機動戦士ガンダムseeddestiny『anotherworld』 (スペリオン)
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第1章:傭兵

カケルはseedでは大戦では自愛機だったストライクタガーを失い。オーブへと帰還して最新兵器だったムラサメを譲りもらっていた...そして自分の基地へと戻り自分用にカスタムしていたのであった...特に頭がどちらかと言うとアストレイに似ていた...


C.E 73年10月X日...セカンドシリーズが奪取されてしまった...あの事件から数日が経っていた頃である...カケルは自愛機である『ムラサメアストレイ』に乗ってテスト機動を行っていた...黒と白と赤の3色が輝いている。視界も良好で基地の辺りには連合軍やザフト軍の姿は無い...とても静か海だ。まさか戦争してるなんて何にも思えレベルに平和であった。カケルは他の傭兵の情報で連合軍が盗んだと分かっていた...しかし自分とは無関係だとあまり気にしてはなかった。だが強奪したメンツがエクステンデッドだった事に疑問を思っていた...ムラサメアストレイはカケルがかなり手を込んだ機体でもある...

 

カケル「機体異常無し。変形に移行する」

整備士「了解」

 

カケルはムラサメアストレイを変形させた...何事も無く上手く変形に成功した。整備士は喜んだ。

 

整備士「カケルさんやりましたね」

カケル「そうだな...ん?これって武器搭載してるよな」

整備士「勿論。実践の事も考えて武器を搭載さしてます」

カケル「少し戦闘になりそうだ...こちらに連合軍の戦艦が近づいてるから」

整備士「了解しました。初陣、ご武運を」

カケル「あぁ、お前らも気を付けろよ」

整備士「はい」

 

ムラサメは連合軍戦艦の方に移動した。カケルはモビルスーツに変形した...すると戦艦からストライクタガーが出撃してきた...

 

士官「お前か...カケルというのは」

カケル「あぁそうだ」

士官「貴様に...」

カケル「断る。お前らは戦争してるだけだ...そんなのに手を貸す義理は無い」

士官「そう言うと思ったよ...まぁ強引に言わせてやるよ」

 

ストライクタガーはムラサメにビームライフルで攻撃をドンドンするがカケルが全てを回避してライフルで打ち返した...カケルは全て頭に命中させた。1体接近戦に持ち込もうとしたタガーが居た...カケルは腰に装備してある『ウチホロボス刀』を取り出し近づいたタガーの腕を切った...中からは女の悲鳴が聞こえた...すると戦艦は次に自分達に来ると思いソイツを残して全体引き上げてしまった...カケルは可哀想に思い腕の千切れたタガーの反対の腕を掴んで引き上げていった。パイロットの少女は絶望していた...カケルは基地に着いた。整備士達が一斉にムラサメアストレイとタガーを固定した。カケルはタガーのコックピットの前に居た...すると整備士がやって来た...

 

整備士「どうでしたか?」

カケル「とっても良かったが、コイツ開けれるか?」

整備士「出来ますとも見ていて下さい」

 

整備士はいとも簡単に扉を開けてしまった...すると女のパイロットは驚いていた。

 

カケル「ほら、出てこいよ。何もしないからさ」

??「その言葉は本当か?」

カケル「本当だ」

 

少女はコックピットから出てきたのである...

 

カケル「お前の名は?」

??「私...サラと言うの」

カケル「そうか」

サラ「私は...」

カケル「見捨てられた。安心しろ、お前はここで働けばいい。傭兵としてな」

サラ「エッ」

カケル「驚くな...戻っても悪いレッテルを貼られるだけだ」

サラ「でも...私のタガーが」

カケル「ガンダムにしてやるから待っておれ。紅茶でも入れてもらえば?」

整備士「紅茶を入れてきましょうか?」

カケル「ありがとうな」

整備士「このタガーどうします?」

カケル「どうする?」

サラ「贅沢言えば高性能...」

カケル「んじゃ...アストレイタイプだな」

サラ「お金は...」

カケル「要らん。もうお前は家族の一員だ」

サラ「エッ...」

整備士「何驚いてるんだよ。まぁみんなで仲良くしような」

サラ「エッ...アッ...よろしくお願いします」

カケル「これから大変な事になるだろうが、宜しくな」

整備士「ほらお前達さっさと仕上げるぞ」

整備士「うぉぉ」

カケル「俺も手伝うよ」

整備士「本当ですか?」

カケル「あぁ、サラは紅茶でも飲んでおけ...」

 

サラは整備士と共に待合室に移動した。そこでサラはお茶を用意された紅茶を飲んだ。とても美味しくて驚いていた。

 

サラ「この紅茶って...」

整備士「最高級だ」

サラ「こんな私が飲んで...」

整備士「良いんだ。」

サラ「お礼に何をあげたら...」

カケル「後で過去を教えてくれたらお礼として受け取るよ」

 

カケルは整備に戻った...

 

サラ「ここって平和ですね」

整備士「そうですね。まさか戦争してるなんて」

サラ「.....」

整備士「ここと連合軍どっちの方が居心地良かった?」

サラ「多分こっちかと...」

 

するとカケルがサラと整備士を呼んだ...サラはとある場所に連れてこられ前には大きな布に掛けられたあるものがあった...

 

サラ「これが私の新しいタガー...」

 

布が取られるとそこにはアストレイの頭に似たガンダムヘッドを装着していて腕もかなり編集されていた。腰も独特な物になっておりとてもシャープでカッコよかった...サラは感動していた...するとサラは自分の過去を言い始めた...




新人となり連合軍を変な形で退団したサラ...その口から語りる過去とは一体どんな過去なのか...そして改修されたタガーの性能とは一体どれほどの物か...そしていつまで戦争の惨禍に巻き込まれずに入れるのか...どうなのか...どうぞ次回お楽しみに


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第二章:連合

前回はセカンドシリーズ奪取事件から数日経った頃...とある場所でカケルという名の傭兵が自愛機の『ムラサメアストレイ』の試験走行兼変形テストを行っていた...するといきなり連合の戦艦が襲撃してきたのであった...カケルは簡単にモビルスーツ部隊を撃退してしまい1機鹵獲したのであった...中に乗っていたパイロットは少女であり、サラと名乗るであった...彼女が乗っていたストライクタガーはカスタムされ、ガンダムヘッドを装備してかなり変更されていたのであった...そのお礼としてサラは過去を話すのである...そして撤退した士官はとある人に尋ねていた...


サラはカケルと紅茶を入れてもらった整備士を待合室ではなくて客間に連れていって欲しいと頼み、連れていってもらったのである...カケルは他の整備士らに整備しとくように頼んだ...みんなは笑顔で整備に取り掛かった。その廊下でこの風景に不思議に思ったサラは、

 

サラ「どうして皆さんは笑顔でカケルさんの言う事を聞くのですか?」

 

と聞いたのであった...するとカケルは親切にしていたからと答えた...そして何気に歩いているうちに客間に着いた...

 

サラ「すみません...こんな所に案内させてしまって」

整備士「いえいえ、全然ご気になさらず」

カケル「それで連合軍だった頃の話を聞こうではないか」

 

カケルは真剣な顔付きであった...整備士は何かを察し彼もまた真剣な顔付きになった...

 

サラ「私はずっと女の癖にと言われ続けられました...時には嫌がらせを受けたりもしました...」

カケル「どうして連合軍に入ろうと思ったのですか?」

サラ「ガンダムに感動して...」

カケル「そんな理由なのか...まぁみんなが憧れるものだ致し方がない。それにしても機体整備はかなり手が込んでいるな」

整備士「それは思いました。本来機体は扱いが反映される物ですが...」

サラ「機体だけは整備士がいやいやしっかりとしてくれたので」

カケル「んで色んな事を要求されたのか?」

サラ「はい...」

カケル「分かった。これでいい」

サラ「これだけですか?」

カケル「それだけだ。お前も機体チェックしとけよ」

サラ「アッ、はい」

 

サラは自分のタガーへと向かいコックピットに乗り込んで軽く起動させた...整備士は固定してるが少し心配そうだった...

 

整備士「せめて関節など動かさないでくれよ」

サラ「はい」

 

サラはコンピュータを自分なりに設定してるその頃...カケル達に襲撃させた指揮官がファントム・ペインのネロ・アークの元にいた...

 

士官「大変申し訳ございませんが...」

ネロ「どうした?」

士官「カケル共の傭兵の件ですが...」

ネロ「彼らか...」

士官「貴方達のエクステンデッドをお借りしたいのですが...しかもセカンドシリーズのテスト運営を兼ねてもですか?」

ネロ「それも良いな...仕方ない出撃させようではないか」

 

ネロはステラ、アウル、スティングに各機体に乗せようとした時だった...ステラが乗ろうとしていたガイアが整備中で乗れなかったのであった...するとネロはウィンダムに乗せることになった。彼にとって少し誤算でもあった...その頃カケル達は整備を終えて、サラのタガーが出撃している頃であった。機体は予想を超えて良好だった。センサーにも異常は無く前よりも範囲がかなり広がっていてサラは驚いていた...するとムラサメアストレイに乗ってカケルもやって来た...

 

カケル「どうだ?」

サラ「とても凄いです...何も言葉が思いつきません」

カケル「武器のテストも行っておけ」

サラ「はい」

 

サラは機体を動かしてビームソードを取り出した。するとピンク色のレーザーが出てきた...武器も前よりも強化されてライフルもそうだった...次は起動テストだ。カケルは変形して追尾する様に言った。彼はかなりの高速で飛行したがサラも頑張って追い付くが...途中で推進剤を切らしてしまったがかなりの長時間尾行出来たから本人少し呆気に取られていた...2人は基地に戻り固定してコックピットから降りた...

 

整備士「どうだった?」

サラ「何の言葉も思いつきません」

整備士「それはいい意味で?それとも悪い意味で?」

カケル「そりゃいい意味でだろ。俺が見ていても驚くレベルに性能良いな...」

整備士「そりゃかなり手を込めましたし、しかもタガーが元なので整備も簡単。サラちゃんでも多少の工具があれば整備出来るよ」

カケル「俺のは?」

整備士「貴方は普通聞く人ですか?」

カケル「分かってる分かってるw」

整備士「工具積んでおこうか?」

サラ「お願いします」

整備士「了解。」

サラ「整備のしたか一応教えてください」

整備士「おう」

 

整備士はサラにタガーの整備の仕方を教えている間カケルは自分の部屋に移動していた...そして、とあるファイルを読んでいた...それは無地のファイルで中央には極秘情報と書かれてるが彼はそんなにと思っていた......中にはカケルがSEEDを持つ者と書かれておりカケルは本当か疑っていた、

基地のみんなは既に知っており彼らは絶対に漏らさないと誓っていた...しかも近くには『蘇らし人間』と書かれた書物がありかなりの分厚さであった...そこには一度死んでしまった人を1度だけ再び心臓を動かす方法やエクステンデッドの治し方などの禁忌の情報が載っていた...彼はいつ使うのかずっと気になっていた...すると整備士の1人が走ってやって来た。

 

整備士「カケルさん敵襲です。」

カケル「分かった。何時でも出撃出来るようにしといてくれ」

 

整備士はすぐさまに出撃出来る様にした...サラもノーマルスーツを来て何時でも出撃出来るようだった...カケルもノーマルスーツを来てコックピットに乗り込んだ。2人の機体はカタパルトに接続され出撃可と書かれた電子文字が現れ...

 

カケル「カケル・カミカゼ、ムラサメアストレイ出撃する」

サラ「サラ、タガー出撃します」

 

2人の機体は出撃した...2人の前には...カオス、アビス、ウィンダムの姿と数機のタガーが居た...




等々、戦艦が逆襲を仕掛けネロを率いるファントム・ペインと対峙する時が来た...サラのタガーはどれ程の機体の性能を発揮してサラの技術力とは...そしてカケルはどんな戦闘をするのか。そしてどちらが勝つのか...ガイアに乗れなかったステラの実力は?どうぞ次回お楽しみに...


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第三章:戦闘

前回はサラは自分の新機体のタガーの起動テストを行っていたのである...その性能はかなりの高性能だと判明し基地に戻っていた時だった...ネロが率いるファントム・ペインが襲撃してきたのである。しかし彼はまだ海上だったのでカケルとサラは出撃したのである...そしてその影には士官の姿が...


カケルとサラはお互いにライフルの銃口をカオスとアビスに向けていたが、何もしなかった...スティングも迂闊には攻撃させずに牽制し合う時間が暫く続いた...しかし、アウルは何時でも戦闘しそうであったが、スティングは静止させた。

 

アウル「どうして戦闘しないのさ」

スティング「彼は傭兵だ...迂闊には手出ししてこない。こちらも手を出せない」

アウル「そうなんだ...」

 

しかし味方部隊はカケル達に攻撃を仕掛けたのだ。スティングは舌打ちをして加勢することになったが、動く事はしなかった。味方部隊が邪魔でカオスとアビスの性能を確認出来ないからだ...ムラサメアストレイはヒラヒラと黒く輝きながら次々とストライクタガーやウィンダムを次々に撃墜していく。ムラサメアストレイはバックパックに装着されたレーザーで一掃したのである...スティングはタガーにサラが乗っているのだと感じていた...すると味方部隊は全滅してしまい後は、アウル、ステラ、スティングのみとなった...

 

スティング「アウル、ステラ行くぞ」

アウル「おう。やっとだぜ」

ステラ「うん。ガイアじゃないけどスティング達守る」

 

カオスは変形し、バルカンポッドをムラサメアストレイとタガーに向けて射出したがタガーとムラサメアストレイはそれぞれ綺麗に回避した...タガーにウィンダムが接近戦に持ち込み一騎打ちに展開した。アビスは胸に搭載されてるカリドゥス複相ビーム砲を放ったが...ムラサメアストレイは回避してウチホロボス刀で切りかかろうとしたがビームランスでガードした。その隙を使うとカオスはビームライフルを放つがシールドでガードされてしまう...そしてバックパックのレールガンで射撃した...カオスはガードして何とか凌いだ。その頃ウィンダムに乗ったステラとタガーのサラはビームサーベルで鍔迫り合いになっていた...

 

ステラ「死ねぇぇぇ」

サラ「クッ.....その声は?ステラちゃんなの?そうなの?」

ステラ「うん...もしかしてサラなの?」

サラ「うん。忘れたの?」

 

ステラはポケットからネックレスを取り出した...そこにはサラという文字が...

 

ステラ「これって...」

 

ステラは記憶操作されてしまったがこのネックレスだけは手羽さなかった...とても美しく輝いてる。するとウィンダムとタガーはお互い飛行したまま戦闘を辞めてしまい、止まってしまった。それをアビスはタガーに攻撃しようとしたがムラサメアストレイにそれを防いでウィンダムの背後に動き機体を掴んだ...カオスとアビスもそれに応じて停止した

 

アウル「どうしてステラは止まったんだよ。戦場では撃ち落とされるのによ」

スティング「あのタガーにはサラが乗っているのさ」

アウル「ん?誰だ?」

スティング「ステラのお目付け役さ」

アウル「そんなの居たんだ」

 

するとムラサメアストレイとタガーは共に武器を締まった...それにつられてカオスも銃口を海面へと向けた。するとカケルは...

 

カケル「お前がセカンドシリーズ、カオスパイロットスティングか...」

スティング「どうして俺の名を知ってる...」

カケル「知らないのかで俺の名はカケルだ。傭兵のは」

スティング「聞いたことはある...それが...」

カケル「1つ商談があるのだが...」

スティング「何だ?」

カケル「お前らの様子を見ているとガイアがまだ整備中だと見受けられた...」

スティング「それが」

カケル「あまり戦争の手助けはしたくは無いのだが、整備を手伝おう...その代わりにこのウィンダムは貰う」

スティング「仕方がない...受け入れよう。」

カケル「じゃカオスにステラを乗り移させておくれ」

スティング「ステラ、カオスに乗ってくれ」

ステラ「うん」

 

ステラはサラのタガーを通じてカオスへと乗り移った...そしてムラサメアストレイはすぐさまにウィンダムを基地に置き戻ってきた。そして4機は戦艦へと向かった...カオスはステラを降ろしてからアビスと共に収納庫に収納され、ムラサメアストレイとタガーは甲板へと乗った...しかし彼らは降りようとはせずにライフルを操縦室に向けて...

 

カケル「こちらは傭兵のカケルだ。ネロ大佐と会話がしたい」

士官「貴様...」

ネロ「私がネロ大佐だ」

カケル「少し商談がある」

ネロ「何だ。まぁ今はカケルが有利だなるべく受け入れよう」

カケル「ストライクタガー2機とウィンダム1機を貰いたい。既にウィンダムは貰い済みだその例としてあまり戦争に加担したくはないがガイアの整備をしてやろう」

ネロ「それは誠か」

カケル「そうだ。」

ネロ「受け入れようではないか」

士官「えっ...そんな簡単に」

カケル「仲間を見捨てたのは黙っておけ」

ネロ「すぐにステラをガイアに乗せようてタガー2機も連れていこう」

 

するとガイアがストライクタガーを2機掴んでフラフラになりながらもカオスと共に出てきた。カケルは整備がまだコンピュータにまでしか及んでないと思った...ガイアとカオスと護衛として出てきたウィンダムと共に基地に向かった...基地に着くとすぐさまカケル直接武器検査が行われ全員無かった...ガイアはすぐさま固定され整備士は整備に向かった

 

整備士「どうしてガイアを整備しようと」

カケル「それは...まぁ色々とあってなその代わりにタガーとウィンダムを貰った」

整備士「それは助かりますね」

スティング「ここはいい所ですね」

カケル「そうだろ?お前のカオスも整備しといてやるよ」

スティング「.....」

 

ステラは海を眺めていた...そして整備が終わりガイアへと乗り込む前にサラが...

 

サラ「ステラは元気だったのね...私それだけで嬉しかった。今度は元気で会おうね」

ステラ「うん」

 

整備士はステラやスティングを見送って船が遠くの水平線に消えるまで見送った...そしてカケルはサラに近付いていた

 

カケル「サラ...お前はステラのお目付け役だったんだ...」

サラ「まぁ戦闘の護衛役でしたけど」

 

サラは少し笑っていた

 

カケル「そうか...それにしても再び戦争が起こってるのか...とても静かな海だ」

サラ「そうですね」

 

カケルとサラの目の前にはとても静かな海が再び広がっていた。まるで嵐の前の静けさを表していた...そこ頃ザフト軍はカケル達に向けて...とある艦隊を差し向けていた頃だった。そしてカケル達も戦艦を準備していた頃だった...




戦闘が終わり一段落落ち着いて再び平和な時間が流れ始めている...ザフト軍の裏でカケル達を狙う影とは...一体何者であるのか。カケルはどうして戦艦を準備させたのか...サラはステラの昔の昔、お目付け役だったという衝撃的ではないが意外な真実が...そしてネロにも少し裏切られた士官は再び野望を抱くのであった...次回ご期待下さい


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第四章:ZAFT

前回はカケルとサラは見事ステラ達との戦闘を上手くイザコザにならず戦闘をし終えてしまったのであった。カケルはネオとコックピットと操縦室との通信でストライクタガー2機とステラが乗っていたウィンダムを手に入れる事に成功したのであった。そしてザフト軍でも不穏な雲行きがあったが...海はいつもの通りに平和で静かな海に戻った...


カケルはしばらく海を眺めていたがすぐに基地に戻っていった。しかしサラは少しばかり海を眺めていた...久し振りの海の匂いを味わっていた。サラと整備にへと戻っていくとそこにはカラーを塗る話で少し賑わっていた...ムラサメアストレイの防水コーティングが終わっての話だった。

 

整備士「我らは少しルージュの方が...」

カケル「ストライクルージュを考えてか?」

整備士「えぇそうです」

カケル「それは本人に聞こうぜ」

サラ「あの〜」

カケル「お、良いタイミングで...」

サラ「どうしたのですか?」

整備士「サラのタガーの色を」

サラ「私...ストライクガンダムの配色がいいです」

整備士「あいよ」

 

整備士達は塗装へと移行していた...カケルはそろそろミネルバがこちらの近くの基地に来ることだと考えていた。その頃連合軍のネオの所では...士官が苛立って...

 

士官「チッ...どうして上の方はあそこの重要性が分からかないのだ」

 

するとその目の前にステラが通過した...士官はステラを襲い苛立ちを鎮めようとしたがステラに尽く回避され吹っ飛ばされてしまったのであった...その頃ザフト軍ではミネルバ艦隊に特殊伝令を送っていた。命令はとある基地に入る前に攻撃して入手して欲しいという名の命令だった...そこはカケル達の基地であったが艦長のタリア・クラディスはあまり重要だと考えてはなかった...しかし上からの命令なので逆らう事も出来ない...少し皮肉な物だ。ミネルバはカケル達の基地の近くに止まった...その姿は整備士達のレーダーにもしっかり鮮明に映っていた。

 

整備士「海上ザフト軍の戦艦1基あり、データベース反映...ミネルバです」

カケル「それは本当か?」

整備士「本当です。しかも只今ガンダムタイプ1機出撃」

カケル「インパルスか...多分かなりガタがきてるのだろうなインド洋で死闘を繰り広げたんだ。今回サラは一応コックピットに乗った状態で待機と伝えてくれ」

整備士「分かりました」

カケル「俺は出撃する」

整備士「了解」

 

カケルはすぐにムラサメアストレイに乗りカタパルトに機体を接続し何時でも出撃出来るようだった...そして電子版に出撃可という文字が浮かび上がるとムラサメアストレイは勢いよく射出された...インパルスはフォースパックを装備していた...カケルは直ちにインパルスに高エネルギーライフルの銃口をインパルスに向けた...するとインパルスはいきなり攻撃を仕掛けてきたのだ。しかしカケルは何事なく回避してバックパックで威嚇射撃を行うとインパルスと回線が繋がってることに気が付いた...

 

カケル「そこのインパルスのパイロット直ちに戦闘停止せよ。これ以上は機体が持たない」

シン「えっ...そんな罠に...」

 

シンはインパルスの腕の関節を見ると少し異音を立てていた...シンはかなり焦っていた。カケルは冷静であった...

 

カケル「直ちに整備する必要がある。俺の言うことが聴けるとのであれば、腕の応急処置をしてやろう」

シン「...」

 

シンは1度カケルとの通信を切りタリアと通信を行った...

 

シン「艦長...インパルスの腕が異音を立ててます。前の傭兵は整備してくれるそうです...」

タリア「こちらの整備班はスペックが無くしかもかなり時間がかかると...」

シン「仕方が無いので整備を受けます...多分罠ではないと思いますので」

 

シンの乗るインパルスはムラサメアストレイに案内されて基地の中に入っていった。整備士はすぐにムラサメアストレイを固定し、コックピットから降り整備士にインパルスも固定するように命令した...整備士はインパルスの腕がかなりキツイと見た目から既に分かっておりすぐに代わりのパーツを用意したのである...カケルはシンにコックピットから降りるように指図して海が見える所に移動させた...

 

カケル「君の名は...確かシンと言ったな」

シン「どうして俺の名が...」

カケル「簡単か。俺が傭兵だからそんな情報も手に入るんだよ...俺の名はカケルだ。知ってるか?」

シン「噂程度に...」

カケル「この前、セカンドシリーズと戦闘したばかりさ」

シン「じゃ...」

カケル「撃墜なんてしてねぇよ。お前がトドメを刺せばいい...」

シン「.....」

 

すると整備士がダッシュして整備が終わったことを告げシンはインパルスに乗りミネルバへと帰還したのであった...カケルは自分の部屋に戻りとある本を取り出した...するとそこには、『シン・スティング・ステラ・アウル・キラ・アスラン・ルナマリア』と書かれたメモが挟んであった...するとカケルはシンとアスラン、ルナマリアの所にチェックを入れたんだ...カケルは独り言をコソっと...

 

カケル「これで全ては揃った...連合はステラ・スティング・アウルをデストロイガンダムに乗せると言う不吉な噂が流れてるが...何かこの後アウルに死の影が迫ってるのは気のせいかな...まぁミネルバを尾行した方が正解かもな。他のジャンク屋に頼んで所々整備道具貰うか...」

 

カケルはそのまま眠ってしまった...すると整備士の1人が起こした...内容はミネルバは近くの基地に到着した模様で多分長い休暇を与えられるので偵察したらどうなのかと言う事だった...カケルはすぐに私服に着替えサラと整備士の一部と共にミネルバが停泊してるの街にへとサラと整備士達はバギーでカケルはオリジナルのバイクに乗って街にへと向かった...高台でミネルバを偵察しようとしたが...隠されてしまっていて1人でドライブに出かけようと思った...サラ達は買い物をしていた...その頃シンもバイクでドライブに...




カケルとシンは刃を交えることが無く済んだ...しかし彼は不吉な噂を耳にしていた...正しくその通りだった...連合軍はステラにデストロイガンダムに乗せようとしたのであった...そして、カケルが持っている戦艦の強さは一体...そして士官は何を考えていて次はどのような行動に移すのか...そしてカケルは戦争の惨禍に巻き込まれないのか...どうぞ次回ご期待。


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第五章:海

カケルはインド洋の死闘を繰り広げた後のミネルバと戦闘する事になったが機体にもミネルバにもかなりの疲労が溜まっていた...シンは満身創痍のインパルスで出撃したがライフルを数回撃っただけで腕が異音を響かせたのだ。カケルは腕の応急処置を行い独り言を言っていた...内容は少し不気味に思えたが...そしてミネルバが近くの基地に到着しクルー達に長期の休暇が与えられると聞き、偵察ついでに街に出掛けた。その頃シンも街に出掛けていた頃だった...


カケルは何も考えずにただひたすらにバイクを飛ばしていた...そして、海が見える崖の所で暫く海風を浴びようと考えバイクを停めた。カケルはヘルメットを外し丁度いいぐらいに冷たい海風を浴び、水平線を見ていた...シンもカケルが居る道を走っていた。カケルが通った時には居なかったが少しはみ出た所にステラが楽しいそうに踊っていた...すると

 

『ボチャン』

 

ステラは海に落ちてしまった...シンは驚きすぐさまステラが落ちた所にバイクを停め海に飛び込んだ。その海に落ちる音をカケルは聞いていてすぐにバイクを跨ぎアクセルを全開に、ギアを弄りすぐに出発した。そして落ちた所に着き腰に装備していた引っ掛けフックをしっかり固定して下の浜辺に降りようとした...その頃海では...

 

ステラ「死ぬのいや!!」

シン「落ち着け、本当に死んじゃうぞ」

 

ステラは余計に暴れていた。シンはその時に頬を引っ掻かれてしまったが怯むことは無かった。そして重力という名の自然の力が働きステラは海に沈んでいった...ステラは海の中でも死に対して恐怖し暴れていた...その時踝を岩で切ってしまった。シンは必死の思いで潜り何とかステラの身体に抱きつき浜辺へと向かった...ステラはその途中安心したのか知らないが、意識が薄れてしまった。浜辺に上がるとそこにはカケルがライターを持って立っていた。

 

カケル「お二人さんはお似合いだな」

シン「カケルさん?」

カケルがたまたま近くを通りかかってな。焚き火の準備をしといてやったから仲間を呼ぶなり好きにするがいい...」

 

カケルは腰に付けたロープを元に崖を登っていった。シンはその姿を見上げて見ていた...シンは自分の服とズボンを抜ぎ焚き火で服を乾かそうとしていた...するとステラが目が覚めたのであった。ステラはシンの方を見上げた...シンは少しウッとなったがすぐに我に返った...

 

シン「だ、大丈夫か?」

ステラ「うん。ありがとう...私、ステラ。君はなんて言うの?」

シン「俺はシン...どうして暴れてたの?」

ステラ「.....」

 

ステラは黙っていた...そしてシンに近づいた。シンは顔を赤く染めていた...そりゃそうだ。ステラも服を乾かしていて下着以外何も付けてなかったからだ...シンはステラの踝を見て切り傷を負ってるのを見つけ自分が持っていたハンカチで踝を縛ってあげた...

 

ステラ「ほっぺたの痛くのない?」

シン「全然大丈夫だよ」

 

シンは笑っていた。2人は自分の服を着て暖を取っていたら明るいライトが照らされた...そこにはアスランが船に乗ってやって来たのであった...その頃カケルは既に基地に戻っていた。サラ達は久しぶりに自分達が買いたいのを買えて満足していた...サラはふとカケルの顔を見るとどこか悲しい顔をしていたのを感じていたが気の成果と思って今は気にかけていなかった...

 

サラ「カケルさんどうでしたか?」

カケル「ダメだった...まぁ少し海風に当たっていたよ。そうだ...」

サラ「どうしたのですか?」

カケル「今度ミネルバを追尾する時の戦艦の名前思いついた。」

整備士「まさか。ウミカゼ?」

カケル「残念。イソカゼでした」

整備士「まさかのそっちだったかw」

 

整備士達は笑っていた。サラは今さっきのは気のせいだと確信していた。その頃シン達はアスラン達と共にミネルバにバギーで戻っていた...その途中スティングとアウルが乗ったバギーとすれ違った...ステラとスティングはお互い気付き両方のバギーはブレーキ音と共に止まった。

 

ステラ「スティング〜」

シン「ステラ?」

スティング「すみません...私の知り合いが...」

アスラン「いやいや...別に」

 

スティングはアスランが着ていた軍服でザフト軍だとすぐに分かったが何も言わなかった...両方はそのままそこで別れシン達はミネルバに戻りステラは連合の船へと帰っていった...そしてステラは記憶操作の装置に乗せられるがその前に抵抗したが...乗せられてしまう。その目には涙が...カケルは何か嫌な予感がしていた...そして再びあのメモ帳が挟んである本を取り出し再び何か書き足した...そこにはキラと書いてある...その後に関係すると考えた物だ。そして再び自分のSEEDについて書かれたファイルを目を通してイソカゼの中に行きそこで眠りについた...そして翌日の事である。ザフトの親しい仲間がミネルバが出撃すると報告していったのである。カケルは全員に出航準備を終えて、イソカゼは出撃した...

 

整備士「イソカゼ異常なし。エンジン正常に動いてます」

カケル「そうか...」

サラ「この船は...」

カケル「俺と整備士達がコツコツと作っておいたのだよ」

サラ「目的は何ですか?」

カケル「ミネルバの追尾だ」

サラ「全員乗っているのですか?」

カケル「勿論だ、傭兵仲間でも不吉な噂が流れていてね。ミネルバを追尾していたら何か分かると思ってね、一応海上戦になると思うから防水コーティングしといてくれ」

サラ「分かりました」

カケル「そしてなるべくエネルギーは節約してな」

サラ「はい」

 

サラは格納庫に行き防水コーティングをしていた...するとミネルバの前にネオが乗る艦隊が現れ何時でも戦闘になろうとしていたのだ...そしてカケル達の前にもあの士官が率いるザフトと連合を離反して結成された組織が...すると士官達はモビルスーツ部隊を出撃させていた...

 

整備士「敵モビルスーツ部隊出撃しました。」

整備士「第一戦闘配備」

カケル「やはりあいつらか...」

整備士「そうですぜ」

カケル「サラは出撃出来るな?」

サラ「はい」

 

カケルとサラはタガーとムラサメアストレイに乗り...カタパルトに接続して...イソカゼの扉が開いた...




ステラとシン...2人の関係はとてもいい関係だが戦争は残酷でそれぞれ真実を知らずに戦うことになる...そしてまさか彼が...カケル達の前にはだかる士官の思惑とは、そしてイソカゼの戦闘能力とはどれ程の物か?そしてここには語られてないカケルの本当のミネルバを追尾する真の目的とは一体何なのか...そしてキラを書き加えた目的は?防水コーティングの精度とはどれほどなのか?次回ご期待下さい(一応)


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第6章:海上

シンは海に落ちてしまったステラを助け二人共対岸へと上がりそこで服を乾かしていて、何気なく二人の関係は良くなっていた...2人はザフトの基地に戻る途中ステラはスティング達と会うことができそのまま連合軍の基地に向かっていった...そして数日が経ち...ミネルバは修理や補給を終え出航していた。その頃カケル達も戦艦のイソカゼに乗込み出航していた...そしてネオが率いる連合と鉢合わせになりカケル達も士官と鉢合わせになった...そして士官は出撃さした...


カケル達はすぐに自愛機のタガーとムラサメアストレイに乗込み整備士はすぐにイソカゼの砲台を士官が乗る方に向けた...カケルはつい最近の事を思い出していた。ステラがアウルの一言で暴走し独りで襲撃してミネルバの捕虜になりシンが自らの願いでネオと接触しステラの身を引き渡したのであった...その後、カケルはネオの前に出ていた。そこでは...

 

カケル『貴方がネオ大佐か...』

ネオ『そうだが、早く基地に戻りたくてね』

カケル『あなたに1つ聞きたいことがある』

ネオ『何だ?』

カケル『あんた達がデストロイガンダムを作りそのステラを乗せようとしてるがそれは本当か?』

ネオ『…………デストロイガンダムの事は本当だ...』

カケル『そうか』

 

カケルは再びムラサメアストレイに乗りイソカゼへと戻っていったのだ。その姿をネオは見上げその後自分のウィンダムに乗込み基地に戻っていった...そしてカケルは我に返り1つ深呼吸をした...すると電子版には緑の文字で『Clean』と書かれている、そして

 

カケル「ムラサメアストレイ...カケル カミカゼ出撃する」

 

ムラサメアストレイは勢いよく収納庫から射出された。サラも続いて出撃したのだ...ムラサメアストレイのレーダーには敵何機かカケルは見た。1、2、3.....10機だった...カケルはいつもの通りに次々とモビルスーツを落としていく。サラも次々と落とす。

 

サラ「凄いですね」

カケル「何時もよりも調子がいい...チッ」

サラ「どうしたのですか?」

カケル「海中にも敵が5機がいる」

サラ「まさか、海中戦ですか?」

カケル「敵は俺らが水中戦出来るとは考えてない...」

サラ「つまり敵の意表をつくのですか?」

カケル「察知が良いな...じゃ行くぞ」

サラ「はい」

 

ムラサメアストレイとタガーは海中に飛び込んだ...操舵室にいた整備士達は少し笑っていた...そりゃそうだ。自分達が誠意を込めて防水コーティングしたからだ。そして敵本艦もミサイルを飛ばしてしてきた

 

整備士「対ミサイル40ミリCIWS展開」

整備士「アレ撃ちますか?」

整備士「そうだな...ローエングリーン砲撃準備」

 

CIWSは次々とミサイルを爆発していくが1発命中したがうんともすんともだった...そしてローエングリーンを放った...士官はすぐに回避したが羽をかすってしまいダメージを受けてしまった。その頃カケル達は水中戦でサラは苦戦を強いられていたがカケルは空中戦と全く同じ戦い模様だった...そして全てを撃破し終わると艦へと帰還した...士官達は余儀なく撤退した。整備士達はすぐ様に固定し何処か水漏れを起こしていないかの点検と整備に取り掛かったが、あまりその必要はなかった...カケルはノーマルスーツのまま操舵室に行きとある画面を見ていた...そこにはシン達の模様が見えていた。インパルスはブラストシルエットを装着してる模様が分かった...画面は次々と移り変わってカケル達もそっちに向かおうとした時だった...海中からアビスが出てきて攻撃を仕掛けようとしてた時だった...一筋のシャリベンがアビスのコックピットを貫いていたのだ。カケル達は驚いていた...

 

アウル「母...ぁ...さん...」

 

アビスは水中で爆発したのだ...その姿をカオスのスティングは見ていて愕然としていた...その隙をシン達の危機を救うためにやって来ていたフリーダムのキラはすかさずに狙い撃破しインパルスの方に向かったがセイバーに乗るアスランが前に立ちはだかる...しかしフリーダムは修復不可能までにセイバー破壊したのだ...すると何処からかオーブの艦隊が...そこには家族を失って途方に暮れていたシンをザフト軍へと導いたトダカの姿が...インパルスはソードシルエットに切り替えオーブの艦隊を次々となぎ払っていった...そしてトダカが乗る戦艦の前にたった...トダカはインパルスにシンが乗ってることを知らずシンも目の前にトダカがいる事を知らない...そしてインパルスの一撃がトガタに向けて振りかざされた。トダカ以外は全員本艦から退避していてトガタ大佐は戦艦と共に海に沈んだ...その姿を艦の仲間達は敬礼していて中には泣き崩れる者もいたとか...ソイツらはアークエンジェルに行き温かく向かい受けられた。ミネルバも近くの基地で整備と補修を受けることになってしまい苛立つシンが居たのだ...カケル達は全てを見ていて少し沈んでいる表情だった...サラは何も知らないから聞きたかったが聞けずにいる...しかしサラは勇気を振り絞りカケルに聞いた...

 

サラ「今こんな時に聞くのが悪いのですが...誰が戦死なさったのですか?」

カケル「トダカ大佐だ...彼には恩を受けていた...しかし何も出来ずに亡くなった。無念で悔しいがそれも運命だったのかもな...インパルスに倒されるとは……」

サラ「アビスのパイロットは?」

カケル「即死だ。」

サラ「...……」

カケル「お前こそ暗い顔をするな。お前は本物の戦場を見た...」

 

カケルは次に何かを言いかけた時だった。仲間の傭兵の緊急伝達が入った

 

傭兵「カケル居るか?」

カケル「俺ならいる」

傭兵「今ロシアにデストロイガンダムと思われる大型ガンダム2機が出現した...かなりの破壊行動を繰り返していて向こうのザフト軍は壊滅的被害を受けて街にも被害が出てる。死者も出てるという情報だ」

カケル「お前らは大丈夫か?」

傭兵「俺らなら大丈夫だ。一部の避難民と共にいる」

カケル「それは良かった」

傭兵「後、ネオのウィンダムを確認した...多分だがそのデストロイにはステラが乗っていると思う。だからもう1機の方をどうにかして欲しい」

カケル「分かった」

 

2人は通信を終了させすぐにカケルは...

 

カケル「エンジン最大火力で最大スピード。我らは直ちに戦闘できるように待機」

整備士「はい」

サラ「どうしたのですか?」

カケル「連合軍が開発した大型ガンダムが出撃した。しかも2機だ。1機は我らで何とかするからお前もすぐに出撃できるようにしとけ」

サラ「はい」

 

サラはすぐに収納庫に向かいタガーに乗った...すると1人の整備士がコックピットに顔を出した

 

整備士「今回の相手は格別強い。レーザーシールドを搭載してると思われるから実体剣の『マモルベキ刀』を装備してある...少し重量がかさむが……」

サラ「それぐらいなら何とかします」

整備士「それは助かる」

 

デストロイが暴れてる伝令はすぐにアークエンジェルとミネルバにも伝わり...ミネルバはすぐに修復と補給を終わらせすぐに向かった...




散る生命残る命...シンとステラは再び戦うことになる。戦争とは残酷な物である...そしてすぐに緊急伝達が入りすぐに向かったイソカゼはどれ程の被害で済ますのか、そしてもう1機のデストロイをどう戦うのか。そしてステラはシンのインパルスを撃墜してしまうのか...フリーダムはどう動くのか...どうぞ次回ご期待ください
一つだけ申し上げておきます。アニメの流れと多少違いますがそれは二次創作なのでご了承お願いします


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第7章:悪夢

カケルは見事士官共を撤退させる事に成功したがミネルバの戦闘を見てそちらに加勢しようとした時だった...アビスがインパルスにコックピットをシャリベンで突かれ撃墜されてしまった...そしてカケルも恩を感じていたトダカ大佐もソードインパルスによって戦死してしまう...カケル達はそれを見ながら次にどこ行こうと考えていた頃だった...ミネルバはすぐ側のザフトの基地で修復していた頃だった。セイバーもやられ後はインパルスしか戦力が残っていなかった時に……カケル達に傭兵仲間から連合軍のデストロイガンダム2機がロシアの街で暴れてると言う情報が参ってきた...カケルはすぐに進路をロシアに変更し最大前進で向かう...ミネルバもその情報を得て緊急司令でロシアに向かうことになる...アークエンジェルもそちらに
前回とは時間が少し異常になりますがお気になさらず


イソカゼは最大のスピードでロシアに向かった。彼らのイソカゼでも30分掛かる距離に居た...イソカゼは武装が少ない代わりにスピードが他のよりかなり早くなっている...カケルは整備士達に操舵室を任せ自分もムラサメアストレイに向かった。収納庫に付くと収納庫がざわついてる様にも思われた...カケルは整備士を見つけ...

 

整備士「今回の敵はデストロイですよ。どうしますか?」

カケル「ウチホロボス刀で落とそうと思うがかなり厄介のが腕とスキュラだ...流石に接近戦まで持ち込むのはサラではキツイな」

整備士「一応実体剣のマモルベキ刀を装備さしてあります」

カケル「武装の面では心配無いが問題はブースターの方だ。」

整備士「相手は大型ですからブースターの消費がかなり進むと...それなら安心して下さい。カケルさんが言った直後に点検し全て異常が無いのを確認した上にシステムを省エネ型にしてあります」

カケル「他は弄ってないよな」

整備士「そんなのしていません。カケルも早くお乗りに...」

カケル「分かった」

 

カケルはリフトに乗りムラサメアストレイのコックピットの前に立った...そしてネオと会った事、シンの事を考えて深呼吸を1つ行った...そしてコックピットの扉を閉めた。すると操舵室から通信が繋がった...

 

整備士「間もなくロシアのデストロイが暴れてる街の近くに着きます。我らはここら辺で待機します」

カケル「流石に母艦がやられたら元も子も無いしな」

整備士「しかもカケルの仲間が護衛に付くと...」

傭兵「カケルか?」

カケル「そうだ」

傭兵「俺らはお前の艦を護衛する。何時も助けられてるしそのお礼だ」

カケル「そうだと思っとくよ」

傭兵「一応相手のガンダムの写真を貼っておく。避難民の中で偶然写真を撮ってるやつが居てな」

カケル「見せてくれ」

 

傭兵はその画像を見せた...やはりデストロイガンダムだった。しかも1体はウィンダムがいた...カケルは少し顔を顰めていた。自分の予想が当たっていて少し不気味がっていたが...

 

カケル「ありがとうな」

傭兵「いやぁ...まぁ気を付けろよ」

カケル「そりゃどうも。お前こそも一応気を付けろよ3体目いるかもしれないし」

傭兵「それは無い。連合軍の傭兵が3体目を作ってる模様無しと言う情報が今さっき入った」

カケル「了解」

 

するとイソカゼは止まった...カケルのムラサメアストレイとサラのタガーは移動され出撃部分に差し掛かった...サラも深呼吸をして自分の気持ちを落ち着けてイソカゼの前の扉が開くのを待っていた...いつもはすぐに開くはずのイソカゼのとびらが今日はゆっくりと開くような気がしていた...そして完全に開くと電子版に

『Clean』

という文字が浮かび上がるとカケルとサラは...

 

カケル「カケルカミカゼ、ムラサメアストレイ出撃する」

サラ「サラ...タガー行きます」

 

タガーとムラサメアストレイは勢いよく出撃した...ムラサメアストレイはすぐに変形しタガーはその上に乗っかった。サラはとっても不安でいたがカケルからの命令で至急にそこに行くには乗れと言われていた...カケルはブースターを傷めない程度に全開にし、現在の最大スピードでデストロイに向かった...するとすぐにデストロイガンダム本体が見えてきた。タガーはムラサメアストレイから降りてムラサメアストレイはMSへと変型した...2人はデストロイガンダムに近づく...

 

カケル「アレがデストロイガンダムだ。警戒を最大までに引き上げて撃破するぞ」

サラ「了解」

デストロイパイロット「ん?MSが2機?雑魚か...落としてやんよ」

 

デストロイガンダムは腕をカケル達に飛ばした。カケルはいとも簡単に避けサラも綺麗に回避した...カケルはサラに腕を撃破するように言いサラはすぐに腕をターゲットを絞った...サラはブースターを全開に吹かし腕を追った...そして同じスピードになるとバックパックからビームサーベルを取り出し切りかかったがデストロイのパイロットはすぐ様に腕のビームシールドを展開してサラのサーベルを弾いてしまった...サラは武器の画面を見てサーベルを締まってマモルベキ刀を取り出した。そして切りかかるとレーザーシールドさえも切り裂き直接ダメージを与えることが出来た。するともう一つの腕がサラに向けてレーザーを撃った...

 

サラ「クッ」

 

サラは避けて片一方の腕を落とす事が出来た。しかしもう一方の腕が残ってる...サラはマモルベキ刀で攻撃を回避しつつ確実にダメージを与えていく...そして再びレーザーを撃とうとした時だった。かなりダメージが溜まっていた腕は反動に耐えられず自爆してしまった...サラはカケルの方を見ていた...カケルはミサイルをCIWSとライフルを駆使し次々と落す...デストロイパイロットは焦っていた...

 

デストロイパイロット「クッ...どうして落ちないんだ。落ちろ!蚊蜻蛉」

 

カケルは冷静だった...そしてアタマの前に立った...カケルはウチホロボス刀で一撃で破壊し次はコックピットを狙った。デストロイパイロットは胸のスキュラを放った...しかし2人は回避してスキュラの表面を切った...すると中には普通のパイロットが居た...そしてカケルはトドメを刺さずにイソカゼに戻っていったのだ。その道中サラは...

 

サラ「どうしてトドメを刺さなかったのですか?」

カケル「命あるものだ...デストロイガンダムを破壊出来たらいい...俺は少し行かなければならない所がある」

 

カケルはイソカゼでバッテリーを満タンにしとある木箱を準備していつでも出撃出来る状態にし固定したタガーから降りたサラと共に操舵室に向かったそしてモニターを見るとそこにはフリーダムがステラの乗るデストロイの胸をビームサーベルで刺した時だった...




カケル達は見事デストロイを撃破し被害を最小限に留めた...そして木箱を用意させた理由とは?そしてステラの乗るデストロイが討たれた時サラはなんと思っていたのか...インパルスは無事だったのか?もしもシンが生きてるのであれば想いを寄せていた人を討たれる姿をどう見ていたのか...カケルはどう思って見ていたのか...次回ご期待して下さったら嬉しいな


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第8章:再生と予感

デストロイガンダムは暴れた...だがカケル達の手によって武器は破壊され戦闘不能へと追い込まれた。パイロットはコックピットの近くのスキュラを破壊されたが無傷で無事だった...カケルは何かを察しており木箱を用意させ自分は何時でも出撃出来るようにしており操舵室へと上がった...モニターにはステラが乗るデストロイはフリーダムに胸をビームサーベルで貫いていた...


カケルはデストロイの辺りを見渡した...するとネオのウィンダムが居ない事に気が付き撃墜されたのだろうと思っていた。そして、町の様子を見るとかなりの被害が出ておりかなりの戦闘が繰り広げられていたのが分かる...カケルはサラは見ると項垂れてる様にも思われている...そりゃ御目付け役だったサラにとったら信じられなかった。サラはカケルに抱きつきすすり泣いていたが、カケルには何も声を掛けることが出来ずに頭をなでることしか出来なかった。仲間の傭兵は少し複雑で悩んでる顔をしている...ネオのウィンダムが撃墜されてる事に引っ掛かっていた。するとカケルはサラを突き放した。そしてサラは整備士に寄りかかり少しまだ泣いていた...カケルは操舵室から出てムラサメアストレイに向かおうとした時だった。サラはカケルを見て...

 

サラ「カケル...さん.....?」

カケル「行かなければならない所がある...」

傭兵「一ついいか?」

カケル「構わないがなるべく早めに」

傭兵「どうしてウィンダムは撃墜されてるんだ?」

カケル「相手が相手だ...インパルスかフリーダムにやられたんだろう...まぁその2機は生き残ってるが...」

傭兵「そうか、ありがとうな」

 

カケルは操舵室から出てムラサメアストレイに向かいコックピットに乗った...すると整備士の1人が...

 

整備士「例の奴やるのですか?」

カケル「そうだ」

整備士「でも」

カケル「1度だけだ...シン君には申し訳が無いしな」

整備士「そうですか...」

 

整備士はムラサメアストレイから離れ出撃の合図を手信号で送った...ムラサメアストレイはgoodの合図を手で表し木箱を持って出撃したのだ...ムラサメアストレイは箱を持ちながら変形しカケルは地図でマークした所に向かったのだ。その頃サラは整備士と共にタガーに向かっていた...少し悲しそうな目をしている...整備士は掛ける言葉が一切出てこなかった。そして整備士はタガーのコックピットにサラを乗っけ貰ったウィンダムの利用をどうするのか仲間と共に考えていた...その頃カケルはマークしていた所着いた。彼は辺りを見渡したが誰も居なかった。そこは小さい湖だった...するとカケルはいきなり湖に入った...そしてとある深さに達するとそこで止まった...木箱は中に空気が入っていてかなりの浮力が働くがムラサメアストレイはそれを静止していた...

 

カケル「全てはコレでいい...シンは何も守る物が亡くなった代わりにまた一つ大きくなる...キラも新しいモビルスーツを手に入れるだろう...まぁ俺は宇宙に行くつもりは無いが...」

 

カケルは独り言を言っていた。そしてレーダーを見るが何もまだ映ってはなく暇を持て余していると傭兵から通信が入ってきた...彼はイソカゼの特別な部屋からの通信だった。その部屋は1番信頼してる傭兵か整備士しか知らない部屋だった...

 

傭兵「お前暇か?」

カケル「暇だ...今の所は」

傭兵「どうしてセカンドシリーズの整備をした...お前なら普通はしないはずだ」

カケル「その代わりに色々なものを貰ったが...どうして?」

傭兵「お前は戦争を望まない者...だからセカンドシリーズは戦争に使われると知っているのでは?」

カケル「そんなの簡単さ...サラにステラを確認して貰う上に是非セカンドシリーズの技術を盗みたくてね」

傭兵「みんなのためにか...」

カケル「さぁな。もうそろそろ通信を終了させてもらう」

傭兵「分かった...」

カケル「ありがとうな時間潰し」

 

カケルは通信を終了し上を見上げた。そこには黒い大きな影が...上にはインパルスが居た...シンはステラの亡骸を姫様抱っこし泣いていた...そして自分の宝物だった貝殻のネックレスをステラの首に掛けてあげた...その泣き声はカケルにも聞こえていた...カケルは黙ったままだったが...シンは亡骸を湖に沈めた...ステラの亡骸はドンドンと重力という名の自然の力によって沈んでいく...シンはそれを眺めるしかなくステラが見えなくなると...

 

シン「フリーダム...」

 

怨念が籠った声に変わっていてインパルスに乗り込んだ...そしてミネルバへと戻っていった。カケルはステラの亡骸をしっかりムラサメアストレイの手の上に乗っけその上に木箱を被せた...カケルはレーダー見てインパルスが完全に見えなくなるを見て...ムラサメアストレイも勢いよく湖から飛び出しイソカゼへと戻っていく...そして着艦すると整備士達が担架を用意して待っていた...カケルは上手く腕を駆使し担架に上手く乗せた...整備士達はすぐに手術室へと運び本人もムラサメアストレイをすぐに固定し、本人も自分の部屋に行き『禁忌の本』を取り出して手術室に向かった...サラはそちらを見ていてこっそりついて行くが立ち入り禁止の簡易なテープが見え近くの待合室に待った...そしてかなりの時間が流れ...その間心臓の鼓動の音が...

 

『ドクン.....ドックン...』

 

とサラに聞こえてきた...しかしサラは自分が疲れてるせいだと思い気に止めていなかった。それからかなりの時間が再び流れてきた...そしてカケルが出てきてサラに気が付いた...

 

カケル「サラ...お前どうしてここに?」

サラ「少し気になって...」

カケル「そうか」

サラ「もしかして...ステラが...」

カケル「医務室に行ってこい...」

 

サラはまさかと思いながら医務室へとダッシュして向かった。サラは医務室に着くとそこにはステラがベットに横になってる姿が...サラは嘘だと思い自分のほっぺたを強く引っ張った。痛い...やはり夢ではなかった。ステラは酸素マスクをしてる...しかも酸素マスクには白い息が...サラは近くの椅子を取り出しステラの近くに座った。その目には涙があった...するとイソカゼの医者がやって来た...

 

医者「暫くは目覚めないと思うよ」

サラ「生きてるのですか?」

医者「そうだ...まぁこれは1度しか出来ないらしい...結果は大成功だ。まぁみんなは疲労困憊だから仮眠を取ってるはずだ...俺も少し取ってくるが...」

サラ「私はここに居ます」

医者「それは分かった」

 

医者は大きな欠伸をしながら仮眠室へと向かった...そしてサラはステラが目覚めるのを待った。自分も気が付けば寝ていた...そしてその時が等々やって来た...

 

ステラ「うっ、うう...」

 

ステラが目を覚ましたのだ...そして辺りを見渡した。自分の腕を掴みながら寝てるサラを見つけたのだ...

 

ステラ「サラ...サラ...起きて」

 

ステラはサラを揺すり覚ました...サラも起きてステラの方を見た。サラは寝ぼけているからこれは夢だと再び思っていた...しかしステラはサラを揺すって完全に目を覚ましたのだ。サラはステラに抱き着いた...ステラは困惑していたがサラの泣き声が聞こえてきた...ステラはサラの頭を撫でていた...するとカケルが仮眠から覚めたらしくやって来た...

 

カケル「ステラ...体の調子は?」

ステラ「今何が起こってるの?」

カケル「君を蘇らした...」

ステラ「シンは?シン」

カケル「済まないが...今は会わすことは出来ない...」

サラ「ステラの記憶が...」

カケル「ほとんど修復した。しかも修正ありだ」

ステラ「どっちの意味で?」

カケル「いい方だよ」

 

ステラはサラを見て笑っていた。そしてポケットからサラのネックレスを出そうとした時だった...ステラのポッケにネックレスが無いことに気が付き焦っていた...カケルは冷静に机に指をさした...そこにはシンのネックレスと共に置いてあった...外はとても静かな海に戻っていた...太陽が海を照らし...美しかった




等々命を再び蘇ったステラ...そしてサラが待ってる間に聞いた鼓動の主とは...そしてカケルがどうしてシンにはあわせないと言ったのか謎である。そして禁忌の本には人を蘇らしたりエクスデッドから元の人間に戻す方法以外に何が載っているのか...誰も知らない...どうぞ。多分ご期待下さい...そしてムラサメアストレイとタガーなどオリジナル機体の特徴等は全て出てきてから詳細しますので自分で想像したりなどしてお楽しみください


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第9章:海

もう3月ですね〜色々とありなかなか投稿できませんでしたが。今回からは少しハイペースで投稿と...思いきや少しアイドリング運転でいきたいと思います。
前回はステラは討たれてしまった...そうフリーダムの一撃によって...シンは自分が想いを寄せていた人を目の前で失ってしまったのだ。そしてとある湖にステラの亡骸を...その頃カケルはイソカゼから出撃していてシンが居た湖の中に既に居たのだ...カケルはステラを回収し禁忌の事を行ったがイソカゼのクルーは全員疲労困憊で仮眠をとっていた。サラはステラの御目付け役であり生き返ったことに信じられなかった...


ステラは少し医務室を眺めていた...しかし何処からも海は見えずに動こうとしたがサラが心配して止めさせてしまったがサラの手にはシンと自分のネックレスを持っていてステラの首に掛けてあげたのだった。ステラはデストロイの事を思い出して震えていた...声に出そうと思ったが恐怖が勝ってしまい何も声が出なかった...

 

サラ「ステラ?」

 

サラの声は心配してそうだった...カケルはその場にいたが何も語ろうとしなくて、それはステラがこれ以上苦しまないようにと考えたものだった...

 

ステラ「…………」

サラ「ステラちゃん?大丈夫?」

ステラ「うっうん...」

サラ「私に何でも言ってよ...独りで怖がってても何もしてあげられないわ」

ステラ「私...もう嫌.....怖かった.......」

サラ「もう大丈夫よ。だって私とカケルさんがいるんだもん」

 

ステラはサラの方の顔を見た...サラはステラの目には少し涙が溜まっていてステラはサラの腕を両手で掴んだ...サラはカケルがもういない事に気が付きステラはそっと抱いてあげた...ステラは等々と泣き出してしまった。サラはステラが失った時の自分と照らし合わせながらステラの背中を撫でてあげてステラはサラの暖かみがまるで親の様に感じていた...すると医務室担当の医者が...

 

医者「ステラ体の調子は良いか?」

ステラ「うん。」

医者「それは良かった...カケルは今少し用事があってここには居ないが伝言で外に出てもいいって」

ステラ・サラ「ホント!?」

医者「そ、そうだけど。ステラ食欲ある?」

ステラ「あるよ」

医者「それは良かった」

 

医者は2人に問い詰められ少し焦っていたが冷静を装っていた...そして医者はステラに付けていた点滴など色々な装置を取り外した...サラはベッドの淵に座っていて...サラの手を借りながら立ち上がった。少し足元がフラフラしていたが何とか立ち上がれた...サラはステラに何か掛物をかけてあげて肩を貸してあげた...

 

サラ「ステラ大丈夫?」

ステラ「うん。ステラと一緒なら...シンはどうなってるの?」

サラ「ごめんね。私には分からないの」

ステラ「そうなんだ...」

 

2人は仲良く廊下を歩いていると何故か格納庫にたどり着いてしまった...サラは何か申し訳無さそうだったがステラは辺りを見渡していてサラのタガーの前に2人は移動した...ステラはコックピットの中をじっと眺めていると...

 

サラ「どうしたの?」

ステラ「サラのタガーって2人乗れるの?」

サラ「さ、さ、さぁ?」

整備士「サラのタガーなら少しコックピット辺りも弄ったから2人でも乗れるよ」

サラ「タガーの原型...」

整備士「でも基本パーツはタガーだからな。一応原型は留めてるぜ」

 

ステラは勝手に乗り込んでいて、サラは驚いていたが...整備士は何かをノリを感じ取りサラの背中を押し2人をコックピットの中に入れてしまったのだ...するとステラはタガーの起動スイッチを押してしまった...整備士はすぐに退去して安全を確認した...

 

サラ「どうしたの?」

ステラ「私海が見たい」

サラ「甲板で見れば...」

ステラ「海岸に行きたいの」

サラ「分かった。近くの...」

 

サラが次の言葉を言おうとした時だった...

 

『ドックン...ドックン』

 

この音は2人の耳に聞こえていた...イソカゼは既に自分たちの基地の近くに戻っていた。ステラはサラの顔を見てサラはステラの顔を見て2人はこの音について考えたが、すぐに海に興味が移ってしまった...すると操艦室からの通信が分かった

 

カケル「サラ?お前出るのだな?」

サラ「はい。」

ステラ「私が海に行きたいと行ったの」

カケル「そうか...だが少し出撃待ってくれないか?」

サラ「どうしてですか?」

カケル「お前のタガーでも戻ってこれる範囲にまだ達していない...だから待っててくれ」

サラ「ステラ待てる?」

ステラ「待てる」

カケル「それは有難い。一応タガーは移動しておくからコクピットハッチ閉めておいてくれ」

サラ「はい」

 

タガーは動き出しカタパルトに接続されそこで暫く待っていて...そして数十分後電子盤が『Clean』と言う文字を浮かばしたサラは思っきし出撃して...タガーは空を飛んでた...ステラは画面のモニター越しに辺りを見ていた。それもそうだステラの乗っていたガイアは変形しないとなかなか飛べなかったからだ...

 

ステラ「サラのタガーって空飛べるのね」

サラ「まぁこのタガーになってからの話だけど」

ステラ「そうなんだ...何だかサラの近くにいるととっても居心地がいい...でもシンには敵わないけど」

サラ「そうなんだ...」

 

2人は仲良く話しているととある海岸に着き、サラはコックピットハッチを開いた...ステラはすぐに糸を使い砂浜へと足を付けて周り出した...サラも降り立って海をぼんやり眺めていて何かを思い出してるようだった...そしてステラはサラの方を見ていた...

 

ステラ「サラ?」

サラ「どうしたの?」

ステラ「何かぼんやりと...」

サラ「海風が気持ちいと思っててね」

ステラ「そうわね...とっても気持ちわ」

サラ「少しだったけどもう戻る?」

ステラ「うん」

 

2人はタガーに乗り込み基地へと戻っていった...その頃カケルはインパルスがフリーダムを撃つところを見ていて仲間の傭兵と共に議論していたのだ...

 

傭兵「遂にインパルスはフリーダムを撃ったな」

カケル「そうだな...まぁムラサメアストレイをマイナーチェンジしといて良かったわ」

傭兵「そうか...」

カケル「まぁフリーダムのキラ君はまぁ最強のモビルスーツでも手に入れる...それでお前は宇宙に来るつもりあるか?」

傭兵「無いよ。と言うか機体が重力圏様だし」

カケル「そうか...まぁ俺も上がるつもりは無いが戦いが宇宙に上がれば行くつもりだ」

傭兵「まさか戦争に」

カケル「加入はするつもりないが...ディスティニーガンダムが欲しくてね...ついでにインパルスディスティニーを貰いつもりだ」

傭兵「さっさと上がっておけよ」

カケル「既に作ってもらってる」

傭兵「俺の読みが当たった。アイス奢ってくれ」

カケル「んな理由あるか」

傭兵「そうだな」

 

するとサラ達が戻ってきてタガーを補給させて固定した...サラとステラは2人はサラの部屋へと向かっていた...カケルは傭兵に色々な近況報告をしてもらったが大したことでは無かった...カモメが、基地の近くを飛んでいた...そう羽を大きく羽ばたかせて...その頃不穏な影が動き始めてるのだった...




ステラはサラと仲が良くて二人共海にそれぞれの思いがあった...そして心臓の音の正体とは一体何なのか。何かを護るために聞こえてくる音なのか...それは錯覚なのか、しかしどうしてサラとステラしかこの音は聞こえていなかったのか...それは気になるところだ。そして士官共は諦めては居なかった...


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第10章:傭兵

ステラはデストロイの事を思い出して震えていた...サラはデストロイが撃たれてる自分の姿を照らし合わせ無言で励ましていた...医者はステラの体の様子と食欲を確認して点滴や人工呼吸器を取り外して、ステラはサラの力を借りながらも立ち上がり2人は廊下を歩いていると自然と格納庫についてしまった...ステラは海の事を思い出し勝手にサラのタガーに乗り込んだ...近くに居た整備士は空気を呼んでサラの背中を押して2人をコクピットの中に入れて海へと出た...そして2人は約1時間ぐらいそこで過ごしカケル達の基地へと戻っていったのだ...


カケルは傭兵の機体『ソードカラミティ』を2人で眺めていた...光が上手く輝いていてとても美しくしかもカッコよく当たっていた。整備士が関節の間も丁寧な手付きで細かい所も整備していたのだ...傭兵は少し機体が誇らしげだったが、カケルは少し悔しそうな顔付きで居たが傭兵は笑って誤魔化していたのだ...

 

傭兵「どうだ、カラミティは?」

カケル「なかなかの機体だな...まぁ第一次大戦時から使ってるな」

傭兵「まぁ色は南米の英雄さんのとは違うけど。まぁ別に変えようとは思ってないが...ガタがきてそうで怖い」

カケル「整備士らに聞いたら全くのクソもないらしいぞ。まだまだ最新型の性能だってよ」

傭兵「まぁ1度オーブに寄って大型メンテナンスでもするか」

カケル「そうか...それよりも少し気になることがあるんだが...」

傭兵「何だ?」

カケル「士官が独立部隊を成立さしたってほんとうか?」

傭兵「本当だ。劾が言ってくれた」

カケル「そうか...まぁ助かったよ」

 

カケル達が予想してる時士官は本当に独立部隊を立ち上げ戦艦に乗り込みとある基地から出撃していた...カケルはそれも予感していたが距離的にかなり時間が要すると考え気にしてはなかった。その頃サラはステラの髪を自分の櫛でといてあげていた...ステラは少し微笑みながら足をパタつかせていた...そして再びまた...

 

『ドクンドクンドックンドックン』

 

鼓動の音が2人の耳に聞こえていて...2人はお互いの顔を見ていると...

 

『ワタシヲ……ダサシテ…………スベテマモル』

 

の声が聞こえてきたのだ...

 

ステラ「サラ!?聞こえた?」

サラ「ステラちゃんも聞こえたの?」

ステラ「うん。聞こえた...声も聞こえた。女の人の声だった」

サラ「やはり一体...まさかの聞き違い?」

ステラ「まさかね...」

 

2人は操舵室へと向かっていった...ステラの手首にはサラ手作りのブレスレットがあった...そして2人は操舵室で一度止まりステラは何故か深呼吸して操舵室への扉を開けた...しかし操縦士や通信士などしか居なかったが下から副艦長の整備士がカケル達が格納庫に居るという情報を貰い2人は格納庫に向かった...そしてそこにはカラミティの前に2人は居た...

 

ステラ「カケル〜」

カケル「どうしたんだ?」

ステラ「シンってどうなってる?」

傭兵「それなら全く問題無いよ。全然元気にしてる」

ステラ「本当?」

カケル「本当だ。」

ステラ「ありがとう〜」

 

ステラは再びサラの部屋に戻っていってサラも追いかけて部屋に戻っていったのだ...カケルは再び宇宙を見ていた...

 

傭兵「宇宙にでも行きたいのか?」

カケル「考えてる所だ」

傭兵「少し悪いが模擬戦やってくれないか?」

カケル「良いぞ」

傭兵「弾はやっぱり...」

カケル「ホログラムでやればいいんじゃないかな?」

傭兵「そうだな...早速やるしかないな」

カケル「あぁ早速出撃しなければ」

 

カケルと傭兵は2人同時にカケルはムラサメアストレイに、傭兵はソードカラミティに乗り込み整備士は一斉に退避した...そしてそれぞれカタパルトに接続されると電子板に『Clean』と言う文字が浮かびカラミティとムラサメは思いっきし射出され2人はスラスターを、踏み飛んだ……そして対空して...

 

整備士「Lady Go!!」

 

2人は模造刀でつばぜり合いをモニター越しに整備し達は盛り上がっていた。するとその声を聞いたサラとステラもやって来てモニターを見て驚いていた...

 

傭兵・カケル「ヌォォォォォォ」

 

2人のヤル気はかなりのものでイソカゼに居ても伝わってくるレベルだった。そして2人はお互い距離を取りつつも接近戦で剣と剣をぶつけ合い、金属音の

 

『ガキンガカン』

 

と甲高い音が辺りに鳴り響いていた...そして鼓動の音がまたサラとステラの耳に鳴った...

 

『ドックンドックン』

 

しかし2人の耳に入って反対側の耳から出ていったのだ...暫く鍔迫り合いが続き...結果はカケルが勝利だった...2人は帰還したのだ。整備士達は腕で合図を出して2人の機体を固定させた...そして一斉に整備に取り掛かった。早い早い。2人はコックピットから降りると整備士が待っていた...

 

整備士「今回どうでしたか?」

カケル「調子はボチボチだったよ。」

傭兵「そうだな。少し風が強かったがまぁこれだけだから一つの戦闘ならば余裕の余裕で超えられるわ。お前らの整備はどこのよりも凄いわ」

整備士「ありがとうございます」

カケル「やはり宇宙に行くか...」

傭兵「何も言うな分かってる。少し聞きたいことがあるんだ...」

カケル「まぁ分かった。部屋に行こうか」

カケルは傭兵を自分の部屋に案内してとても真剣な顔になった。

 

傭兵「お前...知ってるか?」

カケル「何をだ」

傭兵「ココの近くに昔研究所があった事を...」

カケル「まぁ奪ったものだから知らない」

傭兵「そうか...まぁこっちも噂だから知らないが...まぁこの近くに極秘研究所があって人工知能の研究されてらしいんだ...それで計画自体は凍結されて搭載されたかは不明らしい」

カケル「ふーんそんなんだ。まぁ...搭載されてたらどうなるのかな」

傭兵「知らん」

 

傭兵は笑っていてカケルも釣られて笑ってしまった。そしてカケルは傭兵を来賓室に案内して自分の部屋で少し仮眠を取ることにしていた...そして傭兵は来賓室にあった玩具で少し時間を潰していた。そして外を見ていた...カモメが鳴く...まるで何かを知らせているつまり警告を促しているようにも思える高い鳴き声だった...海も少し波打っている。




嵐の前の警告が鳴り響いていた...そう、次回士官が襲撃してくるというメタイ発言でもある...そして人工知能の計画は凍結されているがサラとステラが聞いていたあの鼓動の関係性とは一体?そして何時もなら何も無い...海の平面が珍しく波打っている理由とは...まるで何か嫌な予感がしているようだった(まぁ別に誰かが亡くなるとかは無いのでご安心で)どうぞ次回...期待してくれたら嬉しいです
ここで質問を募集したいと思います。そして傭兵の名前を皆さんの応募で決めたいと思います。ご協力お願いします


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第11章:守るべき物

Alice...それは一体何の事でしょうか?いいえ、これは人工知能です。センチネルというものを知ってる人ならピンときているはずです。多分関係性は...前回は仲間の傭兵と一試合した...模擬戦であった。その前に傭兵の機体であったソードカラミティの性能の話で盛り上がっていた...ステラとサラはAliceの声を聞いていた...と言うかこれってネタバレじゃ...


カケルと傭兵は副艦長の整備士も呼んでとても重要な話し合いを行っていた...その内容は士官の話であった。それは独立部隊を立ち上げて連合軍の上官も口出ししていない事に不穏な予感がするという話でもしもデストロイに再びステラに乗せるかも知れないと言う少し推量の範囲に入っていた...しかし、サラが入ってきた事により空気は軽くなり副艦長は肩の力を抜いていた...少しサラは複雑な顔だった...

 

カケル「どうしたんだ?」

サラ「ステラを再び戦いに巻き込むのですか?」

カケル「その考えはない...だがステラ本人が志願して来たら話は別だ。特別にお前に護衛を任せる」

サラ「えっ、どういう事ですか?」

カケル「ステラの技術は劣っていない...そりゃコーディネーター対抗したい連合軍は欲しいと思う...だからお前に護衛を頼みたいんだ...戦うかはステラに聞いてくれ」

サラ「そうですか...」

傭兵「そういう事か...再びステラを元に戻したくはないのか」

サラ「はい……そうです」

傭兵「俺の親友が連合軍内でかなり発言力を持ってる奴がいてな...ソイツに頼んでおくよ」

カケル「あまり戦争を望まない者が居るとはな」

傭兵「意外だったよ...まぁ士官とかブルーコスモスの事を嫌がっていた人だから何時かお前に依頼来るだろうな。」

カケル「守ってくれとか...」

傭兵「そうだろう」

カケル「まぁ考えておくよ...それよりも海が荒れている...整備しといてくれ」

サラ「はい。」

傭兵「そうか...それじゃ俺もしてもらうか」

副艦長「分かりました」

 

サラと副艦長は共に整備しに向かった...そしてカケルは傭兵にSEEDについて色々議論していたのだ...そしてサラは整備し終えると自分の部屋でステラに自分が恐れてることを勇気を出して聞くのであった...

 

サラ「ステラ?」

ステラ「何?」

サラ「ステラは...戦いたい?」

ステラ「嫌...怖い...でもサラやシンが危なくなったら私頑張る」

サラ「それは...うっうう...」

ステラ「サラ!?」

 

サラは思わず泣いてしまったのだ...ステラはアタフタしていたがサラはすぐに涙を拭き取って笑った。ステラも笑顔だった...そしてサラは海の方を見た...それは晴れていたが...波は白く波打っていて向こう側に複数の戦艦があった..サラはすぐに立ち上がったのだ...ステラは再び驚いていた...

 

ステラ「さ、サラ?」

サラ「すぐにカケルの所に行こ」

ステラ「うん」

 

サラはすぐにカケルがいる操舵室に向かった。ステラもサラの後を付けて操舵室に入った...するとカケルも険しい顔をしていた...

 

カケル「サラいい所に...」

サラ「まさか...」

ステラ「ネロが居るの?」

カケル「居ないよ...とにかくネロはアークエンジェルと共に行動している...だから有り得ない。とにかくステラは隠れてくれ」

ステラ「うん...サラ頑張って」

サラ「うん。ステラも隠れてね...私絶対にステラを守るから...」

 

サラとカケルはすぐにノーマルスーツを着てサラはタガーに、カケルはムラサメアストレイに乗った...すると傭兵から通信が繋がった...

 

傭兵「分かってるな」

カケル「あぁ勿論...だが相手は新しい機体を手に入れてるのだろうな...多分」

傭兵「俺は雑魚や新型を抑える」

カケル「まぁ皆平等だ」

傭兵「そうだな...」

 

3機はそれぞれ移動を始めた...傭兵のソードカラミティとカケルのムラサメアストレイはカタパルトに固定され電子板に『Clean』の文字が浮かび上がると...

 

カケル「カケル カミカゼ……ムラサメアストレイ出る」

傭兵「ソードカラミティ行くぜ」

 

ソードカラミティとムラサメアストレイは勢いよく出撃してサラのタガーもカタパルトに固定され電子板に『Clean』の文字が浮かび上って勢いよく出撃したのだ...そして3機は対空していたのだ...そして旧式のタガーを初めに合計30機の部隊だった...その先頭にレイダーカスタムとカオスカスタムの姿があった...すると一斉に敵が攻撃を仕掛けて来たのだ...カケルと傭兵とサラは攻撃を回避してドンドン落としていく...そしてカケルはカオスカスタムと傭兵はレイダーカスタムと一騎打ちに持ち込んだ...サラは戦艦に近づいて攻撃仕掛けた時だった...タガーのレーダーには新手のモビルスーツの反応があったのだ...サラは辺りを見ると頭上から鎌を振り下ろす1機のモビルスーツがあったのだ...サラはバックしてギリギリの所で回避した...そこにはフォビドゥンの姿があった...タガーは下がり1度距離を取った...そして対艦剣のマモルベキカタナを引き抜き再び距離を詰めたでフォビドゥンは鎌でガードして蹴飛ばした...そしてフォビドゥンはレールガンをダガーに向けて放った...サラは結構の至近距離で受けてしまい足に直撃して吹っ飛んでしまった。その代わりにバックパックのレールガンを撃ち返しフォビドゥンの腕をもがいた...その頃カケル達は普通の戦いをしていた...あまり焦ってる様子は無くいつも通り自分のエネルギー消費を節約してドンドン相手にエネルギー消費を促すのであった...ステラは隠れていなければならないはずのに操舵室に居たのだ...副艦長はステラの方を見て驚いていた...

 

副艦長「ステラさん!?どうしてここに...あなたは隠れていなければならないはず」

ステラ「相手の目的はカケルの撃墜と私の捕獲よ...だから迂闊に攻撃はしてこない。貴方達には死んでもらいたくないの」

副艦長「ステラさん...」

ステラ「サラは?」

副艦長「ここからでは見れません...」

ステラ「分かった...」

 

ステラはサラの事を見ようと出た時だった。サラはコックピットカバーを鎌で斬られてしまって直接外のフォビドゥンの姿を直接見れてる状態だった...しかしサラは引くつもりは無かった...しかしまだ足が残ってる方の腕を斬られてしまった...そしてフォビドゥンは思いっきしコックピットを狙って蹴った...

 

サラ「クッ...」

 

サラのタガーは吹っ飛ばされ地面に激突してしまった...その時サラは頭をぶつけて意識が朦朧としてしまった...傭兵とカケルはレイダーとカオスを共に撃墜してカケルの判断でカケルは艦本体を...傭兵はサラの援護に向かった...そして倒れたタガーの前にフォビドゥンが立ちコックピット目掛け鎌を振り下ろそうとした時に傭兵が間に合いタガーとフォビドゥンの距離を空けることに成功した...傭兵はフォビドゥンと激闘を繰り広げたがまだソードカラミティの方が余裕だった...フォビドゥンは隙を狙い再び距離を詰めて...タガーの前に立ちはだかった...パイロットはよく見るとタガーは木にもたれ掛かってる状態でコックピットの前には1人の少女が大の字の形で立っていた...それはステラだった。ステラが出た時にタガー蹴飛ばされた時だった...ステラはフォビドゥンを睨んだ。フォビドゥンは不気味な笑顔を浮かべていた...そしてステラを連れ去ろうとして手を伸ばした時だった...ステラは覚悟していた...

 

ステラ「クッ...」

 

その時前に聞こえた声が聞こえた...サラは朦朧とした意識の中声を聞いていてステラを見ていた。頭を怪我をしていて血が流れていた...

 

『ワタシハマモラナクチャならない...私の主人はそう願っていた...』

 

フォビドゥンのレーダーに何か熱源体を感じて警告音が鳴り響いていた...傭兵はあの人工知能の事を思い出していた...そしてタガーの背後少し進んだ所から爆発が起こりそこから黒い影が現れた...フォビドゥンはそちらに気が取られ距離を取った...ステラはフォビドゥンが離れた事を確認してコックピットのカバーを開けてタガーの中に乗り込んだ...そしてサラを揺すってサラも大丈夫と必死に声を出して言った...するとその黒い影はステラが乗るタガーの前に現れた...煙が起こって少しづつ晴れていく...そこにはドレッドノートガンダムの姿が...するとPS装甲を展開した...フォビドゥンはすぐにレールガンを放ったが意味は無かった...そしてドレッドノートは距離を詰めて改修不可能までにフォビドゥンを破壊した...傭兵は見て、ドレッドノートのゴーグルが赤くなっているのに気が付いていた...海は静かに戻っていた...




人工知能の話は本当だったのか...そして普通はゴーグルが緑なのに赤な理由とは?そしてドレッドノートは味方なのか敵なのか...サラは大丈夫なのか...そしてどうして海が穏やかになっているのか...どうか次回ご期待ください


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第12章:敵と味方

士官の艦隊は意外に早くやってきた...そしてそれはレイダーカスタムとカオスカスタム...そしてフォビドゥンの姿もあった。傭兵とカケルは自分なりの戦いだったがサラはフォビドゥンの特殊な攻撃に苦戦していた...ステラはサラの事を心配していて隠れずに外に出た。そしてサラのタガーが倒れる所を見て...匿った...そしてフォビドゥンが捕まえようと手をかざした時だった。近くから旧世代のドレッドノートが現れてすぐ様にフォビドゥンを撃墜したのだ...


ステラはサラのタガーを無理矢理動かし立とうとしていた...するとドレッドノートは手を翳してタガーを立たせた。傭兵はそれを見ていて勝手に味方と判断して近付いた...傭兵は噂通りならば武器を収めて近付くと応答してくれると聞いていた...傭兵は対艦剣のシュベルトゲベールをバックパックにしまい近付いた。そして通信を繋げるとドレッドノートとの通信を接続させれたがそこにはパイロットは居なかった...しかし女の人の声は聞こえている...

 

傭兵「こちらは傭兵だ...見ての通り敵対するつもりは無い。貴様は人工知能か」

人工知能「……貴方は……ステラ達を襲う者か?」

傭兵「違う...今はな.....」

人工知能「そうか...お前の識別コード登録しておく...」

 

するとカケルが戻ってきたのだ...しかしカケルは通信に割り込むつもりはなく自分が先に基地に戻っていった。整備士達は少しソワソワしていたのだ...カケルは担架を準備させて待ち構えていた...するとソードカラミティが戻って来て傭兵も降りてきたのだ...

 

傭兵「カケル...」

カケル「とにかくまぁ...タガーはどうだった?」

傭兵「タガーは酷い有様だ...流石に敵が敵だ。」

カケル「ソードカラミティならば対抗できると思ったが...間合いが悪かったな」

傭兵「噂は真だったな...しかも実験機だったドレッドノートに搭載するとは...」

カケル「ZAFTの幹部は人工知能の事を恐れたから計画を停止したッか...」

 

するとドレッドノートとタガーに肩を貸しながら現れた...整備士達は何も驚く気配は無くいつも通りにタガーを義足を付けて立たせて固定させた...そしてコックピットの隙間から中身を見るとステラがいる事に驚いていたがカケルと傭兵は全く驚いてなかった...ステラは泣きそうだったが堪えてサラをお姫様抱っこして降りてきた。サラはまだ息をしていて意識が朦朧としているだけだった...カケルはドレッドノートの方を見てゴーグルの色が赤から緑になって電源落ちた事を確認していた...そしてステラの方を見た。

 

ステラ「サラ、サラ……しっかりして……死んじゃ嫌」

カケル「ステラ...サラなら大丈夫だ。少し休めば意識は取り戻す...」

サラ「えっ...ホントなの?」

カケル「本当だよ...」

 

ステラはサラを担架に乗っけて自分自身から押してサラを医務室へと移動させた...そして

 

『コトッコトッ』

 

ゆっくりドレッドノートの前に移動して傭兵を呼んだ...整備士達はコックピットを開けて誰も居ないのに動いていたことに驚愕していた...するとカケルはコックピットよりも装備の面で整備する様に言った。整備士達はすぐにその作業に取り掛かった...カケルはドレッドノートに乗り込み電源スイッチを押して起動させた。整備士達は少し意味が分からなかったがカケルだからOSを弄るだけだろうと思っていた

 

カケル「起動したらどうだ?Alice...」

ドレッドノート「…………」

 

何も反応しなかった...しかしカケルも黙り込んでいて数分が経つと...

 

Alice「貴方はステラを襲う者か?」

 

と声を掛けてきたのだ...カケルはいよいよかと言う感じで心待ちにしていた。傭兵は全てが新品だと辺りを見渡して確認していたのだ...

 

カケル「俺はアイツを救った者だ...」

Alice「私は1人だった。あのタガーに乗っていた娘は私の声を聞いていた...」

カケル「そうか...」

Alice「貴方は戦う者...どうして私は作られ途中で捨てられた?」

カケル「お前の力を恐れていたからだ」

Alice「…………」

カケル「動けるか?」

Alice「動かせてくれたら動ける...」

カケル「そうか...」

 

カケルはドレッドノートから飛び降りた...そして着地して後ろを向くとドレッドノートの電源が落ちたことを確認して傭兵の元に近寄った。傭兵は風を読み宇宙に行く事かと考えていた...

 

カケル「俺は宇宙に行こうと思う...」

傭兵「そうか。サラ達はどうするつもりだ?」

カケル「イソカゼごと行こうと思う...」

傭兵「タガーは置いていけ...俺がここを守っておく...多分オーブ軍も援護してくれると思うしな」

カケル「それは助かる...そしていつか戻ってくる」

傭兵「なるべく早くしてくれよ。オーブが宇宙に上がるという噂を聞いていてな...」

カケル「そうか...」

 

傭兵は少し期待していた。カケルがどんな物をもらって帰るか気になっていたからだ...早速カケルは整備士達に5日後に出撃すると言い積み込みなどに取り掛からした...休暇はプラントに行ってからと言った...傭兵はこの基地に残る整備士に...

 

傭兵「少しタガーに乗りたいか?」

整備士「え?」

傭兵「いやだからさ...コイツも修復すれば使えるんだろ?」

整備士「えぇ修復すれば使えます」

傭兵「お前元エースパイロットだろ?」

整備士「!?」

傭兵「解職されフラフラしていたらスカウトが来たと...」

整備士「えぇそうです...まぁパイロットは不要でして経験を活かして整備士になったのです」

傭兵「それは助かる...このタガーも使わなければ鉄の塊だ...そしてお前の技術を信じて言ってることだ頼めるよね」

整備士「それはカケルさんに聞いてください」

傭兵「後で聞いといてやるよ。今はいつも通り頼むよ」

整備士「はい」

 

整備士は整備に向かって、カケルは医務室へと向かった...カケルは着くとサラの方を見て、意識を取り戻した事を確認していた。ステラは安心したか知らないが少し居眠りをしていた...サラは体を起こしカケルの方を見て...

 

サラ「すみません...私が不甲斐なく...」

 

とても済まなさそうな声だったが...

 

カケル「そんな事気にするな。今回の相手の機体はフォビドゥンだ。かなり厄介な敵だ...よく頑張った方だよ」

 

笑っていてサラも心配が少しだが解けていた...そしてステラが目を覚ましてサラの方を見た...

 

ステラ「サラ?」

サラ「どうしたの?」

ステラ「もう大丈夫?」

サラ「もう大丈夫だよ...」

ステラ「良かった...サラは生きてるんだね」

サラ「そうだよ」

カケル「お二人さん少しいいか?」

ステラ「何?」

カケル「今度宇宙に行こうと思う...今度新しい機体を受け取りにな...」

サラ「もしかして私の...」

カケル「そうだよ」

サラ「私はあのタガーを...」

カケル「まぁまぁいいから」

ステラ「それで何の用件なの?」

カケル「お前達に買い物言っても良いと言おうとな」

ステラ「ほんとにいいの?」

カケル「良いよ。楽しんでおいで」

 

カケルはその言葉を残して医務室を後にした...ステラはサラの顔を見て喜んだ。とても無邪気な顔だった...サラは頷いたが今日は疲れたから明日にでも良いかと聞くとステラは良いよと言った。整備士達は殆どの仕事を終えると外を見て、すっかり夜になっていて...飯を食べみんなは睡眠を取った...そして次の日の朝...海に太陽が反射して輝いていた。少し凪が見えている...




ステラとサラは休暇を与えられた...Aliceは今の所味方だった。次回は少しまったりしたお話です。どのように盛り上がるのでしょうか?そしてカケルは士官達を討ち取って戻ってきたのか?それは誰も知らない...だが士官は生きている...そう自分の欲望のためにな。それは波乱と呼ぶのか...そしてカケルは何の為に宇宙へと上がろうと思ったか?次回ご期待下さい


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第13章:静かな海

前回は...Aliceは味方だと分かったがタガーは修復にかなりの時間をかかる程度までに破損していてサラ本人も怪我をしたが軽傷で済んでいたから良かったのである...そしてカケルは突然宇宙に行こうと言い始めるのであった。整備士達は荷物をせっせと積み込むのであった...カケルはサラ達に休暇を与えるのであった。そして翌日に買い物に行くのであった...


サラは目が覚めて寝ぼけていたがすぐに海風に当たり目を完全に覚ました...サラは私服に着替えて食堂で朝食を取っているとステラも目を擦りながら起きてきた...完全に寝ぼけている様子だった。サラは食器返却窓を見ると整備士達が既に朝食を終えて既に仕事に取りかかんでいますよと言っている様に食器が積み重なっていた...ステラも寝ぼけながら朝食を終えて私服に着替えた。するとサラはまさか自分達に休暇をくれるとは思っていなかったので何処に行こうか迷っていると...

 

ステラ「サラ?」

サラ「どうしたのですか?」

ステラ「何で迷ってるの?」

サラ「いや...何処に行こうか迷ってて...」

ステラ「近くの街に行こうよ。カケルも買い物行ってきてもいいと言ってた」

サラ「そうする?」

ステラ「そうしたい。」

サラ「車で行く?歩きでいく?」

ステラ「車で行きたい...サラは免許持ってるの?」

サラ「勿論持ってるよ」

 

ステラは早速出ようと基地の入口で待ってるといいサラは倉庫からバギーを取り出してエンジンを掛けステラの待つ入口に向かってステラも合流した...ステラは車で移動中ずっと海の方を見ていた...その頃カケルは地上に残る整備士達のリストを作り全員行くかを確認していた...丁度半分に分かれたのでとても助かってる様子だったが傭兵は少し不安そうだった。

 

傭兵「こんな戦力で大丈夫か?」

カケル「まぁ少し心配だがプラントまでだ...考えが良い上官ならばあまり戦力を裂きたくないから攻撃はしてこない...」

傭兵「やはりお前はそう考えたか」

 

傭兵は少し思い出し笑いをしてカケルも何故かつられて笑ってしまった。整備士達はMS以外を除いて荷物を積み終わってしまい休憩を取っていた...その休暇にトランプをしていてカケルと傭兵は面白そうだったので参戦するのであった。その頃サラとステラは街についてバギーを駐車場に置いて街を歩き始めた...するととある洋服屋の前に美しい服を飾っているのをステラは見て立ち止まってサラを呼び止めてドレスを指を指しているのだ...サラは少し困惑してしまったがその洋服屋の中に入っていくのだ。ステラにとってずっと人を殺してきてこんなたくさんの洋服を見たのは初めであった...

 

ステラ「こんなに綺麗な服が...」

サラ「ステラちゃんはずっと人を殺す訓練だったのね...覚えてるよ...でも今は自由なんだよ。私が買える範囲だったら買ってもいいよ」

ステラ「ほんと?」

サラ「うん。」

 

ステラはとても目を輝かしている...そう本当に人を殺しているとは思えなくて純粋な気持ちの塊でも感じられていた...するとステラは少し独特な服を取り出して自分に似合うかサラに聞いた...サラはステラの姿を見て服を見ると不思議に似合っていた。そしてサラは値段を見ると意外と安くてあまり高くもなくて程々の値段だった。

 

ステラ「イイの?」

サラ「良いよ。」

ステラ「やった〜」

 

ステラは笑顔だった...サラもその顔を連合軍の時には見てはいなかった。ずっと悲しい表情だったのを思い出しサラも笑顔だった。そしてお会計を済ますと店員の

 

店員「ありがとうございました」

 

と言う声が響いた...するとステラは何かを思い出したようにサラの手を引っ張りとある展望台に連れていった...そこでステラはベンチに座りサラも座ろうと招いてサラも座って...

 

ステラ「サラが私の守る人で良かった。サラが居なかったら私1人だった...シンもいない...寂しかった。」

サラ「私こそステラが居なかったら扱いは酷かったはずだし...お互い様ね」

ステラ「サラが離れた時悲しく思えなかったのは辛かった...」

サラ「だってステラは記憶を操作されて消されたものだったからね...私だって悲しかった。でも上の決めた事だったから逆らえなかった。でもここに来て全てが変わった...もう何も恐ろしい事を考えなくてもいい。ステラだって会えた...」

ステラ「私もサラに会えた。そして仲間に会えた」

サラ「そうね...」

 

するとサラのお腹が...

 

『グウゥゥゥ……』

 

と鳴り響いてしまいサラは赤面してしまったがステラもお腹がなってしまってお互い様になってしまったのだ...サラは昼ご飯の事を思い出しサラが前に来た時から食べたかった料理屋に案内して2人はそこで昼食を取ることにした...その頃カケルはトランプにかなり熱中していてかなり盛り上がっていた。誰が勝つか分からないほど複雑な状態になったりポーカーフェイスしたり...とても楽しんでいたのだ。サラ達は昼食を終えて基地に戻る事にしたのだ...その帰り道、ステラは少し聞きたかったことを聞いた...

 

ステラ「サラ?」

サラ「何?」

ステラ「サラってどうして連合軍に戻ろうとは思わなかったの?」

サラ「それは...」

ステラ「話したく無ければ良いんだよ...とても綺麗な海ね」

サラ「そうだね」

ステラ「何だかサラが居たくなる気持ち分かるかも...」

サラ「ステラってもう一度宇宙に行きたい?」

ステラ「行けるならもう一度だけ行きたい...とっても綺麗だった。サラは行ったことないの?」

サラ「私はずっと地上に居たけど...行ってみたい」

ステラ「とっても綺麗だったよ」

サラ「そうなんだ...」

 

すると気が付けばもう基地の近くまで戻っていたのだ...カケルはそろそろ終いにしてMSを積む作業に取り掛かろうとし時整備士がドレッドノートを積むかどうかで少し議論になった。結果は積むことになり満場一致だった...傭兵はどうして議論になったと笑いながら言って整備士の1人がツボに入りそれに連られてみんなも笑っていて少し落ち着くとサラとステラが戻ってきたのだ...すると整備士は続々と作業に取り掛かった。

 

サラ「今まで何をしたのですか?」

カケル「少しトランプを...」

サラ「そうなのですか...」

カケル「サラとステラは宇宙に上がるか?」

ステラ「私行く」

サラ「私も...」

カケル「ならば決定だ。済まないが明日に出ることになって流石に整備士達だ...仕事を予定よりも早く終えてしまう...それで明日に出撃出来るから手持ちの荷物をなるべく準備しておいてね」

サラ「分かりました」

ステラ「分かった〜」

 

サラとステラは自分たちの部屋に戻り荷物の準備に取り掛かった。そこ頃士官は...彼の部隊も宇宙に既に上がっていて月の部隊と合流していてザフトとの戦争に加担していたのだ...カケルはその晩ムラサメアストレイを見ていて本当に宇宙に上がると確信していた...そして傭兵も修復されてるタガーの前に立ち本当にこれでお前も楽に慣れるだなと考えていた...海は静かに波打ち星がとても美しく輝いていて海ヲ照らしていてほんのりと輝いていた...




時は残酷な物だったがステラは出来なかった事を出来る...サラもお目付け役だったのでその姿を見てとても嬉しかったのだ...そして士官はカケル達よりも戦争に加担する方が面白いと思い戦争に参戦するのであった...そして宇宙はどのような事に上がるのか...どうぞ期待を...してくれたらなーと思います。次回はモビルスーツの説明とさして頂きます。


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オリジナル機体:Ⅰ

これは今までの話とは関係ありません。これは機体の紹介するお話でWikipedia等をや本のデータを元にしていますので多少誤差があるのがそれは...まぁ気になさらないでください。今回はムラサメアストレイ・ドレッドノート・タガーを紹介させていただきます


ムラサメアストレイ

 

型式番号:MVF-M11C(M1)

 

全高:17.85m

 

重量:47.65t

 

武装:M2M5D 12.5mm自動近接防御火器×6

72式高エネルギービーム砲

66A式空対空ミサイル「ハヤテ」×4

72式改ビームライフル「イカズチ」

70J式改ビームサーベル

シールド

プラズマビーム砲×2

Mk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド

MMI-M15低反動クスフィア・レール砲×2

 

装甲:?

 

パイロット:カケル・カミカゼ

 

自機であったタガーを失ったカケルはオーブへと辿り着き彼の技術を信用していた幹部の友人から最新鋭機だったムラサメを貰い自分の基地へ試験走行を兼ねて飛行を行い自分用に頭部などをオリジナルの物に変更された。頭部は彼が前に1度携わったアストレイに似ているが変形には支障をきたさないようにアンテナ部分を折り畳める仕様にしてある...重さはムラサメよりも数t重くなっているがブースター量を増やしており機動性は前よりも向上してある...この機体はオリジナル機体なので制式番号はムラサメの物になっているが最後にアストレイの『M1』を入れておりアンテナ部分にも彫り込まれている。ナチュラルでも使用可能だがかなりの高機動上にカケル用にチェーンしてありエースパイロットぐらいの技術量でも苦戦を強いられるレベルで立てたら凄いほどである。変形後は翼の向きが戦闘機の形となっているがそれは新しいレール砲とプラズマビーム砲を搭載する時に干渉しないように計算された物でどちらとも低反動なので変形後でも使用可能でMSの時でも勿論使用可能である。これらの武装を積んでおりバッテリーがムラサメに搭載されてたものでは対応出来なくなり、完全にオリジナルのバッテリーを搭載しておるのでそこは解決している。これらの技術はザフトと連合、大西洋艦隊の技術を応用している為何処かで盗んだ技術だと考えられる。彼はミサイル等を降ろしレール砲を積んでおり当時のモビルスーツ軍ではかなりの高性能であると伺える...カケルの技術も相まってセカンドシリーズを全て独りで対抗できたとか...バックパックや頭部以外は腕や足等少し変更が加えられている。

 

ストライクタガー

 

制式番号:GTA-01

 

全高:18.33m

 

重量:57.25t

 

武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

M703 57mmビームライフル

ES01 ビームサーベル×2

対ビームシールド

MMI-M15低反動クスフィア・レール砲×2

対艦剣 護ルベキ刀×2

高エネルギービームランチャー

 

装甲:?

 

パイロット:サラ・ナウルート、整備士

 

備考:ストライカーパック装着可能

 

基本的に第一次大戦時のタガーの機体で当時はウィンダムが主流になっていたがパイロットのサラは使い易さでタガーを使用していたが流石に最新鋭機に対抗するにはあまり不向きであったはずなのにザクウォーリアーとの一騎打ちを無傷で撃破している...カケルと交戦時に腕を破損して士官共にも見捨てられカケル達の基地に収容され改造を受けることになった。その時に腕を両腕を完全にオリジナルの腕に取替えられたが基本構造等がタガーと共通しており整備も少人数でしやすいというメリットもある。後ろの所は装甲を外されてストライクガンダムに似た物になっているのでストライカーパックを装備できるようになって基地製オリジナルストライカーパックの『ヤタイヌ』を装備しており飛行性能を獲得できヤタイヌにバックパックにバッテリーを積んでおり戦闘持続時間が遥かに伸びている。頭部はサラの実力を見ていたカケルの命令でガンダムヘッドになっているのが特徴であり腕はどちらかと言うとアウトフレームに似ているがタガーのでも代用は可能である。胸のコックピットの所はあまり変更が加えられておらずストライクの物と似ているようになっていた。性能はコンピュータ等も変更されており高性能になっている。

 

ドレッドノートガンダム(Alice搭載機)

 

制式番号:YMF-X000A

 

全高:18.21m

 

重量:67.50t

 

 

武装 MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×4

MA-M22Y ビームライフル

MA-MV04 複合兵装防盾システム

XM1 プリスティス ビームリーマー

ドラグーン・システム(ビーム砲×10)×4

M100バラエーナ・プラズマビーム砲×2

モノフェーズ光波防御シールド「アルミューレ・リュミエール」×7

 

装甲:PS装甲

 

パイロット:?

 

備考:ニュートロンジャマーキャンセラー搭載、核エンジン搭載、人工知能Alice搭載

 

ドレッドノートはニュートロンジャマーキャンセラーの試験機である。この機体はドレッドノートの2号機である...しかし1号機が成功したため同時の軍部の極秘部隊は人工知能の研究に取り掛かり成功して搭載した。しかし軍部の極秘部隊の上部は人工知能の事を恐れその計画自体を凍結されAliceも封じられたと思われたが上手くAliceは凍結を逃れ固定された機体の中に宿り時間を持て余していた...そしてステラが撃たれた時のサラの悲しみ等をその時に起こった悲しみにより再起動したAliceだった...そしてサラがやられそうになった時ステラの思いが通じたのか知らないがAliceは目覚め固定してあった機具を破壊して地上に現れたのだ...ドレッドノート本体は全く変更が無くドレッドノートだった。そしてカケルの基地に収容される事になるとカケルはコイツがステラとサラを護るために起動したと考えており一部の整備士とカケル自身だけで作り上げた『ハイペリオンパック』を完成され傭兵も知らないうちに搭載するのであった。見た目はフリーダムみたいに翼型だが各それぞの部分にアルミューレ・リュミエールを搭載しており完全にドレッドノートを包囲するように設計されているがバッテリー消費量はとんでもない物になっているので予備の動かせる程度のバッテリーを搭載しており戦闘持続時間が少し伸びている...本家のアルミューレ・リュミエールよりも活動時間が長くなっていて兵器として使用可能。現在の所、戦闘はサラを救った時に戦闘を行った程度である...そして特定のパイロットでない限りコックピットに乗れない上にまず基地自体に入らないという...




今回はオマケみたいな物で物理学的に鋭く指摘される場面がありますが...まぁ...お気になさらずに...色々と出ていないところがありますがそれは出すつもりなのでお楽しみください。そしてAliceは一体誰を自分のパイロットとして選んでいるのでしょうか...次回は宇宙に上がるお話です


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第14章:宇宙

前はムラサメアストレイ・タガー・Alice搭載のドレッドノートを紹介していました。少し文法的にもかなりおかしくなっているので御指摘お願い致します。話の流れの前はサラはステラが連合軍にいた時よりも楽しく生きていることに喜びを自分の知らないうちに感じて居た...カケルは整備士達のいつもの安定の仕事によって積み込み作業がとても早く終わって宇宙に行く班と地上に残る班の二つに分けた...


サラは自分の物を整理しながら宇宙に持って上げるものを選考していたが、ステラは私物がほとんど無くて外を見て時間を持て余していたのだ...星々は美しく輝いていて自分がこんな満天の星空を見たことがあるのだろうかと自分自身に聞いていてふとポケットの中からシン・サラ両方のネックレスを取り出して首に掛けていた。

 

ステラ「サラはもう終わったの?」

サラ「まだだけど...」

ステラ「これって持って上がれるの?」

サラ「ネックレスぐらいなら普通に持って来れると思うけど...どうしたの?」

ステラ「少し聞きたくて...」

 

サラは再び自分の荷物の整理へとかかった。ステラは部屋から出て基地の上にある展望台へと向かって星々を眺めているとサラも準備を終えて上がってきたのだ...サラはステラの前には立とうとせずに後ろの背景を眺めているとカケル本人も上がってきたがその顔は少し真剣な顔付きだった...

 

カケル「お前らは宇宙に上がると言ったな...」

サラ「はい...そうですが...」

カケル「宇宙服って自分専用のあるのか?」

ステラ「私のヘルメット無い」

サラ「私はすべて揃ってます」

カケル「そうか...まぁヘルメットは整備士の1人の趣味で全てあるからまぁ借りるぐらいなら出来るだろう。それで準備は出来たか?」

ステラ「出来たよ〜」

サラ「私も終わりました」

カケル「それなら早めに仮眠とっておけ、明日は案外早いぞ」

サラ「はい」

 

カケルは基地へと戻っていってステラとサラは後を追うように戻っていった...そしてその日の日付が変わるか変わらないかの時刻に傭兵と1人の整備士がカケルの部屋に訪ねてきた。カケルはマスドライバー等の手配もしていてその時間帯起きていたのであるが整備士は少し恥ずかしそうだったのも感じられるしそれは緊張しているのか?と思えるほどだった...傭兵は整備士の背中を『ポンッ』と一叩き軽くして上げた。すると整備士は声が少し震えながら言った

 

整備士「カケルさん...タガーに乗ってもいいですか?」

カケル「どうしたんだ...しかもいきなり」

傭兵「サラのタガー修復可能だろ?」

カケル「整備士達なら出来るけど」

傭兵「地上に残る部隊も俺のソードカラミティだけじゃ心配なんだよ」

カケル「それじゃドレッドノート置いとこうか?」

 

その声は冗談交じりで言ったもので傭兵も冗談だと分かりきっていたのだ...

 

傭兵「ドレッドノートは一部のパイロットにしか動かせないし何だか連れていった方が得策と思ってね...イイだろ?コイツもエースパイロットだ」

カケル「それなら全く問題ないよ、逆に言えばタガーを修復するだけして飾っていたらただの鉄の塊だ...MSは動いて人のためになる事をしてこそ真の価値が発揮される...だが一応シュミレーターをやっていてくれ」

整備士「はい」

 

整備士は威勢のいい声を上げて敬礼し部屋から出ていったのであった...傭兵も

 

傭兵「ありがとう」

 

と言って部屋を後にするのであった...カケルはイソカゼにデュートリオンビームを送電するための機材も積み込んで整備士と共に少し無理をしながらも許容範囲に設置して起動できて送電できるかもチェックしてコレで全員仮眠を取ることにしたのだ...その翌日の朝...それは晴れていて海も穏やかで出航日和だった。カケル達は全員乗り込んで宇宙に上がるメンバーが全員いるのか一人一人確認して全員いる事を確認したのだ...そして地上に残るメンバーは手を振りながらイソカゼが出るのを見送った...そしてイソカゼが完全に見えなくなるとサラが乗っていたタガーの修復作業に取り掛かったのだ...その頃イソカゼは甲板にステラが出ていて宇宙に上がれば見れなくなる海を満喫していてサラも出てきて同じように満喫していた...すると...

 

ステラ「サラ?」

サラ「ハイ?」

ステラ「カケルって何でサラに新しい機体をあげようと思ったのかな?」

サラ「?」

ステラ「だってカケルはわざとタガーを整備士に譲ってサラに新しい機体を...」

サラ「私の新しい機体か...」

ステラ「私の予想だけどね」

サラ「そうなんだ。でも楽しみだわ」

 

サラは少し微笑んでいて整備士がサラ達にもうすぐにオーブに着くと報告して整備士と共にサラ達も艦の中に入っていくのであった...そしてオーブへと着きそこで色々なチェックを受けてマスドライバーにセットされて...艦の中に警告音が鳴り響いて整備士は息を呑んだ...そしてイソカゼはスピードを上げて飛んだ...そして大気圏を抜けて宇宙へと余裕で上がって無重力が艦の中にも影響が出た...宇宙に居た整備士達は地球にずっといた整備士に無重力間での動き方を教えつつ援護した。サラも初めてだったのでステラに手を掴んでもらいながらやっと操舵室に向かった...そこにはカケルが居たが副艦長はいなかったことからサラは地球に残ったのだなと考えていた...サラは前に広がっている美しい星々に思わず息を一瞬するのを忘れるほどだった...そしてイソカゼはスピードを最速に上げて慣性の法則を使いロケットを停止させ動くのであった...初めて見る光景に少し戸惑っているのをステラはサラの手を引っ張り案内していた

 

ステラ「シンはどこにいるのかな?」

サラ「分からない...とっても綺麗」

ステラ「でしょ?」

サラ「ステラの言う通りだったね」

 

そして暫く飛んでいるとザフトがあるプラントのコロニーが見えてきた...ここからもステラは初体験でどんな事があるのか楽しみであった...そしてカケルは少し微笑んでいるというような不思議な顔付きだった。すると入校の手続きを済ましてプラントの軍事港に入っていくのだ...星々は美しく輝く...海も静かに波打っていつも通りだった...




サラは一部の整備士は宇宙初体験であったがカケルはヤキン・ドゥーエ攻防戦で宇宙に行っておりそこで愛機のタガーを失っているのだ!!そして普通の宇宙港では無くてどうして軍事港に入ったのか?そしてカケルはどんな思惑がありステラが言っていたサラの新しい機体とは一体何か...どうぞ次回ご期待下さったら私は喜ばしいです。


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第15章:運命の衝撃

カケルは宇宙に本当に行くかをサラ・ステラに聞き宇宙服がすべて揃ってるかを確認するとその日の晩エースパイロットだったパイロットと傭兵が訪ねてきた。それはサラが乗っていたタガーを再利用してもいいかという話でカケルは勿論賛成するのであった...初めて上がる宇宙にサラは言葉を失っていた...ステラは無重力間で苦戦するサラの動き方などを教えて居た...そしてプラントが見えてきてみんなに緊張が走って、軍港に入っていくのであったのだ...


イソカゼの中は静かだったが緊張が張り詰めていてとある軍服が着た上官が映るとその緊張感は解いてしまったのだ...カケルはソイツが出てきて良かったと安心していて上官も久しぶりに懐かしい友人に会えて喜んでいたのだ...すると誘導灯を持ったザクウォーリアーが出てきてサラはレーザー誘導が主流なのにMSが出てくることに不思議を覚えていたのだ。しかし上官にとってカケルは命の恩人であったので重客扱いだった...イソカゼは軍港で固定されるとイソカゼの入口に直接上官が現れてカケルと握手を交わすのであった...

 

ザフト軍上官「おぉカケル...本当に久しぶりだな」

カケル「お前こそ元気だったな」

ザフト軍上官「お前には一生返せない恩を受けてしまった...だからお前が正しい道を進んでいたら我は全力でサポートする...」

 

その会話をステラとサラは角から除きながら見ていて上官はステラとサラの顔を見つけてステラの顔に見覚えがあって...

 

ステラ「サラあの人知ってる?」

サラ「知らないわ...でもかなりの強さだと思うよ」

ステラ「やっぱり白の軍服が高いのね...」

ザフト軍上官「この娘は...まさか...ファントム・ペインの...」

カケル「元ファントム・ペインだ」

ザフト軍上官「どういう事だ...少し理解がし難いのだ」

カケル「コイツはベルリンで暴れていたデストロイのパイロットだ...ステラはシンが...まぁ色々とあり俺が蘇らしたのだ」

ザフト軍上官「ふーんそうなんだ...と言うか自然界の法則をモロに破ってはないのか?」

カケル「気にしてはいけない...」

ザフト軍上官「そうか...まぁ案内するよ。例の物に...」

カケル「頼むよ」

 

カケルはサラとステラを呼び上官に連れられてとあるエレベーターに乗ってドンドン下に降りていくのである...その途中サラは不思議に思っていたことを……

 

サラ「何で上官殿はカケルさんが命の恩人なのですか?」

 

と聞くと上官は笑いながら...

 

ザフト軍上官「コイツは前のヤキン・ドゥーエ大戦時に我らの艦隊にジェネシスを撃つことを警告してくれたんだ...その忠告通り撤退したら本当にジェネシスを撃ってきたんだ...それで我が味方もかなりの大打撃だったが何とか我らの艦隊はジェネシスによる被害は無かったのだ...それが命の恩人の理由さ」

サラ「そうなんですか...」

 

ステラはザフト軍の軍服に少し警戒していたがシンとは色違いだったのですぐに解けてしまった...それも上官の性格が優しいからでもあったのだ。エレベーターは目的の階に着くと辺りは真っ暗だった...カケルと上官は道を知っており次々と進んでいいく...サラ達も迷子にならない様に追いかけるのであった...そしてカケル達は立ち止まりサラもやっとの思いで追いついてカケルは指を指して...するといきなりライトアップされた...カケル達は眩しくて手を翳していたが慣れてきて手を降ろすとそこにはインパルスがあった...上官は誇らしげに...

 

上官「コイツはデスティネーインパルス4号機だ...カラーは変更させてもらって黒にしてある...どうだ?」

カケル「予想以上の機体だな」

上官「だろ?お前の...」

カケル「違う...何度いえば...」

上官「冗談だ...」

 

カケルはサラの方を見るとサラは見上げていて何も言葉が出ていなかったのだ...ステラはサラの顔の前で手を振ってサラが反応するのを確認して反応しているのが分かるとホットしていた...

 

ステラ「これが新しいサラの機体なの?」

サラ「……」

カケル「そうだ...」

 

サラはやはりまだ言葉が出なかった...とても凄すぎて言葉が喉につっかかって出なかったのだ...すると上官はインパルスのコックピットカバーを開けて乗るように促された...サラはその通りに乗ってカケルは...

 

カケル「どうだ?試験運営してみるか?」

サラ「出来れば...」

上官「よし決定だな。丁度いい所に敵がやって来た...この戦争もあと少しで終わる...すぐに戻ってこればいいからな」

サラ「了解しました...」

 

サラは息を飲んだ時だったステラもインパルスに乗ってきたのだ...サラは水中でも苦戦していて心配だったのでステラがアドバイスくれると思ったので安心していた...カケル達は少し驚いていたがすぐにイソカゼに戻ると前の所から上官との通信が繋がり...

 

上官「何時でも出撃できるが多彩なビーム兵器満載だから消費量が化物になっている。エネルギーが少なくなったら帰還して補充するか出来るならデュートリオンビームでエネルギーを補充してくれ。健闘を祈る」

サラ「分かりました...」

 

するとディスティニーインパルスは上に移動した...サラ達に少し圧力がかかっていたがすぐに慣れて...宇宙へと出てすぐに姿勢を補正の仕方をステラはサラに言うのであった...するとイソカゼが軍港から出てディスティニーインパルスは着艦してステラは降りてそのまま部屋に戻ると思いきやドレッドノートに乗ったのだ...カケルはその事に何も口を挟まなかった...

 

サラ「ステラ!?」

ステラ「私、まだ宇宙に慣れてないサラ守る...ドレッドノートが守ってくれるの」

サラ「ステラ...うん。分かった」

ステラ「それにシンに会えると思うしね」

 

Aliceも何時でも起動できるようにアイドリング運転をしていた...するとカケルのムラサメアストレイも出撃してきたのだ...3機は合流すると上官の言う通り向こう側に連合の船が見えてきた...

 

上官「カケル...済まないがこれが依頼だ。後でしっかり報酬出してやるよ」

カケル「少し整備士達にプラントに案内してもらいたい」

上官「ここは迂闊に攻めてこないはずだから良いだろう」

カケル「それは助かるな」

 

カケルは機体の向きを連合軍の艦隊に向けてサラもその会話の間OSを自分の能力に合わせて調整しているのである...ステラは早速ドレッドノートに積んであるバックパックの『ハイペリオン』のアルミューレ・リュミエールを展開しようとしたがサラはエネルギーをかなり食ってしまうから戸惑いながら辞めさせてステラもそのとおりに展開させるのを辞めた...上官はそれを見て流石カケルだと一本やられたという顔だった...仲間の兵士は出たがっていたがカケル達がいるから整備に専念するように通達するのであった...連合軍の艦隊はウィンダムを出撃させた...星々はいつもの通りに輝いていて戦争をもうすぐに終えるだろうと伝えているようだった...




サラの新しい機体はディスティニーインパルス4号機だった...これは原作通りの色とは変更していますが基本性能は同じです。そしてサラの乗るディスティニーインパルスはどのような戦いをするのか...そしてステラが乗っているドレッドノートもどのように戦うのか...どうぞ次回御期待下さったら幸いでございます。


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第16章:戦闘と試験

前回はカケルは前のヤキン・ドゥーエ大戦時の命を救った上官とあった。それまではかなり警戒していたが彼によってすぐにその警戒は解かれているのである...そしてカケルが例の物と言うと上官は分かっているように案内して...そこは真っ暗な部屋だった...そしてライトが付けられるとそこにはディスティニーインパルス4号機の姿があった。それはサラの新しい機体でもあったのだ...試験を兼ねて連合軍の撃退を依頼されるカケル達であった...


サラはすぐに細かい所のチェックに取り掛かり何もなかった事を確認してディスティニーパックに装備されていたエクスカリバーを取り出してレーザーを展開するのであった。ステラも武装をチェックするとビームサーベルがあるのを確認して...サラはテレスコピックバレル延伸式ビーム砲を艦隊に向けて撃ったのであってそれが戦闘の火蓋となったのだ...サラが放ったレーザーは何機かのMSに命中、戦艦の右舷エンジンに被弾させる事に成功して...カケルはバックパックやライフルを利用して次々と撃墜していく...ステラはサラの近くであまり動こうとはしなかった...するとサラのディスティニーインパルスはエネルギー切れになりかけ1回イソカゼに着艦しようとした時だった...

 

カケル「デュートリオンビーム送電システムを使え」

 

と通信が入ったのだった...サラは操舵室の前に達整備士達はデュートリオンビームをインパルスの額に目掛け送信したのだ...そしてエネルギーが補充されていきすぐに満杯になり再び加勢するのであり、その時はステラもビームサーベルを抜きウィンダム等を撃墜していくのである...相手の戦艦の艦長は撤退を命令し被弾した機体等を回収して撤退していくのである...するとディスティニーインパルスがムラサメアストレイに近づいて行くのであった...

 

サラ「カケルさん...やはりバッテリーの消費量が激しいです」

ステラ「だから1度船に戻ったのね」

サラ「うん...」

 

するとカケルとの通信が繋がってカケルは...

 

カケル「それもそうだ...あんなにいいビーム兵器を搭載してるんだからな。後で改造してハイパーデュートリオンエンジンを積もうと思ってるからな...」

 

サラ・ステラ「ハイパーデュートリオンエンジン?」

カケル「核エンジンだ...」

サラ「それ積んでいいのですか?」

カケル「何機か積んでいる機体を見てね...だから」

ステラ「平和に使えば良いと思ったの?」

カケル「そうだな...」

 

カケル達はイソカゼに戻るとムラサメアストレイ・ドレッドノート・ディスティニーインパルスは整備士達によって固定されて整備に取り掛かったサラも宇宙服のまま整備に取り掛かり再びプラントの軍港に入ると...上官が格納庫にやって来た。

 

上官「やはりお前の所は凄いな」

カケル「それは嬉しいよ...それじゃ頼んだ」

上官「分かってるよ...報酬金と案内しよう...」

 

カケルは休暇が欲しい全ての整備士を集めて働くことが休暇と言う整備士達は整備に再び取り掛かるのであった...カケルはそれに少し頭を悩ましているのでもあり、上官は休暇を取った全ての整備士達を引き連れプラントを案内しに行くのであった...カケルは自分の部屋で休憩を取ることにして椅子に座り持ってきた本を読んでいる...サラとステラも整備士達の後について観光に行くのである...サラは初めてだった...ステラもセカンドシリーズ奪取した時以来だったので少し記憶的にも心配な面があった...カケルは暇になり地上にいる傭兵と通信を繋げると傭兵が出た...

 

カケル「久しぶりだな」

傭兵「それほど時間たってないだろ」

カケル「そうだな...それにしてもエース君はどうだ?」

傭兵「流石エースパイロットだよ...サラのタガーも何の支障なく乗りこなしているよ...」

カケル「それで地上の方の軍の動きは?」

傭兵「お前らが宇宙に上がった時にヘブンズベース防衛戦が起こってデストロイ3機共大破」

カケル「つまりスティングは戦死したか...」

傭兵「その様らしい...俺も詳しくは知らない」

カケル「そうか...こちらはサラの新しい機体のディスティニーインパルスをしっかりと獲得...戻ったらハイパーデュートリオンエンジンを積もうと思ってる」

傭兵「お前...どんだけ極秘な物持ってるんだよいつもの驚くぜ」

カケル「それを言ってしまったら傭兵仲間のお前の利益ばっか上がってしまう...」

傭兵「流石だな。カケルは」

カケル「ありがとうな」

傭兵「こちらも暇だったから丁度良かったよ」

 

カケルは通信を切りイソカゼの中を回り始めるのであった...その間ずっとディスティニーガンダムを回収するかしないかを考えていたのだ...ザフトに任せて修復させる事に落ち着きすぐに基地に戻ろうと考えた...整備士達はとても観光を楽しんでおりリフレッシュに丁度もってこいだったので上官も嬉しそうだった...そしてとても楽しんだ後家族へと土産の分としてお土産屋に寄ってお土産を買うのであった。流石にそれはマイマネーの分だった...サラもステラに何が欲しいか聞いて1個だけ買うのである...そして上官と共に戻ってくるのであり...

 

上官「カケルお前この後どうするんだ?かなり戦局もこちらが不利でメサイヤ攻防戦が起こってもおかしくはない...」

カケル「俺が入っても何も出来ない...すぐに帰らしてもらうよ」

上官「それは残念だよ。君みたいな戦力は欲しいけどな」

 

上官はニコニコしながら笑っていてどこに面白いかは分からないがカケルも連られて笑ってしまった...そして上官はイソカゼから降りて司令室から敬礼をして部下達もイソカゼに敬礼した...カケルも敬礼してイソカゼは出港するのであった...そして、最大全速でイソカゼは地球へと戻るのである...その間みんなはプラントの事を話し合って議論するのである...するとカケルはステラが何か悲しそうだったのに気が付いて...

 

カケル「どうしたんだ?」

ステラ「シンに会えなかった...シンが居ると思ったのに...」

カケル「まぁ戦争が終わればシンとも会えるよ。あと少しで終わると上官が言ってたし」

ステラ「そうなんだ...それは良かった」

 

ステラは再びサラと同じ部屋に向かってその事をサラに言うとサラはしっかりと聞くのであった...傭兵もカケルが戻ってくることを整備士に伝えるとみんなは喜びあった...イソカゼは今宇宙の暗闇を切り裂きながら進むのである...傭兵は海を見ると戦争が終わると言っている様にも思えれる様に海が静かに波打っている...カモメと嬉しく鳴いているようにも思えた




やはりディスティニーインパルスの元からの問題であったバッテリー消費量はかなりのものだった。カケルはハイパーデュートリオンエンジンを搭載するというのであった...だがナチュラルだったサラでも扱えていたことによりサラの技術力がとても高いのか上官が既に設定していたかのどちらかである...そして今回はあまりドレッドノートが活躍して居なかったですね...戦局は刻刻と進んでいくのですね...基地に戻ると一体何が待ち受けているのでしょうか...どうぞ御期待下さったら幸いでございます


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第17章:大気圏と宇宙

ディスティニーインパルスの試験走行はうまくいきテレスコピックバレル延伸式ビーム砲を放つとかなりの大打撃を与えれる事が出来たのだ...しかし問題点がバッテリーの消費量が激しくて何度か戻ってデュートリオンで補給にしなければならないという事も見つかったのだ。上官は冗談半分でザフト側に味方してくれないかと聞くのである...しかしカケル達はすぐに戻ろうと考えていたから笑いながら言った。そしてイソカゼは地球に戻ろうとするのである...


イソカゼは全速力で暗闇の宇宙を裂きながらドンドン進んでいくのである...そしてカケルは目を凝らして先にいる艦隊を見つけ色がピンクだったのですぐに整備士達に照合させてエターナルを確認し減速させるのであった...整備士達は何か予感していたので何もいう事はなく減速して近づくのである。そしてエターナル以外にアークエンジェルもある事を確認してカケルはずっと見たかった機体が見れると思いワクワクしていたのであった...サラとステラは何が起こるのか分からずに少し怖かった。するとエターナルのバルトフェルドがイソカゼに気が付いてまさかなと思いつつ...カケルが通信を繋げた...

 

カケル「こちらは傭兵のカケル カミカゼだ。我が艦は貴方達と戦闘するつもりは無い...」

バルトフェルド「君が噂を聞くカケル君か...いいだろう...少し聞きたいこともあるしな」

 

イソカゼは方向転換しエターナルと並行走行をするのであってカケルはシャトルに乗ろうとした時だった...サラとステラもついでに乗っていてカケルは何やってるんだよと言いたがっていそうだがそれは言わずにシャトルを発射するのである...エターナルに着艦にザフトの軍服を着た乗組員に案内され...その乗組員も本当にカケルを見れて緊張していた。そしてエターナルの操舵室に着くと乗組員達はざわついて操舵室は少しの間ざわついていたがすぐに元に戻った。するとバルトフェルドは一息ついて...

 

バルトフェルド「通信で言った通り君がカケル君だね?」

カケル「そうだ。まさかバルトフェルドさんに会えるとは...貴方の活躍聞いております...」

バルトフェルド「それは嬉しいね...」

 

するとバルトフェルドはステラとサラの方に目をやった。

 

バルトフェルド「背後のお二人さんは...その宇宙服から見ると連合のパイロットだと推測されるが...しかも1人は...」

カケル「デストロイのパイロットとそのパイロットの御目付け役だ。まぁ御目付け役と言っても護衛役なのである...」

バルトフェルド「まさか蘇らしたのか?」

カケル「はい...」

バルトフェルド「自然の法則無視してはいないか?」

カケル「1回だけです...」

バルトフェルド「そうか...」

 

するとエターナルの操舵室の扉が開く音がしてラクス・クラインが入ってきたのだ...サラは戸惑っていたのであるがラクスはサラの方を見てクスッと微笑むとサラも戸惑いが無くなっていたのだ...するとラクスはカケルの方を見てるとキラ・ヤマトも入って来てカケルを見たのだ...

 

ラクス「あら、カケルさんお元気で何よりで...」

カケル「ラクス様こそお元気で...」

キラ「カケルさんお久しぶりですね」

カケル「フリーダムが討たれた時は驚いたよ」

キラ「すみません...それよりも背後の2人は?」

ラクス「私も気になっていたのです」

カケル「それは...」

バルトフェルド「この2人は元連合のパイロットだ」

カケル「しかも1人のステラは...」

キラ「待って...まさかデストロイのパイロット?」

カケル「そのとおりでございます」

キラ「そうなんだ...シン君には申し訳ないことをしたが...」

カケル「それは気になさらずに...」

バルトフェルド「一つ聞きたい事が...」

カケル「何でしょうか?」

バルトフェルド「両軍の動きを聞きたいのだが...」

カケル「連合軍はヘブンズゲート攻防戦でデストロイ3機を動員...3機ともミネルバのディスティニー・レジェンド・インパルスによって撃破されてパイロットも死んだと思われます...ザフトはシン君にディスティニー、レイ君がレジェンド、ルナマリアがインパルスを乗ったと思われます...」

バルトフェルド「アスラン君それは本当か?」

アスラン「本当です」

 

アスランはいつの間にかに入ってくるのであった...

 

カケル「少し暁を見たいのだが...」

ラクス「それならアークエンジェルにあると思われますわ」

カケル「それはありがとうございます」

サラ「私達は...」

カケル「居といてくれ」

サラ「分かりました」

カケル「この2人を置いていって後で回収しに来るからお好きなようにしてください...」

 

カケルは操舵室を後にしてシャトルに乗り込みアークエンジェルの方に向かったラクスは自ら率先してキラと共にサラとステラにエターナルを案内するのであってそれはサラ達に悪意が無いのを感じていたからである...そしてストライクフリーダムを見せるとステラはあの時のフリーダムを思い出して震えていたがサラはそっと手を繋いであげてステラを安心させようとしたのだ...カケルはアークエンジェルについて格納庫で暁をあちこちの目線で眺めていて欠点もすぐに見つけ出していた。その姿にムウは何も突っ込めなくなっていた...そしてカケルは再びシャトルに乗りエターナルに戻りサラとステラを回収するさえに...

 

カケル「ありがとうございます」

バルトフェルド「君だって情報提供ありがとう」

 

カケルはイソカゼに戻り地球の方に先頭を向けて加速するのであった...ステラはシンが新しい機体を手に入れて喜んでいたがあのフリーダムを討った時の姿は見せられなかった。カケルは少し神妙な顔をしていたがすぐに元に戻って大気圏の近くに着いたのであった...カケルはふと何かを思い出したがそれは辞めて大気圏突破の各準備を行うのでありイソカゼはドンドン真っ赤になり...無事に大気圏を突破する事が出来たのだ...するとみんなに一斉に重力が掛かり整備士は宇宙に行ったことがあるのは普通な態度だったけど初めて組はアタフタしていたので援護するのである...カケルも至って普通な顔だった。サラとステラは再び海を見て喜んでいるのである...海はイソカゼの帰還を喜んでいるように少し波打っていていいぐらいだった...




カケル達は地球に戻る際にエターナルと接触していたのだ...彼らは戦争終結に勤しんでいたから時間は無かったはずなのである...まぁカケルは自分達が持っているそれなりの情報を提供して、しかも暁の機体を観察する事が出来たのだ...それはカケルに取ってどんな感じに思っていたか...そしてカケルは何が狙いだったのか、誰も分からないのである...大気圏では敵の奇襲なく突破する事が出来て再び地球へと戻っているのである...


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第18章:帰るべき所

カケル達はプラントから戻る際にバルトフェルド達が乗るエターナルと接触していたのだ...意外な事だとカケルは驚いていたが普通に接していたことによりどっちなのか疑問が上がる程だ...そしてカケル達は何も妨害をされずに上手く大気圏を突破して再び海が見えてくるのであった...とても懐かしい気持ちよさがあった。


カケルは久しぶりの海に浮かれている整備士達を冷静になるように宥めて整備士は自分が与えられた仕事に落ち着いて集中した...そして数十分飛行していると目の前に基地が見えてくると歓声が上がるのであった。カケルは大袈裟だなぁと思いつつ何も言わないで見ていたのである...そしてアークエンジェルに搭載されていた暁の事を思い出しながら指示を出すのである...傭兵らも気が付いて早速迎え入れる準備に取り掛かるのであったがイソカゼはすぐに到着してしまって傭兵はやれやれという表情だったがすぐにイソカゼを固定させ入口からズラッと並ぶように整備士達が敬礼して待っていてカケルが出ると一斉に盛り上がるのであった...

 

カケル「おいおい...本当に大袈裟だなぁ」

傭兵「それでどうだった?」

 

その整備士達を通り過ぎると傭兵が壁に持たれかけて待っていた...

 

カケル「カッコつけてるのか?」

傭兵「べ、別に...」

カケル「まぁ通信した通りだ。ディスティニーインパルスを獲得できてしかも試験運用出来たから満足だ」

傭兵「本当にハイパーデュートリオンエンジン積むのか?」

カケル「そのつもりだ。そうしないと戦闘持続力がゼロに近いし...一々デュートリオン送電システム使うの面倒だし」

傭兵「やはりその考えだった。俺も翌々設計図見ていたらそう思ったよ。でも条例違反じゃ...」

カケル「人々の為になる事に使えば流石につく事も出来まい...しかもディスティニーやレジェンド、ストライクフリーダム、インフニットジャスティスとか積んでるし」

傭兵「そう言われたら積んでも言いにくいな...」

カケル「それに人の為になる事に使えばいいと思うしな」

傭兵「そうだな」

カケル「それじゃ早速エンジン搭載するのやってやるか」

整備士「了解しました」

カケル「サラ済まないが...すぐにディスティニーインパルス降ろしてくれないか?」

サラ「分かりました」

 

サラは早速ディスティニーインパルスを降ろす作業に取り掛かった...ステラはサラの荷物を自分たちの部屋に移動させてふとテレビを付けて見るのであった...サラはディスティニーインパルスを降ろして固定されるのを待ち固定されるとイソカゼで自分達が居た部屋に行き荷物を移動させようとしたが...ステラが既に運び終わった後で何も無かったのだ。サラは心配して自分達の部屋に行くとそこには荷物をベットの上に置いてステラが近くに座ってテレビを見ている姿を見つけ一安心だった...

 

サラ「ステラは何を見えるの?」

ステラ「と言うかテレビがあったんだね...ニュースで戦況を見てるの」

サラ「やはりそうだったのね...」

 

サラは持っていった荷物を再び整理し始めたのだ...ステラは暇だったので手伝うと言い出しサラの整理を手伝うのである...その頃カケルはディスティニーインパルスをコアブロックを取り出して色々と魔改造を施していた。傭兵はトホホ...という顔だった。カケルは倉庫の奥からハイパーデュートリオンエンジンを取り出して持ち上げコアファイターに搭載するのであった...それはかなりの長時間に及ぶハードな作業になってしまったのでそれを予感していた他の整備士達は他のムラサメアストレイやドレッドノートをイソカゼから降ろすのであった...そしてその晩、ステラはふと何気なくテレビを付けるとそこには2人の女性が握手してる光景が広がっていたのである...ステラは思わずカケルに報告しカケル達もモニターに映すのであった...それは戦争を終結させるための条約を結んでいる光景であったのだ。ステラはすぐにサラの顔を見てシンに会えるの?と目で訴えていた...サラは思わずうんと言うのである...ステラはその場ですぐに喜ぶのであったがカケルはすぐにムラサメアストレイの整備に取り掛かるために操舵室を後にして格納庫で1人で整備に取り掛かるのであり、しかもシンがオーブに来る事を整備しながら聞くというとても器用な事をしていたのであった...傭兵は戦争が終結したんだという安心感に身を任せていたのだ...サラはやっとこれで本当に平和な世界が来るんだねと心の中で思っていたのである。サラとステラは夕食を取ってると...

 

ステラ「やっとシンに会える。私とっても嬉しい」

サラ「私寂しいわ...ステラと別れるなんて」

ステラ「サラ。私ここにいる...ここだと平和だし...シンだって任せてくれると思うよ」

サラ「そうかしら...」

ステラ「何処に不満なの?」

サラ「彼って軍人でしょ?すぐに...」

ステラ「カケルの友達に頼めばイイじゃん」

サラ「その手があったわね」

 

ステラは自分が食べ終わるとすぐに食器を片付けてサラが食べるのを待った...まさかシンが自分が生きていることに気がついていないだろうと思っていたからである。サラも食べ終わると2人で海の絶景が見える展望台へと向かった...サラとステラは程よい冷たさの海風に当たってそれぞれの思い出を振り返って自分たちの部屋に戻り眠りに着くのであった...その頃カケルは最終点検をしている所に傭兵が来たのだ

 

カケル「どうしたんだ?」

傭兵「お前本当にステラをシンに合わせるのか?」

カケル「その方がシンの為だと思うしね」

傭兵「俺が言ってるのはMSのままで行くのかという事だよ」

カケル「ンな訳無いだろw」

 

カケルは思わず吹いてしまいそれに連られて傭兵も吹いてしまった...そして2人はお互いの愛機であるムラサメアストレイとソードカラミティを見ていたのであった...カケルが持っていたライトに下から当てられておりとてもカッコよかった...そしてカケルと傭兵が最後に周回して点検して夜警を任せれているメンバー以外は眠りに付くのであった...海と星々は、海は静かな平和に...星々はいつもよりも控えめに光っているように感じられた。

 




やはり帰るべき所は持つべきですね。カケルは宣言していた通りにインパルスディスティニーにハイパーデュートリオンエンジンを搭載させるのであった。流石に無理し過ぎじゃと思うかもしれませんがカケルは上手くコンパクトする事が出来る技術を持っていたから上手く入ったのだ。等々戦争は終結して、ステラはシンに会えると喜んでいたのだ...やはりシンとステラはいい2人組ですねぇ...そして寂しさを感じていたサラだったがステラの言葉により心配は解けた様だったとさ。次回ご期待くださってくれているのであれば幸いです


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第19章:再会

カケルは化け物だと言えるだろう...インパルスにハイパーデュートリオンエンジンを搭載させてしまうからだ。そしてカケルはどうしてシンが何日オーブの慰霊塔に来るのかムラサメアストレイの整備しながら聞いていたのだ...その晩傭兵と軽い会話をしていていきなり吹いてしまい傭兵も連られて笑ってしまうのである...カケルのツボは分からないものである...


皆が寝てる時サラは少し不安になってしまい目が覚めてしまったのだ...そして自分を落ち着かせようと基地内をブラブラ散歩する事にして寝巻きの上から何か簡単に羽織れる物を来て散歩に行くのであった...サラは展望台に出るとそこには満天の星空がサラを包むように囲んでいてサラは言葉が出てこなかった。それもそうだ...サラは連合軍に居た時は夜あまり外出しておらず出たとしても街や基地の明るさであまり星々が見えなかったからだ...サラはすぐに我に戻ると格納庫に行きディスティニーインパルスを眺めていると...Aliceが起動して...

 

Alice「どうして貴女は寝ないの?」

 

と声を掛けてきたのだ...サラは乗っていないのに聞こえていることに少しは驚いていたがあまり気にはしていなかったという矛盾した気持ちがそこにはあった。

 

 

サラ「いや、少し気持ちが不安になって...」

Alice「何故人は不安になるの?」

サラ「分からないわ...」

Alice「そうなの...」

 

ドレッドノートの電源が落ちる音がしてサラもドレッドノートの方を見て笑って自分達の部屋に戻り再び眠りに付くのであった。そしてその翌日の朝...カモメがキーキーと鳴きステラは目覚めた...そして真っ先に格納庫に行きドレッドノートに乗って起動させ整備士達はまさか乗るとは思っていなかったので全員大慌てで固定させる器具を外したがステラは動こうとせずに耳を澄まして海の音を聞くのであった...サラも起きて背伸びをして食堂に行くとカケルが待っていたのだ...

 

カケル「今日行く場所がある...お前がステラを積んで一緒に来て欲しいところがあるんだ」

サラ「まさかシン君に会いに行くのですか?」

カケル「あぁそうだ」

サラ「カケルさんはムラサメアストレイに?」

カケル「そのつもりだが...」

サラ「分かりました」

 

カケルは自分たちの部屋に戻っていくとサラも朝食をゆっくりと食べているとステラがやって来たのだ...その格好はステラが気に入ってよく着ていたドレスだった。ステラもサラを見つけて朝食を受け取りそっちに行くのだった...サラはステラが来るのを気が付いてカケルに言われた事をステラにも...

 

サラ「ステラ?」

ステラ「何?」

サラ「今日シンに会いに行くんだって」

ステラ「ほんと!?」

サラ「そうだよ...だから私のインパルスに乗ってとカケルが言ってたよ」

ステラ「多分人数が多いのに何で...」

サラ「どうしたの?」

ステラ「いやドレッドノートを使えばいいと思ったんだけど」

サラ「カケルは色々と考えているんだからそう思ったんじゃない?」

ステラ「そうだね」

 

サラはステラが食べ終わるまでしっかりと待ってあげるというしっかりとしてるなと周りの整備士達は思っていた。そしてサラも身支度を終えて格納庫にステラを連れて行くのであった...そこにはカケルがおらず傭兵が既にカケルは乗って待っていると言ったのであった。ステラとサラは慌ててインパルスディスティニーに乗り込むとカケルと通信が繋がり

 

カケル「もう分かってるかもしれないが今回は戦闘じゃない」

ステラ「シンに会えるの?」

カケル「そうだよ」

サラ「もう出撃するのですか?」

カケル「そうだ」

 

するといきなりディスティニーインパルスは動き出したのであった...ステラは姿勢を崩したがカタパルトに接続される頃にはしっかりと元に戻って電子板に『Clean』という文字が浮かび上がるのを待っているとサラは一息深呼吸入れて待っていた。カケルは全てのセンサーに異常が無いか確認していて全てが確認し終わると電子板に『Clean』という文字が浮かび上がった。

 

カケル「カケル カミカゼ。ムラサメアストレイ出る」

サラ「サラ...ディスティニーインパルス行きます」

 

それぞれの機体は勢いよく出撃するのであった...カケルは滞空して変形してブースターを噴かすのであって勢いよく目的の所に移動してサラも離されまいと光の翼を展開してブースターをステラと自分の限界が来ない程度に噴かすのである...そして数十分飛行しているととある崖が見えてきてその近くの所にカケルは再び変形して戻るのであった...そしてカケルはムラサメアストレイは降りてサラとステラもディスティニーインパルスから降りるのであった...その頃シンは花束を石碑の所に置いていた...ステラは何時でも出そうな勢いだったがカケルはそれを静止させていた。そしてシンはキラがフリーダムのパイロットだと知り驚いて色々とあり帰ろうとしていた時だった。カケルは狙っていた通りにシンの前に出ていった...シンはカケルの顔を見て...

 

シン「カケルさんお久しぶりですね...」

ルナマリア「カケルってあの傭兵の?」

カケル「そうだ」

シン「それでどうしたんですか...」

カケル「ふと君に合わせたい人が居てね...」

シン「まさか...」

ステラ「シーーン」

 

ステラは思いっきしシンに抱き着いた...シン本人はとても困惑していて言葉が何も出てこなかった。ルナマリアも驚いていた...

 

シン「本当にステラだよね...」

ステラ「そうだよ。シンまさか忘れてしまったの?」

シン「そんな理由ないよ...」

 

シンの目には涙が溜まっていた...それを見ていたカケルはすぐにムラサメアストレイに戻っていてどうしようか考えていたのであった...ルナマリアもこの中には入る事が出来ずにサラの方に少しづつ近付くのであった...海は夕日に照らされていて柔らかいオレンジ色に輝いていた...凪が立っていてとても美しい風景だった。




等々シンはステラと会えた...テレビではシンがキラ達と別れる所で終わっています...つまりここからは完全に戦後という扱いになりますね。嬉しい再会にシンには涙が溜まっていて泣くのでしょうか?そしてどうしてルナマリアはサラに近づいたのでしょうか...シンはカケルに何と聞き出すのであろうか...次回ご期待くださってくれているのであれば嬉しいです


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第20章:涙と理由

少し時間のズレが起こっていますね...それに関しては後の方が何時も正しいのでそちらを信用してくださったら有り難いです。大変ご迷惑をお掛け致しています。
戦争が終わって数日経った時に夜サラは不安により格納庫を散歩しているとAliceが起動してサラに不安とは何かを聞くのであった...サラはドレッドノートの電源が落ちるのを確認して眠りに付いたが...サラは不安で仕方がなかったがステラの思いがけない簡単な一言によってその不安は無かったのだ...そして二人は準備を終えてとある所に行くのであった...そしてシンと出会う事が出来たのであった...


シンは最初本当にステラなのか自分の心の中に聞いていた...しかしステラの瞳はあの海に落ちた時の瞳であったことによりシンは等々と涙が堪え切れずにポロポロと地面を数滴が湿らすのであった...その姿をカケルは黙って見ていてサラも黙っていたが...ステラは困惑気味だった

 

ステラ「シン?」

シン「本当にステラ何だね...」

ステラ「本物だよ」

シン「…………」

 

シンはもう一度力強く抱き着いた...その頭の中にはあのオーブに居て家族を失った光景とデストロイを討たれた時の光景が脳裏に映っていてその怒りでフリーダムを討ってしまった映像も脳裏に映っていたのであった...本当に蘇ったことがまだ信じられなかったがステラが本物と言っている上に瞳も本物だったので信じるしかなかった。ルナマリアはそのシンが泣いている姿を月の表面で見ていたから困惑をしなかったが何かの寂しさを覚えたからサラに近づくのである...カケルはムラサメアストレイに戻ろうして背中を向けた時に...

 

シン「カケルさん」

カケル「どうしたんだ?」

 

シンはステラを抱くのを辞めてカケルの方を見ていた...ステラは何をするのか気になっているとシンはお辞儀をしたのだった...

 

シン「ありがとうございます」

カケル「何がだ?」

シン「ステラを...」

カケル「気にするな。ただ単に見殺しにしとく訳にはいかないのでね。丁度君が...いや何でもない」

シン「何がですか?」

カケル「気にしてはならないのだよ」

 

カケルはシン達の所を後にしてムラサメアストレイのコックピットに乗り込み機体を起こしてそのままシン達の方を見ていた。シンはムラサメアストレイが立ち上がった時に驚いていたが何もしなかった事に気がついてステラに聞くのであった

 

シン「ステラはどうするの?」

ステラ「何を?」

シン「こ、これから...ど、どうするのかなって?」

ステラ「基地に戻る」

シン「そうか...」

ステラ「でもシン。私そこにずっといるから、何時でも...」

シン「俺は何処に配属されるか分からないんだよ...」

ステラ「カケルの友達にザフトの上官がいたの。彼に頼んだたら近くの基地に配属できるよ」

シン「どれだけ知ってるの?」

ステラ「それだけだから分からない」

シン「そうなんだ...」

サラ「それは本当です」

ルナマリア「それじゃ私も同じ所で...戦争でかなり疲れたわ」

サラ「カケルさんに言っておきます...」

 

カケルはムラサメアストレイから見ていたので何も言わずに分かっていてムラサメアストレイを動かした...サラはそれに気が付いてディスティニーインパルスの方に向かおうとするとステラも後に続気にシンは手を振ることしか出来なかった...そしてサラはステラも乗ったことを確認してディスティニーインパルスを立ち上げてシンの崖の所で滞空しているのであった。そしてサラはディスティニーインパルスのコックピットカバーを開けてシン達を見えるようにするとステラは乗り出して...

 

ステラ「シーーン。またゆっくりと時間を頂いた時に会おうね」

 

ステラは大声で叫んだ...シンもそれに答えようと大声で叫ぶのであった。

 

シン「分かった。約束だよ...絶対に行くからね」

 

ステラは笑顔になって手を振りサラは基地に戻ろうとコックピットカバーを閉じて機体を海の方に機体を向けてムラサメアストレイが出るとインパルスも出ていくのであった...カケルは少し言い忘れたことを思い出して悔しそうでもったのだ。しかし機体はドンドン進んでいってシン達からは見えなくなったのだ...そしてシンは力が抜けて泣き出したのだ...ルナマリアは何も言わないで背中を摩った...カケルはインパルスとの通信を開いた

 

カケル「ステラどうだった?」

ステラ「シンにも会えたー」

サラ「あの赤髪の人ってルナマリアさん?」

カケル「そうだけど...」

サラ「凄い...」

カケル「まぁ次はすぐに会えると思うけどな」

ステラ「どういうことなの・・・?」

カケル「俺の友人が既にシンを自分の地球部隊に手配済みだ」

サラ「とっても仕事が早いお方なのですね」

ステラ「ステラ嬉しいー」

 

カケルが言った通りだった。既に上官はシンを自分の部隊に手配してそのいい通りで彼はかなりの軍師としての強さを誇っており平和の時でもしっかりと立て直してくれるだろうと期待されていた人物でもあったのだ...上官は運命の気まぐれだと思いカケル達がいる基地の近くの基地に配備が決定されてシン達がザフトの基地に帰ってくるのを待っていたのだ...カケルは基地の近くでムラサメアストレイに変形させてMSの状態で基地に帰還してさっそく自分の部屋に戻ろうとした時だった。傭兵がかっこ付けずに立っていて...

 

傭兵「どうだった?」

カケル「お前の想像通りで後はどこに配属されるか楽しみだよ」

傭兵「分かってるくせに...」

カケル「バレたか」

傭兵「バレてるよ」

カケル「部屋に行って通信でも待つか?」

傭兵「良いな」

 

カケルは傭兵と共に肩を貸しあって部屋に行くのである。サラもインパルスのコックピットカバーを外すとステラと共に降りるのであってサラは疲れたらしくすぐに部屋に戻ろうとしたがステラが...

 

ステラ「サラゴメンだけど...一緒に通信見に行かない?」

サラ「ルナマリアさんも分かるだろうね」

ステラ「だからいい?」

サラ「勿論」

 

サラとステラも通信を聞きに行くのであって着くと丁度通信が繋がっていて上官はとてもウキウキしていてとある自家製の手紙で一々面倒な作業だなとカケル達も笑っていたのだった...そして上官は開けて白々しい演技を挟んで...

 

上官「カケルの思惑通りにルナマリアとシンをお前らの基地の近くに配備が決定だ」

カケル「ありがとうな」

上官「後ディスティニーをこちらで修復中だが手伝ってくれないよな」

カケル「それは無理だ」

上官「だろうな、また会える日を願う」

カケル「こちらもだ」

 

カケルは通信を切るとサラとステラの方を見てステラとサラが手と手を取り合って喜んでいるのを見ているしかなかった...ステラはシンに会えると思い、サラはルナマリアに会えると思い楽しみにしていてシンにもその事が伝えられシン自身も喜んでいてルナマリアもその事も伝えられた...そしてディスティニーとインパルスが修復されると行くと決まり待ち遠しかったのだ。海は荒々しくはしゃいでいるようにも思われるほど波打っていて星々は輝いている。




シンとルナマリアは上官の命令でカケル達の近くの基地に配属される事に決定してシンは何時でもステラに会えるようになった。そしてどうしてサラはルナマリアに憧れているのか...そして覚えているだろうか?連合の士官の存在を...彼は一体何をするつもりでいるのだろうか...どうぞ次回ご期待ください。


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第21章:士官

ステラはシンと会えて喜んでいてサラは憧れていたルナマリアに会えていた事により見た目は悲しそうだったが心ではとんでもないほど喜んでいたのであったのだ...そしてカケルの友人であったザフト軍の上官がシン達の配属で見事自分の部隊に配属を勝ち取ったのでありディスティニーガンダムを修復し終えたら行くことが決定しているのであった...


ステラとサラの2人はシンとルナマリアが近くの基地に配備される日を待ち遠しにしていてカレンダーに1日1日小さくペケを書いていくのであった...カケルも少し謎の緊張感に襲われていたが...その基地を見る一つの黒い影の戦艦が3隻海に浮かんでいたのだ。そして士官は不気味な笑顔を浮かべながら同胞に出撃命令をだして本人も副操縦士やクルーを残してモビルスーツに乗ろうとするのであった...その船の戦闘員は『ザク量産試験型』に搭乗するのであったが...それはユニウス条約締結により破棄されたはずの機体であったが士官共は不正ルートを通じて入手し士官もザフト軍の愛機だったセイバーを獲得していてまるでザフト軍みたいだったが連合軍である...士官は次々と甲板の横に出て出撃していくのであった...その姿はレーダーにはっきり映っていて士官が企てていた奇襲攻撃は失敗に終わるという...それを見ていた整備士は焦りながら...カケルの元に走っていくのである...

 

整備士「ぜえぜぇ...カケルさん。敵が部隊を出撃させました」

カケル「何機だ?」

整備士「合計で26機です」

カケル「案外多いな...それにしてもどうしたんだその顔は...」

整備士「その敵の部隊のダガーは問題ないが...」

カケル「本体に問題有りと言うわけか...」

整備士「はい...」

 

カケルはムラサメアストレイに移動しながら聞いているのであり、まだ時間はあったのだ..

 

整備士「そのうちの5機がザク量産試験型だというのでしかも士官が乗っていると思われるという機体がセイバーだと照合した結果そうでした...」

カケル「実弾は効かないか...まぁ別に気にはしてなかった。」

整備士「どうしますか?」

カケル「一応ステラにドレッドノートに乗っておいて待機と言っておいてくれ。俺と傭兵とサラが出撃する」

整備士「了解しました」

 

整備士は格納庫に着くと仕事の所に付くのである...カケルはムラサメアストレイに乗り込んでムラサメアストレイを起動させるのでありサラもディスティニーインパルスに乗り込んで地球用にOSを調整しているのであり...傭兵はソードカラミティに乗り込んでカケル同様に起動させた...エースパイロットの整備士も緊張していたが一つ深呼吸に入れてあちこちを確認していたのだ...カケルとサラ、傭兵はそれぞれ本当に防水コーティングしていて海水にも浸かることができるか確認していたのだ...そして4機はカタパルトにまず最初にカケルのムラサメアストレイと傭兵のソードカラミティで...そして電子版にすぐに『Clean』と言う文字が浮かび上がった。

 

カケル「カケル カミカゼ、ムラサメアストレイ行くぜ...」

傭兵「ソードカラミティ出るぜ」

 

2機はすぐに出撃した...その後サラのディスティニーインパルスと整備士のタガーも固定されてすぐに電子版に『Clean』と言う文字が浮かび上がり出撃しようとした時だった...ドレッドノートからの通信が入りそこにはステラが不満そうな顔でいたのだった。

 

ステラ「サラ...何で私は待機なの?」

サラ「カケルさんが言ったことだし...」

ステラ「私も出る」

サラ「いいのかな...」

ステラ「だってステラ、サラを守ると言ったもん。しかもドレッドノートとアリスがいるもの」

サラ「そうだね...」

 

そしてディスティニーインパルスとタガーは出撃してドレッドノートも動き出してカタパルトに接続しているのであった...カケルは知っていて少しシンに申し訳なさそうな顔でもありすぐにレーダーを見て、ザクとセイバーが近付くのを見ていたのである。そしてサラ達も出撃してしまうのである...ステラのドレッドノートもカタパルトに接続して出撃するのであった。士官は少し顔を歪めたがすぐに不気味な笑顔を浮かべるのでありバックパックに搭載されていた2門のアムフォルタスプラズマ収束ビーム砲をカケル達に向けて放ったがそれは全員に避けられて、ザク量産試験型は腰にマウントしてあったレールガンをサラのインパルスに向けて放ったが既にVPS装甲を展開していたので効果は無くカケルもシールドで耐えれる程の威力でもあったのだ...カケルもムラサメアストレイのバックパックのプラズマビーム砲を放ち護衛のダガーを一掃するのでありステラもドレッドノートのパラエーナ・プラズマビーム砲を援護射撃を行いザク1機に命中して撃破するのである...セイバーはビームサーベルを抜いてムラサメアストレイに斬りかかろうとしたがムラサメアストレイもビームサーベルを抜いて鍔迫り合い状態になった。ほかのザクも高周波ブレードトマホークを後ろから抜いてそれぞに切りかかるのである...ステラはドレッドノートのビームサーベルを抜いて対抗していたが...サラはエクスカリバーを引き抜いた。傭兵はシュベルトゲベールを抜いて鍔迫り合いになった...カケルはセイバーの攻撃を回避して四肢と頭を撃破してコックピットを狙おうとしたが逃げられてしまったのだ...ステラは頭を狙われてしまったその時だった。

 

ステラ「いや...私、捕まりたくない...」

Alice「私は守る...そう誓ったのだ」

 

Aliceが起動して攻撃をギリギリに交わしてビームサーベルをコックピットに突き刺そうとしたが相手もブースターを更かして足に直撃さして撤退するのであった...ステラは息を切らしていたのであった...そしてザクは撤退してインパルスはドレッドノートに近づいた時だった...センサーに上空に何かの機体が接近する警告音が鳴り響くのであったがステラはディスティニーだと直感で信じたのだ...カケルは冷静だった...海は戦闘後だったのもあって少し波打っていて軽いパーツが浮いているのであって静かにしようとしているのである...




士官共を余裕で撃退してしまうのである...そしてAliceはパイロットのピンチになると発動する...それはAliceを最後まで作った博士が望んだものでもあるのだ...そしてステラは恐怖を覚えてしまい。センサーに写っている機体をシンのディスティニーだと信じるしか無かったのだ...そしてその機体は敵なのか味方なのか……どうぞ次回ご期待下さったら嬉しいです


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第22章:運命

久しぶりに更新となりますが...かなりハイペースでいった頃とは違い少しペースがダウンしています。もしかしたらコレからはかなりペースが落ちると思いますが引き続き御愛読よろしくお願いします
前回、士官は戻ってきてザク量産試験型を投入するのであったがそれはユニウス条約に違反するものでもあり本来は廃棄されるはずだったが...そして仲間のダガーと共にカケルの基地に襲撃するが逆に感知されていてモロに反撃をくらいザク量産試験型は何機か被弾と少ないダメージだったが士官が直接乗ったセイバーは撃破されてしまうのである...そして撃退後上空に何かの機体があるという警告音が鳴り響くのであった...


ステラはふと足元を見ると自分が知らないうちに震えていることが気が付いた...それはカケルが予測していた後遺症なのであり、それはステラが死んだ時の状況は鮮明に残っているから起こるものであり彼が持っていた本にも対処の仕方が一切記載が無かったのであった...サラはステラを守ろうとしてディスティニーインパルスに装備されていたエクスカリバーをもう1本取り出して柄の部分を繋げて大きな大剣にしたのだ...Aliceも何時危険が迫っていてもおかしくは無いと判断して発動していた。レーダーはその何かの機体から何機かモビルスーツが出撃しているのもはっきりと映っていたのでステラはもうシンだとしか信じられなかったのだ...すると上空の機体から通信をカケルに繋いだのでありそこにはシンの姿があった...

 

シン「カケルさん戻ってきましたよ」

カケル「つまり...アイツも来ているのか?」

シン「いいえ.....彼は...プラント本国に残っています」

カケル「そうか...早くステラとの通信を繋げてやってくれ」

シン「はい...」

 

カケルはシンとの通信を切った後サラにエクスカリバーをしまうようにムラサメアストレイの手で合図したのであった...サラはその通りにしてエクスカリバーをバックパックにしまうのであった。するとステラの方にはシンがサラの方にはルナマリアとどちらとも通信を繋げているのであった。

 

シン「ステラ?」

ステラ「シン?」

シン「ステラ...俺だよ。シンだよ...シン」

ステラ「シン何だね...ステラ怖かった。でもアリスが守ってくれた」

シン「もう安心して...俺が居るから守ってあげるから」

ステラ「うん」

 

ステラはシンに近付こうとしたがまだ距離があったので待つことにしたのであった。その頃サラとルナマリアは...

 

サラ「本物のルナマリア・ホークですよね」

ルナマリア「そうだけど...」

サラ「私連合軍にいた頃から憧れてました」

ルナマリア「敵なのに?」

サラ「はい。ルナマリアさんみたいに成りたくて...」

ルナマリア「既になりつつもあるわ」

サラ「ふぇ?どういうことですか」

ルナマリア「貴方は既にインパルスに乗ってるのじゃないの...しかもディスティニーパックを...」

サラ「それでもルナマリアさんみたいにな戦い方は出来ないのです」

ルナマリア「なんだか不思議な気分だわ...」

 

傭兵とエース整備士はそれぞれ元にあった所に武器をマウントして他に異常ないか確認して傭兵はカケルが載っていたムラサメアストレイの方へと近付くのであり通信を開いたのであった...

 

傭兵「それにしてもかなり高度な所から機体を落とすな...」

カケル「多分二人共出撃したいと言ったのだろう...」

傭兵「まぁ大気圏を突破していたから艦長は許可を出したのだろう...2人の技術力を知っていからので言えたんだろうか」

カケル「多分な...一回その船が俺の基地に着艦するまでしばらく俺らはここで待機するか」

傭兵「そうだな」

 

傭兵のソードカラミティとカケルのムラサメアストレイはその場で滞空することに決まりその場で立ち止まり艦をずっと見ていたのだ。そして数分が経つ頃にはディスティニーガンダムとフォースインパルスが降りてきてディスティニーインパルスとドレッドノートに近付き...

 

カケル「シン君とルナマリア君は基地に行くなり好きにしてくれ」

 

と通信越しで言ったのである。ステラはその言葉を聞いて目が輝いていたのであった...そしてサラが道案内を行いフォースインパルスとディスティニーガンダム、ドレッドノートガンダム、ディスティニーインパルスはカケルの基地に向かい着くと整備士達が赤いライトで案内して4機は固定され整備士は安定に少し微笑みながらそれぞれの整備に取り掛かった...シンがコックピットカバーを開けて地面に降りるとステラがシンに抱きついたのであった。それをサラとルナマリアは少し複雑な気持ちで眺めていたのであった...サラとステラはお互いアイコンタクトをとって基地にある展望台へとステラはシンの手を両手で掴んで...サラは至って普通にルナマリアをそれぞれ展望台に案内するのであった...シンはステラが来る前に1度此処に来ていたが黙ってついていくのであった...カケルは少し暇を持て余しているとやっとシンが所属するようになった艦の本体が降りて来て通信を...

 

船長「貴方の友人のお陰で我々も地上に降りれる事になった感謝する」

カケル「そうか...」

船長「貴方の基地に着艦しろと本国の命令だ」

カケル「了解した」

 

船長は取り舵いっぱいと船員に言ってすぐに旋回して基地の方に船頭を向けるのでありそのまま進んだ...カケルと傭兵と整備士は艦の護衛で周りを飛んで上手く着艦することが出来て整備士達が整備するかと思いきや彼の所はモビルスーツの部品しか無く戦艦はあまり整備できないというのである...一応損傷が激しい所は予備のパーツで何とか修復させるのであり...サラ達は椅子に座り何故か無言で眺めていてカケルは艦長を待合室に案内してカケルは情報を聞こうとするのであった...サラ、ステラ、ルナマリア、シンが見ていた海は青く輝いていて雲が反射するほど波が立っていなかった...そしてステラは口を開けて何かを喋ろうとした...海は言った通りとても穏やかだったのだ。




やはり機体はシン達が乗っているディスティニーガンダム、フォースインパルスであったのだ...そしてステラは一体何を語ろうとするのか...そして着艦した戦艦の船長とカケルのそれぞれの思惑とは一体何だろうか...そしてカケルは一体何を聞き出すのか...シンとステラの2人はとてもいいですね。どうぞ次回ご期待下さって御愛読してもらっていらっしゃったら私は幸いでございます
前書きで書いた通りかなり投稿ペースが落ちると思われます。大変ご迷惑お掛けしています


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第23章:ステラとシン

前回からかなり時間が空いてしまって誠に申し訳ございませんでした。もう気が付いたら4月後半...これからどうなるかは私にもわかりません。
前回までは、シンがかなりの高度からディスティニーを出撃させルナマリアのフォースインパルスと共にステラとにかくサラの待つ所へ重力という名の力に引っ張られ向かうのであった...そしてカケルはシンが新しく所属することになった戦艦を待っていることにしたのだ。サラはルナマリアをステラはシンを基地に案内して海が見える展望台へと案内するのであった...カケルは戦艦の船長を基地の待合室に案内して情報を聞き出そうとするのだ...


ステラは何かを言いかけたがすぐに口を閉じてしまった。シンはそれに少し不思議な違和を感じていたがシンからも言えなかった...そこには何か不思議な空気が漂っていたが一つのジェット音がそれを裂き切ったのであった。そこにはステラが乗っていたドレッドノートが基地から出撃したのでありステラの目の前に滞空した...シンは何を言いたいのかを思い出してステラに声をかけるのであった...その時カケルが上がってきたのであった...カケルは船長と

 

船長「私に聞きたい事とは?」

カケル「ザフトと連合の今後の動きだ...」

船長「それに関しては私は何も予想できません」

カケル「そうか。それで今のザフトはどうなっているのだ?それ次第ではこちらを動くハメになってしまう...」

船長「多分戦争でかなり疲弊しているので暫くは復興に全力を尽くすと思われます...」

カケル「それはありがたい」

 

な会話をしていたのである...そして傭兵も少し聞きたい事があったので船長に色々と聞いていたのである。そして展望台へと自然と身体が動き向かって上がってきたのであった...カケルはシンの言いたいことを聞きたかったがシンはカケルを見つけカケルに一つ聞くのであった...

 

シン「何も言いませんでしたが...何でステラはドレッドノートに乗ってるんですか...貴方なら俺がステラが再び戦闘に巻き込みたくないのは分かるでしょ?」

カケル「それはステラが自ら望んで乗っているんだ...」

 

シンはその言葉を聞いて手に力を入れているのであった。ルナマリアはそれに気が付いたが何も言わないでサラとの会話に戻るのであった...

 

シン「どうして...ステラは.....」

カケル「皆を護りたいんだってさ...だろ?ステラ...」

 

カケルはステラに聞くとステラは頷いて...

 

ステラ「うん。ステラは皆を護りたい...だからドレッドノートに乗るの」

シン「ステラ...わかった...」

カケル「本当に危機が迫ったらドレッドノートに搭載されている異次元のシステムAliceが起動して護ってくれるが...」

シン「異次元ってどういう事ですか?」

ステラ「何か不思議な事を言うの...宇宙が懐かしいって...」

シン「でもAliceは地上で作られたはずじゃ...」

カケル「コイツをどこまで知っているんだ...」

 

カケルの目は真剣な顔刺しだった。それもそうである...Aliceの存在自体極秘情報扱いだったのである...シンは新しい礼儀が正し過ぎる船長から聞いていたのである...その船長はAlice開発に携わっていた人物の1人である。

 

シン「俺は船長から聞きました...」

カケル「そうか...」

(やはり彼はAliceの開発者の1人だったか...)

シン「カケルは何か不安なことが?」

カケル「いや何でもない...」

ステラ「でも私怖かった...あの時捕まると思った。私は戻りたくない」

シン「ステラ...もう大丈夫だよ...俺が護る。絶対に」

ステラ「うん...」

 

ステラはドレッドノートに乗り込もうとした時だった...シンもドレッドノートに乗ろうとしていたのである...カケルは何も止めようとは思わずに眺めていたのである。ふとドレッドノートのゴーグルを見ると赤くなっていたのでAliceが起動していたことに気が付いたのである。しかしカケルはコーディネーターが集まっているZAFT軍がどうして人工知能なんて作ろうと不思議だった...そして時々どうして宇宙が懐かしいと言うのか気になっていたのである。そうしているうちにシンとステラはドレッドノートに乗り込んで何処か行こうとしていたのである...カケルはルナマリアとサラに声をかけて3人は基地に戻っていったのである...シンとステラはステラの操縦でとある海岸に着いていた。そこは海からでしか入れないような所でとても静かな場所であった...2人はこの岸辺に立ち...

 

ステラ「シンとは此処であったね...」

シン「そうだね...」

 

そうこの岸辺はステラが海に落ちてシンが助けて連れてきた岸辺だった...とても懐かしかった。2人の間にはとてもいい雰囲気が流れていたのであった...そして1時間ぐらいそこでシンとステラは仲良く過ごすのであった。そして何気なく2人は戻ってくるとカケルはシンを呼んだのであった...そしてカケルの口が重々しく開いた...

 

カケル「シン君はあの人を覚えているか?」

シン「あの人?」

カケル「お前をザフト軍に入れれるように仕向けてくれたオーブの...」

シン「覚えています...それであの人は今...」

カケル「残念ながらお亡くなりになった...」

シン「エッ...嘘ですよね」

カケル「嘘ではない...」

シン「まさか俺が...」

カケル「そうだ。君がタケミカヅミを沈めた時に...お前も知らなかった上にトダカ一佐もインパルスに乗っているとは知らなかった...お前には罪はない...」

シン「でも...俺は大切な人を殺してしまったのか...」

ステラ「シン?」

 

ステラはシンの顔付きが変わったのを心配して声をかけたのであった...

 

シン「大丈夫だよ...」

カケル「ステラは連合の脱走兵扱いとなっている...エクスデッドの情報を欲しがるザフトの一部の上官がいる...そうシンは俺らとな何時でも戦闘状態になってもおかしくはない...」

シン「俺はステラを捕まえろと...」

カケル「それはお前が決めることだ。誰かの命令で動くのも必要な時があるがその必要もない時もある...」

シン「分かりました...」

カケル「お前がトダカ一佐を撃つ必要を起こした戦争に憎む事だ...人を恨んでしまっても何も出来ない...」

シン「だからキラさんは...」

カケル「多分な...」

 

シンの顔には何か吹っ切れた顔をしていて見上げてステラを見た...ステラもシンの顔付きが良くなっていることに安堵してステラも笑うのであったカケルはムラサメアストレイのコックピットに乗ってぼんやりと海を眺めていた...その海は少し荒れており凪と言っても言いにくいような海だった...積乱雲が遠くの水平線よりも手前で漂っていた...




シンは自らの手で恩人であったトダカ一佐を殺した事を告げられ信じられなかったが...それも運命の一つである...そしてカケルはステラが自分の意思で皆を護るためにドレッドノートに搭乗している事を言われてシンはずっと何かに囚われていたがそれがあっという間に吹っ切れたらしく...カケルはどうしてムラサメアストレイに乗り込んでいるのか。そして遠くに空中を漂っている積乱雲が何か波乱を呼び込んでいるとは...誰も知らないのである。
どうぞ次回ご期待くださってご愛読してもらえれば幸いでございます


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第24章:嵐の前の静けさ

こちらの事情によりしばらく更新が出来ませんでした...申し訳ございませんでした。もう気が付けば目の前には梅雨ですね...
前回まではステラがドレッドノートに載っていることにシンはずっと気にしていたのだ。そう彼はステラが戦争に加担しては欲しくなかったから聞いたのであった...カケルはステラが自分の意思で皆を守る為に載っているといいドレッドノートに搭載されているAliceが守ると言っていた。シンはステラと共にその場を1度後にするのであり2人が出会った浜辺的な所に行き戻ってくるとカケルは重々しい口が開きトダカ一佐が告げられたのであった...


カケルはムラサメアストレイのコックピットから海を眺めていてかなりの距離の所に積乱雲が天女の衣を纏っているかの如く悠々と風に流されていてふとコックピットのあちこちを見渡して何かを探しているようだったがカケルは探している物は見つからずにリフトに乗りムラサメアストレイの前に立ち...

 

カケル「お前と出会って意外と時間が経っていない物だな...」

 

カケルはムラサメアストレイの頭部を見た...ムラサメアストレイの頭部はライトに照らされていて何とも言えない空気を醸し出しているようにも感じられるがカケルの言葉を聞いて少し笑っているようにも見えた。すると背後に傭兵が立っていることに気が付いてそちらを振り向くと傭兵は...

 

傭兵「またムラサメアストレイに語りかけていたのか?」

カケル「別に何か問題でもあるのか?」

傭兵「いや別に...」

カケル「それで何のようだ」

傭兵「もうそろそろシン達が基地に戻るぞ」

 

その言葉を聞いたカケルは何を考えたのは分からないが自分の部屋に戻っていくのであり傭兵はヤレヤレだぜといった表情でカケルと共に自分の部屋に戻っていくのである。そして定時刻...シン達は基地へと出発する事が決まり出航準備が始まっていて整備士達は全員退避していてその様子を少し遠くから眺めていて船の乗組口には船長、シン、ルナマリアと反対側にはカケル、ステラ、サラ、傭兵の順に並んでおりカケルと船長は握手を交わしていて船長達は乗り込むのでありカケル達も退避するのであった...カケルと傭兵、サラ、ステラは敬礼していてそのお礼とばかりに船長達も敬礼をし返していた。そして船が見えなくなるとカケルはその場から立ち去ろうとしたが傭兵に呼び止められた...

 

傭兵「少し相談いいか?」

カケル「別に構わないが...」

傭兵「そろそろ俺のソードカラミティも限界が来てる気がするんだ。」

カケル「そうだな...」

傭兵にだから乗り換えようかなと思ってるんだがコイツをベースにターンデルタを製作して欲しいのだが」

カケル「ほとんど元の原型を留めないが良いか?」

傭兵「別に構わないが...」

 

するとその会話にステラが入ってきたのである

 

ステラ「カケル、シンとは次いつ会えるんだろうね」

カケル「さぁ?」

ステラ「傭兵さんは知ってるの?」

傭兵「俺も知らないぜ」

サラ「どうしたんですか?」

ステラ「シンには次にいつ会えるかなって」

サラ「何時になるんでしょうね」

 

とサラは微笑んでいた。そして傭兵は話を再びターンデルタに戻すのであった。

 

傭兵「あれは少し難儀な機体だし...ハイパーデュートリオンエンジンが積めないのだよ」

カケル「そういう事ね...ロウが作ったのはコックピットを弄る事さえも爆破装置が起動してしまうしな。」

傭兵「核を用いるのはダメな事だと分かっているが...うまく使えば電力供給するのにはもってこいと思うんだ」

カケル「恵まれない人々の為に作るのか」

傭兵「そういうことだ...」

カケル「分かった。」

傭兵「ありがたいな。しばらくの間は余って保存してあるウィンダムでも乗らしてもらうよ」

カケル「了解した」

 

カケルは早速ターンデルタ製作に取り掛かろうと指示を出そうとしたが彼自身設計図を持ってないので作ろうと思っても作れないのである...少し悩んでいるとレーダーで不審な舟を監視していた整備士から船が映っていると伝言が来たのでありすぐに照合に取り掛かろうとした時だった。向こうの船から通信が入ってきたのでありその空気は一瞬凍りついた...

 

ロウ「おっとすまねぇ。こちらはジャンク屋のロウだ」

カケル「こちらは傭兵のカケルだ。お前達の目的とは?」

ロウ「久しぶりに地球に戻ってきたので結構手の厚い整備をしてもらえるというアンタの所に部品を貰いに来たという訳さ」

カケル「丁度良かった。こちらにも聞きたいことがあってな」

ロウ「分かった」

 

カケルは次々と客が来ることだと心に秘めながら整備士達に船の着艦準備をするように指示してステラはサラの背後に居て手を握っていた...怯えているようにも感じられていてサラも警戒しているようだった。そしてしばらくするとロウ達が乗る船が着き固定されるとロウが早速降りてきてあちこちを眺めたのであった...カケルは何事も無かったように接するのである

 

ロウ「いきなり訪ねて済まない」

カケル「いやいや全然...」

ロウ「それにしてもかなり賑わっているな。アメノミハシラ並にいい現場だな」

カケル「そうか。」

ロウ「それで俺に何のようなのだ?」

カケル「ターンデルタの設計図のコピーを貰いたいのだが」

ロウ「ターンデルタのか?」

カケル「そうだが良いか?」

ロウ「何の為に使うのだ?」

カケル「恵まれない人々の為にだってさ」

ロウ「ならイイぜ。もしかして作ろうと思ってるのか?」

カケル「そうだ」

ロウ「かなり苦戦するぜ」

カケル「それは百も承知...それでジャンクパーツを積んでおけばいいのか?」

ロウ「頼むぜ」

 

カケルは整備士達を二つの班に分けてジャンクパーツを積む係は倉庫から要らないものを探して早速積む作業に取り込みカケルはロウから本物の設計図を借りてコピーしているのであった...そしてロウはふと何気なく時間潰しに基地の中を回っているとあちこちにオリジナルの機体があることに驚いていたが、ドレッドノートの前で立ち止まったのである...彼は1度ドレッドノートの修理に携わっていたからのであり完全オリジナルのまま残っていることに驚いていた...するとエースパイロットでもある整備士がロウに

 

整備士「これはカケルさんが作ったものではなくザフト軍が作った完全オリジナルのドレッドノートです。」

ロウ「そうか。でもドレッドノートは一体だけなんじゃ」

整備士「なんか極秘情報とかで殆ど漏れることは無かったので一体だけど言われてましたが、不自然なことに人工知能が搭載されているのです」

ロウ「人工知能?」

整備士「はい。そうでございます」

ロウ「まぁコイツは悲しい目をしてはいないな」

整備士「?」

ロウ「ドレッドノートは誰かの為に働いているとわかったよ」

整備士「そうなのですか...」

 

するとカケルがコピーが終了したと放送してきてロウはカケルが居る待合室に向かったのであり整備士はふとタガーを見て泣いていないのか確認しようとするが彼には分からないが耳を澄まして音で泣いてるか確認しようとした。その頃カケルはロウに本物の設計図を返して早速製作に取り掛かったのである...そしてロウは時計を見てそそくさに船に乗り込もうとしてカケルは出航の準備してサラ達は終始警戒していたと思いきや意外とリラックスしているようだった...ロウは次の仕事場に向かう為出航したのであった。ロウ達の船が見えなくなるとつかの間の休憩風景が見られると思いきやカケル自身もターンデルタ製作の為に丹精込めて作業に取り組んでいた...その頃とある場所であの士官が新しいモビルスーツを受け取っていて不気味な笑顔を暗闇の中で浮かべていた...海は静かで穏やかだったが少し白い波がところどころ見受けられた...そして積乱雲は少し基地に向かって広がっているようにも思えた...




カケル達はシン達を見送ってほっと着くと思いきや友人の傭兵からソードカラミティをモチーフにしてターンデルタを作って欲しいと言われたがターンデルタはシビリアンアストレイがモチーフなので少しオリジナルの見た目となると彼は考えていたが...設計図がなかったことに気が付いた。しかし偶然にロウが立ち寄ってもらったことにより入手する事が出来たのであった。そしてあの士官は一体何のモビルスーツを不正ルートを使って入手しているのか。どうぞ次回ご期待してくださったら嬉しい限りでございます。


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