鳴と供に走れ!電光の斬撃!!シンクロ召喚!降り注げ!《A BF-驟雨のライキリ》!!」

 

『我、参上!』

『噂したら来ちゃったわ・・・・』

 

「来たぜジュンコのエース!!」

「ジュンコさんもなんやかんやで人のこと言えませんわ・・・・」

 

 

「《砂塵のハルマッタン》を特殊召喚し《ライキリ》効果発動!!他の[BF]の数だけカードを破壊する!対象は《真紅眼》以外よ〈天翔黒雷刃〉!!」

 

『セィヤァァァァ!!』

 

「《ライキリ》以外の[BF]は4体、流石はジュンコさん!インチキ効果も大概にしやがれですわ!!」

「誉めてんのか貶してんのかどっちよアンタは!!つかおめーが言うな!?」

 

「ならばその効果に対し手札の《幽鬼うさぎ》効果発動!効果を発動した《ライキリ》を破壊する!」

 

『わ~い、出番だね♪』

『チッ、赤い目ってだけで入ってるくせに・・・・』

 

『な、なんとぉ!ぐふぉ?!』

 

 

《BF-砂塵のハルマッタン》

星2/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 800

「BF-砂塵のハルマッタン」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):自分フィールドに「BF-砂塵のハルマッタン」以外の「BF」モンスターが存在する場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。

このカードのレベルをそのモンスターのレベル分だけ上げる。

 

《幽鬼うさぎ》

星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800

「幽鬼うさぎ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、

またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、

自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。

フィールドのそのカードを破壊する。

 

 

「ら、《ライキリ》!でもアンタのフィールドも・・・・」

「残念だが墓地の《復活の福音》の効果発動、破壊されるのは《未来融合》のみだよ」

 

「またそれかよ!いつの間に・・・・」

「《天使の施し》でちゃっかり捨ててたのでしょう、《超再生能力》のドローが3枚だったから気になってはいましたが・・・・」

 

「まだよ!《砂塵のハルマッタン》のレベルを《ノートゥング》のレベル分だけ上昇させて《極北のブリザード》にチューニング!!シンクロ召喚!大いなる守護者!《神樹の守護獣-牙王》!!」

 

『ぐお~』

 

可愛いっ?!見た目ごっついのに泣き声可愛いっ?!

 

《神樹の守護獣-牙王》(攻3100)

 

「バトルよ!《牙王》で《ヴァンダルギオン》を《ホーク・ジョー》は《ブラック・デーモンズ》、《ノートゥング》は守備の《メテオ・ブラック》に攻撃!〈ブラック・フェスティバル・牙王を添えて〉!!」

 

《牙王》vs《ヴァンダルギオン》(攻2800)

《ホーク・ジョー》vs《ブラック・デーモンズ》(攻2400)

《ノートゥング》vs《メテオ・ブラック》(守2000)

 

『『『ガァァァァァァ!!』』』

 

「うッ、皆・・・・すまないね」

 

吹雪 LP1600→1300→1100

 

 

「あの強力なモンスター達がほぼ全滅・・・・」

「これがシンクロ召喚・・・・下級モンスターが簡単に上級レベルのモンスターに化けるとは」

「こんなものが世に出回ったら、今更のデュエル環境が壊れてしまうノーネ・・・・」

 

 

「ヤベェ、ヤベェよ・・・・」

「あんなのインチキじゃん!」

「卑怯者ー!!」

「「吹雪様負けちゃ嫌ー!!」」

 

 

あ、あれっ・・・・もしかしてあんまり高評でない?私達。

 

 

「これが現実だよ君達、その召喚方法(シンクロ・エクシーズ)は激薬だ。今更君達もこちらで過ごしていたのだから解らないことはないだろう?・・・・大半の人は、簡単に変化を受け入れられる程柔軟ではない。僕らがそうであったようにね」

 

 

滅茶苦茶受け入れて一番楽しそうにしているのはアンタではないでしょうか・・・・

 

 

「しかし君達が使ったことにより、遅かれ早かれ世間に広まっていくだろう・・・・仕方のないことだ。人は変化を恐れもするが、また同じくらい力の誘惑には弱いからね。1度使って利便性に気づけば、離れることも出来ないだろう」

 

「周りくどいですわね。結局は何が言いたいのですか?」

 

「簡潔に言おう、僕はただ忘れて欲しくないだけなんだ皆に!どれだけ新しい力を得ても!どれだけ環境が変わっても!君達がデュエルをするきっかけ、目的、支えてくれた1枚のカードの存在を!!」

 

 

何言い出してんだこの馬鹿は・・・・

 

 

「兄さん・・・・」

「おー!なんかわかるぜ!」

「信頼するカードへの・・・・リスペクトか」

 

 

なんか雰囲気で共感うけてるけどそもそも日本語間違ってね?気のせい?

 

 

「師匠特有の意味不明理論ですわ、ほおっておきましょう・・・・」

 

「そ、そうね・・・・1枚伏せてターン終了」

 

ジュンコ&ももえ H0・0 LP5500

フィールド現状

《ノートゥング》(攻)

《ホーク・ジョー》(攻)

《牙王》(攻)

《黒い旋風》

《セットカード》

ももえ

《メガロアビス》(攻)

+《アビスケイル-ケースト》

 

セットカードは《聖なるバリア-ミラーフォース》。クロウ様リスペクトで1枚刺してたけどまさかこんなことになるとは・・・・ももえは私を気づかって《ケースト》にしたんだろうけどその結果がこれだよ。

「ってジュンコさん!師匠相手に何《真紅眼》残してるんですか!!」

「あ!しまっ・・・・」

 

「熱くなるとミスを侵すのは相変わらすだね、僕のターン!さぁ、宣言通りラストターンだ!!」

 

 

「「「「ワァァァァァァァ!!」」」」

 

 

「やれるもんならやってみなさいよ!うちらのフィールドには上級クラスが4体!対するアンタはお大事な《真紅眼》だけじゃない!!」

(あ、これは負けましたわね・・・・)

 

 

「彼女がフィールドにいる、それだけで充分さ!」

「ムッ」

 

 

「しかしこれ程まで追い詰められるとはね、君達も強くなったものだ・・・・」

 

「し、ししょー?」

「なんなんですか一体・・・・」

 

「《テンペスト》!忌まわれし竜よ、再び力を!《エクリプス》と《ヴァンダルギオン》を除外して特殊召喚!!《エクリプス》の強制効果により《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》を手札に加える!!そして《テンペスト》を除外して特殊召喚する!!《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》!!」

 

 

『ギャァオオォォォォ!!』

 

 

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》

星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、

手札から特殊召喚できる。

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の

ドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

 

「レッレダm」

「・・・・・あ″?」

 

「ヒィィ?!」

「お、お前の兄ちゃん怖いんだな?明日香」

「滅多に怒る人じゃないんだけど・・・・」

 

 

小声「じ、ジュンコさん!!師匠の前でその略称は禁句ですわ!!」

「あ、ヤバッ」

 

「以前一度だけ・・・・あるプロデュエリストに「《真紅眼》なんて実戦では使えない、鑑賞用のカードだね」と言われた時は本気で怒っていたな、彼の心が折れるまでワンターンキルを繰り返していた。やめさせるのが大変だったな・・・・」

「私それ知らないんだけど・・・・」

 

「《ダークネスメタル・ドラゴン》よ!墓地の仲間を呼び起こせ!帰還せよ《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》!!」

 

「ま、また施しで捨てていたのでしょうか・・・・」

 

「そして《巨竜の羽ばたき》!!《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》を手札に戻し、魔法・罠を全て破壊する!!」

 

「《ケースト》と、」

「《ミラーフォース》が・・・・」

 

「そして《伝説の黒石》を生け贄に・・・・生誕せよ迅雷の魔王よ!《真紅眼の凶雷皇(レッドアイズ・ライトニングロード)-エビル・デーモン》!!」

 

『ガーハッハッハッハッハッ!!』

 

「で、デーモンだぁ?!」

 

《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》

デュアル

星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200

●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

このカードの攻撃力より低い守備力を持つ、

相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

 

 

「《エビル・デーモン》はデュアルモンスター・・・・召喚権を行使することで本来の力を取り戻す!再度召喚し効果発動!彼の攻撃力以下の守備力を持つモンスターを全て破壊する!!〈紅・魔降雷〉!!」

 

『やだ!全滅じゃない!!』

『グェー?!』

『うがっ!!』

 

「み、皆ァ・・・・」

 

 

紅い雷で皆、消し飛んでしまった・・・・

 

 

「済まないね?《真紅眼》をゲームから除外し、再び《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》を特殊召喚!!効果により墓地の《メテオ・ブラック・ドラゴン》を復活させる!!」

 

『ギャァオオォォォォ・・・・』

『進化だコラー!』

 

「やっぱり、敵わないですね・・・・」

 

「全員で総攻撃だ!!」

 

ジュンコ&ももえ LP5500→3000→200→-3300

 

WIN 吹雪

 

 

 

 

「ま、負けた・・・・」

 

「フッ・・・・キングは一人!この僕だ!!」

 

「「「「ワァァァァァァ!!」」」」

 

「吹雪様ー!!」

「フブキングー!」

 

「「「「キング!キング!キング!キング!キング!」」」」

 

 

ジャックコールか!うちらすっかりダシにされてんじゃない!

 

 

「くっ、煮るなり焼くなり好きにすればいいですわっ」

 

 

そ、そういえば制裁デュエルっつってたわね、うちらにもなんかあんの?!

 

 

「そうだな、君達への制裁は・・・・今夜、僕の部屋へ二人とも来てもらう!!」

 

「「へっ?」」

 

 

「「「「えええええええええ?!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『あ、続くかもってよ』




尚、今後の予定は一切未定である。


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10羽  あれ?もしかしてこの二人似たもの同士かも

今回はお試し回です


前回までのあらすじ

 

師匠降臨、夜のお誘い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ、よく来たね君達・・・・」

 

「し、失礼しま~す」

「フン、お邪魔しますわ」

 

モモったらデュエル後終始この調子である、お陰で明日香達から質問攻めに合わずに済んだのだが・・・・

 

 

「そう警戒しないでくれよモモ、何も捕って食おうってわけじゃない」

「そんなことわかっていましてよ、師匠の性欲はそっくり決闘欲に刷り変わってる程ですからね?」

「え?そっちの意味の食べるだったん?!」

「いやぁ~照れるなぁ~」

 

 

照れるとこじゃねーし。

 

 

「しっかし行方不明前はあの特待生寮にいたのよね?よく部屋もらえたな・・・・」

 

「そこは学園の負い目に漬け込んでだね・・・・」

 

「実は腹黒いのは昔のまんまかっ!?あ、そーいやししょーの【デーモン】あずかってたんだわ、返す」

 

「おお、よく僕のだってわかったね?流石は我が弟子達よ!」

 

 

真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》とか《真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)》とか入ってればそりゃ気づくだろ・・・・

「そんなアホな構築の【デーモン】なんか師匠だけですわ」

※入れてる方いたらごめんなさい

 

 

「何?!デーモンと真紅眼はズっ友ではないのか!」

『アタシはただの戦友って感じだけどな~』

 

 

「「・・・・誰?」」

 

 

なんか黒長髪紅眼の《ロード・オブ・ザ・レッド》っぽい格好したねーちゃんがいるんだけど・・・・しかもデカイ、どこがとは言わんが明日香並みにデカイ。とゆうか若干本人に似てる気もする・・・・

 

 

『何だよ~、ブッキーの弟子なら一発でわかんだろ?』

 

「やっぱり君達も見えるのか、彼女は《真紅眼(レッドアイズ)》の精霊だよ」

『ど~も~』

 

「うへぇ?!そのデカイねーちゃんが《真紅眼》?!なして人の姿やねん!!」

「師匠にそんな趣味があったなんて・・・・」

「そんな趣味ってどんな趣味だい?!」

 

『ブッキーと普通に会話したいなー、って《霊廟の守護者》のジジイに頼んだら人型にしてもらえたのよ』

 

「軽いな!ジジイも動機も軽いな!」

 

「ハッハッハッこんな見た目だから嫌うに嫌えなくてね?」

 

 

苦手なのか?実は苦手なのか?!そーいやあっち(前世)の頃は「《青眼》がメスなんだから《真紅眼》は絶対オスだな」とかいってたっけ・・・・

 

 

「・・・・話が脱線しまくっていましたが、そろそろ本題へ。わざわざ誤解を招いてまで呼び出した理由を聞きましょうか」

 

「そうそう、君達な~んでシンクロとか使っちゃうかな?!平和な環境をエンジョイしたかったのに!」

 

「あれ?ししょーってシンクロエクシーズ否定派だっけ」

「確かに俺ツエーがしたいタイプではありませんでしたが」

 

「別に否定はしないが・・・・折角のデュエルアカデミアだよ?!低速な味わいのあるデュエルを期待してたのに君達が全部ぶっ壊してくれたんじゃないか!!」

 

「文句ならジュンコさんに言ってくださいまし、最初にクロノス教諭の前でシンクロかましたのはジュンコさんですので」

 

「フゥン、なるほどなぁ」

 

「ちょっとー、私だけのせいにする気?!その後大勢の前でエクシーズするハメになったのはアンタのせいでしょが!!」

 

「Oh!それはとても興味深い話デース!!」

 

「どの道バレてしまってからでは遅いんだよ?!もし海馬瀬戸辺りに目をつけられでもしたらどう説明するつもりだったんだい!」

『そうそう、少しは後先考えなよ』

 

「一応対策は二人で考えてましてね・・・・っつーか1番自重してなかったのは誰だコラー!まずアンタ行方不明だったでしょが!どっから湧いてきた!!」

 

「それはだね・・・・」

「海馬ボーイ、呼ばれていますよ?」

「フゥン・・・・」

 

「「「・・・・」」」

 

「「「えええええええ?!」」」

 

 

「フフフフフ、アーッハッハッハッハッハッハッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《なんじゃあこの急展開は!!》

《僕も聞いていないんだがね・・・・》

《生社長、素敵ですわ!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前略・・・・人拐いに合い海馬コーポレーションに拉致られました

 

 

 

「フゥン、なるほどなぁ(2回目)、夏期休暇の間にその夏実左馬なる人物からカードが送られて来たと・・・・」

「その中に、極秘開発中のシンクロモンスター・及び現状システム案だけの存在たるエクシーズモンスターが入っていたなんて・・・・とても不思議な話デース」

 

 

「そ、そ~なんですよ~・・・・」

「わたくし達もわけがわからなくって・・・・」

「・・・・(ジト目)」

『対策って・・・・コレ?』

 

 

うっさいわねでっかい《真紅眼》!前世うんぬんとか信じてもらえるわけないし・・・・とりあえず謎の人物からもらったしか案が浮かばなかったのよ!!あながち間違ってはいないし!

 

「それに貴様、天上院吹雪といったか。デュエルアカデミアの行方不明者リストに顔があったが・・・・どうやって戻ってきた」

 

「愚問ですね海馬社長殿、妹を寂しがらせてはいけないとゆう想いから・・・・即ち、愛の力さ!!」

 

「「ブッ!!」」

『キャーッ!流石はブッキー!!』

 

「ワァオ!愛で解決するなんて素晴らしいデース!!」

 

「貴様ァ!真面目に答えんか!!」

 

「大真面目さ!!妹の明日香の為なら・・・・例え火の中水の中土の中森の中、どんな闇の中からだろうが帰ってきてやりますとも!!」

 

 

拝啓、前世の友人・知人の皆様方へ・・・・ししょーが転生したらシスコンにカオスエクシーズチェンジしてました。あの無骨漢だったししょーはどこへ・・・・

小声「一人ッ子だったらしいので妹出来て愛に目覚めたんですかね・・・・ギャップが尋常でないですわ」

 

 

「では逆に聞きましょうか!例えば貴方が弟さんの手の届かない所へ幽閉でもされたとする、弟さんは貴方のことを捜し続けている!さぁどうします!?」

 

「そんなものは決まっている!!例え地獄の底からだろうがペガサス城の牢獄の中だろうが意地でも這い出て来て凱旋してやるわ!!」

「さりげなく私にダメージを与えてくるのは流石デース、海馬ボーイ・・・・」

 

「つまりは!そうゆうことです」

 

「フゥン、中々骨のある奴のようだな・・・・」

 

「か、会話が成立しましたわ」

「モウワケガワカラナイヨ・・・・」

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「しかし貴様らのせいで極秘なハズの新召喚の情報が漏れてしまった、責任はとってもらう!」

「そうデスね~、いっそ開発チームに拉致して協力してもらいまショウ!」

 

 

会長さん拉致とか言い出しやがった?!あ、すでにされてたわ・・・・

 

 

「「ならばジュンコさん(君)を生け贄に捧げるっ」」

 

「ふざけるなぁ!私だけに責任押し付ける気か!!!」

 

「だってジュンコさんが真っ先に使ってましたし・・・・」

「僕は(まだ)使ってないしね?」

 

「嫌よ!学園(つーか十代)から離れたくないわ!!」

 

「一途な想い・・・・甘酸っぱいねぇ~。よし解った!ここはデュエルで勝ったら見逃してもらおう!」

「いまの会話でどうしてその結論にいたったのですか?!」

 

 

唐突にデュエル脳的解決策出してきた?!

 

 

「いいだろう!貴様らごとき凡夫がこの俺に刃向かったこと・・・・後悔させてくれるわぁ!!!」

 

 

いいのかよ?!社長も大概デュエル脳だな!あと男はししょーだけです!

 

 

「会長さん、よろしいんですの?」

「ワタシとしては未開発のエクシーズモンスターのサンプルは是非欲しいのですが・・・・強制はしたくないのでOKデース」

 

「コッチもコッチで軽いなっ?!」

 

「ならばデュエルフィールドへ全速前進DA!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

《DM第1話のあそこですね》

 

 

 

 

 

 

 

~選手選出中~

 

 

「それで、誰がいくんですか?」

 

「「当然ジュンコさん(君)」」

 

「なんでよ!いい加減読者に「なんだまた[BF(ブラックフェザー)]かよ~」とか言われるわよ?!」

 

「そんなこと言ったら僕は3話連続で《真紅眼》祭りだよ?もっと飽きられるじゃないか・・・・」

 

「お二人とも、別のデッキという発想はないのでしょうか・・・・」

 

「じゃーモモがいきなさいよ!」

 

「正直・・・・面倒ですわ」

 

「「うぉい!!」」

 

 

「身内漫才もいい加減にしろ小娘共!!誰が相手でも構わん、この俺が粉★砕してくれるわぁ!!」

「海馬ボーイ絶好調デース」

 

「ボケ4人に対してツッコミが1人な空間に疲れたわ私・・・・」

「わたくし今回はボケていませんわ!」

 

 

今回は、って・・・・普段は自覚あんのかいっ!

 

 

「しょうがないなぁジュンコ君は(ダミ声)・・・・デュエル脳的解決策出したのは僕だし僕が行ってくるか、読者から苦情がきたら君達のせいだからねっ!」

 

「アンタの発言と行動が一番苦情の原因になりそうですが?!」

「メタ発言も大概にしやがれですわ!!」

 

「ほぅ、貴様が相手か・・・・確か《真紅眼》の使い手だったな?凡骨と同じ貧★弱モンスターをエースにしている時点でたかがしれているわ!」

「「あっヤベッ」」

 

 

師匠<ブチッ

 

 

「そうゆう貴方こそ、世界に3枚(爆笑)とかゆうレアカード使っておいて結局武藤遊戯には勝てなかったんですよね?所詮《青眼(ブルーアイズ)》はパワーだけの単細胞とゆうわけですか・・・・いや、使い手が悪いだけかもしれませんねぇ?そう考えると《青眼》も可愛そうだ」

 

 

社長<ブチブチッ★

 

 

「貴様ァ!この俺だけならず、我が最強の僕たる青眼まで愚弄するか!!ただでは帰さんぞ!!!」

 

「先に煽ってきたのはそちらでしょう!僕の真紅眼をコケにしておいて・・・・許さないよ!!」

 

 

「なんか不穏な空気に・・・・・」

「頭に血が昇りきっているようですわね・・・・正直どっちもどっちですわ」

「なんだか面白くなって来ました、双方頑張ってくだサーイ」

 

 

「デュエル開始の宣言をしろ!磯野ォォォォォ!!!」

あ、磯野さんいたの?!

 

「で、デュエル開始ィィィィィィ!!」

 

 

「「デュエル!!!!」」

 

 

「俺のターッン!《青き眼の乙女》召喚!フィールド魔法《光の霊堂》を発動し、《乙女》を対象に効果を発動!!デッキから、我が《青眼の白竜》を墓地へ送り対象の攻守を800アップするが、それに誘発され《乙女》の効果により・・・・現れよ、《青眼(ブルーアイズ)白龍(ホワイトッドラゴン)》!!!」

 

『グワァァァォォォォォ』

 

 

 

 

ふっつーに新規の奴使ってきたぁ?!

 

 

 

 

次★回★予★告

 

 

 

「シン↑クロ↓召喚!見るがいい!!これが我が青眼の新たなる進化のカタチ!《青眼の精霊龍(スピリット・ドラゴン)》 」

 

 

「ば、ばかな!シンクロ召喚だって?!」

 

 

 

「フハハハハハハ!全国のデュエリスト達の前に!まず!この俺が!自ら試さずにどうするとゆうのだ!!!!」

「海馬ボーイが楽しそうでなによりデース♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

ってうぉい!今回文字数少ないな!!これで終わりかよ手抜きか!

続きます!

 

 




とゆうわけで今回はデュエルに入る所までです。

毎回文字数ギリギリまで使って一羽完結を目標としてるのですが、読みにくいと感じる人もいるかとおもってほぼ会話パートのみとなっております。




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11羽 私の経験上だが、真紅眼派は変人かシスコン・青眼派は変人かブラコンである

ってわけでタイトル通りです。

毎回自分はデュエル構成およびデュエル中の会話はいきあたりばったりで少しずつ書いているのですが、今回に限らずだけど言わせてください・・・・どうしてこうなった。



指摘・意見・感想などお待ちしています


前回までのあらすじぃ!

 

拉致被害に合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフフフフアハハハハハハ、ハーハッハッハッハッハァ!!平伏せ凡夫!!これが新たなる力!《青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン)》ダー!!」

 

《青眼の精霊龍》

シンクロ・効果モンスター

星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000

チューナー+チューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体以上

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

お互いに2体以上のモンスターを同時に特殊召喚できない。

(2):1ターンに1度、墓地のカードの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にする。

(3):S召喚したこのカードをリリースして発動できる。

エクストラデッキから「青眼の精霊龍」以外の

ドラゴン族・光属性のSモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

いや次回予告の所から始まってんじゃねーか!あのやろう(駄作者)文字数ケチりやがったな!!

 

 

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

社長 H 3

フィールド現状

《光の霊堂》

《青眼の精霊龍》(守)

セットカード

 

「まさかそちらがシンクロしてくるなんてね・・・・遠慮は一切要らないようだ!伝説に挑ませてもらおう、僕のターン!」

 

「師匠も乗ってきましたわ!これはカオスな予感が・・・・」

 

「(真正面から勝負したらジリ貧だ、だったら・・・・)僕は手札から、《真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》を発動!我が友に宿れ迅雷の魔王よ!真の驚異となりて他をねじ伏せろ!!融合召喚!《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》!!」

 

『悪魔堕ちってカッケーよな!え?そんなことない?』

 

 

 

《悪魔竜ーブラック・デーモンズ・ドラゴン》(攻3200)

 

《真紅眼融合》

通常魔法

「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、

このカードを発動するターン、

自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。

(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められている融合素材モンスターを墓地へ送り、

「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を

エクストラデッキから融合召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。

 

《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》

融合・効果モンスター

星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500

レベル6「デーモン」通常モンスター+「レッドアイズ」通常モンスター

自分は「悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

(1):このカードが戦闘を行う場合、

相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

(2):融合召喚したこのカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、

自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。

墓地のそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

その後、そのモンスターをデッキに戻す。

 

 

 

「初手からそれかよ!」

「Oh!《真紅眼》の別の融合体とは」

「考えてることとやってることが違いませんかね師匠・・・・」

 

 

「《黒鋼竜》を装備してバトルフェイズ!」

「甘いわぁ!罠カード《破壊輪》!!その悪魔堕ちを粉★砕」

「させない!速効魔法《禁じられた聖槍》!彼女は破壊させないよ!!」

 

《悪魔竜》(攻3200→3800→2400)

 

「バトル続行!《青眼の精霊龍》に攻撃〈メテオ・フレア・オリジン〉!!」

「無駄な攻撃になんの意味がある!」

 

吹雪 LP4000→3400

 

「フッ、意味は多アリさ!バトル終了後、墓地の《真紅眼》をデッキに戻しその攻撃力分のダメージを与える、つまり黒炎弾する(2400ダメージ)!!」

 

「ぐおぉぉぉぉ?!貴様ァ!」

 

海馬 LP4000→1600

 

「メインフェイズ2!《紅玉の宝札》!《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》を墓地へ送り2枚ドローしデッキからも《真紅眼の黒竜》を墓地へ!」

 

あいついっつも《超再生能力》か《紅玉の宝札》引いてるわね?

「通常運転ですわ、気にしたら負けです」

 

 

「ムムッ、《竜の渓谷》を発動!《カーボネドン》を捨て、デッキから《霊廟の守護者》を墓地へ!カードを1枚セットしてターンエンド!」

 

吹雪 H0 

フィールド現状

《悪魔竜ーブラック・デーモンズ・ドラゴン》(攻)

+《黒鋼竜》

《竜の渓谷》

セットカード

 

 

《黒鋼竜》

効果モンスター

星1/闇属性/ドラゴン族/攻 600/守 600

(1):自分メインフェイズに自分フィールドの

「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

自分の手札・フィールドからこのモンスターを

攻撃力600アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。

(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから「レッドアイズ」カード1枚を手札に加える。

 

《破壊輪》

通常罠

「破壊輪」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

その表側表示モンスターを破壊し、

自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。

その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。

 

《禁じられた聖槍》

速攻魔法

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、

このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

 

《竜の渓谷》

フィールド魔法

(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに手札を1枚捨て、

以下の効果から1つを選択して発動できる。

●デッキからレベル4以下の

「ドラグニティ」モンスター1体を手札に加える。

●デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。

 

 

 

さりげなく《光の霊堂》を破壊して自分の下準備もしたわね・・・・(マスタールール2でやってます)

「けど真っ先に《真紅眼融合》したのが気になりますわね、《精霊龍》の墓地封じの影響でしょうか」

「《真紅眼》のニューカード!わくわくシマース!!」

 

「エンドフェイズに《青眼の精霊龍》効果発動!自信を贄に・・・・EXデッキから《蒼眼の銀龍》を特殊召喚する!!」

 

『クオォォォォォ!!』

 

 

《蒼眼の銀龍》

シンクロ・効果モンスター

星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000

チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。

自分フィールドのドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、

効果の対象にならず、効果では破壊されない。

(2):自分スタンバイフェイズ毎に自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

「そして俺のタッーン!《蒼眼の銀龍》の効果により・・・・蘇れ、《青眼の白龍》!!」

 

『グワァァァァァァ!!』

 

「クッ、だがまだ攻撃力はこちらが上だ!」

 

「まだだ!《ドラゴン目覚めの戦慄》!!《伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)》を捨て《青眼の亜白龍(オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)》を2枚手札へ加えるっ!更に《白石》の効果により最後の《青眼》も手札へ加わる!!」

 

「亜白龍・・・・」

 

「《亜白龍》は手札の《青眼》を相手に見せつけることにより、特殊召喚出来る!!」

 

『オオォォォォォ・・・・』

 

 

《ドラゴン・目覚めの旋律》

通常魔法

手札を1枚捨てて発動できる。

デッキから攻撃力が3000以上で守備力が2500以下の

ドラゴン族モンスターを2体まで手札に加える。

 

《伝説の白石》

チューナー

星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250

このカードが墓地へ送られた時、デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。

 

《青眼の亜白龍》

特殊召喚・効果モンスター

星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

このカードは通常召喚できない。

手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。

この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「青眼の白龍」として扱う。

(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを破壊する。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

 

 

めっちゃドヤ顔で公開してたわね《青眼》。それはさておき、こっちはこっちで綺麗かも・・・・《亜白龍》。

 

 

「《亜白龍》の効果発動!このターン攻撃を放棄する代わり、貴様の《悪魔竜》を破壊する!《バニッシュ・バーストォ》!」

 

『うへえ?!』

 

「ただではやられないよ!永続罠《真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)》!!フィールドに《レッドアイズ》モンスターがいる時、墓地の通常モンスターを復活出来る!」

 

「馬鹿め、レッドアイズモンスターなどどこにいるのだ!!」

 

「《真紅眼融合》で呼び出したモンスターは《真紅眼の黒竜》として扱うのさ!出番だよ《真紅眼の黒炎竜》!」

 

『ガアァァァァァァ!!』

 

「地味に初登場ですわね《黒炎竜》」

 

 

 

《真紅眼の黒炎竜》

デュアル・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。

(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。

その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。

このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

「真紅眼の黒炎竜」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

「なるほどなぁ、だが《悪魔竜》が破壊されることに代わりはない!消えろ!!」

 

『覚えてろコンニャロー!』

 

「彼女に装備されていた《黒鋼竜》の効果により、《真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)》が手札へ加わる!」

 

「《蒼眼の銀龍》を攻撃表示に変え、バトル!《黒炎竜》を攻撃!〈グロリアス・バースト〉!!」

 

vs《真紅眼の黒炎竜》(守2000)

 

 

「このッ、だけど《霊廟の守護者》はドラゴンが破壊された時特殊召喚できる!更に破壊されたのが通常モンスターだったので墓地の《真紅眼の黒竜》を回収もできる!!」

 

 

《霊廟の守護者》

効果モンスター

星4/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守2100

「霊廟の守護者」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):ドラゴン族モンスターをアドバンス召喚する場合、

このカードは2体分のリリースにできる。

(2):このカードが手札・墓地に存在し、

「霊廟の守護者」以外のフィールドの表側表示のドラゴン族モンスターが効果で墓地へ送られた場合、

または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。

このカードを特殊召喚する。

さらに墓地へ送られたモンスターが通常モンスターだった場合、

自分の墓地のドラゴン族通常モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。

 

 

 

「ならば《青眼》でその雑魚を粉砕する!〈滅びのバースト・ストリーム〉!!」

 

《青眼の白龍》(攻3000)vs《霊廟の守護者》(守2100)

 

「生〈バースト・ストリーム〉!ちょっと感動ですわ!!」

 

「まだだ!《銀龍の轟咆》!!墓地より2体目の《青眼》を特殊召喚する!〈バースト・ストリーム〉第2ダァ!!」

 

「グゥゥゥゥゥッ!」

 

吹雪 LP3400→400

 

 

「クククッ、ターン終了だ」

 

海馬 H3(1)  LP1600

フィールド現状

《蒼眼の銀龍》(攻)

《青眼の亜白龍》(攻)

《青眼の白龍》(攻)

《青眼の白龍》(攻)

 

 

「流石は海馬ボーイ、4体の青眼とは壮観デース!」

「ふつくしぃ....ですわー!」

「アンタどっちの味方よ・・・・私らの身柄がかかってんじゃなかったっけ?」

 

生《青眼》大量に見れたんだから気持ちはわかるけどねー、迫力凄ェ。

さて我らが真紅眼馬鹿はどう立ち向かうのか・・・・

 

 

「フフフフフ、アッハッハッハッハッハッハッハ!」

 

あ、あんれぇ?笑い出したよあんにゃろう

 

「オヤ?吹雪ボーイの様子が・・・・」

「気でも触れましたかね?」

 

「フゥン、あまりに絶望的な戦↑力差の前におかしくなったか」

 

「絶望的?冗談!僕は今楽しいんですよ!こうゆうデュエルがしたかったんだ!!」

 

「す、すいませ~ん、ししょー馬鹿なんで・・・・」

「あとゲームなどになるとマゾ化しますわ、敵が強ければ強いほど燃えてくるとか・・・・」

「Oh・・・・チャレンジャー気質なのですね、まるで旧き日の城之内ボーイデース」

 

 

 

そ、そうかな?所処似てたかもしんない・・・・

 

 

 

「いくよ、僕のターン!2枚目の《紅玉の宝札》!回収した《真紅眼》を墓地に送り2枚ドローしてもひとつデッキから《黒炎竜》を墓地へ!そして《金華猫》召喚!」

 

『ナァ~・・・・』

 

「墓地のレベル1《黒鋼竜》を特殊召喚し、この2体を墓地に送って融合召喚!野獣の眼光し獰猛なる竜!《ビーストアイズ・ブラック・ドラゴン》!!」

 

『グオァァァァァァ!』

 

 

※違います。気持ちはわかるけども素材的に!

 

 

《金華猫》

スピリット・効果モンスター

星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200

このカードは特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚・リバースした時、

自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。

(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。

このカードを持ち主の手札に戻す。

 

《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》←こっちが正解

融合・効果モンスター

星8/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2000

ドラゴン族・闇属性モンスター+獣族モンスター

このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。

●自分フィールドの上記カードをリリースした場合に

エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。

(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。

このカードの融合素材とした獣族モンスター1体の元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

 

 

「ほう?攻撃力3000か、だが1体だけではもの足らんな」

 

「目的はこっちさ!再び《黒鋼竜》の効果で《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》を手札に加える!!そして《ビーストアイズ》を除外して特殊召喚するよ!!」

 

 

 

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》

効果モンスター

星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、

手札から特殊召喚できる。

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の

ドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

 

 

『ブッキー、今アタシどうなってるの!悪魔化したままでいいのか!』

 

「しばらく、寝てなさい?《ダークネスメタル》の効果により墓地から《悪魔竜ブラック・デーモンズ》を・・・・」

「させん!手札より《エフェクト・ヴェーラー》を捨て、効果を無効にする!!」

 

「げっ、意外なもん入れてら」

「《光の霊堂》があるくらいですからなんとなく予想はつきましたわ、社長様に対しては私たち(転生者)の優位とか忘れた方が良さそうですわね」

 

 

「先の効果は不覚にも強力だったのでな、また出されては面倒だ」

 

「ムムム(金華猫にうたなかったのは《ビーストアイズ》が予想外だったからか・・・・)《カーボネドン》の効果!墓地より除外しデッキから《真紅眼の黒竜》を特殊召喚する!!」

 

 

《カーボネドン》

効果モンスター

星3/地属性/恐竜族/攻 800/守 600

「カーボネドン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが炎属性モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。

このカードの攻撃力は、そのダメージ計算時のみ1000アップする。

(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。

手札・デッキからレベル7以下のドラゴン族の通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

 

 

 

『じゃ、こっち入りまーす』

 

あの《真紅眼》どうゆう原理になってんだろ・・・・前は2回融合したわ~とか、自分に自分装備してるとか・・・・わけがわからないよ

「世の中には、気にしたら負けって言葉もありましてよジュンコさん」

 

「そして《真紅眼の鎧旋》により《真紅眼の黒炎竜》を復活!《真紅眼の黒竜》とで・・・・オーバーレイ!!」

 

おっ、使うんだ?

 

「我が友に宿れ!鋼の意志と情熱の炎!エクシーズ召喚!《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)》!!」

 

『一丁やったらー!!』

 

 

《真紅眼の鋼炎竜》

エクシーズ・効果モンスター

ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

レベル7モンスター×2

(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。

(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、

相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。

(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、

自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 

「ワーオ!《真紅眼》のエクシーズモンスターとは!!ビューティフル!!美しいデース!!」

「ほほぅ?思っていた以上に楽しめそうだ」

 

『えっ、あたし?!いやぁ~参るねぇ~』

 

 

いや、照れんなよ。

 

 

「《鋼炎竜》の効果発動!OUR(オーバーレイ・ユニット)を1つ消費し、墓地の《真紅眼の黒竜》を復活!さらに《真紅眼の黒竜》を生け贄に、《真紅眼の闇竜》を特殊召喚!!」

 

『戻っといて!』

『グオォォォォォ!!』

 

「《闇竜》の攻撃力は、墓地のドラゴン族×300上昇する!現在5体、よって攻撃力は・・・・」

 

《真紅眼の闇竜》(攻2400→3900)

 

「攻撃力3900!!神と大差ない攻撃力だと?!」

 

「おっしゃー!やっちゃえししょー!!」

 

「いくよ!《真紅眼の闇竜》で《青眼の亜白龍》を攻撃する!〈ダークネス・ギガ・フレイム〉!!」

 

「向かえ撃てェ!〈滅びのバーン・スパニッシュ〉!」

 

いや無茶言うなよ?!ただでやられるのが嫌なんですね社長さん・・・・

 

 

vs《亜白龍》(攻3000)

 

海馬 LP1600→700

 

「《ダークネスメタルドラゴン》で《蒼眼の銀龍》を攻撃!〈ダークネスメタル・フレア〉!!」

 

vs《蒼眼の銀龍》(攻2500)

 

海馬 LP700→400

 

「おのれェェ・・・・この屈辱、忘れわせん!」

 

 

て、鉄壁だー?!お互いLP500ねーぞなんだコレ!

「師匠も社長も掠り傷すら許されない状況ですわね、ですが・・・・」

 

「カードを1枚伏せてターンエンド・・・・《真紅眼の鋼炎竜》は、ORUを持つ限り相手のカード効果の発動に対して500ダメージを与える。貴方はもうカードの発動が出来ない!」

 

『一回焼ければうちらの勝ちだな!』

 

吹雪 LP400 H0

フィールド現状

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》(攻)

《真紅眼の鋼炎竜》(守・ORU1)

《真紅眼の闇竜》(攻)

《竜の渓谷》

《真紅眼の鎧旋》

セットカード

 

「フゥン。やるではないか凡夫!少しは見所があるとは思っていたが・・・・まさか《真紅眼(凡骨のエース)》でこの俺をここまで追いつめるとはな!」

 

「《真紅眼》でとは少々引っ掛かる言い方ですが・・・・買い被りすぎですよ社長殿。僕はただ彼女が戦いやすい場を提供しているだけです」

 

「「いや、アンタが真紅眼大好きなだけでしょうが(ですわ)」」

 

「即答、ハモり?!」

「愛されてマスね、吹雪ボーイ」

 

「だが、我が青眼には遠く及ばんことをここに証明してやるわ!!俺のターン!!カード効果が発動出来ぬのならこのままバトルだ!!《青眼》よ!目障りな《ダークネスメタルドラゴン》を葬れ!〈バースト・ストリーム〉!!」

 

「向かえ撃て!〈ダークネスメタル・フレア〉!」

 

いやだから無茶言うなよあんたら、攻撃力負けてっからね?!

「やっぱり、似た者同士かもしれませんわね・・・・」

 

vs《ダークネスメタル・ドラゴン》(攻2800)

 

吹雪 LP400→200

 

「まだまだっ!」

 

「続いて《鋼炎竜》へ〈バースト・ストリーム〉第2ダァ!!」

「攻撃時に《鋼炎竜》の効果だ!最後のORUを消費して、《真紅眼の黒炎竜》を蘇生させる!!」

「構わん!そのまま攻撃だ!!」

 

『守備でやられるのは悔しいんだけど!』

 

vs《鋼炎竜》(守2400)

 

「すまないね・・・・ドラゴンが破壊されたのでまた《霊廟の守護者》を復活させるよ」

 

「しぶとい奴め。確かに、スタイルは違うが凡骨の影がちらつくな?・・・・これで《鋼炎竜》の制約は消え去った、何を使おうが自由となったわけだ。バトル終了!手札の《青眼の白龍》を見せ、《青眼の亜白龍》を再び特殊召喚!《闇竜》を葬り去れ!《バニッシュ・バースト》!!」

「《闇竜》までも・・・・!」

 

「貴様は油断ならん。徹底的にやらせてもらう!《命削りの宝札》!手札が5枚になる様にドローする!!」

 

うっわぁ原作版だよ、ぶっ壊れぇ・・・・ですな?議長

「はい、全く持ってその通りです。って読まれてる前提で葛藤するのやめてくださいと・・・・」

「ンン、ユー達なんの話デスかー?」

 

 

「往くぞ!融合を発動!!フィールドと手札の3体の《青眼の白龍》を《融合》!!見るがいい、そして!おののくがいい!これが史上最強にして華麗なる殺戮兵器の姿だ!!《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》!!!」

 

『『『ギャオォォォォォォ!!』』』

 

「これが・・・・《青眼の究極竜》!!」

 

 

《青眼の究極竜》

融合モンスター

星12/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800

「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」

 

 

ふつくしぃ・・・・って一瞬本気で思ってしまったわ、まじド迫力ね生《究極竜》。こっそり写メって十代への土産話に使おう・・・・

 

パシャッ、パシャッ、パシャッ、パシャッ「ジュンコさん不謹慎ですわよ!師匠がピンチだとゆうのに!!」

「おい・・・・アンタの手に持ってるそれはなんだ。めっちゃパシャパシャ聞こえるんだが」

コヤツ・・・・連写してやがる

 

「本当に仲の良いガールズデース!貴女達のデュエルもぜひ観たいデスネ」

 

マズイ!普段通りにしてるだけでターゲットにされるわ

 

「師匠負けないでよ!負けたらしばらく学園に帰してくれそうにないわよ、マジで!!」

「何ィ!明日香と再会のハグもしていないのにそれは困る!!」

「動機が不純ですわ?!」

 

「何だと・・・・貴様ァ!最愛の妹と数年越しの再会を果たしたとゆうのに、ハグすら出来ていないとは何事だ!恥を知れぇ!!」

「まさかの社長から駄目出しぃ?!」

 

「そ、それは・・・・正体明かしたのがデュエル直前ってのもあったし人前だったしそこの二人に急かされたし・・・・」

「愚か者がァ!!そんな小事は全て投げ捨てても駆けつけだきしめろ!それが真のき ょ う だ い だ!貴様の妹への愛はその程度だとでもゆうのか?!」

「エクセレント!流石は海馬ボーイ!!モクバボーイが聞いたら飛んで喜びそうデース!!」

 

「そ、そんな!僕は・・・・明日香を愛せてはいなかったとでも?!ぐあああああああああ!!」

『ブッキー駄目よ、騙されないで!これは貴方を惑わす罠カード《マインドクラッシュ》よ!!』

 

「なんなの・・・・この茶番」

「わたくし達、小事らしいですわ・・・・しかしあの馬鹿には効果抜群だったようですね?あんな表情初めて見ました」

 

てかモクバクン結構成長してるわよね?聞いたら顔真っ赤にして固まりそう・・・・。

 

 

ISONO「海外出張中で良かった、モクバ様・・・・」

 

 

「もう良い!久方ぶりに少しは骨のあるデュエリストかと思ったが・・・・貴様には欠片の可能性も残さん!チューナーモンスター《太古の白石(ホワイト・オブ・エンシェント)》を召喚!!《亜白龍》とでチューニング!!再びその美しき輝きで、我が戦いのロードを照せ!シンクロ召喚!《青眼の精霊龍》!!」

 

『グオォォォォォ!!』

 

「ま、また《精霊龍》!」

「しかも・・・・《太古の白石》が墓地に!」

 

「フ ハ ハ ハァン。カードを2枚伏せエンドフェイズ、《太古の白石》が墓地に送られたのでデッキより《ブルーアイズ》モンスターである・・・・《白き霊龍》を特殊召喚させてもらうぞ」

「《白き霊龍》・・・・不味い!」

 

「特殊召喚時の効果だ!《真紅眼の鎧旋》を除外する!《スピリチュアル・バニッシュ》!」

「チェーン発動!フィールドには《真紅眼の黒炎竜》が残っている!《真紅眼の黒竜》を特殊召喚!!」

『ま、まだまだぁ・・・・』

 

海馬 H0 LP400

フィールド現状

《青眼の究極竜》(攻)

《青眼の精霊龍》(守)

《白き霊龍》(守)

セットカード×2

 

 

《太古の白石》

チューナー・効果モンスター

星1/光属性/ドラゴン族/攻 600/守 500

「太古の白石」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。

デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の

「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを手札に加える。

 

《白き霊龍》

効果モンスター

星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

このカードはルール上「ブルーアイズ」カードとしても扱う。

(1):このカードは手札・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを除外する。

(3):相手フィールドにモンスターが存在する場合、

このカードをリリースして発動できる。

手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 

「僕のライフはまだ・・・・残っている。だけど・・・・・」

「自分の愛が偽りだと気づいた今、もはや戦う気力もあるまい。サレンダーを認めてやっても良いぞ?」

 

「クソっ、所詮僕の愛では誰も救えないのか!」

『そんなことはないブッキー!少なくともアタシはアンタの愛に救われた!微妙だの青眼の劣化だの竜崎からの貰い妻だの言われ続けてボロボロなアタシを、アンタだけは見捨てなかった!』

 

「《真紅眼》・・・・」

 

『例えアンタの妹・・・・ううん世界中がアンタの敵になったとしても、アタシだけはブッキーの味方だよ?』

 

「そうか・・・・そうだったな、ずっと君は隣に居てくれた!最初は君の想いが重いだなんてくだらないこと考えてたけど、こんな惨めな僕をずっと支え続けてくれたんだね・・・・ありがとう、《真紅眼》」

 

 

 

「・・・・ももえも~ん?」

 

「わたくしツッコミを諦めることにしましたわ、ジュンコさん頑張ってください」

 

「無理よ!なんか精霊と二人だけの世界作ってるもの!!てか会長さんとか社長さんも止めてよ!ハタから見たらソリッドビジョンに話しかけてる怪しい馬鹿じゃねーかあれ!!」

 

 

「ビューティフル!エクセレント!ワンダフォー!!モンスターとデュエリストの深い、深い絆!私とても感動シマシタ!!」

 

「うっそぉ?!会長さん精霊見えるんだ?じゃなくて、発言に問題だらけだろあの二人(?)!!」

 

 

「フフフフフ、アーハッハッハッハッハハァ!面白い!!みせてみろ、貴様とその《真紅眼》との絆とやらをなぁ!!だがそれらを全て、この俺が・・・・俺と《青眼》が粉★砕してくれるわぁ!!」

『当然です、セト様!!』←乙女IN墓地

 

「本日2度目の粉★砕!頂きました?!てか今しゃべったのどいつよ!セト様つったよな今!」

 

『何を今更・・・・』

『アイツ鈍感だな?大丈夫かよ』

 

「ジュンコ君のことは後回しだ、一人で勝手に盛り上ってくれるから放っておこうか?」

 

『は~い』

『そういったポジショニングなのですか、把握しました』

 

「あの小娘などどうでもいい!早くターンを進めろ!!」

「OK!僕の・・・・ターン!!」

 

 

 

なんか納得いかない・・・・私が悪いの?私のツッコミが問題だったの?!

 

 

 

「よし・・・・まだチャンスはある!《七星の宝刀》!《黒炎竜》を除外して2枚ドロー!」

 

 

《七星の宝刀》

通常魔法

「七星の宝刀」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):手札または自分フィールドの表側表示モンスターの中から、

レベル7モンスター1体を除外して発動できる。

自分はデッキから2枚ドローする。

 

 

「ファンタスティック!まだまだ一波乱ありそうデース!!」

 

それェ・・・・ハートランドの人ォ・・・・。

「ジュンコさん、かつてないボケ祭で限界が近いですわね・・・・」

 

「来たか!《儀式の下準備》を発動!《レッドアイズ・トランスマイグレーション》と、そこに記された《ロード・オブ・ザ・レッド》を手札に加える!」

 

 

《儀式の下準備》

通常魔法

「儀式の下準備」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、

さらにその儀式魔法カードにカード名が記された

儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。

そのカード2枚を手札に加える。

 

 

「その儀式魔法は・・・・《儀式の下準備》にチェーンする形で《青眼の精霊龍》の効果を再び使う!現れよ《蒼眼の銀龍》!!」

『クオオゥゥゥゥ』

 

「これで俺の《青眼》達は鉄壁の耐性を得るのだっ!」

 

「やはりわかってしまうか・・・・そう、僕は今!《レッドアイズ》と一つとなる!《レッドアイズ・トランスマイグレーション》を発動!墓地の《真紅眼の黒竜》とフィールドの《霊廟の守護者》を儀式の贄として・・・・儀式召喚!!《ロード・オブ・ザ・レッド》!!」

 

「また自分でコスプレしおってからにー?!」

「あれって仕様なのですか?ペガサス会長」

「そんなつもりはなかったのデスが・・・・城之内ボーイが格好よく使いこなしてくれて以来、あのスタイルが基本のようデース!」

 

 

大体城之内さんのせいだった・・・・

 

 

「フゥン、まさか自分でモンスターと一体化してくるとは見上げた根性だ。しかし!ソイツ・・・・《お前》の効果はかなり厄介だが、《蒼眼の銀龍》の効果により我が青眼達には傷1つつけられん。攻撃力だけで見るならたかだか2400の雑魚モンスター、あと1枚の手札でどうするつもりだ?」

 

「僕の最後の手札は・・・・《ヘルモスの爪》!!フィールドの《真紅眼の黒竜》と融合する!!」

 

「馬鹿な?!伝説の竜のカード!貴様が何故それを・・・・」

「あのカードはドーマの一件以来、完全に消滅したはずデース!」

 

『アタシがヘルモスに無茶言ったのさ・・・・信頼するマスターに力を貸して欲しいってね!!』

 

 

え、そうゆうもんなの?夏実佐馬(神様)運輸でなくて?

 

 

小声「そういえば・・・・原作に関わりそうなカード抜けていた気はしますわね、Noとかは普通に入っていたのですが」

小声「そいや私も《ブラックフェザー・ドラゴン》は見た記憶ないわね、使いたかったのに・・・・」

 

「ホゥホゥ・・・・?」

 

 

「《ヘルモスの爪》に対し《(ロード・オブ・ザ・レッド)》の効果が起動する!左側のセットカードを破壊する!〈灼熱のバーン・ストライク〉!!」

 

「グゥ、《防御輪》が破壊されたか・・・・」

 

「そしてヘルモスの効果により《真紅眼の黒竜剣》を特殊召喚し《僕自身》に装備する!この剣はまず攻撃力を1000アップ!そしてお互いのフィールド、墓地のドラゴン族の数×500ポイント追加で攻撃力を上昇させる!」

「何ィ!俺のフィールド・墓地にはドラゴン族が10体!!」

「僕のフィールド・墓地にも10体!よって・・・・」

《ロード・オブ・ザ・レッド》(攻2400→3400→13400)

 

「攻撃力13400だと?!」

 

凄い・・・・凄いけど《真紅眼》コスプレして《真紅眼の黒竜剣》装備したあのスタイルには誰もつっこまないのか・・・・何も知らない奴が見たら大爆笑だぞどうなってんの。

「ジュンコさん無茶ですわ、これ以上ツッコミを続けたら貴女の身がもちません!」

 

「いくぞ!《真紅眼》!!《青眼の究極竜》に攻撃する!!」

『おうともさ!』

 

「『ハァァァァァァァァ!!』」

 

 

なんか剣構えて叫び出したぁ?!

 

 

「『気高き紅蓮の炎よ!!』」

 

 

「火の鳥?!鳥のようにみえますわ!!」

 

 

「『焼き尽くせ!〈鳳凰天翔⚫〉!!!』」

 

 

やっぱり●ルズネタに走るんかーい!今回自重してたと思ったのに!!

 

 

「ふぅん・・・・貴様の《真紅眼》と供に歩む覚悟だけは認めてやろう」

 

「社長にまで馬鹿が感染した?!」

「元から師匠と同類の匂いを出してましたわ!」

「ハッハー、毒舌ですねももえガールは」

 

「だが最後に勝つのは・・・・この俺だ!罠発動《無謀な欲張り》!デッキから2枚ドローする!!」

 

「ドローカードですって!?」

 

 

ま、まさかねー・・・・

 

 

「ククク、引いたぞ・・・・《オネスト》をなァ!!このカードを手札より捨て、貴様の攻撃力を《究極竜》に加算してやるわっ!!」

 

「そんな・・・・馬鹿な!!」

 

《オネスト》

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1100/守1900

(1):自分メインフェイズに発動できる。

フィールドの表側表示のこのカードを手札に戻す。

(2):自分の光属性モンスターが

戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、

このカードを手札から墓地へ送って発動できる。

そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、

戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

 

 

現ジャックさんきたぁ!?・・・・って精霊宿ってるわけではないか、つーか師匠ってあの辺りの記憶どーなってんだろ?地味に気になる。

 

《青眼の究極竜》(攻4500→17900)

 

「攻撃力17900!!スプレンディット!!」

 

「貴様ごと返り討ちにしてくれる!砕け散れ!!〈アルティメット・バァースト〉!!」

 

「グワァァァァァァァァァァァァァァ?!」

『ウワァァァァァァァァァァァァァァ?!』

 

吹雪 LP200→-4300

 

WIN 海馬

 

 

 

 

「強靭!無敵!最強ォ!!」

 

 

「し、ししょー・・・・だいじょぶ?」

 

吹雪<チーン・・・・

真紅眼<チーン・・・・

 

 

「駄目ですわ意識が無い。自分ごと派手に突っ込んでいったから無理もないですが」

 

 

「粉砕★玉砕★大喝采!!フフフフフ、ハハハハハハハハハ!!アーハッハッハッハッハハァ!!!」

 

「見事でした海馬ボーイ、これで彼等を正式に拉致監禁・・・・じゃなくて雇うことができマースね!」

 

し、しまった、逃げれる空気でないわ!

小声「師匠がぶっ飛んでたせいで忘れてましたわ、しかも拉致監禁って聞こえましたし・・・・」

 

 

「ま、負けたのはししょ~一人だしぃ?私達は帰っても・・・・イイデスヨネ?」

 

「フゥン、あの様子ではしばらく使いものにならん。代わりに小娘共に所持しているカードの情報提供、まずはデュエルで我々に丸裸になるまでデータを採らせてもらおうか!ペガサス!ここは好きに使え!!」

 

「サンキューです海馬ボーイ!カモン!マイブラザー月行&夜行!!彼女達をデュエルで拘束しなサーイ!!」

 

「「了解ですペガサス様!!」」

 

 

なんか風魔忍者兄弟っぽいノリで出てきた?!Rの人達だ!

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁ?!ししょーの馬鹿ぁぁぁぁぁ!!」

「こーなったらヤケですわ!デュエルで相手の意識を刈り取れば逃げ出せるハズです!!」

「どんな物騒なデュエル脳?!」

 

「フフ、威勢のいいお嬢さんだ」

「我らペガサス様の懐刀!例え君達が未知のカードを使おうとも、そうやすやすとはやられはしない!!」

 

「モモぉ!余計なこと言って火ィ付けるなぁ!!あーもう帰りたい・・・・・十代助けてえ~!!」

「ハッハッハー、逃がしまセ~ン!」

 

 

「「「「デュエル!!」」」」

 

 

 

 

 

 

・・・・結局、1週間以上かえしてもらえませんでした。

 

 

つづく?










社長と会長難しいなぁ、キャラが濃い分余計に。


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12羽 真のヒロインとは、ヒーローが助けてくれるまで微動だにしないモノである

前回までのあらすじぃ・・・・

 

粉砕★玉砕★大喝采。

 

 

 

「あ~・・・・いぎがえる~・・・・」

「ヨミガエルぅ~・・・・まちガエルぅ~・・・・引きガエルぅ~・・・・《マスドライバー》・・・・」

「ふ、二人とも重傷ね?」

 

 

突然ですが・・・・デュエルアカデミア女子寮のお風呂内部よりお送りします。師匠が〈アルティメット・バーストォ!!!〉で散ってから約10日、私とももえもんは権力者達に拘束されデータをとるって名目でただひたすらにデュエルに明け暮れる結果となったのだぁ~。ようやく闇次元の解放されて学園に帰ってきたら夜。心身供に疲れはてた私達はとりあえず疲れを癒すために夕飯がっついて風呂にダイビング祭りして、今此処にいたりまする。

 

 

「だって~・・・・あの人達容赦ないんだよ~・・・・容赦なくボケまくるんだよ~・・・・」

「ツッコミがジュンコさんだけでしたものね~・・・・まさか会長様の側近お二方まで天然かましてくるとは予想外でしたわ」

 

 

しかも双子コントだぜ・・・・社長がその場を去ってもツッコミ切れなかったわ。ししょー復活したあと1度過労で倒れたくらいだからね?私。

 

 

「デュエルで疲れたんじゃないの?!なにをしに行ったのよ貴女達!!」

 

「フフフフフ、今度拉致られる時は明日香も道連れよ。ももえすらボケを遠慮する混沌を体験させてあげるわ・・・・」

 

「うっかりシンクロ渡した友人がいるって紹介しましたからね・・・・翔君と明日香様、ジュンコさんの三段構えでいきましょう」

 

「おまっ・・・・ちゃっかりあっちに回る気だな、この裏切り者ォ!」

「待ってくれきりゅー!俺は裏切ってなんかいない!」

 

「と、とりあえず大変そうだったのは理解したわ。ところで兄さんは?何故か一所に連れていかれたのでしょう?」

 

「え、えっとー」

 

「会長様達にすっかり気に入られてしまいまして、アメリカまで連行されていきましたわ」

 

「嘘っ?!兄さん何やらかしたのよ!!」

 

 

実はこれは嘘である、連日のデュエル祭りに限界を向かえた私達を見かねた師匠が「僕が残るから二人は解放してやって欲しい」と言い出したのだ。どうにか聞き入られたので私達は解放してもらえました、ししょー・・・・あんたのことは忘れないわ。まぁ「弟子の不始末を正すのも師匠の役目だ。折角だし、こちらの環境を出来る限りぶっ壊さないように口出ししまくってやるさ」とか親指立てながらぬかしてたので大丈夫だろう。

 

 

「まぁ~、どうせ留年は確定だからちょっとくらいいなくても平気とかいってましたし」

「会長に携帯買ってもらって「毎日明日香にラブコールするよっ!」とか言ってたから、あがったら確認してみたら?メールは1日10回までにしとけつっといたけど」

 

「10回もくるのね・・・・それより、二人は兄さんのこと《師匠》とか言って随分親しげに話してたようだけど。いつの間にそんな仲になっていたの?」

 

 

げっ、ついに聞かれてしまった!どうするモモ!!

 

 

「・・・・中等部1年の頃、デュエルに全然勝てなかったわたくし達をこっそり指導してくれたのが吹雪様なのですわ。「僕はすぐ卒業だから妹を頼むよ」と。お陰様で随分とデュエルに強くなれましたの、師匠と呼ぶのはその頃のなごりですわ」

 

 

流石はモモ!私に出来ない嘘を平然とかましてみせる、そこに痺れる憧れるぅ!!

 

 

「兄さんにそんな甲斐性があったなんて。でもあの頃二人とも・・・・言い方悪いけどそんなにデュエル強かったイメージなかったんだけど」

 

「そ、それは」

「そんなことよりぃ!うちらが居ない間、なんか変わったことなかった?!」

 

「え?!う、うーん・・・・今日万丈目君が、三沢君と寮の入れ換えデュエルをして敗北したくらいかしら」

 

ザッバァ「なっなんだってー?!」

   「なんですって?!」

 

「ど、どうしたのよ二人共!!」

 

「どうしたもこうしたもないわ!」

「のんびり湯治してる場合じゃありませんわ!!では明日香様、おやすみなさいまし!!」

「また明日ねっ!!」

 

 

ポツン「え、えー・・・・」

 

 

 

 

 

 

《さらばだ、デュエルアカデミア・・・・》

《何て言うと思ったか!お前はまだまだだ!!》

《?!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日~万丈目君を探しにいくと言って授業を脱出した十代と翔君をつけていった私達から。

 

 

「十代!授業さぼって何をしているの?」

 

「げっ、明日香!と・・・・ジュンコ!!」

「ジュンコさん、帰って来てたんスね?」

 

「何よ?私が帰って来てちゃわる・・・・」

「うぉ~!!ジュンコォ~!!」

 

 

へ?

 

十代<ギュッ

 

 

「この感触!ほっそりしてんだけどどこかやんわりしてて・・・・なんかくせになるこの感触!本物のジュンコだ!!」

「そうそうパッと見スラッとしてんだけど芯はがっしりしてるこの十代の・・・・ってあほおおおおおお!!再会早々何すんのよアンタは!!」

 

 

十代、は、ハグを使った!

ジュンコは、混乱、している!!

 

 

「わ、悪い悪い。久々にジュンコの顔見たらジっとしてらんなくてさ~!すっげー心配したんだぜ?!」

 

「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ」

「明日香さん、怖いッス」

 

「心配されるようなことは一切なかったってのっ!いい加減離しなさいよッッ・・・・」

 

「えー、久々のこの感触をもっと楽しみたいのに・・・・」

「私をなんだと思ってんのよ!そんなくせになるほど触らした記憶はないわ!!」

 

 

ばーろー私の理性が吹っ飛ぶわ!人の見てない所でお願いします!!じゃなくて!

 

 

「ジュンコさん顔がにやけてるッスよ・・・・」

 

「ウォッホン!!・・・・じゅ~だい?今ここにいる目的はなんだったかしら?」

 

 

怖っ?!明日香怖!!だがこのポジションは譲らん!

 

 

パッ「おっと、そうだったそうだった。万丈目を探しにいくんだったな、再会がうれしくてすっかり忘れてたぜ」

 

チッ「そうそう、ちゃっちゃといくわよ!その為にわざわざ授業脱け出して来たんだから」

 

「そうッスね、あれ?そういえばももえさんはドコに?ジュンコさんがいるなら一緒だと思ったのに」

 

「そういえば・・・・あのコも朝から見てないわねぇ、ジュンコと昨日張り切ってたけど何か知ってる?」

「え、全然・・・・」

 

PDA<♪そ~之舟ェを漕いで逝けェ~♪

 

「あ、メールだ。この着信音はモモからね」

「なんで着信音ソラ●ネ?!」

 

 

えー、なになに?

〔ちょっと駆け落ちしてきますわ。ジュンコさんはジュンコさんで頑張って下さいまし(^o^)/byももえ〕

 

「・・・・・・・・」

 

「ももえ、何だって?」

 

「何やっとんじゃおのれはー!!!」

「うぉっ?!びっくりした~!」

 

 

アホか!「ちょっと駆け落ちしてきます!」じゃねーよ自由過ぎだろ!!これ万丈目君に無理矢理ついてったパターンでしょーがいい迷惑だろ!!

 

 

「フゥ・・・・ちょっと体調悪いから休むってさ」

「いや、明らかに体調不良に対するツッコミじゃなかったよな」

 

「世の中にはね、気にしない方がいいこともあるのよ?」

「よーするに探るなってことッスね・・・・」

「まーいいわ、ほっといて万丈目君探しましょ?」

 

 

そうそう、それでいいのだ。そうしてくれないと私の計画が・・・・

 

 

 

 

 

 

 

《計画って?》

《ああ!》

 

 

 

 

 

 

 

「万丈目く~ん!!」

「お~い万丈目~隠れていで出てこいよー!!」

 

「万丈君!デュエルに負けたくらいで雲隠れなんて情けないわよ!!」

 

「「「よ、容赦ね~・・・・」」」

 

 

その時!近く茂みから物音が!!

 

 

「万丈目か?!」

「いや、野生動物かよ万丈目君・・・・」

 

 

「ウキー!!」

 

「さ、猿ゥ?!」

「サルね」

「さっさと禁止になれ!腐れエンタメ猿(EMモンキーボード)ゥ!!」

「ジュンコ、何言ってんだ?」

 

 

野生?のSALが現れた!色んな機器装備してる時点で野生には見えんか・・・・お察しの通り、今日はSAL回の日である。ぶっちゃけ原作知識(笑)とかもうかなり曖昧だけど・・・・私、枕田ジュンコが公式で十代に助けられるという一大イベントのため鮮明に覚えていたのだ!!この時の為に昨日から準備しといたのよ、さぁサル!どっからでもかかってらっしゃい!!

 

 

「ウキキー!!」

「キャア?!何すんのよ!(棒)」

 

「じ、ジュンコォ!?」

「あの猿、ジュンコさんを持ち上げたっス!凄い力だ!!」

「ツッコむ所はそこじゃないわ翔君!待ちなさいサル!ジュンコは危ないから誘拐するなら翔君にしときなさいよ!!」

 

「ウキキ?!」

「それどーゆー意味よ明日香ァ!十代助けて~!!」

 

「ジュンコ、ジュンコォォォォォ!!」

 

 

 

クククククク、自然な流れで誘拐されることに成功したわね?流石は私。あとは捕らわれのヒロイン感を演出するだけよ!

 

 

 

 

 

「ジュンコ・・・・」

「十代!ぼさっとしてないで追いかけるわよ!」

「そうっスよアニキ!早くしないとサルがえらい目に逢わされるよ!動物虐待だよ!!」

 

「そうだな・・・・あのサル、折角再会出来たジュンコを俺の前から連れ去るなんて・・・・」

「じ、十代?」

 

「ただじゃ済まさねぇ・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

《ぶっ壊しても!ぶっ壊しても!!》

 

 

 

 

 

 

 

しっかしこのサル、翔君も言ってたけど力凄いわねー。私の体重よんじゅ・・・・ゲフンゲフン、そこそこ軽いとはいえ持ち上げたままこんなに軽快に動き回れるなんて。

 

『ジュンコ殿余裕ですな・・・・』

 

「あ、ライキリじゃん。なんか久しぶり?大丈夫よ、十代がすぐ助けにくるから」

「ウキキ?」

 

『つまり我には手を出すなよと・・・・』

 

「わかってんなら宜しい、てか物理的に干渉とか出来るの?アンタら」

猿手<ムニッ

 

「ってギァアアアアアアア?!どこ触ってんだこのエロ猿ゥゥゥゥゥゥゥ!!」

「ウッギャァー?!」

 

猿LP4000→0

 

Win ジュンコ

 

『か、かかと落とし・・・・』

 

 

 

《さ、猿撃破!?》

 

 

 

「全く、アンタって奴はレディの扱いが全くなってないわねぇ・・・・誘拐するならするで、もっと丁寧に扱いなさいよ!」

 

正座「ウキィ・・・・」

 

「ウキィ、じゃない!反省してんのかエロ猿!!」

「ウギギ?!」

 

『さ、猿に説教しておられる・・・・』

 

「あーもうらちがあかないわね!ちょっとライキリー?通訳しなさいよ通訳!何言ってんだかさっぱりだわ」

『いやジュンコ殿、流石に我も猿の言語はちょっと・・・・』

 

「はぁ?猿、犬、鳥はズっ友でしょーが。動物は精霊と心通じやすいとか言ってた気ィするし~なんとかなるわよ」

 

『そんな桃⚫郎規準で考えられても・・・・まぁ挑戦はしてみまする』

「わかりゃーいいのよ、頑張ってね♪じゃーアンタ、なんで私を誘拐したの?他にも女子は二人いたのに」

『(し、翔殿が女子にカウントされている・・・・!)』

 

「ウキィ、ウキキィー!ウキッ!!」

 

『えーなになに?小さいのは自分の好みじゃなかった。金髪は自分より大きすぎて扱える自信がなかった。人質として貴女が一番丁度良かった』

 

「丁度良さで選ばれたわけ?猿の好みとかどうでもいいけどムカつくわね・・・・ってか普通に通訳出来てんじゃん」

 

『なんとかフィーリングとボディーランケージで・・・・』

 

 

「ふーん、やるじゃん。人質を取ってまで逃げ出したかったわけね?何かから」

 

ウキィ(そうです)・・・・」

 

 

まぁ、動物実験を仕掛ける研究所からってのは知ってるけども。細かいことは忘れた、私の管轄外だ。

 

 

「なら私はアンタに協力してあげる」

『ちょっ、ジュンコ殿?!』

 

ウキキキキ(ほっほんとうですか)?!」

 

「アンタはデュエルが出来るのよね?私のピンチを演出し!あとから来る私の友人と、このカード達をデッキに入れてデュエルしなさい!」

 

キッキィ(なっなんですとぉ)!?」

 

 

フフフフフ、頑張ってもらうわよお猿さん?私がヒロインとして輝く為に・・・・。

 

 

 

《ひ、ヒロインはそんな腹黒い笑いはしないかと思われまする・・・・》

 

 

 

 

 

 

なんやかんやで崖っぷち(GX本編13話参照)

 

 

「追い詰めたぞサル!ジュンコを離せ!」

 

「そうだ!早くしないと痛い目に遭うぞ!!」

「あれ?あの猿の頭にタン瘤があるような」

 

「ごちゃごちゃ言ってないで早く助けてよ~!!」

 

すでに痛い目逢わせてたりして・・・・

 

 

「あっ、あのサルデュエルディスクしてる!」

 

博士登場~

S

A

L

のくだり

 

 

「なら、俺とデュエルしろ!!俺が勝ったらジュンコは返してもらう!!」

「負けたら?」

 

「・・・・好きにしな、そこの研究員にも手は出させない」

「ウキ」

 

 

あれっ、十代がちょっと怖いような・・・・怒ってる?って逃げ出さないように崖っぷちの細木に座らせるのやめてくださいリアル怖いです。

 

「いくぞサル!懺悔の用意は出来ているか!!」

 

 

「『デュエル!!』」

 

 

「先行はもらったぁ!ドロー!!」

 

「アニキ、なんか余裕ないッスね?」

「むぅ・・・・」

 

 

「《バブルマン》召喚!2枚ドロー!!《沼地の魔神王》を捨て、融合を手札に加えて発動!!手札の《シャドーミスト》と融合!!来い!蒼ざめし永久氷結の使徒!《E・HERO アブソルートZero》!!」

 

『せやぁッ!!』

 

《E・HERO アブソルートZero》

融合・効果モンスター

星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000

「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する

「E・HERO アブソルートZero」以外の

水属性モンスターの数×500ポイントアップする。

このカードがフィールド上から離れた時、

相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

要するに鬼畜である。

 

 

 

い、いきなりZeroですか十代さん。動物相手に容赦ないわね・・・・それだけ私を助けたいってことでOK?思い込みかなぁ。

 

 

「《シャドーミスト》の効果で《エアーマン》を加え、カードを2枚伏せてターンエンドだ!!」

 

十代 H4

フィールド現状

《アブソルートZero》(攻)

セットカード×2

 

『私ノターン、ドロー!』

 

「シャベッタァァ?!」

 

博士ェ<「フハハハハ!デュエルに関する原語はインプットしてあるのだよ!!」

 

 

もっと力を注ぐべきポイントは他にあったのでは・・・・・いや、あえて何も言うまい。今の私はヒーローの助けを待つ、捕らわれのヒロインなのだから!(願望)

 

 

『私ハ、《天使の施し》ヲ発動。3枚ドローシ2枚捨テル。永続魔法《一族の結束》ヲ発動、ソシテ《魔獣の懐柔》ヲ発動!!』

 

「ム?あんなカードらをデッキに組み込んだ覚えはないが・・・・」

「《魔獣の懐柔》・・・・知ってる?翔君」

「いえ、さっぱりっス」

 

 

『相手フィールドノミモンスターガ存在スル場合、デッキカラ獣族・レベル2以下のモンスターヲ3体特殊召喚デキル!!《おとぼけオポッサム》《スレイブ・エイプ》《ダーク砂バク》ヲ召喚!!』

 

「な、なんじゃそりゃー?!強くないッスかそれ!!」

 

 

《魔獣の懐柔》

通常魔法

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。

カード名が異なるレベル2以下の獣族の

効果モンスター3体をデッキから特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、

エンドフェイズに破壊される。

このカードの発動後、ターン終了時まで

自分は獣族以外のモンスターを特殊召喚できない。

 

 

 

ごめん、私類人猿系モンスターあんまり持ってなかったのよ・・・・改造がシンプルでごめん。頑張れ猿!十代を追い詰めるくらいの気合いを見せて見なさい!!

 

 

『《おとぼけオポッサム》ト《ダーク砂バク》ヲ生ケ贄ニシテ、《エンシェント・クリムゾン・エイプ》召喚!!《一族の結束》ノ効果ニヨリ、攻撃力が800ポイントアップスル!!』

 

『ウッホァァァァァァァァァァ!!』

 

 

《エンシェント・クリムゾン・エイプ》

効果モンスター

星7/光属性/獣族/攻2600→(3400)/守1800

自分フィールド上に存在するモンスターが

破壊され墓地へ送られた時、自分は1000ライフポイント回復する。

 

 

 

「攻撃力3400?!最上級モンスターをこんな簡単に!」

「素晴らしい!まさか我がSALにこんな実力が隠されていたとは!!」

 

 

『バトルフェイズ!《エンシェント・クリムゾン・エイプ》デ・・・・』

「面倒だ、リバースオープン!《亜空間物質転送装置》!《アブソルートZero》をゲームから除外する!!」

 

『ピピッ!自ラカラモンスターを除外?理解不能、理解不能』

 

 

意外ね、こりゃまたなっつかしいコンボを・・・・モモがよくやってきたっけ。

 

 

《亜空間物質転送装置》

通常罠

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、

このターンのエンドフェイズ時までゲームから除外する。

 

 

「この瞬間《アブソルートZero》の効果が発動!フィールドを離れたことで相手モンスター全てを破壊する!!〈インブレンス・エンド〉!!」

『?!』

 

「出たぁ!《Zero》のインチキ効果ッス!!」

「あれ本当に鬼畜よね、条件緩すぎないかしら」

 

 

猿!氷塊に死す!!ってそう簡単な話じゃないのよねぇこれが・・・・

 

崖下スタンバイ『ジュンコ殿?あまり楽しそうだと演技だとばれますぞ』

 

 

『獣族モンスターガ破壊サレタ時、ライフヲ1000ハライ墓地ヨリ《森ノ番人グリーン・バブーン》特殊召喚!!』

 

『オーオ、オー!!』

 

SAL LP4000→3000

 

 

《森の番人グリーン・バブーン》

効果モンスター

星7/地属性/獣族/攻2600→(3400)/守1800

(1):このカードが手札・墓地に存在し、

自分フィールドの表側表示の獣族モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時、

1000LPを払って発動できる。

このカードを特殊召喚する。

 

 

「ッ!《天使の施し》で捨てていたモンスターか!」

 

『バトル続行、相手プレイヤーにダイレクトアタック』

 

「グアッ・・・・・!」

 

十代 LP4000→600

 

「あ、アニキィ~・・・・猿なんかに負けないよね?」

「十代!しっかりなさい!!」

 

『リバースカードヲ2枚セット、ターンエンド』

「・・・・エンドフェイズに、《アブソルートZero》は戻ってくる」

 

SAL H1 LP3000

フィールド現状

《グリーン・バブーン》(攻)

《一族の結束》

セットカード×2

 

 

「もう、終わりか?」

『??』

 

「だったら終わらせる!俺のターン!リバースカードオープン!《リビングデッドの呼び声》!《シャドーミスト》を特殊召喚!そして《エアーマン》召喚!!」

『ハアッ!!』

 

「召喚に成功した時、第2の効果を発動。フィールドの《エアーマン》以外のHERO数だけ、貴様のセットカード2枚を破壊する!!〈エア・ブレイド〉!!」

 

『ピピッ!《バーサーキング》・《次元幽閉》ガ破壊サレル!!』

 

「《サルベージ》!《沼地の魔神王》と《バブルマン》を回収!!再び《魔神王》で《融合》をサーチする!《シャドーミスト》と《バブルマン》で《融合》!!暗黒の淵よりいでよ《E・HERO エスクリダオ》!!」

 

『堕チヨ・・・・』

 

《E・HERO エスクリダオ》

融合・効果モンスター

星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000

「E・HERO」と名のついたモンスター+闇属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する

「E・HERO」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする

 

 

「まだだぁ!《シャドーミスト》で《ネクロダークマン》をサーチ!《融合回収》!!《バブルマン》と《融合》回収!《融合》!《エアーマン》《ネクロダークマン》融合!!風神招来!《E・HERO Great TORNADO》!召喚時に相手モンスターすべての攻守を半分に!〈タウン・バースト〉!!」

 

『セイヤァァァ!!』

 

 

《グリーン・バブーン》(攻3400→1700)

 

「《エスクリダオ》は墓地の《E・HERO》の数×100ポイント攻撃力がアップする〈ダーク・コンセイトレイション〉!」

 

《エスクリダオ》(攻2500→2900)

 

『上級融合モンスター3体!危険!危険!』

 

「アニキ・・・・凄いッス!!」

「リバースカードも無し、モンスターの総攻撃力も圧倒的・・・・決まったかしら」

「むぅ、捕獲の為だ仕方ないな」

 

 

「覚悟は出来たか・・・・バトル!!《アブソルートZero》で《グリーン・バブーン》を攻撃!Freezing at moment(瞬間氷結)!!」

 

 

vs《グリーン・バブーン》(攻1700)

 

『ウボオオオオオ・・・・』

『!!?』

 

SAL LP3000→2200

 

 

結局瞬殺かー、味気ないけど仕方ないわね。ライフは追い詰めたしよしとしましょ、御愁傷様!

 

 

『手札カラ《森の狩人イエロー・バブーン》効果発動!墓地ノ《ダーク砂バク》《スレイブ・エイプ》ヲ除外シ《イエロー・バブーン》特殊召喚!!』

 

『ウッホウッホォ!』

 

「なんだと?!」

 

まじで?!思ってたより粘るわね・・・・

 

 

《森の狩人イエロー・バブーン》

効果モンスター

星7/地属性/獣族/攻2600→(3400)/守1800

自分フィールド上に存在する獣族モンスターが

戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、

自分の墓地に存在する獣族モンスター2体をゲームから除外する事で、

このカードを手札から特殊召喚する。

 

 

『サラニ除外サレタ《ダーク砂バク》効果!墓地カラ《森の聖獣カラントーサ》ヲ特殊召喚!!』

 

『キュキュキュッ!!』

 

 

あえて言わせてもらうわ!可愛い、まじ可愛い。

 

 

『コノモンスターガ獣族ノ効果デ特殊召喚サレタ時、相手カードヲ破壊スル!《エスクリダオ》ヲ破壊!!』

 

「んなっ?!あのサル、見た目と違って渋いコンボを!」

 

 

《ダーク砂バク》

効果モンスター

星2/地属性/獣族/攻1100/守 300

このカードがゲームから除外された時、

自分の墓地に存在するレベル4以下の

獣族モンスター1体を選択して特殊召喚する事ができる。

 

《森もりの聖獣 カラントーサ》

効果モンスター

星2/地属性/獣族/攻 200/守1400

このカードが獣族モンスターの効果によって特殊召喚に成功した場合、

フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。

 

 

「いい加減・・・・目障りだ!!さっさとジュンコを返してもらう!速攻魔法《瞬間融合》!!破壊対象の《エスクリダオ》と《アブソルートZero》を融合!!2体目の《アブソルートZero》!!そして《Zero》がフィールドを離れたことで、再びお前のモンスターを全て凍結させる!!」

 

あ、あれ・・・・《アブソルートZero》2枚も渡したっけ?

 

『ピピッー?!シカシ、再ビ《グリーン・バブーン》ノ効果!ライフ1000ハラッテ復活!!』

『グギャアォォォォ!』

 

SAL LP2200→1200

 

《グリーン・バブーン》(攻3400)

 

 

「速攻魔法《融合解除》!!《Zero》を融合デッキに戻す!!何度でも出てくるなら、何度でも破壊してやる!凍り付け〈インブレンス・エンド〉!!」

 

『ウ、キ・・・・』

 

「万策尽きたようだな・・・・終わりだ!《Great TORNADO》のダイレクトアタック!〈スーパーセル〉!!」

 

『キィィィィィィィィィ?!』

 

SAL LP1200→0

 

WIN 十代

 

 

「俺の勝ちだ。約束通りジュンコを返しな」

 

「ウキィ・・・・」

 

「早くしろ!!」

 

 

猿ったら怯えちゃってるわ、無理もないかも・・・・あんなに怒ってる十代初めて見たわ。

 

 

「もういい、自分でやる。・・・・ほらジュンコ、手ェ伸ばしな?」

 

「う、うん・・・・」

 

「手が震えてるな。そんなに怖かったのかよ、もう大丈夫だぜ?」

 

 

いやその、貴方が怖かったんですけど・・・・なんて言えないわよね。

 

 

「では約束通り、SALは我々が連れて帰るぞ」

「好きにしろよ。そんな奴さっさと俺の前から消してくれ」

 

「ち、ちょっと待ってよ!」

「?」

 

 

また連れ戻すなんて可哀想、なんて言えないし・・・・

 

 

「ウキィ」

「ウキッ」

「ウキッキー」

 

「こいつらは?!」

「仲間がいたんスか?」

「皆の所へ帰りたかっただけなのね」

 

 

お仲間達登場!これで十代も事情を察して・・・・

 

 

「・・・・知ったことかよ」

「えっ?」

 

 

「人の大事な仲間を連れ去っておいて、自分は仲間の元へ帰りたかっただけだった?都合が良すぎるんじゃないか?」

「そ、そんな言い方ないんじゃない?!」

 

「真っ直ぐに仲間の元に向かえば良かったんだ!ジュンコを危険な目に合わせる必要はなかった!!」

「それは、そうだけど・・・・」

 

「なんで猿なんかの肩持つんだ。情でも移ったのか?・・・・あんな目にあったのによ」

「アンタこそ・・・・なんでそんなに怒ってんのよ。今日の十代おかしいわ」

 

「俺は!お前が心配で!!」

「ッ!だからって・・・・」

 

「ちょ、ちょっと二人共?!」

「喧嘩は止めるッス!」

 

 

「なにやら揉めているようだが・・・・何、このSALに寂しい思いはさせんさ。お仲間も全員ひっとらえてやれ!研究材料は多いに越したことはないからなぁ!!」

「「はっ!」」

 

 

黒服達が銃口を猿達に向ける、十代は我関せずの態度だ。

 

 

「やっ、やめなさいよ!」

 

 

「ファラオ~?」

「ナァー!!」

 

「ぐわっ?!なんだこの猫!!」

 

「ファラオ?!」

「「だ、大徳寺先生!」」

 

 

猫パンチ強っ?!助かった~、てか先生地味に初登場ね。

 

その後、なんやかんやで先生が博士達を説得(脅し)して、SALは無事野生解放されることになったのだけど・・・・

 

「元気でねー!」

 

「もう捕まるんじゃないッスよー!!」

 

 

「・・・・フン」

 

「ムゥ・・・・」

 

 

「な、なんだか険悪なムードですニャ?」

 

「「別に?」」

 

皆が猿を笑顔で見送る中、私と十代だけこんな感じである。はぁ、どうしてこうなっちゃったんだろ。ただ助けてもらえるだけで良かったハズなのにな・・・・

 

 

「どーでもいいさあんな奴達、さっさと万丈目捜そうぜ」

 

「好きにしたら?私、もう帰るわ。明日香あと宜しくね」

 

「え?ええ・・・・」

 

 

「ちょっと待ってほしいニャ枕田さん」

 

「なんですか?」

 

 

大徳寺先生、私とほぼ接点ないくせに何よ・・・・

 

 

「天上院君・・・・明日香さんのお兄さんと話をしたんですよね?私のコトを何か言ってなかったかニャ?」

 

「別に?ししょー・・・・吹雪様は、ただ私とももえに説教しただけですよ。自分が一番自重してないくせにね」

 

「自重?そうですかニャ、なら良いんですが」

 

 

・・・・?話が見えないわね

 

 

「じゃあ帰ります。どうせ見つからないだろうけど、精々頑張って探せばいいわ」

 

 

「ッ!?・・・・」

「なんだよ、その言い方!」

「ジュンコ?どうして見つからないって言い切れるのよ!」

 

「・・・・フン!」

 

 

 

皆の言葉を無視して、私はそのまま帰路についた。

 

思えばこの辺りからだろう、私達が・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『続きまする?』




猿がどこを触ったのかはご想像におまかせします。しっかし十代がおかしいぞ今回・・・・・





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13羽 魔王とかには形態変化がざらだが、意外と最初の方が小回りが利いて厄介だったりする




※今回から色々変わってます、前の話も随時修正していきます。


「はぁ~・・・・」

 

 

またまた溜め息スタートで申し訳ない、枕田ジュンコでございまする。

あれから、十代とは気まづいままズルズルと時間だけが過ぎて行き、冬休みもなんやかんやで終了し現在1月・2学期初期といった所です。

 

 

「ほんっと、どうしてこんな風になっちゃったんだろう・・・・」

 

 

クリスマスとか正月とか、十代と一緒に過ごしたかったなぁ・・・・明日香はちゃっかり、冬休み学校に残って十代達と過ごしていたようだ。実家に帰っていた私に、やれクリパしてるだの、やれ初日の出一緒に見てるやら、自慢するかのように毎日メールが届いていた。大方私を煽ったら十代と仲直りするもんだと思っているらしい、正直余計なお世話である。

 

 

『ジュンコ殿、ここの所授業が終わればこの岬の灯台に来てますな』

 

「いーじゃない。人と関わらず海でも眺めていたい気分なのよ、文句あるわけ?」

 

『いや、文句はござらんが・・・・』

 

 

ライキリによる姑息な現在地説明。こんな寒空の下、わざわざ風よけのない港の灯台まで来る物好きなんかめったにいないでしょ。夜に丸藤亮と明日香が密会していた記憶があるけど、あれは行方不明の師匠を見つける為の情報交換だったはずだ。続けてるとしても夜が更ける前に帰れば問題ないわ。

 

 

『クルゥ・・・・』

 

「ん~?どったのゲイル」

 

「フム・・・・最近明日香以外の先客がいると聞いたが君だったか、枕田ジュンコ君」

 

「え、丸藤先輩?何故ここに」

 

 

振り返ってみれば学園最強と名高いカイザーこと、丸藤亮先輩が独特のオーラを放ちながらそこにいた。まだ夕飯前なんだけど・・・・夜にしか来てないと思っていたから油断したわね。

 

 

「この場所は俺のお気に入りでな、用が無くともついつい足を運んでしまうのさ」

 

「あれま、完全にお邪魔ですね私。帰りますか・・・・」

 

《予想GUY》です。どっか他の場所探さなきゃね、屋上は十代来そうだし・・・・浜辺かな?冬に遊びに来る馬鹿はいないでしょう、多分。

 

 

「丁度いい、少し待ってくれるか?実は君を探していたりしたんだ」

 

「え?明日香でなく?」

 

 

師匠もとい吹雪様ならともかく、丸藤先輩とはほぼ接点ないハズだけどなんの用だろ。

 

 

「吹雪が、君からメールの返信が無いと心配していてな?暇があれば様子を視てきて欲しいと頼まれたのだが・・・・」

 

 

PDAを全然確認しないようになってたわ、あの馬鹿ししょーは余計なお節介を・・・・

 

 

「別に?心配されるようなことは一切ないんですがね」

 

 

うへぇ、嫌な女だなぁ私・・・・まぁ他人と今関わる気出ないし、ちょっとくらいいいわよね。

 

 

「ならメールの返信くらいしてやれ。それに悩みの無い人間が、用も無いのにこんな場所で一人佇んだりするものかな?」

 

「アンタがそれ言うの・・・・?」

 

 

つい本音が、今さっき用が無くとも来てしまうって言ってたわよね?

 

 

「フッ、確かにそうだな。では俺と、デュエルをしてくれるか?」

 

「はい?」

 

 

唐突なデュエルの申込みである、さっきまでの会話どこいった。

 

 

「デュエルをすれば、その人間の心の在り方がわかる。悩みが無いと言い張るならデュエルでそれを証明してみろ」

 

 

『なんかクールな素振りで言ってること無茶苦茶でござらぬかコヤツ・・・・』

 

クルゥ(ジト~)

 

 

そういえば、実は十代に次ぐデュエル馬鹿だったわねこの先輩・・・・デュエル万能論かよコイツも、どっかの海老かっ。

 

 

「アンタとのデュエルって半年待ちとか聞いたような?まいっか、丁度むしゃくしゃしてたし・・・・私ごときでよければ相手んなりますよ」

 

「随分謙遜気味に言うのだな?ブルー女子では最強との噂もある君と、実は前から戦ってみたかった」

 

「いやそれ明日香でしょ、BF(元環境トップ)使っといて負けちゃったへっぽこですよ私は。最強なんて柄じゃないし、取り巻きA程度の認識でお願いします」

 

 

すげー悔しかったりしたんだけどねあのデュエル・・・・お陰様でBF(ブラックフェザー)の調整ばかりしてる気がするわ。

 

 

「なら俺にもBFとやらを使ってみてくれ。遠慮はいらん、全力できたまえ」

 

 

どうしてそんな文脈に?!そういえば、前に十代に勝てる奴にはEXデッキ使うみたいなこと言ってたわね・・・・・我ながら、偉そうでムカツク失言。

 

 

「わかりました、学園最強の胸を借りるつもりで・・・・派手にぶっとばすわよ!!」

 

 

黒いデッキケースからカードをとりだし、ディスクにセットする。なんだか実践に使うの久々ね?授業じゃ【ハーピィ】メインだし・・・・皆、頼むわよ!!

 

 

『クルル~』

『御意にっ!』

 

 

やべっ、即返事が来るのは予想外でした。

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「先行は譲ろう、好きにかかってきたまえ」

 

 

いや、アンタが後攻有利なだけじゃないでしょーか・・・・まいっか。

 

 

「じゃぁ遠慮無く・・・・今の私は虫の居所が悪いんで、どうなっても知りませんよ?」

 

「フ、それは楽しみだ」

 

 

余裕かましてくれるわね~、目にものみせてあげるわっ!ちょっと前まで雲の上の存在だったけど、今なら私だって!

 

 

「私のターン!!」

 

 

って結構偉そうな発言しといて何だけど手札が微妙?!邪道だけどアレ出すか。

 

 

「おいで、《BF‐疾風のゲイル》!!」

 

『クルゥゥ!?』

 

 

いやごめんって、手札にモンスター2体しかいないのよ珍しく。

 

 

「続いて《BF‐砂塵のハルマッタン》!!」

 

『クァ?!』

 

 

「《砂塵のハルマッタン》は他のBFを選択し、対象のレベルを自身に加えるわ。《疾風のゲイル》を対象にしましてっと。レベル2からゲイルのレベル3を足して5へ上昇!!」

 

「フム、例の召喚の為の調整というわけか」

 

「そゆことですね、レベル5になった《砂塵のハルマッタン》にレベル3、チューナーモンスター《疾風のゲイル》をチューニング」

 

 

・・・・ゴメンね二人(二匹)共。なんて、十代にもこう素直になれたらいいのになぁ。

 

『クルゥ・・・・』

 

 

「魔神束ねし蝿王よ・・・・ムシズの走る世界に陰りを!」

 

 

『ちょっ、ジュンコ殿それは!!』

 

 

「シンクロ召喚!!暴食の魔王、《魔王龍 ベエルゼ》!!」

 

『キャーハッハッハッハッハッハッハッ!!』

 

《魔王龍 ベエルゼ》(攻3000)

 

「こ、このモンスターは?・・・・意外だな、君が吹雪とのデュエルで使っていたのと違い」

 

「不気味でしょうか?・・・・BFだからってBFを必ずシンクロするわけじゃないんですよ」

 

 

ソリッドビジョンで視たら、また1段と禍々しいわね?まるで今の私の心の有り様みたい・・・・って何考えてんだろ自分、気持ちわるー。

 

 

「カードを1枚伏せてエンド、どうぞ先輩。魔王を倒す勇者にでもなってくださいな」

 

ジュンコ H3 

 

 

「・・・・いいだろう、挑ませてもらう!俺のターン」

 

 

案外ノリいいのね、学園最強様はどんな手で来るのかしら。

 

 

「手札より《パワーボンド》発動!手札のより2体の《サイバー・ドラゴン》を融合!!」

 

「げっ、いきなりソレ?!」

 

「《サイバーツイン・ドラゴン》を召喚!《パワーボンド》ボンドの効果により、攻撃力は倍となる!!」

 

『『キシャアァァァ・・・・』』

 

《サイバー・ツイン・ドラゴン》(攻2800→5600)

 

「ありゃま・・・・これは不味いわね」

 

「バトルだ!《魔王龍 ベエルゼ》(攻3000)を打ち砕け!!〈エボリューション・ツインバースト〉!!」

 

「キャッ!」

 

 

ジュンコ LP4000→1400

 

 

「何もないのか、ならば《サイバーツイン》の効果!2度目の攻撃で・・・・」

 

「あら、せっかちなのね先輩。フィールドをよくみたら?」

 

『シャハハハハハハ!!』

 

「ッ?!破壊されていないだと!!」

 

「《魔王龍 ベエルゼ》は、戦闘・効果では決して破壊されないモンスター・・・・魔王の名は伊達ではないわよ?」

 

「しかし、君自身は無敵ではない!この攻撃で・・・・」

「更に!自身が受けた戦闘ダメージを自らの力に加えるわ!よって攻撃力は5600にアップ!!」

 

《ベエルゼ》(攻3000→5600)

 

「《サイバー・ツイン》に並んだだと?!・・・・バトル終了、《一時休戦》を発動しお互い1ドローだ」

 

「あら、有り難く頂戴しますね」

 

 

《サイバー・ジラフ》じゃなかったか・・・・伏せてあった《月の書》で効果封じて《パワーボンド》の効果ダメージ、次ターンで《ベエルゼ》と追加召喚したモンスターで止め!まで考えてたのにダメージ受け損だったかしら。あれ?《一時休戦》って何時のカードだっけ?

 

 

「不服そうだな・・・・リバースカードを1枚伏せてターンエンドだ、《パワーボンド》の代償は《一時休戦》で無効となる」

 

 

亮 H2 

 

 

「別に、お陰様で攻撃力5600の強力モンスターになりましたしね。私のターン!」

 

ム、《闇の誘惑》かぁ。今モンスター居ないからリスクが高いわね、どうせ《一時休戦》でダメージ与えられないし・・・・

 

「《ベエルゼ》よ!《サイバーツイン》を喰い殺せ!!〈魔王の謝肉祭(ベエルゼ・カーニバル)〉!!」

 

「させん!攻撃宣言時にリバースオープン《ブレイクスルー・スキル》!《ベエルゼ》の効果を無効にする!魔王をただのモンスターに引き釣り落としてやろう!!」

 

 

ッ!《ブレイクスルー》?!やっぱコイツ・・・・

 

 

「そいつにチェーン!私もリバースオープン!速効魔法《月の書》!!先輩の《サイバー・ツイン》を裏側守備に変更するわ!そのまま喰い殺せ《ベエルゼ》!!」

 

『ギャハハハハハハッ』

『グオォォォォ・・・・』

 

 

《魔王龍ベエルゼ》(攻5600→3000)

《サイバー・ツイン・ドラゴン》(守2100)

 

 

流石は魔王様、機械だろうとお構い無しにバリバリやってらっしゃるわ~あ~気持ちいい!癖になるかもっ

 

「むむっ」

 

「フンッ、ざまぁないわね?カードを2枚セットしてターンエンドよ」

 

ジュンコ H3 LP 1400

 

「俺のターン・・・・」

 

《ブレイクスルー・スキル》があるから《ベエルゼ》の耐性は無いようなもんだけど・・・・攻撃力3000をどう超えてくるかしら?

 

「天使の施し!3枚ドロー、2枚捨てる!墓地から《サイバー・ドラゴン・コア》効果!これを除外しデッキから《プロト・サイバー・ドラゴン》を特殊召喚する!そして特殊召喚時、《地獄の暴走召喚》を発動!デッキ・手札・墓地より可能な限り《サイバー・ドラゴン》を・・・・そう、《プロト・サイバー》はフィールド上では《サイバー・ドラゴン》として扱う!!現れろ、墓地より2体の《サイバー・ドラゴン》!《サイバー・ドラゴン・ドライ》!そしてデッキから最後の《サイバー・ドラゴン》!!」

 

『『『『『キシャアァァァァァァァァァ!!』』』』』

 

「うっわ、5体とかマジですか」

 

「更に手札より《融合》!《プロト》《ドライ》そして《サイバー・ドラゴン》で融合!!《サイバー・エンド・ドラゴン》を融合召喚!!」

 

『『『ギャオォゥゥゥゥゥ!!』』』

 

《サイバー・エンド・ドラゴン》(攻4000)

 

 

・・・・キン●ギドラかな?泣き声。威圧感凄いけど社長の生《究極竜》見た後だから案外平気なもんね~。それより問題は残ってる2体で

 

 

「そしてフィールドの2体の《サイバー・ドラゴン》で、オーバーレイ!!」

 

 

やっぱり、か・・・・

 

 

「エクシーズ召喚!機光超新星!《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》!!」

 

『グオォォォォ・・・・』

 

《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》(攻2100)(OUR2)

 

 

「これは、不味いわね」

 

「あまり驚いているようには見えないがな?」

 

「大方、し・・・・吹雪様が、先輩に押し付けてきたんでしょ?お節介焼きのあの人らしいわ」

 

「フッ、君の言う通りだ。冬休みに突然我が家に押しかけてきてな?これらのカードを押し付けて何度かデュエルした後去っていった・・・・嵐のような奴だ、相変わらずで安心もしたがな」

 

 

うわー・・・・用意に想像出来るわその状況。ただじゃ悪いって言ってそうな先輩と、今まで心配かけたお詫びだよ!つって押し付ける師匠までは読めた。どこいっても自由だなあの人

 

 

「よくわかったな?随分と吹雪を理解している。くやしいが俺より詳しいのかもな」

 

「・・・・声に出てました?」

 

「ああ」

 

「・・・・ぅぅ」

 

「フッ、かわいらしい反応をするじゃないか。吹雪が気に入るわけだ」

 

「かっ、かわいっ?!」

 

 

アンタそんなこと言う人なんですか!?

 

 

「《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》の効果!ORU(オーバーレイ・ユニット)・・・・で良いのか、を1つ消費!墓地より《サイバー・ドラゴン》を1体復活させる!」

 

「華麗にスルー?!」

 

「バトル、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》で《ベエルゼ》(攻3000)を攻撃する!!」

 

「・・・・まだよ」

 

「?、もう一方の効果を発動!フィールドの《サイバー・ドラゴン》を除外し攻撃力を2100ポイントアップさせる!!それにチェーンし、墓地の《ブレイクスルー・スキル》を除外し《ベエルゼ》の効果を再び無効にする!!」

 

「だったらこうです!リバースカードオープン!カウンター罠《闇の幻影》!!《ブレイクスルー・スキル》は無効にさせて戴きますよ?」

 

《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》(攻2100→4200)

 

「クウッ・・・・」

 

ジュンコ LP1400→200

 

「これで・・・・《ベエルゼ》の攻撃力は《サイバー・エンド》を上回った!」

 

「やるなっ!だったらこうするまでだ!メインフェイズ2に移行」

 

「待った!バトルフェイズ終了時にリバースオープン!永続罠《ディメンション・ゲート》!!《ベエルゼ》を除外します!」

 

「ほう?続けるぞ!《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》1体でオーバーレイ!我がサイバー・ドラゴン、極限への進化の渇望!!エボリューション・エクシーズ・チェンジ!!《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》!!」

 

『ギャオオォォォォ・・・・』

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》(攻2100→2500)(OUR2)

 

 

で、出やがったわね?鬼畜効果の集合体!!ベエルゼ逃がしといてよかったわ・・・・

 

「《インフィニティ》の攻撃力はORUの数1つにつき200上昇、現在2つの為2500ポイントとなる・・・・俺はこれでターンエンドだ」

 

 

亮 H1 LP4000

 

 

「ドロー!これか、魔法発動《地砕き》!!守備力の最も高い《サイバー・エンド》を・・・・」

 

 

「させん!《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》効果!ORUを1つ使用し、あらゆる効果を1度無効にする!〈サイバネティック・ダウン〉!!」

 

 

ですよね~、あとはこのカード次第!

 

 

「魔法カード《闇の誘惑》発動、2枚ドロー!ゴメン、《漆黒のエルフィン》を除外するわ」

 

「フム、目当てのカードは引けたのか?」

 

「ええ、速攻魔法《サイクロン》!《ディメンション・ゲート》を破壊!!これで、《ディメンション・ゲート》で除外した《ベエルゼ》がフィールドに復帰する!!」

 

『キャハハハハハハハッ』

 

「戻ったかっ!だが現状では《サイバー・エンド》には」

 

「・・・・丸藤先輩、RPGとかってやったりします?」

 

「む?生憎だが、俺はゲームには疎くてな」

 

「じゃあ小説。ううん、物語ならなんでもいいや。大体ラスボスには、上の形態があるものですよね?」

 

「ッ!まさか?!」

 

「モンスターを通常召喚《BF‐蒼天のジェット》!更に《BF‐突風のオロシ》を特殊召喚!このコはBFがいる時、特殊召喚できます!!」

 

『『?!!!』』

 

 

皆、今日はこんな役割ばっかでごめんね?今度埋め合わせするから。

 

 

「十代達にも出したこと無い、とっておきよ!レベル8の《魔王龍 ベエルゼ》とレベル1《蒼天のジェット》にレベル1のチューナー、《突風のオロシ》をチューニング!!」

 

『ジュンコ殿。それで貴女の気が晴れるのなら・・・・』

 

・・・・ありがと。

 

「世界にはびこる億万の不と闇よ、一つになりて天を穢せ!世界の全てを汝が掌中へ!シンクロ召喚!!」

 

『・・・・』

 

「神に仇なす暴食の蝿王、《魔王超龍 ベエルゼウス》!!」

 

『フッヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァッ!!』

 

「攻撃力・・・・4000!」

 

 

「バトルよ!《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》(攻2300)を攻撃!無限なんて幻想を塵に還せ!《蝿王殲滅覇軍(ベエルゼウス・ジェノサイダー)》!!」

 

『ギャハハハハハハッ!!』

『グオォォォォ・・・・』

 

「ガハッ?!」

 

亮 LP4000→2300

 

 

「アハハハハッ!《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》・撃沈」

 

「クゥッ、しかし君の残りライフは僅か200だ!次のターンで・・・・」

 

「そう簡単にいくかしら?メインフェイズ2!《ベエルゼウス》の効果発動!!相手モンスター1体の攻撃力を0にし、その変化した数値分のライフを私が得る!!〈蝿王覇権(ベエルゼウス・サプラマシー)〉!!」

 

『ギャハハハッギャハハハッギャハハハハハハッ』

『『『キシャアァ・・・・』』』

 

「ッ?!《サイバー・エンド》!!」

 

《サイバー・エンド・ドラゴン》(攻4000→0)

 

ジュンコ LP200→4200

 

「フフフッ、これで並のコンバットトリックじゃ挽回出来ませんね?《リミッター解除》だって無駄ですよ!」

 

「何故、攻撃前にその効果を使わなかった。それだけで君の勝利だったろうに・・・・まさか、手を抜いているのか?」

 

 

んなわけあるかい、アンタ相手に手ェ抜ける程自惚れていません。

 

 

「今の効果を使用したターン中、相手に与える戦闘ダメージは半分になる。《インフィニティ》を処理しつつ、《サイバー・エンド》の無力化も狙った結果よ」

 

 

《サイバー・エンド》放置でもアリだったかも。まぁ、ライフゲイン狙ったってことで。

 

 

「私はこれでターンエンドですよ。当然《ベエルゼ》と同じく破壊されないモンスター《魔王超龍 ベエルゼウス》。カイザーと呼ばれる方はこれをどう倒すのかしら?」

 

 

ジュンコ H0 LP4200

 

 

「・・・・それが君の本気か?」

 

「引っかかる言い方ね、当たり前じゃないですか。こんな滅多に出さない化け物まで呼んだのに

・・・・これ以上どうしろと?」

 

「いやすまない、君がとても・・・・退屈そうにデュエルするのが気になってな」

 

「は?」

 

「先程言ったが、デュエルをすれば相手のコトがわかる。君のデュエルは、そうだな・・・・物事がうまくいかないことへの八つ当たり。ただ力を振り回しているだけだ」

 

「・・・・うっさい」

 

「図星か、やはり君は」

 

「うっさいうっさいうっさいうっさい!」

 

「とても苦しんでいるのだな」

「うっさいわねぇ!先輩だからっていきなり出てきて急にデュエルしろだなんて言って今度は説教?!何様のつもりよ!!あーそうよ?普段使わないパワーカードでごり押ししてましたよ!!それが何か!?シンクロ使って来いつったのそっちだし別にいいじゃない!現に手札メチャメチャに事故ってたのに学園最強のカイザー様をここまで追い詰めてんのよ?!魔王様々よ!!あー楽しっ、あの《サイバー・エンド・ドラゴン》が木偶の棒常態!新しい切り札も《ベエルゼウス》の餌!これが愉しくなければなんなの?答えてみなさいよ!!!」

 

『あの・・・・ジュンコ・・・・殿』

 

何よライキリ、呼んでもないのに出てきてんじゃ

 

 

『涙が・・・・』

 

 

えっ、あれっ?なんで?今のところ泣く要素あった?ここは高笑いでもして相手を小馬鹿にする場面じゃないの?最低な女でいるべき時じゃないの?!意味わかんない!

 

 

「なんでよぉ・・・・」

 

「辛い所を、突いてしまったようだな?すまない、今終わらせる。俺のターン!!」

 

「あ・・・・ぅ・・・・」

 

「君の憂いを祓う為に、俺も今は下らないポリシーを・・・・捨てよう。魔法カード《オーバーロード・フュージョン》!!墓地とフィールドの《サイバー・ドラゴン》を含む機械族全てを生け贄に、《キメラテック・オーバードラゴン》を召喚する!!」

 

『『『『『『『『グワアァァァォォォォォォォ!!!』』』』』』』』

 

「《キメラテック・オーバードラゴン》の攻撃力は、生け贄にした機械族の数1体につき800ポイント!今生け贄にしたのは8体!よって・・・・6400!!」

 

「攻撃力、6400」

 

「バトルだ!《魔王超龍 ベエルゼウス》(攻4000)を、彼女の不の象徴を完膚無きまでに叩き伏せろ!!〈エボリューション・レザルト・バーストォ〉!八 連 打ァ!!!」

 

 

『ギャアァァァァァァァァ?!!』

「キャアァァァァァァァァ!!」

 

 

ジュンコ LP4200→1800→-600→-3000→-5400→-7800→-10200→-12600→-15000

 

 

『じゅっ、ジュンコ殿ォォォォ?!』

 

 

痛い、痛いよ。じゅうだい・・・・・

 

 

「つい、やり過ぎてしまったな。熱くなると加減出来ないのは俺の悪いくせか・・・・」

 

 

気づけば視界が、夕暮れの空へ向いていた。低く、優しい声がする・・・・

 

 

「しばらく休め、目が覚めたら色々聞かせて貰うとしよう」

 

 

私はその優しい声の言うままに・・・・そのまま、目を閉ざした。




なんだこれは(驚愕)。前回から好転してませんねこれじゃ、次回こそ・・・・






以下、作中使用カード効果 
以前の話の中で使用・説明した、および汎用・テキストが短いカード等は省きます



・ジュンコサイド

《魔王龍 ベエルゼ》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって
自分がダメージを受けた時に発動する。
このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。

《魔王超龍 ベエルゼウス》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にし、
その元々の攻撃力分だけ自分はLPを回復する。
また、このターンこのカードの戦闘によって発生する
相手プレイヤーへの戦闘ダメージは半分になる。

《地砕き/》
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。

《ディメンション・ゲート》
永続罠
このカードの発動時に、自分フィールド上のモンスター1体を選択し、
表側表示でゲームから除外する。
また、相手モンスターの直接攻撃宣言時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事ができる。
このカードが墓地へ送られた場合、
このカードの効果で除外したモンスターを特殊召喚できる。

《闇の幻影》
カウンター罠
フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスターを対象にする
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。


《BF-蒼天のジェット》
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 800
戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から墓地へ送って発動する。
自分フィールド上に存在する「BF」と名のついたモンスターはその戦闘では破壊されない。

《BF-漆黒のエルフェン》
効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2200/守1200
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードはリリースなしで召喚する事ができる。
このカードが召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するモンスター1体の表示形式を変更する事ができる。


・カイザーサイド

《サイバー・ドラゴン》
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。

《サイバー・ツイン・ドラゴン/》
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻2800/守2100
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

《サイバー・エンド・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

《キメラテック・オーバー・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力・守備力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
このカードは融合素材としたモンスターの数だけ
相手モンスターを攻撃できる。

《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
また、1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の
「サイバー・ドラゴン」1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、2100ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
このカードが相手の効果によって墓地へ送られた場合、
機械族の融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、
自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


《パワー・ボンド》
通常魔法
自分の手札・フィールド上から、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
機械族のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、
自分はこのカードの効果でアップした数値分のダメージを受ける。

《一時休戦》
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。

《地獄の暴走召喚》
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、
自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター1体が
特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを
自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを
相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


《オーバーロード・フュージョン》
通常魔法
自分フィールド上・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
ゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

《ブレイクスルー・スキル》
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。



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14羽 本当にヒステリックなのは使用者の方だ。と誰かが言った(制裁済み

はいどうも、最近雨が多いので更新しました。

今回もいつもどおりです、きっと。





※今回原作オリカが出ます、そこで裁定が微妙なコトになってる部分がありますがご了承ください。

※3/15 ミス修正しました、指摘してくれた方々ありがとうございます。


前回のあらすじ

 

ヘル化しかけるジュンコ

8 連 打ァ!

ライフ-15000

 

 

 

 

 

 

変な感覚がする・・・・何かにもたれかかってる、私のカラダを預けてる、力がまるで出ない、完全に無防備だ。・・・・けど、不思議と心地良い。私を預けてるものが、ガッシリしていてとても温かい。

 

 

「・・っと!その・中の・子は誰・!」

 

聞き覚えの無い声がする、学園の生徒にしては少し幼いような・・・・?

 

 

「そう・・カ・・ー!・・でア・・が、・・ンコを背・って・だよ!!」

 

今度の声は聞き覚えがある。懐かしくて、愛しくて、でも今は関わりを避けたい・・・・そんな声だ。

 

「いや、その、これはだな・・・・」

 

私を支えていたものから声がした、耳元に近いかハッキリ聴こえる。さっきまで聞いていた気がする、優しい声だ。

・・・・ん?どうゆうこった!?

 

 

「先程彼女とデュエルをしたのだが・・・・その、なんだ、思ってた以上に手強くてな?決着時に張りきりすぎて派手に吹っ飛ばしてしまった結果・・・・彼女の意識が飛んでしまってな。目が覚めるのを待っていたら明日香から呼び出されて、この寒空の下放置するわけにもいかんと思ってだな・・・・」

 

 

な、なんか激しく言い訳くさい台詞が!!

 

 

「そのまま背負って来ちゃったわけね?亮ったら・・・・」

 

「しかもなによ!ソイツ亮様の上着着てるじゃない、羨ましい!でもタンクトップの亮様もイイ!!」

 

「女子の制服はただでさえ寒そうだからな・・・・風邪をひかれては俺の目覚めが悪くなる」

 

「だったらジュンコには俺の上着着せるから、カイザーは早くそれ着てろ!!」

 

「十代?!わたしもノースリーブで寒いんだけどこっちに貸してくれないかしら?!」

 

「明日香はずっと平気そうにしてただろうが!?」

 

「なんスか?この状況・・・・」

 

 

「・・・・いや、こっちが聞きたいわー?!!」

 

「うぉっ?!ジュンコさん起きたんだなぁ」

 

 

え?どうなってんの?現在地ドコ?!レッド寮崖下?私丸藤先輩におぶられてんの?!んで嫉妬の眼差しを向ける・・・・あれは、蒼髪短髪ロリ娘こと早乙女レイ!もう転校してきてたのか早くね!?ってか十代達に顔会わせづらいのに強制連行されたー・・・・。

 

 

「ちょっと貴女!亮様のなんなのよ!!ってかいい加減そこ降りなさいよ!!」

 

「そうだぜカイザー!さっさと降ろせよ!!」

 

 

「むっ、彼女が軽いからあまり気にしていなかった・・・・今降ろす」

 

「女のコに体重の話題はNGだっての?!・・・・まぁ、軽かったならいいわ」

 

「で!貴女は亮様の・・・・」

 

「本人の話を聞いてなかったのアンタは!私は丸藤先輩とは今さっきまでデュエルしてて派手にぶっ飛ばされた程度の関係ですが?!」

 

「そうだぜレイ、ジュンコに限ってカイザーとなんかあるわけないぞ」

 

「何よ、その言い方・・・・」

 

「はぁ~、十代貴方ねぇ・・・・」

「デリカシーってのが十代には無いんだな」

 

 

むっか~・・・・なんだが謝ろうとか思ってた私が馬鹿みたいじゃない、そうだ!

 

 

「・・・・でも丸藤先輩、今日のデュエルはとても勉強になりました。私の未熟な点がよくわかりましたし・・・・また、よかったらお相手して頂けますか?」

 

「?!あ、ああ・・・・先のデュエルが君の本気とは思えないからな、また相手になってくれたら助かる」

 

「やったぁ!うれしいです!!あ、寒いんでまだこれ着てていいですか?」

 

「ち、ちょっとぉ?!亮様から離れてよ!あとそれ脱ぎなよ!!」

 

「ふざけんなよカイザー!女のコ気絶させといて・・・・ってかジュンコ、どうしちまったんだ?!」

 

「ジュンコ、頭でも打ったのかしら?」

 

「何ッスか、この綺麗なジュンコさんは・・・・」

 

 

フンッ。これならレイちゃんを嫉妬に狂わして、十代への鞍替えを阻止出来る・・・・かもしれないわ!

いや、安易過ぎる考えなのは解ってんだけどね?ちょっと十代にもイライラしちゃってるから、実際八つ当たりが8割かな。丸藤先輩なら変に本気にしないだろうし大丈夫でしょう、多分。ごめんなさい、さっきのデュエルも含めてごめんなさい先輩。と、脳内では謝っておこ。

 

 

「も~怒った!貴女、ボクとデュエルしなさい!!亮様にふさわしい相手はこのボクだよ!!」

 

「ふ~ん?いいわよ、相手になったげるわ。先輩、私のデュエル見ててくださいねっ!」

 

「わかった、期待していよう」

 

 

タンクトップで腕組んで格好つける先輩・・・・なんかシュールで面白いわね。てか寒くねーのか凄いな、南の島とはいえ冬なのに・・・・

 

 

「けっ、なんだよアイツ・・・・」

 

「ムキー!絶対負けないから!!亮様っ!ワタシも見ててね!!」

 

「亮も大変ね・・・・」

 

 

流石にこの子まで、吹雪ングの仕業でございます。とか言って強化されてないだろうし・・・・デッキはこっちでいいわね、緑のケースっと。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

「いくよ!ボクのターンッ!《恋する乙女》を召喚っ!!」

 

『フフフッ』

 

 

で、出たわね!コメントに困るモンスター(?)代表の《恋する乙女》!!

 

 

「カードを3枚伏せてターンエンド!」

 

レイ H2 

 

「俺は結構苦戦したけど・・・・アイツはどう対処するんだろな」

 

フン、そんなの簡単よ。

 

「私のターン!フィールド魔法発動、《ハーピィの狩場》!!」

 

「ほう、【ハーピィ】か。色々なデッキを持つのだな彼女も」

 

「ジュンコさんは鳥獣族の色んなデッキを持ってるんスよ、1年の間じゃ、鳥使いでちょっと有名ッス」

 

 

あ、よかったー。アカデミアの人間ってアホな通り名付けたがる気がするから(偏見)鳥使いじゃ普通ね、普通。面白味に欠けるけど。

 

 

「一部ではツッコミバート、ツンデレ鳥、じれったいから早くくっつけですわ、などとも言われてるんスけど」

 

 

「ろくなのがないわね?!てか最後はももえの奴だけだろ!はぁ・・・・まずはこのコで様子見かな?おいでっ!《ハーピィ・レディ1》!」

 

『ハアッ!!』

 

 

「うっ、攻撃力1600・・・・」

 

「いいえ?【ハーピィの狩場】によって鳥獣族の攻撃力は200上昇するわ!更に[ハーピィ]モンスター召喚時、セットカードを1枚破壊出来る!対象はアンタの真ん中の伏せよ!!」

 

「破壊対象のリバースカードオープン!《強欲な瓶》、1枚ドローするよ!!」

 

「チッ、ブラフか・・・・まぁいいわ。《ヒステリック・サイン》を発動、発動時デッキから《万華鏡-華麗なる分身-》を手札に加え発動!デッキから《ハーピィ・レディ2》!」

 

『セイヤッ』

 

「再び狩場の効果!特殊召喚時にも対応してるわ、右側の伏せを破壊!」

 

「むむぅ、《天罰》が・・・・」

 

 

地味に怖っ。

 

 

「更にもう1枚!《万華鏡-華麗なる分身-》!特殊召喚、《ハーピィ・レディ3》!!」

 

『フッフーン』

 

 

え?《ハーピィ・レディ1》3体のがいい?そう考えた君、デコピンだ。ロマンが足りないわよロマンが!折角だから1~3まで並べたくなるじゃない?えっ、私だけ?!

 

 

「ととっ、狩場の効果で最後の伏せも破壊するわ!」

 

「だったらこっちも発動!《突進》!《恋する乙女》の攻撃力をエンド時まで700アップ!!」

 

「と、突進だぁ?!また渋いカードを・・・・まぁいいわ、《ハーピィ・レディ1》・《ハーピィ・レディ2》・《ハーピィ・レディ3》(攻1800)でその小娘(攻400➡1100)を攻撃!〈スクラッチ・ネイル〉!3 連 殺!」

 

『うっとおしいんだよ小娘ェ!!』

『かわいコぶってんじゃないわよ!!』

『アンタなんざ同性からしたらうざいだけさぁ!!』

 

 

レイ LP4000→1900

 

 

「痛たっ・・・・随分ヒステリーな集団だね《ハーピィ》って」

 

 

そりゃ、サポートカードにヒステリックって名前つくくらいだしね・・・・おぉすげー、髪引っ張ってる髪引っ張ってる、集団リンチだこれ。

実はこの反応が観たくて【ハーピィ】使ったり。

 

 

「お、女ってコエー・・・・」

 

「十代、またなにか見えてるのかぁ?」

 

『ううっ、酷いわハーピィさん達!私は、ただお友達になりたかっただけなのに』

 

『『『エッ?!』』』

 

「《恋する乙女》とバトルしたモンスターに、乙女カウンターを乗せるよっ」

 

 

今ので乗ったんか?!女性モンスターにもちゃんと効くんだ・・・・

 

 

「うーん、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

ジュンコ H1 LP4000

《ハーピィの狩場》

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ハーピィ・レディ2》(攻)

《ハーピィ・レディ3》(攻)

《ヒステリック・サイン》

セットカード

 

 

「デュエルはこれから!ボクのターン!装備魔法《キューピッド・キス》を《恋する乙女》に装備して、バトルだよ!《ハーピィ・レディ1》に攻撃ぃ!」

 

『ぼー・・・・』

 

「あ、あれっ?」

 

「ざ~んねんだったわねぇ?《ハーピィ・レディ3》と戦闘したモンスターは、アンタのターンで数えて2ターン攻撃出来ないのよ」

 

『ククク、ざまぁないわね小娘ェ』

 

『お姉様ッ・・・・』

 

 

「えー?!なんだよォその地味~な効果!!」

 

「アニキ、しってた?」

 

「いや~、全然?」

 

「・・・・わたしも始めて知ったわ、付き合い長いのに」

 

 

そりゃ普段効果狙う機会ないからね~、倒せない守備モンスター殴るとか、今回みたく戦闘で破壊されないモンスターくらいにしか発動しないから。

 

 

「むぅ~!モンスター1体とカードを2枚セットしてターンエンド!」

 

 

レイ H0 LP1900

《恋する乙女》(攻)+《キューピッド・キス》

セットモンスター

セットカード

セットカード

 

 

こいつ、思ってた以上にガン伏せ戦術だな。《恋する乙女》中心のデッキならしょうがないか、サポートいっぱいしないと効果活かせないしねー。

 

 

「ふっふーん、成す術も無いって感じね?私のターン!お願いね《ハーピィ・ハーピスト》!」

 

『参ります!』

 

 

「召喚時に効果があるけどそれにチェーンして狩場の効果よ!私から見て左のを破壊!」

 

「いい加減勘弁して!破壊対象をチェーン発動《ご隠居の猛毒薬》!ライフを1200回復するよ!」

 

レイ LP1900→3100

 

 

ディアンケトより回復量が多い猛毒さんじゃないですか。調べたらこの世界じゃ制限だったわねそいや、直接バーンする魔法カードは規制されるみたい。ししょー大好きな《黒炎弾》とかも制限食らってるし・・・・ライフ4000ぽっちじゃしゃーないか。

 

※この小説独自の制限です

 

 

「まぁいいや《ハーピスト》召喚時効果!《恋する乙女》と《ハーピィ・レディ3》を選択し、手札に戻す!」

 

『お帰り願います』

 

『嫌~!』

 

 

「も~、さっきからやらしい効果ばっかり!」

 

「激しく同意するッス」

 

「どうゆう意味だコラァ!バトルフェイズ、《ハーピィ・レディ2》でセットモンスターを攻撃!〈スクラッチ・ネイル〉!このコが破壊したリバースモンスター効果は無効になるわよ!」

 

「げっ?!しょうがない、罠カード《和睦の使者》!そんでもってセットモンスターは《メタモルポット》!リバース効果で互いに手札を全て捨て、5枚ドロー!」

 

「うっ《ハーピィ・レディ3》が・・・・くっそー!なんか悔しいから《ハーピスト》でも《メタモルポット》に攻撃!!!」

 

『えい!』

 

『キヒヒッ?!』

 

 

「ただの八つ当たりね・・・・」

 

「悪い?ターンエンドよ」

 

ジュンコ H5 LP4000

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ハーピィ・レディ2》(攻)

《ハーピィ・ハーピスト》(攻)

《ヒステリック・サイン》

セットカード

 

 

「いつも速攻が売りのジュンコにしては攻めあぐねているな?」

 

「そうかぁ?まだ2ターン目だぞジュンコさん」

 

「ジュンコとももえなら、2ターンあれば基本仕留めてくるわよ?その前に決着をつけるのがわたし達的対抗策だもの」

 

「俺達殴り合いが基本だもんな、レイみたいなデッキタイプは珍しいく感じるぜ」

 

「ももえも以前はロックバーン戦術使ってたんだけど・・・・最近じゃ「じれったいですわ、派手にいきましょう!」って使用頻度下がったのよね」

 

 

ライフ4000ぽっちじゃ早期決着にならざるを得ないと思うんだけど、私達がおかしいとかそんなことはないはず。

 

 

「なに?デュエルアカデミアってワンキルでも流行ってるの?まぁいいや、ボクのターン!」

 

 

何!アンタの大好きな亮様もワンキル某ではないのか?!

攻撃力8000とか飛んで来るわよ平気で!

 

 

「お互いに手札は潤沢だ、ここでいかに動いて主導権を握れるかが重要だな」

 

「《強欲な壺》!2枚ドロー!魔法カード《死者蘇生》!帰って来て《恋する乙女》!!もひとつ!《アームズ・ホール》!デッキトップを墓地に送り、墓地の《キューピッド・キス》を手札に加えて再び《恋する乙女》に装備!」

 

 

うげっ、フィールドから退かさない方がよかったかも?《ハーピィ・レディ2》の効果続いてたし・・・・

 

 

「永続魔法《王家の神殿》!ボクはセットしたターンに罠カードを発動出来るよ!」

 

 

あれ?禁止カードじゃなかったっけこの頃。いや、禁止になる前か?!

 

 

「カードを3枚セット!そして《大金星!?》発動!」

 

「はっ?《大金星!?》なによそれ」

 

「まぁまぁ、まずボクはレベル7を宣言。コイン持ってる?」

 

「えっ、こんな時の為の[DA(デュエルアカデミア)]コインでいい?」

 

「オッケー行くよ、コイントス!」

 

「・・・・私は表」

 

「ラッキー、ボクも表だよ!よって《恋する乙女》は宣言したレベル7になる!!」

 

『!!』

 

 

えっ?ギャンブルわざわざ成功してそんだけ?!

 

 

「なんの意味があんだろ・・・・」

 

「よくわからないわね」

 

 

「すぐ教えてあげるよ!って言いたい所だけどライフがちょっとね・・・・《治療の神 ディアンケト》を発動してライフを1000回復!」

 

レイ LP3100→4100

 

 

おばはんの後光・・・・謎の威厳があるカードよね。

 

 

「あとはこれ次第!罠カード《ギャンブル》発動!」

 

「またギャンブルカードォ?!」

 

「ボクって結構運にも自信があるんだよねー、表を宣言してコイントス!そらっ、表だよ!」

 

「マジで?!」

 

「よって手札が5枚になるまでドロー!」

 

「あのカード強いな、5枚もドローかよ!俺も入れようかな?」

 

「あれはドローとは別の運が必要だから止めときなさい・・・・」

 

「よしよしよーし!流れこっち来てる!見ててね亮様!まず《デーモンの斧》を《恋する乙女》に装備!そんでもって伏せてた魔法カード、必殺!《拡散する波動》発動!!」

 

「かっ、《拡散する波動》だぁ?!」

 

「ライフを1000払って発動!レベル7以上の魔法使い族モンスターはこのターン、相手モンスター全てに攻撃する!!」

 

レイ LP4100→3100

 

「その為に《大金星?!》で《恋する乙女》のレベルを上げたのか!」

 

「ってか魔法使いだったんスかあのカード?!」

 

いや、うん・・・・戦士には見えないけどさ、魔法使いって見た目でもないわよね?悪魔の斧持ってるから余計に変に見える。

 

「いっくよー!《恋する乙女》(攻1400)でまずは《ハーピィ・レディ1》(攻1800)に攻撃!!〈乙女の波動・裂波斬〉!!」

 

「せめて杖でやれぇ!斧を掲げるな斧を!シュールにも程があるわ!!」

 

「ジュンコさんがいつもの調子に!(ツッコミ的な意味で)」

 

『ハーピィお姉様~!!』

 

いつの間にやらお姉様に変わってる?!

 

『何すんのよ小娘!!』

 

『きゃんっ』

「きゃっ」

 

レイ LP3100→2700

 

『酷いわお姉様!わたくしはただお姉様と・・・・』

 

『姉さん!そんな小娘にほだされてはだめヨ!!』

 

『なんだか面白い光景ですわね、頑張ってください』

 

『き、き、キエエエエ?!』

 

なぁにこれぇ・・・・

 

『今回だけ・・・・』

『えっ?』

 

『今回だけ力を貸してやるってんのよ小娘!!』

『あ、ありがとうございますお姉様!』

 

つ、ツンデ●?!

 

「なんかあいつ、ジュンコに似てないか?」

「アニキ?何言ってんの?」

 

『姉さん!うちらを裏切るっていうの?!』

『あらあら、ジュンコさんを裏切るんですか?』

 

『うっさいわよアンタ達!こっちでずっと一緒にやってきたのに・・・・最近授業以外はBF(ブラックフェザー)ばかりの浮気性を、ちょっと懲らしめてやるだけさ!!』

 

『『?!』』

 

 

そ、そんな風に思われてたんかい・・・・何気に本編じゃ初使用だしね【ハーピィ】、以後気をつけます。

 

 

「複数デッキ持ってると、そんな風に思われたりするのかー・・・・」

 

「続いて《ハーピィ・レディ2》(攻1500)にも攻撃ィ!」

 

『そちらのお姉様も~』

 

『うっさいわぁ!』

 

『あぁん!』

「いたっ・・・・」

 

レイ LP2700→2600

 

『酷いじゃない《2》!こんなか弱い乙女を掴まえて暴力なんて!!』

 

『いいんですお姉様、わたしがいけないの・・・・』

 

「そんな斧ぶんまわす、か弱い乙女がいるかぁ!!」

 

「ついにツッコミが精霊サイドにまで・・・・」

 

「ん?十代、ジュンコさんも精霊見えるのかぁ?」

 

『《2》!こっちに来なさい、一緒に浮気性のジュンコを懲らしめるわよ!!』

 

『クッ・・・・今回だけなんだからねっ!』

 

「よーし、あと1体!《ハーピィ・ハーピスト》(攻1900)に攻撃だよ!!」

 

『貴女もこちらに~』

 

 

アホな光景に気取られてたけど、全員奪われんのは流石にきっつい!・・・・って伏せカードあんじゃん!ごめん忘れてた。

 

 

「そっ、そうはいかないわよ?!罠発動!《マジカルシルクハット》!《ハーピィ・ハーピスト》と、デッキから《ヒステリック・サイン》《ブレイクスルー・スキル》を選択し、裏側守備でフィールドにセット!」

 

「隠れた?!でも《拡散する波動》は全体攻撃を強要するカード!全てのシルクハットに攻撃出来る!!いっけぇ!!」

 

 

シルハット全部真っ二つ・・・・ごめんね《ハーピスト》

 

 

「構わないわ、一度裏側になったことで乙女カウンターは消えているし、奪われるくらいなら戦闘破壊された方がマシよ!」

 

「ムムゥ、残念。《サイクロン》で《ハーピィの狩場》を破壊!カードを3枚セットしてターンエンド!」

 

 

 

レイ H0 LP2600

《恋する乙女》+《キューピッド・キス》+《デーモンの斧》

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ハーピィ・レディ2》(攻)

《メタモルポット》(守)

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

「アンタのエンドフェイズ、《マジカルシルクハット》でセットしてた《ヒステリック・サイン》の効果を発動するわ。《ハーピィ・チャネラー》《ハーピィ・ダンサー》《ハーピィ・クイーン》の3種を手札へ!!更に戦闘破壊された《ハーピィ・ハーピスト》の効果で《ハンター・アウル》も手札に加えるわ!!」

 

「合計4枚サーチ?!ズルすぎるよその効果!」

 

「なんとでも言え!私とてコメディ世界を救わねばならん」

 

「意味不明なんだなぁ・・・・」

 

 

ここ2羽ほど話がシリアスになりかけてんのよ!読者が困惑するから今回で挽回せねば。

 

 

「ってわけで私のターン!」

 

「手札10枚か、初手で《強欲な壺》を使用した時よりはるかに多いな・・・・」

 

「ま、まぁサーチで内容わかってるから多少はね?」

 

「《ハーピィ・クイーン》捨てて狩場加えて再発動!、そして《ハーピィ・チャネラー》!!」

 

『ヤッホ~』

 

「喰らえェェ狩場の効果を!真ん中破壊よ!!」

 

「破壊対象は《和睦の使者》!このターンの戦闘ダメージは0だよ!!」

 

「ほんっとしぶといわねぇ!!」

 

 

「ジュンコ~、本性出かけてるぞ~・・・・」

 

「うっさいわ鈍感決闘馬鹿乃助!喧嘩してる相手煽るとかいい度胸じゃないの!?」

 

「うへぇ?!俺と喧嘩中って認識されてたのか!」

 

「なるほどな、原因は十代だったか・・・・」

 

「はたから視たら一発でわかるんだけどね?亮もその手の話には鈍感だから・・・・」

 

「こーなったら戦線強化よ!《チャネラー》効果、手札捨ててデッキから《ハーピィズペット(ドラゴン)》特殊召喚!」

 

「ラッキー、特殊召喚効果にチェーン!永続罠《召喚制限-猛突するモンスター》発動!」

 

「なんですとぉ?!」

 

『グウォォォ?!』

 

「何あのカード、知ってる?隼人君」

 

「いんやぁ、見ないカードだなぁ」

 

「特殊召喚モンスターに攻撃を強要するカードだ、通常のデッキではあまり使われないが・・・・」

 

「《恋する乙女》に攻撃をさせて、乙女カウンターを乗せるには有効なカードね」

 

「なるほどな~、でもレイのフィールドにはジュンコから奪った《ハーピィ・レディ》達がいるじゃん?」

 

 

フラグ立てんな外野ぁ!残りのセットカードがなんか予想出来てしまうじゃない!

 

「くっそぅバトルフェイズ、《ハーピィズペット竜》で《ハーピィ・レディ1》に攻撃!〈セイント・ファイアー・ギガ〉!!」

 

『ジュンコひどっ?!』

 

「させないよ!永続罠発動!《ディフェンス・メイデン》!!攻撃対象を《恋する乙女》に変更!」

 

『お姉様ぁ!』

 

『乙女!』

 

「これで《ペット竜》にも乙女カウンターを乗せるって寸法か!」

 

「墓地から罠発動、《ブレイクスルー・スキル》!これを除外することで《恋する乙女》の効果を無効にするわ!」

 

「ぼ、墓地からトラップゥ?!」

 

「また出たよ初見殺し・・・・」

 

「ジュンコさん、やっぱ鬼ッス」

 

『あああああっ!』

『乙女ー!!』

 

 

『乙女、アンタ・・・・』

『お姉さま、無事でよかっ・・・・』

 

『乙女ェェェェェェ!!』

『乙女!しっかりなさい!』

 

 

なんか三文芝居見てる気分・・・・

 

 

『ジュンコォ!よくもやったわね!しかもアタシらのペットで攻撃しやがって!』

『乙女の敵はアタシ達が撃つ!!』

 

「いや、《和睦の使者》で破壊はされないだろ・・・・ジュンコも大変だな」

 

『『あっ』』

『てへっ』

 

「ツッコミどーも・・・・えーと、3枚セットターン終了よ」

 

 

ジュンコ H5 LP4000

《ハーピィの狩場》

《ハーピィズペット竜》(攻2900)

《ハーピィ・チャネラー》(攻)

《ヒステリック・サイン》

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

「大型モンスター奪えると思ったのに・・・・ボクのターン、よっしゃ!《マジック・プランター》!《召喚制限-猛突するモンスター》を墓地にやって2枚ドロー!いっくよー!装備魔法《団結の力》!《ハーピィ・レディ1》の攻撃力をフィールドのモンスター1体につき800ポイント攻撃力上昇!!更に《ハッピー・マリッジ》!!攻撃力を倍にする!!」

 

『お姉さま達と!』

『『乙女との愛で!』』

『『『敵を撃つ!』』』

 

《ハーピィ・レディ1》(攻1800→4200→8400)

 

 

どうゆう・・・・ことだ?

 

 

「攻撃力8400だぁ?!」

 

「すっげーぜレイ!」

 

「あのデッキにここまで爆発力があるなんて・・・・」

 

「バトルだよ!《ハーピィズペット竜》(攻2900)に攻撃!!〈純愛の、スクラッチ・ネイル〉!!」

 

 

女同士なんですがそれは?!

 

 

「攻撃力の差は5500!決まるか?!」

 

「うん、私の勝ち。罠発動《ゴッドバードアタック》、《ハーピィ・チャネラー》生け贄で《恋する乙女》と《ハーピィ・レディ1》破壊ね」

 

「えっ?」

 

『ジュンコの鬼畜ゥゥゥゥゥゥ』

 

『姉者ァァァァァァ?!』

 

 

「え、えーと、モンスター全て守備にしてエンド・・・・」

 

レイH0

《ハーピィ・レディ2》(守)

《メタモルポット》(守)

《ディフェンス・メイデン》

 

 

「あらら~そんだけでいいのかなぁ?私のターン!!リバースカードオープン!永続罠《ヒステリック・パーティ》!!手札1枚捨ててっと、墓地から《ハーピィ・レディ》を可能な限り特殊召喚!おいで《ハーピスト》・《クイーン》・《ダンサー》・《チャネラー》!!」

 

『ふぅ・・・・』

 

『あらあらぁ?裏切り者がいるわねぇ』

 

『出番ゲットォ!』

 

『復活~』

 

「ちょっと・・・・タンマって無しですかね、お姉様?」

 

2『そ~よジュンコ?大人気ないわよ?』

 

「駄~目、全軍一斉攻撃ィィィ!!」

 

『キャァァァァァァァ?!』

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

 

レイ LP2600→0

 

WIN ジュンコ

 

 

 

 

 

 

「うぅっ、あそこでゴドバとか無慈悲すぎる・・・・」

 

「ま、まぁ、ジュンコは絶対アレは抜かないからな?」

 

「流石に、リアリスト過ぎるな」

 

「あそこは正面から受けて立つ所ッス」

 

「酷い決着だったんだなぁ」

 

「もうちょっと遊び心を持ってもよかったんじゃない?」

 

「総バッシングか!ただ1枚の罠カードでこの扱いとかひどくない?!」

 

「でもいいデュエルだったぜ二人とも!ガッチャだ!!」

 

「フ、フン!人の事散々コケにしといて今更都合いいこと言わないでよ!!」

 

 

あー私の馬鹿っ!今のは自然に仲直り出来る流れだったのにぃ!!

 

 

「むっ、お前だってカイザーに変な態度とってたくせに」

 

「先輩にどんな態度とったって私の勝手じゃない!なんで十代にとやかく言われなきゃいけないのよ!」

 

「なんだと~」

「何よ~」

 

 

「・・・・ねぇ亮様、この二人ってさ」

 

「ん、どうした?レイ」

 

「付き合ってるの?」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

 

「なっ、何を言い出しやがりまくってますんですかこのコは!!!なして私がこないなド鈍感王天然大決闘馬鹿と付き合ってるようにみえはるん?!!」

 

「ん?付き合うってなんだ?ジュンコとくっつけばいいのか?」

 

「十代!私ならいつでもくっつくわよ!!」

 

 

「・・・・って感じの関係ッス」

「なるほど、三角的な感じなんだね」

 

「今のでわかったのか?俺はさっぱりなんだが」

 

「こっちも天然さんだなぁ」

 

「フ~ン?面白いかも」

 

 

 

 

 

 

《ジュンコに弄ばれた・・・・》(2)

《よしよし》(ハーピスト)

 

 

 

 

 

 

 

その後、なんやかんやでレイちゃんが先輩に告白して、やっぱり恋人はデュエルとか言い出して小5がばれて帰るはめに。

翌日、早乙女両親がフェリーで強襲のハルベルトして現在見送りフェイズ。私もデュエルした仲だし一応ね?

 

 

 

「私、来年卒業したらまたデュエルアカデミア受験し直して必ず帰ってくるから~!!」

 

 

「おいおい、大変だなカイザーも」

 

「来年なら、俺は卒業だ」

 

 

おおぅ、貴重な十代の恋愛関係からかいフェイズだ・・・・

 

 

「待っててね~十代様~!!」

 

「えっ、俺ェェェェェェ?!」

 

「な」

「ん」

「で」

「す」

「とー!?」

 

「明日香さんとジュンコさんがコンボツッコミを・・・・」

 

「きっと、十代のデュエルに惚れたんだなぁ」

 

 

くそっ、あの程度の作戦では駄目だったか!これでは来年以降、また恋敵が増えてしまうわ!3年までになんとかせねば!そもそも今の微妙な空気をどうにかせねば!

 

 

「フッ、後は任せたぞ」

 

「船が見えなくなるまで、ちゃーんと手を振ってあげるんスよ?」

 

「それじゃあ、俺達は先帰るんだなぁ」

 

 

「ちょっ、お前ら置いていくなー?!」

 

「じゅ~だ~い?」

「これってどうゆう事かなぁ?」

 

「ふ、二人共なんか怖いぞ?」

 

 

「お二人さ~ん、早くしないとボクがもらっちゃうからね~!!」

 

「余計なお世話だコラァ!」

 

「あのコ・・・・やるわね」

 

 

 

まぁおかげさまで、皆との距離を少し取り戻せた気がするから・・・・よしとしますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懲りずに続くかな?




早乙女さんにはうちの小説独自の魔法の言葉、「フブキングの仕業です。」を使わずになるべくGX時代のカード中心で戦ってもらいました。《マジック・プランター》?まぁ気にするなよ・・


以下カード効果

《ハーピィ・レディ2》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このモンスターが戦闘によって破壊した
リバース効果モンスターの効果は無効化される。

《ハーピィ・レディ3》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このカードと戦闘を行った相手モンスターは、
相手ターンで数えて2ターンの間攻撃宣言ができなくなる。


《ハーピィズペット竜》
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2000/守2500
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
フィールドの「ハーピィ・レディ」の数×300アップする。


《ハーピィの狩場》
フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」が
フィールド上に召喚・特殊召喚された時、
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは
攻撃力と守備力が200ポイントアップする。


《万華鏡-華麗なる分身-》
通常魔法
(1):フィールドに「ハーピィ・レディ」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ハーピィ・レディ」または
「ハーピィ・レディ三姉妹」1体を特殊召喚する。

《マジカルシルクハット》
通常罠
(1):相手バトルフェイズに発動できる。
デッキから魔法・罠カード2枚を選び、
そのカード2枚を通常モンスターカード扱い(攻/守0)として、
自分フィールドのモンスター1体と合わせてシャッフルして裏側守備表示でセットする。
この効果でデッキから特殊召喚したカードはバトルフェイズの間しか存在できず、
バトルフェイズ終了時に破壊される。


《恋する乙女》 ※原作オリカ
効果モンスター
星2/光属性/魔法使い族/攻400/守300
このカードはフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り
戦闘によっては破壊されない。
このカードを攻撃したモンスターに乙女カウンターを1個乗せる。

《ハッピー・マリッジ》 ※原作オリカ
装備魔法
相手のモンスターが自分フィールド上に表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
装備モンスターの攻撃力は、そのモンスターの攻撃力分アップする。

《キューピッド・キス》 ※原作オリカ
装備魔法
乙女カウンターが乗っているモンスターを装備モンスターが攻撃し、
装備モンスターのコントローラーが戦闘ダメージを受けた場合、
ダメージステップ終了時に戦闘ダメージを与えたモンスターのコントロールを得る。

《ディフェンス・メイデン》※原作オリカ
永続罠
自分フィールド上に「恋する乙女」が表側表示で存在する時、相手モンスター1体が自分フィールド上のモンスターに攻撃宣言をした場合、
その攻撃対象を自分フィールド上の「恋する乙女」1体に移し替える事ができる。

《王家の神殿》※エラッタ前
永続魔法
このカードのコントローラーは、罠カードをセットしたターンでも発動できる。
また、自分のフィールド上のこのカードと「聖獣セルケト」を墓地へ送る事で、
手札・デッキ・融合デッキからモンスターカードを1枚選択し、特殊召喚できる。

《大金星!?》
通常罠
1から12までの任意のレベルを宣言して発動できる。
お互いのプレイヤーはそれぞれコイントスを1回行い、どちらも表が出た場合、
自分フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターのレベルは宣言したレベルになる。
どちらも裏が出た場合、自分は宣言したレベルの数×500ライフポイントを失う。

《ギャンブル》
通常罠
相手の手札が6枚以上、自分の手札が2枚以下の場合に発動する事ができる。
コイントスを1回行い裏表を当てる。
当たった場合、自分の手札が5枚になるようにデッキからカードをドローする。
ハズレの場合、次の自分のターンをスキップする。

《拡散する波動》
通常魔法
1000ライフポイントを払い、
自分フィールド上のレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できず、
選択したモンスターは全ての相手モンスターに1回ずつ攻撃しなければならない。
この攻撃で破壊された効果モンスターは効果を発動できず、無効化される。

《アームズ・ホール》
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は通常召喚できない。
(1):デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。

《召喚制限-猛突するモンスター》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する場合に
モンスターが特殊召喚に成功した時、そのモンスターを表側攻撃表示にする。
そのターンそのモンスターが攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。

《マジック・プランター》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。

《デーモンの斧》
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードをデッキの一番上に戻す。

《団結の力》
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体につき
800ポイントアップする。


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15羽 言葉に困ったら拳で語れって言うけど・・・・女子は真似しないでください

相変わらずな感じでいきまーす


前回のあらすじ

 

未来のライバル(恋敵)出現。

 

 

 

 

 

 

 

突然ですが、ブルー女子寮担当の鮎川先生の部屋に呼び出されました・・・・明日香と一緒に。

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

チラッ「・・・・」

 

チラッ「・・・・」

 

((気、気まずい・・・・))

 

 

冬休み明けてから明日香ともあんまり喋ってなかったからなぁ~・・・・むしろ他の人ともあまり喋ってないが、メールも散々無視してきちゃったし、いざ二人になるとなに喋っていいかわからないわ!原作通りに色々起こってた?とか聞けないし、そもそもあんまり覚えてないし!あ~、じれったい!!

 

(冬休み中、あれだけ煽ったのに全く返事なかったし。今学期入ってからは十代だけでなくわたしまで避けられるし・・・・嫌われちゃった気もするのよね、何話せばいいかさっぱりわからないわ)

 

「「はぁ~・・・・」」

 

ガチャ「天城院さん枕田さん、お待たせ。急に呼び出しちゃってごめんなさいね」

 

「「はっ、はい?!」」

 

「?、どうかした?」

 

「「い、いえ~、何も?」」

 

「そ、そう?最近貴女達、一緒に居る所見てないから心配で・・・・冬休み前は浜口さん込みでハーピィ・レディ三姉妹かっ!ってくらい行動を供にしてたから」

 

「ご、ご心配なく!」

 

「たまたまですよ先生、たまたま」

 

「そうなの?ならいいけど・・・・」

 

え、もしかして呼び出した要件ってそれ?こうゆうの先生が介入したらかえって面倒じゃないかな。

 

「先生、ご要件はそれだけですか?」

 

ナイス明日香!

 

「いいえ、ただ気になってただけよ。本題は・・・・もうすぐ、デュエルアカデミアノース校との親善試合があるのは知ってるわね?」

 

「あ、はい」

 

「去年は亮・・・・3年の丸藤亮先輩が代表になって勝利したんですよね、今年も彼が代表で決まりって噂が」

 

 

あーこの辺りは覚えてっかも。1年から代表選ぶことになって十代がなんやかんやで代表になる奴よね。

 

 

「実は・・・・貴女達二人に代表の話がきてるのよ」

 

「はぁ?!明日香はまだ解るとして、なんで私まで!」

 

「なんでわたしはまだわかるの・・・・?そもそも、学園で一番実力のある人物なら丸藤亮が適任ですよね」

 

「それがねー、向こうの校長が今年の代表は1年せいかと言い出してね?それならこっちの自慢の金の卵達もみせてやろう!ってなって・・・・」

 

達・・・・?

 

 

「そんなわけで1年の中でも優秀な生徒である貴女達に話がきたのよ。他にも候補はいるから最後はデュエルで決めることになりそうだけどね、どう?受けてくれるかしら」

 

「残念ですが・・・・」

「お断りします!」

 

「ジュンコ?!」

 

 

えー?小説主人公が代表になる流れじゃないのかって?嫌よ面倒くさい・・・・

 

 

「えっ、枕田さんは心地よく引き受けてくれるって伝達があったのに・・・・」

 

「ど、ドコからそないな伝達が・・・・」

 

オーナー(海馬社長)よ、メール来てない?!」

 

「ブッ?!し、少々お待ちを~」

 

 

最近メールのチェックすらしなくなってたのよね~、うっわすげー貯まってる社長社長っと。何故私のメアド知ってるのかとかは突っ込まない、社長だからだ。あ、丸藤先輩からも来てる意外ね、あとで見よ・・・・これかな?

 

 

‘鳥娘、代表の一人になれ。何を使っても構わん’

 

 

「・・・・あっ、やらせて頂きます」

 

「本当?!女子が代表になったことはないから期待しているわ、頑張ってね!」

 

 

 

短い文面が逆に怖い・・・・これは代表ならないと何されっか分かんない奴だ、拉致られた時にあの人の理不尽は体で覚えた、がんばろ。

 

何使ってもいいってことは禁止カー・・・使わんわ!でもBFは使っていいってことかな?

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで代表決定戦当日。社長の真意はわかりそうで不明だがとりあえず頑張ってみることに、候補は私含めて4人でトーナメントだこらって言ってたけどあとは誰かしら・・・・とか考えながら会場に行ってみると。

 

 

「えーっと、明日香さん何をしておいですか」

 

 

・・・・なんか、私より先に参加拒否しようとした明日香が対戦相手だったとゆう謎。

 

「あら、わたしも一緒に鮎川先生に呼ばれてたじゃない」

 

「いやいやいやいや、参加したくなさそーな顔してたわよね?!」

 

「フッ、いいでしょう。説明してあげるわ!」

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

「最近ジュンコが十代だけでなくわたしまで避けてるから、先日兄にメールで相談してみたのよ」

 

 

明日香の兄って単語だけで嫌な予感しかしない・・・・

 

 

「そしたら『仲直りには夕日の浜辺で殴り会うのが一番』と言われたから・・・・先日日、貴女を呼び出してずっと待ってたのよ!」

 

おい、あの兄貴(師匠)の言うこと間に受けるなよ。さりげにまたテイル●ネタだし・・・・あの元馬鹿カップルは油断したらぶっ込んでくるわねー。

 

 

「ん?誰を待ってたって?」

 

「だから貴女よジュンコ!日が暮れるまで待ってたのに待ちぼうけだったわよ!!」

 

「えー・・・・」

 

「先日鮎川先生に呼び出された時、メールすら見てなかったことは把握しているわ。だったら!逃げ場のないこの場を借りて、デュエルで殴り合うしかないじゃない!!」

 

「そ、そんな理由で参加シタノ・・・・ってかデュエルで殴り合うってなんだよ」

 

 

やっぱりアンタ達兄妹よ・・・・変な所が似てるもの。

 

 

「そんな理由とはなによ。貴女のことわたしずっと心配にしてたんだからね・・・・もう、逃がさないわよ?」

 

 

目、目が怖い・・・・理由が少々ずれてるけど本気のようですたい、こりゃー殴り合うしかないのか。

 

 

「よくわかんないけど・・・・わかったわ、全力でデュエルすれば問題無いんでしょ?」

 

「わかればいいのよ!さぁ!コテンパンにして十代の前に引きずってってあげるわ!!」

 

「止めて!本気で何喋っていいかわからないからやめて!」

 

「それはジュンコの自業自得!」

 

 

「え、え~と・・・・・そろそろ始めていいノ~ネ?」

 

 

「あ、居たんですかクロノス先生」

 

「明日香の勢いにおされて全く気づかなかったわ・・・・もしや!これがメディチ家に代々伝わる背景術?!」

 

「そんなモノはないパスタ!そもそもプライベートな問題をこうゆう公の場で解決しようとしないでほしいーノ!!」

 

「ジュンコ止めて!貴女までボケ出したらツッコミ要員が客席の翔君だけになるわ!遠距離過ぎて捌ききれない!!」

 

「さりげなく今日はボケます宣言すんなぁ!前回おとなしいと思ったらこれだよ!!しかも目の前のツッコミ要員は完璧にスルーと来た?!」

 

 

「出たんだな!」

 

「ジュンコさんの鳥ツッコミッス!平常運転でなにより!!」

 

 

 

客席からなんか謎のコメント飛んできたし、鳥ツッコミってなんだよノリツッコミの親戚か!そーいや観客いっぱいいるのね忘れてた。

 

 

 

「流石は翔君・・・・この程度の距離なんか物ともしないわね、さぁジュンコ!安心して殴り合いましょう!!バックが夕日じゃないのが残念だけど!!」

 

「なにその翔君に対する謎の信頼感!ってか夕日に拘んな!変なとこ真面目ね!!」

 

 

「も、もう好きにやってくださいーノ・・・・」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「先制はもらったわ!わたしのターン!!」

 

「いや先制て、間違っちゃねーけど」

 

さてと、明日香とは最近デュエルしてないけどデッキに大きな変化はあるのかな?

 

 

「《予想GUY》発動!デッキから通常モンスター、《ブレード・スケーター》特殊召喚!」

 

『ハッ!』

 

 

いつもの《ブレード・スケーター》か、大きな変化はなさそうね。

 

 

「更にチューナーモンスター《復讐の女戦士ローズ》を召喚!」

 

「えっ、明日香?!」

 

 

あの~公衆の面前なんですけど!!

 

 

「いくわよ!レベル4の《ブレード・スケーター》にレベル4チューナー《復讐の女戦士ローズ》をチューニング!!」

 

「マンマミーア?!」

 

 

「女は度胸!男は愛嬌!シンクロ召喚!不屈の闘志《ギガンテック・ファイター》(攻2800)!!」

 

『フンヌゥゥゥゥ!!』

 

 

や、やっちまったー?!口上がおかしいけど今はそこじゃない!!

 

 

「どうしたのジュンコ、わたしがシンクロ使うなんて今更でしょう?」

 

「違う!そうじゃない!なんで周りに秘密にしてたか忘れたの?!」

 

「え・・・・?」

 

 

「明日香さんがシンクロ召喚だって?!」

 

「枕田達の奴、俺達にはシンクロとか使おうともしないくせに・・・・明日香さんにはちゃっかり渡してるのかよ!」

 

「いくら親しいからって、それってズルくないかな・・・・」

 

「ざっけんなー!俺達にも使わせろー!!」

 

「確かに、ちょっとズルいーノ」

 

「「「「ブゥゥゥゥゥゥ!!」」」」

 

 

 

アッチャー、こうゆう反応が予想出来たから使用を控えて貰ってたのに・・・・台無しね。

 

 

「・・・・クロノス先生、マイク貸してくださいます?」

 

「ニョ?ど、どうぞナノーネ」

 

 

マイク使って・・・・何語る気だろ

 

 

〔えー、ゴホン!皆何勘違いしてるのか知らないけど、これ等のカードはI2社に拉致られた兄さんから送られたカードよ?二人に協力してやれって言われててね。ジュンコ達と親しいゆえの依怙贔屓では一切ないわ!文句なら兄さんに言って頂戴!!〕

 

 

「「「・・・・」」」

 

 

ええ~、まさかの居ない人に責任押しつけるスタイルだよ。そんなんで強欲なアカデミア生徒達が納得するはずが・・・・

 

 

「吹雪様のせいなら仕方ないよねー」

「ああ、フブキングのせいなら仕方あるまい」

「あの人なら俺達が何言ってもしょーがないかー」

「ちょっと悔しいけどな~」

 

 

「納得すんのかい!あの馬鹿凄いな!?」

 

つーか最近、師匠のせいで色々ゴリ押ししすぎだろ!いいのコレ?!

 

 

〔フフッ、皆解ってくれたようで嬉しいわ。デュエルを続けてもよさそうね〕

 

 

そう言ってマイクを先生に投げ返す明日香さんなのであった・・・・先生の扱い地味ひどくね?

 

 

「《ギガンテック・ファイター》の攻撃力は墓地の戦士族×100ポイントアップする、よって今は攻撃力3000!カードを1枚伏せてターンエンド!!さぁジュンコ、かかってらっしゃい!!」

 

 

明日香 H3 LP4000

《ギガンテック・ファイター》

セットカード

 

 

「う、うん。私のターン!」

 

 

まぁこれでこっちも堂々とシンクロ出来るからいっかー・・・・

 

 

「シンクロ使わせたこと、後悔しないでよね!まずは《BF(ブラックフェザー)ー東雲のコチ》召喚!お次に《白夜のグラディウス》特殊召喚!」

 

『ピャー!』

『グルッ』

 

 

そ、そんな鳴き声だったっけ?

 

 

「合計レベルは7!来るッスよ!!」

 

「リバースカードオープン!罠カード《無力の証明》!!」

 

「はぁ?!」

 

「自分フィールドにレベル7以上のモンスターが存在する時発動、レベル5以下のモンスターを全て破壊するわ!!」

 

『『ピャー?!』』

 

 

うっわ・・・・こりゃきついわ、モンスター今の2体だけだったんですけど。

 

 

「シンクロモンスターを出す前は軒並低レベルモンスターが並ぶ場合が多い、自分フィールドも巻き込む《激流葬》より堪えるんじゃない?」

 

「・・・・やってくれんじゃないの、それだけで勝った気になられても困るけどね?カードを4枚伏せてターン終了よ」

 

 

ジュンコ H0 

セットカード×4

 

 

「あら強気じゃない、わたしが《大嵐》とか引いたらどうする気かしら?」

 

「そんときは運が悪かったと割り切るだけですよー、妥協策で勝てる相手じゃないしね明日香は」

 

「フフ、ジュンコらしくなってきたわね?わたしのターン!魔法カード《大嵐》!!」

 

「まじで?!」

 

 

本当に手札にあるんかい!止めてくださいしんでしまいます強がり言ってすいませんでした。

 

 

「うわー、格好つけといてこれは悲しいッスね・・・・」

「ジュンコさんって、あんまり運は無いのかなぁ」

 

 

「伏せカードは全て破壊してもらうわよ!」

 

「うぅ、仕方ないか・・・・って馬鹿かっ!流石に止めるわよ!《神の宣告》!!」

 

ジュンコLP4000→2000

 

 

「あら残念、まぁ2000ダメージ与えたと切り替えるわ」

 

 

このまま伏せ警戒であまり展開しないでください

 

 

「・・・・バトル!《ギガンテック・ファイター》でダイレクトアタック![ギガンテック・クラッシャー]!!」

 

『フッハーン!!』

 

「どこのオベリスクよ?!罠発動ッ!《ピンポイント・ガード》!《東雲のコチ》を守備で特殊召喚するわ。この効果で呼んだモンスターはこのターン、戦闘および効果では破壊されないわよ!!」

 

『ピュー・・・・』

 

「ならバトルを中止・・・・」

「更に!リバースもういっちょ発動!《ブラック・リターン》!![BF]モンスターが特殊召喚された時、相手モンスター1体を手札に送り返すわよ!!」

 

「そんな!シンクロモンスターは手札に持てないから・・・・」

 

「そう、EXデッキにお帰り頂くわ。さよなら《ギガンテック・ファイター》」

 

『ウォォォォォン』

 

 

「そして豪華得点として、手札にぶっ飛ばしたモンスターの攻撃力分、つまり3000ライフ回復!!」

 

ジュンコLP2000→5000

 

 

ふぅ、攻撃してきてくれてよかったよかった。

 

 

「そのカードがあったから迷わず《神の宣告》が撃てたってわけね・・・・流石はジュンコ、我が恋ライバル(恋敵)!」

 

「ちょっと明日香ー・・・・そんなオープンに宣言したら、誰が好きかって皆に広まるわよ?」

 

「何を今更、ジュンコだって学園中に知れ渡っているじゃない」

 

「いや、私は広めた覚えねーからね?不可抗力ですから、そのせいでバレるんだけど」

 

「フッ、謙遜しちゃって・・・・貴女を見てて思ったのよ。この想い、誰かに知られたら恥ずかしい。なんて考える時点でわたしはジュンコに劣っていた!もっと貴女のように、気持ちを全面的に押し出すべきだと悟ったのよ!!」

 

「出してないから!ちょっと一旦落ちつこ?冷静になろ?」

 

「あら、久々に貴女とまともに会話したから熱くなっちゃったわね。わたしとしたことが・・・・メインフェイズ2、《ソニック・バード》召喚!効果で儀式魔法《高等儀式術》を手札に!」

 

『・・・・(ドヤッ)』

 

 

あ、儀式デッキ無いから召喚したことなかったけど・・・・可愛い。

 

 

『・・・・(ドヤァ)』

 

 

「え~、いいな~私も儀式デッキ組もうかな~・・・・確か見た目鳥っぽいけど天使族だからって組むの辞めたのがあったっけ、ちょっと真剣に考えようかな~」

 

 

「・・・・ジュンコ、声に出てるわよ。そうゆうのは脳内でやって頂戴?」

 

「ッ!・・・・ウン」

 

「《黙する死者》を発動。《ブレード・スケーター》を守備で出し、《ソニック・バード》とでオーバーレイ!!」

 

 

うっ、ランク4か・・・・

 

 

「その魅惑で俗物を破滅に追いやらん!エクシーズ召喚!ランク4《フレシアの蠱惑魔》(守2500)!!」

 

『フフフッアハハッ』

 

 

「何あれ、可愛い~」

 

「でも、蟲惑魔って言うくらいだぞぉ?綺麗な花には刺があるものなんだな。ほら、ジュンコさんの嫌そうな顔・・・・」

 

「あ、本当だ・・・・」

 

 

うっげ、超絶面倒くさいのが・・・・

 

「ひどい顔してるわよジュンコ、十代が見たらなんて言うかしら・・・・ターンエンド」

 

明日香 H2 LP4000

《フレシアの蟲惑魔》(守 ORU2)

 

 

「ほっとけ、殴り合うって言ってるわりに今日は妨害多めじゃない?」

 

「貴女に好き勝手させたら初見の十代みたく瞬殺でしょう?5体召喚からの圧殺したこと忘れないわよ」

 

ボソッ「そうナノーネ、あれはひどかったーノデス」

 

「・・・・ごもっともで、私のターン!リバースオープン《強化蘇生》!帰ってきて、《白夜のグラディウス》!」

 

『フンスッ』

 

コチィ・・・・なんであんた特殊召喚だとシンクロ素材に出来ないん?

 

『ピャーイ・・・・』

 

「《強化蘇生》でレベル4となった《白夜のグラディウス》と《東雲のコチ》でオーバーレイ!」

 

「エクシーズでくるのね、意外だわ」

 

「狩られる側の気持ちを刻みこめ!エクシーズ召喚!撃ち抜け!《鳥銃士カステル》(攻2000)!!」

 

 

『ちょッ・・・・?!』

 

あ、うん。彼は察したらしい

 

 

「《フレシアの蟲惑魔》効果発動!ORU(オーバーレイ・ユニット)を1つ使いデッキから[落とし穴]または[ホール]罠カードを墓地に送ることで、この効果は墓地に送った罠と同じ効果になる![ダイレクト・ホール]!!」

 

「デッキから直接罠だって?!」

「しかもモンスター効果として扱うか!」

 

「わたしが墓地に送るのは[奈落の落とし穴]!《カステル》にはご退場ねがうわ!!」

 

奈落の人『ヴァァァァァァァ』

『ギャァァァァァァァ!!』

 

「フフ、酷い主人ね」

 

奈落の人に引きずり込まれた~・・・・

ご、ごめん《カステル》まじごめん。今度はちゃんと活躍させるから許して頂戴、あの効果使わせないと話が先に進まないのよ。

 

「魔法カード《マジック・プランター》!無意味にフィールドに残ってた《強化蘇生》を墓地に送って2枚ドロー!!きたきたきたぁ!《黒い旋風》!そして《BFー極北のブリザード》ォ!」

 

「クッ、もう引き当てたの?」

 

「まずは攻撃力1200以下、《砂塵のハルマッタン》を手札に加える!そして《ブリザード》可愛い・・・・じゃない!効果発動!墓地から《白夜のグラディウス》を復活させるわよ!!」

 

『コンッコンッ』

『シュウッ』

 

「「「「可愛い~!!」」」」

 

「今、使用者本人も混じってなかった?」

 

「ゴホン!・・・・気のせいよ。《砂塵のハルマッタン》も特殊召喚!」

 

『ッシャア!』

 

「どっかで見た組み合わせとか細かいことは気にせずいくわよ!効果で《グラディウス》のレベルを《ハルマッタン》に加算、レベル5となった《砂塵のハルマッタン》にレベル2の《極北のブリザード》をチューニングッ!」

 

「合計は7!やっぱりアイツね?」

 

「漆黒の翼翻し、雷鳴と供に走れ!電光の斬撃!!!シンクロ召喚!」

 

「この口上は!」

「翔、覚えちゃったのかぁ」

 

「降り注げ!《A BF(アサルト ブラックフェザー)-驟雨のライキリ》(攻2600)!!」

 

 

『なんだか久々に推参!!』

 

 

「メタ発言すんな!効果発動!他の[BF]はグラディウス1体、《フレシアの蟲惑魔》を叩っ斬れ!![天翔黒雷刃]!!」

 

『セイヤァァァァァ!!』

『キャアァァァァァ?!』

 

「尽かさず、ダイレクトアタック!電光の斬撃![ライトニング・ブレイドォ]!!」

 

『つ、ついに攻撃名が・・・・・!』

 

 

適当でごめん、やっぱエースだし格好つけたかったのよ。

 

 

明日香 LP4000→1400

 

 

「くうッ!・・・・やっぱり《ライキリ》が出ると表情が変わるわね。そうでなくっちゃ」

 

「仮にもうちのエースですから、私はターンエンドよ」

 

 

『じゅ、ジュンコ殿ォ・・・・』

 

 

あーはいはい、今人前であんたと絡み辛いから黙った黙った。

 

 

ジュンコ H0 LP5000

《驟雨のライキリ》(攻)

《白夜のグラディウス》(守)

《黒い旋風》

 

 

「燃えて来たわ!わたしのターンッ!《高等儀式術》展開!デッキからレベル4の《エンジェル・トランペッター》とレベル2の《ギャラクシー・サーペント》を墓地に送って儀式召喚!《サイバー・エンジェル-韋駄天-》!!」

 

『ハアッ!!』

 

「《韋駄天》の特殊召喚成功時、墓地から魔法カードを回収出来るわ!《思い出のブランコ》を回収!」

 

 

出たッ、地味に魔法カード回収って強力よね。《魔法石の採掘》とかも発動条件きっついし・・・・

 

 

「《思い出のブランコ》を発動!通常モンスター・チューナー《エンジェル・トランペッター》を墓地より復活させる!そして、《韋駄天》にチューニング!!シンクロ召喚!《神樹の守護獣-牙王》(攻3100)!!」

 

『グゥルルルルル・・・・』

 

「私が出したのと違って普通ね・・・・」

 

「なんの話?まぁいいわ、バトルよ!《驟雨のライキリ》(攻2600)に攻撃!」

 

『ギャァァァ・・・・無念』

 

 

ジュンコ LP5000→4500

 

 

「カードを伏せてターンエンド」

 

明日香 H0 LP1400

《神樹の守護獣-牙王》(攻)

 

「《ライキリ》、アンタのことは忘れないわ・・・・私のターン!」

 

『故人みたく扱わないでくだされ・・・・嫌、間違ってはないのであろうが』

 

「さて、《ライキリ》の効果は効かないけど《牙王》を突破出来るかしら」

 

「ム、なんの話ナーノ?」

 

「《神樹の守護獣-牙王》は所持者のメインフェイズ2以外、カード効果の対象にならない・・・・《ゲイル》も《ライキリ》も効かないのは厄介ね」

 

「おまけに手札はドロー1枚だけ、お手並み拝見ね」

 

「舐めんじゃないわよ、私のターン!ようっし!《BF-そよ風のブリーズ》(攻1100)!召喚時《黒い旋風》の効果で《突風のオロシ》(攻400)を加え、自信の効果で特殊召喚!」

 

『フュールルッ』

『ピュルッ』

 

ブリーズ通常召喚とか初めてやったー・・・・

 

 

「レベル3の《白夜のグラディウス》にレベル3《そよ風のブリーズ》をチューニング!漆黒の力、大いなる翼に宿りて神風を巻き起こせ!シンクロ召喚!吹き荒べ《BF-アームズ・ウィング》!!」

 

『フッシャー!』

 

 

相手が《牙王》以外だったら《ノートゥング》で残り少ないライフにプレッシャー与えたかったけど、ここは温存がベストよね

 

 

「《アームズ・ウィング》に《突風のオロシ》をチューニング、漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け!雷鳴の一撃!シンクロ召喚突き抜けろっ!《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

『えっ、俺なん!ジョーの旦那じゃなく!?』

 

 

あ、やっぱ男扱いでいいのかあいつ・・・・

 

 

「《チドリ》の攻撃力は墓地の[BF]モンスター1体につき300ポイントアップ!現在墓地には8体!よって攻撃力は5000よ!!」

 

 

「マンマミーア!攻撃力5000ンンン!?」

 

 

「バトルよ!《神樹の守護獣-牙王》(攻3100)に攻撃!雷鳴の一撃![ライトニング・スラッシュ]!!」

 

『いよっしゃー活躍のチャンスだー!!』

 

「残念だったわねジュンコ、リバースカードオープン!!《聖なるバリア-ミラーフォース》!!」

 

『うぎゃあぁぁぁぁ!また俺ってば出落ち要員!?』

 

「フフフッ、これで貴女のフィールドは空。手札も尽きた、わたしの勝ちかしらね」

 

「まだ終わんないわ!《チドリ》のもう1つの効果、このカードが破壊されて墓地へ送られた時に墓地の鳥獣族シンクロモンスターを蘇らせる!《ライキリ》を特殊召喚!!」

 

 

『我、再び!』

 

 

「そんな効果があったなんて・・・・」

 

「けど残念ながら、《牙王》にはかなわないわ。このままターンエンド・・・・」

 

ジュンコ H0 LP4500

《驟雨のライキリ》(攻)

 

 

「わたしのターン!ドロー!・・・・魔法発動!《竜の鏡》!!墓地の《エンジェル・トランペッター》と《ギャラクシー・サーペント》を除外融合!始まりの力、今ここに!融合召喚!《始祖竜ワイアーム》(攻2700)!!」

 

『グオオォォォォゥ!!』

 

 

「まじで今日の明日香なんなん?!やらしいのばっか!!」

 

「褒め言葉と受け取っておくわ!バトルよ!《神樹の守護獣-牙王》(攻3100)で《驟雨のライキリ》(攻2600)に攻撃!」

 

『グオオォォォォゥ』

『ギャァァァァァァァ悪魔再びィィィィ!!』

 

「続いて《ワイアーム》でダイレクトアタック![ジェネシス・ストリーム]!!」

 

「きゃああああああ?!」

 

ジュンコ LP4500→4000→1300

 

「痛ったぁ~・・・・」

 

 

《ブラック・リターン》がなければ即死だった・・・・・《強制脱出装置》?おいやめろリアリスト

 

 

「ターンエンド、《ワイアーム》の効果は把握してるかしら」

 

「効果モンスターの効果をうけず、効果モンスターとの戦闘では破壊されない。対モンスターではほぼ無敵・・・・」

 

「そんな!倒せっこないじゃないか!」

「通常モンスターか魔法・罠で対処するしかないんだな。でもジュンコさんは効果モンスター主体・・・・手札も無い、絶対絶命なんだなぁ!」

 

 

が、外部でフラグを立てられた気がする・・・・

 

 

「そう簡単にいくかっての!私の、タァーン!!」

 

 

このコは・・・・よっしゃ!

 

「このデュエル、もらったわ!」

 

「・・・・大した自信ね?何を引いたのかしら」

 

 

「今見せたげるわよ!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このコは特殊召喚出来る!!頼むわよ!《BF-朧影のゴウフウ》!!」

 

『フッ』

 

 

「レベル5で攻撃力0?」

 

「あんなんでこっからどう勝つんだよ」

 

「そうなーノ、ただの弱小モンスターナノーネ」

 

 

「・・・・って言われてるけど?」

 

「はいはい・・・・低攻撃力はとりあえず馬鹿にする風潮はさっさと改めるべきよね、うちの学園。《ゴウフウ》の効果発動!特殊召喚成功時、《朧影トークン》(攻/守0)を2体特殊召喚する!ただしそれらはシンクロ素材に出来ない」

 

『ポンッ』

『ポンッ』

 

 

「あら、折角モンスターを展開出来たのに・・・・シンクロ出来ないんじゃね」

 

「もう1つの効果!フィールドのこのコとチューナー以外のモンスターを除外し、その合計レベルのシンクロ[BF]をシンクロ召喚扱いで、墓地から特殊召喚する!」

 

「なんですって?!」

 

「レベル1の《朧影トークン》2体に、レベル5の《朧影のゴウフウ》をチューニング!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に再び響け!雷鳴の一撃!!ファントムシンクロ!!今度こそ突き抜けろっ!《A BF-涙雨のチドリ》!!!」

 

『俺ってば再び推参!!』

 

墓地<『エースは我のはず・・・・解せぬ』

 

 

「そんな、また攻撃力5000・・・・」

 

「EXデッキの上限は15枚、同じエース級モンスターを何枚も用意することは出来ない・・・・だから1枚のエースを使い回せる戦術を用意してるわけよ!」

 

実際ただファンデッカーの習性でピン刺しなだけだったり・・・・クロウ様リスペクトでちょっと言いたかっただけです。

 

 

「終わりよ明日香!《涙雨のチドリ》で《牙王》(攻3100)を攻撃!!さっきの雪辱を晴らして来なさい!!雷鳴の一撃、[ライトニング・スラッシュ]!!!」

 

『よっしゃぁぁぁぁ!活躍のチャンスだぁぁぁぁ!!』

墓t<『解せぬ』

 

『グワァアアアアアアア?!』

 

明日香 LP1400→0

 

「・・・・・フフッ」

 

WIN ジュンコ

 

 

「「「「ワアァァァァァァ!!」」」」

 

〔し、勝者!枕田ジュンコなのーネ!!〕

 

『や、やったぜぇ兄者ァ!初めて攻撃が通った!!あれ?ジュンコの姫さんどっした?』

墓<『解せぬ』

 

 

「明日香・・・・負けたくせに随分とスッキリした顔してない?」

 

「当然よ。わたしの目的は貴女の対話、代表になることじゃない。それに・・・・」

 

「それに?」

 

「すっかり失念しているようだから言っちゃうけど・・・・決勝の相手、誰だかわかってる?」

 

「えっ、まだ決まって無いんじゃ・・・・」

 

「そうナノーネ、シニョール三沢かドロップアウトボーイのどちらかデスーノ」

 

「・・・・アーッ?!」

 

「気づいたかしら、勝っても負けても十代の前に引きずり出される運命なのよ!・・・・頑張って仲直りしてきてねっ!」

 

「シ、シマッター。社長のメールが怖すぎてすっかり忘れてたー?!今更どんな顔して会えばいいのよ!!!」

 

「いやだから、まだ決まってな・・・・」

 

「言葉が見つからないなら、デュエルで語ればいいじゃない。今のわたし達みたいにね」

 

「御菓子を食べればいいじゃない、みたく言うな・・・・しゃーない、頑張ってみるわ。仲直りさせて後悔しないでよね!」

 

「その粋よジュンコ!しおらしい貴女達なんかみたくないんだから、さっさと解決してらっしゃい!!」

 

『なんだかしれっと仲直りしてんなぁ~・・・・人間ってこんなもんなのか?』

b<『解せぬ』

 

 

そんなこんなで、明日香と仲直りしつつ十代の前に引っ張り出される結果となったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから決勝の相手はまだ決まっていないーノデス!・・・・あ、続くノーネ」




遅くなった割にこんなんで申し訳ない、ゴウフウはまだ出す気無かったんだけど・・・・次回はもうちょっと早く投稿出来るように頑張ります。









以下・いつもの


《ブラック・リターン》
通常罠
「BF」と名のついたモンスター1体が特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターの攻撃力分だけ自分のライフを回復し、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

《BF-朧影のゴウフウ》
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):このカードが手札からの特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールドに「朧影トークン」(鳥獣族・闇・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このトークンはリリースできず、S素材にできない。
(2):このカードとチューナー以外のモンスター1体以上を自分フィールドから除外し、
そのレベルの合計と同じレベルを持つ
自分の墓地の「BF」Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをチューナー扱いとして特殊召喚する。



《サイバー・エンジェル-韋駄天-》

儀式モンスター
星6/光属性/天使族/攻1600/守2000
「機械天使の儀式」により降臨。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の墓地から魔法カード1枚を手札に加える。



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16羽 人は彼を・・・・●●王と呼んだ。※修正版

デュエルで致命的なミスがあったので修正しました、これで大丈夫な・・・・ハズ。


前回のあらすじっ!

 

カステル<『解せぬ』

ライキリ<『解せぬ』

 

 

 

私と明日香のデュエルの後、次の十代対み、三沢君の試合を観戦してるわけなんですが・・・・

 

 

「永続罠!《魔封じの芳香》!!」

「チェーン《サイクロン》!!」

 

「おっ、《王宮の弾圧》!!」

「《エアーマン》効果発動!!魔法・罠カードをぶっ壊す!!」

 

「《虚無魔人(ヴァニティー・デビル)》召喚!!」

「《ネクロダークマン》効果で《エッジマン》召喚!![エッジ・ハンマー]!!」

 

「カウンター罠!《封魔の呪印》!!」

「そんな温い手は通用しない!《神の宣告》!!」

 

「《ワイルド・ジャギーマン》《エスクリダオ》《フレイムウイングマン》でダイレクトアタックゥ!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ?!!」

 

三沢 LP4000→0

 

WIN 十代

 

〔し、勝者・・・・遊代十代なのーネ〕

 

 

「っしゃあ!待ってろよジュンコォ!!」

 

 

・・・・なぁにこれぇ

あと私の名前を叫ぶな、恥ずかしい。

 

 

「ジュンコさんのせいッスよ?アニキとデュエルしてあげないから・・・・」

 

「そうそう。ここしばらくデュエルしててもなんか浮かない顔だし・・・・冬休みにはサイコ・ショッカーに殺されかけるし物真似君には押されまくってたし筋肉ムキムキのマッチョマンにはドロー力で敵わなかったしテニス部の奴にはギリギリまで追い詰められていたわ」

 

 

お、おぅ・・・・多分原作()通り進んでいたんですね、てかギリギリまで追い詰められんのはいつも通りじゃないでしょうか・・・・三沢君は南無としか言えない

 

 

「ジュンコと久々にデュエル出来るからって張り切ってるのね。フフッ、かわいい人・・・・」

 

「そんなわけで、さっさと仲直りして来てくださいッス。アニキを這いつくばらせるなりジュンコさんが平謝りするなり手段はなんでもいいんで」

 

「どんなわけよ・・・・」

 

 

仲直りはしたいんだけど・・・・謝る気は毛頭無いのよね。

 

 

 

 

 

 

《クルゥ!》

《え、前回出番が無かったって?!》

 

 

 

 

 

 

〔シニョール&シニョーラ!これよ~り、ノース校親善試合・代表決定戦、決勝戦を開始する~ノデス!!〕

 

 

「「「「わああああああああ!!」」」」

 

 

 

〔まず入場致しますノ~ハ、オベリスクブルー女子1年・期待の三連星の一人!インチk・・・・じゃなくて、鳥使いのシニョーラジュンコ~!!〕

 

「今なんて言おうとしたのよクロノス先生!インチキか?インチキ効果なのか?!」

 

 

「インチキ効果も大概にしろー!!」

「シンクロ寄越せー!!」

「レッドなんかぶっ飛ばせー!!」

「実は結構ファンだー!!」

「さっさとくっつけー!!」

「いい加減素直になりなさーい!!」

 

 

 

って客に言われたぁ!私へのヤジ(?)めちゃくちゃね?!内容がバラバラ過ぎてツッコミづらいわ!

 

 

「ハッハッハッ、意外と彼女も人気物ですな」

 

「そうですニャ~・・・・恋バナのネタ的な意味で」

 

 

〔続いて~、ドロップアウト~ボ~イ・・・・〕

 

 

露骨にテンション下げるな、ここまでわかりやすく依怙贔屓する教師もきっとレア。

 

 

「負けんな十代ー!!」

「レッドの希望ー!!」

「インチキヤローをぶっ飛ばせー!!」

「ハネクリボー出してー!!」

「アニキー!ここで逃がしたら一生仲直り出来ないッスよ!!」

「十代カッコイイー!!」

「俺もいるぞ!」

 

 

 

最後が翔君と明日香なのはわかった。

 

 

 

「この時を・・・・待ちわびたぜジュンコ!もう逃がさねえぞ!!」

 

 

ナニコノヒトコワイ。

 

 

「誰が逃げてたってのよ、変なこと言うわね?」

 

「逃げてたじゃないかよ!俺が声かけても全部スルーするし、メールも返信無いし!授業終わったら速効居なくなるしで!!」

 

〔ふ、二人共私的な喧嘩はあとに・・・・〕

 

「っさいわねぇ動物虐待!!アンタみたいなヒトデナシと一緒にいたくなかっただけよ!!ちっとも反省していないようね?」

 

『ジュンコ殿も猿殿にかかと落としをかましておられたが、あれは動物虐待ではないのであろうか・・・・』

 

ギロッ「黙れライキリ、主旨がずれる」

『ぎ、御意・・・・』

 

「どこに反省する要素があるんだよ!俺の前からジュンコを連れ去った奴なんて、許すわけないだろ!!」

 

「~~~ッ!!」

 

『ジュンコ殿~、嬉しそうですぞ~・・・・』

 

 

「わ、わたしはねぇ!アンタにあんなデュエルして欲しくてHEROカード交換したわけじゃないのよ!あんな風に使うなら返して頂戴!!」

 

「あんな風ってなんだよ!ワンキルならジュンコだってしょっちゅうしてんじゃねーか!それと何が違うんだよ!!」

 

「私は、ただアンタに・・・・」

 

 

笑って、楽しんでデュエルしていて欲しいだけなのにな・・・・

 

 

「え?聴こえねーよ!」

 

「もういいわ。このデュエル、私が勝ったらアンタに交換したげたカード、全部返してもらおっかな」

 

「なんだよそれ・・・・じゃあ、俺が勝ったら?」

 

「じゃ~アンタの言う事なんでも聞いたげるわよ(適当)。これでフェアでいい?まぁ、勝つのは私だけどね~」

 

「言ってくれんじゃねーか・・・・・いいぜ、乗ってやるよ!あとで後悔すんなよ!!」

 

「フンッ、上等よ!初対面の時みたく瞬殺したげるわ!!」

 

 

 

「いや~若いっていいですねぇ」

 

 

 

〔え、え~と・・・・話終わった~ノ?それでは、デュエル開始ナノ~ネ!!〕

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

「私のターン!・・・・モンスターをセットしてターンエンド」

 

〔ニョ?〕

 

 

「え~、あれだけ~?」

「珍しいこともあるわね、リバースカードも無しなんて・・・・」

 

「瞬殺を唄ってあれはどうなんだ?」

 

「あ、アニキに散々メタ張ったのに、全部踏み抜かれてボッコボコにされた三沢君。居たんだ?」

 

「うっ、いっ居たんだ・・・・」

 

「翔、前より明るくなったな・・・・」

 

「亮、これは明るいとは違うと思うわよ?ところで三沢君」

 

「な、なんだいっ!天上院君」

 

「あれだけ対策しといて、あんな負け方して・・・・あれはどうなのかしら?」

 

「江ッ」

 

「だよね~、ねぇねぇ三沢君。今どんな気持ち?」

「どんな気持ち?」

 

「す、凄く・・・・辛いです」

 

「二人供、十代が好きだからっていじめも大概にしとくんだなぁ」

 

 

な、なんか茶番フェイズで時間とられた気が・・・・

 

「なんだよそれだけか?だったらこっちから行くぜ!ドロー!《融合》発動!!手札の《シャドーミスト》と《バーストレディ》を素材に融合召喚!焼き払えッ《E・HERO   ノヴァマスター》!!そして、墓地に送られた《シャドーミスト》効果で《エアーマン》を手札に加えるぜ!!」

 

『ハアッ!!』

 

 

《ノヴァマスター》か・・・・十代に似合うと思って一番最初に渡したのがアレだっけ。

 

「お前がくれたカード、すっげぇ大切にしてる・・・・今更手放すなんて冗談じゃねぇ!お前が離れて行って、このカード達すら無くしたら俺は・・・・」

 

「な、何よぉ」

 

「とにかく!絶対負けねえ!《エアーマン》を召喚!効果発動!《ネクロダークマン》をデッキから手札に加える!《融合回収(フュージョン・リカバリー)》発動!《バーストレディ》《融合》を手札に戻し、《ネクロダークマン》と融合!深淵より来たれ!《E・HERO エスクリダオ》!!」

 

『シッ』

『堕トス・・・・』

 

「さっすがアニキー!」

 

「いきなり融合モンスターが2体、全て通ればワンターンキル成立だ!!」

 

「・・・・三沢君のせいで通らない気がしたわ」

「そっスね・・・・」

 

「何故だぁ?!」

 

 

 

「バトルだ!《ノヴァマスター》(攻2600)でセットモンスターを攻撃![クリムゾン・ノヴァ]!!」

 

『ピーッ?!』

 

「セットモンスターは《BF(ブラックフェザー)-銀盾のミストラル》(守1800)よ」

 

「よっしゃ!モンスターを戦闘破壊した時《ノヴァマスター》の効果発動!1枚ドローする!そして《エスクリダオ》(攻2700)と《エアーマン》(攻1800)でダイレクトアタックだ!!」

 

 

〔マンマ・ミーア!!ワンターンキル成立ナノ~ネ!!〕

 

「おやおや、もう終わりですかニャ~?」

 

 

 

「はぁ、アンタねぇ・・・・《銀盾のミストラル》効果適用中よ?」

 

「あっ?!」

 

『ピ~』

 

「痛ッ、あんがと《ミストラル》。このコが破壊されたターンの最初の戦闘ダメージは0になる、倒せなくて残念でした」

 

ジュンコ LP4000➡2200

 

 

あー《エスクリダオ》先に攻撃で良かったぁ~・・・・

初対面の時もこのコでワンキル防いだんだっけ、懐かしいな。

 

 

「グッ、あん時とおんなじじゃねーか。すっかり忘れてたぜ・・・・カードを2枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

十代 H1 

《ノヴァマスター》☆8(攻)

《エアーマン》☆4(攻)

《エスクリダオ》☆8(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「ほら~、やっぱり通らなかった~」

 

「大体予想は出来てたわ、十代は熱くなって忘れていたようだけど・・・・」

 

「クッ、俺は君達ほど彼女と親しくないから知らなかっただけで・・・・」

 

「「言い訳は見苦しい(わ)よ?」」

 

「・・・・はい」

 

「ドンマイ、なんだなぁ」

 

 

 

 

「じゃーこのまま、あの時みたいに終わらせたげるわ!私のターン!!」

 

 

うっわ、なにこの手札・・・・最近不調気味だった裏返しかな?

 

 

「手札より永続魔法《黒い旋風》を3枚発動!!」

 

 

「せっ、旋風3枚?!」

 

「これはひどいわね・・・・十代大丈夫かしら」

 

 

「フフフフフ、こうなると凄いわよ?《暁のシロッコ》召喚!この時3枚の《黒い旋風》効果発動!攻撃力2000以下の《BF-残夜のクリス》(1900)・《黒槍のブラスト》(1700)・《疾風のゲイル》(1300)を手札に加え!各自の効果で特殊召喚!更に《突風のオロシ》(400)も特殊召喚!!皆、出てらっしゃい!!」

 

《シャッ》

《フンスッ》

《グエーッ》

《クールルッ》

《フュウッ》

 

 

〔ペペロンチーノォ!!あっという間にフィールドが埋まったノーネ?!展開が速すぎルーノデス!!〕

 

 

「まじかよ・・・・本当にあの時みたいな展開だな」

 

「フッフーン、じゃあ覚悟はいいわね?《疾風のゲイル》効果発動!《エスクリダオ》の攻守を半分にする![ハーフネス・ゲイル]!」

 

『クルルッ』

『アァァァ・・・・』

 

 

《エスクリダオ》(攻2700→1350)

 

 

「派手にいくわよ!レベル4《残夜のクリス》にレベル3チューナー《疾風のゲイル》をチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れッ!電光の斬撃ィ!シンクロ召喚!降り注げ、《A BF(アサルト ブラックフェザー)-驟雨のライキリ》!!」

 

『我、参★上ッ!!』

 

「来たわね、いつもの(ジュンコのエース)!!」

「展開からの《ライキリ》効果ワンキルはもはやテンプレッスね、何度それで負けたか・・・・」

 

「フッ、是非好調の彼女ともデュエルしたいものだ。俺とやった時は酷かったからな」

 

 

『覚悟しろ、遊城十代!主の為にも・・・・貴様を切る!!』

 

「うわっ、なんか今日の《ライキリ》いつも以上に殺気立ってるな・・・・」

 

「その粋よ《ライキリ》!早速効果発動ッ、自身以外の[BF]の数だけカードを破壊する、現在3体!対象は伏せ2枚と《ノヴァマスター》よ[ライトニング・エッジ]!!」

 

『セイヤァッ!!』

 

「その効果を一番食らって来たのは誰だと思ってんだ!リバースオープン!速効魔法※《エフェクト・シャット》!その効果発動を無効にして《ライキリ》を破壊するぜ!!」

 

「そんなっ!」

『なっ?!おのれぇぇぇぇ!!』

 

「やった!第一刃は防いだッス!!」

「1文字違わないか?」

 

ああ、《ライキリ》が爆発四散。

それ天罰の上位互換じゃないの?強くね・・・・

 

 

「けどッ《ライキリ》を倒したからって調子に乗ってもらっちゃ困るわ、私のモンスターはまだ残ってる!レベル5の《暁のシロッコ》にレベル1のチューナー、《突風のオロシ》をチューニング!黒き勇士よ、神話の名刀を振るいて道を開け!シンクロ召喚!切り臥せろ、《BF-星影のノートゥング》!!(攻2400)」

 

『フッシュウゥ~』

 

 

「出た!神話の名刀を、まるでヨーヨーかのようにぞんざいに扱うノートゥングさんだ!!」

「不思議と戻ってくる・・・・流石は名刀よね」

 

 

「聞こえてんのよ客席ィ!私も突っ込みたいけど我慢してたのに!って《ノートゥング》効果発動!特殊召喚時に相手ライフとモンスター1体に800ポイントのダメージを与える!対象は《エスクリダオ》![ホーミング・ソード]!!」

 

『ヴオッ・・・・』

「痛てっ、やったな!」

 

《エスクリダオ》(攻1350→550)

十代 LP4000→3200

 

 

「2700もあった攻撃力が、たったの550・・・・《はにわ》以下だと!」

 

 

「まだまだっ!《ノートゥング》が存在する場合、BFモンスターの召喚権が1回与えられる、《極北のブリザード》を召喚!《黒い旋風》にターン1制限とかはない!よって攻撃力1200以下の《ブリーズ》(1100)《ハルマッタン》(800)《ゴウフウ》(0)を手札に加え、《ブリザード》の可愛い釣り上げっ。《ゲイル》復活からの自身の効果で《ブリーズ》特殊召喚!」

 

《コンッ、コンッ》

《クルルッ》

《フュ~》

 

 

「「「やっぱり可愛い~!!」」」

「《ブリーズ》ってコもいいわね~」

 

 

「・・・・これは凄い、彼女はまだ展開を止めない気だ」

 

 

「レベル4の《ブラスト》とレベル3チューナー《ブリーズ》をチューニング!漆黒の鷹匠、黒翼の猛禽をここに束ねん!シンクロ召喚!翔来せよ、《BF T(ブラックフェザー・テイマー)-漆黒のホーク・ジョー》!!(攻2600)」

 

『呼ばれて翔び出てっ!』

 

 

筋肉ムキムキ、マッチョマンの変態(オネェ)よ!!

 

『ヒドイッ!』

 

 

「《砂塵のハルマッタン》を特殊召喚!《ブリザード》のレベルを自身に加算し4とするわ!そのままレベル3の《ゲイル》とチューニング!!」

 

 

「いい加減にしろー!!」

「ターンが長すぎるぞー!!」

「早く進めろー!!」

「いいぞもっとやれー!」

 

 

「知らん!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け!雷鳴の一撃!!シンクロ召喚4発目!突き抜けろっ、《A BF-涙雨のチドリ》(攻2600)!!」

 

『うおぉぉー!まさかの連続出勤だぜっ兄者ァ!!』

『うっさい』

 

 

「ここで《ホーク・ジョー》の効果発動!レベル5以上の[BF]を1体蘇生!蘇れ《驟雨のライキリ》!!」

 

『世話焼かすわね~』

『かたじけない・・・・』

 

「うげっ、もう帰ってきた・・・・」

 

「フィールドを離れたから別の個体扱いでもっかい効果発動出来るわ!《ライキリ》以外の[BF]は4体!アンタのフィールドのカードは全て叩っ切る!![ライトニングエッジ]!!」

 

『覚悟オォ!!』

 

 

「クッ、リバースオープン!《クリボーを呼ぶ笛》!!《ハネクリボー》をデッキから特殊召喚!!」

 

『クリクリッ!』

 

「「「可愛い~!!」」」

 

 

「ムッ、このターンでの決着は無理か・・・・でも他は全滅よ!」

 

『『グアアッ!』』

『アァァァァ・・・・』

 

 

「くそっ、皆・・・・!」

 

「そして、レベル6の《ノートゥング》にレベル2の《ブリザード》をチューニング!漆黒の風を纏い、末世より飛翔せよ!シンクロ召喚!黒き魂、《玄翼竜 ブラック・フェザー》!!(攻2800)」

 

『グウォオ・・・・』

 

 

「・・・・ほう?アイツでは無いのか」

 

 

っしゃぁ!ちょっとやりすぎたけど眼福だから良し!

 

 

「すげえ、ジュンコのエースが揃いぶみだな・・・・けどまだデュエルは始まったばかりなのに飛ばし過ぎじゃねーか?」

 

「このターンでぶっ飛ばすつもりだったのに、あんたが《ハネクリボー》呼んじゃうからでしょ!バトルよ!《ライキリ》であのコ(守200)を攻撃!電光の斬撃、[ライトニングブレイド]!!」

 

『クリ~?!』

『・・・・御免っ!』

 

 

罪悪感ぱねぇ!

 

 

「続いて皆で一斉攻撃ィ!!」

 

『『エッ?!』』

『ヴォ?!』

 

「あ、いや・・・・《ハネクリボー》の効果がだな」

 

「知ってる、ただの八つ当たりよ」

 

『了解だぜ姫さん!』

『かっしこまりぃ!』

『ヴォオオオオオ!!』

 

「ちょっ?!」

 

『よくもうちらの主人を泣かしたわね、ひとでなしっ!』

『おらおらぁ!這いつくばって懺悔しなぁ!!』

ゲシゲシゲシゲシ<『・・・・(無言の羽刀)』

 

 

「痛い痛い痛いっ?!ダメージは無いけど精神的に痛い!!」

 

『混ざりたかった・・・・』

 

「いい加減にしろぉ!俺がなにしたってんだよ!!大体、ジュンコが泣いてるとこなんざ見たことねーぞ!?」

 

 

「アニキまた独り言~?」

「精霊の声って奴かしらね」

 

 

『泣いてたぞ姫さん、アンタじゃなくてカイザーって奴の前でだけどな』

 

「なっ、カイザーが泣かしたのか?!」

 

 

「亮、ジュンコとなんかあったの?」

「悪いが、プライバシーは守るさ・・・・」

 

 

 

「こるぁ《チドリ》ィ!余計なこと教えてんじゃないわよ!!あの日のことは私的に無かったことにしてんだから!!」

 

 

『あ~違う違う、原因はアンタだアンタ。あの時はな・・・・』

 

「・・・・はーい皆、そいつの口塞いでー」

 

『はいは~い、そこまでよアンタ』

『それ以上しゃべったら命が幾つあっても足らんぞおぬし』

 

『あっ、兄者ぁ!旦那ぁ!は~な~せ~よ~!!』

 

『・・・・グオッ』

 

 

二人に引き摺られる《チドリ》であった・・・・あとでしばこう、そうしよう。

 

 

「・・・・なんだったんだ?アイツ」

 

「忘れろ、いいわね。ターンエンド」

 

 

ジュンコ H1

《ブラック・フェザー》☆8(攻)

《ホーク・ジョー》☆7(攻)

《ライキリ》☆7(攻)

《チドリ》☆7(羽交い締め)

《黒い旋風》×3

 

 

「しかし今のターンで本来決着をつけれたな、あくまで結果論だが」

 

「確かに、弱体化した《エスクリダオ》に《チドリ》が攻撃してれば終了だったわね」

 

「めちゃくちゃやって墓地にBF10体、攻撃力が今5600ッスもんね・・・・」

 

「ま、まぁ伏せ2枚もあったから戦略としては間違ってなかった・・・・か?」

 

「「・・・・」」

 

「なぜ俺にだけそんな目をする?!」

 

「難儀だなぁ」

 

 

実際仕留め切れなかったのは痛いわね。手札使い切っちゃったし、旋風あるけどデッキのモンスター半分は使ったし・・・十代も手札ほぼ無いけどどうなるかしら。

 

 

「いくぜ!俺のターン!!・・・・来たっこいつで反撃だ!まずは《戦士の生還》!墓地から《シャドーミスト》を回収し、《スペシャルハリケーン》を発動!!」

 

「す、スペシャル?何よそのカード」

 

「こいつは、手札を1枚捨てることで特殊召喚されたモンスターを全て破壊するカードだ!!」

 

「モンスター除去なん?!魔法・罠バウンスとかでなく!」

 

 

「そうか!シンクロモンスターは融合モンスターと同じように特殊召喚で呼び出される!」

 

「これでジュンコさんのシンクロモンスターは全滅ッス!!」

 

 

なんて無慈悲な・・・・《ライトニングボルテックス》とか《ブラックホール》のが良くね?とか言いたいけど、この場合結果は一緒よコノヤロー!・・・・あれ、禁止だったっけ?ブラホ。

 

『何独り言をブツブツ・・・・ギャアアアア!!』

『おのれ、許さんぞ遊城十代ィィィィ!!』

『鬼畜ゥゥゥゥ!!』

『ヴァァァァァァァァ!!』

 

 

「よ、よっし!ジュンコのモンスターは全滅!更に《シャドーミスト》の効果で・・・・」

 

「明日香と私のデュエルを観てなかったのかアンタは!《チドリ》が破壊された時、墓地から鳥獣族シンクロモンスター1体を復活させる!いつもの過労死、《ライキリ》復活!」

 

『まだ三度目、軽いものよ!』

 

「そういやそうだったな・・・・俺は《バブルマン》を手札に加えるぜ!そして手札がこいつだけの時特殊召喚出来る!頼んだぜ《バブルマン》!!」

 

『><ッ!』

 

「わかりずらいわ!」

 

「ん?場にカードが無いから2枚ドロー!よっしゃあ!《強欲な壺》!更に2枚ドロー!!」

 

 

「アニキお得意のドローラッシュだ!」

「これは逆転もあるわね!」

 

 

「《E-エマージェンシーコール》!デッキから《ブレイズマン》を加えて通常召喚!」

 

『ゼヤァ!!』

 

 

「《ブレイズマン》の効果で《融合》を手札に加えて《バブルマン》と《融合》!!来い!無慈悲たる白銀の戦士、《E・HERO アブソルートZero》(守2000)!!」

 

『ハアァァ!!』

 

 

来たわね最狂のHERO・・・・ある意味コイツを渡したのが間違いだったのかもしんない、

 

 

「カードを1枚セットしてターンエンドだ!」

 

 

十代 H1 LP3200

《アブソルートZero》☆8(守)

セットカード

 

 

 

「あれっ、攻撃せずに守備でターンエンド?攻撃力は負けてても《アブソルートZero》の効果で破壊出来るのに・・・・」

 

「いや、これで正解だろう。今、彼女の手札には明日香戦で使った《朧影のゴウフウ》がある」

 

「そうね。今自爆特攻して《ライキリ》を撃破したら二人の場はがら空き、《ゴウフウ》の効果発動条件を充たすし、次ターンの対抗策がなくなるわ」

 

「ん?でも《ライキリ》に《Zero》と相討ち破壊させてから《ゴウフウ》出せば一緒じゃないかな」

 

「その為の伏せカードじゃない?」

 

 

 

 

「私のターン!うげっ、これか・・・・仕方ないわね《強欲で貪欲な壺》発動!」

 

「なんだその壺カード?!凄い名前だな」

 

「効果も凄いわよ?デッキトップから裏側で10枚除外してから・・・・2枚ドロー!!」

 

 

「え?!」

 

「強欲で、」

「貪欲で、」

 

「「「よくないか?!」」」

 

 

うっせーわー外野ァ!私だって《貪欲な壺》引きたかったし、《強欲な壺》はあっち(前世)で禁止だったカード入れるのに抵抗あっただけよ!普段【ハーピィ】とかにはちゃっかり入ってますけどね?

 

 

「ムム、《ライキリ》(攻2600)で《アブソルートZero》(守2000)に特攻![ライトニングブレイド]!!」

 

 

『迷いなく 逝けと申すわ 鬼主人』

 

 

「2枚引いてだめだったのか・・・・」

 

 

 

「させるか!リバースオープン《融合解除》!!《Zero》を融合デッキに戻して素材モンスターの《ブレイズマン》と《バブルマン》を特殊召喚!!」

 

『『ハアッ!』』

 

「む、解除だったのね」

 

「《ブレイズマン》が特殊召喚されたから再び《融合》を加えて、《アブソルートZero》の効果発動!お前のモンスターを全て破壊するぜ!!」

 

『ギャー?!一方的にやられた・・・・』

 

 

鬼主人とか言うからよ、自業自得ってことで。

 

 

「だったらメインフェイズ 2、《朧影のゴウフウ》を特殊召喚!フィールドに《朧影トークン》2体精製!」

 

『『ポンッ』』

 

「前回使ったし効果長いから以下省略!レベル1の《朧影トークン》2体にレベル5のチューナー、《ゴウフウ》をチューニング!漆黒の鷹匠、なんやかんやでもっかい出て来い!ファントムシンクロ!墓地より再翔来、《BF T-漆黒のホーク・ジョー》!!」

 

『アタシも過労死させる気なのね・・・・』

 

「文句いわないっ、効果で墓地の《涙雨のチドリ》を過労死同盟に加える、じゃなくて特殊召喚!」

 

『いやむしろ、出番が少なかったから嬉しいぜ!!』

 

「うざい・・・・アンタは元々有能なの知ってったから、ただ出すまでも無く《ライキリ》でケリついてただけだから」

 

『そ、そんなに俺を買ってくれてたとはっ・・・・感激だぜ姫さん!!』

 

「ええい、いちいち泣くな鬱陶しい!ターンエンドよ!」

 

ジュンコ H2 LP2200

《漆黒のホーク・ジョー》(攻2600)

《涙雨のチドリ》(攻6200)

《黒い旋風》×3

 

 

 

 

「へへっ、決めるのは無理だったなジュンコ」

 

「まーね。でも《チドリ》は墓地に[BF]12体もいるから、攻撃力6200の脳筋よ?どう対処するか楽しみにしてるわ」

 

 

あ、こうゆう台詞って大体負けフラグじゃね?気のせいか。

 

 

「・・・・・プッ、アハハハハッ!」

 

「ちょっ、なによ急に・・・・勝ち目が無くて可笑しくなった?」

 

 

「気でも触れたーノ?あの攻撃力相手じゃ無理も無いデースが」

 

 

「違う違う、俺がデュエルで諦めるわけないだろ?愉しくってつい、な?」

 

「はい?」

 

「やっぱお前とのデュエルは最高だ!初めて会ったあの日から・・・・毎日毎日挑み続けて、それこそ飽きるくらいデュエルしたハズなのに、毎回ワクワクしっぱなしなんだ!」

 

「・・・・」

 

「あの日・・・・お前がももえ達と居なくなってから、いつもなんか物足りなかったんだ。授業受けてても、誰かとデュエルしてても・・・・お前が帰ってきた時気づいたんだ。ジュンコが居ないからだ、お前が居なくて寂しかったんだ!」

 

「え、えと・・・・その・・・・」

 

「だからあの時、お前が誘拐されて・・・・折角会えたのに、また居なくなっちまうんじゃないかって!・・・・悪かったよ。俺、冷静じゃなかったな」

 

 

 

「誘拐されたって、学園内でそんな事件が?」

「・・・・十代君が解決してくれたから、問題無しですニャー」

 

 

 

「もうお前が居ないと駄目なんだよ!俺が俺でいられなくなるんだ!もう耐えられないんだ!!ジュンコ・・・・戻って来てくれないか、俺たちの所に」

 

「~~~~~ッ!?」

 

 

「アニキってば公衆の面前で凄いこと言うな~・・・・明日香さん、いいんスか?」

 

「フフッ、いいのよ。二人が仲直りしてくればそれで・・・・それにオチは予想出来るわ」

 

「?」

 

 

 

『ジュンコの姫さーん?・・・・駄目だ、反応が無い』

 

「・・・・てば」

 

「ん?」

 

「言うこと聞かせたかったら、勝てばいいじゃない!この馬鹿ッ!!!」

 

「うわっ、なんで謝ったのに怒ってるんだ!?てか顔真っ赤だぞ、大丈夫か?!」

 

「うっ、うっさーい!!こっち見んなボケー!アホー!鈍感天然タラシー!!さっさとターン進めなさいよー!!」

 

「な、なんだかめちゃくちゃ言われてるな・・・・よっしゃ!勝ったら仲直りな!絶対負けねえ!俺のターン!!」

 

 

まっ、負け無いし?旋風3枚あるし《チドリ》はバ火力だから問題ないし~

 

 

「もうジュンコは駄目ね、思考が完全にヤられてるわ」

「まさか言葉で相手を無力化するとは、これが主役の力かっ・・・・」

 

「僕には、三沢君がもう駄目に見えるッス」

 

 

 

「へへっ、やっとジュンコらしくなったな。俺のターン!まずは《天使の施し》!3枚ドローして2枚捨てる、《貪欲な壺》!《エスクリダオ》《ノヴァマスター》《エアーマン》《シャドーミスト》《ハネクリボー》をデッキに戻してシャッフル、2枚ドロー!来たぜ《大嵐》!お前の《黒い旋風》を伏せカードごと破壊してやる!」

 

「ひっど?!インチキドローも大概にしてよ!」

 

 

「割りとジュンコさんの引きも大概ッスよね」

「そうね、《黒い旋風》3枚とか酷すぎるわ」

 

 

「《ブレイズマン》第2効果!《ワイルドマン》を墓地へ送り、属性と攻撃力を同じにする!《融合》を発動!《シャドーミスト》と場の地属性になった《ブレイズマン》を融合!《E・HERO ガイア》!!」

 

『ヌオンッ!』

 

「《ガイア》の効果発動だ!エンドフェイズまで《チドリ》の攻撃力の半分を頂くぜ![ガイア・フォース]!!」

 

『なっ、なんだとぉ?!』

 

さらっと《シャドーミスト》引き直してらっしゃる。てか効果は《フォース》だけど・・・・ウォーグ●イモンかっての?!

 

 

「・・・・《シャドーミスト》が墓地に置かれたから《エッジマン》を手札に加えて召喚、バトルだ!《E・HEROガイア》(攻5300)!《涙雨のチドリ》(攻3100)を攻撃!![コンチネンタル・ハンマー]!!これが通れば俺の勝ちだ!!」

 

「ライフピッタリボーナスかっ!手札から《月影のカルート》の効果発動!このコを墓地に送って、《チドリ》の攻撃力を1400上昇させるわ!」

 

『クワァーッ!』

 

『でも足りねえっ?!(攻4500)すまねぇジュンコさん!』

 

ジュンコ LP2200→1300

 

「痛たた、なんのこれしき!《チドリ》の効果で《ライキリ》を復活!!」

 

『ククク・・・・本当の過労死はこれからよ』

 

 

「顔色やべぇけど《ライキリ》、けど勝負は勝負つったよな!手札から速攻魔法・《瞬間融合》発動!《バブルマン》と《ガイア》を素材に《アブソルートZero》再臨!《ライキリ》に特攻だ![瞬間氷結(Freezing at moment)]!!」

 

 

「よっしゃぁ!向かえ撃ちなさい《ライキリ》!![ライトニングブレイド]!!」

 

『よっしゃぁ?!ヤケクソは止めてくだされ?!』

 

十代 LP3200→3100

 

「済まねぇ《Zero》、けどこれでジュンコのモンスターは全滅だ![白銀の抱擁]!!」

 

『あーもう何度目よ似非侍!』

『遊城十代、絶許・・・・』

 

 

抱擁なら私にしてくんないかなー・・・・なんちって。っていけない、集中よ集中!!

 

 

「?、今度こそ終わりだ!《エッジマン》でダイレクトアタックだ![エッジハンマー]!!」

 

 

「忘れたの?私はしぶといのよ!《熱風のギブリ》の効果発動!ダイレクトアタックを受ける時、手札から特殊召喚できるわ!」

 

『フー!!』

 

「だったらそのまま《エッジマン》(攻2600)!《ギブリ》(守1600)を攻撃だ!」

 

 

『フガッ?!』

 

「キャァァァァァ?!」

 

ジュンコ LP1300→300

 

 

「痛った~・・・・《ギブリ》ありがとね」

 

「《エッジマン》の効果でジュンコに貫通ダメージを与えたが・・・・ギリギリ耐えられたか、1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

十代 H0 LP3200

《E・HEROガイア》☆6(攻)

《エッジマン》☆7(攻)

セットカード

 

 

「私に《エッジマン》で貫通ダメージとか・・・・い、一体ナニ真面目な顔で語ってんのよ変態!信っじらんない!!」

 

エッジ<『ヘッ?!』

 

「なんでそこ怒るんだよ!ってか変態?!」

 

 

「ッ!・・・・ご、ごめん、今の無し。わ、私のターン!!」

 

「??????」

『??????』

 

 

 

「ジュンコの妄想はさておき、残りのカードでこの盤面を返せるものがあるかしら?モンスター大半《黒い旋風》でサーチした上にさっき10枚も除外してたわよね」

 

 

「このまま一方的に十代の勝ちだな!」

 

「「・・・・・・・・(ジト目)」」

 

「何故だぁ?!」

 

 

 

 

「フ、フン!私が主力を出し切った、なんて思ったら大間違いよ!《逆巻きのトルネード》(攻1000)を召喚!!」

 

『クルッシャー!!』

 

「お、そいつ初めて見るな・・・・」

 

「ちょっと使いづらいからね、《トルネード》の効果発動!相手フィールドに特殊召喚モンスターがいる場合、墓地から[BF]チューナーを特殊召喚!おいで、《突風のオロシ》!」

 

『クアッ!』

 

 

「いっくわよぉ・・・・レベル4の《逆巻きのトルネード》にレベル1の《突風のオロシ》をチューニング!!黒き烈風よ!絆を紡ぐ追い風となれ!シンクロ召喚!飛び立て、《A BF-五月雨(さみだれ)のソハヤ》!!」

 

「おおっ、まだ見たことない[BF]シンクロモンスターだ!」

 

『・・・・』

 

あれっ、喋んないんだ?いや、喋ったが可笑しいんだけどね?《ライキリ》達が喧しいから感覚麻痺してんな・・・・

 

 

「《ソハヤ》召喚時の効果!墓地から[A BF]1体を特殊召喚出来るわ、何度でも働け!《驟雨のライキリ》!!」

 

『残業手当は出るのですかジュンコ殿?!』

 

 

「そんな奴が居たのかよ?!やっぱりジュンコとのデュエルは最高だな!すっげえワクワクするぜ!!」

 

「こっち見んな馬鹿ァ!」

「なしてっ?!」

 

「なんでもよ!やっちゃえ《ライキリ》!《エッジマン》を破壊よ!」

 

『承知、でやぁぁぁぁ!!』

『げ、解せん・・・・』

 

 

 

 

「《エッジマン》が・・・・けどまだ《ガイア》が残ってるぜ?どうすんだよ」

 

「あら余裕ね・・・・だったら私のとっておき、受けてみなさい!![A BF]は皆、[BF]を素材にした時チューナーとして扱う!レベル7の《驟雨のライキリ》にレベル5チューナー、《五月雨のソハヤ》をチューニング!!」

 

「合計レベルは・・・・12?!」

 

「漆黒の翼よ!雷の力宿して鮮烈に轟け!!シンクロ召喚!切り裂け、《A BF-神立のオニマル》!!!」

 

『・・・・』

 

「おぉ?!なんだか凄そうなのが来たな!」

 

 

きったー!無駄にゴツ格好いいオニマルさんだー!!

 

 

『ブアッハッハッハッハッハッハッハ!!』

 

 

へっ?!

 

 

「な、なんだぁ?!」

 

『ジュンコォ・・・・ようやく儂を呼び出してくれおった!、待ちわびたぞ、この時を!!』

 

「ど、ども・・・・」

 

『なんだ、浮かない返事だな・・・・さぁ!今こそ我が力を振るい、共に目指そうではないか!頂の景色を!!ブワハッハッハッハッハッハ!!』

 

 

え~・・・・なにこの鳥(人)、なんで私に憑く奴は皆格好だけで中身が残念なのばっか?

 

「そんじゃま・・・・その男倒したら学年じゃトップ扱いにはなると思うんで、やっちゃって?」

 

『良かろう!!覚悟しろこわっぱ!我が雷纏いし刃にて、汝の身を塵と化してやろう、ガハハハハハハハ!!』

 

「め、面倒くせぇ・・・・」

 

「ジュンコ、お前も変な奴に好かれて大変だな・・・・」

 

「アンタが言う?まぁいいわ、バトルよ!《神立のオニマル》(攻3000)で《E・HEROガイア》(攻2500)を攻撃![サンダーボルト・フラップ]!!」

 

「その攻撃を待ってたぜ!リバースカードオープン!《聖なるバリア-ミラーフォース-》!!」

 

 

 

「あちゃ~、《チドリ》の方がマシだったスね、兄貴の勝ち」

 

「私の時みたいに破壊されても後続が出来るしね」

 

 

 

「馬鹿ね、《オニマル》は効果じゃ破壊されないのよ!更にシンクロモンスターのみを素材にしている場合、ダメージステップの間攻撃力を3000加算する!!」

 

「まじかよ!それじゃ攻撃力6000?!」

 

 

『残念だったなぁ!我が剣を受けて、散るがいいこわっぱがぁぁぁぁ!!』

 

 

決まったぁ!私の勝ちね!・・・・あれ、勝っていいんだっけ?

 

 

「あ、じゃあ《ネクロ・ガードナー》で」

 

 

「・・・・えっ?」

『・・・・おっ?』

 

「除外して効果発動!その攻撃を無効にする!」

 

 

やたら偉そうな《オニマル》の攻撃が、《ネクロガードナー》にあっさり弾かれました・・・・《天使の施し》で落ちとったんかいっ!

 

 

「ねぇ、《オニマル》ゥ・・・・今どんな気持ち?」

 

『いや、なんか調子乗って済まんかった・・・・』

 

「あ、うん。私も反省するから・・・・」

 

『うむ。次回があれば、頼むぞ?』

 

「うん、ターンエンド・・・・」

 

 

ジュンコ H1 LP300

《神立のオニマル》☆12(攻)

 

「チャンス到来!俺のターン!来たぜ、速攻魔法《決闘融合-バトルフュージョン》だぁ!!バトルの間、《オニマル》の攻撃力を《ガイア》に加算して!攻撃力5200だ!いっけぇ![コンチネンタル・ハンマー]!!」

 

『・・・・む、無念。』

 

「それ、私の台詞デス・・・・」

 

ジュンコ LP300→0

 

WIN 十代

 

 

 

〔し、勝者~遊城十代なの~ネ!!〕

 

 

「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」

 

 

「やったー!アニキー!!」

「流石よ十代ー!!」

「ほ、ほら!勝ったじゃないか!」

「必死だなぁ・・・・」

「最後は少し拍子抜けしたが、実に良いデュエルだった」

 

 

「はぁ~・・・・」

 

あそこで無理して《オニマル》出す意味無かったなぁ、てか《チドリ》で良かった。決める気満々だったから《ネクロガードナー》とか全く眼中に無かったわよ・・・・

 

「ジュンコ~!」

 

「な、何よお・・・・」

 

「えっとさ、俺の勝ちだから・・・・なんでも言うこと聞いてくれるんだよな?」

 

げっ?!調子乗って変な約束したのすっかり忘れてたっ!!い、一体ナニをヤラセヨウとイウノデショウカ?!

 

「約束は約束だからね・・・・なんかあるの?言ってみなさいよ」

 

「なんでも、いいんだよな・・・・」

 

「う、うん・・・・?」

 

 

怖い怖い怖い!なんかいつもより目が真剣で怖い?!も~、言うなら早く言ってよね!なんか心臓がバクバクしてきたんだけど?!

 

 

「もう・・・・俺の前から勝手に消えないでくれ、いつも側に居てくれ!」

 

「は・・・・はひ?それがお願い?」

 

「駄目か?さっきも言ったけど、お前が居ないと駄目なんだよ・・・・さっぱり調子がでないんだ」

 

 

さっきはデュエル中だから流してたけど・・・・これ告白じゃね?!さらっと告られてないですか私!だってずっと側に居てくれなんて男女間じゃそれしかないわよね?えっ、ちょっ、OKしたら付き合う流れだったりするの?てか負けたから拒否権無し?!

・・・・ひゃぁぁぁぁぁぁ!!どうすんのよ~これ、いや十代のことはぶっちゃけ大好きだしむしろこっちからお願いしたいけど、いざ付き合えって真正面から言われたらなんて返したら・・・・あ~もう! 

 

 

「よ、ヨロシク、オネガイシマス・・・・?」

 

「「「「わぁぁぁぁぁぁ!!」」」」

 

 

なんで歓声があがるかなっ?!交渉の面前でなんてことさせんのよこの馬鹿は~!!恥ずかし死にしそうなんだけど・・・・

 

 

「おぉ~アニキが決めたッスね」

 

「・・・・フフ」

 

 

 

「やったぁ!もう離さないぜジュンコ!!」

「わ~?!こんな所で抱き着くなぁぁぁぁぁ!!見られてる、学園中の人に見られてるぅぅぅぅ」

 

 

さっき抱擁とか言ってたせい?!場所選んでよ場所!

 

 

「いいじゃねぇか!俺達、ずっっっっと友達だぜ!!」

 

「ほぇ?!」

 

 

「ありっ?!」

 

 

 

皆様<「「「「「ええええ、なんじゃあそりゃあぁぁぁぁぁぁぁ?!」」」」」

 

 

 

「ねっ?」

「ああ・・・・なるほど」

 

 

「あれっ?なんで会場中皆でずっこけてんだ???」

 

「・・・・代の、」

 

「ん?どうした」

 

「十代の・・・・馬鹿ァァァァァァァァァァ!!!」

 

SE<バッシーン!

 

「痛っっっったぁ!なんでぇ?!!」

 

 

 

 

 

こうして代表決定戦は渾身のビンタにより、ジュンコさんの勝利(物理)で決着がついたのでありました。by翔

 

 

あ、懲りずに続くかもッス




これで、十代痴話(?)喧嘩編は終了です、いかがだったでしょうか。

今回珍しくデュエル展開を書いてから、話を作ってみたのですが・・・・いかんせん逆に悩んでやりづらかった、時間も2倍以上かかった。

しかも途中で新規の情報来て、やっべぇ出したいとか考えたら「TDIL」発売日近くになったし、思う存分出す為に折角なので発売日に合わせました。
構成無理やり捻じ曲げたけど。


・以下カード効果紹介、例の如く以前作中に出た物は省略。

《BF-逆巻のトルネード》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1000/守1200
(1):特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在し、
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「BF」チューナー1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は
「BF」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。


《A BF-五月雨のソハヤ》
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻1500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「A BF-五月雨のソハヤ」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):このカードがS召喚に成功した時、
自分の墓地の「A BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(3):このカードが墓地へ送られたターンの自分メインフェイズに
このカード以外の自分の墓地の「A BF-五月雨のソハヤ」1体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。


《A BF-神立のオニマル》
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/鳥獣族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「A BF-神立のオニマル」の(3)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):このカードは効果では破壊されない。
(3):自分の墓地の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルはそのモンスターと同じになる。
(4):Sモンスターのみを素材としてS召喚したこのカードが攻撃する場合、
ダメージステップの間このカードの攻撃力は3000アップする。


《強欲で貪欲な壺》
通常魔法
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。


《エフェクト・シャット》※原作オリカ
速攻魔法
モンスターの効果を相手が発動した時に発動可能。
効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。

《虚無魔人》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200
このカードは特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにモンスターを特殊召喚できない。

《魔封じの芳香》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いに魔法カードはセットしなければ発動できず、
セットしたプレイヤーから見て次の自分ターンが来るまで発動できない。

《王宮の弾圧》
永続罠(禁止カード)
800ライフポイントを払う事で、
モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む効果を無効にし破壊する。
この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。

《封魔の呪印》
カウンター罠
手札から魔法カードを1枚捨てる。
魔法カードの発動と効果を無効にし、それを破壊する。
相手はこのデュエル中、この効果で破壊された魔法カード及び
同名カードを発動する事ができない。


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17羽 伝説・・・・伝説の定義ってなにかしら。


いつも通りですがよければどうぞ。


前回のあらすじ。

 

ジュンコさん勝利(物理)

 

 

 

 

 

 

「しっかし、アンタのデッキは相変わらずね~。なんでこれで回るん?ほぼハイランダーじゃん、《バブルマン》?《バブルマン》のぷちぶっ壊れ(原作)効果でなんとかしてんの?」

 

「《バブルマン》の扱いひっでえな・・・・HEROは出来るだけ皆入れたいしな~。ってジュンコこそモンスター1種類ずつじゃねーか、人のこと言えんの?!」

 

「BFも種類多いから・・・・仲間はずれをなるべく出したくなかっただけよ、《黒い旋風》でサーチのバリエーション増えて楽しいし?」

 

「旋風も結構ヤバイカードだよな・・・・維持出来たら実質毎ターンサーチだし」

 

「いや、こんな所で二人して何似たようなこと言ってんスか・・・・」

 

「「えっ?!」」

 

 

はいどうも皆様、枕田ジュンコ(黒)です。

 

前回十代を打ち倒して(物理)から数日、現在二人で初めての共同作g、じゃなくてお互いのメインデッキを広げて調整しあっております・・・・十代の部屋で。

 

 

「デッキの調整はいいけど。なんで僕達の部屋でやるのさ!」

 

「いいじゃない、なんか最近十代と二人でいるとやたら回りがニヤニヤしてくるか、爆発しろってうっさいのよ。集中出来やしないわ!」

 

「そうだよな~。爆発って相当な暴言だよな、ひっでぇ奴等だぜ・・・・でもニヤニヤしてるのはなんでなんだ?虐め?」

 

「アニキは知らなくていいの。それならジュンコさんの部屋でやれば?僕達に被害も無いし、集中出来るでしょ」

 

「バ、バッキャロー翔君テメー!私の部屋で十代と二人っきりにしてなにやらせる気よ!!」

 

「むしろ望む所なくせに・・・・」

 

「十代に限ってそれは無いから安心なさい?わたしが冬休みにどれだけ仕掛けても駄目だっんだから・・・・そもそも女子寮に男子は立ち入り禁止。あ、わたしの《サイバーブレイダー》はどう?爆発力は凄いわよ」

 

「俺の《デスコアラ》も、〆の地雷になるんだなぁ」

 

「お、俺の《ウォー・・・・」

「ってやかましいわー!!地雷は面白いかもだけど、基本うちらに噛み合わないカード勧めんじゃないわよ!あとこんな狭い部屋に6人っておかしいでしょ!十代以外出てってよ!!」

 

「6人?5人じゃないの?」

「俺もいr

「いいから、十代以外出てけー!!」

 

「僕達の部屋なのにっ?!」

「とんだ暴君なんだなぁ!」

 

 

 

はい、なんでこんなことになったっつーとね・・・・

 

 

『以下回想。前回、デュエル決着後のことである』

 

 

張り手<バッシーン!!

 

「このKY!鈍感!人の心もて遊んでそんな楽しいわけ?!も~~~十代なんて知らない!!私帰る!!!」

 

十代<チーン・・・・

 

「デュエルはドロップアウトボーイの勝利デス~が、なんか締まらない~ノ・・・・」

 

 

あ?クロノス先生いたん?そいや、これ学園代表決めるデュエルだったっけ。

 

 

「フンだ。代表でもなんでも勝手にやって、派手にやられて大舞台で恥でもかけばいいわ!バ~~~カ!!」

 

 

帰ろ帰ろ!帰ってお風呂入って《チドリ》シバいて寝よ!!

『さりげにひでぇ?!』

 

 

「ちょっと待ってください枕田君、このまま帰って貰っては困ります・・・・代表同士仲良くしてもらわなければ」

 

「代表同士?何言い出すんでしょーかハ・・・・校長先生。代表は十代でしょ」

 

「・・・・実は今回の親善試合、向こうの校長が代表を1年生にするだけでなく、男女ペアのタッグデュエルにしようと提案してきたのです」

 

「「「ナッ,ナンダッテー」」」

 

「全く聞いて無いんですけど・・・・じゃあこの試合の意味は?!」

 

「男女の代表同士で本気のデュエルをしてもらうことで、てっとり早く絆を作って貰おうかと・・・・あなた方には不要だったかもしれませんが」

 

 

え~・・・・出たよデュエル万能理論、まぁある意味てっとり早いかもしんないけどさ?

じゃあ最初の明日香との試合が実質決勝だったわけか

 

 

「クッ、十代と一緒に代表になれるなら意地でも勝ちたかったわ!!」

「ど、どんまいなんだなぁ」

 

 

「すると私も出るの?ってかなんで男女ペアよ!」

 

「それが向こうの青ひg、ッでなく校長が、最近1人だけ入ってきた女生徒を大層気に入ったらしく自慢したくなったようで・・・・だったらこちらも対抗してやろうと」

 

「そんなアホな理由でルール変えるなぁ!ってか私じゃ駄目じゃね?おおっぴらにシンクロぶちかましちゃヤバイわよね、あちらさん困惑ですよね?!」

 

「【BF(ブラックフェザー)】以外という発想は・・・・」

 

「その点は問題ありません~ノ。あちらの代表生徒は二人して、シンクロ・エクシーズを使いこなすらしい~ノデス!」

 

「まじで!?」

 

って代表二人・男女・EXデッキ使いこなす・・・・あっ(察し)

 

 

「ってことはジュンコとタッグで代表として全力でデュエル出来るんだな!うぉぉぉぉ燃えてきたぜぇぇぇ!!頑張ろうな、ジュンコ!!」

 

「うわっ、復活した!はぁ・・・・しょーがないか」

 

 

 

『そんなことがありましたとさ、個人的には非常に解せぬが・・・・』

 

 

「ん?ライキリなに一人でブツブツ言ってんだあれ」

 

「更年期障害よ、あんまり見ないの。あ、このカード試す?」

 

「ふ~ん、精霊にもそうゆうのあるんだな・・・・ってなんだこれ?!すげー強そうじゃん!!」

 

「(ドヤァ・・・・)」

 

 

『げ・・・・解せぬ』

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

数日後!

 

ノースブルー(北の海)から潜水艦で死の外科医率いる海賊団が・・・・って違うわ!まず潜水艦でくる所にツッコませなさいよ!

 

「鮫島校長、今日は宜しくお願いします」

 

「ええ、こちらこそ」

 

 

あ、会話進んでた。ノースの生徒って柄悪そうなの多いわね~、デュエルと喧嘩をごっちゃにしてそう。

 

「なあなあ、オッサン!挨拶はその辺りにしといて俺の、俺達の対戦相手は?!」

「オ、オッサン・・・・」

 

「こ、これ十代君!」

 

「ハッハッハッ、元気があって宜しい。君が十代君だね、ウチの代表が君と戦うことを楽しみにしていたよ」

 

「んで、その代表は?!」

 

 

「俺だ!!」

 

 

ヤン○ー。もといノースの生徒達が割れ、その奥に仁王立ちしていたのは・・・・!

ま、

 

「万丈目?!何故ここに!」

ジュンコ背後<「まさか、自力で脱出を?!」

 

「ウッヒャア?!こるぁ!モモォ!!再登場早々何すんのよ!!」

 

「あら、驚いてくれませんのね?久々の再会だとゆうのに・・・・」

 

「背後から出てきた所に充分ビックリしたわよ!!」

 

 

はい、やっぱり居ましたももえもん。皆大体予想はついてたわよね?

 

 

「こら浜口!折角の俺様の再登場シーンに、一々ボケを挟むな!!」

「まぁ、浜口などと他人行儀な・・・・二人っきりの時のように優しく 「も も え」と呼んで下さいまし♪」

 

「誤解を招くような言い回しは止めろぉ!!」

 

 

「ええっ?!もしかして代表の男女ペアって万丈目とももえなのか!!」

「万丈目さんだ!」

 

いやぁ~、知ってた。とはいえ仲良くなったなぁ二人共、わざわざ他校にまでストーk、ついてったんだもんなぁ。あの積極性は見習うべきか?

 

 

「おいコラ1年、さっきからサンダーさんとモモ様に対してなんて口聞いてやがる」

 

「良い江戸川、コイツにそんなことを言っても無駄だ」

 

 

なんか筋肉モリモリの方が凄んできたけど、サンダーさんも1年だからね?「さんだ!」からもじって産まれた渾名だからサンダーさんって変な感じね、にしても・・・・

 

 

「・・・・モモ様?」

 

「モモ様。」

 

「そう!この方こそ我らノースの暗黒に迷い混んだ一筋の光明!!」

「ノース校No.2にして唯一無二の最強女性デュエリスト!!」

「人魚使いのモモ様だ!!」

 

「んもう、嫌ですわ皆様方・・・・」

 

 

か、懐柔しとるー?!あの荒々しい連中を手懐けてやがるわこの娘!!一体どんな手を使いやがったのでしょうか?!

 

 

「それはもう・・・・実力で」

 

「だから思考を読むなコラァ!このツッコミ久々だなおい!!」

 

「ジュンコさんもスッカリいつもの調子だ!?」

 

 

その時!天空より爆音が響き、1つの飛行物体が近づいてきたのであった!!

 

 

「急にナレーションの口調変えないでくださいまし?!ただのヘリコプターですわ!」

「あ、あれは・・・・万丈目グループの!!」

 

丸ん中に万って・・・・すげー判りやすっ?!

 

 

「久しぶりだな、準!!」

「元気でやっていたか!!」

 

「・・・・兄さん!・・・・兄さん?!」

 

いやヘリの音で聴こえないわよ!あの兄貴二人の声すげーなハッキリ通るわ?!

 

 

 

ババババババババババ

《ヘリ到着。》

 

 

 

 

「兄さん達、どうしてここに?」

 

「決まっているだろう、お前の晴れ舞台を観る為だ!」

「あとお前の将来の伴侶も気になってな!!」

「は、伴侶ぉ?!一体なんの話だ!!」

 

「ご無沙汰しておりますわ、御兄様方・・・・いえ、実際に顔合わせは初ですから初めましてのが宜しいでしょうか」

 

 

えっ、この娘なに言ってんの・・・・

「貴様、何を言っている!」

 

 

「おお、君が!」

「ももっちか!いつも弟が世話になっているね!!」

 

 

「「も、ももっちぃ?!」」

 

「ちょっと、ツッコミ被らないでくださいますか?人が話をしている最中ですのに・・・・」

 

「突っ込むに決まっているだろう!何故兄者達が貴様のことを知っている?!」

「しかも「ももっち」ってなによ!友達かっ?!」

 

「なんだ、ももっちから聞いていないのか?」

「私達とはメル友だ、準の近況報告をしたり私達の愚痴に付き合ってもらったりと話題に事は欠かない」

 

「メル友だと?!貴様、俺に黙って何をしているんだ!とゆうよりどこから兄者達の私用メールアドレスを入手した!?」

 

「(遠い目)」

 

 

万丈目君に言いたい事全部言われたっ?!

大方寝てる間に君のPDAとかなんかから盗み見たんでしょうけど・・・・

 

 

「コラ、準!」

「女性に対して、なんて物言いだ!!」

 

「いいのですわ御兄様方・・・・準様がわたくしに対してそっけないのはいつもの事ですもの。それでも、わたくしはっ・・・・」

 

「みなまで言うでない、ももっち!」

「私達は君の事を応援しているよ、準の「ギザ⚫ザハートの子⚫り歌」のような心を救ってやっておくれ・・・・」

 

「御兄様方・・・・ッ!」

 

 

「いい加減にしろぉ!兄者達も、コイツの悪ノリに付き合うのは止めてくれぇ!!」

 

 

アイツ・・・・まず本人より家族に気に入られやがった、恐ろしい子!

 

 

 

《あっTVの放送枠買ったから、この試合今から生中継な》

 

()()()()()()

 

 

 

 

そんなこんなで舞台袖。

 

 

 

「あ、十代お帰り~。髪のセット終わった?」

 

 

TVに映ると聞いた途端に身だしなみが気になるなんて・・・・可愛いなチクショウ!

 

 

「ああ・・・・なぁジュンコ、万丈目の奴凄いと思わないか?」

 

「ん?どったの急に」

 

「今のアイツは実際尊敬するぜ、一人(?)で余所の学校乗り込んで、テッペン取って・・・・とても真似出来そうにない」

 

 

え~と、万丈目君の独り言聞いちゃったんだっけたしか・・・・勝つ事を強いられるエリート君の気持ちなんてわからないけど

 

 

「・・・・そうね、彼は実際凄いわよ昔から。でもだからって、負けてやる要素はどこにもないわ」

 

「ジュンコ?」

 

「私達は私達らしく、いつも通り全力でぶつかってやりましょ?その方が彼もリベンジしがいがあるってもんでしょ!」

 

「・・・・おう!そうだな!「派手にぶっ飛ばすわよ」だ!!」

 

「ちょ、わたしの物真似すんなぁッッ!!」

 

 

 

スタッフ~<「選手の方、お願いしま~す!」

 

「お呼びだ。ほらっ、行こうぜジュンコ!世間に俺達のデュエルを見せてやろう!!」

 

「・・・・ええ!!」

 

 

side north

 

「ようやくこの時が来たな・・・・一対一でないのが少々残念だが」

 

「まとめて借りを返すには好都合でしょう?」

 

「フン、なんなら貴様も向こうの陣営に行って一対三でも構わんぞ?それこそまとめてリベンジ出来る」

 

「まぁ!学園を去る時にワンキルしたのを、まだ根に持っていまして?!」

 

「当たり前だろうなんだあれは!!普通、負けて傷心してる奴に追い討ちをかけるか?!本当に貴様は俺に好意を持っているのか、悪意しか感じなかったぞ!!」

 

「ほら、とことん突き落とした方がより反動で伸びるかと・・・・」

 

「どんな理屈だ!フン、まぁいい。残念ながらおかげでより高みへ近づけた・・・・その事だけは感謝してやらんでもない」

 

「もぅ、素直じゃありませんのね。わたくしのまわりはこんな方ばかりですわ」

 

 

スタッフB<「そろそろ入場です、準備お願いしますー!」

 

「行くぞ、俺の足を引っ張るなよ?」

 

「フフッ、了解ですわ。相棒様」

 

 

 

《・・・・・・・・》

 

 

 

 

≪レディースエ~ン、ジェントルメ~ン!!皆様、大変長らくお待たせしました!≫

 

・・・・ん?なんか聞き覚えのある声がするぞ?

 

 

≪ただいまよりぃ~デュエルアカデミア本校・ノース校の、友好親善試合を開催いたします!!≫

 

 

「「「「ワァァァァァァァァァ!!」」」」

 

≪解説には前年度の本校代表、カイザーこと丸藤亮と!ノース前年度代表江戸川コ⚫ン君!≫

 

≪どうして俺が・・・・≫

≪だれがコナ⚫君だ!!俺みたいなゴツい小学生探偵がいるか!!≫

 

 

≪実況はこの私、フブキングこと天上院吹雪がお送りしま~す!!≫

 

「「「「キャアアアアア!ブッキー!!」」」」

 

 

「「・・・・・・・・」」

 

「「って師匠かーい(ですの)!?」」

 

 

≪おっと、駄目だよ君達~。まだ選手紹介してないのに勝手に出てきちゃ~、生放送だよ?これ≫

 

「駄目だよ~じゃないわよ!なんでアンタがここにいんのよ、てかなんで実況してんの?!」

 

「今回はわたくしと準様の再登場がメインのハズですわ!師匠が出てきたら色々台無しでしょう!!」

 

 

いや突っ込むトコそこぉ?!会長んトコに拉致られたハズの点を問うべきじゃないのコレ!!

 

 

≪いや~、社長がこの前の学園代表決定戦を録画で見たらしくてね?「この教師が実況では絵面が悪いな、学園のイメージダウンだ。よし、貴様行って来い」なんて言い出すから急遽帰還したんだよ≫

 

 

「マンマ・ミーア!わたくしそんな理由で実況降ろされタ~ノ!?」

 

先生・・・・ドンマイ、社長のお気に召さなかったのね。

 

 

≪解説は僕の独断だけどね!まぁ亮は学園外でも有名だし、⚫ナン君は一部で慕われてるからいいかなって≫

≪単に独りで実況が嫌だったのでは・・・・≫

≪せめて名字をつけてくれ!≫

 

 

≪あとね~、この生放送のあとにシンクロ・エクシーズ召喚について世間に伝えるから・・・・君たち派手に暴れ回っていいよ~!!その解説役もかねて呼ばれたからね!!≫

 

「重要なことをさらっと言うなぁ!!てかあのお偉いさん方も発表の仕方が雑いな!余所の会社が買った放送枠でしょこれ、便乗ひでぇな!!ってか学生に色々丸投げし過ぎだろあいつら!!」

 

「ジュンコさん、もうカメラ回ってますわよ!ツッコミが全国に轟いています!!」

 

「こんなトコ映すなあッ!!」

 

 

≪はいっ、そんなわけで選手紹介です!まず本校女子代表!御覧の通りツッコミが激しい鳥使い、枕田ジュンコ選手~!!≫

「誰のせいでツッコんでると思ってんだコラー!」

 

 

 

「インチキ効果の全国デビューだー!」

「いつも通りでいいぞー!」

「しっかりしなさーい!!」

「十代に恥かかせないでよー!!」

 

 

 

「もう、嫌・・・・カエリタイ」

 

 

≪男子代表!そのドローは奇跡を呼ぶ!赤は学園最下層のオシリスレッド?いいや、情熱の炎だ!遊城十代選手!!≫

 

 

「いっけー!アニキー!!」

「キャー!十代ー!!」

「しっかりやるんだぞぉ!」

「頼むぞー!」

「レッドの希望ー!!」

 

 

「むぅ・・・・」

 

「あれ、十代なんか不機嫌?」

 

「いや・・・・・前から思ってたんだが、あの人と喋っているとき楽しそうだよなお前」

 

「ん?誰とよ」

 

「・・・・吹雪さん。それがちょっと引っかかっただけだ」

 

 

え、これって嫉妬?!もしかして師匠に嫉妬してくれちゃったの十代!!

 

「あ、あの人はただの・・・・」

≪続いてノース校女子代表!防御なんかしらない、殺られる前に殺る!猛攻腹黒人魚使い、浜口ももえ選手!!≫

「なんですかそのいい草は!!」

 

 

 

「「「モモ様ー!!」」」

「ああ、今日も素敵だ・・・・」

「ワンキルしてください!」

「罵って下さい!」

「踏んで下さい!」

 

 

 

声援的に正解じゃね?師匠の紹介。この娘向こうで何やってたのよ・・・・

 

≪続いて男子代表・・・・≫

 

「いらん!この俺の名は俺が述べる!!」

 

≪おや・・・・≫

 

 

「お前達!この俺を覚えているか!!」

 

「「「「・・・・」」」」

 

「この俺が消えて、清々した奴!退学を、自業自得だとほざいた奴!!」

 

 

 

退学については本気で自分から居なくなったような・・・・まぁあえて言うまい。

 

 

 

「知らぬなら言って聴かせるぜ、地獄から不死鳥の如く蘇った、この俺の名は!!」

「さぁ、皆様もご一緒に!」

 

「一!十!」

 

「「百!!」」

 

≪≪千!!≫≫

 

「万丈目さんだ!!」

 

「「「「うぉぉぉぉ!サンダー!サンダー!万丈目、サンダー!!!」」」」

 

 

「素敵ですわー!!」

 

 

「うわぁ、凄い人気だな・・・・」

 

そうねぇ、まさにノースの代表って感じ。ってかさっきの掛け声にさらりと師匠混じってなかった?!

 

 

「行くぞ、遊城十代!枕田ジュンコ!貴様等を倒し、この俺の強さの証明としてやる!!」

「お供しますわ、どこまでも!」

 

「いいぜぇ、燃えてきた!派手にぶっ飛ばそうぜジュンコ!」

「だから真似すんな!行くわよ万丈目君!」

 

「万丈目さんだ!」

 

「「「「「サンダー!!!」」」」」

 

 

「「「「デュエル!!!」」」」

 

 

 

≪っと盛り上ってきた所悪いんだけど、新召喚の紹介の為、最初は女性陣からたのむよ!≫

 

 

「「だあっ?!」」

 

 

「なによそれ!完全に万丈目君からのターンって流れだったじゃない!」

 

「フン、構わんだろう。真の主役は遅れてやってくるものだ」

 

「おぉ~、なんか格好いいぜ万丈目!」

 

 

≪じゃあ僕の独断でジュンコ君から!あと社長からの伝言で、初ターンでシンクロもエクシーズもしなかったら君たちクビだってさ!ついでにルールはTFルールだ!≫

 

「さらりと何言い出すのよ!あとルール説明手抜きすぎ!普段余裕だけど事故が怖いわね・・・・私のターン!」

 

 

・・・・まじで?前回の反動かな、こいつは不味い。

 

 

「私は《BF-蒼天のジェット》を召喚!!」

 

『シュッ!!』

 

 

「続いてチューナーモンスター、《突風のオロシ》!!」

 

『シャァッ!!』

 

「レベル1の《蒼天のジェット》に同じくレベル1の《突風のオロシ》をチューニング!!」

 

「おっ、レベル2なんていたか?」

 

「漆黒の翼羽ばたかせ、秘めたる刃で風を切れ!シンクロ召喚!飛来せよ!《A BF(アサルト ブラックフェザー)-雨隠れのサヨ》!」

 

『サヨッ!!』

 

なき声そのまんまかいっ?!

 

《A BF-雨隠のサヨ》☆2/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 100

え、効果?まぁ落ち着きなさいよ・・・・

 

「カードを3枚伏せる!そして永続魔法《強欲の欠片》を発動!ターンエンドよ!!」

 

ジュンコ H0

《雨隠れのサヨ》(守)

《強欲なカケラ》

セットカード×3

 

≪え~TVの前の皆様の為に説明するとね、まずチューナーと標されたモンスターとそれ以外のモンスターをフィールドに揃え、そのレベルの合計のレベルを持つ新たな白枠のモンスターを今までの融合デッキから繰り出すのがシンクロ召喚です。≫

≪今のはレベル1のモンスター2体が素材だったからレベル2の《雨隠れのサヨ》が呼ばれたわけだな≫

 

≪そうだね亮、それにしてもジュンコ君!≫

 

「な、なによ~・・・・」

 

≪折角のシンクロ全国初★公★開にレベル2の《サヨ》1体ってのはどうなんだい!普段の嫌になるくらいの展開力はどうした!!≫

 

「うっさいわー!手札にあのコらしか居なかったんだからしょうがないでしょ!うちの《サヨ》になんか文句あるわけ?!可愛いじゃない!!」

 

≪文句は無いけど派手さに欠けるよ!≫

 

 

前はシンクロ・エクシーズには乗り気じゃなかったくせに無茶苦茶言いやがるわねあのやろ~、仕事だからかな?

 

 

「つまり事故ってことですわね、わたくしのターン!手札より《水精鱗-ディニクアビス》の効果を起動!手札の水属性モンスターを切り、特殊召喚致します!」

 

『グワァァァァオ!!』

 

「特殊召喚時の効果でレベル4以下[水精鱗]の《アビスタージ》を手札に加えます。更に今捨てた《水精鱗-アビスヒルデ》の効果!手札から《サルフアビス》を特殊召喚!!」

 

『ホォォォ・・・・』

 

 

≪レベル7モンスターがこうも簡単に並ぶとは・・・・≫

≪見たか!これがモモ様の[水精鱗]の力よ!!≫

 

 

「えっ、手札から《サルフアビス》?アンタも軽く事故ってない?」

「これ手札事故なのか?!」

 

 

小声「ちょっとジュンコさん、会場の皆様は上級モンスターラッシュで騙されてるのですから黙っててくださいな・・・・」

 

「ご、ごめん?」

 

「フン、早くターンを続けろ」

 

「畏まりました、レベル7の《ディニクアビス》と《サルフアビス》でオーバーレイ!深き海に眠りし水精の王、悠久の時を越え今目覚めん!エクシーズ召喚!ランク7《水精鱗-ガイオアビス》!!」

 

『ヌゥオオオオオオン!!』

 

《水精鱗-ガイオアビス》★7/水属性/水族/攻2800/1600

 

 

うっわ出た・・・・モモが可愛くないって理由であまり出さない[水精鱗]の切り札。

 

 

≪来たぁ!モモ様のエースが1体!!≫

 

≪今行ったらエクシーズ召喚は、先ほどのシンクロ召喚とは若干異なり同じレベルのモンスターを複数揃えて従来の融合デッキから呼び出される特殊召喚モンスターだ、今のはレベル7が2体だからランク7エクシーズだね。チューナーが必要ない分どんなデッキでも自然に投入しやすいのも特長かな≫

 

≪そういやあんま気にしてなかったが、ランクってレベルとなんか違うのか?≫

 

≪まぁレベルの変わりの数値だけど・・・・エクシーズモンスターはレベルを持たない、つまり《グラビティバインド》などの効果を一切受けないんだ。あと儀式・シンクロ召喚の素材にも出来ないね≫

 

≪吹雪、お前が解説だな実際・・・・≫

 

 

面倒そうだな~師匠、私デュエルする側でまだよかったかも・・・・

 

「軽く同意ですわ、カードを2枚伏せてターン終了です」

 

ももえ H2

《水精鱗-ガイオアビス》(攻)ORU2

セットカード×2

 

≪浜口は攻撃しなかったな、伏せ警戒か?≫

 

≪そうだね、展開時に発動しなかったってことは攻撃反応系罠の可能性が高いと見て止めたんじゃないかな?≫

 

「いちいち図星ついてきますわね・・・・ノルマのエクシーズ召喚はしたから良いでしょうに」

 

 

「へへっ、じゃあこの隙にこっちから攻めるぜ!俺のターン!」

 

「スタンバイフェイズに《強欲なカケラ》に強欲カウンターが1つ乗るわ」

 

「《増援》を発動!デッキから《エアーマン》を加えて召喚!召喚時の効果を・・・・」

 

「《ガイオアビス》の効果を発動!ORUを1つ使い、このモンスターのより攻撃力が低いモンスターの効果を無効に致します!」

 

『グアアッ・・・・』

 

「げっ、まじかよ・・・・」

 

≪因みにオーバーレイ・ユニットとゆうのはエクシーズモンスターの回りをクルクル回ってる光球のことだね、エクシーズ召喚の素材にしたモンスターがあれにあたるよ≫

≪効果の使用時などに消費するんだよな!≫

 

 

 

「止められたか・・・・だったらこうだ!手札の《沼地の魔神王》を捨て、デッキから《融合》をサーチし発動!手札の《スパークマン》とフィールドの《エアーマン》を融合!渦巻く旋風!《E・HERO Great TORNADO》!!」

 

『ハアアアッ!!』

 

《E・HERO Great TORNADO》星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200

 

 

「フン、お得意の融合召喚か」

 

「おうっ!《TORNADO》の効果を発動!相手モンスターの攻守を半分にする、お返しだ![タウンバースト]!!」

 

『ウググ・・・・』

 

《ガイオアビス》(攻2800➡1400)

 

「あらあら・・・・」

 

「バトルだ!《TORNADO》(攻2800)で《ガイオアビス》に攻撃!![スーパーセル]!!」

 

『・・・・』

 

 

「あ、あれっ?」

 

「失礼、ORUを持ってる《ガイオアビス》がフィールドにいる限りレベル5以上のモンスターは攻撃出来ませんわ」

 

「えーなんだよそれ!下級のモンスター効果は封じて上級モンスターは攻撃させてもくれないのかよー!!」

 

「レベル7を2体も使ってるから妥当っちゃ妥当な効果よね」

 

「むぅ、1枚伏せてエンドだ」

 

ジュンコ&十代 H0・H2

《A BF 雨隠のサヨ》(守)

《E・HERO Great TORNADO》(攻)

《強欲な欠片》強欲カウンター1

セットカード×2(ジュ)

セットカード(十)

 

「そして、恐怖の俺のターンが始まる!」

「サポートしますわ、リバースオープン《トラップスタン》!このターン、《トラップスタン》以外のフィールドの罠の効果を無効にします!」

 

 

うわっ、やらしいタイミングで使うわね。フリーチェーンのないっつの・・・・

 

 

「フン、余計な真似を・・・・まずはこうだ!来い、雑魚!!」

 

『いや~ん馬鹿~ん』

 

《おじゃまイエロー》星2/光属性/獣族/攻0/守1000

 

「はっ?」

「えっ?」

 

 

≪お~っと万丈目君!いきなり攻撃力0のモンスターを呼び出したぞ!?≫

 

 

「え~と、万丈目?」

 

「万丈目さんだ!」

 

「そのやりとり飽きたわ・・・・で、それ呼んでから?」

 

 

「何、この雑魚はあとから用事がある。次はこいつだ!《儀式の下準備》!!デッキから《スカルライダーの復活》およびこれに標されたモンスター、《スカルライダー》を手札に加えることが出来る!!」

 

「えっ、儀式?しかも《スカルライダー》!?」

 

「ククク、何を驚く?儀式召喚など貴様達が扱うモノに比べれば珍しくもないだろう。」

 

いや、儀式をイメージになかっただけです。

ってかよりにもよって《スカルライダー》かよ!もっと使い易いのいるでしょ!

 

「《スカルライダーの復活》を発動!手札から星6の《聖刻龍-トフェニドラゴン》を生け贄に儀式召喚!蘇れ伝説の爆走王!《スカァァァァァルライダー》!!」

 

『ヒャッハァァァァァァ!!』

 

《スカルライダー》星6/闇属性/アンデッド族/攻1900/守1800

 

 

「おおおお!なんかカッケー!!」

 

≪あっ、あのカードは!ノース校の初代総長が愛してやまなかったとされる、伝説の《スカルライダー》じゃないか!!≫

 

≪流石はサンダーさん!俺達にはとても扱いきれなかったあのカードを使ってくれるだなんて!!≫

 

≪伝説なのか・・・・≫

 

 

なんでノースの初代総長の伝説知ってんだよアンタが!ってか総長ってなによ⚫ッキーじゃんそれ!やっぱあいつら⚫ンキーの集団?!

ってか後輩達にも使えない認定されてんじゃん《スカルライダー》!なんか可哀想ッ。

 

 

「ククク、確かに《おじゃまイエロー》も《スカルライダー》もハタから見たら全く使えないカードだろう・・・・だが!この俺様は違う!!コイツらを使って貴様達を圧倒してやろう!!」

 

『キャ~、アニキカッコいい~』

 

「ん?《おじゃまイエロー》喋ってね?」

 

 

「ターンを続ける!生け贄にした《トフェニドラゴン》の効果を発動!こいつが生け贄にされた時、デッキ・手札・墓地から通常・ドラゴン族モンスターを攻守を0にして特殊召喚する!来いっ《ラブラドライドラゴン》!!」

 

『グルゥ・・・・』

 

《ラブラドライドラゴン》星6/闇属性

 

 

「げっ、そいつは!!」

 

 

「どうやら知っているようだな、今見せてやろう!俺の新たな力を!逝け!雑魚!!」

 

『がってん招致だよアニキィ~』

 

「レベル2の光属性《おじゃまイエロー》にレベル6のチューナーモンスター《ラブラドライドラゴン》をチューニング!!その眩き光にて、邪悪をもたらすものに終焉を!シンクロ召喚!光臨せよ《ライトエンドドラゴン》!!」

 

『グオオオオォ!』

 

《ライトエンド・ドラゴン》星8/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2100

 

 

シンクロ使ってくることは予想してたけども・・・・おじゃまほぼ使ってねーしぃ?!シンクロ素材と化しただけじゃないですか!

 

 

「まっ、万丈目がシンクロ召喚だってぇ?!」

「さんだ!この程度で驚くな十代!おい!!」

 

「はい♪わたくしのリバースカードオープン《死者蘇生》!《聖刻龍-トフェニドラゴン》を復活!!」

 

「そして俺様は魔法カード《二重召喚》を使う、増えた召喚権で《トフェニドラゴン》を生け贄とし《アームドドラゴンLv5》を召喚!!!」

 

「ギャオオオオオ!!」

 

《アームド・ドラゴンLv5》星5/風属性/ドラゴン族/攻2400/守1700

 

「あ、あれは!ノース校に伝わる秘宝のカード!!」

 

「フフフフフ、言ったでしょう鮫島校長。私は本気なのだと!」

 

 

≪お~っとここでぇ!伝説とも言われる貴重なLvアップモンスター、《アームド・ドラゴン》を繰り出してきたぁ!!≫

 

 

伝説って?まぁこっち来てから(?)は視たことなかったけど・・・・凄く無理矢理出して来たわね。

 

 

「まだまだだぁ!再び《トフェニドラゴン》の効果!デッキより通常ドラゴン族・《ギャラクシー・サーペント》を特殊召喚!!」

 

『ギャオッ』

 

「ククク、レベル6の闇属性・伝説の爆走王《スカルライダー》に!レベル2の《ギャラクシー・サーペント》をチューニング!!その深き闇にて、抗うものに終焉を!シンクロ召喚!出現せよ《ダークエンド・ドラゴン》!!」

 

『ヒャッハァァァ・・・・』

 

《ダークエンド・ドラゴン》星8/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守2100

 

 

うぉい?!素材なった伝説の爆走王乗り移ってませんか《ダークエンド》さん!

 

 

≪なんとサンダー連続シンクロー!わずか1ターンで上級ドラゴンを3体も召喚した!!ジュンコ君も見習いなさい!!≫

 

 

「私の場ぁ見て察しろやぁ!ってかよく回るわね万丈目君のデッキ!!」

「凄っげぇ~、カッケェぜサンダー!!」

 

 

「なんだか、明日香さんの戦術と若干似てるね?儀式+バニラシンクロ」

 

機械天使OCG化おめでとう「ももえの影響かしらね、でも流石にあそこまでごちゃ混ぜじゃないわよ私」

 

 

「存外余裕だな!ならばこうだ《貪欲な壺》!《おじゃまイエロー》《ラブラドライ》《ギャラクシー・サーペント》《トフェニドラゴン》浜口の《アビスヒルデ》をデッキに戻しシャッフル!2枚ドロー!!」

 

 

事故要員なり得る通常モンスターを戻しちゃうんだ・・・・・相当引きの強さに自信あるのね。

 

 

「《アームドドラゴンLv5》の効果!手札からモンスターを捨て、その攻撃力以下の相手モンスター1体を破壊する!!」

 

 

「なんだって?!それじゃあアニキの《TORNADO》が・・・・」

 

「大丈夫なんだなぁ、攻撃力2800以上のモンスターなんてそういないから対象はきっと《サヨ》の方なんだな」

 

 

「俺が捨てるのは《闇よりいでし絶望》!攻撃力は2800だ!!くたばれ《Great TORNADO》!![デストロイド・パイル]!!」

 

「隼人君の嘘吐きー!!」

 

 

「速攻魔法・《融合解除》!融合素材の《エアーマン》と《スパークマン》に分離!!」

 

『『ハアッ!』』

 

「《エアーマン》の特殊召喚時、効果発動!デッキから《シャドーミスト》を手札に加えるぜ!」

 

「・・・・フン、間一髪かわしたか。ならば《ダークエンド・ドラゴン》の効果発動!自身の攻守を500下げ相手モンスター1体を墓地に送る!対象は《スパークマン》だ![ダーク・イヴァポレイション]!!」

 

『グハアッ!!?』

 

《ダークエンド》(攻2600➡2100)

 

「続けて《ガイオアビス》の効果発動!ORUを使い《雨隠れのサヨ》のモンスター効果を無効にする!」

 

『?!!』

 

「えっ《サヨ》?!・・・・わざわざこんな低ステータス相手に効果を使ってくれるだなんてね」

 

「クククッ、強がりはよせ。主な貴様の[BF]の能力は浜口から聞いている、そいつは2度も戦闘では破壊されない厄介なモンスターだからな・・・・」

 

 

モモの奴余計な真似を・・・・

 

 

「お待ちかねのバトルだ!《ダークエンド・ドラゴン》で《サヨ》(守100)を攻撃![ダーク・フォッグ]!!」

 

『グヒィッ!』

 

《サヨ》の扱いがやっぱひでぇ?!

 

「続いて《アームド・ドラゴンLv5》で《エアーマン》(守300)を粉砕![アームド・バスター]!!」

 

『グホァッ!?』

 

何故ラリアット!こんなんだったっけ?!

 

 

「これで場はがら空きだ!《ガイオアビス》(攻1400)と《ライトエンド・ドラゴン》で十代にダイレクトアタック!![メイルシュトロム]![シャイニングサプリメイション]!!」

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

ジュンコ&十代 LP8000➡4000

 

「十代!大丈夫?!」

 

「ああ・・・・なんとかな」

 

 

「じゅうだ~い・・・・《融合解除》で効果をかわしたのは失敗だったかもしれんぞ、これで《アームド・ドラゴン》は更なる進化を遂げる!!」

 

「なっ、なんだってえ?!」

 

 

「《Lv5》が戦闘で相手モンスターを破壊したエンドフェイズに、このカードを墓地に送ることで手札・デッキから《アームド・ドラゴンLv7》を特殊召喚出来るっ!来い《アームド・ドラゴンLv7》!!」

 

『ギャオォォォォォ!!!』

 

《アームド・ドラゴンLv7》星7/風属性/ドラゴン族/攻2800/守1000

 

 

「「「「「ワァァァァァァァ!!サンダー!サンダー!万丈目、サンダー!!!」」」」」

 

 

 

「ハハハハハハハッ!見るがいいっ、これがアームド・ドラゴン究極の姿だ!この力で今度こそ、貴様達を倒す!!!」

 

「最ッ高ですわ!万丈目様!!」

 

 

 

 

≪圧倒的なフィールド!ライフの差は2倍!!このままノース代表ペアが圧勝するのか、はたまた本校ペアが逆転劇を見せてくれるのか!!・・・・文字数の都合で1羽じゃ終わんないから次回に続くよっ!≫

 

 

「「そんな理由かーい(ですの)!?」」

 

 

 




「はいどうも~ブッキーでーす」

「モモエですわっ!」

「じ、ジュンコでーす・・・・」

「おっとノリが悪いよジュンコ君!折角久々に3人揃ったんだからもっとアゲていこう!」

「そうですわジュンコさん!笑顔笑顔」

「笑顔笑顔、じゃないわよ・・・・あとがきはいつも作中で使ったカードの効果乗せてるでしょ、こうゆう誰得オマケ辞めたんじゃなかったの?」

「今回は駄作者の諸事情によりそれはカットらしい。次回デュエル終了後にまとめて載せるかもね」

「あらあら、それで今回は何を?」

「いや、ただの休載のお知らせだけど?」

「また急だなおいっ?!」

「ちょっとPCが5月入るまで使えなくなるので次回はそれ以降になるよってだけさ」

「ただでさえ最近更新送れ気味だったのに・・・・」

「それは【BF】使って大会出まくってたせいだし・・・・」

「つまりはジュンコさんのせいですわねっ!」

「駄作者のせいだろ!!はぁ・・・・」

「そんなわけで次回は少し時間がかかるけども気長に待っててねっ」

「宜しくお願いしますわ!」


「誰が待っててくれr・・・・あ、ごめんなさい真顔止めて二人共。
じ、次回もよろしくね!」





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18羽 《相棒》って響きなんかカッコいい、憧れる。



ツッコミお待ちしております。


・前回のあらすじ!

 

ノース校の代表ペアは、なんと万丈目君とももえ君だった!事故気味なジュンコ君の布陣、そのカバーの為に決死の攻撃をする十代君だが、まんまとかわされてしまう!そこに新たな力を得た万丈目サンダーの容赦無き攻撃が襲いかかった!!最強の夫婦対決の行方やいかに?!!

 

 

≪って感じだったかな?≫

 

「「何が夫婦対決よ(だ)!誤解を招くような言い方はヤメロォ!!」」

 

≪万丈目君とジュンコ君、君達意外と息が合うね~。タイミングピッタリだよ?≫

 

「「アンタが変な事言うからでしょーが(だろーが)!!」」

 

 

「はぁ・・・・続けるぞ。エンドフェイズに《超再生能力》を発動、このターン《聖刻龍トフェニドラゴン》を2回生け贄にしたので2枚ドローだ、ターンエンド」

 

ももえ&万丈目 H2/2 LP8000

《ライトエンド・ドラゴン》(攻2600)

《アームド・ドラゴンLv7》(攻2800)

《ダークエンド・ドラゴン》(攻2100)

《水精燐-ガイオアビス》(攻1400)ORU0

 

 

最上級ドラゴンが3体・・・・対する私達はモンスター0、伏せカードはバレバレな攻撃反応型。厄介な《ガイオアビス》がもう効果を使えないとはいえ、ちょ~っと厳しいわね。

 

≪さて、要約2順目だ!前のターンの失敗を取りもどせるか?!≫

 

「だから失敗とか言うな!うちの《サヨ》どんだけディスってるのよ!!あとでデュエろコラー!私のターン!!」

 

「ターンを進めるかツッコミをするかどちらかに絞らないか?!」

 

「っさい!スタンバイフェイズに《強欲なカケラ》にカウンターが乗るわ、これを墓地に送って2枚ドロー!」

 

 

≪また悠長なカードだなぁ、《強欲な壺》でいいじゃねーか。途中で割られたらどうすんだ?≫

 

 

あっち(元の世界)で禁止だったカードは意地でも使わない、インチキ(BF)を使う私なりの流儀よ!

 

 

「しゃぁ来たぁ!さあおいで!《BF(ブラックフェザー)-蒼炎のシュラ》!!そして私の相棒《疾風のゲイル》を特殊召喚!!」

 

『シャンナロー!!』

『クルルッ!』

 

「まあっ、ここで《シュラ》と《ゲイル》ですか・・・・」

 

「《ガイオアビス》の効果を《エアーマン》に使ったのは失敗だったわね、《ゲイル》の効果を発動!《ダークエンド・ドラゴン》の攻撃力を半分にしてあげるわ[ハーフネス・ゲイル]!」

 

『ク~ルル~』

『ヒャッハァ・・・・』

 

《ダークエンド・ドラゴン》(攻2100➡1050)

 

「あとはこのカード次第!《強欲で貪欲な壺》発動!コストでデッキから裏側で10枚除外して、2枚ドロー!!」

 

≪おっとぉ!ここでデッキを大幅に削ってまで手札を稼いできた!強欲な上に貪欲とは、彼女の欲は充たされることはあるのか!!≫

 

「いちいちうっさいわぁ!ここで相手を全滅させとかないと返しで負けるでしょーが!」

 

えっと除外されたカードは・・・・うげっ、旋風2枚にヴァーユ・ハルマッタン・グラディウスまでも逝った?!貴重なサーチ・リクルート対象が・・・・ま、まぁこればっかりはしょうがない。

(↑作者実話)

 

「よし、反撃開始よ!《シュラ》(攻1800)で《ガイオアビス》を攻撃!」

 

『シャラァ!』

『うごぉ?!』

 

 

せ、正拳突きしおった・・・・

 

 

「ッチィ・・・・」

 

「《シュラ》のモンスター効果!戦闘でモンスターを破壊したのでデッキから攻撃力1500以下の・・・・《上弦のピナーカ》を特殊召喚!」

 

『ピャッ!』

 

「続いて《ゲイル》(攻1300)で《ダークエンド》を攻撃![ゲイルスラスト]!!」

 

『クルルッ!』

『ノアアッ?!』

 

「おのれぇ・・・・」

 

 

万丈目&ももえ LP8000➡7600➡7450

 

 

「メインフェイズ2!レベル4《蒼炎のシュラ》にレベル3チューナー、《上弦のピナーカ》をチューニングッ!」

 

「合計レベルは・・・・7か!」

 

「よーし、やっちまえジュンコー!!」

 

「まっかせなさい!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れっ電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げ、《A BF(アサルト ブラックフェザー)-驟雨のライキリ》!!」

 

『1羽遅れで参上‼』

 

 

《驟雨のライキリ》星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守1800

 

 

≪来たか、彼女のエースモンスター!≫

≪漸く本領発揮ってトコかな?全く・・・・≫

 

 

「まだ言ってるしあんにゃろ・・・・まぁいいわ、魔法カード《アゲイスト・ウインド》で《突風のオロシ》回収、攻撃力分ダメージを受けるわ。

 

ジュンコ&十代 LP4000➡3200

 

「んで再び特殊召喚!《ライキリ》の効果発動!自身以外の[BF]の数だけ相手のカードを叩っ切る!!現在は《ゲイル》と《オロシ》の2体!対象は《ライトエンド・ドラゴン》と《アームド・ドラゴンLv7》!!」

 

『参る![ライトニングエッジ]!!』

 

 

あ、⚫イルズっぽい技名は止めたのね・・・・

 

 

『『ギャオオオオオ?!』』

 

 

「フッフーン、こっちのがよっぽど〈サンダー〉よね」

 

≪ジュンコ選手、あのフィールドを壊滅させたー!!流石は強欲で貪欲なインチキ効果だ!!≫

「色々混ぜんなぁ!」

 

「《ライトエンド》!《アームド・ドラゴン》!!・・・・貴様ぁ、やってくれるではないか!」

 

『むっ、我のことか』

 

「当たり前だろう!他に誰がいるんだ!鳥人ジョーみたいな格好しおって!!」

 

『ち、鳥人ジョー?!』

『ク~ルゥ(ため息)』

 

「やっぱ見えてるみたいね・・・・」

 

「万丈目~、やっぱお前も精霊見えるんだな~」

 

「ちょっ、公衆の面前でそうゆうの止めない?」

 

「激しく同意ですわ・・・・全国に痛いコ4人組とか思われたくありませんし」

 

実はCVがももえ『アニキィ~、やっぱり皆見えてるんだよぉ。オイラの兄弟のこと知ってる人いるかも!』

 

「ええい!大人しく墓地に引っ込め攻撃力0!!」

 

 

「・・・・続けてよっと、カード1枚伏せてエンドフェイズに《上弦のピナーカ》の効果で《残夜のクリス》を手札に加えて終了よ」

 

ジュンコ&十代 LP3200 H1/3

 

《驟雨のライキリ》(攻)

《疾風のゲイル》(攻)

《突風のオロシ》(守)

セットカード×3

 

「わたくしの番ですわね、ドローしてっと・・・・」

 

 

モモの奴、万丈目君のサポート用にデッキだいぶいじってるっぽいな~唐突に変なカードだしてこなきゃいいけど。

 

 

「う~ん、仕方ありませんね。お願いします《深海のディーヴァ》さん!」

 

『ヤッホ~、ジュンコ久しぶり~』

 

「なんか自然に会話してるな・・・・ももえも精霊持ちだったのか」

 

「はぁ~、だから嫌でしたのに。まぁ今更ですかね?効果発動、デッキから・・・・」

「はい久しぶり、リバースカードオープン!罠カード《ブレイクスルー・スキル》!!《ディーヴァ》の効果を無効にするわ!」

 

『ありゃま・・・・久しぶりなのにあんまりじゃない?』

 

「アンタの効果通したらなんか無茶苦茶されるでしょーが!暫く黙ってて頂戴!」

「手札より速攻魔法発動!《マスクチェンジ・セカンド》!!」

 

「ちょっ、ももえアンタァ?!」

 

「どうしたんだジュンコ、あのカードなんかやばいのか?」

 

「フフフフフ、手札1枚を捨ててフィールドの《深海のディーヴァ》さんを墓地に送り・・・・EXデッキから効果で墓地に送ったモンスターと同じ属性の[M(マスクド)・HERO]を特殊召喚致します!!

 

「まっ、[M・HERO]だぁ?!」

 

 

「《ディーヴァ》さんを変身!!邪魔ものは溶かして進む!《M・HERO アシッド》!!」

 

『ちょっとモモ!この格好窮屈!!』

 

《M・HERO アシッド》(inディーヴァさん)星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100/

 

「なんだぁこいつは?!」

 

≪お~っとぉ!ももえ選手、相手の罠を回避する為に新たなHEROを呼び出したぞー!!≫

 

 

「すっげー?!融合無しでの融合召喚みたいなもんか!」

 

「手札1枚捨ててるんで消費は変わりませんけどね?《ブレイクスルー・スキル》は対象不在になり《深海のディーヴァ》墓地に行きましたが、あくまで召喚時の効果!効果は適用されますわ!おいでませっ、《ニードル・ギルマン》!」

 

『ギヒッ』

 

 

あ、あれっ?海皇じゃないし・・・・

 

 

「更に《アシッド》の強制効果!相手の魔法・罠カードを全て破壊致します![アシッドレイン]!!」

 

「クッソゥ、《ミラーフォース》と《ブラックソニック》がぁ・・・・」

 

「あら怖い怖い・・・・まさかの両方共攻撃反応でしたか」

「む、無茶苦茶な効果だな。《大嵐》より強くないか?」

 

「まだまだですわ!この効果の後、相手モンスター全ての攻撃力も300ポイントダウンします!」

 

 

『ぎゃぁぁぁぁぁ?!ちょっと溶けて刀零れしたぁ!!』

『グルゥ~・・・・』

『グヘッ』

 

《ライキリ》(攻2600➡2300)

《ゲイル》(攻1300➡1000)

《オロシ》(攻 800➡500)

 

 

「バトルです!《アシッド》(inディーヴァ)で《ライキリ》を、《ギルマン》(攻1700)で《ゲイル》を攻撃![アシッドバレット]![串焼きの下準備]!」

 

「二つ目の技名なによ?!キャアッ」

 

 

ジュンコ&十代 LP3200➡2900➡2200

 

 

「ハハハハハハッ!枕田ぁ、貴様の相棒達も大したことはないな?実質浜口の《ディーヴァ》1体に壊滅させられたようなものではないか!よくやったぞ浜口!!」

 

《む、無念・・・・》

 

「お褒めに預かり光栄ですわ♪わたくしはこれにてターンエンドです」

 

 

ももえ&万丈目 H0/2 LP7450

《M・HERO アシッド》(攻)

《ニードル・ギルマン》(攻)

 

 

「しっかしとんでもないHEROもいたもんだな、《アブソルートZero》に匹敵するぜ・・・・ジュンコはあれ知ってたのか?」

 

「あ~うん、持っては無いんだけどね~。変に期待させたく無かったのよ」

 

 

あ~あ、十代にはあまり知って欲しくなかったなぁ・・・・私のエゴだけどさ。

《シャドーミスト》のテキスト?大丈夫ばれてないばれてない、《チェンジ》速攻魔法ってなんだ?とか言ってたし。

 

 

「未知のHEROかぁ、燃えてきた!俺のターンドロー!《E・HERO シャドーミスト》を召喚!」

 

『フフフッ』

 

《シャドーミスト》星4/闇属性/戦士族/攻1100/守1500

 

 

噂したらきたっ?!まぁサーチしてたもんね。

 

 

「フン、単体で何が出来る?」

 

「融合等の素材にしてなんぼのモンスターですものね、召喚したってことは《融合》は無いのでしょうか」

 

「単体?何言ってんだ、まだジュンコのモンスターが1体いるんだよ!!」

 

「何?!」

 

「へっへ~ん、ちょっと言ってみたかったんだよな~。ゴホン!・・・・レベル4の《シャドーミスト》に、レベル1のチューナーモンスター《突風のオロシ》をチューニング!!黒き烈風よ!絆を紡ぐ追い風となれ!シンクロ召喚!飛び立て《A BF 五月雨のソハヤ》!!」

 

『・・・・?!?!』

 

 

≪五月雨のソハヤ≫星5/闇属性/攻1500/守2100

 

 

≪おおっとこれはどうゆうことだ~?!融合使いだと思われた十代選手が、突如シンクロ召喚を繰り出してきたー!!≫

 

「《シャドーミスト》が墓地に送られたので《ブレイズマン》を手札に加えるぜ!」

 

「ジュンコさんの仕業ですね。十代様には「融合以外似合わないから使って欲しくない!」とか言ってませんでしたっけ・・・・」

 

「タッグの場合は例外よ、例 外!メインデッキはあんまいじってないし・・・・こうでもしないと私達の場合互いにシナジー皆無だもの」

 

 

まぁ、まさか出るとは微塵も思って無かったわけで・・・・《ソハヤ》も困惑してるっぽいわ、ごめんね?

 

 

「そうゆうこと、《五月雨のソハヤ》効果発動!召喚時に墓地の[A BF]を特殊召喚出来るぜ、もう一回頼む!《雨隠れのサヨ》!!」

 

『サヨッ?!』

 

「またそのコですか・・・・似非侍さんのがマシだったのでは?」

 

「へっへ~ん、俺の融合デッキにはもう1枚[BF]がいるんだよ!レベル2の《雨隠れのサヨ》にレベル5チューナーとなってる《五月雨のソハヤ》をチューニングだっ!!」

 

「なんだと?!」

 

「え~とたしか、漆黒の・・・・翼濡らし、そぼ降る雨に響け!雷鳴の一撃!シンクロ召喚!!突き抜けろ《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

『おーっ?!まじで出してくれるとはなぁ!!』

 

《A BFー涙雨のチドリ》星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守1800

 

「さっきも思ったけど、よく口上空で言えるわね・・・・」

 

「ちょっと練習したんだぜ、ジュンコの試合の録画観てな。

「何それ恥ずい」

 

「《チドリ》の攻撃力は墓地の[BF]の数×300!今、俺達の墓地には8体!」

 

「攻撃力・・・・5000だとぉ?!」

 

「いっくぜぇ~《チドリ》で《アシッド》を攻撃!雷鳴の一撃![ライトニングスラッシュ]!!」

 

 

『チェストォ!!!』

 

『キャアアア!?』

 

 

「《ディーヴァ》さん!」

 

 

ももえ&万丈目 LP7450➡6050

 

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

ジュンコ&十代 H1/2 LP3050

《涙雨のチドリ》(攻5000)

セットカード

 

 

≪ターンが代わり状況がまた一新!ライフは俄然ノース代表が上回っているものの、攻撃力5000の登場は大きい!!≫

≪ばっきゃろぅ!あの二人が、ただの脳筋相手に苦戦するはずがねぇ!!≫

 

アンタが去年負けたカイザーさんも失礼だけど脳筋じゃね?

 

「クックックックック、そうこなくてはな!一方的な勝利などなんの面白味もないわぁ!!俺のっ、タァーン!!」

「スタンバイフェイズに、墓地から《黄泉ガエル》の効果発動!自陣に魔法・罠が無い場合蘇る、ですわ!」

 

『ゲロオッ』

 

《黄泉ガエル》水属性/星1/水族/攻100/守100/

 

「うへっ、《マスクチェンジ・セカンド》で捨ててたの?!ちゃっかりしてんわね~・・・・」

 

「フン、折角のアシストだが必要無いかもしれん。面白いカードを引いたからな・・・・」

 

「面白いカード?」

「な、なによ一体・・・・」

 

「魔法カード《魔導契約の扉》!十代!貴様にはこの魔法カードをくれてやろう、好きに使うがいい!」

 

「お、カードくれんのか?!」

 

とか言いながら十代に向かってのカード手裏剣である、投げる方も投げる方だけどよくキャッチ出来るわねぇ。

 

「これにより、俺はデッキからレベル7か8の闇属性モンスターを手札に加えることが出来るのだ!」

 

「ちょっと~!ちゃんと公開しなさいよ!!」

 

「フン、すぐにみせてやろう!俺の墓地には伝説の爆走王《スカルライダー》《闇よりいでし絶望》《ダークエンド・ドラゴン》がいる。この意味が貴様達にはわかるか?!」

 

「は?ラインナップばらばらすぎてさっぱりわかんねぇ・・・・ジュンコは?」

 

「ま、まさか・・・・墓地に闇属性3体?!」

 

「その通り!蹂躙せよ漆黒の鎧龍!《ダーク・アームド・ドラゴン》!!!」

 

『ギャオオォォォォォ!!』

 

《ダーク・アームド・ドラゴン》星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000

 

 

「こっ、これは?!あんなカードわたしはしりませんぞ!」

 

「フフフフフ、何度でも言いますぞ鮫島さん。私は本気だとね!!」

 

 

「黒い《アームド・ドラゴン》だってぇ?!」

 

「フハハハハハハハ!表があれば裏もまたそこに存在する、これが裏の切り札《ダーク・アームド・ドラゴン》だ!!」

 

 

うっわまじすか、ボチヤミサンタイ様きたわ・・・・コラももえ、ドヤ顔すんなドヤ顔を。

 

 

「コイツの効果は残酷だぞ?墓地の闇属性モンスターを除外し、フィールドのカード1枚を抹殺する!2枚《闇よりいでし絶望》と《スカルライダー》を除外し、貴様達のフィールドを壊滅させてやる!《ダーク・ジェノサイド・カッター》!!」

 

『ヒャッハァァァァァ!!』

 

総長の亡霊(+他)飛んできたぁ?!

 

 

「クッ、リバースカードオープン!《クリボーを呼ぶ笛》!頼むぜ相棒!《ハネクリボー》を特殊召喚!!」

 

『クリクリッ』

 

『あ、俺は放置ね?ギャアアアア!!』

 

「《チドリ》がミンチドリになった事により効果発動、墓地から《ライキリ》を復活させるわ!!」

 

《ハネクリボー》星1/光属性/天使族/攻300/守200

 

 

「貴様らの相棒達か・・・・《ライキリ》は兎も角、《ハネクリボー》など《進化する翼》無しではなんの脅威でもないわ!あの時の屈辱を返してやる!!」

 

「俺の相棒を馬鹿にすんなよ万丈目!」

「そうよ!似非侍の《ライキリ》と違ってかわいいじゃない!!」

 

 

≪君達、論点がずれてるよ!!≫

 

『そして相変わらずの我の扱いである・・・・めげぬし』

 

 

「・・・・だが少し羨ましくもあった、そんな存在を身近に持つお前達を・・・・見えてしまうと尚更な」

「万丈目様・・・・」

 

 

「ん?なんかいったか?」

「声小さくて聴こえなかったわ」

 

「フッ、だか俺にもそんな存在が出来た・・・・

『オイラのこt

「違うわっ!・・・・見るがいい、我が《相棒》の姿を!!浜口の2体のモンスターを生け贄に捧げる!!」

 

そいやまだ召喚権残ってたっけ、え?相棒?

 

「俺と供に戦ってくれ・・・・光と闇の狭間より、降臨せよ!《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)》!!」

 

『グルルル・・・・グワアァァァァァァ!!』

 

 

《光と闇の竜》星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

 

 

≪ふ、ふつくしぃ・・・・≫

≪吹雪どうした?!≫

 

≪サンダーさん、あんなカードまで・・・・≫

 

 

「こいつが俺の相棒、地獄の底で出会った我が最強のモンスター・・・・《光と闇の竜》だ!!」

 

「すっげぇ・・・・チョ~~~~カッコイイー!!」

「う、ウン」

 

ま、まさか《光と闇の竜》まで出してくるなんて。ん?地獄の底で出会った?あのコまさか・・・・

 

「キャ~!最高ですわ万丈目様!!」

 

あ、こっそりブイサインしてるし・・・・仕込んだわね。

 

「サンダーと呼べ!」

 

「「「「万丈目サンダー!!!」」」」

 

 

「バトルだ!《光と闇の竜》よ!十代の《相棒(ハネクリボー)》に、力の違いをみせてやれ!」

「インディクネイt

 

「このタイミングでボケるな浜口![ダーク・パプティズム]!!」

 

 

『ガアアアアアア!!』

『クッ、クリクリ~?!』

 

 

「あっ、《相棒》!けど《ハネクリボー》の効果が発動、このターンの戦闘ダメージを・・・・」

 

「甘いな、《光と闇の竜》効果発動!攻守を500下げ、あらゆる効果の発動を無効にする!!」

 

『グルゥ・・・・!』

『クリィ・・・・』

 

「まっ、まじかよ?!」

 

結構無茶苦茶な効果よね、弱点がないわけじゃないけどこの場は・・・・

 

「《ダーク・アームド・ドラゴン》よ《ライキリ》そいつもミンチにしてやれ!《ブラック・アームド・バニッシャー》!!」

 

『ギャァァァァァァ!』

 

「《ライキリ》!・・・・せめてミンチドリと合わせて兄弟丼にするからねっ」

 

『解せぬぅ・・・・』

 

ジュンコ&十代 LP2200➡2000

 

 

「ジュンコさん、お腹すきましたの・・・・?」

 

「存外余裕だな、気に食わん!俺はこれでターンエンドだ。トドメは貴様にまかせる」

「畏まりですわ♪」

 

ももえ&万丈目 LP6050 H0・0

《ダーク・アームド・ドラゴン》(攻)

《光と闇の竜》(攻2800➡2300)

 

「「いいぞー準!!ももっち!!」」

 

「「「サンダー!サンダー!万丈目サンダー!!」」」

「「「モモ様~!!」」」

 

 

≪ノース代表圧倒ー!!初巡のシンクロモンスター達とはまた一味違った、大型ドラゴン達の応酬だ!どうする本校側!!≫

≪あの効果が問題だな、後最低3回は効果を無効にされるわけだが・・・・≫

 

 

「か~っ、すまねぇジュンコ。お前のモンスターまでひどい目に・・・・」

 

「気にしないの、除外されたわけじゃないから大丈夫よ。私のターン、ドロー!!」

 

≪これで3巡目だな、手札2枚であのドラゴン達を突破出来んのかねぇ≫

 

「よし・・・・こうなりゃ正面突破よ!《弔風のデス》召喚!」

 

『グァーッ!』

 

「デス?フッ、物騒な名前だな。それほど強力そうではないが」

 

 

わざわざ相手のモンスターにケチつけないでよ・・・・それとも煽ってミスを誘ってんのかしら。

 

 

「悪いけどこのコが《光と闇の竜》攻略の糸口よ、召喚時に効果発動!レベルを1つ上げるか下げることができる!」

 

「・・・・!《光と闇(ライトアンドダークネス)》の効果を・・・・発動」

 

《光と闇の竜》(攻2300➡1800)

 

≪えっ、なんであんな効果無効にするんだ?≫

≪おそらく・・・・強制効果、どんな効果が発動しても無効にしてしまうのだろう≫

 

「そう、アンタの相棒は確かに凄いけど・・・・無差別なのよ!《残夜のクリス》を特殊召喚!」

 

《キシャッ》

 

「レベル4の《クリス》にレベル4《デス》をチューニング!漆黒の風を纏い、末世より飛翔せよ!シンクロ召喚!黒き魂《玄翼竜 ブラック・フェザー》!!」

 

《グゥウォオオオ・・・・》

 

《玄翼竜 ブラック・フェザー》星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守備1600

 

 

≪出ましたっ!名前の割りには効果も[BF]に関係無いもはや鳥ですらなくドラゴン!!僕は結構好きだけどねっ≫

 

「アンタはダークとかブラックとかデーモンとか・・・・ぶっちゃけドラゴンだったら大体好きなだけじゃん!いちいち突っ込むんじゃないわよ厨二病患者が!」

 

≪そうさ!だから万丈目君のフィールド込みでかなり僕の目の保養になっている!!≫

≪あの罵倒(?)くらってダメージ無いどころか開き直るだと・・・・≫

 

「・・・・も~ほっとこ、バトルよ!《光と闇の竜》(攻1800)に攻撃![ブラック・レイジ・エントリー]!!」

 

『ガアアアアアア!!』

 

『ギャオォォォ・・・・』

 

ももえ&万丈目 LP6050➡5050

 

「《光と闇》!!おっのっれぇ・・・・最後の効果を発動!自分フィールドのカードを全て破壊し、墓地のモンスターを復活させる・・・・《光と闇》の魂を受け継ぎ甦れ!《ライトエンド・ドラゴン》!!」

 

『グオオオオ!!』

 

「・・・・エンドフェイズに《弔風のデス》を素材にシンクロを行ったので1000ダメージを受けるわ」

 

 

ジュンコ&十代 H0・2 LP 2000➡1000

《玄翼竜 ブラック・フェザー》(攻)

 

「わたくしのターンッ・・・・スタンバイフェイズで《黄泉ガエル》復活。バトルです!《ライトエンド》で《ブラック・フェザー》を攻撃![シャイニングサプリメンション]!!」

 

「うっ、向かえ討て![ブラック・レイジ・エントリー]!!」

 

「無駄ですわ!《ライトエンド》の攻撃宣言時、攻守を500下げることで戦闘するモンスターの攻撃力を1500下げさせて頂きます![ライト・イクスパンション]!!」

 

《ライトエンド》(攻2600➡2100)

《ブラック・フェザー》(攻2800➡1300)

 

『グオオオオッ』

 

「キャァァァァァッ!?」

 

ジュンコ&十代 LP1000➡200

 

 

「カードを伏せてターンエンドですわ」

 

ももえ&万丈目 H0・0 LP5050

《ライトエンド・ドラゴン》(攻)

《黄泉ガエル》(守)

セットカード

 

「申し訳ありません、絶好のチャンスでしたのに・・・・」

 

「構わん。俺自身で奴等にトドメを刺せるのだ、むしろ感謝しなくてはな?フハハハハハ」

 

 

「だったら万丈目にターンを回す前にきめてやるぜ!俺のターン!」

 

「フン、やれるものならやってみるがいい!ライフ5000オーバーを削り切れるものならな!」

 

「おう!まずはさっきサーチしといた《ブレイズマン》を・・・・」

「スタンバイフェイズに罠発動!」

 

「「えっ?」」

 

「《マインド・クラッシュ》!!宣言するカードは《E・HERO ブレイズマン》!!さぁ、手札を公開してくださいな(ニッコリ)」

 

≪こ、これは鬼畜!サーチを多様する[HERO]相手にピーピングハンデスだぁ!!≫

≪流石はモモ様!普段は防御とか考えないくせに、人の嫌がるポイントはしっかり抑えているぜ!!≫

≪それは褒めているのか?!≫

 

「クッ・・・・」

 

十代手札

《E・HERO ブレイズマン》

《E・HERO エッジマン》

《ミラクル・フュージョン》

龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)

 

 

「あ、あらっ?とりあえず《ブレイズマン》を捨ててくださいな」

 

およ、《龍の鏡》・・・・?あっ、万丈目君が《魔導契約の扉》で渡した奴ね!チャンスかも!!

 

「万丈目様!なんであんなカード渡したんですか!!」

 

「ム、《龍の鏡》のことか?《ダーク・アームド・ドラゴン》の方が《F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)》より有効だと思ってな、どうせ十代の馬鹿には使えないのだから・・・・」

 

「十代!それ使って!!」

 

「は?だってこのカードってドラゴン族融合モンスターを・・・・そうか!《龍の鏡》発動!!」

 

「なんだとぉ?!貴様がドラゴン族の融合モンスターなど持っているハズが、大体素材となるモンスターが居ないだろう!」

 

「墓地の《ブレイズマン》と・・・・ジュンコの《玄翼竜 ブラック・フェザー》を融合!!赤き戦士の力と、黒き翼の力をひとつに!融合召喚!《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》!!」

 

『グオオオオ・・・・ハアッ!!』

 

《波動竜騎士 ドラゴエキィテス》星10/風属性/ドラゴン族/攻3200/守2000

 

 

「ば、馬鹿な!何故貴様の融合デッキにドラゴン族が!!!」

 

「へっへ~ん、融合素材がドラゴン族シンクロと戦士族なんだよ、ジュンコがたまに出すからワンチャンあるかもって譲ってくれたのさ!な、ジュンコ!!」

 

 

「十代と・・・・私の・・・・の融合・・・・イイ・・・・」

 

「あ、あれっ?なんか様子が・・・・」

 

「しばらく放っておいて結構ですわ」

 

 

「だ が!《ライトエンド》は戦闘するモンスターの攻撃力を1500下げるのを忘れたか!3200程度ならっ・・・・」

 

「慌てんなよ、さっき手札公開したろ?《ミラクルフュージョン》発動!墓地の《スパークマン》と・・・・ちょっと物足りない気分になるけど《沼地の魔神王》で融合!来い!《E・HERO シャイニング・フレア・ウイングマン》!!!」

 

『ハアッ!!』

 

《E・HERO シャイニング・フレア・ウイングマン》星8/光属性/戦士族/攻2500/守2100

 

「このモンスターの攻撃力は、墓地の[E・HERO]の数×300アップする!現在3体だから3400だ!!」

 

「攻撃力3400と・・・・3200・・・・」

 

「そして《ドラゴエクィテス》の効果発動!万丈目の《ダークエンド・ドラゴン》を除外して、同じ効果を得る、攻守を500下げて《黄泉ガエル》を墓地に送るぜ![ダーク・フォッグ]!!」

 

《ドラゴエクィテス》(攻3200➡2700)

 

「グッ、相手墓地のモンスター効果をも奪えるだと・・・・《ダークエンド》を温存しておいた事が裏目に出たか」

 

「バトルだ!行っけぇ!《シャイニング・フレア・ウイングマン》!!《ライトエンド・ドラゴン》を攻撃![シャイニング・シュート]!!」

 

「まだだぁ!《ライトエンド》の効果を再び発動!攻守を500下げ・・・・」

「アッ、墓地より罠カード発動よ!《ブレイクスルー・スキル》!!《ライトエンド》の効果を無効にするわ!」

 

 

≪墓地から罠?!≫

「墓地から罠だとぉ?!」

「ぼ、ぼ、墓地から罠カードなんて卑怯ですわ!」

 

「驚き過ぎだろアンタら!てかモモは知ってんでしょこれぇ!!」

 

「てへっ、すっかり忘れてましたわ♪」

 

「おいおい・・・・まぁこれでバトルは変化無く実行だ!」

 

『ハァァァァァ・・・・トアァ!!』

 

『ギャオオォォ・・・・』

 

「《ライトエンド》!!」

 

「《シャイニング・フレア・ウイングマン》は《フレイムウイングマン》の能力を受け継いでいる、戦闘で破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受けてもらうぜ!!」

 

「うわぁぁぁぁ?!」

 

ももえ&万丈目 LP6050➡5250➡2650

 

「そんな・・・・ライフが・・・・」

 

「トドメだぁ!《ドラゴエクィテス》のダイレクトアタック![スパイラルジャベリン]!!」

 

「ちく・・・・しょう・・・・」

 

ももえ&万丈目 LP2650➡0

 

WIN ジュンコ&十代

 

 

ノースの皆さん「「「「「あぁぁぁぁぁぁ~!!」」」」」

 

≪決着~~~!!勝者は本校代表ペア、遊城十代君と枕田ジュンコ君だー!!!≫

 

「「「「「わあぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」「いよっしゃあっ!やったぜジュンコォ!!」

「いちいちハグすんなぁッ!全国流れてんのよこれ!!」

 

≪はいはい君達~、イチャつくのは寮に帰ってからにしてね~≫

 

「イチャついてないしむしろ襲われてるわっ!あと帰ってもそんなことしないしっ」

「え~」

 

 

「万丈目様・・・・申し訳ありません、わたくしの力が至らぬばかりに」

 

「みなまで言うな!・・・・俺のミスだ、あの場は《ダーク・アームド・ドラゴン》だけでも・・・・いや、《光と闇の竜》だけでも良かった。お前は何も失敗していない・・・・変に意地を張った、俺のミスだ!!」

 

「万丈目・・・・」

 

 

十代、シリアスな顔するなら離してからにしてくんない?私のライフも0にしたいの?

 

 

「お前は強かったぜ、今回勝てたのは俺達の運が良かっただけさ」

「心にも無い事を・・・・!」

 

「本当にそう思ってる!・・・・でも今度はさ、本当に本気の万丈目サンダーとデュエルしてえな」

 

「万丈目様が、本気では無かったと?」

 

「だって万丈目さ、目の前にいるのになんか・・・・別の何かと戦っている様に感じたんだ」

 

「・・・・・・・・」

 

 

なんでコイツは・・・・そうゆう事には敏感かなぁ?!私の気持ちとかには全ッ然アレなくせに!!てかこの状態で話進めんな色々台無しでしょ!!あ~・・・・もうダメ。

 

「十代様、お気持ちはわかりましたが・・・・そろそろ離してあげたらどうです?」

 

「えっ?!ジュンコ!!どうしたんだ顔真っ赤だぞ!!熱でもあんのか?!なんか目も虚ろだし・・・・しっかりしろ、ジュンコー!!」

 

 

「ぐぬぬぬぬぬぬ」

 

「明日香さん怖いッス。あと、テンプレェ・・・・」

 

 

殺到と現れる音<ババッバッ

 

「準!自分が何をしたのかわかっているのか!!」

「万丈目グループの恥晒しめ!」

 

「違いますわお兄様方!わたくしが無力だったのです、わたくしが弱いから・・・・」

 

「・・・・」

「ええい、煩い!役立たずは黙っていろ!!」

 

 

カチン「役立たず、だと・・・・」

ハッ「役立たず、ですって・・・・」

「おっ、復活した」

 

え、人が意識飛んでる間に万丈目兄's降りてきてんじゃん。とりあえず言いたい事は・・・・

 

「ふざk

「ふざけるな!!」

 

・・・・ありゃ?

 

「コイツが役立たずだと?!見当違いにも程がある!!」

 

「じ・・・・準?」

 

 

「たしかにコイツは空気読めなくて勝手でどこまでもついて来て、人の心を抉るわ風呂覗くわ不法進入するわ俺の嫌いな人参をこっそり皿に増量するわでろくでもない女だ!!」

 

「「・・・・・・・・」」

 

 

いや、何やってきたのよモモえも~ん・・・・

 

 

「だが・・・・だがっ、孤独に追いやられた俺をっ、支えてくれたのも・・・・このろくでなしなんだ!コイツを悪く言っていいのは俺だけだ!!」

 

「準様・・・・!」

 

「「準・・・・」」

 

「今回の勝負は!・・・・俺が弱かったから負けたんだ。コイツを悪く言うのは筋違いだ!」

 

「わたくしは・・・・」

「黙ってろ!!・・・・帰ってくれ、兄さん達」

 

「お前ッ・・・・!」

 

「帰ってくれ!!」

 

 

「そうだー帰れー!!」

「負けたけど、感動したぞー!」

「「サンダー!サンダー!」」

「「モモ様ー!素敵でしたー!!」」

≪最高のタッグだったぜ!!お二人供!!≫

 

 

「「「「帰れー!」」」」

 

 

≪かっえ~れっ!かっえ~れっ!さっさとかっえ~れっ!≫

≪吹雪、悪乗りはやめておけ・・・・≫

 

 

長作「いくぞ、正司」

「しかし兄者!」

 

「・・・・かつて準が、あのように他人を庇うことがあっただろうか」

 

 

 

お兄さん達行っちゃった。な、なんか解決したっぽいけどとりあずさぁ・・・・

 

「勝ったの私達よね?すっかり埋もれてないかな」

「まぁ、たまにはヒール(敵役)もいいんじゃないか?

 

 

「いいなお前達!1度や2度の敗戦で俺はもうへこたれんぞ!!」

 

「「「「「おー!!!」」」」」

 

 

「敗北は誰にでもある!しかぁし!人はそこから立ち上がることで進化するのだ!!」

 

 

「「「「「おおおおお!!!」」」」」

 

 

「俺はこの敗戦をバネに、限りなく進化を続ける!何故なら俺は!」

 

≪一!!≫

 

≪十!!ほら、亮も≫

 

≪ひゃ、百!!?≫

 

「「「「「千!!!」」」」」

 

「万丈目さん、だからだ!!!」

 

 

「「「「「サンダー!サンダー!万丈目、サンダァァァァァァァ!!!」」」」」

 

 

 

うーん、この会場を乗っ取る人気っぷり。うちら完全に茅の外ですね・・・・

 

かくしてノース校との学園対抗試合は、万丈目君がちょっと男らしさ(?)を見せて幕を閉じましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

続いてみせるっ!

 




ネットの回線は回復しなかったのでしばらくスマホ投稿です、ミス多いかも・・・・


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19羽 the JOIN side of darkness

※注意

今回はフブキングサイドからお送りします

劇場版遊戯王<the dark side of dimensions>とは一切関係ありません





前回のあらすじ

 

主人公、サンダーでいいんじゃないかな?

 

ジュ<いいわけあるかぁ!

 

 

そんなこんなで対抗試合が終った、この僕も面倒な司会進行なんて仕事も終了!ジュンコ君も最近様子が変とか聞いてたけどすっかり元の調子のようだし・・・・さ~て、久しぶりに愛しの明日香の元に緊急テレポートするとしますか?!

 

「吹雪・・・・」

 

「なんだい亮!僕はこれからアスリンの元へ全速★前進しなければならない!」

 

「携帯、鳴っているぞ?」

 

<パパパーパパパーパンパン!パパパーパパパーパンパン!(DMのBGMのアレ)

 

「なにっ、この着信音は!」

 

ピッ!

 

〔From:ISONOさん

御疲れ様です。

以下、瀬戸様の仰った事をそのまま文にしました。

 

 

「ふぅん、急な司会進行ご苦労だった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて言うと思ったか!!シンクロ召喚はある程度出来ていたが、エクシーズの方はさっぱりではないか、この凡夫がぁ!!やはり小娘共では埒が明かん!我々が直々に新たな召喚方を全世界へ知らしめるぞ、TV枠はもう明けたから至急アメリカI2社まで来い!!以上だ!!!」

 

PS:頑張って下さい〕

 

 

 

・・・・無茶振りキタ、つい半日前にアメリカからアカデミア帰って来たばかりですよ社長殿。至急って何時間かかると思ってるんだい!まぁ仕方ないか、明日香の次くらいに可愛い(なんて本人達に言ったら絶対に怒るが)弟子二人を自由の身にしてもらう為だ。師匠の僕が頑張らないとね・・・・

 

 

「フッ、どうやらお楽しみはこれまでのようだね・・・・僕は行く!後は頼んだよ亮、明日香に宜しく!アデュー!!」

 

「おいこら吹雪!頼まれても困るぞ!吹雪ー!!」

 

 

 

 

 

《あっ、あの馬鹿どこいった!!》

《か、風のように去りぬ・・・・》

 

 

 

 

 

中略、I2社➡収録会場着

 

「遅い・・・・遅いぞ凡夫ゥ!!貴様一体この俺をどれだけ待たせる気だ!予定より3分12秒の遅れDAー!!」

 

「急にアカデミア飛ばした上にいきなり呼び戻しておいてエライいいようですね社長!ある意味安心したよ!!」

 

「ハッハッハッ、タイムイズマネーですよ?吹雪ボーイ」

 

「もぅ・・・・ジュンコ君も連れてこれば良かった、ここで僕まで普段通りでは場が混沌としてしまう!」

 

ISONO「自覚はあるのですね吹雪殿・・・・」

 

 

ボケとツッコミは表裏一体、ある程度空気を壊すには空気を読む以上に技術がいるときがあるのさ!

 

 

真紅眼さんですよ『誰に言ってんだいブッキー?!』

 

 

「大体、わざわざ僕と社長でデュエルしてまで宣伝する必要あるんですか?I2社の誰かと誰かで良かったのでは・・・・」

 

「それがデスネー・・・・」

 

 

「フゥン、それでは俺が面白く無い!」

 

 

あっ、この人僕でうさ晴らししたいだけだ。あのデュエル(10・11羽参照)で妙に気に入られちゃったのか、週1くらいでわざわざデュエルしに来るんだよね・・・・嫁ジェットでアメリカくんだりまで。

 

『なんでも「凡骨をいたぶっているようで実に気分がいい」らしいな・・・・』

 

 

「ククククククッでは早速始めるぞ!準備しろ凡夫ゥゥゥ!!」

 

 

 

 

アメリカ青眼(社長の嫁)ドームより・・・・

 

 

「レディースエーンジェントルメーン!世界中のデュエリストのみなサーン!」

 

 

ってわけで収録が始まりました、改めて新召喚の説明とかしてるだけなんでこの辺り省くね。

 

 

「・・・・まだまだ調整に時間がかかりそうなので、一般の発売は今年の8月末からになりマース!!」

 

 

よ~するにアカデミア来年度あたりだね。それまで一般人には使うな小娘共ォ!by社長

 

 

「先日のデュエルアカデミア対抗試合で一部をご覧に入れましたが、今日は本格的にデュエルの中で紹介していきマース!!カモン!」

 

 

はいはい今いきますよ・・・・

 

 

「前振りが長いわペガサス!!貴様の演技がかった喋りを全て聞いていたら、日が暮れるわぁ!!」

 

「瀬人様ー!!そんな所で憤慨なさらないで下さい!!」

 

「小難しい事はいい、ようは世界中の諸君にこの俺直々に新たなシス↑テム↓を紹介しようとゆうのだ!有り難く思うがいい、フフフフフワハハハハハアーッハッハッハッハッハ!!」

 

 

ちょっ・・・・なんでこんなテンション高いんだろうね社長、デュエル中他一部を除きわりかしクールな人じゃなかったっけ? 磯野さん大変だなー・・・・

 

 

「さぁ来るがいい、この俺自ら選んだ名誉実験鼠(モルモット)よ!!」

 

「お呼びとあらば・・・・トゥッ!!」

 

 

入り口に滅茶苦茶炊かれたスモークを突き破って突撃する僕、なお名誉実験鼠は社長がつけた社内役職である。仮社員証にもそう書いてあるのが恐ろしい・・・・。

 

 

「着地っ、君達の瞳に・・・・何が見える?」

 

英語「空?」

 

(ry)「天?」

 

「ン~~~~JOIN!!」

 

「「「「「キャー!ブッキ~~~~!!」」」」」

真紅(ry)『キャ~!ブッキー素敵ー!!』

 

 

えっ、何故アカデミア内でも無いアメリカの会場で歓声があがるかって?

一応I2社に拉致られている間、アメリカアカデミアにも一応籍を置いたのさ!空き時間に少しだけ通っていたんだよ・・・・その時出来たファンだね!

 

『うん、この癖はどこいっても直らないんだよな。もう諦めたよ』

 

「理解のある相棒でなによりだ!」

 

 

「貴様、この俺の前で小娘共相手にふざける余裕があるとは・・・・」

 

「ファンサービスは大事ですよ社長、てか社長殿も出てきただけでキャーキャー言われてるじゃないか!」

 

「フゥン、御託はいい。始めるぞ!!デュエル開始の宣言をしろ!いそn、ではなくペガサス!!」

 

「ハッハー、海馬ボーイが楽しそうなのででデュエル開始シマース!」

 

『いいんだそれで?!』

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 

 

《シン↑クロ↓召喚!青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリットドラゴン)!!》

《エクシーズ召喚!真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)×3!!》

《貴様ァ!!》

《あ、ちょ、それ融合・・・・ギャー!!!》

 

 

 

 

 

 

デュエル後~夜の帰り道。

 

「はぁ・・・・」

 

『お、御疲れ様~ブッキー』

 

「いやぁ流石に酷くない?僕なりにエクシーズを理解してもらう為に頑張ったのに、先行精霊龍をかわしつつ・・・・」

 

『そだよな!ワンターンスリィ鋼炎竜とか、前世以来だったな!!』

 

「その結果、社長憤慨からの[《真青眼の究極竜(ネオブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》・ハイパーアルティメット・バーストォ!3★連★弾!!]だもんねぇ、亮以外で素材同名3体のサーチ無し手札融合とか始めて見たよ、展開特化デッキで妨害札無かったし・・・・」

 

『ボクは?!ボクが手札居たんだから効果使えば良かったノニ!』

 

「連続攻撃入った時点で究極竜2枚目が墓地いってるからね、ぶっちゃけ使う意味が無い」

 

『我・・・・出番・・・・無い・・・・』

 

「ごめんごめん、今日はエクシーズメインだったからね、プル㌧(渾名)もデッキに入れるから・・・・」

 

『てかゆっきー(幽鬼うさぎ渾名)初手率高すぎ、そこは本来アタシの居場所だよ!』

 

『レンさん(真紅眼(レッドアイズ)渾名)初手とかただの事故ジャン!だからブッキーはいつまでたっても《紅玉の宝札》がデッキからぬけないんだい!』

 

『ンダト、この性別不詳が!むしろデッキの回りがよくなるだろ!!』

 

『ナンダヨ、この需要無し巨乳バニラ!!枠圧迫してるのがわかんないノカ?!』

 

『誘惑・・・・トレードイン・・・・コスト・・・・出番・・・・』

 

 

ゴゴゴゴゴゴ「いい加減にしてくれないか君達・・・・二人でシンクロして牙王にするよ?それともプル㌧の生け贄にしようかな?」

 

『『ゴ、ゴメンナサイ』』

 

「ヘェ、回りに人なんて誰もいないのに独り事?」

 

 

その時、吹雪は動いた・・・・謎の女性に対し一瞬で間を詰めた上で、こう言い放ったのだ。

 

 

「やぁ、美しいお穣さん。こんな夜更けに一人で何処に向かおうってゆうんだい?」

 

『ま~た始まったよ』

『この病気、なんとかならないカナー』

『吹雪・・・・早い・・・・』

 

「ヘイ、ブッキー。ワタシよワタシ」

 

月明かりが射し視界が若干クリアになる、そこに居たのは・・・・

 

「マック!マックじゃないか!何故ここに?僕のことを待っててくれたのかい!!」

 

 

そこにはアメリカ・デュエルアカデミアで知り合ったマック、レジー・マッケンジーの姿があった・・・・

あえて言おう、美人だ。そして好みだ。

 

 

「フフフ、ある意味で正解よブッキー」

 

『アタシ、なんかコイツ苦手ぇ・・・・』

『同感デス』

 

「ああ、傷心の僕を慰める為にわざわざこんな遅くまで待っていてくれたんだねっ!今僕は猛烈に、感動している!!・・・・けどいいのかい?君は確か彼氏が居たような」

 

「ワタシに彼氏?どうして?」

 

「僕の留学初日にいきなりデュエルを挑んで来た男がいてね?確か彼が君とお揃いのイヤリングをしていた記憶がある」

 

『あ~居たな、いきなり「youが噂のフブキングかい?」とか喧嘩売ってきて、初ターンに「おいおい、これじゃMeの勝ちじゃないか」って呟いた結果後攻でワンキルされた奴・・・・』

『アイツの驚いた顔爽快だったネ~』

 

「ああ、デイビット?ワタシは彼とはなんでもないわ。たまたま同じイヤリングを知人から贈られただけなのヨ」

 

「そうなのかい!だったら遠慮無く、どうだい?これからディナーでも、夜景の素敵なレストランを知っていてね」

 

『前会長さんに奢ってもらってた処ダネ!』

『大丈夫かよ~(サイフ的な意味で)』

 

「素敵なお誘いネ、アナタのファン達が知ったら凄い事になりそう・・・・けど残念、アナタを待って居たのは別の目的なのヨ」

 

「別の目的?なんだいそれは、僕に出来る事なら力を貸すよ!」

 

「ソウ?だったら・・・・今アナタがデッキに入れていたカード、それをワタシに頂戴」

 

「・・・・!!」

 

彼女の雰囲気が変わった・・・・?!

 

「そのカードはある目的の為に必要なモノ、アナタがどうしてそれを持っているかは知らないケド・・・・《PLUTO》のカードを此方に渡しなさい!」

 

「フッ・・・・だが断る。」

 

「・・・・アラ、力を貸してくれるのでは無かったノ?」

 

「悪いけど、プル㌧は僕の大事な癒し、じゃなくて《PLUTO》は大事なカードでね!下さいと言われてハイそうですかと言うわけにはいかないのさ!!」

 

『吹雪・・・・イイ・・・・居心地』

 

全く可愛い事を言ってくれる。精霊二人が喧しい中、プル㌧は僕の心の癒しだからね・・・・いくらマックの頼みでも渡すわけにはいかないな、様子もなんかおかしいしね?

 

 

「ソウ、だったら・・・・強硬手段ヨ!!」

 

 

彼女がそう叫ぶと・・・・辺りが夜の闇をも塗り潰す程に暗くなり、空気が重苦しく感じるようになった。

 

 

「なっ、これは?!」

 

『闇・・・・感じる・・・・ヤミ・・・・』

 

「これでアナタはワタシから逃げられない・・・・始めましょう?[プラネット]を賭けたデュエルを!!」

 

『ブッキー!これって・・・・』

『なんかヤバイ空気ダヨォォォ・・・・』

『ヤミ・・・・闇・・・・クククッ』

 

プル㌧テンションあがりすぎだよ?!

 

「仕方ない、か。いいよマック、その勝負受けよう!その代わりっ!」

 

「・・・・?」

 

「僕が勝ったら今夜は付き合ってもらう!アンティ嫌いな僕にそれを強要するんだ、それくらいのリターンがないとね!!」

 

『チョッ、ブッキーなに言ってんだヨ~?!』

『殴りたい、この笑顔・・・・ジュンコかモモエ呼びたい』

『ツッコミ・・・・不足・・・・』

 

「フフッ、この状況で余裕なのネ・・・・それとも単なる強がりかしら、それかただのおバカさん?いいわよ、もしワタシに勝てたならいくらでも付き合ってアゲルわ!勝てたなら、ネ!」

 

「ふっふーん、言質はとったよ?」

『変なスイッチ入りました~』

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

さて・・・・君達当然のように初手にいるね~、張り合うのは止めてほしいな。

 

 

「僕のターン!手札より《紅玉の宝札》(いつもの)を発動!《真紅眼の黒竜》を墓地に送り2枚ドローし、更にデッキから《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》を墓地に送る!!」

 

『(ドヤァ・・・・)』

『ムゥ~』

 

「飛ばしていくよ!魔法カード《儀式の下準備》!《召集の聖刻印》!!《黒竜降臨》・《黒竜の聖騎士(ナイト・オブ・ブラックドラゴン)》《聖刻竜アセトドラゴン》を手札に加え、《黒竜降臨》発動!《アセト》を贄に儀式召喚!《黒竜の聖騎士》!!」

 

『ハァァッ!!』

 

《黒竜の聖騎士》星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守1200

 

「《アセト》の効果!生け贄にされた事で、通常モンスターの《真紅眼の黒竜》を攻守を0にして特殊召喚!」

 

『今日のアタシは、脱力系だぁ・・・・』

 

「そして《黒竜》を生け贄に・・・・《真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)》を特殊召喚!!」

 

 

『ッシァ!みなぎってきたあ!!』

 

 

《真紅眼の闇竜》星9/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

 

 

「《闇竜》・・・・!」

 

「《黒竜の聖騎士》効果発動!このモンスターを更に生け贄にし・・・さぁおいで!《レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン》!!」

 

『グギァオオオオッ!!』

 

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守備2400

 

「・・・・」

 

「《ダークネスメタル》の力により、墓地より蘇れ!《真紅眼の黒炎竜》!!」

 

『グウオオオオゥ!!』

 

《真紅眼の黒竜》星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

 

「このモンスターはデュアルモンスターだ、一応再度召喚をしておくよ。カードを1枚伏せてエンドフェイズに《超再生能力》を発動、《アセトドラゴン》《真紅眼の黒竜》《黒竜の聖騎士》を生け贄にしたから3枚ドローさせてもらう、ターンエンド」

 

吹雪 H4

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》(攻)

《真紅眼の闇竜》(攻2400➡3300)

《真紅眼の黒炎竜》(攻)<デュアル>

セットカード

 

『う~ん、流石はブッキー。いつも通り過ぎて安心』

『でもちょっと飛ばしすぎダヨ!相手のコ引いてない?』

 

 

「いきなりスゴイ展開ネ・・・・でも、海馬瀬人に使ってたモンスターは出さないのかしら」

 

「あれらは研究中のカードだ、一般人相手に使ったりしないよ」

 

「この状況で、ワタシを一般人扱いするの?まぁいいワ!ワタシのターン、ドロー!」

 

 

マックとはデュエルをしたことがなかったけど(そもそもあんまり学校通えて無い)かなりの実力だとは聞いている、はてさてどんなデッキか・・・・

 

 

「まずは《手札抹殺》!互いに手札を全て破棄し同数ドロー!!」

 

 

いきなり手札交換か僕にとっても美味しいね・・・・

ただしゆっきー、テメーは駄目だ。

『ひどいヨ・・・・結局出番無しじゃないかぁ』

 

レジー 捨て札

《ハネワタ》

《天空騎士パーシアス》

《VENUS》

《マシュマロン》

《勝利の導き手フレイア》

 

吹雪 捨て札

《霊廟の守護者》

《幽鬼うさぎ》

《カーボネドン》

《死者蘇生》

 

 

「そして《ヘカテリス》のモンスター効果!これを捨てるコトで《神の居城-ヴァルハラ》を手札に加える!イクわよ・・・・《神の居城-ヴァルハラ》を発動!ワンターンに1度、手札の天使族を展開出来る!光臨せよ《アテナ》!」

 

『ハアッ』

 

《アテナ》星7/光/天使/攻2600/守800

 

「女神様がおいでなさったか、君に似合う美しいモンスターだねぇ」

 

「フッまだまだ余裕なようネ、なら次はこれヨ!《神秘の代行者アース》を召喚!」

 

『フフッ・・・・』

 

《神秘の代行者アース》星2/光/天使/攻1000/守備600

 

「召喚時に効果発動!《創造の代行者ヴィーナス》を手札に加える!」

 

 

おかしい・・・・確かあれはチューナーモンスターだったはずだ、何故彼女が所持している?

 

 

「フフフ、このモンスター達が珍しいようネ。ワタシの父親が誰だったか忘れたノ?」

 

「ッ!」

 

Mr.マッケンジー・・・・アメリカ・デュエルアカデミアの校長だ、彼の伝で彼女に渡ったのか?だがしかし・・・・

 

 

『(ヤッベー・・・・もしかしてアタシのせいかも)』

『レン・・・・顔色・・・・悪い・・・・』

 

 

「続けるわヨ!《アテナ》の効果を発動!《アース》を墓地に送り、墓地のモンスターを復活させる!大量展開のお返しヨ!舞い降りろ《The splendid VENUS》!!」

 

《The splendid VENUS》星8/光/天使/攻2800/守2400

 

 

『《VENUS》・・・・金星・・・・』

 

 

「これが[プラネットシリーズ]、貴方の《PlUTO》同様世界に1枚ずつしか存在しないカードヨ・・・・知らなかった?」

 

プル㌧、君そんな貴重なカードだったのかい?

 

『興味・・・・無い・・・・』

 

『(・・・・ブッキーは本人の希望で原作知識()全部消し飛ばしてんだよなぁ、たまに面倒くさいけど愉しそうだなおい)』

 

 

「続けるわよ!《アテナ》の効果で天使の特殊召喚成功時、600ポイントのダメージを与える!」

 

「グゥッ!この痛みはっ?!」

 

 

吹雪 LP4000➡3400

 

 

「フフフ、これは闇のデュエル。プレイヤーのダメージが現実に変わる悪魔のゲームヨ!続いて墓地の《アース》を除外し特殊召喚!《マスター・ヒュペリオン》!!」

 

『オオォォォ・・・・』

 

 

《マスター・ヒュペリオン》星8/光/天使/攻2700/守2100

 

 

天使版ダムド!やっぱりいたのかい!

 

 

「耐えきれるかしら?再びアテナの効果により600ポイントのダメージ!!」

 

「うわぁッ!!」

 

 

吹雪 LP3400➡2800

 

 

「そしてこれで、墓地には《ヘカテリス》天使族が4体!降臨せよ《大天使 クリスティア》!!更に《アテナ》の効果で追加ダメージヨ!」

 

『フンッ』

 

《大天使クリスティア》星8/光/天使/攻2800/守2400

 

「クッ・・・・」

 

吹雪 LP 2800➡2200

 

《クリスティア》・・・・最初の《手札抹殺》は墓地調整を狙ってのものか、引きもかなり強いんだねぇ参っちゃうよ。

 

 

「《マスター・ヒュペリオン》の効果!墓地の《ヘカテリス》を除外し《真紅眼の闇竜》を破壊するワ![裁きの恒星]!!」

 

『チックショー!覚えてろい!!』

 

「レン!そんな・・・・」

 

「レン?・・・・アナタ《真紅眼》に名前なんて付けてるのネ、可愛い所あるじゃない。《VENUS》の効果により天使以外のモンスターは攻撃力が500下がる!バトルよ!《クリスティア》で《レッドアイズ・ダークネスメタル》(2800➡2300)を攻撃!!」

 

「クッ・・・・」

 

「続けて《VENUS》で《真紅眼の黒炎竜》を攻撃[ホーリーフェザー・シャワー]!!」

 

「・・・・今だ!《VENUS》の攻撃時にリバースカード《禁じられた聖杯》を発動!《クリスティア》の攻撃力を400上げ、効果を無効にする!」

 

 

《クリスティア》(攻2800➡3200)

 

 

「ッ!一体なにを?!」

 

『グウオオオオゥ・・・・』

 

「ぐわああああ!!」

 

吹雪 LP2200➡1700➡1100

 

「この・・・・瞬間!手札の《真紅眼の遡刻竜(レッドアイズ・トレーサードラゴン)》!および墓地の《霊廟の守護者》の効果を発動!!これらのモンスターを特殊召喚し、破壊された《黒炎竜》を元の表示形式で特殊召喚する!!」

 

『ブッキー面倒だからって説明ハショリ過ぎ!皆ハ真似しないでネ!』

 

《真紅眼の遡刻竜》星4/闇/ドラゴン/攻1700/守1600

 

《霊廟の守護者》星4/闇/ドラゴン/攻0/守2100

 

 

「成る程・・・・《クリスティア》の特殊召喚封じを無効にし、壁モンスターを出す作戦ってわけ。だったら《マスター・ヒュペリオン》で《黒炎竜》を攻撃!《霊廟の守護者》は《アテナ》で攻撃ヨ!」

 

『『ギャオオォ・・・・』』

 

吹雪 LP1100➡700

 

 

「残念、耐えられちゃたわネ・・・・でも次で終わりヨ!ターンエンド!!」

 

レジー H1 LP4000

《マスター・ヒュペリオン》(攻)

《クリスティア》(攻)

《VENUS》(攻)

《アテナ》(攻)

 

 

彼女のフィールドには4体の上級天使・・・・天使?そういえば!

 

 

「・・・・くそっ、そういえばそうだった!!」

 

『ブッキー・・・・?どうしたんだそんな顔して!』

 

「いや・・・・明日香のモンスターに生け贄にされたら天使族サーチする子いたなって思い出してね、確か《弁天》」

 

『『ハッ?』』

 

「ああ・・・・僕とした事が失念していたっ!シンクロ体渡す前に優秀な天使族をプレゼントしてあげたほうがよっぽど明日香の為になっただろうにっ・・・・」

 

 

帰ったら会長に話して代行者とかクリスティアとかわけてもらおう、ジュンコ君に負けて相当くやしがってたからね、兄として少しは助力せねば!!

 

 

「アナタ・・・・ふざけてるの?自分の状況わかってる?!」

 

『も、もっと言ってあげてくれ。って聴こえないかあたしらの声』

 

「・・・・ふざけてなんかいないさ、君があまりに見てて痛々しいからね、少しはリラックスしてくれるかな~と」

 

「はぁ?!バカにしているのフブキ!ワタシのどこが痛々しいのヨ!」

 

「だってそうだろう?自ら闇のゲームを謳って起きながら、君はとても辛そうな顔でデュエルをしている。「こんな所居たくない、こんな事やりたくない」そんな心が見えるようだ」

 

 

「・・・・ッッ!!」

 

「図星、のようだね?何が君を追いつめてるのか知るよしもないけど、安心してくれていい・・・・僕が君を救ってあげよう」

 

「・・・・バカだとは思っていたけど筋金入りのバカか、ワタシを救う?ワタシは救いなんて求めてない、ワタシは自分の意思で闘っているのヨ!!」

 

「はぁ~、君も強情だねぇ・・・・僕が気に入ったコは似たような事ばかり言う。だったらまず、君の[闇]を祓ってあげよう!僕のターン!!」

 

 

小声『これで負けたらちょ~格好悪いよネ』

小声『だ、大丈夫大丈夫。馬鹿言った後は大抵なんとかすっから・・・・』

 

 

よし・・・・君達生け贄決定。

 

 

「まずはこれだ!速攻魔法《皆既日食の書》を発動!全てのモンスターを裏側守備表示に変更する!これで《クリスティア》の特殊召喚封じも無くなった!!」

 

「そんナっ?!」

 

『《皆既日食》とか《聖杯》とか、さっき社長戦で引けなかった《精霊龍》対策がばっちり機能してんな~』

 

「はい《復活の福音》。レ~ン、さぼってないで戦おうね~」

 

『うぉう?!びっくりしたぁ!!』

 

《真紅眼の黒竜》星7/闇ドラゴン/攻2400/守2000

 

「続いて速攻魔法《緊急テレポート》!サイキック族の《幽鬼うさぎ》をデッキから特殊召喚!!」

 

『えっ、ボクもォ?!』

 

《幽鬼うさぎ》星3/光/サイキック/攻0/守1800

 

「そして《幽鬼うさぎ》と《遡刻竜》を生け贄に・・・・現れよ!《The suppression PLUTO》!!」

 

『ええええ!?そんな~!!』

 

《The suppression PLUTO》星8/闇/悪魔/攻2600/守2100/

 

 

『出番・・・・来た・・・・クククッ・・・・』

 

「《PLUTO》・・・・まさか《クリスティア》がいた状況から繰り出してくるなんて」

 

「人相手に出すのは初めてだねプル㌧?さて、活躍してもらうよ!《PLUTO》の効果を発動!カード名を1つ宣言し、それが相手の手札にあれば相手のカード1枚のコントロールを奪う!僕が宣言するのは《創造の代行者ヴィーナス》!!」

 

「クッ、こっちの《ヴィーナス》はワタシに不幸をもたらした訳・・・・」

 

 

憎たらしそうに彼女は手札を公開する。自分のカードなのにそんな事言うなんてね?

 

 

「ビンゴ!君のモンスター1体を頂戴する、頂くのは・・・・《アテナ》だ!!」

 

「《VEUNS》でも《クリスティア》でもなく《アテナ》?!一体何を考えて・・・・」

 

「墓地の《カーボネドン》を除外し効果を発動!デッキからチューナーモンスター、《ガードオブフレムベル》を特殊召喚!!」

 

『ギギッ』

 

「《アテナ》を反転召喚し・・・・レベル7《アテナ》にレベル1《ガードオブフレムベル》をチューニング!!王者の鼓動、今ここに列をなす、天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!誇り高き魂《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!!」

 

『グッヴオォォォォ!!』

 

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻3000/守2000

 

『おっ、会長から預かった例のシンクロモンスターだな!宜しくぅ!!』

『グルルルル・・・・』

 

 

「シンクロ召喚?!デッキに取り入れていたのネ・・・・アナタ、さっき一般人には使わないとか言って無かった?」

 

「ちょっと僕のポリシーに反するけど・・・・君もチューナー入ってたし一般人扱いは嫌そうだったじゃないか。それにこれ以上辛そうな女性の顔を視たくないんでね?このターンで決めさせて貰うよ!」

 

 

『悪魔で・・・・紳士・・・・クククッ・・・・』

『プル㌧怖いし面白くないヨ・・・・』

 

 

「バトルだ!《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で裏側守備モンスターを攻撃![アブソリュート・パワーフォース]!!」

 

「《クリスティア》が!けどまだ《ヒュペリオン》がいるワ!」

 

「この時《レッド・デーモンズ》の効果を発動!守備モンスターを攻撃後、相手守備表示モンスターを全て破壊する![デモン・メテオ]!!」

 

『『ギャアアアアアッ』』

 

「バカな・・・・全滅・・・・」

 

「肩の荷を卸してあげよう、《真紅眼の黒竜》と《 PLUTO》でダイレクトアタックだ!!」

 

 

「イヤァァァァァァァ!!」

 

レジー LP4000➡0

 

WIN 吹雪

 

 

「ふぅ・・・・キングは一人!この僕だ!!」

 

『いやいや、観衆いねーからここ・・・・(なんで原作知識飛んでんのにくだらない事は覚えてんのかな)』

『勝った・・・・ヨカッタ・・・・』

 

『結局ボクだけ扱い酷かったヨォ』

 

 

術者が倒れて闇のゲームっぽい重苦しい霧が引いたか。おっといけないいけない、マックの様子を確認しないと・・・・

 

 

ペシペシ「お~いマックー?大丈夫かーい?起きないと襲っちゃうよー?・・・・駄目だ、意識がない(月並み)」

 

『冗談でもそうゆう事言うの止めようヨ』

 

「ばか、ゆっきーばか。美人が気絶していたらお約束だろう?

『知らないヨ!』

 

 

仕方ない、放置しとくのもアレだしお持ち帰り・・・・じゃくてホテルで一旦保護しますか」

 

 

『人が居たら激しく誤解されそうな発言を連発すんな、アンタの事だから大丈夫だろうけどさ』

 

 

僕はマックをお姫様だっこ()してその場を離れようとした、その時・・・・

 

 

「貴方!一体そこで何をしているの?!」

 

 

黒髪長髪の、なんだか見覚えがある日本人女性が懐中電灯でこちらを照らしていた・・・・やれやれ、これはしばらく厄介事に巻き込まれそうだなぁ。明日香達の元に帰れるのは何時になるやら・・・・

 

 

 

 

 

 

『・・・・続く・・・・つもり・・・・クククッ・・・・』




普通に原作順に墓守編書こうと思ったら筆がまったく進まず、1週間以上悩んだ結果こんな話に・・・・次回はちゃんと本筋に戻る予定

ぜ、全部PLUTOが可愛く見えたのが悪いんだ!!





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20羽 友人のそのまた友人と二人きりになったりすると結構気まづい

今回は作者的息抜き回です。


前回のあらすじ、

 

おい、主役私。

 

 

 

 

とある日曜日~・・・・

 

「はぁ?錬金術の授業の課外研修?」

 

電話『そうそう、前に大徳寺先生が言ってたろ?今日これからなんだ!ジュンコも行こうぜ!!』

 

 

あ~・・・・なんか変な遺跡行って異世界飛ばされてみんなが人質にされて十代が闇のデュエルやらされるんだっけ?(うろ覚え)

 

 

「う~んゴメン、折角だけど遠慮しとくわ」

 

『え~、なんでだよ!対抗試合以降ちょっとノリ悪くないか?!最近デュエル頻度も減ったし・・・・』

 

 

そ、そうかしら?ほぼ毎日デュエルしてる気はするけど・・・・対抗試合の時に人前で昇天(苦笑)しちゃったから無意識に遠慮しちゃってるのかな。

まぁぶっちゃけ命の危険があるのに無理してまで同行したくはない、私軽い狭所恐怖症なのよね・・・・生き埋めとかまじで勘弁トラウマになる。十代なら負けないって信じてはいるけど・・・・

 

 

「今日は用事があってね~、皆で楽しんできて!じゃっ!!」

 

『あっ、おいジュンコ?!』

 

 

ツー、ツー、ツー、

 

 

「ふ、ふふふふふふ」

 

RAIKIRI『ど、どうされたジュンコ殿・・・・』

 

「十代の誘いを断った罪悪感で潰れそう、死にたい」

 

『それなら行けば良いのに・・・・』

 

「生き埋めは嫌っ!!」

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

森探索中なう、

 

 

『ジュンコ殿?どこへ向かわれるので・・・・』

 

「フッ、ライキリィ・・・・私は今日気付いてしまった事があるわ」

 

『な、なんでござろう』

 

「私、十代達か明日香達以外に・・・・友達居ない」

 

『へっ?!』

 

 

「十代と喧嘩中は選択ボッチだったからいいけど・・・・こう冷静に我に返ってみると私他に親しい人居ないじゃん!寂しい人じゃん?!高等部入ってから十代と絡んでばっかで他に意識があまり向いてなかったわ・・・・今日何してよう、折角の休日なのにやる事がないわ!?」

 

『は、はぁ・・・・』

『ク~ルゥ(ため息)』

 

 

「とゆーわけで今日は久々にデュエリストジュンコをお休みして・・・・バードウォッチャー・ジュンコに戻ろうかなって、火山の中腹にでものっぼるっかな~♪」

 

『ジュンコ殿は本来アウトドア派でしたな、しかし大丈夫でござろうか?十代一行達と鉢合わせになったりしたら気まづいのでは・・・・』

 

「フッフーン、学園パンフに然り気無く遺跡の大まかな位置乗ってたのよ。反対方向から行くから平気平気・・・・」

 

 

そんなやりとりをしていると前方から黒い影が・・・・ま、まさか不審者?!まだ昼間なのにっ!

 

 

『わざわざ森を行く不審者は居ないと思われるが・・・・』

『クルクル(うんうん)』

 

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・やっと蒔いたか・・・・むっ、貴様は・・・・」

 

「あっ、アンタは・・・・」

 

 

「万丈目君?!」

「枕田ジュンコ!!」

 

 

な~んだぁ、不審者じゃなくて・・・・交流戦後に結局本校に戻る事になったけど数ヶ月学校離れてたせいで出席日数不足になりブルーじゃ進級出来ないからってチームレッド寮の仲間入りを果たした万丈目サンダーじゃないの。

 

『めちゃくちゃ説明口調ですな・・・・』

 

 

「何故貴様がここに!?まさか・・・・浜口の回し者か!!」

 

「回し者って何よ・・・・アンタ達何してた訳?」

 

 

当然ももえもセットで帰還済み、しかし奴はちゃっかり留学届けを出していたので単位余裕だとか。

 

 

「ホッ・・・・なんだ違うのか、浜口の奴が大徳寺教諭の課外研修に行こうとしつこくてな・・・・レッド寮に入ってしまったものの奴等と馴れ合う気はさらさら無いので逃げてきたわけだ」

 

「フ~ン、万丈・・・・面倒だからサンダーでいいや、呼びやすい。大変ね~、でも出席+1されるなら行けばよかったんじゃない?明日香も行くって十代言ってたし・・・・」

 

「むっ、言われてみれば・・・・ん?むしろ何故貴様が参加してないのだ。その口振りでは大方十代の奴に誘われてはいるんだろう」

 

 

生き埋めにされたくない。とは言えないわよね・・・・さて、どう返したもんかしら。あからさまに暇してる現場にエンカウントされちゃったし・・・・

 

 

 

「わ、私は割りと静かな場所を好むのよ?大勢で遺跡探索~なんて・・・・性に合わないかなって」

 

 

うわ~めっちゃ苦しい言い訳。まぁサンダーとは親しいわけでもなし、適当にあしらって・・・・

 

 

「フム、そうなのか意外だな?浜口の話では十代の奴に同行出来るなら這ってでも行きそうな印象だったが」

 

「あんにゃろ私が居ない所で何吹き込んでんじゃあ!?てっ、てててか別に十代と同行なんかしたくないし?なんでアイツとセットにされなきゃならん訳よ!?」

 

「・・・・側から見たら貴様は十代への好意丸出しだ、無駄な言い訳は見苦しいぞ?」

 

 

あっ、やっぱバレバレな訳ですか?・・・・私ってそんなにわかりやすいのね(血涙)

 

 

「むしろ天上院君までそうなっていたのはショックだったがな・・・・なんだあの肉食系女子(?)は、彼女のイメージが随分変わったぞ?そしてあれをガンスルー出来る十代もなんなんだ・・・・」

 

「・・・・肉食系とは違くない?あの変貌っぷりはあせるけど対十代だけだし、むしろ兄貴を見たら何となく納得出来るわよ・・・・」

 

「天上院吹雪さんか、カイザーとはまた違うベクトルの学園最強だなあれは・・・・」

 

 

サンダーも大概なカオス要員だと思うんだけど・・・・まぁ黙っとこ。

 

 

「今、失礼な事を考えなかったか?」

 

「べ、べっつに~?」

 

「フン、まぁいい。ここで会ったが万丈目だ、以前の雪辱をここで晴らさせてもらおうか?・・・・首に双眼鏡と片手に島の地図を装備してるあたり、どのみち暇なのだろう」

 

「暇具合で計られたらアンタに言われたかないわ・・・・いいわよ?高等部最初のデュエルは私がちょっと暴走しちゃったしね、対等な条件で闘りたいとは思ってたのよ!!」

 

 

本音<あの時はずるしてごめんなさいでした。

あれっ?言い出したらうちらの存在がもうズルか?!キリがないか・・・・

 

 

「フン!浜口の言う通り最低限のスポーツマンシップは持ち合わせているようだな!安心しろ、俺はもうあの時とは違う!シンクロだろうがなんだろうが構わん、返り討ちにしてくれる!!」

 

 

そう言いながらディスクを構えるサンダー、こうゆう場面は結構格好イイのよね?こうゆう場面は。

 

 

「「デュエッ・・・・」」

 

 

「って貴様ぁ!デュエルディスクはどうしたぁ!!」

 

 

あっ、バードウォッチャージュンコする気満々だったからディスク置いて来たわ・・・・デッキは太ももホルダーにちゃんと入れてるのにね。

 

 

「お、置いて来ちゃった・・・・てへっ?」

 

 

ちょっと頭小突いてみたりぃ~?

 

 

「・・・・似合わんから止めた方がいい、何かを失うぞ」

 

「は、はい・・・・」

 

 

私モソウオモイマシタ、モウシマセン。

 

 

「しかし参ったな、わざわざ寮に戻るには面倒な場所だ・・・・む、あれは?」

 

「どったの?・・・・んん?こんな所に人?(自分達は棚上げ)」

 

 

 

▲墓守長戦ダイジェスト

 

「皆を返せぇ!アライブブレイズエアーネクロバレー破壊からの融合融合回収融合ミラクルフュージョン!!」

 

それっぽい効果音<ドドドドドドドド

 

《ノヴァマスター》(攻)

《エスクリダオ》(攻)

《Great TORNADO》(攻)

 

「出た!兄貴の鬼畜融合ラッシュっす!!」

 

「キャー!十代素敵ー!!」

 

長ァ「なんだ・・・・これは・・・・」

 

 

 

 

前方より走ってきたのはジャージ姿の・・・・

 

「「三沢(君)?!」」

 

「き、君達?!こんな所で何をしている!」

 

「それはこっちの台詞だ!休日の昼間に一人で何をしている!」

 

 

サンダー、地味にブーメラン発言よ・・・・

 

 

「俺は日課のデュエルトレーニングを・・・・しかし珍しい組合せだな?」

 

 

「たまたま暇人同士がエンカウントしちゃってね、そうだ三沢君・・・・デュエルディスク持ってない?サンダーとデュエろうとしたんだけど置いて来ててね」

 

「何?!デュエリストならディスクは常時装備ではないのか!ディスクならリュックの中に・・・・クッ」

 

「何?どうかしたの?」

 

なんか感窮まってる?!

てかランニングにディスクを携帯するって・・・・どんだけデュエリストなの三沢君、リュック走るのに邪魔じゃない?

 

 

「久々に・・・・まともに存在を認知された気がする・・・・」

 

「泣く程か・・・・」

 

「そんな扱い悪かったのね三沢君・・・・そいやまともに喋ったの初めてかも」

 

「ああすまない、ディスクだったな・・・・折角だ、見物していっても良いか?」

 

「フン、貴様も俺のリベンジの対象なのだがな・・・・まぁいいだろう、好きに観ていくがいい!無観客試合とゆうのも盛り上らんからな!!」

 

「そ、そこまで意識して貰えてたのか?!」

 

「どんだけ自分卑下してんのよ・・・・むっ、他人のディスクってちょっと違和感あるわね」

 

 

イエローディスク装備、私汗臭くないかな?匂いついたらごめんね三沢君。

 

 

「準備はいいか・・・・始めるぞ!」

 

「オッケーよ!どっからでもかかってらっしゃいな!!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

ジュンコ LP4000

 

万丈目 LP4000

 

 

 

「先行は私!ドロー!」

 

ふむふむ・・・・悪くはないかな?

 

「まずは《ブリザード・ファルコン》召喚!」

 

『ヒュウ~!』

 

《ブリザード・ファルコン》星4/攻1500

 

 

「何![BF]ではないのか?!」

「あの時の水鳥獣デッキか(2羽参照)、決着をつけ直すには丁度いい」

 

 

丁度調整し直してたのよね~、[BF(ブラックフェザー)][RR(レイド・ラプターズ)][ハーピィ]と違ってカテゴリサポート無いから扱いが難しい・・・・逆にいじりがいはあるのだけど。

 

 

「フィールド魔法【ウォーターワールド】発動、水属性のモンスター攻撃力500アップ!・・・・守備は400ダウン」

 

 

辺りが蒼い海に包まれる、背景《海》と何が違うんだろう・・・・イルカ跳んでるあたりかしら。

 

 

「これで発動条件は充たしたわ!《ブリザード・ファルコン》の効果!自身の攻撃力が上がっている場合、1ターンに一度1500ポイントのダメージを与える!〈ブリザード・ガスト〉!!」

 

「1500もの効果ダメージ?!発動条件はあるものの強力な効果だ!」

 

「フン!手札の《エフェクト・ヴェーラー》を捨て効果発動、そいつの効果を無効にさせてもらう」

 

 

げっ、やっぱそうゆうのも持ってんだ?!そんなにバーン嫌ですか・・・・

 

 

「俺は忘れておらんぞ?そいつの効果を利用し慕谷をほぼ無抵抗のうちに瞬殺したことをな!」

 

 

慕谷・・・・ああ、サンダーの取り巻きだった奴ね!折角手札に《激流蘇生》と《ダイヤモンドダスト》揃ってるのに・・・・残念。

 

 

「カードを3枚セットし・・・・《バブルマン》を特殊召喚!手札がこのカードのみの場合特殊召喚出来るわ!」

 

『ハアッ!』

 

《バブルマン》星4/攻800➡1300

 

「枕田君がHEROだと!?」

 

「旦那のカードか、確かに優秀な効果持ちだなそいつは。浜口も使っていた・・・・」

 

 

ちゃっかり十代に交換してもらいました・・・・って誰が私の旦那よ!いいぞもっと言え!(錯乱)

 

 

「そんでもって《ブリザード・ファルコン》とでオーバーレイ!エクシーズ召喚!《No(ナンバーズ).104 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》!!」

 

『あり得ないからっ!』

 

 

《ラグナ・ゼロ》★4/水/天使/攻2400➡2900/守1200

 

 

「ターン終了よ」

 

ジュンコ H0

《ウォーターワールド》

《ラグナ・ゼロ》(攻)ORU(オーバーレイユニット)2

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

う~ん、理緒ちゃん(?)素敵。やっぱこのデッキなら《ラグナ・ゼロ》よね~・・・・鳥獣じゃないけどさ。

 

 

「あれも浜口君が使っていたモンスターだな(3・4羽参照)、効果は使われなかったが・・・・」

 

「チッ、《ライトエンド》・《ダークエンド》への牽制か・・・・俺のターン!」

 

 

あ、やっぱ効果知ってんだ?おのれモモエモン・・・・てかよくそんな前の事覚えてるわね三沢君。

 

 

「《トレードイン》発動、《ドラグニティ-アームズレヴァテイン》を捨て2枚ドロー・・・・まずはこれだ!速攻魔法《ツインツイスター》!手札を1枚捨て、貴様の両端のセットカードを破壊する!!」

 

うっげ?!なんちゅういいカードを・・・・全伏せで良かったかも。

 

「《サイクロン》2枚分か、手札コスト次第ではそれ以上の働きになる・・・・欲しいな」

 

「《激流蘇生》と《ダイヤモンドダスト》が破壊されるわ・・・・」

 

「ククッ、案の定揃っていたか。さぁ次だ!《復活の福音》発動!!墓地よりレベル8のドラゴン族を復活させる・・・・《巨神竜フェルグラント》!!」

 

『ギュオオォォォォ!!』

 

《巨神竜フェルグラント》星8/光/ドラゴン/攻2800/守備2400

 

 

《レヴァティン》じゃなくて巨神竜かーい!ツイツイでちゃっかり捨ててやがったわね?!ってか強いなサンダーのデッキ!モモエモンファンサービスし過ぎじゃね?!あっ、私が言えた事じゃないのか・・・・

 

 

「いい顔だ・・・・こいつの恐ろしさを教えてやろう!墓地からの特殊召喚成功時、フィールド・墓地のカードを1枚選び除外!モンスターならそのレベル・ランク×100ポイント攻撃力を上げる!!消え去れ《ラグナ・ゼロ》!!」

 

「除去に加え自身の強化能力!なんて強力なモンスターだ!・・・・《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)》より強くないか?」

 

 

あっ・・・・

 

 

「おい三沢ぁ・・・・今なんと言った?」

 

「あ、いや、他意はないんだが・・・・」

 

「きっさまぁ・・・・俺の崇高で至高の美しさを誇る相棒、《光と闇の竜》を馬鹿にしたのか?!いい度胸だ数分待っていろ・・・・俺と相棒の力で貴様もすぐに叩き潰してやる!!」

 

 

さ、サンダーも偏屈ドラゴン使いの仲間入りを果たしました・・・・自分のエース馬鹿に(?)されたらそりゃ嫌よね、でも《光と闇(ライトアンドダークネス)》に愛着持ちすぎだろ漫画版かて・・・・

 

 

「三沢君、今のはアンタが悪いわよ・・・・ととっ、リバースカードオープン!《RUM(ランクアップ・マジック)-クイック・カオス》!」

 

「何ィ?!」

 

「《ラグナ・ゼロ》を対象に・・・・オーバーレイ!現れなさい!《CNo.103》!時をも凍らす無限の力、今ここによみがえれ!!《神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》!!」

 

『参りますっ!!』

 

《ラグナ・インフィニティ》★5/水/天使/攻2800➡3300/守2400

 

 

「相手ターン中にモンスターを進化させた!あの魔法も確か浜口君が使用していたな・・・・(助かった、か?)」

 

「クソッ、除去対象不在で攻撃力の上昇は無い・・・・モンスターをセットしカードを1枚セット!エンドフェイズに《超再生能力》を起動しカードを2枚ドロー・・・・ターンエンドだ」

 

 

万丈目 H2

《巨神竜フェルグラント》(攻)

セットモンスター

セットカード

 

 

何?師匠といい万丈目君といい・・・・ドラゴン使いは初手に《超再生能力》持ってるのが基本なん?ほぼ皆勤賞じゃねーかどんだけドラゴンに好かれてんのよ!

 

 

「私のターン!・・・・よっし永続魔法《強者の苦痛》!相手のモンスターはそのレベル×100ポイント、攻撃力が下がるわ」

 

《巨神竜フェルグラント》星8/攻2800➡2000

 

「高レベルが仇となったか・・・・」

 

「そして《ラグナ・インフィニティ》の効果発動!ORUを1つ使い、相手モンスターの攻撃力が変化している場合にそのモンスターを除外!変化してた数値分のダメージを相手に与える!凍りつけっ〈ダイガンス・トゥ・パーガトリィ〉!!」

 

「破壊ではなく・・・・除外か!」

 

 

《フェルグラント》を巨大な氷塊に代えたと思ったら尽かさず鎌で叩き切った・・・・やだ、《ラグナ・インフィニティ》さん・・・・カッコイイ。

 

「ぐおおッ?!」

 

万丈目 LP4000➡3200

 

 

「続けてバトル!《ラグナ・インフィニティ》でセットモンスターを攻撃!」

 

「セットモンスターは・・・・《マシンナーズ・ピースキーパー》!」

 

「ふぇっ?!」

 

「破壊された時に効果発動、ユニオンモンスター《W-ウィングカタパルト》を手札に加える!」

 

ゆっ、ユニオンモンスターだぁ?!まだデッキに入ってたんかい!てかデッキの中身どーなってんのよ一度視たいわ!!

 

「た、ターンエンド」

 

「俺のターン!《手札抹殺》!全ての手札を捨て同数ドロー!最も俺だけだがな・・・・フッ、《サイクロン》!!《強者の苦痛》を破壊!これで厄介な《ラグナ・インフィニティ》の効果は狙いづらくなったわけだ」

 

 

うぐっ・・・・ごもっともで

 

 

「行くぞぉ!《リビングデットの呼び声》!蘇れ《ドラグニティ-アームズレヴァティン》!!」

 

『ギャオォォォォ!!』

 

《ドラグニティ-アームズレヴァティン》星8/風/ドラゴン/攻2600/守2100

 

「残念ながら墓地にドラゴン族は居ない為効果は使えん・・・・が!《マジックプランター》!《リビングデットの呼び声》を墓地に送り2枚ドロー!」

 

『・・・・』

 

「な、何故《リビングデット》が無くなったのに《レヴァティン》は破壊されない!?」

 

「墓地の《復活の福音》を除外した、この破壊代用効果はチェーンブロックを作らん破壊にも対応可能だ・・・・来い!《レスキューラビット》!」

 

『ギュキュッ!』

 

《レスキューラビット》星4/獣/可愛い

 

 

か わ い い ・・・・って和んでる場合じゃないこの流れは!

 

 

「フッ、どうやら察したようだな・・・・《レスキュー・ラビット》の効果!デッキよりレベル4以下の同名通常モンスター《V-タイガージェット》2体を特殊召喚!」

 

『『ブウォウ!』』

 

「続けて《アイアンコール》!墓地の《W-ウィングカタパルト》復活!」

 

『ジャキンッ!』

 

 

「あ、あの~・・・・そろそろいいんじゃないでしょうか?」

 

「ククク・・・・そう遠慮するな枕田、貴様にはたっぷり借りがあるからな、《W-ウィング・カタパルト》と《Vタイガー・ジェット》を合★体!《VW-タイガー・カタパルト》!!」

 

『ギシャアー!!』

 

《VW-タイガー・カタパルト》星6/光/機械/攻2000/守2100

 

「まだだぁ!《融合識別(フュージョン・タグ)》!残った《V-タイガー・ジェット》を融合デッキの《XYZ-ドラゴンヘッド・キャノン》を公開し、同名扱いとする!このままこの2体を究極★融合★合体!!《VWXYZ(ヴィトゥジィ)-ドラゴン・カタパルト・キャノォォォン》!!」

 

『ブッピガァアッン!』

 

 

《VWXYZ-ドラゴン・カタパルト・キャノン》星10/光/機械族/攻3000/守2800

 

 

おい、効果音。

じゃなくて十代戦と同じ流れで来たぁぁぁぁぁ!なんでこれで回るの?本気でサンダーのデッキどうなってんのよ~!!

 

 

「終幕だ!《VWXYZ》の効果!《ラグナ・インフィニティ》を除外する!!」

 

『アァァァァァ?!』

 

「悲鳴が色っぽ・・・・言ってる場合じゃないし?!」

 

「バトル!《アームズレヴァティン》と《VWXYZ》でのダブルダイレクトアタック!!」

 

「きゃああああっ?!」

 

ジュンコ LP4000➡-1600

 

WIN 万丈目・・・・さんだ!

 

 

ジュンコ<チ~ン・・・・

 

 

「つ、強い・・・・十代と五分か、それ以上の実力を持つと言われる枕田君をこうも圧倒するとは・・・・」

 

「フン、これが本来の実力差・・・・と言いたいが奴の[BF]に勝ったわけではないからな、うぬぼれはせんさ。さて三沢大地・・・・次は貴様の番だ!俺の相棒をコケにした罪は重いぞ!!」

 

「くっ・・・・(やっぱ忘れてなかったか)。いいだろう!相手になる!」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

その後・・・・私が横で見てる中、三沢君は案の定《光と闇の竜》に何度も吹っ飛ばされました・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

続くかな?




前回墓守編の筆が進まないって書きましたが・・・・じゃ無理して同行しなくてもいいじゃん?ってことで日常回っぽいものを、サンダーのデッキはどこへ向かうのか・・・・


活動報告でちょっとしたアンケートをやってます、よければ協力してやってください。


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X羽 if-うちらがArcVにいたら?

本編とは一切関係ありません、予めご了承ください。

あとがきには少し長かったので。


小ネタ

 

 

もしもジュンコとももえがアカデミアの対ランサーズ精鋭部隊だったら。

 

ArcV 106話より

 

「派遣部隊の野呂からの報告で・・・・エクシーズ次元にペンデュラム召喚を扱う者達、ランサーズが現れたと報告があった。・・・・プロジェクトを円滑に勧める為にも彼らを排除してきてほしい、行ってくれるね?」

 

「え~私ノロ嫌~い、頭の形がなんか嫌」

 

「キャ~!エド様と同じ部隊で闘えるなんて光栄ですわ~!!」

 

「・・・・はぁ~」

 

 

107話より

 

 

「私達を・・・・知らない?」

 

「わたくし達《面喰いの魔女・ジュンコ&ももえ》を知らないなんて・・・・レジスタンスの生き残りとしても、大したことないようですわね!!」

 

「不名誉な渾名広めんなぁ!そして面喰いはアンタだけよ!!」

 

 

 

 

「融合召喚!生命絶えし世界より、復讐の狼煙を上げよ《異星の最終戦士》!!」

 

「なんだぁこいつ!?」

 

「オーホッホッホ!このモンスターが存在する限り、互いに召喚特殊召喚は行えませんわ!!」

 

「コルァーモモー!!そんなもん出したら私もなんも出来ないだろーが!!」

 

 

「《月の書》で《異星の最終戦士》を裏側守備に変更致します」

 

「ッ?!さっきの仲違いは演技だったのか!」

 

「(本気だったとか言い出しづらい・・・・)融合召喚!焼き尽くせぇぇぇ!!《重爆撃禽 ボム・フェネクス》!!」

 

『ピェェェェェッ!!』

 

 

 

108話より

 

「《面喰いの魔女》だと?!」

 

「知っているのか、黒崎?!」

 

「噂は耳にしている・・・・」

茄子『スペード校の、俺達以外のイケメンを全滅に追いやった張本人達だ!!』

 

 

「そのデュエルは残忍かつ凶悪・・・・顔が気に入らない奴はゴミのように瞬殺し、気に入った奴は顔が苦痛に歪むまでいたぶってからカードに代えるとゆう・・・・」

 

「そんな・・・・そんなの権現坂には圧倒的に不利じゃないか!!」

 

「ゆう・・・・や・・・・?」

 

 

 

 

おまけ ブッキーin106話

 

「アカデミアのある目的の為に・・・・」

 

「目的?」

 

 

「大変です!この子を保護しようとしたらアカデミアの追手が!!」

 

「なんですって?!」

 

 

 

 

「そ、そんな俺達遊勝塾の精鋭女子5人が・・・・」

 

「たった一人の男に・・・・」

 

「貴方達!無事だった?!」

 

「あ・・・・明日香さん、奴が・・・・」

 

「あっ、あれは!」

 

 

「「「「「キャー!ブッキー!!」」」」」

 

「へっ?!」

 

「兄さん!貴方だったのね!」

 

「アスリン!ようやく見つけたよ・・・・さぁ、帰ろうアカデミアへ!!」

 

「明日香さんのお兄さん・・・・?このチャラチャラした人が?!」

 

「兄さん!わたしはアカデミアのやり方にはついていけないわ!!あんなくだらない計画!!」

 

「そんな・・・・プロフェッサーの崇高なる目的、4つの次元の美男美女をカードにして集め・・・・そして来るべき次元統一の暁にはそのコ達をアイドルとして送り出し、世界を愛で満たす<アーク・アイドル・プロジェクト>に反対するってゆうのかい!!」

 

「はぁ?!」

 

「そんな計画わたしは信じないわ!大体プロフェッサーはJC専のロリコンじゃない!そうじゃなかったらわたしも第一陣に選ばれていたはずよ!!」

 

「確かに!プロフェッサーはロリコンだ・・・・だが世界には君が、金髪巨乳とゆう属性も必要なんだ、アスリン!!」

 

「もう嫌!ついていけないわ!!」

 

「なんなの・・・・この人(達)」




昨日仕事中にふと頭をよぎったのでつい・・・・ち、ちゃんと本編も書いてますよ?!

すんません作者の息抜きです。


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2章 私の知らないセブンスターズ編
21羽 仮面つけてても、正体バレバレっているわよね。


はいどうも、回線が復活したので勢いで更新しました。

原作オリカが出ますので注意


前回のあらすじ

 

ぼっち×3

 

 

 

昼休み開始のチャイム、それは新たな闘いの始まりを告げる狼煙でもある!!

 

 

「フフフフフッ。ジュンコ、我が宿命のライバルよ・・・・決着をつける時が来たようね!」

 

「望む所よ明日香・・・・今日こそケリをつけてあげるわっ!!」

 

 

「「デュエル!!!」」

 

 

「わたしのターン!わたしは《海老天おにぎり》を召喚!おかずに《唐揚げ》をセットしてターンエンド!」

 

「初っぱなから《海老天》に《唐揚げ》?!とんでもない布陣ッス!!」

「揚げ物の2連コンボですわ!ジュンコさんっ!」

 

「大丈夫よモモ、この程度じゃ私の心は折れないわ!私のターンッ!まずは《シャケ(おにぎり)》召喚!」

 

「シャケ?たしかに定番だけど、食べ盛りの男子は高カロリーを欲するものよ・・・・」

 

「甘いわね明日香!私はここに《キムチ焼きそば》をセットするわ!!」

 

「きっ・・・・《キムチ焼きそば》?!この段々暑くなって来た所にあえて辛い《キムチ》を出すってゆうの!?」

 

「見た目が派手な明日香さんに対してジュンコさんは田舎のかぁちゃんみたいな組合わせ・・・・こんなの無理なんだなぁ!」

 

「ではアニキ・・・・判定をどうぞっ」

 

「えっ、どっちかしか駄目なのか?・・・・じゃあジュンコで」

 

「ヨッシャアー!!」

「ガハァッ?!」

 

「一本目はジュンコさんの勝利ー!」

 

「くっ、シャケが好きなのは知っていたけど、キムチにまでやられるなんて・・・・」

「フッフーン、アイディアの勝利ね!」

 

 

キムチ好きはTFのドローパンで覚えてただけなんだけどね?

 

 

「いや・・・・なんだこれは!!昼休みに入った途端にどっ○の料理ショー気味たことを始めているのだ貴様等は!」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

 

「ちょっとうるさいわよ万丈目君!今わたし達は真面目な話をしているの!!」

「一般人は下がってた方がいいぜぇ、この教室は戦場と化すんだから!!」

 

「どうゆう・・・・ことだ?」

 

「へ?嫁力対決ッスよ?何を今更」

「今日のお題は【お昼ごはん】なんだなぁ」

 

「」←絶句

 

 

『説明しよう!【嫁力対決】とは・・・・異性の男性の好み、体調、メンタルを把握し!ありとあらゆる状況で気になる彼にいかに満足してもらうかを競う・・・・恋する乙女達の命掛けの、文字通り決闘なのだっ!!』

『兄者、言ってて恥ずかしくないか?』

 

 

説明御苦労様。

 

 

「おおうまいっ!塩加減とか最高だぜこのシャケ(おにぎり)!!」

 

「と、と~ぜんよ!誰が作ったと思ってんの?!キムチも手間暇かけた自家製なんだからしっかり味わいなさい!!」

 

「「(キムチ自家製って、いつからスタンバってたんだろう・・・・)」」

 

「さて、じゃあ負けた方のメニューは僕らが頂きま~す・・・・万丈目君、物欲しそうな顔はやめるッス」

「サンダーには、サンダーの愛妻弁当があるんだなぁ」

 

「いつ誰がそんな顔をした!」

 

「あら、唐揚げのが良かったですか?今日はハンバークですが」

「いや、頂こう。俺の言いたいことはそうではなくてだな?って騙されるかぁ!人参の香りがほのかにするぞ、また混ぜこんだな!!」

 

「そんなっ、小学生並みの偏食持ちの準様の為にわざわざわからないように捩じ込みましたのにっ!」

 

「下の名前で呼ぶなっ!あと小学生並みの偏食は余計なお世話だ!!くそっ・・・・うまい」

 

「「(文句言いながら、結局食べてる・・・・)」」

 

 

はいどうも、枕田ジュンコです。前回の話からちょっと経ちちまして・・・・とあるお昼休みの風景をお送りします。

 

「お茶」

「はいっ」

 

「汚れた、」

「ハンカチです」

 

「暑い、」

「団扇~(ダミ声)」

 

「なんか・・・・」

「ももえさん・・・・」

 

「ん、どうかされまして?」

 

「「(万丈目君の、お母さんみたい・・・・)」」

 

 

鞄からなんでも出して・・・・モモエモン化が絶賛進行ね。

 

 

「ジュンコ次よ!《ミックスジュース》!!」

 

「なんの!《お~○、お茶》!!」

 

「まだ続くのかこの茶番劇は・・・・」

 

「は~い君達一旦ストップ。十代君、私と一緒に校長室まで来てくださいニャ」

 

「何?!私達から審査員を没収するだと!!」

「先生の鬼!それでも教師なの?!」

 

「そんな事言われてもニャ・・・・」

 

「校長室だって・・・・アニキ、今度は何やらかしたのさ」

「さっぱりわかんねぇ」

 

「ハ~ハッハッハ!十代、短い付き合いだったなぁ!達者でやれよ?」

「万丈目様、お口に食べカスが、あと退学と決まった訳では」

 

「あと万丈目君も一緒に来てくださいニャ」

 

「だぁぁ?!」

 

 

ずっこけた、十代とサンダーが一緒に呼ばれるイベントなんかあったっけ?

 

 

「あと天上院さんと・・・・誰だったかニャ~。まぁいいか、枕田さんと浜口さんも来てくださいニャ」

 

「うぉい!なんか曖昧な感じで呼ばれたケド!?」

「どなたか可愛そうな方がいますわね・・・・」

 

 

 

 

ポツーン《お、俺だったりしたのか・・・・?》

 

 

 

 

・IN THE 校長室

 

 

「三幻魔のカード?」

 

「そう、それは古よりこの島に封印されてきた伝説のカード・・・・」

 

「へっ?この学園そんな昔からあんの?」

 

ああ・・・・三幻魔のあれか、すっかり忘れてたわ。

校長室にはクロノス・ニャン徳寺先生、生徒はカイザーこと丸藤先輩とさっき呼ばれた合計8人が招集されました、ん?誰かいなくね?

 

 

「それらが世に放たれれば世界は混沌に充ち、やがて破滅に至ると言われている・・・・それほど強力な力を秘めたカードなのです」

 

 

「いや、じゃあカード化すんなよ」

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

「ジュンコさんっ!」

 

「あ、ゴメン。つい本音が」

 

 

前世で本編観てた時から思ってたのよね~、制御出来ないもんをわざわざ作る会長さんがわからないわ。神のカードしかり邪神しかり・・・・あ、邪神はRか。核兵器作ってもて余すようなもんじゃない?カードのが石盤状態より制御しやすいのかしら。

 

 

「ご、ごもっともな意見で・・・・ともかくそれらの封印を解こうとする挑戦者達が現れたのです」

 

「何者ですか、そいつらは」

 

「~プロジェ⚫トX~挑戦者達・・・・」

 

「風の中のす~○る~♪○の中の銀河~・・・・ってモモあんたぁ!空気読みなさいよ!!」

 

「ジュンコさんに先を越されたのでつい・・・・」

 

「あたしゃボケたんじゃないっての!折角うちのシリーズにしてはシリアスに入ろうとしてんのに冒頭からこれじゃ雰囲気ぶち壊しだろーがいい加減にしなさい!!」

 

「ノリツッコミに走った貴女も大概よ?!」

 

「(ジュンコ・・・・歌上手いな)」

 

「はぁ・・・・校長、この馬鹿共は放っておいて続けてくれ、話が進まない」

 

 

おいそこのサンダー、私を一緒にしないで下さい。

 

 

「は、はい。七星王、セブンスターズと名乗る七人のデュエリスト集団です、彼らから三幻魔のカードを封印する、この七精門の鍵を守って頂きたい」

 

 

小さなケースを取り出し鍵らしいものをうちらにみせる校長、実物はかなり小さいわね~。

 

 

「どの様にして?わたし達は一介の学生ですが・・・・」

 

「それは勿論、デュエルです。鍵の譲渡はデュエルによってのみ行われる、これも古より伝わるこの島の約束事・・・・他の手段で鍵を奪っても封印を解くことは出来ません」

 

 

何その約束事。

大昔はディアハする七人の守護神官でも配置してたのか・・・・

 

 

「あなた方はこの島でも屈指のデュエリスト、是非とも鍵を守りぬいて頂きたい」

 

 

「屈・・・・指?他の人はわかるけど私は駄目でしょ、シンクロ無かったらただのパンピーですよ」

 

「わたくしも同意見です、明日香様達の足元にも及びませんわ。ジュンコさんとわたくしは辞退で・・・・」

 

「嘘つけ貴様達、実技でここにいるメンバー以外に負けてるの見た事が無いぞ。特に浜口は面倒を回避しようってのがばればれだ」

 

「そうだぜジュンコ、お前の【ハーピィ】で何人隼人化させたと思ってんだよ!お前の実技相手した男子は隼人だらけだぜ?!」

 

 

隼人化って何、引きこもりって事?!

 

 

「隼人君が可愛そうだから止めなさい十代、けど貴女達二人の実力が劣っているとは思えないわ。何故そんなに嫌がるのかしら」

 

 

え、敵に捕らわれてヒロインポジしたいから?・・・・駄目か。

 

 

「てかちょちょっと瞬殺されたくらいで心折れる奴多すぎよ!私だって丸藤先輩にイッペンボロ雑巾にされてるわ!」

 

「何ィ!最近デュエル頻度下がったと思ったらカイザーとやってたのかよ!この前の大徳寺先生主催の課外研修断ったのもそれだな?!」

 

「・・・・(それは俺だな)」

 

 

その日は万丈目君です、まぁたまたまだけどさ?

 

 

「俺としてもあのデュエルは不満が残ったな、また相手をしてもらえると嬉しい」

 

「あ、はい。暇な時あれば」

 

「カイザーめ・・・・」

 

「ハッ、ジュンコが浮気(違)している今がチャンス?!」

 

「もう嫌だ、この空間・・・・」

「万丈目様、お水ですわ」

 

 

「ふぅ・・・・仕方ありません、枕田君ならそういい出すだろうとアメリカの天上院吹雪君から言われましてね、これを渡すようにと」

 

「師匠が?なんだろ・・・・」

「嫌な予感がしますわ・・・・」

 

 

校長が差し出してきた封筒を開ける・・・・バリッとな何?!このカードは!!

 

 

「ぶ、《ブラックフェザー・ドラゴン》・・・・」

「まぁ!何故これが!!」

 

 

「ペガサス会長が最初にデザインしたシンクロモンスター郡の1枚だそうです、この闘いに協力してくれるなら君に預けると・・・・」

 

 

えっ、じゃあこれモノホンの世界に1枚()の《ブラックフェザー・ドラゴン》?5′dsでクロウが手に入れる前の奴?!まじですか!!!

 

 

「フッ・・・・セブンスターズだかセブンイ⚫ブンだか知らないけど、私達が蹴散らしてあげるわっ!そうよねモモエッ!!」

 

「え~・・・・」

 

「掌返し過ぎだろ、何貰ったんだよ・・・・」

 

 

 

 

《わ、我のエースたる立場がピンチ・・・・?》

《落ち着けよ兄者》

 

 

 

 

夜の帰り道~・・・・

 

 

「しっかし会長の大盤振る舞いには驚いたわね~、シグナー竜をうちらに預けるなんて・・・・」

 

「師匠がなんか適当な事言ったのでしょうが・・・・自分はちゃっかり《レッド・デーモンズ・ドラゴン》貰ってるようですわね」

 

 

あんにゃろは闇ドラ大好きだからね・・・・特にレモンは真紅眼に近しいもん感じるとか言って【真紅眼リゾネーター】みたいなデッキも組んでたっけ。

 

 

「カード側が持ち主選ぶ。とか言われて呼ばれた皆で各シグナー竜に触れてみたけど・・・・2枚余ったわね。あんたも不適合だったし」

 

「わたくしの心のシグナー竜は《グングニール》です、そもそも2体共わたくしのスタイルに合いませんから・・・・」

 

「ソウネ、基本ゴリ押シ」

 

「なんでカタコトなんですかっ!」

 

 

「「フフフフフ、こんな夜更けに女性だけで出歩くとは不用心だな・・・・」」

 

「だ、誰っ?!」

 

「「とぅ!!」」

 

「うおっ、まぶしっ?!」

 

 

怪しい気配を感じた・・・・けど手遅れだった。眩い光に包まれ、気づいた時には・・・・

 

 

「うっひゃあっ?!なんじゃこりゃあ!!」

 

「火山の火口の上?!意味★不明な光の床が浮いていますわ?!」

 

「佐用!この場所が!」

「貴様達の墓場となるデュエルフィールド!!」

 

 

な、なんだか聞き覚えのある息ピッタリの二人の声が・・・・

 

 

「我ら!セブンスターズ第1の刺客!!」

「闇のタッグデュエリスト!!」

「「ラビリンス・ブラザーズ!!」」

 

「ってあんたらかーい!!なにが[ラビリンス・ブラザーズ]よ!声と仕草でばればれだからその般若(?)の仮面外せ迷宮兄弟!こっちが恥ずかしいわ!!」

「なんだか拍子抜けですわ・・・・帰ってもよろしいでしょうか?」

 

 

そこには以前、十代達の制裁タッグデュエルの相手として学園に招かれたはいいが師匠にエンカウントしてワンキルされて出番を奪われた・・・・迷宮兄弟がいた(8羽参照)。なんか黒っぽいけど、変な仮面つけてっけど。ダークネスが居ないから代役かしら。

 

 

「フフフ、我らの正体を一瞬にして暴くとは・・・・」

「だがお主達はこの場から逃げられはしない!あれを見るがいい!!」

 

 

仮面を外しながら[宮]が指指した先には・・・・岩の狭い足場の上で光の球に包まれた・・・・十代?!しかもジャージ(寝巻き)姿!寝てるし。しかもその隣には明日香?!なんで半裸やねん!ちゃんと服着ろ服ゥ!

 

 

「フフフフフ、こ奴らとは親しい仲にあると聞いている・・・・」

「一人を抑える時・・・・夜這い中の小娘がいたものでな、ついでに人質にしておいた」

 

「明日香アンター!何アホやらかしてる時にアホ共に捕まってんのよー?!!」

「じ、ジュンコ!ももえ?!ち、違うの!今日は寝相が悪くていつの間にかこんな所まで・・・・」

 

「どんだけ寝相悪けりゃ女子寮からレッド寮・・・・ってちっがーう!下見ろ下!ついでに服装直せ!」

 

「下・・・・?キャアアアア!!何よコレ溶岩?!十代!十代起きて大変よ!!」

 

「ん~?なんだよ明日香、また夜中に忍びこんできたのか?」

 

 

十代慣れてる、アイツ・・・・・常習犯だわ!

 

 

「それはそれとして・・・・下よ下!」

 

「下ぁ?・・・・なんだこりゃあ!!しかも暑っ!滅茶苦茶暑っ?!」

 

「ククク、奴らを守るバリアーは刻一刻と消滅して行く・・・・」

「助けたければ我らを倒すことだな!」

 

 

ぐぅ、まさか私が十代を助ける側になるとは・・・・

 

 

「・・・・あなた方馬鹿ですの?」

 

「「何?!」」

 

「七精門の鍵はデュエルによってのみ所有権を譲渡出来る・・・・十代さんと明日香様も鍵の守護者ですわよ?うっかり殺してしまっては鍵は一生手に入りませんわ」

 

「あ~・・・・確かに」

 

 

「そっ、そういえば!」

「そんな事をあの方がおっしゃっていたような!!」

 

 

駄目だぁ、コイツラ・・・・

 

 

「なっ、ならば貴様達がデュエルをしなければこやつらを倒すのみ!」

 

「いやまて弟よ・・・・男の方はともかく夜這いの女は例の《捕獲対象》。デュエルを仕掛けるのは奴を誘きだしてからでも良いだろう・・・・」

 

 

《捕獲対象》、《奴》?・・・・なんのこっちゃ。

 

 

「なんだかよくわからないけど・・・・とりあえず助けてジュンコ!ももえ!暑くて更に脱ぎそうだわ!!」

 

「アンタのせいで緊張感消し飛んでるんじゃぁ!十代以外の目もあるからちゃんと服着なさいちゃんと!いや、十代の前でもちゃんと着なさい!」

 

「お前達逃げてもいいぞ~?俺もデュエルしたい!!」

 

 

あのデュエル馬鹿も緊張感ないわね・・・・

 

 

「十代様に任せてもいいのでは・・・・」

 

「・・・・いや、なんかムカついたからぶっ飛ばす。モモエェ・・・・チーム・ランクアッパーズで行くわよ!!準備なさい!!」

「はぁ~、仕方ありませんわね」

 

 

私は黒、ももえは青のデッキケースからデッキを取り出しセットする。

 

 

「そうこなくてはな!」

「我らが兄弟の力、思い知るがいい!!」

 

「私に対して十代を人質(?)に取った事を後悔なさい!!」

「面倒なので速やかに片づけて差し上げますわっ」

 

 

「「「「デュエル!!」」」」

 

 

 

ジュンコ&ももえ LP8000

 

迷 宮 兄 弟 LP8000

 

 

「先行はわたしだ!わたしのターン!」

 

まずは《迷》か・・・・どっが兄かどっちが弟か覚えてないけど、とりあず<私>多くてややこし過ぎ。あっちは平仮名表記にしちゃる・・・・

 

「行くぞ、《レスキュー・ラビット》を召喚!」

 

『キュキュッ』

 

《レスキュー・ラビット》星4/獣/かわいい、異論は認めない

 

 

「でたな鬼畜兎・・・・えっ、兎?」

 

「効果を起動する!こ奴を除外する事でデッキより《岩石の巨兵》を2体特殊召喚!!」

 

『『フンヌーッ!』』

 

 

《岩石の巨兵》レベル3/岩石/堅い

 

 

「この2体を用い・・・・オーバーレイ!エクシーズ召喚!魔眼操りし守護者!《ゴルゴニック・ガーディアン》!!」

 

《ギュフフフフ・・・・》

 

《ゴルゴニック・ガーディアン》★3/闇/岩石/攻1600/守1200

 

「うっげぇ!エクシーズ召喚?!しかも《ゴルゴニック・ガーディアン》」

「なんであの方達がエクシーズを、まさか闇のカードとか言い出すのでは・・・・」

 

「ほう、よくわかったな娘!」

「我らセブンスターズは、闇の中に埋もれた闇のカードを扱い、更なる力を得る事に成功したのだ!以前ダークネスにやられた時とは違うぞ!!」

 

 

「冗談半分に言ったのに当たりましたわ・・・・」

 

 

闇の中に埋もれたカード?・・・・それってまた師匠の忘れ物じゃね?タイタンの時みたく。

 

 

小声「あの馬鹿のカードプール広いですからね、使うのはだいたい真紅眼のくせに」

 

「わたしはカードを2枚伏せてターンエンド・・・・さぁ!主らのターンぞ!!」

 

迷 H3

《ゴルゴニック・ガーディアン》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

伏せ2かぁちょっと面倒な布陣ね、とりあず効果をかわしつつ展開っと。

 

「私のターンッ!まずはこのコ!《RR-バニシング・レイニアス》!!このコの効果で・・・・」

 

「ならばこの瞬間!《ゴルゴニック・ガーディアン》の効果を発動!相手モンスター1体を石化させる!!」

 

 

ああっ《バニシング》が石に!って説明はしょんなよ、効果無効で攻撃力が0になんだっけ?

 

 

「じゃあ《ファジー・レイニアス》特殊召喚!場に[RR]いるから特殊召喚出来るわ、永続魔法《RR-ネスト》!デッキから《ペイン・レイニアス》を加えて、この2体でオーバーレイ!《RR-フォース・ストリクス》!!」

 

『ピュィィィィ!!』

 

《フォース・ストリクス》★4/鳥獣/攻100/守2000

 

 

「むっ、攻撃力100のモンスターエクシーズか(伏せてあった《奈落の落とし穴》が意味を為さんな・・・・)」

 

「(あの反応、落とし穴系ですかね・・・・奈落とか)」

 

「効果発動!OUR(オーバーレイユニット)を1つ使って闇・鳥獣・星4モンスターの《シンキング・レイニアス》を手札へ!ついでに取り除いた素材の《ファジー》も手札に加えるわ、《シンキング・レイニアス》特殊召喚!モンスターエクシーズがいる時に特殊召喚出来る!《ペイン・レイニアス》特殊召喚!《シンキング》の攻撃力分ダメージを受ける、」

 

『コン、コンッ』

 

ジュンコ LP8000⇒7900

 

「痛てっ・・・・《ペイン》のレベルが4になる。この2体でオーバーレイ!2体目ェ!《フォース・ストリクス》!!」

 

『ピュイィィィィ!!』

 

「再び効果発動!《バニシング・レイニアス》をサーチ!」

 

「長い・・・・長すぎるぞ娘ェ!いつまで一人でやっているのだ!」

 

「うっさいわねー、相手の場を荒らしてるわけでもなし良くない?女の子の準備は時間がかかんのよ、アンタらモテないでしょ・・・・カードを2枚伏せてターンエンド」

 

ジュンコ H2

《フォース・ストリクス》(守)ORU1

《フォース・ストリクス》(守)ORU1

《RR-ネスト》

セットカード

セットカード

 

 

「出た!ジュンコの《ストリクス》大行進だ!!」

「[RR]は攻め手が薄い代わりに物量凄いのよね・・・・個人的には[BF]のが相手しやすいわ」

 

 

「勝手な言いがかりをつけつつあれだけやっておいて攻めてこぬとは・・・・まぁ良い、わたしのターン!」

 

 

タッグの3ターン目は実質物量が倍を相手にすんだから守り固めただけだっつの、ももえに回る前に負けたりしたら当分ねちっこく言われるからね。

 

 

「我は装備魔法《D(ディファレント)D(ディメンション)R(リバイバル)》を発動させる!手札を捨て、弟の《レスキュー・ラビット》を特殊召喚!!」

 

『ギュキュゥ・・・・』

 

「そしてこ奴を除外し《王室前のガーディアン》を2体特殊召喚する!!」

 

『『ガシャンッ』』

 

《王室前のガーディアン》星4/地/岩石/攻1650/守1600

 

 

い、いたな~そんなのも・・・・何?あいつらのデッキ【ガーディアン】?装備魔法関係ない系の、三魔神はどうした三魔神は・・・・

 

 

「こ奴等2体でオーバーレイ!現れよ《ズババジェネラル》!!」

 

『ズババッ!』

 

《ズババジェネラル》★4/地/戦士/攻2000/守1000

 

 

「またなんか珍しいのきた、なんだったっけ効果」

「ハッ、まさか!?」

 

「《ズババジェネラル》の恐ろしさを知るがいい!ORUを1つ使用、手札の戦士族モンスターを装備しそのステータスを自身に加える!我は《ゲート・ガーディアン》を装備する!!」

 

「はぁ?!《ゲート・ガーディアン》ってたしか攻撃力・・・・」

 

『ズババァッ!!』(攻2000⇒5750)

 

「攻撃力5750?!まじかよすっげー!!」

 

 

おい人質、わくわくすんな余裕ね。

 

 

「まだまだよ!《リビングデッドの呼び声》!!弟の墓地から《雷魔神-サンガ》を特殊召喚!!」

 

『サンガァ・・・・』

 

《サンガ》星7/光/雷/攻2600/守2100

 

 

あ、やっぱいるんかい。

 

 

「流石は兄者。チューナーモンスター《トラスト・ガーディアン》を召喚!」

 

『てやっ』

 

《トラスト・ガーディアン》星3/天使族

 

「レベル7の《サンガ》にレベル3の《トラスト・ガーディアン》をチューニング!!大いなる番人!《神樹の守護獣-牙王》!!」

 

『ウガァァァァァ!!』

 

《牙王》星10/地/獣/攻3100/守1800

 

 

「《牙王》まで?!やだ、ジュンコ大丈夫かしら・・・・」

 

「フフフ、我らの実力を軽んじておったな娘」

「我ら、腐っても伝説のデュエリストに名を連ねる者!ダークネスに破れ名を地に落としても」

「「あの二人と戦った事実までは、揺るぎはしない!!」」

 

 

う~ん。

あの馬鹿の馬鹿に巻き込まれたせいで、色々あったのね・・・・

 

 

「ジュンコさん。」

 

「大丈夫よ、同情なんかしないわ。十代(ついでに明日香)を人質にされた時点で頭にきてんだから・・・・さぁ、どっからでもかかってらっしゃいな!!」

 

「その粋やよし!バトル!《牙王》で《フォース・ストリクス》(守2500)を攻撃!〈ガーディアン・ファング〉!!続けて《ガーディアン・(ズババ)ジェネラル》で2体目を破壊する!!〈ガーディアン・スラッシュ〉!!」

 

『『ピュゥゥゥゥ・・・・』』

 

 

勝手に改名すんな?!あと技名が安直。

 

 

「くっ・・・・なめんじゃないわよ!戦闘破壊された《フォース・ストリクス》を対象に《RUM(ランクアップ・マジック)-デス・ダブル・フォース》を発動!!」

 

「何ィ?!」

「《RUM》だと?!」

 

「《フォース・ストリクス》でオーバーレイ!倍のランクを持つ[RR]をエクシーズ召喚する!!勇猛果敢なるハヤブサよ。怒りの炎を巻き上げ、大地をも焼き尽くす閃光となれ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!飛翔しろ!ランク8、《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》!!」

 

『キュオオォォォォ!!』

 

 

《サテライト・キャノン・ファルコン》★8/闇/鳥獣/攻3000/守2000

 

「おおおっ?!なんか超カッケー!!」

「あんなモンスター、私達には出した事ない・・・・」

 

 

「ばっ、馬鹿めかかったな!罠発動《奈落の・・・」

「《サテライト・キャノン・ファルコン》の効果発動!エクシーズ召喚成功時、[RR]を素材にしている場合、相手の魔法・罠を全て破壊する!そしてこの発動に対して相手はカードを発動出来ない!!消えろぉ!!」

 

「わたしの《奈落の落とし穴》が・・・・」

 

「だが残念だったな。いかに強力なモンスターを呼ぼうとこちらには《ゴルゴニック・ガーディアン》がいる!!やれ!奴を石化させるのだ!!」

「んなもんわかってんのよ、只でやられますかっての!チェーンしてこっちも《サテライト・キャノン・ファルコン》の効果!ORUを1つ使って、対象モンスターの攻撃力を墓地の[RR]1体につき800下げる!対象は《ズババジェネラル》よ!!」

 

 

『ギヒャヒャヒャ』

『キュオオォォォッ!!』

 

 

《ズババジェネラル》(攻5750⇒950)

 

『ズバァ・・・・』

 

「攻撃力が4800も下がるとは・・・・」

 

「RRが6体墓地いるからね。モモ!これで簡単に倒せるっしょ?!」

「はい!流石はジュンコさんですわ!」

 

「ぐっ・・・・ならばそのまま破壊してしまえ《ゴルゴニック・ガーディアン》!!」

 

『キュオォォ・・・・』

 

「《サテライト・キャノン》!いっ、キャァァァァァ?!」

 

「「ジュンコォ!?」」

 

ジュンコ LP7900⇒6300

 

 

いてて、折角だから攻撃演出を生で観たかったわ・・・・宇宙行く奴。

 

 

「言い忘れていたが、これは闇のデュエル・・・・ダメージが実際の痛みとなって肉体を襲う」

「ライフが尽きる前に、か弱いお嬢様達の体が持つものかな?カードを1枚伏せてターンを終了する」

 

迷宮兄弟 H2/3

《ゴルゴニック・ガーディアン》(攻)

《ズババジェネラル》(攻)ORU1+《ゲート・ガーディアン》

《牙王》(攻)

《リビングデットの呼び声》

セットカード

 

 

 

「闇のデュエル・・・・ジュンコ危険だ!負けたら本当に命を落としかねない!!」

「そうよジュンコ!ももえ!無茶は止めて!わたし達が代わりに・・・・」

 

 

「フン、なぁにこんなもん雀につつかれた程度よ・・・・」

 

 

実際結構痛いけど、タイタンといっぺんやったからね闇のデュエル。あん時程怖か無いわよ

 

 

「流石はジュンコさん、強がりとツッコミは1級品ですわね」

 

「今ツッコミは関係ないでしょが!!」

 

「フフッ、大丈夫そうですわね・・・・頑張ってくれた分わたくしも本気で参ります、《Dark knight》さん!!」

『全て壊すんだ』

 

 

「『ハァァァァァァァァァァァァァァッ!!』」

 

 

「ちょっと待てーい?!」

「あっ、あの無駄なかけ声は!!」

 

「右手が・・・・紫に光っているだと?!」

「兄者ぁ!あれはあの娘がダークネス・・・・天上院吹雪とのデュエルで使っていた!」

 

 

「『乙女(バリアンズ)混沌(カオス)引き(ドロー)!!』」

 

 

で、でたー!!モモの無駄スキルの1つ、[乙女(バリアンズ)混沌(カオス)引き(ドロー)]だー!?やっぱルビに無茶しかねぇ!!

 

 

「わたくしの引いたカードは、《RUM-七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)》!!このカードをドローしたメインフェイズ!召喚条件を無視して、[オーバーハンドレット・ナンバーズ]をエクストラデッキから特殊召喚致します!!」

 

「な、なんだとぉ?!」

 

 

そいや師匠には《看破》喰らったから、こいつらカードの詳細までは知らないのね。

 

 

「《No.101》!! 《S(サイレント)H(オナーズ)・Ark Knight》!!更にこれを素材にオーバーレイ!!おいでませ、《CNo.101》!満たされぬ魂の守護者、暗黒の騎士となって光を砕け!カオス・エクシーズ・チェンジ!《 S・H・Dark Knight!》」

 

『イラッと・・・・来たぜ!』

 

 

《Dark knight》★5/水/水/攻2800/守1500

 

 

「来たぜぇ!ももえのエース!?」

「あんな芸当出来るならなんで毎回やらないのかしら・・・・」

 

 

ごもっともよね明日香サン

 

 

「無茶言わないでくださいまし、これやるには場にモンスターが存在せず、女子力が10000P以上ある時に半分支払って発動出来るんですわよ?月に1回程度が限度ですわ。出せるのも《Dark knight》さん限定ですし・・・・」

 

「女子力半分消費って何!数値化出来んの?女子力ってポイント制てか備蓄出来るん?!」

 

「参りますよ!《Dark knight》さんの効果発動!相手モンスターを無慈悲に吸収する!対象は《ゴルゴニック・ガーディアン》!〈ダークソウル・ローバー〉!!」

 

 

スルーかよ!

 

 

『ギギャァァァァァ?!』

 

「てか《ズババジェネラル》弱体化させる意味薄かったわね・・・・骨折り損?」

 

「まぁまぁ、おかげでわたくしもやる気出てきましたし・・・・召喚!《セイバー・シャーク》!特殊召喚!《サイレント・アングラー》!!」

 

『ギシャーッ!』

『ポ~ン』

 

「《セイバー・シャーク》の効果!水属性モンスターのレベルを1つ変動出来ますわ!自身と《サイレント・アングラー》をレベル5に変動して、オーバーレイ!!来たれ《No.92 極氷姫 クリスタル・ゼロ》!更に彼女を素材にオーバーレイ!《FA(フルアーマード)》エクシーズ・チェンジ!《クリスタル・ゼロ・ランッサー》!!」

 

『セイッヤァ!!』

 

《クリスタル・ゼロ・ランサー》★6/水/戦士/攻2200/守1600

 

「彼女の攻撃力はORU1つにつき500上昇します、現在3つの為攻撃力は・・・・3700!!」

 

「攻撃力3700?!」

「たかだか下級モンスター2体から、我らが《ゲート・ガーディアン》に迫る攻撃力を叩き出しただと!!」

 

 

すんませんね、エクシーズ召喚って割とそんなんばっかよ?EXデッキの枠は余計に喰ったりするのだけど。

 

 

「バトル!《ゼロ・ランサー》さんで《牙王》(攻3100)を攻撃!〈フリーズ・ランサー〉!!」

 

「今回はそのまんまね?いいけどさ」

 

「甘い!《トラスト・ガーディアン》を素材したモンスターは、1ターンに一度、戦闘では破壊されぬのだ!ダメージ計算後、攻・守を400下げる事になるがな」

 

『ぎゃおーん・・・・』

 

「ぐおっ・・・・」

 

《牙王》(攻3100⇒2700)

 

「むっ、そういえばそんな効果を・・・・だったら《Dark knight》さんで《ズババジェネラル》(攻950)を攻撃!〈デモンズ・ランス〉!!」

 

『○馬ァァァァァ!!』

 

 

彼は海老さんではない。

 

 

『ずっばばーっ?!』

 

「ぐっはぁ!!」

「兄者ァァァァ!」

 

迷宮兄弟 LP8000⇒7400⇒5550

 

 

「おのれ娘ぇ・・・・」

 

「ジュンコさんが受けた痛みのお返しですわ!カードを1枚伏せてターンエンド!!」

 

 

ジュンコ&ももえ LP6300 H2/2

《Dark knight》(攻)ORU2

《クリスタル・ゼロ・ランサー》(攻)ORU3

セットカード(ジュ)

《RR-ネスト》

セットカード(も)

 

 

「(わたくしのセットカードは《激流葬》、場の2体は破壊耐性があるようなものですし・・・・使うタイミング次第で勝利がグッと近づきますわね)」

 

 

「わたしのターン!、《マジック・プランター》を発動!《リビングデッド》を墓地に送り2枚ドロー!ククク・・・・見せてやろうぞ、我らが切り札を!!」

 

「(切り札っ、さっそく《激流葬》出番ですかね)」

 

「墓地に《ゲート・ガーディアン》が存在する時のみこのカードは発動する!《ダーク・エレメント》!!デッキより《闇の守護神-ダーク・ガーディアン》を特殊召喚出来るのだ!!」

 

『ウガァァァァァッ!!』

 

 

《ダーク・ガーディアン》星10/闇/戦士/攻3800/守3500

 

迷宮兄弟 LP5550⇒2775

 

「攻撃力3800!なんかヤバそうなのが出てきたぞ?!」

 

 

うわ《ゲート・ガーディアン》正規召喚せんでいいんかい・・・・案外特化したら強いんじゃないのあれ。

 

 

「(まだわたくしが動く時ではない・・・・しかし《巨大化》などで強化されてはたまりませんわね、デッキ構築が読めない以上ここは!)」

 

「罠発動《激流葬》!全てのモンスターを・・・・破壊します!」

 

「ええっ!このタイミングで?!」

 

「あれさえ破壊してしまえば、あの方達の戦力はガタ落ちのハズですわ!」

 

「むっ、確かにそやつの言う通り!」

「しかし甘いな!我のリバースカード、オープン!永続罠《ディメンション・ガーディアン》!!これを《ダーク・ガーディアン》を対象に発動する!!」

 

「んなっ?!」

 

「これの対象となったモンスターは、戦闘・効果では破壊されなくなるのだっ!!」

 

「くっ・・・・わたくしの《クリスタル・ゼロ・ランサー》はORUを取り除くことで破壊を免れ、《Dark knight》さんは墓地に《Arc knight》がいるなら破壊された時特殊召喚されて、2800ライフを回復出来ますわ・・・・」

 

『ウゥゥ・・・・』

『お前は、まだまだだ・・・・』

 

《クリスタル・ゼロ・ランサー》(攻3700⇒3200)ORU3⇒2

 

ジュンコ&ももえ LP6300⇒9100

 

「あの効果があるから《激流葬》を打てたんだな・・・・」

「けどももえにしては軽率じゃない?手札はまだ4枚もある・・・・結果、倒せたのは《牙王だけよ》」

 

 

このコもしかして・・・・焦ってない?

 

 

「助かったぞ弟よ」

 

「いや何、当然の事をしたまで。しかしライフが半分になってしまったな兄者」

 

「なぁに、ライフを払う効果は利用するものだ。まずは《アームズ・ホール》デッキトップを落とし、デッキから装備魔法《巨大化》を手札に加え発動!お主らの方がライフが上の為、《ダーク・ガーディアン》の攻撃力は倍化する!!」

 

『『ウッガァァァァァァ!!』』

 

《ダーク・ガーディアン》(攻3800⇒7600)

 

「入っていた・・・・!」

 

「攻撃力7600、たっかいわね・・・・」

 

「だがまだトドメは刺せぬな、そこでだ。《洗脳-ブレイン・コントロール》!ライフ800を払い娘の《Dark knight》を此方のコントロール下に置く!」

 

迷宮兄弟 LP2775⇒1975

 

『どこまでも、俺達の夢を打ち砕く気かぁぁぁぁぁ!!』

 

 

「《Dark knight》さん?!」

 

「こやつの効果で《クリスタル・ゼロ・ランサー》をORUにする!」

 

「そんな事されたら場はがら空きに!」

「攻撃力7600の攻撃をモロに受けちまう!!」

 

「わたくしが・・・・わたくしが軽率だったから・・・・」

 

 

そんな事は無いわ、今のは《激流葬》を打っても打たないでも一緒だった。

 

 

「あんま好き勝手してんじゃないわよ・・・・オッサン共!リバースカードオープン!《RUM-レヴォリューション・フォース》!!このカードは相手のORUの無いモンスターエクシーズを素材に、ランクの1つ高い[RR]をエクシーズ召喚する!!」

 

「何!また《RUM》!!」

「我らのフィールドのモンスターを素材に出来るだと?!」

 

「《Dark knight》はモモの大事なモンスター、奪われたら必ず奪い返す!《Dark knight》1体でオーバーレイ!!」

 

「ジュンコさん、わたくしの為に・・・・」

 

「誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し 革命の道を突き進め!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク6!《RR-レヴォリューション・ファルコン》!」

 

『キュエェェェェッ!』

 

《レヴォリューション・ファルコン》★6/闇/鳥獣/攻2000/守3000

 

「また新しい[RR]だ!」

 

「フン、どんなモンスターかと思えば・・・・」

「たかだか攻撃力2000の雑魚、とるに足らんわ!バトル!《ダーク・ガーディアン》で《レヴォリューション・ファルコン》を攻撃!!」

 

「やべえっ!?攻撃力の差は5000以上もあんぞ!」

 

「馬鹿ねっ!《レヴォリューション・ファルコン》の効果発動!特殊召喚されたモンスターとバトルするダメージステップ開始時、その攻守を0にするわ!!」

 

「攻撃力を0にするだとぉ?!兄者ぁ!!」

 

「ククク・・・・残念だったな、手札より速効魔法《禁じられた聖杯》!その効果を無効にしてくれる!!」

 

「うっ?!」

 

《レヴォリューション・ファルコン》(攻2000⇒2400)

 

『ギュアァァァァ・・・・ッ』

 

「ジュンコさん離れて!キャアアアアアッ?!」

 

ジュンコ&ももえ LP9100⇒3900

 

 

「ッッ!モモ!モモッ・・・・大丈夫?!」

 

 

今の衝撃で、かなり吹き飛ばされたッ、駆け寄って彼女の姿を見ると・・・・ボロボロだ、擦り傷だらけで至る所から血も出てる。もしかしたら骨も折れてるかもしれない

 

 

「全くジュンコさんったら・・・・助けてくれるなら最後までしっかりしてくださいまし・・・・」

 

 

ももえの声に力が無い、いや当然かもしれない。5200のダメージ。タッグデュエルではなかったら即死級。ましてやこれは闇のデュエル・・・・肉体への痛みは現実なんだから。

 

 

「ごめん・・・・ごめんねモモ、私がちゃんと守備で出しとけば・・・・ううん、そもそも七精門の鍵なんて預かってなかったら・・・・!!」

 

 

私のせいだ、私がモモを、親友を巻き込んだ、私がッ・・・・!!

 

 

「そんな顔・・・・しないでくださいな、わたくしが勝手に巻き込まれたのですからね?ジュンコさんが気にすることじゃ・・・・でも、思ってたより痛かったので・・・・ちょっと休ませ・・・・」

 

「モモ?・・・・モモォ!!」

 

「そんなっ!ももえしっかりしてよ!!」

「ももえ!くっそ!俺達にはなにも出来ないのか!!」

 

「フッ、まずは一人・・・・と言った所か」

「安心しろ娘、貴様もすぐに其奴と同じ所に送ってやる。カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

迷宮兄弟 H0/2 LP1975

《ダーク・ガーディアン》(攻)+《巨大化》+《ディメンション・ガーディアン》

セットカード

 

 

「・・・・何勝手な事言ってんのよアンタら・・・・」

 

 

大丈夫、ちゃんと息はある・・・・ただ肉体が休みを欲しただけ。

 

 

「女のコをこんな目に合わせて・・・・そんなに楽しいの?それがアンタ達の求めてた力なの?」

 

 

待っててねモモ、すぐに終わらせて保健室連れてくから・・・・あっ、こんな時間に空いてるかな?駄目だったら鮎川先生叩き起こさなきゃ。

 

 

「これは戦争也、我らセブンスターズと貴様達鍵の守護者とのな!」

「戦場に立つ以上、女子供といえど容赦はせぬ!」

 

 

涙を拭きなよジュンコ、皆を救えるのは・・・・私だけなんだから!

 

 

「もういいわかった、それがアンタらのやり方なら・・・・私も容赦はしない!!アンタらは私が殲滅してやる!!私の・・・・ターンッ!!」

 

 

 

 

 

 

・・・・・続く。




活動報告でアンケート実施中です、とりあえず6月までの予定。



以下カード効果

・闇の守護神-ダーク・ガーディアン(原作オリカ)

効果モンスター
(星10)/(闇属性)/(戦士族)/攻3800/守(3500)
このカードは「ダーク・エレメント」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘で破壊されない(ダメージ計算は適用する)。


・ダーク・エレメント(原作オリカ)

通常魔法
「ゲート・ガーディアン」が墓地にいる時に発動可能。
ライフの半分を払う事で自分のデッキから「闇の守護神-ダーク・ガーディアン」を1体特殊召喚する。
このカードを使用する場合、そのターンに他のモンスターを召喚・特殊召喚する事はできない。


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22羽 私的に漆黒って響き好き、思わず口にしたくなる。

はいどうも、最近寝付きが悪いので更新しました。


VS迷宮兄弟後編です、21羽と併せてどうぞ。




前回のあらすじ

 

相手フィールド

迷宮兄弟 H0/2 LP1975

《ダーク・ガーディアン》(攻)+《巨大化》+《ディメンション・ガーディアン》

セットカード

 

 

 

 

「私の・・・・タァーン!!」

 

 

うっ、これか・・・・なら思いっきり!

 

 

「おいで!《RR(レイドラプターズ)バニシング・レイニアス》!その効果により特殊召喚《ファジー・レイニアス》!!」

 

『『ピュウゥゥッ!』』

 

「フン、先に見た光景よな。ワンパターンな娘だ」

「しかし《ファジー・レイニアス》は自身の効果で特殊召喚出来るのではなかったか?効果の無駄使いだな」

 

「なんとでも言え!《RR-ネスト》の効果で《RR-ラスト・ストリクス》を手札に加えるわ!そして《バニシング》《ファジー》の2体でオーバーレイ!」

 

「レベル4が2体、ランク4モンスターであの化物を対処出来るのかしら・・・・」

 

大丈夫、相手をこのまま仕止められるランク4のモンスターエクシーズは私のEXには二種類・・・・伏せカードがあるから対処される可能性もある。相手が予測しない事・・・・戦闘による正面突破!

 

 

「漆黒の闇より・・・・愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今降臨せよ!!《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!!」

 

『ギャオォォォォォ!!』

 

《ダーク・リベリオン》★4/闇/ドラゴン/攻2500/守2000

 

 

「カッケーけど、ちょっと怖いドラゴン出て来たな・・・・」

「ジュンコが鳥獣族以外で攻めるなんて、なりふり構っていられないって事かしら・・・・」

 

「フッ、しかし攻撃力2500程度恐れるにあらず!」

「我らが《ダーク・ガーディアン》の攻撃力は、7600也!!」

 

 

案の定有頂天だ、あの馬鹿高い攻撃力を越えられるなんて露ほども考えていないだろう。

 

 

「少し黙ってなさいよ・・・・《ダーク・リベリオン》の効果発動!ORU(オーバーレイ・ユニット)を2つ使い、相手モンスター1体の攻撃力を半分にし、その数値分自身の攻撃力に加える!<トリーズン・ディスチャージ>!!」

 

「なんだと?!」

「《フォース》と同等の効果とな!」

 

《ダーク・リベリオン》から発せられた電流が走り、《ダーク・ガーディアン》の力を奪う・・・・モモの敵よ、今すぐ蹴散らしてやるッ!!

 

《ダーク・ガーディアン》(攻7600➡3800)

《ダーク・リベリオン》(攻2500➡6300)

 

 

「攻撃力が・・・・我らが《ダーク・ガーディアン》を上回っただとぉ?!」

 

「スッゲー!やっちまえジュンコー!!」

 

「・・・・バトルよ!《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》で《ダーク・ガーディアン》を攻撃!!反逆のぉ・・・・<ライトニング・ディスオベイ>!!」

 

「攻撃力の差は2500!迷宮兄弟のライフは1975!この攻撃が通ればジュンコの勝ちだわ!!」

 

「まさか我らが《ダーク・ガーディアン》相手に正面突破を仕掛けるとは・・・・」

「だが甘い!罠発動《ドレイン・シールド》!!」

 

「んなっ?!」

 

「貴様の《ダーク・リベリオン》の攻撃力分、ライフを回復させてもらうぞ」

 

迷宮兄弟 LP1975➡8275

 

AGOの突撃がバリアに防がれてしまった。

そんな・・・・攻撃力を過信してモンスターを除去から防ぐ物かとッ!《ディメンション・ガーディアン》で充分ってことか・・・・完全に油断した、《カステル》が最適策だったわ

 

 

「フハハハハ、例を言うぞ娘」

「これで我らのライフは初期値を上回った。さらに貴様の《ダーク・リベリオン》が攻撃力を変動してくれおったおかげで《巨大化》のデメリットが発生せず、数値が固定された!」

 

「クッ・・・・」

 

 

駄目だ、切り替えるのよ。

攻撃力はこっちが上回った、勝負はここからよ!

 

 

「ももえの《クリスタル・ゼロ・ランサー》を守備に変更、カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

ジュンコ H1 LP3900

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》(攻)

FA(フルアーマード)クリスタル・ゼロ・ランサー》(守)

《RR-ネスト》

セットカード

 

 

「ジュンコ、焦ってるわね」

「無理もねぇよ、ももえがあんな状態だ・・・・俺達を守ってるこのバリアーみたいのだって、いつまで持つかわかんないしな。あちっ?!」

 

 

不味い、このままじゃ十代(ついでに夜這い馬鹿)も危ないわ!私の大事な人ばっか巻き込みやがって・・・・!!

 

 

「ククク、表情に余裕が無くなってきたな娘よ」

「デュエル開始前の勢いはどうした?我らを「ぶっ飛ばす!」のではなかったか?」

 

「・・・・・・・・」

 

「言い返す余裕も無しか、我のターン!魔法カード《天使の施し》!3枚ドローし2枚を捨てる!フフフフ、良いカードを引いた、速効魔法《ツインツイスター》

!手札の《水魔神-スーガ》を捨て、貴様の伏せカードと《RR-ネスト》を破壊する!!」

 

「《RR-レディネス》も破壊されるっ・・・・」

 

「そして魔法カード《フォース》を発動!」

 

 

「《フォース》ですって?!」

「不味い!これじゃ今度はジュンコの《ダーク・リベリオン》が・・・・」

 

 

「作用。攻撃力の半分を吸収し、その数値を頂く!こちらはエンドフェイズ迄だがな」

 

『グウオォォォォ・・・・』

 

「ううっ・・・・」

 

《ダーク・リベリオン》(攻6300➡3150)

 

《ダーク・ガーディアン》(攻3800➡6950)

 

 

「また攻撃力が逆転した!?」

 

 

「バトル!《ダーク・ガーディアン》の攻撃!!」

 

『ウガァァァァァ・・・・!』

 

 

《ダーク・リベリオン》が一刀両断に・・・・ッ!

 

 

「キャアアアアアッ?!」

 

ジュンコ LP3900➡100

 

 

痛い・・・・痛いよぉ・・・・

 

 

『ジュッ、ジュンコ殿!起きてくだされジュンコ殿ォ!?』

 

 

なに・・・・ライキリ、アンタ居た?・・・・デッキ違うからでしゃばんなよ・・・・

 

 

「ハハハハハハッ!先にくたばりおった娘同様、派手に吹き飛びおったわ!!」

「よくやったぞ弟よ!」

 

 

「じっ、ジュンコォー!!」

「だっ、駄目よ十代大人しくしてて!溶岩に落ちたらどうするのよ?!」

 

「HANASE 明日香!あいつらが、ジュンコがボロボロになってく所を・・・・黙って観てるなんて出来るわけないだろ!!」

 

「わたしだって同じ気持ちよ!だけど・・・・」

 

「煩い!やいお前らもう充分だろ!次は俺が相手だぁ!!」

 

「フム、そうしたいのは山々だがな」

「ライフが尽きるかサレンダーでもされぬ限り鍵の譲渡は行えぬ、もうしばし待つが良い・・・・もっともあれだけのダメージ、立ち上がれはせぬだろうがな?」

 

「そんな・・・・」

「クッソォ!俺には何も出来ないってのか!!」

 

「フフフフ。立ち上がれぬデュエリストにターンは回ってこない、よって次は我のターン!《貪欲な壺》を発動し《岩石の巨兵》2枚と《ゴルゴニック・ガーディアン》《神樹の守護獣-牙王》《トラスト・ガーディアン》を戻し2枚ドロー!2枚目の《アームズ・ホール》により墓地から弟の《D・D・R》を手札に加え発動、手札の《風魔神-ヒューガ》を捨て、再び《レスキュー・ラビット》を異次元より特殊召喚!効果でデッキより2体の《岩石の巨兵》を呼び戻し、オーバーレイ!再臨せよ《ゴルゴニック・ガーディアン》!!」

 

『ゲヒャヒャヒャヒャヒャッ』

 

《ゴルゴニック・ガーディアン》★3/闇/岩石/攻1600/守1200

 

「効果を起動!ORUを使い《クリスタル・ゼロ・ランサー》を石化!そして第2の効果!攻撃力が0になったモンスターを破壊する!!」

 

『アァァァァァ・・・・』

 

 

「ジュンコ達のモンスターが・・・・」

「居なくなった・・・・」

 

「終幕だ!《ダーク・ガーディアン》よ!プレイヤーにダイレクトアタック!!」

 

「イヤァァァァァァァ!!」

「チクショオオオオオ!!」

 

 

痛いけど・・・・

 

 

「・・・・墓地から、《RR-レディネス》の効果を・・・・発動ッ!」

 

「何ィ?!」

 

「戦闘・効果ダメージを・・・・エンドフェイズまで0に・・・・する・・・・」

 

 

痛いけど・・・・モモは・・・・もっと痛い目に合ったのよ!!

 

 

「「ジュンコォ!!」」

『ジュンコ殿ォォォォ!!』

 

 

うっさいわねぇ・・・・オチオチ寝てらんないじゃない。

あとライキリは泣くな鬱陶しい。

 

 

「貴様ッ!」

「まだ立てるか!」

 

「悪いけど・・・・私は打たれ強さには案外自信があんのよ。十代程じゃないけどね」

 

 

「立った!立ったぁ!」

「ジュンコが立ったわ!!」

『グオオオオオウッ!ジュンコ殿ォォォォォ!!』

 

 

「ク○ラか私は!・・・・そして黙れ似非侍!!」

 

 

まぁ実際・・・・足ガクガクしてるし肌はボッロボロだし口ん中は血の味しかしないし目眩がするわで超ヤバいんですけどね?やべ、肋骨も数本逝ってるかも・・・・あ~鍛えててよかったわ~?

 

 

「ハァッ、ハァッ・・・・まだ、やることあんの?さっさとターン寄越しなさいよ」

 

「むむぅ、ターンエンドよ」

 

 

迷宮兄弟 H0/0 LP8175

《ダーク・ガーディアン》(攻)+《ディメンション・ガーディアン》+《巨大化》

《ゴルゴニック・ガーディアン》(攻)

 

 

「それだけの傷を負ってなお立ち上がるとはその粋やよし!」

「だがもう限界であろう、大人しくサレンダーした方が身のためよ!!」

 

 

「はぁ?何言ってんのアンタら・・・・殲滅するって言ったでしょうが・・・・ッ!私のッタァーン!!」

 

 

「行っけー!!ジュンコー!!!」

「絶対・・・・負けないでよ!?負けたら十代貰うからね!!!」

「(えっ?)」

 

 

『じゅぅぅぅんこぉぉどぉぉのぅおぅおぅぉぅ』

『兄者、気持ちは解ったから引っ込もうな?今いい所』

 

 

「ったり前よ・・・・誰が譲るかボケー!!チドリはさっさとその馬鹿引っ込めときなさい!ふぅー・・・・魔法カード《強欲で貪欲な壺》!!デッキトップから10枚除外して・・・・2枚ドロー!!」

 

「なんと10枚も?!」

「とてつもないリスクだ・・・・最後の賭けに出たというわけか!」

 

「来たわ!」

「強欲で貪欲なジュンコの、インチキドローの始まりだぜ!!」

 

 

私ってどんなにがめつい奴だと・・・・ツッコんでる気力もないわもう

 

 

「来た・・・・ッ!魔法カード《シャッフル・リボーン》を発動!場にモンスターが居ない時、墓地からモンスターを特殊召喚!もう一度お願い!《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!!」

 

『ギャオォォォォォォォォォ!!』

 

 

「このカードで特殊召喚したモンスターの効果は無効となり、エンドフェイズに除外されるわ」

 

「フム、ならば《ゴルゴニック・ガーディアン》の効果を使うまでもないようだ」

 

「そう?だったらこれよ!《RUM(ランクアップマジック)幻影騎士団(ファントムナイツ) ラウンチ》!!《ダーク・リベリオン》と、このカードを素材にオーバーレイ!!」

 

「また《RUM》とな?!」

 

「アンタらなんかに使うはめになるなんてね?煉獄の底より・・・・いまだ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌!永久に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!力を貸して!!《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》!」

 

『ギシャアァァァァァァ・・・・』

 

《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》★5/闇/ドラゴン/攻3000/守2500

 

 

「哭いてる、な・・・・」

 

 

「《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》の効果発動!相手モンスター1体の攻撃力を0にし、その変化させた数値を自身に加える!!<レクイエム・サルベーション>!!」

 

 

《ダーク・レクイエム》から放たれた黒い縄のような物が《ダーク・ガーディアン》を拘束する

 

 

「なんと恐ろしい能力よ」

「だが忘れたか!《ゴルゴニック・ガーディアン》のモンスター効果を発動!!<石化の魔眼>!!せっかくの新モンスターも・・・・」

 

「チェーンして《ダーク・レクイエム》の第2能力!ORUを1つ使い、相手モンスター効果を無効にし!破壊する!!」

 

『ギヒャアァァァッ!?』

 

 

「「馬鹿なぁ?!」」

 

「その後、墓地のモンスターエクシーズを1体特殊召喚!充たされぬ魂の守護者よ!再び蘇り、私達に勝利を!!《S(サイレント)H(オナーズ)・Dark Knight》!!」

 

『俺は未だかつてこれ程までに、誰かを憎いと思ったことはない!!』

 

《S・H・Dark Knight》★5/水/水/攻2800

 

 

「ももえのエースも復活だぁ!!」

 

「そして、第1の効果が適用される・・・・!」

 

《ダーク・ガーディアン》(攻 3800➡0)

 

《ダーク・レクイエム》(攻3000➡6800)

 

「攻撃力6800ッ!」

「いかん!我らには防ぐ手段が・・・・」

 

「まずはももえの分よ!《S・H dark knight》!!《ダーク・ガーディアン》を攻撃!<デモンズ・ランス>!!」

 

『ベェ⚫タァァァァァ!!』

 

 

漆黒の槍が《ダーク・ガーディアン》を貫くが破壊されない・・・・吸収させたげても良かったけどごめん、そいつには借りが腐る程あんのよ!

 

 

「だ、《ダーク・ガーディアン》は戦闘では破壊されな・・・・」

 

「だが切れ味は受けてもらうわ!」

 

「「ぐはぁぁぁぁっ?!」」

 

迷宮兄弟 LP8175➡5375

 

「これで・・・・終わりよ!《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》の攻撃!皆が受けた痛みを味わえぇ!<鎮魂の、ディザスター・ディスオベイ>!!」

 

『グゴオォォォォォ!!』

 

「「お、おのれぇぇぇぇぇ!!」」

 

迷宮兄弟 LP5375➡0

 

Win ジュンコ&ももえ

 

 

 

 

「勝っ・・・・た・・・・良かっ・・・・」

 

 

勝って安心したら、そのまま倒れこんでしまった。やっぱ体は限界です・・・・

 

 

「やった!ジュンコが勝ったぜ!!」

「ええ・・・・ええ!!」

 

 

「ククク・・・・あの状況から逆転するとは見事なり・・・・」

「我らの負けよ・・・・素直に受け入れよう」

 

「迷宮兄弟・・・・」

 

 

「だがこれで終わったわけではない、むしろ始まりなのだ」

「我らの実力は、セブンスターズの中でも最弱・・・・より強力な闇のデュエリストが・・・・貴様達を襲うだろう・・・・」

 

 

四天王ネタかて・・・・ってツッコム気力もないわ

 

 

「それに主のデュエルは・・・・我らよりもはるかに闇に染まっている・・・・」

「精々力の振るい方に・・・・気をつける・・・・ことだな・・・・!」

 

 

誰が闇の力やねん・・・・闇属性のデッキってだけでしょーが、最後にとんだ風評被害つけやがって・・・・

 

 

「消えた・・・・ッ!?」

「これが、闇のデュエルの敗者の末路・・・・」

 

 

迷宮兄弟の二人は、黒い霧になって消えてしまった。皆を酷い目に合わせた以上同情の余地は無いけど・・・・

迷宮兄弟達が消えると、また怪しげな光に包まれて私達は火口の外になげ出されていた。

 

 

「ふぅ・・・・」

 

「「ジュンコォォォォ!!」」

 

「うわっ?!何よ二人して!」

 

 

いきなり十代と明日香にハグられました、おい待て重いって・・・・

 

 

「良かった・・・・わたしてっきりもう駄目かと思ってッ!」

「なっ、なに言ってんだよ明日香ぁ!俺はジュンコが負けるはず無いって信じて・・・・信じてっ・・・・!!」

 

二人供すっごい顔。

・・・・心配かけちゃったわね、ごめんて。

 

 

「とーぜんよ、私を誰だと思って・・・・うん、もう無理っぽい。じゅ~だ~いあ~すか~・・・・私とももえ宜しくぅ~・・・・」

 

 

とりあえず・・・・二人の腕の中で意識無くします。

 

 

「「えぇ~!?」」

 

 

 

 

《ジュンコ殿ぉぅぉぅぉぅぉぅぉぅ(ry》

《あれ?今回俺ら出番あんだけ?》

 

 

 

 

 

「う~ん・・・・」

 

 

あれからどれ程時間が経ったのだろう、私の回りが騒がしい気がする

 

 

「・だ・・覚め・・んの?」

 

「もう・・間に・・るわ」

 

 

うっさいなぁ・・・・ゆっくり寝かして頂戴よ

 

 

「・方・あり・・ん・十代様」

 

「ん?よく・・ん・・けど」

 

 

十代、そこにいるのかな。

あれ?気配が近づいて・・・・

 

「ジュンコ、そんな無防備に寝てると・・・・食っちまうぜ?」

 

「ぜひお願いします!!・・・・ってアホー!?何言わせてんのよー!!!」

 

「グッハァ?!」

 

「あ、アッパーカット・・・・」

 

 

耳元であんな事囁かれてつい反射的に手が出てしまった、あれ?ここ保健室かな

 

 

「ね?眼が覚めましたでしょう?」

 

「痛って~・・・・その代償はでかかったぜ」

 

「良かった・・・・」

 

 

やっぱり保健室だった、私は寝かされていたようだ・・・・十代、明日香、ももえに十代同室コンビが私を見ていた。

 

 

「ってももえぇ!アンタ大丈夫なの?!私より派手にやられてたじゃない!!」

 

「ちょっと辺獄逝きかけましたが・・・・無事<リターン・フロム・リンボ>致しましたわっ!」

 

「どこのカオスナンバーズよアンタわ!ってイタタタタ・・・・」

 

「大声出すからです、3日寝込んだ上に全治一週間ですってね?精々養生してくださいまし」

 

 

こ、この女。人に散々心配かけておいて・・・・

 

 

「なんでももえはピンピンしてんだ?」

 

「さぁ・・・・ももえなら仕方なくないかしら」

 

「ももえさんの扱いって・・・・」

「日頃の行いの結果なんだなぁ・・・・」

 

「それ、どうゆう意味ですかね前田様?詳しく伺いたいものですわ・・・・(ニッコリ)」

 

「ご、ごめんなさいなんだな」

 

「はてさて、もう寮の消灯時間が迫ってますわよ皆様。早く帰らないと校則違反です・・・・それとも、十代様はジュンコさんと一緒に寝るから帰らないのでしょうか」

 

 

「おう!ジュンコが独りじゃ心細いってなら残っていくぜ!朝まで一緒にいてやる!!」

「待って十代!怪我人相手にナニするつもりなのよ冷静になりなさい!わたしも残るから3(ピー)でイキましょう、ジュンコの負担はわたしが減らすわ!!」

 

「モモてめー余計な煽り入れんな十代本気にしてんじゃない!あと明日香は真顔で何口走ってんのよアンタが一番冷静になれってかもう帰ってください余計傷に響きます!アタタタタタ・・・・」

 

「いちいち突っ込むからダメージ増えるんじゃ・・・・」

「このまま残ってたら本当に退院遅れそうなんだなぁ」

 

 

「フフフ、楽しそうでなによりです。それでは皆様ごきげんよう~」

 

「・・・・モモ!」

 

「はい?」

 

「無事で・・・・良かった」

 

「ええ。お互いに・・・・」

 

 

そのまま、ももえは保健室を出て行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

《無茶しやがって・・・・・》

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・この辺りなら、大丈夫でしょうか・・・・」

 

 

保健室から大分離れた、明日香達が寮に帰るとしてもこちらは遠回りだ、まず見つからないだろう。

 

 

「ハァッ・・・・ハァッ・・・・ハァッ・・・・」

 

 

そのまま壁にもたれて座り込む・・・・困ったな、立ち上がれそうにない。こんな事なら松葉杖でも用意して隠しておくのだった、朝までここで過ごすはめになるかもしれない。

 

 

「フン、半死人がこんな所で何をしている」

 

 

暗くなった廊下の先から人の声がした。こんなみっともない姿を晒したくない人物の一人だ。

 

 

「万丈目、様・・・・」

 

「全く、雑魚(おじゃまイエロー)に見張らせておいた貴様が居なくなったと聞いて驚いたぞ」

 

「まぁ、乙女の寝床を見張ってらしたんですか?万丈目様のエッチ・・・・」

 

「貴様も以前、精霊共に似たような事をさせていただろうが馬鹿者」

 

「あら、流石にばれてしまいましたか・・・・」

 

「ふざけるのも大概にせんか・・・・全治一週間処ではないだろうが貴様は!何故そんな体を引きづって迄枕田に会う必要があった?自室養生を望んだのも貴様であろうが!」

 

 

 

彼はいつになく真剣な顔だ、普段通りにして質問をかわせる空気じゃない・・・・

 

 

 

「・・・・泣いて欲しくないんです」

 

「はっ?」

 

「ジュンコさんって責任感強すぎるんですよ。自分のせいだって考え出したら深く落ち込んだり」

 

「・・・・」

 

「そんなジュンコさんは・・・・もう見たくありませんから」

 

「フン、案外友達想いな奴だったのだな」

 

「ですので・・・・協力してくださいませんか?十代様達にもあとでメールで伝えます。どうかジュンコさんには、わたくしは元気だと」

 

 

どうせすぐにばれちゃうんだろうけど、せめてあっちが退院出来るくらいまでは・・・・自分を治す事に専念してほしいから。

 

 

「ところで・・・・これからどう帰るつもりだ?立つこともままならないくせに」

 

「えっ?えと・・・・少し休んだら」

 

「馬鹿が、貴様は他人に頼る事を知らんのか?・・・・背中を貸してやる、誰かに見られる前に帰るぞ」

 

「は、はい!」

 

 

意外な申し出だが有り難くお言葉に甘える事にした、こっちも素直じゃない。

 

 

「あの・・・・お姫さま抱っこしてくれてもいいですわよ?」

 

「やはり一人で帰るか?」

 

「じ、冗談ですわ!おほほほ・・・・」

 

 

彼の胸の辺りに腕を回し、体を彼の背中に預ける。こんなふうに他人に頼ったの何時以来だろ・・・・わたし重くない?臭くない?

 

「よっと・・・・おい、胸部を故意に押し付けるな。襲われても文句はいえんぞ」

 

「えっ?」

 

 

普通に体預けてただけなのに・・・・力抜け過ぎて自然とそうなっちゃったのか

 

 

「何時でもどうぞ?」

 

「はぁ、どうして俺はこんな奴を・・・・」

 

 

 

 

 

 

・・・・続く




本当は前回、《ダーク・リベリオン》を出して終わらせる気でしたが文字数不足によりこんな感じに。
鳥獣じゃないんだけどジュンコに漆黒の闇より~・・・・と<ライトニング・ディスオベイ>を言わせたかったんです。ライキリさんと共通点多い気がして


アンケートに協力してくれた方々ありがとうございました

今後の展開に活かしていきたいと思います。


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23羽 最近、インチキ効果が増えすぎてツッコミづらい

はいどうも、寝つけないので更新しました。

夏が一番恐ろしい・・・・


※また修正しました、毎度ながらミス多いな!


ある昼下がり、保健室にて

 

 

「ジュンコ、本当に・・・・いいんだな?」

 

「・・・・いいわよ?十代、来て・・・・」

 

「じゃあ・・・・入れるぜ?」

 

「うん・・・・アッ?!」

 

「わ、わりぃ!上手くいかないもんだな・・・・俺、こうゆうことする初めてだから・・・・」

 

「大丈夫、私もよ?こうゆうことされるのは・・・・十代が初めて」

 

「・・・・そっか、なんだか嬉しいな」

 

「フフッ。優しく、してよね?」

 

「ああ、今度こそ・・・・いくぜ?」

 

 

 

 

 

 

重なり合う、二人の男女の影・・・・

 

 

 

 

 

 

「はい、アーン」

 

「あ~ん、熱っ!むぐぐ・・・・ん~おいし~!十代の作ったおかゆ!」

 

「ん、そうか!そりゃよかったぜ!!」

 

 

「ラブラブっすねぇ・・・・」

「だなぁ」

 

 

どうも、翼をもがれた隼・・・・じゃなくて枕田ジュンコです。迷宮兄弟とのデュエルから数日経ったけど、相変わらず保健室のベットで養生してたりします。

現在十代に「なんかしてほしい事あるか?」と聞かれたので「お腹空いた」と伝えたら・・・・何故かお粥を作ってきてくれました。

いや、嫌いじゃないけどね?お粥って風邪とかで消化が弱ってる病人に振る舞うもんじゃね?普通に購買のドローパンとかでよかったのに・・・・まぁぶっちゃけ体起こすのも辛いから、有り難く看病イベントまで突入させていただきました!キャーッ!!そして普通に美味しいとゆう。

 

 

「フンッ!ジュンコは怪我人・・・・フンッ!ジュンコは怪我人・・・・」

 

 

「ところで明日香さんはなんで空きベットをサンドバッグにして拳を入れてるんだぁ?」

 

「シッ!目の前でイチャつかれて嫉妬に狂いかけてる所を、ジュンコさんの状態を想って無理矢理理性を保っているんすよ・・・・下手に触れないようにね」

 

「わ、わかったんだなぁ・・・・」

 

「あら~、卑しい・・・・じゃなくて愉しそうな声が聴こえたと思ったのですが・・・・違いましたか」

 

「うわっ?!ももえさん!!」

 

「ブーッ!!」

 

 

向かいのベッドの下からももえが出てきた、なんかカメラ持って・・・・

 

 

「アンタはどっから出てきてるんじゃあ!てかそのカメラ何よ?!」

 

「駄作者が小説の人気の無さからついにR-18に走っ・・・・ではなくてジュンコさんがついに素直になって事案発生かと思いまして、これは是非とも⚫ECしとくべきかと思ったのですが」

 

 

「いくら駄作者でもそんな方向に走らないし走らせないわ!仮にそうなってもR⚫Cとかヤメレ!」

 

「???ジュンコはいつも感情どストレートじゃないか?」

 

「ももえ!わたしならいつでも準備OKよ!!」

 

「スタンバるな明日香ぁ!男子いるからここ!!」

 

「スタンバイフェイズ抜きでバトルフェイズに入ればいいの?!着衣のままとか上級者ねジュンコ・・・・」

 

「なんでそうなんのよ!何もせずターンエンドせいや!!」

 

 

グッ、また大声出したからか傷に・・・・私がなかなか治らない理由ってコイツらのせいじゃね?

 

 

「うんうん、経過は良好のようですわね・・・・ではわたくしは用事がありますからこれで」

 

 

そういってさっさと出ていってしまったももえであった。何しにきたのよあのコ・・・・

 

 

小声「メールでももえさんなんともないように振る舞うから協力してって言われたけど・・・・よくやるッスね」

小声「本当は立ちあがるのも辛いって聞いたぞぉ、普段はああだけど・・・・実は滅茶苦茶友達想いなんだなぁ」

ry「なぁ明日香、ももえって部屋に自分で帰れるのか?」

r「トイレでくたばってるらしいから帰りに拾っていくわ・・・・」

 

 

??皆でぼそぼそ話して気持ち悪いわね・・・・

 

 

 

 

《チーン》←モモ

 

 

 

次の日~・・・・

 

 

「たっ、大変なんだなぁ!!」

 

「どうしたの隼人君!丸ペンが上腕に刺さって爆発した?」

 

「刺さるまではまだわかるとしてなんで爆発すんのよ!」

 

 

隼人君が保健室に急に駆け込んで参りました、この展開どっかで観たような・・・・

 

 

「駄目よ?丸ペンは人を殺傷出来る程鋭いんだから」

 

「丸ペンじゃなくて・・・・で、出たんだなぁ!湖に吸血鬼が!!」

 

「吸血鬼・・・・校長達が話してた奴か!」

 

「もしやセブンスターズの新たな刺客!?十代、

いくしかあるまい!!」

「おう!セブンスターズ・・・・今度は俺が相手だぜ!!」

 

 

どこの社長と王様だコラ、

 

 

「ま、待って二人供!・・・・私も連れてってよ」

 

「?!駄目よジュンコ、貴女怪我人なんだから・・・・自分で立つのもしんどいのでしょう?」

 

「うぅ、そうなんだけどさ・・・・」

 

 

吸血鬼って事はカミューラ戦よね、クロノス先生や先輩が人形にされるの知っててほっとけるわけないじゃない

 

 

「・・・・判った、一緒にいこうぜジュンコ。俺の背中貸すよ」

 

「十代・・・・」

 

 

やださりげなイケメン、惚れ直すわ

 

 

「十代、あなたねぇ!」

 

「正直一人にするほうが心配だ、迷宮兄弟みたく人質をとる相手だったら・・・・」

 

「・・・・わかったわよ。その代わり連れてくなら責任持って面倒みなさいよね」

 

「当然だぜ!さぁジュンコ乗るんだ!!」

 

「う、うん」

 

 

ありがと、二人供・・・・

 

 

 

 

《キャ~!十代の背中あったかい!!》

 

 

 

 

十代号に揺られ湖の岸まで到着すると、ももえ以外の鍵の守護者になったメンバーと大徳寺先生にクロノス先生が集結していた。

 

 

「マンマミーア?!ドロップアウトボーイ!怪我人のシニョーラ枕田をどうして連れて来ちゃった~ノ!!」

 

「え、えっと~」

 

「私が無理言って頼んだんです先生、十代に非はありません」

 

「フン、精々足を引っ張るなよ」

 

 

言い方キツイな万丈目君、普段の私が言えたことじゃないか

 

 

「そ~いえばももえは?あの子私よりピンピンしてたし、来てるもんだと・・・・」

 

「「「「ギクッ?!」」」」

 

 

「・・・・メールは出したが返事は無い、大方寝ているのだろう。夜も遅いしな」

 

「・・・・ふ~ん?」

 

 

まだ10時なんだけど、あの子そんなに早寝だったかな

 

 

「ッ?!皆あれを見ろ!!」

 

 

湖の霧が晴れてきたと思ったらその中心部には中世ヨーロッパを連想させる「いかにも」な古城が聳え立っていた。

 

 

「あれが敵のアジトか」

「怖いのニャ~お化けとか出そうなのニャ~・・・・ヒィッ?!」

 

 

城の方からなんか転がってきて道が出来た?!

 

 

「ヴァージン・ロードって奴か?」

「違うと思うッス」

 

「皆さん何をビビっている~ノ!赤き道は紳士の道!わたくし~が一番乗りなの~ネ!」

 

 

クロノス先生がやる気満々で突き進むので、うちらもあとから付いていくことにした。てかこの道、原理どうなってんだろ。

・・・・あれ?最初向こうから来なかったっけ?

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

「怖いのニャ~」を連呼する大徳寺先生をスルーしつつ城の中に入り、ちょっとしたRPG気分を味わいながら随分開けた所にたどり着いた。中央ホールとでも言えばいいのだろうか

 

 

「ようこそ、我が居城へ!!」

 

「だっ、誰だ!?」

 

「我が名はカミューラ、ヴァンパイアの貴婦人にしてセブンスターズが一人」

 

 

私達の向かいの高台から、ボスキャラチックにカミューラさんが自己紹介してくださった。あの~貴婦人って自分で言うものだっけ?てか吸血鬼なのに貴婦「人」でいいの?

 

 

「やっぱりセブンスターズか!」

 

「フフフ、最初は此方から出向こうと思ってたのだけどわざわざ来て下さるなんて手間が省けたわ。さぁ!わたしの相手は誰かしら!!?」

 

「俺が行くぜ!(ジュンコを背負いながら)」

「いえわたしが!(怪我したら十代に背負われたい)」

「私がいくし!(怪我人出したくない)」

「「・・・・」」

 

「・・・・皆さ~ん、ここはわたくし~に任せて下さいなの~ネ」

 

「「「クロノス先生?!」」」

 

「闇のデュエルかなんだから知らないケレド、大切な生徒が傷つくのをこれ以上黙って観ていられませ~ん、シニョーラカミューラ!生徒達に手を出そうとゆうのなら、まずワタシを倒してからにする~ノデス!!」

 

「「おお・・・・」」

 

 

やだ先生ちょっと格好いい、でも黙っていかせたら人形にされちゃうような・・・・

 

 

「へぇ、いい覚悟ね先生・・・・チェンジは有りかしら?」

 

「「「「だあっっっ?!」」」」

 

 

「し、失礼にも程がある~ノ!!」

 

「だって好みじゃないんですもの・・・・」

 

 

ももえみたいな事言い出したわねあの吸血鬼・・・・

 

 

「フン、無駄に格好つけてハードルをあげるからだ。引っ込んでいろオカッパ教諭」

 

「お、オカッパー?!」

 

「そもそもアンタはアメリカから戻らない天上院吹雪さんの代理で鍵を預かっているだけだろう、最高戦力のカードをアンタの感情論で消費されては困る・・・・ここは俺がやる」

 

「万丈目!?」

 

「あら、わたくしできればあちらの彼が良かったわ」

 

「御指名だよ、モテモテね先輩」

「ふん・・・・」

 

「貴様ごときにカイザーが出張るなど、それこそ切り札(ジョーカー)の切り損だ。戦いたくばこの俺を完膚無きまでに捩じ伏せるくらいするんだな」

 

「(この子のデッキも蝙蝠達が確認したけど、一番まとまり無くて逆にやりづらそうなのよね・・・・まぁあんな構築じゃ対策を意識するまでもないか)」

 

 

確かカミューラって蝙蝠使って皆のデッキを覗き見したりしてたんだっけ?・・・・万丈目君のデッキ見てもまとまり無くて対策の立てようが無さそう。

 

 

「まぁ貴方もちょっと幼さは残るけど可愛いし・・・・いいでしょう、お望み通りつぶしてあげるわ!!」

 

「つぶされるのはそっちだ!いくぞ、セブンスターズ!!」

 

「「デュエル!!」」

 

万丈目 LP4000

 

カミューラ LP4000

 

 

「先行は貰う!ドロー!!」

 

 

いつの間にやらカミューラに向かい合う位置まで移動した万丈目君はちゃっかり先行までもぎ取りました。

 

 

「万丈目ー!負けんじゃないぞー!!」

「万丈目君しっかりー!」

「ファイトッスー!」

 

「‘万丈目さん’だ!俺は手札より《手札断殺》を発動、互いに手札を2枚捨て2枚ドロー!そして《フォトン・サンクチュアリ》を発動!光属性・攻2000のトークンを2体精製しこれを生け贄に捧げる!現れろ《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)》!!」

 

『グオォォォォッ!!』

 

 

《光と闇の竜》攻2800

 

 

「おおっ、いきなり万丈目の最強モンスターの登場だぜ!」

「そ、そうね」

 

カミューラってことは【ヴァンパイア】、手札交換が後々響かなきゃいいけど・・・・

しっかしいきなりエースを繰り出すと負けフラグに見えちゃうのよねぇいかんいかん、フラグを建てるな私。

 

 

「・・・・1枚カードを伏せてターンエンドだ」

 

万丈目 H2

 

 

「(これが情報にあった《光と闇の竜》・・・・)私のターッン、《不知火の隠者(かげもの)》を召喚ッ!効果発動!この人間もどきを生け贄にして、デッキよりアンデット族チューナーを1体特殊召喚する!!」

 

 

うっげ【ヴァンパイア】じゃないの?!確かにアンデットですけどもっ!

 

 

「フン、何を考えてるか知らんが・・・・《光と闇》の前では墓地発動だろうが無力!自身の攻守を500下げて効果を無効とする!」

「'もちろん'存じていますわ、速効魔法《禁じられた聖杯》!その厄介な能力は封じさせてもらうわ!」

 

 

《光と闇》の効果はチェーンブロック中1度のみしか対応してない、初見でわからないわよね普通・・・・

 

 

「チッ、ならばチェーンして手札の《増殖するG》を発動!貴様の特殊召喚の度に1枚ドローさせてもらう」

 

《光と闇の竜》(攻2800➡3200)

 

「キャアアアアアッ?!Gだぁぁぁぁぁ!!」

「ももえがよく使う奴ね、絵面が酷くなるわ・・・・」

「ジュンコ暴れないでくれ!痛い痛い痛い!!」

「・・・・十代、降ろせばよいのではないか?」

 

「安心しろ天上院君、このカードに限り画像エフェクトをオフにしてある」

 

よっこらしょ(←降りた)

そんなこと出来るのかよ!ももえにもやらせといてください・・・・あ、あのコはわざとかな

 

 

「フン、好きにしなさい。これで我らを縛るものは無い!効果が適用されデッキから《ユニゾンビ》を特殊召喚!」

 

『『ゲヘヘヘッ』』

 

《ユニゾンビ》星3/アンデット/チューナー

 

 

「なら1枚ドロー!」

 

「チューナーモンスター・・・・やはり使ってくるのか!」

 

 

「わたしの趣味にはあわないのだけど・・・・《ユニゾンビ》の効果発動!デッキからアンデット族モンスターを墓地に送ることで、レベルを1つ上昇させる!そして墓地の《馬頭鬼》を除外し《隠者》を再び特殊召喚!」

 

『フッ』

 

《不知火の隠者》星4/アンデット

 

「ドロー・・・・」

 

「レベル4《不知火の隠者》にレベル4の《ユニゾンビ》をチューニング!姿を見せよ!レベル8《戦神(いくさがみ)-不知火》!!」

 

『セイヤッ!』

 

《戦神-不知火》星8/火/アンデット/攻3000

 

 

やだイケメン・・・・じゃなくてヴァンパイア関係無っ?!シンクロヴァンパイアなんていないけどさ

 

 

「シンクロも特殊召喚だ、ドロー!攻撃力3000、貴様の聖杯のおかげで突破はされんな」

 

「そうかしら?シンクロ召喚成功時、墓地の《ユニゾンビ》を除外しその攻撃力分《戦神-不知火》はパワーアップするわ!」

 

「つまり・・・・攻撃力4300?!」

「やべぇ!《光と闇》の攻撃力を上回った!!」

 

「バトルよ!《戦神-不知火》で《光と闇の竜》を攻撃!〈妖-紅蓮剣〉!!」

 

「ぐおおっ?!《光と闇》がこうもあっさりと・・・・!」

 

万丈目 LP4000➡2900

 

 

《光と闇の竜》が破壊されたから自軍の全カードも破壊、墓地から何が蘇生されるか・・・・

 

 

「《光と闇の竜》の効果により、《おじゃまイエロー》を復活!!」

 

『い、いや~ん・・・・』

 

《おじゃまイエロー》星2/守備1000

 

「よ、よりによっておじゃまぁ?!」

 

「あら、そんなカードしか手札にいなかったの?カードを1枚セットしてターンエ・ン・ド。自信満々に出てきたわりはこの程度?今からでもチェンジを認めましょうか」

 

 

カミューラ H2

《戦神-不知火》(攻4300➡3000)

セットカード

 

 

「・・・・1ターンの攻防を制した程度で図に乗るな、貴様などカイザーが出るまでも無いと言ったろう!俺のターン!!《手札抹殺》を発動!互いに手札を全て捨て、同枚ドローする!!」

 

「手札交換ねぇ、有り難く頂戴しておくわ」

 

「アンデット相手に手札交換カードはやはりハイリスクだな」

「ええ、せめてあの《戦神-不知火》くらいは倒せないと割りに合わないわ」

 

 

「抹殺で墓地に送った《エクリプス・ワイバーン》の効果によりデッキの《ダーク・アームドドラゴン》を除外する!更に《馬の骨の対価》、《おじゃまイエロー》を生け贄に2枚ドロー!」

 

『兄貴のいけず~!』

 

 

もう、抜けばいいのに・・・・逆に愛着あるんかな

 

 

「来たかっ、《テラフォーミング》!《ユニオン格納庫》をデッキから手札に加え発動!反撃開始だ、《C-クラッシュ・ワイバーン》を召喚!《ユニオン格納庫》の効果でデッキから《トルクチューン・モーター》を装備する!更に墓地の《エクリプス・ワイバーン》を除外し《暗黒竜 コラプサーペント》を特殊召喚!《エクリプス・ワイバーン》が除外されたので、効果で除外した《ダーク・アームドドラゴン》を回収する」

 

『ギギッ!』

『ギャオッ!』

 

《クラッシュ・ワイバーン》星4/光/機械

《コラプサーペント》星4/闇/ドラゴン

 

「《トルクチューン・ギア》を装備しているモンスターはチューナーとして扱う!レベル4《コラプサーペント》にチューナーとなった《クラッシュ・コア》をチューニング!大いなる風に導かれし翼を見よ、シンクロ召喚!響け、《スターダスト・ドラゴン》!!」

 

『ギャオォォォ・・・・』

 

《スターダスト・ドラゴン》星8/風/ドラゴン/攻2500

 

 

「ふ、ふつくしぃ・・・・」

「ジュンコどうした?!」

「でも、確かに綺麗・・・・」

 

 

だっ、だって立体演出(ソリッドビジョン)で初めてみたし!!

説明しよう21羽にて師匠からシグナー竜が謎配布されたわけだが・・・・《スターダスト・ドラゴン》さんが選んだのは万丈目君だったのだ!

流石主人公ですわってモモが言ってた。

 

 

「たかたが攻撃力2500じゃない・・・・召喚時には何もないわよ?」

「・・・・この瞬間墓地に送られた《クラッシュ・ワイバーン》と《コラプサーペント》の効果を適用する、《輝白竜 ワイバースター》をデッキから手札に加え、手札から《B-バスター・ドレイク》を特殊召喚!墓地の《コラプサーペント》を除外し《ワイバースター》を特殊召喚!

 

 

『『ギャオッ!!』』

 

《バスター・ドレイク》星4/光/機械

《ワイバースター》星4/光/ドラゴン

 

 

 

「《ライトニング・チューン》を発動!光属性の《バスター・ドレイク》をチューナーに変更する!レベル4の《ワイバースター》にレベル4チューナーとなった《バスター・ドレイク》をチューニング!その光にて、この世ならざる者共に終幕を与えん!シンクロ召喚《ライトエンド・ドラゴン》!!」

 

『ギァォォォッ!!』

 

《ライトエンド・ドラゴン》星8/光/ドラゴン/攻2600

 

「おー!またシンクロモンスターだ、すっげー!!」

 

 

「そうはいかないわ!特殊召喚時に罠カード《激流葬》発動!全て洗い流してあげるっ!!」

「残念だったな《スターダスト・ドラゴン》の効果発動!自身を犠牲にあらゆる破壊効果を無力化する<ヴィクテム・サンクチュアリ>!!」

 

『クウォォォ・・・・』

 

 

スターダストが光の粒子になって消えたことで激流が収まり場が沈黙した、やっぱ綺麗よね~

 

 

「おのれぇ・・・・」

 

「おっと、《バスター・ドレイク》と《ワイバースター》の効果により《Y-ドラゴン・ヘッド》と《コラプサーペント》を手札に加えさせてもらうぞ。そして!墓地に《A-アサルト・コア》《B-バスター・ドレイク》《クラッシュ・ワイバーン》が揃った!こいつらをを除外し融合合体!《ABC ドラゴン・バスター》!!!」

 

『『『ジャッキーン!!』』』

 

《ABC ドラゴン・バスター》星8/光/機械/攻3000

 

「新たなユニオン融合体、しかも全て墓地から素材を調達出来るだと?!」

「残りの素材は断殺で捨ててたのね、流石ぬかりない」

 

「手札を1枚捨て、《ドラゴン・バスター》の効果発動!《戦神-不知火》を除外する!バトルだ!《ドラゴン・バスター》でダイレクトアタック!!<ABC-グレート・デストラクション>!!」

 

 

技名が雑だーっ?!

 

 

「フフッ《速効のかかし》、手札から捨てることでこのターンの戦闘ダメージを0にするわ」

 

「やはりその手のカードを握っていたか、顔に出ていたぞ化物・・・・エンドフェイズに《スターダスト・ドラゴン》はフィールドに舞い戻る!」

「何っ?!何度でも効果を使えるとゆうわけね・・・・」

 

万丈目

H3

(《ダーク・アームドドラゴン》

《Y-ドラゴン・ヘッド》

《暗黒竜 コラプサーペント》)

LP2900

《ユニオン格納庫》

《スターダスト・ドラゴン》(攻)

《ライトエンド・ドラゴン》(攻)

《ABC-ドラゴン・バスター》(攻)

 

「フィールドには最上級ドラゴン(?)が3体、加えてカミューラの手札は1枚!」

「一事はどうなるかと思ったけど、このまま圧勝出来るんだな!」

「いいぞー万丈目ー!!」

 

「'さん'だ!!」

「思ってたよりやるじゃない・・・・わたしのターン!手札から魔法カード《影依融合(シャドール・フュージョン)》を発動ッッ!!」

 

 

またヴァンパイア関係全くないカード来たぁ?!つーか万丈目程じゃないけどごちゃ混ぜねあのデッキ!!

 

「融合魔法だと!しかし、残り手札1枚で何と融合するつもりだ?」

 

「甘いのよ。このカードは相手がEXデッキから呼び出したモンスターをコントロールしている場合・・・・デッキのモンスターを素材に[シャドール]融合モンスターを融合召喚出来る!!」

 

「「「「はぁ?!」」」」

 

「なっ、なによそのふざけた融合魔法!」

「インチキ効果も大概にするッス!!」

 

 

そう言いたくなるのも無理はない、条件付きとはいえ融合戦術の弱点の1つである手札の消費を完全にカバー出来るのだ。

私も出た当所は似たような事を叫びまくったわよそりゃー。まぁネフィリム死んだから融合体が強いんだけどなんか力不足つーか・・・・

 

 

「デッキの《シャドール・ビースト》と光属性《超電磁タートル》を融合!神の如き、忌まわしき力の一端を畏れよ!融合召喚《エルシャドール・ネフィリム》!!」

 

『愚かな・・・・』

 

《エルシャドール・ネフィリム》星8/光/天使/攻2800

 

 

「ざっけんなこらー!なんてもん出してんじゃーい!!」

「うわっ?!どうしたジュンコ!!」

 

「フフフフフ、そこのお穣さんは御存じなのかしら?このモンスターの脅威を!《ネフィリム》の特殊召喚時の効果に加え、融合素材にした《シャドール・ビースト》の効果を発動させて貰うわ。カードを1枚ドロー!更に《シャドール・ヘッジホッグ》をデッキから墓地に、《ヘッジホッグ》の効果で《シャドール・ファルコン》を手札に!」

 

「融合召喚して手札が増えているだと?!なんだそのふざけた効果の集団は!!」

 

「ち・な・み・に、《ネフィリム》は特殊召喚モンスターと戦闘する場合に一方的に破壊することが出来るわ。バトルよ!《ABC-ドラゴン・バスター》を攻撃!!」

 

「させてたまるかぁ!《ドラゴン・バスター》の効果発動!手札の《Y-ドラゴン・ヘッド》を捨て、《ネフィリム》を除外する!<ドラゴニック・キャノン>!!」

 

『アァァァァァ・・・・』

 

 

あれっ、《ネフィリム》除外される為に出てきたようなものじゃない?・・・・まさか囮じゃぁないでしょうね。

 

 

「あら残念。メインフェイズ2《貪欲な壺》発動!《シャドール・ビースト》《ヘッジホッグ》《ヴァンパイア・ベビー》《速攻のかかし》《不知火の隠者》をデッキに戻し2枚ドロー!・・・・相手フィールドのみにモンスターが存在するので《聖刻竜 トフェニ・ドラゴン》特殊召喚!」

 

『グルッ』

 

 

「今度はドラゴンだと?!貴様のデッキはどうなっているのだ!!」

 

「「「それは万丈目君が言えたことじゃない!」」」

「仲いいな、お前達・・・・」

「言いたい事は判るけどニャ~」

 

 

「外野は余裕ねぇ、このモンスターを生け贄に《ヴァンパイア・シャドウ》を召喚!!召喚時にデッキから《ヴァンパイア・ロード》を、《トフェニドラゴン》が生け贄にされた事で《ラブラドライ・ドラゴン》を、特殊召喚!《馬頭鬼》を除外し墓地から《カース・オブ・ヴァンパイア》を特殊召喚する!!」

 

『フフフ・・・・』

『ワハハハハハッ!』

『ギシャーッ!』

『ククククッ』

 

《ヴァンパイア・シャドウ》星5/闇/アンデット

《ヴァンパイア・ロード》星5/闇/アンデット

《ラブラドライ・ドラゴン》星6/闇/ドラゴン

《カース・オブ・ヴァンパイア》星6/闇/アンデット

 

 

「一気に4体も展開してきた?!」

「《手札断殺》のツケもあるわね、また《馬頭鬼》落ちてっし・・・・やっと吸血鬼らしいモンスター出してきたじゃない」

 

 

「《シャドウ》と《ロード》で《ラブラドライ》と《カース・オブ・ヴァンパイア》でオーバーレイ!!今こそ誇り高きヴァンパイア一族の力を見るがいい、エクシーズ召喚!ランク5《紅貴士(エーデルリッター)-ヴァンパイア・ブラム》!ランク6《No.24 竜血鬼 ドラギュラス》!!」

 

『クハハハハッ!!』

『ギュアァァァ!!』

 

《ヴァンパイア・ブラム》★5/闇/アンデット/攻2600

《竜血鬼 ドラギュラス》★6/闇/幻竜/守2800

 

 

「エクシーズモンスターが2体も・・・・」

「けど攻撃力は万丈目のモンスター達のが上!しかもこのターンのバトルフェイズは終ってる、何も怖くないぜ!!」

 

 

「そうね、そこのボウヤ達の言う通り・・・・《ヴァンパイア・ブラム》の効果ORU(オーバーレイユニット)

を使いアナタの墓地からモンスターを特殊召喚出来る、そうねぇ・・・・《ドラグニティアームズ・レヴァテイン》、コイツにしましょう」

 

『ギュウゥオォォォ』

 

《アームズ・レヴァテイン》星8/風/ドラゴン/攻2600

 

 

抹殺で落ちた奴か、《光と闇》と相性いいとはいえまた重いモンスターを・・・・

 

 

「あら、特殊召喚時にドラゴン族を装備出来るのね《トフェニドラゴン》でも装備しておくわ。そして《ドラギュラス》の効果、ORUを1つ消費しEXデッキから呼び出されたモンスターを1体裏側守備に変更する。《スターダスト・ドラゴン》にはおねんねしてもらうわね」

 

「バトルも出来ないのに今更なにを・・・・」

 

「お遊びはこれまでってことよボウヤ!!」

 

「ひぃ?!」

「口、口が怖いのニャ~!!」

 

 

牙怖っ?!生でみるとめっちゃ怖!!妖怪口割け女でも通じると思いますカミューラさん!!

 

 

「化物め・・・・!」

「そう、人は違うモノを嫌悪し恐怖する!化物の力を教えて差し上げるわ・・・・魔法カード《幻魔の扉》発動!!」

 

「幻魔の・・・・」

「扉?」

 

 

やばい、ヤバイヤバイヤバイヤバイ?!

 

 

「万丈目君!なんでもいいから止める手段無いの?!」

「なんだ枕田!あの魔法がなんだっていうんだ・・・・」

 

「このカードは、発動後相手モンスターを全て破壊する・・・・そして相手がデュエル中に使用したモンスターを、召喚条件を無視して特殊召喚する!!」

 

「ふっ、ふざけるな!《死者蘇生》と《サンダーボルト》、2枚の最凶魔法の効果を合わせ持つだと?!」

「あんなの喰らったら、もう巻き返せないノーネ!!」

 

「・・・・勿論、代償は大きいわよ!この禁術の使用者は幻魔に魂を預ける、デュエルに敗北した場合、その魂は幻魔のモノになる・・・・」

 

「命懸けの、インチキカードってことか・・・・」

 

 

けど発動タイミングさえ見極めれば、限りなく勝率はハネ上がる。どうせ負けたら死に近い意味を持つ闇のデュエルにはうってつけ・・・・

 

 

「けどわたくし、慎み深いから生け贄を誰かに代わってもらおうかしら。例えば・・・・このコとか?」

 

 

パチンッ、カミューラが指を鳴らすと蝙蝠の大群が彼女の側に集まってきた。その蝙蝠達がまた散開していくと・・・・その場所には十字架に手足を縛られた私の親友が、浜口ももえの姿があった。

 

 

「・・・・えっ?」

「なんでももえがここに?!」

「ッッッ!!貴様ぁ!どうゆうつもりだぁ!!!」

 

「あら、わからない?人質よ ヒ・ト・ジ・チ。ボウヤがこのコと親しい仲にあるのは‘眼’みて知ってるのよぉ?」

 

「ふざけるなぁ!!これは貴様と俺の勝負だろうが!今すぐそいつを解放しろ!!」

「・・・・ほぇ?」

 

 

万丈目君の怒鳴り声に反応したのか、ももえが意識を取り戻した。

 

 

「な、なんでしょうかこの状況・・・・」

 

「目が覚めたか!いいから逃げろ、なんとかして逃げろ!!」

「そんな事いわれましても・・・・!」

 

「ダ~メ、いただきます」

「きゃあっ?!」

 

「「ももえ!!」」

 

 

‘原作’で翔君がやられていたように、カミューラがモモの首筋に噛み付き吸血する。そこからうっすらとした魂のようなものが抜けだして・・・・

 

 

「オホホホホホッ!御馳走様。この娘の魂を生け贄に、《幻魔の扉》を発動!!」

 

「ち、チェーンして《ABCドラゴン・バスター》の合体を解除!《アサルト・コア》《バスター・ドレイク》《クラッシュ・ワイバーン》に分離ッ!!」

 

『ギャオオオオォ!』

『『『ギシャアァァッ!』』』

 

「フフフ、全モンスターを消滅させ・・・・アナタの《光と闇の竜》をわたしのフィールドに特殊召喚する!」

 

『クオォォォ・・・・』

 

「《光と闇》ッ・・・・だが破壊された3体、それぞれの効果を発動!まずは《アサルト・コア》のサルベージからだ!

 

「攻守を500下げ当然無効よ。便利な効果ね~」

 

「だが同一チェーン上1回しか対応出来ない!《バスター・ドレイク》の効果でデッキから《X-ヘッド・キャノン》を手札に!」

 

「思ったよりしぶといわね~、ターンエンドよ」

 

カミューラ H1 LP4000

(内《シャドール・ファルコン》)

《ヴァンパイア・ブラム》(攻)ORU1

《竜血鬼 ドラギュラス》(攻)ORU1

《光と闇の竜》(攻2800➡1800)

《ドラグニティアームズ・レヴァテイン》(攻)

 

 

「なんてことだ・・・・浜口君が人質にとられた上に」

「最上級モンスター2体を奪われた」

「しかもシニョールの信頼する《光と闇の竜》・・・・絶対絶命なノーネ!」

 

 

「ドロー(まだ、手は無くはない、しかし・・・・)」

 

「万丈目様、わたくしはどうかお気になさらず・・・・」

 

「モモ、アンタ何言ってんのよ!」

「だって、このまま負けたら万丈目様が・・・・」

 

「だけどっ!勝っちゃったらアンタが死んじゃうかもしれないでしょ!?」

 

 

幻魔への魂の生け贄、うちらだってどうなるかわからない。カードの精霊がついてたってなんだって・・・・向こうは封印されてるとはいえ三幻神に匹敵するかもって精霊だ、うちらの精霊(仲間)じゃ多分どうしようもないだろう。

 

 

「どうするのボウヤ、ガールフレンドを見捨てる?」

 

「《X-ヘッド・キャノン》を召喚、《ユニオン格納庫》の効果を・・・・」

 

「フフ、それは当然無効よ」

 

「・・・・バトルだ!《X-ヘッド・キャノン》(攻1800)で《光と闇の竜》を攻撃!!」

 

『グオォォ・・・・』

 

 

竜の哀しげな声が響く。彼の竜は、信じる主人の思惑がわかってしまったのだろうか

 

 

「相討ち、随分野暮な事するわねぇ・・・・」

 

「(許せ、《光と闇》)」

 

「元々は万丈目のモンスター、自分の全カードを破壊し蘇生する。強制効果・・・・まさか?!」

 

「(俺も、一緒に逝く)」

 

「万丈目君・・・・」

 

「《光と闇》の最後モンスター効果を発動・・・・俺の全カードを破壊し、墓地から《おじゃまイエロー》を攻撃表示」

 

『あっ、兄貴ィ~?』

 

「(すまんな・・・・《光と闇の竜》が敵の手の内にあるなど許せなかった。)カミューラ!貴様は1つ勘違いをしている。俺はその女の事など、なんとも思っちゃいない」

 

「おいおい、そりゃひどくないかサンダー!」

「十代・・・・違うわよ」

 

「違うって何がだよ?」

 

 

彼が言いたいのは、きっとそんな事じゃない。

 

 

「・・・・人の背後に立つわ(精霊に)監視をさせるわデュエルは無駄に拘るわ、兄達にはいつの間に取り入るし休み時間はいつも付きまとってくる上に弁当には隙あらば野菜をねじ込んでくるわ・・・・いなくなった方がいっそ清々する」

 

 

彼が言いたいのは、きっと・・・・

 

 

「だが、そんな奴でもいなくなったら悲しむ奴がいるのは事実だ・・・・だから」

 

「嫌です」

 

「あとは、任せた」

 

「嫌・・・・」

 

 

なんとなくわかっちゃうのは、私も彼みたいに素直じゃないからかな。

 

 

「わたしのターン!・・・・全モンスターで、アタァック!!」

 

『『『ギシャアァァァァッ!!』』』

 

万丈目 LP2900➡0

 

 

「イヤァァァァァァッ!!!」

 

 

 

鍵は、あと6つ

 

 

 

 

 

 

続く。

 




クロノス先生の活躍を期待した方は申し訳ありません。
原作の水増しデュエルって逆に書きづらいつーか・・・・



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24羽 結局の所使い馴染んだモノが一番ってことです。






「なんでだよ・・・・なんでデュエルでこんな事になるんだよ!」

 

「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ・・・・」

 

「十代、ももえ・・・・」

 

 

「デュエルって楽しいもんじゃねぇのかよ!なんで誰かが悲しむ必要があるんだ・・・・絶対に許さねぇ、こんなデュエルをさせる奴等、セブンスターズを!次は・・・・俺が相手だ!!」

 

「わたくしが・・・・わたくしのせいで・・・・わたしの勝手で・・・・万丈目様っ・・・・」

 

 

私は二人を見ていられなかった。闇のデュエルに憤慨する十代、万丈目君の敗北を自分の責任だと思いつめるももえ・・・・二人を放っておいたら今すぐにでもカミューラの所に特攻しそうだ。

・・・・冷静を欠いて勝てる相手じゃない、構成は無茶苦茶だがプレイングは上々、アンデットの強力カードに加え《影依融合》なんかも使い、極めつけは《幻魔の扉》。正々堂々闘えても厳しいと思う、十代やカイザーさえもだ。こうなったら・・・・

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

黒星

 

 

 

 

 

 

「あら、貴女一人?拍子抜けねぇ・・・・それとも」

 

 

 

私は、今カミューラの城にいる・・・・一人で

 

 

 

「お友達が誰もいないのかしらぁ?淋しい娘ね、オホホホホッ!」

 

 

 

あのコを・・・・

 

 

 

 

「ボッチはドッチよ?吸血鬼の生き残りさん」

 

 

 

モモを泣かせた奴をぶっ飛ばす為に!

 

 

 

「世界でたった一人なのは・・・・アンタの方じゃないの?」

 

「なんですって?!」

 

 

 

けど、これから私がやるのは・・・・まともな闘いではないから

 

 

 

「わざわざ幻魔の人質連れてきたらアンタの思う壷でしょ?」

 

「可愛くない餓鬼ねぇ。良いわ、その小生意気な面を恐怖と苦痛に歪ませてあげる!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

お願い、誰もみないでね。

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「明日香ぁ!ジュンコは居ないか?!」

 

 

万丈目の敗北から数日・・・・あいつが闇のデュエルで負けて、人形に魂を封印されるのを目の当たりにした俺達は未だショックから抜け出せないでいた。

 

 

「しっ、知らないわよわたしは!?花瓶のお水代えてたら居なくなってて・・・・」

 

「クソッ!やっぱりか・・・・」

 

 

あの時ももえが奴の人質になったことから、奴に挑戦する際は友人達に独りにさせないよう訴え実行していた。

 

 

「十代、落ち着くんだな!

「そうだよアニキ、ちょっとお手洗いいってるだけかもしれないし・・・・」

 

「そんなわけあるかっ!」

 

「やっぱりってどうゆうこと?!十代心当たりがあるの?」

 

「ああ・・・・今夜は俺がカミューラの相手してやろうと考えてて、ひとっ風呂浴びて気合を入れ直してたんだ」

「あがったら、アニキの脱衣籠の中にこんな手紙が・・・・」

 

‘闇のペンダントは借りていきます、ご免なさい。

ジュンコより’

 

「闇のペンダント?なんであんなモノを・・・・わたしなら十代の衣服を盗むわよ」

 

「さらっと犯罪地味た発言はやめて下さいッス!」

 

 

闇のペンダントとは・・・・俺達が以前錬金術の課外授業で精霊界に行った時に、試練を突破した証として墓守の長から受け取った半分に割れたアイテムの事である。

あんな物黙って借りてどうするつもりなのだろうか?

 

 

「兎も角、黙って出ていった事から考えてカミューラの城に行ったのかもしれないわ」

「ジュンコさん、随分落ち込んでいたからなぁ・・・・」

 

 

俺達はももえが立ち上がるのも困難だと知っていた、奴等(セブンスターズ)からしたら絶好の人質になると少し考えれば解ったことだ。

 

 

 

「一人で抱え込む必要何てないのに・・・・俺達も同罪だ。いや、知ってて黙ってたんだから俺達が悪いと言っていい」

 

「・・・・過ぎた事を言っても仕方がないわ、ジュンコが一人突っ走る前に探し出しましょ。翔君、隼人君。ここお願い出来る?ももえを宜しくね」

 

「了解ッス!」

「蝙蝠は怖いけど頑張るんだな!」

 

 

ももえも一人にならないように保健室に移された、ジュンコが絶対に目を離さないって言っていた。今は眠っている・・・・

 

 

「いきましょ十代、ジュンコを探しに」

 

「ああ、急ごうぜ!」

 

 

 

 

 

《クリクリッ》

 

 

 

 

 

 

「私のターンッ!《マジェスペクター・ラクーン》を召喚!」

 

『ク~ン・・・・』

 

《マジェスペクター・ラクーン》星4/風/魔法使い/攻1200/守800

 

「あら、可愛いモンスターね。それに貴女のデュエルディスクちょっと可笑しくなあい?なんとゆうか・・・・」

 

「ゴテゴテしてるアンタの悪趣味な奴よりマシでしょ?ラクーンの効果、マジェスペクターカードをデッキから手札に加えれる《マジェスペクター・ユニコーン》をサーチ」

 

 

 

当然よ、これはライキリの奴からかっぱらったArc-V仕様の奴なんだから。

 

 

 

「もいっちょ魔法カード《テラフォーミング》でフィールド魔法《天空の光彩》をもってきて、そのまま発動!この陰気な城を明るくしてやるわ!!」

 

「くっ、やっぱりかわいくない・・・・!」

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

「カイザー!クロノス先生!」

 

「十代、明日香。来たか・・・・」

 

 

一応ジュンコの部屋などを調べた後(明日香が)俺達は結果カミューラの城がある湖にやってきた。

 

 

「それで本当なの?ジュンコを見たって話」

 

「本当ナノ~ネ!」

「俺達は城に乗り込もうとしていたんだが・・・・枕田君が空飛ぶ何かに乗って、城に向かうのが見えたんだ」

 

 

空飛ぶ何か、か・・・・

 

 

「じゃああいつは城の中に!?急ごう、ジュンコが危ねぇ!!」

 

 

 

 

 

《我ら!》

《この廊下の番人!》

()()()()()()

 

 

 

 

 

「永続魔法《補給部隊》を発動して・・・・《天空の光彩》の効果発動、ラクーンを破壊してデッキから《オッドアイズ・ミラージュ ドラゴン》を手札に招く」

 

《キュンッ・・・・》

 

「結構容赦無いのね、自分のモンスターをそんな扱い?」

 

 

他人に言われる迄も無い、自分のモンスターを破壊する行為はソリッドビジョンがあるこちらの世界では一層罪悪感にみなわれる。

けどそれを顔に出したら負けだ、すぐ呼び戻してあげるからね。

 

 

「《補給部隊》の効果、モンスターが破壊されたから1枚ドロー。私は・・・・」

 

「ジュンコォォ!!」

 

 

 

・・・・あ、あれっ。十代!?

 

 

 

「なっ、なんでアンタがここにいんのよ!」

 

「なんでってお前が心配だったからに決まってんだろ!!」

 

 

 

うぅ、ドストレートにありきたりな主人公な台詞吐きやがる・・・・

似非侍コンビ強引に実体化させて足止めに置いてきたのになにやってんの彼奴ら。

 

 

 

「アンタが来た所で何が出来るってのよ!もうデュエルは始まってんのよ解ってる?」

 

「そっ、そんな言い方ないだろ?!・・・・確かに、その通りかもしんないけどさ」

 

 

 

ほんとは嬉しいくせに、こんな言葉しか吐けない自分がたまに嫌になる。

 

 

 

「もういいわ、その代わりこのデュエルで観たモノは他言しないでね」

「それってどうゆう・・・・」

 

 

「こうゆう事よ!私はスケール3の《EM(エンタメイト) オッドアイズ・ライトフェニックス》とスケール8の《オッドアイズ・ミラージュドラゴン》で、ペンデュラムスケールをセッティング!!」

 

「・・・・は?」

 

 

「これでレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能!」

 

「一体、何が起こっているの?!」

 

 

あ~あ。十代には観られたくなかったのにな、けどこのデッキでデュエルを始めた以上もう後には引けない。

役立たずのあのコンビ、油で揚げてやろうかしら。

 

 

「揺れろペンデュラム、その導きにより・・・・我が友たちの戒めを破れ!ペンデュラム召喚!!」

 

 

 

けどしょうがない、どんな風に思われても・・・・モモを泣かせた奴は絶対に許せない!!

 

 

 

「解き放たれよ、災厄の巨鳥達!レベル7《霞の谷(ミストバレー)の巨神鳥》《ダーク・シムルグ》!そして魔を操る神秘の幻獣《マジェスペクター・ユニコーン》!EXデッキから蘇れ《マジェスペクター・ラクーン》!!」

 

 

『『ギュオォォォォッ!!』』

『ヒヒンッ!』

『クーンッ!』

 

 

《霞の谷の巨神鳥》星7/風/鳥獣/攻2700

《ダーク・シムルグ》星7/闇・風/鳥獣/攻2700

《マジェスペクター・ユニコーン》星6/獣/攻2000

 

 

「なによ、これ・・・・」

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

ジュンコ H0

(F)《天空の光彩》

《霞の谷の巨神鳥》(攻)

《ダーク・シムルグ》(攻)

《マジェスペクター・ユニコーン》(攻)

《マジェスペクター・ラクーン》(守)

(PS3)《オッドアイズ・ライトフェニックス》

(PS8)《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》

 

 

「すっげぇ、上級モンスターを同時にこんなに・・・・」

 

「これが、ペンデュラム召喚。セッティングされた左右の振り子の振り幅(スケール)の間のレベルを持つモンスターを同時に呼び出す事が出来る」

 

 

「凄いじゃない、けどねぇ・・・・それだけで勝てると思ったら大間違いよ!ワタシのタァーン!」

 

「確かにこれだけなら危ういかもね、だったらこれはどうよ?永続罠オープン《魔封じの芳香》!」

 

「なぁにぃ?!」

 

「このカードがある限り、魔法カードはセットしてからでないと発動出来ない、そしてセットしたターンに発動する事も出来なくなる!」

 

「小賢しい延命措置ね!ならカードを・・・・デュエルディスクにエラー?!どうなっている!!」

 

「残念ね、《ダーク・シムルグ》がフィールドにいる限り相手はカードをセット出来ない・・・・つまり」

 

「魔法・罠を実質的に使えなくなるってわけか・・・・相当エグいな」

 

「それだけじゃ済まないわよ?《霞の谷の巨神鳥》は霞の谷モンスターを手札に戻すことであらゆるカードの発動を1回無効に出来、《マジェスペクター・ユニコーン》はマジェスペクターモンスターを手札に戻すことで相手モンスターを手札に戻す・・・・」

 

「ば、馬鹿な?!実質何も出来ないようなものじゃない!!」

 

「そうね、だから早くターンを譲って?・・・・すぐに終わらせてあげるから」

 

 

魔法・罠の完封。あらゆる効果も防ぎ、モンスターも手札に戻すことで攻撃も防ぐ・・・・上手くカードが揃った

 

 

「これじゃあカミューラは手も足も出ない、けどなんつーか・・・・ジュンコらしくないよな」

 

「う・・・・」

 

 

・・・・わかってる、こんなのデュエルじゃない。一方的な封殺、2体のエースはサーチがしづらいとはいえ決まってしまえば最悪の制圧力を誇る。

 

 

「だからっ!観られたくなかったのに・・・・」

 

「ジュンコ・・・・?」

 

 

本当は使うつもりなんかなかった・・・・けど、私は弱いから。

 

 

「こうでもしないと、勝てないじゃない!!」

 

 

《幻魔の扉》1枚にびびった結果がこれ、何もさせない戦術だ。弱い私はこうでもしなきゃ勝てない・・・・だから私は

 

 

「さぁど~するのおねーさん?なんかやれる事あるわけ?」

 

 

力をかざして、強いフリをし続ける。

 

 

 

「フッ、ウフフフフフ・・・・なるほどねぇ」

 

「なんだ、降参か?」

 

「降参?・・・・冗談じゃないわ!わたしは誇り高きヴァンパイア、たかが鳥ごときにわたしは止められはしない!!手札より、モンスターを特殊召喚!!」

 

 

動くの?!《虚無空間》みたいなカードは引けなかったけど、かのグランモールを越える最強バウンス能力を持つユニコーンがいるのにいったい何を・・・・

 

 

「現れよ!《溶岩魔神 ラヴァ・ゴーレム》!!」

 

『ヴァァァ・・・・』

 

《ラヴァゴーレム》星8/火/悪魔/攻3000

 

 

「嘘・・・・あちっ」

 

「あのモンスターは!」

 

「コイツは相手モンスターを2体生け贄に、場に特殊召喚出来る。貴女の可愛い巨鳥2体はコイツの餌にさせてもらったわ。召喚ルール効果だから邪魔出来ないものねぇ?」

 

 

そんな・・・・この布陣を難なく突破出来る数少ないカードを、そもそもなんでデッキに入ってんの?!

 

 

「まだよ!手札より罠カード《タイフーン》を発動!」

 

「手札から罠だって?!」

 

「このカードは相手が表側表示の魔法・罠を2枚以上コントロールしている場合に手札から発動出来、魔法・罠カードを1枚破壊する!破壊するのは当然、《魔封じの芳香》よ!」

 

 

《魔封じの芳香》が無為に破壊された。

完封に近い形にもっていけるはずだったのに・・・・

 

 

 

「なんで、なんでそんなピンポイントなカードを2枚も・・・・」

 

「アムナエルの奴が五月蝿くってねぇ、「もしもの為に1枚は入れておけ」って。お蔭で助かっちゃったわ」

 

 

アムナエル?そいつがセブンスターズの親玉か!あれ?なんでだろ聞いた事あるってゆーか知ってた気がするってゆーか・・・・

 

 

「これで魔法が使える、手札より魔法カード《手札抹殺》を発動ォ!互いに手札を全て、ってアンタは手札0だったわねぇ。私は3枚捨てて3枚ドロー!ついでに今捨てた《シャドール・ビースト》の効果により追加で1枚ドロー!ウフフ、来た来た・・・・《影依融合(シャドール・フュージョン)》を発動!」

 

「あれはデッキ融合を行えるカード!でもジュンコのフィールドには融合モンスター、ましてやシンクロやエクシーズなんて・・・・」

 

「いるじゃない、言ってたわよねぇ・・・・「EXデッキより甦れ」って出てきたそこの豆狸がね!デッキの《シャドール・ヘッジホッグ》と地属性《馬頭鬼》を融合!禁忌に触れし力の片鱗《エルシャドール・シェキナーガ》!!」

 

『ギシャァァァッ!!』

 

《エルシャドール・シェキナーガ》星10/地/機械/攻2600

 

 

「融合召喚で墓地に送られたヘッジホッグの能力によりデッキから《シャドール・ドラゴン》を手札に加えるわ、バトル!《シェキナーガ》よ、あの忌々しい駄馬を汚して壊しなさい!!」

 

 

ペンデュラム召喚の特性もちゃっかり利用された!?こんな状況になるなんて・・・・黙ってやられるくらいならっ!

 

 

「ユニコーンの能力!《マジェスペクター・ラクーン》を手札に戻し、シェキナーガも道連れに還す!」

「ならばそれに対し、シェキナーガの効果を発動ォ!手札の《シャドール・ドラゴン》を墓地に送り、その効果を無効にして破壊する!」

 

「けどっ、マジェスペクターモンスターは効果では破壊されない!」

「でも戦闘は続行ね、消えなさい!」

 

 

ジュンコ LP4000➡3400

 

「うぅっ・・・・」

 

「ジュンコ!大丈夫か?!」

 

 

なんか、《補給部隊》やられて結果的に被害悪化しちゃった・・・・馬鹿だなぁ私。

痛くなんてない、弱さを見せるな。私は大丈夫、私は大丈夫・・・・

 

 

「この程度っ、なんともないわよ!」

 

「お、おぅ・・・・(そんな言い方、っていつも通りだな)」

 

 

「健気ねぇ、ちなみに戦闘破壊の前に《シャドール・ドラゴン》の効果で《補給部隊》は破壊しといたから、ドローはさせないわよ?そしてフィールド魔法《ヴァンパイア帝国(エンパイア)》を発動!我々の国へ招待してあげるわ!」

 

「わざわざご丁寧に《天空の光彩》を壊しにきたか・・・・」

 

 

ペンデュラムとかしたからすっかり忘れていたが、マスタールール2ではフィールドは共有出来ない・・・・《補給部隊》を狙ったのはそうゆうわけね。

 

 

「あ~眩しかった、ようやく落ちつけるわ。カードを1枚伏せてターンエンド。さぁ、今度は足掻く番ね!」

 

カミューラ H1

《ヴァンパイア帝国》

《エルシャドール・シェキナーガ》(攻)

セットカード

 

 

まだ負けてない、フィールドのペンデュラムカードは無事だしユニコーンは何度でも復活出来る・・・・

 

 

「私のターン!」

「ラヴァ・ゴーレムの恐ろしい効果を受けなさい!スタンバイフェイズ事に灼熱の体を溶かし、コントローラーに1000ダメージを与える!」

 

「キァァァァァァッ!!」

 

ジュンコ LP3400➡2400

 

 

なんて熱さ・・・・こんなの毎ターン食らってたらライフが無くなる前にまいっちゃうよ。

 

 

「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・・こんなもん!セッティング済みのスケールを行使し、ペンデュラム・・・・」

「メインフェイズ開始時にリバースカードオープン!!速攻魔法《ツインツイスター》!!」

 

「んなっ?!」

「このタイミングで?!」

 

「手札を1枚捨て、貴女のペンデュラムカード2枚を破壊する!!見たところ永続魔法みたいな扱いでいいのよねぇ?」

 

「そんな・・・・」

 

 

 

ユニコーンの再利用だけが希望だったのに・・・・相手のフィールドはシェキナーガだけ、こうなったらラヴァ・ゴーレムで戦線維持するしかないっ・・・・

 

 

 

「・・・・お望み通り、アンタのグロテスクなペットで攻撃してやるわよ!」

 

「いい心がけだわ、わたくしのペットの攻撃名は<ゴーレム・ボルケーノ>よ!さぁ、高らかに攻撃を宣言なさい!!」

 

 

 

牙剥き出しにして技名を伝授するカミューラさん怖い。

うっさい!攻撃名くらい自分で決めるわ!!

 

 

 

「ラヴァ・ゴーレムの攻撃!・・・・<枕田ファイアー>!!」

「なんでだよ?!なんで自分の名前入れるんだよ!!」

 

 

 

十代の貴重なツッコミ、

い、一種の伝統かなって・・・・それどころじゃないのわかってんだけど。

 

 

 

「フフ・・・・シェキナーガが破壊された時、墓地の《影依融合》を手札に加える事が出来る」

 

 

カミューラ LP4000➡3600

 

 

通った・・・・伏せも使ったし当然っちゃ当然よね、今捨ててたカードが気になったけど・・・・《影依融合》がまた手札に戻る、EXデッキから出てきたラクーンがいる限り何度も融合してくる・・・・このカードでターンを凌げたらいいけど

 

 

「カードを1枚セットしてターンエンドよ」

 

ジュンコ LP2400 H0

《マジェスペクター・ラクーン》(守)

《ラヴァ・ゴーレム》(攻)

セットカード

 

 

「わたしのタァーン!豆狸を処理出来なかったのは残念だったわね!手札より再び《影依融合》を発動ォ!」

「ま、またあのデッキ融合カードか!」

 

「そんなん承知の上だっての!罠カード《次元障壁》を発動!このターン、私が宣言した種類の召喚法は行えず、その種類のモンスターがフィールドに存在していても効果は無効となるわ![融合]を宣言!!《影依融合》は不発よ不発!」

「なぁんですってぇ?!わたしにカードを無駄打ちさせるなんてぇ・・・・」

 

「(なんだあのカード、俺使われたら詰みそう・・・・)」

 

 

ミドラージュはまだしもネフェリム飛んできたら対処出来る自信ないもの、これで大人しくしてくれたら・・・・

 

 

「ならば《シャドウ・ヴァンパイア》を召喚ッ!効果によりデッキから《ヴァンパイア・デューク》を特殊召喚!」

 

『・・・・』

『クククッ・・・・』

 

《シャドウ・ヴァンパイア》星5/闇/アンデット/攻2000

《ヴァンパイア・デューク》星5/闇/アンデット/攻2000

 

「上級モンスターをコスト無しで召喚だと?!」

 

「さっき《ツインツイスター》の手札コストにした《ヴァンパイア・ソーサラー》のチカラよ、ヴァンパイア召喚の際に生け贄が必要なくなる・・・・さらに特殊召喚したデュークの効果発動!相手はわたしが宣言した種類のカードをデッキから墓地に送る!罠カードを宣言!!」

 

 

手札コストは守りじゃなくて攻めの為のカードだったか・・・・罠でいいならこれよ!

 

「私は《ブレイクスルー・スキル》を墓地に送るわ」

 

「この瞬間!《ヴァンパイア帝国》のチカラにより、デッキからカードが墓地へ送られた時、相手フィールドのカードを1枚破壊する!用済みのラヴァゴーレムを破壊!!」

 

『ヴァァァァ・・・・』

 

 

哀しげな声を出すな、切なくなる。

 

 

「バトル!《ヴァンパイア・デューク》で《マジェスペクター・ラクーン》を攻撃!<ダーク・インパルス>!!」

 

「うっ、全滅・・・・」

 

「やべぇ!ジュンコの場はがら空きだ!!」

 

「《シャドウ・ヴァンパイア》で・・・・と言いたいのだけど、このターンはコイツで呼んだモンスターしかバトル出来ないのよね、残念・・・・」

 

「よ、よかったぁ・・・・ジュンコが負けちまうかと」

 

「けどただじゃあ済まさないわよ!この2体でオーバーレイ!!誇り高きヴァンパイアの騎士《紅貴士(エーデルリッター)-ヴァンパイア・ブラム》!!」

 

『フフンッ』

 

《ヴァンパイア・ブラム》★5/闇/アンデット/攻2500

 

「そいつは・・・・」

 

「覚えてるようねぇ、モンスター効果発動!ORU(素材)を1つ喰らい、アンタの墓地の《霞の谷の巨神鳥》を特殊召喚するわ!!」

 

『キュオォォォォッ!!』

 

 

「わたしはこれでターンエンド、精々あがいてごらんなさい?自分のモンスターに苦しめられるがいい!」

 

 

カミューラ H0

《ヴァンパイア帝国》

《ヴァンパイア・ブラム》(攻)

《霞の谷の巨神鳥》(攻)

 

 

巨神鳥さんがちょっと黒みがかってこちらを見ている・・・・ダーク・シムルグっぽい。

そんなに睨まないでよぉ・・・・普段使わないからか?!今度から色んなデッキに刺すから許して!

 

 

「余裕かませる状況じゃないんだったわ、私のターン!・・・・毎回タイミングいいわねアンタ、《強欲で貪欲な壺》発動ォ!デッキから10枚除外してから2枚ドロー!!」

 

「出たぁ!ジュンコの崖っぷちドローだ!!」

 

「なら、その最後の希望を貴女のモンスターで砕いてあげる!《霞の谷の巨神鳥》のモンスター効果発動![霞の谷]モンスターを手札に戻すことになるが、そのカード効果を無効にして破壊する!!」

 

「へっへーん、《ヴァンパイア・デューク》の効果を使われた時からこの状況は想定してたのよ!墓地から罠カード《ブレイクスルー・スキル》発動ッ!巨神鳥の効果を打ち消すわ!!」

 

「何ィ!巨神鳥は効果処理時に手札に戻されている為、対象にとれないのではないのか!?」

 

「残念、このコを手札に戻すのは効果でよ?だから発動時にはまだフィールドに存在している、よってブレスルの無効は有効!!逆順処理で《強欲で貪欲な壺》も有効!2枚ドロー!!」

 

「(・・・・何言ってんだかさっぱりわかんねぇ)」

 

この2枚か、Pカードが2枚揃ってくれれば御の字だったけど・・・・やれる事やるっきゃない!

 

 

「だが、考え用によってはわたしのフィールドには攻撃力2700と2500の上級クラスモンスターが現存している・・・・手札2枚ぽっちで突破出来るのかしら」

 

「なめんな!むしろ好都合!魔法カード《オッドアイズ・フュージョン》機動!相手フィールドにのみモンスターが2体以上いる時、EXデッキのモンスターを素材に融合召喚出来る!」

 

「ジュンコが融合召喚だって?!しかもEXデッキのモンスターだけでなんて・・・・」

 

 

あ、そういや使った事ないっけ融合。

鳥っぽいのはいても純粋な融合モンスターは少ないのよね鳥獣族・・・・

 

 

「貴様ぁ!さっきから意味★不明なカードばかり・・・・インチキ効果も大概になさいよね!」

 

「なんでじゃー!《影依融合》してきたり、それをなんやかんやで突破するアンタにだけは言われたかないわー!!」

「用はどっちもどっちだぜ・・・・」

 

「ええい、EXデッキの《EM オッドアイズ・ライトフェニックス》と《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》を融合!羽ばたける疾風の意思(光だけど)、神秘の龍に今宿らん!融合召喚ッ、雷雲渦巻け!《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》!!」

 

『グゴォォォォォッ!!』

 

《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》星7/風/ドラゴン/攻2500/守3000

 

「おおカッケー!・・・・けどまたドラゴンだな」

 

 

「フェニックス素材にしたし風属性だからいいでしょー!私だって鳥獣族融合カッコ良く使いたいわ!!このコが駄目とは一切言わないけども・・・・とりあえず効果発動!特殊召喚時に相手モンスター1体を手札にぶっ飛ばす!戻っておいで《霞の谷の巨神鳥》!!」

 

「チィ、厄介な・・・・」

 

 

ブラムと攻撃力は互角だから倒せないけど・・・・あとはこのカードとボルテクス第2の効果で守りきれば完璧ッ!大丈夫、一次はどうなるかと思ったけど・・・・勝てる!!

 

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド!!」

 

ジュンコ H1 LP2400

《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》(守)

セットカード

 

 

「フーン、随分な自信ね・・・・守備3000とバウンスの他になにかあるのかしら?カード、ドロー!」

 

 

 

カミューラはねっとりとした目付きでボルテクスを見ている・・・・・せ、説明はしないからね、さっき痛い目みたばっかだし

 

 

 

「・・・・墓地の《馬頭鬼》の能力を使うわ、自身を除外して墓地からアンデットモンスター1体を特殊召喚する。現れなさい《ヴァンパイア・デューク》!!」

 

『フハハハハ・・・・』

 

「・・・・げっ?!」

 

「デュークの効果を再び発動!今度は魔法カードよ!!」

 

「おっ、《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》効果!EXデッキの表側Pカードをデッキに還し、その効果を無効にして破壊するわ!!」

 

「あら、また封殺系?よっぽど《幻魔の扉》が怖いようねぇ・・・・けど正直、アンタにはあれ使うまでをないわね」

 

「んなっ?!」

 

「カミューラ!そりゃどうゆう意味だよ?!」

 

「簡単よボ・ウ・ヤ。そこの小娘は弱い・・・・先日人形にしたこのコの方がよっぽど強かったわ」

 

 

カミューラはどこからか万丈目君の人形をとり出し、まるで恋人にでも甘えるように撫でながら呟

 

 

「ジュンコが・・・・弱い?そりゃ万丈目は強いけどよ・・・・」

 

「聞いてた以上に変わったカードを所持しているようだけど、たったそれだけ・・・・最初の布陣を崩したら簡単にボロが出たわ。お前は、ただおっきな鳥さんを従えてはいい気になってるだけの小鳥ちゃんよ」

 

「・・・・・・・・」

 

「お、おい!ジュンコ?!」

 

 

なにも、言えなかった。

 

 

「いつもみたいに・・・・なんか言ってやってくれよ?!!」

 

 

あいつの言うことは間違いじゃないもの・・・・

 

 

「ジュンコォ!!」

 

 

その通りだ。

モモを泣かせたアイツを許せなかった?万丈目君の仇討ち?

たしかにそう思った、思ってた。けど、なんでこのデッキを使った?・・・・慢心があったんだ。初見なら対応出来ない、こっち来てから調整してなかったし蝙蝠にもスパイされないだろう・・・・いきなり封殺してしまえば絶対に勝てる。

丸藤先輩とか絶対怒りそうな・・・・相手をまるで見ていない。今の私はカミューラの言う通り小物、背伸びして強がって相手が怯むと思って・・・・

 

 

「もう飽きたわ、《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》召喚!」

 

『クククッ・・・・』

 

《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》星7/闇/アンデット/攻2000

 

 

「ぁ・・・・」

 

「察したようね?最初の《手札抹殺》でもう1枚、《ヴァンパイア・ソーサラー》を捨てていたのよ?アンタみたいな小娘にこのヴァンパイア最強モンスターを使ってあげるんだから感謝なさいな」

 

「・・・・ヴァンパイア最強モンスターだって?レベル7で攻撃力たった2000じゃないか」

 

「お黙りボ~ヤ。せめてガールフレンドの最後を静かに飾ってあげなさいな・・・・モンスター効果発動ォ!召喚時に相手モンスターを1体装備し、その攻撃力を自身に加える!!」

 

 

《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》の眼が光ると、ボルテックスドラゴンが待ってましたといわんばかりにあちらへ行ってしまった・・・・止める手段も、資格もなかった。

 

 

『グォォォォ・・・・』

 

《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》(攻2000➡4500)

 

 

「装備っつーか、まるでプレイヤーを裏切ってあのヴァンパイアの僕になったみてーだ・・・・」

 

「バトル!プレイヤーへダイレクト、アタァック!!」

 

 

伏せカード・・・・あ、なぁんだ・・・・やっぱり負けフラグなのね、コレ

 

 

「罠カード《聖なるバリア-ミラーフォース》・・・・攻撃モンスターを、破壊する」

 

「やった・・・・って、なにしてんだ?」

 

 

私は十代からパクってた奴と・・・・師匠(馬鹿)が先日送りつけてきた闇のアイテムを合わせて完成させといたペンダントを首から外した。そして、

 

 

「十代、パス!!」

 

 

十代に投げつけてやった、完全に他人任せである。

 

 

「お、おいなんだよこれ?!半分しかなかったのに完成してんじゃ・・・・ってかなんだよ急に、デュエル中だろ!!」

 

「ナイスキャッチ。デュエルはもう、終わったわ・・・・」

 

「はぁ?!」

 

 

あ~あ、カッコ悪いなぁ私。十代やモモには不が悪いとか思って突っ走って・・・・そもそもあいつ私より重症だったとか何よバカ。

 

 

「ごめんっ、あと任せたわ!それつけてれば多分なんとかなっから・・・・」

 

 

ペンデュラムとか使って、挙げ句無様に負けだもんね。

 

 

「頑張れ、ヒーロー」

 

 

人形なんのって痛いのかな?やば、今更怖くなってきた。

 

 

「《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》第2の効果を発動、装備モンスターを犠牲に破壊されても復活する。ヴァンパイアは死する事は無いのよ・・・・そしてダメージ計算時《ヴァンパイア帝国》の元でアンデットは攻撃力が500ポイント上昇!!」

 

 

「嘘、だろ・・・・」

 

 

ボルテクスが恨みがましくこちらを凝視しながらヴァンプ様の盾にされ、破壊された。笑顔のヴァンプがそのまま迫ってきた。あの爪、絶対痛い奴だ・・・・

 

 

「ダイレクト、アタック!!」

 

 

ジュンコ LP2400➡0

 

 

私のカラダが引き裂かれる。あ、思った程痛くないかも・・・・

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!」

 

 

 

「フフッ、これで鍵はフ・タ・ツ。小娘は人形になってもナッマイキそうな顔してるけど、先のツンツンボウヤと合わせてコレクションしときますか・・・・オーホッホッホッホッホ!!」

 

 

 

 

 

 

 

鍵は、あと5つ

 

 

 

 

 

 

<完>

 

 

 

 

 

 

 

 

《人形ジュンコ》<ってこんな所で終わられてたまるかー!!?ちゃんと続くハズ・・・・よね?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・結局、カミューラさんを倒したのは十代だった。私と万丈目君は人形状態でそのデュエルをずうっと見ていたが、それはもう堂々としたもので・・・・時々うちらを見せつけては切れそうになってたけど。

しまいにゃ「あんた可哀想な奴だな」とか言い出し、なんやかんやで《シャイニング・フレア・ウイングマン》で《ヴァンパイア・ジェネシス》消し飛ばしてフィニッシュ、入ってたのねジェネシス・・・・確かこの辺りまで原作通りだっけ?問題はここからである

 

 

 

「はい、十代ア~ン」

 

「いや、ほんと自分で食べれるから勘弁してって・・・・」

 

「何を言っているの?食べないと治るものも治らないじゃない・・・・さぁ!この血が滴るレアなステーキを平らげなさい!!」

 

「顔怖?!ステーキは結構好きだけど怪我人に出すモンかな?!・・・・ジュンコ~、万丈目~、助けてくれよ~」

 

「知らん」

「知らない」

 

 

「モモエモ~ン・・・・」

 

「わたくし、一番重症ですので(ニッコリ)」

 

 

現在保健室である、人形にされただけとは思ったが予想以上にダメージが大きかったようで私もベットにリターン、万丈目君もももえの横にすっぽり。え?十代に飯食わせてるのは誰かって?・・・・

 

 

「十代!愛情弁当(重箱)作ってきたわよ!!ってなんで貴女がここにいるの?!」

 

「明日香さん怖い。アニキ~御見舞いにきたよ~・・・・うへぇ?!」

「何事なんだなぁ、ってギャアアアアア?!」

 

 

「「「カミューラァ?!何故ここに?!」」」

 

「あら、ここは保健室室よ?静かになさい」

 

「一番常識の外にいそうな人に常識を突っ込まれた?!!」

 

 

そう、カミューラさんである・・・・十代ったら《幻魔の扉》の扉の呪いから彼女を救ってしまったのだ、男前ェ・・・・いやヤベーダロと人形のうちらもツッコミを入れたが例の闇のペンダントが原作よりパワーアップ!してたらしくラビエルハンド(仮)を弾き反したのだ、師匠の奴一体何しやがったのか・・・・

 

 

「ちょっとぉ!何十代に寄りかかってゴハン食べさせてんのよ!そこはわたしのベストプレイスッ!!」

 

「アラァ?アナタのような小娘のゴテゴテ弁当よりワタクシの血もしたたるイイ肉のが怪我にいいわよねぇ~じゅ~だい?」

 

「いや、その・・・・」

 

「腕にしがみついてるんじゃないわよそこぉ!!」

 

「「「ハァ~・・・・」」」

 

 

お分かりいただけただろうか?なんかそんときの十代がやたら美化されたらしく、カミューラさんベタ惚れである。ボウヤには興味ないんじゃなかったのかおい、十代も大困惑である・・・・やれやれ、これからどうなってしまうのやら。

 

 

 

 

続く・・・・のかこれで。




つーわけでカミューラ戦は終わりです

夏の暑さ+シリアス風味の話で筆が全然進まなかった・・・・


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25羽 つーか風呂広すぎ、毎月の光熱費いくらよ ※修正版

申し訳ありませんが作者の都合により再UPです。

※8/12ミス修正、結構大事な部分でした。


前回のあらすじ

 

ま さ か の。

 

 

 

「アニキ~、早く早く~!広くて気持ちイイっすよ~!!」

「翔、風呂の中でも眼鏡なんだなぁ」

 

「ハァ~・・・・」

 

 

カミューラとの対戦から1週間程経った。

俺達は今、学園にある施設の・・・・娯楽施設のプールかと言いたい程広い、温泉に来ている。

 

 

「う、曇った・・・・濡らそ」

「ほらやっぱり・・・・」

 

 

隼人曰く、元気の無い俺をはげます為らしいが・・・・正直そんな気分ではない。今朝観た夢の事が忘れられない。俺が闇のデュエルに負け、仲間が皆消えてしまう・・・・ジュンコが負けて、消えてしまうっ!

・・・・そんな夢だった、最近なまじ似たようなことがあったばかりで正直きつかった。

 

 

「ギャアッ?!誰だよ~今水鉄砲してきたの!!」

 

「フン、風呂場で騒ぐな。馬鹿者共・・・・」

 

「サンダー!何故ここに!」

 

「まさか、保健室が居づらくて脱出を?!」

 

「まぁ間違っても無い・・・・こいつらが気分転換に行こうと五月蝿くてな」

 

「こいつらって・・・・うわぁ?!」

 

 

風呂場でもなんか格好つけてる万丈目後ろから、同じく療養中だと思われたジュンコとももえのコンビが現れた・・・・バスタオル1枚で。

 

 

「うわぁ、ってなにようわぁっ?!って・・・・」

「わたくし達がここにいては何か問題でも?」

 

 

いや問題だらけだろ・・・・男湯だぜここ。

 

 

「なんで女子の二人がここ居るんすかぁ!って万丈目君も止めてよ!なんでそんな普通に受け入れてんだよ!」

 

「フン、安心しろ丸藤 翔。みた所でなんの問題もない。コイツらは・・・・こうだ!」

 

 

そう言いながら万丈目はももえのバスタオルを掴むと、勢い任せに引き剥がした!!

 

 

「うおぉっ?!」

「ギャー!万丈目君が痴漢行為をー!?

「イヤン、万丈目様ったらこんな人前で・・・・ダ・イ・タ・ン」

 

「アホか・・・・何を期待してるんだ。よく見ろ、下に水着着てるだろう」

 

 

ももえは青のビキニ・・・・だっけ?を着ていた、それでも女子の外装を剥がすのはどうかと思うけどな。

 

 

「あ、本当だ。ジュンコさんは兎も角、ももえさんと明日香さんならやりかねないかと・・・・」

 

「まぁ失敬な、色仕掛けはわたくしの趣味ではありませんわ」

 

「・・・・(はっ?水着も大概ではないか?)」

 

「そういえば明日香は?このノリなら現れかねないと思ったんだけど」

 

「明日香様なら、こういったシチュエーションの場合あまりにも危険(R-18タグつける事態)なので退場して頂きました(ニッコリ)」

 

 

ああ・・・・手段は怖いから聞かないけどGJだぜ。それよりさっきからジュンコがそっぽ向きっぱなしなんだが・・・・

 

 

「よ、ようジュンコ!お前もやっぱ下に水着着てんのか?」

 

「は?当たり前じゃない、何を想像してんの?・・・・変態」

 

 

うっ棘が鋭いっ、いつもより静かな分逆に怖いっ。

 

 

「だ、だよな~・・・・どんな奴着てんだ?」

 

「は?見たいの?普段明日香でそうゆうの慣れてるくせに・・・・エッチ」

 

 

ええ~・・・・

 

 

「ご、ゴメン。視ないように向こうで泳いでるぜ」

 

「はっ?見たくないのっ?!・・・・意気地無し」

 

「俺にどうしろと?!ってへぶっ?!」

 

 

突然視界が暗くなったと思ったら、ジュンコにバスタオルを投げつけられたらしい・・・・

 

 

「・・・・ちょっと泳いでくるわ、邪魔はしないからほっといて」

 

 

そのまま浴槽に飛び込んで行ってしまった・・・・水着は赤だった。じゃなくて!

 

 

「待てよ!何をそんな怒ってんだよ~!つか泳ぐの早っ!?」

 

「ジュンコさんは結構、運動神経高めですわよ?(あ~あ~、大体わたくしのせいだからなんとか元気になって欲しいと思って誘いましたのに・・・・まだ早かったでしょうか?あれじゃ、ジュンコさんじゃなくてツンコさんですわ)」

 

「なんだあいつら・・・・倦怠期か?」

 

「万丈目君大丈夫?頭打ってない?」

「氷でも貰ってくるかぁ?」

 

「なんでだ!!」

 

 

 

《ク~ルルッ》

 

 

 

 

「お~い、ゴブッ・・・・待ってくれよ~!!」

 

「・・・・」

 

「無視かよっ!ってか速ええよ!ウブブ・・・・こっちは水着じゃなくてバスタオル1枚なんだぞ!?勢いで脱げるわ!!」

 

「えっ?!・・・・フ、フン!!」

 

「(今一瞬振り向いた時、嬉しそうな顔してたよな・・・・あ、止まった)」

 

 

彼女は泳ぎを止めた、ようやく話す気になったのか?と思いきや、その場で回転しこちらが顔をあげたタイミングで水をすげー勢いで飛ばしてきた!さながらツイスターである

 

 

「ブッハァッ?!ゲホッ、ゲホ・・・・なにするんだよ!?溺れさす気か!」

 

「なんでついてくんのよ、ほっといてって言ったじゃない」

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・・ほっとけねーよ!なんで怒ってるのかくらい聞いたっていいだろ?」

 

 

カミューラとのデュエル以降、ジュンコは殆どだんまりだ。あの負けがかなりショックだったのか?

 

 

「別に怒ってないし・・・・」

 

「い~や怒ってるね!ここ最近、俺に目ェ合わせてくれないし」

 

「怒ってない!ただ・・・・きゃあっ?!」

 

「うわっ?!なんだ、水底が光って・・・・」

 

「うわあぁぁぁぁ?!」

「きゃあぁぁぁぁ?!何よこれぇ!!」

 

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

 

どうも枕田ジュンコです、十代になんて言おうか悩んでいたら、水底が光って引き釣り込まれてよくわからん水色の鍾乳洞?みたいな空間に飛ばされていました。

 

 

「いててて・・・・おいジュンコ、大丈夫か?」

 

「なんなの、もう・・・・ってなんかいる?!」

 

『キィ?!』

『ピピィ!!』

 

 

目の前にはDM(デュエルモンスターズ)のモンスターと思われるのが何体かいた。

え~と・・・・ゴメン。名前なんだろこのコ達。

 

「うぉ?!・・・・あ、驚かせてゴメン。お前達もしかしてカードの精霊?」

 

「順応早いわねアンタ・・・・」

 

「あ、隼人君眼鏡ありがと・・・・ぎゃあっ!デスコアラァ?!」

『ヌヌン』

 

「十代、ここはもしかして精霊の世界なのかぁ?」

 

 

振り返ると私と十代の他にレッドコンビと凸凹夫婦、もとい万丈目君とももえまで来てた。なんか思い出してきたわよ、この展開は・・・・

 

 

 

「む、服着てるな・・・・」

「あら本当ですわ、もう少し見せつけてやろうと思ってましたのに」

 

『イヤ~ン、姉さんったら大胆』

「・・・・(無言の手刀)」

 

 

『イタイッ!なんで!?』

「わたくしと同じシーンに出ないでくださいます?中の人が大変だし不愉快ですわ」

 

『クリクリッ?』

『クルックル』

『え、なんの話かって?気にしなくてい~よ』

 

 

上からハネクリボー、うちのゲイル、深海のディーヴァさんである。藍神君じゃないよ

 

 

「なんかいっぱいいるぅ?!もしかしてカードの精霊っすか!!」

 

「翔が錯乱し始めたんだなぁ・・・・」

 

 

ああ、そうなるわよね普通・・・・しっかしあのモフモフ空間可愛いわね、笹食ってるデスコアラがなんかシュールだけど。

 

 

『フゥン、精霊に導かれしデュエリストとは貴様達のことか』

 

 

・・・・ッ!!

 

 

「ジュンコさんっ!」

「わかってるわモモ!・・・・この唯一無二のフィールは!!」

 

「えっ、急に普段のジュンコのテンションに戻ったと思ったら何だ?!てかフィールって何!!」

 

『俺の名は、正義の味方ッカイバーマン!!』

 

「「「「「?!!!」」」」」

 

『カイバーマン様!』

『カイバーマン様だ!』

 

 

で、でたー!!?嫁愛が強すぎてついに青眼コスプレまでした社長の化身、カイバーマンだぁぁぁ!!

 

 

「(ジュンコさんその調子ですわ。この最狂のフィールを前に貴女はツッコミの本能を抑えられない・・・・これぞっ!自然と普段通りに戻す作戦!!)」

「何ニヤニヤしてるんだ貴様は」

 

 

『そしてあたしがっ!闇よりの使途!紅の支配者(ロードオブ・ザ・レッド)凡骨(城乃内)ウーマン!!』

 

「「「「!??!?」」」」

 

 

あっ、あれは吹雪様(師匠(馬鹿))の相方!若干明日香似の人型真紅眼だ!!

 

 

「なんで貴女までいるんですかっ!カイバーマンさんだけで空間がエライ事になっているのにっ!!」

「ももえさんがつっこんだぁー?!」

 

「つーか凡骨ウーマンってなによ!たしかに凡骨の影霊依とかいわれる奴の服着てっけど、まず自分で言ってて悲しくないの!!?」

『いや~、ブッキーに様子観てきてって頼まれてさ~』

 

「貴様達、あの黒い若干天上院君に似ている奴を知っているのか!?」

 

吹雪様(何度も言うが馬鹿)の・・・・精霊」

「《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》ですわ・・・・」

 

『ど~も、ブッキーの相方真紅眼で~す。長いから略してレンって呼ばれてま~す』

 

「あれが真紅眼!?」

「軽い・・・・なんかイメージと違うんだな」

「そもそもなんで竜が人型になっとるんだ!?」

「吹雪さんと対戦した時、喋ってたのは気のせいじゃなかったのか~」

 

『フゥン、ツッコミが多いぞ貴様ら・・・・遊代十代、デュエルをすればわかりあえると常々ほざいてるそうだな』

 

「ッ?!」

 

 

場の混沌をスルーしデュエルディスクを構える二人、てか何時の間に装備してんだうちら。

 

 

「(もしこれが闇のデュエルだったら、皆を・・・・アイツを犠牲にしてしまうかも・・・・)」

 

『フゥン、迷いが見えるぞ貴様。そんなに闇のデュエルとやらが恐ろしいか?』

 

「うっ・・・・」

 

『恥を知れえっ!己が頂点を目指すなら、この俺をっ!乗りこえて行けっ!!』

 

『アンタ言ってる事無茶苦茶過ぎね?会話のドッチボールしような』

 

「言いたい事言われたー!?おめーも大概だからな!!」

「(真紅眼は予想外だったけど、乗ってきましたわジュンコさんっ!)」

 

「(・・・・なんか、闇のデュエルは関係無さそうかも。)」

 

『ククク、勘違いするな・・・・こいつが貴様と戦いたがっているのだ』

 

 

カイバーマンはデッキトップから(ブルーアイズ)を自慢するかのように見せつけてきました。指の動きとかまじ本人だわ~・・・・

 

 

青眼(ブルーアイズ)の・・・・白龍(ホワイトドラゴン)!!」

「現存世界に3枚の伝説のレアカード、海馬瀬人だけがもつ最強のモンスター!」

 

 

皆眼ェ丸くして驚いている。そりゃ世界に3枚って言われてりゃねー

 

 

『いや、戦いたがってんのアンタじゃね?キサラちゃんそんな好戦的じゃねーだろ』

『いちいち口を挟むな貴様ァ!話が進まんだろ!!』

 

 

「・・・・キサラちゃん?なんだそれは」

『良いところに気がついたね光と闇の竜(ランダっち)っちのマスター!キサラちゃんとは、青眼の化身・・・・の乙女の事なのだっ!』

 

「ランダっち?!貴様俺の光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)に対して失礼な・・・・」

 

 

万丈目が怒りかけた所に《光と闇の竜》が出てきて向こう行ってしまった。知り合いかよっ?!

 

 

『お~ランダっちおっひさ~!元気してた~?あのツンツン君とはうまくやってる~?』

『グルグル・・・・』

 

『そっかそっか~、いい奴っぽいね?アッハッハッハッハッ!!』

 

「・・・・なんか、ヤンママが旧友に久々に電話したって感じのノリッすね」

「うちの旦那こんなんなのよ~、みないな?」

「仲良しなんだなぁ・・・・?」

「(もしやあいつも雌だったりするのか?!喋ったらあんなんなのか!?)」

 

『オゥ・・・・ジュンコ、アンタ封殺ドヤ顔したらボコられたって?!それで凹んでんのかぁ。アッハッハッハッハッだっせー!まじうけるわー!!』

 

 

まっ、まさかの光と闇の竜からばらされるとは。傷口に塩どころか黒炎弾ぶちかましてきやがったぁ・・・・

 

 

「おいお前!ジュンコは一生懸命やったんだ、それを悪く言うのは許さねえぞ!!」

「じ、十代・・・・」

 

『フ~ン?・・・・ねぇねぇカイバーマン、あたしも混ぜてよ』

『何ィ、貴様は様子見だけではなかったか?』

 

『折角でばったんだしい~じゃんい~じゃん?あの二人迷いだらけだよ?まとめてしごいちゃおうぜ?』

 

『貴様は散々番外偏に出てるだろうがっ!それに測定した限り、あの小娘を足してもこの俺に適うとは到底思えんがな・・・・』

 

 

そういいながらカイバーマンはヘルメットの右目の部分に謎のレンズを出現させてこちらを凝視してきた・・・・なんかピピピッ♪って鳴ってるんですが

 

 

「・・・・あれ、なんっすかね?」

 

「パッと見ス●ウターのように見えますけども・・・・」

 

『ホゥ、これが気になるか。これは我がカイバーマンコーポレーション(株)が開発したデュエリスト能力値測定機・・・・名づけてデュカ↑ウターだ!!』

 

 

「ほぼほぼドラ●ンボールのスカウターじゃねーか?!つーかデュエリスト能力値ってなんだよステータス化できんの?」

 

『なんだ納得いかんか?なら貴様達二人を測定したモノをホログラムで見せてやろう』

 

 

ピ、ピ、ピー。

 

 

《遊城十代》(希望を呼ぶ最強のドロー)レベル6/属性・風・火・光/種族・人間/決闘力2100/耐久力1200

①チートドロー(永続効果)

②ポジティブ

③天然・鈍感

 

《枕田ジュンコ》(雷鳴と共に走る電光のツッコミ)レベル7/属性・闇(7割)・風/種族・人間/決闘力2600/耐久力2000

①毎ターン可能な限りツッコミを入れることができる(任意)

②不運

③ツ●●●

 

 

 

 

 

「「「・・・・・・」」」

 

 

 

 

 

「なんじゃこのふざけた表記はー!カードのステータス風かよ!てか十代の内容はなんとなく理解出来るとして・・・・私の方ツッコミ関連ばっかじゃねーか意味わかんないし!なによ電光のツッコミって?!つーかさりげに闇(7割)ってわたしの扱いいひどくね?!!」

「いやジュンコさんの方もなんとなくわかったッス・・・・」

 

 

『う~ん、たしかに決闘者レベル・カオスMAX!!のアンタじゃ二人でもいけそうだねぇ・・・・』

 

 

スルー?!スルーなのここまで盛大に言わせといて?!

 

 

 

『けどさ~、青眼と真紅眼のタッグとか結構胸熱じゃね?デッキはアンタに合わせるからさ、精霊界ドラゴンデュエリスト四天王の力魅せてやろ~ぜっ』

 

『フゥン、そこまで言うなら良いだろう・・・・足は引っ張るなよ』

『どの口が言うか、この脳★筋めっ』

 

 

ドラゴンデュエリスト四天王ってなんだよ!?あとの二人気になるんだけど!つーかあいつらタッグ?青眼と真紅眼のタッグ?てかこの流れだと・・・・

 

 

「やってやるぜ、こっちもボロクソ言われて黙ってられるか!行くぜジュンコ、タッグデュエルだ!!」

 

「私巻き込まれたーっ?!え~い、ママよっ!」

『クルル・・・・(呆れ)』

 

 

いつしか装備していたデュエルディスクを展開する、軽くていいなぁ。なんか強引に巻き込まれちゃったけど・・・・やるならやってやるわ!

 

 

『ふっふ~ん、ブッキーの代わりに揉んでやるわ』

『我らを楽しませてみせろ、こわっぱ共!!』

 

 

「「『『デュエル!!』』」」

 

十代&ジュンコ LP8000

 

カイバーマン&凡骨ウーマン(レン) LP8000

 

 

 

《クルック~(視点が変わるよ》

 

 

 

「先行は俺達だ!俺から行くぜジュンコ、ドロー!!」

 

 

伝説の青眼と真紅眼(?)相手にとって不足はない・・・・最初から全力全開で行くぜ! 

 

 

「俺は魔法カード《増援》を使い《E・HERO バブルマン》を手札に加え召喚、場にカードがないので2枚ドロー!・・・・速効魔法《バブルイリュージョン》発動!このターン手札から罠カードを発動出来る!!」

 

「手札から罠?!」

「手札から罠カードだと!?」

「手札から罠カード?先行で何発動すんのよ」

 

 

なにこの反応、お前ら墓地から罠とかやるだろっ!

 

 

「まぁ見ててくれよ!罠カード《チェーンマテリアル》発動ッ!このターン融合を行う際、手札・デッキフィールド・墓地、あらゆる場所から融合出来る!」

 

「ま、まさかこれって?!」

 

「行くぜ!これがシンクロやエクシーズの速度に対抗するために考えた戦術、フィールド魔法《フュージョンゲート》!これで融合無しで融合召喚が出来る!連続融合召喚!!現れろっ俺のHERO達!堅き守りを《E・HERO マッド・ボールマン》!無慈悲たる白銀の戦士《アブソルートZero》!輝き照らせ《THE シャイニング》!燃さかる闘士《フレイム・ブラスト》!そして新たな最強HERO・・・・《Core》!!」

 

『『『『『ハァァァッ!!』』』』』

 

 

(クレイマン+バブルマン)

=《マッド・ボールマン》星6/水/戦士/守3000

(フェザーマン+バブルマン)=《アブソルートZero》星8/水/戦士/攻2500➡3000

(バーストレディ+スパークマン)

=《THE シャイニング》星8/光/戦士/攻2600➡5900

(ザ・ビート+レディオブファイア)

=《フレイム・ブラスト》星8/炎/炎/攻2300

(エアーマン+ブレイズマン+シャドーミスト)

=《Core》星9/地/戦士/攻2900

 

 

「な、なんじゃこりゃー?!」

「融合HEROが5体?!」

「まぁまぁ、張り切ってますわね十代様・・・・」

 

『うっひょ~やるねぇ!』

『ほぅ、思ってたよりは楽しめそうだ』

 

「だが《チェーンマテリアル》の使用ターン、エンドフェイズに融合モンスターは全て破壊される・・・・紛い者の大量召喚だ」

 

「その辺りはちゃんと考えてあんだぜ?!カードを3枚伏せて速効魔法《皆既日蝕の書》発動!!全てのモンスターを裏側守備に変更する!!これで《チェーンマテリアル》の効果で呼び出した、とゆう情報はリセットされた!」

 

「嘘ォ、十代がこんなコンボを使うなんて・・・・」

 

「けど折角のHERO達が裏側なのもどうなんだ?」

 

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

十代 H0 

《フュージョンゲート》

《HERO5体※上記参照(裏守)》

セットカード×3

 

 

どうだ!俺だって以前のままじゃない、あいつに凄い所見せてやるぜ!!

 

 

 

 

『フゥン、成る程なぁ・・・・俺のターンッ!手札より、魔法カード発動!《ドラゴン目覚めの旋律》!!手札を1枚捨て、デッキより《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》、《|青眼の亜白龍《ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイトドラゴン》》を手札に加える!!更に《調和の宝札》!《伝説の白石(ホワイトオブ・レジェンド)》を捨て2枚ドロー!白石の強制効果により《青眼の白龍》を我が手に!《トレードイン》によりレベル8モンスターを捨て2枚ドロー!《天使の施し》により3枚ドローし2枚を破棄する!!フゥン・・・・』

 

「なんか超回ってるっす・・・・」

「もう手札に何があるかさっぱり分からんな」

 

 

『《復活の福音》を使い墓地のレベル8ドラゴンを特殊召喚!・・・・見るがいい、そしておののくがいい!降臨せよ《青眼の白龍》!!』

 

『ギャオォォォォッ!!(ゴジ⚫並み感)』

 

《青眼の白龍》レベル8/強靭★無敵★最強

 

 

「ひいっ!あれが青眼・・・・」

「すごい迫力なんだな・・・・」

 

 

来たなっ、けど伏せが3枚もあれば流石に躊躇して・・・・

 

 

『墓地の《光の霊堂》を除外し魔法カード《滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)》を手札に加え発動ォ!相手フィールド上のモンスターを全て破壊する!!』

 

「うっげ?!」

「青眼専用の魔法カードだと?!(光と闇にもくれ)」

『グル、』

 

 

『喰らえぇ!《滅びの爆裂疾風弾》!!』

 

『『『『『グワァァァァァァッ!?』』』』』

 

「アニキのHERO軍団が、裏側のまま」

「一瞬で全滅しちゃったんだなぁ・・・・」

 

 

「くっ、まだだ!破壊された《アブソルートZero》《Core》《THEシャイニング》《フレイム・ブラスト》の順にチェーン組んでモンスター効果を発動するぜ!墓地の魔法カード《皆既日蝕の書》と除外されていた《エアーマン》《ブレイズマン》を手札に戻し、《THE シャイニング》を召喚条件を無視して復活!最後に《アブソルートZero》の全体破壊を喰らえっ!」

 

「えっ?フレイムブラスト(※原作版)さん強っ・・・」

 

 

えっ?こんだけ発動しといて反応するのそこか?

 

 

『だが先に使った福音を除外しドラゴンの破壊を防ぐ!』

 

「百も承知だぜ!だが《THE シャイニング》は除外されてるHEROの数×300攻撃力が上昇する、2枚戻したとはいえ現在9体!よって攻撃力5300だ!」

 

『ハァァァァァッ!(ウル⚫ラ感)』

 

「おおっ!帰ってきた!!」

 

Zeroと迷ったけどドラゴンは特殊召喚が容易だからな・・・・伏せカードと合わせて攻撃力で捩じ伏せさせてもらうぜ!

 

 

『なかなかだと言いたいが・・・・甘いわ!魔法カード《巨竜の羽ばたき》を発動!我が手に戻れ、青眼!』

『うわっ、容赦ね~・・・・』

 

『このカードはレベル5以上のドラゴンを手札に戻すことで全ての魔法・罠カードを破壊する事が出来るのだ!!』

 

「なんだって?!・・・・なんてな、カウンター罠オープン《大革命返し》!2枚以上のカードを破壊する効果を無効し、除外する!!」

 

 

青眼の羽ばたきを、逃げ惑う民達が体を張って止めに行く姿はなんだか感動を覚えた・・・・青眼は手札帰ったけどな

 

 

『チィ、馬の骨共め・・・・ならば貴様の罠に踏み込んでやろう!俺はモンスターを通常召喚!正義の味方ッ!《デビルフランケン》!!』

 

『ムッフ~ン』

 

《デビルフランケン》星2/闇/機械/攻700/

 

「自身召喚じゃないの?!てかそいつ結局正義の味方要素欠片もねーしそもそもなんで入ってんじゃいっ!!」

 

「・・・・枕田がいると言いたい事大抵言ってくれるな」

「そだね、応援に専念しよっか」

 

 

えっ?なんだっけあれ、確か滅多に使えない効果が・・・・

 

 

『コイツはライフ5000を糧に、融合デッキより僕を1体召喚する・・・・降臨せよ!《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット ドラゴン)

 

『『『ギャオオォォォォォッ!!×3(キン⚫ギドラ感)』』』

 

 

 

「まじで、いきなり究極竜?!」

「まさかデビフラ使ってくる方がいらすとは・・・・」

 

 

これが、青眼の究極竜・・・・とんでもねぇ迫力だ、まさか1ターン目から出て来るなんて

 

 

「けどアニキのシャイニングの方が攻撃力は5300!」

「あの《青眼の究極竜》だって届かないんだな!」

 

 

そ、そうだ。攻撃力で勝ってるんだから大丈夫なハズ・・・・

 

『その程度の攻撃力でご満悦とはな、装備魔法《巨大化》を発動ォ!ライフがこちらの方が下回っているため攻撃力を倍化する!!』

 

「?!」

 

 

《青眼の究極竜》星12/攻4500➡9000

 

「攻撃力9000だと!?」

 

『アンタも飛ばすね~、デビフラ大嵐サンボル巨大化あざっしたーかっての・・・・』

 

『《青眼の究極竜》の攻撃ィ!<アルティメット・バァァァストォ!!>』

 

「うぉぉぉぉぉっ?!とっ、罠発動《ドレインシールド》!攻撃してきたモンスターの攻撃力分ライフを回復する!」

 

十代 LP8000➡17000

 

『フゥン、何を必死に守っているかと思えば・・・・下らん延命措置だったか。メインフェイズ2に入る、手札の《青眼の白龍》を公開する事でこのモンスターは特殊召喚が可能!来るがいい《青眼の亜白龍》!!』

 

『グヲオォォォッ!!』

 

《青眼の亜白龍》星8/光/ドラゴン/攻3000

 

「青眼の亜種?!」

「てか召喚条件ゆるっ!!」

 

『モンスター効果により、相手モンスターを1体破壊する!!<オルタナティブ・バニッシュ>!!』

 

『グワァァァッ!』

 

攻撃力5300のシャイニングが、こんなあっさりと・・・・

 

「ッ、シャイニングの効果で除外されていた《バブルマン》《シャドーミスト》を回収する!」

 

『好きにしろ。伏せカードを2枚出し、エンドフェイズに《超再生能力》を使う。このターン手札より捨てたドラゴン族は4体、よって4枚ドローする!ターン終了だ』

 

「えっと・・・・旋律と調和とトレードイン、施しは1枚霊堂だったって事で合計4枚ですわね」

「あんだけ回して手札ほぼ初期て・・・・」

 

カイバーマン H5

《デビルフラァンケェン》(攻)

《青眼の究極竜》(攻)+《巨大化》

《青眼の亜白龍》(攻)

セットカード×2

 

 

 

想定以上に被害がでかかったな、結局5体の融合HERO全滅かよ。フレイムブラストとシャイニングの回収効果で俺の手札は取り戻してるが、ジュンコの負担を考えたらcoreで復活させるのはZeroの方がよかったかも・・・・大丈夫かな。

 

 

『1ターン目からの究極竜の猛攻!なんとか乗り切った十代だが、あの最強モンスター相手にジュンコは太刀打ち出来るのかっ?・・・・もりあがった所で悪いんだけど、文字数の都合で決着は次回にもしこしDA』

 

 

「「アンタが〆るんかーい(ですの)?!」」

「てかこのツッコミデジャヴ!」

 

 

 

 

 

続きます。

 

 





26羽一本でデュエルパート終わらそうとしたら文字数オーバーだったので・・・・仕方なくデュエルを前後編に分ける事になりました、申し訳ありません。
・・・・続きは明日の同時刻UPを予定しております(仕事あがりに寝落ちしなければ)



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26羽 賑やかになってきたな・・・・・簡便してください

はいどうも、案の定でした。

睡眠って大事!


前回のあらすじ

 

 

『青き眼の、賢士!』

 

『青き眼の、乙女!』

 

『デビィ~ル・・・・フラァンケェン・・・・』

 

『キキキッ、闇道化師のサギィィィ!』

 

『そしてこの俺、リーダーたる正義の味方・・・・カイバーマン!』

 

『『『『『我ら、青眼★戦隊、カイバージャー!!』』』』』

 

 

SE<チュド~ン!!

 

 

『説明しよう!青眼の戦隊カイバージャーとは・・・・・世界の平和を守る為!精霊界征服を企む悪の女総帥《ロード・オブ・ザ・レッド(レン)》率いる秘密結社ダーク★ボンコツとの戦いを日々を描いた愛と感動の物語である!』

『精霊界・日曜朝7時から絶賛放映中です!』

 

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

 

「全然前回のあらすじになっとらんわー!!チュド~ンじゃねーよチュド~ンじゃ!そもそも正義側に明らかに悪が混ざってんだろメンバーチョイスおかしいわよね社長のデッキより抜粋ってか?!つかダーク★ボンコツって秘密結社の名前残念過ぎだろしかもアンタ総帥かよ!」

 

「まず精霊界にTVあるんでしょうか・・・・」

「(あのネタの塊を一人でツッコミ切っただと、流石枕田だな・・・・)」

「(やべえ、ちょっと観たい・・・・)」

 

『あたしとキサラちゃんの代表作にケチつけるのかいアンタ達!』

『ちょっとショックです・・・・』

 

「ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・主演て・・・・他にもあんの・・・・てか・・・・デビフラ以外・・・・デッキに・・・・帰れや・・・・」

 

『いつまでふざけている小娘ぇ!茶番は終わりだ、早くターンを進めんかっ!』

 

 

ええ~・・・・諸悪の根源に注意されたぁ・・・・アンタノリノリでポーズ決めてましたよね?

 

 

「まさか開幕からネタをぶっこむ事でジュンコさんの体力を大幅削る作戦とは・・・・」

「違うと思うっす。」

「んだな。」

 

 

「ええい・・・私のターン、ドローッ!!」

 

 

二人がしょっぱなから暴れ過ぎなんですが、私もソリティアしなきゃいけない流れ?つーかまじあれどうすんのよ究極竜9000とか!とりあえず動いてみるけども。

 

 

「永続魔法《黒い旋風》を発動!そしてっ、《BF(ブラックフェザー)-精鋭のゼピュロス》を召喚!」

 

『トァァッ!!』

 

《精鋭のゼピュロス》星4/攻1600

 

「(お、普通にBFだな。)」

「(あの変な召喚するデッキは使わないのか・・・・もうちょっと見たかったような、安心したような)」

 

「召喚時に旋風の効果でデッキから・・・・」

「リバースカァードオープン!罠カード《死のデッキ破壊ウイルス》!!」

 

「ぶっ!?」

 

『闇属性、攻撃力700のデビルフランケンをウイルスの媒体とし、貴様のフィールド・手札および3ターン以内にドローした攻撃力1500以上のモンスターを破壊するっ!!』

 

 

フランチェン棒立ちかと思ったらウイルス?!しかもエラッタ前とか苛めにも程があるわよ!・・・・・原作版じゃないだけマシと考えるべきか。

 

 

「無駄死にはごめんよ!速効魔法《スワローズ・ネスト》!ゼピュロスを生け贄に、デッキから同じレベルの鳥獣族を呼び出すわ・・・・おいでっ《東雲のコチ》!」

 

『ギシャッ!』

 

《東雲のコチ》星4/攻700

 

『フム、場にモンスターを残したか。さぁ手札を公開しろ!』

 

「むぅ・・・・」

 

ジュンコ手札

《黒槍のブラスト》

《マジックプランター》

《闇の誘惑》

 

 

「・・・・微妙な手札だな」

 

 

ピーピングされるってなんかすごく恥ずかしい。旋風でサーチしてから誘惑したかったのよ・・・・

 

 

「・・・・ブラストが破壊される」

 

『破壊出来たのは1枚のみか、まぁドローも展開も厳しいだろう』

 

「・・・・馬鹿言ってんじゃないわよ!《精鋭のゼピュロス》のモンスター効果!《黒い旋風》を手札に戻して墓地から復活!その後・・・・痛たっ。400ダメージを受けるわ」

 

ジュンコ LP17000➡16600

 

『無理矢理展開したかぁ、誰がくっかな?』

 

「レベル4のゼピュロスとデスでオーバーレイ!漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う反逆の牙!エクシーズ召喚ッ!《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》!!」

 

『グオォォォォッ!!』

 

《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》★4/攻2500

 

「えっ、そいつ?!」

「まぁまぁ、BFのEXデッキには入れてませんでしたよね?」

 

「まぁ・・・・ちょっとね。リベリオンの効果発動ッ!OUR(オーバーレイユニット)を二つ消費、モンスター1体の攻撃力を半分にしその数値を自身に加えるっ<トリーズン・ディスチャージ>!!」

 

青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》9000➡4500

 

《ダークリベリオン》2500➡7000

 

「バトルよ!《|青眼の亜白龍《ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイトドラゴン》》を打ち砕け!<ライトニング・ディスオベイ>!!」

 

『チィ、速効魔法《収縮》を発動!貴様のドラゴンの'元々'の攻撃力を半分にする!!』

 

《ダークリベリオン》攻7000➡5750

 

「それでもっ!ダークリベリオンの方が攻撃力は上よ!いっけぇぇぇぇ!!」

 

『ぬぅぅぅぅんっ!』

 

 

カイバーマン LP3000➡250

 

 

「やったぜ!相手のライフはもう風前の灯火だ!!」

 

 

・・・・けれど私には防御手段もない。攻撃力7000に対応するのは大変なハズだけど、アイツは師匠の化身みたいなもんだ油断出来ない。十代のセットカード1枚だけじゃ不安だし、誘惑打っちゃうと旋風を捨てちゃう可能性あるけど・・・・

 

「ジュンコ、《闇の誘惑》は使うな」

 

「えっ?でも守りが・・・・」

 

「大丈夫だ、俺を信じてくれ」

 

 

なんか、いつにも増して頼もしい顔してんじゃん・・・・

 

 

「・・・・わかったわ、私はこれでターンエンド」

 

ジュンコ H3 LP16600

《ダークリベリオン》(攻5750➡7000)

 

 

『や~っとあたしかよ、待ちくたびれたわ~暴れさせて貰うよっ!ドロー!』

 

「この瞬間!リバースカードオープン!!」

 

『へ?』

 

「罠カード《死なばもろとも》発動!」

 

「うっそお?!十代いれてたっけ!?」

 

『え~っと、なんだっけかそれ』

 

「互いの手札が3枚以上の時発動、手札を全てデッキの下に任意の順で戻し新たに5枚ドローする!!」

 

「まじで?旋風なくなるのは痛いけどやったぁ!え~とドローカードは・・・・《霧雨のクナイ》《ダメージダイエット》《サモン・プリースト》《上弦のピナーカ》《ゴッドバード・アタック》よ、クナイが破壊されるわ」

 

「・・・・普段の十代のデッキでは扱いづらいだろうに」

 

「なんでだぁ?」

 

「融合戦術は基本的に手札の消費が激しいですから、相手ターンになる頃には手札が3枚もある事は少ないでしょう?」

 

「なるほど、考え無しに使える手札交換カードじゃないっすね」

 

『ほぅ、やるではないか小僧。しかしその罠にはリスクがある』

 

「ああ、互いがデッキに戻したカードの枚数9×300・・・・2700のライフを俺達は失う」

 

「ちょっ?!手札増えんのは嬉しいけど・・・・いったぁ!なにしてくれんのよ馬鹿っ!!」

 

ジュンコLP16600➡13900

 

 

ターンプレイヤーまだ私だからライフコストの衝撃がこっちきたんですが、コストでも痛いときあんのね・・・・

 

「わ、わりぃ。あの手札改善出来るなら安いもんかと・・・・」

 

「私が受けた苦痛が!決して安くないわよ!!いい顔してるから信用したのに・・・・あとで覚えてなさい、この馬鹿ッ!!」

 

「(なんかすっかり普段通りですわね~、十代様結果オーライ?)」

 

『か~っ、折角やりたい放題出来ると思ったのになぁ、5枚ドローっと。まぁ・・・・伏せが無くなったんだし結局やるけど』

 

 

ふぁっ?!

 

 

『まずは《テラフォーミング》発動!《混沌の場(カオス・フィールド)》をもってきてそのまま発動!発動時に《カオス・ソルジャー》を手札に迎える、けど《トレードイン》で捨てるわ」

 

「カオス・ソルジャーだと?!」

「また伝説のカード・・・・あっさりコストにしてるけど」

 

 

うわ眩しっ?!《フュージョンゲート》が破壊されて、周囲がなんとも言えない光につつまれました。

 

 

「ある意味この話自体が《混沌の場》ですわよねー、ディーバさん?」

『元も子もない事いわないの』

 

 

『うっし、手札から魔法カード《レッドアイズ・インサイト》を発動!デッキから《レッドアイズ・ダークネスメタル ドラゴン》を墓地に送り、《真紅眼の鎧旋(リターンオブ・レッドアイズ)》を手札に加える!!』

 

 

でた、コストがコストしてないインチキサーチ魔法・・・・BFインサイト下さい

 

「(・・・・水精燐インサイト下さいませ)」

「(・・・・お前はネプトいるだろ)」

 

 

『続けていくよっ!魔法カード《儀式の下準備》!!儀式魔法《レッドアイズ・トランスマイグレーション》と《ロード・オブ・ザ・レッド》を手札に加える!!そして発動!墓地のレベル10、《レッドアイズ・ダークネスメタル ドラゴン》除外することで儀式の贄とし・・・・あたしの化身!《ロード・オブ・ザ・レッド》を儀式召喚!!』

 

『ハァァァァァッ!!』

 

《ロード・オブ・ザ・レッド》星8/炎/ドラゴン/攻2400

 

 

「うわ、出たな面倒な奴が・・・・」

「僕ちょっとトラウマが・・・・」

 

 

あんたらあのモンスターにすげーやられてたもんね(8羽参照)・・・・トレードインとか入ってるし、レベル8中心の儀式軸かな?カイバーマンに合わせるとか言ってたし

 

 

「まだまだ!こっちも《復活の福音》を発動!対象は《青眼の亜白龍》・・・・の前に《ロード・オブ・ザ・レッド(あたし)》の効果!カード効果が発動した時魔法・罠かモンスターを破壊するよっ!当然対象は《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》だ!<情熱のぉ・・・・ファーストブリットォ>!!」

 

「どっかで聞いた事あるネタ?!」

 

『ウガァァァァァッ』

 

リベリオンさんが拳でぶっ飛ばされてしまいました、怨みがましい断末魔やめてくださいごめんなさい。

 

『そして墓地から《亜白龍》復活!!』

 

『ギャオォォォッ!!』

 

『ちなみにモンスターがフィールドか手札から墓地いくと《混沌の場》にカオス・カウンターが乗るよ、さっきトレインしたから今2個だね』

 

《混沌の場》魔力カウンター0→2

 

『貴様ァ!我が青眼を・・・・』

 

『(無視)バトルッ!!《ロード・オブ・ザ・レッド》《亜白龍》《究極竜》の順にダイレクトアタック!!』

 

「いやぁぁぁぁぁぁっ」

 

ジュンコ LP13900➡4000

 

 

「きゅ、9900ダメージ・・・・」

「ライフが一気に普段の初期値だな。闇のデュエルとかだったら即死しそうだ・・・・」

 

「ジュンコォ!大丈夫か?!」

「あんまし大丈夫じゃないです・・・・痺れがヤバイ」

 

 

『まぁ、次のターン来るまでくたばってたら?来る保証無いけど、《星間竜 パーセク》召喚っと。』

 

『ギシャアッ!』

 

《パーセク》星8/光/ドラゴン/攻800

 

『こいつはレベル8のモンスターがいるとき生け贄が不要!そして亜白龍とパーセクでオーバーレイ!現れろNo.38!!銀河を越え、借りパクしてきたナウい奴!エクシーズ召喚!《希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》!!』

 

『ハルトォォォォッ!!』

 

《タイタニック・ギャラクシー》★8/光/ドラゴン/攻3000

 

 

なんか出たし?!なんか叫んでるしあいつ!!

「とゆうか借りパクって・・・・」

 

『ああ、同じく精霊界竜使い四天王が一人《ナンバーズ・ハンター》君から1枚拝借しといた。若干叫び声がおかしいのは気にしないでな?』

 

 

四天王って大体使用者本人じゃねーか!?あと一人誰よ!!ってつっこみたいけど痛みがぁ・・・・

 

 

『あたしゃカードを2枚伏せてターンエンド』

 

真紅眼 H0 LP250

《混沌の場》(魔力カウンター2)

《青眼の究極竜》(攻)+《巨大化》

《ロード・オブ・ザ・レッド》(攻)

《タイタニック・ギャラクシー》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

布陣えぐっ。

つーかあいつのデッキのどの辺りが真紅眼よ、レダメさん落として除外されただけじゃん?十代大丈夫かしら。

 

 

 

《クリクリッ》

 

 

 

 

無理して真紅眼の手札を半分にしたのはいいけど、結局ライフコスト2700に9900を加えて12400のダメージか・・・・。これ結局俺が好き勝手回してジュンコに負担かけただけだよな・・・・駄目だ駄目だ!あいつを守ってやりたい、とか思ってなんて様だ!!

 

 

「こっから挽回してやるぜ、俺のターン!ドローカードは《ホープ・オブ・フィプス》だ!」

 

『運にはまだ見放されていないようだな』

『フ~ン?・・・・』

 

「まずはアンタの厄介な破壊効果から封じさせてもらうぜ!速効魔法《皆既日蝕の書》発動!!全モンスターを裏側守備に変更してやるぜ!!」

「わっ、馬鹿ー?!!」

 

「えっ?駄目なの?てか復活早いな、流石はジュンコだぜ!!」

「まだ立てんわ!」

 

 

『余裕だなおい、バレバレの皆既日蝕を対策してないわけないっしょ?《タイタニック・ギャラクシー》の能力を食らえ!<スケイルズ・ストーム>!!』

 

『ハァルトォォォォッ!!』

 

 

「煩っ?!」

「さっきから誰すかハルトって!!」

『うちの101君と同じ匂いを感じる・・・・』

 

『発言は兎も角。こいつは1ターンに1度、相手が発動した魔法を吸収・・・・ORUに変更出来るのだ!』

 

「まじかよ?!その為にわざわざ青眼まで素材にしたのか!!」

「あっちゃ~、裏側にできれば福音とかも適用出来ないからチャンスだったのに・・・・」

 

 

『フゥン、先程から空回りだな遊城十代。所詮貴様はその程度のデュエリストか・・・・がっかりさせてくれるなよ?』

 

 

くっ、言い返せねぇ・・・・だけど!

 

『クリクリッ!!』

 

「ああ、そうだな相棒・・・・諦めてたまっかよ!魔法カード《ホープ・オブ・フィプス》!墓地のマッドボールマン・シャイニング・フレイムブラスト・Zero・Coreの5枚をデッキに戻して2枚ドローする!」

 

『(本当だったらこっち止めたかったわ・・・・まぁしゃーなし)』

 

「戻したのは全て融合モンスター、ほぼ強欲な壺だな・・・・」

 

『ウイルスの効果だ、ドローカードを見せろ』

 

「へへっ、まだデュエルの神様は勝負を捨てるなってよ!《手札抹殺》と《スペシャルハリケーン》だ!」

 

『『んなにぃ?!』』

 

「反撃開始だ!《ブレイズマン》を召喚し効果により《融合》をもってきて発動!!」

『(あたしの効果使って消耗させる手もあるが、別の手段で更なる痛手をこうむる可能性もな・・・・)かまわないよ、効果処理に入りな!』

 

「場の《ブレイズマン》と《バブルマン》を融合し極寒のHERO《アブソルートZero》再臨!!そして《スペシャルハリケーン》を発動するぜ!!手札の《シャドーミスト》を捨てて、特殊召喚されたモンスターを全て破壊する!!」

 

『・・・・』

 

『『オォォォォ・・・・』』

 

Zeroと《究極竜》達が嵐に捲き込まれて消滅した・・・・使ってくれないかやっぱ。

「・・・・《シャドーミスト》の効果だ、《ネクロダークマン》を手札に加える。」

 

「2回全体破壊が来るのは確定している為、福音は温存したか・・・・流石に強かだな」

 

「けど場はがら空きッス!」

「モンスターを出せれば勝てるんだなぁ!」

 

「《手札抹殺》を使うぜ、3枚捨てて3枚ドロー。よし!引いたのは《ミラクル・フュージョン》《破天荒な風》《クリボーを呼ぶ笛》だ!《ミラクル・フュージョン》を発動して墓地の《ブレイズマン》《エアーマン》《シャドーミスト》で3体融合!もう一回頼むぜ《E・HERO Core》!!」

 

『ハアアアッ!!』

 

「凄いわ十代、逆転のチャンスよ!!」

 

「《破天荒な風》を発動させ攻撃力を1000あげる・・・・いっけぇ!《Core》でプレイヤーへダイレクトアタックだぁ!!」

 

 

伏せカードは2枚、1枚はわかっている。もし出てくるなら・・・・

 

 

『惜しィ・・・・永続罠《闇次元の解放》!!除外されてる闇属性を特殊召喚出来る、異次元より帰還しな!我が黒鋼の化身《レッドアイズ・ダークネスメタル ドラゴン》!!守備だけどね』

 

『・・・・(中身不在)』

 

《ダークネスメタル》星10/攻2800/守2400

 

『そしてお待ちかねの《真紅眼の鎧旋》も発動!レッドアイズモンスターがいる時、墓地から'通常モンスター'を復活できんよ!さぁ帰っといで《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》!!』

 

くそっやっぱり蘇生系か!あのカード通常モンスターならなんでもいいのかよ?!まさか青眼が・・・・

 

『あ、はいっ?ぎゃ、ぎゃおー。』

 

『キサラちゃん素!素が出てる唸って、豪咆して!!今龍の姿だから、可愛いのは人型時にしようか!』

 

『だ、だって真紅眼さんが出してくるなんて思わなくて・・・・』

 

「「「「・・・・」」」」

 

 

「え、えっとぉ。ダークネスメタルを攻撃!<エレクトロマグネティックインダクション>!!」

 

『攻撃名長いなそいつ、舌かまない?・・・・使っとくか、墓地の複音除外して破壊を防ぐよ!』

 

「けどCoreが攻撃した後、相手モンスターを1体破壊できる!今度こそダークネスメタルには消えてもらうぜ!!」

 

『くぅ、ここまで盛り返すとはね・・・・』

 

「俺は、カードを1枚伏せてエンド」

 

十代 h0 LP4000

《E・HERO Core》(攻)

セットカード

 

《混沌の場》カオスカウンター2→6(MAX)

 

 

『フハハハハ!面白くなってきたではないか!!行くぞっ、俺のタァーッン!!《青き眼の賢士》召喚!!』

 

『御呼びで?リーダー』

 

《青き眼の賢士》星1/チューナー

 

「やだイケメン・・・・」

 

『こやつもキサラと同じく青眼の化身が一人よ、召喚時にデッキから光属性レベル1の《エフェクト・ヴェーラー》を加える』

 

「あれも青眼の化身(?)か、青眼側は真紅眼とは雰囲気が大分違うな」

『少年!どうゆう意味かな?!』

 

 

『レベル8の青眼にレベル1《蒼き眼の賢士》をチューニング!!伝説は進化する、高次元の魂へと昇華せよ!シンクロ召喚!《青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリットドラゴン)》!!』

 

『グオォォォォォッ!!』

 

《青眼の精霊龍》星9/光/攻2500/守3000

 

「《青眼の精霊龍》、たしかTVで海馬社長が使ってた奴だよな、効果わからないうちに勝負ついてたけど・・・・ってジュンコ?!顔酷いぞどうした!!」

 

 

ジュンコがしかめっ面していた、そいや海馬瀬人本人と接触あるんだよな?効果知ってんのか。

 

「そして《死者蘇生》を発動、墓地の亜白龍を特殊召喚!そのモンスター破壊能力により目障りなCoreを抹殺!」

 

「くっ。だが破壊された時Zeroを復活させて・・・・」

「甘いわ!《精霊龍》の効果により墓地で発動したcoreの能力を無効にする!」

 

 

げっ?!Zero復活を宛にしてたのに!

 

 

『まだだァー!俺は《混沌の場》の第二の効果を使う、魔力カウンターを3つ取り除く事で儀式魔法《高等儀式術》を我が手に加え・・・・発動!!』

 

「こっちも儀式魔法?!」

 

『デッキの最後の青眼を儀式の贄とし・・・・見るがいい!貴様達の常識など、到底およばぬ力の領域を!!儀式召喚《ブルーアイズ・カオスMAX ドラゴン》!!!』

 

『ギャオォォォォッ!!』

 

《ブルーアイズ・カオスMAX ドラゴン》星8/闇/攻4000

 

「かっ、カオスマックスゥ?!」

「なんスかあのおっかないブルーアイズ!攻撃力4000?!」

 

「いやぁぁぁぁぁぁっ!その2体はやめてっ!!」

「精霊龍、カオスMAX・・・・うっ、頭がっ・・・・」

 

「枕田だけでなく浜口にまでトラウマを植え付けるモンスターだと?どんな化物達だ・・・・」

『社長にエライ目に合わされたからねぇ・・・・』

 

『消え去るがいい!遊城十代にダイレクトアタァック!!<混沌のマキシマム・バァァァスト>!!!』

 

「や、やべぇ!?速効魔法《クリボーを呼ぶ笛》!デッキから《ハネクリボー》を特殊召喚するぜ・・・・」

 

『クリィ!!』

 

『構わん、そのまま粉砕する!!』

 

『クリィ~!』

 

 

助かったぜ相棒・・・・

 

 

『フゥン、首の皮1枚繋がったか。まぁその精霊が出てくる事は百も承知よ・・・・伏せカードを1枚出してターンを終了する』

 

カイバーマン H3 LP250

《混沌の場》(カウンター3→5)

《ブルーアイズ カオスMAX》(攻)

《青眼の精霊龍》(守)

《青眼の亜白龍》(守)

《真紅眼の鎧旋》

セットカード

 

 

「あれっ?貫通ダメージは?・・・・ああ、原作効果ね」

「ん?なんのことだ?」

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

カオスMAXに精霊龍・・・・私の手札はバレてるしこのドローでなんとかするしかないわ!

 

「私のターン・・・・よっし!ドローカードは《手札抹殺》!そのまま発動するわ!!」

 

『ほう?中身が知られた手では勝てぬと判断し全て入れ換えにきたか、なかなか豪胆な女だな』

 

「まだ死デッキのウイルス感染中だから攻撃力1500以上のモンスターは破壊されちゃうのに・・・・」

 

「やっぱ私は守りに入るより、ガンガン攻め立てるが好きでね!4枚捨てて4枚ドロー!!」

 

「へへっ。ジュンコらしくなってきたぜ」

 

ドローカードは・・・・

SR(スピードロイド) ベイゴマックス》

《逆巻のトルネード》

《突風のオロシ》

《黒い旋風》

よっし!破壊されるカードはないわ、しかも旋風復活!

 

「もとより速効シンクロに特化したデッキ。メインデッキに高攻撃力モンスターは少ないと判断しての手札抹殺か、やるな・・・・」

 

 

「散々好き勝手してくれたお礼よ、派手にぶっ飛ばしたげるわ!!私の場にモンスター不在の時、《SR ベイゴマックス》を特殊召喚出来る!《三ツ目のダイズ》を手札に加え召喚!!」

 

「ジュンコさんがSR?!鳥と全然関係なくないっすか!?」

「先のリベリオンといい、どういった心境の変化でしょうか」

 

 

先のセブンスターズや万丈目君とか見てたら、好きなカード活かす為の混ぜモノもいいかとね・・・・他にも理由はあんだけど。

 

「レベル3のベイゴマと同じく3の三ツ目のダイズをチューニング!来たれ!神話の名刀を振るいし猛禽の勇士!シンクロ召喚《BF-星影のノートゥング》!!」

 

『ッシャアッッ!!』

 

《星影のノートゥング》星6/闇/攻2400/守1600

 

「シンクロ召喚時に相手プレイヤーとモンスターに800ダメージを与えるわ<ホーミング・ソード>!!」

 

『そうはいかんな、手札の《エフェクト・ヴェーラー》を捨てる。そのカラスの効果は無効だ!!』

 

 

ここまでは想定内、あとはあの未確定のセットカードと精霊龍の発動タイミング次第ね。

 

 

「続きまして場にBFいるので《突風のオロシ》を特殊召喚!

 

『この瞬間、《精霊龍》の新たな効果を発動!精霊龍を生け贄に捧げっ《蒼眼の銀龍》を守備表示で特殊召喚する!!このモンスターが特殊されてから次のターンのエンドフェイズまで我がドラゴン達は対象効果耐性と破壊耐性を得るのだっ!!』

 

『グルアァッ!!』

 

《蒼眼の銀龍》星9/光/守3000

 

 

「え?強い効果だけどこのタイミングで出す意味ある?」

「ライキリ対策っすかね?」

 

 

ムッ、オロシの墓地効果に対処してきたか・・・

 

 

「レベル6のノートゥングにオロシをチューニング!翔来せよ、闇の猛禽操りし漆黒の鷹匠!シンクロ召喚!《漆黒のホーク・ジョー》!!」

 

『侍ズより先の登場ねん!!』

 

《漆黒のホーク・ジョー》星7/戦士/攻2600/守2000

 

「喋ってるー!?」

「しかもオネェ口調なんだな・・・・」

「腰ふったりしないから某イエローよりましですわ(ソウルローバー済)」

「あの雑魚いないと思ったら貴様の仕業か・・・・」

 

 

「オカマのジョーは墓地のシンクロBFを蘇生する!もっかい頼むわノートゥング!!」

 

『明日の●ョーみたくいわないで!』

『フシュ~・・・・』

 

 

「これで無効にされたノートゥングの効果が適用出来るっ!その召喚権で《逆巻のトルネード》召喚!」

 

『シャシャシャッ!』

 

「旋風で《二の太刀のエテジア》もってきて墓地の《上弦のピナーカ》釣り上げっ!レベル4のトルネードにレベル3のピナーカをチューニング!!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け雷鳴の一撃!!シンクロ召喚、突き抜けろっ!《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

『うぉーっ!出番無いまま終わるかと思ってたぜ!!』

 

《涙雨のチドリ》星7/攻2600/守2000

 

「現在墓地のBFは7体!×300上昇して攻撃力4700よ!!」

 

「出た!ジュンコの脳筋エース!」

「困ったらチドリで殴る!単細胞のジュンコさんにピッタリのモンスターですわ!!」

 

『「扱いひどくね?!!」』

 

「てゆうかライキリは?いつものジュンコさんなら真っ先に出すのに」

「ここまで出番無しなんだな」

 

『兄者ならジュンコさんの怒りを買って謹慎中だ、ほんとおっかない姫さんだぜ』

 

 

「「「ええ~・・・・」」」

 

 

カミューラの城で私のデュエル中人通すなつったのに十代通したからねあの馬鹿侍・・・・チドリは止めたらしいので赦す。

 

 

「盤面負けてもライフで勝ちゃいいのよ!いっけぇチドリ!カオスMAXを叩っ切れ!!雷鳴の、《ライトニング・スラッシュ》!!」

 

『迎え撃てぇ!<マキシマム・バーストォ>!!』

 

 

相変わらず?ただでやられようとはされない負けず嫌い過ぎる社長遺伝子・・・・

 

カイバーマン LP1450→750

 

「やったぁ!・・・・ってあれ?」

「ライフが回復しているぞ?!」

 

「そこの鳥の攻撃前に罠カード《ホーリーエルフの祝福》を発動していた、俺のライフは場のモンスター×300、つまり1200回復していたわけだ」

 

 

で、でたー!原作特有の<発動していた>だー?!ちゃんと宣言してください社長(?)!

 

 

『カオスMAXを正面から突破してくるとは、流石だと言いたいが・・・・詰めが甘かったな、これで俺は究極のドラゴンを呼び出せる!!』

 

「んなっ?!」

 

『無窮の時、その始源に秘められし白い力よ、鳴り交わす魂の響きに震う羽根を広げ、蒼の深淵より出でよ!《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン》!!』

 

『オォォォォォッ!!』

 

『きたー!キサラちゃん最強形体!!』

 

『このモンスターの出現時、貴様には墓地のドラゴン達の怒りを受けてもらうっ!その種類×600のダメージをな!!』

『えっと、墓地には7種類だな。4200ダメージだ』

 

「多っ?!墓地のダメージダイエットを除外し効果ダメージを半分に・・・きゃぁぁぁぁッ!!?」

 

ジュンコ LP3700→1600

 

『中々のしぶとさだ小娘、馬の骨程度には認めてやろう。このモンスターの攻撃力は墓地のドラゴン族モンスター1体を参照出来る。ディープアイズよ、墓地の究極龍の力を得るがいいっ!!』

 

《ディープアイズ・ホワイトドラゴン》星10/光/ドラゴン/攻0➡4500

 

 

「ここにきて攻撃力4500・・・・もう駄目だー!」

 

 

うっさいなー、外野が勝手に諦めんじゃないわ

 

 

「エンドフェイズにピナーカが墓地に送られたので《月影のカルート》を手札に加えておくわ、ターンエンド・・・・」

 

ジュンコ H2 LP450

《ホーク・ジョー》(守)

《ノートゥング》(守)

《チドリ》(攻)

 

《混沌の場》(カウンターMAX)

 

 

『あたしのターン!スタンバイフェイズ時に銀龍の能力により青眼を復活!《真紅眼の鎧旋》を墓地に送り《マジック・プランター》で2枚ドロー!さらに《強欲な壷》でもう2枚ドロー!・・・・おっ、来たね?《龍の鏡(ドラゴンズミラー)》発動!墓地の《青眼の究極竜》と《カオス・ソルジャー》を融合!!究極と伝説が合わさって最強に見える!究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)

 

『『『ギャオオオオゥッ』』』

 

「またとんでもないの出てきたぞ?!」

「凄いけど、さっきから凄いの出すぎてリアクションに疲れてきたっす・・・・」

「ならジュンコさんにまかせましょう、わたくし達の数倍いい反応してくれますから。ではどうぞ↓」

 

「なに出してんだアンター!!そのデッキのどこに真紅眼要素あんの?!つーか何故持ってる!入ってる?!」

「流石アカデミアNo.1ツッコミスト(暫定)だな・・・・」

 

『相方に合わせるっつったじゃん?沼地刺してるから自力でも出せんだよね~。攻撃力が他のドラゴン1体につき500あがるから、よって現在・・・・』

 

《マスターオブ・ドラゴンナイト》(攻5000➡7000)

 

「攻撃力7000・・・・さっきから2500前後のモンスターが可愛くみえんだけど

 

『亜白龍の効果発動、モンスター1体を破壊する!対象は当然《チドリ》だ!』

『ぎゃあああっ、焼き鳥になる!?』

 

 

あんたら効果破壊の度にそれ言ってね?

 

 

『さてバトルで総攻撃で終わり・・・・と言いたいが確か《二の太刀のエテジア》はBFと戦闘してこっちのモンスターが生存してたら1000ダメージだったっけかな?フィニッシュは任せますかね・・・・《混沌の場》のカウンター3つとって《黒竜降臨》加えて伏せる、白龍コンビは守備でターンエンド』

 

 

ちっ、流石師匠のスタンドだけあってよく知ってやがるわ・・・・

 

 

「え?だったらチドリをドラゴンナイトで倒して向こうの勝ちだったんじゃ?」

「ジュンコさん《月影のカルート》も握ってますから、7000に攻撃されてもチドリの効果とカルートの能力で攻撃力6400まで上昇します。まだライフは残りますわ」

「結果《二の太刀のエテジア》の効果が発動して1000ダメージだ。もしあのまま攻撃されたら勝っていたわけだな」

 

「「なるほど~・・・・」」

「(じゃあなんで出したんだよ・・・・その場のノリか?)」

 

『(ドローした勢いで発動して、出してから思い出したとかいえぬ・・・・)』

 

真紅眼(♀) H0 LP750

《蒼眼の銀龍》(守)

《青眼の亜白龍》(守)

《青眼の白龍》(守)

《ディープアイズ・ホワイトドラゴン》(攻)

《究極竜騎士》(攻)

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

ターンは回ったけど十代の手札は0、あの化物集団を突破出来るかな・・・・

 

 

 

 

《クリクリッ》

 

 

 

流石ジュンコ、こんな状況でも勝ち筋を残しておくとは流石だぜ。カイバーマンのターンになる前に俺が決めてやる!

 

「俺のターン!・・・・魔法カード《強欲な壺》!デッキからカードを2枚ドローする!」

 

『ウイルスは先のターンで打ち止めだったな、好きにするがいい』

 

 

くっ、まだ足りねぇ。ジュンコには悪いが・・・・

 

「まずはジョーの効果でチドリを復活させる!」

 

『よっ。また使ってくれたな旦那っ!』

 

「そして《七星の宝刀》を発動。レベル7のホーク・ジョーを除外して2枚ドロー!」

『ボウヤのイケズ~!』

 

「あら珍しい、十代様のデッキじゃレベル7はエッジマンくらいでは?」

「たまにエッジマン腐るから欲しいって言われてね。ジョー、燃え尽きたか・・・・」

 

「《ヒーローマスク》を発動!デッキのフェザーマンを墓地に送り、チドリをE・HEROフェザーマンとして扱う!《フェザーショット》を発動!フェザーマンはこのターン全モンスターに攻撃出来る!そしてフィールド魔法《スカイスクレイパー》!!」

 

「おおっ!これなんか凄い!?」

 

「これでE・HEROフェザーマンとなったチドリは全体攻撃に加えて、攻撃力が高いモンスターとバトルするとき攻撃力1000アップで5400だ!いっけぇ!<ライトニング・フェザー・ブレイク>!!」

 

『お、おぅ!ぜやぁぁぁぁぁっ!!』

 

『『『『『『ギャオオオオゥッ』』』』』』

 

「やったか?!」

 

チドリの残撃が相手モンスター全てに襲いかかる、これが俺の全力の一撃。決着のハズだ・・・・

 

 

『フゥ・・・・危ない危ない。』

 

真紅眼LP750➡50

 

「なっ?!ライフが残ってやがる!」

「どうして?!攻撃は確かに決まったはずなのに・・・・」

 

『あたしは罠カード、《攻撃の無敵化》を発動していた。これで対ディープアイズの戦闘ダメージを無効にしたのさ』

『つまり受けた戦闘ダメージは、他のドラゴンが消滅し攻撃力が5000に戻った対ドラゴンナイトの数値のみとゆうわけだな。なかなかの判断だ』

 

「すげえ・・・・」

 

「十代?」

 

「あ、いや・・・・ターンエンドだ」

 

十代 H0

《スカイスクレイパー》

《涙雨のチドリ》(攻)

《星影のノートゥング》(守)

 

『場にカードも無し、こちらが不利といった状況か・・・ククク、心が騒ぐ・・・』

 

 

「ああ、俺も今すっげーワクワクしてる・・・・俺達の攻撃を全部凌ぐアンタ達が次になにをしてくるんだって!」

 

『それでいい、貴様達の歩んで来たデュエル道などまだ入り口・・・・世界にはまだ未知のデュエルが溢れている、見えるハズだ、果てしなく続く戦いのロードが・・・なのに!貴様はそこで立ち止まるのか!!?』

 

「立ち止まるもんか!」

 

『そうだ!己が信じるものを貫き進め!貴様の歩む道・・・・それが、未来となるのだ!!!』

 

「カイバーマン・・・・」

 

 

なんだろう、よくわかんねぇけどすげー感心しちまったぜ。

 

 

「え・・・・今ので悩み解決しちゃうの?無茶苦茶なこと言われてね?」

 

『野暮いわないのジュンコ、アンタもそうだよ?昔っからすぐ一人で抱えこんでは周囲を心配させて・・・・弱いくせに何回か負けたくらいで凹みすぎだっつーの』

 

「なぁ?!アンタが私の何わかんのよー!!」

 

『フフフ、わかっちゃうんだなこれが~。あたしが何時からアンタ達3人を観てたと思ってんだい?』

 

「「!!!??」」

 

 

『おい、無駄話ならまたにしろ』

『ゴメンゴメン、あたしから見たら妹達みたいなもんだからついね~』

 

「えっ、超気になるんだけど?!」

「貴女本当なんなんですか!わかるように説明してくださいまし!!」

 

 

なんか二人が超焦ってるな・・・・そんな昔から知り合いなのか?

 

 

『フゥン、茶番はここまでた。貴様達は想像以上によくやった、だがここまでだ!最後に我が全力を見せ付けてやろう』

「こっ、こっから勝つつもりすかぁ!?」

 

 

『俺のターン、ドロー!!魔法カード《魂の解放》を発動ォ!!互いの墓地よりカードを系5枚除外する!!対象は三ツ目のダイス、ホーク・ジョーそして・・・・《青眼の白龍》3体!!』

 

「くそっ、三つ目のダイスを除外して効果発動!このターンの攻撃を一度防ぐ!」

 

「青眼を除外ですって?」

「わざわざ自分が不利になるような・・・・まさか?!」

 

『あたしはリバースカードオープン!《異次元からの帰還》ッ!!ライフを半分払い、除外されてるうちらのモンスターを可能な限り呼び出す!当然・・・・主役の彼女達をな!!』

 

カイバーマン LP50➡25

 

『『『ギャオオオオオッ!!』』』

 

「青眼が・・・・3体!」

「まさしく、カイバーマンのデッキは海馬瀬人本人のもの・・・・」

 

「砕け散れ!青眼でノートゥングを攻撃ィ!<滅びのバーストトリィーム>!!」

 

「除外した三つ目のダイスの効果を適用!その攻撃を無効に、」

『正確には最初の攻撃を無効にしなければならない。これで邪魔はなくなったねぇ』

 

 

『速効魔法《瞬間融合》を発動!!特別に見せてやろう、真の最強ドラゴンの姿を!!生まれ変われっ、3体の青眼!!融合召喚《真青眼の究極竜(ネオブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》!!!』

 

『『『ギィヤァォォォォ・・・・!!』』』

 

《真青眼の究極竜》星12/光/ドラゴン/攻4500/守3800

 

 

「真青眼の・・・・」

「究極竜・・・・」

 

 

『えっ、あの・・・・あれとやり合えって?無理くね?』←攻撃力4400

 

「さっき究極竜騎士とか倒してただろが、とりあえず・・・・」

「あなたはよくやった、眠りにつくがいい・・・・ですわ」

 

『ちょおっ?!姫さん方ぁ!!』

 

『終幕だ!《真青眼の究極竜》の攻撃ィィィ!!ハイパー・アルティメットバーストォ!3・連・弾!!』

『ちなみにチドリ→ノートゥング→本人の順だぜ?』

 

 

『ふんぎゃぁあああああああ!?』

 

「うわああああああああああっ?!」

 

十代LP1600→0

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

「(チドリは兎も角)十代!大丈夫?!」

 

 

十代は大の字に派手にぶっ倒れていた、怪我してなきゃいいけど・・・・

 

 

「フフフ、アハハハハハハッ!!」

 

「あらま、どうしたのでしょう」

「派手に吹き飛んだからな、頭でも打ったか?」

 

「ちげーよっ!・・・・あ~!こんな楽しいデュエルは久しぶりだったぜ」

 

「そーね、そーかもね。」

 

 

背負うものがある戦いばっかだったもんね、息苦しかったよね。

 

 

『フゥン、負けてあそこまで笑えるとはな。貴様の心配は杞憂だったわけだ』

『立ち止まりかけてた奴がいたからね、おねーさんは心配性なのです』

 

 

「チィッあんなデュエルを見せ付けられて黙っていられるか!おい貴様達!俺ともデュエルしろ!!」

 

 

えっ万丈目君どったの?!

 

 

『ほぅ、粋がいいのがもう一人いたか・・・・よかろう、胸を貸してやる!』

光と闇の竜(ラダンっち)と遊ぶのも久しぶりだしな、いっちょやるか!』

 

「お供しますわ万丈目様!あの黒竜モドキは一度ギャフンといわせたいですし!」

 

 

「「『『デュエル!!』』」」

 

 

 

 

 

なんか始まっちゃった~・・・・

 

このあと、組み合わせ変えたりしながら二人の精霊ズと滅茶苦茶デュエルした。

私、なんかで悩んでた気がするんだけど・・・・ま、いっか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く?

 

 

 

 

 




想像以上に修正箇所が多かったので一度消してから修正しました。
強引に直した箇所があるので、最適なプレイングと思われない部分が多々あるかもですが・・・・


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間羽 精霊は喋ればいいってもんじゃない

はいどうも
27羽は書き直してるのですが最近更新してなかったのでボツにした話を掘り出してあげてみました。生存報告ってどうか・・・・


「行けぇ!雑魚共!!《おじゃま・デルタ・ハリケーン》!!」

 

「ば、ばかなぁぁぁぁ?!そんな雑魚モンスターに我がドラゴン達が・・・・」

 

「兄さん!俺はこいつらに教えてもらった!」

 

《兄弟の絆を!》

《力を合わせればなんだってできる事を!》

《そして・・・・》

 

「下には下がいることを!!」

 

()()()()()()()()()

 

 

どーも枕田です、突然ですが万丈目兄vs万丈目サンダー(攻撃力500以下縛り)のデュエルの観客席からお送りします。

え?なんでデュエルはしょったかって?そりゃーうちの堕作者が水増し(ry)好きじゃないだけよ、文句はあいつに言ってね。

 

 

「ジュンコさん、内心とはいえメタ発言は謹んだほうがよろしいかと・・・・」

 

「それをナチュラルに読むな。つか露骨に不機嫌オーラ出してなんなのよ・・・・」

 

「べ、つ、にぃ~?ただ万丈目様のクゥゥゥルなデッキにぃ?これからあの三馬鹿がぁ?常駐するようになるとかぁぁぁぁ~?考えたら胸糞悪くなっただけですわ」

 

「別に黄色が嫌いなだけでしょあんたって子は・・・・」

 

「兄弟が揃う結果、出しゃばるので嫌です。」

 

モモが嫌悪剥き出しとは珍しい・・・・

あ、デュエル終わった。折角なんで読者の皆様もよかったら御一緒に。

 

「一!」

 

「「十!!」」

 

「百!」

 

()()()()()()()

 

「万丈目さんだ!!」

 

「「「「サンダー!サンダー!万丈目、サンダー!!!」」」」

 

「フハハハハハッ、アーハッハッハッハッハ!」

 

笑い方が社長気味てんだけどサンダー、前回カイバーマンと絡んだせいで影響受けちゃったかしら・・・・

 

 

 

翌★日

 

「と、ゆうわけで話がある」

 

「どういうわけよ・・・・」

 

 

次の日、休日に軽くランニング中に万丈目君に絡まれました。

 

 

「実はおじゃま三兄弟全てがデッキから抜いても抜いても入ってるようになってな。カードを捨てるのも目覚めが悪いゆえ、全くもって仕方がないので戦術に組み込もうと思ったのだが・・・・」

 

《アニキったらてれちゃって~ん》

《そうだぜアニキ、結構俺達の事》

《気に入ってるくせに~》

 

「フン!!」

()()()()()()

 

「いやいやいやいや、ドメスティックバイオレンス(?)してないでまずこっちのツッコミに答えましょ?てかなんで私の走るコース知ってるの?つかそうゆうのモモえもんに相談しなさいよ、なんの為の嫁だ」

 

「誰が誰の嫁だっ!まぁいい、実は昨日のうちに浜口に相談しようとしたら・・・・「キぃぃぃぃぃ!わたくしよりそんな意味★不明な生物を選ぶってゆうのですか万丈目様のひとでなしぃ~!!!」などと言われて断られてしまった」

 

「お、おぅ・・・・アンタも大変ね」

 

つかモモの物真似、すごく似てたとか言わない方がいいわよね・・・・真顔でやるから余計面白い

 

「そこで貴様もKC社等から使えそうなカードを支給されていないかと考えてな?生憎番号を知らんので以前ぼっちでさ迷っていた場所を張らせてもらった」

 

「ぼっちだったのはアンタもだろが・・・・え~獣族やローレベルのサポートかぁ、無いことも無いけど私にメリットはなんかあんの?」

 

「・・・・俺の部屋は十代部屋の隣だ。あとはわかるな?」

「オッケイまかせて(間0.1秒)」

 

「(翔の言う通り、チョロイな・・・・)」

 

 

 

《クルック~》

 

 

~女子寮前~

 

「またせたな!私がジュンコよ!!」

「知ってはいたが、十代がらみだと豹変し過ぎだろお前・・・・」

 

「まぁまぁ、それはさておき私のカードはお高いわよ?滅多に使わないから1枚ずつしかないけど10枚くらい・・・・」

 

 

ランク2とかも用意してみた、私が手元で腐らせるよりは使ってもらった方がカードもいいだろうしね?

 

 

「安心しろ、こんなこともあろうかと20枚程用意してある(撮影協力・丸藤翔)」

 

「どれどれ、お手並み拝見・・・・こっこれは?!ぐふぅっ?!」

 

 

ば、ばかな・・・・前回の温泉のシーンから抜粋ですと?!あんな場所でどうやって撮影器具を持ち込んだとゆうのだ!だが・・・・イイ!!

 

 

「・・・・交渉成立ね、勿論十代には内密に」

 

「フッ、当然だ。人間性を疑われるからな、では・・・・」

 

 

私が万丈目君にカードの入った封筒を渡そうとした・・・・その時!

 

『ていっ!!(有言の手刀)』

 

「「?!!」」

 

「貴様ッ、なにを・・・・!!」

 

『あのこたちのためのさぽーとかーどだなんて・・・・じゅんにはひつようない!(正直邪魔)』

「ばっ、お前は人前には出てくるなと言いつけただろう!!」

 

 

そこには白黒で左右対象な服を着た、見た感じ12~13歳くらいのちんまい幼女がそこにいた、私に手刀をかましたのはこのコのようだ・・・・ん?なんか羽生えてねコイツ、天使の羽と・・・・悪魔の羽?コスプレかな?

 

 

「・・・・・・えっと、サンダーさん?」

「まて、話せばわかる」

 

 

 

「そのちっこいコ・・・・」

「言いたい事はわかる、非~常にわかる!だが!」

 

 

・・・・・・・・ポーンッ!(閃いた音)

 

 

「あっ、もしもしモモ~?今~万丈目クンと一緒なんだけど~、なんか~?小さい女の娘をつれ歩いてるってゆうか~、なんか親しげ?なんかヤバ気、ヤバくない?」

 

「なんで昔のコ⚫ャル風なんだっ!!ってアアァァァァァァアアアアァッ!!

 

 

 

SE<ドドドドドドドドッ

 

 

 

 

「なぁぁぁぁああああんでぇぇぇぇぇすってぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

 

「早いっ!?枕田が電話してまだ5秒だぞ!!」

「モモ、口に朝食のパン屑ついてるわよ」

 

 

流石はモモえもんね、どこ⚫もドアでも持ってんのかって程の速度で参上したわ

 

 

「そんな事よりぃ!昨日わたくしよりおじゃまの方がいいとか言い出したと思ってヤケ食いしてたらぁ!!なんですかそのちまっこいのは幼女趣味ですかコスプレですかロリコンですかそうですねそうなんですね?!!!!?!」

 

 

「ま、MATTE!話を・・・・話をさせてくれ!!」

『んにゅ?』

 

 

今★朝

 

準君私室にて

 

「う~む・・・・」

 

なんだか暑くて寝苦しい、最近気温が徐々に上がってきたからな。そんな事を考えながら寝返りをうつと顔になんだか柔らかいものがぶつかった。

 

 

「ううむ・・・・」

 

 

また眠っている間に浜口の奴が忍び込みでもしたのだろう、俺達の関係を疑われるぞ全く・・・・面倒だが起きて注意せねば。

 

 

『じゅうぅん・・・・(Zzzzzz)』

 

「うおおおおっ?!」

 

 

そう思って目を開くと意味不明な格好の少女が横で寝ていた、思わず叫びながら後退りしてしまった。

 

 

『あ、じゅんおはよ~(まどろみ)』

 

「(まどろみ)じゃないわ!人の事を馴れ馴れしく呼びおって・・・・何者だ貴様は!!」

 

『なにものといわれても・・・・あなたのゆいつむにのあいぼう(光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン))さ!!』

 

 

回想・終

 

 

 

「「・・・・」」

 

「「えええええええっ?!」」

「その娘が《光と闇の竜》!?」

「信じられない、と言いたい所だけど・・・・」

「前回のカイバーマンとか真紅眼(レッドアイズ)とか見たあとじゃ」

「信じるしかないわよね・・・・」

 

『うむ!らいだーはいやなので(可愛くない)かわゆく<らいだ>とよぶがいいぞ!(アクセントはラミアと同じ)』

「お、おぅ・・・・」

 

 

呼び方を自分で要求してきたー・・・・

俗称も真紅眼の奴の呼び方も嫌だったのね。

 

 

「ん?ちょっと待て!女子寮の裏ゆえに天上院君はまだわかるが、何故十代達まで此処にいるのだ?!とゆうか天上院君は前回出番なかったのに何故知っている!!」

 

「なんか、面白そうだったんで拡散してみた(ゲス顔)」

「前回の件に関してはモモえもんが動画を撮影してくれてたわ、精霊界とやらでもPDA使えるのね」

 

 

つか今の回想、私はモモがベットに忍びこんでくるのが当たり前!みたいな感じのが気になったんですが・・・・

 

 

「次元を超えても大丈夫!強靭★無敵★最強の硬度を誇るPDAケース・青眼モデル(堀絵入)!3000DPで購買部にて大高評発売中ですわ!」

「色違いのブラマジモデル(2500DP)と真紅眼モデル(2400DP)もよろしくな!って似たようなネタを番外編でやったばかりだろうがっ!!(EX3羽参照)」

 

 

『いいかげんにしてくださいみなさん(今は真面目な話をしているんだ)』

 

「か、可愛い・・・・」

「天上院クゥン?!そもそも何故見えてる!!」

 

『はっはっはー、ぼくくらいのこーいせーれぃにもなるとじぶんのいしでじったいかするなどあさめしまえなのだ(長ぃ、噛みそぅ・・・・)』

 

「読みづらいわっ!どこのボンコツ駄犬(セレナ)よアンタは!!つかさっきから本音がだだ漏れじゃー!!」

「ここで元祖ツッコミのジュンコさんが行ったー!!ポンコツ駄犬って誰すか!?」

 

 

花鳥風月の月の奴参照よっ!

 

 

「ArcV観てない方には意味不明ですわジュンコさんっ!いや、見ててもちょっとわかりづらいです!」

「わたし達にも意味不明なんだけど?!」

 

「そぉもそも!前回まで普通にドラゴンしてたのにどうしてそんなんなっちゃったのですか?!!」

 

『へ?んとね~(話すと長いんだけど)』

 

「「うんうん」」

 

れんちゃん(真紅眼)みたいにじっちゃま(霊廟の守護者)にたのんだらこうなったのだっ!(ドヤ顔)』

 

「へ、へ~・・・・そうなんだ~・・・・」

「それはなんとなく察してましたが、どうして見た目こんなんですか?!誰の趣味よ!!」

 

 

やばい、モモの口調が崩壊してきてる・・・・

 

 

『さいしょはかおすごっですみたいなかんじだったんだけど、れんちゃんが「アンタの主人の彼女的に考えて、見た目もう少し幼い方が好みなんじゃね?」っていわれて~、きづいたらこうなってた!(推定13歳レベル)』

 

「またあのヤローの仕業ですか?!わたくしここまで幼くありませんわ!!」

 

「カオス・ゴッデスって?」

 

「カードあるけど見る?ほれ」

 

 

《カオス・ゴッデス-混沌の女神-》

シンクロ・効果モンスター

星8/光属性/天使族/攻2500/守1800

光属性チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター2体以上

1ターンに1度、手札から光属性モンスター1体を墓地へ送り、

自分の墓地のレベル5以上の闇属性モンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターを特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはシンクロ素材にできない。

 

 

 

万丈目君結構カオス要素あるから使えると思ってたまたま持ってきてたんだけど、丁度よかったわね

 

 

「あ~・・・・美人だけどちょっとお姉様過ぎるわね」

「そっすね、確かに万丈目君の好みではないかも・・・・」

 

「確かに、これで隣にいられたら威圧感半端ないな・・・・って小さくし過ぎだろうが!限度を知れ限度を!!」

 

 

モモって若干顔が幼めだもんなぁ・・・・でも年相応じゃね?明日香がぶっ飛んで高校生には見えないから幼めに見えるだけじゃね?

 

 

『そんなわけで・・・・こんごじゅんのせわはぼくがやるから(ももえは引っ込んでろ)』

 

「はぁ?!どうしてそうなるんですか、この幼女!ふざけるのは口調と見た目と存在だけにしてくださいな!!」

「全否定じゃねーか・・・・」

 

 

『いままではぼくとじゅんをひきあわせたおんじんってことでだまってみまもってたけど、ひとのすがたをてにいれたからにはじゅんにはぼくがいればいいのだ!()』

 

「ええい!読みづらいから長文はやめなさい!!ポッと出の幼女風情に我儘放題の準様を支えきれると思ってるのですか!!」

「お、おい・・・・」

 

『そんなことかんがえてるじてんでかのじょしっかくだよ!おんなはすべてをゆるしてうけいれるふところのひろさがひつようなのさ!(正直そんなに我儘言ってないし)』

「お前達・・・・」

 

「ぐぬぬぬぬぬぬ」

『にゅうぅぅぅぅ』

 

 

睨み合ったと思いきや急に距離を取り合って・・・・

こ、この流れはもしや・・・・

 

 

「あ、ディスク展開したっす」

「あの娘も手にディスク出現したわね、精霊って凄い」

 

 

「『デュエル!!』」

 

ももえ LP4000

 

ライダ LP4000

 

 

「自然な流れでデュエル始まったー?!」

「ジュンコ、なんか楽しんでないか今回・・・・」

 

『せんこうはぼくだ!ぼくのたーん!どろー!!(手札いいなこれ、貰ったわ)』

 

えっ、デュエル中も()有効なの?思考ばればれじゃん、駄目じゃん?

 

 

『まずは《りゅーのれいびょう》をはつどう!でっきからどらごんぞくの《だーくすとーむどらごん》をぼちにおくるよ、さらにつうじょうもんすたーをぼちにおくったのでもういちまい、《どらぐにてぃ・あーむずれうばぁていん》をぼちに・・・・』

「カード1枚の効果処理が果てしなく長く感じるわー!お願いだからカード名だけでも真面目に言ってよね!対戦相手も観客のうちらも読者も作者も混乱すっから!!」

 

「ジュンコさん最近メタ発言多くないっすか?」

「大丈夫、何時も通りよ。シリアスパートじゃない限り大体こんな感じでしょ?」

「明日香さんまで若干メタいんだな・・・・」

 

『そんなこといわれても・・・・(無理難題)』

 

「ハァ~。しっかりしてくれ、仮にも俺の相棒だろう・・・・」

 

『じゅんがそういうなら・・・・よしっ!まじっくかーど(トレードイン)はつどー!れべるはち(光と闇の竜)をすて、にまいドロー!!』

 

 

()(闇側)の部分にカード名言わせたーっ?!もう無茶苦茶だよ!・・・・あ、元からか。

 

 

『しょうかん!(創成の竜騎士)こーかはつどう!てふだいちまいとじしんをぼちにおくり(巨神竜 フェルグランド)、ぼちかられべる7・8どらごんふっかつ(アームズレヴァティン)!!』

 

『ぎゃおぉぉぉっ!』

 

《ドラグニティ-アームズレヴァティン》星8/風/ドラゴン/攻2600

 

「モンスターまで口調移ってんぞ?!」

 

 

『とくしゅしょうかんじにぼちのぼくをそうび(光と闇の竜)!たーんえんどっ!!』

 

ライダ H3

《レヴァティン》+《光と闇の竜(自分)

 

 

「初手<レヴァライダー>か、そいやサンダーのデッキにも入ってはいるっぽいけど決まってた事はないわよね」

「ああ、そうだな・・・・」

 

「ればーらいだー?なんのこっちゃ」

「観てればわかるわよ」

 

「フンッ。見た感じ巨神竜デッキって感じですわね・・・・そんなフィールドで荒ぶるわたくしをとめられると思って?!!わたくしのタァァァァァン!!」

 

 

「いつものももえさんからは想像出来ない声でドローしたぁ?!」

「全く冷静じゃないわね、大丈夫かしら・・・・」

 

 

「《ディーヴァ》さん召喚!《ネプト》さん特殊召喚!《竜騎隊》落として竜騎隊と《メガロアビス》サァーチ!竜騎隊切って《ディニクアビス》特殊召喚!《アビスパイク》《ムーラングレイス》サーチ!《アビスパイク》切って《鬼ガエル》!墓地へ《粋カエル》!ネプトさん戻して《魔知ガエル》召喚!ディニクと魔知ガエルにディーヴァさんをチューニング!レベル11《星態龍》!!グンデとネプトさん切ってメガロアビス出陣!《アビスケイル-クラーケン》サーチ!リンデとネプトさんの効果でパイクと龍騎隊復活!オーバーレイ!ランク4《深淵に潜む者》!墓地の魔知ガエル除外で粋ガエル復活!鬼ガエルとオーバーレイ!《餅カエル》!!墓地に水属性モンスター5体!《水霊神 ムーラングレイス》2枚ハンデス!!最後にクラーケンをメガロアビスに装備ッ!!」

 

 

《深淵に潜む者》★4/水/海竜/攻1700➡2200

水精燐(マーメイル)-メガロアビス》星7/水/海竜/攻2400➡2900➡3300

《星態龍》星11/光/ドラゴン/攻3300/

《餅カエル》★2/水/水/攻2200➡2700/

《氷霊神 ムーラングレイス》星8/水/海竜/攻2800➡3300

 

『えっ、ちょっ、まっ・・・・』

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

「バトル!大海に沈め<アクエリアス・スフィア>!!」

 

『うっそぉぉぉぉぉっ?!』

 

《光と闇の竜》LP4000➡0

 

 

WIN ももえ

 

 

ライダさん<ぷしゅ~(戦闘不能)

 

 

「あまりにもちょろい!甘い!まさにちょろあまですわ!!オーッホッホッホッホ!!」

 

 

「観てれば・・・・なんだって?」

「なんかゴメン、モモが本気過ぎたわ・・・・」

 

「実はももえさんって・・・・滅茶苦茶強いッスよね?」

「正直、彼女だけでセブンスターズ全滅いけるんじゃないかしら・・・・」

「身も蓋もないんだな・・・・」

 

説明しよう、本気のモモのディーヴァさん効果を通したら負けと思え。

「浜口に対抗するなら《エフェクト・ヴェーラー》と《増殖するG》は必須だ、拘りがなければ入れておけ」

 

「持ってねーよ・・・・・」

「入れたくねーよG・・・・つかこれNGでしょ流石に、モモ~アンタのターンからやり直し~」

 

「え~。ひらがな表記がうざい、と気を使っての瞬殺でしたのに・・・・」

 

「このままじゃ師匠の番外編並のひどさだろーが、それにまだ7000文字いってないのよ?短いっつーの・・・・」

「気にする所そこなのかよ・・・・」

 

 

結果トラウマになり、《光と闇の竜》(幼)ことライダはモモには逆らえなくなったとかならなかったとか・・・・

 

 

 

 

多分、続かない。

 




次回は何事もなかったかのように始まります。

電車の中でここまで書いて、
しきり直しデュエルを書き始めた辺りで冷静になって消したボツ羽です。
うちには小さい系女キャラいないからアリだと思ったんでょう・・・・

一応活動報告でアンケートしときますね、アリかどうか。

※アリになりました。


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27羽 人は、他人視点では限りなくどうでもいい事に必死になるもんだったりする

一応、某原作キャラファンの皆様ごめんなさい。


「俺のターン、モンスターでダイレクトアタックだ!」

 

「ぐわぁぁぁぁっ?!」

 

 

???LP3500➡0

 

 

「ば、ばかな・・・・鍵の守護者ですらない者にこのわたしが敗れるなど・・・・」

 

「俺の勝ちだ、約束だ通り俺を、俺を・・・・」

 

 

 

前回のあらすじ

 

正義の味方ってなんだろ。

 

 

 

え~前回(?)の温泉の話から経過しました。

授業に欠席の生徒がぼちぼち出始めて、ある日の朝・・・・

 

「ジュンコ大変だ!」

 

「なによ朝っぱらから・・・・って女子寮の前で待ち伏せかよ!彼氏か!」

 

 

むしろなれよ。あ、口に出す勇気はありませんチキンでごめんなさい。

 

 

「内心までほんっとじれったいですわねぇ」

「ナチュラルに人の背後に立つな、そして心を読むな」

 

 

人の影から出てくるスキルでもあんのかこのコは・・・・

 

 

「彼氏?怒ってる理由がよくわかんねぇけど・・・・とにかくこれを見てくれ!」

 

 

そう言ってPDAを押し付けてきたので仕方なく見てみる。メールか、なになに?

 

‘from 第4の刺客

To 鍵の守護者の諸君へ

 

我々の闘いに相応しい舞台を用意した、北の森にあるコロシアムにて貴殿らを待つ。

こない場合は一般の生徒を巻き込む事になるだろう・・・・’

 

 

「なぁにこれぇ」

 

 

コロシアムって事は・・・・キン肉ウーマンの怖いタニアさん(クロノス風味)だったっけ?こんなメール出すような印象ないんだが、つかなんでPDAにメールくんのよ。複数送信残った鍵持ち全員へだしアドレス何故しってんだまるで意味がわからんわ!

 

 

「これって奴等からの挑戦状だぜ!行かないと他の生徒も巻き込む気だ!!」

 

「あたしもう鍵ないから巻き込まれてんだけど・・・・つか全員宛ならモモと明日香もきてんじゃね?」

 

「あ、本当ですわ。わたくし知人以外は迷惑Box行き設定なので気づきませんでした」

 

「お前ら二人以外はもう先に行ってるぜ、早く行こう!!」

 

 

「他の皆はわかるとして・・・・明日香、今朝まだ見てないわよ?」

 

「明日香ならカミューラとにらみ合いながら朝飯作ってたから先行ってもらったぜ」

 

「そ、そう・・・・」

 

 

一応説明しよう。

残留したカミューラはセブンスターズへの人質(笑)件夜間警備員件レッド寮の調理担当として地味に馴染んでいる、結構生徒間の評判はいいらしい。怖い。

夜這いのし過ぎで部屋に入れさせてもらえなくなっ・・・・もとい対抗馬として明日香も朝と晩はレッド寮のキッチンに入り浸っている。狭い。

レッド男子達は喜びつつも十代に対する嫉妬でおかしくなりつつあるらしい、十代への基本挨拶が「爆発しろ」のようだ・・・・

え、私?私は行きません。カミューラに会いたくないもの。

 

 

「とにかく行ってみましょ、気になるし」

 

「おう!やっぱお前がいないと始まらないぜ!」

「へっ?」

 

 

めっちゃ笑顔でそう告げられ、そそくさと走り出す十代さんであった。おいこら悶え殺す気か私を、「俺はお前が居ないと駄目なんだ」ってか?!

・・・・よし、脳内変換でやる気出てきた。多分出番ないけど。

 

 

「ふぅ。ジュンコさん、以前(前世)の二の舞にならなければ良いのですが・・・・」

 

 

彼を追いかけようと駆け出した後ろで、モモがなんか呟いていたけどよく聞き取れなかった。

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

北の森に行くと出来てた、中世風味のコロッセオ。

最近欠席の生徒がちらほらいたのは原作通りこれの製造に駆り出されてたからか・・・・私もバイトしたかったかも。石運びとかだからか弱い女子にはきつそうだけどね~。

 

「か弱い女子(笑)」

「こらモモ何笑ってんのよ」

 

 

 

モモがあまりに失礼なので叱ってやろうと振り向いた矢先・・・・

 

 

「マンマミ~ア~!!」

 

「この独特過ぎる声は!」

「行こう!中からだ!」

 

 

どう考えてもクロノス先生な悲鳴を聞きつけて中に突入すると他の鍵の守護者メンバーとお馴染みレッド寮の皆様に看取られてクロノス先生が倒れていた。

 

 

「クロノス先生ぇ!死んじゃ嫌だよぉ!」

「クロノス先生!」

「クロノス教諭・・・・立派でした」

「貴方の事は、忘れないんだニャ~・・・・」

「クッ、また犠牲が出てしまった」

 

「アナタ達・・・・別に、死んでないノ~ネ・・・・ガックシ」

 

 

あ、なんか平気そう。ノリだけか・・・・

 

 

「クロノス先生!・・・・お前か!先生を殺ったのは!!」

「十代まで死亡扱いなのね・・・・」

 

 

コロッセオの中央には恐らくクロノス教諭(故)と対峙したのであろう・・・・ノース校の制服を改造したかの服でオペラ仮面を着けたデュエリストが佇んでいた。あれ?タニアさんじゃないの?

 

「来たか、遊代十代・・・・残念だが貴様の相手は後だ」

 

「あ、あれ?お前・・・・」

あれっ?十代も疑問に思ったようだけどこの声って・・・・

 

 

「我が名はセブンスターズ第4の刺客<アース>!さぁ、天城院明日香!次は君の鍵を頂こうか!!」

「わ、わたしが狙い?!」

 

「「なにやってんだ(の)?三沢(君)・・・・」」

 

「「「「へっ?」」」」

 

 

 

「いや、へっ?て・・・・どう聞いても三沢じゃん、なんだよ<アース>って」

「大方三沢大地の大地からとったんでしょ、つかなんでオペラ仮面?もう少しまともなのなかったの?センスわる~・・・・」

 

「ち、違う!これしか顔を隠せるものが私物になくて・・・・あっ」

 

 

はいバレた~、図星つかれると駄目なタイプなのね・・・・

 

 

「ええいっ!バレてしまった以上こんなもの不要だ!!」

 

「あっ、もったいねぇ!!」

「欲しいの?アンタ・・・・」

 

 

オペラ仮面はフリスビーの如く飛翔していきました、合掌。

 

 

「三沢君!なぜ君がセブンスターズに!なにかの冗談かニャ!!?」

 

 

おお、本来説得に辺りそうなクロノス先生が気絶してっから大徳寺先生が珍しく先生らしい事始めたわ?!

 

 

「冗談でこんな事をするかっ!俺はセブンスターズになったんだ、それが揺るぎなき事実!!」

「なんでだよ三沢ぁ・・・・お前は、お前なら一緒に闘ってくれるもんだと思ってたのに!!」

 

「くっ、十代・・・・そんな眼で俺を見るな!お前にはわかるまい、お前のように誰かに必要とされている奴にはなぁ!!」

 

あっ・・・・

「(察し)。ですわね」

 

 

「俺はただ認めて欲しかった。俺の実力を・・・・いや、デュエルに強くなくったっていい、ただ認めて欲しかっただけなんだ。空気なんかじゃない、一人の人間として・・・・」

 

「み、三沢?」

 

「だが現実はどうだ?!お前にちょっとメタを張ったデュエルをしただけで描写をカットされ、挙げくボロクソに言われ!(16羽参照)しまいにはそこで倒れてるクロノス教諭や大徳寺先生には出席しているにも関わらず欠席にされた!!こんな事が許されるのか?いや、ネタにしても限度があるだろう!!」

 

 

「メタ張ったぐらい、はまだしも・・・・」

「欠席扱いはひっどいわね・・・・(ジト目)」

「ご、ごめんなさいニャ・・・・」

 

「しかもここまで主調しているのにも関わらず!後ろの連中は未だキョトン顔をしている!!こんな奴いたっけ?みたいな顔をなぁ!!」

 

 

いやそれは流石に・・・・と、思って振り返ったら万丈目君以外首を傾げてやがった。

おい丸藤先輩アンタまで・・・・その顔やめて腹筋にくるから。

 

 

「だから俺は決めたぁ!無遅刻無欠席の俺を欠席にした教諭達を倒し!人を貶して馬鹿にした天上院明日香と丸藤翔を下し!この学園全ての人間に俺の存在を認めさせてやる!!俺は・・・・俺はここに居る!俺は目立つんだー!!!」

 

 

なんなの、この人・・・・と言いたくもなるけどちょっと同情の余地もあるかも

「ジュンコさん、優しすぎです・・・・」

 

ドスの効いた声「すまない、彼を許してやって欲しい」

「えっ、誰すか?」

 

 

背後より突然登場。

筋肉モリモリのマッチョウーマン・タニヤさん、生きていたのか

 

 

ドスの効いた声「ワタシが本来のセブンスターズだったのだが・・・・彼の熱意に負けて闇のデュエリストにしてしまった。」

「いや、そんなレンジでチンする感覚で闇のデュエリスト産み出さないで下さいニャ・・・・」

 

「フッ、人は誰しも居場所を求めるものだ。存在を認知されないとゆう事はそれだけ居場所が無いとも言える話を聞く限り、三沢っちがあまりに可哀想でな・・・・今彼が言っていたのは空気ネタのほんの一部だ」

 

 

なにこの人(?)優しっ。

 

 

「カイザー亮もキング吹雪も倒し!闇の王者ダーク★キングに、俺はなる!!」

 

 

「あんな事言ってたら余計居場所なくなりそうなんですけど・・・・」

「案ずるな、最後はこのタニアさんが孤独な彼の居場所になってやる事にしたのだ。一生な・・・・」

 

 

これ連れ帰る気マンマンだっ?!よかったね三沢君、嫁が出来たわよ・・・・

 

 

「行くぞ天上院明日香!あの時の雪辱、ここで晴らしてやる!!」

「むぅ、全く身に覚えがないけど・・・・わたしもデュエリスト、挑まれたデュエルは受けるわ!それに十代にいいとこ魅せるチャンスよね!!」

「最後がなけりゃカッコイイのに・・・・」

 

 

≪ちょっ~と待ったぁ!!≫

 

 

明日香の発言に我々が飽きれかけていた、その時である!デュエルを制止する機械音声と天空に「キィィィィィン」とゆう爆音が轟いた!

 

 

≪そのデュエル!僕が引き受けよう!≫

 

 

そして謎の黒い飛行物体がこちらに接近してきた!マイク音声でわかりにくいが間違いない

「ももえっ感じる!?」

「感じます、ひしひしと!」

 

 

「「あの、圧倒的なフィールは!」」

 

 

「なっ、なんだあれは!!」

「鳥だ!」

「飛行機だ!!」

 

「否・・・・吹雪の(真紅眼)ジェットだ!!」

「お兄さん?!何真顔で口走ってんすか!」

 

「うむ、翔や明日香は冬休みをアカデミアで過ごした故知らぬだろうが・・・・正月に吹雪がアレに乗って我が家に遊びにきた。アレで数年ぶりに天上院家にもお邪魔したぞ」

 

「うちにアレで来てたの・・・・ご近所迷惑にも程があるわよ」

 

 

一般家庭の付近に泊まる真紅眼ジェット・・・・うん、シュール過ぎ。

 

 

「ちょ、ジェット機こっち来てないっすか?!」

「うわー?!墜落するんだなぁぁぁぁぁぁっ!!」

「にっ、逃げろ!!」

 

 

コロッセオギリギリまでジェット機で近づいて・・・・

とっ飛び下りたー?!!

 

 

「ん~JIOIN!着地ッ!!」

リモコン<『ピッ』

 

さながら劇場番社長の如くジェット機からそのままダイレクトダイブし、リモコンで機体も付近に自動着陸させたようだ。着陸手軽過ぎよ!

 

「待たせたね!僕がキングだ!!」

 

「待ってねーよ!つかあの高さから飛び下りてよく平気だな!まだ結構な高さあったわよ?!」

 

「はて、デュエリストならあれくらいは当然だろう?」

 

「デュエリストって言えばなんでも許されると思ってんじゃないよ!!」

 

「いやぁ~相変わらず君のツッコミには愛を感じるねぇ」

「ねーよ!そんなもんないわよ!!」

 

 

くそっ、この1分足らずでものっそい疲れたわ・・・・ししょーが出ると録な目に合わないわね

 

 

「とゆうか兄さん、乗って来たアレはなんなの?!」

「ん?(真紅眼)ジェットだが?」

 

「ちっがーう!なんであんなもん持ってんだって聞いてるのうちらは!!」

「ハッハッハッなんだそんな事か・・・・社長が「俺にデュエルでもし勝つような事があれば貴様の望みを一つ、可能な限りで叶えてやろう。天地が逆転でもせぬ限り不可能だろうがな。フハハハハハハハッ!!」なんて言ったので隙を見て真紅眼融合➡黒炎弾でワンキルしてみた」

 

「・・・・で、作って貰ったのですか」

 

「激しく納得してなさそうだったしお蔭で《黒炎弾》のカード禁止喰らいそうだけど、約束は約束だからね!アッハッハッハッハッ!」

「姑息な手を・・・・」

 

 

社長の「この屈辱忘れわせんっ!!」って顔が用意に浮かぶわ。あれ初見で食らったらね・・・・

 

 

「まぁ社長の青眼ジェットとより、あらゆるスペックが微妙に落とされてるんだけどね?青眼はマッハ3出せるのにこっちは最高マッハ2.4だよ・・・・そんな所までカードのルールに沿って設計させた社長も流石だね」

「か、KC(海馬コーポレーション)の技術は世界一ィ・・・・」

 

「万丈目様、実家の力で「光と闇の竜ジェット作製してみるか・・・・」とか考えてませんよね?」

「んなっ?!考えてないぞ!?(少しだけしか)」

 

 

「いい加減にしてくれ!いきなり出てきて空気を支配しくさって・・・・今回は俺がメインの回のはずだ!」

 

 

やっべ、ししょーの登場で三沢君の事完全に忘れてたわ

 

 

「これが天上院吹雪、デュエルアカデミアのキング(自称)・・・・聞いてたよりイイ男ねっ」

「タニヤっちぃ?!!」

 

 

「はははっ、僕の噂はセブンスターズにも轟いているようだね。当然と言えば当然か・・・・さて、三谷君」

「三沢です」

 

「そうか、宮木君」

「三沢です。もはや三すらない!」

 

「すまない、(男の)名前を覚えるのは苦手でね・・・・兎も角話は聞かせてもらった。だが、明日香とデュエルをしたければまず僕を通して貰おうか!本来クロノス先生の分の鍵は僕のだしね!」

「兄さん?!わたし新規貰ってから一向にデュエルしてないのに!!」

 

「安心してくれ明日香、駄作者のネタ張によれば次は君の出番だ・・・・あのネタ張程あてにならないものはないがね」

「そうなの?・・・・う~んしょうがないわね、今回は大人しくしてるわ」

 

「天上院家はメタの一族かっ!!てか天空にいたのに話どうやって聴いた?!」

 

「フッ、そこはジュンコ君のPDAを通話状態にしとけばチョロいものさ」

 

「んなアホな・・・・あっ?!本当になってる師匠の番号で!いったいどうやっ・・・・」

 

振り返ったら《幽鬼うさぎ》の奴がいて、『てへっ』ってウィンクして消えた。犯人コイツか・・・・

 

 

「いいだろう・・・・いずれ貴方も倒さねばならないと思っていたんだ!」

 

「フフッ、話が早くて助かるよ・・・・折角だ、君の望みの後押しをしてあげよう」

 

「俺の・・・望み?」

 

「僕達の領域に招待するよ、《JIOIN領域デュエル》にねっ!!」

 

 

私達がつっこむ暇もなく、奴が指をパチンと鳴らすと地響きのような音が近づいてきた。

そして気がつけば・・・・コロッセオの客席に大量の女子生徒達が現れた!!

 

 

「「「「待ってましたー!吹雪サマー!!」」」」

 

「「「「ブッキーお帰りー!!」」」」

 

 

私達「「「「ふぁっ?!」」」」

 

 

「なん・・・・だと・・・・どうしてこんな事に?!」

 

「ふっ、到着前にアカデミア内のアドレス登録済み女子全員に僕の帰還を知らせるメールを送信しておいたのさ。着陸予定地も一緒に載せてねっ!!」

 

「これがしたいが為に女子呼んだんっ?!手ぇ込み過ぎよ!しかもアンタ2年間行方不明だったのになんで元同級先以外のアドレスもしってんのよ?!」

 

「まぁ、兄さんだし・・・・」

「師匠ですし・・・・」

「吹雪だしな・・・・」

 

「あっ、はい・・・・」

「納得しちゃうんすか?!」

 

 

謎の説得力。

つか女生徒全員いるような・・・・あっ、購買部のセイコさんとか鮎川先生とかしまいにゃ査問委員会のきつ目のねーちゃんまでいるしっ!まじで島中の女性大集合だこれーっ?!

 

 

「ふっ、ふざけるな!自分に優位な立場を作り上げて何が望みの協力だ!!」

「三沢君もっと言ってやって~」

 

「何を言う。目立ちたかった、否。存在を証明したかったのだろう・・・・ならば勝ち取るがいいさ!この観客達(♀)の前で、この僕を打ち倒し!キングの称号をね!!」

 

「うっ、うおおおおおっ!!」

 

 

圧倒的ブッキーコールの鳴り止まぬ中、不条理と戦い続けてきた男・・・・

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

三沢大地(空気)は・・・・天上院吹雪(馬鹿)へと挑む!!

 

 

 

 

続くっ!

 

 

 

 






↓軽く茶番


「とゆうわけで・・・・僕は帰ってきた!」

「おい、師匠の番外編は?」

「一向に某カテゴリのOCG化情報が来ないため一旦更新停止らしいよ」
「アニオリ効果でやれば宜しいのに・・・・」

「ケッ、あーはいはいさいですか」


「ちょっ?!モモえも~ん。ジュン太君が久々に会えたのに超冷たいよ~」

「仕方ないよフブ夫君、ジュン太君はArcV版クロウの退場の仕方に理性が弾ける寸前なんだ」

「確かに酷かったね。仕方ないから僕達だけでやろうか・・・・」


「あんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すなあんなんなら出すな」


「ジュンコさんの呟きが某あんぱんみたくなってきましたがスルーしていきましょう。前回(?)はあんな話になってしまい申し訳ありませんでした、作者に代わって御詫び申し上げます」

「にも関わらず、謎アンケにも答えてくれた心の広い読者の方々ありがとう!返信があった事にも現状「アリ」だけって事にも驚きを隠せないがね」

「2つ名募集コーナーとか誰得ですものね。この小説のタイトルの時点でお気づきでしょうが、作者がネーミングセンス皆無故・・・・皆様気が向いたら協力していただけると助かりますわ」

「アウグストルアウグストルベストロウリィベストロウリィベストロウリィエクイテエクイテラニスタラニスタラクエルラクエルムルミロダリウスレティアリィスレイブスレイブ・・・・」


「あっ、ジュンコ君が何故か鳥剣闘デッキをいじりだしたぞ!?」
「雲行きが怪しくなってきましたね・・・・今回はこれまでっ!」

「次回もよろしくたのむよっ!」


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28羽 元親しい人よりも対戦相手を応援したくなる謎心理。

駄作者的に、当小説はコメディ6割デュエル3割残りその他のつもりで書いてます。


~前回のあらすじ~

 

<フライディングデュエル>・・・・それは、スピードの中で進化したデュエル。

嫁ジェットを用いそれを命掛けで実践しようとしてた馬鹿二人を、人々(KC社員)は、WDB(ダブルドラゴンバカ)と呼んだ・・・・り呼ばなかったり。

 

 

「って感じで、社長と空でデュエルしてたんだけどなかなか難しくてね~」

 

「ツッコミ所が多すぎるわー!!あんたらにかかればジェット機すらおもちゃ(デュエルディスク)かっ!!つかあらすじ乗っ取ってボケんな!!!」

 

「雲の上で衝突するドラゴンってのはいいものだよ?動画撮ってるけど見るかい?(撮影・ISONO)」

 

「吹雪さん!あとで俺のPDAに送信を!!」

「観たいんですか?!多分まともにとれていませんわ!磯野さん本当お疲れさまです・・・・」

 

 

え、え~とぉ・・・・三沢君闇落ちからの師匠飛来してデュエル開始しますって所ですはい、我々は客席引っ込んだ。

 

 

「・・・・始めても?」

 

「何時でも構わないよ挑戦者(チャレンジャー)!先行は君だ!!」

 

 

三沢 LP4000

 

吹雪 LP4000

 

 

「見せてやる・・・・俺の新たなる力を!」

 

「そういえば、皆はクロノス先生戦で三沢君のデュエル視たんだっけ。どんなデッキだったの?」

 

「なんだか知らないカードばっかり使ってたっすよ?」

「そうね、効果が把握しきれなくてクロノス先生後手後手で・・・・」

「気づいた時には手遅れ、とゆう感じだったな・・・・」

 

「・・・・ふ~ん?」

「なんか嫌な予感しますわね・・・・」

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード《召喚師のスキル》を発動する、デッキからレベル5以上の通常モンスターを手札に加える事が出来る!」

 

 

「へ~上級の通常モンスターが入ったデッキかぁ」

「なんだか意外ですわね、融合デッキかなにかでしょうか・・・・」

 

 

「俺は《クリフォート・ツール》をサーチ!!」

 

 

「「ぶっ?!」」

 

 

よりによってクリフォ?!ペンデュラムのデッキとかまた世間にばれたら面倒なデッキ使いやがって!!

「ジュンコさん!自分棚上げは止めて下さいまし」

「やはり貴様達は知っているのか・・・・」

 

 

「そして、このカードをペンデュラムゾーンにセッティング!!」

 

 

三沢君のデュエルディスクがガシャン★と広がりそこにツールを設置し始める、わざわざ自分で改造して作ったのねP(ペンデュラム)ゾーン・・・・案の定観客(♀)達も困惑してるなぁ。

 

 

「そしてツールのP効果を発動!ライフを800支払い、デッキより《クリフォート・エイリアス》を手札に加える!」

 

三沢 LP4000➡3200

 

「そしてエイリアスを通常召喚!クリフォート達の大半は、生け贄無しで召喚出来るが代わりにレベルが4となり攻撃力は1800まで下がる!」

 

『・・・・』

 

《クリフォート・エイリアス》星8➡4/地/機械/攻2800➡1800/守1000

 

 

「更に装備魔法《機殻の生贄(サクリフォート)》を装備し、攻撃力300アップ!カードを3枚セットしターンエンドだ!」

 

三沢 LP3200 H1

《クリフォート・エイリアス》(攻1800➡2100)

+《機殻の生贄》

セットカード×3

(P)《クリフォート・ツール》

 

 

 

「あれだ。永続魔法のように扱えるモンスターの効果で途切れる事なく後続を呼び、戦線を維持する」

「そして大量のセットカードで相手を迎え打つ、クロノス教諭はこれにやられたんだ・・・・」

 

 

はい、良く知っています。出たばかりの頃はまじで手がつけられなかった記憶しかないわ・・・・伏せの中には恐らく、つーか間違いなくアレがあるわね。

 

 

「なるほどね、絶好の滑り出しのようだ。僕のターン!」

 

 

「「「「「きゃあああああっ!」」」」」

 

 

師匠がドローするだけで歓声が上がる、う~んこのアウェイ感っ!三沢君を応援したくなるわね・・・・

 

 

「今回はいくら兄さんでも厳しいんじゃないかしら、相手は未知の存在・・・・対して兄さんは派手にやりすぎて大方戦略が露見しているわ」

 

 

未知の存在て・・・・あんたらがそんなんだから三沢君は弾けちゃったんだろね。

 

 

「《紅玉の宝札(いつもの)》!案の定手札にいる《真紅眼の黒竜(相棒)》を墓地に送って2枚ドロー!《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレア ドラゴン)》をデッキから墓地に送る。まずは様子見と行こうかっ!《レッド・リゾネーター》を召喚!このモンスターの召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚出来る!」

 

 

今回はリゾネーター入りの奴かぁ、シンクロメインで行くわけね・・・・どうでもいいけどリゾネーター系列可愛い、満足同盟(チーム・サティスファクション)のチューナー達の可愛さは異常。私的にBF達が一番だけどねっ。

 

 

「させない!ライフを1000払い、永続罠オープン《スキル・ドレイン》!!このカードがある限り、フィールド上で発動するモンスター効果を全て無効にする!!」

 

 

三沢 LP3200➡2200

 

 

「やはりあったか《スキルドレイン》!」

「あのモンスター群は俺の《光と闇の竜(ライトアンド・ダークネス ドラゴン)》のように自らの効果で攻撃力が変化している、無効にしてしまえば攻撃力は元に戻る為に相性がいいわけだ・・・・」

 

 

でしょうね~、あれだけ伏せればあるでしょ1枚ぐらい。や~ん、無効にしないで~とかガヤが聴こえるがさて、我らが師匠はどう出るか・・・・

 

 

「ならこうしよう、手札より速効魔法発動《エネミーコントローラー》!!」

 

「「まさかの(ですわね)」」

 

「コマンド入力!上上下下左右AB!!このコマンドにより、《レッド・リゾネーター》を生け贄に君の《クリフォート・エイリアス》のコントロールを頂く!」

 

「コマンド入力は必須なんかしらないけど・・・・これ通したら場ががら空きになって敗北濃厚よね」

「地味に嫌らしい手ですわね、リゾネーターもリリースエスケープでスキドレから逃れてますし・・・・」

 

「ぐぅっ・・・・カウンター罠オープン《マジック・ジャマー》!手札を1枚捨てて、その魔法効果を無効にする!」

 

「おや残念・・・・・だが《レッド・リゾネーター》の効果が墓地へ送られた事で有効になる!おいで、《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》!!これを生け贄にデッキから《真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)》を生誕させる、当然墓地発動は有効だ」

 

『ギャオッ』

 

「あれっ?前《真紅眼の黒竜》も呼んでたッスよね、なんでわざわざ下級の真紅眼なんだろ」

「上級モンスター呼べるからってそれが最良の手とは限らないでしょ、それに今回は'アレ'っぽいしね」

「確かに'アレ'ですわね・・・・言いたいだけシリーズの」

 

「「「「'アレ'?どれ?」」」」

 

 

「君の《スキルドレイン》を墓地へ送り、チューナーモンスター《トラップイーター》を特殊召喚!!」

 

『ギヒヒヒヒッ!!』

 

「なにぃ?!」

 

「このモンスターは相手フィールドの永続罠を墓地に送って特殊召喚出来るのさ!」

 

 

なんでそんなピンポイントなカード入れて事故らないんですかやだー、まぁ・・・・某キングイメージでたまたま入れていただけなんだろうけどね?

 

 

「刮目せよ!キングのデュエルを!!レベル4の飛竜にレベル4、チューナーモンスター《トラップイーター》をチューニングッ!!」

 

「あ、テンション上がってきてキング語録漏れだしましたわね」

「あれ言いたいが為に組んでたもん」

「キング語録って何?!」

 

 

「王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を視るがいい!シンクロ召喚!覇者の魂《レッド・デーモンズ・ドラゴン》ッッ!!」

 

『ウゴァァァァァァ!!』

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻3000

 

 

やっぱきたー、リゾネーター観た瞬間に訓練された方々なら察したわね?

「いやリゾネーター=レモンは安直過ぎるかと・・・・」

 

「シンクロモンスター・・・・攻撃力は3000かっ!だがそれならこちらの《クリフォート・エイリアス》の攻撃力は《スキルドレイン》と《機殻の生贄》とのコンボで3100だ!そもそも戦闘では破壊されなくなっている!!」

 

「そうなんだよね~、厄介この上ないよそれ・・・・使っていいのかなこれ、え?多分大丈夫?じゃあいいか!!」

 

 

「????」

 

 

多分精霊の誰かと会話中・・・・端から視たら完全電波だ、気をつけよ。

 

 

「シンクロモンスターフィールド上に存在するので手札から《シンクロン・リゾネーター》を特殊召喚ッ!」

『リゾ~』

 

「またチューナーか?!」

 

「ご明察。王の魂ここに昇華せん!レベル8の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》にレベル1の《シンクロン・リゾネーター》をチューニングっ!!深淵の闇より蘇りし魔王、その憤怒を解き放て!!《閻魔竜 レッド・デーモン・アビス》!!」」

 

『グガアアアアアッ!!』

 

《レッド・デーモン・アビス》星9/闇/ドラゴン/攻3200

 

「馬鹿なっ?!シンクロモンスターが進化しただと!!」

 

「浜口ィ!なんだあれはズルくないか?!スターダストにもああゆうのないのか!!」

「お、落ち着いて下さいまし羨ましいんですか?!」

 

サンダーもほんっとドラゴン好きよね・・・・アクセルシンクロォォォォ!とかどないせいちゅうねん、とりあえず/バスター辺りで満足してもらえば?それかバイクのる?

 

 

「行くよ、バトルだ!《クリフォート・エイリアス》を攻撃<アビス・レイジング・バスター>!!」

「攻撃力は僅かに劣ったが・・・・《機殻の生贄》を装備したモンスターは戦闘では破壊されない!」

 

「ふむ、その様子では攻撃宣言のタイミングは何もないようだね?《レッド・デーモン・アビス》のモンスター効果発動!フィールドのカード1枚の効果をエンドフェイズまで無効とする!《機殻の生贄》は無かった事になってもらう!」

「なん・・・・ぐわぁぁぁっ!?」

 

三沢 LP2200➡1800

 

「戦闘ダメージを与えた事で第2の能力を使う事が出来る、墓地のチューナーモンスター《レッド・リゾネーター》を守備表示で特殊召喚!このモンスターの特殊召喚成功時、フィールドの最も高い攻撃力の数値分のライフ回復!」

 

吹雪 LP4000➡7200

 

「ライフ7200・・・・だが《機殻の生贄》が破壊された事によりクリフォートカードをデッキから手札に加えられる、《クリフォート・アセンブラ》をサーチ!」

 

「更に手札より《銀龍の豪胞》を発動!その導きにより、墓地の通常ドラゴン族を復活させる!我が《真紅眼の黒竜》をね!!」

『ギャオォォォッ!!』

 

「そのままダイレクトアタックだ!!」

「舐めるなぁ!墓地の《超電磁タートル》を除外し、バトルフェイズを修了させる!!」

 

『え~!残念』

 

「《マジック・ジャマー》で捨てていたのか・・・・アビスの攻撃時に使わなかったのは、被害がここまで出るとは思ってなかったからかな?仕止め切れなくてこちらも残念だよ」

 

「早くターンを渡してくれ・・・・その余裕な表情を直ぐに崩してやる!!」

 

「余裕なんかないんだけどなぁ、手札もうないしむしろ崖っぷちなんだけど・・・・オーディエンスにそれを悟られるわけにはいかないからね!レベル7の《真紅眼の黒竜》にレベル2の《レッド・リゾネーター》をチューニング!!蒼き眼の好敵手(とも)の意志、我が紅き瞳の相棒(とも)に宿れ!シンクロ召喚!伝説を紡げ《蒼眼の銀龍》!!」

 

『クウォォォォ・・・・』

 

《蒼眼の銀龍》星9/光/ドラゴン/攻2500/守3000

 

「ぶ、《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト ドラゴン)》?!」

『違うわ!キサラちゃんもっと可愛いわ!!?』

 

「はぁ。ツッコミに困るね・・・・《蒼眼の銀龍》の特殊召喚時にフィールドに存在するドラゴン族は銀龍の加護を受け、次の僕のターンまで効果対象にならず効果では破壊されない!これで僕はターンエンドだ」

 

吹雪 H0

《レッド・デーモン・アビス》(攻)

《蒼眼の銀龍》(守)

 

 

ソワソワ「あれはカイバーマンが実際に使っていたモンスターじゃないか、素材にブルーアイズ指定なわけじゃないのか・・・・お、俺も使えたりしないのか?」

「ハァ・・・・今度社長か師匠に当たってみますわ。4枚以上生産してますかねぇ・・・・」

 

「えっ?!万丈目だけずりぃ!俺もあれ欲しい!!」

「俺もだ浜口君!!」

「わたしも欲しいわももえ!!」

「僕も!」

「オイラも!!」

「わたしも欲しいのニャ~」

「ワタシ~も・・・・」

 

え~・・・・(余計な事言うんじゃなかった)

 

全員じゃねーか!!?万丈目君以外実戦で出せないだろ多分・・・・でも青眼はどっちの世界でも1度は使いたいモンスター筆頭なのかな、やっぱ格好いいもんね?

私は前世で青眼ストラク買ってないからないけどモモは某G目当てで大量に買ってたからな・・・・他の原作特別カードみたく消えてなきゃ持ってそ、15枚くらい。

小声「失礼な、21枚です!!」

 

 

「これがアカデミアの双璧、キング吹雪(※自称)の実力・・・・いや、挫けはしない!俺は勝つんだ・・・・勝たなければならないんだ・・・・俺のタァーン!!」

 

「三沢っちー!負け・・・・「そうよー!三沢君やっちゃってー!!」

「師匠なんかボロクソのミソッカスに負かしておくんなまし!!」

 

「み、ミソッカスて・・・・」

 

 

「ちょっ、君達ィ!!?僕今回味方!味方サイドだからこっち応援してくれないと!!幾千の歓声よりも君達の罵倒が一番効くよ?!!」

 

「兄さんは貴女達に一体何をしてきたのかしら・・・・」

 

 

やー、だってさー・・・・

 

 

「ご、ゴホンッ!Pゾーンの《クリフォート・ツール》を機動する!ライフ800を犠牲にデッキのクリフォートをインストールする!!」

「残念だがそうもいかない!《レッド・デーモン・アビス》のカード無効能力は相手ターンにも有効だ!《クリフォート・ツール》の効果をデリートする!!」

 

三沢っち LP1800➡1000

 

「ぐっ、だが・・・・計算通りだ!バトルフェイズに効果を使用された時からこの状況は読んでいた!」

 

「へぇ、言うじゃないか三崎君」

「三沢です。もう覚える気すらないだろ!!レフトゾーンにスケール1の《クリフォート・アセンブラ》セッティング!見せてやる・・・・セブンスターズ各位に与えられる、漆黒の闇に染まりしカード!発動せよ《命削りの宝札》!!」

 

「「ぶっは?!」」

 

それ闇のカードかよ?!ある意味《幻魔の扉》とか《影衣融合》よりも厄介極まりないけども!!

 

 

「このカードを発動したプレイヤーは5ターン後全ての手札を失うリスクを負うが、手札が5枚になるようドロー出来る!!」

「リスクがリスクになってねーから!インチキ効果も大概にしやがれ!!」

 

「あれ程のレアカードを産み出すとは・・・・セブンスターズ恐るべし」

 

 

「行くぞ・・・・天上院吹雪!レフトのPゾーンにはスケール1の《クリフォート・アセンブラ》そしてライトゾーンの《クリフォート・ツール》はスケール9!これにより・・・・レベル2から8のモンスターが同時に召喚可能!」

 

「いかん!クロノス教諭を下したアレがくるぞ!!」

 

「顕現せよ、忘れ去られし機殻達!!《クリフォート・ゲノム》!《クリフォート・アーカイブ》!!そしてEXデッキより蘇れ《クリフォート・エイリアス》!!」

 

《クリフォート・ゲノム》星6/攻2400 ➡1800

《クリフォート・アーカイブ》星6/攻2400➡1800

《クリフォート・エイリアス》星8/攻2800➡1800

 

 

上級モンスターを同時に召喚した?!しかも倒したハズのモンスターも復活してるぅ!など、観客達は初見ありきたりな反応を見せる中、うちら(転生組)3人は同時に同じ想いを抱いていた・・・・

「「「(やべっ、社長と会長にばれたらどうしようっ!!)」」」

 

 

「やっと表情が動いたな・・・・しかしこのままセオリー通りの展開をしても銀龍の加護を受けたドラゴン達は突破出来ない。だからここでこいつを使う!ラストリバースオープン!罠モンスター《機殻の凍結(クリフォートダウン)》!!」

『ッ!!』

 

「このカードは発動後モンスターカードとして扱い、'アポクリフォート'召喚の際に3体分の生け贄として扱える!!」

「んなっ、3体生け贄だって?!」

 

「そうだ・・・・《機殻の凍結》を3体分の生け贄として捧げ・・・・クリフォート最強のモンスター《アポクリフォート・キラー》を機動させる!!」

『ッッ・・・・ッッッッ!・・・・ッ-ッ!』

 

《アポクリフォート・キラー》星10/地/機械/攻3000/守2600

 

 

「なっ、なんだあの禍々しい殺気を放つモンスターは!!」

「レベル10、攻撃力3000のモンスターだって?!!」

「(アイツ、どっかでみたような・・・・シェ、シェキナー・・・・うっ、頭が・・・・)」

 

「けど兄さんの《レッド・デーモン・アビス》の攻撃力は3200よ、大層な勢いで出した割りには状況の解決にはなっていないわね」

 

 

いや、それがね~

 

 

「キラーは全てに終わりをもたらす最凶の破壊兵器!魔法・罠カードの効果を一切受け付けず、レベル及びランク10未満のモンスターが放つ効果も無効化する!!そして特別召喚モンスター全ての攻守を500ダウンさせる!!」

 

「はいっ?!」

「いっ、至れり尽くせりなんだなぁ・・・・」

「まさに噂に聞く、神のカードに近しい能力ナノ~ネ」

 

 

OCG次元じゃ「何故幻神獣にこの効果持たせなかったんだよコ⚫マイ!!」

「ぽっと出の奴に神耐性持たされても全然嬉しくねーから!」とか散々だったわね・・・・

 

 

「そして機動効果を発動する、相手は手札及びフィールドからモンスターを一体選び、墓地へ送らなければならない・・・・ならないんだ!!」

「対象を取らせない強制効果・・・・すまない、《レッド・デーモン・アビス》を墓地へ送る」

 

「そうか、手札が0だからフィールドからモンスターを犠牲にするしかないんだ!」

「今の吹雪さんにはこの上なく厳しいモンスターだな、強固な耐性や無効効果も絶対ではない・・・・」

 

「バトルだぁ!《アポクリフォート・キラー》よ、《蒼眼の銀龍》を滅ぼせぇぇぇぇ!!」

 

『クウォォォッ!!』

 

「うぐっ、助かったよ・・・・ありがとう銀龍」

 

「まだまだだ!ゲノム、アーカイブ、エイリアスのダイレクトアタァック!!」

 

「うわぁぁぁぁぁっ?!」

 

吹雪 LP 7200➡1800

 

「あと1体クリフォートを展開出来ていれば勝ちだったが・・・・命拾いしたなキング殿」

「あ、生憎・・・・しぶとさには自信があってね・・・・」

 

 

息も絶え絶えに強がるあの男・・・・ってあれ?結構平気そう?

 

 

「減らず口をっ!フィールド魔法《機殻の要塞(クリフォートレス)》を発動!これによりクリフォートをもう一度召喚する権利が与えられる・・・・3体のクリフォートを生け贄に、2体目の《アポクリフォート・キラー》を機動させるっ!!」

 

「2体目ェ?!」

「攻撃力1800を棒立ちさせるよりかは、凶悪な耐性で圧殺しにきたか・・・・」

 

「クリフォート達は生け贄にされた際に様々な効果を発するが・・・・今は効果対象自体が存在しないからな。だがエンドフェイズに《クリフォート・アセンブラ》のP効果が発動する。このターンに生け贄にされたクリフォートの数、つまり3枚ドロー!これでターンエンドだ!!」

 

三沢 LP1000 H3

《機殻の要塞》

《アポクリフォート・キラー》(攻)

《アポクリフォート・キラー》(攻)

 

「(やった!《ハネワタ》のカードを引いたぞ!これでバーン効果を連打でもされない限り・・・・勝った!!)」

 

 

「ああ・・・・ここまでかぁ」

「折角途中までは押せ押せでしたのに、残念でしたわねぇ」

 

「ちょっと!貴女達が向こうを応援なんかするから負けちゃうんじゃない!」

「そうっすよ!これで残る鍵はあと3つ!」

「幻魔が復活しちゃうんだなぁ!!」

 

 

「はっ?」

「何を言っているのですかあなた方・・・・」

 

「「「「へっ?」」」」

 

 

「惜しかったってのは、三沢君の方よ?」

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

「クックックックック、いいねぇ・・・・いい感じだよ・・・・」

 

「な、何をバカみたいに笑っている!追い詰められて可笑しくなったのか!!」

「その通りさ!やはりデュエルはこうでなくては面白くない!!」

 

 

「バカみたいではない」

「馬鹿だ!・・・・ですわ」

「妹的にも否定出来なくなってきたわ・・・・兄さん」

「吹雪・・・・はぁ~(ため息)」

 

 

「追い詰められて面白いだと?!ふざけるのも大概にしてくれ!!」

「余裕がないねぇ・・・・まるで追い詰められた時の<アイツ>だ」

 

 

ギクッ?!

 

 

ブツブツ「口は悪いくせに気は弱くてすぐ独りで空回りして落ち込んでど~も放っとけない」

 

 

「なんか小声でぶつぶつ言ってるようだけど、あの人大丈夫なのか?」

「た、多分大して意味ある事言ってないでしょ・・・・」

 

 

ブツブツ「そうそう無駄に優しいくせに妙に突っ張っちゃって周囲に誤解されていっつも孤立して・・・・」

「モモえも~ん?!!急に呟きだしてどうしちゃったのかなぁ!!」

 

「なんとなく師匠からテレパス的なモノを感じましてつい・・・・」

「変なモン受信すんな!素直に三沢君の応援しましょ?!」

 

「吹雪さんの応援じゃないのな・・・・」

 

 

あいつの言う<アイツ>って、アイツの事しかないわよねぇ・・・・辞めてくんないかな、とっくの昔に・・・・<割り切った>のに。

 

 

「こっちを視ろ!デュエルを放棄する気か!!」

 

「・・・・おっとすまない。大切な奴、じゃない女性の事をつい思い出してしまってね?今やるよ・・・・ドロー」

 

 

「そうだそれでいい、せいぜい俺の《アポクリフォート・キラー》達に倒される壁役でも並べるんだな」

 

「・・・・《真紅眼の飛竜》をデッキに戻し墓地の《伝説の黒石》を手札に加える。《闇の誘惑》で2枚ドロー、《伝説の黒石》を除外》。う~ん《貪欲な壺》!デッキに戻すのはチューナー三種類とレベル9のシンクロ体2種、からの2枚ドロー!!」

 

 

「手札を3枚まで稼いだか・・・・だがあれだけで、あの神のような耐性を持つモンスター2体を突破出来るのか?」

「充分じゃないでしょうか、ねぇジュンコさん?」

「ふぇ?!う、うん・・・・そうね」

「・・・・?」

 

 

「ふむ・・・・もういいだろう!魔法カード《死者蘇生》!蘇れ《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!!」

 

『グオォォォォッ!!』

 

『えー!あたしじゃねーのかよ!?』

「いや、だってねぇ・・・・」

 

「攻撃力3000といえど!所詮レベル8!更にキラーの弱体化能力が二重に加わり攻撃力はわずか2000だ!!」

 

「やれやれ、せっかちでは女の子にモテないよ?《チェーン・リゾネーター》召喚!この召喚成功時にシンクロモンスターが存在する時、デッキより仲間のリゾネーターを呼び出す!《ミラー・リゾネーター》を特殊召喚!!」

 

『リゾッ』

『リゾッ?!』

 

「2体のチューナー?合計レベルは・・・・ま、まさか!!」

 

「その、まさかだよ!レベル8の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》にレベル1のチェーンおよび、シンクロン・リゾネーターをダブル・チューニング!!」

 

「だ、ダブル・チューニングゥ!!?」

「うぉい?!」

「いいんですかねあれ・・・・」

 

 

「王者と悪魔、今ここに交わる。赤き魂に触れ、天地創造の雄たけびをあげよ!シンクロ召喚!現れよ!《レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント》!」

 

『グウオォォォォッ!!』

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント》星10/闇/ドラゴン/攻3500/守3000

 

 

「またレッド・デーモンズの進化体だと?!なんてうらやま・・・・けしからん!!」

「万丈目様・・・・嘆かわしや」

 

「攻撃力3500・・・・いや、問題はそこじゃない!」

 

「察したようだね、このモンスターのレベルは10!よって、キラーの耐性を貫いて効果を適用出来る!!その効果は・・・・全てのカードを破壊する!!」

 

「さっ、させるかぁ!手札より《エフェクト・ヴェーラー》を捨てる!その効果を無効にする!!」

 

 

おっ、スキドレと被って入れにくいと思ってたけど・・・・こりゃ勝負はわからないかな?

 

 

「ならば手札より《古聖戴サウラヴィス》を捨てて効果発動!僕のモンスターを対象とする、あらゆる効果を無効とする!!」

 

 

「ばっ、馬鹿な!これをかわすなんて!!」

 

「真の覇者の力を知れ!<アブソリュート・パワー・インフェルノ>!!」

 

 

響き渡る咆哮、紅く染まる景色、視界が晴れた時にはもう手遅れ。

 

「そ、そんな・・・・俺の最強モンスターが・・・・全滅・・・・」

 

「これで終わりだね、《レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント》でダイレクトアタック!<獄炎のクリムゾン・ヘルタイド>!!」

 

「ちっ、ちっくしょおぉぉぉぉっ!!」

 

三沢 LP1800➡0

 

 

WIN 吹雪

 

 

「キングは一人!この僕だ!!」

 

 

「「「「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」」

 

 

あのキング語録なんとかなんないの?腹立つわ~。兎も角三沢君、貴方はよくやった

「眠りにつくがいい、じゃないんですから・・・・」

 

 

「な、何故だ・・・・何故こんなインチキ気味た強力なカードを使って勝てない・・・・プレイミスもなかった!油断なんて微塵もしてない!なのに何故!何故勝てないんだ・・・・」

 

 

ガックリと項垂れる三沢君・・・・あれ?闇ゲじゃなかったのこれ、物理ダメージなさそうなんだけど。

 

 

「あの三浦って奴、インチキまでしてブッキーのライフそこそこ削った程度じゃん。スッゲ~弱いんじゃない?」

「だよね~。なんか色々派手だったけど、三佐波君って子実質2ターンで負けるよね~」

「えっらそうに挑戦しといてね~、三澤よっわ~」

 

 

「あんだとコラ」

気づけば観客(♀)達が似たような事を言い出していた。あんたら実際にあの馬鹿者、じゃなくて化け物に対峙したわけじゃないのに好き勝手言い過ぎじゃね?2ターン持ったって・・・・割りとスゲーのに。

 

「おのれ、三沢っちの覚悟を何も知らずに・・・・」

「まぁまぁ、何も知らない方々ですし雑音は無視しましょう」

 

 

「三沢君・・・・」

「三沢です!ってあれ?」

 

「そう、三沢君・・・・君のデュエルは素晴らしかった、戦略も戦術も・・・・」

 

※モ「だが、まるで全然!」

※ジュ「この僕を倒すには程遠いんだよねぇ!!・・・・ってか?」

 

「だから君達ィ!どっかで聴いたフレーズで邪魔するの止めてくれないかな?!!」

 

 

「素晴らしかった!で、つい・・・・」

むしろ客席のコントを拾うアンタの聴力がすげーよ。とは面倒なんでつっこまないでおこ・・・・

 

 

 

「オホン!・・・・君のデュエルには1つ、決定的に足りないモノがある」

 

「足りないモノ・・・・」

 

 

「そう、それは・・・・<愛>だ!!」

「<愛>・・・・だと・・・・」

 

 

出た、師匠の謎理論SP。前も似たような事言ってなかったっけ?

 

 

「デッキのインチキ度数で言えば僕も似たようなものさ。今回はシンクロモンスターの連打だったからね・・・・だが僕は愛の無い、闇のカードなどで組んだデッキには絶対負けない。いや、負けてあげるつもりはない」

 

「愛・・・・言い換えれば自分のカードへの信頼、俺は・・・・カードの力しかみていなかった?!」

 

 

あ、あの~。多分セブンスターズが使ってるカードの大半ってアンタの忘れ物・・・・なんて言えないしなぁ。

 

 

「クッ・・・・完敗だ・・・・所詮、俺ごときは道端の雑草。王者に・・・・いや、そもそも目立ちたいと思う事事態がいけなかったんだ。役不足なんだ・・・・」

「そんな事はないさ」

 

「し、しかし貴方にも聴こえるだろう?!俺を否定する観客達の声が・・・・」

 

「僕はこうゆう苛め気味た否定は嫌いだ。そもそも彼女達は、君の事を何一つ知らないとゆうのに」

 

 

何かぶつくさ言いながら奴さんは懐に手を突っ込むと、そこから何故かマイクを取り出して語り始めた。

 

 

≪え~、御来場の淑女及びその他大勢の方。今のデュエルは如何だったでしょうか?≫

 

「?!!」

 

「こ、このコロッセオに音響設備などないはずだが、何故マイクの音が響くのだ?」

 

 

タニアさんびっくり、まぁ大方真紅眼ジェットに搭載されてんでしょーね。飛来してくる時もマイク音声してたし・・・・それを精霊達に移動させたんじゃないかしら。

 

 

≪観たことも聴いた事もない<ペンデュラム召喚>!さぞ驚かれたと思います・・・・それもそのハズ!この摩訶不思議な召喚は当方初公開!シンクロ・エクシーズに続く次世代の召喚方法なのだからね!!≫

 

「あ、あの~吹雪さん?」

 

≪そして!扱いやバランス調整が難しいこのニューウェーブを、I2社から皆に伝える使命を帯びた男こそがこの!三沢大地君なのだよ!!≫

 

「「「「「ナッナンダッテー?!」」」」」

 

 

「まじかよ?!三沢すっげー!!」

「俺はお前の純心さが凄いわ・・・・三沢本人が一番驚いた顔してるぞ」

「えっ、あれ嘘なの?!」

 

 

あー・・・・なんとなく思惑が解ったわ。

 

 

≪本来、皆に伝えるのはもっと先になるハズだったのだが・・・・彼のたっての希望でデュエルアカデミアの諸君に先行公開となったわけだ。少々デュエルが過激過ぎて短期決戦になってすまない!皆三沢大地君に盛大な拍手を!!≫

 

 

「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」」

 

 

「えっとお・・・・あ、ありがとー!!」

 

 

イケメンがちょっとフォローしただけで壮大な手のひら返しである。

こうして、ペンデュラムの創始者(?!)として学園中に知れ渡ってしまった三沢君。今後の彼の、運命やいかに・・・・

 

 

続く、のかなぁこれ。




折角の出番なのに、あんまり輝けなくて三沢ファンの方々には申し訳ないと思っています。
あと2~3ターンは書くつもりだったのに


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29羽 あんだけ人気あれば、同じくらい怨まれもするわよね

はいどうも、突然ですが以前アンケートで出したいって言ってたキャラの一人が登場します。




前回のあらすじ

 

エンタメデュエリスト三沢誕生(大嘘)

 

 

 

「明日香ァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

「キャアァァァァァァァァァァァァッ?!!なんなの兄さん!!」

 

 

突然ですが、事案です・・・・じゃなくて、前回のデュエル終了時に明日香が吹雪様(馬鹿)の所に駆け寄ろうとしたら全力でハグされる明日香の図。

 

 

「やっと・・・・やっと明日香に会えた・・・・この手で届く距離に・・・・」

 

 

な、泣いてる?!

そーいや行方不明から帰還してから、なんやかんやで直接触れあえてはなかったんだっけ。

・・・・良かったね、二人共。

 

 

「もう、兄さんったら・・・・お帰りなさい」

 

「ただいま、明日香・・・・」

 

 

ちょっと兄弟愛にウルッときそうになった、その時であった。

 

キング携帯<パ~パ~パ~パ~パパパ~パパパパバ(遊戯王DM・神の怒り)

 

 

「いけない!この着信音は!!すまない明日香!!」

「えっ?」

 

「はいもしもし!貴方の心の清涼剤。フブキングの携帯です!!」

「どんな出かたよ!知り合いじゃなかったら恥ずかしいだろ!!」

 

 

明日香から離れた上、私のつっこみにも反応せず電話に対応する師匠。まぁ相手が相手だからしょうがないわよね・・・・

「わたくし達の着信音も同人物からのは同じ設定にされてますからね、1発でわかりますわ」

 

 

「あっはい!はい?僕だ!!ああ、はい!それは彼です!ええ、彼です!いいえ彼です!!えっ?わかりました直ぐにでも!!」

 

 

読者の皆様も会話の内容と相手を想像してみてください・・・・まぁ無理か。

 

 

「よし!逝くぞ三沢っち!!」

「えっ?何処へですか吹雪さん!とゆうか三沢っち!?」

 

 

「当然・・・・海馬コーポレーションさ!」

「えええええっ?!」

 

 

唐突な拉致宣言である、そして愛称をつけて心の扉を強引に閂を使って抉じ開けにかかった・・・・!

 

 

「カモン!我が《真紅眼の黒竜》よ!!」

 

そう彼が宣言すると、島のどこに泊めてあったか定かではない嫁ジェットが我々の頭上まで来ているではないかっ!?

 

 

うちら「「「「「えええええっ?!」」」」」

「なんでよ!なんで呼んだだけで飛んでくんのよあれ音声認識?!」

 

「はっはっはっ、縄ハシゴを登りながら説明しよう!我が(真紅眼)ジェットは《真紅眼の黒竜》本人の精霊を憑依★合体させる事により自動操縦する事が可能なのだ!社長には秘密だよ?」

 

「そこは非ィ科学的なんかいいいいい!!てか憑依★合体て古りーよ読者の何割がわかんのよ!!」

 

「しかもかなり序盤の戦術ですわ?!機械と合体ならオーバー★ソウルでしょうに!」

「そこは問題じゃないっ!」

 

 

「解った方は多分駄作者と同年代だっ!では三沢大地は頂いていく・・・・残念ながらさらばだっ!歴戦のデュエリスト達よ!!」

「会話が全く理解出来ないが、助けてくれぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

「どこのパラドッ⚫スじゃアンタはー!!」

「三沢様のご冥福をお祈りしましょう・・・・」

 

 

そんなわけで、我々が唖然とする中。颯爽と三沢君を脇に抱え、ジェットに乗り込み飛んで行かれました、多分社長の元へ。

・・・・余談だが、三沢君に嫉妬の声が客席から殺到した。

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

翌日の夜。

突然ですが、私とももえは明日香に話があると言われ呼び出されました・・・・灯台部、港の灯台に。

 

 

「ごめんなさいね、突然呼び出したりしちゃって・・・・」

 

「別にいいけど、わざわざこんな場所でなんの話?十代を賭けての決闘なら何時でも受けて立つわよ?」

「こんな台詞がナチュラルに出てくる異常性に、何方か突っ込む役が欲しかったですね・・・・」

 

 

いや~明日香からの呼び出しつったらそれかな~と。そしてトップクラスに異常なアンタが言うな、と一応脳内でつっこんどくわ。

 

 

「現在573戦236勝236敗1引き分け、その件に関しては次の機会に決着をつけるわ」

「573戦て、何時の間にそれだけやり合ってるんですか・・・・」

 

「勝負の内容は多種多様だからね、アンタがいない間にも、うちらは闘い続けてるのよ」

 

 

料理、洗濯、お裁縫。スポーツや勉学等、ありとあらゆる種目で勝負してます。

前世補正がある私に対して家事や勉学は明日香に分があるのが結構悔しかったり・・・・体力系なら私が俄然勝ってるんだけどね~。

「おい・・・・デュエルしろよ。」

 

 

「話をもどそっか、用件は結局何?」

 

「・・・・単刀直入に言うわ、貴女達、兄さんもだけど・・・・何者なの?」

 

「「はいっ?!」」

 

 

質問の意味が、よく・・・・

 

 

「聴こえなかったかしら、もう一度言うわ・・・・貴女達は何者?」

 

 

「いやいやいやいや・・・・急に何を言い出してるのよ明日香サン」

「そうですわ、わたくし達以外の何者に見えますの?」

 

「もしかしてセブンスターズが変装した偽者?!みたいに考えんの?ないから、偽者じゃここまで個性再現出来ないから・・・・主にモモは」

「失敬な!ジュンコさんのツッコミスキルも見よう見まねじゃ再現出来ませんわ!!」

「私の一番の個性ってツッコミ?!他もーちょっとなかったんか!!」

 

「いい加減にして!!!」

 

 

怒られた、普段の悪ノリは通用しないようだ。

 

 

「・・・・やっぱり、貴女達おかしいもの。中等部卒業までは変わった所なんてなかったのに・・・・急にシンクロモンスターだの使い出すわ、やたらにツッコミをするようになるわ、二人だけで内緒話ばっかりするようになるし・・・・」

 

「そ、それについては前話たじゃん?」

 

「それだけじゃない!二人共兄さんといくらなんでも親しげ過ぎるわ!最初に兄を紹介したのは中等部の一年の時、その時は顔を見てキャーキャー言ってるだった。それから兄が行方不明になったのはわたし達が中等部2年・・・・兄が中等部の間しか係われる時間はなかったハズ。けど中等部の頃って、わたし達ほとんど一緒だったわよね?」

 

「で、ですからその頃休日などで、明日香様に内緒で特訓を・・・・」

「わざわざわたしに隠す必要あったの?・・・・・休日もわたし達はよく一緒にいた、そんなに兄と係われたの?貴女達と兄は・・・・もう何年も何年も一緒に居る。そんな間柄にしかわたしは見えないわ」

 

「私は・・・・私達は・・・・」

 

 

「それにジュンコ。貴女、自分の事・・・・「私」なんて言ってた?」

 

 

ッッ!!?

 

 

「ごめんなさい、こんな些細な変化気にする方が変よね・・・・二人だけで強くなって、兄さんと一緒に、わたしを置いてけぼりにしちゃうんじゃないかって・・・・」

 

 

思えばずっと悩んでいたのだろう、「私」達の変化に。

どう応えればいいのだろう、いっそ秘密を暴露して楽になりたい・・・・けど、何言ってんだコイツと鼻で笑われるのがオチだ。

だけど!私達は転生とか細かい事は置いといて、明日香の友人でありたい・・・・

 

「あのね、明日香。私達・・・・」

 

 

 

 

 

 

『その話、私にも聞かせてもらえる?』

 

「だっ、誰?!」

 

突如、神秘的な声が私達の頭に響いたかと思うと眼前に謎の人物が出現した。

 

『我が名は<プラナ>、セブンスターズの新たな資格・・・・』

 

プラナと名乗るその怪人物は全身シルバー★なサイバースーツを身に纏い、前が見えなさそうな仮面をつけていた。

ん?プラナ・・・・プラナァ?!

 

 

『天上院吹雪を追ってこの学園まで来たが、本人はまた消え去ったようだな・・・・だが噂の妹と弟子にめぐり逢えるとは丁度いい。弟子達の方は捕らえて餌にでもなってもらうか』

 

 

なんかすごく物騒な感じの人だー?!つーかこの人多分あの人よね、他にこんな格好する奇抜な人居ないもんね?!

 

 

「あら、突然現れてなんなのアナタ。ジュンコとももえを人質に兄さんを誘き出す?・・・・じゃあ、兄さんの最愛の妹たるわたしはどうするのかしら」

「明日香、自分で言ってて恥ずかしくない?夜の灯台でテンション上がってる?」

 

「茶々を入れないで!どさくさで逃げたら承知しないからね二人共!!」

 

『最愛の妹、か・・・・お前は消す!!さぁ、デュエルの時間だ!!』

 

「いいでしょう、アナタが何故兄をつけ狙ってるか知らないけど・・・・消すと言われて消される程、柔な妹じゃないのよわたしは!!」

 

 

「『デュエル!!!』」

 

 

 

プラナ LP4000

 

明日香 LP4000

 

 

 

『先行はもらう、ドロー!』

 

 

プラナを名乗る者、果たしてどんなデュエルをするのか・・・・攻撃力8800P(パルス)!しか印象にないのよね。

 

 

『まずは《手札抹殺》!互いに全ての手札を捨て、互いに5ドロー・・・・フィールド魔法《ブラック・ガーデン》を発動!!』

 

 

奴がデュエルディスク(良かった普通のだ)にカードをセットすると、灯台部防波堤が黒い棘につつまれる。フィールド魔法《次元領域》とかじゃなかった。安心安心・・・・

 

 

「こっ、これは?!」

 

『ここはブラックガーデン。モンスターの命を養分に、花を咲かせる魔界の花園・・・・もっとも、すぐに枯れてしまうのだけど』

 

 

小声もん「どこの魔女様ですかね」

ry「案外ポエミィね、案外中身は全くの無関係だったり?」

 

 

『行くぞ・・・・《マスマティシャン》を召喚、効果により《ジェット・シンクロン》を墓地に送る。手札のカードを墓地に送り《ジェット・シンクロン》を自信の効果で復活させる』

 

 

坦々とモンスターを展開していくプラナ、そのモンスター達に黒い棘が絡みつく・・・・爺さん縛っても誰も喜びませんよ?

 

 

『棘に絡めとられたモンスターの攻撃力は半分となり、その養分で、貴女のフィールドにブラックローズ・トークンを生み出す。』

 

《ローズ・トークン》×2 星2/闇/植物/攻800

 

 

「モンスターのステータスを下げて、わたしの場にトークンの精製?まだよく解らないわね・・・・」

 

『ブラックガーデンの効果を発動!このカードと全ての植物族、ローズ・トークンを破壊し、破壊したトークンの攻撃力の合計1600と同じ数値のモンスターを墓地より甦らせる!現れろ・・・・《流星方界機デューザ》!!』

 

『ドンッッ★』

 

《流星方界機デューザ》星4/光/機/攻1600

 

 

デューザッ、あいつやっぱり・・・・あの娘なのっ?!

 

 

「何このモンスター、不思議な雰囲気・・・・」

 

『始めるぞっ!デューザの出現によりデッキの《方界合神》を墓地に送る!レベル4のデューザにレベル1の《ジェット・シンクロン》をチューニング!シンクロ召喚!出現せよ彼方の力《TG(テックジーナス) ハイパーライブラリアン》!!』

 

『ハァッ!!』

 

《TG ハイパーライブラリアン》 星5/闇/魔法使い/攻2400

 

 

「げっ、鬼畜司書?!」

「明日香様!手札に何か止める手段はありませんの!?」

 

「あのモンスター何か不味いの?!残念ながら今は・・・・」

 

『もう遅い!墓地の罠カード《方界合神》の効果が発動する、方界モンスターがこの次元から消失した際・・・・デッキから方界モンスターを特殊召喚する!再び出現せよ、デューザ!再び方界合神を墓地へ!』

 

 

「これってもしかして・・・・」

 

『《マスマティシャン》を手札に戻し《A・J(アーリージェネクス)・バードマン》を出撃!レベル4のデューザにバードマンをチューニング!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル7《カラクリ将軍無礼(ブレイ)》!!』

 

『イヨォ~ッ!!』

 

『無礼はシンクロ召喚時にカラクリモンスターをデッキからお供に呼び出す。《カラクリ守衛参壱参(サイザン)》を特殊召喚、そして再び合神が起動しデューザ再臨!《方界(カルマ)》を墓地へ!ライブラリアンが存在する時、シンクロ召喚時に1枚ドロー!墓地の《方界業》は除外する事で方界カードを手札に加える《方界胤ヴィジャム》を手札へ。レベル4の参壱参とデューザをチューニング!シンクロ召喚!出陣せん!レベル8《カラクリ大将軍無礼怒(ブレイド)》!!』

 

『アッパレ!!』

 

『大将軍無礼怒も召喚時にお供がつく、2体目の参壱参!ライブラリアンで更にドロー!そして《死者蘇生》を発動。墓地のデューザを復活させ再び《方界業》を墓地へ!再び除外し《方界帝 ゲイラ・ガイル》を手札に!この2体でシンクロ召喚!2体目の大将軍無礼怒!!そしてお供に《カラクリ参謀 弐四八(ニシパチ)》!1枚ドロー!レベル5のライブラリアンにレベル3の弐四八をチューニング!!シンクロ召喚!降り来たれ《ゼラの天使》!!』

 

 

《カラクリ将軍無礼》星7/地/機械/攻2600

《カラクリ大将軍無礼怒》星8/地/機械/攻2800×2

《ゼラの天使》星8/光/天使/攻2800

 

「な、なによこれ・・・・ジュンコのBFやももえの水精燐より展開力上じゃないの?!」

 

『・・・・これで終わりと思うな。将軍無礼、第2の効果発動、大将軍無礼怒を守備に変更する。この瞬間!大将軍無礼怒、2体の効果発動!モンスターの表示形式が変更された事により1枚ドロー出来る、よって2枚ドロー!!』

 

「あれだけ展開して手札がむしろ増えてんだけど・・・・8枚て」

「初動が若干難しいとはいえ、一度火がつけば止まらない。そんなデッキですわね・・・・」

 

『我が怒りを知れ!無礼怒2体と《ゼラの天使》でオーバーレイッ!エクシーズ召喚!激情の指導者《熱血指導王 ジャイアントレーナー》!!』

 

『ン熱血指導ダァ!!』

 

《ジャイアントレーナー》★8/火/戦士/攻2800

 

 

全然似合ってないモンスター繰り出してきたぁー?!けどこれ不味くない?

 

 

『ジャイアントレーナーのモンスター効果、ORU(オーバーレイユニット)を消費する度に1枚ドローし、それがモンスターなら800ポイントのダメージを与える。3連続発動1枚目《悪夢再び》、2枚目《アイアン・コール》、3枚目《RUM(ランクアップマジック) バリアンズフォース》・・・・チッ、運の良い奴だ』

 

 

「なんとかダメージはなくてすんだけど・・・・」

「手札が12枚、デッキの性質上回転させるカードに枠を割いてそうですがとんだアドバンテージ差ですわ・・・・」

 

『《RUM バリアンズ・フォース》を発動!このカードは、フィールドのモンスターをカオス化させ、ランクアップさせる!!カオス・エクシーズ・チェンジ!《CX(カオスエクシーズ) 熱血指導神 アルティメットレーナー》!!』

 

『ンン熱血指導ダァァァァァ!!』

 

《アルティメットレーナー》★9/火/戦士/攻3800

 

 

『このモンスターも先の形態と同等の能力を持つ、ORUを消費し1枚ドロー・・・・引いたのは《エフェクト・ヴェーラー》。よって800ポイントのダメージだ!!』

 

「きゃぁぁぁぁっ!これが・・・・闇のデュエルのダメージッッ・・・・」

 

明日香 LP4000➡3200

 

「明日香!大丈夫?!」

 

「平気よこれくらい・・・・貴女達が今まで闇のデュエルで受けた傷と比べたら、とんだカスリ傷だわ!」

 

 

『減らず口を・・・・だが、それもすぐに絶望へ変わる。手札抹殺で墓地に送られていた《方界業》を除外し《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》を手札に加える。そして《アイアン・コール》で墓地から《カラクリ参謀弐四八》を特殊召喚・・・・レベル7の《カラクリ将軍無礼》にレベル3の弐四八をチューニングッッ!!』

 

 

この状態で合計レベル10って、もしかして・・・・

 

 

『天よ、運命よ、事象の理よ!巡る天輪に乗せ此処に結実せよ!我が闇が紬し力の結晶、光と変わりて降臨せよ!!シンクロ召喚!!《天穹覇龍ドラゴアセンション》!!』

 

『グオオオオオオッ!!』

 

 

 

「うわーっ!?凄いのだしてきたー!!」

「あの・・・・先行1ターン目ですよね?」

 

『《ドラゴアセンション》の攻撃力は、シンクロ召喚時の手札の数×800ポイント!そして我が手札は11枚!よって・・・・』

 

《ドラゴアセンション》星10/光/ドラゴン/攻?➡8800/守備3000

 

 

「はっ、はっせんはっぴゃくぅぅ?!」

 

 

デューザじゃないけどマジで出して来やがった!!

 

 

『真の闇のデュエリストの力を知れ!手札の《方界曼陀羅》《方界胤ヴィジャム》《方界帝ゲイラ・ガイル》を公開することにより特殊召喚!光を喰らい、世を眩ませ!《暗黒方界神 クリムゾンノヴァ》!!』

 

《暗黒方界神クリムゾンノヴァ》(攻3000)

《熱血指導神アルティメットレーナー》(攻3800)

《天穹覇龍ドラゴアセンション》(攻8800)

 

 

『この力で、今度こそ必ず倒す・・・・我が兄を葬った憎き敵。天上院吹雪、ダークネスを倒してみせる!!!』

 

 

 

 

突如、ジュンコ達の前に現れた新たなセブンスターズ<プラナ>。

圧倒的な力を見せつける彼の敵に、明日香は対抗出来るのか。彼の言葉の深意とは。次回に・・・・続くっ!(ももえダミ声)

「雰囲気台無しじゃねーか最後ッ!!」

 




勢いで出してしまいました、話がかなり強引なのは自覚してます。



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30羽 やっぱ堕ちればいいってもんじゃない。

はいどうも、なんとなくID変えました。

最近ジュラゲドよりこっちのが使用頻度高い。

タグに今更感があるものが増えてますがお気になさらず


・その頃の三沢君。

 

「ふぅん、貴様が凡夫の言っていたペンデュラム召喚の三宅か・・・・」

 

「み、三沢です」

 

「ワァオ!とてもスリーポイントシュートが得意そうデ~ス!!」⬅TV電話

 

「それは三井!」

 

「ククク、アメフトのキッカーでも行けそうだな・・・・」

 

「それは三ツ井!ほぼ変化ないし、地味だし!・・・・他所でもこんな感じなのか?!」

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

プラナ、強襲。

 

 

 

 

 

「葬られた?兄さんに貴方の兄が・・・・どうゆう事なの?!」

 

 

『言葉通りの意味だ、私の兄はお前の兄に殺されたも当然・・・・妹のお前を消して、同じ気持ちをあの男にも味わわせてやる!!カードを4枚伏せてエンドフェイズ、クリムゾンノヴァがこの次元に出現したターンの終わりに、互いに3000ポイントのダメージをうける!<カラミティ・フレア>!!』

 

「3000ポイント!?きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

『うぐっ・・・・』

 

プラナ LP4000➡1000

 

明日香 LP3200➡200

 

 

「きっつ・・・・明日香のターンになる前にたった200までライフが削られちゃった」

「ン熱血指導ゥ!あと1回でも喰らってたらおしまいでしたわね・・・・」

 

向こうは手札6枚と伏せ4枚、判明札はマスマ、ヴィジャム、ゲイラ・ガイル、ヴェーラーと悪夢再び、方界曼陀羅か・・・・伏せはブラフが多そうだけど、あの盤面を壊滅させないと間違いなく次で詰みだわ・・・・

 

 

「わ、わたしのターン・・・・ドローッ!」

 

『すでに虫の息だな、いっそサレンダーして楽になったらどうだ?』

 

「誰がサレンダーなんて・・・・」

 

『そう?だったらいい事を教えてやろう。アルティメットレーナーはカード効果の対象にならない、クリムゾン・ノヴァは攻撃力3000以下のモンスター効果を受け付けはしない。易々と突破は出来ないぞ?』

 

「・・・・神ってついてるだけあって大したモンスターね。だけどなめないで!《デブリ・ドラゴン》を召喚!このモンスターは特殊召喚時に墓地の攻撃力500以下《沼地の魔神王》を特殊召喚する!!」

 

『手札抹殺が仇になったか、だが我が布陣を崩せるモンスターがいるのかな?』

 

「レベル3の魔神王にレベル4の《デブリ・ドラゴン》をチューニング・・・・冷たい炎が世界の全てを包み込む、漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!咲き乱れよ《ブラック・ローズ ドラゴン》!!」

 

『キュオォォォォッ!!』

 

《ブラック・ローズ ドラゴン》星7/炎/ドラゴン/2400/2000

 

 

出たぁ!師匠が送りつけてきたシグナー竜が一体のブラック・ローズさんだ!!

「何故明日香様に・・・・ヒロイン(巨乳)繋がりでしょうか?わたくしも欲しかったですわ」←ワンキル脳

 

 

「受けてみなさい!《ブラック・ローズ ドラゴン》の効果発動!フィールドの全てのカードを破壊する<ブラック・ローズ・ガイル>!!」

 

『全体除去だと?!クッ・・・・手札の《エフェクト・ヴェーラー》を捨て、効果発動!その効果を無効とする!』

 

 

効果を聞いた途端、前のターンでドローしていたヴェーラーを躊躇無く切ってきた。

やっぱそうなるわよねぇ・・・・

「しかし今のはあくまで『使わせた』感じでしたわ。伏せが4枚もあるのにヴェーラーをいきなり切るとは、相手を妨害するカードは少ないとみました」

 

「フフッ、そうね・・・・《儀式の準備》を発動!デッキから《サイバー・エンジェル-韋駄天-》を、墓地から《機械天使の準備》を回収する。儀式魔法《機械天使の儀式》を発動!フィールドのレベル、7ブラック・ローズとレベル6の韋駄天を儀式の生け贄に捧げる!無窮なる力を秘めし光の天使よ。今あまねく世界にその姿現し、万物を照らせ!降臨せよ《サイバー・エンジェル-美朱濡-》!!」

 

『ハアアアッ!!』

 

《サイバー・エンジェル -美朱濡-》星10/光/天使/攻3000

 

 

『儀式召喚だと?!シンクロ召喚は囮だったか・・・・』

 

「あら、わたしの兄を追ってる癖に妹のデータは少ないのね?美朱濡の効果発動!EXデッキから特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、破壊したモンスター×1000ポイントのダメージを与えるわ!!」

 

 

うわびしゅぬつよい、うちらメタじゃね?あれ通したら私とモモ大体ワンキルする性能じゃん・・・・

 

 

『チッ・・・・速効魔法《神秘の中華鍋》!アルティメットレーナーを生け贄に、ライフを3800回復する!!』

 

『ン熱血調理だぁぁぁ』

 

 

鍋の中でも喧しいトレーナーさん、されてる側だからあんた!

 

 

「解せないわね・・・・ドラゴアセンションを破壊し1000ダメージよ。」

『うぐっ?!』

 

プラナ LP1000➡4800➡3800

 

「そして儀式の生け贄とした《サイバー・エンジェル-韋駄天-》の効果により、儀式モンスターである美朱濡の攻撃力が1000アップし、4000となる!」

 

 

しれっとサイバー・エンジェル達の効果が9期仕様に変わってら・・・・紅蓮の悪魔の仕業にございます。

「いえ、どうせお馬鹿の師匠の仕業でございましょう・・・・」

 

 

「何故ドラゴアセンションを生け贄にしなかったの?もっと大幅にライフを回復出来たのに」

 

『フッ、ドラゴアセンションが相手に破壊された時!そのシンクロ召喚の素材一組を、効果を無効にして特殊召喚出来る!<天翔輪廻(ヘヴン・リンカーネーション)>!!』

 

『スイサンッ!』

『フム。』

 

《カラクリ将軍無礼》(守)

《カラクリ参謀 参壱参》(守)

 

 

確かに「相手によって破壊される」が条件だけど、5000ものライフを逃してまで出すものかな・・・・

 

 

「・・・・バトル!美朱濡で《暗黒方界神 クリムゾン・ノヴァ》(攻3000)を攻撃!闇を消し去れ、<アセンションウェーブ>!!」

 

『ヴォォォォォオッ!!』

『きゃぁぁぁぁぁっ!?』

 

 

プラナ LP3800➡2800

 

 

暗黒方界神の断末魔、怖っ?!あれ、プラナのサイバー・スーツが消えかけて・・・・

 

 

「もぅ・・・・あのアバターのスタイル良くて気に入ってたから、わざわざ再現したのに・・・・」

 

 

現れたのは・・・・まだ幼さの残る少女、つーかセラちゃん。

たまたま偶然とかの可能性危惧してたけど、ガチでセラちゃんだったー?!!しかも劇場番と見た目変わってねーし・・・・この次元どうなってんのよ、天馬兄弟とかも普通にいたしマジでカオス(やりたい放題)だな!!?

 

「ちっ、小さい女の娘?!」

 

「ち、小さいとは失礼な!!わたし、こう見えても貴女達より年上ですからね!!」

 

「「「えぇぇぇぇぇっ?!!」」」

 

 

小声もん「幾つだと思いますかねジュンコさん・・・・」

ry「え~と、GX1話の遊戯さんが20台前半臭がしたので藍神さん同じ歳、それ基準で仮定して・・・・劇場番時に兄18歳、妹13~4かな?・・・・現在18歳、師匠達と同じ歳とみた!」

 

 

「ふんっ、わたしの年齢探ってる暇があんならさっさとターン渡して下さい」

「探ってんのあのコ達じゃ・・・・美朱濡自身の効果でモンスターを破壊したターン、2回攻撃が出来る!無礼怒を攻撃!<アセンション・ウェーブ・セカンド>!!」

 

「そうは問屋が降ろしません!リバース罠発動、《緊急同調》!バトルフェイズ中にシンクロ召喚を行う。これにチェーンして《貪欲な瓶》!ドラゴアセンション、無礼怒2体、ジャイアントレーナー、死者蘇生をデッキに戻し1枚ドローする!カラクリ将軍無礼に参謀参壱参をチューング!転生し、再びその姿を現せ!《天穹覇龍 ドラゴアセンション》!!」

 

『ウゴァァァァァッ!!』

 

 

すげー無理やり原作効果再現って感じ、しかし転生って単語聴くと、ちょっと反応しちゃう。

「同じくですわ。」

 

 

「そしてシンクロ召喚成功時に、ラストリバースオープン!罠カード《反転世界》(リバーサル・ワールド)!!」

 

「り、反転世界?!なんてマイナーな・・・・」

 

「そうかな?結構強いと思うのに・・・・ドラゴアセンションの攻撃力確定前に効果を適用!元々の攻撃力を守備力の数値と入れ換え3000にする。そして手札の枚数6×800、攻撃力がアップ!!よって攻撃力・・・・」

 

《ドラゴアセンション》攻?➡3000➡7800

 

 

「7800・・・・」

 

「そしてアナタの自慢の天使も、攻守が入れ替わる」

 

《サイバー・エンジェル 美朱濡》(攻4000➡3000)

 

 

「くっ、これでは手も足も出ない・・・・なんて言うと思った?!バトルよ!美朱濡でドラゴアセンションに攻撃ッ<アセンション・ウェーブ>!!」

 

「ハァ?!ふざけてるなら余所でやれ!そんなに死にたければお望み通りに!ドラゴアセンションの反撃<次元昇天葬(アセンティング・ウェーブ)>!!」

 

 

わっ、技名がほぼほぼ一緒だー?!あんたらどんだけ高次元に行きたいのよ!!

「ただの偶然かと思われますが・・・・」

 

 

互いの技の閃光がぶつかり合い、KCソリッドビジョンお得意の《万能地雷グレイモア(爆発演出)》が起こる。爆煙の中から出てきたのは・・・・美朱濡だった。

 

 

「ば、馬鹿な!ドラゴアセンションが、一方的にやられてる?!」

 

「フフッ。攻撃宣言時に墓地から罠カード《ブレイクスルー・スキル》を発動していた。このカードを除外する事で相手モンスター1体のモンスター効果を無効に出来る。アナタの自慢のモンスターは効果によって攻撃力が決定していた・・・・」

 

「そんな、手札抹殺がここまで響くなんて・・・・だけど変!《反転世界》で元々の攻撃力は3000になっていたのに、なんで同じ攻撃力の美朱濡は無事なの!!?」

 

「《機械天使の儀式》も墓地で発動する効果があってね?光属性モンスターが破壊される時、身代りになってくれるのよ」

 

「ず、狡い・・・・」

 

「狡くないわよ、これも戦略。カードを1枚伏せて、ターンエンド。」

 

明日香 LP200 H2

《サイバー・エンジェル-美朱濡-》(攻)

セットカード

 

 

「さぁ、アナタのターン・・・・あれっ?」

 

「狡い、狡い、狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡いぃぃぃ!!」

 

 

お、おや?セラさんの様子が・・・・

 

 

「うぇぇぇぇぇん兄さぁぁぁぁぁぁぁん!!このお姉ちゃんがいじめるぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 

「「ブッフゥ?!!」」

 

 

な、泣き出しやがりましたぞ。この合法●リ?!

 

 

「ちょっと?!エースモンスターが倒されたくらいでなにも泣く事・・・・」

 

 

「だぁってぇぇぇぇ・・・・あんなに苦労して出したのにぃぃぃぃ・・・・」

 

もしかして泣き虫?!そんな事を考えていたその時である。我々のいる灯台部防波堤に向かって、ものすごい勢いで駆けつけてくる1つの影があった。

 

 

 

「てぇぇぇぇぇぇぇぇぇん・・・・ジョィィィィィィン!!」

 

 

「うわー!?なんかきたぁー!!」

 

 

あの馬鹿みたいな掛け声でお分かり頂けただろうか・・・・そう、天上院吹雪(馬鹿本人)である。

 

 

「待たせたね!僕がキングだ!!」

 

「好きだなその台詞!?待ってないから、誰一人まってねーから!!」

「お願いですから引っ込んでてくださいまし!話がややこしくなります!!」

 

 

あのコあんた狙ってるらしいのになんで来ちゃうかなこいつは!

 

 

「兄さん!何故ここに?!KCに行っていたのではなかったの・・・・まさか、自力で脱出を!?

エレス・コレクート(君は正解だ)!フッ、先程三沢君を生け贄に特殊召喚されたところでね・・・・明日香がよくレッド寮に潜んでると聞いたから先回りして脅かしてやろうと思った矢先、女性の泣き声が聞こえたので飛んできたわけさ」

 

 

ああ、やっぱり三沢君はペンデュラム召喚に対するいざこざのスケープゴートにされたわけね。頑張れ三沢君・・・・私、嫌いじゃなかったよ。

 

 

「そんなわけで、これはどうゆう状況だい?!こんなキュートなレディを泣かた奴はどこのどいつだ!!」

 

「ふぇぇぇぇ・・・・お兄ちゃぁぁん、あのお姉ちゃんが私をいじめるの・・・・」

 

 

 

師匠に抱きついてさらりと嘘を吐くセラ神さん(仮)。おい、師匠はあんたの兄貴の仇とか言ってなかったか・・・・

 

 

「お~、よしよし怖かったんだね・・・・明日香!こんな小さな娘をいじめるなんてどうしたんだい!!僕は君をそんな子に育てた覚えはないよ!!」

 

「ち、違うわ兄さん!その娘からデュエルをふっかけてきて、ものすごく強いモンスターばかり出されたから頑張って処理して・・・・」

 

「本気で対処したってわけかい?全く、ちょっと大人気無いんじゃないのか?君ももう16歳、立派なレディだろうに・・・・」

 

 

師匠の意識が明日香の方へ向いた、その時である。

セラ神さんの眼からキラーン★とゆう効果音がしたかと思えば・・・・

 

 

「気安く触るなダボがぁ!!」<ゴスッ

「?×※∈〃Ω!」←言葉に出来ない

 

「そんな!師匠のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲に膝でダイレクトアタックするなんて・・・・」

「一部の人にしか通じんネタを使うな!ちょっとグレートモスにハンマーシュート喰らってプチモスにされただけだろうが!!」

 

「貴女達何の話をしてるの?!」

 

 

この辺はお察しください、仮にも女子なんで説明しません。

 

 

「フッ。そこで這いつくばって、妹が消される様をじっくり眺めてるがいい!わたしのターン!!」

「♀※※≒≒♂?!!・・・・」

 

 

師匠の頭を足蹴にしながらターン始めおった?!なにあのコ怖い。

 

 

「わたしは《方界胤ヴィジャム》を通常召喚ッ!」

 

『・・・・ギョロッ!』

 

《方界胤ヴィジャム》星1/闇/悪魔/0/0

 

 

「うわキモッ?!使用者かわいいからより際立ってキモッ!!」

 

 

「そして!フィールドのヴィジャムを組み込む事でこのモンスターを特殊召喚!現れよ《方界帝 ゲイラ・ガイル》!!」

 

『・・・・ッッ!!』

 

《方界帝ゲイラ・ガイル》星2/風/天使/800/0

 

 

「・・・・天使要素0ですわね」

 

 

「わざわざ攻撃力800のモンスターの為に1体の生け贄?消費の割りに合ってないんじゃない?」

 

「甘い!方界帝モンスターがフィールドに出現した時、相手に800ポイントのダメージを与える!これで終わりだ、<ハヴォック・ゲイル>!!」

 

「「明日香(様)ー!!」」

 

「何度も何度も効果ダメージばかり・・・・他の手段を知らないの?リバースカードオープン!《ホーリーライフバリアー》手札を1枚捨て、このターンの全てのダメージを0にするわ!!」

 

 

ゲイラ・ガイルから発生した、800ポイントの割りには派手なエフェクトの風を光のバリアーが打ち消した。よかった、効果ダメージ対策はしてあったのね。

 

 

「ナ,ナイスダアスカ」

 

「貴様は黙っていろ!」

「ヘブゥッ?!!」

 

「兄さん!」

 

 

頭おもっきし踏まれたー・・・・流石にやばい?あ、痙攣しながらも親指立ててやがる。案外平気そう。

「Mに目覚めたんですかね・・・・」

 

 

 

「仕方ない、予定変更だ・・・・速効魔法《緊急テレポート》!レベル3以下のサイキック族モンスターをデッキより特殊召喚!来なさい、チューナーモンスター《幽鬼うさぎ》!!」

 

『たあっ!!』

 

《幽鬼うさぎ》星3/光/チューナー/サイキック/0/1800

 

「レベル2のゲイラ・ガイルにレベル3の幽鬼うさぎをチューニング!起動せよ、光を消し去る破壊兵器!《A・O・J カタストル》!!」

 

『ヴーッ、ヒカリヲカクニン。クチクシマス』

 

《A・O・Jカタストル》星5/闇/機械/2200/1700

 

 

しゃ、しゃべってはるー?!カタストルはんしゃべってはるー!!

「関西の方に怒られますわよ?」

 

 

「バトルだ!カタストルよ、その忌まわしい天使を駆逐しろ!<ライト・イレイザー>!!」

 

「攻撃力の低いモンスターで攻撃、そもそも《ホーリーライフバリアー》で戦闘破壊されないのに・・・・まさか!」

 

「カタストルは対光属性用の決戦兵器!闇属性以外のモンスターをダメージ計算の前に破壊する!!」

 

 

ボソッ「別名AOJ神殺しである」

「それOCG次元ですわ」

 

 

「なるほどね、だけどそうはいかないわ!美朱濡は破壊される場合、墓地の儀式モンスターをデッキに戻して破壊を免れる!!《サイバー・エンジェル-韋駄天-》をデッキに戻す!」

 

「何度も逃すか!手札より《禁じられた聖杯》を発動!美朱濡のモンスター効果を無効にし、攻撃力を400上げる!よってカタストルの能力は有効!消え去れぇ!!」

 

 

『ヒカリケスヒカリケスヒカリケスヒカリケスヒカリケス』

『ギャァァァァァァァッ?!』

 

 

うわっ、聖杯かけながら鎌っぽいあれで滅多刺しだよ、軽くスプラッターじゃんこれ。

 

 

「そんな、わたしのエースモンスターが・・・・」

 

「やっとくたばったか、カードを2枚伏せてターンエンド」

 

プラナ LP2800 H2

《A・O・Jカタストル》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「これくらいでっ・・・・わたしのターン、ドローッ!!」

 

 

光属性・天使族、地属性戦士族が主力の明日香にカタストルはきつい。なんとか処理できればいいけど・・・・

 

 

「《強欲な壺》を発動!カードを2枚ドロー!・・・・さらに《貪欲な壺》!!

《ブラック・ローズ ドラゴン》

《デブリ・ドラゴン》

《沼地の魔神王》

《サイバー・エンジェル-美朱濡-》

《サイバー・プチエンジェル》をデッキに戻して2枚ドロー!!」

 

「プチなんか出たっけ?って抹殺か・・・・」

 

「あの手の手札交換は墓地アド稼がれる場合が多々ありますからねぇ。やはりわたくしは増Gが一番ですわ、ジュンコさんもどうです?」

「・・・・エフェクトオフ機能つけてくれたら採用するわ」

 

 

万丈目君あれどうやったんだろ、今度聞いとこっと。

 

 

「・・・・よしっ!《機械天使の絶対儀式》を発動!手札の《サイバー・チュチュボン》を生け贄に儀式召喚!癒しの力を秘めし光の天使よ。麗しき姿で快癒をもたらせ。降臨せよ!《サイバー・エンジェル-那沙帝弥(ナーサテイヤ)-》!!」

 

『ハイヤッ!!』

 

《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》星5/光/天使/1000/1000

 

「なによこいつは!ミッ、ミノタウロスッ?!」

「それを言うならケンタウロスッ!ではないでしょうか・・・・」

 

 

「ふん、わざわざ儀式召喚までしといて攻守1000?ゲイラ・ガイルの事馬鹿に出来ないね?」

 

「それはどうかしら?まずは儀式の贄となった《サイバー・チュチュボン》のモンスター効果!このコを生け贄に儀式召喚したターン、墓地の儀式魔法を手札に加える!《機械天使の絶対儀式》を手札に戻す。そして再び発動!《機械天使の絶対儀式》!!この儀式魔法は通常の生け贄の代わりに、墓地の天使族または戦士族をデッキに戻して儀式召喚出来る!!」

 

「なんだと?!」

 

「墓地から、レベル8の《大天使クリスティア》をデッキに戻して儀式召喚!《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》!!」

 

『セイヤァッ!!』

 

《サイバー・エンジェル-荼吉尼-》星8/光/天使/2700/2400

 

 

「儀式召喚成功時に茶吉尼の効果が発動する。相手は自軍のモンスターを選んで墓地に送らなければならない!」

 

「くそっ、カタストルを墓地に送る・・・・(この伏せカードは破壊を防ぐだけ、通すしかないっ)」

 

「そして那沙帝弥の効果発動。フィールドの自軍モンスターを選択して、その攻撃力の半分の数値、1350ライフ回復!」

 

 

明日香 LP200➡1550

 

 

明日香のデッキつえ~。私、再戦したら勝てるかな?自信ないわよあんま

 

 

「抹殺された初手は沼地、プチエンジェル、儀式、ブレスル、クリスティア。とゆう所ですかね?」

「さっきバリアで手札1枚捨ててなかった?てか沼地の存在感・・・・」

 

 

「さぁ、バトルよ!2体のサイバー・エンジェルでダイレクトアタック!!」

 

「させるものか!罠カード《攻撃の無敵化》を発動!第2の効果を選択、このターンの戦闘ダメージを0にする!!」

 

 

惜っしい!曼陀羅とカラクリ蔵をブラフにしたわけじゃなかったのね、

 

 

「しぶとい・・・・ターンエンドよ!」

 

 

「いちいち目障りな天使達だ・・・・染めてやる」

 

「?!」

 

「今度こそ漆黒の闇へ!染め上げてやる!!わたしのタァーン!!!」

 

 

なんか出てる!あのコからドス黒い何かが出てるわ!!?

 

 

「《強欲な壺》!2枚ドローッ!!魔法カード発動《ヒーロー・アライヴ》!!」

 

「ひっ、ヒーロー・アライヴ?!まさかHEROまで扱うとゆうの?!」

「またカオス(中身的な意味で)デッキかよ!!セブンスターズになる最低条件だったりするわけ?!」

 

「ライフ半分を支払い・・・・デッキからレベル4以下のE・HERO、《プリズマー》を特殊召喚!」

 

『ヤッ!!』

 

 

 

《E・HEROプリズマー》星4/光/戦士/1700/0

 

プラナ LP2800➡1400

 

 

 

「プリズマーは相手にEXデッキの融合モンスターを公開し、デッキからその素材モンスターを墓地に送る事で、墓地に送ったモンスターと同名カードとして扱う!《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》を墓地へ!!」

 

「あの化け物を融合素材にするモンスター?!いったいどんな・・・・」

 

「安心しなさい、すぐにみせてやる!《悪夢再び》を発動!守備0の闇属性、クリムゾン・ノヴァ2体を手札に戻す。そして手札より永続魔法カード《魔神王の契約書》を発動!!このカードは1ターンに1度、悪魔族融合モンスターを融合召喚出来る!!」

 

「イ、イカン・・・・にげろ明日香・・・・」

 

 

「フィールドと手札の2体のクリムゾン・ノヴァを融合!・・・・邪悪なる意識よ集え!世界を光なき絶望へと導くために、今こそ漆黒の闇より降臨せよ!《暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ》!!!」

 

 

『『『ヴヴヴ・・・・ヴァァァァァァッ!!』』』

 

《暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ》星12/闇/悪魔/4500/3000

 

 

「ギャァァァァァァァッ!出たぁぁぁぁぁぁ!??」

「キモイです、超キモイですわ!!」

 

「なんなのよ、これ・・・・」

 

おいおいおいおいおい・・・・幻魔よりよっぽどやばくない?!なんか辺りめっちゃ暗いし雷バリバリ鳴ってるもの!もう彼女がラスボスでいーよこれ、倒したらハッピーエンドにしない?

 

 

「バトルだ!トリニティよ、全てを消し去れぇ!!<ファイナリティ・デットエンド>!!」

 

 

「「「明日香ぁぁぁぁぁぁ!!」」」

↑何度目だこれー?!そして技名がヤバイ方向に雑だー!!

 

 

「消されたりしない!那沙帝弥のモンスター効果発動!儀式モンスターが攻撃対象となった時、攻撃を無効にする!」

 

「馬ぁ鹿めぇ!邪神トリニティは相手の効果対象にもならず、破壊もされない!そんな弱小モンスターの効果など無意味だ!!」

「残念だったわね!この効果は自軍のモンスターを対象にとる効果・・・・あなたのモンスターを対象にとったわけじゃないわ!!」

 

「なんだと?!おのれ天使共・・・・」

 

 

邪神様のとんでもビーム祭りが那沙帝弥から発せられた光で防がれる。だけど守られたのはモンスターだけで・・・・

 

明日香 LP1550➡775

 

 

「あぐっ・・・・今度は何?!」

 

「ふっ、フフフフフフッ。邪神の攻めには生け贄が伴う。それは、相手の命・・・・攻撃する度に、相手のライフを半分にする。今度こそ終わりね?」

 

「は、半分にするだけじゃ決着はつけれないわよ・・・・那沙帝弥の効果に回数制限はない、何度でも受けとめてあげるわ!」

 

「そうでもないんだよ、トリニティが存在する限り、こちらが受けた効果ダメージはアンタも受ける。そして《魔神王の契約書》のリスク、スタンバイフェイズ事に1000のダメージを与える。つまり・・・・」

 

「次アイツにターンが回れば、明日香にも1000ダメージ?!」

「そんな、絶対絶命ですわ!!」

 

 

「ターンエンド、さぁ・・・・最後にどうあがいてくれるのかな?!アハハハハハハッ!!」

 

 

キャラぶれっぶれじゃないですかセラ神ちゃん・・・・邪神に意識侵食されてんのかな、凄く黒いオーラ出てるし。

「師匠も侵食されそうですよねあれ、踏まれっぱなしですし・・・・」

 

 

「ゴフッ、可能性があるとすればこのターンで契約書かトリニティを破壊するしかない・・・・」←足蹴にされながら

 

 

「・・・・つまり、その邪神を倒してしまえば問題ないわけね?」

 

「やれるものなら?けど、ドラゴアセンションの時のようにはいかない。トリニティを倒したければ」

 

「正面突破しかない、明日香・・・・」

「明日香様・・・・」

「アスカァ・・・・」

 

「わたしの、ターン!!・・・・《ブレード・スケーター》を、召喚!」

 

『とおっ!』

 

《ブレード・スケーター》星4/地/戦士/1400/1500

 

 

「ふ、ふふふふふ・・・・アハハハハハハハハッ!!なんだそれは!大そうな口を訊いたわりにはたかだか攻撃力1400の弱小モンスターではないかっ!!」

 

 

「そんな・・・」

「これじゃ打つ手がない、ここまでか」

 

 

「まだよ!墓地の魔法カード《シャッフル・リボーン》の効果発動!!墓地のこのカードを除外し、フィールドの《ブレード・スケーター》をデッキに戻して一枚ドローする!!」

 

 

「そんなのあったんだ?!」

「恐らく抹殺で切られたカードのラスト1枚、バリアのコストはクリスティアだったのでしょう。兎も角希望は繋がりましたわ」

 

 

「まだ足掻く気?本当諦めが悪い・・・・」

 

 

「(お願い、ブレード・スケーター・・・・わたしに力を貸して!)ドローォォ!!」

 

 

引いたカードは?・・・・

 

 

「・・・・これならっ!手札より装備魔法《月鏡の盾》を茶吉尼に装備する!!」

 

 

「月鏡の盾?!」

「そっか、それなら!」

 

 

「このカードを装備したモンスターがバトルする場合、戦闘する相手モンスターの攻撃力を常に100上回った数値となる!!」

 

「そ、そんな・・・・」

 

「バトルよ!《サイバー・エンジェルー茶吉尼ー》で邪神トリニティを攻撃!〈ダンシング・エッジ〉!!」

 

 

茶吉尼が勢いよく月鏡の盾を、トリニティに突きたてる。をいっ、そうやって使うんかそれ盾じゃないの?!

 

 

『『『グヴァァァァァァァァァァァァァッ?!!』』

 

 

「《クリムゾン・ノヴァ・トリニティ》・・・・撃破!」

 

「・・・・」

 

「続けて那沙帝弥でダイレクトアタック!!」

 

「きゃぁぁぁぁぁっ?!うぅ」

 

 

プラナ LP1400➡1300➡300

 

「わたしはこれで、ターンエンド。そして・・・・」

 

「そして、こちらのターン、契約書の効果により1000のダメージを受ける」

 

 

プラナ LP300➡0

 

 

WIN 明日香

 

 

「わたしの負け、か」

 

「プラナ・・・・」

 

「悔しいな。あんな思いしてまで闇のデュエリストになったのに。兄さんを、取り戻したかっただけなのに・・・・」

 

 

彼女の体が黒い粒子となっていく、やっぱり闇のデュエルの敗者の運命は変わらないんだ・・・・

 

 

「・・・・さよなら、天上院 明日香さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 




今後の展開?か、考えてあるし

劇場番を観た時に、デュエルしてるセラ見たいな・・・・セラ主人公のGXとか面白いんじゃね?とか思い、けどジュンコ主人公にも愛着があったので強引にここに出すかって事になりました。キャラぶれ放題だけど。
年齢はこじづけです、公式パンフにはちゃんと載ってるのかな?







※以下茶番次元注意



「十代【HERO】」

「サンダー【ABC?】」

「三沢君【クリフォート】」

「翔君【SR+ロイド】」

「明日香【サイバー・エンジェル】」

「私【BF】」

「モモ【海皇水精麟】」

「先輩【サイバー】」

「馬鹿【真紅眼】」

「セラちゃん【方界】」

「みどりセンセ【堕天使】」


「・・・・・どうしたんですか急に」

「いやさぁ、こうして皆の使用デッキ見てると・・・・私、別にインチキじゃなくね?」

「ああ・・・・」

「つか皆つえーよ!お前らこそインチキ効果も大概にしやがれ!!」

「まぁまぁジュンコさん落ち着いて、今月のVジャンでも読んで落ち着きましょう」

「えー、新制限あんま関係ない・・・し・・・・」


『レイジングテンペスト新テーマ!スピリット+儀式?!【霊 魂 鳥】(エスプリット・バード)!!』


「・・・・ちょっと現世還って来る。」

「ジュンコさぁぁぁぁん?!」

「バーロー!あんなイケメン鳥とかだされたら組むしかかあるまい!死んでも組むわよ!もう死んでるんだけどね?!じゃ、またっ!!」




「え~・・・・ジュンコさんが暴走してしまい申し訳ありません、次回までに引き戻しておきますわ。それではまた次回で~」



続く?


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31羽 男性の2人に1人が年下好き、言ってしまえばロリ○ンらしい。


はいどうも、4DX版が予想の数倍良かったので更新しました。
でも1人では行きたくないな、あれ・・・・



明日香がセブンスターズを撃退した数日後、学園朝礼にて・・・・

 

 

「エ~。今日は皆さんに~、転校生を紹介する~のデス!」

 

「こんな時期に転校生?もう学期末までそんなにないっすよねえ」

「珍しいなぁ、レイみたいに冬休み明けに来るならまだしも・・・・なぁジュンコ?」

 

「えっ!うんそ~ね?!」

 

「なんだか反応がおかしいんだな」

 

 

「それでは入ってくる~ノネ!!」

 

 

それは可憐な少女だった。はたから見ればとても高校生には見えない、まるで小学生のようだ。しかし、どこか神秘的な気品を持った・・・・

 

 

「皆さん、始めまして」

 

 

見たものを困惑させる・・・・

 

 

「藍神セラです。苗字には馴染みが薄いので・・・・気楽に、セラって呼んで下さい」

 

 

・・・・うん、セラちゃんだった。知ってた。

 

 

「「「「「「「うぉおおおおおおっ?!!」」」」」」」⬅男子生徒の皆さん

 

 

「身長いくつ本当に高校生?!」

「140はありませんがこれでも16歳です(嘘)!」

 

「趣味と特技は?!」

「読書とコスプレ(兄の着せ替え)!」

 

「使用デッキは?!」

「機械と悪魔族が主のビートダウン!」

 

「罵って下さい」

「この○○(ピーッ)野郎!!」

 

「・・・・えっ、最後のなんですか?!」

 

 

すっごい人気、男共が壇上に群がって質問責めにするの図。

 

 

「え、何あのコ可愛い~。とても高校生には見えないッスね?」

「またレイみたいに、年齢誤魔化してはいった小学生じゃねーだろーな・・・・」

 

「そんな小学生、何人もいたら怖いんだな」

 

 

皆が好き勝手コメントする中、私ら三人はこう考えていた。

 

 

「「「(言えない、むしろ私達より年上だなんて絶対言えない・・・・)」」」

 

 

『あのこすごいにんき、ぼくもじったいかしてにゅうがくしようかな!みためのねんれいならおなじくらいだよ』←光と闇の竜の精霊さん(ライダ)

 

「やめんか!貴様がいると話がややこしくなる・・・・どうした女子3人、顔色が悪いぞ?」

 

 

「「「な、何でもないです」」」

 

 

はい、なんでこうなったかっつーと・・・・面倒だから回想行くわね。

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

前回、明日香vsプラナ終了後より。

 

「さようなら、天上院明日香さん・・・・」

 

 

闇のデュエルに敗れたモノの宿命、彼女の体が闇の粒子になって消え・・・・

 

 

「・・・・?」

 

 

消え・・・・

 

 

「あ、あれっ?」 

 

 

き、消え・・・・なかった。

 

 

「「「・・・・」」」

 

 

「・・・・てへっ」

 

 

「てへっ。じゃないわ!なんで無事なのよさっきまでのシリアス感どうしてくれる!!?」

 

「そ、そんな事言われても・・・・セラ困っちゃう」

 

「今更かわいこぶんなぁ!それで許されると思ったら大間違いじゃー!!」

「まぁ拍子抜けではあるけど、誰か犠牲が出たわけでもないしよくないかしら」

 

 

明日香心広いわね・・・・一歩間違えば命が危なかったのに、ん?ちょい待ち。

 

 

「明日香、妙にピンピンしてない?あんなバケモンの攻撃何度も受けてたわりに」

「そうですわねぇ。闇のデュエルであれ程のダメージを受けたら、わたくしみたいにライフが残ってても機能停止になる事だってありますのに」

 

「いわれてみると、体がちょっと痺れてるくらいね」

 

「う~ん、もしかすると・・・・プラナちゃんとやら」

「ムッ・・・・なんですか」

 

 

おっ、悶えてた馬鹿が復活した。

 

 

「セブンスターズを名乗るからには、何か闇のアイテム的な物を持っているだろう?それが破損して途中から普通のデュエルに切り替わったのではないかな?」

 

「そんなものしてたの?」

「カミューラがしてた首輪とか、金でウジャド眼入ってる奴の事かな」

 

「あ・・・・わたしのは服でした、最初着てた銀のスーツ」

 

 

あれか、プラナのスーツ。どうゆう原理か意味☆不明だったけど闇のアイテムだったわけね。つか簡単に壊れてたわねあれ、明日香のモンスターが光・天使だからダメージ実体化して浄化したとか?まるで意味がわからんぞ

 

 

「確かにデュエル中に破損してましたわねぇ、あの瞬間から闇のデュエルじゃなかったわけですか」

「ほ、本当ですか?!わたし完全にピエロじゃない・・・・」

 

「えっ?じゃあ邪神召喚の時の周囲の荒れ模様なに?!」

 

「あのモンスター元々の力の影響じゃないかな?邪神ってゆうくらいだ、凄まじいエネルギーを秘めていても不思議はないさ」

 

「「「なるほど~・・・・」」」

 

 

「クッ、ジュンコみたいに十代に看病してもらう計が・・・・ってちょっと待って兄さん。なんでそんなにセブンスターズ事情に詳しいの?!」

 

「当然よ、天上院明日香さん。この男は元々・・・・セブンスターズの一員だったのだから」

 

「ええっ?!それは本当なの兄さん!!」

 

 

あ~ばれちゃった・・・・話がややこしくなりそう。

 

 

「ああ!何を隠そう・・・・セブンスターズのダークネスとは僕の事だ!!」

 

「あ、じゃあ師匠も倒さないとね~。私鍵無いからももえお願い」 

「了解ですわ。初手深淵餅ガイオミズチ虚無でも決まれば、流石の師匠といえども封殺出来るでしょう」

 

「ちょっと殺意に満ちあふれ過ぎじゃないかなリスペクト精神のリの字も無いよね?!正確には元・セブンスターズだから、今は一介のJOINだから落ち着こう、ね?」

 

「・・・・分けがわからないわ、ちゃんと説明して兄さん」

 

「う~ん、話すと長くなるけどいいかな?」

 

 

そっからの師匠の説明は本当に長かった。

まず廃寮となった元・特待生寮に呼び出され、闇の世界()に落とされた事。そこではもう一人の僕的な意識、ダークネスに躰の所有権を奪われていた事。数ヶ月前(ウチらが前世の記憶を取り戻した辺り)に自力でダークネスの意識をうち倒し、躰を取り戻した事。その後なんやかんやで頑張って帰ってきたらデュエルアカデミアにいたので、隙をみて登場したとの事等を話してくれた・・・・

 

 

「そんな事があったなんて・・・・もしかして、プラナのお兄さんを消したってゆうのも!」

 

「・・・・そのまさかよ、兄さんはある予言によりその人を追っていた。そして発見した時に彼の意識を支配していたのは、ダークネスの意識だったの。兄さんはダークネスとのデュエルに敗れ、魂をカードに封印された」

 

「まじかよししょー最低だな」

「流石下衆の極み、男には一切の躊躇無しですか」

 

「だから僕じゃなくて、正確にはダークネスの意志だからね?!」

 

「・・・・それで兄さんを狙っていたわけね。でも、なんでまたセブンスターズに?」

 

「彼がセブンスターズとゆう他、手がかりがなかったし・・・・ある時から弱体化したとはいえ、海馬瀬人・武藤遊戯とも互角に戦った兄さんを倒したぐらいだもの。何でもいい、力が欲しかった」

 

 

弱体化・・・・OCG効果かな?バトル中の分離、合体を繰り返す!は観てて格好よかったのに何故出来なくした〇ンマイ。

 

 

「けれどやっとの思いで闇のデュエリストになったら、そいつはちゃっかり元の人格に戻ってるわジェット機に乗ってあっちゃこっちゃを行き来するわで全然捕まらなかったの!もう人質でもとっておびき出すしかないじゃない!!」

 

「あ、あははははは・・・・けどおかしいねぇ。その手の封印は術者が倒れたら解除出来たりするもので、ダークネスは僕が倒したはずなんだけど」

 

「そうなの!?」

「つーか何故知ってる」

 

「アメリカで似たような現象と関わってねぇ、その辺りの話は番外編でそのうちやるから待っててくれ」

 

「大丈夫なの兄さん、あっちは使いたいカードがOCG化する気配がまるで無いから更新止まってるって数羽前にも言ってたじゃない?」

 

「なぁに、最悪アニメ効果だけでゴリ押すさ。本編(こっち)だってたまに原作効果で出てくるカードもあるだろう?」

「真面目な話中にメタ織り交ぜんなっ?!」

 

「・・・・この人達、なんの話してるの?」

「お気になさらないで結構ですわ、関係ない人物の都合の話です」

 

「兎も角だ。君のお兄さんを僕が奪ってしまった事は事実だろう・・・・意識が無いとはいえ申し訳ない事をした。この贖罪は必ずする。だから、少し待っていて欲しい」

 

 

「き、急に真面目な顔になった?!」

「ごめんね、緩急の激しい人でごめんね?」

 

 

「お兄さんを助ける手段で一つ、試してみたい事がある。だから・・・・明日香や彼女達に、皆に手を出すのだけは辞めて欲しい、このとおりだ。」

 

 

自分のせいじゃない、とも言える事だと思ったが・・・・彼は頭を下げ、誠心誠意彼女に頼みこんだ。

 

 

「・・・・わかりました、少しの間ですが信じてみましょう。だけど、一つ条件があります」

 

「条件?・・・・わかった、僕に出来る事なら可能な限り聞き入れよう」

 

「わたしを・・・・この学園の生徒にして下さい」

 

「「「「・・・・えっ?」」」」

 

 

 

 

《ク~ルルッ》

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで今に至る。師匠が社長に掛け合って、二つ返事で「ふぅん、KA MA WA N!」と承諾を得たらしい・・・ ・偉い人とのコネって素敵ね。しっかし、なんでまたアカデミアに入りたがったんだろ?

おや、セラちゃんがなにやらこちらを見て、手を振り出した。

 

「お~い!明日香お姉ちゃ~ん!!」

 

「「「あ、明日香お姉ちゃん?!」」」

 

 

周りの反応を他所に彼女は壇上を降り、ウチらの方にやって来たと思ったら明日香に抱きついてきた。

 

 

「ちょっと?!どうゆうつもり・・・・」

「ふふふふふっ、また逢えたねお姉ちゃん達・・・・これからよろしくねっ」

 

 

なんつー屈託のない笑顔、一言言わせておくれ・・・・か わ い い。妹に欲しい。って向こうが年上じゃ危ねぇ(憶測)!?騙されるとこだったわ・・・・

 

 

「何?明日香さん達の知り合い?!」

「ブルー女子三強の妹分だと?!」

「あの空間、凄く混ざりたい。」

 

 

「なんですかこの反響は・・・・」

 

「つーかどうゆうつもりよお姉ちゃんだなんて、仮にも敵の妹&妹分達でしょ?うちら・・・・」

 

 

あまりにあざと・・・・もとい怪しい態度ゆえ、周りに聴かれないようにこそっと訪ねてみる。

 

 

「・・・・あなた達はわたしの事情を知っているし、仲良くしていた方が都合がいいと思ったまでですよ。そこそこ学園内じゃ有名なようだし」

 

「そ、そう・・・・」

 

 

本心が読めないけど、敵意が無いならまぁいいか・・・・いいのか?

 

 

「はいはい皆さ~ん、気持ちはなんとなくわかります~が、授業に入ります~ノ!!」

 

 

 

 

《ク~ルルッ》

 

 

 

 

そんなわけで放課後である。今日はセラちゃん先輩に興味しんしんで群がってくる奴らが多く、また彼女は私ら3人のうちの誰かを大概盾に使うので妙に疲れた・・・・

 

「いや~、日本の高校って楽しいですね~」

 

「うちらは無駄に気ぃ使わされて」

「そうね、疲れちゃったわ・・・・まだついてくるの?」

 

「だって今から噂のレッド寮に行くんでしょ?あんな豪華なブルー女子寮に帰らずに、うら若き乙女達が純情の為に通う古びた安寧の地・・・・ちゃんとチェックしておかないと!」

 

「言い回しがなんだかおばさんくさいですわね・・・・」

 

「何か言いましたか?も も え 姉 様」

 

「い、いえ何も・・・・」

 

 

モモが押されてる?!ヤバイ、此奴・・・・出来るっ!

 

 

「お~い、ジュンコ~!明日香~!!」

「浜口!ちょっとこちらへ来い!!」

 

 

「あら、十代様達がお揃いで寮の前でお待ちですわ」

 

「ふっ、明日香ぁ・・・・今日は私の名前が先だったわね。とりま一勝っと」

「くっ、明日こそは・・・・」

 

「・・・・なんの勝負?」

 

 

 

 

101《フッ、あの頃からお前は面倒くさい奴だった》

 

 

 

 

「鍵の管理ィ?!」

 

「そうなのよ~。なんかタヌキ校長が心配で心配で夜も眠れないってゆうから、一度警備プロの方に相談しようってなったらしく・・・・もう呼んじゃったのよね~、どうぞ入って~」

 

 

と、学校側の事情説明をしたのはカミューラだ。大徳寺先生が先日いきなり行方不明になってそのままレッド寮長(代理)になってしまった馴染み過ぎ。そして口調砕け過ぎ。

そして入ってきたのはなんだか探偵チックな格好をした人物。

 

 

「初めまして警部のマグレです」

 

「「ブッ?!!」」

 

 

つい、噴き出してしまった・・・・いやぁ、原作知ってても笑うだろこれ。明らかに右目怪しいじゃん、日本の警察の格好じゃないじゃんシャーロキアンじゃんその格好!しかも偽名はマグレ・・・・なんでそこは名探偵コ〇ン風チョイスなんじゃい!!

 

 

「ジュンコさん言いたい事はものすごくわかりますが一旦・・・・一旦落ちつきましょう・・・・ププッ」

「アンタが一番笑ってんじゃん!?」

 

 

その後、なんやかんやありまして~・・・・細かい所は原作をみてね(投げやり)

何故か万丈目君の部屋に関係者が集められた。

 

 

それっぽいBGM<テテテテッテッテッ、テテッテテテッテテッテテテン(以下繰り返し

 

「厳重に保管されたハズの七精門の鍵、身内しか居ないハズの目撃者!」

 

「だがそれが翌日・・・・突然消え去ってしまった!」

 

 

「この謎は・・・・必ず解いてみせる!名探偵・万丈目サンダーの名にかけて!!」

 

BGM終わり<☆テレレレン・・・・

 

 

モ「万丈目サンダーの事件簿」

 

万「七精門の鍵、紛失事件!File1!!」

 

 

 

万丈目準   〇

浜口ももえ 〇

遊城十代   〇

枕田ジュンコ 〇

天上院明日香 〇

天上院吹雪  ×

丸藤翔    〇

丸藤亮    〇

藍神セラ   〇

三沢大地   ×

大徳寺教諭  ×

カミューラ  〇

マグレ警部  〇

ミーネ    〇

クリフ    〇

ニック    〇

ゴーグ    〇

 

 

ドォン☆

 

 

 

 

 

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

 

「ドォン☆・・・・じゃねーよドォン☆じゃ!!無理矢理某探偵もんっぽく進めんな!!つーか上の〇×とかの表はなんじゃー!!もしかして生存者表記か?冒頭の解説明けに毎週出てきたあれなん?!わかりづらいわ横文字の小説でやんなっ!!つーか行方不明の先生とフリーダムな師匠は兎も角、三沢君死亡扱いかよかわいそう過ぎるでしょ!!!」

 

「でたぁ!」

「ジュンコさんのツッコミ三連コンボだ!!」

「吹雪は死亡扱いでもいいのか・・・・」

 

い、いつか金〇一ネタはぶっこんでくる思っていたがこれ程の威力とは・・・・あと三連コンボってなんじゃい。

 

「いつも彼女達はこんな感じなの?」

「最近シリアス気味だったけど、正直コレがうちの(この小説)デフォルトなんだなぁ」

 

 

おいこらそこのコアラ、無垢(笑)な転校生に悪印象な事教えないの。

 

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ごめん十代。み、水・・・・」

 

「大丈夫かジュンコ。これ序章だからな、まだまだ攻めてくるぞあいつら」

 

 

十代がコップで水を組んでい背中を支えて飲ませてくれた。こんな状況じゃなかったらときめく場面なのに・・・いや、なんでもないです。

 

 

「ついに十代が心配するレベルに?!うらやm」

「けれど決して助けはしないのね、流石だわ十代・・・・」

 

 

この二人は十代の前だとやっぱこんなんだし・・・・

 

 

「いやぁ、あれはジュンコじゃないと無理だろ・・・・」

「それどうゆういm、ゲホゲホゲホッ」

 

 

「それは本当なのは〇めちゃん!」

「ああ。わかったぜみ〇き・・・・謎は、全て解けた!!」

 

 

進んどるー?!私が休憩している間に茶番が進行してんだけどいい加減にしろっ?!

 

 

「早速で悪いが・・・・七精門の鍵を奪った犯人は、この中にいるっ!!」

 

 

デン☆テン

 

 

「本当に早速過ぎるしそもそもさっきからBGMとかSEとかどこで調達してるのよっ!!」

 

「さっきからももえがPDAからだしてるわよ・・・・」

 

 

「犯人は・・・・お前とっお前とっお前とっお前だぁ!!」

 

「「「「?!」」」」

 

 

そう言ってサンダーが指を突きつけたのは女医のミーネ、管理人のゴーグ、警備員のクリフ、隣人のチックの4人だ。つか4人犯人いたらお前だっ!って言うのも面倒くさそうね

 

 

「なっ、なにを証拠にそんな事を言うのかね!」

 

「俺は皆がここにくるまでに、全ての現場を一度検証しておいた・・・・まず、第1の現場。天上院君の部屋に落ちていたのはこれだ」

 

「これは・・・・付け爪ね〇じめちゃん」

 

 

モモが某探偵の孫の幼なじみ兼助手の役を演じてる事に、ついに誰も触れなくなった。

 

 

「そうだ〇ゆき、こんなものをつけている人物は学園内に数える程しかいない・・・・あいにくと鮎川先生は事件当時アリバイがあった、何より!貴様は天上院君が鍵を隠している現場を目撃している上に!今まさに片方の指にしか付け爪をしていない!よって女医のミーネ、第1の犯行は貴様が犯人だっ!!」

 

「そ、そんなバカな・・・・」

 

 

「なんか真面目に推理しだして逆に怖いんですけど?!」

 

 

 

「そして次!カイザーが鍵を預けた貸し金庫の前には、泥にまみれた無数の足跡があった。土足厳禁の館内でこんな目立つ事をしたとわけは!普段使わない靴で足型をわざと特定させ、自分ははい違いますね、とシラを切る為の誘導!」

 

「え、えっ?」

 

 

そこまで考えてなかったって顔してっけど警備員さん。明らかにただのうっかりじゃないですか

 

 

「だがツメが甘かったな・・・・貴様のズボンの裾には、ほんの僅かだが泥が付着しているはず」

「失礼します」

 

尽かさず彼のズボンの裾を確認するももえ

 

「あった!あったわはじ〇ちゃん!」

「やはりな・・・・よって警備員のクリフ!第2の犯行の犯人は貴様だ!!」

 

「あ、ああ・・・・」

 

 

「ご、ごり押し推理なんだな」

 

 

「そして次ィ!十代達の部屋に空いていた穴は、となりの部屋側から開けられた痕跡が残っていた・・・・案の定、貴様の部屋からは大量の工具が見つかったよ、隣人のチック!!」

 

「ちゃ、ちゃんとベッドの下に隠したのに・・・・」

 

 

「エロ本ね」

「エロ本か」

「エロ本すね」

「エロ本なんだなぁ」

 

 

おい明日香と男子陣、その謎シンクロは何だ。

 

 

「更に俺の部屋の扉を強引にこじ開け、流し台をわざわざ破壊してまで鍵を盗んだ犯人・・・・正直デカイ体が邪魔で、壊さないと鍵がとれなかったんだろう!管理人のゴーグ!!」

 

「うぐぅ・・・・」

 

 

「・・・・もはや当てつけだな」

「先輩、もっと言ったげて」

 

 

「そしてマグレ警部!あなたがこの犯行グループの黒幕だ」

「何ィ!?」

 

「あなたは鍵を保管すべきとわざと警告し、その現場を部下に目撃させた!そこで彼らを怪しいと自らが指摘する事で、俺達に彼等を弁明させるミスリードを引いたんだ!!」

 

「ぐ、ぐぬぬぬぬ・・・・」

 

「さぁ、何か弁明はあるかいマグレ警部・・・・いや、窃盗グループの親玉さんよ!!」

 

「キャーッ!決まってますわ、バッチグーですわはじめ〇ゃん!!」

「当然だ!この俺を誰だと思っている・・・・そして伏せ字がずれてきてるぞ」

 

 

モモは興奮し過ぎ、あのコ某少年の事件簿大好きで全刊所持してたからな・・・・ある意味夢のシチュエーションなのだろう、ほっとこ。

どうでもいいけど私のオススメは○○湖殺人事件、報われない恋が動機ってのとい○きさんの初登場って事で好き。

 

 

 

「ふふふふふ・・・・流石は名探偵を名乗るだけはある」

「どこがよ?!」

 

「一件めちゃくちゃな推理だが、結論から言えば全て大当たり。そう、我らは・・・・とぅ!」

 

 

かけ声と共に彼等は変装衣装(?)を脱ぎ去り元の姿へと戻る。そして意味不明な決めポーズをとったと思えば・・・・

 

「「「「「黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

「黒蠍・・・・」

「盗掘団?」

 

 

「そう!我々は数年前、三幻魔のカードを奪い取る依頼をうけ密かに!仲間をこの島に送りこんでいたのだ!」

 

「「「「「それが、黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

 

辞めろハモんなじわじわ来る・・・・

 

 

「「「「「それが、黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

「こ、心読まれたっ?!」

 

 

「なんか面白れぇなぁ、こいつら」

 

「「「「「それが、黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

 

「けれど、数年前から計画してた割には肝心の仕事が雑よね」

 

「「「「「それが、黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

 

「しかも吹雪が居ないから、結局鍵は全て奪えず終いだしな・・・・」

 

「「「「「それが、黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

 

「何遍やるんじゃいい加減にせんかーっ?!」

 

「「「「「それが、黒蠍盗掘団!!」」」」」

 

 

は、話がまるで進まない。もう私疲れちゃったよモモエモン・・・・

 

 

「それでぇ?最後の鍵の持ち主、天上院吹雪はどこにいる!!」

 

「それが昨日から連絡がつかなくてな」

「すぐフラっと居なくなんのよねいつも・・・・猫かよ」

 

 

「けど彼を呼び出す手段ならあるわ・・・・このわたしとデュエルして勝てばね!」

「なんと、デュエルとな!」

 

「そうなの?!」

「どんな原理よ!!」

 

 

なんでセラ神先輩にかったら師匠が出てくんのよ明日香ならまだしも・・・・

 

「フッ、良いだろう小娘。貴様を倒して最後の鍵の所有者を引き釣り出してくれるっ!」

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

そんなわけでデュエルの為にレッド寮外にやってきたわけですが・・・・

 

↓女子4人井戸端会議

「ちょっと、どうゆうつもりなの?あんな嘘ついて」

「アンタに勝ったってあんにゃろが出て来るわけでもないのに」

 

「まぁそうなんですが、皆さんに手っ取り早く信頼してもらうには、デュエルの実力を見せつつ鍵を守る事に協力する方が得策かな、と」

「これで負けたら面倒が数個増えそうなんですが・・・・大丈夫なんですか?」

 

「あんなネタ集団に負けるようにみえますか?負けたら恥ずかし過ぎて自殺ものですよ・・・・では、行ってきますね」

 

 

うーん、大丈夫だとは思うけどなんか不安。もし負けたりしたら笑って迎えてあげよう。

 

 

 

 

 

後半へ~続く。

 

 

 




セラさんせっかく出してしまったので強引に入学させてみました。
デュエルはサクッと短く書くつもりでしたが、茶番に文字数使いすぎたので次羽に回します。


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32羽 うちのメインメンバーを客観的にみた場合の印象

ミス修正しました。


 

皆様はじめまして。わたし、藍神セラと申します。

といっても藍神とゆうのは昔、わたしの兄がある事情で使っていた偽名でして、日本の人の名字として違和感ないかなと思いそのまま流用しているだけですがね。よければセラとお呼び下さい。本当の年齢?・・・・秘密です(にっこり)

 

さてはて、兄を救う唯一の手掛かりとして天上院吹雪を追い、なんだかんだでデュエルアカデミアに通う事になったわたしですが・・・・唐突に謎のコント集団に奪われた七精門の鍵を取り戻すためにデュエルをする事になりました。もしかしてあのウィジャド眼の露骨に怪しい眼帯の方、セブンスターズだったりしませんかね・・・・かくゆうわたしも元はそうでして、メンバー顔見せの時に似たようなのをチラっと 見た気がするんですよね?あ、カミューラさんが普通に居たのは驚きました。ちゃっかり馴染んでるし。わたしはプラナの格好でしたので向こうは気付かないで当然ですけれど・・・・兎も角、わたしはセブンスターズの目的に正直興味などさらさら無いので、生徒の皆さんの信用を勝ち取るためにも、勝たせて頂きますよ?えっと・・・・黒蠍盗掘団の方々。

 

 

「なぁなぁジュンコ、お前達あのコと以前から知り合いっぽかったけど・・・・デュエル強いのか?」

 

 

そんな事を言い出したのは遊城十代君。あまり詳しい事は知りませんが、天上院明日香、枕田ジュンコ、そしてカミューラさんの思い人なんだとか・・・・確かにかわいい顔立ちはしてますが何故彼がそこまでモテるかは不明です。たまに虚空に話に話かけているって噂もあります。

 

 

「うーん、明日香と・・・・同じくらい?」

「おおっ、じゃあかなり強いんだな!今から楽しみだぜ!!」

 

 

そんな彼の問答に答えてあげてるのが枕田ジュンコさん。天上院吹雪の関係者の1人(弟子?)ってことで名前は知っていました。昨日今日観察した感じでは、一見口は凄く悪くて気も強いけど・・・・それ以上に周りに気を使っている印象をうけました。本当は優しいコなのではないでしょうか。さっき虚空にツッコミを入れていました。

 

 

「わたし一応勝ったんだけど・・・・正直ギリギリも良いとこだったわね」

 

 

かの天上院吹雪の妹、明日香さん。高校生にしては異常な容姿とスタイル、その性格も相まって学園のアイドルみたいな位置付けに居ると聞いていましたが・・・・遊代十代君の話題では態度が一変。スイッチが違うだけでやはりかの者とは兄妹のようです。

 

 

「フン、どれ程の実力があるかはしらんが・・・・見事奴等の正体を暴いたこの名探偵・万丈目サンダーを差し置いてデュエルをするからには勝利以外許さん!」

「そうですわ!せっかく名探偵で盛り上がっていたところでしたのに・・・・」

 

「盛り上がってたのはアンタらだけだっつの!」

 

 

万丈目準君と浜口ももえさん。相思相愛らしい。でも指摘されると万丈目君が烈火の如く怒るので一部では暗黙の了解になってるとか。そしてよく虚空に裏拳を入れてるとかなんとか。

ももえさんは、話した印象わたしと相容れないかもしれない、けどなにか通じるものがあるかもしれない。

彼女はさっき虚空に指示を出してた、なんなんでしょうね?

 

 

 

 

「おい!なに余所見をしている早く始めるぞ!!」

 

「あ、ごめんなさい何時でもいいですよ」

 

「デュエ・・・・」

「デュエルッッッ!!!!」

 

「おおっ、びっくりしたぁ~」

「め、めちゃくちゃ掛声気合い入ってるんだな」

「あの体からよくあんな声出るわね」

 

お頭 LP4000

 

セラ LP4000

 

 

「我々・・・・もとい私のターン、モンスターを裏側守備でセット。カードを3枚伏せて終了する」

 

お頭 H6➡2

 

 

「まずは様子見か・・・・初ターンならば普通の一手だな」

 

 

相手の状況を語るのは丸藤亮さん、このデュエルアカデミア最強と呼ばれる実力者でカイザーなどとゆう大業なあだ名がつけられています。天上院吹雪・・・・なんだか面倒になってきた、ジュンコさんみたいに馬鹿でいいかな。馬鹿の親友だとか。

 

 

「ターン頂きます、ドローッ!」

 

 

いいカードを引きました、速効で終わらせますよ座長?さん!

 

 

「魔法カード《ハリケーン》を発動!全ての魔法・罠カードを手札に戻して下さい!!」

 

「フッ、そうはいかん。カウンター罠《黒蠍の賄賂(魔宮の賄賂)》!やれ、ニック!!」

 

「はいお頭ぁ!」

 

 

後ろに待機していた団員の1人、ニックがこちらに走ってきた。な、なんなんでしょう・・・・

 

 

「お嬢さん!どうかこれで勘弁してやって下さい!!」

「は、はぁ・・・・」

 

 

そう言って手渡してきたのは1枚のカードだ、これを受けとれってことでしょうか・・・・あれ、わたしのデッキのカードですねこれ。何時盗られたんだろう

 

 

「受け取ったな!このカードは相手が発動した魔法・罠を無効にし、1枚ドローさせるのだっ。よって《ハリケーン》は無効!」

 

 

「ってただの《魔宮の賄賂》じゃねーか!いちいち無駄な描写を挟ませんなーっ!!」

「よく見たらイラストもそのままですわね・・・・」

 

 

同じ事思ったけど気にせず先進めましょう、ワンショットキルする気でしたが慎重にやろうかな。

 

 

「手札から《ゴールド・ガジェット》を召喚しますっ!」

 

『ウィーンッ!!』

 

《ゴールド・ガジェット》☆4/光/機械/1700/800

 

 

「ガジェットモンスターね、機械族使いかしらあのコ」

 

 

カミューラさん全く気付かない模様、デュエル見せたこともないから当然ですが・・・・

 

 

「このモンスターの召喚時、手札からレベル4機械族を展開出来ます!」

 

「ならば効果発動時に《増殖するG》を捨てさせて貰おう。特殊召喚する度に私は1枚カードを引く」

 

 

「ひっ」

「げっ」

「うえっ」

「あらあら・・・・」

 

G・・・

伏せもまだまだあるし無理して勝ちに行く必要が無くなりましたね、とりあえず除去されても影響の少ないこのコでっ!

 

 

「来て、《流星方界機デューザ》ッ!!」

 

『ドンッ☆』

 

《流星方界機デューザ》☆4/光/機械/1600/1600

 

 

「Gの効果だ、1枚ドローさせて貰うぞ」

 

「構いません、デューザの特殊能力発動!デッキから方界カード《方界合神》を墓地へ送ります」

 

 

「[方界]モンスター・・・・聞いたことは無いな」

「なんか変な雰囲気だけど、あれはあれでカッケー!」

 

「Gの効果中だし明日香にやってきたアレはないわね、ちょっと安心かも」

 

 

「バトル行きます!ガジェットでセットモンスターを攻撃、《ゴールド・ラッシュ》!!」

 

『ダダダダダダダッ!』

 

 

「なにそのジョ●ョっぽい動き?!」

 

 

「私のモンスターは《メタモルポット》!リバース効果発動!」

「そんなっ、メタモルポット?!!」

 

 

「フフフフフ。互いのプレイヤーは手札を全て捨て、5枚になるようドローするのだ!!」

 

 

これは不意を突かれた・・・・手札誘発によるドローをしてきたから完全にメタモルポットは無いものだと思ってました。

 

 

「そして私が捨てた1枚は《シャドール・ビースト》。更に1枚ドロー!!」

 

「あれは[シャドール]?!あいつらも使ってくるのか!!」

 

「実はシャドール系列はセブンスターズ全員が所持しているのよね、なんか闇のデュエリストっぽいからって理由で。闇の力で量産出来たらしいわ」

 

「えっ、じゃああいつらもセブンスターズ?!セラさんが危ないッス!!」

「てか雑な理由でパワーカード量産する敵陣営ね、おい・・・・」

「つーか知ってたなら教えてくれよ・・・・」

 

「・・・・ごめんなさい、シャドールみるまで忘れてたわ」

 

カミューラさんも自分の目的以外、どうでもいい感じでしたからね・・・・そしてわたしも持ってるんですよね[シャドール]。念の為抜いておいて正解でした

 

 

「アドバンテージはそちらがとってますがフィールドはがら空きです。デューザのダイレクトアタック、<メテオ・ブロウ>!!」

 

「ぐはーっ?!」

 

 

お頭 LP4000➡2400

 

 

「「「お頭ぁ!」」」

「おのれ小娘!よくもお頭をっ」

 

 

通るんだ・・・・シンクロしてたら勝ってたなぁ。あ、しても大丈夫なのかな?クリムゾン・ノヴァは居ないし諦めますか

 

 

「カードを二枚セットしてターンを譲ります」

 

セラ H6➡4➡5➡3

《ゴールド・ガジェット》(攻)

《流星方界機デューザ》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「私のターンッ!《強欲な壺》!デッキからカードを二枚ドロー。フフン。私は私自身、《首領 ザルーグ》を召喚!!」

 

「「「「えっ?!」」」」

 

「あいつ、まさか・・・・」

 

「ここは折角なので、私が自らフィールドに出よう」

 

 

自分自身のカード?あの方モンスターなんですか?ちょっとよくわからないんですけど出てきたなら使いますか。

 

 

「・・・・罠発動、《落とし穴》」

 

「はっ?」

 

 

お頭さんがフィールドの真ん中に立ったタイミングで使ってみました。さてどうなるんでしょうか

 

 

「な、なんとぉぉぉぉっ!!」

 

「「「「お頭ぁぁぁぁっ!!」」」」

 

 

見事にドンピシャリ、お頭は穴の底へと落ちて逝きました。

 

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

「・・・・よしっ。」

 

「よしっ、じゃないわこの外道!」

「対戦相手を直接罠にかけるなんて、恥を知れぇ!!」

「鬼畜、鬼畜だよあの嬢ちゃん!!」

「おーに!おーに!おーに!おーに!」

 

 

「・・・・はいっ?(無垢なる笑顔)

 

 

「「「「なんでもありませんっ!!」」」」

 

 

良かった、わかってくれた様です。

「やっぱ、あのコ怖いわ・・・・」⬅うちの主人公

 

 

「え、これで勝ち?呆気ね~」

「流石に無いと思うが。」

 

 

「お、おのれぇ・・・・これで勝ったと思うなよ・・・・とぉ!!」

 

 

暑苦しい掛声と共に、お頭が落とし穴の中から這い上がって来やがりました。プレイヤー破壊したら勝ちじゃないんですか残念。

 

 

「おお、帰ってきた・・・・」

「でも足元フラフラっすね」

 

「ぐふっ・・・・私は破壊された瞬間に罠カード《リビングデッドの呼び声》を発動したのだ。穴の底は暗くて痛くて寂しかったぞ・・・・」

 

「そのまま永眠して下されば手間がはぶけたんだけどな?」

 

 

「否!お頭たるもの団員達を置いて先立つわけにはっいかんのだぁ!!魔法カード発動《黒蠍蠍団招集》!!手札の黒蠍を呼び出す、お勤めだ、であえ野郎共!!」

 

「「「「応っ!」」」」

 

「黒蠍団の紅一点《黒蠍-棘のミーネ》!!」

 

「黒蠍一の力持ち、《黒蠍-強力のゴーグ》!!」

 

「お宝頂きゃあとはとんずらっ!《黒蠍-逃げ足のチック》!!」

 

「どんなトラップでも朝飯前、《黒蠍-罠外しのクリフ》!!」

 

 

「集結っ!」

「「「「「我ら、黒蠍盗掘団!!」」」」」<ドォォォォン・・・・

 

《首領・ザルーグ》星4/闇/戦士/1400/1500

《黒蠍-棘のミーネ》星4/闇/戦士/1000/1800

《黒蠍-強力のゴーグ》星5/闇/戦士/1800/1500

《黒蠍-逃げ足のチック》星3/闇/戦士/1000/1000

《黒蠍-罠外しのクリフ》星3/闇/戦士/1200/1000

 

後ろでスタンバイしていた団員達が、意気揚々と参上してポーズまで決めて来ました・・・・正直うざい。

 

 

「そして罠発動《必殺!黒蠍コンビネーション》!!」

 

「うわぁ・・・・」

「使ってる方初めて見ましたわ・・・・」

 

 

「このカード効果は、我ら五人が揃っている時ダイレクトアタックが出来るのだ!!」

 

「嘘っ?!」

 

「喰らえっ!黒蠍コンビネーション!!」

 

「〈元気鎚〉!!」

「〈トラップナイフ〉!!」

「〈強力ハンマー〉ッ!!」

「〈棘の鞭〉!!」

「〈ダブルリボルバー〉!!」

 

 

「きゃあぁぁぁぁっ?!・・・・って、あれっ?」

 

 

セラLP4000➡2000

 

 

「この効果で与える戦闘ダメージは全て400になる」

「よ・・・・よわっ」

 

 

「セラちゃん先輩、素が見えてきてます」

「なぁ、なんで先輩呼びなんだ?同級生だろ」

 

 

で、ですが発動条件の割にはたかだか2000のダメージだけって・・・・わたしじゃなくてもそう思いますよね?

 

 

「それはどうかな?貴様のフィールドを視てみるが良い!!」

 

「・・・・あ、あれ?ガジェットと伏せカードが無い!!」

 

 

気づけばわたしのフィールドはデューザ以外すっかりがら空きに、どうゆう事?

 

 

「ようやく気づいたか!我らの技を受けた者はフィールドもデッキもボロボロになるのだ!文字数がかかるので雑に説明するが、ゴーグの力でガジェットをデッキの一番上へ戻し、クリフの力で罠カードを破壊、チックの力でデッキの一番上のカードを1番下に追いやり、私の力で1枚手札を捨てさせる。そしてミーネの力でデッキから2枚目の《黒蠍団招集》を手札に加える!」

 

 

「おお、必殺と名乗るだけあるぜ」

「地味スキルの連打ね、中々やらしい戦術・・・・」

 

 

よりによってハンデスされたのは《死者蘇生》、破壊されたセットカードは《リビングデッドの呼び声》。彼等は悪運も相当なようだ。

 

 

「思っていたより被害が出ましたが・・・・所詮あなた方は下級モンスターの集まり。次のターンで沈めてあげますよ」

「うわ~、フラグくさい・・・・」

 

「ふふふ、確かに我らの個々の能力は貧弱。だがその驕りが、貴様を敗北へと導くのだ!メインフェイズ2に入り、私は墓地の罠カード《妖怪のいたずら》を発動する。除外する事でゴーグのレベルを一つ下げ4にするのだ」

 

 

墓地から女性の妖怪が出てきてゴーグさんと戯れる、少し嬉しそうだ。メタモルポットで墓地へ送られたカードですね

 

 

「また地味だな・・・・」

「地味効果好きなんすねきっと」

 

 

「そして魔法カード《スター・チェンジャー》をクリフに装備魔法《シンクロ・ヒーロー》ニックに発動!それぞれレベルが1あがり、ニックは攻撃力が500アップする」

 

《罠外しのクリフ》星3➡4

《逃げ足のチック》星3➡4/攻1000➡1500

 

 

「さっきからなんなんですか?ちまちまちまちまと焦れったい・・・・」

 

 

「(あの辺、モモと似てるなぁ・・・・)」

「げ、解せませんわ」

 

 

「まだ気付かないようだなお嬢ちゃん・・・・これで準備は整った、行くぞ野郎共!」

 

「「「「応っ!!」」」」

 

「私は、レベル4となった我々

「「「「「黒蠍盗掘団!」」」」」

自身でオーバーレイ!!」

 

「えっ!?」

「まさか!!」

 

 

彼らが5人が光の粒子となって重なり合って行く・・・・こ、このエフェクトは!

 

 

『エクシーズ召喚!』

『おののくが良い』

『我らが結束の力の象徴』

『《No.86》!!』

『『『『『《K-C(黒蠍・チャンピオン) ロンゴミアント》!!!』』』』』

 

(※違います。)

 

 

「ごっ、5体素材のエクシーズ召喚っ?!!」

「あそこまでして普通出す?!凄っ!!」

 

 

『フハハハハ!驚いたかオーディエンスの諸君!』

『これがワタシ達黒蠍盗掘団、結束の力の象徴!!』

『ロンゴミアントの効果は素材になったモンスターの数で効果が決定する』

『効果があまりに多い為、合体前にゴーグが後ろに看板建ててそれに書いておいた。そっちをよんでくれ』

『・・・・』

 

 

そう言ってロンゴミアントが横にずれると、本当に木の看板が建ててあってそこに文字がびっしり書きなぐってありましたいつの間に・・・・

 

「5体合体か凄そうだな~、どれどれ?」

 

 

H-C(ヒロイック・チャンピオン) ロンゴミアント》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/戦士族/攻1500➡3000/守1500➡3000

戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)

(1):相手エンドフェイズ毎に発動する。

このカードのX素材を1つ取り除く。

(2):このカードが持っているX素材の数によって、

このカードは以下の効果を得る。

●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。

●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。

●3つ以上:このカードはこのカード以外の効果を受けない。

●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。

●5つ以上:1ターンに1度、相手フィールドのカードを全て破壊できる。

 

 

「え、強っ?!!」

「結構無茶苦茶な事書いてあるッス!!」

 

『そんなわけでゆくぞ!嬢ちゃんのカードを全て破壊する、『『『『必殺!黒蠍☆デストロイアー!!!』』』』

「技名がダサすぎるわーっ!!」

 

 

『∀※√∂?!』

 

「そんな、わたしのデューザが・・・・」

 

しかもテキストに従うなら《方界合神》の効果も発動出来ない!どうしよう・・・・

 

 

『『『『『我らはこれで、ターンエンド!』』』』』

 

 

お頭(ザルーグ) H7➡8➡1

《H-C ロンゴミアント》(攻)OUR5

《リビングデッドの呼び声》

 

 

 

「つーかあんなモンスターいんなら、わざわざ必殺(笑)とかせずにハナからX召喚して全体除去して殴った方がよかったんじゃない?」

「ダメージも上ですしね、何故なんでしょう、伏せ警戒とか?」

 

 

『『『『『それが、黒蠍盗掘団!!』』』』』

 

 

「・・・・頭が痛くなってきたわ」

 

3馬鹿、もとい3お姉さんの分析を定番の決め台詞で濁される。

 

 

「ターン頂きます、ドロー・・・・モンスターをセットしてターンエンド」

 

セラ LP2000 H2➡3➡2

 

「あれっ?ロンゴミアントの素材が4つ以上ある時は、召喚・特殊召喚はできないんじゃ」

「ああ、だがあのテキストには「通常召喚」出来ない、とは書いていない。モンスターのセットは可能なのさ」

「《スケープ・ゴート》とかの制約と一緒ね、結構知られてるテキストの穴だけど・・・・たま~に知らないコもいるから、アンタも機会があったら教えたげなさい」

 

 

眼鏡の子・・・・確か、丸藤翔君に、間違えやすいルールを説明するイケメ・・・・もとい丸藤亮さんとジュンコさん。

あの兄弟、2歳以上離れてるように見えますね・・・・あの身長差、わたしと兄をみているようでちょっとほっこりします。

 

 

『『『『『何ィ!そうなのか?!!』』』』』

 

 

「ってアンタらが知らなかったんかーい!!」

「使う側が知らなかったってどうなの・・・・」

 

 

『ううむ、実は実戦で合体したのは今回が初でな・・・・決まれば勝ち確定だと思っていたのだが、そうでもなかったか。我らが集合体・ロンゴミアントは相手エンドフェイズにOURを一つ失うが・・・・このままでは、デュエルを行う者がいなくなるため私が出よう』

 

 

お頭が5つのOURの中からポン☆と出てきて、元の位置に戻ってディスクを構え直しました。そうゆう仕組みなんだ・・・・

 

 

「行くぞ、私のターン!《マジック・プランター》を発動、用済みとなった《リビングデッドの呼び声》を墓地に送り、2枚ドロー。ふむ、《戦士の生還》を使い私自身を手札に戻し、再び召喚!そして装備魔法《団結の力》を発動し、私の攻撃力を我々の団結力によりアップする!」

 

《首領・ザルーグ》攻1400➡3000

 

「攻撃力、3000!」

「いかん!このままでは!!」

 

「バトルだ、行け野郎共!!セットモンスターを破壊し、私がダイレクトアタックを決めれば勝利だ!!」

 

『『『『喰らえ必殺!<黒蠍・スピアーッ>!!』』』』

「やっぱ技名ひっでぇ!?」

 

 

ただ攻撃するだけで喧しい人達ですね、やれやれ・・・・

 

 

「わたしのセットモンスターは《方界胤ヴィジャム》、このモンスターは戦闘では破壊されません」

 

 

《方界胤ヴィジャム》星1/闇/悪魔/0/0

 

 

『『『『なんだとぉ?!!』』』』

「くっ、仕留め切れなんだか。だが嬢ちゃんがモンスターの召喚を封じられたままなのは事実!私はこれでターンエンドだ!!」

 

 

お頭 LP2400 H1➡2➡0

《ロンゴミアント》(攻)OUR4

《首領・ザルーグ》(攻)

+《団結の力》

 

 

「かわいい顔して案外奇妙なモンスター使うのな、レイとは真逆だな~」

「レイちゃんは使用カードも本人そっくりだったっすもんね」

 

「ここにいる皆、結構本人のイメージに近いモンスターのデッキじゃない?」

「失礼な!万丈目様とおじゃま共がそっくりとでも言いたいのですか!!?」

「誰もそんなこと言ってないんだな?!」

 

「・・・・そうだな、それだったら浜口は確実に悪魔族使いだ」

「それ・・・・どうゆう意味でしょうか?詳しく話し合う必要がありそうですわね?」

 

「ジュンコのデッキは本当にぴったりだと思うぜ!特にハーピィとBFは、強くて格好よくて可愛くて黒くておっかないからな!!」

 

「っっっっ!その・・・・それ褒めてんのかけなしてんのか、どっちよ!!」

「ぐはっ!!腹パンっ?!!」

 

 

ジュンコさんのボディブローが見事に十代君にヒットしました。

あの人達、本当賑やかだなぁ・・・・ちょっとうらやましいかも。

 

 

「ドロー、魔法カード《おろかな副葬》。デッキから魔法カード《方界業》を墓地に送り、これを除外して2枚目の《方界胤ヴィジャム》を手札へ加えます。モンスターをセット、カードを1枚セットしてターンエンドです」

 

セラ LP2000 H2➡3➡1

《方界胤ヴィジャム》(守)

セットモンスター

セットカード

 

 

 

「このエンドフェイズにOURを取り除く。ミーネ、出てきておくれ」

 

 

4つの光球の中からひとつがロンゴミアントを離れ、ミーネさんに戻りました。何度見てもシュールな光景だなぁ。

 

 

「召喚行為が大幅に制限されるのもここまでか、次のターンが勝負だな」

 

 

「そして私のターン!《天使の施し》で3枚ドローし2枚を捨てる。1枚はまた《シャドール・ビースト》だ、1枚ドロー!《強欲で貪欲な壺》を発動ぉ!デッキの上から10枚を除外し、2枚ドローする!ククク、《死者蘇生》を引いたぞ!ミーネ、私にまた力を貸してくれ!!」

「当然さ、お頭!!」

 

墓地より特殊召喚(控え席から出てきただけ)、死者蘇生の有難みがなくなりますね。

 

 

「我らがロンゴミアント(結束の象徴)相手にここまでよく耐えたなお嬢ちゃん、だがこれで終わりだ!魔法カード《黒蠍-愛の悲劇》!!」

 

「な、なんですかそのふざけたカード名は・・・・」

 

「甘いな鬼畜娘!これこそがあたしとお頭の愛の結晶!!」

「私とミーネがフィールドにいる時、ミーネを失う代わりに相手モンスターを全て破壊するのだ!!」

 

 

「ねぇモモ?あれ使い回して下級ビートする方がコンビネーション(笑)より強いと思うの」

 

「ええ・・・・ですがそれが」

「「『『『黒蠍盗掘団!!』』』」」

 

「・・・・らしいですわ」

 

 

外野の会話にまで入ってくるとは、いい加減しつこいですね・・・・しかしヴィジャムがなすすべ無く破壊されたのは事実。

 

 

「後は頼んだよ、お頭ぁぁぁ~」

「ミーネェ!お前の犠牲は無駄にはせん・・・・バトルだ!ロンゴミアントのダイレクトアタックで・・・・」

 

 

「墓地の、《方界合神》 の効果発動」

 

「えっ?」

 

「方界モンスターがフィールドを離れた時に墓地のこのカードを除外し、デッキからレベル4以下の方界モンスターを条件無視で特殊召喚・・・・我が前に姿を現せ《方界帝ヴァルカン・ドラグニー》!」

 

『・・・・プシュゥ。』

 

《方界帝ヴァルカン・ドラグニー》星4/炎/天使/0/0

 

 

「おお、もう駄目かと思ったぜ」

「ごつっ・・・・と思ったらあの見た目で攻守0っすか」

「しかも天使とは・・・・」

 

「ならばその妙な奴を破壊する、やれっ!」

『『『〈黒蠍-スピアーッ〉!!』』』

 

「フフッ」

 

 

ドラグニー<ガキィンッッッ

 

 

「むむっ、破壊されない?!」

 

「残念でしたね?《方界合神》の効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、戦闘および効果で破壊されません。そしてこのバトル終了後、ヴァルカン・ドラグニーの効果発動!このカードを墓地へ送り、墓地から3体の《方界胤ヴィジャム》を特殊召喚!!」

 

『『『ギロッ!!』』』

 

「キモい。」

「メタポで1体切ってたんですね」

 

「そしてデッキから《方界超帝インディオラ・デス・ボルト》を、手札に加える!!」

 

 

「なんとしぶとい・・・・念の為私は守備表示になる。カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

お頭 LP2400 H2➡3➡1

《ロンゴミアント》(攻)OUR3

《首領・ザルーグ》(守)

+《団結の力》

 

 

「わ・た・しのタァーン!!いい加減に終わりにしてあげます!」

 

「何?!」

 

「わたしはフィールドの3体のヴィジャムを組み込む事で特殊召喚!!紡ぎし光よ、漆黒の闇よ!もうなんか鬱陶しいあいつらを、次元の彼方へ消し飛ばせ!出でよ、《方界超帝インディオラ・デス・ボルト》ォッ!!」

 

『ギギャアァァァァッ!!』

 

《方界超帝インディオラ・デス・ボルト》星4/光/機械/0/0

 

 

「うわーっ!怖いッスー?!!」

「でも独特なモンスターばかり、ちょっとデッキ見せて欲しいんだなぁ」

「それより、彼女のあの変わり様に突っ込まなくていいのか?」

 

 

「正規召喚したインディオラの攻撃力は、2400となる!そしてインディオラが出現したとき、相手に800ダメージを与える!〈バニッシュ・ボルト〉!!」

 

「げふっ!!・・・・戦闘では突破出来ぬと踏んで効果ダメージに切り替えたかっ?」

 

 

お頭 LP2400➡1600

 

 

「そんな馬鹿な。更に《方界波動》!!あなたの攻撃力を半分にし、インディオラの攻撃力を倍にする!!」

 

「こっ、攻撃力4800だとぉ?!!」

 

「砕け散れェ!インディオラ・デス・ボルトでロンゴミアントを攻撃!〈ライトニング・ブラスター〉!!」

 

「この攻撃が通れば、セラの勝ちね!」

 

 

あっ、明日香さんそれフラグって奴です・・・・

 

 

「まだだぁ!我らが結束の象徴を砕かせはせぬ!ダメージ計算時にリバースカードオープン!盗んできたシリーズ《禁じられた聖典》!!」

「神様に怒られそう!?」

 

「このカードの効果により、このバトルは元々の攻撃力の数値でバトルせねばならぬのだ!ロンゴミアントは1500!!」

「そんな!インディオラの元々の攻撃力は・・・・0!!」

 

「反撃だ、野郎共!!」

『『『〈必殺!黒蠍☆本の角アタック〉!!』』』

『ウギヒャアァァァ・・・・』

 

「インディオラッ!きゃっ・・・・」

 

セラLP2000➡500

 

 

わたしの不注意で、あんなふざけた攻撃にやられるなんて・・・・兄のように扱ってあげれなくてごめんなさい。

相変わらず断末魔が怖いってことは黙っておきます

 

 

「これで嬢ちゃんにモンスターはいなくなった!我らの勝利だ!!」

 

「・・・・何言ってるんですか、まだわたしのバトルフェイズは終了していませんよ!インディオラが破壊された時、墓地から3体のヴィジャムを特殊召喚出きる!更に墓地の方界カードである、インディオラを回収する!!」

 

「んなぁにぃ?!たがしかし・・・・たかだか攻撃力0のモンスターを復活させた所で何になる、次のターンで決着をつけてくれるわ!!」

 

「言ったはず!このターンで決めてやる!!リバースカードオープン!速攻魔法《瞬間融合》!!フィールドのヴィジャム2体を融合させます!!」

 

ガタッ<「「融合っっっ!!?」」

 

「十代と先輩反応しすぎ・・・・」

 

 

あの男に、天上院吹雪から預かったカードを使うのは癪ですが・・・・しょうがない!!

 

 

「異次元の使者(たね)のたる2つの眼よ、悪魔の導きによりひとつとならん!未知なる次元の扉を開き、

新た脅威をここに生み出せ!融合召喚!現れよ、餓えた牙持つ毒龍!《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》ッッッ!!」

 

『ギシャアアアアアッ!!』

 

 

《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/2800/2000

 

 

 

「うひっ・・・・リアクション大賞のジュンコさん、どうぞ」

 

「・・・・えっ?ゴホンッ!ぎゃああああああっ!!なんか凄いの出てきたぁぁぁ?!なによあれ、怖!すっげーうねうねしてんだけど口から煙っぽいもん出てんだけど怖っ!!あれ毒霧か?毒龍つってたから毒霧か?!ソリッドビション気合い入れすぎだろかわいい顔してなんっつーもんだしやがるのあの娘は!!・・・・ハッ、あーん十代~私こ~わ~い~」

「お、おぅ・・・・?」

 

「ジュンコズルいわよ!十代~あのモンスター怖いわ助けてっ!!」

「あんっ!十代ぃぃっ、わたくしの足の震えをとめてぇぇぇ!!」

「ちょっ?!お前達待てって・・・・」

 

 

「なんだこれは!(ももえにちゃっかり抱きつかれながら)」

「ジュンコさんがチャンスと言わんばかりにボケに走ったっス・・・・」

「ボケとゆうより・・・・十代、頑張るんだなぁ」

 

 

よくモンスター1体の召喚に対してあれ程盛り上がれるなぁ・・・・十代君一人に対して右腕に明日香さん、左腕にジュンコさん、後ろからカミューラさんが抱きついてる状況です、なにあのハー○ム状態。

でも本気で震えてるのは多分、ジュンコさんにネタを振ったももえさんってゆう・・・・

 

 

「はぁ・・・・スターヴ・ヴェノムのモンスター効果発動!融合召喚時に相手モンスターを1体、ロンゴミアントを選択!そのモンスターの攻撃力を自身の攻撃力に加えます!!」

「無駄だぁ!我らがロンゴミアントは効果を受け付けないのを忘れたかぁ!」

 

「残念でしたね、この効果はあくまで相手モンスターを対象にとるだけ!あなた方が効果を受けなかろうがなんだろうが攻撃力は上昇します!!」

 

「馬鹿な!では攻撃力は・・・・5800だとぉ?!!」

 

「フィニッシュ!スターヴ・ヴェノムでロンゴミアントを攻撃!〈スターヴ・ヴェノム・インパルス〉!!」

 

『『『ほんぎゃあああああっ!!』』』

 

「野郎共?!、ぐへらぁっ?!!!」

 

お頭 LP1600➡0

 

Win セラ

 

 

「ぐぅ・・・・皆、すまない・・・・ガクッ」

 

ガクッって、自分でいいましたよね今。

でもお頭さん光になって消えてしまいました・・・・

 

「お頭!」

「「「お頭ぁ~!!」」」

 

 

あれ、団員の皆様も光の粒子になった・・・・デュエルに参加(物理)していたから?!なんだか罪悪感が沸いてきますね

 

 

「やはりセブンスターズ、闇のデュエルをしていたのね・・・・」

「負けたらカードにされる・・・・怖っ」

 

「けど無事でなによりね、セラちゃん先輩・・・・大丈夫?」

 

「ええ・・・・はい、大丈夫です」

 

「無事どころか、あんな化け物出して蹂躙してましたよね・・・・」

「そうだな(離れん・・・・こいつ、もしやあの類いは苦手なのか?)」

 

「いいデュエルだったぞ転校生・・・・今度是非、俺とも手合わせしてくれ」

「あっ、ずりぃぞカイザー!俺もセラとデュエルしたいのに!!」

 

「あ、あはははは・・・・お手柔らかに」

 

 

想像以上に苦戦しましたがみなさんの信頼は少しは勝ち取れたようです。スターヴ・ヴェノムをお守り代りにって渡された時は驚きましたが・・・・助かりました。

兄さん・・・・ダークネスではなく、元の人格の天上院吹雪には、それ程危険はないかもしれません・・・・あの方の予言にあった、曰く「世に混沌」をもたらす者。その真意を、自分の目でみて、耳で聴いて、確かめていきたいと思います。

 

 

 

・・・・続く。

 




前回サクッと終わらせる予定だったデュエル・・・・せっかく1羽丸々使うので、セラさん視点で書いてみましたがいかがだったでしょうか?まだキャラをどう壊す・・・・もといどうゆう方向性で行くか手探り状態なので、キャラぶれがひどいかもしれない、セラちゃんファンの方申し訳ない。

次回は学園祭編(予定)です、また気が向いたら読んでやってください


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33羽-A 祭りとは、ある意味黒歴史量産工場である

おっす、オラジュンコ

転校生セラちゃん先輩来日から、しばらくたって梅雨の季節。関係なかった南の島だし。ともかくあれから彼女も結構なじんできました、今ではすっかり学園の人気者の一人です。たまに言い寄る命知らずがいますが、大概インディオラさんに消し飛ばされています。800地味バーン連打って4000ルールだと強いわ・・・・まぁそんな事より聞いてくれ、もうすぐデュエルアカデミア学園祭。準備期間に入ろうとゆう頃、私はレッド寮に呼び出されたわけなんだ。そこで翔君に出合い頭に土下座されてる現在、どゆこと?

 

「ジュンコさん・・・・どうかこの不承、丸藤翔のお願いを聞いて下さい!!」

 

「だが断る」

 

「・・・・正月に撮ったアニキの和服の写真で・・・・どうっすか」

 

「話を聞こうか」

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

なんやかんやで時は過ぎ、学園祭当日。レッド寮前にて~・・・・

 

 

「はーい、皆時間よー!お客さんがきたら笑顔で迎えるわよー!!」

 

「「「「「はーい!!!」」」」」

 

「あ、一組目の方がいらっしゃいました姉様方!!」

 

「しゃぁ!じゃあいくわよ野郎共!!」

「ジュンコさん、50%は女子ですわ!!」

 

「細かい事はいいっつーの!せーのっ!!」

 

「「「いらっしゃいませー!」」」

「オシリスレッド・オベリスクブルー女子・共同企画!」

「デュエルモンスターズ、コスプレデュエル喫茶へようこそー!!」

 

 

「翔・・・・」

 

「隼人君・・・・」

 

「なんだか規模が大きくなりすぎてるんだけど、ジュンコさんに何頼んだんだぁ?」

 

「僕はただ・・・・ジュンコさん達仲良しメンバーに、コスプレデュエル大会ちょっと参加して欲しいなって頼んだだけっすよ・・・・」

 

 

「はーい、席も結構埋まってきたところで・・・・じゃあ早速本日のメイィィィンイベントォォォォ。コスプレデュエルモンスター達によるデュエル大会を初めるわよー!!」

 

 

「「「「おおおおおー!!」」」」

 

 

「展開がくっそ早いんだな?!」

 

 

「ジュンコさんジュンコさん!」

「なによモモ、せっかく盛り上がってきた所なのに」

 

「自分達だけで盛り上がり過ぎて、読者の方々を完全に置いてきぼりですわ!」

 

「そうよジュンコ!わたし達が何に扮してるとかの説明もいるでしょう!地の文兼ツッコミ担当のあなたらしくない・・・・祭りでうかれすぎよ!?」

「さっきからなんの話ですか?!」

 

「だからってメタ発言を乱発すんな余計カオスになるわ!!つーか普段読者を置いてきぼりにする原因の一端はアンタらじゃー!!」

 

「もうわけがわからないよ・・・・」

 

 

セラちゃん先輩困惑勢。

ふぅ、確かに勢いだけで進行してたんで軽く説明しときますかね・・・・

あの日、翔君に頼まれて私達はレッド寮伝統のコスプレデュエル大会に参加しようって話になっていたのよ、で、翌日女子寮で何やるかって話合いになった時に先輩らが「どうせ女子は人数少ないからなにもやらない、当日好き勝手してればいい」とか言ってまして・・・・ぶっちゃけ祭りに対してそれはどうよ?高校の学園祭とか人生で3回しかないのに・・・・つーか人数同じぐらいのレッド見習えやこら怠慢か!ってつい突っ込んでしまいまして・・・・アレを餌に女子全員参加させました。せっかく人数増えたんでカフェも兼です。あれだね、ゼアルのハートランド学園祭でやってた奴みたいな感じ、オープンカフェだけど。

 

 

「おかげで衣装作りが大変でしたわ。この学園、金持ちのお譲様が多いから家事スキル高い方が少なくて・・・・」

 

「そうねぇ、皆最初は頑張ってたけど・・・・大半わたしとももえとセラさんで作ってた気がするわ」

 

 

餌に釣られた女子軍の手のひら返しが酷く、レッド寮には元々男子しかいないため衣装なんて当然ほとんどなくて・・・・3人の職人に頑張ってもらいました、なんでハーピィレディ3姉妹とブラック・マジシャンガールがあったかは突っ込まない。何気セラちゃん先輩が裁縫上手い上にコスプレ衣装に精通しててびっくりした。

 

 

「いつも(兄に着せる試に)作ってましたから」

「なにそれすげー気になる。女モノかよ・・・・」

 

 

百済木さんがいたらめっちゃ食い付きそう・・・・ともあれ無事、ホール勢の衣装は完成しました。

男子の学校の備品シリーズと比べ、女性陣は気合い入り過ぎです。

霊使い4人衆とかホーリーエルフとか何故かディアンケトとか選り取りみどり。だがその中である意味ぶっち切っていらっしゃるのが

 

 

「まぁ、インパクトならわたしが1番よね!デッキのエースそのままだし」

 

このお方、天上院明日香サン。なんと《サイバー・ブレイダー》です・・・・こいつ絶対露出度で選んだろおい!案の定男性陣が直視出来てねーから!ウブな思春期男子達の前でなんつーもん着てんだ!!

 

 

「明日香様はちょっと目のやり場が・・・・逆にわたくしは自分の衣装に使う時間なくて地味ですが」

 

 

奴の名はモモエモン。その異名は伊達ではない。なんだなんだで1番衣装作り頑張ってた今回のMVP。

そんな彼女は《水精燐-アビス・グンデ》に扮してる、まだ出回っていないカードではあるが彼女自身が多様してるので認知度はそこそこ。地味?・・・・地味ってなんだっけ。

 

 

「そうですね、わたしも自分で着たことないので似合っているか不安です・・・・」

 

 

もはやレギュラーのような顔で、平然と私らの中に混じってるセラ神先輩は《エフェクト・ヴェーラー》である。男説があるモンスターの1角だが、可愛いコが着ればもはやなんの問題も無い。明日香のファンクラブ並みに膨れ上がった彼女の信仰者達は、この姿を見るやなんかヴェラ神様とか言って拝み出す始末・・・・この学園、録な奴いねーな。

 

「いや・・・・似合ってるわよセラさん、なんならどう?この姿のまま今晩共に・・・・」

 

「ちょっと変な扉開きかけてる?!十代ラブじゃねーのかおめーは!!」

「それはそれ、これはこれよ!可愛いコに男女の隔たり無し!!むしろこんなコにお姉ちゃんと呼ばれて何も感じない方がどうかしているわ!!」

 

「だから年上(?!)だから!見た目小学生でも年上だから落ち着こう!?」

 

「大歓迎よ・・・・むしろ燃えてくるわ!!」

 

「あ、あははははは(取り入る方向性、間違ったかな・・・・)」

「ちょっと前まで命のやり取りしてた仲ですのに・・・・」

 

 

あかん手遅れですわ・・・・

もうこの馬鹿(妹)はほっとこう。てか地味に十代は可愛い認定だったのね・・・・あっ、私もだ。

 

 

「お~いジュンコ~!!」

 

 

噂をすれば、十代がこちらに手を振りながら登場。彼は色んな衣装を組み合わせたキメラになりかけていたので、うちらが作った《E・HERO ブレイズマン》を着せている。フレイム・ウイングマンとかノヴァマスターとかと迷ったけど、こっちのが動きやすいかなって・・・・

 

「あら十代、なかなか似合ってるじゃん?」

「いい、いい感じよ十代!!」

 

「おぅ!正直コスプレしてデュエルなんてやりづらそうとか思ってたけど、お前らが作ってくれたコレは動きやすくていいぜ!!・・・・その、ジュンコも・・・・あれだ、似合ってるぜ、その・・・・凄く・・・・」

 

「う、うん?」

 

 

そう、かくゆう私も当然デュエルモンスターのコスプレをしているのだ・・・・

 

 

「すっっっげぇかっこいいぜ《チドリ》のコスプレ!!刀とか甲冑とかがまた渋いぜ!!」

 

「・・・・ですよね~」

 

 

我がデッキのWエースが一人、《A BF-涙雨のチドリ》に。

・・・・いや、違うのよ!本当はね?原作よろしく3人で《ハーピィレディ3姉妹》ドヤァするつもりだったのよ!!レッドに元からあったから自分達の衣装作る手間減るし!けどセラちゃん先輩が「わたし、仲間外れですか?」って顔でずっとこっち見てんのよ・・・・見てんのよ?!じゃあ《ハーピィ・ガール》とかやる?って相談したりしたけど最終的に自分のデッキのモンスターにしようか後腐れないように。つーわけで、せっかくなんで十代に

「Q.私のモンスターでどのコが1番好き?」

って聞いてみたわけですよ・・・・

「A.ライキリかチドリ」

そっちかー・・・・そっち方面できたか流石十代ィ・・・・

そんなわけで、ライキリではなんか悔しいのでチドリにしときました。私、結局自分の衣装しか作ってないけど大変だったわ・・・・

 

 

『解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ解せぬ(ry』

 

『兄者ぁ!男の嫉妬はやめてくんね?!』

 

 

うっさいわアンタら!久々の登場なんだから少し自重しろっつーか読者も存在ほぼ忘れてんだろ主にライキリ!

まぁ・・・・あれよね、私に色っぽさとか可愛い気とか誰も期待してないだろうし

 

 

「十代!わたしにはなんかコメントないの?!」

 

「お、おぅ・・・・明日香もかっこいいぜ?」

「OTL」

 

 

ご覧の通り、十代にはハーピィみたいなお色気系(?)よりこっちのが受けよさそうだし・・・・いいかなって。

 

 

「そんな事より・・・・早くデュエル大会に移行しようぜ、座長!」

 

「座長て、なんかの劇団か。さっきはノリで言ったけどデュエル開始はも~ちょい待ってね?(女子の)餌がまだきてないわ」

 

「ジュンコさんがすっかり企画&総指揮ですから座長みたいなものですわね・・・・」

 

「餌って?」

 

「僕だ!!」

 

「吹雪さん?!あんただったのか!つかいつの間に背後に・・・・」

「ちゃっかりコスプレまでしてますわね・・・・」

 

「フッ、『明日香のコスプレ姿が視たくないのか!!』ってメール来たら全てを投げ捨てても駆けつける・・・・それが真の(シスコン)だ!!」

 

「兄さんったら・・・・」

「やっぱこの人、わっけわかんねぇや・・・・」

 

 

察しのいい方は気づいていたでしょうが、この《レッドアイズ・カオスMAXシスコン》・・・・じゃなくて《ロード・オブ・ザ・レッド》に扮してる馬鹿こそ、女子寮全員に手の平を返させた餌です。

「吹雪様・・・・来るよ?」の一言で全員やる気出すんだから単調でいいわね~。てか衣装いつの間に用意したんだろ・・・・

 

 

小声「残念だが時間がなくてね、また憑依合体だ」

 

「またかよ!?好きだな○ンキンネタ!!はぁ・・・・じゃああとよろしく、はいマイク」

 

「任された!」

 

「吹雪さんが司会進行なんすか?!」

「嫌な予感しかしないんだなぁ」

 

 

 

 

《解せぬ・・・・》

 

 

 

 

 

≪あ~、あ~、マイクチェックマイクチェック・・・・皆さま、お待たせしました!唯今よりオシリスレッド・オベリスクブルー(女)合同企画・・・・デュエルモンスターズ・コスプレデュエル大会を開催するよっ!!!≫

 

「あなたはどっちの寮でもありませんが・・・・って言っちゃ駄目ですかジュンコ姐さん」

「セラちゃん先輩。突っ込まない方が都合の良いこともあるのよ・・・・」

 

≪司会進行は、このわたくし《ロード・オブ・ザ・キング・・・・じゃなくてレッド!!≫

 

 

「「「「「キャアァァァァァァァッ!ロード(吹雪)様ー!!」」」」⬅いつもの(♀)

 

 

「仕事中のコは自重しなさい!お客さんビクってしてるから!!」

 

 

≪そして解説は、さっきからデュエルフィールド脇でオブジェのフリをしてずっと固まっていた≫

≪この万丈目《XYZ・ドラゴンキャノン》さんが行う!!≫

 

 

「あれ万丈目君だったの?!」

「素人の仕事じゃないんだな・・・・」

 

 

XYZドラゴン・キャノンさんじゃねーか完成度たけーなおい・・・・

そいや、あの二人の組み合わせってなかなかないわねどんな会話すんだろ

 

 

≪では今大会のルール説明に入らせて貰おうかな!あ、そこの《荒野の女戦士》のお嬢さん、レッドアイズ・ブレンド(¥2400)一つ。≫

≪えっ、ルール説明?ただひたすらにデュエルするわけでないんですか?≫

 

≪だが、それだけでは面白くない。せっかくお客さんが沢山集まったのだから盛り上がる展開じゃないと!!≫

≪は、はぁ・・・・≫

 

 

≪てなわけで、女子モンスターズ対男子モンスターズで5vs5のチーム戦を行う!勿論女子チームの代表は彼女達!もはや学園最強集団(色んな意味で)との呼び声高い、明日香・・・・じゃなくて《サイバー・ブレイダー》率いるブルー女子四天王の諸君だっ!!≫

 

「え、わたしを含む4人組・・・・?」

 

「・・・・うちらか?!」

「全然聞いてないんですが!!」

「ジュンコさんも聞いてないって、駄目じゃないですか・・・・」

 

 

 

どうやら私、明日香、モモ、セラちゃん先輩が代表って事らしい。なんだよ女子四天王って!も~、好き勝手いってくれちゃって・・・・まぁお祭りだしいっか、デュエルするだけだし。

案の定、男子陣の方からはおっかねぇだの勝てる気がしないだので大半がやる前から諦めモードだ。レッドって実質デュエルの実力最下層の寮だからしょうがないかな、祭りなんだから楽しめばいいのに変な所ネガティブな連中ね

 

 

≪なんだ初から諦めムードかい?だったらこうしようではないか!もし君たちが彼女達に勝ち越せたら・・・・好きな女子に一つ願いを叶えてもらえるってのはどうだい!!勿論学生の領分を守る範囲でだけど≫

 

「「「「はっ?!」」」」

 

 

「「「「「うおおおおおおっ?!」」」」」

「やってやるぜ!」

「ああ!絶対勝ってみせる!!」

「遊城ー!遊城はどこだ、レッドチームの希望ー!!」

 

 

 

おいおいまた余計な事言い出して~・・・・女子をダシに使おうなんてサイッテー!!流石に女子皆引いてるじゃん!やっぱ司会下ろして・・・・

 

≪勿論これは女子チームが勝った場合にも適用される。好きな男子がレッドにいないってなら僕が君たちの願いを叶えよう≫

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

「「「「「キャアァァァァァァァッ!!!!」」」」

「明日香さん達頑張ってー!!」

「レッドなんて瞬殺よー!!」

「大丈夫、負ける要素がないです!!」

 

 

「なんとゆう手の平返しっ?!!餌の効果絶大だなおい!でも流石に嫌よね皆・・・・」

 

「(勝ったら十代と○の○○○○で○○○・・・・)」

 

「(勝ったら万丈目様に人参料理のフルコースを・・・・)」

 

「(勝ったら天上院吹雪に○○な衣装を着せて○○の○○○に・・・・)」

 

「勝つわよ皆ー!」

 

「「おおおおーっ!!」」

 

 

「こっちのがヤバそうだったぁ・・・・」

 

 

≪また無茶苦茶な展開にしましたね・・・・そういえば女子の5人目は?≫

≪僕が行く。女子の純情をかける事になるんだ・・・・僕が彼女達を守らないと、だろう?≫

 

「「「「「「さっすがロード(吹雪)様ー!!」」」」」」

 

 

そもそもアンタが原因なんですが・・・・まぁ、わざわざ盛り上げるために自分を賭けに出してるようなもんだし大目にみてやらんでもないこともないか

 

≪では早速、デュエルモンスターの登場だ!ブルー(女)チームから出場者を決めてくれ!!≫

 

 

「じゃ、私が行くわ。1番手を粉微塵にすれば向こうの士気も無くなるでしょ」

「ジュンコさんの容赦ない采配、嫌いじゃありませんわ!」

 

 

≪1番手はインチキ効果に定評のある、《A BF-涙雨のチドリ》選手だぁ!!≫

≪むぅ。いきなりあいつか、男子陣に対抗出来る奴がいるか?≫

 

 

「「キャーッ!チドリさーん!!」」

 

 

あ、あれ?なんか私に黄色い声援が・・・・とりあえず手でもふっとこ

 

 

「ジュンコさん、この学園祭準備期間で男前発揮してましたからね・・・・」

「わたくし的にちょっと複雑ですわ・・・・うちのジュンコさんは元から出来るコですのにっ」

「(・・・・お母さん?)」

 

 

「1番手はジュンコか!よーし、だったらここは俺が・・・・」

「駄目っすアニキ!アニキはレッド寮の最後の切札!」

「最初からエースを出した方が負けるって、デュエルでもよく言われるんだな!!」

 

「ええ~・・・・俺正直デュエル出来ればいいんだけど・・・・じゃあ誰が出るんだよ?万丈目?」

 

≪馬鹿者、この格好でデュエルが出来るか!≫

 

 

じゃあなんでその格好をチョイスした?!

 

 

「万丈目が無理ならどうするんだ・・・・」

「相手は遊城相手に勝率7割を越える鬼だぞ?!」

「俺達では勝てる気がしない・・・・」

「くそぅ、所詮はかない夢だったのかっ」

 

 

悲観し過ぎだろレッド勢・・・・ごめんね?授業で当たると基本ボッコボコでごめんね?っかしいなエクストラ無しハーピィで授業出てんのに。

 

 

「は~い!じゃあ私がやりま~す!!」

 

 

そんな中客席から名乗りを上げたのは一人の女子・・・・あ、あれっ?あのコまさか

 

「ぶっ、」

 

「「「「「ブラックマジシャン・ガールッ?!!」」」」」

 

「何ィ?!」

「ブラックマジシャン・ガールは毎年トメさんの担当のために、今回やる女子はいないのではないのかっ?!」

 

「え~あんなコいたぁ?」

「わからんない、でも可愛い~・・・・がっ」

 

 

(((((男子の味方をするなんて、どうゆうつもりだっ!!)))))

 

 

≪おや君は女子チームで、もし勝っても君にはデメリットなのではないかい?≫

 

「大丈夫ですよ~、皆さん悲観的過ぎて観てられませんでしたし。何より!お祭りなんだから楽しまなくっちゃ!ね、チドリさん?」

 

「・・・・」

 

≪いい心がけだ!許可する!!≫

≪ちょ、そんな適当な感じでいいんですか・・・・≫

 

≪そんなわけでレッドチームの1番手は、『ブラックマジシャン・ガール』だー!!≫

 

「皆さん、応援宜しくぅ」

 

「「「「「頑張れーっ!ブラマジガールー!!」」」」」

「超可愛いっすー!!」

「レッドが負けたら、あのコに色々されたい・・・・」

「いや!レッドが勝ったらあのコを後夜祭に誘うんだぁ!!」

 

 

うわっ、やりづらぁ。翔君の奴ちゃっかり混ざってやがるし・・・・確かブラマジガールの精霊モノホンなんだっけ?よりによって私が相手すんのかよ

 

 

「ジュンコさん、演技演技・・・・せっかくのコスプレデュエルなんですから」

 

 

そ、そうだった。しかしチドリの演技ねぇ、うちのチドリの言動そのままだと残念でしかないしなぁ・・・・

『ひっど?!』

適当にやるか適当に、祭り祭りっと。

 

 

「フッ、良かろう。女子を切る趣味は無いが拙者もこの方々に雇われた身・・・・」

 

「じゅ、ジュンコ?・・・・」

 

「主を守る刀となるのが、我ら武士(もののふ)の務め。全身全霊でお相手いたそう、来るがいい!!」

 

 

ここでディスク展開っと・・・・格好つけすぎたかな?

 

 

「「「「「キャアァァァァァァァッ!!」」」」」

「チドリさんカッコいいーっ!!」

「素敵ーっ!!」

「欲望まみれの男子の味方なんてやっちゃってー!!」

 

 

・・・・あるぇ?

 

 

「ああ、ジュンコさん素敵っっっっ・・・・今なら抱かれてもいいです!むしろお願いします!!」

「同感よももえ、こんなに胸が疼くなんて・・・・今夜、セラさん交えて4人でアクセラレーションでもしましょうか」

 

「いい案です明日香様。今なら高次元へ旅立てそうですわっっっ?!!」

 

「旅立てませんからね?!嫌ですよわたしそんな高次元!ジュンコ姐さん助けてぇー!!この二人がおかしいの!!」

 

 

うぉぉぉぉい!!なんか予想GUY過ぎる反応されてるっ?!! これ演技、演技だからね!!そしてその二人がおかしいのはデフォだ、ごめんっ!!

 

 

『・・・・解せぬ。』

『いや、モテてんの姐さんだから、オレじゃねーからな?!』

 

 

「な~んか面白くねぇ・・・・」

「十代、どうしたんだぁ?」

 

 

「フフッ、行きますよチドリさん・・・・」

 

「「デュエルッ!!」」

 

 

チドリ(ジュンコ) LP4000

 

ブラックマジシャン・ガール(??) LP4000

 

 

 

 

≪あっ。この学園祭編、イマイチの反応だったら早々に打ち切って次のエピソードへ強引に進むらしいから頑張ってね二人共≫

 

「「「「「「「な、なんじゃそりゃー?!!」」」」」」」

 

 

聞いてねーんだけど?!

 

 

・・・・続こうか

 

 




すいません。最近忙しくて力尽きたんで一旦ここでリリースします。



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33羽-B 時には空気をぶち壊す事も必要

寝つけなかったんだ・・・・寝つけなかったんだ!


前回のあらすじ

 

ジュンコさんモテ期到来(嘘)

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

チドリ(ジュンコ) LP4000

 

ブラックマジシャン・ガール(???) LP4000

 

 

「レディ・ファーストだ、先行は譲ろう」

 

 

「おまえも本来女子だろっ?!」

「完全になりきってるんだなぁ・・・・」

 

 

「では遠慮なくっ、私のターン、ドロー!!」

 

 

「「「「「頑張れーっ!ブラックマジシャン・ガールー!!」」」」」

 

 

「私は手札から、《ベリー・マジシャン・ガール》を召喚!」

 

『キャフッ』

 

《ベリー・マジシャン・ガール》星1/地/魔法使い/400/400

 

「ちっこいマジシャン・ガール?!」

「あんなのいたのかよ!」

 

 

≪おっとぉ、これは随分可愛いらしいモンスターを繰り出してきたぞっ?≫

≪攻撃力400を攻撃表示だと?怪しいにも程があるな・・・・≫

 

 

げっ、《マジシャンズ・ヴァルキリア》とかじゃなく普通にマジシャン・ガールズ使ってくんの?・・・・そーいや精霊界のデュエルは進んでいるだのなんだのカイバーマンと馬鹿の嫁が言ってたっけ・・・・ヤバい、レモンとアップルしか効果覚えてないわ

 

 

「召喚成功時にデッキから《チョコ・マジシャン・ガール》を手札に加えまーす。そしてフィールド魔法《魔法族の里》を発動っ!!」

 

 

≪おっとこれはー?!辺りが神秘的な森に姿を変えたー!!≫

 

 

「フッフーン、この里の中では魔法使いモンスターをコントロールしていないと魔法カードを発動できません。カードを2枚セットしてターンエンドです!!」

 

「いいぞー!ブラマジガールー!!」

「かっわいいー!!」

 

「どうもどうも~」

 

 

ガール H6➡3

《ベリー・マジシャン・ガール》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

露骨に誘われてるわね~、さてどうするか・・・・

 

 

≪お次はチドリ選手のターンだ!≫

 

 

「参る・・・・我のターンッ!」

 

「「「きゃーっ!!」」」

 

 

普段ならあんな見え見えの誘いに乗りたくはないけれど・・・・生憎と今回はエンターティィィメント、派手にやり合った方が盛り上がるわよねっ!あ、シンクロは不味いのかな?よしここは・・・・

 

 

「お頼み申す!《BFー蒼炎のシュラ》を召喚!」

 

『っシャアっ!!』

 

《BFー蒼炎のシュラ》星4/闇/鳥獣/1800/600

 

 

「幼子に手を出すのは気が引けるが・・・・非情にならねば守れぬモノもある。往けっ、シュラよ!!《ベリー・マジシャン・ガール》を攻撃!!」

 

 

「「「「やっぱ鬼だー!!?」」」」

 

 

「大丈夫だよ皆!ベリーの効果発動ッ!攻撃される時守備表示になって、デッキからマジシャン・ガールの仲間を呼ぶ事が出来る!お願い、《レモン・マジシャン・ガール》!!」

 

『へへんっ』

 

 

《レモン・マジシャン・ガール》星2/光/魔法使い/1800/600

 

 

≪また新たな[マジシャン・ガール]モンスターだと?!≫

 

「ブラマジガールにそっくりだ!」

 

「しかし、仲間を呼べども戦闘にはなんの影響もあるまい!ベリーにはご退場願えシュラよ!」

 

「だったら罠オープン《ガガガ・シールド》!発動後ベリーに装備!これを装備したコは戦闘・効果では2回まで破壊されないよ!!」

 

 

「「「「上手いぞー!ブラマジガールー!!」」」」

 

「ありがとー!」

 

シュラパンチが盾に防がれてしまった。

しっかしなんかやる度に毎回これやんの?しんど・・・・

 

 

「フム、仲間を守る罠だったか・・・・我は伏せ札を1枚置き、ターンを終了する」

 

チドリ(ジュンコ ) H6➡4

《蒼炎のシュラ》(攻)

セットカード

 

 

≪最初の攻防はブラマジガール選手の一歩リードってところかな?XYZ君≫

≪そうですね。魔法を封じられ、モンスターも倒せず新たなモンスターを呼ばれた・・・・チドリ選手はやや苦しい情況だ≫

 

 

「ジュンコが攻めあぐねるなんて、あいつやるなぁ・・・・」

「ジュンコさんのデュエルって、最初からガンガン飛ばして蹴散らす!ってスタイルだもんなぁ」

 

 

 

「私のターン!」

 

「「「「ドロー!!」」」」

 

「翔君すっかりあの集団の一味ね・・・・」

 

 

「《天使の施し》、3枚ドローし2枚捨てます。そして《強欲な壺》を発動!デッキからカードを2枚ドロー!!・・・・また新しい仲間を紹介するよ!召喚!《アップル・マジシャン・ガール》!!」

 

『パチンッ☆(ウィンク)』

 

《アップル・マジシャン・ガール》星3/炎/魔法使い/1200/800

 

「続けて《二重召喚(デュアルサモン)》を使い!《チョコ・マジシャン・ガール》を召喚!!」

 

『むんっ!』

 

 

《チョコ・マジシャン・ガール》星4/水/魔法使い/1600/1000

 

 

「チョコちゃんの効果発動!手札の魔法使い1枚を捨て、デッキから1枚ドロー!来た来たっ!《魔導師の力》をチョコを対象に発動し、私の魔法・罠ゾーンのカード1枚につき、攻守を500ポイントアップ!!」

 

≪彼女の魔法・罠ゾーンのカードは4枚だね≫

≪すると、攻撃力3600か!≫

 

 

「バトル!チョコで攻撃ィ!す・る・と・き・にっ」

 

「むっ?」

 

「リバースオープン!《マジシャンズ・サークル》!!攻撃力2000以下の魔法使いモンスターを1体デッキから特殊召喚!出てきて、皆のお姉さん!《キウイ・マジシャン・ガール》!!」

 

『ハアッ!!』

 

 

《キウイ・マジシャン・ガール》星5/風/魔法使い/1800/1200

 

 

「B(ベリー)・L(レモン)・A(アップル)・C(チョコ)・K(キウイ)!ブラック・マジシャン・ガールズ、ここに参上っ!!」

 

 

「「「「「わああああああああっ!!」」」」」

 

「なんだあの素敵フィールドはっ!!」

「写真だ!写真を撮れぇ!!」

「あれ?一人だけフルーツじゃなくね?チョコってお菓子じゃん」

 

『OTL』

 

 

あ、気にしてたんだ本人も・・・・

 

 

「キウイ姉さんがいる限り、私のマジシャン・ガールズは効果の対象にならず、破壊されません!これでおしまいだよ、お侍さん!」

 

「・・・・我はデッキから、《ドロール&ロックバード》を特殊召喚!!」

 

『たあっ』『ピィッ』

 

《ドロール&ロックバード》星1/風/魔法使い/0/0

 

 

「えっ、嘘ぉ?!」

 

「ショタ?!」

「燻し銀っぽいチドリさんのデッキから、ショタが出てきたわ!!」

「意外だけど・・・・かわいいから許す!」

 

 

≪そうか、《マジシャンズ・サークル》は互いにデッキから魔法使いモンスターを、強制的に特殊召喚するカード!≫

≪チドリ選手のデッキにも魔法使いが眠っていたわけだね、しかし・・・・≫

 

 

「ちょっと驚いちゃったけど・・・・《マジシャンズ・サークル》で呼び出したモンスターは強制的に攻撃表示!むしろラッキー!チョコちゃんで、そのドロール君に攻撃!恨まないでね!!」

 

 

「そうはいかん、《和睦の使者》発動!このターンの戦闘では、たが互いにもう傷つけ合うことはできない」

 

 

「むむ・・・・レモンを守備に変えて、効果発動!ベリーを生贄にデッキから私自身《ブラック・マジシャン・ガール》を手札に加える、ごめんねベリー・・・・ターンエンドだよ」

 

 

ブラマジガール H4➡1

《レモン・マジシャン・ガール》(守)

《アップル・マジシャン・ガール》(攻)

《チョコ・マジシャン・ガール》(攻)

《キウイ・マジシャン・ガール》(攻)

 

 

さて、十分場も暖まったところで・・・・反撃開始といきますか !

 

 

「わたっっっ、我のターン!!魔法使い族がいる事で魔法の制限は消え去った。《ギャラクシー・サイクロン》を発動!《魔法族の里》を破壊!!」

 

「うっ。押せ押せもここまで、かな・・・・」

 

 

厄介な里は消え去った、あとは厄介なあのコ達を退ける!!

 

 

「魔法カード《儀式の下準備》を発動!デッキから儀式魔法を選択、そのカードとそこに記された儀式モンスターを我が手に招く!!」

 

「は?」

 

「はぁ?」

 

「「「「はぁぁぁぁぁぁぁ?!!」」」」

 

「えっ、なんでしょうこの反応」

 

 

「(ジュンコ君らしいね・・・・)」

 

 

「儀式魔法《霊魂の降神(エスプリット・コーリング)》と儀式モンスター《霊魂鳥神(エスプリット・ロード)-彦孔雀》を手札に。そして《霊魂の降神》を発動!フィールドのレベル1《ドロール&ロックバード》と手札のレベル7《ダーク・シムルグ》の魂を捧げ・・・・我が元へ来たれ、古の盟友!《霊魂鳥神-彦孔雀》!!」

 

『破っ!!』

 

《霊魂鳥神-彦孔雀》星8/風/鳥獣/3000/2500

 

 

≪こっ、これは驚いた!チドリ選手、まさかの儀式召喚だーっ!!≫

≪馬鹿な!アイツといえばシンクロ召喚からの大量展開+圧殺ではないのか?!≫

 

 

「いけめんが、いけめんを繰り出した?!!」

「女性向けサービスを忘れない、チドリさん流石です!」

 

 

やっべ予想よりイケメンだった!けど妻帯者(?)だからね・・・・

そしてそんなつもりじゃなかったんだけど。

 

 

「格好良い方ですねー!けど、私の仲間達を倒せるのかな?」

 

「先程宣告した通り、女子衆を傷モノにする趣味はない。彦孔雀の能力を発動!儀式召喚時、相手モンスターを3体‘選択’して手札に戻す!〈風華招来〉!!」

 

『啼ッ!!』

 

『『『きゃあああっ?!!』』』

 

 

彦孔雀が剣を振るうと、そこに一迅の風が起こりレモン・アップル・チョコの3体を吹き飛ばしてしまった。

・・・・今、下アングルから彼女達覗こうとしてたてめーら、あとでお仕置き。

 

 

「そんな!キウイ姉さんがいるのになんで効果が通るの?!」

 

「残念だが、彦孔雀の能力は相手を‘選んで’発動するわけではない。対象をとる効果ではないのだ」

 

「え、え~?!なんか屁理屈っぽい!」

 

≪○ンマイ語は難しいね・・・・≫

≪コ○ンマイってなんですか?!≫

 

「だが再び令嬢達に揃われては叶わん・・・・《手札抹殺》を発動。互いに手札を全て捨て、同数ドローする。我は1枚!」

 

「わっ、私は4枚ドロー!」

 

 

「参る!彦孔雀でキウイ・マジシャン・ガールを攻撃!悪く思うな・・・・〈絶・風・刃〉!!」

 

『斬ッッッ!!』

 

『ああっー!!?』

 

 

これはしょうがない、許して貰おう

 

 

「続けてシュラで直接攻撃!!」

 

『ラアッ!!』

 

「きゃあああああっ!!」

 

 

ブラマジガールLP4000➡2800➡1000

 

 

≪チドリ選手圧倒ー!予想外の儀式召喚と手札抹殺により、勢揃いしたマジシャン・ガールズを壊滅させてしまったー!!≫

 

「そんなぁ~」

「やっぱり鬼だぁ・・・・」

 

 

「いいぞージュンコー!じゃなくて・・・・チドリー!!」

 

 

「てめー遊城ー!」

「レッドのくせにどっちの応援してやがんだー!!」

「この裏切り者ォォォォっ!!」

 

 

「そんな事知ったこっちゃねぇ!俺は・・・・世界中が敵に回ったって、ジュンコの味方だぜっ!!」

 

 

「「「「!!!!??」」」」

 

「あっちゃあ・・・・」

 

 

「っっっっっっ!?!?!・・・・1枚伏せてエンドフェイズ、彦孔雀は[スピリット]モンスター、現世に永くとどまる事叶わず手札に戻るが・・・・この時《霊魂鳥トークン》2体を残してくれる。守備表示だ、ターン終了」

 

 

チドリ(ジュンコ) H5➡1

《BF-蒼炎のシュラ》(攻)

《霊魂鳥トークン》(守)×2

星4/風/鳥獣/1500/1500

セットカード

 

 

 

≪え~と、ブレイスマン選手。告白は後夜祭でやってくれたまえ≫

≪ふぶ・・・・ロードさん、あいつは多分そんな事考えていません。天然なだけです≫

 

 

「なになに・・・・「アホかー!!?公衆の全面で何言い出してるのよこのド天然ッッッ!!明らかに勘違いされる言い方してんじゃないわよ馬鹿ァー!!それともなにか?誘ってんの?・・・・誘ってんの?!私を罠にでもはめる気かチクショー!!」・・・・らしいですわ」

「・・・・なんですか?それ」

 

「今のチドリさんの「っっっっっっ!?!?!」から思考を読み取ってみました、8割方合ってると思いますわ」

「公開告白に匹敵する行為を受けても演技を続ける責任感・・・・流石はジュンコ、我が好・敵・手!!ね」

 

「(・・・・ジュンコ姐さん、早くポジション変わって・・・・)」

 

 

 

「私の仲間達をこうもあっさり退けるなんて・・・・噂以上ですね、チドリさん?」

 

 

・・・・噂ってなんだよ噂って、精霊界でなんか広がってんのか

 

 

「私達も少々おふざけが過ぎました・・・・本気でいくよっ!私のターン!!」

 

≪ブラマジガール選手、追い詰められたが闘志は潰えていない!むしろ熱く燃え上がっているぅー!!≫

 

「私は手札を1枚墓地へ送り、私の前世!《幻想の見習い魔術師》を特殊召喚!!」

 

『フフンっ』

 

《幻想の見習い魔導師》星6/闇/魔法使い/2000/1700

 

 

「褐色だと?!またマニアックな!!」

「だが、いい!ちょっと気が強そうな感じもイイ!!」

 

 

ギャラリーに変なのばっかいるなぁ・・・・この学園の未来はいかに

 

 

「このモンスターの召喚時、デッキからお師匠サマ《ブラック・マジシャン》を手札に加えます!!」

 

「「「ぶ、ブラック・マジシャンだとぉ?!!」」」

 

 

「ガールがいるなら同然、師たるブラック・マジシャンもいるだろうな・・・・」

 

「あっ・・・・え~と、三菱君?いたんだ」

「どこの車メーカーだっ!三沢だ三沢!学園祭だから特別に帰してもらったんだよ!!」

 

 

「そして《ガガガ・マジシャン》を召喚!」

 

『我我我ッ!!』

 

《ガガガ・マジシャン》星4/闇/魔法使い/1500/1000

 

 

「え、なんだあれ・・・・」

「変な名前・・・・」

 

 

「我我我だとっ?!お主、まさか・・・・っ!!」

 

「うふふっ。その、まさかだよ!ガガガ・マジシャンはレベル1~8の好きなレベルに変動出きる!レベルを6に変更し・・・・レベル6の《幻想の見習い魔導師》と‘オーバーレイッ’!!」

 

 

≪っとぉ!これはまさかぁ!!≫

 

「エクシーズ召喚!私、進化します!《マジマジ☆マジシャンギャル》!!」

 

 

『ウフフフフッ』

 

 

《マジマジ☆マジシャンギャル》★6/闇/魔法使い/2400/2000

 

「「「「え~?!!」」」」

 

 

≪エクシーズ召喚だと?!あれは公式や・・・・一般相手のデュエルでは、まだ使用を許可されていないはずだ!そもそも何故持ってる!?≫

 

 

「えっ、そうなんだごめんなさい!・・・・でも問題無いですよね~?なんたってチドリさんは、‘シンクロモンスター’なんですから!!」

 

 

「ぬぅ・・・・」

 

≪危ういな・・・・だが許可する!!≫

≪またそんな大雑把な・・・・≫

 

≪これはエンターテイィィィメント、些細な事で失格など面白くない!遠慮なくやっちゃってくれたまえ!!≫

 

「は~い!では遠慮なく・・・・OUR(オーバーレイ・ユニット)を1つ使い、手札を1枚除外して効果発動!あなたの墓地から《ダーク・シムルグ》を特殊召喚!!」

 

『グィエエエッ!!』

 

《ダーク・シムルグ》星7/闇(風)/鳥獣/2700/1000

 

 

≪相手モンスターを誘惑し、操る!これは強力な効果だ!!≫

≪レベル7の上級ダークモンスター?あんな奴入れてたのか・・・・チドリのフィールドには下級のモンスタートークンしかいない、形勢逆転だな≫

 

「(伏せ使ってこないな~、一気に攻めちゃうよ?)さ・ら・にっ、《マジマジ☆マジシャンギャル》でオーバーレイ!」

 

「何ィ?!」

 

「このモンスターは、魔法使いランク6モンスターを素材にエクシーズ召喚出来る!遠き日々の面影、重星の力をもって今ここに蘇れ!ランク7《幻想の黒魔導師》!!」

 

『はああっ!!』

 

《幻想の黒魔導師》★7/闇/魔法使い/2500/2000

 

 

「何ィ?!美女がイケメンにオーバーレイするだと?!!」

「どうゆう事だ、まるで意味がわからんぞ!!」

「俺達のマジシャン・ガールはどこへ行っちまったんだ!!」

 

 

「私は永続魔法《黒の魔導陣》を起動します、デッキの上から3枚をめくり・・・・その中の[ブラック・マジシャン]を記すカード、《マジシャンズ・ナビゲート》を手札に加えて残りを好きな順番で戻す!そして《幻想の黒魔導師》効果発動!OURを1つ使い、デッキから《ブラック・マジシャン》を特殊召喚!お願い、お師匠サマ!!」

 

『たああっ!!』

 

 

《ブラック・マジシャン》星7/闇/魔法使い/2500/2000

 

「ブラマジ来たぁー!!」

「媚び媚びしたコだと思ったらイケメンを2体並べるなんて!」

「いいわよー!ブラマジガールー!!」

 

「負けないで、チドリさーん!!」

 

「「「・・・・どっちも頑張れー!!!」」」

 

 

この学園の手の平返しは・・・・早い。まぁギスギスされるより楽しんでくれた方が嬉しいからいいけどね?

 

 

『・・・・なんだ此処は。魔物に囲まれているではないかどうしてこうなった!』

 

「ち、違うんですよお師匠サマ。これはこすぷれっていって、人間がデュエルモンスターの格好してるだけなんです!」

『なら何故私を呼び出す!今まさに敵と対峙しているではないか!!』

 

「だから皆でデュエルモンスターの格好して、デュエルをするってお祭りでして・・・・」

 

 

「師匠との会話まで再現するなんて、筋金入りっすねぇ」

「ああ、ちょっと不安になるな・・・・」

 

 

めちゃしゃべってる、師匠とめちゃしゃべってるよ・・・・やっぱ本物なのね。つかギャラリーに感づかれるから流さないと。

 

 

「・・・・済まんが、早くしてくれぬか?」

 

「あっ、はい。この瞬間!《黒の魔導陣》第2の効果発動!《ブラック・マジシャン》が召喚・特殊召喚された時、相手フィールドのカード1枚をゲームから除外する!対象は伏せカードだよ!!」

 

「そうはいかぬな!罠カードオープン《緊急儀式術》!!墓地の《霊魂の降神》を除外し、同じ効果を得る!霊魂鳥トークン2体を生贄に捧げ・・・・《霊魂鳥神-彦孔雀》を再度、儀式召喚!!」

 

『杜っ!!』

 

 

≪チドリ選手再び儀式召喚!その強力な効果は先程みた通り!≫

 

 

「3体のモンスターを手札に戻して頂く、何度も済まぬな?」

 

『いかんっ!マナッ!!』

 

「謝ることないですよー・・・・私のターンで良かった。墓地の罠カード《ブレイクスルー・スキル》を発動!!」

 

「馬鹿な!?」

 

「彦孔雀さんの効果は無効にさせて頂きます。こっちこそごめんね?」

 

 

≪《天使の施し》であらかじめ捨てておいたのか・・・・ブラック・マジシャン・ガール。あいつ、かなりの実力者だ!≫

 

 

「だが!彦孔雀の攻撃力は3000!主のモンスター達では突破することは出来ぬ!!」

 

「それはどうかな?バトル!お師匠サマで蒼炎のシュラを攻撃!・・・・する瞬間!《幻想の黒魔導師》第2の能力!通常モンスター・魔法使い族が攻撃する時、相手フィールドのカードを除外する!!〈ディメンション・ゲート〉!!」

 

『亞亞亞亞ッ!?』

 

 

彦孔雀がなんか異次元っぽい所へ飛ばされちゃった・・・・まじでやばいわコレ。

 

 

「バトル続行!お師匠サマで霊魂鳥トークンを攻撃!みんな、いくよ~!!」

 

「「「「〈ブラック・マジック〉!!」」」」

 

 

ノリノリだなチクショウ?!トークン1体に気合い入れすぎだから!

 

 

『はぁ・・・・なにかすまんな』

 

 

・・・・謝ることないわお師匠サマ、空気を読むのはここまでよ!!

 

「この瞬間!墓地から《BFー尖兵のボーラ》の効果発動!このバトルでシュラは破壊されず戦闘ダメージも0になる。そしてバトル後!シュラを攻撃した《ブラック・マジシャン》を破壊する!!」

 

『なんと?!グオオッ!!』

 

「《ブラック・マジシャン》を倒しただと?!」

 

「流石はジュンコさん!ここぞって時に空気を読まない!!」

「そこに痺れる憧れるぅ!!」

 

 

さっきまで散々読んでたろ!《緊急儀式術》の発動タイミングとか!!

 

 

「お師匠サマ!・・・・許さないよ!黒魔導師でシュラを攻撃!〈黒魔導波〉!!」

 

「ぐぅぅぅ・・・・」

 

 

「続けてダーク・シムルグでダイレクトアタック!!」

 

『グェーッ!!』

 

「ぐわぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

チドリ(ジュンコ) LP4000➡3300➡600

 

 

「私はカードを1枚セット、ターンエンド!!」

 

ブラマジガール H5➡1 LP1000

《幻想の黒魔導師》(攻)OUR1

《ダーク・シムルグ》(攻)

《黒の魔導陣》

セットカード

 

 

≪情況はうって変わり!今度はブラマジガール選手がチドリ選手をブラック・マジックコンボで圧倒!!≫

≪一矢報いて《ブラック・マジシャン》自体は倒したものの・・・・俄然ガールの有利だ!≫

 

 

「我の・・・・タァーン!」

 

『ジュンコ殿、こんな状態で演技をやめないのだが・・・・』

『姐さんの懲り症にはあっぱれだぜ・・・・いや、エンタメ精神?』

 

『ふむ、あの立ち振舞いは演技だったのか。見事なものだ、どこぞの将かと・・・・』

 

『『うわっ!?なんかいるぅ!!』』

 

 

「魔法カード《一時休戦》!互いに1枚ドローし、次の我のターンまで戦闘・効果ダメージを0にする!《ギャラクシー・サイクロン》を除外し効果発動!表表示の《黒の魔導陣》を破壊!・・・・ターン、エンドだ・・・・」

 

 

≪チドリ選手、成す術無しかー?!!≫

 

 

「だったらこのエンドフェイズ!罠カード《マジシャンズ・ナビゲート》発動!手札からお師匠サマ《ブラック・マジシャン》を特殊召喚して、墓地からレベル7以下の魔法使い・・・・《ブラック・マジシャン・ガール》を特殊召喚するっ!!」

 

『む、呼ばれたか・・・・行ってくる。』

『なんだったんだぁ?』

『さぁ、暇だったのではござらんか』

 

 

 

『はああっ!!』⬅移動した。

『うふふっ』

 

《ブラック・マジシャン・ガール》星6/闇/魔法使い/2000➡2300/1700

 

 

「「「「ブラマジガールきたぁー!!」」」」

 

 

「あれは雄一無二、武藤遊戯のデッキだけに入っているカードのハズ!」

「案外、本物なのかもな・・・・」

「(お兄さん、何時の間に背後に・・・・)」

 

 

「私のターン!《強欲で貪欲な壷》を発動っ、デッキトップを裏側で10枚除外して、2枚ドロー!!よっし、黒魔導師の効果!って言いたいけど、お師匠サマ2枚だけなんで・・・・黒魔導師を生贄に《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》を召喚!!」

 

『ギャオォォォッ!!』

 

《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》星5/闇/ドラゴン/2000/1500

 

ガタッ≪≪カース・オブ・ドラゴンだとぉ?!!≫≫

 

 

おい、竜使いの司会二人・・・・食いつき過ぎ。

 

 

「なんでわざわざ、エクシーズモンスターを生贄にしてまでドラゴンを?」

 

「それはね~・・・・チドリさんをさらに追い詰めるためだよ!《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》の効果!融合無しでこのモンスターを含む素材の、融合召喚が出来る!!」

 

「「「「な、なんだってー?!!」」」」

 

「《ブラック・マジシャン・ガール》と《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》を融合!!私、ガイアさんの弟子になります!《竜騎士 ブラック・マジシャン・ガール》!!」

 

『てやあっっ!!』

 

《竜騎士 ブラック・マジシャン・ガール》星7/闇/ドラゴン/2600/1700

 

 

『・・・・おい、冗談でも止めぬか。ガイア殿に迷惑だ』

 

「てへへっ。でもせっかくなんで、お師匠サマも一緒しましょうよ~。手札より、おねだりしてついてきてもらった《ティマイオスの眼》発動!!」

 

 

うわっ!使っちゃうの?!

 

 

「なんだあれ?!」

「全然聞いた事ないぞ!」

「三蔵君は?」

「無いな・・・・もうわざとやってるだろ」

 

 

「このカードは私か《ブラック・マジシャン》と合体して、私たちを条件とする融合モンスターを特殊召喚します!!お師匠サマも流行に‘乗っただけ’!《呪符竜(アミュレット・ドラゴン)》!!」

 

『すまない・・・・腑甲斐無い弟子で本当にすまない・・・・』

ぐるるるる(気にするなよ)

 

 

《呪符竜》星8/闇/ドラゴン/2900/2500

 

 

「《呪符竜》は特殊召喚時に互いの墓地から魔法カードを任意の数除外し、その数にに見あった魔力を得る(×100ポイント攻撃力アップ)!私とあなたの墓地から10枚の魔法カードを除外!!」

 

「では攻撃力は・・・・3900!!」

 

「そして(竜騎士 ブラック・マジシャン・ガール)《ガイアさん風の私》、手札を1枚捨てると相手カード1枚を破壊出来る。あなたのダーク・シムルグでカードをセットすることも出来ない・・・・ここまでだよチドリさん!手札1枚のあなたに私達最強師弟は突破出来ない、ターンエンド!」

 

 

(マナ?) H2➡1 LP1000

《竜騎士 ブラック・マジシャン・ガール》(攻)

《呪符竜》(攻)

《ダーク・シムルグ》(攻)<俺もいるぞ!

 

 

 

 

想像以上に強敵だった《ブラック・マジシャン・ガール》!チドリ(ジュンコ)選手はこのまま負けてしまうのか!?それとも大逆転なるかっ!

その結果は・・・・

 

 




せっかくのお祭り回なので読者様方に勝敗等を決めて貰おうと思います。

詳しくは、活動報告にて。

調子に乗ってんじゃねぇぞ○ズがっ!!って場合は何事もなかったかのように話が進みます。



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33羽-C スラム○ンクは無駄に名曲が多い

読書様参加企画に協力して下さった方々ありがとうございました。今回はその結果を元に書いております。

思った以上に回答してくれた方いて私ビックリ。


※ミス発覚により微修正、休み時間リリーサー


「フフフ・・・・アハハハハハハハッ!!」

 

 

≪チドリ選手、ここでキャラに合わぬ高笑いを始めたー!?≫

 

「ど、どうしたのチドリさん。ピンチ過ぎて頭可笑しくなっちゃった?」

 

「そんなわけ無かろう。逆だ・・・・我は嬉しいのだ、たまたま受けた護衛の任でまさかこのような強者と撃ち合えるとは!武士として誇りに思うぞ」

 

 

コショコショ『姐さんの中の俺らってあんな感じだったのかよ』

コショコショ『戦闘馬鹿みたくなってきたな・・・・』

 

 

おい上ェ(ライキリ&チドリ)・・・・聞こえてんだよ、せっかく向こうがアホみたく会場盛り上げてくれてんのよ?応えないとデュエリスト失格だろーがっ!!

 

 

「(ジュンコさん後々死ぬほど恥ずかしがる!まで読みましたわ)」

「(ジュンコ君、1週間ぐらい外歩けなくなるんじゃないかな・・・・照れで)」

 

「我の、タァァーン!!」

 

 

・・・・よし来たぁ!

 

 

「《BF-極北のブリザード》を召喚っ!!」

 

『クルルッ!!』

 

「来たぜ、ジュンコの十八番!!」

 

「ブリザードの召喚時、墓地のレベル4以下の[BF]であるシュラを守備表示で特殊召喚!!」

 

『コンッコンッ』

『シャアッ!!』

 

 

「「「「かっわいい~!!」」」」

「私もブリザード欲しい!」

「あの毛並み・・・・モフりたい・・・・」

 

 

ぶ、ブリザード人気だった・・・・確かにディスクコンコンは反則的、正直惚れる。

 

 

≪チューナーと非チューナーが揃った・・・・来るぞ!!≫

 

「参る!レベル4の《BF-蒼炎のシュラ》にレベル2の《BF-極北のブリザード》をチューニングッ!!」

 

 

「合計レベルは6・・・・なら、あの[BF]ですわね!」

 

 

「漆黒の力紡ぎ、勇仕に宿りて神刀を振るえ!シンクロ召喚!《BF-星影のノートゥング》ッ!!」

 

『キエエエエッ!!』

 

《BF-星影のノートゥング》星6/闇/鳥獣/2400/1200

 

 

「ノートゥングの特殊召喚時!相手プレイヤーとモンスター1体に800ポイントのダメージを与える、選択するのはおぬし自身!《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》だ!〈ホーミング・ソード〉!!」

 

「た、ただでやられないからね!私が得た新たな効果!手札を1枚捨て、ノートゥングさんを破壊するよ!!」

 

『馬鹿っ!』

「えっ!駄目なの!!?」

 

『グェーッ?!!』

『きゃあっ!??』

 

破壊されても仕事するノートゥング素敵よ・・・・ライキリも少しは見習ってくんないかなぁ~。

『なしてっ?!!』

 

 

《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》(攻2600➡1800)

 

(マナ)LP1000➡200

 

 

「痛たたぁ・・・・私のライフも攻撃力も減っちゃったけど、あなたの切り札であるシンクロモンスターは倒したよ!」

 

 

「切り札、か・・・・そう、ブリザードはうぬの力を使わせる為の切り札には違いない」

 

「へっ?」

 

「しかし本当の切り札はこちらだ・・・・我の墓地には《蒼炎のシュラ》《極北のブリザード》《星影のノートゥング》がいる、この意味がわからるかっ!!」

 

ガタッ≪≪そ、その召喚条件は!!??≫≫

 

「(このドラゴン馬鹿×2、司会進行向いてませんわね・・・・)」

 

「そう、墓地に闇属性モンスターが3体いる時に特殊召喚出来る!蹂躙せよ、全てを刻む鎧黒竜!《ダーク・アームド・ドラゴン》!!」

 

 

『グオォォォォォッ!!』

 

《ダーク・アームド・ドラゴン》星7/闇/ドラゴン/2800/1000

 

≪馬鹿な?!あれはノース校に伝わる裏秘伝!!何故奴が持っている!!≫

 

 

え、そうだったの?なんかごめん、他の特別のカードみたく消えてなかったから大丈夫かと・・・・今日はシンクロ無しでも戦えるように別に切り札仕込んで来たのよね、彦孔雀然りダムルグ然り。相手がエクシーズしてきたから結局使っちゃたけどね?

 

 

「そんな・・・・私のライフ、もう200しかないのに!」

 

『はぁ、修行のし直しだな・・・・』

『ぐるぐるるる(俺こんだけ?!)』

 

「これにて終局!《ダーク・アームド・ドラゴン》で《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》を攻撃!〈アナザー・アームド・バニッシャー〉!!」

 

「きゃあああああっ?!」

 

(マナ) LP200➡0

 

Win チドリ (ジュンコ)

 

 

≪決まった~!!第1試合の勝者はチドリ選手だー!!≫

 

「「「「「わああああああっ!!」」」」」

 

「チドリさん決まってるー!」

「素敵ーッ!!」

 

「○いて~!!」

「もも姉様・・・・」

 

「願いの対象ジュンコでもいいのかしら・・・・ジュンコはどうせ十代とあれやこれやするんだしそのままセラさん拉致って皆で乱入して・・・・クククククッ」

「なんですかその節操のない邪な計画!?せめて脳内でやってください!!」

 

「やったぜジュンコ!流石は俺の

「まさか最後はブラマジガールをピンポイントで狙い撃ちにして勝つとは・・・・」

「鬼畜さに磨きがかかってるっす・・・・」

 

 

えっ?!今十代なんてったの聞こえない

 

 

「ぐお~俺たちのブラマジガールが負けたぁぁぁぁ」

「かわいい娘に慈悲はないのかぁぁぁ」

「貴様の血は何色だぁ!!」

 

「むぅ~、負けちゃったけど・・・・皆!楽しかったよ!ありがと~!!」

 

「う、うむ、皆の衆。応援感謝する!!」

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

≪いや~一戦目からあれだけ盛り上がるなんてね~≫

≪本当ですね!私あそこまでやって逆転されるなんて思いもよりませんでした!あ、そこの《ホーリー・エルフ》さん!この《スイートミルク・アップルベリーパイ・とろけるハニー添え》5つください!≫

≪う、有無・・・・あ、エルフ殿。我は冷緑茶を≫

 

 

一戦目が終わり、ようやく解放される・・・・と思った矢先に実況席に呼ばれてしまったブラマジガールとジュンコさん。ああ、そろそろ演技辛くなってきたわ・・・・って顔が見えないけど顔に書いてありました。

 

 

≪ではブルー(女)チームは次の参加者を決めてくれ!あ、僕はこの《幽鬼うさぎ大福》1つ≫

 

 

「誰が行きます?姉様方」

 

「う~ん、そうねぇ・・・・」

 

「わたくしが参りますわ、ここでもう一本とってしまえば師匠の存在も考えて・・・・実質詰みですし」

 

「はぁ(普段ボロクソに言ってるくせに、あの馬鹿と妙な信頼がありますね・・・・)」

 

「じゃあ頼むわね、モモ!」

 

「はい!おまかせくださいまし!」

 

 

正直彼が参加しないのであれば・・・・オシリスレッドに自分達に対抗出来る方がいるとは思えませんが。十代様は3本目かラストに回さざるを得ないでしょうし

 

 

≪ブルーチームはアビスリンデ選手のようだ!下半身が魚じゃないとかつっこんじゃ駄目だぞ!≫

 

 

そこまで再現する必要を感じなかったので下半身はグンデと同じ色、オレンジのスカートにしたんですが・・・・アンタが真っ先に突っ込んでどうするんですか

 

「モモえも~ん、頑張ってね~」

「ばっか、今はグンデさんでしょ?」

「グンデモンじゃ語呂悪いじゃん!」

「デ○モンみたいになってるよ・・・・」

 

 

一年以外の女子とは交流が薄かったのだけど、今回の学園祭で上級生ともそこそこ仲良くなれたでしょうか、まぁ大半が衣装作ってあげたから・・・・現金な人たちですわね

 

 

「ありがとうございます、頑張りますわ」

 

 

「ヒィィィィィ」

「モモエ↑モンだぁぁぁぁー!!」

「悪夢が・・・・悪夢が蘇る・・・・」

「おい、おまえ逝けよ!」

「ふざけんなよ!俺あの方の【クラブタートル】に沈められたんだぞ?!」

「【クラブタートル】ならまだいいだろ!僕なんか【深海に潜む鮫】だぞ!《舌魚》3体になめられたんだよ?!」

 

「どっちもまだいいよ・・・・俺なんか【カエルスライム】だぜ・・・・あれ以来カエルがトラウマさ・・・・」

 

「「ど、ドンマイ・・・・」」

 

 

「姉様普段どんなデッキつかってんですか・・・・」

 

 

自分達だけ時代の違うカードプールで戦うってあまり好きじゃなかったり。けどジュンコさんがやらかしちゃったあとですしね。せめて一般流通するまでは授業や公式な場ではと色々試してます。自分も万丈目様に色々渡してしまっのですが・・・・けど自分も人間だし、好きな人を贔負して何か問題でもありますかね?

 

 

≪嫌・・・・駄目じゃね?≫

≪チドリ選手何か言ったかい?!≫

 

≪否、気のせいであった・・・・≫

≪ところでさー、さっきまで司会してたXYZさんどこいったの?≫

 

 

本当だ何時の間にかいないや・・・・わたくしの応援はしてくれないのでしょうか、十代様みたいに・・・・なんて贅沢はいいませんのに

 

 

「全く、どいつもこいつも頼りにならん奴等だ・・・・良かろう!このおr、私があの者と闘ってやろう!!」

 

 

「「「「「おっ、おまえは?!」」」」」

 

 

「私は《カオス・ソルジャー》・・・・おまえ達に勝利をもたらす混沌の使者だ!!」

 

 

そうやってギャラリーの中から出現したのは《カオス・ソルジャー》・・・・否、万丈目サンダー・混沌の使者でありました。

何時の間にXYZから着替えたのですか・・・・

 

 

「「「「「おおおおおおっ!!?」」」」」

 

 

「万丈目ぇ?!お前何やってるんだよ!」

 

「ちがーう!俺さm、私はカオス・ソルジャーだ!!」

 

 

「・・・・演技下手ですね」

「普段の万丈目君のままでいいんじゃないかしら・・・・」

 

 

≪一敗しただけで敗北ムードだったレッドチームの危機に現れたのは、最強の戦士の異名を持つ《カオス・ソルジャー》だー!!≫

≪あの衣装どっから用意したんだろ、うちら知んないんだけど・・・・≫

≪わー!カッコいいですねー!!≫

 

 

戻りかけてるジュンコさんの言う通り、元からレッドにあった衣装でもなくわたくし達が作ったものでもない・・・・わたくしが作るか聞いたら要らんとか言っていたのは自分で用意したからですか・・・・

 

 

「まさかの夫婦対決!夫婦対決よ!!」

「カオス・ソルジャーカッコいいー!!」

 

 

むぅ、けっこう女子にも人気・・・・彼、カイザー様と馬鹿程ではないけど女性人気高かったりするんですよね・・・・原作より漫画版方面に性格が偏ってるせいでしょうか?

だがあえて言うと・・・・ヤバいカッコいい素敵イケメンなんですかあれ地道に再現度高いし・・・・ジュンコさんじゃないですけどけっこうドキッときました

 

 

「誰と誰が夫婦か!行くぞはまぐ・・・・アビスグンデ!貴様を倒し、俺はこの悪寒から解放される!!」

 

「もう一人称戻ってるし・・・・」

「悪寒って、負けたらなにされるか察したのかなぁ・・・・」

 

 

「は、はいっ?!いいでっしょぅお相手致しますわ!?」

 

 

「(おお・・・・モモが動揺してる・・・・)」

 

 

≪それでは第2戦!アビスグンデvsカオス・ソルジャー選手!!≫

≪レッツデュエルっ≫

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

アビスグンデ(ももえ) LP4000

 

カオス・ソルジャー(万丈目)LP4000

 

 

 

「先攻は貰った!俺のターン、ドロー!!」

 

 

あら、普段わたくしとやる時は後攻ワンキル対策に後攻ばかり狙うくせに・・・・どういった心境の変化でしょうか

 

 

「見せてやろう・・・・混沌の使者の力を!フィールド魔法《混沌の場(カオス・フィールド)》を発動!」

 

「っ!あのフィールド魔法は!!」

 

 

カイバーマン戦の時に馬鹿の馬鹿(師匠の真紅眼)が使ってきたフィールド魔法、レッド寮周辺の景色が青白の光に染まる。あっ、ホールの方が目が眩んで飲み物こぼしてますね

 

 

「俺はこのフィールド魔法の効果により俺自身、《カオス・ソルジャー》を手札に加える!」

 

 

「まじで持ってんのかよ!」

「あれ伝説のレアカードの1つだろ?!」

 

 

 

「そして万、《マンジュゴッド》を守備表示で召喚!」

 

『むんっ』

 

《マンジュゴッド》星4/光/天使/1400/1000

 

 

「こいつの召喚時に儀式魔法《超戦士の萌芽》を手札に加える・・・・そして発動!」

 

「なんですって?!」

 

 

「この儀式魔法は儀式の贄として、手札とデッキから光と闇のモンスターを1体ずつ墓地へ送る!俺は手札のレベル3《儀式魔人リリーサー》とデッキのレベル5《聖刻龍-アセトドラゴン》を墓地に送り・・・・《カオス・ソルジャー》を儀式召喚!!」

 

『ハアアッ!!』

 

 

《カオス・ソルジャー》星8/地/戦士/3000/2500

 

《混沌の場》カオスカウンター0➡1

 

 

「カオソル来たぁー!!でもなんで万丈目が持ってんだ?」

 

 

 

それな。カオス・ソルジャー自体は高いとはいえ市販のカード、あり得ないとは言い切れませんが・・・・なんで《超戦士の萌芽》とか持ってるんですかね、わたくし微塵も記憶にないのですが・・・・ジュンコさんは?(目で合図)

 

(知らん知らん)(手で合図)

 

「ふっ、いい顔だ。少しは驚いたか!・・・・カードを1枚セットして、ターンエンドだ!!」

 

カオス・ソルジャー(万丈目)H6➡2

《混沌の場》(1)

《カオス・ソルジャー》(攻)

《マンジュゴッド》(守備)

セットカード

 

 

≪カオス・ソルジャー選手、1ターン目から自分を召喚!グンデ選手はどうでるか?!≫

 

「いいぞー万丈目ーっ!!」

 

「さんだ!じゃなくて・・・・カオス・ソルジャーだ!!」

 

 

≪演技駄目だな・・・・しかし、《儀式魔人リリーサー》を使用してグンデ殿の特殊召喚を封じている。彼女には厳しいだろう≫

≪特殊召喚封じされて厳しくない方が珍しいと思うな~≫

 

 

「わたくしのターン!」

 

 

確かに特殊召喚封じはきついですが、それだけなら対処する方法はいくらでもありますわ!

 

 

「まずは憂いを払う《サイクロン》!!」

 

「チッ、罠発動《スキル・プリズナー》!このターン中、《カオス・ソルジャー》を対象とするモンスター効果をすべて無効とする!!」

 

 

≪《スキル・プリズナー》か、このターンは特殊召喚封じから解放されぬかもな≫

 

 

むむむ、確かにその通り。《皆既日食の書》とか《闇の護封剣》があれば話は変わるのですが生憎手札に無いですし・・・・

 

 

「モンスターとカードをセットし・・・・ターン終了ですわ」

 

 

アビスグンデ(ももえ)H6➡3

セットモンスター

セットカード

 

 

「あのワンキル某の浜口がなにもしてこないだと?!」

「特殊召喚封じが効いてるんだ!チャンスだ万丈目!!」

 

「カオソルさんだ!俺のターン、ドロー!!」

 

「「「「サンダー!!」」」」

 

 

結局サンダーじゃないですか・・・・

 

 

「お返しだ、《サイクロン》!!その付せカードを破壊する!!」

「お返しです、《強制脱出装置》発動!対象は勿論《カオス・ソルジャー》ですわ!」

 

 

「フリーチェーンの万能除去か!」

「儀式モンスターを手札に戻す、きっついすね・・・・」

 

 

 

「ふん、この程度は想定内だ。《強欲な壺》発動、2枚ドロー・・・ククッ《天使の施し》発動。3枚ドローし2枚捨てる。今捨てたカード2枚はモンスターカード、よって《混沌の場》にカウンターが乗る」

 

カオスカウンター(1➡3)

 

「魔法カード《ダーク・バースト》により《宵闇の騎士》を手札に戻す。カオスカウンター3つを取り除くことで《超戦士の儀式》を手札に加え・・・・発動!今度は場の《マンジュゴッド》と手札の《宵闇の騎士》を超戦士の糧とし、再び儀式召喚!再臨しろ《カオス・ソルジャー》!!」

 

『トアッ!!』

 

「おっと、儀式魔法発動時に《増殖するG》を捨てさせていただきました1枚ドロー貰いますわ」

 

「ヒィィィィィ」

「うわぁぁぁぁぁっ?!」

「Gだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「・・・・心配せずともエフェクトOFFですわ」

 

≪だ、そうだ!観客のみなさん安心して食事と観戦を続けてくれ!≫

≪本当ですか?!すいませ~ん、この《かっと海老ングおにぎり》3つ下さい!!≫

≪何っ?!とろける(略)5つがもう無いだと?!≫

 

 

ブラマジガールさん食べるの早いですねっ?!

 

 

「Gを含めモンスターが3体墓地へ行ったため、カオスカウンターが3つ増える・・・・だがこのターンで決めてしまえば問題無い!見せてやろう・・・・俺は!先ほど施しで捨てた墓地の《宵闇の騎士》と《マンジュゴッド》をゲームから除外!!」

 

≪こ、この召喚条件は?!≫

 

「光と闇の魂を生贄に・・・・現れよ!《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》!!」

 

 

『はあああっ!!』

 

 

《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》星8/光/戦士/3000/2500

 

 

「《宵闇の騎士》が除外された事で《古聖戴サウラヴィス》を手札に加えておく」

 

≪きたぁー!存在数がアホみたいに少ないくせに制限カードに指定されている伝説急のレアカード!!≫

≪-開闢の使者-!すっご~い!!私、マスターのデッキくらいでしか見た事ないや!!≫

≪・・・・マスターとは?≫

 

≪あ、いや~・・・・なんでもないよ?アハハハハハ≫

 

 

あのコ、精霊って隠す気あるんですかね?どうせわたくし達にはバレバレなんですが・・・・っとあぶないあぶない、効果処理っと。

 

 

「Gの効果で1枚ドロー・・・・そして!」

 

「?!」

 

「相手がモンスターを特殊召喚した際に手札から《ドラゴンアイス》の効果を発動!《海皇の重装兵》を捨て、守備表示で特殊召喚!!」

 

『フュゥゥゥゥ・・・・』

 

《ドラゴンアイス》星5/水/ドラゴン/1800/2200

 

 

「海皇が水属性のモンスター効果で破棄された場合効果が発生!重装兵は表側のカードである開闢の使者を破壊します!!」

 

「墓地の《スキル・プリズナー》を除外しそのモンスター効果を無効にする!!」

 

≪カオス・ソルジャー選手、奇襲攻撃をかわしたぁー!!≫

≪あ、熱い攻防ですね~・・・・≫

≪だが結果としては伝説の戦士がフィールドに2体。グンデ殿が圧倒的に不利であるな≫

 

 

プリズナーを使わせたまでは良かったのですが、サウラヴィスなんてものをサーチされるとは・・・・なんなんですかあのデッキは!!(無言の目線toジュンコ)

 

「(知らん!ほんっと~にしらん!!)」

 

 

「行くぞ!《宵闇の騎士》を儀式の贄にした事により、俺自身に新たな効果が追加されている!貴様のセットモンスターを・・・・除外する!〈次元斬〉!!」

 

「くっ・・・・」

 

 

魔知ガエルが・・・・鬼ガエルをサーチして次のターンに攻勢に出るつもりでしたのにっ!

 

 

「喰らうがいい!開闢の使者で《ドラゴンアイス》を攻撃!《開闢双破斬》!!」

 

『ゴアアアッ?!』

 

 

「姉様のモンスターが、スイカみたいに真っ二つに!」

 

やめたげてください!アイスさんは頑張ってくれたのですわ!ちょっと時○双破斬!とか脳内で叫んでいませんから、決して!!

 

 

≪あのコ結構余裕じゃん・・・・≫

 

 

「開闢の使者はモンスターを破壊した時、続けてもう一度攻撃出来る!〈時空突破・開闢双破斬〉!!」

 

≪えっ?時空剣技・○空双破斬!!?≫

≪どこの時空剣士だーっ!二人して脳内で同じボケをかますな伏せ字がほぼ意味をなしてないわっ!!≫

≪なんの話ですかぁ?!≫

 

「ジュンコさんが我慢出来なくてついに突っ込んだーっ?!」

「やっぱ謎の安心感があるんだなぁ・・・・」

 

 

・・・・このまま負けて彼の機嫌をとっておくのもまた一興・・・・だ、け、れ、ど!!

 

 

「手札の《ゴーストリック・フロスト》の効果を発動!」

 

「んなにぃ?!」

 

「攻撃してきたモンスターを裏側守備に変更し、このコを裏側守備で特殊召喚致します!!」

 

『ヒ~ホーゥ!』

 

《ゴーストリック・フロスト》星1/闇/悪魔/800/0

 

 

「「「「「可愛い~!!」」」」」

「今日は目の保養が多いわ!!」

 

 

「サウラヴィスの効果が発動出来なかった・・・・何故だっ!」

 

「残念ながらこのコは攻撃モンスターを問答無用で凍らせる・・・・対象を取る効果ではないのです!」

 

 

「そんなモンスターをデッキに入れていたとは・・・・目障りだ、片付けてやる俺自身の攻撃!〈カオス・ブレード〉!!」

 

『ひっほぉ~・・・・』

 

 

「そんな!雪見大福が!」⬅明

「お腹空いたならなにか頼んでください!」⬅セ

 

 

ありがとうございましたフロストさん・・・・守りが薄すぎると思って刺してみたカードが大活躍ですわね今回・・・・

 

 

「想像以上にしぶといな、カードを1枚セットしターンエンドだ」

 

(サンダー)H3➡2

《混沌の場》(1➡3➡0➡6)

《カオス・ソルジャー》(攻)

セットモンスター(開闢の使者)

セットカード

 

 

 

 

≪超戦士2体の猛攻を凌ぎきったグンデ選手!はたして反撃なるかっ!≫

≪ドローして手札2枚ですか、厳しい状況ですね・・・・≫

≪だが特殊召喚の制限は消えた、手札にあのカードがあるならば・・・・≫

 

 

「わたくしのターン!」

 

これは・・・・正直、ライフ無傷では使いたくないカードですが仕方ありませんわね、付せカードもありますし・・・・

 

 

「魔法カード《ヒーローアライブ》を発動!ライフを半分払い・・・・デッキからレベル4以下の[E・HERO]を特殊召喚します!」

 

グンデ(ももえ)LP4000➡2000

 

「ただでは通さん!手札の《増殖するG》発動!!」

 

 

≪カオス・ソルジャー選手《増殖するG》を投げ返したぁ!≫

≪夫婦って言われるだけあって、所々採用カード似てるんですね。面白~い!≫

 

 

「うぐ・・・・デッキから《E・HEROバブルマン》を特殊召喚!」

 

『とあぁっ!』

 

 

《E・HEROバブルマン》星4/水/戦士/800/1200

 

 

「ならば1枚ドロー!」

「バブルマンの特殊召喚成功時、デッキから2枚ドロー!!」

 

「やっぱバブルマンいいよな!デッキの回りが数段よくなるぜ!」

「(それ原作版だけだっつーの、OCG効果でも強いけど)」

 

 

いいカードは引けましたがGの影響下、けれど2体の超戦士を放置しては次の彼のターンでわたくしのライフが持ちませんね。ここは肝を据えて、あの2体を倒す所まで展開しますか!

 

 

「おいでませ!《海皇子 ネプトアビス》!!」

 

『ど~もっ、ってあらら。結構ヤバそうだねモモ』

 

 

《海皇子 ネプトアビス》星1/水/海龍/800/0

 

 

「そうなんですよ・・・・是非力をお借しくださいな」

 

『了解だっ!』

 

「でおったな鬼畜皇子め・・・・」

 

 

案の定客席から悲鳴が、ブルーやイエローの方にはたま~に使いますからね、あくまでたま~に・・・・本当は最初から手札にいて、前のターンに召喚したかったのですがプリズナーとリリーサー適用中でしたからねぇ

 

 

「私まだモモ姉様とデュエルしてないんですが、あのモンスターそんなにギャアギャア言われる程なんですか?」

「見てればわかるわよセラさん・・・・ポジション的にはあなたのデューザみたいなものかしら」

 

 

「参ります。ネプトアビスのモンスター効果発動!デッキから《海皇の龍騎隊》を墓地に贈りデッキから《海皇の龍騎隊》を手札に加えます!この時龍騎隊の効果により、さらにデッキから海龍族モンスターの《海皇の狙撃兵》を手札に招く!!」

 

 

「なんか手札増えてますけどあれーっ?!」

 

 

そんなセラさんの反応、新鮮でいいですわね・・・・この学園の方達はもう、使う度に青ざめたりドン引いたりしてくるばかりで・・・・

 

 

≪いや・・・・当然の反応じゃね?(茶すすりながら)≫

≪当然の反応だね・・・・(コーヒーすすりながら)≫

≪二人とも突然どうしたの?!≫

 

 

「そして手札から龍騎隊を捨て、《水精燐-ディニクアビス》を特殊召喚!!」

 

『ガロオオオゥ!!』

 

《水精燐-ディニクアビス》星7/水/水/1700/2400

 

 

「ディニクまでいたか・・・・1枚ドローだっ!」

 

「特殊召喚成功時!デッキからわたくし《水精燐-アビスグンデ》を手札に加え、龍騎隊の効果で《水精燐-メガロアビス》を手札に加えます!!」

 

 

「明日香お姉ちゃん・・・・私、アドの概念が壊れそうだよ・・・・」

「安心して、誰もが一度

は思う事よ・・・・わたしはもう、通したら負けと諦めたわ」

 

 

「続いて手札の《海皇の重装兵》と《海皇の狙撃兵》を捨て、《水精燐-メガロアビス》を特殊召喚!」

 

 

『グガアアアアッ!!』

 

 

《水精燐-メガロアビス》星7/水/海龍/2400/1900

 

 

「1枚・・・・ドロー!」

 

「この瞬間!メガロさんと海皇達の効果発動!まずはメガロさんの効果で《アビスケイル-ミズチ》を手札へ!そして捨てられた狙撃兵の効果でセットされていた開闢の使者を、重装兵の効果であなた様を破壊しますわ!」

 

「む・・・・手札のサウラヴィスを捨ててモンスター効果を起動する。俺を対象とする魔法・罠・モンスター効果を無効にするぞ!」

 

 

なんかカオス・ソルジャーの背後にサウラヴィスが居座って、後光差してる感じになってますわね・・・・

 

 

「ですが一番やっかいな開闢の使者は破壊できました。メガロさん効果発動!ネプトさんを喰らって2回攻撃の権利を得ます!さらに墓地へ送られたネプトさんの第2の能力!墓地の[海皇]モンスター、龍騎隊を復活させる!!」

 

『ギャッ!』

 

《海皇の龍騎隊》星4/水/海龍/1800/0

 

 

「レベル4のモンスターが2体・・・・ここだっ!罠オープン《天地開闢》!!」

 

「なっ、なんですかそのカード!?」

 

「これはデッキから[カオス・ソルジャー]または[暗黒騎士ガイア]モンスターを含む戦士族3枚を選び公開する。俺が選ぶのは《カオス・ソルジャー-宵闇の使者-》《開闢の騎士》《ネクロガードナー》。相手はこの中からランダムに1枚を選びそれを手札に加える。カオス・ソルジャーや暗黒騎士ガイアモンスターではなかった場合はすべて墓地へ送るがな・・・・さぁ、選べ!」

 

 

選べと言われましても・・・・どれ当てても墓地アド稼がれるのでせめて宵闇の使者は外したいですね・・・・

 

 

「いいなぁ~あれ!地味に欲しいなぁ~、ネクロガードナーとかダークマンをピンポイントで墓地にやれるじゃねーか!」

「(あったかな・・・・今度探しとこ。ってカオソル発動条件か・・・・)」

 

 

「・・・・真ん中で」

 

「フッ・・・・貴様はまず真ん中を狙うくせがあるのを知っているか?」

 

「えっ?」

 

「貴様が選んだのは《カオソス・ソルジャー-宵闇の使者-》だ!手札に加え、残りは墓地に捨てるぞ」

 

 

≪おっとカオソル選手!嫁の癖を利用してアドバンテージを稼いできたぞ!!≫

≪仲が良いって素敵ですね~!私もあの方と・・・・キャッ≫

「(マナの好きそうな人・・・・王様かな)」

 

 

く、癖を見抜かれるなんて・・・・ちょっと、嬉しいかもですわね。

 

 

「レベル4の龍騎隊とバブルマンでオーバーレイッ!貴方だけみつめてる、暗き深淵から今でもずっと。ランク4!《深淵に潜む者》!!」

 

『・・・・ククク』

 

《深淵に潜む者》★4/水/海龍/1700➡2200/1400

 

 

「そのおかしな口上はやめろ、怖いわっ!・・・・特殊召喚時に1枚ドロー。そして!墓地の《ネクロガードナー》を除外し、このターンの攻撃を一度無効にする!!」

 

 

「あら。でしたら深淵さんのOUR(オーバーレイ・ユニット)は温存しましょうかね・・・・《アビスケイル-ミズチ》をメガロさんに装備し攻撃力800アップ!さらに深淵さんのOURに水属性モンスターがいるのでわたくしの水属性モンスターは攻撃力500アップ!!」

 

 

メガロアビス(攻2400➡3200➡3700)

ディニクアビス(攻1700➡2200)

 

 

「バトルです!ディニクさんで《カオス・ソルジャー》を攻撃!」

 

「・・・・この攻撃は、すでに発動している《ネクロガードナー》が防ぐ」

 

「これで邪魔はなくなりました・・・・メガロさんで続けて攻撃!〈メガロ・ブレード〉!!」

 

 

「なんだあの技名は!」

「対抗意識じゃないっすかね・・・・」

 

 

「ぐおおおっ・・・・おのれっ!」

 

カオス・ソルジャー(万丈目)LP4000➡3300

 

 

「終わりですわ!メガロさんで2度目の攻撃!〈古鮫流・双破斬〉!!」

 

「かなり無理矢理だなっ?!戦闘ダメージを受けた時、手札から《トラゴエディア》を特殊召喚!!このモンスターの攻守は手札の枚数×600ポイントとなる!俺の手札は4枚!」

 

《トラゴエディア》星10/闇/悪魔/?➡2400/?➡2400

 

 

『クハハハハハハハハッ!!あの小僧はどこだぁ!!』

 

「「「「「えっ?」」」」」⬅精霊見える勢

 

 

『よくも封印してくれおって・・・・今度こそ我の本来の力を取り戻s

「メガロさんで攻撃!!」

 

『ギャアアアアアアアアアッ?!!おのれ人間共ォォォォォォォッ!!』

 

 

一瞬漫画版のラスボスっぽい方いましたが、倒したし大丈夫ですわね!多分!!

 

 

「・・・・なんだったんだ?いったい」

「凄く恐いのがいたんだなぁ・・・・」

 

「(・・・・うん。あとであれだけ返してもらおうかな!)」⬅元凶

 

 

「隙ありっ!深淵さんのダイレクトアタック!」

 

「グハッ?!おのれぇ・・・・」

 

カオス・ソルジャー(さんだ!)LP3300➡1100

 

 

「メインフェイズ2!メガロさんとディニクさんでオーバーレイッ!深き海に眠りし水精の王、悠久の時を越え今目覚めん!エクシーズ召喚!ランク7《水精鱗-ガイオアビス》!!」

 

『ヌオオオンッ!!』

 

《水精鱗-ガイオアビス》★7/水/水/2800➡3300/1600

 

「一枚・・・・ドロー!」

 

 

≪グンデ殿のエースの登場か、これは勝負がわからなくなってきたな≫

 

 

う~ん。ミズチ維持か否か結構悩んだのですが・・・・もし宵闇の使者が出せる状況ならこちらの方がいいですからね。

 

 

「わたくしはターンを終了致しますわ」

 

 

グンデ(ももえ)H2➡1 LP2000

 

《水精鱗-ガイオアビス》(攻)OUR2

《深淵に潜む者》(攻)OUR2

 

 

 

≪手札2枚からここまでの状況を作りあげたグンデ選手!このままカオス・ソルジャー選手は負けてしまうのか!≫

≪それとも~?手札に大逆転のチャンスをかかえているのか?その結末は・・・・君達が導いてねっ(ハート)≫

「(あ、またやるんだアレ・・・・)」

 

 

一方、サンダーの手札では・・・・

 

 

「(手札抹殺か打ち出の小づち手札抹殺か打ち出の小づち手札抹殺か打ち出の小づち手札抹殺か打ち出の小づち・・・・)」

 

『『『わ~ん!ごめんよアニキ~!!』』』

『いやぁ~でばんなかったからみんなさみしくてさ~(てへぺろ)』

 

H5

《おじゃまイエロー》

《おじゃまグリーン》

《おじゃまブラック》

《光と闇の竜》

《カオス・ソルジャー-宵闇の使者-》

 

 

超絶事故が発生したりしていた・・・・

 

 

 

続!

 

 

 




そんなわけで今回もやります、詳しくは活動報告にて!

よければまた懲りずに協力してください(_ _)

vsブラマシガールが結構呆気ないけど、ももえのデュエルで勘弁していただきたい( ̄▽ ̄;)


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33羽-D 口で否定しててもアンタ達が仲良いのはよくわかった

懲りずに企画に参加してくださった方々ありがとうございます、今回もそちらの結果を元に進行してます。


「俺のターン・・・・ドローっ!!」

 

さて、彼の墓地のカードは確か・・・・

 

闇属性に

リリーサー

トラゴエディア

 

光属性が

アセト

サウラヴィス

開闢の使者

開闢の騎士

 

その他の属性で

カオス・ソルジャー

 

これに加えて施しで捨てたモンスターが1枚。今の所、宵闇が出せる状態ではないので警戒はいりませんわね。

 

 

「スタンバイフェイズに《深淵に潜む者》の効果を発動!オーバーレイユニットをひとつ使いこのターン、墓地で発動するあらゆる効果は使えなくなりますわ!そして水属性モンスターの効果で墓地へ送られた龍騎隊の効果によりデッキから《深海のディーヴァ》さんを手札に加えます!」

 

『待ちくたびれたわ~、このまま出番無しかと思った』

 

 

彼の手札は6枚、対してわたくしの守りはガイオさんと深淵さんのみ。突破しようと思えば容易に突破可能ですがはたして・・・・

 

 

「(ドローカードは・・・・《融合》、だと・・・・)」

 

『『『おじゃま究極合体!おじゃま究極合体!』』』

『きみたちうっさいよ(出番くれ)』

 

 

「(この状況でキングを出しても・・・・いや、待てよ?)」

 

 

「《混沌の場》のカオス・カウンターを3つ取り除き、デッキから儀式魔法、《オッドアイズ・アドベント》を手札に加える!」

 

「お、《オッドアイズ・アドベント》ォ?!」

 

 

なんでそんなもの入ってるんですかね!?毎回毎回よく事故らないものですわ・・・・

(※事故ってます。)

 

 

「そして《オッドアイズ・アドベント》を発動!この儀式魔法は、自分フィールドにモンスターが存在せず、相手フィールドにモンスターが2体以上居るとき、エクストラデッキの[オッドアイズ]モンスターを贄に、墓地からも儀式召喚出来る!!レベル7の《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》を生贄に・・・・儀式召喚!《古聖戴サウラヴィス》!!」

 

 

『クウオォォォォッ!!』

 

《古聖戴サウラヴィス》星7/光/ドラゴン/2600/2800

 

 

≪わ~!さっきもちらっと見えたけど、綺麗なドラゴンですね~!!≫

≪ふつくしぃ・・・・≫

 

 

 

「盛り上がってる所残念ですが・・・・ガイオさんより攻撃力の低いモンスターの効果は無効に出来ます、深淵さんの効果で攻撃力は3300!深淵さんを倒そうとしてもガイオさんがオーバーレイ・ユニットを持つ限りレベル5以上のモンスターは攻撃出来ませんわ!」

 

 

「フッ、焦るなよ・・・・俺の手札をみるがいい!」

 

 

そういって彼が手札を公開してきたのですが、えっと~おじゃま3体に《光と闇の竜》?!とんだ事故じゃないですか・・・・あと1枚の魔法はゆ、《融合》?!!

 

 

「ここで俺が《おじゃまキング》を召喚したら、どうなると思う!」

 

「え、え~・・・・わたくしの場が、埋まります」

 

「「・・・・・・・・」」

 

「そうだよな、場が埋まるだけなんだよな・・・・が、しかし!《融合》を発動!!」

 

「「「「「えええええ~?!!」」」」」

 

「《おじゃまグリーン》と《おじゃまブラック》を手札融合!屑も積もれば竜になる。雑魚を犠牲に始祖の力を呼び起こせ!融合召喚《始祖竜 ワイアーム》!!」

 

『 ウガアアアアアッ!!』

 

 

《始祖竜 ワイアーム》星9/闇/ドラゴン/2700/2200

 

 

「し、しまった!忘れてましたわ!?」

 

 

「こいつは通常モンスター以外に戦闘破壊されずモンスター効果も受けない!よってガイオアビスの攻撃抑制効果も無意味だ!」

 

 

「やっぱ昨今の効果モンスター祭の中じゃ強いわよねアレ」

 

 

わたくしのデッキ除去魔法・罠少ないんですがどうしましょう?!

 

 

「行けっ、バトルだ!ワイアームで《深淵に潜む者》を攻撃!〈源流のジェネシス・ストリーム〉!!」

 

「きゃっ!深淵さんが・・・・」

 

グンデ(ももえ) LP2000➡1500

 

「俺はこれでターンエンド!」

 

 

万丈目 H2

《混沌の場》(6➡3➡6)

《聖古載サウラヴィス》(守)

《始祖竜ワイアーム》(攻)

 

≪カオス・サンダー選手、今後はドラゴンの応酬だーっ!!≫

≪また戦況が一変しましたね~あんな手札でよく動るなぁ・・・・≫

≪カオス・サンダーて、混ざっておるな・・・・≫

 

 

「わたくしのターンですわ!」

 

 

手札にはディーヴァさんがいますが・・・・サウラヴィスがいる限りシンクロ・エクシーズは封じられる、ネプトさんをよんでもデッキの重装兵は0枚・・・・こうなったら!

 

 

「はあああああああっ!!」

 

≪あっ、あの掛け声は!!≫

≪なんか手が紫色に光り出したんですが・・・・いったい何が始まるんです?!≫

 

 

「やめなさいももえ!貴女はこの一週間、度重なる裁縫により女子力を大量に消費している!今それを使えば女子力を失って・・・・消滅するわ!!」

 

「・・・・はっ?」

 

「し、しかし明日香様!この状況では・・・・」

 

「大丈夫だよももえも~ん!」

「無茶はしないで!私達の夢(欲望)の為に犠牲になることはないから!」

「ありのままの結果を受け入れます!」

 

 

皆様・・・・

 

 

「女子力の消費・・・・消滅????全然わかんないよー!ジュンコ姐さーん!!」

 

「(実はこの格好だとツッコミしなくて楽だ、とか正直思ってたりして。すまねぇ、セラちゃんすまねぇ・・・・)」

 

 

「・・・・ふぅ。ドロー」

 

「〈アレ(バリアンズ・カオス・ドロー())〉は使わないのか」

 

「ええ、だって・・・・必用ありませんでしたから。それに・・・・わたくしの引いたカードは!《RUM-七皇の剣(ランクアップマジック・ザ・セブンスワン)》!!」

 

「なんだとぉ?!」

 

 

「「「「「ももえも~ん!!!」」」」」

 

 

「全部説明したら長いんで以下略!おいでませ《C.No(カオス・ナンバーズ)101》!!満たされぬ魂の守護者よ、暗黒の騎士となって光を砕け!《 S・H(サイレント・オナーズ)・dark Knight!》」

 

 

『フッ、昔からお前は面倒くさいヤツ(女)だった』

 

 

S・H(サイレント・オナーズ)・dark Knight!》★5/水/水/2800/1600

 

 

「ダーク、ナイトっ!・・・・(サウラヴィスの能力は、チェーンの発生しない特殊召喚を無効にする。あのカードから呼ばれたのでは無効に出来ない!)」

 

「当然効果発動!サウラヴィスを吸収してORU(オーバーレイ・ユニット)に変換する〈ダーク・ソウル・ローバー〉!!」

 

「くっ、こうもあっさり対処してくるとは・・・・」

 

 

けれどワイアームの突破には時間がかかる、今ディーヴァさんを呼んでもたつのこからコーラル出せるくらいですし、コーラル呼んでも切る手札無いから温存ですわね・・・・とゆうか、またゼロランサーあれば勝てましたわね。

 

 

「ガイオさんとダーク・ナイトさんでワイアームを攻撃!」

 

「チィッ!」

 

カオス・サンダー LP1100➡900

 

「ターンを終了致します」

 

 

グンデ(ももえ) LP1500

《水精燐-ガイオアビス》(攻)ORU2

《 S・H・Dark Knight》(攻)ORU2

 

 

「フッ、あの時そっくりのフィールドだな・・・・」

 

「えっ?」

 

「最もそいつら2体を同時に相手にしてはいなかったが・・・・行くぞ!俺のターン!」

 

 

≪カオス・サンダー選手の手札はまさに混沌としている!何を引けば逆転出来るのかぁー!?≫

 

 

もしかして・・・・ノース校で初めてお互い本気のデュエルをした時の事を言っているのでしょうか(番外編参照)。また結構前の話を・・・・やっぱり、ちょっと嬉しいですわね。

 

 

「ふふっ、まさか逆転のキーも同じとはな・・・・《貪欲な壺》を発動!墓地から《聖刻龍アセトドラゴン》《古聖載サウラヴィス》《開闢の騎士》《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》そして施しで捨てていた《ギャラクシー・サーペント》をデッキに戻しシャッフル!2枚ドロー!!」

 

「この状況で新たなドローカードを引き込むなんて・・・・」

 

「あの頃とは違う!俺の進化をみるがいい!!《混沌の場》のカオス・カウンターを3つ取り除き、新たな《超戦士の萌芽》を手札に加え発動!手札のレベル2《おじゃまイエロー》とデッキのレベル6《ラブラドライドラゴン》を儀式の糧にし、墓地のこの俺、《カオス・ソルジャー》再々臨!!」

 

『はあああっ!』

 

 

《カオス・ソルジャー》星8/3000/2500

 

≪またまた自身召喚ーっ!このカオス・ソルジャーは 倒れる事を知らないのかぁー?!≫

 

 

「そしてぇ!俺の墓地の光と闇属性モンスターは丁度3体ずつ!このうち闇属性モンスターを全て除外する事でこのモンスターを呼び出す!《カオス・ソルジャー-宵闇の使者-》!!」

 

『フンッッッ!!』

 

 

《カオス・ソルジャー-宵闇の使者-》星8/闇/戦士/3000/2500

 

「こっちもカッケェー!?」

「開闢の使者とは違うのか、召喚条件が若干難しいな・・・・」

 

 

やだ超イケメン・・・・実践で使ってる人初めてみましたわ、わたくし的に開闢よりこちらの方が好みかも。

 

 

「今日の万丈目君、やたらイイよね!」

「イケメン祭よ~!」

「吹雪様とかに隠れがちだけど本人もイケメンってゆう・・・・」

 

 

むぅ・・・・あげないし・・・・

 

 

「フフッ、大丈夫よモモ。誰も盗らないわ」

「また急に変な事言ってるよぅ・・・・」

 

 

「こいつの効果は優秀だが、使用したターンはバトルフェイズが行えない・・・・よって!俺は宵闇とオーバーレイッ!」

 

「はいぃ!?」

 

「2体の《カオス・ソルジャー》でエクシーズ召喚!混沌に宿るは神竜の魂!《神竜騎士フェルグラント》!!」

 

『とあぁぁっ!!』

 

 

《神竜騎士フェルグラント》★8/光/戦士/2800/2200

 

 

「イケメン2体でイケメンを繰り出した?!!」

 

「あの強力なカオス・ソルジャー達をわざわざ素材にするだと?!」

「しかも攻撃力下がってるし・・・・なに考えてんすかね?」

 

 

うわ、万丈目様らしい・・・・けどたしかエネアード持ってましたよね、なんでこっち?

 

「(ふ、超戦士2体でランク8ドラゴンを出すのは止めたか・・・・このコスプレデュエルとゆう環境で、観客にも伝わる選択肢を選んでくる!流石は新たな我が弟子!万丈目・カオス・サンダーよ!!エンターテ↑ィィィメント精神が備わってきたね!)」

 

「(ありがとうございます、師匠!)」

 

 

なんか馬鹿と万丈目様が親指立てて通じ合ってるんですが・・・・やっぱり犯人は奴でしたかコノヤロー!わたくしの準様になに仕込んでくれてんですか!!

 

 

「そしてぇ!秘技《トライワイトゾーン》発動!墓地からレベル2以下の・・・・来い、雑魚共!!」

 

『『『呼んだ~?』』』

 

 

《おじゃまイエロー》星2/守1000

《おじゃまグリーン》星2/守1000

《おじゃまブラック》星2/2000

 

 

「うっ、出ましたねおじゃま共・・・・」

 

『いや~んももえの姐御ったら~』

『そんな露骨な顔しないで』

『アンタと俺達の仲じゃないか~』

 

「○ね。」

 

『『『ド直球?!』』』

 

『・・・・イラっと来るぜ』

 

 

あ~ム○つく~、緑と黒はまだいいけど黄色はマジム○つく・・・・なんでこんなのとわたくしが中の人同じなのか・・・・

 

 

「フフフ、よっぽどおじゃま共が嫌いと見える・・・・だが安心しろ。《おじゃまグリーン》と《おじゃまブラック》を生贄に捧げ!」

 

『『また俺達~?!!』』

 

 

「現れろ!《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)》!!」

 

 

!!不味っ・・・・

 

 

『きたいにこたえてぼくさんじょう!(どけ雑魚共)』

『ライダの姉貴~、相変わらず口悪いわねん・・・・』

 

 

「・・・・えっ?」

 

「ば、馬鹿っ!そっちの姿で出てくる奴があるかっ!!」

 

 

万丈目様の代名詞(?)《光と闇の竜》が召喚されました・・・・少女(ライダ)の姿で。さりげなくおじゃまイエローは残すあたり流石です

 

 

『なにっ、こちらのすがたのほうがきゃくうけがいいのではないのか?!(この変態共)』

 

「ええいっ、ツッコまれる前にさっさと竜に戻れ!そろそろ決めねば後の試合に回す文字数がきついんだ!!」

 

「なんの心配すか?!」

 

『ちぇっ(嬉しいくせにツ○デレさんめ)』

 

 

ポンッ☆とゆう音と共にドラゴンの姿に戻る《光と闇の竜》。さながら、某手強いシミュレーションのマク○ートのようですわね

 

 

《光と闇の竜》星8/光/ドラゴン/2800/2400

 

 

≪今のって・・・・≫

≪出たぁ!カオス・サンダー選手の切り札!《光と闇の竜》だ!!≫

「(流す気だ、勢いで誤魔化す気だ?!)」

 

 

「遊びは終わりだ・・・・バトル!《神竜騎士フェルグラント》でガイオアビスを攻撃!〈閃光烈刃〉!!」

「迎え打って〈ゼウス・ブレス〉!!」

 

 

神竜騎士と海神の戦いは派手な攻防の後・・・・相討ち。何故か爆発演出が入るのはこの際もうつっこまない。

 

 

「これでレベル5以上のモンスターも攻撃出来る、やれっ《光と闇の竜》!ダーク・ナイトを亡き者にしろ!!〈シャイニング・ブレス〉!!」

『グガァァァッ?!(さっきのことおこってんの)』

 

「さっきからなんなんですかもうっ、お願いします〈デモンズランス〉!!」

『イラっときてるぜ・・・・』

 

 

わたくし達のエース、再び相殺・・・・お客方は盛り上がってますがどうするんでしょうこの後。

 

 

「チェーン1!破壊されたライダの効果発動!フィールドの全カードを破壊し、墓地からモンスターを1体特殊召喚する!〈レイズソウル〉!!」

「チェーン2!破壊されたダーク・ナイトさんの効果発動!墓地からこのモンスターを特殊召喚!〈リターン・フロム・リンボ〉!!」

 

「ここだぁ!手札から《D.Dクロウ》を捨てて効果発動!貴様の墓地のダーク・ナイトをゲームから除外する!」

 

「そ、そんな?!」

『ベ○タァァァァァァッ!!』

 

 

ダーク・ナイトさんが《D.Dクロウ》に捕まれて異次元の穴に吸い込まれてしまいました・・・・あの鳥、力凄いですわね?!

 

 

「そして我は蘇る・・・・光と闇の能力により、墓地から《カオス・ソルジャー》再々々臨ッ!!」

 

『はあああっ!!』

 

 

「俺自身の手で幕を引いてやる!ダイレクトアタック、〈カオス・ブレード〉!!」

 

 

ここまで魅せられては・・・・仕方ありませんね。

 

 

グンデ(ももえ) LP1500➡0

 

WIN カオス・サンダー

 

 

≪決まったぁ~!激闘の第2戦を制したのは・・・・一!≫

≪えっと・・・・十?≫

≪百!≫

 

 

「「「「「千!!!」」」」」

 

「万丈目カオス・サンダー-混沌の使者だ-!!」

 

 

「「「「「わあああああっ!サンダー!サンダー!万丈目、カオス・サンダー!!!」」」」」

 

 

 

 

 

《もうこすぷれいらないんじゃないかな!(真顔)》

 

 

 

 

 

≪いや~、夫婦対決は激闘だったね二人共!≫

≪はいっ、ますます惚れ直しましたわっ≫

≪誰と誰が・・・・ハァ、もういい、疲れた・・・・≫

 

 

ももえと万丈目君、凄いデュエルだったわね・・・・皆どんどん強くなってく

 

 

「あ~、もうチドリ解除していいわよね?慣れない事するもんじゃないわ・・・・」

 

「ジュンコお疲れっ、すげ~汗だな・・・・ほら、水とタオル」

 

「(やば、汗くさい?)う、うん・・・・ありがと十代」

 

「・・・・なんで礼言いながらあとずさるんだよ」

 

「あ、あはは~。なんでもないのよなんでも」

 

 

ジュンコも凄かった、慣れない演技もしてデッキにも新しい戦術を組み込んで・・・・この学園祭の準備で1番疲れてるのもあのコ達二人のハズなのに

 

 

≪では両チーム。次の出場者を決めてくれ!!≫

≪そういえばブラマジガールさんは?≫

≪満腹になって満足したから帰るそうだ・・・・≫

 

 

 

「明日香お姉ちゃん、どっちが出る?」

 

 

あ、セラさん超かわいい。今の首傾げる動作なんて最高・・・・じゃなくて!皆に負けてらんないわ!!

 

 

「私がいくわ、レッドチームもそろそろ人材不足。ここで一気に畳み掛けるわよっ!!」

 

 

≪ブルー(女)チームからはマイグレートシスター・・・・じゃなくて、《サイバー・ブレーダー》選手の登場だっ!!≫

≪ああ、無駄に衣装が過激ですわ・・・・視てください、一部の男子なんて鼻血吹いてますもの、ベタですわね~≫

≪う、うむ・・・・(お前も割と露出度高い、とは言いづらいな)≫

 

 

「「「「明日香さ~ん!頑張って~!!」」」」

 

「お姉ちゃんファイト~!(やっとボケ空間から解放された!)」

 

 

「ここで明日香さんかよ・・・・女子最強をどう迎え打つ?」

「いや、ここは俺が行こう。あの姿の明日香さんにボコボコにされたい」

「ばっきゃろう!じゃあ俺が行くよ!あの脚に蹴られてひざまづきたい!!」

 

 

「・・・・誰ひとり勝つ気が無いっすね」

「レッド寮はこの先大丈夫なんだろうか・・・・」

 

 

やれやれ、これなら誰がきても楽勝ね。ちょっとは手応えがある相手じゃないと十代やセラさんにいいとこ魅せられないわ・・・・

 

 

「全く、情けないボウヤ達ネ!・・・・とても任せてられない。ここは我が行こうではないか!」

 

 

「こ、この声は・・・・」

 

 

「か、カミューラ寮長(代理)!」

「カミューラ寮長(代理)!」

「寮長(代理)!!」

 

 

「否!我はカミューラにあらず!誇り高きヴァンパイアの女帝《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》なるぞ!!」

 

「「「「おおお~!!!」」」」

 

 

コスプレがあまりコスプレをしていない、カミューラこと《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》が現れた!

 

 

「ちょっと!あなたはキッチンの責任者でしょ!仕事ほっぽりだしてなにやってるのよ!!とゆうか太陽が露骨に当たってるけど大丈夫なの?!」

 

「ウフフフ・・・・キッチンなら鮎川に頼んで少しの間替わってもらったわ。日光に関しては心配無用よ・・・・日焼け留めを塗っといたから30分くらいなら」

 

 

「ひ、日焼け止めでなんとかなるもんなんだ・・・・」

 

 

「あれ?ジュンコどこ行くんだよ」

「キッチン不安だからみてくる・・・・」

 

「そんな!ジュンコ姐さんいっちゃうの?!(ツッコミ要員がっ)」

 

 

くっ、まだジュンコはカミューラに苦手意識があるようね。十代と離れたからチャンスのような、親友として淋しいような・・・・とゆうか主人公不在で大丈夫なのこの小説っ?!

 

 

「アナタとは一度闘わければならないと思っていたのよ、毎朝毎朝レッド寮に押し掛けてきて・・・・十代の世話は我の仕事よ!」

 

「アンタにだけ任せてなんかいられないわよ!高カロリーメニューばかりで栄養バランスがまるで考えられていない・・・・みなさい!アンタのせいでけっこうな生徒が太ってきてるのよ!?」

 

「明日香さん、俺は元々こうゆう体型なんだな・・・・」

 

「育ち盛りの男子達にモリモリ食べさせて何が悪いのかしら?太ったコは自己責任ヨ!」

 

 

「なんか、主旨がずれてきてるな・・・・」

 

 

≪ヒートアップ!してきたとこでレッドの出場者はヴァンプ選手でいいのかな?≫

 

「よろしくてよ!我は寮長(代理)として、うちのボウヤ達の願いを助けてあげる義務があるわ!!(十代の好感度アップ!くふふふふっ)」

 

「「「「ヴァンプ寮長~!!(代理)」」」」

 

 

演技が一人称替えただけ・・・・まぁ私は演技すらしてないから突っ込めた義理じゃないけど。

まぁいいわ、以前ジュンコとももえを酷い目に合わせた敵の分もついでに含めて・・・・絶対勝ってやるんだから!!

 

 

≪それでは第三戦!《サイバー・ブレーダー》対《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》選手!デュエル開始~!!≫

 

「「デュエル!!」」

 

 

サイバー・ブレーダー(明日香) LP4000

 

ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア(カミューラ) LP4000

 

 

「私のターン、ドロー!」

 

 

カミューラのデッキは【ヴァンパイア】・・・・とみせかけたアンデットの複合デッキだったはず、《幻魔の扉》なんてインチキカードを除いても、あの万丈目君とジュンコを倒した程の実力者・・・・油断せずにいくわよ!

 

 

「まずは《テラフォーミング》を発動し、フィールド魔法《祝福の協会-リチューアル・チャーチ》を手札に加え発動。手札の魔法カードを捨てて、デッキから《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》を手札へ。《儀式の準備》を発動、デッキから《サイバー・エンジェル-弁天-》と墓地から今捨てた《機械天使の儀式》を手札に加えるわ」

 

 

≪いきなり儀式サポートの応酬!先行で立てるならなどの《サイバー・エンジェル》だろうねカオス・サンダー君≫

≪そうですね、やはり今サーチしてた攻撃抑制効果を持つ那沙帝弥でしょうか≫

≪とゆうかこの大会、儀式多いですわね~・・・・≫

 

 

「《儀式の下準備》を発動!デッキから儀式魔法《祝祷の聖歌》とそれに記された《竜姫神サフィラ》を手札に加える。そして発動《祝祷の聖歌》!!手札の弁天を生贄に、光臨なさい《竜姫神サフィラ》!!」

 

 

『グルルルル・・・・』

 

 

《竜姫神サフィラ》星6/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2400

 

 

≪違ったね・・・・≫

≪違いましたね・・・・≫

 

 

「弁天が生贄にされたので効果発動、デッキから光属性・天使族の《サイバー・プチ・エンジェル》を手札に加え守備で召喚!」

 

『ぷっちぃ~』

 

 

《サイバー・プチ・エンジェル》星2/光/天使/300/200

 

 

「「「「かわいい~!」」」」

 

 

「このモンスターの召喚時にデッキから《サイバー・エンジェル-韋駄天-》を手札に加え《機械天使の儀式》を発動!韋駄天を生贄に儀式召喚!快癒をもたらせ《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》!!」

 

『はあっ!』

 

 

「韋駄天が生贄にされた事により効果発動、フィールドの儀式モンスター全ての攻守が1000上昇するわ。更に那沙帝弥の効果発動、サフィラを対象にしその攻撃力3500の半分、1750のライフを回復する。エンドフェイズにサフィラの効果、このモンスターがフィールドにある時に光属性モンスターが墓地に送られた場合3つの能力からひとつを選んで発動出来る。2枚ドローし・・・・1枚捨てるわ」

 

 

サイバー・ブレーダー(明日香) LP4000➡5750 H6➡2

 

《祝福の協会-リチューアル・チャーチ》

《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》星5/光/天使/1000➡2000/1000➡2000

《竜姫神サフィラ》2500➡3500/2400➡3400

 

 

≪流石はマイシスター!1ターン目から強力な効果を持つ儀式モンスターが2体!!≫

≪マイシスター言っちゃってますし・・・・けれど強固なフィールドである事は間違いありませんね≫

≪あの2体は維持すればする程、ライフと手札を増強する・・・・ヴァンプ選手のお手並み拝見だな≫

 

 

かなり文字数はかかったけど・・・・墓地の二種の儀式魔法も破壊耐性を付与出来る、エクストラデッキから呼んだわけでもないからあの《影衣融合》もデッキ融合は出来ない!かなり優位にたったはずよ!

 

 

「フゥ~ン?随分張り切って展開するわねぇ・・・・我のターン、ドロー!まずは《手札抹殺》を発動!互いに全て手札を捨て、同数ドロー!」

 

 

くっ、《朱光の宣告者(バーミリオン・デクエアラー)》と《紫光の宣告者(バイオレット・デクエアラー)》が!やらしいタイミングで打ってくるわね!?

 

 

「あらぁ?その表情、相当いいカードを捨ててしまったようだけど・・・・し~らない。こっちは今捨てた《シャドール・ビースト》の効果で1枚ドロー。そして墓地の《闇竜の黒騎士》と《シャドール・ビースト》をゲームから除外し、《カオス・ソーサラー》を特殊召喚!!」

 

『フッハッハッハッ』

 

《カオス・ソーサラー》星6/闇/魔法使い/2300/2000

 

 

「モンスター効果発動!那沙帝弥をゲームから除外する!〈ディメンション・マジック〉!!」

 

 

≪誤解が生まれそうな技名だな・・・・≫

≪けれど那沙帝弥を退けられたのは痛いですわね、あのモンスターは墓地にあってこそ真価を発揮するのに≫

 

 

「那沙帝弥をこうもあっさりと・・・・まだ、まだよ!まだサフィラがいるわっ!!」

 

「え?そんなモンスターどぉこにいるの?」

 

「何言ってるのよ!私がさっき儀式召喚した《竜姫神サフィラ》、私の後ろにいるじゃない!!」

 

「お、お姉ちゃん。後ろ・・・・」

 

「えっ?」

 

『フォッ↑フォッフォッフォッ』

 

《多次元壊獣ラディアン》星7/闇/悪魔/2800/2500

 

 

セラさんの声で振り返ってみると、サフィラがいたハズのフィールドに全く見たことのない悪魔が居すわっていた・・・・

 

 

「馬鹿なっ?!サフィラはどこにいったのよ!!」

 

「オーホッホッホッホッホ!残念だったわね小娘ぇ・・・・この《多次元壊獣ラディアン》は相手モンスター1体を生贄にする事で相手の場に出現するモンスター!サフィラちゃんはラディアン降臨の憑代になっちゃったってワケ」

 

「そ、そんな・・・・」

 

破壊効果ならまだしも・・・・生贄にされたのでは対応出来ない!!

 

 

「更に永続魔法《生還の宝札》を発動!そして《生者の書-禁断の呪術》により蘇れ《ゾンビ・マスター》!《生還の宝札》により1枚ドロー!手札を1枚捨て、マスターの効果発動!《ヴァンパイア・ソーサラー》を特殊召喚!1枚ドロー!手札を1枚デッキの1番上に置く事で墓地から《ゾンビキャリア》を特殊召喚!!」

 

『ギヒヒヒヒッ』

『ケッケッケッ』

『フゴォ・・・・』

 

 

「《生還の宝札》の効果で結局1枚ドローっと・・・・レベル4の《ヴァンパイア・ソーサラー》にレベル2の《ゾンビキャリア》をチューニング!神鎚の振るい手《獣神ヴァルカン》!!」

 

 

『ウガァァッ!』

 

《獣神ヴァルカン》星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600

《ゾンビ・マスター》星4/闇/アンデット/1800/0

 

 

「何っ?!シンクロ召喚だと!!」

「流石は寮長(代理)!俺達の想像を越えて行く混在だぜ!」

 

「「「「寮~長!(代理)寮~長!(代理)寮~長(代理)!寮~長(代理)!!」」」」

 

 

だ、大人気ね寮長(代理)

 

「声援感謝しとくわボウヤ達!ヴァルカンのモンスター効果発動ォ!我とアナタのフィールドから1枚ずつ表表示のカードを選び、それらを手札に戻す。狙いは《生還の宝札》とラディアンよ!!」

 

『フォッフォッフォッ・・・・』

 

 

不気味な声と供にラディアンはカミューラの手札へ帰って行った・・・・ってことはまたモンスターを出したら生贄にされるわけなの?なんてやらしい戦術・・・・

 

「レベル6《獣神ヴァルカン》とレベル6《カオス・ソーサラー》でオーバーレェイ!!おいでなさい、《No.24》!人は異形のモノを、畏れを込めて竜と仮称する・・・・《竜血鬼ドラギュラス》!!」

 

『グガオオゥッ!』

 

 

《No.24 竜血鬼ドラギュラス》★6/闇属性/幻竜族/攻2400/守2800

 

 

「《馬頭鬼》を召喚し・・・・バトルよっ!まずは馬頭鬼でそのかわいらしい天使を攻撃!」

 

《馬頭鬼》星4/地/アンデット/1700/800

 

 

『ぐもおおっ』

『プッチ~!?』

 

 

「続けてゾンビ・マスターとドラギュラスでダイレクトアタァック!!」

 

「きゃぁぁぁぁぁっ?!」

 

 

明日香 LP5750➡1550

 

 

「少しは懲りたかしら?メインフェイズ2に入りレベル4《馬頭鬼》と《ゾンビ・マスター》でオーバーレイ!光の使者たる守護天使よ、闇に惑え!《ライトロード セイント ミネルバ》!!」

 

『ウフフッ』

 

《ライトロード セイント ミネルバ》★4/光/天使/2000/800

 

 

「全っ然っ似合わないモンスターっすね?!」

「だがわざわざ召喚するとゆう事は何らかのシナジーがあるのだろう」

 

 

「ORUを1つ使い効果発動、デッキの上から3枚を墓地に送る・・・・(あらやだ、攻撃するまえに出してたら勝ってたわ・・・・)カードを1枚セットし、ターンエンド!!」

 

 

ヴァンプ(カミューラ) H6➡3 LP4000

《No.24 竜血鬼ドラギュラス》(攻)ORU2

《ライトロード セイント ミネルバ》(攻)ORU1

セットカード

 

 

ちょっと・・・・本当にきつくない?!ジュンコ達がやられたのもわかるかも・・・・

 

 

≪後攻1ターン目からいきなり追い詰められてしまったマイシスター!ああ、なんとゆう事だ・・・・今すぐ乱入して助けてやりたいっ≫

≪馬鹿はほっときまして、果たして勝利の女神はどちらに頬笑むのか!その結末は・・・・また皆様に丸投げしますわ≫

≪まだ懲りずにやるのかこの投票・・・・すまないが協力頼むぞ≫

 

 

 

※手札抹殺で引かされた明日香の手札

《融合呪印生物-地》

緑光の宣告者(グリーン・デクエアラー)

 

「遅いのよ・・・・違うのよぉ!!」

 

 

つ づ く。

 

 

 




せっかくなんでこのまま最終戦までこの方式貫きます!
詳しくは活動報告にて。


前回の決着があまりにあっさり過ぎたのと、光と闇の竜を出して欲しいって声があったので1ターン伸ばしたら明日香の試合が削られてしまいました・・・・個人的に1万文字前後が調度いいと思っているのでこれ以上伸ばしたくなかったんです、申し訳ない。


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33-E 後悔は先に立たずである。

あっ、どもっ、お久しぶりです。

引き続き(以下略

※ミス発覚につき色々修整しました。


前回のあらすじ

 

ヴァンプ(カミューラ) H6➡3 LP4000

No.(ナンバーズ)24 竜血鬼ドラギュラス》(攻)ORU(オーバーレイユニット)2

《ライトロード セイント ミネルバ》(攻)ORU1

セットカード

 

明日香 LP1550

 

 

兎も角この2枚の手札じゃ手の出しようがない、なんとか戦線を立て直すカードを引き当てなくちゃ・・・・

 

 

「私のターン、ドロー!!やった・・・・!お返しよ《手札抹殺》を発動、私は2枚ドロー!」

 

「チッ、ワタシは3枚ドロー!!」

 

 

≪うちの小説《手札抹殺》使い過ぎじゃありませんか?≫

≪多少デュエル構成にミスが出ても墓地発動で無理やり修正が利くから便利だ、とかいってたね・・・・≫

≪・・・・二人してなんの話だ?≫

 

 

よし、これで膨大なアドバンテージを生み出す制限カードの《生還の宝札》と、問答無用でこちらのモンスターを除去する《多次元壊獣ラディアン》は処理できた・・・・あの《No.》、万丈目君とのデュエルで見た限り《月の書》みたいな効果だったハズ、わざわざ上級モンスターを2体消費してまで出したんだもの相手ターンで使えてもおかしくないわ。だったら・・・

 

「2枚目の《儀式の準備》発動、デッキから《古聖戴サウラヴィス》と墓地から《機械天使の儀式》を回収!」

 

 

≪師匠・・・・じゃなくてロードさん、サウラヴィス撒きすぎですわ≫

≪いやぁ~あのカード気に入ちゃってね、つい薦めたくなっちゃったんだ≫

≪サーチが利く《エフェクト・ヴェーラー》のようなものと考えればかなり有用だしな。微妙に役割は違うが≫

 

 

「フィールド魔法、《祝福の教会-リチュアール・チャーチ》の第2の効果、墓地の魔法カード《手札抹殺》と《儀式の準備》をデッキに戻し、戻した魔法と同数のレベルの光属性・天使族である《朱光の宣告者》を墓地から特殊召喚!そして手札から装備魔法《|D.D.R《ディファレント・ディメンション・リバイバル》》を発動!除外されてた《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》を帰還させる!」

 

『パァー・・・・』

『はあっ!!』

 

 

《朱光の宣告者》星2/光/天使/300/500

 

「帰還用のカードも入っていたか、抜け目ないわね・・・・」

 

「那沙帝弥の効果で自身を対象にし、攻撃力1000の半分・・・・500ポイント回復するわ」

 

サイバー・ブレーダー(明日香) LP1550➡2050

 

 

「レベル5の那沙帝弥にレベル2の《朱光の宣告者》をチューニング!清廉なる花園に芽吹き孤高の薔薇よ 蒼き月の雫を得てここに開花せよ!《月華竜 ブラック・ローズ》!!」

 

 

『クウォォォ・・・・』

 

 

《月華竜 ブラック・ローズ》星7/光/ドラゴン/2400/1800

 

 

 

ももえに以前、「明日香様にきっとお似合いですわ」と言われて渡されたシンクロモンスター、兄さんが「セブンスターズとの戦いに」、と学園に贈ってきた《ブラック・ローズ・ドラゴン》のきっと亜種。どうして二人がそれをとか突っ込みたいし、お似合いかどうかはよくわからないけど・・・・お願い、力を貸して!

 

 

「ブラック・ローズの効果発動、特殊召喚されたモンスター1体を手札に戻す!対象は竜血鬼ドラギュラスよ〈ローズ・バラード〉!!」

 

「エクシーズモンスターは手札に存在出来ずエクストラデッキに戻ってしまう、実質的な完全除去・・・・だがタダではやらせない!ドラギュラスの効果発動ォ!ORUを1つ使い、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスター、ブラック・ローズを裏側守備に変更するワ!!」

 

「そうはさせないわよ!手札のサウラヴィスを捨てて効果発動!ブラック・ローズを対象とする効果を無効にする!」

 

 

≪シンクロモンスターの効果により厄介なドラギュラスを突破!流石はマイシスター!!≫

≪もう、この人司会変えません?≫

 

 

「そして墓地の那沙帝弥、第2の能力!このモンスターを墓地から特殊召喚し、貴女の《ライトロード・セイント・ミネルバ》のコントロールを奪う!これで貴女のフィールドはがら空きよ!!」

 

 

「小娘ェェ・・・・」

 

 

「バトル!ブラック・ローズでダイレクトアタック!〈ローズ・レクイエム〉!!」

 

「ギエエエエッ!!」

 

 

ヴァンプ(寮長)LP4000➡1600

 

 

「そしてミネルバのダイレクトアタック!これで終わりよ!!」

 

「詰めが甘いのヨ!永続罠発動《リビングデッドの呼び声》!生還せよ、《カオス・ソーサラー》!!」

 

『クックックッ』

 

「クッ、攻撃力2300じゃミネルバでは届かない・・・・メインフェイズ2でミネルバの効果を使わせて貰うわ、デッキの上から3枚を墓地に送り・・・・那沙帝弥の効果を発動!今度の対象はブラック・ローズ、ライフを1200回復!これでターンエンドよ!」

 

サイバー・ブレーダー(明日香) H0 LP2050➡3250

《祝福の教会-リチュアール・チャーチ》

《月華竜 ブラック・ローズ》(攻)

《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》(守)

《ライトロード・セイント・ミネルバ》(攻)

 

 

「さぁて、終わりにしてやろうか!我のタァーン、ドロー!!墓地の《ヴァンパイア・ソーサラー》をゲームから除外!ヴァンパイア召喚の生贄が不要となる・・・・我が前にひれ伏せ、《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》召喚!!」

 

『ウフフフ・・・・』

 

《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》星7/闇/アンデット/2000/2000

 

 

「召喚時に我の力を発動、貴様の《月華竜 ブラック・ローズ》を支配下に置き、装備カードとする!!」

 

 

ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアの目が怪しく光ったと思えばブラック・ローズが相手のフィールドに移ってしまい・・・・乗った!?ドラゴンに乗ってるわあのドラゴン!!

 

 

「そんな、ブラック・ローズッッ?!」

 

「そして装備したモンスターの攻撃力を我の力に加え、攻撃力4400!更に!手札から魔法カード《龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)》を発動ォ!墓地の《ヴァンパイア・ロード》および《ゾンビ・マスター》を除外し融合素材とする!2体の不死者の魂を捧げ、冥界の主を呼び覚まさん!融合召喚!《冥界龍 ドラゴネクロ》!!」

 

『ウゴァァァァァァッ!!』

 

《冥界龍 ドラゴネクロ》星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守 0

 

 

「ゆ、融合モンスター・・・・攻撃力3000?!」

 

 

「《カオス・ソーサラー》の効果で再び那沙帝弥を除外しバトルフェイズ!我自身で裏切りもののミネルバを攻撃!〈ローズ・レクイエム〉!!」

 

 

「きゃああああっ!!」

 

 

「残念だったわね小娘ェ・・・・ドラゴネクロでダイレクトアタック!〈ソウル・クランチ〉!!」

 

 

「いやあああああっ?!!」

 

 

サイバー・ブレーダー(明日香) LP3250➡850➡0

 

WIN ヴァンプ(寮長)

 

 

≪ああっ、明日香!しんでしまうとはなさけない。よろしい、今すぐ僕が仇をうってやろう!≫

≪何故ド○クエ風なんですか私事挟み過ぎでしょうこの司会・・・・ちょっと女性陣には申し訳ないんですがわたくしだけでは扱いきれないんでジュンコさん呼びましょう。ジュンコさん、ジュンコさ~ん!?≫

≪サイバー・ブレーダー選手がやられたのは複雑だがこれで男性チームは2本先取、大手をかけたわけだか≫

 

「流石は俺の!」

「「「俺達の寮長だ!!」」」

 

「まっさか明日香さんから白星をとれるなんて・・・・」

「惚れちまうぜ寮長(代理)!!」

 

「「「寮~長!寮~長!寮~長!寮~長!!」」」

 

 

「もっと、もっと誉め称えなさいボウヤ達!オーホッホッホッホ!!」

 

 

「く、悔しい。ごめんなさい皆・・・・」

 

「「「明日香さ~ん」」」

 

「明日香お姉ちゃん・・・・」

 

「せっかくここで格好いいところ見せつけて十代メロ○ロのセラさんうはうはで夜にアクセラレーションする計画だったのに・・・・」

 

「「「あ、明日香さん・・・・」」」

 

「・・・・そうゆうのは口に出さず脳内でやってください・・・・」

 

 

 

 

 

《ドン☆》

 

 

 

 

 

 

≪さぁ!レッドチームが大手をとった所で第4試合だ!ブルー女子チームからは謎の美少女転校生、藍神セラちゃんこと《エフェクト・ヴェーラー》選手の登場だぁ!!≫

 

「「「「セラ様~!!」」」」

 

≪様付けはやめたれ馬鹿共!セラちゃん先輩が困惑してんだろーがいい加減にしろっ!!≫

≪やっぱジュンコさんいると締りが違いますわね・・・・≫

≪それは喜ばしいコトだけど、ジュンコ!何故チドリ装備を解除しているの!?私達の男前チドリはどこへいったのよ!!≫

 

「「「そーよそーよ!」」

 

≪チドリは実家へ帰りました、またいつか会いましょう≫

 

 

「「「え~?!!」」」

 

 

≪ついでに言うとヴァンプ寮長(代理)も(キッチンに)帰りました、日焼け止めの効力が切れたそうです≫

 

「「「えええ~・・・・」」」

 

 

うん、やっぱジュンコ姐さんがいると安心ですね。わたしの番になっちゃった上に不安の種が全員司会席いるから手後れ感ありますけど・・・・日焼け止め、塗り直せばいいだけじゃないのかなぁカミューラさん。一応薬物だから使用制限でもあるのかな?

 

 

≪そんなわけでレッドチーム!文字数も勿体ないので早々に次の出場者を決めてくれ!!≫

≪見も蓋もない事を言うなっ?!≫

≪けど彼女は見た目に反して明日香様に匹敵する程の実力者、慎重に選ばないと痛い目を見ますわよ?ウフフフ≫

≪そういえばなんでももえはまだ解説席?まぁいっか・・・・≫

 

 

「目の保養にイイから気にしてなかったけど司会席女子チームばかりだコレーッ?!」

「そんな事より誰が行くんだ?俺はこの前、挨拶代りにデュエル挑んだら保健室送りにされたぞ」

「僕も授業で当たった直後気がついたらベットの上だったよ」

「俺は彼女に言い寄った奴等を、蔑んだ目で「クズが。」って言いながら数人まとめて吹き飛ばしたのを目撃した事があるぞ・・・・」

 

 

「セラさん、来て日が短いのに結構やらかしてるっスね・・・・」

「綺麗な花には、刺があるんだなぁ・・・・」

 

 

 

い、いや~・・・・学校なんて通った事無かったんで楽しんではいるんですが妙な男の子達がいっぱいいて困りますねこの学園。わたしのような幼児体系(血涙)にかまけるよりよっぽど美人さん達がごまんといらっしゃるのに、想定外過ぎました・・・・

 

 

「じゃあ最後の詰めは俺だな!いい加減デュエルしたくてしょうがないんだ・・・・セラともデュエルしてみたかったしな!」

 

 

わたしの相手は遊城君ですか・・・・かの武藤遊戯さんと同じ波長を感じる子、時が合えばかつての私達(プラナ)の一人にもなってたかもしれませんね。

なんて考えていた矢先・・・・

 

 

「ちょおっっっと待ったぁ!!」

 

「だぁっ?!・・・・なんだよいったい、今度こそ文句無しに俺の番だろ・・・・」

 

「否、彼女の相手は・・・・この《リトマスの死の剣士》が相手をしよう!!」

 

 

ああ、確か彼はタニヤさんのお婿さん。名前は・・・・えっと・・・・あれっ?まぁいいや剣士さんで

 

 

「・・・・誰だあれ」

「あんなやついたか?」

「くっ、ここまで出かかってはいるんだが・・・・」

「とりあえず言いにくいから剣士とよぼうか」

 

「「「頑張れ剣士~!!」」」

 

「えっと」

「相手の方をよく思い出せないけど・・・・」

 

「「「ヴェーラーちゃん頑張って~!!」」」

 

 

≪おかしいな、女性陣はわりと覚えているとおもったのだが・・・・ほんの数羽前に出たよ彼≫

≪えっ何?彼は認知阻害の呪いでも受けてるの?≫

≪ここまでくるとタニヤさんみたく同情したくなりますわね・・・・≫

「(不味い、誰だったかしら・・・・だなんていいづらいわね)」

 

 

「三沢ぁ!なんだよ邪魔すんなよ!!」

 

 

そ、そうだ三沢君でした!余りに認知されないのでグレてセブンスターズ入りした方でしたね!

 

 

≪セラちゃん脳内でもやめて差し上げて!?≫

 

 

「くっ、十代・・・・まともに名前を呼んでくれるのはお前と枕田君くらいだ・・・・が、しかぁし!このデュエルは俺がいかせてもらおう」

 

「なんだよ、いつになく真剣だな・・・・」

 

「そう、何故なら俺は証明しなければならない・・・・ぽっと出のくせにこんなに人気をかっさらってしまう彼女を倒さねければ、俺の存在は今度こそ消されてしまう!認知的に」

 

「なに言ってんだかさっぱりわかんねぇ・・・・とりあえず1つ貸しだぜ」

 

 

≪れ、レッドチームからは《リトマスの死の剣士》選手が出場だぁ!≫

≪誰が扮したかわからない・・・・ブラマシガール並に謎の存在として語られる事でしょう≫

≪モモこら!あんた解ってて言ってんでしょ!平気なフリしてっけど三沢君辛そうだから、よく見たら涙目なってるから!!≫

≪ジュンコ・・・・むしろフォローで止め刺してないかしら≫

 

 

「えと、よろしくお願いします剣士さん・・・・大丈夫ですか?」

 

「グスッッ・・・・十代がいなければ枕田君に惚れそうだ・・・・」

 

 

やばい、この人末期だ・・・・今度会ったら名前で呼んであげよう・・・・えっとみ、ミ、三・・・・あれれっ?三澤君でしたっけ

 

 

「行くぞ!ヴェーラー君!」

「あ、はい」

 

 

「デュエ

「デュエルッッッ!!!」

 

 

ヴェーラー(セラ)

LP4000

 

リトマスの死の剣士(三沢)

LP4000

 

 

≪やっぱセラちゃんの「デュエル」凄ぇ?!≫

 

 

「女性チームのってことで・・・・わた、ボクのターン、ドロー!」

 

 

おやっ、試しに入れてみたこのカードが来ましたか・・・・どうしましょう。今すぐ使用してもある程度の効力は発揮してくれそうですが、せっかくなんでみ、み、み、三剣士さんが動いてから使ってみたいですね

 

 

「ボクはモンスターをセット、リバースカードを1枚出して終了です」

 

 

≪セラちゃんのボクっ娘・・・・イイわね≫

≪これは静かな立ちあがり、否!嵐の前の静けさかーっ?!≫

≪わたくし達と出会った頃は先行から殺意の塊でしたのに・・・・8800パルス!!みたいな≫

≪あれ見てたのうちらだけだろーが、変にハードル上げすぎんじゃないわよ≫

 

 

「フム・・・・俺のターン、ドロー!どうゆうつもりかはわからないが、動かないならこちらからガンガン行かせてもらう!《天使の施し》を発動、3枚ドローし2枚捨てる。よし!《電磁石の戦士(エレクトロマグネットウォーリアー)γ》を召喚!召喚時にその力で手札から《電磁石の戦士β》を特殊召喚!」

 

『『ガシャンッッ』』

 

《電磁石の戦士γ》星3/地属性/岩石族/攻 800/守2000

 

《電磁石の戦士β》星3/地属性/岩石族/攻1500/守1500

 

 

≪【磁石の戦士】?!クリフォじゃないんだ・・・・≫

 

 

「ペンデュラムは研究段階で・・・・当分一般相手に使えないからと気を使ってもらってな!βの効力でデッキから《電磁石の戦士α》を手札に加える。様子見と行こう、バトルだ!βでセットモンスターを攻撃する!」

 

 

遊戯さんもデッキに入れてたらしいですね、磁石の戦士・・・・とか考えてるうちにわたしのセットモンスターがビリビリやられてました、平気なんですが

 

 

「セットモンスターは《方界胤ヴィジャム》、残念ながら戦闘では破壊されませんよ」

 

『ギョロッ・・・・』

 

 

《方界胤ヴィジャム》星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

 

 

「ギャー?!」

「きゃあああっ!」

「キモッ?!目の動きがキモッ!!」

「使用者はあんなにかわいいのに・・・・」

 

 

装備効果(アンディメンション化)は必要ありませんね、まだモンスターいますし・・・・可愛いと思うんですけどねぇ、ヴィジャム。

 

 

「け、結構インパクトのあるモンスターを使うんだな・・・・メイン2、レベル3の2体の電磁石の戦士でオーバーレイ、《ゴルゴニック・ガーディアン》をエクシーズ召喚!」

 

『ギヘヘヘヘッ』

 

《ゴルゴニック・ガーディアン》★3/闇属性/岩石族/攻1600/守1200

 

 

≪いやぁ~、こっちもキモいわ≫

≪キモいですわね≫

≪キモいわね≫

 

 

「司会席からの容赦ない罵倒っ?!」

「ついにジュンコさんまで加わったんだな・・・・」

 

 

迷宮さんコンビが愛用してたエクシーズモンスターですね、わたしは結構好きですよ・・・・あ、狡い。

 

 

「(風当たりに)ま、負けん・・・・ゴルゴニックの能力は2つ!攻撃力0のモンスターを破壊する効果を適用する、砕け散れヴィジャム!!」

 

 

ああ、石化させられる迄もなくヴィジャムがバラバラに・・・・

 

 

「そ、そんな恨めしい顔で見ないでくれ・・・・儀式魔法《高等儀式術》を発動!デッキの《磁石の戦士α》と《磁石の戦士γ》を墓地に送り合計レベル8!儀式召喚!《リトマスの死の剣士》!!」

 

「はあああっ!!」

 

 

《リトマスの死の剣士》星8/闇/戦士/攻撃0/守備0

 

 

「お、三沢のエースの登場だ!結構格好いいよな!!」

「なんだ十代、奴と知りあいか?」

「彼とデュエルした事があったのが十代、いつの話だ・・・・?」

 

「えっ、万丈目とカイザーまで何言ってんだ?・・・・ジュンコー!皆がおかしい助けてくれーっ!!」

 

 

≪あたしにどうせいっちゅーねん!もう一種の呪術みたいなもんだから諦めて!!≫

≪ジュンコさんが投げたっ?!≫

 

 

「・・・・2枚カードを伏せてターン終了・・・・」

 

 

リトマス(三) H1

《ゴルゴニック・ガーディアン》(攻)ORU2

《リトマスの死の剣士》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

≪本人の心のライフはともかく・・・・いきなり切り札を召喚し場を整えた剣士選手!ヴェーラー君はこれをどう対処するのか!!≫

≪攻撃力0のモンスターが切り札・・・・何言ってるの?兄さん≫

 

 

 

本人だけじゃなくカード効果まで存在が薄らいで行くんですか?!デュエルにおいてある意味有利なんじゃあ・・・・メンタルが持てば。

 

 

「ターン頂きます、ドロー!・・・・さて、試してみますか。手札より魔法カード《隣の芝刈り》を発動!!」

 

「・・・・はっ?」

 

「剣士さん、あなたのデッキ残りデッキ枚数を教えてください。ルール上公開情報です」

 

「む?初期ドローに加え、天使の施しを使い1枚サーチ2枚墓地送りで・・・・残り28枚だが」

 

「そうですか・・・・このカードは相手のデッキ枚数と同じ数になるようにデッキの上からカードを墓地に送るんですよ・・・・わたしのデッキは残り53枚なので、25枚のカードを墓地へ送ります!!」

 

 

「な、なんだそのメチャクチャなカードは!とゆうよりデッキ枚数多いな?!」

 

 

≪デッキ分厚い・・・・とか思ってたら60枚デッキでしたか≫

≪≪何っ?!60枚デッキは普通ではないのか!!≫≫

≪おめーら兄妹は「普通」の意味を辞書で調べて100回音読して来いっ!なんで普段からあんな回んのよ!!≫

 

 

墓地発動が結構多いからこうゆうカード助かるんですよね。ふふっ。落ちた落ちた、たくさん落ちた・・・・

 

 

「墓地の《方界(カルマ)》を2枚除外します、これにより[方界]モンスター《流星方界機デューザ》《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》を手札に加えますね」

 

 

「あ、暗黒・・・・」

 

「方界神・・・・?」

 

 

≪え、ちょまっ・・・・≫

 

 

「手札の[方界]カード《方界波動》《方界獣ブレード・ガルーディア》《流星方界機デューザ》の3種を公開、これによりこのモンスターを特殊召喚します。光を喰らい、世を眩ませ・・・・《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》!!」

 

『ヴァァァアアアァアア!!!』

 

 

《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守 0

 

 

「なんだ・・・・こいつは・・・・」

 

 

≪≪≪やっちまったーっ?!≫≫≫

 

 

「きゃああああっ!?何よあれえええっ!!」

 

「化け物だ・・・・超おっかねぇ化け物が出てきたぞおっっ!!」

 

「なんと禍禍しい・・・・これが藍神の本当の切り札かっ!?」

 

「怖いッスー!?ほとばしる程怖いッスー!!」

 

 

≪こるぁー!ちゃんセラー!!お祭りの場でなんてモンスター呼び出してるんじゃーっっっ!!≫

 

「えっ、お祭りだから盛り上げていこうかなって・・・・」

 

≪別の意味で盛り上がってっから!会場阿鼻叫喚だから大混乱だからお客さん逃げたしちゃったりしてっから!!あたりを観なさいよ!さっきまで晴れてたのに暗くなって雷雲までゴロゴロ言い出したぞどーすんのコレ!!?≫

≪光属性の魔法使いが暗黒神を従える図・・・・シュール過ぎますわね・・・・≫

 

「あ~・・・・えへっ☆」

 

みたいな ?

 

 

≪えへっ☆じゃないわー!頭コツンとかしてかわい・・・・って馬鹿!!≫

 

 

「この状況でツッコミに専念するジュンコ・・・・逞しすぎるぜ」

「アニキ感心してる場合?!」

 

 

普段は自重してるカードなんで使いたかったんですが・・・・不味かったかな?流石兄さんの暴走が生んだカード、闇の力結構残ってるんですね。わたしは何故か平気だけど

 

 

「じゃあ、危ないんでさっさと決着つけちゃいますね?魔法カード《方界波動》発動!《ゴルゴニック・ガーディアン》の攻撃力を半分にし、クリムゾン・ノヴァの攻撃力を倍にする!!」

 

「攻撃力6000だとぉ?!!」

 

≪さらりと殺人宣言したね・・・・≫

≪三沢君超逃げてーっ?!!≫

 

 

「俺、ジュンコにあんなに心配されたことないぜ、三沢の奴・・・・」

「アニキどこ気にしてるの?!」

「この状況で嫉妬とは、貴様も余裕だな・・・・」

 

 

「バトル!クリムゾン・ノヴァでゴルゴニック・ガーディアンを焼殺!灰塵と化せ〈カラミティ・フレア〉×2!!」

 

「も、モンスター効果発動!ORUを1つ使い、相手モンスター効果を無効にし攻撃力を0にする!」

 

 

メデューサ神話の石化光線的なものが飛んできましたが、まぁ・・・・案の定蚊でもいた?って顔してますねノヴァさん

 

 

「は?意にも介さないだと!!」

 

「クリムゾン・ノヴァの元々の攻撃力3000以下のモンスター効果は受け付けません・・・・残念でしたね」

 

「ま、まだだ!永続罠《スピリット・バリア》!モンスター同士の戦闘で発生するダメージは0になる」

 

「手札より速攻魔法《サイクロン》を発動!その手のバリアは御免です!」

「なんの!もう1枚の罠もオープン!永続罠《宮廷のしきたり》だ!このカードがある限り、他の永続罠は破壊出来ない!よってサイクロンは無意味だ!さらに永続罠がある時、《リトマスの死の剣士》の攻守は3000となる!」

 

 

むむっ。このターンじゃ仕留めきれませんか、デューザも召喚しとくべきでしたかね・・・・石化されそうなんでやめたんですが

 

 

『ギャヒイィィィッ!?』

 

「断末魔ひどっ・・・・クリムゾン・ノヴァは相手モンスターを破壊した際、2度目の攻撃が可能です。《リトマスの死の剣士》を攻撃!〈カラミティ・フレア・セカンド〉!!」

 

「うおっ?!・・・・残念だったな、俺自身のカードは戦闘では破壊されないのさ!」

 

 

チッ、仕留め損ないました。墓地に《ギャラクシー・サイクロン》も落ちたので次ターン待ちですね、更に追い込んでおきますか・・・・

 

「永続罠を発動します、《方界曼陀羅》!あなたの《ゴルゴニック・ガーディアン》を場に戻してあげます、その代わり方界カウンターが乗せられますがね」

 

「方界カウンター?いったいどうなるんだ・・・・」

 

「このカウンターが乗せられたモンスターは似て非なる次元の層に移された状態・・・・つまり〈アンディメンション〉化されます!この次元に存在してないわけですから攻撃出来ず、効果も発動出来ません」

 

「ぐっ、なぶり殺しにする気か・・・・」

 

「違いますよ・・・・《方界曼陀羅》で呼び出したモンスターが場にいる限り、あなたが発動したモンスター効果は無効となります!」

 

「何だとぉ?!」

 

「カードを1枚伏せて、ターン終了です!」

 

 

ヴェーラー(セラ) H5➡2

《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》(攻6000)

《方界曼陀羅》

セットカード

 

 

≪これは酷い!攻撃力6000のモンスターを繰り出した上にモンスター効果の発動すら封じられてしまった!剣士選手になすすべはあるのかーっ?!≫

≪えっ、波動の攻撃力倍化って永続なの?鬼ねセラ、じゃなくてヴェーラーさん・・・・≫

 

「あっ、忘れてましたけど・・・・クリムゾン・ノヴァが出現したエンドフェイズ、互いのプレイヤーは3000ダメージを受けます。全て焼き払え、〈エンシェント・ノヴァ〉!!」

 

「「「「はああああああっ?!」」」」

 

「ぎゃあああああっ!!」

 

「ボクは墓地の罠カード《ダメージダイエット》を除外して効果ダメージを半分にしておきますね、あちちっ」

 

ヴェーラー(セラ) LP4000➡2500

 

(三)剣士 LP4000➡1000

 

 

ノヴァさんから発せられる炎が辺を包みこむ、わたしは罠の効果でちょっと熱い程度に感じましたけど・・・・あちらからはヤバ目の悲鳴聞こえましたね。

 

 

「お、おうふ・・・・」

 

 

≪三沢君ー!?じゃなくて剣士選手ダウンしたー!!≫

 

「みさッ、剣士君!!・・・・ッタオルだ!!済まない、僕が軽い気持ちで「せっかくのお祭だし君も参加しない?」とか誘ったばっかりにっっ!!」

 

≪衣装とか用意してたと思ったらやっぱ師匠の仕業ですか・・・・≫

 

「い、いやっ・・・・俺はまだ立てますっ師匠ッッ!!俺はまだ輝ける、諦めたくない!!」

 

「ミサケン君・・・・君って奴はそこまで・・・・わかった!もう僕は止めない、あの《エフェクト・ヴェーラー》の皮を被った魔王に一泡吹かせてやるんだ!!」

 

 

≪なぁにこれぇ≫

≪弟子また増えてるし・・・・≫

 

 

司会放棄して駆け寄ってあげたと思ったら魔王って何?人を悪者扱いして・・・・あっそうか、これも演出なんですね!ジュンコ姐さんみたいに演技しろって事ですか。しかしよりによってわたし《エフェクト・ヴェーラー》コスなのに悪役とは・・・・しょうがないなぁ

 

 

「ククククククッ、ようやく気づいたか愚か者共め・・・・」

 

 

「「えっ?」」

 

 

「そうとも。ボクが魔王、魔王《エフェクト・ヴェーラー》だ!・・・・この姿に油断しているところを一瞬で仕留めてあげようとしてたのに・・・・中途半端に凌ぐから苦しむコトになるんだよ」

 

 

≪せ、セラ神センパ~イ・・・・?≫

≪なんか雲行きが怪しいわね≫

 

 

「(不味い、彼女の変なスイッチを押してしまった!・・・・でも面白そうだから乗っておこうかなっ)おのれ魔王め!剣士よ、勝ってくれ!君が負けたら、世界が暗黒の次元に落とされてしまう!」

 

「えっ?あの・・・・」

 

 

≪師匠も悪ノリし初めましたわね≫

 

 

「ハハハハハッ!まだ勝てるつもりでいるのかい?ボクの使役する闇の化身、《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》の攻撃力は6000ポイント!更には低級モンスターの効果も受け付けない!キミ達に希望なんてないんダヨ!!」

 

「絶対の存在なんてモノは有り得ない!モンスターである以上攻略する手だてはあるんだ・・・・みせてやれ剣士君ッッ!」

 

「あ・・・・は、はいっ!俺のタァーン!!」

 

 

「(え~と・・・・もうヤケだっ!)魔王よ!俺はこの命を捨ててでもお前を倒す!魔法カード《命削りの宝札》(※原作仕様)を発動ッッ!!手札が5枚になるようにドローし、5ターン後全ての手札を捨てる・・・・」

 

 

≪全然命削らない宝札きたーっ!?≫

≪I2社はなにを考えて刷ったのでしょうアレ≫

 

 

「・・・・きたぞおっ!魔法カード《融合》を発動!手札の《磁石の戦士 マグネット・バルキリオン》と《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》を融合っ!!磁石の戦士達の究極形態をお見せしよう、《超電導戦機インペリオン・マグナム》ッッッ!!」

 

『ジャッキーン☆』

 

 

《超電導戦機インペリオン・マグナム》星10/地属性/岩石族/攻4000/守4000

 

 

うっわ、とんでもドローカードから超大型融合モンスター繰り出してきた・・・・

 

 

「いいぞぉ剣士君!」

 

「けれどせっかくの融合モンスターも攻撃力4000、モンスター効果も《方界曼陀羅》で発動すら出来ない・・・・クリムゾン・ノヴァには遠く及ばないネ!!」

 

 

≪セラさん案外ノリノリね・・・・≫

 

 

「まだだ!《マジック・プランター》を使う、《宮廷のしきたり》を破棄して2枚ドロー!!」

 

 

≪まだまだドローする剣士選手!このターンで決めると言わんばかりの勢いだっ!≫

≪お、帰ってきた≫

 

 

「よし!デッキトップ1枚とこのターンの召喚権を破棄し《アームズ・ホール》を発動!装備魔法《巨大化》を手札に加え、発動!インペリオンの攻撃力を2倍にする!!」

 

「馬鹿な・・・・攻撃力8000だってぇ?!」

 

 

「「「「行っけー!剣士ーっ!!」」」」

 

 

「バトルフェイズ!インペリオン・マグナムでクリムゾン・ノヴァを攻撃!〈マキシマム・マグネットセイバー〉!!」

 

「キャ、うわあああああっ?!!」

 

ヴェーラー(セラ)LP2500➡500

 

 

クリムゾン・ノヴァが真っ二つにされてしまいました、お蔭で魔界の一部のようになってたあたりの景色も戻ってきましたが・・・・

 

 

「これで終わりだ魔王!俺自身のダイレクトアタックで・・・・」

 

「終わりだヨ剣士。この瞬間墓地の罠カード《方界合神》の効果を発動!レベル4以下の[方界]モンスターを条件無視でデッキから特殊召喚!」

 

「なんだとぉ?!」

 

「来たれ《方界超獣 バスター・ガンダイル》!!」

 

『ゴゴゴゴゴ』

 

《方界超獣 バスター・ガンダイル》星4/光/獣/攻0/守0

 

 

「グッ、仕留め切れなかったか・・・・ならばバスター・ガンダイルを俺自身で攻撃・・・・」

 

「残念ッ。《方界合神》の効果で呼び出したモンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されないヨ?」

 

「(ここまで防がれるとは、あと一押しだとゆうのにっ・・・・)《成り金ゴブリン》を発動、相手ライフを1000回復させ1枚ドロー・・・・《アドバンス・ドロー》を発動!《リトマスの死の剣士》を生贄にカードを2枚ドロー!この2枚をセットしてターンエンドだ!」

 

 

ヴェーラー(セラ)LP500➡1500

 

 

リトマス() H1 LP1000

《超電導戦機インペリオン・マグナム》(攻)

+《巨大化》

《ゴルゴニック・ガーディアン》(守)(方界カウンター1)

《スピリット・バリア》

セットカード

セットカード

 

 

 

「あえてライフを回復させる事で《巨大化》のメリット効果を維持したか、やるな・・・・」

「これであのモンスターの攻撃力は8000のままだ!さっすが三沢だぜ!」

 

 

≪剣士君、なんとか暗黒神は倒したが・・・・魔王のフィールドはモンスターが途絶えない!≫

≪耐えきれるかっ、剣士っ!!≫

 

 

「堪えろ剣士ー!」

「魔王様のライフはたった1500だ、次のターンがくれば勝てるっ!」

「攻撃力8000なんてのがいるんだ、俺達を勝利へ導いてくれぇ!」

 

「「「「剣士!剣士!剣士!剣士!」」」」

 

「皆・・・・こんな俺を応援してくれるのか・・・・」

 

 

「・・・・ボクのターンッッ!」

 

 

感極まってる所を悪いんだけど・・・・そろそろ疲れたから決めますね。

 

 

「墓地の《ギャラクシー・サイクロン》をゲームから除外!《スピリット・バリア》を破壊する!!」

 

「くそっ、俺の守りの要がっ!?」

 

 

「リバース罠オープン、永続罠《シェイプシスター》。発動後チューナーモンスターとしてフィールドに特殊召喚される」

 

 

「チューナー、ってことは・・・・」

「シンクロ召喚かっ?!」

 

「これにチェーンする形で墓地の罠カード・《バージェストマ・ディノミスクス》発動![バージェストマ]はフィールドで罠カードが発動した時、墓地から通常モンスターとして特殊召喚できる!」

 

 

『イヒヒヒヒッ』

 

『・・・・(ウネウネ』

 

《シェイプシスター》星2/地/悪魔/0/0

 

《バージェストマ・ディノミスクス》星2/水/水/1200/0

 

 

≪芝刈った時に仕込まれたのね(誰だあんなの渡した奴≫

≪セラさんのモンスターって全体的に怖いとゆうか・・・・≫

≪キモイ、ですわね≫

 

 

このシリーズくれたのモモ姉様じゃないですか!?まぁ「わたくしの趣味じゃありませんので」って埃被ってた所を強引に頂いたのですが

 

 

「[バージェストマ]、古代生物のバージェス動物群か・・・・興味深いモンスターを使うな」

 

 

「そんな余裕でいいのかな剣士サン!レベル2のディノミスクスにレベル2の《シェイプシスター》をチューニングッ!《古神ハストール》!!」

 

『真のドラゴン使

≪ミザちゃんじゃねーだろオメー!!≫

 

《古神ハストール》星4/風属性/爬虫類族/攻2300/守1000

 

 

「そして手札1枚を1枚デッキの1番上へ戻し、墓地から《ゾンビキャリア》を自身の効果で特殊召喚する!」

 

『ぐへへへっ』

 

《ゾンビキャリア》星2/闇/アンデット/400/200

 

 

「またチューナー、合計レベルは・・・・10か!?」

 

 

「レベル4のバスター・ガンダイルとレベル4の《古神ハストール》にレベル2の《ゾンビキャリア》をチューニング・・・・世にはびこる幾億の症気よ、我が命に従いここに集え。汚れし世界を我がモノにせん!君臨せよ!《魔王超龍 ベエルゼウス》!!」

 

 

『ギャーハハハハハハッ!ゲッヒャッヒャッヒャッ!!』

 

《魔王超龍 ベエルゼウス》星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000

 

 

あっ、これもマズイカードだー・・・・

 

 

≪魔王龍降臨ーッ?!ついに本性を現したかー!!≫

≪ヤベッ、マジで出すとは思わんかった・・・・≫

≪ジュンコさん、もしや・・・・(あげたな)≫

 

「あ、あのシンクロモンスターはっ?!」

「カイザー知ってんのか?」

 

「むぅ・・・・(※13羽参照!を話したら変な嫉妬をされそうだな・・・・)ヤバイ。」

 

「見たら判るッスよ?!」

 

 

「と、と、罠発動《奈良の落とし穴》!!召喚、特殊召喚されたモンスターを破壊して除外する!!」

 

 

「ハハハハハッ!無駄だよ、ベエルゼウスはあらゆる戦闘・効果では破壊されない!そんな罠無意味サ!!」

 

「なんとゆう・・・・だがインペリオン・マグナムの攻撃力は8000!4000のベエルゼウスでは敵わないぞ?!」

 

「フン、今は黙して死を待て剣士よ・・・・ベエルゼウスの能力〈ベエルゼウス・サプラマシー〉発動!!その派手な玩具の攻撃力を0にし、変化した数値分のライフを回復する!!」

 

 

ヴェーラー(セラ) LP1500➡9500

 

 

ベエルゼウスがインペリオン・マグナムのエネルギーを吸いとっていき、錆た鉄屑に変えてしまった。こうなると哀れですね・・・・

 

 

 

「そんな馬鹿な?!(もう1枚は《旋風のバリア-エアー・フォース》、発動さえ出来れば・・・・)」

 

「バトルフェイズ!手札より速効魔法《封魔の矢》!!バトルフェイズ中の魔法・罠の発動を封じる・・・・これでお得意の小細工もできなくなったネェ?」

 

「あ・・・・あ・・・・」

 

「終局だ!インペリオン・マグナムを攻撃!〈ベエルゼウス・ジェノサイダー〉!!!」

 

「ぎゃあああああああっ!!」

 

 

剣士()➡LP1000➡0

 

 

WIN 魔王ヴェーラ-(セラ)

 

 

「「「「「剣士ーッ!!?」」」」」

 

≪剣士選手ぶっ飛んだーっ!!?≫

≪タンカーっ!誰かタンカを持って来ーい!!≫

 

 

「ボクに逆らうから、こうなるのさ・・・・フフフフアハハハハハハハハッッ!!」

 

『ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッッ!!』

 

 

 

 

 

《クリクリッ》

 

 

 

 

 

 

≪はい!とゆうわけで剣士選手vs魔王様≫

≪剣士選手の善戦虚しく、命を落としてしまわれました≫

≪勝手に死んだ事にすんじゃないわよアンタ達!保健室直行しただけだからね?!≫

 

≪そんなわけで、剣士選手を殲滅し見事女子チームを勝利へ導いた魔王様をゲストへ招き、最終戦へ移りたいと思いますわ≫

≪その紹介やめてくれません?!わたしが悪かったですから!あとで三好さんにも謝りに行きますからやめてください!!≫

 

≪フフフッ、いいのよセラさん自分を偽らなくても・・・・みなさい、貴女のファンを気取ってたコ達を・・・・土下座でひれ伏してるわ≫

≪なんでこうなるのぉ?!ジュンコ姐さん助けて~・・・・≫

 

≪・・・・来年の学園祭は、〈魔王セラ様と四天王〉って感じな舞台劇をやるのはどうかな?≫

≪まさかのフォローどころか魔王キャラ押し?!!≫

 

≪それイケそうですわね!わたくし達が魔王様の配下で十代様達に勇者側やってもらって・・・・≫

≪ジュンコがチドリで無口な用心棒キャラ、ももえがダークナイトで王国の裏切り者ね!≫

≪じゃぁ師匠と明日香はコンビ枠でぶっ飛んだキャラを・・・・ロ○ット団みたいな≫

 

 

「キミ達ィ?!来年の計画で盛り上がるのはいいけどあとにしてくれないかな?!!」

 

 

ついに突っ込んだか・・・・あいつらが手を取って暴走したら手がつけられないぜ。

 

 

≪チッ、いいところだったのに・・・・≫

≪それでは長らくお待たせ致しました皆様!≫

≪コスプレデュエル大会レッドvsブルー(女)チーム、最終戦を行いたいと思います!!≫

 

 

「「「「「「わあああああああっ!!」」」」」」

 

 

≪赤ァ~コーナァァァァ~、レッドチーム大将遊城十代こと《E・HERO ブレイズマン》選手~!!≫

 

「や~~~っと出番だぜ!」

 

 

「「「キャー!十代頑張ってー!!!」」」

「頼んだぞ十代ー!」

「レッドの希望の星っ!!」

「ここまできたらなんとしても罰ゲームは回避せねばならん!勝て十代!!」

 

「まぁ、女子に対象にされそうなの吹雪さん以外じゃ精々、アニキと万丈目君くらいッスよね」

「・・・・そうでもなかったりするんだな」

 

 

≪ぜぇ、ぜぇ、続いて青コ~ナ~≫

≪今ジュンコ姐さんと明日香お姉ちゃん向こう側いなかった?!≫

≪気のせいよ気のせい・・・・≫

 

≪ブルー(女)チーム大将~・・・・ってオメー女子じゃねーだろ!!≫

≪今さらですわジュンコさん、レッドチームも部外者たくさん出してますし!≫

≪あ、うんそうね・・・・天上院吹雪こと《ロード・オブ・ザ・レッド》選手ー!!≫

 

「待たせたね!僕がロードだ!!」

 

「「「「きゃあああああああっ!ロード様ー!!」」

」」

 

 

≪ずっと司会してたのにねぇ・・・・≫

 

 

「私、女子チーム勝ったら吹雪様をデートに誘うのっ!」

「え~、わたしも吹雪様がいい~」

「吹雪様は皆のものよ!独り占めなんてさせないわ!!」

 

「・・・・私は翔君にコスプレさせたい、可愛い系の奴・・・・」

「あ、それいい!彼だけコスプレしてないし!」

 

「あたしは隼人君のお腹ぶにぶにしたい!」

「枕にしたいよね~」

 

 

 

「・・・・マジで?アニキィィィ!絶対勝ってよー!!」

「女子といっても千差万別なんだな・・・・(震え」

 

 

 

案外人気あんだな翔の奴も。いや、そんな事今はどうでもいい・・・・やっとコイツを捕まえたんだ!

 

 

「吹雪さん・・・・前からアンタに聞いてみたい事があったんだ」

 

「ん~?なんだい十代君!恋の相談かな?」

 

 

話す度にこんな感じだなこの人・・・・

 

 

「アンタとジュンコ・・・・どうゆう関係なんだ?」

 

「へっ?前から知ってるだろうに、僕がデュエルの師匠で彼女達は弟子だよ」

 

「・・・・とぼけんなっ!!」

 

 

単なる師匠と弟子だと・・・・そんなワケねぇだろ!ほんの少しの間しか観てないけど、確信がある。アイツは吹雪さんの前にいる時が・・・・1番自然体なんだ。俺と一緒にいる時と違って、なにかを遠慮しているような、隠しているような素振りもなく、1番アイツらしい顔をしてるんだ・・・・

 

 

「フム、強いて言うなら・・・・おさなな、グファッッ!!?」

 

「?!!」

 

 

吹雪さんがなにかをいいかけた時、司会陣の方から謎の物体が・・・・か、刀ァ?!!

 

 

≪ちょっとジュンコ何してるの?!下手したら死ぬわよ今のは!!≫

≪チドリの衣装に使ってた刀、持ってきてたと思ったらツッコミ用でしたか≫

≪今ツッコむ要素あったんですか?!≫

 

≪いいから、始めろ馬鹿共・・・・≫

 

「「・・・・は、はい」」

 

 

や、ヤベェ・・・・今まで見た中で1番怒ってる・・・・なんでだ?!

 

 

「痛たたた・・・・鎧来てて助かった。そうだ十代君、君が勝ったら1つイイコトを教えてあげよう」

 

「イイコト?」

 

「その上で明日香かジュンコ君、好きな方を君が自由にするといい!・・・・なんなら両方でもいいよ?」

 

≪ハアァアアァアッ?!テメッ、馬鹿ッ!何言い出してるんだコラー!!≫

 

≪兄さん!それはもしや公認で3(ピーッ)オッケーとゆうことね!?≫

≪アンタもいっぺん黙れ?!!何喜んでんの景品にされてんのよウチラ!!≫

 

≪あらジュンコさん、顔がにやけてますわよ?≫

≪あ、本当ですね。心なしか顔も赤・・・・≫

 

≪うるさあああああい!さっさとデュエルを始めろおおおおおお!!≫

 

 

≪今回で読者様参加スタイルもラスト!私達の運命はあなたたちに委ねられたわ!!≫

≪是非とも協力してくださいませ!≫

≪あ、まだやるんだー・・・・前回アレだったのに≫

 

 

 

「全力でいくよ、十代君!」

「・・・・来いっっ!アンタにだけは負けられないんだ!!」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 




そんなわけでここまでやっちゃった以上はこのスタイル貫きます、詳しくは活動報告にて。


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33羽-F 奴の辞書に自重とゆう文字など無い。

はいどうも、活動報告にもあげましたが諸事情により書き直しをさせていただきました。

読んで下さった方、修正前のが良かった方々、申し訳ありませんでした。


「全力で行くよ、十代君!」

 

「来いっ!アンタにだけは・・・・負けられないんだ!!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

ブレイズマン(十代)

LP4000

 

ロード・オブ・馬鹿(吹雪)

LP4000

 

 

「2対2で互角の状況だし、先行・後攻はそうだな・・・・公平にコイントスでどうかな?お願いももえも~ん、僕裏で!!」

 

「言ったもん勝ちだな・・・・じゃあ表でいいぜ」

 

 

≪仕方ないなぁフブ太君は(ダミ声)≫

≪とかいいながらどっから出した、そのDAコイン≫

 

 

文句言いながらコイントスしてくれるももえ、相変わらずなんでも持ち歩いてんな・・・・ちぇっ、裏かよ。

 

 

「よし、僕のターン!《紅玉の宝札(いつもの)》!《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》を墓地へ送り2枚ドロー、その後《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレア・ドラゴン)》をデッキから墓地へ送るよ。ふむふむ、成る程ねえ・・・・《レッドアイズ・インサイト》を発動、2枚目の《真紅眼の黒竜》を墓地におとし、デッキより《真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》を手札に加える!!」

 

 

「真紅眼・・・・融合?」

 

 

「おや、君は初見だったかい?・・・・そういえばそうか。ならお見せしよう!《真紅眼融合》を発動!!デッキの《真紅眼の黒炎竜》と《ライトパルサー・ドラゴン》を融合する!!」

 

 

「で、デッキのモンスターを素材に融合かよっ?!」

 

 

「その分デメリットが馬鹿みたいにきつくってネェ・・・・まぁいいか。我が友に宿れ、閃光の軌跡!真の驚異となりて万象を灰塵と化せ!《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》!!」

 

 

『グオオオオオッ!!』

 

 

《流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/3500/2000

 

 

「手札1枚からいきなり、攻撃力3500の融合モンスター?!」

「インチキ融合も大概にしろ!!」

「流石キング、汚い!」

 

 

「もちろんそれだけでは終わらない!流星竜の出現時、デッキから新たに《|真紅眼の凶雷皇《レッドアイズ・ライトニング・ロード-エビル・デーモン》》を墓地へ送る。そしてその攻撃力2500の半分、1250のダメージを君に与える!〈ブラック・ミーティア〉!!」

 

 

「げっ?!うわあああああ!!」

 

 

十代 LP4000➡2750

 

 

いきなり結構もらっちまった、先行から飛ばすなあの人・・・・

 

 

「手札の《黒鋼竜(ブラック・メタルドラゴン)》効果発動、フィールドの真紅眼モンスター1体に装備し攻撃力600ポイントアップ・・・・ああ、《真紅眼融合》で呼び出したモンスターは《真紅眼の黒竜》として扱うよ」

 

 

「攻撃力4100か、こりゃ倒すのに骨が折れるぜ・・・・」

 

 

「驚くのはまだ早い!手札より魔法カード発動!《闇の量産工場》×2!!」

 

「はっ?」

 

 

「墓地の通常モンスターである真紅眼の黒竜と、黒炎竜を2枚ずつ手札に戻させてもらうよ。更に魔法発動《手札抹殺》!互いの手札を全て捨て、同数ドローする!僕は5枚捨て、5枚ドロー!!」

 

「おっ、俺も5枚だ。5枚ドロー!更に墓地へ送られた《E・HERO シャドーミスト》の効果でエアーマンを手札に加えるぜ!」

 

「おや、得をさせてしまったか・・・・まぁいいや、コレ引いちゃったからね。魔法発動《黒炎弾》!!フィールドの《真紅眼の黒竜》の攻撃力分・・・・つまり3500ポイントのダメージを君に与える!!」

 

 

 

≪ざっけんなコラァ!なに引き当ててんじゃー!!≫

≪だから先行は嫌なんですわ・・・・≫

≪えっ、コレで終わり?!・・・・兄さんの鬼!外道!悪魔!!≫

≪3500ダメージて、さすがにズルくないですか・・・・≫

 

 

先行で合計4750の効果ダメージかよ、そりゃまともにやって勝てないよな・・・・けど!

 

「墓地の《ダメージ・ダイエット》をゲームから除外!効果ダメージを半分にするぜ!」

 

「・・・・ほぅ!」

 

 

「うっ、ぐああああっ!!」

 

 

十代 LP2750➡1000

 

 

「そんなカードを君が入れているなんてね・・・・ちょっと意外だったよ」

 

「へへっ、少しは驚いてくれたかよ。先輩」

 

 

あっぶねぇ~、九死に一生って感じだぜ・・・・ジュンコから譲って貰っといて正解だったなコレ。まさか先行1ターン目で使うハメになるとは思わなかったけど

 

 

「ふふふっ、これはいい!愉しくなってきたよ・・・・カードを3枚伏せてエンドフェイズに《超再生能力》を発動、僕がこのターンに手札から捨てたドラゴンは5体、よって5枚ドロー!ターン終了だ」

 

JIOIN H5

《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》(攻)

+《黒鋼竜》

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

「先行で効果ダメージ・大型モンスターの召喚・次ターンへの布石・・・・いつもの吹雪だな」

「あれだけ回るのがいつも通りなんスか」

「よく事故にならないんだなぁ」

 

流石ジュンコとももえの師匠ってだけあるぜ・・・・油断したら一瞬でやられる、このターンで決めてやるぐらいの勢いでやらねえと!

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード《戦士の生還》を発動!墓地のシャドーミストを回収し、速攻魔法《ツインツイスター》発動!シャドーミストを捨てて、アンタの両端のセットカード2枚を破壊してやるぜ!」

 

「いいカードを使うね、けどただではやられない!リバース罠オープン《真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)》!フィールドに真紅眼扱いの流星竜がいる為、墓地から通常モンスター扱いの《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》を特殊召喚!」

 

 

「フリーチェーンだったか、けどそれくらいなら問題ない!その2枚には消えてもらうぜ!!」

 

「鎧旋と《レッドアイズ・バーン》が破壊される・・・・」

 

 

≪うわっ、地雷仕込んでやがった危な~・・・・≫

≪地雷って?≫

≪《レッドアイズ・バーン》はレッドアイズモンスターが破壊された時、互いにその攻撃力分のダメージを与えるのですわ≫

≪あのまま放置してメテオ・ブラック倒してたら3500ダメージの破壊輪・・・・鬼ですね≫

 

≪・・・・クリムゾン・ノヴァする人がそれ言う?≫

 

 

ぜ、全部食らってたら8250ダメージかよ・・・・殺意高すぎねーかあの人のデッキ

 

 

「鎧旋が相手に破壊された時、墓地から《真紅眼の黒竜》を特殊召喚する!さぁ出番だよ!!」

 

『グガァァァァッ』

 

『あ、十代君じゃん。オッスオッス~』

 

 

《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》星6/闇/悪魔/2500/1200

 

《真紅眼の黒竜》星7/闇/ドラゴン/2400/2000

 

 

≪軽っ?!見た目と裏腹にやっぱ軽っ!!≫

 

「おや、うちのレンとは随分打ち解けたのかな?」

 

「いや打ち解けたっつーか・・・・まぁいいや、忘れないうちにシャドーミストの効果でエッジマン回収しとこう」

 

 

あの精霊、吹雪さん同様軽すぎてやりづらいぜ・・・・万丈目の《光と闇の竜》しかり、ドラゴンってあんなんばっかなのか?(偏見)

 

 

「《E・HERO エアーマン》召喚!召喚時効果によりデッキからワイルドマンを手札に加える、そして魔法発動、《融合》!エアーマンとワイルドマンを融合!雷雲逆巻け、《E・HERO GreatTORNADO》!!」

 

『ハアアアッ!』

 

《E・HERO GreatTORNADO》星8/風/戦士/2800/2200

 

 

「融合召喚成功時、モンスター効果発動!相手モンスター全てのステータスを半減させるぜ、〈タウンバースト〉!!」

 

 

嵐風を巻き起こしてドラゴン達の動きを制限させる、これでかなり対処しやすくなるハズだ・・・・

 

 

「やれやれ、初対面の時もそいつを食らったっけ・・・・手札より《幽鬼うさぎ》を捨ててその能力を使う!カード効果を発動したカードを破壊する!」

 

「TORNADOがっ?!」

 

 

あんなちっこい兎?に破壊されちまった、なんだか悔しいぜ・・・・効果を無効にされたわけじゃないからマシかな

 

 

《流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン》攻4100➡2050

《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》攻2500➡1250

《真紅眼の黒竜》攻2400➡1200

 

 

『いぇーい!ボク大活躍!!』

『げほっ、げほっ、けっ!でしゃばりめ・・・・』

 

 

「なんてな・・・・そいつは読んでたぜ!《融合回収フュージョン・リカバリー》を発動!《融合》とワイルドマンを回収する!そして再び融合!ワイルドマンと手札のエッジマンで融合!本命はこっちだ!《E・HERO ワイルドジャギーマン》!!」

 

『ウオオオオッ!』

 

 

《E・HERO ワイルドジャギーマン》星8/地/戦士/2600/2300

 

「更に装備魔法《最強の盾》をワイルドジャギーマンに装備する!コイツを装備したモンスターの攻撃力は自身の守備力分アップするぜ!」

 

「つまり、攻撃力4900!」

 

 

「レッドアイズ達を攻撃表示で出したのは失敗だったな!ワイルドジャギーマンは相手モンスター全てに攻撃できる!まずはメテオ・ブラック・ドラゴンからだ!喰らえっ〈インフィニティ・エッジ・スライサー〉!!」

 

『グオオゥ・・・・』

 

「ぐっ、メテオ・ブラック・・・・!!」

 

吹雪 LP4000➡1250

 

 

「師匠にあれ程の深手を負わせるとは・・・・おのれ十代!」

「ちょっと前じゃ僕と二人がかりでも勝てなかったのに・・・・」

 

 

どうだ!俺だって成長してるんだ、あの頃のままだと思ったら大違いだぜ!!

 

 

「このモンスターが破壊された時、墓地の通常モンスターを特殊召喚できるが・・・・的が増えるだけだね、効果は発動しないでおくよ、装備されていた《黒鋼竜》が墓地に置かれたので《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を手札に加えさせてもらう」

 

 

≪今の師匠からみたらZeroとかよりよっぽどきついチョイスでしたわね≫

≪いいわよ十代ー!そんな馬鹿やったれー!!≫

≪チーム的には勝って貰った方がいいのでは?・・・・まぁいっか≫

 

 

「よっしゃ!このままエビル・デーモンと真紅眼にも攻撃だぁ!」

 

「そこまでだ十代君!生憎黙ってやられる趣味は無いんでね・・・・リバースカードオープン!《瞬間融合》!!」

 

「なっ、なんだとお?!」

 

 

『エッ!?聞いてねーし!』

 

「我が友に宿れ、迅雷の魔王よ!闇に生まれし歪みより、新たな驚異となりて生まれ変われ!融合召喚・・・・飢えた牙持つ毒龍、《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》!!」

 

『ギシャアアアアアッ!!』

 

《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》星8闇/ドラゴン/2800/2000

 

 

≪ぎゃああああっ?!出たあぁぁぁぁぁそっちかあぁぁぁぁ!!≫

≪うぅぅ、やっぱあのドラゴン苦手ですわ・・・・≫

≪私もちょっと無理かな・・・・≫

 

≪わたしにくれたのと絵違いかぁ、そんなのあったんですね・・・・あれっ?ドラゴンの中じゃトップクラスに可愛くないですかっ?≫

 

≪≪≪セラ様それ本気か?!!≫≫≫

 

≪あとジュンコ姐さんがくれたベエルゼとか、カミューラさんが使ってたドラゴネクロとかもいいですよねぇ・・・・≫

 

≪やっぱアンタ、魔王様だわ≫

≪≪ウン、ウン≫≫

≪なんでぇ?!!≫

 

 

「フッ、流石は魔王様。この魅力がわかるとは素晴らしい・・・・融合召喚時の効果発動!相手モンスターを1体選び、その攻撃力分の数値を自身の攻撃力に加える!〈ヴェノム・ドレイン〉!!」

 

『ウガアアアアアッ!』

 

 

あの龍、ワイルドジャギーマンに食らいついてる・・・・力を吸ってやがんのか!

 

 

「攻撃力7700て、勝てるチャンスだったのに・・・・カードを2枚セット!永続魔法《悪夢の蜃気楼》を発動してターン終了だ!」

 

「ならばこのエンドフェイズ、《瞬間融合》のデメリットによりスターヴ・ヴェノムは破壊される・・・・がしかし、この瞬間新たな効果が発動する!〈スターヴ・リベンジャー〉!!」

 

 

崩壊したドラゴンの躰が毒の沼地のように替わり、ワイルドジャギーマンを飲み込んでいった・・・・

 

 

「そんな、ワイルドジャギーマンが・・・・」

 

「このモンスターが破壊された際、相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する、これで君の場はがら空きだねぇ・・・・フィールドのドラゴン族モンスターが破壊されたので墓地の《霊廟の守護者》の効果発動、墓地から特殊召喚される」

 

『フォッフォッフォッ』

 

《霊廟の守護者》星4/闇/ドラゴン/100/2100

 

 

十代 LP1000 H0

《悪夢の蜃気楼》

セットカード

セットカード

 

 

≪せっかくのワイルドジャギーマンがやられちゃった・・・・≫

≪あえて相手ターンに出して妨害に用いたわけですね≫

≪直接妨害罠使わない辺りが師匠らしーわね≫

≪ですわね、あくまでドラゴン達で勝つのが心情らしいので・・・・≫

 

「流石は師匠!あの攻撃をあえて融合ドラゴンで凌ぐとは!」

「アイツのデュエルを観ているとこっちまで感化されるな、俺も参加すればよかったか・・・・」

 

「普段クール担当(?)の二人がずれ始めてるッス・・・・」

 

 

そう簡単には、勝たせてくれねえか・・・・

 

 

「僕のターン、ドロー!・・・・」

 

「《悪夢の蜃気楼》の効果発動!相手スタンバイフェイズに手札が4枚になるようにドローする!だが自分スタンバイフェイズに手札を全て捨てる!」

 

 

「いいカードだ、ゆえに他の付せカードが見えてくる!《トレードイン》を発動!レベル8の《ダークストーム・ドラゴン》を捨てて2枚ドロー!フム・・・・《霊廟の守護者》をゲームから除外し《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚!そしてその効果により、墓地から《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》を特殊召喚!!」

 

『グオオオオオオッ!!』

 

『ウガアアアアアッ!』

 

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》星10/闇/ドラゴン/2800/2400

 

 

「くそっ、もう帰って来やがった!」

 

「さらに魔法カード《儀式の下準備》発動!デッキから《レッドアイズ・トランスマイグレーション》と《ロード・オブ・ザ・レッド》を手札に加え、発動!《レッドアイズ・トランスマイグレーション》!メテオ・ブラックを生贄に捧げ、この僕《ロード・オブ・ザ・レッド》を儀式召喚・・・・せっかくなので、ここは僕自身がフィールドに出よう」

 

 

《ロード・オブ・ザ・レッド》星8/炎/ドラゴン/2400/2100

 

 

「「「「「「キャーッ!ブッキーカッコイーッ!!」」」」」」

 

 

≪なんで?あれ格好いいの?≫

≪フィールドの真ん中空けてると思ったら自分が立つ為でしたか・・・・≫

≪てかアイツ自分がフィールド出るの好きだな・・・・初登場時もやってなかった?≫

 

「流星竜が墓地に送られたので効果が発動するが、それにチェーンし僕の効果も発動!君の付せカード、左側を破壊させてもらうよ〈灼熱のバーン・ストライク〉!!」

 

 

とかいいながら自分で付せを殴りに来た・・・・言いたいだけだろこれ。

 

 

「ってそうはいくか!リバース魔法《非常食》!それにチェーンして罠カード《和睦の使者》を発動!このターンの戦闘ダメージを全て0にする!そして非常食の効果処理、《悪夢の蜃気楼》と《和睦の使者》を墓地に送り、ライフを2000回復するぜ!」

 

 

十代 LP1000➡3000

 

 

≪和睦の使者か、とりあえずこのターンは安全ね≫

≪そう?なんか不安だわ・・・・≫

 

 

「メテオ・ブラックの効果処理だ、墓地より《真紅眼の黒炎竜》を蘇生。召喚権を行使しデュアル状態とする!魔法カード《復活の福音》発動!帰っておいで《真紅眼の黒竜》!!」

 

『ギャオオオオッ!』

 

『たっだいま~』

 

「バトルだ!黒炎竜でダイレクトアタック!〈ブラック・メガフレア〉!!」

 

「うわあああっ?!って《和睦の使者》の効果適用中だっての!忘れたのか?」

 

 

一瞬負けたかと思ったぜ、焦った焦った・・・・

 

 

「ふふっ、バトルフェイズ終了時に黒炎竜のデュアル効果発動!自身の元々の攻撃力分のダメージを君に与える!〈デュアルズ・ブラック・フレア〉!!」

 

「まじかよっ?!うわああああっ!!」

 

 

十代 LP3000➡600

 

 

せっかく回復したライフが・・・・このままじゃジリ貧だ!

 

 

「幕を引くとしよう。レベル7の《真紅眼の黒竜》と《真紅眼の黒炎竜》でオーバーレイ!我が友に宿れ、熱き意思と鋼の心!エクシーズ召喚!《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタル ドラゴン)》!!」

 

『アタシ本気モード!!』

 

《真紅眼の鋼炎竜》★7/闇/ドラゴン/2800/2400

 

 

「来やがったな、エクシーズ召喚・・・・」

 

「全力で行く、と宣言したからね。悪く思わないでくれたまえ・・・・モンスター効果発動!オーバーレイユニットをひとつ消費し、墓地より再び黒炎竜を復活!カードを2枚セットしてターンエンド!!」

 

 

ししょー H1 LP1150

《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》(攻)

《ロード・オブ・ザ・レッド》(本人)

《真紅眼の鋼炎竜》(攻)ORU1

《真紅眼の黒炎竜》(守)

セットカード

セットカード

 

 

 

≪幕を引くとかいってライフ残ってるじゃないですか、かっこつけー≫

≪それがそうでもないんですよねぇ・・・・≫

≪鋼炎竜が素材もってフィールドにいる限り、相手はカードを発動する度に500ダメージを受けるのよ≫

≪そんな!十代のライフはたった600、カード1枚であのモンスター達を突破しろって事?!≫

 

「加えてカードを発動すれば吹雪自身の効果で破壊される」

「墓地にはドラゴンの破壊の代替りになる《復活の福音》も存在する・・・・十代のバカでは師匠相手は荷が重すぎたか」

「今度こそ絶体絶命ッス・・・・」

 

 

≪けど十代のデッキには1枚だけ・・・・≫

 

1枚だけなんとかできるカードが眠ってる、それをなんとか引き当てるしかねえ!

 

 

「俺のターン・・・・ドロー!」

 

 

違う、だが1回だけチャンスはある!

 

 

「魔法発動《ホープ・オブ・フィフス》!!墓地のエアーマン、ワイルドマン、エッジマン、シャドーミスト、ワイルドジャギーマン、5体のHEROをデッキに戻しシャッフル・・・・2枚ドロー!場にカードが無い場合もう1枚ドローだ!!」

 

「効果解決後、鋼炎竜の効果により500ダメージを受けてもらう〈ペナルティ・フレア〉!」

 

十代 LP600➡100

 

「く・・・・けど引いたぜ!速効魔法《皆既日食の書》発動!全モンスターを裏側守備に変更させる!これならアンタのドラゴン達は効果を使えねえだろ!?」

 

 

≪そっか、ダメージが発生するのはあくまで効果解決後だから≫

≪先に裏側にしてしまえばダメージは受けないって事ね!凄いわ十代!!≫

 

 

「見抜いていたか、しかも土壇場で引き当てるとは流石だね・・・・皆既日食にチェーンし鋼炎竜のモンスター効果!ORUをひとつ使い、墓地から《真紅眼の黒竜》を復活させる!」

 

「壁を増やしてきたか・・・・アンタも大してライフねえからな。反撃開始だ!《ヒーローアライブ》発動!ライフを半分支払い、デッキからバブルマンを特殊召喚!召喚時場にカードがないので2枚ドロー!」

 

十代 LP100➡50

 

《E・HERO バブルマン》星4/水/戦士/800/1200

 

 

「さらに《E・HERO ブレイズマン》を召喚!その効果により、召喚時にデッキから《融合》を手札に加えて発動!来い、無慈悲なる白銀の英雄《E・HERO アブソルートZero》!!」

 

『ハアアッ!!』

 

《E・HERO アブソルートZero》星8/水/戦士/2500/2000

 

 

「出たッス!皆のトラウマ!!」

「レッドの生徒なら一度はアイツからのワンキル喰らってるんだな・・・・」

 

 

「そして手札から速効魔法を発動!《マスクチェンジ》!!」

 

「・・・・ほぅ!」

 

「アブソルートZEROを墓地に送り、同じ属性の[M・HERO]に変身させる!!障害全てを溶かしていなせ!《M・HERO アシッド》!!」

 

『シュワッ!!』

≪酸だけにか?!≫

 

《M・HERO アシッド》星8/水/戦士/2600/2100/

 

 

「あれは・・・・浜口お得意の鬼畜HERO!!」

 

 

「(ちょっとジュンコさん!貴女十代様には融合しかして欲しくない、とか言ってませんでしたっけ?!)」←小声

「(うっさいわー!周りや敵サイドが鬼強化(9期パワーに侵食)されてく中、十代だけ置いてかれたらなんか悔しいでしょーが!大丈夫、あくまで融合モンスターだしサポート1枚ずつだし諸悪の根源(ダーク・ロウ)の存在はぼかしてるから!!)」←小声

 

「(もう言ったもん勝ちですわね?!ジュンコさんがいいならそれでいいのですが。まぁABCとか繰り出す万丈目様よりは平和的・・・・?)」

 

≪アナタ達、小声で何盛り上がってるの?≫

 

 

「行くぜ!アシッドの効果発動!召喚時に相手魔法・罠を全て破壊する!〈アシッド・バレット〉!!」

 

 

≪随分雑に強い効果ですね?!≫

≪しかもZEROがフィールドから離れ・・・・あっ(察し)≫

 

「そう、アブソルートZeroが墓地に送られたのでこっちの効果も発動だ!アンタの全モンスターを氷付けにして破壊してやるぜ!〈インブレンス・エンド〉!!」

 

 

「「「「「「ナッ,ナンダッテー?!」」」」」」

 

「つまり全カードの破壊!?」

「インチキ融合も大概にしろ!」←二回目

「ふざけるな十代!」

「やめろ!こんなのデュエルじゃない!!」

 

 

なんか味方のはずのレッドからも罵詈雑言飛んで来たよ、ちょっとショックだ・・・・

 

 

「ふ~ん・・・・その手できたかぁ」

 

「な、なんか反応鈍いな。アンタのカード全滅するんだぜ?」

 

「いやぁ、そのゲスいコンボなら・・・・どっかの青い猫型ロボットもどきの渾名を持つ娘に、散ッッッ々喰らわされたからね。ピンチだけど会場の皆程のショックは無いってゆうか・・・・」

 

「はい師匠!そのコンボを繰り返す猫型ロボットもどきには自分も覚えがあります!」

 

 

≪だっ、誰ですかねそんな酷い事を繰り返すのは!?≫

「(ももえか・・・・)」

「(姉様ですね・・・・)」

「(おめーしかいねーだろ・・・・)」

 

 

「さて、頑張って生き残るかな!リバースカードオープン!速効魔法《瞬間融合》!!」

 

≪また≫

≪それ≫

≪です≫

≪かー!?≫

 

「司会席凄く仲いいッスね・・・・」

 

「さっきの毒竜がまたくんのか?!」

 

「否!出したいモンスターが多すぎてエクストラは1枚ずつでMAXだ!よって僕はフィールドの僕自身(ロード・オブ・ザ・レッド)とレッドアイズダークネスメタルドラゴン、同じく鋼炎竜、黒炎竜、黒竜、計5体を融合!!!」

 

「・・・・はあっ?!」

 

「我が盟友たちよここに集え!今ひとつと重なり、無慈悲な神に抗う魔神とならん!融合召喚!《F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)》!!」

 

『『『『『ゴアアアアアアッ!!!!!』』』』』

 

 

《F・G・D》星12/闇/ドラゴン/5000/5000

 

 

「ふっ、ファイブゴッドだとおっ?!!」

 

≪相手ターンにあれだす馬鹿始めてみたわ・・・・≫

≪わたくしも・・・・《龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)》なら全然理解できるんですが≫

≪しかもフィールドからって、兄さん・・・・≫

≪アドバンテージの概念ガン無視ですね・・・・全滅よりマシですけど≫

 

 

「こっちの効果処理だ!アシッドは魔法・罠を破壊したあと相手モンスターの攻撃力を300下げる、凍てつき溶かせ!!」

 

 

アシッドの酸の雨とZeroの氷結が相手のフィールドを被うが、《F・G・D》は意にも介さんといわんばかりの表情でそこに君臨していた。

 

 

《F・G・D》攻5000➡4700

 

 

「当然、墓地の《復活の福音》を除外し破壊を防ぐよ。ううむ、攻撃力がちょっとだけ下がったか・・・・」

 

 

攻撃力4700、また倒しそびれちまったぜ・・・・いやまてよ?確かあのモンスターなら!

 

 

「手札から速効魔法《フォーム・チェンジ》を発動するぜ!融合HEROを融合デッキに戻して同レベルの[M・HERO]を特殊召喚!アシッドを戻して変身!光を穿て《M・HERO 光牙》!!」

 

『でやあっ!!』

 

 

《M・HERO 光牙》星8/光/戦士/2500/1800

 

 

 

≪また新しいHEROだわ!≫

≪速効魔法の特殊召喚、楽しそうですね≫

 

「光牙の攻撃力は相手モンスターの数×500ポイントアップする、よって攻撃力は3000だ!!」

 

 

光牙にはもうひとつ効果がある、しかし向こうには手札が1枚残ってる。もしあのカードだった場合返り討ちだからな・・・・

 

 

「光牙の効果発動、墓地のTORNADOを除外しその攻撃力2800の数値を《F・G・D 》から奪い去る!」

 

「却下だ!手札の《古聖戴サウラヴィス》を棄てて、対象をとる効果を無効とする!!」

 

≪あのモンスター出番多いな?!≫

≪実際便利だけどね、儀式モンスターだからサーチも利くし≫

 

 

 

「あっぶねぇ、なんかそんな気がしたんだよな・・・・に《ミラクルフュージョン》を発動!墓地のブレイズマン、バブルマン、手札抹殺で切られたバーストレディの3体で融合!現れろ!揺ぎなき星の核より生まれしHERO《E・HERO Core》!!」

 

『でやああっ!!』

 

《E・HERO Core》星9/地/戦士/2700/2200

 

 

「守備表示か、このターンの突破はあきらめて次の準備に回ったようだね」

 

「光牙の効果が通ったら勝ちだったんだけどな、カードを2枚伏せてターン終了だ」

 

十代 LP50 H1

《M・HERO 光牙》(攻)

《E・HERO Core》(守)

セットカード

セットカード

 

「エンドフェイズに《瞬間融合》で呼び出したモンスターは破壊される、がしかし!さっきアシッドの効果で巻き込まれたカードは2枚目の《復活の福音》だ!よってこれを除外し《F・G・D》の存在を維持する!!」

 

 

≪そんなんあったなら使っとけよ・・・・って思ったけど結果オーライなのかな≫

 

≪《F・G・D》は健在、残りライフはわずか50。こんなの無理よ!≫

≪けど強力な融合モンスターが2体います、まだまだわかりませんよ!≫

 

≪決着は・・・・作者の気力が切れたので次回に持ち越しですわ≫

 

「「「「「うおいっ?!」」」」」

 

 

 

 

つづく。




また一端切ります。ごめんなさい最近忙しくって・・・・

次回こそきっちり〆ます。


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34羽 どんな理由であれ、一人の時は油断するなかれ

遅くなりました、学園祭編決着です。

まさかこのエピソードに一ヶ月以上かけることになろうとはおもわなんだ・・・・


前回のあらすじ

 

十代 LP50 H1

《M・HERO 光牙》(攻)

《E・HERO Core》(守)

セットカード

セットカード

 

吹雪 LP1150 H0

《F・G・D》(攻4700)

 

 

「僕のターン、ドロー!このまま《F・G・D》でフィニッシュ!・・・・といけたら楽なんだろうが光牙もCoreも辛いねぇ、汎用除去のないデッキでの能筋能力は厄介だ」

 

≪それ自己責任≫

≪たまにはセオリー通りのデッキでも組みなさいな≫

 

 

吹雪さんに対するこの二人の切れ切れの対応にもなんか馴れてきたな・・・・

 

 

「そんなわけで《アドバンスドロー》発動!贅沢にもレベル12の《F・G・D》を生贄に2枚ドロー!」

 

「うわっ、勿体ねぇ~」

 

 

こんな贅沢な2ドロー始めてみたぜ、フィールドのドラゴン5体を使ってまで融合したってのに思い切り良すぎだろ

 

 

「それほど君が強敵って事さ、だがまだ足りないな仕方ない・・・・《強欲で貪欲なジュンコ君》!あ、間違えた。壺!デッキの上より10枚のカードを除外して2枚ドロー!!」

 

 

≪よし、そのケンカ買った。今度は直接手打ちにしてくれるから覚悟しろコンニャロー≫

≪ジュンコさん。気持ちはわかりますがCOOLに行きましょうCOOLに、その(千鳥)しまって下さいまし≫

≪よく見たら本物っ!?兄さんなんで無傷なのかしら・・・・≫

 

 

あの刀、チドリ本人に借りたとか言ってたなおっかね~・・・・ジュンコに危ないモノ持たせるなよ(2重の意味で)

 

 

「来たよ!手札から魔法カード発動《死者蘇生》!!蘇れ、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》!!」

 

 

平然といいカード引いて来やがった、やっぱおかしいだろこの人!

 

 

「そうはいくかよ!罠発動《転生の預言》!アンタの墓地のダークネスメタルとアンタ自身をデッキに還してやるぜ!!」

 

 

≪ぃよっし!1番ヤバそうなカードを妨害したわ!!≫

≪《転生の預言》、最近は墓地発動やらなんやらが普通に感じるから有効なカードね≫

 

「いや、手札はあと2枚。おそらくあれは・・・・」

「っ!本命の為の囮!!」

 

「流石は我がライバルたるカイザー、正解だよ・・・・僕の墓地には闇属性モンスターが5体以上存在する!よってこのモンスターを特殊召喚!具現せよ暗黒の創造神!《ダーク・クリエイター》!!」

 

『グッハハハハハッ!!』

 

《ダーク・クリエイター》星8/闇/雷/2300/3000

 

 

「こいつがアンタの本命?珍しくドラゴンじゃないんだな」

 

「フッ。僕はね十代君、彼女(真紅眼)と闘い続ける為なら邪神にも悪魔にでも魂を売り渡す覚悟がある。君にはあるかい・・・・‘覚悟’って奴が」

 

「は、はぁ・・・・」

 

≪なんか語りだしましたよお兄さん≫

≪兄さんは唐突に悟ったような事を言い出す時があるのよ・・・・≫

 

≪なにそれ怖い≫

 

「(あながち馬鹿に出来ない馬鹿なのよね、○○年真紅眼と闘い抜いてきた生粋の真紅眼馬鹿だもの)」

「(ジュンコさん馬鹿しか言っておりませんわ、激しく同意しますけど)」

 

 

「《ダーク・クリエイター》効果発動!墓地の闇属性モンスターであるエビル・デーモンを除外し、墓地から他の闇属性モンスターを再構築!蘇れ、我が魂の眷族《流星竜 メテオ・ブラック》!!」

 

『グガアアアアッ!!』

 

攻撃力3500、フィールドにモンスターが2体だから光牙と互角だな。だがモンスター効果でさらに攻撃力を下げる事もできる、今のところ驚異ではないが・・・・

 

 

「君を倒す為に全力を尽くす、出し惜しみは一切無しだ!たとえ鬼、悪魔と呼ばれようともね!!レベル8の《ダーク・クリエイター》とメテオ・ブラックでオーバーレイ!!」

 

「やはりエクシーズかっ!」

 

「宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時をさかのぼり銀河の源よりよみがえれ!顕現せよ!《No.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン ドラゴン)》!

 

『ギャオオオオオゥ!!』

 

《No.107 銀河眼の時空竜》★8/光/ドラゴン/3000/2500

 

 

「ぎっ、銀河眼?!真紅眼(レッドアイズ)とかレッド・デーモンズとかじゃねーのかよ!!」

 

「なんとでも言え!僕とて女子達を守らねばならん!!・・・・それはさておき効果を教えておいてあげようかな、バトルフェイズ開始時にORU(オーバーレイユニット)を取り除く事でフィールド上全モンスターの効果を無力化し、攻撃力を元々の数値に戻す。光牙の効果は通用しないってわだ」

 

「つまり・・・・無効にするなら今って事だよな!召喚時に手札から《エフェクト・ヴェーラー》を捨てて効果発動!そいつの能力は封じさせてもらうぜ!」

 

 

『キュオオオ・・・・』

 

「ああ、なんとゆうことだ。セラ様の力で時空竜が無力にされてしまった!こころなしか彼・・・・彼女(?)もがっかりしているよ」

≪とんだ風評被害ですね?!≫

 

 

『ブッキーブッキー、タキちゃん雌だってさ』

 

「おやそうだったかい、ドラゴン協会は女子が多いねぇ(こっちで呼び出したの何気に初)」

 

『キュオウッ』

『(実はアンタのデッキのドラゴンほぼほぼ女ノ子だよ、って事は黙っといてやろ。ライバル増えてもヤだし)』

 

 

ランク8エクシーズには驚いたがモンスター効果は封じたハズ、なのにあの余裕はなんだ・・・・

 

 

≪うっわ、初見にひどいプレイングするわね≫

≪本当ですわね、口がうまいといいますか姑息な手を・・・・と言うべきですか≫

 

「まぁまぁ、最後の攻撃の前に愁いを無くしたいだけだったんだ許してくれ・・・・温存されてもあまり変わらなかっただろうしね?」

 

「勿体ぶんなよ、その最後の手札に何があるんだ?」

 

「勿体ぶったりしないよ。ただ、僕に本気を出させて後悔なんかしたら許さない!誇り高き時空の竜よ、その力を闇に染めよ!僕は銀河眼の時空竜1体で、オーバーレイ!!」

 

「はぁぁっ?!!」

 

 

「現れろ、《No.95》!!銀河に漲る暗黒の力満ちし時、我が魂が世界を呪う! エクシーズ召喚! 《ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》!!!」

 

『ギシャアアアアッ!!』

 

《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》★9/闇/ドラゴン/4000/0

 

 

≪ぎゃああああ!!≫

≪いやああああ!!≫

≪ひいいいいい!!≫

≪きゃああああ!超かっこいいですね!!≫

 

≪≪≪うっそおっ?!≫≫≫

 

 

たしかに超おっかねぇモンスターだ、観客席阿鼻叫の大混乱なんだが・・・・吹雪さんのポジション的に大丈夫なのかなあんなの使って

 

 

「ダーク・マターの効果発動!このエクシーズ召喚成功時、デッキからドラゴン族モンスターを3体墓地へ送り、君はデッキから3体のモンスターカードを除外しなければならない!僕は《霊廟の守護者》、《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》、《ガード・オブ・フレムベル》の3体を発動コストに墓地へ!」

 

「ここにきてデッキ破壊?・・・・俺はフェザーマン、エアーマンと《カード・ガンナー》を除外するぜ」

 

 

「よし、《伝説の黒石》の効果により《真紅眼の黒竜》をデッキに戻し、このカードを手札に加える。そして必殺の魔法カード《ヘルモスの爪》を発動!」

 

 

「そっ、そのカードはっ!!」

 

 

 

「覚えていたようだねHERO。《伝説の黒石》とヘルモスを融合!新たなる融合装備モンスターを誕生させる!魂の剣《真紅眼の黒竜剣(レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード)》を特殊召喚!!」

『我が力を、彼の勝利に捧ぐ!』

 

《真紅眼の黒竜剣》星7/闇/ドラゴン/2400/2000

 

 

「そして彼女はフィールドのモンスターの装備カードとなり、攻撃力を1000+墓地のドラゴンの総数×500ポイントアップさせる!ダーク・マターよ、かの力を喰らえ!!」

 

『ギヒャ、グッヒャハハハッ!!』ドラゴン×11

 

 

剣装備つって、食べてちったよ取り込んじゃったよアイツこえぇ・・・・持つ手が無いからしょうがないかもしんないけどさ

 

 

「そしてORUを1つ使い効果を発動。このターン、ダークマターはモンスターに2回攻撃する権利が与えられる!!」

 

 

「これで墓地にドラゴン族モンスターは13体・・・・」

「こっ、攻撃力11500の連続攻撃!?」

「光牙の攻撃力は3000、モンスター効果で攻撃力を下げても圧倒的に足りないんだな!」

 

 

「バトルだ!ダーク・マターで《M・HERO 光牙》を攻撃!〈壊滅のダークマター・ストリーム〉!!」

 

 

迫り来る暗黒の光線、光牙の力じゃまるでとどかねえ・・・・

 

 

≪ダメです、差がありすぎます!≫

≪ちょっと十代!!≫

 

 

「・・・・?」

 

≪さっさ勝ちなさいよ、馬鹿ッ!!≫

 

 

へへっ。アイツにそう言われちゃ・・・・勝つしかねーよな!

 

 

 

「おう!そこで見てろよ!リバースカードオープン!速効魔法《次元誘爆》!!」

 

「次元・・・・誘爆だと?!」

 

「光牙を融合デッキに戻して発動、互いに除外されているモンスターを2体まで特殊召喚できる!来い、《カード・ガンナー》!《E・HERO エアーマン》!!」

 

『ジャキンッ』

『ハアッ!!』

 

《カード・ガンナー》星3/地/機械/400/400

 

《E・HERO エアーマン》星4/風/戦士/1800/300

 

 

「(僕の表側で除外されているモンスターはエビル・デーモンのみ・・・・下手に守備で出してエッジマンの的にされるのも、効果を使用してCoreを破壊してしまうことでZeroを蘇生されるのも悪手だな。それより1ドローか、3枚の墓地送りか・・・・)僕はその効果を使用しない」

 

「だったらエアーマンの効果発動だ!召喚時に他のHEROの数だけ魔法・罠カードを破壊する、対象は当然《真紅眼の黒竜剣》だ!〈エア・ブレイド〉!!」

 

『そんな・・・・ごめんブッキー・・・・』

 

 

「おのれ・・・・なんとゆう卑劣な!

≪アンタが言うな!≫

行けダークマターよ!《カード・ガンナー》とエアーマンを無きものにするんだ!!」

 

「2体とも破壊されるッ・・・・だが《カード・ガンナー》が破壊された時、カードを1枚ドローできる!」

 

 

「ターン、エンド・・・・」

 

吹雪 LP1150 H0

《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》(攻)

 

 

「あの化け物の攻撃を耐えきったか!」

「けど攻撃力はまだ4000、アニキのHEROの能力を遥かに上回ってるっス・・・・」

「いくらなんでも限界だろう。ここまでよくやった、と誉めてやらんでもないがな」

 

 

「俺のターン、ドロォー!!」

 

『クルルルル・・・・』

 

 

・・・・来てくれたか。

 

 

「魔法カード発動!《平行世界融合(パラレルワールド・フュージョン)》!このカードは除外されているHEROを融合する事ができる!フェザーマンとバーストレディを融合!来い、マイフェイバリットヒーロー・・・・フレイム・ウィングマン!!」

 

『ハァァァ・・・・タアアッ!!』

 

 

《E・HERO フレイム・ウィングマン》星6/風/戦士/2100/1600

 

 

≪≪フレイム・ウィングマンきたぁー!!≫≫

≪なんですかこの二人のテンション?!≫

≪十代様の象徴みたいなモンスターですから・・・・≫

 

 

「あれだけやってまだ融合してくるとは素晴らしい・・・・だが足りないよ十代君!ダークマターに対峙するにはあまりに力不足だ!」

 

「ああ・・・・確かに一人じゃ勝てないかもな、けど俺には仲間達がついてる!モンスターを通常召喚!来い、《BF-疾風のゲイル》!!」

 

『クルルッ!』

 

《BF-疾風のゲイル》星3/闇/鳥獣/1300/400

 

 

「「「「「「ええええええっ?!」」」」」」

 

 

「なんと!それはジュンコ君の・・・・」

 

≪なんでゲイルが十代のデッキに?!≫

≪・・・・うん、1枚プレゼントしたのよね。ちなみに彼は雄よ≫

 

『クルクルルル・・・・』

 

 

≪なんでまたHEROと噛み合わないものを・・・・≫

 

≪だって、あのコ見たら嫌でもあたしの事思い出してくれるかな?な~んて・・・・って何言わせんのよ!≫

≪案外乙女ですね、姐さん・・・・≫

 

≪クッ、抜け駆けされた・・・・私のデッキで十代にも使えそうなカードあったかしら?!≫

≪融合デッキに儀式関連はどうかと思いますが・・・・≫

 

 

そんな事考えてたのかアイツ、すげーぶっきらぼうに「ん。」だけ言って渡してきたくせに・・・・正直トレードしてくれたHERO達見るたびに思い出すとゆうか嫌でも忘れようがないとゆうかしょっちゅうアイツの事考えてるとゆうか・・・・

 

 

「ゲイルのモンスター効果〈ハーフネス・ゲイル〉!ダークマターの攻撃力を半分にするぜ!!」

 

『ギュアアアア・・・・』

 

 

「これでダークマターの攻撃力は2000!」

「十代のフレイム・ウィングマンの方が攻撃力が上になったんだなぁ!」

 

 

「行くぜ吹雪さん!フレイム・ウィングマンでダークマター・ドラゴンを攻撃!〈フレイム・シュートォ〉!!」

「向かえ撃て!〈ダークマター・ストリーム〉!!」

 

 

吹雪 LP1150➡1050

 

 

「フレイム・ウィングマンのモンスター効果!バトルで破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを受けてもらうぜ!」

 

「僕の、負けか・・・・」

 

 

吹雪 LP1050➡0

 

WIN 十代

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

「よっしゃあああああっ!勝ったぜぇ!!」

 

 

まさか、本当に師匠に勝っちゃうなんてね・・・・なんだか置いていかれた気分になるわ。

 

 

「見事だったよHERO、あそこまでやって負ける」

 

「吹雪さん・・・・ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」

 

 

師匠は一瞬驚いた表情を見せるが、すぐに笑顔でそれに答えた。

 

 

「ああ、ガッチャだよ十代君。これで君に・・・・明日香とジュンコ君を好きにする権利をあげよう!!」

 

 

アーッ?!しまった忘れてた!!普通に応援しちゃってたわ!!!

 

 

「十代!私ならいつでも準備OKよ!!場所はどこがいいかしら十代の部屋?」

「なんでノリノリなのよアンタは!あの馬鹿が勝手に言ってた事だからねこんなの無効よ無効!神の宣告よ!!」

 

「ジュンコ君!男の純情をかけた勝負に水を刺すとゆうのかいっ!!」

 

「かけてねーから!全部アンタが勝手に言ってただけでこっちはなんのチップも出してないからね!!」

 

「えっと・・・・好きにするって、どうすりゃいいんだ?!」

 

「「「「・・・・」」」」

 

 

はい知ってたー、十代だしこんなもんよねー。期待してない期待してない。

 

 

「・・・・う~ん、まぁ大体予想通りかな?とりあえず十代君、約束のある事を教えよう。耳を失敬、ボソボソボソボソ」

 

「露骨すぎんだろ!」

「口に出してボソボソ言う人初めてみましたよ・・・・」

 

 

師匠の露骨な耳打ちが終わると、十代の表情が驚きのあと意を決したような表情に変りこちらにズケズケと向かってきた。

 

 

「ジュンコ!」

 

「な、なによぅ・・・・」

 

「このチーム戦、レッドの勝ちだからあれだよな。好きな女子に一つお願いできるっての、有効でいいんだよな?」

 

「う、うんまぁ・・・・そっちは互いに同意してやってたしね」

 

 

好きな女子って部分強調すんのやめてくんないマジで、勘違いするから。

 

 

「「「「「イヤッホ~ウ!!」」」」」

 

「実行委員長からのお許しが出たぞぉ!」

「明日香さんに写真とらせてもらおう!」

「俺はセラ様に踏まれてくるぜ!」

「馬鹿野郎!セラ様に罵られるのは俺の役目だ!!」

「セラ様は皆の魔王だ!勝手な真似は許さん!!」

「じゃあ俺は霊使いのコに!」

「ディアンケトの人に!」

「じゃあ僕はブラマジガールに・・・・っていないし?!」

 

「これはひどいんだなぁ(願望が)」

 

「クッ、仕方ないわね・・・・私を撮りたければいくらでも撮りなさいっ!!」

「ノリノリですわね!?」

 

「わたし、逃げた方がいいですかね?あっそうだ!三南さんのお見舞いいかなきゃ!!」

 

 

「え~、ショック~吹雪様にお願い聞いてもらいたかったのに~」

「クッ、翔君にコスプレさせたかった・・・・主にロリショタの」

「隼人君のおなかで跳ねたかった・・・・」

 

「案ずるな君達!負けた僕を許してくれるとゆうのなら・・・・一人ずつ、僕のお願いを聞いてもらおうかな!!」

 

 

「「「「「吹雪様~~~~!!!」」」」」

 

 

負けても揺らがないわねあの馬鹿は・・・・女のコ達もっと怒ってもいいのよ?

 

 

「じゃあ!このあとアカデミアの屋上で・・・・待っててくれ。着替えたらすぐ行くから」

 

「ほえっ?!・・・・いいわよ、そんな事でいいなら」

 

「じゃあ、約束だからな!」

 

 

えっと・・・・わざわざ屋上に呼び出し?しかもすっごく真剣な顔で・・・・や、ヤバイ。十代の事たから期待出来ないとわかっちゃいるけどドキドキしてきたっ・・・・と、とりあえず鳥遇え豆鳥逢えず冷静になろうクールに行こう屋上に向かおう。

 

 

「う~ん、これは十代様ついに・・・・告白フラグでしょうか?!わくわくしてきましたわっ!!」

 

「・・・・おい」

 

「こうしてはいられません!早速アカデミア屋上に潜伏して野次馬の下準備を発動しなければっ! 」

 

 

「おい!浜口!!聞いてるのか!!」

 

「は、はいっ?!なんでしょう万丈目様籔から棒に」

 

「何、貴様にも俺様の頼みを聞いてもらおうと思ってな。レッド寮の裏の崖下で待っていろ、見せたいものがある」

 

「はぁ・・・・わかりましたわ」

 

 

 

 

 

《イラっと来るぜ》

 

 

 

 

 

 

 

「全く、こんな所に呼び出してなんのつもりでしょう」

 

 

彼女は考える、彼は普段からわりとわがまま放題なのでわざわざ改まってお願いされる事などないと思っていた。故に予想がつかないのだ。

 

 

「見せたいものがある、か・・・・ちょうど夕暮れ時ですし「この夕陽を、お前に見せたかったのさ」な~んてことはまずありませんわね、それなら十代様みたく高い所を指定するはずですしそもそも彼のキャラとかけ離れ過ぎてます。それに、正直そんな言われたら鳥肌が立ちそうですわ」

 

『本人いないからって言いたい放題ねアンタは・・・・』

『フッ、お前は昔から面倒くさい奴だった』

 

「ダークナイトさんそれ言いたいだけでしょ・・・・ああっ、ジュンコさん達の状況が気になってしょうなわないですわ!ディーヴァさん、ダークナイトさん、出歯亀・・・・もとい様子を見てきてもらってよろしいでしょうか」

 

『アンタそうゆうの好きよね~、私も気になるからいいんだけど』

『忘れたか!お前の一番のファンの名前を!!』

 

 

一人意味★不明な発言ばかりをしているが気にしないで欲しい。彼はそうゆう精霊なのだ・・・・そんなわけで実質一人待ちぼうけになったももえ。しばらく暇をもて余していると、背後に怪しい気配を感じて振り返る。

 

 

「ッッ!誰ですの?!」

 

「シャ~」

「ギシャ~・・・・」

「シシシシシシッ」

 

 

「ひぃぃぃぃぃぃ?!」

 

 

そこにいたのは蛇、3匹の蛇だった。種類までは彼女はしらないがそこそこ大きい、何故だからももえを狙っている。

 

 

「ちょっ・・・・待って!待ってくださいまし!!わたくし蛇は、蛇だけは駄目なんですよ~~~~!!ディーヴァさん、ダークナイトさ~ん!!」

 

 

普段はそういった危機から助けてくれる相棒達に助けを求めるが、あいにく野次馬根性でお使いにいかせてしまったばかり。自分の軽率さに弱冠後悔しながら思わず逃げ出そうとしたが、迫り来る3匹の蛇に崖壁に追い詰められ、取り囲まれてしまう。ついには恐怖のあまりに腰を抜かしてしまった。

 

 

「もういやぁ・・・・なんなんですかこれ・・・・わたくしが何したってゆうんですか・・・・助けて、助けてよぉ・・・・トーヤァァァァ!!」

 

 

「「「ギシャ~!!!」」」

 

 

もうダメだ、と覚悟して目を瞑る・・・・しかししばらくすると蛇達の気配が消えていく・・・・

 

 

「お、おい・・・・大丈夫か?」

 

 

恐る恐る目を開けると待ち人来たり、万丈目準が焦った顔をして彼女を覗きこんでいた

 

 

「うぅぅ・・・・うわあああああん!!」

 

「ま、待った待ったひっつくな!泣く程の事だったのか?!」

 

「だって・・・・だって・・・・もう駄目かと・・・・」

 

 

 

《イヤ~ン》

 

 

 

 

これは、どうゆう事だ・・・・藍神や吹雪さんの使用していた《スターブ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を見た反応から、もしや蛇のような類は苦手なのかもしれんと考え、普段驚かされてばかりも癪だしためしにおじゃま達に無理を言って蛇をけしかけさせてみたのだが・・・・

 

 

「ううっ、グスッ・・・・怖かったよぉ・・・・」

 

 

ここまで駄目とは思わなかった、まさか口調が崩れるくらい泣きじゃくるとは・・・・

 

 

「まぁ、なんだ・・・・すまなかったな、変な所で待たせて・・・・そんなに蛇は苦手だったのか?」

 

「はい、昔ちょっと咬まれたせいで色々あってトラウマが・・・・」

 

 

そうだったのか、軽いイタズラ心だったのだが・・・・もの凄い罪悪感にみなわれる事になろうとは、いっそ正直に話してしまおうか?いや、仕返しに何をされるかわからん。以前「わたくしのニンジンメニューは108式までありますわよ」とか言ってたしな、冗談でもたまったもんじゃない。そんな事より気になるのが・・・・

 

 

「なぁ、訊きたいのだが・・・・「トーヤ」とは誰だ?」

 

「はいっ?!・・・・だ、誰ですのトーヤさんとはどこから出てきたのでしょうかその単語」

 

「いや、さっき「助けてトーヤ」と思いきり叫んでいたではないか。あの声で異状を察知したのだが・・・・」

 

「・・・・助けてゴーヤの間違えじゃないですかね?お腹空いていたもので」

「なんだその苦しいにも程がある言い訳は?!どう聴いても人の名前だろうわざわざ隠すほどの事か?」

 

「いや~その・・・・昔蛇に咬まれた話の続きで、動けなくなった所を助けてくれたのが彼だったのでつい・・・・」

「フン、その割には随分親しげに呼ぶんだな。昔の男か何かか?」

 

「えと、あの、その・・・・」

「・・・・冗談だ、気にするな」

 

 

いかんいかん、動揺している所を見るのがあまりに珍しいからつい苛めてみたくなってしまった、こんな感情を持つとは自分でも驚きだ・・・・俺のせいでこうなったとゆうのにこれ以上は流石にかわいそうか。しかし気に入らないな、こいつは俺の・・・・何者だ?「トーヤ」とは

 

 

「・・・・二人の時だけだ」

 

「は、はい?」

 

「二人でいる時だけ、「準」と呼ぶ事を許してやる。か、勘違いするなよ?その男や十代すら名前で呼んでいるとゆうのに・・・・この俺にだけ他人行儀なのが気に入らないだけだ!」

 

「じ、準・・・・様?」

 

「そうだ、それでいい」

 

 

フン。これで俺の方がよっぽど・・・・って何を考えてるんだ俺はぁぁぁぁぁ?!!

 

 

「ご、ゴホン!・・・・行くぞ、実行委員長の枕田が居なくて後夜祭をまとめるものがおらんのだ、立てるか?」

「あ、いえ・・・・腰が抜けてしまって」

 

 

・・・・ううむ、これはどう考えても俺が悪いな。こんな奴であろうと人は何かしら苦手なモノがあるというわけだ。

 

 

「蛇ごときに腰を抜かす奴があるか?全くしょうがない奴め、ほら体寄せろ。よっこらせっと」

「きゃあっ!なんなんですか今日の準様、優しすぎませんか?!!」

 

 

背中におぶせただけでこの扱いである、大半罪悪感からだとは言い出しづらいが・・・・

 

 

「ケチをつけるなら捨て置いていくぞ馬鹿め。む、相変わらず軽くて・・・・うん、小さいな」

「い、今どこの感触感じて小さいっていいました?!失礼ですねこうみえてDはあるんですよDは!これはあれです!アビスグンデ自体がそんなに大きくないからち、ちょっと詰めてるだけなんですからね!!大体明日香様がぶっ飛んでおかしいだけで世間一般の女子高生からしたらDは割と大きい方ですから!!」

 

「俺は小さいとしか言っておらんぞ、何を必死になっているのだ全く・・・・かわいい奴め」

 

「ふぁ、ふぁい?!今何ておっしゃいましたか準様!ワンモア、ワンモアプリーズ!!」

「うん?聞こえんなぁ。蛇3匹で腰を抜かすお嬢様の声など聞こえんな~」

 

「じ、準様の・・・・イジワル」

 

 

 

それにしても「トーヤ」か、ありふれた名前ではあるがこの学園内では聞き覚えがないな。遠哉?東也、冬夜・・・・冬?冬、凍、氷・・・・まさか、な。

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「ふふっ、ふふふふふ・・・・」

 

 

あたしは今、十代と待ち合わせした屋上にきている。いい感じに日も暮れてきてシチュエーション的には完璧と言っていい・・・・

 

 

『兄者ぁ、姐さんがニヤニヤしずぎてやばいぜ』

 

『うぅむ、ジュンコ殿からしたら念願が敵うかもしれないとゆう所であるからな、仕方ないといえば仕方ないかもしれない』

 

『クックルック~』

 

 

「ふふふふふ」

 

 

『しかしあの遊城十代のことだ、期待を裏切ることに関しては期待を裏切ったことがないからな』

『いや意味★不明だからそれ、よ~するにまた壮大な天然ボケをかましてくる確率が高いってわけだな?』

 

「いやいや流石に今回はいいでしょ期待して、わざわざこんな告白しかねえっ!って場所に呼び出してんのよ?これで違ったらチドリの刀、質に出すわ」

 

『ジュンコ殿も1回ここに呼び出して盛大に期待はずさせてるではないですか・・・・(二羽参照)』

『ってなんで俺の刀かかってんの?!つーか姐さん、そろそろ返してくれよコスプレ終わったろ!!』

 

「チッ、せっかく手に馴染んできたのに・・・・ハイ」

 

『頼むぜ姐さん・・・・兄者の刀ならいくらでも貸すからよ』

『おいこら、最近我より出番が多いからと調子に乗っていないか』

 

 

しょうがないからチドリに刀を返そうとした、その時である。背後に異様な気配を感じたのは・・・・

 

 

「ふふっ。こんな場所で一人、随分楽しそうだなお穣さん・・・・」

 

「だっ、誰?!」

 

 

気づいて振り替えった時にはすでに遅し、謎の仮面の怪人物が指をパチン!と鳴らすと辺の景色が一変し、まるで宇宙空間のような場所に移動していた。

 

 

「ふふっ、我々はこの《エメラルド・タブレット》の力で宇宙空間に移動した。これで君は私から逃げられな・・・・うぉぉぉう?!」

 

「・・・・チッ、外したか」

 

「外したか。ではないわ!普通いきなり斬りかかってきたりしますかね人の話は最後まで聞くものだろう!!」

 

「やかましいわボケー!せっかく十代と関係が進展するかも?って時に何邪魔してくれちゃってんじゃコルァ!!BA・N・SIに値するわ!!!」

『ああ、また返してもらえなかった・・・・』

 

「だからってKATANAは不味いでしょうKATANAは!危うく両断されるところだったのニャ~!!」

 

 

・・・・ニャー?

 

 

「アンタまさか・・・・」

 

「ご、ゴホン!気を改めて自己紹介と行こう。私はアムナエル、セブンスターズの最後の一人だ。わけあって枕田ジュンコ君、君を・・・・って危なあっっっ?!」

 

「チョロチョロしないでよ、手元が狂うじゃない」

 

 

首を狙ったのだけど・・・・やるわねこの不審者

 

 

「だから話を聞けと言っているだろう!自分で拉致しといてあれだがまったく動じないな君は?!殺人で少年院行きになりたいのかね!!」

 

「いや、セブンスターズってゆうからここで仕留めれば万事解決かな~って・・・・不審者に襲われて正当防衛しましたって証言するから大丈夫大丈夫」

 

「大丈夫ではない!それでも君はデュエリストかね?!」

 

「リアリストだ。」

 

『ジュンコ殿・・・・』

『姐さん、逞しすぎ・・・・』

『クルルゥ~(呆れ)』

 

 

一度言ってみたかったロッ○ン流、こうゆう時に使えばいいのね。

 

 

「と、兎も角!この空間から出たければ、私とデュエルして勝利するしかないぞ!!」

 

「チッ、最初からそう言いなさいよ。もう鍵を持ってないあたしとデュエルしようだなんてどうゆうつもりか知らないけどさ・・・・乙女の恋路を邪魔した罪、デュエルでボコって思い知らせてやるわ!!」

 

『こんな狂暴な方を、誰が乙女と思うだろうか・・・・』

「ああん?ライキリィィィ・・・・なんか言ったかなぁ?」

 

『な、なんでもござらぬ・・・・』

『兄者、今余計な発言は不味い・・・・死ぬぞ』

『クルクル』

 

 

「ククク、威勢がいいな。それもいつまで持つか・・・・」

「今更ボスキャラぶっても遅いっつーの、いいからかかってらっしゃい不審者ァ!!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

ジュンコ LP 4000

 

アムナエル LP4000

 

 

 

 

「行くぞ、私のターン!」

 

 

アムナエル・・・・ああ、アムナエルね。なんか思いだしてきたわ除外デッキ使う人だっけ?《マクロコスモス》発動してないのに景色が宇宙空間なんだけどいいのかな・・・・まあいっか細かいことは。除外戦術はしんどいけど下準備がいるから張られる前に速攻あるのみかな。後攻ワンキルしてやろうじゃない覚悟なさい。

 

 

「私は《BF-朧影のゴウフウ》を特殊召喚!!」

 

『クルッシャーッ!!』

 

 

《BF-朧影のゴウフウ》星5/闇/鳥獣/0/0

 

 

「・・・・なぬっ?!」

 

 

「フフフ・・・・特殊召喚時の効果により、攻守0の《朧影トークン》2体を特殊召喚させて貰おう。そして!《クリフォート・ツール》と《メタルフォーゼ・シルバード》をペンデュラムゾーンへセッティング!!」

 

 

アムナエルのデュエルディスクが無理矢理変形したと思ったら・・・・え、待って?大分待ってかなり待って?!

 

 

「《クリフォート・ツール》のペンデュラム効果発動!ライフを800払い《クリフォート・アセンブラ》を手札に加え、《メタルフォーゼ・シルバード》のペンデュラム効果!《クリフォート・ツール》を破壊し《錬装融合(メタルフォーゼ・フュージョン)》をフィールドにセット!《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》をペンデュラムゾーンに置き、ペンデュラム効果発動!シルバードを破壊し《メタルフォーゼ・カウンター》をフィールドにセット!《メタルフォーゼ・スティエレン》をペンデュラムゾーンにセットしペンデュラム効果!《朧影トークン》一体を破壊し、《メタルフォーゼ・コンビネーション》をフィールドにセットする!!」

 

 

アムナエル LP4000➡3200

 

 

「な、長い長い長い長い!何やってんのかさっぱりわかんない!」

 

 

「そしてセッティング済みのスケール1のゴルドライバーとスケール8のスティエレンによりレベル2から7のモンスターを同時に召喚する、ペンデュラム召喚!来るがいい、未知なる力を秘めし錬金の戦士達よ!エクストラデッキより《メタルフォーゼ・シルバード》!《クリフォート・ツール》!そして手札から《クリフォート・アセンブラ》!!」

 

『ヒャッハァ!』

『・・・・ピピピ』

『ピーッ』

 

 

《メタルフォーゼ・シルバード》星3/炎/サイキック/1700/100

《クリフォート・ツール》星5/地/機械/1000/2800

《クリフォート・アセンブラ》星5/地/機械/2400/1000

 

 

「レベル5、機械族である2体のクリフォートモンスターでオーバーレイ!新たな力を求めし進化の兆し、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》!そして更にオーバーレイ!飽くなき進化への無限の挑戦、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》!!」

 

『グギャアアアアッ!!』

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》★6/光/機械/2100➡2700/1600(ORU3)

 

 

「まだだ!リバースカードオープン《錬装融合》!フィールドの《朧影トークン》とフィールドのシルバードを融合!《メタルフォーゼ・アダマンテ》!!」

 

『ふーはっはぁ!!』

 

《メタルフォーゼ・アダマンテ》星5/炎/サイキック/2500/2500

 

 

なんじゃこりゃあ・・・・よくわからないうちにインフィニティとか出てきたんですけどどうすればいいのこれ、まだ1ターン目ですよね?

 

 

「・・・・これで終わりと思うなかれ。レベル5のアダマンテにゴウフウをチューニング!」

 

「はぃぃぃぃぃ?!」

 

「混沌の次元より沸き出でし力の源!錬金の奇跡により蘇り、この現世でその無限の渇望を暫し潤すがよい!神降せよ、究極神! 《アルティマヤ・ツィオルキン》!!」

 

『クヲォオオオオオッ!!』

 

《アルティマヤ・ツィオルキン》星X/闇/ドラゴン/0/0

 

 

「手札からカードを1枚セット!それにより《アルティマヤ・ツィオルキン》の効果発動が発動する!具現せよ神聖なる光の翼!!《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》!!」

 

『グオオオオオッ!!』

 

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》星8/風/ドラゴン/3000/2500

 

 

 

「ど、どうしろってゆうのよ。こんなの・・・・」

 

 

 

突如現れた最後のセブンスターズ、アムナエル。先行1ターン目から意味★不明なうちにガチモンスターによるガチガチな手段で理不尽でガチガチな状態に追い込まれたモブ気質主人公枕田ジュンコ。彼女の運命やいかに・・・・

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

 





どうでもいいけど真紅眼派は同時に時空竜派でもある。って誰かが言ってた気がした、私もそう思う。


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35羽 デュエリストたるもの一度はやってみたいアレ

前回のあらすじ

 

アムナエルさんマジラスボス

 

 

 

 

え~、みなさんお久しぶりです、藍神セラです。今回はわたし視点でやっていくようですね、何故かは知りませんが。

あの、いきなりで申し訳ないんですが・・・・

 

 

 

「一体これは、どうゆう事なんだ?!」

 

 

 

わたし達の眼前に広がっていたのは6つのデュエルディスクとカード達

 

 

「《サイバー・ドラゴン》と《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》・・・・そんな!お兄さんと吹雪さん!?」

 

「こっちには《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》と《深海のディーヴァ》・・・・明日香さんとももえさんなんだな!!」

 

「ら、《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)》と《ウォーター・ドラゴン》だ。嘘だろ・・・・万丈目と三沢までやられちまったのか?」

 

 

 

凄く・・・・シリアスです。

な、なにがなんだかさっぱりわからない!と思うので説明させてもらっていいですか?

えーと・・・・学園祭でわたし達女子チームが敗北して、十代君とジュンコ姐さんがついに告白イベントか!?って所まではいいと思うんですよ。

わたしはその頃み、み、み・・・・三葉さんをボロボロにしちゃったので保健室で平謝りしていた所だったのですが、十代君が突然・・・・ジュンコ姐さんが待ち合わせ場所に居ないと騒ぎ立てて、いろんな所を走り回っていた次第で。電話もメールも通じないしでそりゃもう大騒ぎでした。

それから1週間、学校職員や様々なスタッフが探しに探したにも関わらず、姐さんの行方はわからず終い。

その間も大変でした。ももえ姉様はガチで凹んでるわ、万丈目君はなにがおきたのかム○ゴロウさんのようにそれをあやしてるわ、明日香のお姉ちゃんと天上院吹雪の馬鹿は、姐さんを探すと言って(レッドアイズ)ジェットに乗り込んで彼女の名を叫びながら地球を一周しはじめるわ・・・・遊城十代君はあちこち探し回ったと思ったら、授業も出ずに約束の屋上でたたづんでいるわ・・・・正直ツッコミきr、じゃなくて観ていられせんでした。姐さんいないと纏まらないんだなぁ、この人達・・・・

それからしばらくして帰ってきた馬鹿の吹雪が・・・・

 

「そういえば僕が闇の世界に落とされた、元ブルーの特待生の廃寮とか超怪しいよね?呼び出したの大徳寺先生だったなぁ・・・・」

 

思わずその場にいた全員で

 

「「「「「「思い出すのがおせーよ!!!」」」」」」

 

そんなわけで森の再探索も兼ねながら、二人一組に別れて例の廃寮を目指してきたってわけです。

くじ引きの結果、何故かわたしと翔君のチームだったのですが、彼があまりに色々なものにビクビクするんで・・・・近くにいた十代君隼人君チームと合流したんですよ。

そんな道草を食っている間に、島の回りを急に六つの光の柱が取り囲む・・・・もしかしたら鍵が奪われたのではないか?などと推測しながら廃寮の前にたどり着いたら案の定・・・・御覧の有り様だったわけです。

 

 

「いったい・・・・いったい誰がこんな事を!」

 

 

考えられるとしたら、最後のセブンスターズであるアムナエルのみ・・・・けどあの人、こんな一人で無双できる程強かったんですかね?そんなイメージ無いなぁ・・・・

 

 

「そいつらは・・・・あた、私が全員始末してあげたのさ」

 

 

「だ、誰だ!?」

 

「廃寮の中から、誰か出てくるッス!!」

 

 

十代君の声に答えるように現れたのは・・・・ジュンコ姐さんの愛用するモンスター、A BFたちの仮面を黒くしたようなモノを着け、アカデミア女子の制服も黒ずくめにした・・・・えと、なんとゆうかどうみても・・・・

 

 

「じ、ジュンコ!?何故ここに!行方不明だったはず・・・・」

 

「ま、まさか自力で脱出を!?」

 

 

みなさんこの流れ好き過ぎじゃないですかね?!誰かが突然現れる度に自力で○○~って言ってる気がするんですが、一種の暗号かなんかですか?

 

 

「ふっ、私はジュンコでは無い・・・・」

 

「返しまで通例通りですか?!」

 

 

あ、もしかして今回わたし視点なのって・・・・ツッコミ要員!?

 

 

「嘘をつくな!俺がジュンコをまちがえるハズがないだろう!?」

 

「・・・・えっ?」

 

「お前の声!体型!さらには匂いに至るところまで・・・・100%ジュンコに一致している!間違いない、お前はジュンコだ!!」

 

「どこで判断してんだこのド変態がぁ!!」

「グッハアアッッッッ!!?」

 

 

十代LP4000➡0

 

 

「ア、アニキー!?しっかりしてー!!」

 

 

間0.5秒。見事な飛び膝蹴りがみぞおちに入りました。

 

 

 

 

《ドン☆》

 

 

 

 

 

ゴッホン。(咳払い)あらためて言うが私は枕田ジュンコでは無い。いや、正確には枕田ジュンコだった、とでも言っておこうか」

 

 

いやあの、ツッコミの勢いとか完全にジュンコ姐さんだったんですが・・・・

 

 

「な、何・・・・どうゆう事ッスか!?」

 

「まるで意味がわからないんだなぁ!」

 

 

出た、テンプレその2・・・・こう感じるってことは、わたしも大分皆さんに毒されてきたって事なんでしょうか

 

 

「貴様達の知っている枕田 ジュンコは・・・・セブンスターズの最後の一人、アムナエルに、闇のデュエルに破れて散った。しかし、アムナエルはそれに秘められた心の闇に目をつけ、外法を用い手駒にする事にした・・・・それが今の私だ」

 

「つ、つまり・・・・?」

 

「姐さんの心の闇の化身ってところですかね。全く・・・・」

 

「そんなふわふわな呼び方は気に入らないな・・・・セブンスターズの厨二設定にあやかってそれっぽく・・・・セブンスターズが六人目の刺客、レイヴン。とでも名乗っておこうか」

 

「闇堕ちしてもジュンコさん節は健在だ!?」

 

 

れ、レイヴンて・・・・わたしもはたから観たら、こんな恥ずかしい感じだったんですかね、プラナ(わたし)・・・・あれですね、舞台に立っちゃえば平気、みたいな心理?

そういえばセブンスターズなのに人数についてなにも言いませんね皆さん、アムナエル入れたら8人目じゃないですか?

あっ、わたし(プラナ)の事知らないからだ・・・・まぁいいや黙っておきましょう、話ややこしくなるし。

 

 

「ジュンコが、死んだ・・・・?」

 

「ふふふっ、どうした遊城十代。親友と思っていた人間が死んで悲しいか、辛いか?仲間達を消した私が憎いのか!?安心しろ、そんな負の感情もいずれ消える・・・・すぐにお仲間達の所へ送ってやるわ!!」

 

「くっ、やるしかないのか・・・・?俺はジュンコと闇のデュエルなんて・・・・」

 

 

嫌ですよね、当然だ・・・・あれは命を賭けたゲーム、十代君にとっては大好きな人(?)と殺し合うようなものだ。

 

 

「良かった、デュエルで解決で・・・・」

 

「リアルファイトだったら余計に、この学園でジュンコさんにかなう奴なんていないんだなぁ・・・・」

 

「あなた方はなんの心配をしてるんですか!?」

 

「だって!あくまでももえさんにきいた話なんだけど・・・・」

 

「十代と喧嘩してる時の冬休み中、初詣の妨害をしてた暴走族数十人を・・・・ハリセン一本で壊滅させたらしいんだな・・・・」

 

「なんで得物ハリセン!?もっと他にいい武器ありますよね!!」

「尾ヒレ付けすぎじゃコラー!!数十人じゃなくて18人よ・・・・間違えてんじゃねぇ!!」

 

「あんまり変わらないし?!とゆうよりよく人数正確に覚えてますね!?・・・・あれっ?」

 

 

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

 

 

「あの・・・・姐さ・・・・」

 

「はっ、そうか!ツッコミはもはやジュンコさんの本能も当然!」

「まだジュンコさんの心が残っている証拠なんだなぁ、十代!!」

 

「いやぁ、残っているもなにも・・・・」

 

 

ツッコミでそんな判断される辺り、流石姐さんと言わざるを得ないですね・・・・

 

 

「ふ、フフフフフ。よくぞ見破ったな・・・・確かに、枕田ジュンコの心は完全に死んだわけではない。私を万が一にも倒せば、私を生み出す元凶となったアムナエルをも倒せれば・・・・救えるやもしれんなぁ?」

 

 

「そうか、なら・・・・必ず勝つ!必ず助ける!!例えお前達がどれだけ強かろうが、例えジュンコの体を使っていようが・・・・絶体勝って、お前(アイツ)を救いだす!!」

 

 

おお、先の攻撃でデュエル前に戦闘不能になりかけていたのに復活した・・・・

 

 

「そ、そうこなくてはなっ!・・・・さぁ行くぞ遊城十代!闇のデュエルの、始りだぁ!!」

 

 

そういって二人はデュエルディスクを展開する。あ、姐さんのディスクが黒っぽくなってる、細かいですね・・・・

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

十代 LP4000

 

レイヴン(!?)LP4000

 

 

 

「先行は私だな、ドロー!」

 

 

ちょっと痛い名前を(レイヴン)名乗るくらいだし、使用デッキは愛用の【BF(ブラック・フェザー)】のままでしょうか?

失踪前も使ってましたしね

 

 

 

「・・・・このカードは、自分フィールドにモンスターがいない場合に特殊召喚が可能!舞え、《LL(リリカル・ルスキニア)-ターコイズ・ワーブラー》!!」

 

『うふふっ』

 

 

「へっ?」

「えっ?」

 

 

《LL-ターコイズ・ワーブラー》星1/風/鳥獣/攻 100/守 100

 

 

「なんですか、あの姐さんらしからないにも程がある、かわいい系のモンスターは・・・・」

「し、ジュンコは結構かわいいモノ好きだったろ・・・・?」

 

 

ジャンルが違うんですよジャンルが・・・・かわいいのベクトルが普段とは別方向じゃないですかね?

 

 

「フン、モンスター効果発動。手札または墓地より、[LL]を特殊召喚!集え、《LL-コバルト・スパロー》!」

 

『やんっ』

 

《LL-コバルト・スパロー》星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 100

 

 

「ほらぁ、また出てきた・・・・レイヴンってカラスの事ですよね?どうみても小鳥!雀じゃぁ~ないですか!」

 

「セラさん、段々ジュンコさんに似てきたッスね」

「学園祭が終わってからの一週間で、かなり鍛えられたんだな・・・・ツッコミが」

 

 

そこぉ!聴こえてるんですよ!

 

 

「どうでもいいことを気にする奴らだ。コバルト・スパローのモンスター効果、場に出た時デッキからレベル1の鳥獣族モンスター・・・・《RR(レイド・ラプターズ)-ラスト・ストリクス》を手札に招く。そしてターコイズ・ワーブラーとコバルト・スパローの2体でオーバーレイ!麗しき翼を持つ者達よ、闇夜に集いて真理を紡げ!エクシーズ召喚!《LL-リサイト・スターリング》!!」

 

『ふふふふっ』

 

 

《LL-リサイト・スターリング》★1/風/鳥獣/攻 0/守 0

 

エクシーズ召喚で現れたのは、先程よりは大人びてはいるが、やはりかわいらしいモンスター・・・・嫌な予感しかしない。

 

 

「攻守0のモンスターを、攻撃表示でエクシーズ召喚・・・・?」

 

「気をつけてください十代君!攻撃力が0のモンスターは、ろくな効果を持つモノがありません!」

 

「凄い説得力スね」

「セラさんのモンスター、嫌らしい効果満載だもんなぁ・・・・」

 

 

「リサイト・スターリングのモンスター効果。召喚時にモンスターを1体選択し、このカードのオーバーレイユニットの数×300ポイント攻守を上昇させる。自身を選択して攻撃を600とする」

 

 

《LL-リサイト・スターリング》攻0➡600

 

 

「それでも600ぽっち、とてもエクシーズ召喚の手間に合うとは思えない・・・・」

 

「第二の効果発動。オーバーレイユニットをひとつ消費し、デッキからレベル1の鳥獣族モンスター・・・・《LL-サファイア・スワロー》を招く。そしてモンスターを通常召喚!《ミスティック・バイパー》!!」

 

『ピュ~ルルル~』

 

《ミスティック・バイパー》星1/光/魔法使い/攻0/守0

 

 

「ミスティック・バイパーの効果発動!こいつを生贄に、カードを1枚ドローしそれを公開する。それがレベル1のモンスターならば更に1枚ドローできる・・・・ドロー!レベル1モンスター、《D.D.クロウ》!フフッ、もう1枚ドローだ!カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

 

レイヴン H6 LP4000

《LL-リサイト・スターリング》(攻600)ORU(オーバーレイユニット)1

セットカード

 

 

ここまでの流れを見る限り、彼女のデッキはレベル1のモンスターが中心の鳥獣族デッキでしょうか・・・・一見地味ですが、ここまで回して手札の消費は0。想像以上に手強いかもしれないですね・・・・

 

 

「俺のターン!なに企んでるかわかんねぇけど・・・・攻めなきゃなにも始まらねえ!《E・HERO ブレイズマン》を召喚!!」

 

『とぅ!!』

 

《E・HERO ブレイズマン》星4/炎/戦士/攻1200/守1800

 

 

「ジュンコ!お前に貰ったこいつらで・・・・お前の心を取り戻す!召喚時に効果発動!デッキから《融合》を手札に加え、発動!手札の《E・HERO シャドーミスト》とブレイズマンで融合召喚!燃え上がれ、《E・HERO ノヴァマスター》!!」

 

『でやあああっ!!』

 

《E・HERO ノヴァマスター》星8/炎/戦士/攻2600/2100

 

 

「融合素材として、墓地へ送られたシャドーミストの能力により、デッキからエアーマンを手札に加えるぜ」

 

 

十代君がくり出したのは、数多くのHERO達の中でもトップクラスに消費が少ない組み合わせで呼び出せるノヴァマスター。ジュンコさんが最初に譲ってくれたもので思い出深いんだとか・・・・相手の思惑が読めない現場、様子見にはもってこいかもしれませんね。

 

 

「バトルだ!ノヴァマスターでリサイト・スターリングを攻撃!〈ブレイジング・ノヴァ〉!!」

 

「フン、単調な攻撃でつまらん・・・・罠発動!《体力増強剤・スーパーZ》!!」

 

「ッ!?《ゴッドバード・アタック》じゃないだと!!」

 

 

姐さんといえば《ゴッドバード・アタック》!真っ先に警戒して、フィールドにカードを並べるのを躊躇したんですね・・・・

 

 

「2000以上の戦闘ダメージを受ける時に発動!ダメージを受ける前に、ライフを4000回復する!」

 

 

レイヴン LP4000➡8000

 

 

「だ、だが戦闘にはなんの関係もねえ!やっちまえノヴァマスター!!」

 

『ギャアアアアアッ!?』

「キャアアアアアッ!?」

 

 

レイヴンLP8000➡6000

 

 

ノヴァマスターの放った炎が、容赦なくスターリングを焼き付くしていった・・・・悲鳴が生々しくて怖いんですが姐さん、わざとやってませんか?

 

 

「うぅ、すまねぇ・・・・」

 

「なーんてね、リサイト・スターリングのモンスター効果!このモンスターの戦闘で受けたダメージを、相手にも与える!〈リサイト・リベンジ〉!!」

 

「なんだと!うわあああああっ!?」

 

 

十代 LP4000➡2000

 

 

「あ、アニキー!?」

 

 

スターリングを燃やしてた炎がそのまま十代君に・・・・これはきつい、主に精神に。

 

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・・ノヴァマスターの効果、戦闘でモンスターを破壊したので1枚ドロー・・・・くそっ、ジュンコの声できっつい悲鳴あげやがって・・・・もう容赦しねえからな!」

 

「なんだ、手加減でもしてくれていたのか?お優しいことだ・・・・」

 

「うるせえ!カードを2枚セット、ターンエンドだ!」

 

 

十代 H4 LP2000

《E・HERO ノヴァマスター》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

 

「フフフ、私のターン!モンスターを通常召喚、《金華猫》!!」

 

『ナ~ォ・・・・』

 

《金華猫》星1/闇/獣/攻400/守200

 

 

「金華猫のモンスター効果!墓地からレベル1モンスターの《LL-ターコイズ・ワーブラー》を特殊召喚!更にターコイズ・ワーブラーの能力により《LL-コバルト・スパロー》を特殊召喚!スパローの能力により、デッキから2枚目のターコイズ・ワーブラーを加える。そして《LL-サファイア・スワロー》のモンスター効果![LL]モンスターがフィールドに存在する時、このカードと手札のレベル1・鳥獣族モンスターを特殊召喚!集え、サファイア・スワロー!《RR-ラスト・ストリクス》!」

 

『ふふんっ』

 

『チチチ....』

 

 

《LL-サファイア・スワロー》星1/風/鳥/攻 100/守 0

 

《RR-ラスト・ストリクス》星1/闇/鳥獣/攻100/守100

 

 

「そして私は、《金華猫》、コバルト・スパロー、ターコイズ・ワーブラー、サファイア・スワローの4体でオーバーレイ!麗しき翼を持つ鳥たちよ。戦場に集いて気高く輝け!エクシーズ召喚!舞い降りよ、《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》!」

 

『はあああっ!!』

 

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》★1/風/鳥獣/攻0/守0

 

 

それは美しいモンスターでした、ナイチンゲールは確かサヨナキドリって意味でしたね・・・・一瞬、某有名なナースのことかと

 

 

「エクシーズ召喚時、素材となっているサファイア・スワローがナイチンゲールに付与する効果を発動。墓地の《LL-リサイト・スターリング》をこのモンスターのオーバーレイユニットとする!そしてこのモンスターの攻撃力は、オーバーレイユニットの数×200ポイントとなる!」

 

 

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》攻0➡1000

 

 

「五つのオーバーレイユニット・・・・攻撃力1000か」

 

「パッと見凄そうだけど、攻撃力1000じゃなぁ・・・・」

 

 

だから、この学園低ステータスモンスターを侮る人が多すぎるんですって。さっきのスターリングも結構ヤバかったでしょうに・・・・

 

 

「バトルだ!アセンブリー・ナイチンゲールで遊城十代、貴様にダイレクトアタック!!」

 

「なにぃ!?」

 

「このモンスターは、相手プレイヤーに直接攻撃ができるのだ!食らェェェ!!」

 

「ぐわあああああっ!?」

 

 

十代LP2000➡1000

 

ノヴァマスターガン無視のダイレクトアタック・・・・さっきから良いようにやられっぱなしじゃないですかね十代君、かならず助けるって意気込んでおいた割りにはもて遊ばれてますよ?

 

 

「・・・・んのヤロウ!やりたい放題しやがって!絶体ぶった押す!!」

 

「ククッ、もう手後れだ・・・・アセンブリー・ナイチンゲールは、オーバーレイユニットの数だけ攻撃ができる!これで終いだぁ!!」

 

「ごっ、五回連続のダイレクトアタック!?」

「そんなのライフが全快でも受けきれないんだな!」

 

 

後攻でやられたらほぼ確実にワンショットキルじゃないですか、皆さんあれにやられたのかな?

いや、強力ではあるけど安直過ぎる。あれくらい対処できない人は、やられた方々にもいないと思いますが・・・・

 

 

「りっ、リバースカードオープン!罠カード《聖なるバリア-ミラー・フォース》!!これにより、攻撃表示モンスターは全滅だ!」

 

「チッ、化石のような罠を使いおって・・・・アセンブリー・ナイチンゲールの効果発動!オーバーレイユニットをひとつ使い、我が陣営の[LL]モンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない存在となる!ミラーフォースごときでは止まらんぞ!!」

 

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》(攻1000➡800)ORU5➡4

 

「だ、だったら!チェーンしてカウンター罠発動!《攻撃の無力化》!その攻撃を無効にし、バトルそのものを終了させる!!」

 

 

そんなものまで伏せてたんですね。攻撃力1000と侮らず、最初の攻撃から使っておけばもっと被害が少なくて済んだのに・・・・

 

 

「凌いだか。まぁいい、所詮は一時凌ぎ、次で終わらせてくれる・・・・だが折角だ。更なる絶望を与えてやろう、貴様の仲間達を葬ったモンスターを召喚してな!」

 

「ッッ!??」

 

「ま、まだなんかあるんスかあ!?」

 

「メインフェイズ2、《RR-ラスト・ストリクス》の効果を発動!このモンスター自身を生贄とし、エクストラデッキより[RR]エクシーズモンスターを守備表示で特殊召喚できる。飛翔せよ!《RR-サテライトキャノン・ファルコン》!!」

 

 

『ピェェェェェェッ!!』

 

《RR-サテライトキャノン・ファルコン》★8/闇/鳥獣/攻3000/守2000

 

 

「あ、あれは・・・・ジュンコが迷宮兄弟戦で使ってた、最強クラスの[RR]モンスター!!」

「嘘でしょ!?いきなりランク8のモンスターが飛んできた!」

 

「落ち着くのです!あの手の効果は大概デメリットが・・・・」

 

 

「流石は魔王様、鋭いですね・・・・確かに、この効果で呼び出したモンスターは効果が無効の上、エンド時にエクストラデッキへと帰る・・・・だがエクシーズ素材にはできる!手札より速攻魔法、《RUM(ランクアップマジック)幻影騎士団(ファントムナイツ)ラウンチ》を発動!!」

 

「ら、ランクアップマジックゥ!?」

 

「私は、サテライトキャノン・ファルコンでオーバーレイ!現れよ出でよ、《No.92》!!その偽りの骸を脱ぎ捨て、神の如し力を今一度解き放て!偽骸神龍 Heart-eartH Dragon(ハートアース・ドラゴン)!!」

 

 

『グギャオオオオオオゥ!!』

 

《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》★9/闇/ドラゴン/攻0/守0

 

 

 

「え、」

 

「ちょ・・・・」

 

「なんなんだよ、こいつは・・・・」

 

 

 

突如、わたし達の前に・・・・十代君の前に敵として立ちはだかった、闇堕ちヒロインと化したジュンコ姐さん、もといレイヴン()。

まぁ、強いってことは知ってはいましたが・・・・なんかヤバそう。

はたして、十代君は姐さんを取り戻すことができるのか。そして、このままわたしはツッコミポジでいなければならないのか・・・・その結末は、次回だそうです。



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36羽 やってみたはいいけど正直恥ずかしい、穴があったら入りたいレベル

※オリカではないけどオリ発動条件が出ます。


「偽骸神龍 Heart-eartH dragon(ハートアースドラゴン)!!」

 

 

『グギャオオオオゥゥ!!』

 

 

「なんなんだよ、こいつは・・・・」

 

 

 

「フフフ。このモンスターの攻撃力は0だが、戦闘で発生するダメージは全て、相手プレイヤーが受けることになる・・・・先程のように迂闊に攻撃はしないことだ」

 

「またダメージの反射、これじゃ十代は手がだせないんだな!」

「けど、もう1体のモンスターも攻撃表示のまま。その攻撃力はたった800!そちらを狙えば・・・・」

 

「好きにするがいいさ、私は手札から魔法カード《強欲で貪欲な壺》を発動。デッキトップを10枚除外し、カードを2枚ドローする!!ターン終了だ」

 

 

レイヴン H6 LP6000

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》

《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH dragon》

 

 

「また手札が初期枚数、ライフも6000・・・・あれだけ好き勝手やっているのに万全の状態を保つなんて」

 

 

 

ふっ、フフフフフフッ!アッハッハッハッハッ!!

・・・・やばい、やり過ぎたかも。

アセンブリーだけで終らせとけばいいものを調子乗って《No.92》!!(ドヤァ)とかしちゃったよ必要なかったわよね?!

あーもー十代これ勝てんのかなー、デュエルは一応手加減情け一切無用のバリバリ全力投球でやってんだけど、十代に勝ってもらわないとあたしの努力が無駄に・・・・

はい?お前正気じゃんって?

ったりめーだこらー、誰がすき好んで闇堕ちなんかするかよあたし一応この小説の主人公ですからね?!

じゃあなんでこんな事してるかって?うーん・・・・話すと長いんで回想はいるわね。

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

回☆想!これは34羽のラスト辺りまで遡る!!

 

 

「具現せよ神聖なる光の翼!!《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》!!」

 

『グオオオオオッ!!』

 

アムナエル

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》ORU(オーバーレイ・ユニット)3

《アルティマヤ・ツォルキン》

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》

《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》(PS(ペンデュラム・スケール)1)

《メタルフォーゼ・スティエレン》(PS8)

セットカード

セットカード

セットカード

 

「ど、どうしろってゆうのよ、こんなの・・・・」

 

 

先行クリスタルとインフィニティってなんだよ!メタルフォーゼなんか聞いてねーよ!錬金繋りだからって使用デッキ可笑しすぎだろガチすぎるんじゃー!!

 

 

「フフフ、私はこれでターンエンドだ。さぁ、君は力をみせてくれたまえ!!」

 

 

ち、力をみせろいわれても、封殺されてたらなにも出来ないじゃないですかヤダー。姑息な壊獣でも入れとくんだった・・・・えーい!もうやけだなんとでもなれー!!

 

 

「あたしのターン、ドッロォォォォ!!・・・・あっ、勝ったんじゃね?」

 

「・・・・えっ?」

 

 

クリスタル出したときに伏せたカード次第だけどね、どーせこのままじゃ負けだし・・・・出し惜しみは一切無しよ!!

 

 

「手札から、魔法カード《月の書》を発動!対象はもちろん、サイバー・ドラゴン・インフィニティ!」

 

「クッ、インフィニティのモンスター効果!ORUをひとつ使い、カード効果の効果を無効にし破壊!」

 

「知ってる。けどこれであたしを阻むのはクリスタルウィングのみ!あたしの[BF(ブラックフェザー)]達の全力、望み通り味わってもらうわ!!永続魔法《黒い旋風》×2を発動よっ!!」

 

 

説明しよう!ジュンコ殿がキレ気味の場合・・・・《黒い旋風》が大体2枚以上来るのだ!!

 

 

「おいこらナレーション混ざんな混乱する。おいで!《BF-精鋭のゼピュロス》!!」

 

『トォウ!』

 

「・・・・召喚時にはなーんも無いようね、だったら好き勝手やるわよ!黒い旋風の効果でゲイルとグラディウスを手札へ!そしてフィールドにゼピュロスがいるから《BF-黒槍のブラスト》を特殊召喚!」

 

『シャーッ!』

 

「レベル4のゼピュロスとブラストでオーバーレイッ!漆黒の闇より、愚鈍なる力へ抗いし反逆の牙!エクシーズ召喚!《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!!」

 

『グガァァァァァッ!!』

 

《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》★4/闇/ドラゴン/2500/2000

 

 

「効果発動!ORUを2つ使い、クリスタルウィングの攻撃力を半分奪って自分の力に替える!〈トリーズン・ディスチャージ〉!!」

 

「甘い!クリスタルウィングの能力を知らんようだな・・・・相手モンスター効果の発動、効果を無効にし破壊!破壊したモンスターの攻撃力をクリスタルウィングは得る!!」

 

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》攻3000➡5500

 

 

知らないわけがない。シンクロモンスターの中ではトップクラスの能力を誇る、もはや代表的なモンスターとも呼べるドラゴンだもの・・・・ごめんね、囮のような使い方して

 

 

「ふふっ、これで妨害効果は使いきったわね・・・・ゼピュロスの効果発動!旋風を1枚手札に戻して墓地より特殊召喚!400ダメージを受けるけどどうでもいい!」

 

『フンッ』

 

ジュンコ LP4000➡3600

 

 

「[BF]が1体だけいるんでグラディウス!そしてゲイルも特殊召喚!ゲイルの効果でインフィニティの攻撃力を半分にする!からのこの2体でチューニング!レベル6、《BF-星影のノートゥング》!!アンタとインフィニティに800ダメージ!!」

 

「グッ!?まさかあの2体の能力を掻い潜るとは・・・・」

 

アムナエルLP4000➡3200

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》攻2500(ORU2)➡1250➡450

 

 

「戻した旋風張り直し、ノートゥングの能力によりブリザード召喚!旋風効果でオロシとハルマッタンを持ってきて、ブリザードの力でゲイル復活!またインフィニティの攻撃力を半分にしたげるわ!」

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》攻450➡225

 

「ハルマッタン特殊召喚!その効果によりゲイルのレベル分レベルを上げて5にして、ブリザードをチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と供に走れ!電光の斬撃ィ!!来なさいエース!《A(アサルト) BF-驟雨のライキリ》!!」

 

『うおおおお!久しぶり過ぎる出番!!』

 

《A BF-驟雨のライキリ》星7/攻2600/五月蠅い

 

 

「オロシを特殊召喚して、ライキリの効果発動よ!あたしのフィールドにはライキリ以外にゼピュロス、ノートゥング、ブリザード、オロシの4体の[BF]がいる!よってアンタの目障りな2枚のペンデュラムカードとクリスタルウィング、そして最後に伏せたカードをぶった切る!〈驟雨電神剣〉!!」

 

『ついに技名まで雑にされたでござ・・・・でやぁぁぁぁ!!』

 

 

 

「ばッ、ばかな!?私のあの万全の布陣がこうもあっさりと・・・・」

 

 

伏せカードは《くず鉄のかかし》だったか、タクシーと相性はいいけど今欲しいカードじゃなかったわね残念でした~。

 

 

「ガンガン行くわよ!レベル4のゼピュロスにレベル3のゲイルを、レベル6のノートゥングにレベル1のオロシをチューニング!!漆黒の翼濡らし、そぼ振る雨に響け雷鳴の一撃!!漆黒の翼率い、我が友たちの導となれ!!連続シンクロ召喚!降り注げ、《A BF-涙雨のチドリ》!もひとつ!《BFT(テイマー)-漆黒のホークジョー》!!」

 

『待たせたな姐さん!』

『んもぅ、乙女の恋路を邪魔する奴は成敗よっ』

 

 

《A BF-涙雨のチドリ》星7/攻2600/脳筋

 

《BFT-漆黒のホークジョー》星7/攻2600/おネェ

 

 

「チドリの攻撃力は、墓地に存在する[BF]の数×300上昇する・・・・現在8体だから攻撃力2400アップ!」

 

 

「ちょっ・・・・攻撃力5000だとぉ!!」

 

「メタルフォーゼなんとかって罠あった気がするけど知らんわ!バトルよ!チドリでサイバー・ドラゴン・インフィニティを攻撃ィ!雷鳴の一撃、〈ライトニング・スラッシュ〉!!」

 

 

攻撃力の差は歴然・・・・勝った!

 

 

「ワーッッ!?ちょっと・・・・ちょっと待つのニャー!!」

 

 

『ああん?』

 

「んだこら今更命乞いですかコノヤロー。ボスキャラの風上にもおけないわね」

 

「ち、違うのニャ!私です私!大徳寺だニャー!!」

 

 

そういって誘拐犯が仮面を外すと確かに・・・・いつのまにか行方不明になってたオシリスレッドの元寮長の大徳寺先生だった・・・・思い出した、アムナエルって先生だったのよねなんで忘れてたんだろ・・・・がっ!

 

「オロシの墓地効果でこっそり攻撃表示にしてたツォルキンにライキリで攻撃!!」

 

『チェストォォ!!』

 

 

「ぐわああああああっ!?」

 

アムナエルLP4000➡1400

 

 

タクシー撃☆破!う~ん、ライキリ今輝いてるわよ~口にはしないけど

 

 

「こ・・・・ここは動揺して攻撃をやめるなり私の話を聴くなりするとこじゃないですかニャ・・・・」

 

「はっ?人の恋路(?!)を邪魔しといて実は先生でした~、程度で手加減してくれるとでも思ったんですか馬鹿なの?制圧クソゲーガチデッキ使いやがって盤面崩されたらはい投了ってそれでもアンタデュエリスト?・・・・つーかあたしアンタとほぼほぼ接点ないし、()っちまったところで良心痛まないわよ正当防衛だし」

 

『姐さん容赦ねー・・・・』

 

「だ、だからちょっと待ってくださいニャ、こっちにも事情とゆうものが・・・・」

 

「問・答・無・用。はいチドリとどめー・・・・」

 

 

「クッ、ならば・・・・これを十代に見せると言ったら?!」

 

 

あたしが話に応じないとみるや懐からなにやら紙切れを取り出して・・・・

 

 

「わー!!!?ちょっ、それ・・・・十代ブロマイドじゃん!なんでアンタが持ってんのよ!!」

 

※説明しよう!ジュンコ殿は遊城十代のあんな姿やこんな姿を隠し撮りしたブロマイドを大量に所持しているのだ!もちろん本人には内緒だぞ!(撮影・丸藤 翔)

 

『ライキリ、急にナレーション入るのやめなさいよ』

 

 

「フフフフフ、こんなモノを沢山集めていけないコだ・・・・私を始末するのは勝手だが、私が消えたらこれの一部が十代の元に届く手筈になっている・・・・君の物とゆう証明付きでな!流石にそれは困るだろう!?」

 

「こっ、こっ、こっ・・・・姑息な手を・・・・」

 

 

そんなわけで下手に逆らえなくなったあたしは大徳寺先生の話を聴くことに。

まぁ細かい事情は原作を見ろって感じですが・・・・そこから十代の成長の為にあたしに目を着けたらしく、あたしが敵の手に落ちたとなれば十代の力がより本気で引き出せるやもしれないから、闇のデュエルで倒して洗脳して手駒にしようとしてたらしい、洗脳っておいこら・・・・んで、写真を楯に結局逆らえなくて協力する羽目になって今に至ります、回想終わり!

いや~大変だったねみんなの目を誤魔化すの、つーか鍵の守護者全員あたしに倒させるってなんなん?いじめ?あたしとのデュエルに力使いすぎたせいらしいけど.....んじゃー究極神とか使うなよ馬鹿なの?!

まったく、モモと師匠(吹雪)は精霊通信網駆使して事情を分かってもらえたからいいけど、他の三人はガチ勝負だったし.....あ、三沢君?その場にいたからつい、目撃者は全員消す的なノリで。

 

 

 

 

 

 

《クリクリッ》

 

 

 

 

 

 

 

「俺のターン・・・・ドロー!」

 

 

「いかに攻撃を反射する能力を持っていても、傍には攻撃力800のモンスターが棒立ち!」

 

「付せカードもない、あれに攻撃を集中させれば勝機はあるッスよね・・・・セラさん!」

 

「なんでわたしに聞くんですか・・・・正直そんな事を見逃すとは思えませんね、学園最強と謳われた貴方のお兄さんや天上院吹雪すらも倒した相手なのですよ?」

 

「うっ、確かに・・・・」

 

 

セラちゃん先輩、口調が段々素になってきてる・・・・てかその冷たい目線やめて。解ってるから、やってるこっちも滅茶苦茶恥ずかしいんだからそのまま気付かないフリしててよ・・・・言っとくけど、アンタのプラナも似たようなもんだったからね?

 

 

「《E・HERO エアーマン》を召喚!効果を発動しネクロダークマンを手札へ!手札より《融合回収(フュージョンリカバリー)》を発動!墓地のシャドーミストと融合を手札に戻す!」

 

「愚かな・・・・手札より《D.D.クロウ》の効果発動!このカードを捨てる事で、シャドーミストのカードを除外する!!・・・・これで融合も回収出来まい、残念だったな!」

 

「しまった、あのモンスターに気取られてすっかり忘れてたぜ・・・・だったら手札の《融合》を発動!スパークマンとネクロダークマンを融合し、来い!ネクロイドシャーマン!!」

 

『イヨォッ!!』

 

《E・HERO ネクロイドシャーマン》星6/闇/戦士/攻1900/守1800

 

 

って最初から持っとるんかい!紛らわしいことすんなや!!って言いたい、すっごく言いたい・・・・

 

 

「ネクロイドシャーマンのモンスター効果!特殊召喚時に相手モンスター1体を破壊し、相手の墓地のモンスター1体を特殊召喚する!」

 

「ふぅん、面白い効果だ。けど、アセンブリー・ナイチンゲールは破壊耐性を加えることができるが?」

 

「わからってらぁ!破壊対象はその馬鹿デカイ龍、 Heart-eartH dragonだ!」

 

『グギャアアアアッ!』

 

 

でかいから断末魔も派手ねー・・・・

 

 

「そして墓地のモンスター、サファイア・スワローを特殊召喚してもらうぜ!!」

 

『むぅぅ・・・・』

 

LL(リリカル・ルスキニア)-サファイア・スワロー》 攻100

 

 

「やった!」

 

「これで反射ダメージを気にせず攻撃できるんだな!」

 

 

「ククク、一見正しいように見えるその行動・・・・だがそれは、大いなる間違い!蘇れっ!Heart-eartH dragon!!」

 

『グガアアアアアッ!!』

 

 

《No.92偽骸神龍 Heart-eartH dragon》攻0➡10000

 

 

「ふ、復活しただとぉ!?」

 

「しかも攻撃力が一万!どうなってんスかぁ!!」

 

 

「ハハハハハハハ!!このモンスターがORUを持ったまま破壊された場合、自らを復活し除外されている私のカード1枚につき1000ポイントの攻撃力を得るのだ。残念だったなぁ?」

 

「《強欲で貪欲な壺》はその為に使ったのですね、どうりで発動タイミングがおかしいわけですよ・・・・(姐さん、口調が安定してないです)」

 

 

「くっそ・・・・だったらバトルだ!ノヴァマスターでアセンブリー・ナイチンゲールを攻撃!〈ブレイジング・ノヴァ〉!!」

 

「無駄な事を!アセンブリー・ナイチンゲールの効果を再び発動!ORUを消費し[LL]を戦闘・効果破壊から守る!この効果は戦闘ダメージをも無効にする!!」

 

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》攻800➡600(ORU3)

 

 

「まじかよ、これじゃ手が出せねぇ・・・・カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

十代 H1 LP1000

《E・HERO ノヴァマスター》(攻)

《E・HERO エアーマン》(攻)

《E・HERO ネクロイドシャーマン》(攻)

セットカード

 

 

「それで終りか?つまらんなぁ・・・・私のタァーン!バトルだ!ハートアースでノヴァマスターを殲滅する!魂ごと消し飛ぶがいい、ハート・ブレイク・キャノン!!」

 

「(姐さん、ノリノリ過ぎです・・・・)」

 

「と、(トラップ)発動《和睦の使者》!このターンの俺とモンスターへの戦闘ダメージを0にする!!」

 

 

まぁ、攻撃力10000を前に棒立ちなんてするからには和睦くらいあるわよね。

さてどうしよっかな、まだ2体とも健在なのにこれ以上布陣築いてもねぇ・・・・大徳寺あのやろー教諭はできるだけ十代を追い詰めて成長させて欲しいつってたな、引いちゃったしやれる事はやりますか気は乗らないけど・・・・

 

 

「嘘ですよね?ノリノリですよね?!」

 

「いきなりどうしたんっすか!?」

 

 

「《死者転生》を発動。手札のカード1枚を捨て、墓地の《金華猫》を手札に戻し召喚。再び《RR(レイド・ラプターズ)-ラスト・ストリクス》を出現させる。これを生贄に再びいでよ!《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》!!」

 

『キュオオオオッ!』

 

《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》★8 守2000

 

 

「またあの効果で出したってことは・・・・」

 

「《RUM(ランクアップ・マジック)-スキップ・フォース》を発動!私はサテライト・キャノン・ファルコン1体でオーバーレイ!少々勿体ないがみせてやる・・・・究極至高のハヤブサよ、今こそ勝利の天空へと羽ばたけ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!!現れろォ!《RR-アルティメット・ファルコォォォン》!!」

 

『ピュオオオオオッ!!』

 

《RR-アルティメット・ファルコン》★10/闇/鳥獣/攻3500/守2000

 

 

「あ、アルティメット・ファルコン!?そんな奴俺は知らねぇぞ!!」

 

「攻撃力3500!10000の隣じゃちょっと霞むけど・・・・充分ヤバいッス!!」

 

 

いや~、あたし的に[RR]でラストリアルティメットするの好きじゃないのよねぇ。相続続かないし能筋には弱いし突破されたら建て直し辛いもの、ある程度布陣固めてからしか出したくない・・・・って理由でいままで出す機会がありませんでした、ごめん!頑張って攻略してね(ハート)

ってキモイな、あたしが(ハート)はキモイな。自重しよう。

 

 

「サファイア・スワローを守備に変更。エンドフェイズに《金華猫》が手札に戻り・・・・この瞬間アルティメット・ファルコンの特殊能力が発動する!エンドフェイズごとに相手モンスターの攻撃力を1000奪う〈スプレマシー・プレッシャー(適当)〉!!」

 

『『『うがあああああっ!?』』』

 

《E・HERO ノヴァマスター》攻2600➡1600

《E・HERO エアーマン》攻1800➡800

《E・HERO ネクロイドシャーマン》攻1900➡900

 

 

「ああっ、ただでさえ攻撃力差が絶望的なのに・・・・」

「これじゃあ融合モンスターでさえ下級モンスターと代わらないんだなぁ」

 

「くそっ、なんて奴だ・・・・」

 

「己が無力を知るがいい、虫ケラ共め!ターンエンドだ!」

 

 

レイヴン() H5 LP6000

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》(攻600)ORU3

《No.92 偽骸神龍Heart-eartH dragon》(攻10000)

《LL-サファイア・スワロー》(守)

《RR-アルティメット・ファルコン》(攻)ORU2

 

 

「俺のモンスターに虫ケラなんか居ない・・・・あいつはそんな事言わねぇ!・・・・やっぱりお前は、あいつじゃない!!」

 

「アニキ・・・・」

 

「レイヴン、お前は許さない・・・・皆を陥れ、あいつを侮辱するような発言ばかりして・・・・許しておくかぁ!」

 

 

「・・・・だったらどうすると?この状況でいくら吠えようが、負け犬の遠吠えにしか聞こえないぞ」

 

「(ぜ、絶対無理してますよね。あの仮面の下涙目なんじゃ・・・・)」

 

 

うるせーぞちゃんセラー!顔で大体なに考えてるかわかってきたわその哀れみの表情をやめなさい!!

そーだよ涙目だよ今すぐ謝って抱きつきたいわよ(欲望)!!

しかし今さら後に引けるかぁ!意地でもやりとおしてやるわ!!!

 

 

「だったら・・・・完膚無きまでにテメーを、派手にぶっ飛ばす!俺のターン!魔法カード発動、《アドバンス・ドロー》!レベル8のノヴァマスターを生贄に、2枚ドロー!!更に、2枚目の《融合回収》!墓地のワイルドマンと《融合》のカードを回収する!そして・・・・《精神操作》を発動!対象はハートアース・ドラゴンだ!」

 

「ほぅ・・・・」

 

「神龍だかなんだか知らないが、操っちまえば恐かないぜ!《融合》を発動!ネクロイドシャーマンとエアーマンを融合し・・・・来やがれ《E・HERO GreatTORNADO》!」

 

『ハアアアッ!!』

 

《E・HERO GreatTORNADO》星8/風/戦士/攻2800

 

 

「トルネードの効果発動!相手モンスター全ての攻守を半分にする!〈タウンバースト〉!!」

 

 

《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》攻600➡300

 

 

「おかしい、アルティメット・ファルコンの攻撃力が変動してないんだな!」

「どうゆう事ッスか!」

 

「フン。残念ながらアルティメット・ファルコンはあらゆる効果を受け付けない・・・・神のカードにも匹敵する至高の存在なのだ!倒すためならそれこそ、神に挑む腹づもりで来るがいい!!」

 

「神様だろうが悪魔だろうが・・・・フィールドに出ちまった以上はモンスターだ、倒せない通りはねぇ!!魔法カード《HEROの遺産》発動!俺の墓地のHEROを融合素材とするモンスター、ノヴァマスターとネクロイドシャーマンをエクストラデッキへ戻し、3枚ドローする!!」

 

 

えー・・・・3枚ドローって割とぶっ壊れじゃね?しかも使用者が使用者だけになにが起きてもおかしくないわね。

 

 

「・・・・来たっ!装備魔法《最強の盾》をトルネードに装着!守備力の数値分、攻撃力を上昇させる!」

 

 

《E・HERO GreatTORNADO》攻2800➡5000

 

 

「攻撃力5000、アルティメット・ファルコンを容易に倒せる数値にはなりましたが・・・・」

 

 

「バトル!トルネードでアルティメット・ファルコンを攻撃!〈スーパーセル〉!!」

 

 

「甘い・・・・手札の《虹クリボー》のモンスター効果発動!このカードを相手モンスターに装備し、攻撃を封じる!!」

 

『クリクリッ』

 

 

はじめて使ったけど・・・・なんかくっつき虫みたいについたな、あんま可愛くない。

 

 

「に、虹クリボー!?」

 

「《ミスティックバイパー》の存在から匂ってはいましたが、やはりレベル1のモンスターがデッキの大半を締めているようですね」

 

 

セラちゃんの観察眼恐いわね・・・・なるべく敵にまわさないようにしよう。

 

 

「倒せねぇか・・・・速攻魔法、《神秘の中華鍋》を発動!ハートアースドラゴンを生贄にして、その攻撃力分ライフを回復!」

 

 

十代LP1000➡11000

 

 

「ライフが1万を越えた!」

 

「これならアセンブリー・ナイチンゲールのダイレクトアタックを受けてもしばらくは安全なんだなぁ」

 

 

いいもの引くなぁ、あわよくば融合素材にでもするつもりだったのでしょーけど・・・・まさか大量のライフに変換してくるなんてね、流石は十代!常時ディスティニー・ドローと呼ばれるだけはあるわ!

 

 

「っ、何にやけてやがんだ・・・・カードを1枚セットしてターンエンド!!」

 

「ならばエンドフェイズに再びアルティメット・ファルコンの効果を受けるがいい!〈スプレマシー・プレッシャー〉!!」

 

《E・HERO GreatTORNADO》攻5000➡4000

 

 

十代 H2 LP11000

《E・HERO GreatTORNADO》+《最強の盾》

セットカード

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

 

うっわぁ・・・・最高にゲスいカード引いた。あたし今日引き無駄に強くね?ヴェーラーとかは引かないけど。これ使ったら流石に勝っちゃうわよ、あの丸藤先輩を瞬殺だったもんなこれ使って・・・・

 

 

「どうした!早くターンを進めろよ!!」

 

 

けど逆に考えれば、コイツを使わないとゆう事はあたしの勝手で一旦眠ってもらった皆にも、そして今対戦している十代にも失礼にあたるよね・・・・しょーがない、十代の成長って目的は達成できたか微妙なところだけど手加減なんざするべきじゃないし、勝っちゃったらアム徳寺先生はあたしが責任もって改めてぶっ飛ばすって事にするか!!

 

 

「フフフ、たかだかライフ一万ちょっとまで回復ぐらいでおめでたい連中だと思ってな・・・・そろそろ興もさめた、終わりにしよう。手札から魔法カード発動!《融合》!!」

 

 

「ええっ!?」

 

「ジュンコが、融合・・・・!?」

 

 

「貴様の大好きなこのカードで、フィールドのアセンブリー・ナイチンゲール及びサファイア・スワローを融合させる!闇夜に響く小夜鳴鳥のさえずりよ、内なる声と一つになりて更に激しく鳴くがいい。融合召喚!舞い降りよ!気高き孤高の夜鳴き鳥。《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》!」

 

『キュウゥゥゥ!!』

 

《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》星1/風/鳥獣/攻1000/守 0

 

 

「インディペンデント・ナイチンゲールのレベルは融合素材となったアセンブリー・ナイチンゲールのオーバーレイユニットの数だけ上昇し、攻撃力はレベルの数×500ポイントアップする!!アセンブリー・ナイチンゲールのオーバーレイユニットの数は3つ!」

 

 

《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》星1➡4 攻1000➡3000

 

 

「攻撃力3000の融合モンスター!」

 

「まだ底をみせていないとは思ってましたがこんな切札が・・・・」

 

「けっ、けど!アニキのトルネードの攻撃力は5000!攻撃力の差は歴然ッス!!」

 

 

「短慮な・・・・インディペンデント・ナイチンゲールの効果を発動!1ターンに1度、このモンスターのレベル×500ポイントのダメージを相手に与える!喰らえぇ!2000のダメージを!!」

 

「何っ、ぐわあああああっ!?」

 

十代 LP11000➡9000

 

 

効果ダメージの衝撃で、十代の体が吹っとんで倒される。その苦痛に満ちた表情を見るだけでゾクゾクすr・・・・しねーよ!どんなドSだあたしは!!

 

 

「こ、こんなもん・・・・なんてことないぜ!」

 

「あらそ~お?じゃあもっとイイコトしてあ・げ・る♪・・・・インディペンデント・ナイチンゲールとアルティメット・ファルコンを生贄に捧げ、上級モンスターを召喚!!君臨せよ無情なる暴君!《The tyrant NEPTUNE》!!」

 

『ギャオオオオオオッ!!』

 

 

「ま、また化けモンかよ・・・・」

 

「ネプチューンの効果!生贄に捧げたモンスター達の攻撃力の合計とその名証、そして奪った名のモンスター効果を得る!私が選ぶのはインディペンデント・ナイチンゲール!!」

 

「ん?ちょっと待ってください。あの鳥人の効果を得るって事は・・・・」

 

「そう・・・・ナイチンゲールとアルティメット・ファルコンの攻撃力の合計4500に加え、レベルの数×500ポイント攻撃力を上昇させる!このモンスターのレベルは10!よって攻撃力は・・・・」

 

《The tyrant NEPTUNE》星10/水/爬虫類/攻0➡9500/守2000

 

 

「きゅっ、9500だとぉ!!?」

 

「もうひとつの効果も忘れてもらっては困るぞ?1ターンに1度、レベルの数×500・・・・すなわち5000の効果ダメージを貴様に与える!〈シクル・テンペスト〉!!」

 

「てっ、手札から《エフェクト・ヴェーラー》を捨てて効果発動!モンスター効果を無効に・・・・」

 

「無駄だ!インディペンデント・ナイチンゲールはアルティメット・ファルコンと同じく他のカード効果を受け付けない!その能力を得たネプチューンもまた然り!砕け散れェェェ!!」

 

 

「うっ、うわああああああっ?!!」

 

十代 LP9000➡4000

 

 

「じゅうだーい!!」

「アニキーー!!」

 

 

自分で使っときながらえっげつねぇ・・・・どんな効果も受け付けない上に毎ターン5000ダメージを与えるとかどう防げっちゅーねん。

丸藤先輩、先行簡易ネプチューンとかしてマジですんませんっした。まさかピン刺し同士が初手で揃うとは思わなかったわよ。あの人真正面からじゃ勝てる気しないからね仕方ないね。

ネプチューン召喚時、モンスター効果のコピー前ならヴェーラーも通用すんだけど・・・・もっとも墓地には《死者転生》で捨てておいた、モンスター効果の対象になる事を防ぐ《スキル・プリズナー》がある。どの道無駄だったのだけど。

・・・・十代生きてる?ダメージの衝撃で立てないとかない?大丈夫?

 

 

「くっ、まだまだぁ・・・・」

 

「フッ、その意気や良し・・・・墓地の《RUM-スキップ・フォース》を除外し発動!墓地の[RR]モンスターを復活させる!蘇れ至高の隼!《RR-アルティメット・ファルコン》!!」

 

『ピュオオオオオッ!!』

 

 

《RR-アルティメット・ファルコン》★10 攻3500

 

 

 

「さぁバトルだ!これ以上苦しまぬようその命、一太刀で刈り取ってくれる!グレードトルネードへ攻撃、〈シクル・オブ・ルーイン(破滅の鎌)〉!!」

 

 

攻撃力差は4500!もらったぁ!!・・・・あれっ?勝っちゃ駄目じゃね?

 

 

「負けてたまっかぁ!リバースカードオープン《ガード・ブロック》!!この戦闘で発生するダメージを0にし1枚ドロー!!」

 

 

トルネードの命は刈り取った、けど・・・・

 

 

「チッ、ネプチューンに対しての罠ではないから適用されるか・・・・ならばアルティメット・ファルコンでダイレクトアタック!〈ファイナル・グロリアス・ブライト〉!!」

 

「ぐわあああああっ!?」

 

 

十代 LP4000➡500

 

 

「首の皮1枚で生き延びたか。カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

 

レイヴン H2 LP6000

《The Tyrant NEPTUNE》(攻9500)

《RR-アルティメット・ファルコン》(攻)

セットカード

 

「俺の・・・・ターン、ドローッッ!」

 

 

「ライフは残ったけど・・・・」

「次のターンが来たら再び5000の効果ダメージ、絶体絶命なんだなぁ」

 

「あの最凶最悪の暴君を倒すしかないですね・・・・はたして、その手段が彼にあるのか」

 

 

「フン。もはやネプチューンを倒す手立てなどあるまいに・・・・大人しくサレンダーでもするがいい、楽に眠りにつけるぞ」

 

 

約.これ以上見てらんないんで今回は大人しく諦めてください。先生はあたしがしばいとくから

 

 

「誰がサレンダーなんかするか、黙ってろ!!」

 

「ッッ!?」

 

「俺は誓ったんだ・・・・あの場所で必ず想いを伝えるって!吹雪さんも言ってた、ジュンコは素直じゃないからこそ真っ直ぐに正面から言わないと駄目なんだって!俺と想いは同じはすだから頑張れって。だから!あいつが友になってくれたあの場所で・・・・なのに、次から次へと邪魔ばかりしやがってぇ!!」

 

 

「あ、あの・・・・想いって・・・・?」

 

 

「言ったはずだ、てめーはブッ飛ばす!!完膚なきまで正面から全力で!!魔法カード《強欲な壺》!2枚ドロォー!!バブルマン召喚!場にカードがないので2枚ドロー!!魔法カード《ミラクルフュージョン》!!フィールドのバブルマンと墓地のエアーマンを除外融合!来いよ、無慈悲なる白銀の英雄!《E・HERO アブソルート Zero》!!」

 

『とおぅっ!!』

 

《E・HERO アブソルート Zero》星8/水/戦士/攻2500➡3000/2000

 

 

「ふ、フン。最強のHEROとされるZeroを呼んだか、だがその無慈悲たる破壊効果さえも我がモンスター達には通用しないとゆうのに」

 

「・・・・なに勘違いしてやがる。俺がZeroを呼んだのは効果を使うためじゃない、そいつらを真正面から殴るためだ!まずは装備魔法《巨大化》を発動!相手よりライフが下の場合、装備モンスターの攻撃力を倍にする!更に永続魔法《Get Your Game On!》発動!」

 

 

えっ?なにそれ聞いたことないんですけど・・・・

 

 

「このカードは、相手とのライフ差が4000以上低い時のみ発動出来る!フィールドの俺のHERO達の攻撃力は倍になる!!」

 

「な、なんだとぉ!!?」

 

 

《E・HERO アブソルートZero》攻3000➡11000

 

 

《Get Your Game On!》

永続魔法

※自分のライフが相手よりライフが4000以上低い場合のみ発動できる。

自分フィールド上の「E・HERO」と名のついたモンスターと

「???????」と名のついたモンスターの攻撃力は2倍になる。

 

 

 

「馬鹿な・・・・攻撃力12000だと!?」

 

「今です!アルティメット・ファルコンを攻撃すれば貴方の勝ちに!!」

 

「させるかぁ!罠カード《立ちはだかる強敵》を発動!!相手モンスターは私の最も攻撃力が高いモンスター、すなわちネプチューンを攻撃しなければならない!!」

 

 

これでネプチューンは失うとしてもライフは残る!次のターン、手札の《金華猫》とターコイズ・ワーブラーで展開して2体目のアセンブリーを召喚すれば・・・・

 

 

「バトルだぁ!アブソルートZeroでタイラントネプチューンを攻撃!」

 

「迎え討てネプチューン!〈シクル・オブ・ルーイン〉!!」

 

 

「・・・・この瞬間!手札から速効魔法《九十九スラッシュ》を発動!自分のライフが相手より下の場合、その差の数値をモンスターの攻撃力に加える!!」

 

 

《E・HERO アブソルートZero》攻11000➡16500

 

 

「嘘だ・・・・嘘だぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「終わりだ!無情な暴君を永久の眠りへ!〈瞬間氷結Freezing at moment 〉!!」

 

 

「キャアアアアアアアアッ!!?」

 

 

レイヴン LP6000➡0

 

WIN 十代

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・全治、一週間です」

 

「えっ?」

 

「その間は絶対安静、保健室の外から出しません」

 

「ちょ・・・・ま、MATTE!なんであたしだけ?・・・・あいつはピンピンしてるのに!!」

 

「おぅ!俺は元気だぜ!!」

 

 

 

あたしと十代との闇のデュエル(!?) で敗北したあたしは、8000ダメージもの衝撃を闇ゲ仕様で一度に受けたためダイナミック気絶。そのまま皆が閉じ込められていたアムナエル先生のエメラルドなんとかの宇宙空間へと一時収容された。

それを目の当たりにした十代はあたしが死んだと思い怒りのままにボッロボロの状態にも関わらずアムナエル戦へと直行、まるで覇王のような闘いぶりで先生瞬殺でしたわ(ももえ談)

その後なんやかんやで保健室のベッドの上でついさっき目を覚ましたのであった。

 

「まぁ・・・・操られていたとはいえ俺様達を巻き込んだ代償だ、しばらくそこで反省してろ」

 

「自業自得ですわ」⬅事情知ってる人A

 

「夜道を一人で出歩くなってことだね!いい経験になったろう」⬅事情を知ってる人B

 

 

「その辺は深く反省してますけどね・・・・なんであたし以上にダメージ受けてたはずの十代は平気な顔してるわけ?納得いかない!!」

 

「ひっで~な~、命懸けで助けたってのに・・・・」

 

「そうよジュンコ!敵の手に落ちて闇堕ちした上で助けられるなんてなんて羨ましい・・・・私もちょっとセブンスターズ入ってくるわ!」

 

「もう壊滅してるのにっ?!」

 

「天上院君、そんなスナック感覚でなるべきものじゃないぞ!」

 

「それ、三郷さんが言います・・・・?」

 

「(それ、セラちゃんが言う・・・・?)」

 

「なら僕もともに行こう明日香!闇堕ちに関しては僕はプロフェッショナルだからね!」

 

「また行方不明になる気か吹雪っ!?」

 

「アンタは洒落にならんからヤメロー!あーもー収集がつかんわ全員保健室から出てけー!!次回に続く!!」

 

 

 

続く。

 




《Get Your Game On!》を使わせたかったけど、そのままじゃ強すぎると思ったので原作ノリで発動条件をつけてみました。


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37羽 答えはデュエルの中で見つけるしかない。

気がついたら描いてたのでその勢いのまま投稿。


 

 

 

 

デュエルアカデミアの港の灯台・・・・数々のコント、じゃなくて戦いがこっそり繰り広げられてきたこの場所に、今夜二人の男が集い密談をしていた。

 

 

「待たせたね、亮・・・・」

 

「来たか、吹雪・・・・」

 

 

デュエルアカデミアの双璧、丸藤亮と天上院吹雪である。

片や帝王と呼ばれ称えられ、片やフブキングと名乗り馬鹿を貫く馬鹿である。

 

 

「ちょっ、さっきからこのナレーション鬱陶しいんだけどなんなんだい?」

 

「知らん、そんな事は俺の管轄外だ」

 

 

えー、だってー、作者がジュンコ視点以外書きづらいとか言うしー、ブッキーと亮クン視点だと尚更きついって言うからアタシがかってでたんですけどー。

 

 

「五月蠅いよレン(真紅眼)!少し黙ってて!・・・・して、わざわざこんな場所に僕を呼び出すとは。用件はなんだい、亮」

 

 

何を隠そう、二人は中等部の頃からの親友同士である。ブッキーが行方不明ってたせいで留年し(ダブっ)たから学年は別になってしまったが親友同士である。

性格が180°違い過ぎて違和感があるやもしんないけど親友同士である。

 

 

「うむ、誰にも訊かれたくない事でな。悩み・・・・とゆうよりお前に相談がある」

 

「君がそんな事を言い出すとは珍しいね、なんだい?なんでも言ってくれたまえ」

 

 

「最近・・・・ある人物の事が頭から離れないんだ」

 

「・・・・ほほぅ」

 

「以前から気にはなっていた人物なのだが・・・・最近さらに気になりだしてな。寝ても覚めてもその娘の事ばかりを考えている。あまりに気になって今日は10回しかワンキルが出来なかった・・・・この気持ちはいったいなんなのだ!?」

 

 

キャー!?それってそれって!!

 

 

「レン黙ってマジで。なるほど・・・・それは恋だね!!」

 

「恋・・・・これが恋!?」

 

「ああ、四六時中その娘の事しか考えられないなんて恋以外に考えられない。間違いない・・・・亮、君は恋に堕ちたんだよ!!」

 

「そうか、これが・・・・この感情が恋なのか」

 

「だったら話は早い!君のような男に好かれて嫌な女子はそうはいないだろうし、僕がロマンチックな告白をプロデュースしてあげよう!卒業しちゃったら中々会えなくなるし善は急げだ!!・・・・して、相手は誰なんだい?」

 

「・・・・・・だ」

 

 

予想外過ぎるその答えに、ブッキーはこう答えるしかなかった。

 

 

「・・・・マジで?」

 

「マジだ」

 

 

 

 

 

 

 

《解せぬ》

 

 

 

 

 

 

 

「これは、いったいぜんたいどうゆう事なの!?」

 

「そんなもん知るかー!?理由ならこっちが聞きたいわよ!!」

 

 

アムナエル事変から一週間、なんやかんやでリビングデットの呼び声されたあたしは平和な日々が帰ってくんじゃねーかなとほんのり期待していた。だがしかし、校長室に届けられたその1枚の手紙でまた混乱が訪れる。

 

 

『七星門の鍵は預かった、浜辺にて待つ。 丸藤 亮』

 

 

「なんでカイザーが鍵持ち出してんだよぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

指定された浜辺に駆けつけると、事の発端となった丸藤先輩が7つの鍵を首に下げて、いつものように腕組んで仏頂面で仁王立ちして待ち構えていた。

おっかしーなー、この役割万丈目君じゃなかったっけおっかしーなー・・・・

 

「カイザー!何をふざけているんだ鍵を返してくれ!!」

 

「そうだカイザー、貴方程の男が何故こんな事を・・・・」

 

 

なおこの話を聞きつけて、いつものメンバーが大体揃ってきている。

女子四天王(笑)(あたし、ももえ、明日香、セラちゃん)レッド寮の皆さん(十代、サンダー、翔君、コアラ)、なんやかんやで三沢君もだ。

 

「なんだそのおまけ感溢れる扱いは!?」

 

「三沢の扱いはどうでもいい!さっさと鍵を返せカイザー!!」

 

「断る。」

 

十代や仲間達も必死に呼びかけるが彼の返答はこれだけだった。

 

 

「そんなぁ・・・・まさかお兄さんも闇のデュエリストにされたんじゃ」

 

「だったら今までの傾向通り、ちょっと恥ずかしい厨二くさい仮面をつけて黒っぽくなってるハズなんだなぁ・・・・」

 

「そうですわね、ちょっとセンスを疑うような恰好をするのが闇堕ちのセオリーですから」

 

「「「余計なお世話じゃー(です)(だ)!!」」」

 

 

しょーがねーだろアムナエル先生が持ってた仮面アレでラストだったんだから!あたしだって好きでつけてたわけじゃないわ好きでつけてたのはセラちゃんぐらいよ!!

 

「わっ、わたしだってあの仮面はデュエルリンクスのアバター用から適当に撰んだだけで好きじゃなかったし、全身シルバーのピチピチスーツなんて嫌だったんですからね?!スタイルが良かったのが気に入ってただけですからね!!!」

 

 

「セラさん急にどうしたの?!ピチピチスーツって何!?」

 

 

おおぅ、セラちゃん先輩が地の分にまでツッコミを入れてくる程強化されてる・・・・

そいや原作じゃ万丈目君がラブデュエル(笑)を明日香に申し込むんだったわね、丸藤先輩がそんな事するわけないとは思うけど・・・・

 

「俺の目的はただひとつ。枕田ジュンコ君・・・・俺とデュエルしろ!!」

 

「えっ?」

 

「何故だカイザー!何故ジュンコとデュエルしたがる!!」

 

 

「ふっ、十代。ならば先に言わせてもらうぞ・・・・負けたら鍵は返す、だが俺が勝ったら・・・・俺とデートしてもらう!!」

 

「はいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!??」

 

先輩がそんな事するわk、してきたー・・・・

ど、どうゆう事だ、まるで意味がわからんぞ!!

 

 

「り、亮!頭でも打ったの!?」

 

「ふっ、ふざけんなカイザー!どうしてジュンコとデートなんかしたがるんだ!!」

 

「答えは簡単だろう?俺が彼女を好きだからだ!!」

 

「「「「ブーッ!!?」」」」

 

 

ちょっちょっちょちょっちょいまち?先輩があたしを?なんて?好きっつったのか・・・・好きっつったのか?!

 

 

「俺は彼女と付き合いたい、恋人になりたいのだ!誰にも邪魔はさせん!!」

 

「そうはいくか!ジュンコと付き合いたいだなんて・・・・この俺が許さないぞ!!」

 

 

「あ、あのぅ・・・・」

 

 

「何故お前が出張るのだ十代。お前が彼女のなんだとゆうのだ?もはや付き合っているわけでもあるまい」

 

「おっ、俺は・・・・ジュンコの親友だ!彼氏なんて認めるものか!!」

 

 

「えっとぉ・・・・」

 

 

「そう。その有耶無耶な態度が悪いのだ十代!・・・・俺は待ったぞ。彼女の気持ちを察し、お前達の成り行きを見守っていたつもりだ・・・・だがどうだ!今だになんの進展もないではないか!!」

 

「ッッ!!?」

 

 

「ッッ!?」じゃねーよ「ッッ!?」じゃ・・・・なんなのこの展開。先輩読者に空気過ぎるって言われて壊れちゃったの?

 

 

「フフフ、俺は至って正常だ。強いて言うなら枕田君、君が俺を壊したのだ!!」

 

「なんでよ!そしてなんでナチュラルに心読まれてんのよ!!?」

 

「ジュンコさん顔に出るから・・・・」

 

 

「ジュンコさん、お兄さん壊した責任持って下さいッス」

 

「あれはデュエルしないと譲らない流れなんだなぁ」

 

 

えー・・・・なんかあたしが悪い流れになってるぅ。逃れられない雰囲気になってるぅ。

 

 

「デュエルを受けたまえ、ジュンコ君!!」

 

「そ、その声は!?」

 

 

この展開なら奴が関わっていないわけがなかった。

そう、デュエルアカデミアが誇る最強の馬鹿・・・・師匠こと天上院吹雪である。

なんか小船で来たけど、なんか赤いアロハ着てアコギ弾きながら来たけど。

 

 

「やぁ」

 

「やぁ、じゃねーよ!やっぱりアンタが元凶かボケナスー!!」

 

「むしろ師匠が関わってなかったらどうしてくれようかと思いましたわ・・・・」

 

「フッ、勘違いして貰っては困る。僕はただ、親友たる亮の気持ちを後押ししてあげただけだよ?その気持ちが恋以外の何者でもないってね!!」

 

「絶体余計な後押しだったろ?!つーかアンタはうちらの応援してくれてたんじゃないんかい!十代になんか吹き飛んでたし!!」

 

「否!僕は恋をする者全ての味方だ!!べっ、別に面白そうだとか思っちゃいないんだからねー?」

 

「やめろ気色悪い!つーか本音だだ漏れじゃねーかいい加減にしろ!!」

 

 

はぁはぁ、現時点で疲れてきた・・・・

 

 

「あーもーわかったわよ!デュエルすりゃいいんでしょデュエルすりゃー」

 

「流石はジュンコ君!」

 

「フフフ、君なら乗ってくれると信じていた」

 

 

「ジュンコ!まさかお前もカイザーの事・・・・」

 

「うっさいわねー。いっつも思わせぶりな態度だけとって結局何もしてこないデュエル馬鹿より・・・・真正面からストレートに気持ち伝えてくる真面目デュエル馬鹿のが現時点でよっぽど魅力的よ」

 

「ガーン・・・・」

 

 

十代➡OTL

 

 

「それに・・・・理由はどうあれ、自分の気持ちを伝える事ってすっごく大変な事だもん。無下にしたら先輩に悪いわ」

 

「ジュンコ・・・・?」

 

 

あたしは結局伝えられず終いだもんね。こっち(現世)でも・・・・あっち (前世)でも

その辺りももえは凄いと思っている

 

 

「うぐっ、何故かはわからないが胸に強烈な傷みがっ?!!」

 

「吹雪師匠が何か罪悪感的なものを感じているっ!?」

 

「どこかで泣かせた女の呪いじゃない?・・・・兄さんだもの」

 

 

よし、そのままくたばれ・・・・バカトーヤ。

 

 

「さてと、ちゃっちゃと始めましょーか?・・・・言っとくけど、あたしとデートしたって楽しい事なんもないですからね、先輩」

 

「そんな事はない!きっと楽しいハズだ・・・・朝に森でデュエルして昼に屋上でデュエルして夜は灯台でデュエルする・・・・」

 

「それデュエルしかしてなくないですか!?相手姐さんである必要が皆無ッッ」

 

 

「クソッ、なんて羨ましいシチュエーションなんだ・・・・」

 

「悪くないですわね、今度やりましょうか万丈目様」

 

「うむ・・・・って何故俺が貴様とデートなどっ!」

 

「十代、私でよければいつでも相手になるわよ・・・・」

 

 

「えー?!それでいいんですか!デュエル脳にも程がありすぎますよ皆さん!!」

 

「てゆうか、つい最近までのアニキとジュンコさんじゃないっすかそれ・・・・」

 

 

あ、それあたしも思ったわー・・・・

 

 

SE:バァーン!「その通り!十代、お前はデュエリスト男子として最も羨むべき位置にいて・・・・枕田君の好意に甘えていたのだ!!そんな奴にこれ以上彼女を任せておけるかっ!!」

 

「なん・・・・だと・・・・」

 

 

あの、ちょっとそれ言い過ぎ・・・・

 

 

「いけません!これ以上持ち上げられたら素直じゃない事に定評のあるジュンコさんを褒め殺ししてしまいますわっ!見て下さい、あんなに顔を真っ赤にして・・・・」

 

「おめーは余計な事言うなやより恥ずかしいゎ!!」

 

 

「フフ、そうやって恥ずかしがる姿もより愛らしい・・・・」

 

「もう止めて!姐さんのライフは戦う前に0です!!」

 

 

本気で先輩弾け過ぎだろ、中の人ギャ○漫画日和の太子だからって勘弁してください・・・・

 

 

「甘いなジュンコ君!亮がこうなるフラグは13羽辺りから立っていたのだよ・・・・だが駄作者の奴がたまたま読んでた他所様とネタ被りそうじゃね?と思い自重されていただけなのさ!!」

 

「兄さんつまり!亮は自重したまま最終羽を迎えるつもりが・・・・三なんとか君より空気とかコメント食らったのをトリガーに今回ついに弾けたって手筈なのね!」

 

「イエス、マイシスター!!」

 

「メタ発言のオンパレードはやめろ混沌☆兄妹!!」

 

「俺へ定期的なダメージを与えるのもやめろぉ!!」

 

 

「不味いですわ・・・・冒頭から数えてジュンコさんのツッコミ数は10を超えています、デュエルをする前に体力に限界が・・・・ハッ、もしやこれも作戦?!」

 

「あたしの体力を気遣うならいちいちボケを挟んでくんなーっ!!つかそのネタ前も聞いた記憶あんぞ!!」

 

「ならば始めようか枕田君・・・・愛の為に!!」

 

「どこの世紀末ですかっ!?」

 

 

もうやだこの人達、あたしの味方意外にもセラちゃんだけじゃね・・・・まぁ、折角だから入院中ひたすらデッキ調整しまくってた成果を学園最強使って試させてもらうわコンチクショー!悪く思わないでよね先輩!!

 

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

学園最強の帝王(カイザー) LP4000

 

学園最強の女凶戦士(ツッコミ) LP4000

 

 

 

 

 

つ、続くんじゃないかなー。




クロウ復活したけど死亡フラグしか立ってないじゃないですかやだー。



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38羽-前編 愛のカタチは人それぞれ

クロウ様の嫁になりたいArc-Vだった(ジュンコさん談)


前回のあらすじ

 

ジュンコ、情熱的な告白を受ける(現在進行形)

 

 

 

 

 

「はい、それでは男の純情をかけたこのデュエル・・・・どちらが勝つと思われますか?解説のももえもん」

 

「そうですわね。親友視点から言えばジュンコさんに勝ってもらいたいのは山々なんですが・・・・ぶっちゃけカイザー様に勝って頂いた方がおもしろk、いえ、よろしいのではないかと」

 

「私も同意見です。こんな面白いネタは滅多にないですからね、ぜひ丸藤選手には頑張っていただきたいです。それでは、デュエル開始!!」

 

「他人事だからって好き勝手いいやがってー!!」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

亮 LP4000

 

ジュンコ LP4000

 

 

 

「先行はあたしね、ドローッ!」

 

 

相手は狂っても・・・・じゃなくて腐っても学園最強。半端な構えじゃ瞬殺は必死っ!加減は無用、まずはこのデッキの新しい力で流れを掴む!

・・・・そんな思いで引いた初手6枚。なるほど、悪くない動きはできるかな。

 

 

「手札からモンスターを召喚!おいでっ《RR-バニシング・レイニアス》!そしてその効果によりレベル4以下の[RR(レイド・ラプターズ)]を特殊召喚《RR-ミミクリー・レイニアス》!」

 

 

《RR-バニシング・レイニアス》星4/闇/鳥獣/攻1100

 

《RR-ミミクリー・レイニアス》星4/闇/鳥獣/攻1100

 

 

「ほぅ、今回俺の相手をしてくれるモンスターは[RR]か。面白い、そのモンスター達にも興味があったのだ」

 

「それまさか鳥よりサイバー・ドラゴンみたく機械ぽいって理由じゃないでしょうn

「ああ!」

 

「正解かよ!・・・・まぁいいや。そしてこの2体でオーバーレイ!冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実をあばき、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!飛来せよ!《RR-フォース・ストリクス》!!」

 

『キュイイッ!』

 

《RR-フォース・ストリクス》★4/闇/鳥獣/守2000

 

 

「当然効果発動!オーバーレイ・ユニット使ってデッキから闇属性・レベル4鳥獣族の《RR-シンキング・レイニアス》を手札に招くわ。そして自身の効果で特殊召喚!そして素材だったミミクリーを除外してついでにさらっと永続魔法《RR-ネスト》を持ってきて発動![RR]2体フィールドにいるんでデッキから《RR-トリビュート・レイニアス》を手札に迎え入れる!」

 

 

「久々にあのデッキみたけど1ターン長すぎるっス!」

 

「1度ハマったらなかなか後続途切れないのが厄介なのよね・・・・」

 

 

「まだまだ!エクシーズモンスターが場にいるのでシンキング・レイニアスを特殊召喚!さらに速攻魔法《烏合無象》を発動!シンキング・レイニアスを生贄に、エクストラデッキから鳥獣族モンスターを攻撃と効果を封じ特殊召喚!革命の狼煙をあげよ《RR-レヴォリューション・ファルコン》!!」

 

『クウォーッ!!』

 

《RR-レヴォリューション・ファルコン》★6/闇/鳥獣/攻2000

 

 

「攻撃も効果の発動も出来ないモンスターをわざわざ特殊召喚?この流れはっ!!」

 

 

やっべぇ皆に覚えられてる・・・・ラスト・ストリクスか烏合無象、手段に差はあれど、レイヴン(黒歴史)の時とやっていることはほぼ同じだ。

 

 

「手札から《RUM(ランクアップマジック)幻影騎士団(ファントムナイツ)-ラウンチ》を発動!フィールドのレヴォリューション・ファルコン1体でオーバーレイ!慈悲深き隼よ、戦場へ赴く同胞達へ一時の安らぎを!エクシーズ召喚!《RR-アーセナル・ファルコン》!!」

 

 

『キュオオオオッ!!』

 

《RR-アーセナル・ファルコン》★7/闇/鳥獣/攻2500

 

 

「おおっ!また見たことない奴だ!!」

 

 

もはや鳥とゆうよりどっかの空母な隼が姿を見せる。

えっ、口上くさいって?・・・・ほっとけ、他に思い付かなかったのよ。

 

 

「アーセナル・ファルコン効果発動!オーバーレイ・ユニットをひとつ使い、デッキからレベル4の鳥獣族モンスターを出撃させるわ!さぁ、来なさい《烈風の結界像》!!」

 

『ズーン・・・・』

 

 

《烈風の結界像》星4/風/鳥獣/守1100

 

 

「結界像だと・・・・」

 

「博識な先輩なら知ってますよねぇ。結界像が場にいる限り、結界像とは違う属性のモンスターは特殊召喚を封じられる!!」

 

 

「せっ、セコい!」

 

「露骨に融合を封じてきたんだなぁ」

 

 

「なんとでも言え!あたしとて七精門の鍵を守らねばならん・・・・カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

ジュンコ H1

《RR-フォース・ストリクス》(守2500)

《RR-アーセナル・ファルコン》(攻)

《烈風の結界像》(守)

《RR-ネスト》

セットカード

セットカード

 

 

特殊召喚を制限した上で伏せ2枚。

これだけがっちり場を硬めれば、少なくともワンターンキルだけは免れるハズ・・・・やはり[RR]を選んで良かった、[BF(ブラックフェザー)]vs[サイバー]じゃ矛と矛の戦いになっちゃうもんね。

しかしこの状況で、先輩は焦りもなにも見せない。

既に解決策があると読むべきか・・・・

 

 

「俺のターン、ドロー。魔法カード発動《ハリケーン》、全ての魔法・罠を手札に戻す」

 

 

おっといきなりそれか、この世界じゃまだ《ハリケーン》と《大嵐》がバリバリ現役だからガン伏せしてもも油断出来ない。だが残念、その手のカードの対策はバッチリよ!

 

 

「カウンター罠《ラプターズ・ガスト》発動!フィールドに[RR]カードがあるとき、魔法・罠の発動を無効にし破壊する!」

 

「ムッ・・・・」

 

 

風を風で相殺して無効、これは予想GUYだったらしく流石の先輩も少しは顔をしかめた・・・・と思いきや。

 

 

「フッ、やはりその手のカードが1枚はあったか。これで心おき無くこれが発動できるな・・・・魔法カード《隣の芝刈り》を発動!」

 

 

・・・・えっ?

 

 

「君のデッキ枚数と俺のデッキ枚数の差だけ、俺のデッキからカードを墓地に送る!俺のデッキは54枚!」

 

「あ、あたしのデッキは・・・・32枚」

 

「よって22枚のカードをデッキの上から墓地に送る!!」

 

 

え、ちょ、ま・・・・えっー!?なんとゆうか、えっー!?先輩が芝刈ってきたー!どっかの馬鹿みたく60枚デッキになってるぅぅぅ?!

 

 

「フフフ、いい表情だよジュンコ君・・・・だが、おたのしみはこれからだ!亮!!」⬅どっかの馬鹿

 

 

「ああ!俺は《サイバー・ダーク・キール》を召喚!!」

 

『ギギギッ!』

 

《サイバー・ダーク・キール》星4/闇/機械/攻800

 

 

「さ、サイバー・ダークゥ?!」

 

「なんだあの禍禍しいモンスターは!」

 

 

なしてサイバー・ダーク!?あれ先輩イメチェンしてから使うデッキだろーがいっ!

 

 

「どうやら少しは驚いてくれたようだな」

 

「そ、そりゃーもう・・・・先輩カードの趣味変わった?」

 

「ああ、君のお陰でな・・・・君のように闇が似合う女性に相応しくなるには、俺も此方側に行かねばならぬ!そう考えた次第だ」

 

「ええ~・・・・」

 

 

闇が似合うってなんじゃい、あたし先輩の中でどんなイメージ?

 

 

「カイザー!女子に向かって闇が似合うは失礼だろ!!」

 

「はたしてそうかな?俺にとっての枕田君とは、夜の闇の中でこそ輝く、月明かりのような存在・・・・現に観るがいい、彼女の操るモンスター達を・・・・闇属性ばかりでないかっ!!」

 

「そ、そういえばっ?!!」

 

 

「そういえばっッ?!」ってなんじゃい納得してんの?アンタも納得してんのかコラー!!

 

 

「確かにジュンコさん闇属性主体ですわね・・・・」

 

「今使ってる[RR]とか、[BF]もそうよね」

 

「悪魔的に強いッスよね・・・・(物理が(ツッコミ))」

 

 

「それに俺は知っている。君が前日見せた心の闇一面と言い張っていた《レイヴン》。闇夜に映える漆黒の翼・・・・あれこそ、君の本来の姿であるとな!」

 

 

黒歴史堀り替されたーっ!?あんなんただの演技だからね?ノリ的には学園祭だからね!!

 

 

「あれが、ジュンコの本来の姿だと・・・・」

 

「フッ、十代。お前にはわかるまいよ・・・・さぁ行くぞ!サイバー・ダークは召喚時、墓地のレベル4以下のドラゴン族を装備する。そしてその数値だけ攻撃力を上昇させる!墓地に存在する攻撃力2000!《ヘル・ドラゴン》を装備する!!」

 

《サイバー・ダーク・キール》攻800➡2800

 

「星4モンスターの通常召喚で、攻撃力が2800だって?!」

 

 

をぉぉい、それ原作効果やぁぁ・・・・しかも装備シーンが地味にキツい・・・・

 

 

「さらにこいつがモンスターを破壊した時、300の追加ダメージを与える!バトルフェイズ!ダーク・ホーンで《烈風の結界像》を攻撃!〈ダーク・ウィップ〉!!」

 

「嫌。罠発動《ゴットバード・アタック》!!結界像も地味に鳥獣族よ、生贄にし先輩のダーク・ホーンとヘル・ドラゴンをまとめて破壊!!」

 

 

像が敵モンスターに特攻する様はとてもシュールであった。ともあれ第一のサイバー・ダーク攻略っと、コストにフォース・ストリクスか悩んだけど・・・・初ターンのワンキル阻止すれば役割果たしたようなもんだからね、ありがと烈風像さん。

 

 

「・・・・ククク、この時を待っていた」

 

「ほえっ?!」

 

「鳥獣族デッキと対峙するに当たって、最も警戒すべき《ゴットバード・アタック》・・・・それをこうも簡単に使ってくれた」

 

「な、何よ。もう1枚もゴドバかもしんないじゃん?警戒解くの早すぎるっつーの」

 

「それはない、君の保存されているデュエルは全て研究させて貰った・・・・君は魔法・罠を戦術の中心となるようなカード、例えばその《RR-ネスト》のようなカード以外は、全て1枚ずつしか採用していない!」

 

「げえっ!?どこ観察してんのよ!」

 

 

だが実際そうだった、あたしはゴドバもガストも1枚ずつしか入っていない。

限られたデッキの枠で色々やりたいっつーファンデッカー根性故の特性である、皆は真似しないよーに!

つか、保存されているデュエルって何よ。考えたら恥ずかしくなってきた・・・・デュエルアカデミアならば多少は仕方ないけど変なの残ってないよね?

 

 

「・・・・なお1番最近のものは学園祭のチドリ(ジュンココスプレ)vsブラマジガールだ。実に凛々しいデュエルだったぞ」

 

「消してェェェ!よりによってそれとか・・・・誰よあんなモノ撮影した奴は!!」

 

 

「(隼人君、黙っておこうね・・・・)」

 

「(ばれたら命は無いんだなぁ・・・・)」

 

 

「ともあれ元より除去の少ない君のデッキで警戒すべきカードがひとつ無くなった上、厄介な結界像も消してくれた!メインフェイズ2でモンスターを特殊召喚!!」

 

 

「《サイバー・ドラゴン》だ!」

「《サイバー・ドラゴン》ね」

「《サイバー・ドラゴン》なんですか?」

「《サイバー・ドラゴン》だろ」

 

 

「いでよ!暗黒の創世主《ダーク・クリエイター》!!」

 

『グハハハハハハ!!』

 

 

《ダーク・クリエイター》星8/闇/雷/攻2300

 

 

「・・・・全然違うじゃねーかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「あっ、あれー?」

 

 

皆が口揃えてサイバー・ドラゴン連呼するからあたしもそう思っちゃったろーがい!

 

 

「このモンスターは墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合特殊召喚できる!」

 

 

「いいよ亮!いい感じに闇に染まってきた!!」

 

「やっぱり犯人は貴方ですか!」

 

 

「まだまだ!彼女に相応しき闇に染まり行く!モンスター効果発動!墓地の闇属性モンスターを1体除外し、闇属性モンスターを墓地より特殊召喚する!墓地の《ブラック・ボンバー》を除外し蘇れ!《ダーク・ホルス・ドラゴン》!!」

 

『クオオオオオウッ!!』

 

《ダーク・ホルス・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻3000

 

 

やだ格好良い、何故かドラゴン族だけどほとんど鳥なホルスさんの闇墜ちヴァージョンじゃないですかっ!

 

 

「君が好きそうだと思ってな、吹雪に頼んで譲ってもらったのだが・・・・当たりだったようだ」

 

「べっ、別にそんなに好きじゃないし!採用モンスターでポイント稼ごうなんて思わないでよね!」

 

「フフフ、顔を赤らめながらのその素っ気ない反応。いざやられると実にいとおしく感じるものだな・・・・」

 

「そーゆーの真顔で言うのやめてってば!!」

 

 

マジで身体まで熱くなってきた、早く黙らせないとこのバカイザー先輩・・・・

 

 

「ウギギギギギギギ・・・・」

 

「十代ー、顔が凄いぞ顔がー」

 

 

「だが残念ながらバトルは終了している、このままでは君に傷ひとつつけられ無い・・・・よってェ!俺はこの2体でオーバーレイィィィ!」

 

 

「エクシーズ召喚か!」

 

「カイザーのデッキでランク8だと、まるで予想がつかんぞ!」

 

 

「現れよ、《No.40》!君の持つ運命の糸、それを歪め我が掌中へ納めん!《ギミック・パペット-ヘヴンズストリングス》!!」

 

《No.40 ギミック・パペット-ヘヴンズストリングス》★8/闇/機械/攻3000

 

 

「な、なんだこりゃ!?」

 

「でっかい人形!?すげーおっかないけど!」

 

 

「このエクシーズ召喚時に墓地のあるカードの効果が発動し、俺の手札へ戻る・・・・ヘヴンズストリングスのモンスター効果!オーバーレイ・ユニットをひとつ使い、こいつ以外のモンスター全てにストリングス・カウンターを乗せる。相手ターン終了時、このカウンターが乗った全てのモンスターの命を絶ち、その数×500ダメージを与える!!」

 

 

Ⅳォォォォォ!

なしてギミックパペット!?なしてサイバー・ダークからギミック・パペットくり出してくんのよ闇機械族しか共通点ねーだろ!!

ん?エクシーズ召喚時墓地から手札に・・・・あっ。

 

 

「なんだ、風貌からしてどんな化け物かと思えば随分悠長なモンスターだな」

 

「三沢・・・・そうゆう事は思ってても口に出さない方がいい」

 

「そうゆうのは大体フラグですわ」

 

 

「口を開けばこの仕打!?あっ、でも名前よんでもらえたありがとう!!」

 

「どんだけー・・・・」

 

 

「悠長かどうかはこれを見てから言うのだな!俺は今、自身の効果で墓地から手札に加わった《RUM-アージェントカオス・フォース》を発動ォォ!!フィールドのヘヴンズ・ストリングス1体でオーバーレイ!出現せよ《CNo.40》!君の願いを知った上で、君の心を奪う悪魔に俺はなる!《ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》!!」

 

『ギヒッ、ギヒヒヒヒッ!!』

 

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》★9/闇/機械/攻3300

 

 

期待通りのヘヴンズ・ストリングスさん悪魔化、とりあえず言いたい事は・・・・口上自重しろ!さっきから明日香並みにおかしいわ!!

 

 

 

「馬鹿なっ、バトルも終了しているのにランクアップするだと!?」

 

「デビルズ・ストリングスの効果!ストリングス・カウンターが乗せられたモンスターを全て抹殺し、破壊と同時に1枚ドロー!受けとれ枕田君!俺からの熱い(ファンサービス)!!<メロディ・オブ・マサカ>!!」

 

『『クオオオオオッ!?』』

 

「そんな重い(ファンサービス)受けきれるか・・・・ってきゃああああああっ!!?」

 

 

ストリングス・カウンターってゆうか糸に絡めとられていた2体がデビルズ・ストリングスの熱が籠った演奏によりブッ壊された。特にアーセナルは派手にブッ壊された、だって空母だもの。

 

 

ジュンコ LP4000➡1500

 

 

「な、何故ジュンコのライフが減ってるんだ?!」

 

「ハハハハハ!この効果で破壊したモンスターのうち最も攻撃力の高い数値を持つ者の攻撃力分のダメージを与えることができるのだ!痛みを分かち合う・・・・これこそが真の愛情表現!!」

 

「げほっ、ごほっ。どこのユベリズムよアンタ・・・・一人よがりの愛情じゃ、どんなコだって落とせないわよ!!」

 

 

「グハッ?!何故か私の胸にグサッときたわ・・・・」

 

「明日香お姉ちゃん自覚あったんですね・・・・」

 

 

「何を言う!君が教えてくれたんじゃぁ~ないか!闇の中で自分の醜さを曝け出し、相手を傷つける・・・・それが君の本来のデュエルだ!(13羽とか参照)」

 

「傷を抉るのはやめろっつってんでしょーが!!あたしが悪かったから!謝るからあの日の事は忘れてよ・・・・」

 

「あの日の事ってなんだジュンコ!お前カイザーと何してたんだ!?」

 

「うっさいわー!話ややこしくなっから少し黙ってなさい鈍感大王!!」

 

 

「皆ァ・・・・ジュンコが冷たい・・・・」

 

 

「日頃の行いのせいよ」

「日頃の行いのせいですわ」

「日頃の行いのせいですね」

「日頃の行いのせいッス」

「日頃の行いのせいなんだなぁ」

「日頃の行いのせいだ」

「日頃「大丈夫だ十代君。新手の照れ隠しだからあれ」

 

 

「なんでそんなに息ぴったり!?」

 

「吹雪師匠!何故俺だけ遮るのですか?!」

 

 

三沢君ェ・・・・

 

 

「フッ、謝る必要などないさ。俺は

「あーもう!1ターン目から尺とりすぎなのよ!余所様だったら下手したら1デュエル終わっている分量だろーがこれ、読者もあたしもお腹いっぱいよ!!」

 

「若干メタいこといいながら姐さんが切れたーっ!?」

 

「もうアンタが何言ってこようが全ッ然気にしないからねっ!アーセナリー・ファルコンの効果発動!オーバーレイ・ユニットに[RR]を持ったまま破壊された時、エクストラデッキから[RR]をなんやかんやで特殊召喚し墓地のこのモンスターをオーバーレイ・ユニットとする!大地をも焼き尽くす閃光となれっ!《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》!!」

 

『キュオオオオオッ!!』

 

《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》★8/闇/鳥獣/攻3000

 

 

「後続を呼ぶ効果があったのか・・・・いいだろう!言葉よりもデュエルで語り合うとしようか!デビルズ・ストリングスもまた、オーバーレイ・ユニットをひとつ使う事でストリングス・カウンターを相手に乗せる。この効果を使用し、カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

亮 H1 LP4000

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》(攻)

セットカード

 

 

「デュエリストらしい、グレイトな決意だ亮!胸キュンポイント40点あげよう!!」

 

「なんですか胸キュンポイントって!貯まったら何があおこるんです?!」

 

 

「だが残念ながら、君達は初ターンで飛ばし過ぎだ!非常に残念だが残りは全て後半に回させてもらう!!」

 

「散々はっちゃけといてそれかーっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

つづくんです?

 




クロウと沢渡さんがイケメン過ぎてやばかった(KONAMI)


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38羽-後編 今更だけどテンプレ無視にも程があるうちの作風

前回からすっっっっごく間が空きました、申し訳ありません。

※デュエル更正に致命的ミスがあったため修正しました。


前編のあらすじ

 

「喰らえェ!俺のファンサービス()を!!」

 

「あらすじ仕事しろーっ?!」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

ジュンコ H1 LP1500

《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》(攻)オーバーレイ・ユニット1

《RR-ネスト》

 

 

亮 H1 LP4000

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》(攻)オーバーレイ・ユニット1

セットカード

 

 

 

 

「あたしのターン!」

 

むぅ、これはどう攻めようかなライフ1500って先輩相手じゃ心元無いなぁ・・・・。

一見フィールドは大したことな、おっかないデビルズ・ストリングスが1体いるだけだけど、墓地リソースが大量にあるものねぇ、とりあえずやれることやって細かい事はあとから考えますか。

 

 

「通常召喚!おいで、《RR(レイド・ラプターズ)-トリビュート・レイニアス》!モンスター効果で2体目のミミクリーを墓地へ送る、そのまま除外して《RR-レディネス》を持ってくるわ。永続魔法《RR-ネスト》の効果でデッキからナパーム・ドラゴニアスを招いて《闇の誘惑》!2枚ドローしてナパーム・ドラゴニアスを除外!」

 

《RR-トリビュート・レイニアス》星4/闇/鳥獣/攻1800

 

 

良し、これならイケる・・・・!

 

 

「魔法カード《エクシーズ・リベンジ》発動!相手フィールドにエクシーズモンスターが存在する時、墓地のエクシーズモンスターを特殊召喚!その後相手エクシーズモンスターからオーバーレイ・ユニットを奪いとる!帰ってらっしゃい、《RR-フォース・ストリクス》!」

 

『ピュオオッ』

 

《RR-フォース・ストリクス》★4/闇/鳥獣/守2000

 

 

「まだまだ!フォース・ストリクスのモンスター効果でデッキからレベル4のブースター・ストリクスを招く!そして《RUM(ランクアップマジック)-レイド・フォース》を発動!フォース・ストリクス1体でオーバーレイ!まだ見ぬ勇猛なハヤブサよ。猛き翼に秘めし未知なる力、今ここに知らしめよ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!《RR-エトランゼ・ファルコン》!!」

 

『キュアアアアッ!!』

 

 

《RR-エトランゼ・ファルコン》★5/闇/鳥獣/攻2000

 

 

「すっげぇまた見たこと無い奴だ!どんだけ種類いるんだよ[RR]!!」

 

「き、期待してる所悪いけどそろそろ打ち止めよ・・・・エトランゼ・ファルコンの効果!相手モンスターを1体爆破しその攻撃力分のダメージを相手に与える!吹っ飛べ《デビルズ・ストリングス》!!」

 

「そうはいかん。墓地の罠カード《スキル・プリズナー》を除外して発動!このターン、デビルズ・ストリングスを対象とするモンスター効果を無効にする!」

 

 

なんか檻っぽいバリアーがエトランゼの攻撃を防ごうとする。ブレイズ・ファルコンのが良かったかなコレ、ちょっと勿体ないけど使うかー・・・・。

 

 

「だったらその効果にチェーンして、サテライト・キャノン・ファルコンの効果発動!オーバーレイ・ユニットをひとつ使い、相手モンスター1体の攻撃力を、あたしの墓地の[RR]の数×800ポイントダウンさせる!あたしの墓地に[RR]は3体、よって攻撃力2400ポイントダウンよ!!」

 

『ヴヴヴヴヴッ?!』

 

《No.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス》攻3300➡900

 

 

バリア張る前にレーザー照射で攻撃力を下げさせてもらった、面白い声出すなよそこのデカブツ機械人形。

しっかし普通にアルティメット・ファルコンで殴った方が良かったかな・・・・まぁ自分のレディネスかわ効かないから出すの止めといたんだけども、パイセンなら3500とか余裕で越えて来そうだしね。

 

 

「クッ、攻撃力が僅か900まで下がるとは・・・・」

 

「行くわよっ!エトランゼ・ファルコンでデビルズ・ストリングスを攻撃!」

 

『ヴガアアアアッ!!?』

 

「ぐぅっ?!」

 

亮 LP4000➡2900

 

 

爆☆殺。悪魔的断末魔をあげて機械人形はバラバラになりました。あとはがら空きの本陣へ.....

 

 

「飛翔せよ!サテライト・キャノン・ファルコン!!先輩にダイレクトアタックよ!!」

 

「そうはいかんな!リバース罠発動、《リビングデットの呼び声》!!再び姿を現せ、デビルズ・ストリングス!!」

 

『ゲハハハハハハッ!!』

 

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》★9/闇/機械/攻3300

 

 

「うっげぇ!?」

 

 

大気圏突破しようとしたサテライト・キャノン・ファルコンを、復活した悪魔野郎が予め乗せていたストリングス・カウンターの糸で絡めとって阻止してきやがりました。

 

 

「あら、特殊召喚されたとゆう事は・・・・・」

 

「再びカウンターが乗ってるモンスターを、全て破壊する!!」

 

「そうはいかないわ!手札から《禁じられた聖杯》を発動!デビルズ・ストリングスの攻撃力を400アップし、効果を無効とする!」

 

 

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》攻3300➡3700

 

 

あっぶねぇ~・・・・闇の誘惑しといて良かったぁ~、聖杯引いてなかったら自分のターンに爆殺されるとこだったわ。

・・・・やっぱ思考停止でアルティメット出してた方が良かったのかな、先輩の言葉責めに自分で思ってる以上に動揺してるぽい。

 

 

「ジュンコ大丈夫かよ?しっかりしてくれ~!」

 

「るっさいわね!またまだ全然余裕よ余裕!・・・・カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

ジュンコ H1 LP1500

《RR-エトランゼ・ファルコン》(攻)

《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》(攻)

《RR-ネスト》

セットカード

 

 

「待ちわびたぞ・・・・俺のターン!」

 

 

「前編とかなり間空いてるからね、待ちわびるよね。1ターン回ってくるまでどんだけ時間かけてんだうちの駄作者・・・・」

 

「噂によると連載もう1本やってるらしいわよ兄さん、遅筆のくせにネタだけは豊富なんだから」

 

「だから何の話ですか?!」

 

「出た!天上院兄妹のメタ発言コンボですわ!!」

 

「毎回やらんと気がすまんのかおのれらは!!」

 

 

はぁ、疲れる。にしてもドローで手札2枚かぁ・・・・いやそれよりも大量に肥えてる墓地の方が怖い、オバロとか引かれたらえらい事になりそう。

 

 

「召喚!《サイバー・ダーク・ホーン》!!」

 

『ギギィッ』

 

 

「またあの手のモンスターか!」

 

 

「召喚時に墓地の《ヘル・ドラゴン》を装備、その攻撃力を我が物にする」

 

《サイバー・ダーク・ホーン》星4/闇/機械/攻800➡2800

 

 

・・・・あんだけ墓地にカードあってヘル・ドラゴンしか装備しないんだ。

他にも有効そうなドラゴン沢山いるのに、師匠の事だから持ってないドラゴン族なんかいないハズだから、押し付けててもおかしくないと思ったのだけど。

 

 

「いやぁ、君色に染まりたいからって闇☆ドラばかり投入してねぇ・・・・」

 

「あたし風も使うしっ!?つーかナチュラルに心読むなっ!!」

 

 

「バトルだ!ダーク・ホーンでエトランゼ・ファルコンを攻撃する!!」

 

 

「あれっ、さっき手札に加えてたブースター・ストリクスに返り討ちにされるんじゃ」

 

「使わせに行ったんだろ、本命はあのデカブツ機械人形だ」

 

 

「・・・・」

 

 

ジュンコLP1500➡800

 

 

「破壊されてんじゃん!」

 

「おかしいわね、伏せカードは[RR]の戦闘破壊を防ぐ《RR-レディネス》でしょう?」

 

「そーだけど、あたしはこれを待ってたわけよ。エトランゼ・ファルコンの最後の能力!相手に破壊されたら墓地の[RR]を特殊召喚できるわ!蘇れ《RR-アーセナル・ファルコン》!!」

 

『キュオオオッ!!』

 

《RR-アーセナル・ファルコン》★7 守備2000

 

 

「むっ・・・・迂闊な攻撃だったか。バトルを終了しメインフェイズ2、墓地から《ギャラクシー・サイクロン》を除外、表側魔法カードの《RR-ネスト》を破壊する。君の翼を少しもがせてもらおう」

 

 

言い方。

やっぱ墓地肥やすデッキならあるわよねー・・・・あと墓地効果で厄介な汎用なんだ?多すぎてわかんないわ。

 

 

「やれやれ、俺の手札は《パワー・ボンド》が1枚だけ、これでは次の君の攻撃を防ぐこともままならんな・・・・ターン終了だ」

 

 

亮 H1 LP2900

《サイバー・ダーク・ホーン》(攻)

+《ヘル・ドラゴン》

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》(攻)

 

 

 

「カイザーの奴、自分の手札をわざわざ教えてんぞ?!」

 

「意味がわからないんだなぁ」

 

 

つかパワボンかよ、あれ初手から絶対あったよね?当然のように初手パワー・ボンドなのね馬鹿の嫁(真紅眼)かよ・・・・

 

 

「フフ・・・・男はあえて手の内を晒すのも恋愛テクニックのひとつだと聞いてな」

 

「はい吹き込んだ犯人が特定・・・・後悔すんじゃないわよ。私のターン!」

 

 

「なんと!ジュンコ君も読みが鋭くなったねぇ」

 

「そんな事言うの貴方しか見たこと無いです・・・・」

 

 

「魔法カード《貪欲な壺》!墓地のフォース・ストリクス、エトランゼ・ファルコン、レヴォリューション・ファルコン、バニシング・レイニアス、トリビュート・レイニアスをデッキに戻してっと・・・・2ドロー!!」

 

 

「出た!手札と文字数稼ぎを同時にこなす貪壺さんですわ!」

 

「暗黙の了解に触れないで下さい!!」

 

 

「来たぁ!《RUM-スキップ・フォース》を発動!!サテライト・キャノン・ファルコン1体でオーバーレイ!至高の隼、勝利の天空へと羽ばたけっ、ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!《RR-アルティメット・ファルコン》!!」

 

『ピエエエエエッ!!』

 

 

《RR-アルティメット・ファルコン》★10/闇/鳥獣/3500/2000

 

 

「ふつくしぃ・・・・」

 

「お兄さん!?」

 

「出たな、最強の[RR]!!」

 

「俺、1ターン目にあいつが出てきて処理出来なくて・・・・ううっ」

 

「泣くな三沢、初見であんなの飛んできたら・・・・対処できる奴の方が本来少ない」

 

「私も駄目だったわ・・・・なんで手札2枚から出るのよ」

 

「僕達は何度も倒したけどネプチューンがねぇ・・・・」

 

「簡易融合インディペイデントネプチューン。うっ、頭が・・・・」

 

「み、みなさん結構トラウマ抱えてますね」

 

 

「(とゆうかアルティメット・ファルコンは流石に自重するわ。って仰ってたジュンコさんはどこへ・・・・まぁレイヴン(黒歴史)時に勢いで使った以上引っこみつかなくなったのでしょうが)」

 

「(ししょー、ネプチューン貸してー。って言うから気軽に渡したらゲスコンボに使うとは、おのれジュンコ君。あのカード世界に1枚設定で良かった・・・・ああ良かったよ!使い手が最凶だけどね!)」

 

 

手札2枚で瞬殺(流星竜黒炎弾相手は死ぬ)はテメーもだろ鬼畜師匠が。あたしにばかり罪なすりつけんじゃないわ!!

 

 

「(こ、こいつら・・・・目と目で会話してやがる。多分内容はひどい)」

 

 

「言っとくけど・・・・墓地に何があろうがこのコの前では無駄な事よ!アルティメット・ファルコンの、効果はt「あいつはあらゆるカード効果を受けない上に」

 

「1ターンに一度、オーバーレイ・ユニットをひとつ使う事で・・・・」

 

「カイザーはこのターン、あらゆる効果を発動できなくなる!」

 

「その上モンスターの攻撃力も1000ダウンさせるおまけ着きだ!」

 

「インチキ効果も大概にしやがれですわ!」

 

 

「効果言わせてよ!皆どんだけトラウマ負ったの!?」

 

「ならばその効果発動にチェーンし墓地の《ネクロガードナー》を除外しよう。これで一度は攻撃を無効にできる」

 

 

なるほどネクロガードナーね、あいつ地味~にフリーチェーンで発動できるから笑える。あのテキスト見たら攻撃反応と思うでしょ普通・・・・ってかあたしまだ発動宣言できてなくね!?

 

 

《サイバー・ダーク・ホーン》攻2800➡1800

 

《CNo.40 ギミックパペット-デビルズ・ストリングス》攻3300➡2300

 

 

「もー適用されてるし・・・・まぁいいわ、バトルよ!アーセナル・ファルコンでダーク・ホーンを攻撃!!」

 

「先に除外したネクロガードナーが、その攻撃を無効にする!」

 

「知ってるわよ、除外してから最初の攻撃しか防げないものねぇ・・・・アルティメット・ファルコン、デビルズ・ストリングを打ち砕きなさい!〈ファイナル・グリアス・プライド〉!!」

 

『ギヒャアアアアッッ』

 

「ぐううっ!?」

 

 

亮LP2900➡1700

 

 

悪魔人形、撃☆沈。

デカイからうちのアーセナル並みに爆破演出が派手だなおい・・・・あとやっぱり断末魔うっさい。

 

 

「カードを1枚伏せてターンエンドっと」

 

 

 

ジュンコH1 LP700

《RR-アーセナル・ファルコン》(攻)ORU1

《RR-アルティメット・ファルコン》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「俺のターン、魔法カード《強欲な壺》!2枚ドローする!!」

 

 

手札1枚でトップ強欲とか、引き強えーよ先輩!さっき貪欲したあたしが言える義理じゃないけどね・・・・

 

 

「《サイバー・ドラゴン・コア》を召喚!このカードの召喚に成功した時、デッキからサイバー、またはサイバネティックと名の付くカードを手札に加える。俺が加えるのは《サイバー・ダーク・インパクト!》」

 

《サイバー・ドラゴン・コア》星2/光/機械/400/1500

 

 

表側のカードも入ってたのか、サーチカードだし当然っちゃ当然よねぇ。

けど鎧黒竜だけじゃ正直脅威はないかな?手札にブースターいるし、あいつ効果破壊は防げないし。

 

 

 

「更にフィールドのサイバー・ドラゴン・コアを対象に、魔法カード《機械複製術》を発動!」

 

「・・・・げえっ!?」

 

「来い、2体の《サイバー・ドラゴン》!」

 

『『グウォォ!!』』

 

 

《サイバー・ドラゴン》星5/光/機械/攻2100

 

 

「な、なんでサイバー・ドラゴンが出てくるんだ!?」

 

「フフ・・・サイバー・ドラゴン・コアはフィールド上ではサイバー・ドラゴンとして扱う!」

 

「そ、そういえばお兄さんの手札には《パワー・ボンド》があって」

 

「そしてフィールドにはサイバー・ドラゴンが3体・・・・来るわ!!」

 

 

「俺はフィールドのサイバー・ドラゴン2体でオーバーレイ!超新星、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》!!」

 

 

《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》★5/光/機械/攻2100

 

 

「あれっ・・・・」

 

「来てませんわよアスカラル!!」

 

「何よアスカラルって!?」

 

「未来の明日香自身なのです・・・・(吹雪低音)」

 

「隙あらば茶番フェイズ交えるのやめてください!」

 

「何っ、この状況ならサイバー・エンドが飛んで来るのではないのか?!」

 

「サイバー・ドラゴンシリーズのエクシーズモンスターだと・・・・」

 

 

 

ああ、皆そういえば初見か・・・・あたしもう1回食らってるからなんとも思わないわ。

つーかインフィニティはあかん!この状況じゃ対処できるカードないじゃん、ごめんね先輩!

 

 

「リバースカード!罠発動《激流葬》!!」

 

 

「「「「血も涙も無いカード来たーっ!?」」」」

 

 

ソリッドビジョンの粋なはからいか?浜辺でデュエルをしてるのをいいことに、すぐそこの海から激流が雪崩れこんできて全モンスターを呑み込んでいかれました・・・・

 

 

「全てのモンスターを破壊する・・・・けど、アルティメット・ファルコンは飛行能力により無傷!」

 

「絶対違いますよね?!」

 

「ならばサイバー・ドラゴン・ノヴァも分解され、再構築し、新たなモンスターとして蘇る!サイバー流秘伝、《サイバー・エンド・ドラゴン》!!」

 

『『『ギャゴォォォォォ!!』』』

 

 

《サイバー・エンド・ドラゴン》星10/光/機械/攻4000

 

 

「ここで、サイバー・エンドだとぉ?!」

 

「説明しよう!サイバー・ドラゴン・ノヴァが相手によって破壊された時、エクストラデッキから機械族融合モンスターを特殊召喚できるのだ!うかつに破壊すると痛い目を見るよ?」

 

「そんな、じゃあなんでジュンコは激流葬なんか・・・・」

 

 

「フン。こんなの承知の上よ?オーバーレイ・ユニットを持ったアーセナル・ファルコンの沈没により、あたしもエクストラデッキから特殊召喚!勝利の天空へと羽ばたけ、2体目のアルティメット・ファルコン!!」

 

『ピエエエエエッ!!』

 

 

《RR-アルティメット・ファルコン》★10 ATK3500

 

 

「2体目ェ!?その化け物どんだけ飼ってるんスかジュンコさん!!」

 

「あらあら、全種入れたい主義のジュンコさんにしては珍しい」

 

 

いや、うん・・・・アルティメットへのアクセスルート多いんだもん。フォース・ストリクスとアルティメット・ファルコンは2枚なのよね。

けど今はサテライト・キャノン2枚のが良かったかなーと後悔中である。まぁ墓地にブレスルとかありそうだし、これでいいよね結局の所・・・・

 

 

「究極の隼が2体・・・・相手にとって不足無し!魔法カード《サイバー・ダーク・インパクト!》!墓地に存在するサイバー・ダーク・ホーン、エッジ、キールをデッキに戻して融合!《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》!!」

 

『ギシャアアアアッ!!』

 

 

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》星8/闇/機械/攻1000

 

 

「なんて凶悪な風貌のモンスター・・・・」

 

「あれがサイバー・ダークの切札か!」

 

「セラちゃんのモンスターのが凶悪そうなの多いけどね!」

 

「何故ここからわたしに被弾するんですかっ!!」

 

 

「サイバー・ダーク・ドラゴンの攻撃力は墓地のカード1枚につき100ポイント上昇する。墓地のカードは色々あった末に30枚!」

 

「大量の墓地肥やしにはこんな狙いもあったのか!」

 

「さらに融合召喚時、墓地のドラゴン族を眠りから引き釣りだし装備する・・・・レベル制限は無い。《ダーク・ホルス・ドラゴン》を装備ィ!!」

 

「ちょっ、可哀想な事やめてよね先輩!ホルス嫌がってるじゃん!!」

 

「優しっ?!」

 

 

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》攻1000➡4000➡7000

 

 

「攻撃力7000だって?!」

 

「流石にやばそうなんだなぁ」

 

 

拘束のホルス、あんにゃろすぐ破壊しちゃる・・・・あれ?墓地のモンスターの数×100じゃなかったっけ・・・・ああ、原作効果か。

 

 

「まだだ!墓地の《妨げられし壊獣の眠り》を除外し《壊星懐獣ジズキエル》を手札へ!そして君の2体目のアルティメット・ファルコンを生贄に、君のフィールドへ特殊召喚する!俺からの気持ちだ、受け取ってくれたまえ」

 

 

『ゴガアアアアッ!』

 

《壊星懐獣ジズキエル》星10/光/機械/攻3300

 

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》攻7000➡6900

 

 

「わーいありがと先輩・・・・ってふざけんなぁ!人の切札喰ってなにしてくれてんのよ!!」

 

「ノリツッコミ時が1番いきいきしてないか・・・・?」

 

「ジュンコさんですから」

 

 

うわー、壊獣とかきっついわー・・・・そいやこいつ光属性・機械族だもんね、リペアプラントでサーチできて相性いいわけか・・・・

 

 

「スタートステップにリバースオープン!《RR-レディネス》!!このターン、RR達は戦闘では破壊されない!」

 

「だがジズキエルは[RR]ではない!これで終わりだ〈フル・ダークネス・バースト〉!!」

 

 

演出が派手だっつーのソリッドビジョン、冷静に冷静に・・・・

 

 

「攻撃宣言時に墓地の《RR-レディネス》を除外!このターン、あたしへのダメージを0にする!!」

 

 

ジズキエルは木端微塵になったけどどうでもいい、人の庭に勝手に入り込んだ壊獣なんざ知ったこっちゃないわ

 

 

「男勝りな性格の割にガードが硬いな、そこもいいんだが・・・・俺はこれでターンエンドだ」

 

「言ってろ・・・・またアルティメット・ファルコンの効果が発動、先輩のモンスター達の攻撃力は1000下がるわ」

 

 

亮 H1 LP1700

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》(攻6900➡5900)

(+)《ダーク・ホルス・ドラゴン》

《サイバー・エンド・ドラゴン》(攻4000➡3000)

 

 

 

「あたしのターン!」

 

 

む、これかぁ。毎度毎度都合よく手札増強なんざ引けないわね、とりあえず・・・・

 

 

「バトルよ!アルティメット・ファルコンでサイバー・エンドを攻撃!〈ファイナル・グロリアス・ブライド〉!!」

 

「迎え討てぇ!〈エターナル・エヴォリューション・バーストォ〉!!」

 

 

ド派手な閃光。流石はサイバー・エンドだけあってけっこうねばられたが、別に攻撃力が逆転したわけでもなし、最終的には崩れ堕ちた。

 

 

「すまない、サイバー・エンド・・・・」

 

 

亮 LP1700➡1200

 

 

「先輩のそのリスペクト精神、あたし嫌いじゃないわよ・・・・カードを1枚伏せてエンドフェイズ、また先輩のモンスター達の攻撃力を下げさせてもらうわ」

 

 

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》攻6000➡6100➡5100

 

 

ジュンコ H1 LP700

《RR-アルティメット・ファルコン》

セットカード

 

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード《強欲で貪欲な壺》を発動!」

 

「げっ、ついに先輩までデッキ削りの宝札し出した!?」

 

 

そして都合よく手札増強引いてる、これが実力差っ?!・・・・違うか。

 

 

「60枚デッキならリスクは相当減りますからねぇ」

 

「そうだな、俺もおじゃま3体をデッキから除外するために使うか・・・・」

 

 

「デッキの上から10枚を除外し、2枚ドロー!・・・・カードを1枚伏せ、魔法カード《手札抹殺》を発動!互いの手札を全て、捨てた枚数分ドローする!俺は1枚捨て、1枚ドロー!」

 

「あたしも1枚捨てて、1枚ドロー!」

 

 

ブースターを使わすんじゃなくて、直接捨てに来たか・・・・流石に強かね。

 

 

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》攻5100➡5400

 

 

「バトル!サイバー・ダークでアルティメット・ファルコンを攻撃する!〈フル・ダークネス・バースト〉!!」

 

「ぐぬぬ、罠発動《攻撃の無敵化》!戦闘ダメージを0にするこういうを選択!!」

 

「ククク、だがアルティメット・ファルコンは撃破だ・・・・俺はこれでターンエンド」

 

 

亮 H0 LP1200

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》攻4700➡5500

セットカード

 

 

 

「あたしのターン!ドロー!」

 

 

このまま脳筋にゴリ押されて負け?・・・・そんなの絶対嫌だからね!!

 

 

「お返しよ!魔法カード《強欲で貪欲な壺》、デッキの上から10枚ぶっ飛ば(除外)して2枚ドロー!!」

 

 

「強欲で貪欲なジュンコさんきた!」

 

「これは勝てる流れだ、やっちまえジュンコー!」

 

 

「うっさいフラグ建てんな!手札よりバニシング・レイニアス召喚!その効果によりファジー・レイニアス特殊召喚!この2体でオーバーレイ!漆黒の闇より、愚鈍なる先輩に抗いし反逆の牙!《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!!」

 

『グガアアアアッ!!』

 

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》★4/闇/ドラゴン/攻2500

 

 

「・・・・愚鈍とは酷いな、先輩少し傷ついたぞ」

 

「知るかっ!ダーク・リベリオンの効果発動!オーバーレイ・ユニットを2つ食べて、サイバー・ダークの攻撃力を半分頂戴するわ!〈トリーズン・ディスチャージ〉!!」

 

 

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》攻2500➡5250

 

《鎧黒竜サイバー・ダーク・ドラゴン》攻5500➡2750

 

 

「攻撃力が逆転した!」

 

「簡単に出すけどさらっとおかしい効果よね・・・・」

 

 

「今さっき墓地へ行ったファジー・レイニアスの効果で最後のファジーを手札に加えて・・・・さらにっ、墓地の《RUM-スキップ・フォース》を除外し効果発動!墓地のRRエクシーズモンスターを復活させるわ、三度現れよ至高の隼!《RR-アルティメット・ファルコン》!!」

 

『ピエエエエッ!』

 

《RR-アルティメット・ファルコン》★10 攻3500

 

 

「やっぱり帰ってきた!?」

 

「あのRUMのせいで、最低2回は倒さないと駄目ってことなんですねー」

 

 

・・・・このまま攻めてもいいけど、まだ墓地に《超電磁タートル》的なカードがあれば困る。ここは無茶でも決めに行く!

 

 

「墓地のレイド・フォースの効果!手札のファジーとこのカードを除外し、墓地のRUMを1枚回収できる!《RUM-幻影騎士団(ファントムナイツ)ラウンチ》を回収し、発動!ダーク・リベリオン1体でオーバーレイ!煉獄の底より、いまだ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌!永久に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズチェンジ!出でよ《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》!」

 

 

『グギャオオオオッ!!』

 

《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》★5/闇/ドラゴン/攻3000

 

 

「幻影騎士ラウンチはその効果で、ダーク・レクイエムのオーバーレイ・ユニットとなるわ」

 

 

うーんふつくしぃ、色んなドラゴンいるけどレクイエムはトップクラスに好き。

ブラックフェザー・ドラゴン?・・・・殿堂入りかな、鳥っぽいし鳥枠でいいと思った。

 

 

「こいつは・・・・っ?!」

 

「先輩は初見だったっけ?ダーク・レクイエムの効果発動よ!オーバーレイ・ユニットをひとつ使い、相手モンスター1体の攻撃力を0にし、変化した数値を自身の攻撃力に加える!〈レクイエム・サルベーション〉!!」

 

 

《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》攻2750➡0

 

《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》攻3000➡5750

 

 

「あれだけあった攻撃力が0に・・・・」

 

「だけどわざわざランクアップせずとも、攻撃が通れば決まりじゃなかったか?」

 

「理由は観てたらわかりますわ」

 

 

「今度こそ決めてやるわ、バトルよ!」

 

「これが通ればジュンコの勝ちだぁ!ざまみろカイザー!!」

 

「フッ、残念だが・・・・バトルフェイズのスタートステップに、墓地の《超電磁タートル》を除外し効果発動!このターンのバトルフェイズを終了させる!!」

 

 

やっぱり居たか超電磁・・・・わざわざランクアップさせたのは間違いじゃなかった!

 

 

「ダーク・レクイエムの第2の効果!残りオーバーレイ・ユニットを使い、モンスター効果の発動を無効にし破壊する!」

 

「なっ!?」

 

 

この時墓地のエクシーズモンスターを特殊召喚~・・・・したいけど、手札かフィールドのモンスターを破壊して墓地に送らなきゃ発動しないのよね、墓地のモンスター効果じゃ無理。残念。

あの伏せはパワー・ボンドだし・・・・

 

 

「ダーク・レクイエムの効果発動に対しチェーン発動する!墓地から罠カード《仁王立ち》!」

 

「えっ?」

 

「サイバー・ダーク・ドラゴンを対象に発動。このターン、君は対象モンスターにのみ攻撃が可能となる」

 

 

「カイザーの奴何やってんだ?モンスターはフィールドに1体しかいねーんだから意味ねーだろ」

 

「最後の悪あがきか?」

 

「お兄さんらしくない・・・・」

 

 

仁王立ちといえば対象モンスターをフィールドから離すことで・・・・まさかね

 

 

「・・・・あらためて攻撃よ!ダーク・レクイエムでサイバー・ダーク・ドラゴンを攻撃!〈鎮魂のディザスター・ディスオベイ〉!!」

 

「リバースカードオープン!罠カード《デストラクト・ポーション》!サイバー・ダークを破壊し、その攻撃力分のライフを回復する・・・・」

 

「攻撃力って、0じゃん?!」

 

「さっきからプレイングが意味不明なんだなぁ」

 

 

確かにパッと見意味不明だけどこれは・・・・

 

 

「・・・・そして仁王立ちの効果は適用されている。君はこのターン、サイバー・ダーク「にのみ」攻撃が許されている。つまり・・・・」

 

「ジュンコ君は攻撃を行う対象がいない、よってバトルは成立しないのさ」

 

「なんだその屁理屈くさい効果処理!」

 

「てゆうか最後の手札パワー・ボンドじゃなかったのかよ!汚えぞカイザー!!」

 

「ブラフも戦術のうちだぞ十代。お前は真っ直ぐ過ぎる・・・・」

 

 

おっしゃる通りで、めちゃくちゃ警戒してたわ・・・・あたしはまんまと先輩の言葉に踊らせれてたわけね

 

 

「因みに肝心のパワー・ボンドは、最初の芝刈りで落ちてしまってな・・・・あれは俺の願望でもあったのだ」

 

「願望かよ!・・・・あたしはこれでターンエンド!」

 

ジュンコ H0 LP200

《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》(攻5750)

《RR-アルティメット・ファルコン》(攻)

 

 

「ライフは僅か200と1200・・・・カイザーは手札尽き、フィールド尽き、墓地リソースもいい加減使いきっただろう」

 

「対するジュンコも手札は無いけど、フィールドにはおっかねーエクシーズモンスターが2体!これは勝ったろ!!」

 

 

だ、だよね?勝ったよね?ここまでやったら勝ち確信してもいいわよね?やったぁ学園最強に勝っちゃった!・・・・アルティメット・ファルコンの性能でゴリ押しした感じが否めないけど。

 

 

「・・・・嫌だ。」

 

「へっ?」

 

「嫌だ、俺はぁ・・・・負けたく無いィィィィィ!!!」

 

「な、なんだぁ!?」

 

「お兄さんが壊れた!?さっきからそうだった気もするけど!!」

 

 

「やっと判ったんだ、俺が何を求めていたのかを・・・・あの夜、レイヴンを名乗る者に俺の意地もプライドも無茶苦茶にされた、あのデュエルに見とれてしまった、こいつには勝てないとやる前から思ってしまった・・・・君が俺を壊したんだ!!」

 

「ちょっ、濡れ衣ですけど?!因みにあれあたしじゃねーから、別人だから(とゆう設定)!」

 

 

あっかーんこれ聞きおぼえあるやつだーっ?!こらそこの馬鹿二人(モモと師匠)笑いを堪えてるんね、はっ倒すわよ!

 

 

「だからこそ、今度こそ君に勝ちたい!例え外道畜生鬼畜変態聖徳○子と呼ばれようとも・・・・俺はぁぁぁ、勝ぁぁぁぁつ!!」

 

 

「聖○太子ってなんの話ですか!?」

 

「セラ君なら小○妹子やれそうだね!」

 

 

「俺のターン!墓地の《サイバー・ドラゴン・コア》を除外し効果発動!デッキより最後の《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚する!!そして魔法カード・・・・《オーバーロード・フュージョン》を発動ォォ!!」

 

「これ以上ないってくらい絶妙なタイミングで絶妙なカード引いてるぅーっ!?」

 

 

「このカードは闇属性・機械族専用の融合魔法!フィールドのサイバー・ドラゴン!及び墓地の機械族モンスター達を生け贄に・・・・《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を融合召喚する!!」

 

『『『『『『ゴアアアアアアッ!!』』』』』』

 

《キメラテック・オーバー・ドラゴン》星9/闇/機械/攻6400

 

 

「なんだこのえっげつないの!?」

 

「ここに来て攻撃力6400?!」

 

「(あ、格好いいですねあれ・・・・)」

 

 

「キメラテック・オーバーの攻撃力は、生け贄とした機械族モンスターの数×800ポイントとなる・・・・生け贄とした機械族は8体!そしてその数と同数モンスターに攻撃できる!!」

 

「つーことは・・・・攻撃力6400の8回攻撃!?」

 

「んな無茶苦茶な・・・・」

 

 

「バトルだぁ!ダーク・レクイエムとアルティメット・ファルコンを殲滅しろ!〈レヴォリューション・レザルト・バースト〉!ニレンダァ!!」

 

「なんかデジャ・ビュ、ってきゃああああああっ!?」

 

レクイエムもアルティメットも頑張って反逆してたけど、抵抗虚しく木端微塵。エクシーズの連中はやはり融合には勝てないみたいです・・・・

 

 

ジュンコLP200➡-450➡-2950

 

 

WIN 亮

 

 

 

「俺の・・・・勝ちだ!!」

 

「うぅ、あそこでオバロとか反則でしょ・・・」

 

 

これが運命力の差か・・・・あそこレクイエムじゃなくてエトランゼかレヴォリューション・ファルコン出せたなぁ、あっちのが良かった?否、あの回避コンボされることは一緒かぁ・・・・兎に角超くやしぃ!!

 

 

 

「では約束通り・・・・」

 

「あーもーわかってるわよ!女に二言は無いわ。デートでもなんでもしてやろうじゃない!言っとくけどマジでなんも楽しくないからね!!」

 

「ひ、開き直ってはる・・・・」

 

「ジュンコ君らしいねぇ」

 

 

「むしろ1日中デュエルしてくれるってんなら望む所よ!逆にリベンジ達成できるまで逃げんじゃないわよ!!」

 

「勝つまでやる気ですねあれは・・・・」

 

 

あー次何で行こう。

やっぱBF?それともハーピィ?あえてRRそのままリベンジでも・・・・

 

 

「やっぱ駄目だ!ジュンコとデートだなんて認めらんねぇ!」

 

「じ、十代?」

 

「なんだ十代、俺と彼女の約束だ。部外者は引っ込んでいてもらおうか」

 

「いーや引っ込まないぜ、これだけは!たとえ何で負けていようが関係ねぇ、ジュンコだけは渡さない!どうしてもってんなら・・・・カイザー!俺とデュエルしろ!!俺を倒して納得させてみやがれ!!」

 

 

えっ、あのその・・・・

 

 

「いいだろう。俺もお前を倒さねばならんと思っていたところだ!」

 

「や、やめっ

「やめてー、あたしのためにあらそわないでー(棒)」

 

「オメーがやめろモモ!思っても口に出されるときついモノがあるわ!!」

 

 

先輩と十代がデュエルの構えをとろうとしたその時・・・・いきなり地震かと思うほどの激しい振動が起きた。

そうだ、確か原作通りならこの後で・・・・

 

 

「むっ?!なんだ、七精門の鍵が光って・・・・何かに引き寄せられるっ?!」

 

「か、カイザー!?」

 

「お兄さん・・・・浮いてるぅ!?」

 

「馬鹿な、カイザー程の男になると空すら翔べるとゆうのか!?」

 

「んなわけあるかスットコドッコイ!あれ鍵に先輩が引っ張られてんのよ!!」

 

「ああっ、亮が島の奥へ!」

 

「腕組んだままなのがシュールですわ!」

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで原作万丈目君に代わりまして、丸藤先輩のスタイリッシュ空中浮遊を追跡した所であれだ、無数のオベリスク(巨神兵ではない)が建ち並ぶ広場まで出た所です。

 

 

「ぐおおぉ・・・・カハッ!」

 

「先輩が落ちたー!意識的な意味で無く物理的に!!」

 

「誰に説明してるんですか?!」

 

 

丸藤先輩を地面に叩きつけたか七精門の鍵どもは、オベリスク広場の中心部にポツリとあったどうみても怪しい台座に自らスロットインされていきまして・・・・なんやかんやで3枚のカードが出現した、どうみても3幻魔のカードです本当に(ry

 

 

「あのカード・・・・もしや3幻魔!?」

 

「何事ですか!」

 

「何の騒ぎナノーネ!」

 

「校長!クロノス教諭!3幻魔のカードが復活してしまったんだ・・・・」

 

 

「「「「「「「カイザーのせいで!!」」」」」」」

 

 

 

先生が来たところで先輩に全てなすりつける、指刺す所まできれいに揃いました。

 

 

「そうか・・・の俺の覚醒した溢れんばかりのジュンコ君への想いが、3幻魔を復活させる鍵となってしまったのか・・・・!」

 

「んなわけあるかーっ!大まじめな顔で何ほざいてんのよ!!」

 

「丸藤君が壊れてしまった事は兎も角、早くあれを再封印しなくては!あのカードが人の手に渡れば大変な事に・・・・」

 

 

『そのカードを貴様達に渡すわけにはいかんな・・・・』

 

 

色々な原因で動揺を隠せない校長が、3幻魔の台座に向かおうとしたその時、機械的な声が空より響き渡った。

 

 

「な、なんだ!?」

 

「親方ぁ!空からロボットが!!」

 

「誰ですか親方って!!」

 

 

親方は知らんけど空から降ってきたのは影山理事長カプセルである、もーこっからは原作見てる人はわかるよね?

じーちゃんの台詞ゆっくりで間延びして長いからパッと行くわよ。

 

「そんな所で手抜きするんですか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ならばアカデミアのカイザー。いや、愛の凶帝・丸藤亮が相手だ!》

《いやここは、愛の王者・フブキングが相手だ!》

《だったら愛の女王たる、エキゾチック・クイーン明日香が相手よ!》

 

《まともな奴が一人たりとも居ねぇ!?》

《エキゾチックの意味わかって言ってます?!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行けっ!エリクシーラー!!《幻魔皇ラビエル》を攻撃!<究極剣・サバティエル>!!」

 

「ぐわあああああっ!!?馬鹿な、幻魔が敗れるはずが・・・・」

 

影丸LP8000➡0

 

 

 

ラビエル爆☆殺。

いやー凄かった、なんとゆうか凄かった十代が・・・・あれよね。ししょー倒せる程成長した十代相手に、初心者がルールかじった程度の幻魔デッキじゃむしろ勝てる訳がなかった・・・・逆に3幻魔場に揃えた事を称えたげたいわ。

大徳寺センセの原作版インチキサバティエルのおかげもあって、終止圧倒してやがりました。強すぎぃ。

幻魔の力が抜けたカゲヤマッスルは元のヨボヨボのジジイに戻り、十代とハグした時に背骨を折って病院行きとなりました・・・・まぁ正直自業自得、因果応報な感じもしなくはない。

 

 

「終わったか・・・・」

 

「大事な部分を、ものの3分程に短くされた気はするけど終わったね」

 

「文句は駄作者の奴にお願いするわ」

 

「自然にメタを交えるなよ・・・・」

 

 

「3幻魔のカードは、私の手で再び厳重に保管する・・・・」

 

あー良かった良かった、これで一期分終了だっけ?

長かったような短かったような不思議な間隔だけれど・・・・そう、あたし達は油断していた。騒動はこれで終わりだと、思っていた。

 

 

「トウッ(有言の手刀)!!」

 

「グハッッ!!?」

 

 

「悪いね、校長・・・・僕はこの時を待っていたんだ」

 

 

皆の気が抜けきっていたその時奴が牙を向いた・・・・3幻魔を再封印しようとした校長を、馬鹿師匠が気絶させて・・・・えっ?

 

 

「に、兄さん!!?」

 

「ちょっ、こら馬鹿ー!アンタ突然何やらかしてるのよ!!」

 

「おふざけでもやっていい事と悪い事がありますわよ!!」

 

「吹雪っ!どうゆうつもりだ!!」

 

 

「安心したまえ、海馬社長の許可はとってある。説明がいちいち面倒でねぇ・・・・来いっ!真紅眼の黒竜(ジェット)!!」

 

『あいよー、待ってましたー!!』

 

 

呼び掛けひとつで来るジェット機とか反則だろっ?!唖然とするうちらを他所に師匠は颯爽と乗り込み・・・・

 

 

「3幻魔のカードは頂いて行く、さらばだ・・・・歴戦のデュエリスト達よ!」

 

「どこのパラ○ックスさんだー?!!」

 

 

どこぞへと飛び立ってしまった・・・・その直後だった。PDAに師匠からのとわかる着信音で、あたしとももえにメールが入る。

 

 

 

『僕ら3人の、はじまりの山で待つ。冬夜(トーヤ)より愛を込めて』

 

 




修正したらデュエルパート無駄に伸びた感。
ものっそい疲労感に包まれながら書いたので見逃しミスありそうで恐い。

次回からいよいよ最終章です、ここまできたら最後まで付き合ってくださってもいいんですよ?!


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39羽-やっぱ大体あいつのせい

ラストエピソードいきまーす。


○○県○○市のとある山奥-こっち(現世)でこの場所に訪れるなんて考えてもみなかった。

 

この場所は-・・・・わたくし達が出会った場所。

動けなくなって一人泣いていたわたくしを、野山を駆けずり回ってヤンチャしていた師匠・・・・冬夜(トーヤ)と、ジュンコさんが見つけてくれた場所。

 

・・・・おいこら、何ナチュラルにナレーションに割り込んでんだオメーは。

 

あの時のジュンコさん・・・・いえ、あっちの頃ですから隼子さんですわね。

ものすごくボーイッシュで・・・・初見は男子だと思った程でしたわ。

 

いや、うん・・・・無視かよ!

 

そう・・・・二人で虫捕りに来たとか言ってましたわね、自由か。

けどそんなお二人がとても面白可笑しく、もとい輝いてみえて・・・・それから三人で、またある時は四人で行動するようになりました。

 

あーうんいたわねアイツ~、けど話しそれるからその話題カットで

 

まぁまぁ、彼はジュンコさんが連れてきたんじゃないですか。居なかったように扱うのは酷いですわ!それに彼はジュンコさんの・・・・

 

あーあー、きーこーえーなーいー。

つーかいい加減にしない?うちらなんで地の文で会話してるわけ意味不明だよ?

もーこの小説ラストだつってんのに最後までこのグダグダな感じ貫くわけ?あの(ギン)魂ですらラストシーズンは結構真面目にやってるよ?

 

仕方ないでしょう、読者アンケート(笑)の結果コメディルートになったんですから。七精門編らしく多少はシリアスっぽく締めるとかそんな事は微塵も望まれていませんわレイブン(笑)

 

やめろぉ!ここぞとばかりに黒歴史をほじくり出すのはやめろぉ!!

あーもー、これで師匠がシリアスムードで出迎えたらどーすんのよ、こっぱずかしいにも程があるわよ・・・・

 

そんな事を考えながら、わたくし達は目的の地へとたどり着いた・・・・そこではあの馬鹿が一人立ち尽くしていた、アロハで。

 

あ、これナレーションだったわね。ん?アロハァ!?

 

 

「待っていたよ・・・・ジュンコ君、ももえ君。思ったより早かったじゃないか・・・・」

 

「思ったより早かったじゃないか・・・・じゃないわーっ!なんでアロハのまんま?ねぇなんでアロハのまんま?!雰囲気ぶち壊しにも程があるんですけど!!」

 

「そんな事言ったら冒頭から地の文オンリーとかとっくの昔にぶち壊していますわ!」

 

「それはアンタが割り込んできたせいだろーがいっ!」

 

「ふふっ、勢いでジェットに乗り込んだはいいけど着替えを忘れててね・・・・甲縛式オー○ーソウルを取得していなければ空で凍死だった。冬夜だけに」

 

「またそれかよ!マン○ンネタは伝わるか怪しいからやめろって何度も言ってんでしょーが!!」

 

「何っ、原作世代なら○ンキンも大体通じるのではないのか!?同じジャ○プ出身だよ!!」

 

「GXとかから入った人もいるかもだろーが!てかアンタ達、本気でいい加減にしなさいよね!開幕からここまでひたすらボケ続けじゃねーか、こんなもん一人でさばききれるわけないでしょーが・・・・セラちゃん先輩連れてくればよかったわよ!!」

 

「そんなっ、まだ始まったばかりですわよ?!」

 

「僕たちは信じてる・・・・たとえ他の皆が全てボケに回ったとしても、ジュンコ君がいる限り世界は平和だとね!」

 

「その無駄過ぎる信頼はどっからくるわけ!?あーもーそろそろ本題に入れッッッ!!」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・・」

 

「毎度の如く、ジュンコさんがツッコミ疲れてから本題に入るのは定番として・・・・いきなり三幻魔かっさらってこんな場所にわざわざ呼びつけて、どうゆうおつもりですか?」

 

「そーよ、もうすぐ進級試験始まんのよ?転生者(笑)だからって余裕かませんのは最初だけ!細かいルールとかバニラテキストとか青眼の活躍シーンとか、勉強する所沢山あるんだから!」

 

「自身の嫁自慢を学校の試験にまで混ぜこんでくる社長、流石だよね・・・・」

 

 

一度、「我がブルーアイズがかの者との闘いにおいてブラック・マジシャンを戦闘破壊した回数を答えよ。」とか試験に出た時は思わず「知るかーっ!!」と叫びながら試験用紙を破りたい衝動にかられた。

あいつやっぱ本物の馬鹿だぜ・・・・(凡骨感)

 

 

「うん、ならば本題に入らせて貰おうか。君達突然だが・・・・元の世界に帰れるとしたらどうする?」

 

「え、本当に突然ね・・・・」

 

「この場所に呼びつけたのと何か関係がおありで?」

 

「ああ。僕たちをこの世界に転生(爆笑)させた張本人曰く、『あっ、幻魔の力使えば肉体ごと異界移動くらいできそーじゃね?』とか言ってたんだよ。だから念のため聞いておこうと思ってね」

 

 

今なんか気になる単語聴こえたんですが、張本人知ってるの?対話できるの?しかも口調的になんか知ってる奴な気がする。

 

 

「う~ん細かい事は置いといて、わたくしは今更って感じですわね。向こうは向こうで面倒ですし、肉体はこのままなら家族も「誰。」ってなるでしょうし記憶薄らいでますし、なによりようやく万丈目様とゴニョゴニョ・・・・な関係にもなれましたし」

 

「・・・・おい最後、あたし的にそっちのが気になるんだけど?何、あんた達進展あったわけ。結構関係良好なわけ?!」

 

「それはもう、準さんったら・・・・夜は意外とケ・ダ・モ・ノ。でしたわ」

 

「うぉいー!?それはあれなん?AとかBとかすっ飛ばしてZまで行ってんの!?二人でオーバーレイしちゃってるわけ!!?」

 

「あらいやらしい。ジュンコさんが気性とは裏腹に奥手過ぎるだけですわ、前世ですら実は一度も・・・・」

 

「わー、わーっっっっ!!?この話題ストップストップ!あたしが悪かった、変につっこんだあたしが悪ぅございましたっ!!」

 

 

くっそぅ、人が闇堕ち(演技)してる間になんてこったい・・・・昔っからこのコはちゃっかりしてんのよね、あたしと違って要領がいいとゆうか・・・・あっちじゃ、そこに敗けたんだろうけど。

 

 

「ジュンコ君はどうだい?隼子としての肉体はもうスプラッターだと思うが・・・・君は結構心残りがあるだろう」

 

「ばっか、あたしも今更よ。別に気がかりなんかないし~?」

 

「「(嘘つけ、ブラコン)」」

 

 

なんか目で否定された気がする。

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・じゃぁ、今更二人共帰る気は無いってことで。三幻魔のエネルギー()は僕が使っちゃっても大丈夫かな?」

 

「「いいとも~」」

 

「じゃあ早速だが・・・・闇のデュエルを始めようかっ!!」

 

「「ふぁっ!?」」

 

 

馬鹿はそう宣言すると懐からあの厨二仮面、ダークネスの仮面を取り出すとそれを装備!赤のアホくさいアロハシャツから一転、セブンスターズのダークネスの姿へと様変わりした。

・・・・あの仮面ら服装も替わるんだね凄いね。

 

 

「ちょっっ・・・・話が急過ぎてまっっっったくついて行けないんですけど!?」

 

「わかるように説明しやがれですわ!」

 

 

「説明している暇はないぞお前達・・・・早く構えろ。それとも無抵抗なまま死にたいのか?」

 

 

キャラ変わってるぅーっ!?前は仮面つけても馬鹿だったのにキャラ変わってるんですけど、あの人ダークネス堕ちしてるんですけど!!

 

 

「気づけば辺りが闇の瘴気(大喝采)に包まれていますわ、あんなに明るかったのに!こうなったら()るしかありませんわ、隼さん!」

 

「回り誰もいないからって前世の徒名やめい!黒咲さんになるレジスタンスになるっ・・・・上等!前は2対1ですら敗けてきたけど、もうあの頃とは違うって事を思い知らせてやるわ、馬鹿冬夜!!」

 

「いいだろう・・・・ならばルールはバトルロイアル☆ルール!ライフは全員が前世にならって8000だ。そちら二人で統一にすると、いつぞやのように一瞬でケリがついてしまうからな」

 

「「んだとこらーっ(ですわ)!!?」」

 

「ククククク・・・・さぁ始めようか、我が弟子にして最愛の友たちよ!チームRAVENS(レイヴンズ)の、ラスト・デュエルの始まりだ!!」

 

「なんですかその原作アニメ次回作のタイトルみたいなチーム名は!」

 

「地味にあたしにダメージを与えんのはやめろ本日2回目!やっぱオメー馬鹿だろ、仮面かぶってもやっぱ馬鹿だろ!!」

 

 

「「「デュエルッッッ!!」」」

 

 

ダークネス吹雪(冬夜) LP8000

 

ジュンコ(隼子) LP8000

 

ももえ(桃華) LP8000




「闘いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

「モンスター達と供に宙を舞い、宙を舞い、宙を舞い!」

「天空フィールドをかけめぐる、最強の鳥使いデュエリスト決定戦(半ギレ)!」

「次回作!遊戯王RAVENS(レイヴンズ)!!」


「毎週水曜日、更新予定ですわっ!(大嘘)」




「紛らわしい告知すんなーっ?!絶対に本気にしないでくださいお願いします!!」



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40羽-前編 新マスタールール?そんなものはうちの管轄外だ。

真紅眼でガチデッキ共を相手取る程度の運命力(ブッキー)


・前回のあらすじ

 

ガンマンライン(白目)

 

 

「「「デュエルッッッ!!」」」

 

 

ダークネス吹雪(冬夜)冬夜 LP8000

 

ジュンコ(隼子) LP8000

 

ももえ(桃華) LP8000

 

 

 

「先行は貰った。俺のターン、ドロー!俺の引いたカードは、《RUM(ランクアップマジック)七皇の剣(ザ・セブンスワン)》!!」

 

「はぁっ!?」」

 

「弟子が可能な事を、師匠である俺が出来ないとでも思ったか!長ったらしい説明をして文字数稼ぎと思われても酌だ、このままメインフェイズに入り効果発動!」

 

「手札から、《増殖するG》の効果発動!好き勝手はさせませんわよ!」

 

「モモの初手G!これは勝てる!」

 

「相変わらずGが好きだなモモは・・・・出る度に悲鳴をあげて、俺に助けを求めていたのが嘘のようだ」

 

「ちょっ・・・・好きじゃないですし!あらぬ誤解をうけるのでやめてくださいな!!」

 

「それに比べ隼ときたら・・・・嫌いだ嫌いだなどと言いながら、Gを見かけたら瞬殺だったな?隼だけに」

 

「き、嫌いだからのさばらせたくないだけだっつーの!黒咲さんと勘違いされっから前世ネームやめーや!」

 

 

くそっ、凄くやりづらいわ・・・・昔話でうちらの動揺を誘っても無駄だかんね!

 

 

「そうですわ(便乗)!さっさと発動止めてエンドしてもらえます?」

 

 

「フン。俺が初手七皇の剣(このカードを発動)するには王子力が33万必要なのだ。モモと違って気軽にやれるものじゃない、G程度で臆したりせんわ!」

 

「・・・・なるほど、いくら師匠といえど回復に3ヶ月はかかるレベル・・・・このデュエルに対する奴の姿勢がうかがえますわね」

 

「王子力って何!アンタの女子力みたいなもん!?」

 

 

「そんなわけで顕現せよ!永遠を超える龍の星、《CNo.107 超銀河眼の時空龍(ネオギャラクシーアイズ・タキオンドラゴン)》!!」

 

 

《CNo.107 超銀河眼の時空龍》★9 ATK4500

 

 

「ならば2ドロー!」

 

「そして尽かさずエクシーズ・チェンジ!ダークマター・ドラゴン!!」

 

『ギャゴォォォォッ!!』

 

《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》★9 ATK4000

 

 

「むぅ、さらに1ドロー!」

 

「ダークマターの効果発動!俺はデッキから黒石と黒竜、黒炎竜の3種を墓地に送る。さぁ、お前達はデッキから3体を除外してもらおうか」

 

 

汚ない、うちら二人とも効果及ぶのかよ汚ない・・・・さてどうしよっか

 

 

「わたくしは増殖するG2枚と浮幽さくらを除外しますわ。初手になければGは用済みです。あーデッキ圧縮出来てうれしいナー(棒)」

 

「容赦ねぇ。あたしはドロールとダムルグ、あとはダームド先生かな。重いし」

 

 

このコ達フィニッシャー件事故要員でもあるからね、今回はごめんなさいかな?

 

 

「存外冷静だな。墓地の《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》をレッドアイズをデッキに戻す事で回収する。《手札抹殺》。5枚捨て5枚ドローだ」

 

「わ、わたくしはセブンスドロー!」

 

「モモのデッキ圧縮がやばい。あたしも5枚よ」

 

「冥王竜ヴァンダルギオンを捨て《トレードイン》、2枚ドロー。《紅玉の宝札》により手札の黒竜を墓地に送り2枚ドロー。《ソウルチャージ》発動。我が命を糧に蘇れ、4体のレッドアイズよ!!」

 

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》×2

☆7 ATK2400

 

真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》×2

☆7 ATK2400

 

 

ダークネスLP8000➡4000

 

 

「あら、いきなりライフ半分にしてくれんの?手加減するは止めんじゃなかったっけ」

 

「わ、1ドロー・・・・お優しい、お師匠様ですこと」

 

 

「フフ、愛い奴等だ。エクシーズ召喚!2体の《真紅眼の鋼炎竜》!その効果により新たにレッドアイズを2体展開しエクシーズ!3体目の鋼炎竜!!」

 

『『『グオオオオッ!!』』』

 

真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)》×3

★7 ATK2800

 

 

「いい加減にしてくれませんか?合計5枚ドロー!」

 

 

わ、ワンターンスリィ鋼炎竜ゥ・・・・まぁソウルチャージとか引かれたらしょうがない、ライフ4000削ってくれたと考えよう。

 

 

「3体目の鋼炎竜の効果により最後のレッドアイズを復活!「ワンドローッ(半ギレ)!」

《馬の骨の対価》、レッドアイズを生贄に2枚ドロー。カードを3枚伏せエンドフェイズ、手札より速攻魔法《超再生能力》発動!このターン生贄に、または手札から捨てたドラゴンは合計4体、よって4枚ドロー!・・・・超再生2枚目!追加で4ドロー!手札制限により2枚を捨て、ターンエンド」

 

 

ダークネス H6 LP4000

《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》(ORU2)

《真紅眼の鋼炎竜》×3

(ORU1)

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

ふぅ、やれやれやっと師匠劇場が終わったか・・・・えっ、リアクションが薄いって?当たり前ではないか(長官感)。親の顔より見た光景よこの程度。

冥王様見えたからまたパーミ軸か・・・・あれ?超再生4枚ドローって少なくね?手札抹殺なかったら大事故なんじゃね?・・・・感覚麻痺かな。

 

 

「わたくしのターン、ドロー!フフフ、見てくださいましこの手札、14枚ですわよ14枚・・・・これだけあれば、例えスリィ鋼炎竜下でもアンニャロをワンキルしてあげやがりますわ」

 

「口調。オッケー、任せたわ!」

 

 

「スタンバイフェイズに鋼炎竜1体の効果発動!蘇れ《真紅眼の黒竜》よ!」

 

 

《真紅眼の黒竜》

☆7 ATK2400

 

 

「は?」

 

「おや?」

 

 

このタイミングで素材を使い切った・・・・?鋼炎竜のバーン効果にはオーバーレイ・ユニットが必要、火力を下げてまで蘇生したってことは・・・・《王者の看破》ね!

 

「(エクシーズ使うようになっただけで前回(9羽)と変わっていませんわね、もう倒してしまっても構わないでしょうか)まずは邪魔なあれを排除します、ユニットが2つの鋼炎竜を生贄に特殊召喚!《海亀壊獣ガメシエル》!!」

 

『ギャオオオゥ!!』

 

《海亀壊獣ガメシエル》☆8 ATK2200

 

 

「流石水色のガ○ラ!これで地味バーンの影響も減るわね」

 

「リバースカードオープン、《影のデッキ破壊ウイルス》」

 

「「・・・・えっ?」」

 

「真紅眼の黒竜を生贄に発動。さぁ見せるんだモモ、君の手札をね」

 

 

ももえ手札

《激流葬》

《深海のディーヴァ》×

《海皇子ネプトアビス》×

水精燐(マーメイル)-アビスリンデ》×

《水精燐-アビスパイク》×

《水精燐-ディニクアビス》

《水精燐-メガロアビス》

《鬼ガエル》×

《E・HERO バブルマン》×

《海皇の狙撃兵》×

《海皇の龍騎隊》×

《RUM-七皇の剣》

《氷霊神-ムーラングレイス》

 

 

「内、守備力1500以下のモンスターを全て破壊する!」

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

じ、13枚中8枚逝ったー・・・・G使っても展開してきた時点で気付くべきだったわねウィルス。いやドローは強制だからどうしようも無いっちゃ無いんだが、酷い。

モモはモンスター効果で展開するのがメインだからよりぶっ刺さってるわね、つーか七皇の剣引かされてるし。

 

 

「ジュンコさん・・・・わたくしもう駄目みたいです・・・・ディーヴァさん落ちたし・・・・」

 

「諦めんなーっ?!8枚逝ってもまだ5枚じゃん、初期手札じゃん!アンタならやれる自分を信じれ!!」

 

「うぅ・・・・墓地に落ちてた粋カエル効果!鬼ガエルを除外して、粋カエルを特殊召喚!」

 

 

《粋カエル》☆2 DEF1000

 

 

「鋼炎竜の効果だ、焼かれるがいい!」

 

「きゃあっ!!」

 

ももえLP8000➡7500

 

 

「・・・・手札のメガロさん効果!ディニクアビスとムーラングレイスをコストに特殊召喚!特殊召喚時にデッキからアビス魔法・罠を・・・・」

 

「リバースカード、カウンター罠《タキオン・トランス・ミグレイション》!!フィールド上にダークマターがいるため、このチェーン上で発生した全ての効果を無効にする」

 

 

あっちゃー・・・・

 

 

「どうしろって言うんですかこの鬼!悪魔!天然タラシ!!大体貴方が先行とか可笑しいんです!どーせ無茶苦茶されるのはわかってました。ええ、わかってましたとも、案の定ですし!!」

 

「ふん、ターンはランダムで決めた上にちゃんとG握ってたじゃないか。文句を言われる筋合いはないなぁ」

 

「むっきぃぃぃぃぃ、ああ言えばこう言う・・・・」

 

「よーしよしよし。モモ、一旦落ち着こう?もう伏せカードないし、あたしがちゃ~んと仇を討ってあげっから」

 

「ふぇ~ん、シュンちゃ~ん・・・・」

 

 

あかん、モモが無茶苦茶されすぎて情緒不安定になっとる。このコ普段しっかりしてる代わりに一度崩れると立ち直り遅いからなぁ・・・・あたしがしっかりせねば。

 

 

「グスッ、2枚カードを伏せてターンエンドします」

 

 

ももえ H0 LP7500

《粋カエル》DEF2000

セットカード

セットカード

 

 

「ははは、切り札の七皇の剣もブラフか。惨めだなぁ、モモ?」

 

「うっさい!貴方なんかシュンちゃんがボコボコのケッチョンケチョンにするんだからっ、今にみてやがれですわ!!」

 

「モモ、口調だけみたらあたしと勘違いされっから。文章だけじゃもう誰だかわかんねーから・・・・あたしのターン!」

 

「ウィルスチェックだ、ドローカードを確認させてもらうぞ」

 

「フッフーン。あたしの引いたカードは《黒い旋風》!!尽かさず発動!」

 

「流石はジュンコさんっ!」

 

 

こっからモモに激流打たせてどうせ落ちてるだろう福音消費させ、あいつのフィールドを殲滅しちゃる!

 

 

「ならばそれにチェーンしよう。リバースカード、《RUM-幻影騎士団(ファントムナイツ)ラウンチ》」

 

「「はっ?」」

 

「素材の無い鋼炎竜1体でオーバーレイ!2つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる! ランクアップ・エクシーズチェンジ!現れいでよ!《DDD双暁王カリ・ユガ》! 」

 

《DDD双暁王カリ・ユガ》★8 ATK3500

 

 

「これのエクシーズ召喚に成功したターン、フィールド上で発動する魔法・罠・モンスター効果は無効化される」

 

「ざっけんなぁぁぁぁぁ!せっかくターン来たのに何もすんなってか!?」

 

「別にそうは言ってないだろう。次の俺のターンに備えてモンスターをセットするなり、カードをセットするなりしてくれ」

 

「誰がするかボケーッ!どうせ大嵐効果飛ばすんだろーが何もできんわバッキャロー!モンスターセットしてターンエンド!!」

 

「ならばエンドフェイズにカリ・ユガの効果発動!オーバーレイ・ユニットをひとつ使い、全ての魔法・罠を破壊する!!」

 

「旋風が・・・・」

 

「わたくしの激流葬まで!そんなぁ、最初の勢いどこへ行ったんですか・・・・」

 

 

殲滅である、完封である。1ターン目のうちらの行動は全て封じこめられてしまった。

 

 

ジュンコ H5 LP8000

セットモンスター

 

 

「俺のターン!レッドアイズ・インサイト発動。真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)をコストに、真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)を手札に加え発動!《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》を融合召喚!!」

 

『グオオオオオッ!!』

 

《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》☆9 ATK3200

 

 

「《強欲で貪欲な壺》!デッキから10枚を裏側で除外し2枚ドロー!そしてダークマターの効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、このターンモンスターへの2回攻撃を可能とする!」

 

 

「容赦ねぇなおい!?」

 

「バトル!ダークマターで粋カエルとセットモンスターに攻撃!」

 

 

「ぜ、ゼピュロスでしたっ!」

 

BF(ブラックフェザー)-精鋭のゼピュロス》 DEF1000

 

 

蛙と烏は、ストリームだかスパイラルだかよくわからないあれに吹き飛ばされてしまいましたとさ。

 

 

「ぜ、全☆滅!」

 

「続けて!悪魔竜ブラック・デーモンズで・・・・」

 

「ちょい待ちですわっ!墓地の《光の護封霊剣》を除外して効果発動!このターン、貴方はダイレクトアタックを行うことが出来ない!!」

 

「何っ!」

 

「流石はモモ!もう駄目とか言っておきながらちゃっかり防御手段を残してるなんて!」

 

「フフフ・・・・良かれと思ってピン刺ししといて正解でしたわ、初手にきた時はどうしてくれようかと思いましたが・・・・案の定抹殺超再生からスタートだったのが幸いでした」

 

 

ああ、うん。あいついっつも抹殺で超再生引き当てるからね、真紅眼で征竜並みのアドの稼ぎ方してくるからね・・・・

 

 

「あ、鋼炎竜効果で」

 

「あっつ!人がドヤ顔してる所へ水挿さないでくださいな!!」

 

 

ももえLP7500➡7000

 

 

「カードを4枚伏せて、ターンエンドだ!」

 

「伏せ過ぎィ!!」

 

 

ダークネス H3 LP4000

《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》(攻)(ORU1)

《真紅眼の鋼炎竜》(攻)(ORU1)

《DDD 双暁王 カリ・ユガ》(攻)

《海亀壊獣 ガメシエル》(守)

《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》(真紅眼の黒竜)(攻)

セットカード

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

「わたくしのターン!引いたカードは《サルベージ》、魔法だし尽かさず発動!ディーヴァさんとなんか適当に《E・HERO バブルマン》回収!泡男召喚!」

 

『><』

 

《E・HERO バブルマン》☆4 ATK800

 

 

「場のカードが無いので2枚ドロー!《貪欲な壺》と《サルベージ》ですわ!!」

 

「サルベージダブってんじゃねーか!」

 

「鋼炎竜の効果発動!効果が発動する度に500のダメージ。2回分だ!」

 

 

ももえLP7500➡6000

 

 

「あっつ!?ま、まぁアド稼げますから・・・・《貪欲な壺》発動!墓地のメガロ、ディニク、リンデさん、重装兵と龍騎隊、この5枚を戻して2枚ドロー!!・・・・どうです!《マスクチェンジ》と《水精燐-ディニクアビス》!影デッキのウイルス対象外ですわ、ざまぁ!」

 

 

ももえLP6000➡5500

 

 

えー、一応言っとくと、モモがこんな口悪くなんのは対師匠ぐらいなのであらかじめご了承くださいな・・・・今更か。

 

 

「手札から、速効魔法《マスクチェンジ》発動!水属性バブルマンを変身!溶かし尽くせ《M・HERO アシッド》!!」

 

『ヤァーッ!!』

 

《M・HERO アシッド》☆8 ATK2600

 

 

「勿論効果発動!相手の魔法・罠カードを全て破壊します!〈アシッド・レイン〉!!」

 

「それは通せんな、カウンター罠《大革命反し》発動!2枚以上のカードを同時に破壊する効果を断固拒否する!!よってアシッドは爆殺!!そしてマスク使用分のダメージだ」

 

「うぐぐぐ・・・・」

 

 

ももえLP5500➡5000

 

 

伏せ3であれが通るのは奇跡よねそりゃ、モモも承知だろうが超くやしそう。

どうでもいいけど弾圧する民が無効対象に群がるのかい、シュール過ぎるわ。

 

 

「2枚目発動!ネプトさんと重装兵をサルベージ!メガロさん効果!この2体切って特殊召喚!」

 

『グオオオ・・・・』

 

 

《水精燐-メガロアビス》☆7 ATK2400

 

 

「チェーン1!ネプトさんの蘇生効果!チェーン2!重装兵の破壊効果!チェーン3!メガロさんのアビス魔法・罠サーチ!」

 

「チェーン4!兎投げる行為(幽鬼うさぎ効果発動)!」

 

『最終章なのに扱いが雑過ぎダァ!?』

 

 

説明しよう、メガロアビスに向かって幽鬼うさぎがボールの如く投げられて効果発動したのだ。

・・・・動物(?)愛護団体とか怒りそうよね、まぁいーけど。

 

『味方が居なさすぎるヨ!?』

 

 

「ちっ、姑息な兎を・・・・《アビスフィアー》サーチからの、重装兵の破壊対象はダークマター・ドラゴン!」

 

「復活の福音を除外、その破壊は免れさせてもらうぞ。これはチェーン云々の厄介事は関係ない」

 

「ですよねー・・・・ネプトさんの効果で重装兵を復活致します!」

 

 

《海皇の重装兵》 DEF1600

 

 

「じゃ、3回分な」

 

 

ももえLP5000➡3500

 

 

「だから熱いなもー!女のコに火傷でも残ったらどうするんですか鬼畜!ライフ4000だったら鋼炎竜の効果だけで死んでますわよ!?」

 

「構わず効果発動しまくるお前が悪い、嫌なら黙ってターン替われ」

 

「もっと嫌!このタラコ唇が場にある時、海龍族をもっかい召喚できますわ!《深海のディーヴァ》さん召喚!」

 

 

『ゲホゲホッ。や、やっと出番きたし・・・・モモ、とりあえず落ち着いた?』

 

《深海のディーヴァ》☆2 ATK400

 

 

「おお、久しぶりにしゃべってるのみたわ。お憑きの精霊だからって出番があるとは限らないのよね」

 

『アンタのライキリに比べたら色々マシだからいいわ・・・・つーかウイルス感染破壊ってきついのよ本気で』

 

「ご、ごめんなさい。ディーヴァさんの効果発動!・・・・通ります?」

 

「・・・・《神の通告》!!」

 

『ガッデム!』

 

 

ダークネスLP4000➡2500

 

 

「ディーヴァさん!・・・・貴女の尊い犠牲は、無駄にはしませんわ・・・・」

 

「うぉーい、全力で囮にしただろ今ー。ワンチャン通ったらラッキー程度だっただろー」

 

「さ、さぁ~?ナンノコトヤラ・・・・墓地の《魔知ガエル》除外で粋カエル復活、重装兵と粋カエルでオーバーレイ、《餅カエル》」

 

『ゲロッ!』

 

《餅カエル》★2 ATK2200

 

 

ももえLP3500➡3000

 

 

「これでジュンコさんの妨害はさせませんわ!カードを1枚セットしてターンエンド!!」

 

 

ももえ H0 LP3000

《餅カエル》(攻)

セットカード

 

 

よくよく考えたら、手札1枚からあんだけ妨害受けてよくエクシーズ展開できたわね、BFじゃほぼ無理・・・・これがデッキスペックの差か?く、悔しくないもんね!こっちにはこっちのいいところ沢山あるし!!

 

 

「解ったから早くしてくれないか?お前のターンだぞ」

 

「う、うっさいわね!あたしのターン!」

 

「ウイルスチェックラストターンだ、ドローカードを見せろ」

 

「フッフッフッフ・・・・《黒い旋風》!」

 

「・・・・ここまで魔法だらけとは」

 

「ジュンコさんもダブってるじゃないですか!スタンバイフェイズに餅カエルの恐ろしい効果!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、デッキから魔知ガエル2号を特殊召喚いたします!」

 

 

《魔知ガエル》☆2 DEF2000

 

 

「更に、今墓地へ送られた重装兵の効果!ダークマターを今度こそ爆殺!!」

 

『ウギャアアアアアッ!!』

 

「断末魔ひっでぇ!先輩のギミパペ並みの怖さ!!ってあたしのターンだろがい!」

 

「チッ・・・・2回分だ!」

 

「きゃあああっ!?」

 

ももえLP3000➡2000

 

 

「鋼炎竜だけでモモが本気で負けそう!?《黒い旋風》発動!」

 

 

なお3枚目は最初の手札抹殺で抹殺されていたりする。残り1枚ってのを気取られないようにしないとね・・・・。

 

 

「鋼炎竜効果!」

 

 

ジュンコLP8000➡7500

 

 

「あちっ。さぁ、行くわよ!ゴウフウからのグラディウス特殊召喚!!」

 

 

《BF-朧影のゴウフウ》☆5 ATK0

 

《BF-白夜のグラディウス》☆3 ATK800

 

 

「効果の発動はないか・・・・G(増殖するGの効果発動)!」

 

「餅カエルの恐ろしい効果その2!そんなもん無効だばっきゃろー!!(魔知を生贄にしながら)」

 

「ここで使ってきたか・・・・」

 

「わたくしのライフを全て使ってでも・・・・ジュンコさんの展開の邪魔はさせませんわ!!」

 

『ペッ(Gを吐き捨てる音)』

 

 

ももえLP2000➡1500

 

 

ごめん、あたしより先にターン回るせいで妨害だらけになってごめん・・・・そしてGを丸呑みした餅カエルにドン引きしてごめん・・・・ここまで御膳されたなら、きっちり決めないとね。

 

 

「そんなわけで、派手にぶっ飛ばすわよ!レベル3のグラディウスにレベル5のゴウフウをチューニング!!黒き疾風よ!秘めたる思いをその翼に現出せよ!シンクロ召喚!舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》!!」

 

『クヲオォォォ・・・・』

 

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》☆8 ATK2800

 

 

「あ、あれは!」

 

「なんか結構前から使うフラグを立てといて、結局今の今まで出番の無かったブラックフェザー・ドラゴンさんではありませんか!」

 

『ヲ、ヲォゥ・・・・』

 

「やめたげてよぉ!駄作者の構成が下手過ぎて出番作れなかっただけなんだから!このコは一切悪くないわ!!」

 

「俺達以外に誰も居ないからとメタ発言したい放題だな!?」

 

「普段メタ発言筆頭格のオメーがそれを言うか!!」

 

「ごもっともですわ、それは兎も角・・・・」

 

「(不味い、本気で効果が思い出せない・・・・!)」

「(不味い、本気で効果が思い出せません・・・・!)」

 

 

「おおぃ!?なんだこの間ァ!・・・・まぁいいわ。おいで、極北のブリザード!!」

 

『クルル・・・・コン、コン』

 

「チェーン1!ブリザード可愛い。チェーン2!旋風効果発動!デッキからハルマッタンをゲット!そしてブリザードのつつく。によりグラディウスを守備蘇生!!」

 

 

《BF-極北のブリザード》☆2 ATK1200

 

 

「・・・・鋼炎竜の効果発動!効果発動2回分、1000のダメージを食らえぇ!」

 

「この瞬間、ブラックフェザー・ドラゴンの永続効果!効果ダメージ発生の度にそのダメージを無くし、このカードに黒羽カウンターを1個のせる。このコの攻撃力はカウンターひとつにつき700ダウンするけどね」

 

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター0➡2 ATK2800➡1400

 

 

カウンターひとつにつき白い羽が赤く染まっていくのもいい、格好いい。

 

 

「効果ダメージへのメタ効果ですって!?なんと珍しい」

 

「うおぃぃぃ!その反応絶対忘れてたろ、このコの効果絶対忘れてただろっ?!!」

 

「・・・・しまった!」

 

「今更気づいた?もう遅いわよ!墓地のゼピュロス効果、旋風を手札へ戻して特殊召喚!」

 

《BF-精鋭のゼピュロス》☆4 ATK1600

 

 

「この時私はゼピュロスに400ダメージを喰らわされるけど、ブラックフェザー・ドラゴンが私を守る!」

 

「更に鋼炎竜の効果ダメージも発生する・・・・!」

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター2➡4

ATK1400➡0

 

 

「まだまだぁ!レベル3のグラディウスにレベル2のブリザードをチューニング!黒き烈風よ、絆を紡ぐ追い風となれ!シンクロ召喚!飛び立て、《A BF(アサルト ブラックフェザー)-五月雨のソハヤ》!!」

 

『・・・・ハァッ』

 

「ちっさ!?声ちっさ!!ソハヤの効果発動!特殊召喚時に墓地からA BFを1体復活!お戻り、クナイ!!」

 

『シャアッ!』

 

 

《A BF-霧雨のクナイ》☆5 ATK2100

 

 

「そしてまた、鋼炎竜の効果が発動するわねぇ?」

 

「だが、黒羽カウンターを乗せる事で無効にされる・・・・」

 

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター4➡5

 

 

「そう、攻撃力は0になっても効果ダメージは無効化し続けられる!」

 

「凄い!これなら例えスリィ鋼炎竜が健在でも、効果が使いたい放題ですわ!!」

 

 

フッフッフッフ、ようやくブラックフェザー・ドラゴンの凄さが判ってきたようね・・・・さぁ、そこの君も是非バーン対策にこのコを採用するのよ!!

 

 

「「いや、それはない」」

 

 

「心読んだ上にハモってまで否定すんなーっ!?」

 

 

「お前はいちいち顔に出過ぎなんだよ」

 

「わたくしは観ていて愉しいのでOKですわっ」

 

 

「ぐ、ぐぬぬぬ・・・・今に見てなさい!ブラックフェザー・ドラゴンの効果発動!このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除き、その数×700のダメージを相手モンスター1体とプレイヤーに与える!対象はカリ・ユガよ、〈ブラック・バースト〉!!」

 

 

ブラックフェザー・ドラゴンの胸らへん?から放たれる黒い波動的なアレが、DDD一族のトップを襲う!これが通ればあたしらの勝ちだが・・・・

 

 

《DDD双暁王カリ・ユガ》ATK3500➡0

 

ダークネスLP2500➡6000

 

 

「げっ!ライフが回復してやがる・・・・」

 

「俺はブラックフェザー・ドラゴンの効果にチェーンし、罠カード《レインボーライフ》を発動していた・・・・受けるダメージ全てが回復に変換されたわけだ」

 

「でた!初期遊戯王名物がひとつ「発動していた」ですわ!!」

 

「ふっ、残りのこのターン中は面倒なので、黒羽カウンターが増える度に鋼炎竜の効果が起動したと思ってくれ」

 

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター5➡0➡1

 

 

くっそぅ、妙に大人しいと思ったら回復待ちかい。宣言しなさいよ!

しかもレインボーライフの効力はこのターン中ずっと続くから、下手に殴ると無駄にライフを増やしてしまう・・・・とりあえずモンスターだけ除去して、布陣を整えておこうかな。

 

 

「クナイの効果!場のシンクロモンスターのレベルを1から8の好きな数値に変更できる、ソハヤのレベルを1に変更しておくわ。そしてハルマッタンを特殊召喚!」

 

 

《BF-砂塵のハルマッタン》 ATK800

 

 

「レベル2の砂塵のハルマッタンに、レベル5の霧雨クナイをチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と供に走れ!電光の斬撃ィ!!我がエースにして喋ると残念、《A BF-驟雨のライキリ》ッッ!!」

 

『むしろいつも通り過ぎて安心すら覚える扱いの酷さっ!』

 

 

《A BF-驟雨のライキリ》☆7 ATK2600

 

 

「墓地の《BF-大旆のヴァーユ》の効果!墓地の蒼天のジェットと除外して墓地シンクロ!飛び立て、《A BF-霧隠れのサヨ》!!」

 

 

《A BF-霧隠れのサヨ》☆2 ATK800

 

 

「ここでライキリの効果発動!場の自身以外のBFの数だけカードを破壊する!たたっ切れ、《ライトニング・エッジ》!!」

 

『チェストォォ!!』

 

『『『グワアアアアアアッ!?』』』

 

他のBFの数は3体、雷刃がカリ・ユガとガメシエル、悪魔竜を襲い、破壊した。

うーん、黙って働けば格好いい奴なんだけどねぇ・・・・

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》 黒羽カウンター1➡3

 

 

「鋼炎竜以外全滅とは・・・・」

 

「まだよ、まだ終わらない!レベル4ゼピュロスにレベル1チューナーとなったソハヤをチューニング!再び飛び立て、五月雨のソハヤ!!」

 

『・・・・2号デス』

 

 

《A BF-五月雨のソハヤ》☆5 ATK1500

 

 

「ソハヤの効果でクナイ復活!」

 

『クアッ!!』

 

《A BF 霧雨のクナイ》☆5 ATK2100

 

 

「レベル2、雨隠れのサヨにレベル5チューナー、五月雨のソハヤをチューニング!漆黒の翼濡らし、そぼ振る雨に響け雷鳴の一撃!・・・・正直ライキリより出番多くね?《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

『じゃぁ俺がエースで良くね?』

『解せぬ』

 

 

《A BF-涙雨のチドリ》☆7 ATK2600

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター3➡4

 

 

「更にっ、墓地のソハヤの効果発動!このカードが墓地へ送られたターン、他のソハヤを除外してソハヤ復活!」

 

 

《A BF 五月雨のソハヤ》☆5

 

 

「クナイの効果!ソハヤのレベルを3に変更!そしてレベル5の霧雨クナイをチューニング!・・・・神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで「馬鹿」を撃て!《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》!!」

 

 

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》☆8 ATK3000

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター 4➡5

 

 

「馬鹿な!ここにきてガチなシンクロモンスターだと!?」

 

「エクストラが1枠、悩んだ結果空いたのよ!行けっ、クリスタルウィング!真紅眼の鋼炎竜を攻撃!〈烈風のクリスタロス・エッジ〉!!」

 

「おのれ、全滅とは・・・・!」

 

ダークネス LP6000➡6200

 

 

「どうだこらー!何時までも自分の方が強いと思ったら大間違いだかんね!・・・・カードを1枚セットし、ターンエンド!!」

 

 

ジュンコ H1 LP7500

《ブラックフェザー・ドラゴン》(攻0)黒羽カウンター5

《A BF 驟雨のライキリ》(攻)

《A BF 涙雨のチドリ》(攻2600➡5000)

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》(攻)

《黒い旋風》

セットカード

 

 

「エンドフェイズに罠カード発動!《裁きの天秤》!!」

 

「あんだって?!」

 

「俺の手札は無く、場には裁きの天秤のみ。対するお前の場にはカードが6枚・・・・よって5枚のカードをドローする!」

 

 

「ようやく追い詰めたと思いましたのに・・・・」

 

「自分の場が壊滅する事も計算の内ってわけ?ほんっと、馬鹿みたいにデッキが回るわね・・・・」

 

 

「わりとお前達二人には言われたくはないがな。俺のターン!」

 

「スタンバイフェイズに餅カエルの効果!デッキから最後の魔知カエルを特殊召喚致します!!」

 

 

《魔知ガエル》DEF2000

 

 

「構わんさ、魔法カード《死者蘇生》を発動!冥界より蘇れ・・・・《暗黒の召喚神》よ!!」

 

 

《暗黒の召喚神》☆5 ATK0

 

 

「「・・・・えっ?」」

 

 

「このカードを扱うには深い、深い心の闇が必要・・・・だが俺はダークネス!俺は闇、そのものである!暗黒の召喚神の効果発動!」

 

「クッ、クリスタルウィングの効果!モンスター効果を無効にし、破壊する!」

 

「知れた事、墓地の《ブレイクスルー・スキル》を除外し発動!その効果を 無効にする!!」

 

 

「そんな・・・・」

 

 

「我が心の闇よ、秘めた思いを今こそ解き放つがいい・・・・出でよ三幻魔!!《神炎皇ウリア》!《降雷皇ハモン》!《幻魔皇ラビエル》!!」

 

 

『『『グオオオオオッッ!!』』』

 

 

 

「「ふ、ふざけんなああああああっ!!」」

 

 

 

 

 

続くんです?

 




暗黒の召喚神さんは原作効果です、酷い。

活動報告で今後の方針を・・・・模索中。




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40羽-後編 あかん、馬鹿のせいでタイトルすら浮かばない

※一部原作効果注意


・前回のあらすじぃ

 

 

※暗黒の()召喚神(笑)

 

 

 

 

「神炎皇ウリア!降雷皇ハモン!幻魔皇ラビエル!!」

 

 

『『『グオオオオオッ!!』』』

 

 

《神炎皇ウリア》☆10 DEF0

 

《降雷皇ハモン》☆10 DEF4000

 

《幻魔皇ラビエル》☆10 ATK4000

 

 

「三幻魔.....」

 

「手札1枚から3体の幻魔を呼び出すですって・・・・インチキ効果も大概ってレベルじゃありませんわよ!!」

 

 

最初の手札抹殺と過剰な超再生能力は、三幻魔を墓地に送るための手段だったってわけね・・・・全く、なんのために校長からパクったのかと思えばガチで召喚してくるなんて、流石は師匠と書いて馬鹿ね。

 

 

「ふふ、いい反応だ・・・・だが暗黒の召喚神で呼び出した幻魔達は、眠りから覚めたばかりで攻撃できない・・・・しかし幻魔が場に存在しているのは事実だ。フィールド魔法《失楽園》を発動!」

 

 

出た、筋肉理事長が使ってきたインチキフィールド魔法。毎ターン2ドローって頭沸いてない?発動条件くっそ重いのはわかるんだけどさ。

 

 

「ここで、空気を読まずに餅カエル.....とか駄目ですかね」

 

 

「それに対し速効魔法、《エフェクト・シャット》だ。餅カエルの効果を無効にして破壊する」

 

 

失楽園食えるの?とかちょっと期待したけど駄目だったよ!仕方ないよね。

 

 

「で、ですよね~.....餅カエルの墓地効果でディーヴァさん回収します」

 

「では失楽園の効果、場に幻魔がいるので2枚ドロー!そして魔法カード、《次元融合殺》!!場の三幻魔を融合させ、混沌の闇よりいでよ!《混沌幻魔アーミタイル》!!」

 

《混沌幻魔アーミタイル》☆12 ATK0

 

 

「でたわねアーミタイル・・・・だが、あえて言わせてもらおう!」

 

「はい!せ~の」

 

「「キモイ」」

 

 

『・・・・!(ガーン)』

 

 

《混沌幻魔アーミタイル》ATK0➡0

 

 

「・・・・どうやら女子高生の「「キモイ」」が相当堪えたようだな、攻撃力が半分くらい落ちた・・・・だが、元から0なので問題あるまい」

 

「結構繊細だな混沌幻魔!?」

 

『・・・・ッッ!!』

 

なんか震えてるし・・・・え、泣いてんの?泣いてんのこいつ、内気かっ!!

 

 

「この程度で泣いてたらわたくしは兎も角、ジュンコさんの相手など到底勤まりませんわよ・・・・三下ァ!!」

 

「いや、結構あんたのが口悪くね?・・・・判断は皆様にまかせるわ」

 

 

「悩む所ではあるが今はどうでもいいな。では改めて、アーミタイルの効果発動!相手モンスター1体に、10000ポイントの戦闘ダメージを与える!!これは効果による攻撃、戦闘ではない!」

 

「つまりは原作版ですわねわかりますっ!」

 

「テキストガバガバ過ぎんのよアニメスタッフ!!」

 

 

「対象はブラックフェザー・ドラゴンだ。消し飛べ!〈全土滅殺・転生波〉!!」

 

『ッッッッ!!』

 

 

あーめっちゃ怒ってるよアーミタイルさん、虐められたと思って逆切れ気味だよ。

 

 

「させるかっ!罠カード、《和睦の使者》を発動!このターン、ブラックフェザー・ドラゴンへの戦闘ダメージを全て0にする!!」

 

「和睦っ・・・・」

 

 

このカードはモンスターの戦闘破壊も超過ダメージも0にする。黒羽カウンターの乗りすぎたこのコが狙われることなんざ計算済みだっての!!

 

 

「ま、これで勝てるだなんてカケラも思ってはいなかったがな・・・・メイン2で一時休戦を発動、1枚ドローする。」

 

「そのカード、互いに1枚引くってなってるけどあたしが引く感じ?」

 

「まぁ.....特殊ルールだし全員引いとけばいいだろ。その分ダメージ0もジュンコのターンまでか」

 

「なんて一方的な休戦、これじゃアーミタイルをサンドバッグにしても意味ないですわね、1枚ドローっと」

 

「フン、1ドローよ」

 

 

あくまでこのお話の中の裁定です。皆が身内でバトロワとかやるときは、ちゃんと話し合って決めなさいよ?

 

 

「1枚ドロー・・・・カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 

ダークネス H4 LP6200

《混沌幻魔アーミタイル》(攻)

《失楽園》(F)

セットカード

 

 

「わたくしのターン、ドロー!・・・・《RUM-七皇の剣(ランクアップマジック・ザ・セブンスワン)》発動!」

 

 

出た!ももえもんの七皇の剣だっ!

 

 

「ってまてぃ。あんたさっきそれ、セットしてカリ・ユガさんに破壊されてなかった?」

 

「え、別に制限カードじゃありませんし・・・・」

 

「まだ複数積みやめてなかったんかい!Gで引くからやめろって言ってんでしょーが!!」

 

「時に引かされるからこそ!2枚目3枚目が必要になってくるんですわ!!」

 

「まじでっ!?」

 

 

流石はモモ、発想が1周回ってらっしゃる。

結果的に発動出来てるからいいんだけどさぁ・・・・

 

 

「そんなわけで以下略! 満たされぬ魂の守護者、暗黒の騎士となりて馬鹿を打ち砕け!《CNo.101 S・H(サイレント・オナーズ)・Dark Knight》!!」

 

『イラッと、来るぜ?』

 

 

《CNo.101 S・H・Dark Knight》★5 ATK2800

 

 

「いや、聞かれてもなぁ・・・・」

 

「この土壇場(?!)でエースをさっくり呼び出すとはやるな。だが、アーミタイルは失楽園の存在によりカオス・MAXな耐性を得ている。ダークナイトの効果では突破できんぞ!!」

 

「カオス・MAXな耐性ってなんだよ!あんたシリアス気味な雰囲気に飽きて、雑になってきてんだろ、正直疲れてきたんだろ!!」

 

 

「・・・・(遠い目)」

 

 

「こっちをみんかーい!!」

 

「ま、まぁまぁ・・・・《深海のディーヴァ》さんを再び召喚!!」

 

『どもども~』

 

「ディーヴァさんの効果でデッキから生き残った重装兵を特殊召喚!さらに墓地の粋カエルの効果、墓地の魔知ガエルを除外して・・・・」

 

「させん!アーミタイルのもう1つの能力、相手のフィールドに移動することができる!!」

 

「クリスタルウィングの効果!アーミタイルの効果を無効にして・・・・」

 

「リバースオープン!永続罠《デモンズ・チェーン》発動!クリスタルウィングを鎖閉めにして、効果を無効にする!!」

 

「くっ・・・・どんだけモンスター効果対策してんだアンタは!!」

 

 

クリスタル束縛きっちぃ。

混沌幻魔さんは自由の身となり、モモの空いてた最後のモンスターゾーンに、バッと瞬間移動する。

これじゃディーヴァの効果が使えない・・・・

 

 

「そしてエンドフェイズに、アーミタイル以外の全てのカードを除外する!!」

 

 

「くっ、姑息な真似を。そういえば、失楽園の効果耐性はたしか・・・・あっ」

 

「えっ?」

 

「レベル2の重装兵と魔知ガエルに、レベル2のディーヴァさんをチューニング!氷牙よ吠えろ、《氷結界の虎王 ドゥローレン》!!」

 

『ガオオオオゥ!!』

 

 

《氷結界の虎王 ドゥローレン》☆6 ATK2000

 

 

「あ、可愛い。でもモモのデッキじゃセルフバウンスって微妙じゃ・・・・ああ!」

 

「ドゥローレンの効果発動!自分の場のカードを任意の枚数デッキへ戻し、攻撃力を戻した枚数×500アップさせますわ。わたくしが選ぶのは・・・・混沌幻魔アーミタイル!!」

 

『ッッッ!!?』

 

「なん・・・・だと・・・・」

 

 

憐れアーミタイルさん、原作効果なんざ使ったばかりに予想GUYの方法で駆除されてしまいました。

今度までにメンタル鍛えとくのよ・・・・

 

 

《氷結界の虎王 ドゥローレン》 ATK2000➡2500

 

 

「チィ、〈虚無幻影羅生門〉はちょっと言ってみたかった・・・・」

 

「ははっ、ざまぁですわ!カードを1枚伏せてターンエンド!!」

 

 

ももえ H0 LP1500

《CNo.101 S・H・Dark Knight》(攻)

《氷結界の虎王 ドゥローレン》 ATK2500➡2000

セットカード

 

 

「・・・・で、せっかく一時休戦中だし、そろそろ話してくれません?」

 

「む?なんの事だ」

 

「惚けんなっつーの。なんの為に三幻魔パクってまで、うちらをこんな○○県○○市の田舎の山奥くんだりまで呼びつけたのよ」

 

「わかるように説明しやがれですわ!!」

 

「フン、別に大した理由ではないが・・・・まぁ、君達にならいいだろう」

 

 

あ、口調戻ったわね。

 

 

「僕はね・・・・女の子との約束を果たそうとしてるんだ!!」

 

 

「「・・・・はぁ」」

 

 

「さ、次はお前のターンだぞ?」

 

「あ、はい。あたしのターン、ドロー」

 

 

うーん、休戦中なら下手に動いても手札の無駄よねぇ・・・・とりあえずクリスタルの拘束といとこっか。

 

 

「ライキリの効果発動!デモチェを叩き割っておくわ

。それからブラックフェザー・ドラゴンを守備にして、カードを1枚セット。ターンエンドよ・・・・

 

 

ジュンコ H1 LP7500

《ブラックフェザー・ドラゴン》(守)黒羽カウンター5

A BF(アサルト ブラックフェザー) 驟雨のライキリ》(攻)

《A BF 涙雨のチドリ》(攻2600➡5000)

《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》(攻)

《黒い旋風》

セットカード

 

 

 

・・・・ってちょっと待てーや!!」

 

「なんだ、藪からスティックに」

 

「全ッ然・・・・全ッッ然!全ッッ然!!説明になってませんわ!!!」

 

「そうゆうボケいいからさっさと説明しろ!この腐れ天然タラシハゲボケカ○ウスラトンカチナスビインケンドアホ節穴のドンカン鬼畜ぽんぽこ○ーのぽんぽこ○ーの・・・・

 

 

 

 

 

※余りにみるに堪えない罵詈雑言が続くので、しばらくお待ち下さい。

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・・つい、ここぞと言わんばかりに色々溢れてしまったわ」

 

「ジュンコさん・・・・」

 

「うーん、流石に少し傷ついたな。あまり細かい説明とかすると、文字数稼ぎと思われそうで嫌だったからさっくり言ったんだけどね、さっくり」

 

 

さっくり過ぎて余計に文字数使う結果になってんじゃねーか・・・・

 

 

「わかったわかった、そんな目で睨まないでくれちゃんと説明するから・・・・読者の皆には退屈かもだが」

 

「そーゆーメタい気遣いは結構ですから・・・・」

 

 

 

 

《イラっと来るぜ》

 

 

 

 

 

「えーと・・・・以前闇のデュエリスト、プラナ(笑)が君達を襲った時の事は覚えているかい?」

 

「あーはいはい」

 

「まさかの登場でしたわね。最近では魔王☆少女(!?)セラ様のイメージが強すぎて忘れていましたが」

 

 

あれはセラちゃん先輩のセンスのせいだから。バクラとかマリクとか、闇のゲーム勢寄りセンスだからあの人。

 

 

 

「あの時、僕は彼女の兄さんを救う手段に心当たりがある。そう言って、一旦彼女を鎮圧させたわけだ」

 

「そんな事言ってたわねぇ」

 

「・・・・で、それが今回のハッスルとどんな関係がありまして?」

 

「つまり彼女の兄さん・・・・仮に藍神君とでも呼んでおこうか」

 

「「合ってる」」

 

「うん?まぁその藍神君を救い出す手段を色々模索したんだよ・・・・結果!」

 

「「結果?」」

 

「やはり彼?をカード化した元兇であるこの僕、ダークネスを倒すしかない!でもどうせなら君達に倒されたいかな。はい、今ここね!!」

 

 

この僕、ダークネス?なんか微妙に引っかかるけど・・・・

 

 

「よーするにあれか?あんたをボッコボコにすれば、藍神君()も帰ってきて十代もあたしにベタ惚れで皆に笑顔を・・・・的な?」

 

「ああ、大体合ってる」

 

「ジュンコさん願望混ざってますわ・・・・最近ラブコメ出来てないから欲求が洩れたんですかね」

 

 

『俺もだ』

 

『シャー○!!』

 

 

おい、そこの101(ダークナイト)

こっそり鮫語混ざるな、さっぱり解らん。そして今海老役やったのは誰だ。

 

 

「・・・・だが、僕もただ殺られるだけは性に合わない、全っっっく合わない!・・・・よって、幻魔の余った厨二力(エネルギー)を我が身の糧とし・・・・ダークネスとしての力を取り戻したこの俺を!闇のデュエリストとしてのこの俺を!倒してみるがいい・・・・シュン!モモ!俺の、タァァァァァン!!!」

 

 

 

「長ったらしい茶番フェイズから流れるようにターンが回ったぁー!!?」

 

 

「《強欲で貪欲な壺》2号!デッキトップを10枚裏側で除外して、2枚ドローッッ!!」

 

「あんたそれ好きだな!?」

 

「どうせデッキ60枚だから飛ばし放題なんでしょうが・・・・」

 

 

「まあな。墓地の《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》の効果により、黒竜をデッキに戻して黒石を手札に加える。《闇の誘惑》を発動!2枚のカードをドロー!当然のように黒石除外」

 

「ハッ!何を繰り出そうが自由の身となったクリスタルウィングで無効にして、エースコンビ(ライキリとチドリ)でぶっ飛ばしてあげるわ!!」

 

 

『キュオオオッ』

 

「・・・・今日、1回も成功していませんがね」

 

『キュオゥゥ・・・・』

 

 

クリスタルさんしょげちゃっただろーが、さっきのアーミタイルコースだろーが・・・・今回なんなん!?

 

 

「確かに。そいつの効果は並み居るシンクロモンスター群の中でも飛び抜けて強力だが・・・・いでよ、駄作者(ラディアン)!!」

 

 

『フォッフォッフォッ』

 

《多次元壊獣ラディアン》☆7 ATK2800

 

 

「ぎゃーっ!出たーっ!!」

 

「こいつは相手モンスター1体を誘拐する事で相手フィールドに特殊召喚できる、ヌケサク鬼畜悪魔だ!!」

 

「おのれぇ、駄作者の分際でうちのモンスターを手にかけるなんて・・・・」

 

「余計な事考えてないで、さっさと更新しやがれですわヌケサク!!」

 

『フォッフォッフォッ。このガチモンスターは頂いていくぞ・・・・展開の妨げになるからね』

 

 

おめーの都合かよ!?もっともらしい事言いやがって!!

 

 

「これで障害は無くなった!相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、《聖刻龍-トフェニドラゴン》は特殊召喚ができる!」

 

 

《聖刻龍-トフェニドラゴン》☆6 ATK2100➡1000

 

 

「そして魔法カード《巨龍の羽ばたき》発動!コストとして場のトフェニドラゴンを手札に戻し、魔法・罠カードを全て破壊する!!」

 

「あーっ!?てめっ、こんにゃろー!!」

 

 

せっかく引いた旋風がぁ・・・・とりあえずこれは使っとくか。

 

 

「「リバース罠発動!《ダメージ・ダイエット》!!このターンのダメージを半分にする!!」」

 

「「・・・・えっ?」」

 

「お前達仲いいな。ゴドバや激流葬を警戒してたのだが両方それとか・・・・特にジュンコ、お前さっき和睦してたろ・・・・」

 

「い、いやぁ。罠の引き悪くてね・・・・まぁライフ4000が基本のこっちじゃ便利だし」

 

「そ、そうですわ。ワンキルする側は、逆にワンキルされる対策も怠らないのですよ」

 

 

『『『「「えっ?」」』』』

 

「何も精霊ズまで総出でキョトン顔しなくても・・・・」

 

 

ももえの理論に疑問を残しつつも、全魔法・罠がトフェニさんの帰宅により消滅。

辺りの気色も失楽園から、ただの湖の麓へと戻ったのであった。

 

 

「まぁいいか。魔法カード《儀式の下準備》!例の2枚(儀式魔法とそれに記された儀式体)をデッキから手札に加え、《レッドアイズ・トランスマイグレーション》発動!」

 

「「で、出たぁ!?」」

 

「そう、僕はレッドアイズとひとつになる!手札のトフェニドラゴンと墓地の飛竜を儀式の贄とし、儀式召喚!《ロード・オブ・ザ・レッド》!!」

 

 

《ロード・オブ・ザ・レッド》☆8 ATK2400

 

 

でた、城之内君のネクロs・・・・じゃなくてロード・オブ・ザ・レッド。毎回思うが、自分でレッドアイズ纏わないと気がすまんのかこの馬鹿。

 

 

「そして儀式の贄となったトフェニドラゴンの効果!デッキから通常モンスターを攻守を0にして特殊召喚!来い、幻魔など超越せし我が魂・・・・《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》よ!!」

 

 

『呼ばれて飛び出たぜ、ブッキー!!』

 

《真紅眼の黒竜》☆7 ATK2400➡0

 

 

「あ、さっきまで無口だったのに喋り出したわね」

 

『シリアス展開っぽかたったから空気読んでたんだよっ!ライキリとかと一緒にすんなっ!!』

 

『拙者、なんかしたっけ!?』

 

『兄者ェ・・・・』

 

 

「更にこの瞬間!手札より速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動!我が元へ集え、3体のレッドアイズ!!」

 

 

《真紅眼の黒竜》☆7 ATK2400 ×2

 

 

「分身しやがりましたわ!?」

 

「けどお得意の鋼炎竜(フレアメタルドラゴン)は3体使用済み、ランク7を展開しようとしても大したこたぁないわ!!」

 

 

まだビックアイとかいるけど・・・・チドリはあたしの墓地参照で攻撃力上がってるから、洗脳されても大した被害でもない。ライキリも単体じゃただの2600。

ブラックフェザー・ドラゴンを奪って効果を使われたら・・・・あ、やばい?

 

 

「確かにそうだな。ランク7はエクストラに鋼炎竜のみ、このままでは展開し損だが・・・・」

 

「ビックアイいねーのかよ!あたしの不安返せよ!!」

 

「だがこれはどうかな!2体のレッドアイズ(分身)を生贄に・・・・来い、《The suppression Pluto》!!」

 

 

『ククククッ。ワレ、デバン、キタ・・・・』

 

《The suppression Pluto》☆8 ATK2600

 

 

「んなっ、そいつは・・・・」

 

「Pluto効果発動!それに対し俺自身の効果も発動!まずは膨れ上がったバ火力のチドリを破壊する!喰らえ、〈断熱拳〉!!」

 

『グハァッ!プレイヤーからダイレクトアタックされるなんざ想定してな・・・・』

 

『「チドリィ!!」』

 

 

なんかはじ○の一歩の○堂さんばりのスマッシュ食らってチドリ吹っ飛んだーっ!?

あ、この解説通じるかな・・・・通じないよねごめんね。

 

 

「そしてPlutoの効果処理だ!ジュンコの手札を宣言する・・・・《BF-月影のカルート》!!」

 

「はぁっ!?なんでわかんのよ・・・・」

 

「ほらどうした、正解か?不正解なのか?」

 

「うぅ・・・・正解です」

 

 

手札のカルートを公開する。あたしこの個サーチしたわけじゃないよね、インチキ?

 

 

「まぁ・・・・手札見ながらあれだけそわそわしてたら、手札誘発の効果って思いますわよね」

 

「ああ。しかし俺の力で、チドリが破壊されるのにも関わらずそれを発動する気配はなかった。これでまず蒼天のジェットやヴェーラーの可能性は無い。他にも何種類か考えたが・・・・やはりカルートが1番危険だからな」

 

「にゃっろぅ・・・・」

 

「そうゆうわけだ。宣言したカードが手札にあったので、Plutoの真の力が発揮される!Plutoよ、ブラックフェザー・ドラゴンを奪いとれ!」

 

『ククククッ・・・・』

 

 

なんかブラックフェザー・ドラゴンに触手っぽいもん巻き付けて、そのまま強奪していきやがった!?洗脳とかじゃないのか悪魔族!!

 

 

「つっこんでる場合じゃありませんわジュンコさん!ブラックフェザー・ドラゴンのカウンターは5つ、このままじゃ・・・・」

 

「くっ・・・・チドリがKOされたのは残念だけど、この瞬間に効果発動!墓地から鳥獣族シンクロ体である、五月雨のソハヤを特殊召喚!!」

 

 

《A BF-五月雨のソハヤ》☆5 DEF2000

 

 

「そんな事は百も承知。伝説の竜よ、俺に力を貸せ!《ヘルモスの爪》発動!!」

 

「来やがりましたわ!」

 

「なんで毎回儀式とセットなんじゃいヘルモス!」

 

 

「真紅眼の黒竜。俺のもっとも愛するモンスターよ・・・・我が鎧となれ、我が刃となれ!完全真紅眼武装(フルレッドアイズ・グラビテーション)!!」

 

 

SE<ジャキン、ジャジャキーン!!

 

 

SE。じゃねーよ!完全にご想像にお任せします状態じやねーかっ!!

 

 

「けどわたくしは説明したくないのでジュンコさん、地の分でなんとかお願いいたしますわ!!」

 

「誰がするかぁ!こっちだって願い下げよ!!」

 

『説明しよう!完全真紅眼武装とは、ロード・オブ・ザ・レッドとなった状態で真紅眼の黒竜剣(レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード)を装備した、全身真紅眼だらけの真紅眼馬鹿究極体の姿である!!』

 

「おめーがすんのかよ多次元壊獣!!ウイルスの弾にすんわよ!?」

 

「もう某ドーマ編の如く、カイザー様と殴り合いでもしてくるといいですわ・・・・前世が同じ人だからきっと行けます」

 

「フッ、そのネタは2期でやる予定だったがボツになった!!」

 

「やる気だったんかい喧☆嘩☆王!!」

 

 

くっそ、馬鹿のターンだけあって完全にペースをもっていかれている・・・・色んな意味で。

 

 

「わざわざ説明するまでもないだろうが《真紅眼の黒竜剣》は、装備者である俺の攻撃力を1000+墓地およびのフィールドドラゴンの数、×500ポイントアップさせる!現在フィールドには俺とブラックフェザー・ドラゴン。墓地には・・・・16体のドラゴン族!!」

 

「「ファッッッ!!?」」

 

「つまり18×500+1000=10000!よって我が攻撃力は12400ポイントとなる!!」

 

《ロード・オブ・ザ・レッド》ATK2400➡12400

 

 

「あ、あ、あ、アーミタイルさんより上じゃねーかふざけんなぁ!!」

 

「10000ポイントの剣・・・・どこのスピリッ○・オブ・ソードですか!!」

 

「○ンキンネタはもういいって言ってんでしょーが!!巫○一万か?○力一万の事言ってんのか!!」

 

 

「その余裕がいつまで続くかな!ブラックフェザー・ドラゴンのモンスター効果発動!黒羽カウンターの数5×700ポイントのダメージを、さっきから地味に五月蠅いダークナイトとももえに与える!〈洗脳・ブラック・バースト〉!!」

 

「きゃああああああっ!?」

『ベ○タァァァァァッ!?』

 

 

ももえ LP1500➡0

 

 

「モモーッ!?」

 

「ジュンコ・・・・さん・・・・」

 

「そんな・・・・あたしが、あたしがブラックフェザー・ドラゴンを奪われたせいで・・・・ん?」

 

 

闇のゲームのダメージで、ももえは倒された、のだが・・・・こいつ、うつ伏せで倒れながら指で地面に『馬鹿』って書いてやがる・・・・ダイイングメッセージかっ!目の前でやられたんだから知っとるっての・・・・こっちの心配返せや!!

 

 

「・・・・」

 

「大丈夫そうだから、ほっとこう」

 

「そんな殺生なぁ!?」

 

「顔あげんな。死体のフリでもしてろシリアスブレイカー・・・・」

 

 

「フッ、確かにモモのライフは尽きたが・・・・このゲームは、あくまでお前達二人が破れるのが敗北条件。今は肉体へのダメージ程度ですむだろうな」

 

「ダメージ程度って・・・・こちとらあちこち火傷まみれなんですよ!」

 

「(スルー)だがジュンコ、お前のライフまで0になった瞬間・・・・二人ともカード化だからな」

 

「まじでっ!?」

 

「当然だろう。勢いでカード化しちゃった藍神君やその他大勢を開放するためのデュエルなのだから・・・・」

 

 

その他大勢て、他にもやっちゃってたのかよこいつ。

お、おまわりさーん!

 

 

「ジュンコさん!これはボケかましてる場合ではありませんわ・・・・セラちゃんやその他もろもろの為にも絶対勝たなくては!!」

 

「大体ボケとんのは馬鹿かあんただけどなっ!」

 

 

「茶番は終わりだ、

「誰のせいだよ!」俺はレベル8のブラックフェザー・ドラゴンとPlutoでオーバーレイ、エクシーズ召喚!現れろNo.62!銀河眼の光子竜皇!からのアーマード・エクシーズ・チェンジ!《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》!!」

 

 

《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》★8 ATK4000

 

 

「うへぇ・・・・」

 

「FAの効果発動!ORUをひとつ使い、表側のカード1枚・・・・五月雨のソハヤを破壊する!この時光子竜皇を墓地に送ったため、さらに我が攻撃力は上昇する!」

 

 

《ロード・オブ・ザ・レッド》ATK12400➡12900

 

 

わざわざランク8まで作って・・・・こいつ、あたしの場を焼け野原にする気だ!

 

 

「バトルだ!行け、ギャラクシーアイズ!ラディアンを塵に還せ!〈アーマード・フォトン・ストリーム〉!!」

 

『ぎゃああああああっ!!』

 

「くっ・・・・」

 

 

ジュンコ LP7500➡6900

 

 

「そして俺自身で、ライキリを攻撃する!覚悟しろ!!」

 

『えっ、攻撃力約一万の差を相手にしろと?』

 

「よっしゃーライキリ!逝っけぇぇぇぇ!!」

 

『いや、逝っけぇ!ってなんですかジュンコ殿。逝っけぇって・・・・』

 

「大丈夫!あんたはうちのエースよ!一万くらいの差なんざ気合でなんとかしなさい!!」

 

『エース・・・・そう、我はジュンコ殿のエース!主を勝利に導く事が我が使命!』

 

「そうよ。あの馬鹿にあんたの力、みせたげなさいっ!!」

 

『承知!うおおおおおっ!ブッキー殿覚悟おおおおっ!!』

 

 

「胆の座った精霊だ・・・・来るがいい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、ライキリ対完全真紅眼馬鹿の最後の一騎討ちが幕を開ける・・・・闘え、ライキリ。負けるな、ライキリ。彼女達の運命は、お前の刀にかかっている!

 

 

次回 最終羽『ライキリ、曇天に死す』

 

 

「デュエルスタンバイ!ですわ」

 

「最後の最後で妙なナレーション入れんなっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




※以下茶番次元


「真紅眼の新規だよジュンコクゥゥン!!」
(4月21日発売Vジャ○プより)

「五月蠅いわーっ!モモ、アンタもなんか言ってやっ・・・・」

「白闘気・・・・クジラリメイク・・・・シーステルス・・・・うふふふふふ」

「確かに今のデッキと噛み合わせが悪いが戦士族ならあれをこうしてこれしてあれしてあーやって・・・・」


「・・・・ちっくしょーっ!!なんで初代推しパックなのにハーピィはなんもないんじゃーっ!!!」













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最終羽 あたしらの戦いはこれからだっ!的な

※原作効果とか原作オリカとか


前回のあらすじ。

 

ライキリ、曇天に死す。

 

 

『それ今回のサブタイ(仮)だったやっ、ぎゃああああああっっっ!?!』

 

「やっぱ駄目かぁ!きゃああああああっ!!」

 

ジュンコLP5850➡600

 

 

「驟雨のライキリ、撃破!」

 

 

くっ、なんか某RPGの剣士っぽくキメやがって・・・・ってゆうか本気で痛いわ!10500ダメージって、直撃だったら即死するわ!!まぁたあたしらを保健室送りにする気かコノヤロー、看病イベント発生させんぞ!!

 

 

「ジュンコさん、余裕かましてる場合じゃありませんわよ!?」

 

「かましてねーよっ!」

 

「お前の場は壊滅、ライフはわずか600、手札はカルート1枚のみ。この状況で((ロード・オブ・ザ・レッド))の効果を掻い潜り、耐え忍ぶことができるか?俺はこれでターンエンドだ!!」

 

 

確かに絶対絶命ですけど、向うはついに手札を使い切った・・・・これをこうりゃくすれば勝ち目はある。いや、むしろ今しかない!

 

 

 

「あたしのターン、ドロー!《闇の誘惑》発動!2枚ドロー!!」

 

 

この2枚・・・・いや、まだチャンスはある!

 

 

「・・・・カルートを除外するわ」

 

「それで、逆転のカードは引けたのか?」

 

「・・・・おいでっ、《BF(ブラック・フェザー)-疾風のゲイル》!」

 

『クルッ!』

 

 

《BF-疾風のゲイル》☆3 ATK1300

 

 

追い詰められた時こそ、頼りになる相棒疾風のゲイル。

まぁ精神論だけどね、効果使ったら破壊されちゃうし・・・・

 

 

「ここでゲイルですか、確かに元は制限を喰らった程の強カードですが・・・・」

 

「この状況を打破するには役者不足だな・・・・万策尽きたか」

 

 

『クルックルルッ!!』

 

 

「「なめんなこらーっ」だってさ、カードを1枚セットしてターンエンドよ」

 

 

ジュンコ H0 LP600

《BF-疾風のゲイル》(攻)

セットカード

 

 

 

「俺のターン、ドロー!・・・・フン、今は必要無いカードだな。バトルだ!我が黒竜剣にて終止符を打とう!!」

 

 

馬鹿がゲイルに向かってつっこんで来る、自分の勝利を信じて・・・・けどっ!

 

 

「罠発動!《ゴットバードアタック》!!」

 

「出ました!ジュンコさんの十八番!!」

 

 

本当はもっと前に引きたかったけどしゃーない。

ごめんねゲイル・・・・頼んだわよ!!

 

 

「ゲイルを生贄に発動、ロード・オブ・ザ・レッドとギャラクシーアイズを破壊する!〈ブラック・スクラッチ〉!!」

 

「クッ、ぐおおおおおっ!!?」

 

 

ゲイルが金色のドラ○ンボールみたいはオーラ的なものを纏って、その身と引き換えに2体の上級モンスターを破壊する。

武装が砕けた馬鹿は、ダークネスの姿に戻った。

 

 

「この土壇場でゴットバードアタック、流石だと言うべきか・・・・墓地の《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》の効果発動、黒竜をデッキに戻し黒石を手札へ加え、ターンエンドだ」

 

 

ダークネス H1 LP6200

 

 

あれ、さっき誘惑・・・・って2枚目か。

しっかし残りの1枚なんだろ。あいつが手札を腐らせるなんて、珍しいこともあるわね・・・・

 

 

「これで互いのリソースはほぼ0、こっからは完全に引きゲーですわね。ジュンコさんのデッキはほぼハイランダー、解決札が引けるかどうか・・・・」

 

「大丈夫、あたしゃ悪運だけは強いからね!あたしのターン!」

 

 

引いたカードは・・・・おっしゃ!理想的な1枚!

 

 

「魔法カード《ダーク・バースト》!墓地から闇属性で攻撃力が1500以下の・・・・極北のブリザードを手札に加える!そして召喚!!その効果((ディスクコンコン))により墓地の白夜のグラディウスを特殊召喚!」

 

 

『クルッ!』

 

 

《BF-極北のブリザード》☆2 ATK1200

 

《BF-白夜のグラディウス》☆3 ATK800

 

 

「レベル3のグラディウスにレベル2のブリザードをチューニング!黒き疾風よ、三度、紲を紡ぐ追風となれ!《A BF(アサルト ブラック・フェザー)-五月雨のソハヤ》!!」

 

『・・・・サンゴウダッ』

 

 

《A BF-五月雨のソハヤ》☆ ATK1500

 

 

「三体目っ!?完全にシンクロに特化していたのか・・・・」

 

「ソハヤの効果!甦れ、驟雨のライキリ!!」

 

『グフッ・・・・休ませる気が微塵も無いですな』

 

 

《A BF-驟雨のライキリ》☆7 ATK2600

 

 

先程一万の攻撃力差に破れ去ったあたしのエース、驟雨のライキリ。

そいつが包帯ぐるぐる巻きで蘇る・・・・どこで巻いたそれ。

 

「はっ?頼りにしてる証っしょ。なんならチドリでよかったのよこの場合」

 

『ぐぅ・・・・たとえミイラになってもチドリには譲れん、ジュンコ殿のエースは拙者だ!』

 

「その粋よ!まぁ・・・・シンクロ素材にすんだけど。BFを素材としたソハヤはチューナーとして扱う!レベル7のライキリにソハヤをチューニング!」

 

『知ってたし・・・・涙など出ぬしっ!』

 

「合計レベルは・・・・12!」

 

「漆黒の翼よ!雷の力宿し、鮮烈にとどろけ!シンクロ召喚!切り裂け!《A BF-神立のオニマル》!!」

 

『うおおおおおっ!!出番があったぞおおおっ!!』

 

 

《A BF-神立のオニマル》☆12 ATK3000

 

 

「普段チドリで充分ですものね、不満も溜まりますわね」

 

 

おぅ、それ言うな。秘密兵器って事にしといて、こいつ喧しいから。

 

 

 

「神立のオニマル、BFの最強モンスター、シンクロモンスターのみを素材にした時攻撃力が3000ポイントアップする・・・・そうか」

 

「ソハヤの効果もひとつ!墓地に送られたターン、墓地の他のソハヤを除外して特殊召喚!」

 

《A BF-五月雨のソハヤ》ATK1500

 

 

「バトル!ソハヤであんたにダイレクトアタック!!」

 

「クッ・・・・」

 

 

ダークネス LP6200➡4700

 

 

「これで終わりよ!神立のオニマルで・・・・」

 

「まだだ!手札の《冥府の使者ゴーズ》の効果発動!ダイレクトアタックを受けた時、場にカードがない時特殊召喚される!我を守れ、ゴーズ!カイエン!」

 

 

『『はあっっ!!』』

 

《冥府の使者ゴーズ》☆7 DEF2500

 

《カイエントークン》☆7 DEF1500

 

 

冥府の使者ゴーズ、そんなカードを握っていたなんて・・・・流石はあたしらの師匠なだけある。追い詰めたと思ったのに、まだ勝ちが見えない。

 

 

「ったく、そろそろやられなさいよ・・・・このデュエル開始したのいったい何ヵ月前だと思ってんだ!いい加減沈めよ、沈めぇ!!」

 

「どこのファンサービスですか?!とゆうかメタい!!」

 

「言ったろう、俺は簡単には沈まないと!たとえ読者が飽き飽きしてきても、俺は最後まであがき続ける!!」

 

「だったら、真っ正面から完膚無きまで叩き潰す!いっけぇオニマル!冥府の使者ゴーズを攻撃!〈サンダーボルト・フラップ〉!!」

 

『ぐははははは!くたばりやがれえええええっ!!』

 

 

やたらテンションの高いオニマルサンが無口のゴーズを破壊する。ランク7の素材にされたら厄介だし、残すのはカイエンで正解なハズ・・・・

 

 

「すまないな、助かったぞゴーズ・・・・ジュンコ、お前のライフはわずか600。攻撃表示のソハヤを2100以上の攻撃力で突けばしまいだ、残念だったな!」

 

「残念なのはあんたの思考回路よ、あたしがこのままターン譲るわけないでしょがっ!!」

 

『ぬぬっ、他にやれることなんざあったか?』

 

 

「神立のオニマル、効果発動!墓地のBFを1体選び、レベルを同じにする!ハルマッタンと同じレベル2へ変更!」

 

『えっ?』

 

《神立のオニマル》☆12➡2

 

「そしてA BFの共通効果、BFを素材にしているからこいつはチューナーとして扱う!」

 

『えっ?』

 

「レベル5、五月雨のソハヤにレベル2となった神立のオニマルをチューニング!!黒き旋風よ!天空へ翔けあがる翼となれ!!」

 

『ああああっ!せっかく場に出れたとゆうのにぃぃぃぃ!!』

 

「シンクロ召喚!《BF-アーマード・ウィング》!!」

 

『・・・・ッッ!!』

 

 

《BF-アーマード・ウィング》☆7 DEF2000

 

 

「元祖BFの切り札・・・・まさかオニマルを犠牲にしてまで繰り出してくるとはな」

 

「ってゆうか、レベル変動効果とか完全に忘れてましたわ。せっかくのレベル12シンクロなのだからもっと効果盛っても良さそうだな~、とか思ったらそれですか・・・・」

 

 

まぁ、正直出しやすさの割りに合わないっちゃ合わないと感じる時もあるけど・・・・こーやって色んなシンクロに繋げられるから悪くはないわよ、うん。

 

 

「あたしはこれでターンエンド。さぁ、バトルで無敵のこのコをどう突破するのかしら?」

 

「そう言う割りにはちゃっかり守備、無効化対策ですわねわかります」

 

 

ジュンコ H0 LP600

《BF-アーマード・ウィング》(守)

 

 

 

「いいだろう。その自信、ぶち壊してくれる!俺のターン!・・・・チューナーモンスター、《ガード・オブ・フレムベル》召喚!」

 

「げげっ!?」

 

 

《ガード・オブ・フレムベル》☆1 ATK100

 

 

「レベル7のカイエントークンにガード・オブ・フレムベルをチューニング!王者の咆哮、今天地を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!シンクロ召喚!荒ぶる魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》!!」

 

 

『グオオオオゥ!!』

 

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》☆8 ATK3000

 

 

「おまっ、そこは空気読んで元祖にしなさいよ元祖に!」

 

「空気読まずクリスタル・ウィングとか繰り出したお前に、言われる筋合いは無い!スカーライトの効果発動!特殊召喚された効果モンスターを全て破壊し、その数×500のダメージを与える!〈アブソリュート・パワー・フレイム〉!!」

 

「きゃあああああっ?!!」

 

 

ジュンコ LP600➡100

 

 

「せっかくのアーマード・ウィングが丸焼きにっ!ソハヤは使わずオニマルだけのがマシでしたわ!」

 

「結果論じゃい!ゴーズ来るとか思わんでしょうがあのデッキで!!」

 

「遺言はそれでいいのか・・・・バトル!スカーライトのダイレクトアタック、〈灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング〉!!」

 

「なんのっ、墓地の《光の護封霊剣》を除外し効果発動!このターンのダイレクトアタックを封じるわ!!」

 

 

地面から無数の光剣が出現し、スカーライトの炎をせき止める。

いやぁ~くっそ暑そうだわ絶対食らいたくない。

 

 

「そのカードはもしや・・・・」

 

「お察しの通り。ももえと同じく最初の《手札抹殺》で落とされた最後の1枚よ。《ダメージ・ダイエット》といいこれといい・・・・どんだけよ」

 

「そこは照れずに、「どんだけ仲良しなのかしら、あたし達ッッ」と、言ってくれれば・・・・」

 

「喧しいわっ!黙って死体してろあんたは!!」

 

「ふふっ・・・・ターン終了だ」

 

 

ダークネス H0 LP4700

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》(攻)

 

 

「あたしの、ターン!《貪欲な壺》発動!墓地のゴウフウ、ブリザード、ゲイル、ソハヤ、クリスタルウィングをデッキに戻しシャッフル・・・・2枚ドロー!!しゃあっ!《死者蘇生》発動!!かえっといで、《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

 

『姐さんっ!信じてましたぜっっ!!』

『解せぬ』

 

 

いや、ライキリ単体だとバニラだしね?大人しく寝てろよ包帯ぐるぐる巻き。それとも過労死したいのかオメーは。

 

 

「チドリは墓地のBFの数×300ポイント攻撃力が上がる脳筋、なんやかんやあって現在墓地には 9体のBF!よって攻撃力は5300よ!!」

 

 

死ぬ程暇な人は最初から数えてみてね、駄作者のことだから多少~・・・・ずれてる気もする。

 

 

『んな適当なぁっ?!!』

 

《A BF 涙雨のチドリ》☆7 ATK2600➡5300

 

 

「さぁ、アーマード・ウィングの敵よ!スカーライトにチドリで攻撃!雷鳴の一撃・・・・《ライトニング・スラッシュ》!!」

 

『チェストォォッ!!』

『ガッ、グガアアアッ!?』

 

 

ダークネス LP4700➡2400

 

 

流石王者の魂さんだけあって刀と拳で何度かやり合ってはいたが・・・・まぁ攻撃力の差は歴然、ルールには逆らえずチドリが勝利しました。

 

 

「クソッ、ああすればこうする奴め・・・・すまんな、守れなかった」

 

「どこのグレイ○スの主人公ですか貴方は・・・・」

 

「あ、やっぱ最後までネタはぶちこんでくるのね。カードを1枚セットして終了よ」

 

 

ジュンコ H0 LP100

《A BF-涙雨のチドリ》(攻5300)

 

 

「俺のターン!・・・・魔法カード《※アカシック・レコード》を発動!カードを2枚ドローし、それらがデュエル中に使用したものであれば除外する!2枚ドローッ!!」

 

「え、あんなカードあったっけ欲しい。つかデュエル中に使用したものであればって、またテキストがガバガバね」

 

「確か・・・・ヘル電波様でしたっけ使ったの、原作オリカって奴ですわ」

 

 

ああ・・・・あの人(?)も結構無茶やってたわね、つーかもうこっち馴染み過ぎて原作知識(笑)とか曖昧だわあたしゃ。

 

 

「・・・・フン、そろそろ俺も限界が近いな。2枚とも新なカードではあるが、ドロー力が随分と落ちている・・・・あれだけ無茶をすれば当然だな」

 

 

普段無茶苦茶って自覚はあんのね。

つかドロー力が落ちるってなんだよ、減るもんなの?やっぱ無茶苦茶すっと減るもんなのそれ。

 

 

「だがまだだ。もっと、もっと・・・・極限まで行くぞ、ジュンコ!モンスターをセットし、魔法カード《ブラック・ホール》を発動!場の全モンスターを破壊する!!」

 

『うわああああっ!電光のごとく逃げっ・・・・て光すら呑み込む程だから駄目かああああっ!!?』

 

 

ここにきて全体除去!?なりふりかまっていられないってか・・・・あたしの伏せはモンスターを守れるカードじゃない、悪いわねチドリ。

 

 

「チドリがボッシュートした事により、墓地から鳥獣シンクロ1体を復活させる!・・・・出番がほしけりゃくれてやる!《A BF-神立のオニマル》!!」

 

『わっはっはっはっは!まさかの再登場!!』

『解せぬぅ・・・・』

 

 

《A BF-神立のオニマル》☆12 ATK3000

 

 

「セットモンスターは黒鋼竜(ブラック・メタル・ドラゴン)。その効果により、デッキから《真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)》を手札に加える!」

 

「レダm・・・・ダークネスメタルじゃない!?」

 

「どうゆう事でしょうか・・・・」

 

「言ったろう。流石に俺でも限界が来ると・・・・先の《強欲で貪欲な壺》の時点でデッキから除外してしまったのだ。嘆かわしい事にな」

 

 

・・・・確かに強貪はデッキのキーパーツをすっ飛ばすリスクがある。だからと言ってあんにゃろが肝心なカードを失うとは本当に珍しい・・・・

 

 

「だがダークネスメタルまでの進化には至らぬとも、この力に耐えきれるか?《思い出のブランコ》を発動!蘇れ我が魂、《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》!!」

 

『どこまでも付き合ったるよっ!!』

 

《真紅眼の黒竜》 ☆7 ATK2400

 

 

「・・・・ああ。そして真紅眼の黒竜を生贄に、《真紅眼の闇竜》へと進化する!!」

 

『はああああっ!!』

 

 

最後の最後に表れたのは、真紅眼の正当進化形態。

正直・・・・幻魔よりよっぽどこいつのが怖い、圧が違う。あいつのためにって意思がビシビシ伝わってくる。

 

 

「真紅眼の闇竜の攻撃力は、墓地のドラゴン族モンスターの数×300ポイントアップする。現在、俺の墓地には18体のドラゴン!よって攻撃力は・・・・」

 

《真紅眼の闇竜》☆9 ATK2400➡7800

 

 

「こっ、攻撃力 7800。黒竜剣程ではないですがこれはちょっと・・・・」

 

「バトル!神立のオニマルを焼き払え!〈ダークネス・ギガ・フレイム〉!!」

 

 

・・・・多分、あいつの最後の全力。そして彼女の最後の全力。

 

あたしは・・・・ごめんね、トーヤ。

 

 

「リバースカード・・・・オープン!《ファイナル・ギアス》!!」

 

「ええっ!?」

 

「レベル7以上のモンスターが、お互いに墓地へ送られたターンに発動。互いの墓地から・・・・全モンスターを除外する!!」

 

「馬鹿なっ・・・・そんな発動条件の重いカードを何故・・・・」

 

「・・・・除外した内から魔法使いモンスターを特殊召喚できるけど、あたしはそれを使用しない。そして墓地のドラゴン族が消滅さた事により、闇竜の攻撃力はダウンする・・・・」

 

『うぅっ、そんな、私が・・・・』

 

 

《真紅眼の闇竜》ATK7800➡2400

 

 

「迎え討て、神立のオニマル!〈サンダーボルト・フラップ〉!!」

 

 

「ぐわあああああっ!!」

『うわあああああっ!!』

 

 

ダークネス LP1800

 

 

「あたしのタァーン!これで終わりよ。オニマルであんたに、ダイレクトアタック!!」

 

 

ダークネス LP1800➡0

 

 

WIN ジュンコ

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「あたしの、あたしらの勝ちだ!!」

 

「ジュンコさーん!素敵でしたわーっ!!」

 

「ぎゃーっ!?ひっつくな痛い痛い傷に響く!!」

 

 

モモにダイビングハグされて、ドタバタの末に地面に叩き伏せるの図。

 

 

「アハハ、元気だね君達は・・・・」

 

「うおっ!?立ち上がってきやがった」

 

「貴方も大概、ゴキ○リ並みの生命力ですわね・・・・」

 

 

馬鹿は死んでも治らないから生命力もすご・・・・あれっ、こいつなんか体透けてきてね?半透明じゃね?

 

 

「おかしいですわね、わたくしダメージ受けすぎて目でも霞んでいるんでしょうか」

 

「ああ、あたしも結構派手なの貰ったからそのせいか・・・・って絶対違うよねこれ、明らかにうっすらしてきてるよねこれ」

 

「いやいや何言ってるんだい君達ィ。これはカードへ封印(笑)をかけたデュエルだったろ忘れたのかい?負けた僕がそうなるのは必然だろう」

 

「えっ、あれガチだったん!?」

 

「緊迫感出すだけのちょっとした演出だ。みたいな感じだと思ってましたわ!」

 

 

え、じゃああたしは、彼を・・・・

 

 

「待った待ったジュンコ君!急にしょんぼりした顔しないでくれ調子狂うなぁ・・・・」

 

「だ、だってさぁ!」

 

「どーせ封印されるなら、最後に君達と滅茶苦茶やりたかっただけなんだよ本当に。それにあれだ、僕くらいになれば自力で脱出くらいできるから、きっと!」

 

「トーヤならやりそうで恐いです」

 

「根拠無さすぎだろ、馬鹿・・・・」

 

「アッハッハッハ!・・・・絶対実行してみせる。僕の現世の願いは君達と明日香の幸福・・・・明日香や君達を悲しませるつもりはこれっっっっぽっちも無いからね!!」

 

「「だれが悲しむかぁ!!」」

 

「うん・・・・そろそろ限界のようだ。そんなわけで、明日香達にはまた社長にこき使われてる設定にしといてくれ、PDAとか渡すからメール代返しといて!」

 

「無茶振りだな!?」

 

「あともう1つ。僕がカード化した連中全員復活するハズだから・・・・多分めっちゃ君達狙われるから注意してくれ!!」

 

「「えーっ!!?」」

 

「いやぁ~君達に面倒飛び火しないように、裏で色々頑張ってたんだけどさぁ~・・・・これもセラちゃんの為だ、頑張ってくれたまえ!!」

 

「「ふっ、ふざけんなあああああああっ!!」」

 

 

 

こうして、師匠は1枚のカードへすっぽり収まった。

封印されてもウィンクとかしてきたら破り捨ててやろうかと思ったが、カードの絵柄はダークネスの仮面だったので・・・・とりあえず、あたしが色々責任もって預かることにした。

 

それからは疲労困憊でぶっ倒れ。とりまKC社に救助を求めて、二人?いや、三人仲良く気絶することにした・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《イラっと来るぜ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジュンコさん、今屋上とか人気の無い場所でしょげてると思うので・・・・探し出して、励ましてあげてくれませんか?」

 

突然、こんな内容のメールが届いた。

差出人は勿論、浜口ももえだ。

幻魔を借りていった?吹雪さんを追いかけていった二人は、1週間ぶりに帰ってきたと思えば・・・・ジュンコの奴、何かあったらしい。

 

 

「P.S☆人気の無い場所・・・・つまり、チャンスですわよ、チャンス!!」

 

 

・・・・いや、励まして欲しいんじゃないのかよ。

兎も角、彼女が一人でよく黄昏るらしいリスト(ももえ作)を参考に方々を探してみたが、見つからない。

残る場所はここ、校舎の屋上だが・・・・見つけた、後ろ姿で一発だぜ!

柵もないのにあんな淵に座って、危ない奴だなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

《クリクリ?》

 

 

 

 

 

 

 

「こんにゃろぅ・・・・何が「僕の願いは君達の幸福だ

」だよ!格好つけてんな!昔あたしが、あたし達がどんな想いをしてたか教えてやろーかコラ!・・・・馬鹿」

 

 

「おーい、ジュンコ~・・・・誰と話してんだ?」

 

 

 

やばっ、師匠カードに八つ当りしてんの視られた!?

 

 

 

「な、なんでもないわよ!それより十代・・・・なんでここに?」

 

 

一人になりたいからわざわざこんな場所に来たのに、ああ・・・・屋上は割と人来やすかったわね。失敗した。

 

 

「なんでって、う~ん・・・・帰ってきてるって聞いて、探したんだよ。メールしても返事なかったしな」

 

「ふ~ん・・・・で、なんか用?」

 

「つ、冷たいな!?久しぶりに会ったのによ~・・・・」

 

 

そうかな、あたしゃいつもこんな感じじゃなかったっけ?

 

 

「・・・・やっぱ機嫌わりぃな。なんかあったか?」

 

「別に、ただ期末試験の結果やばかっただけよ」

 

「ああ、病院で受けさせて貰ったんだっけ」

 

 

なんやかんやで闇のデュエルで負傷した私達は、KC社の人に近場の病院連れ込まれ、またもや入院生活。

なんだかんだ社長に進級試験は公欠ってことにしてもらえ、ベットの上でテストを受けたのであった、勉強してないから赤点ギリギリだったけど。

なお実技まで病室だった模様、卓上デュエルとか久しぶりにやったわ。

 

 

「って、絶対違うよなそれ。いくら俺でも騙されねぇから」

 

「・・・・」

 

「そ、そうだ!隼人がI2社にカードデザイナーとして雇われることになったんだ、凄くないか!?」

 

「知ってる、会長さんから聞いたもの。頑張れメールしといたわ」

 

「え、え~とぉ・・・・か、カイザーの卒業デュエルの対戦相手に指名されたんだ!それで、引き分けだったんだよなぁ~惜しかったなぁ~!!」

 

「知ってる、病院で中継見せてくれたもの。モモと二人で見てたわ。格好よかったわよ」

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

直接観れなかったのが凄く残念。まぁ翔君の奴にバッチし録画もさせたからそれでよしかな?

一応言っとくと先輩はノーマル状態だった。

スポンサーの人とか観戦してるからか、お願いだからいつもの兄さんでいて!と、翔君が熱烈懇願したらしい。どうやらバカイザーは一定の条件下で発現するらしく、この1週間は穏便だったとかなんとか。

 

 

「やっぱ変だぜジュンコ、普段のお前なら俺に格好いいとか言わねえもん」

 

 

そうだったっけ?思った事を素直に言っただけなんだけど、普段から似たようなもんじゃん?

 

 

「なあ、なんかあったんだろ」

 

「別に・・・・」

 

「そんなに話したくないなら、話さなくても良いんだけどよ・・・・よしわかった、デュエルしようぜ!」

 

「なんでよ!なんでこの空気からデュエルする流れになんのよ!!」

 

「うおっ、地味に本日一発目・・・・」

 

「普通他に言葉探したり空気読んで去るなりなんなりあんでしょーが!あんたは馬鹿か?馬鹿なのか!?」

 

「おうっ、俺は馬鹿だ!俺はジュンコの気持ちなんざちっともわからねぇ・・・・けど、デュエルを通してぶつかり合えば、きっと悩みも吹っ飛ぶ!なんとかなる!!」

 

「曖昧すぎよ!!」

 

 

はぁ~。この単純熱烈天然決闘馬鹿は・・・・けど、十代なりに心配してくれたってコトなのかな。それはそれで・・・・う、嬉しいかも。

 

 

「いいわよ、相手になったげる。けど、今のあたしは虫の居どころが悪いから・・・・派手に吹っ飛ばされないように、せいぜいがんばりなさい!」

 

「やっぱ不機嫌なんじゃねーか!?・・・・俺はいつでも全力全開だ!お前に勝って・・・・あ、これは駄目なんだっけか」

 

「ん?なんのこっちゃよ」

 

「な、なんでもない!・・・・ちぇ、生殺しも大概だぜ」

 

「???」

 

 

「(あ~あ、カイザーとお前とのデート権かけて勝負してた!なんて、絶対言えないよなぁ。結局引き分けだし、次回に持ち越しだし・・・・けどあくまでデート権だけだし・・・・デュエルが終わったら・・・・思い切って言っちまうか!)」

 

 

なんかボソッと言ってけど・・・・まいっか。とりまディスクスタンバってっと、小型(アクファ仕様)だと便利ね~。

 

 

 

「見つけたぞ、お前が枕田ジュンコか」

 

 

 

十代との久しぶりのデート、もといデュエルをおっぱじめようとしたその時だった。

なんかその辺の空間から、なんかアレなバイク的なアレに乗って、アレな仮面つけた、いかにも不審者って感じのアレな人が突然現れた。

・・・・あれ、Dホイールって奴?なして?うちGXよ?

 

 

「な、なんだお前は!どっから出てきやがった!!」

 

「フン、遊城十代か。我が名は・・・・パラドックス、時の番人」

 

「パラドックス・・・・時の番人?」

 

 

えーっ、なんか某イリアステルな方来ちゃったーっ!?滅四星?の1角飛んで来ちゃったんですけど・・・・どうなってんのよこれ!!

 

 

「「この時代」のお前には用は無い、私の狙いはお前だ・・・・枕田ジュンコ!ダークネスの福音!!」

 

「何よダークネスの福音って、厨二か!まるで意味がわからんわ!!」

 

「以前あの男・・・・ダークネスには不覚をとったが、私が開放されたとゆうことは、もうあやつはいないのだろう・・・・」

 

「????」

 

私が解放て・・・・あーっ!馬鹿が言ってた、めっちゃ狙われるってこれ?!あんにゃろイリアステルにも襲われてたんかい、どんだけよ!!

 

 

「あとは貴様達、ダークネスの福音さえ抹殺すれば、未来は救われる・・・・恨みは無いが消えてもらうぞ」

 

「何言ってんだかさっぱりわかんねぇが・・・・ジュンコと俺の仲を邪魔しようってんだ、そっちこそぶっ飛ぶ覚悟はできてんだろうな!!」

 

 

 

いやいや、不味いでしょこれ。本編終了前に十代とパラさん戦わせちゃ駄目っしょこれ。狙いはあたし達のようだし、かくなる上は・・・・

 

 

「いるんでしょ・・・・ももえも~ん!」

 

「はいっ、呼ばれたので飛び出ましたわっ!」

 

「なっ!?浜口ももえだと・・・・今、どこから出現した!!」

 

「おおぅ、相変わらす神出鬼没な奴だぜ」

 

 

 

異空間から出現するイリアステルもビックリの神出鬼没、アカデミアの秘密兵器ももえもん。やはり出歯亀する気満々だったか・・・・十代がやたら気を使ってくるからおかしいと思ったのよ。うん・・・・わかってたんだからねっ!

 

 

「まぁ!わたくしはただただ善意で、ジュンコさんを励ませるのは十代様だけだろうな~って」

 

「はいはい・・・・とりま、あたしらがやるべき事はわかるわね!」

 

「はい!テッテテテーッテテ~、Dホイール~(ダミ声)」

 

 

 

流石はモモ!これさえ使えばこの場所から遠ざかりながらパラさんを迎撃も可能!って・・・・

 

 

「待たんかーい!まずどっから出した!とかそれ以前に、なんでDホイあるんじゃーっ!!」

 

「馬鹿が社長にあと2回勝った末の報酬らしいですわ!わたくし達にジェット機はアレだから「デュエルできるバイクとかどうかな?」って。ちゃんとブラック・バードと○ャーク号そっくりにできてますわね・・・・KCの技術力は世界一ィィィ」

 

「シャー○号はまずDホイじゃなくね!?鮫さんの原チャ感覚じゃなかった大丈夫?!」

 

 

「すっげー!これ乗りながらデュエルできるのか!!?」

 

「この時代にDホイールが存在しているだと・・・・やはり貴様達は生かしてはおけん!!」

 

 

「ほらーっ、あんたが余計なもん出したから余計な反応が生れてんじゃん!パラさんすげー怒ってんじゃん!大体ここ屋上だろーがバイクでどーやって逃亡すんのよっ!!」

 

「そんなもの・・・・フライングデュエル・アクセラレーションするに決まってますわ!大丈夫、ジュンコさんならできます!!」

 

「転☆倒☆王になるわっ!つーかそもそも死ぬわっ!!」

 

 

「茶番はもうよいか

・・・・このまま塵にしてくれてもよいのだぞ」

 

 

やべっ、通常運転(いつものやりとり)してたらパラさんがイライラMAX!十代を巻き込むわけには・・・・

 

 

「こーなったらヤケよ・・・・十代!あたしらちょっくら、ダイビング・デュエルの旅に出るから!」

 

「えっ?おっ、おう・・・・」

 

「また新学期に逢いましょう十代様・・・・多分!!」

 

「雑だなおい!?」

 

 

そんなわけでちゃっかりバイクに乗り込みメット装備までを済ます。

大丈夫、前世じゃ師匠とバリバリ単車で走ってたし・・・・勝手は一緒よ一緒!

あれっ、モモはあたしらどっちかの後ろに座ってだけな気がすっ?ま、いっか!!

 

 

「逝くわよモモォ!地の果てまでも!!」

 

「屋上な上に辺りは海だらけですけどね!まぁなんとかなります!!」

 

「まじか!?こっから飛ぶのかお前達、ツッコミどころが多すぎてついていけねえぞ!!」

 

 

「それがあたしらの生き様よ、そしてあんたが言うな!・・・・さぁ、ついて来なさいパラドックスとやら!」

 

「正々堂々、(フ)ライディング・デュエルでお相手してあげますわ!!」

 

「いいだろう・・・・(フ)ライディングでこの私に挑んだことを、後悔しながら逝くがいい!!」

 

「あんたもそれでいいのか?かっ飛ぶ気満々なのかよ!?」

 

 

細けぇこたぁもういいわ。もうライディングにワクワクしちゃってんのよあたしゃ!

 

 

「さぁ、派手にぶっ飛ぶわよ!」

 

「お供しますわ、どこまでも!」

 

「否、貴様達の命運はここで尽きるのだ!!」

 

 

「「「ライディング・デュエル!アクセラレーション!!」」」

 

 

「三人、同時に、(屋上から)飛んだーっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり。

 




そんなわけでジュンコ達のお話はいったん終了です。

こんな勢いだけで始めた、勢いだけのモノを最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました。

また小説を投稿する事になったらよろしくお願いします。


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第3章 不死鳥君の切望
Next0羽 プロローグじゃない、プロだ。


ち、違う!通勤電車の中暇だったからつい・・・・私は悪くねぇ!!


「見つけたドン!あんたが噂の「魔王」様ザウルス?」

 

「えっ?」

 

 

それは、突然の邂逅だった。

彼女・・・・見た目だけは中学生の藍神セラ(半分偽名)は新学期最初のこの日、なんやかんやで気に入ってしまった友人達、遊城十代らレッド寮の面々に久しぶりの挨拶向かおうと女子寮を出立した。

一応、天上院明日香にも声をかけようと思いはしたが、どうせ十代君の近くに潜んでいるでしょう。

そう考えやめといた。

 

それはともあれオシリスレッド寮に向かう道中で突然みたこともない、語尾が意味☆不明の筋肉マンに絡まれたのだ。

黄色い制服を着ているからイエローの新入生だろうか?

 

 

「ひ、人違いじゃないでしょうか・・・・なんですか「魔王」って」

 

「いいや、あんたに間違いないドン。この前の学園祭の動画でやたらピックアップされてた人ザウルス!「魔王セラ様」・・・・いや、藍神セラ先輩!」

 

「ええ~・・・・あの学園祭デュエル、動画上がってるんですか、肖像権侵害で訴えても良いですか?」

 

 

とゆうか姐さん(ジュンコ)ライディング冒険中(十代談)で居ないから、もしかしてツッコミ私一人で回すんですか?

そんな台詞を吐きそうになったが、相手は新入生で理解できないだろうしやめておいた。

とゆうか自分も兄であるディーヴァ(藍神)を、無理矢理色んなコ○プレさせたものを無断で加工、合成し、百済木とゆう男と編集を重ね某動画サイトに投稿、それによる広告収入で生計を立てているので肖像権については何も言えなかったりする。

 

 

「兎に角、カイザーやキング不在の今、魔王であるあんたを倒せば俺が一躍この学園のトップになれるドン!さぁ、デュエルを受けるザウルス!!」

 

 

「ハッ、入学初日に我らが「魔王」セラ様に楯突こうなどとは」

 

「随分思い上がった一年だな・・・・」

 

「餓鬼が図に乗るなよ?貴様の相手など我らがセラ様親衛隊で充分だ!」

 

 

草むらからなんだか見おぼえのある、レッドやイエローの生徒達が現れセラを庇う。まぁ問題はそんな事ではなく

 

 

「あの、貴方達何時からいたんですか?私一人でレッド寮に向かってたハズなんだけどなぁ・・・・」

 

 

彼女はその合法(?)ロリの容姿と「魔王」と揶揄されるモンスターのセンスとのギャップからか、あの明日香並に学園内でのファンが多いのだが・・・・何故かこんなのばかりである。

 

 

「ハン、剣山をなめない方がいいぜ先輩方よぉ!」

 

「「ブルーに入れなかった腹いせドン!」といいながら、送迎の船上で行ったデュエルは20人抜き!」

 

「入学初日にして我ら一年の筆頭格となった、叩き上げよぉ!!」

 

 

ザウルス君の後ろからも、なんだか取り巻きっぽいのが多数出現。

どうやら彼は剣山と言う名前らしい・・・・それよりこの学園の生徒達はなぜ、草むらだったり木の上からだったり突然現れるのか、新入生もこんなのばかりでこの先大丈夫なのだろうか。

そんな事を考える魔王様(セラ)であった。

 

 

「だから誰が魔王様ですかっ!とゆうかさっからナレーションやってるの誰ですか鬱陶しい!!」

 

 

 

 

《ド☆ン》

 

 

 

 

「バトルドン!《究極伝導恐獣(アルティメットコンダクターティラノ)》で、《流星方界機デューザ》を攻撃ィィ!!」

 

「きゃあああああっ!?」

 

 

セラLP2000➡100

 

 

「セラ様ァァァァ!」

 

「馬鹿なっ、セラ様がここまで追い詰められるだと・・・・」

 

「かの伝説の、開闢の使者より緩い召喚条件で攻撃力3500・・・・インチキ効果も大概にしろ!!」

 

 

結局その場を納めるのが面倒になったセラ様はなんだかんだで剣山君とデュエルを行ったが、想像以上の実力に圧倒されていた。

 

 

「ギリギリ仕止め切れなかったザウルス・・・・俺はこれで、ターンエンドン!」

 

ターン5

剣山 H1 LP3200

《ドラゴニックD(ダイヤグラム)》(F(フィールド))

《エヴォルカイザー・ドルカ》(攻)ORU(オーバーレイユニット)1

究極伝導恐獣(アルティメットコンダクターティラノ)》(攻)

 

 

セラ H3 LP100

 

 

 

「みたか先輩共ぉ!これが剣山の実力よ!!」

 

「最新の超強力エクシーズモンスター・エヴォルカイザーシリーズに加え、あのプロデュエリスト・ダイナソー竜崎すらもってない、恐竜族最強レアカード《究極伝導恐獣》の所持者!!」

 

「それに比べ何が魔王だよ、そっちは気味悪い(方界)モンスターの地味なバーン効果が1発通っただけじゃねーか!」

 

 

力の差は圧倒的、はたから見ればそうであろう・・・・だがインチキ効果祭りと化した恐竜に対し、意味☆不明なデッキ構築でここまで対抗するセラちゃんもまた、確かな実力者であるのだが・・・・

 

 

「そうゆう言い方は辞めるザウルス!!自分で戦っているわけでもないのに・・・・」

 

「「「スッスンマセン!!」」」

 

 

「(けど、「魔王」って崇められるくらいだからどんな化け物気味た強さかと期待してたのに・・・・少し拍子抜けドン)」

 

 

「御託は・・・・これくらいでよろしいですか?」

 

「えっ?」

 

「「魔王」だとかセラ様とか・・・・イチイチイチイチ面倒だから、この際派手にやられてこの不本意な称号を返上しようかと思いましたが・・・・私なら兎も角、兄さんから預かった大切な方界モンスターまで侮辱するなんて・・・・気が変わりました。私の、ターン!!」

 

 

「ちょっ・・・・俺が言った訳じゃないドン!?」

 

 

「魔法カード《悪夢再び》!墓地の守備0の闇属性モンスター、《方界胤ヴィジャム》と《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》を手札に戻す!!そして手札のヴィジャム、《方界波動》、《方界帝ヴァルカン・ドラグニー》を公開し特殊召喚!光を喰らい、世を眩ませ!!《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》!!」

 

『ヴォオオオオッ!!』

 

 

《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》☆10 ATK3000

 

 

「学園祭で使ってた・・・・こっ、こいつはおっかないドン!」

 

「けっ、けど攻撃力3000じゃねーか!剣山の究極伝導恐獣には届かないぜ!」

 

 

暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ、異質な方界モンスターのでも中でも更に異質な、神を冠する最上級の悪魔である。

闇のデュエルでもないのに相手プレイヤーに与えるダメージがヤバいので、(藍神君)には

「なるべく使わない方向で」

と念を押されているのだが・・・・頭に血が昇って忘れているようだ。

 

 

「なら届かせるだけ、魔法カード《方界波動》。クリムゾン・ノヴァの攻撃力を倍にして、貴方自慢の究極伝導恐獣の攻撃力を半分にする」

 

 

《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》 ATK3000➡6000

 

《究極伝導恐獣》ATK3500➡1750

 

 

「あ、あの・・・・」

 

「さぁクリムゾン・ノヴァ、あの恐竜さん達を絶滅させてあげなさい!究極伝導恐獣に攻撃!!」

 

「ぐわああああああっ!?」

 

 

剣山LP3200➡-1050

 

 

 

まるで隕石のような火力で最強の恐竜すら蒸発、あーこれは絶滅しますわ・・・・

 

 

「「「ケッ、ケンザーンッ!!?」」」

 

「まだです!クリムゾン・ノヴァは相手モンスターを破壊した時、もう一度モンスターに攻撃でき、自分の攻撃力以下のモンスター効果を受け付けない!エヴォルカイザー・ドルカを攻撃!!」

 

「ぎゃああああああっ!?」

 

 

 

剣山LP-1050➡-4650

 

WIN セラ様

 

 

 

「追討ちかけて2回キルしたーっ!?」

 

「な、なんだよあの先輩・・・・見た目可愛いのに反しておっかなさ過ぎるだろ!」

 

「にっ・・・・逃げろーっ!!」

 

 

剣山君の取り巻き?達は、セラ様のあまりのおっかなさに、白目を剥いて泡吹かしてる剣山君を置いて逃げ帰ってしまった。まったくぅ、白状なコ達だねぇ。

 

 

「はぁ~・・・・また()っちゃいました。あ、貴方達」

 

「「「ハッ、ハイ!?」」」

 

「悪いのですが、この一年生・・・・剣山君?を保健室までお願いできますか?私の力じゃ運べそうもないので・・・・」

 

「「「セッ、セラ様の仰せのままにぃ!」」」

 

 

ス○ーカー、もとい親衛隊(笑)の生徒達に非力な女性を語って、ついでに厄介払いまでを済ます。流石魔王様あざとい。

 

 

「あざとくないですし!人聞きの悪いナレーションやめてもらえませんか!?まったくもぅ・・・・さ、気を改めてレッド寮まで行きますか」

 

 

ようやく一人に戻り、彼女は本来の目的に戻ろうとした・・・・その時だった。

 

 

「見つけたぞ・・・・お前が「転生者」か!!」

 

「・・・・えっ?」

 

「「転生者」ならば僕が相手だ!!」

 

 

「てっ、テンセー車?ちょっと言っている意味がよく・・・・大体貴方誰なんですか?また新入生ですか?」

 

「フン、惚けるなよ。「転生者」ならば僕の事を知らないはずはないだろう・・・・この僕、「エド・フェニックス」をな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つ、続いてしまったーっ!!




そんなわけでまた始まってしまいました、
新章タイトルが自分の中でスッキリしてないので変わるかも。

相変わらず更新は不定期になりそうですが広い心でよろしくお願いします。


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Next1羽 「この世界では」僕が先輩だ

まさかの「V・HERO」増加にワクワクを思い出し、なんとかユートピアガイの扱いに頭を捻る日々。


「この僕「エド・フェニックス」をな!!」

 

「あの・・・・知りません」

 

「ふん、あくまでシラを切る気か。だが君は彼女の持つ「GX原作キャラリスト2008←」には記されて居ない、そうだろう?「ダーク・エンジェル」!!」

 

『間違いナイワマスター、セラなんて名前はこのリストには乗ってない・・・・つまり、彼女こそが俗に言う「オリ主」。転生者に違いナイ!!』

 

「?????」

 

 

彼女は困惑していた、突然現れた新入生?(そもそも制服じゃない、小洒落たスーツ姿だ。)らしき少年によく解らない因縁をつけられたのだ。なんだかダーク・エンジェルとか厨二臭い発言もしている・・・・彼女の本能が、関わったら不味いと警報を鳴らした。

 

 

「なにをおかしな顔をしている。転生者ならばカードの精霊を視る事くらい朝飯前ではないのか?」

 

『ソーヨ!アタシ達の他に誰もいないんダカラ・・・・堂々とレッツ、リアクション!!』

 

「・・・・はぁ?」

 

 

当然、ノーリアクションである。このダーク・エンジェル(笑)が必死に目の前で手を振ったり逆さになったりしてもノーリアクションである。

 

 

「(おい()天使!なんだか全力で見えてないようなリアクションだぞ!!)」

 

『アアァン、もっと言ってェェ・・・・ジャナイ。大体転生者ならみえるモノだとオモゥのだケドォ、まぁいいワ、兎に角デュエルに持ちこんじゃえばいいのヨ!貴方のモンスター・・・・とゆうより私達(D・HERO)を召喚したら嫌でも反応するデショ!!』

 

「そうか?ならば・・・・改めてお前!僕とデュエル・・・・って居ないしっっっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

駄天使(ダーク・エンジェル)☆降臨》

 

 

 

 

 

 

 

「ハアッ、ハアッ・・・・待てっ!」

 

「うわっ、追って来たんですか?新手の勧誘ですかストーカーですか?」

 

「まだ惚けるか・・・・兎も角デュエルだ!お前の化けの皮を剥いでやる!!」

 

「なんなの、この人・・・・はぁ、デュエルすればいいんですよね。」

 

 

本音は正直関わりたくない、けどこれ以上の面倒も面倒だし面倒なので仕方ない。さっさと片付けてレッドに向かうことにしたセラだった。

 

 

「わかればいい。では行くぞ、デュエッ・・・・」

 

『待ってマスター。ここはさっきより人の気配が近いワ、私達(・・)を使うのはやめた方がイイんじゃナイ?』

 

「何っ?さっきと言ってる事が違うではないか。そんな読者の期待(D・HEROの使用)を裏切るような真似をしても良いのか?」

 

『まだメインのデッキを世間に知られては困るんデショ?お楽しみはとっておきまショ』

 

「フン、まぁいいだろう・・・・」

 

 

ディスクに入っていたデッキを大切そうに抜き取ると、懐からもう1つ新たなデッキケースを出して中身を入れ替えた。

 

 

「また独り言言ってる・・・・もしかして、十代君達のお仲間なんですかね」

 

「お仲間?よくわからないが・・・・待たせたな、始めるぞ!」

 

「あ、はい。」

 

「「デュエル!!」」

 

 

エド LP4000

 

セラ LP4000

 

 

「先行は私のようですね、ドローっと・・・・」

 

 

デュエルディスクのランダム裁定により、先行は魔王様(セラ)。決して相手より先に5枚ドローしたり、最初のカーブを曲がったり、言ったもん勝ちだったりするわけではないのであしからず。

 

 

「うーん、モンスターとリバースカードを1枚ずつセットして・・・・ターンエンドですね」

 

 

ターン1

セラ H4 LP4000

セットモンスター

セットカード

 

 

 

まずは様子見、教科書通りのT字布陣だ。

相手の出方が解らない以上、無難な回答ではあるが・・・・

 

 

「僕のターン、ドロー!・・・・フッ、ならばこちらから攻めさせてもらう!カモン!《剣闘獣(グラディアルビースト)ラニスタ》!!」

 

『グエェーッ!』

 

 

《剣闘獣ラニスタ》☆4 ATK1800

 

 

彼が繰り出したのはラニスタ、剣闘獣達のトレーニングを担うイン○トラクター役である。

つまり剣闘獣達は、彼に足もってもらって腹筋したりするわけである。想像してごらん・・・・ちょっと和むぞ。

 

 

「おい、さっきからこのナレーションなんとかならないのか。モンスター召喚の度に小ネタを挟まれたらデュエルが進まないんだが」

 

「すいません、多分ナレーター担当「(馬鹿)」なんで気にしたらキリないです・・・・もう気にしないでガンガンやりましょう、ガンガン」

 

「あ、ああ」

 

 

なんだいなんだい、文才皆無の駄作者の替りにわざわざ現在の状況をわかりやすk「バトルだ!ラニスタでセットモンスターにアタック!〈ストイック・フェザー〉!!」

 

「武器もってるのに使わないんですね・・・・私のセットモンスターは《方界胤ヴィジャム》!このモンスターは戦闘では破壊されません!!」

 

 

《方界胤ヴィジャム》☆1 DEF0

 

 

「少し不気味な種のようなモンスター・・・・なるほど、そいつが「方界」モンスターの核に当たるのかな?」

 

 

モンスターの姿形を視ただけでその特性を把握する。鋭い観察眼はプロならではといったところか。が・・・・

 

 

「・・・・不気味?こんなに可愛いのに??」

 

「えっ?」

 

 

彼女の趣味嗜好までは読めないようだ。あーうん、可愛いと言われれば可愛いのかな・・・・

 

 

『な、なんだか不思議な趣味してる娘ネ。デッキの中身がとても気になるワ・・・・』

 

「まぁいいです。ヴィジャムの更ならる効果!ダメージ計算終了後、このコに触れたモンスター1体をアンディメンション化させる(方界カウンターを1つのせる)!」

 

「なんだ?ラニスタの体が、まるで石化でもしたかのように・・・・」

 

「ウフフフ。その鳥さんには、こことは少し違う次元に行ってもらいました。目の前にいるようでいて、触れることは出来ない・・・・もうそのコは攻撃も、効果の発動も許されません!」

 

「なんだと!」

 

 

これは誤算だった。剣闘獣の共通効果の発動はバトルフェイズ終了後、これではラニスタはずっと石像のままになってしまう・・・・くやしいでしょうねぇ。

 

 

「相手をアンディメンション化させた後、ヴィジャムは魔法・罠ゾーンに移動します」

 

「厄介なモンスターだ・・・・だが甘い!僕はバトルを終了し、メインフェイズ2(トゥー)に以降!手札から《スレイブ・タイガー》を特殊召喚!!」

 

『ガオオッ!』

 

 

《スレイブ・タイガー》☆3 ATK600

 

 

「このモンスターは、場に剣闘獣が居る時特殊召喚できる!」

 

「このタイミングでモンスターを特殊召喚?レベルも違うし、いまいち意図がわかりませんが」

 

 

「・・・・?まぁ黙って視ていろ」

 

 

剣闘獣は有名なモンスター群だと思ったのだが・・・・違ったか?それとも剣闘獣程のテーマが、過去の遺物と扱われる程の時代から来たのか・・・・と、エドは推測を重ねる。

 

 

「スレイブ・タイガーのエフェクト発動!このモンスターを生贄とし、剣闘獣ラニスタをデッキに戻す事で、デッキから剣闘獣モンスターを特殊召喚!カモン、《剣闘獣ベストロウリィ》!!」

 

 

『シャーッ!!』

 

 

《剣闘獣ベストロゥリィ》☆4 ATK1500

 

 

「スレイブ・タイガーのエフェクトで呼ばれた剣闘獣は、剣闘獣の効果により特殊召喚された扱いとする!よってモンスターエフェクト発動!君のリバース・カード1枚を破壊する!《ウィング・ブレード》!!」

 

「きゃっ!?《砂塵の大竜巻》が・・・・」

 

 

皆のトラウマ?元制限、とゆうかこの世界じゃ制限のままのベストロゥリィによりセットカードが破壊される。

 

 

「砂塵の大竜巻?たしかそれは先日出たばかりの強力な魔法・罠除去カードだな・・・・こいつは助かった。このデッキは性質上、大量のリバース・カードを扱うのでね!カードを3枚セットし、ターンエンドだ!!」

 

「さ、3伏せですか!?」

 

 

ターン2

エド H1 LP4000

《剣闘獣ベストロゥリィ》(攻)

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

剣闘立たしてガン伏せエンド、う~ん精神を削って行く削って行くぅ!

 

 

 

「そろそろ、一人称でやりますか・・・・?」

 

「・・・・そうだな」

 

 

 

 

 

《ドン☆》

 

 

 

 

 

 

「私のターン、ドロー!」

 

 

とゆうわけでターンプレイヤーの視点でお送り致しますね、あー鬱陶しかった・・・・。

さて、相手の場には攻撃力1500の「剣闘獣(グラディアルビースト)」モンスター、単体ではたいしたことはないですが問題は3枚のリバース・カード。

今、私の手札には《大嵐》や《ハリケーン》のような解決札はない、《サイクロン》2枚分砂塵の大竜巻が発動できれば楽だったんですが・・・・黙っているのも性に合いませんし、罠に踏み込んで行きますか。

 

 

「魔法・罠ゾーンのヴィジャムは、私のメインフェイズにモンスターとして再び帰還する事ができます。よってヴィジャムを特殊召喚!!」

 

 

《方界胤ヴィジャム》☆1 ATK0

 

 

「そしてこの瞬間!手札から速効魔法《地獄の暴走召喚》を発動します!・・・・さぁ、この効果は通りますか?」

 

「・・・・良いだろう、僕に発動するカードはない」

 

「ならば私はデッキに眠る、残る2体のヴィジャムを特殊召喚!!」

 

 

《方界胤ヴィジャム》☆1 ATK0 ×2

 

 

「ベストロゥリィはこう見えて制限カードだ、暴走召喚は出来ない」

 

 

・・・・通った、あのモンスター制限カードなんですね。魔法・罠の破壊以外に他にも何かあるとみるべきか・・・・

 

 

「これでレベル1のモンスターが3体・・・・来るかっ!」

 

 

同じレベル揃えると皆言いますよねそれ。なんなんですか1種の決まりですか?

 

「私は3体の方界胤ヴィジャムを・・・・墓地に送り特殊召喚!次元とk、じゃなくて私の元へ、《方界超獣バスター・ガンダイル》!!」

 

 

『ゴォォォォ・・・・』

 

 

《方界超獣バスター・ガンダイル》☆4 ATK0➡3000

 

 

「エクシーズ召喚ではない!?なんだこれは・・・・攻撃力3000!?」

 

 

「「方界獣」モンスターはヴィジャムを組み込む事で特殊召喚され、自身に組み込んだヴィジャムの数×1000の攻撃力を得ます。そしてバスター・ガンダイルは、三回の攻撃が可能!!」

 

「攻撃力3000の三回攻撃だと!?」

 

 

この破格の火力なら、リバース・カードも使わざるを得ないでしょう・・・・ゴリゴリ行きますよ!

 

 

「更に私は《流星方界機デューザ》を召喚!」

 

 

『ド☆ン』

 

 

《流星方界器デューザ》☆4 ATK1600

 

 

あの海馬瀬人とも供に戦った経験のある、私の相棒的ポジョン、デューザ。

だいたい召喚時「ドン☆」しか言わない・・・・言葉ですらないですね。

 

 

「デューザの効果で《方界合神》を墓地へ送ります・・・・バトル行きますよ!バスター・ガンダイルでベストロゥリィを攻撃します!砕け散れェェェェ!!」

 

「君、結構激しいな・・・・リバース・カードをオープン、《和睦の使者》を発動。このターン、僕のモンスターはバトルダメージから守られる」

 

「む・・・・存外クールですね」

 

 

私のモンスターが、罠等で破壊された時の為に色々下準備したのに・・・・モンスターを守っただけですか。

 

 

「ならバトルは終了ですね、メインフェイズ2に入ります」

 

「バトル終了後、剣闘獣達の共通効果が起動する。ベストロゥリィをデッキへ戻し・・・・新たな剣闘獣、レティアリィを特殊召喚!」

 

『ギシャアッ!』

 

 

《剣闘獣レティアリィ》☆3 ATK1200

 

 

「レティアリィのモンスター・エフェクト!君の墓地(セメタリー)から方界合神とやらをゲームから除外させてもらう!」

 

「むぅ・・・・」

 

 

せっかくデューザの効果を使って墓地に送ったのに、これで方界モンスターのリクルートができませんね、困ったなぁ・・・・

 

 

「フフ、わざわざ自分から墓地に送ったんだ。そんな怪しいカードを見逃す手はないだろう?」

 

「・・・・やりますね、カードを1枚セットします。ターンどうぞ?」

 

 

ターン3

セラ H2 LP4000

《方界超帝バスター・ガンダイル》(攻)

《流星方界器デューザ》(攻)

セットカード

 

 

 

 

《クルックー》

 

 

 

 

 

「方界」モンスター、まだ全貌は見えないが厄介そうだ・・・・油断はしない、姑息な「転生者」に見せつけてやろう、「この世界」の先輩の力を・・・・プロのタクティクスを!

 

 

『キャー!マスター素敵ーッ

喧しい(罵声の腹パン)!!」ゴフッ!?』

 

「えっ?私なんか言いましたっけ??」

 

『※Ω⇔∂・・・・ドン☆』

 

 

今の茶番劇を目の当たりにしてもスルーだと・・・・いや、本当に見えないのかもしれない。もしやまだ記憶が戻っておらず、精霊うんぬんはさっぱりなのかもしれない。横のデューザとゆうモンスターは凄く活発だが・・・・もしやこの世界の事情などさっぱりわからず、無自覚に様々なカードを広めてしまったのかもしれない。

もしそうだと仮定して、僕のとるべき対応は・・・・

 

 

「ああ、蚊がいたのでついな。僕のターン、ドロー!《E・HERO プリズマー》を召喚!」

 

『トオッ!』

 

 

《E・HERO プリズマー》☆4 ATK1700

 

 

「おや、貴方もプリズマーを使うんですか」

 

 

うん?こいつは知ってるのか。大方、遊城十代の奴が使っていたのだろう・・・・

 

 

「・・・・だったら話は早い!プリズマーのモンスターエフェクト発動!〈リフレクトチェンジ〉!!」

 

 

ちょっと謎のポーズを数度とったあと、プリズマーはベストロウリィに姿を変える。細かい詳細は大体の読者が解るであろうからカットだ。

 

 

『げほっ、げほっ、いやソコで怠慢しないでヨ!?』

 

 

「これでプリズマーは墓地へ送ったベストロゥリィの名を得て、融合素材となる!そしてベストロゥリィとレティアリィを融合!カモン!《剣闘獣ガイザレス》!!」

 

『シャッッッ!!』

 

 

《剣闘獣ガイザレス》☆6 ATK2400

 

 

「《融合》無しの融合召喚!?なんですかそれ、狡くないですか!!」

 

「問答無用だ!ガイザレスのモンスターエフェクト、場に出た時フィールドのカード2枚を破壊!対象はリバース・カードとバスター・ガンダイル!〈ツイン・ブレイク・フェザー〉!!」

 

「きゃっ、《光の護封霊剣》とガンダイルが・・・・けどただではやられません!バスター・ガンダイルの効果により、組み込まれていたヴィジャム3体を特殊召喚し、更に新たな「方界」モンスターを手札に加えます!!」

 

 

戦闘したモンスターを無力化する奴が3体、全て相手にするのは骨が折れるな・・・・

 

 

「残念だがお断りだ、カウンター罠《剣闘獣の戦車(チャリオッツ)》を発動!場に「剣闘獣」モンスターが居る時、モンスターエフェクトを無効とし破壊する!!」

 

 

ガンダイルが分裂しようとしたところに突如、ガイザレスが戦車でライディングしてきてヴィジャム達を引き飛ばしていった、絵面がシュール過ぎるだろ・・・・

 

 

「がっ、ガンダイルー!」

 

「・・・・」

 

 

おい、ソリッドビジョンがはっちゃけ過ぎではないか?少なくともこの学園の外では普通だったはずだが

 

 

『この学園は魔力が外部より満ちてイル、よって精霊達も普段よりハッスルしていると考えられるワ・・・・』

 

 

「そ、そうか・・・・バトルだ!ガイザレスでデューザに攻撃する!!」

 

「なんの・・・・私のモンスターが墓地へ送られたターン、デューザは墓地のモンスターの種類×200ポイント攻撃力をあげる事ができます!!」

 

 

『ッッドン☆』

 

 

《流星方界器デューザ》☆4 ATK1600➡2000

 

 

「だがガイザレスには届かない!」

 

 

セラ LP4000➡3600

 

 

「くっ・・・・黙ってやられる趣味は無いだけですよ」

 

「へぇ、なかなか僕好みの答えだ・・・・メインフェイズ2に以降。ガイザレスのモンスターエフェクト!バトルしたこのカードを「融合デッキ」に戻して、デッキから新たな「剣闘獣」を2体特殊召喚する!カモン!《剣闘獣エクイテ》!《剣闘獣アウグストル》!!」

 

 

《剣闘獣エクイテ》☆4 ATK1600

 

《剣闘獣アウグストル》☆8 ATK2600

 

 

「エクイテはセメタリーの「剣闘獣」カードをサルベージ、アウグストルは手札の「剣闘獣」モンスターを特殊召喚するエフェクトを持つ。そしてまた、最後の手札1枚もアウグストル!」

 

『ピエエエエエッ!!』

 

 

《剣闘獣アウグストル》☆8 ATK2600

 

 

「そしてエクイテの効果処理で戦車をサルベージ!これをセットしターンエンドだ」

 

 

ターン4

エド H0 LP4000

《剣闘獣エクイテ》(攻)

《剣闘獣アウグストル》(攻)

《剣闘獣アウグストル》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「うぅっ、とんだ不審者かと思えば・・・・強い!」

 

 

 

とんだ言い掛りで勝負を仕掛けてきた野生()のプロ、エド・フェニックス。

彼の操るグラディアル・バード達に、はたしてセラちゃんはどう立ち向かうのか、そしてこんな感じで2期が進んで行って大丈夫なのか・・・・後半へ、続く!?

 




一期最終羽辺りの反省を活かし、今度からガンガン行きますガンガン。



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Next2羽 「あの人」のカードで負けるものか

前回➡「ガンガン行きます」

現在➡「行けなかった!」




セラ君は追い詰められていた。相手(エド)の場には最上級モンスターの《剣闘獣(グラディアルビースト)アウグストル》が2体に加え、エクイテのエフェ↑クトにより回収された専用ノーコスト《天罰》の《剣闘獣の戦車(チャリオット)》。

対する彼女の場はガイザレスのせいもあって焼野原、はたしてたった2枚の手札で巻き返せるか・・・・そんな感じで後半、はっじまっるよー!

 

「前半のあらすじくらい真面目に出来ないんですか!?」

 

 

 

 

《ドン☆》

 

 

 

 

 

「ターン頂きます。私のターン、ドロー!!」

 

 

・・・・よし!

もう1枚のリバース・カードにもよるけど、これなら戦車を掻い潜って展開できるかも!

 

 

「私の場にはモンスターが存在しません。なので魔法カード《シャッフル・リボーン》を発動します!墓地のモンスターを効果を無効に特殊召喚!もう一度お願い、《流星方界器デューザ》!!」

 

『℃℃℃℃!』

 

《流星方界器デューザ》☆4 ATK1600

 

 

「そしてチューナーモンスター《黒薔薇の魔女》を召喚!!」

 

『フフフッ』

 

 

《黒薔薇の魔女》☆4 ATK1700

 

 

「チューナーモンスター、シンクロ召喚とやらか・・・・だが見透しが甘い!罠オープン!《ゴッドバードアタック》!!」

 

「ッッ!?」

 

 

「エクイテを生贄として発動、君の召喚した2体を破壊させてもらおう!」

 

 

アウグストルは見ればわかりますが、エクイテの方も鳥獣族モンスターだったんですね。さっきのラニスタやベストロウリィ、ガイザレスもそれっぽい雰囲気でしたし、なんかここまで鳥だらけだと姐さんを思い出しますね・・・・

 

 

「破壊効果で助かりました、手札より速攻魔法《我が身を盾に》を発動します!ライフを1500ポイント支払い、フィールドのモンスターを破壊する効果を無効しする!!」

 

 

セラ LP3600➡2100

 

 

「つまりモンスターを狙ったゴッドバードアタックは無効となる。くっ、エクイテは無駄死にか・・・・」

 

「これで憂いは払いました、レベル4のデューザにレベル4の黒薔薇の魔女をチューニング!暗黒の次元より来たれ、暴食の蝿王!シンクロ召喚《魔王龍ベエルゼ》!!」

 

 

 

『ゲヒャヒャヒャヒャヒャ!!』

 

《魔王龍ベエルゼ》☆8 ATK3000

 

 

学園祭の準備期間のころ、ジュンコさんが「セラちゃんパイセン絶対気に入るって」とかなんか言って突然渡してきた凶悪シンクロモンスター、ベエルゼ。

折角だし、ヴィジュアルが素敵なので採用してますが闇チューナー限定なので出しづらいんですよね・・・・

 

 

「魔王龍・・・・ハッ、大層な名前のモンスターだな」

 

「そうですね、けど「魔王」を冠するだけの力はありますよ!バトル行きます、アウグストルを食いちぎれ!〈ベエルゼ・カーニバル〉!!」

 

 

『ガリガリッムシャバキバキボキッ』

※グロ描写の為しばらくお待ちください

 

 

 

「アウグストル!ぐううっ・・・・」

 

エド LP4000➡3600

 

 

「やっとダメージが入りました、私はこれでターンを譲ります・・・・あれっ?顔色悪いですが大丈夫ですか?」

 

 

ターン5

セラ H0 LP2100

《魔王龍ベエルゼ》(攻)

 

 

 

 

 

 

《ク~ルルッ》

 

 

 

 

 

 

「ううっ、大丈夫ですか?だと・・・・」

 

 

あんなモノみせられて、気分が悪くならないわけないだろうが!自分のモンスターが目の前でバリバリヤられてるんだぞ?

アウグストルBもすっかり怯えてしまって・・・・まるで蛇に睨まれた蛙のようになってしまった。

 

『(ガタガタガタガダガタ)』←アウグストルB

 

 

「僕のターン、ドロー!魔法カード《天使の施し》!まずは3枚ドローする!」

 

 

このカードは・・・・ああ、やはり「貴女」は僕を見守っていてくれてるんだね・・・・と、ゆうわけで墓地に送ろう。

 

『大切なカード・・・・なのヨネ?』

 

 

「そして2枚を捨てる。残りの手札のカード、《命削りの宝札》を発動!手札が3枚になるようにドローする!」

 

 

よし、悪く無いカードを引いた。いくら攻撃力3000といえど所詮はただのモンスター、突破する手段などいくらでもある!

 

 

「バトルだ!アウグストルでベエルゼにアタック!〈ガスティー・ネイル〉!!」

 

「えっ?」

 

「そして計算前に速攻魔法《収縮》を発動!ターン終了まで、ベエルゼの攻撃力を元々の半分とする!」

 

「ええっ?!」

 

 

《魔王龍ベエルゼ》ATK3000➡1500

 

 

「命削りの宝札のデメリットでダメージは通らないが、戦闘破壊できれば充分だ!!」

 

「・・・・」

 

 

小さく縮んですっかり威圧感の無くなった魔王龍を、その鋭い爪で引き裂いて・・・・

 

ギャッギャッ(相方の敵じゃー!!)・・・・ッッ(あれっ)!?』

 

ヒャ~ヒャヒャヒャヒャ(あ~痒い痒い、悔しいでしょうねえ)

 

 

ひ、引き裂いて・・・・

 

 

『・・・・ダメみたいネ』

 

 

どっ、どうなっているんだこれは!間にカードの発動も無し、バトルは成立したハズだ!・・・・ディスクの故障か!?

 

 

「あ、あの~・・・・ベエルゼは戦闘・効果では破壊されないんですが」

 

「何ィ!?戦闘だけでなく効果でも破壊されないだと・・・・インチキ効果も大概にしたらどうだ!!」

 

 

「そ、そんな事言われてもなぁ・・・・」

 

 

クッ、想定外だ。これではカードを無駄に消費しただけじゃないか!・・・・観客がいない野良試合で良かった。とんた恥じをかくとこだ。

 

 

「カードを2枚セット!手札が無いためエンドフェイズに命削りの宝札のデメリットは発生しない!」

 

「《収縮》の効果も切れてベエルゼの攻撃力も戻りますね」

 

 

《魔王龍ベエルゼ》ATK1500➡3000

 

ターン6

エド H0 LP3600

《剣闘獣アウグストル》(攻)

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

 

 

 

《DON☆》

 

 

 

 

 

「ターンもらいますね、ドローッ!」

 

 

あの人、ベエルゼの効果知らないんだ・・・・シンクロやエクシーズが一般に出回ったのは、ついこの間の夏休みの間。

ただでさえ種類が膨大なデュエルモンスターズに、新たな要素が一気に入り込んできたのだから、把握しきれないのは当たり前なのでしょうが・・・・なんだか悪い事しましたね。

 

 

「私は《強欲な壺》を発動します。2枚ドロー!・・・・うん、《ナイトショット》発動!貴方がセットしてた《剣闘獣の戦車》を破壊します!これでモンスター効果が使えますね!!」

 

「クッ・・・・」

 

 

これで安心してモンスター効果が使える。もう1枚の伏せも気になりますがそれはそれとして、攻めますよ!

 

 

「私は魔法カード《おろかな副葬》を発動します。デッキから魔法カード《方界(カルマ)》を墓地へ。そしてこのカードを除外し効果発動、方界モンスターのデューザを手札へ加え、召喚!」

 

 

『ドドン☆』

 

《流星方界器デューザ》☆4 ATK1600

 

 

 

「2体目か・・・・よほど好きなようだな」

 

「まぁ、唯一の私のモンスターですから(?)。効果発動、今度も墓地へ送るのは《方界合神》です。続けざまにバトル行きます!ベエルゼでアウグストルを攻撃、〈ベエルゼ・カーニバル〉!!」

 

 

『ガリッムシャハボキッベキベキッ』

※魔王龍が食事中です。今しばらくお待ちください。

 

 

エドLP3600➡3200

 

 

「アウグストル!貴様、よくも・・・・」

 

「そしてデューザのダイレクトアタック!〈コメット・ブロウ〉!!」

 

『∑Ω¶!!』

 

「ぐわああああっ!!」

 

 

エドLP3200➡1600

 

 

これでライフは僅かですが私の優勢、相手モンスターも全滅。合神も墓地に送ったししばらく大丈夫でしょう・・・・

 

 

「私のターンは終了です」

 

 

ターン7

セラ H0 LP2100

《魔王龍ベエルゼ》(攻)

《流星方界器デューザ》(攻)

 

 

 

 

 

《クルルル、》

 

 

 

 

「いい気になるなよ・・・・僕のターン、ドロー!《逆境の宝札》を発動!君のフィールドにのみ特殊召喚されたモンスターが存在するので2枚ドロー!!」

 

 

こいつは・・・・先程遊城十代とのデュエル用に買った余りの8パックに封入されていたカード、駄天使(D・HEROダーク・エンジェル)には『ゼラートとかじゃないノ?』などわけの判らんことを言われたりしたが・・・・「あの人」の形見のカードと相性が良いから採用したんだったな。

 

『(形見が必要なのは(・・・・・・・・)あっちじゃないかしラ)』

 

 

「行くぞ!自分フィールドにモンスターが存在しない時、魔法カード《炎王の急襲》は発動できる!」

 

「えっ・・・・「炎王」?」

 

「このカードエフェクトにより、炎属性の獣・獣戦士そして鳥獣モンスターのいずれか1体を効果を無効とし特殊召喚する!」

 

 

遠い世界のもう会えない貴女へ、僕は必ず守ってみせる・・・・貴女が好きだった「この世界」を!

 

 

「カモン!《炎王神獣ガルドニクス》!!」

 

 

『キュオオオオオッ!!』

 

 

《炎王神獣ガルドニクス》☆8 ATK2700

 

 

「綺麗・・・・」

 

「バトル!ガルドニクスでデューザを攻撃!焼き付くせ、〈エンシェント・ノヴァ〉!!」

 

「きゃあああっ!?」

 

 

セラ LP2100➡1200

 

 

「ぼ、墓地の罠カード方界合神を除外し効果発動!方界モンスター・・・・《方界超帝インディオラ・デスボルト》を特殊召喚します!!」

 

 

『ッッ!!』

 

 

《方界超帝インディオラ・デスボルト》☆4 DEF0

 

 

 

方界超帝・・・・先のバスター・ガンダイルのような存在だろうか?だが攻守0ならば単なる壁として呼んだとみるべきか

 

 

 

「カードを1枚セット、エンドフェイズに炎王の急襲のカードエフェクトによりガルドニクスは破壊される。僕はこれでターンエンドだ」

 

 

ターン8

エド H0 LP1600

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

 

《丼☆》

 

 

 

 

「私のターン!ドロー頂きます!」

 

場にはリバース・カードのみ、あれを攻略すれば私の勝ちですね!

 

 

「スタンバイフェイズに墓地からガルドニクスのモンスターエフェクト発動!」

 

 

『キュオオオオオッ!!』

 

 

《炎王神獣ガルドニクス》☆8 ATK2700

 

 

「ふ、復活した!?」

 

 

炎王の急襲の効果で破壊されて灰と化してたガルドニクスさんが、不死鳥よろしく蘇ってきました。なるほど、見た目そのままの効果をお持ちなんですね。

 

 

「効果で破壊されたガルドニクスは、次のスタンバイフェイズにセメタリーから復活する。そしてこの時、フィールドの全モンスターを破壊する!〈フェニクス・プロミネンス〉!!」

 

「狙いはそれでしたか、なんかその技名どこかで聴いたなぁ・・・・けど残念ながら、ベエルゼは効果破壊もされませんよ!」

 

「そうはいかんな!リバースカード《禁じられた聖杯》を発動!ベエルゼの効果を無効とする!!」

 

 

『ギィエェェェェッ!?』

 

「五月蝿さっ!?」

 

 

業火に焼かれながらもケロっとしているベエルゼさん。と、思ったら聖水かけられたら凄まじい断末魔をあげて焼け始めました。油じゃないんだから・・・・ベエルゼが駄目ならこっちです!

 

 

「一緒に破壊された、インディオラ・デスボルトの効果!相手によって処理された瞬間、墓地から「方界」モンスター3体を特殊召喚し、デッキか墓地から方界モンスターを手札に招くことができます!」

 

「そんなボード&ハンドアドバンテージの塊なエフェクト、通すと思ったか!カウンター罠《神の通告》を発動!ライフを1500払い、それを無効とする!!」

 

 

エド LP1600➡100

 

 

「そんな・・・・」

 

 

神の通告、最近出たばかりの凶悪カウンター罠ですね・・・・ライフ4000ではコストが結構重い気はしますが、宣告では止められないチェーンに乗る特殊召喚も止めれたりするので厄介です。

残りライフ100、あれをなんとか削れたらな・・・・

 

 

「今の攻防はまだスタンバイフェイズ、メインフェイズ(お楽しみ)はここからですよ!姉さん直伝《強欲で貪欲な壺》!デッキトップから10枚除外し、なんだかんだで2枚ドロー!!」

 

「このタイミングで手札補充か・・・・それで?いったい何を引いてみせたんだい?」

 

 

このカードは・・・・フフッ、除外した10枚には奇跡的にパーツ入ってないし、万丈目君が何故かくださったあのコを試す時がきましたね!

 

 

「《儀式の下準備》を発動!デッキから儀式魔法とそれに対応するモンスター・・・・《イリュージョンの儀式》と《サクリファイス》を手札に加えます!」

 

「儀式・・・・サクリファイスだと!?」

 

「《イリュージョンの儀式》発動!手札のレベル4、《超電磁タートル》を儀式の贄へ捧げ・・・・お願いします!幻想モンスター《サクリファイス》!!」

 

 

『・・・・(ギョロッ』

 

《サクリファイス》☆1 ATK0

 

 

頂きものその2、サクリファイス。万丈目君が突然「お前を気に入ったらしいから、引き取れ」と押し付けられたんですが・・・・強いですよねこのコ、良かったんですかね本当に。

 

 

「サクリファイスの効果!相手モンスター1体を吸収し、装備します!〈ダーク・ホール〉!!」

 

 

不死鳥といえども吸収されてはどうにもならないはず・・・・このデュエル、もらいました!

 

 

「そうはいくか!ラストリバース・オープン!速攻魔法《炎王円環》!フィールドのガルドニクスを破壊する!!」

 

『キュオオオオ・・・・』

 

 

せっかく呼んだ上級モンスターを破壊!?確かに吸収できなければサクリファイスのステータスは0のままで、敗北を免れますが・・・・

 

 

「そしてセメタリーから、新たに炎属性モンスターを特殊召喚する!頼んだよ・・・・《ネフティスの鳳凰神》!!」

 

『クオオオオッ!!』

 

《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400

 

 

鳳凰、また綺麗なモンスターを扱いますね・・・・あれ、なんだか嬉しそうな顔してますねあの方、ネフティスがエースなんでしょうか

 

 

「むぅ、対象不在のためサクリファイスの効果は不発ですね・・・・ターンエンドです」

 

ターン9

セラ H0 LP1200

《サクリファイス》(攻)

 

 

 

 

《クルックゥ》

 

 

 

やっと出せたね、ネフティス。「あの人」の形見のカード・・・・ああ、僕のターンを迎えたくない。このまま「貴女」に見守っていて欲しい・・・・

 

 

「あ、あの~・・・・貴方のターンなんですが」

 

「・・・・も~少し待っててくれ。今ゴニョゴニョ成分を補充しているところだ」

 

え、ええ~(なんなの、この人)・・・・」

 

『(・・・・もっと言ってあげてクダサイ)』

 

 

・・・・ふぅ。遠い世界からみていてくれ、貴女が愛した「この世界」を乱す不届き者を、この僕が征してくれよう!

 

 

「僕のターン、ドロー!スタンバイフェイズに再び、セメタリーからガルドニクスが復活する!!」

 

『キュオオオオオッ!!』

 

《炎王神獣ガルドニクス》☆8 ATK2700

 

 

「そしてフィールドの全モンスターを焼き尽くす。君のサクリファイスも、僕のネフティスすら!」

 

「あ、だからターン迎えるの渋ってたんですね・・・・」

 

 

不死鳥(ガルドニクス)の炎がサクリファイスを不死鳥(ネフティス)ごと焼き尽くす。とても心が痛むが仕方ない・・・・くっ、非力な僕を許してくれ。

 

 

「犠牲は大きかったが、これでサクリファイスは倒した・・・・行けっガルドニクス!プレイヤーへダイレクトアタック!!」

 

「犠牲って自分で破壊してるじゃないですか!墓地の超電磁タートルの特殊効果発動、このモンスターを除外してバトルフェイズを終了させます!」

 

 

フン、儀式の贄にされていたことは忘れちゃいないさ。これであちらの手札・フィールド、さらにはセメタリーで発動するようなカードはほぼ0。シャッフル・リボーンのドローは発動コストもいるしな・・・・あとはこのカードで詰み(チェック)だ。

 

 

「カードを1枚セットし、ターンエンドだ!」

 

 

ターン10

エド H0 LP100

《炎王神獣ガルドニクス》(攻)

セットカード

 

 

 

 

「ターン頂きます、ドロー!」

 

「この瞬間にカウンター罠《強烈なはたき落とし》発動!!今デッキから手札に加えたカードを捨ててもらおうか!」

 

「はいっ!?」

 

 

強烈なはたき落とし。可能性をもたらす手札を無慈悲にも消し去るカード、これで私に対抗手段は・・・・

 

 

 

「これで正真正銘可能性は0、次のターンにはネフティスも蘇る・・・・僕の勝ちだ!!」

 

「フフフ・・・・感謝しますよ、貴方の伏せカードがそのカード以外なら負けていました」

 

「なんだと・・・・」

 

「私が今引いたカードは・・・・これです!墓地の《方界(カルマ)これを除外し「方界」モンスター1体を手札に加える!!」

 

「馬鹿な!?ドローカードがセメタリーで効果を発動するカードだとぉ!!」

 

 

正直助かりました。このカードはヴィジャムを墓地に送るより、サーチ効果のが扱いやすいですからね・・・・兄さんは平然とメインの効果を使いこなす辺り実力の差を感じざるを得ない。

 

 

 

「いざ再び私の元へ!3体目の、流星方界器デューザ!!」

 

 

『ドドドン☆』

 

 

《流星方界器デューザ》☆4 ATK1600

 

 

「またそいつか・・・・お気に入りにも程があるだろ」

 

「貴方がそれ言います?デューザの効果で最後の方界業を墓地へ送ります。この効果には1ターンに1回なんて面倒な誓約はありません!方界業を除外し《方界帝ゲイラ・ガイル》を私の手札に招き、デューザを墓地へ送り特殊召喚!ゲイラ・ガイル!!」

 

 

《方界帝ゲイラ・ガイル》☆2 ATK0➡800

 

 

「このモンスターは、手札からの特殊召喚に成功した時攻撃力が800になり・・・・相手プレイヤーに800ポイントのダメージを与えます!!」

 

「えっ?」

 

「これで終わりです!〈フェア・ウィンド〉!!」

 

「馬鹿なあああああっ!!?」

 

 

エドLP100➡0

 

WIN セラ

 

 

 

 

 

・・・・ふぅっ、なんとか勝てましたね。

本気で危なかったです・・・・あれ、相手の方OTLみたいな体勢から動かないんですが大丈夫でしょうか。よほどショックだったのかなぁ・・・・

 

 

「そんな・・・・この僕が、いくら「あのデッキ(D・HERO)」ではないといえど、ネフティスを・・・・無様に敗北した・・・・さんに顔向けが・・・・」

 

「あ、あの~・・・・」

 

「お前、名前は?」

 

「へっ?せ、セラ。藍神セラですけど・・・・」

 

 

半分偽名ですけどね、まぁそれはいいとして。

 

 

『いかにもって名前ネン。藍神なんて名字珍し過ぎるでショ』

 

「セラ・・・・覚えたぞ・・・・藍神セラ!今回は大人しく引いてやるが次こそはそうはいかない・・・・それまでせいぜい首を洗ってまっていろ、「転生者」藍神セラ!!・・・・行くぞ、『駄天使(ダーク・エンジェル)』」

 

「だ、だからその「電性社」ってなんのこっちゃですか!?少しは人の話も聴いてくださ・・・・行っちゃった」

 

 

 

一方的にデュエルを申し込んできて、負けたと思ったら早々に捨て台詞吐いて行っちゃいましたよあの子。

結局最後まで人の話聞かないし、よくわからない単語を繰り返してきてたし・・・・いっそさっきの恐竜君みたいに、クリムゾン・ノヴァで一旦気絶させて拘束でもするべきでしたかね?

はぁ、新学期初日から幸先不安です・・・・

 

 

 

 

 

 

《ドーン》

 

 

 

 

 

 

「おっ、セラじゃねーか久しぶりだな!!」

 

「あら、セラちゃんお久しぶりね」

 

「セラさんどうもッス」

 

「フン、藍神か。久しいな・・・・」

 

 

 

なんやかんやで謎の襲撃者や自称私のガーディアン(ドン引き)達を振りきりレッド寮まで到達。

食堂に集まっていた彼らと終業式以来の再会をはたしたのでした・・・・無駄に疲れた。

 

 

「明日香さん(呼び方変えた)が縄で縛られてるのは兎も角、みなさんなにをみているのですか?」

 

「それを「兎も角」で済ましちゃうんだ・・・・」

 

「お前も大分学園に染まってきたな」

 

「ああ、これが放置プレイの感覚・・・・クセになりそうね」

 

 

モウダメダー。どうせ姐さん不在だからって好き勝手やろうとして、十代君に返り討ちにあったんでしょうね・・・・

 

 

「(無視)ああ、さっき新入生とデュエルしたんだけどすっごく強くってよ!しかもそれが売れのこりの8パックで組んだデッキらしくて・・・・本来の自分のデッキならどんだけつえーんだって考えたらワクワクして収まらなくなってさ!んでそいつが現役のプロデュエリストらしいから、皆からデュエルマガジン借りて過去の対戦記事からどんなデッキ使うのかな~って想像してたわけよ!!」

 

「早口でいっぺんに喋らないでください?!要点まとめてでお願いします!」

 

 

え、え~とぉ・・・・つまりはさっき私が来る前に、十代君と戦った新入生が学生でありながら現役のプロで?その彼の記事を読んで楽しんでいると・・・・

 

私も少し気になったのでその記事を見せてもらうと・・・・そこにはなんと、今さっきまで顔を付き合わせていた人物の顔がでかでかと。

 

 

「・・・・若き天才「不死鳥使い、エド・フェニックス」」

 

 

 

 

 

 

 

続きます?

 




ガガガガンマンでとどめを刺された時の悔しさは異常。


一応補足すると、購買部余り物8パックで組んだデッキが天使ゼラートじゃなくて炎王、とゆう事になってます。
その十代戦が0羽でも良かった、まぁいいか。

え?なんの話かわからん?・・・・原作をチェックだ!


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Next3羽 口は災いの元なり

昨夜辺り、規約違反があったらしく一時小説が削除されてました。

すでに対処しましたが、もし混乱させた方がいたら申し訳ありませんでした。


 

僕は後悔していた。

あの時、どうしてあんな事をしてしまったのだろうかと・・・・

 

 

 

「翔~」

 

「なんスかアニキ、えらく悄気た顔して」

 

 

それは新学期初日の夜、十代のアニキがちょっとばかり部屋から出ていってから数分後の事だった。

 

 

「さっき電話でさ、ジュンコにエドとデュエルしたって話をしたらさ・・・・「なんでサインもらってないんじゃーっ!あたしエドのファンなのに・・・・馬鹿馬鹿っ!十代の馬鹿っ!!」って、ひたすら馬鹿連呼で怒られた・・・・」

 

「そ、それはドンマイッス」

 

 

「お前もか十代・・・・」

 

「万丈目君?!部屋入る時くらいノックしてよ!!」

 

 

「さっき浜口に電話で似たような話をしたら・・・・怒りはしなかったが明らかにションボリされた・・・・」

 

「そうか、お前もか、万丈目ェ・・・・」

 

「十代・・・・」

 

 

「「はぁ~・・・・」」

 

 

なにこのリア充共の共感、いいから爆発しろよッス。

そんな事を考えながら、僕はある人物に近況報告もかねて、たった一文だけのメールを送りました。

 

それが、災厄の始りだったとも知らずに・・・・

 

 

 

 

 

 

 

《ド☆ン》

 

 

 

 

 

 

 

 

皆様こんにちは、セラです。

早いもので新学期が始まってから1ヶ月が経過しました。混沌の根源(天上院吹雪)が居ないにも関わらず、相も変わらずトラブルがいっぱいでした。

いきなり変な言い掛りをつけられてデュエルを挑まれ、敗北したら電波な捨て台詞を吐いていくプロデュエリスト少年を始めとして・・・・万丈目君がブルー寮への復帰をかけ元中等部のトップとデュエルし、おジャマシリーズ5体展開からの《団結の力》フィニッシュをぶちかましたり。

プロ少年の前に私に挑んできた恐竜君が、十代君に喧嘩をふっかけるも返り討ちに遇い舎弟化したり。

丸藤翔君がブルーのインセクトプリンス先輩()を攻撃力4000の、なんか凄そうな融合モンスターでフルボッコにして、ラーイエローに昇格したりなんかもありましたね。

あとみ、み、み・・・・・あっ六沢君!六沢君が・・・・ごめんなさい、忘れました。

 

「ついに三の方が変化してきただと!?」

 

そんなこんなで退屈しない学園生活を送っています。

 

さて、本日は生徒一同が一堂に会して、ある番組を観ることになりました。

なんでテレビ番組ごときに集会を、とお思いでしょうが・・・・

 

 

『アメリカ海馬ランド・青眼ドームよりお送りします。本日はプロリーグの待ちに待った注目カード・・・・エド・フェニックスvsカイザー亮!!』←TVMC

 

 

「「「「「ワアアアアアアアッ!!」」」」」

 

 

 

はい。

そんなわけで今日はプロリーグの注目の対戦。ちょっと前に壊れてから卒業したばかりの丸藤亮さん対エド・フェニックス君ってことで、みなさんhighになられております。

 

 

「なぁなぁ、どっちが勝つと思う?!」

 

「当然、お兄さんッス!」

 

「そうだな、カイザーはデビューしてから10戦無敗、エドよりランクが上のプロ相手にも勝利している」

 

「だが対するエドも30戦無敗。しかも今回は今まで温存していた本当のデッキを披露するとゆう・・・・」

 

「あ、七沢君。いたんだ」

 

「いつのまに背後に紛れてたザウルス!?」

 

「最初からいた!」

 

「対象の背後に音もなく紛れて込む・・・・どうやら貴方も「こちら側」の人間だったようね」

 

「うわっ!?机の下から出てくるなよ明日香!!」

 

「君と一緒にしないでくれ!!」

 

 

私からしたら、カイザーさんもフェニックス君もどっこいどっこいなんですよねぇ・・・・

 

 

『司会はこの私メリッサと、解説に前回エド・フェニックスに破れたプロデュエリスト、Mr.タイタンをゲストに招いてお送りします』

 

『よろしくぅ、頼むぅぅぅ・・・・』

 

 

「ブーッ!?」

 

「あいつ、何やってんだ・・・・?」

 

 

随分個性的なしゃべりの仮面な方が紹介されたと思いきや翔君が吹き出した。反応からして十代君とも知りあいのようですね・・・・

 

 

『いや~先日の対戦は熱かったですね~、怒濤のデーモンラッシュでエド・フェニックスをあと一歩の所まで追い詰めて・・・・』

 

『否ぁ、旗から観れば最初は私が有利だったのかぁもしれんがぁ・・・・あ奴は終ぅ始こちらの攻撃を綺麗にいなし続けてきた、完敗だぁぁ・・・・』

 

 

あ、見た目に反して紳士っぽい。セラ的にはポイント高いです。

 

 

『そ、そうなんですか?・・・・それでは入場してもらいましょう!プロリーグ30戦無敗!若き天才デュエリスト・・・・

『エドォォォォォォ、フェニィィィィックス!!』

 

 

「タイタンが呼ぶのかよ!?」

 

 

なんか解説の方のせいで、一気にプロレスっぽくなりましたね・・・・

そんかことはお構いなしと言わんばかりに、女性ファンの歓声に手を振りながら

済ました顔で入場するフェニィィィィックス君。

彼が電波な事を知ったら彼女達はどんな顔をなさるんでしょうね・・・・

 

 

『ちょっ、Mr.タイタン。私の仕事を取らないで下さい・・・・た、対するは!この夏にプロデビューして以来10戦無敗!学生時代の通り名に偽り無し!カイザー亮選手だー!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・あれっ?

 

 

「カイザー、出てこないな・・・・」

 

「お兄さん・・・・?」

 

 

 

『ど、どうした事でしょう!?カイザーこと丸藤亮、リングコールがかかったにも関わらず、姿を現しません!!』

 

 

どうやらカイザーさん不在のご様子。どうしちゃったんでしょう、あの真面目系(!?)デュエル馬鹿が逃げ出すなんて事は絶対にないと思うのですが・・・・

 

 

『すまない司会者ぁ、あ奴に昨日頼まれてなぁ・・・・照明OFF!!』

 

 

「か、会場の電気が・・・・」

 

「消えたドン!」

 

 

『またぁー!?私こんなの聞いてなーい!!』

 

 

紳士仮面さんの合図で会場の電気が落ちたらしく、TVモニターには闇しか映らなくなったその時だった・・・・会場に聞覚えのある声で、聞き慣れない高笑いが響いたのは。

 

 

『フフフフフ、ハハハハハハハハハハッッ!!』

 

『ライトアァァップ!!』

 

 

(SE)パッ、パッ、パッ

 

 

『こ、今度は何?』

 

『エドォフェニックスに対するわぁ・・・・愛を求め「彼女と同じ色」、つぅまりぃ、闇に染まりし皇帝・・・・ヘルカイザァァァァァァァァ、亮ォォォォォォ!!』

 

 

『フハハハハハハハハハハハ!!!』

 

 

そこには何故かブルーの制服を着ていたカイザーさんではなく、漆黒の衣を身に纏い、雷鳴と供に走れ電光の・・・・じゃなくて。幻魔事変の時に、姐さんとデュエルした時の姿のカイザーさんが・・・・事情を大体知ってるアカデミアメンバーは、思わず口を揃えて言いました。

 

 

「「「「「またなっちまったーっ!!?」」」」」

 

 

 

 

 

続くゥ・・・・





↓翔君の亮さんへのメール

「ジュンコさん、エドのファンらしいッス」



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Next4羽 それでもデュエリストか

※←原作効果


前回のあらすじぃ・・・・

 

黒幕翔君説。

 

 

 

 

 

 

 

「フハハハハハハハッッ!!」

 

「どうゆう・・・・ことだ」

 

 

エドックス(岩征龍ではない)は混乱していた・・・・いや、彼の変貌ぶりを見て混乱しないものがいるだろうか。

あの生真面目で相手を尊重する男が、高笑いをしながらこちらを見ている・・・・いや、目は笑っていない、なんだあの目は。

まるで、長年追い続けた敵を前にするような目だ。

 

 

『あ~、「父さんの敵」話してる時のマスターと大体同じ目ですワ』

 

 

駄天使の話は無視する。『』(かっこ )が実況達と同じだから普通にしゃべられると混乱する、黙ってろ。

 

それに僕は仮に敵を前にしても・・・・高笑いもしないし黒装束も纏わないしわざわざ若○ボイスに入場コールを頼まない。

 

 

 

「ククク・・・・貴様と戦える日を待ちわびていたぞ、エド・フェニックスゥ・・・・」

 

「そ、それは幸栄だな、カイザー亮。僕も貴方とは戦ってみたいと思っていた・・・・だが、その服装や口調はどうしたんだ?」

 

「黙れ、イメチェンだ」

 

「どんなイメチェンだ!?」

 

「そんな事はどうでもいい、俺はこの日まで自分を押さえるのに疲れたんだ・・・・デュエルだ!俺とデュエルしろおぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

「えぇ・・・・」

 

 

どうやら話が通じる状態ではないらしい

 

 

「まるで意味がわからんが、こうなったらデュエルで語るしかないようだね」

 

「そうだ、それでいい・・・・貴様のせいで味わった怒り・・・・悲しみ・・・・痛み・・・・恐怖!その他もろもろ含め全てをぶつけてやる・・・・デュエル開始の宣言をしろ!○ルバトォォォォス!!」

 

『デュエル開始ィィィィィィィィ!!』←○本ボイス

 

「あんたがやるのかいっ!?」

 

『司会の私とか会場の反応とかガン無視してデュエルに入ったーっ!?』

 

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

 

亮 LP4000

 

エド LP4000

 

 

「ふーっ、出鼻を挫いて悪いが先行は僕だ!ドロー!・・・・魔法(マジック)カード《融合》を発動!手札のフェザーマンとバーストレディを融合!カモン!《E・HERO フェニックスガイ》!!」

 

『ハアアッ!(野太い声)』

 

 

《E・HERO フェニックスガイ》☆6 ATK2100

 

 

『おおっと~!エド・フェニックスの本来デッキとはもしや!先日病の床から復活したばかりの元世界チャンピオン、響紅葉と同じ「E・HERO」デッキだーっ!!』

 

「フン、響紅葉など僕には関係ない・・・カードを2枚セットしターンエンド!」

 

エド H1 LP4000

《E・HEROフェニックスガイ》☆6 ATK2100

セットカード

セットカード

 

 

この時アカデミアでは、十代君が見たことないHEROに目を輝かせてたりHEROの融合パターンうんぬんにミサなんとか君がうんちくを垂れてたりするが、まぁ些細な事だね!

 

 

 

「フフフフフ・・・・ハハハハハハハハハハッッ!!」

 

「な、なんだい?その反応は」

 

「貴様もHEROか・・・・貴様もHEROか!俺の障害なる男は皆HEROを使う・・・・面白い、貴様のHEROがどれ程の者かっ!この俺にっ!感じさせてみろぉーっ!!!」

 

「あ、はい・・・・」

 

同じHERO使いの十代君が亮の恋敵とは知るよしもなく、更に火に油を注いだ結果となったのだが・・・・それはさておき

 

 

「お、れ、の、タァァァァァン!!まずは《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚!!」

 

『ギャオオゥ!』

 

 

《サイバー・ドラゴン》☆5 ATK2100

 

 

「続けて!《銀河戦士(ギャラクシー・ソルジャー)》を《サイバー・ドラゴン・コア》をコストに守備特殊召喚。その後雑に同名モンスターを手札に加える!」

 

 

《銀河戦士》☆5 DEF0

 

 

亮の説明が雑なのでこの僕、ナレーターBが説明しよう!このモンスターは手札の光属性一体をコストに守備表示で特殊召喚でき、デッキから「ギャラクシー」と名のついt「俺はぁ!銀河戦士とサイバー・ドラゴンでオーバーレィィィッ!現れろ超☆新☆星!《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》!!」

 

《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》★5 ATK2100

 

 

まだ説明の最中なのにっ!?亮ったらせっかちさんだねぇ・・・・。

 

 

『おっとここでー!丸藤亮、過去の試合にはみせたことの無いエクシーズモンスターを繰りd

「サイバー・ドラゴン・ノヴァのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを一つ喰らい、墓地のサイバー・ドラゴンを特殊召喚する!!」

 

《サイバー・ドラゴン》☆5 ATK2100

 

 

『て、展開が速いわよ!ちゃんと司会させなさいよーっ!!』

 

『いいぞぉヘェェルカイザァ~、もっとだぁ・・・・もっと己を曝け出せぇぇ!!』

 

 

もはや実況が煽るレベル、タイタン氏を実況にチョイスした運営は何を考えていたのやら・・・・ま、いっか。

 

 

「まだだぁ!サイバー・ドラゴン・ノヴァ一体でオーバーレイ!超新星よ、我が無限の渇望を充たす為の糧となれ!サイバネティック・エクシーズ・チェンジ!・・・・貴様を否定する《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》!!」

 

 

『ギシャアアアアッ!』

 

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》★6 ATK2100

 

 

「馬鹿な、自力で進化するモンスター・エクシーズだと!?」

 

 

「ククク・・・・このモンスターはサイバー・ドラゴン・ノヴァを素材に、直接エクシーズ召喚が可能なのだ・・・・そしてこのモンスターの攻撃力はオーバーレイユニットひとつにつき200ポイントアップする」

 

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》ATK2100➡2500

 

 

攻撃力2500、これだけなら対した驚異ではないが・・・・以前の《魔王龍ベエルゼ》みたいな例もある、攻撃力だけで判断するのは危険だろう。

とかなんかエド君は考えていた、大体察しの通りだがね!

 

 

「サイバー・ドラゴン・インフィニティの効果を発動!相手モンスター1体を、自身のオーバーレイユニットとして吸収する!その伊達男は頂いて行くぞ!!」

 

『破壊でも除外でもない除去能力!?』

 

『これでエェドのフィールドはがら空きになり、ヘルカァイザァのモンスター達の総攻撃力は4000オーバー・・・・早くも決着かぁ?』

 

「そうはいくか!リバースオープン!永続(トラップ)《デモンズ・チェーン》を発動!その凶悪なモンスターエフェクトを無効にさせて貰おう」

 

「甘いわ!インフィニティの更なる能力、1ターンに一度あらゆる魔法・罠・モンスター効果を無効にして破壊できる!当然デモンズ・チェーンを無効!!」

 

「それはどうかな?セカンドリバース、オープン!速攻魔法《禁じられた聖杯》!インフィニティのモンスターエフェクトをエンドフェイズまで無効にし、攻撃力を400あげる!結果攻撃力2500になるけどね」

 

『な、なんと二重の構え!エド・フェニックス、モンスター効果に対し徹底して対策を立てていたーっ!!』

 

 

シンクロ・エクシーズにより、強力なモンスター効果が台頭してきた昨今・・・・彼はそれらに屈しないようなデッキ構築をしているようだ。

うーん、自分も素直に使えば良いのに・・・・気持ちはわかるんだけどね。

 

 

「やるな、どうやら一筋縄ではいかないようだ・・・・ならその少ない手札に圧力をかけてやろう、《幽鬼うさぎ》を召喚!」

 

『えっ?ボク召喚されちゃうの!?手札に握っとくもんじゃないの!?』

 

 

《幽鬼うさぎ》☆3 ATK0

 

 

精霊持ち!?・・・・いや、彼女(?)の声が聞こえている様子はない。

当然である、なにを隠そうこのぼk・・・・もとい、彼の友から借りうけた姑息うさぎなのだから。

そんな事は知るよしも無いエド君は当然困惑した、こいつ・・・・もしやあのセラとかゆう少女(!?)の仲間か?と。

 

 

「レベル5のサイバー・ドラゴンにレベル3のうさぎをチューニング。駆け巡れ、電脳の使徒。《PSY(サイ)フレーム・ロードΩ(オメガ)》!」

 

 

《PSYフレームロードΩ》☆8 ATK2800

 

 

 

『エクシーズの次はシンクロ召喚!?カイザー・・・・いや、ヘルカイザー亮!これまでの試合で見せなかった戦術を惜しみなく披露しています!!』

 

 

 

ちなみに新章突入にあたり、OCG次元よろしく新マスタールールに変更しようかとか駄作者が悩んでたけど・・・・しばらくマスタールール2のままで行くそうだよ、よろしくね!

 

 

 

「バトルだ!PSYフレームロードΩでフェニックスガイを攻撃!」

 

「ふん・・・・フェニックスガイは戦闘では破壊されない、大した被害はないね」

 

エド LP4000➡3300

 

 

「大した自信だ。だがいつまで持つかな?俺はカードを1枚セットしてターンを終了する」

 

「エンドフェイズに禁じられた聖杯のエフェクトが終了する」

 

亮 H2 LP4000

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》(攻2500➡2300)ORU(オーバーレイユニット)1

《PSYフレームロードΩ》(攻)

セットカード

 

 

 

「全く、残念だな・・・・カイザー亮。貴方はかなりの腕前な融合の使い手と伺っていた、割りと今日の試合を楽しみにしていたんだが・・・・」

 

「ククク・・・・いつまでも同じ戦術だけでは前には進めん、彼女やあいつに追い付くには変わらねばならぬと悟っただけだ・・・・」

 

 

いや、うん・・・・最初に漆黒の翼翻しやがったの、ジュンコ君だしね?さらにそれを煽ったのはモモエモンだからね?・・・・僕は悪くねぇ!

 

 

「よくわからないが、またナレーションが鬱陶しいので僕の視点で行くぞ!僕のターン、ドロー!!」

 

 

え~、NEXT1羽に引き続きまたリストラかい?しょうがないなぁ・・・・間に1ゲイル挟んで視点変更とするかな。

 

 

 

 

《クルック~》←1ゲイル。

 

 

 

 

「よし、まずは《強欲な壷》を発動。カードを2枚ドロー!続いて《融合回収(フュージョンリカバリー)》を発動、フェニックスガイの融合に使用したフェザーマンと融合をセメタリーより回収する!!」

 

「ならばこのタイミングでPSYフレームロードΩのモンスター効果発動!このカード自身と相手の手札1枚をランダムに選び、次の俺のスタンバイフェイズまで除外する!俺から見て右端のカードだ!」

 

「ッ!?ハンデスエフェクトか!融合が除外された・・・・」

 

 

『これはピンポイント!カイザー、いや、ヘルカイザー亮!融合回収からのラッシュを未然に防ぎましたーっ!!』

 

 

4分の1を見事打ち抜いてくるとはな。PSYフレームロードΩ、放っておいては厄介だ。早々に処理しなければ・・・・

 

 

「僕はエアーマンを召喚」

 

 

《E・HERO エアーマン》☆4 ATK1800

 

 

「モンスターエフェクト発動する。エアーマン以外の「HERO」モンスターの数だけフィールドの魔法・罠カードを破壊。狙うのは貴方のリバースカードだ!」

 

「チッ、《虚無空間(ヴァニティー・スペース)》が破壊されたか・・・・融合よりそいつを除外したかった所だな」

 

 

ヴ、虚無空間・・・・最近出たはいいが永続罠による特殊召喚封じが鬼畜すぎて早々に規制されたカードだったな・・・・もし先行をとられていたら、サイバー・ドラゴン・インフィニティに破壊を無効にされ、さらには融合召喚すらさせてもらえなかったのか・・・・なんて殺意に満ちたデッキだ

 

 

「バトル!フェニックスガイでサイバー・ドラゴン・インフィニティを攻撃!!」

 

「クッ、攻撃力は互角だが・・・・」

 

「お察しの通り、フェニックスガイは戦闘では破壊されない!虚構の無限を打ち砕け!〈フェニックス・シュート〉!!」

 

 

自慢の効果を誇るシンクロ・エクシーズモンスター達を能力で劣る融合モンスター達で打ち破る・・・・これが最高に気分がいい。

 

 

「続けてエアーマンでダイレクトアタックだ!」

 

「ぐおおおおおっ!?」

 

 

亮LP4000➡2200

 

 

「メインフェイズ2に以降し、カードを1枚セット。僕はこれでターンエンドだ」

 

 

エドH1 LP3300

《E・HERO フェニックスガイ》(攻)

《E・HERO エアーマン》

セットカード

 

 

 

 

「そうこなくては、俺のタァァ↑ン!!このスタンバイフェイズに、除外されていたΩと貴様の融合が帰還する!《強欲な壷》による2ドローッッ!・・・・生憎、光属性は引けなかったが、手札の《サイバー・ダーク・クロー》および《サイバー・ダーク・カノン》の効果を発動ぉ!!」

 

 

なんだ?サイバー・ダークにあんなモンスターがいたのか!?

 

 

「ククク・・・・カノンの効果によりデッキの「サイバー・ダーク」モンスター、クローの効果により「サイバー・ダーク」魔法カードをそれぞれ手札に加える・・・・俺は《サイバー・ダーク・キール》と《サイバー・ダーク・インフェルノ》を手札に加え、フィールド魔法《サイバー・ダーク・インフェルノ》を発動!!」

 

 

『おーっとぉ!ヘルカイザー亮が発動したフィールドにより、会場が暗色の炎に包まれたーっ!!』

 

『ふぅん、実に私ごぉのぉみのフィールドだぁ・・・・』

 

 

「随分と派手な演出のフィールド魔法だ、それで?次は何を魅せてくれるんだい」

 

「そうあせるな・・・・《サイバー・ダーク・キール》を召喚!!召喚時に墓地のドラゴン族であるサイバー・ダーク・クローを装備!」

 

『ギシャーッ!』

 

 

《サイバー・ダーク・キール》☆4 ATK800➡2400

 

 

黒蛇のようなモンスターが出現し、ドラゴン族を自らに接続して力を増す。「サイバー・ダーク」の基本戦術だな。

 

 

 

『レベル4のモンスターで攻撃力2400!?こいつは強力ですね!』

 

 

 

「バトル!サイバー・ダーク・キールでエアーマンを攻撃、そしてこの攻撃宣言時に装備されたクローの効果を発動。エクストラデッキからモンスターを墓地に送ることができる・・・・《F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)》を選択」

 

「クッ・・・・」

 

 

エドLP3300➡2700

 

 

「更にモンスターを破壊した際、キールは300ポイントの追加ダメージを与える!!」

 

 

エドLP2700➡2400

 

 

「小癪な真似を・・・・」

 

「続けてPSYフレームロードΩでフェニックスガイを攻撃!!」

 

「おっと!そいつにまた飛ばれては面倒なんでね・・・・罠発動《次元幽閉》!攻撃してきたモンスター1体を除外する!」

 

 

これでハンデスの脅威からは逃れられる・・・・そんなに異次元が好きなら、2度と帰ってくるな!

 

 

「フン、まぁいい。こいつは十分に仕事をした・・・・リバースカードを1枚セットしターンエンドだ」

 

 

亮 H1 LP2200

《サイバー・ダーク・インフェルノ》(F)

《サイバー・ダーク・キール》

+《サイバー・ダーク・カノン》

セットカード

 

 

 

『このターンの攻防でライフはほぼ互角!これは勝敗が全く読めません!!』

 

 

『互角だなんてこの実況の目は節穴ネン、勝つのはマスターに決まってるのニィ』

 

 

いや、喋るなと言っただろうが駄天使。今一瞬解説がオネェになったのかと錯覚したぞ?

 

 

「僕のターン、ドロー!《天使の施し》発動、3枚ドローし・・・・2枚を捨てる。そして魔法カード《融合》を発動!フィールドのフェニックスガイと手札の《ネフティスの鳳凰神》で融合!不死鳥の炎を纏いて昇華せよ!カモン!ノヴァマスター!!」

 

『トアアアッ!!』

 

 

《E・HERO ノヴァマスター》☆8 ATK2600

 

 

ノヴァマスター・・・・以前偶然入手したものだが、炎属性全般を融合素材にできるのは便利だ。このように「あの人」の片見が手札にきても、腐る機会が減るからな。

 

 

『腐らせるくらいなら諦めてデッキからぬけb.....フベラッッ(被弾・無言の裏拳)?!』

 

 

絶対抜かん、抜くくらいならお前を破る。

 

 

『流石に酷っ!?』

 

 

「ノヴァマスター・・・・「彼女」に貰ったと、いつも誇らしげに繰り出していたな・・・・」

 

「?なんの話かは知らないが・・・・《ミラクル・フュージョン》発動!墓地のフェニックスガイと天使の施しで捨てたスパークマンを除外融合!カモン!シャイニング・フェニックスガイ!」

 

『ハアアアッ!!』

 

「シャイニングフェニックスガイの攻撃力は、セメタリーの「E・HERO」の数×300ポイントアップする!」

 

 

《E・HERO シャイニング・フェニックスガイ》☆8 ATK2500➡3400

 

 

「バトルフェイズ!シャイニング・フェニックスガイでサイバー・ダーク・キールにアタック!〈シャイニング・フィニッシュ〉!!」

 

「「サイバー・ダーク」モンスターは、装備されたドラゴン族を身代りに破壊を免れる!」

 

 

ドラゴンを露骨に盾として、「サイバー・ダーク」本体は隠れる。見ていてあまり気分がいいものではないが・・・・

 

 

「だがダメージは受けてもらう!」

 

「ぐおおおおおっ!?」

 

 

亮LP2200➡1200

 

 

「装備されたサイバー・ダーク・クローが破壊された場合、墓地のサイバー・ダークモンスターであるカノンを手札に加える!」

 

「だが君のライフもこれで尽きる!ノヴァマスターでサイバー・ダーク・キールを攻撃だ!」

 

 

先程リバースカードを発動する気配は無かった・・・・勝ったか!?

 

 

「そうはいかん、罠カード《※パワー・ウォール》を発動。デッキの上から16枚のカードを捨て、戦闘ダメージ1600を打ち消す」

 

 

そういいながら彼はデッキからカードを引き抜いて、自分の前にばら蒔いた。それらがバリアになったかのように攻撃のエフェクトは消滅した・・・・

 

 

『な、なんとヘルカイザー。自分のカードをゴミグズのように盾とし敗北を免れました!しかしこれはあまりにも・・・・』

 

 

「き、貴様・・・・カードをなんだと思っているんだ!それでもデュエリストか!!?」

 

「ククク・・・・強いて言うなれば、今の俺はリベンジャー、復讐者だ。貴様に奪われたものを取り戻す為なら、手段など問わん!」

 

「僕が、奪った・・・・?いったいなんの話だ!!」

 

「今の貴様に言っても無意味な事だ・・・・ほぅら、ノヴァマスターが戦闘でモンスターを破壊しただろう?」

 

「・・・・ノヴァマスターのエフェクトでカードを1枚ドローする。これをセットしてターンエンドだ」

 

 

エド H0 LP2500

《E・HERO ノヴァマスター》(攻)

《E・HERO シャイニング・フェニックスガイ》(攻3400)

セットカード

 

 

「俺のターン!サイバー・ダーク・カノンを捨て、デッキからサイバー・ダーク・エッジを手札に加える。こちらも《天使の施し》だ、カードを3枚ドローし、2枚を捨てる。そして魔法カード・・・・《サイバー・ダーク・インパクト!》」

 

「ッッ!?」

 

「俺の墓地にあるサイバー・ダーク・エッジ、キール、そしてホーンをデッキに戻し・・・・《※鎧黒竜サイバー・ダーク・ドラゴン》を融合召喚する!!」

 

 

『ギャオオオオオッ!!』

 

 

《鎧黒竜サイバー・ダーク・ドラゴン》☆8 ATK1000

 

 

『凄まじい覇気だぁ・・・・あれが「サイバー・ダーク」の切り札だろぅ』

 

『しかし攻撃力はたったの1000、いったいどんな効果が隠されているのでしょうか!』

 

 

「サイバー・ダーク・ドラゴンも融合召喚時、墓地のドラゴン族を装備し、その攻撃力を加算する・・・・レベル制限は無い。《F・G・D》を眠りから引きずり出す!更に墓地のカード1枚につき攻撃力が100ポイントアップする!よって・・・・」

 

《鎧黒竜サイバー・ダーク・ドラゴン》 ATK1000➡6000➡8600

 

 

「攻撃力・・・・8600だと!?」

 

「これで終わりだ!全世界に無様な姿を晒すがいい!!〈フル・ダークネス・バーストォォォ〉!!」

 

 

ノヴァマスターに向かい凄まじい衝撃波が迫ってくる・・・・だが、そんな単調な攻撃が通るか!

 

 

「リバースカード、オープン!」

 

「無駄だ!サイバー・ダーク・インフェルノの影響下でカードを装備している「サイバー・ダーク」は、効果の対象にならず、効果では破壊されない!!」

 

「このカードは君のモンスターを対象とするものじゃない。罠カード《ガード・ブロック》!戦闘ダメージを0にし、カードを1枚ドローする!」

 

 

すまないな、ノヴァマスター・・・・しかし危なかった、仮にまた《次元幽閉》のようなカードだったならあのバ火力をモロに食らって、吹き飛んでいただろう。

 

 

「姑息な延命カードを・・・・まぁいい、簡単に終わってしまっては俺の気が晴れん。カードを2枚セットし、ターンを終了する」

 

 

亮 H0 LP1200

《サイバー・ダーク・インフェルノ》(F)

《鎧黒竜サイバー・ダーク・ドラゴン》(攻8700)

セットカード

セットカード

 

 

『あ、圧倒的!超耐性を持つ攻撃力9000弱のモンスターを前に、エド・フェニックス防戦一方です!これはもはや成す術無しかーっ!?』

 

 

「僕のターン・・・・魔法カード《アドバンス・ドロー》。シャイニング・フェニックスガイを生贄に、2枚ドローする。更に《HEROの遺産》を発動。墓地のノヴァマスターとシャイニング・フェニックスガイを融合デッキに戻し、3枚ドロー」

 

「なんだ。折角の壁要員を自ら処理してしまって良いのかぁ?」

 

 

・・・・やれやれ、彼相手に使う予定は無かったのだがな・・・・だが、ここまでコケにされて黙ってやられる気も毛頭ない!

 

 

「僕は・・・・フィールド魔法《幽獄の時計塔》を発動!」

 

「な、なんだ!?」

 

 

かの「ビックベン」を思わせるかのような時計塔が、その町が、サイバー・ダーク・インフェルノの世界を鎮火して現れる。

 

 

「モンスターを通常召喚・・・・カモン!《D(デステニーヒーロー)・HERO デビルガイ》!!」

 

『ハアーッ!』

 

《D-HERO デビルガイ》☆ 3 ATK600

 

 

「「D-HERO」・・・・?」

 

 

「待たせたね、ヘルカイザー亮・・・・本当の「HERO」の力をお見せしよう!!」

 

 

 

 

 

 

続く。

 

 




思ったより文量がかさんだので前後に分けます。

ナレーターBが鬱陶しく感じたらおっしゃって下さい、リストラします。


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Next5羽 それは断じて認めない

※←原作効果とか


今回はセラ視点です



前回のあらすじ

 

姑息な新規を・・・・

 

 

 

 

 

『カモン!《D-HERO デビルガイ》!!』←TV音声

 

《D-HERO デビルガイ》☆3 ATK600

 

 

「「D・HERO」・・・・?」

 

 

 

それは唐突でした。

十代君がエド君の繰り出すHEROにワクワクしたり嫉妬したり

 

「フェニックスガイとか・・・・絶対あれジュンコ好きな奴じゃん、ズリーや!!」

 

「名前にフェニックスついてるだけじゃないですか・・・・」

 

 

翔君がカイザーさんの言動にハラハラしたりして

 

 

「お兄さん・・・・ついに世間に本性が露見して・・・・」

 

「いや、大体お前のせいじゃないか?」

 

 

案の定ガムテープで拘束されている明日香さんは・・・・さておき。

 

 

「ムガーッ!ムガガーッッ!!」

 

「これをさておきで済ますザウルス?」

 

「だって放置すると何されっかわかんねーし」

 

 

彼が新たに呼び出したHEROに、誰もが驚いたようだ。

あのカード知識ナンバーワン()の

 

 

「三沢、あのHEROは知ってるのか?」

 

「グゥッ、本名で呼ばれたのは何羽ぶりだ・・・・だがすまない、全然知らんぞ」

 

「チッ、使えんな三好」

 

「ダメじゃん三谷君」

 

「三菱先輩・・・・」

 

「ムガガガ。」

 

「なんだこの総バッシングは!?なんで口にガムテープの奴までわざわざ間違えて呼ぶんだっ!!」

 

 

あ、はい。三城さんも知らないようです。

 

 

「全くもって未知のHEROってわけかよ!くぅ~、いったいどんな能力を秘めてやがるんだ?」

 

 

 

『待たせたね、ヘルカイザー亮・・・・本当の「HERO」の力をお見せしよう!!デビルガイ!サイバー・ダーク・ドラゴンにアタック!〈デステニー・ロード〉!!』

 

 

「馬鹿な!たかだか攻撃力600のモンスターで攻撃力8600のサイバー・ダークに攻撃を仕掛けるだと!!」

 

「追い詰められてヤケになったドン?」

 

 

わざわざ新しい戦術始めようって時にそれはないでしょ・・・・

 

 

『厳密に言えばこれは攻撃じゃない、効果の発動だ。消えろ・・・・サイバー・ダーク・ドラゴン』

 

 

彼の合図でデビルガイが衝掌のような攻撃をすると、サイバー・ダーク・ドラゴンはあら不思議、消えてしまいました。

 

 

『ッッ!?貴様、いったい何をした!!』

 

『これがデビルガイのエフェクト〈デステニー・ロード〉!相手モンスター1体を2ターン先の未来へ飛ばすのさ・・・・代わりにこのターンのバトルフェイズは行えないがね』

 

 

「つまりはバトルを放棄する代わりに、相手モンスター1体を処理できるわけだな」

 

「うーん、肝心のモンスターを除去してもバトル出来ないんじゃ微妙じゃないッスか?」

 

 

その辺は評価分かれそうですね、攻撃力600だから守るのも大変ですし・・・・

 

 

『続けて魔法カード《デステニー・ドロー》を発動。手札の「D・HERO」を捨て2枚のカードをドロー!そして今セメタリーへ送ったディアボリックガイのエフェクト発動。このモンスターをゲームから除外し、同名モンスターをデッキから特殊召喚する!カモン、ディアボリックガイ!!』

 

 

『グハハハッ!』

 

 

《D・HEROディアボリックガイ》☆6 DEF800

 

 

「おおっ、また新しい奴だ!」

 

「レベル6で攻守800・・・・「D―HERO」は能力がトリッキーな分、全体的にステータスは低めなのかもな」

 

 

『カードを2枚セットし、ターンエンドだ』

 

 

エド H1 LP2500

《幽獄の時計塔》(F)

《D・HEROデビルガイ》(攻)

《D・HEROディアボリックガイ》(守)

セットカード

セットカード

 

 

「本当の力だの言っといて・・・・あんなステータスの低いモンスターを並べても、お兄さんの前じゃ壁にもならないッス!」

 

 

 

『俺のタァーッン!』

 

『このスタンバイフェイズ、《幽獄の時計塔》の針がひとつ進む!』

 

 

12時を指していた時計塔の針が3時まで進みました、演出凝ってますね・・・・フィールド魔法《次元領域》とか作ってくれないかな。

 

 

『魔法カード《※逆境の宝札》!貴様のフィールドにのみ特殊召喚されたモンスターがいる為2枚ドロー!!・・・・墓地の《サイバー・ドラゴン・コア》を除外し特殊能力発動、デッキから《サイバー・ドラゴン》1体を特殊召喚する!』

 

 

《サイバー・ドラゴン》☆5 ATK2100

 

 

『そして魔法カード《パワーボンド》発動ォォ!』

 

 

「来たっ!カイザーの必殺(キラー)カード!!」

 

「これは勝負あったか!?」

 

 

『場と手札のサイバー・ドラゴン、計2体を融合させ、融合召喚!・・・・全てを蹂躙し駆逐せよ!《キメラテック・ランページ・ドラゴン》!!』

 

『『ギシャアーッ!!』』

 

 

《キメラテック・ランページ・ドラゴン》☆5 ATK2100➡4200

 

 

『へぇ、僕の知らない機械竜だ・・・・まだそんな隠し弾があったなんてね』

 

『ククク・・・・その余裕がいつまで持つかな?パワーボンドで呼び出した機械族・融合モンスターは攻撃力が倍となる。さらにキメラテック・ランページの効果!融合素材の数まで相手の魔法・罠カードを破壊する!この時計塔も気にはなるが・・・・対象はその2枚のリバースカードだ!!』

 

『大方《次元幽閉》などを警戒したようだが・・・・残念だったな!リバース罠ダブル・オープン!1枚目、《エターナル・ドレッド》!時計塔の針を2つ進める。2枚目、《D―フュージョン》発動!!』

 

『何ィ!?罠の融合カードだと!?』

 

 

なんかカイザーさん驚いてますけど、そんな珍しいものですっけ融合罠。

 

 

『僕はフィールドのデビルガイ、ディアボリックガイを素材とし融合召喚を行う!・・・・暗黒へと向かう「この世界」の未来へ君臨せよ!カモン!《D-HERO ディストピアガイ》!!』

 

『トアアアッ!!』

 

 

《D-HERO ディストピアガイ》☆8 DEF2400

 

 

 

「おおっ!カイザーのターン融合してきたすっげー!!カッケー!俺も欲しーっ!!」

 

 

 

十代君、感想がまるで子ども・・・・こうゆう純粋なところがいいんでしょうかね、姐さんは。

 

 

 

『エド・フェニックス、ここで更なる融合召喚を決めて来たー!しかしこのモンスターは・・・・』

 

『うぅむ。どぉこぉかぁで・・・・いや、どぉぉうみても・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

『・・・・ペ○シm『違う!○プシマンなどではない!』

 

 

・・・・あ、はい。皆さんが何を言いたいかは察しました。

 

 

『貴様っ!俺がペプ○マンと言い終わる前にペプシ○ンと言ったとゆう事は内心ペプシマ○と認めている証拠だろうが!!』

 

『ええいっ、伏せ字を徐々にずらすな意味がほぼなくなっているじゃぁないか!!そして断じて飲料メーカーのイメージキャラクターなどではない!これ以上の冒涜は

 

SE:ブッー・・・・

 

 

 

《放送上で問題が発生したため、申し訳ありませんがしばらくお待ち下さい》

 

 

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

 

せーのっ、

 

 

 

「「「「「なんじゃそりゃーっ!?」」」」」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

5分後。

 

 

 

『僕はディストピアガイのエフェクト発動!このモンスターの特殊召喚時にセメタリーのレベル4以下の「D―HERO」デビルガイ1体を指定、その攻撃力分の効果ダメージを与える!〈スクイズ・パーム〉!!』

 

『ぐおっ!?小賢しい手を・・・・』

 

 

亮LP1200➡600

 

 

『フフ、攻撃力1200以上の「D―HERO」が手札に無かったのが残念だよ』

 

 

 

「な、なんか何事もなかったかのように再開したッスね」

 

「案に「忘れろ」って事だろうな・・・・」

 

「つーか何をもめてたんだ?あのHEROも普通にカッコイーじゃんか」

 

 

あ、はい。ぜひエド君本人に言って上げてください。きっと喜ぶので・・・・

 

 

 

『だが守備力わずか2400程度では我が進撃は止められはせん!ランページの第二の特殊能力、デッキから光属性・機械族の《超電磁タートル》、《B-バスター・ドレイク》を墓地へ送る。そしてこのターン、2度の攻撃を可能とする!!』

 

 

『こ、攻撃力4200の2回攻撃ですってぇ!?』

 

 

司会の人はノリノリで驚いてくれてますが・・・・

 

 

「まぁ、カイザーなら普通だな」

 

「ああ、普通だ」

 

「普通ッスね」

 

「普通丼?」

 

 

普段が異常なんで、むしろ大人しく見える不思議。

1発通れば勝ちのバ火力なんですけどねあれでも・・・・

 

 

『バトルだぁ!キメラテック・ランページでデットリーガイを攻撃!殲滅しろ、〈エボリューション・レザルト・アナイアレイション〉!サンレンダァ!!』

 

 

 

もの凄い勢いで放たれるエネルギー3発、巻き起こる爆風、あのスカしたフェニックス君も吹き飛んで・・・・ ない!?

 

 

『ふぅー・・・・悪いがD―フュージョンで呼び出した融合モンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない!』

 

『馬鹿な!?』

 

『おーっとぉ!エド・フェニックス、モンスター供に無傷!ヘルカイザー亮、またもフィニッシュならず!!』

 

『ぬぅん、まだまだ勝負はつかないようだなぁぁぁ~・・・・』

 

 

『しぶとい・・・・リバースカード《一時休戦》発動ォ!互いに1枚ドロー!貴様のエンドフェイズまで、互い受けるダメージは0となる、これでパワーボンドのダメージは発生しない』

 

『1枚はブラフだったか・・・・しかし、あんな一方的な攻撃を仕掛けてきておいて休戦かい?流石はヘルカイザー、無茶をおっしゃる・・・・ドロー!』

 

 

『減らず口を・・・・俺はこのままターンエンド』

 

 

亮 H1 LP600

《キメラテック・ランページ・ドラゴン》(攻4200)

セットカード

 

 

 

『僕のターン、ドロー!魔法カード《魔玩具補綴(デストーイ・パッチワーク)》!デッキから《エッジインプ・シザー》と、融合扱いの《置換融合》を手札に加える。更に《闇の誘惑》、デッキからカードを2枚ドロー!・・・・その後、闇属性のエッジインプ・シザーを除外する』

 

 

 

「え、なんで融合サーチしといて手札増えてんだ?」

 

「《儀式の下準備》みたいなカードだな・・・・」

 

 

 

『《D-HERO ダイヤモンドガイ》を召喚!』

 

 

SE:バアァァーッン!

 

 

《D-HERO ダイヤモンドガイ》☆4 ATK1400

 

 

「○ョ○ョ立ちだな」

 

「○ョ○ョ立ちッスね」

 

「なんですかそれ!?」

 

 

『ダイヤモンドガイ、エフェクト発動!デッキトップを確認してそれが通常魔法ならセメタリーへ、違ったならば・・・・まぁそれはないか。〈ハードネス・アイ〉!!』

 

『は?』

 

 

なんか説明端折りましまね、当たるのが必然みたいな言い方で・・・・

 

 

『《漏電(ショートサーキット)》か、悪くはないな。次のターンのメインフェイズ、このカードエフェクトの発動が確定した!』

 

 

 

「漏電!?あれって「電池メン」専用の魔法カードだじゃ・・・・」

 

「いや、彼は「効果の発動」が確定すると言っていた。電池メン3体はあくまで「発動条件」、それを無視できるわけか」

 

「えーと・・・・つまり次のターン、カイザーのモンスターは全滅?!」

 

「フン、なるほどな。しかも「発動が確定」しているならばあの魔法効果をカウンターし無効にこともできないわけか。地味に見えて想像以上に厄介だな」

 

 

その地味な効果の説明に何文字かけてるんですかデュエル詳しくない人向けですか・・・・なんて事は言いづらいですね。ごめんなさい。

 

 

 

『・・・・セメタリーのディアボリックガイのエフェクトを再び発動!3体目のディアボリックガイをデッキから特殊召喚する!』

 

 

『ドアァッ!』

 

《D-HERO ディアボリックガイ》☆8 DEF800

 

 

『ここで魔法カード《置換融合》を発動!フィールドのダイヤモンドガイ、ディアボリックガイを素材とし融合召喚を行う!カモン!死の闇を纏いし英雄、《D-HERO デットリーガイ》!!』

 

 

『ッッ!!』

 

《D-HERO デットリーガイ》☆6 DEF2600

 

 

『僕はここで、デットリーガイのエフェクト発動!手札1枚を捨てることで、僕のフィールドの「D-HERO」達はエンドフェイズまでセメタリーの「D-HERO」の数×200ポイント、攻撃力が上昇する!』

 

 

《D-HEROデットリーガイ》ATK2000➡2600

 

《D-HEROディストピアガイ》ATK2800➡3600

 

 

『ほぅ、攻撃力3600・・・・だが我がランページ・ドラゴンにはまだまだ及ばんな』

 

『まぁ慌てるな。今捨てたシャドーミストのエフェクト発動、デッキから《D-HERO ディヴァインガイ》を手札に加える。そしてディストピアガイのエフェクト発動!自身の攻撃力が変化している時、攻撃力を元々の数値に戻し、相手カード1枚を破壊する!対象は当然ランページ・ドラゴンだ!〈ノーブルジャスティス〉!!』

 

 

ペプ○ガイさんの掌に黒い球体が発生し、大きな大きなランページ・ドラゴンが徐々にに吸い込まれています

 

 

「なんて吸引力だ・・・・一家に1台欲しいな」

 

「掃除機扱い!?」

 

 

 

『そうはいくか!墓地の罠カード《スキル・プリズナー》を発動!こいつをゲームから除外し、対象をとるモンスター効果を無効とする!!』

 

 

「わざわざばら蒔いたカードを拾って発動するんですか!?」

 

「じゃあ最初から捨てなきゃいいような・・・・」

 

 

カイザーさん、その場から消えたと思ったら落ちてるカードを高速回収し効果発動。さながらアクション・デュエルとでも呼びましょうか・・・・

 

 

『凌がれたか、まぁいい。デットリーガイ、ディストピアガイ双方のカードエフェクトは相手ターンにも発動できるからな・・・・カードを1枚セット、ターンエンドだ』

 

 

エド H1 LP2500

《幽獄の時計塔》(9時)

《D―HEROディストピアガイ》(守)

《D―HEROデットリーガイ》(守)

セットカード

 

 

『エド・フェニックス、「D―HERO」を召喚してから流れを掴みっぱなしです!』

 

『あれが本当のあぁ奴の実力、プロのトップリーグですら仮面を被り続けてきたとはぁ・・・・』

 

 

 

「D―HERO」が彼の本気なのはわかりましたが・・・・じゃあ《ネフティスの鳳凰神》はなんなんでしょう?十代君の《ハネクリボー》のようなポジションでしょうか、可愛い系じゃないけど。

 

 

 

『ぐっ・・・・俺のタァァァァン!』

 

『このスタンバイフェイズ、時計塔の針が更に進み12時を示す!』

 

 

時計の針が12時を刺すと、ゴーン、ゴーンと何かの訪れを表すかのように鐘を鳴らし始めました。結局、あのフィールドの効果ってなんなんでしょうね。

 

 

 

『こんな虚仮脅しなど俺には通用せん・・・・そいつらのコンボで1体を破壊するだけならば、更に攻め手を増やすまでの事!魔法発動、《死者蘇生》!蘇れ・・・・《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》!!』

 

 

《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》★5 ATK2100

 

 

『ここで素材も持たないエクシーズモンスター・・・・そうゆう事か。デットリーガイ、エフェクト発動!手札のディヴァインガイを捨て攻撃力上昇!!』

 

 

《D―HERO デットリーガイ》ATK2000➡2800

 

《D―HEROディストピアガイ》ATK2800➡3600

 

 

『そしてディストピアガイのエフェクト発動!変化した攻撃力を戻し、サイバー・ドラゴン・ノヴァを破壊する!《ノーブルジャスティス》!!』

 

 

またでた暗黒掃除機、ノヴァさん吸い込まれて木端微塵・・・・と、思いきや。

 

 

『そう、貴様はインフィニティへの恐怖によりそうせざるを得まい・・・・サイバー・ドラゴン・ノヴァの最後の能力!相手によって破壊された事で、EXデッキから機械族の融合モンスターを特殊召喚できる!現れろ、サイバー・エンドォォ!!』

 

 

『『『ギャオオオオッ!!!』』』

 

 

《サイバー・エンド・ドラゴン》☆10 ATK4000

 

 

『おーっとこのタイミングで現れました!カイザー亮の象徴、サイバー・エンド・ドラゴンです!ヒール転向しても、かのエースは健在だったー!!』

 

『しかもエド・フェニックスゥは虎の子の破壊能力を発動させてしまったぁぁ~、また形勢が逆転したようだなぁ』

 

 

「さっすがカイザー!やっぱりすげーぜ!!」

 

「アニキ、さっきからすげーかカッケーしか言ってないドン・・・・」

 

「シンプルで素直なのが、アニキのいいトコでもあるッスから・・・・」

 

「フガ~」

 

「単に馬鹿なだけだろ・・・・」

 

 

 

『ランページ・ドラゴンの効果、デッキから《A-アサルト・コア》と《C-クラッシュ・ワイバーン》を墓地へ送り、攻撃権を2度追加する!』

 

 

「んなっ!?カイザーの奴まさか・・・・」

 

 

『そしてぇ!墓地のアサルト・コア、バスター・ドレイク、クラッシュ・ワイバーンをゲームから除外し融・合・合・体!来い、《ABC-ドラゴン・バスター》!!』

 

 

SE:ジャキンジャキンジャキンジャキン!テッテレ~

 

《ABC-ドラゴン・バスター》☆8 ATK3000

 

 

いや、最後の音・・・・もういいです疲れてきました。姐さん、早く帰ってきて・・・・

 

 

「やはりそいつか!おのれカイザー、俺様の十八番を奪うとは・・・・」

 

「うーん、万丈目の十八番ってもうオジャマとドラゴンじゃね?」

 

「ああ。最近の実技を見る限りでも、ユニオンモンスターは精々生贄要員だったな」

 

「むしろ万丈目先輩、機械族なんか入ってたザウルス?」

 

「ぐっ・・・・」

 

 

図星みたいですね・・・・

 

 

 

『墓地のモンスターを魔法も罠も無しに融合召喚するだと・・・・ふざけるな!』

 

『ククク、こいつの融合召喚には魔法は必要ない、フィールドと墓地にパーツが揃えば容易に呼び出せるのだ。ドラゴン・バスターの能力!手札1枚を捨て、相手のカード1枚を除外する!対象は・・・・そのリバースカードだ!!』

 

 

 

「まだ次元幽閉引きずってますね、キャラの割に慎重とゆうかなんとゆうか」

 

「まぁ結局インフィニティは出てないし、ここでミラフォとか踏んだら大惨事ッスから」

 

 

 

『そうはいくか!カウンター罠《神の通告》!!ライフ1500をコストに、モンスターエフェクトを無効にし破壊する!!』

 

 

エドLP2500➡1000

 

 

うわ、出たっ・・・・あの人モンスター効果対策し過ぎでしょう、シンクロやエクシーズを目の敵にしてる感じしてるから仕方ないのかな。

 

 

「あの罠カードすっごく高かったような?」

 

「まぁ・・・・プロで自力で稼いでる分、一介の学生とは資金力が違うよな」

 

 

『チィ、だが憂いは払った!くたばれエド・フェニックス!サイバー・エンド!キメラテック・ランページ!総攻撃ダァ!!』

 

 

あーもう、三つ首と二首の機械竜の派手な連続攻撃による爆炎で画面が真っ黒。

リバースカードもなかったし、彼は流石に終わりでしょうね、ご愁傷様です・・・・ってあれ?

 

 

エドLP1000➡1000

 

 

『なん・・・・全くの無傷だとぉ!?』

 

『え、エド・フェニックスまたもや無傷!モンスターは全滅しましたが無傷です!!いったいどうゆうことだーっ!?』

 

『フフフフ・・・・アハハハハハッ!!《幽獄の時計塔》の針が1周し、12時を刺している場合・・・・僕へのあらゆる戦闘ダメージは0となる!!』

 

 

「んな無茶苦茶なっ!」

 

「けど本来、発動まで基本は4ターンかかる効果・・・・最近のインフレ気味たフィールド魔法からしたらまともな方だろ」

 

 

さっきも見たんですがこのパターン、攻撃されて無傷!()

あー、万丈目さんの《ユニオン格納庫》よりはマシですねー・・・・全戦闘ダメージ0って凄いですけど。

 

 

『クッ、だが貴様のフィールドが壊滅したのは事実だ!次のターンで決着をつけてやる・・・・ターンエンド!』

 

 

亮 H0 LP600

《キメラテック・ランページ・ドラゴン》(攻4200)

《サイバー・エンド・ドラゴン》(攻)

セットカード

 

 

『僕のターン、ドローッ!!このスタンバイフェイズに、デビルガイのエフェクトにより除外されていた、サイバー・ダーク・ドラゴンが君のフィールドに戻る』

 

 

《サイバー・ダーク・ドラゴン》☆8

 

 

「そういえば、いたな・・・・」

 

「すっかり忘れてたっスね」

 

「《F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)》が外れて、すっかり並みの上級モンスターザウルス」

 

 

『そしておまちかね。先のターン、ダイヤモンドガイの能力により確定した《漏電》のエフェクト発動!君の自慢の、全モンスターを破壊する!!』

 

 

『『『『『『ギャアアアアアアッ!!?』』』』』』

 

 

これは酷い、首六本分だから断末魔の叫びも6倍ですね・・・・

 

 

 

「まさか・・・・お兄さん負けちゃうの!?」

 

「落ち着け翔、カイザーの墓地には超電磁タートルがいる。このターンは少なくとも大丈夫なハズだ」

 

 

 

『僕は手札から・・・・《サイクロン》を発動!フィールドの魔法・罠カードを破壊する!破壊するのは・・・・《幽獄の時計塔》!!』

 

『なんだと!血迷ったか!!』

 

 

えっ、無敵な壁壊すんですか?

時計塔を特大の嵐が襲う、街並みを破壊していく・・・・町一個潰すサイクロンって現実にきたら洒落にならないですよねぇ。

 

 

『血迷ってなどいないさ・・・・幽獄の時計塔の針が回り12時の状態で破壊された時、そこに幽閉されていた戦士が解放される!カモン!《D-HEROドレッドガイ》!!』

 

 

『ヴオオオオッ!!』

 

《D-HEROドレッドガイ》☆8 ATK?

 

 

ひ、HERO?幽閉されていた、とか明らかに悪役側じゃないですかー。

 

 

『な、なんとフィールド魔法を破壊したかと思いきやいきなり最上級モンスターを召喚だーっ!?』

 

 

『ドレッドガイの、エフェクト発動!墓地の「D-HERO」2体を特殊召喚!〈ドレッド・ウォール〉!!』

 

 

《D-HEROディストピアガイ》☆ 8 ATK2800

 

《D-HEROデットリーガイ》☆6 ATK2000

 

 

「せっかく苦労して倒した融合HEROが・・・・」

 

「サイクロン1枚であっさり帰ってきた!すっげ~・・・・」

 

 

『そしてドレッドガイの攻撃力はフィールドの全「D-HERO」の攻撃力の合計の数値となる!』

 

《D-HEROドレッドガイ》ATK?➡5800

 

 

『そんな手段でモンスターを展開してくるとは・・・・だが俺の墓地には超電磁タートルがいる。まだ終わらせはせんぞ!』

 

『なんだ忘れたのか?ディストピアガイ、エフェクト発動!特殊召喚された時、墓地のディヴァインガイ1体を指定、その攻撃力1600のダメージを君に与える!〈スクイズ・パーム〉!!』

 

 

『狙いははそちらであったかぁ!』

 

 

『嫌だ、俺はぁ・・・・負けたくナィィィィ!カウンター罠《フュージョン・ガード》発動ォォ!EXデッキから融合モンスターをランダムに墓地へ!効果ダメージを無効とするぅ!!』

 

 

あんなカード伏せてたんですか!?最初のディストピアガイ融合時に使っていても良かったような気はしますが・・・・凌ぎましたね。

 

 

『まさか効果ダメージを防ぐカードとは・・・・ドレッドガイ!プレイヤーへダイレクトアタック!〈プレデター・オブ・ドレッドノート〉!!』

 

 

「技名凄い気取ってる割に・・・・張り手!」

 

「セラちゃん先輩、それ言っちゃダメな奴ザウルス!」

 

 

『超電磁タートルの効果発動ォ!こいつを除外し、バトルフェイズを終了させる!!』

 

『・・・・メインフェイズ2に墓地のディヴァインガイのエフェクト発動。僕の手札が0の時、墓地のこのカードと他の「D-HERO」を除外して2枚ドローができる。ディヴァインガイとデビルガイを除外し2枚ドロー・・・・ターンエンドだ』

 

 

エド H2 LP1000

《D-HEROドレッドガイ》(攻5800)

《D-HEROディストピアガイ》(攻)

《D-HEROデットリーガイ》(攻)

 

 

『なんとゆうしぶとさだ・・・・ヘルカイザー亮、君に敬意を払おう。君は間違いなく、これまで僕が戦った中で1番の強者だ』

 

 

『何をもう勝った気でいる・・・・俺は負けん、貴様に奪われた彼女の心を奪い返すために・・・・俺はぁぁぁ、勝ぁぁぁつ!俺のタァァァン!!』

 

 

姐さんこれ見てたら今頃顔真っ赤でしょーねー。全世界放送でなにやってるんだろこの方、名前出してない分マシですけど。

 

 

『このスタンバイフェイズ!フュージョン・ガードで捨てられた《捕食植物キメラフレシア》の効果発動ォ!デッキから「融合」または「フュージョン」魔法カードを手札に加える・・・・俺が加えるのは《サイバネティック・フュージョン・サポート》!!』

 

『んなっ、そんなカードが捨てられただと・・・・なんて悪運の強い』

 

『速効魔法《サイバネティック・フュージョン・サポート》!ライフ半分をコストに、機械族融合モンスターの素材を墓地から賄える!そして魔法カード・・・・《パワー・ボンド》発動!!』

 

 

「2枚目っ!この土壇場で!!」

 

 

『俺は墓地のサイバー・ダーク・ドラゴン、ダーク・クロー、カノン、さりげに落ちてたエッジとキールを融合!これが、闇を求めた俺のあがきだぁぁぁ!《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》ッッ!!』

 

 

『グギャオオオオッ!!』

 

 

《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》☆10 ATK2000

 

『サイバー・ダークネス・・・・だと・・・・』

 

 

「お兄さんが更に深い闇へ染まって行っちゃってるーっ!!?」

 

「もう後戻りできなそうですね・・・・ご愁傷様です」

 

 

『パワーボンドの効果により当然攻撃力を倍化、更に墓地の《F・G・D》を装備してその攻撃力を得る!』

 

 

《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》 ATK2000➡4000➡9000

 

 

『攻撃力9000!これまたとんでもない化け物の登場だーっ!!』

 

『否、しかし・・・・』

 

 

『バトルだぁ!サイバー・ダークネス・ドラゴンでデットリーガイを攻撃!〈ネオ・ダークネス・バーストォォォ〉!!』

 

『忘れたか!デットリーガイのエフェクト、手札の1枚を捨て「D-HERO」全体の攻撃力増加!そしてディストピアガイのエフェクト!変化した数値を戻し、フィールドのカード、サイバー・ダークネス・ドラゴンを破壊!これで僕の勝ちだ!!』

 

 

《D-HEROディストピアガイ》(攻2800➡3200➡2800)

《D-HEROデットリーガイ》(攻2000➡2400)

 

 

 

『ハハハハッ!タイミングを見謝ったな!サイバー・ダークネスの特殊能力!相手が発動したあらゆる効果を、俺の場の装備カードを墓地へ送ることで無効にする!消えろ、ディストピアガイ!!』

 

『ば、馬鹿な!?』

 

 

《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》 ATK9000➡4000

 

《D-HEROドレッドガイ》(攻5800➡2800)

 

 

『これで、終わりだぁぁぁぁぁ!!』

 

『チィ、仕方がない。まさかこのカードを使うことになるとは・・・・手札の《D-HERO ダイナマイトガイ》のエフェクト発動!「D-HERO」のバトルで発生するダメージを0にし・・・・その後、互いに1000ポイントのダメージを受ける!!』

 

『・・・・えっ?』

 

 

え、それってあの・・・・

 

 

SE:ちゅどーん

 

 

『『ぐわああああああっ!!?』』

 

 

エド LP1000➡0

 

亮 LP600➡0

 

 

 

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

 

はい、せーのっ

 

 

「「「「「ま、まさかの爆発オチだーっ!!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

「漆黒の闇より、愚鈍なる馬鹿コンビを援護したげて反逆の牙!雷鳴と共に走れ!ついでにそぼ振る雨に響いてさっさと働け、電光の馬鹿コンビ!!」

 

『ぎゃお。』

 

『『ついにまとめられたっ!?』』

 

 

 

「「「「ギャアアアアアアッ!!?」」」」

 

 

???LP2000➡0

???LP2000➡0

???LP2000➡0

 

 

「吠えろ未知なる轟き、深淵の闇より姿を現わせ!餅!おまけに満たされぬ魂の守護者よ、暗黒の騎士となって光を砕けたもう!」

 

『イラっと来る系』

『ケロッ』

『それが鮫の流儀だ!!』

 

 

「「「イワァァァァァク!!?」」」

 

???LP4000➡0

???LP1000➡0

???LP800➡0

 

 

 

「ふぅ・・・・そっちは片付いたー?」

 

「餅のカエルですわ(姑息な制圧)、これで下っ端様がばら蒔いた残党も最後のハズですわね」

 

「ったく、いいとこで邪魔すんじゃないわよ。エド様の試合見逃しちゃったじゃない・・・・まぁ、これでやあーっと帰れそうね」

 

「そうですわねぇ、帰りましょうか」

 

 

「「デュエルアカデミアへ」」

 

 

 

 

 

 

 

続くかもしれない

 

 

 





次は一本、番外編を挟む予定です。


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Next6羽 「あの人」に似てるんだ

前回のあらすじ

 

爆発オチ

 

 

 

 

 

 

「アーユーレディ?」

 

 

パッチを開け、眼前に広がる夜空に想いをよせる。

ああ、冷たい風が心地よい・・・・

 

「うん!」

 

 

ボートに乗り、僕は飛び立つ。誰も僕の路を妨げる事ない、孤独な空へ。

 

 

「イィィヤッホォォォゥ!!」

 

 

ほんの僅かな時間だけだが、自分が鳥にでもなったかのような自由な気分がたまらない。

ああ、「あの人」とも共有したい。この感覚を・・・・ん?

 

 

 

『ジュンコ殿ォ!上から人が!!』

 

「んなアホな事言ってないでキリキリ飛びなさい!ライキリだけに」

 

『兄者ェ・・・・』

 

「あら、あれって・・・・エド様では?」

 

 

 

 

 

・・・・あ、ありのまま、今見たコトを話すぜ!ヘリから飛び降りてイヤッホオオゥしていたら、空中で2体の鳥人みたいなのに乗った女子2名とすれ違った!

な、何を言ってるんだかさっぱりわからねーと思うが・・・・

 

『マスター、なにその口調・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

○デュエルアカデミア構内、灯台部の灯台にて・・・・

 

 

 

「来ましたね・・・・エド・フェニックス」

 

「へぇ、逃げずに来てくれたようだね・・・・藍神セラ!!」

 

 

 

丸藤・・・・ヘルカイザー亮とのプロでの試合の後、遊城十代に宣戦布告した僕は再びデュエルアカデミアに降り立った。

だが僕の目的は、遊城十代を下すことだけじゃない。

以前苦汁を呑まされた、この「転生者」藍神セラを今度こそ仕止めるためでもある。

 

 

「驚きましたよ・・・・普通に貴方からメールが来た時は」

 

「ああ・・・・ヘルカイザーに駄目元で聞いてみたら「なんだ貴様、ロリ○ンだったのか」とかなんとか言われつつ、普通に教えてくれたぞ」

 

「あんのバカイザー・・・・ッッ!」

 

 

その時に

「ククク・・・・この事実を彼女に伝えれば大幅なイメージダウンを与えて俺のファンにすることが・・・・」

みたいなことを呟いていた。

「呼び出すには港の灯台がオススメだ。夜間ならまず人は寄り付かん」

なんか勘違いしてるな・・・・まぁ、いいだろう。

 

 

 

「今度こそ、貴様を倒すぞ「転生者」!」

 

「だからその呼び方・・・・まぁいいです。私が勝ったら、もう私に関わらないで下さいね」

 

 

「「デュエッ「あーっ!エド様いたーっ!!!」

 

 

「えっ?」

 

 

互いにディスクを構え、いよいよリベンジ開始・・・・って時に現れたのは先程の、鳥人っぽいのに乗って飛行していた女子二人組!?

片方は黒髪で、物腰なんかがお穣さまと言った具合だ。もう一人は茶髪で、その、なんとゆうか・・・・

 

 

「「姉さん!?」」

 

 

「・・・・ほぇっ?」

 

 

「帰って来たんですね姉さん!私っ・・・・私ずっと待ってたんですからっっ!!」

 

「ち、ちょっ・・・・セラちゃんパイセンどったの落ち着いて?キャラが崩壊してるわよクールになろう、一旦クールに」

 

「だって・・・・だって!姉さん居なくて大変だったんですよぉ~・・・・ツッコミ的な意味で」

 

「ツッコミかよっ!?」

 

「あの腹黒クールなセラちゃんがここまで憔悴してるなんて・・・・アカデミアは今年度も絶好調なようですわねっ」

 

「もう嫌な予感しかしないけどあたしっ!?」

 

「腹黒クールってなんですか!?」

 

 

あの藍神セラが茶髪の方に抱きついた・・・・?それほど彼女達は仲が良いのか・・・・おい駄天使、あの二人の情報は?

 

『(あんなのいたかしら・・・・あ、リストにあったワ。黒髪の方が浜口ももえ、茶髪の方が枕田ジュンコ。ヒロインの天上院明日香の友人、とゆうか取り巻きで・・・・まぁ、言ってしまえばモブね)』

 

ふむ、「転生者」とは無関係か?

にしてもモブか、それにしてはあまりにも・・・・

 

 

「まぁ積もる話はあとにしましょセラちゃん。それより・・・・エド・フェニックス!」

 

「は、はいっ!?」

 

「「サイン下さい!!」」

 

「・・・・えっ?ああ、構わないが・・・・」

 

「「ジュンコさんへ」でお願いします!」

 

「わたくしの方は「モモさんへ」でっ!!」

 

 

急に現れたと思いきや、色紙を繰り出してサインの要求か。単なるミーハーな女子か?いや、単なるミーハーが鳥人に乗って空飛ばないだろ・・・・

 

 

「はいっ、これで良いかな?」

 

「キャーッ!ありがとうございまーすっ!!」

 

「宝物にしますわ~」

 

「姉さん達・・・・」

 

 

藍神セラも呆れているな。興も冷めたし、彼女との決着は遊城十代のあとにでも・・・・ん?なんだ、遠くの方から走るような音が・・・・

 

 

「ジュ~ン~コォォォ!!会いたかったぜええええっ!!」

 

「んなっ!?」

 

 

ゆ、遊城十代!?何故あいつがここに!!

 

 

「行きなり何すんじゃダボがーっ!!」

 

「ぐわあああああっ!!?」

 

 

SE:ザッバーン

 

 

 

あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!

あの遊城十代が茶髪の女性に飛びかかって抱きつこうとした、かと思えば彼女はどこからかHARISENを取り出して!ぶん殴り!遊城十代を海の方へと吹っ飛ばした!!な、何を言ってるんだかさっぱりわからねーと思うが・・・・

『(マスター、そのネタ2回目ヨ)』

 

 

「ブハアッ、久しぶりなのにヒデーよジュンコォ~・・・・」

 

「ヒデーよじゃないわよ!い、いきなり飛び付いてきてなんのつもりよアンタは馬鹿なの!?つーか帰るって連絡してなかったのになんでここにいんのよ!!」

 

「んなもんっ!ジュンコの匂いを感知したからに決まって・・・・」

 

「変態かああああっ!!」

 

「グヘーッ!?」

 

 

こ、今度はHARISENを投げつけて追い打ちをかけたぞ!?なんなんだこいつらの関係は!!

 

 

「あーっ!アニキが海にオチテルザウルス(白亜紀)!!」

 

「大方枕田に吹っ飛ばされたんだろう、いつもの事だ」

 

「アニキ、デリカシー無いから・・・・」

 

 

 

次から次へと・・・・駄天使ぃ!

『(えーと、黒い制服が万丈目準。遊城十代の最初のライバル。メガネショタが丸藤翔、筋肉マンがティラノ剣山。この二人は遊城十代の弟分ネ)』

 

 

 

「あら万丈目様、お久しぶりです。レッド寮の皆様お揃いで来たんですか?」

 

「ああ、「ジュンコの気配だ!」とか言って急にあの馬鹿が走り出してな・・・・」

 

「あの十代のアニキをこうもアッサリ倒すとは・・・・これが噂に名高い「電光の斬撃(ツッコミ)」、枕田ジュンコ先輩ザウルス?!」

 

「・・・・ちょいまち、それあたしの事なん?そのアホみたいな通り名あたしの事なんか筋肉!!」

 

「ヒィィィィ!?俺がつけたわけじゃ無いドン(290円)!」

 

 

・・・・もう、なんだかどうでも良くなって来たな。

 

『(あらん、後ろの黒髪コンビ・・・・今こっそりキスしてたワ。いいわネ~、付き合ってるのかしラ)』

 

 

「はぁ、疲れる・・・・それはそうと~、エド様にもう一つだけお願いがありまして~」

 

「なんだい?僕にできる事なら話を聞くよ(営業スマイル)」

 

 

『(よくやるわねマスター・・・・)』

 

すまん、ファンの前だと癖になっててな・・・・

 

 

「ジュンコォ!なんだよその媚びるような態度お前らしくない!!そんなにエドの事好きなのかよ!!」

 

「じゃかぁしぃわあ!アンタは少し黙ってなさいボケーッ!!」

 

「ぎゃあああああっ!?」

 

「アニキィーッッ!!?今引きアゲルザウルス(ジュラ紀)!!」

 

「ハリセン2本目っ!?どっから出したんですか姉さん!!」

 

「てかなんでハリセンがあんな勢いよく飛ぶの・・・・」

 

 

し、沈んだ・・・・あいつ、僕とデュエルする前にくたばるんじゃないか?

 

 

「ご、ゴホン!じゃあ、あたしと・・・・その・・・・デュエルしろよ」

 

「何っ!?」

 

「あたしが勝ったら、十代から手を退いてくれないかしら・・・・お願い」

 

 

ふむ、全く脈絡もなしにデュエルの申込みか。

しかもあれだけ雑に扱った遊城十代を庇うような発言・・・・さっぱりわからんな。

『(マスターは、もてる割には女心に疎いものねぇ)』

 

何ィ?!

 

 

「僕にまるでメリットの無い話だな。じゃあ僕が勝ったら君はどうするんだい?」

 

「えっ!?そこまで考えて無かった・・・・あ、あたしにできる事なら・・・・なんでも」

 

「ふーん・・・・ま、いいだろう。そこまで言うなら相手になろう」

 

「本当っ?!話がわかる人で良かったぁ~」

 

 

やれやれ、「転生者」を仕止めに来たのにとんだ茶番だな。まぁいい、この女性には少し興味がある。あの二人を片付ける前の準備運動と行くか。

 

 

「なんだ、枕田の奴がエドとやるのか?」

 

「そうなんですよ、ジュンコさんったら「十代を助ける」って聞かなくて・・・・」

 

「「助ける?」よくわかんないッスね・・・・」

 

「ゼェ、ゼェ、むしろアニキを仕止めてたドン・・・・」

 

「あ、おかえりなさい。もう寒くなってきたのにご苦労様です」

 

「ゲホゲホッッ、この感覚、いつものジュンコだぜ・・・・けど俺より先にエドとやろうだなんてズリーぞジュンコ!!」

 

 

「フンだ、あんたはそこで大人しく見てなさい。行くわよ・・・・エド・フェニックス!」

 

「フフッ、いいだろう。プロのタクティクス、その身を持って体感させてあげよう・・・・姉さん!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

エド LP4000

 

ジュンコ LP4000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「・・・・姉さん?」」」」

 

「あっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続くんです。






いよいよ二期本番へ入っていきます


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Next7羽 「久しぶりね」

スマホの不調で買い換えたりしてたらおそくなってしまいました。

別にモクバ君とかバクラ君とたわむれてたわけじゃないです(リンクス次元)


前回のあらすじ

 

エド君とカイザーさんの試合の後、世界中継でケンカを売られた十代君でしたが楽しそうでした。

そんな事よりその翌日、そのエド君から私のPDAにメールが届き、夜に灯台に呼び出されました。私の個人的情報…

あの時の雪辱を晴らさんと言わんばかりにデュエルを申し込んできたその時!現れたのは我らがジュンコ姉さんとモモエモン。

十代君を3回ぶっ飛ばすなどのアクシデントはありましたが、エドのに何故かサインをねだった後にデュエルをふっかける姉さん。果たして、どうなる事やら…

 

 

「セラちゃん真面目か!」

 

「まともに?あらすじされると違和感を感じますね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

《ドン☆》

 

 

 

 

 

 

 

 

「ね、姉さんって何よ」

 

「ジュンコさんエドのお姉さんだったんすか?」

 

「いやいや、まず国籍が違うドン」

 

「そもそも弟がいるなんて話一度も…あれっ?」

 

「ち、違う!ちょっと貴女が知りあいに似てただけだすまない!!」

 

 

クソッ、見た目や言動といいツッコミといい、あまりにも似てるからつい口に出してしまった…冷静になれ。

あの人が…姉さんが「この世界」にいるはずが、いるはずがないんだ。

 

 

「そっ、そそそそうよね~あーびっくりした。気を取り直して、始めましょっか」

 

「あ、ああ」

 

『(なんか向こうの反応も可笑しくないカシラ?なんか汗凄いし、黒髪のコも目を真ん丸にしてるシ…)』

 

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

 

エド LP4000

 

ジュンコ LP4000

 

 

「変なことを言った詫びだ。レディーファースト、先行は譲るよ」

 

「あらそう?あたし別に後攻でも構わないんだけど」

 

「そうだな…《ハーピィの狩場》が腐るからって、いつも姉さんは後攻だったっけ」

 

「そうそう!それの対策であんたは制限の《サイクロン》の代わりに砂塵を3積みなんかしてきて…」

 

「ああ、でも砂塵3枚もあると腐るんだよね。結局ネフティスで吹き飛ばすし、罠のスペースも減るし…」

 

「「んっ?」」

 

 

「な~んか、話が噛み合ってないッスか?」

 

「ジ、ジュンコさーん!貴女のデッキに「ハーピィ」なんか無いでしょう?何惚けてるんですか~っ!!」

 

「は?浜口、お前何を言っている」

 

「えっ?普段授業のとk「あーそうだったごめんゴメーン!ちょっと寝ぼけてたわー!!」

 

 

ま、待て、なんでそんな事を知ってる?!たまたまか、偶然似たエピソードがあっただけか??

 

 

「あ、あたしのターン、ドロー!魔法カード《闇の誘惑》、カードを2枚ドローし手札の《ダーク・シムルグ》を除外する。もう1枚、《手札抹殺》!あたしは5枚捨てて、5枚ドロー!!」

 

「では有り難く、僕も5枚捨て、5枚ドロー」

 

ほら、彼女は闇属性デッキだ。ハーピィなんか関係無い、冷静に、冷静に…

 

 

「来たっ!さぁ、派手にぶっ飛ばして行くわよ!永続魔法《黒い旋風》を発動!」

 

 

「旋風きたーっ!」

 

「あれが何ドン?」

 

「見てれば解る」

 

 

「まずは《BF-そよ風のブリーズ》を召喚っ!」

 

 

『フゥッ!!』

 

《BF-そよ風のブリーズ》☆3 ATK1100

 

 

ブラック・フェザー、黒い翼…鳥獣族か。いやいや、共通点が多いだけだ。デッキはまるで違うじゃないか…

 

『(どうでもいいケド、あのモンスターは黒くないわネ)』

 

 

「ここで旋風の効果!ピナーカの攻撃力1200以下の攻撃力を持つ「BF」モンスター、白夜のグラディウスを手札に加える!そしてこのコは場に「BF」が1体だけなら特殊召喚できる!おいで、グラディウス!!」

 

 

『ポウッ』

 

《BF-白夜のグラディウス》☆3 ATK800

 

 

「黒い旋風、あれがあると「BF」の回転力が大幅に増すわけだ。ガジェットもビックリな具合にな」

 

「ほーん、ナルホドドン」

 

 

「レベル3のグラディウスに同じくレベル3、ピナーカをチューニング!漆黒の勇士、英剣を担い気高く飛び立てっ!」

 

「これは…シンクロ召喚か!」

 

「シンクロ召喚!我らが「BF」切り込み隊長!《BF-星影のノートゥング》!!」

 

 

『クアーッ!!』

 

《BF-星影のノートゥング》☆6 ATK2400

 

 

 

下級モンスターは随分可愛らしいかと思えば、目つきの悪い鳥人がでてきたな。さっき空で、彼女達が乗っていた奴らの仲間か。つまり彼女は…精霊を操る力を持つのか!?

 

 

 

「おっと、綺麗な眉間に皺が寄ってるわよ?考え事ならデュエルのあとにしてちょーだい。ノートゥングの効果、相手プレイヤーに800ダメージ!〈ホーミング・ソード〉!!」

 

「うわっ!?」

 

 

エドLP4000➡3200

 

 

「剣投げるザウルス!?」

 

「なんかさっきの、ジュンコさんのハリセン投げ思い出したッス」

 

「やめろよ翔、あれ見た目よりいてぇんだぞ」

 

「あ、おでこ赤いですね十代君」

 

 

「まだまだ!ノートゥングがいる時、あたしは「BF」モンスターをもう一度召喚できる!おいでっ、極北のブリザード!!」

 

 

『クルクル、』

 

《BF-極北のブリザード》☆2 ATK1300

 

 

「ブリザードの効果!墓地の「BF」1体を守備で特殊召喚!戻っといで、グラディウス!!」

 

 

『コンッコン』

 

『ポゥ』

 

《BF-白夜のグラディウス》☆3 DEF1500

 

 

「か、可愛いなそのモーション。モンスター腕に停めてディスクコンコンって」

 

「でっしょー!このコったら、毎回毎回召喚の度にコレやるのが可愛くって可愛くって…」

 

 

「なんか、仲良くねぇ?」

 

「初対面ッスよね?」

 

「そのはずですが…」

 

 

「って、人の気を逸らそうったってそうはいかないからね!レベル6の星影のノートゥングにレベル2のチューナーモンスター、極北のブリザードをチューニング!

!天と地の間…煉獄より、その姿を現せ!シンクロ召喚!満足の化身《煉獄龍オーガドラグーン》!!」

 

 

『グオオオオッ!!』

 

《煉獄龍オーガドラグーン》☆8 ATK3000

 

 

「また物騒そうなモンスターきたーっ!」

 

「満足って?」

 

「ええ!」

 

「わからんザウルス!!」

 

 

煉獄龍・・・・藍神の奴が使っていた魔王龍のようなモンスターか?ならば相応の効果は覚悟しなければな。

 

 

「カードを2枚セットし、ターンエンドよ!!」

 

 

ジュンコ H0 LP4000

《煉獄龍オーガドラグーン》(攻)

《BF-白夜のグラディウス》(守)

《黒い旋風》(∞)

セットカード

セットカード

 

 

 

 

「僕のターン、ドロー!魔法カード《天使の施し》、3枚ドローし、2枚を捨てる。フフフ、けっこうな守りを固めたようだが、運命は僕に味方しているようだ。魔法発動!《大嵐》!!このカードエフェクトにより、魔法・罠カードを全て破壊する!!」

 

「うわ!いきなりかよ!?」

 

 

このデュエルはあっさり決着が着きそうだな。さっさと終わらせて…

 

 

「オーガドラグーンの効果発動!1ターンに1度、手札が0枚の時発動できる。魔法・罠の発動を無効にして、ぶっ壊す!!」

 

「何っ!?」

 

「大嵐引いたぐらいで余裕かましてんじゃないわよ?プロ様がそんなんでいいのかしら」

 

 

ぐっ、確かに油断していた。しかし効果を使わせたと考えれば今の1手は悪くないだろう、彼女の罠に踏み込んで行く必要があるが…

 

 

「僕はダイヤモンドガイを召喚!」

 

 

SE:バァァーッッン

 

 

《D-HERO ダイヤモンドガイ》☆4 ATK1400

 

 

「なんでジョ○ョ立ちやねん!どこのクレイジーな奴よ!!」

 

「グレートですぜ、こいつわぁ…」

 

「オメーも便乗すんな!!」

 

 

「おおぅ、これが姐御のツッコミ。俺達とは格が違うザウルス・・・・」

 

「誰が姐御じゃーっ!?」

 

 

ダイヤモンドガイ1体でこれだと・・・・デュエルが終るまでにどれだけかかるんだ(文字数的な意味で)

 

 

「ダイヤモンドガイ、エフェクト発動!デッキトップを確認し・・・・」

 

「「当然、通常魔法?」」

 

「言わせろよ!なんで君達知ってるんだい!?・・・・《終わりの始まり》の発動が確定した!」

 

「サラッと凄いの当てて来ましたね・・・・」

 

 

これはラッキーだ、このカードはデュエル序盤で引き当てても腐るだけだからな。しかしここからどうするか、伏せの1枚は驚くほど露骨だ。わざとそう思わせるプレイングとゆう点も捨てがたいが警戒して損はないだろう、ならば・・・・

 

 

「魔法カード《融合》!手札のバブルマン、フィールドのダイヤモンドガイを融合させる。カモン!《E・HERO アブソルートzero》!!」

 

 

『ハアアッ!!』

 

《E・HERO アブソルートzero》☆8 ATK2500

 

 

 

「おっ、エドもzero持ってんのか!地味に融合素材が「E・HERO」指定じゃなくて「HERO」+水属性なんだよな」

 

「へぇ~」

 

「だからあの組合せで出るドン?」

 

 

「そして速攻魔法《融合解除》。zeroの融合を解除し、ダイヤモンドガイとバトルマンに分離させる」

 

 

《D-HEROダイヤモンドガイ》☆4 ATK1400

 

《E・HEROバブルマン》☆4 DEF1200

 

 

「自分から融合を解除してくるだと!?」

 

「あら嫌らしい、今のジュンコさんには1番きつい手ですわね」

 

 

「フッ、解っているようだな。アブソルートzeroのモンスターエフェクト発動!このカードがフィールドを離れた時、相手モンスターを全滅させる!凍りつけ〈インブレンスエンド〉!!」

 

 

「効果名のセンスがどっかの女と同じだぞ!?」

 

「だっ、誰のコトデスカネー…」

 

 

「うぅ、またダイヤモンドガイに変なのめくられたら嫌だもんな…リバース罠カード《ゴッドバードアタック》!グラディウスを生贄に、ダイヤモンドガイとバブルマンを破壊するわ!!」

 

 

よし、読み通りゴッドバードアタックだったか。これで僕もモンスターを失ったが厄介なシンクロモンスターも突破できた、わざとリバースカードを伏せてからzeroの特攻、もしくはそのままグラディウスを攻撃でも良かったが…

 

 

「オーガ・ドラグーンは破壊されちゃうけど…罠カード《シャドー・インパルス》を発動!シンクロモンスターが破壊された時、破壊されたのと同じレベル・種族・属性のコを特殊召喚できるわ。漆黒の風纏い、末世より飛翔せよ!《玄翼竜ブラック・フェザー》!!」

 

 

『キュオオオッ!』

 

《玄翼竜ブラック・フェザー》☆8 ATK2800

 

 

「なんだと!?また新たなシンクロモンスターが!!」

 

「フフン、プロ様でもちょーっと予想外だったよーね?さ、こっからどうするわけ?」

 

 

挑発的だな、まぁその手には乗らんさ。

 

 

「では、先程貴女から頂いたプレゼントを有効活用しようかな。メインフェイズ2に入りカードを1枚セット。そしてセメタリーからディヴァインガイのエフェクト発動!手札0の時、自身と他の「D-HERO」を除外して2枚ドローができる!」

 

「あちゃぁ、抹殺はやっぱ不味かったわね」

 

「今更遅いさ、ダンクガイとディヴァインガイを除外し、2枚ドロー!!ふむ・・・・更にセメタリーのディアボリックガイ、エフェクト発動!自身を除外し、同名モンスターをデッキより特殊召喚する、カモン!ディアボリックガイ!!」

 

 

『ダァーッ!』

 

《D-HERO ディアボリックガイ》☆6 DEF800

 

 

「カードを1枚セット、これで僕のターンは終了だ」

 

 

エド H1 L3200

《D-HEROディアボリックガイ》(守)

セットカード

セットカード

 

 

 

「ドローしたはいいけど、結局壁を出しただけドン?」

 

「上級モンスターが残った姐御のが有利ッスね!」

 

「馬鹿が、貴様達はこの前の試合を観てただろ」

 

「わたくし達、生で観れませんでしたわ・・・・」

 

 

「そうね、生で観たかった・・・・っておいこら翔君、呼び方伝染してるんだけどやめてくんない?」

 

「どっちに転んでも僕には姉貴分なんで、今のうちに慣れようかなって…」

 

 

「ああ…」

 

 

「う、うん?…あたしのターン、ドローッ!墓地のゼピュロスの効果!場の旋風を手札に戻して特殊召喚!!その時あたしに400のダメージよ」

 

 

『シャッ!』

 

《BF―精鋭のゼピュロス》☆4 ATK1600

 

 

「この瞬間!玄翼竜ブラック・フェザーの効果発動!あたしにダメージが入った時、デッキの上からカードを5枚墓地へ送り、その中にモンスターがいたら攻撃力400アップ!当然、5枚も落とせば1枚はいるわよね」

 

 

《玄翼竜ブラック・フェザー》ATK2800→3200

 

 

「ふむ?さっきの煉獄竜よりは随分地味だが、悪くないエフェクトだな」

 

 

セメタリーにカードが増える、すなわち可能性が増えるわけだしな。今のゼピュロスのようなカードが多いなら尚更だ。

 

 

「あら、流石にわかってんじゃない。バトル!ゼピュロスでディアボリックガイに攻撃!!」

 

「そうはいかないな!僕もセメタリーからモンスターエフェクト発動だ、カモン!《D-HEROドリームガイ》!!」

 

 

『イヒヒッ』

 

《D-HEROドリームガイ》☆1 DEF600

 

 

「ドリームガイは「D-HERO」がバトルするダメージ計算時に特殊召喚でき、そのバトルで「D-HERO」は破壊されない!!」

 

 

ドリームガイが、ディアボリックガイとゼピュロスの間に入り込み邪魔をする。名前の割に物理的に止めるんだよなこいつ…

 

 

「あんたの最初の手札、墓地効果多すぎんでしょーが!あたしが抹殺しなかったら事故だったわよね、完全に詰まってたよね!?」

 

「さぁ?なんのことだかさっぱりわからないな」

 

 

その場合デッキトップが天使の施しだったな、少しきつかったかもしれない。

 

 

「にゃっろぅ…ブラック・フェザーでドリームガイに攻撃よ!〈ブラック・レイジ・エントリー〉!!」

 

「要は「たいあたり」ですわ!」

 

「やめーや!!」

 

 

「罠カード《D-フュージョン》発動!「D-HERO」1体を融合召喚する!!暗黒の未来へ君臨せよ!カモン!《D-HEROディストピアガイ》!!」

 

 

『トアアッ!!』

 

《D-HEROディストピアガイ》☆8 DEF2400

 

 

「うっ、綺麗な流れでだすわね…」

 

「でた!カイザー戦でみせてた相手ターン融合だ!やっぱりかっけー!!」

 

「でもやっぱりペプ○…なんでもないっス」

 

 

空気読めよ。って目線×5

 

 

 

「ディストピアガイ、エフェクト発動!特殊召喚時、セメタリーのレベル4以下の「D-HERO」、ダイヤモンドガイを選択、その攻撃力分のダメージを与える!〈スクイズ・パーム〉!!」

 

「きゃあああっ!!」

 

 

ジュンコLP3600→2200

 

 

「いったたた…バトルは中止よ。カードを1枚セット!ターンエンド!!」

 

 

ジュンコ H1 LP2200

《玄翼竜ブラック・フェザー》(攻)

《BF-精鋭のゼピュロス》(攻)

セットカード

 

 

「ならば…エンドフェイズにリバースオープン!永続罠《リビングデッドの呼び声》!!セメタリーからモンスターを特殊召喚!力を貸してくれ…《ネフティスの鳳凰神》!!」

 

 

『キュオオオオッ!!』

 

《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400

 

 

初手に固まっていた時々はどうしてくれようかと思ったが、相手が手札抹殺をしてくれた以上最善クラスの手札だったとも言えるな。それにしても…

 

 

「「ふつくしぃ…」」

 

 

「じ、ジュンコさ~ん…そういえばエド様に訊きたい事があったのでは?」

 

「あっ、そうだったわ。ねぇ貴方、過去の試合のデータ見せて貰ったんだけど…色んなデッキ使っても、ネフティスが絶対入っているのはどうして?名前繋がり?」

 

 

何を急に…他人に言っても仕方ないことだ。まぁ彼女はやけにあの人にそっくりだしな…

 

 

「僕が「D-HERO」を入手し使い始めるより以前に、大切な人から貰った思い出の品とゆうだけさ…」

 

「へ、へぇ…因みに、それあたしにそっくりだったりする?」

 

「…ああ、まるで瓜二つだよ」

 

「…」

 

「…」

 

「あーっっっっ!!!」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

 

「隙ありぃ!ちょっとおいとまするわよっ、こいつ(エド)は貰っていくわ!!」

 

 

「「「「「ええええええっ!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ…ここまで来れば、大丈夫でしょ…」

 

 

あ、ありのままに起こったことを話すぜ!急に彼女が大声を出して明後日の方向を指したと思えば、回りの人間や僕が虚を着かれている間に僕を抱えて全力で走り去った!

な、何を言ってるんだかわからないと思うがこれは事実上だ…あと、ちょっといい匂いがした。

 

『(マスターOCHITUKE!そのネタは3回目ヨン!!)』

 

 

「い、いきなり何をするんだ君は!?とゆうかよく男1人抱えてこんなに走れるなここどこだい!!」

 

「火山の麓…そんな事はどうでもいいのよ…」

 

「え…ちょっ、待っ…」

 

 

誘拐されたと思いきや、なんと突然のハ…ハグ。

なななななななんだこれは!まるで意味がわからない!!

 

 

「こんなに…こんなに大きくなったあんたに逢えるなんて嘘みたい。久しぶりね…「すー君」」

 

「隼子…姉さん?」

 

 

 

 

 

 

 

つづく。

 




あれっ?デュエル全然進んでないなこれ…


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Next8羽 「似てる二人」はなんとやら

もう忘れられてる気がするけどこっそり更新。


あの頃の事は、もう朧気にしか覚えていない。

…いや、思い出すのを拒んでいるだけだ。

それだけ僕は、自分の弱さが嫌いだった。

 

幼い頃から病弱だった僕は、ろくに学校にもいけず家に引きこもりがちで、外で友人と遊んだ…なんてこともなかった。

毎日毎日、自室のベッドから見える公園で、無邪気に遊ぶ…

 

 

 

「ククク…お前一人でこの俺に勝てると思ったか、シュンコォ!!」

 

「くぅ…このあたしが、負けるなんて…」

 

「俺は慈悲深いからな、もう一度チャンスをやろう…モモと二人がかりでかかってきな!」

 

 

無邪気…

 

 

「そんなっ、バケモノ()なあなた方の戦場にこんなか弱い女子を放り投げる気ですか、トーヤ先輩!!」

 

「だれがバケモノじゃこらー!よーし、モモあんた前衛な。激しく動かないでいいから、ちょーっと危ういコースをボレー的な感じで返すだけでいいから」

 

「し、シュンちゃん…審判がいなくなりますよ!」

 

「あたしが負けてジュース奢らされてもいいっての!?モモの馬鹿っ!!今月あと300円なのにっ」

 

「ええ…」

 

「俺達の闘い(バドミントン)に審判なぞ不要!いくぞっ、シュン!モモォ!!」

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

「なんで掛け声それなんですか!?これただのバドミントンですよねぇ…」

 

 

 

無邪気…?に遊ぶ、ひとつ上の姉の姿を追いかけていた。

勝ち気で、活発で、風邪すら滅多にひかない。何もかも僕とは正反対の彼女を、怨めしくも感じていた。姉も薄々それを感づいていたのか、僕とはなるべく関わらないように過ごしていた。

 

ある日、姉が変わったものを買ってきた。

 

 

「遊戯王デュエルモンスターズ、ストラクチャーデッキ-烈風の覇者-…なんだこれ」

 

「あっ、すー君起きてる。どうかしたの?」

 

 

因みに、すー君とは僕の事だ。

 

 

「…姉さんこそ、これってカードゲームだろ?こんなもの買ってきてどうしたんだ」

 

「トーヤの奴がね~、昔やってたから皆でやってみないかって…うわ、なんかキモイの出た。《アルティメット・インセクトLV5》?よし、トーヤに押し付けよう…」

 

 

他にも適当にカードパックを買ったらしく、それを開封しながら楽しそうに語る。

トーヤ…トーヤトーヤと、いつもあんたはそいつの話ばかりだ。僕には構わないくせに…

 

 

「うーん、適当に買ったからなぁ…あっ、目玉っぽいのが出た!《ネフティスの鳳凰神》だって、不死鳥よ不死鳥!カッコよくない?!」

 

「う、うん…」

 

 

不死鳥って、僕に対する当て付けか何かか?昔少し学校に行けてた頃、名前をネタにいじめられていた事を知ってるくせに…

 

 

「これが欲しかったのよね~…はいこれ、すー君にあげる」

 

「はぁっ?これが欲しかったんじゃないの、「隼子姉さん」」

 

「だって、これならあんたも遊べるかなって…一緒にデュエル初めましょ?「朱雀」」

 

 

それから、僕の見る景色が少しずつ変わっていった。

姉の名前は松田隼子、僕の名前は…松田朱雀。通称「すー君」だ。

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

 

えっ?

 

 

 

 

 

 

 

「えっ…本当に姉さん?本気で本物の隼子姉さん??」

 

「なによ、信じられない訳?」

 

「だ、だって姉さんは…」

 

 

エド君は信じられないでいた、当然だ。彼はジュンコ君より遥か前に死んでいた(・・・・・・・・・)のだから。

自分が今生きる世界に、彼女がいるとは思いもしなかったはだろう。

 

 

「あら、だったらあたしでしかしりえない情報を…ここにあげましょうか?」

 

「えっ?」

 

「あんたが実は9歳までおね○ょしてたとか!!」

 

「ぐはっ!」

 

「初恋の人は幼稚園の先生だったとか!!」

 

「うぐっ!?」

 

「しまいにゃ夜寝る時は、熊のぬいぐるみを抱いていた。とかよ!!」

 

「ぐわあああああっ!!?」

 

 

エドLP3200→0

 

 

「どうよ…なんならまだまだネタがあるわよぉ?例えばある夏の夜…」

 

『も、モウヤメテ御姉様!とっくにマスターのライフは0ヨ!もう勝負はついたのヨ!!』

 

「ああん?なにアンタこのコのお付き(精霊)?筋肉ムキムキマッチョメンで翼が生えてるオネェとか…うちのホーク・ジョーとキャラ被ってんのよ出直してきなさい!!」

 

 

『ガーン…』

 

 

「くっ…この容赦の無さ、間違いなく姉さんだ…だが、弱みを握っているのが自分だけだと思うなよ!?」

 

「ッッ!?」

 

「中学入るまでは短髪過ぎて男子と見分けがつかなかったとか!」

 

「むっ」

 

「の、わりにはぬいぐるみをたくさん持っていて、それ全てに名前をつけてたとか!」

 

「ぐううっ…」

 

「普段口喧嘩ばっかりしてた割に…ケータイの待ち受けがトーヤ兄ィ(あの馬鹿)だったとか!!」

 

「ぎゃああああっ!それ1番の黒歴史ィィィ!!」

 

 

ジュンコLP2200→0

 

 

『じ、ジュンコ殿ォォォ!!?おのれ、我が主に根も葉もない罵詈雑言(!?)を浴びせおって…貴様ぁ、ただではすまさんぞ!!』

 

「五月蝿いぞ似非侍!お前さっきタクシーにされてた奴だろう…乗り物パシリがいちいち指図するな、唐○げにするぞ!!」

 

『ガーン…ノリモノパシリ…』

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ…このままじゃ埒が明かないわね…」

 

「はぁ、はぁ…そうだな、互いに精神をけずるだけでデメリットしかない…」

 

「やはりここは、」

 

「あの頃のように」

 

 

「「デュエルで語るしかない!!」」

 

やぁ皆久しぶり!ナレーターBだよ!今回は僕が地の文を担当するね!

こいつら、何を言ってやがる…と、読者の皆さんは思うだろう。だがこの(元・松田)姉弟にはデュエルが一番丁度良い決着の付け方だった。

リアルファイトでは病弱虚弱弟と凶悪鬼畜姉では話にならないし…かといって頭脳戦では、脳ミソ鳥頭のジュンコ君は手も足も出なかった。

つまり…運とプレイング、ついでに愛と根性その他もろもろが絡むデュエルこそ、彼らにとっては一番平等なきょーだいげんか。だったのだ!

…まぁ、実は弟君の方が大分強かったのだが。

 

「だれが鳥頭だこらー!てめっ、ナレーターBって…正体バレバレじゃねーかどこにいんのよさっさと出てこいぶっ飛ばす!!」

 

「病弱虚弱はいくらなんでも言い過ぎだろう!人の傷口に塩どころかタバスコ塗りにきてるぞこのナレーション!!」

 

 

はっはっはっ。僕はあくまでナレーション、ただの地の文であって君たちは何事もなかったかのように話を進めなくてはならない!さぁ、周りには誰もいないのだから思う存分語り合うがいいさ!!

 

 

「めんどくせっ!このナレーション滅茶苦茶めんどくせっ!!」

 

「仕方ない、いちいち突っ込んでいたらそれだけで1羽使ってしまいそうだしな…そんなわけで、僕のターンから再開だ!」

 

 

 

あ、茶番フェイズ長かったので一応…フィールドの状況を改めて表記しておくよ!

 

「自由かっ!」

 

 

 

ジュンコ H1 LP2200

《玄翼竜ブラック・フェザー》(攻3200)

《BF-精鋭のゼピュロス》(攻1600)

セットカード

 

 

エド H1 L3200

《D-HERO ディストピアガイ》(攻2800)

《ネフティスの鳳凰神》(攻2400)

+《リビングデッドの呼び声》(永続)

 

 

 

「僕のターン…ドロー!メインフェイズに前のターン、ダイヤモンドガイのエフェクトでセメタリーに送った《終わりの始まり》のエフェクトのみを発動!デッキから3枚ドローできる!!」

 

 

インチキドローも大概にしやがれ!って言いたくなるね…それより、エフェクトとかセメタリーとか言いにくくないのかな?むしろ恥ずかしくない?

 

 

「ずっとこうやってデュエルしてきたから仕方ないだろう!いちいち揚げ足をとるな本っ当に面倒くさいなっ!!」

 

「ああ、気にしないようにしてきたのに、あたしも気になってきた…」

 

「ほらーっ!本編に影響が出てるじゃないか普通に地の文に徹してくれ!!」

 

 

はいはーい、エド君がダイヤモンドガイのエフェクトで3枚ドローしましたー…

 

 

「雑っ!?」

 

「急に雑になりすぎだろーがもうやだこのナレーションBAKA!」

 

 

 

『ああ、マスター…すっごくイキイキしてる。わたし嬉しいワ…』

 

『あれが、楽しそうなのか!?』

 

 

「あーもう…一気に行くぞ!ディアボリックガイのエフェクト発動!自身を除外し、最後のディアボリックガイを特殊召喚する!カモン、ディアボリックガイ!!」

 

 

《D-HEROディアボリックガイ》☆6 DEF800

 

 

「そして手札からっ!2枚目の《融合》発動!ディアボリックガイと手札のダッシュガイを融合!カモン!死の闇を誘いしHERO…《D-HERO デットリーガイ》!!」

 

 

『ヌゥゥン…』

 

 

《D-HERO デットリーガイ》☆6 ATK2000

 

 

「うっわ、ナチュラルに融合2体揃えてきたし…」

 

 

ディストピアガイとデットリーガイ、この2体の融合「D-HERO」の効果を合わせて攻めるのが、今の彼の基本戦術のようだね。

下級の攻撃力が不足しているから、手っ取り早く融合してガンガン行こうぜスタイルになったのかな?なるほどなるほど…

 

 

「デットリーガイ、エフェクト発動!手札1枚を捨て、セメタリーの「D-HERO」達の数×200ポイント、フィールドの「D-HERO」達の攻撃力をアップさせる、〈デットリー・チャージ〉!!」

 

 

《D-HERO デットリーガイ》 ATK2000→2600

 

《D-HERO ディストピアガイ》ATK2800→3400

 

 

「そしてディストピアガイのエフェクト発動!変化した攻撃力を元々の数値に戻し、フィールド上のカード1枚を破壊する、対象は玄翼竜だ!〈ノーブルジャスティス〉!!」

 

 

万能吸引機、もといディストピアガイの能力でブラック・フェザーを掃除にかかるが…

 

 

「させないし!リバース罠カード《迷い風》発動!特殊召喚モンスターであるディストピアガイの攻撃力を半分にして、効果を無効にするわ!!」

 

 

《D-HERO ディストピアガイ》ATK3400→1700

 

 

「《収縮》の上位版、しかも永続だと!?これはきついな…」

 

「ふふん、これじゃ玄翼竜は突破口できないでしょ。大人しくターンエンドしてもいいのよ?」

 

「それはお断りだ。フィールド魔法《ダーク・シティ》発動!」

 

「嘘っ!?」

 

 

マイナーなカードだろうから端的に説明しよう、スカイスクレーパーの「D-HERO」版である。しかし原作版スクレーパーと違い、こちらは原作でも攻撃した時のみの上昇となっているぞ。

 

 

「バトルフェイズ!デットリーガイで玄翼竜ブラック・フェザーを攻撃!〈デットリー・インパルス〉!!」

 

《D-HEROデットリーガイ》ATK2600→3600

 

ジュンコLP2200→1800

 

「くっ、まさかの正面突破してくるなんて…けど玄翼竜の効果は自身が破壊される時も適用されるわ!デッキの上から5枚を墓地へ送る!」

 

 

「構わない!ディストピアガイで精鋭のゼピュロスを攻撃!〈ディストピア・ブローッ〉!!」

 

 

「きゃああっ!?」

 

 

ジュンコLP1800→1700

 

 

「これでフィニッシュだ!ネフティスの鳳凰神でダイレクト…」

 

「フィニッシュだ!…じゃないわ!!墓地の《HC-サウザンド・ブレード》効果発動!戦闘ダメージを受けた時、墓地から攻撃表示で特殊召喚!!」

 

 

《HC-サウザンド・ブレード》☆4 ATK1300

 

 

「むっ…そんなモンスターを入れていたのか。他にも墓地から発動するカードは多そうだな…ネフティスでサウザンド・ブレードにアタック!〈フェニックス・プロミネンス〉!!」

 

「それたしか大徳寺先生がっ…てきゃああっ!!」

 

 

ジュンコLP1700→600

 

 

「メインフェイズ2に移行、

魔法カード《マジック・プランター》発動!リビングデッドを破棄し、2枚ドロー!!…リビングデッドの対象だったネフティスは破壊される…すまないな、ネフティス」

 

『キュオオゥ…』

 

 

「なんか、想像以上に大切にしてくれちゃってるけど…あんた、そんなにあたしの事好きだったの?」

 

「なっ、違っ…これは前世からの縁の品として大切にしてただけであってだなっっ!!」

 

「本当に~?」

 

『えっ、マスター毎日磨いたりするくらい大事にしてたわよネェ』

 

「余計な、事を、言うなっ!!」

 

『フベラッ!?顔面ストレートッッ!?』

 

 

余談だがエド君に吹っ飛ばされた駄天使を見てライキリは思った。『あ、こいつ自分と同じポジションだな』と…

 

 

「それを言うなら姉さんだってさっき…僕にいきなり抱き付いてきたじゃないか!」

 

「そらー…もう会えないと思ってたあんたに再開できたんだから…嬉しかったに決まってんでしょお姉ちゃんなめんなっ!!」

 

『逆ギレ!?』

 

『ジュンコ殿がおかしな方向にっ!!』

 

 

「あーもう…魔法カード《大欲な壺》発動!除外されてるカード3枚、ディアボリックガイ2枚とディヴァインガイをデッキに戻し、1枚ドローする!そして手札の《D-HERO ダーク・エンジェル》のエフェクト発動!この駄天使を捨て、なんだかんだで相手フィールドに特殊召喚する。逝ってこい駄天使!!」

 

『この扱いが、くせになるゥ!』

 

 

《D-HERO ダーク・エンジェル》☆1 ATK0

 

 

「げっー!こっちきたし…」

 

「フフフ、僕からのプレゼントさ。ただしそいつがフィールドにいる限り、コントローラーが発動した魔法エフェクトは無効とされ破壊されるけどね」

 

「いっらねーっ!?さっさと向こう帰りなさいよマゾ駄天使ッッ!!」

 

『ああんっ!きょうだい揃って責めがキツくてイイわぁ…』

 

「本気で何こいつキモッッ!?」

 

 

またライキリは思った。うん、こいつと同じ扱いだけは嫌だ。

 

 

「ハッハッハ、激しく同意だよ…カードを1枚セットする、エンドフェイズにデットリーガイのエフェクトは終了、これで僕はターンエンドだ。さ、せいぜい足掻いてみてくれ、ねーさん」

 

 

エド H0 LP3200

《ダーク・シティ》(F)

《D-HERO ディストピアガイ》(攻1700)

《D-HERO デットリーガイ》(攻2600→2000)

セットカード

 

 

 

「ああ、そういえば…僕が勝ったら貴女にできる事でなんでもやってくれるんだっけ?」

 

「うっわ、変なタイミングで変な事思い出してきやがった…何かご希望でも?」

 

 

あ、一応読者の皆に言っとくけどうちR-15だからね。

ちょっとエッチな展開を期待した人はハリセンが飛んで来るから気をつけろ!…まぁ、色気皆無なジュンコ君に限ってそれはないか。

 

 

「誰が色気皆無じゃほっとけーっ!聞こえてんのよナレーターB!おまっ、帰ってきたら覚えてなさいよ!!」

 

「…よし、じゃあ姉さんには僕のマネージャーでもやってもらおうかな、1ヶ月くらい」

 

「なんでよ!あんた確かマネージャーいたろ有名な奴!!」

 

 

因みにこれは、皆大好き斎王琢磨君の事である。まぁ読者の皆さんはだいたいわかるよね?

 

 

「いや、ねぇ…彼、占いばっかりで、マネージャーらしい業務ほとんどやらないし…ぶっちゃけ姉さんも、プロの世界を間近で見れていい勉強になるんじゃないか?」

 

「えぇ…これまた公欠取れそうな内容なのが辛い…あたし帰ってきたばかりなのに…」

 

 

クロノス臨時↑ィ校長なら喜んで送り出しそうな内容である…エド君へのご機嫌とりも兼ねて。

 

 

 

『マスターぶっちゃけ、せっかく会えた御姉様と別れたくないだけなんj…

「ふんっ!!」

ぎゃあああっ!?目がっ、目がぁあああっ!!』

 

 

エド君は駄天使の本体(カード)を、奴の顔面に向かい放った!ものすごく痛そうだ!!

 

 

「ふん…いいわよ、乗ってあげる。けどねぇ…ライフ600にして魔法封じた程度で、勝ったと思ったら大間違いよ!あたしのっターン!!」

 

 

しかし茶番フェイズが長すぎないかねジュンコ君!まだ4ターン目なんだが?

 

 

「「誰のせい(だ)よ!!」」

 

 

フウッッ、流石きょうだい息ぴったりぃ~。

 

 

「うざっ。行くわよ!チューナーモンスター、《BF-東雲のコチ》を召喚!」

 

 

《BF-東雲のコチ》☆4 ATK700

 

 

「あんた邪魔!レベル1の駄天使に、レベル4のコチをチューニング!!黒き烈風よ、絆を紡ぐ追い風となれ!シンクロ召喚!飛び立て、《A BF-五月雨のソハヤ》!!」

 

『タアッ』

 

 

《A BF-五月雨のソハヤ》☆5 ATK1500

 

 

「チッ、詰めの一手にと思ったのだが…結局役に立たん奴だ」

 

『ああ…ワタシの味方が誰もいない…だがそれがイイッッ!!』

 

 

「バカはほっといて先進めるわよ。ソハヤの効果、「BF」を素材とした場合チューナーとして扱え、召喚時に墓地から「A BF」を復活させる!来なさい《A BF-霧隠のクナイ》!!」

 

 

《A BF-霧雨のクナイ》☆5 ATK2100

 

 

「レベル5のモンスターが2体…いや、」

 

「クナイの効果!フィールドのシンクロモンスターのレベルを1~8の任意の数値に変更できる!ソハヤのレベルを2に変更し、レベル5のクナイにチューニング!」

 

《A BF-五月雨のソハヤ》☆5→2

 

「汝、率いしは我が漆黒の同胞。シンクロ召喚!《BF-T 漆黒のホーク・ジョー》!!」

 

『あらん、まさかの出番が来たわ』

 

 

《BF-T 漆黒のホーク・ジョー》☆7 ATK2600

 

 

「どーよ、これがうちのオネェ担当!あんたの駄天使より攻撃力、オネェ力、ツッコミ力すべてにおいて上回っているわ!!」

 

「そこ張り合う必要あったのか!?」

 

『アタシそんな事の為に呼ばれた訳!?』

 

 

「そ、そんなわけないじゃない…ホーク・ジョーの効果発動!墓地のレベル5以上の鳥獣族、ノートゥングを復活させる!〈ブラック・リボーン〉!!」

 

《BF-星影のノートゥング》☆6 ATK2400

 

 

「ノートゥング効果発動!特殊召喚時、あんたとディストピアガイに800ダメージを与えるわ!〈ホーミング・ソード〉!!」

 

 

エドLP3200→2400

 

《D-HERO ディストピアガイ》ATK1700→900

 

 

 

「クッ、シンクロ召喚時に限定されないのか…だがこの程度、僕の優勢に変わりは無いね!!」

 

「あら、そう…だったらまだまだ展開してあげるわよ!

墓地の《BF-大杯のヴァーユ》、効果発動!自身と他の「BF」を除外し、墓地シンクロを行うわ!墓地の《BF-漆黒のエルフェン》にヴァーユをチューニング!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け、雷鳴の一撃!シンクロ召喚…突き抜けろ!《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

『うおおおっ!兄者より先にっ、参・上!』『解せぬ』

 

 

《A BF-涙雨のチドリ》☆7 ATK2600

 

 

「こいつは…乗り物にしてたもう1体!?単なる色違いでは無かったのか!」

 

『失礼な!双子ゆえに仕方ないがれっきとした別の個体だ!!』

 

「あ、あんたら双子だったん…まぁそんな事はさておき、ヴァーユの効果で呼び出したチドリの効果は無効になるわ。けどまだよ!墓地の《グローアップ・バルブ》効果!デュエル中1度だけ、デッキトップのカード1枚をコストに特殊召喚できる!」

 

 

《グローアップ・バルブ》☆1 DEF100

 

 

「レベル1の弱小モンスター.…いや、チューナーか!」

 

「そうゆうこと…さぁ、派手にぶっ飛ばすわよ!レベル6のノートゥングにレベル1のグローアップ・バルブをチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に疾走(はし)れ!電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げ、《A BF-驟雨のライキリ》!!」

 

『我、推参!!』

 

 

《A BF-驟雨のライキリ》☆7 ATK2600

 

 

「見さらせ!これがあたしのデッキの主戦力、「BF」シンクロ三銃士よ!!」

 

『『『そんな呼ばれかた初めてされましたが!!?』』』

 

 

ジュンコ君、弟君の前で無意識に張り切っちゃっているようで…これ翌日とかに恥ずかしくなってくる奴だよね。

 

 

「魔法が使えず、実質手札1枚の状況からここまでの展開を…」

 

「あたしのエース、ライキリの力をご覧あれ!1ターンに一度、他の「BF」の数だけフィールド上のカードを破壊する!現在、フィールドにはホーク・ジョーとチドリの2体!破壊対象はデットリーガイとセットカード!〈ライトニング・エッジ〉!!」

 

『チェストォォォ!!』

 

 

二閃の雷刃がエド君のカードを襲う、これが決まれば彼のフィールドは壊滅的。けれど…

 

 

「ここまでは見事だったよ、姉さん…だが、勝つのは僕だ!リバースカードオープン!罠カード《戦線復帰》!!」

 

「むっ、最近出たリビデの上位ね…けれどあたしの「BF」達に対抗できるモンスターが落ちていたかしら?」

 

「フッ、プロは常に先を見越して戦略を練るものだ。戦線復帰のエフェクトにより、セメタリーからモンスターを特殊召喚!蘇れ…《D-HERO ドレッドガイ》!!」

 

『うがああああああっ!!』

 

 

《D-HERO ドレッドガイ》☆8 ATK?

 

 

「うっげ!?」

 

「その反応、よく覚えてるようだね…ドレッドガイのエフェクト発動!〈ドレッド・ウバリア〉!!」

 

『ああっ!拙者の攻撃が弾かれた!?』

 

 

「ドレッドガイの特殊召喚に成功したターン、僕の「D-HERO」達は戦闘・効果では破壊されず、バトルダメージも0となる。せっかく張り切って展開してくれたけど、無駄に終わっちゃったねぇ…」

 

「くっ…ターン…エンドよ」

 

 

ジュンコ H1 LP600

《BF-T 漆黒のホーク・ジョー》(攻2600)

《A BF-涙雨のチドリ》(攻2600)

《A BF-驟雨のライキリ》(攻2600)

 

 

「僕のターン、ドロー!このスタンバイフェイズ、前のターンにリビングデッドのデメリットにより破壊されたネフティスの鳳凰神が復活する!」

 

『キュオオオオッ!』

 

 

《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400

 

 

「特殊召喚時、エフェクト発動!魔法・罠カードを全て破壊する!といっても僕の《ダーク・シティ》だけなんだが…《D-HERO ディシジョンガイ》を召喚!」

 

 

《D-HERO ディシジョンガイ》☆4 ATK1600

 

 

「さて、ドレッドガイの攻撃力はフィールドの全ての「D-HERO」の攻撃値の合計となる。よって現在の攻撃力は…」

 

 

《D-HERO ドレッドガイ》ATK?→4600

 

 

「攻撃力、4600…」

 

「姉さんには聞きたいことがまだまだ沢山あるが…一先ずこれでフィニッシュだ!ドレッドガイで驟雨のライキリを攻撃!!」

 

 

さて諸君!突然だがここで

、原作のおさらいだ!

 

 

『よりによって拙者ぁ!?』

 

 

エド君のドレッドガイは、十代君を洗脳(?)したいがために某タクマクンに「占い」と称してよくわからない力を埋め込まれていたよね!

 

 

「〈プレデター・オブ・ドレッドノート〉!!」

 

 

ハネクリボーの加護のおかげだかなんだかで、十代君はカードが真っ白に見える、デュエルができなくなったで済んだけど…

 

 

『ぐあああああっ!?』

 

「きゃああああっ!!」

 

 

そのよくわからない力を、十代君以外の人間が受けていたら…どうなってしまうんだろうね?

 

 

ジュンコLP600→0

 

WIN エド

 

 

 

 

「僕の勝ちだ。まぁそう気に病むことはないさ姉さん。プロである僕相手に、よく善戦した方だと…」

 

「……」

 

「あ、あれ?姉さん…姉さん!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドレッドガイの攻撃により、意識を奪われたジュンコ君!まさかのシリアス展開か!?…次回へ続く!!

 

 

 

 

 

 




そんなわけで、エドの正体はただのジュンコ弟でした。

言動とか似せて書いてたつもりだったのですが、気付いてくれた方はいらっしゃったでしょうか?

因みにこのネタは、以前行った新キャラ募集アンケートで読者の方から頂いたものです。
最初はシスコン全快の予定だったのですが、ただでさえ馬鹿化したキャラクターが多く、収集つかなくなりそうだったので(手遅れ)性格もジュンコさんに寄せてみました。




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Next9羽 「ムカツクんだよ」

8月で思い出したけど、夏休み番外編とかいるかな…?一応構想だけはあるんですよね。


エド・フェニックス君飛来の翌日…なんだかんだで予定通り、十代君とエド君がデュエルをする事になった。

なったのですが…

 

 

「すーk…じゃなかった。エド、気をつけてね…姉さん無茶しないか心配…」

 

「あ、ああ‥‥問題ないよ姉さん。僕は負けない、病弱だった昔の僕と同じにしないでくれ」

 

「ふふふ、頼もしい事言ってくれちゃって‥‥」

 

 

「どうゆう、事だ…」

 

 

ジュンコ姉さんがエド君を夜の闇に連れ去って(意味深)皆さんは二人を見失ったまま今日を迎えたのですが…

 

 

「ジュンコがエドのファンとは以前から知ってたんだけど…なんなのあれ」

 

「おい、浜口。あの二人に一体なにがあった」

 

「いや、その~…わたくしも今初めて見たので…」

 

 

完全にあちら側。十代君を庇おう(?)と果敢にエド君にデュエルを申し込んだとは思えないくらい…もうなんか仲良しとゆうか、デレデレとゆうか…あんなジュンコ姉さん、見たくありませんでした。

 

 

「おまっ…ジュンコォ!なんでお前がそっちの応援!?ダチの俺より昨日あったばかりの奴を優先するのかよ!!つーか、べたべたし過ぎ!!」

 

 

 

「十代ボーイがあんなに取り乱すのは珍しいノーネ…」

 

「今ならレッド寮を潰すのも簡単そうなのでアールな」

 

 

無観客試合、とかなってましたが十代様の愉快な仲間達と、クロノス校長代理、地味に本番初登場のナポレオン教頭も見物にいらしてます。

 

 

「ごめんね十代。あたしはちゃぁんと、貴方の事も思っているわ…本音を言うとね、貴方達が争うなんて本当は嫌なの。でも!あたしは今、エド・フェニックスのマネージャー…彼の相手になる貴方を応援することはできないわっ」

 

「あ、あっるぇ~…?」

 

 

あ、姉さん負けたからマネージャーにされちゃったんですね。ってそれにしちゃ性格まで変わりすぎでしょうが!!

 

 

「いつもなら、「うっさいわボケーッッ!!」的な返しをするはずなのに…あれは本当にジュンコさんッスか!?」

 

「もう完全に、昨日見たお方とは別人ザウルス…」

 

 

 

このままでは皆様、意味☆不明。まぁわたしも本気でわかっていないのですが…一応話しておくか。

 

 

「わたし、ああなったきっかけっぽい事なら知ってますよ」

 

「本当ですのセラ様!!」

 

「セラ様はやめて下さい。実は昨日…皆さん解散したあと、たまたまエドさんとジュンコ姉さん。二人の事をみつけましてね」

 

 

本当はエド君からわたしのPDAに「すまない、頼める義理じゃないのだが助けて欲しい」なーんてメールが来て呼び出されたんですけどね。なんでもわたしくらいしか素で接した人いないらしく、他に頼れないと…呼び出されて行っちゃうわたしも冷静に考えるとお人好しですね。

 

 

「そしたらジュンコ姉さん、意識を失って倒れてたんです。とりあえず外傷はなかったみたいなんで寮の部屋に二人で運んでたんですが、ふと姉さんの目が覚めたとおもったら…」

 

「あんな感じになってたんスか…」

 

「はい…」

 

 

いやもう、姉さんエド君の背中に乗ってたんですが…急に彼に甘え出すからなにかと思いましたよ。

デュエルで負けたらなんでも言う事聞く、なんて言ってたんでそうゆう趣向なのかと勘違いしましたね。

 

 

「ふむふむ、ジュンコさんが負けた…その時、エド様のフィールドはどうなってました?」

 

「え、そこ関係あります?…チラっとしか見えないんですが…た、たしかカイザーさん戦で出てた融合「D-HERO」2体と見覚えないのが1体に《ネフティスの鳳凰神》、あとはドレッドガイ…でしたっけ?時計塔からでてきた筋肉モリモリの。そんな感じだったかと」

 

 

実際にわたしが現地についたのはデュエルが終わってしばらくしてからでしたが…エド君の腕についてたディスクに、カードが収まったまま介抱してたので多分間違いないです。

 

 

「ああ…うーん…なるほどなるほど…そうゆう事でしたか…わかりましたわ!」

 

「本当か浜口!」

 

 

ええ、今のだけでわかっちゃうんだ凄いですね…流石モモさん、ジュンコさんの親友ってのだけはあります。

 

 

「ずばり…今のジュンコさんは、「ツッコミが出来なくなった」状態にあるかと思われます」

 

 

「「「「「……はっ?」」」」」

 

 

「いやいや、なんでそんな結論に至るんですか?全く意味がわからないんですが」

 

「恐らくジュンコさんのアイデンティティーであるツッコミが封じられた影響で、もう1つの最たる特長である「ツ○デレ」のツ○が消失してしまった、とみて間違いないですわ」

 

「ええ…とゆうより、根本的な原因わかってないし…」

 

 

しかも、聞いてない。

 

 

「つまり今のジュンコは…ただ好意を持つ人間にデレるだけの、なんの面白みもないコに成り下がってしまったわけね!なんてことなの…」

 

「不味いッスね…」

 

「いや…そんなに悲観する事なのか?」

 

「何を言い出すんですか三井住○銀行様!」

 

「あ、てゆうか三菱東京UF○君いたんだ」

 

「絶対わざとやってるだろ!」

 

「なんで銀行しばりなんですか!絶対三澤さんのことってわかりませんよこれ!!」

 

「君も文字は間違ってるからな!?」

 

「そんな事はどうでもいいですわ!よろしくて?ツッコミのできないジュンコさんなんて豆腐の入ってない味噌汁!ルーの入ってないカレー!デュエルが出来なくなって脱け殻のようになる十代様みたいなものですわよ!!?」

 

「なんで最後だけ妙に具体的なんですか!!」

 

「……あ、最後の下りで読者の皆さまも察して下さいまし」

 

「読者の皆さまって?」

 

「ええ!」

 

「まるで意味がわからんザウルス!…このやりとりなんかデジャビュが」

 

 

毎回馬鹿な掛け合いやってるからパターンかしてきてるんですねきっと、あれ?姉さんツッコミ出来ないってことは……

 

 

「藍神…引き続きがんばれ」

 

「セラさんしかいないッス。いよっ2代目ツッコミ担当っ!!」

 

「やっぱりわたしなんですか!?ここ数羽だけでどれだけ疲労したと思ってんですかいい加減にしやがれください!!」

 

 

因みに、新学期に入ってから体重が5㎏も落ちました…わたし、元々軽いのに…

 

 

「大丈夫よセラちゃん、貴女ならきっとできるわ…」

 

 

明日香さんすまし顔で言ってますけど…実はまた両手両足首に縄ついてますからねこの人、十代君が自然に縛っていきましたからね。

 

 

「フフ、十代ったらこんなに束縛スキルを高めて…興奮するじゃない!ジュンコと違って、私はどこにもいかないってゆうのに…」

 

「すいません海に投げ捨ててきていいですかこの人、頭冷やした方がいいですよねコレ」

 

 

絶対に「お前はしつこいから動くな」って案に言ってますよね。ポジティブにも程があるんですけど……

 

 

「もう天上院君はほっとけ、焦点をあてたら変人描写だけで1羽使ってしまう」

 

「初期の明日香様はどこへ行ってしまわれたんでしょうね…」

 

「あ、はい……」

 

 

余談ですが最近、レッド寮に遊びに行きますと.…至るところに吊るされたり、はりつけにされたり、手錠に繋がれたりされる明日香さんの姿が目撃されます、日替り定食みたいなモノです。猫のファラオと同じくすっかりレッド寮の名物となりました…

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

「客席でごちゃごちゃやってるようだがそれはそれ、まずは僕に勝ってみせるんだな。まぁ…万が一にもそれはないか」

 

「随分な自信じゃねーか…よしわかった!まずはお前をぶったおす、覚悟しやがれ!!」

 

「十代酷いわ!そんな乱暴な言葉エドに向けないで!!」

 

「「「「「「えぇぇぇぇ~…」」」」」」

 

「エドもエドよっ!姉さんそんな口の悪いコに育てた覚えはないわ!!」

 

 

「「「「「「えぇぇぇぇ~…」」」」」」 

 

 

「ね、ね、姉さん。調子が狂うからそろそろ客席に行ってくれないか…」

 

「はーい……じゃ、頑張ってね。エードッ」

 

「あ、はい……」

 

 

み、見える……ジュンコ姉さんの語尾に(ハート)とか(音符)がついてるように見える……

 

 

「ぶ、ぶ、ぶ……ぶっ潰す!!」

 

 

「アニキがヤバいドン‥…」

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

十代 LP4000

 

エド LP4000

 

 

「先行はもらったぁ!ドロー!!バブルマン召喚、場にカードがないので2枚ドロー!融合発動!手札のシャドーミストと場のバブルマンで融合!来い、無慈悲たる白銀の英雄!アブソルートZero!!」

 

『ハアアッ!!』

 

 

《E・HEROアブソルートZero》☆8 ATK2500

 

 

「更に融合素材のシャドーミストの効果で、エアーマンを手札に加える。カードを2枚セットしてターンエンド!さぁ…かかって来やがれ!!」

 

 

十代 H4 LP4000

《E・HEROアブソルートZero》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「実質消費無しで最強HEROの一角を召喚、更に2枚のリバースカード…最高の滑り出しザウルス!!」

 

 

 

「ふーん、アブソルートZeroねぇ…僕のターン、ドローだ!!」

 

 

「あいつZeroを前に余裕綽々だな」

 

「彼もHERO使いですから…他の方々より対抗策がうかぶのでしょうか」

 

 

「魔法カード《炎王の急襲》発動!自分フィールドにモンスターが存在しない時、デッキから特殊召喚!カモン.…ネフティス!!」

 

『キュオオオオッ!!』

 

 

《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400

 

 

「いっ、いきなりネフティス!?」

 

 

「バトル!ネフティスでアブソルートZeroに、アタック!」

 

 

「そのまま攻撃だと!?」

 

 

いくらなんでも単調過ぎる、流石に十代君も対応してくるでしょう…

 

 

「へへっ、コンバットトリックの類いがあるのは丸分かりだぜ!罠カード《亜空間物質転送装置》発動!Zeroをターン終了までゲームから除外!そしてZeroの効果が…」

 

「確かにその類いだが…残念だったな!《禁じられた聖槍》発動!Zeroの攻撃力を800ダウンさせ、魔法・罠のエフェクトを受けなくさせる!!」

 

「うっげぇ!?」

 

 

《E・HEROアブソルートZero》ATK2500→1700

 

 

これでZeroは逃げられない上に、攻撃力もダウン。ネフティスはどのみち破壊されるので被害は最小限ですね。

しっかし最近思った事があります…皆、聖槍、好き過ぎ。

 

 

「アブソルートZeroを撃破!」

 

 

十代LP4000→3300

 

 

「くっ…Zeroの強制効果、相手モンスターを全て破壊する…」

 

 

ネフティスの鳳凰神は氷つきましたが、彼は不敵に笑いながら

 

 

「狙い通りさ、やっと自由にモンスターの展開ができるな。メインフェイズ2へ以降し、《デステニードロー》を発動!手札の「D-HERO」を捨て、2枚ドロー!そしてフィールド魔法発動、《幽獄の時計塔》!!」

 

 

でた、筋肉さんが幽閉されてる時計塔!

 

 

「そして《D-HEROドリルガイ》を召喚!」

 

 

《D-HEROドリルガイ》☆4 ATK1600

 

 

「ドリルガイ、エフェクト発動。手札の《D-HERO ドレッド・サーヴァント》を特殊召喚する。そしてドレッド・サーヴァント、エフェクト発動!時計塔の針をひとつ進める…回れ、運命の針よ!刻め、運命の時を!!」

 

 

……なんですかその口上、時計の針進めるだけで格好つけすぎなんですが……ま、うちの兄さんも次元領域デュエルの時ノリノリだったし、似たようなものですねきっと。

 

 

「時計の針が、3時を示した…」

 

「フッ、お前は僕とヘルカイザー亮の闘いをどれ程覚えているかな?カードを1枚伏せ、ターンエンドだ!」

 

 

エド H0 LP4000

《幽獄の時計塔》(カウンター1)

《D-HERO ドリルガイ》(攻1600)

《D-HERO ドレッドサーヴァント》(攻400)

セットカード

 

 

「エド・フェニックス。Zeroをあっさり退けたのは見事だったが、結局展開したのは下級モンスターが2体か……」

 

「しかも手札は0。対するアニキの手札はこのターンで5枚ザウルス」

 

「「HERO」デッキの爆発力なら、雑魚2体を蹴散らしてライフ4000を削るなど容易…ではあるが」

 

「そんな都合よく行くなら、ジュンコさんがそもそも負けるハズありませんわ!」

 

 

モモさん、本当にジュンコ姉さんの事大好きだなぁ……

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

「このスタンバイフェイズ、時計塔の針が更に進む!!」

 

 

「針が6時を示した、例の無敵能力を使われるまであと2ターンしかないわ。このターンでどこまで責めきれるかしら…」

 

「明日香さん、字が間違ってるんですがわざとですか?」

 

「……どこまで、セめ切れるかしら……」

 

「言い直した!しかもより遠のいた!?」

 

 

「俺はさっき手札に加えたエアーマンを召喚するぜ!モンスター効果発動…デッキよりブレイズマンを手札に加える!魔法カード《融合回収》、Zeroの融合に使用したシャドーミストと《融合》を手札に戻させてもらうぜ!!」

 

「フム、また属性融合か……ノヴァマスターかトルネード辺りが狙いかな?」

 

「そんなちゃちなモンじゃねぇぞ…魔法カード《HERO’S ボンド》発動!場に「HERO」がいる時、手札のレベル4以下の仲間達を呼び出す!来い、ブレイズマン!シャドーミスト!!」

 

 

《E・HERO エアーマン》☆4 A1800

《E・HERO ブレイズマン》☆4 ATK1200

《E・HERO シャドーミスト》☆4 ATK1100

 

 

「凄い!「HERO」を一瞬で3体も繰り出したッス!!」

 

 

「ブレイズマン、シャドーミスト、効果発動!デッキからそれぞれ《融合》と《フォーム・チェンジ》を手札に加える!……行くぜ、融合2枚発動!!ブレイズマンと手札のネクロダークマン、シャドーミストとエアーマンで融合!!来いっ!ノヴァマスター!!Great TORNAD!!」

 

『『はああっ!!』』

 

 

《E・HERO ノヴァマスター》☆8 ATK2600

《E・HERO Great TORNAD》☆8 ATK2800

 

 

「トルネードの効果〈タウンバースト〉発動!お前の全モンスターのステータスは全て半分だ!」

 

 

《D-HERO ドリルガイ》ATK1600→800

《D-HERO ドレッドサーヴァント》ATK400→200

 

 

「これで十代のモンスターの攻撃が通れば、エド・フェニックスのライフは0!」

 

「しかも手札には《フォーム・チェンジ》が控えてる。多少の罠にかかってもリリース・エスケープが可能だ.…勝てるか、奴に」

 

 

「バトルだ!ノヴァマスター、トルネード、一斉攻撃!!」

 

 

確かに攻撃が通れば勝ち、ケアも十分。十代君が目に見えて優位なんですが……

 

 

「……つまらないな、藍神君や姉さんとの勝負の方がよっぽどスリルがあった。リバース罠《エターナル・ドレッド》発動!時計塔の針を更に2つ進める!!」

 

「しまった!これじゃあ……」

 

「そう、時計塔の針が1周し再び12時を示したこの状態。無敵のエフェクトが発動し、僕への戦闘ダメージはすべて0となる!!」

 

「くそっ、だが戦闘破壊はしたぜ…ノヴァマスターの効果で1枚ドロー!!カードを1枚セットして…ターンエンドだ」

 

 

十代 H2 LP3300

《E・HERO ノヴァマスター》 (ATK2600)

《E・HERO Great TORNAD》(ATK2800)

セットカード

 

 

 

「アニキ、何故《フォーム・チェンジ》を使わないザウルス?どちらかを《M・HERO アシッド》に変身させればあんなフィールド魔法…」

 

「馬鹿か。今あれを破壊したら、エドの切り札であるドレッドガイを召喚される。益々不利になるだろうが」

 

「あっ」

 

「け、けど前のエドのターンにネフティスの鳳凰神が効果で破壊されてる。どのみち時計塔は破壊され、ドレッドガイは召喚されるッスよ!?」

 

「だからフォーム・チェンジは伏せたのよ。フリー・チェーンの魔法・罠じゃなきゃ、次のターンを生き残る手段になり得ないから…」

 

 

皆さん十代君のデッキ把握しすぎ…

 

 

「僕のターン…ドロー!スタンバイフェイズに、セメタリーからネフティスの鳳凰神、エフェクト発動!僕のフィールドに舞い戻り、全魔法・罠カードを破壊する!!」

 

 

『キュオオオオッ!!』

 

 

《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400

 

 

「わかってら!リバースカード《フォーム・チェンジ》発動!レベル8のノヴァマスターを同レベルの「M・HERO」に変身させる!来い、《M・HERO カミカゼ》!!」

 

 

『トオゥ!!』

 

 

《M・HERO カミカゼ》☆8 ATK2700

 

 

「こいつは戦闘では破壊されず、相手はモンスター1体でしか攻撃出来ない!そうそう突破は出来ないぜ!!」

 

「へぇ。噂の「M・HERO」か、手軽に出た割に随分とハイスペックだな…」

 

「なんだ?お前は持ってないのかよ。こいつはジュンコから譲り受けた1体だ、羨ましだろ……」

 

 

あー、嫉妬心(無自覚?)から十代君らしからぬ煽りコメントが飛んで来ましたよ…

 

 

「ああ、やっぱりお前は……「ムカツクんだよ」」

 

「ッッ!?」

 

 

「ネフティスよ、幽獄の時計塔を焼き付くせ!!そしてその業火の中より解放されよ…《D-HERO ドレッドガイ》!!」

 

 

『うおおおおおっ~!!』

 

 

《D-HERO ドレッドガイ》☆8 ATK???

 

 

「ドレッドガイのエフェクト発動!セメタリーの「D-HERO」2体を特殊召喚!〈ドレッド・ウォール〉!!」

 

 

《D-HERO ドリルガイ》ATK1600

《D-HERO ドレッドサーヴァント》ATK400

 

 

「出たな、「D-HERO」の切り札がっ」

 

「けどドレッドガイの攻撃力は全「D-HERO」の攻撃力の合計、たった2000ポイントザウルス!」

 

「アニキの「HERO」の敵じゃないッス!!」

 

 

弟分ズ(自称)の台詞がフラグにしか聞こえないんですがそれは

 

 

「お前のような奴に…「HERO」を…姉さんを…任せられるかっ!魔法カード《融合》!!」

 

 

融合…!けど「D-HERO」融合体を出したところで戦況にあまり変化はないハズ.…

 

 

「ドリルガイ、ドレッドサーヴァント、ドレッドガイの3体を融合し…《V・HERO トリニティ―》を召喚!!」

 

 

《V・HERO トリニティ―》☆8 ATK5000

 

 

「び、「V・HERO(ヴィジョン・ヒーロー)」…攻撃力5000!!?」

 

 

「トリニティーは融合召喚したターン、攻撃力が倍となり…相手モンスターに3回の攻撃が可能!!カミカゼに攻撃だ.〈トリニティー・クラッシュ〉!!」

 

「ぐっ、うわああああああっ!?」

 

 

十代 LP3300→1000→0

 

WIN エド

 

 

 

「消えろ、雑魚……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、今回オチ無しでいいんですか!?これで続くんですか!!?

 

 

 

 




今回デュエルはあっさり目にしてみました。
十代とはワクワクさん達を迎えた2戦目が待ち構えてますからね。

次回は久しぶりにセラ様のターン(予定)です。


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Next10羽「意地はってませんし」



お久しぶりです、今回はセラ様パートです。


 

エド君にジュンコさんを誘拐され(大嘘)、十代様は傷心のうちに彼に破れなんやかんやでカード見えない鬱状態に突入。

あれから、わたくし達の周囲は変わった。

 

今回は、そんなある日の出来事ですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハアッ…ハアッ…ハアッ…ハアッ…」

 

 

不味い、不味い、不味い不味い不味い不味い不味い!!

 

 

「待ちなさーい!ふふふ…逃がさないわよぉ~」

 

 

あれに捕まったら終わりだ。わたしの直感がそう告げている…レッド寮!あそこの万丈目君ルームなら、また皆さんが集まってるはずだ…あそこへ逃げ込めば…

 

 

「ハアッ、ハアッ…み、皆さん!助けて下さい!!」

 

 

ノックもせず、勢いよくドアを開けると…そこにはいつもの仲良しメンバー、万丈目君とそれに連れ添うモモさん。退屈そうに何故かいる翔君と剣山君、あとミサ……が揃いぶみ。十代君はいないから若干違和感を感じますがね……おっと、それどころじゃない。

 

 

「どうした藍神、ノックもせずにそんなに慌てて」

 

「またセラ様ファンの方々からストーカー被害にでもあわれましたか?」

 

「あの人達、セラさんに吹っ飛ばされるのを快楽としてる節あるっスからね…」

 

 

「そんな小物達じゃありません!もっと、もっと厄介なモノです!!」

 

 

「「「「「厄介な、モノ…?」」」」」

 

 

そう、それは...

 

 

「この、わたしだ!」

 

「天上院君!?君だったのか…」

 

「またテンプレネタッスか!?」

 

「テンプレって?」

 

「ええ!!」

 

「わからんザウルス!」

 

「「「「「「(ドヤァ....)」」」」」」

 

「その不毛なやり取り何回目ですか!もー大概にしてください皆さん言い終わったあとにドヤ顔もウザイです!!てゆうかつけ回すのやめて下さい明日香さん!!」

 

 

 

そう…朝からわたしは、この生ける混沌(妹)に追い回されていたのである。十代君が鬱(?!)化して構って貰えなくなって、少しは大人しくなるかな..とか考えた結果がこれですよ!!

 

 

「朝から絶好調ですわねセラ様。で、明日香様はどういったご理由で彼女をストーキング対象に?○ズにでも目覚められましたか?」

 

「天上院君×藍神君か....ヤバそうだな(真顔」

 

「チェストォ!!」

 

「ガハッッッッッ!!?」

 

 

ちょっと不快な単語が聞こえたので足でゴールデン☆ボンバーしておきました。光景は皆様のご想像にお任せします。

 

「いい加減にしないと「三ツ子」に改名せざるを得ない体にしますよ…」

 

「それは…もはや下の名前…ガクッ」

 

「ミッミヤシタクーンッ!!」

 

「三沢が逝ったか、口は災いいの元だな…そんな事はさておき。何故藍神を狙うんだ天上院君」

 

「フッフッフッ、それはね…」

 

「このワタクシ~が説明するノーネ!!」

 

その時、天井付近から聞き覚えがある声が聞こえました。

 

「あっ、貴方は…」

 

 

「「「「クロノス臨時ィィィィィィィ↑校長!!」」」」

 

 

「「臨時ィ」を強調し過ぎにも程があるノーネ!あとアナタターチは息が合いすぎパスタ!!」

 

 

そう、天井付近の梁に張りついていたのはクロノス臨時ィ校長その人だったのです。

もうだめだこの学園、ついに教師まで神出鬼没に…しかも、なんで全身黒タイツ?

 

 

「で、なんで黒タイツノス校長がここで出てくるんだ?」

 

「いい質問デスーノ!実はこの度…我がデュエルアカデミアに、「アイドル養成コース」を設立したノーネ!!」

 

 

「「「「「……は?」」」」」

 

 

「そしてわたしがプロデュース対象第1号として名乗りを上げたのよ!!」

 

 

「「「「「ええ~……」」」」」

 

 

全員キョトン顔である、そりゃ無理もないですよ…鮫島校長いないからって変なコース勝手に設立して…

 

 

「兄貴が大変な時になにやってるザウルス……」

 

「フッ、解ってないわね剣山君。わたしも、十代を励まそうとあらゆる手段を用いたわ……夜、布団に忍び込んだり。お風呂に忍び込んだり。HA○AKAエプロンでキッチンに忍び込んで迫ったり…」

 

「はいアウトー!ひとつと言わず全部アウトですッッ!!」

 

 

「けど…けど十代にはため息をつかれながらお縄にされる(意味深)始末よ!あんな状態でも縄や手錠の扱いに一切の迷いがないんだからっ!!」

 

「タイツ校長!あの人警察につきだした方がいいと思われるんですが…」

 

 

「そう!そしてわたしは考えたの…そしてひとつの結論に至ったわ。「だったら、アイドルしかないじゃないか」」

 

「話の前後が一切繋がってないですし?!今のでどーやったらアイドルって発想になるんですか意味☆不明です!!」

 

「否!わたしがアイドルになってシャイニングする事で、十代の心にもスパークを取り戻させるのよ!!」

 

 

もう駄目だぁこの人。初対面の時はもっと真人間だと思ってましたのに…きょうだいの一方がチャランポランでも、もう片方が更にチャランポランだった場合はいかにするんですかね。

 

 

「なるほど解らん。全然解らん」

 

「で、なんでセラさんがストーキングされるんッスか?」

 

「それが…わたしに明日香さんとグループを組んで、歌って踊ってデュエルしろって…」

 

「「「「「ああ~……」」」」」

 

「ああ~……じゃないし!なんでわたしにそんな話が来るんですか!!」

 

「ニュッフッフッフッ…シニョリータセラはシニョーラ明日香に匹敵する人気の持ち主…(アカデミアHP調べ)ならば!最強の二人がユニットを組めば向かう所敵無しに決まってるノーネ!!」

 

「理由が雑!?」

 

「嫌ですよ!わたしにそんな趣味ありません似合いませんし!!」

 

 

…兄にその手の服着せるのは大好きですけどねっ!

 

 

「確かに、二人共年齢的にはギリギリだ」

 

「「チェイヤァ!!」」

 

「ぐああああああああっ!!?」

 

 

SE〈ザッ、バーン…

 

 

「ミッミツハシクーンッッ!!?」

 

「今のは彼が悪いですわ」

 

「壁突き破ったあげく海に落ちた音までしたザウルス…先輩のご冥福をお祈りするドン」

 

 

今なんか聞こえたので思わず明日香さんと二人でボディ☆ブロー的なものをかましてしまいました.わたしは悪くない。

 

「もしもし、俺だ。壁の修復と馬鹿一名の救出を頼む。ああ、一応大至急だ」

 

「なんか坦々と電話してるしっ!?」

 

 

 

「ふぅ。なるほど、セラさんの言い分はわかったわ……ならばデュエルよ!我がアイドルへの覇道を邪魔する者は叩き伏せるのみだわ!!」

 

「「「「えっ?」」」」

 

 

「上等ですよこの堕肉(胸部)がぁ!そろそろ一回頭を冷やして差し上げようかと思ってた頃合いですしちょうどいいです!!」

 

「買っちゃうんだ!?」

 

「なんか発言までジュンコさんっぽくなってきましたわね…」

 

 

 

 

 

翌☆日!

 

 

 

 

 

 

「皆ー!次の曲行くわよーっ!!!」

 

 

「「「「「おおおおっ、アッスリーン!!」」」」」

 

 

「なぁにこれぇ…」

 

 

デュエルは明日の放課後、学園内のデュエル場でね!って指定の時間に会場に来てみたら、なんか既に始まってた…明日香さんのソロライブが。

 

 

「Ah!貴方の鎖が~♪私の胸を締め付ける~♪目の前の私よりぃ、彼方の彼女しかぁ~見て~いな~い~ィィィ↑!!」

 

 

赤い服なのは露骨に十代君意識なんでしょうがそこじゃない…

 

 

「歌詞ィィィ!なんでアイドルの服装でそんなV系みたいなドロドロ恋愛の曲歌ってるんですかっっ!!」

 

「フッ、来たわねセラさん…仕方ないじゃない。作者がアイドル系の曲知らないんだから歌詞書けないのよ…」

 

「だからなんの話ですかぁ!?いいからさっさとデュエル☆スタンバイしてください!!」

 

 

 

 

ドン☆

 

 

 

 

 

「そんなわけで…私が勝ったらセラさんは私とユニットを組んで、世界へ乗り出す!これを着てもらってね!!」

 

 

「「「「「ッッッ!?うおおおおっ!!」」」」」

 

 

そう言って彼女が黒子(クロノス教諭)から受け取り見せつけてきたのは…なんとまぁどっからもってきたのか黒と紫をベースにしたゴスロリ衣装、しかもなんか背中の部分に黒い羽までついてるし…結構可愛いけど自分で着たくはないですね。

はいそこの方々ー、わたしが着たとこ想像しなーい。

 

 

「はい、断固拒否する。それぐらいの条件に釣り合うとなると…じゃあわたしが勝ったら1ヶ月くらい、十代君に近づくの禁止で。」

 

「そんなっ!?それは私に「死ね」と言ってるようなもんじゃない!!このまな板ロリータ鬼畜魔王!!」

 

「誰がまな板ロリータですかこの駄肉(胸部)!なんでもかんでもデカければいいわけじゃないですからね!あとわたし着痩せするだけで少しはありますからね!!?」

 

 

「「「変に意地張るセラ様も好きだーっ!」」」

 

「意地はってませんし!?」

 

 

「「「ペッタンコのセラ様も好きだーっ!!」」」

 

「そこぉ!はり倒しますよ!?」

 

 

意地じゃないし…見た目年齢の適量(!?)くらいはありま…あるよね?

 

 

「藍神も大変だな…」

 

「そッスね…」

 

「ジュンコさんの最大ツッコミ数に近づいてきましたわね…」

 

 

「まぁいいわ…私が勝つのは変わらないのだから。ちなみにユニット名は「血まみれの堕天使(ブラッティ☆エンジェルズ)」でどうかしら」

 

「だから!それアイドルってゆうか売れてなそうなV系グループか曲名!!」

 

「じゃぁー「セラちゃま&アスリン」!?」

 

「ちゃまって…お子様扱いか!!」

 

「贅沢ね…「カオス・ゴッテス」くらいで妥協しときますか」

 

「どこのシンクロモンスター!?もーいい加減にしてください!さっさと初め…終わらせますよ!!」

 

「そうね、初めましょう…私達のファーストライブ・デュエルを!!」

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

セラちゃま LP4000

 

アスリン LP4000

 

 

 

 

 

 

 

だから…お子様扱いか!続きます!!

 

 

 







今回…某馬鹿の復活版も考えたのですが、あまりに収集がつかないので止めておきました。


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Next11羽 「あ、帰っていいですか?」

こっそり続き投稿。


・前回のあらすじ

アイドルとは(真顔)

 

 

 

 

「先行はもらいます!わたしのターン、ドローッッ!!」

 

 

頭のネジが2、30本外れてるとはいえ…相手は学園最上位の実力者、油断はしません!

 

 

「チューナーモンスター、《レッド・リゾネーター》を召喚!このモンスターの効果で、更に手札からレベル4のデューザを特殊召喚!!」

 

 

《レッド・リゾネーター》☆2 ATK600

《流星方界機デューザ》ドン☆4 ATK1600

 

 

「初ターンから飛ばして行く気ね…いいわ、私の手札に発動したいカードはないもの」

 

「むっ…まぁいいです。デューザの効果で《方界合神》を墓地へ送り、レベル2のレッドリゾネーターをレベル4のデューザにチューニング!シンクロ召喚!チューナーモンスター《瑚之龍(コーラル・ドラゴン)》!!」

 

 

《瑚之龍》☆6 ATK2400

 

 

「デューザが場を離れたことで墓地の方界合神発動!これ除外し、新たなデューザをデッキ特殊召喚!効果で《方界業》を墓地へ!」

 

「あれっ?合神じゃないの?」

 

「まだ先行1ターン目ですよ?戦力は温存しておきたいので…方界業を除外し効果発動!3体目のデューザを手札に加えます。行きます!レベル4のデューザにレベル6の瑚之龍をチューニング!!天よ、運命よ、事象の理よ!巡る天輪に乗せ此処に結実せよ!!シンクロ召喚!レベル10《天穹覇龍ドラゴアセンション》!!」

 

『ギャオオオオッ!!』

 

 

「うおーっ!?凄く強そう(KON○MI)なドラゴンが出てきたザウルス!!」

 

「なんだあのドラゴン…欲しい。」

 

「万丈目様ったら…(こっち見てせがまないでくださいまし)」

 

 

「ドラゴアセンション、シンクロ召喚時に効果発動!それにチェーンして瑚之龍の効果、墓地に行った時に1枚ドロー!そしてドラゴアセンションは、シンクロ召喚時の手札の数×800ポイントの数値を得る!手札は現在6枚です!」

 

 

《天穹覇龍ドラゴアセンション》☆10 ATK?→4800

 

 

「僅か1ターン目から、手札消費0で攻撃力4800!?マンマ・ミーア!!」

 

「これが噂の「魔王」…とんでもないのでアール…」

 

「当たり前ですぞ教頭!」

 

「セラ様に不可能などない!何故ならセラ様だから!」

 

 

「「「「「セーラ様ッ!セーラ様ッ!セーラ様!(以下繰り返し」」」」」

 

 

「…臨時校長、客席に攻撃しちゃだめですか?」

 

「駄目デスーノ、ファンは大切にするノーネ」

 

 

早く…帰りたい…しっかし、明日香さんと最初に戦った時に比べれば大分自重した感じになっちゃいましたね、ライブラリアン出せる手札じゃなかっただけですが。

やっぱり、あちらも2度目だけあって冷静ですね…

 

 

「…わたしはリバースカードを2枚セット、ターンエンドです。」

 

 

セラ H4 LP4000

《天穹覇龍ドラゴアセンション》 ATK4800

セットカード ×2

 

 

「よーし、行くわよ皆~!!私のターン、ドッロー!!」

 

「「「「「アッスリーン!!」」」」」

 

 

何かアクションする度々にこれなんですかね面倒くさい…昨日レッド寮前でちゃっちゃと決着つければ良かったなぁ…

 

 

「まずはステージ・オン!フィールド魔法《トリックスター・ライトステージ》を発動!!」

 

「…はっ?」

 

 

デュエルフィールドが、本当にアイドルが歌って踊るようなステージに改変される。ライトステージって名前安直すぎじゃぁ…

 

 

「ライトステージの発動時の効果!デッキから「トリックスター」モンスター、キャンディナを手札に加えるわ。更に!ライトステージは1ターンに1度、相手のリバースカード1枚を選択、エンドフェイズまで発動を禁じることができる!対象は右側のリバースカードよ!!」

 

「台詞長いし!?見かけによらず面倒な効果を…」

 

「私達のステージを邪魔はさせないわ!私はモンスターを通常召喚!来なさい、《トリックスター・キャンディナ》!!」

 

『ウフフフッ』

 

 

《トリックスター・キャンディナ》☆4 ATK1800

 

 

「えっ?えっと…どなた様!?」

 

 

明日香さんが繰り出してきたのは「機械天使」とはまた違ったモンスター…パッと見、アイドルとかに見える可愛らしい人形のモンスターでした。

 

 

「フフッ、これがアイドルにふさわしい新たな戦力「トリックスター」よ!キャンディナの効果!召喚時にデッキから「トリックスター」を手札へ加える…《トリックスター・リリーベル》を手札に加え、自身の効果で特殊召喚!!」

 

『ハァーイ』

 

《トリックスター・リリーベル》☆2 ATK800

 

 

「ええ~…もう、1人でアイドルグループっぽくなってるじゃないですか…わたし用済みっぽいので帰っていいですか?」

 

「駄目よ、逃がさない!リリーベルは相手にダイレクトアタック出来る!セラちゃんにダイレクトアタックゥゥ!!」

 

「痛っ!?」

 

 

セラ LP4000→3200

 

 

見た目の割に、攻撃は物理的ですね!?

 

 

「更にライトステージは「トリックスター」モンスターが戦闘・効果ダメージを与える度に200を与える!!」

 

「うわ眩しっ!!」

 

 

セラ LP3200→3000

 

 

「ライトアップだ!ライトアップアップで攻撃したぞ!?」

 

 

「ふふふ、貴女は目立つ事に抵抗があるようだから…このライトで照らしまくって、じわじわとそれを快感に変えてあげるわ!!」

 

「なんですかそれ!?まさかそんなアホみたいな理由でそのデッキ使ってるんですか!!」

 

「だって当然でしょう?デュエリストだもの」

 

 

うわー、真顔で返されたうわー…理性が蒸発してるってこうゆう感じの方なんですかね…

 

 

 

「とりあえず、カードを2枚セットしてエンドフェイズ!ライトステージの対象となったリバースカードはこのエンドフェイズに発動できるわよ?発動しないならそのまま墓地へ送ってもらうわ!」

 

「(チッ…)《神の通告》を墓地に送ります」

 

 

「ガチね」

 

「ガチですわ」

 

「ガチだな」

 

「ガチっすね」

 

「ガチガチドン!(2000円)」

 

 

「通告1枚でなんですかその冷たい目は!」

 

 

明日香 H3 LP4000

《トリックスター・キャンディナ》ATK1800

《トリックスター・リリーベル》 ATK800

《トリックスター・ライトステージ》(f)

セットカード

セットカード

 

 

セラ H4 LP4000

《天穹覇龍ドラゴアセンション》 ATK4800

セットカード ×2

 

 

「はぁ…ターンもらいます、ドロー!先のターン、手札に加えていた最後のデューザを召喚!」

 

 

《流星方界機デューザ》☆4 ATK1600

 

「《方界業》を墓地へ送り、業を除外し効果発動!デッキから「方界」カード、《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》を手札に加えます!」

 

 

「出た!セラさんとデュエルした皆のトラウマ!!」

 

「「魔王」セラ様に相応しい、最凶災厄のカードザウルス!!」

 

 

「失礼な!こんなに愛らしいのに!!」

 

 

「それはねーよ、ですわセラ様…」

 

 

ノヴァさん不評ですねー…今のところ同意を得られたのが、あの馬鹿しかいないのが不満で仕方ありません…そういえばあの方、最近全く見ないですね。その分妹さんがハジケ飛んでらっしゃいますが。

 

 

「確かにその化け物は出されたらきついわ。リバース罠発動《トリックスター・リンカーネイション》!!貴女は手札を全て除外し、除外した枚数分ドローする!!」

 

「何その嫌がらせ!ワンキルする気満々だったのに!!」

 

 

《大嵐》を引いたから《方界波動》と合わせて瞬殺してさしあげる予定だったのに…まぁ、5枚も引けば何かしらのキルプランが…

 

 

「貴女のデュエルは殺意に満ちすぎなのよ。もっとオーディエンスを楽しませなくっちゃ…更にチェーンして手札からジュンコ直伝!《ドロール&ロックバード》の効果を発動するわ!」

 

「へ?」

 

「相手がドロー以外でカードを手札に加えた時に発動!互いにこのターン、カード効果でカードを手札に加えることができない!」

 

 

「つまり…どうゆう事ドン?」

 

「リンカーネイションとやらの効果でもドローができない…つまりは全ハンデスだ」

 

「ド鬼畜コンボっすね!?」

 

 

まさかの手札0…え、本気でどうしましょう。場にあるカードだけでなんとかするしかないですよね…

 

 

「だったら…このままバトル!ドラゴアセンションでトリックスター・キャンディナを攻撃します!《アセンションウェーブ》!!」

 

「残念ね、リバース罠発動!《聖なるバリア-ミラー・フォース》!!相手攻撃表示モンスター全てを、破壊する!!」

 

 

ドラゴアセンションの攻撃が跳ね返され、デューザもろとも破壊される…

 

 

 

「ぐっ…けど、忘れたんですか!?ドラゴアセンション効果発動!相手によって破壊された時、彼(?)のシンクロ素材となったモンスター一組を効果を無効にし、復活させます!」

 

「忘れてなんかいないわよ?セラさんと初めて対峙したデュエルは衝撃的だったもの…攻撃力4800の化け物より、素材のモンスターの方がマシよ」

 

「考えが甘いですよ…アセンションの効果にチェーンして、リバース罠オープンです!《シャドー・インパルス》!!」

 

「なっ!?」

 

「破壊されたドラゴアセンションと同じレベルと種族のシンクロモンスターを、EXデッキから特殊召喚!世界に蔓延る、億万の症気…此処に集いて災いとなれ!《魔王超龍ベエルゼウス》!!」

 

 

『グオオオオオオッ!!』

 

《魔王超龍ベエルゼウス》☆10 ATK4000

 

 

「出た!大魔王セラ様の配下たる、4つの魔神が1角!!」

 

「不死身の魔王、ベエルゼウス様だ!!」

 

 

「ダ○の大冒険の敵方みたいに言わないで下さい!残りの3体どのコですか!!?…つ、ついでに来なさい!デューザ!瑚之龍!!」

 

 

《瑚之龍》ATK2400

 

《流星方界機デューザ》ATK1600

 

 

「このまま2体で、リリーベルとキャンディナを攻撃!!」

 

「うぅっ!…このくらい!!」

 

 

明日香 LP4000→2600

 

 

「ベエルゼウスのダイレクトアタック!〈ベエルゼウス・ジェノサイダーッッ〉!!」

 

「墓地の《トリックスター・リンカーネイション》第2の効果!この罠を除外し、墓地からキャンディナを特殊召喚!!」

 

 

《トリックスター・キャンディナ》DEF400

 

 

「しぶとい…だったらその小娘にはもう一度○んでもらいます。消し飛べェェェ!!」

 

「セラさんのが見た目幼いッス!?」

 

「丸藤先輩!消し飛ばされるから自重するザウルス!!」

 

 

「手札から、《トリックスター・マンジュシカ》の効果発動よ!このコを特殊召喚しキャンディナを手札に戻すわ!」

 

 

《トリックスター・マンジュシカ》DEF1200

 

 

「むっ、構わず攻撃!」

 

モンスターの入れ替え効果?手札から相手ターンでも使えるなんて面倒な…ベエルゼウスの敵じゃないですけど、吹き飛ばされるキラキラっ娘に心は痛みますけどねー。

 

 

「メインフェイズ2へ以降します。レベル4のデューザにレベル6の瑚之龍をチューニング…大いなる守護者よ来たれ、《神樹の守護獣-牙王》!!」

 

『がおっ』

 

声、可愛いっ!?

 

 

《神樹の守護獣-牙王》☆10 ATK3100

 

 

「何気に出番大くないか、牙王…」

 

「癖のない汎用レベル10シンクロモンスターって、実は牙王くらいしかいないもので…」

 

 

完全破壊耐性を持つベエルゼウスに、対象をとる効果に強い牙王。手札は全部もっていかれリバースカードも使い切ったけれど、フィールド上では完全にわたしがアドバンテージを握っている…次のターンに瞬殺される可能性は少ないでしょう。他にやれる事もないですしね…

 

 

「わたしはこれでターンを終えます」

 

 

 

セラ H0 LP3000

《魔王超龍ベエルゼウス》 ATK4000

《神樹の守護獣-牙王》ATK3100

 

明日香 H3→4 LP2600

《トリックスター・ライトステージ》(f)

 

 

 

「私のっ、タァァァン!《ブラック・ホール》!!全て壊すんだ!よ!!」

 

「アイドルらしからぬガチガチカード!?…け、けどベエルゼウスは戦闘・効果では破壊されません!」

 

「流石魔王様汚い!」

 

 

汚くないし!ああ、せっかくの牙王さんが活躍の場も無く黒い渦に呑み込まれて…

 

 

「じゃあ雑にキャンディナ召喚!☆4の《トリックスター・ナルキッス》手札に加えてからの《機械天使の儀式》発動!!キャンディナとサーチしたこのコを生け贄に以下省略!《サイバーエンジェル―茶吉尼―》を儀式召喚!!」

 

 

『ハアアッ!!』

 

 

《サイバーエンジェル-茶吉尼-》☆8 ATK2700

 

 

あ、いつもの機械天使達も入ってるんですね…どんなデッキ構成!?

 

 

「おのれ茶吉尼ィィ!エネコンです、エネコンを持って来やがれですわ!!」

 

「落ち着け浜口、ここはリン○ス次元ではない…俺は底なしエネコンを3積みさせてもらうぞ」

 

「流石ブルジョワですわ!」

 

 

「ついに万丈目先輩までおかしくなったドン!?」

 

「なんスかリ○クス次元って!!」

 

 

「黙れ未出演ども!」

 

「デッキ被りと中の人被りはひっこんで下さいまし!」

 

 

あの人達なんの話してるんですかね!?中の人被りってどうゆう事!

 

 

「フッ、最近茶吉尼が人気のようでなによりだわ…モンスター効果発動!相手は自分のモンスター一体を選び、墓地へ送らなければならないわ」

 

「.…ベエルゼウスを墓地へ送ります」

 

 

このっ、わたしのとっておきをアッサリと…

 

 

「バトルよ!茶吉尼でダイレクトアタック!!」

 

「きゃああああっ!!?」

 

 

セラLP3000→300

 

 

「「「「セラ様ーっ!!」」」」

 

 

「私はこれでターンエンドよ」

 

 

明日香 H0 LP2600

《トリックスター・ライトステージ》(f)

《サイバー・エンジェル-茶吉尼-》(攻2700)

 

 

まさか本当に2体ともやられちゃうなんて、余計なことは考えるべきじゃないですね、はぁ…

 

 

「残りライフ300、場にカードは無く手札は0、か…サルベージ能力は使わないのか?」

 

「《機械天使の儀式》の天使族破壊耐性を優先したんじゃないスか?」

 

「うーん、セラ様厳しいですわねぇ」

 

 

「フフフフフ、ここまでねセラさん!さぁー観念して私と世界を取りに行くわよ!!」

 

 

絶対嫌ですし負けませんし!アホは独りでやってるかお兄さんでも召喚して一緒にやって欲しい…

 

 

「わたしのタァーン!…よし、魔法カード困った時の《貪欲な壺》!墓地の瑚之龍、牙王、ドラゴアセンション、ベエルゼウスと最後にデューザをデッキに戻してシャッフル…2枚ドロー!!」

 

「ここにきて手札補充とは都合がいいわね…でもそれだけで足りるかしら」

 

「はい…十分ですよ!《捕食植物(プレデタープランツ)サンデウキンジー》を召喚!!」

 

 

《捕食植物サンデウキンジー》☆2ATK600

 

 

「また趣味の悪い系モンスターを…ゲテモノ好きってアイドルとしてどうなのかしら」

 

 

アイドル名乗ってないし趣味悪くないしこのコは客観的に視ても比較的可愛いかと思うのですが…まーそんなことはどうでもいいとして、

 

 

「行きますよ似非アイドル…キンジーのモンスター効果発動!手札か場のモンスターとこのコを融合素材に含む融合モンスターを融合召喚します!!」

 

「な、なんですって!?」

 

「手札のクリムゾンノヴァとサンデウキンジーを融合!灰塵の魔神よ、美しき花にその力を貸し与えたまえ…融合召喚!全てを喰らえ、《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》!!」

 

『ギシャアアアアアッ!!』

 

 

《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》☆10ATK3300

 

 

「やっぱりゲテモノ系だーっっ!!?」

 

「きゃああああっ!?出ましたわ!!」

 

「ええい!怖いからって俺に飛び付くな鬱陶しい!!」

 

「(しっかり抱きしめてるあたり、説得力が皆無ザウルス…)」

 

 

「失敬な!万人が大好きなドラゴンですよドラゴン!ちゃんと見て下さい、この美しい翼、シャープなフォルム、そしてこの愛らしい瞳ッッ!最高じゃないですか!!?」

 

「うーむ、最後以外なら共感できんこともない…」

 

「万丈目様のドラゴン馬鹿!!」

 

 

「そのあたりの議論はおいといて、この土壇場で攻撃力3300は辛いわね…」

 

「辛い?終わりですけど?グリーディー・ヴェノムの効果発動!1ターンに一度、相手モンスター一体の攻撃力を0にし、効果を無効にする!!」

 

「そんなっ!?」

 

 

《サイバーエンジェル―茶吉尼―》ATK2700→0

 

 

「ではバトル!グリーディー・ヴェノムで茶吉尼を攻撃!!えーと…〈喰らい尽くして差し上げなさいっっ〉!!」

 

「そんな雑な終わり嫌ァァァァァ!?」

 

 

明日香LP2600→0

 

 

「し、勝者…セニョリータ・セラなのーね!!」

 

 

「やったぜセラ様―ッッ!!」

 

「けどアイドルやってるところもみたかったな…」

 

「馬鹿野郎!これで俺達のセラ様が遠い所に行かずに済むんだろーが!!」

 

「そうだそうだ!セラ様は僕達だけの堕天使でいてくれればいいんだよ!!」

 

 

「…グリーディー・ヴェノムでそのあたりの方々に攻撃ィィ!!」

 

 

「「「「「ぎゃああああああっ!!?」」」」」

 

 

「セニョリータ~、場外攻撃は自重して欲しいノーネ~」

 

「あ、はい。ごめんなさい」

 

「とゆうかなんでダメージ発生してるんスか…」

 

 

やれやれ。これでも「ご褒美です」とか言い出す方々がいるから性質悪いんですがね…

 

 

「負けたわセラさん…フィニッシュ後にファンサービスを忘れないとは流石ね…」

 

「明日香さん…じゃ、約束通り十代君に近づくの1ヶ月は禁止で」

 

「そんなっっ!?更新自体が3ヶ月ぶりなのに追加で1ヶ月とか鬼畜にも程があるわ!!」

 

「何言ってるのかさっぱり解りませんが…こんな茶番に最後まで付き合ってあげたんですから、ちゃんと守って下さいね?」

 

「くぅぅぅぅ…セラちゃまの見た目詐欺~!!」

 

「誰が見た目詐欺か!!」

 

 

「オチが弱いですが今回はここまで、またの更新をお待ち下さいですわ」

 

「誰に言ってるんだ…」

 

 

 

 

 

 

 

ドン☆

 

 

 

 

 

 

 

「俺は、俺はどうしちまったんだ…どうしたらいいんだ…どうしたら良かったんだ…」

 

 

『…代…十代…!』

 

 

「誰だ…俺を、呼んでいるのか…?」

 

『こっ…来て……十代…!』

 

「俺が、俺なんかが必要なのか…」

 

『そう…来てくれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の愛しい、遊城十代』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





久しぶり過ぎてミスが不安過ぎる。

一応続く、ハズ!



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Next12羽 「黙れイメチェンだ」

ほら、勢いってあると思うんです。


 

 

「せっかくデュエルの機会を得たことですし、あなた方には存分に楽しんで頂きたい…これから始まる、悪夢のショーをね!!」

 

「フッ、悪夢のショーだと?ふざけた野郎だな…貴様こそ、俺様達の名を覚えて行け!」

 

「このデュエルアカデミア、最強夫婦の名を!!」

 

「誰と誰が夫婦かっっっ!!」

 

 

「「「デュエルッッッ!!!」」」

 

 

 

 

 

《ベクタァァァァァァ!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

明日香さん、1ヶ月の監禁。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんお久しぶり、皆のセラ様こと藍神セラです…って誰がセラ様ですか!

最近学園の皆さんに思考を侵されて来た気がしますね…

 

前回のデュエルから、まぁ色々あって1ヶ月。

あらすじから察してくれると助かるんですが、明日香さんは油断したら十代君に会いに行こうとするので結果自室に投獄(仮)。

今日はその縛りが溶けて、獣が野に放たれたわけですが…

 

 

 

「嫌ァァァァァァァァァッッ!!?」

 

 

あー、レッド寮から噂の彼女の声…とゆうか悲鳴が聞こえてきましたね。やっぱりこうなったかー…

 

 

 

 

 

《クルック~☆》

 

 

 

 

 

 

 

「大変ザウルス、セラ様先輩!」

 

「明日香さんが、明日香さんが…っ!!」

 

 

寮に到着するなり慌てふためく十代君の弟分が二人、まぁこの展開は予想できてました。

実は例の日から

「探さないでくれ」

と置き手紙を残して十代君は行方不明。

これを知られたら洗脳(!?)中のジュンコ姐さんはともかく、明日香さんは狂気に侵されバーサーカーと生りかねない。

そんな理由で彼女を部屋に軟禁してた訳ですが…

 

 

「はいはい、どうせ十代さん探しに海に飛び込んで行った~とか、島中を駆け回り出した~とかそのあたりでしょう?想定通りの反応じゃないですか…」

 

「ち、違うんだ藍神君!途中まではそうだったんだが…」

 

「あ、ミシェル君いたんだ」

 

「もはや外人扱い!?」

 

「ミザエル先輩の事はどうでもいいドン!

「どこの七皇だ!」

明日香先輩が、明日香先輩が何者かに襲われて倒れてるザウルス!!?」

 

「な、なんですってーっ!!?」

 

 

剣山君が指を指す先には倒れるバーサーカー、もとい明日香さん。

ディスクを装備しカードが散らばってることからデュエルでやられたのでしょうか…

 

 

「気を失っている…一体誰がこんな事を…」

 

「「その問い、我々が答えよう!!!」」

 

 

「な、何者ドン!?」

 

「上だ!屋根の上に誰かいるッス!!」

 

 

わたし達の疑問に対し、レッド寮の上に人影が二つ!クッ…逆光でよく見えな…

 

「「とぅぅぅ!!」」

 

と、飛んだーっ!!?

 

 

 

「なんだかんだと訊かれたらぁ?」

「答えてやるのは面倒だが…」

 

「「まぁ、特別に答えてやらんこともない!!」」

 

 

え?

 

 

「世界の光を守るためぇ~」

「世界の正義を守るため…」

 

「「ラブ&ピースに悪を砕く!!」」

 

 

「浜口モモエっ!」

「そしてこの俺、万丈目準!!」

 

 

…えっ?

 

 

 

「銀河を駆ける、光の結社の二人にはっ!」

「ホワイト・フューチャー、白い未来が待ってるぜ」

 

幻聴『ニャーんてね!』

 

 

 

SE<チュッ、ドーン!!

 

 

 

 

 

「「「「「………なんでじゃ―ッッッ!!!」」」」」

 

 

「まぁ、せっかくわたくし達の仕業と教えて差し上げましたのに…なんでとはなんですか、ねぇダーリン」

 

「そうだなマイ・ハニー。揃いも揃って鳩が豆鉄砲が喰らったような面を並べて…」

 

 

「そらそうもなりますよ!貴方達どこのロ○ット団ですか所々もじってるけどほぼほぼ丸パクり!むしろ口上終わるまで黙ってたことを感謝してくださいってか、今の爆発、何!!」

 

「馬鹿め!変身シーンとかは大体邪魔が入らぬものだろう」

「むしろ「え?」も少し邪魔でしたわ!」

 

 

「うっさいです!大体その真っ白い制服はなんですかあと万丈目君の昨日までの○ンデレどこ行ったんですか!!」

 

「フン、訳の分からぬことをべらべらと…」

「しょせんは二代目、初代のツッコミには遠く及びませんわ」

 

「訳がっ、分からんのはっっ、貴方達の方です!!!」

 

 

駄目だ、全くついていけない…新幹線を自転車で追いかけているような感覚だ。別次元の勢いだ。

…姐さん助けてぇ…最悪、エド君でもいいからぁ…

 

 

「つ、つまりは天上院君を倒したのは君たちか!ホワイト・サンダーズ!!」

 

「ホワイト・サンダースて…」

「そのまんま過ぎザウルス…」

 

 

「その通りだ、愛知らぬ哀れな三沢よ」

「年齢=恋人いない歴の、悲しき殿方ですわ」

 

「「グハァッ!!?」」

 

 

三沢LP4000→0

 

剣山LP4000→2000

 

 

「ミルキー君が戦わずして、負けたーっ!!?」

 

「お、俺はライフ半分で済んだザウルス…」

 

 

なんのダメージ!?ねぇ今のなんのダメージですか!!?

 

 

「では話を戻すが…十代がいない事で狂化した天上院君を、みかねた我らが救済したのだ」

「わたくし達光の結社の力によって…見るがいいですわ!!」

 

 

気づけば明日香さんが立ち上がり、深いため息をついたかと思うと…

 

 

「…皆、○ねば、いい」

 

 

べ、別方向に狂化してらっしゃるーっ!?

 

 

「…うむ、成功だな」

 

「…まぁ、成功ですわね」

 

「十代のいない世界なんて…○びればいい…」

 

 

「いやいやいやどう見ても失敗でしょう!?ある意味落ち着いてますけどこれはこれで不味いんじゃないですか北極から南極いっただけですよコレ!!」

 

 

「まぁ見た通りだ。我らが光の結社に入れば、救済が約束される…な、ハニー?」

「月謝もノルマも無し、穏やかな学園生活を約束しますわ…ね、ダーリン?」

 

「世界地図を真っ白に書き換えてあげるわ…」

 

 

どこの悪徳宗教ですかコレ。月謝とかノルマとか胡散臭い単語聞こえたし。

救済?救済ってなんですっけ?

 

 

「さぁ、お前達も共に行こう!」

「輝く未来へ!」

「「この万丈目ホワイト・サンダースと共に!!」」

 

「「「「「「万丈目、ホワイト・サンダー!ホワイト・サンダー!!ホワイト・サンダー!!!」」」」」」

 

 

「かっ、囲まれたドン!?」

 

「いつの間に…」

 

 

どこから現れたのか、わたし達の回りには目前のバカカップルと同じように制服が白く染まった生徒達がもり沢山、2~30人はいるでしょうか…昨日までそんな制服の人居なかったハズなのにどれだけ浸食早いんですか馬鹿ですか。これでは逃げようが無いですね…

 

 

「…断れば、どうすると?」

 

「無論、デュエルで語るまで」

「光の結社の素晴らしさを!!」

 

「…無に還してあげる…」

 

 

ほぼ強制じゃないですかヤダー。狂化明日香さんまでちゃっかりディスク構えてるし…こちらの戦力は精神ライフ0の奥さんがピケルさんと、見た目の割に精神DEFが低い剣山君に案外頑丈な翔君。

なんやかんやで学園最狂(馬鹿)クラスの三人に勝てるかどうか…

 

 

 

「…どけ、有象無象共。」

 

 

へっ?

 

 

 

「「「「「「ぎゃああああああああっ!!?」」」」」」

 

 

 

「何っ、モブバリケード(仮)が一瞬にして!!?」

「何者ですの!?」

 

 

「何者…なんだ。たった一月で俺の事を忘れたのか?」

 

 

そ、その…少年っぽさを残しつつ意外とイケボな声は…

 

 

「十代さ…って誰ェェェ!!?」

 

 

 

十代君かと思ったその人は、まぁ~なんだか黒いごちゃごちゃした甲冑・兜を見に纏い、一言で表すとRPGに出てくるラスボス?言っちゃえば「魔王」のような風貌をしてました。空耳だろうけど「ハ・オ・ウ!ハ・オ・ウ!ハ・オ・ウ!」って聞こえる気がする…

 

 

「あ、アニキィィィ!?」

 

「どーしたんスかその格好!セラさんにコスプレでもさせられたんスか!?」

 

 

翔君?それどうゆう意味かな?あとで体育館裏に連れ込もう

 

 

「…黙れイメチェンだ」

 

「どんなイメチェンですか!?」

 

「冗談だ、理由はあとで話す。それより万丈目ェ…なんだそのふざけた格好は、失恋でもしたのか?」

 

「黙れイメチェンだ!」

「恋は絶賛ヒートアップ中ですわ!!」

 

 

「…冗談だ。やれやれ、相変わらずのようだなお前達は、うらやましいぜ」

 

 

この人達相変わらずの要素皆無なんですが、男子3日見ずばって領域をはるかに越えてるぅ…

 

 

「じ、十だ…黒い…十代…ゴフゥ!!?」

 

「また暴走するかと思ったらみぞおちー!!?」

 

「悪いな明日香、今のお前にはこれが一番早そうだった…」

 

 

なんと、十代君のワンパンで冷酷無比に明日香さんを物言わぬ状態に。

…あの駄肉(胸部)をすり抜けてよく一発で決まりましたね。

 

 

「よっと。どうだ万丈目、久しぶりに1対1でデュエルでも」

 

「何だと…」

 

「タッグデュエル.いや、2対1でも俺は構わないが。その場合、お前の可愛い彼女の身の保証は出来ないがな」

 

「いいだろう…マイ☆ハニーを傷つけるわけにはいかんからな。だがこのホワイト・サンダーに喧嘩を売ったこと、必ず後悔させてやるぞ、コスプレ野郎!!」

「ダーリン…」

 

「ハハハ、仲が宜しいことで。さぁ、全てをぶつけ合おうぜ…万丈目!!」

 

「さんだ!」

 

 

「「「「「「ホワィ…ト…・サンダー…」」」」」」

 

 

モブバリケードさん達、倒れててもやるんですかそのかけ声…

 

 

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

 

白い万丈目 LP4000

 

黒い?十代 LP4000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すまない、いきなりの超☆展☆開ですまない…

十代の帰還、2羽程先の予定だったんだ本当にすまない…




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Next13羽 「おい…なんで3枚あるんだ」

※←原作効果


「「デュエルッッッ!!」」

 

 

SE<ガシャンガシャンガシャンガシャンジャキン!

 

 

「十代君のデュエルディスクどうなってるんですか!?」

 

 

前回のあらすじ

 

十代→黒化

 

万丈目→白化

 

明日香→無言の腹パン

 

 

 

 

「デュエルは先日発表された、海馬エクストラ☆ルールで行う!異論は無いな!!」

 

「問題ないさ…かかって来い!」

 

 

 

説明しよう!海馬エクストラ☆ルールとは…

シンクロ・エクシーズ一般普及によるのマッハインフレに苦情が殺到した結果、考案されたルールである!

EXデッキから召喚されるモンスターは1体しか場に存在出来ないとゆー、君たちの世界でいった新マスタールールみたいなものだ…融合使いはとんだとばっちりである!!さりげなくペンデュラムカードも魔法・罠ゾーンの両端に置く裁定だぞ!!

決して!作者がデュエルパート書くのしんどくなって楽しようってわけじゃないからその辺り誤解しないよーに!!

 

「誰に言い訳してんですかってゆーより長いし!!」

 

「セラさんどーしたんスか!?」

 

「いえ、今馬鹿の気配が…」

 

「馬鹿の気配?」

 

「その辺で延びてる連中含めてこの空間は馬鹿だらけドン。気にすること無いザウルス」

 

 

そーだセラ君、馬鹿だって馬鹿なりに生きてるんだから馬鹿にするのは辞めるんだ!

 

 

「いや、あなたが何言ってるんですか…てか今回の地文担当あなたですか…」

 

 

「俺のターン、ドロー!!フ…我らが光の結社の力、とくと味わうがいい!まずは永続魔法《冥界の宝札》!更に《フォトン・サンクチュアリ》を発動!攻撃力2000の《フォトン・トークン》2体を特殊召喚!!」

 

 

《フォトン・トークン》ATK2000×2

 

 

「あれは以前にも万丈目君が使っていたカード…」

 

「もしかしてデッキにさほど変化は無いザウルス?」

 

 

「変化は無い?…ならば焼き付けるがいい!フォトン・トークン2体を生け贄に…光の化身、ここに光臨!《ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》!!」

 

 

『ギャオオオオオゥ!!』

 

 

 

《ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》☆8 ATK3000

 

 

「「なんかめちゃくちゃ強そうなの来たぁ!?」」

 

 

ふつくしぃ…じゃなくて、《光と闇の竜》はどこへ行ったんだい万丈目君っ。見損なったぞ!!

 

小声「あの…ナレーションが普通に会話に参加するの辞めてもらえませんかね?話ずれるんで」

 

 

 

「冥界の宝札の効果だ、2体の生け贄召喚を成功させたので2枚ドローッッ!!更に《トレードイン》!レベル8モンスターを捨て2枚ドロー!まだまだ!カードを2枚セットし《手札抹殺》発動ォ!俺は手札を2枚捨て、2枚ドロー!!」

 

「俺5枚だ。5枚ドロー…チッ。墓地の、シャドーミストとクロス・ポーターの効果を発動。デッキから「HERO」と「N」モンスター…マリシャス・エッジとグラン・モールを手札へ」

 

 

 

「ぐらんもーる…マリシャス・エッジ…?十代君のデッキにそんなの居ましたっけ」

 

「鬼畜モグラ…バウンス…うっ、頭が…」

 

「どうしたハニー!?…よくわからんが、エンドフェイズに速攻魔法《超再生能力》を発動!捨てられたドラゴンは3体、3枚ドロー!!」

 

「流石はダーリン!どっかの馬鹿に負けず劣らずのドローラッシュですわ!!」

 

「当然だマイ・ハニー。俺は君を守る為…越えると誓ったんだ!俺はこれでターンエンド!!」

 

 

万丈目 H5 LP4000

《ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》ATK3000

《冥界の宝札》(永続)

セットカード×2

 

 

「狂っていても流石は万丈目君。やることが違うや…」

 

「けど、対するアニキは手札8枚になるザウルス。どうなるドン…」

 

 

「…ドロー。」

 

「貴様のスタンバイフェイズ、墓地の《アークブレイブドラゴン》効果発動!墓地の☆7か8のドラゴンを復活させる…現れろ、2体目のギャラクシーアイズ!!」

 

 

《ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン》☆8 ATK3000

 

 

「2体目ェ!?」

 

「エグいドン!!」

 

 

どうやらあれがホワィィト☆サンダーの主力のようだね。同名モンスター複数積みなんて彼らしくない!おのれ光の結社め!!

 

「怒るトコそこですか!?」

 

 

「……《七星の宝刀》を発動。レベル7であるマリシャス・エッジを除外し、2枚ドロー。《コンバート・コンタクト》を発動。手札の「N」カードであるグランモール、デッキのフレアスカラベを墓地へ送り2枚ドロー」

 

 

「淡々とドローしていく十代君。こうやってデッキグルグル回す人にロクな方いないんですよねー…ソースは天上院」

 

いったい天上院何雪なんだ…

 

 

 

「俺も新たな力を使おうか、魔法カード《O-オーバー・ソウル》。墓地の通常「E・HERO」…ネオスを召喚!!」

 

 

ヨミガーエーレーッ<『ハァァァ…トワァッ!!』

 

 

《E・HERO ネオス》☆7 ATK2500

 

「おお!アニキの新しい「E・HERO」ドン!!」

 

「カッコいいー!!」

 

「そんな事より今のSE何ですか!?」

 

「…ネオス……過労死…何かを思い出しそうな…」

 

 

「魔法カード、《ラス・オブ・ネオス》!ネオスをデッキに戻し、フィールドの全カードを破壊する!!」

 

 

「「「か、間髪入れずにコストにしたーっ!?」」」

 

 

「むっ…させん!リバース罠《戦線復帰》!墓地の《巨神竜-フェルグラント》を守備で復活させる!!」

 

《巨神竜―フェルグラント》☆8 DEF2800

 

 

「フェルグラントは墓地から蘇生された時、相手モンスター1体を除外する!消え去れ、ネオス!!」

 

『ぐぅぅ…』

 

 

新エースを出オチさせるなんて鬼畜の所業だねぇ…

 

 

「ラス・オブ・ネオスはネオスをデッキに戻せなければ効果を適用しない。流石、と言っておくべきか」

 

「それだけではない!フェルグラントは効果で除外したモンスターの☆×100ポイント、攻・守が上昇するのだ!!」

 

《グオオオォ…》

 

《巨神竜―フェルグラント》☆8 DEF2800→3500

 

 

「フハハハハ!…だがこれはオマケだ!更に罠発動《ワンダー・エクシーズ》!!フィールドのモンスターを使用しエクシーズ召喚する!レベル8のギャラクシー・アイズ一体と、フェルグラントでオーバー・レイ!!現れいでよ、《No.38! 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》!!」

 

『ギャオオオオオ!!』

 

《No.38! 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》★8 ATK3000

 

 

「相手ターンに★8のエクシーズ召喚!?」

 

「凄い…頭のネジが飛んだ分デッキは確実に強化されてる…」

 

「なんでこの学園、変人ほどデュエルが強いドン…?」

 

「それわたし入ってませんよね剣山君。あの人種と一緒にされるとか絶対嫌ですよ…」

 

「イッイヤダナァ、セラサマハハイッテナイドン」

 

「……(イラッ)」

 

 

「こいつの効果を覚えているか?…貴様お得意の融合戦術の天敵!魔法カードの無効能力だ!!」

 

 

クッ、万丈目君のデッキがリアリストに…絶対に許さないぞ光のなんとか!!

 

 

「……」

 

「どうだ十代!この状況でいつものように、「ワクワクしてきた!」とでもほざけるか!!?」

 

「ワクワク?…忘れちまったよ……ワクワクなんて言葉」

 

 

「あ、アニキ?」

 

「なんか表情暗いですね…」

 

 

「なーんてな。じゃあお望み通り魔法カード《融合》発動!…どうするんだ?万丈目!!」

 

「ホワイトサンダー!当然タイタニックの効果発動!ORUをひとつ使い、融合を無効!さらにこいつのORUとしてくれるわっっ!!」

 

「…」

 

 

融合、十代君の代名詞。何が出てくるかわからない以上、それを止めるのは間違いではない…けど…

 

 

「これで憂いは払った。俺はスケール5《覇王眷竜ダーク・ヴルム》をペンデュラムゾーンへセッティング」

 

「なっ…ペンデュラムだと!?」

 

「ダークヴルムのP効果発動。デッキよりスケール13の《覇王門無限》をセッティング。これにより、レベル6から12のモンスターが同時に召喚可能」

 

 

「レベル6から12!?」

 

「インチキ効果も大概にするドン!!」

 

 

「ペンデュラム召喚!!現れろ、我が魂の半身!3体の《ユベル》!!」

 

 

『ふふふ…君がそれを望むなら』

『僕は君の剣となり』

『盾となろう』

 

 

※《ユベル》☆10 ATK0×3

 

 

「レベル10が3体!!…ってなぁーんだ、攻撃力0か…」

 

「ビックリさせないで欲しいザウルス…」

 

 

え、あの…今喋ってませんでした?あの男女両性の半竜っぽい方喋ってませんでしたか???

 

 

「…ハッ!?ダーリン逃げて下さいまし!!なんかヤバいですわ!!」

 

「何故だハニー!マルデイミガワカランぞ!!」

 

 

「逃がすな…タイタニック・ギャラクシーを攻撃!!」

 

 

攻撃の宣言をしたのは十代君のハズなのに、対象とされた竜がユベルと呼ばれた悪魔に攻撃を仕掛けて行った。

 

「急に真面目にナレした!?」

 

「馬鹿が!自殺行為だ!」

 

 

だがその輝く奔流は、魔物を滅することは無かった。それどころか、魔物は悦んだような声をあげ…

 

『フフッ…〈ナイトメア・ペイン。〉』

 

「な…ぐあああっ!!?」

 

 

無数の蔓が、万丈目君を襲った。

 

 

万丈目LP4000→1000

 

 

「…だから誰ェ!?ちゃんと地文やれるならいつもそーやってください!!」

 

 

馬ッ鹿、普段からこんなんばかりだったらシリアス擬き…シリアル系小説になるだろぅアイデンティティーの崩壊だよ!!

 

 

「モーヤダ、帰りたい…」

 

「セラちゃん先輩、さっきから誰と戦ってるドン…」

 

 

『僕を傷つけるコトは決してできない』

『僕の痛みは、全て君の痛みになる』

『さぁ…フィナーレだ!』

 

 

 

「止めを刺せ!〈ナイトメア・ペイン〉!!」

 

 

「ぐ、グアアアアアッ!!?」

 

 

万丈目 LP1000→-5000

 

WIN 十代

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、「ダークヒーローvsダークヒーロー」

デュエルスタンバイ!だよ!!

 

 

 

「早っ!今回これで終わりなんですかぁ!?」

 

 

 

 

 

 





十代の新デッキ【覇王HERO】。
サブタイトルは十代のコメントです。



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Next14羽 「知らん、そんなことは俺の管轄外だ」

残念!生きてました!


前回のあらすじ

 

ワンターンスリイユベェル…

 

 

 

「遊城十代!お前は、お前だけは…絶対に許さない!!」

 

「許さない?それはこっちのセリフだぜ、俺とジュンコの時間を奪ったお前を俺は許さない…こいつは俺のモンだ!」

 

「はい!?」

 

「そうはいくか!シスコン検定1級の僕の目が黒いうちは姉さんに彼氏など認めん!絶対にだ!!」

 

「あんたも何言ってんの!?」

 

「フッ…いいだろう、ならば決闘で語るまで!」

 

「よろこんで!」

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

じゅーだい LP4000

 

えど LP4000

 

 

 

 

え?展開が急過ぎてついてこれない?

ですよねー…てか姐さん復活したんだから地の文担当して下さいよ。

 

「出来るかこんな状態でーっ!!」

 

 

あっはい…じゃあわたし、セラが毎度のごとく状況説明をば。

 

謎のイメチェンして帰ってきた十代君、ロケッ○団…じゃなくて光の結社()の使徒と化したホワイトサンダーとももえもんの、バカップルならぬバカカップルをぶっ飛ばして「やな感じ~」させた翌日、

 

「ジュンコを戻す方法が判った」

 

「むしろアニキを元に戻す方法がしりたいドン」

 

などと供述しており…じゃなくて、わたしにエド君に連絡を取らせてアカデミアに呼びつけました。

 

「なんでセラさんエド・フェニックスの連絡先知ってんすか…」

 

「こっちが聞きたいですよ!!」

 

 

エド君もデレデレな姐さんの扱いに困ってたらしく翌日には即☆参上。プロって暇なの?

 

「姉さんに勝る優先事項はない!!」

 

さよですか。ラジオの速報で「世界チャンピオンD.Dとエド・フェニックス、両者行方不明」って流れてきたけど大丈夫なんですかね。

で、再び「イヤッホォォォウ!」しながら島に舞い降りた二人。

 

「十代久しぶり!あのねあのね!エドったら…」

 

「少し黙れ」

 

再開の挨拶もつかの間、十代君ったら姐さんをお姫様だっこ!?唖然とするギャラリーを置いてどこぞへ誘拐。

3分後に帰って来たと思ったら、姐さん顔真っ赤にしてたけど元に戻っていました。

 

 

「で?結局何されたんですか姐さん」

 

「誰が姐さん…って、言えるかボケーッ!!十代あとで覚えてなさいよ!!!」

 

「なんだ?嫌だったのか?」

 

「そりゃいきなりあんなコトされたら誰だってねーっ!?」

 

「ちぇ…そんなに嫌ならもう二度としないぜ」

 

「えっ!?ちょ…あの…嫌とかじゃなくて、その…」

 

 

なんですかこの反応、赤面してモジモジして…ヤダ、姐さん可愛い。

 

 

「ぶっ○す!!」

 

 

エド君本音ェー!本音が駄々漏れですよ!!?

 

 

「僕のタァァァァン!《デステニー・ドロー》発動ドレッドガイをセメタリーに送り二枚ドロー《E・HERO ソリッドマン》召喚モンスターエフェクト発動し《V・HERO ヴァイオン》特殊召喚モンスターエフェクト発動シャドーミストを墓地へ送りディアボリックサーチからのミストをセメタリーより除外して《融合》を手札に加える!!!?」

 

 

「なんて!?」

 

「わからんザウルス!」

 

 

《E・HERO ソリッドマン 》☆4 ATK1300

 

《V・HERO ヴァイオン》☆4 ATK1000

 

 

どうやら冷静なを欠いて説明をはしょっているようですね…まぁ最近のカードテキスト長いかr「おい駄作者ァァ!デュエル書くのしんどいからって手ェ抜いてんじゃないわよ!!」

 

「どこに向かってつっこんでいるんです!?けどなんか安心しちゃうわたしがいます!!」

 

「セラ様が病んでるドン…あらぬ方向に」

 

「ツッコミ一人で大変そうだったもんね…」

 

「うん、君たちも大概なんだが」

 

(((あっ、三沢君。いたんだ…)))

 

「せめて声に出してくれ!!」

 

 

 

「融合を発動!ヴァイオン、ディアボリックガイをカモンしてデットリーガイをエントリー!セメタリーのディアボリックガイエフェクト特殊召喚《オーバー・デステニー》エフェクトダイヤモンドガイをカモンでエフェクト当然通常魔法《HEROの遺産》の発動確定!ソリッドディアボリックダイヤモンドを生け贄にドグマガイを特殊召喚!!」

 

 

《D-HERO デットリーガイ》☆6 DEF2600

 

《D-HERO ディアボリックガイ》☆6 ATK800

 

《D-HERO ダイヤモンドガイ》☆4 ATK1400

 

《D-HERO ドグマガイ》☆8 ATK3400

 

 

「滅茶苦茶やってると思ったら切り札っぽいの出てませんか!?」

 

「冷静を欠いてもプロはプロか…」

 

 

「おぉ、カッケェな…それで?少しは落ち着いたかよ」

 

「…フン!少し無駄うちしたが、ある程度優位は固めれただろう。リバースカードを1枚セットし、ターンエンドだ」

 

 

エド H5→1 LP4000

《D-HERO デットリーガイ》(守)

《D-HERO ドグマガイ》(攻)

セットカード×1

 

 

「じゃあ俺のターンだな、ドロー。」

 

 

「…アニキ服装は戻ってるけど、ディスクが黒い奴のままザウルス」

 

「なんか回転するギミックが気に入ったらしいッスよ…」

 

「あーっ!よく見たら覇王ディスク!?覇王ディスクじゃんなんで!!?」

 

 

??覇王(!?)の事なんで知ってるんでしょう…まぁいいか。

 

 

「…この瞬間、ドグマガイのエフェクト発動!〈ライフ・アブソリュート〉!!」

 

「ぐっ…!?」

 

 

十代 LP4000→2000

 

 

「召喚された次の相手スタンバイ・フェイズ時にライフを半分にする。」

 

 

「いきなりライフ半分!?」

 

「ヤケクソ展開じゃ無かったザウルス!?」

 

 

モンスター3体生け贄に使ってライフ半分ですか…うちのクリムゾン☆ノヴァちゃんのが優秀ですね!3000バーンですし可愛いし!

 

 

 

「《カードガンナー》を召喚し効果発動。デッキの上から3枚カードを墓地に送り、攻撃力を1枚につき500アップさせる」

 

 

《カードガンナー》☆3 ATK400→1900

 

 

「墓地へ送られたのは《暗黒の召喚神》と《スキル・サクセサー》、あと三沢からこっそり拝借しといた《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》だ。」

 

「十代おまっ…いつの間に!?」

 

「…冗談だよ冗談。相変わらずお堅いなぁ三沢は…」

 

「くぅ…ものすごい久しぶりに…普通に名前呼ばれた…」

 

「あんたら、三沢君いじめも大概にしなさいよ…また闇落ち(笑)されたらどうすんのよ」

 

「姐さんがそれ言っちゃうんですか?」

 

「セラちゃんも言えないからね?」

 

 

クッ、痛いところを突く…あの頃のわたしはどうにかしてましたね。

 

 

「フフッ、続けるぜ?墓地の《暗黒の召喚神》の効果発動」

 

「「「「えっ?」」」」

 

「墓地のこのカードを除外する事で《幻魔皇ラビエル》を手札に加える」

 

「ハァァァァァ!?なんであんたがそれ持ってんのよ!!(てかOCG版なってるし召喚神!)」

 

 

幻魔って去年の騒動の原因のアレですよね。最終的に馬鹿がルパンして姐さん達が取り戻して…あれっ?

 

 

「知らん、そんな事は俺の管轄外だ(ユベルが持ってただけだし)」

 

「ネタ挟めばごませると思うなーっ!あとで校長に返しなさい!!」

 

「うーん、この久々の感覚…たまんねぇぜ」

 

「十代貴様ァ!一人で姉さんに突っ込まれてるんじゃない!…僕も混ぜろ羨ましい!!」

 

「アンタまでボケんなー!収集つかないからさっさと進めろバカ共っっっっ!!」

 

「「は~い…」」

 

 

素直っ!?姐さんには従うんですねこの人達…

 

 

「ならば《ダーク・コーリング》を発動!」

 

「ブッッ!?」

 

「姐さん汚いです」

 

「手札のラビエルと墓地のバルキリオンを融合!来い、《E-HEROダーク・ガイア》!!」

 

 

《E-HEROダーク・ガイア》☆8 ATK7500

 

 

「イービル・ヒーロー…攻撃力7500ゥ!!?」

 

「キャー!覇王様カッコイイー!!」

 

「姐さんが壊れたぁ!突然どうしたんですか!?よだれ!よだれ垂れてる!!」

 

「ハッ!?いけないいけない、実は覇王様派だなんてバレたら事よね…(じゅるり)」

 

 

……全部声に出てます。やっぱり姐さんもダークサイドじゃないですかヤダー。

 

 

「ダーク・ガイアの攻撃力は融合素材とした悪魔族と岩石族の攻撃力の合計!バトルだ!デットリーガイを消し去れ、〈ダーク・カタストロフィー〉!!」

 

「馬鹿め!いくら攻撃力が高くともデットリーガイは守備表示だ!」

 

「逃がすと思うのか?ダーク・ガイアの効果!攻撃宣言時、相手モンスターを全て攻撃表示にする!」

 

「何ィ!?」

 

「超攻撃力に加えてそんな効果まで…」

 

「殺意高いドン!」

 

 

岩石族入れるだけで採用出来るじゃないですか、いいなーあれ…

 

 

「ならばその発動にチェーンし、デットリーガイのエフェクト発動!手札を1枚捨て、ドリームガイをセメタリーに送る。そしてセメタリーの「D-HERO」の数×200ポイント、攻撃力をアップする!」

 

《D-HERO デットリーガイ》ATK2000→2800

 

「むっ!?」

 

「そしてドリームガイのエフェクト発動!「D-HERO」のダメージ計算前にセメタリーから特殊召喚出来る!」

 

 

《D-HERO ドリームガイ》☆1 DEF600

 

 

「そしてこのバトルで発生するダメージを0とする!!」

 

 

ダーク・カタストロフィー!→禍々しい何かを纏った隕石っぽいものを投げつける。

ドリームガイのエフェクト発動!→隕石の盾になる、エ○パー伊藤、無傷。

みたいに想像してくれたら幸いです。

 

 

「ならば速攻魔法《マスク・チェンジ》発動!ダーク・ガイアよ姿を変えよ!変身召喚《M・HERO ダイアン》!!」

 

《M・HERO ダイアン》☆8 ATK2800

 

「せっかく出した7500の化け物を変身させちゃった!?」

 

「思い切りが良すぎだろ…」

 

 

「ダイアンでドリームガイを攻撃だ!!」

 

「させん!リバース罠発動、《D-フュージョン》!ドリームガイとデットリーガイを融合!!」

 

 

出た!エド組大好き罠融合だ!あれ毎回初手に握ってませんかね、今まで見た限りですが。

 

「させないぜ。手札からカウンター罠、《レッド・リブート》を発動!ライフ半分を払い罠の発動を無効にし、セットする!」

 

 

十代LP2000→1000

 

 

「何ィィ!?」

 

「手札から罠!?」

 

「ててて手札から罠を発動するザウルス!?」

 

「手札から罠なんて…すごい!」

 

「お約束のような反応してんじゃないわよアンタ達。え、打ち合わせしてんの?今日打ち合わせしてから来たの??」

 

「本当お前ら変わってねーな…そしてその後、お前はデッキから罠カードを選んでセットする。エンドフェイズまで罠の発動を封じられるがな」

 

「チッ…ならば《リビングデットの呼び声》をセットする!」

 

 

確かに珍しい罠ですが、ライフ半分払って相手の罠は増える。と…確実に展開するにはうってつけですが、ホイホイ使ったら自分の首を閉めそうですね。

 

「このターンはどうせ使えないと踏んで、妨害の罠より展開の為のカードをセットしたのね…」

 

「しかしこれで、我が道を阻むものはない!ダイアンの攻撃を続行、ドリームガイを破壊する!」

 

「クッ…助かった、ドリームガイ」

 

 

壁モンスターにわざわざ一瞥?

へぇ…思ってたよりモンスターへの情は強いんですかね。

 

 

「ダイアンのモンスター効果発動。デッキからレベル4以下のHERO、シャドーミストを特殊召喚。その効果により《フォーム・チェンジ》を手札へ加え発動。ダイアンをEXデッキに戻し、光牙に変身させる!」

 

 

《E・HERO シャドーミスト》☆4 DEF1500

 

《M・HERO光牙》☆8 ATK2500→3500

 

 

「光牙の攻撃力は相手モンスターの数×500上昇する。光牙でドグマガイを攻撃!」

 

「ドグマガイを正面突破するとは……」

 

 

エド LP4000→3900

 

 

「全滅させるつもりだったんだが…まぁ良い、メインフェイズ2に以降。《一時休戦》を発動。互いに1枚ドローする。そして次のお前のエンドフェイズまで、全ダメージは0となる。」

 

「散々攻撃してから一時休戦、これはひどいな…」

 

「それだけじゃ済まさない、《ツインツイスター》を発動。手札1枚を捨て、お前のセットカード2枚を破壊する!」

 

「D-フュージョンとリビングデットが…レッド・リブートは的を増やす目的もあったか!」

 

「最後にカードを1枚伏せる。ターンエンドだ」

 

 

十代 LP1000 H6→0

《カードガンナー》ATK1900→400

《M・HERO 光牙》ATK3500→3000

《E・HERO シャドーミスト》D

セットカード

 

 

 

 

 

「僕のタァーン!まずはセメタリーのディアボリックガイ、エフェクト発動!デッキ最後のディアボリックガイを特殊召喚!!」

 

 

《D-HEROディアボリックガイ》DEF800

 

 

「そしてダイヤモンドガイのエフェクトにより、セメタリーに送られていた《ヒーローの遺産》を発動する。3枚ドロー!!」

 

「手札が0だったのに4枚になってるドン!」

 

 

通常は発動コストあっても3枚ドローはおかしい。方界の遺産出ませんかね、手札消費マッハなんでわたしも。

 

 

「……イービルにマスク、よくもまぁ色々取り入れて来たものだ。

 

「あれ?Nはどこいったの?」

 

だが!それだけで僕のD-HEROに勝てると思うな!!エアーマンを召喚!」

 

 

《E・HEROエアーマン》☆4 ATK1800

 

 

「エアーマンのエフェクト発動!デッキからHEROを手札に加える。究極のDをな!!」

 

「究極のDだと!?」

 

「ちょっ、待ちなさいよアンタ!それは色々問題が…」

 

「僕はフィールドの3体のモンスターを生け贄に…来い!究極の《D-HERO Bloo-D》!!」

 

 

『ウオオオオッ!』

 

《D-HERO Bloo-D》☆8 ATK1900

 

 

「これが…」

 

「究極のD…」

 

 

「こいつがお前の切り札か…いい趣味してやがるじゃないか!」

 

 

同意。蝙蝠っぽい翼とか、露骨に邪悪な感じとか…私好みのカードだ。やりますねぇ。

 

 

「だが3体もの生け贄を要した割には攻撃力1900、このままでは光牙には敵わないが…」

 

「Bloo-Dのエフェクト発動!相手モンスター1体を吸収し装備品カードとする。そしてその攻撃力の半分の数値とエフェクトを得る!(※原作効果)」

 

「んなっ!?」

 

 

わたしのサクリファイスの類似…いえ、効果まで盗む分もっとタチが悪い、欲しい!

 

 

「対象は勿論M・HERO光牙だ!〈クラフティー・ブラッド〉!!」

 

 

《D-HERO Bloo-D》ATK1900→3150

 

 

「光牙の永続効果により、更にお前のモンスターの数×500ポイント攻撃力が上昇する」

 

 

《D-HERO Bloo-D》ATK3150→4150

 

 

「攻撃力4150!?」

 

「しかも吸収されちゃった光牙には墓地の「HERO」を除外し、その攻撃力分相手モンスターの攻撃力を下げる効果があるわ」

 

「エド・フェニックスの墓地には攻撃力3400のドグマガイ。つまりアレを倒すには攻撃力7550以上のモンスターが必要になる」

 

「それだけではない…魔法カード《D―フォース》を発動しデッキトップにセットする。Bloo-Dが場に存在し、このカードが僕のデッキトップにある限り相手フィールドで発動するモンスターエフェクトは無効となり、僕のカードを対象とする魔法・罠の発動とエフェクトを無効にし、破壊する!(※原作効果)」

 

 

「相手限定のスキルドレインに加えて対象効果の完全無効!?ゲスですか!!」

 

「そんな…そんなモンスター倒せるわけがない!」

 

「無茶苦茶ザウルス!!」

 

 

カイザーさん辺りなら上から殴り潰しそうですがね7550、それはともかく脅威には変わりませんが。

 

 

「《死者蘇生》を発動。セメタリーからデットリーガイを特殊召喚する。」

 

 

《D-HEROデットリーガイ》☆6 ATK2000

 

 

「バトルだ!デットリーガイ、Bloo-Dでそれぞれカードガンナーとシャドーミストを攻撃!〈デットリー・グレイブ〉!〈ブラッディ・フィアーズ〉!!」

 

「ク…だが一時休戦の効果によりダメージは受けない。シャドーミストの効果でネオスを手札に加え、カードガンナーの効果で1枚ドローするぜ」

 

 

「ネオス?また知らないHEROだが…遠目で見た限り通常モンスターか。メインフェイズ2に移行しカードを2枚伏せる。ターンエンドだ」

 

「ならばエンドフェイズに罠カード発動、《裁きの天秤》!お前のフィールドのカードは5枚、俺のフィールドと手札の合計枚数は3枚、よって2枚ドローする!」

 

 

エド LP3900 H0→0

《D-HERO Bloo-D》(ATK4150→3150)

+《M・HERO光牙》

《D-HEROデットリーガイ》(ATK2000)

セットカード

セットカード

 

 

「D-フォースでドロー出来ないのに手札使いきったか、次で決める気満々ね。十代は次のドローで手札5枚、突破出来るかどうか…」

 

「姐さん、エド君のカード詳しいですね…究極のDも知ってたんです?」

 

「まぁ…仮にもマネージャーの真似事してましたから?」

 

 

む、なんか曖昧な返事…そもそも二人がどんな関係か、わたし達知らないんですよね。

実の姉弟ってことはあり得ませんし…

 

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード《ヒーロー・アライブ》を発動!場にモンスターが存在しない時、ライフ半分を糧にデッキから「HERO」を特殊召喚する。来い、バブルマン!」

 

 

十代LP1000→500

 

《E・HEROバブルマン》ATK800

 

 

「何でバブルマン?」

 

「今は全モンスター効果が無効にされてて強欲できないドン!!」

 

「強欲出来ないってなんじゃい!なんとなく解るけれども!!」

 

 

2ドローの事ですね解ります、スキルドレイン状態じゃ形無しですが…心無しかぐったりしてますね、強欲さん。

 

 

「エド、見せてやるぜ…手札から速攻魔法《超融合》を発動!!」

 

「まじで!!?」

 

「手札1枚を捨て発動。バブルマンと…お前のBloo-Dを融合させる!!」

 

「馬鹿な!相手のモンスターをも融合するカードだと!しかもDフォースのエフェクト適用外…!」

 

「そう。融合なら対象をとる必要もない。そして超融合の発動に対して、あらゆるカードを発動出来ない!!」

 

 

「まさに《超融合》の名に相応しい、恐ろしい効果だ…」

 

「三さw…三つ星レストラン君も知らないカードなんすか?」

 

「もう完全にネタ切れ起こしてるじゃないか!なんだ三つ星レストランって!!」

 

 

こいつら空気読まないですね…吸収するモンスターを融合素材にして吸収。なんか背徳感ありますね素敵!姐さんの反応が異常だったのが気になりますが。

 

 

「現れろ!無慈悲なる白銀の英雄、アブソルートZero!!」

 

 

《E・HERO アブソルートZero》☆8 ATK2500

 

 

「来たぁ!最凶のE・HERO!!」

 

「これはもらったザウルス!!」

 

「まさか究極のDを融合素材にしてくるとは…だがお前の突破手段がアブソルートZeroであることはお見通しだ!リバースカードオープン!罠カード《煉獄の落とし穴》!」

 

 

また強そうであまり使われない微妙な落とし穴を…

 

 

「これでお前のアブソルートZeroはモンスターエフェクトを無効にされ、破壊される!煉獄へと落ちるがいい!!」

 

「だがフィールド外で発動する効果は無効にならない、デットリーガイには死の国へと還ってもらうぜ!」

 

「承知の上だ、永続罠《ディメンション・ガーディアン》を発動する!このカードエフェクトにより、デットリーガイはバトル・カードエフェクトでは破壊されない!!」

 

 

あれで本来はBloo-Dを全体除去等から守る予定だったんでしょうね…融合は予想出来ませんよ普通。

 

 

「それで終わりか…ならば俺の勝利だ!」

 

「馬鹿なっ!?その手札2枚で、僕のほぼ無傷のライフを削り切る気か!!」

 

「そうだ。《O-オーバーソウル》を発動!蘇れ…ネオス!!」

 

『ハァァァ…トワァ!!』

 

 

《E・HERO ネオス》☆7 ATK2500

 

 

「過労死きた!これで勝てる!!」

 

「過労死ってなんですか!?酷使されるんですか!!」

 

 

「ネオス…これが新しいお前のHEROか。だが攻撃力2500ではあまりに足りないぞ!」

 

 

「慌てんなよ。来い!《N-エア・ハミングバード》!!」

 

 

『待ちくたびれたぞ、十代!』

 

 

《N・エア・ハミングバード》☆3 ATK800

 

「ここで鳥!?どんなデッキ構成よマジで!」←シャベッタァァァァと言いたいのを必死に我慢している。

 

「鳥獣族の弱小モンスター…ハッ、そんな奴で僕を倒そうと言うのか!」←シャベッタァァァァと言いたいのを必死に我慢している。

 

 

 

「ネオススペーシアン達の真の力を見せてやる!ネオス!エア・ハミングバード!コンタクト融合!!」

 

「融合のカード無しで融合だと!?」

 

 

貴方初対面の時、似たような召喚する剣闘獣使ってきたじゃないですか…

 

 

「吹き荒べ!《E・HERO エアーネオス》!!」

 

「おお…」

 

「エアーネオスのモンスター効果!自分のライフが相手より少ない時、その差の数値を自らの攻撃力に加える!!」

 

 

《E・HERO エアーネオス》☆7 ATK2500→5800

 

 

「これで終わりだ!エアー・ネオスでデットリーガイを攻撃!〈スカイリップ・ウィング〉!!」

 

「足りない…足りないぞ十代!僕のライフは3900、その攻撃を受けても100残る!」

 

「ダメージステップ!墓地から罠カード《スキル・サクセサー》の効果を発動!エアー・ネオスの攻撃力を800アップさせる!!」

 

 

《E・HERO エアー・ネオス》ATK5800→6600

 

「しまっ…」

 

 

エド LP3900→0

 

WIN 十代

 

 

 

 

 

「まさか、僕が負けるなんて…」

 

 

切り札を出したと思えば次のターンにワンショット・キル。

これは流石にショックでしょう、わたしにも覚えがある…同情しますよ、エド君。

 

 

「俺の勝ちだな。そーいやエド。前から言ってみたい台詞があったんだけどよ…」

 

「なんだいきなり…」

 

「…消えろ、雑魚が」

 

「はぁっ!?」

 

 

うわっ、以前言われた台詞まんま返した…

 

 

「…なーんてな!やっぱり滅茶苦茶強かったぜ、エド!!」

 

「お前っ!…」

 

「前負けた時すげーショックだったんだからなー、少しは解ってくれたか?」

 

「む…そうだな、悪かった。」

 

「よっしゃ!これで仲直りだな!!」

 

「だ、誰と誰が仲直りだ!そもそもお前と友人になった覚えはない!」

 

「なんだよ冷たいな。女子を取り合って文字通り決闘した仲じゃないか~。てかその反応、ジュンコにそっくりだな?お前もツン…ツン○レって奴か?」

 

「「誰と誰がツ○デレか(じゃー)!!」」

 

 

うわぁ、息ぴったりー。

 

 

「ったく…いいか十代!今回は僕の負けだが、D-HEROが負けたわけではない。決してない!僕はまだ50%しか実力を出していないからな!」

 

「まじか!?じゃあ俺は40%だ!!まだまだ隠しギミックが沢山あるぜ!!」

 

「嘘をつくな!だったら僕は30%だ!!」

 

「じゃあ俺は20%!!」

 

「こんの…」

 

「やるかぁ?」

 

 

…小学生の喧嘩か。大人ぶってるけどエド君も歳相応なトコあるんですね…ちょっと可愛いかも。

あと十代君は序盤のクールどこいった。燃えるデュエルして柔らいだんですかね…ってあれ、姐さんが泣いてるぅ!?

 

 

「あのコに友達が出来るなんて…お姉ちゃん感激…」

 

 

泣く程友達少ないんですか彼!それより結局どんな関係!?

 

 

「ククククク…見たかいハニー。あの力を…」

 

「ウフフフフ…見ましたわ、ダーリン。十代…いえ、覇王十代様の力、超融合を!!」

 

 

こ、このアホらしい波動は…

 

 

「「ダーッハッハッハッハッハ!!」」

 

 

「だ、誰だ!?」

 

「僕だ!」

 

「翔!お前だったのか!?」

 

「ゴメンアニキ、悪ノリッス」

 

「「トォウッ!!」」

 

「上から来るぞ!気をつけろ!!」

 

「ネタをいちいち挟むなー!!」

 

 

いけない!あの二人です!!

 

 

 

 

 

 

「なんだかんだと、言われてませんが」

「答えてしまうが世の摂理」

 

「世界の破壊を防ぐためェ!」

「世界の平和を守る為。」

 

「愛の力で悪を貫く!」

「ラブ&ピースな敵役!」

 

 

「「……はっ?」」←ツン○レ姉弟

 

 

「浜口ももえ!」

「万丈目準!!」

 

「銀河を守る光の結社の二人にはっ!」

「ホワイトサンダー…白い明日が待ってるぜ」

 

「なーんてニ…十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代(ry」

 

 

SE<チュッドーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…って、どこの○ケット団じゃぁぁぁぁぁい!!!」

 

 

 

姐さんのその日一番のツッコミは…エコーして島中に響き渡ったそうです。

 

 

 

 

次回「光の中にツッコミを入れる物語」

 

 

 

 

 

 

 

 

 






十代の状態は4期寄り…考えるな感じろってコトで。

次回は久々にあの二人のデュエルの予定です


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Next15羽 「「そうだ」」


この二次小説は、ノリと勢いの提供でお送りします。


前回のあらすじ

 

ロケッ○団、再襲来。

 

 

 

 

僕は、十代に負けた…クソッ。まぁ少しばかり認めてやらんこともないかもな…

なんて思考をする間もなく、謎の真っ白な趣味の悪い制服を来た、どう考えてもヤバい二人組、三人組?

 

 

「「「「「「万丈目、ホワイトサンダーッッ!!!」」」」」」

 

 

増えた。なんだこの学園。

 

 

「なんであんたら制服真っ白だとか明日香が○ャースポジは無理しかないとか今の爆発どうやって起こしたとか色々言いたい事しかないけどいきなり取り囲んでなんのつもりよあんた達!!」

 

「姐さん、気持ちはわかるけど落ち着いて下さい。句読点が無いので読みづらいです」

 

「なんか説明するのも馬鹿馬鹿しいけど、今学園の生徒達が白く染まっていってるドン…」

 

 

「「「「あの二人のせいで!!」」」」

 

 

「フゥン、我らが光の結社の…否!俺とハニーの進撃を止める事は不可能!!」

 

「その通りですわ、ダーリン。もはやわたくし達光の結社は、学園の50%を越える最大勢力となっております」

 

「えぇ…つまりあんたら二人組が真っ先に白くされたってコト?精霊補正とかどこ行ったのよ…」

 

 

会話が微妙に噛み合ってなさそうだが姉さんはなんだかんだで理解したらしい。

ネタバレ絶許を食らった僕とは違い、原作知識(笑)とは便利なモノだな…もはやかなり曖昧らしいが。

 

 

「とりあえずさ万丈目、また俺達を取り囲んで今度はなんの用だ?勧誘ならお断りだぜ」

 

「ホワイトサンダー!…フン、我々より先に光の洗礼を浴びたハズの枕田を迎えに来たのだがな…」

 

「どうやら十代様の熱いアレのせいで解除されてしまったみたいですわね。やはり愛の力は偉大ですわ」

 

「アレってなんすか?ジュンコの姉貴」

 

「なにされたドン?ジュンコの姉貴」

 

「……ご想像にお任せするわ…」

 

アレは激しく気になるが、つまり姉さんの状態異常の原因は…

 

 

「つまりジュンコを、なんかただのデレコにしたのはお前達のボスの仕業か!」 

 

「デレコってなんじゃい!あたしどんな感じだったの!?…いや、やっぱ言わないで怖いから」

 

 

あ、自覚は無かったのか?記憶はありそうだったが…

ただの世話焼きお姉ちゃん()で逆に怖かったのは黙っておこう。

 

 

「勘違いをするなよ?光の洗練とは、基本的にはただの「いてつくはどう」だ」

 

「どうゆうことだ、まるで意味がわからんぞ!」

 

「なんだ三沢…いたのか」

 

「影の薄さに磨きがかかってきましたわね、三沢様」

 

「ちゃんと呼んでくれてもこの仕打ちかチクショウ!!」

 

 

あいつ…なんかかわいそうな奴だな。

 

 

「つまりは人が普段被っている仮面を剥がし、本性を露にしそれを受け入れた上で光の結社に集うのだ!!」

 

「何っ!?つまりお前達の本性は、ただ二人でイチャこらしたかっただけのバカップルだというのか!!」

 

「「そうだ(ですわ)!!」」

 

「言い切りましたよこのバカ二人!!?」

 

 

なんだそれ、ある意味恐ろしいな。ん?つまり姉さんは…

 

 

「つまりジュンコはただのブラコン+俺のことが大好きってことでいいんだな!?」

 

「「そうだ(ですわ)!!」」

 

「ちゃうわー!あんたも人前で何を大声で口走っとんじゃいボケーッッッ!!」

 

 

「つまり…明日香さんは、アレが本性、と…」

 

 

「十代十代十代十代十代十代十代十代十代十代(ry」

 

 

「「……そうだ(ですわ)」」

 

 

「「「「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」」」

 

 

 

「よ、予定が狂いましたが…十代様の持つ強大な力、超融合!」

 

「それを我らが盟主に捧げれば、この学園どころか世界を白く染め上げることも可能だろう…そいつを頂戴するぞ!」

 

 

白目剥いてる女子の事はいいのか!?よく見たら鎖付きブーメランならぬ鎖付き首輪で抑えられてるぞ…

しっかしバトル後に現れて、消耗したピ○チュウをかっさらいにくるロケッ○団みたいだな。懐かしいにもほどがある…なんて思ったが黙っておこう。

 

 

「へっ、この前俺に瞬殺されたのを忘れたか?また返り討ちにしてやるぜ」

 

「ククククク、強がるなよ?十代ィィ…」

 

「この光の結社製デュエル力測定器、通称デュカウターによれば…貴方様の決闘力はすー君…もといエド様とのデュエル前に比べて3割減。今なら二人がかりで潰せますわ!(多分)」

 

「クッ、エドがあまりにカッチョイイHEROを出すから釣られて調子に乗りすぎたか…」

 

 

ん?今なんか違和感あったぞ?

それよりクッ、じゃなくてな十代…今浜口女氏が顔に装着したアレ。あれどうみてもス○ウター…

 

 

「あんたっ、それカイバーマンがつけてたスカ○ターのパクりのじゃん!色々問題になるから返してらっしゃい!!」

 

「以前も登場したんですかアレ!?」

 

「えー、ジュンコさんお堅いですわー。それに光の結社製って言ったじゃないですかー」

 

「や・か・ま・し・い・わ!つーか消耗したところを狙ってかっさらうとか、発想がピカ○ュウを狙うロケ○ト団かっつーの!!」

 

 

いかん!脳内とはいえツッコミが被った、流石姉さん!!

 

 

「フ…流石は我が心友、【電光のツッコミ】のジュンコさん。復帰早々キレッキレですわね」

 

「その恥ずかしい二つ名まぁだ有効だったんかい!」

 

「大丈夫ッス!【ゲテモノ魔王】のセラ様よりは可愛い気があるッス!!」

 

「翔君…あとで体育館裏まで来てもらえます?(ニッコリ)」

 

「ヒィィィィ!僕が言い出したんじゃないのにぃぃぃ!!」

 

 

あいつそんな通り名あるのか…まぁ僕が戦った時もイロモノばかりだっだから不思議じゃないな。

メールで多少やりとりしたが「え?ベエルゼ可愛くないです?」は返事に困ったぞ…

 

 

『(何気にあのコと仲いいわよね、マスター…)』

 

あ、駄天使(D-Hero ダーク・エンジェル(笑)さん)。いたのか。てっきりD.D戦で成仏したものかと。

 

『(三沢クン以上の扱いの悪さ!)』

 

 

安心しろ、お前のことなど誰も知らないし覚えていまい。

 

『(この辛辣がクセになるぅ!)』

 

 

 

「ともかく、タイマンを仕掛けようってならまだしも数人がかりで十代を倒そうだなんて黙ってられないわね…つーか情けなくないのかあんたら!」

 

「ぐぬぬ…なんとでも言え!俺とて光の結社を救わねばならん!!」

 

「どこのブックス(ドルベ)よ!!もぅ…十代と闘りたきゃあたしが相手になるわ!勝ったら超融合でもなんでも持ってけぇ!!」

 

「俺のカードなんだけど!?まぁ…俺もさっきジュンコの大事なモン奪ったからいいか」

 

「ッッッ!?ばーか!ばーか!!ばーーーか!!!」

 

「姐さんが幼児退行を!」

 

 

十代…それ詳しく。場合によっては戦争だ。

しかしディスクを構える姉さんも素敵だ…じゃなくて絶対にうさ晴らししたいだけだあれは。

 

 

「いいだろう。ならば…」

 

「いいえダーリン。ジュンコさんが相手ならわたくしが参りますわ。光の結社の素晴らしさ、心友たるわたくしが教えて差し上げましょう」

 

「ハンッ、だ~れが悪徳宗教もどきなんかに入りますか!完膚無きまでに派手ぶっ飛ばしてあんたを正気に戻してあげるわ、モモ!!」

 

 

「「デュエルッッ!!」」

 

 

ジュンコ LP4000

 

ももえ LP4000

 

 

 

 

 

「先行はわたくしですか、残念…ドローッ」

 

 

先行を残念がるなんて珍しい…いったいどんなデッキなんだ?彼女のデータは駄天使リストにはほぼ無かったしな。

 

 

「まずはこの方ですわよね。おいでませ!《深海のディーヴァ》さんを召喚!」

 

『はぁ~い、おっ久~』

 

《深海のディーヴァ》☆2 ATK200

 

 

「げ、出た!」

 

 

あれは…シンクロ召喚普及と同時に登場したはいいがいきなり制限カードに指定された、強力なチューナーモンスターか。

ナチュラルに会話してる点は指摘しなくていいのか?

 

 

「モンスター効果発動!デッキからレベル3以下の海竜族モンスター…」

 

「だが断る。手札から《増殖するG(姑息な手)》を捨てて効果発動!特殊召喚する度に手札1枚ドローするわよ!!」

 

「何っ!枕田は極度のG嫌いではないのか!?」

 

「ばっか。つい最近までそこのプロ様のトレーナーも兼任してたあたしが、多少の好き嫌いで妥協するわけないでしょーが!あいつ何気に展開力高いし!(当然エフェクトはOFF)」

 

「エドぉ…その話詳しく聞きたいんだが…」

 

「ちょ、プロとしてシンクロやらエクシーズとやらに慣れたかっただけだ!せいぜい100戦くらいしかしてないぞ!!」

 

「ジュンコと100戦もしただぁ!?羨まけしからんぜ!!」

 

「どこに嫉妬してんのあんたは!あとで相手したげるから大人しく見てろっつーの!!」

 

「ちぇー、絶対だぜ?」

 

 

自然と二人になる状況を作るとは、やるな十代…絶対邪魔しよう。

 

『(どこに関心してるノン…)』

 

 

「むむ、ハンデスルートまで行きたかったのですが…とりあえず《海皇子ネプトアビス》をデッキから特殊召喚しますわ」

 

『はい、お久しぶりィ』

 

《海皇子ネプトアビス》☆1ATK800

 

 

「こっちは出来れば会いたくなかったわよ…とりあえず1枚ドロー!」

 

「ネプトさんの効果!デッキから龍騎隊を落として龍騎隊をサーチ、更に龍騎隊の効果でメガロさんをサーチですわ」

 

「モンスター召喚して何故手札増える」

 

「鬼ッス」

 

「えぐいドン」

 

 

なるほど、彼女は海皇と水精燐のデッキか。普及率の問題でまだあまり見かけないが、強力な展開が出来るのは把握している。

 

 

「そんくらいは承知の上よ。あんたがここから強力なモンスターを並べるためには、特殊召喚の連発が必須。このターンは大人しくしたら?」

 

「フフフ、光の結社の力をなめちゃ困りますわよジュンコさん…開け!わたくし達を導くサーキット!!」

 

「へっ?」

 

 

聞き覚えの無い口上と共に、浜口女氏の前に《ワーム・ホール》のような穴が…

 

 

「召喚条件は、水・魚・海竜族のモンスター2体!サーキット・コンバイン!!」

 

「はいっ?」

 

 

それに合わせるように2体のモンスターがホールに吸い込まれ、やがて光を放ち…

 

 

「リンク召喚!おいでませっ、リンク2!《水精燐―サラキアビス》!!」

 

『やあっ!』

 

 

《水精燐―サラキアビス》L2 ATK1600 左下/右下

 

 

「な、」

 

「な、」

 

「なんじゃぁそりゃああああああ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「あんた正気でしょ?」

 

 










ももえ「モモエモン」

吹雪「吹雪の」

モ&雪「「誰得おまけコ~ナ~」」

ジュンコ「どこの劇場番ど○えもんじゃー!!」

も「はい。ジュンコさんも復活したことだし、サクサクいきますわよ~」

吹「僕は復活してないけどね?あとリンク召喚出しちゃったことに対する姑息な言い訳したかっただけだからねコレ」

ジュ「うん。リンクは出さないとか言ってたわよね…」

も「でも展開抑制のつもりで新マスタールールっぽくしちゃいましたし?」

吹「OCGやってる人とかは?最近のカードがブイブイやってるとこも見たい可能性があるじゃないか?」

ジュ「知らんわ!(最近鳥少ないし)」

も「そんなわけでわたくし達転生組(笑)は本来リンク召喚のことを知らず」

吹「光の結社の崇高なる力(苦笑)って設定で登場させる感じになりましたとさ」

ジュ「どこのハノイ?!いいのそれで…」

も「まぁ、皆が皆はいはいトロイメアトロイメア。なーんてことは嫌ですし…デッキに合うものを1~2枚ずつ出していくくらいの予定らしいですわ」

吹「本来GXだしね?駄作者的には融合儀式アドバンスでいっぱいいっぱいだからね?」

ジュ「あたしとモモ全否定じゃねーか!どーりでBFに儀式ぶっこんでくるわけだよ!!」

も「海皇に融合もぶっこまれてましたわ、わたくし的には構いませんが…」

吹「そんなわけで次回があれば、また見てねっ!」

ジュ「ぐだぐだする前に強引に〆やがった!?…ま、いいか。」




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Next16羽「それ欲しい、下さい」

ぐだぐだしてました


前回のあらすじ

 

前回のあらすじとかだるいんでさっさと本編いきましょうか↓

 

「リンク召喚!おいでませっ、リンク2!《水精燐―サラキアビス》!!」

『やあっ!』

水精燐(マーメイル)―サラキアビス》L2 ATK1600 左下/右下

 

 

 

「なんじゃあそりゃああああっ!!?」

 

 

「これこそがEXに制限がされた新ルールに対応せし、光の結社の崇高なる力!リンク召喚!!」

 

「リンク召喚だと?!」

 

「この召喚にはレベルを合わせたり合計したりなどの手間はない、必要数のモンスターを揃えるだけで召喚できる新境地!あの方は我ら光の結社全員に、新たな力をお授け下さったのだ!」

 

 

必要なモンスター数を場にそろえるだけ…あのモンスターでいえば、海産物を2体で良いとゆうコトか。

 

 

「うぉい!会長に黙って新しい召喚とか出すんじゃないわよ、消されるっっ!!」

 

「ククク、我らが盟主は用意周到でなぁ…既にペガサス会長の承認は降りているのだよ!まぁ出事が特殊らしく、全員1~2枚しか持っていないのだが」

 

「「「「「万丈目サンダー!!」」」」」

 

「「じゃあ仕方ありまセーン」とのことですわ。流石会長、懐が大きい」

 

「1~2枚ずつって!大して変化ないじゃんそれ!!そしてなんの合いの手よモブ共!!」

 

「まぁ他の召喚方も浸透しきってませんし、デュエルディスクのアップグレードの関係もありますし…しかしたかが1~2枚と侮るなかれ、ですわよ!」

 

「だったらみせて貰おうじゃない…光の結社の崇高なる力()って奴を!あ、G(ゴ○)の効果で1ドローね」

 

「お望みとあらば…Gの効果適用中ですし、カードを2枚伏せてエンドですわ」

 

「「「「「「だぁぁっ!?」」」」」」

 

 

ずっこけた、この場大半の人間がずっこけた。

 

 

「さんざんドヤ顔しといて終わりですか!?」

 

「流石ももえさん…白化してもマイペースすぎる…」

 

 

ももえ H5→5 LP4000

《水精燐―サラキアビス》ATK1600

セットカード

セットカード

 

 

融合でもシンクロでもエクシーズでもペンデュラムでもない召喚か…まぁ少ししかないなら姉さんの言うとおり、対した脅威ではないだろうな。

 

 

「はぁ…拍子抜けだわ。あたしのターン、ドロー!」

 

「ジュンコのデュエルを見るのも久しぶりだな……あ、あれ?なんだかドキドキしてきたぜ」

 

「ワクワクじゃなくて?!」

 

 

解る。…などと言えば流石に引かれるだろうから黙っているか。

 

 

「む…来ないわね。《闇の誘惑》発動、カードを2枚ドロー!むむ…銀盾のミストラルを除外するわ。」

 

 

「……なあエド、ひとつ恥ずかしい話をしていいか?」

 

「なんだ馴れ馴れしい…簡潔になら聞いてやる」

 

「ジュンコがカードを除外する場所、腰のケースなんだが…最近やらしくみえてきた、エロい。」

 

「十代貴様ッッ………悔しいが同意するッッ!!」 

 

「同意すんな!あんたら純粋そうな顔してどこ視とるんじゃーっ!!?」

 

 

いかん!つい口が滑った!!

 

 

「あとであいつらもぶっ飛ばすとして……これだけ引けば来るわよね。永続魔法《黒い旋風》発動!んでもってシロッコ召喚!!」

 

『グェーッ!』

 

BF(ブラックフェザー)―暁のシロッコ》☆5 ATK2000

 

 

「黒い旋風の効果!デッキから攻撃力2000以下の…」

 

「チェーンして《サイクロン》!旋風を破壊ですわ!!」

 

「このゲスアマ!」

 

「ジュンコさんの旋風初手掌握率は、ドローソース込みで99%!警戒しないわけがありませんわ!!処理後になにもなければサラキアビスさん、モンスター効果を発動いたします!」

 

「このタイミングで!?」 

 

「相手ターンに一度、手札を1枚墓地へ送り発動…デッキから「水精燐」モンスターを手札に加えることができます」

 

「…地味ッスね」

 

「…地味ザウルス」

 

 

「ふっ、馬鹿共はまだわからぬらしい…」

 

「わたくしは重装兵を墓地へ送り、ディニクアビスを手札へ加えます!!そして重装兵効果!ジュンコさんに説明は不要ですわ、シロッコを破壊致します!!」

 

「はぁぁ!?ディニクのサーチ手段が出来たって…インチキ効果も大概にしなさいよ!!てかさらっと重装捨ててんなー!手札より速攻魔法《鳥合無象》発動!!シロッコを生け贄に、EXから鳥獣を効果無効でダイレクト召喚!」

 

「リリースエスケープか!やるぅ!!(襲ってきた明日香を気絶させながら(無言の溝パン))」

 

「もはや語られるまでもないやり取りがここに!」

 

 

十代…女性にみぞおちを躊躇無くするとは酷いのではないか?回りの反応からして普段通りなのか…

 

 

「明日香の扱い雑過ぎィ!天空へかけ上がる翼となれ!!《BF-アーマード・ウィング》!!」

 

 

『シャアッ!!』

 

《BF-アーマードウィング》☆7 ATK2500

 

 

「はい?」

 

「そして場に「BF」いるからゲイル推参!!」

 

『クルルクッル』

 

《BF-疾風のゲイル》☆3 ATK1300

 

 

「いつもの効果でサラキアビスの攻撃力を半分に!!」

 

 

《水精燐-サラキアビス》1600→800

 

 

 

「覚悟なさい、モモ!レベル7のアーマードウィングに、レベル3のゲイルをチューニング!!」

 

「はぁ…牙王ですかね…」

 

「ばっか、あんたの新しい力(笑)に対抗したげようとしてんじゃない。黒き旋風よ!えーと…真の姿を見せたげなさい!!」

 

「へっっ!?」

 

「シンクロ召喚、完全武装!《BF-フルアーマード・ウィング》!!」

 

 

『トワァッッッ!!』

 

 

《BF-フルアーマード・ウィング》☆10 ATK3000

 

 

「あ、アーマード・ウィングの進化体だって!!?」

 

「すごいドン(小並)!!」

 

「なにそれ知らないんですが!!」

 

「教えてないし…バトルよ!フルアーマードでサラキアビスを攻撃ィィ!!」

 

「あ、《和睦の使者(リバースカード発動)》で。」

 

「ガッデム!カードをセットしてエンド!!」

 

 

ジュンコ H6→2

《BF-フルアーマード・ウィング》ATK3000

セットカード

 

 

「テンポ早いですねこの二人!?」

 

「この二人に余計な言葉は不要なんだろ、俺もそんな仲になりたいぜ」

 

「兄貴も明日香先輩には無言(物理)で語ってるドン…」

 

 

「わたくしのタァーン!ディニクアビスの効果!龍騎隊を切って特殊召喚!!」

 

《水精燐―ディニクアビス》☆7 ATK1700

 

 

「ディニクさんの更なる効果!それに加えて、切られた龍騎隊の効果!ムーラングレイスとアビスグンデを手札へ!!」

 

「むっ…フルアーマード・ウィングの効果発動!相手モンスターが効果を発動する度、そいつに楔カウンターを1個撃ち込むわ!」

 

ディニクアビスのみぞおち辺りに懇切丁寧に楔を刺したな、あの鳥人…

 

 

「楔がなんです?魔法の呪文、ボチミズゴタイ!《氷霊神―ムーラングレイス》!!』

 

 

《氷霊神ムーラングレイス》☆8 ATK2800

 

「当然効果発動ですわ、手札2枚を捨てさせます!!」

 

「鬼かあんたは!ムーランにも楔乗っとけ!!」

 

ジュンコ 手札2→0

 

 

「まだまだぁ!チューナーモンスター、《フィッシュボーグ・ランチャー》を召喚!!

 

 

《フィッシュボーグ・ランチャー》☆1 ATK200

 

 

「うん?」

 

「レベル7のディニクさんに、レベル1のランチャーをチューニング!深淵に眠りし大いなる勇魚。生死を廻る大海にお目覚めなさい!シンクロ召喚!《白闘気白鯨(ホワイト・オーラ・ホエール)》!!」

 

『ブヲォォォォオオォッ!!』

 

 

「でっ…」

 

「でかーっ!!!??」

 

 

《白闘気白鯨》☆8 ATK3300

 

 

まるで現地球上最大生物と言われるシ○ナガスクジラを思わせる、巨大なモンスターが呼び出された。デカイ…とにかくデカイ。

 

 

「フフフ。これが名主様よりパクっ…頂きし白き力「白闘気」!飲み込まれぬようご注意ですわ!!」

 

「ってちょっと待てーいっ!あんたのエクストラモンスターゾーン(仮)埋まってんでしょーが!何シンクロ召喚してんのよ!!」

 

 

余談だが、デュエルディスクの改築が間に合っていないので、融合モンスターなどは立体演出でのみエクストラモンスターゾーンに配置されている。…深く考えるな、感じろ。

 

 

「クックック…説明しよう!例えば、サラキアビスにはリンクマーカーとよばれるマークが2個ついている」

 

「あ、この矢印っぽいのです。そのマーカーの先のモンスターゾーンには、エクストラデッキから新たにモンスターを召喚することができるのですわ!!」

 

 

「「「「「ナ,ナンダッテー!!!」」」」」

 

「じゃあ光の結社の連中は、融合もろもろし膨大ってことかよ!」

 

「やることがキタナイザウルス!!」

 

 

…融合以外使う気は無かったが、少し惹かれるなそれは…

 

 

「因みにこの矢印の先にいる状態のことをリンク状態と言います。サラキさんの効果でリンク先におられる白鯨さんは、攻守が500アップ致しますわ」

 

 

《白闘気白鯨》ATK2800→3300

 

「攻撃力がフルアーマード・ウィングを越えた!」

 

「不味いドン!!」

 

 

「そして白鯨さんの効果発動!シンクロ召喚時、相手モンスターを全て破壊ですわ!!」

 

「強っっ!?」

 

「すべてを飲み込め!〈タイダルウェヴ〉!!」

 

「でた!ももえさん特有のテイ○ズ技名パクりだ!!」

 

「そんな特有アリですか!!?」

 

 

どっから出てきたかわからないが、多分白鯨とやらが出したのだが、大津波が姉さんのフィールドを覆い尽くしてしまう。まぁ…

 

 

「って、あら?」

 

「ふっふっふっふっふーん。残念だったわねももえも~ん(ダミ声)」

 

「そんな!フルアーマード・ウィングは無事!?塩水しょっぱかった程度の表情してやがりますわ!!」

 

「いや、フルフェイスで顔見えんし…完全☆武装!したフルアーマードは他のカード効果を受けない!破壊効果なんざ通用しないのよ!!」

 

 

「「「「「ナ,ナンダッテー!!??」」」」」

 

 

「アルティメットファルコンに続いて2体目の無鳥獣ですって!?インチキ効果も大概にしやがれですわ!!!」

 

「壮大なブーメランだから、あんたのここまでの使用カード全部見直してから言おうか!?あ、ついでに白鯨にも楔カウンターいれるわ。」

 

「ぐぬぬぬぬ…ならば打点と数で押しきるのみ!手札のメガロさんの効果!手札のアビスグンデさんと狙撃兵を切って特殊召喚!!」

 

 

《水精燐―メガロアビス》☆7 ATK2400

 

 

「残りの手札がそれってどんな引きしてんですか…」

 

「当然、グンデさん効果でディニクさん復活!メガロさん効果で《アビスケイル-…ミズチ》にしましょうか、手札に加えます。おまけに狙撃兵の捨てられた時効果で伏せカードを破壊ですわ!!」

 

「馬鹿めっ、伏せは和睦よ!チェーン発動!!ついでにメガロにも楔カウンターじゃーっ!!」

 

「ちょっっ…真似しないで下さいまし!!」

 

 

仲いいなあの二人…ん?姉さんと親友、アダ名が「モモ」....…ああ、察した

 

 

「倒せないなら作戦変更ですわ。レベル7のメガロさんとディニクさんでオーバーレイ!おいでませ!《水精燐-ガイオアビス》!!」

 

『ぬぅぅぅん…』

 

《水精燐-ガイオアビス》★7 ATK2800→3300

 

 

「《アビスケイル-ミズチ》をガイオさんに装備、カードを1枚伏せてターンエンドに致しましょう…」

 

 

ももえ H5→0 LP4000

《水精燐サラキアビス》ATK800

《白闘気白鯨》ATK3300

《水精燐ガイオアビス》+《アビスケイル-ミズチ》ATK3300→4100

《氷霊神-ムーラングレイス》ATK2800

セットカード

 

 

「相変わらず凶悪な展開力だな浜口君は…」

 

「あ、三郷君どこいってたんスか?」

 

「ちゃんと見てなきゃ駄目ザウルス」

 

「ずっといたわ!あとまだ名前が微妙に違う!!」

 

 

黄色トリオはさておき、あの強力モンスター3体に対し姉さんの手札は0でフィールドにはモンスターが1体。端から見れば絶望的な状況ではあるが…

 

 

「よっし…勝つか。」

 

「はい?」

 

 

彼女がこの程度で挫けるわけがない。

 

 

「あたしのタァーン…!おいで、《BF-極北のブリザード》!!」

 

「ポゥ!(白身魚食べたい)」

 

《BF-極北のブリザード》ATK1200

 

 

「当然効果発動よ!デュエルディスクコンコン(可愛い)をすることにより、墓地から下級「BF」を復活!!」

 

「させるハズがありませんわ!ガイオさんの効果!オーバーレイシジミをひとつを取り除き、ガイオさん以下の攻撃力を持つモンスターの効果を無効とします!!」

 

「それシジミだったんかい!?まぁこれでガイオアビスにも楔カウンターが乗せられる…そして、フルアーマード・ウィングの効果発動!1ターンに1度、、楔が乗っていたモンスター1体のコントロールを得る!ガイオアビスはもらったぁ!!」

 

「ちょっと!NTRは悪い文明ですわよ!」

 

「文明ってなんじゃい!!」

 

 

うーん、僕と行動を共にしてた頃、なんやかんやあって手に入れた力らしいのだが…あれだな、簡潔に言ってエグいな。

 

 

「バトルよ!フルアーマードでサラキアビスを攻撃!〈ネオ・ブラック・ハリケーン〉!!」

 

「くうっ、サラキさん…」

 

 

ももえ LP4000→1800

 

 

「ハニー!無事か!!?」

 

「この程度、なんともありませんわ。ダーリンの前で無様な敗北など出来ませんもの…サラキさんの最後の効果!相手の攻撃・効果により破壊された場合。デッキから水属性モンスター…《水晶機功(クリストロン)-ローズニクス》を墓地へ送り、墓地から水属性モンスターを特殊召喚!お願いします、重装兵!!」

 

 

《海皇の重装兵》☆2 DEF1600

 

 

「平然とイチャつきおってからに…ガイオおじいちゃんでムーラングレイスを攻撃よ!!」

 

「こうなったら…崇高なる、光の結社の力に沈みなさい!リバースカードオープン!《聖なるバリア-ミラーフォース》!!」

 

「あんだってぇーっ!モモが汎用罠ーっ!!?」

 

 

「光の結社の恐ろしい力とは…ミラーフォースの事だったのか!!」

 

「いや、そんな事誰も噂してませんよ…」

 

 

ここでミラーフォースだと!確かに即死は回避出来るが彼女のモンスターは…

 

 

「相手の攻撃宣言時に発動!攻撃表示モンスターを全滅させますわ!!」

 

「うおまぶしっ!!って馬鹿ね、フルアーマードは効果を受けないのを忘れたかしら!?」

 

「ええ、わたくしのガイオアビスは、悪の手に落ちて消滅…」

 

「誰が悪よ誰が!!つーかミラフォぶっぱしたの自分でしょ!!ったく…エンドフェイズに、フルアーマードの最後の効果発動!」

 

「えっ?」

 

「楔カウンターが乗ったモンスターを全て破壊する!〈ブラック・デストラクション〉!!」

 

「それ全滅じゃないですかヤダー!……ですが魂は砕けませんわ!白闘気白鯨のモンスター効果発動!墓地の水属性モンスター、ムーラングレイスを除外し墓地から自身をチューナーとして特殊召喚!」

 

 

『ぶうぉぉぉおおぉ…』

 

《白闘気白鯨》☆8 ATK2800

 

 

「自己再生まで出来るなんて…あたしはこれでターンエンドよ!」

 

 

ジュンコ H0 LP4000

《BF-フルアーマード・ウィング》ATK3000

 

 

「わたくしのターン…ドローッ!!」

 

「あんたはこのターン、ムーラングレイスが場を離れた時の制約で攻撃出来ない。この状態で何をするのかしら」

 

「なんの…ここから場を制圧するくらい出来ますわ!わたくしはフルアーマードを生け贄に《海亀壊獣ガメシエル》をジュンコさんにプレゼント!!」

 

 

《海亀壊獣ガメシエル》☆8 ATK2200

 

 

「アーッッ!うちのコ喰ってるぅぅぅ!?鎧ごとバリバリやっとるぅぅぅ!!」

 

 

ここで戦闘以外の有一の突破手段を引き当てるとは、あの人も大概なドロー力の持ち主だな…

 

 

「更に!墓地のローズニクス効果!このカードを除外し、水昌機功トークンを特殊召喚!フィッシュボーグ・ランチャーの効果!墓地に水属性モンスターしか存在しない時、特殊召喚できますわ!!」

 

 

《水晶機功トークン》☆1 ATK0

 

《フィッシュボーグ・ランチャー》☆1 ATK200

 

 

「合計レベル3…たつのこ辺りでも出すのかしら、それかレベル5でギシルノドン?」

 

「どちらも素敵なコですが今回は…おいでませ!わたくし達を導くサーキット!!」

 

「げ!?」

 

「召喚条件は、「チューナーを含むモンスター2体」!サーキット・コンバイン!!」

 

 

2体目のリンクモンスターか!いったいどんな…

 

 

「リンク召喚!お願いします《水晶機功ハリファイバー》!!」

 

 

《水昌機功ハリファイバー》Link2 ATK1500

 

 

「フハハハハハハ!きた!ハニーのハリファイバーきた!!この勝負もらったぞ十代!!」

 

「気が早すぎるぜ万丈目!ジュンコがあんな機械にやられるもんか!!」

 

 

「なんでこの二人が張り合ってるんでしょう…」

 

「リア充(!?)は理解出来ないドン…」

 

 

「ハリファイバーの効果発動!リンク召喚成功時、デッキからレベル3以下のチューナー1体を特殊召喚致します。来なさい、(師匠の)《幽鬼うさぎ》!!」

 

 

『いつぶりかわからない出番キターッ!!』

 

《幽鬼うさぎ》☆3 DEF1800

 

 

「なによそのインチキ効果…超欲しい!ください!!」

 

「ならば光の結社に入るのです、ジュンコさん。主は貴女にも力を授けて下さるでしょう…」

 

「……えっ?入会するだけでくれんの?それ」

 

「ジュンコォ!?何誘惑されかかってんだお前らしくない!!」

 

「だ、だってデッキから任意のチューナー呼べるって…あんたらが思ってる以上にヤバいわよ!?ヴァーユとかスチーム出してもいいんですか…」

 

「いいんですよジュンコさん、レベル以外に制限はありませんから…」

 

「うわぁぁぁぁずるいィィィィ!これが使われる側の気持ちか…」

 

 

いかん。姉さんがパニック状態だ。…さらっと幽鬼うさぎが出てくるだけでその有用さは伺える、シンクロ使いからしたら、喉から手が出るくらい欲しいだろう。

 

 

「まだまだいきますわよ!レベル2の重装兵にレベル8のチューナーモンスター、白闘気白鯨をチューニング!!」

 

「あんですと!?」

 

「シンクロ召喚!!《白闘気双頭神龍(ホワイト・オーラ・バイファムート)》!!」

 

《白闘気双頭神龍》☆10 DEF3000

 

 

「デカブツが進化したー!?」

 

 

…もう、魚族ではないな。ドラゴン族だドラゴン族。

 

 

「双頭神龍の効果!場にトークンが存在しない時、神龍トークンを特殊召喚致しますわ!!」

 

 

《神龍トークン》☆10 DEF3000

 

「自分の分身を作り出すモンスター…中々厄介ね」

 

「更にいえば、相手ターンにトークンのみが生き残っている場合、自身を墓地から特殊召喚できますわ。突破したければ同時に倒すことです」

 

「なにそれ超めんどい、兎までいるってのに…」

 

「フフフ…わたくしはこれにてターンエンド。さぁ、このモンスターを攻略出来ますかね?ジュンコさん」

 

 

ももえ H0 LP1800

《水昌機功ハリファイバー》ATK1500

《幽鬼うさぎ》DEF1800

《白闘気双頭神龍》DEF3000

《神龍トークン》DEF3000

 

 

「あたしのターン!ドロー!!」

 

 

「浜口先輩にはドでかいモンスターと厄介な幽鬼うさぎがいるドン」

 

「それに対し枕田君には手札1枚とガメシエルしか残ってない、ライフは無傷といえども厳しいだろうな…」

 

「はいはいフラグフラグ。墓地のヴァーユ効果発動よ!」

 

「いつの間に…ああ、ムーラングレイスのハンデス喰らった時に落ちてたのか」

 

「シロッコにヴァーユを墓地チューニング!突き抜けろ!《BF―アームズ・ウィング》!!」

 

 

《BF―アームズ・ウィング》☆6 ATK2300

 

「何かと思えば…ノートゥングに居場所を奪われた可哀想な方じゃありませんか、しかも効果は無効」

 

 

「なんの、お楽しみはこっからよ!来なさい!チューナーモンスター《BF-南風のアウステル》!!」

 

『ピピッ』

 

《BF-南風のアウステル》☆4 ATK1300

 

 

「ッ!わたくしの知らない「BF」…」

 

「モンスター効果発動!除外された下級「BF」を守備で帰還させる!かえってらっしゃい、ミストラル!!」

 

《BF-銀盾のミストラル》☆2 DEF1800

 

「幽鬼うさぎの効果!アウステルにぶつけて破壊致します!」 

 

『ボクをボールかなにかと勘違いして…ギャーッ!!』

 

 

あのうさぎ五月蝿いな…十代も周りもつっこまないのか

 

 

「更に。クリスタル・ウィングが来る前に…ハリファイバーの効果発動ですわ!相手ターンに自身を除外することにより、シンクロチューナーをEXデッキからシンクロ召喚扱いで特殊召喚致します。おいでませ、《瑚之龍(コーラル・ドラゴン)》!!」

 

 

《瑚之龍》☆6 DEF500

 

 

「なにそれめっちゃ便利、超欲しい。マジ欲しい。けど…もう勝敗は決まってんのよね~」

 

「えっ?」

 

「レベル6のアームズウィングにレベル2のミストラルをチューニング!黒き疾風よ、秘めたる想いをその翼に現出せよ!」

 

「……えっ?」

 

「シンクロ召喚!舞い上がれ《ブラックフェザー・ドラゴン》!!」

 

 

『クウォオオオッッ!!』

 

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》☆8 ATK2800

 

 

「えええ~…ブラックフェザー・ドラゴン…ところで、ジュンコさんの秘めたる想いはいつ現出されるんです?」

 

「うっさいわ!余計なお世話じゃボケーッッ!!」

 

「ももえもん、それあとで詳しく!」

 

「あんたは黙ってなさい!……バーカ。」

 

 

カハッ(吐血)……おのれ十代。まだ僕は認めたわけではないぞ…

 

 

「エド君が死んだ!?」

 

「このひとでなし!」

 

「誰がよ!?」

 

「ジュンコさんです。人の趣味をどうこう言うつもりはありませんが…そのモンスターでわたくしの双頭神龍に勝てるとでも?」

 

「はん。確かにそのデカブツには勝てないけど…あんたには勝てんのよ!墓地から《BF―南風のアウステル》効果発動!あんたの場のモンスターは3体、その数だけブラックフェザー・ドラゴンに黒羽カウンターを置くわ」

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》(黒羽カウンター0→3)

ATK2800→700

 

 

その龍の翼が朱に染まる、その数は3枚。誰もその意味に気づかない。

 

 

「フハハハハハ!自分から攻撃力を下げおったぞあの鳥龍!もうハニーには敵わないからと自決の路を歩むつもりか!!」

 

 

サンダーとやらに釣られて、周りの白服の奴らも嘲笑を初める。もう勝った気でいるのだろう。

だが彼女だけは気づいていた、対戦者の彼女だけは。

 

 

「もぅ…ズルいですわ」

 

「ブラックフェザー・ドラゴンの効果!黒羽カウンターを全て取り除き、双頭神龍の攻撃力をその数×700ダウンさせる!そして…その数置分のダメージを相手に与える!!」

 

「………何ィィィ!!?」

 

「その嘲笑ごとぶっ飛ばせ!〈ブラック・バースト〉!!」

 

《白闘気双頭神龍》ATK3300→1200

 

ももえ LP1800→0

 

 

「(これは、親友の復活祝い…なんてことにしておきましょう)」

 

 

WIN ジュンコ

 

 

 

 

 

 

 

「光の結社」を撃退した後、僕はそれを率いるのが友人であり、マネージャーでもある「斎王琢磨」だと知る。

突然転校してきたの彼の真意を知るために、僕は当分の活動拠点をデュエルアカデミアにすることにした。決して姉さんと離れたくないわけではない、決して。

 

だがそんな僕のわりとシリアスな悩みも吹き飛ばすかのような、とんでもない奴が帰って来たらしいが…

 

次回「この世全ての(馬鹿)

 

どうゆう意味だ、まるで意味がわからんぞ!!

 

 

 

 







WIN「なんで最後次回予告風!?」

馬鹿「体力の都合さ!!」


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NEXT幕間 

誰も覚えていないでしょうが、ようやくモチベが回復してきたので頑張って再開していけたらいいなー(願望)。



※デュエル構成に致命的なミスがありました、修正が難しいレベルなのでその場の勢いで流してくれると幸いです。







前回のあらすj……「ってコラァー!あらすじもクソもないでしょーが何ヵ月ぶりの更新じゃいこんのウス○トンカチ!!」

 

「ジュンコさん!気持ちはわかりますが初見の人がとっさに「戻る」を押しちゃうような発言はやめて下さい!」

 

「るっさいわ!前回の内容どころか本編全部忘れられてんだろコレェ!!」

 

「そこは全編読み返して頂くチャンスと……」

 

「そんな暇人、いるかー!!はい!↓から本編!!」

 

 

 

 

 

 

《クルックゥ》

 

 

 

 

 

「あの時は、すまなかった」

 

「まぁ・・・実害は無かったのでいいですけど」

 

 

あたしは、枕田ジュンコはとっさに身を潜めた。

ある理由から、夜にエドのクルーザーを訪ねようとしたら、ヘリポートの影で二人がコソコソ話ているのが聴こえてしまったのである。

二人とは、

「しばらく僕は、この学園を拠点にする」

などと宣言し、クルーザーを寮替わりに住み着き始めた、実は我が弟の転生体だったエドと

「姉さんがいない間、誰が皆さんの面倒(ツッコミ)を看てきたと思ってるんですか!!!」

すっかりポジションが定着したらしい、見た目は子供、頭脳その他は大人?のキモカワ好き合法ロリ魔王こと、属性多すぎなセラちゃまパイセンである。

あたしがエドに負けて理性蒸発(よくわからん)してる間の記憶は曖昧だが、何故かあのこのコらはよくメールのやりとりをしていたらしい、仲良しかよ。だがこんな夜中に密会なんて・・・ハッ、まさか!!?

 

 

「それで、これまで交換した情報の要点をまとめると・・・」

 

「僕達は、パラドックスを名乗る男に利用されていた可能性が濃厚な訳か」

 

 

違ったわ。出歯亀展開とかじゃ無かったわ。姉さん(元)これにはガッカリしたような安心したようなフクザツな気分です。しかし、あの二人からパラドックスの名前がでるなんて・・・

 

 

「そうですね。わたしの兄さんが闇のゲームに負けてヒロインしてたのも、貴方がダークヒーロー(爆)を気取って夜な夜なデュエリスト狩りをしてたのも、わたしが恥ずかしい格好で闇のデュエリスト(笑)してたのも全部、彼の仕業では」

 

「ああ。僕が最初に君に挑んだのも、この島に諸悪の根源がいるとリークが・・・」

 

 

どうやら、かのパラドックスさんは、あたし達を消すために方々裏で動いていたらしい。いやでも恥ずかしい格好で闇のデュエリストしてたのはセラちゃまの意思じゃね?結構ノリノリだったんじゃね?とツッコミたいが、あたしの存在がばれてしまうので黙っておこう。

 

 

「とりあえず約束通り、」

 

「ああ・・・」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

エド LP4000

 

セラ LP4000

 

 

 

っていきなりデュエル始まったーっ!?

 

 

 

「リベンジしたいと言ったのは僕の都合だ、先行は・・・」

 

「貴方からどうぞ?わたしは壊す側のが好きですから」

 

「フン、後悔するなよ?僕のターン、ドロー。まずはデステニー・ドロー発動。手札のドレッドガイをコストに2枚ドロー。そして魔法カード、フュージョン・デステニー発動。このカードは従来の融合とは違い、デッキの「D-HERO」を素材に融合出来る。ディアボリックガイ、ダッシュガイ、ディスクガイの3体で融合!ドミネイトガイを融合召喚。ドミネイトガイ、エフェクト発動!自分のデッキの上から5枚をめくり、好きな順番で入れ替える。ダイヤモンドガイ召喚。デッキの一番上のカードをめくり、魔法カードならエフェクト発動が確定する。魔法カード、終わりの始まりの発動が確定した。カードを2枚セットしエンドフェイズ、フュージョン・デステニーのエフェクトでドミネイトガイが破壊。ドミネイトガイのエフェクト発動。セメタリーからディアボリックガイ、ダッシュガイ、ディスクガイを特殊召喚。ディスクガイのエフェクト、セメタリーからの復活に成功したので2枚ドロー。手札から速攻魔法、マスクチェンジを発動。ディスクガイを素材にダークロウを変身召喚!ターンエンドだ」

 

 

エド 手札3 LP4000

 

M-HEROダークロウ ☆6 ATK2400

D-HEROダイヤモンドガイ☆4 DEF1600

D-HEROディアボリックガイ☆6 DEF800

D-HEROダッシュガイ ☆6 ATK2100

セットカード×2

 

 

いや、なげーだろぉぉぉぉ!!あのコは初ターンぶん回さないと気がすまないんかい!?ドミネイトガイとか初登場なのにステータスの紹介も無しに自壊したしダークロウとかちゃっかり持ってるし!!!

 

 

「わたしのターン、ドロー。まずは手札から罠カード、無限崩影!ダークロウの効果を無効にしますね?」

 

「フィールドににカードが無い時、手札から発動出来る罠カードか・・・いいだろう」

 

 

ガチ勢!このパイセンガチ勢!!

 

 

「では次に影衣融合発動。デッキのシャドール・ドラゴンと超電磁タートルを素材に、エルシャドール・ネフィリムを融合召喚!」

 

 

《エルシャドール・ネフィリム》☆8 ATK2800

 

 

出た。そいえばシャドール持ってたわねこのパイセン……

 

 

「ネフィリムの効果、ドラゴンの効果をそれぞれ発動。シャドール・ビーストを墓地へ送り、ドラゴンの効果でダークロウを破壊。ビーストの効果で1枚ドロー。バトル、ネフィリムで攻撃」

 

「リバース罠カード戦線復帰、チェーンして永続罠D-タクティクス発動。逆順処理。ドレッドガイを復活させエフェクト発動。「D-HERO」への戦闘ダメージを0にする。D-タクティクスのエフェクト発動。レベル8の最上級D-HEROを特殊召喚した際、フィールドのカード1枚を除外できる、ネフィリムを除外!」

 

 

《D-HEROドレッドガイ》☆8 ATK?→4300

 

 

「姑息な手を……メイン2、カードを3枚セット。」

 

 

セラ LP4000 手札2

 

セットカード3

 

 

すげー淡々とやってますね、まぁ普段のデュエルがギャラリーとか?茶番フェイズとか含めて間延びしてるのを考えるとこれくらいのが……って、誰のツッコミが間延びの原因だこらー。

 

 

「ドロー。スタンバイフェイズにD-タクティクスのエフェクト、「D-HERO」達の攻撃力が400アップ。ダイヤモンドガイのエフェクト発動。デッキトップの魔法カード魔法石の採掘、発動が確定。前のターン確定した、終わりの始まりのエフェクト発動、3枚ドロー」

 

「待った!罠カード精霊の鏡!!プレイヤーを対象とするカード効果はこちらがコントロールします!よってわたしが3枚ドロー…へ?」

 

 

精霊の鏡て!センス遊戯さんですかピンポイント過ぎるわセラちゃんパイセン!!……ドローカード悪かったのか表情が硬いわね。

 

 

「フン。ならばダイヤモンドガイ、ダッシュガイ、ディアボリックガイの3体をリリースし、ドグマガイを召喚。D-タクティクスのエフェクトで伏せカードを除外。」

 

「ならば対象のカードをチェーンして発動。罠カード、方界合神!手札のクリムゾン・ノヴァ3体を融合!!暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ!!」

 

 

《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ》

☆12 ATK4500

 

 

ドローカードクリノヴァ3枚て、社長か!青眼3枚固まってた社長か!!あーめっちゃ声出したい……

 

 

「ほぅ、攻撃力4500か。だが相手が悪かったな?セメタリーのディアボリックガイを除外し、エフェクト発動。ディアボリックガイをデッキから特殊召喚。V・HEROヴァイオンを召喚し、エフェクト発動。シャドーミストを墓地へ送り、シャドーミストのエフェクトを発動させる。ディバインガイを手札へ加える。ヴァイオンの第2エフェクト、ダークロウを除外し、融合を手札へ加え、発動!ヴァイオン、ディバインガイ、ディアボリックガイの3体を融合!カモン!V・HEROトリニティ!!このモンスターは融合召喚したターン、攻撃力が倍になる!」

 

 

《V・HEROトリニティ》☆8 ATK2500→5000

 

 

「あなたもトリニティ?変な所で張り合わないで下さい!!」

 

「別に張り合ってないだろ!?手札から墓穴の指名者を発動し、君のセメタリーから超電磁タートルを除外。さぁバトルだ!トリニティでアタック!」

 

やっぱ仲良いだろあんた達。しっかし我が弟(元)ながら容赦ないわねー……

 

「リバースオープン!罠カード、マジカルシルクハット!デッキから方界業、方界合神を選択し、暗黒方界神を含めてモンスターとしてセット!」

 

 

また遊戯さん罠……ってデカッ!?邪神さんがデカイから、それを隠すシルクハットも無駄にデカッ!!

 

 

「残念だがトリニティはモンスターに3回攻撃が可能なエフェクトを持っている。全て粉砕しろ!トリニティー・クラッシュ!!」

 

「うぅ……トリニティがこんなにあっさり倒されるなんて・・・」

 

 

わかんない!両方トリニティだから字面だけじゃわかんない!!

 

 

「けど、トリニティが入っていたのが最後のシルクハットで助かりました。墓地の方界合神の効果!方界モンスターが場を離れた場合、このカードを除外して発動。デューザをデッキから特殊召喚!召喚時の効果で方界合神を墓地へ!」

 

《流星方界器デューザ》☆4 DEF1600

 

 

「フン、ならばドグマガイで追撃!デス・クロニクル!!」

 

「デューザが破壊されたので再び合神の効果!2体目のデューザを特殊召喚し、方界降世を墓地へ!」

 

「しぶといなきみは!ドレッドガイで追撃!プレデター・オブ・ドレッドノート!!これでデューザは全滅だ!!」

 

(デューザ、ありがとうございます……)

 

「メイン2でカードを1枚伏せる、僕はこれでターンエンドだ。」

 

 

エド 手札0 LP4000

《D-HEROドグマガイ》☆8 ATK3400

《D-HEROドレッドガイ》☆8 ATK3800

《V・HEROトリニティ》☆8 ATK5000→2500

《D-タクティクス》(永続)

セットカード

 

 

「わたしのターン、ドロー!」

 

「スタンバイフェイズにドグマガイのエフェクト、ライフアブソリュート発動!君のライフを半分にする!!」

 

 

LP4000→2000

 

 

「くぅ!?・・・フフフ、ありがとうございます」

 

 

まさかセラちゃま、Mに目覚めた!?

 

「違いますぅ!まずは今引いた速攻魔法、ツインツイスター発動!手札を1枚捨て、いい加減鬱陶しい永続罠と伏せカードを破壊します!」

 

「そうはいかないな。リバースカードオープン!罠融合D-フュージョン!!」

 

 

で、でたーっ。総司令官殿(笑)お得意の罠融合戦術だーっ!?

 

 

「トリニティーとドレッドガイを融合!カモン!D-HEROデットリーガイ!!」

 

 

《D-HEROデットリーガイ》☆6 DEF2600

 

 

「ステータスはそこそこですが、確かその罠……」

 

「そう。D-フュージョンで呼んだモンスターはこのターン、あらゆる手段で破壊されない!そして破壊された永続罠、D-タクティクスの最後のエフェクト発動!破壊された場合、D-HEROを手札に加える。デッキからダイナマイトガイを手札に加えさせてもらう」

 

 

「むぅ…けどやるしかない!墓地の方界降世を除外して効果発動!相手よりライフが2000以上下回っている時、デッキから方界胤ヴィジャムを特殊召喚!」

 

 

《方界胤ヴィジャム》☆1 DEF0

 

 

「なんだ、下級モンスターを1体特殊召喚するだけか。それなら大した問題では……」

 

「この時!相手フィールドにのみモンスターがいる場合、ヴィジャムを3体特殊召喚出来ます!!さらに墓地の方界業の効果!デッキから方界モンスター、バスターガンダイルを手札へ!」

 

「何度も何度もセメタリーエフェクトばかり……インチキ効果も大概にしないか!」

 

 

誰に影響されたそのセリフ……あ、あたしか?

 

 

「貴方が言えることですか!3体のヴィジャムを組み込み……いでよ!方界超獣バスターガンダイル!!その攻撃力は組み込んだヴィジャムの数×1000ポイント!」

 

 

《方界超獣バスターガンダイル》ATK0→3000

 

 

「攻撃力3000?フン、悪あがきだな。」

 

「魔法カード、方界波動を発動!貴方のドグマガイの攻撃力を半分にし、バスターガンダイルの攻撃力を倍にする!!」

 

「なっ、攻撃力6000だと!?」

 

「バトル行きます!ガンダイルでドグマガイを攻撃!くぅだぇけぇ散ぃれぇぇぇ!!」

 

 

パイセン言い方ァ!お兄さんリスペクトかな!(劇場版参照)

 

 

「確かに脅威的だが、甘いな!手札からダイナマイトガイのエフェクト発動!このカードをセメタリーに送り、戦闘で発生するダメージを0に!そして互いに1000ポイントのダメージを受ける!!」

 

「クッ……」「きゃあっ!!」

 

エドLP4000→3000

 

セラLP2000→1000

 

 

「フフ……ドグマガイはやられたが、僕を倒すのには失敗したな」

 

 

爆発オチなんてサイテー!にはならなかったわね。セラちゃんパイセンのライフはもう僅か、ガンダイルはなんか蘇生効果的なヤツがあったけど耐えきれるかしら。

 

 

 

「こんのっ……墓地の方界波動の効果!このカードとヴィジャムを1体除外し、デットリーガイをアンディメンション化させます!」

 

 

えーと、攻撃出来ず効果も発動出来なくなるんだったっけ。地味に強力よね。

 

 

「僕のターン、ドロー。」

 

「(大丈夫。攻撃力4000以上で殴ってくるならまだしも……数でゴリ押しなら、デューザやヴィジャムを蘇生すればさばき切れるハズ。次のターンに……)」

 

「ディアボリックガイのエフェクト!セメタリーから除外し、同名モンスターをデッキから特殊召喚。そしてディアボリックガイとデットリーガイを生け贄に……ネフティスの鳳凰神を召喚!!」

 

「ちょっ……またそれですか!シナジー無さそうなのによく入ってますね!?」

 

「フン。十代だってHEROとは無関係な、羽クリボーをデッキにいれたりしてるだろう……似たようなモノだ」

 

 

いや…似てなくね?一応汎用な羽クリボーと違って、シナジー0の上級モンスターぶっ混むのは勇者過ぎませんか弟(元)よ。

まぁ~お姉ちゃん(元)的には、大事にしてくれるのはけっこう嬉しいのだけど……てか、確かダッシュガイ墓地いたわよね……何故にアドバンス召喚??

 

 

「僕の手札が0の時、セメタリーのディバインガイはエフェクトを発動出来る。このカードとダイヤモンドガイを除外し、デッキから2枚ドロー」

 

「ネフティスをデットリーガイで捨てた方が早くないですかそれ、効果無効でもコストは払えません?」

 

「いいや、必要なコトさ。魔法カード、戦士の生還発動。セメタリーのドグマガイを手札へ戻す。そして前のターンらダイヤモンドガイのエフェクトでセメタリーに送った、魔法石の採掘のエフェクト発動。セメタリーの融合を手札へ戻す……さぁ、フィニッシュだ!」

 

「ッ!?」

 

「手札のドグマガイと、Bloo-Dを融合。本来はコレを出すまでもないのだが……君には特別にみせてやろう!カモン!最強にして最後の「D」!Dragoon-D-END!!」

 

 

《Dragoon-D-END》☆10 ATK3000

 

 

うっわー!レディに対して容赦の欠片も無いわー!そしてネフティスやっぱり関係無いわーっ!ただEXモンスターゾーン、無理矢理開けただけじゃない……

 

 

「なぁんだ。随分自信満々に出すからどんな化け物かと思えば、攻撃力はガンダイルと同じ3000じゃないですか……融合前のが強くないです?」

 

「ではネタばらしといこうか。D-ENDのモンスターエフェクト発動!相手モンスターを1体破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!インビンジブル・D」

 

「へっ?きゃあああああっ!!」

 

セラ LP1000→0

 

 

WIN エド

 

 

 

ディストピアガイでも勝ってt……うん、きっと十代戦で出しそびれて負けたから、憂さ晴らしもあったんでしょーね。

 

 

「いたたた……負けちゃいましたか」

 

「すまない、レディに対して少々やり過ぎたようだ……立てるか?」

 

「あっ、はい……」

 

 

倒れ女性に手を貸す様はナチュラルイケメン、まぁ自分でぶっ飛ばしたんだけど。うーん、お姉ちゃん(元)は複雑です。

 

 

「やれやれ。これでようやく、プロの面目が立ったな」

 

「むぅ。けっこう自信があったので残念です……今回も勝てたら、ちょっと無茶なお願いを聞いてもらおうかと考えいたのですが」

 

 

そんなこと言って膨れっ面になるセラちゃま。なにあれ可愛い……って騙されちゃ駄目よあたし。見た目は子供でも中身は幾つなのか検討もつかないんだから……

 

 

「一応プロである僕に大層な自信だな。まぁ、君には色々と世話になったし(メールで)よほどのオーダーでなければ手を貸すが?」

 

「本当ですか!?それじゃあ……貴方の部屋に、しばらく置いてもらっていいですか?」

 

「ああ。僕のクルーザーは、意外と見た目より広いから構わn……はっ?」

 

 

え、まじで出歯亀展開??

つ、続く!

 

 

 




今回はリハビリも兼ねてサクっと、

次回から一応最終章です


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終章 鳥使い共の日々
last1羽 光と闇の決戦(棒読み)


今回から最終章、光の結社編です。



「フフフフ……よく来たな、勇者ジュンコよ」

 

 

この世界の中心にある、覇王城の最深-その玉座に奴は待ち構えていた。

 

 

「覇王……十代!!」

 

 

長い長い旅路の果て、あたしはついにたどり着いた……この世界を支配する、覇王十代の元まで!

道中、旅の仲間達は全員消えてしまった。

魔法使いももえは隣国のサンダー王子と婚約して駆け落ちし、遊び人の吹雪は女を作って消えてしまった、あれ?誰一人……戦い関係ないじゃん……

 

 

「どうだ?世界の半分をお前にやろう。それとも我が伴侶となるか、選ぶがいい!」

 

「とーぜん!あんたをぶっ飛ばし……って妃ィィい!!?」

 

「ああ。ここまでの旅路を、このハネクリボールの力で見物させてもらった。我が配下の悪魔達をことごとくハリセンで倒す様は、一周回って爽快だった…つまり!貴様に惚れたのだ!!」

 

「え、ちょ、ま…」

 

「ちょーっと待ったぁぁぁぁ!!」

 

 

人が状況についてこれない中、覇王城の最深部にもう一人の勇者が現れた!

 

 

「貴様は……勇者ジュンコの弟、フェニックス☆江戸!!」

 

「覇王十代!貴様のような悪の源のような奴に、我が愛しの姉さんはやれんなぁ……何故なら!僕がもらうからだ!!」

 

「ええええええっ!?あんたまで何言ってんじゃー!!?」

 

「さぁ姉さん。今こそ覇王を倒し、二人でハネムーンに行こう!!」

 

「そうはいくか!勇者は俺が頂く、そして二人で世界を闇へ染めるのだ!!」

 

 

「やめてぇ……あたしのために争わないでぇ……なんて、なるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

《クルックー》

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

出歯亀姉さん。

 

 

 

「ふぅー……なんだ、夢か……」

 

「朝からどんな夢みてんですか……」

 

「あ、セラちゃんパイセンおはよー。あたし、なんか言ってた?」

 

「「妃ィィィい!?」とか言ってましたね……お蔭で目が覚めました」

 

「なんか、ごめん……」

 

 

 

 

エド対セラちゃんの翌日、あたしらはエドのクルーザーで優雅な朝を迎えていた。いや、朝チュン展開とかじゃなくてね?

 

 

「要点はしょり過ぎなので最初からお願いします」

 

 

あっ、はい。ついに地の文にまでダメ出ししてくるようになったわねこのパイセン……

えーっと。前回の幕間でセラちゃまがエドにしたお願いとは、あたしが彼を訪ねた利用と同じモノでした。

それは、オベリスクブルー全般.……女子寮までもすっかりホワイトに染まってしまっていたことにある。

あのロ○ット団二人の侵攻は恐るべき速さで進んでいたのだ。

久々に自室に戻ってまったりしよう……ってこんな状態で出きるかーボケー。廊下歩いてるだけで勧誘が飛んでくるのよ回り敵だらけじゃん。

ってなワケで、最初はレッド寮に避難させてもらおうと考えてたけど……こっちはこっちで十代がガンガン攻めて来て落ち着かない。つーかいきなり()奪われて冷静でいられるわけないでしょ!バカなの!?十代しばらく合わないうちに何やってたのちゃっかりユベル憑いてるし、もう4期じゃん!二十代じゃん!正直最高です……じゃなくて!

 

 

「ん……おはよう姉さん、セラ君も」

 

「あ、おはようございます。昨夜はよく寝れました?」

 

「甲板でまともに寝られるわけないだろ……ヘックション!!」

 

「アハハ……コーヒーでも淹れるわね」

 

 

そんなこんなで同じく女子寮にも居場所が無く、レッドに居たら居たで多大なストーカー行為にあって落ち着かないセラちゃんパイセンと二人で、エドのクルーザーに居候させてもらう形になりましたとさ。

 

 

「お願いしたした分際でアレですが、同室は問題かなって……姉さんもいますし」

 

「ん?あたしならむしろそのコを抱き枕にして寝れるけど?枕田だけに」

 

「「……はっ??」」

 

「ゴメンナンデモナイワスレテ」

 

 

言えない、実はけっこうブラコンだった。だなんて言えない…いや、むしろ、もう会えないハズだった弟に再会(?)出来てうれしかないわけないじゃん?虚弱病弱最弱ショタだったコがこんなイケメンイケボになるとは思いもよらないじゃん??ハッハッハ、マジ世話焼きてぇ……半分それが理由で押し掛けたんけどね?本人には内緒だぞ!

 

 

「ほぉ~ぅ、女性を二人も部屋(?)に連れ込むとは…やるようになりましたねェ、エ~ドォ~」

 

「お前……斎王!?」

 

 

うわぁっ!?ビックリしたー……この人、いつの間にかあたしが淹れてる最中だった、コーヒーポットを掠めとった上に自分でティーカップに注いで優雅にソファーに腰かけて飲んでいやがる...だと…!?

 

 

「えっ、この人いつからいました?」

 

「ククククッ、ご挨拶が遅れました。枕田ジュンコさんに藍神セラさん……わたくし、エドのマネージメントを生業としている、転校生の斎王琢磨とゆうモノです。どうか、お見知りおきを……」

 

「ああー、貴方が本来のマネージャーさんの!どうもご挨拶が遅れました。しばらく代理を勤めさせていただきました、枕田ジュンコと申しますぅ~」

 

「これはこれはご丁寧にどうも」

 

「あっれー?ここはどうみても怪しむところですよ!?」

 

「(そーいえば親戚の集まりとかは猫被っていたな……)」

 

 

おっかしいわね…なんだかこの人は警戒しなきゃいけない気がするんだけど口が勝手に…そもそも光の結社って……いけない、頭に靄がかかったような感覚が……

 

 

「斎王、今のは……精霊(スタ○ド)能力か!」

 

「「えっ?」」

 

「クククク……流石にわかったか、先日強力な精霊力(ス○ンドパワー)を手にする機会があってねぇ……せっかくだから親友の君に、真っ先にお披露目に来たのだよ!THE・WORLD!!」

 

 

なんか聞き覚えがあるようで無い単語を口にした瞬間……彼の身体から、巨大な精霊(スタ○ド)が出現した!?

 

 

「クッ……ダイヤモンド・ガイ!!」

 

 

そしてこちらも対抗して精霊(○タンド)を出現させた!

 

 

 

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄』

『ドララララララララララララララララララララララ』

 

 

そしてなんか殴り合い始まったー!!?

 

 

 

『無駄ァ!!』

 

「『グハアッ!?』」

 

 

エド LP4000→2100

 

 

「急にエド君がふっ飛びましたけど!?」

 

「馬鹿な……僕がラッシュで競り負けるだと……」

 

「フゥン……やはり君のダイヤモンド・ガイとわたしのTHE・WORLDでは、同系統の精霊(スタ○ド)といえど圧倒的にパワーはこちらが上のようだ。少々がっかりだよ.…そしてこれがTHE・WORLDの真の能力!時よ止まr

精霊精霊(スタ○ド○タンド)うるさいわぁぁぁぁ!!」

 

「ぐあああああああっ!!?」

 

 

SE<チュドーン。

 

 

やべっ……いい加減五月蝿かったから思わず、隠しておいたハリセンでツッコんじゃったけど、力籠め過ぎてクルーザーぶちぬいて派手にぶっ飛ばしちゃった。てへ。かくなる上は……

 

 

「よっ、よくも船を壊してくれたわねっ!ちょっとあいつに修理費請求してくるわ、お金持ってそうだし!!」

 

「風穴開けたのは姉さんのツッコミが原因ですよね!?」

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

彼は、斎王琢磨は理解が追い付かなかった。

確かに警戒はしていた……正位置の塔(ザ・タワー)。あの女を占った時に出たカードだ。

意味は、悲嘆、逆境、困難、等々……つまり彼の障害になると、あらかじめ予知していた。

遊城十代を支配下に置くために、エドのデッキに仕込んでいた彼の力が……彼女に及ぶハメになるとは想定外だったが、結果オーライともとれた。どの道彼女にも光の洗礼を浴びせるつもりだったのだ。

 

 

「(だが……この状況はなんだ?)」

 

「だいたいねぇ……いくら友達だからって、いきなり不法侵入した上に殴り合いの末に器物破損ってどうゆうつもりなんですか?親しき仲にも礼儀ありでしょコノヤロー」

 

 

説教だ。説教を受けている。己が支配下に置くつもりだった人物に、港の石畳みの上に正座をさせられて説教を受けているのだっ……!

 

 

「いえ、確かに彼と久々に会い少々はしゃいでしまいましたが、そもそも風穴は貴女が私を…」

 

「言い訳無用ォ!!」

 

「はいぃっ!!」

 

 

「(馬ァ鹿ァな……我が精霊(スタ○ド)、THE・WORLDは確実に発動し、わたし以外の人間の「時」はわすか数秒の間だが、確実にとまっていたはず……まさか!エドとのじゃれ合いで、万丈目準と浜口ももえから奪った大量の精霊力(○タンドパワー)が切れたのか……!?)」

 

 

「フ。意味がわからないと言った顔だな、斎王……君の精霊(○タンド)がどんな能力を持っていようが関係ないんだよ」

 

「エド!?意識が戻ったのか!それに関係が無いとはなんだ!!」

 

「フフン。相手が誰だろうと関係ない、「ボケているのなら、神様だってツッコんでみせる」それが姉さ……じゃなくてジュンコさんだ!」

 

「アンタは、おとなしく、寝てろォ!!」

 

「バリゼンッッ!!?」

 

 

エド LP2100→0

 

 

「エド君ーッ!?姉さんがトドメ刺してどーするんですか、そしてそのハリセン威力高すぎませんか!!」

 

「ご、ゴメン……」

 

 

その威力は観るモノを驚愕させる。アカデミアの港には、コンクリートでできた船庫件ヘリポートがあるが……その外壁に今2つ、新たなクレーターが生まれたのだ。この少女のツッコミによって!

 

 

「出来てねーよ、そんなにコンクリはやわじゃねーわよ。このナレーションさっきからうざいけどなんなの煽ってんの?あたしを煽ってんの??」

 

 

「(なんとゆう破壊力だ。これがブルー四天王筆頭(物理)【電光の惨劇(ツッコミ)】の枕田ジュンコ。アホみたいな会話でごまかされるが、私やエドのように1級の決闘筋肉(デュエルマッスル)があるならまだしも、一般人が喰らえば下手をすれば死人が出るレベルだ……我が制止した時の世界にも干渉するとは……やはり、ここで潰して置かなくては)」

 

 

「どうです枕田ジュンコさん。ここはひとつ、私とデュエルしていただくとゆぅのは……」

 

「え、なしてこの話でそうなんのよ。まずは弁償でしょベンショー」

 

「し、しかし貴女の過剰防衛にも、多少の非はあると思うのです。ここは私とデュエルして頂いて、貴女が勝てば全額こちらで負担する。ではいかがかな?」

 

「えー……」

 

 

ジュンコは一時光の洗礼(笑)を受けている影響で、斎王に関する都合の悪い記憶が抹消されている。しかし、彼女の本能が「やだ、こいつ胡散臭い」と警戒音を鳴らしているのだ。が、その時!

 

 

「そこまでだ!可憐な女子に迫る不審者め!!」

 

「むっ、何奴!!」

 

「こ、この声は……」

 

 

「とおぅ!!(ジャンプする時のかけ声)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が名は、謎のヴィランD(ダークネス)!学園の平和(主に女性)を守る、闇よりの使者だ!!」

 

「謎のヴィランD(ダークネス)だと!?」

 

 

高い所からジャンプして現れたのは、漆黒の衣となにやら厨二くさい仮面をつけた謎の男……謎の……

 

 

「っっっって、なぁにが謎のヴィランDじゃぁぁぁぁぁぁぁ!どっからどう見ても馬鹿(師匠)やないかーいっっっ!!」

 

 

師匠(バカ)だった。いつものダークネスの格好した天上院吹雪様(最バカ筆頭)だった。

 

 

「ノンッ、俺は謎のヴィランD!君の知っている人物・団体とは一切関係ありませんっ!!」

 

「やかましいわ!正体隠す気ならせめて装備を変えてきなさいよ!!お気に入りか?ひょっとしてお気に入りなのかコノヤロー!!」

 

 

「謎のヴィランD…いったい何者なんだ……」

 

「私の前でダークネスと名乗るなど中々洒落ていますねぇ……」

 

 

嘘でしょ!?わかんないのこの二人っ!!?

 

 

「し、初対面だからなんですかね……」

 

 

良かった、セラちゃんパイセンは正常だ。むしろ正常な人間が少なすぎて辛い。

 

 

「とにかく俺っちが来たからにはもう安心だ、レディ。ここは私に任せて下がっていなさい」

 

「せめてキャラ安定させろや!ブレッブレじゃんなによ「俺っち」って!!」

 

 

「ほぉう?私はあくまで紳士的に、彼女をお誘いしただけだとゆぅのに……不審者呼ばわりとは随分な言い方ですねぇ!!」

 

「むしろこっちの方が不審者までありますよね....」

 

「フッ、君からはいけない匂いがプンプンする。そんな障害からレディを守るのが正義のヴィランの役目とゆうもの……」

 

 

いや、矛盾してません?正義のヴィラン(悪役)っておかしくありません?

 

 

「どぉぉぉしても邪魔をするとゆうのなら、貴方から先に片付けさせて頂きますよぉぉ!!」

 

「いいだろう!いざ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「5メガネ!」

 

「「……えっ?」」

 

 

突然斎王様は、懐から5本のメガネをとりだして、床に並べた!

 

 

「なんの、菜箸!!」

 

「「はっ?」」

 

 

ばかは、しんぴんのさいばしをくりだした!!

 

 

「馬ァ鹿ァなフェイントだと!?ならこのところてんは、もう使えない……」

 

「そしてこの午後の紅茶で俺のコンボは完成する……」

 

「しまった!闇のコンボか!!仕方ない、ここでハンカチを発動ォォォ!!」

 

「馬鹿な2枚もだと!?こいつ正気か!?」

 

「食らえクイックルワイパァァァァァァ!!」

「チィィィィィ!!」

 

 

ダークネス LP4000→0

 

斎王 LP4000→0

 

 

 

 

 

 

「フ。一回戦は引き分けだな」

 

「だが今の戦いで、俺はペプシを3本手に入れたぞ」

 

 

……なにこれェ。

 

 

「ダークネスの紅茶がミルクティーでなければ僕達は死んでいた……」

 

「そーなの!?」

「エド君はむしろわかったんですか!!?」

 

「ん?だって当たり前だろう?デュエリストなら」

 

 

わかんねーよっ!何一つとしてわかんねーよっ!!

 

 

 

「ククク、この私にここまで渡り合うハ○ケリストがいるとは…別の形で出会いたかったものですね」

 

「ああ、残念だ

「あんたらの頭がね!」

 

我らは光と闇、どこまでいっても平行線。混じり合うことは決してない……」

 

 

 

なに言ってんだこいつら。もう本気で疲れてきたんですけど……

 

「負けないで姉さん!あなたが倒れたら本気で誰がこの状況まとめるんですか!」

 

「セラちゃん任せた……」

 

「無理ですぅっ!!」

 

 

「それでは2回戦を始めます」

 

 

「ええ」

「いつでも来い」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

斎王 LP4000

 

謎D LP4000

 

 

 

「そして何事も無かったかのようにデュエルに入ったー!!?」

 

 

「先行は私ですね、ドロォォー!!」

 

 

斎王、斎王……駄目ね。どーしても思い出せない、なんか光関連のデッキを使ってたようなそうでも無いような。

 

 

「まずは魔法カァード、カップ・オブ・エース!この効果により

「ストップだ!」

 

「当然正位置ィ!2枚ドロォォー!!更に永続魔法、神の居城ヴァルハラを発動ォ!手札から、我が光の尖兵を特殊召喚する!!」

 

「ならばその効果にチェーン発動、幽鬼うさぎ!このボールを相手の表側魔法・罠にぶつけることで、それを破壊する!」

 

兎『ボール!?ボクボールって言われた!?』

 

「なぁぁらば!手札から朱光の宣告者(バーミリオン・デクエアラー)の効果を発動!このボールと手札の適当な天使族をあなたにぶつけることにより、それを無かったことにする!」

 

「あんたらさっきから説明が雑過ぎでしょ!!?」

 

 

謎Dの右手から放たれた渾身のうさぎは、斎王さんの流れ球により弾かれて何処かへ行ってしまった……

 

 

 

「だったら更にチェーン!増殖するG!忌み嫌われるこの効果により、君の特殊召喚の度に1枚ドローする!」

 

「いいでしょう……時すでに遅し!ヴァルハラの効果により、アルカナフォースのラストナンバー.アルカナフォースXXI・THEWORLDは降臨する!!」

 

 

アルカナフォースXXI(トゥエンティーワン)・THEWORLD ☆8 ATK3100

 

 

「クッ、1枚ドロー!ルーレットストップ!」

 

「勿論正位置ィ!!更に手札から永続魔法カード、ブリリアント・フュージョン!ジェムナイト・ラズリーとEm-トリック・クラウンを素材にジェムナイト・セラフィを融合召喚し、墓地へ送ったトリック・クラウンを自身の効果で蘇生!」

 

 

《ジェムナイト・セラフィ》☆5 ATK2300→0

 

《Em-トリック・クラウン》☆4 ATK1600→0 

 

 

斎王 LP4000→3000

 

 

「更に2枚ドロー!」

 

「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!すでに私の勝利は決まっているのですよ!!THEWORLDの正位置の効果!私のモンスター2体を生け贄に……相手ターンを1回スキップする!!」

 

 

「はぁ!?」

 

「なんですかそのふざけた効果は!!」

 

 

「2体のモンスターを生け贄に……時よ止まれぇ!THE・WORLD!!」

 

 

周りが暗転したーっ!?エフェクトが完全に○ョ○ョなんですが! 

 

 

「クソッ……」

 

「再び私のタァーン!魔導戦士ブレイカーを召喚!魔法カウンターが乗り攻撃力がアップ!」

 

 

魔導戦士ブレイカー ☆4 ATK1600→1900

 

 

 

んっ、ブレイカー?確かに汎用っちゃ汎用だけど。

 

 

「バァトォルです!ブレイカーで貴方にダイレクトアタック!マナ・ブレイク!!」

 

「ぐおおッ!!」

 

 

謎D LP4000→2100

 

 

「斎王の奴、いつの間にこんな恐ろしいコンボを……」

 

「ターンを回さずに勝つ、実質先行ワンターンキルじゃないですか!」

 

 

「これでフィニッシュです!THEWORLDの攻撃!」

 

「っと、待ったぁ!ブレイカーとの戦闘終了時、モンスター効果発動!」

 

「何ィ!?」

 

「来い、冥府の使者ゴーズ!そしてその妻カイエン!!」

 

 

冥府の使者ゴーズ ☆7 DEF2500

カイエントークン ☆7 DEF1900

 

 

「ゴーズは場にカードが無いとき駆けつける、正義のヴィラン!そしてその妻カイエンのステータスはぼk、じゃなくて俺が受けたダメージ量に匹敵する!」

 

「いや、無理して一人称変えなくていいから……」

 

 

ともかく良かったぁ。せっかく帰って来たのにいきなり退場!とかにならなくて……って、別にあの馬鹿自体はどうでも良いんだけどね!?

 

「(誰に言い訳してるんでしょう…)」

 

 

「おのれぇ!私の洗礼をそんな悪魔共で防ぐとはぁ!……ま、貴方の運命は今のところ見通せませんからね、こんなこともあるでしょう。ひとまずゴーズを攻撃!オーバー・ザ・カタストロフ!!」

 

「流石に放置しないか、すまないねゴーズ……」

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド。さ、貴方のターンですよ」

 

 

斎王 手札0 LP4000

 

THEWORLD(ATK3100)

魔導戦士ブレイカー(ATK1900)

神の居城ヴァルハラ(永続)

セットカード

セットカード

 

 

 

「俺のターッッン!ドロー!」

 

「ひとまずしのいだが、斎王の場には最上級モンスターが残っている。あの仮面の男はどう突破するか……」

 

「まぁ~……心配いらないんじゃない?」

 

「ですよねぇ……」

 

「ん??」

 

 

「まずは七星の宝刀、レベル7のカイエンを除外し、2枚ドロー。そしていつもの紅玉の宝札発動!手札の真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)をコストに2ドロー、デッキから黒炎竜を墓地へ!」

 

「なっ、真紅眼(レッドアイズ)だと!?とゆうことは……」

 

 

これで正体もわかるわよね……面識無くても社長とTV出たりしたことあったから.……ってやば!あっち(前世)での関連性忘れてた!!

 

 

「……かなりの玄人向けデッキだな。いちいち高価なカードだから使用者が少なすぎて全容はつかみにくいのだが。僕のカードバンクにも確かほとんど無いぞ」

 

 

わがらんのがいっ!

あの仮面には正体がばれないような呪いでもかかってんの!?……そーいや明日香すら、最初気づいてなかったわね。

 

 

「ククク……知っていますよぉ。かのダークネスメタルドラゴンが禁止になり、大幅にデッキパワーが落ちたそうじゃないですか……そんなデッキで私に勝つつもりですか?」

 

 

そーだったわね、こっちの世界じゃほとんど出回ってないのに禁止とか……ほとんど海馬社長の嫌がらせじゃね、気のせい?

 

 

「魔法カード闇の量産工場。墓地の2体の真紅眼達を手札へ…フフッ、それは使ったことの無い人間の意見だ。来い、竜魔導の守護者!!」

 

 

竜魔導の守護者 ☆4 ATK1800

 

 

「モンスター効果発動!手札1枚を捨て、融合を手札へ!ただしこのターン、融合モンスターしかEXデッキから出せなくなる。更に第2の効果発動。EXデッキの真紅眼の黒刃竜(レッドアイズ・スラッシュドラゴン)を公開し、その素材モンスターである今捨てた真紅眼の黒竜をフィールドにセット!」

 

「あいつも融合か!意外に気が合いそうだな……」

 

「そ、そうですかね?」

 

 

言えねぇ……「生前はあんたが大キライだった奴よ。」

なんてとても言えねぇ……いや、そーいった意味ではある意味なついてたかな?

 

 

 

「永続魔法、補給部隊を発動。モンスターが破壊される度に1枚ドロー出来る。魔法カード融合発動!竜魔導の守護者と、手札の黒炎竜を融合!現れろ!ヴァレルロード・F(吹雪)・ドラゴン!!」

 

『グオオオオオッ!』

 

 

ヴァレルロード・F(フュリアス)・ドラゴン ☆8 ATK3000

 

 

「いやちげーだろォォォォ!?初めて観る奴だけど絶対そんな名前じゃないことだけは確かよ!!」

 

 

てか自分で正体名乗ってんじゃん、隠してる意味ゼロじゃん!!

 

 

「何ッ、僕のためにあるようなドラゴンではないのか!?」

 

『ガウガゥ(いえ、気のせいです)』

 

 

「あいつ、モンスターと心を通わせている……出来るっ」

 

「エド君の評価やけに高いですね!?」

 

 

「融合召喚ですか、ではこうしましょう。リバースカード発動!永続罠カード、大捕り物!!」

 

「何っ」

 

「貴方のドラゴンを対象に発動、そのコントロールを奪う!!」

 

 

THEWORLDの生け贄の確保と相手の妨害、その両方を兼ね備えた罠ってコトね。流石に強かかも。

 

 

「クソッ、奪われるくらいなら仕方ない!フュリアス・ドラゴンの効果!自分と相手フィールドのカード1枚ずつを選択して、それらを破壊する!自身とTHEWORLDを破壊!!ついでに補給部隊で1枚ドローッ!」

 

 

『ガウガーッ(出落ちーっ)!?』

 

ちょっと可哀想……フリーチェーンのスクラップ・ドラゴンみたいな効果か、それがあるから補給部隊なんて採用した訳ね。

 

 

「ほほぅ……ですがこれであなたは攻め手を失いましたね」

 

「まだだっ!セット状態の黒竜をリリースし……真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)を特殊召喚っ!!」

 

 

真紅眼の闇竜 ☆9 ATK2400→3600

 

 

「闇竜の攻撃力は、墓地のドラゴン族の数×300アップする!」

 

「攻撃力、3600!」

 

「おお、懐かしい……」

 

「このモンスターは手札、またはフィールドの真紅眼モンスターをリリースして特殊召喚が出来る!!セット状態でも無関係さ!!」

 

「見通してると言っただろう!罠カード発動ォ!!」

 

「ッ、まだあるのか!」

 

「黒魔族復活の棺!!」

 

 

…………ファッ!?

 

 

「あなたの真紅眼の闇竜と、私のブレイカーを生け贄に……ハハハハハハハッ!いでよっ、最上級魔術師(ブラック・マジシャン)!!」

 

『フンッ』

 

 

ブラック・マジシャン ☆7 ATK2500

 

 

「「ええええええっ!ブラック・マジシャン(ですかぁ!!?)」」

 

 

「ククククククッ、せっかくデュエルの機会を頂いたので、存分に楽しんで頂きたい……これから始まる悪夢のショーをねェ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

続け。

 

 

 




馬鹿共のやりとりが意味☆不明だった人はボボボーボ・ボー○ボの6刊をチェックだ!




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last2 光と闇の決戦(決着)

前世の回想()が入ります注意。


祝!最終章第2羽記念!キャラクター投票結果発表~!!

 

 

1位 斎王琢摩 571票

 

「皆さん、ありがとう!」

 

 

2位 斎王琢摩 372票

 

「……フゥン」

 

 

3位 斎王琢摩 182票

 

「神に感謝」

 

 

4位 ディ○・ブラン○ー 21票

 

「クッ、斎王に負けた…」

 

 

5位 斎王琢摩 14票

 

「妥当な順位ですねェェ……」

 

 

 

 

ドン☆

 

 

 

 

 

「なによこれは!!」

 

「なんです藪からうまい棒に!!」

 

「まさかあらすじを乗っとるとは……流石は光の盟主サマーといったところか」

 

「そうそう、投稿が遅れてもうサマーも終わりね……じゃなくて!感心してんじゃないわよ馬鹿!!機能してないあらすじはともかく、たった2回で人気投票もクソもあるわけないでしょがっっっ!!つーか!全員!!一緒!!!」

 

「いや……ひとり変なの混じってませんでした?」

 

「しょーがない、ここはぼk……私がやろう」

 

 

 

前回のあらすじ

 

私は女子大学生探偵、プラナ。

ある日兄のディーバと海馬ランドに遊びに来たら、物陰で怪しい男の達の闇のデュエルを目撃した。

 

状況見聞に夢中になっていたわたしは背後から襲ってくる、もうひとりの仲間に気づかなかった。

そして意識を失い、目が覚めたら……体が縮んでしまっていた!

 

プラナが生きていると知れたら、また命を狙われる。

わたしは兄の偽名をもじり、「藍神セラ」と名乗りデュエルアカデミアに侵入することになっ……

「どこの名探偵コ○ンじゃー!!」

 

「グハァッ!?あらすじの途中にハリセンはきついだろジュンコ君ッッ!!」

 

「人の過去を勝手に捏造しないでくれますぅ!?」

 

「ほら、見た目は子供、頭脳は大人って感じだから君…」

 

「なるほど!そんな経緯があったのか……」

 

「エドくぅん!?あんたも納得すんな!!何?斎王さん絡むと馬鹿になるの?IQの大暴落なの!?」

 

「では次はわたしがあらすじを……」

 

「もういいから!さっさとデュエルを続けろー!!こんなんだから誰も読んでくんないのよ毎回毎回ィィィ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗闇しか見えない空間で、そいつはこう語り出した。

 

 

「そんなわけで、君らを遊戯王の世界に送り込むから」

 

「…………ハァ?なんだコイツ」

 

 

俺は天乃冬弥(アマノトーヤ)、どこにでもいる普通の青年だ。だった。

まぁ普通の定義はこの際なんでもいい、流してくれ。

幼馴染みの松田隼子(マツダシュンコ)が交通事故で亡くなり、その親友で俺の元カノである樋口桃華(モモエモン)と、二人で悲しみに暮れていた日々だったが

「いつまでも悲しんでばかりいられない」と、桃華を誘って盗んだバイクで走りだし(別に盗んでないし自前)。

3人でよく通った、海岸沿いのコースをかっとばしていた!最中に地震発生からの津波に飲み込まれる、なんて冗談みたいなシチュエーションにあったまでは覚えている。

 

 

「ハン。あまりにアホみたいな光景だったんで夢かと思ってたんだが……これも夢の続きか」 

 

「そうですねぇ、辺りも黒1色ですし……」

 

「いや、君達死んじゃったけど。」

 

「「…………」」

 

 

この現実的では無い空間で話かけてきたこのねーちゃん。何処と無く浮き世離れした雰囲気を感じる。年は20前後だろうか?長身で中々ロックなスタイルだが、黒髪だし日本人……ではないか?眼が紅いぞコイツ。

 

 

「お前、まさか……」

 

「おっ、気づいた気づいた?そう!なにを隠そうあたしは……」

 

「カラコンですね!可愛いと思います!!」

 

 

うん。お洒落は嫌いじゃないが、カラコンはやろうと思ったことないな。

 

 

「ちっげーわ!あたしが真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)だコノヤロー!!」

 

「…………ももえもーん」

 

「なんだいトーヤくぅん(ダミ声)」

 

「見た目は好みなのに、発言が可笑しな女性が目の前いるんですぅ」

 

「(イラッ)こんな時は~これ!テッテッテテーテーテーン、携帯電話~」

 

「流石ももか、これで119番を呼べばいいんだね~……あっ、圏外じゃねーかココ」

 

「救急車を、呼ぶなぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

間。

 

 

 

 

 

「えーと?つまりあんたは俺がお守りに持ち歩いてた、レッドアイズの付喪神的な奴で?」

 

 

説明しよう、付喪神とは日本に伝わる大切にされた物に宿ったりするらしい妖怪的な奴だぞ。詳しいことは知らん。

 

 

「まさかまさかのくたばり方したわたし達を、不憫だと思ったので気合いでサルベージして?」

 

「まぁあんたはついでだけど」

 

「……(イラッ)」

 

「そのまま死者蘇生は人理的に問題あるから、亜空間物質転送装置しよって訳か……うん。夢だな!」

 

「夢ですね!」

 

 

っかしいな。厨二は10年近く前に卒業したつもりだったんだがこんな夢を視るとは、まぁデュエリストは全員厨二って言われたら元も子もないが。

 

 

「まー冷静に考えりゃいきなり信じろって言われても無茶な話さね。でも夢なら夢でせっかくだし、デュエルの世界を楽しまないかい?」

 

 

「「えー……」」

 

 

まぁ……夢の中くらいなら、ありか?レッドアイズがイラストだけの不憫オブ不憫カードって馬鹿にされない世界ってのは気分が良さそうだ。いや待てよ……

 

 

「なぁ、それなら俺以外も何人か連れていって構わないか?」

 

「あんですと。いや死ぬほど頑張れば出来ないこともないけど……」

 

「じゃあ死ぬ程頑張ってくれ。隼子と、中坊で死んじゃった隼子の弟、朱雀君も頼むわ。夢ならへーきだろ」

 

「まぁ!それは名案ですね!!また4人で遊べます!!……でも目覚めた時、余計に悲しくなりませんか」

 

「それは……そうだな。悪いな今の無し」

 

 

あいつは俺が引っ掻き回したせいで散々苦労かけたし、もしも本当に来世ってのがあるなら幸せになって欲しいんだがな……

 

 

「大丈夫大丈夫。夢って思ってんならもう覚めることないからさ!」

 

「ひえっ」

 

「さらりと怖いこと言いましたね…」

 

 

 

そんなこんなあって、俺達は遊戯王の世界中に生まれ変わっ……たっつーか憑依したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《こっからデュエルの続き!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せっかくデュエルの機会を頂いたので、存分に楽しんで頂きたい……これから始まる悪夢のショーをねェ!!」

 

 

僕は彼女達を守る。

たとえどんな形になっても……えっ、正体バレバレだって?

問題ない。このダークネス☆マスクは海馬コーポレーションのマル秘技術で改良した優れモノでね!よほどのことがない限り僕が天上院……おっと危ない危ないとりあえずわからないようになっているんだ。皆には内緒だぞ!

 

 

「まさか、あのブラック・マジシャンを使ってくるなんて……」

 

「ああそうか、斎王は人前でほとんどデュエルをしないからな。彼は僕と出会った頃からマジシャン使いだぞ?」

 

「「えっ?」」

 

「むしろアルカナフォースなんてモンスターの方が初耳だったんだが……」

 

 

うーん。やっぱりパン○ラじゃないかな!あのブラマジも色黒だし間違いがないね。

 

 

「もうこちらに展開の手段はない……カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

 

謎D LP2100 手札3

補給部隊(永続)

セットカード1

 

 

 

「私のタァーン!カップオブエース発動ォ!!」

 

「ストップ!」

 

「もはや解説もなにもない」

 

「当然正位置ィ!2枚ドロォー!!更に強欲な壺、追加で2枚ドロォー!!そしてぇ、マジシャンズ・ロッドを召喚!!」

 

《マジシャンズ・ロッド》☆3 ATK1600

 

 

「あれは、ブラック・マジシャンの杖?」

 

「杖が攻撃力1600とゆうことは……本体は攻撃力900しかないのか?」

 

「そこ真面目に考察する所じゃねーから!!」 

 

 

彼女はこんな些細なネタにも全力で反応してくれる。本当にからかいがいが……ゲフンゲフン。

 

 

「モンスター効果発動。ブラック・マジシャンの名が記された黒の魔法陣を手札に加えます。黒の魔法陣を発動。デッキの上から3枚をめくりその中ブラック・マジシャンが記された……ここは、黒・魔・導(ブラック・マジック)を手札に加えますかねぇ」

 

「黒・魔・導だと!?確かあのカードは……」

 

「黒・魔・導を発動!!場にブラック・マジシャンがいる時、貴方の全魔法・罠カードを破壊できるのですよォ!!」

 

「実質サーチ出来るハーピィの羽箒!?やることが汚いわよ!!」

 

「ハーピィ使ってる人が言います!?」

 

 

焦ることは無い。あのカードはブラマジサポートの中でも有名だ。苦しいには違い無いが、予想通りの展開である。

 

 

「残念だが、これはフリーチェーンだ。罠カード戦線復帰!!墓地のヴァレルロード・吹雪・ドラゴンを復活させる!!」

 

《ヴァレルロード・F(フュリアス)・ドラゴン》DEF2500

 

 

「フゥン、だが補給部隊は破壊される……更に追撃の魔法カード、千本(サウザント)ナイフ!!そのモンスターを破壊!!」

 

「ならばフュリアスの効果!自分自身とブラック・マジシャンを対象にとり、破壊する!!」

 

『ギャオォォォ!』

 

 

精霊翻訳するとまた出オチか!と言われている。正直ゴメンとしかコメントが出来ない。

 

 

「あ、フュリアスってちゃんと言いましたね」

 

 

「おのれェェ……ならばロッドでダイレクトアタック!!」

 

「ポルターガイストッ!?……なんとか凌げたか」

 

 

謎D LP2100→500

 

 

「メインフェイズ2でカードをセットォ!ターンエンド……」

 

 

斎王 LP3000 手札1

《マジシャンズ・ロッド》ATK1600

《黒の魔導陣》(永続)

セットカード×1

 

 

 

……強い。こんなに一方的に追い詰められたのは海馬社長以来だ。やはり○ジケリストには神ドローが宿る……なんて口にしたら、ジュンコ君のハリセンが飛んで来そうだから言わない。

 

 

「俺のターン!魔法カードレッドアイズ・インサイトを発動。真紅眼の飛竜(ワイバーン)を墓地へ送り、真紅眼融合(フュージョン)を手札に加える。そして真紅眼融合を発動!デッキから真紅眼の黒竜と、ADチェンジャーを素材とし…真紅眼の黒刃竜(スラッシュドラゴン)を融合召喚する!!」

 

 

《真紅眼の黒刃竜》ATK2800

 

 

「あ、何気に初登場よね。主に作者の筆が遅いせいだけど」

 

「なんの話です!?」

 

「ほう、デッキ融合のカードか。僕のフュージョン・デステニーやセラ君のシャドール・フュージョンのようだな」

 

「バトr……」

 

「ハッ!愚かな。永続罠発動ォ!永遠の魂!!」

 

「「似合わなっ!!?」」

 

「失礼な。私とブラック・マジシャン(肌黒)の絆が見てとれるようでしょう。このカードは1ターンに1度、手札か墓地からブラック・マジシャンを特殊召喚出来る!!ついでに手札のマジシャンオブ・ブラックイリュージョンの効果も発動!相手ターンに魔法・罠を発動した場合に特殊召喚できるッッ」

 

 

《ブラック・マジシャン》☆7 ATK2500

 

《マジシャン・オブ・ブラックイリュージョン》☆7 DEF2500

 

 

「相手ターンに上級モンスターが2体!?」

 

「さ↑ぁら↓ぁに黒の魔法陣の効果発動!ブラック・マジシャンが特殊召喚された時、場のカード1枚を除外出来るのです!!対象は勿論、真紅眼の黒刃竜!!」

 

「クッ、せめて攻撃宣言が終わっていたら……」 

 

 

今現在、真紅眼は僕を謎空間から救い出すために力を使い果たしてお休み中なので「あたしも出オチかよ!」などとは言っては紅。間違えた、くれない。

謎空間とかわけがわからないって?1年目の最終羽辺りから読みなおしてくれ!!(宣伝)

 

 

「クククククッ。真紅眼融合は発動したターン、召喚・特殊召喚が出来ない重いデメリットがある。このターンは大人しくするしかありませんねェ」

 

「……モンスターをセット。そして墓地からADチェンジャーの効果発動。コイツを除外し、このモンスターを攻撃表示にさせて貰おう」

 

「構いませんよ。下級モンスターでは私のブラック・マジシャンたちには到底及びませんからねぇ」

 

「ではこいつを攻撃表示だ、メタモルポット!!」

 

「何ィ!?メタモルポットだとぉ!!」

 

 

《メタモルポット》☆2 ATK700

 

 

「メタモルポットのリバース効果!互いに手札を全て捨て、5枚になるようドローする!!」

 

「予想外でしたが手札は有り難くもらっておきますよ、5枚ドロー!」

 

 

まぁこれは必要経費だ、次のターン全力で耐えるしかない。

 

 

「今捨てたアブソルータードラゴンの効果発動、デッキからヴァレット・シンクロンを手札に加える」

 

「ここでメタモルポットとはな。ライフがギリギリとはいえ、召喚・特殊召喚が出来ないこのターンに無理に発動する必要があったか……」

 

「攻撃力700が棒立ちになりますしね、ですが今捨てた2枚の手札に起死回生の手が無いなら仕方ない事かと」

 

 

エド・フェニックスー君とセラ君が思っていたこと全部口にしてくる。恥ずかしいからあまり言わないでくれ……よし、良い手札だ。次を耐えれれば可能性はある!

 

 

「カードを2枚セットし、ターン終了だ。」

 

 

謎D LP500 手札4

《メタモルポット》ATK700

セットカード×2

 

 

 

 

 

「私のターン、ドロー!手札を補充して下さってありがとうございます。お望み通り終わらせてあげましょう!」

 

「はいはいフラグフラグ」

 

 

これはあれかな、僕が負けないって信用してるからこその発言かな。

ひねくれてばっかじゃ十代君に愛想尽かされるぞー。

 

 

「このスタンバイフェイズ!墓地のアークブレイブドラゴンの効果を発動!」

 

「何ィ!?」

 

「このモンスターが墓地へ送られた次のスタンバイフェイズ、墓地からレベル7か8のモンスターを復活させる!蘇れフュリアス!!」

 

『う、ウガー』

 

《ヴァレルロード・F・ドラゴン》☆8 ATK3000

 

 

このデュエルでは三度目の召喚である、流石に疲労の色が見えるな……すまないが、もうしばらく辛抱してくれ。

 

 

「尽かさず効果発動だ!メタモルポットと永遠の魂を対象に、破壊する!!」

 

「見通してると言っただろう!速攻魔法発動、黒魔導強化(マジック・エクスバンド)!!私の場にはブラック・マジシャンとブラック・マジシャン扱いのブラック・イリュージョンがいる。よってこのターン、ブラック・マジシャンの攻撃力を1000アップし、私の魔法・罠カードの発動に対するチェーンを封じ、私の魔法・罠カードは破壊されない!!」

 

 

《ブラック・マジシャン》 ATK2500→3500

 

 

「至れり尽くせりか!てかテキスト長いカードの説明をセリフに入れると色々グダるのよコノヤロー!!」

 

「……姉さんはどこにツッコんでいるんだ」

 

 

要約すると永遠の魂も破壊されないわけだ。ブラマジサポートは種類が豊富過ぎて覚えきれないな。

 

 

「そして永遠の魂の第2の効果、デッキから2枚目の黒・魔・導を手札に加えさせて貰いましょうかねェ」

 

 

発動に対するチェーンも封じるならここしかない、勝負を仕掛ける!

 

 

「リバースオープン、威嚇する咆哮!叫べフュリアス!!」

 

 

『ギャオオオオッ!?』

 

 

「これでこのターン、君は攻撃宣言を行えない!!」

 

 

本当に叫んでくれるあたりソリッドビジョンすげーとゆーか精霊ゴメンって言うべきか

 

 

「無駄無駄無駄無駄ぁ!手札から紫光の宣告者(バイオレット・デクエアラー)の効果発動ォ!!手札の天使族、心眼の女神とこのカードを墓地へ送り、罠の発動を無効にする!!」

 

「ならば最後のリバース発動!速攻魔法、墓穴の指名者!!墓地の紫光の宣告者を除外し、そのカードと同名の効果を次のターンのエンドフェイズまで無効とする!!」

 

「クッ、まだ抗うか……ならばアルカナフォースVII-THECHARIOTを召喚!」

 

《アルカナフォースVII-THECHARIOT》☆4 ATK1700

 

 

あ、申し訳程度のアルカナ要素だ。

 

 

「そして、チャリオットとマジシャンズ・ロッド、ブラック・マジシャン、この3体のモンスターをリンクマーカーにセットォ!!」

 

 

は?

 

 

「召喚条件は、名称の異なるモンスター3体!!リンク召喚!!来なさい!混沌の戦士カオス・ソルジャー!!」

 

 

《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》LINK3 上/右下/左下 ATK3000

 

 

「ハハハハハ!このモンスターの召喚にレベル7以上のモンスターを使用している場合、カード効果の対象にならず破壊もされない!」

 

「大分予想外なの出てきましたね!?」

 

「つーか地属性じゃん!もう光関係ないじゃん!!」

 

「わかってませんねぇ……光がより輝くためには!より暗き闇が必要なのです!!そしてそれが合わさった混沌は最強に見える!!」

 

「なるほど、流石斎王!!」

 

「あんたはもう帰って寝なさい、馬鹿が移るわよ!!」

 

「おか……姉さん!」

 

「まだ朝ですよ!?」

 

 

で、リンク召喚って?結局誰も教えてくれないのかい?

 

 

 

「気を取り直して行きますよ。手札より魔法カード、円融魔術(マジカライズ・フュージョン)!!フィールドではブラック・マジシャン扱いのマジック・イリュージョンと、墓地の心眼の女神を融合し、超魔導剣士-ブラック・パラディンを融合召喚!!!」

 

「ブラック・パラディン!?しまった、墓地とフィールドには合計9体のドラゴンが…」

 

「よってこのカードの攻撃力は、4500ポイントアップします!!」

 

《超魔導剣士-ブラック・パラディン》☆8 ATK2900→7400

 

 

「攻撃力7400!?威嚇する咆哮が無かったら即死でしたね」

 

「カードを1枚セットし、ターンを終了します」

 

 

斎王 手札2 LP3000

《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》ATK3000

《超魔導剣士-ブラック・パラディン》ATK7400

《黒の魔導陣》(永続)

《永遠の魂》(永続)

 

 

 

えーと……要するに新ルール下でも、エクストラから複数モンスターを召喚できるようになる。的な解釈でいいのかな?流れぶった切るのも面倒だからあとで誰かに聞こう。

 

 

 

「確かブラック・パラディンには、手札を捨てて魔法の発動を無効にする効果があったな」

 

「つまり二回は魔法を止めれる。永遠の魂でブラマジを蘇生すれば、魔導陣の効果でカード1枚を除外もできますね」

 

「結構……詰んでない?」

 

「フヒヒヒヒッ。なんならサレンダーして、そちらのお嬢様と代わって頂いてもよろしいですよ?」

 

 

「レディ達の前でそんなみっともない真似は出来ないさ。僕のターン、ドロー!!チューナーモンスター、ヴァレット・シンクロンを召喚!!」

 

 

《ヴァレット・シンクロン》☆1 ATK100

 

 

「ヴァレット・シンクロンの効果発動!墓地のレベル7以上の闇・ドラゴンであるアブソルータードラゴンを、効果を無効にして特殊召喚!」

 

 

《アブソルータードラゴン》☆7 DEF2800

 

 

「ジャンク・シンクロンの闇ドラVerなんだ。しばらく見ないうちに随分いいカード見つけたじゃない」

 

「レベル7のアブソルーターに、レベル1のヴァレット・シンクロンをチューニング!天地を焼き付くす、絶対王者の魂よ力を貸してくれ!(エン)魔竜レッド・デーモン!!」

 

 

『ギャオオオオッ』

 

《閻魔竜レッド・デーモン》ATK3000

 

 

 

「アブソルーターが墓地へ送られたので再び効果発動だ。ヴァレット・トレーサーを手札に加えておくよ」

 

「シンクロ召喚。いけませんねぇ……彼等の怒りを買ってしまう。永遠の魂の効果発動!墓地からブラック・マジシャンを復活させます!!そして黒の魔導陣とのコンボ攻撃で、レッド・デーモンを除外!!」

 

 

『ハアッ』

 

《ブラック・マジシャン》ATK2500

 

 

「ならばそれにチェーンしてフュリアスの効果を発動!レッド・デーモンと、永遠の魂を破壊する!」

 

『グガアッ!?』

 

 

特別翻訳「俺まで出オチッ!?」だそうだ。

だからゴメン、まじゴメンって。

 

 

「当然対策していますとも。永続罠発動!宮廷のしきたり!!」

 

「うわ渋っ。」

 

「このカードがある限り、他の永続罠は破壊されません!残念でしたねェ……あなたの切り札は無駄死にです!!」

 

「どうだかね。これで君は、こちらのフィールドに干渉する手段を失った!手札からダイナレスラー・パンクラトプスを特殊召喚!!」

 

 

《ダイナレスラー・パンクラトプス》☆7 ATK2600

 

 

「彼は相手より自分のモンスターが少ない場合、手札から特殊召喚できるレスラーだ。更に手札の真紅眼の遡刻竜(トレーサードラゴン)を生け贄に、真紅眼の亜黒竜(オルタナティブブラックドラゴン)を特殊召喚!!」

 

 

《真紅眼の亜黒竜》☆7 ATK2400

 

 

「レッドアイズのオルタですってぇ!!?」

 

「なんで姉さんが一番驚いてるんですか!?」

 

「いや、ゴメンつい……」

 

「チィ、魔法カードを封じられてまだ展開をしてくるとは」

 

「亜黒竜は手札・フィールドのレッドアイズモンスターを生け贄に特殊召喚できるのさ……チラ見せで呼べる亜白龍はズル過ぎないかな!おのれ社長!!」

 

「気持ちは解るけど落ち着けェ!聞かれたらまた面倒がおこるわよ!!」

 

 

おっと思わず本音が、社長に聞かれたらまたハイパーアルティメット☆バーストの的にされかねないからね。気をつけて行こう。

 

 

「そんなわけで亜黒竜の効果発動!……と言いたいけど、 今回はそれどころじゃないね。パンクラトプスと亜黒竜でオーバーレイ!神も悪魔もぶち壊せ!撃滅龍ダーク・アームド!!」

 

 

『グルオォォォォ!!』

 

《撃滅龍ダーク・アームド》★7 ATK2800

 

 

「なにそれ、万丈目君に謝れ!」

 

「君も使ってただろ本体を!じゃなくて撃滅龍の特殊能力!ユニットを1つ使う事に墓地のカード1枚を除外し、フィールドのカードを破壊する!!2つのユニットと、墓地のインサイトと闇の量産工場を除外し、宮廷のしきたりと永遠の魂を破壊する!!」

 

「ターン1制限が無いだと!?永遠の魂が破壊されたことで……」

 

「デメリット効果が適用される。砕け散れ、紛い物共!!」

 

『ぐあああああっ!?』

 

 

パラディン師匠(黒)、叫び声がリアルすぎるんだが。

 

 

「おのれ……おのれおのれおのれおのれおのれェェ!!」

 

「そのカオス・ソルジャーは効果では破壊されないのだったね……バトルだ!フュリアスでそのリンクモンスターとかゆうのを攻撃!行けェ!妖刀鬼山間(オニヤンマ)!!」

 

「待てーぃ!今どっから出した!?」

 

 

こんなこともあろうかと、フュリアスの砲芯に一本仕込んでおいたのさっ!

 

 

「迎え撃てィ!冷凍秋秋刀魚(アキサンマ)!!」

 

「なんで!?」

 

「「相殺!!」」

 

「両方とも、折れたーっ!!?」

 

「まさか鬼山間程度に秋秋刀魚が相討ちになるなんて……」

 

「そうなんです?」

 

「いや普通は逆じゃろーがいっ!もうどっからツッコめばいいのかわかんないわよ!!」

 

 

「そしてダーク・アームドでダイレクトアタックだ!!」

 

「グッハァァァァァッ!!」

 

 

斎王 LP3000→200

 

 

「何事も無かったかのように進んめんじゃないわよ、カオソルはところ○んのすけ!?」

 

 

「まぁだだぁ!私の手札には時の魔術師がある……我が運命力をもって貴様のモンスターを破壊し、引導を渡してやろう!!」

 

 

あ、はい。

 

 

「手札から速攻魔法、銀龍の轟砲!蘇れ真紅眼の黒竜!!」

 

 

『ギャオオオオッ!!』

 

《真紅眼の黒竜》☆7 ATK2400

 

 

「えっ?」

 

「終わりだ!黒炎弾(ダーク・メガフレア)!!」

 

 

「馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

斎王 LP200→0

 

 

WIN どうみても吹雪

 

 

 

 

 

 

《クルック~☆》

 

 

 

 

 

 

「チーン……」

 

「フッ、レディーに害為す悪党め。しばらくそこで頭を冷やすんだな」

 

 

何言ってんだコイツ。

 

あたしの脳裏に浮かんだのはただそれだけであった。

 

 

 

「ハジケ状態の斎王を倒すとは、あの仮面の男。いったい何者なんだ……」

 

「馬鹿です」

 

「えっ?」

 

「グゥ……仕方ありません。今日の所は引き上げましょう。だが、いずれ貴女達から光の加護をうけたいと懇願することになるでしょう。その時を楽しみに待っていますよ。フハハハハハハハ!!」

 

 

この男、立ち上がるなり凄く典型的な捨て台詞を吐きながら去っていったー!?

てかクルーザーの修理代払えや!!

 

 

「逃げたか……仕方ない。修理代は来期の斎王のマネジ代から引いておくとしよう」

 

「……うん、それ最初に言おうか。てかあいつ仕事してないでしょ絶対。マネジメントとかするタイプじゃないでしょ」

 

 

あ、目を剃らされた。こりゃ当たりですわ。

 

 

「てか金払え!って脅迫したのは姉さんですよね……あ、目を剃らさないでください」

 

 

「ハッハッハッ、まるで姉弟みたいな反応だね。怪我は無かったかいレディ達」

 

(元)姉弟だよ!知ってて言ってんだろコノヤロー……いや、エド側の事情は知らない……可能性が……無いこともない……?

 

 

「あんたの頭の病気よりははるかに軽傷です。つーか仮面とれや」

 

「これは手厳しい。だが訳あって正体を言えない身でね……また何か困ったことがあれば、この謎のヴィラン・ダークネスを呼ぶといい。さらばだ!フハハハハハハハ!!」

 

 

最後までキャラぶれぶれなまま帰ったー…本当に何しにきたんだろ、あの馬鹿。

 

まっ、無事だったみたいでなによりだけどね。

 

 

「謎のヴィラン・ダークネス……格好いいじゃないか。ダークヒーロー」

 

「エド君、それ本気で言ってます?」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。全校集会で新任の教師の紹介が行われた……と、言っても海外の姉妹校に出張していただけらしいが。らしいが……

 

 

「えーと……アメリカデュエルアカデミアから戻った……響みどり……です……」

 

「そしてそこで引き抜かれた、謎の教育実習生☆ダークネスだ!よろしく頼むよ諸君!!アッハッハッハッハ!!」

 

 

 

はい。せーのっ

 

 

 

「「待たんかいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

続け。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




秋刀魚の下りが意味☆不明な人は(以下略

ところでパイセンがリンクス参戦ってまじですか?



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last3 鳥使いさんのソリティア教室

なんか筆が乗ったので投稿。


「何故だ!何故よりによってお前が、お前が俺の邪魔をするんだ……ジュンコ!!」

 

「ゴメンね、十代。あたしにはどうしても譲れない理由があるのよ……」

 

「クッ、だったら仕方ない。俺の邪魔をする奴は、誰であろうと容赦はしない!行くぞ、ユベル!!」

 

『ようやくその気になったんだね。待ち詫びたよ……』

 

 

強い決意で、彼は(デュエルディスク)を構える。あたしもそれに答えなければならない。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

十代 LP4000

 

ジュンコ LP4000

 

 

 

「先行は貰う……俺のターン、ドロー!まずはスケール4の覇王眷竜ダーク・ヴルムをペンデュラムゾーンへセット」

 

 

〔さぁ~始まりました。修学旅行の行き先決定戦!童実野町へ行きたい代表、十代選手と!それを断固拒否したい代表!ジュンコ選手の世紀の一戦!!〕

 

 

そうなんです。冒頭なんかシリアス染みたことを言っていたけれど、修学旅行でただ童実野町に行きたくないだけなんです……絶対海馬社長に捕まって良からぬことに利用されるんです……

 

 

「ダークヴルムのペンデュラム効果により、スケール13の覇王門無限(インフィニティ)をもう片方のスケールにデッキからセッティング!!」

 

 

「「行けーっ!アーニキー!!」」

 

 

〔会場はここ、デュエルアカデミア第一デュエルホール。実況はわたくし、謎の教育実習生☆ダークネス。解説にアメリカ帰りのクールビス、響みどり先生をお招きしております〕

 

 

「ペンデュラム召喚!現れよレベル10……ユベル!!」

 

 

『フフフ、ひどいよ十代。ボクをこんな観衆の眼に晒すなんて……』

 

《ユベル》☆10 ATK0

 

 

〔おーっと、ここで十代選手開幕ペンデュラム召喚!レベルは10だが攻撃力は0!いったいどんな戦術を秘めているのか!どう思いますか解説のみどり先生!!〕

 

〔ねぇ…これ私もやらないと駄目?〕

 

〔ほら。我々は今の生徒にとって新顔だから、早く馴染もうと思いましてね〕

 

〔あのねぇ……〕

 

 

「ってさっきからうるさいわー!!響せんせーも呆れてんでしょーが少し黙ってなさいよ!!」

 

「シャドーミストを守備で召喚。カードをセットしてエンドフェイズ、ユベルの維持には生け贄が必要だ。シャドーミストを生け贄にする。そしてシャドーミストの効果!デッキからエアーマンを手札に加えさせて貰う。ターンエンド」

 

 

十代 LP4000 手札4

 

《ユベル》ATK0

《覇王眷竜ダークヴルム》(Ps4 )

《覇王門無限》(Ps13)

 

セットカード

 

 

 

〔十代選手、動いたように見えてあまり手札が減っていませんね〕

〔そ、そうですね。無駄の少ない綺麗な流れでした〕

 

 

「あたしのターン、ドロー!魔法カード闇の誘惑っ、カードを2枚ドローして……よし来たァ!闇属性の大旆のヴァーユを除外!手札から毒風のシムーンの効果発動よ!手札の「BF(ブラックフェザー)」、白夜のグラディウスを除外してデッキから黒い旋風を発動してこのコを召喚!!」

 

 

《BF-毒風のシムーン》☆6 ATK1600

 

 

「このターン、デメリットでエクストラデッキから闇属性しか出せなくなるわ」

 

 

〔で、出たーっ!ついに黒い旋風のサーチ手段を身につけたジュンコ選手の十八番、「BF」シリーズだ!では皆さんご一緒に〕

 

 

「「「「「インチキ効果も大概にしろー!!」」」」」

 

 

会場全体からハモられた!?BF達がなにしたってんのよ!!!

 

 

「ワンキルだな」

 

「ワンキルですね」

 

 

「心読むなそこっ!とりあえず旋風効果で攻撃力1300、南風のアウステルを手札に加えてさっきのシムーンの効果とは別にそのまま通常召喚!」

 

 

《BF-南風のアウステル》☆4 ATK1300

 

 

「アウステルの効果!にチェーンして旋風効果!砂塵のハルマッタンを手札に加え、除外されてた大旆のヴァーユを効果無効で帰還させるわ!!」

 

 

《BF-大旆のヴァーユ》☆1 DEF800

 

 

〔ここまで消費1枚、確かにインチキと謳われるだけあるわね〕

 

 

「はい先生ーッ!生徒のデッキに対してあんまりだと思います!」

 

 

「なんか、今日の姉さんいきいきしてますね」

 

「久しぶりのデュエルだからな……主人公なのに」

 

 

「テンション上がってるとこ悪いが、罠発動!激流葬!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……えっ?」

 

「フィールドの全モンスターを破壊する!!」

 

 

「ああああああっ!?せっかく展開したのにっ!!」

 

 

「リバースカード警戒しない方が悪いぞ姉さん……」

 

 

鳥なんだから飛行能力で33%回避!とか……ないわよねぇ …。

 

 

「悪いが今の俺は、生温い手は使わない。ユベルが効果で破壊された時ユベル-DasAbschelichRitterをデッキから特殊召喚する!!」

 

 

『ハハハハハハッ!ボクごと水に流そうとするなんて……十代、キミは本当に困った奴だ』

 

 

《ユベル-DasAbschelichRitter(ダス・アプシェヒ・リッター)》☆11 ATK0

 

 

狂喜乱舞。その時誰かが悲鳴をあげた。マジもんの悪魔が顕現したんじゃ立体演出でもビビる人はビビるわな。

ところで、あのヤンデレ精霊五月蝿いし、あたしを見る圧が強い。めっちゃ強い。

 

 

〔デカイ!最上級モンスターが更に進化しましたデカイ!全滅させられた枕田選手に打つ手はあるのかー!?〕

 

 

あるっつーの。知ってていちいち言うな面倒くさ…

 

 

「墓地のヴァーユの効果よ!毒風のシムーンを除外し、(疑似)シンクロ召喚!」

 

「…まぁ、そうなるよな。」 

 

 

「漆黒の翼翻し、雷鳴と供に走れっ!電光の斬撃!!ABF(アサルトブラックフェザー)-驟雨のライキリ!!」

 

 

『うおおおおっ!拙者!推☆参!!』

 

《ABF-驟雨のライキリ》☆7 ATK2600

 

 

「おー、ずいぶん久しぶりに視た気がするぜ……」

 

〔出たー!ジュンコ選手のエース(?)モンスター、驟雨のライキリだーっ!!〕

 

〔でも確か、ヴァーユで出したシンクロモンスターは効果が無効だったわよね〕

 

〔流石は先生、よく勉強してらっしゃる。つまり今は残念侍のライキリですね〕

 

 

『誰が残念侍ですか失敬な!』

 

 

うん、あながち間違ってない。

 

 

「そんでもって場に「BF」いるから砂塵のハルマッタンを特殊召喚!効果は使わないわ」

 

 

《BF-砂塵のハルマッタン》☆2 ATK800

 

 

「そんでもってこの2体を……リンクマーカーにセット!」

 

 

「へ?」

 

『へ?』

 

 

「召喚条件は、闇属性鳥獣族2体!さぁ御披露目よ!RR(レイド・ラプターズ)-ワイズストリクス!!」

 

 

《RR-ワイズストリクス》LINK2 ATK1000 右下/左下

 

 

『拙者出オチー!?(墓地から)』

 

 

〔な、なんとジュンコ選手リンク召喚!いつの間にホワイト寮入りしたのかーっ!!〕

 

「入ってないわ!どうみても闇属性でしょこのコ!!」

 

 

 

「おいハニー…お前だな犯人……」

 

「その……だってわたくしも童実野町には行きたくないんですもの……あと闇属性は誰も使ってないから、良いと思いまして……」

 

 

「そんなわけで効果発動!デッキから、レベル4闇で鳥獣族のゼピュロスを守備で特殊召喚!続けて手札からブラストを特殊召喚!」

 

 

《BF-精鋭のゼピュロス》☆4 DEF1200

 

《BF-黒槍のブラスト》☆4 ATK1700

 

 

「この2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランック4

!RR-フォース・ストリクス!!」

 

 

《RR-フォース・ストリクス》★4 DEF2100

 

 

「フォース・ストリクスの効果発動。デッキからレベル4闇で鳥獣の残夜のクリスを加えまして、この瞬間ワイズの効果!「RR」エクシーズが効果を使った時、デッキからランクアップマジックをセットできる、RUM-ラプターズ・フォースをセット!」

 

 

「おいおい……BFデッキじゃなかったのかよそれ……」

 

「ちゃんと「BF」よ?メインはね。墓地のゼピュロスの効果で、場の黒い旋風を戻して特殊召喚!場に「BF」いるからクリス特殊召喚!」

 

 

《BF-残夜のクリス》☆4 ATK1900

 

 

「そんでもってゼピュロスとワイズ・ストリクスをリンクモンスターにセット!」

 

「ゲ、まだもってんのかよ!?」

 

 

「召喚条件は闇属性2体以上、リンク召喚!幻影騎士団(ファントム・ナイツ)-ラスティバルデッシュ!!」

 

 

《幻影騎士団-ラスティバルデッシュ》L3 ATK2100 右/右下/左下

 

 

「おいハニー……あとで話があるんだが」

 

「あーあー、聞こえませんわー」

 

 

「ラスティバルデッシュ効果発動っと。デッキから「幻影騎士団」モンスターを落として「ファントム」魔法・罠をセット出来る。サイレントブーツを落として永続罠・幻影霧剣 (ファントム・フォッグ・ブレード)をセットするわ。そしてサイレントブーツの効果、墓地から除外してRUM-幻影騎士団ラウンチを手札に加える!」

 

 

〔会場の皆の代弁をしよう!「独りでやってるよ~」〕

 

〔それにもう「BF」関係無くなって来てないかしら……〕

 

 

「もーちょっと待ってね!手札に加えた幻影騎士団-ラウンチを捨てて、フォース・ストリクスをランクアップエクシーズチェンジ!RR-レヴォリューション・ファルコン-エアレイド!」

 

 

『キャルルルル』

 

《RR-レヴォリューションファルコン-エアレイド》★6 ATK2000

 

 

「エアレイドの効果!エクシーズ召喚に成功した時、相手モンスターをぶっ壊してその攻撃力分のダメージを与える!ついでにラスティバルデッシュの効果もおまけよ、リンク先にエクシーズが特殊召喚された場合フィールドのカード1枚を破壊!レヴォリューションファルコンと、ユベルが怖いから破壊!」

 

 

『おのれ小娘ェェェ!ボクは認めないからなぁぁぁぁ!!』

 

 

何をだ。いや、敢えて聞くまい……。

 

 

「クッ、ユベルには最後の進化が残っているが……タイミングを逃すから特殊召喚出来ない」

 

〔あの悪魔族を突破ー!これで十代君のフィールドはガラ明きだぞー!!〕

 

〔結局なんだったのかしら、あのモンスターの効果…〕

 

 

「これで遠慮無くせめれるわね!リバースカードオープン!RUM-ラプターズ・フォース!ワイズストリクスの効果でセットしたRUMは、伏せたターンに発動出来る!破壊されたレヴォリューションファルコンを素材にランクアップ・エクシーズチェンジ!発進よ、RR-アーセナルファルコン!!」

 

 

『キュオーッ』

 

《RR-アーセナルファルコン》★7 ATK2500

 

 

「アーセナルの効果!ユニット1つを使い、デッキからレベル4鳥獣を特殊召喚!チューナーモンスター、BF-弔風のデス!!」

 

 

『デスけど!?』

 

《BF-弔風のデス》☆4 DEF1000

 

 

お、おぅ。

 

 

「レベル4、残夜のクリスにレベル4、弔風のデスをチューニング!秘めたる思いをその翼に現出せよ!ブラックフェザー・ドラゴン!!」

 

『キュオオオオッ!』

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》☆4 ATK2800

 

 

〔ここに来てブラックフェザー・ドラゴン!「他のレベル8のが強くね?」とか口にするとしばかれるから禁句だぞ!〕

 

 

「おめーが言っとるんじゃい!あとで覚えてなさいよ!!」

 

〔貴方、正体隠してる自覚あるの……?〕

 

 

ふぅ……大☆満☆足。これがやりたいがためにRUMとか無理やり採用したのよね。

前日、ももえもんにこっそりリンクモンスター渡された時はどうしたもんかと思ったけど、想像の数倍噛み合ってビックリだわ……

 

 

「ハニー……今夜はお仕置きだ」

 

「んんっ。優しくお願いします……」

 

 

なんか視界の角に揉め、イチャついてるバカップルがいるけど気にしない!

 

 

「そんじゃーお待たせ!バトルフェ……」

 

「なあジュンコ、お前召喚、特殊召喚何回した?」

 

「なによ急に。えーと……10回から数えてないけど……」

 

「だよなぁ……じゃあ俺はメインフェイズ終了時にコイツを手札から特殊召喚するぜ。原始生命体ニビル!」

 

 

「……why?」

 

 

その時。宙から巨大な隕石にも似た恒星のようななにかがフィールドに落下。ジュンコ君のフィールドは焼き付けされ、その破片にも似たなにかが残されたのであった。

 

 

 

《原始生命体ニビル》☆11 ATK3000/DEF600

 

《原始生命体トークン》☆11 ATK6400/DEF3600

 

 

 

「なんじゃぁ!こりゃあああああっ!?」

 

 

「初めて使ったけど演出派手だなー……原始生命体ニビルの効果、相手が5回以上の召喚、特殊召喚をしたターンのメインフェイズに発動。全フィールドのモンスターを生け贄に特殊召喚され、相手の場には生け贄にされたモンスターの合計のステータスを持つトークンが特殊召喚されるぜ。もちろん守備表示な」

 

 

「つまりあたしの召喚、全部無駄……鬼!悪魔!!二十代!!!」

 

「アハハハ、生温い手は使わないって言ったろー。んでどーするんだ、メインフェイズ続けるか?」

 

 

「くぅっ……カードを1枚セットして、ターンエンド……デスの効果でエンドフェイズに1000ダメージ受けるわ」

 

 

ジュンコ LP3600→2600 手札3

 

《原始生命体トークン》DEF4000

 

セットカード

セットカード

 

 

1000は結構痛い。けど特殊召喚対応した☆4チューナー、デスしかいないんデスよね……

 

 

 

 

 

 

〔このデュエル。ジュンコ選手の後攻ワンキルかとおもわれましたが、話が変わってきましたねー〕

 

〔そ、そうねー……彼女、涙目だけど大丈夫かしら〕

 

 

言わないでやめて恥ずかしい。

 

 

 

「俺のターン、ドロー!!アドバンス・ドローを発動。レベル11の原始生命体ニビルを生け贄に、2枚ドロー!」

 

 

「あ、あらぁ……攻撃力3000のモンスターをみすみす手放して良いのかしら」

 

 

「場にモンスターがいると、覇王門の制約でペンデュラム召喚が出来ないからな……ペンデュラム召喚!レベル5、E-HERO (イービル・ヒーロー)シニスター・ネクロム!」

 

 

《E-HERO シニスター・ネクロム》☆5 ATK1600

 

 

「そしてエアーマンを召喚!」

 

 

E・HERO (エレメンタルヒーロー)エアーマン》☆4 ATK1800

 

 

「くぅ.……永続罠カード、幻影霧剣を発動よ、エアーマンの効果と攻撃を封じる!」

 

「ならば速攻魔法発動、マスク・チェンジ!風属性のエアーマンで変身召喚、M・HERO(マスクドヒーロー)ブラスト!!」

 

 

《M・HERO ブラスト》☆6 ATK 2200

 

 

「わーっ、早まったーっ!!」

 

 

「らしくないな。ニビルが相当こたえたか……対象不在により霧剣をかわし、エアーマンの効果発動。デッキからE-HEROアダスター・ゴールドを手札に加える。そしてブラストの効果だ、残りのセットカードを手札に戻させてもらう!」

 

 

「使わざるを得ないじゃない……もう1枚はダメージ・ダイエットよ、発動しておくわ。」

 

 

〔あのカード採用してるコ実は多いわよね……〕

 

〔LP4000って、吹けば消し飛ぶ数値ですからね……ルール改定を要求したい!〕

 

 

あんた対策じゃ、ボケーッ!

とりあえず。これでエクストラモンスターゾーンは埋まったから、5200ポイント削られることはそうそうないでしょ……

 

 

「ふーん……アダスター・ゴールドの効果発動、手札からこのカードを捨て「ダーク・フュージョン」が記されたカードを手札に加える。ダーク・コーリングを我が手中に!そしてブラストとシニスターネクロム、2体のモンスターをリンクマーカーにセット!」

 

「はい!?」

 

 

「召喚条件は「HERO」モンスター2体、リンク召喚!X・HEROワンダードライバー!!」

 

 

X・HERO (エクストラヒーロー) ワンダードライバー》ATK1900 L2 上/下

 

 

「新しいHEROだとっ!?」

 

「エド君、食い付き過ぎです」

 

 

 

〔おっとぉ!融合しか使わないことに定評のあった十代選手、ついにリンク召喚だーっ!?〕

 

〔なにこれ流行ってるの?〕

 

 

「斎王様ァ!何故か遊城十代がリンクモンスターを!」

 

「何ィ!?今プルコギで忙しい、あとにしてくれ!!」

 

 

「ダーリン……?」

 

「フ、フゥン。倒すべきライバルがルールの制約に縛られるのはつまらんからな」

 

 

あ、犯人万丈目君だ。ももえもんと同じことやっとったんかいっっ!!

 

 

「墓地のシニスターネクロムの効果。このカードを除外し、「E-HERO」をデッキより特殊召喚。出ろ、マリシャス・エッジ!」

 

 

『グハハハハハ』

 

《E-HERO マリシャス・エッジ》☆7 ATK2600

 

 

「ダーク・コーリング発動。墓地のアダスター・ゴールドとユベルでダーク・フュージョン!いでよ、E-HEROマリシャス・ベイン!!」

 

 

『フフフ。さっきはよくもやってくれたね……』

 

《E-HERO マリシャス・ベイン》☆8 ATK3000

 

 

なにそれ知らない。

てか宿ってるーっ!?明らかに融合素材になった某ヤンデレさんの精神が主になってる怖っ!

 

 

「ワンダー・ドライバーの効果。このカードのリンク先に「HERO」が特殊召喚されたので墓地のマスク・チェンジをセットし、マリシャス・エッジとワンダー・ドライバーをリンクマーカーにセット!」

 

「まだいんのかいっ!」

 

 

「召喚条件は「HERO」2体以上!来い、X・HEROドレッド・バスター!逆のEXモンスターゾーンに置かせてもらう!」

 

 

《X・HEROドレッド・バスター》L3 ATK2500 右下/下/左下

 

 

「ダ~リ~ン?」

 

「いやあれは、どうせこうかがいまいちだったし、たいした、きょういには、ならないと、ふんでだな」

 

 

またバカップルがイチャついて…る?てかなんでわざわざ視界に入る場所にいるかな、イヤミか!

 

 

「終わらせる。魔法カード発動、ペンデュラム・フュージョン!ミラクル・フュージョン!そして……ネオス・フュージョン!!」

 

「ちょ待っ!?せめて順番に……」

 

 

「ペンデュラムゾーンのダーク・ヴルムと覇王門無限を融合し、覇王眷竜スターヴ・ヴェノム!墓地のエアーマンとシャドーミストを融合し、トルネード!デッキからネオスとグランモール1体を融合させ、グランネオス!!そしてドレッドバスター及び、そのリンク先に呼ばれたHEROは、墓地のHEROの数×100倍、攻撃力がアップする!!ついでにスターヴ・ヴェノムの効果、墓地のモンスターへの名称変更、名前をネオスに変更する」

 

 

《X・HEROドレッド・バスター》ATK2500→2900

 

《覇王眷龍スターヴ・ヴェノム(E・HEROネオス)》☆8 ATK2800→3200

 

《E・HERO Grat TORNADO》☆8 ATK2800→3200

 

《E・HERO グランネオス》☆7 ATK2500→2900

 

 

「そしてグランネオスの効果、ネビュラ・ホール!原始生命体トークンを手札に戻す……が、トークンはカードではないので消滅する!!」

 

「話を聞けーっ!!?」

 

「バトルだ!ドレッド・バスターでダイレクトアタック!!」

 

「きゃああああっ!!?」

 

 

ジュンコ LP2600→1150

(ダイエット中、ダメージ半分)

 

 

〔無理なダイエットは体によくないぞ!運動をしよう〕

 

〔急になに!?〕

 

 

「続けてグランネオスで攻撃!」

 

「いい加減にしなさいよっ!墓地の永続罠カード、幻影霧剣の効果発動!このカードを除外して、ラスティバルディッシュを特殊召喚!」

 

 

《幻影騎士団-ラスティバルディッシュ》ATK2100

 

 

「構うな、やれ!ドリリングドリル!!」

 

「どこのドリラゴハぁ!?」

 

 

ジュンコ LP1150→950

 

「終わりだ!TORNADOとユベr、じゃなくてマリシャス・ベインでダイレクトアタック!!」

 

 

『ハハハハハ!!よくもボクをコケにしてくれたね小娘ェ!お前なんて(ピーッ)を(ピーッ)して(ピーッ)のあとに(ピーッ)してくれる!』

 

「ぎゃああああっ!痛い、痛いって!」

 

『いい表情だぁ……ボクの味わった痛み、悲しみ、それを越えた快楽を味会わせてやる……アーッハッハッハッハッ!!』

 

「ちょ、どこ触ってんのやめっ、ギブギブ!!そこ弱っ、やあああああん!!」

 

 

「おーい、気持ちはわかったから……ほどほどにしとけよー

(ちょっとエr、いやなんでもない)」

 

 

ジュンコ LP1950→0

 

WIN 十代

 

 

 

 

〔そんな訳で、修学旅行先はドミノ町に決定ー!!〕

 

〔ええ……こんなオチでいいの……?〕

 

 

 

 

 

いいわけ、あるかー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

続く?

 

 

 

 

 

 





リンク入り二十代vsジュンコさんはやりたかったのでグイグイ筆が進みました。
茶番、じゃなくて日常フェイズ分けないと楽ですね。

二人のエクストラデッキはカオスですがちゃんと15枚です。


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last4 続・鳥使いさんのソリティア教室

スッ……


「足りない、足りないんだ……」

 

 

「何が足りないのです?」

 

 

「ラブコメ要素がだよ!うちの本筋はツン○レヒロイン(笑)のジュンコ君が、鈍感系ヒーローの十代君と付かず離れずの甘酸っぱい青春を謳歌するお話だろう!」

 

 

「誰が○ンデレヒロイン(笑)よ!?」

 

 

「もうただのツッコミヒロインですわよね」

 

 

「主にあんたらのせいだろがいっ!」

 

 

「だが!この現状を見たまえ!!せっかくの修学旅行編だとゆうのに我々は何処にいると思う!!?」

 

 

「K~C~。」

 

 

「そのCM、今のコ微妙にわからないから……」

 

 

そう、我々は童観野町へ修学旅行へ来た。来たのだが……

 

 

「フゥン。戯れ言は言い終わったか凡夫ども……」

 

 

開幕5秒で拉致られた、海馬コーポレーションなうである。

港へ着くなり海馬社長直々にカイバーマンのコスプレ(本人のコスプレってわけわかんないわね)をして待ち構えていたのだ。

仮にホワイト化していようが仮面で正体を隠そうが……この二人もお構い無しである。

 

 

「社長……ご慈悲を!僕はなんか変な感じに洗脳されて凶化した妹を、自分の正体はやんわりと隠しつつ救済するといった大切な使命が!!」

 

 

「いやもうバラしなさいよ面倒くさい!!」

 

 

「わたくしも……斎王様をほっといて、万丈目様改めダーリンとイチャイチャするといった使命が!」

 

 

「あんたは本当に洗脳されてんのかいっ、普段と微塵も変化がないんだけど!?」

 

 

「五月蝿いよモモ!大体明日香がバーサークしたのは君のせいだと聞いたぞ、あとで覚えてろ!!」

 

 

「明日香様はほら……どっかの誰かさんの影響で頭のネジが飛んでるにもほどがあったので……強いショックを与えたら元に戻るかなー、なんて」

 

 

「そんな理由だったのアンタ!優しさが1周回って狂気よ!!?」

 

 

明日香は白化した影響で、ほっとくと十代を求めて暴れ出す破壊の化身となったため。最近は薬物や催眠などあらゆる手段を用いて頑張って大人しく眠りにつかしてるそうな。明日香ァ……

 

 

「喧しいぞ!その斎王とやらがペガサスに謎の手段で売り込んだリンクモンスターのせいで、デュエルモンスターズのゲームバランスが崩壊しかけているのだ!過去、似たようなことをした貴様らが責任をもって調整に明け暮れるがいい!ふははははははははは!!」

 

 

「「そんな殺生な~……」」

 

 

まっ、これも因果応報ってことで諦めるしかないわね。

一緒に回ろうって言ってくれた十代には悪いけど……正直、某ヤンデレさんの圧が怖くて近寄りづらいのよ、最近。

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、疲れた...……」

 

「流石に300回もデュエルすると、くたくたですわね……」

 

「もはや後攻とったもん勝ちのワンキルゲーだから回数だけは稼げたわね……リンクスかよ」

 

 

我々ワ、馬車馬ノヨウニ働カサレタ。深夜0時ニ、ヨウヤク解放サレタ。

ちなみに例のあの馬鹿はそのまま泊まり込みらしい。ざまーみろ。

 

 

「いけない……疲労で地の文にまで影響が出ていますわ。早くホテルへ行ってお風呂に入りましょう」

 

 

「ソウダネ……って、さっきから河川敷ばかり通ってるけど大丈夫?オシリス召喚する?」

 

 

「ええ、もちろんですわよ。ホホホホ」

 

 

道案内はお任せ下さい!と言われるがままについて来てしまったが……

 

 

「フフ、もうよいぞ浜口ももえ。よくやってくれた、誉めてつかわす」

 

 

「あらみずち様ご機嫌よう。こんな所でよろしいので?」

 

 

「うわっ!?ビックリした~……ダレよあんた」

 

 

暗闇の中から突然!夜の河川敷には場違いな巫女さん装束を着た、ちょっとケバい女が現れた!

 

 

「あんたとは失礼ですわよジュンコさん!この方は斎王みずち様。我らが光の結社、盟主様の妹ぎみですわ!!」

 

 

「さ、斎王さんの妹ォォ!!?この美人っぽいのに、ケバさで台無しにしてるねーちゃんが!!?」

 

 

「こら、ジュンコさん!

「ケバ過ぎて微塵も萌えない残念巫女様、略してケバコ」

って皆が言ってるのがバレちゃうでしょう!!」

 

 

「一番失礼なのはお主だ、浜口ももえ!!影でそんなこと言っていたのか汝らは!!!」

 

 

 

ヤバい、(ケバコ)さん涙目だ。弄られ耐性ないわねこりゃ。

今更感あるけどとりあえずシリアスっぽい空気に戻そう。

 

 

「ウオッホン!……ももえ、あたしを騙したのね!?」

 

 

「けほんけほん。すいませんジュンコさん、わたくしも光の結社の一員。みずち様のご命令には逆らえませんわ」

 

 

「グスッ。そ、そ、そうだぞ……枕田ジュンコ!汝には遊城十代とエド・フェニックスを誘きだすための、人質になってもらう!!」

 

 

あ~なんかやんわり思いだしてきた、修学旅行編ってそんな感じだったっけ?もう原作知識とかウロウロウロボロスだわ……確か~…翔君と剣山君が人質にされる奴だったっけ、なんであたしまで?

 

 

「実は……剣山君と翔君を捉えに行った、みずち様の配下である雷丸と氷丸って方は……ジュンコさんと修学旅行回れなかったことで、不機嫌だった十代様に瞬殺されまして……」

 

 

「あ~……」

 

 

「他にも炎丸と土丸ってモブ感溢れる方々もいたらしいのですが、荒ぶる十代様には手も足も出ず……」

 

 

ナチュラルに思考を読まれたことはさておき、その状況は容易に想像出来るわね……御愁傷様デース。

 

 

「二人一組で行かせたのに、余裕のワンショット・キルであった……なんなのだあやつは!最近流行りの最強系主人公か!!?」

 

 

いいえ、最強系覇王様です。ライフ8000なんざHEROの前では飾りです……

てかどこの業界で流行ってるのそれ、他の世界線?

 

 

 

「ま、まぁそんなわけで……遊城十代とエド・フェニックス、二人と親密な関係にある、お主に白刃の矢がたったのだ!さぁ、我らに従って貰うぞ!!」

 

 

「い、いやぁ~親密な関係だなんて照れる……じゃなくて。あたしが大人しく従う小鳥にみえまして?」

 

 

「もちろん従わせるさ……デュエルでお主を行動不能にしてやろう」

 

 

「奴をデュエルで拘束しろ!?」

 

「あ、ジュンコさん。ハリセンは無しですわよ」

 

 

「チィッ」

 

 

「ヒロインらしからぬ舌打ち!?」

 

 

背中に隠し持ってて、ぶち込む隙を伺っていたのに……正直へとへとで相手したくないのよね。

 

 

「しょ~~がない、やってやるわよ!あたしが勝ったら、モモは光の結社から連れ出すからね!!」

 

 

「そんなっ、万丈目様から引き離すおつもりですかっ!」

 

 

「構わぬぞ。お主が勝てば、妾から兄に進言してやろう」

 

 

「みずち様まで~……意地でも勝って下さいまし!!!」

 

 

「う、うむ……任せるがいい」

 

 

あのコ絶対、万丈目君目的で光の結社いるでしょ……

そんなわけで、互いにデュエルディスクをそれっぽくセットしてーの……

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

ジュンコ LP4000

 

みずち LP4000

 

 

 

「あたしのターン、ドローッッ!!」

 

 

相手のデッキがまッッたく想像出来ないけど、とりあえず可能な限り回して様子を見ますか。

 

 

「まずはRR(レイド・ラプターズ)-ラスト・ストリクス召喚!このコを生け贄にすることでEXデッキから「RR」エクシーズである、ランク6のRR-レヴォリューション・ファルコンを呼び出し、手札の速攻魔法、RUM-幻影騎士団(ファントムナイツ)-ラウンチを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!出撃よ!RR-アーセナル・ファルコン!!」

 

 

《RR-ラスト・ストリクス》☆1 ATK100

《RR-ブレイズ・ファルコン》★6ATK1000

《RR-アーセナル・ファルコン》★7 ATK2500

 

 

「河川敷に空母は不恰好ですわジュンコさんっっ!!」

 

 

「だったらもうちょい別の場所で襲撃せんかいっ!」

 

 

「ほぅ、これが噂の「RR」……妾は「BF」がみられるのかと期待したのだがな」

 

 

だって前回「BF」使ったし……え、あたしがメタ発言したらツッコミ不在で詰む?そんなー。

 

 

「アーセナル・ファルコンの効果発動よ!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、デッキからレベル4の鳥獣モンスターを呼び出すわ!!」

 

 

「ならば妾は手札より、灰流うららを捨てよう。デッキからの特殊召喚効果を無効とする!」

 

 

ムッ、これを止めんのね……

 

 

「カードを1枚伏せ、手札の未界域のサンダー・バードの効果発動!さぁ、あたしの手札をランダムに選んで1枚捨てなさい!!」

 

 

「未界域とな……では、妾から視て一番左を捨てよ」

 

 

「よーし、大当たり!このカードはRR-ミミクリー・レイニアスよ。よって未界域のサンダー・バードはフィールドに出現!更に効果により1枚ドローッ!!」

 

 

 

『サンダー・バードって映画ありましたよね』

 

《未界域のサンダー・バード》☆8 ATK2800

 

 

「しゃべんな!?更に捨てられたミミクリー・レイニアスを除外して、デッキからRR-ネストを手札に加える。んでもってアーセナルとサンダー・バードをリンクマーカーにセット!!」

 

 

「クッ、展開は止まらぬか……」

 

「召喚条件は闇・鳥獣2体!リンク召喚!!RR-ワイズ・ストリクス!!」

 

 

『ピエェーッ!!』

 

 

《RR-ワイズ・ストリクス》LINK2 右下/左下 ATK1400

 

 

「まだまだぁ!ワイズ・ストリクスとアーセナル・ファルコンの効果を連続発動!デッキからシンキング・レイニアス!EXデッキからアーセナルを素材にアルティメット・ファルコォォォン!!」

 

 

『キュオオオオッ』

 

 

《RR-シンキング・レイニアス》ATK100

 

《RR-アルティメット・ファルコン》★10 ATK3500

 

 

説明しよう!アーセナルファルコンがフィールドを離れた時、自身を素材に別の「RR」を呼び出すことが出来るのだっ!

あ、知ってる?ごめんね。

 

 

「出ましたわね!皆のトラウマ・ファルコン!!」

 

 

「負けフラグとか言うな!

 

「まだ言ってませんわ!?」

 

永続魔法RR-ネストを発動、場に「RR」が2体いるのでペイン・レイニアスを手札に加えるわ、そして特殊召喚。シンキングのステータス分のダメージを受ける。そしてこの2体でオーバーレイ!ランク4!フォース・ストリクス!!(かわいい)」

 

 

『キュピィ』

 

《RR-フォース・ストリクス》★4 DEF2000→3000

 

ジュンコ LP4000→3900

 

 

「オーバーレイ・ユニットをひとつ使い、デッキからブースター・ストリクスをサーチして、ワイズの効果!「RR」エクシーズが効果を使ったからデッキから「RUM」、ソウルシェイブフォースをセットするわ。からのフォースとワイズをリンクマーカーにセット!召喚条件は鳥獣族モンスター2体以上!リンク3.霊神鳥シムルグ!!」

 

 

『クェーッ!!』

 

《霊神鳥シムルグ》LINK3 下/右下/左下 ATK2300

 

 

「おい、報告にあったリンクモンスターと違うのだが……」

 

「さ、さぁ~?何のことだかさっぱりわかりませんわ……べ、別にせっかく鳥獣族新規の情報があったから、対戦カード変えて書き直してたら投稿が遅れたなんて事実はございませんし……」

 

 

「だからって半年以上更新無しはやりすぎじゃろがいっ!ぐだぐだしてるうちに新ルールまで来とるがな!!」

 

 

「なんの話をしとるのだ主たちは!?」

 

 

「……ゴホン。気を取り直して、セットしてたソウルシェイブフォースを発動ォ!あたしのライフ半分を払い、墓地のフォース・ストリクス1体でオーバーレイ!現れろランク6!ある意味最強の機械族、サイバー・ドラゴン・インフィニティ!!!」

 

 

 

『ギャオオオオッ!!』

 

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》★6 ATK2100→2300

 

 

ジュンコ LP3900→1950

 

いやー、某バカイザー先輩に御守りで譲ってもらったんだけどあたし全然出せるのよねー……

 

 

「なっ、サイバー・ドラゴンとな!?」

 

 

「汚い…流石にジュンコさん汚いですわ!!」

 

 

「ふふん。うららのタイミングミスった方が悪い。エンドフェイズにアルティメット・ファルコンの効果発動!あんたの場にモンスターがいない場合、1000ポイントのダメージを与える!」

 

 

「ぬううううっ!?」

 

 

みずち LP4000→3000

 

 

「更に霊神鳥シムルグの効果発動よ!魔法・罠ゾーンの空き数以下のレベルを持つ鳥獣族をデッキか手札から呼び出せるわ……いでよ烈風の結界像!!」

 

 

『ズゥゥーン……』

 

 

《烈風の結界像》☆4 DEF1000

 

 

「せ、先行結界像!?姑息な手を……」

 

 

「ほっとけ!こうみえて鳥獣族なこの像がある限り、互いに風属性以外のモンスターは特殊召喚できないわ、ザマーみろ!あたしはこれでターンエンド!!」

 

 

ジュンコ 手札4 LP1950

 

モンスター

《RR-アルティメット・ファルコン》ATK3500

《霊神鳥シムルグ》ATK2300

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》ATK2100→2300

《烈風の結界象》DEF1000

魔法・罠

《RR-ネスト》(永続)

セットカード×1

 

 

 

「では妾のターン、ドロー…妾の場にカードがないので、罠カード無限崩影を発動。このカードのイラスト通り、サイバー・ドラゴン・インフィニティの能力を封じさせて貰う」

 

 

「おっと、シムルグのリンク先のモンスターは効果の対象にならないわよ!……鳥獣族だけ。」

 

 

「効いてるじゃないですか!?」

 

 

《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》ATK2300→2100

 

 

うーん、丸藤先輩の加護は微妙だったか。

 

 

「魔法発動、カップ・オブ・エース。ルーレットスタートじゃ」

 

 

「あんたもそれ使うんかいっ……ストップよ」

 

 

カードの向きは……残念、正位置で止まってしまった。

 

 

「ホホホ、ではありがたく2枚ドロー……ついておるのぅ。モンスターをセットし、魔法カードブラック・ホールを発動。目障りなサイバー・ドラゴン共は破壊させて貰う」

 

 

「ゲ、ブラホだ。結界象より巨神鳥だったかー。」

 

 

「意図も容易く行われるえげつない先行制圧……辞めません?」

 

 

「それあんたが言う……?」 

 

 

皆が虚空に飲み込まれていくぅ……でもファルコンは宇宙空間でも平気です、究極だもの。

 

 

「そして破壊された……処刑人マキュラの効果発動!」

 

 

「えっ?」

 

 

「このターン中1度だけ、罠を手札から発動出来る。永続罠メタルリフレクト・スライムを発動!これを生け贄とし、EXデッキから神・スライムを特殊召喚!!」

 

 

「えっ?」

 

 

《メタルリフレクト・スライム》☆10 DEF3000

 

《神・スライム》☆10 DEF3000

 

 

「二重召喚を発動。神・スライムは3体分の生け贄とすることが出来る。神・スライムを生け贄に捧げ……現れよ、邪神ドレッド・ルート!!」

 

 

『ゴアァァァァァッ!!』

 

 

《邪神ドレッド・ルート》☆10 ATK4000

 

 

「ええええええっ!?なんかとんでもないの出てきたぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

「あらまぁ」

 

 

つーか仮にも光の盟主様()の妹ぎみが邪神て!しかも素材もどっちかとゆーとダークサイドだし!どっかのマリク様だし!!……あ、元々闇の神みたいなカード使ってたような?

 

 

「ドレッド・ルート=恐怖の根源。これがおる限り、ありとあらゆるモンスターは、能力が半減される……ハズなのじゃが」

 

 

「フ、ふふーん。う、う、うちの至高の隼ちゃんは?ああああらゆる効果をををを、うぅうけないし?じじじ邪神だなんだの?かかか関係ないし?」

 

 

「ジュンコさーん、声震えてる震えてる」

 

 

「生意気な……しかし純粋な力で劣っては意味があるまい。攻撃じゃ、フィアーズ・ノックダウン!!」

 

 

 

拳でかー!!?町が降ってくるような感覚ー!……ってそうだった、このコいたわ。

 

 

「手札のブースター・ストリクスの効果発動よ!「RR」が攻撃対象にされた時、このコを手札から除外し、攻撃モンスターを破壊する!!」

 

 

ブースター、射出!これを喰らえば邪神だろうがなんだろうが……

 

 

『パクッ』

 

 

「って食われたー!!?」

 

 

「愚かな……神にそんな効果が通じるはずなかろう」

 

 

「MAJIDE!?」

 

 

ってことは俗にゆう原作効果……KON○AIではなくMONOHONの邪神ですと!?なんでそんなもんこのケバ子さんが持ってるのよ……

 

 

「攻撃続行だ、神にひれふせ!!」

 

「わああああっ!?」

 

 

ジュンコ LP1950→1450

 

 

「ドレッド・ルートの猛烈な一撃ーッ!ジュンコ選手ダウーン!!これは決まったかーっ!!?」

 

 

「なんで格闘技の実況風なのよ!?オチオチ寝てられんわ!!」

 

「500ダメージとはいえ、邪神の攻撃を受けてこれほど素早く立ち上がるとは……わらわはターンエンドじゃ」

 

 

 

みずち

LP3000 手札0

モンスター

《邪神ドレッド・ルート》ATK4000

 

 

 

「あたしのターン、ドロー……わぁお」

 

 

「なんじゃ、良いカードでも引いたか?」

 

 

誰だこんな事故要因いれたの……まぁあたししかいねーけど。

いや、これワンチャンスあるかも……邪神だかなんだか知らないけど黙ってやられるくらいならやってやる!

 

 

 

「バニシングレイニアス召喚!効果で手札からトリビュートレイニアスを特殊召喚!効果でRR-レディネスを墓地へ送るわ。ついでにRR-ネストの効果も使ってファジー・レイニアスを手札に加えて……この2体でオーバーレイ!2体目のフォース・ストリクスをエクシーズ召喚よ!」

 

 

《RR-バニシング・レイニアス》☆4 ATK1100

《RR-トリビュート・レイニアス》☆4 ATK1800

《RR-フォース・ストリクス》★4 DEF2000

 

 

「フォース・ストリクスの効果発動、オーバーレイ・ユニット1つを使い、デッキから2枚目のトリビュート・レイニアスでも加えておくわ」

 

 

「好きにするがいい」

 

 

「ふん、余裕かましてくれちゃってぇ……更にRUM-レイド・フォース発動!!場の「RR」、フォース・ストリクス一体でオーバーレイ!ランクが1つ上の「RR」をエクシーズ召喚するわ!」

 

 

「あら、また随分懐かしいものを」

 

 

「獰猛なるハヤブサよ。激戦を切り抜けしその翼翻し 寄せ来る敵を打ち破れ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク5!《RR-ブレイズ・ファルコン》!!」 

 

 

『キュオオオオッ』

 

《RR-ブレイズ・ファルコン》★5 ATK1000→500

 

 

「ホホホホホ!攻撃力たった1000のモンスターではないか、そんな弱小モンスターでわらわのドレッド・ルートを倒せるとでも?」

 

 

「誰がそのデカブツを相手するって?……狙いはあんたよ!ブレイズ・ファルコンはオーバーレイユニットがあるなら直接攻撃が可能!あのケバコにダイレクト・アタックよ、迅雷のラプターズ・ブレェェェイク!!」

 

 

「なんじゃとー!?」

 

 

みずち LP3000→2500

 

 

「クッ……しかしたかだか500ダメージ程度、痛くもないわ!次のわらわのターンでしまいじゃ!!」

 

 

と、思うじゃない?

 

 

「手札から速攻魔法!狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)!!」

 

 

「「……えっ?」」

 

 

「攻撃力1500以下のモンスターがダイレクトアタックに成功した時発動。手札を全て捨て、デッキの上から1枚めくってモンスターがでたらそれを墓地へ送り追加攻撃!」

 

 

「ジュンコさんっ、何を想定してそんなすっとんきょうなカード入れたんですかっ!!?」

 

 

「うっさい!1発ネタ用に仕込んでたの忘れてただけよ!まず1枚目ェ!……モンスターカード、D.Dクロウ!!」

 

 

「馬鹿な!?」

 

 

「ラプターズ・ブレイク、第2打ァ!!」

 

 

「ぐあーっ!!?」

 

みずち LP2500→2000

 

 

「更にこれを、モンスター以外が出るまで繰り返す!2枚目ェ!.…ダーク・シムルグよ!第3打ァ!!」

 

 

「ぬおーっ!?」

 

 

みずち LP2000→1500

 

 

「3枚目ェ!モンスターカード、クロクロクロウ!……第4打ァ!!」

 

 

「があああああっ!!?」

 

 

みずち LP1500→1000

 

 

「4枚目ェ!!モンスターカード、霞の谷の巨神鳥……グォレンダァ!!」

 

 

「ば、馬鹿な……ガハッ!」

 

 

みずち LP1000→500

 

 

「さっきから「RR」全く見ないんですがデッキ合ってます!?」

 

「正直事故ってたわ5枚目ェ!魔法カード、RUM-スキップ・フォース……チッ、命拾いしたわねっ。モンスター以外はデッキの上へ戻すわ……ターンエンド」

 

 

ジュンコ 手札0 LP1450

モンスター

《RR-ブレイズ・ファルコン》ATK1000→500

魔法・罠

《RR-ネスト》(永続)

セットカード×1

 

 

仕留めきれなかったか……けど、あたしのリバースカードはエクシーズ・リボーン。

レディネスで戦闘ダメージを0にし、戦闘破壊されたブレイズ・ファルコンを復活させてダイレクトアタックであたしの勝ち!どうよ、邪神がなんぼのもんじゃー!!

 

 

「やはりとても主人公の台詞じゃありませんわ……大丈夫ですか、みずち様」

 

 

「お、おのれ、目にものみせてくれる……わらわのタァーン!強欲で金満な壺を発動、正直使わぬEXデッキから6枚除外して2枚ドローする!

!」 

 

 

神☆スライムとか呼んでた気がしますが?他に使わないって意味でしょうけど

 

 

「ククク……魔法発動!死者蘇生!!神・スライムを復活させる!!」

 

 

《神・スライム》☆10 DEF3000

 

「……あっ」

 

 

「そしてこれを生け贄とし、新たな邪神、アバターを召喚する!!!」

 

 

『⚫』

 

「⚫!!!」

 

 

「いや解んないからそれ」

 

 

「アバターは最も数値の高いモンスターの攻撃力に、1を加えた能力を得る。すなわち……」

 

 

⚫!とかふざけていた球が変態を始め、巨神の姿へ……

 

 

「2体の邪神、ここに降臨じゃ!!」

 

 

《邪神アバター》☆10 ATK?→4001

《邪神ドレッド・ルート》 ATK4000

 

「……なぁにこれぇ」

 

 

さながら怪獣映画である。こんなの河川敷にたむろしていいモンスターじゃない……あっ、せっかく遊戯さんvsマリク人形戦の場所近いんだし、せっかくならオシリスの親戚イレイザーさんが良かったなー、なんて……

 

 

「バトル!その小鳥に攻撃!ダブル・フィアーズ・ノックダウン!!」

 

 

言ってル場合じゃねーっ!

 

 

「墓地のRR-レディネス、効果発動よ!墓地に「RR」モンスターがいるときこのカードを除外し、あたしが受けるダメージを全て0に……」

 

 

「アバターの効果!召喚後2ターンの間、そなたは魔法・罠を発動できぬ!!」

 

 

「えーっ!インチキ効果も大概にしなさいよ!!?」

 

 

「隙あらば言いますわねソレ」

 

 

それOCG版の効果じゃん、混ざってんじゃん!!ジャッジー、あの人インチキカード使って……

 

 

「きゃあああああっ!!?」

 

 

ジュンコ LP1450→0

 

WIN みずち

 

 

 

 

 

 

 

「キュウ……」

 

「ふぅ~、人質ゲットじゃな。浜口ももえよ、そやつを海馬ランドまで運ぶぞ」

 

「かしこまり!これでもわたくしの親友ですから、丁重にお願いしますわ。もし傷でもつけようものなら……」

 

「笑顔が怖い怖い…わかっておるわ」

 

 

モモ……

いや、もうあたし満身創痍じゃね?!心配すんならなんでこんな目に遭わせた!!?

なんて脳内でツッコミつつ、あたしの意識はこの辺りで途絶えたのであった…… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いたらいいな。

 

 

 

 

 

 




色々あったので遅れました。
勢いで書いたのでミスありそうですがご容赦を



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last5 鳥使い共vs黒幕(仮)

RR強化だよハルt、瑠璃ィィィ!!


前回のあらすじ

主人公敗北()

 

 

 

お久しぶりです、藍神(偽名)セラです。気づいたらエド君と修学旅行回っていたわたしですが……夜にレッド寮の面々が宿泊している、河川敷のテント……修学旅行でテントって軽いイジメでは。

まぁ、色々エンジョイしていると謎のケバい人物から、ジュンコさんは預かったとの脅迫状。当然我らがHEROコンビはバーサークして……なんやかんやあって、ケバい人に指定された海馬ランドのVR施設にプラグインして、トランスミッションしたところなんですが……

 

 

「俺のタァァーン!魔法カード発動、ネオス!フュージョン!!デッキのネオスとユベルで、ダイレクトコンタクト融合!現れろ!E・HERO ネオス・クルーガー!!!」

 

『愛のままに、我がままに!』

 

 

僕は○だけを傷つけない!?

 

 

《E・HEROネオス・クルーガー》☆10 ATK3000→1500

 

 

「バトルだ!邪神ドレッド・ルートを攻撃!!」

 

「愚かな……邪神ドレッド・ルートの効果により貴様達のモンスターは攻撃力が半減、攻撃力4000の邪神に敵うハズもない!!」

 

 

《邪神ドレッド・ルート》☆10 ATK4000

 

 

『愚かなのは君だよ』

 

「ネオス・クルーガーの効果発動!このモンスターが戦闘を行うダメージ計算前、相手プレイヤーにその攻撃力分のダメージを与える!!」

 

「な、なんじゃとぉ!?」

 

「『ナイトメア・ペイン!!』」

 

 

「ばかなぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

斎王みずち LP4000→0

 

 

 

わ、ワンタァーンキルゥ。邪神とはなんだったのか……

 

 

「おい十代!僕の見せ場がゼロだったじゃないか、少しは手加減しないか!!」

 

「バカ野郎!ジュンコをさらった相手に手加減するわけがねーだろ!!」

 

「チィッ、正論過ぎてグゥの音すら出ない」 

 

 

 

この二人、姉さん絡みだと10倍バカになりますよね……あれ?姉さんの様子が……

 

 

「あたし、あたし……あんなに苦労したのに…頑張ったのに……邪神相手にワンキルってなによ、ワンキルって……」

 

 

す、拗ねてるーっ!?

 

 

「ね、姉さんどうした?!」

 

「助かったんだぜ!もっと喜んでくれよ……」

 

 

「ふふふ、そうね……あんたたちはすごいわ……いいこいいこ……」

 

 

「「おっ、おうふ……」」

 

 

はいそこのHEROコンビー、頭撫でてもらって喜ばないでくださいねー。全く、男ってのは単じゅ……

 

 

「セラちゃんも、こいつらのお守りありがとうねー。いいこいいこ……」

 

 

わたしも!?……………ま、まぁっ!良いでしょうっ!!

 

 

「セラさんが堕ちた!?」

 

「この人たらしザウルス!!」 

 

 

あ、イエローコンビの存在忘れてました。居たんですね。

 

 

「酷いドン!?」

 

 

「十代、とりあえず斎王の妹の死体はどうする。奴の元に送りつけるか?」

 

「おっ、そうだな。【○誅】とでも紙に書いて送りつけてやるか」

 

「死んでおらぬわ!本当に兄の友人か貴様!!」

 

 

あ、生きてましたね。

 

 

「ゲホゲホ……まぁ、良い。御主らの実力は良くわかった

 

「僕は出番無かったんだが?」

 

 

「実をゆうと……御主ら二人には、我が兄、斎王を救って欲しいのじゃ」

 

「だから僕は、なにもしてなかったんだが?」

 

 

 

それからエド君と拗ねた姉さんをスルーして、ケバ子さんは語り出した。

二人がその特異な力のせいで追われて生きて来たこと、優しい兄と支え合って生きて来たこと……ヤバいですね、共感できる。

そしてある日を境に……よくわからないけど原動がおかしくなってきたこと。よくわからないけど原動がおかしくなってきたこと?????

「何……斎王は昔からあんなテンションだったハズだが……」

とかいってる人はスルーして。

 

 

 

「原因かどうかはわからないが、兄がハジケる前に最後に占った人物は……パラドックスと名乗っていたの」

 

「なん」

 

「です」

 

「とー。」

 

 

上から姉さんエド君わたしです。またパラドックスの名前が出てきましたね。やはりその人が黒幕?なんでしょうか。

 

 

「ククク……喋り過ぎだぞ斎王みずち」

 

「お前は……パラドックス!!」

 

「「「「「!!!??」」」」」

 

 

VR空間の奥から誰かが歩いて来たと思えば……黒幕がいきなりお出まし!?どんな展開ですか!!

 

 

「あいつじゃ!あいつに間違いない!!」

 

「あいつ、夏休み前にジュンコとももえを追いにきた……」

 

 

「あー!あんた!夏休みにモモのトリシューラで氷漬けにして、南極送りにして封印したのに!!」

 

「姉さん!?」

 

「それどこの北米版キン○ギドラ!?」

 

 

いやつっこむところ違うでしょォォォォ!!?黒幕とっくに封印済みでしたって貴女!!

 

 

「ククク……お陰でわたしの本体は、南極で未だにペンギン一家のアンティークとなっているが……我が科学力の粋を集め、意識の一部をなんやかんやでデータ化し、南極の調査隊の端末から気合いで電子の世界へ逃げ込んだのだ」

 

 

「え?」

 

 

「なるほど、どーりでまだ活動してる気配があると思えば……つまりあたしを、斎王ルートでケバ子を遠回しに使ってこんな空間に連れ込んだのはあんたの策略ってことね」

 

 

「は?」

 

 

「その通り……斎王琢磨はこんなこともあろうかと、事前に準備していた協力者だ……」

 

「貴様ァ……つまり斎王がなんかハジケてしまったのはそのせいか!」

 

「知らん、そんなことは私の管轄外だ……元からそういった素質があったのではないか?」

 

「クッ、否定できない……」

 

「だから本当に友人か御主!?」

 

 

 

「とにかく。良くわからんが消滅したはずのダークネスと、光の結社に下った浜口ももえを除けば……貴様さえ消滅すれば!このいびつな世界は、未来は救われるのだ!」

 

「はい?」

 

「未来って?」

 

 

「ええ!じゃない……皆、気にしちゃダメよ。こいつはいい歳してちょっと妄想癖のある、あたしとモモのストーカーなの」

 

 

ストーカーにした!黒幕らしき人を、そもそも追われてる理由も強引にストーカーでごまかす気ですよこの人……てか今回ツッコミを放棄する気満々ですよね!?

 

 

「貴様……よほど死にたいらしいな!構えろ、デュエルで葬り去ってやる!!」

 

 

「「「デュエルで葬る!!?」」」

 

 

「上等よ!電子のあんたをデリートして、氷像のまま未来とやらに送り返してやるわ!!」

 

 

「姉さん、僕も協力する……さっきはほぼ出番が無かったからな!」

 

「あ、ずりぃエド。俺も俺も」

 

「「あんた(お前)はさっき充分暴れただろうがいっ!」」

 

「えー。」

 

「いいだろう。異分子達よ……まとめて消し去ってくれる!!」

 

 

 

「「「デュエル!!」」」

 

 

パラドックス LP8000

 

ツンデレ姉弟 LP8000

 

 

「おいこらライフ表記ィ!?」

「誰がツンデレだ、誰が!訂正を求める!」

 

 

 

 

 

 

 

続くのかよ

 

 

 




お久しぶりな方はお久しぶりです、生存方向も兼ねて前編あげます。色々悩んで何故か対戦カードがツ○デレ兄妹vsパラドックスさんです。

最初は普通にケバ子様戦書いてたんですが、なんか……こう……十代が強すぎて困った。


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last6 新・鳥使いさんのソリティア教室



すいません生きてました、病気してました。



前回までのあらすじ!

 

邪神を操る斎王ケバ子に誘拐されたと思いきや、十代が邪神の上からワンパンしてケバ子をワンキル。あたしの苦労はなんだったのか……と凹んでいたら、夏休みにももえもんがトリシューラの鼓動!で南極に封印してきたハズのパラドックスマン.EXEが電子世界にトランスミッションして復活。あたしらをデュエルで抹殺するといいだしたのだ!!

 

.....何を言ってるか全然わからないって?うるせー!こっちも全然わかんないわよ!!!

 

 

「ジュンコさん!あらすじがまるで仕事していません!!」

 

「それはいつものことでしょう...てかももえ、あんたいたの!?」

 

「はい!裏でジュンコさんの様子を観てお腹を抱え...あ、間違えました。身を案じておりました」

 

 

本音隠せてねーから!!

 

 

「それよりこの調子では、読者の方々が全くついてこれないでしょう、あらすじはわたくしにお任せください!」

 

「えぇ...」

 

 

 

前回までのあらすじ!

 

なんやかんやで遊戯王GXの世界に枕田ジュンコ(憑依)は、前世の推しであった遊代十代のヒロインポジションを獲得しようと、奮闘をはじめる。そしたら同じく転生(憑依)をしてきた元友人達とエンジョイしているうちに、何故か学園のツッコミポジションとして収まりながら逆ハーレムを形成...

 

 

 

「いやまたんかーいっっっ!!何話分振り替えるつもりよあんたわ!!!」

 

「いやぁ。久々の更新ですので、初見の方々にもわかるようにと...」

 

「余計な気を回さんでいいわ!つーか逆ハーとか形成してねーから、乙女ゲーかっっっ!!」

 

「なんかよくわかんないですが、結構姐さんモテモテですよね(変な人に)」

 

「そっスね(変な兄に)」

 

「モテモテドン(ジュラ期)」

 

 

よーしこいつらぶっ飛ばそー☆

 

 

「まずい、ジュンコがハリセンを構えたぞ。逃げろお前達!!」

 

 

じゅうだい たちは、にげだした!!

 

 

「ド○クエかっ!チッ...はいエド、あんたのターンからっ」

 

「あっ、はい。僕のターン……ドロー!」

 

 

 

そしてケバ子(十代によりダウン中)戦で活躍し損ねた、あたしの(元)弟のすーくんことエドも参戦。2vs1の変則マッチで立ち向かうわ!

え、某超融合みたく3vs1じゃないのか?……

 

 

「そんな大変そうな展開、うちの駄作者が出来るはずありませんわ!!」

 

「その通りなんだけどやめーや!!」

 

 

「まずは手札からV・HERO(ヴィジョンヒーロー)ファリスのエフェクト発動!手札のディアボリックガイをコストに特殊召喚!更なるエフェクト発動!インクリースを永続罠扱いでフィールドに置く」

 

 

《V・HEROファリス》☆5 DEF1800

 

 

「永続罠となったインクリースのエフェクト発動!場のファリスを生け贄に、インクリースを特殊召喚!」

 

「ならばその効果に対し、手札から増殖するGを捨てよう」

 

「何っ!」

 

「うわっ。あえてファリスに投げないやらしっ」

 

「このターン、貴様が特殊召喚するたびに1枚ドローする...貴様達が、特殊召喚をやたら多様するのは調査済みだ、残念だったな。」

 

 

あたしか?主にあたしのせいか?

 

 

「チッ、今手札にあれを無力化できるカードはない...処理を続行。V・HEROヴァイオンをデッキから呼び出す。ヴァイオンの登場時エフェクト、ディバインガイをセメタリーに送る。」

 

 

《V・HEROインクリース》⭐3 def1000

 

《V・HEROヴァイオン》⭐4 Def1100

 

 

「特殊召喚二回、合わせて二枚ドローする。」

 

 

まぁ仕方ないわ、先行は死ななきゃOKよ(ワンキル次元の女)

 

 

「ヴァイオン②のエフェクト、ファリスを除外し融合を手札に加える...このままターンを渡すつもりはない!魔法カード、フュージョン・デステニーを発動!デッキのダッシュガイ、ドレッドガイを素材に融合召喚する!!」

 

「おお……D-HERO(デステニーヒーロー)にもデッキ融合があるのか」

 

「このターンは闇属性HEROしか特殊召喚できず、次のエンドフェイズに自壊するデメリットがあるがな。破滅をもたらす不死の英雄!カモン!D-HEROデストロイフェニックスガイ!!」

 

 

『この環境を、終わらせに来た!!』

 

《D-HERO デストロイフェニックスガイ》☆8 ATK2500

 

 

「すげぇ!初めて見るHEROだ!!カッケー!!」

 

 

いや、台詞おかしいおかしい。

 

 

「実は諸悪の根源の登場、度重なる制限改定。何度も書き直してたのは秘密ですわ」

 

「何の話よ!!?」

 

 

「茶番の意味はわからんが1枚ドローするぞ」

 

 

あいつ淡々と進めるわね...夏休み中にももえの相手してて諦めたのかしら。

 

 

「あまり飛ばすと手がつけられなくなるかもしれないぞ、エド!」

 

「いちいち口を出すな十代!...フン。リバースカードを1枚セットして、ターンエンドだ...」

 

 

エド LP8000 手札2

 

モンスター 

《V・HEROインクリース》⭐3 DEF1000

《V・HEROヴァイオン》⭐4DEF1100

《D-HEROデストロイフェニックスガイ》ATK2500

魔法・罠

セットカード×1

 

 

「Gのお陰か今回はおとなしいですね。毎回ソリティア長文が正直ウザイので...たまには良いと思いますよ」

 

「君は笑顔で毒を吐くな!僕に対してだけ辛辣が過ぎるぞ!!」

 

 

セラちゃんパイセン毒吐いてる時いきいきしてるなぁ…けど、ツッコミポジションのあんたも輝いてたわよ?

 

 

「では私のターン!フィールド魔法、ヌメロン・ネットワークを、発動!!」

 

「「ファッッ!?」」

 

 

辺りが赤紫のような、重苦しい色に塗り替えられていく。どっからもってきたそれ。

 

 

「ちょっ、まっ、あれ割ってェェェェ!!?」

 

「あ、ああ。デストロイフェニックスガイのエフェクト発動!自分と相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する!!デストロイ自身とそのフィールド魔法を破壊だ!」

 

「フン....まぁよかろう。しょせんは電脳世界での拾いもの。あとテキスト数がかさんで大変になるからな」

 

 

背景黒に戻りました、あー怖かった。え、ZONEさんなんて?

あと破壊演出はメガ◯テのようであった、自身をコストだからね。仕方ないね。

 

 

「そしてデストロイフェニックスガイが破壊されたことで、更なるエフェクト発動!次のスタンバイフェイズにセメタリーよりD-HEROを復活させる!」

 

「では速攻魔法、墓穴の指名者を発動。そのモンスターを除外し、次のターン終了まで同名モンスターの効果を無効にする。」

 

「クッ、不死のエフェクトに盲目になっていたか。つまらないミスをした。」

 

 

あーデストロイ自身も蘇生できるのね、そりゃ判断難しいわ。

 

 

「では改めて...永続魔法Sin・Territory(テリトリー)を、発動!このカードの効果処理としてデッキから、フィールド魔法、Sin・Wordを発動する!!」

 

 

電脳世界の黒背景が、今度はセピア色的なあれに替わりました、よくわかんない人は映画超融合観てきてください。(も)

 

いや説明を放棄すんなっ!?

 

 

「このフィールドの効果により、わたしはドローフェイズ、ドローの替わりにランダムに「Sin」カードを手札に加える。そしてこの世界でのデュエルの敗者は...死ぬ!!」

 

「なっ、」

 

「死ぬ!?」

 

「あっ、それ聞き飽きたから進めて貰える?」

 

「「「「「軽ッッッ!!?」」」」」

 

 

いやぁ、しつこいようだけど夏休み中に何度も聞いたし...毎回フィールドかち割ってたから適用された試しがないのよねー。

 

しかしジュンコさん!夏休み番外編は、駄作者の筆無精により結局無くなったので...描写がほぼZeroで読者の方々は意味☆不明ですわ!

 

地の文乱入すんなや!1羽だけあるからそっから適当に想像してもろて...ってあたしにメタ発言さすなっ!!

 

 

「顔に似合わずジョークが好きな奴だ。ま、仮に本当だとしても姉さ..ジュンコさんは僕が守るから何も問題がないがな」

 

「おっま...あ...うん。」

 

 

い、石○風イケボでそんなこと言うんじゃありません!

 

 

「やっぱり乙女ゲー展開ですわ...捗りますわね」

 

「何がよ!!?」

 

 

「続けるぞ。EXデッキからサイバーエンド・ドラゴンを、デッキからレインボー・ドラゴンを除外し、Sinサイバーエンド・ドラゴンとSinレインボー・ドラゴンを特殊召喚する!!」

 

 

《Sinサイバーエンド・ドラゴン》☆10 ATK4000

 

《Sinレインボー・ドラゴン》☆10 ATK4000

 

 

「いきなり攻撃力4000が2体!?」

 

「しかも、お兄さんのサイバーエンド!なんで?!」

 

 

いや最初は驚くか...けど説明したらややこしいしなー、勢いで誤魔化すしかないかなー。

 

 

「バトルだ!SinサイバーエンドでV・HERO インクリースを、Sinレインボー・ドラゴンでヴァイオンを攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!オーバー・ザ・レインボー!!」

 

 

劇場版でみた攻撃演出だー!こぇー!!

 

 

「クッ...おや、貫通エフェクトはないのか」

 

「永続魔法・Sin Territoryの効果だ、バトル中にSinモンスターの効果は無効となる...わたしはカードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

パラドックス LP8000

手札3

モンスター

《Sinサイバー・エンド・ドラゴン》ATK4000

《Sinレインボー・ドラゴン》ATK4000

魔法・罠

《SinWord》(フィールド)

《SinTerritory》(永続)

セットカード✕2

 

 

「まったく文字数かかるカードばっかり使って……まちくたびれたわよ。あたしのタァーン!!」

 

「罠発動、次元障壁!!このターン中のシンクロ召喚及び、シンクロモンスターの効果を無効にする!!」

 

 

判断が早い?!てかいきなりメタんな!!

 

 

「リバースカード、オープン!トラップスタン!!このターン中、トラップのエフェクトを全て無効とする!!」

 

 

ナイスアシスト!愛してる!!

 

 

「何ィィ!!?ならば手札から増殖するGを捨てて発動だ!」

 

「GでG引きやがったわねあいつ!けど手札から速攻魔法、墓穴の指名者発動よ!

「おのれぇぇぇ!!」

 

「さぁて覚悟なさい...派手にぶっ飛ばすわよ!!まずはとりあえず闇の誘惑!あたしは

「闇が大しゅきでねェ...」

 

 

モモノスケー!闇マリクみたいな台詞を被せるのはやめなさい!!

 

えへっ⭐

 

 

「えへっ⭐じゃねーし!2枚ドローして手札の闇属性を1枚除外すんのよ!邪魔すんなや!!とりあえず白夜のグラディウスを除外!」

 

「いやぁ、ジュンコが楽しそうでなによりだぜ!」

 

 

たのしかぁねーし!毎回ツッコミで文字数稼いでるみたいに言われる身にもなれや!ん?文字数てなによ。

 

 

「ふー...魔法カード、スモール・ワールド発動。手札の増殖するGと、デッキのアサルト・シンクロンを裏側で除外し、デッキから毒風のシムーンを手札に加えるわ」

 

「なるほどわかんねぇ」

 

「いくわよ!シムーンの効果起動!手札の蒼炎のシュラを除外し、デッキから黒い旋風を置いてそのまま召喚!旋風の効果で攻撃力1400、幻耀のスズリを手札に!」

 

 

BF(ブラックフェザー)-毒風のシムーン》

⭐6 ATK1600

 

 

「でた!ジュンコ十八番の黒い旋風!」

 

「てかスズリ...誰?」 

 

「絶対ここから首長竜のように長くなるドン!」

 

「だからってブラウザバックしないで下さいまし!ジュンコさん、巻きでお願いします巻きで!」

 

 

無茶言わないでよ...

 

 

「フン!あたしだって黙って捕まってたわけじゃぁ~ないのよ!新メンバー達の力、見せてあげるわ!!」 

 

「新メンバーだって!?」

 

 

※ここから長文ソリティアですわ、苦手な方は飛ばして下さいまし。

 

 

「幻耀のスズリを召喚!黒い旋風とチェーン組んで無頼のヴァータと嵐砂のシャマールを手札へ!そしてシャマール①のエフェクト発動!捨てて黒羽の旋風をデッキから置くわ。」

 

「ジュンコー、移ってる移ってる。」

 

「ヴァータの①!いつもの感じで特殊召喚!レベル6のシムーンにチューニング!レベル8!天威の龍鬼神!!」

 

 

《天威の龍鬼神》

⭐8 ATK3000

 

 

「黒羽の旋風の効果!闇シンクロ成功時、墓地からヴァータを復活させる。ヴァータ②の効果発動!デッキのレベル4精鋭のゼピュロスと、レベル2砂塵のハルマッタンに、レベル2のヴァータをチューニング!秘めたる思いを、その翼に現出せよ。舞い上がれ!ブラック・フェザー・ドラゴン!!」

 

 

『(久々の出番で喜んでいる)』

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》⭐8 ATK2800

 

「つ、ついにデッキシンクロ...」

 

「インチキ効果も大概にするザウルス!!」

 

 

気持ちはわかるけど、いいじゃない。ブラックフェザー・ドラゴン限定だし...

 

 

「墓地のゼピュロス効果!黒羽の旋風を回収して復活!400ダメージはブラックフェザー・ドラゴンの効果で代わりに受けてくれるわ。再び黒羽の旋風おいといて、幻耀のスズリ②のエフェクト!ゼピュロスを生け贄に、レベル2幻耀トークンを精製!本来700ダメージを受けるけど、またこのコが守ってくれるわ。そっからスズリに幻耀トークンをチューニング!神話の名刀をぶんまわせ!星影のノートゥングをシンクロ召喚!!その効果により、あんたとサイバー・エンドに800ダメージ!」

 

「ぬっ!」

 

 

《星影のノートゥング》

⭐6 ATK2400

 

《サイバーエンド・ドラゴン》

ATK4000→3200

 

 

「更にセメタリーからシャマール②の効果よ!このコを除外して墓地のBF、スズリを回収。またもや700ダメージだけどまたまた肩代わり!」

 

「コストって?」

 

「さぁ...」

 

 

「そしてノートゥングが場にいると、もっかい召喚できるわ!スズリを召喚して黒い旋風と合わせて連続サーチ!疾風のゲイルと罠カード、ブラック・ツインシャドウを加え..発動!」

 

「手札から罠!?」

 

「場にBFが二体以上いると手札から使えるいつものアレよ!除外ゾーンのシャマール、墓地のチヌークをデッキに戻してシンクロ召喚!シンクロチューナー・魔風のボレアース!!」

 

 

《BF-魔風のボレアース》

⭐6 ATK2400

 

「おお!」

 

「ボレアースはデッキのBFを落として、レベルをコピーするわ。下弦のサルンガを墓地へ。さぁ~こっから派手になるわよ!レベル8のブラックフェザー・ドラゴンにレベル2となったボレアースをチューニング!」

 

「合計レベル10...くるぞインチキが!」

 

「フルアーマード...「深淵の神獣(ビーステッド)ディス・パテル!!」

 

 

《深淵の神獣ディス・パテル》⭐10 ATK3500

 

 

「「いや誰!!?」」

 

「姉さん陰の気纏ってる闇系のモンスター結構好きですね!?」

 

 

言い方ァ!BFは闇属性だから仕方ないじゃない!!

 

 

「と、思うじゃん?このカードは、墓地から素材を除外して特殊召喚できる!!」

 

「えっ?」

 

「墓地のブラックフェザー・ドラゴンにシンクロチューナー、魔風のボレアースをチューニング!!」

 

「ええ?」

 

「黒き旋風よ!気高き誇りをその翼に顕現せよ!!ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン!!」

 

 

『(ついに進化できて喜んでいる)』

 

《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》⭐10 ATK3200

 

 

「「「「墓地から進化したーっっっ!!?」」」」

 

「そして今更ディス・パテル効果発動よ!除外ゾーンのモンスターを一体帰還!...ボレアースおかえり!からのノートゥングにチューニング!超久々レベル12!神立のオニマル!! 

『我参上!!』

そして皆忘れてた、張り直した黒羽の旋風効果!ボレアースをまたまた復活させ、スズリにチューニング!レベル10、フルアーマード・ウィィィング!!」

 

 

※《天威の龍鬼神》

⭐8 ATK3000

《深淵の獣ディス・パテル》

⭐10 ATK3500

《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》

⭐10 ATK3200

A-BF(アサルトブラックフェザー)神立のオニマル》

⭐12 ATK3000

《BF-フルアーマード・ウイング》

⭐10 ATK3000

 

 

「「「「「や、や、やりたい放題だーっっっ!!?」」」」」

 

 

 

 

続けェ!

 

 





あまりに久々なんでミスがあったり文章がやけくそ気味なのはご容赦を

本気で色々あって正直失踪しようとしてましたが...せっかく新規きたりしたんで、このデュエルだけはなんとか終わらせたいと思います。

今後の展開が思いつかないのは内緒だ!!


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