八沙希・高3の関係 (そをじ)
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待ち合わせ

サキサキSSです~
よろしく読んでください~


川崎沙希side

 

今は高3の5月。

休日の今日、受験が徐々に近くなってきている私は勉強会のために曇り空の下、駅前のオブジェの横に立っている。

 

沙希 「少し早く着きすぎたかな…」

 

待ち合わせは10時、今の時間は9時40分。

10分前にはここにいたから9時半には着いてしまっていた。

 

沙希 「どうしようか…」

 

時間まで適当に歩くかな。

 

そう思い歩きだそうとした時

 

??? 「川崎?来るの早いなお前…」

 

ビクッ

 

急に声をかけられた……

 

平常心平常心……

 

ゆっくり振り向く

 

沙希 「あんたが遅いだけでしょ、比企谷。」

 

そこには私の待ち望んだ人物がいた。

 

 

 

比企谷八幡side

 

5月、梅雨のはじめ。

 

八幡 「曇りか……」

 

今日は土曜だ。

いつもならごろごろグダグダと過ごすのだが、今日は約束があった。

 

八幡 「時間は…9時か…」

 

待ち合わせの時間まであと1時間。

 

八幡 「準備するか。」

 

 

一通りの勉強道具を肩掛けカバンに入れて、服を着替えて下に降りる。

 

??? 「お兄ちゃんっお兄ちゃん!」

 

くそ捕まった。

早めに出て小町に捕まる前に家を出ようと思っていたのに…

 

八幡 「……なんだ…小町」

 

小町 「今日は沙希さんとのデートでしょっ!頑張ってねお兄ちゃん!」

 

八幡 「っ、デートじゃねぇよ。勉強会だ、べ・ん・きょ・う・か・い。」

 

小町 「えー、でも1時間も早く行くなんてゴミぃちゃんにしては珍しいなー」

 

八幡 「お前に捕まりたくなかったんだよ…」

 

小町 「そっ、じゃあ楽しんできてねー♪」

 

八幡 「へいへーい」

 

小町の言葉を華麗にスルーし玄関から出る。

 

八幡 「こりゃひと雨きそうだな。」

 

一応傘…持っていくか。

 

 

 

 

×××××

 

 

 

 

駅の近くまで来た俺は悩んでいた。

 

八幡 「これは早く来すぎたか…?」

 

今は9時20分…待ち合わせ時間まであと40分もある……

 

八幡 「少し寄り道するか」

 

思い立ったが吉だ、コンビニにでも寄ろう。

 

そう思い近くのコンビニへと足を運ぶ。

 

 

 

 

×××××

 

 

 

 

コンビニに寄り飲み物と軽食を買い再び駅へ歩いていた。

 

八幡 「寄り道してもあんまし変わんなかったか……」

 

一応立ち読みもしたんだがなぁ…

サ〇デーGXで連載中のまるで俺の高校生活をなぞっている様な漫画を読んできたんだがなぁ〜

 

時刻は9時40分。

一応集合場所に来たんだ…が?

 

……いた…

 

 

八幡 「川崎?来るの早いなお前…」

 

 

沙希 「あんたが遅いだけでしょ、比企谷。」

 

八幡 「……集合が10時で20分前に来て遅いのか……」

 

うーむ……今度から寄り道はしないでくるか…

 

何で次があるみたいに考えてんだ俺。

 

八幡 「まぁ…その……待たせて悪かったな。」

 

沙希 「いや私が早く来すぎただけだし…いいよ……。」

 

八幡 「……。」

 

沙希 「……。」

 

気まずい……

 

八幡 「……行くか。」

 

沙希 「う、うん」

 

 

そういい俺達は勉強のできそうな近くの店に向かうのだった……

 

……

 

小町がデートなんて言うから変に意識しちゃうじゃねぇかぁああ!




待ち合わせに1話……

こんな感じで書いていきたいと思うのでこれからもよろしくです~

よければ評価等お願いします~

それでは次回もお楽しみに~?~


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意識と動揺

長らくお待たせしてしまい申し訳ない…

え?待ってない?

まぁそんな感じでサキサキSS続きです!
ゴチャゴチャしてても許してね!
それでは今回もよろしく読んでください~


近くのファストフード店に入った俺達は適当に昼飯を買って昼前でそんなに混んでない店内の4人席に陣取った。

 

沙希 「な、なぁ…」

 

八幡 「ん?何だ?」

 

沙希 「今からお昼ご飯食べに来る人の迷惑にならない?…これ」

 

確かに昼時に参考書拡げて勉強してたら迷惑か…

今は10時過ぎだし

 

八幡 「……2時間くらいで移動するか」

 

沙希 「う、うん」

 

 

 

 

×××××

 

 

 

 

店に入ってから2時間近く経ち店内が混んできたところで俺達は場所を移すことにしたのだが…

 

沙希 「どこ行く…」

 

八幡 「考えてなかった…」

 

ひとまず駅前に戻ってきたのだが…

本格的に行くところがないな

 

八幡 「なぁ川崎お前どこかいい場所知らないか?」

 

沙希 「知ってたらどこ行くなんて聞かないでしょ…」

 

八幡 「…ごもっとも」

 

さてどうするかな

 

八幡 「……」

 

沙希 「……」

 

勉強してるうちは意識しなくて済むんだが……デートねぇ……

 

くそ、小町許すまじ……

……いや許すかもしれん

 

八幡 「なあ川崎」

 

こうなったら最終手段だな

 

沙希 「ん?なに?」

 

……

 

八幡 「ウチくるか?」

 

沙希 「へ!?え、は?」

 

おぉパニクってらっしゃる

 

八幡 「いや行く所ないし、ならもう俺ん家で良くね?ってなったんだが…」

 

沙希 「あ、ああ…そ、そっか」

 

なに動揺してんだよ。

こっちが恥ずかしいだろ。

 

八幡 「どうだ?このまま歩き回るよりはいいと思うが。」

 

沙希 「う、うん…行く……」

 

ッ!?

顔を赤らめて俯き答える川崎を…不覚にも可愛いと思ってしまい…

 

沙希 「!?」

 

頭を撫でてしまった……

 

沙希 「ふぇ?んん~」

 

う、何か気持ち良さげにしてるし…

 

八幡 「イ、家向かうか」

 

声裏返ったし…

 

川崎の頭から手を離す

 

沙希 「あ……」

 

名残惜しそうにするなよ!

 

八幡 「ここじゃなんだ……その…家でな?」

 

沙希 「ッ!?/////」

 

俺何言ってんの……

さっきのは俯く可愛い女の子を前にお兄ちゃんスキルが誤作動しただけなのに!

 

……

 

ひとまず小町に連絡を

 

最近増えた携帯の連絡先から小町を探し選択

 

……

 

小町 『もしもし何?お兄ちゃん』

 

八幡 「あー小町?今から川崎連れてうちに帰るから」

 

小町 『ヴぇ!?』

 

何そのユーモア溢れる反応

 

小町 『えーと……お邪魔だから外にいろとか?そーゆー感じ?キャーお兄ちゃんが積極的にぃ!!』

 

八幡 「いや違うし。リビングで勉強するからある程度片付けといてくれ」

 

小町 『そーんな汚くないでしょー』

 

八幡 「いつも服脱ぎ散らかしてる奴が何を言う」

 

小町 『あーあー何も聞こえなーい』

 

八幡 「ま、よろしく」

 

小町 『はーい!』

 

ふぅ

小町…テンション高いな……さて

 

八幡 「行くぞ川崎」

 

沙希 「あ、ああ」

 

うむ元に戻ってるなよし

 

……それにしても周りに視線突き刺さったなー……

 

あああああ恥ずかしい!家に帰ったら部屋に閉じこもって悶えたい!

 

モウヤダハチマンオウチカエル

 

いや、まぁ今から帰るのか…

 

……ひとまず家向かうか

 

そう思い歩き出した俺に

 

沙希 「……」

 

川崎が無言で横についてくる

 

……やや俯き気味で

 

髪型が髪型だから耳が真っ赤なの見えてるんだよなー……

 

 

 

こっちが恥ずかしいわぁぁぁ!!!




いやぁもうサキサキ可愛いね!

次は早めに投稿できるように頑張ります!

よければ評価等お願いします~

それでは次回もお楽しみに~?~


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