ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~ (DJトッティー)
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荒廃教会のゴースト
転生!その血の記憶、、、?


オリ作制作中ですが
書いてしまいました(笑)


どもー俺はジョシュア・ジョースター!ジョジョが好きなオタク男子

 

 

定時制の高校に通っているが

登校中、トラックにぶち当たって死んだ

 

どこのカゲロウデイズと思ったが

辺りを見回すと白い空間に灰色ロングの少女がきれいな土下座をこちらに向けていた、、、

その後再び辺りを見回し、一言

 

ジョシュア『はぁ、、、大体わかったから顔上げて?』

 

???『この度は申し訳ありません!』

 

ジョシュア『あれだろ?どうせあんたの部下が間違えて俺の人生の書類的なやつをどうにかしちまったんだろ?』

 

???『exactly!』

 

なんかテレンス風に言ってきた

………殴っていいかなこいつ

 

ジョシュア『てか……あんたどっかで……まさか?』

 

???『?……あ!自己紹介を忘れてました!』

 

「おめぇの次の台詞は『いつもニコニコ!あなたの元に這い寄る混沌!ニャルラトホテプで~す』と言う」

 

ニャル子『いつもニコニコ!あなたの元に這い寄る混沌!ニャルラトホテプで~す!……はっ!』

 

ジョシュア「やっぱり……」

 

はぁ………この邪神はほんとにいろいろカオスだな

 

ニャル子『本当にすいません!その代わりあなたを転生させます』

 

ジョシュア『マジで!?』

 

ニャル子『イエス!さらに特典も6つ付けます!』

 

ジョシュア『マジか‼じゃあ早速特典は、、、』

 

俺の特典は

一つ、俺のオリジナル幽波紋[イミテイトストッカー]と考えた能力を完全反映

 

二つ、ジョジョキャラは歴代ジョジョとラスボスと同居

 

三つ、家族が幸せに暮らせるように

 

四つ、元の世界から俺の存在を消すこと

 

五つ、仮面ライダーゴーストに変身する事

 

六つ、仮面ライダーウィザードに出てきたファントム全員を俺の眷属にすること(同居はしない)

 

ニャル子『わかりました!ではあなたの転生する世界を紹介します!ごちうさとハイスクールD×Dが混ざったの世界です!』

 

 

ジョシュア『マジか、、、あの人外達もいんのか』

 

ニャル子『それに仮面ライダーゴーストに変身するなら眼魔とかいますよ?』

 

ジョシュア『うわっ!めんどくせぇ!』

 

 

 

色々話した結果、衣食住は

確保してくれると言う

 

 

 

ニャル子『では!転生行きます!』

 

ジョシュア『おう!』

 

 

 

 

そして俺は転生する!

ものすごい衝撃で、、、それこそ気絶するレベルで

 

(ナニヲスルダー!ユルサン!)

(オレハニンゲンヲヤメルゾジョジョー!)

(ハモン!オーバードライブノビート!)

(ソウダ!ハモンダヨォ!)

 

ジョシュア『(なんか聞こえる、、、)』

 

目を覚ますとそこに居たのは

筋肉質で青い服を着た紳士そうな男と

同じく筋肉質でハートマークが特徴的な黄色い服を着た男、そして白いスーツを着た男だった

 

ジョナサン『あ、目が覚めたんだね!おーい!みんな!彼が目を覚ましたよ!』

 

DIO『なんだ、起きたのか………まだ寝ていたら一度血を吸ってやろうと思ったのだが………』

 

吉良『君達……ここに来るや否やそこにあったASBをやるとはどんな神経してるんだ……』

 

ジョシュア『うわぁ……どっかで見たことあるやつだこれ……』

 



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クレイジーノイジービザートレーニング

さてさて

転成したし

自己紹介でも

 

ジョシュア『俺はジョシュア・ジョースター!俺の事は感謝と親しみを込めてジョジョって呼んでくれ!』

 

ジョナサン『僕はジョナサン・ジョースター!』

 

ジョセフ『ジョセフ・ジョースターだ!』

 

承太郎『…空条承太郎だ…』

 

仗助『東方仗助ッス!よろしくッス!』

 

ジョルノ『ジョルノ・ジョバァーナです、よろしくお願いします』

 

徐輪『空条徐輪よ!よろしくね!』

 

ジョニィ『ジョニィ・ジョースターだ!よろしく!』

 

ジャイロ『ジャイロ・ツェペリだ!ニョホッ!』

 

DIO『私はDIOだ…アルファベットのD・I・Oでディオと読む』

 

カーズ『究極生命体カーズだ!』

 

吉影『吉良吉影だ』

 

ディアボロ『俺はディアボロだ。』

 

プッチ『プッチだ。神父をしている』

 

ファニー『ファニー・ヴァレンタインだ!ファニーか大統領と読んでくれ!』

 

 

ディエゴ『ディエゴ・ブランドーだよろしく頼む』

 

みんな礼儀正しいな~…

自己紹介はしたし、あとは……

 

[ピンポーン]

 

チャイム?とりあえず俺は玄関に行き、ドアを開けるとそこには…うん

 

すごくAm〇zon

 

箱を開けると、中には五個のゴーストドライバーと眼魂が入ってた

 

中の内容としては

 

ゴーストドライバー×5

英雄ゴースト眼魂×20

ブランク眼魂×3

謎の眼魂

レジェンド眼魂×16

眼魂ドライバーG

 

と言う感じだ

この眼魂なんだろ?

 

ジョシュア『この眼魂さ…もしかしてジョースターさん達の眼魂じゃない?ディアボロだけ無いけど』

 

ディアボロ『変身してみたらどうだ?とゆうかなぜ俺のが無いんだ?』

 

知らんがな

そして今は変身しないからな

 

仗助『そう言えば今はまだ二つとも原作が始まる三年も前ッスよ?』

 

んげ!三年もあんのかよ!

 

徐輪『この三年は何?』

 

ジョナサン『…修行期間?…』ボソ

 

「「「「「「「「「「「「「「「「…それだぁぁぁあああ!」」」」」」」」」」」」」」」

 

え?

 

ジョナサン『波紋は僕とジョセフ、そしてカーズで教えるよ!』

 

は?

 

仗助『スタンドの扱い方は俺等が教えるッス!』

 

承太郎『人に教えたこと無いからスパルタになるぞ?』

 

ディアボロ『俺は断る!絶対途中で死ぬからな!』

 

ちょっ!

 

ジョニィ『なら俺達は黄金回転を教えるか!』

 

ジャイロ『黄金長方形になるまで鍛えてやる!』

 

ジョシュア『……あぁぁぁんまぁぁりだぁぁぁ!』

 

そして俺の地獄の修行が始まった

 

最初はスタンドの使い方だ

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!』

 

イミテイト『む?呼んだか?』

 

仗助『スタンドが喋った!?』

 

承太郎『スタンドにも意志があるとは聞いてたが…やれやれだぜ』

 

DIO『能力は?』

 

ジョシュア『触れた相手のスタンド能力と姿をコピーすることができるのと数時間ほど時間を巻き戻す事ができる』

 

吉影『無敵のスタンドだな』

 

ジョシュア『つっても時間を巻き戻すのはコピー能力が使えなくなった時だけしか使えないぜ?』

 

すると一瞬で承太郎達が別な場所に移動していた

ザ・ワールドとスタープラチナか

 

DIO『無駄無駄無駄無駄!このナイフを裁ききれるか!』

 

ジョシュア『げっ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

DIO『やるな!だがこれはどうだ!ザ・ワールド!時よ止まれぇ!』

 

ブゥゥゥン、カチッ

 

DIO『無駄無駄無駄無駄!そして時は動き出す!』

 

ジョシュア『ちょっ!時止めは反則だって!』

ザクザクザクッ!

ジョシュア『ギャァァァアアア!』

 

次は波紋の修行

 

怪我?クレイジーダイヤモンドで治してもらった!

 

ジョナサン『波紋の練り方は確か…パウッ!』

 

ジョナサンはいきなり俺の腹を小指で突いた

 

ジョシュア『タコス!』

 

ジョセフ『気絶したな』

 

カーズ『だな』

 

ジョナサン『手が滑っちゃった!ごめん!ジョシュア君!』

 

うーん…

あれ?いつ波紋の修行終わったっけ?

まぁいいや

次は黄金回転の修行か

 

ジャイロ『これが黄金回転だ』ギュルルル

 

ジョシュア『おぉ~!』

 

ジャイロ『黄金回転は見て覚えろ』ギュルルル

 

ジョシュア『むむむ』

 

ジャイロ『…』ギュルルル

 

ジョシュア『ぐぬぬぬ』

 

ジャイロ『…』ギュルルル

 

ジョシュア『ううう!』

 

ジャイロ『あぁ!もうめんどくせぇ!受けて解れ!』

 

ジョニィ『ちょっ!ジャイロ!?』

 

ジャイロ『これが黄金回転だぁぁぁ!』

 

ジョシュア『ぐっはぁ!』

 

俺は1メートルほど吹っ飛ばされる

 

ジョシュア『なんかわかった気がする!』

 

ジョニィ『マジで!?』

 

そして2年後俺はある人と出会う事になった



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ジョジョとイッセーの驚き

あの地獄の修行を続けて

3年後

 

俺はある場所にバイトへ行くことになった

 

 

ジョシュア『行ってきまーす!』

 

俺が向かった先はそう!

 

ラビットハウス!

 

働き始めて半年位経っててだいぶ慣れて来た

今俺は二人にコーヒーを試飲してもらっている

 

一人はラビットハウスのしっかり者

香風チノ

 

そしてもう一人は……

 

リアス『朱乃程じゃ無いけど美味しいわジョジョ』

 

そう

リアス・グレモリーだ

 

リアスとは3ヶ月前に出会って

スタンドの気配に気づいたのか

付きまとわれてる

 

 

ジョシュア『何でリアスがいるんだよ!』

 

リアス『小さい事は気にしないの』

 

ジョシュア『はぁ…あ、で?どうだ?』

 

チノ『惜しいです』

 

ジョシュア『くぁ~!まだまだかぁ~!』

 

リアス『にしてもジョジョ?』

 

ジョシュア『あ?』

 

リアス『いつになったらオカルト研究部に来てくれるのかしら?』

 

ジョシュア『ラビットハウスで忙しい!』

 

リアス『貴方は私達に取って必要なのよ?戦力として』

 

ジョシュア『はぁ…ま、その話はまた学校で』

 

一応俺とリアスは杜王町の駆王地区にある

駆王学園に通ってる三年生だ

ちなみに承太郎、仗助、ジョルノ、徐輪も通よってる

 

あ、お客さん入ってきた

 

ジョシュア『いらっしゃいませ』

チノ『いらっしゃいませ』

 

ココア『もふもふ!』

 

チノの頭のウサギを見て興奮する客

 

チノにおさわりはコーヒー頼んでからとか言われてるし

なんかアホな理由で三杯もコーヒー頼みやがった

全部飲めんのか?

 

頼んだら頼んだで

触ろうとしてるし

 

……チノ、お前の言いたいことはわかるぞ

 

しばらくして

さっきの客が今日からラビットハウスで働く保登ココアだと言うことがわかった

 

ジョシュア『俺はジョシュア・ジョースターだ俺の事はジョジョと呼んでくれ』

 

ココア『私、保登心愛!お姉ちゃんって呼んでもいいよ!』

 

ジョシュア『……』

 

俺の身長一応180あるんだけどな

 

その点、ココアは……160前後と言った所か

 

ジョシュア『どっちかって言ったらココアが妹じゃね?』

 

ココア『えぇ?私この駆王学園に転校してきた2年生なんだよ?』

 

ジョ&リア「「なんだ、俺(私)の後輩じゃん(じゃない)」」

 

ココア『えぇ!?』

 

ジョシュア『それに妹っぽいのが目の前に1人』

 

俺達三人はチノに目線を送る

 

ココア『チノちゃん!私の事はおn』

 

チノ『呼びませんよ』

 

がっかりしながらも

チノから制服を貰い、更衣室へ向かうココア

 

しばらくすると奇妙な叫び声がしてもんだから駆け付けると

 

そこには腰を抜かしたココアと

下着姿の天々座リゼがエアガン構えてた

 

は?下着姿のリゼ?

 

リゼ『なっ!ジョジョ!?』

 

ジョシュア『リゼ!?』

 

いきなり撃ってきやがった!

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!』

 

イミ『オラァ!』

 

リゼ『み!見るなぁ!』

 

ジョシュア『いいから服を着ろぉ!』

 

イミ『……何このカオス』

 

先ほどの一悶着からしばらくたって

ココアが仕事をやり始めた

 

とりあえずバックヤードにあるコーヒー豆を取ってくる事から始めてはみたものの

ココアはコーヒー豆の入った袋を重そうに持っていた

 

俺?俺はスタンドも使って一気に4つ持てるぜ?

 

ジョシュア『ココア、重かったら台車あるから使っていいんだぞ?』

 

ココア『ううん!大丈夫!』

 

ほんとかよ?

 

ココア『そー言えばジョースター先輩!』

 

ジョシュア『んあ?』

 

ココア『さっきから物が空中に浮いてるけど何で?』

 

思わずこける俺

 

今更かよ!さっき言えよ!

まぁいいや

 

ジョシュア『それはスタンドって言って、俺の能力なんだ。そしてスタンドは人外とスタンド使いにしか見えない』

 

ココア『へぇー!』

 

ジョシュア『あ、但し声は聞こえるから安心しろ。あと俺の事はジョジョって呼んでくれ』

 

ココア『はーい!』

 

その後、ココアが半端ない暗算を披露し

皆が驚愕したことは言うまでもない

 

そして翌日

俺達は学園に登校する

 

俺の隣にココアと

宇治松チヤ

 

甘味処甘兎庵の看板娘だ

 

チヤ『おはよう!ジョジョ先輩、承太郎先輩』

 

ジョシュア『おっす!チヤ』

 

ココア『おはよう!ジョジョ先輩!空条先輩!』

 

承太郎『…あぁ』

 

俺達の通う駆王学園には

 

三年生の二大お姉さま

リアス・グレモリーと姫島朱乃

 

三年の優しい不良

空条承太郎、ジョシュア

 

そして二年には三大王子

木場裕斗、東方仗助、ジョルノ

 

二年の変態組

兵藤、元浜、松田

 

一年のマスコット

搭城小猫、空条徐輪

 

と言う美男美女がそろう

 

俺?俺の事は気にするな!

 

「「「まぁーてぇー!」」」

 

イッセー『待てと言われて待つ奴がいるか!』

 

逃げるイッセー、元浜、松田

追い掛ける剣道部女子

 

ジョシュア『オラァ!』

 

「「「タコス!」」」

 

イッセー『何すんすか!ジョシュア先輩!』

 

ジョシュア『お前らが女子更衣室覗くからだろうが!』

 

元浜『見逃して下さい!ジョシュア先輩!』

 

ジョシュア『俺は何もせんよ』

 

「「「よっしゃ!」」」

 

ジョシュア『裁くのは剣道部女子達だ』

 

女子『もう逃がさないわよ!』

 

「「「ぎゃあああ!」」」

 

そして後ろにいた剣道部女子達にフルボッコされるイッセー達

 

その日の放課後

イッセーは俺と共に帰路についていた

 

イッセー『はぁ…』

 

ジョシュア『お前の次の台詞はモテたいと言う』

 

イッセー『モテたい…ハッ!』

 

ジョシュア『たく、お前は黙ってりゃ顔は悪くないのにな』

 

イッセー『うるさいな!俺は紳士なんすから!』

 

ジョシュア『変態と言う名の紳士だけどな』

 

イッセー『先輩!』

 

夕麻『あ、あのっ!』

 

「「?」」

 

夕麻『兵藤一誠君ですよね?』

 

イッセー『そうだけど?』

 

夕麻『私と、付き合って下さい!』

 

その日、イッセーに彼女が出来た



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邂逅!悪魔と堕天使!

松田『嘘だっ!』

 

元浜『これは何かの陰謀だ!』

 

何か松田と元浜が叫んでる

理由は大体わかるけどな

 

そう、その理由は

イッセーに天野夕麻という彼女が出来たからである

 

しかし……

 

ジョシュア『なぁ…承太郎…イッセーの彼女…』

 

承太郎『あぁ、嫌な気配がする』

 

俺はイミテイトストッカーをブラックサバスに変え

イッセーのあとを追わせた

 

ちなみにニャル子いわく俺のスタンドは同居してるやつら以外のスタンドはもうコピーしてるからいつでも使えるらしい

 

そしてイッセーは

次の日曜日にデートに行かないかと夕麻を誘った

 

そしてやって来たデート当日、俺はイミテイトストッカーブラックサバスをハーヴェストに変えあとを追う

承太郎、仗助、ジョルノと共に

 

イッセーは人間だから俺達のスタンドは見えない

念話で話せばスタンド同士で会話もできるし

 

デートは順調だった

あのイッセーにしてはかなりベタでいいデートだった

あのイッセーが!

 

まぁ、その話は置いといて

二人はある公園に差し掛かった

 

夕麻『ね、ねぇイッセー君』

 

イッセー『な、何?』

 

夕麻『お願いがあるんだけど?』

 

イッセー『あ、あぁ!いいよ!言ってごらん!』

 

夕麻『死んでくれないかな?』

 

その瞬間

イッセーの腹に光の矢が刺さった

 

ジョシュア『イッセー!』

 

承太郎『兵藤!』

 

「「兵藤先輩!」」

 

仗助『クレイジーダイヤモンド!』

 

仗助はクレイジーダイヤモンドで傷を塞ぐが

既にイッセーは虫の息だった

 

ジョシュア『おい、何でイッセーを殺そうとした!』

 

夕麻『その子が宿した神器を恨むことね』

 

ジョシュア『なら連続で殴られるか、顔を整形したいか?それとも永遠の死を味わうか?』

 

目の前の堕天使は俺らに向けて光の矢を放つ

 

俺と承太郎はスタンドを使いそれを弾く

 

「「オラァ!」」

 

その後すぐに光の矢を何発も俺達の目の前に放つ

外させたのではない

奴自身がわざとはずしているのだ

 

土煙が晴れるとそこに堕天使いたはずの堕天使は消えていた

 

くそっ!

 

ジョシュア『仗助!イッセーは?』

 

仗助『……もうダメでした』

 

そんな!

イッセーが!

 

すると

後ろが赤く光る

 

この魔方陣は!

 

リアス『ジョジョ!?』

 

ジョシュア『リアス!』

 

リアスはイッセーの遺体を見た瞬間

すべてを悟ってくれた

 

リアスはポケットからチェスの駒

しかも兵士の駒を取り出した

 

駒がイッセーの体に吸い込まれるように入っていく

 

イッセーは人間ではなく悪魔として生き返ったのだ

 

ジョシュア『…なんとかなったな』

 

ジョルノ『あの動き、広範囲の攻撃』

 

仗助『スタンドが見えてた動きだ』

 

ジョシュア『やっぱ悪魔や堕天使にはスタンドが見えるって事か』

 

イミテイト『確かに…しかもスタープラチナが目で追えないスピード…ザ・ワールドを越えるかも知れんな』

 

ザ・ワールドを越えるかも知れない堕天使の光の矢

 

けど俺の中で完全な状態のスタンドが1つ

そいつを使えば勝てるはずだ

 

その日、俺達は自宅に戻った

 

リアスはイッセーに魔力を分けるとか言ってたから間違いなく朝帰りだろう

 

そして俺は1度ラビットハウスに寄ることにした

 

理由は1つ

ココアとチノと勉強会をするためだ

 

ココア『ジョジョ君遅~い!』

 

ジョシュア『わりぃな、ちょっと烏を追い払っててな』

 

チノ『あまり無茶しないで下さい』

 

ジョシュア『おう』

 

俺はココアとチノに勉強を教える

 

勉強会はついこの間までチノと俺の二人でやってたがココアが入ってきて

賑やかな勉強会になった

 

右にココア、左にチノ

うーん

両手に花とはこの事だな

 

ジョシュア『ここはこうで…あ、もうこんな時間か…俺そろそろ帰るわ』

 

ココア『えぇー?もう帰っちゃうの?』

 

ジョシュア『ジョースターさんが心配しちまう』

 

俺は帰ろうと席をたったその時

チノが俺の服の裾を掴む

 

チノ『あのっ!き、今日は泊まっていきませんか?』

 

顔を赤く染めながら俺を誘うチノ

誰だよチノに変な事教えたの

泊まるけどね!

 

ジョシュア『しょうがねぇな!今日は泊まるか!…!?』

 

俺の手にはトト神が握られていた

これはイミテイトストッカーが変化した姿である

イミテイトストッカー自身も変化することができる

やっぱ俺のスタンドはチートだな(笑)

 

俺は恐る恐るその内容を読んでみた

 

それはイッセーが死にかけると言う予言だった

 

ジョシュア『わりぃチノ、また今度にする』

 

俺はすぐにラビットハウスから飛び出し

近くの公園に向かう

 

するとそこで堕天使に追われているイッセーがいた

 

ジョシュア『イッセー!』

 

イッセー『ジョシュア先輩!』

 

互いの名を叫んだ

 

ドーナシーク『貴様、はぐれでは無かったのか…これは失礼した』

 

ジョシュア『お前…名前は?』

 

ドーナシーク『我が名はドーナシーク、堕天使レイナーレ様の部下だ』

 

ジョシュア『なんでイッセーを殺そうとした?』

 

ドーナシーク『それは私自身がその子をはぐれ悪魔と間違えたからだ。すまない』

 

俺はイミテイトストッカーをアトゥム神に変え、ドーナシークの魂に質問した

 

ジョシュア『ホントにはぐれと間違えたのか?』

 

ドーナシーク『(yesyesyes)』

 

ジョシュア『どうやら嘘は着いてないみたいだな』

 

すると爆発が起こる

 

「「「うわぁぁ!」」」

 

俺の目の前に青い怪人

眼魔か!

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!』

 

ドーナシーク『な!貴殿は神器所有者だったのか!』

 

ジョシュア『いや、俺はスタンド使いだ!(こいつは眼魔!しかもスペリオル!)』

 

眼魔『そこの悪魔、死んでもらおう!』

 

イッセーの後ろにもう一体眼魔スペリオル!

 

ジョシュア『しまっ!』

 

眼魔の手刀がイッセーの体を貫く

 

ジョシュア『イッセー!』

 

イッセーはそのまま気を失う

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!スタープラチナ!』

 

イミテイト『オラァ!』

 

登場と同時に眼魔スペリオルの一体を殴り

もう一体の眼魔スペリオルの元にふっ飛ばす

 

そして一気に殴り倒す!

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

「「ぐぁぁぁ!」」

 

ジョシュア『グレート!』

 

二体の眼魔が爆発する

 

それと同時にリアスの魔方陣が俺の目の前に表れる

たく、遅ぇよ

 

リアス『これは!』

 

リアスはドーナシークを見てイッセーを殺そうとした犯人と決めつけたようだ

 

まぁ半分合ってんだけどな

 

リアス『あなた、私の可愛い眷属を手に掛けようなんていい度胸じゃない』

 

ドーナシーク『これはグレモリー家の娘か、自分の眷属は放し飼いはやめた方がいい…私のような闇に堕ちた者に殺されかねんぞ?』

 

リアス『ご忠告傷みいるわ』

 

ドーナシーク『もう出会わない事を期待する…』

 

ドーナシークはそのままどこかに飛んでいく

 

リアス『どうしたの?ジョジョ』

 

ジョシュア『いや…なんでもない』

 

リアスはそのままイッセーを連れイッセーの自宅で休ませると言って

俺と帰路につく

 

なんで俺とリアスとイッセーが同じ帰り道何だって?

 

イッセーの家はラビットハウスの向かいで俺の家はラビットハウスの隣だからだ

 

 

そして

イッセーの驚いた声とイッセーのお母さんの叫び声が聞こえたのは言うまでもない



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はぐれ悪魔とゴースト

時間を遡る事、昨夜

 

あの事をチノに話した

 

そう、俺はオカルト研究部に入部する

 

お隣同士だから窓開けて話せるし

いつもそうしてんだよね

 

ジョシュア『なぁ、チノ?』

 

チノ『どうしました?ジョジョさん』

 

ジョシュア『俺さ、部活入るんだけどいいか?』

 

チノ『オカルト研究部ですか?』

 

ジョシュア『あぁ』

 

チノ『……無茶しないで下さいね』

 

ジョシュア『わかった』

 

ちなみにチノはなんやかんやあってリアスの正体が悪魔だと言うことを知ってる

 

え?

なんやかんやはなんやかんやですけど何か?

 

ジョシュア『じゃあ、おやすみチノ』

 

チノ『おやすみなさい、ジョジョさん』

 

回想終了

 

俺は調度、リアスとイッセーが一緒に登校している所に出くわした

 

ジョシュア『よう、お二人さん!二人仲良く朝帰りかよ?』

 

リアス『あら?おはよう、ジョジョ』

 

イッセー『ジョシュア先輩!?おはようございます!てか!二人とも知り合いだったんですか!?』

 

ジョシュア『Exactly!その通りだ』

 

リアス『じゃあイッセー、後で使いの者を寄越すわ』

 

イッセー『は、はい!』

 

その日の放課後

俺は承太郎、仗助、ジョルノ、徐輪と共に一足先に使いの者の教室に向かう

 

ジョシュア『木場はいるか?』

 

木場『あ、ジョシュア先輩!どうしたんですか?』

 

ジョシュア『お前、リアスから頼まれ事あるだろ?付き合ってやるよ』

 

木場祐斗

こいつはリアスの眷属

つまり悪魔だ

 

木場『はい、ありがとうございます』

 

そして俺達はイッセーの教室に向かう

 

ジョシュア『オーイ!イッセー!』

 

イッセー『ジョシュア先輩!?』

 

ジョシュア『ちょっと面貸せや』

 

仗助『先輩、それ脅しじゃないすか』

 

俺達は旧校舎の部室に向かう

 

部室に入ると

シャワーの音が聞こえた

 

イッセーがやらしい目で見てる

 

 

小猫『いやらしい顔』

 

小猫ナイス!

 

っとリアスがシャワー室から出てきた

 

俺は目を瞑り、仗助、ジョルノの目を塞ぐ

 

仗助『ジョシュア先輩』

ジョルノ『ジョシュアさん』

 

「「見えません」」

 

承太郎は目をそらしてるだろう

 

リアス『さて、本題に入るわ。兵藤一誠、あなたを歓迎するわ!悪魔としてね』

 

リアス、朱乃、小猫、木場は悪魔の羽をイッセーに見せる

 

それと共鳴するかのようにイッセーにも悪魔の羽が表れる

 

仗助『これホンモンすか?』

 

イッセーの羽を引っ張る仗助

 

イッセー『いででで!いてぇよ仗助!』

 

仗助『わりぃわりぃ!』

 

リアス『あなたは悪魔に転成したの』

 

ジョシュア『お前はリアスの下僕になったというわけだ』

 

イッセー『じゃあ!ホントに夢じゃなかったのか?』

 

ジョシュア『あ、あとなリアス、俺と承太郎、仗助、ジョルノ、徐輪はオカ研入ることにしたから。全員スタンド使いなんでよろしく』

 

俺はイミテイトストッカー

承太郎はスタープラチナ

仗助はクレイジーダイヤモンド

ジョルノはゴールドエクスペリエンス

徐輪はストーンフリーを出す

 

イッセー『なんか出てきたぁぁぁ!』

 

ジョシュア『能力は今度教えるわ』

 

リアス『堕天使狙われた理由…貴方が宿した神器ね』

 

イッセー『神器?』

 

神器とは、人間に宿る規格外の能力の事

スタンドとはまた違った物である

 

リアス『イッセー、まずは貴方の神器を見せて頂戴』

 

イッセー『でも俺、出し方わからないんすけど…』

 

ジョシュア『なんか強い力を想像しろ、そしたら自然に出るから』

 

イッセーはドラゴン波!とか言いながら神器を出した

 

リアス『うーん、見た限りだと危険な神器では無いみたいだけど?』

 

ジョシュア『さあな、俺は知らん』

 

そして、リアスはイッセーに大量のチラシを渡す

 

リアス『イッセーには暫くチラシ配りをしてもらおうかしら』

 

ジョシュア『リアス、悪魔の説明しなくていいのか?』

 

リアスは

イッセーに悪魔の説明をする

 

悪魔は万年生きる事

悪魔の出生率の低さ

爵位等の説明

 

イッセーがハーレムを作れるとか言ってるが気にしない

 

 

数日後

 

暫くチラシ配りをしていたリアスがイッセーに話していた

 

リアス『イッセー?そろそろ契約を取ってみないかしら?』

 

イッセー『契約、ですか?』

 

リアス『小猫の契約が重なっちゃって、代わりに行ってきて欲しいのよ』

 

イッセー『わかりました!行ってきます!』

 

イッセーは話し魔方陣を使って転移する

 

 

転移出来なかった

 

その為イッセーは自転車で向かう

 

ジョシュア『自転車で契約者の所に向かうって』

 

イッセーは結局、契約取れなかったみたいだな

 

イッセー『すいません部長…』

 

リアス『初めてだもの、仕方ないわ』

 

朱乃『部長』

 

リアス『……そう、わかったわ…イッセー!はぐれ悪魔の討伐依頼が来たわ。駒の特性を説明したいからイッセーも付いてきて頂戴』

 

ジョシュア『んじゃ、俺の特性も教えますかね』

 

俺達は、近くのビルに向かう

 

血の匂いがする

 

奥の部屋から声が響く

 

バイザー『不味そうな匂いがする、でも甘い匂いもするぞ?不味いのかな?それとも旨いのかな?』

 

出てきたのは上半身が女の体で

下半身が化け物の悪魔だった

 

 

リアス『ごきげんよう、はぐれ悪魔のバイザー!グレモリー侯爵の名において貴方を消し飛ばしてあげるわ』

 

バイザー『やかましい!貴様もその髪と同じ血の色に染めてやる!』

 

バイザーはリアスに襲い掛かるが

 

リアス『祐斗!』

 

木場『はい!部長!』

 

木場は目にも止まらぬスピードでバイザーの腕を切り落とす

 

バイザー『ぎゃぁぁぁ!』

 

リアス『騎士の特性はスピード、目にも止まらぬ速さで相手を翻弄するわ』

 

次に小猫が前に出て行く

 

ジョシュア『小猫、気ぃつけろよ(イッセーのエロい目に)』

 

小猫『わかりました(兵働先輩のエッチな目に)気をつけます』

 

バイザー『この小娘がぁぁぁ!』

 

バイザーは小猫を踏みつけようとしたが、受け止められてしまう

 

リアス『戦車の特性はバカげた防御力とバカげた怪力よ』

 

小猫『ぶっ飛べ』

 

小猫はバイザーを近くにぶっ飛ばす

 

ぶっ飛ばした近くに朱乃

 

もうフラグ立ってるだろ

 

朱乃はそのまま雷をバイザーに放つ

 

リアス『女王の特性は王以外の全ての特性を持つ最強の副部長よ』

 

朱乃『あらあら、うふふ』

 

ジョシュア『うわぁ…楽しそう…』

 

リアス『朱乃は究極のSよ』

 

朱乃『あらあら、まだ元気そうですわ』

 

ジョシュア『朱乃~!俺の分も取っておいてくれよ~!』

 

朱乃『わかりましたわ』

 

朱乃はその場を離れる

 

バイザーはリアスに襲い掛かる

 

ジョシュア『リアスの前に俺が相手になってやるよ』

 

俺はポケットから眼魂を取り出す

 

腰に手を当て、ゴーストドライバーを召喚

 

ゴーストドライバーに眼魂を装填!

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

俺は仮面ライダーゴーストに変身する

 

ジョシュア『オラァ!』

 

俺はバイザーを殴って怯ませる

 

ジョシュア『俺の特性は変身、仮面ライダーゴーストに変身出来ることだ。さて!トドメだ!』

 

俺はトリガーを一回引く

 

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

ジョシュア『はぁぁぁ!』

 

俺はトドメのキックを喰らわせる

 

バイザー『ぎゃぁぁぁ!』

 

バイザーはその場に倒れる

 

リアス『何か言い残すことは?』

 

バイザー『こ、殺せ』

 

リアス『そう…なら消し飛びなさい!』

 

リアスは滅びの魔力をバイザーに浴びせる

 

はぁー終わった終わった!

変身解除しますか

 

イッセー『あの~、俺の困って?』

 

リアス『あなたの駒は兵士よ』

 

聞いた瞬間に落胆するイッセー

兵士ってけっこー強いんだぜ?

 

それをよそにまだ落胆しているイッセー

 

やれやれだぜ



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サイアク×ナ×サイカイ

はぐれ悪魔討伐から数日後

 

俺はイッセーと買い物をしていた

まぁ大半はチノのおつかいなんだけどな

 

イッセー『なんで俺まで…』

 

ジョシュア『いいじゃねぇかイッセー、買い物が以外に多いんだ。少しは付き合え』

 

 

???『はうわ!』

 

すっとんきょうな声だなと

 

声がした方を見ると

シスターの格好をした少女がコケていた

しかも白パン丸出しにして

 

ジョシュア『イッセー、助けんぞ』

 

イッセー『うっす!大丈夫?』

 

イッセーと俺はシスターを助ける

 

???『助けて頂きありがとうございます!』

 

ジョシュア『あんた、名前は?』

 

アーシア『アーシア・アルジェントと申します!今日からこの町に赴任したシスターです』

 

ジョシュア『俺はジョシュア・ジョースター!俺の事は感謝と親しみを込めてジョジョって呼んでくれ』

 

イッセー『俺は兵藤一誠!気軽にイッセーって呼んでくれ』

 

 

やっぱシスターだったか

 

ん?この町に赴任?

そもそもこの町に教会なんてあったか?

 

なんて疑問をよそにイッセーは教会まで案内するという事まで話しは進んでいた

 

え?英語?スタンド能力でなんとか頑張ってる

 

 

しばらく進むと、男の子が泣いていた

 

少年『うわぁぁぁん!』

 

ありゃりゃ、膝を擦りむいてらぁ

…治してやるか

と思ったがアーシアが男の子の近くにいた

 

ただの人間が出来ることも無いだろうに

 

 

アーシア『男の子が泣いてちゃダメですよー?』

 

そういってアーシアは男の子の膝に手をかざすと淡い緑色の光に包まれみるみる傷口を塞いでく

 

神器持ちだったのか

 

ジョシュア『今のは?』

 

アーシア『治癒の力です。神様から授かった素敵な力です』

 

笑顔で返すアーシアだが

何か悲しそうな目をしていた

 

こりゃ、神器関連でなんかあったな

 

サポート系の神器だしな

リアスから色々聞いてたから大体わかってるとはいえ……

 

っと、そうこうしてる間に俺とイッセーとアーシアは教会の近くまで来ていた

 

アーシア『あ!あそこです!ありがとうございます!』

 

ジョシュア『いや、なんもだよ』

 

「「なんも?」」

 

やべ

方言出ちまった!前世は北海道の出身だからな

気を付けねば

 

ジョシュア『なんでもない…じゃあ俺達は急いでるから』

 

俺とイッセーは……

 

というか俺は

そそくさとその場を立ち去る

 

後、アーシアから見知った匂いがあるしな

 

その後、イッセーはリアスにちょっと怒られていた

 

リアス『二度と教会には近づいちゃダメよ』

 

イッセー『すいません』

 

リアス『今回はジョジョがいたからいいけど、いつ光の矢が降ってきてもおかしく無かったのよ?』

 

ジョシュア『まぁまぁ、その辺にしといてやれよ』

 

リアス『そうね、じゃあイッセー!頑張って契約取ってきてね』

 

イッセー『はい!がんばります!』

 

ジョシュア『今回は俺もついてくわ。俺のバイク乗るか?イッセー』

 

イッセー『はい!乗りたいです!』

 

俺はゴーストになった特典で付いてきたゴーストライカーに乗る

イッセーを後ろに乗せて

 

そして契約者の家に着くと

何か嫌な予感がした

 

ジョシュア『……イッセー、神器出しとけ』

 

イッセー『え?』

 

ジョシュア『いいから!』

 

俺の怒号にイッセーは慌てて神器を出す

 

 

俺も腰にゴーストドライバーを召喚し、イミテイトストッカーも出しておく

 

 

玄関に入ると、血の匂い……

 

リビングに向かうとそこには血だらけ壁にくくりつけられた男の遺体

 

ジョシュア『むごいことしやがるぜ』

 

???『悪いことする人はお仕置きよーって昔の神様が言ってたっすからねー!』

 

 

話しかけて来たのは白髪に神父の服を着た男

 

フリード・セルゼンだった

 

フリード『やぁやぁやぁ!これはこれは忌々しい悪魔君じゃあ~りませんか!』

 

ジョシュア『俺は悪魔じゃないんだけどな……こいつはお前が殺ったのか?』

 

フリード『yesyesyes!だってこの人、悪魔呼び出す常習犯だったみたいっすから?殺すしかないっしょ!』

 

ジョシュア『じゃ、むごいことされても文句言えないな!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

俺はすぐに変身してフリードに攻撃を仕掛ける

 

だが

 

フリード『おっと!あぶねぇなぁ!』

 

弾き返される

 

フリード『んじゃ!悪魔に協力してるあんたも、このイカす剣とイカす銃でぶち殺しますかね!』

 

二人がにらみ合ってる中

悲鳴が聞こえた

 

アーシア『きゃぁぁぁ!』

 

アーシア!

 

イッセー『アーシア!?』

 

フリード『おぉ~!これはこれは!俺の相棒のアーシアちゃんじゃあ~りませんか!』

 

アーシア『こ、これは?』

 

フリードはアーシアに小声で何かを言っている

 

フリード『さぁて!気を取り直して!』

 

 

フリードは俺……

ではなく

イッセーに襲いかかる!

 

しかしフリードの前にアーシアが立ち塞がる

 

アーシア『フリード神父!この方を見逃して下さい!』

 

フリード『はぁ…アーシアちゃん?悪魔は悪い物なんだよ?邪悪な存在なんだよ?』

 

 

アーシア『悪魔にもいい人はいます!』

 

フリードは大人しく引き下がる

 

その後

 

俺達の後ろに

魔方陣が二つ

 

一つはリアスの魔方陣

そしてもう一つは

 

ジョシュア『眼魔!』

 

白い眼魔が俺達を襲う

 

ウルティモ『死ね!兵藤一誠!ジョシュア・ジョースター❗』

 

眼魔ウルティモが俺達に魔法弾を撃ってきた

 

ジョシュア『あぶねぇ!』

 

[カイガン!ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか~!]

 

ジョシュア『右手で斥力を操って魔法弾を止めりゃぁいい!』

 

フリード『チッ!アーシアちゃん!ここは一旦退くぜよ!』

 

フリードは閃光弾を床に投げる

 

フリード『ではバイチャ!』

 

フリードとアーシアはその場から逃げる

 

アーシアはかなり嫌がってたが仕方ない!

 

[ダイカイガン!ニュートン!オメガドライブ!]

 

俺はイミテイトストッカーと共に眼魔ウルティモにラッシュを浴びせる

 

「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」」

 

そしてとどめにイミテイトストッカーをエコーズact3に変え眼魔ウルティモを重くし、ニュートンの力で持ち上げる

 

重力と斥力に挟まれればまず生きているのは難しいだろう

 

眼魔ウルティモはそのまま声を発することも出来ずに消滅した

 

ふと気づくと、

後ろで震えてる

 

リアス、朱乃、小猫、木場、イッセーの五人

 

小猫『ジョシュア先輩は怖いです』

 

ジョシュア『はっは~!そんなこと言ってると俺の右手がお前の頭に食らい付くぜ?』

 

俺は右手で何かを砕く動作をする

怖がらせたかな?

 

リアス『ごめんなさい、イッセー…はぐれ神父が居ることに気付いて急いで来たのだけれど』

 

ジョシュア『俺がいたから大丈夫だ』

 

すると小猫が何かに反応する

 

小猫『部長!ここに複数の堕天使の気配が!』

 

リアス『ここは一旦逃げるわよ!』

 

ジョシュア『じゃ!また明日な!』

 

リアス達は魔方陣で

 

俺はゴーストライカーでその場を立ち去る



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覚醒の赤龍騎士

俺とイッセーは公園に来ていた

 

俺はバイトで、イッセーは特に何もなく

 

イッセー『はぁ……』

 

ジョシュア『それで五回目!いい加減鬱陶しい!客が寄り付かねぇじゃねぇか!』

 

イッセー『すいません』

 

俺がビシッと言うと

イッセーは少し考えて

 

イッセー『よし!こんなんじゃダメだ!まずは体を鍛えなきゃな!』

 

こいつ、自分の弱さに嘆いてたのか……

 

そう思ってるとイッセーは懸垂を始めた

 

 

ジョシュア『なぁ、イッセー…お前……』

 

アーシア『イッセーさん?ジョジョさん?』

 

 

「「アーシア!?」」

 

ジョシュア『なんでこんなとこに!』

 

アーシア『あ、…お休みを頂いたので…』

 

休み…ねぇ……

 

ジョシュア『おいイッセー、お前、ちょっとアーシアと遊んでこい』

 

イッセー『え』

 

ジョシュア『えじゃねぇ、アーシアに町案内してやれって言ってんだよ』

 

イッセー『あ!はい!わかりました!』

 

イッセーはアーシアと共に町に行った

 

ジョシュア『さてさて、俺もバイトに戻りますかね』

 

???『きゃぁぁぁ!』

 

近くから悲鳴が!

 

ジョシュア『どうした!……?』

 

俺は目の前の景色に驚愕した

チラシの山に座るウサギ

そのウサギにキレる女の子

 

 

???『どどど、退きなさいよ!』

 

依然としてウサギはチラシの上から退こうとしない

 

???『退きなさいよ!お願いします!』

 

土下座!?ウサギ相手に土下座!?

 

ジョシュア『おいおいおいおい!シャロ!ウサギ相手に土下座はねぇだろ』

 

シャロ『ふぇ?ジョジョしぇんぱい!』

 

俺はウサギをチラシの上から退かす

 

この金髪メイドは桐間シャロ

 

俺の後輩だ

リゼと同じ時期に会った

 

メイドって行ってもバイト先の制服なんだよな

 

ジョシュア『いい加減ウサギなれろよ』

 

シャロ『無理です!絶対無理です!』

 

ジョシュア『ま、別にいいけどよ』

 

シャロ『ジョジョ先輩だっていまだに嫌いじゃないですか…』

 

ジョシュア『?』

 

シャロ『てん…』

 

俺はすかさずシャロの頭を掴む

 

ジョシュア『シャロ?お前にはO☆SI☆O☆KIが必要かな?』

 

シャロ『いたたたた!痛いです!ジョジョ先輩!痛いです!わかりました!言いませんからぁ!』

 

ジョシュア『分かればよろしい』

 

シャロ『ジョジョ先輩もチラシ配りですか?』

 

ジョシュア『まぁな、そっちは多そうだな…半分持ってやるよ』

 

シャロ『え?自分の分は……?』

 

俺は先程立っていた場所を指差す

その場所にはイミテイトストッカーがチラシ配りと言うより鞄に勝手に入れてるが……まぁ配ってるってことで!

 

でも、シャロには見えてねぇんだけどな

 

シャロ『あぁ…(ジョジョ先輩と一緒にチラシ配りなんて!幸せ~)』

 

暫く俺達はチラシ配りをしてると

近くの噴水広場から

雷が落ちたような光が俺達を包む

 

 

ジョシュア『!?……近いな……まさか!イミテイトストッカー!シャロを頼んだ!』

 

イミテイト『あ、ああ』

 

俺はゴーストドライバーを召喚すし、

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

噴水広場に行くと

 

イッセーの腹に風穴が!

そしてその傷を直しているアーシア

 

ジョシュア『貴様ぁ!』

 

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

俺はレイナーレ向けてキックを放つ

 

レイナーレ『無駄よ!』

 

レイナーレは光の矢を俺に向けて放ち、俺のキックを相殺する

 

ジョシュア『チッ!ならこれはどうだ!』

 

[カイガン!ロビン・フッド!ハロー!アロー!森で会おう!]

 

俺はガンガンセイバーをアローモードに変形させ、標準をレイナーレに定める

 

[ダイカイガン!ロビン・フッド!オメガストライク!]

 

光の矢を放つ

だがそれも相殺される

 

レイナーレ『死ね!』

 

レイナーレはイッセーに光の矢を放つ!

しまった!

 

俺は咄嗟に自分の体を盾にして二人を守った

 

イッセー『ジョシュア先輩!』

アーシア『ジョシュアさん!』

 

レイナーレ『アーシア?貴女がこっちに来ればそこの二人は見逃してもいいわよ?』

 

あのアマ‼

アーシアを脅してやがる‼

 

アーシア『……分かりました』

 

ジョシュア『アーシア…!い、行くな…!』

 

アーシア『イッセーさん、ジョシュアさん…ありがとうございました』

 

イッセー『アーシアぁぁぁあああ!』

 

アーシアはそのまま

レイナーレと共にその場から飛んで行った

 

イッセー『なんで、なんで俺はっ!』

 

ジョシュア『イッセー…お前…強くなりたいか?』

 

イッセー『……え?』

 

ジョシュア『強くなりたいか?』

 

イッセー『…はい!強くなりたいです!』

 

ジョシュア『わかった…その前に仗助呼んでくれ…』

 

数分後、仗助が来て傷を治してもらった

 

仗助『全く、大丈夫っすか?先輩』

 

ジョシュア『おう!クレイジーダイヤモンドのお陰で助かったわ!』

 

仗助『んじゃ俺は今の事、部長に報告してくるんで!』

 

仗助は駆王学園に向かう

 

そして俺とイッセーは

駆王地区の遊園地に来ていた

 

イッセー『ジョシュア先輩?なんでこんなとこに?』

 

ジョシュア『とにかくついてこい』

 

俺はあるアトラクションの前で止まる

そのアトラクションは……

「鏡とガラスの迷宮」だ

 

ジョシュア『さぁて!入るか!』

 

イッセー『いやいや!ジョシュア先輩!おかしいって!』

 

ジョシュア『あ?おかしくねぇよ』

 

俺はそのまま迷宮内に入ってく

それについてくるイッセー

 

暫く進んで

 

ジョシュア『さて、ここら辺だろ』

 

イッセー『ここら辺?』

 

すると俺とイッセーの目の前の鏡に

赤い龍が表れる

 

龍『ゴァァァアアア!』

 

イッセー『うわぁぁぁ!』

 

ジョシュア『こいつはドラグレッダー!鏡の世界のドラゴンだ』

 

イッセー『ど、ドラゴン?』

 

ジョシュア『こいつと契約して仮面ライダーになってよ』

 

俺はどっかの地球外生命体のような顔でドラグレッダーと契約するように促した

 

イッセー『……』

 

イッセーが間抜けな顔をしてる

 

ジョシュア『イッセー?おーい』

 

イッセー『いや!状況全く読めないんですけど!?』

 

やれやれ┐( ̄ヘ ̄)┌

 

ジョシュア『お前は俺と同じ仮面ライダーになる資格を得たんだよ!』

 

イッセー『……』

 

ジョシュア『ドラグレッダーと契約すれば、お前は仮面ライダーになれる』

 

イッセー『……少し、考えさせて下さい』

 

イッセーはそのまま迷宮から出る

 

ジョシュア『全く、お前も物好きだな?ドラグレッダー』

 

ドラグレッダー『(真司もだがあいつはあいつで面白そうなんでな、だが…あんな悲劇は繰り返したくはない……)』

 

ジョシュア『……』

 

あ、そうそう!

何故俺がドラグレッダーを知ってるかって?

 

それはニャル子に頼まれたんだよ

 

仮面ライダー達を見つけてくれって

 

そして俺は

アークル、オルタリング、Vバックル、変身音叉、カブトゼクター、デンオウベルト、キバット、ディケイドライバー、オーズドライバー、フォーゼドライバー、ウィザードライバーを持って転成したわけ

 

イッセーはそのうちの一つ、Vバックルに選ばれたって訳

 

っと、リアスから電話だ

 

ジョシュア『はぁーい!こちら只今外出中でぇーす!後でまたお電話くださぁーい!よ、ろ、し、く!』

 

 

リアス『「ふざけないで!イッセーはそこにいるの!?」』

 

ジョシュア『いや?ついさっき別れたけど?』

 

リアス『「イッセーが危ないわ!」』

 

ジョシュア『!了解!』

 

俺はゴーストドライバーを召喚し、眼魂をセットする

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

 

そして俺はレジェンド眼魂の一つ、龍騎の眼魂をセットする

 

[カイガン!龍騎!周りはライバル!始まるサバイバル!]

 

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!ハングドマン!』

 

俺はすぐに鏡の中に入る

 

待ってろよ!イッセー!無事でいてくれよ!

 

そして俺は近くのガラスから勢いよく飛び出した

 

ジョシュア『イッセー!』

 

イッセー『ジョシュア先輩!』

 

目の前には

イッセーを殺そうとしている白いフェンシングの甲冑を着た男と倒れているリアス達

 

甲冑を着た男、こいつは!

 

ジョシュア『ジェネラルシャドウ!』

 

シャドウ『ほう!我が名を知るとはな!』

 

ジョシュア『わりぃね!グダグダ話してる暇は無いんだよ!』

 

俺はスタンドで殴る

 

シャドウ『何!?』

 

ジョシュア『てめぇ!ぜってぇ許さねぇ!』

 

俺はムサシ眼魂を取りだし

ドライバーにセットする

 

[カイガン!ムサシ!決闘!ズバット!超剣豪!]

 

ジョシュア『はぁぁぁ!』

 

しかし、背中に一撃食らってしまう

 

シャドウにじゃない

もう一人の誰かだ

 

後ろをみると

赤いインディアンのような怪人

ガルドサンダーが武器を降り下ろしていた

 

ジョシュア『ミラー……モンスター…だと!?』

 

俺はその後

二人に手も足も出ずに倒されそうになった

 

リアス『ジョジョ…イッセー…(大切な下僕も守れないなんて……)』

 

イッセー『ジョシュア先輩…(大切な仲間さえ守れないなんて)』

 

リアス『(私はっ!)』

 

イッセー『(俺はっ!)』

 

二人がそう思った瞬間

 

俺が持ってたディケイドのカードと

イッセーに渡したカードデッキが光る

 

ジョシュア『イッセー!』

 

 

イッセー『ドラグレッダーァ!いるんだろ!俺と契約しろぉぉぉ!』

 

イッセーが叫ぶと近くのガラスからドラグレッダーが飛び出し、イッセーの中に入る

 

イッセー『変身!』

 

イッセーは仮面ライダー龍騎に変身する

 

ジョシュア『イッセー!リアス!覚悟決めたか!』

 

俺はリアスにカードとドライバーを投げる

 

リアス『これは?』

 

ジョシュア『そいつはディケイドライバー!腰に着けてみろ!』

 

リアスは俺の言う通り

ディケイドライバーを腰に装着する

 

ジョシュア『ディケイドライバーにディケイドのカードを入れろ!』

 

リアス『わかったわ!変身!』

 

リアスはカードをドライバーにセットする

 

[KAMENRIDE!ディケイド!]

 

リアスは仮面ライダーディケイドに変身する

 

ジョシュア『しょうがねぇ!ディケイドの使い方はざっくり教えてやるよ!』

 

と思ったのに

あの二人思いっきり暴れてやがる

 

あ、そうだ!

 

ジョシュア『イッセー!カードデッキから一枚カード出せ!』

 

イッセー『え?あ、はい!』

 

イッセーはカードを取り出す

 

ジョシュア『そのカードを左腕のバイザーにセットしろ!』

 

イッセーはカードをドラグバイザーにセットする

 

[advent]

 

電子音が鳴ると鏡の中からドラグレッダーが姿を表す

 

そして

 

ジョシュア『リアス!今持ってる剣の鍔の部分開いて黄色い龍騎のカードをだして見ろ!』

 

リアスも俺の言う通りにライドブッカーを開き、龍騎のカードを取り出す

 

ジョシュア『それをドライバーにセットしろ!但しイッセーの後ろでな!』

 

リアス『わかったわ!』

 

リアスはイッセーの後ろで、カードをセットする

 

[finalfoamride!リュリュリュ龍騎!]

 

リアス『イッセー!ちょっとくすぐったいわ!』

 

すると、イッセーの体がみるみるドラグレッダーの姿になる

 

そして俺はオレ魂にチェンジして

 

ガルドサンダーとジェネラルシャドウが同じ場所に立ったのを確認する

 

ジョシュア『一気に行くぜ!』

 

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

リアス『えぇ!』

 

[finalattackride!ディディディディケイド!]

 

イッセー『はい!』

 

「「はぁぁぁ!」」

 

イッセー『ダブルドラゴンスマッシャー!』

 

俺とリアスは蹴りを

イッセーはドラグレッダーと共に体当たりをして

ジェネラルシャドウとガルドサンダーを倒した

 

ジョシュア『まさか、リアスが仮面ライダーになるとは…』

 

リアス『私も思わなかったわ』

 

ジョシュア『さて、今日は帰りますか』

 

リアス『そうね、帰りましょう』

 

そして各々自宅へと帰った




最近、ジョースターさん達の出番が無い気がする


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戦闘校舎のサプライズドライブ
ダブルと鎧武と時々ドライブ


俺は今一人で部室にいる

 

何でって?サボりだ

 

後、ニャル子に連絡するためだ

ライダーが見つかったら連絡してくれって

コンドルデンワーで話していた

 

ジョシュア『ニャル子か?龍騎とディケイド見つかったぞ』

 

ニャル子『「おぉ!では引き続きお願いします!」』

 

ジョシュア『あぁ一つ聞きたいんだが』

 

ニャル子『「何です?」』

 

ジョシュア『何でファイズギアとブレイバックルとダブルドライバーと戦極ドライバーとドライブドライバーをくれなかったんだ?』

 

ニャル子『「……」』

 

しばらく続く沈黙

 

ニャル子『「実はですね……」』

 

ジョシュア『はぁぁぁ!?』

 

俺は衝撃の事実を知ってしまった!

 

ファイズギアとブレイバックル、ダブルドライバー、戦極ドライバー、ドライブドライバーをこの世界に落としたぁぁぁ!?

 

ジョシュア『お前なぁ!?』

 

ニャル子『「本っっっ当にすいません!」』

 

ジョシュア『んじゃこっちで探すわ』

 

ニャル子『「ありがとうございます!では!私はこれで!」』

 

と言ってニャル子は通信を切る

 

探すって言っても拾われてる可能性があるんだよなぁ

 

と思ってたらみんなが来た

 

イッセーがなんか沈んだ顔してるけど……

 

みんな座ったな

 

ジョシュア『お前ら、ちょっと試したい事があるから目ぇ瞑ってろ』

 

目を瞑るオカ研メンバー

 

俺はあらかじめ

クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ディケイド、ダブル、オーズ、フォーゼ、ウィザード、鎧武、ドライブのマークを書いたカードをばら蒔く

 

これは俺の前世からの能力でその人のトレードマークを書いたカードを投げるとその人の元に行くというのが俺の能力だ

 

リアスがディケイド

イッセーが龍騎

朱乃がクウガ

小猫がオーズ

木場がカブトか

 

他のカードはこの旧校舎には居ないか

 

今のうちに渡しとこう

 

俺はカードを回収する

 

ん?電王のカードだけ何でドアの前に?まぁいいか

 

俺は

朱乃の前にアークル

小猫の前にオーズドライバー

木場の前にカブトゼクターを置く

 

小猫『ジョシュア先輩これは?』

 

ジョシュア『朱乃の前にあるのがアークル、小猫の前にあるのがオーズドライバー、木場の前にあるのがカブトゼクターだ』

 

木場『何で僕達に?』

 

ジョシュア『お前ら三人はそれぞれのクウガ、カブト、オーズの有資格者だ』

 

朱乃『何です?そのクウガと言うのは』

 

ジョシュア『クウガは古代の戦士だ、オーズは無欲なライダー、カブトは最速のライダーだ』

 

すると乾いた音が聞こえた

 

リアス『ダメよ!あの子の事は諦めなさい』

 

イッセー『でも部長!』

 

やれやれだ

俺が助け船を出してやりますか

 

「「リアス」」

 

おっと、俺と朱乃の声が被った

 

ここは朱乃に譲るか

 

リアス『……そう、わかったわ』

 

イッセー『部長!』

 

リアス『いい?イッセー、貴方が昇格を使っても堕天使には勝てないわ』

 

そう言って、リアス、朱乃、俺はその場を立ち去る

 

ま、合図に気づいてくれればいいけどな

 

 

そして俺達は

廃教会の裏口にやって来た

 

そこにはゴスロリ金髪堕天使が待っていた

 

ミッテルト『ちース!やっぱりこっちに来たっすね!』

 

ジョシュア『おあいにく様、俺達ゃ別動隊でな!本隊は今頃あの神父と殺り合ってるだろうぜ』

 

なんせ向こうには承太郎、仗助、ジョルノ、徐輪がいるからな

 

ミッテルト『なっ!しまったッス!でも一番警戒すべきはあんたら三人スからね!』

 

ジョシュア『やれやれだぜ』

 

ミッテルト『行くッスよ!カラワーナ!ドーナシーク!』

 

カラワーナ『お前が命令するな!』

 

ドーナシーク『まぁまぁいいではないか』

 

ドーナシーク!マジかよ!

 

ドーナシーク『おや?グレモリー嬢ではないか?』

 

リアス『貴方達のしようとしてることを阻止しに来たのよ』

 

ドーナシーク『ならば死ぬがいい!』

 

ジョシュア『おっと!その前に俺が相手だ!』

 

俺はドライバーを召喚して、眼魂をセットする

 

[カイガン!フーディーニ!マジいいじゃん!スゲーマジシャン!]

 

ジョシュア『種も仕掛けもございません!』

 

俺はフーディーニの能力で、ドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトの三人をチェーンで拘束する

 

ミッテルト『なにするッスか』

 

カラワーナ『放せっ!』

 

ドーナシーク『貴様ァ!』

 

 

そして俺はイミテイトストッカーをスタープラチナにして

 

まずはミッテルトに近づく

 

ジョシュア『大人しくしてろよ?じゃねぇとてめぇの脳みそが御陀仏だ』

 

そして、ミッテルトの額にあった肉の芽を摘み取る

他の二人も同様に摘み取る

 

三人共、洗脳されてたみたいだな

 

ミッテルト『ウチは一体何をしてたッスか?』

 

カラワーナ『記憶が一部消えている』

 

ドーナシーク『どう言うことだ?』

 

と言うことは、あのレイナーレとか言う堕天使も洗脳されてる可能性があるな

 

てか肉の芽って

 

あの野郎、まだ野望を捨ててないのかよ

 

帰ったら承太郎とオラオラしてやる

 

ジョシュア『さて俺達も行くか、あのメンバーだ…犠牲者が出てもおかしくねぇ。犠牲者が増える前に問題解決と行こうや』

 

俺と朱乃、リアスが教会の中に入ろうとした時

 

ドーナシークに呼び止められる

 

ドーナシーク『ジョシュア・ジョースターと言ったな?頼む、レイナーレ様を助けてくれ』

 

ジョシュア『はぁ…んなもん、当たり前じゃボケ』

 

俺達は教会に入る

 

そこには

横たわってる生気の無いアーシアと

泣いているイッセーの姿

 

イッセー『何で…何でアーシアが死ななくちゃいけないんすか…俺が悪魔だからですか?…』

 

リアス『イッセー…』

 

イッセー『ちくしょう、ちくしょう!』

 

レイナーレ『あはは!いい様ね!』

 

イッセー『レイナーレぇぇぇ!』

 

レイナーレ『その名を呼ばないでよ!汚れるじゃない!』

 

イッセーはカードデッキを取りだし龍騎に変身する

 

ん?ドラグバイザーが右にある!

こないだは左だったのに!

よく見りゃ左手の籠手、変化してる!

 

[boost]

 

イッセーはそのままレイナーレに殴りかかる

 

ライダーの力も相まってかなりのスピードだ

 

ジョシュア『俺も行くか!』

 

俺はフーディーニを外して赤黒い眼魂を取りだしドライバーにセットする

 

[一発闘魂!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴーファイ!]

 

ジョシュア『イッセー!一気に行くぜ!』

 

イッセー『はい!』

 

[ダイカイガン!ブースト!オメガドライブ!]

[finalvent]

 

ジョシュア『はぁぁぁ!』

 

イッセー『ドラゴンライダーキック!』

 

レイナーレはそのまま教会の外に投げ出される

 

それを小猫が引きずって持ってきた

 

ジョシュア『仗助、よろしく』

 

仗助『うっす、クレイジーダイヤモンド』

 

レイナーレの顔がどんどん治っていく

 

そしてレイナーレは意識を取り戻す

 

レイナーレ『くっ!何故私が!只の龍の籠手に負けるなんて!』

 

リアス『赤い籠手…あぁ、なるほどね』

 

ジョシュア『なんだよ?』

 

リアス『これは赤龍帝の籠手、十秒ごとに持ち主の力を倍加させる事が出来る十三種ある神滅具の一つよ』

 

へぇ、そんなにすごいのか

てかレイナーレの額にあるの肉の芽だよな?

 

ジョシュア『承太郎、任せていいか?』

 

承太郎『任せな、スタープラチナ!』

 

承太郎はレイナーレにあった肉の芽を摘み取る

 

それは問題は無いとして

 

問題はアーシアの方だった

 

イッセー『すいません、部長…俺、アーシアを』

 

ジョシュア『おいおいおいおい!泣くなよイッセー!リアス』

 

リアス『そうね、確か僧侶の駒が余ってたから、シスターを転成させるのは極めて異例だけど』

 

そしてリアスはアーシアを悪魔へと転成させる

 

アーシア『…あれ?私、何を?』

 

イッセー『アーシア!』

 

アーシア『ふぇ!?イッセーさん!?』

 

その後、俺が濃いめのコーヒーを飲みたくなったのは言う間でもない

 

そして

レイナーレ、カラワーナ、ミッテルト、ドーナシークの四人はと言うと

俺達の住むアパートに居候することになった

 

ジョシュア『DIOぉぉぉ!』

 

DIO『違う!誤解だ!私じゃない!』

 

ジョシュア『問答無用!オラオラオラオラ!』

 

レイナーレ『待って!ジョシュア君!私達、その人に会ったの今日が初めてよ?』

 

ジョシュア『は?じゃあ一体誰が?』

 

とてつもないデカイ闇が俺達を呑み込もうとしていることをその時の俺達は知るよしもなかった

 

そして翌日

 

俺とイッセーが部室に行くと

駆王学園の制服を着たアーシアが

待っていた

 

ジョシュア『おー!その制服って事はアーシアうちに入るのか!』

 

アーシア『はい!よろしくお願いします!イッセーさん!ジョシュア先輩!』

 

ジョシュア『あー…お前らさ、前から思ってたんだけど俺の事はジョジョって呼んでくれないか?』

 

イッセー『あ、そうですね!ジョジョ先輩!』

 

アーシア『よろしくお願いします!ジョジョ先輩!』

 

ジョシュア『おう!』

 

さらに翌日、俺のクラスに転校生が来るそうだ

 

まさかアーシアがうちのクラスに転校するとは!

 

先生『よし、三人とも入ってこい』

 

ん?三人?

 

絋汰『はじめまして!転校生の葛葉絋汰です!』

 

舞『転校生の高司舞です!』

 

戒斗『駆紋戒斗だ』

 

………ええええぇぇえぇ!

 

ななな、何でぇ!

 

絋汰と舞と戒斗がいるんだよぉぉぉ!

 

その後

絋汰と戒斗は女子に質問攻めされ

舞も同じく男子に質問攻めされていた

 

やれやれ

 

ジョシュア『おい葛葉、駆紋、高司、お前ら放課後話しがある』

 

そして放課後、

 

俺と絋汰、戒斗、舞はオカ研の部室に来ていた

 

イッセー『ジョジョ先輩!大変です!』

 

ジョシュア『あぁ、アーシア以外の転校生だろ?って何でお前が知ってんだ?』

 

リアス『それは…』

 

俺の目の前に広がった光景は

ソファーに座ってる呉島光実と呉島貴虎、泊進之介だった

 

絋汰『ミッチー!貴虎!お前らも来てたのか!』

 

光実『絋汰さん!舞さん!戒斗さん!』

 

貴虎『お前たちが来てれば少しは安心していいな』

 

ジョシュア『貴虎の次の台詞は「持ってるんだろ?戦極ドライバー」と言う』

 

貴虎『持ってるんだろ?戦極ドライバー……ハッ!』

 

ジョシュア『やっぱり』

 

五人は戦極ドライバーとゲネシスドライバーを取り出す

 

絋汰『俺達もこの世界に飛ばされて何が何だか』

 

戒斗『しかもオーバーロードの力は失われてない』

 

光実『僕もヨモツヘグリロックシードがあってビックリしました』

 

クリム『これは驚きだな進之介』

 

進ノ介『あぁ、俺以外にもライダーがいたなんて』

 

ジョシュア『あんたは?』

 

進ノ介『俺は泊進之介、警視庁の刑事だ』

 

ドライブドライバーと泊進ノ介

戦極ドライバーとビートライダースのメンバー

 

おいおい

 

鎧武とドライブがオリジナルそのままって

 

ジョシュア『頭がパンクしそうだぜ』

 

そして俺は暫くして考えるのをやめた

 

あ、後俺は今日バイトの為、

部活を休むことにした

 

向かうはラビットハウス

 

ラビットハウスに着き、店に出ると

 

チノ、ココア、リゼがラテアートに挑戦していた

 

ココア『難しいよぉ~』

 

リゼ『最初はなれないものさ』

 

チノ『頑張ります…』

 

ジョシュア『どれ、俺もやってみるか!』

 

俺は波紋の呼吸を整える

 

ジョシュア『コォォォ!ラテアートオーバードライブ!』

 

俺はラテアートにチノ、ココア、リゼの三人の顔を描く

 

ジョシュア『本気出せば集合写真の絵もかけるぜ!』

 

リゼ『凄いな……』

 

すると、二人組のお客様がご来店だ

 

ジョシュア『いらっしゃいま……え?』

 

ハードボイルドな服装した青年とカジュアルな服装で髪に緑のメッシュが入った青年

 

うん

間違いない

 

左翔太郎とフィリップだ(°▽°)

 

もう思考が追い付けません(°▽°)

 

左『コーヒーを一つ』

 

フィリップ『僕も』

 

俺は二人にコーヒーを持っていく

 

ジョシュア『仮面ライダーダブル、何でラビットハウスに来てんだよ』

 

左『お前は?』

 

ジョシュア『仮面ライダーゴーストこと、ジョシュア・ジョースターだスタンド使いでもある』

 

フィリップ『仮面ライダーゴースト、スタンド使い、スタンド……』

 

なんかフィリップが検索始めたし

 

左『お前が仮面ライダーゴーストか、はじめましてだな』

 

お、感じは良さそうだ

流石は主役ライダーの一人だ

 

ジョシュア『明日の夕方六時に駆王学園の旧校舎に来てくれ。会わせたい奴がいる』

 

左『わかった…オーイ!フィリップ!戻ってこい!』

 

フィリップ『彼は不思議な能力があるようだね、ゾクゾクするよ』

 

そして、その後

ちょっとしたホスト風な男がやって来て

チノ達を雌を喰う雄の顔をしてやがるから

お引き取り願った

 

あの野郎、次来たらぶっ飛ばしてやる!

 

チノ『お客さんをぶっ飛ばさないで下さい』

 

うむ

心を読まれてしまった(´・ω・`)

 

そしてバイトが終わり

 

窓で俺とチノそして珍しくココアも交ざっている

 

こっちは相変わらず騒がしいぜ

 

ジョシュア『悪いな騒がしくて』

 

ココア『ううん!大丈夫!』

 

チノ『ジョジョさんはいつも大変そうですね』

 

ジョシュア『あぁ、もう慣れたよ』

 

するとココアが何かに気づく

 

ココア『ねぇ?イッセー君の家光ってない?』

 

ジョシュア『はぁ?光ってるわけ…』

 

確かにイッセーの部屋が光ってる

 

ジョシュア『ちょっと待ってろ』

 

俺は双眼鏡を持ってきてイッセーの部屋を覗く

 

リアスとイッセー?何で……

 

おいおいおいおいおいおい!

 

リアスの奴服脱ぎ始めたぞ!

 

イッセーに迫ってやがる!

 

ココア『私にも見せて~!』

 

ジョシュア『子供にはまだ早い!』

 

こんなん二人に見せられるか!

 

するともう一つ魔方陣が現れて

もう一人出てくる

 

……なんか複雑な事情があるようだ

 

俺は双眼鏡をしまう

 

ジョシュア『そうだ!チノ、なんかあったら俺を呼べよ?すぐに駆けつけるからな』

 

 

俺にとってチノは妹のような存在

眼魔共に壊されてたまるか!

 

あれ?チノが赤くなってる

横でココアがニヤニヤしてる

 

俺なんか変なこと言ったか?

 

にしても、リアスの奴……

また大きな問題がありそうだ



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思惑と覚醒とキッカケ

俺は

イッセーの手伝いを終え、イッセーと共に部室に帰ってきた

 

イッセー『部長、ただいま戻りました』

 

リアス『……』

 

イッセー『部長!』

 

リアス『きゃっ!あぁ、どうしたのイッセー』

 

ジョシュア『いやどうしたのじゃねぇよ、今帰ってきたんだよ』

 

リアス『そう……』

 

俺はイッセーに小声で話す

 

ジョシュア『最近、ボーッとしてる事多いよな?』

 

イッセー『そうですね』

 

やれやれ

なーんかあるなこりゃ

悪魔の問題とかわかんねぇけど

 

さらに次の日

 

俺は木場とイッセー、アーシアと共に部室に向かっていた

 

最近のリアスの事と仮面ライダーについて話しながら

 

ジョシュア『変身方法はカブトゼクターをベルトにセットするだけだ』

 

木場『意外に簡単なんですね!』

 

ジョシュア『ポージングは今度教えるわ』

 

木場『はい!っ!』

 

木場が何かに気づく

 

木場『ここまで近づくまで気付かない何て……まだまだだね』

 

木場がドアを開けると

そこにいたのは

 

リアスと朱乃と……誰?

銀髪のメイドがいるけど

 

グレイフィア『初めまして、グレイフィアと申します』

 

ジョシュア『俺の名はジョシュア・ジョースター、俺の事はジョジョって呼んでくれ』

 

リアス『全員揃ったわね』

 

グレイフィア『私から話しましょうか?』

 

リアス『いえ、私から話すわ』

 

リアスが何かを話そうとしたその時

炎と風が起こる

 

炎が人の形を成して

その人形が炎を取っ払うと

 

昨日のホスト風な男が現れる

 

ライザー『会いに来たぜ!愛しのリアス』

 

リアス『ライザー!』

 

暫くして、ライザーがリアスの肩に腕をおいてリアスの髪を弄っている

 

朱乃『お茶ですわ』

 

ライザー『うーん、リアスの女王が淹れたお茶は旨いな』

 

朱乃『ありがとうございます』

 

リアス『ライザー、いい加減にしてちょうだい、私は貴方と婚約はしないわ!』

 

ライザー『そんなことを言ってもなぁ~リアス…そうもいってられないんじゃ無いのか?』

 

こいつらさっきから何の話ししてんだよ

 

つかこいつの声、DIOに似てんな

声だけなら間違えそうだぜ

 

ライザー『俺は君の眷属を焼き尽くしてでも君を連れていく!』

 

何言ってんだかこのキザ野郎は

 

ライザー『あ、そうそう!浮気宣言で悪いが昨日の店の店員も可愛かったな…チノとか言ったか?』

 

あ?

おいおいまさか

 

ライザー『彼女も、私の眷属にしようか?それにそこの女も』

 

 

ライザーは舞の方を指差す

その時俺の中で何が切れた

 

ジョシュア『てめぇ……今チノをどうするって?』

 

ライザー『?貴様は?』

 

ジョシュア『俺はジョシュア・ジョースターだ、よろしく、発情猿野郎!』

 

ライザー『なっ!』

 

ジョシュア『違うか?焼鳥野郎!』

 

ライザー『貴様ぁ!』

 

俺達の殺気の中

 

グレイフィアさんが割ってはいる

 

グレイフィア『それではレーティングゲームで決着を着けると言うのはどうでしょう?』

 

ジョシュア『レーティングゲーム?』

 

なんだそりゃ

 

リアス『平たく言うなら人間チェスみたいなものよ』

 

ジョシュア『なるほど大体わかった』

 

ライザー『俺に対抗出来るのはリアスの女王だけのようだな!見ろ!わが眷属を!これが俺のフルメンバーだっ!』

 

そう言ってライザーは自分の眷属を召喚する

 

弱そうだな

 

 

ジョシュア『はっ!予言しよう!俺はレーティングゲームで必ずお前をフルボッコにしてやると!』

 

リアス『あなた何言って…』

 

ジョシュア『リアス!俺も出せ!こいつはぶっ飛ばさないと気が済まねぇ!』

 

絋汰『俺もだ!舞は俺の彼女だ!』

 

ライザー『ほう!では十日だ!十日間だけ待ってやろう!ハンデとしてオカルト研究部の部員全員で来い!』

 

ジョシュア『上等だ!』

 

グレイフィア『では、十日後お二人のレーティングゲームを始めますよろしいですね?』

 

俺達は頷く

 

そして次の日

俺達は山に来ていた

山に来たメンバーは

リアス、朱乃、木場、小猫、アーシア、イッセー、絋汰、舞、戒斗、光実、貴虎、そして俺に加え

俺の同居人達全員とチノ、ココア、シャロ、リゼ、千夜のメンバー

 

え?DIO?

ザワールドオーバーヘブンで何とかなってる

便利だね真実の上書き

 

 

にしても三人の荷物重そうだな

 

ジョシュア『小猫?荷物持とうか?』

 

小猫『ジョジョ先輩、自分の荷物見てから言ってください』

 

俺は背中の荷物を見ると自分の体より二回り位大きな荷物を背負っている

 

ちなみに小猫と木場とイッセーは俺の荷物より一回り小さい位の荷物だな

 

ジョシュア『こんなもん、修行にすらなんねぇよ』

 

ジョースターさん達ので鍛えられたからな

 

すると前を歩いていた筈のイッセーがもうへばっていた

 

ジョシュア『おいイッセー!まだまだ先は長げぇぞ』

 

イッセー『参りました!』

 

そう聞こえた後、イッセーが転げ落ちる

 

ジョシュア『ありがとう、イッセー、オマエノコトハイッショウワスレナイ』

 

チノ『何で片言なんですか』

 

そしてリアスの別荘に着く

相変わらずイッセーは肩で息してるけどな

 

イッセー『やっと…着いた…あれ?部長達は?』

 

ジョシュア『先に部屋で着替えてるよ』

 

その瞬間猛ダッシュで別荘内に入ろうとしたジョセフとイッセーを止める

 

ジョシュア『お前ら……チノの着替えを覗こうとしたか?』

 

ジョセフ『何言ってんだよジョジョ!』

 

イッセー『覗かなければ!』

 

「「男の恥!」」

 

俺は二人をオラオラした

俺は悪くない

 

 

そして木場とイッセーの剣術稽古

俺は暫く見学

 

結果は木場の圧勝

次は俺か

 

ジョシュア『おい木場、お前の神器で本気で掛かってこい』

 

俺はガンガンセイバーを持って木場を挑発する

 

木場『わかりました!』

 

木場は本気で俺を倒しに来る

 

木場『はぁぁぁあああ!』

 

ジョシュア『無駄無駄無駄ァ!』

 

数分後

勝負は俺の勝ちだ

 

大体木場の動きは掴めたな

んじゃ今度はあいつを出すか

 

次に小猫との模擬戦だ

 

小猫にボコられるイッセー

 

やれやれだぜ

 

次に俺と小猫だな

 

小猫は俺や承太郎から見て盗んだラッシュを使ってくる

 

小猫『にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!』

 

俺はそれを全てかわす

 

小猫『当たってください!』

 

ジョシュア『だが断る!』

 

俺は小猫の最後の一撃で放った腕を掴み、そのまま巴投げの要領で投げ飛ばす

 

小猫『にゃっ!』

 

ジョシュア『俺の勝ちだ!』

 

小猫の動きも覚えたしな

 

あ、イッセーがまたボコられてる

 

次は朱乃の魔力の修行か

 

俺は魔力は無いから見学だな

 

アーシアの魔力の塊でけぇな

流石だ

 

所でイッセーは

米粒位の魔力の塊

 

俺はその魔力をデコピンで消す

 

ジョシュア『えいっ!』

 

イッセー『オーノー!』

 

そしてその日の夜

 

チノ達が作ってくれたカレーにパールジャムを入れながら

今日の修行の話をする

 

リアス『早速だけどジョジョ?今日一日、修行見ててどんな感じだったかしら?』

 

ジョシュア『そうだな、まずはっきり言ってあいつを倒すなんてのは今の状況じゃ無理な話だな…対抗出来るのは俺と絋汰、戒斗にミッチー位なもんだろ』

 

だが、こっちにも切り札はある

 

ジョシュア『そこでだ!お前ら…俺の考えた修行メニューやってみないか?』

 

俺の考えた修行メニューは

ライダーの力をフルに使うこと

 

あわよくば最終フォームまで行けばいいんだけど

 

あ、その前に

 

俺は

アギト、ファイズ、ブレイド、響鬼、電王、キバ、フォーゼ、ウィザードのマークカードをばら蒔く

 

そのうちの一枚

ウィザードのマークカードがアーシアの所に近づく

 

アーシアはウィザードの資格があるのか!

あの魔力だ、納得

 

俺はアーシアの前にウィザードライバーとウィザードリングを置く

 

アーシア『あの、これは?』

 

ジョシュア『そいつはウィザードライバーとウィザードリングだ!お前はウィザードの資格を得た!』

 

アーシアがライダーの力を受け継ぎ

俺達の修行は再び始まる

 

ジョシュア『さてさて、俺の眷属でも紹介しますか』

 

リアス『眷属?あなたは悪魔じゃないでしょ?』

 

ジョシュア『まぁ見てろって!』

 

俺は印を結ぶと

ウィザードの魔方陣が現れ、そこから

 

フェニックス(ユウゴ)

メデューサ(ミサ)

グレムリン(ソラ)

の三人を召喚する

 

ジョシュア『右からユウゴ、ミサ、ソラだ』

 

 

ユウゴ『俺は不死身のフェニックス様だぁぁぁ!』

 

ミサ『五月蝿いわよユウゴ』

 

ソラ『あはは!ユウゴ君またミサちゃんに怒られてる!』

 

 

俺はファントム三人を召喚してイッセー達に修行させる

 

ユウゴにはイッセーに

ミサはアーシアに

ソラは木場に付いて

修行だ

 

ちなみに俺は子猫につく事になった

 

 

ジョシュア『おいイッセー!ユウゴは不死身のファントムだ!本気で殺りに行け!』

 

イッセー『は、はい!』

 

ユウゴ『俺は強ぇぞ?』

 

アーシア『よろくお願いします!』

 

ミサ『よろしくねアーシアちゃん』

 

木場『よろしくお願いします』

 

ソラ『よろしくね!』

 

まずはイッセーの修行

 

イッセーは龍騎と赤龍帝の籠手を使ってユウゴに向かっていくものの、全てかわされ攻撃一つ、当たっていない

 

イッセー『何で当たらないんだよ!』

 

ユウゴ『隙だらけだぜ!』

 

さっきからユウゴの攻撃しか当たってない

 

大丈夫かよ

 

次はアーシアの修行

 

魔力の修行は単純なもので

コップの中の水を氷に変えたり

その氷でかき氷作ったり

銀の弾丸を俺に向けて撃ってきたり

 

…ん?俺に?

 

ジョシュア『ちょっと待てぇぇぇ!』

 

ミサ『動く的が喋らない!』

 

ジョシュア『俺は的じゃねぇぇぇぇえええ!』

 

俺は逃げながら

木場とソラの修行を見てみる

 

木場『はぁぁぁ!』

 

ソラ『いいね!いいね!いい動きだよ!』

 

木場『流石はジョジョ先輩の眷属ですね!』

 

ソラ『いやいやぁ!僕なんてまだまだだよ!』

 

うーん

二人とも早いな

目では追えないスピードだな

ハイパーになったら更に速くなりそうだ

 

そして次は俺と小猫の修行だな

 

俺は小猫に波紋を教える

 

ジョシュア『波紋の呼吸が出来るようになるには、まず横隔膜を抉らなきゃならない』

 

小猫『どうすればいいですか?』

 

ジョシュア『こうするんだよ!』

 

俺は小猫の横隔膜を小指で突く

 

そして小猫は波紋の呼吸を覚えた

 

小猫にオーバードライブとオーズの力を覚えさせるのに時間はかからなかった

 

 

ジョシュアsideout

 

 

 

ライザーside

 

私は何て事を言ってしまったんだ!

勢いとはいえ

全く、私もまだまだ子供と言うことか

 

レイヴェル『お兄様、客人ですわ』

 

ライザー『わかった、通せ』

 

客人か、このタイミングならあいつしかいないだろう

 

進ノ介『よ!ライザー』

 

ライザー『やはり進ノ介か』

 

進ノ介『今回は俺はお前の味方だ』

 

ライザー『ふん、なんだかんだ言っていつも味方だろ?俺の眷属達の時見たいに』

 

進ノ介『ばれたか』

 

ライザー『今回の婚約は勝手に進んだ事だだがレーティングゲームで勝てば婚約は破棄出来る』

 

進ノ介『じゃあ何であの時言わなかったんだ?』

 

ライザー『あれだ、勢いと言うやつだ』

 

進ノ介『そうか、修行はしないのか?』

 

ライザー『しないさ、修行何てしたらこちらが確実に勝つ』

 

進ノ介『ずいぶん自信があるな』

 

ライザー『私は、リアスを勝たせようと思う』

 

進ノ介『⁉それじゃやらせじゃないか!』

 

ライザー『いや、私も本気で行く、でなければリアスに失礼だろう』

 

進ノ介『そうか、応援してるぜ』

 

ライザー『あぁ』

 

ライザーsideout

 

 

 

 

ジョシュアside

 

俺達オカ研メンバーは部室に来ていた

 

絋汰『ミッチー、ヨモツヘグリロックシード貸してくれ』

 

光実『はい、』

 

戒斗『……』

 

承太郎『……』

 

仗助『今日はグレートな日になりそうだな』

 

ジョルノ『そうですね』

 

徐輪『大丈夫だって!私達なら勝てるわ!』

 

そこにグレイフィアさんの声が流れる

 

グレイフィア『それでは、レーティングゲームを始めます。各自、持ち場についてください』

 

俺達は部室から転移魔法で部室に移動する

空以外は何も変わってはいないみたいだな

 

さて、リアスの作戦通りに行きますか

 

俺とイッセー、小猫は体育館に向かう

 

こっそりとな

 

そして体育館にたどり着く

 

ジョシュア『さてやりますか』

 

俺が舞台に向かおうとした時、中から声が聞こえてきた

 

ミラ『そこにいるのはわかってる!大人しく出てきなさい!』

 

ジョシュア『やれやれだぜ、今出ていくよ!』

 

俺と小猫とイッセーは舞台上に立つ

 

目の前にいたのは

昆をもった青髪チャイナとチェーンソーをもった体操着の双子か

 

手応えなさそうだな

 

イル『バラバラにしまーす!』

 

ネル『バラバラ~!』

 

ジョシュア『小猫はあのチャイナを、俺とイッセーはあの双子だ!』

 

「「了解!」」

 

イッセー『赤龍帝の籠手!』

 

[ブースト!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!ヒミコ!未来を予告!邪馬台国!]

 

俺はガンガンセイバーを使って

双子の片割れのネルに斬りかかる

 

ジョシュア『オラァ!』

 

イッセーはイルとか言うやつに追われてる

 

ジョシュア『逃げてばっかりいねぇでさっさと戦え!』

 

ネル『やーだよー!』

 

イッセー『んなこといったってぇ~!あ!』

 

イッセーが何か閃いたようだ

 

イッセー『ジョジョ先輩!手伝って下さい!』

 

ジョシュア『おうよ!』

 

俺はネルにコブラツイストを掛ける

 

ネル『痛た!ギブ!ギブぅ!』

 

ジョシュア『今だ!イッセー!』

 

イッセーはチャイナと双子に触れる

 

キラークイーンでも使う気か?

 

イッセー『洋服崩壊!』

 

イッセーが指を鳴らすと

三人の服が破壊される

 

「「「きゃぁぁぁ!」」」

 

「「……最低」」

 

イッセー『なっ!ジョジョ先輩まで⁉』

 

ジョシュア『当たり前だ!っと、そろそろ時間だぜ!』

 

俺は小猫と共に体育館を出る

 

イッセー『待って!俺を置いてかないで!』

 

 

体育館を出た直後、雷が体育館を焼き尽くす

 

ジョシュア『take!』

 

小猫『イッセー先輩、私に近づかないで下さい』

 

イッセー『大丈夫だって!味方には使わないからさ!』

 

ジョシュア『いやぁ~言われても仕方な……小猫あぶねぇ!』

 

俺は小猫を押し倒す

 

するとさっきまで小猫が立ってた所が爆発する

 

ユーベルーナ『あらあら外しましたわ』

 

ジョシュア『てめぇ!なにしやがんだ!』

 

ユーベルーナ『そこの小娘をtakeしようとしただけですわ』

 

俺とユーベルーナの間にピリピリした空気が流れる

 

ジョシュア『小猫、イッセー、先に行ってろ』

 

イッセー『ジョジョ先輩は?』

 

ジョシュア『俺は朱乃と一緒にこの「キラークイーン擬きのBBA」をやる』

 

ユーベルーナ『なっ!BBAぁ?』

 

ジョシュア『行くぜ!朱乃!』

 

朱乃『はい!』

 

するとそこに放送が流れる

 

[リアス様の助っ人、三名リタイア]

 

な!絋汰達がやられた⁉

 

ジョシュア『早めに決めないとヤバイな』

 

俺はスタンドを出し、いきなりラッシュを決める

 

「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」」

 

ユーベルーナはそのまま地面に激突、

 

とどめに朱乃の雷がユーベルーナを襲いtake

 

ジョシュア『よし!急いでグラウンドに行くぞ!』

 

朱乃『はい!』

 

俺と朱乃は新校舎のグラウンドに向かう

 

グラウンドに着くとそこにいたのは

 

ジョシュア『おいおい、そりゃないぜ』

 

仮面ライダードライブだった




最近チノ達の活躍の場が無い気がする(泣)


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決着のダブルドラゴン

ジョシュア『そりゃないぜ』

 

目の前には仮面ライダードライブ

 

マジか、

てっきり見学かと思ったんだがな

 

進ノ介『悪いなジョジョ、あのお方の為だ!』

 

進ノ介は俺に向かって、ハンドル剣とドア銃を持って襲いかかる

 

俺はそれをガンガンセイバーで受け止め、弾き飛ばす

 

 

ジョシュア『あぶねぇなぁ!俺も二刀流でやるぜ!』

 

[一発闘魂!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴーファイ!]

 

俺はサングラスラッシャーを召喚し

ガンガンセイバーをガンモードに変型させる

 

進ノ介『ワイルドに行くぜ!』

 

[drive!type!wild!]

 

 

「「うぉぉぉおおお!!」」

 

俺と進ノ介は激しい戦いをしていた

 

流石は先輩ライダー!

燃えるぜ!

 

一方でイッセー達は

金髪ドリルツインテールのお嬢様の回りにいた奴等と戦っていた

 

しかし、進ノ介のあのお方って台詞、何か気になるぜ

 

俺は一旦、進ノ介と距離を置く

 

そのタイミングでアーシアから連絡が入る

 

ジョシュア『どうした!アーシア!』

 

アーシア『「皆さん!相手方が一騎討ちを申し込んで部長が受けてしまいました!」』

 

ジョシュア『マジかよ!わかった!イッセー!お前先に校舎の屋根に行け!』

 

イッセー『わかりました!』

 

イッセーは先にリアスの元に向かう

 

しかし俺は進之介の必殺技を受けてしまう

 

進ノ介『油断大敵だ!』

 

[ヒッサーツ!フルスロットル!]

 

ジョシュア『うわぁぁぁあああ!』

 

進ノ介『……悪いな、あのお方の為だ』

 

 

ジョシュア『悪いな、俺も負けてらんねぇんだよ!』

 

[ダイカイガン!ブースト!オメガドライブ!]

 

ジョシュア『うぉぉぉおおお!』

 

俺は進ノ介にキックを浴びせようとするが

 

簡単にかわされてしまう

 

おかしい、ライダー同士の戦いで簡単に交わせるなんてあり得ない

 

まさか!

俺はある結論に至ったが時既に遅し

 

「リアス様がリザインしたため、ライザー様の勝利となります」

 

嘘……だろ……?

 

ジョシュア『ちくしょう!』

 

俺は血だらけのイッセーを抱え、

帰路につく

 

ジョシュア『……イッセー…お前は良くやったよ』

 

俺はイッセーを部屋に寝かせた後、

自分の家に帰る

 

ジョシュア『……』

俺のただならぬ雰囲気を察したのか

 

 

承太郎達は俺に提案をする

 

承太郎『なぁ、あいつの婚約式に行くってのはどうだ?』

 

ジョシュア『……はっ!成る程ね!わかったよ!』

 

俺はイッセーが起きて冥界に行こうとするのを1度止める

 

ジョシュア『おい、イッセー』

 

イッセー『止めに来たと』

 

ジョシュア『おばあちゃんが言っていた、ちゃぶ台をひっくり返していいのは飯が不味かった時だけだ』

 

イッセー『?』

 

ジョシュア『俺はこんなくそ不味い結末要らねぇんだよ!だから俺とこの結末を引っくり返すぞ!』

 

イッセー『はい!』

 

俺とイッセーは冥界に乗り込む!

 

そして着いた屋敷

そこにいた警備員らしき悪魔をぶっ飛ばす

ジョシュアsideout

 

リアスside

 

私は今、ライザーの屋敷でドレスを着ていた

 

リアス『はぁ……』

 

この白いドレス、なんとかならないかしら

 

するとそこにライザーが表れる

 

ライザー『似合ってるぞリアス』

 

メイド『ライザー様!困ります!』

 

ライザー『いいじゃないか、未来の嫁なんだ』

 

リアス『花嫁ドレスを着せて何が未来の嫁よ』

 

ライザー『安心しろ、結婚式にはフェニックスの羽を使った派手なドレスを着せてやる』

 

リアス『悪趣味ね』

 

ライザー『おっと!そろそろ時間だ』

 

そう言ってライザーはパーティー会場へ去っていった

 

ライザー『ご来場の皆さん!今日は私、ライザー・フェニックスの婚約式にようこそ!それでは早速!我が婚約者を紹介しましょう!』

 

私はゴンドラから下の会場に降りる

 

ライザー『リアス・グレモリーです!』

 

沸き上がる歓声

 

どうせなら別な機会に聞きたかったわ

 

「「ちょっと待ったぁぁぁあああ!」」

 

勢い良く扉が破壊されたと思ったら

そこにいたのは

 

リアス『イッセー!?ジョジョ!?』

 

リアスsideout

 

ジョシュアside

 

俺はイッセーと共にパーティー会場に突入する

 

「「ちょっと待ったぁぁぁあああ!」」

 

警備員『何者だ!』

 

ジョシュア『てめぇらはすっこんでろ!』

 

警備員『ぐわっ!』

 

ジョシュア『イッセー!俺が前座張るんだ!こんな豪華な事ねぇぞ!一発決めてやれ!』

 

イッセー『はい!えっと…よし!』

 

イッセーが何を言うか決めたみたいだな

 

イッセー『リアス部長の処女は俺の物だ!』

 

 

……台無し

 

モブ1『おい!どうゆうことだ!』

 

モブ2『何故人間が!』

 

モブ3『リアス殿!これは一体!』

 

ライザー『おい!誰かそいつらを摘まみ出せ!』

 

進ノ介『俺に任せろ!変身!』

 

[drive!typespeed!]

 

進ノ介『ひとっ走り付き合えよ!』

 

ジョシュア『言われなくても付き合うぜ!変身!』

 

[カイガン!ドライブ!警官!正義感!タイヤコウカン!]

 

「「うぉぉぉおおお!」」

 

俺と進ノ介がぶつかり合おうとしたそのとき

 

マントを着た赤髪の男が割って入る

 

サーゼクス『ちょっと待った!』

 

ジョシュア『サーゼクスさん⁉』

 

ライザー『サーゼクス様!』

 

サーゼクス『安心してください、これは私が用意した余興ですよ』

 

リアス『お兄様!』

 

サーゼクス『私は是非ともドラゴンとライダーの力を見てみたいと思いまして、呼んだんですよ』

 

成る程、それでか

 

ジョシュア『なら、代表としてイッセー!お前が行け』

 

イッセー『えぇ!俺ですか⁉』

 

ジョシュア『お前以外に誰がいるんだよ!』

 

サーゼクス『では赤龍帝、対価は何がいい?』

 

モブ『サーゼクス様!このような下級悪魔に…』

 

サーゼクス『やかましい!こちらが頼んでいる身分!対価を払うのに下級も上級も関係無い!』

 

さすがサーゼクスさん、いいこと言うねぇ

 

サーゼクス『さて、対価は?絶世の美女か?死ぬほどの大金か?』

 

イッセー『リアス・グレモリー様です!』

 

サーゼクス『いいだろう!』

 

さすが俺の後輩!イッセー!期待を裏切らねぇな!

 

ライザー『ではいいだろう!独身最後の晴れ舞台を飾りましょう!』

 

そしてイッセーとライザーはサーゼクスさんの作ったフィールドに転移する

 

ジョシュア『思いっきりやれよイッセー』

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

俺は

サーゼクス様に転移させてもらっていた

 

あの焼鳥野郎をぶちのめさないと気がすまない!

 

ドライグ『「相棒、お前は強いさ」』

 

ドライグ!お前!

 

ドライグ『「対価も無しに禁手に近い状態が使えるのだからな」』

 

あぁ!

え?何で俺とドライグが話せるかって?

 

それは最初に龍騎に変身した時だなぁ

 

~回想~

 

実はあの後、家で寝てたんだけど

 

ドライグ『起きろ!相棒!』

 

イッセー『うわぁ!ってドラゴン⁉』

 

ドライグ『俺はずっとお前の中にいた』

 

イッセー『どういう意味だよ!』

 

ドライグ『そのままの意味だ。何、今日は挨拶しに呼んだだけだ』

 

イッセー『そっか、よろしくな!えっと…』

 

ドライグ『ドライグだ、よろしくな相棒!』

 

イッセー『よろしく!ドライグ!』

 

ドライグ『だが、俺以外にもドラゴンがいるな……』

 

ドラグレッダー『俺の事か?ドライグよ』

 

ドライグ『ドラグレッダーか!久しいな!』

 

ドラグレッダーお前と組むことになるとは……いやはや、奇妙な運命だな』

 

ドライグ『イッセーのもう一人の相棒か、これはこれで面白い!』

 

イッセー『何はともあれ!よろしくな!ドライグ!ドラグレッダー!』

 

「「よろしくな!兵藤イッセー!」」

 

~回想終了~

 

てな事があったんだよ

 

お陰で毎晩精神世界で修行三昧だよ

 

 

所でお前、ドラグレッダーとは仲良くしてんだろ?

 

ドラグレッダー『「まさか、ドライグが赤龍帝となっていたとはな」』

 

ドライグ『「全くだ!お前も鏡世界での赤龍帝となっていたとはな!」』

 

ドライグ『「しかし本当によかったのか?あれだけのために……」』

 

いいんだよ

それより行くぞ!二人とも!

 

「「おう!」」

 

イッセー『行くぜドライグ!』

 

[ウェルシュドラゴン!オーバーブースト!]

 

俺は赤龍帝の鎧を装着する

 

ライザー『何⁉貴様まさか!』

 

イッセー『あぁ!禁じられた下法!赤龍帝の鎧だ!』

 

ライザー『ドラゴンの力を具現化したのか!』

 

イッセー『行くぞ!』

 

ライザー『ちぃ!』

 

俺は鎧の背中にあるブースターでライザーとの距離を一気に詰めて殴りかかるがライザーは体をずらして避ける

 

けどスピードを出しすぎたのかそのまま壁に激突する

惜しいな、あの焼鳥けっこう油断してたのに

 

 

[Ⅸ]

イッセー『くそっ、外した!次だ!』

 

ライザー『忌々しい力だ!』

 

俺とライザーの拳がぶつかり合い、互いに弾き飛ばされる

しかしライザーは背中から炎の翼で体制を立て直したが、俺は地面に激突してしまう

 

イッセー『ぐはっ!鎧がなけりゃ今頃…』

 

ライザー『恐いか!この俺の炎が!貴様はドラゴンの力が無ければただのクズだ!』

 

[Ⅷ]

ライザーは背中の炎を広げて俺をなじる

 

イッセー『てめぇのチンケな炎でやられるかよ!』

 

ドライグやドラグレッダーの炎の方がまだ熱いぜ!

 

ライザー『どこまでも気にくわないクソガキだ!』

 

俺は空に飛び上がり、拳を強く握りしめる

ライザーも自らの拳に炎を纏わせる

 

[Ⅶ]

 

イッセー『がはっ!』

 

ライザー『はっ!所詮はこの程……ゴフッ!』

 

両者の拳が互いの拳に突き刺さる

しかし、最初に苦しんだのは俺、ライザーは違ったものに苦しんだのさ

 

それは――

 

ライザー『なんだ、このダメージは!それは……十字架⁉』

 

イッセー『へへっ!うちの僧侶は元シスターでね!奥にしまってたのを借りたのさ!』

 

ライザー『しかしいくらドラゴンとは言え、悪魔が十字架……まさか!』

 

イッセー『そうだよ!この腕はこの為だけに対価として払ったんだ!』

 

ちょっとぶっ飛んでるけどな!

 

[Ⅵ]

 

ライザー『そんなことをすれば二度と戻らないんだぞ!』

 

イッセー『この程度で部長が戻ってくるんなら安いもんだ!』

 

ライザー『ぐっ!』

 

ライザーの顔が歪む

十字架は相当なダメージなんだろう

 

[burst]

 

けど、勢い良く飛び出したはいいけど

途中で鎧が解除されちまった!

 

ドライグ『「悪いな相棒、お前の力じゃこれが限界だ!だが、魔力は少し、置いてきた!そいつを使え!お前なら使い方はわかるだろ?」』

 

わかったよ!諦める訳には行かねぇからな!

 

イッセー『変身!』

 

俺は龍騎に変身する!

 

イッセー『火を消すには水だよなぁ!』

 

俺は聖水をライザーにぶっかける

 

イッセー『ブーステッドギア!ギフト!』

 

俺は聖水に力を譲渡する

 

ライザー『ぎゃぁぁぁあああ!クソがぁぁぁ!』

 

ライザーは俺に火球を投げる

けど

 

[advent]

 

俺はドラグレッダーを召喚する

 

イッセー『木場が言っていた!相手の動きを見るときは全体を見ることだと!』

 

ドラグレッダーがライザーの放った火球を全て無力化する

 

イッセー『朱乃さんが言っていた!魔力は体に流すように集中させることだと!』

 

[finalvent]

 

俺は蹴りの体制に入り

ドラグレッダーの炎と共にライザーに蹴りを食らわせる

 

ライザー『グハァ!』

 

イッセー『小猫ちゃんが言っていた!殴る時は相手の正中線を抉るように打つことだと!』

 

[strikevent]

 

俺はドラグレッダーの頭を模した手甲

ドラグクローを装着する

 

ライザー『まっ!待て!いいのか⁉この結婚はとても重要なもので貴様のような何も知らない悪魔がどうこうする話じゃ無いんだぞ!』

 

イッセー『最後にうっすらとだが覚えてる事がある、部長が泣いてた!てめぇをぶん殴るのには十分だ!』

 

俺はライザーの鳩尾にドラグクローをぶち込む!

 

そして!

 

イッセー『ドラグクロー!ファイヤー!』

 

ライザー『ぐぁぁぁあああ!』

 

レイヴェル『お兄様!』

 

このないだのライザーの妹のレイヴェル!

 

レイヴェルはライザーの前に立ち塞がるように守っている

 

けど

 

イッセー『文句があるなら来い!真っ向からぶつかってやる!』

 

なんか顔、赤くなってんだけど

俺なんか変な事いったかな?

 

つー訳で!

 

ライザーリタイア

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

さて終わったな

 

ジョシュア『さてこっちも終わらせるか!』

 

俺は視線を進ノ介に向ける

まぁ、進ノ介が操られてんのわかってるけどな

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!ラヴァーズ!』

 

俺はイミテイトストッカーをラヴァーズに変えて進ノ介の脳内に侵入

 

そして

 

 

ジョシュア『眼魂チェンジ!』

 

[カイガン!ウィザード!指輪の魔法!最後の希望!]

[bind!please]

 

俺はウィザードの能力を使って

進ノ介を拘束する

 

進ノ介『なっ!しまった!』

 

ジョシュア『動くなよー?動いたら死ぬぞ?』

 

俺は進ノ介の肉の芽を取り除く

 

ったく、何で肉の芽があるんだよ

DIO以外に吸血鬼がいるのか?

 

まぁいいや後で被害者達に聞こう

俺は進ノ介をその場に寝かせる

 

 

おっと、ライザーとイッセーが降ってきた

ライザーの方はレイヴェルが捕まえたが

 

イッセーがそのまま落ちる

やれやれ

 

俺は高く跳び、イッセーを抱える

 

ジョシュア『イッセー!投げるぞ!しっかり受け止められろ!』

 

俺はそのままリアスがいる所に投げ飛ばす

 

イッセー『うわぁぁぁ!』

 

リアス『イッセー!』

 

イッセー『ぶ、部長!』

 

リアスはイッセーと共に屋敷の外に出て

 

グリフォンで飛んでいった

 

やれやれだぜ

世話の焼ける二人だよ

 

さてといっちょやりますか

 

ジョシュア『戦闘校舎のサプライズドライブ!完!』




次回から新しい章が始まります
チノ達の出番あるといいな


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月光校庭のブレイラウザー
聖剣と醒剣


俺達はイッセーの家に来ていた

オカ研の部活だ

 

何でも部室のある旧校舎が年に1度の大掃除をするからだそうだ

 

ちなみに俺はバイトがあったから部活には遅れて来た

 

ちなみに承太郎達は別な用事があるからと部活は休んだ

 

そしてそこまではよかった

 

イッセーの部屋に入ると

 

俺の方にアルバムを持って、後退りしてるイッセーとジリジリと迫るリアスとアーシア

 

ジョシュア『なんだよこれ?』

 

俺はイッセーが持っていたアルバムを取る

 

リアス『ジョジョ!そのアルバムをこっちに頂戴!』

 

俺は言われた通りにリアスへアルバムを投げる

 

イッセー『ああぁぁぁ!』

 

アルバムを開いた瞬間、みんなのテンションが上がる

……俺以外

 

リアス『小さいイッセー……小さいイッセー……小さいイッセー』

 

ジョシュア『おーい、リアス戻ってこーい』

 

アーシア『リアス部長のお気持ちわかります!』

 

ジョシュア『アーシア⁉わかっちゃダメな気がする』

 

朱乃『あらあら、この写真は全裸ですわ』

 

小猫『赤裸々な過去を暴露』

 

ジョシュア『言ってねぇで止めてやれよ』

 

とか言いつつ俺もアルバムに目を通す

 

イッセー『ジョジョ先輩まで!なんとかしてくれよ木場ぁ』

 

木場『ははは…ん?イッセー君、これに見覚えは?』

 

イッセー『ん?どれだ?』

 

木場『この後ろの剣だよ』

 

イッセー『あぁ!確かアンティークの剣って言ってたかな?それがどうかしたのか?』

 

ジョシュア『アンティークの剣!見てぇ!』

 

木場『……これは聖剣だよ』

 

ジョシュア『聖剣ってあの聖剣か?』

 

木場『……』

 

こりゃなんかあった感じか

ま、乗りきってくれるとありがたいな

 

その後、部活は解散

俺はリアスに木場の事を聞いてみた

 

リアス『祐斗は聖剣計画の生き残りなのよ』

 

ジョシュア『聖剣計画?』

 

聞いた話、聖剣計画は人工的に聖剣の適合者を造り出す計画らしい

しかし、計画は失敗

木場やその仲間たちは処分されることとなった

まったく、嫌な話だぜ

 

復讐か……やれやれだぜ……

 

その翌日

俺達は、はぐれ悪魔の討伐に来ていた

 

リアス『祐斗、小猫、イッセー、ジョジョは中からはぐれ悪魔を誘き出して頂戴!外に出て来た所を私と朱乃で倒すわ!アーシアはサポートに回って頂戴』

 

「「「「了解!」」」」

 

木場『……』

 

リアス『祐斗?』

 

木場『え?あ、はい!』

 

俺達は建物の中に入る

 

中に居たのは、裸の女性

はぐれは俺達を見つけるや否や

尋常じゃないスピードで襲いかかる

 

小猫がはぐれにやられる

 

小猫『にゃっ!』

 

ジョシュア『小猫!イッセー行くぞ!』

 

イッセー『はい!』

 

「「変身!」」

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

クソっ!俺達が変身しても

追い付けるスピードじゃない

 

ジョシュア『木場ぁ!』

 

木場『……』

 

ジョシュア『おい!木場ぁ!』

 

木場『え?うわっ!』

 

ジョシュア『ちっ!ボケッとしてんじゃあねぇぞ!イッセー!』

 

イッセー『はい!』

 

[advent]

 

イッセーはドラグレッダーを召喚する

 

ドラグレッダーはそのまま炎を吐く

 

俺はその炎を利用し、ガンガンセイバーに纏わせる

 

ジョシュア『食らえやぁぁぁあああ!』

 

[ダイカイガン!オレ!オメガスラッシュ!]

 

はぐれがこっちに突進してくれてありがたいぜ

おかげで真っ二つに切れた

後はリアスがなんとかしてくれるだろ

 

俺達は外に出る

 

案の定、リアスがはぐれ悪魔の残骸を消してくれた

 

問題はそのあとだ

辺りにパンッ!と乾いた音が響く

 

リアスが木場をひっぱ叩いたのだ

 

リアス『どう!目が覚めたかしら?』

 

木場『すいません、体調が優れないので今日は帰ります』

 

リアス『ちょっと!祐斗!』

 

ジョシュア『そっとしといてやれ、男にはそんな時もあるもんだ』

 

リアス『……』

 

ジョシュア『その代わりイッセー、お前ちょっと景気つけてこい』

 

イッセー『はい!』

 

イッセーは木場の後を追いかけてく

 

次の日、木場は学校を休んだ

 

ジョシュア『木場の奴、ほんとに大丈夫か?』

 

絋汰『さぁな、そういえばさっき生徒会長が部室に来るって言ってたぜ?』

 

ジョシュア『だとよリアス』

 

リアス『ソーナね、わかったわ』

 

話てる内に生徒会長が生徒会全員で部室に来た

 

リアス『久しぶりねソーナ』

 

ソーナ『お久しぶりです、リアス』

 

リアス『あら?眷属が増えたわね』

 

ソーナ『えぇ、紹介します。匙』

 

匙『ども!シトリー眷属の兵士!匙元士郎です!』

 

匙か、悪くない

何となく性格があの宇宙ライダーに似てる気がする

 

……試しにやってみるか!

 

俺はカードをばらまく

案の定、フォーゼのマークが反応した

けど、キバも反応した

 

匙がフォーゼ

ソーナがキバ

 

………ソーナは以外な組み合わせだな

 

俺が驚いてると

キバットが飛び出す

 

皆が驚く

 

まぁ驚くよな

いきなり機械的なコウモリが出て来たんだからな

 

ジョシュア『喜べ!ソーナ・シトリー、匙元士郎…お前らはキバとフォーゼに選ばれた、その力を受け入れるか、拒絶するかはお前ら次第だ』

 

俺はフォーゼドライバーを取り出す

 

匙『俺は会長の為なら何だってするぜ!』

 

大見得を切りながら匙はフォーゼドライバーを受けとる

 

戒斗『……半端な覚悟は皆の足を引っ張るだけだぞ』

 

ジョシュア『そうだぜ。ライザーぶっ飛ばした時のイッセーの覚悟は本物だった』

 

匙『えっ!ライザーを倒したのってあの兵藤一誠だったのか⁉』

 

ジョシュア『exactly!その通りでございます』

 

仗助『しかも消費した駒は8つ全部ってんだから驚きだよな』

 

匙がめちゃめちゃ驚いてるな

まぁこいつはほっといて

 

ジョシュア『んじゃ、俺はちょっと出掛けるわ』

 

俺は部室から朱乃の実家の神社に向かう

 

ジョシュア『すいません朱璃さん』

 

朱璃『いえいえ、朱乃がいつもお世話になってるから』

 

え?何で朱璃さんが生きてるのかって?

 

それはだな

実はカーズが先にこの世界に一番乗りで来たらしいんだが

そのときに丁度、朱璃さんが襲われてる所だったらしい

それをカーズが助けて今に至る

 

ちなみにバラキエルさんと朱乃はケンカ中

理由はバラキエルさんが朱乃のプリンを勝手に食べたのが原因らしい

 

ま、俺の家じゃよくあることだから気にしてないが……

 

朱璃『ジョジョ君、準備出来たわよ』

 

ジョシュア『ありがとうございます、では!』

 

俺は冥界に向かった

奴に会うために

 

ジョシュア『よう!ライザー!』

 

ライザー『ジョシュア・ジョースター!』

 

レイヴェル『ジョジョ様!どうしてこちらに?』

 

ジョシュア『いや何、ちょっと確かめたい事があってな』

 

俺はカードをばらまく

今度はアギトのカードがライザーのもとに

 

ジョシュア『おめでとうライザー、お前はアギトに選ばれた』

 

ライザー『アギト?』

 

ジョシュア『仮面ライダーだ、どうする?なるか?それとも……』

 

ライザー『アギトになる!それでリアス達に詫びることができるならな』

 

ジョシュア『そうか…オルタリングだ、受け取れ』

 

俺はオルタリングをライザーに渡す

 

ジョシュア『それで、肉の芽を入れた奴の事は覚えてないんだな?』

 

ライザー『あぁ』

 

ジョシュア『わかった、それと近々、駆王学園でなんかあるかも知れねぇから』

 

ライザー『わかった、警戒しておく』

 

ジョシュア『サンキュウ』

 

そして俺は神社に戻る

 

次の日

 

 

部室に行くと

ローブを着た人物が三人

 

ジョシュア『……誰?』

 

リアス『この三人は教会から来た人達よ』

 

ジョシュア『それはわかる、そこの聖剣持ってる二人だろ?もう一人だよ』

 

なんかオーラが違う

でも知ってるオーラなんだよな…

まぁ話してればボロが出るだろ

 

つかこの栗色ツインテールと緑メッシュの奴は確か昨日イッセーの家に来てなかったか?

 

ゼノヴィア『単刀直入に言おう、君たちにはこれから起こることには関わらないで貰おう』

 

ジョシュア『おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい、話が見えねぇ!何で何仕出かすかわからねぇお前らを見逃さなきゃなんねぇんだ?』

 

俺、さっき来たばっかなんだけど

 

するとミッチーが俺に耳打ちしてきた

 

光実『実は七本の内の4本が盗まれたらしいですよ』

 

ジョシュア『…大体わかった』

 

リアス『それは我々、悪魔が堕天使と繋がってると言いたいのかしら?』

 

???『その逆です。むしろあなた方を危険に晒したくないんです』

 

ジョシュア『?そいつはどういう意味だ?』

 

???『眼魔が関わってるかもしれないからです』

 

ジョシュア『⁉』

 

おいおい!眼魔の事はまだこの世界に来て誰にも話してないぞ⁉

 

ジョシュア『何で知ってる?……あんたまさか!』

 

ローブを着た男は懐から見たことのあるものを取り出す

 

そう、ブレイバックルだ

 

カズマ『俺の名前は剣崎カズマ、この世界の仮面ライダーブレイドだ』

 

やっぱりだぁぁぁ!

 

って叫んでる場合じゃねえな

 

ジョシュア『俺はジョシュア・ジョースター、この世界の仮面ライダーゴーストだ』

 

カズマ『よろしく』

 

ジョシュア『よろしく』

 

イリナ『では我々はこれで』

 

三人は部室から出ていこうとするが、緑メッシュがアーシアを睨んでいる

 

ゼノヴィア『もしかして君は魔女のアーシア・アルジェントか?』

 

アーシア『ッ!』

 

ゼノヴィア『まさか、悪魔に転成してたとはな』

 

イリナ『アーシア・アルジェントってあの元聖女の?』

 

ゼノヴィア『あぁ、まさかとは思ったがな…君はまだ神を信じてるのか?』

 

イリナ『いやいや、元聖女が悪魔に転成してるのよ?信仰してるわけ…』

 

ゼノヴィア『いや、悪魔にしても罪悪感から信仰してる奴もいる、その者にはそう言ったものを感じる』

 

イリナ『ふーん』

 

アーシア『……捨てきれないだけです…ずっと、信じて来ましたから…』

 

ゼノヴィア『そうか、ならば私に斬られるといい、少しは断罪になるだろう』

 

ジョシュア『てめぇ……今、アーシアの事なんつった!』

 

俺はゼノヴィアに向けて殺気を送る

 

ゼノヴィア『ッ!』

 

ジョシュア『そもそも、アーシアが魔女だぁ?ふざけるな!てめぇらはアーシアの優しさがわからねぇのか!』

 

ゼノヴィア『だが…』

 

ジョシュア『やかましい!アーシアの優しさを無下にして、聖女と崇め、悪魔を治したら今度は魔女と追放した奴等が何を今さら!んな心の狭い神様は要らねぇんだよ!』

 

ゼノヴィア『貴様!神を愚弄する気か!』

 

ジョシュア『なんなら、少しは相手してやってもいいぜ?』

 

イッセー『ジョジョ先輩、先に俺にやらせて下さい!』

 

ジョシュア『わかった』

 

木場『なら、僕も相手をしよう』

 

木場!来てたのか!

 

ゼノヴィア『君は?』

 

木場『君たちの先輩さ』

 

俺達は旧校舎の庭に出る

 

ジョシュア『……小猫、終わったら起こしてくれ』

 

小猫『見ないんですか?』

 

ジョシュア『結果は見えてる』

 

それで、目を覚ましてくれるとありがたいが……

 

そして俺はすこし、昼寝した

 

暫くして、舞が俺を起こしてくれた

 

舞『ジョジョ、起きて』

 

ジョシュア『おう、終わったか……小猫は?』

 

舞『着替えに行った』

 

ジョシュア『…察した』

 

さて、やりますか

 

絋汰『俺も手伝うぜ』

 

ジョシュア『いや、遠慮しとくよ、こいつも試したいし』

 

絋汰『わかった』

 

俺はカズマと戦うのか

まぁいいや

 

ジョシュア『そこの二人も相手になるぜ?』

 

イリナ『なッ!聖剣使い二人にライダー一人を相手にするの⁉無茶だわ!』

 

ジョシュア『俺は常に二人なんだよ』

 

俺はイミテイトストッカーをだす

 

そして、俺はアイコンドライバーGを装着する

 

[グレイトフル!ガッチリミナー!コッチニキナー!ガッチリミナー!コッチニキナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダイヘンゲー!]

 

俺は仮面ライダーゴースト・グレイトフル魂に変身する

 

カズマ『……変身!』

[turnup!]

 

カズマは仮面ライダーブレイド変身した

 

ジョシュア『いくぜ!』

 

[ビリー・ザ・キッド!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

 

俺はビリー・ザ・キッドを召喚する

 

ジョシュア『イミテイトはあの栗色ツインテールを!ビリーはあの緑メッシュを頼む!』

 

イミテイト『わかった!』

 

ビリー『OK!』

 

イミテイトはイリナに殴りかかり

 

ビリーはゼノヴィアに向けて、銃を乱射

 

俺はガンガンセイバーとサングラスラッシャーを召喚する

 

「「うぉぉぉ!」」

 

ブレイラウザーとサングラスラッシャーの鍔迫り合い

 

イミテイトはイリナに苦戦してるようだ

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!こいつを使え!』

 

俺はイミテイトストッカーにガンガンセイバーを投げ渡す

 

イミテイト『すまん!助かる!』

 

イミテイトストッカーはガンガンセイバーを渡した瞬間、善戦する

 

ビリーも銃撃戦じゃあ敵う奴はあまりいないからな

 

銃は剣よりも強しって奴だ!

 

ジョシュア『とどめだ!』

 

[ゾクゾクイクゾ~!レッツゴー!カウボーイ!オメガフォーメーション!]

 

ジョシュア『はぁぁぁぁ……!せいやぁぁぁ!』

 

俺はサングラスラッシャーを銃モードにしてビリーと共に必殺技を決める

 

ジョシュア『ふい~』

 

カズマ『さすがだね、リフレクトモスを使わなかったらやられていたよ』

 

ジョシュア『まぁ、それを見越して撃ったからな』

 

カズマ『帰るよ、ゼノヴィア、イリナ』

 

イリナ『でも!』

 

カズマ『帰るよ?』

 

カズマは物凄い怖い笑顔を二人に向ける

 

二人はガクブル震えてる

 

何が合ったんだよ

 

まぁお陰で俺達の出番が増えそうだ

 

後は木場の事だな……

 

あの作戦、やってみるか!



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ジョシュアの作戦、イッセーの作戦

俺は自宅にて

同居人どもと作戦会議を開いていた

 

ジョシュア『さてお前ら、学園デケェ事が起ころうとしてる』

 

承太郎『あぁ、そうだな』

 

ジョシュア『それでだ、お前らにも一枚噛んでもらうぞ?』

 

ジョルノ『?』

 

ジョシュア『聖剣が盗まれたらしい』

 

DIO『⁉』

 

やっぱみんな驚くのな

俺もリアスから聞いたときは驚いたけどよ

 

ジョシュア『しかも犯人は聖書に書かれた堕天使、コカビエルだそうだ』

 

プッチ『何⁉コカビエルだと⁉』

 

突然立ち上がるプッチ

当然だな

こいつも一応神父だしな

 

ジョシュア『あぁ、だからまずディアボロ』

 

ディアボロ『?』

 

ジョシュア『お前の中のゴールドエクスペリエンスレクイエムの能力をザ・ワールドオーバーヘブンで打ち消す!』

 

ジョルノ『⁉そんなことしたら!』

 

ジョシュア『時間系のスタンドを持ってるのは承太郎、DIO、吉影、ディアボロ、プッチそして俺しかいない』

 

承太郎『貴重、ということだな』

 

ジョシュア『つー訳だ』

 

ディアボロ『……いいのか?裏切るかも知れんぞ?』

 

ジョシュア『お前は裏切らねぇよ』

 

暫く沈黙が包む

 

すると突然、ディアボロが笑いだす

 

ディアボロ『ふははは!いいだろう!わかった!』

 

そしてディアボロはザ・ワールドオーバーヘブンの能力で上書きして、

もとの状態に戻った

 

後は

 

ジョシュア『お前らにも協力してもらうぞ?レイナーレ』

 

レイナーレ『わかったわ!』

 

ミッテルト『任せるっす!』

 

カラワーナ『いいだろう』

 

ドーナシーク『承知した!』

 

後は、決戦の時を待つだけだ

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

俺はラビットハウスである人物を待っていた

それは

 

匙『よっ!兵藤!』

 

イッセー『来てくれたか!匙!』

 

匙『なんだよ?こんな所に呼び出して?』

 

イッセー『実は……』

 

俺はジョジョ先輩にも隠してた作戦を匙に打ち明ける

 

匙『嫌だ!…と言いたい所だが、ソーナ会長が泣いてるところを見たくないんでな』

 

イッセー『てことは!』

 

匙『それに友達の頼みは断れねぇ!乗ったぜ!』

 

イッセー『サンキュウ!匙!』

 

小猫『私も混ぜて下さい』

 

「「うわぁ!」」

 

小猫ちゃん⁉いつの間に⁉

 

小猫『私も仮面ライダーです、それに…祐斗先輩が抜けたら、寂しいです』

 

小猫ちゃん……

よし!

 

やろう!

 

イッセー『まずはあの三人を探さないとな……』

 

俺達は暫く町である人物を探していた

 

匙『しかし、ほんとに町中にいるのか?白いローブの三人組』

 

イッセー『探せばいるはずだ』

 

暫く探していると

 

見つけた!

 

イリナ『どうか、哀れな私達にお恵みをぉぉぉ!』

 

ゼノヴィア『どうかお慈悲を~……』

 

何してんだよ

あの三人は

 

俺は三人を連れて

シャロちゃんのいるフルール・ド・ラパンで話をすることにした

 

着いたはいいものの

 

めっちゃ食うな!

どんだけ腹減ってたんだよ!

カズマさんは苦笑いしてるけど⁉

 

カズマ『それで?話って?』

 

イッセー『俺たちにも協力させて下さい!』

 

カズマ『成る程……でもお断りだ』

 

イッセー『何でですか!』

 

カズマ『言っただろ?君たちを危険な目に会わせたくないって』

 

イッセー『わかりました、これでもですか?』

 

俺はカードデッキをカズマさんに見せる

 

カズマ『⁉』

 

イッセー『俺は仮面ライダー龍騎でもあり、赤龍帝でもあります』

 

カズマ『……わかった、上の方には僕から説明しておく』

 

よし!これで大丈夫だ!

 

カズマ『ただ、』

 

イッセー『ただ?』

 

カズマ『俺はもう、後数回しか変身できない』

 

「「「⁉」」」

 

カズマ『俺はもうブレイドの資格は無いんだ』

 

そんな……

 

カズマ『でも、ゼノヴィアがブレイドを継いでくれるらしい』

 

ゼノヴィア『あぁ、任せてくれ!』

 

イリナ『後は教会が開発したイクサシステムで聖剣を取り戻すわ!』

 

イッセー『わかった!後は…』

 

俺はある人物に連絡する

 

数時間後

 

木場『成る程…わかった、聖剣使いに破壊を承諾されるとは思わなかったよ』

 

イッセー『まぁまぁ』

 

匙『なぁ?兵藤』

 

イッセー『ん?』

 

匙『木場の奴、なんかあったのか?』

 

そういえば匙にはまだ話してなかったな

 

俺は匙に事情を説明する

 

匙『うぉぉぉ!木場!辛かったな!大丈夫だ!俺達がついてる!』

 

木場『あはは…』

 

木場の苦笑、久々に見た気がする

 

イッセー『そういえばその計画の首謀者はどうしたんだ?』

 

ゼノヴィア『当然、異端の烙印を押され教会から追放したさ。今じゃ堕天使側の人間さ。たしか名は、バルパー・ガリレイ』

 

やっぱりな

 

ゼノヴィア『それと、兵藤一誠』

 

イッセー『ん?』

 

ゼノヴィア『先程の食事の礼ほどじゃないがひとつ伝えておくよ』

 

イッセー『?』

 

ゼノヴィア『白い龍は目覚めているぞ』

 

イッセー『!』

 

ドライグから聞いていた

ドライグのライバル、白龍皇

俺がいつか戦わなくちゃいけない存在

 

イッセー『わかった、サンキューな、ゼノヴィア』

 

そして俺達は二手に別れて

フリードを探す事にした

 

俺と匙、子猫ちゃん、木場は廃教会の方を

 

ゼノヴィアとイリナ、カズマさんは町の方を探す事になった

 

 

その一方で俺達は廃教会にたどり着く

 

イッセー『ここかな?』

 

フリード『やぁやぁやぁ!悪魔共!』

 

フリード!こっちだったか!

 

イッセー『みんな!変身だ!』

 

匙『わかってるよ!』

 

匙はフォーゼドライバーのスイッチを下げ

左腕で体を隠す

 

 

[three、two、one!]

 

匙『変身!』

 

そして右手でドライバーのレバーを引く

 

小猫ちゃんはメダルを三枚、オーズドライバーにセットして、オースキャナーで読み込む

 

小猫『変身』

 

[タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

 

 

木場はカブトゼクターを腰のベルトに装着する

 

木場『変身』

[HENSIN]

 

木場『キャストオフ』

[castoff!change!beetle!]

 

イッセー『変身!』

 

俺達は変身して、フリードに立ち向かう

 

フリード『マジかよ!仮面ライダーが相手かよ!』

 

木場が魔剣創造で作った魔剣でフリードに斬りかかる

 

木場『クロックアップ!』

 

[clockup]

 

木場『先手必勝!』

 

木場は勢い良く加速する

 

フリード『無駄ぁ!』

 

フリードは自身の持っていた剣で応戦する

早い!

木場と同じ位早いぞ!

 

フリード『俺様のこの天閃の聖剣でズタズタにしてやんよ!』

 

イッセー『させるか!』

 

フリード『おおっと!あんたらの相手はこいつらだ!』

 

すると教会の中から黒いのっぺらぼうみたいなやつがぞろぞろ出てきた!

 

こいつらが眼魔とかって言うやつか?

しょうがねぇ!

 

イッセー『行くぞ!みんな!』

 

俺はカードを二枚取り出す

 

[advent]

[advent]

 

ドラグレッダーとドライグ……

ドライグぅぅぅ⁉

 

ドライグ『グォォォ!』

ドラグレッダー『グァァァ!』

 

匙『すげぇ!ドラゴンが味方かよ!』

 

イッセー『ドライグ!ドラグレッダー!任せた!』

 

ドライグ『任せておけ!相棒!』

 

ドラグレッダー『承知!』

 

ドライグとドラグレッダーは炎を吐いて眼魔を一掃する

 

眼魔はいいとして、木場の方だ

 

フリード『どうしたどうした!遅いぞ?』

 

木場『くっ!』

 

力を譲渡できれば!

でも!

 

イッセー『くそ!何とか動きを止められないのか!』

 

匙『兵藤!あいつの動きを止めればいいんだな?』

 

イッセー『あぁ、』

 

匙『ならこいつだな!黒い龍脈!』

 

匙!神器持ちだったのか!

 

匙の腕のデフォルメされた黒いカメレオンみたいな神器!すげぇ!

 

ドライグ『ほう。あの小僧、ヴリトラの神器か』

 

ドライグが知ってるって事はドラゴン系の神器⁉

 

フリード『くそ!取れねぇ!』

 

フリードの動きが止まった!

今の内だ!

 

イッセー『小猫ちゃん!』

 

小猫『いきます!』

 

小猫ちゃんが俺を持ち上げて木場の方に投げる

 

イッセー『ブーステッド・ギア!ギフト!』

[transfer]

 

俺は木場の肩にさわって力を譲渡する

 

イッセー『木場ぁ!ドラゴンの力、確かに送ったぞ!』

 

木場『ふっ!力を貸してくれるならありがたく受け取らないとね!魔剣創造!』

 

木場が地面に魔剣を突き刺すと

フリードの回りに魔剣が次々と出てくる

 

フリード『うわっ!こんなのありっすか!』

 

フリードは天閃の聖剣で木場の魔剣を砕くがもう持たないだろう

 

すると教会の中から

一人の老人が表れる

 

バルパー『苦戦してるな、フリード』

 

フリード『バルパーのじいさん!』

 

バルパー『聖剣に聖なる因子を流せ、そうすれば力を引き出せる』

 

フリード『アイアイサー!聖なる因子よ!聖剣に!なんつって』

 

フリードが聖剣に力を送るとさっきまで脚を拘束してた匙の神器が簡単に斬られる

 

フリード『纏めて死ね!クソ悪魔共!』

 

フリードが聖なる斬撃を俺達に飛ばす

 

しかもかなり広範囲だ!

やばい!交わせない!

 

そう思った時だった

 

[ダイカイガン!ベンケイ!オメガボンバー!]

 

聞き覚えのある音が聞こえた、

 

後ろを振り向くとそこには!

 

イッセー『ジョジョ先輩!』

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

やれやれ、なんかうるせぇと思ったら

 

ジョシュア『派手に暴れてんじゃねぇか!』

 

フリード『てめぇはこないだの!』

 

ジョシュア『んだよ、このカオスな状況はよ?ドライグ?ぽいのいるし』

 

バルパー『……フリード、ここは一旦退くぞ』

 

フリード『ちぃ!しょうがねぇ!』

 

フリードは煙幕を使う

やばい、逃げられそう

 

と思うやんか?

 

残念、俺はスタンド使いでもあることをお忘れなく

 

すぐに霧でサポートしてやれ

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!ジャスティス!』

 

霧のスタンド、ジャスティスは探知専門のスタンド❗

 

ほんとの能力は霧で幻覚やら死体の操作やらが出来るんだが、少し劣化するからな俺のスタンド

 

木場『待て!バルパー!』

 

ゼノヴィア『私達も追うぞ!』

 

イリナ『わかったわ!その命!神に返しなさぁ~い!』

 

カズマ『ちょっと待って!ゼノヴィア!イリナ!』

 

イッセー『俺達も行くぞ!』

 

リアス『どこに行くって?』

 

後ろからイッセーと小猫に向けて放たれる声

 

二人がそーと振り向くと

笑顔のリアス、

 

誰が連れてきたって?

勿論、俺だ

 

俺の眷属のベルゼバブの奴に罠を設置させてたらベルゼバブの下僕がイッセー達を見かけたって聞いたから

追わせてたわけ

 

そしたらこのカオスな状況

 

さて、これからリアスのO☆SI☆O☆KI☆の時間だ

 

 

まず、リアスはその場に匙、イッセー、小猫を正座させる

 

あ、一応ソーナもいるぜ

 

ま、先は見えてるけどな

 

リアス『聖剣の破壊って!あなた達ね…』

 

リアスが額に手を当てる

 

イッセー『すいません部長』

 

ソーナ『匙、わかっていますね?』

 

匙『はい…』

 

イッセー『待ってください!提案したのは俺です!罰なら俺だけに!』

 

ジョシュア『待て、イッセー。提案したのはお前かもしんねぇが、乗ったのは匙の意思だろ?なら罰を受けるべきだ。だろ?ソーナ』

 

ソーナ『もちろんです』

 

イッセーはしょぼんとした顔で再び正座する

 

リアス『小猫も、どうして…』

 

小猫『裕斗先輩がいなくなるのは寂しいからです』

 

リアス『はぁ……あなた達がしようとしたことはわかってるわね?』

 

イッセー『はい』

 

イッセーが隣を見ると、尻を叩かれる匙の姿が

 

あ、二人共身構えた

 

リアスが二人を抱き寄せる

 

リアス『バカね、どれだけ心配したと思ってるの?』

 

イッセー『すいません、部長』

 

小猫『にゃあ、すいません』

 

いい話だな、

 

さてと

 

ジョシュア『さて小猫、イッセー!尻をだせ!』

 

「「は?」」

 

ジョシュア『リアスは小猫を頼んだ、俺はイッセーを殺る』

 

リアス『わかったわ』

 

イッセー『殺るの漢字ちがくないですかぁぁぁあああ!』

 

こうして、イッセーと小猫の尻は死んだ




月光校庭のブレイラウザーが終わったら
日常編を書きたいです
あと、お気に入り20越えたら重大な発表したいと思います


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番外編!ジョジョの奇妙な怪談

久々にごちうさメンバー登場です(*^^*)


さて、今日は家帰って

明日また、木場達を探すか

 

ジョシュア『今日はもう遅い、帰って明日また探そう』

 

リアス『そうね……』

 

ジョシュア『……そーいやリアス』

 

リアス『?』

 

ジョシュア『お前何でこないだからイッセーん家から登校してるんだよ?』

 

リアス『あぁ、それは私とイッセーが同棲してるからよ』

 

ジョシュア『あ、成る程』

 

じゃねぇぇぇぇ!今初めて聞いたけどぉ!

 

リアス『ジョジョ、あなたもする?』

 

ジョシュア『するか!』

 

はぁ…もう帰って寝ようぜ

 

リアス『あなたの次の台詞は「もう帰って寝ようぜ」という!』

 

ジョシュア『もう帰って寝ようぜ……はっ!』

 

俺達はさっそく

家に帰ることにした

 

家に帰るまでイッセーがずっと尻を押さえてた姿は笑えたな

 

家に帰って来たはいい

来たはいいが……

 

ジョシュア『なんじゃこりゃぁぁぁ!』

 

俺んちが半壊してた

 

ジョシュア『どうしたら家が半壊するんだよ!』

 

吉影『すまん、私がいながら』

 

ジョシュア『原型留めてねぇじゃねぇか!半壊じゃねぇよ!全壊だよ!』

 

ジョセフ『いやぁ、ゲームやってたら熱が入っちまってよ』

 

仗助『ぜってぇ負けられねぇとか思ったらこうなってた』

 

このあと二人をぶっ飛ばしたのは言うまでもない

 

ジョシュア『どーすんだよ…この状況』

 

しょうがねぇ

リアスに頼んで部室に泊まるとするか

 

こいつらも道連れで

 

俺はイッセーの家に向かう

お向かいさんだしな

 

ジョシュア『おーい、リアスいるか~?』

 

リアス『あらどうしたの?』

 

ジョシュア『部室のカギ貸してくんねぇか?バカ二人が家ぶっ壊しちまってよ』

 

リアス『…わかったわ』

 

俺はリアスからカギを受けとる

 

…受け取ったはずだ

 

何で手元に無いんだ?

まぁこんなことするのは一人しかいねぇよな!

 

ジョシュア『ディィオぉぉ!』

 

DIO『ふははは!残念だったな!部室は俺達が一晩だけ占拠する!貴様はラビットハウスにでも泊まるがいい!』

 

ジョシュア『やっ野郎!』

 

DIO『行くぞ!承太郎!』

 

そのままDIOは駆王学園に向かう

 

オーマイゴット

 

しゃーない、タカヒロさんに頼んで見るか

 

俺は隣のラビットハウスに向かう

 

今バータイムだからタカヒロさんは確実にいるけど

泊めてくれるかなぁ?

いや、ダメって言うだろうな

 

最悪、イッセーん家に泊まる事も考えねぇと……

 

そう考えながら俺はラビットハウスの扉を開ける

 

ジョシュア『すいませーん……』

 

タカヒロ『おや?ジョジョ君どうしたんだい?』

 

ジョシュア『すいません、一晩だけ泊めて貰えますか?うちのバカ二人が家ぶっ壊しちゃって』

 

タカヒロ『あぁ、構わないよ?』

 

ジョシュア『そーっすよね?やっぱいいですよね……は?』

 

タカヒロ『君にはいつもチノがお世話になってるからね』

 

ジョシュア『マジですか!ありがとうございます!』

 

タカヒロ『あぁ、それと今チノ達の友達が来てるから。あと、部屋は親父の部屋を使ってくれ』

 

ジョシュア『了解です!』

 

俺は二階に上がると

ココア達がなにやら騒いでいる

なんかあったのか?

 

俺はチノの部屋の扉をノックする

 

ジョシュア『おーい、チノ、今晩だけ泊まることになったからタカヒロさんの親父さんの部屋に案内してくんねぇか?』

 

チノ『わっわかりました!』

 

ココア『アァン、もうちょっとだけ~』

 

リゼ『ココアそのくらいにしてやれよチノが困ってるだろ?』

 

シャロ『そっそーよ!』

 

千夜『あらあら』

 

一通りのコント?

らしきものが終わって

部屋から千夜が出てきた

 

ジョシュア『何で千夜が出てくんだよ』

 

千夜『はい、ドーン!』

 

千夜の合図で、イミテイトストッカーが背中から俺を押す

 

こいつまさか!

 

イミテイト『すまんな!サーフィスの能力を使わせてもらった!』

 

イミテイト!てめぇ図りやがったな!

 

俺はそのままチノの部屋に入ってしまう

 

ジョシュア『わっわりぃ!すぐに出ていく!』

 

俺はさっき入った扉の方を向くが

扉がない

 

ジョシュア『イミテイトぉぉぉ!』

 

まさかストレングスを使われるとは思わなかったぞ!

 

イミテイト『まぁみんな寝る時には解放するよ』

 

やれやれだぜ

お前、DIOと千夜とグルか?

 

イミテイト『………』

 

やっぱりだぁぁぁ!

 

まぁ過ぎたことはしょうがねぇ

後で覚えておきやがれ

 

千夜『じゃあ、聞かせてもらいましょうか?』

 

ジョシュア『何を?』

 

千夜『当然、お泊まり会と言えばあれよ?』

 

ジョシュア『まさかっ!』

 

千夜『そう、飛びっきりの……』

 

俺とチノ、ココア、リゼ、シャロは顔を赤くしながら

息を飲む

 

千夜『怪談を』

 

ジョシュア『そっちかぁ~い!』

 

チノ『怪談なら内の店にもありますよ?』

 

ジョシュア『ほう』

 

そいつは初耳だ

 

チノ『落ち着いて聞いてください、この喫茶店は夜になると………』

 

チノが話している途中で雷が鳴る

 

「「「「きゃぁぁぁ!」」」」

 

イミテイト……ウェザー・リポート使ってまでびびらせなくても

 

チノ『目撃情報がたくさんあるんです。父も私も目撃しました

 

ココア『そ、それは……?』

 

チノ『暗闇に光る目、ふわふわで小さな……白い物体!』

 

その時、俺とココア、リゼは思った

 

リゼ『(一生懸命怖がらせようとしてるけど)』

 

ジョシュア『(どう考えてもこれ……)』

 

ココア『(ティッピーでしかない!)』

 

ジョシュア『しょーがねぇ、俺が話すよ』

 

とっておきの怪談を話すとするか

 

ジョシュア『俺の友達が脚を骨折して入院したんだがな?その友達が夜中にコーヒーを飲みたくなってな?自販機は一階にしかない、でも自分の病室は七回、流石にめんどくさいと思うだろう?だがその時はどーしても飲みたくなって一階に降りることにしたんだよ。』

 

おぉ、ビビってる

 

 

ジョシュア『エレベーターに乗って一階に降りてコーヒーを買った。

その時千円しか持ってなかったから仕方なくその千円でコーヒーを買ったんだ、その帰り再びエレベーターに乗って病室に戻ろうとしたときに何故か三階で止まったんだ。』

 

そろそろだな

 

ジョシュア『エレベーターの外を見るとなぁんか怖いなぁ怖いなぁって思ってな、ボタンを押してもエレベーターが動かねぇんだよ』

 

抱き合うココアとチノ

もうちょっとビビらすか

 

ジョシュア『しかも奥からあははと笑い声が聞こえるような気がした、怖くなって必死でボタンを押したが何の反応もない。しかも笑い声が大きくなってくる!目を凝らすと奥から男の子があはは!と笑いながらこっちに走ってくる!怖くて必死でボタンを押したがまだ何の反応もない!男の子がすぐ近くまでやって来た!その時やっとエレベーターが反応したが男の子がギリギリの所で入ってきた!男の子はこちらを見て「捕まえた!」とそこで友達は気を失った』

 

リゼ『い、以外に怖かったな……』

 

ジョシュア『まだ続きがある』

 

シャロ『まだあるんですか⁉』

 

ジョシュア『その友達が、起きたとき病室にいた。夢だと思ったが何となく笑い声が聞こえたような気がした。起き上がるとチャリンと小銭の音がした、しかも笑い声がまだ聞こえてる。布団をめくるとそこには昨日の男の子があはは!と笑いながらこちらを見ていた!』

 

「「「「「きゃぁぁぁあああ!」」」」」

 

ジョシュア『ははは!驚いたか?』

 

チノ『怖すぎです!』

 

ジョシュア『わりぃわりぃ!』

 

お、そろそろ寝る時間だな

 

ジョシュア『お前ら、今日はもう寝ろ』

 

俺は各々布団に入る所を見てから寝ることにした

 

部屋は後でイミテイトに案内させるか

 

ココア『怖くて寝れないよ~……(-_-)zzz』

 

いや、寝るの早ぇよ!

 

とか突っ込んでる間にみんな寝ちまったな

 

俺はイミテイトに案内してもらった部屋で眠りに付こうとしたその時、

チノが部屋に来た

 

ジョシュア『どした?』

 

チノ『怖すぎて、寝れないんです』

 

ジョシュア『そんなに怖かったのか?』

 

チノはそのまま頷く

 

チノ『い、一緒に寝てもいいですか?』

 

何て?

 

一緒に寝てもいいですか?

 

マジかよ。大歓迎だよ

 

ジョシュア『しょうがねぇ、来い』

 

俺はチノと一緒に眠りにつく

 

―――――――――――――――――

 

ここは……?夢?

 

俺は今、仮面ライダーに変身してる

 

目の前には

歴代の仮面ライダー達

 

イッセー『ジョジョ先輩!何でこんなことを!』

 

ゼノヴィア『ジョジョぉぉぉ!』

 

今の声はイッセーとゼノヴィア?

 

二人が俺に襲いかかる

 

やめろ!俺はお前らと戦いたくない!

 

イッセー『じゃあ何で!何でリアス部長を!』

 

ゼノヴィア『イリナを手にかけた罪!償ってもらうぞ!』

 

辺りを見回すと

 

血を流して倒れてるリアスとイリナ

 

そしてオカルト研究部のみんなと

ジョースターさん達、

 

そして、チノ

 

何で…?何でチノが…?

 

チノ『ジョジョ……お兄……ちゃ……ん』

 

う、うぁぁぁあああ!

 

―――――――――――――――――

 

 

ジョシュア『うぁぁぁあああ!』

 

俺は勢いよく起きた

 

なんだよ今の夢は……

 

チノ『……ジョジョさん?』

 

ジョシュア『チノ……わりぃ、起こしちまったな』

 

俺はチノの頭を撫でる

 

チノ『……』

 

すると今度はチノが俺の頭を撫でる

 

ジョシュア『チノ…?』

 

チノ『何か嫌な夢を見たんですか?』

 

そう言われて

涙を流していたことに気づいた

 

ジョシュア『あれ?何で…?』

 

チノは俺を抱き寄せる

 

チノ『安心してください…私は何処にも行きませんから、だから安心して?ジョジョお兄ちゃん』

 

チノ…

心配掛けちまったな

 

ジョシュア『ありがとな…チノ』

 

そして俺はあることに気づく

 

そろそろ学校じゃね?

 

ジョシュア『………やべぇ!遅刻だ!』

 

そうして俺とチノは急いで準備して学校に向かうのであった

 

チノは俺がバイクに乗せてセーフだったが、俺は完全に遅刻したことは言うまでもない(泣)




ほぼジョシュアの一人語りでしたね
すいません
あと、コラボはいつでも募集中だったりします(笑)


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決着と進化するカブト

投稿遅くなりすいません❗


やれやれ

俺としたことが遅刻するとはな

 

素行不良で良かった

 

さてと

 

ジョシュア『木場達の居場所はまだ掴めてないか……』

 

リアス『えぇ……』

 

一応

ベルゼブブやゴーストガジェット達、そして泊さんに翔太郎に探させてはいるものの

 

依然、見つけられない状況だった

 

ジョシュア『つーか、絋汰?』

 

絋汰『?』

 

ジョシュア『インベスとかって召喚できねぇの?上級のやつ』

 

絋汰『ロシュオやデェムシュみたいなやつか?』

 

ジョシュア『あぁ』

 

絋汰『無理だな、悪い』

 

ジョシュア『いや、大丈夫だ』

 

するとリアスの使い魔が何かを見つけたため、その場所に向かう

 

そこには

ボロボロのイリナと変身が解けてベルトも無いカズマさんの姿が

 

ジョシュア『イリナ!カズマ!』

 

すぐさまアーシアが回復に回る

 

フリード『あーぁ、折角まいたってのに次は団体かよ』

 

ジョシュア『フリード!』

 

フリード『あぁ!待った!今は俺はあんたらと殺りあうつもりは無いって!』

 

絋汰『どう言うことだ?』

 

フリードは上を指差す

 

今まで気づかなかった!

 

あの黒い羽根!

 

ジョシュア『コカビエル!』

 

コカビエル『いかにも私がコカビエルだ』

 

戒斗『貴様の目的はなんだ!』

 

コカビエル『俺の目的か?決まっている!戦争を起こすことだ!』

 

戦争……だと……

 

コカビエルが戦争と言った瞬間

四人の殺気がコカビエルに向けられる

 

コカビエル『アザゼルのやつは戦争をやめるとか腑抜けた事を言っていたが…』

 

光実『…れよ』

 

コカビエル『ん?』

 

光実『黙れよ、クズが』

 

絋汰『戦争なんて、下らねぇ事しようとしてたとはな!』

 

戒斗『強くなければ生き残れない、だが戦争を起こすことは強さではない!』

 

コカビエル『そうか、貴様のような奴が戦争を起こした途端、最初に死ぬだろうな』

 

戒斗『何?』

 

コカビエル『貴様らの通う駆王学園で一暴れさせてもらう!行くぞ!フリード!』

 

フリード『アイアイサー!』

 

フリードとコカビエルは駆王学園に向かう

 

ジョシュア『俺達もいくぜ!』

 

そして俺達も後を追う

 

ソーナ達とレイナーレ達、泊さんに翔太郎とも合流した

 

ジョシュア『俺の罠を全部ぶっ壊されたか……流石は上級だな』

 

ソーナ『結界は私たちで張ります』

 

ジョシュア『いや、結界はレイナーレ、カラワーナ、ドーナシーク、ミッテルトと俺の眷属でやる』

 

ソーナ『ですが!』

 

ジョシュア『ソーナと匙は俺達と来い!ソーナ眷属の奴等は結界に回してくれ!』

 

ソーナ『!わかりました』

 

ジョシュア『それと、魔王様には連絡いれとけよ?』

 

リアス『えぇ!わかったわ!』

 

俺達は結界を張り、その中に入る

 

中ではバルパーが聖剣をひとつにしようとしてた

 

コカビエル『ふっ!わざわざ死にに来るとはな。お前達には私のペットと遊んで貰おう』

 

コカビエルは無数のケルベロスを召喚する

 

どんだけいんだよこれ!

けどよ!こちとら仮面ライダーなんだよ

 

ジョシュア『行くぞ!』

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

俺はゴーストドライバーに眼魂をセットする

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

イッセー『変身!』

イッセーもバックルにカードデッキをセットする

 

朱乃『変身ですわ』

 

朱乃もアークルのサイドスイッチを押して変身する

 

ソーナ『変身!』

[ガブ!]

 

ソーナはキバットに手を噛ませ、ベルトにセットする

 

子猫『変身』

[タカ!トラ!バッタ!タトバ!タ・ト・バ!タトバ!]

 

子猫もオースキャナーでメダルを読み込んで変身する

 

[three!two!one!]

匙『変身!』

 

匙もフォーゼに変身する

 

匙『宇宙キター!仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!』

 

こういうのタイマン言わねぇんだけどな

 

リアス『変身!』

[KAMENride!ディケイド!]

 

絋汰『変身!』

[オレンジ!lockon!ソイヤ!オレンジアームズ!花道!オンステージ!]

 

戒斗『変身!』

[バナナ!lockon!カモン!バナナアームズ!ナイト・オブ・スピアー!]

 

光実『変身!』

[ブドウ!lockon!ハイ~!ブドウアームズ!龍砲!ハッ!ハッ!ハッ!]

 

貴虎『変身』

[メロンエナジー!lockon!ソーダー!メロンエナジーアームズ!]

 

翔太郎『行くぜフィリップ!』

[joker!]

 

フィリップ『あぁ行くよ?翔太郎』

[cyclone!]

[cyclone!joker!]

 

「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」

 

進ノ介『行くぜベルトさん!』

クリム『OK!start!yourengine!』

 

進ノ介『変身!』

[drive!type!speed!]

 

進ノ介『ひとっ走り付き合えよ!』

 

絋汰『こっからは俺達のステージだ!』

 

俺達はケルベロスの大群に向かっていく

 

絋汰『ハァ……セイハァァァ!』

 

絋汰は回し斬りでケルベロスを倒す

 

徐輪『父さん!あれやろう!』

 

承太郎『やれやれだぜ』

 

徐輪がストーンフリーでケルベロス拘束し

ちょうどいい角度に合わせる

 

徐輪『ここらへん?』

 

承太郎『そう、そこだ』

 

「「ここが一番拳を打ち込み易い角度!」」

 

承太郎『スタープラチナ!』

 

「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」」

 

ケルベロスに親子ラッシュが決まる

 

アーシア『きゃぁぁぁあああ!』

 

アーシアにケルベロスが襲いかかる

 

コカビエル『ふははは!楽しませてくれる!だが急がなくていいのか?』

 

ジョシュア『あぁ?何が?』

 

コカビエル『聖剣が完成すればこの街はすぐに消えるぞ?』

 

マジかよ!

 

コカビエル『俺としてはここを捨てて、逃げることをお勧めするよ』

 

じゃあ、チノやココアはどうなるんだよ

 

コカビエル『まぁ、貴様らだけが助かる選択だがな』

 

!!

 

あの野郎……ぜってぇ!許さねぇ!

 

すると

 

アーシア『きゃぁぁぁあああ!』

 

アーシアにケルベロスが襲いかかる

 

けどよ、心配要らねぇ訳よ!

 

[clockup!]

 

電子音が聞こえた後、

俺を含め、皆の動きが遅くなる

 

[clockover]

 

再び、電子音がなると

 

アーシアを襲っていたケルベロスが只の肉片に変わり果てた姿と

その肉片の後ろに立っている

赤いライダー

 

仮面ライダーカブト

 

そう、木場だ

 

ジョシュア『遅ぇぞ!木場ァ!』

 

木場『すいません!遅くなりました!』

 

ゼノヴィア『助太刀しよう!カズマさん、力を使わせて貰おう!』

 

ゼノヴィアはブレイバックルを腰に装着する

 

ゼノヴィア『変身!』

[turnup!]

 

ゼノヴィアの前にヘラクレスオオカブトの絵が描かれた光の壁が現れ、ゼノヴィアを覆う

 

ゼノヴィア『仮面ライダーブレイド!』

 

ゼノヴィアもケルベロスの群れに向かう

 

ジョシュア『よし!朱乃!リアス!』

 

朱乃『はい!』

 

リアス『えぇ!』

 

朱乃は魔力の塊を作り出し、それに雷の魔力を籠める

 

リアスはライドブッカーガンモードをコカビエルに向ける

 

俺も、ゴーストドライバーのレバーを四回引く

 

[ダイカイガン!オレ!オオメダマ!]

 

[finalattackride!b・b・b・brasst]

 

「「「はぁぁぁぁ!」」」

 

俺達、三人の必殺技がコカビエルに直撃する

 

しかし、奴はそれを片手で受け止めた

 

なんつう強さだよ!

 

流石は神と戦って生き残ったやつだな!

 

絋汰『ジョジョ!しゃがめ!』

 

俺とリアス、朱乃は絋汰の言われた通り、その場にしゃがむ

 

[オレンジスカッシュ!]

[バナナスカッシュ!]

[ブドウスカッシュ!]

[メロンエナジースパーキング!]

 

絋汰達の技がコカビエルに直撃する

 

だが

 

コカビエル『無駄だ!』

 

そして

 

バルパー『おぉ!完成だ!』

 

バルパーが嬉々とした声が聞こえてきた

 

こいつなにやってんのかと思ったら

聖剣作ってたのかよ

 

木場『エクスカリバー……!』

 

やっぱ、恨みってのは消えねぇよな

 

バルパーは聖剣をフリードに渡す

 

バルパー『さぁフリード、あのゴミ共を掃除してこい』

 

フリード『……』

 

フリードは無言でバルパーの前に立つ

 

目の前には木場

 

木場『バルパー・ガリレイ、僕は聖剣計画の生き残りだ。いや、正確には殺された身だ、今は転生して悪魔になった』

 

バルパー『そうか、あの時のか』

 

バルパーは何とも思ってないだろうな

虫酸が走るぜ

 

バルパー『君達には礼を言おう、お陰で計画が完成したのだから』

 

木場『どう言うことだ!』

 

バルパー『君達、被験者達にはエクスカリバーを操れる程の因子はなかった。その時ふと思い付いたのだよ、ならば被験者達から因子だけを抜き取ればいいとね』

 

木場『⁉』

 

バルパー『そして私は因子を結晶化することに成功したのだよ!今でも聖剣使いに祝福として入れられる結晶はその因子なのだよ』

 

バルパーは自慢気に結晶を見せつける

 

バルパー『これは貴様にやろう、今ではより良い結晶を作り出すことに成功しているからな……がふっ!』

 

バルパーが結晶を木場に投げ渡した瞬間、俺以外に衝撃が走った

 

何でかって?

 

そりゃ、フリードがバルパーの土手っ腹に聖剣を刺したからだよ

 

フリード『あ~ぁ、あぁあぁあぁ!てめぇの話聞いてるとやっぱ虫酸が走るぜ!じいさんよぉ!』

 

バルパー『フリードッ!貴様ッ!』

 

フリード『わりぃね!今まで騙しててよ!』

 

コカビエル『…フリード、貴様裏切るのか?』

 

ジョシュア『裏切るも何も、こいつは俺の眷属!またの名をリザードマンだ!』

 

朱乃『え⁉』

 

木場『⁉』

 

リアス『なっ!ジョジョ!どうゆう事⁉』

 

おっと、そーいや皆にはまだ言ってなかったわ

 

ジョシュア『訳は後で話すわ!』

 

俺はアイコンドライバーGを取り出す

 

[グレイトフル!ガッチリミナー!コッチニキナ!ガッチリミナー!コッチニキナ!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダイヘンゲー!]

 

俺は英雄ゴーストを全部召喚してケルベロスの相手をさせる

 

ジョシュア『武蔵!龍馬!弁慶!五右衛門!思いっきり暴れてこい!』

 

武蔵『承知!』

 

龍馬『久々に暴れるぜよ!』

 

弁慶『俺の怪力見せてくれるわ!』

 

五右衛門『あ、いざ!参る!』

 

他のゴースト達も暴れてらぁ

 

さて、俺達はコカビエルの相手でも!

 

コカビエル『ふははは!面白い!ならばこちらも遊んでやる!』

 

コカビエルは魔方陣を展開し、そこから何かを取り出す

 

コカビエル『見覚えがあるだろう?』

 

コカビエルが取り出したもの

それは戦極ドライバーとロックシードだった

 

戒斗『あれは!』

 

ジョシュア『戒斗、知ってんのか?』

 

戒斗はコカビエルを睨み付けていた

 

戒斗『あれはザクロロックシード!葛葉

の使っていた極ロックシードより危険なロックシードだ!』

 

マジかよ!んなもんあいつもってんのかよ!

 

Vシネ見ときゃよかった

 

コカビエル『さて、こうだったかな?変身』

 

[ザクロ!lockon!ソイヤ!ザクロアームズ!乱れ咲き!サクリファイス!]

 

コカビエル『仮面ライダーグリモワールとでも名乗っておくか』

 

奴は仮面ライダーセイヴァーに似た仮面をに変身した

 

くっそ!誤算だよ!

 

絋汰『任せろ!』

[カチドキ!lockon!ソイヤ!カチドキアームズ!いざ出陣!エイエイオー!]

 

絋汰『かーらーのー!』

[フルーツバスケット!lock!open!極アームズ!大!大!大!大!大将軍!]

 

戒斗『うぉぉぉ!』

 

絋汰は仮面ライダー鎧武・極アームズに変身して、戒斗はロードバロンに変身した

 

光実『なら僕も!絋汰さんに改造してもらったこのロックシードで!』

 

[ヨモツヘグリ!lockon!ハイ~!ヨモツヘグリアームズ!冥界!黄泉!黄泉!黄泉!]

 

光実も仮面ライダー龍玄・ヨモツヘグリアームズに変身した

 

いつの間に改造したんだよ!

 

コカビエル『死ね!魔王の妹の眷属よ!』

 

コカビエルは木場に向けて光の矢を放つ。

だが、光のバリアがそれを防ぐ

 

木場『僕は、本当に生き残ってよかったのか?君達を置いて…生き延びてよかったのか?』

 

木場の周りに淡い青い光の玉が木場の周りを漂う

 

そう思ったら、人の姿になり

一定のリズムで口を動かす

 

アーシア『聖歌…』

 

木場も聖歌を歌う

悪魔は聖歌や祈りを捧げるとダメージを追うらしいが

今はそんなものは無い

 

フリード『お前は生きてていいんだよ』

 

すると、先程の結晶が姿を変え、ハイパーゼクターになる

木場の神器も進化する

 

木場『変身!』

[hypercastoff!change!hyperbeetle!]

 

木場『聖魔剣創造!』

 

コカビエル『ほう!しかし今禁手化したところで無駄だ!どうせ神は…おっと』

 

ジョシュア『あぁ?』

 

コカビエル『戦争を起こすんだ、今さらの話か…神はもういない、死んだのだ』

 

その話を聞いて、アーシアとゼノヴィアは落胆する

 

ゼノヴィア『なん…だと?』

 

アーシア『そんな…ッ』

 

コカビエル『ふははは!ならば神と同じ所に行くがよい!』

 

コカビエルは俺達に向け光の矢を放つ

 

だが

 

[shield!on!]

[guardvent!]

[メロンディフェンダー!]

 

匙『大丈夫ですか?会長!』

 

イッセー『部長!怪我はありませんか?』

 

光の矢を匙のシールドとイッセーのドラグシールド、そして絋汰のメロンディフェンダーで防ぐ

 

コカビエル『今のを防ぐか!流石だな!しかし!』

 

コカビエルは光の矢を量産する

 

コカビエル『光の中で死を受け入れろぉぉ!』

 

コカビエルは光の矢を俺達に放つ

 

流石に受けきれねぇぞ!

 

だがそれを炎の壁が防ぐ

 

ライザー『会いに来たぜ?愛しのリアス』

 

リアス『ライザー⁉』

 

コカビエル『ほう!助っ人か!だが、猿が人間に勝てるか?所詮貴様らは俺にとって猿なんだよ!』

 

ジョナサン『違う!』

 

コカビエル『!!』

 

ジョナサン『人間に不可能は無い!人間は成長するんだ!して見せる!』

 

コカビエル『ならまずは貴様から死ね!』

 

コカビエルは光の矢をジョースターさんに向けた

 

はずだった

 

承太郎『やれやれ、スタンドで簡単に砕けるとはな』

 

DIO『いや、我々のスタンドパワーが強いのだろう』

 

時間を止めて光の矢をラッシュで砕く

 

いやいや、チート過ぎだろお二人さん

 

仗助『どららららら!』

 

仗助がコカビエルの後ろからラッシュを

決めようとするが

かわされてしまい

地面を抉っただけだった

 

だがこれが仗助の策だろうよ

コカビエルの周りに石ころが転がる

 

吉影『キラークイーン!』

 

キラークイーンが親指でスイッチを押す動作をすると周りの石ころが爆発する

 

コカビエル『ぐう!』

 

ジョセフ『波紋!クラッカーヴォレイ!』

 

カーズ『波紋!オーバードライブ!』

 

カーズの波紋とジョセフの波紋がコカビエルの体を巡る

 

コカビエル『ぐぁぁぁ!』

 

ジョルノ『ゴールドエクスペリエンス!』

 

ディアボロ『キングクリムゾン!』

 

二人の拳がコカビエルの腹を直撃する

 

コカビエル『ぐふぅ!』

 

コカビエルが膝を着く

 

ジョシュア『今だ!一気に決めるぜ!』

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

進之介『あぁ!』

[ヒッサーツ!フルスロットル!]

 

絋汰『よっしゃ!』

[極スパーキング!]

 

匙『了解っす!』

[rocket!on!drill on!limit brake!]

 

子猫『わかりました』

[scanningcharge!]

 

翔太郎『ハードだな』

[cyclone!joker!maximumdrive!]

 

リアス『これよね?前に使ったカードって』

[finalattackride!ディ・ディ・ディ・ディケイド]

 

ソーナ『キバっていきます!』

[ウェイクアップ!]

 

ゼノヴィア『わかった!』

[slash!thunder!rightingslash!]

 

イッセー『わかりました!』

[finalvent]

 

ライザー『ふっ!いいだろう!』

 

朱乃『あらあら』

 

俺達は必殺技をコカビエルにぶつける

 

ジョシュア『うぉぉぉりやぁぁぁ!』

 

コカビエル『うぉぉぉ!』

 

コカビエルに直撃する

 

コカビエル『ふっ!ふははは!惜しかったな!』

 

今のを耐えたか

けどよ

 

ジョシュア『お前はもう、負けてるよ』

 

コカビエル『何⁉』

 

木場『とどめだ!』

[maximum!riderpwer!]

 

木場のオリジナル必殺技がコカビエルに向けられる

 

木場『セイントイーヴィルブレイカー!』

 

コカビエル『こんな、こんなはずではぁぁぁ!』

 

コカビエルに木場の技が決まる

 

爆発を起こして決着はついた

 

ジョシュア『終わったな』

 

木場はリアスの元に向かう

 

木場『部長、すいませんでした!これからも、この剣、貴女の為に振るいます!』

 

リアス『祐斗…無事でよかったわ』

 

リアスは木場を抱き寄せる

 

リアス『あなたは私の大切な下僕よ?心配したんだから』

 

やれやれだな

 

リアス『じゃあ、きっちり千回受けてね』

 

木場は尻叩き千回を食らうはめになった

 

まぁ、当たり前だな

 

後、上からの視線が気になるな

 

ジョシュア『おい!いるんだろ?』

 

俺が上空に向けて指を指すと

白い鎧を着た奴、あれは白龍皇と

……ウルフオルフェノク⁉

 

白龍皇『こいつは回収させてもらうぞ』

 

ジョシュア『……ご自由に、ただし、ベルトはこっちで回収させてもらうぜ?』

 

ウルフ『……いいだろう…持ってけ』

 

白龍皇『さらばだ、今の赤龍帝…そして仮面ライダーゴーストよ』

 

二人はそのままどこかに消えていった

 

ジョシュア『おいお前ら、罰ゲームは後回しにして、建物直そうぜ?』

 

結局、俺達は朝まで校舎を直していた

 

ジョシュア『チャンチャン』

 

イッセー『?』




トッティー『はーい!永遠の中坊!DJトッティーです!』

ニャル子『どもー!いつもにこにこ!貴方の元に這い寄る混沌!ニャルラトホテプでーす!』

ジョシュア『んだよ?こんなとこに呼び出して?』

トッティー『実は、ジョジョ…君達に重大な事を言いに来たんだ』

ジョシュア『?』

トッティー『実は…』

ジョシュア『なんだ?打ち切りか?』

トッティー『ジョジョの奇妙な冒険の続編を書くことが決定的したんだ!』

ニャル子『なんですとぉぉ!』

ジョシュア『なんだってぇぇぇ!』

トッティー『名前は次の章のクライマックスに教えるからね!続報を待て!』

ジョシュア『ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~今後も応援よろしくな!』


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仲間が増えました!

コカビエルとの戦いから数週間

 

久々の平和に体を休めていた

 

俺はニャル子に木場がカブトハイパーフォームになったことを連絡しようとしたが繋がらねぇ

 

向こうでなんかあったのか?

まぁいいや

 

そーいやゼノヴィアのやつ

今頃どーしてッかな

 

「「えぇぇぇえええ!」」

 

廊下の外でイッセーとアーシアの驚いたような声が聞こえた

 

イッセーが勢い良く部室に入ってきた

 

イッセー『ジョジョ先輩!ゼノヴィアが!ゼノヴィアがぁぁぁ!』

 

ジョシュア『知ってるよ?悪魔に転成したんだろ?』

 

イッセー『なんで知ってんすか!』

 

ジョシュア『ゼノヴィア、何日寝込んだ?』

 

ゼノヴィア『五日と五時間』

 

ジョシュア『大変だったぜ?立ち直らせるの』

 

ゼノヴィア『まぁやぶれかぶれだからね』

 

つか、リアスは?

 

リアス『私ならここにいるわよ』

 

声のする方向を見ると

タオル一枚のリアス

 

そーいやシャワー入ってたな

 

ジョシュア『さっさと服着ろよ、フリードの説明すっから。つかさらっと心の声読まなかったか?』

 

リアス『さぁ?なんの事かしら?』

 

みんなが集まり、俺はフリードを召喚する

 

ジョシュア『こいつは俺の眷属のリザードマン。ファントムだ』

 

フリード『どうも』

 

イッセーがフリードを睨んでいる

後の説明はフリードから言ったほうがいいだろう

 

ジョシュア『フリード』

 

フリード『……了解……俺は元教会の祓魔師だった。俺は上の指示で聖剣計画が行われていると知り、計画を潰しに行った……けど時既に遅し…大人数の子供がッ!』

 

フリードは自分の頭を掴む

それほど悔しかったのだろう

 

フリード『俺は、子供達を助けられなかった…俺が…俺がもっと早く行ってればッ!子供たちはッ!……俺はそこで絶望した……そして、今の姿って訳さ…』

 

ジョシュア『イッセーとフリードが初めて会った時、あの時の遺体はもうあの状態だったらしい』

 

イッセーやアーシアはともかく

木場の方だな

……許してやってくれるとありがたいが……

 

木場『……僕は君を許さない』

 

フリード『っ!』

 

木場『だからその罪滅ぼしに僕と一緒にリアス部長や皆を守ってほしい』

 

フリード『!』

 

木場『よろしく頼むよ、フリード』

 

フリード『こちらこそ……よろしく頼む!』

 

フリードの顔は涙でぐしゃぐしゃだった

 

フリード『けどよ…俺の罪は消えるのか?』

 

泣きながら問うフリード

それに対して

アーシアがフリードを抱き寄せる

 

アーシア『大丈夫です、信じればいつかは罪も消えます』

 

イッセー『あぁ、だから自分自身を許してやれ。フリード』

 

その後のフリードは大泣きして大変だったぜ

 

ジョシュア『さて、そろそろ行くか』

 

リアス『どこ行くの?』

 

ジョシュア『ソーナの所だ。なんか聞きたいことがあるらしい』

 

俺はソーナの居る生徒会室に向かう

 

そして、生徒会室

 

ジョシュア『ソーナ、聞きたいことってなんだ?』

 

ソーナ『あなたの友達、空条承太郎と東方仗助の知り合いという方が他の学園に居るとの報告がありまして確認をお願いしたく』

 

ジョシュア『なるほど……どれどれ……』

 

 

おい、ちょっと待て

 

ベローネ学園男子部2年

広瀬康一、間田敏和

 

同じく女子部2年

山岸由花子

 

公立鬼邪高校3年

虹村形兆

 

同じく2年

虹村億康

 

そして、杜王学園3年

花京院典明

 

ジョジョの学生キャラのオンパレードだな

 

他にも居るんじゃねぇの?

 

ソーナ『他にも、カウボーイ風な男性や有名な漫画家等も仗助君たちを知っていると調査した結果わかりました』

 

ジョシュア『なーるほど……全員スタンド使いだな』

 

ソーナ『やはりそうですか』

 

ジョシュア『やれやれ、』

 

ニャル子にも連絡つかねぇし、どういうこった?

 

ソーナ『話は変わりますが、今度の授業参観は誰が来るんですか?』

 

ジョシュア『俺か?そうだな……確かジョースターさんが来るとか言ってたな。ソーナは?』

 

ソーナ『誰も来ません。というか来て欲しくありません』

 

ジョシュア『あ、察し』

 

 

そのあと俺は少し調べる事が会ってそのまま

家に帰った

 

しかし

また家がぶっ壊れてんの

 

しかも今回は最悪な方だ

 

仗助のクレイジーダイヤモンドでも治らねぇ……

 

仗助『ドララララララ!』

 

仗助がいまだにクレイジーダイヤモンドで治そうとしている

 

仗助『なんで治らねぇんだよ!』

 

まさか……

 

俺はイミテイトストッカーを出し、

 

十メートル離れてからクレイジーダイヤモンドに変化させて、自分の指に傷をつける

 

そしてスタンドを元に戻して仗助のもとに駆け寄る

 

ジョシュア『仗助、これ治してみろ』

 

仗助は言われた通りに傷に触れるが

 

治らない

 

仗助『な⁉治らねぇ!』

 

ジョシュア『やっぱり…多分仗助の制限に俺のコピーしたスタンドの傷も治らねぇって項目が増えたんだと思う』

 

けど家で暴れた記憶はない

しかも壊されてまだ新しい

 

けど回りは何事も無かったかの様に過ごしている

 

まさか、俺の他にも同じようなスタンド使いが居るのか?

 

いや、まさか

 

すると、コンドルデンワーに着信が入る

 

ジョシュア『もしもし?』

 

ニャル子『もしもし!ジョシュアさん⁉』

 

ジョシュア『ニャル子!お前電話位出ろよ』

 

ニャル子『すいません!それ所ではなくて!』

 

ジョシュア『何かあったのか?』

 

ニャル子『それが……』

 

ニャル子の話によると

自分より強い邪神が復活したらしい

しかもこいつはマジでヤバい奴らしい

 

最強最悪な邪神が復活

 

こいつは見逃せねぇな

 

ジョシュア『んで?そいつの名前は?』

 

ニャル子『ディオール』

 

ディオール?

 

俺はDIOに目線を移す

 

もしかして

 

ニャル子『ディオールはDIOさんの子孫とかそんなんじゃありませんよ?』

 

ジョシュア『マジか、じゃあなんなんだよ?』

 

ニャル子『この世界の最強最悪な邪神です』

 

いや、それはもう聞いたよ

ニャル子『そして最凶のスタンド使いでもあります』

 

ジョシュア『⁉』

 

ニャル子『そのスタンド能力は……』

 

ジョシュア『俺と同じ、スタンドのコピーとストックだろ?』

 

ニャル子『……その通りです……調査でアジトが複数確認されました』

 

ジョシュア『場所は?』

 

しばらく話をして

奴のアジトの場所は五つ

 

一つ目はここ、駆王地区

 

二つ目はSWORD地区

 

三つ目はラインシティ

 

四つ目は大貝地区

 

そして五つ目がエジプト

 

ジョシュア『わかった…しばらくは駆王の方で調べる』

 

ニャル子『……すいません』

 

ニャル子は申し訳なさそうに

電話をきる

 

やれやれ……

 

そしてジョースターさん達はリアスの別荘を借り、俺は例の如く

チノの家に泊まることになった



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停止教室のデンライナー
カオスな授業参観


昨日、ニャル子から俺と同じ能力のスタンド使いがいるって聞いてから一晩経った

 

けどよ…

どうしてこうなった

 

目を覚ますと右にチノ、左にココアが寝ていた

 

ジョシュア『えーと……』

 

俺が記憶の整理をしていると

チノが起きてきた

 

チノ『ジョジョお兄ちゃん…?』

 

ジョジョお兄ちゃん⁉

 

何これ、めっちゃ可愛いんだけど

 

ココアも起きてきた

二人ともめっちゃ寝起き

 

やばい、可愛い

 

ココア『ジョジョ先輩?…おはよう』

 

ジョシュア『お、おはよう』

 

徐々に覚醒してく二人

 

チノ『す、すいません!すぐに出ます///』

 

ココア『ご、ごめんね///』

 

二人とも部屋から出ていく

 

ジョシュア『な、なんだったんだ?』

 

俺は気になりつつ、支度をする

 

今日はあの日だ

そう“授業参観”!

 

俺はイッセーと合流して学校に向かう

そして、校門の前に白髪の生徒が待ち構えていた

 

???『やぁ、はじめまして……かな?』

 

ジョシュア『ま、そうだな』

 

イッセー『知り合い……ですか?』

 

ジョシュア『こないだ会ったろ?』

 

イッセー『いや、初めてですけど……』

 

ジョシュア『そうか、じゃあこの呼び方のほうがいいのか?白龍皇』

 

イッセー『⁉』

 

ヴァーリ『名前はヴァーリ・ルシファーだ、よろしく頼む』

 

ジョシュア『学園の生徒だったのか』

 

ヴァーリ『ここでの名前は乾ヴァーリで通してる』

 

ジョシュア『乾巧と同居か?』

 

ヴァーリ『あぁ』

 

ジョシュア『そうか、積もる話はまた今度な乾』

 

ヴァーリ『じゃあな、ジョシュア先輩』

 

 

そして俺達はそれぞれの教室に入る

 

ミッチーの所には貴虎が

 

俺と承太郎、絋汰、戒斗、舞の所にジョースターさん

 

仗助、ジョルノ、徐倫の所にはジョセフとDIO

 

俺達は英語の授業で

粘土でなんか作れと言われた

 

んな授業ねぇだろとか思ったけど

楽しそうだしやってみるか

 

何作ろうか……

 

そうだ!

 

俺は粘土を小分けにして、

小分けにした粘土であるものを作る

 

小さな仮面ライダーとその変身者&スタンドとスタンド使いを作った

 

絋汰『ジョジョすげぇ!』

 

戒斗『これは俺と…バロンか』

 

ジョシュア『こいつらはオカ研の部室に飾っとくか』

 

個人的に電王も作りたかったんだがな

 

さてと、ちょっと頼むわ

 

ディアボロ『キング・クリムゾン!』

 

サンキューな、ディアボロ

 

昼休みになったな

あのフィギュア、オカ研の部室にフィギュアを飾り教室に戻ろうとしたその時、屋上に誰かいる

 

あれは……

 

俺はスタンド能力で一気に屋上に向かう

 

ジョシュア『そこの魔法少女さんやい、俺とお茶しない?』

 

セラフォルー『ジョジョ君!久し振り!』

 

ジョシュア『久し振りだなセラたん。久々に撮影会でもするか?』

 

セラフォルー『する!』

 

この人はセラフォルー・レヴィアタン

 

現魔王でソーナの姉貴

コスプレ大好きな人だ

 

そして俺たちは体育館に移動して

撮影会を始める

 

かなりの人数が集まったな

 

ジョシュア『セラたん!目線こっちに!』

 

セラフォルー『はーい!』

 

ジョシュア『今度はこっちに!』

 

セラフォルー『はいはーい!』

 

すると、匙が止めに入る

 

匙『ストップ!ストップ!何してんすかジョジョ先輩!』

 

ジョシュア『何って、撮影会』

 

ずっこける匙

 

匙『ジョジョ先輩!校内で撮影会は止めてください!他の保護者に迷惑でしょ!』

 

ジョシュア『多目に見てくれよ?今度、ソーナの写真あげるから』

 

ソーナの写真につられそうになって葛藤する匙

 

するとそこにソーナ達とリアス達がやって来る

 

ソーナ『匙!これはなんの騒ぎですか!トラブルは早急に解決……』

 

セラフォルー『あ!ソーたんだぁ!』

 

ソーナ『お、お姉さま!?』

 

セラフォルー『もぉ~!ソーたん、授業参観の事教えてくれなかったからお姉ちゃん天界を攻める所だったよ』

 

ジョシュア『いや、あんたが言うと冗談に聞こえねぇよ』

 

ソーナが震えてる

 

ソーナ『も、もう勘弁して下さぁぁぁい!』

 

セラフォルー『あ!待ってソーたん!』

 

ソーナ『ついてこないで下さぁぁぁい!』

 

ソーナとセラたんの鬼ごっこが始まった

 

そして、俺達が教室に戻ると

サーゼクスさんが来ていた

 

リアス『お兄さま!』

 

サーゼクス『やぁ、リアス』

 

……嫌な予感がする

 

サーゼクス『君が葛葉絋汰君に駆紋戒斗君、高司舞さんだね?』

 

絋汰『は、はい』

 

サーゼクス『リアスをよろしく』

 

絋汰『あ!はい…ってちょっ!』

 

絋汰が驚いたのも無理は無い

サーゼクスさんが渡したのは

“金の延べ棒”

金の延べ棒渡すってどんだけ金もってんだよ!

 

リアス『やめて!お兄さま!』

 

サーゼクスさんが壊れた

 

ジョシュア『そーいや、なんでサーゼクスさんが授業参観に?』

 

サーゼクス『今度、三大勢力の会議があってね、それをこの学園でやることになったんだ』

 

なるほど、コカビエルの事があったからな

下見って所か

 

サーゼクスさんが金の延べ棒を承太郎達にも配ってる

 

金持ちの感覚が怖いわぁ……

 

その後無事(?)に授業参観が終わって俺達はラビットハウスに来ていた

 

チノ『ジョジョさん、これは?』

 

ジョシュア『授業で作った。上手いだろ?』

 

俺はチノ、ココア、リゼ、シャロ、チヤの五人も作った

 

ちなみにかなり余ったから

小道具もありだ

 

チノ『ちゃんとティッピーも乗ってます』

 

ココア『パンが本物みたい!』

 

シャロ『私のはチラシ?』

 

チヤ『私のは和菓子ね』

 

リゼ『……おい!ジョジョ!これは!』

 

やべ、さすがにリゼの横に大砲は不味かったか?

 

リゼ『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃないか!完成度高いな』

 

いや、ただ適当に作っただけなんだけどな

 

そーいや最近忘れがちだけど

レイナーレ達は今

ラビットハウスとフルール・ド・ラパンでバイトしてる

 

レイナーレはラビットハウス

 

ミッテルトはフルール・ド・ラパン

 

ドーナシーク、カラワーナはラビットハウスのバータイム

 

一応、ドーナシークにバッドクロック

レイナーレにクモランタン

ミッテルトにコブラケータイを持たせてる

 

あいつらもいつ眼魔に狙われるかわからねぇしな

 

っていってるそばから

ミッテルトになんかあったらしい

 

ジョシュア『わりぃ、俺ちょっと出掛けるわ』

 

そう言って、俺はバイクでフルール・ド・ラパンに向かう

 

着いたら

ミッテルトが眼魔達に襲われていた

 

ミッテルト『お前らなんなんすか!』

 

眼魔S『堕天使ミッテルトだな?あのお方の命令だ!消えろ!』

 

眼魔Sはミッテルトに気弾を向けるが

俺がミッテルトの前に出る

 

ジョシュア『大丈夫か?ミッテルト!』

 

ミッテルト『ジョジョぉ!』

 

眼魔『貴様!ジョシュア・ジョースターか!』

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッッゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

ジョシュア『さぁて!命燃やすか!』

 

俺は眼魔コマンドと眼魔スペリオルを殴り飛ばした

 

眼魔コマンドが思いの外多くてイラッと来たけど

 

そう言うときは眼魔スペリオルに八つ当たりだ☆

 

眼魔S『貴様ぁ!』

 

ジョシュア『止めだ!』

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

ジョシュア『おぉぉぉらぁ!』

 

眼魔S『ぐあぁぁぁ!』

 

眼魔を全員倒した

 

ジョシュア『大丈夫か?ミッテルト』

 

ミッテルト『ジョジョ!後ろ!』

 

ジョシュア『あ?ぐぁっ!』

 

俺が後ろを向くと

いきなり攻撃された

 

ジョシュア『誰だてめぇ!』

 

???『お前に名乗る名は無い!』

 

奴は腰に手を当てるとゴーストドライバーが現れる

 

なんでゴーストドライバーが?

確か俺のと合わせて五つしか無かったはずだぞ?

 

[アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!]

 

???『変身!』

 

[カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ドキドキゴースト!]

 

スペクター!?

 

スペクター『はあっ!』

 

スペクターは俺に銃を向け、ぶっ放す

 

ジョシュア『いってぇな!』

 

俺はブースト眼魂とノブナガ眼魂を取り出す

 

ジョシュア『変身!』

 

[闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴーファイ!』

 

ジョシュア『かーらーのー!』

 

[カイガン!ノブナガ!我の生き様!桶狭間!]

 

俺はサングラスラッシャーとガンガンセイバーガンモードを使って

スペクターを迎え撃つ

 

スペクター『っ!』

 

ジョシュア『ノブナガが使ってたのはでかい火縄銃だけじゃねぇんだぜ?』

 

俺は撃ちながらスペクターに近づく

 

ジョシュア『はあっ!』

 

スペクター『フッ!』

 

こいつ!強い!

 

俺とスペクターが鍔迫り合いをしていると

ガンガンハンドを俺に向け、撃ってきた

 

スペクター『食らえ!』

 

ジョシュア『ぐあぁぁぁ!』

 

食らった拍子にドライバーからノブナガ眼魂が落ちる

他にもツタンカーメン眼魂とフーディーニ眼魂も落としちまった

 

スペクターは三つとも拾い

ツタンカーメン眼魂をドライバーに入れる

 

スペクター『変身!』

 

[カイガン!ツタンカーメン!ピラミッドは三角!王家の資格!]

 

スペクター『止めだ!』

 

[ダイカイガン!ツタンカーメン!オメガファング!]

 

俺はムサシ眼魂を装填する

 

[カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!]

[ダイカイガン!ムサシ!オメガスラッシュ!]

 

スペクター『はぁぁぁあああ!』

ジョシュア『うぉぉぉおおお!』

 

俺はスペクターに圧され

変身が解けてしまった

 

ジョシュア『っ!』

 

ミッテルト『ジョジョ!大丈夫っすか?』

 

ジョシュア『あぁ、見た目よりは酷くない』

 

スペクター『お前ら、何故堕天使を狙う?』

 

ジョシュア『はぁ?お前らが襲ってきたんだろ!』

 

スペクター『何?』

 

ジョシュア『え?』

 

暫くの沈黙

ど、どうした?

 

スペクター『何やら、勘違いをしていたようだ…すまない』

 

ジョシュア『いや、謝ってくれるのはいいけどよ、話が見えねぇ』

 

スペクター『俺は堕天使を狙う眼魔を狩りに来ただけだ』

 

……あ、

そーゆう感じか!

 

ジョシュア『大体、わかった!』

 

ミッテルト『わかったんすか!?』

 

スペクター『俺の名は深見マコトだ、よろしく』

 

ジョシュア『俺はジョシュア・ジョースターだ。ジョジョって呼んでくれ』

 

マコト『また会おう…最も、次会うときは敵かも知れないがな』

 

ジョシュア『?』

 

取り敢えず、俺はラビットハウスに戻る

ミッテルトを連れて

 

帰ってきたら

サーゼクスさんがリアスのもう一人の眷属の封印を解くって話をしていたのは

また別の話



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停止世界の邪眼!僕、参上?

俺は今

リアス達と部室の近くの教室に来ていた

 

ジョシュア『keepoutってどんだけアブねぇ奴がいるんだよ』

 

イッセー『何気に発音いいっすねジョジョ先輩』

 

ジョシュア『まぁな、つかまだ外れねぇよかよ?』

 

リアス『ちょっと待ってて』

 

ジョシュア『しょうがねぇな。どら、ちょっと避けろ』

 

俺はドアの前に立つ

そう、あの技を

破戒僧である弁慶に教えてもらったあの技を試すとき!

 

ジョシュア『ドアから離れてろよ?二重の極み!』

 

俺はドアをおもいっきりぶん殴る!

 

粉々に吹き飛ぶドア

 

驚くリアス達

 

そして……

 

???『な、何事ですかぁぁぁ!』

 

ジョシュア『はじめまして!俺はジョシュア・ジョースター!俺の事はっ!』

 

横からなんか飛んできた

 

リアス『普通に自己紹介しない!私の下僕が怪我したらどうするの⁉』

 

むぅ、怒られてしまった

 

朱乃『さぁ、あなたはもう自由なのですよ?』

 

お、朱乃が珍しく優しい

 

ドスッ

 

……朱乃に突っ込まれた

 

???『嫌だぁぁぁ!お外怖いぃぃぃ!』

 

リアス『怖くないわ?さぁ、出てきなさい?』

 

???『ここがいいですぅぅぅ!』

 

なんだ?こいつは?引きこもりか?

イッセーが割って入ってくる

 

イッセー『おぉ!金髪美少女!』

 

イッセー……

 

ジョシュア『イッセー、残念だがこいつは“男”だ』

 

イッセー『え?』

 

ジョシュア『いわゆる“男の娘”ってやつだ』

 

イッセー『ウソダドンドコドーン!』

 

しかもオーラでわかる

こいつ、ヴァンパイアと人間のハーフだな

 

ジョシュア『リアス、こいつの名前は?』

 

リアス『この子はギャスパー・ヴラディ。もう一人の[僧侶]よ』

 

なーるほど

こいつ、男だけど結構可愛い格好してんじゃねぇの

 

ギャスパー『やだやだやだ!お外嫌ですぅぅぅ!』

 

イラッ

 

ジョシュア『おい!ギャスパー!お前せっかくリアスが……』

 

俺がギャスパーに手を伸ばすと

イッセー達がいきなり石像になったように止まった

 

動いてるのは

俺と承太郎だけ

 

ジョシュア『こいつは……』

 

ギャスパー『なんで動けてるんですかぁぁぁ!』

 

……こいつは

 

ジョシュア『あぁ~……隠れていいぜ?俺たちの事は後で説明すっからよ』

 

そのままギャスパーは段ボールの中に入っていった

 

……どこの傭兵だよ

 

ギャスパーが段ボールの中に入ると

その瞬間みんなが動き出した

 

イッセー『……あ、ありのまま今起こったことを話す!ジョジョ先輩が手を伸ばしたらギャスパーが消えてた!』

 

はいはい、そのネタいいから

 

リアス『彼の神器は「停止世界の邪眼」、視界に写るものの時間を止める危険な神器よ』

 

なーるほど

 

ジョシュア『だから俺達は動けたって訳か』

 

リアス『まさか!』

 

ジョシュア『そのまさか、承太郎は時間を使うスタンドだからな…多分俺も影響したんだろう』

 

ギャスパー『怒らないで!怒らないで!ぶたないでぇ!』

 

ジョシュア『誰もぶちゃしねぇよ?そーいやリアス、このあと会談あるだろ?ここは俺らに任せて行ってこい』

 

リアス『ありがとう、裕斗、お兄さまがあなたの神器に興味があるらしいから来てちょうだい』

 

裕斗『わかりました』

 

そのままリアス、朱乃、木場は部屋から出ていく

 

ジョシュア『さてと、承太郎、頼んだぜ?』

 

承太郎『アイアイサー』

 

承太郎はギャスパーの入った段ボールをスタープラチナを使って外に連れ出す

 

~数時間後~

 

ゼノヴィア『ほらほら!早く走らないと消滅するぞ!』

 

ギャスパー『いやぁぁぁ!滅せられるぅぅぅ!』

 

俺が目を離した隙にこいつは!

 

俺はハリセンでゼノヴィアの頭を叩く

 

ジョシュア『ゼノヴィア!それじゃ治るもんも治らねぇじゃねぇか!』

 

ゼノヴィア『そうなのか!』

 

ジョシュア『ギャスパー、お前ちょっと休んどけ』

 

ギャスパー『ありがとうございますぅ』

 

ジョシュア『そーいやお前、太陽とかって大丈夫なのか?』

 

小猫『ギャー君はデイウォーカーと呼ばれる種族なので大丈夫です』

 

ジョシュア『ほほう』

 

ギャスパー『太陽は嫌いです!太陽なんて…なくなっちゃえばいいんだぁぁぁ!』

 

太陽に向かって叫ぶギャスパー

太陽なくなったら俺ら生きてけねぇんだけど……

 

小猫『ギャー君、ギャー君』

 

小猫は懐からなにかを取り出す

 

小猫『にんにくは疲労回復に最適』

 

ギャスパー『いやぁぁぁ!にんにくらめぇぇぇ!』

 

やれやれだ

あ、そうだ

 

俺はカードをばらまく

すると

電王のカードが反応した

 

電王か……

 

俺はハリセンで子猫を叩く

 

ジョシュア『小猫、いい加減にしとけ』

 

俺はデンオウベルトを取り出す

 

ジョシュア『ギャスパー、お前にプレゼントだ』

 

ギャスパーはデンオウベルトを受けとる

 

ギャスパー『な、なんですか?これは?』

 

ジョシュア『デンオウベルトだ。何、変身機能のついたアクセサリーだと思っていい』

 

ギャスパー『あ、ありがとうございます!』

 

するとそこに匙が現れた

 

匙『よ!イッセー!やってるな』

 

イッセー『お、匙!』

 

匙『金髪美少女か、可愛いな!』

 

ジョシュア『男だけどな』

 

それを聞いた瞬間、匙がorzってなった

 

すると、そこに着物を着たおっさんが現れた

 

???『よ!悪魔君』

 

イッセー『あ!先日はどうも!』

 

???『いやいや、こちらこそだ』

 

ジョシュア『イッセー、こいつは?』

 

イッセー『俺の常連さんです』

 

ジョシュア『ほう…そいつはとんだ営業妨害じゃねぇか?アザゼルさんよ!』

 

「「「「「「「⁉」」」」」」」

 

とっさに身構えるイッセー達

俺もイミテイトストッカーを出す

 

アザゼル『まぁまぁ!今日は殺り合いに着たんじゃねぇよ!それにそこのお前』

 

アザゼルはギャスパーを指差した

 

アザゼル『お前、「停止世界の邪眼」持ってるな?そいつは使用者の力が伴ってないと危険な神器だ。』

 

ジョシュア『だから匙の「黒い龍脈」で力を吸いとりながら鍛えるか、赤龍帝であるイッセーの血を飲ませるか、だろ?』

 

アザゼル『あらら、全部言われちまった』

 

匙『俺の神器ってそんな能力あったのか……』

 

アザゼル『やれやれ、最近の神器使いは…自分の神器の使い方も知ろうとしない』

 

ジョシュア『まぁ、今は調べるにも調べられないからな』

 

アザゼル『じゃ、俺はこれで』

 

そう言ってアザゼルは帰っていった

 

 

その後の特訓は匙を交えての特訓だった

ちなみにバレーボールを使って特訓している

 

イッセー『いくぞ!ギャスパー!』

 

ギャスパー『はいぃ!』

 

イッセーがギャスパーに向け、バレーボールを投げる

 

ギャスパー『ヘブッ!』

 

そのまま直撃

 

ギャスパー『やっぱり無理ですぅ!』

ブゥゥゥン!カチッ!

 

ギャスパーは時間を止め、その場から逃げようとする

が、スタープラチナに捕まる

 

承太郎『こいつ、逃げようとしてたぜ』

 

 

ギャスパー『放して下さいぃぃぃ!』

 

ジョシュア『ま、あまり無理させるわけにもいかねぇだろ…ギャスパー、最後に一度やってみてそれで今日は終わりにしよう』

 

ギャスパー『うぅ、はいぃ』

 

その後、ふたたび顔面直撃したのは言うまでもない

 

だが、俺はあるものを見てしまった

そう、ギャスパーの体から砂がこぼれ落ちるのを……




次回はあの怪人達が登場します!

……多分


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和平成立と謎の軍団

ある日、俺が部室に向かってると

ギャスパーの部屋の前でリアスとイッセーが叫んでいた

 

リアス『ギャスパー!お願い!出てきてちょうだい!小猫と一緒に向かわせた私が悪かったわ!だから出てきてちょうだい!』

 

ギャスパー『嫌ですぅぅぅ!お外怖いぃぃぃ!』

 

ジョシュア『どうした?何があった?』

 

イッセー『それが……』

 

なーるほど

小猫に連れられて、契約者(つーかディアボロ)のところに行ったんだが、その契約者が(つーかディアボロが)興奮した所に恐怖を抱いたギャスパーが無意識に時間を止めちまったらしい

 

……ディアボロ後でコロス

 

 

俺はギャスパーの事をリアスから聞いた

 

ヴァンパイアってのは悪魔以上に純血かそうでないかを重要視するらしく

 

人間とヴァンパイアのハーフであるギャスパーは実の兄弟にも軽蔑されていらしい

 

しかも神器のせいで友達もできなかった

 

ヴァンパイアの世界にも人間の世界にもいられないギャスパーは路頭に迷っていた所をヴァンパイアハンターに狙われ

瀕死だった所をリアスに助けられた

 

 

ギャスパー『もう嫌だぁ!こんな、こんな目……みんな止まっちゃうし!もう大切な人の止まった顔なんて見たくない!』

 

さて……どうしたもんか

 

リアス『ギャスパーにこんな思いをさせるなんて……「王」失格ね…』

 

ジョシュア『今回ばかりは……』

 

イッセー『今回ばかりは部長のせいじゃありません!』

 

あらら、台詞とられちまった

 

イッセー『部長!俺に考えがあります!』

 

リアス『イッセー……ありがとう』

 

ジョシュア『んじゃリアス、お前このあと会議だろ?行ってこいよ』

 

リアス『二人とも、ありがとう』

 

そう言って、リアスは会議室に向かった

 

ジョシュア『んじゃ、俺もちょっと用事があるからその用事が終わったらまたこっちに来るわ。あと任せたぞ?』

 

イッセー『わかりました!任せてください!』

 

そして、俺は学校をあとにする

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

取り敢えず俺はギャスパーの部屋の前で待ってみることにした

 

イッセー『ギャスパー!お前が出てくるまで待っててやるよ!』

 

数分後

 

やっぱ待ってるだけじゃダメか…

 

イッセー『ギャスパー…俺さ、お前の気持ち分かるわ』

 

ギャスパー『ふぇ?』

 

イッセー『俺もさ、いきなり「赤龍帝の籠手」に目覚めてさ、しかもジョジョ先輩からも「お前は仮面ライダーだ」って言われてさ……最初にドラゴンを見たとき俺……喰われるかと思って怖かったんだ』

 

ギャスパー『……』

 

イッセー『けどさ、ドラグレッダーやドライグは悪いやつじゃなかった……それにさ!俺はお前の神器、正直羨ましいぜ?』

 

ギャスパー『えっ?』

 

ギャスパーが顔を出した

俺はギャスパーの顔を見て話をする

 

イッセー『だってよ!時間を止められるってことはだ!女子のスカートの中見放題じゃねぇか!』

 

おっと、本音が

 

イッセー『わ、わりぃ!今のは忘れてくれ』

 

ギャスパー『す、すごいです!そんな前向きに考えれるなんて……』

 

イッセー『じゃあさ!一緒に頑張ろうぜ!男の夢のために!』

 

ギャスパー『はい!頑張ります!イッセー先輩!』

 

イッセー『じゃあ、ここからは男同士!猥談でも話そうぜ!』

 

ギャスパー『わ、猥談?』

 

ジョシュア『おいおい、戻ってきたと思ったら、何面白そうな事しようとしてんだよ?』

 

俺が後ろを振り向くと、窓際にジョジョ先輩の姿が

てかここ二階っすよ⁉

 

ジョシュア『イッセーが猥談でもしてんじゃねぇかと思って、オカ研の男子メンバー全員つれてきたぜ?』

 

仗助『俺、猥談とか初めてなん巣よね!』

 

ジョルノ『僕もそう言う話はしたことないですね』

 

承太郎『やれやれだぜ…』

 

絋汰『いやっ!俺は別な話題ならっ!』

 

光実『絋汰さん、あきらめて話してくださいよ。初体験』

 

戒斗『そうだぞ、お前は俺を負かせたんだ、そのくらいの話は聞いてもいいはずだ』

 

木場『僕も聞きたいな』

 

ジョシュア『つー訳だ!第一回!オカ研男子部による猥談大会!スタートだ!』

 

そのあと、意外な事実を知った

 

木場と戒斗先輩が実はスケベだったのと

ミッチーが意外に黒かった……

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

遂にやって来た

三大勢力の会議

 

そこに、俺達が招待された

 

俺達というのは

 

俺、ジョナサン、ジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、徐輪、ジョニィ、ジャイロ、DIO、カーズ、吉良、ディアボロ、プッチ、ディエゴである

 

絋汰達も招待されていた

恐らくコカビエルの一件についてだろう

 

ジョシュア『つーかイッセー!』

 

イッセー『はい?』

 

ジョシュア『お前、聖剣持ってんな?』

 

イッセー『あ、よくわかりましたね!昨日、ミカエルさんから貰ったんですよ』

 

マジかよ

太っ腹だなミカエル

 

おっと、そんなことを話してると会談の時間が来た

 

ジョシュア『ギャスパー、寂しくなったらゲームで気を紛らせておけよ?』

 

ギャスパー『はい!』

 

リアス『じゃあ、小猫、後は頼んだわね』

 

小猫『はい、部長』

 

 

そして、俺達は会議室に向かう

 

会議室に入るとそこには、

 

 

サーゼクスさん、セラたん

お茶汲みにグレイフィアさん

 

天使陣営はミカエルとイリナ

 

堕天使もアザゼルとヴァーリ、そしてウルフオルフェノク、レイナーレとミッテルト

 

え?なんでレイナーレとミッテルトがいるって?

 

レイナーレ達はアーシア転成事件の後、すぐにアザゼルに連絡したらしく、アザゼルが処分は俺に任せてくれたからそのまま自由にした

 

と言うわけで今レイナーレが堕天使陣営にいると言うことだ

 

アザゼル『悪かったな、うちの者が迷惑かけて』

 

口ではあぁは言ってるが

悪びれる様子もねぇ

 

俺がスタンドを出そうとした時

スパンッ!と言う音が響いた

 

レイナーレがアザゼルの頭をハリセンで叩いたのだ

 

アザゼル『いって!何すんだよ!』

 

レイナーレ『それはこっちの台詞です!迷惑を掛けたのはこちらの陣営なんですから失礼の無いようにしてください!』

 

アザゼル『だからってハリセンで叩くこたぁねぇだろ!』

 

レイナーレ『シェムハザ様から総督が失礼なことをしたら容赦なく叩けと言われているので』

 

アザゼル『あの野郎!』

 

それを見た皆は苦笑い

いや、サーゼクスさんだけ爆笑

 

この空気で始めていいのかよ(汗)

 

サーゼクス『やはり君の陣営は愉快だね』

 

アザゼル『お陰で過労死しそうだぜ。そうだ、この間のそば代返してくれ、1300円』

 

サーゼクス『あぁ、すまない……おっと200円のお釣りはあるかい?』

 

アザゼル『ちょっと待ってくれ……あつたあった、ほれ』

 

二人は財布を取り出して庶民的な事をしてる

 

てか二人でそば食ったのかよ!

敵同士じゃなかったのかよ!

 

グレイフィア『サーゼクス様、そんな勝手なことを?……後でご説明を』

 

レイナーレ『後でシェムハザ様にご報告させて頂きますのでお覚悟を』

 

二人の額に冷や汗が

 

 

サーゼクス『さて、まだみんな揃ってないが始めようか』

 

いや!この空気で始めんのかい!

 

サーゼクスさんが会談を始めようとした時

見たことのある魔方陣が浮かび上がり

そこに三人の人物がたっていた

 

一人は黄緑の服装、一人は黒い軍服

もう一人は青いライダースーツ

 

アラン『遅れてすまない、眼魔代表のアランだ』

 

ジャベル『護衛のジャベルです』

 

マコト『同じく護衛の深見マコトだ』

 

おいおい!

眼魔は敵じゃ無かったのか?

あ、いや……前世じゃ

アランが仲間になって……

 

あっれ~?何処まで見たっけ?

まぁいいや

 

と俺が考え事をしてるうちに話題はコカビエルの一件になった

 

ミカエル『それで?コカビエルはどうなった?』

 

アザゼル『だから言っただろ?あいつは永久凍結の刑にしたって』

 

サーゼクス『さっき資料で見た通りだな』

 

ジョシュア『ま、俺はアザゼルに聞きたいことがあるんだがな』

 

アザゼル『なんだ?』

 

ジョシュア『なんで、コカビエルは戦極ドライバーを持ってた?』

 

アザゼル『そいつは俺にも分からん…ただ、あいつはあのお方と言っていた』

 

あのお方……十中八九ディオールとかって言うやつの事か……

 

イッセー『俺からもいいですか?』

 

サーゼクス『いいよ』

 

イッセー『ミカエルさん、なぜアーシアを教会から追放したんですか⁉』

 

アーシア『っ!』

 

ミカエル『その件に関しては神の不在とシステムのことは知ってますね?』

 

まぁ、サーゼクスさんから知らされてたからな俺は

 

ミカエル『神の死後、我々はシステムを支えていきました……そのため、システムに適応させる人間は限られてしまったのです。』

 

ジョシュア『なるほど、だからアーシアの神器、「聖母の微笑み」みてぇな何でも回復できる物やゼノヴィアみてぇに神の不在を知った人間は追放するしか無かったのか』

 

ミカエル『アーシア殿、ゼノヴィア殿、不甲斐ない私をお許しください』

 

二人に頭を下げるミカエルさん

 

ま、この人も心苦しかったろうな

 

アーシア『頭を上げてください、私も最初は悩みましたが今はイッセーさんやリアス部長に会えて幸せです』

 

ゼノヴィア『私も、落ち込んだりもしたが、今はイッセー達がいるから幸せです』

 

ええ娘達や、

俺がそう思いながら横を向くと

カーズと承太郎が泣いてた

 

ジョシュア『(ど、どうしたんだよ?)』

 

カーズ『(いや、いい娘達だと思ってな)』

 

承太郎『(徐輪にもこんな時期があったなとか思ってな)』

 

うわぁ……

 

アザゼル『さて、俺も聞きたいことがあるんだ』

 

ミカエル『いいでしょう』

 

アザゼル『アランとか言ったな?お前らは何者だ?』

 

アラン『我々は、理想の世界を作り上げるために和平を結ぼうと思っている。平和主義と思って構わない』

 

ジョシュア『だからって俺やイッセー、ミッテルトを狙う事はねぇんじゃねぇか?』

 

アラン『?なんの事だ?』

 

ジョシュア『とぼけんな!俺とイッセー、ミッテルトは眼魔に殺されかけたんだよ!』

 

アラン『何!?ジャベル!至急、ジャイロに連絡を!』

 

ジャベル『はっ!』

 

ジャベルは魔方陣を展開し、眼魔の世界に戻った

 

アラン『すまない、後は我々が対処しよう』

 

アザゼル『んじゃ、和平を結ぼうじゃないの』

 

ミカエル『そうですね』

 

アザゼル『だがその前に、赤龍帝である兵藤一誠、白龍皇のヴァーリ。お前らはどう思う?』

 

イッセー『俺は賛成です!』

 

ヴァーリ『俺も賛成だ』

 

アザゼル『和平成立だな』

 

サーゼクスさん、ミカエルさん、アザゼルが手を取り合おうとしたその瞬間

回りのみんなが止まった

 

動けるのは俺と承太郎、DIO、リアス、イッセー、ゼノヴィア、木場ヴァーリ、サーゼクスさん、セラたん、ミカエルさん、イリナ、アザゼル、アラン、マコトのみ

 

ジョシュア『こいつは……』

 

アザゼル『「停止世界の邪眼」が暴走してるみたいだな』

 

となると、ギャスパーがあぶねぇ!

 

しかし、窓の外をみると眼魔と悪魔ぁ?

 

なんで、悪魔が悪魔を消してんだよ!

 

外にはこなりの数、

 

アラン『マコト!行くぞ!』

 

マコト『あぁ!』

 

アランとマコトは窓から外に出ると

敵地のど真ん中に立った

 

アランは眼魂を取り出しす、スイッチを押す

 

[stand by!yessir!loading!]

 

アラン『変身』

 

[TENGAN!nekuromu!megaUruoudo!crashtheinvader!]

 

[アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!]

 

マコト『変身!]

 

[カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ドキドキゴースト!]

 

二人は眼魔と悪魔の連合軍に突撃していった

 

サーゼクス『これはテロ?』

 

ジョシュア『間違いなくな、ギャスパーがあぶねぇ!』

 

俺は単身でギャスパーを助けに行こうとしたがリアスに止められる

 

ジョシュア『止めるとか言わねぇよな?』

 

リアス『私も連れていきなさい』

 

イッセー『俺も連れてって下さい!』

 

ジョシュア『アイアイサー!承太郎!DIO!あいつらは任せたぞ!』

 

俺はリアスとイッセーを連れて部室に向かう

 

ジョシュアsideout



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停止世界の邪眼!俺、参上!

ギャスパーside

 

はじめましてギャスパーです

僕は今、小猫ちゃんと一緒に部室でお留守番です

 

ギャスパー『ふぇぇ!小猫ちゃん強すぎるぅ!』

 

小猫『手加減はしない』

 

ちなみに子猫ちゃんと一緒に「仮面ライダーバトライドウォー」で対戦中

 

ちなみに僕が使ってるのは仮面ライダー電王です

 

小猫『ラトラーターのスピードがあれば怖いもの無し』

 

ふぇぇぇ!

小猫ちゃんがいじめるぅ!

 

そんなことをしていると

部室に男の人が入ってきた!

 

ギャスパー『だ、誰ですかぁぁぁ!』

 

???『やれ』

 

男の人がそう言うと

僕と子猫ちゃんは魔方陣で囚われてしまった

 

悪魔A『ピーサード様、このあとはいかがいたしましょう?』

 

ピーサード『ふむ、女の方はDOUBTにでも売れ、そっちの吸血鬼は後々、我らの野望に使えるからな』

 

悪魔B『では、強制的に神器の発動を始めます』

 

ピーサード『よかろう』

 

悪魔の一人が僕の方に来る

 

やめて!来ないで!

 

ギャスパー『嫌だぁぁぁ!』

 

でも、僕は神器を発動してしまった……

 

先輩達は止まってるだろう……

 

怖いよ……

 

ギャスパー『助けて…ジョジョ先輩、イッセー先輩……!』

 

僕が小さい声で呟くとドアの向かい側から何が聞こえた

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!』

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ジョシュア『助けに来たぜ!ギャスパー!』

 

ギャスパーsideout

 

ジョシュアside

 

俺達は途中で来た悪魔共を蹴散らしながら

この部室に来た

けど結界が張ってある

 

リアス『この結界は私じゃ壊せないわ!』

 

ジョシュア『イッセーも無理と言うことは俺しかいねぇわけか!』

 

俺はいつものようにゴーストドライバーをだす

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!

 

[カイガン!ベンケイ!兄貴!ムキムキ!仁王立ち!]

 

ジョシュア『二重の極み!』

 

俺は結界をベンケイと共に二重の極みでぶっ壊した

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!』

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

そしてドアをスタンドでぶっ壊した

 

ジョシュア『助けに来たぜ!ギャスパー!』

 

ギャスパー『ジョジョ……先輩?』

 

やばい、意識はあるが眼が虚ろだ

 

ジョシュア『イッセー!』

 

イッセー『はい!変身!』

 

イッセーは龍騎に変身した

 

イッセー『待ってろ!今助ける!』

[stealvent]

 

イッセーはベントカードで小猫とギャスパーをこちらに戻した

 

ジョシュア『さぁて!てめぇら…うちのマスコットに手ぇ出したらどうなるか……覚悟しろよ?』

 

俺はその場に居た悪魔と白い舎熊を着けた男をガンガンセイバー・ハンマーモードで外にぶっ飛ばす

 

ピーサード『っ!貴様ら、後は任せたぞ』

 

そう言って白い舎熊の男は帰っていった

 

けど、まだ悪魔がいるんだよな

 

ジョシュア『リアス、小猫!』

 

リアス『えぇ!』

[KAMENride!ディケイド!]

 

子猫『はい!』

[ライオン!トラ!チーター!ラタラタ!ラトラーター!]

 

悪魔A『死ねぇぇぇ!』

 

ジョシュア『オラァ!』

 

[attackride!ブラスト!]

 

リアスがブラストをぶっ放し

 

イッセー『来い!ドライグ!』

[wingvent]

 

イッセーがドライグウィングで飛んで、上空の敵を迎え撃ち

 

小猫『ぶっ飛べ』

 

地上の悪魔を一掃

 

このメンバーいいな!

 

しかし、ギャスパーの後ろに別な悪魔が迫っていた

 

悪魔B『うぉぉぉ!』

 

悪魔が剣を降り下ろした

 

しかし、その剣はギャスパーに届くことは無かった

 

悪魔B『なっ!』

 

リアス『え⁉』

 

イッセー『はぁ⁉』

 

子猫『にゃ⁉』

 

そう、ギャスパーが片手で悪魔の腕をつかんでいたのだ

 

ギャスパー『俺、参上』

 

ギャスパーはそのまま、悪魔を蹴りでぶっ飛ばす

 

ギャスパー『こいつは俺の契約者だ!勝手に殺られてたまるかよ!』

 

悪魔B『ひっ』

 

ギャスパー『言っておくが、俺は最初から最後までクライマックスだぜ?覚悟しろよ?』

 

そう言って悪魔から取った剣を降り下ろす

俺がそれを防ぐ

 

ギャスパー『てめぇ!邪魔すんじゃねぇ!』

 

ジョシュア『わりぃな!こいつらには聞かなきゃならねぇ事があるんだ!』

 

ギャスパー『うぜぇ!退きやがれ!』

 

ジョシュア『うわっ!』

 

くっそ!やっぱ強ぇ!

けどあいつが憑依してくれたお陰でギャスパーの神器の発動も止まったはずだ!

 

ならこっちの物だ!

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!電王!電車で参上!入れ替わる感情!]

 

ジョシュア『さぁて!クライマックスと洒落込もうや!モモタロス!』

 

ギャスパー『なっ!なんで俺の名前を知ってる!』

 

ジョシュア『俺も仮面ライダーなんでね!』

 

Mギャスパーが力を入れるのを確認した俺は再び構える

だが、Mギャスパーが攻撃することは無かった

 

モモタロス『じゃあこいつもしかして……?』

 

ジョシュア『もしかしなくても特異点』

 

モモタロス『マジかよ!最悪じゃねぇか!!』

 

Mギャスパーがorzってなってる

ま、気持ちは分からんでもない

 

すると、近くから大量のイマジン

マジかよ

 

モモタロス『んじゃ、ストレス発散にこいつらを相手にするか!こいつアレ持ってるよな?』

 

ジョシュア『もちろん!』

 

Mギャスパーはデンオウベルトを取り出し腰に着ける

 

モモタロス『変身!』

[swordfoam]

 

モモタロス『俺、再び参上!』

 

その後はイマジン達を一掃

非常に楽な戦闘だった

 

デスイマジンが出てくるまでは

 

デスイマジン『お前ら全員潰す!』

 

ジョシュア『デスイマジン!?』

 

リアス『知ってるのジョジョ!?』

 

ジョシュア『あぁ、電王の世界で当時最強を誇った仮面ライダーゼロノスが唯一負けた相手だ』

 

イッセー『そんなんどうやって倒すんですか!?』

 

ジョシュア『連携して倒す!それ以外方法はない!』

 

リアス『わかったわ!小猫!』

 

小猫『了解です』

 

小猫はリアスの指示でデスイマジンの周りをぐるぐる回り始めた

 

ラトラーターだからかなり高速で動ける

 

イッセー『来い!ドラグレッダー!』

[advent]

 

イッセーはドラグレッダーを召喚する

 

リアス『イッセー!ちょっとくすぐったいわよ!』

[finalfoamrideリュリュリュ龍騎!]

 

リアスはイッセーをリュウキドラグレッダーに変型させる

 

そして俺も

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!龍騎!周りはライバル!始まるサバイバル!]

 

ジョシュア『一気に決めるぜ!』

[ダイカイガン!龍騎!オメガドライブ!]

 

デスイマジン『無駄だ!』

 

デスイマジンにドラゴンライダーキックを食らわせるがほとんど効いてねぇ

 

すると後ろから電子音が聞こえた

[fullcharge]

 

モモタロス『決めるぜ!俺達の必殺技!』

 

あ、察した!

 

ジョシュア『イッセー!リアス!小猫刀剣系の武器用意しとけ!』

 

リアス『わかったわ!

[attackrideスラッシュ!]

 

小猫『了解』

 

イッセー『了解ッス!』

[swordvent][ブースト!]

 

察しが良くて助かるぜ

 

モモタロス『クライマックスバージョン!』

 

モモタロスの放ったデンガッシャーの刀身をリアスがライドブッカー・ソードモードで受けとる

 

リアス『お、重い……行くわよ!イッセー!』

 

イッセー『はい!って重っ!力を譲渡して……小猫ちゃん!』

[transfer!]

 

小猫『にゃ!ジョジョ先輩!』

 

ジョシュア『よっしゃぁ!モモタロス!てかギャスパー!後は任せたぞ!』

 

モモタロス『うぉぉぉりゃぁぁぁ!』

 

案の定、デスイマジンは爆発すると思ったら

ボロボロの状態だった

 

デスイマジン『ふん、お前らが頑張ったところで俺達には勝てないさ!』

 

ジョシュア『どーゆー意味だ?』

 

デスイマジン『今ごろはカテレアとか言う女の悪魔がお前らの仲間を皆殺しにしてるだろう』

 

しまった!俺達は誘い込まれたって訳かよ!

 

デスイマジン『まぁ、時間停止が解かれたのは少し誤算だったが……』

 

ジョシュア『リアス!お前らはサーゼクスさんのところへ!』

 

リアス『えぇ!』

 

デスイマジン『行かせはせん!』

 

リアス達がサーゼクスさん達のところに戻ろうとしたが、デスイマジンに阻まれる

 

デスイマジン『お前らはもう少し俺と遊んでもらうぞ?』

 

くっそ!俺達もすぐにそっちに行く!

だからそれまで耐えてくれよ!

皆!




いきなりですがジョシュアのプロフィールを

ジョシュア・ジョースター
年齢は二十歳
趣味はガンプラ

スペックはちょっとした超能力とクウガからゴーストまでの変身資格を全て持っていること

髪型はゴットイーターのジュリウス
身長は181㎝ほど
リアスやチノに転成者と言うことは隠している


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法皇の登場!

承太郎side

 

やれやれ、まさか時間を止められるとは思わなかったぜ

 

承太郎『どこの勢力かは知らねぇが、ぶちのめしていいよな?』

 

DIO『ふん!このDIOに戦いを挑むとは恐れを知らぬ愚か者共よ』

 

まさかこいつと共闘することになるとはな

 

あと、外で戦ってる二人はジョジョと同じスタンド使いなのかも気になる

 

アザゼル『ま、ジョジョのやつにいい格好ばかりさせられないわな……ヴァーリ、ウルフ』

 

ヴァーリ『わかった!』

[バニシングドラゴン!バランスブレイカー!]

 

白い鎧か、兵藤と同じ神器保持者と言うやつか

 

ウルフ『ったく、めんどくせぇな!』

 

この灰色の怪物は初めて喋ったな

 

二人は校庭へ飛び降りると

悪魔共を一掃していた

 

承太郎『やれやれだぜ、スタープラチナ!』

スタープラチナ『オラァ!』

 

DIO『世界っ!』

世界『無駄ァ!』

 

 

スタープラチナ『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

世界『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!』

 

俺とDIOは悪魔共を一掃していた

 

承太郎『うじゃうじゃと……鬱陶しいぞ!スタープラチナザ・ワールド!』

 

ブゥゥン!カチッ!

 

俺は時を止めてラッシュを決める

 

承太郎『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

DIO『ほう、本気で相手にしたか……ならば私も本気で行かせてもらう!ザ・ワールド!オーバーヘブン!』

 

DIOはザ・ワールドをザ・ワールドオーバーヘブンに進化させた

 

DIO『真実を上書きする!』

 

周りの悪魔共は次々と消滅する

やれやれ、敵は俺達が居たことが一番の誤算だったようだな

 

すると、一際デカイ魔方陣が現れ、そこから誰か出てきやがった

 

カテレア『ごきげんよう、忌々しい現魔王達』

 

承太郎『誰だてめぇ』

 

カテレア『私はカテレア・レヴィアタン。魔王レヴィアタンの血を引く正当なる後継者です』

 

承太郎『レヴィアタン?おいちょいと待ちな、じゃああそこにいるセラフォルーはなんなんだ?』

 

カテレア『私からレヴィアタンを奪った泥棒猫です』

 

サーゼクス『カテレア⁉』

 

カテレア『ごきげんよう、サーゼクス』

 

セラフォルー『カテレアちゃん!なんでこんなこと……』

 

カテレア『……私からレヴィアタンを奪っておいて何を今更っ!』

 

セラフォルー『そんな!私は……』

 

やれやれだぜ

 

承太郎『悪魔同士のゴタゴタは悪魔同士でやってくれ!』

 

俺はスタープラチナで褐色の女を殴ろうとしたが

 

承太郎『て、手応えがねぇ!』

 

カテレア『たかが人間風情が悪魔に勝てるとお思いですか?』

 

承太郎『ちっ!』

 

無駄だと思うがラッシュぶち込んでみるか

 

承太郎『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

カテレア『無駄です!』

 

俺はカテレアとか言う女に殴られ

地面に激突する

 

DIO『承太郎!』

 

承太郎『ぐっ!…大丈夫だ』

 

そして時間が動き出した

 

DIO『動き出したか…』

 

承太郎『あぁ……これで形成逆転できればいいんだが…』

 

仗助『すいません!お待たせしました!』

 

吉影『まさか時間を止められるとは…』

 

ジョルノ『形成逆転ですね』

 

ディアボロ『奴は悪魔なのか?』

 

徐輪『ま、そうでしょうね』

 

プッチ『神が……死んだ事が一番のショックだ……』

 

承太郎『気を付けろ、あいつはラッシュが効かねぇ』

 

仗助『げっ!マジすか⁉』

 

吉影『……問題ない、こんなこともあろうかと周りの石ころを全て爆弾に変えた』

 

なるほど

女は周りがスタンドで作った地雷源とは知らずに降りてきた

 

吉影『今だ!キラークイーン!』

 

キラークイーンの能力で周りの石が爆発する

しかし

 

吉影『……』

 

仗助『やったか!』

 

吉影『……手応えがない…』

 

その言葉通り

カテレアは無傷だった

 

カテレア『その程度の爆発で私が倒せるとでも?』

 

ちっ!

何かあるはずだ

何か魔法的なものを使ってるはずだ

それが何なのか分かれば対策の一つや二つできると言うものだが

探りを入れてみるか

 

承太郎『てめぇの目的はなんだ?』

 

カテレア『改革です』

 

承太郎『改革?』

 

カテレア『神が死んだ今、この腐敗した世界を再構築するのです』

 

つくづくアブねぇやつだと俺が思っていると

後ろから剣を持った怪物がカテレアの背後を取る

 

フリード『呼ばれてないけどじゃじゃじゃじゃーん!』

 

カテレア『ぐっ!』

 

フリード『お待たせしました!連れてきましたよ!』

 

翔太郎『やれやれ、悪魔でも女を殴るのは気が引けるぜ』

 

クリム『進ノ介!相手は悪魔だ!油断はできないぞ!』

 

進ノ介『あぁ!エンジン全開で行くぜ!』

 

やっと来てくれたか

 

絋汰『俺たちも行くぜ!』

[オレンジ!ロックオン!ソイヤ!オレンジアームズ!花道!オンステージ!]

 

戒斗『変身!』

[バナナ!ロックオン!カモン!バナナアームズ!ナイトオブスピアー!]

 

ミッチー『変身!』

[ブドウ!ロックオン!ハイ~!ブドウアームズ!龍砲!ハッハッハッ!]

 

翔太郎『行くぜ、フィリップ』

[joker!][cyclone!]

[cyclone!joker!]

 

「「さぁ、お前の罪を数えろ」」

 

進ノ介『変身!

[drive!type!SPEED!]

 

絋汰『ここからは俺達のステージだ!』

 

進ノ介『ひとっ走り付き合えよ!』

 

カテレア『なるほど……仮面ライダーでしたか、ですが問題ありません』

 

カテレアは懐からあるものを取り出す

取り出したものを見て左が反応する

 

翔太郎『な⁉そ、それは!』

 

カテレア『ご存じの通り、ロストドライバーです。そして、変身』

[iceage]

 

カテレア『仮面ライダーハルワと名乗りましょうか』

 

翔太郎『氷には炎だよな!』

[heat!joker!]

 

翔太郎は単身カテレアに突っ込む

 

翔太郎『ここは俺に任せてくれ!』

 

やれやれ

 

承太郎『あんなあぶねぇやつをお前一人に巻かせられる訳ねぇだろ』

 

俺と翔太郎はカテレアにたちはだかる

 

カテレア『では、大人しく死んでもらいましょうか!』

 

カテレアは真っ直ぐ俺の方に向かってきた

 

すぐにスタープラチナで防御したが

やばい!崩れる!

 

左の隣からかなり離れちまった!

だが今、ラッシュを決めたら確実に腹を貫かれる!

 

カテレア『トドメです!』

 

カテレアは最後の一発をお見舞いしようとしたが

俺に当たることは無かった

 

カテレア『なっ!これは!』

 

承太郎『……⁉』

 

俺の目の前の光景は

振りかぶったカテレアの腕に絡み付いている

緑色の触手

いや、この場合は触脚と言うところか

だが

このスタンドの本体は死んだはず

なのに、なぜだ!

 

承太郎『やれやれだぜ…なんでてめぇがいやがる』

 

典明『待たせたね、承太郎!』

 

承太郎『花京院!』

 

カテレア『スタンド使いが増えたところで戦況は変わりません!』

 

残念だが、変わるぜ

 

承太郎『スタープラチナ!』

 

スタープラチナ『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

カテレア『ぐっ!』

 

承太郎『花京院!』

 

典明『エメラルドスプラッシュ!』

 

花京院のエメラルドスプラッシュがカテレアを襲う

 

カテレア『人間ごときにっ!』

 

[heat!joker!maximumdrive!』

 

「「ジョーカーグレネイド!!」」

 

カテレア『ぐぁぁぁあああ!』

 

カテレアはその場に倒れ込み、メモリが壊れる

 

翔太郎『メモリブレイク完了』

 

カテレア『お、おのれぇ…!』

 

承太郎『てめぇ!まだやられてなかったのか!』

 

俺がスタープラチナを出した瞬間

禍々しいプレッシャーが俺たちを襲う

 

???『何をしている?カテレア』



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禍の団の進撃

???『何をしている?カテレア』

 

カテレア『は、灰神様!』

 

なんだ?あいつは

 

灰神『俺は待機してろと命じていたはずだが?』

 

カテレア『も、申し訳ございません…灰神様』

 

灰神『まぁいい……帰るぞ』

 

カテレア『し、しかし!』

 

灰神『聞こえなかったか?帰るぞと言ったんだが?』

 

灰神とか言うやつの殺気にカテレアは怯んでいた

 

セラフォルー『まも君……?』

 

灰神『……その声は……セラフォルー・レヴィアタンか!』

 

灰神は

振り替えると、セラフォルーに殺気を向ける

 

灰神『気が変わった、至急デスイマジンを呼び戻せ!我ら「禍の団」はセラフォルー・レヴィアタンを抹殺したのち、撤収する!』

 

カテレア『はっ!』

 

カテレアは魔方陣を展開し、何かに連絡をしていた

 

ちっ!

そっちはカタがついてるんだろうな?ジョジョ!

 

承太郎sideout

 

ジョシュアside

 

[一発闘魂!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[闘魂!カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!]

[カイガン!リョウマ!目覚めよ日本!夜明けゼヨ!]

 

ジョシュア『遠距離に弱いのはお前だけだぜ?デスイマジン!』

 

デスイマジン『そいつはどうかな?』

 

その言葉の後、

俺達の足元に銃弾が降り注ぐ

 

ジョシュア『ちっ!』

 

物陰から出てきたのはイマジン

 

ジョシュア『クラーケンイマジン、オクトパスイマジン、アルビノレオイマジンかよ』

 

クラーケン『めんどくせぇからとっとと片すぞ』

 

オクトパス『やれやれ、俺も不運だな、仮面ライダーが相手なんて』

 

アルビノレオ『ボスのためだ、仕方がない』

 

アルビノレオはレオソルジャーも召喚し、戦闘に参加させる

 

しょうがねぇ!

 

ジョシュア『子猫はクラーケンイマジン!イッセーはオクトパス!リアスはアルビノレオを相手にしてくれ!』

 

リアス『でもいくらなんでも怪物4体も相手はきついんじゃ……』

 

確かにレオソルジャーは弱いが連携が厄介

けどそれは相手が俺じゃなかったらの話だ!

 

ジョシュア『安心しろ!策はある!』

 

俺はアイコンドライバーGを取り出す

 

ジョシュア『わりぃな龍馬!すぐに出番やるからよ!』

 

[グレイトフル!ガッチリミナー!コッチニキナー!ガッチリミナー!コッチニキナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[ゼンカイガン!ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダイヘンゲー!]

[ムサシ!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

[ゴエモン!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

[リョウマ!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

 

ジョシュア『武蔵!五右衛門!龍馬!お前らは連携してレオソルジャーを!』

 

武蔵『承知!』

 

五右衛門『あ、任せろぉ!』

 

龍馬『暴れるゼヨ!』

 

俺達はそれぞれの相手をする

リアス達にはライダーの力を予め教えてはいるからそれを使いこなせるかどうかだな

 

アルビノレオ『はぁ!』

 

リアス『くっ!』

 

アルビノレオ『ふん、やはり弱いな!』

 

アルビノレオはリアスに向けモーニングスターを振るう

 

リアス『ご免なさい!やられっぱなしは生にあってないの!』

[KAMENride!カブト!]

 

リアス『後はこれね!』

[attackride!カブトクナイガン!]

[attackride!clockup!]

 

その瞬間、アルビノレオの前からリアスが消える

 

アルビノレオ『⁉何処に……ぐあっ!』

 

リアスはカブトクナイガンでアルビノレオを切り裂く

 

アルビノレオ『おのれぇ!何処だ!……ぐおっ!』

 

リアスはクロックアップを駆使して

アルビノレオに確実にダメージを与えた

 

リアス『トドメよ!』

 

リアスはディケイドに戻って

カードを読み込ませる

 

[finalattackride!ディ・ディ・ディ・ディケイド!]

 

リアス『はぁぁぁアアア!』

 

アルビノレオ『ぐぁぁぁあああ!』

 

アルビノレオ撃破ッと

 

デスイマジン『よそ見は禁物だぞ!』

 

ジョシュア『おっと!そうでした!』

 

モモタロス『俺を忘れるんじゃねぇぇぇえええ!』

 

あ、ヤベ

忘れてた

んじゃ、デスイマジンの方はモモタロスに任せて

 

小猫はっと

 

クラーケン『オラオラ!クソ!速くて当たらねぇ!』

 

小猫『当てるものなら当ててみてください!』

 

[scanningcharge!]

 

小猫『はぁぁぁ!』

 

クラーケン『ぐっ!ぐぉぉぉおおお!』

 

子猫『……小猫クロス』

 

おぉ、早々に決着ついたな

 

んじゃイッセーは

俺的にあいつが一番気になるんだよな

神器の影響か

ドライグのベントカードがあるんだよな

 

[swordvent]

[wingvent]

[strikevent]

 

イッセー『うぉりゃぁ!』

 

オクトパス『うわっ!』

 

イッセー『はぁッ!』

 

オクトパス『あっづぁ!』

 

イッセーはドラグセイバーとドライグウイング、ドラグクローを装備してオクトパスイマジンにダメージを与える

 

イッセー『食らえ!』

[finalvent]

 

イッセーはドラグレッダーを召喚し、必殺技の構えをとる

 

イッセー『はぁぁぁ!』

 

オクトパス『ちょ!やばっ!』

 

イッセー『ドラゴンライダーキィィィック!』

 

オクトパス『ぐぁぁぁあああ!』

 

よし!これで後はデスイマジンだけだ

 

レオソルジャーは武蔵、五右衛門、龍馬が倒してくれた

 

デスイマジン『邪魔だ!電王!』

 

モモタロス『うるせぇ!おめぇのほうが邪魔くせぇんだよ!』

 

ジョシュア『確かにな!』

 

デスイマジン『ぐっ!』

 

ジョシュア『一気に決めるぜ!』

[剣豪!怪盗!ダゼヨ!オメガフォーメーション!]

 

モモタロス『俺に命令すんじゃねぇ!』

[fullcharge]

 

俺とモモタロスが必殺技の構えをとると

デスイマジンの耳元に魔方陣が現れた

 

デスイマジン『なんだカテレア。……ッ!了解した』

 

デスイマジンの耳元から魔方陣が消える

 

デスイマジン『命拾いしたな仮面ライダー』

 

デスイマジンはそのまま、サーゼクスさん達のいる校舎の方へ向かっていった

 

ジョシュア『あっ!待ちやがれ!』

 

俺達もデスイマジンを追って、新校舎に向かう



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アーク変身ともう一人のジョシュア

俺たちが

新校舎にたどり着くと

そこには禍々しい空気が立ち込めていた

 

ジョシュア『んだよ、この殺気は!』

 

デスイマジン『どうやら、先についていたようだなアーク』

 

アーク?まさか!

俺が思ってるアークの名を持ってる奴は二人しかいねぇ!

 

灰神『戻ったかデスイマジン』

 

デスイマジン『アルビノレオとオクトパス、クラーケンが後ろの五人に殺られた』

 

灰神『問題ない。……他の者は動けんか…ならばサーゼクスとミカエル、アザゼルが邪魔だ』

 

デスイマジン『俺はミカエルの相手をする』

 

カテレア『ならば私はアザゼルを』

 

灰神『ならばサーゼクスは……』

 

???『俺が殺ろうか?』

 

声の方向に目を向けるとそこにいたのは

 

お、俺ェ⁉

 

いや!俺の髪は金!

むこうは白!

 

どうなってんだ⁉

 

灰神『ジョシュアか…』

 

「「「「「「「「「「⁉」」」」」」」」」」

 

俺を含めて俺を知ってる奴は全員驚いた

 

ここで突然だけど再び自己紹介

俺はジョシュア・ジョースター

そして……灰神とか言うやつの後ろにいるのがジョシュア

 

どうなってんだよ一体!

 

J.B.『俺はジョシュア・ブランドー!俺のことはJ.B.って読んでくれ』

 

ジョシュア『J…B?』

 

J.B.はサーゼクスさんに指を向ける

 

J.B.『お前の魂…もらうぜ?』

 

J.B.は腰に手をかざすとゴーストドライバーが現れる

 

……これは俺の持ってた五個の内のひとつだな

深見のドライバーと言い

まさか盗まれてたとは

 

J.B.は自分専用の眼魂を取り出す

それは白と黒の闘魂ブースト眼魂と言った感じの眼魂だ

 

[アーイ!ギロットミナー!ギロットミナー!]

 

J.B.『変身!』

 

[カイガン!ディープゴースト!デッドゴー!最期!ギリギリゴースト!]

 

ジョシュア『なっ!』

 

こいつは驚いた!

あいつの姿……白黒の闘魂ブースト魂がディープスペクターのパーカーゴーストを着てるような姿……

 

J.B.『こいつで決めるぜ!』

 

J.B.は楽器のベースのような武器を取り出す

 

J.B.『こいつはガンガンベース!これで相手を叩き斬ったり、撲殺も可能だ!』

 

そのままガンガンベースとドライバーをアイコンタクトさせる

 

[ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!]

 

J.B.『死ね!サーゼクス!』

 

[オメガブレイク!]

 

音のの衝撃波がサーゼクスさんに迫り来る

 

ヤベェ!間に合わねぇ!

 

ジョシュア『サーゼクスさん!』

 

そのときだった

 

[メロンスパーキング!]

 

サーゼクスさんの目の前にメロンディフェンダーが現れ、サーゼクスさんを守った

 

貴虎『間に合ったようだな』

 

ジョシュア『貴虎!』

 

J.B.『ちっ!まぁ、俺は殺れれば相手は誰でもいいんだがよ!』

 

貴虎『ならば私が相手をしよう』

 

J.B.『いいぜぇ?てめぇの魂ももらってやる!』

 

貴虎は屋上に行こうとする

 

絋汰『待てよ!俺たちも行く!』

 

貴虎『…わかった、屋上まで連れてってくれ』

 

絋汰はオーバーロード化し、戒斗、ミッチー、貴虎を連れて

屋上に向かった

 

さてと

 

灰神『ジョシュア・ジョースターと言ったか?悪いことは言わん…早急に立ち去れ』

 

ジョシュア『目の前で知り合い殺すって言ってるやつを放置するバカはいねぇだろ?』

 

灰神『勝手にしろ』

 

灰神は懐から短剣を取り出す

見覚えのある剣

そう、アクセレイガンだ

 

灰神『俺の獲物は今も昔もセラフォルーだけだ!』

 

灰神はセラたんを切り裂こうとする

けど、俺がさせねぇ!

 

灰神『邪魔をするな!』

 

ジョシュア『邪魔しないとあんた、セラたんを殺すだろ?』

 

灰神『当たり前だ!』

 

灰神はアクセレイガンを逆手に持ち変え、剣戟を繰り出す

 

灰神『あの時、俺を見殺しにしようとしたセラフォルー・レヴィアタンをこの手で殺すと決めたのだ!』

 

あの時?何があったんだ?

 

セラフォルー『違うのまも君!』

 

灰神『黙れ!今更言い訳など聞きたくもない!』

 

ジョシュア『少しは聞いてやれよッ!』

 

俺は一旦距離を取り、闘魂ブーストを使う

 

[闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!]

 

そして、ムサシ眼魂を取り出し、ドライバーにセット!

 

[カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!]

 

ガンガンセイバーとサングラスラッシャーの二刀流!

 

ジョシュア『オラァ!』

 

灰神『ぐっ!』

 

ジョシュア『まだまだァ!』

 

俺は闘魂ブースト眼魂をサングラスラッシャーにセットする

 

[メガマブシー!メガマブシー!]

 

ジョシュア『こいつで決めるぜ!』

 

[ダイカイガン!メガオメガシャイン!]

 

ジョシュア『うぉぉぉらぁぁぁ!』

 

灰神『ぐっ!ぐぉぉぉおおお!』

 

超必殺技は灰神にクリーンヒット!

周りに土煙が舞う

 

やったか?

 

灰神『ふ、ふははは!俺がこの姿になるのは久しぶりだな!』

 

まさか!変身したのか!

 

ジョシュア『やっとか!仮面ライダーアーク!』

 

灰神『仮面ライダー?…違うな、俺は……』

 

灰神の姿は仮面ライダーアークじゃなかった

その姿は

 

灰神『俺は……アーク、アークオルフェノクだ!』

 

バッタの怪人、しかもファイズの世界最強のオルフェノクでオルフェノクの王

 

灰神『さぁ!ここからは俺もどうなるかは分からん!死んでも怨むなよ!』

 

灰神は力を貯め始めた!

ヤバい!

 

灰神『死ねぇぇぇぇ!セラフォルー!』

 

灰神は俺ではなく、セラたんに魔力弾を放つ!

あぶねぇ!

 

ジョシュア『セラたん!』

 

俺はセラたんに覆い被さるように守ろうとするが

あの魔力!

どうやら、俺が力負けする見てぇだな……

 

ブゥゥゥン!カチッ!

 

気づくと、俺達は

俺がさっき立っていた場所に移動していた

 

DIO『全く…やはりお前もジョナサンと同じで体から動くタイプか』

 

承太郎『やれやれだぜ』

 

ジョシュア『承太郎!DIO!』

 

スタンドで助けてくれたのか!

 

灰神『うぉぉぉおおおお!セラフォルーゥゥゥ!』

 

灰神は再び、力を貯め始めたが

その力が放たれることはなかった

 

デスイマジン『ちっ!アーク!落ち着け!北の神々と一戦交える準備は出来た!目的は達成してないが一旦退くぞ!』

 

灰神『放せ!デスイマジン!』

 

デスイマジンは灰神ごと、魔方陣の中に入る

 

灰神『覚えていろ!セラフォルー!あの時の恨みは忘れん!忘れんぞぉぉぉ!』

 

そして、禍の団は全員撤退した

 

ジョシュア『お、終わったァ』

 

最後はマジでやばかったな

 

J.B.『俺がまだ残ってるぜ?』

 

ジョシュア『J.B.!』

 

J.B.『まぁ、灰神があんなんなっちまったからこれ以上殺る気はねぇんだけどよ』

 

ジョシュア『お前は何が目的だ』

 

J.B.『あ?べっつにぃ?俺はお前の逆って事だけ伝えておくわ!じゃあな、仮面ライダーゴースト』

 

そう言ってJ.B.は魔方陣をくぐる

 

絋汰『あいつは⁉』

 

ジョシュア『どっか行っちまったけど』

 

戒斗『逃がしたか……』

 

ジョシュア『また会うかも知れねぇな…』

 

そしてこのあと無事に和平は結ばれ、俺たちも帰路に着いた

 

ジョシュア『一つ気になるんだよな……』

 

イッセー『何がです?』

 

ジョシュア『あのウルフオルフェノク……何で禍の団に入ってなかったんだ?』

 

巧『それは俺がチームヴァーリに入ってるからだ』

 

「「うわぁ!」」

 

振り向くとそこにはウルフオルフェノク(人間態)がいた

 

巧『驚くなよ。俺はただ、伝言を頼まれたんだ』

 

ジョシュア『伝言?』

 

巧『赤龍帝、いつか戦おうってな』

 

イッセー『……わかった、って伝えてくれ』

 

巧『わかった』

 

そして、乾巧はそのまま夕闇に消える

 

やれやれ、いろいろ面白そうな事が起こりそうじゃあねぇか




駄文ですいませんm(__)m


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日常平和のライダーズ
番外編!聖夜のパーティー!


俺はラビットハウスにて

ジョースターズとその支配者達を正座させていた

 

ジョシュア『おい、改めて聞こうじゃねぇか』

 

仗助『い、いや…家が壊されて治ったときにゴーストドライバーが全部盗まれてました』

 

ジョシュア『それはいい、なぜそれを俺に言わなかった?』

 

ジョルノ『言おうと思ったんですが、色々ありまして…』

 

ジョシュア『…それを言われたらなぁ……』

 

まぁ、しょうがねえか……

 

ジョシュア『まぁ、今回は許すしかねぇ!説教終わり!各自再び持ち場に戻れ!』

 

「「「「「「「「「「アイアイサー!」」」」」」」」」

 

俺達は再び飾り付けに戻る

 

何の飾り付けって?

 

クリスマスの飾り付けだ!

今年はココアの提案でクリスマスの飾り付けをすることになった

 

ちなみにチノ、ココア、リゼの三人は買い物中

 

その間に俺達で飾り付けを終わらせる事になった

 

届かないところにはスタンドを使って飾る

 

でもその飾り付けもそろそろ終わりそうだ

 

ココア『たっだいまぁ~!』

 

チノ『ただいまです』

 

リゼ『今戻ったぞ~』

 

ジョシュア『お、戻ってきたか!こっちも丁度終わったぜ!』

 

チノ『ジョジョさん、このあとお時間ありますか?』

 

ジョシュア『?全然あるけど?』

 

どうしたんだ?

なんか、徐輪とジョルノと仗助がニヤニヤしてるが気にしない

 

ココア『このあとシャロちゃん家に遊びに行く事になったの!』

 

ジョシュア『なるほどな、てか何で俺まで?』

 

リゼ『お前とチノならココアが暴走しかけた時に止められるだろ?』

 

ジョシュア『察した』

 

そして俺達は開店準備を済ませる

 

案の定、お客さんがかなり来て混みあったが、途中でシャロと千夜が来てくれたため

なんとか閉店には間に合った

 

場所は変わって甘卯庵の前

 

シャロ『みんな、がっかりしない?』

 

ココア『しないよ!』

 

チノ『しません』

 

リゼ『するはずないだろ?』

 

ジョシュア『何を今更』

 

シャロ『じゃ、じゃあ……』

 

シャロが指差したのは

人が一人暮らしをするのに十分な広さの小屋だった

 

シャロ『ここが私の家よ』

 

………シャロ

 

ジョシュア『なんか…ごめん…俺、てっきりリゼみたいなお嬢様かと思ってたわ』

 

ココア『私も~!』

 

シャロ『そんな慰めの言葉は要らないわよ!』

 

そんなこんなでシャロの家でクリパをすることに

 

ジョシュア『よーし!お前ら!お菓子は持ってきたか!』

 

ココア『おぉ~!』

 

ココアはパンケーキやドーナッツ

 

リゼ『親父が持ってけってこいつをもらった!』

 

リゼはチョコレート

 

チノ『私も、少しですが』

 

チノはポテチ

 

千夜『私も新作持ってきたわよ~』

 

千夜は和菓子の新作か

 

俺は飲み物とあるものの材料だけ

 

ココア『ジョジョ君はお菓子無いよ~?』

 

ジョシュア『ふっふっふ~、俺はあれを作るのさ!』

 

リゼ『まさか!ネオアームストロンg…』

 

 

ジョシュア『違うわ!シャロ、台所借りんぞ』

 

シャロ『え?は、はい』

 

俺は台所に立つ

 

ジョシュア『道具よし!材料よし!スタンドの調子は……』

 

俺は手元にあった苺を空中に投げ、イミテイトストッカーをシルバーチャリオッツに変えて苺を斬る!

 

ジョシュア『よし!早速取り掛かるぞ!』

 

イミテイト『おう!』

 

俺はスタンドを用いて

クリームを泡立て、苺を切り、予め用意していたスポンジにクリームを塗る

 

そして

マジシャンズレッドとホルス神を交互に出してチョコを固め、更にはマジパンも作り出してしまう

 

……俺って天才じゃね⁉

 

ジョシュア『出来たァ!』

 

「「「「「オォー!」」」」」

 

チノ達の目の前には

俺特製のラビットハウスショートケーキ!

 

あの短時間で良くできたな

さすが俺

 

ジョシュア『高温使ったから少し冷まさなきゃならねぇからもう少し待っててくれ』

 

さてと……材料ちょっと余っちまったな……

 

そーいや今日カレー作ろうと思って

カレーの材料買ってたんだっけ?

 

イミテイト『おいおい、都合がよすぎないか?』

 

エェーナンノコトー?ボクゼンゼンワカラナイヨー?

 

と言うコントをやりつつ

俺はカレーを作る

 

ジョシュア『リゼ、チョコ一つもらうぞ?』

 

リゼ『あぁ、カレーか?』

 

ジョシュア『まぁな。材料余ってたし、今晩カレーにしようと思ってな』

 

シャロ『美味しそう!』

 

チヤ『まずはご飯からね』

 

お、そろそろ出来るな

 

ジョシュア『おーい、チノ!カレー作ったから盛り付けたの……』

 

後ろを振り向いたら顔を真っ赤にしたチノ

 

リゼ『チノ…?』

 

シャロ『顔真っ赤!』

 

千夜『ブランデー入りだったのね』

 

ジョシュア『マジか……』

 

ココア『全く!だらしない子ね!それでも私の妹なの⁉』

 

ジョシュア『うお』

 

リゼ『ココアも!』

 

シャロ『洋酒入りのお菓子で酔うなんてありえない!』

 

ジョシュア『カフェインで酔う奴が何を言う』

 

ココア『オーホッホッホ!そんなことではロザリオは渡せなくってよ!』

 

高級な食べ物で性格までお嬢様になった⁉

 

ココア『ほよ~…』

 

おおっと、酔いが覚めたか?

 

ココア『なんか、シャロちゃんの学校に行ってる夢見た』

 

シャロ『私の学校ってそういうイメージ?』

 

ココア『あ、あれ?チノちゃんがいない!?』

 

 

ジョシュア『お前がいきなり怒鳴るから逃げちまったよ』

 

ココアが後ろを振り向くと、後ろのドアからチノがこちらを覗き込んでいた

 

チノ『ごめんね?お姉ちゃん、お兄ちゃん…いい子になるから、もう怒らないで…?』

 

この時、

その場にいた全員がこうおもった

 

(な、何事~!)

 

千夜『ココアちゃんの想いがやっと伝わったのね!』

 

ココア『苦労の日々だったよ!』

 

ココアはチノの前に座ると

膝を叩く

 

ココア『チノちゃん、おいで~おいで~!』

 

チノ『お姉ちゃ~ん!』

 

ココア『チ~ノちゃ~ん!』

 

チノはそのままココアを通りすぎ、千夜に抱きついた

 

チノ『千夜お姉ちゃん!』

 

ココア『見境無~い!』

 

次にチノは俺の所に来た

 

チノ『ジョジョお兄ちゃん、料理のお手伝いするよ?』

 

え?なにこれ、可愛い

なに、この小動物

 

すると後ろから殺気が!

 

ココア『争いたくなかったけど、仕方ないね……』

 

ジョシュア『⁉』

 

ココア『お姉ちゃんの座を賭けて勝負だよ!

 

ジョシュア『……わりぃな!今回ばかりは譲れねぇ!それと俺はお兄ちゃんだ!』

 

二人の間に火花が散る!

 

 

その間、チノはシャロに膝枕されていた

 

チノ『シャロお姉ちゃん……』

 

シャロ『可哀想に……酔いから覚めたとき、恥ずかしさで死にたくなるのよ……』

 

ココア『ラビットハウスじゃいつもこんな感じだよ!』

 

シャロ『コブラツイスト決められてるのが?』

 

するとそこに灰色の卯が入ってきた

 

ココア『ワイルドギースだ』

 

ジョシュア『ワイルドギース?』

 

千夜『シャロちゃん家に居候してる卯よ』

 

へぇ~

卯克服かな?

 

リゼ『混ざりに来たのか?』

 

チノ『ニンジン食べる?』

 

シャロ『ダメぇ~!食料は各自調達でしょ!

 

すると、チノが俺の服の裾を軽く引っ張る

 

チノ『ジョジョお兄ちゃんは、今の私がいい?』

 

こいつ……

やれやれ…

俺は軽くチノを抱き締める

 

その瞬間、ワイルドギースとチノがぶつかったのを知らずに

 

ジョシュア『バーカ、俺は今までと変わらないチノの方が好きだぜ?』

 

ん?顔が熱いな

 

ふと、横を見るとチノが顔を耳まで真っ赤にしていた

 

チノ『じ、ジョジョさん!わ、私酔ってませんから!///』

 

ココア『愛の力で戻った!』

 

チノ『ぜ、全部演技ですから!///』

 

リゼ『(無理がある!)』

千夜『(照れ隠し?)』

シャロ『(記憶が残るタイプね)』

 

ジョシュア『そうか、そうか』

 

チノ『演技ですからぁぁぁ!///』

 

その後、煮込んだカレーをお皿に盛り付け、みんなで食べる事に

 

「「「「「いっただっきまぁ~す!」」」」」

 

にしても皆旨そうに食ってくれてる

作った俺としては微笑ましい光景だ

 

「「「「「美味しい!」」」」」

 

ジョシュア『ジョジョの家庭でも出来る特製カレーだ!ん?』

 

ふと、ココアとチノの皿を見るとニンジンだけを避けて食べていた

 

ジョシュア『こら!ニンジンも食べなさい!』

 

「「はっ!」」

 

ココア『お兄ちゃん!多目に見て?』

 

チノ『お姉ちゃんの言う通りです』

 

ジョシュア『こう言うときだけ姉妹らしくなるんじゃねぇ!』

 

そして食後のデザートのケーキも皆で平らげた

 

ココア『いただきました~』

 

千夜『皆で食べると美味しいわね』

 

ジョシュア『あ、カレーの方は小分けにしたから良かったら後で食ってくれ』

 

シャロ『しぇんぱい!一生賭けていただきます!』

 

ジョシュア『うん、早めに食べなさい』

 

そんな事をしていたら

窓の外に誰かが覗いていた

 

ジョシュア『……わりぃ、ちょっと外出てくる』

 

外に出るとそこには青いサンタが二人

てか眼魔かよ

 

ジョシュア『さァて、俺のテンション下げた罪は償ってもらおうかな!』

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

すると眼魔は眼魂になって二人の人間の中に入る

 

松田と元浜だ

 

ジョシュア『おいおい、そりゃないだろ』

 

松田眼魔『やはり人間には手を出せないというのは本当らしいな!』

 

元浜眼魔『ならば始末する!』

 

眼魔は二人係で俺を殴る蹴るの袋叩きにする

 

松田眼魔『おらァ!』

 

ジョシュア『ぐっ!』

 

元浜眼魔『ドラァ!』

 

ジョシュア『がっ!』

 

「「はぁあっ!!」」

 

ジョシュア『ぐふっ!』

 

元浜眼魔『さァて!止めといこうか!』

 

松田眼魔『おう!相棒!』

 

二人は蹴りの体勢に入る

やべぇ……!

 

しかし、蹴りが当たることはなかった

 

小さい火の玉が眼魔を攻撃する

 

元浜眼魔『ぐあっ!』

 

松田眼魔『うわっ!』

 

その火の玉は俺の手元にやって来た

火の玉の正体は眼魂だった

 

ジョシュア『これは?』

 

お、眼魂が光った

使えって事か!

 

ジョシュア『力、借りるぜ!

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!

 

[カイガン!サ~ンタクロース!ジングルベル!星降る夜!聖なる夜!]

 

その時、奇跡が起きた!

変身の衝撃で眼魔アイコンが飛び出てきて

そのまま眼魔スペリオルに戻った

 

止めといこうか!

 

ジョシュア『今度はこっちだ!』

 

[ダイカイガン!サ~ンタクロース!オメガプレゼント!]

 

俺はガンガンセイバーを相手に向けて放つ!

 

「「ぎゃぁぁぁあああ!!」」

 

二人は爆発した

 

ジョシュア『ふぃ~…』

 

戦闘が終わるとサンタ眼魂はドライバーから再びどこかに飛んでいった

 

そして、シャロの家に戻ると

シャロが酔ってリゼに抱きついていた

 

ジョシュア『なに?このカオス』

 

シャロ『リゼしぇんぱ~い!』

 

リゼ『は~な~れ~ろ~!』

 

やれやれだぜ

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

サンタ眼魂が戻った場所には

赤い縁のサングラスを掛け、背中に“達磨一家”と書かれた赤い法被を羽織るように着ている男が立っていた

 

???『どこ行ってたんだよ?サンタさん』

 

その問いに答えるかのように光る眼魂

 

???『まぁ、面白そうな事があれば教えてくれよ?駆王はどうだか知らねぇが、SWORDの祭りは俺達…達磨を通さねぇとどうなるかわからねぇからな……』

 

その男は、夜の街へと消えていった

 

ナレーションsideout



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やって来たヒロインズ

かなり駄文ですm(__)m


ナレーションside

 

ここは駆王地区

ジョシュア・ジョースターと歴代のジョースター、そしてその支配者達が暮らす街

ここに新たなメンバーが加わることになる

 

???『大奥様!あちらでは無いですか?』

 

???『あ、ちょっと!そんなに焦らないでよ!』

 

???『ほんとにあいつがいるの?』

 

???『早人!お父さんでしょ⁉』

 

早人『…わかったよ…』

 

???『やっぱり賑やかね』

 

???『母様、そろそろ着きますよ』

 

???『ここですね!じゃあチャイム押しまーす!』

 

ピンポーンと呼び鈴が鳴る

 

ジョシュア『はーい!』

 

この五人が騒動を起こすのは

ジョジョはまだ、知る由も無い

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

朝早くに呼び鈴が鳴る

誰だ?こんな朝早くに?

リアスか?もしくはイッセーか?

 

この二人だったらアイアンクローでも決めてやるとか思いつつ玄関をあける

 

ジョシュア『どちら様ですかっと……』

 

スージー『ここにジョセフ・ジョースターはいるかしら?』

 

俺は静かに玄関を閉める

 

え?ちょっと待て

スージーQ?

いや、きっと目の錯覚だ

最近いろんな事が立て続けに起こったから疲れてるんだ

きっとそうだ

 

俺は再び、玄関をあける

するとそこには

 

エリナさん、スージーQ、リサリサ先生、川尻しのぶに川尻早人ぉ⁉

 

ジョシュア『☆●▼▲〒※¥#%~っ⁉』

 

ジョナサン『どうしたんだい!』

 

ジョセフ『朝っぱらからうるせぇな~』

 

吉影『何事だ?』

 

この時

 

五人のヒロインと二人の波紋戦士に一人のスタンド使いが……出会った~…

 

ジョセフ『……』

 

ジョナサン『……』

 

吉影『……』

 

しばらくの沈黙……

 

「「「……⁉」」」

 

そして……

 

ジョナサン『え、エリナァァァ!』

 

エリナ『ジョナサァァァン!』

 

二人は抱きついた

 

エリナ『会いたかったわ!ジョナサン!』

 

ジョナサン『僕もだよ❗エリナ❗』

 

ジョセフ『お、おおお、お袋⁉それにスージー⁉』

 

スージー『ジョセフゥゥゥ!』

 

スージーはジョセフに抱き付こう

と思いきや

いきなり飛び蹴りを食らわせた

 

スージー『ドラァ!』

 

ジョセフ『げふぅ!な、何すんだよ!』

 

スージー『しらばっくれんな!あんたの浮気!もう今回ばかりは殴っても足りないわ!』

 

リサリサ『はぁ、ジョセフ…あなた…もう一度波紋の修行する?』

 

ジョセフ『ohーnoー!』

 

吉影『しのぶ!早人!なぜここに?』

 

シノブ『貴方がここにいるかもって聞いたから来ちゃった』

 

早人『キラークイーンバイツァダストは健在?』

 

吉影『あぁ、健在だよ?もう早人に使ったりはしないから安心しなさい』

 

シノブ『貴方が死んだって聞いたときはほんとにショックで五日も寝込んだのよ~?』

 

吉影『それは……すまなかった』

 

このイチャイチャしている雰囲気の中、俺は庭に出て叫ぶ

 

ジョシュア『ウソダドンドコドーン!』

 

この叫びが駆王学園まで響いたことは言うまでもない

 

 

ジョースターさんとエリナさんが縁側で緑茶を飲んでいた

 

英国人に緑茶て

 

すると二階からDIOが降りてきた

 

DIO『ふぁ~あ、今起きたぞ……』

 

ジョナサン『おはようDIO』

 

DIO『……』

 

エリナ『…』

 

DIOは自分の頬をつねる

 

DIO『え、エリナ?』

 

エリナ『ディ、ディオ?』

 

DIOはジョースターさんとのアイコンタクトをしから

 

突然、エリナに頭を下げた

 

DIO『す、すいませんでしたぁぁぁ!』

 

エリナ『きゃあ!』

 

DIO『そ、その節は…た、大変ご迷惑を……』

 

エリナさんはDIOの近くに立つ

 

エリナ『頭を上げてください。昔は因縁や恨みがあったかもしれません……ですが、今はこうして仲良く暮らしているなら…私は何も言いません』

 

DIO『……』

 

DIOは無言で泣いてた

 

DIO『ジョナサン……この子は天使か…』

 

ジョナサン『ははは…』

 

エリナ『あ、でも一言いいですか?』

 

DIO『?』

 

エリナさんはジョースターさんの腕に抱き付き一言

 

エリナ『ジョナサンは私のですからね?』

 

DIO『え?あ、あぁ……?』

 

エリナさん……何を吹き込まれたんだろう……

 

そんなことを思ってると

二階からジョセフの叫び声が響いた

 

ジョセフ『ぎゃああぁぁぁぁ!』

 

ジョシュア『どうした!』

 

部屋に入るとジョセフがハーミットパープルの上に正座して、泣いてるジョセフと

鬼の形相のスージー

 

ジョセフ『ジョジョ!助け…』

 

俺は静かにドアを閉める

ごめん、俺も鬼の逆鱗に触れたくないんだ

 

ジョセフ『ジョジョぉぉぉおおお!』

 

暫くして、仗助が止めに入った

 

仗助『ちょ!スージーさん!そこまでにしてくださいよ!ジジィが死んじゃいますって!』

 

スージー『あら、仗助!元気?』

 

多分、仗助が止めに入らなかったらジョセフ死んでたな

 

ジョシュア『あれ?そーいや吉良は?』

 

仗助『吉良なら、家族三人でどっか行きましたけど?』

 

ジョシュア『ふーん、ま、なんも無きゃ良いけど』

 

この時、俺は何となく嫌な予感がしていたが

 

吉良の事だ、どうにかするだろうと気にはしなかった

 

ジョシュアsideout

 

吉良side

 

私は、家族三人で遊園地に来ていた

 

女には興味は無かったが……

 

家族は良いものだ

 

吉影『早人、アイス食べるかい?』

 

早人『い、いいよ…』

 

吉影『そうか…』

 

早人『そ、そんな寂しそうな顔をしないでよ…』

 

寂しそうな顔?

私が?

 

原作でも怒りや喜びといった表情はしたことはあるが

寂しそうな顔をしたことはなかった……

 

シノブ『表情豊かになったんじゃない?』

 

表情豊か…か

やはりジョジョのお陰で変われたかな?

 

すると突然、近くで爆発が起こる

 

シノブ『きゃぁぁぁ!』

 

早人『うわぁ!』

 

吉影『な、何事だ!』

 

最初の爆発から続けざまに爆発が幾つか起こる

 

そして逃げ惑う人々

 

吉影『くっ!しのぶ!早人!逃げるぞ!』

 

早人『まさかまたスタンド能力を⁉』

 

吉影『だとしたらこんな雑な事はしないさ!……早人、お母さんを頼んだぞ』

 

早人『……!わ、わかったよ!』

 

さて、早人としのぶは逃がした

 

逃げ惑う人々を逆走すれば犯人に行き着くかな?

 

そう思いながら

逆走すると、どうやらビンゴだ

 

目の前で人形の亀の甲羅にバズーカを取り付けた化け物が暴れまわっているよ

 

吉影『この騒ぎは君の仕業か?』

 

カメバズーカ『そうだと言ったら?』

 

吉影『君達を始末する!キラークイーン!』

 

私は、キラークイーンを発動する

護身用にエアガンを持ってて助かったな

 

ストレイキャットを使った空気弾が使えないのが痛手だが……仕方がない

“アレ”を使うか

 

カメバズーカ『そんなおもちゃで俺を倒せると思うなよ!』

 

私は予め弾を一発、キラークイーンの能力で爆弾に変える

 

そしてぶっ放す!

 

吉影『キラークイーン!第一の爆弾!』

 

大爆発が起こり、土煙が舞う

 

“アレ”を放っていたが無駄だったようだな

 

カメバズーカ『いい爆発だな!俺の爆弾といい勝負だ!』

 

吉影『……やはり、無事だったか』

 

カメバズーカ『お前はグロンギか?それともアンノウンか?まさかファンガイアか!』

 

何を言っているんだこの怪物は

 

吉影『私は人間だ!』

 

私は再び弾を一発、爆弾に変え

装填

引き金を引く

 

今度は接触型だ!

 

しかし……私の爆弾が奴の目の前で爆発した

 

カメバズーカ『カメカメカメ!俺の爆弾の方が上だったな!』

 

吉影『くっ!』

 

カメバズーカ『爆発の中で死ねぇ!』

 

化け物が私にバズーカの銃口を向ける

 

私はとっさに爆発に変えた弾をぶっ放すが綺麗にバズーカの中に入ってしまった

 

狙い通りにな

 

カメバズーカ『カメカメカメ!特攻失敗だな!死ねぇ!』

 

 

爆発が起こる

 

そう、化け物の背中でな

 

カメバズーカ『なっ!お、俺のバズーカが!』

 

そして……

 

シアーハート『コッチヲミロ』

 

カメバズーカ『なっ、なんだ⁉急に声が!』

 

シアーハート『コッチヲミロッテイッテンダヨ!』

 

吉影『キラークイーン!第二の爆弾!シアーハートアタック!』

 

カメバズーカ『ぎゃああぁぁぁぁ!』

 

シアーハートアタックは爆発を起こし、私は颯爽とその場を去る

 

するとバイクでジョジョがやって来た

 

ジョシュア『吉良!』

 

吉影『遅い!こっちはもう終わった』

 

ジョシュア『さすが~!証拠は?』

 

吉影『私を見くびるな。勿論、塵一つ残ってないさ』

 

さて、折角の家族団欒を邪魔されたが……

 

気を取り直して家族サービスと行こう

 

そう思いながら、家族の元へ行こうとしたが

ジョジョに引き留められる

 

ジョシュア『わりぃ、吉良。エリナさんが話があるから戻ってこいって』

 

吉影『……私にか?』

 

ジョシュア『いや、住人全員だそうだ』

 

吉影『レイナーレ達もか?』

 

ジョシュア『いや、あいつはアザゼルの秘書やってるから当分は戻らねぇだろうし、ミッテルトとドーナシークとカラワーナはバイトだ』

 

吉影『…わかった』

 

私たちは再び、アパートへ戻ることにした

 

吉良sideout

 

ジョシュアside

 

アパートに戻ると、真面目な面持ちのヒロインズ

 

な、なんだ?

もしかしてこの街に悪魔とかいるのがまずかったか?

 

エリナ『このアパートのリーダーは誰ですか?』

 

ジョシュア『お、俺ですけど…』

 

俺はエリナさんの前に座る

 

エリナ『単刀直入に言います。ジョナサン、ジョセフ、吉良さんは私たちと暮らさせて下さい』

 

へ?

それは一体どーゆーこと?

 

ジョシュア『つまり……ジョナサン、ジョセフ、吉良の三人と同居を解消して、エリナさん達と暮らす……つうことですか?』

 

エリナ『はい』

 

マジか……

俺は空気が抜けるように緊張を解く

 

ジョシュア『なぁんだ…そんなことか…ジョースターさんやジョセフの意見は聞いたんですか?』

 

エリナ『はい。出来るなら私達と暮らしたいと』

 

ジョシュア『そうか…なら俺は本人達の意思を尊重するぜ?』

 

エリナ『本当ですか!ありがとうございます!』

 

ジョシュア『但し!一つだけ条件があります』

 

エリナ『はい?』

 

ジョシュア『家の近所にいてくれると助かります』

 

いつディオールサイドの眼魔や

禍の団が狙ってもすぐに駆けつけれた方がいい

 

エリナ『わかりました。ですが家が……』

 

ジョシュア『任せてください!一晩で完成しますよ』

 

あの人に頼めばね

 

エリナ『そうですか、ではまた明日ジョシュアさんのお宅にお伺いします』

 

ジョシュア『わかりました、ではお気をつけて』

 

その後、一晩で完成した城みたいな家に

ジョースターさんとエリナさんが暮らし始め

 

普通の家二軒に

ジョセフ、スージー、リサリサ

吉良と川尻親子が住み始めたとさ

 

ちゃんちゃん




ちなみにあの人とは
サーゼクスさんの事です(笑)


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グリードと小猫と使い魔

今日はアーシアとイッセーの使い魔探しに出ることになった

 

いきなりなんだって?

 

こっちが聞きてぇよ

いきなり呼び出されて

何かと思ったら

使い魔探しを手伝えって……

 

こちとら波紋の修行をしてたってのに

 

ジョシュア『んで?使い魔の森に行くんだろ?』

 

リアス『えぇ、あなたにもついてきて貰うわ』

 

ジョシュア『やれやれだぜ』

 

俺達は使い魔の森に転移する

 

え?俺?ウィザード眼魂で移動しました

 

ジョシュア『さてと……』

 

ザトゥージ『ゲットだぜ!』

 

 

なんか、

マ〇ラタウンのサ〇シ見たいなやつがでてきよった

 

ザトゥージ『俺はマダラタウンのザトゥージだぜ!』

 

リアス『この人が使い魔の森の使い魔マスターよ』

 

ジョシュア『そーいやそんなんいたな』

 

ザトゥージ『どんな使い魔がいいかな?俺的にはこいつがおすすめだぜ!』

 

そう言ってザトゥージは一体のドラゴンの写真を指差す

 

イッセー『あの~こいつは……?』

 

ザトゥージ『こいつは“天魔の業龍”ティアマットだぜ!しかも龍王唯一のメスで龍王最強!まぁ、こいつを使い魔にしようとした悪魔はいないけどな!』

 

よし!

 

ジョシュア『イッセー行ってこい!』

 

イッセー『何でですか⁉』

 

ジョシュア『え?だって天龍と龍王と無双龍の三点セット見たくない?』

 

リアス達も見たいと言わんばかりの視線をイッセーに向ける

 

ジョシュア『それに、龍騎の力を使えば勝てる!……かもしれないしな』

 

イッセー『えぇぇぇ!』

 

ザトゥージ『ティアマットは昨日あの山にいたぜ?もしかしたら今日もいるかも知れないぜ』

 

イッセー『もしかして行くの確定?』

 

ザトゥージ『違うのか?』

 

イッセー『違うわ!』

 

ジョシュア『しょうがねぇな!』

 

俺はドライバーを召喚して、ベンケイ眼魂を装填する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!カイガン!ベンケイ!兄貴!ムキムキ!仁王立ち!]

 

ガンガンセイバー・ナギナタモードとクモランタンを合体!

完成!ガンガンセイバー・ハンマーモード!

 

か~ら~の~!

 

[ダイカイガン!ベンケイ!オメガボンバー!]

 

俺はガンガンセイバー・ハンマーモードでイッセーをティアマットのいるであろう山にぶっ飛ばす

 

ジョシュア『逝ってらっしゃーい!』

 

イッセー『漢字違く無いですかぁぁぁあああ……!』

 

俺は無事(?)イッセーが山に着地した事を確認すると

他のメンバーの使い魔を探しに行く

 

ジョシュア『まずはアーシアからだな』

 

俺達はウンディーネのいる湖に着いた

 

ジョシュア『ここにウンディーネが?』

 

ザトゥージ『おう!アーシアちゃんにおすすめだぜ!』

 

お、早速出てきたな

 

……

 

ジョシュア『さ、次だ次』

 

俺は何も見なかった

 

ガチムチなボディービルダーみたいなウンディーネなんて見なかった

 

アーシア『で、でも心が清い…かも…しれませんし……?』

 

ジョシュア『アーシア、無理にフォローしてやるな…』

 

すると俺達は古い館にたどり着く

 

ジョシュア『ここは?』

 

ザトゥージ『ここにも使い魔がいるんだが……あまりおすすめはしないぜ』

 

ジョシュア『……ちょっと様子を見てくる…』

 

俺はオーズ眼魂を取り出して

ドライバーに装填する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!カイガン!オーズ!メダル奪った!タカ・トラ・バッタ!]

 

オーズ魂に変身して

館に入る

 

するとそこには

赤、水色、黄色、緑、灰色の布が俺を出迎える

 

どっかで見た布だな…

 

すると鳥の怪人が現れる

 

アンク『あ?人間?悪魔は何度か見てるが人間が迷い混んだのか?』

 

……あ、あああ、アンクゥゥゥウウウ⁉

 

カザリ『どうしたんだよアンク?』

 

カザリィィィイイイ⁉

 

ウヴァ『なんだ?人間か?』

 

ウヴァぁぁぁあああ⁉

 

ガメル『メズール!人間!人間がいる!』

 

メズール『あら?珍しいわね?』

 

ガメルゥゥゥウウウ⁉

 

メズールゥゥゥウウウ⁉

 

ジョシュア『えええぇぇぇえええ⁉』

 

ウヴァ『うるせぇ!なんなんだ!いきなり!』

 

叫び声を聞いたリアス達が館に入ってくる

 

リアス『どうしたの⁉ジョジョ!』

 

ジョシュア『……』

 

あまりの出来事に俺はもう

 

思考停止(°▽°)

 

~数分後~

 

ジョシュア『はぁ、やっと落ち着いた』

 

リアス『彼らは一体?』

 

ジョシュア『こいつらはグリードって言って、欲望を増幅させる怪人だ』

 

朱乃『悪魔みたいですわ』

 

ジョシュア『ちなみにグリードはセルメダルと言うものを使ってヤミーと言う怪人を生み出す』

 

アンク『といっても、俺たちの姿とかが反映されるがな』

 

するとカザリが小猫に気付く

正確には小猫のメダルにだが

 

カザリ『……ねぇアンク』

 

アンク『あ?』

 

カザリ『そこのちっこい娘、メダル持ってるよ?』

 

「「「「⁉」」」」

 

ジョシュア『あー……言っとくが小猫は仮面ライダーオーズだぜ?プトティラ以外のメダルは持ってるはずだ』

 

ウヴァ『ほう、このちっこいのがな』

 

ウヴァが小猫の頭をぽんぽんと叩くと

カザリがいる場所にウヴァが吹っ飛ばされる

 

カザリ『うわっ!』

ウヴァ『うがっ!』

 

アンク『何しやがる!』

 

小猫『……ちっこいっていったからです』

 

その場でグリード全員察したらしい

 

あ、いいこと思い付いた

 

ジョシュア『お前ら小猫の使い魔にならねぇか?』

 

「「「「「⁉」」」」」

 

ジョシュア『だってよ、お前らが悪魔と組めば欲望を食えるし小猫の契約も果たせる……つまりWinWinの関係の完成だ』

 

アンク『……今の俺たちに欲望は関係ねぇ。ただ暴れたい奴もいれば楽してぇ奴もいる』

 

ジョシュア『その点に関してはな……』

 

俺は魔方陣を描いて

資料を取り出す

 

こないだ魔方陣描けるかなと思ってやったらうまくいったから早速使ってみた(笑)

 

え?資料?

ニュートンとエジソンに手伝ってもらって一晩で完成させた(ドヤッ

 

ジョシュア『こいつを見れば一発だ』

 

アンクは資料を奪い取り

 

カザリ達に見せる

 

カザリ『え?こんなに?』

ウヴァ『これ…暴れ放題じゃねぇか⁉』

ガメル『わーい!お菓子食べ放題!』

メズール『何これ?すごい魅力的なんだけど⁉』

 

アンク『何だと⁉見せろ!』

 

アンクも穴が空くほど見てる

 

アンク『あ、アイス食い放題……?』

 

ジョシュア『どうする?』

 

「「「「「乗ったぁ!」」」」」

 

小猫使い魔5体ゲットだぜ

 

その後、アーシアは蒼雷龍と言う小型のドラゴンになつかれ使い魔にした

 

後はイッセーだけだな

 

するとバッサバッサと空を切る音が響く

 

イッセー『オーイ!ジョジョ先輩~!部長~!』

 

……あれは……?

まさか……

 

イッセー『使い魔になりました!ティアマットです!』

 

マジかよ……マジで冗談だったんだけどな……

 

ティア『天魔の業龍ティアマットだ!ティアと呼んでくれ』

 

こうして、アーシア、小猫、イッセーの三人は無事に使い魔の契約を済ませた

 

今日の収穫

イッセー:天魔の業龍ティアマット

小猫:グリード5体(アンク、カザリ、ウヴァ、メズール、ガメル)

アーシア:蒼雷龍




トッティー『はーい!永遠の中坊❗DJトッティーでーす❗』

ニャル子『どもー❗いつもニコニコ!貴方の元に這い寄る混沌!ニャルラトホテプでーす!』

ジョシュア『なんだよまた呼び出しやがって』

トッティー『実は次回作のタイトルが決定したんだ❗』

ジョシュア『やっとかよ』

ニャル子『してそのタイトルは!』

トッティー『その名も!ジョジョの奇妙な冒険~episodeofSWORD~❗』

ジョシュア『そーいやニャル子もSWORD地区になんかあるって』

ニャル子『にゃるほど❗でもepisodeofhighschoolでなんとかなるのでは?』

トッティー『原作にそって描くからダメなんだよ(切実)』

「「あ、察し」」

トッティー『と言うわけで❗次回作を❗』

「「「お楽しみにッ❗」」」


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ナンパ師ギャスパー!僕に釣られてみる?

俺は部室で悪魔の歴史を勉強していた

 

色々あったんだなぁ~

 

この二天龍ってドライグと白龍皇だよな?

 

あ、そうそう

ちなみに部室には俺とモモタロス、リアス、朱乃だ

 

朱乃『粗茶ですが』

 

モモタロス『お!わかってるじゃねぇかお前!』

 

朱乃はモモタロスに紅茶を差し出す

 

モモタロス『うん!旨い!』

 

あの戦いの後、モモタロスとギャスパーは対面を果たしたが

その時、ギャスパーがビビって段ボールに入ってしまった

その後、モモタロスがギャスパーの特訓に付き合ったりしたりして

今じゃ兄貴ポジションに

 

ちなみにオカ研の皆はデンライナーの存在も知ってる

 

 

モモタロス『……おい、なんか匂わねぇか?』

 

 

朱乃『わかります?実は隠し味にレモンを…』

 

モモタロス『そうじゃねぇ!イマジンだ!』

 

ジョシュア『イマジンはお前だろ?』

 

モモタロス『そうでした…そういやギャスパーは?』

 

ジョシュア『ギャスパーは小猫と一緒に契約取りに行ったけど?』

 

モモタロス『契約?』

 

そういやモモタロスに悪魔の事話してなかったな

 

ジョシュア『リアス、この機会に説明したら?』

 

リアス『そうね』

 

そして、リアスによる説明会が始まった

 

暫く説明を聞いていたが

やはりソワソワしている

 

モモタロス『やっぱ匂うな…おい!俺じゃねぇのがいるだろ?』

 

ジョシュア『うるさいのはお前とイッセー達で十分だっての』

 

リアス『別にいてもいいわよ?私の下僕に手を出さなければ』

 

リアス……笑顔が怖いぞ?

 

すると、コンドルデンワーが鳴る

 

ジョシュア『もしもし?小猫か?…マジかよ!?駆王総合病院だな?わかった!すぐ行く!』

 

リアス『どうしたの?』

 

ジョシュア『ギャスパーが事故った!』

 

リアス『なんですって!?私も行くわ!』

 

俺とリアスは病院に向かう

 

ギャスパーのいる病室に向かう

 

ジョシュア『ギャスパー!大丈夫…か?』

 

俺とリアスはその光景に驚いた

 

ナース1『はい、あーん』

 

ギャスパー『あーん』

 

ナース2『何か欲しいものはない?あったら特別に許可するけど?』

 

ギャスパー『欲しいものは…愛かな?』

 

ナース達『やだぁ~///』

 

ナースに囲まれるギャスパー

しかもギャスパーが人を怖がってない!?

嘘ぉ!

 

そこに看護婦長が入ってきた

 

婦長『こらぁ!あんた達!早く仕事に戻りなさい!全く…あなたも!ここは怪我を治す所で…』

 

ギャスパー『すいません、一人でいるのがあまりにも心細くて……お姉さんの手、握ってると安心するな…一昨年亡くなった、姉といるみたいで…たった一人の家族だった……』

 

その話に同情したのか

婦長が落ちた

 

婦長『うん、うん!いいのよ?思いっきり甘えなさい!』

 

ギャスパー『ありがとうございます』

 

リアス『私は夢でも見てるのかしら?』

 

ジョシュア『さ、さぁ?』

 

その時、俺は見てしまった

ギャスパーから砂がこぼれて落ちるのを

 

まさか

 

そこに先生が入ってきた

 

医師『こら!君たち!早く戻りなさい!』

 

婦長『じゃあね、ギャスパー君。何かあったら呼んでね?』

 

ギャスパー『何も無くても会いたいな?』

 

婦長『あぁん‼もうお姉さんもう少しで釣られちゃいそう!』

 

医師『何してんの?さぁ‼早く戻りなさい!』

 

そう言われ、ナース達は帰っていった

 

小猫から聞いた話

いきなり吠えた犬にびっくりして、停車していた車にぶつかり

重い物が入っていた段ボールの下敷きなってしまった

というものだ

 

ほんとに大丈夫なのか?

 

 

ジョシュア『……おいおい、ギャスパー』

 

リアス『ギャスパー!大丈夫?イッセーも心配してたわよ?』

 

ギャスパーは何か企んだ顔をしてた

 

ギャスパー『そういえばイッセー先輩がいつも部長の事を話してましたよ?』

 

リアス『嘘!そろそろ脈ありかしら?』

 

ギャスパー『その話は帰り道にでも。実はもう帰っていいと言われてるんですけど持ち合わせが無くて……でも、部長に甘えるのも…』

 

リアス『いいわよ?甘えなさい!あ、これあなたの財布よ』

 

そう言って、リアスは財布ごとギャスパーに渡す

 

ギャスパー『じゃあ、会計済ませてくるので待っててください』

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

一方で、モモタロスはと言うと

 

モモタロス『畜生!やられた!』

 

朱乃『どうしたのですか?』

 

モモタロス『ギャスパーが乗っ取られた!』

 

朱乃『なっ!場所はわかりますか?』

 

モモタロス『完全に閉め出されててわかんねぇ!なんとか追い出してやる!』

 

そして、モモタロスは必死の抵抗を試みる

 

ナレーションsideout

 

 

???side

 

僕は病室から出ていく

 

ギャスパー『言葉の裏には針千本……最高!』

 

僕は会計を済ませてそのまま病院を出る

 

あの悪魔は騙しやすいな

人間の方は……よくわからないな

 

すると僕のもとに少年がやって来た

 

イッセー『ギャスパー!お前大丈夫か?』

 

なんだ?この子は?

あぁ、さっきの悪魔が言ってたイッセーとかいう子か

 

ギャスパー『マヌケな魚に餌は要らない』

 

イッセー『は?お前何言って…』

 

モモタロス『……に……んな』

 

頭の中に誰かの声が響く

 

こっちの方が面白そうだ♪

 

モモタロス『調子に乗んなこの野郎!』

 

そして僕はこの体から飛び出す

 

???sideout

 

モモタロスside

 

Mギャスパー『俺参上!てめぇ人ん家に土足で踏み荒らしやがって!』

 

???『へぇ、居たんだ?空き家だと思った』

 

Mギャスパー『気づかねぇはずねぇだろ!?』

 

 

???『この体いいよね?僕にも使わせて貰おうと思って』

 

Mギャスパー『ふざけんな!』

 

俺は入ってきたこいつを追い出そうとするが

 

ギャスパー『ぼ、僕の体ですぅ!』

 

ギャスパーに追い出される

 

俺達はいつもの部室には戻る

 

モモタロス『痛ってぇ~』

 

???『いててて』

 

朱乃『大丈夫ですか?』

 

モモタロス『大丈夫だ』

 

俺は一緒に来た青いイマジンを睨む

 

???『………なるほどねぇ』

 

モモタロス『んだよ?お前ギャスパーのセンスのなさなめんなよ?』

 

???『これは酷いね!』

 

モモタロス『指差すなこの野郎!』

 

すると朱乃が何かに気づく

 

朱乃『桃太郎の次は浦島太郎でしょうか?』

 

モモタロス『ほう~!じゃあお前はウラタロスだな!』

 

ウラタロス『ウラタロス?』

 

モモタロス『おう!決着着けようじゃねぇか!ウラタロス!』

 

ウラタロス『ここで?』

 

モモタロス『他にどこがあんだよ?』

 

ウラタロス『……そう言うのやめない?めんどくさいし』

 

モモタロス『んだと?』

 

この野郎~!なめやがって~!

 

モモタロスsideout

 

ジョシュアside

 

俺は案の定

戻ってこないギャスパーを捕まえ、事の経緯を聞いた

 

大体は小猫から聞いたのと同じだったのだが

イマジンが入ってきた感覚はあったそうだ

 

すると、物影から物音が

 

ジョシュア『誰だ!』

 

そこにいたのはクラストイマジンだった

 

クラスト『しまった!』

 

クラストイマジンはその場から逃げる

逃がすかよ!

 

ジョシュア『ギャスパー!行けるか?』

 

ギャスパー『はい!大丈夫です!』

 

ジョシュア『よし!ギャスパー!イッセー!追うぞ!』

 

「「はい!」」

 

俺達はクラストイマジンを追いかける

 

と追いかけるまでは良かった

 

ヤバい……

見失ってしまった……

 

今は手分けして探している

 

ジョシュア『くそぉ~、どこ行きやがった』

 

イッセー『ジョジョ先輩~!』

 

ギャスパー『ジョジョ先輩~‼イッセー先輩~‼』

 

ジョシュア『おぉ、イッセー!ギャスパー!見つけたか?』

 

二人は首を横に振る

見つからなかったか……

 

すると目の前にクラストイマジンが登場

 

……こいつバカだろ

 

ジョシュア『見つけたぜ!クラストイマジン!』

 

俺はドライバーを召喚して、ムサシ眼魂をセットする

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!]

 

イッセー『変身!』

 

ギャスパー『モモタロスさん‼いきますよ‼』

 

モモタロスがギャスパーに憑依する

 

Mギャスパー『ったく!こっちは今忙しいんだよ!変身!』

 

[swordfoam]

 

Mギャスパー『俺!……邪魔だイッセー』

 

イッセー『あぁ、わりぃ』

 

Mギャスパー『俺!参上!』

 

ポージングこだわるなぁ……

 

じゃなくて!

今は目の前の敵だ!

 

俺達はクラストイマジンに攻撃を仕掛けるが

当たっても反撃してこない

 

クラスト『うわっ!やめろ‼俺の目的はお前達と戦う事ではない!』

 

イッセー『そうなのか?』

 

ジョシュア『イッセー!そっちはそうかも知れんがどのみちテロ起こすぞ!』

 

イッセー『あ、そうか!』

 

クラスト『俺は禍の団の物ではない!』

 

ジョシュア『俺達は禍の団って一言もいってねぇぞ!』

 

クラスト『しまった!』

 

ねぇ、こいつバカだろ

 

クラスト『かくなる上は!』

 

クラストイマジンは空を飛んで逃げようとする

 

「「「蟹が空を飛んでたまるかぁ!」」」

 

俺達三人の攻撃がかする

 

クラスト『うわっ!』

 

ジョシュア『モモタロス!今だ!』

 

Mギャスパー『おう!』

 

[fullcharge]

 

Mギャスパー『必殺!俺の必殺技!』

 

クラスト『まだだ!』

 

クラストイマジンは泡を吹いて全身を覆う

 

Mギャスパー『パート2!』

 

モモタロスの必殺技が決まる

だが、その場にクラストイマジンの姿は無かった

 

ジョシュア『くっそ!逃げられた!』

 

イッセー『また探しましょう』

 

モモタロスも、ギャスパーから離れる

 

ギャスパーは力を使い果たしたのか

その場にへたりこむ

 

ジョシュア『大丈夫か?』

 

ギャスパー『だ、大丈夫ですぅ…』

 

イッセー『一旦休みましょう』

 

ジョシュア『そうだな』

 

俺達はとりあえず部室に向かうため

病院に残したリアスを回収

ウィザード魂に変身して

テレポートした

 

そこでモモタロスが青いイマジンを睨んでいた

 

てかあれウラタロスだよね?

 

てかモモタロスは今帰ってきたらしい

 

モモタロス『待たせたな!決着つけようぜ!』

 

ウラタロス『…ほんと、マヌケを釣るのに餌は要らないね』

 

モモタロス『言ってくれるじゃねぇか』

 

ウラタロス『それが?』

 

暫く睨み合っていたが

モモタロスがウラタロスの首筋を掴む

 

黙ってやられる筋合いは無いだろう

 

ウラタロス『痛っいなっ!』

 

ウラタロスもモモタロスに殴りかかるが、モモタロスもそれに応戦

しまいには物の投げ合い

 

リアス『ちょっ!』

 

ジョシュア『やれやれだぜ』

 

イッセー『うわぁ…』

 

ギャスパー『あわわわ』

 

朱乃『あらあら』

 

そして本が一冊、俺の顔面に直撃する

 

ジョシュア『ぐふっ!』

 

「「「「あっ」」」」

 

まだやめない二人……

 

ジョシュア『……リアス、イッセー、朱乃、ギャスパー…暫く部室の外に居ろ』

 

リアス『でも喧嘩が……』

 

ジョシュア『いいから』

 

俺の顔が怖かったのか

残りの三人を連れて、部室を出るリアス

 

ジョシュア『俺がいいって言うまで開けんなよ?』

 

ジョシュアsideout

 

リアスside

 

ジョシュア『リアス、イッセー、朱乃、ギャスパー…暫く部室の外に居ろ』

 

リアス『でも喧嘩が……』

 

ジョシュア『いいから』

 

ジョジョの顔を見ると明らかに怖い笑顔だった

怖いわよ

 

私は眷族を連れて、部室の外に出る

 

ジョシュア『俺がいいって言うまで開けんなよ?』

 

リアス『わ、わかったわ』

 

暫くして

 

モモタロス『ぎゃあああ!』

 

ウラタロス『ひぃぃぃ!』

 

二人の悲鳴が聞こえてきた

 

そしてまた暫くして

 

ジョシュア『入っていいぞ』

 

そう言われたので入ってみると

そこにはモモタロスと青いイマジンが倒れていた

 

ジョジョ…あなた何やったの?

 

リアス『朱乃…二人をよろしく』

 

朱乃『あらあら、大丈夫ですか?』

 

モモタロス『あ、あぁ…大丈夫だ』

 

ウラタロス『だ、大丈夫…』

 

ジョシュア『喧嘩を止めねぇからだ』

 

ジョジョはまだ怒ってる

……絶対怒らせないようにしよう

 

でもモモタロスはまだ反抗的ね

 

モモタロス『けっ!クソガキが…』

 

モモタロスがそう呟いた

ジョジョが再び、あの笑顔になる

 

ジョシュア『朱乃、フォーク』

 

朱乃『はい、フォークですわ』

 

朱乃からフォークを受け取った瞬間

フォークが二人の顔を掠める

 

モモタロス『~っ!』

 

ウラタロス『~っ!』

 

二人が振り向くと

ソファにフォークが突き立てられていた

 

モモタロス『これは良くないんじゃないかな?』

 

モモタロスは冷静に呟く

 

ジョジョ風に言うと

やれやれね……




書いてて思った
ナンパしてるシーン少ねぇ……


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助けた亀に釣られてみる?

ジョシュアside

 

そのあと、オカ研メンバーが全員来た

 

ウラタロス『いや~、リアスちゃんに朱乃ちゃん、アーシアちゃん、ゼノヴィアちゃん、小猫ちゃんに舞ちゃん!いや~、女の子が六人もいるなんて♪あ、ギャスパーちゃん入れたら七人か』

 

ギャスパー『僕は男ですぅ』

 

ウラタロス『え?嘘だよね?』

 

ジョシュア『ほんとだよ』

 

ウラタロスがorzってなった

 

なんかデジャヴ

 

ウラタロス『にしても…』

 

立ち直り早っ!

 

ウラタロス『酷いよね?まぁ外に出るときは彼の体借りるからいいんだけど…』

 

「「いいわけないですぅ!(ねぇだろ!)」」

 

モモタロス『ギャスパーの体は俺のモンだ!てめぇのはいる隙なんか一ミリもねぇんだよ!』

 

ギャスパー『僕の体は僕の物ですぅ!それと意味深発言しないで下さいぃ!』

 

……あ、そっちで捉えたか

 

舞が鼻血出して

ギャスパーにサムズアップしてるし

 

ウラタロス『あらら…ほんと、デリカシー無いよね?』

 

何気にリアスの肩に手を置くウラ

リアスはそれを拒否した

 

リアス『人の体を勝手に使う貴方も言う資格ないと思うけど?』

 

ウラタロス『釣れないな~』

 

ゼノヴィア『だが、なぜギャスパーに憑いたんだ?貴様は禍の団の回し者だろう?』

 

ウラタロス『あぁ…勘違いしないでよね?僕は禍の団とは関係ないよ。ただ、のんびりライフを楽しめればいいからね』

 

戒斗『そんなこと…信用出来るか?大体、ギャスパーは…』

 

ウラタロス『特異点でしょ?』

 

その場にいた俺以外のメンバーは驚く

なるほど……モモタロス以外の登場は原作通りみたいだな

 

絋汰『お前、分かってて憑いたのか!?』

 

舞『自由に動けなくなるのに?』

 

ウラタロス『メリット無くしてデメリット無し…テロなんてやりたい奴がやればいいし…』

 

アーシア『でも…特異点ってなんですか?特異点のメリットとは?』

 

ジョシュア『一言で言えば特異点は時の影響を受けないって事』

 

一瞬考えて、わかった表情になる

 

だが

絋汰、イッセー、ゼノヴィア、仗助、徐輪は頭の上でクエスチョンマークが踊っている

 

ジョシュア『ミッチー、説明してやれ』

 

ミッチー『はい!』

 

ミッチー説明中

 

ミッチー『という訳なんですよ』

 

徐輪『そっか!禍の団の目的さえ考えなかったらそっちの方が安全なんだ!』

 

絋汰『つまりは……本のしおり見たいなもんか!』

 

ウラタロス『ま、よーゆー事』

 

ジョシュア『それにしても…特異点はまだ解らねぇこともあるから、先ずは逃げたイマジンを追うしかねぇな』

 

ギャスパー『じゃあ、早く……ととと』

 

立ちくらみが起きたのかふらつくギャスパー

 

戒斗『大丈夫か?』

 

ギャスパー『はい、なんとか』

 

ジョシュア『かなりの体力消耗したんだろ?お前は部室で休んどけ』

 

ギャスパー『はい、ありがとうございます』

 

 

ジョシュア『んじゃ、俺と戒斗、ミッチー、朱乃、リアス、承太郎、ジョルノ、小猫、木場はイマジンの捜索。残りはウラタロスの見張りだ』

 

皆がそれぞれ、返事を返し

俺達は分かれた

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

部室を離れたジョシュア達は

クラストイマジンを追って、病院の周りや

川辺等を探していたが見つからない

 

ジョシュア『どこにいるんだよ?』

 

朱乃『見つかりませんわね…』

 

リアス『ほんとにイマジンはいるの?』

 

ジョシュア『間違いねぇ、俺が見てる』

 

ミッチー『これだけ探してもいないなんて……』

 

戒斗『俺の眷属インベスも総動員してるのに……』

 

あれから二時間

探しても見つからない

一体、クラストイマジンはどこに消えたのか

 

ジョシュア『待てよ……』

 

ジョシュアはあることを思い出した

そう、イマジンは例外こそあれど

契約者がいなければ実体化出来ないと言うことを思い出したのだ

 

ジョシュア『もしかしたら契約者がいるかも知れない!』

 

ミッチー『その人を探しましょう!』

 

小猫『待ってください!』

 

小猫の制止で止まる

 

ジョシュア『どうした?』

 

小猫『もしかしたら悪魔の契約者の方にいるかも知れません!』

 

ジョシュア『マジか!そいつの所に行くぞ!っとその前に見張り組に連絡だ』

 

ジョシュアはアーシアに連絡する

 

アーシア『もしもし?ジョジョ先輩ですか?』

 

ジョシュア『アーシア、ウラタロスはどうしてる?』

 

アーシア『ウラタロスさんはギャスパー君とイマジンを探しに行きました!』

 

ジョシュア『はぁぁぁ!?』

 

すると電話がモモタロスに変わる

 

 

モモタロス『いや~、あいつも苦労してるんだよ…』

 

そう、見張り組はウラタロスと共に部室から移動し、デンライナー・ゴウカの食堂車にいたのだが……

 

ウラタロス『へぇ~…案外…』

 

モモタロス『んだよ?』

 

ウラタロス『静かすぎって言うか…退屈って言うか…』

 

モモタロス『言っとくがな!てめぇがいなかったら楽しい場所なんだよ!』

 

舞『こら!モモタロス!そんな言い方しないの!』

 

アーシア『イマジン同士仲良くしましょう?』

 

アーシアの上目使いに手も足もでないモモタロス

 

ウラタロス『フフッ、それにしても……ほんとひさしぶりだなぁ~。こうやって誰かと話すのは…』

 

ゼノヴィア『どういう事だ?』

 

ウラタロス『僕はね……捨てられたんだ…カテレアに…』

 

舞『え?』

 

皆が驚く中、ウラタロスは静かに語る

 

ウラタロス『僕は禍の団の中でも弱い存在だったんだ……カテレアに見限られて…時の砂漠に放り出され…そこからは語る価値もない……ただ、砂と岩しかない世界を漂う日々――何年も何年もさまよって、手足は砂のザラザラした感触しかなくて、砂の味しかしない唇を噛み締めた……本当に辛かった!寂しかった!苦しかった…そんなある日、僕はこの電車を見た…僕もいつかあの場所へ…そして叶えたんだ!夢を!ようやく手に入れたんだ…自由を…』

 

その話を聞き、アーシアとイッセーは泣いていた

モモタロスとゼノヴィアに至っては男泣きをする始末である

 

モモタロス『てな事があってよ~!』

 

ジョシュア『バカ!バカタロス!』

 

モモタロス『ば、バカタロス?』

 

ジョシュア『お前らがこっちに来たのはついこないだだろ‼砂の味しかしない唇を噛み締めて?ギャスパーに憑くまで実体がねぇのにどうやって噛むんだよ‼』

 

モモタロス『……あ』

 

アーシア『確か捜索組の皆さんが出ていってから言いましたよね?』

 

モモタロス『あんの野郎ぉ!』

 

騙された事に気づくモモタロス達

 

一方で朱乃、リアス、小猫はジョシュアの指示で契約者の家に来ていた

しかし、野球の練習中に怪我をしてしまい

入院していることを知った

 

そのため、病室にて

契約者の話を聞こうとしていた

しかし、契約者である少年は何も話そうとしない

 

リアス『黙っててもわからないでしょう!?』

 

しびれを切らしたリアスは思わず怒鳴ってしまう

 

少年は思わず体をビクッとする

 

朱乃『リアス、落ち着いて…僕?黙っててもわかりませんわ?話してくれますか?』

 

優しく語りかけるが少年は何も話そうとしない

 

朱乃『困りましたわ~』

 

すると

 

Uギャスパー『朱乃ちゃん、リアスちゃん、小猫ちゃん…ここは僕に任せてくれないかな?』

 

ウラタロスが憑依したギャスパーがやって来た

 

Uギャスパー『男同士なら話しやすいかもしれないさ』

 

リアス『それもそうね…任せたわ!』

 

リアス達は病室の外に出る

 

~数分後~

 

Uギャスパー『いや~どうやら彼はイマジンとは関係無いみたいだよ?』

 

朱乃『そうですか…』

 

Uギャスパー『でも大体の検討はついた』

 

リアス『えぇ!?』

 

Uギャスパー『確か…近くに水族館があったよね?そこで探してみようか』

 

Uギャスパーは小猫の手をつかんで行こうとするが、朱乃に止められる

 

朱乃『……あなたは嘘が着くのがお得意なんですね。それもそう思わせる説得力もある…』

 

Uギャスパー『あらら、釣られてくれないんだ?』

 

朱乃の言葉を聞いて驚く二人

 

朱乃『今、ジョジョ君から連絡がありましたわ。イッセー君達を騙してデンライナーから降りたそうですね?』

 

Uギャスパー『まぁね♪簡単に釣れてこっちも拍子抜けだよ』

 

小猫『じゃああの子は?』

 

Uギャスパー『あぁ、彼なら適当に寝かしたよ』

 

リアス『あなたっ!』

 

リアスは怒りを露にし、Uギャスパーの襟を掴む

 

リアスは平気で嘘をつくウラタロスが気に入らなかった

 

リアス『私は嘘が嫌いよ!そんなの卑怯でしかないわ!』

 

Uギャスパー『言葉の裏には針千本、千の偽り、万の嘘。渡る世間は嘘ばかり。この世の殆どは嘘で成り立ってる…それに、人生を面白くするのは千の真実より一つの嘘だよ?』

 

リアス『っ!』

 

小猫『…そうやって嘘をついて楽しいですか?』

 

Uギャスパー『楽しいよ♪』

 

小猫『最低です!』

 

少年『ごめんなさい!』

 

他人を弄ぶ、ウラタロスのその態度に三人の怒りは頂点に達し、小猫が掴みかかろうとしたその時、途中でいつのま間か起きていた少年が入ってきた

 

少年『僕は……レギュラーに戻りたいって!そうお願いしただけなのに…』

 

少年はクラストイマジンに望みを言ったことを話した

ウラタロスは途中で興が削がれたのかギャスパーの意識が表面に出た

 

リアス『なるほど……わかったわ!私たちに任せて!』

 

そう言って、リアス達は病室を出る

 

一方で見張り組は

デンライナーから降り、ウラタロスを探すことになった

 

絋汰『あの亀!ぜってぇ許さねぇ!』

 

仗助『マジで針千本飲ましてやる!』

 

二人は本気でウラタロスの話を信じていたので

怒りは相当なものだった

 

すると、子供の悲鳴が聞こえた

 

皆が振り向くとそこには

子供を襲うクラストイマジンの姿がいた

 

絋汰『イマジン!?』

 

クラスト『貴様は!』

 

絋汰『変身!』

 

[オレンジ!lockon!ソイヤ‼オレンジアームズ!花道!オンステージ!]

 

絋汰『ここからは俺のステージだ!』

 

絋汰はクラストイマジンに斬りかかるが、途中で止められてしまう

 

J.B.『おいおい、邪魔すんなよ』

 

仗助『てめぇは!』

 

J.B.『クラストぉ!てめぇは契約者の所に行け!』

 

J.B.はイマジンを逃がす

 

J.B.『さぁて!殺り合おうぜ!』

 

絋汰『いくぜ!』

 

絋汰とJ.B.が戦闘に入った

 

一方で、クラストイマジンは少年のいる病室に来ていた

 

クラスト『望みは果たした!』

 

クラストイマジンは過去に飛んでいった

 

それを病院の外から見ていた謎の男

 

???『ちっ!しょうがねぇなぁ…』

 

男はジョシュア達を見つける

 

そして

 

???『うわぁぁぁ!怪物が少年の病室に!』

 

わざとらしく叫ぶ

 

ジョシュア『まさか!行くぞ!』

 

???『ったく…』

 

男はその場を後にする

 

 

ジョシュアはギャスパー、朱乃、リアス、小猫を連れ、病室に入る

 

だが時すでに遅し

少年は虚ろな目をしていた

 

ジョシュア『遅かったか…ギャスパー!』

 

ギャスパーは少年にパスをかざすと、日付が現れる

 

2015/05/02

 

 

ジョシュア『よし!デンライナーで向かうぞ!』

 

ジョシュア達はデンライナーに乗り、過去に向かう

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

俺たちはデンライナーで過去に向かう

 

その際、ウラタロスの話になった

 

ジョシュア『そういやウラタロス、お前……パスは?』

 

ウラタロス『え?も、持ってないけど…』

 

ジョシュア『んじゃ、お前はこのデンライナーに乗ることはできねぇな』

 

ウラタロス『え?』

 

ジョシュア『即刻、途中下車してもらう』

 

俺はドライバーと眼魂を取り出す

 

しかしギャスパーがそれを止める

 

ギャスパー『ま、待ってください!』

 

俺はギャスパーの質問を聞く

 

ギャスパー『ウラタロスさんが途中下車したらどうなるんですか?』

 

ジョシュア『永遠に、時の砂の中をさ迷うことになるな』

 

それを聞いたウラタロスは何も言わず、皆から目を反らし、皆も黙ってしまう

 

ジョシュア『だが、それを決めるのはお前だギャスパー…お前がパスを共有しないのならすぐに下ろすぞ』

 

今、ウラタロスの運命はギャスパーが握ってる

 

モモタロス『迷うこたぁねぇ!こんな奴さっさと追い出せ‼』

 

意気込むモモタロス

それにオカ研のメンバーは期待の眼差しで見つめる

 

ギャスパー『わかりました…その前に皆さん、ウラタロスさんなんですけど…』

 

皆が見つめるなか、ウラタロスは死刑宣告を待つ被告人のように諦めていた

 

ギャスパー『許してあげましょうよ!』

 

その回答に、オカ研のメンバー全員が驚く

 

モモタロス『おい!ギャスパー!』

 

ミッチー『庇うんですか?この嘘つきを』

 

ミッチーが不思議そうにギャスパーへ疑問を投げ掛ける

 

ギャスパー『だって、ウラタロスさんは嘘しかついてないじゃないですか』

 

ギャスパーは当たり前のごとく言った

確かにそうだな

 

ギャスパー『じゃあ、お金とか取られましたか?誰かを傷つけましたか?』

 

ミッチー『それは……』

 

確かにウラタロスは詐欺のような真似はしていない

したことと言えば皆を出し抜いた程度だ

 

 

ギャスパー『人を信じるのに根拠は要りません!そんなこといちいち考えてたらキリがありません!』

 

モモタロス『けどよ!』

 

ジョシュア『また騙されたらそんとき考えりゃいいだろ』

 

ギャスパー『はい!』

 

ジョシュア『んじゃ、パスはこのままにしとくぞ?』

 

ギャスパー『あ、ありがとうございます!』

 

やれやれだ

 

ウラタロス『釣った魚に助けられ…か、ダサ……』

 

ジョシュアsideout

 

ギャスパーside

 

僕たちは過去に付いた

 

目の前にはクラストイマジン

場所は海の近くだ

 

ジョシュア『変身!』

 

[レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

ギャスパー『変身!』

 

[swordfoam]

 

モモタロス『俺、参上!』

 

クラスト『なんだって俺の邪魔をする!』

 

僕たちは攻撃を加える

 

ジョシュア『テロを起こすからに決まってんだろうが!』

 

モモタロス『俺は暴れてぇだけだがな!』

 

クラスト『邪魔だ!』

 

クラストイマジンも僕達に攻撃してくる

 

ジョシュア『それはお前だっ!』

 

クラスト『くっ!』

 

クラストイマジンは海の中に逃げる

 

モモタロス『どこ行きやがった!』

 

僕が水面を覗くと

二本の触手が僕を捕らえ

海の中に引きずり込む

 

ギャスパーsideout

 

ジョシュアside

 

ギャスパーが引きずり込まれた

ヤバイ!あいつ確か泳げねぇはずだ!

 

すると海の中からクラストイマジンが飛び出てくる

 

クラスト『ふん!意外にあっけなかったな』

 

ジョシュア『てめぇ!』

 

クラスト『今頃あの鎧のライダーもJ.B.に倒されてる頃だろう』

 

な!あいつも来てんのか!?

 

ジョシュア『なら早くぶっ飛ばしてあいつの所に行かなきゃな!』

 

俺はガンガンセイバーを構える

 

ジョシュアsideout

 

ギャスパーside

 

 

モモタロス『うわぁぁぁ!』

 

た、大変だ!僕泳げないのに!

 

モモタロス『やべぇ!お、俺も泳げねぇ!』

 

ふぇぇぇ

どうしましょう!

 

すると頭の中にウラタロスの声が響く

 

ウラタロス『お困りのようだね』

 

ギャスパー『ウラタロスさん!?』

 

ウラタロス『全く、甘いよね?僕みたいなのを信用しちゃってさ』

 

ギャスパー『す、すいません!今は余裕が…!』

 

ウラタロス『ギャスパー、僕は嘘つきだ』

 

ウラタロスさん?

何言って……?

 

ウラタロス『けど、僕は嘘はつくけど裏切らないよ?後、僕が泳げるってのはほんと』

 

ほんとですか!?

でも……

僕はまだジョジョ先輩からフォームチェンジのやり方を教えてもらってないし……

 

ウラタロス『青いボタンを押してごらん?』

 

僕は青いボタンを押すと

バックル部分が青く点滅し、どこかともなく海底を連想させるメロディが流れる

 

 

Uギャスパー『変身♪』

[rodfoam]

 

僕は海から飛び出す

 

ウラタロス『お前、僕に釣られてみる?』

 

イマジンは僕が怖くなったのか逃げようとする

 

ウラタロス『逃がさないよ!』

 

クラストイマジンを引き戻し、そのまま回し蹴り!

そのまま流れるように一回転、二回転、三回転の回し蹴りを叩き込む

 

デンガッシャーを一度バラして

また付け替える

すると、デンガッシャーロッドモードに変型した

 

それを立ち上がろうとしたクラストイマジンに強烈なスイングを炸裂させる!

 

クラスト『ぐはっ!』

 

クラストイマジンは海の中に逃げてしまう

 

だけど

僕達は逃がさないよ!

 

ウラタロス『だから逃がさないって』

 

そして、さっきの変身音と共に青いデンライナーが現れる

 

ジョシュア『あれは!デンライナーイスルギ!』

 

僕はデンライナー・イスルギから分離した亀型のボードに乗ってクラストイマジンを追う

 

ウラタロス『見つけた』

 

僕達はクラストイマジンを見つける

ウラタロスさん!

 

ウラタロス『あらら、この先にとんでもない大渦があるの知らないのかな?』

 

クラスト『何!?』

 

ウラタロス『今だ!』

 

ウラタロスはクラストイマジンを釣り上げ

陸地に叩きつける

 

ウラタロス『さて、そろそろ三枚におろすか』

 

[fullcharge]

 

僕達はデンガッシャーを投げ、そこにキックを打ち込む!

 

クラスト『ぐぁぁぁあああ!』

 

クラストイマジンは海に落ちたと同時に巨大な竜になる

 

ウラタロス『釣った魚はでかく見える……だけじゃないか』

 

ジョシュア『んじゃ、でかいのは俺とイッセーに任せな』

 

そこにいつの間にか変身していた言った先輩とリアス先輩が現れる

 

イッセー『こい!ドライグ!ドラグレッダー!』

 

[advent][advent]

 

リアス『イッセー!ちょっとくすぐったいわよ!』

 

[finalfoamride!リュリュリュ龍騎!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!龍騎!周りはライバル!始まるサバイバル!]

 

ジョシュア『一気に行くぜ!』

[ダイカイガン!龍騎!オメガドライブ!]

 

ジョシュア先輩がムーンソルトをリュウキドラグレッダーとドラグレッダーの周りで決め

 

ドライグさんの炎がジョシュア先輩を捉える

 

ジョシュア『はぁぁぁあああ!』

 

そのまま炎の蹴りを食らわせ

巨大イマジンを撃破する!

 

ジョシュア『ふい~』

 

過去でのバトルが終わって

現在に帰ることになりました

 

ギャスパーsideout

 

ナレーションside

 

一方で、絋汰はJ.B.と戦っていた

 

絋汰『ぐあっ!』

 

J.B.『なんだよ!その程度かよ』

 

絋汰『くっそ!』

[フルーツバスケット!lock!open!極アームズ!大!大!大!大将軍!]

 

絋汰は橙大丸と無双セイバーの二刀流でJ.B.を攻撃するが全く効いてない

 

絋汰『なっ!』

 

J.B.『効かねぇよ!』

 

絋汰はJ.B.の蹴りを食らってしまう

 

J.B.『萎えたわ……あの蟹も倒されちまった事だし……帰るわ』

 

そう言って、J.B.は帰っていった

 

仗助『絋汰先輩!大丈夫っすか?』

 

絋汰『わりぃな仗助…』

 

仗助はクレイジーダイヤモンドで絋汰の傷を治す

 

絋汰『(なんだったんだ……?)』

 

絋汰の中に疑問が残ったのであった

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

俺達が現在に戻ってきて数週間

あの少年はベンチで仲間を応援していた

 

これから練習がんばってレギュラーになるんだと

 

頑張って欲しいぜ

 

そして部室では

 

リアス『いい?私はあなたの事を信用した訳じゃないわ。私は私の眷属が信用したものを信じただけよ』

 

ウラタロス『素直じゃないねぇ…』

 

モモタロス『おい亀野郎!俺はまだテメェを許した訳じゃないからな!それに!お前はギャスパーのお情けでここに居られることを忘れんな‼』

 

ウラタロス『ほんと、間抜けを黙らすのに餌は要らないね』

 

それにカチンと来たモモタロス

 

モモタロス『んだとぉ?新入りの癖しやがって……先輩に対する口の利き方を知らねぇ見てぇだな』

 

ウラタロス『おやおや、ただの古株が何を言ってるやら』

 

その言葉にまたカチンと来たモモタロス

 

モモタロス『テメェ、亀鍋にすっぞコラァ!』

 

ウラタロス『桃缶にしてあげようか?』

 

モモタロス『テメェはそのあと雑炊だ!』

 

ジョシュア『やめねぇか二人とも!』

 

再び喧嘩勃発かと思いきやギャスパーがとんでもねぇジョーカーを繰り出した

 

ギャスパー『二人とも、喧嘩したら僕のパス共有しませんよ?』

 

そう言ってパスをちらつかせる

将来が怖いで~

 

ウラタロス『やだな~、そんな本気にしないでよ』

 

モモタロス『ちょっとしたコミュニケーションだろ?な、亀公!』

 

ウラタロス『ね~先輩!』

 

そう言って肩を組んでるものの

 

モモタロスはウラタロスの肩に爪を食い込ませ

ウラタロスはモモタロスの尻をつねっている

 

丸見えや二人とも

 

やれやれ、うまくやってけるのかね

 

この二人は




この章長いかも知れない(^-^;


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俺の強さにお前が泣いた

今回は
ミッテルトのメイン回です


シャロside

 

シャロ『♪~♪~』

 

はじめまして

桐間シャロです

 

今はお給料をもらって帰る途中です

 

シャロ『いやー!今月は結構もらえたわね』

 

晩ごはんは何にしよう?

なんて思ってたら後ろから来ていたバイクに気づかず

お金の入った封筒を取られてしまう

 

シャロ『あぁ~!ちょっと待ちなさいよ!なけなしのお金なんだからぁ~!』

 

目の前にはバイクとその前にフードを被った人

 

 

するとフードの人間が反応した

 

???『何!?泣けない!?よっしゃ!任しとき!』

 

フードの人間は迫り来るバイクを片手で押さえる

 

止まった勢いでバイクの男はそのまま吹っ飛ばされる

 

男『くそっ!』

 

男はナイフを取り出してフードの人間に突撃しようとする

 

???『せい!』

 

男『ぐふっ!』

 

驚いた

フードの人間がバイクに乗っていた男に張り手を打つと

逃がさないって5メートルほど吹っ飛んだ

 

私と同じ位の体格なのにどこにそんな力があるんだろ?

 

するとフードの人間が封筒をもってこっちに来た

 

???『ほれ、大事なもんやろ?』

 

シャロ『あ、ありがとうございます!あ、少ないけどこれ……』

 

私は少ないけどお金を渡そうとした

 

けど……

 

???『あ~、いらんいらん。……その代わりやねんけど、探し物してんねん!これやねんけど……』

 

そう言ってフードの人間は私に一枚の紙を見せてきた

 

シャロ『これは?』

 

???『ヒーローや!』

 

ミッテルト『ヒーロー?』

 

紙に描かれていたのはヘルメットを被った黄色いヒーロー

 

これってもしかして……

 

シャロ『マスクファイターじゃない?』

 

???『マスクファイター?』

 

シャロ『そうよ!あ、よかったらチケットあるんで見に行ったらどう?』

 

???『ほんまか!?おおきに!』

 

シャロ『いいですよ!』

 

そして、フードの人はそのまま帰っていった

 

ほんとはあのチケット、ジョジョ先輩と一緒に見に行こうと思ったけど

仕方ないね!

 

ナレーションside

 

フードの人がチケットを見比べていた

 

???『ええ人やったなぁ!これがヒーローかいな?まぁええわ!明日こいつと見に行ったるか』

 

すると、後ろから話しかけられた

 

Mギャスパー『夜の散歩たぁ、いいご身分だな』

 

話しかけたのは

Mギャスパーだった

 

Mギャスパー『俺、参上』

 

???『こんな夜中に嬢ちゃん一人やと危ないやろ?送ってたろか?』

 

Mギャスパー『余計なお世話だ!てか嬢ちゃんて呼ぶな!』

 

Mギャスパーはペースを崩されるが

フードの人間にいい放つ

 

Mギャスパー『お前、イマジンだろ?』

 

???『ほう、俺を知っとるのか…せやったら同業者か?』

 

Mギャスパー『せっかく鉢合わせしたんだ、戦ろうぜ』

 

意気揚々と喧嘩を売るMギャスパー

 

だが

 

???『悪いなぁ…もうこないな時間やし、帰って契約者を寝かさなあかんねん。また今度な』

 

Mギャスパー『あ?逃げんのか?』

 

???『安っぽい挑発やな~いきがるだけの強さじゃあ俺には勝てへん。それに、雑魚相手に俺が本気出したら……泣いてまうで?』

 

その言葉にMギャスパーはカチンと来た

 

Mギャスパー『誰が雑魚だこの野郎!』

 

Mギャスパーはフードの人物に殴りかかるが

片手で受け止められてしまう

 

Mギャスパー『なっ!』

 

そしてフードの人物がMギャスパーの胸ぐらをつかむ

 

???『強さにもレベルがあってなぁ……俺の強さは……泣けるで‼』

 

そして、Mギャスパーをごみ捨て場に投げ飛ばす

 

Mギャスパー『どわぁぁぁあああ!』

 

???『涙はこれでふいとき!』

 

そう言って懐から懐紙を取り出して、Mギャスパーに投げ渡す

 

モモタロス『誰が泣くかぁぁぁ!』

 

ギャスパー『痛いですぅ……』

 

モモタロス『泣くなっ!』

 

ごみをかき分けなんとか脱出する

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

俺は部室にて、まったりしていた

 

すると

モモタロスが昨日の話をしていた

その話を聞いた瞬間

 

ウラタロス『あはははは!それで尻尾巻いて逃げてきたんだ!僕なら恥ずかしくて死んじゃうよ!』

 

腹を抱えて笑うウラタロス

……こいつにも敗北と言うものを教えてやろうかな?

 

モモタロス『うるせぇ!たまたま油断してただけだ!』

 

ウラタロス『その油断が恥だってまだわかんないかなぁ~?』

 

モモタロス『んだとこの亀!』

 

アーシア『け、喧嘩はだめですぅ!』

 

アーシアが喧嘩を止める中、俺達はイマジンの話をしていた

 

リアス『もう、イマジンが動いてるってこと?』

 

ギャスパー『はいぃ、どんな内容かはわかりませんけど……』

 

イッセー『それにしてもモモタロスが投げ飛ばされるなんて……』

 

ミッチー『相当な力持ちですね』

 

戒斗『他に手掛かりは無いのか?』

 

ギャスパーの話を聞いてると

現状、あまり情報はない

分かってることは

契約者は声の高さから女、イマジンはパワー系

 

皆が思考を巡らせてると

モモタロスが声を掛けた

 

モモタロス『それだけじゃねぇ、あのイマジンなんか妙だった』

 

朱乃『と言いますと?』

 

モモタロス『俺達は大抵のイマジンの匂いが分かる。俺はそれが他の奴より優れてるんだが……昨日のイマジンはなんか知ってる匂いが混ざってやがった』

 

知ってる匂いか……

 

ジョシュア『ちなみにこの部室にいるのか?』

 

モモタロス『そいつは嗅いでみなきゃわからねぇよ』

 

なるほど……じゃあ、やることは一つだな

 

ジョシュア『お前ら、それぞれの持ち物をモモタロスに嗅がせるぞ』

 

小猫『……私は嫌です』

 

ジョシュア『これもイマジン探しの為だ我慢してくれよ』

 

小猫『嫌です』

 

ジョシュア『んじゃ…』

 

モモタロス『いや、そんなことしなくても大体の匂いは分かるぞ?』

 

マジかよ……

とか思ってる間に

モモタロスが匂いを探知していた

 

モモタロス『……わかったぜ!匂いの正体は……お前だぁ!』

 

そう言いながら俺を指差すモモタロス

 

……俺ぇ!?

 

ジョシュア『まてまて!契約者は女のはずだろうが‼』

 

モモタロス『けど、匂いが似てんだよな……』

 

ジョシュア『少なくとも、俺は契約者じゃねぇからな』

 

再び、皆が思考を巡らせてる

 

しょうがねぇな…探しに行くか

 

ジョシュア『わりぃ、これからバイトだから先に帰るわ』

 

モモタロス『おう』

 

ウラタロス『チノちゃん達によろしくね』

 

そして、俺はラビットハウスに向かった

 

ラビットハウスにはチノとココア、リゼがいつものようにバイトをし、翔太郎が窓際でコーヒーを飲んでいる

 

いつもと違うのは

カウンターにミッテルトがいることくらいだ

 

その途中、シャロが店に遊びに来た

 

ココア『シャロちゃん、いらっしゃ~い!』

 

シャロ『遊びに来たわよ~』

 

ジョシュア『おう、今日はオフか?』

 

シャロ『はい!……飲みませんよ!?』

 

ジョシュア『ちっ!』

 

飲んだときのシャロは面白いから飲ませようと思ったのに……

 

シャロ『もぅ~……あ、そうだ!聞いてくださいよ~、昨日変なこと起こったんですよ?』

 

ジョシュア『おーそうか、行っておくが俺は毎日変なこと起こってるからちょっとやそっとじゃ驚かねぇぞ?』

 

それにウチの部活には人外ばっかだからな

 

シャロ『昨日、引ったくりに合ったんですよ』

 

なんだ、只の引ったくりか

 

シャロ『そのあと、関西弁の女の子がバイクを片手で抑えてバイクに乗ってた人をぶっ飛ばしたんですよ!』

 

……わーお

 

ジョシュア『それ、どこで見た?』

 

シャロ『確か……フルール・ド・ラパンの近くでした』

 

おう、昨日ギャスパーとモモタロスが吹っ飛ばされた場所と一致してやがる

 

ジョシュア『お前、よく無事だったな』

 

シャロ『……まさかオカルト関係ですか?』

 

ジョシュア『その通り』

 

その言葉を聞いて、顔を青くするシャロ

 

だが、顔を青くしているのはシャロだけじゃ無かった

 

ジョシュア『……ミッテルト?お前、大丈夫か?顔色わりぃぞ?』

 

ミッテルト『ヘ?い、いや!大丈夫ッス!じゃあウチはこれで‼あっざース!』

 

そう言ってダッシュで帰るミッテルト

 

なんかあったのか?

 

ジョシュアsideout

 

ミッテルトside

 

あ、焦ったッス

 

まさか昨日、助けた人がシャロだったとは

 

???『すまんな、俺がもうちょいうまくやれたら…』

 

ミッテルト『気にしちゃダメッスよ!人助けはいいことだってジョジョも言ってたッス!』

 

???『でも、ミッテルトが……』

 

ミッテルト『大丈夫ッス!ウチも願いを言ってるッスから……』

 

???『おおきにな…ミッテルトの探しとるヒーローは俺が絶対見つけたる!』

 

ミッテルト『ありがとうッス』

 

ウチがキンタロス……あぁ

ウチの中のイマジンの事はキンタロスって呼んでるッス

 

そのキンタロスとしゃべってると

話し声が聞こえてきたッス

 

 

あれは…ジョジョの眷属のフリードとサイの怪人?

 

 

???『あんた……教会の祓魔師のフリード・セルゼン?』

 

フリード『……俺っちに何の用だ?』

 

???『質問に答えろ』

 

フリード『そうだと言ったら?』

 

???『そうか……じゃあ死ね』

 

サイの怪人がフリードを殴ると

フリードがウチの所まで吹っ飛んだッス

 

ミッテルト『フリード‼大丈夫ッスか?』

 

フリード『ミッテルト!』

 

ライノ『俺はライノイマジン。契約を果たすため、貴様には死んでもらう!』

 

フリード『ミッテルト、行けるか?』

 

ミッテルト『緊急事態ッスからね!』

 

フリードはリザードマンに変化し

ウチは光の槍を両手に持つッス

 

ウチは光の槍を幾つも作り出し、ライノイマジンに投げるッス

 

フリードは光の槍の合間を縫って

ライノイマジンに一撃を加えるッス

 

けど……

 

ライノ『効かねぇよ!』

 

フリード『グハッ!』

 

ライノイマジンに切りかかったのはいいッスけど

 

全然効いてないッス

 

フリード『か、硬ぇ!』

 

確かに、ウチも正確にライノイマジンに当てたのに

全くダメージがないッス

 

ミッテルト『ジョジョを呼ぶしか……』

 

ジョシュア『その必要は無いぜ!』

 

その声は!

 

「「ジョジョ!」」

 

ジョシュア『待たせたな!』

 

ミッテルトsideout

 

ジョシュアside

 

ジョシュア『待たせたな!』

 

ライノ『ちっ!面倒だ!このままお前も殺す!』

 

ジョシュア『やれるもんならやってみなぁ!』

 

[カイガン!ベンケイ!兄貴!ムキムキ!仁王立ち‼]

 

俺とライノイマジンはラッシュを繰り出す

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ライノ『ライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラァイ!』

 

ジョシュア『やるじゃねぇか!』

 

ライノ『そっちこそ!』

 

俺はガンガンセイバー・ハンマーモードを取り出し

遠心力を付けて

ライノイマジンに一発お見舞いする

 

ジョシュア『うぉぉぉらぁぁぁ!』

 

ライノ『アームドオン!』

 

しかし、ダメージを受けたのは俺の方だった

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

アームドライノ『ふん!その程度の威力じゃ俺の鎧は砕けんさ!』

 

くっそ!

あいつ鎧なんてつけやがった!

……待てよ、鎧?

ならあいつの出番だ!

 

ジョシュア『ならこいつはどうだ!』

 

[カイガン!エジソン!エレキ!ヒラメキ!発明王!]

[ダイカイガン!エジソン!オメガシュート!]

 

 

ジョシュア『はぁぁぁあああ!』

 

鉄は電気を通す!これで決める!

 

ライノイマジンに雷撃が直撃するが

何のダメージにもなっていない

 

ライノ『馬鹿が!確かに鉄は電気を通す!しかし、それは表面だけだ!隙間がない限り、俺の体には届かねぇよ!しかも関節部分は絶縁体で作ってあるから尚更さ!』

 

そして、ライノイマジンは俺の方に突進してくる

 

ライノ『ライノクラァァァッシュ!』

 

ジョシュア『ぐぁぁぁ!』

 

俺はミッテルトのいる所まで吹っ飛んだ

 

ミッテルト『大丈夫ッスか!?』

 

ジョシュア『だ、大丈夫だ』

 

ライノ『じゃ、お前は契約には関係無いけど死んでもらうから……儚い人生だったな』

 

ライノイマジンが俺達に突進してくる

 

俺はミッテルトを庇うように守る

 

 

???『泣かない人生?そりゃちょっとつまらんな』

 

俺は思わず目を見開く

だってそこにいたのは

ミッテルトなんだぜ?

しかもライノイマジンの角を片手で受け止めてやがる!

 

ライノ『なっ!俺の角が!』

 

ミッテルト『泣かれへんのは……お前の強さや!』

 

ミッテルトはそのまま、ライノイマジンの脇腹に掌打をうつ

 

ライノ『ぐお!』

 

ライノイマジンはそのまま転がり

ミッテルトは得意気に親指を顎にあて、首を鳴らす

 

ま、まさか……!

 

ライノ『ま、まさか!』

 

ジョシュア『お前、イマジン!?』

 

いや、まさかそんな…ねぇ?

 

俺は恐る恐る、ミッテルトの髪を見ると

 

ミッテルトの髪は金髪なのだが

一部、ミッテルトの髪色とは違う金髪になっていた

 

ジョシュア『oh……』

 

俺が呆気に取られてる間

ミッテルトはライノイマジン相手に優勢に立っていた

 

ミッテルト『そらそらそら!』

 

ライノ『ぐっ!ちょこまかと!』

 

ミッテルトはその小さい身体を利用してライノイマジンの角をかわし、渾身の張り手を食らわせる

 

ミッテルト『せい!』

 

ライノ『グハッ!』

 

ミッテルト『はっはっは!こないな強さやったら泣かれへんな!』

 

って突っ立ってる場合じゃねぇ!

パワータイプならテクニックで勝負だ!

 

[カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!]

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!シルバーチャリオッツ!』

 

俺はムサシ魂に変身し、イミテイトストッカーをシルバーチャリオッツに変化させてライノイマジンに仕掛ける

 

勿論、ライノイマジンの鎧を砕こうとはしねぇ

それならスタープラチナやザ・ワールドの方が破壊力がある

それなら陽動あるのみ‼

 

ライノ『効くかぁ!』

 

ミッテルト『せい!』

 

ライノ『がっ!』

 

ライノイマジンは地面を転がる

 

ライノ『くっ!ここは一旦退くか!』

 

ライノイマジンはそのまま逃げ去る

 

ジョシュア『ウラ風に言えば、逃げた魚は深追い厳禁…だな』

 

ミッテルト『俺の強さにお前が逃げた!ごっつぁんです!』

 

ジョシュア『……女の子がごっつぁんですとか言わないの』

 

そして、俺とミッテルトは部室に戻ることにした

 

 

ジョシュア『さて…ミッテルト、どーゆー事か説明してもらおうか?』

 

ミッテルト『え、えぇと……』

 

???『ミッテルト、俺が話す…ええか?』

 

 

ミッテルト『え!ちょっと待つッス!』

 

ミッテルトだけじゃなく、俺達にも聞こえる謎の声

 

???『安心せぇ、手は出さん』

 

そしてミッテルトの体から砂が零れ、姿を形成する

金色の熊のイマジンに

 

 

ジョシュア『ほう、契約してたのか』

 

ミッテルト『ご、ごめんッス!ウチ、そんなつもりじゃなくて……』

 

???『悪いのは俺や!しばくなら俺をしばいてくれ!』

 

ジョシュア『なーに言ってんだ。俺は怒っちゃいねぇよ?……ただ…』

 

俺はミッテルトを抱き寄せる

 

ジョシュア『俺には言ってくれ…心配するだろ』

 

すると、ミッテルトの顔が赤くなり、思考停止していた

 

戒斗『やれやれ、兵藤みたいな女たらしがここにもいるな』

 

ジョシュア『誰の事だ?』

 

リアス達が俺の方を見て、ため息をつく

俺なんかやったか?

 

ギャスパー『ぼ、僕に見覚えありませんか?』

 

???『ん?あぁ!こないだの嬢ちゃんか!』

 

ギャスパー『ぼ、僕は男ですぅ!』

 

その言葉を聞いて、驚くイマジン

つーかこのイマジン知ってるわ

 

モモタロス『てめぇか!こないだの奴は!』

 

???『お前はこの子に憑いとったイマジンか?俺に負けて悔し泣きしとったんちゃうんか?』

 

モモタロス『誰が泣くか!てめぇ、投げ飛ばした位で調子に乗んなよ!』

 

???『なんやったら、もう一回勝負するか?まぁ、俺が勝つけどなぁ』

 

モモタロス『んだとこの野郎!』

 

ジョシュア『モモタロス!やめねぇか!』

 

ミッテルト『キンタロスも落ち着くッス!』

 

……はい

やっぱりキンタロスでした~

 

キンタロス『せやかて、あいつが先につっかかって来るんや』

 

まぁ、モモタロスは喧嘩っ早い所もあるしな

 

ジョシュア『話を戻すぞ?憑いたのはいつぐらいからだ?』

 

ミッテルト『大体…一週間位前ッス』

 

そんなにか……

 

ミッテルト『その時は確か……』

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

その時、ミッテルトは

教会から持ってきた本を読んでいた

 

すると、一枚の紙がヒラヒラとミッテルトの側に落ちた

 

ミッテルト『なんスか?』

 

そこには黒いヘルメットを被った者の絵とフードを被った者の絵が描いてあり

その上にはカタカナでヒーローと書かれていた

 

ミッテルト『うわ!懐かしいッス!』

 

ミッテルトはレイナーレに会う前、

よく、両親と共によく外で遊んでいた

 

父『ミッテルト~!』

 

ミッテルト『パパ~!』

 

しかし、突然の事故により、両親はミッテルトを庇い消滅してしまった

 

だが、その時

ミッテルトを助けた者がいた

 

ミッテルト自身、その時の記憶がすっぽり抜けていた

 

ミッテルト『……ダメッス!こんなんじゃレイナーレ様に笑われるッス!』

 

そして、ミッテルトはそのまま眠りについた

 

ミッテルトは夢を見ていた

 

あの事故の夢だ

 

瓦礫が広がる広場の中

ミッテルトはその場に立ち尽くしていた

 

ミッテルト『ここは…?』

 

すると、ミッテルトの頭上に巨岩が降ってきた

 

ミッテルト『ヤバイッス!逃げないと!』

 

ミッテルトは逃げようとするが、その場から動けないでいた

 

ミッテルト『きゃぁぁぁ!』

 

ミッテルトは圧死すると思われた

しかし

 

???『大丈夫か?』

 

ミッテルトの夢はそこで終わった

 

ミッテルト『……今の夢はなんだったッスか?』

 

とりあえず起き上がろうとしたミッテルトは

自分のベットにジャリっという感触があることに気づく

 

ミッテルト『……まさか…』

 

その砂は下半身と上半身が逆になっている怪物になった

 

キンタロス『お前の望みを言うてくれ。どんな望みも叶えたる!』

 

ミッテルト『い、イマジン!』

 

キンタロス『お、知っとるのか!ほんなら話は早い!早よう望みを――ぶべ!』

 

ミッテルトは近くにあった本を投げる

 

キンタロス『コラ!痛ないけどびっくりするやろ!』

 

ミッテルト『ご、ごめんッス…じゃなくて!何でイマジンがウチにとりついてるッスか!』

 

 

キンタロス『何でって……特に理由は無いなぁ…まぁ細かいことはええやん!宝くじに当たったようなもんや!』

 

この時、ミッテルトはハズレくじを引いたと確信した

 

 

ミッテルト『と、とにかく!ウチの体から出ていくッス!』

 

キンタロス『んな殺生なぁ~』

 

しばらくして

ミッテルトは散歩に出かけようと

着替えを済ませ

外に出ていた

 

キンタロス『なぁ~、これからどこ行くんや?』

 

ミッテルト『……』

 

キンタロス『俺の事嫌い?』

 

ミッテルト『……』

 

キンタロス『……返事くらいしてもええやん…』

 

ミッテルトは無視を決めた

何かの拍子で望みを言ってしまうことを恐れたからだ

 

ミッテルト『(とにかくジョジョに相談して、なんとかしてもらうしかないッス)』

 

すると、ミッテルトの目の前に一組の親子がいた

 

よく見ると近くの木に風船が引っ掛かっていた

 

母親『マーくん、もう諦めましょ?』

 

子供『やだやだ!うわぁぁぁん!』

 

ミッテルト『ありゃ…とってやりたいッスけど…堕天使の力は使えないッス…』

 

キンタロス『よっしゃ!俺に任せとき!』

 

ミッテルト『え?』

 

すると、ミッテルトの意識がキンタロスの物になり

ミッテルトはKミッテルトになる

 

Kミッテルト『よっしゃ!僕!俺に任せとき!』

 

Kミッテルトは高くジャンプし、見事風船を取った

そして、その風船を子供に渡す

 

Kミッテルト『今度は離すなよ?』

 

子供『お姉ちゃん!ありがとう!』

 

Kミッテルト『えぇてえぇて!それと、俺はお兄ちゃんやで?』

 

その親子はお礼をしながら帰っていった

 

ミッテルト『(……もしかして、こいつは悪い奴じゃないんじゃないッスか?)』

 

そう思ったミッテルトだった

 

すると今度はトラックが立ち往生していた

 

ミッテルト『どうしたッスか?』

 

業者『いや、ちょっとヘマしちゃってね』

 

ミッテルト『ヘマ?』

 

業者『タイヤが溝にはまっちまってね……』

 

ミッテルト『(キンタロス、任せていいッスか?)』

 

キンタロス『(ええで!)』

 

ミッテルトはキンタロスを憑依させ

再び、Kミッテルトとなる

 

Kミッテルト『ウチに任せとき!』

 

業者『いやいや、君みたいな子が?無茶しちゃいけな……えぇー……』

 

業者が目を疑うのも無理はない

何故なら

中学生位の子が軽々とトラックを持ち上げたからである

 

Kミッテルト『どっこいしょ!こんなもんでええか?』

 

業者『え?あぁ……うん、ありがとう…』

 

Kミッテルト『えぇて!えぇて!ほな!』

 

そして、Kミッテルトはその場を去る

 

しばらくして

 

ミッテルト『何であのとき契約とかしなかったッスか?』

 

そう、さっきのようなものでも適当にこじつければ

契約完了できたはずだった

 

キンタロス『ん?だってあれはお前自身の望みちゃうやろ?あれはお願いや!俺はお前自身の望みを叶えたいねん』

 

自分の為に……

その言葉がミッテルトの心に強く残った

 

 

ミッテルト『……決まったッス!ウチの望みは…!』

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

ジョシュア『なるほど、それでヒーローを探してくれと』

 

ミッテルト『そうッス…』

 

ジョシュア『なるほどねぇ……それで明日のマスクファイターのショーを見に行こうとしてたのか』

 

しょうがねぇ

 

ジョシュア『俺たちも手伝うわ』

 

ミッテルト『ほんとッスか!?』

 

ジョシュア『おう!ただし‼契約が完了しても過去へは飛ぶなよ?』

 

キンタロス『わかった!』

 

こうして、俺達はミッテルトの探しているヒーローを探すことになった



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二人のヒーロー

遅くなって申し訳ありません!
待ちに待った続きをどうぞ!


ジョシュア・ブランドーside

 

俺がアジトでぐだぐだしてるとライノイマジンが入ってきた

 

ライノ『くっそ!なんだよ!聞いてねぇよあんなの‼』

 

J.B.『おいおい、ノック位しろっての』

 

ライノ『何で黙ってやがった!』

 

おいおい、そのくらい自分でなんとかしろよめんどくせぇ

 

J.B.『悪かったなぁ、忘れてたんだよ』

 

ライノ『次からはそんなこと無いように頼むぞ!』

 

J.B.『わーたわーた!』

 

???『そう、愚痴らないでください…うるさいですよ?』

 

ライノ『なんだと!?』

 

出てきた軍服にゴーグル付けたこいつはイゴール

 

俺らの仲間だ

 

眼魔って言う種族みてぇだが俺は知らねぇな

 

ただ、こいつの持ってきたガンマイザーってのは使える

 

イゴール『少しはジンガさんを見習いなさい』

 

ジンガ『俺がどうしたって?』

 

全身、黒い服に身を包んだこの男はジンガ

 

元々、魔戒騎士とかって言う騎士だったらしいがホラーとか言う化け物の姿になったらしい

別名“ホラー喰いのホラー”

 

ジンガ『おい、ライノ…お前がホラーだったら俺はとっくに喰ってたぞ?』

 

ライノ『ちっ!俺はホラーじゃねぇ!イマジンだ!それよりイゴール!てめぇは俺の契約者なんだから庇えよ!』

 

イゴール『嫌です』

 

???『おい、ライノよ。ザケンナーの力を貸してやろうか?』

 

この白い舎熊を付けた男はピーサード

 

ドツクゾーンとか言う組織の幹部だったらしいが

ボスが府抜けてしまったとかでここに来た奴だ

実力的には俺らの一番下だ

 

ピーサード『まぁ貴様が使えるかどうか心配だがな』

 

ライノ『うるせぇ!俺は俺の力でねじ伏せる!てめぇらの力は借りねぇよ!』

 

そして怒りを露にして、ライノイマジンは扉を壊す勢いで閉める

 

たくっ

扉くらい静かに閉めろよ

 

つーかよ

 

J.B.『何でてめぇらが俺の部屋にいるんだよ!』

 

ジンガ『いいじゃねぇか。暇なんだよ』

 

ピーサード『俺も同じだ』

 

イゴール『私はガンマイザーウェポンがまた一つ完成したのでその報告に』

 

お、!ガンマイザーの武器が完成したのか!

 

J.B.『ほう!今回はどんなのだ?』

 

イゴール『こちらです』

 

見せてきたのは炎の剣だ

 

J.B.『いいねぇ……今度試してみるわ』

 

イゴール『では私はこれで』

 

ジンガ『どっか行くのか?』

 

イゴール『えぇ、少し味見をしに……』

 

野郎……えげつねぇ事考えるなぁ

にしても

これをジョジョに食らわせたらどんな表情するかなぁ~♪

 

ジョシュア・ブランドーsideout

 

ジョシュアside

 

俺達は契約を果たすため

ミッテルトと共にマスクファイターのショーに来ていた

 

ちなみに他の皆はライノイマジンの動向が気になるからと2手に別れた

 

ショー組は俺とミッテルト、キンタロスの三人

 

ライノイマジン捜索組はギャスパーと絋汰、イッセー、フリード、アーシアと言った所だな

 

さっきからミッテルトがガチガチなんだけど

 

イミテイト『はぁ……ウチの相棒は鈍いな…』

 

なんだよ

何が鈍いんだよ

 

イミテイト『はぁ…』

 

俺は訳のわからないまま

ミッテルトと共に席に座る

 

ジョシュア『そろそろ始まるな』

 

ミッテルト『そ、そうッスね!』

 

始まる時にも客は入ってきている

赤い法被を着て

この場にそぐわない格好の人もいる

 

そしてショーが始まった

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

俺達はジョジョ先輩とミッテルトがヒーローショーを見てる間

ライノイマジンを探していた

 

ライノって言うことだからサイがモチーフなんだろう

 

狙いは神父、だからジョジョ先輩に頼んでフリードも一緒にいる

 

イッセー『どんな奴なんだ?ライノイマジンって』

 

フリード『サイでござんすよ~…あの野郎、今度会ったら肉片にしてやる!』

 

荒れてんな~

フリードの奴

 

アーシア『でも、何故フリードさんが襲われたのでしょう?』

 

フリード『多分、契約者が神父を殺してくれとか願ったんだろ?』

 

……じゃあここ探してるより

教会の方探した方が……

 

フリード『それはこの裏に教会があるんすよ。相手方は裏から回ってくるだろうってジョジョの旦那が言ってやしたからね』

 

軽く心読まれた…

 

イッセー『ジョジョ先輩が言うなら安心だ』

 

ジョジョ先輩は俺達の能力を理解してライダーの力を教えてくれる

 

フェニックスと戦う前に部長に必殺技教えてたの見たけど

あれは食らいたくない威力だった

 

だって山がえぐれたんだよ!?

死ぬわ‼

 

……とまぁ、その話は置いといて

俺達、リアス眷属で一度も変身してないのはアーシアだけだ

 

ジョジョ先輩は

アーシアには変身は危なすぎるらしい

 

ウィザードって危険なライダーなんだろうか?

 

アーシア『それより……契約者の方に事情を聞いてみたらどうでしょうか?』

 

フリード『お!さすがアーシアちゃん!相変わらず冴えてるッスね~!』

 

イッセー『じゃあ、裏の教会に行ってみるか』

 

そして、俺達は裏手の教会に行ってみると

 

祭壇のような所に軍服らしき服を来た男性が立っていた

 

イゴール『お待ちしておりました』

 

フリード『あ?あんた何者だ?』

 

イゴール『私はイゴール、眼魔世界の科学者です』

 

眼魔!?

この間、三勢力の会談の時にいた奴等か!

でもこちらの問題って言ってたような……

 

イゴール『あのお方の為です。ライノ!』

 

すると、教会の横から壁を壊し、ライノイマジンが現れる

 

ライノ『死ねぇ!仮面ライダー!』

 

ライノイマジンは手に持っていた鉄球をこちらに投げてきた!

 

あぶねぇ!

 

俺は咄嗟に赤龍帝の籠手を装備してアーシアを守る

 

フリード『行くぞイッセー!』

 

イッセー『あぁ!』

 

フリードはリザードマンに変身し、俺も龍騎に変身する

 

[swordvent]

 

俺とフリードはライノイマジンに斬撃を浴びせるが

 

こいつ‼

まるで効いてねぇ!

 

ライノ『効かねぇよ!』

 

イッセー『うわっ!』

フリード『ぐあっ!』

 

ライノ『こいつら弱すぎ』

 

イッセー『お前が堅すぎるんだよ!』

[strikevent]

 

俺とフリードは特攻を仕掛ける!

 

ジョジョ先輩だけに頼ってられない!

 

「「うぉぉぉおおお!」」

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

俺達はヒーローショーを見終わり、しばらく辺りを散策していた

 

ミッテルト『いやー!面白かったッスね!』

 

 

ジョシュア『おぉ、最後に技名を言うのはツッコミたかったけどな』

 

普通、やる前に言うだろ

 

ジョシュア『あ、そー言えば契約はどうだった?』

 

ミッテルト『ダメッス……違ったッス……』

 

ジョシュア『そっか……』

 

まぁ、しょうがねぇか

 

ジョシュア『地道に探してこうぜ!』

 

そんなことを話していると

どぉん!と言う音が聞こえてきた

 

まさか誰かが戦闘に入った!

 

ジョシュア『行くぞミッテルト!』

 

ミッテルト『はいッス!』

 

途中、ギャスパー達と合流し、爆発音が聞こえた場所に着くと

そこにはイッセーとアーシア、フリードが戦っていた

 

側にいるあいつは……イゴール!?

 

イゴール『おやおや。オカルト研究部の皆さんでは無いですか!』

 

ライノ『ちっ!けどよ……俺らが二人で来るわけねぇよな!』

 

すると、周囲に眼魔コマンドが大量に現れる

 

ジョシュア『行くぞ!』

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

ギャスパー『へ、変身!』

[swordfoam]

 

Mギャスパー『俺!参上‼』

 

絋汰『変身!』

[オレンジ!lockon!ソイヤ!オレンジアームズ!花道‼オンステージ‼]

 

俺達は周りのコマンド達を倒しながら

ライノイマジンに攻撃を仕掛ける

 

ライノ『効かねぇって言ってるだろ‼』

 

ジョシュア『今度はてめぇの鎧を砕く!イミテイトストッカー!スタープラチナ‼』

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

俺…もといイミテイトストッカーがライノイマジンを殴ると

俺の拳からブシュッっと血が出る

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

こいつ前より固くなってやがる!

 

ライノ『ははは!イゴールの旦那から眼魔の眼魂を入れられたんでね!固さはこの間の倍になってるんだよ!』

 

くっそ!

 

万事休すかと思ったその時

 

Kミッテルト『どすこい!』

 

ミッテルト

と言うよりキンタロスがミッテルトの体を借り、

ライノイマジンに張り手を食らわせる

 

ライノ『ぐぉっ!』

 

イゴール『なっ!』

 

Kミッテルト『お前を過去に行かせるわけには行かんと、ミッテルトに頼まれた!』

 

ライノ『おぉぉぉ!』

 

ライノイマジンは鉄球を振り回す

 

Mギャスパー『おわ!』

 

絋汰『あぶねっ!』

 

ジョシュア『うおっと!』

 

しかし

キンタロスがミッテルトの中から現れ、キンタロスが張り手で鉄球を叩き上げる

 

キンタロス『大丈夫か?ミッテルト!』

 

ミッテルト『だ、大丈夫ッス……え?』

 

ジョシュア『どうした?』

 

ミッテルト『いや…なんかデジャヴ…』

 

ジョシュア『?』

 

俺がその言葉を聞いている隙をついてライノイマジンが眼魔の魔方陣を描いてその中に消える

 

ジョシュア『なっ!』

 

イゴール『彼は過去に行きました。あなた達ももうすぐ消えるでしょう…』

 

そう言って、イゴールも魔方陣の中に消える

 

くっそやられた!

 

キンタロス『……ミッテルト』

 

俺達が悔しがっていると

キンタロスがミッテルトに話しかけた

 

 

キンタロス『空気読まへんとこ悪いけどええか?』

 

ミッテルト『何スか?』

 

キンタロスはミッテルトの頭に手を翳す

 

すると、ミッテルトの体が割れ、キンタロスは記憶の渦の中に飛び込む

 

絋汰『お、おい!いいのかよ!』

 

ジョシュア『言い訳ねぇ!ギャスパー!』

 

Mギャスパーは何も書かれていないカードを翳すと

 

[noyear/05/12]

 

ノーイヤー

測定不能か……

 

絋汰『これは?』

 

ジョシュア『デンライナーじゃ行けねぇ時代だ…』

 

神の列車じゃねぇと行けないらしい

 

やっぱ万事休すって奴だ……

 

すると、頭上から蝋燭に火のついたレールが現れた

 

このレールは!

 

牙王『よぉ、お前らがオカルト研究部の奴らだな?乗れ』

 

牙王が唐突に登場したよ!

マジかよ!?

 

とりあえず俺はガオウライナー(でいいのか?)に乗ることにした

 

牙王『俺はただ、見守るだけだ…お前らに手を出すつもりはない』

 

俺の表情から読み取ったのか

そんなことを言ってきた

 

……一応警戒はしておこう

 

俺がガオウライナーに乗ろうとした時

ミッテルトが俺の裾を引っ張る

 

ジョシュア『ミッテルト?』

 

ミッテルト『う、ウチもいくッス!もしかしたらキンタロスも何かあって過去にいったッス!』

 

ジョシュア『わかった!行くぞ!』

 

そして、ミッテルトも過去に向かうことになった

 

過去に着くと一足先にライノイマジンが暴れていた

 

牙王『準備はいいな!』

 

絋汰『まてまてまて!』

 

イッセー『無理!ほんとに無理!』

 

ジョシュア『準備オッケーだ』

 

あの後

デンライナーを呼び、ガオウライナーと連結

そして俺達を発射するという案が出たのでやってみることにした

 

牙王『ライダー、発射』

 

「「ぎゃぁぁぁ!」」

 

牙王『次、行くぞ』

 

俺はミッテルトと共にスタンバイする

 

ミッテルトに怪我をさせないように抱き寄せる

 

あ、もちろんギャスパーもスタンバイ済みだ

 

そして発射!

 

絋汰とイッセーは海賊船に潰されそうな人々を助けだし

 

俺はミッテルト、そしてギャスパーと共にライノに蹴りと光の槍を食らわせる

 

ライノ『鬱陶しいなぁ!』

 

ライノにダメージは無い

 

ジョシュア『ミッテルト!ギャスパー!コンボ決めるぞ!』

 

ミッテルト『はいッス!』

 

俺はミッテルトから光の槍を受け取り、ベンケイ眼魂をセットし

ギャスパーはモモタロスからウラタロスに選手交代する

 

[カイガン!ベンケイ!兄貴!ムキムキ仁王立ち!]

[rodfoam]

 

ジョシュア『オラァ!』

 

ミッテルト『はぁ!』

 

Uギャスパー『はっ!』

 

俺とミッテルトの攻撃を受け止めても

全く効いていない

 

ライノ『うるせぇなぁ!』

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

ミッテルト『ジョジョ!大丈夫ッスか?』

 

くっそ!どうすりゃいいんだ?

 

そう考えていると

ミッテルトが耳打ちをしてきた

 

ミッテルト『二人とも、あいつは鎧のような体をしてるッスけど、あれは上半身に集中してるッス!下半身は無いに等しいッス……だったら転ばして見ないッスか?』

 

ジョシュア『なるほど…確かに起き上がりにくそうだな!』

 

俺は眼魂を変える

 

[カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキュン!バキューン!]

 

早速作戦開始!

俺とミッテルトがライノイマジンの頭上から光の槍と銃弾を乱射し

注意を反らす

 

Uギャスパー『もらった!』

 

俺が光の槍で渾身の一発をライノイマジンに目掛けて放とうとした

 

だが

 

ライノ『ふん!』

 

Uギャスパー『!?』

 

脚で光の槍を踏みつけられる

 

ライノ『やっぱ足狙って来たか……けど、こんなもんは先を抑えれば簡単に攻略出来る!』

 

俺は至近距離でライノイマジンの鉄球を食らう

 

Uギャスパー『……がっ!』

 

ミッテルト『ギャスパー!』

 

ライノ『うぜぇんだよ!』

 

ライノイマジンはミッテルトを蹴り飛ばす

 

ジョシュア『てめっ!イミテイトストッカー!スタープラチナ!』

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ライノ『ぐぉっ!』

 

俺はイミテイトストッカーをスタープラチナに変え、ライノイマジンにラッシュを決めた

 

こうした一進一退の中、どこからか

女の子の泣き声が聞こえた来た

 

少女『うわぁぁぁん!パパ~!ママ~!』

 

その顔に俺は見覚えがあった

 

ジョシュア『ミッテルト?』

 

ライノイマジンが少女を視界に捉えると

ニヤリとほくそ笑む

 

まさかあいつ‼

 

俺は小さいミッテルトに向かって走る

 

ライノ『遅い!』

 

ライノイマジンは鉄球を小さいミッテルトに向けて放つ

 

鉄球が小さいミッテルトの頭上に迫ったその時

小さいミッテルトから砂がこぼれた

 

キンタロス『ぬぅ!』

 

ジョシュア『キンタロス!』

 

キンタロスが現れ、間一髪の所で鉄球を抑える

 

キンタロス『大丈夫か?ミッテルト!』

 

キンタロスが足元のミッテルトに向かって言った

 

その光景をみてミッテルトはハッとする

 

 

ミッテルト『思い出しッス…』

 

皆がホッとする中、面白くないのはライノイマジンだった

 

ライノ『貴様ぁ!また邪魔をしやがって!』

 

ライノイマジンは角をミサイルのように発射し、キンタロスの背中に命中させた

 

てかあの角

発射とか出来たのかよ!

 

キンタロス『ぐあっ!』

 

その角がキンタロスを串刺しなする

 

ミッテルト『キンタロス!』

 

キンタロスは腹から砂を溢しながら

たまたま、近くにいた絋汰なミッテルトを託す

 

キンタロス『早よ……この子を…』

 

絋汰『お、おう』

 

ライノ『しぶといなぁ!』

 

再び、鉄球をキンタロスに向けるライノイマジン

 

俺が二度も同じ技を食らわせるかよ!

 

俺はライノイマジンの背中に向け

銃弾を放つ

 

ライノ『うわっ!』

 

ジョシュア『……ミッテルト、キンタロスのところに行ってやれ…』

 

ミッテルト『は、はいッス…』

 

ミッテルトがキンタロスの元に向かうと先程の攻防の余波で瓦礫がキンタロスの上に落ちてきた

 

キンタロス『ぐあっ!』

 

ミッテルト『キンタロス!』

 

絋汰『あ!お、おい大丈夫か?』

 

そこに小さいミッテルトを無事に避難させた絋汰が戻ってくる

 

キンタロス『ミッテルトは…?無事か…?』

 

 

絋汰『あぁ!』

 

ミッテルト『何で…何でッスか!?』

 

ミッテルトは泣きながら

キンタロスに聞いた

 

何でって?

考えても見ろ

自分のために何故ここまで尽くしてくれるのか…気になるだろ?

しかもそいつが死にかけてるんだ

ほんとに泣きながら聞きたくもなるだろ

 

キンタロス『言うたハズや…』

 

ミッテルト『え?』

 

キンタロス『俺をこないに必死にさせたヒーローを見つけるって……ミッテルトのヒーロー…どうしても見つけるって…』

 

 

途切れ途切れに喋るキンタロス

 

キンタロス『一週間……必死に探したけど……結局…見つけられんかった…過去に行けば見つかる思うたんやけど…ダメやったなぁ…ごめんな…』

 

ミッテルト『違うッス!』

 

キンタロス『!?』

 

ミッテルトはキンタロスの言葉を途中で遮る

 

ミッテルト『ウチ、思い出したッス!昔会ったヒーロー…それはキンタロスッス!』

 

キンタロス『……俺!?』

 

ミッテルト『ウチ…忘れてたッス…キンタロスに助けられたこと…』

 

キンタロス『……そうか…あれ…俺かぁ…ははは…なんや…もう会っとったんやなぁ…』

 

絋汰『お、おい!何も消えること無いだろ!』

 

キンタロス『む、無茶言うな…俺、結構ダメージ食らっとんねんぞ?』

 

絋汰『それでもだ!』

 

キンタロス『無茶言うなぁ…ゴハッ!…ミッテルト…お別れや…』

 

ミッテルト『え?』

 

キンタロス『俺はもう…満足や、ミッテルトのヒーローも見つけられたし…ミッテルト自身も助けた…もう思い残すことはない…』

 

ミッテルト『そ、そんな……』

 

今の言葉はさすがに見逃せねぇな!

 

「「ふざけんな!(です!)」」

 

俺とギャスパーの言葉が被った

だが、俺達はそんなことはお構いなしに話す

 

ジョシュア『何がヒーローだよ…笑わせんじゃねぇよ!

女の子を泣かせて、涙の一つも拭いてやれぇ奴をてめぇはヒーローって言うのか?違ぇだろ!』

 

絋汰『お、おいジョジョ!』

 

ギャスパー『そうです!何お別れみたいな言葉吐いてんのですか!何死んじゃうみたいな台詞言ってんですか!

本当にミッテルトさんのヒーローなら、ずっとそばにいて守ってやれです!それが男の役目です!』

 

今回ばかりはギャスパーと同意見だ

俺なら、大切な人を守るために死ねない!死んでたまるか!

チノやココア、シャロ、リゼ、千夜、タカヒロさん…オカルト研究部の皆…

俺が纏めて守ってやる!

そう思ってなんぼだろうが!

 

ウラタロス『けど二人とも…残念だけど彼は契約を完了してるから…もう…どうしようもないよ……』

 

くっそ!じゃあどうすれば‼

 

……待てよ?ミッテルトとの契約は完了してるんだよな?

 

だったら‼

 

ジョシュア『ギャスパー!俺と同じこと考えてるか?』

 

ギャスパー『はい!』

 

ジョシュア『言ったれ!』

 

ギャスパー『今度は僕と契約してください‼』

 

「「「「「はぁぁぁあああ!?」」」」」

 

モモタロス『待て待て‼デンライナーはもう満員だ!』

 

ジョシュア『じゃあ、部室にいればいいじゃねぇか』

 

ウラタロス『はぁ…僕は口出ししないけど…君はどうするつもり?……わかってるとは思うけど、悪魔の誘いを蹴るなんて…そんな真似はしないよね?それに…心残りがあるんじゃない?』

 

暫くの沈黙の後、キンタロスが口を開く

 

キンタロス『心残り…やっぱ大有りや!』

 

キンタロスは光の玉になるとギャスパーの中に入り

 

それと同時に、電王ロッドフォームからプラットフォームに変化する

 

キンタロス『ほんまにええんか?』

 

ギャスパー『思いっきりやっちゃって下さい!』

 

キンタロス『おおきに!ほんまおおきに!』

 

ジョシュア『んじゃキンタロス!その黄色のボタン押して、パスをセタッチしてみろ‼』

 

キンタロス『わかった!』

 

[AXfoam]

 

キンタロスは指示通りに動くと

ベルトから電子音が鳴り、電王アックスフォームとなる

 

Kギャスパー『俺の強さに、お前が泣いた!』

 

辺りに懐紙が舞う

 

Kギャスパー『涙はこれで吹いとき!』

 

ライノ『誰が泣くか!』

 

ライノイマジンは鉄球をKギャスパーに向けて叩きつけるが

Kギャスパーはそれを体で受け止める

 

ライノ『な!』

 

ミッテルト『すごいッス…』

 

絋汰『信じらんねぇ……』

 

ライノ『こうなりゃ……ライノクラァァァッシュ!』

 

ライノイマジンは角を前にして、Kギャスパーに突撃するが片手で止められてしまう

 

Kギャスパー『ははは!効かんなぁ!』

 

Kギャスパーはそのままライノイマジンを投げ飛ばす

 

ライノ『だったら…!』

 

ライノイマジンは魔方陣を描くと

その中に手を入れ、なにかを取り出した

 

その手には先程の小さいミッテルトだった

 

ライノ『こいつがいたんじゃ手も足もでねぇよなぁ!』

 

回りが狼狽えるなか

俺はベルトを交換する

 

ジョシュア『変身』

[グレイトフル‼ガッチリミナー!コッチニキナ!ゼンカイガン!ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダーイーヘーンーゲー!]

 

[ビリー・ザ・キッド!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

[フーディーニ!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

 

まずはビリー・ザ・キッドが銃弾でライノイマジンの手を撃ち、その隙をついてフーディーニが小さいミッテルトを助ける

 

ジョシュア『これでてめぇが万事休すだな!』

 

ライノ『クソがぁぁぁぁ!』

 

ライノイマジンは俺達に向けて鉄球を投げる

あぶねぇ!

 

鉄球が小さいミッテルトに当たりそうだったんで

庇うように抱き寄せる

 

その際、ミッテルトはハッとするがすぐに元の表情に戻る

 

ライノ『纏めて殺してやる!』

 

ジョシュア『……フーディーニ、戻れ。』

 

俺はフーディーニを戻し、その代わりにあいつを呼ぶ

 

[ベンケイ!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

 

ジョシュア『さぁて!一気に決めるぜ!

[カウボーイ!無双!オメガフォーメーション!]

 

Kギャスパー『よっしゃ!』

[fullcharge]

 

絋汰『おう!』

[オレンジスパーキング!]

 

イッセー『俺、あんまり台詞無かった…』

[strikevent]

 

俺の必殺技がライノイマジンの鎧にひびを入れ、絋汰の斬戟とイッセーの火球が鎧を砕く

 

そして、生身の姿となったライノイマジンに止めのKギャスパーの必殺技を決める

 

ライノ『ぎゃぁぁぁ!』

 

ライノイマジンはその場で爆発を起こす

 

Kギャスパー『ダイナミックチョップ…』

 

ジョシュア『後で言うんかい』

 

そして、俺達はガオウライナーで現代に返してもらった

 

その際、ラビットハウスの前で下ろしてくれる事となった

 

牙王ってこんないいやつだったっけ?

 

ミッテルト『……少し、寂しいッスね』

 

キンタロス『…寂しくなったらいつでも遊びに来てもええよ?』

 

ミッテルト『そうするッス!』

 

キンタロス『あ、そうそう!話したいことがあんねん!』

 

ミッテルト『なんすか?』

 

キンタロス『ゴニョゴニョ』

 

ミッテルト『!!///』

 

なんか、キンタロスがミッテルトな耳打ちすると一気に顔を赤くする

 

なに言われたんだ?

 

牙王『着いたぞ』

 

牙王に言われ、俺とミッテルトはラビットハウスの前で降りる

 

ミッテルト『今度遊びに行くッス!』

 

キンタロス『楽しみに待っとる!』

 

そうしてミッテルトとキンタロスは別れた

 

俺とミッテルトはラビットハウスの中に入る

 

ミッテルト『ジョジョ、……………ッス』

 

ジョシュア『ん?なんか言ったか?』

 

ミッテルト『なんでもないッス!』

 

ジョシュア『?』

 

チノ『ジョジョさん、おかえりなさい』

 

ジョシュア『ただいま』

 

ミッテルト『ただいまッス』

 

さて、俺もバイトだし

制服に着替えるか!

 

ミッテルト『ジョジョ!ちょっと待つッス!』

 

ジョシュア『ん?』

 

ミッテルトに呼び止められたんで振り向くと

俺の頬に柔らかい感触が……

 

ミッテルトの顔が近い…

 

ま、ままま、まさか!

 

チノも驚きの表情を隠せていない

 

ミッテルト『次は口を狙うッス!』

 

そう言って、ミッテルトは俺の家に帰っていった

 

ジョシュア『……えっと』

 

チノ『…ジョジョさんは最低です…』

 

ジョシュア『がふっ!』

 

それから暫くチノは俺と口を聞いてくれなかった

 

あ、そうそう

あの後

俺からデンライナーレッコウをキンタロスにプレゼントしたのは言うまでもない



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僕、参加するけどいいよね?答えは聞いてない!

俺は自分の家で困惑していた

 

ミッテルト『はい、あーん』

 

ジョシュア『あ、あーん』

 

他の奴等も空いた口が塞がらない状態になっている

俺だって困惑したんだ!

 

ジョシュア『そーいや、ドーナシークは?』

 

ミッテルト『アザゼル様とシェムハザ様に呼ばれたらしいッス』

 

ジョシュア『ほう、それならレイナーレも行くべきじゃ?』

 

レイナーレ『行こうと思ったんだけど一人で大丈夫だって…』

 

ジョシュア『なるほど』

 

あいつまさか、バータイム辞めるとか言わねぇよな?

 

と思っていると

俺はあることを思い出す

 

ジョシュア『あ、俺今日日直だから早めに行くわ』

 

ミッテルト『行ってらっしゃいッス!』

 

そして俺は朝食を済ませ、バイクで学園へ向かう

 

学園に着くと

スーツを着た男性が立っていた

 

あの後ろ姿は…

 

アザゼル『ったく、職員玄関はどこだよ』

 

ジョシュア『職員玄関は生徒玄関の調度後ろだよ』

 

アザゼル『おぉ!ありがとなってジョジョか!』

 

ジョシュア『ジョジョか!じゃねぇよ、何の用だ?』

 

アザゼル『今日からこの学園に赴任したんだ』

 

あ、なるほど

 

……は?

 

staystay

何かの聞き間違いだ

きっとこの辺りになんたらかんたらだろう

 

ジョシュア『何て?』

 

アザゼル『だから、今日からこの学園に赴任したんだ』

 

はぁぁぁあああ!?

聞いてないぞ!

 

もしかして、ドーナシークが呼び出されたのって?

 

その時、ドーナシークから着信があった

 

 

ドーナシーク『ジョジョか?アザゼル様とシェムハザ様の指示でシェムハザ様の補佐をするように頼まれたからバータイムを辞めることになった…すまない』

 

ジョシュア『わかった、タカヒロさんには言っとく』

 

そして俺は電話を切る

 

やっぱりだぁぁぁあああ!

 

俺はこの事をソーナに聞こうと生徒会室に行く

 

あ、もちろん放課後だぜ?

 

ジョシュア『おい、ソーナ』

 

ソーナ『は、はい?』

 

ジョシュア『アザゼルの事、聞いてないぞ?』

 

ソーナ『仕方ないじゃないですか!そうじゃなきゃお姉様を呼ぶって…』

 

なるほど、そっちも被害者って訳ね

 

ジョシュア『お互い、苦労してるな…』

 

ソーナ『えぇ…』

 

そして俺は部室に向かう

 

案の定、リアスが騒いでいた

 

リアス『ジョジョ!大変よ!』

 

ジョシュア『あぁ、知ってる。アザゼルが赴任してきただけじゃなくオカ研の顧問になったんだろ?』

 

リアス『え?何で知って…』

 

ジョシュア『今朝会ったんだよ』

 

リアス『(それで大体分かるって…)』

 

なんかすっごい微妙な顔されてるんだが?

 

…あれ?

 

ジョシュア『そーいやアーシアは?』

 

イッセー『トイレに行ったんでもうそろそろ来ると思いますよ』

 

すると、扉の外からポップな曲が聞こえた

 

これは…ラップ?

 

扉が勢いよく開くと

ポーズを決めて立っていたのは

ダボダボズボンに紫のペンキがかかったようなパーカーに帽子を着けたアーシアだった

 

アーシア『ギャスパー・ヴラディとジョシュア・ジョースターってお前とお前?』

 

ゼノヴィア『当たり前だろ?何を言ってるんだ?』

 

アーシア『お前倒すけどいいよね?』

 

するとアーシアはでかい紫色の銃をこっちに向けてきた

 

アーシア『答えは聞いてないけど!』

 

次の瞬間、銃撃が俺達を襲う

 

あーあ

部室が滅茶苦茶だよ

後で治すの大変なんだぞ?

 

すると、モモタロスが叫んだ

 

モモタロス『アーシアの奴‼イマジンに憑かれてやがる!しかも憑依力が高ぇ!』

 

ジョシュア『じゃあどうするよ!』

 

モモタロス『殴って止めるしかねぇ!』

 

ジョシュア『なるほど……絋汰!イッセー!』

 

俺の声で理解したのか二人はベルトを装着する

 

「「変身!」」

 

[極アームズ!メロンディフェンダー!]

[guardvent]

 

イッセーと絋汰が迫り来る銃撃をメロンディフェンダーとドラグシールドで防御しながら

俺は久々の波紋を練る

 

ヤバい、波紋の呼吸はずっとしてたけど

久々の波紋にテンション上がるわ~

 

その前に、イミテイトストッカーをアクトン・ベイビーに変え

自分自身を透明化する

 

防御してるから

相手は必死にシールドを破ろうとする

 

その隙を突いて後ろにまわる

 

そして

 

ジョシュア『大人しく寝ててもらうぜ

 

俺はアーシアの首筋に波紋を纏った手刀を叩き込む

 

だが……

 

アーシア『この子、もう気絶してるから僕には効かないよ!』

 

アーシアはこちらに銃を向ける

 

俺は咄嗟に銃口を手で抑える

 

アーシア『!』

 

ジョシュア『……よく撃たなかったな』

 

アーシア『…この銃だとお前も只じゃ済まないけど、一番ダメージ来るのは僕の方だもん』

 

ジョシュア『お前は何者だ?』

 

アーシア『僕はリュウタロス。お前とそっくりな人に頼まれて倒しに来た』

 

なるほど…

J.B.の奴か…

 

ジョシュア『んで?お前の報酬は?』

 

Rアーシア『デンライナーの車掌にしてくれるって!』

 

ジョシュア『……なら、俺はデンライナーのオーナーにしてやるぜ?』

 

Rアーシア『ほんと!?』

 

Rアーシアは銃を捨て、子供の様な目で俺を見つめる

 

ジョシュア『ほんとだよ。管理とかは俺がするし、オーナーの登録もしてなかったしな』

 

Rアーシア『じゃあ僕こっちに付く!』

 

Rアーシア…もとい

リュウタロスが仲間になりました~

 

???『裏切りか?なら俺が消す』

 

そこ言葉と同時に斬戟がこちらに飛んでくる

 

ジョシュア『イミテイトストッカーザ・ワールド』

 

ブゥゥゥンカチッ

 

5秒間でアーシアを部室に入れ、俺は斬戟の後ろに立つ

 

そして時は動き出す

 

ジョシュア『お前は誰だ』

 

俺はドスの効いた声で相手を威嚇する

 

ジンガ『俺の名はジンガ、元魔戒騎士の最強のホラーだ』

 

ジョシュア『じゃあ、手加減はしなくていいな!』

[闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ‼ゴーファイ‼ゴーファイ‼]

 

俺はジンガと共に旧校舎の外に出る

 

そして

イッセーと絋汰も俺と共にジンガと対峙する

 

絋汰『こいつ…人間じゃねぇな』

 

イッセー『ホラーとか言ってましたよね?』

 

ジョシュア『お前ら、油断すんなよ?』

 

ジンガ『はぁぁぁ…はぁ!』

 

ジンガは歪な怪物に変化し、

俺達に剣を向ける

 

一触即発の空気

 

先に動いたのは……

 

ジョシュア『はぁぁぁあああ!』

 

俺だ!

俺はジンガに向けてガンガンセイバーを降り下ろが、簡単に受け止められる

 

ジンガ『はっ!』

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

絋汰『行くぜぇ!』

 

次に絋汰がジンガに向かう

 

無双セイバーと大橙丸の二刀流

無双セイバーを降り下ろしす

 

しかしジンガは簡単に受け止める

そして横から大橙丸がジンガを襲う

 

ジンガ『ぐっ!はあっ!』

 

ジンガは絋汰を蹴り、その場を凌ぐ

 

次はイッセーがジンガに向かう

 

ジンガ『突撃ばかりで面白くないな』

 

そう言って、ジンガは翼を生やし、そのまま飛翔する

 

イッセー『お前だけが飛べると思うなよ!』

[wingvent]

[swordvent]

 

 

いはドライグウィングを背中に装着し、ジンガを追う

 

イッセー『はぁっ!』

 

ジンガ『ぐっ!そらっ!』

 

イッセー『グハッ!』

 

イッセーが地面に叩き落とされる

 

ジンガ『つまらんな…止めだ』

 

ジンガが俺達に向けて斬戟を飛ばそうとしたその時

 

銃撃がジンガに当たる

 

ジンガ『あ?』

 

Rアーシア『お前……鳥さんいじめた』

 

訳のわからない言葉に俺は思わず後ろを振り向く

 

俺達の後ろの木に鳥の巣箱があった

 

あいつ、まさかこれを見て?

 

するとリュウタロスはアーシアから飛び出し、紫色のドラゴンと人が融合したイマジン

リュウタロスが現れる

 

リュウタロス『お前、確かベルト持ってたよね?』

 

リュウタロスはギャスパーに憑くつもりだろう

 

ギャスパー『は、はい』

 

リュウタロス『僕に協力して』

 

リュウタロスはギャスパーの体に憑依した

 

Rギャスパー『変身♪』

[gunfoam]

 

Rギャスパー『お前倒すけどいいよね?答えは聞いてない!』

 

Rギャスパーはデンガッシャーをガンモードに変え、ジンガに向けて乱射する

 

ジンガ『ったく、答えくらい聞けよ…』

 

ジンガは乱射される銃弾を剣で弾く

 

ジンガ『お前がその気なら本気で相手をしてやろう!』

 

ジンガは自分のオーラを解放しようとする

 

オウル『ジンガ様、ここは私が』

 

ジンガはその声に反応する

後ろに居たのはオウルイマジンだった

 

ジンガ『あぁ、すまない…我を忘れていた。後はお前に任せる……目的は果たしたしな』

 

ジンガは魔方陣を描いてどこかに消えた

 

オウル『さてと、貴様らは俺が始末する』

 

ジョシュア『やってみろや!』

[カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキューン!バキューン!]

[ブドウ龍砲!]

[strikevent]

 

俺たちは遠距離の技をオウルイマジンに放つ

 

オウル『くっ!やるな…』

 

ジョシュア『はっ!てめぇに言われたかねぇよ!』

 

オウル『ならばこれはどうだ?』

 

オウルイマジンは羽を飛ばしてきた

 

ジョシュア『お前ら‼全部撃ち落とせ‼』

 

俺たちは羽を撃ち落とすも

数発は俺らの頭上を通り抜ける

 

その一発が鳥の巣箱に当たり

巣箱が破壊される

 

Rギャスパー『あっ!……お前…鳥さんいじめた……絶対許さない!』

 

Rギャスパーは銃を乱射

その銃撃がオウルイマジンに当たる

 

オウル『ぐっ!まだだ!』

 

オウルイマジンは再び、羽を飛ばしてきたがRギャスパーはダンスの要領で羽を全てかわしながらオウルイマジンに近づき、ゼロ距離発射

 

オウル『がっはっ!』

 

オウルイマジンはそのまま後ろに後退する

 

Rギャスパー『…お前…トドメ刺すけどいいよね?』

 

オウル『だっ、ダメだ…!』

 

Rギャスパー『答えは聞いてない』

[fullcharge]

 

ジョシュア『俺達も行くぞ!』

[ダイカイガン!ビリー・ザ・キッド!オメガインパクト!]

 

絋汰『あぁ!』

[極スカッシュ!]

 

イッセー『ドラグクロー・ファイヤー!』

 

オウル『ぐぁぁぁあああ!』

 

オウルイマジンは俺達に倒された

 

……おかしい

 

普通ならここでギガンデスになるはずなんだが

その気配が全くない……

 

どういう事だ?

 

そう言えばさっきジンガの野郎が目的は果たしたって……

 

どういう事だ?

 

ゼノヴィア『アーシア!?ジョジョ先輩‼アーシアが目を覚ました!』

 

ジョシュア『本当か!?』

 

俺は急いでアーシアのもとに駆け寄る

 

ジョシュア『アーシア?大丈夫か?』

 

アーシア『は、はい……なんとか…』

 

絋汰『ひどい汗だな…』

 

ジョシュア『それに熱もあるな……おい、イッセー!匙連れてこい!それと泊さんも!』

 

イッセー『は、はい!』

 

イッセーはそのまま

泊さんと匙を呼びに行った

 

ジョシュア『泊さん達が来るまで安静だな』

 

アーシア『ハァ…ハァ…はい…』

 

俺とゼノヴィアは部室のソファにアーシアを寝かせる

 

ジョシュア『とりあえず、症状は?』

 

アーシア『…頭が痛いです…』

 

ジョシュア『頭痛か…後は?』

 

アーシア『…お腹と胸も痛いです…』

 

ジョシュア『…腹痛と胸痛…』

 

うーん…ベルトさんだったらわかるかな?

 

ジョシュア『ちなみにどう言った痛みだ?』

 

アーシア『…体が…割れるような…呑まれるような……』

 

……割れるような痛みと呑まれるような…?

 

……まさか!

 

俺はアーシアの服を咄嗟に破く

 

ゼノヴィア『なっ!おいジョジョ先輩‼』

 

ジョシュア『っ!』

 

やっぱりだ……

 

アーシアの胸から腹にかけて体にヒビが入っていた

 

ゼノヴィア『ジョジョ先輩……これは…?』

 

ジョシュア『…ファントム化だ…』

 

リアス『ファントム化って…!』

 

ファントム化…

俺の眷属であるファントム達は本来、魔力の高い人間が絶望して生まれる怪物…

俺が眷属に出来なかったファントムは2体だけ…

 

封印されたビーストキマイラと後は……

 

 

ジョシュア『ウィザードラゴン!』

 

アーシア『うっ!あああぁぁぁああ!』

 

遂に……恐れてた事態が起こりやがった!



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暴走する魔法

今回は無理矢理チノ達の出番を作りました
もちろんフラグもたててます!

ジョシュア『レイナーレの時のフラグ回収してねぇのに?』

あっ…


イッセーside

 

俺は泊さんと匙を連れて部室に戻った

 

でも…

 

匙『…なんだよ…これ…』

 

進之介『これは…』

 

目の前にはドラゴンの形をしたオーラの塊が

 

その中にはアーシアの姿があった

しかも目が虚ろだ!

 

イッセー『アーシア!』

 

アーシア『…この気配…ドライグか…』

 

ドライグ『この気配…まさか!』

 

アーシア『そのまさかだ…我の名は魔法龍王ウィザードラゴンなり!』

 

ジョシュア『くっそ!行くぞてめぇらぁ!』

 

ジョジョ先輩は自分の眷属を召喚する

 

アーシア『ふん、貴様らの実力なぞ俺の足元にも及ばんわ‼』

[driveron!please!]

[シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!flame!please!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!]

 

ユウゴ『変身しやがった!』

 

ソラ『まずいことになったねぇ』

 

ミサ『アーシアちゃん…!』

 

アーシアは仮面が赤い宝石のようで胸も宝石のような鎧に身を包んだ

 

しかも仮面はドラゴンに似た形をしている

 

ユウゴさん、ソラさん、ミサさんも驚きを隠せていない

 

そもそもあいつは何者なんだ?

 

ドライグ『それは…』

 

ドラグレッダー『奴はサバトによって生まれた存在だ』

 

ドライグとドラグレッダーが籠手から話しかける

 

サバト?

なんだよ?それ

 

ドライグ『サバトは人間たちを無理矢理異形に変える儀式の事だ』

 

そんな!

じ、じゃあ…アーシアは…

 

ドラグレッダー『安心しろ、彼女はまだ死んではいない』

 

死んでない?

 

どーゆーことだよ!

 

ドラグレッダー『奴は確かにサバトによって生まれた存在だが、本来のファントムの姿はユウゴ達の姿だ』

 

確かに、ユウゴさんは俺との修行中

フェニックスへと姿を変えた

 

フリードだって爬虫類みたいな姿をしている

 

じゃああれは不完全な状態なのか?

 

ドライグ『恐らくな』

 

なら早く助けないと‼

 

ドラグレッダー『しかし、奴はアーシアの身体を借りて具現化している…内側からなんとか出来んことにはどうすることも……』

 

内側から……

じゃあどうしょうもないじゃないか!

 

ジョシュア『おい!今内側からならなんとかなるって言ったか?』

 

ドラグレッダー『あ、あぁ』

 

ジョシュア『なるほど……だとよ!ドレイク!』

 

ジョジョ先輩が呼ぶと腰にアーシアと同じベルトを付けた怪人が前に出た

 

オーマ『ユウゴ!ソラ!ミサ!下がれ‼私がやる!』

[driveron!now!!シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!change!now]

 

ドレイクが腰のベルトに指輪をかざすと

金色の魔方陣がドレイクを包むと

姿が変わり、金色のライダーになっていた

 

アーシア『ほう、ソーサリーか…俺を楽しませてくれよ!』

 

オーマ『私相手にほざきおって…覚悟しろ!』

 

[thunder!please!]

 

[brasst!now!]

 

アーシア『はぁぁ!』

 

オーマ『うぉぉぉ!』

 

二人は魔法をぶつけ合う

 

ジョシュア『よし!イッセー!泊さん!匙!』

 

進之介『あぁ!』

[drive!type!SPEED!]

 

匙『は、はい!』

[three、two、one!]

 

俺と匙、泊さんとジョジョ先輩は変身して

アーシアとの戦闘態勢に入った

 

ジョシュア『行くぜぇぇぇえええ!』

 

俺達四人はアーシアに突撃する

しかし

 

アーシア『甘いわぁ!』

 

「「「「「うわぁ!」」」」」

 

進之介『強い!』

 

匙『これ、皆で相手にした方がいいんじゃ……?』

 

イッセー『アーシア…』

 

このままじゃアーシアが!

 

イッセーsideout

 

ナレーションside

 

旧校舎の近くの林に

赤い法被の男がアーシアとジョジョ達を見ていた

 

???『……』

 

男は黙って、ジーパンのポケットから眼魂を取り出す

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

???『変身』

 

[カイガン!ピタゴラス!三角の定理!俺の言う通り!]

[ダイカイガン!ピタゴラス!オメガバインド!]

 

男は掌に三角形の輪を作ると、それをアーシアに向けて放った

 

奇襲が成功し、アーシアは三角形の輪に捕らわれた

 

???『さて、お手並み拝見だな』

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

くっそ!

あいつ強すぎだろ!?

 

こんなに強かったか?

 

ユウゴ『俺に任せろ!カタストロフ!』

 

ユウゴがカタストロフを持って、アーシアに斬りかかる

 

だが

 

アーシア『この程度か……はぁっ!』

 

ユウゴ『ぐはっ!』

 

ユウゴが殴り飛ばされる

 

あいつの苦手なファントムはフェニックスのはずだ!

 

なのに簡単に殴り飛ばしやがった!

 

アーシア『さぁ……止めだ…ぐぅ!』

 

突然、アーシアの回りに三角形の輪が絡み付いている

 

これは?

 

けどこれはチャンス!

 

ジョシュア『ドレイク!今だ!』

 

オーマ『任せろ!』

 

ドレイクはアーシアに指輪を二個つける

 

そして、ドライバーに読み込ませる

 

[sleep!now]

 

アーシア『ぬぅ……』

 

アーシアは思わず寝てしまう

 

そして……

 

オーマ『準備はいいか?』

 

ジョシュア『覚悟は出来てる!』

 

イッセー『お、俺も行きます!』

 

俺がアーシアのアンダーワールドに向かおうとした時、イッセーも向かうと言い出した

 

ジョシュア『いいのか?最悪死ぬかもだぞ?』

 

イッセー『アーシアを助けられるんなら安いもんです!』

 

こいつは……普段オカ研の女子にヘタれてんのに

こういうとき頼りになるもんなぁ

 

俺が女子だったら……

 

……無いけど友達としてだな

 

ジョシュア『行くぞ』

 

イッセー『はい!』

 

[engage!now!]

 

俺とイッセーは魔方陣を潜ると

アーシアのアンダーワールドに入った

 

イッセーやリアス達との楽しい思い出が数多く存在してる

 

すると、向こうからアーシアがやって来た

 

アーシア『イッセーさーん!』

 

イッセー『アーシア!?無事だったのか!?』

 

するとアーシアは突然、イッセーに抱き付く

 

イッセー『アーシア!?』

 

アーシア『イッセーさん!大好きです!愛してます!Iloveyouです!』

 

「「!?」」

 

アーシアが突然

愛の告白!?

 

どどどどうした急に!?

 

ドライグ『なるほど、ここはアーシアのアンダーワールド。様々な感情のアーシアが居てもおかしくはないか……』

 

なるほど、そーゆーことか

 

じゃあこのアーシアは愛のアーシアか?

 

愛アーシア『イッセーさーん!』

 

……とりあえず、ウィザードラゴン探すか

 

俺とイッセーは愛アーシアを連れて、ウィザードラゴンを探すことにした

 

やれやれ

今にも笑いがこぼれそうだぜ

 

すると、またアーシアが現れた

 

今度は何アーシアだ?

 

アーシア『……テメェ何昼間からいちゃついてんだコラ!』

 

今度は怒りか

面白くなりそうだ

 

怒アーシア『そっちがその気なら私だって!』

 

そーいって、怒アーシアはイッセーの右腕に引っ付く

 

イッセー『ちょっ!アーシア!?』

 

怒アーシア『うるせー!黙ってろ!』

 

イッセー『あ、はい』

 

ジョシュア『ぶっ!』

 

そして、怒アーシアが増えた

 

まぁ、そっからと言うもの

色々なアーシアが出てくる出てくる

 

例えば

ヤンデレアーシアとか

哀アーシアとか

ツンデレアーシアとか……

あ、後は普通のアーシアとか

 

 

まぁ、全部イッセーがなんとかしてくれてるから別にいいんだけどね!

 

イッセー『ちょっ!ジョジョ先輩なんとかしてくださいよー!』

 

ジョシュア『やだ』

 

イッセー『あぁんまりだぁぁぁ!』

 

ウィザードラゴン『うるさい!黙れ‼』

 

ウィザードラゴン!

早速出てきやがったか!

 

ジョシュア『行くぞ!イッセー!』

 

イッセー『はい!』

[strikevent]

 

「「はぁぁぁあああ!」」

 

ウィザードラゴン『無駄だぁ!』

 

ウィザードラゴンはブレスで俺達を吹き飛ばす

 

ジョシュア『ぐっ!』

 

イッセー『あっつぁ!』

 

ウィザードラゴンは間髪入れずに炎や激流、竜巻や岩を投げてくる

 

火、水、風、土がボウザバビュードゴーンだよこれ

 

じゃあこっちも大型の相棒を呼びますか!

 

ジョシュア『イッセー!ドラゴンにはドラゴンだ!』

 

イッセー『はいっ!』

[advent]

[advent]

 

イッセーはドライグとドラグレッダーを召喚する

 

そして俺は

 

ジョシュア『来い!ゴーストライカー!アーンド!キャプテンゴースト!』

 

俺はゴーストライカーとキャプテンゴーストを召喚して

合体!

 

イグアナゴーストライカー!

 

俺達はウィザードラゴンに攻撃を仕掛ける

 

ウィザードラゴン『無駄だぁ!』

 

ジョシュア『うわっ!』

 

イッセー『ぐっ!』

 

俺達はウィザードラゴンに吹き飛ばされる

 

アーシア『イッセーさん!』

 

ウィザードラゴン『…ほう、お前の心の支えはこいつか!』

 

ウィザードラゴンが自分の尻尾をイッセーに叩きつけようとする

 

まずい!

 

ジョシュア『イッ……!』

 

しかし、その尻尾はイッセーの手前で止まっていた

 

ウィザードラゴン『……なんのマネだ』

 

ウィザードラゴンの尻尾とイッセーの間に居たのはアーシアだった

 

いや、正確にはアーシア達だった

 

アーシア『イッセーさんをいじめないで下さい‼』

 

ウィザードラゴン『この男によって後に絶望するとしてもか?』

 

アーシア『私は絶望なんてしません!部長さんや朱乃先輩‼ゼノヴィアさんやイッセーさん……皆さんがいるだけで幸せなんです!』

 

ウィザードラゴンはアーシアの言葉を聞き終えた後、尻尾をどかす

 

 

俺とドライグとドラグレッダーは二人の回りを守る

 

そのまま、警戒を続けていると

 

ウィザードラゴン『ふははは!』

 

ウィザードラゴンが突然笑いだした

なんだ?

 

 

ウィザードラゴン『そうか!ならば試してみよう!お前達の未来を見たくなってきた!』

 

ドライグ『お前がそう言うとはな』

 

ドラグレッダー『どっかで頭打ったか?』

 

ウィザードラゴン『違うわい!…まぁ、とにかくだ。俺は暫くこいつの中にいる…何かあれば呼べ』

 

そして、俺達はウィザードラゴンと和解(?)

現実世界に戻ってきた

 

アーシアの患部を見てみると、ヒビは無くなっていた

 

後は……

 

ジョシュア『匙、泊さん、お願いします』

 

匙『任せてください‼』

[Medical!on!]

 

進之介『あぁ、ちょっと痛いぞ』

[タイヤコーカン!maddoctor!ヒッサーツ!fullthrottle!]

 

アーシア『あ゙あ゙あ゙あ゙!』パタッ

 

あ、アーシアがまた気絶した

 

今度はスゲー安心したのか

安らかな寝息をたてている

 

ジョシュア『今日は修理とかもあるだろうし、ここでお開きといこうか』

 

リアス『そうね…』

 

ジョシュア『あ、それとアーシアはもういつでも仮面ライダーに変身できるぜ』

 

イッセー『ほんとですか!?』

 

ジョシュア『後はアーシアの力量次第だ。目ぇ覚ましたら伝えてやれよ?』

 

イッセー『はいっ!』

 

そして、俺は一足早く

帰路に着いた

 

向かう先は…ラビットハウスだ

 

~数分後~

 

ラビットハウスではチノとココアが出迎えてくれた

 

ココア『あ!ジョジョ君だ!おっ帰り~!』

 

チノ『おかえりなさい』

 

ジョシュア『ただいま、一杯飲んでっていいか?』

 

チノ『はい、いつものでいいですか?』

 

ジョシュア『おう』

 

あ、俺はいつもラビットハウスでコーヒーを飲むときはラビットハウスオリジナルブレンドを飲んでいる

 

旨いんだこれが

 

ジョシュア『あ、今日は二杯にしようかな?チノも飲もうぜ』

 

チノ『…ではご一緒します』

 

俺とチノは席に座り、コーヒーを飲む

 

「「ほぅー…」」

 

一日の疲れが吹っ飛ぶわぁ~

チノも隣にいるからそれも相まってさらに癒される……

 

するとココアが

 

ココア『……二人って付き合ってるの?』

 

 

「「ぶっ!」」

 

思わず吹いたじゃねぇか!

なんて事を聞きやがる!

 

 

チノ『な、ななな、なんて事を聞くんですか!』

 

ジョシュア『そ、そそそ、そうだぜ!俺はチノの事は妹みたいだと思って……』

 

ココア『……お姉ちゃんの座は譲らないよ!』

 

ジョシュア『いや、だから俺はお兄ちゃんだっつの!』

 

全く……

俺は不意にチノの顔を見ると

悲しそうな目で俺を見ていた

 

チノ『あ、もう戻りますね』

 

そう言って、チノは裏の倉庫に向かって行った

 

ズキッ!

 

あれ?何でだ?

何でこんなに胸が痛いんだ?

 

ジョシュア『……わりぃ、俺もう帰るわ』

 

そして俺は自分の家に戻った

 

――その日は眠れなかった

 




ちなみに、ウィザード暴走態のイメージはSIC版の仮面ライダーウィザードガルーダスタイルです
てかまんまです(笑)


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冥界合宿のラトラーター
go!go!レッツゴー!冥界!


俺はラビットハウスで書き物をしながらコーヒーを飲んでいた

 

昨日のチノの顔も気になるし……

 

それに俺の体の異常も調べたが何にも無かった……

 

なんだったんだ?

 

あ、ちなみにチノは何事も無かったかのように仕事してるよ

 

???『あら?何を書いてるんですか?』

 

ジョシュア『ブルマンさん、急に後ろから来るのやめてもらえません?心臓に悪い』

 

翠『あら~ごめんなさい。何を書いてるか気になったもので』

 

この人は青山ブルーマウンテン

小説家だ

代表作は

「兎になったバリスタ」だ

 

あれは承太郎達もドハマりした作品だ

 

???『トリックオアデリート!』

 

???『消しちゃダメだよ!』

 

この二人は条河マヤと奈津メグミ

 

チノのクラスメイトだ

 

ジョシュア『後、マヤ。それは時期が違うぞ……あれ?マヤは?』

 

マヤ『こっちこっち!』

 

ジョシュア『どこだ?』

 

マヤ『声の聞こえる方に来て~!』

 

俺は声が聞こえる辺りで止まる

 

ジョシュア『ここら辺から声が聞こえるな…』

 

マヤ『見ー下ーげてごらんー!』

 

歌の通りに下を向く、そこにはマヤの姿があった

 

ジョシュア『うわっ!』

 

「「…ってゆう」」

 

チノ『何をしてるんですか』

 

ジョシュア『某新喜劇のコント』

 

チノ『はぁ…』

 

チノに呆れられてしまった

 

ジョシュア『そーいや、今日はなんの用だ?』

 

マヤ『やだなー!約束したじゃんか!明日からの夏休み皆でキャンプに連れてってくれるって!』

 

ジョシュア『あぁ~、その事か!安心しろ皆連れてくよ』

 

マヤ『やったー!』

 

ジョシュア『じゃあ計画を話すぞ?心の準備はいいか?』

 

ココア『いつでもいいよ!ジョジョお兄ちゃん!』

 

リゼ『私も準備はいいぞ』

 

チノ『私もです』

 

マヤ『準備オッケーだよ!ジョジョ兄ぃ!』

 

メグミ『よろしくお願いします』

 

ジョシュア『当日は千夜とシャロもいるからな?まずは……』

 

俺がキャンプの計画を話そうとしたその時

 

ラビットハウスの扉が勢いよく開いたら

 

立っていたのはリアスだった

 

リアス『ジョジョ!私と小旅行に行くわよ!』

 

ジョシュア『staystay。とりあえず落ち着け、いきなりどうした』

 

リアス『実は……』

 

話を聞くと

 

リアス達は毎年、夏休みに眷属全員で冥界に帰るらしい

 

それに、俺もついてこいと言うこと

 

あ、ちなみに

ここにいるメンバーは全員

リアス達のような存在を知ってる

マヤは少し誤解してるみたいだけどな

 

 

ジョシュア『俺は明日からキャンプに行く予定なんだよ』

 

リアス『そう、それは残念ね…』

 

すると、青山さんが一言

 

翠『では、キャンプは冥界でと言うのはどうでしょう?』

 

ジョシュア『俺はいいけど…チノやココアはタカヒロさんに聞いてみないと…』

 

タカヒロ『私は構わないよ?』

 

チノ『でもお店は…?』

 

翠『私が頑張ります!』

 

マヤ『キャンプは冥界にけってーい!』

 

俺達は冥界へキャンプに行くことになった

 

ちなみに、メンバーは

オカルト研究部のメンバー+アザゼル

ジョースターズとその支配者達と家族

チノ、ココア、リゼ、シャロ、千夜、メグミ、マヤ、レイナーレ、ミッテルト、翔太郎、フィリップ、泊夫妻、貴虎だ

 

そして、俺達は駅のターミナルにいた

 

ジョシュア『何か言うことは?』

 

リアス『ごめんなさい……』

 

俺は駅のターミナルでリアスに正座させていた

 

何があったかと言うと

 

リアスが冥界行きのチケットを忘れてきました

 

承太郎『やれやれだぜ…この先不安だな…』

 

ジョシュア『しょうがねぇ…』

 

俺はサーゼクスさんに連絡を入れる

 

そしてもうひとつは

 

[♪~♪~]

 

あ、来た来た

 

ジョシュア『これに乗って行くぞ』

 

来たのはデンライナー

俺達はデンライナーに乗って冥界に向かう

 

イマジンズもいるから騒がしいのなんのって

 

マヤ『負けるかぁぁぁ!』

 

ディアボロ『帝王はこのディアボロだ!』

 

モモタロス『行くぜ行くぜ行くぜぇ!』

 

モモタロスとマヤ、ディアボロはゲームで遊んでる

 

朱乃『粗茶ですが』

 

ウラタロス『ありがとう♪朱乃ちゃん♪』

 

朱乃はウラタロスに紅茶を入れていた

 

 

キンタロス『ぐごごごzzz』

 

アザゼル『zzz…』

 

キンタロスとアザゼルは爆睡中

 

しかし、気になるのが小猫だ

 

さっきからぼーっとしている

 

話しかけようにもそれが出来ない

 

チノ『ジョジョさん、引いてください』

 

ジョシュア『おぉ、わりぃ』

 

だってチノとココア、リゼ、シャロ、千夜とババ抜きやってんだもん!

 

そりゃかわいい妹たちにうる目でこられたら断れるわけねぇだろ!

 

しっかし

あの二人も来ればよかったのに

 

あ、あの二人ってのはマコトとアランな?

 

あの二人にも声をかけたんだけど

 

~回想~

 

ジョシュア『もしもし?マコト?明日から冥界に行くんだけど一緒に行かねぇ?』

 

マコト『悪いがアランとの予定があってな』

 

ジョシュア『そうか…わかった』

 

~回想終了~

 

二人が来てくれればゴーストライダー御三家が揃うんだけどなぁ

 

霧子『でも、私たちもよかったのでしょうか?』

 

ジョシュア『いいっすよ全然!人がいた方が楽しいし』

 

この人は泊霧子(旧姓:詩島)が同席してる

 

なんでも泊さんと一緒にこの世界に来たらしい

 

その事を聞いて

じゃあチェイス達も来てるのかなって思った俺は悪くない

 

アザゼル『ふぁ~…そろそろ時間か…リアス行くぞ』

 

リアス『わかったわ…ジョジョ、朱乃、私は少し席を外すわね』

 

朱乃『えぇ』

 

ジョシュア『アイアイサー』

 

リアスがアザゼルと共にどこかに行った

 

しばらくして……

 

ドゴォォォン!

 

デンライナーが攻撃を受けた

 

イッセー『うわぁ!』

 

ジョシュア『っ!チノ‼』

 

俺はチノを抱えて受け身をとる

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!』

 

DIO『ザ・ワールド!』

 

承太郎『スタープラチナ!』

 

徐輪『ストーンフリー!』

 

俺、DIO、承太郎、徐輪がスタンドで他の皆を受け止める

 

仗助『一体何が……げっ!』

 

ジョルノ『どうしました!?』

 

仗助『外にドラゴンがいる!』

 

ジョシュア『しょうがねぇ!緊急事態だ!朱乃!』

 

俺達は外に向かう

 

朱乃『リアスがいない今、私が指揮を取ります!皆さん!変身を!』

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

イッセー『変身!』

 

ギャスパー『変身!』

[swordfoam!]

 

ゼノヴィア『変身!』

[turnup!]

 

アーシア『変身!』

[flame!please!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!]

 

木場『変身!』

[castoff!change!beetle!]

 

朱乃『変身!』

 

絋汰『変身!』

[オレンジアームズ!花道オンステージ!]

 

戒斗『変身!』

[バナナアームズ!ナイトオブスピアー!]

 

ミッチー『変身!』

[ブドウアームズ!龍砲!ハッハッハッ!]

 

貴虎『…久々にこれで行くか…変身』

[メロンアームズ!天下御免!』

 

小猫『変身!』

[タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

 

 

進ノ介『変身!』

[drive!type!speed!]

 

翔太郎『変身!』

フィリップ『変身!』

[cyclone!joker!]

 

俺達は変身して目の前のドラゴンに立ち向かう

 

っとその前に

 

ジョシュア『チノ、しばらくデンライナーに隠れてろ。承太郎、DIO、チノ達を任せたぞ?』

 

俺は二人にチノ達の保護を任せて

再びドラゴンに立ち向かう

 

しかし…

 

予想外な事に

小猫がいの一番に

ドラゴンに向かって走った

 

ジョシュア『小猫!あのバカ!』

 

俺は小猫を追いかける

 

小猫『にゃぁ!』

 

ドラゴン『ゴァァァアアア!』

 

小猫はドラゴンに一撃入れようとするが

ドラゴンに返り討ちにされ、近くの岩にぶつかる

 

小猫『にゃっ!』

 

ジョシュア『小猫!』

 

朱乃『木場君、ゼノヴィアちゃんはドラゴンを引き付けてください!イッセー君はその隙に神器を!アーシアちゃんは小猫ちゃんを!私は上空より支援に回ります!』

 

「「「「「はい!副部長!」」」」」

 

イッセーは神器を発動し、溜めるまでの間を木場とゼノヴィアでカバー

 

ゼノヴィア『デュランダルが弾かれた!』

 

ジョシュア『俺がいるのを忘れんな‼』

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

俺はドラゴンに蹴りを食らわせる

 

すると、ドラゴンが怯んだ!

 

ジョシュア『木場ぁ!今だ!』

 

木場『はい!魔剣創造!』

 

木場が魔剣創造でドラゴンの足元に剣を作るが尻尾ですべて弾かれる

 

その隙に、ギャスパーがドラゴンの時間を止める

 

イッセー『うまいぞ!ギャスパー!』

 

Mギャスパー『ま、それほどでもあるけどよ!』

 

しかし、すぐに拘束は解け、ドラゴンは活動を再開する

 

イッセー『もう動いてるし!』

[explosion!]

 

イッセー『よし!』

[strikevent!]

 

ジョシュア『やっとか!朱乃!イッセー!』

 

朱乃『はい!雷よ!』

 

イッセー『はい!ドラグクロー・ファイヤー!』

 

 

[ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!]

ジョシュア『派手に行くぜ!』

[オメガシュート!]

 

この最大級の一撃をドラゴンに放つが

全くの無傷だった

 

ジョシュア『嘘だろおい』

 

ドラゴンがブレスを放つ

 

[defend!please!]

 

だが、それをアーシアの魔法が阻止する

 

けどアーシアだけじゃ割られそうだ!

 

ジョシュア『来い!オーマ!』

 

オーマ『任せろ!変身!』

[change!now!]

[barrier!now!]

 

バリアとディフェンドの二つの防御魔法が炎を止める

 

ジョシュア『フォームチェンジ!』

[カイガン!ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか~!]

 

俺はドラゴンの上から斥力を操ってドラゴンの動きを封じる!

 

ジョシュア『行け!イッセー!』

 

イッセー『はい!』

[finalvent]

 

イッセー『ドラゴンライダーキック!はぁぁぁ!』

 

???『そこまでだ!』

 

イッセーのファイナルベントを謎の円錐形の光とぶつかり相殺される

 

イッセー『うわっ!』

 

ジョシュア『イッセー!』

 

今の円錐形は!

 

巧『悪いな、こいつが死んだら冥界中の騒ぎになる』

 

ジョシュア『乾!』

 

乾巧がウルフオルフェノクの姿で現れた

それに続いて

リアスとアザゼルが出てきた

 

イッセー『そのドラゴンが悪魔ぁ!?』

 

ドライグ『久しいな、タンニーン』

 

タンニーン『久しいなドライグ』

 

イッセー『つか知り合いかよ!』

 

ジョシュア『魔龍聖タンニーンだな?確か龍王の一角だったはず…』

 

タンニーン『元だがな。お前達の修業を見てやることになった。よろしく頼む』

 

ジョシュア『よろしく』

 

ドライグ『相棒の時はたっぷりしごいてくれ』

 

つかさっきの光は誰が…?

 

ヴァーリ『俺だ』

 

現れたのは仮面ライダーファイズだった

でも声がヴァーリだよ

 

まぁある程度の予想は立ててたから驚きはしないけど

 

イッセー『まさかヴァーリ!?』

 

ヴァーリ『そのまさかだ』

 

ヴァーリが背中に機械的な翼を出すと二人の神器が反応する

 

ドライグ『久しいな、アルビオン』

 

アルビオン『懐かしいな、ドライグ』

 

……まずい、一触即発か?

 

ドライグ『……その…どうだ?その後の調子は』

 

アルビオン『…まぁ…絶好調だな…多分…』

 

ん?なんか様子がおかしい

 

アザゼル『あぁ、こいつらは夫婦ドラゴンだ。ドライグが夫でアルビオンが妻でな』

 

……ナニソレキイテナイヨ?

オレノシッテルゲンサクトハチガウヨ?

 

イミテイト『衝撃的過ぎてジョジョの思考が追い付いてないぞ』

 

リアス『汚れたままじゃ流石に家に入れないわ。』

 

俺達は近くの風呂に入ることにした

 

内心、なんで岩山に風呂場があるんだよとか思ったけどな

 

ギャスパー『ぼ、僕はいいです!後から入りますから!』

 

イッセー『男の癖に何恥ずかしがってんだよ!』

 

ギャスパー『ふぇぇぇ!』

 

イッセー『なっ!お前男の癖にバスタオルを胸まで巻くな!こっちも戸惑うだろ!』

 

 

ジョシュア『お前、ギャスパーの事そんな目で見てたのか』

 

モモタロス『引くわ~…』

 

ウラタロス『流石に僕も無いね~』

 

ギャスパー『身の危険を感じますぅ!』

 

イッセー『アホかぁ!』

 

てな事をしてると

上から朱乃の声が聞こえてきた

 

朱乃『イッセーくーん!ギャスパー君にセクハラしてはいけませんわ』

 

イッセー『朱乃さん!?まさか上は女湯!?(てことはこの上はおっぱいの楽園!)……最高すぎるぜ!冥界の温泉!』

 

アザゼル『これで酒があればもっと最高なんだがな~』

 

進ノ介『わかります、特に日本酒なんか合いません?』

 

アザゼル『話がわかるじゃねぇか!あ、所でイッセー』

 

イッセー『はい?』

 

アザゼル『お前、リアスの胸を揉んだことはあるか?』

 

その言葉を聞いた俺達は思いっきり吹いた

 

今なんっつたよこの堕天使‼

 

イッセー『はい!この右手で、もしゃっと!』

 

アザゼル『じゃあ女の乳首をつついたことはあるか?』

 

イッセー『い、いえ…まだです』

 

アザゼル『はぁ…なんだつついたこと無いのか…ポチっとじゃなくてズムッとつつくんだ。指が胸に埋没していく様は圧巻だぞ?』

 

ジョシュア『承太郎、DIO、ジョルノ…やるぞ』

 

「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」」

 

「「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」」

 

俺と承太郎はイッセーに

DIOとジョルノはアザゼルにラッシュを食らわせたのは言うまでもない

 

ジョシュアsideout

 

リアスside

 

私たちは上の女湯で汗を流していた

 

ゼノヴィアはお風呂で泳いでるけど

 

アーシア『ゼノヴィアさんて、本当に特訓がお好きなんですね~』

 

徐輪『そうね~』

 

私はアザゼルがさっき言った言葉を思い出す

 

~回想~

 

アザゼル『あいつらが伸び悩んでいるのはお前の迷いのせいでもあるんだぞ?』

 

リアス『迷ってなんかいないわ!』

 

アザゼル『どうだかな』

 

~回想終了~

 

リアス『……私が何を迷ってるって言うのよ…』

 

朱乃『?なにか言いまして?』

 

リアス『別に。今日は私の代わりに指揮までさせちゃってごめんなさいね』

 

朱乃『副部長の務めですもの』

 

リアス『じゃあ、あなたもイッセーに副部長って呼んでもらったら?私みたいに…』

 

朱乃『うふふ、朱乃の方が親しみがあってよろしいですわ』

 

リアス『やっぱり、そうよね…』

 

朱乃『…リアス?』

 

リアス『そろそろ出ましょうか』

 

私達は風呂場を後にしようとするけど……

 

ココア『ち、チノちゃぁぁぁん!』

 

チノ『ココアさん落ち着いて下さい』

 

ココア『はぁ…はぁ…チノちゃんちっちゃくて可愛いよ…はぁ…はぁ…』

 

リゼ『おい!落ち着け‼だ、誰か~!』

 

とりあえずココアちゃんを落ち着かせることが先決みたいね……



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修業を始めます!

俺達は今

グレモリー本邸の前に来ていた

 

そして目の前には多数のメイドさんが出迎えていた

 

舞『すご……』

 

霧子『ここはお城?』

 

進ノ介『もう考えるのはやめだ…』

 

驚くわなそりゃ

 

DIO『ジョースター邸みたいだな』

 

ジョナサン『懐かしいなぁ~』

 

イリナ『あなたとはじめて会ったのもジョースター邸の前ですものね』

 

ジョセフ『お袋は島一つ持ってたぞ?』

 

リゼ『これくらいは普通だろ?』

 

この五人は驚く様子すら見せてない

 

マジかよ…

イッセーが五人を尊敬の眼差しで見ている

 

って言ってる俺もだけど…

 

と思ってたら

グレイフィアさんが出てきた

 

グレイフィア『おかえりなさいませ、リアスお嬢様。道中ご無事で何よりです』

 

リアス『ただいま、グレイフィア』

 

ジョシュア『つかアザゼルは?降りねぇの?』

 

アザゼル『俺はこのまま、魔王領に行く』

 

ジョシュア『あいよ』

 

俺もグレイフィアさんに挨拶を済ませ

俺達は客間に案内される

 

ミッテルト『ひ、広すぎっス』

 

ジョシュア『ま、そのうちなれるだろ?』

 

すると、客間に誰か入ってきた

 

マコト『ここで待ってればいいのか……あ』

 

アラン『ん?どうした?』

 

ジョシュア『マコト!?アラン!?』

 

アラン『おぉ、ジョシュア・ジョースター‼』

 

ジョシュア『会談の時は悪かったな』

 

アラン『いや、謝罪すべきはこちらの方だ。あれから、ジャイロやジャベルの調査によってわかったことがある…』

 

ジョシュア『眼魔側の者から裏切り者が出た…そういうことだな?』

 

アラン『あぁ……申し訳無かった』

 

ジョシュア『まぁ、これから協力してくれれば俺はそれでいいよ。つか魔王領に行かなくていいのか?』

 

アラン『あぁ、あの時は兄上の手が離せなくてな、私が代わりにということだ』

 

じゃあ、今魔王領にいるのはアランの兄貴か

……この世界のアデルっていい奴なんだろうか?

 

俺はあることを思い出した

 

ジョシュア『そーいや、お前らに伝えておけってアザゼルからこれもらったんだった』

 

俺は一枚の紙を取り出す

 

ジョシュア『えっと……グレモリー眷属の修業のアドバイス?』

 

その言葉を聞いたリアス達の顔が変わる

 

随分気合いの入った顔になったな

 

ジョシュア『じゃあまずリアスからだな』

 

リアスへのアドバイスは

まず冷酷になること

リアスの場合、眷属一人がやられると激昂することもある

それじゃあ連敗は目に見えてる

冷静に他の駒を使わなきゃならん

そういうことだろ

 

次に朱乃だ

朱乃のへのアドバイスは

たった一つ

自分の血を受け入れろ

だそうだ

……あぁ~、これ俺が仲を取り持つフラグか

 

次にアーシア

アーシアは自身の神器を強化すること

 

ジョシュア『次は……』

 

アーシア『あ、あのジョジョ先輩』

 

ジョシュア『ん?どうした?』

 

アーシア『あの、「聖母の微笑み」なんですけど…変身したとき、どこにも見当たらなくて……』

 

ジョシュア『……一回変身してみろ』

 

アーシアは変身して見せる

 

ジョシュア『指見せてみろ』

 

俺はアーシアの神器がついてる指を見ると

確かに元の形の「聖母の微笑み」はなかった

けどその代わりに

 

ジョシュア『変化してるな……』

 

アーシアの指には回復するドラゴンの絵が書かれた指輪がはめられていた

 

アーシア『変化?』

 

この指輪が「聖母の微笑み」だな

 

まぁ今は修業の内容だな

 

さて、次はゼノヴィアだな

ゼノヴィアへのアドバイスはデュランダルとブレイラウザーを今より使いこなすようにすること

 

木場は師匠らしき人物と修業するそうだ

 

後は……

 

俺か…

俺はチノ達とのキャンプの間にするらしい

 

ジョシュア『んじゃ解散!頑張れよ』

 

そう言って、俺はグレモリー邸を後にする

 

ちなみにだが

 

ジョースターさん達は冥界観光を楽しむそうだ

後、泊さん達も

 

ジョシュア『んじゃ、俺たちも行きますか!』

 

「「「「「「「おぉー!」」」」」」」

 

あ、イッセーへのアドバイス忘れてた

 

 

ジョシュアsideout

 

J.B.side

 

俺は自分の部屋でだらだらしてた

 

J.B.『あぁ~、暇だぁ……暇だからあいつの邪魔してやろうかな?』

 

イゴール『今は得策ではありませんよ?』

 

J.B.『あ?』

 

イゴール『冥界には魔王の眷属がいます。自ら死を選ぶようなものです』

 

んま、俺もそんなヘマはしねぇけどよ

 

J.B.『俺が簡単に死ぬかよ』

 

ジンガ『死にはしないだろうが、お前がキレて俺たちの計画を台無しにする可能性があるだろ』

 

J.B.『あ?そーゆーお前はどうなんだよ?』

 

こいつは前に暴れそうになったって聞いたからな

 

ジンガ『俺は誰かさんのように誰彼構わず殺しに掛かりはしないがな』

 

J.B.『……てめぇ、ケンカ売ってんのか?』

 

???『やめないか二人とも。仲間同士じゃないか?』

 

っ!

俺は後ろを振り向く

そこには黒いコートを着た青年が立っていた

 

J.B.『ディオール』

 

そう、こいつがディオールだ

俺たちの親玉

 

ディオール『親玉と言うのはあまり好きじゃないな…ボス…それかリーダーと呼んでくれ』

 

軽く心の中読んでんじゃねぇよ

 

ジンガ『悪かったな、じゃあ俺はどっかの野良ホラーを狩りに行ってくる』

 

ディオール『全く…そういえばピーサードは?』

 

あいつなら確か……冥界に行くって言ってたよな?

 

J.B.『確か…』

 

ディオール『皆まで言わなくていい。読めるから…冥界か…じゃああの忌々しい神話の神や堕天使共もいるのかな?ピーサードに指示しておこう……』

 

J.B.『なんて指示するんだよ?』

 

ディオール『可能であれば二人の協力者を使い、冥界を潰せ、僕がこの世界の支配者となるために…』

 

ディオールは冷たい笑顔を浮かべる

こいつは敵に回したくねぇな

 

J.B.『ところでドライバーの方はどうだ?』

 

ディオール『やはり、未来のドライバーは素晴らしいよ。なんせ自分の腰にアイテムを付けれるからね』

 

ディオールが手に持っていたのは黄緑のドライバーとマゼンダと灰色のカセットの様なものだ

 

ディオール『このドライバーは“ゲーマドライバー”こっちが“ガシャット”と言うものさ』

 

ほう、そいつでジョジョを潰すのか

 

ディオール『僕がこれを使うのは最後の闘いになったときだけさ』

 

つまんねぇな

まぁいいか

暇だから俺は寝る

 

ディオール『おやすみ……ふふふ、上手く利用させてもらうよ、アーク、獅音』

 

J.B.sideout



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キャンプスタート!

勘のいい人は最後に登場する人物が誰かわかるかもしれない


ジョシュアside

 

俺はイッセーへのアドバイスを送る事にした

 

ジョシュア『イッセー、お前のアドバイスは…ひたすら頑張れ』

 

イッセー『それだけっすか!?』

 

ジョシュア『そーだよ、ヴァーリも修業するから大丈夫だろ?後、タンニーンがお前らを見るからな?』

 

ヴァーリ『ほう、タンニーンが俺たちの担任か』

 

周りの空気が凍る

 

ヴァーリよ、それは素か?

 

ヴァーリ『くっ!俺としたことが!』

 

アルビオン『わ、私は面白かったと思うぞ?ヴァーリ!』

 

アルビオン

そう、下手に慰めてやるな

 

ジョシュア『んじゃ、今度こそほんとに解散だな』

 

そして、イッセー達は各々の修業を始めた

 

まぁ、俺達は観光ついでにキャンプだからな

 

ちなみにキャンプ場所はサーゼクスさんが手配してくれた

 

キャンプ場までグレイフィアさんが送ってくれた

 

チヤ『素敵なコテージね~』

 

ジョシュア『サーゼクスさんが好きに使っていいってよ』

 

シャロ『映画みたい~!』

 

メグミ『お人形さんの様~!』

 

マヤ『早く探検しようぜ!』

 

ココア『たくさん遊びたいし、バーベキューも楽しみだね!』

 

皆楽しみにしてたんだな

けど……

問題はその後だ

 

リゼ『あぁ!』

 

ジョシュア『どした?』

 

リゼ『食料が無い……その代わりに手紙が…』

 

手紙の主はサーゼクスさんだ

 

手紙の内容は

[食料はこちらが貰っておこう!そちらの方がサバイバル感があっていいだろう?]

 

……

 

ジョシュア『サーゼクスぅぅぅ!』

 

あの野郎、次会ったらコロス!

 

リゼ『携帯は圏外だし、そうだ!近くの街まで…』

 

ジョシュア『近くの街までは20キロ以上ある。いくらスタンドがあるからと言ってもこの距離は無理だって』

 

ふと、横を見ると

チノがこの世の終わり見たいな顔をしていた

 

ジョシュア『だ、大丈夫だ!食料は俺達で確保しよう!』

 

チノ『急にサバイバルに!』

 

しょーがないじゃん!

サーゼクスさんもサバイバル楽しめ的な事書いてんだもんよ!

 

すると、ココアがシャロと俺を見て

自分の中で何かを納得する

 

ココア『心配要らないよ!』

 

ジョシュア『お?』

 

ココア『実家で大自然に鍛えられた私と!』

 

シャロ『ふえ?……あぁ!食料のやりくりに鍛えられた私と!』

 

二人は俺を指差す

 

ジョシュア『へ?えっと…戦闘経験豊富な俺がいれば?』

 

ココア『なんとかなるよ!』

 

すると皆が笑い出す

 

成る程、この境地を楽しむのも乙だな

 

マヤ『チノー!ジョジョ兄ィ!釣りしよう!』

 

チノ『あ、はい』

 

メグミ『私は山菜採りに行ってみたいな!』

 

チヤ『じゃあ、お供させてもらおうかしら?篭か何か探しましょう』

 

メグミ『はーい!』

 

ココア『よーし!大物釣るよ!』

 

……サバイバルになって少し不安だったが

そんな心配するような事も無かったな

 

チヤ『ジョジョくーん、チェーンソー見つけたんだけど持っていった方がいいかしら?』

 

ジョシュア『お前ら何を狩るつもりだ!?』

 

そんなこんなで

山菜組と釣り組に別れることにした

 

山菜組は千夜とメグミ

 

釣り組は

俺とチノ、ココア、シャロ、リゼ、マヤと言う感じだ

 

ジョシュア『とりあえず経験者がいればいいな。リゼ、お前釣りの経験は?』

 

リゼ『残念だが、あまり無いなぁ』

 

ジョシュア『そうか……じゃあこの中で釣りの経験がある奴は?』

 

………

 

だぁれも手を上げない

 

ジョシュア『お前ら任せろって言ってなかったか?』

 

ココア『なんとかなるって~』

 

シャロ『魚を捌くくらいなら…』

 

まぁ、捌けないよか

マシだけどよ

今は釣りなんだよなぁ~

 

マヤ『なんだよ素人集団かよ~』

 

チノ『先が思いやられますね』

 

ジョシュア『お前らも素人だよな?』

 

そんな訳で俺は全員分の釣り針に餌を付けて川に投げ入れさせる

 

ココア『どっちが多く釣れるか勝負だよ!』

 

シャロ『なんでよ~…うわぁ!』

 

様子を見ると、シャロとココアの所が釣れたみたいだな

 

ジョシュア『後は任せろ!』

 

俺はスタンドで魚を捕獲する!

 

いきなり大物二匹が釣れた

 

また、ココアとシャロの所が釣れたみたいだな

 

リゼ『さっきから仲がいいのか悪いのか』

 

ジョシュア『ほんとにそれな』

 

マヤ『うお!かかった!ジョジョ兄!どうしよう!』

 

ジョシュア『とりあえず落ち着け、慌てずにゆっくり引き上げろ。そう、そんな感じだ』

 

無事、マヤも魚を釣れたみたいだな

 

マヤ『やったー!人生はじめて釣った魚だよ!こいつと一緒に写真撮って~!』

 

ジョシュア『わかったわかった』

 

俺は自分のスマホでマヤと魚をとる

 

俺はマヤと一緒に魚をバケツに移す

すると

マヤは木陰に向かっていった

 

マヤ『ふぅ~…大満足~…もう釣りはいいやぁ~…』

 

ジョシュア『おい!』

 

シャロ『マヤちゃん!ジョジョ先輩に怒られるから…!』

 

ジョシュア『撮ってやったんだから次は俺も撮れよ!』

 

シャロ『そっちですか!?』

 

ふと、チノの方を見るとマヤが釣った魚を見ていた

 

チノ『…私だけ釣れない…』

 

ココア『私にいい案があるよ!』

 

チノ『ココアさん?』

 

ココア『こうすれば!私のパワーを分けてあげる!』

 

ジョシュア『それ、意味なくねぇか?』

 

ココア『チノちゃんモフモフー!』

 

だめだ聞いちゃいねぇ

 

チノ『それどころでは……はっ!』

 

チノの竿に獲物がかかる

 

「「せぇ~の!」」

 

二人が竿を引き上げると

デカイ獲物がかかっていた

 

ココア『釣れたぁ!』

 

チノ『おぉー』

 

ココア『楽しい?ねぇ、楽しい?』

 

チノ『…納得いきません…』

 

…俺が教えてやろうかな?

 

ジョシュアsideout

 

ディオールside

 

僕はこのゲーマドライバーを使って変身を試みる

 

だが、まだゲームが起動しない

最初から作らなきゃダメらしい

 

ディオール『しょうがない、このゲームを始めよう……』

 

しかし、持ってきた予備のゲーマドライバーと二つのガシャットが消えていた……

 

僕が気づかないと思ってるらしい…

 

フフフ…

いいだろう、君が使うといい

面白くなりそうだ……

 

ディオールsideout

 

ナレーションside

 

闇の中で逃げる一つの陰

 

???『はぁ…はぁ…』

 

彼はかつて悪の組織にいながら

とあるヒロインを助けていた

 

暫くの平和も束の間

彼はいち早くディオールの復活に気づいた

 

???『今回ばかりはなぎささんやほのか先輩、ひかりさんだけじゃ手も足も出ない…何よりあいつが裏切ったんだ…』

 

彼の言うあいつとはピーサードの事である

しかし、彼にとってピーサードは危険な存在ではない

たとえ危険な存在だとしても、自身がピーサードを倒すと考えていた

 

???『これさえあれば……力になれる!』

 

彼が手に持っていたのはゲーマドライバーと二つのガシャットだった

 

そして、彼は再び

闇の中を駆ける

 

ナレーションsideout



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承太郎とユウゴの冒険その1

承太郎side

 

よう

 

俺は空条承太郎

スタンド使いだ

 

俺は今、ジョジョの提案で冥界観光に来ている

 

まぁ、騒がしいのが嫌いな俺は一人、別行動を取っている

 

……とある人物に呼ばれた…と言うこともあるがな

 

承太郎『ここか……アジュカ・ベルゼブブの屋敷と言うのは』

 

俺を呼んだ人物……それは四大魔王の一人アジュカ・ベルゼブブだ

 

 

俺は屋敷の応接間に通された

 

アジュカ『すまない、少し遅れてしまった』

 

承太郎『構わねぇ、で?話ってのはなんだ?下らねぇ話だったらお断りだぜ?』

 

 

アジュカ『いや、君にとって嬉しい話だよ』

 

承太郎『何?』

 

アジュカ『まぁ、会った方が早い』

 

するとドアを叩く音が部屋に響き、そのあとに聞きなれた声が聞こえた

 

花京院『失礼します』

 

承太郎『……やれやれだぜ』

 

アジュカ『ね?君にとって嬉しいお知らせだろ?』

 

承太郎『……まず聞きてぇ事が2つある。1つは悪魔に転生してるのかどうかってのともう1つは何であの時駆王学園にいた?』

 

 

花京院『悪魔に転生したのは僕が一度死んでしまっていたからなのとあの時は会談があっただろう?別室で待機していたんだ』

 

 

承太郎『なるほどな……あん時は心配したぜ』

 

花京院『それは……すまなかったね、君達にDIOのスタンド能力を教えようと必死だったから』

 

 

そう、こいつは一度……DIOに殺されてる

 

時間を止めるスタンド能力を俺達に知らせるために

 

花京院『そうだ!冥界でも美味しい所があるんだ!食べに行かないか?』

 

承太郎『あぁ、俺は構わないが……魔王の仕事の手伝いはいいのか?』

 

アジュカ『あぁ、構わないよ?花京院君の仕事は終わってるしね』

 

承太郎『そうか……ならいい』

 

俺と花京院は町にくり出した

 

花京院『お!承太郎!ここのフルーツは美味しいんだ!』

 

そう言って、花京院はチェリーを1パック買ってきた

 

花京院『レロレロレロレロレロレロレロレロ』

 

承太郎『………』

 

花京院『ん?どうしたんだ?承太郎』

 

 

承太郎『い、いや……』

 

俺は花京院の癖を久しぶりに目撃したが、ラバーソールとの戦いを思い出してしまう…

 

承太郎『やれやれだぜ……』

 

俺達はしばらくぶらぶら歩いていると……

 

 

花京院『おっと、いつの間にかグラシャラボラス領に来てしまったようだね』

 

承太郎『ほう、ここがグラシャラボラス領か、案外普通の屋敷なんだな』

 

 

俺と花京院はいつの間にか、グラシャラボラス領に来ていたらしい。そーいや途中に関所?的なものとかがあったが……確信犯か?

 

 

承太郎『にしても、なんだ?でけぇ街のわりには人が余りいねぇな』

 

花京院『確かに……これは異常だな』

 

 

俺が辺りを見回しているが街に全然人がいない?

 

ちらほらいるが子供の姿が全く見えん

 

 

 

じぃさん『あ、あんたら!なぜ子供がおるんじゃ?』

 

 

 

承太郎『おい。なんだじぃさん…子供?どういうことだ』

 

俺が少し考え事に集中しているとじぃさんが話しかけてきた。

 

 

 

じぃさん『最近のことじゃ、街では冥界ネズミの被害が増えてしまってのう。なんどネズミを駆除してもネズミの数は減らず、それどころかネズミは儂等を全然恐れなくなったのじゃ。領主様も困り果ててのぅ。そんな時にじゃ、派手な服の男が街に現れたのじゃ』

 

 

 

花京院『派手な服?』

 

ネズミの被害に派手な服装の男…

 

似ている…ある物語に酷似している。

 

 

 

じぃさん『そうじゃ、その男はネズミを完全に駆除してみせると言ってのぅ。領主様は渋ったのじゃが背に腹は変えられんくての』

 

 

 

花京院『それはそうですよ。たかがネズミってもかなりの数だったんでしょう?』

 

日常生活にも支障をきたすぐらいだったのか?

 

確かに、数が減らないってのもネックだな。

 

 

 

じぃさん『うむ、夜には鳴き声で眠れないくらいじゃ。続きを話すぞ?』

 

 

 

承太郎『ああ、頼む』

 

 

 

じぃさん『男は一夜にして、ネズミの駆除に成功したのじゃ。その男に当主様は報酬を渡そうとしたのじゃが、もう貰っていると言って断ったのじゃ』

 

一夜にしてか…

 

やれやれ、俺の知ってる物語と酷似してやがる。しかし、報酬の件については違うな。

 

 

 

承太郎『万々歳じゃねぇか』

 

 

 

じぃさん『いやの、ここからが本題じゃ。男がさってからの、街の子供達のあいだで舞踏病が流行ったのじゃ』

 

 

 

承太郎『舞踏病?冥界でも流行ってるのか?』

 

花京院『いや、極めて稀だよ……』

 

 

おいおい、さっきからあの物語に似通っている点が多いと思いきや所々で違ってやがる。

 

 

 

じぃさん『そうじゃ。段々と街の子供達に病気が広がっていっての。4日前にいきなり子供達がいなくなってしまったのじゃ』

 

 

 

花京院『この街にいる子供達、全員!?』

 

 

 

じぃさん『いや、耳の悪い子供や足に障害のある子供などは無事じゃ』

 

 

なるほどな。だから、俺達がいるのが不思議だったのか

 

 

 

承太郎『おい、じぃさん。子供達はいなくなる前に笛の音とかを聞いてなかったか?』

 

 

 

じぃさん『いや……全くそんな話しは聞いたことが無い』

 

 

 

承太郎『そうか……』

 

手を顎に当てて考えてみる。やはり、知ってる物語とは僅かばかりとは言え違ってやがるな、

 

 

 

花京院『おじぃさん、他に街で変わったことは?』

 

 

 

じぃさん『うむ?そうじゃの、次期当主のカーシャモラル様がいなくなったことくらいかの。まぁ、これは関係ないじゃろ。もともと現当主とは仲が悪かったしの』

 

 

 

承太郎『そうか……ありがとよ。じーさん』

 

 

じぃさん『気にするでない。それと早いうちにこの街から出ることを進めるぞい』

 

 

まぁ、そうだろうな。

 

今のこの街の様子からして観光には向いているとは思わない。じーさんはそれを言うと立ち去ってしまった。

 

 

俺達がグラシャラボラスの屋敷に入ろうとすると

 

ユウゴ『なんだか似たような話だな?』

 

花京院『!?』

 

上からユウゴが飛んできた

 

警戒した花京院がスタンドを出すが俺が制止する

 

承太郎『待て花京院、こいつは俺の仲間だ』

 

花京院『このスタンドみたいなやつが!?』

 

ユウゴ『俺はユウゴ!不死身のフェニックスだ!』

 

花京院『フェニックス!?』

 

承太郎『あ~……その辺りの説明は後でする』

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺と花京院はグラシャラボラスの領主の屋敷から出てきたところだ。……と言っても領主との面会を断られて屋敷から追い出されただけなんだがな。

 

 

 

承太郎『まぁ、そうくるよな……』

 

 

今、自分の領土が大変な事になってるのに人間なんかと会うわけないよな。

 

 

花京院『どうしたもんか…ん?』

 

 

ゼファードル『あ?なんだテメェ』

 

屋敷から出たところで、怒号が聞こえてきた

 

ユウゴ『ん?俺達のことか?』

 

 

ゼファードル『テメェ以外に誰がいるってんだよ』

 

 

ユウゴ『はっ!そりゃそうか』

 

グラシャラボラスの門の前で待っていたユウゴがチンピラみたいな奴等に絡まれていた

 

 

ゼファードル『で、何なんだよテメェらは』

 

ユウゴ『俺はユウゴだ』

 

 

眷属1『おい、コラァ!何普通に名乗ってんだぁ!ああ‼︎』

 

チンピラの一人がユウゴに掴みかかるが、軽くあしらわれる

 

 

ユウゴ『はっ!なんかタダの三流チンピラみてぇだぜ?』

 

 

ゼファードル『ッ⁈テメェ⁈おい、お前ら殺るぞ!』

 

眷属達『おお!』

 

リーダー格のチンピラの掛け声で取り巻きの奴らがユウゴを取り囲む。

 

 

 

ゼファードル『やれっ!』

 

 

 

「「「「おおおおおおおおっ‼︎」」」」

 

取り囲んでいた奴らが全員で襲いかかってくる。人数はざっと十人くらいか?

 

 

 

ユウゴは一気にしゃがみ込みその場で廻りながら襲いかかってきた奴ら全員の脚を払う。そのまま回転の威力をいかして転ぶ前のチンピラ共に回し蹴りを叩き込む。

 

 

 

「「「「がっ⁉︎」」」」

 

やれやれ……

 

今ので気絶したか…

 

後の人数はリーダー格を合わせて三人か…

 

 

 

ユウゴ『ハッ!』

 

リーダー格の後ろで魔法を放とうとしていた二人を殴り倒し、リーダー格の奴の後頭部を掴み顔面から地面に叩きつける。

 

ドガァン!

 

少し、強すぎないか?

 

事が終わったので、ユウゴと合流する

 

承太郎『終わったか?』

 

ユウゴ『お!終わったぜ!』

 

花京院『ちなみに、この人達はどうするんだい?』

 

承太郎『俺に考えがある』

 

俺はチンピラ達を無理やり起こす

 

 

 

「「「「がはっ」」」」

 

 

 

ゼファードル『ん、こ、ここは……ってテメェ!!』

 

 

承太郎『よう、いい夢見れたか?』

 

無理やり起こすとまたもや臨戦態勢をとりだすチンピラ達、全く面倒な奴らだぜ……

 

 

 

眷属1『俺らにこんな事してタダですむと思ってんのかぁ!』

 

眷属2『ぶっ殺すぞコラァ!』

 

眷属3『クソがぁ!』

 

 

 

ユウゴ『ったく………うるせぇな……二人とも…ちょっとまってくれ』

 

 

花京院『?わかった』

 

 

ユウゴ『さあて、ちょっとお話ししようか』

 

バキボキと拳をならす。

 

 

そこからは俺でも見るに絶えないものだった………

 

どんなだったかは…想像に任せる

 

 

承太郎sideout

 

 

 

ユウゴside

 

ユウゴ『さぁて、俺の質問に答えるよな?』

 

 

 

「「「「へいっ!ユウゴのアニキっ‼︎」」」」

 

 

花京院『すごい仲間だね……』

 

ボコボコにしたら従順になったチンピラを見て、引きつった笑みを浮かべる承太郎の仲間

 

そんなにすごかったか?

 

ユウゴ『まず、お前らは誰なんだ?』

 

 

 

ゼファードル『えっと、俺はゼファードル・グラシャラボラス。グラシャラボラス家の次男です。こいつらは俺の眷属たちです』

 

 

ユウゴ『ふーん、なるほどね』

 

屋敷から出てきたからなんらかの関係があるとは思ってたけどグラシャラボラス家の次男だった

 

ゼファードル『ところで、話は変わりますがアニキは本当に人間ですか?』

 

ユウゴ『あ?あぁ……人間じゃねぇけど……その説明はまた今度でいいか?』

 

ゼファードル『えぇ……構いませんけど…?』

 

 

ユウゴ『で、ゼファードル。お前、これから何処に行くつもりだった?』

 

 

ゼファードル『へいっ!実は………』

 

ゼファードルは屋敷から何処に向かうところだったのかを話しだした。

 

 

ユウゴ『ほー、そうかそうか』

 

ゼファードルの話しを聞くかぎり、街でじぃさんがしていた話とは大差がなかった。ただ気になる点としてはこいつの実の兄がいなくなったのは事件が起きてすぐということだ

 

 

 

ゼファードル『内の家の親父もお袋も兄貴がいればって。そればかりいいやがる。だから俺はこの事件を俺らだけで解決するつもりだったんです』

 

 

承太郎『あてはあんのか?』

 

 

ゼファードル『……ねぇっす』

 

 

 

ユウゴ『お前の兄貴は優秀なのか?』

 

 

 

ゼファードル『はい、俺なんかよりもずっと…。ただ性格はクズ野郎ですけどね』

 

言うねぇ……

 

 

ユウゴ『いいぜ!やっぱ気になるからこの事件おもしれぇし!俺も首を突っ込まさせてもらうぜ』

 

 

ゼファードル『ア、アニキっ‼︎』

 

ユウゴ『ほら手掛かり、探しに行くぞ』

 

ゼファードル『うっす!』

 

承太郎『やれやれだぜ……』

 

花京院『ははは……』

 

さて……もう一度、街で聞き込みでもするとしますかね。

 

 



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承太郎とユウゴの冒険その2

ユウゴside

 

 

俺たちはまた街中へと戻って情報収集の為に聞き込みをした。

 

しかし、俺たちが元から知っていた内容より良い情報を得ることはできなかった。

 

 

ユウゴ『はぁ……どうしたもんかね』

 

ゼファードル『そうっすね。手がかりがなさすぎるっす』

 

俺達は四人で行動をしている。ゼファドールの眷属達はそれぞれが情報収集の為に動いているから別行動だ。

 

 

ユウゴ『あ!』

 

俺はあることを思い出した

 

ユウゴ『ゼファードル、ちょっと俺の背中に触ってろ』

 

ゼファードル『へ?いいっすけど…?』

 

ゼファードルは手を俺の背中に当てる

 

そして、俺は地面に両手を当てる

 

………ビンゴ!

 

 

ユウゴ『見つけたぜ!こっちだ!』

 

俺はその場所に走る

 

ユウゴsideout

 

 

 

承太郎side

 

ユウゴ『さて、ここかな?それっぽいところは…』

 

ユウゴが突然走り出したと思ったら、森の前で止まった

 

ゼファードル『そうみたいっすね……なんでカーシャモラルを探したんすか?』

 

ユウゴ『ん?まぁちょっとな』

 

確かに……色々と気になってたからな。

 

森を進んでいくとなんかいかにもって感じの廃墟を見つけた。ユウゴ曰くここから気配がするらしい。

 

 

承太郎『おい、ゼファードルとか言ったな?お前は眷属を連れてこなくてよかったのか?』

 

 

ゼファードル『いいんだよ。あいつらには迷惑かけっぱなしだからな』

 

 

花京院『ゼファードル君はちゃんと王様やってるじゃないか』

 

 

ゼファードル『よしてくれよ。まだまだだしよ』

 

俺の感想だが、出会った当初よりはまだいい感じに王様やってると思うぜ?

 

ユウゴ『んじゃ行くか』

 

ゼファードル『うす!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウゴ『ひでぇな…』

 

 

ゼファードル『胸糞悪りぃっすね…』

 

廃墟の中に入り調査をすると隠し扉を見つけた。その中にはキメラのような様々な部位がついた生物がいた。

 

 

承太郎『キメラってのは。こんな簡単に作ってもいいのか?』

 

 

花京院『いや、新しい魔王になってからキメラの実験などは禁止されてるよ』

 

 

承太郎『チッ…ますますきな臭えな』

 

 

ゼファードル『あぁ…』

 

ユウゴ『あ?ドラゴンの気配?』

 

 

花京院『本当かい!?』

 

俺は花京院に無言で頷く

 

 

キメラの合成は禁止ねぇ…。それなのにこんなに大量に作られている。檻や液体の入ったカプセルの中に…

 

 

承太郎『とりあえずカーシャモラルの野郎を探すぞ』

 

 

ゼファードル『うす。ユウゴのアニキ!さっき地下への階段を見つけたっす!』

 

 

ユウゴ『でかした!行くぞ!』

 

ゼファードル『はい!』

 

ゼファードルが見つけたと言う階段から地下へと降りる。 

 

ユウゴ『ゼファードル。手分けして探すぞ。戦闘になったら物でもぶっ壊して場所を知らせろ』

 

 

ゼファードル『うす。アニキと承太郎もお気をつけて』

 

地下へ行くと通路が入り組んでいた。そのためカーシャモラルを探す効率を上げるために二手に分かれる。手始めに近くの部屋に入る。

 

 

承太郎『オラァ!』

 

俺は扉を殴り飛ばして中に入る。

 

 

承太郎『…無人か…』

 

中には誰もおらず長机と椅子が置いてあり書類が散乱しているだけのシンプルな部屋だった

 

ユウゴ『なんか埃臭ぇな』

 

 

花京院『そうだね、人に使われていないのか?』

 

おかしいな…

 

ガキは本当にいるのか?キメラがいたからこの施設は使われていると思っていたんだがな。

 

 

 

ゼファードル『アニキィ!承太郎!花京院!』

 

 

承太郎『なんだ?』

 

ゼファードルが俺達の事を叫びながら探しているようだ。

 

ゼファードル『アニキィ!ここに居たんすね』

 

 

ユウゴ『おう、どした?』

 

ゼファードル『ガキどもを見つけましたっ!』

 

 

ユウゴ『まじかよ!』

 

……ガキどもがここにいた?

 

カーシャモラルを探しに来たが思わぬ事になったな。

 

 

ユウゴ『案内してくれゼファードル』

 

ゼファードル『うす!こっちっす』

 

 

ゼファードルに案内され街からいなくなったガキどもがいるところにつく。牢屋ねぇ、かなりでかいな。

 

 

ユウゴ『おい、大丈夫か?』

 

ユウゴが牢屋の中にいるガキどもに話し掛ける。ガキどもは脅えながらもコクコクと頷く。

 

 

花京院『鍵は?』

 

 

ゼファードル『探したけど見当たらなかった…』

 

 

ユウゴ『壊せそうか?』

 

 

ゼファードル『魔力無効の術式があります。俺では…』

 

魔力無効…か……

 

ここにいるガキは無事そうだしとりあえずはよかったか。

 

 

承太郎『魔力無効なんて関係ねぇぜ。スター・プラチナ!オラァ!』

 

牢屋を無理矢理こじ開ける。俺は魔力なんて使わないからな…関係ねぇぜ

 

 

ゼファードル『えぇぇぇえええ!』

 

承太郎『やかましい!鬱陶しいぞ!』

 

ゼファードル『あ、悪ぃ……』

 

ユウゴ『安心しろ、助けに来たぞ!』

 

 

 

子供1『で、出ていいの?』

 

子供2『お家帰っていい?』

 

子供3『お腹すいた…』

 

子供4『お母さん…お父さん…』

 

ガキどもが次々と牢屋から出て行く。ゼファードルがガキどもに身分を明かしているから割と簡単に信じてくれたな。

 

 

???『お兄さん…』

 

クイクイと袖を引っ張られる。いたのは小猫より小さい黒いまだら模様の服を着た少女だ。

 

 

承太郎『あ?どうした?』

 

 

ペスト『助けてくれてありがとう。私の名前はペストって言うの』

 

 

承太郎『気にするんじゃあねぇ……俺の名前は空条承太郎だ……よろしくな』

 

 

ペスト『うんっ!』

 

自己紹介を簡単にしてくれる。ペストか…

 

ん?ちょいと待て、ペスト?ペストって言やあ……

 

花京院『黒死病?』

 

 

ペスト『あ、そう、だよ。よく分かったね。正確には黒死病が流行った時に生まれた悪魔の娘だけどね』

 

承太郎『……やれやれだぜ……』

 

ペスト『気持ち悪いよね。病気の悪魔なんて…』

 

黒死病の悪魔と知られてペストはシュンと顔をうつむかせる。

 

ユウゴ『んなことねぇよ。別にお前は俺達を黒死病にさせたりしないんだろ?』

 

 

ペスト『あ、当たり前だよ!』

 

 

ユウゴ『なら、ガキンチョがそんな事を気にすんなって』

 

ペスト『あ、えへ。えへへ…』

 

ユウゴがペストの頭を撫でると最初は驚いたがすぐに笑顔になった。

 

 

花京院『さて、君達は一人で帰れるかい?』

 

 

ペスト『お兄さんたちはどうするの?』

 

 

ユウゴ『俺たちはここの調査ってところかな?』

 

ゼファードル『いえ、アニキ。俺が責任もって街まで転移させますよ』

 

 

ユウゴ『お?それは助かる』

 

転移か…

 

そういえば転移ができるんだったな。俺やジョジョが転移とは関係なくて忘れてたぜ

 

ペスト『大丈夫なの?お兄さん…』

 

ユウゴ『あったりめぇだ!』

 

心配そうに声をかけてくるペストの頭を撫でる。また、嬉しそうな反応をするな。

 

 

ユウゴ『ゼファードル…頼んだぜ?』

 

 

ゼファードル『うす!俺も直ぐに戻ってきます!』

 

 

承太郎『………早くしないと全部終わったあとかもしれねぇぞ?』

 

 

ゼファードル『そ、それは嫌だな……』

 

ゼファードルがガキどもを引き連れて出口へと向かう。まあ、簡単に終わるといいんだがな。

 

 

ペスト『承太郎のお兄さん!』

 

 

承太郎『……なんだ?』

 

ガキどもと一緒に出口へと向かって歩いていたペストが俺に向かって振り向く。

 

 

ペスト『私が大きくなったらお兄さんの眷属になってあげる!またね!』

 

承太郎『全く……やれやれだぜ……』

 

 

眷属ねぇ…

 

俺は悪魔じゃないんだが……

 

 

ゼファードル『じゃ、行ってくるっす!ユウゴのアニキ』

 

 

子供1『バイバーイ!』

 

子供2『ありがとう!お兄ちゃん!』

 

子供3『助かったよー』

 

ゼファードルが促してガキどもが歩き出す。

その際に俺に次々とお礼をのべてくる。

 

やれやれだぜ……

 

 

 

 



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承太郎とユウゴの冒険その3

承太郎side

 

 

俺達は廃墟の奥に向かって進んでいく。

 

 

 

承太郎『……ご丁寧にさっきからなんの罠もねえな』

 

 

ユウゴ『気配を感じる……』

 

 

ユウゴが悪魔の気配を察知する

 

しかし、何のアクションと起こしてこない。この施設のトップはもういなくて部下か何かがいるのか?

 

ユウゴ『ここからだ…』

 

どうやら一番奥にまで来たらしい。目の前にはかなりでかい扉がある。デザインはあまりいい趣味とはいえないな。

 

 

カーシャモラル『ようこそ私の実験施設へ』

 

承太郎『……何者だてめぇは』

 

カーシャモラル『おっと失礼。まずは挨拶からかな?私の名前はカーシャモラル・グラシャラボラス。どうぞお見知りおきを』

 

カーシャモラルと名乗った男は話す時は演劇の舞台に立つ主役の様に大袈裟な身振り手振りで話す。

 

やれやれ鬱陶しいな。

 

 

花京院『へぇ、じゃああのキメラはお前が?』

 

 

カーシャモラル『そうとも!見てくれたかい?私の作品達を』

 

 

ユウゴ『ああ、かなり悪い気分になったぜ』

 

 

カーシャモラル『ハハハ!それは残念だ!』

 

チッ、全く残念そうにしてねぇぜ。

 

むしろ楽しそうな印象だな

 

 

承太郎『で?子供をさらったのもお前か?』

 

 

カーシャモラル『攫ったとは人聞きの悪い。ただ私の実験の為に協力して貰おうとしただけだよ』

 

 

承太郎『実験?まさかガキ共をキメラにしようってんじゃねぇだろぉな』

 

 

カーシャモラル『それも考えには入れていたさ。しかし私の実験はもっと違うものさ』

 

 

やっぱり、ガキ共をキメラにって考えてやがったか…

 

早めにゼファードルと協力して見つけられて良かったぜ。

 

 

ユウゴ『どんな実験だ?教えてくれよ』

 

カーシャモラル『魔剣だよ』

 

花京院『魔剣?』

 

 

カーシャモラル『そう!魔剣だ!教会では聖剣を適正者ではないものが扱う為に実験していたらしいではないか。それの魔剣バージョンだよ』

 

木場の時の聖剣計画のことか?

 

だがあれはエクスカリバーを扱う為に強引に聖剣の因子を取り出すだけの筈だ。

 

 

花京院『まさか!魔剣を扱うにも因子がいるのか!』

 

カーシャモラル『exactly!しかし世間で名の通った魔剣ではなければそんなものは必要ではない』

 

 

花京院『必要ないなら何故魔剣の研究を?』

 

 

カーシャモラル『人工的につくる為だよ。様々な形!様々な能力!私の理想の魔剣の為に!』

 

やれやれ……マッドサイエンティストって奴か。

 

理解できないな、パルパー・ガリレイとか言う奴と同じか……

 

 

ユウゴ『だがそれだと神器の魔剣創造と似たようなもんだろ?』

 

 

カーシャモラル『確かにね。ただの魔剣を創るだけならね。だがこれならどうだい?』

 

カーシャモラルは指をパチンと鳴らす。すると通気口だと思っていた穴から無数の剣が俺達に向かって飛んでくる。

 

 

承太郎『スター・プラチナ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

 

飛んでくる魔剣をスター・プラチナで弾き飛ばし、なんとかかわす

 

 

カーシャモラル『すまないね。それよりもこれが私の研究成果だ』

 

 

承太郎『……マジかよ…』

 

剣だと思っていたものが鳥の様な姿になる。

翼が刃になっていやがるのか?

剣にも鳥にもなる……と言うことか?

 

 

カーシャモラル『キメラだよ。魔剣の因子によって創られたね』

 

 

花京院『悪趣味だな』

 

俺達はカーシャモラルの野郎を睨み付ける

 

カーシャモラル『ふぅ、残念。君達とは趣味が合わないらしいね』

 

ユウゴ『みたいだな』

 

……キメラか……

 

魔剣との合成……

 

胸くそ悪いぜ

 

 

カーシャモラル『それよりも一つ聞かせてくれないか?』

 

ユウゴ『あん?』

 

 

カーシャモラル『何故、私を探したのかな?街での事件のことなら普通は街に出た派手な服の男を怪しまないかい?』

 

 

ユウゴ『ああ、それね。じぃさんの話と俺の推理と勘だ』

 

 

ユウゴの言った言葉が余りにも予想外だったらしくカーシャモラルの野郎はしばらく口をポカンと開けて固まっていた。

 

 

カーシャモラル『ふ、フフフ…ハハハ!勘か!まさか勘で私を探すとはね!全く…ますます気に食わないね』

 

 

ユウゴ『オイオイ、そんなに熱い視線をおくるなよ。まぁ俺的には次期当主様だし独自で調査しているのかと思いたかったんだが……てめぇが犯人だったとはな』

 

 

カーシャモラル『意外だったかい?』

 

 

ユウゴ『ま、そこそこな。それよりも聞かせてくれよ。わざわざハーメルンの笛吹きの伝承に似せたのは何でだ?』

 

 

カーシャモラル『ああ、それはその方が目をくらましやすいだろ?君達のせいで台無しだがね』

 

ユウゴはカーシャモラルが独自で調査して事件解決でもするのかと思ってたらしいが、俺としてはハーメルンの笛吹きの伝承に似せるのはいいがまだ分からない事がある。

 

 

承太郎『ガキ共が消えたのはてめぇの家の特性か?グラシャラボラスは魔犬の姿になる他に人を透明にする能力があるらしいじゃあねぇか』

 

 

カーシャモラル『君は中々博識だね。そうだよ集団での移動は見つかりやすいからね。転移もバレる可能性があるしね』

 

 

花京院『へぇ、ハーメルンの笛吹きは神器か?』

 

 

カーシャモラル『あぁ、とある筋からね。神器使いを借りたんだよ』

 

 

ユウゴ『なんで次期当主様がテロリストに?地位なら十分だろ?金も貴族なら持っているはずだ』

 

 

カーシャモラル『君達には関係のないことだね』

 

 

ユウゴ『オイオイ、つれないな』

 

 

カーシャモラル『それに君はもうここで死ぬのだから。関係ないだろう?』

 

カーシャモラルの言葉の後に鳥の様な形の魔剣が無数に俺めがけて飛びかかってくる。

 

 

承太郎『チッ、やれやれだぜ……』

 

 

俺達は無数に飛んでくる鳥型の魔剣を避ける。

やれやれ、結構めんどくせぇな

 

 

カーシャモラル『良く避けるね。ではもっと追加だ』

 

 

ユウゴ『まだ少ないぜっ!…とぉ!』

 

カーシャモラルの言葉を後に鳥型の魔剣の数が増える。そして地面から鮫の背ビレのようなものが二本突き出てきた。

 

 

花京院『へぇ。今度は魚と魔剣のキメラか?』

 

背ビレの所が剣にでもなっているのかかなりの切れ味だ。

 

 

カーシャモラル『そうだよ。とりあえず二匹だ』

 

 

承太郎『まるで魔剣の水族館だな。スター・フィンガー!』

 

俺はスター・プラチナの指を伸ばして魔剣を打ち砕く

 

花京院『エメラルド・スプラッシュ!』

 

 

カーシャモラル『な⁈私の魔剣が!?無茶苦茶だな!?』

 

ユウゴ『うるせぇよっとぉ!』

 

ユウゴもさらに魔剣を破壊する

 

カーシャモラル『無茶苦茶だね本当に。更に追加だ』

 

 

承太郎『やれやれ、まだ増えんのかよ』

 

 

カーシャモラル『まあね。君達も退屈しなくてすむだろう?』

 

 

ユウゴ『サービス精神が多くてありがたいなぁ!オイ!』

 

鳥型の魔剣、魚型の魔剣をさばいていく。スタンドで対処できないものは脚を使ったり、身を捻って避けたりする。

 

承太郎『めんどうだ、オラァ!』

 

カーシャモラル『なっ!チイッ!』

 

捕まえた魚の剣をカーシャモラルに投げつける。あいつも上級悪魔なだけあって少しは驚くが難なく避ける。

 

 

承太郎『まだだぜ!オラァ!』

 

 

カーシャモラル『ガッ!』

 

もう一つ魔剣を捕まえ、先ほどよりも強く投げると今度はカーシャモラルの腕にかする様にあたった。少々抉れているから中々に痛そうだ。

 

するとカーシャモラルがものすごい形相で睨んできた。

 

 

カーシャモラル『貴様ぁぁぁぁぁぁ!?私に傷をつけたなぁ!!』

 

 

花京院『やれやれ、丁寧だった口が汚れてきたな?』

 

ユウゴ『びっくりだぜ』

 

 

こんな風に花京院達とまた話しているとカーシャモラルがまた怒りだしてきた。

 

 

 

カーシャモラル『舐めているのか貴様らはっ‼︎もういい君の死体はサンプルにしようと思ったがここで跡形もなく消すっ‼︎』

 

 

承太郎『ふう、直ぐに怒りすぎじゃねぇか?最近の若者は短気でしょうがないぜ』

 

 

ユウゴ『やーねー』

 

 

カーシャモラル『こ、のっ‼︎……まあ良いこれが私の最高傑作だ』

 

かなり怒っていたが少し落ち着いたのかまた芝居がかったような喋り方に戻ってきた。情緒不安定か?カーシャモラルの言葉の後に魔法陣が現れる。魔法陣は大きい、その中から出てきたのは…

 

 

 

承太郎『やれやれ、ドラゴンか……』

 

ドラゴン。

 

それもただのドラゴンじゃなさそうだ。翼や背ビレが剣の後になっており鋭く生物的な感じがしなねぇ。爪や牙も剣の様な輝きをしている。そして気に入らないのが目が既に死んでいることだ。

 

 

 

カーシャモラル『ハハハ、このドラゴンはね。捕まえるのに苦労したよ。子供のドラゴンを人質にとったりしてね。まぁ、その子供もいいサンプルになったよ』

 

 

ユウゴ『へーすごいすごい。わーすごいなぁ。すごすぎてすごいしか言えねぇや。すごいすごい』

 

 

カーシャモラル『貴様はっ⁈どれだけ私をっ』

 

 

ユウゴ『んじゃあ、無視して始めますか』

 

とりあえずあのカーシャモラルは無視の方向でいいだろう……

 

 

ドラゴン『グガァァァァォ‼︎』

 

 

花京院『吼えることはできるのか』

 

魔剣のドラゴンは俺達を噛み砕こうとして口を大きく開いてくる。

 

承太郎『オラァ!』

 

ドラゴン『グオッ⁈』

 

大きく開いた口を閉じさせるように顎の下を蹴り上げる。口を閉じると同時にスター・プラチナの蹴りの威力により上体も仰け反る。

 

 

承太郎『そら!追加だぜ!』

 

上体が仰け反った状態のドラゴンに向かって飛び上がり殴ることにより追い打ちをかける。見事にスタープラチナのパンチはジャストヒットしてドラゴンは壁に向かって吹き飛ぶ。いいあたりだったぜ?

 

 

さらにユウゴが起き上がろうとしているドラゴンに向かって走りだす。

 

 

ユウゴ『行くぜ!はああああっ!』

 

ユウゴはドラゴンの首を切断することに成功した。勢い良く血が出るので直ぐにその場から離れる。

 

 

承太郎『やれやれだぜ……それよりもカーシャモラルの奴は…ガッ!?』

 

突然、俺の背中が斬られた。咄嗟に身体をズラしたので致命傷にはならなかったのが幸いだ。斬った奴の姿が見えなかった。

 

 

花京院『グラシャラボラスの悪魔の力か…』

 

 

 

カーシャモラル『ハハハ!ドラゴンが倒されるのは予想外だったよ。でもどうせ君はここで消す!それに変わりはない!』

 

チッ、声のする方向にずっと留まってはいないか。直ぐに移動してやがる。

 

 

承太郎『チイッ!』

 

剣が体に触れた瞬間に避けることはできるが、浅く傷つけられていく。あと周りの魔剣共も鬱陶しいぜ。

 

 

承太郎『オラァ!』

 

 

カーシャモラル『ハハハ!何処を狙ってるんだい?』

 

魔剣を捕まえ、投げつける。しかし俺の攻撃はカーシャモラルには当たらず飛んでいる魔剣に当たる。その魔剣は俺の投げた魔剣ごと粉々になって地面に散らばる。

 

承太郎『オラァ!』

 

地面にいた魚型の魔剣を二匹共引っこ抜き振り回しながら鳥型の魔剣を壊していく。カーシャモラルには当たった感じはしない。

 

 

カーシャモラル『驚いたよ。この部屋にある魔剣全てを壊すなんてね。でも私には当たっていないよ?』

 

 

 

承太郎『黙ってな。すぐ終わらせてやる』

 

そして俺はその場で立ち止まり目をつぶる。

 

 

カーシャモラル『目をつぶってなんだい?諦めたのかい?今すぐに殺してやるよ!』

 

 

 

 

パキッ

 

 

 

承太郎『スタープラチナ!︎オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

 

 

カーシャモラル『ガアッ!』

 

スタープラチナのラッシュは今度こそカーシャモラルに当たり、奴を壁にまで吹き飛ばす。姿がはっきりと見えるようになったな。やれやれ、スッキリしたぜ。しかしどうしようかこのボロボロの制服。

 

 

 

カーシャモラル『何故、私の場所が…』

 

 

承太郎『俺が考えなしに魔剣を粉々に砕いた訳ねぇだろ?』

 

壁際でうずくまってこちらを睨んでいるカーシャモラルに近づいていく。そう睨むなよ。

 

 

カーシャモラル『足音か…』

 

 

承太郎『あぁ、もうちょっと早く気付けばよかったな。じゃあもう寝てな。後はゼファードルに任せるからよ』

 

 

カーシャモラル『クソッ』

 

カーシャモラルの顎を蹴る。奴はぐったりとして意識を失ったようだった。

 

 

 

承太郎『ああ、いい暇つぶしになったぜ。とりあえずグラシャラボラス領にまで帰るか。』

 

 

色々と話しあったが結局俺の肩から降りることはなく、カーシャモラルの足を掴み引きずりながらグラシャラボラス領にまで帰った。

 

 

 

 

 

 

 

ユウゴside

 

 

 

 

 

ゼファードル『アニキ達、もう行くんですか?』

 

 

ユウゴ『まあな、もうここに用はねぇしな』

 

廃屋からグラシャラボラス領に帰った後は直ぐにグラシャラボラスの屋敷まで行きゼファードルを探した。その際、承太郎がカーシャモラルを引きずっていた為に領民達からはビビられていた。ペストを筆頭とする子供達のおかげで誤解は解けたと思いたい。

 

 

 

ゼファードル『そうっすか…。アニキ』

 

 

ユウゴ『なんだよ』

 

 

ゼファードル『俺、強くなるっす。もっともっと強く。だから俺が強くなったら今度は真面目に俺と戦ってくれますか?』

 

 

ユウゴ『当たり前だ、いつでもこい』

 

 

ゼファードル『うす!』

 

ゼファードルの返事を後に俺はグラシャラボラス領から出て行く。

 

 

いつか、あいつと戦り合う日がくればいいな

 

 

 

 

 

 



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川釣りのちのんびりです

俺達はまだ、釣りをしていた

 

途中、ココアとシャロが場所を変えたが

 

チノはさっきの場所から動かない

一ヶ所で粘るつもりだろう

 

しばらくして、チノがいつの間にか場所を移動してたみたいだな

 

釣竿も持たないで、なんで中洲に移動したんだ?

あ、手を振ってる

 

マヤ『ヤッホー!』

 

リゼ『やっぱり、自然には人を大胆にするものがあるのかな?』

 

やっぱ可愛いな……

ん?俺も来い?

 

ジョシュア『今、いくから待ってろ~』

 

俺は水着に着替え、チノの元へ泳ぐ

 

ジョシュア『よっ!お待たせ』

 

チノ『ジョジョさん!じ、実は……』

 

ジョシュア『……大体分かった』

 

俺はチノを持ち上げ

お姫様抱っこの状態にする

 

チノ『ちょっ///ジョジョさん!?///』

 

俺はそのまま、中洲から元居た岩場に戻る

 

マヤ『チノ!大丈夫?』

 

チノ『はい~…』

 

ジョシュア『まさか戻れなくて困ってたなんてな』

 

チノ『あ、ありがとうございました///』

 

すると、ココアとシャロが帰ってきた

しかもチノが流されてる間にリゼは服のまま泳いでいたらしい

 

シャロ『服のまま泳ぐなんてはしゃぎ過ぎですよ!』

 

リゼ『完全には否定出来ない…』

 

ジョシュア『しょうがねぇな、イミテイトストッカー!マジシャンズ・レッド!』

 

俺はマジシャンズ・レッドでシャロとチノを暖める

 

ジョシュア『つーかなんで泳げねぇのに川に入ったんだよ』

 

チノ『その……ジョジョさんから借りた帽子が流されそうだったので……でもやりました!』

 

見ると、チノの麦わら帽子のなかには魚が一匹入っていた

 

チノ『どうです?さっきのよりも大きいんですよ!それにこんなに元気です!』

 

ジョシュア『てい!』

 

俺はチノに軽くチョップを当てる

 

チノ『いて』

 

ジョシュア『帽子より、魚より、命だ。流されてそのまま溺れ死んだらそこまでなんだぞ?ここにいる皆やタカヒロさんも悲しむ…だから自分を大事にしろ』

 

チノ『じ、ジョジョさん…はい…』

 

ジョシュア『もう無茶すんなよ?』

 

チノ『はい……』

 

反省はしてくれたみたいだな

 

後は……

 

ココア『でも一番悪いのは一瞬でも目を離した私です!』

 

ココアを落ち着かせるか

 

ジョシュア『おい、ココア!チノは赤ん坊じゃねぇんだ、そこまでの事じゃねぇだろ?』

 

すると、今度はマヤが溺れてる!?

 

シャロ『私が!』

 

俺はマヤを陸に上げる

 

シャロ『マヤちゃん、大丈夫?』

 

マヤ『……水着、下に着てたから泳いでたの』

 

シャロ『んな!』

 

リゼ『なんだとぉ!』

 

そう言って、リゼはマヤに川の水を掛ける

 

リゼ『一人だけちゃっかりした裏切り者め!シャロ!お前も怒れ!』

 

シャロ『え、いや…私も下に水着着てるんです…何かあったらと……』

 

リゼ『お前もかぁ!シャロもくらえ!』

 

リゼはシャロにも水を掛ける

 

シャロ『うひゃあ!』

 

ココア『私からもお仕置きだよ~!』

 

それに紛れて、ココアも参戦し始めた

ココアはマヤに水を掛けるつもりだったらしいのだか、マヤがチノを盾にした

 

チノ『ま、巻き添い…』

 

マヤ『あはは!』

 

「「あはは!」」

 

ココアとシャロも笑い出すが

横から水を掛けられる

 

ココア『やり返されたぁ~!』

 

シャロ『もう、マヤちゃんたら~』

 

二人はマヤがやったものと決めつけ

横を見ると、そこにいたのは

意外!それはチノだった!

 

シャロ『ってチノちゃん?』

 

チノ『つい、勢いでお返しを…』

 

ココア『ヤンチャチノちゃん!どんと来~い!』

 

シャロ『遠慮しなくていいのよ!』

 

マヤ『もっとやれ~!』

 

「「「やれ~!」」」

 

ジョシュア『……三人とも引いてるぞ~』

 

すると、メグミと千夜も戻ってきた

 

千夜『突撃~!』

 

メグミ『混ぜてぇ~』

 

ココア『あ!戻ってきた!』

 

リゼ『どうだ?たくさん採れたか?』

 

千夜『大漁よ!』

 

そう言って見せてきたのは

篭一杯の……THE毒キノコ

 

シャロ『それ毒キノコぉぉぉ!』

 

千夜『正しいツッコミありがとう!』

 

シャロ『全然ありがたくないわよ!』

 

すると、突然

マヤがメグミに対してあることを聞いてきた

 

マヤ『ここでスピンしたら竜巻起こせるかな?』

 

メグミ『えぇ!』

 

千夜『失敗したら水掛け総攻撃ね』

 

メグミ『ええ~!』

 

そして、メグミは水の中でスピンをするハメになった

 

メグミ『だ、大自然よ!私に力を~!』

 

そして、メグミは水の中でスピンを始めた

 

案の定、失敗

 

メグミも水掛け総攻撃を受けた

 

ジョシュア『やれやれ』

 

ココア『そぉ~れっ!あ!ジョジョ君!危ない!』

 

ジョシュア『あ?べぶ!』

 

俺にも水が掛かる

 

ジョシュア『ほう……俺に水を掛けるとは上等だ!』

 

俺は全員に水を掛ける!

 

そして

ひとしきり

楽しんだ後、皆でコテージに戻る

 

皆の服を干しながら

まったりしていた

 

ココア『焼き魚美味しかったねぇ~』

 

千夜『私のおにぎりはどうだった?』

 

ジョシュア『持ってきたって言うの遅すぎだぜ』

 

ココア『でも美味しかったよ~』

 

リゼ『倉庫に保存食もあったし、夕食もどうにかなりそうだな~』

 

シャロ『食後に横になるなんて…だらしないかしら?』

 

リゼ『誰も見てないし…たまにはいいだろ…』

 

すると、ココアが起き上がり

写真を撮る

 

ココア『皆のだらしない姿!頂き!』

 

そして……

 

ココア『さらば!』

 

逃げるココアを追いかける

シャロとリゼ

 

シャロ『こら~!』

 

リゼ『消せ~!』

 

その光景を撮る千夜

皆はしゃいでんなぁ~…

 

ジョシュアsideout

 

チノside

 

私達も横になってました

 

メグミ『ハプニングいっぱいだね~』

 

マヤ『食料が無かったり、水遊びになったり』

 

チノ『ジョジョさんに怒られたり』

 

メグミ『えぇ!何か悪いことしたの?』

 

マヤ『チノ、泳げないのに川に入っちゃってさ~』

 

メグミ『怒られたって、何時もみたいに[全く、やれやれ]って感じじゃなくて?』

 

チノ『そんな感じじゃなったです……でも…暖かかったです』

 

やっぱり、私はジョジョさんの事が……



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デンジャラスマイムマイム

二話連続投稿!
そしてエグゼイドネタ(笑)


ナレーションside

 

ジョジョ達はあるものと戦っていた

 

ゾンビ『ヴォォォ!』

 

リゼ『これでもくらえ!』

 

リゼはは銃ででゾンビを倒していた

 

リゼはその銃を、シャロに渡す

 

ジョシュア『シャロッ!』

 

シャロ『はい!』

 

千夜もチェーンソーで応戦していた

 

千夜『容赦しないわよ!』

 

外ではココアが金属バットを手にマヤとメグミを守っていた

 

もちろん、ジョジョもスタンドで応戦している

 

ジョシュア『ここは俺がやる!ココア、マヤ、メグミ!チノを頼んだ!』

 

メグミ『は、はい!』

 

すると、その隙をついて

ゾンビがジョジョの首に噛みついた

 

ジョシュア『しまっ!』

 

「「ジョジョさん(兄)!」」

 

そして……

 

チノ『あ…あぁ……』

 

怯えるチノ

 

マヤ『って事になってるんだ』

 

メグミ『千夜さん達がゾンビ軍団に応戦してるけど、時間の問題だよ!』

 

チノ『ぞ、ゾンビ!?』

 

マヤ『早く逃げないと!』

 

チノ『……身動きが取れない!』

 

チノは寝袋で拘束され、身動きが取れない状態にあった

 

チノ『あれ?寝袋?私…確か木陰で横になってたはずじゃ…』

 

すると突然

 

メグミ『うっ!うぐぅぅぅ!』

 

メグミが首を押さえて苦しみだした

 

チノ『メグさん!?』

 

マヤ『まさか!さっきゾンビにやられた傷から感染!?』

 

チノ『そんな…』

 

メグミ『く、食っちまうぞー!』

 

チノ『ひっ!ひぃぃぃ!』

 

チノはどこから出してるのか分からない力で寝袋ごとテントから飛び出した

 

目の前には肉や野菜を焼いているジョジョ達がいた

 

ジョジョとココアはチノから見ると、丁度後ろを向いている状態だった

 

チノ『いぃぃ……い?』

 

千夜『あ、チノちゃんが起きた』

 

リゼ『ぐっすり眠ってたから寝袋に移動させといたぞ?』

 

チノは疑問に思った…

ゾンビはどこだと

 

チノ『あれ?……』

 

シャロ『ん?どうしたの?』

 

チノ『ゾンビが…』

 

リゼ『ゾンビって?』

 

チノ『皆、ゾンビに……』

 

ジョシュア『なに言ってんだよ?』

 

ココア『そうだよ』

 

ジョシュア『俺達が…』

 

ココア『ゾンビに…』

 

「「なるわけ無いよ…(ねぇよ…)」」

 

ジョジョとココアが振り向くと

 

二人の口元には血がついていた……

 

その光景を見たチノは

気絶してしまった

 

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

俺が口元にケチャップをつけてチノを驚かそうとしたが

 

やり過ぎてチノが気絶した

 

ジョシュア『やべ!ドッキリやり過ぎた!』

 

ココア『チノちゃんケチャップ!!ケチャップだから!』

 

ジョシュア『すまん!焼きマシュマロで許してくれ』

 

チノが気がつき

ジョシュアから焼きマシュマロを貰っていた

 

チノ『頂きます。どうしてコテージを使わないんですか?』

 

千夜『それが電気がつかない上にベットが足りなくて~』

 

シャロ『テントと寝袋があったからもうこっちでいいやって』

 

ジョシュア『皆、ごめんな……食料が無かったり…電気がつかなかったり…ハプニングだらけで……』

 

誰の仕業か心当たりはあるがな

 

ジョシュア『もっとのんびりした休日を想像してただろ?』

 

俺の質問にココアとシャロ、千夜とリゼが答える

 

「「「「もっとハードなの想像してたから大丈夫!」」」」

 

リゼ『鰐と捕獲しそうだしな』

 

ジョシュア『お前らは俺をなんだと思ってるんだ?』

 

そんなことを話していると

 

メグミ『ふぁあ~…』

 

メグミが欠伸をしていた

 

千夜『そろそろ寝ましょうか』

 

ジョシュア『そうだな…(あれ?チノはさっき起きたばっかし……)』

 

チノ『あの…!』

 

マヤ『待ってよー!寝るのの早すぎ!』

 

リゼ『マシュマロもこんなに残ってるぞ!』

 

あ、そうだよ

マシュマロめっちゃ残ってるよ

 

ココア『その通り!』

 

ココアの手にはコーヒーメーカーが

 

メグミ『コーヒーメーカー!』

マヤ『寝かさない気だな!』

 

そして、コーヒーを淹れて

皆に配る

 

リゼ『お店から持ってきたのか?』

 

ココア『うん♪リゼちゃんもどうぞ!』

 

リゼ『おぉ!頂こう!』

 

マヤ『美味しい!』

 

ココア『一番先に寝た人は罰ゲームだよ?』

 

チノ『罰ゲームって』

 

罰ゲームか……

面白そうだ!

 

シャロ『罰ゲーム!?楽しそう~!』

 

こいつもうカフェイン酔いしてやがる!

 

シャロ『火を囲んで踊るわよ!HEY!カモンカモン!マイムマイムするわよー!』

 

……シャロにとってはもう既に罰ゲーム……

 

そして、俺達は火を囲むものの……

 

ココア『マイムマイムってどんなんだっけ?』

 

チノ『さぁ?』

 

お前らなぁ!

 

マヤ『とりあえず適当に回ればいいんだよ~!』

 

マイムマイムってそんな感じだったっけ!?

 

そして俺は流されるまま

火の回りをぐるぐる回る

 

ココア『どお?チノちゃん楽しい?』

 

チノ『凄くバカみたいです!』

 

だろうな!

俺も自分で何してるかわかんないもの!

 

ココア『それがいいんだよ!』

 

いいんだ!?

 

って千夜がぐったりしてる!?

 

ジョシュア『ち、千夜がやばい!』

 

千夜『だ、大丈夫…皆のためにも…死んでもこの手は離さn』

 

チノ『もう既に死にそうです!』

 

そして千夜が耐えきれず体が宙に浮く

 

それでも手を離さないって

すげぇな!

 

マヤ『それじゃあ一斉に手を離すよ!』

 

「「「えぇ!?」」」

 

マヤ『せぇーの!』

 

俺達は一斉に手を離す

ただし!

 

ジョシュア『イミテイトストッカー!ザ・ワールド!』

 

ブゥゥゥンカチッ!

 

時間を止めて

ゆっくり地面におろす

 

あ、そーいや劣化するの忘れてた(^◇^)

 

チノをおろすのが限界で、他の皆は……

 

千夜は足から着地して、メグミはその場でくるくる回ってた

 

チノ以外の皆はダウンしてたけど

 

マヤ『勝者、メグー!』

 

メグミ『やったー!』

 

シャロ『あはは!この休日、楽しいですぅ!リゼ先輩!』

 

リゼ『お、おい』

 

チノ『私もです』

 

千夜『ジョジョ君のお陰ね』

 

ココア『ありがとう!』

 

あぁ…

この娘らえぇ娘や……

 

そして、俺達は再び、マシュマロを焼き始める

 

ココア『じゃーん!二刀流で最強モード!』

 

リゼ『私は二倍刺しだぞ!』

 

シャロ『私は、理想の焼き加減を』

 

ジョシュア『俺は二刀流で二倍刺しの理想の焼き加減だ!』

 

すると、千夜がアルミホイルから、じゃがバターを取り出した

 

シャロ『じゃがバター!?』

 

ジョシュア『塩辛乗っけて食うと旨いよな』

 

すると、流れ星が見えた

 

マヤ『あ、流れ星!』

 

チノ『ね、願い事!』

 

チノは流れ星に向かって願い事を祈っていた

 

ジョシュア『何をお願いしたんだ?』

 

チノ『内緒です』

 

メグミ『また一緒に遊びたいね~!』

 

チノ『はい!』

 

お、今日は流星群か

 

ココア『お姉ちゃんを越えられますように!』

 

千夜『甘卯庵世界進出!』

 

シャロ『お腹一杯メロンパン!』

 

……台無し

 

じゃあ俺も

 

ジョシュア『今回、ハプニングを仕掛けた犯人に罰が当たりますように!』

 

ココア『根に持ってる~!』

 

ジョシュア『当然!』

 

チノ『でも、コテージにいたらこの星空は見えませんでした』

 

ジョシュア『……それもそうだな』

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

一方、ハプニングを仕掛けたサーゼクスはと言うと……

 

グレイフィア『サーゼクス様?この大量の食料は?ジョジョ様達が持っていったはずですが?』

 

サーゼクス『いやぁ、私が貰ったのだよ!サバイバルを楽しんでもらおうと思ってね!……ッ!』

 

サーゼクスはビビった

なぜならどす黒いオーラを放ってるグレイフィアがいたのだから

 

そして……

 

[ボーン、ボーン]

 

サーゼクスの顔が一気に青くなる

 

今の時計の音は、サーゼクスとグレイフィアの公務終了を告げる音だ

 

つまり

 

グレイフィア『サーゼクス様…いえ、サーゼクス?』

 

サーゼクス『は、はい!』

 

グレイフィア『あっちの部屋で二人でO☆HA☆NA☆SIしましょう』

 

サーゼクス『いぃぃぃやぁぁぁ!』

 

サーゼクスはそのまま、お仕置き部屋で説教五時間と言う拷問を受けることとなった

 

ナレーションsideout

 

チノside

 

チノ『ジョジョさん…この帽子、お返しします、街の外に出るのが不安だった私の為に…ティッピーの代わりだったんですよね?……ありがとうございました』

 

ジョシュア『zzZ…』

 

えぇ~……

 

……私は、カメラを取りだし、ジョジョさんの寝顔を写真に納めます

 

チノ『むぅ~…あ』

 

私はあることを思い付きます

 

翌朝

シャロさんの口元にケチャップをつけてもらい、千夜さんとリゼさんにはケチャップを顔につけて貰って、私も顔にケチャップを付けます

 

千夜『同じゾンビのドッキリなんて聞くかしら?』

 

リゼ『ジョジョなら驚くだろ?』

 

ココア『一番早く寝た人は罰ゲームだからね!』

 

本当です

 

昨日のドッキリは本当にビックリしたんですからね

早く起きてください

ジョジョさん

 

ジョシュア『ん?んん~…おぉ、チノ…おはy』

 

チノ『ガオー!食っちまうぞー!』

 

「「「「ジョジョぉ~!」」」」

 

ジョシュア『う、うぁぁぁあああ!ででで、デンジャラスゾンビぃぃぃ!』

 

チノ『ふふふ』

 

いい気味です



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リアスと朱乃の修行

俺たちは丁度キャンプからグレモリー邸に帰ってきた所だ

 

ジョシュア『さて、このあとはどうする?』

 

リゼ『そうだな、冥界観光……かな?』

 

ジョシュア『じゃあユウゴと一緒に行ってこい』

 

ココア『ジョジョ君は行かないの?』

 

ジョシュア『このあとあいつらの修行見に行かなきゃなんねぇんだよ』

 

俺も少し身体鍛えたいしな

 

リゼ『わかった。ジョジョも気を付けろよ?』

 

ジョシュア『おう』

 

そして、俺はリゼ達と分かれる

 

さて…まずはリアスからだな

 

俺は走ってリアスの元に向かう

 

数分後

リアスが修行している所に着いた

 

ちゃんとやってるみたいだな

 

ジョシュア『よっ!頑張ってんなぁ!』

 

リアス『ジョジョ!どうしたの?』

 

ジョシュア『なぁに、修行だよ』

 

リアス『?修行なら今やってるけど…?』

 

ジョシュア『そっちの修行じゃなくてライダーの方だ』

 

リアス『ライダーの?』

 

ジョシュア『あぁ…』

 

俺はゴーストドライバーを召喚する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

俺はゴーストに変身する

 

リアス『ジョジョ!?』

 

ジョシュア『来いよ…リアス、勝負だ』

 

リアス『い、嫌よ!仲間に手をあげられないわ‼』

 

ジョシュア『……来ないならこっちから行くぞ!』

 

俺はガンガンセイバーを召喚し

リアスに斬りかかる

 

行っとくが俺は操られたり洗脳されたりなんかはしていない

 

正真正銘、俺自身の意思だ

 

リアス『ッ!変身!』

[KAMENride!ディケイド!]

 

リアスはライドブッカーをソードモードにする

 

その瞬間、俺はガンガンセイバーでリアスに斬りかかるが

ライドブッカーで防がれる

 

リアス『何故!私たち仲間でしょ!?』

 

ジョシュア『確かに仲間だ。こいつは本気の殺り合いで修行でもある。お前らには最終フォームまでたどり着いて欲しいんだよ!』

 

俺とリアスは距離を取る

 

ジョシュア『俺もまだ最終フォーム迄には至ってねぇが、お前らは確実に至れる!だからこそ本気を出せ!』

 

リアス『……わかったわ…なら本気であなたを倒す!』

[attackride!BLAST!]

 

リアスは俺に向かってライドブッカー・ガンモードを放つ

 

俺はそれを避けながらガンガンセイバーをガンモードにしてリアスに打ち出す

 

ジョシュア『やるなぁ!』

 

リアス『そっちこそ!』

[KAMENride!カブト!]

[attackride!clockup!]

 

リアスはカブトに変身すると、一気に俺との距離を詰める

 

ジョシュア『そっちがその気なら!』

[カイガン!カブト!今すぐ加速!castoff!]

 

リアス『はぁぁぁあああ!』

 

ジョシュア『うぉぉぉおおお!』

 

俺達が剣で斬り合う

 

リアス『ぐっ!』

 

ジョシュア『ッ!このままじゃ埒があかねぇ!決めるぞ!』

[ダイカイガン!]

 

リアス『そのようね!』

[finalattackride]

 

俺とリアスは高く飛ぶ

 

そして――

 

[オレ!オメガドライブ!]

[ディ・ディ・ディ・ディケイド!]

 

結果は――

 

リアス『ぐっ!』

 

ジョシュア『がっ!』

 

相打ちだった

だが

 

ジョシュア『痛って~…大丈夫か?』

 

リアス『えぇ、大丈夫よ』

 

今の感じはリアスはいつでもコンプリートになれる

けどなれないのは別な理由があるみたいだな

 

ジョシュア『今の感じはお前はいつでも最終フォームになれる。けど、なれないのは別な理由があるみたいだ』

 

リアス『私に…何か問題があるのね?』

 

ジョシュア『違うな…だが、少なくともお前自身の問題じゃねぇよ』

 

リアス『そう、わかったわ』

 

ジョシュア『んじゃ、俺は朱乃の所に行ってくるわ。修行頑張れよ』

 

リアス『えぇ!』

 

そして、俺はリアスと分かれた

 

次は朱乃の所に向かう事にした

 

その道中

後ろからとんでもないオーラを感じた

 

ジョシュア『ッ!(この感じは!真後ろ!)』

 

俺はスタンドを出して、後ろにいる奴にぶち込む!

 

が防がれた

 

???『僕と遊んでくれるのは嬉しいけど、今はそれどころじゃなくてね』

 

ジョシュア『何でてめぇが此処に居やがる!』

 

そう、こいつの名は!

 

ジョシュア『ン・ダクバ・ゼバ!』

 

ゼバ『僕の事を知ってるのかい?』

 

ジョシュア『何しに来た』

 

ゼバ『今代のクウガが現れたと聞いてね、見に来たのと頼み事をしにね』

 

ジョシュア『は?』

 

ゼバ『君は僕の…いや、僕達の事を知ってるみたいだから手短に話すよ?』

 

俺はン・ダクバ・ゼバの話を聞くことになった

 

ゼバ『僕達グロンギは戦闘民族だった。けど僕はそのしきたりに疑問を抱いてね…ンとなった僕はそのしきたりを壊したのさ』

 

ジョシュア『………』

 

ゼバ『僕は直々に、リントの元に行き、クウガと言う戦士と和平を結んだのさ!けど…僕のやり方に不満を持つものも居てね…その不満を持つ者がンとなった』

 

ジョシュア『それで?』

 

ゼバ『彼等は殺人を犯し、あげくゲゲルを取り止めた僕の仲間にまで手を出した!けど、僕の力じゃあいつらは殺せない…』

 

ジョシュア『だからクウガの力を借りに来たのか』

 

ゼバ『僕達グロンギを封印できるのはクウガだけだからね』

 

なるほど……

 

ジョシュア『それで?ンになった奴の名は?』

 

ゼバ『ン・ガミオ・ゼダ』

 

おぉっと

ディケイドのクウガ世界でのンと来ましたか……

 

ジョシュア『俺は良いが朱乃がどうかはわからんぞ?』

 

ゼバ『ふふ、彼は僕達の事をほっとかないよ』

 

俺達が朱乃の場所に着くと、朱乃とガタイのいい男性が激しいバトルを繰り広げていた

 

朱乃『はぁぁぁ!』

 

???『何故だ!?何故、雷光にならない!?』

 

朱乃『黙らっしゃい!私の‼お風呂上がりに楽しみに取っておいたプリンを勝手に食べて‼食べ物の恨みは怖いんですわよ!』

 

はぁ…

朱乃のケンカの理由を思い出し思わずあきれてしまった…

 

ゼバ『あれが…今代のクウガかい?』

 

ジョシュア『あぁ…あれがクウガです…』

 

ゼバ『流石だね!あのクウガは雷光を使うんだ!翼も黒いし‼』

 

ジョシュア『わりぃ、クウガは女の方だ』

 

ゼバ『えっ!』

 

そりゃ驚くよな

だって死闘を繰り広げたクウガがプリンでぶちギレてるんだもんな

 

ジョシュア『とりあえず止めてくるからちょっと待ってろ』

 

ゼバ『う、うん』

 

俺は再び変身する

但し、エジソン魂に

 

[カイガン!エジソン!エレキ!閃き!発明王!]

 

ジョシュア『てめぇら……いい加減にしやがれぇぇぇえええ!』

 

俺は二人の間に割って入る

 

そして二人に拳骨を食らわせる

 

「「痛ったぁ!」」

 

ジョシュア『痛ったぁ!じゃねぇよ!てめぇらプリン一つでいつまで喧嘩してんだ!』

 

朱乃『だって!シャルモンのプリンですのよ!?小猫ちゃんと一緒に二時間も並んで買ったプリンをお風呂上がりに食べようと思ってたのをこの人はッ!』

 

ジョシュア『なるほど…んで?バラキエルさんの言い分は?』

 

そう、このガタイのいい男性はバラキエルさん

朱乃の親父さんだ

 

バラキエル『仕方ないだろ!俺も風呂上がりにプリン食べようと思ってたんだし!にたようなプリンだったじゃないか!』

 

朱乃『はぁ!?違いますぅ!シャルモンのプリンをコンビニのプリンなんかと一緒にしないで下さい!』

 

バラキエル『なッ!コンビニのプリンをなめるなよ!最近のは濃厚でしっとりしてるものもあるんだぞ!』

 

こいつら何回プリン言うのぉぉぉ!?

さすがに聞きあきたわ‼

 

あ、そうだ!あの手を使おう!

 

二人はまだケンカしてるし

 

ジョシュア『朱璃さん呼ぶぞ』

 

俺はボソッとその言葉を口にする

 

すると二人のケンカが止まった

 

ジョシュア『朱璃さん呼んでどうにかしてもらうしかないなぁ~』

 

俺がそう言うと、二人は俺にすがりつく

 

朱乃『お願い!ジョジョ君!それだけは!』

 

バラキエル『私からも頼む!それだけはやめてくれ‼』

 

ジョシュア『じゃあ、ケンカやめるか?』

 

朱乃『それは……』

 

バラキエル『それとこれとは…』

 

ジョシュア『じゃあ朱璃さん呼ぼっと』

 

「「わぁー!わぁー!」」

 

朱乃『やめる!やめるからぁ!』

 

バラキエル『わかった!ケンカはやめるから!』

 

ジョシュア『ならよし♪』

 

そのときの俺の顔はン・ダクバ・ゼバ曰く

いい顔してたらしい

 

まぁ、その話はよくて

 

ジョシュア『バラキエルさん、朱乃の経過は?』

 

バラキエル『あぁ、雷光さえ制御できればらいじんぐあるてぃめっとと言うものになれるだろう』

 

ライジングアルティメットクウガ

クウガの最終形態で最強のフォーム

ほんとは洗脳しないとできないんだけど

 

悪魔がクウガだし行けるかなって

そしたらこれだよ

普通にいけるってどんだけよ

 

ゼバ『じゃあ、僕も手伝うよ!』

 

ジョシュア『よろしく頼むわ』

 

朱乃『よろしくお願いいたしますわ』

 

ジョシュア『んじゃ、俺はイッセーの所行ってくる』

 

朱乃『あ!でしたらこれを!』

 

そう言って朱乃は俺に弁当を渡す

さっきリアスにも頼まれたんだよな

イッセーに弁当届けてって

 

朱乃『イッセー君に』

 

ジョシュア『アイアイサー』

 

そして、俺はイッセー元に向かう

 

ジョシュア『そーいや言い忘れたけどそいつサーゼクスさんやアザゼル以上に強いから気ぃつけてな~』

 

その後、後ろから「えぇぇぇぇ!?」と言う叫び声が聞こえたが気にしない♪



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強さと能力と恐怖

注意!
このepisodeofhighschoolに黒歌は一度しか出てきません!
すいません!


俺はものすごい爆音の中にいた

 

何で爆音の中にいるのかって?

 

イッセーの修行を見に来たんだが……

 

イッセー『うわぁぁぁぁ!』

 

ドラグレッダー『どうした!貴様の力はそんなものか!』

 

タンニーン『まだまだ行くぞ!赤龍帝!』

 

うわぁ…

 

ドラグレッダーとタンニーン、そしてティアマットがイッセーに襲いかかる

 

鬼かよ……

 

ジョシュア『オーイ、タンニーン!ドラグレッダー!ティア~!』

 

俺は見かねて

三体のドラゴンを呼ぶ

 

タンニーン『おぉ!ジョジョか!』

 

ティア『どうした?』

 

ジョシュア『いや、イッセーに弁当をな』

 

ドラグレッダー『ならば、少し休憩だな』

 

すると、そこにアザゼルもやってきた

 

アザゼル『よぉ!イッセー!』

 

どうやら

アザゼルも弁当を持ってきたらしい

 

ジョシュア『んじゃ、飯にするか!』

 

俺たちは弁当を食うことにした

つってもイッセーだけなんだけどな

 

イッセー『うまい!これ誰が作ったんですか?』

 

ジョシュア『今イッセーが食ってるのはリアスのだ。ちなみに、右から朱乃、アーシア、ゼノヴィアだ』

 

イッセー『この旨さなら全部食えます!』

 

それはよかった

 

ジョシュア『そーいや修行の方はどうだ?』

 

タンニーン『さすがはドラグレッダーとドライグが選んだだけではあるな。逃げることもさることながら、俺達三人に対して真っ向から挑もうと努力している』

 

じゃあ、最終フォームになるのも近いな!

 

ジョシュア『そうか、努力するのは良いがオーバーワークはやめとけよ?後で後悔するから』

 

イッセー『はい!』

 

アザゼル『そうだ!お前ら、しばらくイッセーを借りるが言いか?』

 

ジョシュア『どうしたんだ?』

 

アザゼル『ま、後で話すわ…それに、今は小猫の方だな……』

 

イッセー『何かあったんですか?』

 

アザゼル『今朝、倒れた…オーバーワークでな…今はベッドで安静にしてる』

 

マジか……

 

あいつらが居て何やってんだよ

 

ジョシュア『じゃあ俺が治す、仗助は観光楽しんでるみたいだし、波紋で気を整えりゃあ少しはマシになるだろ』

 

アザゼル『それもそうだな。丁度、お前ら二人を連れ戻すように言われてたし』

 

ジョシュア『誰に?リアスか?』

 

アザゼル『……の母上殿だ』

 

おぉっと

まさかのヴェネラナさんからの呼び出しか

 

俺達はグレモリー邸へ戻ることになった

 

 

 

 

イッセーが目の前で踊ってる

 

ヴェネラナさんに教わりながら

ビックリだよな

 

最初にリアスのお姉さんかと思ったら

お母様って聞いた時はさすがにはっ!?ってなった

 

ヴェネラナ『はい、そこでターン。ダメね、キレが悪いわ。ほら一誠君、ボケッとしてる暇はありませんわ』

 

……思ったけど大分スパルタだな

 

ま、のちのち必要になってくる技術だろうし

ドラゴン三体と鬼ごっこよりか楽だろうさ

 

ヴェネラナ『少し休憩しましょう』

 

やっと解放されるイッセー

 

イッセー『あ、あの…なんで俺だけなんですか?』

 

ヴェネラナ『木場祐斗さんは既にこの手の技術を身に付けていますわ。ギャスパーさんは吸血鬼の名家の出。頼りない振る舞いですがそれ相応の作法は知っていますわ。問題は貴方です。人間界の平民出とは言え、一定以上の作法を身に付けていただかないと困ります。貴方はリアスと共に何れ社交界に顔を出さねばならないのですから。冥界滞在中に少しでも習わしを覚えねばなりません』

 

なーるほど

要はリアスとの交際を前提としたことか

 

イッセー『でもジョジョ先輩は?それに絋汰先輩達も』

 

ヴェネラナ『ジョジョさんはもはや完璧としか言えないでしょう、絋汰さん達はさすがは元ダンスチームと言ったところです』

 

この俺をなめるなよ!

って台詞が出てきた俺は悪くない

 

ジョシュア『つーか、小猫は大丈夫なんですか?』

 

ヴェネラナ『えぇ、只のオーバーワークです。二日も休めば大丈夫でしょう…彼女なりに戦っているんでしょう…力と存在に…』

 

ジョシュア『力と存在?』

 

ヴェネラナ『そういえばまだ二人には話していませんでしたね…話しましょう…三人の猫の話を……』

 

ジョシュアsideout

 

 

ヴェネラナside

 

これは

三人の猫の物語です

 

 

三匹の兄妹猫はいつも一緒でした

 

寝るときも、遊ぶときも

親とは死別し、頼るものも居ない三匹の兄妹猫はある日、とある悪魔に拾われました

 

兄猫と姉猫が悪魔の眷属になることですむ場所を手に入れ、やっとマトモな生活が出来るようになりました

 

しかし、その生活も長くは続きませんでした

 

兄猫の成長が思いの外早く

ごく一部の者しか使えない波紋を使えるようになり

また姉猫も同じように仙人しか使えない仙術が使えるようになりました

 

しかし、兄猫は突如、主を殺害

姉猫もそれに協力したとして

三人の兄妹猫は追われる身となった

 

兄猫と姉猫ははぐれとなったのである

 

しかも、兄猫は超SSS級、姉猫はSSS級のはぐれ悪魔として

 

それこそ、一部隊を一人で潰せるほどの力で

 

上層部は妹猫に責任をなすりつけた

 

『兄猫と姉猫が暴走したんだ!妹猫も暴走するに違いない!』

 

しかし、サーゼクスがそれを阻止した

 

しかし、妹猫の心の傷は深く、生きる希望を失っていました

 

サーゼクスはリアスと妹猫を会わせ、生きる希望を与えました

そしてリアスは妹猫に名を与えました

 

――小猫と

 

ヴェネラナsideout

 

ジョシュアside

 

―――

 

今の話は小猫の話か……

 

繋がった…

 

小猫のオーラに違和感を感じてたんだが

転成悪魔だったのか

 

しかも猫系妖怪の上位種である猫魈からの

 

ジョシュア『んじゃ、ヴェネラナさん。後はお願いします』

 

ヴェネラナ『わかりました』

 

イッセー『へ?ちょっとジョジョ先輩!?』

 

俺はそのまま、医務室へ向かう

 

医務室には事前に入ってもいいっていってたけど

その前にドアをノックしてから入る

 

ベッドの横に朱乃が待機していた

ベッドには猫耳を生やした小猫の姿が

 

ほんとに妖怪なんだな……

 

自分の予想が当たって内心驚いてる

 

朱乃『ジョジョ君これは…』

 

ジョシュア『大丈夫だ、話は聞いてる』

 

ま、怪我だけならアーシアに治してもらってんだろ

それか仗助にな

 

ジョシュア『よ!調子どうだ?』

 

小猫『……何しに来たんですか?』

 

おおっと

かなりご立腹なようで

 

ジョシュア『心配だから来たって言ったら怒るか?』

 

小猫『……』

 

ジョシュア『色々聞いたけどよ、オーバーワークは……』

 

小猫『……りたい』

 

ジョシュア『?どうした?』

 

俺が聞き返すと、小猫は目に涙を貯めながら

ハッキリとした口調で言った

 

小猫『強くなりたいんです…祐斗先輩やゼノヴィア先輩、朱乃さん…………そして、ジョジョ先輩の様に、心と体を強くしていきたいんです。ギャー君も強くなって来てます。アーシア先輩の様に回復の力もありません。…………このままでは、私は役立たずになってしまいます……。グレモリー眷属の『戦車ルーク』なのに、私が一番…弱いから…………。お役に立てないのは、イヤです……。だけど、内に眠る力を…猫又の力は使いたくない……。使えば私は……姉様の様に……。もうイヤなんです…………もう、あんなのはイヤ…』

 

なるほど……

やっぱり心に残った傷は深いって訳か

 

……俺は思わず

過去の自分……いや小猫を前世の自分と重ねていた

 

ジョシュア『気持ちはわかる……けど、あえて言わせてもらうぞ?…自分の調子もわかんねぇ奴がいくら頑張っても強くはなれねぇぞ』

 

小猫『っ!』

 

 

小猫は更に悲しそうに顔を歪める。

でも、今のこいつに必要なのは中途半端な同情じゃない。

 

ジョシュア『それに、お兄さんが暴走したからと言って小猫まで暴走するとは限らねぇだろ?』

 

小猫『……先輩に、何が分かるんですかっ!?私はジョジョ先輩の様に、強くなんてないからっ!!」

 

ジョシュア『他人と自分を比べて弱いと理由付けて!何時までも力から逃げても、強くなんてなれる訳ねぇだろっ!?』

 

俺は一度、深く深呼吸して

静かに言葉を紡ぐ

 

ジョシュア『小猫。お前は嫌でも何時か猫又の力と向き合わなきゃならねぇ。ここで地団駄踏んでても、ただ遠退けてるだけだぞ?』

 

小猫『…………』

 

ジョシュア『それに、お前は皆が強いって言うけどよ、強くなんてねぇよ。皆、心では弱さを抱えてる物さ。お前の様にな』

 

小猫『…弱さを』

 

ジョシュア『弱さを抱えるのは、悪いことじゃねぇ。けど、その弱さを乗り越えなきゃ、ずっと弱いままだ。体も、心も」

 

俺だってそうだった

昔も…いや、今はこの話はまた今度にしよう

 

ジョシュア『お前が味わってきた苦しみは、お前にしか分からねぇ。でも、何時までもそれに阻まれてるんじゃ、本当の意味でお前はリアスの足枷になる。それでも良いのか?』

 

小猫『…………ッ』

 

足枷と言う言葉に、悔しそうに目尻に涙を浮かべる小猫。

 

ジョシュア『それに、皆思い思いに、自分にしか出来ないことをやってる…………。弱さに挫けて、泣きたくなっても、進まなきゃ何も始まらねぇんだ。………………これだけは、伝えたかったんだ。小猫ちゃんも朱乃も、それだけは覚えててくれよ?」

 

 

俺はそこで言葉を切り、部屋を出ていった。

 

部屋を出ると、カザリが待っていた

 

カザリ『いいの?あんなこと言って…下手したら嫌われるかもだよ?』

 

ジョシュア『別にいいよ。嫌われても、守りてぇもん守れりゃそれで……』

 

それに……逃げたってなんも変わらねぇ…

 

カザリ『君も、なんだかんだでお人好しだね』

 

ジョシュア『よく言われるよ』



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ジョジョ、喧嘩を売る

この話はマコトとアランのキャラ崩壊が強い回です!
マコトとアランのキャラ崩壊は認めぬと言う方はブラウザバックしてください(°▽°)



小猫との話から時は流れ

 

俺はグレモリー本邸に戻っていた

 

リアス『いい?何があっても冷静にいなさい。ライバル達に無様な姿は見せられないわ‼』

 

そう意気込むリアス

 

つーか俺とイッセーと朱乃の三人だけなんだが?

 

すると、木場とミッテルトが戻ってきた

 

木場『只今戻りました!』

 

ミッテルト『ただいまッス!』

 

リアス『お帰りなさい。祐斗は少し筋肉付いたんじゃない?』

 

木場『そうですか?』

 

木場は俺とも修行をした

その中であいつはもう一つの最終フォームに至った

 

ま、それは今度のレーティングゲームでまた見せてくれるらしい

 

次は……

包帯を巻いたミイラだよな?

 

ゼノヴィア『おーい!みんなぁ!』

 

ゼノヴィアかよぉぉぉ!

 

ま、どうせ怪我とか治したことが無いから適当に巻いたらこうなった的なやつだろ?

知ってる

 

 

次はアーシアだ!

 

アーシア『皆さん!お久しぶりです!』

 

ジョシュア『おぉ、アーシア!どうだ?神器の方は?』

 

アーシア『まだまだです…』

 

ジョシュア『まぁ、そう落ち込むな。伸びしろはあるってこった』

 

後はギャスパーだな

 

小猫はもう既にリアスの側にいる

 

すると

リアスの近くに白い羽が

 

ん?この羽は……

 

そして目の前にはリアスにひざまづくギャスパーの姿

 

ギャスパー『お久しゅうございます。姫』

 

 

あ、察し

 

俺が察した瞬間

 

「「「「「「「えぇぇぇえええ!?」」」」」」」

 

驚きの声が響いた

 

ギャスパー『何を驚かれているのです?』

 

ジョシュア『おい、そこら辺にしとけよ?お前の事は今日が初対面なんだからよ』

 

ギャスパー『……ふむ、そうであったか…教えてくれてありがとう、下僕その一』

 

ジョシュア『あ゛ぁ゙!?』

 

そう、ギャスパーにはまた二体のイマジンがとりついたのだ

一人は察しの通り……

 

ギャスパー『我が名はジーク!皆のもの!私を敬うがよい!』

 

ジョシュア『とりあえずお前は出ていけ!ネガ!』

 

俺がネガと呼ぶと

ギャスパーの髪の一部が白から黒に変わる

 

Nギャスパー『やれやれ、バカ鳥が失礼したな。俺はネガタロス。バカタロ…じゃなかった、モモタロスの兄だ。よろしく頼む』

 

二人が自己紹介するも

他のメンバーはノーリアクション

 

Nギャスパー『これ大丈夫か?』

 

ジョシュア『ま、大丈夫だろ。それよりネガ、そろそろギャスパーに変わってやれ』

 

Nギャスパー『わかった』

 

ネガタロスはギャスパーから離れ

実体化する

冥界では過去の世界と同じ作用があるのか未契約のイマジンでも実体化できる

 

ギャスパー『部長!お久しぶりです!』

 

リアス『あ、えぇ、久しぶりね……え?』

 

イッセー『ギャスパーが!』

 

木場『どもってない!』

 

ギャスパー『はい!一度会った人や知り合いならもう緊張しなくなりました!』

 

ジョシュア『んじゃ、魔王領に行きますか!恒例なんだろ?若手悪魔の集会』

 

リアス『えぇ』

 

俺達は魔王領に向かうことにした

 

 

 

 

 

 

魔王領に着き、控え室に向かうと

控え室の前に誰か立っていた

 

リアス『サイラオーグ!』

 

サイラオーグ『む?リアスか?』

 

こいつはサイラオーグ

リアスのいとこだ

 

ま、俺も今日初めて会ったんだけどな

 

アーシア『部長さん、この方は?』

 

サイラオーグ『む?自己紹介をしていなかったな。俺はサイラオーグ・バアル、バアル家の次期当主で、リアスのいとこだ』

 

サイラオーグは気さくに自己紹介する

 

ジョシュア『俺の名前はジョシュア・ジョースター、俺の事は感謝と親しみを込めてジョジョって呼んでくれ』

 

リアス『それで?なんで廊下に?』

 

サイラオーグ『あぁ、それは――』

 

サイラオーグが何かを言おうとしたその時

 

突如、爆発音が聞こえた

 

サイラオーグ『全く、面倒事には関わりたくないんだがな』

 

???『バカなの?死にたいの?』

 

???『るっせぇ!俺のアニキをバカにしたんだ!一発殴らせろ!』

 

二人の悪魔が喧嘩をしていた

 

ジョシュア『リアス、あの二人は?』

 

リアス『眼鏡の方はシーグヴァイラ・アガレス、タトゥーが入ってる方はゼファードル・グラシャラボラスよ』

 

ジョシュア『ほう……』

 

部長の隣にいたサイラオーグさん?は首を二、三鳴らして今にも爆発しそうな二人のところに歩いていった。

 

リアス『イッセー、彼をよく見ておきなさい。彼が若手ナンバーワンの悪魔よ』

 

イッセー『なっ!?マジすか!?』

 

ナンバーワン……

一番強いってことか……

俺が納得しているとサイラオーグは既に二人の間に入っており、その場にいる殆どの人の視線を集めていた。

 

サイラオーグ『シーグヴァイラ、ゼファードル。これ以上騒ぎを起こすな。いきなりだがこれは最終警告だ。無視するのであれば俺が相手をするぞ』

 

ゼファードル『関係ねえよ。俺のアニキをバカにしたんだ。俺は絶対に許さねぇ!』

 

ドゴンッ!と

激しい打撃音と共にゼファードルは地面に殴りつけられた。

おいおい……。あんなのまともに当たれば気絶なんかじゃすまねぇだろ。

 

ゼファードル『痛ぇな、コラ!』

 

そう思っていたのだが、ゼファードルは直ぐに起き上がり、下からアッパー気味にサイラオーグを殴り返した。

 

サイラオーグ『グッ!……今ので気絶しないとはな。少し舐め過ぎていたようだな』

 

ゼファードル『ハッ!それ以上の拳を知ってんだよ、こっちはよ』

 

サイラオーグ『なるほど、以前に俺以上の拳を受けたのか。通りで今の一撃に耐えられるハズだ』

 

ゼファードル『チッ、てめぇも俺の拳を受けてピンピンしやがってよ。バアルの無能って認識は変えねぇとな』

 

どっちも普通じゃねえ。

イッセーも少しは強くなったって思ってたけど、何回の倍加をすれば今の一撃に耐えられる?

 

……そもそもガードベント使えば耐えられるじゃん

 

 

サイラオーグ『喧嘩の理由はなんだ?世間で聞いていた凶児とは違った印象を受けるお前がくだらない事で怒る様には見えんのだが?』

 

ゼファードル『……チッ、アニキをバカにされたんだよ』

 

兄弟の事をバカにされたから怒ったのか?

ヤンキーっぽくても以外と良い奴なのかな?

少し印象が変わったぜ。暖かい目で見よう。

 

リアス『ど、どうしたのジョジョ。いきなりほっこりした顔になって』

 

リアス……。

気にすんな。俺は唯、兄弟愛ってものにほっこりきただけだ

 

ん?でも姉妹がいたな…

自称だが……

 

サイラオーグ『アニキ?元次期当主のカーシャモラルはそんなに良い兄だったのか?俺の認識では犯罪者だろう。お前も、そう考えたのだろうシーグヴァイラ』

 

シーグヴァイラ『え、ええ』

 

犯罪者?

ゼファードルのアニキって犯罪者だったの?

あ、でもゼファードルが庇う様に怒るってことは冤罪か何かなのか?

 

ゼファードル『あんなゴミ以下のクソミソカス野郎が俺のアニキィ?ざけんな!』

 

……おおっと…

アニキ、すっげぇボロカスに言われてる…

何でや?

 

サイラオーグ『では誰の事だ。魔王であるファルビウム様をバカにする事なんてもっとないだろう』

 

シーグヴァイラ『勿論よ、魔王様を貶すなんて馬鹿じゃない限りしないわ』

 

ファルビウム?

あぁ、確か今の魔王様の一人だよな。

ってことはゼファードルはリアスと同じ魔王の血族かぁ。

 

ゼファードル『あ?なんだ、シーグヴァイラはカーシャモラルの野郎をバカにしてたのかよ』

 

シーグヴァイラ『え、ええ。そうなるのかしら?』

 

ゼファードル『なんだよ、なら最初からそう言えよ!うし、ドンドンバカにしていいぜ』

 

「「「「「えええええええええええええええ⁈」」」」」

 

ゼファードルはさっきの怒りは何処に行ったのかってぐらいの爽やかな笑顔で親指を立ちながら言った。

なんで!?

 

サイラオーグ『ゼ、ゼファードル。じゃあお前のアニキとは誰なんだ?』

 

ゼファードル『あ?決まってんだろ。そんなん……』

 

サイラオーグが少し戸惑いながらも話しかける。ゼファードルは言葉に少し、間をおいて言い放った。

 

 

ゼファードル『ユウゴのアニキの事だぜ‼︎』

 

その場にいたオカ研全員が固まった

 

サイラオーグ『?どうした』

 

俺は直ぐ様

ユウゴを召喚する

 

今日はソラがチノ達の護衛を担当してるはずだし

 

ユウゴ『おう、どうした?』

 

俺はユウゴの肩をつかんで揺らす

 

ジョシュア『お前昨日一体何をしたぁぁぁあああ!』

 

ユウゴ『あぁ、昨日はオーマに任せて冥界の果てを見に行ってた!』

 

ジョシュア『ふっざけんなぁぁぁあああ!』

 

俺はユウゴに説教している傍ら

アーシアに向けられた狂気の視線を感じ、ユウゴを壁に叩きつける要領でその視線を遮る

 

すると、一人が一瞬

怒りの表情を俺に向けるがすぐに優しい表情に戻った

 

あいつは確か……

 

悪魔『ジョシュア様、セラフォルー様とサーゼクス様がお呼びです』

 

ジョシュア『わかった、すぐ行く。つー訳だ、後は任せたぜ』

 

俺はユウゴを帰して、セラたんとサーゼクスさんの元に向かう

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

ちょっとした騒動もあったが、その後は何事も無く進んだ。各眷属の人達と自己紹介。どの人も強そうで俺が一番弱く見えて情けない。

 

ドライグ『何を言う?お前は俺とドラグレッダーに選ばれた男だぞ?』

 

ドラグレッダー『そうだぞ?お前は二体の赤龍帝がいるんだ。お前は強いさ、相棒』

 

そうだな

 

ありがとう、ドライグ、ドラグレッダー

 

俺達は今、メイドさんに案内されて不気味な雰囲気の場所に連れて行かれた。

俺や匙のような眷属達は部長の様な王前に後ろで控えている。

かなり高い椅子の上に偉そうな悪魔さん達が座っており、その中でも一番上のところにサーゼクス様やセラフォルー様がいる。他にも二人いるが多分、魔王様なんだろうな。

 

サーゼクス『よく集まってくれた。これは若手悪魔の顔見せと同時に君達を見定める会合でもある』

 

悪魔1『まぁ、さっそくやってくれたようだが?』

 

初老の悪魔が喋り、ゼファードルさんやシーグヴァイラさん、サイラオーグさんを皮肉げに一瞥する。ゼファードルさんはまいったまいったと言う風にカラカラ笑っている。

 

サーゼクス『君達、六名は家柄と共に実力も申し分ない。しかし、若手だからこそここでお互いの実力を高めあってほしい』

 

サイラオーグ『我々もいずれ禍の団との戦いに投入されるのですね』

 

サーゼクス様が部長達に説明するように話すとサイラオーグさんが禍の団について聞いた。旧魔王派とかの奴らか……。テロリストの考えはよくらわかんねぇぜ。

 

サーゼクス『いや、私はあまり若手悪魔の君達を投入したくはないとおもっている』

 

サイラオーグ『何故です?私たちにもそれ相応の覚悟はあります』

 

サーゼクス『私は次世代の悪魔を余り失いたくはないのだよ。だが、その勇気は認めよう。感謝する』

 

サーゼクス様の言葉に納得は出来ない様だがサイラオーグさんは頷いた。あと、サーゼクス様……真面目に魔王やってるなぁ。プライベートとは大違いだ。

 

その後、お偉いさんの長ったるい話やレーティングゲームについての細かい注意などがあったが、頭の悪い俺には全くわからないぜ!と思い聞いた振りをして過ごした。

これが終わったらパーティーか……。

ベッドで気持ち良くひと眠りしてから行きたいぜ。

 

サーゼクス『さて、それでは最後に君達の今後の目標を聞かせてほしい』

 

サイラオーグ『俺は魔王になるのが夢です』

 

サーゼクス様の言葉にサイラオーグさんはまっすぐに前を向いて言い放った。

その姿に他のお偉いさん達も驚嘆の声を上げている。

 

「「「「「ほう」」」」」

 

悪魔1『大王の家から魔王、前代未聞ですな』

 

サイラオーグ『俺が魔王になるしかないと民が感じればそうなります』

 

サイラオーグさんはお偉いさん方の言葉にも動じない。そんな姿に男として純粋にカッコいいと思う。ジョジョ先輩もそうだが木場とかサイラオーグさんとか、俺のまわりの男達はカッコいい人ばかりだ。

 

リアス『私はグレモリーの次期当主として生き。レーティングゲームの大会で優勝することが夢ですわ』

 

サイラオーグさんの言葉のすぐあとに部長が自分の目標を述べる。

 

他の悪魔の人達も次々に目標を話していく。アスタロトやアガレスの人達の目標も感心したけど、一番印象に残ったのはヤンキー兄ちゃんこと、グラシャラボラス次期当主の言ったユウゴのアニキと真正面から戦いたいだ。

お偉いさん達はユウゴ?と分かっていなかったがユウゴさんの事を知っている俺達グレモリー眷属やソーナ先輩のシトリー眷属はとても驚いていた。魔王のサーゼクス様やセラフォルー様はすげぇ爆笑してたけど。

 

そして最後に目標を話したのはソーナ先輩だった。

 

ソーナ『私は冥界にレーティングゲームの学校を建てることです』

 

学校かぁ。ソーナ先輩なら凄く上手くやりそうだよなぁ。

俺は感心するだけだったけどお偉いさん達は眉を寄せて余りいいとは思ってなさそうだ。

 

悪魔2『学校なら既にあるはずですが?』

 

ソーナ『それは上級悪魔と特権階級の悪魔しか通えない学校です。私が創りたいのは下級悪魔や転生悪魔でも通うことのできる学校です』

 

凄いな。

そんなことをソーナ先輩は考えていたのか……。

俺なんておっぱいの事で頭がいっぱいだって言うのに。

匙やシトリー眷属はどこか誇らしげだ。

しかしーー。

 

「「「「「ハハハハハハハハハハ‼︎」」」」」

 

お偉いさん達の笑い声が室内に響き渡る。

あ?

なんだよ、笑いどころなんて今の話しで何処にあったんだよ。部長を見ると少し顔を顰めていた。

匙も、訳が分からず驚いている。

 

悪魔1『それは無r…』

 

ジョシュア『お茶です』

 

悪魔2『これは傑s…』

 

マコト『お茶です』

 

悪魔3『なるほど! 夢見る乙m』

 

アラン『お茶です』

 

悪魔4『シトリー家の跡取りともあろう者がそのような夢を語るとは。ここがデビュー……』

 

「「「お茶です」」」

 

お偉いさん達が次々とソーナ先輩達を嘲る様な言葉を言うたびに、お茶ですの言葉で遮られている。お茶を配っているのは三人の執事だ。

 

三人とも燕尾服を纏い、その顔には何処か人を挑発するような笑顔を浮かべているのが印象的だろう。

 

「「「「………⁈」」」」

 

は!?

なんか、いる!?

俺達のとても良く見知った顔が燕尾服を着てお茶を配っている。

というか、ジョジョ先輩だった。

 

右隣を見れば木場が冷や汗を左を見ればシトリー眷属が唖然として口をポカンと開けている。シトリー眷属もジョジョ執事のこと知らなかったのか?

いや、俺達も知らなかったけど

 

悪魔4『ええい!先ほどから何だ貴s』

 

ジョシュア『お茶です』

 

悪魔4『お茶はもうよいわ!』

 

にしてもジョジョ先輩無駄にハイスペックだよな。今のでもうお偉いさん達全員にお茶を配り終わってる

 

悪魔3『何者だ!ここには部外者以外は入れない筈だぞ!』

 

すると、ジョジョ先輩がスッゴい笑顔になる

 

ジョシュア『何者だと聞かれたら!』

 

マコト『答えてあげるが世の情け!』

 

アラン『冥界の破壊を防ぐため!冥界の平和を守るため!』

 

マコト『愛と真実の正義を貫く!』

 

ジョシュア『クール&ビューティーな執事役!ジョシュア!』

 

マコト『マコト!』

 

アラン『アラン!』

 

ジョシュア『冥界を駆ける執事の三人には!』

 

マコト『ホワイトホール!白い明日が待っている!』

 

アラン『なーんてな』

 

悪魔1『セラフォルー様!執事が何故この場に!?』

 

お偉いさん達を無視して話したのが悪かったのかとうとうそのうちの一人が怒鳴りだした。

 

セラフォルー『んー、私は控える様に言ったんだけどね? どうしたの?』

 

いや、セラフォルー様。

普通に話してるけどこっち凄い違和感ありますよ?

 

リアス『くっ、ここにカメラさえあればっ…!』

 

部長!?

 

ジョシュア『セラフォルー様。本日のスケジュールについて緊急のお知らせが』

 

セラフォルー『え?本当?教えて、手短にね!』

 

ジョシュア『はい、本日のスケジュールですがこの後の会議の時間が少し早まってしまい。本来のご予定のソーナお嬢様の写真集製作、ボリューム5684が製作出来なくなってしまいました』

 

セラフォルー『え!?嘘!?』

 

はい!!?

そのソーナ先輩の写真集の製作って!?

ボリューム5684?ものすご数じゃない!?

 

ソーナ『私が嘘って言いたい……』

 

ソーナ先輩は両手で顔を隠して下を向いてしまった。そりゃあ、恥ずかしいでしょうね。セラフォルー様のシスコンっぷりを舐めてましたよ。

 

マコト『サーゼクス様、こちらは頼まれていたリーアたん写真集、学園内バージョンでございます』

 

サーゼクス『ありがとう、マコト君』

 

今度はマコトさんがサーゼクス様に懐からサッと取り出した物を渡していた。

その写真集、気になります!

 

 

リアス『嘘よね!?私のも!?』

 

部長、頑張れ!マジで頑張れ!

でもその、写真集は後でジョジョ先輩にまだ持ってないか聞いてみよう。

 

ジョシュア『それでセラフォルー様、いかがいたしましょうか?』

 

セラフォルー『うーん、会議はキャンセルで!かわりに役員に渡す書類つくらなきゃね!』

 

ソーナ先輩の写真集を優先させちゃったよ!

良いのそれ!?

絶対にダメですよね!?

 

ジョシュア『そうおっしゃると思い既に書類を用意しておきました』

 

サッと懐から束になった書類を取り出すジョジョ先輩。

その姿はまさに完璧な執事と言っても問題はないだろう。

その書類の束、明らかに懐に入らないよね?なんで入ってたの?

 

セラフォルー『流石、私の執事ね!』

 

セラフォルー様はものすごく嬉しそうだ。満面の笑みを浮かべている。いつの間にかものすごくセラフォルー様とジョジョ先輩は親しくなったようだ。

 

ミッテルト『……ジョジョ先輩が寝取られた!?』

 

それは絶対に違う‼︎

何をいきなり言い出すんだこの堕天使は!

お兄さんビックリだよ!

だから驚愕って表情はやめましょうか!

 

悪魔2『ごほん…それでその執事は…』

 

アラン『お茶ですか?』

 

悪魔2『お茶はもうよいと言っとるだろうが!?』

 

咳払いを一つして先輩達と魔王様の注目を集めた初老の男性悪魔だったが、アランによって言葉を遮られてしまう。

絶対にワザとやってますよね?

 

ジョシュア『落ち着いて下さい皆様。お茶でも飲んで心を沈めてはいかがでしょう』

 

セラフォルー『ジョジョ君のお茶は凄く美味しいよ☆』

 

セラフォルー様が勧めたためか流石に飲まない訳にはいかない様な空気になりお偉いさん達は皆、一口、一口と飲んでいく。口をつけて少し驚いた表情をしているから凄く美味しかったようだ。

 

ジョシュア『さて?何のお話しでしょうか?』

 

悪魔2『私達の言葉を遮るとはどういうことだ‼︎』

 

ジョシュア『私共、執事として当然の事をしたまでにございます。主の妹君、つまりソーナお嬢様を馬鹿にされては黙っておれません』

 

悪魔2『ならばなんだと言うのだ?』

 

ジョジョ先輩は突然、壁を殴り

穴を開ける

 

そして笑顔から一変、怒りの表情を露にする

 

ジョシュア『ダチの夢をバカにしたてめぇらの態度、文字通り打ち砕いてやるよ』

 

そして、ソーナ先輩の夢をバカにした四人のお偉いさん達は

ギャーギャー騒ぐ

 

しまいには、自分達の女王とジョジョ先輩を戦わせようとした

 

ジョジョ先輩はそれを了承した

 

そして、控え室に戻ると

 

リアス『ジョジョ!大丈夫なの!?』

 

ジョシュア『大丈夫だよ。ま、あれだけの事言ったんだ、向こうさんもそれなりに実力があるんだろうよ?』

 

余裕そうでした

 

ジョシュア『下手したらスタンドも使わねぇかも知れねぇな!』

 

うわぁ、フラグ立ててません?これ?

 

ジョシュア『イッセー、フラグはへし折ってなんぼだぞ?』

 

心読まれた!?

 

ジョシュア『あ、そうだ。お前らの最初の対戦相手、ソーナ達だから』

 

……えぇぇえぇぇぇえええ!?

 

このタイミングで!?

 

リアス『やっぱり、まぁ相手にとって不足は無いわ!皆‼全力で行くわよ!』

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

そして、俺達はグレモリー邸に戻って

休むことにした

 

ナレーションside

 

ジョジョ達が若手悪魔の会合に出席している時

 

岩場である人物がその会場を見ていた

 

???『待ってろ白音……今、迎えに行くからな…』

 

この男こそ、小猫の心に深い傷を付けた張本人

超SSS級はぐれ悪魔

 

獅音(シオン)である

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ジョシュア『やっと真の実力をお披露目できるぜ』

頑張ってね!

ジョシュア『つーかお前が俺を弱く書いてるから読者の皆さんが誤解してるかも知れねぇんだぞ!』

俺知らなーい

「「「変身!」」」

あれ?マコトにアランまで!?

[[ダイカイガン!オメガドライブ!]]
[ダイテンガン!オメガウルオウド!]

「「「はぁぁぁあああ!」」」

ぎゃぁぁぁあああ!


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冥界猫、本気になる

エグゼイド見ました?

キリヤさん、リプログラミングでなんとかならないッスかねぇ……


ジョシュア『ふぅ………』

 

夜――――俺はグレモリー家のテラスで水を飲みながら一息吐いていた。

 

イミテイト『相棒。また、あの夢か?』

 

ジョシュア『ん?あぁ………最近よく見るんだよなぁ』

 

あの夢ってのは、俺の前世の事。

 

ジョシュア『イミテイト、俺さ……すごい幸せなんだ』

 

イミテイト『そうだな。俺にもそう見える』

 

ジョシュア『でもさ、幸せになっちまったら……あの日の出来事を忘れてしまいそうで、怖いんだ……』

 

…もしかしたら、最近になって見る様になってるのは、決して消えることの無い十字架って事を現してるのかも、な。

 

 

「お前は、お前自身の罪をわすれてはならない」って言う――――

 

 

 

 

小猫『…………先輩?』

 

 

――――ッ!?

 

 

そこのいる筈の無い声が聞こえ、勢いよく振り向くと、

 

 

ジョシュア『小猫……?』

 

 

リアス眷属のマスコットキャラクター、小猫がいたんだ。

………以前会った時と同じ様に、可愛い猫耳と尻尾を生やして。

 

ジョシュアsideout

 

小猫side

 

小猫『……………ふぁ』

 

私――――塔城小猫は、深夜に目を覚ましました。

理由は、三日後に控えたソーナ会長達とのレーティングゲームを控えて、恐らくですが緊張しているのかもしれません。

 

私は――――その試合で、自身の中で嫌悪していた力、仙術を使うと決めたから。

 

 

ですが………心でそう決めても、頭の方がまだ納得できていないみたいです。

私も、もし兄様や姉様の様に守るべき部長を傷つけてしまったらと思うと…………

 

私は気晴らしに外の空気を吸おうとして、普段は出さない猫耳と尻尾を出してテラスへと向かいました。

するとそこには………先客がいました。

 

小猫『………先輩?』

 

ジョシュア『ッ!?』

 

そこにいたのはオカルト研究部のスタンド使い、ジョシュア先輩でした

先輩は最初俯いて何やら独白していましたが、私が声をかけると、此方を勢いよく振り返り、心底驚いたような顔をしていました。

 

ジョシュア『……小猫か…全然気づかなかったよ』

 

小猫『仙術の力を応用すれば、容易いです……』

 

私がそう言うと、

 

ジョシュア『すげぇな、仙術ってのは…波紋とは大違いだ』

 

と、先輩は感心した風に呟きました。

 

小猫『…ジョジョ先輩は、どうしてここに?』

 

ジョシュア『……ちょっとな。夜風に当たりに来たんだよ』

 

………嘘です。

 

今の私は、猫又の力を解放しているから、人の気の流れが分かります。

だからこそ言えるんです。

 

ジョジョ先輩は、嘘を吐いている……と。

 

現に今のジョジョ先輩の気には、若干の乱れが見られます………でも、驚きでした。

先輩にも、怖いものとかもあるんだ――――と。

 

小猫『先輩……私はっ』

 

ジョシュア『皆まで言うな。………仙術って、人の心にも敏感なの忘れてたぜ』

 

……読み取られてしまいました。

 

 

ジョシュア『それはそうと………この間は、悪かったな』

 

小猫『えっ?』

 

私は一瞬何の事か分からず首を傾げましたが、直ぐに思い当たりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――ここで話は逸れますが、私から見たジョジョ先輩の事を話したいと思います。

 

 

 

最初は、リアス部長が気にかけてオカルト研究部に入部させてそこから親しくなったのですが……私が感じた先輩の第一印象は、兎に角ニヤニヤしていて、どこか抜けてて軽薄そうな方だと、思っていました。

 

 

ですが、その軽薄そうな感じを抱いた私はそれを大きな間違いだと気づきました。

 

 

 

 

先輩は――――冥界でも少し話題になった、仮面ライダーでした。

 

 

 

ジョジョ先輩は、たとえ守るべき人の方から心ない言葉を浴びせられても、決して見捨てませんでした。

自分がどれだけ傷ついても、絶対に絶望させまいと、獅子奮迅の活躍を見せてくれました。

 

他人の絶望を払い、希望となる――――そんな他人の為に精一杯に動けるジョジョ先輩だからこそ、チノちゃん、ココア先輩、シャロ先輩、ミッテルトは惹かれたんだと思います。

 

かく言う私も………気づけばずっとジョジョ先輩から目が離せませんでした。

私が本音を吐いた時もジョジョ先輩は、優しく受け止めてくれるといった――――今思えば、甘えの考えを抱いていました。

 

でも――――

 

ジョシュア『他人と自分を比べて弱いと理由付けて!何時までも力から逃げても、強くなんてなれる訳ねぇだろっ!?』

 

ジョジョ先輩は、厳しい言葉で、私を叱り付けました。

最初はショックでした。

 

どうして、優しく包んでくれないのだろう――――と。

 

 

でも、アンクさんが教えてくれました。

 

『アイツは、お前の為にあえて突き放したんだろーよ。あそこでてめぇを甘やかせば、てめぇは一生てめぇの弱さを正当化して向き合わなくなり、例えそれを突きつけられても、自身に縋る事で逃げちまうから………全く、嫌われ者は俺達、グリードだけで十分だってのによ』

 

ジョジョ先輩は、私の為を思って嫌われ者を演じようとしてくれたのです。

恐らくそれに気づけなかったら、私はずっとジョジョ先輩に、悪感情を抱いていたと思います。

 

 

 

 

 

 

ジョシュア『俺さ、小猫が苦しんでるのに、あんな辛い言葉しか掛けれなかった…………駄目な先輩だよ。悩んでる後輩に、慰めの言葉ひとつ掛けてやれねぇなんてさ』

 

小猫『そんな事無いです………先輩は、駄目な先輩なんかじゃないです』

 

ジョシュア『…ありがとな』

 

ジョジョ先輩は、私の頭を撫でてくれます。

少し荒っぽいですが、心が温かくなる様な感じです………にゃあ♪

 

ジョシュア『なぁ、小猫………』

 

ジョジョ先輩は手を下ろすと、真剣な表情で私に語りかけてきました。

 

ジョシュア『お兄さんとお姉さんの事なんだけどさ……嫌いにならないで欲しいんだ。勿論、二人ががお前にどれ程の絶望を与えたかは分かってる。でもっ』

 

小猫『………私は、多分一人では兄様と姉様を信じる事は出来ません』

 

私は、先輩の言葉を遮り、先輩の胸に抱き付きました。

 

小猫『でも………ジョジョ先輩が信じるなら、私も信じます』

 

ジョシュア『……もしそれで、またアイツに襲われても、俺がお前を守る』

 

ジョジョ先輩は、拒む事無く私を抱き止めてくれました……。

 

 

ジョシュア『たとえ、波紋と仙術に振り回されても、俺が、俺達が受け止めてやるから。何も怖がらなくて良い…………絶望に苛まれても、俺は絶対にお前を見捨てねぇ。約束する………俺が、お前の最後の希望になってやる』

 

 

 

――――こんなの、惚れるなと言うのが無理です。

 

 

 

ゴメンなさい、チノちゃん…………私、ジョジョ先輩の事”本気“になっちゃいました

 

 

その日、ダメ元でジョジョ先輩に一緒に寝てくれますか?と聞いたら、渋りながらも『良いぜ』と苦笑いで言ってくれました。

 

 

 

翌日には、リゼ先輩とに怒られてるジョジョ先輩がいましたが………昨日一緒に寝てくれたジョジョ先輩の暖かさをずっと思い出していた私には、あまり関係ありませんでした。

 

 

 

 

覚悟してくださいね、ジョジョ先輩。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方の隣を狙って――――『冥界猫』は密かに牙を研いでいますから♪

 

小猫sideout

 

 

ジョシュアside

 

パーティー当日。

 

 

俺は黒いタキシードを着て客間で待機していた。

 

・・・・着た、というより着せられたと言った方が正しいか。

 

ヴェネラナさんに命じられたメイドさん達に着替えさせられたんだ。

 

まぁ、パーティーだし、リアス達もドレスを着るとのことだしな。

 

俺もこういうのに着替えないとダメなんだろうな。

 

 

木場『やぁ、イッセー君、ジョジョ先輩。結構様になってますね』

 

イッセー『イケメン王子に言われてもなぁ』

 

木場もタキシードを着てるんだけど、かなり似合ってる。

 

どこぞの貴族と言われても頷けるくらいだった。

 

匙『兵藤と木場じゃないか。それにジョジョ先輩も』

 

振り替えると匙がいた。

 

ジョシュア『おう、久しぶりじゃねぇか。・・・・なんでここに?』

 

匙『会長がリアス先輩と一緒に会場入りするから俺達シトリー眷属もついてきたんすよ。で、会長は先輩に会いに行ったし、副会長達もどっかに行っちまったから、俺もうろうろしてたんです。そしたら、ここに出ました』

 

なるほど。

 

つまり、匙は迷ったんだな・・・・

 

この本邸、かなり広いから迷うのも分かるけどな

 

近くの椅子に座る匙。

 

匙『ていうかジョジョ先輩は大丈夫なんですか?』

 

ジョシュア『あー、大丈夫大丈夫』

 

余裕で勝てるが勝ち誇りはしない

なぜなら

戦う前に勝ち誇る奴はその時点で敗北しているからな

 

 

匙『そうそう。俺、先輩に礼が言いたかったんだ』

 

へ?

 

俺、こいつに何かお礼を言われるようなことしたっけ?

 

匙『この間、若手悪魔が集まった時のことだ。会長の夢が上の連中に笑われたじゃないっすか。・・・・あの時、怒ってくれてありがとうございました』

 

ジョシュア『なんだ、そんなことかよ。いいよ、お礼なんて。同じ学園に通う仲間として当然のことをしただけだしな』

 

匙『それでも俺は嬉しかったんです。先輩が会長の・・・・俺達の夢を認めてくれたようで』

 

ソーナの夢。

 

それは冥界に新しいレーティングゲームの学校を作ること。

 

それは上級悪魔や特定の悪魔だけじゃねぇ、全ての悪魔が通える差別のない学校だ。

 

それは匙達の夢でもあるらしい。

 

ジョシュア『認めるもなにも、最高の夢じゃねぇか』

 

匙『えぇ。だから俺達は何がなんでも夢を叶えます。そのためにも今度のゲーム、絶対におまえ達に勝つ!」

 

イッセー『いや、勝つのは俺達さ!木場、お前も何か言ってやれ』

 

イッセーが振ると木場は苦笑する。

 

木場『・・・・そこで僕に振るんだ。まぁ、でも僕達が勝つよ。絶対に負けないよ、匙君』

 

木場は不敵に笑みを浮かべて答える。

 

匙も笑っているけど瞳は真剣そのものだ。

 

 

すると、部屋の扉が開いた。

 

リアス『お待たせ、ジョジョ、イッセー、祐斗。あら、匙君も来ていたのね』

 

そこにはドレスアップした部員の面々。

 

化粧もしてドレスを着こんで髪も結ってる!

 

皆、お姫様みてぇだな!

 

まぁ、リアスは本物のお姫様だけど。

 

 

朱乃も今日は西洋ドレス姿

 

メチャクチャ似合ってんなぁ

 

超絶を遥かに超えた美人だな

 

 

アーシアや小猫、ボーイッシュなゼノヴィアも似合ってる!

 

 

 

 

さて、問題はこいつか・・・・

 

ジョシュア『おい、ギャスパー。なんでおまえまでドレスなんだ?』

 

ギャスパー『だ、だって、ドレス着たかったんですもん』

 

こいつは……

 

ソーナ『サジもここにいたのですね』

 

同じくドレスアップしたソーナ。

 

うーん、可愛い

 

匙『うおおおおお! 会長ぉぉぉ!! メチャクチャ可愛いですぅぅぅ!!!』

 

匙が興奮して鼻血を吹き出していた。

 

ジョシュア『匙、とりあえず落ち着け』

 

匙は鼻血を拭きながら

気持ちを落ち着かせる

 

イッセー『ところで、会場までは何で行くんです?』

 

ジョシュア『車だ』

 

俺はリアス達とソーナ達を外に出すと一台のリムジンを見せる

 

リアス『リムジンね、でも運転手は?』

 

ジョシュア『心配ねぇ、俺が運転する』

 

俺はイミテイトストッカーをホイールオブフォーチュンに変え、リムジンに憑依させる

 

すると、外側は先程と同様で変わりは無いが、内装はすげぇ豪華にしてある

 

俺は運転席に乗り、リアス達とソーナ達を乗せ、会場に向かう




そー言えば、

小猫の兄のシオン
漢字表記はどっちがいいですか?

紫に音で紫音

獅子の獅に音で獅音

どちらがいいかコメント下さい(^_^)


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兄との再会その1

俺達は会場の近くに到着した後、会場である超高層高級ホテルに入っていく。

 

あっちこっちに武器を持った兵士の人が目に写る。

 

魔王主催のパーティーだからか警備が厳しいんだろうか?

 

ん?ジョースターさん達?

ジョースターさん達は先に会場についてるはず……

 

 

俺達がリムジンから降りると大勢の従業員の人が迎え入れてくれた。

 

朱乃がフロントで確認を取り、エレベーターへ。

 

朱乃『最上階の大フロアが会場のようね』

 

ここの最上階って何階なんだ?

 

エレベーターの表示を見てみると・・・・・二百ぅ!?

 

流石は冥界、スケールが桁違いだ。

 

 

俺が建物の階数に驚いているうちに最上階に到着し、エレベーターが開く。

 

 

一歩出ると会場の入口が開かれ、きらびやかな空間が俺達を迎え入れた!

 

フロア全体に大勢の悪魔とうまそうな料理の数々!

 

天井には巨大なシャンデリア!

 

豪華すぎるぜ……

 

 

「「「「「おおっ」」」」」

 

部長の登場に会場にいた人達が注目し、感嘆の声を漏らしていた。

 

 

モブ1『リアス姫はますますお美しくなられた・・・・』

 

モブ2『サーゼクス様もご自慢でしょうな』

 

 

流石はリアス。

 

どこに行っても注目の的だ。

 

ギャスパー『…人がいっぱい……』

 

おどおどしてるけど普通についてきているギャスパー。

 

さっそく修行の成果が出てるな。

 

以前ならダンボールに逃げ込んでいただろうに。

 

後で誉めてやろう。

 

 

リアス『イッセー、挨拶まわりするからついてきて』

 

イッセー『へ? あ、分かりました』

 

冥界ではイッセーの存在を知っている人は多く、挨拶をしたいっていう上級悪魔の人達が大勢いるらしい。

 

皆、イッセーのことに興味津々のようだった。

 

そりゃ赤龍帝で仮面ライダーなんだ

俺の自慢の後輩の一人だよ

 

 

ジョシュアsideout

 

 

イッセーside

 

 

イッセー『あー、疲れた』

 

あいさつを終えて、俺はフロアの端にある椅子にアーシアとギャスパーとの三人で座っていた。

 

部長と朱乃さんは遠くの方で女性悪魔の人達と談話してる。

 

木場とジョジョ先輩達は女性悪魔の人達に囲まれてキャーキャー言われていた。

 

クソ! やっぱりイケメンは敵だ!

 

 

あー、もう帰りたくなってきた。

 

だって挨拶長いんだもん。

 

しかも中にはトレードしないか、とかふざけたことを言ってくるやつもいたし。

 

トレードというのは王の悪魔の間で同じ駒同士の眷属を交換する制度のことだ。

 

つまり、俺を自分の眷属にしたいから自分の眷属と交換してくれと言う意味だ。

 

全くもってふざけてるな。

 

 

ドライグ『(悪魔というのは本来、欲が強い種族。それゆえ相棒のような強者を自分の配下にしたいという者も出てくるだろうさ)』

 

そういうのは全部お断りだぜ。

 

俺は部長以外に主を持つつもりはないからな。

 

 

ゼノヴィア『イッセー、アーシア、ギャスパー、料理をゲットしてきたぞ、食え』

 

ゼノヴィアが料理が乗った大量の皿を器用に持ってやってきた。

 

イッセー『サンキュー、ゼノヴィア』

 

ゼノヴィア『このくらいお安いご用だ。ほら、アーシアも飲み物くらいは口をつけておけ』

 

アーシア『ありがとうございます、ゼノヴィアさん。・・・・私、こういうのは初めてで、緊張して喉がカラカラでした・・・』

 

アーシアはゼノヴィアからグラスを受けとると口をむける。

 

俺も料理を受け取り、口に運ぶ。

 

うーん、美味い。

 

 

俺が料理に舌鼓を打っていると、人が近づいてきた。

 

ドレスを着た女の子だった。

 

レイヴェル『お、お久しぶりですわね、赤龍帝』

 

イッセー『えーと、レイヴェル・フェニックスだっけ?』

 

レイヴェル『そうですわ』

 

そう、部長の元婚約相手、ライザーフェニックスの妹。

 

いやー、懐かしいな。

 

数ヶ月ぶりか?

 

「元気そうだな。そういえば兄貴は元気か?」

 

ライザーのことを聞いたら、レイヴェルは盛大にため息をついた。

 

レイヴェル『・・・・あなたに敗北してから籠ってしまいましたわ。負けたこととリアス様をあなたに取られたことがショックだったようです。お陰で毎日毎日トレーニング三昧ですわ』

 

あらら・・・

 

部長から引きこもってるって話は聞いてたけど、本当だったんだな。

 

 

レイヴェル『まぁ、才能に頼って調子に乗っていたところもありますから、良い勉強になったはずですわ』

 

手厳しいな。

 

兄貴もバッサリ切りますか。

 

イッセー『・・・・容赦ないね。一応、兄貴の眷属なんだろう?』

 

レイヴェル『それなら問題ありませんわ。今はトレードを済ませて、お母様の眷属ということになってますの。お母様はゲームをしませんから実質フリーの眷属ですわ』

 

へぇ、今はライザーの眷属じゃないのか。

 

 

レイヴェル『と、ところで赤龍帝・・・・』

 

イッセー『そんなに堅くならなくても良いって。普通に名前で呼んでくれ。皆からは『イッセー』って呼ばれてるしさ』

 

レイヴェル『お、お名前で呼んでもよろしいのですか!?』

 

・・・・なんで、そんなに嬉しそうにしてるんだ?

 

レイヴェル『コ、コホン。で、ではイッセー様と呼んで差し上げてよ』

 

イッセー『いやいや、「様」は付けなくて良いって』

 

レイヴェル『いいえ! これは大事なことなのです!』

 

 

・・・・そ、そうなのか?

 

うーん、良く分からんね。

 

そこへ更に見知ったお姉さんが登場した。

 

イザベラ『レイヴェル。旦那様のご友人がお呼びだ』

 

この人はライザーの戦車、イザベラさんだ。

 

レイヴェル『分かりましたわ。では、イッセー様、これで失礼します。こ、今度お会いできたら、お茶でもいかがかしら? わ、わわ、私でよろしければ手製のケーキをご用意してあげてもよろしくてよ?』

 

レイヴェルはドレスの裾をひょいと上げ、一礼すると去っていった。

 

良くわからん娘だなぁ。

 

イザベラ『やぁ、兵藤一誠。会うのはゲーム以来だ』

 

イッセー『ああ、久しぶりだ、イザベラさん』

 

イザベラ『ほう、私の名前を覚えていてくれたとは、嬉しいね。君の噂は聞いているよ。大活躍しているようじゃないか』

 

イッセー『そこまで活躍した記憶は無いんだけどね。・・・・一つ聞いていいか?』

 

イザベラ『なんだい?』

 

イッセー『俺、レイヴェルに何かしたかな? 俺と話している時、メチャクチャ緊張してるみたいだったからさ』

 

俺がそう尋ねるとイザベラさんは苦笑する。

 

イザベラ『君を怖がってるとかそんなんじゃないから安心してほしい。・・・・正確にはその感情とは全く逆な訳だが・・・。まぁ、それは私からは言わない方が良いだろう』

 

イッセー『?良くわからないけど・・・・、お茶はOKだと言っておいてくれ』

 

イザベラ『本当か? それはありがたい。レイヴェルも喜ぶ。では、私もこれにて失礼する。兵藤一誠、また会おう』

 

イザベラさんはこちらに手を振って去っていった。

 

 

ギャスパー『・・・イッセー先輩って、悪魔の人と交友が多いんですね』

 

ギャスパーが尊敬の眼差しでそう言うんだけど・・・・。

 

そんなに多いかな?

 

 

すると、俺の視界に小さな影が映った。

 

―――小猫ちゃんだ。

 

何やら急いでいる・・・・というより何かを追いかけている?

 

なんだ・・・・?

 

嫌な予感がする・・・・。

 

イッセー『アーシア、ゼノヴィア、ギャスパー。俺、少しここを離れるわ』

 

アーシア『どうしたんですか、イッセーさん?もうすぐサーゼクス様の挨拶が始まりますよ?』

 

イッセー『ちょっと用を思い出してな。すぐに戻ってくるさ』

 

ゼノヴィア『分かった。私達はここにいるぞ』

 

俺は席を立って小猫ちゃんを追いかける。

 

エレベーター?

 

下に向かっているのか?

 

隣のエレベーターの扉が開き、俺はそれに乗り込む。

 

すると、俺に続いてエレベーターに乗ってきた人達がいた。

 

イッセー『部長?ジョジョ先輩?』

 

リアス『イッセー、私も行くわ。小猫を追いかけているのでしょう?』

 

ジョシュア『少し、小猫の様子がおかしかったからな』

 

イッセー『あ、部長達も気づいたんですね』

 

リアス『当然よ。私はいつでもあなた達のことを見ているのだから』

 

ジョシュア『先輩として当然だ』

 

そして、俺達は小猫ちゃんを追いかける

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

 

俺とリアス、イッセーはエレベーターで一階まで降りた後、外に出た。

 

 

リアス『ジョジョ、小猫の気配は追えるかしら?』

 

ジョシュア『任せろ。今は森の奥に向かってるみてぇだな』

 

俺はイミテイトストッカーをハイウェイスターに変え、小猫を追う

 

リアス『森? ホテル周辺の森にあの子は行ったのね?』

 

イッセー『みたいですね。俺達も行きましょう』

 

リアス『分かったわ』

 

 

ホテルから少し離れた森の中を俺とリアスは走り抜く。

 

森の中はある程度は人の手が入っているようでリアスも問題なく走れている。

 

森を進むこと数分。

 

俺はリアスとイッセーの手を引いて気の影に隠れる。

 

顔を覗かせると小猫を視認できた。

 

 

小猫以外の気配を感じる・・・・

 

誰だ?

 

 

小猫もそれに気づいたのかその気配がした方へと視線を移す。

 

小猫の目の前にはゲキレンジャーに出てきた黒獅子リオ(怪人態)に似た男がたっていた

 

服は黒って言うより紫だけどな

 

小猫『そこのあなた、獅音と言う人を知ってますか?』

 

???『……あぁ』

 

男は気弾を小猫に向けて放ち、かがんだ小猫の首をつかんで顔を向けさせた

 

小猫『!まさか!』

 

???『俺だ…俺の声を忘れたか?白音』

 

小猫は蹴りをいれ、男から逃げる

 

小猫『獅音兄様……!』

 

獅音『そうだ…久しぶりだな……いるのはわかってるぞ』

 

おおっと

ばれたか

 

俺とリアス、イッセーは男の前に出る

 

ジョシュア『そいつかお前のお兄さんか』

 

小猫『なぜ、その姿に!』

 

獅音『この姿は俺が力を手に入れた証…』

 

リアス『っ!会いたかったわ!獅音‼行くわよ!』

[KAMENride!ディケイド!]

 

俺とイッセー、小猫はリアスの指示で変身するが

 

小猫はその場に固まったままだ

 

リアス『はぁぁぁ!』

 

リアスが獅音に斬りかかると、近くから弾丸がリアスを襲う

 

リアス『くっ!』

 

ジョシュア『誰だ!』

 

現れたのはイゴールだった

イゴールは何もない木から姿を現した

まるで透明になっていたかのように

 

イゴール『さて、死んでいただきましょう!』

 

イゴールは俺とリアスとイッセーに襲いかかる

 

獅音『どうした?来ないならこっちから行くぞ!』

 

獅音は爪で小猫の頭を斬り付けようとするが

小猫はそれをかわす

 

しかし、獅音もそれを読んでいたのか

すぐに小猫の体を爪で斬り付けようとする

 

小猫はその攻撃を受け、代わりに回し蹴りをいれようとするが、獅音はそれをかわし、小猫の膝の裏に軽く蹴りを入れ、

膝を付かせる

 

そして爪で小猫の首を突き刺そうとしたが

爪が小猫の首に当たる前に止まる

 

そう、互いに爪を首につけていたのだ

 

獅音『……少しは出来るようになったな…泣き虫だったお前が』

 

小猫『何故…何故裏切ったんですか!』

 

小猫は獅音を殴り、そのまま近くの木に押し付ける

 

獅音『…許せ、あの時は何も話すことは出来なかった!だが!』

 

獅音は小猫の拘束を振りほどき、気弾をイゴールに放つ

 

イゴール『がっ!な、何を……』

 

イゴールはその場に倒れる

 

リアス『なっ!』

 

ジョシュア『おいおい…』

 

小猫『え?!』

 

獅音『……これが答えだ…』

 

ジョシュア『……何?』

 

小猫『…何の…真似ですか…?』

 

すると近くから翼の音が響く

 

獅音『説明してる暇は無いようだ…』

 

獅音は小猫に何かを投げる

 

獅音『覚悟を決めたらそこに来い…真実を知りたいならな…』

 

リアス『あなたっ!待ちなさい!』

 

ジョシュア『待て!今はパーティーの真っ最中‼ここは一旦退くぞ!』

 

俺達はその場から逃げる

 

そして、パーティーが終わり、

俺達はグレモリー邸のイッセーの部屋に来ていた

 

そこにはもちろん、小猫の使い魔のグリード達もいる

 

ウヴァ『何を考える必要があるってんだ!罠に決まってる!』

 

小猫『ですが……』

 

でも…俺が一番気になるのは何故イゴールを倒したのか……

……待てよ?

確か眼魔は眼魔アイコンが破壊されない内は何度でも復活できるはず……

 

小猫『……ゼノヴィア先輩に聖書の神しかいなかった様に、私には兄様と姉様しかいなかったから…だから…っ!』

 

アンク『ちっ!…話を聞く位の間は待ってやるよ…』

 

とりあえず、俺達は目の前のレーティングゲームに挑むことにするのだった



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真・ジョジョ無双

俺は今、控え室にいた

 

なんでって?

これからお偉いさん達の女王とバトルだからだよ

 

ちなみにイッセー達は先に観客席に行ってる

ちゃんとチノ達もジョースターさん達もいるぞ

 

ユウゴ『ほんとに大丈夫か?なんなら俺も暴れようか?』

 

ジョシュア『大丈夫だよ。久々に暴れるんだ、俺一人で殺らせろ』

 

ソラ『漢字違くない?』

 

つーかこいつら心配しすぎだろ

 

勝手に出てきやがって全く……

 

まぁいいや

 

すると、グレイフィアさんがやって来た

 

グレイフィア『ジョシュア様、御時間です』

 

ジョシュア『うっす』

 

そして、俺はこのエキシビションマッチで暴れる覚悟を決める

 

ジョシュア『おいおい、結構な数だな」

 

思った以上の数を出され思わず笑ってしまった

つーか、女王ってことだから女の人かと思ったら全員男じゃねぇか

 

 

……よっしゃラッキー‼

てことは容赦しなくていいってことだ!

 

 

女王1『ふん、人間! 謝るなら今のウチだ!』

 

女王2『まあ謝っても許さんがな!』

 

女王3『泣き叫ぶが言い!』

 

「「「ハハハハハ!」」」

 

………………

 

女王4『おい貴様! 聞いてるのか!』

 

ジョシュア『……』

 

女王5『恐ろしくて声もでんのか? 人間程度が調子に乗るからだ』

 

ジョシュア『……』

 

え?なんで黙ってるのかって?

そりゃあ

イヤホンつけて雑誌読んでんだ

聞こえる分けねぇよ

 

あ、終わったっぽい

 

ジョシュア『お、終わったか?』

 

イヤホンを外してお偉いさん方の女王達に尋ねる

 

女王6『き、貴様ぁ! 巫山戯てるのか!』

 

ジョシュア『悪かったな。懐にソーナ写真集があって、チラッと見ちまったんだよ。するとどうだ! 中々にいいカットの写真があるじゃねぇか!そうなっちまったら続きが気になって気になって仕方なくてよ!』

 

…今、何処からか

 

『私の写真集!?何でジョジョが!?』って言う声が聞こえた気がするが気にしない

 

ジョシュア『あ、それと今放送をご覧の皆様。公式のソーナお嬢様の写真集並びにグレモリーの姫君、リアスお嬢様の写真集を此方の方で受け付けております。欲しい方は此方の方でお求めください』

 

俺は指でしたの方を指す。

するとテレビでよくみる電話番号がテロップに乗って流れてきた。

 

イッセー『部長の写真集を買ったっ!?︎ 今すぐ電話しなきゃ‼︎』

 

イッセーが携帯で電話してた

 

あと、何処からか『会長の写真集! 買ったっ‼︎』という声が聞こえた気がしたけど気のせいだよな?

 

ジョシュア『さて、時間になったし。始めるとしようか!』

 

俺は雑誌をしまって

ドライバーを召喚する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

俺はゴーストアイコンを持って冷たく微笑んだ。

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!オレ!レッツゴー‼覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

俺は変身する

 

ジョシュア『んじゃ、行くぞ?』

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

ジョジョ先輩がガンガンセイバーを持って優雅にたっている。

 

その出で立ちが気に食わないと言うかの様に、ジョジョ先輩と対面していた人たちは手を突き出し魔法を放つ

魔法は様々なもので、部長の滅びの魔力の様な珍しい物はないが炎や、水、雷などがジョジョ先輩に向かっていく。

 

ジョシュア『おいおい、せっかちだな……っ‼︎』

 

持っていたガンガンセイバーを投げて軌道をそらし、時には絶妙な体技で次々によけていく。それらも充分に驚くべきことだが、何より驚いたのはその後。

なんとナイフで炎の塊を切り裂いたのだ。

いや、どうして切れるの!?

てかその前にそのナイフどっから出したんですか!?

 

女王2『貴様、なんだそのナイフは!?』

 

ジョシュア『こいつか? 波紋を纏ったナイフは魔法をも切り裂くんだよ』

 

知らなかったのか? とでも言いたげな表情で相手に向かって微笑むジョジョ先輩。

いや、無理ですからね? そんなのできませんからね!?

 

リアス『そういえばグレイフィアも以前……なんでもないわ』

 

何かあったんですか部長!?

俺の横でボソリと呟いた部長の曲が妙にきになる。ええ…、メイドさんや執事ってどうなってんだろう。

 

ゼノヴィア『んむ? あのナイフの色合いに見覚えがあるな』

 

イッセー『ナイフ? 先輩の持ってる奴か?』

 

ゼノヴィアは剣を使うからか、俺たちの見ていた視点が少し違うようだ。それにしてもナイフか……アンティークみたいなナイフで格好いい。

……アンティーク? まさか。

 

DIO『くくくwww』

 

分かった。

もう、なんのナイフから分かった

 

イッセー『ゼノヴィア、それ以上は追及するな』

 

ゼノヴィア『?』

 

ジョシュア『んじゃ、今度はこっちから行きますか‼』

 

此方で色々あった内にモニターの中ではジョジョ先輩から攻めに行くようだ。何時もとは違い、手にはナイフがある。武器を使った戦いでもするのかな?

 

……いつもだった

 

女王2『たかが人間風情が調子に……ガッ!?』

 

後ろの方にいた言葉を発した一人の悪魔がいきなり倒れる。胸には鋭く光るナイフが刺さっており、ジョジョ先輩が投げたんだろう。早すぎて全く見えなかった。

 

「「「「なっ⁈」」」」

 

それはモニターで見ている俺だけではなく、オカルト研究部のほとんどもそうであり、映像に映っている悪魔達のお偉いさん達も同様である。お偉いさん達は驚きのあまり倒れた仲間の所を振り返る。

 

女王4『く、くそっ!……このっ……あ……』

 

一人の悪魔が倒れた仲間から目を放し、ジョジョ先輩の所に向き直るが既に目の前には全身を黒に染めたジョジョ先輩が悠然と立っていた。

しかも、ガンガンセイバーを持って。

迎撃をしようと慌てて手の平をジョジョ先輩に突き出す。しかし手首を掴まれ、手を上に強制的に向けさせられ魔法は上に放ってしまう。

 

女王2『このっ‼︎』

 

周りにいる悪魔達もジョジョ先輩が近くにいることに反応し、手の平を向ける。

 

ジョシュア『はっ……!』

 

ジョジョ先輩はその顔に微笑みを浮かべたまま、手首を掴んでいる悪魔を振り回す。手首を掴まれている悪魔の手からはまだ魔法の炎がでており、周りにいた悪魔達を無差別に襲って行く。

 

女王4『はあああっ!』

 

ジョシュア『シッ……!』

 

周りにいるお偉さん達は遠距離では不利だと思ったのか、接近戦に持ち込もうと近づいてくる。それでもジョジョ先輩にはまともに触れることはできない。

 

イッセー『すごい、剣で確実に手首の脈を斬ってる』

 

俺の目にはジョジョ先輩の持つ剣の軌跡、黒色の閃しか見えないが。騎士である木場には見えているようだ。それにしても手首の脈か……なんか俺の手首までヒヤッとするぜ。

 

そして、ジョジョ先輩は次々と悪魔達をリタイアさせていく。

真正面から来た拳をそらし、身体を相手の内側に滑らせて素早く胸を一文字に切り裂く。

上段から剣を振り下ろしてきた相手には横に一歩移動してかわす。その間に魔法を放つ準備していた悪魔の手首をズラして同士討ちを誘う。魔法が放たれた瞬間を確認し、そのまま手首を捻じり無防備なお腹を剣で斬る。

 

女王5『くそっ‼︎ 威力の高い魔法ではあたらん! 素早く細かい魔法に切り替えろ!』

 

流石のお偉さん達もこの状況に舐めるのはマズイと思ったのだろう。戦法を切り替えてくる。

ジョジョ先輩を囲むように円をつくり、先ほどよりも動作の早い魔法を使ってくる。

 

だがそれも無意味。

嘲笑うかのように上体をそらし、しゃがみ、首を捻ることで次々と魔法を避けていく。一斉に魔法が放たれていたがそこにはタイムラグがあった。俺はバカだからよくわかんねぇけど、放つ時の僅かな時間差や実力の差で起きる物のハズだ。

そして、ジョジョ先輩は一人の悪魔に接近して手首を切り裂き。自分が横に動かした手の勢いのまま、その場でコマのように回転して横にいた悪魔の胸をサングラスラッシャーで刺す。

いつの間に闘魂ブーストに……

 

 

女王2『うっ…』

 

女王5『あっ?』

 

二人の悪魔達は何が起こったかわからない様な表情を浮かべ、その場に赤い血を出しながらくずれ落ちていく。

 

女王1『う、うわあああああぁぁぁぁぁぁ‼︎』

 

パニックにでも陥ったのか、一人の悪魔がジョジョ先輩の背後から突っ込んでくる。それに対してジョジョは後ろ回し蹴りを相手の腹に決めて吹き飛ばす。

何時ものジョジョ先輩とは違う。豪快で派手な戦い方ではないが、俺はこの戦い方から目を逸らすことができなかった。多分、魅入られているんだと思う。

 

ジョジョ先輩の追撃は終わらない。

走りだしながらアイコンを変え、両手からナイフを投げる。ナイフは適当に投げたのか直撃コースの物もあれば、違った方向に行く物もある。しかし、それが狙いだったのかジョジョ先輩は悪魔達の動きを制限していた。

そのままジョジョ先輩は二、三人いるところに突っ込み胸、首、手首に向かって黒閃を走らせる。

最後に飛び上がり、惚けていた悪魔の背後に降り立ち。首にガンガンセイバーをそえる。

 

女王4『ひっ……』

 

悪魔の顔には恐怖の顔色以外には何も浮かんでいなかった。

背後にいるジョジョ先輩は足を相手に聴こえるように二回、コツコツと鳴らす。

 

ジョシュア『どうする?』

 

女王4『リタイアする前に聞かせてくれ。お前はなんだ?』

 

ジョシュア『俺? 通りすがりの仮面ライダーだ。 よく覚えておけ』

 

女王4『そんな仮面ライダーいるかよ……リタイアだ』

 

ジョジョ先輩の言葉を最後に、その悪魔はアナウンスと共にフィールドから消えていった。

そして、モニターに映っているのはジョジョ先輩だけとなっていた。

 

ジョシュア『ふぃ~、終わった終わった』

 

ニコニコと笑いながらモニターから真正面に映るジョジョ先輩。いやいや、全然疲れているようには見えないんですけどね。

 

ジョシュア『さぁて、この映像を見てる冥界の方々。俺みてぇなつまらない前座にお付き合いいただきありがとうございます』

 

そういえばこの映像も、冥界中に配信されているんだったよな。貴族のお偉いさん方が人間を嬲るのを映す為にしたことが、仇になっちゃったなぁ。まあ、生徒会長を馬鹿にしたから同情も何もしないけどね!

 

ジョシュア『けど、前座はここまで。この後は皆がお待ちかねのレーティングゲーム。サーゼクス・ルシファー様の妹であるリアス・グレモリー嬢!そしてセラフォルー・レヴィアタン様の妹、ソーナ・シトリー嬢の対戦だぁ!』

 

両手を大きく広げてアピールするかの様に言葉を紡いでいく。

 

ジョシュア『どっちも若手とは言え、将来有望な奴ら。皆が想像するよりも素晴らしい試合が見れることだろうよ!』

 

あの、ジョジョ先輩?

俺たちは勿論気合い入れてるんだけど、なんかハードルあげるような真似はその……。

 

ジョシュア『そして、何より! グレモリー眷属にはあの! 赤き龍の帝王! 赤龍帝であり、仮面ライダー龍騎がいるんだ! これは期待が膨らむぜぇ!』

 

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎

プレッシャーが! プレッシャーがハンパないんですけどぉぉぉぉぉぉ‼︎

 

ジョシュア『では皆様方、またいずれあう日まで』

 

ジョジョ先輩は優雅にお礼をするとモニターに向かってウィンクをした後に消えていった。

恐らく、ゲームが終了した為に元いた場所に戻って行ったのだろう。

 

「「「「「…ぽー」」」」」

 

イッセー『小猫ちゃん?』

 

小猫『…はっ! さあ、次は私たちです』

 

小猫ちゃん……。

もしや君。

 

リアス『ジョジョ、やってくれたわね。でも言いわ! 私たちでジョジョのゲームが記憶に残らない様にしてやりましょう!』

 

部長が片手を頭に手を当てながら声を上げる。でも困った様な顔をしていたのは最初だけ、今はとてもやる気のある顔をしている。

 

イッセー『勿論っす部長! 今度こそ勝ちましょう!』

 

リアス『ええ、イッセー。さあ、行くわよ私の可愛い下僕達!』

 

「「「「「「はい‼︎」」」」」」

 

部長の掛け声に俺たちは元気よく声を上げる。

さあて! 気合いは十分だぜ!

 

ピンポンパンポーン!

 

放送『フィールドの準備に暫く時間がかかる為、もう少しお待ち下さい』

 

「「「「「「「………」」」」」」」

 

えぇ~……

 

ジョシュア『しまらねぇなぁ!』



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龍騎とフォーゼの喧嘩、始まる!

イッセーside

 

決戦当日ーーーー

 

 

イッセー『…………ここ、駒王学園の近所のショッピングモールだよな』

 

俺達グレモリー眷属が転移された場所は、見知った駒王学園の近所にあるショッピングモール。

成る程、今回の戦いの場所はどちらも見知ってるから、動き方はスムーズに行くだろうな。

 

それと、先程グレイフィアさんから指示されたルールは

 

 

・『兵士ポーン』は敵本陣に乗り込んだ時点で昇格プロモーション可能……まぁ、これはライザーの時とおんなじだ。

 

俺達の本陣はここ、2階の東側で、対するソーナ会長達は1階の西側。

 

参考までに言うと、俺達の陣地の周りにはペットショップ、ゲーセン、フードコート、本屋、ドラッグストアがある。(勿論、品物も存在する)

 

会長達は食料品売り場と、電気屋、ジャンクフード店舗、雑貨売り場。

 

 

こんなもんかな、後は………フェニックスの涙がお互いに支給されてる。

 

そして今回は所謂「屋内戦」…そして一番重要なのは、

 

 

リアス『バトルフィールドとなるデパートを破壊し尽くさない事……つまり、ド派手に戦うなって事ね』

 

 

そう、あまり派手な技が禁じられるのだ。

言ってることは普通かもしれないが、これは俺達…………取分け、ゼノヴィアや朱乃さん、それと俺は不利な戦場だ。

 

まぁ修行で細かく立ち回れる様な特訓は受けてるかもだけど……元々ゼノヴィアは一撃必殺のパワータイプだ。デュランダルの。

 

朱乃さんも雷を展開する上で、それは範囲が広い。

故に周囲の店を破壊しかねない。

 

俺は一応テクニック型だけど(ドライグ曰く)本質はパワー寄りだ。

いざとなったら力でゴリ押ししちまうからな…………。

 

 

リアス『それに、ギャスパーの神器が使用禁止に指定されてるわ。理由は単純明快、制御できてないからよ』

 

ふむ、まぁそれは予想通りだ。

ギャスパーは今力を抑えるメガネを掛けてる。

 

イッセー『攻め手にしてもこの吹き抜けですからね。何処からでも進行するのが見られて対策されます。まぁ、向こうも同じと思いますけど』

 

リアス『そうね…………立体駐車場も、向こうは警戒するでしょうし』

 

朱乃『後は屋上からの行動もですわ。ですが……』

 

リアス『ええ、分かってるわ朱乃。どちらにしても、中央突破。屋上か、立体駐車場か、この二つのルートで進まないと行けないわ。このデパートの外からは攻めれないから』

 

部長と朱乃さんの話し合いは続く…………うーむ、頭を使うのは苦手だからなぁ。

 

木場はカブトに変身して屋上と立体駐車場を視察してる。

車とかも確認するためだそうだ。

 

リアス『うん……ギャスパーは蝙蝠に変化して、デパートの各所を飛んでちょうだい。序盤は逐一、知らせてもらうわよ』

 

ギャスパー『は、はい!』

 

おー、気合い入ってんな。

そういやギャスパーは初めてだったな、レーティングゲーム。

 

まぁ何やかんやで10分後に再び集まることになり、全員それまでリラックスモードに入った。

 

リアス『そうだわ……ねぇ、イッセー』

 

イッセー『はい?』

 

俺は部長に呼び止められ、部長の元に近づく。

部長は俺が近づいたのを確認すると、何やら耳打ちをする。

 

 

イッセー『…………分かりました』

 

ドライグ『しかしリアス・グレモリーよ。よく考え付いたな』

 

リアス『一応こんなこともあろうかと、神器に関してもそこそこ調べたの。後で小猫にも伝えるわ』

 

…………部長、多分この中じゃ一番に変わったな。

 

ドライグ『あぁ。流れるオーラにも、甘さが消えてる。中々良い塩梅だ』

 

うん……さーて、どーっすかなぁ……

 

イッセーsideout

 

 

 

ジョシュアside

 

リアス達のレーティングゲーム当日。

 

 

俺はリアスとソーナの対決で俺とと愉快な仲間達はVIPルームに居て、さらにはある老人と対峙していた。

 

 

オーディン『ほっほっほ。お主が奇妙な人間かの?』

 

ジョシュア『そういうアンタが北欧の主神…オーディンか?』

 

そう…北欧の主神…オーディンだった。

 

言っとくが仮面ライダーじゃないぞ?

 

 

オーディン『普通は自分から名乗るのが紳士としての礼儀じゃぞ』

 

畜生、正論じゃねぇか。

 

ジョシュア『それもそうだな。俺の名はジョシュア・ジョースター…ジョジョって呼んでくれ」

 

俺が名前を言うと…オーディンは眼を鋭くさせて睨んだ。

 

ミッテルト『な、なんスか!ジョジョが何か可笑しい事をしたッスか!!』

 

「「そーだ!そーだ!」」

 

ミッテルトとマヤとメグミが声をあげる。

 

あ、ちゃんとココア達もいるぞ?

 

チノ『………』

 

チノは静かにオーディンを睨む。

 

すると…オーディンは語りだした。

 

 

オーディン『…お主の本当の名前を言うんじゃ』

 

アザゼル『は?とうとうボケたかジジイ。ジョジョの名前はこれであってるぞ』

 

アザゼルが声を出してオーディンに言うが俺は…

 

 

 

ジョシュア『はん!お見通しか…良いだろう…俺の本当の名前を耳の穴かっぽじってよく聞けよ。そして…貴様の本当の名前を言えよな?』

 

オーディン『よかろう』

 

 

「「「「「「「「は?」」」」」」」」

 

 

俺とオーディン以外の者が疑問に思った。

 

そして俺は語りだした。

 

 

 

 

 

 

 

ジョシュア『【寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の 水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子 パイポ パイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助】が俺の名前だぜ』

 

それを聞いたオーディンは…

 

オーディン『ほっほっほ。奇遇じゃのぉ…儂の本当の名前も【寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の 水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子 パイポ パイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助】じゃよ』

 

それを聞いた俺は…

 

ジョシュア『ほう…俺と同じ【寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の 水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子 パイポ パイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助】か』

 

オーディン『ほっほっほ。同じ名前どうし宜しくじゃぞ【寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の 水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子 パイポ パイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助】よ』

 

 

ジョシュア『こちらこそだぜ。寿限無 寿限無 g』

 

アザゼル『いい加減にしろぉぉぉぉぉ!!!!』

 

ジョシュア『タコスぅ!?』

 

アザゼルから拳骨を喰らった。

 

 

アザゼル『お前ら打ち合わせでもしてたのかよ!!長いんだよ!!しかも何で寿限無なんだよ!!』

 

ロスヴァイセ『オーディン様もふざけないでください!!』

 

オーディンの付き添いヴァルキュリーのロスヴァイセもオーディンに言うがオーディンとジョジョは…

 

 

「「暇をもてあました」」

 

オーディン『主神と』

 

ジョシュア『ライダーの』

 

 

「「遊び」」ドヤァ

 

 

この後…俺とオーディンはロスヴァイセとリゼ、チノにメチャクチャ説教されたとさ…

 

 

じゃなくて

 

俺はイッセー達の試合を見に来たんだよ

 

ちゃんと使いこなせているか心配だしな……

おっと、試合開始だ

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

試合の制限時間は三時間ーーーー短期決戦と言う訳だ。

 

俺は小猫ちゃんのペアは店内から進行している。

 

木場はゼノヴィアと立体駐車場を経由しての進行で、ギャスパーは蝙蝠に変化しての店内の監視と報告。

 

部長達は進行具合で俺のルートを通るそうだ。

 

 

で、現在ーーーー俺と小猫ちゃんは自販機の影に隠れている。

 

小猫『…………向こうから2名、向かってきてます』

 

イッセー『……ホントだ。やっぱ早いね小猫ちゃん。で、このペースだと』

 

小猫『10分以内に、エンカウントです……』

 

さぁーて、どうした物か………………ッ!

 

 

何かを察知した俺達は素早く横に避ける

 

向こうは天井からぶら下がるロープを使い、地面に降り立つ!

 

匙『よー、兵藤。やっぱ気付かれてたか』

 

イッセー『まぁな……匙』

 

俺は襲撃者ーーーー匙と、背中にくっついてる女の子を見据える。

匙と女の子は眼を暫くパチパチしていたが、直ぐにそれも直り、此方に向き合う。

 

匙『ちっ、ラインは付けられなかったか』

 

イッセー『部長は会長がお前を使って闇討ちするだろうとは読んでたからな』

 

匙『なら………………構えろよ』

 

[three、two、one‼]

 

匙『変身ッ!』

 

匙はドライバーを腰に装着し、変身する

…………へっ、何となく、察したよ。

 

 

匙、お前は俺と戦いたかったんだろ?

俺達は何処か似てるからな。一途だったり、バカだったり、スケベだったり…………険悪だったのは、最初だけだった。

 

イッセー『まぁ、俺達は似た者同士だからな。良いぜ……とことん殺ってやるよ』

 

俺は静かにデッキをガラスにかざす

そして変身する

 

それを見た匙は顔を強張らせる。

 

匙『…………前より、オーラが強いなッ!』

 

イッセー『どうした匙?今からビビってる様じゃ…………』

 

 

 

 

ーーーーガンッ!!!

 

 

匙『ーーーーッ!!?』

 

イッセー『俺には勝てないぜ?…………匙』

 

俺は暗闇に乗じてドラグクローを装着

そして、僅かに動揺した隙を狙って…………と言う訳だ。

 

仁村『匙先輩っ!?』

 

小猫『ーーーー隙有りですっ!』

 

相手の女の子の動揺した隙を小猫ちゃんが逃す筈もなく、白色のオーラを纏わせた拳打を打ち込んだ!

 

すると、匙の後輩は膝を落とした!

 

小猫『気を纏った拳を打ち込み、更に貴女の体内に流れる気脈にもダメージを与えたので、もう魔力は練れません。もう一つ、内部ダメージも大きいので…………動けません』

 

……小猫ちゃんの怪力は相当な物だ。

更に内臓にもダメージを通す仙術を纏った拳ーーーー外も中も大騒ぎって訳だ!

 

何れだけ外の体を鍛えても、内臓は鍛えようがないからな!

 

匙『仁村ーーーーゴハッ!?』

 

イッセー『…………余所見厳禁、だろ』

 

動揺して叫ぶ匙の腹に、ストレートパンチ!

匙が膝を付くのと同時に、

 

放送『ソーナ・シトリー様の「兵士」一名リタイア』

 

匙の後輩のリタイアが告げられた。

 

イッセーsideout




次回はギャスパー(Withイマジンズ)が大活躍!


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大活躍のギャスパーその1

リアスside

 

 

イッセーと小猫が相手と接触してから五分が経った。

 

相手は二年の匙君と一年の仁村さんと言っていた。

 

警戒すべきは匙君の神器とフォーゼの力。

神器は繋げた相手の力を吸いとる能力を持つ。

 

フォーゼは様々な武器を使い分ける

 

非常に厄介な能力だけど、イッセー達なら上手く立ち回ってくれるはず・・・・・。

 

 

リアス『ギャスパー、どのあたりまで行けたのかしら?』

 

ギャスパー『今、相手の陣地近くの食品売り場に来てます』

 

リアス『それで何かおかしなところは?』

 

ギャスパー『えっと・・・・野菜売り場の方で何かしているようなんですけど・・・・』

 

野菜売り場?

 

そこで一体何を・・・・・

 

どうしたものかしら。

ソーナがどんな罠を仕掛けているのか気にはなるのだけど、ギャスパーに深追いさせるのは危険な気がする。

 

 

アーシア『・・・・・野菜』

 

ソーナがどんな手を使ってくるのか思考していると、隣にいたアーシアが呟いた。

 

リアス『どうかしたの、アーシア?』

 

アーシア『い、いえ。そんなに気にすることでもないので・・・・』

 

首を横に振るアーシアに私は言う。

 

リアス『いいのよ。どんな些細なことでも気づいたら言ってちょうだい。もしかしたら、それがとても重要なことかもしれないもの』

 

アーシア『そうなんですか? じゃあ、えっと・・・・夏休みに入る前にゼノヴィアさんと小猫ちゃんとギャスパー君の四人で女子会をしたんです』

 

リアス『女子会? あなた達、いつのまにそんなことを・・・』

 

というより、ギャスパーは女子としてカウントしても良いのかしら・・・・?

 

まぁ、見た目はどう見ても女の子にしか見えないのだけれど・・・・

 

アーシア『それで、その時に小猫ちゃんが手作りの料理を振る舞ってくれたんです。野菜炒め、パスタ、スープという感じで色々な種類の料理を作ってくれました。ただ・・・・』

 

リアス『ただ?』

 

アーシア『全ての料理にニンニクが使われていて・・・・・それを食べたギャスパー君が倒れてしまったんです』

 

 

・・・・・・小猫ったら。

 

あの子はギャスパーを弄るのが相変わらず好きね。

仲良くしているのは主としては嬉しいことなのだけれど・・・・

 

 

 

・・・・・・

 

何が私の中で引っ掛かった。

私は今のアーシアの言葉を思い出してみる。

 

野菜炒め・・・・・ニンニク・・・・・・

 

 

もしかして・・・・・・

 

私は直ぐ様ギャスパーに通信を入れる。

 

リアス『ギャスパー、今すぐその場を離れなさい』

 

ギャスパー『え? どうかしたんですか?』

 

リアス『野菜売り場で何かしていると言ったわね? 私の読みが正しければそれはあなたを誘き寄せるための罠よ』

 

『ど、どういうことなんですか?』

 

私の言葉に戸惑うギャスパー。

 

そんなギャスパーに私は告げる。

 

リアス『野菜売り場・・・・・そこにはニンニクも置いてあるのではなくて? このゲームフィールドが本物と全く同じように再現されているとしたら、そのニンニクも本物のはず』

 

私がそこまで言うと、アーシアが何かに気づいた。

 

アーシア『もしかして、会長さんはニンニクを使ってギャスパー君を倒そうとしているということですか?』

 

リアス『そういうことよ。・・・・ソーナは私達の大まかな主力武器については知っているわ。だとしたら、私が序盤でギャスパーに偵察をさせることはお見通しのはず。・・・・・こんな序盤でギャスパーを失うわけにはいかないわ。ギャスパー、直ぐにその場を離れて朱乃達の方へ向かってちょうだい。現状を見るに朱乃達の方にテクニックタイプをぶつけてくるはずよ。その場合、ギャスパーは例の物を使って対処してほしいの』

 

ギャスパー『わ、分かりましたぁ!!』

 

 

ふぅ。

 

危うく何でもないところで眷属を失うところだった。

 

しかも、その方法がニンニクだなんて・・・・・・笑えないわ。

 

 

リアス『アーシア、お手柄よ』

 

アーシア『はい! お役にたてて良かったです!』

 

 

リアスsideout

 

ギャスパーside

 

僕は部長からの通信を切る

 

Mギャスパー『つー訳だ、てめぇらと遊んでる暇はねぇ……だから最初からクライマックスだぜ!』

 

草下『なめないでよね!』

 

花戒『ほんとはしないはずだったんだけど‼』

 

二人は両手ににんにくを持つ

 

ま、まさか!

 

「「にんにくアターーック!」」

 

Mギャスパー『ぬぁぁぁあああ!鼻がぁぁぁ!』

 

この人達モモタロスの嗅覚が鋭いこと知ってるぅぅぅ!

 

キンタロス『しゃーないなー!モモの字!代われ!』

 

僕はモモタロスからキンタロスに代わってもらいます

 

Kギャスパー『俺の強さに、お前が泣いた!』

 

「「誰が泣くか!」」

 

Kギャスパー『涙はこれで拭いとき』

 

「「泣いてないわよ!」」

 

草下『ふざけないでよ……ねっ!』

 

二人のうち、一人が僕の体を殴りますが

今はキンタロスが変身してるんです!

効きません!

 

Kギャスパー『はっは~!こないな拳やったら泣かれへんなぁ』

 

草下『なっ!』

 

Kギャスパー『どすこい!』

 

僕とキンタロスは強烈なツッパリを相手に放ちます!

 

花戒『草下!大丈夫?』

 

草下『だ、大丈夫‼』

 

Kギャスパー『ほんなら、これで終いや!』

[fullcharge]

 

僕とキンタロスはデンガッシャーを上に投げて

四股を踏む構えをとる

 

Kギャスパー『はっ!』

 

そして高く飛び上がり、デンガッシャー・アックスモードを掴んで二人に振り下ろす!

 

「「きゃぁぁぁ!」」

 

Kギャスパー『…ダイナミックチョップ』

 

やっぱり…後で言うんですね……

 

ギャスパーsideout



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大活躍のギャスパーその2

朱乃side

 

 

 

私とゼノヴィアちゃんは立体駐車場に入っています。

 

祐斗君の報告通り、平日のデパートを再現したためか車の台数が思っていたよりも少ないみたいです。

 

ゼノヴィアちゃんが先に進み、私が背後を警戒しながら歩を進めていく。

 

そして、二階から通路を進んで一階の駐車場へと足を踏み入れた時でした。

 

―――前方に人影。

 

見れば、メガネをかけた黒髪長髪の女性。

 

駒王学園生徒会副会長、真羅椿姫。

手には薙刀。

 

彼女は長刀の使い手。

その実力は確かなものです。

 

椿姫『ごきげんよう、姫島朱乃さん、ゼノヴィアさん。二人がこちらから来ることは分かっていました』

 

淡々と話す椿姫さん。

 

その横から二名―――。

 

長身の女性と日本刀を携えた細身の女性。

 

長身の女性が『戦車』の由良翼紗さん。

日本刀を持つ女性が『騎士』の巡巴柄さんですわ。

 

なるほど……。

 

やはり、私達がこちらから来るのは読まれていましたか・・・・。

 

 

朱乃『ゼノヴィアちゃん、気を付けて下さい。ソーナ会長の眷属にはテクニックタイプの人が多いと聞いています。恐らく狙いはカウンターでしょう』

 

ゼノヴィア『ああ、分かっているさ。だが、私はそれを押し返すまでだ』

 

ゼノヴィアちゃんはそう言って腰にベルトを付ける。

 

今回、デュランダルは使えない。

ルールの特性上、デュランダルでは上手く立ち回れないでしょう。

 

私の攻撃はある程度、的を絞れば周囲へ影響を出さずに出来るでしょうが、デュランダルではそういうのは難しいようです。

 

 

朱乃『私が後方から援護します。ゼノヴィアちゃんは前衛をお願いできますか?』

 

ゼノヴィア『力を抑えながら三人を相手取るのは難しいが、何とかやってみよう』

 

朱乃『それから、もうひとつ。先程リアスから連絡がありました。ギャスパー君がこちらの加勢に来てくれるそうです』

 

ゼノヴィア『……了解した。それでは、ギャスパーが来るまでもたせるとしよう』

 

 

そう言って、じりじりと間合いを詰める。

 

私も腰にアークルを付け、戦闘態勢へと入ります。

 

 

そして―――

 

「「変身!」」

[turnup]

 

 

ギィィィィィンッ!!

 

 

ゼノヴィアちゃんと椿姫さん、巡さんの剣が衝突する。

その勢いに剣から火花が散り、激しい金属音を奏でた。

 

その瞬間、椿姫さんと巡さんはゼノヴィアちゃんが手にしている得物を見て、二人とも一歩後ろに下がった。

 

巡『その剣は……聖剣!?』

 

巡さんの問いにゼノヴィアちゃんは頷く。

 

ゼノヴィア『いや、聖剣は聖剣でも醒剣だ!』

 

「「「!?」」」

 

その告白に相手全員が驚いていた。

 

 

ゼノヴィアちゃんは修行の最中、ブレイラウザーがデュランダルと同じ聖なるオーラがあることに気づきました。

そして、このゲームでブレイラウザーが戦力になるだろうと読んでいました。

威力はデュランダルに及びませんが、ブレイラウザーも聖剣…いや、醒剣

十分な威力を持っています。

 

 

オフェンスに回れる人が少ない以上、人数で不利な場面も出てくるだろうと、リアスが提案したのですが……早速その場面がやってきましたわね。

 

威力は伝説の聖剣と比べると劣りますが、それでも聖なる力を宿している以上、悪魔にとって絶大なダメージを与えることが出来ます。

 

 

椿姫『巴柄! 翼紗! 絶対にあの剣をその身で受けてはなりません!』

 

巡「分かってます! あんなのに斬られたら消滅しちゃいますよ!」

 

 

そこから始まる激しい剣戟戦。

 

私も後ろから支援攻撃を行ってサポートを行います。

 

修行の成果、今ここで見せますわ!

 

朱乃『超変身!雷光よ!』

 

ガガガガガガガガッ!!!

 

これまで封じてきた力が私の指先から放たれる。

 

そう……

私は堕天使の血を受け入れ、至ったのです…

雷光を司る究極の戦士

 

ライジングアルティメットクウガに!

 

 

これを見て、椿姫さんは目を見開く。

 

椿姫『これは……光の力!? 姫島さん、あなたは堕天使の力を受け入れたというのですか!?』

 

その問いに私は静かに頷く。

 

朱乃『ええ……。正直、私もこの忌々しい力を使うのは抵抗がありました。……ですが、この力と向き合わなければ私は前に進めない。だから、決めましたの。彼が見ているこのゲームで使うことで乗り越える、と―――』

 

そう言うと手元に雷光の塊を作り出す。

建物や車を破壊しないように調整しないといけないのが難しいですが…。

 

狙いを定めて雷光を放つ!

 

椿姫さんはバックステップをしながら薙刀に魔力を纏わせて雷光を捌いていく。

 

 

椿姫『くっ! 二人とも出来るだけ物影に隠れながら攻めなさい! 聖剣だけに注意を取られているとやられますよ!』

 

「「了解!」」

 

 

流石はソーナ会長の懐刀。

 

指揮を取るのが上手いですわ。

 

場所が場所だけに物影に隠れられるとこちらも攻めにくい。

 

攻撃が単調にならないよう、タイミングをずらしながら仕掛けてますから、今は相手側も攻めにくいでしょう。

それにこちらの武器は醒剣と雷光。

掠めるだけでも大きなダメージを受けますから尚更です。

 

しかし、時間をかければこちらがハメ手を受ける可能性もあります。

 

 

何か手を打たなければ……。

 

援護攻撃をしながら思案していると、こちらに向かってくる影がひとつ。

 

あれは―――

 

 

ギャスパー『朱乃さん!ゼノヴィア先輩! お待たせしましたぁ!』

 

ゼノヴィア『おお!ギャスパー!待っていたぞ!』

 

ゼノヴィアちゃんが歓喜の声をあげる。

 

そう、現れたのはギャスパー君。

 

どうやら、間に合ったようですわね。

 

朱乃『ギャスパー君、よく来てくれました。早速ですけど、お願いできますか?』

 

ギャスパー『はい!』

 

元気よく返事をするギャスパー君。

 

 

この光景を見て、相手全員が怪訝な表情を浮かべる。

 

椿姫『ギャスパー君…?なぜ彼がここに?まさか、罠に気づいたのですか?』

 

朱乃『罠?それはもしかしてニンニクのことですか?それならリアスがギリギリで気付いたのでなんとかギャスパー君を撃破されずにすみましたわ』

 

椿姫『…なるほど。ですが、彼がここに来たところで戦力になるとは思えませんが…。彼の時を停止させる神器は使用を禁じられているはずです』

 

朱乃『ええ。確かにギャスパー君の神器「停止世界の邪眼」は禁じられています。しかし、彼の吸血鬼としての力は禁じられていません。……ギャスパー君』

 

私が合図を送るとギャスパー君は小瓶をひとつ取り出した。

 

小瓶の中には赤い液体が入っています。

 

朱乃『これはイッセー君の―――赤龍帝の血です』

 

椿姫『ッ!……まさか……!』

 

今の情報を聞いて椿姫さんは気付いたようです。

 

慌ててギャスパー君に攻撃を仕掛けようとする。

 

ですが―――もう遅い。

 

ギャスパー君は変身を解除し小瓶の蓋を開けてイッセー君の血を飲み干す。

 

 

そして―――

 

 

ドクンッ

 

 

ギャスパー君の体が大きく脈打ち、この駐車場の空気が一気に様変わりした。

 

不気味で言い知れない悪寒が私の体を駆け巡った。

見るとギャスパー君はそこから消えている。

 

 

チチチチチ。

 

その鳴き声が聞こえた時、無数の赤い瞳をしたコウモリが周囲を飛び交う。

 

朱乃『今回のゲーム、ソーナ会長は私達の作戦の要をイッセー君か祐斗君、それかゼノヴィアちゃんだと思っていたのではないですか?だとしたら、それは間違いです。―――私達の要はギャスパー君です』

 

驚く彼女達にコウモリ達が襲いかかる。

 

由良『こ、これは!』

 

巡『うそっ!?』

 

反撃しようとした由良さんと巡さんは何かに引っ張られて大きく体勢を崩した。

 

引張ったのは彼女達の影から伸びた無数の黒い手。

 

椿姫『これがギャスパー君の力だというの!?』

 

朱乃『ええ、これが本来ギャスパー君が秘めている力の一部です。イッセー君の血を飲んだことで解放されたのです』

 

黒い手に抗っていた椿姫さんも既に捕らわれている。

 

もう彼女達に打つ手はありません。

 

コウモリが彼女達の体を包み込み、体の各部位を噛んだ。

 

椿姫『血を吸うつもりですか!?』

 

朱乃『正確にはあなた方の血と魔力ですわ。……レーティングゲームは戦闘不能とみなされれば強制的に医療ルームに転送されます。―――あなた方にはここでリタイアしてもらいます』

 

 

椿姫『くっ……申し訳ありません……会長………』

 

 

 

 

 

 

 

放送『ソーナ・シトリー様の「女王」一名、「騎士」一名、「戦車」一名、リタイア』

 

朱乃sideout



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龍騎、フォーゼ、決着!

俺はアナウンスにホッとする。

 

匙『何を息ついてんだよ?お前の相手は……俺だっ!!』

[Elek!elek!ON!]

 

匙は今度は此方の番だと言わんばかりに高出力の雷球の塊を放つ!

この威力は、強制変身解除!ーーーーそう判断した俺は、

 

イッセー『ドラグシールド!』

[guardvent]

 

俺はカードを読み込ませ、シールドを召喚する

 

 

匙『……っ!?』

 

イッセー『相手の一撃を無効にし打ち消す事ができる!』

 

でも同じ力にするのは、俺の魔力量に比例する。

相手の一撃が俺の魔力量を大きく上回る物或いは、俺の魔力が枯渇してるとこの技は効果がない。

 

防御用だけど、相手によっては瞬時に相殺できる訳だ。

 

匙『……へっ。俺の命懸けの一撃も、無意味って訳かよ』

 

……命懸け?

俺は不意に匙の胸部を見るとーーーーッ!?

 

普段のフォーゼの胸元にはオレンジの線が入っているが、今のフォーゼの線がオレンジから黒になっている

 

 

イッセー『お前…………まさか自分の命を!?』

 

匙『そうだ!俺はお前と同じで魔力は低い……高威力で撃ち出すには、こうするしかないのさ』

 

イッセー『その行為、分かってるのか?お前ーーーー死ぬ気かっ!?』

 

匙『そうだ!!!』

 

匙の眼はーーーー真剣だった。

 

匙『俺達は、命懸けでお前達を倒す。ーーーーお前に、夢を馬鹿にされた俺達の悔しさが分かるか?夢を信じる必死さが分かるか?…………この戦いは、冥界全土に放送されてる。俺達をバカにした奴等の目の前で、シトリー眷属の本気を見せなきゃ行けないんだッ!!』

 

俺はふらつきながらも向かってくる匙の一撃をかわし、膝蹴りを叩き込む!

血を吐く匙に構わず、俺は肩を掴み頭突きをお見舞いする!!

 

匙は勢いよく倒れるが…………まだ、立ち上がる。

 

イッセー『やっぱり、お前は俺に似てるよ…………匙』

 

匙『兵藤ォォォォォッ!!』

 

死に物狂いで雷撃を俺に向けて放つ。

俺は一撃一撃をドラグシールドで消しながら、直接ーーーー

 

 

 

 

イッセー『ドラグセイバー!』

 

匙『ガハァッ…………!!!』

 

俺はドラグセイバーのミネを匙にお見舞いする!!

同時に、匙の心臓に直結していたラインも消え去る!

 

が、匙は倒れる体を無理矢理止め、後ろに飛び、俺の足にラインを飛ばす!

 

…………身動きさせない気か!!

 

 

何とかもがく俺の隙を見計らって、匙は再び心臓にラインを繋いだらしく、ソフトボール程の大きさの雷撃弾を手元に浮かしていた。

 

匙『これで……ハァ、ハァ…………周囲に影響は出さずっ!お前だけを……ハァ、破壊できるッ!!』

 

小猫『イッセー先輩!加勢しまーーーー』

 

イッセー『来るな小猫ちゃん!!』

 

俺は鋭い声で制止する。

 

イッセー『これは匙とのーーーー男と男の戦いだ』

 

小猫『……今はチーム戦です。協力してこそ』

 

イッセー『分かってるよ。でも、これは理屈じゃない。その気になればコイツは、小猫ちゃんの力も吸えたんだ。なのにそれをしなかった。どうしてだと思う?』

 

小猫ちゃんは答えられなかったが、匙が笑う。

 

匙『……ゴメンな、塔城小猫ちゃん。俺は、兵藤に、赤龍帝に勝ちたいんだ。『兵士』の俺が!同じ『兵士』である赤龍帝、兵藤一誠に、勝つことが!!俺は赤龍帝に勝つ!勝って、先生になるッ!!差別のない学校を、築くとッ!!』

 

イッセー『……てな訳さ、小猫ちゃん。俺はコイツの、匙元士郎の挑戦を受けたい。そして、コイツを真正面から、本気で倒さなきゃ、いけないんだっ!!』

 

不器用なバカーーーーそう呼ばれても良い。

 

 

俺達は、何処までも似てるんだから。

 

 

 

小猫ちゃんはそれを聞くと、拳を下ろし、距離を取った。

 

イッセー『サンキュ、小猫ちゃん。…………来いよ、匙。お前の全力、見せてみやがれッ!!』

 

匙『…………へへっ、やっぱ、お前は大きいよ。兵藤』

 

唐突に、匙は語り出した。

 

匙『俺さ、お前が羨ましかった…………龍騎の力を持つ赤龍帝。俺は……同時期にお前と同じ悪魔になったのに、何もなかった……何も無かったんだよ!!だから、手に入れる。何もない俺でも、赤龍帝であるお前を倒せるんだって、自信をッ!!ヴリトラとフォーゼの力でッ!!』

 

お前、そんな風に俺を見ていたんだな……匙。

でもーーーー俺は、俺達は、お前達の夢を乗り越えるッ!

 

部長には部長の夢がある!俺は…………それを守るッ!!

 

匙『これで終わりだ、兵藤ォォォォォォォォォォッ!!!!!』

[rocket!ON!drill!ON!limitbreak!]

 

匙は渾身の力を込めて必殺技を放つ

 

イッセー『来いやぁぁぁあああ!』

[finalvent]

 

匙に合わせ、俺も必殺技を放つ

 

 

ーーーーガンッ!!!

 

匙『……………………ぐぁ……』

 

手応えは、あった。

 

 

だけど、俺はまだ立ち上がる。そう思っていた。

 

 

 

 

 

が、匙は意識を失っていた。

 

 

 

俺に向かって構えて立ったまま

 

 

 

 

ーーーーそして、

 

 

 

 

 

『ソーナ・シトリー様の『兵士』一名、リタイア』

 

 

 

匙は消えていった。

 

 

けど、俺の脚の力は、抜けることはなかった。

 

 

 

 

俺はーーーー愚直に夢を語り、挑んできた男を、最後まで見届けた。

 

 

 

 

 

目を反らせば、また復活するーーーーそう思えた。

 

 

 

小猫『…………イッセー先輩』

 

匙との一騎討ちが終わった俺は、何故だか拳が震えていた。

そんな情けない俺を、小猫ちゃんは手を握ってくれた。

 

イッセー『……何でだろな?分かってるのに、さ』

 

小猫『先輩にしては珍しくカッコ良かったです。イッセー先輩は自慢の先輩です』

 

イッセー『有難う』

 

…………さて、

 

 

イッセー『小猫ちゃん、感じるかい?』

 

小猫『………………はい』

 

 

匙…………今回は、悪いが勝たせてもらう。

 

 

お前にも、会長にも。

 

 

 

 

けど、タイマンなら何時でも受けて立つぜ。

 



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紅の破壊者とクイーンオブキバ

イッセーside

 

 

イッセー『……うし、こんなもんだろ』

 

小猫『ナイスチョイスです。イッセー先輩』

 

匙を倒した俺達は、暫くの間ある準備をしていた。

その間に、こちら側は会長の「女王」、「戦車」、「騎士」を打ち取っていた。

リアス『オフェンスの皆、聞こえる?』

 

……っと、部長からの連絡だ。

 

リアス『これから私はソーナの本陣に向かうわ。イッセー達はモールの中央広場に行ってくれる?』

 

中央広場?

 

リアス『そこにソーナと思わしき人がいるのだけれど…………ギャスパーからの情報によれば屋上にいる筈だわ』

 

イッセー『罠の可能性がある……と?』

 

リアス『そう。それを確認してほしいの。今から私も向かうわ』

 

……どう思う?ドライグ。

 

ドライグ『十中八九結界の類だろう。恐らく

は術者の姿を投影する、な』

 

まぁ、あの慎重派な会長がそんなに場を変える筈はないからな。

部長もそこを睨んでるんだろう。

 

イッセー『分かりました』

 

小猫『了解です……』

 

リアス『助かるわ。それとイッセー…………アレはどうだった?』

 

イッセー『…………やっぱり部長の思っていた通りでした』

 

リアス『そう……で、作戦は?』

 

イッセー『完璧です…………』

 

な、小猫ちゃん。

俺がニヤリと笑むと、小猫ちゃんもピースサインを見せる。

 

それを聞いた部長はホッとする。

 

リアス『分かったわ。……もうゲームは終盤よ。皆、気合いを入れて……勝つわよ!』

 

「「はい!」」

 

部長の言葉に改めて気合いを入れ直し、俺達は決戦に赴いた。

 

 

 

 

 

俺達は進路を確認すると、ソーナ会長達の本陣に向かって進撃した

 

 

油断はできない  そして、俺達がソーナ会長の陣地に

到達すると、立体駐車場から攻めていた朱乃先輩と合流した

 

さらに、後ろから部長も追いついて来た

 

ソーナ『来ましたか……』

 

リアス『ソーナ……決着を付けましょう』

 

ソーナ『そうですね』

 

そう言うと、キバットを掴む

 

ソーナ『……変、身。』

[ガブッ!]

 

すると、鎖が会長を包み、その姿が現れる 

 

仮面ライダーキバ

それがソーナ会長が変身する戦士

 

ソーナ『行きます!』

[バッシャーマグナム!]

 

 

そう言うとソーナ会長は緑色の笛をキバットに噛ませる

そして会長の左腕と胸が緑色の鱗に覆われ、その手には銃が

 

 

銃口から水で出来た龍が飛び出して来た

それは、とてつもない破壊力となって俺達の方に襲い掛かった

 

イッセーsideout!

 

リアスside

 

 

私は咄嗟にディケイドライバーにカードを装填する

 

リアス『変身!』

[kamenride!ディケイド!]

[attackride!brasst!]

 

私の放った銃弾が

放たれた水流と激しくぶつかりあった 

しかし、圧倒的な力によって、何とか水流を打ち破るも、

数歩下がって息を荒らげる

 

リアス『まさか……』

 

ソーナ『これは、私の本気の表れです。例えあなた達が敵になったとしても、私はあなた達に勝利し、私の夢に掛ける気概を証明する。』

 

やっぱり……みんな本気ね……夢を叶えるために……だったら!私はそれに全力で向き合うだけ!

 

リアス『ソーナ……あなたの覚悟はよく判ったわ。だから……私も全力で行く。手加減なんかしない。本気で、倒すつもりで行くわよ!』

 

ソーナ『えぇ……私も、そのつもりよ!』

 

そう言うと、構えを取るソーナ

 

私は二枚のカードを取り出す

 

[kamenride!クウガ!]

[formride!クウガ!ペガサス!]

 

「「はぁぁぁ!!!」」

 

激しい銃撃戦の中、私はこのままじゃらちが空かないと思い、カードを取り出す

 

向こうも同じ事を思ったのか、青の笛をキバットに噛ませる

 

[formnride!クウガ!ドラゴン!]

[ガルルセイバー!]

 

 

 

ソーナは右腕と胸に青い獣のような鎧を装着し、その手には波うった剣が握られていた

 

対して私はドラゴンロッド……

 

リーチはこちらが有利!

 

リアス『はっ!』

 

私は高くジャンプし、ソーナへ第一撃を当てようとした

 

けど

 

ソーナ『ウェイクアップ!』

[ガルルバイト!]

 

私のドラゴンロッドが当たる寸前にジャンプされ、逆にソーナがこちらへ回転しながら向かってくる

 

ソーナ『ガルル・ハウリングスラッシュ!』

 

リアス『うぐっ!』

 

ソーナの攻撃をダイレクトに当てられた!

 

けどまだよ!

 

[formride!クウガ!タイタン!]

 

私は紫の鎧に変換する

 

[ドッガハンマー!]

 

ソーナも胸と肩、両腕に紫の鎧を身につけ、手にはハンマーが握られていた

 

 

リアス『はぁぁぁ!!!』

 

ソーナ『はあっ!』

 

私とソーナは剣とハンマー

 

武器ではこちらが不利

 

けど!

 

リアス『はあっ!』

 

ソーナ『くっ!』

 

私はソーナの体に、斬撃を入れる

 

ソーナはそのまま数歩下がる

 

ソーナ『ハァ……ハァ……キリがありませんね

……』

 

リアス『ハァ……ハァ……そうね……お互い、次で決めましょう!』

[kamenride!ディケイド!]

 

ソーナもキバの姿に戻る

 

ソーナ『キバット……いけますか?』

 

キバット『あぁ!……次がホントに最後の一撃だぞ?』

 

ソーナ『わかってます。次で決めます!』

[wakeup!]

 

[finalattackride!]

 

私達はお互いに必殺技の構えを取る

 

 

そして!

 

ソーナ『ダークネス・ムーン・ブレイク!』

 

リアス『ディメンションキック!』

[ディ・ディ・ディ・ディケイド!]

 

私たちの必殺技が当たる直前

 

『ビーーッ!』

試合終了を告げるブザーが鳴り

 

[メロンディフェンダー!]

 

絋汰が私達の間に入り、必殺技を防ぐ

 

 

リアス『え!?』

 

ソーナ『どうして!?』

 

慌てて、周りを見回す私達に絋汰が近づいて来た

 

絋汰『……二人とも……周りをよく見ろよ』

 

「「え?…………あ。」」

 

そう、今の私達の周りでは、多くの建物が半壊するか消滅していたのだった

 

絋汰『熱くなりすぎだ。スゴイのは認めるけど……』

 

と、そこに放送が聞こえて来た

 

放送『リアス様、及びソーナ様御二人の多大なる力によって、ルールに存在した「極力内部施設を破壊しない」と言う部分が守られていないため……この勝負はそれぞれが失格……双方の失格によって、この試合は引き分けとなります。』

 

こうして、私達の試合は結果的に引き分けで幕を閉じた

 



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夏休みの終わり

ジョシュアside

 

ゲーム終了後。

 

俺はとある医療施設に来ていた。

 

リアス眷属の皆はここで体を休めている。

特にイッセーの血を飲んでその力を発揮したギャスパーと最後にソーナとの激闘を繰り広げたリアスの疲弊具合は酷く、二人はベッドで横になっている状態だ。

ビックリしたぜ

二人共ゲームが終わったらすぐぶっ倒れたんだからよ

 

 

俺がここを訪れたのはそのお見舞いと軽い治療を施すためだ。

もちろん仗助も一緒だ

 

 

……いや、それからもうひとつあったな。

 

俺は施設の廊下を歩き、とある病室の前で一度立ち止まる。

 

部屋にいる人の名前を確認してドアをノックする。

 

匙『どーぞ』

 

部屋の中から気だるげな声が聞こえてくる。

俺はドアを開けて中に入った。

 

部屋の壁や天井は白色で窓からは紫色の空が見えた。

 

ベッドの脇には小さな棚がある。

その上にはバナナ。

 

これは差し入れか……?

 

ジョシュア『よう、匙。具合はどうよ?』

 

匙『もう最悪っすよ。体のあちこちが痛ぇ……』

 

そう、部屋にいたのは匙だ。

 

体中を包帯でグルグルに巻かれて、点滴を打っている。

 

うーん、包帯の白色ってここまでくると痛々しいな……

 

ジョシュア『龍騎と赤龍帝の攻撃を受け続けたんだ。そりゃ、そうなるさ。……にしても無茶をしたもんだな。自分の命を力に変換するなんてよ』

 

あれには俺も驚いたよ。

まさか神器を使って自分の命を力に変えてたんだからな。

 

恐ろしいことをしたもんだ。

 

匙は苦笑する。

 

匙『まぁ……そうでもしないと俺は兵藤と戦うことができなかったっすよ。……いや、それでもあいつに手も足もでなかった……』

 

下を向き、ため息をつく匙。

 

ジョシュア『何言ってんだ。おまえと木場とは単純に戦闘力も戦闘経験にも差がある。今のイッセーに真正面からあそこまで食らいつけたのなら十分だよ。』

 

俺がそう言うと匙は首を横に振った。

 

匙『それじゃあダメなんすよ……。俺は会長に絶対勝つって約束したんだ。絶対に勝って勝利に導くって……。それなのに結局、俺は何もできなかった………』

 

そう言うと匙は拳を強く握る。

血が滲むほど強く。

 

 

ジョシュア『くやしいか?』

 

匙『ああ……っ! くやしいよ! 当然だろ!』

 

ジョシュア『そうか……』

 

こいつ……敬語忘れるほどかよ……

 

俺はそこでいったん息を吐く。

 

そして、匙の眼を見て言った。

 

ジョシュア『だったら、その気持ちを忘れるな。その気持ちを持ち続ける限り、おまえはまだまだ強くなれるよ。………おまえはまだ弱い。これからも負けることもある。それは当然だ。世界には強い奴なんていくらでもいるんだからな。だけどな、負けてもそれを次の糧にすればいい。そうすればいずれ勝てる』

 

匙『ッ!……はいッ!』

 

ジョシュア『それに、俺も色々経験してきたしな』

 

俺と匙は軽く笑った。

 

でも、匙の眼には灯が灯っていた。

ゲームの前の時よりもさらに強い灯が。

 

どうやら、気合いを入れ直したみたいだ。

 

 

パンッ

 

俺は自分の両膝を叩いて立ち上がる。

 

そして、匙の頭にクレイジーダイヤモンドの手が触れ

ケガが治る。

 

仗助『よし。これでいいだろ』

 

匙『東方、おまえってこんなこともできるのな。体が軽くなったぞ』

 

仗助『まぁな。じゃあ、そろそろ俺らは行くよ。リアス部長やギャー助の見舞いもあるしな』

 

匙『そっか。……色々ありがとな』

 

仗助『気にすんなって。俺達は友達だろ?友達ってのは助け合うもんだぜ?』

 

匙『そうだな』

 

俺らは部屋の入口の方まで歩いていく。

 

あ、忘れるところだった。

 

俺は途中で立ち止まり振り返る。

 

ジョシュア『匙。おまえ、人間界に帰ったら、俺の家の前に毎朝5時集合な』

 

匙『え?』

 

突然のことに訳が分からないという表情を浮かべる匙。

 

そんな匙に俺はニヤリと笑って言ってやった。

 

ジョシュア『俺が修行を付けてやるよ。俺がいつもやってる修行メニューの一部を体験させてやる』

 

匙『ちょ、ちょっと待て! それって、かなりやばいやつなんじゃないっすか!?』

 

ジョシュア『ん~、軽く百回くらいは死ぬかな……?ハハハ、まぁ、なんとかなるだろ。じゃあな、匙!体、早く治せよ!』

 

俺は手を振って部屋から出る。

 

匙『おいぃぃぃ!ちょっと待てぇぇぇ!うわっ!』

 

ガタン!ガシャン!

 

 

あ……今の音から察するにあいつ、ベッドから落ちたな。

 

まぁ、あれだけ元気があれば大丈夫だろ。

 

俺らは匙を放置して部長がいる部屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

リアスの病室に入ると、それぞれのベッドの上で寝ている部長とギャスパー。

 

二人とも熟睡してるな。

 

ギャスパーなんてヨダレ垂らしてるし・・・・・。

 

 

まぁ、二人とも頑張ってたしな。

 

 

特にリアスは凄かった。

 

最後のソーナとの一騎討ち。

二人とも親友同士だからなのか、互いの全力を出してぶつかっていた。

 

そのおかげで変身解除したら、二人とも血塗れ。

制服も傷だらけだったもんな

 

最後は引き分けだったけど、正直どっちが倒れてもおかしくはない激闘だった。

 

ギャスパーはと言うとイッセーの血を飲んで、潜在能力を発揮したのはいいけど、一回それをしてしまうとヘトヘトになってしまう。

 

スタミナがないのが、こいつの弱点でもあるんだよなぁ。

 

まぁ、引きこもりだったギャスパーがああやって戦えるようになったんだ。

 

それに、今回はこいつの頑張りが勝利の鍵になったと言っても過言ではない。

 

今回は十分過ぎる働きを見せたんだ。

 

ゆっくり休んでくれ、ギャスパー。

 

 

俺はギャスパーの頭を撫でてやると、ギャスパーの気を波紋で整えてやる。

 

ギャスパーもどこか気持ち良さげな表情だ。

 

 

 

さてと、次はリアスだな。

 

見ると部長のケガはキレイサッパリ無くなっていた。

アーシアの治療だろう。

 

流石はアーシア。

いい仕事してるぜ。

 

リアスの額に手を当てて、ギャスパーと同様に気の巡りを良くしようとした時、部長の目が開いた。

 

リアス『……ジョジョ?』

 

ジョシュア『あ、起こたか?わりぃな、リアス』

 

リアス『いいのよ。・・・・・それより、あなたは私達のゲームを見ていてくれたのよね?』

 

ジョシュア『もちのろん。始めから終わりまでばっちりと』

 

リアス『どうだったかしら、私達のゲームは?』

 

ジョシュア『皆、修行の成果を十分に出せてた。あの不利な状況から勝てたんだからすげぇよ』

 

リアス『そうね・・・・・。ただ、最後は正直危なかったわ。ソーナがあそこまで強くなっていたなんてね』

 

部長が腕を軽く押さえながら苦笑する。

 

ジョシュア『それはそうだ。ソーナも必死なんだからよ。もし、次に戦ったときは向こうはかなり強くなってると思うぜ?』

 

リアス『ええ、そうでしょうね。だから、次は負けないように私ももっと強くならなくてはね』

 

部長は掲げた掌を見つめながらそう言う。

 

部長は手を下ろすと、部長はフッと微笑んだ。

その微笑はやさしさに包まれたものだった。

 

リアス『今回、勝てたことも嬉しい。でもね、それ以上に朱乃と小猫、二人が自身の壁を越えてくれたことが一番嬉しいの』

 

ジョシュア『俺もそう思うよ。朱乃と小猫が先に進めて俺も嬉しいしな』

 

リアス『これもジョジョのおかげね。あなたのおかげで、私の眷属は皆、抱えてたものを突破していくわ。私が思い悩んでいたものをあなたは全部打ち破ってくれた。そのことにとても感謝しているのよ』

 

部長の言葉に俺は首を横に振った。

 

ジョシュア『そんな大層なものじゃねぇよ。俺はただ、皆で楽しくやっていきたい。それだけを考えているだけだからな』

 

リアス『フフフ、あなたが私の仲間で良かった。………これからもよろしく頼むわね』

 

ジョシュア『もちろんだ、リアス部長』

 

部長と俺は互いに微笑む。

 

 

あ、そうだ

 

ジョシュア『お前に渡したいものがあるんだ』

 

俺はリアスにあるものを渡す

 

リアス『これは?』

 

ジョシュア『これはケータッチって言ってな。クウガからキバまでの最終フォームが使えるようになれば使えるはずだ』

 

リアス『……わかったわ、ありがとう』

 

ジョシュア『いやいや、あ、そーだ。』

 

リアス『?』

 

ジョシュア『お前のイッセーへの恋、俺は応援するぜ』

 

リアス『なっ!///……バレてた?』

 

ジョシュア『バレバレだよ』

 

リアス『うぅ~!///』

 

ジョシュア『つー訳だ!頑張れよ色々と』

 

リアスが枕に顔を突っ込んだため、俺は病室から出る

 

 

 

 

 

 

 

八月後半。

 

俺達はグレモリー眷属+ジョースターズ+チノ達は、本邸近くの駅で冥界とのお別れの時を迎えようとしていた。

 

サーゼクス『それでは、イッセー君。また、会える日を楽しみにしているよ。いつでも気兼ねなく来てくれ。君のご両親にもよろしく言っておいてもらえるかな?』

 

大勢の使用人を後ろに待機させて、サーゼクスさんがイッセーにそう言っていた。

 

イッセー『はい。伝えておきます』

 

次はヴェネラナさんが言う。

 

ヴェネラナ『イッセーさん、人間界ではリアスのことよろしくお願いしますわね。娘はちょっとわがままなところがあるものだから、心配で』

 

リアス『お、お母さま!?な、何を仰るのですか!』

 

リアスは顔を真っ赤にしていた。

ハハハ!やっぱりおもしれぇな

 

イッセー『もちろんです』

 

イッセーは頷いた。

 

まぁ、リアスはイッセーの家族の一員みてぇなもんだしな。

イッセーの性格上、絶対に守り通すだろう。

 

サーゼクス『リアス、残りの夏休み、手紙くらいは送りなさい』

 

サーゼクスさんが言う

そのすぐ後ろにはグレイフィアさんが待機していた。

 

リアス『はい、お兄様。』

 

 

 

 

 

帰りのデンライナー。

 

イッセーと仗助、ジョルノは今、戦っていた。

 

何と?

 

そんなものは決まってる。

 

 

手付かずだった夏休みの宿題だ!

冥界に来てから忙しかったから、完全に忘れてたな!

 

思い返してみれば、イッセーは大事な高校二年生の夏休みの大半をドラゴンと山で過ごしただけじゃん

 

しかも毎日、死にかけて

 

とにかく、イッセーは号泣しながら、現国の宿題に手をつけていた。

 

 

木場『ハハハ、流石の龍騎も宿題には勝てないのかな?』

 

木場が優雅に紅茶を飲みながら笑う

 

笑うくらいなら手伝ってやれよ

 

イッセー『ジョジョ先輩と木場は終わったのかよ?』

 

「「貰ったその日に終わらせた」」

 

当たり前だろ

 

あ、イッセーがもういいや……見たいな顔してる

 

あれ?あいつまさかダメなやつの考えしてるんじゃ……?

 

 

まぁ、いいや

 

すると、小猫が俺の方にきて……俺の膝にお座りぃぃぃっ!?

 

俺は何が起きたのか分からなかったが、小猫が俺の膝の上にお座りして、猫耳をピコピコ動かしていた。

 

ジョシュア『こ、小猫……?』

 

恐る恐る顔を覗いて見ると

 

小猫『にゃん♪』

 

満面の笑みで微笑まれた。

 

 

――――っ!

 

ここで俺は皆からの視線を感じた。

 

シャロが涙目だったり、リゼが半目で睨んでいたり、千夜が無言のニコニコフェイスプレッシャーを放っている。

 

そして、ココアに至っては「うぅ~」と唸りながら、俺の頬を引張ってくる始末だ。

 

痛いんだけど?

 

こうして、列車は俺達の住む人間界へと―――――

 

 

 

 

 

 

人間界側の地下ホームに列車は到着し、俺は大きく背伸びした。

 

ジョシュア『うーん、着いた着いた。さてさて、我が家に帰るとしますか』

 

そんなことを言いつつ、各自で自分の荷物を持って列車から降りる。

 

すると、目の前に一人の優男がいた。

その顔には見覚えがあった。

若手悪魔の会合の時にアーシアに妙な目線を送っていたやつだ。

名前は確か―――ディオドラ・アスタロトだっけ?

現ベルゼブブ、つまりアジュカさんの家の者だったはずだ。

 

そいつはアーシアの姿を確認すると、いきなりアーシアに詰め寄ってきた。

 

ディオドラ『アーシア・アルジェント。……やっと会えた』

 

アーシア『あ、あの……』

 

困惑するアーシア。

 

おいおい、なんなんだこいつ?

 

ジョシュア『おい、あんた。アーシアが困ってるだろ。…………何の用だよ?』

 

俺は二人の間に入り、目的を尋ねた。

 

しかし、ディオドラは俺を無視してアーシアに真摯な表情で訊いてきた。

 

ディオドラ『………僕を忘れてしまったのかな?僕たちはあの時出会ったはずだよ』

 

ディオドラは突然胸元を開き、大きな傷跡を見せてきた。

深い傷跡だな。

 

アーシアはそれを見て目を見開く。

 

アーシア『―――――っ!その傷は、もしかして………』

 

見覚えがあるのか?

 

上級悪魔のディオドラと元シスターのアーシアに接点があるのか?

 

ディオドラ『そう。あの時は顔を見せることが出来なかったけど、僕は君に命を救われた悪魔だよ』

 

アーシア『―――――っ』

 

その一言にアーシアは言葉を失う。

 

 

ディオドラ『改めて自己紹介しよう。僕の名前はディオドラ・アスタロト。ここに来た目的はただ一つ』

 

ディオドラはアーシアのもとに跪くと、その手にキスをする。

 

イッセー『なっ!?てめぇ、アーシアに何しやがる!』

 

怒鳴るイッセーを再び無視して、ディオドラはアーシアに言った。

 

ディオドラ『アーシア、君を迎えにきた。会合の時、あいさつできなくてゴメン。でも、こうして再び出会えたことは運命と思っている。―――僕は君を愛している。僕の妻になってくれ』

 

 

―――――ディオドラは俺達の目の前でアーシアに求婚したのだった。

 

 

夏休みが終わり、新学期が始まろうとしていた。

 



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体育館裏のウィザードラゴン
ディオドラ、匂う


学期が始まった俺達の生活。2年生のイッセーのクラスでは紫藤イリナが転校してきた。イリナは天使に転生していて天界の使者として共に戦うようだ。

 

 

そんな生活が始まろうとしていたが…現在1つの問題が起きてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョシュア『…完全にストーカーじゃねぇか』

 

 

 

 

 

アーシアと面識のある悪魔がいた。

その名はディオドラ・アスタロト。

アーシアはかつて教会の聖女としてた時に怪我をした悪魔を治した事があって。

 

その悪魔がディオドラだったらしい。

 

冥界から駒王町に戻ってきた時にアーシアにプロポーズするわ、アーシアにアプローチするわで…はっきり言って迷惑以外の何者でもねぇ。

 

しかも今度のレーティングゲームの相手はディオドラ・アスタロトだしよ。

 

 

その時…部室に転移魔法陣が現れた。

 

 

ディオドラ『ごきげんよう。ディオドラ・アスタロトです。アーシアに会いに来ました』

 

その紋章はアスタロトだった。

 

 

 

 

俺はディオドラが来てから超不機嫌です

 

えぇ、不機嫌ですよ?何か?

 

 

だってよディオドラから嫌な気配を感じるんだよ。

 

ディオドラ『リアスさん単刀直入に言います。僧侶をトレードしたいのです』

 

ギャスパー『いやん!!僕はトレードされるのですか!?』

 

徐輪『されないから安心しなさい』

 

僧侶のトレードと聞いてギャスパーは徐輪に抱きついてきたが徐輪が安心させた。

 

ディオドラ『僕が望むのはリアスさんの眷属。アーシア・アルジェントさんです。此方は……このカタログから選んでください』

 

リアス『ごめんなさい。私はトレードをする気はないの。単純にアーシアを手放したくないの』

 

ディオドラ『…それは彼女の能力?それとも彼女自身が魅力だから?』

 

リアス『どちらもよ。私は彼女を妹のように思っているわ』

 

アーシア『部長さん!!』

 

アーシアはリアスの言葉に感動していた。

それはもちろん俺もそう思ってる

 

リアス『それにあなた、求婚の意味を分かってるのかしら?』

 

この言い方……

こいつ少しキレてるな……

 

 

ディオドラ『……わかりました。今日は諦めます。ですが僕は諦めません』

 

ディオドラはイスから立ち上がり帰ろうとするが…

 

ジョシュア『待ちな』

 

ディオドラ『…ん?』

 

俺が立ち塞がった。

 

ジョシュア『てめぇ誰だ?って顔をしているから自己紹介させてもらうぜ。俺はお節介やきのジョシュア・ジョースターだ」

 

ジョジョはディオドラの回りを歩く

 

ジョシュア『俺はある特技を持っててな……匂いで悪人か、善人か嗅ぎ分ける事ができるんだ……まぁ、何が言いたいかと言うと……』

 

ディオドラはジョジョを邪魔のような目で見てた。

 

ジョシュア『ゲロ以下の匂いがプンプンするぜーっ!!』

 

俺はイミテイトストッカーをアトゥム神に変える

 

ジョシュア『てめぇから悪人の匂いがプンプンするんだよ…1つ聞くぞ?てめぇ…禍の団とグルになってるだろ?』

 

俺の言葉にオカルト研究部の全員が警戒するが…

 

 

ディオドラ『何をバカな事を…僕は現魔王のアジュカ・ベルゼブブの血族のディオドラ・アスタロトだぞ。勝手な言いがかりは止めてくれないかい?下等な人間くん?』

 

アーシア『そんな事を言わないでください!!』

 

アーシアはディオドラにビンタをした。俺を罵声まじりで否定するディオドラだが俺は何とも思ってない顔でディオドラに聞いた。

 

ジョシュア『魔王と神に誓ってお前は禍の団と繋がってないんだな?』

 

ディオドラ『あぁ。魔王と神に誓って繋がってないよ』

 

ジョジョはその言葉を聞いて目を細めて…

 

ジョシュア『……分かった。疑って悪かったな』

 

ディオドラ『…ふん』

 

ディオドラは転移魔法陣で帰っていく前に…

 

ディオドラ『赤龍帝…次のゲームで僕は君を倒そう。そしたらアーシアは僕の愛に…』

 

イッセー『お前に負けるわけねぇだろ!!俺の先輩を弱者呼ばわりしたお前なんかにな!!』

 

実際俺を下等な人間と呼んだ瞬間に小猫、ミッテルト、絋汰、戒斗はディオドラに殺気を向けていた。

 

ディオドラ『アーシア。今度はゲームで会おうね。』

 

そう言いディオドラは帰っていった。

 

ジョシュアsideout

 

 

ナレーションside

 

ディオドラ『ふぅ……あの人間……なかなか勘が鋭いな……』

 

ディオドラは安堵していた

 

自分が禍の団に繋がっていることがバレずにすんだためである

 

ディオドラが安堵していると、ある男がやって来た

 

イゴール『それは当然です。彼は仮面ライダーであり、スタンド使いでもある……あまり油断はしない方がいいですよ?』

 

イゴールである、彼は小猫の兄である獅音に殺されたはずである

 

獅音『……全く、作戦通りとは言え…無茶をする男だ…』

 

そう、獅音とイゴールはグルだったのである

 

ディオドラ『……僕たちの計画は必ず成功する……人間ごときに邪魔されてたまるかッ!……それに……僕の趣味もあるしね……』



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警告

ディオドラがやって来たその日……ジョジョはディオドラが禍の団と繋がってる事をアザゼルに報告した。アザゼルにアトゥム神の事を説明した……

 

俺のアトゥム神は魂をコインに変えられないが、人の魂なら読める

 

 

ジョシュア『……飯食ったけど食い足りねぇな』

 

 

飯を食ってからアザゼルに報告をした俺は報告を終えてから散歩に出掛けたが、小腹が空いたもんで近くのラーメン屋に寄ったら思わぬ客がいた。

 

 

 

 

ジョシュア『ん?テメェらは……』

 

 

ヴァーリ『奇遇だなジョジョ』

 

乾『よう…ジョジョ…』

 

 

ヴァーリと乾がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はヴァーリと乾に相席になって一緒にラーメンやチャーハンや餃子など食っていた。

 

ヴァーリ『そうえば冥界以来だな。先輩』

 

 

乾『俺とはあんまり会話はしてないからな』

 

 

ヴァーリ『先輩。これは兵藤一誠にも言ったが……』

 

ジョシュア『ディオドラの事だな?』

 

ヴァーリ『…やはり先輩は気づいてたか』

 

ヴァーリは俺にディオドラの事を話そうとしたが

知ってるから省かせてもらった

 

ジョシュア『俺もディオドラのレーティングゲームの映像を見ていたが……アイツが急にパワーアップした瞬間に妙な違和感を感じてな』

 

ヴァーリ『それでディオドラは禍の団に繋がってると分かったんだな?』

 

ジョシュア『確証は無かったが……今回アイツがオカルト研究部にやって来て確信した』

 

乾『スタンドを使ってだな?』

 

ジョシュア『あぁ……そしてもう1つ確信した』

 

「「もう1つ?」」

 

ジョジョは恐ろしい程に顔を怒りに変えた。

 

ジョシュア『あの野郎から吐き気のする悪を感じまくってな。アイツの性根は確実に腐ってやがるぜ』

 

ヴァーリ『一応、ディオドラ・アスタロトには気をつけろよ。奴は何をしでかすか分からないからな』

 

ジョシュア『わかった。あばよ』

 

俺は自分の食べた物の料金を机に置いてCOOLに去っていった。

 

そして俺は一人でディオドラに対する計画を考えていた。

 

 

しかし俺は知らなかった。この時ディオドラがある策を……俺達を追い詰める策を仕掛けてる事に……

 

ジョシュアsideout

 

ニャル子side

 

私は今

ある仕事に追われています

 

ニャル子『そちらもやられましたか……ハスター君!次の世界に行ってくれますか?』

 

私は黄色いパーカーを着た少年

ハスター君に指示を出しました

 

ハスター『わかったよ‼』

 

クー子『ニャル子』

 

おっと、クー子からの通信ですね

 

私はハスター君の通信と同時にクー子からの通信を開きます

 

ニャル子『クー子、そちらはどうでした?』

 

クー子は首を横に振る

 

そちらもダメでしたか……

 

ニャル子『もう、あの幻獣王を復活させるしか……』

 

ハスター『ニャル子ちゃん!?』

 

クー子『彼はこの世界の住人じゃない……危険すぎる…』

 

ニャル子『でも他に手はありません……幸い、奴はジョジョさんが転生した先に潜伏しています……彼なら…』

 

彼なら……

 

彼なら必ず倒してくれるはずです…

 

異世界の幻獣王……キング・テュポーンなら



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ジョジョ、遂に自覚する

俺達は体育祭の各種目のメンバーを決めていた

 

ちなみに委員は舞と絋汰がやってる

 

舞『じゃあ、二人三脚のメンバーは……チノちゃんとジョジョね!』

 

ジョシュア『ちょっと待て!何でチノが出てきた!』

 

絋汰『さっき先生に聞いたら毎年杜王中と合同でやってるらしいぜ?』

 

嘘だろ

マジかよ……

 

戒斗『その前に、勝手にペアを決めていいのか?』

 

そ、そうだ!

戒斗!もっと言ってやれ!

 

ココア『チノちゃんからのリクエストだよ!』

 

戒斗『ならいい』

 

戒斗ぉぉぉおおお!

 

俺の逃げ道をふさぎやがってぇぇぇ!

 

あ、そうそう

今回はバドミントン、バレー、部活対抗ドッジボールもやるらしい

 

体育祭は毎年楽しみなんだ

 

合法的に俺が無双できるから

 

ジョシュア『まぁ、別にチノが一緒にやりたいならいいけどよ……』

 

ココア『ちなみに、私と千夜ちゃんはバレーボールだよ!』

 

………ココアはともかく千夜は大丈夫なのか?

 

ココア『大丈夫だよ!』

 

軽く心読まれた!?

 

 

 

 

 

 

場所は代わり、部室に来ていた

 

そして、俺は目の前の光景に絶句していた

 

ジョシュア『んだよ……これ……』

 

目の前には大量のプレゼント

しかも全部アーシア宛て

 

リアス『朱乃、これ全部送り返して』

 

朱乃『わかりましたわ』

 

朱乃が荷物を運び始める

 

けど……

 

ジョシュア『ちょっと待ってくれ』

 

俺は朱乃に耳打ちし、荷物を運ぶのを手伝う

 

途中で承太郎と仗助も手伝ってくれた

 

そして荷物を転移魔法で送り返す

 

リアス『何をしたの?』

 

ジョシュア『ディオドラの目に荷物が入った瞬間、燃えるトラップ魔法を仕掛けてもらった』

 

リアス『……あなた、意外にえげつないことするのね……』

 

ジョシュア『?』

 

 

部活を終え、帰路につく

 

途中、公園の近くを通りかかった

そこには、ジョルノとココア、そして千夜が倒れていた

 

 

俺は咄嗟に降り、ココアを抱き抱える

 

ジョシュア『どうした!何があった!誰にやられた!』

 

ココアは力なく、指を指す

その先にはバレーボールが……

 

おれは、ココアをそのまま落とす

 

ココア『いったぁ!ジョジョ君!ひどいよぉ!』

 

ジョシュア『うっせ!紛らわしいんだよ!』

 

 

仗助『本当に何してたんだお前らは』

 

ココア『えへへ』

 

承太郎『まるで殺人現場みたいだな』

 

ジョシュア『折角触れないでいたのに…』

 

折角言わないでおこうと思った俺の努力を返せ。

 

仗助『承太郎さん!この状況、どう見ますか?』

 

ジョシュア『だから殺人事件みたいにすんなよ…』

 

こんなところで刑事ドラマごっこなんてゴメンだ。

 

承太郎『現場に残されたのは1つのボール。球技大会の練習というのは建前で、お互い叩きのめしあったというわけか…』

 

ジョシュア『真面目な顔して何を言ってるんだお前は…』

 

しかもその推理だとジョルノが倒れてることに説明がつかない。そうなると…?

 

 

ジョルノ『…すいません。六文も持ってないのでスタンドで渡って良いですか?』

 

ジョシュア『おいジョルノ、戻ってこい!』

 

打ち所が悪かったのか、そんなシャレにならないことを言い出したのを見て、俺は推理をほっぽり出し慌ててこっちに引き戻した。

 

 

ココア『ど、どうしたらそう見えるの⁉︎』

 

承太郎『…なんだ生きてたか』

 

ココア『ちょ、承太郎君!?』

 

……なんでちょっとがっかりしてるんだ。

 

 

 

 

ジョシュア『バレーボールの練習?』

 

千夜『ボールのコントロールが上手くいかなくて、ココアちゃんとジョルノ君に付き合ってもらってたの』

 

事の顛末は…まずココアと千夜が練習していたところにジョルノがやって来て、俺が来るまでジョルノを含めた3人で練習していた。だが…

 

千夜『トスって何かわからなくて…』

 

ココア『千夜ちゃん、和菓子作りと追い詰められた時に凄い力を発揮するから…』

 

ジョシュア『授業で習わなかったのかよ…』

 

まさに火事場の馬鹿力ってやつか。

 

仗助『でも、それだとジョルノがやられたわけがわからないんだが…』

 

確かに仗助の言う通り、その説明でジョルノはそこまで絡んでないような…

 

ジョルノ『僕は保登先輩が食らったボールがこっちにも跳ね返って来て、それを顔に受けてさっきの状態に…』

 

ジョシュア『ダブルアウト…お前らドッジボールとバレーボール間違えてないか?』

 

いや、ドッジボールでも顔面はダメか…。

 

 

承太郎『しかし、これだとチームプレイも難しいな…バレーじゃ宇治松をアタッカーで固定とかも出来ねぇし』

 

ココア『顔面に当てたら反則なんだよ?』

 

あの後なんとか再開できそうなので、千夜の特訓をサポートすることにした。ジョルノにそれを話したら『あれはヤバイので是非ともやりましょう』とのことで、いつの間にかジョルノも加わっている。

 

千夜『ウソ…知らずにやってたわ…』

 

承太郎『わざとじゃねぇよな…?』

 

仗助『悪気がない分質が悪いっすね…』

 

承太郎が震えながら頷く。

 

と、そこにココアが。

 

ココア『たしか顔面はセーブじゃなかった?』

 

千夜『そうなの?よかった!』

 

ジョシュア『全然良くねぇよ!』

 

とんでもない発言をしだした千夜を見て、俺はツッコむことしかできなかった。

 

 

そして、俺達はラビットハウスにやって来た

 

ラビットハウスには先にチノが帰ってきていた

 

仗助『そうだ!いいこと思い付きましたよ!』

 

ジョシュア『なんだぁ?』

 

仗助『今度の体育祭で頑張った奴は誰かからプレゼントを貰うってのはどうっすか?』

 

ココア『いいね!それ!』

 

仗助の突然の案に皆が賛成する

つーか誰かって誰だよ

まぁ、考えてもしょうがねぇや

 

ジョシュア『んじゃ、オカ研の皆も全員参加だな。あ、俺はチノにプレゼントするわ』

 

俺はリアスに連絡をいれ、その賭けにオカ研も参加することになった

 

ちなみに、俺がチノにプレゼントするって言ったらチノが顔を赤くし、

電話越しに小猫とミッテルトが悔しがっていた

 

なぜだ?

 

ジョシュアsideout

 

 

 

ナレーションside

 

仗助の提案から翌日……

 

ジョジョは絋汰にとある相談をしていた

 

絋汰『何だよ?相談って』

 

ジョシュア『いや、チノへのプレゼントなんかいいのねぇかなって……探したんだけどこれと言って無くてな……』

 

絋汰『なるほどなぁ……もう、プレゼントは俺!的な事言って付き合っちまえば?』

 

その言葉にジョジョは呆気に取られる……

 

ジョシュア『は?別にチノと付き合うとかは考えてなかったけど……?』

 

ジョジョはチノの事を可愛い妹と言うくらいにしか思っていなかった

 

無意識下では好きと言うことは本人は気づいていない

 

絋汰『……は?……え?よく可愛いとか言ってんじゃねぇか』

 

ジョシュア『だってチノは可愛いだろ?』

 

絋汰『チノちゃんプレゼントやるって言ったのは?』

 

ジョシュア『仗助の提案があったから……だから俺とチノはそーゆーんじゃ……』

 

絋汰『……?じゃあチノちゃんが他の誰かと付き合ってもいいのか?』

 

その時、ジョジョはチノの隣に自分以外の男がいることを想像していた

 

~ジョジョの想像~

 

チノ『ジョジョさん、私、この人と付き合います』

 

モブ1『チノは僕が幸せにします!では!』

 

チノ『ジョジョさん。さよ~なら~……』

 

ジョシュア『待ってくれ!チノ~!』

 

~ジョジョの想像終わり~

 

ジョシュア『ダメに決まってんだろ‼……はっ!』

 

絋汰『……(ビックリした)』

 

ジョシュア『え?あれ?俺はチノの事を……?』

 

絋汰『えぇ……すげー今更……』

 

ジョシュア『……ちょっと頭冷やしてくる……』

 

 

ジョジョは頭を冷やすため店の外に出る

 

すると、チノとばったり会う

 

ジョシュア『あわわわ///』

 

チノ『はわわわ///』

 

二人はワタワタしていた

 

この時、絋汰はこう思っていた

 

絋汰『(うわっ……面白……)』



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作戦会議

俺は今、部室にいた

勿論、次のレーティングゲームの対策でな

 

リアス『全員集まってくれたわね』

 

部員全員が集まったことを確認すると、リアスはDVDを取り出した。

 

リアス『これは若手悪魔の試合を記録したものよ。私達とシトリーのもあるわ』

 

戦いの記録。

 

そう、今日は皆で試合のチェックをすることになったんだ。

部室には巨大なモニターが用意される。

 

アザゼルがモニターの前に立って言う。

 

 

アザゼル『おまえら以外にも若手悪魔たちはゲームをした。大王バアル家と魔王アスモデウスのグラシャラボラス家、大公アガレス家と魔王ベルゼブブのアスタロト家、それぞれがおまえらの対決後に試合をした。それを記録した映像だ。ライバルの試合だから、よーく見ておくようにな』

 

アザゼルの言葉に全員が真剣にうなずいていた。

 

皆、他の家がどんなゲームをしたのかすごく気になるようだ。

参加している若手悪魔はほとんどがイッセー達と同期。

どんな戦いをしたのか気になってしょうがないって感じだ。

 

実は俺も気になっている奴がいる。

 

サイラオーグ・バアル。

リアスの従兄弟に当たる人物だ。

 

リアスから聞いた話だと、あいつが若手のナンバーワンらしい。

 

まぁ、そう言われれば納得だ。

あの人は会合で集まった若手悪魔の中でも別格だと思ったほどだからな。

 

リアス『まずはサイラオーグ―――バアル家とグラシャラボラス家の試合よ』

 

さっそく、サイラオーグさんか。

 

相手はゼファードル

あいつはユウゴの弟子?見たいなもんだが

まともにやれるのか?

 

 

記録映像が開始され、数時間が経過する。

 

グレモリー眷属の顔つきは真剣そのものになり、視線は険しいものになっている。

 

そこに映っていたのは―――圧倒的なまでの『力』だ。

ゼファードルとサイラオーグの一騎打ち。

一方的にゼファードルが追い込まれていた。

眷属同士の戦いはすでに終わっている。

どちらも強い者ばかりを眷属に持っていて、白熱したが、問題なのは『王』同士の戦いだ。

 

最後の最後で駒をすべてなくしたゼファードルがサイラオーグに挑んだ

 

サシで勝負しろ、と。

 

サイラオーグはそれに躊躇うことなく乗った。

ゼファードルが繰り出すあらゆる攻撃がサイラオーグにはじき返される。

まともにヒットしても何事もなかったようにサイラオーグはゼファードルに反撃していた。

自分の攻撃が通じないことで、ゼファードルは覚悟を決めた顔になった

そこへサイラオーグさんの拳が放り込まれる。

幾重にも張り巡らされた防御術式を紙のごとく打ち破り、サイラオーグの一撃がゼファードルの腹部に打ちこまれていく。

 

その一撃は映像越しでも辺り一帯の空気を震わせるほどだった。

 

木場『………凶児と呼ばれ、忌み嫌われたグラシャラボラスの新しい次期当主候補がまるで相手になっていない。ここまでのものか、サイラオーグ・バアル』

 

木場は目を細め、厳しい表情でそう言った。

サイラオーグのスピードは相当なものだった。

それも、木場が目を奪われるほどの。

スピードが持ち味の木場にとっては思うところがあるのだろう。

 

見ればギャスパーがブルブル震えながらイッセーの腕につかまっていた。

ビビりすぎだろ、ギャスパー・・・・・。

 

アザゼル『リアスとサイラオーグ、おまえらは「王」なのにタイマン張りすぎだ。基本、「王」ってのは動かなくても駒を進軍させて敵を撃破していきゃいいんだからよ。ゲームでは「王」が取られたら終わりなんだぞ。バアル家の血筋は血気盛んなのかね』

 

アザゼルが嘆息しながらそう言う。

確かに、リアスは前に出ていく傾向が見られるよな。

リアスは恥ずかしそうに顔を赤くしていた。

 

ゼノヴィア『あのグラシャラボラスの悪魔はどのくらい強いんだ?』

 

ゼノヴィアの問いにリアスが答える。

 

リアス『今回の六家限定にしなければ決して弱くはないわ。といっても、前次期当主が事故で亡くなっているから、彼は代理ということで参加しているわけだけれど……』

 

朱乃が続く。

 

朱乃『若手同士の対決前にゲーム運営委員会がだしたランキング内では一位はバアル、二位がアガレス、三位がグレモリー、四位がアスタロト、五位がシトリー、六位がグラシャラボラスでしたわ。「王」と眷属を含みで平均で比べた強さランクです。それぞれ、一度手合わせして、一部結果が覆ってしまいましたけれど』

 

ジョシュア『でもゼファードルは俺の眷属であるユウゴの弟子みてぇなもんだ。それなりに強いとは思うぜ』

 

 

ゼノヴィア『では、このサイラオーグ・バアルだけは抜きんでている―――というわけだな。部長』

 

ゼノヴィアの言葉に部長は頷く。

 

リアス『ええ、彼は怪物よ。「ゲームに本格参戦すれば短期間で上がってくるのでは?」と言われているわ。逆を言えば彼を倒せば、私たちの名は一気に上がる』

 

と、リアスは言うけど・・・・・・

皆には悪ぃが、今の実力ではサイラオーグには勝てねぇだろう。

まぁ、その辺りは皆も理解してると思うだろうがな

 

 

アザゼル『とりあえず、グラフを見せてやるよ。各勢力に配られているものだ』

 

アザゼルが術を発動して、宙に立体映像的なグラフを展開させる。

 

そこにはリアスやソーナ、サイラオーグなど、六名の若手悪魔の顔が出現し、その下に各パラメータみたいなものが動き出して、上へ伸びていく。

ご丁寧にグラフは日本語だった。

 

グラフはパワー、テクニック、サポート、魔力。

ゲームのタイプ別になっている。

 

 

サイラオーグさんはかなり高めだ。

そして、ゼファードルが一番低い。

 

まぁ、あいつは王って感じはしないもんなぁ・・・・。

 

 

リアスのパラメータは魔力が一番伸びて、パワーもそこそこ伸びた。

あとのテクニック、サポートは真ん中よりもちょい上の平均的な位置だ。

 

 

そして―――サイラオーグ。

 

サポートと魔力は若手の中で一番低い。

だけど、そのぶんパワーが桁外れだ。

ぐんぐんとグラフは伸びていき、部室の天井まで達した。

極端すぎるがパワーが凄まじいということか……。

サイラオーグを抜かす五名の中でも一番パワーの高いゼファードルの数倍はあるな。

 

 

アザゼル『ゼファードルとのタイマンでもサイラオーグは本気を出しやしなかった』

 

だろうな。

ゼファードルと戦ってる時のサイラオーグは映像からも分かるほどに余裕があったしな。

 

ゼノヴィア『やはり、サイラオーグ・バアルもすさまじい才能を有しているということか?』

 

ゼノヴィアが尋ねると、アザゼルは首を横に振って否定する。

 

アザゼル『いいか?サイラオーグはバアル家始まって以来才能が無かった純血悪魔だ。バアル家に伝わる特色のひとつ、滅びの力を得られなかった。滅びの力を強く手に入れたのは従兄弟のグレモリー兄妹だったのさ』

 

サイラオーグもイッセーと同様に才能が無かったのか。

 

ということは、あの強さは――――

 

アザゼル『サイラオーグは、尋常じゃない修練の果てに力を得た稀有な純血悪魔だ。あいつには己の体しかなかった。それを愚直までに鍛え上げたのさ』

 

 

やっぱり、サイラオーグも修行したんだな。

あそこまでの強さになるには相当、厳しいものだったのだろう。

努力の果てに得た強さ。

だから、あいつの目は自信に満ち溢れているんだ。

 

アザゼルは続ける、語りかけるように。

 

アザゼル『奴は生まれたときから何度も何度も勝負の度に打倒され、敗北し続けた。華やかに彩られた上級悪魔、純血種のなかで、泥臭いまでに血まみれの世界を歩んでいる野郎なんだよ。才能の無い者が次期当主に選出される。それがどれほどの偉業か。―――敗北の屈辱と勝利の喜び、地の底と天上の差を知っている者は例外なく本物だ。ま、サイラオーグの場合、それ以外にも強さの秘密はあるんだがな』

 

試合の映像が終わる。

結果はサイラオーグの――――バアル家の勝利だ。

グラシャラボラス家のゼファードルは物、泣きながらリタイアしていった

 

映像が終わり、静まりかえる室内で先生は言う。

 

アザゼル『先に言っておくがおまえら、ディオドラと戦ったら、その次はサイラオーグだぞ』

 

リアス『――――っ!?』

 

リアスは怪訝そうにアザゼルに訊く

 

リアス『少し早いのではなくて?グラシャラボラスのゼファードルと先にやるものだと思っていたわ』

 

アザゼル『奴はダメだ』

 

アザゼルの言葉に皆が訝しげな表情になる。

 

アザゼル『ゼファードルはサイラオーグとの試合で。複雑骨折に加え、内臓破裂、そして脳へのダメージ、完治する頃にはレーティングゲームは終わっちまってる……奴は戦えん。サイラオーグは少しやり過ぎちまったのさ。だから、残りのメンバーで戦うことになる。残念だがグラシャラボラス家はここまでだ』

 

おいおい

それって結構やばくねぇか?

 

アザゼル『おまえらも十分に気をつけておけ。あいつは対戦者の精神も断つほどの気迫で向かってくるぞ。あいつは本気で魔王になろうとしているからな。そこに一切の妥協も躊躇もない』

 

アザゼルのその言葉を皆が頷く。

 

リアスは深呼吸をひとつした後、改めて言う。

 

リアス『まずは目先の試合ね。今度戦うアスタロトの映像も研究のためにこのあと見るわよ。―――対戦相手の大公家の次期当主シーグヴァイラ・アガレスを倒したって話しだもの』

 

ジョシュア『大公が負けた?マジか?』

 

俺は思わず、リアスに尋ねてしまう。

俺はてっきりあのシーグヴァイラが勝ったと思っていたからだ。

会合の時点ではあの人の方がディオドラよりも強かった。

それをディオドラは下したのか・・・・・?

 

いや、レーティングゲームは王だけで勝てるもじゃない。

ディオドラが何か策を練っていたのだろうか………。

 

リアス『ジョジョの言いたいことは分かるわ。私もアガレスが勝つものだと思っていたもの。………とりあえず、映像を見てみましょうか』

 

俺はリアス達と共にディオドラ対アガレスの記録映像を確かに見た。

試合はディオドラの勝ちだった……。

ディオドラの実力は圧倒的で、奴だけがゲームの途中から異常なほどの力を見せ、アガレスとその眷属を撃破したんだ。

ディオドラの眷属は奴をサポートするぐらいで、「王」自ら、孤軍奮闘、一騎当千の様相を見せた。

ディオドラは魔力に秀でた魔力タイプだ。

しかし、リアスを超える魔力のパワーでアガレスを追い詰めていた。

 

これを見て訝しげに思ったのはほぼ全員。

ゲーム自体ではなく、ディオドラのみに注目していた。

 

あいつは急にパワーアップしたんだ。

それまではアガレスの方がかなり追いつめていたのに途中から急に力強くなったディオドラに敗北した。

 

まさか、俺はあいつの力をはかり間違えたのか?とも考えたけど、それはない。

確かにあいつのオーラはアガレスよりも下だったはずだ。

 

現にアザゼルもディオドラの力に疑問を抱いていた。

アザゼルは生でこの試合を観戦していたらしいけど、事前に得ていたディオドラの実力から察してもあまりに急激なパワーアップに疑問を感じたようだ。

 

リアスも同じ意見だった。

 

「ディオドラはあそこまで強い悪魔ではなかった」―――と。

 

二人の意見は一致した。

 

パワーアップする前のディオドラでも若手悪魔の中では十分に強かった。

リアスよりも魔力が多少劣る悪魔だと聞いている。

けど、試合途中からディオドラは皆が驚くほどの力を発揮していた。

 

短時間でそこまで強くなれるのか?

 

いや、不可能だな

仮面ライダーでも精神的成長がないとパワーアップできない

 

ディオドラにはそれがない……

 

どう言うことだ?

 

……まさか……

裏でJ,Bが糸を引いてるんじゃ……?

 

一抹の不安が俺の中に生まれた

 

 

 

 

 

 



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新番組!仮面ライダーゴースト!

俺は今、オカルト研究部にいた

 

何でって?まぁ、それには二つの理由がある

一つはイッセーが自分の特撮ドラマの試写会

 

もう一つは後のお楽しみだ

 

リアス『……ホントに見るのね?』

 

みんなは笑みを浮かべながら頷く

 

そして、リアスがリモコンを操作すると……

 

テレビ『とある国の隅っこに

おっぱい大好きドラゴン住んでいる

お天気の日はおっぱい探してお散歩だ☆

ドラゴン ドラゴン おっぱいドラゴン

もみもみ ちゅーちゅー ぱふんぱふん

いろいろなおっぱいあるけれど

やっぱり おっきいのが一番大好き

おっぱいドラゴン 今日も飛ぶ!』

 

 

 

これを見たアザゼルは大爆笑

 

リアスはため息をはき

 

イッセーは両手で顔を隠していた

 

そりゃそうだろうさ

 

大事なレーティングゲームの前に眷属達にこんな恥ずかしい歌詞の歌を聞かれてみろ

 

恥ずか死するわ

 

あ、それと……

 

ジョシュア『リアス、口直しに俺のも見せていいか?』

 

リアス『ええ、むしろお願い』

 

ジョシュア『アイアイサー』

 

俺はDVDを入れ、リモコンを操作する

 

 

~映像~

ある夜 街角を必死で逃げる少女の姿があった

その背後に迫る無数の影 やがて、少女は路地へと追い詰められてしまった

その路地の影から現れた、戦闘員らしき追手たち

その魔の手が少女へと延びる

 

少女『い、いやあぁぁぁ!誰か、助けてぇ!』

 

少女の叫びが路地に響いた時、何者かが少女と戦闘員の間に割って入るように

着地し、驚く戦闘員をパンチとキックで撃退していく

最後の一体を右ストレートで吹き飛ばすと、

その『何者』かは、地面に座り込んだ少女の方に振り返った それは……

 

舞『これって……ゴースト?え?でもこれって何?』

 

と、皆が疑問を示しながらも映像は進み、そのゴーストが気絶した少女を助け、お姫様だっこで路地から消えて行った所で映像は終了した

 

戒斗『これは……どういう事だ?』

 

ジョシュア『あぁ…実は…冥界で俺の…と言うか、ゴーストを主役にした特撮ヒーロー番組なんだと……この前のテレビ局で、俺だけ別れて撮影あっただろ?俺もあの時これを知ったんだよ』

 

絋汰『あらすじはどんな感じなんだ?』

 

ジョシュア『まぁ、主人公の俺が一度死んで、サーゼクスさんから生き返りたければ15の眼魂を集めよって言われて生き返るために英雄の眼魂を集めながらダークサイドと戦うみたいな?』

 

ゼノヴィア『だが、ジョジョ先輩にはスタンドもあるだろう?』

 

ジョシュア『なんか進化が望めるゴーストの方が盛り上がるんだと』

 

仗助『なるほど……』

 

ジョシュア『さてと……そろそろ帰るとするかな』

 

俺は部室を後にする

 

そして、ラビットハウスに着くと

 

いきなりクラッカーをならされた

 

ジョシュア『……なんだ?いきなり』

 

リゼ『タカヒロさんから聞いたぞ!ドラマやるんだってな!』

 

ジョシュア『あぁ、冥界の子供達に希望を持たせたいってな』

 

そう……あの時そう言われたんだ

 

 

~回想~

 

俺はスタッフさんに連れられてテレビ局にある会議室に案内された。

 

スタッフさんがドアをノックする。

 

スタッフ『失礼します、ジョシュア・ジョースターさまをお連れしました』

 

サーゼクス『うむ、入ってくれたまえ』

 

部屋の中から了承の声が聞こえた。

 

今のはサーゼクスさんか?

 

俺はドアを開けて入室する。

 

中にはサーゼクスさんやアザゼルの他にプロデューサーらしき人、スーツを着た重役と思われる人など、数名の人が円卓を囲んでいた。

 

アザゼル『おー、来たか。まぁ、座ってくれ』

 

アザゼル先生が俺の姿を確認すると席に座るように言ったので、空いている席に腰をかける。

 

サーゼクス『呼び出してしまい、すまないね、ジョジョ君』

 

ジョシュア『いや、それは良いんすけど………。どうしたんですか?』

 

サーゼクス『うむ。実はジョジョ君を主人公にしたヒーロー番組を作ろうかと思っていてね。それを話し合うために今日は来てもらったのだよ』

 

ジョシュア『え、えええええ!?ヒーロー番組って!?お、俺の!?』

 

俺はサーゼクスさんの言葉に驚愕の声をあげる!

 

だって、そうだろう!

 

いきなり呼び出されたかと思ったら、俺にヒーロー番組の主人公をやれって言うんだぜ!?

 

驚くに決まってるだろ!

 

 

アザゼルが手元の資料を見ながら言う。

 

アザゼル『まぁ、落ち着けって。こういう話になったのは色々と理由がある』

 

ジョシュア『理由?』

 

アザゼル『ああ、そうだ。戦争が終わり、協定を結んで冥界は平和になった。これから先、俺達がしなければならないのは冥界を盛り上げ、新しい世代を育てていくことだ。ここまでは良いな?』

 

うんうんと頷きながらアザゼルの話を聞く。

 

まぁ、それは分かる。

 

アザゼル『だが、盛り上げていこうにも冥界には娯楽と言うものが無いに等しい。そこでだ。冥界の民が、特にこれからの世を背負うことになる子供が夢を持てるものを作ろうということになった』

 

ジョシュア『………それでヒーロー番組か?』

 

アザゼル『そういうことだ』

 

 

俺も小さい頃はヒーローごっこして遊んだし、そういうのにも憧れた時期はあった。

 

ヒーロー番組をすることは子供を楽しませるってことには良い手だと思う。

 

ジョシュア『そこまでは分かった。………でも、なんで俺?』

 

この問いにはサーゼクスさんが答えた。

 

サーゼクス『ジョジョ君。君も知っているだろうが、君は今、冥界の人々の間で話題となっている。なにせ、あのコカビエルを倒し、会談の時も活躍した。更にはパーティー会場でのテロも阻止したのだからね』

 

パーティーの時のはテロって言うのか……?

 

つーか、俺が有名になったのってサーゼクスさんが原因だよな!?

 

サーゼクスさんは続ける。

 

サーゼクス『そこでだ。君にヒーローとして活動してもらうことで、子供たちの希望となってほしいのだよ。………ジョジョ君、今回の話を受けてもらえないだろうか?』

 

………

 

子供たちの希望、か………。

 

俺が子供たちのために何かできるのなら、それも良いかもしれないな。

 

俺はしばし考え込んだ後、サーゼクスさんに俺の答えを出した。

 

ジョシュア『分かりました。俺でよければ引き受けますよ。俺が冥界の子供たちに夢を見せられるのなら喜んで』

 

サーゼクス『ありがとう、ジョジョ君』

 

話が纏まると、アザゼルが俺の前に資料を二つ出してきた。

 

どちらの表紙にも丸の中に『極秘』と書かれている。

 

どんだけ厳重なんだよ・・・・。

 

アザゼル『いやー、お前なら引き受けてくれると思ってたぜ。早速だがそれが番組の資料だ。おまえの特徴を出せるような名前をさんざん考えたんだが、最終的にその二つに絞ることになった』

 

へぇー。

この二つのどちらかが俺が演じるヒーローの名前になるのか。

ワクワクする反面、ちょっと照れくさいな。

だって、俺が冥界の子供たちからその名前で呼ばれるんだろ?

 

俺は少しドキドキしながら、資料のページを捲った。

 

 

案その1「スタンド使いJ」

 

案その2「仮面ライダーゴースト」

 

え?仮面ライダーゴースト?

 

アザゼル『ちなみに、仮面ライダーゴーストの方は曲も決まってるんだぜ?』

 

そう言って、アザゼルは一枚のCDを取り出す

 

タイトルは「我ら思う、故に我ら在り」

 

作詞・アザ☆ゼル

作曲・ベートーベン

 

は!?

待て待て待て!

 

ベートーベン!?この曲作ったのベートーベン!?

 

アザゼル『サンキューな!ベートーベン!お前さんのお陰で助かったよ!』

 

通りで最近ベートーベンが夜な夜な部屋を抜け出すと思ったら‼

 

俺はアイコンドライバーを着け、グレイトフル魂に変身する

 

そして、ベートーベンを召喚する

 

ジョシュア『おい、ベートーベン』

 

ベートーベン『いやぁ!なかなかいい曲作りであった!』

 

そう言って、ベートーベンはアザゼルとハイタッチを交わす

 

ジョシュア『はぁ……』

 

~回想おわり~

 

ジョシュア『てな事がな…』

 

マヤ『ちなみにストーリーは?』

 

ジョシュア『ストーリーは主人公の俺が一度死んで、サーゼクスさんから生き返りたければ15の眼魂を集めよって言われて生き返るために英雄の眼魂を集めながらダークサイドと戦うみたいな奴だ』

 

 

すると、服の裾を引っ張られる

 

引っ張ったのはチノだった

 

チノ『ジョジョさんが死んじゃうのは嫌です……』

 

ッ!

 

ホントにこの娘はもう!

 

ジョシュア『俺は死なねぇよ。大事な妹たちもいる事だしな』

 

チノ『……それを聞いて安心です…』

 

だが、この時

誰も予想しなかった

 

あんな……悲劇が起こるとは……

 

 

 



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狂気のゲーム、スタート

リアス『そろそろ時間ね』

 

リアスがそう言い、立ち上がる。

 

決戦日。

俺達は深夜にオカルト研究部に集まっていた。

アーシアがシスター服、ゼノヴィアは例の戦闘服。

他のメンバーは駒王学園夏の制服姿だ。

 

ゲームに出るメンバーは部屋の中央に展開されている魔法陣の上に集まり、転移の瞬間を待つ。

 

チノ『応援してます!』

 

ココア『皆頑張れー!』

 

 

ジョシュア『皆、頑張れよ!あんなやつボコボコしてやれ!』

 

「おうっ!」

 

俺の声援に皆が気合いの入った返事をする。

 

これまで、俺は皆の修行につき合ってきたけど、皆はかなり力を上げていた。

部長もディオドラを研究して作戦を練っていた。

 

準備は万端。

 

後はあいつを倒すだけだ。

 

皆、かなりの努力を積んできた。

あんなやつに負けやしねぇ!

 

 

そうこうしてるうちに魔法陣に光が走り、皆はゲームフィールドへと転送されていった。

 

 

さて、俺はテレビで皆のゲームを観戦しようかな。

 

俺が部室に用意されたモニターの電源を入れようとした時、椅子に腰かけていたアザゼルが立ち上がる。

 

・・・・・・?

 

なんだ?

 

部室に残ったメンバーはアザゼルの表情に怪訝な表情を浮かべていた。

 

なぜなら、アザゼルの表情はいつになく真剣なものだったからだ。

 

ジョシュア『どうした、アザゼル?』

 

気になった俺はアザゼルに声をかける。

 

そして、アザゼルは低い声で俺達に言った。

 

アザゼル『おまえ達には悪いと思っている。このゲーム、実は―――――』

 

 

 

 

 

 

イッセーside

 

 

『……着いたのか?』

 

魔法陣のまばゆい輝きから視力が回復し、目を開けてみると―――。

 

そこは広い場所だった。

 

……一定間隔で大きな柱が並んでいる。

下は……石造りだ。

辺りを見渡すと、後方に巨大な神殿の入り口がある。

 

……大きいな。

 

ギリシャで作られる神殿によく似ている。

パッとみでは壊れた箇所もなく、出来上がったばかりの様相を見せていた。

ここが僕たちの陣営か……

 

などと勇み立ち構えていたんだけど………いつまでたっても審判役の人からのアナウンスが届いてこない。

 

 

リアス『………おかしいわね』

 

部長がそう言う。

 

俺や他のメンバーも怪訝そうにしていた。

 

運営側で何かおこったのか?

そんな風に首をかしげて思っていたら―――。

 

神殿とは逆方向に魔法陣が出現する。

 

まさかディオドラか?

この近距離で相対するなんて、短期戦のゲームなのか?

 

だが、魔法陣は一つだけじゃなかった。

 

さらにパッパッと光りだし、辺り一面、僕たちを囲むように出現していく。

 

 

『……アスタロトの紋様じゃない!』

 

木場がそう言い、剣をかまえる。

 

朱乃さんも手に雷を奔らせながら言う。

 

朱乃『………魔法陣全て共通性はありませんわ。ただ―――』

 

リアス『全部、悪魔。しかも記憶が確かなら―――』

 

部長が紅いオーラをまといながら、厳しい目線を辺りに配らせていた。

 

魔法陣から現れたのは大勢の悪魔たち。

 

全員、敵意、殺意を漂わせながらでてくる。その悪魔たちは俺たちを囲んで激しく睨んでくる!

 

何百人か、千人ぐらいか、正確な数は判らないが、結構な数に囲まれている!

 

リアス『魔法陣から察するに「禍の団」に傾倒した者たちよ』

 

 

―――――っ!?

 

 

イッセー『禍の団』!

 

なぜ俺たちのゲームに乱入してくるんだ!?

 

悪魔1『忌々しき偽りの魔王の血縁者、グレモリー。ここで散ってもらおう』

 

囲む悪魔の一人が部長に挑戦的な物言いをする。

やはり、旧魔王を支持する悪魔にとってみれば、現魔王とそれに関与する者たちが目障りなのだろう。

 

アーシア『キャッ!』

 

悲鳴!

この声は―――アーシア!

アーシアさんの方へ振り向くと、そこにはアーシアさんの姿はない!

 

アーシア『部長さん!』

 

空から声!上を見上げてみるとアーシアを捕えたディオドラの姿があった。

 

ディオドラ『やあ、リアス・グレモリー。アーシア・アルジェントはいただくよ』

 

笑顔のままそう言うディオドラ。

 

ゼノヴィア『卑怯者!アーシアを離せ!そもそもどういうことだ!私達とゲームをするんじゃなかったのか!?』

 

ゼノヴィアの叫びにディオドラは醜悪な笑みを見せた。

 

ディオドラ『バカじゃないの?ゲームなんてしないさ。キミたちはここで彼ら―――「禍の団」のエージェントたちに殺されるんだよ。いくら力のあるキミたちでもこの数の上級悪魔と中級悪魔を相手にできやしないだろう? ハハハ、死んでくれ。速やかに散ってくれ』

 

部長が宙に浮かぶディオドラを激しく睨む。

 

リアス『あなた、「禍の団」と通じてたというの?最低だわ。しかもゲームまで汚すなんて万死に値する!何よりも私のかわいいアーシアを奪い去ろうとするなんて・・・・・ッ!』

 

部長のオーラがいっそう盛り上がる。

激怒しているんだ、当たり前だ。

俺だって奴に対して怒らずにはいられない・・・・・!

 

ディオドラ『彼らと行動したほうが、僕の好きなことを好きなだけできそうだと思ったものだからね。ま、最後のあがきをしていてくれ。僕はその間にアーシアと契る。意味はわかるかな?ハハハハッ、僕はアーシアを自分のものにするよ。追ってきたかったら、神殿の奥まで来てごらん。素敵なものが見れるはずだよ』

 

ディオドラが嘲笑するなか、ゼノヴィアが叫ぶ。

 

ゼノヴィア『アーシアは私の友達だ!おまえの好きにはさせん!』

 

ゼノヴィアは素早く俺が貸したアスカロンを取り出し宙にいるディオドラに切りかかろうとするが―――。

 

ディオドラの放つ魔力の弾がゼノヴィアの態勢を崩してしまう。剣はディオドラに届かなかったが、刃から放たれた聖なるオーラの波動がディオドラに向かう。

 

が、ディオドラは宙で舞うように軽く避けた。

 

アーシア『ゼノヴィアさ――――』

 

助けを請うアーシア!

 

だが、「ブゥゥゥン」と空気が打ち震え、空間が歪んでいく。ディオドラとアーシアの体がぶれていき、次第に消えていった。

 

イッセー『アーシアァァァァァァァ!』

 

俺は宙に消えたアーシアを叫ぶが、返事なんて返ってこない。

 

すると木場が俺に話しかける。

 

木場『イッセー君!冷静になるんだ!いまは目の前の敵を薙ぎ払うのが先だ!そのあと、アーシアさんを助けに行こう!』

 

イッセー『……そうだな、わりぃ、木場』

 

俺はそう答える。

 

 

俺たちを囲む悪魔たちの手元が怪しく光る。

 

魔力弾を一斉に放つつもりだろう。

 

ディオドラの言うことが本当なら、中級悪魔だけではなく上級悪魔も含まれている。こいつらが放ってくる魔力の雨を防ぎきれるか?

 

打開策を模索している俺だが、一触即発のなか『キャッ!』と悲鳴があがる。

 

朱乃さんの声だ。

 

なにかあったのだろうか!?

 

そう思ってそちらへ視線を向けると―――ローブ姿の隻眼の老人が朱乃さんのスカートをめくって下着を覗いていた。

 

オーディン『うーん、良い尻じゃな。何よりも若さゆえの張りがたま』

 

 

スパンッ!

 

 

言い終わる前にハリセンで老人の頭を叩く者が現れた。

 

ジョシュア『このクソジジイ!ウチの部員に何しやがる!』

 

現れたのはジョジョ先輩だった!

 

ジョジョ先輩は老人の襟首を掴んで叫ぶ。

 

ジョシュア『あんたな!神様だかなんだか知らねぇけど、ふざけたことしてると、滅するぞ!神殺ししちまうぞ!スタンド使いの力を見せてやろうか!?』

 

絋汰『ま、まぁまぁ、落ち着けって、ジョジョ』

 

ジョジョ先輩を肩をつかんで、宥める絋汰先輩。

 

いつの間にいたのだろう?

 

イミテイト『相棒、そんな理由で神を殺すな。スタンド使いの名が泣く。それにそいつも北欧の主神なんだ。流石の相棒でも勝てんぞ? それより今はすることがあるだろう?』

 

俺はイミテイトの言葉に驚いた。

 

この老人が北欧の主神オーディンなの!?

なんで、そんな大物がここに?

 

というより、神に掴みかかるジョジョ先輩もすごいと思うけど・・・・・・。

 

部長がオーディン様に尋ねる。

 

リアス『オーディン様!ジョジョ!絋汰! どうしてここへ?』

 

オーディン様が顎の長い白髭を擦りながら言う。

 

オーディン『うむ。話すと長くなるがのぅ。簡潔に言うと、「禍の団」にゲームをのっとられたんじゃよ』

 

やはり、ゲーム自体がそうなっていたのか。

 

オーディン『いま、運営側と各勢力の面々が協力体制で迎え撃っとる。ま、ディオドラ・アスタロトが裏で旧魔王派の手を引いていたのまでは判明しとる。先日の試合での急激なパワー向上もアークの力でももらいうけていたのじゃろう。だがの、このままじゃとお主らが危険じゃろ?救援が必要だったわけじゃ。しかしの、このゲームフィールドごと、強力な結界に覆われててのぅ、そんじょそこらの力の持ち主では突破も破壊も難しい。特に破壊は厳しいのぅ。内部で結界を張っているものを停止させんとどうにもならんのじゃよ』

 

リアス『では、オーディン様はどうやってここへ?』

 

オーディン『ミーミルの泉に片目を差し出したおかげであらゆる魔術、魔力、その他の術式に関して詳しくなったんじゃよ。結界に関しても同様』

 

オーディン様は左の隻眼の方を俺達に見せる。

 

そこには水晶らしきものが埋め込まれ、眼の奧に輝く魔術文字を浮かび上がらせていた。

 

ぞくっ

 

その水晶の義眼に映し出された文字を見たとき、心身の底まで冷えて固まるように感じた。

 

なんて、危険な輝きなんだ・・・・・ッ!

 

ジョシュア『俺の方はリアス達が転移していった後、ことの次第をアザゼルに聞かされたんだ。それでこの爺さんと一緒に助けにきたんだ。一足遅かった見てぇだがな………』

 

ジョジョ先輩がゴーストドライバーを出しながら言う。

先輩はアーシアがディオドラに連れ去られたことが分かっているのだろう。

その視線はディオドラがいると思われる神殿の方へと向けられていた。

その目からは明らかな憤怒が感じられる。

 

絋汰『俺も同じ理由だよ。皆が危ないって聞いたから助けにきた。とりあえず、皆は無事で良かった。早くアーシアを助けに行かないとな』

 

絋汰先輩も普段の先輩とは思えないくらい怒りのオーラを発している。

やはり絋汰先輩もアーシアがさらわれたと知って激怒しているようだった。

 

 

ただ、ジョジョ先輩は一つ気になることを言っていたのを思い出す。

 

アザゼル先生に聞かされた・・・・・・?

 

ということはこのゲームは始めから・・・・・・・。

 

悪魔2『相手は北欧の主神と仮面ライダーだ!討ち取れば名が揚がるぞ!』

 

禍の団の悪魔が一斉に魔力の弾を撃ってくる!

この数は―――マズイ!

 

覚悟を決めて俺たちが魔力の弾を迎え撃とうとしたとき、オーディン様が杖を一度だけトンと地に突く。

 

ボボボボボボボボンッ!

 

こちらへ向かってきていた無数の魔力弾が宙で弾けて消滅した!

 

オーディン様は「ホッホッホッ」とひげをさすりながら笑う。

 

―――すごい!さすがは北欧の主神だ。

たったあれだけの動作であれだけの魔力弾を防ぐなんて!

 

オーディン『本来ならば、わしの力があれば結界も打ち破れるはずなんじゃがここに入るだけで精一杯とは・・・・・。はてさて、相手はどれほどの使い手か。ま、これをとりあえず渡すようにアザゼルの小僧から言われてのぅ。まったく年寄りを使いにだすとはあの若造どうしてくれるものか・・・・・・』

 

そうぶつぶつと言いながらもグレモリー眷属の人数分の小型通信機を渡してくる。

 

オーディン『ほれ、ここはこのジジイに任せて神殿のほうまで走れ。ジジイが戦場に立ってお主らを援護すると言っておるのじゃ。めっけもんだと思え』

 

そういって杖を俺たちに向けると、俺たちの体を薄く輝くオーラが覆う。

 

オーディン『それが神殿までお主らを守ってくれる。ほれほれ、走れ』

 

ジョシュア『爺さんはどうするんだよ?』

 

ジョジョ先輩が心配を口にするが、オーディン様は愉快そうに笑うだけだ。

 

 

オーディン『まだ十数年しか生きていない赤ん坊が、わしを心配するなぞ―――』

 

オーディンさまの左手に槍らしきものが出現した。

 

オーディン『―――グングニル』

 

それを悪魔たちに一撃繰り出す!刹那―――。

 

 

ブゥゥゥゥウウウウンッ!

 

 

槍から極大のオーラが放出され、空気を貫くような鋭い音が辺り一面に響き渡る。

 

悪魔たちは先の一撃で数十人にまで数を減らしている。なんて桁違いな威力なんだ!

 

オーディン『なーに、ジジイもたまには運動しないと体が鈍るんでな。赤龍帝の小僧はそやつらを守ってやれい。それがおまえさんの役割じゃて。さーて、テロリストの悪魔ども。全力でかかってくるんじゃな。この老いぼれは想像を絶するほど強いぞい』

 

手加減してこれなのか!さすがに神は別領域の強さだ・・・・・!

 

ジョシュア『分かった。死ぬなよ、爺さん! 皆、行こう!』

 

『おうっ!』

 

ジョジョ先輩の言葉に俺達は返事を返すと、ジョジョ先輩に続いて、神殿へと走り出したのだった。

 



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奪われたゲーム

神殿の入り口に入るなり、俺達は爺さんから受け取った通信機器を取り付ける。

 

アザゼル『無事か?こちらアザゼルだ。オーディンの爺さんから渡されたみたいだな』

 

―――アザゼルだ。

 

アザゼル『言いたいこともあるだろうが、まずは聞いてくれ。このレーティングゲームは「禍の団」旧魔王派の襲撃を受けている。そのフィールドも、近くのVIPルーム付近も悪魔どもがうじゃうじゃしている。だが、これは事前にこちらも予想していたことだ。現在、各勢力が協力して禍の団の連中を撃退している』

 

ゼノヴィア『予想していた? どいうことだ?』

 

先生の言葉にゼノヴィアが怪訝な表情で問う。

 

アザゼル『リアスの耳には入っているだろうが、最近、現魔王に関与する者たちが不審死するのが多発していた。裏で動いていたのは「禍の団」。グラシャラボラス家の次期当主も通じていたらしい』

 

グラシャラボラスの次期当主候補は「禍の団」に通じていた………。

恐らく、ユウゴにぶちのめされたんだろう

しかし、どうしてディオドラにも『禍の団』が?

 

アザゼル『首謀者として挙がっているのは旧ベルゼブブと旧アスモデウスの子孫。そしてカテレア・レヴィアタンといい、旧魔王派の連中が抱く現魔王政府への憎悪は大きい。このゲームにテロを仕掛けることで世界転覆の前哨戦として、現魔王の関係者を血祭りにあげるつもりだったんだろう。ここにはちょうど、現魔王や各勢力の幹部クラスも来ている。テロリストどもにとって襲撃するのにこれほど好都合なものもない』

 

つまり、リアスたちの試合は最初から旧魔王派に狙われていた。

敵のターゲットは現魔王と現魔王の血縁者―――リアス。そして、観戦しに来ていた各勢力の頭である爺さんもターゲットの一人だったのだろう。

 

リアス『では、あのディオドラの魔力が以前よりも上がったのは?』

 

部長が先生に問いかける。

 

アザゼル『「禍の団」に協力する代わりにアークの力を受け取ったんだろう。力をもらったやつは三流のやつでも一流並みの力量を得ることが出来る。………まぁ、ディオドラがそれをゲームで使ったことは奴らも計算外だっただろうがな。そのおかげで今回のことを予見できたわけだが』

 

なるほど………。

 

アーク・オルフェノクの力はあそこまで急激なパワーアップを可能にするのか。

 

もしかしたら、ディオドラ以外にも力を分け与えている可能性もある。

そうなると、非常に厄介だ。

 

アザゼル『あっちにしてみればこちらを始末できればどちらでもいいんだろうが、俺たちとしてもまたとない機会だ。今後の世界に悪影響を出しそうな旧魔王派を潰すにはちょうどいい。観戦してたスタンド使い、現魔王、天界のセラフたち、オーディンのジジイ、ギリシャの神、帝釈天とこの仏どもも出張ってテロリストどもを一網打尽にする寸法だ。事前にテロの可能性を各勢力のボスに極秘裏に示唆して、この作戦に参加するかどうか聞いたんだがな。どいつもこいつも応じやがった。どこの勢力も勝ち気だよ。いま全員、旧魔王の悪魔相手に暴れているぜ』

 

どの勢力もテロには屈しない姿勢というわけだ。

 

リアス『………このゲームはご破算ってわけね』

 

アザゼル『悪かったな、リアス。戦争なんてそう起こらないと言っておいて、こんなことになっちまっている。今回、お前たちを危険な目に遭わせた。いちおう、ゲームが開始する寸前までは事を進めておきたかったんだ。だから、ジョジョ達に伝えたのもおまえらが転移した後になっちまったがな』

 

ゼノヴィア『もし、私たちが万が一にも死んでしまったらどうするつもりだったんだ?』

 

ゼノヴィアが何気なく聞くと先生は真剣な声音で言った

 

アザゼル『これはジョジョ達にも言ったことなんだが、もしそうなった場合は俺もそれ相応の責任を取るつもりだった。俺の首でことが済むならそうした』

 

―――アザゼルは死ぬつもりだったんだ。

 

そこまで覚悟して、旧魔王派の連中をおびき寄せたのだろう。

 

俺は先頭を走りながらアザゼルに通信を入れる。

 

ジョシュア『アザゼル。アーシアがディオドラの野郎に連れ去られた。予定を変更して俺達はアーシアを助けに行く!」

 

アザゼル『―――っ。そうか、一足遅かったか………。分かった。おまえがいるなら、俺も少しは安心できる。そいつらのことは任せる。……だが、くれぐれも気をつけてくれ。このフィールドは『禍の団』所属の神滅具所有者が作った結界に覆われているために、入るのはなんとかできるが、出るのは不可能に近いんだよ。―――神滅具『絶霧』。結界、空間に関する神器のなかでも抜きんでているためか、術に長けたオーディンのクソジジイでも破壊できない代物だ』

 

ジョシュア『了解だ!』

 

俺は気合いの入った一声で答えた。

 

アザゼル『最後にこれだけは聞いていけ。奴等はこちらに予見されている可能性も視野に入れておきながら事を起こした。つまり、多少敵に勘づかれても問題ない作戦があると言うことだ』

 

ジョシュア『つまり、相手は隠し玉を持っている可能性があるということだな?』

 

俺の問いにアザゼルは答える。

 

アザゼル『そういうことだ。それが何なのかはまだ分からないが、このフィールドが危険なことには変わりはない。ゲームは停止しているため、リタイア転送は無い。そちらにはジョジョ達がいるから大丈夫だとは思うが、絶対ではないんだ。だから、十分に気をつけてくれ』

 

そこでアザゼルとの通信は終わった。

 

リアスが俺に尋ねてきた。

 

リアス『ねぇ、ジョジョ。元々の予定ではどういう手筈だったの?』

 

ジョシュア『元々は俺が皆と合流した後、俺が皆を神殿の地下にあるシェルターに避難させる予定立ったんだが。・・・・まぁ、それもディオドラのせいで予定が狂っちまったけどな』

 

ということで俺達がやるべきことはディオドラを倒した後、アーシアを助けて神殿の地下シェルターに逃げるということと早くアーシアを助け無きゃならねぇってことだ。

 

リアス『分かったわ。それで、アーシアの位置は分かるかしら?』

 

ジョシュア『あぁ、神殿の奧からアーシアとディオドラの気を感じる。このまま突っ切りるぞ』

 

俺達は無言で頷き合うと神殿の奧へ向かって走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

神殿の中は広大な空間だった。

大きな広間がずっと続く感じだ。

広間に巨大な柱が並ぶくらいで他に目立ったものはない。

 

神殿を抜けると前方に新たな神殿が現れ、俺達はそれを目指す。

それを何度か繰り返していくうち、とある神殿の中に入ったとき―――気配を感じた。

 

 

俺達はそこで足を止める。

 

前方から現れたのはーーーフードを深く被ったローブ姿の小柄な人影か十名ほど。

ディオドラの眷属だ。

 

ディオドラ『やー、リアス・グレモリーとその眷属の皆』

 

ディオドラの声が神殿に響く。

 

あいつのオーラは動いてない。

ということは、これは魔法か何かで声を送っているわけか。

 

ディオドラ『ハハハ、やっぱり君も来たんだね仮面ライダー。じゃあ、役者も揃ったことだし、ゲームをしよう。中止になったレーティングゲームの代わりだ』

 

随分ふざけたことを言ってやがるな、こいつ・・・・・。

 

ゲームだと?

 

ディオドラ『お互いの駒を出し合って、試合をしていくんだ。一度使った駒は僕のところへ来るまで二度と使えないのがルール。あとは好きにしていいんじゃないかな。第一試合、僕は『兵士』八名と『戦車』二名を出す。ちなみにその『兵士』たちは皆すでに『女王』に昇格しているよ。ハハハ、いきなり『女王』八名だけれど、それでもいいよね? 何せ、リアス・グレモリーは強力な眷属を持っていることで有名な若手なのだから』

 

リアス『いいわ。あなたの戯言に付き合ってあげる。私の眷属がどれほどのものか、刻み込んであげるわ』

 

リアスがディオドラの提案を快諾した。

 

ジョシュア『相手の提案を呑んでいいのか?』

 

俺がリアスに訊くと、目を細めながら言う。

 

リアス『ここは応じておいた方がいいわ。あちらは………アーシアを人質にとっているんですもの』

 

下手に刺激するのはマズいってことだな。

 

まぁ、あのディオドラのことだ。

何をするか分からねぇ。

 

 

リアスは息を吐くと小猫達に視線を向ける。

 

リアス『ジョジョに助けてもらうまでもないわ。私達は小猫、ギャスパー、ゼノヴィア、イッセーを出すわ。今名前を呼んだメンバーは集まってちょうだい』

 

小猫ちゃん、ギャスパー、ゼノヴィア、イッセーはリアスのもとに集まる。

 

リアス『ゼノヴィア。あなたには「戦車」の殲滅を頼むわ。思いっきりやっていいから。全部ぶつけてちょうだい』

 

ゼノヴィア『了解だ。いいね、そういうのは得意だ』

 

リアスがそう言うと、ゼノヴィアは不敵な笑みを浮かべる。

 

まぁ、制限なしのこいつなら「戦車」の二人くらい余裕だろ。

 

リアス『「兵士」は小猫とギャスパー、イッセーに任せるわ。オフェンスは小猫。仙術で練り込んだ気を相手に叩き込んで根本から断つ。ギャスパーはイッセーの血を飲んでサポートに回ってちょうだい』

 

小猫『………了解』

 

ギャスパー『了解ですぅ!』

 

イッセー『了解です!』

 

三人はそれぞれ頷いた。

 

 

ギャスパーはモモタロスを憑依させ、ベルトを装着する

 

小猫、イッセー、ゼノヴィアもベルトを着ける

 

「「「「変身!」」」」

[turnup!]

[swordform!]

[タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

 

 

準備が整った四人は前に出る。

 

それを確認したのか、ディオドラの声が聞こえてきた。

 

ディオドラ『じゃあ、始めようか』

 

ディオドラの声と共に奴の眷属が一斉に構えだした。

 

それと同時に、ゼノヴィアはデュランダルを解放すると、ブレイラウザーと二刀流の構えをして、『戦車』二名の方へ歩み出した。

 

ゼノヴィア『アーシアは返してもらう』

 

ゼノヴィアの全身からかつてないほどのプレッシャーが放たれていた。

 

その眼光は鋭い。

 

ゼノヴィア『………私は友と呼べる者を持っていなかった。そんなものがなくとも、神の愛さえあれば生きていける、と』

 

『戦車』二名がゼノヴィア目掛けて走り出す。

 

しかし、ゼノヴィアは動じずに独白を続ける。

 

ゼノヴィア『そんな私にも分け隔てなく接してくれる者達ができた。特にアーシアはいつも私に微笑んでくれた。出会った時に酷いことを言ったのにも関わらずだ。アーシアは何事もなかったかのように話しかけてくれた。それでも「友達」だと言ってくれたんだ!』

 

ゼノヴィア………。

 

出会った時のこと、ずっと気にしていたんだな。

 

ゼノヴィア『だから、助ける!私の親友を!アーシアを!』

[thunder]

[slash]

[Lightningslash]

 

ゼノヴィアはカードを二枚ラウズし

その想いに答えるかのように輝く

その波動はゼノヴィアに攻撃を仕掛けようとした『戦車』の二人を弾き飛ばした。

 

ゼノヴィアは二本の剣を振り上げると涙まじりに叫んだ!

 

ゼノヴィア『だから!だから頼む!デュランダル!ブレイラウザー!私の親友を助けるために!私に力を貸してくれ!私の想いにこたえてくれぇぇぇぇぇぇっ!!』

 

ゼノヴィアが宙でデュランダルとブレイラウザーをクロスさせると、聖なるオーラが更に膨れ上がった!

二つの剣は広大な光の柱を天高く迸らせていく!

神殿の天井に巨大な穴が生まれた!

そして、ゼノヴィアはそれを『戦車』二名の方へと一気に降り下ろした!

 

 

ゼノヴィア『ホーリー・ライトニングスラッシュゥゥゥゥ!』

 

 

二つの大浪とも言える聖なる波動は、『戦車』二名を飲み込んでいった!

 

 

ドオオオオオオンッ!!

 

 

神殿が大きく揺れ、砂誇りが舞う。

 

揺れが収まったとき、俺の視界に映ったのは―――

 

ゼノヴィアの前方に伸びる二本の大きな波動の爪痕。

その先にあった柱や壁は全て消失している。

 

これがセーブ無しのゼノヴィアの攻撃か………。

予想以上の威力だ。

どうやら、夏の合宿の効果はかなり大きかったみてぇだな。

 

ただ、ゼノヴィアは肩で息をしている。

流石に連発は無理か。

 

 

 

さて、残るは小猫とギャスパーの方だな。

 

Mギャスパーはデンガッシャーでディオドラ眷属を倒している

 

小猫は仙術も混ぜながらの攻撃をしていた

八人の『兵士』は一斉に小猫に襲いかかるが

 

小猫は特にその無表情を崩すことなく、相手の気配を読んで全ての攻撃を捌いていた。

 

小猫は自分の力を扱いきれるように日々努力している。

 

今回はその成果が見られる。

 

攻撃が掠りもしないので、相手の「兵士」達は徐々に焦りを見せ始めている。

 

すると、数人の「兵士」の動きが止まった。

 

Mギャスパー『小猫!イッセー!停止している間に相手を無力化しとけ!』

 

Mギャスパーが邪眼の力を活用して相手の動きを止めたんだ。

 

他の「兵士」も停止させられ、小猫ちゃんは次々に停止した「兵士」を掌底で殴り飛ばしていく。

 

ギャスパーの方から、こちらに来た奴等が小猫を攻撃しようとしたが……

 

[strikevent]

イッセー『ドラグクロー・ファイヤー!』

 

イッセーがドラグレッダーの火炎弾を放ちそれを防ぐ

 

 

ギャスパーが停止させている間に小猫が気を纏った攻撃を撃ち込む

その隙をイッセーがサポート……

 

こりゃ、近接戦では最強のコンボだな。

 

小猫に気を乱された相手は魔力を練ることも、立ち上がることも出来なくなる。

 

小猫ちゃんの攻撃をくらった「兵士」八名は崩れ、その場に倒れて動かなくなった。

死んではいない。

ただ、起き上がれないだけだ。

 

数ではこちらが完全に不利だったはずが、結果はこちらは無傷。

それも相手を瞬殺している。

 

圧倒的じゃねぇか。

 

戦闘を終えた四人が帰ってくる。

 

小猫『………終わりました』

 

ジョシュア『ああ、よくやったな、小猫。イッセーもギャスパーもゼノヴィアもだ。修行の成果が出せてたぜ』

 

誉めると四人は嬉しそうに微笑みを浮かべた。

 

 

さて、とりあえずは一勝だ。

 

 

待ってろよ、アーシア!

 

すぐに助けに行くからな!



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ぶちのめします

イッセーside

 

 

相手の『兵士』と『戦車』を倒したことにより、敵は『女王』、『騎士』二名、『僧侶』二名、そしてディオドラのみだ。

 

ディオドラの相手は俺がするとして、他は部長と朱乃さん、木場で何とかなるだろう。

 

リアス『行きましょう』

 

部長の掛け声と共に俺達は次の神殿へ足を進めた。

 

次に俺達を待っていたのは―――敵三名の姿。

全員、ローブを纏っている。

 

女王『待っていました、リアス・グレモリー様』

 

三名のうちの一人がローブを取り払う。

あの人は確か、ディオドラの「女王」。

 

うん、美人だ。

ブロンドのお姉さん。

碧眼がキレイだ。

 

それに続いて残りの二名もローブを取り払った。

片方が女性で、もう片方が男性だ。

二人とも「僧侶」。

映像では魔力とサポートは中々に優秀だった。

 

「女王」の方も強かったはずだ。

アガレス戦では「女王」の直接対決をして勝利を修めていたからな。

炎の魔力を用いていたのを覚えている。

 

朱乃『あらあら、では、私が出ましょうか』

 

そう言って一歩前に出たのは朱乃さん。

 

リアス『あとの「騎士」二人は祐斗がいれば十分ね。私も出るわ』

 

と、部長も前に出た。

 

二大お姉さまのタッグかよ!

 

朱乃『あら、部長。私だけでも十分ですわ』

 

リアス『何言っているの。いくら雷光を覚えても、無茶は禁物よ?ここは堅実にいくのが一番だわ』

 

 

雷光と滅びの力。

どちらも強力な性質を持つ。

更にはそれを扱う二人も強くなっているから、威力は絶大だ。

 

それが共闘する。

この勝負も余裕で勝てそうだ。

 

ジョシュア『んじゃ、俺も出張るわ』

 

んな!ジョジョ先輩まで参戦!?

 

リアス『あら?別にいいのよ?』

 

ジョシュア『さっき言ったろうが堅実に行こうぜって。なら俺もいた方が確実だろ?それにそろそろ暴れさせろ』

 

リアス『……分かったわ』

 

 

ジョジョ先輩も参戦し、最強のトリオが生まれた

 

すると、小猫ちゃんが俺をちょんちょんと小突く。

 

ん?

どうした小猫ちゃん?

 

小猫ちゃんは俺にしゃがむように促し、耳元に小さな声で耳打ちしていく。

 

ふむふむ、なるほど。

 

イッセー『それでいいの?』

 

小猫『………はい。それで朱乃さんはパワーアップします』

 

パワーアップしなくても勝てると思うんだけどなぁ………。

まぁ、小猫ちゃんの頼みとあらば言ってみようか。

 

イッセー『朱乃さーん』

 

俺が呼ぶと朱乃さんが振り向く。

 

イッセー『えっと、その人達に完勝したら、今度の日曜デートしましょう!…………これでいいの小猫ちゃん?』

 

俺が小猫ちゃんに尋ねるとコクコクと頷く。

 

うーむ、俺とデートする権利なんかで朱乃さんがパワーアップするとは思えないけどなぁ。

 

 

カッ! バチッ! バチチチチッ!

 

 

突然、稲妻が辺り一面に散らばり出した。

何事かと思い、朱乃さんの方へ顔を向けると―――絶大な雷光のオーラに包まれた朱乃さんがいた!

 

朱乃『・・・・・うふふ。うふふふふふふふ! イッセー君とデート!』

 

え、ええええええ!?

 

なんか、迫力のある笑みを浮かべながら、周囲に雷を走らせてる!?

ウソッ!?

マジでパワーアップしちゃったよ!

 

リアス『酷いわ、イッセー!朱乃だけにそんなこと言うなんて!』

 

ちょ、今度は部長が涙目で俺に訴えてきた!

 

朱乃『うふふ、リアス。これは私の愛がイッセー君に通じた証拠よ。さっきだって、「俺の朱乃」って言ってくれたわ。これはもう確定なのではないかしら?』

 

リアス『な、な、なななな、何を言っているの! デ、デート一回くらいの権利で雷を迸らせる卑しい朱乃になんか言われたくないわ!』

 

おいぃぃぃぃぃい!

 

なんだか、部長と朱乃さんが口論し出したんだけど!

小猫ちゃん、これ本当に大丈夫なの!?

事態が悪化した風にしか見えないんだけど!

 

朱乃『なんですって?いまだ抱かれる様子もないあなたに言われたくないわ。その体、魅力がないのではなくて?』

 

リアス『そ、そんなことはないわ!』

 

朱乃『あら? 何をしたというのかしら?』

 

リアス『ベッドの上で胸を触ってくれたわ』

 

ジョシュア『ぶっw!』

 

朱乃『………それ、イッセー君の寝相が悪くてそうなっただけではなくて?』

 

リアス『………キ、キスしたもん………』

 

あ、今の部長、スゲー可愛かった。

完璧に普通の女の子だった。

 

つーか、人前でそんなこと言っちゃって良いんですか!?

 

 

ガシッ

 

 

俺は突然、肩と腕を掴まれた。

 

見てみると、ゼノヴィアが俺を掴んでいた。

ものすごい力で・・・・・。

 

ゼノヴィア『今の話、どういうことだ?』

 

ゼノヴィア……笑顔だけど目が笑ってないぞ………。

 

イッセー『いや、部長とキスしたのは……な、なんというか………そういう雰囲気になって………』

 

その先に進もうとしたら、アーシアが部屋に入ってきたから出来なかったけどね………。

 

ゼノヴィア『ほう………。それはどんな雰囲気か、是非とも教えてもらいたいものだな。』

 

 

ゼノヴィアの目がマジだ!

 

木場に助けてもらおうと視線を送るが・・・・・。

 

木場『ハハハ。大変だね、イッセー君』

 

木場ァァァァ!!!

 

 

俺が叫ぼうとした時――――

 

先生に繋がってるはずの通信機から

チノちゃんの声が聞こえた来た

 

チノ『ジョジョさん、ディオドラさん?に勝ったら今度の日曜日、ででで、デートしましょう!///』

 

すると………

 

ゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

 

 

うおっ!?

 

神殿が揺れる!

ゼノヴィアの時の比じゃないぞ!

 

見ると、ジョジョ先輩が莫大なオーラを発していた!

 

ジョシュア『ふふふ、チノと、チノとデート!』

 

そして、部長と朱乃さんも口論を続けている

 

朱乃『だったら私も今すぐにイッセー君と唇を重ねてきますわ! リアスのキスなんか忘れるくらいに!』

 

リアス『ダメよ!あなたのことだから、舌も入れるつもりでしょう!』

 

朱乃『当然よ!彼を私色に染め上げて見せますわ!』

 

リアス『絶対にダメよ!イッセーが獣になってしまうわ!』

 

………なんつー会話をしてるんですか。

つーか、今の件、以前にも聞きましたよ?

 

相手の『女王』と『僧侶』達もどう出ていいのか分からず、困惑している様子だった。

 

しかし、この空気に耐えられなくなったのか、『女王』が全身に炎のオーラを纏いながら激昂する。

 

女王『あなた方!いい加減になさい!私達を無視するなど―――』

 

「「うるさいっ!」」

 

ジョシュア『うるせぇぇぇ!』

 

 

ドッゴォォォォォォォォォォォォン!!!

 

 

部長と朱乃さん、ジョジョ先輩が特大の一撃を相手目掛けて撃ち放つ!

その威力は見ているだけで寒気がするほどだった!

 

滅びの魔力と雷光、そしてスタンド攻撃が敵を容赦なく包み込んでいき、周囲の風景もろとも消し飛ばしていった!

 

相手は今ので完全に戦闘不能。

 

お、恐ろしい………。

 

あの三人は怒らせたらマジで怖いね。

しかし、口論は止まらない。

 

リアス『だいたい朱乃はイッセーのことを知っているの!?私は細部まで知っているわ!』

 

!?

 

部長、いつ俺の細部を見ましたか!?

風呂の時ですか!?

 

朱乃『知っているだけで、触れたことや受け入れたことはないのでしょう? 私なら今すぐにでも受け入れる準備は整ってますわ!』

 

リアス『うぬぬぬぬ!……まぁ、いいわ。それはアーシアを救ってからゆっくりと話し合いましょう。まずはアーシアの救出よ』

 

朱乃『ええ、わかっていますわ。私にとってもアーシアちゃんは妹のような存在ですもの』

 

おおっ、二人ともやっと意見が一致したか!

一時はどうなることかと思いましたよ!

 

 

すると、ジョジョ先輩が何かに気が付く

 

ジョシュア『………嫌な奴と再開するかもな……』

 

 

 

 

 

ゼノヴィア『イッセー。私も頑張ったんだ。今度、私ともデートしてくれ』

 

ゼノヴィアの言葉にガックリとなる俺であった………。

 

イッセーsideout

 

 

 

ジョシュアside

 

俺達はディオドラの『騎士』が待っているだろう神殿に足を踏入れたとき、俺達の視界に見覚えのある者が映り込む。

 

J,B,『や、おひさ~』

 

現れたのは白髪の俺。

それは………

 

ジョシュア『やっぱ、おまえかよ。J,B,』

 

そう、俺達の目の前に現れたのはジョシュア・ブランドー。

 

いつも俺達の邪魔をする奴だ

 

まぁ、会いたくなかったけど・・・・・。

 

J,B,『おやおや?今、俺と会いたくなかった、とか思っただろ?ジョジョ~』

 

ジョシュア『当たり前だ』

 

J,B,『ぎゃはは!即答!俺様傷ついちゃう!』

 

大袈裟に泣き真似をするJ,B,

 

そんなキャラじゃないくせに。

ふざけてやがる

 

俺は辺りを見渡し、J,B,に問う。

 

ジョシュア『おい、ディオドラの「騎士」はどうした?』

 

俺の問いに嫌な笑みを浮かべるJ,B,

 

J,B,はポケットから何かを取り出した

 

見てみると、それは眼魂だった。

 

J,B,『俺様が刈り取らせてもらった』

 

こいつ…………。

 

俺達の戦闘が終わった直後に二つの気が消えたから、もしかしたら・・・・とは思っていた。

だけど、今の答えは予想外だ。

 

J,B,『さぁて!てめぇらの魂も頂くか!』

 

[カイガン!ディープゴースト!デッドゴー!最期!ギリギリゴースト!]

 

J,B,はディープゴーストに変身する

 

ジョシュア『………変身』

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

俺も変身し、J,B,と対峙する

 

するとJ,B,が突然、笑いだした

 

 

J,B,『ヒャハハハハハハッ!ところで知ってるか?ディオドラ・アスタロトの趣味をよぉ!これが素敵にイカレてて聞くだけで胸がドキドキだぜ!』

 

J,B,が突然ディオドラの話しを始める。

 

J,B,『ディオドラの女の趣味さ。あのお坊ちゃん、大した好みでさー、教会に通じた女が好みなんだって!そ、シスターとかそういうのが!』

 

女の趣味?シスター・・・・・?

俺の中で直ぐにアーシアと直結した。

 

J,B,は話を続ける続ける。

 

J,B,『ある日。とある悪魔のお坊っちゃんは好みの美少女聖女様を見つけましたとさ。でも、聖女様は教会にとても大切にされていて、連れ出すことは出来ません。そこでケガした自分を治療するところを他の聖職者に見つかれば、聖女様は教会から追放されるかも、と考えたのでしたぁ』

 

そうかよ………。

 

そういうことかよ……………。

 

道理でおかしいはずだ。

現魔王の血縁者で上級悪魔であるディオドラが教会の近くで眷属も引き連れず、怪我をし、たまたま悪魔も治せるアーシアに助けられる。

考えれば考えるほど、あまりにも話しができすぎている。

 

アーシアはあのクズ野郎に・・・・・・ッ

 

強く握る俺の拳からは血が滲み出ていた。

だけど、痛みは感じない。

それよりも怒りの方がでかい・・・・・・・ッ!

 

J,B,『信じていた教会から追放され、最底辺まで堕ちたところを救い上げて犯す!心身共に犯す!それが坊っちゃんの最高最大のお楽しみ大丈夫なんだとよ!!ぎゃははははは!』

 

絋汰『ッ!!』

 

キレた絋汰が咄嗟にをドライバーを着ける

 

…………が、俺はそれを止める。

 

絋汰『何すんだよ!?』

 

絋汰が驚愕の表情を浮かべる。

 

ジョシュア『あんなクズ野郎のためにおまえが手を汚す必要はない。ここは―――俺が行く』

 

J,B,『さぁて!ド派手に行こうや!』

[ガンガンベース!]

 

ジョシュア『てめぇだけは俺の手で潰す!』

[ガンガンセイバー!]

 

俺はガンガンセイバーをJ,B,の肩に向けて振り下ろすが、それをガンガンベースで防がれる

 

J,B,は俺の脇腹に向けて蹴りを食らわせる

 

ジョシュア『がっ!』

 

J,B,『んだよ。その程度かぁ!?』

 

J,B,はガンガンベースでガンガンセイバーを弾き、そのまま回し蹴りを食らわせる

 

ジョシュア『ぐはっ!』

 

J,B,『行くぜ!超振動波!』

 

J,B,はベースを弾く

 

けど、このままやられる俺じゃねぇ!

 

[カイガン!ベートーベン!曲名!運命!ジャジャジャジャーン!]

 

ジョシュア『はぁッ!』

 

俺は楽譜でJ,B,の超振動波を弾く

 

J,B,『ちっ!けどな……こっちも眼魂集めてたんだよ!』

 

[カイガン!バッハ!賞賛!賛美!そして栄光!]

 

ジョシュア『なっ!バッハ!?ならこいつだ!』

 

[カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキューン!バキューン!]

[ダイカイガン!ビリー・ザ・キッド!オメガインパクト!]

 

J,B,『ちっ!』

 

ジョシュア『お前らは先に行け‼』

 

イッセー『で、でも!』

 

ジョシュア『俺の事はいい!今はアーシアを助けることを考えろ!』

 

イッセー『はい!』

 

俺はイッセー達を先に行かせ、J,B,とのタイマンを張ることにした

 

J,B,『いいのかよ?行かせちまって』

 

ジョシュア『あぁ、てめぇの陰我俺が断ち切る!』

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

最深部の神殿。

ここにアーシアとディオドラがいる。

 

内部に入っていくと、前方に巨大な装置らしきものが姿を現す。

そして、その中心にアーシアが張り付けにされていた。

 

見た感じ、外傷は無いし服も破れている様子はない。

気の乱れも感じないから、とりあえずは無事か。

 

ディオドラ『やっと来たんだね』

 

装置の横から姿を現したのはディオドラ・アスタロトだった。

やさしげな笑みが俺の癇に障る。

 

アーシア『………イッセーさん?』

 

アーシアが顔を上げる。

 

目元が腫れ上がり、涙の跡が見えた。

腫れ上がり方からして、かなりの量の涙を流したのだろう。

 

イッセー『………ディオドラ。おまえ、アーシアに話したのか?』

 

先程、J,B,から聞かされたこと。

あれは絶対にアーシアに聞かせてはならないものだ。

 

だが、ディオドラはニンマリと微笑む。

 

ディオドラ『うん。全部、アーシアに話したよ。ふふふ、キミたちにも見せたかったな。彼女が最高の表情になった瞬間を。全部、僕の手のひらで動いていたと知ったときのアーシアの顔は本当に最高だった。ほら、記録映像にも残したんだ。再生しようか?本当に素敵な顔なんだ。教会の女が堕ちる瞬間の表情は、何度見てもたまらない』

 

アーシアがすすり泣き始めている。

 

イッセー『…………そうか』

 

ああ…………こいつは許せそうにねぇな。

 

俺から放たれる殺気が神殿を揺らし、内部にひびが走る。

 

ディオドラ『アハハハ、凄い殺気だね!これが赤龍帝!でも、僕もパワーアップしているんだ!アークからもらった力でね!キミなんて瞬殺―――』

 

 

 

 

ドゴオオオオオオオオオオオンッ!!!

 

 

 

 

ディオドラ『……あっ、がっ………』

 

龍騎に変身した俺は

ディオドラの顔面が地面にめり込ませ、巨大なクレーターを作り出す。

今、俺がこいつをフルスイングで地面に殴り付けたんだ。

 

ディオドラは何が起きたのか分からず、痛みやらで混乱しているようだった。

 

拳をバキッバキッと鳴らしながらディオドラに告げる。

 

イッセー『立てよ、クズ野郎。アーシアを泣かせたツケはきっちり払ってもらう。これで終わりと思うなよ? おまえには絶望を見せてやるよ』

 

 

かつてないほどの怒りが俺の中で燃え上がっていた。

 



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怒りの赤龍帝

イッセーside

 

 

ディオドラ『うぐっ、うぅぅぅぅ………』

 

顔を押さえながら後ずさりするディオドラ。

何とも情けない声を出すものだな。

 

俺が殴る直前まではあんなに意気がってたのにな。

 

こいつなんぞ、ドライグの力を借りるまでもない。

このままで十分だ

 

俺はゆっくり歩を進めてディオドラに近づく。

俺が一歩進むとディオドラは二歩くらい下がっていく。

 

イッセー『おいおい、何逃げてんだ? さっき、一瞬がどうとか言ってなかったか?』

 

ディオドラ『赤、龍帝・・・・・・ッ!』

 

俺の言葉に激昂したディオドラは手に魔力を溜めて魔力弾を一発撃ってくる。

大きさはそこそこってところか。

 

俺はそれを

[guardvent]

ドラグシールドで弾く

 

ディオドラ『っ!?』

 

驚くディオドラ。

 

俺はそれを無視して歩みを進める。

そして、ディオドラを挑発するように言った。

 

イッセー『こいよ。その程度か?』

 

ディオドラ『だ、黙れぇぇぇぇぇ!!!!』

 

ディオドラは俺へと向かい乱雑に魔力弾を放つ。

俺は全ての魔力弾をドラグシールドで弾き、その時に生じた煙を振り払い、ディオドラの目の前まで移動する。

そして、そのままディオドラを殴り付ける!

 

再び地面に叩きつけられ、バウンドしながら転がっていくディオドラ。

 

よろよろと体を震えさせながらディオドラは立ち上がる。

 

ディオドラ『ぐっ………ふざけるな………!僕は上級悪魔だ!現魔王ベルゼブブの血筋なんだぞ!』

 

はぁ・・・・

 

俺はこいつの言葉を聞いて盛大にため息をついた。

こいつ、本気で言ってんのか?

 

ドラグレッダー『上級悪魔?現魔王の血筋? ふん!貴様がそれを語るとは……。ふざけるな!貴様にはリアス・グレモリーやソーナ・シトリー、サイラオーグ・バアルと同じ上級悪魔を名乗る資格はない!貴様がシーグヴァイラ・アガレスに勝てたのだって、他人の力を借りたからであろう!』

 

俺の周りの上級悪魔の人達は全員が誇り高く、自分を高めようと日々努力を重ねている。

誇り高く生きようとしている。

そんな誇り高い上級悪魔と目の前のクズが同じ?

そんなものは認めない。

 

あのライザーだって他人の力を借りるなんてマネはしなかった。

そういう点では、ライザーの方が上級悪魔らしいぜ。

 

ったく、なんでアジュカさんの親戚にあいつみたいなやつがいるんだよ? 

あいつはアジュカさんにとって汚点にしかならない。

こんなやつのせいでアジュカさんの足が引っ張られるのは許せない。

 

ディオドラ『っ!!』

 

ディオドラのやつが手元に魔力を溜めて、無数に放ってきた。

 

馬鹿の一つ覚えかよ。

それは俺には効かないってのは分かってないのか?

 

マシンガンのような魔力弾が俺を捉えたかのように見えたのだろう。

ディオドラは大声で笑い出す。

 

ディオドラ『アハハハハハ!散々僕をバカにしてその程度か、赤龍帝!そうだろうね!高々、転生悪魔が上級悪魔の僕に敵うはずがないんだよ!』

 

そう言いながら魔力弾を放ち続けるディオドラ。

 

 

だが―――

 

 

イッセー『うわぁ……ひでぇな』

 

ディオドラ『!?』

 

あまりの衝撃にディオドラの攻撃が止まる。

 

ディオドラが後ろを振り返った。

 

ディオドラ『な、なんで僕の後ろに・・・・・!?じゃあ、僕の攻撃が当たったのは何だったんだ!?』

 

イッセー『おまえが無駄に攻撃してたのは俺の―――分身だ』

 

回し蹴りがディオドラの腕に命中し、そのまま骨を砕いた。

骨が砕ける感触が蹴りを通して俺に伝わる。

 

こいつが調子に乗って攻撃し続けたのは俺がカードを装填して召喚した分身。

俺はディオドラの魔力弾が当たる寸前に身代わりにして、背後に回ったんだ。

ディオドラは俺が声をかけるまで、それに気付かずに魔力の無駄撃ちをしてたけどな。

 

ディオドラ『ぐああああああっ!?』

 

あまりの痛みに絶叫をあげるディオドラ。

だが、俺は容赦なくやつに言った。

 

イッセー『痛いか?苦しいかよ?まぁ、そりゃあそうだろうな。だがな、アーシアはもっと苦しかったんだ!』

 

そう言って、俺はボディーブローをやつにくらわし、神殿の端まで吹き飛ばす!

 

飛ばされたディオドラは神殿の柱に衝突。

柱は衝撃で崩壊する。

そして俺の言葉にドライグが続く

 

ドライグ『貴様に騙されて!アーシアは傷つき!泣いていた!アーシアを、俺達の家族を傷つけるやつは例えどんなやつだろうとぶちのめす!』

 

俺から発せられる赤いオーラが神殿を大きく揺らす!

それのオーラは形をなし、俺の背後に二頭の巨大な赤い龍になる。

その二頭の赤い龍はディオドラを鋭い眼光で睨み付けた。

 

ディオドラ『ひっ!』

 

赤い龍に睨み付けられたことで、恐怖の声をあげるディオドラ。

そして、悪魔の翼を広げて神殿の外に逃げようとしやがった!

 

俺はカードを装填し、地面を蹴って瞬時にあいつの先に回り込む!

[wingvent]

 

イッセー『逃がすわけねぇだろ!!』

 

ディオドラの顔面をつかんでそのまま地面に叩きつける!

俺は着地して、ディオドラを叩きつけたところに歩み寄る。

 

イッセー『言ったはずだぜ?おまえには絶望を見せてやるってな』

 

ディオドラ『う、うわあぁぁぁぁぁああ!!!来るなぁぁぁぁああ!!』

 

ディオドラは叫び、俺をこれ以上近づけまいと魔力障壁を展開する。

 

往生際が悪いやつだ。

アーシアを散々傷付けておいて、自分が殴られるのはそんなに嫌なのかよ?

 

こんなやつにアーシアが傷付けられたと思うと俺の怒りは更に増していく。

 

イッセー『こんな薄っぺらい障壁で俺を止められると思うな!』

[strikevent]

 

 

拳を振りかぶり、障壁に叩きつける。

すると、ディオドラが展開した魔力障壁はガラスが割れるような音と共に呆気なく崩れ去った。

 

ディオドラ『な、なんで!?なんで、僕の魔力が効かない!?僕はアークの力で力を上げたというのに!』

 

喚くディオドラの襟首を掴んで、無理矢理立ち上がらせ―――拳を腹部に撃ち込む!

更に顔面にももう一撃!

 

ディオドラ『ぐわっ!がはっ!・・・・・痛い。痛いよ!どうして!』

 

イッセー『どうせ、今まで痛みを感じたことがないんだろ?痛みを知らないから平気で他人を傷つける。いい機会だ、勉強していけ。これが痛みってやつだ!』

 

ドラグクローがディオドラの腹部を抉る!

 

内蔵が潰れたような音が聞こえた。

恐らく、骨も何本かは砕けてるな、これは。

 

まぁ、この程度で終わらせるつもりは全くない。

この程度で終わらせるはずがない。

 

ディオドラを宙に放り投げるのと同時にやつの全身に蹴りと拳を放っていく!

こいつにはサンドバックになってもらう!

 

こいつの意識が無くならないよう、的確に各部に攻撃をぶつけていく!

楽にはさせない。

こいつは徹底的に再起不能になるまでぶちのめす!

 

そして、数秒もしない内にディオドラはボロ雑巾のようになった。

辺りにはディオドラの血が大量に飛び散っている状態だ。

 

ディオドラ『………うっ………あっ』

 

苦痛の声をあげるディオドラ。

 

ドライグ『相棒、そろそろ終わらせたらどうだ?そいつの目はもう死んでいる』

 

イッセー『そうだな。そろそろ、終わりといくぜ』

[Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!]

 

 

息を深く吐き、倍加で身体中の魔力を爆発的に増大させる。

腰を落とし、拳を引いて狙いを定めた。

 

身体を回転させながら落下するディオドラの顔がこちらを向いた瞬間―――

 

「「「せぇーの!」」」

 

強烈な一撃がディオドラの顔面を捉える!

拳が命中したディオドラは幾つもの柱を崩壊させていき、遂には神殿の奥にある壁に埋没した。

 

声も上げずに崩れ落ちるディオドラ。

やつの目は完全に光を失っていた。

 

 

ゼノヴィア『死んだのか?』

 

ゼノヴィアが俺に近づきながら尋ねてきた。

 

イッセー『いや、殺しちゃいないさ。というより殺さない。死はあいつにはぬるすぎる。あいつにはこれからも生きて、とことんまで絶望してもらう。……それにあんなやつでも肩書きは上級悪魔で一応はアジュカさん、現魔王の血筋だ。殺したらサーゼクスさん達に迷惑をかけるかもしれない。最終的な判断はサーゼクスさん達に任せるさ』

 

ゼノヴィア『そうか………』

 

イッセー『大丈夫だ。サーゼクスさん達は優しいけど、厳しい人だ。相応の裁きはしてくれるさ』

 

ゼノヴィア『………うん。イッセーがそう言うのならそうなのだろう。私はイッセーの判断を信じるよ。…………だが、もし再びアーシアに近づくようだったら―――』

 

イッセー『あぁ、その時は―――』

 

俺とゼノヴィアは視線を気絶しているディオドラに向ける。

 

「「跡形もなく消し飛ばす」」

 

俺達はそれだけ言うと、アーシアの方へと駆け寄った。

 

イッセー『アーシア!』

 

装置のあるところへ皆が集合していった。

 

アーシア『イッセーさん!皆さん!』

 

俺はアーシアの頭を優しくなでてやる。

 

イッセー『ゴメンな、遅くなって。辛いこと聞かされたんだろう?』

 

俺が尋ねるとアーシアは首を横に振った。

 

アーシア『私は大丈夫です。イッセーさんが来てくれると信じてましたから』

 

イッセー『そっか』

 

安堵したのか、アーシアは嬉し泣きをしていた。

よし、アーシアを救出したらアザゼル先生が言っていた地下シェルターに部長達を連れていって、俺も先生達のところに加勢しよう。

天界や堕天使の戦士としてイリナやレイナーレも戦っているわけだし。

 

アーシアを装置から外そうと木場達が手探りに作業をし始めていた。

 

―――だが、少しして木場の顔色が変わる。

 

木場『………手足の枷が外れない』

 

何!?

 

俺もアーシアと装置を繋ぐ枷を取ろうとするが、外れない。

 

イッセー『クソッ!外れねぇ!』

 

嘘だろ!?

龍騎のパワーでも外れないのか!

 

ドライグの力をを使うか?

いや、あまり無茶をするとアーシアにまで影響を与えてしまう可能性がある。

それはマズい。

 

アーシアの四肢についている枷を外そうとこの場にいる全員で取り払おうとするが、聖魔剣、聖剣、ドラグセイバーで切ろうとしても、魔力をぶつけてもビクともしない!

 

なんだ、この枷!?

特別製なのか!?

 

俺は気絶しているディオドラに近づき、往復ビンタをくらわせて無理矢理、目を覚まさせる。

 

ディオドラ『…………うっ。ひっ!せ、赤龍帝!?』

 

イッセー『うるせぇ!喚くな!俺の質問に答えろ。あの枷はなんだ?どうやったら外れる?』

 

俺が尋ねるとディオドラは言葉少なく呟いた。

 

ディオドラ『…………あの装置は機能上、一度しか使えない。が、逆に一度使わないと停止できないようになっているんだ。―――あれはアーシアの能力が発動しない限り停止しない』

 

イッセー『続きを言え』

 

俺ががそう言うと苦しそうにしながらもディオドラは答える。

 

ディオドラ『その装置は神器所有者が作り出した固有結界のひとつ。このフィールドを強固に包む結界もその者が作り出しているんだ。「絶霧」……結界系神器の最強。所有者を中心に無限に展開する霧。そのなかに入ったすべての物体を封じることも、異次元に送ることすらできる。それが禁手に至ったとき、所有者のすきな結界装置を霧から創りだせる能力に変化した。―――「霧の中の理想郷」、創りだした結界は一度正式に発動しないと止めることはできない』

 

木場がディオドラに問いただす。

 

イッセー『発動条件と、この結界の能力は?』

 

ディオドラ『…………発動の条件は僕か、他の関係者の起動合図、もしくは僕が倒されたら。結界の能力は―――枷に繋いだ者、つまりはアーシアの神器能力を増幅させて反転させること』

 

―――っ!

 

つまり回復の能力を反転させる。

 

それはつまり―――。

 

木場はさらに問いだす。

 

木場『効果範囲は?』

 

ディオドラ『このフィールドと、観戦室にいる者たちだよ』

 

その答えに全員が驚愕した。

アーシアの回復の応力は凄まじい。

それが増幅されて反転させられたら・・・・・っ!

 

絋汰『各勢力のトップ陣がすべて根こそぎやられるかもしれねぇ………ッ!』

 

マズいな………。

そんなことになれば、人間界も天界も冥界にも、世界中に影響が出る。

 

(オ……オ……ラ……オラ……オラ……オラ…………)

 

ん?何か聞こえる……

 

俺達は聞こえてきた音に耳を澄ます

 

(オラオラ……オラ…オラ……オラ……………)

 

段々、近づいてくる?

 

承太郎『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

壁から空条先輩が出てきたァ!

 

空条先輩だけじゃない!

仗助やジョルノ、徐輪、変身したイリナまで居る!

 

み、皆で来たのか?

でも、絶霧の結界は?

 

承太郎『やれやれ、さっきのバリアみたいなもんと比べると柔いな…』

 

壊してきたんですか!?

 

承太郎『ん?おい、兵藤。アーシアが囚われたままじゃねぇか……』

 

イッセー『それがはずせなくて……』

 

承太郎『……なるほど……おい、定助』

 

「「はい?」」

 

承太郎『……すまん、奪う方の定助だ』

 

定助『どうしました?』

 

承太郎『お前……アーシアから痛覚を奪え……出来るか?』

 

定助『りょーかい。ソフト&ウェット』

 

定助はスタンドからシャボン玉をだし

アーシアに当てる

 

アーシア『?』

 

承太郎『おい、兵藤、アーシアをつねってみろ。全力で』

 

イッセー『え?あ、はい』

 

俺は言われた通りにする

 

イッセー『ごめん!アーシア!』

 

俺は思いっきりつねる

 

アーシア『イッセーさん?』

 

承太郎『アーシア、痛いか?』

 

アーシア『い、いえ?』

 

マジか!思いっきりつねってるのに!?

 

承太郎『よし、なら兵藤、少し離れてろ』

 

俺は言われた通りに離れると

空条先輩はスタンドを出す

 

承太郎『スタープラチナ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

空条先輩がラッシュをアーシアの手足に当てると

そうちにヒビが入り、そのまま壊れる

 

す、すげぇ……

 

その拍子にアーシアはこちらに落ちてきた所を俺が受け止める

 

アーシア『あ、ありがとうございます……』

 

 

イッセー『大丈夫?いま、手当てするから。小猫ちゃん!頼めるかい?』

 

小猫『………はい。アーシア先輩、大丈夫ですか?仙術で楽にするのでそのままでいてください』

 

アーシア『あ、ありがとうございます……小猫ちゃん』

 

俺は近くにいた小猫ちゃんにアーシアを任せた

 

イッセーsideout

 

 

ナレーションside

 

一方、ジョジョ達はと言うと……

 

ドォォォン!

 

 

爆煙の中

飛び出したのはジョジョだった

 

 

ジョシュア『ぐはぁっ!』

 

そして、もうひとつ

爆煙の中から出てきたのは

J,Bだった

 

J,B『んなもんかよ?お前……ホントに俺か?』

 

ジョシュア『さぁな!っらぁ!』

 

ジョジョはガンガンセイバーをJ,Bの肩に向けて振り下ろすが、交わされ

拳を1~2発食らってしまう

 

ジョシュア『はあっ!』

 

ジョジョは再び、蹴りを当てようとするが

これも蹴りで返される

 

ジョシュア『ぐはっ!まだまだぁ!』

 

ジョジョは再び、ガンガンセイバーを振り下ろすが、再び交わされ、張り手を食らう

 

J,B『ぅオラァ!』

 

J,Bは前蹴りを食らわせ、ジョジョを圧倒する

 

ジョシュア『ッ!やられてたまるかよ!』

[ダイカイガン!ガンガンミナー!オメガスラッシュ!]

 

ジョシュア『はぁっ!』

 

J,B『無駄だぜ?』

 

ジョシュア『なっ!負けるかぁ!』

 

ジョジョは1発、2発、3発と斬撃を浴びせるが、J,Bには効いていない

 

ジョシュア『なっ!さっきまで効いてたのに‼』

 

J,B『だから無駄って言ったろ?オラァ!』

 

ジョシュア『ぐぁっ!』

 

J,B『さぁて、トドメだ!』

[ゲンダイカイガン!ディープゴースト!オメガクラッシュ!]

 

J,B『はぁぁぁ!』

 

ジョシュア『ぐぁぁぁあああ!』

 

J,Bの攻撃をくらい

ジョジョは変身を解かれてしまう

 

J,B『さぁて、計画第2段階』

 

J,Bは変身を解き、ジョジョに近づく

 

ジョシュア『な、何をする気だ……!』

 

J,B『なぁに、ちょっと乗っとるだけさ。』

 

J,Bは自分の眼魂をジョジョのドライバーにセットする

 

ジョシュア『うわぁぁぁ!』

[アーイ!バッチリミィヤー!バッチリミィヤー!]

 

J,B『変身!なんてな』

 

[カイガン!ディープゴースト!ヒウィゴー!覚悟!乗っ取りゴースト!]

 

J,B『ぎゃはは!完璧‼』

 

そして、J,Bも消え

ジョジョとJ,Bは一体化したのだった……



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乗っ取りゴースト

イッセーside

 

俺達はアーシアの治療をしていた

 

定助『はい、痛覚返しとくね』

 

アーシア『ありがとうございます』

 

定助さんがアーシアに痛覚を返し、アーシアは痛覚を取り戻した

 

スゲーなスタンド能力って

 

あ、そー言えばジョジョ先輩大丈夫かな?

 

小猫『あの……ジョジョ先輩…大丈夫でしょうか?……』

 

木場『大丈夫だと思うよ?僕たちに仮面ライダーの力をくれた人だしね』

 

小猫『でも……何か嫌な予感が……』

 

そう話していると…ジョジョ先輩がやって来た

 

イッセー『あ!ジョジョ先輩~!アーシアを無事に助けm』

 

ドゴォォォン!

 

………一瞬、何が起こったのか分からなかった……

 

ジョジョ先輩がやって来たと思ったら急に殴られて壁にぶち当たった

 

イッセー『か……は……』

 

リアス『イッセー!ちょっと!ジョジョ!どういうつもり!?』

 

ジョシュア『……変….身ッ!』

[カイガン!ディープゴースト!ヒウィゴー!覚悟!乗っ取り!ゴースト!]

 

 

ジョシュア『うがぁぁぁあああ!』

 

承太郎『ッ!J,B!』

 

空条先輩はスタープラチナでジョジョ先輩を抑える

 

承太郎『くっ!パワーがでけぇ!スタープラチナだけじゃ押し負ける!』

 

木場『でも動きは完全に止めてる……』

 

承太郎『恐らくジョジョのスタンド、イミテイトストッカーが抑えているんだろう。俺だけじゃ抑えられねぇ!』

 

仗助『承太郎さん!手伝います!クレイジーダイヤモンド!』

 

定助『俺も‼ソフト&ウェット!』

 

ジョシュア『邪魔だぁぁぁあああ!』

 

「「「うわっ!」」」

 

リアス『こうなったら仕方がないわ!行くわよ!皆!』

 

「「「「「はい!部長!」」」」」

 

俺達は変身し、ジョジョ先輩を抑えようとする

 

[bind!please!]

 

アーシア『今です!』

 

小猫『う~……にゃッ!』

 

ジョシュア『がっ!』

 

小猫ちゃんの一撃でジョジョ先輩は気絶した

 

イッセー『……あっけない……俺達、変身する必要なかったんじゃ……』

 

ジョシュア『いやぁ?いい判断だぜぇ?』

 

イッセー『!?』

 

ジョシュア『ひゃははは!リアス・グレモリー!てめぇの次の台詞はなぜ小猫の攻撃を受けて立っていられるの!?と言う!』

 

リアス『なぜ小猫の攻撃を受けて立っていられるの!?……はっ!』

 

ジョシュア『答えてやるよ!それは俺がジョシュア・ジョースターであってそうでないからだ!』

 

リアス『まさか……J,B…!?』

 

ジョシュア『イグザクトリー!その通りでございます!』

 

リアス『何て事!』

 

ジョシュア『はぁッ!』

[ガンガンセイバー!]

ジョシュア『死ねぇ!』

 

イリナ『ゼノヴィア!危ない!』

 

イリナはゼノヴィアを押し倒す

 

ゼノヴィア『イリナ!』

 

イリナ『……かはっ…』

 

イリナはその場に倒れる……

 

イッセー『お、おい……嘘だろ?……なぁ、イリナ…』

 

イリナ『……み、皆……気を付けて……』

 

イリナは俺の腕の中で息絶えた……

 

イッセー『……嘘だ……イリナ…イリナぁぁぁ!』

 

ゼノヴィア『そんな……うあぁぁぁ!』

 

ゼノヴィアと俺はJ,Bに突撃するが軽いキックを食らってしまう

 

[clockup!]

 

ジョシュア『ッ!』

 

木場『僕はあなたに救われた…だから今度は僕があなたを救う番だ!』

 

木場は浄化の聖魔剣でJ,Bを斬ろうとしたその時

 

ジョシュア『ふん』

 

木場『ぐあ……』

 

J,Bの波紋が木場の顔面に直撃する

 

ジョシュア『残念だったな……』

 

そ、そんな……

 

イッセー『木場ぁ!しっかりしろ!』

 

木場『……君達と居て…楽しかった……』

 

イッセー『やめろ!聞きたくねぇ!』

 

木場『ジョジョ先輩を頼んだよ……?イッセー……君…』

 

イッセー『おい?木場?木場ぁぁぁ!』

 

Mギャスパー『うぉぉぉ!ジョジョをなめんじゃねぇ!』

 

ジョシュア『はぁ?』

 

Mギャスパー『ジョジョの心はてめぇなんかに屈したりはしねぇ!目を覚ませ!』

 

ジョシュア『……はぁ…』

[ダイカイガン!ディープゴースト!オメガスラッシュ!]

 

ジョシュア『オラァ!』

 

Mギャスパー『ぐぁぁぁあああ!』

 

 

イッセー『嘘だろ?……俺達…ここで終わるんですか?……俺達、グレモリー眷属の快進撃は始まったばっかじゃないですか!』

 

[strikevent]

[swordvent]

[guardvent]

 

イッセー『はぁぁぁあああ!』

 

俺はJ,Bにめちゃくちゃに攻撃を仕掛ける

 

イッセー『はあっ!』

 

そして俺は勢い余ってJ,Bの後ろに進んでしまう

 

けど……

 

ジョシュア『ったく…暑苦しいぜ…』

 

イッセー『ぐあ……』

 

俺はその場に倒れる……

 

イッセー『ははは、やっぱ強いなぁ……でも……ジョジョ先輩の強さはハートの強さじゃないですか……早く戻ってきて下さいよ……』

 

そして、俺は意識を失った

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

ジョシュア『そんな…………俺は何て事を……』

 

J,B『ぜぇんぶ、てめぇのせいだぜ?』

 

ジョシュア『俺の……せい?』

 

J,B『あぁ、ぜぇんぶ、てめぇが弱ぇから皆死んじまったんだ』

 

ジョシュア『う、うわぁぁぁあああ!』

 

俺は、俺は何て事を!

 

俺はもう……何も守れない………

 

俺の心に雨が降る……

 

J,B『ぎゃはは!じゃあもうてめぇに用はねぇ……死ねぇ!』

 

J,Bは俺をベースで斬り捨てようよするが……

 

二人の間に光が輝く

 

J,B『なっ!』

 

ジョシュア『え?』

 

光は段々人の形を成す

 

???『君は逃げるのかい?』

 

ジョシュア『逃げる?』

 

???『あぁ、俺には逃げてるようにしか見えないな』

 

ジョシュア『……』

 

???『泣き顔を笑顔にしたくないかい?こんな奴らのために、これ以上誰かの涙を見たくない、みんなに笑顔でいてほしいんだろ?』

 

J,B『何者だてめぇ!』

 

???『人を助けるのに理由なんか要らないよ?』

 

ジョシュア『!』

 

???『戦わなければ生き残れない、それに守れるものも守れない。本当に強いのは…人の心だ』

 

ジョシュア『でも……俺は……』

 

???『戦う意味はあるんだよ、待ってる奴がいるからさ』

 

ジョシュア『俺は……俺を信じる!俺の魂は永遠に不滅だ!』

 

J,B『くそッ!何が信じるだぁ!』

 

J,Bは俺に攻撃を仕掛けるが俺はものともしない

 

???『君にこれを上げよう』

 

俺の掌に光が落ち、輝きが収まるとそこにはひとつのアイコンが……

 

ジョシュア『あなたは……?』

 

???『通りすがりの仮面ライダーさ』

 

そう言って消えていった

 

J,B『ふざけるな、ふざけるなふざけるな!ふざけんなぁぁぁあああ!』

 

ジョシュア『うるさい!これが現実だ!』

 

俺はアイコンをセットする

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

パーカーゴーストの代わりに出てきたのは

イミテイトストッカーだった

 

イミテイト『行くぜ?相棒!』

 

ジョシュア『あぁ!』

[カイガン!スペシャル!行こう!最高!スペシャルなゴースト!]

 

俺の体にイミテイトストッカーが重なり、ゴーストの姿がグレイトフル魂に似た姿になる

 

ジョシュア『てめぇはたった一つ、シンプルな間違いを犯した……てめぇは俺を怒らせた!』

 

J,B『ほざけぇぇぇ!』

 

J,Bはベースで斬りつけてくるがダメージは無い

 

ジョシュア『はっ!』

 

J,B『うわっ!』

 

ジョシュア『J,B……もうこんなことはやめろ』

 

J,B『ははは、やめられるかよ!』

 

ジョシュア『なら、お前の罪は俺が背負う』

 

J,B『ははは!だろうな……は?』

 

ジョシュア『お前は俺なんだろ?ならお前の罪は俺の罪だ』

 

J,B『どこのガキ大将だ!ッ!体が消えていく!』

 

ジョシュア『お前は寂しかったんだろ?』

 

J,B『や、やめろ!』

 

ジョシュア『安心しろ、俺はお前でお前は俺だ』

 

俺はJ,Bに抱きつく

 

ジョシュア『これからはずっと一緒だ……』

 

J,B『ッ!……はぁ……わかったよ!力を貸してやる!その代わり、てめぇが油断したら寝首をかっ斬るからな』

 

ジョシュア『わかったよ』

 

そして、J,Bは消えていった

 

ジョシュアsideout

 

リアスside

 

目の前でイッセーが死んだ……

 

その直後、ジョジョの動きが止まった

 

何が起きたと言うの?

 

すると、ジョジョの変身が急に解かれ、ジョジョの姿が現れた

 

リアス『ジョジョ!』

 

私はジョジョの近くに行く

 

ジョシュア『う、うーん……』

 

リアス『ジョジョ!しっかりして』

 

ジョシュア『んあ?はっ!俺は‼戻ってきたのか?』

 

リアス『ジョジョ!よかったわ……あなただけでも無事で……』

 

ジョシュア『……さぁてもう一仕事するか』

 

リアス『え?』

 

ジョジョは再び変身する

 

ジョシュア『イミテイトストッカー・ザ・ワールド・オーバーヘブン』

 

ジョジョはスタンドでイッセー達の遺体を殴る

 

リアス『ちょっとジョジョ!?』

 

ジョシュア『なぁに心配ねぇよすぐに息を吹き返す』

 

その言葉通りにイッセー達が息を吹き返した

 

イッセー『あれ?俺は確かに死んだはずじゃあ?』

 

木場『生きてる?』

 

イリナ『あれ?』

 

Mギャスパー『あれ?生きてるー!』

 

皆……生きてる……良かった!

 

私は大粒の涙を流した

 

その後、ジョジョは皆に謝罪した

 

イッセーside

 

アーシア『皆さん、ありがとうございました。私のためにこんな……』

 

イッセー『気にすんな。俺達とアーシアは家族なんだしよ』

 

アーシアが一礼すると皆も笑顔でそれに応える。

 

すると、部長がアーシアを抱きしめる。

 

アーシア『部長さん?』

 

リアス『アーシア。そろそろ私のことを部長と呼ぶのは止めてもいいのよ?私はあなたを妹のように思っているのだから』

 

ジョシュア『一応言っとくぞ、俺もアーシアの事は妹だと思ってるからな』

 

 

アーシア『―――っ。はい!リアスお姉さま!ジョジョお兄様!』

 

部長とアーシアが抱き合っている。

感動のシーンだな!

 

ギャスパー『よかったですぅぅぅぅっ! アーシア先輩が帰ってきてくれて嬉しいよぉぉぉぉ!』

 

小猫『ギャー君、よしよし』

 

ギャスパーもわんわん泣いてやがる。

つーか、小猫ちゃんに頭撫でられてるし。

 

あー、とりあえずは一段落か。

 

ジョシュア『さて、アーシア。行こうか』

 

アーシア『はい!と、その前にお祈りを』

 

アーシアは天になにかを祈っている様子だった。

 

イッセー『何を祈ったんだ?』

 

尋ねるとアーシアは恥ずかしそうに言った。

 

アーシア『内緒です』

 

笑顔で俺のもとへ走り寄るアーシア。

 

うん、可愛い

 

ジョシュア『さぁて、俺ももう一仕事してくるわ』

 

イッセー『どこ行くんですか?』

 

ジョシュア『レヴィアたんのとこ』

 

そう言って、ジョジョ先輩はその場から去っていった



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アークの過去

ナレーションside

 

現在、セラフォルー・レヴィアタンは

アーク・オルフェノク、デスイマジン、カテレア・レヴィアタンと戦っていた

 

セラフォルー『ハァ……ハァ……』

 

灰神『なんだ?その程度か?セラフォルー・レヴィアタン』

 

セラフォルー『やめて!私はマモ君とは戦いたくない!』

 

灰神『ッ!その名で俺を呼ぶな!』

 

アーク・オルフェノクはセラフォルーに魔力弾を放つ

 

セラフォルー『くっ!』

 

灰神『デスイマジン、カテレア、下がっていろ。雑魚共の相手は任せた』

 

カテレア『はっ!』

 

デスイマジン『ちっ!雑魚の相手かよ』

 

カテレアとデスイマジンはその場から離れ、他の悪魔達を片付けに行った

 

灰神『………二人っきりだな。これで思う存分、貴様をなぶり殺せる!』

 

セラフォルー『ッ!』

 

アーク・オルフェノクは魔力弾をセラフォルーに放った

 

しかし

 

ジョシュア『呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!』

 

ジョジョがやって来た

 

セラフォルー『ジョジョ君!?』

 

灰神『まさか貴様が出てこようとはな!』

 

ジョシュア『まぁ、知り合いのねぇちゃん殺されそうって時に来ないのはダチ失格だからな』

 

灰神『………貴様はどちらが悪というのを知らないようだな』

 

ジョシュア『あ?』

 

灰神『せっかくだから教えてやる。その女と俺の因縁をな……』

 

ナレーションsideout

 

灰神side

 

俺はごく普通の子供だった

 

ただ、違うのは宗教だけ

 

ある少年が両親に連れられて教会に来ていた

少年の名は灰神守

つまりは俺の事だ

 

父に手を引かれた守は教会の中へと入って言った 

するとまるで守達を待っていたかのように教会の中の人々が『おぉ!』と言う驚嘆の声が聞こえてきた

 

男性A『あの子供こそが!』

 

男性B『そうだ!新たなる「王」の素体だ!』

 

その時の俺は幼すぎて奴らが何を言っているのか全く分からなかった

 

守『父さん、あの人たちはなんて言ってるの?』

 

父『大丈夫、お前が気にする事じゃない、さぁ、さっき話したろ?あの台の所まで行くんだ、さぁ。』

 

守『う、うん』

 

俺は父と母の顔を見てから大人たちが開けてくれた道をゆっくりと

歩いていく 

俯きながら歩いていると十字架の下にいる神父の前まで来ていた

 

守『あの、神父様、僕は何を?』

 

神父『気にしなくていいよ。さぁ、その寝台の上に横になって。』

 

守『はい………』

 

俺は靴を脱いで神父の前の寝台の上に横になった

格好としては頭の左側に十字架が、右側に人々が来る感じだった

寝台を回り込んだ神父が前に出て何かを話し始めた

 

神父『諸君!今日は集まってくれた事を感謝する!そして今日、我らは新たなる王の誕生をこの目に焼き付けるのだ!かの者や我らを糧として、今日ここに人類の王が生誕する!』

 

もしこの時、俺に少しでも言葉に関する知識があったのなら状況を理解できていただろうがその時の俺はまだ6歳

 

神父の言葉の意味は理解できないでいた

 

神父『さぁ!儀式を始めるぞ!』

 

すると、俺の寝ていた寝台が光り出した

俺には見えてはいなかったがさらに床には大きな魔法陣が出現していた

そしてその魔法陣から緑の触手のような物が伸びてきた

 

守『な、なにこれ!?』

 

幼い守は恐怖で動けずただ寝台の上で震えていた

 

神父『大丈夫だ守君!君はそれを受け入れるんだ!』

 

神父が何かを言っているみたいだが、よく聞こえない

 

怖くて何も聞こえない

 

そして、ゆっくりと触手が守に近づくと、触手は俺の腕や足、胴体に突き刺さった

だが、不思議な事に俺は痛みを感じてはいなかった それでも、痛覚の無さが、俺を更なる恐怖へと陥れた 

 

だが、本当の恐怖と後悔は始まったばかりだった

やがて俺の胸から今度は別の触手が現れた そしてその触手は俺の近くにいた

神父の胸に突き刺さった

 

守『あ、ああ……あぁぁ』

 

声にならない声がただ口から洩れていた

やがて神父の体から何かが吸いだされ、触手を通して俺の体に流れてきた

そして触手が離れると同時に神父は灰になって衣服を残して消えた

今度は胸から更なる触手が無数に現れ、人々の胸に突き刺さっていった

 

守『何で……どうして』

 

俺には理解できなかった人々が恍惚とした表情で我先にと触手を受け入れ、灰になって消えていった

そして俺は思った。これをしているのは自分なんだと。

自分のせいで人が灰になって、人々を狂わせているんだと。

だが、そこにいる奴らは自ら死ぬ覚悟でそこにいたらしい

 

まぁ、俺には知る由もなかったがな

 

やがて触手の牙は、俺の両親にも向かっていった

 

守『ダメ、止まって、お願い、やめて』

 

俺の声も届かず伸びていく触手

 

守『お願いだから、止まって、止まってよ!やめて、逃げて!お父さん!お母さん!』

 

その母と父も恍惚とした表情で触手を見ていた

 

守『やめて!お願いだからやめてください!止まって!止まっ――』

 

ブスッ!

 

触手が2人の胸を貫いた 

 

守『あ、あぁぁ……』

 

その瞬間が俺の目に焼き付き、彼にとって永遠とも言えるような時間が流れた

 

だが、次の瞬間、2人も同じように、何かを吸い出され、灰と服だけを残して、

消滅した

 

守『……うぅぅ……うわぁぁぁぁ!!!』

 

幼い俺の泣き叫ぶ悲鳴が教会の中に虚しく響く 

そして触手は教会内の全ての人間を喰らうまで、消滅しなかった

 

しかし、そこにある男がやって来た

 

ジオティクスとセラフォルーの父親であるアクアリウム・シトリーだった

 

 

そして二人が近づいてくるのを知ると俺は二人を拒絶した

 

守『来ないで!来ないでください!もう、誰も死なせたくありません!来ないで!』

 

それを聞いて立ち止まる二人

 

ジオティクス『ねぇ君、ここで一体何が有ったの?私たちに教えてくれないか?』

 

守『よく、わかりません。僕は寝台に寝かされて…儀式と言うのが、始まって変なうねうねが現れて、それで…みんなを……

お父さんも、お母さんも。…う、うぅ、うぅぅ、うあぁぁぁぁぁ!』

 

俺は再び泣き始めてしまった

 

アクアリウム『…そういう事か。』

 

ジオティクス『どういう事だ?』

 

アクアリウム『あの男の子が、アークオルフェノクだ。おそらく、この灰はその復活のために生贄になった人間の成れの果てなんだろう。その中には彼の両親も……』

 

ジオティクス『彼らはなぜ、そこまでしてオルフェノクの王の復活を?』

 

アクアリウム『さぁな、聞こうにも主犯たちは灰となり、おそらくあの男の子は自分が何をされたのかすら理解していないだろう。ともかく、今は彼をどうにかしないと。』

 

ジオティクス『わかった、とりあえず、あの子と話をしよう。』

 

二人はいまだに泣いている俺の元へと歩いてきた

 

ジオティクス『君、もう大丈夫だ。さぁ、こっちにおいで。』

 

守『ダメです!そんな事したらまた!』

 

ジオティクス『大丈夫、我々は人ではない。「悪魔」だ。』

 

守『え?』

 

ジオティクスは俺に微笑みかけながら背中の黒い翼を広げる

 

守『悪魔……。本当に…』

 

ジオティクス『だから心配ない、こっちへ来なさい』

 

もう手が届くと言う距離まで近づくと俺は震えながらジオティクスの服を掴んだ 

そして

 

守『その悪魔に、お願いがあります。』

 

ジオティクス『何だい?』

 

この時のジオティクスは助けてほしいと言う言葉が出るものと思っていたみたいだが……

 

守『僕を……殺してください』

 

「「!!??」」

 

涙ながらに発せられたのは『殺してくれ』と言う願いだった

 

ジオティクス『……本気で言っているのかい?』

 

守『今の僕は、もう化け物なんです。……僕は誰かの命を奪ってしまう。僕は誰も傷つけたくないんです!…だから、殺してください。』

 

その時、ジオティクスの中には、怒りと悲しみが渦巻いたみたいだな

こんな子供を化け物に変えてしまった人間への怒りと他人を傷つけるくらいなら殺してくれと言う、少年の優しすぎる心が

 

守『僕を……殺してください……お願い、します』

 

年端もいかない少年が殺してくれと懇願している

何故、世界はこうも残酷なのだろうか

ジオティクスは、ゆっくりと俺に手を伸ばす

 

後ろではアクアリウムが苦々しい顔をしている

当然だ、こんな何の罪もない子供が自らの死を望み、まだ生きたいと言う感情を

必死に抑え、他人のために自らの命を捧げると言う子供を殺してどこがいい気分になれるというのだ?

だが、ジオティクスは殺しはしなかった

 

奴は小さな魔法陣を作り出し、俺にに睡眠の魔法をかけた

やがて俺は目を閉じ倒れた

 

時は流れて二日後

 

 

深い眠りから覚めた俺はシトリー家に世話になることになった

 

そこで出会ったのが当時のセラフォルー・シトリーだ

 

セラフォルー『あなた名前は?』

 

守『……灰神…守…』

 

セラフォルー『よろしくね!マモ君!』

 

守『ま、マモ君?』

 

セラフォルー『うん!守だからマモ君!よろしくね!』

 

セラフォルーは俺の手を激しく振る

 

そして月日は流れ

 

俺とセラフォルーは誰もが認める最強のコンビになった

 

何度かセラフォルーから眷属にならないかと誘いがあったが

 

俺は自身の暴走を恐れ、断っていた

 

そしてまた数年の歳月が過ぎ

 

セラフォルーは超越者として魔王を襲名する事となった

 

だが、その時だ

 

セラフォルーが裏切ったのは

 

俺は追手に終われることになった

 

守『ハァ……ハァ……』

 

追手1『居たぞ!こっちだ!』

 

守『貴様ら!俺が誰なのかわかっているのか!』

 

追手2『知っている。アーク・オルフェノクこと、灰神守だろ?』

 

守『ならばなぜ俺を消そうとする!』

 

追手1『セラフォルー・レヴィアタン様からの命令だ』

 

守『セラフォルー……?嘘だ!適当な事を言うな!』

 

追手2『これは事実だ。死ね!アーク・オルフェノク!』

 

俺は……力を使った

 

守『うぁぁぁあああ!』

 

そして、姿を消した

 

灰神sideout

 

ジョシュアside

 

アーク『そして、俺はセラフォルー・レヴィアタンに復讐を誓ったという訳さ』

 

ジョシュア『ふーん……めんどくせぇ奴だな』

 

アーク『なに?』

 

ジョシュア『それってさ、セラフォルーさんに確認とかしてねぇだろ?』

 

アーク『確認?する必要がどこにある!』

 

ジョシュア『追手だけ来たのならそれはお前がはめられた可能性がある』

 

アーク『黙れ!ならばなぜ俺を陥れる必要がある!』

 

ジョシュア『俺には理由も聞かずに一方的にやってるようにしか見えねぇけどな』

 

アーク『黙れ!黙れ!黙れ!』

 

アークは俺に魔力弾を放つが俺はそれを全て暗黒空間に送り込む

 

アーク『ッ!貴様ぁぁぁ!』

 

ジョシュア『スタープラチナ、ザ・ワールド』

 

ブゥゥゥン、カチッ!

 

俺が二つのスタンドの能力を使い、時間を止めた

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!……そして時は動き出す』

 

アーク『ぐあっ!』

 

アークはその場から吹っ飛ぶ

 

ジョシュア『これ以上、事を荒立てるつもりはない』

 

アーク『ッ!貴様は今、自分自身の死刑執行のサインをしたぞ!』

 

アークは俺に特大の魔力弾を放とうとしたその時

 

デスイマジン『おいアーク!』

 

デスイマジンが横槍を入れる

 

デスイマジン『盛り上がってるところ悪いがサーゼクスとミカエル、アザゼルがこっちに向かってるらしい』

 

アーク『っち!致し方ない、一旦退くぞ』

 

そう言って、アーク達はその場を後にした

 

ジョシュア『……』

 

とりあえず俺はセラたんを抱えて、サーゼクスさん達と合流

 

サーゼクスさんの指示で俺達は駆王学園に戻ることになった

 

しかし、俺の中でもやもやしたものが残っていたのは言うまでもない



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放課後のジャスティファイズ
イッセーのデートと壊れるジョジョ


イッセーside

 

俺は待ち合わせ場所である駅近くのコンビニの前にいた。

 

コンビニのガラスを使ってドラグレッダーにも身だしなみをチェックしてもらう

 

 

ドラグレッダー『寝癖もないし、歯もしっかり磨いていたし!よし、準備は万端だ!相棒!』

 

待ち合わせ時間である午前十時になろうとしたとき、フリル付きのかわいらしいワンピースを着た同い年くらいの女の子が俺の眼前に来た。

 

イッセー『え、えーと、あ、朱乃さん……?』

 

朱乃『ゴメンなさい、待たせちゃったかしら?』

 

イッセー『い、いえ』

 

俺は目をパチクリさせながら、胸を高鳴らせていた。

 

今の朱乃さんは髪をおろして、年相応の女の子が着るようなかわいい服を着ている。

ブーツを履いた朱乃さん、初めて見た!

 

うーん、かわいい!

 

てっきり、いつものようなお姉さま的な年上の女性が着てそうな服装をイメージしてたから、これにはビックリだ!

普段、朱乃さんが部長と出掛けるときの私服もそんな感じだったし!

 

いつもの朱乃さんは美人って感じだけど、今日はかわいく見える!

 

朱乃『そ、そんなに見られると恥ずかしいわ。………変、かな………?』

 

うぅ!

そんな上目使いで見ないでくださいよ!

ときめいちゃうじゃないですか!

 

俺は首を横に振って、親指を立てる。

 

イッセー『いえ!めちゃくちゃ可愛いです!』

 

俺がそう言うと、朱乃さんは恥ずかしそうにしながらも嬉しそうだった!

 

なんてこった!

今日の朱乃さんは乙女すぎる!

 

朱乃『今日イッセー君は一日私の彼氏ですわ。………イッセー、って呼んでもいい?』

 

うおおおおおおお!?

 

顔を紅潮させながら訊いてくる朱乃さん!

反則だ!

反則すぎる!

 

イッセー『も、もちろんですよ!』

 

即答する俺!

だって、断る理由もないし………断れるはずがない!

 

こんなお願いを断れる奴がいるだろうか!?

いや、いない!

 

朱乃さんもそれを聞いて顔をぱぁっと明るくさせた。

 

朱乃『やったぁ。ありがとう、イッセー』

 

ぐはっ!

表情一つで必殺の威力!

 

 

あ………そういえば………

 

俺はあることを思い出す。

会談の前、ミカエルさんと初めて出会った頃のことだ。

 

イッセー『えーと…………』

 

言い淀む俺を怪訝な表情で見てくる朱乃さん。

 

朱乃『どうしたの?………やっぱり、嫌だった?』

 

イッセー『いえ、以前に朱乃さんにお願いされたことを思い出しまして』

 

朱乃『お願い?私、イッセー君に何かお願いしたかしら?』

 

あー、朱乃さん忘れてるっぽいなぁ。

まぁ、いいや。

言ってしまえ、俺!

 

イッセー『………朱乃』

 

朱乃『………え?』

 

突然のことにポカンとする朱乃さん。

俺が何を言ったのか分からないでいるようだった。

 

イッセー『え、えーと。初めてミカエルさんと出会った後に朱乃さんと話しましたよね。その時、朱乃さんが二人の時は「朱乃」って呼んでくれと言ってたことを思い出しまして…………』

 

朱乃『……………!』

 

朱乃さんは本当に驚いた様子で少しの間、そのまま固まってしまった。

 

すると、朱乃さんは肩を震わせて手で顔を覆ってしまった!

 

えっ!?

泣いた!?

泣かせてしまったのか!?

ウソッ!?

 

混乱する俺!

やっぱり、先輩に対して呼び捨てはダメだったんだろうか…………

 

イッセー『え、あ、あの、すいません!先輩を呼び捨てなんて!』

 

俺は焦って、咄嗟に謝る。

 

あー、もう!

デート前に何やらかしてんだよ、俺!

 

すると、朱乃さんは涙を拭いながら俺の手を握ってきた。

 

朱乃『違うの…………私、嬉しくて…………イッセーが「朱乃」って呼んでくれたことが嬉しくて……………。ゴメンなさい、驚かせてしまって』

 

イッセー『い、いえ。傷つけたんじゃないなら、良かったです』

 

俺は朱乃さんにハンカチを手渡しながら言う。

 

朱乃さんは俺から受け取ったハンカチで目元を押さえるとクスッと笑った。

 

朱乃『もう、イッセーったら。不意打ちなんて卑怯よ』

 

アハハハ…………

 

俺も朱乃さんから十分すぎる不意打ちを受けたんで、これであいこってことで許してください。

 

俺達はクスクスと笑いあう。

 

あー、とりあえずデートはできそうだ。

よかったよかった。

 

 

それはそうと…………

 

俺はふと後ろを見る。

すると、俺の視界に紅髪が映った。

よくよく見れば、少し離れた電柱の陰に紅髪の女性がサングラスと帽子を被って、こちらをうかがっている。…………あ、メガネをかけた金髪の方は涙目だ。それとレスラーの覆面から猫耳を出している小柄な少女。紙袋を被った怪しい奴!そして普段の格好の木場と仗助がこちらへ手で謝っていた。

 

部長と部員達だよね!

あなた達、何やってんですか!?

木場以外はどう見ても不審者に近いんですけど!?

 

何人かメンバーが足りないな。

 

そういえば、ゼノヴィアがイリナ達とショッピングに行くって言ってたような。

あそこにいないのはそれでか。

 

気配隠すつもり無いでしょ!?

だって、こっちまで怒りのオーラが届いてるんだもん!

 

 

朱乃『あらあら、浮気調査にしては人数多すぎね』

 

朱乃さんも気がついたのか、小さく笑んでいた。

そして、見せつけるかのように俺に身を寄せて腕を組んでくる。

 

あー、朱乃さんの髪から良い香りがする。

それに、腕に朱乃さんの胸が・・・・・。

たまらんね!

 

バキッ

 

鈍い音が後方からする。

恐る恐る振り返ると怒りに震えている様子の部長が電柱にヒビを入れていた!

 

部長、恐いっす!

あと、それは器物破損なんでちゃんと修復してくださいよ!?

 

朱乃『ねぇ、イッセー。私のこと呼び捨てにするなら、敬語とかも無しにしてくれないかしら?』

 

イッセー『え?あ、ああ、はい。分かりました』

 

俺がそう言うと朱乃さんは俺の鼻を指でツンと押した。

 

朱乃『まだ敬語よ?』

 

イッセー『あー、普段は敬語ですからね。それが出ちゃいましたよ。………えーと、分かった。これで良いかな?』

 

俺がそう言うと朱乃さんは微笑む。

 

朱乃『ありがとう、私の我儘を聞いてくれて』

 

イッセー『いや、こんな可愛い我儘なら大歓迎だよ』

 

朱乃『うふふ。それじゃあ、行きましょうか、イッセー』

 

イッセー『そうだね、朱乃』

 

こうして、俺と朱乃さんは町へと繰り出した。

 

 

ちなみにだが、再び振り返ると魔力で電柱に入ったヒビを直している部長の姿があった。

 

 

 

 

 

 

デートを始めて三時間ほど。

 

その間、朱乃さんはいつものお姉さま口調が完全に無くなり、完全に年頃の女の子だった。

 

服のブランドショップに行っては「ねぇ、イッセー。これ、似合う」とか、『それともこっちかしら?』って洋服を比べては俺へ普通の女の子のように訊いてくる。

 

それに対して俺は『どっちも似合ってる!』と親指を立てて答えたけどね。

だって、何着ても似合うんだもん!

 

露店で買ったクレープを一緒に食べたら『美味しいね、イッセー』とか言ってくるんだ。

 

町中を歩いているときは、ずっと手を繋いでた。

その間、朱乃さんは頬を染めてるんだ。

 

いやー、マジで可愛い!

今日、「可愛い」って言うの何回目だよ?

まぁ、それくらい今の朱乃さんは可愛いということだ!

 

よし、今日はとことん楽しむぞ!

 

俺は朱乃さんの手を引いて言った。

 

イッセー『朱乃!行きたいところがあるなら言ってくれ!俺が連れていってやるよ!』

 

朱乃『うん!』

 

あー、最高に可愛い笑顔で返事をされてしまったよ!

 

この後、俺達は朱乃さんのリクエストで水族館に行くことになった。

 

 

 

 

 

 

朱乃『深海魚って変な顔の子が多いのね』

 

水族館から出たばかりの朱乃さんは楽しそうに言った。

久しぶりに町の水族館に来たけど、良いもんだな。

小さな水族館だけど、イルカのショーとかもやっていて、すごく楽しめた。

朱乃さんも満足しているようだった。

 

イッセー『さて、次はどこ行こうか?』

 

朱乃『そうねぇ』

 

俺と朱乃さんが次の目的地を決めようとしていた時、俺の視界に再び紅髪の追跡者様ご一行が映った。

 

部長達はずっと、俺達の後ろを追ってきてるんだけど………。

凄まじいプレッシャーだったよ。

正直、戦闘時以上だった気がする………。

 

俺、このデートが終わったら死ぬかも…………。

 

朱乃さんも紅髪のご一行様を確認した。

 

可愛いイタズラ笑顔を作ると、俺の手を引張りだした!

 

おおっ!?

なんだなんだ!?

 

振り向き様、朱乃さんが楽しそうに言った。

 

朱乃『リアスたちを撒いちゃいましょう!』

 

なんと!

そうきましたか!

 

部長達も俺達が逃げると知って、急いで駆け出したぞ!

 

つーか、速ッ!

部長達、メチャクチャ速いんですけど!?

こちらが追い付かれそうなくらいの速さだ!

そんなに必死か!

 

えぇい!

こうなったらヤケだ!

とことん付き合ってやらぁ!

 

イッセー『朱乃、捕まれ!』

 

朱乃『えっ!?キャッ』

 

俺は先を走る朱乃さんの手を引いて抱き上げる!

 

そして、俺は全力で走った!

 

出来るだけ人がいない道を選択して、町中を右に左に駆け巡り、部長達を撒く。

最終的には小猫ちゃんの探知に引掛からない距離まで逃げきった。

 

皆の気配が俺達がいる位置とは全く違う方向に移動していくのを確認すると、そこで朱乃さんをおろす。

 

イッセー『ふぅー、なんとか撒けたみたいだ』

 

俺は息を吐く

 

どうせ、帰ったら皆のお怒りが飛んでくるんだ。

こうなったら、全力で楽しむさ。

 

朱乃さんも俺に抱き上げられている間、凄く楽しそうだったし。

 

イッセー『どうだった?少し乱暴になっちゃったけど………』

 

俺が尋ねると朱乃さんは髪を押さえながら答える。

 

朱乃『ええ、風が凄く気持ちよかったわ。分かっていたけど、イッセーって物凄く足が速いのね』

 

イッセー『鍛えてますから』

 

俺がテキトーなポーズをしながら言うと朱乃は口許を抑えながらクスクス笑っていた。

 

さてさて、部長達を撒いたところでデートの再開といきますか。

 

イッセー『次はどこに行こうか?』

 

俺はあたりを見渡して、現在地を確認する。

すると、「休憩○円」「宿泊○円」の文字が書かれた看板があちらこちらにあった。

 

そこで俺は重大なミスに気付いたのだった。

 

 

ここ、ラブホテルばかりじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!

 

 

しまったぁぁぁぁぁ!

なんつーところまで走ってきてるんだよぉぉぉぉ!

 

朱乃もここもそれに気付いたようで顔を真赤にしだしたよ!

 

イッセー『ち、違うんだ!け、決して下心とかがあったわけではなくて!』

 

必死の言い訳!

だけど、こんな言い訳聞いてくれるのか!?

 

だって、朱乃さんからすれば、突然抱きかかえられたと思ったら連れてこられたのがラブホ街だぞ!?

信用できるわけがないじゃないか!

 

あぁ………とんでもないことをやらかしちまった………。

今日は先輩とか後輩とか全てを忘れてデートする予定だったのに…………。

 

終わった…………完全に嫌われるパターンなんじゃないのか…………?

 

すると―――――

 

朱乃『…………いいよ』

 

イッセー『へ?』

 

朱乃さんが何を言っているのか分からず、俺は聞き返してしまった。

 

いいよって…………

 

え?

 

朱乃さんは俺に体を寄せてくると、俺を見上げて潤んだ瞳で言った。

 

朱乃『………イッセーが入りたいなら、私、いいよ………。………だいじょうぶだから』

 

…………………。

 

俺の鼻から鼻血が滝のように流れ出た。

 

マ、マジかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああっ!?

 

ほ、本当に!?

マジで!?

良いんですか!?

 

イッセー『あ、朱乃さん…………』

 

俺は驚きのあまり、いつものように「さん」付けで呼んでしまう。

 

朱乃さんはそのまま俺に抱き着き、俺の胸に顔を当てる。

 

朱乃『……………さっきまでみたいに「朱乃」って呼んでくれないと…………イヤ……………』

 

ああああああああああ!!!!

そんなこと言われたらぁぁぁぁぁぁあああ!!!!

 

なんだこの展開!?

こ、これはもう行くしかないんじゃないのか!?

 

朱乃さんにここまでされたら俺はそれに応えるしかないじゃないか!

見れば、朱乃さんも覚悟を決めているよ様子だった!

俺だって朱乃さんとそういう関係になりたい!

 

よし、行こう!

 

俺は決心して、朱乃の背中に腕を回す。

 

イッセー『あ、朱乃…………俺…………』

 

 

俺が口を開いたとき、こちらに近づいてくる気配を感じた。

 

すぐさま朱乃さんから離れて気配を感じた方に視線を移す。

 

そこにいたのは帽子を被ったラフな格好の爺さん。

背後にはガタイの良い男とパンツスーツを着た真面目そうなお姉さん。

 

男の方は知らないけど、爺さんとお姉さんについては見たことがある。

というか、あの爺さんとは何度か話したこともある!

 

イッセー『オーディン様!?』

 

そう、現れたのは北欧の主神オーディン!

禍の団との一件の時はこの爺さんとジョジョ先輩に部長達を助けてもらった!

 

オーディン『ほっほっほっ、久しいの赤龍帝の小僧。まったく、昼間っから女を抱こうなどとやりおるわい』

 

笑いながらそう言う爺さん。

 

朱乃『ど、どうして、ここに?』

 

あまりの展開にわずかながらに戸惑いながらもオーディン様に話しかける朱乃さん。

 

そうだよ。

なんでこの爺さんが日本にいるんだよ?

テロが活発な時期にこんなところに来るなんて不用心だと思うぞ。

 

ロスヴァイセ『オーディンさま!こ、このような場所をうろうろとされては困ります!か、神様なのですから、キチンとなさってください!』

 

お姉さんが爺さんを叱りつける。

確か冥界であった時は鎧着てたよな、このお姉さん。

 

オーディン『よいではないか、ロスヴァイセ。お主、勇者をもてなすヴァルキリーなんじゃから、こういう風景もよく見て覚えるんじゃな』

 

ロスヴァイセ『どうせ、私は色気のないヴァルキリーですよ。あなたたちもお昼からこんなところにいちゃだめよ。ハイスクールの生徒でしょ?お家に戻って勉強しなさい勉強』

 

うーん、なんだか爺さんだけでなく俺達まで叱られてしまった。

 

はぁ…………朱乃とラブホテルに入る雰囲気じゃないな、これ。

無念だ…………

 

そして、隣にいる男性に朱乃さんが………

 

 

朱乃『お、お父様……』

 

お父様ぁぁぁあああ!?

 

俺は今日1驚いた

 

 

 

 

ジョシュアside

 

兵藤家の最上階にあるVIPルームでオーディンの爺さんが楽しそうに笑っている。

この部屋にはグレモリー眷属とオカ研メンバー、そしてジョースターズとレイナーレ達が全員集合しており、アザゼルもいる。

 

なんでも、日本に用があり、そのついでにこの町に来たようだ。

下手なところよりも、悪魔、天使、堕天使の三大勢力が統治するこの町にいた方が安全らしい。

 

リサリサ『どうぞ、お茶です』

 

と、リサリサ先生がオーディンの爺さんの前にお茶の入った湯飲みを置く。

 

オーディン『お、すまんの。しっかし、人間に茶を入れられるのは始めてじゃわい』

 

だろうな!

俺もまさか、知り合いの母親が神相手に茶を入れるなんて思ってなかったよ!

 

戻ってきたがリサリサ先生が横のソファに座る。

 

リサリサ『兵藤君の家に神様が来るなんて、こんな機会二度とないかもしれないもの。今のうちに色々と体験しておかないとね』

 

吉良『それにしても、神様って思ったより普通の格好してるんだな。もっとそれっぽい服を着てると思ってた。………というか、去年亡くなった林さんのところのお爺さんに似てるような………』

 

あんたら、もう少し緊張しろよぉぉぉおおおお!!

 

目の前にいるの神様だからな!?

ラフな格好してるけど、北欧の主神だからな!?

 

つーか、林さんって誰!?

 

あー、もうツッコムの疲れた………

リサリサ先生と吉良については放置しよう………

 

オーディン『ふむ………デカイのぅ』

 

………あのクソジジィ…………女子メンバーのおっぱいをいやらしい目で見てやがる!

もし、触ったらスタンドで思いっきり殴ってやるからな!

イミテイト、もしもの時のために準備しておけよ?

 

イミテイト『アイアイサー』

 

了解の返事をイミテイトからもらったが

その瞬間

 

 

スパンッ!

 

 

ロスヴァイセ『もう!オーディンさまったら、いやらしい目線を送っちゃダメです!こちらは魔王ルシファーさまの妹君なのですよ!』

 

ヴァルキリーの人がオーディンの爺さんの頭をハリセンで叩いていた。

 

俺はそれにガッツポーズ!

相変わらず良いツッコミをしてくれるな、あの人!

 

オーディン『まったく、堅いのぉ。サーゼクスの妹といえばべっぴんさんでグラマーじゃからな、それりゃ、わしだって乳ぐらいまた見たくもなるわい。と、こやつはワシのお付きヴァルキリー。名は―――』

 

ロスヴァイセ『ロスヴァイセと申します。日本にいる間、お世話になります。以後、お見知りおきを』

 

へぇ、ロスヴァイセっていうのか。

冥界の時のような鎧を着てないから印象が違うけど、美人だよなぁ。

年齢はイッセー達とそこまで変わらないのかな?

 

オーディン『彼氏いない歴=年齢の生娘ヴァルキリーじゃ』

 

爺さんが笑いながら言う。

するとロスヴァイセさんは酷く狼狽し、泣き出した。

 

ロスヴァイセ『そ、そ、それは関係ないじゃないですかぁぁぁっ!わ、私だって、好きで今まで彼氏ができなかったわけじゃないんですからね!好きで処女なわけじゃないじゃなぁぁぁぁぁいっ!』

 

ロスヴァイセさんはその場に崩れ、床を叩きだした。

 

オーディン『まぁ、こういうわけでな。哀れなヴァルキリーなんじゃよ』

 

爺さんが嘆息しながら言う。

 

すると、イッセーと爺さんの目があった。

爺さんは何かを思いついたようで、手をポンッと叩く。

 

オーディン『そうじゃ。赤龍帝の小僧、こやつを嫁にもらってくれんかのぅ?』

 

「「は?」」

 

イッセーとロスヴァイセさんの声が重なる。

 

何言ってんだ、この爺さん?

 

爺さんは続ける。

 

オーディン『アザゼル坊から聞いてるぞい。赤龍帝は中々にスケベだとな。それなら、ロスヴァイセをお主の嫁にと思ったまでじゃよ。こやつは見た目だけは良いからの……そこの波紋の小僧でもいいのぅ』

 

それでイッセーにロスヴァイセさんを嫁にとれってか?

 

ま、確かにロスヴァイセはスタイルが良いし、美人だ。

でも、いきなりすぎねぇか?

 

そして俺を巻き込むな

 

 

ロスヴァイセ『ちょ、オーディン様!?』

 

オーディン『よいではないか。赤龍帝はまだ若いが実力はある。サーゼクス達も認めるほどにな。………ロスヴァイセよ、このままでは本当に嫁の貰い手がつかなくなるぞい』

 

ロスヴァイセ『……………っ!』

 

爺さんの言葉に固まるロスヴァイセ。

今のはかなりの衝撃があったらしい。

 

つーか、まだ嫁とか気にする歳じゃあねぇだろ、ロスヴァイセ。

全然若いよな。

 

ロスヴァイセの肩が震え、次第に激しくなってきた。

 

そして――――

 

ロスヴァイセ『余計なお世話ですぅぅぅぅぅぅぅ!!!!』

 

 

スパァァァァァァン!!!!!

 

 

ロスヴァイセが振りかぶったハリセンが爺さんの頭を捉えたのだった。

 

 

 

 

 

 

アザゼル『ったく、何してんだか………』

 

アザゼルが苦笑している。

 

オーディン『ワシは悪くないぞぃ。こやつが人の親切を無下にするから…………』

 

爺さんがおでこに湿布を張りながらアザゼルに反論する。

まぁ、あれは爺さんが悪いわな。

ロスヴァイセも怒るのは当然だ。

 

…………まぁ、イッセーからすれば良い話だったような気もしなくはないけどな

 

そんなことを思っているとアザゼルが口を開く。

 

アザゼル『爺さんが日本にいる間、俺達で護衛することになっている。バラキエルは堕天使側のバックアップ要員だ。俺も最近忙しくて、ここにいられるのも限られている。それに今はイッセーも万全の状態じゃないからな。少しの間だがバラキエルがこの町に滞在することになった』

 

バラキエル『よろしく頼む』

 

と、言葉少なめにバラキエルさんがあいさつをする。

 

アザゼル『爺さん、来日するのにはちょっと早すぎたんじゃないか?俺が聞いていた日程はもう少し先だったはずだが…………。来日の目的は日本の神々と話しをつけたいからだろう?ミカエルとサーゼクスが仲介で、俺が会議に同席となっていたはずだが?』

 

アザゼル先生が茶を飲みつつ訊いた。

 

オーディン『まぁ、早めに来たのは理由があっての。実は我が国の内情で少々厄介事………というよりも厄介なもんにわしのやり方を非難されておってな。事を起こされる前に早めに行動しておこうと思ってのぉ』

 

爺さんは長い白ひげをさすりながら嘆息していた。

 

アザゼル『厄介事って、ヴァン神族にでも狙われたクチか? 頼むから「神々の黄昏」を勝手に起こさないでくれよ、爺さん』

 

先生が皮肉げに笑うが……………専門用語ばっかりでさっぱり分からん。

 

オーディン『ヴァン神族はどうでもいいんじゃがな………。』

 

オーディンの爺さんが茶を啜りながら言う。

 

アザゼル『ま、ここであーだこーだ言っても始まらん』

 

と、アザゼルの言葉で話は終わることになった。

 

皆も一息ついて、お茶を飲む。

吉良は仕事が残ってる、ジョースターズの女性陣は夕食の準備があると言って部屋を出ていった。

 

さてさて、話は終わったし俺は何をしようかね。

一応、宿題も終わってるから特にすることがないんだよなぁ……

 

………帰るか

 

そんなことを考えているとアザゼルが爺さんに尋ねた。

 

アザゼル『んで。爺さんはどこか行きたい所はあるか?』

 

オーディン『では……おっぱいパブに行きたいのぉ!』

 

それが聞こえた瞬間、俺は危うく持っていたコブラケータイを床に落とす所だった

は?今、爺さんはなんて言った?

 

ジョシュア『わりぃ……俺ちょっと耳鼻科言って来る。おかしいな、耳の病気か?幻聴が聞こえ始めちまった』

 

リアス『ジョジョ!しっかりしてジョジョ!』

 

ミッテルト『しっかりするッス!辛いだろうけど今のが現実ッス!』

 

ジョシュア『アハハ、何言ってんだよ?ミッテルト。神様がそんな所に行きてぇなんて……』

 

アザゼル『よっしゃ!俺が用意したVIP専用の特別なおっぱいパブに招待してやるぜ爺さん!』

 

オーディン『ほほう!堪らんのう!楽しみじゃわい!』

 

ジョシュア『神様が………』

 

オーディン『ほれほれ!早く案内せい!夢のおっぱいパブへ。』

 

ジョシュア『………』

 

瞳の色を失ってるであろう俺は、笑いながら出て行く二人を見送ってから、乾いた声で漏らした

 

ジョシュア『世界って……間違いだらけなんだな。…神様の中にも変態っているんだな。

今初めて知ったわ。アハハ……みんな変態なんだ~』

 

ミッテルト『ジョジョ~!しっかりするッス~!』

 

カクンカクンとジョジョの肩を掴んでゆすぶるミッテルトだったが、効果が無い

 

ジョシュア『あぁ……北欧の神様もあんなのなら、仏さんは露出狂かなんかかな~なんて~アハハ~~』

 

舞『ジョジョ~!戻って来て~!』

 

必死に俺を現実に戻そうとするリアス達

その後、俺が正常に復活するのに数十分を要したのは言うまでもない



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戦闘開始

俺は今、自宅に居た

 

 

時計を確認すると時刻は午後の四時を少し過ぎたくらいだ。

 

今、家にいるのは俺とミッテルトだけ

他の奴は近くの自分の家にいるか

どっか出掛けている

と言っても、この駆王地区の中だけどな

 

 

ミッテルト『ジョジョ~アイス食べるっすか?』

 

ミッテルトが冷蔵庫の中を漁りながら訊いてくる。

 

ジョシュア『おー、いるいる』

 

俺も何か口に入れたかったのでそう答えた。

 

ミッテルトがアイスを包んでいた袋を開けて、俺に手渡してくれた。

ちなみにアイスは抹茶バーだ。

 

季節はもう秋だが、たまに冷たいものが欲しくなる。

 

ジョシュア『なんか、あれだな。と二人になるのって久しぶりだ』

 

俺の言葉にミッテルトもアイスを食べながら頷く。

 

ミッテルト『いつもは部員の皆と一緒にいるかっすからね。皆といるのは楽しいけど、こうして二人で過ごせて嬉しいっす。ジョジョを独占してるって感じで』

 

ニヤッと笑いながらそんなことを言ってくる。

 

独占って………

 

………こうして二人でいるとミッテルトを初めて家に連れてきた時のことを思い出す。

 

 

…………あれからもう半年以上が経ったんだな。

 

早いもんだ。

 

ミッテルトもすっかり家の生活に慣れて、今では家事も一人で出来るほどになった。

 

大したことじゃないと思うだろ?

でも、昔と比べると大きな進歩なんだぜ?

 

ミッテルト『どうしたっすか?さっきからウチの顔を見てるっすけど……』

 

俺の視線に気づいたミッテルトが尋ねてきた。

 

ジョシュア『いやぁ、おまえを家に連れて来た時のことを思い出してたんだよ。あれからもう半年以上が経ったんだぜ?』

 

ミッテルト『あー、もうそんなになるっすか。あっという間だった気がするっす』

 

 

俺は食べ終わったアイスのバーをゴミ箱に捨て、ミッテルトが入れてくれたお茶を飲んだ

 

その時だった――――

 

 

 

「「――――――!!」」

 

俺とミッテルトは顔を見合わせる。

 

ミッテルト『い、今のって………』

 

ジョシュア『ああ。何か大きい力が現れたな。禍の団………じゃねぇな。しかも気配は人間じゃない』

 

かと言って悪魔でも堕天使でも天使でもない。

俺が知っている中で一番近い者があるとすれば………

 

オーディンの爺さん。

 

だけど、この気は爺さんのものじゃない。

だとすれば、今のはいったい………?

 

俺の後ろにイミテイトが現れる。

 

イミテイト『相棒、気を付けろ。今現れたのは―――――神だ』

 

神………

 

なるほど、どうりで。

 

並のやつならここまで大きな力は持ってないだろうからな。

神と言われれば納得だ。

 

なんで、神がこんなところに?

 

イミテイト『この気配から察するに相手は北欧の神の一角、ロキ……とか言う奴だろう。奴がこの地を訪れた理由は考えずとも出てくるだろう?』

 

オーディンの爺さんか………

 

イミテイト『そうだ。先日、オーディンは厄介な者に自身のやり方を非難されていると言っていた。恐らく―――――』

 

なるほどね………

そういうことかよ。

 

とりあえず、会いに行くか?

 

イミテイト『それならば、イッセー達を呼んでおけ。それと眷属達もな』

 

わかってるよ。

 

俺は魔法陣を開いて眷属達を呼び出す。

 

魔法陣が光輝き、ユウゴ達が姿を現した。

 

ジョシュア『急に呼び出して悪いな』

 

ユウゴ『気にすんな』

 

ミサ『それで私達を呼んだ理由は……』

 

ソラ『……なーるほどね』

 

 

 

三人は窓から空を見上げて目を細める。

俺が言う前に神の気配を感じ取ったようだ。

 

ユウゴ『神が現れたか………。しかも、この感じ。ロキ………。だとしたら厄介だな』

 

ユウゴはそのまま何やら呟いた。

 

ミサが窓を開けてこちらを向く。

 

ミサ『行くわよ。放っておくのはマズいし』

 

 

 

 

 

 

三人に促され、外に出た俺はイミテイトを使って上空を目指す。

 

後ろにはユウゴ、ミサ、ソラとミッテルトが続いていた。

 

俺は飛びながらミッテルトに言う。

 

ジョシュア『おまえまで来る必要はなかったんだぞ?』

 

ミッテルト『四人だけを危険な目に合わせられないっす!』

 

ジョシュア『危険って………。まだそうなるとは決まってねぇぞ?』

 

俺の意見にミサが首を横に振った。

 

ミサ『いえ、ミッテルトちゃんには来てもらった方が良いわ。相手はロキ。しかもファントムじゃなくオリジナル……だったらミッテルトちゃんの力も必要になる』

 

ミサがそこまでいうのか………

 

飛んでから数分。

町の遥か上空に二つの影を確認した。

 

若い男性と女性が浮遊していて、女性が男性と腕を組んでいた。

男性は黒を基調としたローブ、女性は黒いドレスを着ている。

二人とも顔立ちが良くイケメンと美女だ。

どちらも相当の実力者のようだ。

 

目の前の二人がこちらに気づいて視線を向ける。

 

男性の方が俺達を見て、笑みを浮かべた。

 

あいつがロキか

 

ロキ『ほう。そのオーラ、人間か』

 

俺達のことを知っているみたいだな。

 

ソラが尋ねる。

 

ソラ『これはこれは、北欧の悪神ロキさん、そしてヘルヘイムの女王ヘル殿さん。このようなところで会うとは奇遇だねぇ。態々北欧からこんな町に来たのは観光かな?』

 

あの男性がロキ、女性がヘルって名前なのか。

 

イミテイト『そうだ。確かロキは北欧の悪神と謳われる狡猾の神だ。そしてヘルはその娘。北欧における死者の国、ヘルヘイムを治めている。どちらも強大な力を持った神だ。相棒でも真正面からやり合うのは難しい。三人を呼んだのは正解だったな』

 

マジか。

そんなヤバイ奴が二人も現れたってのかよ。

 

ソラの問いにロキが答える。

 

ロキ『残念ながら観光ではない。我らはこの地を訪れている主神オーディンに物申しに来たのだよ』

 

ミサ『なるほど、オーディンのお爺ちゃんに文句を言っていたのはあなただったのね』

 

ロキ『そういうことだ。我らが主神殿が、北欧から抜け出て他の神話体系に接触しているのが耐えがたい苦痛でね』

 

そう言うとロキは体から黒いオーラを発する。

 

ユウゴ『物申しに来た、か………。話し合いをするにしては纏うものが穏やかじゃねぇな』

 

ユウゴの言葉にロキは口の端を吊り上げた。

 

ロキ『話し合いだと?我らは端からそのつもりはない。オーディンの首を取るつもりでここに来ている』

 

こいつ……!

オーディンの爺さんを殺す気で来てやがるのか!

 

そんなことすれば大騒ぎなんてもんじゃねぇ!?

分かって言ってんかよ!?

 

その言葉を聞いて三人のオーラが変化した。

 

ソラ『なるほど……「神々の黄昏」を迎えるのが君の悲願だったっけ。けど、そんなことをさせると思う?』

 

ロキ『グレムリン風情が三大勢力の肩を持つと?』

 

ミサ『私達は今の生活に満足してる。それを乱されるのが許せないだけ。私の生活を乱そうとするなら、神である貴方にも牙を向ける』

 

ミサがその身に濃密なオーラを纏ってロキを睨み付ける。

 

ロキ『面白い。ならばオーディンを屠る前に貴殿らを相手にするとしよう』

 

ロキとヘルが禍々しいオーラを纏った。

 

離れているのに肌をビリビリと刺激してきやがる。

これが神か……。

 

俺も即座にドライバーを召喚し、戦闘体勢に入る。

相手は神だ。

油断は出来ねぇ。

 

ジョシュア『ミッテルト、おまえは町に被害がいかないように結界を頼む』

 

ミッテルト『分かったっす!』

 

ミッテルトは手元に魔法陣を展開すると、俺達を囲むように結界が広がった。

 

いつの間にこんな魔法を……

まぁ、いい

ひとまず、これで町の人に気付かれることはないし、被害がいくこともねぇだろう。

 

といっても、相手は神クラス二人だ。

俺達が本気を出してしまえばミッテルトの結界は……というよりこの程度の結界は砕け散るだろうな……

 

家を出る前にアザゼルに報告を入れておいたからもうすぐ来るはずだ。

追い払うのは無理でも援軍が来るまでなら保つだろうさ

 

ユウゴ『ジョジョ、てめぇはロキをやれ。俺達はヘルを相手する』

 

ジョシュア『了解だ。気をつけろよ、ユウゴ』

 

ユウゴ『おいおい、誰に言ってんだよ……んじゃ、殺ろうか!』

 

そう言って、俺はロキ

ユウゴ、ミサ、ソラがヘルの前に立つ。

 

それを見てロキが言う。

 

ロキ『私の相手は人間か。相当の実力を持っているようだが………。貴殿一人で我に届くとでも?』

 

ジョシュア『さぁな。俺としては事を荒立てたくないから、てめぇらにはこのまま帰ってほしいんだが………』

 

ロキ『そうはいかん。我の目的を達するまではな』

 

ジョシュア『そうかよ。だったら、強制的にお帰り願うぜ!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

 

俺は仮面ライダーゴーストに変身する

 

ジョシュア『神が相手なんだ。出し惜しみは無しだ』

 

イミテイトも戦闘体勢に入る

 

そして、俺は今の最強フォームに変身する

 

 

ジョシュア『スタンド変身!』

[カイガン!スペシャル!行こう!最高!スペシャルなゴースト!]

 

 

ロキはこの形態を見て少し感心しているようだった。

 

ロキ『それが貴殿の力か。流石は我の前に立とうとするだけはある!』

 

この形態を見ても余裕の表情だな、こいつ。

 

だったら、その余裕を無くさせてやるまでだ!

いくぜ、イミテイト!

 

イミテイト『おう!』

 

[スタープラチナ!ザ・ワールド!]

 

格闘戦はこいつらで、まずは軽く拳を交えてみる!

 

ジョシュア『おおおおおおおおおっ!!!』

 

スタープラチナとザ・ワールドでとりあえずラッシュ!

 

拳がロキの顔面に届く前に障壁のようなものが展開され、俺の攻撃を阻んだ。

ロキの魔法か!

 

でも、これくらいなら破れる!

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

一気にラッシュをぶち込む

 

そして―――――

 

俺の攻撃に耐えかねたロキの障壁にヒビが入る。

 

ロキ『軽くやってこれか。よもや我の障壁を崩すとは。だが、甘い』

 

ロキがそう言うと、俺を囲むようにあたり一面に魔法陣が展開された。

そして、魔法陣からは鎖のようなものが伸びてきた!

 

俺の動きを止めようってのか!

 

俺は咄嗟にその場を離れるが、大量の鎖は俺を追いかけてくる。

それをさらに避けても、鎖は大きなカーブを描いて俺のところに戻ってきた。

 

追尾機能もあるのかよ!

 

ロキ『その鎖から逃れられると思うな。貴殿をどこまでも追いかけて、締め上げるぞ』

 

ちぃ!

早速厄介なやつを出してきたな!

だったら溶かすまで!

 

ジョシュア『クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル‼』

 

炎で出来たクロスが俺を追いかけていた大量の鎖を包み込み、全て消滅させた。

 

そして、炎のクロスはそのままロキの方へと突き進む。

しかし、ロキの展開した障壁によって軽々と防がれてしまった。

 

まぁ、今のくらいじゃあいつには届かないよな。

 

ロキ『フフフ、流石に今の程度なら対処できるか』

 

ジョシュア『舐めんなよ。あれくらいでやられるかっての』

 

ロキ『いや、貴殿を侮ってなどいない。むしろ、その逆だ。貴殿は警戒すべき人物だからな。…………ではこれならどうだろうか?』

 

ロキはそう言うと手元に一つの魔法陣を展開した。

 

召喚用か・・・・・?

一体何を―――――

 

ロキの手元に現れたのは一振りの剣。

柄から刀身まで真黒な両刃の剣が現れた。

 

ロキ『――――いくぞ』

 

ロキは剣を握った次の瞬間―――――

 

俺との間合いを一瞬で詰めてきた。

 

ジョシュア『なっ!?』

 

俺は驚きながらも咄嗟に上体を後ろに反らし、斬戟を回避する。

 

しかし、避けたと思えば、ロキは剣を逆手にして更に斬りかかってきた!

 

ロキ『ほらほら、どうした?隙だらけだぞ』

 

ロキは笑みを浮かべながら高速で剣を振るってくる。

 

クソッ!

こいつ、格闘戦もこなせんのかよ!

 

とにかく、今は崩れた体勢を立て直さないと、やられる!

 

ジョシュア『っ!』

[シルバーチャリオッツ!アヌビス神!]

 

シルバーチャリオッツとアヌビス神を使って、全力で後方に下がろうとするが、その度にロキに間合いを詰められる。

恐らく、行動する瞬間に何かしらの魔法を使ってやがるな………。

 

それなら―――――――

 

俺は防御甲冑を解除する。

スタンドによる残像を作りだし、ロキの認識を僅かにずらす。

 

こいつは目で俺の動きを追っているそれなら――――

 

すると、ロキの剣は残像を捉えて空を切った。

 

思った通りか。

 

ロキ『ほう………。我から逃げ切るとは。やるではないか』

 

ジョシュア『そりゃどーも。………なぁ、その剣はなんなんだ?かなりヤバそうに感じるだけど』

 

俺が尋ねると、ロキは手に持った剣を俺に見せつけるかのように天に掲げた。

 

ロキ『楽しませてくれている礼だ。特別に答えてやろう。この剣は我が創り出し神剣レーヴァテイン!!これに斬られたものはレーヴァテインの炎によってすべて燃やし尽くされる!』

 

すると、ロキが手にしている剣、レーヴァテインから炎の渦が生み出された。

かなりの熱量だ。

 

神剣レーヴァテイン。

なるほど……

 

イミテイト『剣の力としてはアヌビス神の方が遙かに上だろう。だが、あの剣も十分危険だ』

 

だな。

斬られたらダメージは免れない。

 

北欧の魔術に神剣。

更にはそれを駆使する戦闘技術。

 

正直、今の俺では勝つのはキツイな。

万全の状態でも難しい。

 

せめて、あと一人。

あと一人、俺と同レベルの奴がいれば―――――

 

見れば、あの三人はヘルの相手をしてるし、ミッテルトも町に被害が出ないよう結界を維持するので精一杯だ。

 

ここは俺が何とかして持ちこたえるしかないな。

 

まいったな……

 

ロキが口を開く。

 

ロキ『何やら考え事をしているところ悪いが、我はそろそろオーディンの首を取りに行きたいのでな。貴殿との戦い、ここで終わらせるのは惜しいが、仕方があるまい』

 

ロキは再び召喚用の魔法陣を展開する。

 

なんだ?

次は何を呼び出すつもりなんだ?

 

ロキ『貴殿に紹介しよう。我が息子を』

 

息子?

娘の次は息子かよ………

 

魔法陣が輝き、そこから灰色の何かが現れた。

あれは…………?

 

狼の赤い相貌が俺を捉えた。

 

 

ぞくっ・・・・・

 

 

身体中に悪寒が走った。

ロキやヘルよりも遥かに危険な感じがする。

 

まさかっ!

 

 

ミサ『神喰狼フェンリル!?ジョジョ!ミッテルトちゃん!奴には近づかないで!』

 

普段、冷静なミサが焦りの表情で叫ぶ。

 

ジョシュア『やっぱフェンリルか!』

 

神を確実に殺す牙

かなりヤバイ狼

 

ロキの野郎、なんつーもんを召喚しやがる!

 

ロキがフェンリルを撫でる。

 

ロキ『我が息子は全盛期の二天龍も手こずるレベル。その息子の牙で噛まれた者はたとえ神であろうと死に至る。貴殿とて容易に屠ることができる。貴殿らはここで死ぬのだ』

 

クソッ…………!

ロキとヘルだけでも手が一杯なのに………!

 

どうする?

どうすれば、この状況を切り抜けられる?

 

俺が頭をフル回転させて、現状の突破口を探っているとロキが笑みを浮かべた。

 

ロキ『まずはそこの娘……そいつを食らえばフェンリルの糧となる、か?』

 

なん……だと……?

 

ロキがスーッと指先をミッテルトに向ける。

そして、一言。

 

ロキ『――――――――やれ』

 

 

フェンリル『オオオオオオオオオオォォォォォォォオオオオオンッッ!!!』

 

 

闇の夜空で灰色の狼が透き通るほどの遠吠えをした。

そして、その赤い相貌がミッテルトに向けられる。

その瞬間、眼前の狼が俺の視界から消えた―――――。

 

くそったれ!

そうはさせるかよ!

 

ジョシュア『スタープラチナ!ザ・ワールド!時よ止まれぇぇぇ!』

 

ブゥゥゥン!カチッ!

 

時を止めて、フェンリルの前に先回る

 

 

ジョシュア『俺の仲間に手ぇ出したら殺す!』

 

俺はミッテルトの前に立ち、突っ込んでくるフェンリルの顔面をラッシュで殴り飛ばす!!

拳がフェンリルの顔に命中するが、ここから更に力を上げる!!

 

ジョシュア『スタープラチナ!ザ・ワールド!ストレングス!うぉぉぉおおお!』

 

 

ドガァァァァァァァァァアン!!!!!

 

 

激しい衝撃が上空を揺るがし、ミッテルトの張っていた結界までも破壊してしまった。

 

ジョシュア『ミッテルト!無事か!?』

 

ミッテルト『だ、大丈夫っす。ジョジョが守ってくれたから…………』

 

ジョシュア『そうか………。良かった………』

 

危なかった。

あと一瞬でも遅れれば―――――

 

フェンリルは殴られた衝撃でロキのところまで飛んでいくと、見事な着地を決めていた。

流石は最悪最大の魔物。

顔から血を流しているが思ったよりダメージは少ねぇ。

それでも、動きを止めるくらいにはダメージを与えられたか。

 

だが―――――

 

 

ジョシュア『っ!』

 

 

俺は口から血を吐き出す。

腹部を見れば、腹には大きな穴。

 

そう、俺が時間を動かした瞬間にあの狼もそれに合わせてその大きな爪で俺の腹を抉ったんだ。

ったく、あの時止めに合わせるとかとんでもねぇな・・・・・。

 

あまりの激痛に体がよろめく。

体勢を崩した俺をミッテルトが支えてくれた。

 

ミッテルト『ジョジョ!?しっかりするっす! 今、治療するっす!』

 

ミッテルトが手元に魔法陣を展開して俺の腹部に手を当てる。

 

だけど、ロキはそれをさせまいとフェンリルに指示を出す。

 

ロキ『回復か。そうはさせん。赤龍帝はフェンリルに追い付くばかりかダメージを与えた。恐るべきことだ。今のうちに始末するに限る。―――――フェンリル』

 

この状態で襲われたら、次は間違いなくやられる!

そうなればミッテルトもあいつに殺されてしまう!

 

ユウゴ『やらせるかよ!!』

 

ユウゴが俺を守ろうとフェンリルに攻撃を仕掛けようとする。

しかし、ヘルが間に入ってそれを阻止する。

 

ヘル『行かせると思って?お父様の邪魔はさせませんわ』

 

ユウゴ『邪魔だ!!どけぇぇぇぇぇぇええええ!!!!』

 

マズい!

 

ユウゴ達がヘルに足止めされている以上、俺が何とかするしかねぇ!

 

ミッテルトは………いや俺の仲間は何が何でも守ると決めた。

こいつはやらせねぇ!

 

でもどうすれば………

 

 

 

するとミッテルトがフェンリルを囲むように魔法陣を展開すると、そこから光の槍が無数に飛び出してフェンリルに突き刺さる。

だけど、あれじゃあフェンリルは止められねぇ!

 

フェンリルは自分に向かってくる槍を前足ですべて薙ぎ払う。

 

ミッテルト『まだっす!』

 

ミッテルトはフェンリルの足元に巨大な魔法陣を展開させる。

魔法陣には六芒星が描かれていて、それはフェンリルが中央に立ったと同時に激しく輝いた!!!

 

魔法陣から発せられた光はフェンリルを覆い尽くすと天まで伸びる光の柱となった。

 

ミッテルト『これで少しは時間を稼げるはずっす!今のうちに治療するっす!』

 

ミッテルトの狙いは時間を稼ぐことか。

ミッテルトも自分の力ではフェンリルを止められないことは分かってんだな。

 

確かに俺が回復できれば、もう少しだけなら何とかなるはずだ。

 

ミッテルトの掌が俺の腹部に再び当てれられ、傷を癒していく。

 

ミッテルト『アーシアほどの治療は出来ないっすから、応急処置にしかならないっすけど今はこれで!』

 

ジョシュア『ああ、サンキュー、ミッテルト』

 

よし、このまま傷がある程度塞がってくれれば…………

 

 

しかし―――――

 

 

突然、フェンリルを封じていた光の柱が砕け散った。

 

ロキ『フェンリルの動きを止めるとは驚いたぞ…………』

 

見ればロキがレーヴァテインで魔法陣を破壊していた。

 

やられた…………!

もう少しだったのに………!

 

ロキは俺達にレーヴァテインの切先を向ける。

 

ロキ『案ずるな。楽に死なせてやろう』

 

二ィと笑みを浮かべるロキ。

 

俺は中途半端に傷が塞がった状態で立ち上がり、ミッテルトを押しのける。

 

ジョシュア『ミッテルト、少し下がってろ』

 

ミッテルト『ダメっす!そんな傷で動いたら……………!』

 

ミッテルトは俺を制止しようとするが、俺はそれを聞き入れなかった。

 

左腕を突出し、その名を呼ぶ。

 

ジョシュア『マジシャンズ・レッド!シルバーチャリオッツ!』

 

手元に銀色のレイピアと赤い炎が集まる。

 

マジシャンズ・レッドの能力によって周囲の温度が急激に上昇する。

 

ロキ『!?その剣は一体!?』

 

初めてロキが驚愕したな。

 

まぁ、こいつにスタンドを教える義理なんて俺にはない

 

俺はレイピアでロキに斬りかかろうとした。

その時だった。

 

 

ジョシュア『っ!てめぇら!伏せろ!』

 

 

俺は四人に向けて叫ぶ。

 

それと同時に無数の光の槍、雷光、滅びの魔力、聖なるオーラがロキとフェンリルに襲いかかった。

その攻撃が放たれた方向を確認すると、オカ研メンバーにアザゼル、バラキエルさん、ロスヴァイセさんにオーディンの爺さんが駆けつけてくれていた。

 

皆の登場でロキ達の動きも止まり、三人と戦闘を行っていたヘルもロキのところに合流していた。

 

アザゼルとバラキエルさんが黒い翼を羽ばたかせて、俺の横に寄って来た。

 

アザゼル『すまん、遅くなった。アーシア、ジョジョを治療してやってくれ!』

 

アーシア『はい!ミッテルトさん、イッセーさんを!』

 

ミッテルト『はいっす!』

 

俺はミッテルトに抱えられ、アーシアの元に運ばれた。

今のアーシアなら遠距離からの治療も可能だけど、一旦俺を後退させる意味もあるんだろうな。

 

アザゼルが怒気を含んだ声で言う。

 

アザゼル『よう、ロキ。よくも俺の生徒をやってくれたな。おまえがここに来た目的は聞かなくても分かってる。オーディンの爺さんの首だろ?』

 

ロキ『これはこれは堕天使の総督殿。いかにも。我の目的はオーディンの首。他の神話勢と和議を結ぼうなどと愚かな考えを持つ主神を粛清しに来たのだ。貴殿らにも我が粛清を受けてもらおう』

 

アザゼル『そのためにフェンリルまで呼ぶとはな。しかも人間界に。正気の沙汰とは思えんね』

 

ロキ『我は目的のためなら手段は選ばん。オーディンよ、今一度だけ聞く!まだこのような愚かなことを続けるおつもりか!』

 

ロキはオーディンの爺さんの方に視線を移して尋ねる。

 

爺さんはリアス達の前に立ち、顎の長い白髭をさすりながら言った。

 

オーディン『そうじゃよ。少なくともお主らよりもサーゼクスやアザゼルと話していたほうが万倍も楽しいわい。だいたいのぉ、黄昏の先にあるのは終末。つまりは滅びじゃ。それを自ら引き起こそうとするなど、それこそ愚かな行為じゃと思わんか?』

 

それを聞いたロキのオーラが変質した。

明らかな殺意が爺さんへと向けられる。

 

ロキ『了解した。……………我は止まらん。ここで貴様を殺し、黄昏を行うとしよう。いかにオーディンがいるとはいえ、フェンリルがいては前に出てこれまい』

 

その言葉に同調するように、ヘルとフェンリルからも凄まじいプレッシャーが放たれる。

 

ロキとヘルはともかくフェンリルがヤバすぎる。

 

だか………一度、戦ってみて分かった。

あいつはこの場にいるメンバーだけじゃ止められない。

 

ライダーの力が無かったらな

 

 

すると―――――

 

 

ヴァーリ『悪いが、ジョジョ先輩をやらせる訳にはいかないな』

 

 

俺達の前に白い鎧が舞い降りる。

 

 

ヴァーリ『やぁ、ジョジョ先輩。無事か?』

 

ジョシュア『ヴァーリ!?』

 

俺達の前に現れたのは白龍皇であり仮面ライダーファイズの資格を持っているヴァーリだった

 

ウルフ『つか、よくその出血で動けるな』

 

横から灰色の狼の怪人、ウルフオルフェノクこと乾巧だった。

 

ジョシュア『うるせーよ。今にも倒れそうなんだよ、俺は。もう少し気遣え』

 

ミッテルトとアーシアの治療で傷は塞がりつつあるとは言え、流した血の量は多い。

今にも気を失いそうだ。

 

俺がそう言うと乾は皮肉を言う

 

ウルフ『そんなこと言う元気があるんなら、気遣う必要もないと思うぜ?』

 

この野郎

先輩ライダーじゃなかったらぶっ倒してたぞ

 

つか、そんなことよりも何でこいつらがここにいるんだ?

 

ロキ『―――――!白龍皇か!』

 

ロキがヴァーリの登場に嬉々として笑んだ。

 

ヴァーリ『始めましてだな。悪神ロキ殿。俺はヴァーリ・ルシファー。―――――貴殿を屠りに来た』

 

ロキ『白龍皇が人間の味方をするか』

 

ヴァーリ『俺はバトルマニアではあるが平和に行きたいのでね』

 

ヴァーリの答えにロキは口の端を吊り上げる。

 

ロキ『ふはははははは!なるほど!実に面白い!まさか二天龍が人間の味方をするとは!!――――今日は引き下がるとしよう』

 

ロキがそう言うとヘルが尋ねた。

 

ヘル『よろしいのですか?』

 

ロキ『流石に白龍皇まで来られてはこちらも不利だ。赤龍帝もいる。この場は一時退くとする……それにこちらにはあの二人もいる……』

 

ロキがマントを翻すと、空間が歪みだし、ロキとヘル、フェンリルを包み込んだ。

 

ロキ『だが、この国の神々との会談の日! またお邪魔させてもらう!オーディンよ、次こそはその喉笛を噛みきってみせよう!』

 

そう言い残すと、ロキ達は姿を消した。

それを確認したと同時に俺も意識を失った。

 

 

 

 

 

 

気づくと、俺はラビットハウスの部屋で横になっていた。

 

あー、失血で気を失ったのか。

 

ミサ『気が付いた?』

 

声がした方を見ると、ミサとアーシア、小猫がいて俺を治療してくれているところだった。

温かい緑色のオーラが俺を包み、腹部の痛みを消してくれていた。

小猫も俺の体に手を当てて気の巡りを良くしてくれている。

自然治癒能力を高めてくれているんだ。

 

ジョシュア『三人とも、ありがとう。俺はもう大丈夫だ』

 

俺は上体を起こして三人にお礼を言う。

すると、六人程、涙ぐんでいた

 

ココア『もう!心配したんだから!』

 

リゼ『ジョジョ!良かった!』

 

小猫『・・・・・先輩、無茶しないでください』

 

そして

ガバッと三人が抱きついてきた。

 

あははは・・・・・

また心配かけちまったな。

俺って毎回同じことを繰り返しているような気がする。

 

俺は三人の頭を撫でてやる。

 

ジョシュア『心配かけてごめんな』

 

さて、俺のケガも治ったことだし、あいつにも礼を言わないとな。

 

俺は三人を連れてラビットハウスを出た。

 

向かった場所は駒王学園旧校舎の前にある小さな広場だった。

夜間のため、人の気配はない。

それでも、念のためだろう、周囲には何やら結界が張られていた。

 

リアス達が集まっている場所に歩を進める。

そこには部長や先生、オーディンの爺さん以外にもメンバーがいた。

 

ヴァーリと乾がいた。

 

俺に気付いたヴァーリが声をかけてきた。

 

ヴァーリ『気が付いたか、ジョジョ先輩。傷の具合はどうだ?』

 

ジョシュア『ああ。お陰さまで今は完全に塞がっている。ありがとな、ヴァーリ。あの時、おまえが来てくれなかったら誰かが死んでいた』

 

ヴァーリ『気にするな。言っただろう?俺は平和にいきたいと』

 

ヴァーリは笑みを浮かべながらそう返してくる。

 

 

まぁ、何にしてもヴァーリのお陰で助かったのも事実だ。

素直に感謝するしかねぇな。

 

アザゼルがヴァーリに声をかける。

 

アザゼル『ジョジョの無事も確認できたことだし、話を戻すぞ。ヴァーリ、なぜ戻ってきた?』

 

ヴァーリ『心配するなアザゼル。そちらに害を及ぼす気はないさ』

 

アザゼル『答えになってないぞ』

 

アザゼルの言葉にヴァーリは苦笑する。

そして、俺達を見渡してから言った。

 

ヴァーリ『そちらはオーディンの会談を成功させるために、何としてでもロキを撃退したい。そうだろう?』

 

その問いにアザゼルが答える。

 

アザゼル『ああ、そうだ。だが、このメンバーだけではロキとヘル、そしてフェンリルを退けるのは至難の技だ。禍の団のテロ活動のせいで、どこの勢力も大騒ぎ。とてもじゃないが、こちらにこれ以上人員を割くことは出来ん』

 

ヴァーリ『だろうな』

 

しかも相手は神クラス。

面倒なんてレベルじゃないぞ。

 

アザゼル『それで?おまえはこの後、どうするつもりなんだ?おまえがロキ達を倒すのか?』

 

アザゼルの問いにヴァーリは肩をすくめる。

 

ヴァーリ『そうしたいところだが、今の俺にやつらを同時に相手するのは不可能だ。フェンリルだけでも厄介だと言うのに』

 

まぁ、そうだろうな。

いくらヴァーリが強いと言ってもあのレベルを相手にするのはな・・・・・

 

俺が万全の状態だったとしても無理だ。

一人一人のレベルが高すぎる。

 

 

ヴァーリ『―――――だが、二天龍が手を組めばそれも不可能じゃない』

 

 

その言葉にこの場にいる全員が驚愕した

まぁそうだろうな

 

ジョシュア『それに、仮面ライダーの力は絶大だ。油断は出来ねぇが、倒せない相手じゃない』

 

そして、俺達は

ヴァーリと乾、

そしてオカルト研究部はロキへの対策として、とある伝説を甦らせる事になった

 

 

しかし、俺達はまだ気が付かなかった……

 

この後に起こる悲劇を……



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イッセー、散る

獅音side

 

俺は白音に会うために

ある場所に行くことを決めた

 

獅音『さて、行くとするか……』

 

しかし、後ろから銃をつけられる

 

獅音『……なんの真似だ?』

 

イゴール『あなたの目的は何ですか?』

 

獅音『………ロキの抹殺』

 

イゴール『!?』

 

俺は気弾をいつでも放てるように臨戦態勢を取る

 

獅音sideout

 

ナレーションside

 

イッセーと小猫はある場所に来ていた

 

それは、超SSS級はぐれ悪魔・獅音の話を聞くためであった

 

何故、話を聞くことになったかと言うと

小猫が覚悟を決めたからである

 

イッセー『ここで間違いないの?』

 

小猫『………』

 

イッセー達が待っていると…獅音がやって来た

 

獅音『……待たせたな』

 

小猫『話を聞かせてください』

 

獅音『俺は……ロキを潰すため、内部に潜り込もうと考えた…だが、甘かった…奴は俺を見逃す条件として、主を殺すことを要求した』

 

小猫『どうしてそんな要求を!?』

 

獅音『仕方がなかった!俺がやらなくとも、いずれは奴等がやった……だから…お前らの命だけでも助けるために……』

 

小猫『……私たちの命の為……?』

 

獅音『それからも…この地位まで上り詰めるために、罪を重ねた……』

 

イッセー『話は聞いた。あんたをぶっ飛ばすのにはちょうどいい理由だ!』

 

イッセーは魔力弾を獅音に放つ

 

獅音『俺の罪は俺の命で償う!だがそれは、ロキを倒し、この世界を救ってからだ!』

 

小猫『ッ!兄様……』

 

イッセー『うるせぇ!今ここで償え!』

 

小猫『イッセー先輩!』

 

イッセー『離してくれ!小猫ちゃん!』

 

すると上からトカゲみたいな怪人が降ってきた

 

獅音『こいつは!』

 

トカゲの怪人は小猫を吹っ飛ばしたあとイッセーに向かった

 

イッセー『っち!』

 

そこに獅音が割って入ってきた

 

獅音『行くぞ、白音』

 

小猫は獅音についていってしまった

 

しかし、イッセーはトカゲの怪人に行く手を阻まれてしまう

 

 

イッセー『ぶっ飛べ!』

[Boost!]

 

イッセーは特大の魔力弾を放ち、トカゲの怪人をぶっ飛ばす

 

そして、イッセーはジョジョ達にも連絡を入れる

 

ナレーションsideout

 

小猫side

 

獅音『♪~♪~』

 

兄様は口笛を吹いていました

 

それはとても懐かしい……

昔、兄様が口ずさんでいた曲でした

 

小猫『少年よ、旅立つのなら、晴れた日に胸を張って……昔のままですね……』

 

 

獅音『姿はこんな風になってしまったがな……どうだ?俺と一緒に戦わないか?この世界を救うために』

 

小猫『……私はオカルト研究部の一員……兄様と一緒には行けません……』

 

獅音『……そうだったな……今やお前も…仮面ライダーの一人だ……兄として誇らしい…』

 

小猫『兄様!』

 

獅音『……今は何をしているんだ?』

 

小猫『今は……伝説を甦らせようと3つのアイコンを探しています』

 

獅音『そうか……なるほどな……』

 

すると、地面から先程のトカゲが出てきました

 

小猫『さっきの!こんなところにまで!』

 

獅音『大丈夫だ、戦う必要はない』

 

小猫『え?』

 

一瞬でした

私は近くに吹っ飛ばされてしまいました

 

小猫『兄様、何を……』

 

獅音『ふっ………ははは!べらべらと大事な事を喋って、愉快だな……』

 

小猫『どういう事ですか……』

 

獅音『お人好しなお前は…俺に騙されたんだよ』

 

小猫sideout

 

ジョシュアside

 

俺は、イッセーの連絡を受け

 

オカルト研究部のメンバー全員で駆けつけていた

 

ジョシュア『イッセー!』

 

イッセー『先輩!待ってました!小猫ちゃんの居場所は?』

 

カザリ『メダルの反応から見て、ここからさほど遠くない所にいるね』

 

絋汰『ナイス!』

 

あぁ、でも……簡単にはいかせてくれないわな……

 

俺達の目の前に奴が現れた

 

イゴール『今から行っても遅いですよ?』

 

ジョシュア『んじゃ、やっぱりてめぇらは!』

 

イゴール『やはり、あの人は食えないお人です』

 

やっぱり組んでやがったか!

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

小猫は素手でトカゲの怪人と戦っていた

 

小猫『それが兄様の本心ですか!じゃあ!この世界を救いたいというのは……!』

 

獅音『ふふふ……嘘に決まってるだろ?』

 

獅音はそのまま、膝蹴りを食らわせ、小猫の首を掴み、トカゲの怪人に投げ飛ばす

 

獅音『俺はこの手で世界を掴む。弱い奴が死のうが俺には関係無い……たとえそれが血を分けた兄妹だとしてもな!』

 

一方で、獅音の計画を知ったジョジョ達は

 

イゴール『獅音はそういう御方です』

 

ジョシュア『……正義がねぇ……心がねぇ……てめぇら、ぜってぇ許さねぇ!変身!』

[レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

ジョジョの変身音と共に戦闘を開始した

 

そして、小猫も変身する

 

小猫『変身!』

[タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

 

ジョジョ達の戦闘はまさに数の暴力と言う形だった

 

木場『イッセー君!君は小猫ちゃんの所に‼』

 

イッセー『おう!』

 

イッセーは小猫の所に向かった

 

リアス『ジョジョ!貴方も行って‼』

 

ジョシュア『了解!』

 

そして、ジョジョとイッセーは小猫の所に向かった

 

 

 

 

 

 

小猫『兄様ぁぁぁあああ!』

 

獅音『ふん!』

 

小猫は獅音に攻撃するも、反撃を許してしまう

 

イッセー『小猫ちゃん!』

 

ジョシュア『小猫!』

 

イッセーは獅音に向かっていった

 

ジョシュア『おい!イッセー!』

 

イッセー『はぁ!』

 

獅音『っ!兄妹の時間を邪魔しないでもらいたいね!』

 

イッセーは獅音に反撃されてしまう

 

獅音『やれ』

 

トカゲの怪人はイッセーに向かっていくが、ジョジョが立ちはだかる

 

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

小猫とイッセーの戦いも徐々に激しくなっていく

 

イッセー『はっ!』

 

小猫『はぁ!』

 

獅音『貴様らにはロキを倒すのは無理だ!伝説とやらは俺が使ってやる!』

 

イッセー『あんた!何でその事を!』

 

獅音『ふっ……兄想いの妹が教えてくれたんだよ……なぁ?』

 

小猫『っ!はぁぁぁ!』

 

獅音は掌打で距離を置き、蹴りで二人をぶっ飛ばす

 

「「うわぁぁぁ!」」

 

そして、変身を強制的に解除されてしまった

 

一方、リアス達も決着をつけようとしていた

 

アーシア『はぁ!』

 

アーシアがリアスの背中を利用し、アクロバティックな動きで相手を翻弄する

 

[hurricane!please!フーフー!フーフーフー!]

 

アーシアはそのまま、相手の頭上を通りすぎてしまう

 

 

アーシア『まだまだです!』

 

そのまま、風の力を利用し、斬撃をイゴール達に食らわせる

 

リアス『ナイスよ!アーシア!』

 

しかし、リアスがアーシアの肩に手を置くと、アーシアはバランスを崩してしまう

 

アーシア『はううぅ!』

 

リアス『大丈夫?しっかりしなさい……行くわよ!』

 

[シャモナ シューティング シェイクハンズ!シャモナ シューティング シェイクハンズ!]

 

[final attack ride!]

 

「「シスターズクラッシュ!」」

 

[チョーイイネ!シューティングストライク!サイコー!]

[b・b・b・brasst!]

 

二人が必殺技を決める直前、イゴールは仲間二人を盾にする

 

イゴール『こんな所では死ねませんねぇ』

 

そして、仲間二人が爆発した

 

イゴール『ではまた』

 

イゴールはその場を離れる

 

一方、小猫たちは……

 

獅音『どうだ?実の兄に裏切られた気分は?悔しいか?悲しいか?……最高だな!』

 

小猫『………イッセー先輩……アンク達の言うとおりです……私は…自分が思ってる以上に…甘い女です……』

 

イッセー『なに言ってんだよ…』

 

小猫『ねぇ……兄様…私はどこかで、兄様は裏切らないって信じてました……私には……私には兄様と姉様しかいなかったから!……これが絶望です……私を…殺してください……獅音……』

 

獅音『……ああ、可愛い妹の頼みを、叶えてやる……』

 

獅音ははゆっくり、蹴りの構えを取る

そして、波紋を練る

 

獅音『あの世に送ってやる』

 

イッセー『小猫ちゃん!』

 

しかし、イッセーがそれをかばう

 

イッセーが小猫を押し、小猫のいた場所にイッセーが立ち、獅音の蹴りを食らう

 

他のメンバーも駆けつけるが、時すでに遅し

 

イッセーはその場に倒れこんだ

 

小猫『あ、ああ、い、イッセー先ぱぁぁぁい!』

 

小猫はイッセーの近くまで走る

 

小猫『どうして……どうして私なんかを庇って……っ!…私はっ!』

 

イッセー『おお、バカ野郎……兄貴がいねぇとか……言うなよ……俺達が、いるじゃんか……小猫ちゃん…』

 

イッセーはそのまま……息を引き取った……

 

 

小猫『………』

 

獅音『……今日の所はその男に免じて退いてやる、次に会うときを楽しみにしてるぞ』

 

獅音はその場を去る

 

小猫『う、うぅ、うあああぁぁぁあああ!獅音んんん!』

 

オカルト研究部のメンバーは部室に戻ることになった

 

仗助『……俺のクレイジーダイヤモンドの能力でも無理っす……』

 

ジョシュア『DIOのザ・ワールド・オーバーヘブンは発動出来ないし……』

 

朱乃『そんな……』

 

小猫『っ!………』

 

小猫は部屋を出ようとする

 

ジョシュア『小猫、どこに行く気だ?』

 

小猫『決まってます!獅音の所です!』

 

リアス『貴方には別に頼みたいことがあるわ、イッセーの遺体を……アザゼル先生のラボに運んで頂戴』

 

小猫『部長!』

 

リアス『頭を冷やしなさい‼』

 

小猫『っ!』

 

リアス『貴方が冷静さを失い、イッセーがこうなってしまった……それを胸に刻んでおきなさい』

 

小猫は……イッセーをアザゼルのラボに運ぶことになり

 

そして、小猫はしばらくラボに籠る事になった……



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小猫の悲劇

俺は今、リアスの別荘に来ていた

 

何でって?

話し合いをするのに全員入るスペースが別荘以外になかったからだ

 

ジョシュア『んで?具体的にはどうするんだ?』

 

アザゼル『あぁ、それに関しては詳しい奴に聞く』

 

詳しい奴?

 

そー言えば

タンニーンもティアもいるし

ドラゴン関係のやつか?

 

俺達は別室に案内された

 

アザゼル『アーシア、匙、ヴァーリは魔方陣の上に立ってくれ……っと……イッセーの所は……』

 

ジョシュア『俺がやる』

 

俺はドライバーを召喚する

 

ジョシュア『変身』

[カイガン!龍騎!周りはライバル!始まるサバイバル!]

 

指示通りに魔方陣の上に立つ俺達

 

それに続いてタンニーンとティアも魔方陣の上に立つ

 

すると、足元の魔方陣が光る

 

俺が赤、ヴァーリが白

アーシアが銀、匙が黒

タンニーンが紫、ティアが青といった具合で

 

しばらくして、魔方陣の上に映像が現れた

 

……東洋龍タイプか……しかもデカイ……

 

???『ぐごごご……ぐごごご……』

 

ね、寝てるのか?

 

タンニーン『案の定、寝ているな。おい、起きろ、ミドガルズオルム』

 

タンニーンが話しかける。

 

しかし、

 

『・・・・・・・ぐごごごごごごごごごごごごご・・・・・・』

 

返ってくるのはデカイいびきだけ。

 

熟睡中だな。

 

タンニーン『おい、ミドガルズオルム!起きんか!』

 

おおっ

 

タンニーンがキレた。

 

その怒鳴り声を聞いて、ようやく目の前のドラゴンは目を開けた。

 

ミドカルズ『………ん? おぉ、タンニーンじゃないか。久し振りだねぇ』

 

なんともゆっくりな口調だな。

 

ミドカルズ『…………アルビオン、ティアマットまでいる。………それにファーブニルと………ヴリトラも…………? どうしたんだい? もしかして、世界の終末なのかい?』

 

タンニーン『いや、違う。今日はおまえに訊きたいことがあってこの場に意識のみを呼び寄せたのだ。それで訊きたいこというのは―――』

 

ミドカルズ『・・・・・ぐごごごごごごごごごごごごご・・・・・・ずぴー・・・・・・』

 

ミドカルズオルムとか言う奴が再びいびきをかき始めた! 

ダメだ、このドラゴン!

話出来ないじゃん!

 

ティア『ミドガルズオルムは…………。まぁ、なんと言うか…………。一言で言えば、ただのグータラ野郎だな。しかし………まったく、こいつは…………。変わらんな………』

 

グータラ野郎?

どういうこと?

 

俺が怪訝な表情をしているとタンニーンが教えてくれた。

 

タンニーン『あやつは基本的には動かん。世界に動き出すものの一匹だからな。使命が来るその時まで眠りについているのだ。最後に会ったのは数百年前だが、世界の終わりまで深海で寝て過ごすと言って、そのまま海の底へと潜ってしまった。それ以来あやつとは会っていない』

 

ティアが説明してくれた

どこか諦めを含めて

 

ヴァーリなんて苦笑してるぞ。

 

タンニーン『寝るな!どれだけ寝れば気がすむんだ、おまえは!』

 

再度、怒鳴るタンニーン。

 

ミドガルズオルムも大木な目を再び開ける。

 

ミドカルズ『……………タンニーンはいつも怒ってるなぁ…………。それで僕に訊きたいことって?』

 

タンニーン『聞きたいことは他でもない。おまえの父と兄、姉について訊きたい』

 

タンニーンがそう訊く。

 

なんで、ミドガルズオルムの家族について訊いてんだ?

つーか、このドラゴンに兄姉がいたのな。

 

怪訝に思う俺に気づいたのか、ティアが解説してくれた。

 

ティア『ミドガルズオルムは元来、ロキが作り出したドラゴンでな。強大な力を持っているんだが、見ての通りこの性格だ。北欧の神々もこの性格には困り果ててな。結局は海の底で眠るように促したのだ。せめて、世界の終末が来たときには何かしら働けと言ってな』

 

ジョシュア『何かしらって…………。それで良いのかよ…………』

 

ティア『まぁ、既に北欧の神々もこいつには何も期待してないだろうがな』

 

ティアは苦笑しながら言う。

 

ひ、ひどい話だ…………。

残念すぎるぜ、ミドガルズオルム!

 

タンニーンの質問にミドガルズオルムが答える。

 

ミドカルズ『ダディとワンワンとお姉ちゃんのことかぁ。いいよぉ。あの三人にはこれといって思い入れはないしぃ………。あ、タンニーン、一つだけ聞かせてよぉ』

 

タンニーン『なんだ?』

 

ミドカルズ『ドライグはぁ?いないのぉ?』

 

ミドカルズオルムは辺りを見ながら言ってきた。

 

タンニーン『………ああ、いない。ドライグは瀕死の重体だからな……』

 

ミドカルズ『そっかぁ……わかったぁ……あ、家族のことはねぇ…ワンワンが一番厄介だねぇ。只でさえ強いのに、噛まれたら死んじゃうことが多いからねぇ。でも、弱点はあるんだぁ。ドワーフが作った魔法の鎖、グレイプニルで捕らえることができるよぉ。それで足は止められるねぇ』

 

タンニーン『………オーディンから貰った情報では、グレイプニルではフェンリルは抑えることが出来なかったそうでな。それでおまえから更なる秘策を得ようと思っているのだ』

 

ミドカルズ『なるほどねぇ…………。ダディったらワンワンを強化したのかなぁ? なら北欧に住むダークエルフに協力してもらって、鎖を強化してもらえばいいんじゃない?確か長老がドワーフの加工品に宿った魔法を強化する術を知ってるはずぅ』

 

へぇ。

こっちの世界にもエルフっているんだ。

 

アザゼルがヴァーリの方を指さす。

 

アザゼル『そのダークエルフが住む位置情報を白龍皇に送ってくれ。この手の類のことはヴァーリの方が詳しい』

 

ミドカルズ『はいは~い』

 

ヴァーリが情報を捉え、口にする。

 

ヴァーリ『―――把握した。アザゼル、立体映像で世界地図を展開してくれ』

 

先生がケータイを開いて操作すると、画面から世界地図が宙へ映写される。

ヴァーリがとある場所を指差し、アザゼルがその情報を仲間に送り出した。

 

連絡を終えたアザゼルが言う。

 

アザゼル『よし。フェンリルについてはとりあえず良しとしよう。残るはロキとヘルか…………』

 

ミドカルズ『ダディとお姉ちゃんかぁ・・・・・。二人とも魔法が上手だし、お姉ちゃんなんかヘルヘイムの魔物やら死人を呼び出せるから面倒だよぉ。呼び出せる数は千じゃそこらじゃないからねぇ』

 

マジかよ………。

ヘルの方も相当に厄介じゃねぇか。

こちらは数が限られている分、呼び出されたらかなりキツいぞ。

 

アザゼルも顎に手をやり、むぅと唸っていた。

 

アザゼル『恐らく呼び出す魔物の一匹一匹はそこまで強くないだろうが、数でこられるとマズイな』

 

ミドカルズオルム『多くの魔物を呼び出す時にはお姉ちゃんの動きが止まるから、そこを攻撃すればいいんじゃないかなぁ』

 

アザゼル『なるほどな。それは良いことを聞いた。ではロキの方はどうだ?』

 

ミドカルズ『そうだねぇ。ダディは魔法だけじゃなくて剣を用いた格闘戦もできるからねぇ』

 

そうなんだよなぁ。

ロキの野郎、魔法も出来て格闘戦までこなせるからチートなんだよ。

レーヴァテインなんて剣まで持ってるし。

 

ミドカルズ『ダディを倒すとしたら結局は正攻法しかないかなぁ。そうだねぇ、ミョルニルでも撃ち込めばなんとかなるんじゃないかなぁ』

 

ミドガルズオルムの話を聞いて、先生は考え込む。

 

アザゼル『やっぱりミョルニルか・・・・・。ミョルニルは使う事になった』

 

ミドカルズ『そっかぁ……、じゃあ、本物を借りれなかったらさっきのダークエルフに頼んでごらんよぉ。ミョルニルのレプリカをオーディンから預かってたはずぅ』

 

アザゼル『物知りで助かるよ、ミドガルズオルム』

 

アザゼルは苦笑しながら礼を言う。

 

本当に物知りだよな、このドラゴン。

実は龍王と呼ばれるのはこの辺りから来てるんじゃないだろうか・・・・・。

 

ミドカルズ『いやいや。たまにはこういうのも楽しいよ。・・・・・ふはぁぁぁぁぁ・・・そろそろ僕も眠くなって来たから、また今度ね・・・・・・・』

 

大きなあくびをするミドガルズオルム。

少しずつ映像が途切れてきた。

 

タンニーン『ああ、起こしてすまなかった』

 

おっさんの礼にミドガルズオルムは少し笑んだ。

 

ミドカルズ『いいさ。また何かあったら起こしてよ』

 

それだけ言い残すと、映像は完全に消えてしまった。

 

うーん、ミドガルズオルムか。

悪いやつではないんだけど、変なドラゴンだったな。

 

とにもかくにも、ミドガルズオルムから得た情報を基に俺達は動き出すこととなった。

 

 

話が大体決まり

 

俺達は別荘のリビングに戻ってきた

 

するとリアスが駆け寄ってきた

 

リアス『どうだった?』

 

ジョシュア『なんと言うか……話自体は決まった…やっぱり俺の想定通り、ミョルニルが話の鍵だな』

 

リアス『そう……それと……イッセーの容態は……?』

 

そう…イッセーが死んだあと、俺はラボに行ってイッセーを甦らせた

ゴーストスペシャル魂でザ・ワールド・オーバーヘブンの能力を使って……

 

だが、イッセーが目を覚ますことはなく、未だ意識を取り戻すことはない

 

いわゆる、植物状態と言うやつだ

 

今も、ラボで治療している

 

リアス『そう……』

 

今も小猫が居てやってるが……

あれはみてられなかった……

 

ジョシュア『……バカな真似しねぇといいけどな……』

 

リアス『そうね……』

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

小猫はある決意を決めた

 

小猫『………部長……ジョジョ先輩……すいません……』

 

そして、小猫はラボから姿を消した……



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兄との再開その2

超久々投稿です!

しばらく忙しくて投稿できませんでしたが、これからまた投稿していくのでよろしくお願いいたします!


俺達はアザゼルからある情報を聞いた

 

リアス『そんなっ!』

 

木場『数の暴力としか言いようがない……』

 

その情報は俺に取っても驚くものだった

 

何でも、ロボットのような兵団がこちらに向かってきているとのことだ

 

映像を見せてもらったが

 

あれは間違いない……

 

昔見た映画「妖怪大戦争」に出てきた機怪と言うロボットだ

 

でも……あれは確か色んな形があるけど

この機怪達は統一して骸骨だ

 

 

まぁ、そんな事より

このままじゃあ駆王地区が危ねぇ

 

その考えは同じなのか

ジョースターズとその支配者達と俺は別荘から出ようとする

 

朱乃『何処へ行くのですか!?』

 

ジョシュア『決まってんだろ!片っ端から潰す!』

 

アザゼル『それじゃあ間に合わねぇよ』

 

徐輪『でも!こうやって見てるだけじゃ!』

 

アザゼル『今は奴の復活と、鎖の強化を急ぐべきだ……まずはヴァーリと共にダークエルフの村に行ってくれ』

 

ジョシュア『ちっ!わーったよ!』

 

俺達はダークエルフのいる村に行くことになった

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

ジョジョとリアス、朱乃、ジャイロ、ヴァーリは転移魔方陣でダークエルフがいる村、キールに来ていた

 

ジョシュア『しょうがねぇ、とっとと強化してもらうか!』

 

「「「「おう!」」」」

 

一方で、リアスの別荘では

 

仗助『なっ!小猫がいなくなった?』

 

レイナーレ『思い詰めた感じだったから心配で……』

 

アザゼル『わかった……気に掛けておく…イッセーの様子は?』

 

レイナーレ『まだ、意識が……』

 

アザゼル『そうか……動きがあれば、報告してくれ』

 

レイナーレ『了解です』

 

レイナーレは通信を切る

 

徐輪『小猫ちゃん……心配ね』

 

アザゼル『………』

 

その一方で、キールでは

 

ジャイロ『ニョホ!俺のお宝センサーがビンビンだぜ!』

 

ヴァーリ『探そう』

 

すると、ジャイロの足とヴァーリの身体に蔦が巻き付けられ、そのまま吊るされる

 

ジャイロ『うぉ!なんだこりゃ!』

 

ヴァーリ『しまった!』

 

二人はある方向を見ると人影がある

 

「「うわぁぁぁ!」」

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

ん?何か聞こえたような……?小鳥か

 

俺達が探してるアイコンは3つ、

一つ目は幻アイコン、二つ目は皇アイコン、三つ目が獣アイコンだ

 

3つの内

幻アイコン、獣アイコンはアザゼルが持っている……

てか持ってたの隠してやがった

 

残るは皇アイコンだけだ

 

すると、目の前に岩の怪人が無理やり、人々達を働かせていた

 

朱乃『無理矢理働かせてるみたいですわ』

 

 

オメーガ『このオメーガ様のために立派な石像を作れ!ははは!』

 

やれやれ

 

ジョシュア『まずは助けるか』

 

「「「変身!」」」

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

[kamenride!ディケイド!]

 

ジョシュア『オラァ!』

 

朱乃『はっ!』

 

リアス『はぁ!大丈夫?』

 

オメーガ『貴様ら!何をする!』

 

俺はオメーガの近くまで走る

 

ジョシュア『イケメンにしてやるよ!イミテイトストッカー!シルバー・チャリオッツ!』

 

俺はレイピアでオメーガの顔を削る

 

オメーガ『うぉ!うわぁぁぁ!オメメパッチリぃぃぃ!』

 

朱乃『あら、いいではありませんか!これであなたも』

 

「「モテモテだぁ!」」

 

オメーガ『俺の顔にぃ!うがぁぁ!』

 

ジョシュア『おっとあぶねぇ!』

 

オメーガ『削らないで欲しいガァ!』

 

ジョシュア『だったらぶった斬ってやる!』

 

オメーガ『それも嫌だぁぁぁあああ!』

 

オメーガは逃げていった

 

するとさっきの人々達に感謝された

 

んじゃついでにっと

 

ジョシュア『俺達、こんなの探してるんだけど……?』

 

俺は人々にアイコンを見せる

すると………

 

長老『確か森の奥に秘密の宝が眠っておると聞いたことがあるが……』

 

ジョシュア『よし!なら早速!』

 

長老『森に入ってはならん!』

 

ジョシュア『うお、何でだよ?』

 

長老『恐ろしい森の精霊に襲われるぞ?確か……』

 

俺達はその場から森に向かう

 

長老『ワシの友達の祖父の父の……あれ?』

 

そして、森に入る

 

ジョシュア『村の人の話だと、この辺りなんだけどな……』

 

リアス『ジョジョ!あれ!』

 

見るとジャイロとヴァーリが吊るされていた

 

ヴァーリ『ううん!ううん!(危ない‼危ない‼)』

 

ジョシュア『は?』

 

すると俺達の身体に蔦が巻き付く!

 

ダークエルフ『森を荒らす不届き者め!』

 

ジョシュア『おい!ちょっと待てよ!』

 

ダークエルフ『この森に近づく者は妾が許さぬ!』

 

ジョシュア『わからず屋だなぁ!』

 

俺はシルバーチャリオッツで四人の蔦を切る

 

ダークエルフ『何!?』

 

ジョシュア『備えあれば憂いなしってな!』

 

俺はダークエルフの近くまで走るが

手に持っていた杖で追い払われる

 

俺は思わずそれを掴んでしまった

 

ダークエルフ『っ!離せ!』

 

ジョシュア『話を聞いてくれ!ロキを倒すのに皇アイコンが必要なんだ!』

 

ダークエルフ『なぜそれを知っている!尚更生かしては置けん!』

 

ヴァーリ『落ち着け‼俺達は………』

 

俺とダークエルフは同時にヴァーリに振り向く

 

ダークエルフ『っ!はぁぁん!なんじゃ!イケメンではないか!』

 

ヴァーリ『………へ?』

 

朱乃『………え?』

 

ジョシュア『は?』

 

ダークエルフ『ホレホレ!こっちに参れ!』

 

ヴァーリが困惑していると

 

ダークエルフ『………そっちが来ぬなら…こうじゃ!』

 

瞬間移動してヴァーリに抱きついた!

 

ジョシュア『……えぇ~……』

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

一方で、オメーガはと言うと

 

オメーガ『はぁ……こんな顔になっちまったなぁ……なぁ!ぶっちゃけ、前の顔とどっちがいい?』

 

と言うことを聞いていた

 

すると部下達は困惑するも、いい感じと言うことを伝えた

 

オメーガ『本当か!』

 

しかし、オメーガの頭上には獅音がいた

 

獅音『この街の統制者か?』

 

オメーガ『ん?誰だお前は?』

 

獅音『探し物をしている。案内しろ』

 

獅音もまた、皇アイコンを探していた

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

ダークエルフ『妾はダークエルフのエリス。さっきは見苦しい所を見せた……許せ!そして忘れろ!』

 

うわぁ……理不尽……

 

ジョシュア『なぁ、皇アイコンの事を教えてくれ』

 

エリス『ふん!誰がお前なんぞに』

 

ヴァーリ『そこをなんとか出来ないのか?』

 

エリス『うん!いいよ!教えてあげる!』

 

「「「えぇぇぇ!」」」

 

ジョシュア『何で対応が違うんだよ!』

 

エリス『妾はイケメンが好きなんじゃ!』(ドヤァ)

 

めっちゃドヤ顔して言われてもなぁ……

 

ジャイロ『ちーす!俺もイケメンだぜ?君かわうぃーね!』

 

エリス『………土に還れ……』

 

ジャイロ『グスン………』

 

ジャイロェ………

 

エリス『妾はある人の命によりはるか昔より、この皇アイコンの守人をしておる…』

 

エリスは杖から皇アイコンを見せてくれた

 

エリス『これを託してくれた者がいっていた……「いつの日か……幻の皇を必要とする者たちが現れるその日まで、この皇アイコンを守り抜け」とな』

 

ジョシュア『じゃあお前はそのアイコンを守らなくていい‼俺達がその皇を必要とする者たちだ!』

 

エリス『妾が待っているのは救世主様じゃ!』

 

朱乃『その皇アイコンがあれば、3つのアイコンが揃い、王様が復活するのですが……』

 

エリス『では残り二つを見せてみろ』

 

ヴァーリ『ココには無い』

 

エリス『では、いくらソナタがイケメンでも、信じることは出来ん!帰れ帰れ!』

 

くそっ!やっぱ、持って来るしかないのか………

 

そう考えていると

エリスの持っていた杖が壊され中にあったアイコンが盗られた!

 

しかもあの気弾は!

 

獅音『王様か……俄然欲しくなってきた』

 

ジョシュア『獅音!』

 

ヴァーリ『こんな所にまで!』

 

獅音『こいつはいただいていくぞ?』

 

ジョシュア『そいつを返せ!』

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

[kamenride!ディケイド!]

 

[Vanishing Dragon! Balance Breaker!]

 

俺とリアス、朱乃は仮面ライダーに

 

ヴァーリは自身の禁手

 

ジャイロはスタンドを出す

 

オメーガ『おめぇら!さっきはよくもぉ!』

 

ジョシュア『命燃やすぜ!』

 

俺達は獅音とオメーガに向かって走る

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

一方、別荘では

木場とアーシアの二人だけとなったいた

 

そこに小猫がやって来ていた

 

アーシア『小猫ちゃん!』

 

木場『大丈夫?みんな心配してたよ?』

 

小猫はおもむろに、幻アイコンと獣アイコンを取る

 

木場『小猫ちゃん?それはどうする気だい?』

 

小猫は近づいてきた二人に掌打を打つ

 

すると二人は倒れてしまった

 

木場『小猫ちゃん……!何を……!』

 

小猫はオーズドライバーを置いて、その場を立ち去る

 

小猫が立ち去った後

すぐにアザゼルがやって来た

 

アザゼル『っ!木場!アーシア!大丈夫か!?』

 

アザゼルはすぐに小猫の仕業だとわかった

 

アザゼル『小猫……』

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

朱乃とリアス、ヴァーリ、ジャイロはオメーガの相手を

 

俺は獅音の相手をしていた

 

獅音『俺の強さを忘れたか?』

 

ジョシュア『忘れてねぇよ!てめェが小猫騙して、イッセーを殺したってことはなぁ!』

 

獅音『仲間の敵討ちか……ふん、甘い奴だ……仲間など、利用するための道具に過ぎん』

 

すると獅音はオメーガに気弾を放つ

すると、オメーガは自我を失う

 

リアス『そんな!自分の仲間に!?』

 

獅音『さぁ、この村の住人を皆殺しにしろ』

 

オメーガは頷くとそのまま、村の方に行く

 

ヴァーリ『貴様は心がない!俺でもわかるぞ!』

 

ジョシュア『お前らはあいつを止めてくれ!』

 

リアス『わかったわ!』

 

リアス達はオメーガの元に走っていった

 

エリス『待て!皇アイコンを取り戻すのが先だ!』

 

ジョシュア『ほっとけるわけねぇだろ!それに……俺一人でも十分だ!』

 

俺はガンガンセイバーで斬りかかるが全てかわされる

 

ジョシュア『てめェ……王様復活させてどうする気だ!』

 

獅音『……ロキとオーディン殺し、北欧神話を支配した後、全世界を支配する!強いものが支配するのは当然だろ?』

 

ジョシュア『うわっ!』

 

俺は獅音の攻撃を受け、ぶっ飛ぶ

 

ジョシュア『この世界はお前のもんじゃねぇ!みんなのもんだ!』

[一発闘魂!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い起つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴーファイ!]

 

ジョシュア『バーニングラッシュ!』

 

俺は腕に炎を纏わせ、ラッシュを繰り出す

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

最後の一発で獅音もぶっ飛び、その拍子に皇アイコンを落とした

 

獅音『しまった!』

 

ジョシュア『よし!』

 

獅音『……仕方ない』

 

獅音は気でエリスを人質に取る

 

ジョシュア『エリス!』

 

獅音『動くな!そいつを渡せば、この女の命は助けてやる』

 

この野郎!

 

ジョシュア『どこまで卑怯な奴だ!』

 

エリス『妾の命はどうでもよい!早くアイコンを持って逃げろ!』

 

ジョシュア『……わかった。エリスと交換だ』

 

エリス『なっ!ならん!絶対ならんぞ!』

 

エリスが止めようとするが

辺りに乾いた音が響く

 

エリス『っ!』

 

獅音がエリスを平手打ちをしたんだ

 

ジョシュア『っ!』

 

獅音『いいだろう』

 

俺と獅音は同時に人質交換をする

 

その際、獅音はエリスに攻撃を加えようとしたが

スタンドで相殺した

 

獅音『また会おう』

 

そして獅音は何処かへ消えた

 

俺も変身を解除する

 

エリス『……なぜ皇アイコンを渡したっ!妾の長年の苦労が水の泡では無いかっ!そなたが仲間を追わせていなければ!』

 

ジョシュア『何いってやがる!アイコンなんかより、てめぇの命の方が重いに決まってんだろ!』

 

エリス『………』

 

ジョシュア『んじゃ、ちょっくらあいつらの助けに行ってくるから大人しくしとけよ!』

 

そして俺はリアス達の元に急ぐ

 

ジョシュアside out

 

リアスside

 

私達は戦闘員達を片っ端から倒していた

 

けどオメーガとか言う奴は未だに倒せていない

 

固すぎないかしら?

 

朱乃『ならば二刀流ですわ!』

 

朱乃が二刀流でオメーガを挟もうとするけど

弾き返されてしまう

 

朱乃『きゃっ!』

 

ジャイロ『まぁ!チョキとグーだったらグーが勝つわな。んじゃリアスちゃん!』

 

[KAMENride!ウィザード!]

[attackride!Defend!]

 

リアス『じゃんけんポン!』

 

私はウィザードの防御魔法

ディフェンドをオメーガに当てる

そして今度はオメーガが弾き飛ばされる

 

ヴァーリ『パーの勝ちだな』

 

リアス『仕上げ行くわよ!』

 

私達はそれぞれの必殺技の体制に入る

 

[final attack ride!ディディディディケイド!]

 

「「「「はぁぁぁ!」」」」

 

オメーガ『ぐっ!ぐあぁぁぁ!』

 

オメーガが爆発し、私達は勝利を納めた

 

 

ジョシュア『あれ?もう終わった?』

 

……ジョジョ……

 

来るのが遅すぎよ……

 

 

リアスsideout

 

ナレーションside

 

獅音は自らのアジトに戻っていた

 

そこにイゴールからの通信が入る

 

獅音『何だ?』

 

イゴール『客人です』

 

獅音『客人だと?』

 

獅音の前に現れたのは小猫だった

 

小猫『アイコンを持ってきました』

 

獅音『………出来のいい妹だ…』







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決着と復活

獅音side

 

俺は白音に呼ばれ

廃墟に来ていた

 

目の前には白音

 

獅音『何の用だ?』

 

小猫『あなたの言葉を信じたいんです』

 

こいつ……

本気で俺が世界を救うと思っているのか?

 

すると白音は俺に箱を投げ渡した

 

恐らく、中には幻アイコンと獣アイコンがあるやつか

 

俺がその箱を拾おうとすると

 

白音は俺に気弾を放った

俺はそれを同じ気弾で相殺する

 

獅音『……何のつもりだ?』

 

小猫『もうこれ以上、今の兄様は見ていられない!』

 

そう言って、白音は俺に殴りかかった

 

俺もそれに応戦する

 

白音を投げ飛ばし、距離を取る

 

小猫『兄様は……私が倒す!』

 

白音は尻尾と猫耳を出す

 

本気……と言うことか

 

白音の攻撃を交わしつつ、動きを止める

 

獅音『大事な仲間はどうした?』

 

小猫『部長達にはこれ以上迷惑を掛けられない!』

 

なるほど……!

 

しばらく戦っているとイゴールが現れた

 

イゴール『手伝いますよ!』

 

獅音『手を出すな!』

 

俺は蹴り技を繰り出し、白音に反撃する

 

獅音『今さら一人で来て、俺に勝てると思ったのか?』

 

小猫『私はもう、オカ研のメンバーではなく、白音としてあなたを倒す!』

 

白音は親指を立て、自分の胸の間に当てた

 

小猫『うぅ!うぁぁぁ!』

 

イゴール『勝てないと知り、自決を選びましたか……』

 

獅音『いや、あれは我が一族の秘術…無限烈覇…自らに気を送り込むことにより、戦闘能力。飛躍的に向上させる術』

 

白音は俺に蹴り技を繰り出すが、

 

俺は全て交わす

 

獅音『その代償は自らの命!』

 

 

そして、白音を柱に押さえつけ

蹴りをお見舞いする

 

小猫『ぐふっ!』

 

獅音『……だが、俺の強さには届かない……』

 

白音はその場で気を失う

 

そして再び、俺はアイコンの入っている箱を拾う

 

獅音『……これで王は俺の物だ!ふふ、ふはははは!』

 

しかし、光弾が俺の手に当たる

 

獅音『っ!』

 

また奴等か!

 

獅音side out

 

ジョシュアside

 

俺たちはキールから帰路に立っていた

 

その道中、アザゼルからの連絡が入った

 

ジョシュア『どうした?』

 

アザゼル『小猫が消えた』

 

ジョシュア『はぁ!?』

 

アザゼル『恐らく、一人で決着をつけるつもりだ。大至急小猫の所に向かってくれ!』

 

ジョシュア『りょーかい!』

 

俺たちは小猫の元に急ぐ

 

そして来てみたら

 

小猫は倒れてるわ

獅音が高笑いしてるわ

イゴールがいるわで

分からなさそうで分かるでもちょっとわからない状況になってる

 

リアス『小猫!どうして一人で!』

 

小猫の奴!もう虫の息じゃねぇか!

 

朱乃『!?小猫ちゃんの頭!』

 

小猫の頭には猫耳がある

 

ジャイロ『何があったんだ!?』

 

小猫『ほっといてください……』

 

ジョシュア『んなことできるわけねぇだろ!』

 

俺たちは思い思いの武器を手に

獅音に仕掛ける

 

だが、イゴールが邪魔しに入った

 

イゴール『させませんよ!』

 

俺たちがイゴールの相手をしていると

 

獅音がアイコンを拾っていた

 

ジャイロ『幻アイコンは渡さん!』

 

ジャイロは鉄球を使って獅音に攻撃する

 

獅音『ちっ!邪魔だ!』

 

ジャイロ『ボール・ブレイカー!』

 

ジャイロはスタンドを使って、獅音を拘束する

 

ジョシュア『ナイスだ!ジャイロ!』

 

獅音『きっ!貴様ぁぁぁ!』

 

獅音はスタンドの拘束を外し、俺とジャイロに気弾を飛ばし、ジャイロの腹に蹴りを当てる

 

ジョシュア『うわっ!』

 

ジャイロ『ぐっ!』

 

小猫『ジャイロさんっ!』

 

獅音『こいつはしばらく預かるぞ』

 

そう言って、獅音は小猫と共に消えていった

 

ジョシュア『ちっ!一旦退くぞ!』

 

俺達はジャイロを連れ、一旦別荘まで戻った

 

アザゼル『ありがとなジャイロ。お陰で獅音に幻アイコンを渡さずに済んだ』

 

ジャイロ『けど小猫が……』

 

沈黙が辺りを包むと除倫達が入ってきた

 

除倫『小猫ちゃんは!?』

 

アザゼル『………ベルトと一緒にこいつが入っていた』

 

アザゼルがテープを再生すると小猫が映し出された

 

小猫『私は……学園を辞めます』

 

ジョシュア『!?』

 

小猫『これ以上、獅音の悪事は見過ごせません……兄様の事は……私がケリを着けます……秘術、無限烈覇は使えば命を失います……私の勝手を許してください……最後に……皆さんに会えてよかったです……』

 

そこでテープは終わっていた

 

ジョニィ『許さない……勝手に死のうとするなんて!絶対に許さない!』

 

ジョニィはそのままラボから出ていった

 

ジャイロ『ジョニィ!』

 

除倫『もうどうしたらいいの……?』

 

ジョシュア『助けるに決まってんだろ!』

 

DIO『しかし、もう小猫は……』

 

ジョシュア『俺達が諦めたらあいつは死ぬ。俺はもう、これ以上誰かが死ぬのは見たくねぇ!』

 

俺の言葉に皆が頷く

 

その直後、地面が大きく揺れる

 

そして映像が流れた

 

獅音『はじめまして、人間界の民よ……間もなくこの世界は滅ぶ、恨むなら悪魔を恨め……悪魔であるリアス・グレモリーが居なければこんなことにはならなかったんだからなぁ……』

 

あの野郎!

 

この期に及んでまだ小猫を堕とす気か!

 

獅音『リアス・グレモリーとその眷属、そしてジョシュア・ジョースター達を俺に引き渡せ。そうすればお前たちは助かる……期待しているぞ』

 

 

そこで通信が切れた

 

アザゼル『奴の狙いは幻アイコンか……』

 

 

ジョシュア『……行くか。これ以上、人に迷惑は掛けられねぇ……』

 

アザゼル『行くしかねぇか』

 

ジョシュアsideout

 

ナレーションside

 

獅音はモニター越しに

人間達を見ていた

 

獅音『フフフ、見ろ。自分たちの命欲しさに守ってくれる者も差し出す……人間とは醜いものだ……』

 

小猫『兄様は……なぜ強さを求めたんですか……』

 

獅音『愚問だな……強さがあれば欲しい物は全て手に入る』

 

小猫『そうじゃありません……あの頃……弱かった私をいつも助けてくれたのは兄様と姉様でした……』

 

小猫は過去の事を思い出していた

 

小猫『兄様は私を守るために強くなっていきました……でもその強さは次第に歪んでいって……私が弱いばかりに……』

 

獅音『勘違いするな……俺は自分の為に強さを手に入れた……最初からお前などに興味は無い』

 

小猫『……優しかった……あの頃の兄様はもういない……』

 

獅音『あぁ……もう戻れない……俺も…お前も…』

 

獅音は自らの気を小猫に注入する

 

小猫『ぐっ!うぁぁぁあああ!』

 

獅音『せめてその命……俺のために使え…』

 

ナレーションsideout

 

ジョシュアside

 

一方

駆王学園では

 

学生達による暴動が起こっていた

 

絋汰『やめろ皆!恥ずかしくねぇのかよ!リアスはお前らの事を守ってんだぞ!』

 

 

生徒『うるせぇ!あいつが来たからこんなことになってんだろ!』

 

生徒『この学園から出ていけ!』

 

ジョシュア『絋汰……もういい。行こうぜ』

 

絋汰『……』

 

俺と絋汰、リアス眷属は暴動の中を進む

 

生徒の何人かは石を投げてきた……

 

その一つがギャスパーに当たりそうになるのを俺が受け止める

 

もういい……もう我慢出来ねぇ!

 

おれは投げられた石を自分の足元に投げつける‼

 

ジョシュア『この世界は俺達が救ってやる!てめぇらは黙って隠れてろ!』

 

暴動を起こしていた生徒はほとんど黙り混むが、まだ一部の生徒がグチグチ言ってやがる

 

もう一度脅かそうとしたその時

 

松田『お前らいい加減にしろよ!』

 

元浜『誰のお陰でこの学園で平和に授業受けられてると思ってんだ!』

 

桐生『黙ってジョシュア先輩の指示に従いなさい‼』

 

「「「じゃないと……」」」

 

桐生『男子全員のナニを数値化して暴露するわよ』

 

元浜『俺は女子全員のスリーサイズを暴露してやる‼』

 

松田『俺の新聞になっ!』

 

そこで完全に黙った

 

桐生『さぁ、ジョシュア先輩。』

 

元浜『行ってきて下さい』

 

松田『あんな奴!軽くぶっ飛ばして下さいよ!』

 

ジョシュア『……ははは!わかったよ。後は任せろ』

 

そして俺達はその場を後にし、獅音のいる場所に向かう

 

獅音『来たか……ちゃんとアイコンは持ってきたんだろうな?』

 

ジョシュア『あぁ!』

 

獅音『ならば寄越せ』

 

除倫『はぁ?あんたに渡すわけないでしょ!』

 

承太郎『不味い飯を食わされて金を払う客なんていねぇぜ!』

 

ジョシュア『……どうせ、渡しても世界を滅ぼすつもりなんだろ?』

 

獅音『……ハハハ…その通りだ…それで?どうする?』

 

ジョシュア『決まってんだろ。命燃やしててめぇを潰す‼』

 

俺はドライバーを召喚する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『行くぜ、イッセー……変身!』

 

[カイガン!龍騎!周りはライバル!始まるサバイバル!]

 

承太郎『スタープラチナ!』

 

除輪『ストーンフリー!』

 

[orange!]

 

絋汰『変身!』

 

[rockon!ソイヤ!オレンジアームズ!花道!onステージ!]

 

リアス『変身!』

 

[kamenride!ディケイド!]

 

ジョシュア『あのロボット達が邪魔だな……リアス以外はあのロボット達を潰して来い』

 

ゼノヴィア『あぁ!任された!』

 

そしてリアス眷属とジョースターズはロボット達に向かっていく

 

そして俺とリアスは二人で獅音に挑む

 

ジョシュア『小猫はどうしたぁ!』

 

獅音『そんなに会いたければ会わせてやる!』

 

ジョシュア『なんだと!?』

 

すると横から小猫が飛び出してきた

 

間一髪、避けたものの

攻撃の余波が俺達に来る

 

リアス『きゃっ!』

 

ジョシュア『うぉっ!』

 

小猫『フーッ……!フーッ……!』

 

リアス『……小猫…?』

 

小猫がこちらを睨むように見ている

 

そして小猫の顔には紫色の線がいくつも入っていた

 

あれが波紋?

 

いや、波紋は人を完全に操るなんて芸当は出来ないはず……

 

じゃあ獅音が目覚めたのは?

 

………まさか!

 

 

俺が考えをまとめてる間に小猫は再び俺達に攻撃を仕掛けてきた

 

ジョシュア『ぐぁっ!』

 

リアス『やめなさい‼小猫!私よ!わからないの!?』

 

獅音『無駄だ、そいつには波紋を流した』

 

ジョシュア『獅音……てめぇ!』

 

獅音『自ら死を選んだのはそいつだ』

 

 

そして俺達は小猫に手も足も出ずに一方的に攻撃を受け続けていた

 

獅音『どうだ?昨日まで仲間だった奴にやられる気分は?』

 

ジョシュア『はっ!てめぇにやられるよかよっぽど気分がいいぜ!』

 

そう挑発すると獅音は俺の腹を殴り、ヘッドロックをかける

 

獅音『そうか』

 

獅音は止めに入ったリアスに蹴りをいれ、再び俺を殴る

 

獅音『ならば貴様をやるのは後だ』

 

俺は獅音に投げ飛ばされる

 

獅音『白音』

 

小猫『フーッ……!フーッ……!』

 

リアス『小猫……ッ!』

 

ジョシュア『やめろぉぉぉおおお!』

 

小猫は容赦なく、リアスに攻撃を浴びせる

 

そして強制変身解除にまで陥る

 

リアス『うっ!……ぐぅ……!』

 

ジョシュア『リアス!』

 

俺はガンガンセイバーを持ってリアスを助けようとするが

 

獅音に阻まれる

 

獅音『目の前で弱い者が死に行く様を見ているがいい』

 

そして小猫は気弾をリアスに向け、放つ

 

しかし、リアスに当たることは無かった

 

当たる直前にリアスがかわしたのだ

 

リアス『私は……弱くなんか無い!守る物だってある……助けてくれる仲間や眷属がいる!悪魔だって戦えるわ!あなたなんかよりよっぽど強いわ!』

 

獅音『………』

 

ジョシュア『よく言ったリアス!オーズの力を使え!』

 

リアス『ええ!わかったわ!』

[kamenride!オーズ!]

[formride!ブラカワニ!]

 

リアスがブラーンギーと言う笛を吹くと、頭の蛇が小猫に噛みつく

 

小猫『うぐっ!』

 

リアス『目を覚ましなさい‼小猫!私の可愛い下僕』

 

リアスは小猫に入れられた波紋を全て吸いとる事に成功する

無理が祟ったのか、その場に倒れそうになる

 

しかし、小猫がリアスの腕を掴む

 

小猫『……部長……ありがとうございます…』

 

リアス『……小猫……良かった!』

 

リアスは小猫を抱き締める

 

ジョシュア『何一人で抱えてんだ。たまには俺達を頼れ』

 

小猫『……部長や先輩達に迷惑を掛けたくなかったんです……もう、イッセー先輩見たいな事には……』

 

ジョシュア『アイツが聞いたら怒るだろうぜ?「一人で戦わせる為に小猫ちゃんを守った訳じゃない」ってな』

 

小猫『……ごめんなさい』

 

 

ジョシュア『謝る気持ちがあるなら一緒に戦おうぜ?だって俺達はあいつより強ぇからなぁ!』

 

俺はわざと獅音に聞こえるように言った

 

 

小猫『兄様……決着をつけましょう』

 

獅音『ふん……何人で来ようがお前が弱いことには変わりはない』

 

小猫『でも仲間が居ます。だから私達は……兄様より強い!行きましょう!』

 

ジョシュア『おう!』

 

リアス『えぇ!』

 

[一発闘魂!アーイ!バッチミナー!闘魂!カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い起つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴーファイ!]

 

[kamenride!ディケイド!]

 

[タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

 

ジョシュア『英霊の魂を繋ぐ者!仮面ライダーゴースト!』

 

リアス『全てを破壊し、全てを繋ぐ!仮面ライダーディケイド!』

 

小猫『仮面ライダーオーズ!欲しいものはこの手で掴みます!』

 

「「「うぉぉぉおおお!」」」

 

俺達は獅音に斬撃を食らわせたる

 

小猫『確かに兄様は強いです。でも1人です!私には仲間がいる!』

 

[scanning charge!]

 

小猫『オーズバッシュ!』

 

[final attackride!S・S・S・Slash!]

 

リアス『ディケイドスラッシュ!』

 

[ダイカイガン!ガンガンミナー!オメガドライブ!]

 

ジョシュア『アサルトセイバーレイス!』

 

獅音は最初の一撃こそ受け止めるも

二撃、三撃目は受けきれなかった

 

獅音『ウグッ!……この俺が…負けるのか…?……そんな事…許されるはずがない!!!貴様らぁ……許さんぞぉぉぉ!』

 

獅音はこれでもかと波紋を俺達に飛ばす

 

つーか波紋ってこんな技だったか!?

 

ジョシュア『うぁぁぁ!』

 

リアス『キャァァァ!』

 

小猫『うぐぅぅ!』

 

波紋は確かに飛ばせる

ただし、花や草といった生命に込めなければ波紋は流れない!

 

槍や剣に波紋を流すのなら直接触れなければ流れないはず!

 

……まさかこいつの波紋は波紋じゃない波紋じゃない(・・・・)……?

 

小猫『まだです!はぁぁぁ!っ!くぅっ!(こんな時に!)』

 

獅音『無限烈覇の後遺症が自らを蝕み始めたか』

 

小猫『この命尽きる前に兄様を倒します!』

 

俺達三人は獅音に突撃するが

獅音の蹴り技で強制変身解除にまで追いやられる

 

ジョシュア『ぐぁ!』

 

リアス『くっ!』

 

小猫『ガハッ!』

 

獅音『トドメだ!』

 

獅音は俺達に先程の蹴り技を使おうと走り始める

 

獅音『死ねっ!』

 

[strikevent]

 

炎の塊が俺達と獅音の間に着弾する

 

今の技は!

 

イッセー『お待たせしました!』

 

ジョシュア『イッセー!』

 

ドラグレッダー『おいおい、なんだその様は兄貴と決着付けるんじゃなかったのか?』

 

小猫『死んでたのは誰なんですか……』

 

ドライグ『お前を庇って死んだんだ』

 

小猫『そういうのが迷惑なんです』

 

イッセー『きつい事を言える元気があって良かったよ。じゃあ、小猫ちゃんの過去にケリを着けよう!』

 

「「「「変身!」」」」

 

[kamenride!ディケイド!]

 

[ライオン!トラ!チーター!ラタラタ!ラトラーター!]

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

そして俺達は今までにないコンビネーションで獅音に攻撃を仕掛ける

 

小猫『はぁっ!』

 

獅音『ぬぅぅ!』

 

小猫『兄様ぁぁぁ!』

 

獅音『白音ぇぇぇ!』

 

二人は距離を取る

 

小猫がもう一撃仕掛けようとするが無限烈覇の後遺症が小猫に隙を作ってしまう

 

そこに獅音が蹴りを入れる

 

獅音『終わりだ!』

 

獅音は槍で小猫にトドメを刺そうとするが

 

その瞬間

イッセーの召喚したドラグセイバーが小猫の手元まで飛んだ

 

イッセー『行けぇ!小猫ちゃん!』

 

小猫『はぁぁぁ!』

 

獅音『ぐっ!ぐぁ……』

 

しばらくの静寂の後、小猫の変身が解かれ

 

獅音が倒れた

 

リアス『終わったの?』

 

小猫『兄様!』

 

獅音『白音……強くなったなぁ……』

 

小猫『守るもの手に入れましたから……昔の兄様見たいに……』

 

獅音『俺は……守るものを捨て…強さに魅入られた……白音……トドメを刺してくれ…』

 

小猫『兄様……っ!うぐぅぅ!!』

 

苦しみだす小猫

 

獅音『死ぬな!お前には守るべきものがある!』

 

獅音は掌を小猫の腹部に当てる

 

獅音『逆・深仙脈疾走!』

 

獅音は小猫に流れていた波紋らしきものを自身に取り込んだ

 

苦しんでいた小猫は回復したものの

 

小猫の苦痛がそのまま獅音に上乗せされる

 

獅音『ウグッ!うぉぉぉおおお!』

 

小猫『に、兄様…?』

 

獅音『死ぬのは俺だけでいい…!お前…この世界を守り続けろ…!…仲間と一緒にな…』

 

獅音は眼魂を小猫に手渡す

 

そして震える手で小猫を撫でる

 

獅音『……いい仲間を持ったな…』

 

小猫『はいっ!最高の仲間です!』

 

俺はどうにかこいつを助けてやれないか考えていた

 

しかし

 

ロキ『所詮はその程度か』

 

ジョシュア『てめぇ!』

 

獅音『…ロキ…か…』

 

ロキ『負け犬に用はない……魔王の妹とその眷属と共に消えろ』

 

ロキは単純な魔力の塊を撃ってきた

 

しかもデケェ!

 

俺のスタンドで押さえられるかどうかだ!

 

でもやるしかねぇ!

 

俺が前に出ようとしたその時

 

獅音が魔力の塊を止める

 

獅音『ここは俺に任せろ!』

 

小猫『でも兄様は!?』

 

獅音『……いいから行けぇ!』

 

ジョシュア『小猫!しっかりしろ!』

 

俺は獅音の覚悟を汲み、その場を後にする

 

獅音『……最期に…お前を守れて良かった……』

 

……獅音……

 

あんたの死は無駄にはしねぇ!

 

イッセー『でもどうやって王様を復活させるんですか?』

 

ジョシュア『確かに……マコトとアランがいてくれりゃ…なんとかなるんだがな……』

 

イッセー『あ、それなら!連絡すれば!』

 

ジョシュア『いや、今からなら時間がない……どうすりゃ……』

 

マコト『間に合うさ!』

 

アラン『俺達が来たからな』

 

ジョシュア『マコト!アラン!何でここに?』

 

マコト『嫌な気配を感じて来てみたんだが……』

 

アラン『塔城の決着はついた後みたいだったからな』

 

ジョシュア『でも丁度いい!お前ら!これをセットしてくれ!』

 

マコト『わかった!』

 

アラン『任せろ!』

 

俺はマコトに獣アイコン、アランに皇アイコンを渡してドライバーにセットする

 

 

[カイガン!ファントム!]

 

[カイガン!ビースト!]

 

[テンガン!キング!]

 

 

……ドライバーのメロディーが止まった……?

 

中途半端なメロディーが鳴った直後

 

地震が発生する

 

ジョシュア『なんだこりゃ!』

 

マコト『急に揺れだした!?』

 

ジョシュア『お前ら!何かに捕まれ!』

 

俺達は近くにあった物に捕まる

 

しばらく揺れた後、火山弾が一つ、俺達の近くに落ちて来た

 

イッセー『な、なんだ?』

 

リアス『火山弾……?』

 

何で火山弾が?富士山でも噴火したのか?

 

その時、アザゼルから連絡が入った

 

アザゼル『お前ら!無事だったか…!』

 

ジョシュア『どうしたんだ?』

 

アザゼル『お前らの目の前にデカイ岩が無いか?』

 

ジョシュア『あるけど……それが?富士山でも噴火したのか?』

 

アザゼル『そいつはそんな近場から来たもんじゃねぇ……その岩はイタリアから来たんだ』

 

……はぁ!?

 

イタリアァ!?

 

何でそんな所から!?

 

アザゼル『ついさっき、エトナ山が少し噴火してな……火山弾が飛び出てきたんだが……少し、ヤバい気配がするんだよ……』

 

ヤバい……気配?

 

すると目の前の火山弾にヒビが入った

 

そこからとてつもないプレッシャーが俺達を襲う

 

リアス『ッ!な、なんなの?この気配はッ!』

 

イッセー『あ、足の震えが止まんねぇ…ッ!』

 

小猫『うッ!…気配が大きすぎて吐きそうです……』

 

マコト『何なんだ!この気配は!』

 

アラン『この火山弾から……?』

 

すると岩が砕けて中から人が出てきた

 

こいつは一体……何者なんだよ!



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幻獣の皇

な、何者なんだ

 

こいつは……!

 

特徴としては金髪に木場以上に整った顔、そしてサイラオーグのように筋肉質な体

 

???『……ん?封印が解けた…?』

 

な、何言ってんだ…?

 

???『…お前らか?俺の封印を解いたのは……』

 

冷や汗が止まらねぇ……ッ!

 

ジョシュア『だ、だとしたら…?』

 

???『そうか……』

 

金髪の男は俺達の元にやってくる

 

俺達はその場から動けずにいた

 

???『お前達……』

 

冷や汗が滝のように流れているのがわかる

 

かなりやべぇ!

 

???『ありがとう!俺を復活させてくれて!』

 

………は?

 

???『でも俺のいた世界とは違うんだよなぁ……でもこいつらに解いてもらったしなぁ……』

 

 

ジョシュア『いやいやいやいやいやいや!待て待て待て待て!訳が分からねぇ!』

 

???『ん?あぁ!そーいやまだ自己紹介がまだだったな!俺の名はアグル・テュポエース!伝説の戦士「八剣帝」のリーダーで幻獣の王だ!』

 

ん?八剣帝?幻獣の王?

 

リアス『八剣帝?聞いたことないわ』

 

アグル『え?あぁ……世界が違うと伝説も無いのか……そうだよな…』

 

イッセー『あなたはその剣帝?のリーダーなのか?』

 

アグル『あぁ!伝承じゃあテュポーンやテュポエウスとか言われてる』

 

リアス『テュポーンですって!?』

 

テュポーンの名を聞いた瞬間、リアスが戦闘体制に入る

 

ジョシュア『リアス!お前何か知ってるのか!?』

 

リアス『テュポーンは……ギリシャ勢力の怪物よ!』

 

アグル『そいつは違う…確かにこの世界のテュポーンは怪物らしいが…俺は平行世界から来たテュポーンだ』

 

リアス『……確かに……見た目は大きく無いし…私の知ってるテュポーンは巨人だし……』

 

そう話していると、アグルと名乗った男はゼノヴィア達が戦ってる場所を見る

 

アグル『…なーるほど…』

 

ジョシュア『?』

 

アグル『あの、青髪で緑のメッシュが入った聖剣持った娘とあの鎧武者と……ありゃ召喚獣か?金のチェーン付けてる男とお団子頭の女、赤い騎士と緑のチャイナ戦士、白い鎧武者もか……』

 

ジョシュア『何言ってんだ?』

 

アグル『あいつら以外を倒せば少しは静かになるな…』

 

そう言って、アグルは剣を召喚する

 

アグル『久々に暴れるか!』

 

そしてアグルは機怪軍団のど真ん中に突っ込む

 

そして

 

アグル『今、テレパシーで直接脳に話しかけてる。今、この戦場でこの声聞こえた奴は空飛ぶか伏せろ。危ないからな』

 

その場にいた全員がヤバいと思い

 

その場にいなかった俺達も伏せた程ヤバい気配を発した

 

しばらくして……

 

俺が顔を上げると機怪達が全滅していた

 

あの一瞬で?

 

アグル『ふぃ~、久々過ぎてあんまり威力出せなかったなぁ……』

 

はぁ⁉

あれだけ居た機怪達を一撃で全滅させておいて威力が低い!?

 

アグル『使徒も召喚出来ないし……まぁいいか』

 

アグルは俺達の元に戻って来た

 

アグル『いやぁ悪いな!復活して間もないから威力が低くて』

 

ジョシュア『いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!あれで威力低いのかよ!バカか!?』

 

アグル『む!バカとはなんだ!バカとは!』

 

ジョシュア『味方がかわすのが遅かったら巻き込まれて死んでた威力だぞ!』

 

アグル『それはない』

 

ジョシュア『はぁ!?』

 

アグル『俺は味方らしい気配は全て察知した。そこから伏せたか上空へ逃げたかは少し気配を見ればわかる。何より俺は味方らしい気配が全員俺の技の射程範囲外にいることを確認してから放った』

 

なっ!

あの一瞬で見極めたのか!?

 

アグル『だが……一番厄介な気配がまだ残っている』

 

リアス『まさか!ロキの気配まで分かると言うの!?』

 

アグル『あんなに殺気出してたら国と国、いや、魔界と天界位離れてても分かるぜ』

 

ジョシュア『だったら今からロキを!』

 

アグル『そいつは無理な話だ』

 

小猫『な、なぜですか!?』

 

アグル『今、そいつはこの場にはいない、俺が遠く離れた場所に飛ばした』

 

ジョシュア『クッソ!待つしかねぇのかよ!』

 

アグル『…………』

 

スッパァァン!

 

と周りに乾いた音が響いた

 

ジョシュア『痛ったァァァ!何すんだよ!』

 

アグルが俺の背中を叩いたのだ

 

マジで痛いんだけど!?

 

どこぞの死刑囚の鞭打より痛いんだけど!?

 

アグル『どうだ?少しは落ち着いたか?』

 

ジョシュア『!?』

 

そうか、こいつは俺を落ち着かせる為に叩いたのか!

 

ジョシュア『………わりぃ』

 

アグル『いや、いい』

 

ジョシュア『あんたは俺達の味方でいいんだよな?』

 

アグル『もちろん』

 

ジョシュア『なら家来るか?』

 

アグル『!いいのか!』

 

ジョシュア『もちろん‼』

 

俺はアグルを家に招くことにした

 

ジョシュア『ここが俺の家だ』

 

アグル『おぉ~!広い家だな!』

 

俺の家はジオティクスさんに建て直してもらったんだ

 

気を使わなくていいって言ったのに……

 

ジョシュア『まぁ、くつろいでくれ』

 

アグルはソファーに正座した

 

ジョシュア『………そんなかしこまるなよ…』

 

アグル『ん?日本ではセイザと言うのが普通なのでは?』

 

ジョシュア『いや、今の日本人もそんなに正座しねぇよ』

 

アグル『マジで!?じゃあ、働かせ過ぎて天岩戸とかに閉じ籠らないのか!?』

 

ジョシュア『いや、いつの話だよ。てかそれ神話の話じゃねぇか』

 

アグル『じゃあ、もうサムライやニンジャはいないのか!』

 

ジョシュア『いない……かな?』

 

アグル『ohMyegod!』

 

ジョシュア『………魂だけならサムライとニンジャは見せてやることも出来なくもない』

 

アグル『ホントか!』

 

うぉ、すごい食い付き

 

ジョシュア『あぁ、ちょっと待ってろ』

 

俺はムサシ、ベンケイ、ゴエモン、ノブナガ、ついでにヒミコを召喚する

 

ムサシ『お初にお目にかかる!某!宮本武蔵と申す!』

 

ベンケイ『拙僧、武蔵坊弁慶と申す!』

 

ゴエモン『俺ァ!あ、五右衛門よぉ!』

 

ノブナガ『余は第六天魔王、織田信長ぞ』

 

ヒミコ『はじめまして、卑弥呼です』

 

 

アグル『oh!Japanese!サムライ!……ニンジャは?』

 

俺は五右衛門を指差す

 

アグル『oh……Japanese…カブキ……』

 

ジョシュア『しばらく談笑でもしててくれ』

 

俺はコーヒーを入れるため、台所に入ろうとした時、アザゼルから電話が来た

 

 

ジョシュア『どうした?……あぁ、決まったのか…わかった。それは俺から言っておく。なーに!俺は不可能を可能にする男ジョシュア・ジョースターだぜ?任せろって!じゃあな』

 

俺は電話を切る

 

ジョシュア『………アグル…楽しんでるところ悪い……』

 

アグル『………?』

 

ジョシュア『今度、オーディンの爺さんが会談をすることになった、その護衛を依頼したい!』

 

アグル『………わかった』

 

ジョシュア『じゃあ!』

 

アグル『ただし条件がある』

 

ジョシュア『条件?』

 

アグル『恐らく会談の時、ロキがやって来るだろう。お前はロキを倒すための策に俺を加えろ、そしてそこから指揮権を俺にくれ』

 

ジョシュア『なっ!それは…検討してみる……』

 

アグル『あ、後一つ条件がある』

 

ジョシュア『……聞こう』

 

アグル『その戦い、誰一人死なないことだ』

 

ジョシュア『……わかった』

 

俺はアグルの条件を受け入れた



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約束

翌日の朝、朝食を済ませた俺達はリアスの別荘の大広間にいた。

 

俺達は一足先に朝食を食べていた

 

 

 

アグル『んん~!中々美味だったよ。リアス・グレモリー』

 

リアス『お褒め頂き光栄だわ……』

 

 

 

アグルの褒め言葉にリアスは複雑そうな顔だ。

 

まぁ気持ちは分かる

とか考えていたら、アザゼルとヴァーリがやってきた。

 

 

 

アザゼル『ほいよ、ミョルニルのレプリカだ。……しっかしあのクソジジイ、ホントに隠し持ってやがったな』

 

 

 

そう言って渡されたのは何だか日曜大工で使いそうな普通のハンマーだ。

 

違いとしては何か豪華な装飾とかが飾られている位だな。

 

 

 

ロスヴァイセ『オーラを流してみて下さい』

 

 

 

ロスヴァイセさんに言われてイッセーが魔力をハンマーに流すと……

 

 

 

 

 

 

 

カッ!

 

 

 

一瞬の閃光の後に、ハンマーがどんどん大きくなり、最終的には身の丈を越す大きさになった!

 

 

 

アザゼル『おいおい、イッセー、オーラ流しすぎだ。抑えろ抑えろ』

 

イッセー『へ、へい……』

 

 

 

イッセーは言われた通りに魔力のオーラを抑えると、縮小して両手で丁度振るいやすそうなサイズになった。

 

 

アザゼル『レプリカとは言うが、かなり本物に近い力を持っている。本来は神属にしか使えん代物だが、バラキエルの協力で悪魔でも使える様に術式を変更してる。あんまし無闇に振るうなよ?高エネルギーの雷でこの辺一帯が消えるぞ』

 

ジョシュア『なんちゅー物騒な……』

 

 

 

そう言われてこれに譲渡をしたらと考えると…………確かにロキ対策にはもってこいだな。

 

 

 

まぁ効果あるのかは分かんないみてぇだけど。

 

 

 

アグル『うし、作戦の確認だ』

 

 

 

それからはあれやこれやと作戦の確認を改めて行い、この場は一旦お開きになった。

 

 

 

ロキは主に俺とアグル、イッセーとヴァーリ。

 

 

 

フェンリルはグレモリー眷属とソーナ、匙で相手をする。

 

 

 

ヘルは魔法に優れたティアと泊さん、リアス、朱乃の四人。

 

 

 

アグル『さーて、後はそうだな…………匙とか言ったな?』

 

 

 

確認を終えると、アグルが匙を呼んだ。

 

 

 

匙『なんすか?』

 

アグル『お前も作戦で重要な役割がある。ドラゴンの神器もあるみたいだしな』

 

 

 

アグルの一言に匙は驚いていた。

 

 

 

匙『ちょ、待ってくださいよ!お、俺、兵藤や白龍皇みたいなバカげた力ないっすよ!?とてもじゃないけど……つーか、てっきりグレモリー眷属と一緒に戦うだけかと!』

 

 

 

まぁ気持ちは分かるけどな。

 

匙の能力は確かに優秀ではあるが、流石に神様とフェンリル相手には辛すぎる。

 

 

 

アグル『分かってる。だがお前には才能がある』

 

匙『才能……』

 

アグル『その為にはちょいとばかりトレーニングせにゃならんからな。ソーナ…とか言ったな?少しばかりコイツ借りるぞ』

 

ソーナ『構いませんが……どちらまで?』

 

アグル『冥界の堕天使領ーーーーグリゴリの研究施設さ』

 

 

 

あ、あの顔は……。

 

あれだ、地獄の扱きだ。

 

 

 

ヴァーリ『アザゼルのあの顔は……ろくな事はないな』

 

 

 

ヴァーリも知っているのか、溜め息を吐く。

 

 

 

イッセー『匙』

 

匙『な、何だよ兵藤。その無駄に良い笑顔は……』

 

イッセー『まぁ、その何だ……頑張れ☆』

 

匙『は?』

 

アザゼル『よーし、逝くぞ匙ー』

 

 

 

アグルは訳が分からず狼狽える匙の首根っこを掴み、アザゼルは魔方陣を展開する。

 

 

 

匙『え、つまりそう言うことか!?俺死ぬって事か!?』

 

ヴァーリ『匙元士郎。幸運を祈るよ』

 

 

 

あーっと、ヴァーリにまで憐れまれたぞ!

 

匙の明日はどっちだ!?

 

 

 

匙『い、嫌だぁぁぁぁぁ!!!』

 

イミテイト『出してくれ!出してくれよぉ!!』

 

 

 

佐野は止めろイミテイト!!

 

 

 

さよーならー!!

 

 

 

 

 

 

 

こうして、誇り高き一人の男は消えていった…………。

 

 

ジョシュアsideout 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーside

 

 

その後は、各自自室にて思い思いに過ごしていた。

 

俺の部屋には、何故だかヴァーリがいた。

 

 

 

イッセー『…………』

 

ヴァーリ『…………』

 

 

 

俺はゲームを、ヴァーリは何やら本を読んでいた。

 

 

 

イッセー『……何読んでるんだ?』

 

 

 

俺は返事は返ってこないだろうと思いつつ聞いてみた。

 

 

 

ヴァーリ『ん?北欧の術式を纏めた物だよ。まぁ、あればマシ位な物だけどね』

 

 

 

だが以外や以外、ヴァーリは返事を返してくれた。

 

 

 

イッセー『ふーん』

 

ヴァーリ『……よし。一通りは覚えた』

 

イッセー『早っ!?』

 

 

 

今の間で覚えたのかよ!?

 

驚く俺に構わず、ヴァーリは此方に近づいてきた。

 

 

 

ヴァーリ『ふむ、君は何をしてるんだい?』

 

イッセー『あー……この子の攻略してる所』

 

ヴァーリ『このゲージは?』

 

イッセー『好感度。これを上げればエッチできるシステムだよ』

 

ヴァーリ『ほぉ、興味深いな……』

 

 

 

うそん。

 

 

 

アルビオン『どうしてくれるのだドライグ!お前の宿主のせいでヴァーリまでスケベな事に興味を持ってしまったではないか!!』

 

ドライグ『し、知るか!……あ!寧ろさ、年相応な感じになってるから良くね?』

 

アルビオン『良い訳あるかぁぁぁぁぁ!!』

 

 

 

おうおう、二天龍が喧嘩してるぞ!

 

何かゴメンねアルビオン!

 

 

 

ヴァーリ『……俺は今回の共同戦線、楽しみで仕方ない』

 

イッセー『顔に現れてるもんな』

 

 

 

そう、ヴァーリの顔は本当に楽しそうな様子で笑みを浮かべている。

 

……そう言った意味では、コイツには裏がない。

 

 

 

ただ強い奴と戦いたい……ってだけの、打算のない思いが、コイツの原動力なんだな。

 

 

 

ヴァーリ『それに、君との戦いも楽しみだからね』

 

イッセー『へっ……だったらよ。生き残ろうぜ、この戦いをよ』

 

ヴァーリ『勿論だ』

 

 

 

俺とヴァーリは拳を合わせる。

 

 

 

 

 

 

 

アルビオン『……お前の宿主は不思議な男だな、ドライグ』

 

ドライグ『だろ?…………だがな、俺は不思議と気分が良いんだ』

 

アルビオン『……フフ、そうだな』

 

イッセーsideout 

 

 

 

ジョシュアside

 

決戦前の深夜、俺は一人自宅に戻り、夜空を見上げていた。

 

 

 

イミテイト『……どうした相棒』

 

ジョシュア『ん……ちょっとな』

 

 

 

俺は昂る気持ちを落ち着けるべく深呼吸をする。

 

が、それでも落ち着く事はなかった。

 

 

 

ジョシュア『神様と戦う、か……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チノ『緊張してるんですか?』

 

ジョシュア『っ!?』

 

 

 

誰だと思い振り替えると、そこには見知った青髪が。

 

そう、チノだ。

 

 

ジョシュア『あぁ、チノか……ちょっとな…』

 

 

 

チノが隣に腰掛けるのを見て、俺は心中を吐露する。

 

 

 

ジョシュア『俺さ、ちゃんと戦れるか、アイツの言葉に惑わされるんじゃないかって思うと……不安でな』

 

 

 

…………不思議だな。

 

今までは五月蝿いぐらいに高鳴っていた胸が今は静かだ。

 

 

 

それに……こいつの前だと、俺は何も包み隠さずに話せる。

 

俺は改めてこいつが好きなのだと自覚させられた。

 

 

 

チノ『……大丈夫です』

 

 

 

チノは俺の手を握って、そう言った。

 

 

 

チノ『ジョジョさんは迷ったりしないです。もし迷っても、ジョジョさんの目を、イッセーさんや、リアスさん達が覚まさせてくれます』

 

イミテイト『コイツの言うとおりだ相棒。あまり気負うな。お前はお前らしく、仮面ライダーとして、スタンド使いとして戦え。もし迷うなら、そんときは俺のボケでハッキリさせてやるから』

 

 

 

 

 

 

 

…………そうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョシュア『俺は……一人じゃない、その通りだ』

 

 

 

何を迷うことがあるんだ?

 

 

 

俺は誓ったじゃないか、仲間をーーーー守るって。

 

 

 

 

 

ジョシュア『ありがとな。チノ』

 

 

 

俺はチノの頭を撫でる

 

 

 

ジョシュア『………なぁ、チノ』

 

チノ『?』

 

ジョシュア『この戦い……生きて帰ってこれたら、言いたい事があるんだ。だから……それまで待っててくれるか?』

 

チノ『……はい』

 

 

 

 

 

何よりも愛しい彼女の顔は、月に照らされて何時もよりも輝かしかった。



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決戦

ジョシュアside

 

 

 

時刻は深夜。

 

決戦の時刻だ。

 

 

 

俺達は会談が行われるホテルの屋上で待機していた。

 

高層の建物のため屋上ともなるとかなり高い。

 

風もビュービュー吹いてる。

 

 

 

リアスによれば会談ももうすぐ始まるとのこと。

 

つまり、ロキ達もそろそろ現れるということだ。

 

 

 

周囲のビルの屋上にシトリー眷属が配置されていて、いつでも転送できるようにしている。

 

 

 

匙は………まだ到着していない。

 

いまだグリゴリの施設で特訓を受けているみたいだ。

 

本当に大丈夫なのかよ、あいつ……。

 

 

 

この屋上には俺達オカ研メンバー以外にアザゼルの代わりに戦闘に参加するバラキエルさん、鎧姿のロスヴァイセさん、そしてイリナ。

 

 

 

 

 

遙か上空にはティアとタンニーンが宙に浮いている。

 

もちろん人には視認されないよう術をかけている。

 

 

 

リアス『時間よ。会談が始まったわ』

 

 

 

部長の言葉に皆の顔が一層引き締まる。

 

 

 

会談が始まった。

 

 

 

それは、つまり―――――――

 

 

 

ヴァーリ『小細工なしか。恐れ入る』

 

 

 

ヴァーリが苦笑した。

 

 

 

俺も上空の一点を睨む。

 

 

 

 

 

バチッ! バチッ!

 

 

 

 

 

ホテル上空の空間が歪み、大きな穴が開いていく。

 

 

 

そこから姿を現したのはロキ、ヘル、そしてフェンリル。

 

 

 

今回はいきなりフェンリルが出てきたか…………。

 

 

 

そんな俺の考えを見抜いたのか、ロキはニヤッと笑みを浮かべた。

 

 

 

ロキ『何か言いたそうだな、仮面ライダー。フェンリルのことか?』

 

 

 

ジョシュア『まぁな。人間界にそんな危険なやつを何度も連れてくるなんてどうかしてるぜ』

 

 

 

ロキ『赤龍帝と白龍皇以外にも龍王が二人に仮面ライダー。それだけの者達を相手にするのだ。流石の我も本気でいかせてもらうさ』

 

 

 

ジョシュア『なるほどな………。引く気はねぇってことか』

 

 

 

ロキ『当然だ』

 

 

 

ロキがそう答えた瞬間、ホテル一帯を包むように巨大な結界魔法陣が展開された。

 

シトリー眷属が俺達を戦場に転移させるための大型魔法陣を発動させたんだ。

 

 

 

ロキ『ふむ、場所を変えるか。良いだろう』

 

 

 

ロキ達は特に慌てる様子もなく、不敵に笑んで大人しくしていた。

 

 

 

そして、俺達は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が止み、目を開くとそこは大きく開けた土地だった。

 

岩肌ばかりで何もない。

 

 

 

そういえば古い採石跡地だっけ?

 

 

 

戦場を確認した後はリアス達に目をやる。

 

うん、全員いるな。

 

 

 

リアス『逃げないのね』

 

 

 

リアスが皮肉気に言うと、ロキは笑う。

 

 

 

ロキ『逃げる必要などない。どうせ抵抗してくるだろう。それならば貴殿らを潰してからオーディンを殺せばいい』

 

 

 

バラキエル『貴殿は危険な考えにとらわれているな』

 

 

 

バラキエルさんが言う。

 

 

 

ロキ『危険な考えを持ったのはそちらの方だ。各神話の協力など…………。愚かにもほどがある』

 

 

 

バラキエル『やはり、話し合いは無理か』

 

 

 

バラキエルさんは雷光を纏い、背中に十枚もの黒い翼を展開した。

 

 

 

それを見て俺とイッセー、ヴァーリが前に出る。

 

 

 

ヴァーリ『それでは、始めようか』

 

 

 

ジョシュア『ああ。あいつは俺達が止める!』

 

「「「「「変身!」」」」」

 

 

[Vanishing Dragon Balance Breaker!!!!]

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

[drive!type、SPEED!]

 

[ソイヤ!オレンジアームズ!花道!オン、ステージ!]

 

[flame!please!ヒーヒー!ヒーヒーヒー!]

 

[タトバ!タ・ト・バ!タトバ!]

 

[Cyclone!Joker!]

 

[kamen ride!ディケイド!]

 

[ガブ!]

 

[レ.デ.ィ!フ.ィ.ス.ト.ア.ッ.プ!]

 

[sword form!]

 

[HENSIN!cast off!change、beetle!]

 

[turn up]

 

 

白い閃光が戦場を覆う。

 

 

 

俺達はそれぞれの仮面ライダーに変身し、ヴァーリも一切曇りのない純白の全身鎧に身を包んでいた。

 

 

 

それを見てロキが喚起した。

 

 

 

ロキ『これは素晴らしい!二天龍と仮面ライダーが我を倒すために共闘しようというのか!フハハハハ!!!!こんなに心躍ることはないぞ!』

 

 

 

俺達を前にしても笑ってやがるぞ、ロキの野郎………。

 

 

 

ロキはレーヴァテインを呼び出し、柄を握る。

 

 

 

ロキ『さぁ、来るがいい! 赤と白の競演を見せてもらおうではないか!』

 

 

 

こいつ戦闘狂かよ。

 

 

 

まぁ、そんなのはどうでもいい。

 

 

 

俺はこいつをぶちのめすだけだ。

 

先日の借りもあるしな。

 

 

 

ジョシュア『絋汰。お前はティアと一緒にヘルの相手を任せる。泊さん、戦況次第で、皆の回復も頼む。アーシアだけじゃ回復が追い付かないかもしれないからな』

 

 

 

アーシアの回復は凄まじいけれど、今回は相手が相手だ。

 

負傷者が次々に出ることになるだろう。

 

 

 

そうなれば、いくらアーシアでも限界が来る。

 

絋汰『おう!』

 

進ノ介『分かった。皆のことは任せろ』

 

 

 

絋汰と泊さんは頷くと、ティアの隣に立ちヘルと向かい合う。

 

 

 

見ればヘルはすでに魔物を呼び出していた。

 

百はいるか・・・・・。

 

 

 

ヘルは大量の魔物を呼び出すときは動きが止まるとミドガルズオルムが言っていたけど・・・・・・。

 

 

 

どうやら、予想よりも多そうだ。

 

 

 

 

 

ヘル『うふふふ。龍王最強と名高いティアマット様が私の相手をしてくださるとは光栄ですわ』

 

 

 

ティア『ふん。心にもないことを。それに私一人ではない。おまえの相手をするのは私達だ』

 

 

 

ティアがそう言うと、リアス達が前に出た。

 

 

 

そう、ヘルの相手をするのはティアだけじゃない。

 

リアス、朱乃、小猫も加わる。

 

 

 

ヘルはそれを見て見下すように笑う。

 

 

 

ヘル『悪魔と堕天使ごときが私の前に立つなど・・・・・。身の程を知りなさい』

 

 

 

うーむ、性格悪いぜ。

 

 

ティアがリアスに言う。

 

 

 

ティア『・・・・・リアス・グレモリー、おまえ達は魔物共の相手をしろ。私はやつだけで手一杯なんでな』

 

 

 

リアス『分かったわ。朱乃、小猫、いくわよ』

 

 

 

「「了解!」」

 

 

 

リアスの声に頷き、朱乃はライトニングアルティメットに、小猫はトラクローを構える。

 

 

 

そして、魔物との戦闘に突入した。

 

 

 

俺達もいくか。

 

 

 

風を切る音と共にヴァーリが仕掛けた。

 

空中で光の軌道を描きながらロキに迫る!

 

 

 

俺もゴーストの能力で空を飛ぶ!

 

 

 

ロキは笑みを浮かべながら俺たち目掛けて魔法による砲撃を放つ!

 

しかも、結構デカい一撃だ!

 

 

 

イッセー『こんなもん!』

 

 

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

 

 

倍加を一気にさせたイッセーは拳を振りかぶり、迫る砲撃に叩きこむ!

 

 

 

激しい衝突音とともにロキの砲撃が消え去った!

 

 

 

ロキの初撃を避けたヴァーリが北欧魔術を展開する!

 

一つじゃない。

 

ヴァーリの周囲にいくつもの魔法陣が展開されている!

 

 

 

ヴァーリ『こちらのも受けてもらおうか』

 

 

 

斉射した!

 

ロキが放った奴よりも大きい!

 

この採石場を埋め尽くすんじゃねぇかと心配になるくらいの規模だ!

 

 

 

幸い味方は離れた場所で戦闘を行っているから巻き込まれずに済んだ。

 

 

 

攻撃が止んだ後、目の前にあったのは巨大な穴。

 

底が見えないくらいの深さだ。

 

 

 

流石はヴァーリ。

 

開幕早々からとんでもない攻撃を見せてくれるぜ。

 

 

 

だけど………

 

 

 

ロキ『ふはははは!なるほど!良い威力だ!』

 

 

 

ヴァーリの攻撃で生じた爆風が止み、そこにいたのは無傷のまま宙に漂っているロキだ。

 

防御魔法陣がロキを覆うように展開されていた。

 

あれで防いだのだろう。

 

 

 

砲撃はよっぽどタイミングが合わないと軽く防がれるか・・・・。

 

ロキを倒すなら格闘戦が最適か。

 

 

 

ということで、例の秘密兵器を取り出す。

 

俺が腰につけていたミョルニルのレプリカだ。

 

イッセーに渡し、魔力で大きさを変える

 

俺の身長の半分くらいの大きさだ。

 

 

 

ジョシュア『少し重くなるけど全然振れるよな!イッセー!』

 

イッセー『はい!』

 

ロキはイッセーが手にしているのを見て目元をひくつかせていた。

 

 

 

ロキ『・・・・・ミョルニルか。いや、レプリカだな。そのような物を託すなど・・・・・! オーディンめ、それほどまでして・・・・・・!』

 

 

 

ロキのオーラが増し、先程までの静かなものから荒いものへと変化した。

 

オーディンの爺さんがこれを渡したことが許せないといった様子だな。

 

 

 

俺からしたらそんなことはどうでも良い。

 

 

 

イッセーはミョルニルを振り上げ、そのままロキへと迫る!

 

こいつは神をも倒せる雷を放つ!

 

 

 

こいつならどうよ!

 

 

 

ロキはこいつの危険性を知ってるからか、その場から大きく後退した。

 

 

 

空を切り、地面に直撃する。

 

 

 

 

 

ドオオオオオオオオオンッ!!!

 

 

 

 

 

・・・・・あれ?

 

 

 

地面に巨大なクレーターも生まれたし、かなりの威力なのは分かったけど・・・・・

 

 

 

肝心の雷が発生しない!?

 

 

 

予想外のことに戸惑う俺!

 

イッセー『な、なんで!?』

 

イッセーは何度か振ってみるが、ミョルニルはうんともすんとも言わなかった。

 

 

 

えええええええええっ!?

 

 

 

ロキ『ふははははは』

 

 

 

イッセーの情けない姿にロキが笑う!

 

 

 

イッセー『わ、笑ってんじゃねぇよ!』

 

 

ロキ『いやはや、中々に笑えた。しかし、残念だ。その槌は力強く、純粋な心の持ち主にしか扱えない。貴殿には邪な心があるのではないか?』

 

 

 

ま、まさか……

 

 

それって・・・・・・

 

 

 

イッセー『もしかして、俺がスケベだから?』

 

 

 

ロキ『貴殿は女人の体に興味があるのか。ふむ、若さゆえの邪心か』

 

 

 

納得すんな!

 

こっちが悲しくなる! 

 

 

 

ロキ『まぁ、そう気を落とすな。男なら誰でも持つものだ。仕方がないだろう』

 

 

 

なにこの状況!?

 

あいつ、敵に励まされてるよ!

 

 

 

止めて!

 

 

 

あれ・・・・・なんか涙が・・・・・・。

 

 

 

まさか、イッセーのスケベ心がこんなところで足を引っ張るなんて…………。

 

 

 

今日から改心・・・・・・なんてできねぇだろうなぁ

 

イッセーはオーラを流すのを止めてミョルニルをしまう。

 

 

 

イッセー『もういいよ!おまえはミョルニル無しでやってやらぁ!』

 

 

 

イッセーはカードを一枚取り出す

 

あれは!

 

[Survive]

 

イッセーの周囲には炎が上がり、それと同時にイッセーの姿が変化する!

 

 

 

イッセー『仮面ライダー龍騎、禁手!龍騎サバイブ!』

 

 

イッセーが叫ぶとロキはレーヴァテインを正面に構えた。

 

 

 

ロキ『面白い!それではこちらも本格的に攻撃に移るとしよう!』

 

 

 

そして、俺はあのあのスタンドをイッセーに渡す

 

 

 

ジョシュア『イッセー!そいつを使え!』

 

 

 

イッセーはそれをキャッチする。

 

俺がイッセーに投げ渡したのはアヌビス神だ

 

 

 

イッセー『ありがとうございます!ジョジョ先輩!』

 

 

 

イッセーは左手にドラグバイザーツヴァイ、右手にアヌビス神を握り、それをロキに向けた。

 

 

 

イッセー『いくぜ、ロキ!うおおおおおおおっ!!!!』

 

 

『BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBoost!!!!』

 

 

 

サバイブモードになったことで加速した倍加がスタートして、イッセーの力が一気に上がる!

 

 

ロキ『ほう、スタンドか!しかし、そんなものが我がレーヴァテインに通じると思うな!』

 

 

 

 

 

ギィィィィィンッ!!

 

 

 

 

 

俺のアヌビス神とロキのレーヴァテインが激しくぶつかり、火花を散らす!

 

それからイッセーとロキは空中で剣戟の応酬を繰り広げた!

 

互いの剣がぶつかるたびに空気を揺らし、周囲に影響を及ぼす!

 

 

 

ロキ『赤龍帝は剣をも扱えるか!我と対等に打ち合える者に出会えたのは久しぶりだぞ!』

 

 

イッセー『そうかい!』

 

ジョシュア『俺も混ぜろや!』

 

 

 

俺はそう言ってレーヴァテインの柄を蹴り上げる!

 

ロキの懐が空いた!

 

 

 

ここだ!

 

 

 

ジョシュア『うぉぉぉおおお!』

 

 

 

俺はガンガンセイバーをロキの腹部目掛けてフルスイングで振るう!

 

しかし…………ロキに当たる直前、防御魔法陣がロキの前面に展開され、俺の横凪の一撃は防がれた。

 

 

 

ジョシュア『ちっ!』

 

 

 

俺の舌打ちにロキは不敵に笑む。

 

 

 

ロキ『いい線だが、惜しかったな、ジョシュア・ジョースター。だが今ので我を取れると思ったか?』

 

 

 

それを訊いて今度は俺が笑った。

 

 

 

ジョシュア『はっ!てめぇこそそれで防げたと思ってんのか?てめぇの相手は俺じゃねぇ、俺達だぜ?』

 

 

 

その瞬間、ロキの背後に白い閃光が現れる。

 

 

 

ヴァーリ『その通りだ。俺を忘れてもらっては困るな』

 

 

 

ロキ『そうだったな。我の相手は二天龍と仮面ライダーだったな。ならば―――――フェンリル』

 

 

 

ヴァーリの手刀を防御魔法陣をもう一つ展開して防ぎながら、ロキはフェンリルに指示を出す。

 

 

 

今までタンニーンのおっさん達と攻防を繰り広げていたフェンリルがこちらを向き、ヴァーリに襲いかかろうとする。

 

 

 

それを見たバラキエルさんが叫んだ。

 

 

 

バラキエル『今だ!』

 

アーシア『はい!』

 

[bind please]

 

 

アーシアが魔法を使い、周囲に魔法陣が展開して、地面から巨大で太い鎖が出現した。

 

あれが魔法の鎖、グレイプニルだ。

 

 

 

無事に届けられたのは良かったが持ち運びが難しいため、ウィザード独自の領域に仕舞ったんだ。

 

 

 

それをタンニーンのおっさんとバラキエルさん、そしてロキから離れた俺とヴァーリが掴み、フェンリルへと投げつける!

 

 

 

ロキ『ふははははは!無駄だ!グレイプニルの対策など、とうの昔に―――――――』

 

 

 

ロキの嘲笑空しく、エリスによって強化された魔法の鎖は意志を持ったかのようにフェンリルの体に巻きついていく!

 

 

 

 

 

フェンリル『オオオオオオオオオンッ…………』

 

 

 

 

 

フェンリルが苦しそうな悲鳴を辺り一帯に響かせる。

 

 

 

バラキエル『―――――――フェンリル、捕縛完了だ』

 

 

 

バラキエルさんが身動きが出来なくなったフェンリルを見て、そう口にした。

 

 

 

とりあえず、これでフェンリルは封じた。

 

 

 

 

 

絋汰『セイ!ハァァァアアア!!!』

 

ティア『はぁぁぁあああ!!!』

 

 

 

 

 

ティアと絋汰から放たれる嵐のような攻撃がヘルに襲いかかっている。

 

 

 

ヘル『くっ………調子に乗って…………!』

 

 

 

あまりの強烈さにヘルも額に汗をにじませながら防御一辺倒になっているようだ。

 

次々と魔物を呼び出してはいるけど、それらはリアス達の攻撃によって全て滅されていく。

 

 

 

あの調子なら、むこうも何とかなりそうだ。

 

 

 

ヘルはティアと絋汰が抑えてくれているし、フェンリルは油断さえしなければタンニーンのおっさん達がいれば十分に撃破できる。

 

 

 

 

 

 

 

残るは―――――

 

 

 

 

 

 

 

ジョシュア『後はてめぇだけだな、ロキ』

 

 

 

俺はガンガンセイバーの切先をロキに向ける。

 

 

 

少しは焦ると思ったんだけど、ロキは感心するように見てくるだけ、か。

 

 

 

ジョシュア『てめぇ……この状況でまだ余裕があんのか?』

 

 

 

俺が問う。

 

 

 

ロキ『よもやフェンリルをこんなにも早く封じられるとは思わなかったのでな。グレイプニルを強化したのはダークエルフ。そして、そのことを貴殿らに教授したのはあの愚か者だな?』

 

 

 

愚か者………ミドガルズオルムのことを言ってるんだろうな。

 

 

 

ジョシュア『まぁな。あいつには感謝してるぜ。あいつのおかげでこうしてフェンリルを封じられた』

 

 

 

ロキ『だが、我を倒さねば意味は無い』

 

 

 

ジョシュア『倒すさ。これからな!』

 

俺はロキ目掛けて飛翔する!

 

 

 

ロキ『面白い!やって見せろ!』

 

 

 

ロキもそれに応じて、自身の周囲に魔法陣を展開する。

 

そこから現れたのは無数の鎖だった!

 

 

 

またかよ!

 

 

 

あんなもんに気を取られてたら、やられる!

 

 

 

すると、俺とイッセーの背後からものすごいスピードでヴァーリが飛んできた。

 

 

 

ヴァーリ『先輩、兵藤一誠。ロキは一先ず俺が抑えよう。準備しておけ』

 

 

 

それだけ言うと、俺達を追い抜かしヴァーリは単身、ロキに挑んでいった。

 

 

 

あいつ……………

 

 

 

なるほど、そういうことかよ。

 

 

 

ヴァーリの思考を読み取った俺は立ち止まる。

 

 

 

迫るロキの鎖。

 

以前の比じゃないな。

 

 

 

ジョシュア『イッセー、全部吹き飛ばすぞ。いいよな?ドライグ』

 

 

 

ドライグ『アルビオンに前衛を任せるのか。…………いや、あの技を使う気だな』

 

 

 

そういうことだ!

 

ヴァーリの準備が整うまでは俺はあいつのサポートに回るさ!

 

 

 

俺だってあの形態ならヴァーリ以上に砲撃戦もこなせるしな!

 

 

 

迫る鎖を睨みながら、俺はフォームチェンジをする

 

そう、超チート特化のあの形態だ!

 

[カイガン!スペシャル!行こう!最高!スペシャルなゴースト!]

 

 

仮面ライダーゴースト、スタンド魂!

 

 

 

俺はエンペラー、ホルス神、バット・カンパニー、ラット、ストレイ・キャット、セックス・ピストルズ、エアロスミス、マンハッタン・トランスファー、プラネット・ウェイブス、タスクを使う

 

 

それぞれの照準を定め、一斉斉射!!!

 

 

 

ジョシュア『いくぜぇぇぇぇええええ!!!!アルティメット・フルブラストォォォオオオ!』

 

 

放たれた極大の砲撃は無数の鎖を覆いそのまま消し飛ばしていく!

 

ついでに、ヴァーリを襲っていたロキの魔法砲撃をも全て相殺した!!

 

 

 

それにより生じた爆煙が辺り一帯を覆い、ロキとヴァーリの姿が見えなくなった。

 

 

 

ロキ『ほう!本当に仮面ライダーは面白い!先ほどまでとは全く違う力ではないか!』

 

 

 

ロキの笑い声が爆煙の中から聞こえてくる。

 

 

 

ヴァーリ『その余裕が命取りだ』

 

 

 

ヴァーリが煙を振り払い、ロキに迫る!

 

拳に尋常じゃない程の魔力を纏わせてロキに放つ!

 

 

 

ロキ『どこがだ?』

 

 

 

しかし、その行動はロキには読まれていたようで、ヴァーリの拳を受け止めた。

 

 

 

そして、ロキがレーヴァテインを振るい、ヴァーリを斬り裂いた!

 

 

 

ヴァーリ『ガハッ』

 

 

 

ヴァーリは咄嗟に体を捻って致命傷は避けたもののかなりのダメージを負ってしまう。

 

白龍皇の純白の鎧がヴァーリの血で赤く染まっていく。

 

 

 

ロキ『白龍皇。貴殿もかなりの実力だが、我にはまだ届かんよ』

 

 

 

ロキが笑みを浮かべてヴァーリを嘲笑う。

 

 

 

すると―――――

 

 

 

ヴァーリはロキのレーヴァテインを握る腕を掴んだ。

 

 

 

ロキはそれを振りほどこうとするがヴァーリは放さない。

 

 

 

ヴァーリ『言ったはずだ。その余裕が命取りになるとな』

 

 

 

[Power Dispersion!!!!]

 

 

 

その音声が鳴った瞬間、ロキの圧倒的だったオーラが完全に消えた。

 

 

 

そう、ヴァーリが狙っていたのはこれだ。

 

 

 

ロキ『これは…………!?我の力が消えた、だと…………!?』

 

 

 

ロキの顔から余裕が消えて焦りの表情となった。

 

ジョシュア『下がれ、ヴァーリィィィィィィィ!!!!アルティメット・フルブラストォォォオオオ!!!!!!』

 

 

俺が砲撃を放ったのとヴァーリがその場から退いたのは全く同時だった。

 

 

 

スタンド達から放たれた莫大なオーラは混ざり合い、一つとなった!

 

そして、力を失ったロキへと一直線に突き進む!

 

 

 

今のロキに防ぐ術は無いが、ヴァーリの技の効果も直ぐに切れる。

 

そうなればこれも防がれてしまうだろう。

 

 

 

だから頼む!

 

間に合え!

 

間に合ってくれ!

 

 

 

ジョシュア『届けぇぇぇぇぇぇェええええええええ!!!!!』

 

 

 

俺の想いに呼応してスタンドのパワーが上昇した!

 

 

 

これなら!

 

 

 

ロキ『バカな!我がこのようなところで! おのれぇぇぇぇぇぇ!』

 

 

 

俺の砲撃はロキの叫びをかき消し、そのすべてを覆い尽くした――――――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョシュア『はぁ、はぁ、はぁ……………』

 

 

 

砲撃を終えた俺はスタンドを解除し、スタンド魂も時間が切れたのかオレ魂に戻っていた。

 

今のにかなりの力を込めたから、肩で息をしている状態だ。

 

ただでさえ、消耗が激しいスタンド魂をフルパワーで使ったんだ。

 

こうなるのも仕方がないか………。

 

 

 

俺はゆっくりと地面に着地して、膝をついているヴァーリに声をかける。

 

 

 

ジョシュア『ヴァーリ、大丈夫か?』

 

 

 

ヴァーリの傷を見ると、剣に斬られた傷だけじゃなく火傷したように肌が焼けただれていた。

 

レーヴァテインに斬られるとこうなるのか……………。

 

 

 

ヴァーリ『ああ。少し傷が深いが、これくらいなら耐えられる』

 

 

 

ジョシュア『ったく、無茶しやがって。アーシア! ヴァーリの回復を頼む!』

 

 

 

アーシア『はい!』

 

[healing please]

 

 

アーシアが後方からヴァーリに回復のオーラを送ってくれる。

 

 

 

ヴァーリの体を淡い緑色の光が包み、ヴァーリの傷を癒していく。

 

遠方からの回復は直接傷を回復させるよりも遅い。

 

だけど、流石はアーシア。

 

数秒程度でヴァーリの傷は完治した。

 

 

 

ヴァーリ『彼女の回復の力には驚かされるよ。神器を十分使いこなせているようだね』

 

 

 

ヴァーリはアーシアの力に賞賛を送った。

 

俺もそれには同意する。

 

 

 

ジョシュア『だろ?アーシアの成長はすごいんだ。俺とイッセーが出会った頃と比べると段違いだぜ』

 

 

 

アーシアも毎日修行に励んでるからな。

 

ぐんぐん成長してるんだ。

 

アザゼル先生でさえ、舌を巻くほどだ。

 

 

 

………きっかけさえあればいつでも至れるとは思うんだけど、どんな禁手になるんだろうか?

 

 

 

 

まぁ、何がきっかけになるかはその人次第だし、俺には予想のしようがないんだけどな。

 

 

 

それについては今はおいておこう。

 

 

 

俺達は同じ方向に視線を送る。

 

 

 

空中からロキがボロボロの姿で落ちてきていた。

 

 

 

ロキが地面に転がり、口から血を吐く。

 

 

 

ロキ『ゴブッ…………。まさか、こんなに早く終わってしまうことになるとは…………』

 

 

 

俺達はロキの方に歩を進めて、ロキから少し離れたところまで移動する。

 

ロキは全身から血を流していて、満身創痍の状態だった。

 

 

 

ヴァーリの技で力を霧散されているところに俺の全力の攻撃をまともにくらったんだ。

 

いかに神といってもこうなるのは当然だ。

 

 

 

ロキ『ふふふふ………。これが赤龍帝と白龍皇の力…………。何とも素晴らしいものだ…………。もう少し味わいたかったのだが、残念だ。……………まぁ、我の役目は果たせたから良しとしよう…………』

 

 

 

その言葉を訊いて俺とイッセー、ヴァーリは怪訝に思った。

 

 

 

………………役目?

 

 

 

役目ってなんだよ?

 

こいつの目的はオーディンの爺さんを殺して神々の黄昏を迎えることだろ?

 

 

 

ロキ『…………後のことはロキに任せよう』

 

 

 

「「「――――――――――――!?」」」

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、俺達の背後に気配が現れる。

 

 

 

 

 

 

 

ロキ『ああ、ご苦労だった――――――我が分身よ』

 

 

 

 

 

 

 

その声に俺は直ぐに反応して、後ろを振り返るが、

 

 

 

 

 

ザシュッ!

 

 

 

 

 

俺は腹部を横凪ぎに斬り裂かれ、その場に膝をつく。

 

斬られたことによる痛みと高熱を当てられたような痛みが一斉に襲ってくる。

 

 

 

でも、俺は痛みを忘れるくらいの衝撃を受けた。

 

 

 

俺達を斬り裂いた人物。

 

 

 

ジョシュア『な、なんで・・・・てめぇが・・・・』

 

 

 

こんなことはあり得ない。

 

 

 

なぜなら、その人物は俺達の後ろで死にかけているからだ。

 

 

 

なのに俺達の目の前に立っているのは紛れもないその人物だった。

 

 

 

ジョシュア『なんで、てめぇがそこに立ってんだよ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキ『赤龍帝と白龍皇。そして仮面ライダーを相手に、我が何の策なしに前に立つと思ったか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒したと思っていたロキがレーヴァテインを地面に突き刺し、冷たい笑みを浮かべていた



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危機

ジョシュアside

 

俺は地面に膝をついて、激痛が走る腹を抑えていた。

 

傷がかなり深いためか、出血が止まらない。

 

 

 

いきなり訪れた俺達のピンチに全員の視線がこちらに集まっていた。

 

そして、皆は目を見開いてて驚愕していた。

 

 

 

俺がピンチってのもあるだろう。

 

 

だが、皆が驚いているのは恐らく別のことだ。

 

 

 

皆の視線の先には俺の後ろで倒れているロキと俺の前でレーヴァテインを握るロキ。

 

二人のロキへと向けられている。

 

 

 

俺はズキンッと痛む腹を押さえ、予め渡されていたフェニックスの涙を傷口に振りかける。

 

 

傷口から煙を立ち上らせながら、傷が塞がっていく。

 

 

その様子を横目に俺は思考を働かせていた。

 

 

 

俺を斬った目の前のロキは恐らく本物。

 

じゃあ、さっきまで戦っていたロキは何者なんだ?

 

波紋を使える俺が偽物に気づかなかったのはなぜだ?

 

 

 

気を読み違えた?

 

いや、それは無い。

 

後ろで倒れているロキからはロキと全く同じ気を感じられる。

 

全く同じ気を持つ奴が複数いるなんて聞いたことがねぇぞ………。

 

 

 

そんな俺の思考を見透かしたようにロキは笑う。

 

 

 

ロキ『何が何だか分からない、といった感じだな、仮面ライダー。先ほどまで自分が戦っていたのは何者か考えているのだろう?』

 

 

 

ああ、こいつの言う通りだ。

 

正直、戸惑っている。

 

 

 

ロキ『ここまで我を追い詰めた貴殿らには特別に教えてやろう。そこに倒れているのは我の分身体だ。我が禁術に禁術を重ねて創り出したのだ。元々は黄昏の時までに取っておくつもりだったのが、相手が相手なのでな。使うことにしたのだ。唯一の弱点は長時間、力を酷使すれば肉体が崩壊するくらいだが…………。しかし、驚いたぞ。それは我の分身とはいえ我とほぼ同等の力を持っている。それが倒されるとはな…………』

 

 

 

俺はロキの解説を聞いて舌打ちをする。

 

 

 

クソッ…………そういうことかよ…………!

 

 

 

ジョシュア『道理で分からなかったわけだ…………』

 

 

 

ロキ『それは我と全く同じ波動、力を持つ。気付かなかったことを恥じる必要は無い』

 

 

 

ロキはそういうと周囲を見渡し、視線をフェンリルの方へと向けた。

 

 

 

そして両腕を広げた。

 

 

 

ロキ『ふむ。多少スペックが落ちるが―――――』

 

 

 

 

 

グヌゥゥゥゥゥン

 

 

 

 

 

ロキの両サイドの空間が歪み始めた。

 

 

 

そして―――――――――

 

 

 

空間の歪みから何かが出てくる。

 

それを見て、全員が息を飲んだ。

 

 

 

現れたのは二匹の巨大な狼だった。

 

 

 

灰色の毛並、赤い相貌。

 

そして鋭い牙と爪。

 

 

 

あれは、まさか―――――!!

 

 

 

 

 

スコル『オオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!』

 

 

 

ハティ『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!』

 

 

 

 

 

二匹の狼が遠吠えをあげる。

 

 

 

ロキ『紹介しよう。フェンリルの子、スコルとハティだ。親のフェンリルよりは劣るが牙は健在だ。十分に神を屠ることが出来る。当然、貴殿らもな』

 

 

 

マジかよ………!

 

 

 

フェンリルに子供がいるなんて聞いてねぇぞ!

 

この最悪の状況でとんでもない奴らが現れやがった!

 

 

 

ロキがバラキエルさんたちの方を指さしながら二匹の子フェンリルに指示を出す。

 

 

 

ロキ『さあ、スコル、ハティよ。父を捕えたのはあの者たちだ。その牙と爪で食らい尽くすがいい!』

 

 

 

風を切る音と共に二匹の子フェンリルが駆けだした!

 

一匹はバラキエルさんとヴァーリチーム、もう一匹はタンニーンのおっさんと木場達の方へと向かっていく!

 

 

 

マズイ!

 

 

 

俺は痛みをこらえて、追いかけようとするが、ロキに行く手を阻まれた。

 

 

 

ロキ『おっと、行かせるわけにはいかんな』

 

 

 

ちぃ!

 

 

 

仲間がヤバイって言うのに!

 

 

 

ジョシュア『ヴァーリ、イッセー、いけるか?』

 

 

 

俺は二人に尋ねる。

 

 

ヴァーリ『ああ、少々血を流してしまったが問題ない』

 

イッセー『俺も行けます!』

 

ジョシュア『よし。じゃあ、早いとこロキの野郎をぶっ倒すぞ』

 

 

 

全身から波紋を練る。

 

先程、かなりの血を流したせいで体が少しふらつくが、これくらいならいける。

 

俺達はまだ戦える。

 

 

 

問題はどうやってロキを倒すかだ。

 

 

 

俺達の手の内は今までの攻防で見られてしまっている。

 

ヴァーリの新技も警戒されているだろう。

 

 

 

ロキ『どうすれば我を倒せるか、考えは纏まったか?』

 

 

 

ロキのやつ、俺達を観察してやがるな・・・・・。

 

俺達が次にどんな手を使ってくるのか楽しみだという顔をしている。

 

 

 

なめやがって・・・・・・!

 

 

 

すると、ロキの足元の影が広がり出した。

 

 

 

ロキ『こないなら、こちらからいこうか――――』

 

 

 

影から現れたのは複数の巨大な蛇!

 

いや、あれは体が細長いドラゴンか!

 

 

 

・・・・あのドラゴンには見覚えがある!

 

かなり小さくなってるけど、間違いない!

 

 

 

ティア『ちっ!ミドガルズオルムも量産していたか!』

 

 

 

ヘルと魔法合戦をしながらティアが憎々しげに吐いた!

 

 

 

そう、あれはミドガルズオルムにそっくりだ!

 

タンニーンのおっさんぐらいのサイズのドラゴンが数十匹現れる!

 

 

 

ロキ『さて、そろそろ殲滅に入ろうか。ヘル、あれをやれ』

 

 

 

ヘル『うふふ、分かりましたわ、お父様』

 

 

 

ヘルはニヤッと笑みを浮かべる。

 

 

 

そして、ティアとの戦闘を打ち切り、ロキの後方へと下がった。

 

ヘルを中心に直径が五十メートルはあろうかという巨大な紫色の魔法陣が展開される。

 

 

 

おいおい・・・・・これってまさか!

 

 

 

ジョシュア『イッセー!ヘルを止めるぞ! これ以上、数を増やされちゃあ敵わん!』

 

 

 

イッセー『分かりました!ヴァーリも頼む!』

 

 

 

俺の声を聞いて、リアスや朱乃達もヘルに向けて自身の全力の攻撃を放つ!

 

 

 

どれも強力なもので、並大抵の相手なら一瞬で塵に出来るほどの威力を誇っていた。

 

 

 

しかし――――

 

 

 

ロキ『させると思うか?』

 

 

 

俺達の一斉攻撃は全てロキが何重にも張った強力な防御魔法陣で防がれてしまう!

 

 

 

何枚かの魔法陣を破壊することが出来たけど、ヘルまで攻撃が届かない・・・・!

 

 

 

ヘルの魔法陣が完成する。

 

 

 

ヘルは何やら呪文を唱えると嬉々とした表情で叫ぶ!

 

 

 

ヘル『さあ!お出でなさい!私の可愛い僕達よ!私達に歯向かう愚かな者達を蹂躙しなさい!』

 

 

 

『オォォォォォォオッ!!』

 

 

 

『グギャアアアアアアアッ!!!』

 

 

 

奇声をあげながら辺り一帯を覆い尽くさんとばかりに現れる魔物の数々!

 

その数は千を越えている!

 

 

 

間に合わなかった・・・・・・!

 

 

 

だけど、一体一体はそこまで強くない!

 

一気に消滅させる!

 

 

 

ジョシュア『ヴァーリ!ティア!俺とイッセーで魔物を消し飛ばす!援護してくれ! リアス達は木場達の救援に向かってくれ!』

 

 

 

ヴァーリ『了解した。ロキ、続きをやろうか』

 

 

 

ティア『ヘル!貴様の相手は私だ!』

 

 

 

俺が再びスタンド魂になると同時にヴァーリはロキ、ティアはヘルに殴りかかる。

 

 

 

リアス達もタンニーンのおっさん達と合流して、子フェンリルと量産型ミドガルズオルムの戦闘を開始した!

 

 

 

タンニーン『この程度でっ!』

 

 

 

バラキエル『ぬぅぅん!やらせん!』

 

 

 

おっさんの炎とバラキエルさんの雷光が量産型ミドガルズオルムを吹き飛ばしていく!

 

流石はおっさんとバラキエルさんだ!

 

龍王と堕天使幹部の力は伊達じゃない!

 

 

 

翔太郎『ウォラ!』

 

 

 

リアス『祐斗はフェンリルの足止めを!ゼノヴィアはその隙をついて!』

 

 

 

翔太郎とリアスの声。

 

オカ研メンバーとライダーチームも子フェンリルと死闘を繰り広げていた。

 

 

 

木場『はい!咲け、聖魔剣よ!』

 

 

 

木場が手に持った聖魔剣を地面に突き刺すと、子フェンリルの足元から大量の聖魔剣が出現し、子フェンリルの体を貫く!

 

 

 

動きが止まった瞬間を狙ってゼノヴィアがホーリーライトニングスラッシュを放つ。

 

 

 

更には朱乃の雷光、イリナの銃弾による攻撃が続く!

 

 

 

子フェンリルはその灰色の毛を自身の血で赤く濡らしていく。

 

 

 

皆の連携は確実にダメージを与えていた!

 

 

 

しかし、子フェンリルはまるでダメージを受けていないかのようにすぐに反撃に移る。

 

 

 

何て奴だよ・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ドゥ! ドウンッ! ドオオオオオンッ!

 

 

 

 

 

 

 

戦場に鳴り響く爆発音。

 

 

 

ヴァーリが魔力と北欧魔術の攻撃を幾重にも撃ち出していた。

 

かなり消耗しているはずなのに、威力が衰えていないところがすごいところだ。

 

 

 

ロキ『この短期間でよくぞそこまで北欧の魔術を身につけたと誉めてやるぞ、白龍皇よ!だが、甘い!』

 

 

 

ロキはヴァーリの攻撃をレーヴァテインの斬戟で切り裂き、仕返しとばかりに北欧の魔術による攻撃を放つ。

 

 

 

ヴァーリ『やはり、魔術では相手の方が上手か。ならばッ!』

 

 

 

ヴァーリはそう言ってロキとの格闘戦に突入する。

 

レーヴァテインを上手くかわして、拳打を繰り出していた。

 

 

 

そのすぐ近くではティアとヘルが激戦を繰り広げていた。

 

 

 

ティア『ふん!』

 

 

 

人間の姿からドラゴンの姿となったティアの拳がヘルの魔法陣を打ち砕いていく。

 

 

 

ティア『やはり、貴様らを倒すなら下手に魔法で攻めるより、拳が一番のようだな』

 

 

 

ヘル『それが分かったところで、私に勝てると思ってもらっては困ります』

 

 

 

ヘルは紫色に輝く魔法陣を操り、ティアへと無数の魔術の弾丸を放っていく。

 

一つ一つの弾丸に濃密な力が宿っていて、掠るだけでも大ダメージを受けてしまいそうだ。

 

 

 

ティア『この程度で私を倒せると思うなッ!!』

 

 

 

ティアのブレスがヘルの魔術の弾丸を全て相殺する。

 

 

 

二人とも大したダメージを与えてもいなければ、受けてもいない。

 

 

 

この分だと、ティアの方もヘルだけならなんとかなりそうだな。

 

 

 

だったら俺は目の前の魔物の大群を早く片付けて、木場達の救援に向かう!

 

子フェンリルと量産型ミドガルズオルムを潰してから、ロキ、ヘルを全員で倒す!

 

 

 

ジョシュア『いくぞ、イッセー!』

 

 

 

イッセー『はい!』

[shoot vent]

 

 

俺は先程のスタンド達を発動。

 

イッセーもそれに合わせて、ドラグランザーを装備する。

 

 

 

俺達は上空に上がり、そこから魔物を見下ろす。

 

ロキの分身体を相手にかなりの力を消耗したけど、やるしかねぇ!

 

 

 

「「「ギャオオオオオオオッ!」」」

 

 

 

ヘルの魔物達が翼を広げ、俺を襲おうと迫ってくる!

 

見れば半分くらいが子フェンリルを相手にしている皆のところやロキ達と激戦を繰り広げるヴァーリとティアのところへと向かおうとしていた

 

イッセー『ジョジョ先輩!いつでも行けます!』

 

 

それじゃあ、さっそく頼むか!

 

ジョシュア『良しなら、いっくぜぇぇぇえええ!アルティメット・フルブラストォォォオオオオオオ!!』

 

イッセー『メテオ・バレット!』 

 

スタンドの全砲撃とドラグランザーの火球がまるで雨のように魔物に降り注いでいく!

 

 

 

一発の威力は通常のものと比べるとかなり劣るけど、魔物を葬るには十分な威力だ。

 

 

 

俺は宙を舞いながら、味方に押し寄せる魔物を撃ち落としていった!

 

そして、俺はロビン魂にフォームチェンジする 

 

ジョシュア『風よ!俺にに力を貸してくれ!』

 

 

 

俺はガンガンセイバー・アローモードを上空に向けて掲げる。

 

 

 

すると、風が渦を巻きはじめた。

 

そして、そのまま天まで届こうかというくらい大きな竜巻へと変化した。

 

それが俺を中心に三つ。

 

 

 

風が鳴り、周囲の魔物が竜巻に吸い込まれていく!

 

 

 

はじめてやったけどなんつー吸引力だ。

 

百匹以上吸い込まれたぞ。

 

 

 

吸い込まれた魔物は風によって切り裂かれて塵になっていた。

 

 

 

俺とイッセーの攻撃で確実に数を減らしていく魔物共。

 

だけど、あまりに数が多すぎる。

 

 

 

イッセー『先輩!このままじゃ押しきられます!』

 

 

 

ジョシュア『ああ、分かってる!』

 

 

 

圧倒的な物量差。

 

それが俺とイッセーを足止めする。

 

 

 

こんなやつらに手間取ってる時間はないってのに!

 

 

 

木場『ジョジョ先輩!避けてください!』

 

 

 

焦るなか、木場がそう叫んだのが聞こえた。

 

 

 

俺は自身に迫る危機を感じとり、後ろを振り返った。

 

 

 

その瞬間ーーーー

 

 

 

俺は突如、横から現れたフェンリルに食われてしまう。

 

 

 

フェンリルの牙は俺の身体を容易に貫き―――

 

 

 

ジョシュア『ガハッ!』

 

 

 

大量の血を吐き出す。

 

 

 

なんで、こいつが!?

 

 

 

こいつはグレイプニルで捕縛されていたはずじゃ・・・・・。

 

 

 

フェンリルが捕まえられていた場所を確認すると子フェンリルの一匹がグレイプニルを咥えていた。

 

 

 

あいつが、フェンリルを開放したのか・・・・・!

 

 

 

おっさん達は量産型ミドガルズオルムともう一匹の子フェンリルと交戦中だった。

 

その隙をつかれたのか・・・・・!

 

 

 

フェンリルは俺をくわえたまま頭を振り回し、俺を岩肌へと叩きつけた。

 

 

 

今まで感じたことのない激しい痛みが俺を襲う・・・・!

 

 

 

フェンリルの牙が俺の体を更に深く抉る・・・・・・!

 

 

 

大量に流れ出る血。

 

 

 

これ以上、失血したら戦闘どころじゃなくなる!

 

早く抜け出さないと!

 

 

 

俺は腕に力を入れてフェンリルの口から抜け出そうと試みるが・・・・・ダメだ!

 

 

 

思うように力が入らねぇ!

 

 

 

イッセー『このっ!ジョジョ先輩を離せ!』

 

 

 

イッセーがドラグブレードでフェンリルの体を傷つけるが、フェンリルはびくともしない。

 

 

 

それでもイッセーは攻撃の手を止めない。

 

 

 

それを鬱陶しく思ったのか、フェンリルは前足を横にないでイッセーの体を切り裂いた。

 

 

 

イッセー『がっ・・・・うぅ・・・・』

 

 

 

まともに受けてしまったイッセーは火花を撒き散らして、その場に倒れ込む。

 

 

 

このやろう・・・・・よくも・・・・・!

 

 

 

ジョシュア『ぐっ・・・おおおおおおおおおおっ!!!!』

 

 

 

こいつは・・・・・!

 

こいつだけは許さねぇ!

 

 

 

牙を握る手に力が入り、フェンリルの牙にヒビが入る!

 

 

 

ジョシュア『があああああああああああ!!!!』

 

 

 

絶叫と共にフェンリルの口を無理矢理こじ開け、スタンドを発動する

 

 

 

ジョシュア『ゼロ距離だ!くらいやがれぇぇええええ!』

 

 

 

スタンドの砲撃をフェンリルの口の中にぶち込んだ

 

 

 

爆発の衝撃を利用して何とかフェンリル口から脱出し、地面を転がる。

 

 

 

背中と腹にデカイ穴が空いていてそこからドクッドクッと血が流れ出ていた。

 

 

 

ヤバイ・・・・

 

 

 

今のでかなり体に負荷をかけちまった・・・・・・。

 

 

 

いや、今は自分の体のことなんて心配してる場合じゃない!

 

 

 

早く、イッセーを・・・・・!

 

 

 

ジョシュア『はぁ……はぁ……悪ぃな、イッセー!今助けるっ!』

 

 

 

震えながらクレイジー・ダイヤモンドを発動する

 

今、アーシアと仗助は傷だらけのゼノヴィアやリアスの治療に当たっている。

 

イッセーまで手が回らない状況だ。

 

 

 

だから、俺はクレイジー・ダイヤモンドでイッセーを治す

 

イッセーを助けるにはこれしかない。

 

 

 

クレイジー・ダイヤモンドの能力で体にできた傷が塞がっていく。

 

 

 

イッセー『うっ・・・・・』

 

 

 

ジョシュア『イッセー、大丈夫か?』

 

 

 

イッセー『は、はい。ありがとうございます・・・・・って、ジョジョ先輩もその傷を早く治さないと!』

 

 

 

ジョシュア『あ、ああ。分かってる』

 

 

 

これでイッセーは助かった。

 

 

 

次は俺の番だ。

 

 

 

俺はフェニックスの涙を取り出して自分に使用しようとするが・・・・・

 

 

 

フェンリル『オオオオオオオオオンッ!!!』

 

 

 

先程の攻撃を受けて、動けなくなっていたフェンリルが遠吠えをあげる。

 

 

 

遠吠えを止め、その赤い相貌を俺に向けてきた。

 

 

 

フェンリル『グルルルルルルルッ!!』

 

 

 

うなり声をあげて、鋭く睨んでくる。

 

 

 

かなり、お怒りのようだ。

 

流石のフェンリルも口の中を攻撃されては防ぎようがなかったらしいな。

 

 

 

といっても奴はまだ動ける。

 

それに対して今の俺は立つだけで精一杯だ。

 

 

 

俺の状態を把握したイッセーが俺の前に立つ。

 

 

 

ジョシュア『お、おい!イッセー!?』

 

 

 

イッセー『早く、傷を治して下さい!それまで俺がくい止めます!』

 

 

 

ジョシュア『馬鹿やろう!逃げろ!』

 

 

 

イッセー『置いていけるわけないじゃないですか!』

 

 

 

くっ・・・・どうする・・・・・・。

 

このままじゃ、俺だけじゃない。

 

イッセーまでやられる!

 

 

 

フェンリルが地を駆けて、俺へと迫る!

 

 

 

こうなったら、イッセーだけでも守るしか!

 

 

 

俺はイッセーの腕を掴んで無理矢理俺の後ろへ下がらせる。

 

俺の眼前には大きく口を開けたフェンリル。

 

 

 

フェンリルが再び俺を食らおうとした―――――

 

 

 

 

 

――――やらせはせん――――

 

 

 

 

 

突然、俺とイッセーを覆うように黒く殺気立った霧のようなものが発生する。

 

 

 

それはフェンリルの攻撃を防ぐ壁となって、俺達をフェンリルの牙から守った。

 

 

 

フェンリルもいきなりのことに驚いたのか、後方へと下がる。

 

 

 

俺も状況を理解できずに、ただ驚くだけだった。

 

 

 

 

 

再び声が聞こえる。

 

 

 

 

 

――――神をも殺める狼よ。貴様がどれだけの力を持っていようが、俺がこいつを殺させはしない――――

 

 

 

 

 

若い男性の声。

 

 

 

その声はフェンリルに向けて言い放った。

 

 

 

 

 

――――失せろ、下狼が―――



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ジョジョの賭け

ジョシュアside

 

 

――――消え失せろ――――

 

 

 

 

 

最後にその一言だけを言い残すと、その黒い霧はスーッと消えていった。

 

 

 

 

 

な、なんだ・・・・・?

 

 

 

なんだったんだ、今のは・・・・・!?

 

 

 

 

 

フェンリルにトドメをさせられそうになっていた俺を・・・・いや、俺とイッセーを突然現れた黒い霧がフェンリルの牙から守ってくれた。

 

 

 

おかげで俺とイッセーは助かったんだけど・・・・

 

 

 

イッセー『い、今のって・・・・・』

 

 

 

イッセーが声を漏らす。

 

その声は明らかに震えていた。

 

 

 

ジョシュア『あ、ああ・・・・・』

 

 

 

イッセーが驚くのも無理はない。

 

俺だってかなり驚いている。

 

 

 

だって今のは―――――

 

 

 

俺の脳裏に浮かぶのはあの男。

 

 

 

だけど、今はどこにいるかも分からない

 

 

 

だったら、今のはいったい・・・・・・・

 

 

 

だめだ、いくら考えても全然分からん。

 

 

 

ロキ『フェンリルを止めただと? あれはいったい――――』

 

 

 

ロキもありえないといった表情で俺達を見てくる。

 

 

 

その時だった。

 

 

 

空から大質量の雷光が煌めき、フェンリルに命中。

 

その動きを止める。

 

 

 

朱乃『イッセー君!ジョジョ君!』

 

 

 

バラキエル『その者達はやらせん!』

 

 

 

声がした方を見上げると、堕天使の翼を広げた朱乃とバラキエルさんが俺達のところへ降りてきていた。

 

 

 

朱乃は地面に降り立つとすぐに俺の元へと駆け寄る。

 

 

 

朱乃『なんて深い傷・・・・!今治療しますから少し我慢して!』

 

 

 

朱乃はそう言うと俺が手にしていたフェニックスの涙を取り上げ、傷のある箇所に振りかけていく。

 

 

 

涙の効果のおかげで、明らかに致命傷だった傷が一瞬で塞がっていく。

 

 

 

朱乃『父さま!』

 

 

 

バラキエル『うむ!ここは私が引き受ける! 朱乃は二人を後ろへ連れていきなさい!』

 

 

 

バラキエルさんが全身に雷光を纏わせながらそう言う。

 

 

 

俺はそれに反対する。

 

 

 

ジョシュア『だめだ!いくらバラキエルさんでもあいつを一人で相手にするのは無茶だ!俺も戦る!』

 

 

 

バラキエル『そのような体で何を言う。ロキに続き、フェンリルの牙までまともに受けてしまった君の体は既に満身創痍。少し休んでいなさい』

 

 

 

ジョシュア『でも!』

 

 

 

バラキエルさんに食い下がろうとするとバラキエルさんは俺の肩に手を置く。

 

 

 

バラキエル『なに、私とてあのフェンリルを一人で倒せるとは思っていない。だが、君が回復するまでならもたせることができるだろう。幸い、向こうももうすぐ片がつく』

 

 

 

バラキエルさんが指差す方を見ると、オカ研メンバーとライダーチーム、そしてタンニーンのおっさんとロスヴィセさんが子フェンリル二匹と量産型ミドガルズオルム、そして、ヘルの魔物相手に激闘を繰り広げる姿が見えた。

 

 

 

リアス『ギャスパー!やつの視界を奪って! 小猫は仙術でやつの気を乱してちょうだい!』

 

 

 

リアスがギャスパーに指令を送る!

 

 

 

イッセーの血を飲んだギャスパーの体が無数のコウモリに変化し、子フェンリルの顔にまとわりつく。

 

 

 

ギャスパーにはイッセーの血が入った小瓶を何個か渡してある。

 

それが役に立っているようだ。

 

 

 

Mギャスパー『動きを止めるぜ!』

 

 

 

更には怪しく目を輝かせて、子フェンリルの動きを止めようとしていた!

 

 

 

子フェンリルの力が大きいせいか、完全には動きを停止させることは出来ていない。

 

だけど、子フェンリルの動きは幾分、鈍くなっていた!

 

 

 

その隙をついて小猫が懐に入る!

 

 

 

小猫『ジョジョ先輩から教わった技で!』

 

 

 

 

 

ドゴンッ!

 

 

 

 

 

気を纏わせた拳を的確に撃ち込む!

 

その瞬間、子フェンリルの体が僅かによろめいた!

 

 

 

上手く体内の気を乱すことが出来たらしい!

 

 

 

俺が教えたのは的確な場所に最適な波紋を撃ち込むこと。

 

それが相手の気を乱す最も有効な技だ。

 

 

 

小猫はそれを実践出来てる!

 

 

 

子フェンリルの体がふらついたのをリアスは見逃さず、更に指示を送る。

 

 

 

リアス『絋汰は子フェンリルの足を止めて! ゼノヴィア、イリナさんは一斉攻撃よ! 裕斗は私と魔物を一掃して!』

 

 

 

リアスの指示を受けて絋汰が動く。

 

 

 

絋汰『こいつでどうだ!』

 

 

 

絋汰が子フェンリルの足下にヘルヘイムの植物を出現させて、子フェンリルの足を縛る!

 

 

 

更には驚異的なスピードで接近し、子フェンリルの体に斬戟を加えていく!

 

 

 

ゼノヴィア『イリナ、いくぞ!』

 

 

 

イリナ『ええ!元教会タッグでやっちゃいましょう!』

 

[イ.ク.サ.カ.リ.バ.ー.ラ.イ.ズ.ア.ッ.プ]

 

 

ゼノヴィアのホーリ・ライトニングスラッシュとイリナのイクサガリバーが子フェンリルの体を覆う。

 

 

 

小猫の攻撃によって防御することが出来なかった子フェンリルは二人の全力攻撃を受け、全身から血を噴き出させていた!

 

 

 

リアス『裕斗は左を頼むわ!』

 

 

 

木場『了解!一掃します!』

 

 

 

リアスから放たれた大出力の滅びの魔力がヘルの魔物を消し飛ばしていく!

 

 

 

流石に滅びの性質は強力だ!

 

触れた魔物を一瞬で塵にしていった!

 

 

 

木場もパーフェクトゼクターを構えて、自身に迫る魔物共を確実に狙い撃ちしていく!

 

 

 

木場『まだまだ!』

 

 

 

木場はパーフェクトゼクターにエネルギーをチャージする

 

 

木場『行くよ!!フルバーストォ!!!』

 

 

 

放たれた光線は魔物に命中したと思うと、拡大し、周囲の魔物を巻き込んでいった!

 

 

 

今ので五十体くらいは消し飛んだか?

 

 

 

なんつー威力だ!

 

 

 

 

 

一方―――

 

 

 

 

 

タンニーン『―――こいつはどうだ?』

 

 

 

少し離れたところでタンニーンのおっさんが大出力の炎を量産型ミドガルズオルムに吐き出していた!

 

 

 

戦場を炎の海が大きく包み込む!

 

 

 

炎の中では複数のミドガルズオルムがもがき苦しみながら、消し炭になっていった!

 

 

 

ロスヴァイセ『続きます!』

 

 

 

ロスヴァイセさんも北欧の魔術を展開してタンニーンのおっさんに続く。

 

 

 

雨のように降り注ぐ魔術の球が残りの量産型ミドガルズオルムとその周囲の魔物を貫いていく!

 

 

 

流石は北欧の主神の護衛を任されるだけはある!

 

 

 

アーシア『皆さんの回復は私が!』

 

 

 

ダメージを受けた者へアーシアが回復のオーラを飛ばす。

 

強敵ばかりのこの戦場。

 

ダメージを受ける者が多く、アーシアは休む暇もなく回復のオーラを送り続けていた。

 

その顔には疲労が見られる。

 

だけど、その回復は皆をしっかりと支えていた!

 

 

 

オカ研メンバーが相手をしているのとは別のもう一匹の子フェンリルを攻撃しているライダーチームも善戦していた。

 

 

 

光実『ハァッ!』

 

 

 

光実がブドウ龍砲で子フェンリルを撃つ!

 

 

戒斗『ハァァァアアア!』

 

 

 

戒斗がオーバーロードの力を使って子フェンリルの足をヘルヘイムの植物で縛る。

 

子フェンリルは足を取られ動きを封じられる。

 

 

 

その子フェンリルに貴虎が無双セイバーを振るう!

 

その刀身には絶大なオーラを纏わせていた!

 

 

 

貴虎『とりあえず、視界を奪っておこうか』

 

 

 

 

 

ザンッ!

 

 

 

 

 

子フェンリルの両目を切り裂いた!

 

 

 

貴虎『次は爪。そして、その危険きわまりない牙も。この無双セイバーならば簡単に貴様を弱体化できる』

 

 

 

 

 

ゴリュッ!

 

 

 

 

 

貴虎はそう言って子フェンリルの爪と牙を削り取っていく!

 

 

 

『ギャオオオオオオン!』

 

 

 

子フェンリルも激痛に悲鳴をあげていく。

 

 

 

・・・・・・えげつなっ!

 

 

 

攻撃が残酷すぎるぜ!

 

しかも、すました顔でそれをやるからメチャクチャ怖いよ!

 

子フェンリルがかわいそうに見えてくるわ!

 

 

 

バラキエル『見ての通り、あちらは私達が優勢だ。ヘルの魔物も君達が大半を削ってくれたおかげで、残りわずかだ』

 

 

 

バラキエルさんが言う。

 

 

 

バラキエル『残りはロキとヘル、そしてフェンリルのみ。だが、ここで君がやられてしまっては形勢が逆転することもありうるのだ』

 

 

 

ジョシュア『・・・・・・』

 

 

 

確かにバラキエルさんの言う通りで、ここで俺が無茶をするよりも一旦態勢を建て直してから参戦した方がいい。

 

 

 

だけど、いくらなんでもバラキエルさん一人にこの場を任せるのは・・・・・・

 

 

 

バラキエル『君の不安は分かる。だが、私は死なん。ようやく朱乃と元の家族に戻れるというのだ。こんなところで死ぬわけにはいかん。・・・・・そして、君も死なせない。君のおかげで私達は前に進むことが出来たのだ。恩人を死なせはしない』

 

 

 

バラキエルさん・・・・・・。

 

 

 

バラキエル『さぁ、朱乃。二人を任せるぞ』

 

 

 

朱乃『はい。・・・・二人を避難させたあと、私もすぐに加勢にきます』

 

 

 

朱乃が俺を担いた時だった。

 

 

 

ロキと戦っていたヴァーリが俺達のところへと降りてきた。

 

 

 

鎧のあちこちが破損しているが、大きなダメージを受けた様子はない。

 

 

 

ヴァーリ『先輩を後退させることには賛成だが、フェンリルの相手は俺が引き受けよう。バラキエルと兵藤一誠にはロキの相手をしてもらいたい』

 

 

 

ヴァーリの言葉を聞いてバラキエルさんは怪訝な表情となる。

 

 

 

バラキエル『なに?おまえ一人でフェンリルの相手を引き受けると言うのか?』

 

 

 

ヴァーリ『ああ。一応の策はある。俺がフェンリルを引き離せば残るはロキとヘルのみだ。そうなればそちらも楽だろう?』

 

 

 

それはそうだけど・・・・・

 

 

 

相手の最大戦力はフェンリル。

 

それがいなくなれば俺達は相当、楽になる。

 

 

 

イッセー『だけど、どうやって引き離すつもりだよ?』

 

 

 

ヴァーリ『言っただろう、策はあると』

 

 

 

ヴァーリの言葉を聞いてハッとなる。

 

 

 

まさか、こいつ――――

 

 

 

 

 

上空からこちらを見下ろしているロキが笑う。

 

 

 

ロキ『ふはははは!一人でフェンリルを相手取るだと?無謀なことを!我も倒せない貴殿が勝てるとは到底思えんな!』

 

 

 

ヴァーリ『俺を――――白龍皇を舐めるな』

 

 

 

 

 

ドンッ!

 

 

 

 

 

ヴァーリから凄まじいオーラが溢れ出る!

 

 

 

鎧に埋め込まれている宝玉が虹色に輝き、鎧自体も白く輝いていた!

 

 

 

そして、ヴァーリは力強くその呪文を口にした!

 

 

 

 

 

ヴァーリ『我、目覚めるは―――』

〈消し飛ぶよっ!〉〈消し飛ぶねっ!〉

 

 

 

ヴァーリの声に呼応するように別の声が発せられる。この世の全てを呪いそうな声が、歴代白龍皇の怨念が辺り一帯に響き渡る。

 

 

 

ヴァーリ『覇の理に全てを奪われし、二天龍なり―――』

〈夢が終わるっ!〉〈幻が始まるっ!〉

 

 

 

ヴァーリ『無限を妬み、夢幻を想う―――』

〈全部だっ!〉〈そう、すべてを捧げろっ!〉

 

 

 

ヴァーリ『我、白き龍の覇道を極め―――』

 

 

 

ヴァーリから一際大きなオーラが発せられ、最後の言葉が発せられる。

 

 

 

ヴァーリ『汝を無垢の極限へと誘おう―――ッ!』

 

 

 

[Juggernaut Drive!]

 

 

 

ヴァーリの鎧が変質していく。

 

 

 

まるで意思を持った生き物の様にヴァーリの全身を覆っていき、ロキの攻撃により破損していた箇所も再生していくように治っていく。

 

 

 

そして、白金に輝く鎧を纏ったヴァーリは、見る者の心を奪いそうな程に美しかった。

 

 

 

・・・・・なんて、オーラの量だ。

 

 

 

これが覇龍。

 

 

 

俺は覇龍の記録を見せてもらったけど、まさに別次元の強さだ。

 

 

 

いや、歴代最強とも言われるヴァーリだからこそ、ここまでの力を発揮できているのだろう。

 

正直、今の俺では太刀打ちできない。

 

 

 

だけど、生で覇龍を見て再認識できた。

 

 

 

 

 

―――――覇龍の力はマジでヤバいと。

 

 

 

 

 

覇龍を使ったヴァーリが叫ぶ。

 

 

 

ヴァーリ『アーシア・アルジェント!俺とフェンリルを転送してくれ!』

 

 

 

アーシア『は、はい!』

[Teleport please]

 

 

アーシアが手をこちらに向けると、ヴァーリとフェンリルの足下に魔法陣が展開される。

 

 

 

魔法陣が一瞬、輝くとヴァーリとフェンリルは何処かに転移していった。

 

 

 

・・・・・・おいおいおい!

 

 

 

あいつ、何やってんの!?

 

 

いや、確かにフェンリルをロキ達から引き離せたけどさ・・・・・

 

 

 

無茶苦茶するな、あいつ・・・・・

 

 

 

ロキが舌打ちをする。

 

 

 

ロキ『白龍皇め・・・・・! まさか、フェンリルが目的だったのか・・・・・!』

 

 

 

憎々しげにヴァーリがいた場所を睨んでいた。

 

 

 

それを見て、バラキエルさんが言う。

 

 

 

バラキエル『ヴァーリ・ルシファーがフェンリルを引き離してくれたおかげで敵方の戦力を大きく削ることができたな。私はロキを相手する。朱乃、分かっているな?』

 

 

 

朱乃『はい。父さま、お気をつけて。私もすぐに加勢に参ります』

 

 

 

朱乃はそう言うと俺とイッセーを連れて後方へと下がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱乃に連れてこられたのは俺達の最も後方にいるアーシアのところだった。

 

 

 

俺とイッセーはアーシアの前に下ろされる。

 

 

 

アーシア『イッセーさん!ジョジョさん!お二人とも大丈夫ですか!?』

 

 

 

アーシアが俺達のところへ駆け寄り、俺達の傷を見ていく。

 

 

 

幸い、フェニックスの涙のおかげで傷自体は塞がっている。

 

 

 

ただ、フェンリルにやられたせいで、かなりの消耗をしてしまった。

 

 

 

特に俺はフェンリルにやられる前に、レーヴァテインで腹をかっさばかれているから、血が足りてない。

 

体がフラフラする。

 

 

 

こうして意識があることだけでも驚きだよ。

 

 

 

ジョシュア『ああ。痛みはねぇよ。傷も塞がっているしな』

 

 

 

俺はそう言ってアーシアを安心させる。

 

 

 

アーシア『・・・・・よかったですぅ。 うぅ・・・・お二人が無事で良かったですぅ・・・・・・』

 

 

 

・・・・・無事と言えるかは怪しいところだけどね。

 

俺の体はどう見てもボロボロだし。

 

 

 

イッセー『アーシア、泣いてる暇は無いぜ? 部長達はまだ戦ってるんだからな』

 

 

 

そうだ。

 

まだ、戦いは終わっていない。

 

のんびりしてる暇なんてないんだ。

 

 

 

俺だって本当はこんなところで休んでる場合じゃない。

 

直ぐにでもバラキエルさんのところに行って、ロキを倒さないといけない。

 

 

 

だけど、体が言うことを聞いてくれない・・・・。

 

 

 

クソッタレめ・・・・・・!

 

 

 

朱乃『私は父さまのところに戻ります。アーシアちゃんは二人のことをお願いします』

 

 

 

アーシア『はい!』

 

 

 

朱乃は堕天使の翼を広げて飛び立っていく。

 

 

 

俺も早く回復して行かないと・・・・!

 

 

 

すると、俺の前にリアス達と共に子フェンリルを相手にしていた小猫が現れた。

 

 

 

小猫は俺の様子を確認すると俺の胸に手を当てる。

 

 

 

小猫『ジョジョ先輩の気の乱れを出来るだけ元に戻します。これで疲労感は取れるはずです』

 

 

 

俺の体の気が整えられていくのが分かる。

 

 

 

自分でしようにも大量の失血で体の感覚がおかしくなってる。

 

自分でやるのは危険だったから小猫が来てくれて本当に助かった。

 

 

 

ジョシュア『サンキュー、小猫。体が随分軽くなったよ』

 

 

 

小猫『・・・・分かっていると思いますが、私は疲労の感覚を取り除いただけです。疲労自体はそのままです』

 

 

ジョシュア『ああ、分かってるよ』

 

 

小猫『なら、良いです。私もジョジョ先輩が死ぬのは嫌です。だから、無理はしないでください』

 

 

小猫は俺に背を向けるとそのまま、戦場へと戻っていった。

 

 

 

去っていく小猫の背中を眺めながら俺は苦笑する。

 

 

 

無理はするな、か。

 

 

 

悪いが、小猫。

 

そいつはできねぇ相談だ。

 

 

 

ここは戦場。

 

皆は限界ギリギリのところで戦ってるんだ。

 

俺だけ無理をしないなんてことはできない。

 

 

 

ジョシュア『はぁ・・・・・』

 

 

 

俺はため息をつくと、イッセーと向き合った。

 

 

 

ジョシュア『なぁイッセー、少し試したいことがある。ひとっ走り付き合ってくれないか?』

 

 

 

俺は賭けに出ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木場side

 

 

 

 

 

僕達はロキが新たに呼び出したフェンリルの子の一匹を相手に善戦していた。

 

 

 

木場『はぁぁぁぁぁあ!!!!』

 

 

 

僕は騎士のスピードを最大限に活かしながら全力でパーフェクトゼクターを振るい、子フェンリルの体を切り裂いていく。

 

 

 

流石にフェンリルの子だけあって、その体は堅い。

 

僕の攻撃が通らないこともあった。

 

 

 

だけど、これまでの攻防でダメージを蓄積している今なら話は別だ。

 

 

 

僕のパーフェクトゼクターに斬られた部位からは血を吹き出し、明らかにダメージを与えていることが分かる。

 

 

 

木場『ゼノヴィア!今だ!』

 

 

 

ゼノヴィア『ああ!いくぞ!ブレイラウザー!!』

 

 

 

近距離から放たれた醒剣のオーラが子フェンリルを覆っていく!

 

 

 

ハティ『オォォォオオオオオオン・・・・・・』

 

 

 

消え入りそうな声で子フェンリルが鳴く。

 

 

 

流石にかなり効いてるみたいだね。

 

 

 

ライダーチームも優勢みたいだし、タンニーン様やロスヴァイセさんも量産型ミドガルズオルムを圧倒している。

 

 

 

魔物達を相手にしている部長とイリナさんももう少しと言ったところだ。

 

 

 

・・・・・残る問題は今回の元凶であるロキとそれに従うヘル。

 

 

 

今はバラキエルさんとティアマットさんが相手をしてくれているおかげで何とかなっているが・・・・

 

 

 

ロキ『ふはははは!堕天使一匹ごときで我を倒せると思ったか!見くびるなよ!』

 

 

 

バラキエル『・・・・・っ!』

 

 

 

ロキが握るレーヴァテインの斬戟をすんでのところでかわすが、バラキエルさんはすでに至るところに切り傷が出来ていた。

 

 

 

傷の表面には火傷したみたいな跡もあり、それが合わさってバラキエルさんを傷つけるようにみえた。

 

 

 

二人が回復するまでとのことだけど、もたもたしているとバラキエルさんが危ない。

 

 

 

朱乃『父さま!』

 

 

 

先輩達を後方へと下がらせた朱乃さんがバラキエルさんを援護するように雷光をロキへと放つ。

 

 

 

しかし、ロキは容易くそれを弾く。

 

 

 

これまでの修行で朱乃さんは大きく力を上げた。

 

その攻撃を軽々防ぐなんて・・・・・。

 

 

 

やはり、神というのは存在そのものが別格なのだろうか。

 

 

 

ロキ『堕天使・・・・いや、悪魔の気配も感じるな。先程の発言からして、その者の娘か。堕天使として産まれながらも悪魔に転生した、といったところか。しかし、それが一匹増えたところでどうということはない。まとめて始末してくれよう』

 

 

 

ロキはそう言うと自身の周囲に大型の魔法陣を複数展開し、狙いを朱乃さんとバラキエルさんに定める。

 

 

 

あれは危険だ!

 

 

 

バラキエルさんが焦りの表情となりながら、朱乃さんを庇う。

 

 

 

バラキエル『下がるんだ、朱乃!ここは私が受ける!』

 

 

 

朱乃『嫌ですわ!父さまを置いていくなんて出来ません!』

 

 

 

このままでは二人ともやられてしまう!

 

 

 

その時、空中に何やら魔法陣のようなものが描かれた。

 

 

 

そして、その魔法陣からは黒い人が落ちて来た。

 

 

 

禍々しい黒いオーラをたぎらせた人物

 

フォーゼの姿をしているけど……

あ、あれは?

 

 

 

ロキ『あれは――――』

 

 

 

ロキも突然現れた人物に目をやり、動きを止める。

 

 

 

すると、耳につけている通信機から声が流れた。

 

 

 

シェムハザ『[皆さん、ご無事ですか?]』

 

 

 

聞こえてきたのは男性の声。

 

 

 

皆にも聞こえているようで、戦闘を行いながら、その通信に耳を傾けていた。

 

 

 

そんな中、その声に反応する者がいた。

 

 

 

バラキエルさんだ。

 

 

 

バラキエル『シェムハザ。あの黒いドラゴンを送ってきたのはもしかして・・・・・』

 

 

 

シェムハザ・・・・・グリゴリの副総督。

 

たしか、匙君を任されていると先生から聞いているけど・・・・。

 

 

 

シェムハザ『[ええ、私です。単刀直入に言いましょう。その黒い人物は匙元士郎君です]』

 

 

 

!?

 

 

 

あれが匙君!?

 

 

 

シェムハザ『[実は今回の件に辺り、匙君に対してヴリトラ系の神器を全て合成したのです。そもそもヴリトラは幾重にも切り刻まれ、その魂を分割して4つの神器に封じた存在。その4つを合わせたのです]』

 

 

 

木場『ですが、そんなことは可能なのですか?』

 

 

 

シェムハザ『[本来は不可能です。ですが彼はレーティングゲームでは兵藤一誠君との戦闘の際、内に秘めるヴリトラの意識を一瞬とはいえ起こさせた。おそらくは彼の闘志にヴリトラの魂が反応したのでしょうね。それに我々はかけたのです。結果としては上手くいきました。・・・・・一応、暴走する可能性も考えていたのですが、杞憂に終わりました。ジョシュア・ジョースター君から受けていたという修行のおかげですね]』

 

 

 

・・・・・なるほど、先輩の修行は伊達じゃなかったということだね。

 

 

 

シェムハザ『[匙君。あとはいけますね?]』

 

 

 

シェムハザさんがそう尋ねると黒いフォーゼから声が発せられる。

 

 

 

匙『はい!』

 

 

 

通信が切れたところで、部長が匙君に話しかける。

 

 

 

リアス『匙君、聞こえるかしら?リアス・グレモリーよ』

 

 

 

匙『リアス先輩!俺は何をすれば良いですか?』

 

 

 

リアス『今、ジョジョとイッセーは大きなダメージを受けてしまったせいで、後ろに下がっているの。二人が回復するまで、バラキエルのサポートにまわってもらえないかしら?』

 

 

 

匙『了解です!仮面ライダーフォーゼ!ヴリトラステイツ!タイマン張らせてもらうぜ!』

 

 

 

匙君はロキに向けて黒い炎を放つ。

 

 

 

黒炎は命中するとロキの体を縛るように巻き付き始めた。

 

 

 

ロキは振り払おうとするが、その炎が消えることはなかった。

 

 

 

ロキ『これはヴリトラの黒炎か!やつの炎は相手を縛る呪いの炎だと聞いていたが・・・・忌々しいかぎりだ』

 

 

 

匙『ああ!こいつはたとえ神様でも容易に消すことは出来ないぜ!先輩達が回復するまでおまえの動きを封じさせてもらう!』

 

 

 

ロキ『ふん。この程度の炎で!』

 

 

 

ロキのオーラが一段階上がり、凄まじい光を発する!

 

まだ、こんなに力を残しているのか!

 

 

 

匙君の黒炎が消し飛ばされそうになるが――――

 

 

 

ロキを極大の雷光が貫いた!

 

その威力にロキも動きを止める。

 

 

 

上空を見上げると堕天使の翼を大きく広げた朱乃さんとバラキエルさんが雷光を纏っていた!

 

 

 

二人とも肩を上下させていて、相当消耗しているようだ。

 

 

 

ロキは上空に浮かぶ二人を睨み、殺気を放つ。

 

 

 

ロキ『ちっ・・・・堕天使ごときが無駄な真似を・・・・。ふんっ』

 

 

 

ロキが全身に力を入れて、体に巻き付いていた黒炎を振り払った。

 

 

 

そして、匙君に向けて魔法による砲撃を放つ!

 

けど

 

[shield on!]

 

 

匙『効かねぇな!』

 

 

匙君は黒いドラゴンのオーラをロキに向けて次々に黒炎を放ち攻撃を仕掛ける。

 

 

 

しかし、その黒炎はこごとくかわされてしまう。

 

 

 

ロキ『ほう、以外と頑丈だ。我の攻撃を受けて反撃できるとはな。だが――――』

 

 

 

ロキはレーヴァテインを振りかぶり、刀身に炎を纏わせていく。

 

 

 

その炎は辺り一帯を燃やし尽くすのではないかと思えるくらいの熱量を持っていた。

 

 

 

あれはマズい!

 

 

 

ロキ『この戦いにも飽きた。我はオーディンを討ちに行く。貴殿らにはここで散ってもらうとしよう!』

 

 

 

ロキがレーヴァテインを振り下ろす――――

 

アグル『なら俺と遊ぼうぜ!』

 

ロキの目の前に突然アグルさんが現れ、レーヴァテインを自身の身体で受け止める

 

ロキ『ふん、愚かな……このまま切り裂いてーーん?』

 

アグル『驚いたろ?俺のにダメージがないのが』

 

なっ!

ダメージがない!?

 

あり得ない!ジョジョ先輩でも耐えられなかったあの剣を身体で受け止めて只で済む筈がない!

 

アグル『俺の身体は特殊でな。この世界じゃあ親父か兄弟でないと傷付けられないらしい』

 

ロキ『くっ!』

 

アグル『おおっと!俺に気を取られていると大火傷するぜ?』

 

ロキ『どういう意味……』

 

 

ジョシュア『ロキィィィィィイイイイイイイ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

その声にロキは振り向く。

 

 

 

その視線の先ではジョジョ先輩が巨大化したミョルニルを握りしめ、ロキに迫っていた。

 

 

 

 

 

木場sideout



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決着!

ジョシュアside

 

朱乃や小猫のおかげで僅かに回復することができた俺は皆に大出力の炎を放とうとしているロキを視界に捉えた。

 

 

 

 

 

イッセー『ロキィィィィィイイイイイイイ!!!!』

 

 

 

 

 

作戦を伝えた俺はミョルニルに波紋を全力で流し込む。

 

 

 

その大きさは俺を遥かに越えるほどの大きさ。

 

十倍以上はあるだろう。

 

 

 

おかげでかなり重い。

 

片手で持ち上げられるギリギリの重さだ

 

 

スタンドでジャンプを加速させ、全身の力を一気に高めていく。

 

 

 

正直、こうして倍増させるのも限界に近い。

 

 

 

イミテイト『そうだ。相棒の今の状態を考えればこの形態ももうすぐ維持できなくなる。いや、今もこうして使えていること自体驚きだがな』

 

 

 

まぁな。

 

 

 

だから、俺は賭けに出た。

 

これが最後の賭け。

 

 

 

ミョルニルの巨大さにロキは一瞬、目を見開くが直ぐに笑みを見せた。

 

 

 

ロキ『あれだけの傷を受けてまだ立ち上がれるのか!だが、貴殿ではミョルニルは扱いきれんぞ!貴殿に邪な心が有る限りはな!』

 

 

 

ああ、そうだ。

 

イッセーではミョルニルは使いこなせない。

 

 

 

あいつがスケベなせいでな!

 

 

 

だからといってすぐにスケベな心を今すぐ捨てられると言われたら………

 

うん、無理!

 

 

 

皆には悪いけどイッセーのスケベ心は捨てられねぇ!

 

 

イッセー『ああ!俺はどうせスケベだよ! だから、これでもくらいやがれぇぇぇぇえええええ!!!!』

 

 

 

俺はミョルニルを振りかぶり、そのまま――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキめがけて全力で投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロキ『なっ!?』

 

 

 

俺の行動にロキは戸惑い、驚愕の声をあげる。

 

 

 

まぁ、元々投げて使うような武器じゃないし。

 

レプリカとはいえ神様の武器だ。

 

それは投げるなんて誰にも考えつかないだろうさ。

 

 

 

 

 

ロキは巨大化したミョルニルを避ける。

 

 

 

ミョルニルはそのまま、地面に落ちていき――――

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォオオオオオンッ!!!

 

 

 

 

 

落下した周辺が消し飛び、更地と化した。

 

 

 

スゲェ威力だな!

 

 

 

ただ、雷は発生していない。

 

これは分かっていたことだから気にしないけどな。

 

 

 

俺の手から離れ、オーラの供給元を失ったミョルニルは元のサイズに戻る。

 

 

 

俺の予想外の行動にロキは呆気に取られていたけど、笑いだす。

 

 

 

ロキ『どうした、赤龍帝よ!気でも狂ったか!』

 

 

 

言ってろよ。

 

 

 

笑うなら笑っとけ。

 

 

 

そもそも、俺の本命はここじゃない。

 

この先だ。

 

 

 

ロキ『ふははははは!所詮はその程度であったか!どうやら貴殿を買いかぶりすぎた……』

 

イッセー『一体いつから俺が赤龍帝と錯覚していた?』

 

ロキ『何……?』 

 

怪訝な表情で聞き返してくるロキ。

 

 

 

その時、上空から神々しい輝きを放ちながらこちらに向かってくる者がいた。

 

 

 

ジョシュア『ナイスタイミングだ。イッセー!』

 

 

イッセー『はあああああああああっ!!!!』

 

 

 

遥か上空から物凄いスピードで迫ってくるのは赤龍帝の鎧を纏ったイッセー。

 

 

 

しかも、その手に持っているのは―――――

 

 

 

ロキ『ミョルニルだと!?なぜ、貴様が!?』

 

 

 

ロキがこれまでにないくらいの驚きを見せていた。

 

 

 

俺の最後の賭け。

 

 

 

それはイッセーがミョルニルでロキを倒すこと。

 

 

 

作戦を要約するとこうだ。

 

 

 

まずは俺が龍騎の姿になってミョルニルをロキに投げつける。

 

当然、ロキは避けるだろう。

 

そして、俺がロキの注意を完全に引き付けている間にイッセーがミョルニルを確保。

 

そして、イッセーがロキにミョルニルを撃ち込む。

 

 

 

問題は俺がミョルニルを扱えるかどうかということとロキがその隙を見せるかどうかということだった。

 

まぁ、上手くいったようだけどな。

 

そして、イッセーは今、その身体をドライグに貸している

 

と言うことはスケベ心が無い状態だ

 

そしてミョルニル本来の性能を引き出せているということ。

 

 

 

ジョシュア『凄ぇだろ? 誉めてくれたっていいんだぜ?』

 

 

 

まぁ、俺の後輩だからな!

 

その相棒のドラゴンにはスケベ心なんてもんは一切無いのさ!

 

 

 

ジョシュア『イッセー!』

 

 

 

イッセードライグ『いっけぇぇえええええええええっ!!!!』

 

 

 

俺がロキから離れた瞬間、最大限まで高めた渾身一撃がロキの全身へ完璧に打ち込まれた!

 

 

 

そして、ミョルニルからとんでもない量の雷が発生した!

 

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!

 

 

 

 

 

特大の一撃が、ロキを完全に呑み込んだ。

 

 

 

雷がやんだ頃にはロキの体は大きく煙をあげていて、見る影がないほどにボロボロになっていた。

 

 

 

ロキ『がっ・・・・はっ・・・・・』

 

 

 

ロキは上空から墜落して、地面に落ちた。

 

ピクリとも動かない。

 

 

 

今度こそやったか・・・・・・

 

 

 

ヘル『よくもお父様を!』

 

 

 

背後から強烈な殺気が襲ってきた!

 

 

 

振り替えれば、ヘルが俺の背後を取っていて、すでに攻撃体勢に入っていた!

 

 

 

ここまで来て・・・・・!

 

 

 

避けきれないと感じ、覚悟を決めた。

 

 

 

すると――――

 

 

 

 

 

ドゴンッ!

 

 

 

 

 

横合いから何かがヘルを吹き飛ばした。

 

 

 

ティア『最後の最後で大きな隙を見せたなヘル。まぁ、フェンリルを失い、ロキすらも敗北した今、おまえ一人で我らに勝てる可能性などほとんど無いがな』

 

 

 

人間形態のティアが拳にふぅと息をかけながら、ようやく終わった戦いに、大きく息をはいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティアとバラキエルさんにヘルの拘束をお願いした後、俺はアーシアの治療を受けた。

 

 

 

いやー、アーシアがいてくれてマジで助かったぜ。

 

 

 

フェニックスの涙ももう尽きていたし、アーシアがいなかったらヤバかったな。

 

 

 

さてさて、俺は向こうの方で倒れているロキを拘束するとしようか。

 

俺はロキの元まで歩いていく。

 

 

 

一応、周囲を警戒しながら進んで行くけど特に何かが起こるようすはない。

 

近づく気配も感じないし、問題はないようだ。

 

 

 

まぁ、またロキの分身でした、とかだったら辛すぎるけどな。

 

 

 

ロキも禁術で作ったとか言ってたし、量産は出来ないものだと思いたいところだ。

 

 

 

ロキの近くまで寄るとうめき声が聞こえた。

 

 

 

ロキ『うっ・・・・』

 

 

 

覗き込むとロキと視線が合った。

 

どうやら、まだ意識はあるらしい。

 

 

 

ジョシュア『タフだな、あんた。あれを受けて意識があるとか・・・・・』

 

 

 

ロキ『ふ・・・・。見事、としか言いようがない。これだけの戦力を揃えて負けたのだ。もう抵抗はせんよ・・・・・。と言っても我に抵抗できるほどの力は残っていないが・・・・・』

 

 

 

ロキの言葉に少し驚く。

 

 

 

ジョシュア『へぇ。意識があるものだから、何か仕掛けてくると思ってたんだけどな』

 

 

 

ロキ『言ったであろう。我に抵抗できるほどの力はすでにない』

 

 

 

ロキは震える体でヨロヨロと立ち上がる。

 

 

 

確かにロキからは殺気もなければ敵意も感じない。

 

本当に抵抗する力は無いんだろうな。

 

 

 

だけど・・・・・・

 

何だろう、この感覚は・・・・・・

 

 

 

何かモヤモヤした不安感が俺の中で渦巻いている。

 

 

 

ロキが笑みを浮かべながら口を開く。

 

 

 

ロキ『・・・・・まさか、我が敗北するとはな。・・・・・・流石は異世界から転生してきただけはある・・・・・・・・・・・・・・、と言ったところか』

 

 

 

俺はその言葉に目を見開いた。

 

 

 

ジョシュア『な、に・・・・!?』

 

 

 

絞り出すような声が漏れる。

 

 

 

こいつ、今、なんて言った・・・・・・?

 

 

 

異世界から、転生・・・・・?

 

 

 

驚愕する俺を見て、ロキはニヤッと笑みを浮かべる。

 

その笑みは悪意に満ち溢れていた。

 

 

 

すでに片方しかない腕を広げてロキは叫ぶ。

 

 

 

ロキ『我を倒したところでもう遅い! かの者はやがてこの世界をも滅ぼすだろう!黄昏は止められぬ!それまでは一時の平和を過ごすがいい!異世界より転生せし戦士よ!ハァ!』

 

 

 

突如、ロキを中心に氷のようなものが現れた!

 

これは封印!?

 

 

 

ロキ『ふははははは!!』

 

 

 

狂ったように笑うロキ。

 

 

こいつ、自分で自分を封印しようってのかよ!?

 

 

 

ジョシュア『待ちやがれ!今のはどういうことだ!』

 

 

ロキ『はーはっはははは!!!!』

 

 

 

ジョシュア『答えやがれ!ロキ!!!』

 

 

俺はスタンドを発動させて氷を殴り付ける。

 

でも、氷はヒビすら入らず、ビクともしない!

 

 

 

それでも、俺は殴り続けた!

 

 

 

ジョシュア『答えろって言ってんだろ!ロキ!ロキィィィィィイイイイイイイ!!!!!』

 

 

 

氷は完全にロキを包み込み、その動きを止めた。

 

俺の叫びは虚しく響くだけ。

 

そこで、俺は完全に意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルside

 

 

 

 

 

ここはオーディンの爺さんと日本の神々の会談が行われたホテルの最上階の部屋。

 

 

 

アザゼル『とりあえずは何とかなったな』

 

 

 

バラキエルから作戦の結果を聞いた俺はサーゼクスと今回のことを話し合っていた。

 

 

 

サーゼクス『うむ。会談も無事に終わり、同盟をより強固にすることが出来た。オーディン殿も喜ばれておられた。何より、犠牲が出なかったことは私も安堵している』

 

 

 

今回の作戦。

 

 

ジョシュア・ジョースター率いるライダーチーム

 

イッセーとヴァーリという歴代でも最強の二天龍と龍王が二人。

 

さらには異世界の幻獣の王や非常に強力なメンバーが参加してくれてはいたが、やはり敵も敵だけに犠牲は出るだろうと覚悟はしていた。

 

 

 

だが、蓋を開ければ犠牲はゼロ。

 

 

 

ロキとヘルは下され、フェンリルはヴァーリと共にどこかへ転移していったという。

 

 

 

まぁ、ヴァーリのことだから上手くやってるとは思うがな。

 

 

 

サーゼクス『やはり、今回の決め手はまたジョジョ君とイッセー君となるか』

 

 

 

アザゼル『だな。最終的にはイッセーがミョルニルを使ったらしい』

 

 

確かにあいつは相当な実力を持っているが・・・・・

 

 

 

アザゼル『ジョシュア・ジョースター・・・・・。今回の件でより謎が深まったな。それにロキの言葉も気になる』

 

 

 

バラキエルによればロキはジョジョの事を『異世界より転生せし戦士』と言っていたと言う。

 

 

 

そして、『かの者』。

 

 

 

この世界を滅ぼすほどの存在。

 

ロキがそこまで言うなら相当ヤバい奴には違いない。

 

 

 

サーゼクス『ジョジョ君はまだ眠っているのかい?』

 

 

 

アザゼル『ああ。あいつは今回の作戦で一番の重傷者だ。レーヴァテインで斬られるわ、フェンリルに噛まれるわでボロボロだよ。おまけに大量の失血で意識を失ってやがる。しばらくは絶対安静だ。詳しく話を聞きたいところだが、まずは休ませなければならん』

 

 

 

サーゼクス『そうか・・・・・。異世界、か。厄介なものが出てきたな』

 

 

 

全くだ。

 

 

 

異世界。

 

これは各勢力の学者のあいだで議論になっているものだ。

 

どこの神話体系にも属さない未知の世界。

 

グリゴリでも議論はしているが、結論は出ていない。

 

 

 

まさか、こんなところでその話になるとはな。

 

 

 

だが、これはジョジョ達の謎を解き明かすことになる。

 

俺はそう思っている。

 

 

 

アザゼル『異世界より転生せし戦士、か』

 

 

 

 

 

俺はそう呟きながら、窓から町の灯りを眺めた。

 

 

 

 

 

アザゼルsideout

 

 

 

 

 

 

イミテイトside

 

俺は意識の無い相棒を見つめていた

 

相棒は確かに転生者、そして俺はそのスタンド

 

スタンドである俺は希に存在するという意識のあるスタンド……

 

さらには歴代のジョースター家のスタンドを合わせたような姿……

 

それには相棒の過去の出来事が関わっている

 

いや、何かを守りたい…仲間を失いたくないと言う意思全て、過去の出来事が関わっているといった方がいいな

 

ああ。

 

皆に打ち明けるときが来たようだ。

 

相棒には申し訳ないが、相棒の意識がないこの時だからこそ

打ち明けさせてもらう



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リアス眷属が増えたとさ

木場side

 

ある日、オカルト研究部部室。

 

 

 

 

 

ロスヴァイセ『えぇっ!?保険がこんなに!? しかも掛け捨てじゃない!』

 

 

ロキとの戦いから数日が経ち、僕達の元には平和な日々が戻ってきた。

 

いつものように学園に通い、部活に顔を出す。

 

 

 

いつもと変わらない光景・・・・・・のように思えるんだけど、僕達にはいくつかの変化があった。

 

 

 

まず、一つ目。

 

ロスヴァイセさんがこの駒王町に残ることになったこと。

 

 

 

・・・・・ゴメン、少し訂正するよ。

 

ロスヴァイセさんはこの町に置いていかれた・・・・・・・と言った方が正しいのかな?

 

 

 

どうやら、会談が終わった後、オーディン様はそそくさと北欧に帰ってしまったらしい。

 

ロスヴァイセさんを忘れて・・・・・・。

 

 

 

ロスヴァイセさんとしては直ぐに北欧に戻ろうとしたんだけど、戦いの事後処理に追われて帰ることが出来なかったんだ。

 

 

 

 

 

泊まるところもなかったので、一先ずはイッセー君の家に厄介になったんだけど・・・・・

 

仕えていた主神に置いていかれたことが相当なショックだったようで、しばらく泣き止まなかったそうだ。

 

 

 

それを見かねた部長がロスヴァイセさんに声をかけた。

 

 

 

―――――私の眷属にならないか、と

 

 

 

 

 

そして今。

 

 

 

 

 

リアス『そうなの。グレモリーの眷属になれば好きな領地ももらえるし、今ならこういう特典がついてくるのよ』

 

 

 

と、部長が何やらパンフレットを指差しながら説明をしている。

 

 

 

ロスヴァイセさんも食い入るようにパンフレットを見て、二つのパンフレットを両手に、内容を交互に確認していく。

 

 

 

ロスヴァイセ『すごい!北欧よりも全然充実してるじゃない!しかも、お給料も遥かに上!最高の職場だわ!』

 

 

 

ロスヴァイセさん、目がキラキラ光ってますよ。

 

 

 

よほど、部長が提示した内容が良かったのか、中々パンフレットを離そうとしない。

 

 

 

小猫『・・・・すごい迫力』

 

 

 

僕の隣で小猫ちゃんが呟く。

 

 

 

うん、僕もそう思う。

 

戦ってるときよりも迫力を感じるよ。

 

 

 

 

 

朱乃『前の職場でよっぽどストレスがたまってたのかしら?』

 

 

ガチャ

 

 

アザゼル『おーう、やってるな、おまえら』

 

 

 

 

 

部室に入ってきたのは白衣を着たアザゼル先生。

 

手に化学の教科書を持っているから、さっきまで授業をしていたんだろう。

 

 

そんな中、部長とロスヴァイセさんの会話は続いていく。

 

 

 

ロスヴァイセ『グレモリーといえば、魔王輩出の名門で、グレモリー領の特産品は好評で売り上げもとても良いと聞いています』

 

 

 

リアス『そうよ。あなたが望むならその事業を任せてもいいわ。グレモリーはより良い人材を募集しているのよ』

 

 

 

勧誘を続ける部長がポケットから紅い駒を取り出す。

 

 

 

リアス『そんなわけで、冥界で一仕事するためにも私の眷属にならない? あなたのその魔術なら「戦車」として動ける魔術砲台要員になれると思うの。ただ、不安なのは駒一つで足りるかどうか・・・・・。戦乙女を悪魔にした例なんて聞いたことがないし、こればかりはやってみないと分からないわね』

 

 

 

先生を除いた全員が部長の申し出に驚いていた。

 

 

 

今手にしているのは部長の最後の駒だ。

 

それをロスヴァイセさんに使おうと言うのだから仕方がないだろう。

 

 

 

でも、確かに部長の言う通りで、ロスヴァイセさんが眷属になってくれれば心強い。

 

先日の戦いでも見せてくれた魔術のフルバーストはレーティングゲームでも活躍してくれるだろう。

 

 

 

それに僕達眷属の中には魔法タイプは部長と朱乃さんしかいない。

 

ジョジョ先輩やイッセー君でも、魔力や魔術に関してはほぼ使えない。

 

 

 

 

 

ロスヴァイセさんは駒を受けとる。

 

 

 

ロスヴァイセ『なんとなくですけど、冥界で出会った時からこうなるのが決まっていたのかも知れませんね』

 

 

 

紅い閃光が室内を覆い――――ロスヴァイセさんの背中に悪魔の翼が生えていた。

 

 

 

 

 

上手く眷属に出来たみたいだね。

 

戦乙女は半神だから、駒が足りるか僕も不安だったんだけど、問題なかったみたいだ。

 

 

 

 

 

そういえば、アジュカ・ベルゼブブ様がつい最近発表したことなんだけど、

 

 

 

『悪魔の駒は主の成長に合わせて変質する』

 

 

 

というものがあったんだ。

 

 

 

 

 

部長はこれまでの修行でその実力を向上させてきた。

 

もしかしたら、それも今回の眷属化に関係があるのかも。

 

 

 

 

 

パンッ

 

 

 

 

 

部長が掌を叩く。

 

 

 

リアス『そういうわけで、私、リアス・グレモリーの最後の眷属は『戦車』のロスヴァイセになったわ。皆、仲良くしてあげてね』

 

 

 

部長の紹介に合わせてロスヴァイセさんがペコリとお辞儀をする。

 

 

 

ロスヴァイセ『この度、リアスさんの眷属となりましたロスヴァイセです。グレモリーさんの財政面や、保険、その他の福利厚生もろもろを考慮して思いきって悪魔に転生しました。皆さん、よろしくお願いします』

 

 

 

 

 

パチパチパチ

 

 

 

 

 

ロスヴァイセさんの挨拶に皆は拍手を送るけど・・・・・

 

皆、苦笑している。

 

 

 

本当に思いきったと思うよ。

 

 

 

というより、部長が洗脳したようなところもあるような気がするよ。

 

だって、完全に保険屋の人に見えたからね。

 

 

 

ゼノヴィア『まぁ、いいんじゃないか? 私もやぶれかぶれで悪魔になったことだしな』

 

 

 

ゼノヴィア、君はもう少し考えて行動した方が・・・・

 

 

 

ゼノヴィア『ん?どうかしたのか、木場?』

 

 

 

木場『ははは・・・何でもないよ』

 

 

 

まぁ、無事にロスヴァイセさんが眷属になってくれて僕も嬉しいよ。

 

これでグレモリー眷属もかなり強化されたんじゃないかな?

 

 

 

ロスヴァイセ『うふふふふふふ!オーディンさま、次にお会いしたときは覚悟してくださいね?』

 

 

 

不気味に笑みを浮かべているロスヴァイセさん。

 

しかも、迫力のあるオーラを纏っている!

 

 

 

オーディン様にそれだけ不満があったのだろうか・・・・

 

 

 

アザゼル『とりあえず、これでおまえの眷属は揃ったわけだ』

 

 

 

リアス『アザゼル、そこは私の席よ。でも、そう言うことになるわね』

 

 

 

アザゼル『にしても、おまえの巡り合わせはとんでもないな。ヴァルキリーが悪魔になったなんて聞いたことがねぇぜ。この面子じゃ、プロのレーティングゲームに参加してもすぐに上位に入るだろうよ。・・・・まぁ、それはジョジョがいるところもあるがな』

 

 

 

先生がジョジョ先輩の名を口にした瞬間、部屋の空気が変わる。

 

 

 

 

 

これが僕達の中で起きた変化の二つ目。

 

 

 

イッセー『先生、ジョジョ先輩の様子はどうですか?』

 

 

 

今、ここにジョジョ先輩はいない。

 

ロキの策略やフェンリルの牙を受けたせいで、瀕死の重症を負い、冥界のグレモリー領内にある病院で入院している。

 

 

 

先生は手元に資料を出し、それをパラパラと捲る。

 

 

 

アザゼル『あー、今のところ問題なしだ。先日の戦いで死んでもおかしくない傷を負っていたがアーシアと仗助の治療でそれも治ってる。あとは意識が戻るのを待つだけだ』

 

そう、ジョジョ先輩は未だに意識を取り戻していない

 

 

 

朱乃さんも一度、ジョジョ先輩のお見舞いに行ったそうだが、やはり意識が戻っていないようだった

 

 

僕達もジョジョ先輩の顔を見に行こうとしたんだけど、他にやることがあって行けなかったんだ。

 

 

 

アザゼル『ま、ケガのことは良いんだが・・・・・。おまえらも分かってるだろ? あいつのこと』

 

 

 

部屋の空気が再び張り詰める。

 

 

 

僕はロキが最後に言い放った言葉を思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

[ロキ『我を倒したところでもう遅い! かの者はやがてこの世界をも滅ぼすだろう!黄昏は止められぬ!それまでは一時の平和を過ごすがいい!異世界より転生せし戦士よ!』]

 

 

 

 

 

 

 

あの時、僕たちはロキの言葉の意味が分からなかった。

 

その言葉の意味よりも僕達が驚愕したのはジョジョ先輩の反応だった。

 

 

 

まるで、絶対に知られてはいけないものを明かされたように焦るジョジョ先輩。

 

ロキが自身を封印するために作った特殊な結界を何度もスタンドで殴り付けていた。

 

 

 

結果的には途中でジョジョ先輩が倒れてしまったので、破壊することは出来なかったが・・・・。

 

 

 

あそこまで焦る先輩を見たのは初めてだった。

 

 

 

アザゼル『オーディンの爺さんにロキの封印を解くように依頼してはいるが、向こうも手間取っているみたいでな。かなり特殊なものらしい。解除するにはかなりの時間を要するとのことだ』

 

 

 

小猫『・・・・・では、ジョジョ先輩に直接聞くしかないと言うことですか?』

 

 

 

アザゼル『そうなるな。俺やサーゼクスとしては今すぐにでも話を聞きたいところなんだ。今まで誰にも認知されていない異世界が関わっている可能性がある』

 

 

 

 

 

異世界・・・・・。

 

このことは少し前に先生から聞かされた。

 

 

 

どこの神話体系にも属さない未知の世界。

 

世界中で議論されており、グリゴリでも時折、議題に挙がるそうだが、結論は出ていないらしい。

 

 

 

その異世界にジョジョ先輩が関わっている。

 

いったい、なぜ二人がそんなところに関係しているのかは分からない。

 

 

 

アザゼル『――――だが、話を聞くにしてもまずはあいつが目を覚ますのを待つ、と言うのが俺とサーゼクスの出した結論だ。』

 

 

 

・・・・確かに、先生の言う通りなのかもしれない。

 

 

皆もそれには納得しているようで頷いていた。

 

 

 

アザゼル『ま、そのうち目を覚ますだろうさ。あいつのことだ。知られてしまった以上、俺達に話さなければいけないことくらいは理解してるはずだ。俺はあいつを信じるぜ。なんせ、俺は『先生』だからな。生徒を信じるのも教師の勤めだ』

 

 

 

先生はそう言うとニヤリと笑った。

 

 

 

リアス『そうね。私もアザゼルに賛成するわ。私もジョジョが話してくれるのを待つ。それが私達に出きることだと思うの』

 

 

 

朱乃『ですわね。私もジョジョ君を信じます』

 

 

 

部長と朱乃さんも微笑む。

 

 

 

アーシアさんや小猫ちゃん、他の皆も気持ちは同じのようだ。

 

 

 

当然、僕とイッセー君もだけどね。

 

 

 

先生は僕達の顔を見て満足そうな笑みを浮かべる。

 

 

 

アザゼル『とりあえず、今日の部活はジョジョの見舞いに行くとしようぜ。』

 

 

この数日、ココアさんをはじめとした女性陣はどこか調子が狂っているようだったからね。

 

授業中にボーッとしたりすることが多い。

 

クラスの人達からも心配されているらしい。

 

 

 

部長や朱乃さんまでもがそうなっているので、先生からは保健室や早退を進勧められたこともあるとのことだ。

 

 

 

・・・・・かなり重症だ。

 

 

 

アザゼル『あ、そうそう。ジョジョの眷属達は先に病院に行ってるぞ。』

 

 

小猫『それを先に言って下さい!』

 

 

 

小猫ちゃんが叫ぶ

 

 

 

小猫『こうはしていられません!部長、すぐに行きましょう!ただでさえ、遅れをとっているのに、こんなところでゆっくりなんて出来ません!』

 

イッセー『……あんな小猫ちゃん初めて見た……』

 

 

木場『先生・・・・・、完全に爆弾を投下しましたね』

 

 

 

アザゼル『これで、いつものこいつらに戻っただろ。しけた面してんのはこいつらには合わねぇからな』

 

 

 

どうやら、こうなるように計算していたみたいだ。

 

 

 

流石は先生、と言ったところかな?

 

 

 

 

 

それにしても、ジョジョ先輩は驚くだろうね。

 

自分がいない間に部長の眷属が増えているんだし。

 

 

 

 

 

この後、僕達はジョジョ先輩のお見舞いに行くべく、冥界に転移していった。

 

 

 

 

 

 

 

木場sideout



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課外授業のG-SWORD
ジョジョの過去


イミテイトside

 

………ジョジョはあれから意識が戻っていない……

 

それもそうだ、フェンリルに噛まれた状態でゴーストから龍騎になったんだ

 

身体への負担は相当のものだ

 

俺が……付いていながら……

 

 

俺が悲観的になっていると

 

病室のドアが開く

 

 

扉の方を見てみるとリアスや部員の皆がそこに立っていた。

 

 

 

小猫がなぜか息をきらしてるけど…………何事だろうか……

 

リアス『イミテイト……』

 

イミテイト『リアス・グレモリー……』

 

リアス『あ、これ!フルーツの盛り合わせよ。意識が戻ったら剥いて上げて』

 

イミテイト『すまないな……』

 

リアス『良いのよ。……えい!』

 

リアスは何を思ったのか俺の頬に触れようとする

 

まぁ、空振ったのは言うまでもない

 

イミテイト『スタンドはスタンドでしか触れないと言うルールを忘れたのか?』

 

リアス『………そーだったわね』

 

小猫『……あれ?眷属の皆さんは?』

 

イミテイト『さっき帰っていったよ』

 

小猫『そうですか……』

 

イッセー『やっぱり、あれから意識は?』

 

イミテイト『戻っていない……』

 

イッセー『……』

 

……切り出すタイミングが見つからない……

 

いや、もうタイミングを見計らっている場合でもないな……

 

 

イミテイト『皆……話がある』

 

その瞬間、皆の表情が変わる

 

俺は、相棒の事を話はじめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相棒は、ちょっとした超能力があると言うことは以外は普通の人間だった

 

ただ、一つ違うとすれば

戦う力……誰かを守る力があったぐらいだ

 

怪物『ギャアォォォオオオ!』

 

ジョシュア『来たぜ!小夜!』

 

小夜『えぇ!ジョジョ、これはあの化け物のマーク……頼んでもいい?』

 

ジョシュア『何を今さら。任せとけ!……怪我すんなよ』

 

小夜『えぇ』

 

当時の相棒には好意を寄せていた幼なじみがいた。

 

まぁ、それはある男の手によってすり替えられた記憶だったんだが……

 

相棒はそれでもかまわないとしていた

 

ジョシュア『小夜!後ろの奴が本体だ!』

 

小夜『わかった!』

 

二人が戦っていたのは「古き者」と呼ばれる怪物のコピー

 

ある男の手によって造られた怪物だ

 

ジョシュア『……!小夜!今からロッカクが来る!』

 

小夜『わかった!』

 

ロッカクとは古き者の一体でオリジナルの古き者の一体でもあった

 

見た目は鹿なんだが、角の部分が腕になっているんだ

 

ロッカク『オォォォオオオン!』

 

小夜『ロッカク!こいつらを片付けるよ!』

 

小夜はロッカクの背中に乗り、量産型の怪物を斬っていた

 

ロッカクも腕を使って、殴ったり、叩きつけたりしていた

 

ジョシュア『小夜!今度はコクエイも来る!』

 

小夜『わかった!ロッカク!タイミング良くジャンプしてね!』

 

ロッカクは二回ほど頷く

 

そして量産型の一体を踏み台にし、高くジャンプすると

地面から黒い刺が量産型を複数体貫いた

 

 

ジョシュア『今度はガイとジョロウが来るぞ!』

 

小夜『了解!ロッカク!コクエイ!伏せて!』

 

ガイ『ムゥゥゥン!』

 

ジョロウ『逃げても無駄だよ?』

 

鎧武者と髪の長い女が合流し、量産型を斬って行く

 

 

そして、全ての量産型を葬る事が出来た

 

 

ガイ『人間達は無事か?』

 

ジョシュア『あぁ!無事だぜ。ライナーが守ってくれたからな!』

 

ジョロウ『大丈夫?ジョジョ、怪我してない?』

 

ジョシュア『あぁ、大丈夫大丈夫!この通りだぜ!』

 

小夜『良かった……』

 

ジョシュア『もしかして、心配してくれたのか?』

 

小夜『そ、そんなこと無い!ただ、ロッカクの言葉がわかるのあなただけだから……』

 

ジョシュア『あら、……にしても七原の野郎、また鬼ウサギ差し向けやがって…』

 

ガイ『仕方あるまい、我らの細胞…肉片がある限りはあのウサギは無限に増える』

 

コクエイ『我らも人を食らう身ではあるがそれは死んだ人間のみだ』

 

小夜『……記憶を失ってたとはいえ、私が犯してしまった罪……七原は私が殺す』

 

ジョシュア『……そう気負う事はねぇんじゃねぇか?』

 

ガイ『左様、我らはお主を責めるつもりは毛頭無い』

 

小夜『それでも……』

 

コクエイ『我らは同じこの日の本に生まれた同士。小夜殿の罪は我らが罪でもある』

 

ジョシュア『そーゆーこった!』

 

ジョロウ『ジョジョは人間でしょ?』

 

ジョシュア『……そうだった!』

 

その場の全員が笑い出す

 

小夜『……ぷっ、アハハハハ!』

 

小夜の笑いを切っ掛けに、その場に居たもの者達も笑い出した

 

 

その後、ライナーという古きものと合流し、

 

避難した人々を救い出した

 

 

そして、数日後

 

 

相棒はいつもの如く特撮を見ていた

 

 

ジョシュア『……今回のゴーストは泣けたな…』

 

ガイ『……うむ!フミ婆ぁ……!』

 

 

ジョシュア『……アラン善堕ちしたな』

 

ガイ『間違いは無いだろう』

 

コクエイ『……お前ら……盛り上がってるところ悪いがあれが見つかったぞ』

 

ジョシュア『うぉ!コクエイか……ビックリした…』

 

ガイ『見つかったとは?』

 

コクエイ『……七原の居場所だ』

 

その言葉に二人は身構えた

 

ジョシュア『……小夜には?』

 

コクエイ『伝えた……今日発つと…』

 

ジョシュア『俺も行く』

 

ガイ『無茶だ!お前はただの人間だ!』

 

ジョシュア『じゃああのウサギが出てきたら本体をどうやって見分けんだよ!』

 

 

小夜『……いいわ、一緒に行こう』

 

ガイ『……小夜殿がいいなら何も言うまい』

 

 

ジョシュア『ありがとよ!そうと決まりゃ早速準備だ!』

 

相棒はマシンガンや手榴弾等の装備を固め、七原のアジトへ向かった

 

 



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血に染まった悲劇

イミテイトside

 

 

七原のアジトへたどり着くと

 

そこには建物が1つ存在しているのみで何もない場所だった

 

 

ジョシュア『……小夜、ロッカクに乗っておけ、ロッカクもあのウサギが出たらあの建物に向かえ』

 

小夜『わかったわ』

 

相棒の指示にロッカクも頷く

 

 

相棒達は徐々にアジトへ近づいて行った

 

しかしその前に立ちはだかったのは五体のウサギだった

 

 

ジョシュア『敵発見……だな』

 

ガイ『しかし、襲ってこないのはどういう事だ?』

 

七原『それは私が待機させているからだ』

 

七原の声が相棒達に聞こえたが、周囲には七原らしき人物はいなかった

 

 

ジョシュア『っ!七原ぁ!』

 

七原『おっと!そう怒らないでくれたまえウサギ達が怯える』

 

七原はふざけた口調で相棒をなだめる

 

 

七原『彼らは因幡五人衆、赤いスカーフがイナバ、青いスカーフがロップ、黄色いのが……』

 

 

ジョシュア『ごちゃごちゃうるせぇんだよ!』

 

七原『……やれやれ、僕が調教した五体の怪物の名前をいってるだけじゃないか……そんな悪い子にはお仕置きが必要だね』

 

七原はウサギの一体に襲わせる

 

だが、ガイがそれを止める

 

ガイ『ジョジョは殺させん!何がなんでも!』

 

ジョシュア『ガイ……』

 

七原『あははは!随分滑稽な茶番劇を見せてくれるじゃないか!この際だ!全員で奴等を殺せ!』

 

七原の指示で五体のウサギが一斉に襲いかかる

 

ガイ『ここは俺に任せて先に行け!』

 

ガイは腕を八本に増やし、ウサギ達に応戦する

 

 

ジョシュア『っ!悪い!必ず後で来いよ!』

 

ガイ『あぁ!』

 

そう言って、相棒は先へと進んだ

 

アジトの内部に入ると突然、小夜が拘束された

 

小夜『なっ!これはっ!』

 

ジョシュア『小夜!くっそ!離しやがれ!』

 

他の古きもの達も小夜の拘束を解こうとするが全く緩むことはなかった

 

そして、小夜はそのまま何処かに連れていかれてしまった

 

小夜『ジョジョ!』

 

ジョシュア『小夜!小夜ぉぉぉ!』

 

そしてアナウンスが流れる

 

七原『ふははは!小夜ちゃんを返して欲しかったら私の所まで来ることだね!』

 

ジョシュア『絶対行ってやるから覚悟しとけよ!』

 

七原『……まぁ、来られたらボスの話だけどね』

 

アナウンスが切れたと同時に相棒の背丈と同じ位のウサギ達が現れた

 

ジョシュア『ちっ!次から次へと……邪魔なんだよクソウサギ共がぁぁぁあああ!』

 

相棒は手にしていたマシンガンをぶっ放した

 

ジョシュア『コクエイ!ジョロウ!道作れるか!?』

 

コクエイ『容易いこと!』

 

ジョロウ『……任せて』

 

ジョロウとコクエイは自らの特性を利用して、ウサギ達を片付ける

 

ウサギの一体が相棒を襲おうとする

 

しかし、ウサギが相棒に近づいた時、

 

相棒にしか見えない拳がウサギの顔を殴った

 

それでも相棒は止まることはなかった

 

相棒はそのまま真っ直ぐ七原の元に向かっていった

 

 

イミテイトsideout

 

 

ナレーションside

 

ガイ『むぅぅぅん!』

 

ガイは五体のウサギを相手にし、後残り一体となっていた

 

ガイ『はぁ……はぁ……残りは貴様だけだ……』

 

イナバ『それはドうだろうナ?』

 

ガイ『何?』

 

イナバ『俺ヲ殺してもお前ハ必ず死ヌ。こレは予想デハない、予言ダ』

 

ガイ『言っておけ!はぁぁぁあああ!』

 

ガイはそのまま最後のウサギを倒した

 

ガイ『………ふぅ、終わったか……さて、ジョジョと合流するか』

 

ガイがアジトの入り口へ振り向くと

 

突然、視界が傾く

 

ガイ『な……なぜ……』

 

ガイはその場に倒れ、二度と起き上がることはなかった

 

 

そして、アジト内部

 

 

ジョシュア『うぉらぁぁぁ!』

 

ジョジョはマシンガンを撃ち続けながら前へ進んで行った

 

ジョシュア『くっそ!こんな時に俺の考えたスタンド使えりゃいいのによぉ!』

 

コクエイ『あと仮面ライダーになれればいいなとかも思ってるだろ?』

 

ジョシュア『正解だ!』

 

コクエイ、ジョロウそしてロッカクはジョジョを守りながら、共に進んで行った

 

 

ジョシュア『うじゃうじゃ喧しいんだよ雑魚共がぁぁぁ!』

 

ジョジョの怒号に反応したのか、ウサギ達が一ヶ所に集まりだした

 

ジョシュア『やっと退いてくれた……』

 

ジョロウ『……ホントに、退いてくれてたら良かったのに……』

 

 

ジョシュア『え?』

 

ウサギ達が一ヶ所に集まったのは、融合するためだった

 

ジョシュア『おいおいおいおいおいおい!合体するなんて聞いてねぇぞ!』

 

コクエイ『(………あれは!?)』

 

コクエイはあることに気づいた

ウサギ(融合体)の後ろに厚い扉らしき物があることを

 

コクエイ『(ジョロウ!聞こえるか?)』

 

ジョロウ『(テレパシー?何でここで使うの?)』

 

コクエイ『(あのウサギの後ろに扉がある。おそらくそこに七原がいる。)』

 

ジョロウ『(……それが正しいなら私達三人でこのウサギを足止めして、ジョジョだけ送るってこと?)』

 

コクエイ『(それしか方法が見つからん!幸い、ジョジョはまだ小銃を使っていない!)』

 

ジョロウ『(………わかった!、でも扉は?)』

 

コクエイ『(……俺に考えがある)』

 

コクエイは巨大ウサギの足元に行くと、黒い刺をウサギの足元に突き刺す

 

 

巨大ウサギは悲鳴をあげ、コクエイに向けて拳を連続で振るう

 

しかし、コクエイはその連撃を掻い潜り

 

あの扉の前で止まった

 

その一瞬の隙を突いたように巨大ウサギの拳がコクエイに当たる

 

ジョシュア『コクエイ!』

 

ジョジョが名を叫ぶ

 

ジョシュア『くっそ!よくもコクエイを殺ってくれたなぁ!』

 

コクエイ『呼んだか?』

 

ジョシュア『うわぁ!コクエイ!生きてたのか!?』

 

コクエイ『俺は影の古きもの。あの程度の拳では俺には届かんよ』

 

ジョシュア『そーいや、そうだったな……』

 

 

コクエイ『それより、この先の部屋にはウサギ達はいない。ここは我ら三人に任せて先に行け』

 

ジョシュア『けどお前らは?』

 

コクエイ『なぁに、後で合流するさ』

 

ジョロウ『心配無用……』

 

ジョロウの言葉にロッカクも頷く

 

ジョシュア『わかった!先に行ってるぜ!』

 

ジョジョはそのまま次の部屋に走っていった

 

コクエイ『良し!おいデカブツ!俺達が相手だ!』

 

コクエイ、ジョロウ、ロッカクは巨大ウサギに確実にダメージを与え始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ジョジョは

とある部屋にたどり着いた

 

ジョシュア『ここは……モニター?』

 

巨大なモニターの前に椅子が1つ

 

その椅子がこちらを向いた

 

そこに座っていたのは……

 

七原『やぁ、ジョシュア君。久しぶり……でもないかな?』

 

ジョシュア『七原ぁ……!』

 

ジョジョは小銃を構える

 

七原『おっと!撃ってもいいけどあの子を元に戻せなくなるよ?』

 

ジョシュア『!?おい!どういう事だ!』

 

七原『こう言うことさ』

 

七原が指を鳴らすと、モニターに巨大ウサギと戦っているコクエイ達が映し出された

 

映し出されてからしばらくして、巨大ウサギが倒された

 

ジョシュア『何がしたかったんだ?頼みの綱のウサギは死んだぜ?』

 

七原『あのウサギは捨て駒さ、この後のショーの為にね』

 

ジョシュア『ショー?』

 

モニターに映し出されたコクエイ達を何者かが斬った

 

ジョシュア『!?』

 

コクエイ達は何が起こったか分からず、そのまま絶命した

 

ジョシュア『そんな………』

 

七原『ふははは!さぁて!次は君の番だ!愛する者に殺されて君も幸せだなぁ!あはははは!』

 

 

ジョシュア『おい……ちょっと待て…愛する者?……もしかしてコクエイ達を斬ったのは!』

 

七原『なんだい?気づかなかったのかい?そうだよ?さぁ、入ってきたまえ』

 

七原が呼ぶとジョジョの目の前に小夜が現れた

 

ジョシュア『小夜!』

 

七原『彼女は僕のモノになった。君はもう用済みだよ?』

 

ジョシュア『てめぇ!小夜に何しやがったぁ!』

 

七原『古きものの血を過剰摂取させて、僕の駒にしたのさ』

 

ジョジョは咄嗟に小銃を七原に向けて放った

 

しかし、小夜の刀が小銃の弾丸を弾く

 

小夜はそのまま、ジョジョに襲い掛かる

 

 

ジョシュア『っ!やめろ!目ぇ覚ませ!小夜!』

 

小夜『うっ!うぐぅぅぅ!』

 

ジョジョは巴投げの要領で小夜と距離を取る

 

そして、七原の元に走るが

背中に衝撃が走る

 

ジョシュア『がっ!』

 

小夜がジョジョの背中を斬ったのだ

 

七原『あははは!油断したねぇ!……もう死んだかな?』

 

ジョシュア『死んでねぇよ……!』

 

ジョジョは背中から血を流しているものの、致命傷には至らなかった

 

ジョシュア『防弾で防刃のベスト着といて助かったわ』

 

七原『ちっ!無駄な足掻きをっ……!小夜!』

 

七原の声に小夜は再び、ジョジョに掴み掛かる

 

ジョシュア『っ!小夜!』

 

ジョジョは再び、小銃で小夜の刀を防ぐ

 

ジョシュア『(くっそ!どうすりゃいいんだよっ!)』

 

ジョジョは必死で小夜を元に戻せないか考えていた

 

すると、ジョジョの頬に水滴が零れた

 

見ると小夜の目から涙が零れていた

 

ジョシュア『小夜……?』

 

小夜『……して……』

 

ジョシュア『え……?』

 

小夜『私を………殺して……』

 

ジョシュア『っ!?』

 

七原『あはははははは!ここに来て友情ごっこかい?ホンットに君達は愉快だねぇ!』

 

七原が何か言っている

ジョジョにとってはその位にしか聞こえていなかった

 

小夜『わ……たしの…自我…が…あるうち……にっ!』

 

 

ジョシュア『……それしか方法は無いのかっ!』

 

小夜『……いい……からっ!……早くっ!』

 

ジョシュア『う、うあぁぁぁあああ!』

 

ジョジョは小銃で小夜を押し返し、小夜はバランスを崩してしまう

 

 

ジョシュア『……』

 

そしてジョジョは小夜に向けて小銃を構える

 

小夜『……………』

 

小夜は口パクで最期の言葉をジョジョに送った

 

ジョジョはそのまま、唇を噛みながら小銃で小夜の眉間を撃ち抜いた

 

 

七原『はは……はははははは!ホントに殺したよ!すごいね!やはり人間は死に際に本性を表すね!』

 

ジョシュア『……れよ』

 

七原『え?』

 

ジョシュア『黙れよ……クズがっ!』

 

ジョジョは七原に向け、これ以上無いというほどの怒りと殺気を放った

 

 

七原『ひっ』

 

ジョシュア『なぁ、知ってるか?人ってな…怒りすぎると頭がスゥーっとするんだ……まるで頭に穴が空いたみてぇに……』

 

 

七原『そ、それがどうかしたのかい?』

 

ジョシュア『……小夜は最期になんて言ったと思う?

 

ジョジョは小銃を捨て、小夜の持っていた刀を手に取る

 

七原『さ、さぁね。』

 

ジョシュア『ありがとう、さようなら……だってよ…笑えるぜ…こっちの気も知らないでよ』

 

七原『だからなんなんだ!何が言いたい!』

 

ジョシュア『今からお前を殺す……俺と小夜の手で………その罪……死をもって償え』

 

その瞬間、ジョジョは七原の目の前まで迫った

 

そして、横からの一閃に七原は為す術なく、腹から血を流し、その場に倒れた

 

ジョジョは小夜の亡骸を抱え、アジトを後にした

 

 

再び、ジョジョはアジトを訪れ

 

ガイ、コクエイ、ジョロウ、ロッカクの亡骸を回収した

 

 

 

ジョシュア『……ガイ…コクエイ…ジョロウ…ロッカク……小夜……俺に、俺にもっと力があれば…守ってやれたんだけどな……ごめん…ほんっとうにごめん!』

 

ジョジョは静かに涙を流しながら、それぞれの墓を作っていく

 

 

ライナー『これからどうするんだ?』

 

ジョシュア『ライナーか、そうだな……そろそろ学校も再開するだろうし、まずは高校卒業を目指してみるよ……ライナーは?』

 

ライナー『儂は森に還る。奴等が居らんとつまらんからのう』

 

ジョシュア『そうか……俺を恨んでるか?』

 

ライナー『恨んではおらんよ、お主は良くやった…お主に生きて奴等の分まで長生きして欲しい。奴等もそう思うに違いないわい』

 

ジョシュア『そうか……じゃあな、ライナー』

 

 

ライナー『お主もな。道中達者での』

 

そして、ライナーは森に向かって走っていった

 

 

ジョジョはその場を後にし、高校を復学、そして現在に至る

 

 

 

ナレーションsideout

 

 



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理想郷の進撃

イミテイトside

 

 

イミテイト『今のが相棒の過去だ』

 

俺が顔をあげると、涙を流すオカ研メンバー達が居た

 

イッセーに関しては泣きすぎて顔が腫れている

 

 

イッセー『ジョジョ先輩にそんな過去があったなんて』

 

リアス『知らなかったわ……』

 

小猫『ジョジョ先輩……起きていたら私が癒したかった…』

 

朱乃『反乱の末の悲劇ですわね……』

 

アーシア『うぅ、私……ジョジョお兄様にそんな過去があったなんて知らなくて……』

 

ゼノヴィア『その七原と言う男!生きていたら私が斬り捨ててやったものを!』

 

イミテイト『はは、それは頼もしいな』

 

 

俺はオカ研のメンバーに対して安堵した

 

相棒…お前の仲間はこんなにもお前の事を心配してくれているぞ

 

リアス『そういえばイミテイト、ジョジョの容体を聞いてなかったわね』

 

イミテイト『相棒の容体に関してだが……俺もよく分からない、医者は暫くは目を覚まさないだろうと言っていた』

 

イッセー『やっぱり……あの時の傷が……』

 

 

イミテイト『そう悲観するなイッセー、俺の相棒はそんなにヤワじゃない』

 

イッセー『そう……ですよね!ジョジョ先輩ならきっと目を覚ましますよね!』

 

イミテイト『そういえば、アグルと言う男は?』

 

リアス『ジョジョを運んだ後、何処かに行ってしまったわ』

 

イミテイト『そうか……』

 

 

俺達が話をしていると

絋汰から連絡が入る

 

 

リアス『なんですって!分かったわ!』

 

イミテイト『どうかしたのか?』

 

リアス『街で怪人達が暴れてるそうなの!イミテイト、後は頼めるかしら?』

 

イミテイト『任せておけ!』

 

リアス達は病室を後にした

 

相棒…早く目を覚ましてくれよ?

 

 

イミテイトsideout

 

 

絋汰side

 

絋汰『はぁぁぁ……セイハァァァアアア!』

 

 

[wake up!]

 

ソーナ『ダークネスムーンブレイク!』

 

 

[rocket on!drill on!limit break!]

 

 

匙『ライダーロケットドリルキィィィック!』

 

翔太郎『うぉら!オリャァァァ!』

 

俺達は大量発生したマスカレイドやらレイドラグーンやらを倒していた

 

 

進之介『おい!これじゃキリがねぇ!』

 

絋汰『リアス達さえくれば後はなんとかなる!』

 

フィリップ『確かに、リアスちゃんの滅びの魔力を使えば、数は減らせるね』

 

ソーナ『そうなれば大分楽にはなりますね』

 

すると

 

[clock up!]

 

電子音が聞こえたと思ったら目の前のレイドラグーンが爆発した

 

 

木場『ごめん!遅くなって!』

 

絋汰『木場!』

 

 

リアス達が来てくれたのか!

 

リアス『消し飛びなさい!』

 

リアスは滅びの魔力をレイドラグーンとマスカレイドにぶつける

 

大量のレイドラグーンとマスカレイド達は瞬く間に消え去った

 

けど油断は出来ねぇ!

 

しばらく警戒するが

一向に出てくる気配は無い

 

その時―――――

 

 

 

ズッ・・・・・・

 

「「「「「っ!!!!!」」」」」

 

 

突然、息が詰まりそうなくらいの重圧に襲われた。

 

 

な、なんだ・・・・・この感じは・・・・・っ!?

 

 

 

まるで体に重りを乗せたような感覚だ!

 

押し潰されそうになる!

 

 

 

皆も俺と同様で、翔太郎や戒斗ですら汗を流していた。

 

 

今まで感じたことのないこの重圧! 

 

このプレッシャー!

 

 

こいつが放たれてくるのは!

 

 

 

進之介『上か!』

 

 

 

 

 

俺達は上空を見上げた。

 

そこにいたのは――――――

 

 

加藤『貴方が赤龍帝ですか?』

 

白いスーツの男が俺達を見下ろしていた。

 

 

を見上げる俺の視線の先にいるのは一人の男性。

 

死人のように血の気がない白い肌

 

 

何処までも冷たい、見ている俺達の方が凍りつきそうな瞳。

 

その男から感じられる圧倒的なプレッシャー。

 

あまりの重圧に息苦しささえ感じる。

 

アーシアとなんて耐えることが出来ずに膝をついてしまっているほどだ。

 

額から冷たい汗が流れ落ちる。

 

 

 

進之介『………な、んだ……あいつは……ッ!』

 

 

 

この場にいる全員の視線が男に集まる。

 

だけど、全員が動けないでいた。

 

 

 

アザゼル先生やティア姉さんでさえ。

 

 

加藤『もう一度聞きます。貴方が赤龍帝ですか?』

 

イッセー『っ!』

 

 

 

冷たい視線がイッセーの姿を捉えた瞬間、全身に悪寒が走った。

 

まるで、心臓を鷲掴みにされたような気分だ………。

 

 

あいつ、イッセーのことを知ってるのか……?

 

 

 

トンッ

 

 

 

 

 

 

 

イッセー『っ!!!』

 

 

気づけば男性はイッセーの直ぐ近くに舞い降りていた。

 

 

全く反応できなかった…………!

動きが全く見えなかったぞ………ッ!!

 

 

 

 

翔太郎『あいつ…………いつの間に………ッ!』

 

 

翔太郎が僅かに聞き取れるほどの小さな声を漏らしていた。

 

 

翔太郎も今の動きは見えなかったようだ。

 

 

見ればティア姉さんも同様の反応だった。

 

 

イッセーは驚きながらもゆっくり呼吸を整えていく。

 

そして、その男の問いに静かに答えた。

 

 

 

イッセー『ああ。…………俺が赤龍帝だ』

 

 

 

加藤『そうですか……ロキさんから聞いていた外見的特徴が一致していたので。恐らくと思いましてね?』

 

 

 

ここでロキの名前が出てくるってことは間違い無さそうだな………。

 

 

 

翔太郎が一歩前に出て、男性に問う。

 

 

 

フィリップ『おまえがさっきの奴らの親玉だな?』

 

 

 

確信を持った声。

 

 

 

こいつから放たれるこの濃密な力。

 

それにロキの名前を口にした。

 

 

 

この場にいる全員が確信していた。

 

 

 

 

 

男は無表情のまま口を開いた。

 

 

 

加藤『おや?お久しぶりですね?左翔太郎、フィリップ君』

 

 

その答えに俺達は怪訝な表情を浮かべた。

 

 

…………まさか、こいつら知り合いなのか?

 

 

 

翔太郎が聞き返す。

 

 

 

翔太郎『おまえがこの騒ぎを起こしている張本人で間違いないんだな?』

 

 

加藤『……………そうですよ?。何か問題でも?』

 

 

翔太郎『なるほど………それなら……うぉらぁ!』

 

翔太郎は男に拳を放つが、受け止められる

 

 

翔太郎『おまえの目的はなんだ?この世界を本当に滅ぼそうとしているのか?その理由はなんだ?』

 

 

 

そうだ。

 

そこが一番肝心なところだ。

 

 

すると――――

 

 

加藤『目的ですか……それは世界の混沌です』

 

 

 

フィリップ『何?』

 

 

加藤『私はそのためだけに派遣された名誉ある人間なのです』

 

[utopia]

 

男はメモリを腰のバックルに装填した

 

すると、男は怪人態に変化した

 

 

加藤『全てを破壊し、全てを滅ぼす。それが、我が主の理想郷です』

 

 

ズッ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

っ!!

 

 

 

アイツから放たれる力が上がりやがった!

 

こいつ、どれだけの力を持ってやがるんだよ!?

 

 

 

俺は極ロックシードとカチドキロックシードでフォームチェンジを行う!

 

 

 

こいつは危険だ!

 

 

 

光実『リアス部長!皆を連れて逃げてください!ここは僕達が―――ガッ』

 

 

 

 

 

ミッチーが言い切る前に横からの衝撃に吹き飛ばされ、幾つもの家屋を突き抜けていった!

 

 

 

ヤバイ!

 

 

ユートピア『正直に言いましょう。今の貴方達ではまずは勝てません。アザゼルやティアマットと共闘したとしてもです。現段階で私の力は全盛期の二天龍を超えています』

 

 

 

っ!

 

 

 

おいおい、マジかよ…………!

 

 

 

全盛期のドライグより強いとかどんだけだよ!

 

 

 

加藤『更に言うなら今の私まだ本気ではない。どれだけの力があるのか、それは私にも測れません』

 

 

 

クソッ…………

 

嫌な追加情報だぜ。

 

 

[extreme!]

[type!trydoron!』

 

 

 

ドゴォォォォォオオオオオオン!!!

 

 

 

 

 

 

 

ミッチーがさっきいたところから爆発音が聞こえる。

 

 

 

見れば翔太郎と進之介がロスウォード相手に戦っていた!

 

 

二人とも最終フォームになっていた

 

 

あの状態の二人はパワーアップした旧魔王派の幹部を圧倒できるほどの力を発揮する。

 

その二人を相手にして加藤は押されるどころか圧倒していた。

 

 

 

 

 

なんて奴だよ……………!

 

 

 

 

 

俺も直ぐに加勢しねぇと!

 

[極アームズ!大・大・大・大・大将軍!]

[ブドウ龍砲!ソニックアロー!火縄橙DJ銃!]

 

俺は怪人に向け、ブドウ龍砲とソニックアロー、DJ銃の銃口を向ける

 

翔太郎と進之介に当たらないように気を付けないとな。

 

 

 

俺は二人の戦闘を注意深く見て、タイミングを伺う。

 

 

 

早まるな、と自分に言い聞かせる。

 

二人が離れた瞬間、奴の動きが止まった瞬間を狙い撃つ!

 

 

 

 

 

そして、その時が訪れた!!

 

 

 

 

 

絋汰『いっくぜぇぇぇええええ!』

 

 

 

放たれた銃弾と矢は空中で孤立した怪人に向かって突き進む!

 

 

 

怪人は自分に迫る砲撃に気付きながらも、その場から動く素振を見せない。

 

そして――――――

 

 

ドドドドドォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!

 

 

俺が放った砲撃は見事に直撃した!!

 

煙が辺りに立ち込める。

 

 

俺は怪人の動きが止まっている間に二人と合流する。

 

 

 

絋汰『翔太郎!進之介!二人とも無事か?』

 

 

 

翔太郎『今のところはな。それにしても良いタイミングだったぜ?』

 

 

 

二人とも少しボロボロになっているけど今のところは大きな傷を負っている様子はなかった。

 

流石だ。

 

 

 

 

 

ふと見ると、リアス達の姿がどこにもなかった。

 

 

 

俺の様子に気づいたのか進之介が教えてくれた。

 

 

 

進之介『リアス達には下がってもらった。あのレベルを相手にあいつらを守りながら戦うのはきついからな。』

 

 

 

なるほど。

 

確かにその判断は間違ってない。

 

 

 

リアス達には悪いけど、そのあたりは皆も理解しているはずだ。

 

フィリップ「さて、僕達は目の前の奴に集中しないとね。今の一撃をまともに食らったんだ。倒せなくとも傷は負わせたと思いたいところだが………』

 

 

 

フィリップと翔太郎が今だ煙に覆われている場所を睨む。

 

 

 

俺もそう思いたいところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゥンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煙の中心から強風が巻き起こり、煙を掻き消していく。

 

 

 

現れたのは―――――――――――無傷の怪人の姿だった。

 

 

 

絋汰『マジかよ………』

 

 

 

つい声が漏れてしまう。

 

 

 

それほどに衝撃だった。

 

 

 

極の最大出力の砲撃をまともにくらったんだぞ!?

 

それなにに無傷なんて………

 

 

 

翔太郎『こいつは……ヤバイな』

 

 

進之介『どうする?』

 

 

翔太郎『どうするって言われてもな………………エクストリームの力を吸収出来るようになってるとは完全に想定を超えてる。俺としては一旦下がりたいところだが、そういうわけにもいかねぇだろ?』

 

 

 

そう言って翔太郎はチラッと町の中心部に視線を送る。

 

 

 

向こうにはまだ、町の住民の人達もいる。

 

ここで俺達が下がってしまえば、間違いなく被害は拡大するだろう。

 

 

 

せめてもう少し保たせたいところではある。

 

 

 

 

 

怪人は自分の掌を見つめた後、俺達の方に視線を送ってきた。

 

 

ユートピア『なるほど……。君達三人はレジェンドライダーだから少しは期待していたんですが、残念です。どうやら期待外れのようだ』

 

 

 

 

 

 

 

また俺の視界から奴の姿が消える。

 

 

 

そして次の瞬間、風を切る音と共に苦悶の声が聞こえた。

 

 

 

翔太郎『ガッ………!』

 

 

 

振り返れば、俺の隣にいた翔太郎の姿は無く、代わりに怪人が立っていた!

 

 

 

翔太郎達はどこに………!

 

 

 

奴の視線を追うと、その先には破壊された廃工場。

 

瓦礫の中に翔太郎達が埋まっていた!

 

 

 

また見えなかった!

 

 

 

 

 

進之介『チィッ!!』

 

 

 

 

舌打ちをしながら進之介がパワーで押しきろうとする

その拳が怪人を捉えた!

 

衝突の衝撃が空気を震わせる!

 

完全に捉えた!

 

 

 

 

 

だが――――

 

 

 

 

 

ユートピア『この程度では私には届きません』

 

進之介『なっ!?』

 

 

 

進之介が宙を舞った。

 

 

絋汰『テメェ!!!ぜってぇ許さねぇ!』

 

 

激高した俺は無双セイバーと大橙丸を召喚する

 

絋汰『うおおおおおおおおおおっ!』

 

 

 

この近距離だ!

 

この一撃は外さねぇ!!!

 

 

 

怪人目掛けて放った全力の一撃!

 

 

 

それは奴を捉えて、かなりのダメージを与える………はずだった。

 

 

 

 

 

パシィッ

 

 

 

 

 

空しく響く音。

 

俺の全力の一撃は怪人によって軽々と受け止められていた。

 

 

 

絋汰『なっ!』

 

 

 

俺は驚愕しながらも、更に追撃を仕掛けようと大橙丸を握った。

 

 

 

しかし、

 

 

 

ユートピア『言ったはずです。期待外れ、と』

 

 

 

叩き落とされる俺

 

激痛が走る!

 

 

 

なんなんだ、こいつの異常な力は!?

 

 

 

戒斗『葛葉ぁ!』

 

 

 

戒斗がロード・バロンの姿でこちらに向かっている

 

俺は咄嗟にその場から離れる!

 

 

 

それと同時に戒斗の一撃が怪人に当たる

 

だけど、これで倒せるような奴じゃない!

 

 

 

怪人の背後に回り、全力で大橙丸を振り下ろす!

 

 

しかし

 

…………こいつ、大橙丸を受け止めやがった。

 

それも素手で!?

 

ユートピア『無駄ですよ!』

 

怪人は腕を上空に上げる

 

 

ユートピア『そろそろ終わりにしましょう。貴方らでは私の相手になりません』

 

怪人が指を鳴らした瞬間、何かのエネルギーが怪人に吸収される!

 

それは街の至る所から伸びてきている

 

なんだよこれっ!

 

ユートピア『終わりです!』

 

 

怪人が俺を殴り付ける

その一撃の威力に、俺は耐えることが出来ず地面に落下してしまう!

 

そして、そのまま地面に張り付けにされてしまった!

 

 

 

絋汰『ぐぁっ!』

 

 

ヤバイ……

体に力が入らない。

 

動けねぇ…………!

 

 

 

 

 

怪人はこちらに手を向けて、手のひらに黒い光を集めていく。

 

俺にトドメをさそうってのか!

 

ダメだ、避けられねぇ……!

 

 

 

 

 

そして、黒い光が強くなった。

 

 

 

その時――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

奴の動きが止まった。

 

 

 

 

 

 

 

何だ?

 

トドメをさすんじゃないのかよ?

 

怪人は自身の掌を見て呟いた。

 

 

 

ユートピア『これは………?なるほど、まだその時では無いと……』

 

 

どういうことだ?

 

怪人の視線が怪訝に思う俺に移る。

 

 

 

ユートピア『命拾いしましたね。私が動けるのはここまでです………。

 

 

そう言うと、怪人はそのまま何処かに消えていった

 

 

 

 

 

 

 



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ユートピアと言う名のディストピア

リアスside

 

あの男が何処かに消えて数日

 

恐らくこの街にいるのは確実

 

でも……悔しいけど私達は奴に敵わない…

 

あの男の力が何なのか分からない

 

メモリを使っていたことから翔太郎達に関係しているのは明らか

 

翔太郎とフィリップは私達をラビットハウスに呼び出した

 

私は用事もあったから一足先にラビットハウスに来ている

 

 

リゼ『どうぞ、オリジナルブレンドコーヒーです』

 

リアス『いつもありがとう。リゼちゃん』

 

リゼ『いや、こちらこそだ……なぁ、ジョジョの容体は…?』

 

ジョジョが倒れ、病院に運ばれた後

 

チノちゃんが駅まで迎えに来てくれていたのだけれど

 

ジョジョが運ばれたのを聞いて

 

泣き崩れてしまった

 

今でもお店に出られないと言う状態が続いているらしい

 

リアス『えぇ、まだ目を覚ましていないわ……』

 

リゼ『そうか…』

 

ココア『チノちゃん……部屋から毎日啜り泣く声が聞こえてきて……お姉ちゃんとしてどう声を掛けていいのか……』

 

リゼ『今は…そっとしておいてやろう…』

 

ココア『うん……』

 

私達がチノちゃんを心配していると、他の部員達も続々と集まってきた

 

それに加えてティアやアザゼル、進之介さんも集まった

 

最後に来たのは

 

翔太郎『悪い、遅くなった』

 

リアス『気にしてないわ。……私達に話って?』

 

フィリップ『あぁ、今日はあの男について話そうと思ってね』

 

リアス『!!』

 

翔太郎『アイツの名は加藤順、財団Xと言う組織のエージェントだった男だ』

 

イッセー『財団X?』

 

翔太郎『財団Xの話はまた今度するとして……アイツは昔、俺達が倒した筈の男だ』

 

 

リアス『なっ!倒した男が蘇ったというの!?』

 

フィリップ『恐らくそう言うことだろう。僕達の事を覚えていたし……しかしメモリは何処から?』

 

アーシア『あの……すいません……その加藤さんが使っていたメモリは……?』

 

翔太郎『……あのメモリは……』

 

口ごもる翔太郎

 

しかし、フィリップがメモリの説明を行う

 

フィリップ『あのメモリはユートピアメモリ。理想郷の記憶を持つガイアメモリさ』

 

 

イッセー『なんか、良さそうなメモリですね?』

 

翔太郎『そんなもんじゃねぇよ……』

 

翔太郎とフィリップはかつて戦った加藤順ことユートピアドーパントとの戦いを話してくれた

 

 

イッセー『そんな……エネルギーを吸えば吸うほど強くなるなんて……』

 

翔太郎『唯一の打開策だったエクストリームのエネルギーも吸収されていた』

 

アザゼル『頼みの綱が一つしか無くなったってわけか……』

 

頼みの綱が一つ?

 

私はアザゼルの発言に疑問を抱いた

 

 

リアス『頼みの綱が一つしか無くなったってどういう意味よ』

 

アザゼル『……その話も含めて今日、ここに来た……ジョジョの事なんだが…』

 

みんなが固唾を飲む

 

アザゼル『このままじゃアイツは一生目を覚まさない』

 

……そ、そんな……

 

ジョジョが一生目を覚まさない?

 

そんなの嘘よ!

 

リアス『嘘よ!』

 

アザゼル『嘘じゃねぇ。その内アイツは死んじまう』

 

すると、パリンと

カップの割れる音が響いた

 

朱乃『チノちゃん……』

 

チノ『そ、んな……嘘ですよね……?』

 

アザゼル『香風……嘘じゃない』

 

チノちゃんの目から涙が零れる

 

アザゼル『だが、まだ死ぬとは決まっていない、ジョジョのこの眼魂……これに魔力を注ぎ込む』

 

イッセー『そんな事出来るんですか!?』

 

アザゼル『可能だ。だがこの方法は香風、お前の力が必要だ』

 

チノ『ど…ういう…ことですか…?』

 

 

アザゼルがジョジョを復活させる方法を話す

 

アザゼル『魔方陣を書いて、中心にこの眼魂を置いて、そこにお前らの魔力を注ぎ込む。その間、ジョジョの意識に入る役割がいる……その役に相応しいのは香風、お前だ』

 

 

チノ『……わかりました……やります!』

 

アザゼル『そうと決まれば明日、決行する。いいか?』

 

リアス『えぇ!問題ないわ』

 

朱乃『私もです』

 

イリナ『アイツが来たら私達が相手をするわ!』

 

戒斗『任せろ』

 

光実『僕達が絋汰さん達を守ります!』

 

 

ありがたいわね……

 

ジョジョ……貴方はこんなにも慕われているわよ

 

だから……早く目を覚ましなさい

 

 



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無情な理想

ナレーションside

 

加藤はとある大広間に佇んでいた

 

 

加藤『……いるんでしょう?ジンガさん』

 

 

ジンガ『ふん。流石だな、一度は仮面ライダーを追い詰めただけはある』

 

加藤『それほどでもありませんよ……』

 

ジンガ『……この後、何か策でもあるのか?』

 

加藤『ええ、我が主の許可が取れましたので、ショッカーを復活させようかと』

 

ジンガ『ショッカー……がどんなものかは分からないが、せいぜい頑張れ』

 

 

加藤『善処いたします』

 

ジンガはその場を去る

 

加藤『ふ……さて、ゴルゴスさん、アポロガイストさん』

 

彼の目の前には十個の顔を持つ怪人が立っていた

 

ゴルゴス『なんだ?』

 

加藤『向こうの準備が出来次第、襲撃しますよ』

 

アポロ『わかった。あの男に復活されては困るからな』

 

加藤、アポロガイスト、ゴルゴスが振り向くと

 

後ろにはショッカー戦闘員やマスカレイドドーパント、獣人達が蠢いていた

 

 

加藤『今、この時を持って、ショッカー復活を宣言します!』

 

 

「「「イーッ!」」」

 

ショッカー戦闘員達が勢い良く敬礼をした

 

その光景に加藤はニヤリと笑みを浮かべたのだった

 

 

ナレーションsideout

 

 

 

 

リアスside

 

私は前に貰ったケータッチを眺めていた

 

ディケイド……全てを破壊し、全てを繋ぐ……

 

そして、様々な世界を渡り歩く唯一のライダーだとも聞かされた

 

ディケイドには他のライダーには無い

カメンライドがある

 

私は……ディケイドの力を使いこなせているのだろうか?

 

???『全然使いこなせていないな』

 

リアス『誰っ!』

 

私の後ろから声が聞こえた

 

不意に聞こえたその場所へ振り向くと、黒いスーツで首からマゼンタの2眼レフカメラをぶら下げた男が立っていた

 

 

???『まさか、俺のリイマジネーションライダーが居たとはな』

 

リアス『……貴方…一体何者?』

 

???『……通りすがりの仮面ライダーだ』

 

リアス『仮面ライダー?』

 

仮面ライダー?まさか味方なの?

 

……いえ、ジョジョは悪の仮面ライダーもいると話していたわ

 

リアス『貴方は敵なの?それとも味方?』

 

???『どちらでもない……と言ったら?』

 

私はディケイドライバーを取り出す

 

リアス『捕らえるわ』

[kamenride!ディケイド!]

 

???『ま、そうなるか』

 

男はマゼンタのベルトを取り出す

 

???『変身』

[kamenride!ディケイド!]

 

 

男は私の変身する仮面ライダーディケイドに変身する

唯一違いが見えるのはベルトがマゼンタになっている位だった

 

 

リアス『ディケイド!?』

 

???『驚くのは早いぞ?』

[kamenride!build!鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!]

 

今度は赤と青のライダーになった!?

 

私自身、ジョジョから貰ったライダーカードはゴーストまでしかないのに!?

 

ディケイドは私に容赦なく、攻撃を仕掛ける

 

リアス『くっ!』

 

???『ほらほら!どうした?』

 

リアス『こうなったら!』

[kamenride!カブト!]

[attackride!clockup!]

 

私は高速移動でディケイドを攻撃する

 

???『ほう、いい選択だ……だが』

[kamenride!ファイズ!complete!]

[formride!accel!startup!]

 

ディケイドはファイズに変身し、高速移動で私の攻撃をかわす

 

そしてカウンターを決められてしまう

 

リアス『うっ!』

 

私はその場に倒れてしまう

 

???『おいおい、今からそんなんで加藤を倒せると思うか?』

 

 

こいつ!加藤の事を知ってる!?

 

 

???『お前に一つアドバイスをしてやる。俺の力は他のライダーの力を使える……だが、それは一人じゃ真価を発揮できない』

 

 

リアス『それって……どういう……?』

 

イッセー『部長!?』

 

私がディケイドにその言葉の真意を聞こうとした時

 

イッセーの声が聞こえてきた

 

???『どうやら、ここまでだな』

[attackride!invisible!]

 

ディケイドはそのまま何処かに消えていった

 

イッセー『部長!大丈夫ですか?』

 

リアス『えぇ……大丈夫よ……』

 

私はディケイドが消えた場所を見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がもう一人のディケイドと出会った翌日

 

私達は旧校舎に集まっていた

 

それもオカルト研究部以外にライザーとヴァーリ、ジョジョの同居人達にココアさん達も来ていた

 

イッセー『何でココア先輩までいるんですか?』

 

ココア『チノちゃんが心配だったからつい……』

 

リゼ『私はチノもそうだがココアも心配でな?』

 

シャロ『わ、私も!チノちゃんが心配だし……な、何よりジョジョ先輩にも一言ガツンと!』

 

千夜『私もジョジョ君には一言言いたくてね~』

 

マヤちゃんとメグちゃんもコクコクと頷く

 

 

 

アザゼル『よし、魔方陣は書けた。香風、この眼魂を持ってこの中に入ってくれ』

 

チノ『は、はい……』

 

チノちゃんはジョジョの眼魂を持って、魔方陣の中に入る

 

アザゼル『よし、お前ら!エネルギー集めるから変身してくれ!』

 

リアス『わかったわ』

[kamenride!ディケイド!]

 

朱乃『変身』

 

ライザー『変身』

 

イッセー『変身ッ!』

 

[standingby]

ヴァーリ『変身』

[complete]

 

ゼノヴィア『変身!』

[turnup!]

 

木場『変身』

[castoff!change、beetle!]

 

Mギャスパー『変身!』

[sword form!]

 

ソーナ『変身!』

 

翔太郎『変身』

フィリップ『変身』

[cyclone!joker!』

 

 

小猫『変身!』

[タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!]

 

[three、two、one]

匙『変身!』

 

 

[driver on!please!シャバドゥビタッチヘンシーン]

アーシア『変身!』

[シャバドゥビタッチヘンシーン!flame!please!ヒーヒー!ヒーヒーヒー!]

 

 

絋汰『変身!』

[orange!rock on!ソイヤ!オレンジアームズ!花道!オンステージ!]

 

進ノ介『変身!』

[driver!type!speed!]

 

全員が変身を完了した

 

魔方陣の外側にそれぞれのライダーのマークが描かれており

 

それぞれ、そのマークの上に乗る

 

戒斗『準備が出来たか……俺達も変身するぞ』

 

光実『はい』

 

貴虎『あぁ』

 

 

「「「変身!」」」

[バナナアームズ!ナイトオブスピアー!]

[ブドウアームズ!龍砲!ハッハッハッ!]

[メロンエナジーアームズ!]

 

イリナ『変身!』

[レ.デ.ィ.フ.ィ.ス.ト.オ.ン]

 

他の部員達も変身を完了させる

 

 

アザゼル『よし、変身完了したな。エネルギーを注ぎ込め!』

 

魔方陣に乗ったメンバーが両手を前に突き出す

 

すると、エネルギーの奔流がチノちゃんを包み込む

 

チノ『……ジョジョさん……!』

 

加藤『そうはさせませんよ?』

 

加藤が金色の怪人と赤い怪人と共に現れた

 

戒斗『来たか!』

 

承太郎『こっちから仕掛ける!スタープラチナ!』

 

スタープラチナのラッシュが加藤を襲う

 

加藤『無駄です!』

[utopia!]

 

 

加藤はユートピアドーパントに変身すると

スタープラチナのエネルギーを吸収した

 

ユートピア『これはお返しです!』

 

加藤はスタープラチナのエネルギーを承太郎に返す

 

承太郎『ぐっ!うぅ!』

 

仗助『承太郎さん!』

 

DIO『任せろ!ザ・ワールド!』

 

アポロ『させん!』

 

DIOがザ・ワールドを発動させようとするが、赤い怪人に邪魔されてしまう

 

DIO『何ッ!』

 

ゴルゴス『食らえ!クウガ返し!』

 

金色の怪人が朱乃に向け、何かを放った

 

朱乃『きゃっ!』

 

リアス『朱乃!』

 

ゴルゴス『続けて!アギト返し!龍騎返し!ファイズ返し!』

 

ライザー『うわっ!』

 

イッセー『ぐぁ!』

 

ヴァーリ『ッ!』

 

金色の怪人は私達を攻撃し続ける

 

そして、チノちゃん以外のライダーが魔方陣から離れてしまった

 

 

ユートピア『今です!はぁぁぁ!』

 

それを見た加藤が魔方陣のエネルギーを全て吸収してしまう

 

リアス『そんな……』

 

ユートピア『またこの方法をやられては面倒です』

 

加藤は魔方陣を消し去った

 

小猫『あ……あぁ……』

 

ユートピア『これで、ジョシュア・ジョースターの復活は無くなりましたね!ふはははは!』

 

そんな……ジョジョはもう目を覚まさないの?

 

私はジョジョを助けられないの?

 

私は……私は……ッ!



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復活のジョースター

ジョシュアside

 

俺は真っ白な空間に居た

 

すっごい既視感……

 

あれだ、俺が死んだ時にニャル子が目の前で土下座してたっけなぁ……

 

ん……?

 

もしかして……俺死んだ!?

え?嘘でしょ!?

 

マジで死んだ!?

うっそだろおい!

 

チノにまだ何も言ってねぇのに!?

 

くっそがぁぁぁあああ!

ロキの野郎ぉぉぉおおお!

 

 

ジョシュア『……でもまぁ、もしかしたら…俺には誰かを愛するって言う資格は無いのかもな……』

 

 

アグル『本当にそれでいいのか?』

 

ジョシュア『うぉ!ってなんだよ…あんたか…』

 

アグル『悪かったな、俺で』

 

ジョシュア『……俺は死んだのか?』

 

アグル『さぁな?死んでたらどうするんだ?』

 

ジョシュア『あー……ロキの事も終わったし……チノ達の事は少し、心残りだが……仕方ねぇさ』

 

アグル『未練は無しか……』

 

ジョシュア『それに俺が居なくても、アイツらならやっていけんだろ?』

 

アグル『これを見てもそれを言えるか?』

 

アグルは下に指を指す

 

その場所を覗くと、そこにはリアス達がユートピアドーパントとアポロガイスト、十面鬼ゴルゴスに襲われている場面だった

 

ジョシュア『これはッ!』

 

アグル『今のアイツらの状況だ』

 

ジョシュア『……っ!』

 

アグル『……しばらく見ていろ』

 

俺は言われるがまま、その光景を見ているしか無かった

 

 

ジョシュアsideout

 

 

リアスside

 

 

私は……私は……ッ!

 

イッセー『目を覚まさない……?そんな事無い!!』

 

加藤『?』

 

小猫『そうです……!ジョジョ先輩は絶対に目を覚まします!』

 

ヴァーリ『あの程度で死んでは俺が困る!』

 

私はディケイドの言葉を思い出した

 

「???『お前に一つアドバイスをしてやる。俺の力は他のライダーの力を使える……だが、それは一人じゃ真価を発揮できない』」

 

 

そうね……そう言うことだったのね

 

リアス『そうね!ジョジョは絶対目を覚ます!そうよね?チノちゃん』

 

チノ『は、はい!絶対、目を覚まします!』

 

加藤『ふん!彼はもう目を覚ましません!その事実は覆らない!』

 

翔太郎『いや!覆してみせる。俺が……いや、俺達が!』

 

絋汰『それに…ジョジョの事だ。多分どっかでこの状況見てんじゃねぇか?』

 

進ノ介『それはあり得る』

 

アポロ『何をごちゃごちゃと!』

 

赤い怪人が銃を構える

 

だけど、私達はもう止まらない!

 

リアス『行くわよ!みんな!』

 

私がみんなを奮い立たせると、ケータッチが光った

 

[KUUGA!AGITΩ!RYUKI!FAIZ!BLADE!HIBIKI!KABUTO!DEN-O!KIVA!final kamen ride!DECADE!]

 

 

リアス『仮面ライダーディケイド!コンプリートフォーム!』

 

私はケータッチを操作する

[RYUKI!kamenride!survive!]

[final attack ride!R,R,R,RYUKI!]

 

するとイッセーが変身していた龍騎がサバイブ龍騎にフォームチェンジした

 

リアス『バーニングセイバー!』

 

私はイッセーと共に龍騎サバイブの必殺技を赤い怪人に叩き込む

 

 

アポロ『ぐぁぁぁあああ!』

 

 

[KABUTO!kamenride!hyper!]

[final attack ride!K,K,K,KABUTO!]

 

今度は佑斗が変身していたカブトがハイパーフォームに変身した

 

リアス『マキシマムハイパーサイクロン!』

 

佑斗も私と共に必殺技を金色の怪人に放つ

 

ゴルゴス『ぎゃぁぁぁ!』

 

リアス『残るは貴方だけよ!』

 

ユートピア『……ふふふ、あはははは!今の攻撃!全て吸収させていただきました!さぁ!こちらの番です!』

 

加藤は今まで貯めていたエネルギーを私に向かって放つ

 

しまった!体が動かない!

 

私は思わずです目を閉じてしまった

 

しかし、加藤の攻撃が当たることは無かった

 

 

そう、私の目の前には……

 

 

ジョシュア『よう、ボロボロじゃねぇか』

 

 

加藤『な、何故貴様がここに!?』

 

ジョシュア『あ?不思議な事が起こったに決まってんだろ?』

 

加藤『き、貴様ぁ!一体なんなんだぁぁぁ!』

 

ジョシュア『俺か?俺の名前はジョシュア・ジョースター!俺の事は感謝と親しみを込めてジョジョって呼んでくれ!』

 

 

リアスsideout

 

 

ジョシュアside

 

イッセー『目を覚まさない……?そんな事無い!!』

 

 

小猫『そうです……!ジョジョ先輩は絶対に目を覚まします!』

 

イッセー……小猫……

 

 

リアス『そうね!ジョジョは絶対目を覚ます!そうよね?チノちゃん』

 

チノ『は、はい!絶対、目を覚まします!』

 

 

リアス……チノ……

 

 

俺はリアスがディケイド・コンプリートフォームになるのを見届けた

 

皆、俺の事をそんなに信用してくれてるんだな………

 

ジョシュア『……でも…俺にアイツらの輪の中に入る資格があるか……?』

 

???『バッカじゃないの?』

 

どこかで聞いた事がある声だった

 

俺の前世で嫌と言うほど聞いた声

 

振り向いた先にアイツが居た

 

 

ジョシュア『小夜!おま!何でここに!?』

 

 

小夜『何?私がここに居ちゃいけないの?』

 

ジョシュア『だってお前!俺が……』

 

小夜『あぁ、確かに私はあの時死んだよ?でもあの時は仕方なかったじゃん?』

 

ジョシュア『仕方ないってお前なぁ!』

 

小夜『て言うかさ、あんたあの娘に惚れてんでしょ?』

 

ジョシュア『なっ!何で知ってんだよ!』

 

小夜『見てたもん。ずっと』

 

うっそだろおい!

 

ジョシュア『い、いつから?』

 

小夜『あんたがトラックに牽かれる前くらいから』

 

ストーリー始まる前から!?

 

小夜『でも……異世界に転生しても、私の事……忘れてなかったわよね?』

 

 

ジョシュア『……あぁ、あれは忘れちゃならねぇ……そう思ってたからな』

 

小夜『そう、それはいいけどさ、あの娘に言いたい事あるんでしょ?伝えてきなさいよ?』

 

ジョシュア『え?でも俺死んで……』

 

小夜『何も言えずに死んだら私があんたをぶっ飛ばす!それに、信頼してくれてるんでしょ?あの人達も』

 

 

ジョシュア『……そうだな……じゃあ、生き返るわ!』

 

アグル『待て、こいつを持っていけ』

 

アグルは俺に光の玉を持たせた

 

アグル『ニャルラトホテプからだ』

 

ジョシュア『ありがとう!それじゃ行ってくる!』

 

小夜『行ってらっしゃい!』

 

そして、俺は白い空間からリアス達の元に飛んでいった

 

アグル『……良かったのか?』

 

小夜『……好きな人には長生きしてほしいでしょ?』

 

アグル『……そうか』

 

アイツ……俺が向こう着いてから話せよな…

まぁ、アイツらしいけど!

 

光の玉が俺の身体を包み込む

 

そして、俺はリアスの前に降り立った

 

 

ジョシュア『おい、ユートピアドーパント!良くも俺の可愛い後輩と妹達を虐めてくれたな?』

 

加藤『だからなんだと言うんだ!』

 

ジョシュア『ぶっ飛ばす!』

 

俺はその場でジャンプし、必殺技を構える

 

そして、ユートピアドーパント目掛けて

落下!

 

ユートピア『そのエネルギーも吸いきってみせる!』

 

ジョシュア『俺のエネルギーはまだまだ止まらねぇぞ!うぉぉぉおおお!』

 

[超!ダイカイガン!ムゲン!ゴッド!オメガドライブ]

 

俺の蹴りがユートピアドーパントの腹に決まる

 

ユートピア『そんなっ!バカなぁぁぁあああ!』

 

ユートピアドーパントはその場で爆発する

 

そして、出てきたメモリが壊れたのを確認した

 

 

光が終息し、俺の姿がはっきりとしたものとなる

 

 

振り向いたら……目の前にクールキャラ以外の奴らが目の前に迫ってきていた

 

ジョシュア『ちょ!お前ら!やめ!うわぁぁぁ!』

 

その重圧に思わず倒れ込む

 

イッセー『ジョジョぜんばぁぁぁい!俺、俺!』

 

小猫『にゃぁ!ジョジョ先輩!ホントに!ホントに心配したんですからね!』

 

アーシア『ふぇぇぇ!よかったですぅ!ジョジョ先輩が目を覚ましてくれましたぁ!』

 

ゼノヴィア『ホントに!ジョジョ先輩らしいな!』

 

絋汰『ジョジョ!お前ホントに▽◇○▼※%♯♪&!』

 

ジョシュア『絋汰お前、何言ってるか全然わかんねぇよ!』

 

再開の喜びをしているとき、アザゼルが加藤に何かを聞いていた

 

アザゼル『お前の目的は何だったんだ?』

 

 

加藤『わ、私の目的は……ショッカーを復活させ、我が主の悲願を達成させる事だった……』

 

アザゼル『ショッカー?』

 

加藤『既にショッカーは結成された……せいぜい、気を付ける事だな、ジョシュア・ジョースター……』

 

そう言うと、加藤は意識を失った

 

アザゼル『……なぁ、こいつは俺達で回収していいか?』

 

ジョシュア『俺は構わないぜ?』

 

アザゼル『ありがとう』

 

 

俺はアザゼルと話してる間にイッセー達を引き剥がす

 

そして……

 

ジョシュア『……チノ……』

 

チノ『……』

 

チノは無言で俺の胸元を小さな拳でポカポカ叩く

 

チノ『……心配……しました…』

 

ジョシュア『あぁ……悪かったな……心配かけて……』

 

チノ『………ホントですよ……ヒグッ!…どれだけ…心配したと……』

 

ジョシュア『悪かった……もう無茶な事はしねぇ、約束する』

 

俺はチノを抱き寄せた

それがトリガーとなり、チノは俺の胸で大声で泣いてしまった

 

 



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デートと言う名のイチャイチャ

俺が目覚めて数週間がたった

 

目覚めてすぐにユートピアドーパントと戦ったのは記憶に新しい

 

 

そして、ある約束とお詫びを兼ねて

ラビットハウスの前である人物を待っていた

 

 

チノ『お待たせしました』

 

 

白い帽子に、セーラーっぽい上着、青いワンピース姿のチノが出てきた

 

うん、可愛い!

可愛い以外の言葉が見つからない

 

チノ『あの……そんなに見られると…恥ずかしい…です』

 

ジョシュア『え?あぁ、悪い悪い』

 

チノ『じゃあ……行きましょう』

 

ジョシュア『おう』

 

そう、察した奴らもいると思うが、俺とチノは今日、デートする予定だ!

 

 

つーかよ……

 

俺は後ろを見る

 

……サングラスを着けた奴が六人

猫耳にレスラーマスクを着けた奴が一人

 

 

ココア、シャロ、リゼ、千夜、マヤ、メグ、小猫だな

 

ジョシュア『おいおい、浮気調査かよ』

 

チノ『……ジョジョさん?』

 

しゃーねぇ

 

ジョシュア『チノ、撒くぞ』

 

チノ『ま、撒くって誰を……きゃっ!』

 

俺はチノをお姫様抱っこで抱え、高くジャンプする

 

後ろで小猫達が急いで追いかけて来たが、俺に追い付くと思ったら大間違いだぜ?

 

ジョシュア『悪いな。後ろからココア達が追いかけてきてたからよ』

 

チノ『そ、そうだったんですか……』

 

俺は小猫の探知範囲外まで逃げ切り、適当な場所でチノをおろす

 

チノ『それにしても、いきなりお姫様抱っこは恥ずかしいです!』

 

ジョシュア『悪い悪い!それよりチノ、どこか行きたいところはあるか?』

 

チノ『行きたい所………ど、動物園に行きたいです!』

 

ジョシュア『動物園か……わかった!行くか!』

 

 

俺達は動物園に行くことにした

 

 

俺達が行く動物園は以前、イッセーと朱乃が行った水族館と繋がっているハイブリッドパークだ

 

動物園に着くと、チノがものすごい目を輝かせていた

 

そーいやチノって動物があんまり近寄らない体質なんだっけ?

 

 

ジョシュア『最初はどこへ行くんだ?』

 

チノ『猛獣エリアに行ってみたいです!』

 

そうして、俺達は猛獣エリアに足を運ぶ

 

横並びでライオン、トラ、チーターが並んでて

 

あ、ラトラーターだ

 

とか思った俺は悪くない

 

 

チノ『おぉ!大きいです!』

 

ジョシュア『そうだな、知ってるか?ライオンってのはメスが狩りをして、オスは縄張りを守ってるらしい』

 

チノ『そ、その位は知ってます!』

 

俺がちょっとした知識?をチノに披露するんだしてると、ライオンと目が合った

 

 

すると、ライオンは金網に前足をのせ、俺に吠えてきた

 

チノ『ふぉ!』

 

ジョシュア『大丈夫か?』

 

チノ『だ、大丈夫です』

 

俺は思わず、ライオンに吠え返してしまった

 

そこからはライオンと俺の咆哮が周囲に響いていた

 

しばらくして、俺とライオンは息を切らしたが

 

ライオンは片足を金網に乗せた

俺も拳を握り、ライオンの片足にくっつける

 

それはまるで俺とライオンの間にある種の友情が芽生えたようだった

 

 

猛獣エリアを後にした俺達は

 

猛禽エリアに向かった

 

チノ『ジョジョさん!タカとクジャクとコンドルが並んでます!』

 

ジョシュア『タジャドル?』

 

猛禽エリアでは、フクロウを肩に乗せる体験をした

 

肩にフクロウを乗せている俺にチノは魔法をかけ始めた

 

チノ『リ○ーディアム・○ビオーサ!』

 

ジョシュア『チノ、それをリガーディ○ム・レビ○サーだぞ』

 

チノ『ハッ!』(゜ロ゜;!

 

 

さらに俺達は小動物のふれあいコーナーにやって来た

 

 

チノ『おぉ!ジョジョさん!ウサギさんがいっぱいです!』

 

チノがウサギに近づくとウサギが逃げていく

 

他のウサギに近づいても逃げられる

 

それを2~3回繰り返した

 

チノ『うぅ……』

 

ジョシュア『チノ~、捕まえたぞ~』

 

俺はウサギを1羽捕まえて、チノに手渡す

 

チノ『おぉ……!可愛いです』

 

チノはそのまま頭の上に乗せようとする

 

やっぱり頭に乗せないと気がすまないのか……

 

 

チノ『ジョジョさん!うまく乗りました!』

 

とは言うものの生まれたての小鹿にしか見えない……

 

ジョシュア『さぁて、次行くぞ~』

 

 

次に俺達は水族館の方に向かった

 

デカイ水槽の中にいろいろな魚が泳いでる

 

ジョシュア『お、マグロ』

 

チノ『ジョジョさん!ジョジョさん!こっちにマンタがいます!』

 

ジョシュア『チノ~、こっちにはイワシの大群がいるぞ~』

 

 

そーいやイッセーと朱乃はここでイルカのショーを見たって言ってたな……

 

ジョシュア『チノ~、イルカ見に行くか?』

 

チノ『行きます!』

 

うお

食い気味できた

 

……こんなに楽しそうにするチノは初めて見るな

 

 

トレーナー『さぁ!本日最大の技をお見せしましょう!タロウ!行くよー!』

 

トレーナーのお姉さんはイルカに指示を出すと、イルカが観客席近くまでやって来る

 

そして………

 

 

バッシャァァァアアアン!

 

 

近くでイルカが大きく跳ね、水がかかる

 

ジョシュア『マジか……』

 

チノ『びしょびしょです……』

 

俺達は一旦、場所を移し、スタンドで服を乾かす

 

チノ『まさか、水しぶきがあんなに来るとは思いませんでした』

 

ジョシュア『確かに、ありゃ水しぶきと言うか波だったな』

 

 

俺がチノの頭を拭いていると

 

 

 

ぐぅ~~~~

 

 

 

と言う音が聞こえてきた

 

音はチノの方から聞こえてきた

 

見ると顔を赤くしている

 

 

ジョシュア『ははははは!そーいや何も食ってなかったな!』

 

チノ『ぅぅぅ!笑わないで下さい!』

 

 

ぐるるるる~~~~

 

「「あ」」

 

今度は俺の腹が鳴った

 

チノ『……ぷっ!ははははは!』

 

ジョシュア『これでおあいこだな』

 

チノ『そうですね』

 

俺達は空腹を満たす為に、町に出た

 

そーいや、今話題になってるドーナツ屋があるんだっけ?

 

チノ『ジョジョさん!あれ!話題のドーナツ屋さんじゃないですか!?』

 

ジョシュア『お、食べに行くか!』

 

チノ『はい!』

 

 

俺達は話題のドーナツ屋で昼食を取ることにした

 

チノ『私はこのフルーツドーナツとホイップドーナツにします』

 

ジョシュア『じゃあ……俺は…』

 

店長『あら~!この新作のアンコの乗ったアンコドーナツがオスs』

 

ジョシュア『プレーンシュガーとホイップドーナツで!』

 

店長『あぁん!かしこまり~!』

 

 

俺達はその辺りの椅子に座りながらチノはワクワクを隠しきれずに、でも上品にかじりついた。

 

 

チノ『!お、美味しいです!』

 

ジョシュア『ほう、んじゃ俺も…………うん、美味い!』

 

チノの方は奇抜な見た目なのに美味いらしい

 

 

ジョシュア『あ、チノ。クリーム付いてんぞ?』

 

チノ『へ?』

 

ジョシュア『取ってやるから動くなよ』

 

 

 

俺はチノの口の端に付いていた生クリームを指で掬い、舐め取る。

 

 

チノ『ーーっ///』

 

 

 

チノは恥ずかしそうに少しばかり唸るけど、顔を上げると楽しそうに微笑んでいた。

 

 

そして、俺達は再び場所を変え、

 

この駆王地区が一望できる場所にやって来ていた

 

 

チノ『おぉ!こんな場所があったんですね!』

 

ジョシュア『あぁ、ランニングしてるときにたまたま見つけてな。俺のお気に入りの場所の一つだ』

 

 

チノは目を輝かせながら町の景色を眺めていた

 

ジョシュア『……なぁ、チノ』

 

チノ『……はい?』

 

 

伝えたいのに、口が麻痺したかの様に上手く喋れない。

 

 

 

イミテイト『「おい相棒落ち着け!そんな様では、伝わる物も伝わらんぞ」』

 

 

 

けど、俺の相棒の言葉で、ある程度緊張が解れた。

 

 

 

サンキュー、相棒。

 

 

…………良し!

 

 

ジョシュア『チノ!』

 

 

驚くチノに構わず、俺はありったけの想いを吐き出した!

 

 

ジョシュア『俺はお前が好きだ!!ずっとずっと、全力で、俺の全てで守りたい!ずっと君の側で笑っていたい!!だから、その…………俺ーーーー』

 

 

 

 

その先は、言えなかった。

 

 

俺の眼前には、チノの顔が。

 

そして聞こえる。チノの鼓動が…………。

 

 

 

 

 

永遠とも思われるそんな瞬間、チノは俺の近くに駆け寄る。

 

 

チノ『……私も、ずっと、ジョジョさんと一緒に居たいです……』

 

ジョシュア『チノ……』

 

チノ『私も、好きです。ジョジョさん………世界中の誰よりも、貴方が好きです』

 

 

 

 

その言葉を聞いた後、俺は自らチノの唇を奪った。

 

 

 

夜空に栄える月の光が、俺達を静かに見守っていたーーーー。



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笑顔とフラッシュのまぶしい日

ジョシュアside

 

俺は今、旧校舎の部室にいた

 

モモタロス『………なんなんだ?』

 

ウラタロス『なんか今日のジョジョは…少し変だね…』

 

キンタロス『少しちゃうやろ?かなり変やで』

 

ジーク『あのジョジョがあんなににやけるとは……』

 

ネガタロス『よっぽどの事だろ?』

 

リュウタロス『実はね~!ジョジョがついにチノちゃんに告白したの~!』

 

おいおい、リュウタの奴……

まぁいいか

 

ウラタロス『り、リュウタ?嘘は良くないなぁ?特に恋愛事は』

 

モモタロス『いつも嘘ばっか言ってる奴が何言ってやがる』

 

ウラタロス『さすがに他人の恋愛事の嘘は付いたことはないよ』

 

モモタロス『ふん!どうだかな』

 

二人がまた、喧嘩を始めようとするが

ネガタロスに止められる

 

ネガタロス『二人ともやめねぇか!……潰すぞ?』

 

二人ともその威圧感に思わずたじろぐ

 

ジーク『それよりジョジョ、そろそろバイトの時間ではないのか?』

 

ジョシュア『お!そうだな!サンキュージーク!』

 

ジーク『苦しゅうないぞ』

 

ジョシュア『ネガタロス、その二人よろしく頼むわ』

 

ネガタロス『任せろ』

 

俺はモモタロスとウラタロスをネガタロスに売って

ラビットハウスに向かう

 

ラビットハウスに付くと、ココアがチノの写真を撮っていた

 

ジョシュア『何してんだ?

 

リゼ『みんなの写真撮って実家に送るんだとさ』

 

ジョシュア『なーるほど』

 

ココアが何回か写真を撮ってたが……

 

チノが動いてるところを撮ってる……

 

絶対ぶれてるだろそれ…

 

ココア『うん!ブレてても可愛い!』

 

それはわかる

 

ココア『リゼちゃんも撮るよ!』

 

リゼ『うぇ……ちょっと!』

 

そう言うものの、リゼはバラをくわえて、モデルガンを構える

 

リゼ『……バラは要るのか?』

 

ココア『えぇ?気に入らない?だったら!首を傾けて!』

 

ココアの指示に、素直に従うリゼ

 

ココア『口に手を当てて!』

 

リゼ『こ、こうか?』

 

ココア『ニコッ!』

 

リゼ『ニコォ!』

 

あ、可愛い…

俺がそう思った瞬間

 

 

パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!

 

いや連写!?

 

 

リゼはココアの肩を掴んで、そのまま揺らす

 

リゼ『すぐに消せぇぇぇ!』

 

ココア『これもダメなんてわがままだなぁ』

 

ジョシュア『リゼ~、その位にしとけよ~?』

 

ココアの矛先は俺に向けられた

 

ココア『じゃあ、次はジョジョ君!』

 

俺はココアにバラを持たされ、ポーズを決める

 

ジョシュア『……バラ要らんだろ?』

 

ココア『えぇ?じゃあ、手で髪をかきあげて!』

 

ジョシュア『こうか?』

 

ココア『そこでキメ顔!』

 

俺は言われるがまま、キメ顔をする

 

パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!

 

 

いやまた連写!?

 

ココア『うん!カッコいい!』

 

ジョシュア『ありがとな。後で消せよ?』

 

ココア『えぇ~』

 

ジョシュア『消・せ・よ・?』

 

ココア『はい!』

 

次にココアの矛先が向けられたのはチノだった

 

ココア『じゃあチノちゃんも!』

 

チノ『わ、私はいいです』

 

ココア『そんな事言わないで~、こっち見て!笑って!』

 

チノ『あ、コーヒー豆の在庫を確認しないと』

 

あ、逃げた

 

リゼ『あまり無理強いするなよ?』

 

ココア『恥ずかしがること無いのに……』

 

ジョシュア『写真苦手な人もいるからな~?』

 

 

その数日後

 

ココア『後はチノちゃんだけなの~!ちょっとだけでいいから撮らせて!』

 

チノ『そ、そういわれましても……』

 

ココア『お願い……可愛い妹が出来たアピールをお姉ちゃんやお母さんにしたいの…』

 

 

チノ『ですが……』

 

リゼ『チノ~、ちょっとだけココアに協力してやったらどうだ?』

 

チノ『少しだけですよ?』

 

ココア『ホント!ありがとう!』

 

そして、ココアはチノへカメラを向ける

 

ココア『チノちゃん!もっと笑顔で!』

 

チノは恥ずかしそうにしている

 

チノ『む、難しい事言わないでください』

 

ココア『えぇ~……』

 

ジョシュア『あ、どうせなら二人並んだ所撮ってやるよ』

 

ココア『ホント!?チノちゃん!一緒なら恥ずかしくないよね?』

 

チノ『は、はぁ…』

 

そして、ココアはチノの隣に並び立つ

 

ココア『チノちゃんに合わせるから、無理に笑わなくてもいいからね?』

 

チノ『そうですか……なら…』

 

ココア『リゼちゃん!お願いね!』

 

リゼ『あぁ、撮るぞ~!』

 

撮れた写真を見ると……

 

ジョシュア『ふっ!あはははは!おま!ふはははは!』

 

リゼ『こ、これは陰気な喫茶店だな……』

 

ココア『笑って下さい、お願いします』

 

リゼ『泣きながら言うなよ!』

 

チノ『なんだか証明写真見たいですね』

 

チノが笑ったところを俺とリゼは見逃さなかった!

 

リゼ『ココア!シャッターチャンスだ!』

 

ジョシュア『っていねぇ!』

 

あいつどっか行きやがった!

 

チノ『撮れなくていいんです』

 

「「???」」

 

チノ『ココアさんにとって、私は我が子を谷底に突き落とすライオンです。這い上がって来たときに笑顔の写真を撮らせてあげるんです!……多分』

 

 

ジョシュア『照れてるだけって正直に言えよ?くすぐったら笑うくせに』

 

俺はチノの脇腹辺りをくすぐる

 

チノ『や、止めてください……///』

 

リゼ『……もしもし?泊さん?』

 

ジョシュア『止めろ!』

 

いや!俺も罪悪感と言うか……犯罪な気がするけども!

 

そうしていると

ココアが千夜を連れてきた

 

ココア『漫才コンビの相方連れてきたよ!コントでチノちゃん笑わせるからね!』

 

ジョシュア『千夜!お前仕事中じゃ?』

 

千夜『それはそれ、これはこれだから』

 

いや、どれだよ

 

千夜『私達、接客業だから笑顔は大事よね?』

 

ココア『じゃあ一枚撮らせてもらおうかな?』

 

千夜『いいわよ~?撮りなさ~い?』

 

千夜が悪役の笑顔をする

 

ココア『千夜ちゃん!?いいね!いいですね!こんな眩しい笑顔見たことないよ!

 

 

リゼ『どこがだぁぁぁ!』

 

「「はい!ナイスツッコミ!」」

 

リゼ『私も参加してたのか!?』

 

ココア『フフン!これであなたも漫才コンビの一員です!』

 

ジョシュア『それじゃ、コンビじゃなくてトリオだ』

 

すると………

 

チノ『ふふ……』

 

お?

 

チノが

 

千夜『あ!ココアちゃん!』

 

ココア『チノちゃん……!』

 

パシャ!

 

チノ『こんなことまでして……ココアさんは本当にしょうがないココアさんです』

 

ココア『チノちゃんの笑顔撮れたよぉぉぉ!わーい!やったぁ!』

 

ジョシュア『おぉ!よかったじゃねぇか!どれどれ?』

 

俺達は、チノの笑顔の写真を見る

 

ジョシュア『これは……』

 

リゼ『笑顔じゃなくて……』

 

「「嘲笑だ……」」

 

まぁ、ココアが笑顔だと思ってればいいんじゃねぇかな?

 

………後でホントの笑顔の写真貸してやるか………

 



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取材とスナップとノスタルジー!?

ジョシュアside

 

俺達は今、固唾を飲んであることに気合いを入れる

 

ココア『心の準備は出来た?それじゃあ、行くよ!』

 

千夜『OKよ!』

 

ココアは手に持っていた雑誌を開く

 

そこには甘兎庵の文字と千夜の写真が乗せられていた

 

ジョシュア『おぉ!甘兎庵が乗ってるじゃねぇか!』

 

チノ『千夜さん素敵です!』

 

ココア『すっごぉい!こんなに大きい特集記事なんだね!』

 

雑誌に載っていたことにほっとする千夜

 

シャロ『何もここで読まなくても……』

 

千夜『1人だと緊張で怖くて……』

 

ココア『わかる!私も通知表1人で見るの怖くて……』

 

ジョシュア『それ二学期のやつじゃねぇか!早く見ろよ!』

 

リゼ『ていうか学校に返せよ…』

 

再び、雑誌に目をやると俺はあることに気づく

 

ジョシュア『つかこの甘兎庵の記事小さくねぇか?』

 

千夜『ううん、いいの。お店を大きくするって夢の第一歩だから小さくても嬉しい』

 

ココア『こっちにフルール・ド・ラパンも載ってるよ!』

 

シャロ『えぇ!いつの間に……』

 

千夜『ウチより大きく載ってるわ!?』

 

シャロ『今小さくても嬉しいって……!?』

 

 

チノ『ウチには取材来てもらえてません……』

 

ティッピー『周りのお店は載ってるのにのう……』

 

ジョシュア『いつか来るだろ?』

 

ココア『それよりも、今いるお客さん達の為に真心込めてコーヒー淹れなきゃ!』

 

……今、俺達しかいないんだけどな……

 

強いて言えば…千夜とシャロ位か……?

 

そう思ってると、不意にラビットハウスの入り口が開く

 

翠『人が少ない所は落ち着きます』

 

ココア『救世主だ!』

 

「「「「「「おぉ!」」」」」」

 

ブルマンさん、頭の上にクエスチョンマークが出てるけどな

 

翠『あ、この雑誌。私のグルメレポートも載ってるんです。ほら』

 

ジョシュア『そんな仕事もしてたんすね……あ、リゼのスナップ写真も載ってる』

 

リゼ『あぁ!』

 

シャロ『素敵です!先輩!』

 

リゼ『そういえばこの間、買い物している時に撮られたんだった』

 

ん?リゼのスナップ写真の下……

 

ベーカリー保登?

 

ジョシュア『このベーカリー保登って……?』

 

ココア『これ!私の実家の店だよ!』

 

シャロ『こんなところまで取材を?て言うかパン美味しそう…』

 

千夜『素敵そうな場所にあるのね!』

 

チノ『いい雰囲気です』

 

ココア『そ、そうかな?』

 

再び雑誌に目をやると、雑誌に水滴が落ちる

 

見るとティッピーが泣いていた

 

ココア『なんかティッピーがすごい悔しい顔してる!』

 

 

そして、シャロがリゼに対してまた一つ誤解を招いた時

 

チノが暇そうにしていた

 

千夜『チノちゃん、ラビットハウスが取材されなくて落ち込んでるのかしら?』

 

ココア『チノちゃん……私に任せて!』

 

ココアがなにやら作業している

 

ココア『チーノちゃん!』

 

チノ『はい?』

 

ココアは手書きの絵を雑誌に張り付けていた

 

3姉妹きっさラビットハウス……

 

ココア『3姉妹きっさだよぉ!』

 

チノよ、わかるぞ

 

どう反応していいのかわからんのだろう?

 

大丈夫、俺もだ……

 

 

[バキィ!]

 

 

な、なんだぁ!

 

ジョシュア『ちょ!ブルマンさん!?』

 

チノ『だ、大丈夫ですか?』

 

翠『いい椅子ですね。お店の歴史を体で感じました……まさかっ!これはマスターのお叱りの意思!仕事しないから!?』

 

 

……頭打ったのかな?

 

てか、ブルマンさん……仕事しろよ……

 

 

チノ『……こんなオンボロなお店じゃ、取材が来ないのも納得です……』

 

誰かぁぁぁ!

テレビでも雑誌でもいいから!

ラビットハウスに取材に来てくれぇぇぇえええ!

 

シャロ『そんなことないわよ……このテーブルの傷一つにもお客さんとの思い出が詰まってるのよ……』

 

チノ『……それ、ココアさんが付けたやつです…』

 

シャロ『…このカップだって、沢山のコーヒーを注がれて……』

 

ジョシュア『それ、確かココアが割ったから新調したやつ……』

 

 

シャロは顔を赤くしながらココアを叩く

 

シャロ『ココアぁぁぁ!』

 

ココア『何で私怒られてるの?』

 

自分の胸に手を当てて聞け……

 

 

千夜『年季が入ってることは思い出があるってことよ?』

 

チノ『年季……ですか』

 

千夜は壁に耳を当てる

 

千夜『こうやると刻まれた思い出をお店自身が教えてくれるわ……』

 

おお、ロマンチックだな。

 

チノがテーブルに耳を当てる

 

すると千夜が小声で……

 

千夜『第一章、ラビットハウス誕生』

 

………台無し

 

そして、唐突にお店の電話が鳴る

 

リゼ『お客さんからかも!また来るって言ってくれてたしさ!』

 

そう言って、リゼが電話を取る

 

ジョシュア『ほら、リピーターはちゃんといるじゃねぇか』

 

俺はチノの頭を撫でる

 

リゼ『バカを言うんじゃない!』

 

リゼの怒鳴り声に一瞬ビクッとする

 

リゼ『親父の部下達が、客がいないなら自分達が行くって……』

 

チノ『何でウチの状況知られてるんですか……!』

 

………盗聴でもされてんのかな?

 

……………怖っ………

 

ジョシュアsideout

 

 

チノside

 

私は今、学校が終わり

メグさん、マヤさんと一緒に下校してます

 

マヤ『へぇ~!雑誌かぁ!ラビットハウスが載るのも時間の問題だね!』

 

チノ『そうでしょうか?』

 

メグ『そしたら私達、有名人の友達かぁ!』

 

チノ『有名人って……』

 

マヤ『はっ!有名人になったら誘拐とかされるかも知れない!』

 

ゆ、誘拐!?

そ、それは心配です!

 

メグ『だ、大丈夫!何かあったらこれで守る!』

 

メグさんはそう言って防犯ブザーを取り出しました

 

……もし……誘拐とかされたら、ジョジョさんは助けてくれるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

~~~その頃のジョジョ~~~

 

 

ジョシュア『助けるに決まってンだろうが!』

 

絋汰『うぉ!急にどうした?』

 

ジョシュア『いや、なんか誘拐がどうのこうのって聞こえた気がして……』

 

絋汰『???』

 

~~~その頃のジョジョ・終~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

メグ『これ、羊の鳴き声がするんだよ!』

 

メグさんは防犯ブザーを鳴らし始めました

 

[メェェェェエエエ!]

 

マヤ『鳴らしちゃった!』

 

チノ『可愛いです』

 

話は変わって………

 

 

マヤ『取材が来たら、ちゃんと話せる?』

 

チノ『父がいるので……』

 

メグ『インタビューの練習しようよ!』

 

 

インタビューの練習……ですか……

 

マヤさんがマイクを持つフリをして手を私に近づけます

 

マヤ『噂の人とはどういう関係なんですか!?』

 

チノ『ジョジョさんとの事ですか!?』

 

メグ『この写真をバラ撒いて欲しくなければ全部話して下さい!』

 

メグさんが持っていた写真はジョジョさんとデートしていた時の写真でした

 

チノ『脅し!?いつ撮ったんですか!?』

 

……ジョジョさんはこういう時……

 

うん!逃げましょう!

 

私は二人をおいて走り出しますが、

二人は私の後ろに付いてきます

 

マヤ『人気者になった後のパパラッチごっこ~!』

 

チノ『必要ありません』

 

「「待て~!待て待て~!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事、逃げ切った私は自分の部屋に居ました……

 

ジョジョさんは……まだ帰ってきていませんね……

 

ティッピー『……結局、取材には来なかったのう……』

 

ココアさんとリゼさん、私とジョジョさんが写った写真を見て思いました……

 

ココアさん見たいにもっと笑ったら…お客さん…来てくれる……?

 

私は、両手でほっぺたを上げます

 

すると、後ろに気配を感じたので一旦やめます

 

後ろには兎の人形を持ったココアさんが居ました

 

ココア『迷える子兎がいるよぅ!』

 

ココアさん……

 

ココア『チノちゃん腹話術得意だから私も練習してるんだ!チノちゃん元気かい?』

 

 

ティッピー『ワシの真似事など、20年早いわ』

 

ココア『流石だね!良ーし!ワシと腹話術で勝負じゃ!』

 

チノ『ココアさんにはおじいさんの声は出せませんよ』

 

ココア『チノちゃん!さっきお父さんから聞いたんだけどね!』

 

チノ『な、なんでしょうか?』

 

ココア『笑顔になれる報告があるよ!』

 

 

数日後………

 

私達はあの雑誌を購入しました

 

ココア『行くよ!みんな!』

 

リゼ『あぁ!』

 

千夜『オッケーよ!』

 

ジョシュア『いつでも来い!』

 

シャロ『んん、焦らさないでよ!』

 

ココア『せーのっ!』

 

雑誌にはちゃんとラビットハウスが載せられていました

 

千夜『チノちゃんのおじいちゃんの事が語られてるわ!』

 

シャロ『苦労してこの喫茶店建てたのね…』

 

ティッピー『うんうん』

 

ココア『チノちゃんのお父さんの写真も!』

 

リゼ『バータイムの記事デカイな!』

 

ジョシュア『おい、何気に三姉妹って書いてんぞこれ』

 

ココア『えへへ!』

 

思わず、笑ってしまいました…

 

パシャ!

 

チノ『あ……な、何するんです』

 

ココア『ふふっ!』

 

チノ『もう、本当にしょうがないココアさんです』

 

 

 

 

後日、購入した雑誌にジョジョさんのスナップ写真があったので切り抜きました

 



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進撃の姉

ある日……

 

俺がラビットハウスで仕事をしていると……

 

チノ『ジョジョさん!リゼさん!』

 

ジョシュア『ん?どした?』

 

リゼ『何かあったのか?』

 

チノ『耳を貸してください!』

 

チノは俺とリゼの耳に口を近づけると

 

チノ『ゴニョゴニョゴニョゴニョ』

 

リゼ『ココアの様子がおかしい?』

 

ジョシュア『なーるほどな~……』

 

目線を移すと、窓を拭いているココアの姿が……

 

リゼ『確かに…』

 

ジョシュア『いつもより動きが機敏だな……』

 

次にココアはティッピーを撫で始めるが……

 

ティッピー『おぉ、なんじゃこれは…』

 

リゼ『撫で方も機敏だ!』

 

しばらくして、ブルマンさんも店に来てくれるが、ココアがブルマンさんの手を取り……

 

ココア『いらっしゃいませ』

 

リゼ『客の招き方も機敏だ!』

 

いや、ブルマンさんキョトンとしてんじゃねぇか!

 

ココア『お席へご案内します』

 

翠『ジェントルメ~ン!』

 

ジョシュア『もう適応してる!?違う店みたいだから止めなさい!』

 

それどっちかと言えばフルール・ド・ラパンだから!

 

………ん?

 

ジョシュア『ココア……いつもと分け目が逆じゃねぇか?』

 

リゼ『偽物かもしれない……そうだ!』

 

リゼは店の奥にチノを連れていった

 

 

あ、戻って………!?

 

ジョシュア『り、リゼ!?お前…それはっ!』

 

 

俺の目の前に現れたのは、ぬいぐるみを3体ほど持ったチノだった

 

リゼ『もふもふづくし!これなら我慢出来ずに抱きつくはずだ!』

 

その前に俺が抱きつきそうなんですが!?

 

チノはココアの前に立ちはだかる

 

ココアが我慢出来なさそうにチノを見るが……

 

ココア『ま、真面目に仕事しないとダメだよ!』

 

チノ『何故かわかりませんが凄く悔しいです』

 

ジョシュア『じゃあ後で俺が後で抱き締めてやるよ』

 

チノ『よろしくお願いします』

 

っしゃぁぁぁ!

後でおもいっきり可愛がろう!

 

おい、リゼ…何でジト目でこっちを見る………性的な意味は含まれてないからな!

 

 

……にしても、ココアの奴……気を張りすぎて熱出さねぇといいけど……

 

そう思っていた矢先、俺は何かを踏んでしまう

 

ジョシュア『ん?』

 

その何かの正体はココアだった

 

俺はココアを抱き抱える

 

ジョシュア『しっかりしろ!』

 

チノ『どうしてこんなになるまで……』

 

ココア『明後日……』

 

ココアが小さな声で何かを言おうとしている

 

リゼ『明後日?』

 

ココア『お……』

 

チノ『お?』

 

ココア『お姉ちゃんが…来るんだよ……ガクッ』

 

ジョシュア『……それとどう関係が……』

 

俺はすぐさま氷嚢を作ってココアの頭に乗せる

 

その間にココアの姉の件を聞いていた

 

リゼ『つまり、頑張っている所を姉に見せたかったのか……』

 

ココア『うん…もっとしっかりしなきゃって…チノちゃんのお姉ちゃんとしてちゃんとやってるって…』

 

チノ『ココアさんのお姉さんって厳しいんですか?』

 

ココア『安心して!凄く優しいよ!お兄ちゃんが二人いるけど、しつけて従えてる姿がカッコいいんだ!』

 

しつけてって、調教師か何かかよ!?

 

チノ『調教…私、これ以上、何かされるんです……?』

 

怯えちまったじゃねぇか!

人の彼女を怯えさせるな!

 

リゼ『よし!協力するぞ!』

 

 

お前は短時間でどんな結論にたどり着いたんですか!?

 

リゼ『でも、兄弟がいるのは羨ましいな…一人っ子としては……』

 

ココア『リゼちゃん……』

 

ココアは急にリゼに抱きつく

 

ココア『リゼちゃんも妹だって紹介するからね!チノちゃんと一緒に!』

 

リゼ『普通に友達でいい!』

 

その後、シャロと千夜も合流。

チノからお姉ちゃん修行なるものを聞かせれていた

 

千夜『お姉ちゃん修行?』

 

シャロ『何それ?』

 

ココア『どうしたらしっかりして見えると思う?お姉ちゃんに成長した姿を見せたいの』

 

シャロ『そう言われても……』

 

リゼ『とりあえず、さっきから怯えてるチノを安心させてみろ』

 

そう、チノはココアの姉に調教されるかもしれないという事で、凄い怯えてるんだが……

俺が近くにいてもこの様子

 

シャロがはじめに安心させに来た

 

シャロ『大丈夫、私が付いてるから』

 

おぉ、確かに安心出来そうだな。

 

お次はココアか……

 

ココア『大じょーぶ!私が付いてるからー!』

 

………同じ台詞なのにこの違い……

 

 

千夜『あ、そうだわ。リゼちゃん達が少しドジな姿を見せたら?』

 

ジョシュア『ん?』

 

千夜『反対にココアちゃんがしっかり見えるんじゃ?』

 

ジョシュア『なるほど……逆転の発想か……』

 

リゼ『うぅ、わかった!やってみる!』

 

えぇぇぇえええ!?

 

 

千夜『じゃあ、始めましょ』

 

千夜は席に座り、メニューを開く

 

千夜『注文をお願いしたいんだけど……』

 

チノ『え、えっと……私、コーヒーのくべつがつかないので……』

 

リゼ『ココア~!助けて~!』

 

チノ『私……数学苦手ですから、間違えてコーヒー缶1トンも注文してしまいました……』

 

ティッピー『このドジっ子!』

 

リゼ『ココア~……パンって火炎放射器でも焼けるのかな…?』

 

何この茶番!?

見てられねぇよ!?

 

ココア『うわぁぁぁん!こんな二人見てられないよぉぉぉ!』

 

オメーのためだろうがぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、マヤとメグも参加した

 

マヤ『次は私達がココアを鍛えるよ!』

 

ココア『よろしくです!サー!』

 

そう言って、マヤは窓の縁を指でなぞり、指の先に息を吹き掛ける

 

マヤ『ココアさん?まだ埃が残っていてよ?』

 

お前は姑か!

 

メグ『このフリスビーを取っておいで』

 

ココア『ワン!』

 

犬と飼い主か!

 

マヤ『所でこれ何の特訓?』

 

いや、知らずにやってたんかい!

 

ココア『お姉ちゃんらしくなりたいから妹役をやってほしいんだよ……』

 

マヤ『オッケー!』

 

メグ『じゃあみんなで一緒に!』

 

そして、チノ、マヤ、メグはココアを囲むと

 

メグ『お姉ちゃ~ん!私パンが食べた~い!』

 

チノ『私は……』

 

マヤ『私は宿題手伝って~!』

 

チノ『私も………』

 

ココア『後でね~!』

 

四人がキャッキャしてるのを眺めるだけの俺達……

 

シャロ『あれ……いつまで続くんですか?』

 

ジョシュア『……ココアが無意味と気づくまで……かな?』

 

後は……もう知らん

 

 

その後、修行が終わったのか

俺達にカフェラテをご馳走してくれた

 

ココア『みんな、今日は私の為にありがとう!ほんの気持ちのカフェラテだけど……』

 

 

目線をカフェラテに移すと、そこには絵が描かれていた

 

ジョシュア『お、これココアが描いたのか?』

 

ココア『え?』

 

千夜『初めて貰ったときから、凄く上手くなってる!』

 

その絵はまだ下手ではあったが、最初より上手くなっている

 

チノ『ずっと見てきたから気づきませんでした…』

 

リゼ『ちゃんとした成長の証があるじゃないか!』

 

メグ『ココアちゃん凄~い!』

 

マヤ『スゲー!カッコいい!』

 

皆が、ココアのラテアートを誉めると、ココアは俺達に笑顔を見せる

 

ココア『よぉーし!今もぉ~っと凄いものを振る舞うからね~!』

 

マヤ『3Dラテアートってやつ!見てみたい!』

 

ココア『任せて!』

 

メグ『楽しみ~!』

 

 

メグとマヤがココアに甘えるのを見たチノは頬を膨らませる

 

チノ『店員として成長してても、姉としてはまだまだです』

 

リゼ『そうか?』

 

すると、ココアがデカいマグカップにティッピーを入れて持ってきた

 

ココア『出来た!3Dラテアート!』

 

チノ『ただのティッピー!』

 

 

 

今日も今日とて騒がしいラビットハウスだぜ

 



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姉探し?

ジョシュアside

 

ココアのお姉ちゃん修行から2日後

 

ココアのお姉さんがやってくる日が来た

 

リゼ『そろそろ駅に着く頃だろ?本当に迎えに行かなくていいのか?』

 

チノ『自分でお店まで来るからココアさんには仕事してるようにって手紙に書いてあったそうですが……そうですよね?ココアさん』

 

チノがココアに問いかけるが、ココアは無反応

 

ジョシュア『ん~?……なっ!』

 

チノ『ココアさんが緊張で固まってます!』

 

ジョシュア『おい、接客業!ちゃんと仕事知ろって書いてあったんだろ?しっかりしろぉ!』

 

 

しばらくして、徐々に落ち着きが無くなるココア

 

店の中をウロウロしている

 

 

リゼ『少しは落ち着けって』

 

ココア『う、うん……でも…』

 

チノ『お姉さん、駅に着いた頃ですね』

 

ジョシュア『ココアのお姉さんか……ちょいと楽しみだな~』

 

リゼ『ジョジョとティッピーが孫を待つおじいちゃん見たいな顔してるぞ!?』

 

 

ジョシュアsideout

 

 

モカside

 

駆王地区、何年ぶりかな~!

 

あ、私は保登モカ!

ココアの姉です!

 

今日は妹に会いに来ました!

 

それにしてもこの街は昔と全然変わってない!

嬉しい!

 

 

私は一枚の地図を見ながら先を進む

 

モカ『ラビットハウスはこの道を……あっ!』

 

地図を見ながら進んでいると、目の前にウサギが!

 

私はウサギに近づくと、ウサギは逃げてしまった…

 

モカ『あっ!追いかけっこ?よ~し!待て~!』

 

私はウサギを追いかけることにした!

 

モカ『待て~!』

 

モカsideout

 

 

 

ジョシュアside

 

ココアは未だに店の中をウロウロしていた

 

リゼ『落ち着けって』

 

ココア『う、うん』

 

チノ『でも…確かにお姉さん遅いですね……』

 

ジョシュア『確かに……もう着いててもおかしくねぇな……』

 

 

ココア『ちゃんと地図描いたのに……もしかしたら迷ってるのかも!私、探してくる!』

 

ココアは勢い良く店から出ていく

 

ジョシュア『あ、おい!……行っちまったよ……』

 

リゼ『ココアが迷わなきゃいいけどな』

 

チノ『そうですね……でも、この街に来たばかりの頃はココアさんが迷ってばかりだったのに……少しは頼もしくなったような気がします…』

 

 

ジョシュア『そうだな……』

 

俺達が感傷に浸っていると、リゼのスマホが鳴った

 

リゼ『お、ココアからだ』

 

メールを開くと背中にハートマークのあるウサギの写真が……

 

ジョシュア『姉はどうした』

 

チノ『でも、可愛いです!』

 

そういうチノの方が可愛いよ

 

ジョシュアsideout

 

 

シャロside

 

私は今、千夜と買い物の帰りだった

 

千夜『桜の木の秘密って知ってる?』

 

シャロ『何の話?』

 

千夜『どうしてキレイなピンク色の花を咲かせるのか……それはね…』

 

シャロ『ちょっと待って!怖い話しようとしてんじゃないわよね?』

 

千夜『とても切ない秘密よ?』

 

シャロ『ど、どんなよ?』

 

千夜『それはね……』

 

千夜は私に耳打ちしてきた

 

話してくれた秘密は私も知ってる内容だった

 

シャロ『知ってるわよ?その話。有名な文学じゃない……その程度で私を怖がらせようなんて…』

 

千夜は頬を膨らませる

そんな顔されても……

 

千夜『……あ、空からアンコ』

 

シャロ『きゃぁぁぁあああ!』

 

千夜『あ、ココアちゃん』

 

シャロ『え?』

 

千夜『ココアちゃ~ん!』

 

ココアは声を掛けられ、私達の前で止まる

 

ココア『千夜ちゃん!シャロちゃん!お姉ちゃんが、ラビットハウスに来なくて!』

 

千夜『え!?』

 

シャロ『そう言えば今日だったわね』

 

ココア『迷ってるんじゃないかな?』

 

シャロ『携帯は?』

 

ココア『お姉ちゃん、機械苦手で持ってないんだ!』

 

千夜『私達も一緒に探しましょ?』

 

シャロ『そうね!』

 

ココア『ありがとう!』

 

千夜『特徴教えてくれる?』

 

ココア『え!?えーと……お、女の人!』

 

そりゃ姉だしね!

 

千夜『落ち着いてココアちゃん!そんなボケは要らないわ!』

 

あんたが言うの!?

 

ココア『ちょっとお姉ちゃんのモノマネしてみるね!』

 

ココアは袖を捲って……

 

ココア『お姉ちゃんにまっかせなさ~い!』

 

シャロ『自分のマネ?』

 

千夜『いつものココアちゃんだわ』

 

………ちゃんと見つかるのかしら?

 



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一口で普通のもちもちだと気づいた……のか?

ジョシュアside

ココアがお姉さんを探しに出てから、しばらく経つが……

 

ジョシュア『帰ってこないな……』

 

チノ『はい…』

 

ちなみに、今店には翔太郎とフィリップがコーヒーを飲みに来ている

 

俺達がココアの心配をしていると、入り口からサングラスにマスクをした怪しい女性が入ってきた

 

 

「「「いらっしゃいま……せ」」」

 

怪しい女性は店の中をキョロキョロしている

 

あ、怪しい……

 

俺は翔太郎とフィリップにアイコンタクトを取って、いつでも変身出来るように準備する

 

リゼ『お、お好きな席へどうぞ!』

 

大人しく座る怪しい女性

 

チノがオーダーを取りに行った

 

チノ『ご注文は?』

 

モカ『じゃあ、オリジナルブレンドとココア特製厚切りトーストを』

 

チノ『かしこまりました』

 

オーダーを通したは良いものの……なんだ?あの客は……

 

 

リゼ『あの風貌……スパイか…あるいは運び屋か』

 

チノ『他の発想は無いんですか…?』

 

ジョシュア『芸能人とか、花粉症とかあるだろ』

 

後は………

 

とりあえず、トースト持っていこう

 

今度は俺がトーストとコーヒーを持っていく

 

ジョシュア『お待たせいたしました』

 

俺がカウンターに戻って様子を見てると、突然

怪しい女性がテーブルを叩いて立ち上がる

 

モカ『このパン!モチモチが足りない!』

 

「「「お、お客様!?」」」

 

女性はカバンから白い粉を取り出した

 

チノ『白い粉!?』

 

リゼ『やっぱり運び屋かぁ!』

 

俺は翔太郎達と共に、チノとリゼの前に出る

 

モカ『私が……教えてあげる!』

 

ジョシュア『何をだ?』

 

モカ『本物の……』

 

翔太郎『本物の運び屋の怖さをか?』

 

モカ『本物のパンの味を!この小麦粉で!』

 

チノ『ぱ、パンの味?』

 

リゼ『小麦粉と言いつつ、何かの暗号だな!お前は誰だ!怪しい奴!』

 

モカ『私?そう…私は……私です!』

 

そう言いながら女性はサングラスとマスクを取る

 

いや、本当に誰ぇぇぇえええ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を聞くと、ココアの姉だと言う

 

あ、ちなみに翔太郎達は帰った

 

モカ『妹のココアがお世話になってます。姉のモカです』

 

ジョシュア『あぁ~』

 

チノ『ココアさんのお姉さん……あ、こちらこそ』

 

チノとリゼが頭を下げると、チノの頭に乗っていたティッピーが落ちた

 

ジョシュア『ココアはモカさん探しに行きましたよ?』

 

モカ『そっか……大丈夫だから、ラビットハウスで待っててって手紙に描いたのに……』

 

チノ『どこかですれ違ったんでしょうか?』

 

モカ『相変わらずそそっかしいな』

 

俺達三人は頷く

 

モカ『……あなた、リゼちゃんでしょ?そしてチノちゃんとジョシュア君にティッピーね?話は聞いてるよ』

 

ココアの奴、俺の事まで書いてるのか……

まぁ、色々あったしなぁ……

………俺死にかけてるし

 

 

モカ『こぉ~んな分厚い手紙に写真も沢山送ってもらったの!』

 

見ると、冥界でキャンプした時の写真や

俺が冥界で無双した時の写真等が送られていた

 

リゼ『あいつ…ロクなの送ってないな』

 

モカ『みんな可愛い…でへへ』

 

どこが!?

いや、チノとかリゼとかはわかるが

 

え?それ俺も含まれてないよな?

含まないでくれよ?

 

モカさんはチノの頭を撫で始めた

 

モカ『チノちゃん、中学生でお仕事なんて凄いねぇ!』

 

チノ『マスターの孫として当然です!』

 

モカ『可愛い、可愛い』

 

モカさんがチノを撫でていると、リゼが羨ましそうに見つめていた

 

それに気づいたモカさん

今度はリゼの頭を撫で始める

 

モカ『リゼちゃんも可愛いねぇ』

 

リゼ『わ、私は高校生ですけど……』

 

モカ『私から見たら可愛いの!』

 

すると、みるみるうちにリゼの顔が赤くなる

 

モカ『あ!真っ赤になるのも可愛いなぁ!可愛い、可愛い!』

 

チノ『あのリゼさんがされるがままに!』

 

ジョシュア『モカさん……恐ろしい子!』

 

リゼ『う、うぅ、うぅぅ、うわぁぁぁあああ!』

 

あ!リゼが逃げた!

 

チノ『まるで怯えるウサギのようです!』

 

モカ『ウサギならこっちにもいるようだね!』

 

チノ『あ、モフモフしますか?』

 

チノはティッピーを差し出すが、モカさんはチノを抱き寄せる

 

ちょぉ!

 

モカ『よしよし、あぁ~!チノちゃんってホントにモフモフなんだね!あったかぁ~い!』

 

んな!ち、チノが安心してやがる!

 

ジョシュア『ちょいと待ちな!チノは俺の彼女だ!どこの馬の骨ともわからん奴にチノはやれん!』

 

俺はモカさんからチノを奪い取り

今度は俺がチノを抱き寄せる

 

チノ『はわ!はわわわ!』

 

 

モカ『あぁん、取られちゃった…あ、でも……』

 

モカさんはそのまま、リゼの方に向かっていった

 

モカ『隠れてないで……おいで~!』

 

リゼ『ち、近寄るな!』

 

リゼはモデルガンを構えるも、モカさんはリゼを抱き寄せる

 

モカ『リ~ゼちゃん!』

 

リゼ『お、脅しが効かない!?』

 

モカ『捕まえた!』

 

リゼ『う、うわぁぁぁあああ!』

 

 

数分後………

 

リゼはその場にはへたってしまった

 

チノ『だ、大丈夫ですか!?』

 

リゼ『わ、私が……モフモフされるなんて……』

 

うわぁ……

リゼがここまでされるなんて…

俺初めて見たわ……

 

 

リゼ『も、モカさんには休んでてもらった方がいいんじゃないか?』

 

ジョシュア『あぁ、そうだな。モカさん、良かったらココアの部屋で待っててください』

 

モカ『大丈夫!ココアが帰ってくるまで、お店を手伝うよ!』

 

チノ『い、いえ!お客さんにそんな事……』

 

 

モカ『お姉ちゃんにまっかせなーい!』

 

 

なっ!こ、ココアと同じ台詞なのに!

これが頼れる姉オーラ!

まるでいつものココアが茶番のようだ!

 

 

 

 

 

 

俺達は場所を変えて、厨房にいた

 

モカ『そろそろかな?』

 

まぁ、厨房でモカさんがやることっていったら、パン作りなんだけどね

 

モカさんがオーブンからパンを取り出すと、出来たてホヤホヤのパンが出てきた

 

リゼ『いい香り~!小麦粉ってホントに小麦粉だったのか』

 

ジョシュア『いや、なんだと思ってたんだよ』

 

チノ『輝いてます!』

 

モカ『ドリュールだよ』

 

チノ『同じドリュールでもいつものココアさんが作った感じと違って見えます!』

 

リゼ『あぁ!』

 

モカ『さぁ!召し上がれ!』

 

モカさんからドリュールをもらう

 

「「「いただきまぁ~す」」」

 

 

モカさんのパンを口にすると………

 

ジョシュア『んまぁぁぁい!このサクッとした食感!それでいて中身がフワッとしててうめぇ!』

 

チノ『モカさん、このパン…美味しすぎて涙が……』

 

モカ『ありがとう、チノちゃん』

 

チノがモカさんを誉めていると……

外からの視線に気づく

 

ココア達だ

 

ココアの目がめっちゃうるうるしてる

 

面白そうだからほっといてみよう

 

その内、ココア達が腕を何回かあげていた

恐らく、三姉妹~!みたいなことやってんだろうな………

 

だって……

 

 

 

モカ『おー!おー!』

 

 

 

 

こっちでも同じ事してるから……

 

しばらくして、ココアが怪しい探偵みたいな格好で入ってきた

 

リゼ『お、お帰り。ココア』

 

ジョシュア『心配したぞ?』

 

チノ『モカさんずっと待ってます』

 

ココア『ヴェ!?もうバレてる!?』

 

チノ『あ、メールのウサギ、可愛かったです』

 

そして、モカさんがココアの前に立つ

姉妹感動の再会……か

 

モカ『ココア……その変装は、ダサい!』

 

あれ?さっきも同じ変装見たぞ?

 

モカ『久しぶり。元気そうで良かった』

 

モカさんはココアの変装を解きながら語り掛ける

 

 

ココア『お姉ちゃぁぁぁん!!!』

 

ココアはモカさんに抱き付く

 

モカ『よしよし』

 

……やっと、姉妹感動の再会……か

 

あ、ココアがこっちに気づいた

 

そして、みるみるうちに顔が赤くなるココア

 

ココア『み、皆の前で恥ずかしいよ!私もここ等じゃしっかり者の姉で通ってるんだから!』

 

ここ等じゃって……

 

ココア『お姉ちゃんにまっかせなさぁ~いって!』

 

ココアがフンスと胸を張っているが

 

見てるこっちとしては、誉めてもらいたい子犬にしか見えん

 

モカ『こほん。ココアも帰って来た所で、私から一つご報告があります!』

 

ココア『報告?』

 

モカ『実は…数日間このラビットハウスに泊まらせてもらう事になってるんです!』

 

ココア『ホント!?』

 

モカ『あらかじめマスターに許可は頂いてます!』

 

ほう、タカヒロさんがいいなら

俺は何も言うまい

 

ティッピーが聞いてないって顔してるけど

 

モカさんがめっちゃフンスってしてるけど

 

チノ『ビックリしただろうって顔してます』

 

ジョシュア『確かに……ココアと血の繋がりを感じるな』

 

ココア『そうなんだ!お姉ちゃんゆっくりしていけるんだね!あ!じゃあウェルカムドリンクを!』

 

そう言って、ココアはカウンターに入っていった

 

そして、俺は千夜とシャロを呼びに行く

 

ジョシュア『おーい、さっきから見えてんぞそこの二人』

 

千夜『あらあら』

 

シャロ『い、いや!これは覗いてたとかそう言うんじゃなくてですね!』

 

ジョシュア『いいからとっとと入れよ』

 

二人が中に入る

モカさんと初対面か

 

千夜『はじめまして』

 

シャロ『こ、こんにちは…』

 

モカ『こんにちは!千夜ちゃん、シャロちゃん。二人の事もココアの手紙に沢山書いてあったよ!』

 

千夜『それってどんな?』

 

シャロ『変な事書いてあったんじゃ?』

 

モカ『二人共モフモフしたらとても気持ちいいんだって!』

 

それを聞いてた俺は思わずずっこける

 

千夜はまんざらでも無い顔してやがる……

 

その時、丁度ココアがラテを持ってきた

 

ココア『お待たせ!あ、あのね……これ…ラテアート……なんだけど……』

 

ココアの作ったラテアートにはまだぎこちない感じはするが綺麗な花が描かれていた

 

モカ『これ……ココアが作ったの!?すごい!お姉ちゃん、サプライズ負けしちゃった』

 

ジョシュア『そいつはココアの成長の証なんすよ』

 

モカ『そっか……お客さんの為に練習したんだね……立派だよ、ココア』

 

ジョシュア『まぁ、ラテアートの練習してるか日向ぼっこしてるかのどっちかなんすけどね』

 

ココア『えへへへ』

 

モカ『ココア!?えへへへじゃないでしょ!』

 

そうこうしてる内に夜になり、ココアの部屋にチノとココアとモカさんが集まっていた

 

俺?俺は自分の家の窓から参加してる

 

持ってきたよーし、今日は夜更かしを許す!』

 

ココア『やったぁ!聞いて欲しい話が沢山あるんだよ!ね!チノちゃん!ジョジョ君!』

 

チノ『わ、私は別に……あ、コーヒー淹れてきます!ジョジョさんの分は……』

 

ジョシュア『俺はこっちで淹れるからいいよ』

 

チノ『分かりました』

 

チノはコーヒーを淹れに一度部屋から出ていった

 

それと同時に、ココアがモカさんに近づく

 

ココア『あのねあのね!お姉ちゃん!』

 

モカ『うんうん!ココア落ち着いて』

 

ココア『うん!』

 

モカ『深呼吸してから話そう!』

 

ココア『うん!』

 

二人は深呼吸を始める

 

……そのリズムだと寝落ちしないか?

 

「「zzz……zzz」」

 

ホントに寝落ちした!?

 

その頃にチノが帰って来た

 

チノ『お待たせしました……寝てる!?』

 

ジョシュア『深呼吸始めてしばらくしたらこの有り様だ』

 

チノは二人をじっと見つめている

 

ジョシュア『ん?どうした?』

 

チノ『いえ、これが姉妹…と思いまして……』

 

ジョシュア『……羨ましいか?』

 

チノ『……少し、ですが……でも、私にはジョジョさんが居ますから』

 

俺はチノに微笑みかけながらチノに伝えたい事を言う

 

ジョシュア『俺の事は彼氏兼兄貴だと思ってくれても構わねぇよ?』

 

チノ『それはそれで恥ずかしいですね…』

 

俺とチノはお互いにクスッと笑い合う

 

ジョシュア『今日は一緒に寝るか?』

 

チノ『ではお言葉に甘えて……』

 

俺は部屋に梯子を掛けて、チノをこちらに呼び寄せる

 

ジョシュア『おやすみ、チノ』

 

チノ『おやすみなさい、ジョジョさん』

 

そして、お互い抱き合って眠りに付く

 



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妹の姉離れ

モカside

 

ココア『お揃い~!ココアの宝物!』

 

ココアは昔から私のマネが大好きでした

 

ココア『2、3、5、7……お兄ちゃん!素数数えよう!』

 

保登兄『うん。』

 

パン作りの時も……

 

モカ『そうそう!上手!』

 

私達はパンを作って……笑いあったりして

 

 

ココア『お兄ちゃん!六法全書読んで!』

 

保登兄『え……』

 

モカ『お姉ちゃんにまっかせなさぁーい!』

 

ココア『ふぉ!まかせなしゃーい!』

 

と言うことがあったのをチノちゃんとジョジョ君に話してました!

 

モカ『4兄弟の末っ子だから色んな影響を受けちゃった見たい』

 

チノ『なるほど』

 

ジョシュア『ま、ココアらしいな』

 

しばらくするとココアが入ってきた

 

ココア『いっちばーん!』

 

チノ『おはようございます!』

 

ジョシュア『おはようさん』

 

モカ『おそようだぞ?』

 

すると、ココアは膝から崩れ落ちた

 

ココア『うわぁぁぁ!』

 

何事!?

 

ジョシュア『おいおいどうした!?』

 

ココア『うぐっ!奪われる……妹も仕事も……プライドも!』

 

ジョシュア『……まだ寝ぼけてるっぽいぞ』

 

チノ『そうみたいですね』

 

モカ『おやおや?早起きも出来ないのに二人の姉を名乗れるのかな?』

 

ジョシュア『だから、俺は妹じゃないし。むしろココアは俺の妹ポジだし』

 

ココア『名乗れるもん!』

 

ジョシュア『あれ?俺の意見は無視!?』

 

ココア『どっちが二人の好みのパンを焼けるか勝負だよ!』

 

モカ『ココアが作る程度のモチモチパンで私に挑む気?』

 

ジョシュア『……無視するたぁいい度胸だ。俺もそのパン勝負受けて立つぜ!』

 

チノ『私の為に三人が!』

 

モカ『2キロの小麦粉から自由にパンを作る!それでどう?』

 

ココア『望むところだよ!』

 

ジョシュア『上等!』

 

チノ『2キロ!?』

 

そして、私とココア、ジョジョ君とのパン勝負が始まった!

 

モカsideout

 

 

ジョシュアside

 

俺達は、湖の畔にやって来た

 

それぞれ2キロ、合計6キロの小麦粉からパンを作り上げたんだが……

 

まぁ、案の定、四人で食いきれない量のパンを作ってしまい

みんなでピクニックに来ていた

 

まぁ、一応オカ研も誘ったんだが……アザゼルがまたオカ研を巻き込んで何かしてるらしく断られた

 

 

ピクニックのメンバーは俺とチノ、ココア、シャロ、リゼ、千夜、モカさんの7人だ

 

シャロ『それで、パンを作りすぎちゃったからみんなでピクニック?』

 

ココア『うん!』

 

千夜『お天気も良くて…』

 

リゼ『気持ちいいなぁ……』

 

確かに……

 

青い空……鏡のような湖、心地よい春風……

 

 

ココア『それじゃあ!パン大食い大会始めるよ~!』

 

…………台無し

 

 

そして、俺はパンを一個頂く

 

モカ『ただし、この中にマスタード入りスコーンがありまーす!』

 

ジョシュア『ぶっふぅぅぅううう!』

 

チノ『ジョジョさん!?お水をどうぞ!』

 

ジョシュア『わ、悪いな……』

 

千夜『奇遇ですね!私もロシアンルーレットぼた餅持ってきたんです!』

 

なんちゅーもん持って来てんだ!?

 

ジョシュア『最悪の意気投合だよ!やめて!そういう意気投合はやめて!?』

 

すると、シャロが少し食べた所で、パンを置く

 

リゼ『もう食べないのか?』

 

シャロ『美味しそうだけど……すぐおにくが付く体質なので……』

 

すると、モカさんが後ろからシャロに抱きつく

 

シャロ『ふぇ!?な、何を……』

 

モカ『モフモフ……』

 

シャロ『ふぇぇぇえええ!』

 

モカ『うん、もっとモフモフしてていいと思うよ?ね?ジョジョ君』

 

ジョシュア『ノーコメント』

 

シャロ『て言うか何ですかその判断基準は!?』

 

モカさんが微笑むと、シャロが顔を赤くする

 

シャロ『じ、じゃあ…頂きます…』

 

微笑ましい光景だな~

 

ココア『いやぁぁぁあああ!私の友達がどんどんお姉ちゃんの妹になっていくよぉ!』

 

 

 

しばらくして、腹を満たした俺達は軽い散歩に出ていた

 

ココア『はぁ~、お腹いっぱい!』

 

リゼ『腹ごなしにランニングするか!』

 

千夜『それはちょっと……あら?』

 

お、千夜が何か見つけたらしい

 

見ると、そこにはボート乗り場があった

 

ジョシュア『ボート乗り場があるな』

 

チノ『私、ボートに乗ったことありません』

 

ココア『おぉ!気持ち良さそう!みんなで乗ろうよ!』

 

モカ『それじゃ、くじ引きで4組に別れて競争するって言うのは?』

 

4組か……

 

千夜『一位になったチームには何でも命令できる事にしましょう!』

 

シャロ『雰囲気壊すルール作るなぁ!』

 

んで……結局くじ引きで決まったチームは

 

俺一人

 

チノとモカさん

 

千夜とリゼ

 

ココアとシャロと言うチーム分けになった

 

……解せん!

何で俺が一人なんだよ!

くじ引きでそうなったんだよ!

 

ちっくしょい!

 

千夜『一番最初に向こう岸の木にタッチした人が勝ちにしましょう』

 

リゼ『あれか!よーし!』

 

ココア『悪いけど、みんな私の言うことを聞いてもらう事になるんだからね!』

 

チノ『やる気満々です!』

 

ティッピー『レディー………ゴー!』

 

ティッピーの号令に俺達は一斉に漕ぎ出す

 

最初っから飛ばしたのは

 

俺とモカ、チノチームだった

 

モカ『私に追い付いてごらん~!』

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ココア『あぁ!チノちゃんが連れ去られる!』

 

俺とモカさんが拮抗する

 

ふと、後ろを見ると

千夜がボートを漕いでいる

 

うん、漕いでいるんだが……

 

全く進んでない…むしろ同じところをぐるぐる回ってる……

 

あ、千夜達に気をとられていると、ココア達が迫ってきた

 

 

それを知ってか知らずか

モカさんがチノにボートの漕ぎ方を教えていた

 

チノ『なるほど、身体全体を使って漕ぐのがコツなんですね!』

 

モカ『そうそう!体重をかけて…』

 

チノ『よいっしょ!』

 

チノが思いっきり、漕ぐと

その反動で、ティッピーが飛んでいく

 

ジョシュア『ティッピーィィィイイイ!』

 

ティッピー着水

 

ティッピー『流されてゆく……時代の濁流と共に……』

 

チノ『ティッピーィィィイイイ!』

 

モカ『早く助けなきゃ!これに捕まって!』

 

すると、モカさんは麺棒を使ってティッピーを助けようとする

 

チノ『どこに隠し持ってたんですか!?というか届きません!』

 

 

そうこうしてるウチに、俺とモカチノチームがココアシャロチームに追い越される

 

しっ!しまったぁぁぁあああ!

 

シャロ『ココア!』

 

ココア『シャロちゃん!ありが……』

 

ココアシャロチームの横をものすごい勢いで追い越す影……

 

そう、千夜リゼチームがココアシャロチームを追い越し、目的の木にタッチしたのだった

 

モカ『優勝はリゼちゃん、千夜ちゃんチームね』

 

リゼ『千夜の火事場の馬鹿力凄かったよ!』

 

ジョシュア『最後にブーストかかるなんてよ……』

 

モカ『そこまでして叶えたいお願いがあったのかな?』

 

千夜『あ、あの……』

 

モカ『ん?』

 

千夜はモカさんを見据えてお願いを言う

 

千夜『私をモフモフして下さい!』

 

えええぇぇぇ……

何かと思えばそんな事かよ……

 

モカ『お安いご用だよ~!』

 

ココア『うわぁぁん!千夜ちゃんまで取られちゃったよぉぉぉ!』

 

 

俺達は帰路につく

まぁ、もう夕方だしな

 

ココア『はぁ~……やっぱりお姉ちゃんには敵わないな……』

 

チノ『モカさんには弱点が無さそうです』

 

モカ『そうかな?』

 

ココア『そうだよ』

 

モカ『そんな顔しないでよ!帰りにスーパー寄って行こうよ!ココアの好きなもの何でも作ってあげるよ!』

 

ココア『何でも!?じゃあ、お姉ちゃん特性のハンバーグが食べたい!』

 

モカ『お姉ちゃんに任せなさい!』

 

その直後、ココアはハッとした顔をしたと思えば

足早に去っていった

 

 

ココア『わ、私先に帰る~!』

 

な、なんだ?

 

リゼ『ココア?』

 

シャロ『どうしたの?』

 

チノ『ココアさん!待ってください!』

 

 

 

 

 

 

そして夜

 

モカさんがラビットハウスのバータイムに来て、なんかやさぐれてる……

 

モカ『ますたぁ……なんだかココアが冷たいよぉ…』

 

タカヒロ『年頃の娘は色々ありますからね…』

 

ジョシュア『……モカさんの弱点はココアか……』

 

モカ『ヒッグ……ココアぁ……』

 

………こりゃ重度のシスコンだな……

 

 

……そこの奴!お前もなとか思わない!

 

 

次の日

 

モカさんがココアに閉め出された所に遭遇してしまった

 

モカ『うぅ……』

 

ジョシュア『ど、どういう状況?』

 

モカ『妹の姉離れが深刻で……』

 

リゼ『深刻なのは姉の方だな』

 

ジョシュア『……やれやれだぜ…ココアも忙しいみてぇだし、俺達が町を案内してやるよ。甘兎庵にでも行こうや』

 

モカ『う、うん……』

 

そして、俺達はモカさんと街へ繰り出すが………

 

モカ『あの……リゼちゃん?エスコートしてくれるわりには……ちょっと距離が…』

 

 

そう、リゼは何故か距離を置いて、モカさんを案内していた

 

リゼ『も、モフモフ対策で……』

 

モカ『まぁ、リゼちゃんの後ろ姿も可愛いから良しとしましょう!』

 

リゼ『ふぁ!や、やっぱり後ろは駄目だ!て言うか近寄るなぁぁぁ!』

 

案内放棄!?

そこまでモフモフされたくないのか!?

 

その後、俺とモカさんは逃げたリゼを追いかけると

甘兎庵に逃げ込んだ

 

 

リゼ『助けてくれぇぇぇ!』

 

シャロ『せ、先輩!?ど、どうしたんですか!?』

 

リゼ『命までモフられる!』

 

モカ『リーゼちゃん!見ぃつけた!デュフフフ!』

 

ジョシュア『笑い方キモいわぁ!』

 

俺は変な笑い方をするモカさんに思わずツッコミをいれてしまった

 

モカ『痛ったぁ……だって追い詰めたくなるんだもん……』

 

千夜『その気持ちわかります!』

 

「「「分かるなぁ!」」」

 

モカ『千夜ちゃん!その制服イケてる!』

 

千夜『本当ですか!?シャロちゃんの働いてる喫茶店もミニスカで可愛いんですよ』

 

モカ『行ってみたいなぁ!……ねぇシャロちゃん、私もまだまだミニスカで働けるかな?どう思う?』

 

シャロ『やめましょう……トラウマになる娘もいるんですよ……』

 

おいシャロ、今どこ見て言った?

 

そして話はココアの事になった

 

シャロ『ココアが冷たい?』

 

モカ『そうなの……なんかよそよそしくて……』

 

シャロ『それは……』

 

ジョシュア『おい、シャロ』

 

シャロ『あ!』

 

モカ『ん?』

 

シャロ『いえ、何でもありません』

 

千夜『モカさん、おもてなしのアイスココアです』

 

出されたアイスココアを眺めるモカさん

 

 

モカ『……冷え冷え……今のあの娘にそっくり……』

 

シャロ『空気読みなさいよ!』

 

千夜『暑いから冷たいものがいいと思って』

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜

モカさんはチノと一緒に風呂に入って来るらしい

 

 

ジョシュア『モカさん……明日には帰るんだよな……』

 

イミテイト『そうだな…』

 

ジョシュア『にしても…騒がしい日々だったな』

 

イミテイト『ま、殺伐とした日常よりはいいだろう』

 

ジョシュア『違ぇねぇ。……さてと!俺達も明日の準備をするか!』

 

イミテイト『そうだな』

 

俺達は明日の準備をする

 

何の準備だって?

見てのお楽しみだ

 

 



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みっしょんこんぷりーと!

モカside

 

私は今、荷物を整理していました

 

今日がラビットハウス最後の日だからです

 

荷物を整理していると、昔の写真に目が行く

 

モカ『……はぁ……』

 

物思いにふけながら、私は鞄のを閉じる

 

そして、階段を下りると……

 

ココア『うぇるかむかも~ん……』

 

少しドスの効いた声が聞こえた

 

目の前に兎の被り物をした謎の人物が立っていた

 

モカ『ひっ!な、なに!?』

 

ココア『こっちへ……』

 

謎の人物は私の腕を掴み、どこかに連れていく

 

ココア『入れ……』

 

謎の人物はポケットから銃を取り出して私に向ける

 

ココア『これが駆王地区の……』

 

撃たれる!

 

そう思って、目を瞑ってしまう

 

すると、周りからクラッカーの音が聞こえてきた

 

メグ『サプライズパーティーの!』

 

マヤ『はっじまりだよ~!』

 

モカ『へ……?』

 

見ると、テーブルにはパスタやケーキ、パンやジュースが置かれていた

 

千夜『モカさんが元気無いから…』

 

シャロ『さよならパーティーを皆でやろうって、ココアが計画したんです』

 

あ、やっぱりあの謎の人物はココアだったのね……

 

ココア『ココアじゃ無いよ!この街のマスコットのキグミンだピョ~ン!』

 

ほんとにもう……

 

 

モカ『ココアぁぁぁ!元気が無いのはあんたのせいでしょぉぉぉ!』

 

ココア『うぇぇぇ!ギブ!ギブ!』

 

モカsideout

 

 

ジョシュアside

 

モカさんがココアを抱き締めてると、その後ろで

マヤとメグが自己紹介を始めた

 

マヤ『マヤでーす!この銃私とジョジョ兄が選んだんだよ!』

 

メグ『メグです!この被り物、ジョジョさんと一緒に選んだの!』

 

ジョシュア『おいおい、選んだのはお前らで、俺は荷物持ちだったろうが』

 

モカ『そうなの?うん!マヤちゃんメグちゃん!いいセンスだ!』

 

マヤ『やったぁ!モカ姉って呼んでいい?』

 

メグ『モカお姉ちゃ~ん!』

 

ココア『……うん!順調に甘え上手な妹に育っているようだね!』

 

チノ『急にあの二人の将来が心配になりました』

 

ジョシュア『奇遇だな、俺もだ』

 

モカ『ココア!この娘達も私へのプレゼントかな?』

 

モカさんに抱き寄せられ、まんざらでも無い顔をする二人

 

ココア『違うよ!もう!お姉ちゃんは見境無さすぎ!』

 

モカ『ん~?聞き捨てならないな~!』

 

チノ『あ、あの……喧嘩は……』

 

マヤ『あの位なら兄貴といつもやってるよ!』

 

メグ『じゃあ心配無いね!』

 

チノ『……あの位……姉妹なら普通……なるほど、そんなもの何ですね』

 

マヤ『めんどくさくなったら、CQCでねじ伏せれば完璧だね!』

 

チノ『な、なるほど!』

 

ジョシュア『それはお前んちだけだ』

 

俺達が話していると

モカさんの感嘆の声が聞こえてきた

 

あぁ、ブルマンさんが来たのか

 

モカ『ほ、本当に作者様だったなんて……これにサインして下さい!』

 

モカさんはどこからか麺棒を取り出した

 

つーかその麺棒どっから出したんだよ!

 

翠『はい。……あ!失敗してしまいました……』

 

字ぃでか!?

 

モカ『ありがとう!大切にします!』

 

タカヒロ『さぁみんな!冷めないうちに!』

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

俺達はモカさんのさよならパーティーを楽しむことにした

 

 

ジョシュアsideout

 

 

モカside

 

ジョシュアくんとココア、チノちゃんは駅まで私を見送りに来たくれた

 

ココア『お姉ちゃん、元気でね』

 

モカ『うん、ココアも』

 

ココア『あ、そうだ!』

 

ココアはポケットから、桜の髪飾りを頭につける

 

ココア『みて!お姉ちゃんとお揃い!』

 

……ココア……

昔のココアを思い出しちゃうな……

 

ココア『お姉ちゃん?』

 

モカ『ううん……そうだ!』

 

私は昔ココアにあげた桜の髪飾りの半分を取り出して、自分の頭につける

 

モカ『私もココアのまね!』

 

ココア『お姉ちゃん!まだそれ持ってたの?』

 

モカ『もちろん!ココアとお揃い!だって、私の宝物だもん!』

 

ココア『お姉ちゃん……』

 

モカ『それと、ココアにこれを渡す時が来たようだね』

 

私はココアに自分の麺棒を見せる

 

ココア『それ………』

 

麺棒を回して見せると……

 

ココア『大事にするって言ったよね!?』

 

ナイスツッコミ!

 

私達が談笑してると、チノちゃんとジョジョくんがやって来た

 

モカ『あ、チノちゃん!ジョジョくん!』

 

 

チノ『モカさん、これ……列車の中で飲んでください』

 

モカ『ありがとう、チノちゃん。ココアもたまには帰ってきなさい?お母さんが待ってるんだから』

 

ココア『でも、チノちゃんが寂しがるから』

 

チノ『なっ!私を引き合いに出さないで下さい!しょうがないココアさんですね!』

 

ココア『チノちゃん……ホントは私が寂しいの!ごめんねぇ!』

 

チノ『喧嘩にすらならない!』

 

 

……あぁ、そっか……

もう私の真似じゃなくて、本当のお姉ちゃんなんだ……

 

 

ココア『なにこれ!?』

 

チノ『CQCです!多分!』

 

ココアが、この街の学校に通いたいって言い出したときはとっても驚いた

 

小さい頃に旅行に来てから、駆王地区が大好きだったからって……

 

モカ『ねぇ、ココア?この街に来て良かったね!』

 

ココア『………うん!』

 

そして、私は列車に乗り込み

 

ココアとジョジョくん、チノちゃんと別れる

 

私のサプライズに気づいてくれるかな?

 

 

モカsideout

 

 

 

 

ジョシュアside

 

 

俺達はモカさんを見送って、ラビットハウスに帰ると、カウンターにカップが一つ置いてあった

 

ジョシュア『おい、ココア、チノ……これ……』

 

ココア『これは……』

 

チノ『モカさんが……』

 

ココア『私より上手い!』

 

チノ『見事なサプライズ返しです!ずっとウチで働いて貰いたかった……』

 

ジョシュア『即採用だな』

 

ココア『もぉぉ!お姉ちゃんは妹達の心を奪って去っていくよぉ!』

 



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夢の世界

読者の皆様!遅れましたが明けましておめでとうございます!
あと数話でこのepisode of highschoolも最終回を迎えますが、シリーズとして続きますので!
今年もよろしくお願いいたします!


ジョシュアside

 

俺は今、チノ達に相談を受けていた

 

ジョシュア『誰かにつけられてる?』

 

リゼ『そうなんだ……一応、ウチの者が家の周りを見たそうなんだが……』

 

ジョシュア『うーん……とりあえず……イミテイトに見張らせるか……』

 

俺はイミテイトをハーヴェストに変えて

それぞれにそれぞれの鞄に仕込む

 

ジョシュア『何かあれば、イミテイトが知らせてくれる』

 

まぁ、ココアとチノに関しては隣同士だから大丈夫だとは思うんだが、念には念をと言う奴だ

 

 

そして数日後

 

俺達が学園で授業を受けていると、校内に怪人が現れた

 

ジョシュア『出やがったなぁ?全員ブッ潰す!』

 

俺が校庭に出ると、イミテイトからの連絡を受ける

 

イミテイト『リゼ達の方にも同じ怪人が現れた!』

 

ジョシュア『はぁ?……よく見たらこっちも同じ怪人ばっかだな……』

 

しかもこいつらなんか腕輪?みたいなの付けてるし……

 

でもどっかで見たことあるんだよなぁ……

 

ジョシュア『……とりあえず……潰すか』

 

俺はドライバーを召喚し、眼魂を装填する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト]

 

俺はガンガンセイバーで怪人共を斬り捨てる

 

すると、後ろからリアス達も参戦してきた

 

イッセー『ドラグクロー!ファイヤー!』

 

イッセーのドラグクロー・ファイヤーが怪人共に炸裂する

 

 

ジョシュア『おぉ!お前ら!丁度良いところに来た!俺はチノの所に行くからここ任せた!』

 

俺はゴーストライカーを召喚して、チノの元に急ぐ

 

イミテイトにはリゼ達の所に行ってもらった

 

そして、チノの学校に到着すると

 

バリケードが張られており、怪人共の侵入を阻んでいた

 

いい判断だ

 

俺は眼魂を取り替える

 

[カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発!百中!ズキュン!バキューン!]

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ガンガンセイバー・ガンモードとバットクロックの二丁銃で怪人共を撃つ

 

数体がこっちに気付いて向かってきた!

 

ジョシュア『うぉぉぉらぁぁぁ!』

 

[カイガン!オレ!]

 

俺はガンガンセイバーをソードモードにして、怪人共を斬り捨てていく

 

 

 

 

数分後

 

ジョシュア『こいつで、最後だぁ!』

[ダイカイガン!オメガスラッシュ!]

 

最後の怪人を斬り伏せた時にそれは起こった

 

ジョシュア『!?』

 

腕輪を残して怪人が溶けた

 

おいおいおい!溶けるなんてアリか!?

 

……ん?

 

この腕輪……どっかで見たことあるな……

 

……まぁいいか

 

それよりチノだ!

 

ジョシュア『チノ~!大丈夫か~?』

 

俺はチノ達が無事かどうか確認するために中学校の中に入る

 

 

 

ジョシュアsideout

 

 

 

???side

 

俺は甘兎庵の甘味を食い終わって、店を後にすると

 

駆王学園の前に腕輪を見つける

 

???『これは……アマゾンズレジスター?何でこんなところに?』

 

……まさか……あいつらが?

 

……こりゃ、少し調べねぇとな……

 

俺は腕輪……もといアマゾンズレジスターを持って、その場を去る

 

 

???sideout

 

 

 

ジョシュアside

 

俺はチノ達を含めたメンバー全員で、イッセーの家に集まっていた

 

アザゼル『調べてみたが、こいつらはアマゾンって奴だな』

 

ジョシュア『アマゾン?アマゾンは一人しかいねぇぞ?』

 

仮面ライダーアマゾン

アマゾンの奥地で人体改造され、地球とアマゾンの自然を守るために生まれた仮面ライダー

 

昭和の仮面ライダーの一人だ

 

だが……

 

ジョシュア『アマゾンってのは、あんなアリ見てぇな見た目してねぇぞ?』

 

アマゾンのモチーフは実はピラニアだったりするんだが、当時の日本にはまだピラニアと言う魚が浸透しておらず、マダラオオトカゲという爬虫類が公式が出したモチーフだ

 

アザゼル『あぁ、アマゾンはアマゾンでも、人工的に作られたアマゾンだ』

 

ジョシュア『だから、アマゾンも人体改造で作られたんだって!』

 

アザゼル『お前の言うアマゾンとは少し作られたベクトルが違うらしいぞ?』

 

ジョシュア『はぁ?……みてぇだな』

 

アザゼルの言うアマゾンは人体改造等ではなく

ウィルスサイズの細胞で作られた人工生命体らしい

 

アザゼル『しかも、タンパク質……特に人のものを好むらしい』

 

翔太郎『つまりは人食い細胞ってことか……』

 

アザゼル『ただ、成功例が2つあるらしい』

 

成功例……もしかして……

 

ジョシュア『一つは土竜か?』

 

アザゼル『あぁ、もう一つはトンボらしい』

 

土竜とトンボね………

 

ジョシュア『その2体は人間を食わないのか?』

 

アザゼル『それはわからん、だがアマゾンを作っている組織は分かったぞ』

 

ジョシュア『マジか!どこだ?』

 

アザゼル『九龍グループだ』

 

ジョシュア『九龍グループ?』

 

九龍グループは九つの組からなるヤクザのグループで色々ヤバい事にも通じてる有名なヤクザだ

 

進ノ介『九龍か……警察でも追ってるけど、中々尻尾を出さないんだよな……』

 

………恐らくは駆王地区を支配しようと考えてるんだろう……

 

アザゼル『今はSWORD地区を取ろうと頑張ってるらしいがな』

 

チノ『私……不安です……』

 

ジョシュア『安心しろ、俺達が守ってやる』

 

俺の言葉に頷くメンバー

 

俺がチノの頭を撫でると、なにやらニヤニヤしている

 

ジョシュア『んだよ』

 

朱乃『微笑ましいですわぁ~』

 

ジョシュア『そうかよ。……でも、九龍が仕掛けて来ない限りは俺達も下手に手は出さない方がいいだろう』

 

相手がどんな手を使ってくるか分からないしな

 

その日はそれで解散した

 

 

 

 

数日後、俺はリアスに呼ばれた

 

リアス『ジョジョ……最近、誰かにケンカ売られたとか無いかしら?』

 

ジョシュア『はぁ?無いけど?』

 

リアス『そう……』

 

ジョシュア『なんだよ急に……?』

 

リアス『いえ……ここ最近、この街の不良が何者かに病院送りにされてるのよ』

 

ジョシュア『それと俺がどんな関係あるんだ?』

 

リアス『怪我をした不良達が言うにはパーカーにベルトを着けた仮面ライダーにやられたって』

 

!?

 

パーカーを着た仮面ライダーって!

俺が知る中では、俺の変身するゴースト

 

マコトが変身するスペクター

アランが変身するネクロムだけだ

 

それがもう一人?

 

あり得ねぇ……

 

リアス『色々、探してはいるのだけど……』

 

ジョシュア『見つからないのか……』

 

リアス『えぇ……』

 

ジョシュア『わかった!俺の方でも探してみるわ』

 

リアス『えぇ、ありがとう』

 

そして、俺はラビットハウスに戻る

 

だが……

 

ジョシュア『……寝てる?』

 

ココアとリゼが互いに寄りかかって寝ていおり、チノはカウンターで寝ていた

 

 

……おかしくねぇか?

 

寄りかかって寝るなんて……

 

……なんか……俺も……眠く……

 

俺は抗う術も無く、意識を手放した

 

 

 

 

………………しばらくして起きると、俺は草原の中にいた

 

ジョシュア『………ここは?』

 

 

辺りを見回すと

 

ココア『あははは!おいで~!』

 

チノ『待って~!お姉ちゃ~ん!』

 

マヤ『お姉ちゃ~ん!』

 

メグミ『お姉ちゃ~ん!』

 

 

ココアに抱きつくチノとメグとマヤ

 

さらに奥では

 

リゼ『お前ら!今日はサバイバルだ!行くぞぉ!』

 

ココア『サー!イエッサー!』

チノ『サー!イエッサー!』

 

 

………夢か……

 

夢じゃなきゃおかしいって……

ココアとチノが二人いるの説明がつかないもの

 

 

ジョシュア『よし!起きるか!』

 

俺は眠りから覚めるつもりで再び、目を閉じるが……

 

ジョシュア『………起きれない…』

 

マジか………しょうがない

 

俺は先にココアとリゼを起こそうとする

 

 

ジョシュア『おーい!ココア!起きろ~!』

 

ココア『あ!ジョジョ君!みてみて!チノちゃんがやっとお姉ちゃんって呼んでくれたの!』

 

ジョシュア『うん。夢だからな?』

 

ココア『……?夢?』

 

ジョシュア『そう、夢』

 

ココア『そうだよね……』

 

お、意外に聞き分けいいな

 

ココア『夢みたいだよね!私幸せだよ~!』

 

 

うん……知ってた

 

見たところ、強制的に眠らされたみたいだし

 

そういう場合は説得しても何かしないと夢から覚めないのか大抵だからな……

 

 

さてと………

 

ジョシュア『さっきから見てんのバレバレだぞ?J.B.』

 

J.B.『ちっ、バレてたか』

 

ジョシュア『お前がいるってことは、意識の奥か』

 

J.B.『ご明察、夢の中でてめぇを倒そうと躍起になってる奴等がいるもんでな』

 

 

J.B.が視線を向けた先には

 

仮面ライダーグリモワール

仮面ライダーハルワ

ユートピア・ドーパント

ウカ・ワーム

バット・ファンガイア・リボーン

 

そして

 

ショッカーグリード『ショッカー……』

 

ショッカーグリードが目の前に現れた

 

 

ジョシュア『へぇ、五人か……』

 

J.B.『やるか?』

 

俺はイミテイトを出現させる

 

ジョシュア『イミテイトが出るなら……余裕だな』

 

俺とJ.B.は互いに、ゴーストドライバーを召喚する

 

[無限進化!バッチリミナー…バッチリミナー!]

[アーイ!ギロットミナー!ギロットミナー!]

 

「「変身!」」

 

[チョウカイガン!ムゲン!keep on going!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴッドゴースト!]

 

[カイガン!ディープゴースト!デッドゴー!最期!ギリギリゴースト!]

 

さらに俺は、イミテイトにアイコンドライバーを渡す

 

イミテイト『?なんだ?』

 

ジョシュア『三人のゴーストってのも悪くはねぇだろ?』

 

イミテイト『そういうことか!』

 

[ガッチリミナー!コッチニキナー!ガッチリミナー!コッチニキナー!]

 

イミテイト『変身!』

 

[ゼンカイガン!ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダイヘンゲー!]

 

J.B.『おい、こいつはお前の夢でもあるんだ。もう三人位なら出せるんじゃないのか?』

 

ジョシュア『面白いこと言うな~!やってみるか!』

 

俺は印を結ぶと、三人の俺が現れた!

 

ジョシュアB『変身!』

 

[カイガン!スペシャル!行こう!最高!スペシャルなゴースト!]

 

ジョシュアC『変身!』

[闘魂開眼!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴーファイ!]

 

ジョシュアD『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

六人のゴーストが六人の怪人と対峙する!

 

 

 

 

 



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ドリームマッチ!

ナレーションside

 

ジョシュアD『オラァ!』

 

ゴースト・オレ魂はユートピア・ドーパントと戦っていた

 

ユートピア『はぁ!』

 

ユートピア・ドーパントはオレ魂に蹴りを入れるが、ダメージが全く無い

 

ジョシュアD『効かねぇよ!』

 

ユートピア『ぐあっ!』

 

ユートピア・ドーパントは手をあげると、マスカレイド・ドーパントを大量に召喚した

 

ジョシュアD『うお!めっちゃ出てきたな!』

 

しかし

オレ魂にとっては大したことの無い数だった

 

 

ジョシュアD『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

オレ魂はガンガンセイバーをガンモードにして、撃ちまくる!

 

ジョシュアD『トドメと行くか!』

 

[ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!]

 

ジョシュアD『アサルトセイバーレイス!』

[オメガブレイク!]

 

そして、オレ魂は必殺技でマスカレイド・ドーパントを全て撃破した

 

 

次にゴースト・闘魂ブースト魂はと言うと

 

 

ジョシュアC『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

闘魂ブースト魂は仮面ライダーハルワと戦っていた

 

ハルワ『うぐっ!……はぁ!』

 

ジョシュアC『おおっと!あぶねぇあぶねぇ!』

 

闘魂ブースト魂の俺はハルワを翻弄しながら戦っていた

 

ハルワは氷の人形を作り出すと、闘魂ブースト魂を攻撃させる

 

ジョシュアC『氷には炎だ!』

[メガマブシー!メガマブシー!]

 

 

闘魂ブースト魂はブースト眼魂をサングラスラッシャーに装填して、炎を纏わせる

 

 

ジョシュアC『獄炎乱舞!ゴーストバージョン!』

[メガ!オメガシャイン!]

 

闘魂ブーストはサングラスラッシャーを二回、三回と炎のおかげで伸びた刀身で氷の人形を斬り捨てた

 

 

その上ではスタンド魂が、仮面ライダーグリモワールと戦っていた

 

ジョシュアB『おいおい!そっちはお前の鬼門だぜ?』

 

グリモ『何?……ぐあっ!』

 

グリモワールに小さな隕石が当たり、空を飛んでいたグリモワールが落下するも

 

落下した瞬間に下級インベスを召喚した

 

ジョシュアB『そんなもん!まとめて消してやるよ!』

 

スタンド魂は遠距離系のスタンドの能力を使うと

 

[ダイカイガン!スペシャル!オメガブラスト!]

 

ジョシュアB『アルティメット・フルブラストォォォ!』

 

スタンドエネルギーが下級インベスを一掃していく

 

 

すると……

 

J.B.『おい!スタンド魂のジョジョ!そこあぶねぇぞ!』

 

J.B.の声が聞こえた方から

ウカ・ワームが飛んできた

 

ジョシュアB『あぶね!おい、あぶねぇだろ!』

 

J.B.『だから言ったろ?』

 

J.B.は悪びれる事もなく、ウカ・ワームに向かっていった

 

その間にウカ・ワームはサナギワームを召喚し、突撃させる

 

 

J.B.『無駄だぜ!』

[ゲンダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!]

 

 

J.B.『超振動波ぁ!』

[オメガクラッシュ!]

 

J.B.はガンガンベースを弾き、サナギワームを吹き飛ばす

 

 

J.B.『ヒャッハァァァ!』

 

世紀末のような掛け声と共に再び、ウカ・ワームに向かっていった

 

 

一方、イミテイトの方は……

 

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

バット・ファンガイア・リボーンが召喚した下級ファンガイア達にオラオララッシュを放っていた

 

 

イミテイト『まとめていくぞ!』

[ケンゴウ!カウボーイ!オメガフォーメーション!]

 

 

イミテイト『フ○イナル○ェーブ!』

 

イミテイトはエネルギー弾を撃った直後に斬撃を放つ

 

 

そして最後は……

 

 

ジョシュアA『うぉぉぉらぁぁぁ!』

 

ショッカー『ぬぁぁぁ!』

 

ショッカーグリードに対し、優位に立っていた

 

ジョシュアA『んだよ、劇場版でダブルライダーを倒したって割には大したことねぇじゃねぇか』

 

ショッカー『ショッカー……!』

 

ショッカーグリードはショッカー戦闘員を召喚し、突撃させる

 

ジョシュアA『ははっ!そうでなくちゃな!』

[イノチ!ダイカイガン!ヨロコビストリーム!]

 

ムゲン魂はショッカー戦闘員をガンガンセイバー・ナギナタモードで吹き飛ばす

 

戦闘員『イーッ!』

 

ジョシュアA『こいつは俺の妹達を無理矢理眠らせた俺の怒りだ!』

[イノチ!ダイカイガン!イカリスラッシュ!]

 

今度は、ショッカー戦闘員をガンガンセイバーとサングラスラッシャーで、斬り伏せて行く

 

 

ショッカー『ぬぅぅ!なぜだ!この夢の世界ならば貴様はもう戦わなくていいのだぞ!』

 

ジョシュアA『そうだな……けどな、俺は自分の為に戦ってるんじゃねぇ!妹達を守る為に!仲間を守る為に戦ってるんだ!それがたとえ、神様だろうが魔神だろうが、俺の妹達と仲間に手を出そうってんなら俺はそいつを叩き潰す!』

 

[イノチ!ダイカイガン!シンネンインパクト!]

 

ムゲン魂は自らの決意を胸に、ショッカーグリードに必殺技を放つ

 

ショッカー『ぐぁぁぁあああ!』

 

 

必殺技を受け、ショッカーグリードはその場に膝をついてしまう

 

 

ジョシュアA『よし!一気に行くぜ!スペシャルな俺!頼んだぜ!』

 

ジョシュアB『あぁ!ハーミット・パープル!』

 

スタンド魂はハーミット・パープルを使い、六人の怪人を1ヵ所に集める

 

 

[チョーダイカイガン!ムゲン!ゴッド!オメガドライブ!]

 

[ゼンダイカイガン!グレイトフル!オメガドライブ!]

 

[ダイカイガン!スペシャル!オメガドライブ!]

 

[ダイカイガン!ディープゴースト!オメガドライブ!]

 

[闘魂ダイカイガン!ブースト!オメガドライブ!]

 

[ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!]

 

 

「「「「「「はぁぁぁあああ!」」」」」」

 

六人のゴーストは六人の怪人に向けて、必殺技を放つ

 

着地した後に、背後で爆発が起こる

 

 

ジョシュアA『ふぅ、やっと終わったぜ』

 

ジョシュアB『ま、こうして俺と俺が共闘するってのはなかなか無い体験だったな!』

 

ジョシュアC『その分、ちょいと厄介な奴だったけどな!』

 

そう話していると、オレ魂、闘魂ブースト魂、スタンド魂の体が消えかける

 

ジョシュアD『……そろそろ夢から覚めるのか』

 

ジョシュアB『楽しかったぜ!オリジナルの俺!』

 

ジョシュアC『いつかまた会おうぜ!』

 

ジョシュアD『じゃあな!』

 

そして、三人のジョジョがその場から消えた

 

ジョシュア『……さて、俺も起きるか』

 

J.B.『……おい、気を付けろよ?これから来る災難にはよ……』

 

ジョシュア『ん?それってどういう……?』

 

J.B.『いいからとっとと起きやがれ!』

 

ジョジョはJ.B.に前蹴りをくらい、夢から覚めた

 

ジョシュア『お、おい!……ってあれ?戻ってきた?』

 

そして、ジョジョはある事に気づくのだった

 

ナレーションsideout

 




episodeofhighschool最終回まで残り二話です(ToT)


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目覚めと黒いゴースト

ジョシュアside

 

ジョシュア『お、おい!……ってあれ?戻ってきた?』

 

俺は夢の世界から戻り、ココア達を起こす

 

ジョシュア『おい、ココア、リゼ、起きろ~!』

 

ココア『うぅん……あ、ジョジョ君おはよ……』

 

リゼ『うぅん……はっ!いつの間に眠って……?』

 

あぁ、良かった。

目が覚めたみたいだ

 

……一人まだ寝ぼけてるけどな

 

さて、次はチノだな……

 

あれ?チノは?

 

ジョシュア『おい、チノは?先に起きたのか?』

 

リゼ『ジョジョ!あれを!』

 

リゼが指差した方を見ると、そこにはバクみたいな顔に、体には金庫が付いた怪人が、チノを抱えていた

 

 

ネロー『しまった!』

 

ジョシュア『待ちやがれ!』

 

俺は逃げた怪人を追いかけるが

 

ヤバい!逃げられる!

 

ジョシュア『リゼ!リアス達に連絡してくれ!』

 

リゼ『わかった!』

 

ジョシュア『頼む!ゴーストライカー!』

 

俺はゴーストライカーを召喚し、怪人を追いかける

 

 

ネロー『しつこいな!』

 

ジョシュア『待ちやがれ!』

 

俺が怪人を追いかけていると、怪人が急に倒れる

 

ネロー『ぐあっ!』

 

倒れた怪人の後ろには祐斗が立っていた

 

祐斗『ジョジョ先輩!』

 

ジョシュア『木場!助かったぜ!』

 

祐斗『部長やイッセー君ももうすぐ来ます!』

 

 

ネロー『っ!捕まってたまるかよぉ!』

 

怪人は俺達に向けて、ビームを放つ

 

 

ジョシュア『うわっ!』

 

祐斗『くっ!』

 

ビームを避けきれず、まともに食らってしまった

 

その隙に怪人は逃げ出してしまう

 

 

ジョシュア『あんの野郎!只じゃ置かねぇ!』

 

 

俺と木場は怪人を追う

 

その途中でリアス達と合流する

 

 

リアス『状況は?』

 

ジョシュア『依然としてチノを抱えたままだ!』

 

リアス『チノちゃんに当たる可能性を考えて、銃や遠距離攻撃は避けるべきね』

 

ジョシュア『実弾ならイミテイトでどうにか出来るんだがな!』

 

 

追いかけている途中、怪人が中華料理店から出てきた赤い法被の男にぶつかる

 

 

???『うわっ!』

 

ネロー『邪魔だ!』

 

怪人はそのまま、逃走する

 

 

ジョシュア『おい!あんた大丈夫か?』

 

???『あぁ、大丈夫だ。それより……今の怪物追ってるんだろ?俺はいいから追いかけな』

 

ジョシュア『すまねぇ!』

 

俺達は男に謝り、怪人を追いかける

 

 

 

ジョシュアsideout

 

 

 

 

???side

 

俺は中華料理店で麻婆豆腐をテイクアウトしていた

あぁ、勿論予約してから取りに来たんだぜ?

 

店主『毎度!麻婆豆腐五十人前!』

 

???『すいませんね、こんな大量に注文しちゃって』

 

店主『いえいえ!こっちとしても助かりますよ!』

 

???『んじゃ、これ代金!釣りはとっといてくれ!』

 

俺は代金を置いて、店から出る

 

すると、何かにぶつかってしまう

 

 

???『うわっ!』

 

ネロー『邪魔だ!』

 

ぶつかった拍子に、俺は盛大にコケてしまう

 

すると、さっきの怪人を追いかけていたであろう青年が駆け寄ってきた

 

ん?……あぁ、なるほど…

 

 

ジョシュア『おい!あんた大丈夫か?』

 

???『あぁ、大丈夫だ。それより……今の怪物追ってるんだろ?俺はいいから追いかけな』

 

ジョシュア『すまねぇ!』

 

青年は怪物を追いかけて、走り去った

 

その後に、紅髪の女や何か赤い奴もその後を追いかけていった

 

 

???『さぁて、俺も帰るか……』

 

俺は手に持っていた麻婆豆腐を………

 

 

 

あれ?手に持ってたはずの麻婆豆腐は……?

 

ふと、後ろを見ると

地面にはぶちまけられた麻婆豆腐があった

 

 

???『あぁぁぁ!!俺の麻婆豆腐がぁぁぁ!……あんの野郎ぉぉぉおおお!』

 

俺は乗ってきた3輪バイク(後ろ二輪のやつな?)でさっきの怪物を追いかける

 

???『待てやゴラァァァ!』

 

 

???sideout

 

 

 

ジョシュアside

 

 

俺達は怪人を追い詰めたものの、チノがクモの巣の様なものにとらえられていた

 

 

ジョシュア『チノ!』

 

チノ『ジョジョさん!逃げてください!罠です!』

 

罠だとしても、チノを助けないと言う選択肢は俺には無い!

 

ジョシュア『今助けるからちょっと待ってろ!』

 

俺はチノの元に駆け寄ろうとするが

足元に銃撃が走る

 

 

ジョシュア『っ!』

 

撃たれた方向を見ると、そこには先ほどの怪人や、ショッカー戦闘員等が待ち構えていた

 

ネロー『よぉ!俺の名はネロー・キルナー!てめぇらを殺しに来てやったぜ!』

 

ジョシュア『てめぇ……俺の妹兼彼女を拐って只で済むと思うなよ?』

 

俺は殺気をネローに向けて放つ

 

しかしネローは怯えることはなく、むしろ嘲笑うかの様だった

 

ネロー『おいおい!いいのか?俺が合図をすればてめぇの大切な人間が死ぬんだぜ?』

 

チノの近くには、ナイフを持った戦闘員がいた

 

クソッ!手も足も出ねぇ!

 

祐斗『なら僕のスピードについてこられるかな?』

 

ネロー『おぉっと!余計な動きはするなよ?こいつの命が大事ならなぁ!』

 

ネローは合図を送ると、戦闘員がチノカーディガンをナイフで切る

 

祐斗『っ!』

 

ネロー『ふははは!九龍の奴等の言う通りだな!人質を取ればこいつらは抵抗出来ねぇのはな!』

 

ネローは俺達に向けてビームを放つ

 

ジョシュア『うわっ!』

 

リアス『きゃあ!』

 

チノ『ジョジョさん!』

 

くっそ!せめてスタンド魂になれれば勝機はあるのに……ッ!

 

俺はこぼれ落ちたスペシャル眼魂に手を伸ばすが、ネローに足で止められる

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

ネロー『動くなって言っただろ?』

 

ここまでかっ!俺はまた守れないのかっ!

 

俺がそう被虐的になっていると

 

突然、チノの近くにいた戦闘員が何者かに撃たれる

 

「「「「イーーーッ!」」」」

 

 

な、なんだ!?

 

ネロー『何事だ!』

 

そのすぐ後にバイクのエンジン音が辺りに響く

 

おいおい!あれは!

 

バイクに乗っていた人物、それは……

 

ダークゴースト『よぉ!てめぇだな!俺達の食いもん粗末にしやがったのは!』

 

仮面ライダーゴーストのダークライダー!

仮面ライダーダークゴーストだった!

 

 

ネロー『てめぇ!何者だ!』

 

ダークゴースト『質問に質問で返すんじゃねぇぇぇ!』

 

ダークゴーストは手に持っていたショットガンの様な武器をネローに向けて放つ

 

 

ネロー『ぐあっ!』

 

ダークゴースト『食いもんの恨みは怖ぇぞ?』

 

ダークゴーストはショットガンのような武器を変形させた

 

ダークゴースト『俺にはルールがあってなぁ……怪物相手には真剣を使ってもいいってのがあるんだ……』

 

ダークゴーストはバイクから降りると、見たこともないような構えを取る

 

ダークゴースト『達磨一刀流、四之形!火達磨ぁ!』

 

ダークゴーストは剣の切っ先を地面に擦りながら、ネローに向かっていく

 

ネロー『がはっ!このっ!』

 

ネローは杖のような武器をダークゴーストに向けて振り回す

 

だが

 

ダークゴースト『おっと!あぶねぇなぁ!』

 

 

ダークゴーストは杖を受け止め、そのまま投げ捨てる

 

ダークゴースト『……さっきからチラチラ視界の端に映ってうるせぇ』

[カイガン! ダーウィン!議論!結論!進化論!]

 

 

ダークゴーストは眼魂を変えて、チノに向けて手を翳す

 

ジョシュア『おい!やめろ!』

 

ダークゴースト『安心しろ!怪我はさせねぇ』

 

ダークゴーストの手のひらから、赤い線のような物が飛び出る

 

その線はまるでダーウィンの進化論の図式の様に広がり、チノの腕と足にくっついていた糸を切る

 

今だ!

 

ジョシュア『イミテイト・ストッカー!ザ・ワールド!』

 

ブゥゥゥン!カチッ!

 

俺は5秒間だけ時間を止め、チノの元に走り、お姫様抱っこをするように受け止める

 

ジョシュア『そして時は動き出す』

 

時間が動き出すと、チノが俺の腕の中に収まる

 

ジョシュア『チノ!大丈夫か?怪我は無いか?』

 

チノ『ジョジョさん……大丈夫です!』

 

ダークゴースト『……さぁて、てめぇの有利なカードはもう何も無いぜ?どうする?』

 

ネロー『ぐっ!こうなれば!ネムランス!』

 

ネローは俺達に杖を向けて、ビームを出すが、俺はチノを抱えたままビームを避ける

 

リアス達は、ドラグシールドやディフェンドの魔法を使ってビームを防いだ

 

だが、ダークゴーストはビームをまともに受けてしまった!

 

ネロー『ふははは!貴様も眠るがいい!』

 

ダークゴースト『オラァ!』

 

ネロー『がはぁ!』

 

………え?

 

今何が起こった?

 

ネローが催眠ビームを放って、ダークゴーストがそれをまともに受けちまって?

 

そしたらダークゴーストがネローを斬った?

 

ネロー『き、貴様!なぜ俺のネムランスが効かない!?』

 

ダークゴースト『悪いな……俺、催眠とか効かねぇ体質なんだわ』

 

ネロー『なんだと!?』

 

ダークゴースト『……そろそろ終わりだ』

[ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!]

 

 

ダークゴーストは剣をドライバーに翳して、また見たこともないような構えを取る

 

 

ダークゴースト『達磨一刀流、二之形!達磨落とし!』

[オメガスラッシュ!]

 

ダークゴーストはネローを頭から斬り伏せた

 

 

ネローが爆発を起こした後、ダークゴーストは再びバイクに乗ろうとする

 

 

ジョシュア『待ってくれ!あんたは一体?』

 

 

ダークゴースト『あ?……あぁ、俺の正体はSWORDに来れば分かるぜ?後、九龍の奴等の事もな?』

 

ジョシュア『っ!?何でその事を知ってる!?』

 

ダークゴースト『さぁな、……ジョシュア・ジョースター!』

 

!?

 

こいつ何で俺の名前を!?

 

ダークゴースト『てめぇとはまた会いそうな気がするぜ……じゃあな!』

 

そう言って、ダークゴーストは走り去っていった

 




次回、ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~最終回です


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さらば駆王地区!向かうはSWORD地区!

ダークゴーストside

 

俺はバイクでアジトに帰って来た

 

 

ここは天道街の廃寺

通称、達磨寺

 

俺がバイクを止めると、赤い法被を着た奴等が寺の前に大集合していた

 

俺は変身を解除し、男達の前に立つ

 

すると、男達が道を開ける

 

 

その直後………

 

ズドォォォン!

 

ダークゴースト『げっふぅぅぅ!』

 

俺の腹にものすごい衝撃が走り、見るとそこには小さな少女が俺の上に乗っていた

 

オーフィス『サノ、お帰り、我、寂しかった』

 

ダークゴースト『あぁ、ただいま、悪かったな』

 

こいつはオーフィス

 

無限の龍神で俺のこの力にひかれて、俺に近づいたらしい

 

俺はこの無限の龍神様を連れて、お堂の方まで歩く

 

右京『遅かったな、どこ行ってたんだ?』

 

この白髪頭は右京

俺達のブレーキ役だ

 

ダークゴースト『あぁ、ちょっと駆王地区にな』

 

加藤『あぁ、お前が気になってるってやつの事か?』

 

ダークゴースト『あぁ、そんな所だ』

 

こいつは加藤鷲

俺達、一家の特攻隊長だ

 

 

黒歌『うにゃ!オーフィスずるいにゃ!私もサノに抱きつきたかったにゃ!』

 

こいつは黒歌

ウチで世話をすることになった悪魔の女だ

 

 

ダークゴースト『仲間内の喧嘩はよせよ?おめぇらがやりあうと寺がもたねぇ』

 

二人をなだめていると、ある事に気づく

 

 

ダークゴースト『あれ?ノリは?』

 

左京『お前のいない間にサツに捕まって今は留置場で隔離されてるらしい』

 

この帽子の奴は左京

俺達の頭脳だ

 

ダークゴースト『マジか……まぁいいや、しばらくは活動休止だな……』

 

 

俺は大勢の男達に向かって叫ぶ

 

ダークゴースト『いいかてめぇら!しばらく大人しくしとけ!わかったな!』

 

 

「「「「「おおぉぉぉ!」」」」」

 

頭が戻るまで、俺達は動かない

 

それまで、復讐の牙を研ぐ

 

それが俺達……復讐の壊し屋一家"達磨一家"だ

 

 

 

ダークゴーストsideout

 

 

 

 

 

ジョシュアside

 

 

ネローの一件から数日たったある日

俺はチノにあることを持ちかける

 

ジョシュア『なぁ、チノ……ちょっと相談があるんだが……』

 

チノ『なんでしょう?』

 

ジョシュア『SWORD地区に行こうと思うんだが……』

 

チノ『いいですよ?』

 

ジョシュア『ほんとか!?』

 

チノ『ただし、ジョジョさん一人だと無茶しそうなので私も付いていきます』

 

ジョシュア『え!?でもタカヒロさんは?』

 

チノ『父にはもう許可を取っています』

 

ジョシュア『マジか……タカヒロさん寛大過ぎない?』

 

 

そうして、俺はチノと共にSWORD地区に行くことをオカ研メンバーやココア達、そして生徒会のメンバーに伝えることになった

 

 

ジョシュア『しばらくの間、俺はチノと一緒にSWORD地区に行くことにした』

 

リアス『SWORDへ?』

 

ジョシュア『あぁ、ダークゴーストの事も気になるが……ネローは恐らく……九龍と繋がってる』

 

アザゼル『九龍が本格的に仕掛ける前に、こっちから仕掛けるって訳か……』

 

ディアボロ『しかし、証拠が無ければ闇に葬られるぞ?』

 

ジョシュア『それを掴むために俺はSWORDへ行くんだ』

 

ディアボロ『……本気で行く気だな?』

 

ジョシュア『あぁ、もちろんだ』

 

 

しばらく沈黙する一同

 

 

ディアボロ『……止まる気が無いなら俺は何も言わん』

 

ディアボロ……

 

ジョナサン『でも、危なくなったらすぐに戻ってくるんだよ?』

 

ジョシュア『ジョナサン……わかった!ありがとう!みんな!』

 

 

そして、俺とチノのSWORD行きが決定した

 

数日後、俺とチノがSWORDに行く準備をしていると、チノが不安そうに呟いた

 

 

チノ『……大丈夫でしょうか……?』

 

ジョシュア『……もしかして、この間の事か?大丈夫だ。何があっても俺が守ってやる』

 

 

チノ『いえ、その事ではなく…』

 

ジョシュア『?じゃあ、何が?』

 

チノ『ラビットハウスを離れるとなると……ココアさんが心配です……』

 

あぁ……それはわかる……

 

ジョシュア『でもまぁ……リゼやシャロがいるから大丈夫じゃねぇか?いざとなったらリアス達がいるだろうし』

 

主にツッコミ要員としてだと思うが……

 

チノ『ふふ、そうですね!』

 

 

その夜、ココアはチノちゃん成分を補給だよとか言って一日中チノにベッタリしていた

 

 

そして、SWORDに向かう当日

 

俺達の出発にジョースターズやオカ研メンバー、生徒会にココア達が見送りに来てくれた

 

ジョシュア『じゃあ、行ってくる』

 

リアス『行ってらっしゃい、気をつけてね?』

 

ジョシュア『あぁ、わかってる』

 

リアス『チノちゃんも気をつけてね?』

 

チノ『はい!行ってきます!』

 

俺とチノがゴーストライカーに乗ろうとしたその時

 

マコト『ジョジョ!』

 

ジョシュア『マコト!?アラン!?どうしたんだよ?』

 

 

アラン『こいつらも持っていけ』

 

俺はマコトとアランからそれぞれ

 

信長、ツタンカーメン、フーディーニ、グリム、三蔵の眼魂とマシンフーディーを受け取る

 

 

ジョシュア『……これは…』

 

マコト『SWORDでグレイトフルになることがある可能性があるなら、お前が持っていた方がいい』

 

ジョシュア『……わかった……じゃあマコト、しばらくの間、俺のゴーストライカーを頼んだぜ?』

 

マコト『あぁ、任せろ』

 

ジョシュア『……じゃあ……行ってくる!』

 

 

俺とチノはマシンフーディーに乗り、SWORD地区を目指す

 

 

何が起こるかわからない

 

だが俺は、必ずチノを守ってみせる

 

それが俺の……進む道だ!

 

 




今回がepisodeofhighschool最終回となります!
次回からepisodeofSWORDが始まりますので、よろしくお願いいたします!
では!episodeofhighschoolご愛読ありがとうございました!


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