MAGICLOGIC (奇術の魔術師)
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第1話 Fresh life

前々からやってみたかった作品です
どうぞ暖かい目で見てください



「……それで?俺死んだの?」

 

「そうだね」

 

「……マジかよ」

 

皆さんこんにちは

なんか俺、神様に殺害されました

 

「殺害じゃねぇよ。つか誰に言ってるんだよ」

 

でもなんか"死んじゃったから代わり別世界に行かせてあげる〜(*ノω・*)テヘ"と言われ心がムカムカします

 

「言ってねぇしそんな顔やってねぇよ。つかお前イライラしてるの?」

 

「いや割りとして無い」

 

「はぁ…」

 

"何この若造?なめてるの?"とか言ってる〜超怖い〜

 

「言ってねぇよ!!全く……話は大体分かったと思うがこれからお前は別世界に行って貰う。そこで第二の人生を歩むんだ」

 

「了解〜」

 

「……お前軽いな…前の世界はそんなに嫌だったのか?」

 

「う〜ん…まぁどっちかと言うと嫌より"暇"だったかな?」

 

「暇?」

 

「朝起きる、学校行く、遊ぶ、寝る、そしてまた起きる…これの連続……正直毎日がつまらない……俺はが死ぬ時思ったことはな、"こんなつまらない世界で死ぬとは"だよ?」

 

「……なるほどね……」

 

「しかし、俺はエラーで死んで、別世界に行く……これは楽しそうだなと確信したからな」

 

「……お前の行く世界は楽しいか楽しくないかはお前次第だぞ?」

 

「いいんだよ……少しでも変わるなら……それでいいんだよ」

 

「……そうか……これやるよ」

 

渡されたのは一枚のヴァンガードカード

 

「あれ?これヴァンガードのカードじゃん…つか俺のじゃね?」

 

「そうだ。お前のカードだ……そしてお前が最も愛用しているカード……」

 

……確かに俺はさっきまで、世界で流行しているカードゲーム『ヴァンガード』をやっていた

そして俺はこのカードが出た当時にヴァンガードをやり始めた

 

最初は慣れない能力だったが

次第に慣れてゆき

 

結果大会でも優勝することができた

 

沢山カードが出ても

 

このカードだけは手放さ無かった

 

俺のエースであり、切り札でもあるカード……

 

 

 

 

『ミラクルポップ・エヴァ』

 

 

 

コイツとは永遠に手放したく無かったカード

 

 

 

 

「……神様よ……あんがとな……このカードだけは手放したく無かったんだよ」

 

俺はカードを受け取った

 

もしその新たな世界でヴァンガードがなくても

 

俺はコイツだけは手放したく…

 

 

 

そうだったなぁ……つまんない毎日がコイツがいたからマシになったかもしれないなあ…

 

「そのカード何だが……」

 

「ん?」

 

「お前の行く新たな世界に必要になるカードだ」

 

「マジかよ」

 

「あとこれもな」

 

そう言って神様は住所が書かれている鍵を渡された

そして神様の後に大きな門が現れた

 

「この門をくぐると目の前が真っ暗になるが、目を覚ましたら新たな世界だ。そしてそこ書かれている住所に行け。そこがお前の家だ」

 

「あんがとよ神様……それじゃそろそろ行くよ」

 

「あぁ…新たな世界を楽しめよ少年」

 

俺は神様に最後の挨拶をして

新たな世界に向かった

 

 

 

「……これからもよろしくな……エヴァ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい……マイヴァンガード……」

 

 

 

 




ミスなどありましたどうぞ言ってください
次回もよろしくお願いします


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第2話 Another Life

時間があったので今回も投稿します




 

風が心地良い…

 

俺の身体は横たわっていることが良く分かる

 

……噴水の音も聞こえる、人の話し声も聞こえる

 

 

ここは多分何処かの公園だろう

 

俺は多分公園のベンチに横たわっていることだろう

 

頭の下には柔らかい物がある……

 

 

目を開けると

 

綺麗な青空と

 

 

 

耳が少し長く、銀髪少女の顔があった

 

 

「……」

 

「あら?起きましたか?マイヴァンガード」

 

「……エヴァ?」

 

「はい!ミラクルポップエヴァです!」

 

愛用カードが具現化してました

 

 

 

 

 

ーーー

ーー

 

 

 

 

「…つまりなんだ?エヴァはカードではなく、人間として俺と一緒に生活するのだな?」

 

「はい!そうなりますね!あ、でも私人間ではなくエルフですよ?」

 

「……」

 

まぁ別に良いんだけど……

一つの疑問が……

 

 

「なぁエヴァ」

 

「なんでしょう?マイヴァンガード」

 

「お前……肌たしか……水色と灰色が混ざった肌だったと思うだけど…」

 

たしかエヴァのイラストは人間の肌色だったばすだが…

 

「あ〜…確かにそうでしたね…なんででしょ??」

 

こっちが聞きたいよ…

 

「まぁいいや…これからよろしくな」

 

「はい!よろしくお願いしますマイヴァンガード!!」

 

コイツ……

猫のように懐いて来たぞ……

 

可愛い奴だな

 

「とりあえずこの住所に行こうか」

 

「はい!」

 

 

 

ーー

 

俺はとりあえず近くの交番まで行き

住所を探してもらった

 

「ここからですと……この先まっすぐ行って次の信号で左に曲がったらありますね」

 

「ありがとうございます。ここに来てまだ道が分からないので…」

 

「いいんですよ。では私はこれで」

 

俺は警察官にお辞儀をして

言われたとおりに道を歩いた

 

「あ!マイヴァンガード!神様からこの世界についてある程度教えて貰いました!」

 

「マジで?」

 

「はい!まず"我々"の住むこの星が地球です」

 

「…我々?てことは違う世界もあるのか?」

 

「はい。どうやらこの世界には違う世界があるのです、どうやら我々の世界と似ている世界が存在するのです」

 

「惑星クレイかな?」

 

「いや〜違うと思いますね。あ、あと神様からこれは重要だからと言われたのが一つのあります」

 

「なんだ?」

 

「サイレンです。この世界ではフォーリナーと呼ばれる存在がこの世界を侵略してくるのです」

 

「ふむふむ」

 

「なのでサイレンがなったらまず逃げましょ」

 

「なるほど……ではあの巨大な生き物はなんだ?」

 

俺が指をさすと

エヴァが後ろを向くと

 

そこには巨大な生物がいた

 

何かの生き物だと思うが

 

「あぁそれですね」

 

「ふーん……どうやって倒すの?」

 

「やっぱり戦うですよね〜」

 

「モチのロンだ」

 

「そうですね。ではこちらを使ってください」

 

エヴァがそう言うとポケットから何かを取り出した

 

「これを使って私と合体してください!」

 

「……は?」

 

「あぁ、正確にはヴァンガードにライドすると思って下さい」

 

「あ、なるほどね」

 

俺はそれを受け取り左耳につけた

 

「それでですね、『盟約』を探して押して下さい」

 

言われたとおりに盟約を探した

 

「これだな」

 

するとエヴァが俺に抱きついて来た

 

「私はマイヴァンガードにこのロジックを捧げることを誓います」

 

俺も無意識にエヴァに抱きついた

 

「俺も…このロジックを捧げることに誓います」

 

光眩い中

 

俺とエヴァはひとつになった





次回は主人公の名前
そして合体姿が出ます

どうぞ次回もお楽しみに


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第3話 magician

今回は少し長めです
そして下手な戦闘シーンですが

どうぞ暖かい目で見てください


眩い光の中

 

俺はエヴァと一つになった

 

 

 

黒いロングコート

所々に彩り豊かな宝石

 

そして手品など印象的な白手袋にシルクハット

 

見た目は完全に『手品師』

 

 

「へ〜これが合体状態か〜」

『はい!これで戦えます!』

 

「なるほどね…まぁいいや。武器はある?」

『ありません』

 

 

「……はぁ?」

『通常攻撃は"スペル"と言った物が複数存在します』

 

「なるほどね……」

『今頭の中に全てのスペルを流し込みますね』

 

「………10個しか無いのか…」

『これだけあれば十分ですよ』

 

 

「まぁいいや…ほなこの"Sin of arrogance(傲慢の罪)"を使うか」

『分かりました!』

 

「さぁ…ショーを始めようか」

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

『剣、今謎のフォーリナーのパラドックスゾーンが急激に低下している』

 

「どうゆうことですか?」

 

『分からない……しかし、現在フォーリナーと戦闘している者がいることまでは分かった』

 

「別のフォーリナーが戦っているのでしょうか?」

 

「それはないな。二体以上ならパラドックスゾーンは倍になるはず」

 

「それもそうね」

 

「とりあえず揺音はクロエと明日葉のフォローに入ってくれ」

 

「了解!」

 

「クロエは敵の正体が分からない以上無闇に攻撃は避けてくれ。俺の指示があるまでひたすら回避し続けてくれ」

 

「OK!任せてよ!」

 

「明日葉はクロエのバッグアップを頼む」

 

「…了解」

 

「俺は周りにいる市民を避難させる。いいな、最優先は市民の避難だ。これが終わればとことん攻撃していい!」

 

 

 

あるグループは作戦を立てた

このグループこそ別世界の侵略を食い止める組織

『ALCA』である

 

そしてグループは現場に向かった

 

 

 

 

 

そして彼らは思いがけない物を目撃する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「到着だ!皆気を引き締めろ!!」

 

「おう!」

「分かってるわよ!」

「……」

 

彼らはすぐさま目的のパラドックスゾーンに向かった

 

 

 

 

「グオオオオオオ!!!」

 

そこには巨大な謎の生物が居た

 

 

「うわでかぁ!!」

 

「コイツ…かなりのパワータイプじゃないの!?」

 

「いや待て…様子がおかしい…」

 

 

その巨大な生物はかなり苦しんでる様に見えた

すると次の瞬間

 

「おりゃぁああああああああああ!!!!」

 

巨大な生物に思っいきり顔面蹴りをしている人物がいた

 

 

「ちょ、ちょっと!?あれ素手で戦ってない!?」

 

「いや…定理者(ロジカリスト)じゃないか?」

 

「嘘!?新たなALCAのメンバー!?」

 

「局長!あれは誰です?」

 

『私にも分からない…とりあえず奴と一緒に戦かえ!」

 

 

 

 

ーー

 

 

「おら!!どうだ魔法の力(物理)は!!」

『圧倒的に暴力…』

 

「よっしゃ!次のスペル発動!!Miragemirror(幻覚の鏡)!!」

 

そう言うと

自分と同じ姿が二体も現れた

 

「よし!フィナーレにするぞ!!」

 

「「おう!」」

 

自分と同じ姿は一列に並び走り出した

 

「仕掛けるぞ!ジェットストリーム!アッ『言わせませんよ!?』」

 

叫んだのはいいが

見事に弾き返された

 

「やるな…」

『え!?何が!?絶対失敗する技やらないで下さいよ!』

 

「やりたかったんだよこれ」

「それな」

「本当にな」

『もぉ〜!!同じ顔で言わないで下さいよ!!』

 

すると巨大生物の尻尾が攻撃をしてきた

 

「おっと…これはまもr「アイギス!!」」

 

突如目の前に大きな盾を持った青年が現れた

そして俺を守ってくれた

 

「大丈夫かあんた!!」

 

「ん?あぁ…大丈夫だよ……つかあんた誰?」

 

「自己紹介は後だ。まずはコイツを倒すぞ!!」

 

「……いいね〜、うんじゃ倒すか!!」

 

そう言って自分の分身を消して新たなスペルを発動させた

 

RreedCopy(強欲に真似る)!!」

 

するとロングコートが形を変え

青年の持つ盾と同じ形に変わった

 

「!?」

 

「おら!!」

 

盾と変わったコートを生物にぶん投げた

 

そして見事に命中した

 

「キエエエエエエエ!!!!」

 

この攻撃にバランスを崩した

 

「!!今だ!!クロエ!明日葉!集中攻撃だ!!」

 

「分かった!!」

 

「了解…」

 

 

すると家の屋根を利用して高く飛び2つの剣を一つにして斬りかかる少女がいた

 

「ファイナルラストフィニッシューー!!!」

 

少女が叫んで斬りつけた

そしてそのとなりでは黒いパーカー少女がショットガンを持ち生物に撃った

 

かなり効果的で

生物ももう一歩でやられる

 

「少し背中を借りるぜ!!」

 

「え?ってどわ!?」

 

青年の背中を土台にして思いっきり飛んだ

 

Time of gluttony(暴食の時)!!」

 

スペルを発動させた瞬間

自分以外周りが遅くなった

 

正確には自分は超加速しているのだ

 

そして猛烈に殴った

 

何百、何千回も殴った

 

生物には鋭い痛みが何度も何度も味わっている

 

 

そして地面に着地すると

元の速さに戻った

 

そして怪物は少女達の攻撃に加え

何千回以上の攻撃をくらい

 

生物はみるみると砂に変わった

 

「さぁ…地獄で罪を数えろ」

『特撮ネタですね……』

 




次回
遅めの主人公の名前が出ます
次回もお楽しみに


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第4話 secret

前回、前々回で名前紹介してませんでした

今回は出ますので!!





無事見事に生物を撃破した

 

『トランス解除』

 

俺はエヴァとトランスを解除した

不思議に体が重い…

俺そのまま座りこんだ

 

「なんか…疲れるな…」

 

「無理もありません…初の合体、しかも戦闘なのでしたので」

 

すると他のメンバーもトランス解除した

 

「あ〜…さっき背中すまんかったなぁ…」

 

「いや…別にいいが…お前定理者(ロジカリスト)なのか?」

 

「そうだね……あぁ、自己紹介遅れたなぁ…俺の名前は……」

 

名前を言う前に力尽きた

そしてそのまま眠りについた

 

 

 

 

 

〜???〜

 

 

「……ここは?」

 

白い天井

そしてフカフカのベット

 

そしてとなりに寝ているエヴァが居た

 

エヴァの顔は何処か心配しているような顔で寝ていた

 

「目を覚ましたか?」

 

近くに座っているあの時に青年が居た

そしてそのとなりにはロングヘヤーの女性が立っていた

 

「……なるほどね…俺気を失ったのか」

 

「まぁね…もう一度聞くがお前は定理者(ロジカリスト)なのか?」

 

「そうだね……あの時まだ名乗って無かったな。俺の名前は七光舞尋(ななひかりまいひろ)だ。んでこっちがミラクルポップ・エヴァだ」

 

舞尋はエヴァの頭を撫でながら自己紹介をした

 

「そうか。俺の名前は剣美親(つるぎよしちか)だ。こっちが盟約者の」

 

「アテナです」

 

二人が自己紹介が終わると

 

「ふぇ…?マイヴァンガード?」

 

エヴァが目を覚ました

 

「おはよエヴァ」

 

「マ…マ…マイヴァンガードォオオオ!!!」

 

エヴァは泣きながら俺に抱きついて来た

 

「ははは…迷惑かけたみたいだね」

 

俺はエヴァの頭をまた撫でた

 

ーー

 

 

 

「ふむ…何処も所属してないならここに配属するといい。上の方では私が伝えよう」

 

俺はここの局長、ベェロニカ局長とお話をしてここにARCAのメンバーとして加わった

 

「しかし、貴様の戦い方……」

 

「とても興味深い!」

 

後ろからニシシと笑い声がした

振り向くと、何かの雑誌を読んでいる紫髪の少女が居た

 

「そうだな。貴様の戦い方は変形自在だな」

 

「そうですか?」

 

「これから仲間になるんだ。少しくらい教えてくれないか?」

 

そう言って局長は何かの端末機器を取り出した

 

「別にいいですよ……ただ、見た方が早いと思いますよ?」

 

「いいのか?……しかし…」

 

「体調は結構良くなりましたよ?まぁ、7つぐらいしか見せませんけど」

 

「構わない、では訓練に向かうか」

 

俺は局長に付いて行くことになった

 

 

ーー

 

訓練室に向かう最中、局長がいくつか質問された

 

「身勝手だと思うが七光、お前の所持してあった鍵を使いお前の家まで行ったんだ」

 

なんて身勝手な…

 

「お前……家族は居るのか?」

 

「はい?」

 

「いや……家には誰も居なかっただ……それどころか、部屋の中はベットも無ければ椅子もない……完全に空き部屋だったのだよ……少し大きなカバン2つ以外はな」

 

しまったな……

局長に、『転生者です!(*ノω・*)テヘ』

とか言えねし……

 

誤魔化すか

 

「あ〜、えっと、最近俺海外からここに引っ越し来たんですよ」

 

「一人で?」

 

「あの…あんまりそれには触れないで欲しいしですら…」

 

「あ、す、すまない…」

 

計画通り…

 

「(なんでしょう……マイヴァンガードの考えていることが分かってしまう……)」

 

「ではミラクルとは何処で出会ったのだ?」

 

「ボックs……公園で昼寝してたら勝手に膝枕されました」

 

「「……は?」」

 

「か、勝手とはなんですか!?マイヴァンガード!?」

 

「真実だろ?」

 

「ぐっ……論破できない……」

 

「でも〜?何だか二人とも昔から知っていたような口ぶりだし〜?」

 

「…まぁいいだろう…とりあえず二人の荷物……」

 

ふと局長は止まった

 

「…さっき"勝手に"と言ったな?」

 

「?何が?」

 

「いや…公園の昼寝だ」

 

「そうですね」

 

「……いやなんでも無い」

 

「?」

 

局長は何も言わず

また進んだ

 

 

 

 

 

「……(昼寝してたら勝手にやられた……つまり"初対面"同士になる……しかし、なぜ部屋には…七光の荷物と……ミラクルの荷物があるのだ?)」

 

 





次回
主人公のスペルの名前が出ます
次回もお楽しみに


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第5話 ability

今回は少しだけスペルの解説を入れました
どうぞ最後まで読んで下さい




七光は局長に連れられ

訓練室に入った

 

そこはかなり広い空間だった

 

そして局長は少し離れた

 

 

「ではもう一度合体(トランス)してみろ」

 

七光は頷き

エヴァと今一度、合体した

 

姿は代わり、またあの手品師の姿になった

 

「ふむ…合体姿は確認出来た…では少しスペルを見せてもらおうか」

 

「了解、エヴァ」

『はい!マイヴァンガード!』

 

そう言って七光はスペルを発動させた

 

Sin of arrogance(傲慢の罪)!」

 

そう言うと、七光はほんの少し赤く光った

 

「この状態では自分の運動性を一時的に高めるスペルです。例えば…」

 

七光は高くジャンプした

それは人間のジャンプ力を遥かに超えている

 

「すご……他の定理者(ロジカリスト)と比べ物にならないジャンプ力…」

 

七光は地面に着地して、今使っているスペルを解除した

少し赤く光ったのが消えた

 

「このように自分の能力を引き出せることができます……あと」

 

すると七光は合体姿を解除した

 

「!!大丈夫か!?七光!?」

 

「あ、はい…なんかやっぱり一つのスペルを発動すると体力が減るなぁ…」

 

「大丈夫ですか?マイヴァンガード?」

 

「今回はここまでにしよう……無理を言ってすまないな…」

 

「いえ……ですが、一応今現在持っている…とでもいいましょうか?…現在使えるスペルは10個です」

 

「10個も!?何がなんでも多すぎない!?」

 

「そうですか?……まぁ最初は少ないと思っていましたが、いざ使うと一つ一つのスペルにはかなりの体力消費がありました…現に今回使ったのは4つのスペルですね…あの時はかなりの体力がありましたが…やはり一日では4つが限界でしょうね……そう思えばかなり10個は多いですね」

 

七光はかなり疲れた顔で局長に話した

 

「そうか…やはり今回はやめた方がいいな……七光、歩けるか?」

 

「一応」

 

「今回はもうここまでにしよう。部屋を案内する」

 

七光は立ち上がり

局長に再び付いて行った

 

ーー

 

 

「…と、ゆうわけだ。今回から新たに仲間に加わった」

 

ある部屋に案内されると

そこは先程の剣とアテナに加え、さっきの戦闘にいた人達と初対面の人達がいた

 

「一応軽い挨拶はしろ」

 

「了解…一応、剣さんとアテナさんには自己紹介したと思いますが…七光舞尋だ…よろしく」

 

「盟約者のミラクルポップ・エヴァです」

 

剣とアテナ以外は二人を見てポカーンと口を開けている

それもそのはず、先程の戦闘ではかなりのトリッキーな戦い方をしていた人物が今ここに居て更には仲間になったのである

 

「一応…自己紹介は明日でいいですか?…さっきの確認で少々体力は失ったので…」

 

「それもそうだな。七光、ミラクルはそっちの部屋を使ってくれ」

 

「了解……?相部屋ですか?」

 

「そうだ」

 

すると眼鏡をかけた少女が話しかけてきた

 

「ここでは盟約者との絆を深める為に相部屋になっているのよ」

 

「そうなのか…所で君は…」

 

「今はいいわ。明日キチンと自己紹介してよね」

 

どうやら七光の疲れきった顔を察したのか

早めに休めさせようとしているのがよく分かった

 

「……そうですね。皆さん、また明日」

 

七光とエヴァは部屋に入った

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

部屋には二段ベットが置いてあり

机が2つと小さな冷蔵

そしてローソファが置いてあった

 

部屋の大きさも申し分ないぐらい広い

 

「疲れましたねマイヴァンガード」

 

「そうだな…」

 

「ベットは上の方がいいですか?それと下ですか?」

 

「そうだな…」

 

「……マイヴァンガード?」

 

すると七光は二段ベッドの下のベッドに倒れ込んだ

 

「マイヴァンガード!?」

 

エヴァが駆けた

 

「スゥ…スゥ…」

 

しかし、七光は寝ていた

 

「……フフ、今日一日大変だったですもんね……お休みなさいませ……マイヴァンガード」

 

エヴァは七光に布団を掛けておき

自分は上の方で眠りに付いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈スペル大図鑑 No.01〉

 

Sin of arrogance

『傲慢の罪』

 

 

七光舞尋の『スペル』の一つである

 

一時的に運動性が上がり、超人の力を得ることができる

その力はかなり制御は難しく

時々『飛び過ぎた』や『強すぎた』などが起こる

しかし、力の制限は余り存在しない為か、代償として肉体に悪影響を及ぼすことがある

例えば『強く殴り過ぎる』と、全身1ヶ月以上の筋肉痛が襲うことなどがある

なので力の制御はほどほどが良い

しかし、制御を小さくすれば肉体には悪影響は及ばすことは無い

 




次回もお楽しみに


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第6話 good morning


今回も少なめです
そしてあのキャラも登場します


「……」

 

七光は目を覚ました

この世界に来て2日目

彼は前世の世界よりも確かに楽しめている

 

そして七光はあることに悩まされている

 

「ムニャムニャ…マイヴァンガード…」

 

目を覚ますとそこには盟約者でもあり相棒でもあるエヴァである

いわゆる添い寝状態である

 

「…以外とデカイな…」

 

七光は自分の胸に当たっているエヴァの柔らかい胸にどこか満足顔でいた

 

「……」

 

七光はエヴァの耳をみた

普通の人間とは違って先っぽが尖っている

よく漫画やアニメに出てくるエルフ耳である

 

そもそもエヴァは種族がエルフであるから

エルフ耳は当たり前である

 

「……」

 

七光はその耳を触った

 

「…本物だ…」

 

人間と同じ柔らかさと人肌と同じ温かみもあった

 

「何やってるんですか?マイヴァンガード?」

 

目を覚ましたエヴァが七光に話しかけた

 

「……」

 

七光は無言でベッドから立ち上がった

 

「逆に聞くがなぜ俺の所で寝ているんだ?」

 

「……」

 

エヴァも無言でベッドから立ち上がった

 

「それはそれで…あれはあれで…」

 

「……ならさっきやったことは添い寝でチャラな」

 

「……いいでしょう…」

 

二人はそのまま立ち上がり

部屋に置いてあった白色のジャージを手にとり

 

仕切り用のカーテンを広げ

お互いに見えない状態で着替えた

 

そして二人共部屋から出た

 

すると部屋の外ある椅子に寝転んでいる金髪の青年が居た

歳は七光と同じようで、同じジャージを着ていた

 

「君は?」

 

その金髪の青年は立ち上がり七光の側まで歩いた

 

「俺のロジックが言っている。お前はいつか俺の良きライバルになると」

 

「「……」」

 

その青年は急に変な事を言い出した

二人は少し引いていた

 

「あ〜…えっと、初めましてかな?俺は…」

 

「安心しろ、お前の名前は知っている。そしてその盟約者の名もな!しかし、俺のロジックが言っている…その盟約者では俺の器には収まり切れないとな!」

 

「「……」」

 

正直七光とエヴァは呆れていた

そして二人はある事に気が付いてしまった

 

「「(ナルシスト…)」」

 

二人の目は遠くを見つめていた

 

「おっと…これは失礼したな…俺は二人を食堂まで案内する為にここに来たんだった…では案内するぞ」

 

「「(こいつ面倒くせぇ…)」」

 

七光はその青年に着いて行った

 

「所であんた…」

 

「あんたではない。オルガ・ブレイクチャイルドだ」

 

「あ、はい(面倒くせぇ…)」

 

「所で何の用だ?」

 

「いや…名前を聞きたかっただけだ」

 

「そうか」

 

「「「……」」」

 

なんとも言えないぐらいの謎の空気が漂っていた

オルガを除いて

 

「ここだ」

 

オルガが扉を開くと

そこには昨日の人達が居た

 





次回はキャラ全員集合です


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第7話 rookie


最近忙しくてなかなか作業が進みませんでした
本当に申し訳ないです


 

扉を開くと

そこに居たのは昨日の人達

自分達と同じ白のジャージを着ている

 

「……」

 

全員不思議な事に無言になっていた

すると七光は右手を握り拳にして自分の胸の位置まで持ってきた

すると次の瞬間、その握り拳はパッ!と開くとそこには小さな白いハトが居た

 

その場に居た全員は少し驚いたが無意識に「おぉ〜!」といい拍手までしてくれた

隣に居たオルガも「おぉ〜!」と言った

 

「昨日は突然ですまないな。まだ自己紹介してなかったな、俺は七光舞尋だ。こっちは盟約者の」

 

「ミラクルホップエヴァです!」

 

皆は再び拍手をした

 

「ちゃんと自己紹介できるのね。何処かの人とは違って」

 

「うぐ…」

 

眼鏡をかけた女性が剣を少し睨んだ

あの顔は察するにきっと昔キチンと自己紹介してないないことが分かる

 

「それにしてもさっきの手品凄いわね〜!なんだか私惚れちゃいそう〜♡」

 

ピンク色髪の女性が目を輝かせて言った

 

「あはは…では今度はオルガさんと剣さんとアテナさん以外は名前を知らないので、自己紹介お願いします」

 

「それもそうね…私は揺音玉姫(ゆりねたまき)よ。こっちが盟約者の」

 

「ヴィーナスだよ〜、貴方のマジックにラブリ〜!」

 

「私はクロエ・マクスウェル!今度私と一緒に走り込みしない?」

 

「君の走り込みはたまにいやになるだけど…私はこの子の盟約者、ヴァルキリーだよ」

 

「…明日葉学(あすはまな)…よろしく」

 

「あらあら…私はこの子の盟約者、アルテミスです。以後お見知りおきを」

 

「わ、私は最近配属されました七星縁(ななほしゆかり)です!あ、なんだか私と同じ七が付くのでよ、よろしくお願いします!」

 

全員の自己紹介が終わると

七光は盟約者の名前に違和感を覚えた

 

「…なぁ、盟約者の皆さんは何かの女神なんですか?」

 

七光は盟約者全員に質問をした

 

「そうよ。私達はテトラへブンと呼ばれる世界から来た女神よ」

 

「そうですか…まぁ、良いでしょう。これからよろしくお願いしますね」

 

ここにいる皆はお願いしますと言ってくれた

 

そして朝ご飯を皆で食べた

 

食べ終えた頃、放送が流れた

 

『七光、ミラクル、速やかに支部室の所に来い』

 

声の主はベェロニカ局長であった

 

「お呼び出しか……まぁいいか」

 

七光は立ち上がるとミラクルも立ち上がった

すると剣が呼び止めた

 

「七光、お前場所分かるのか?」

 

「適当に人に聞く?」

 

「いや…聞くより俺達に頼れよ。俺達は仲間だろ?」

 

「……そうだな。なら案内を任せても大丈夫か?」

 

「あぁ」

 

するとアテナも立ち上がり

 

「私も行きます美親さん」

 

七光とミラクルは剣とアテナに支部室まで案内することになった

 





そろそろアニメも最終回ですね
でも投稿は続けます

カードゲームもなかなか面白いですしね


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第8話 Let's go Now


お久しぶりです
学校が忙しくなかなか作業が進みませんでした

あとアニメも終わりましたけど
この作品はまだ続きますよ

それではどうぞ





「それにしてもさっきのマジック凄かったな」

 

「あれは鳩を用いるマジックの基本中の基本」

 

「いや……マジックの基本とか知らないんだけど…」

 

「はは、いずれ分かる時がくるさ」

 

「なお私は脱出マジックが得意です」

 

「脱出マジック?」

 

「えぇ。でもほとんどが脱出マジックで有名なものですけど」

 

「例えば?」

 

「箱に入って、その箱燃やして、脱出?」

 

「何故疑問形だ…」

 

「でも、みんなを驚かせることは凄いことですよ?」

 

「そうだね…まぁ俺のロジックは『人々に驚きと幸せを贈る』ことだからね」

 

「いいロジックじゃないか」

 

「あんがとよ」

 

「そうこうしてる内に着いたぞ」

 

「では私達は少し用があるので失礼します」

 

 

 

 

 

そんなこんなで二人は支部室に入った

 

 

その同時刻

 

 

ある者が街に居た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ここはどこでしょう?」

 

白い服をきた青年

 

髪の色は爽やかな空色のような青色

 

身長は170はあるだろう

 

 

その青年の傍らには

 

黒い服は着た男性が立っていた

 

目は赤黒く

 

服の所々に赤いリングが釣りさられている

 

 

そして目の下のあたりには

 

 

 

赤い線があった

 

 

 

その男性の手には

 

 

ドーナッツ袋を持っていた

 

 

 

「グレンディオス、ここはどこでしょう?」

 

「さぁな?モグモグ…とりあえず…モグモグ…転生は成功したようだな」

 

「そうだね…ここから始まる第二の人生…」

 

「とりあえず…モグモグ……ARCAとゆう所に行こう」

 

 

すると、街の中でサイレンの様な物がなり始めた

 

 

「なんだ?」

 

 

 

『警告!パラドックスゾーンが展開されます!至急避難して下さい!』

 

 

その警告とともに空から謎の門が開いた

 

 

「あれか…」

 

 

「モグモグ…練習がてら倒すか…」

 

 

「そうだね…」

 

 

 

 

 

 

 

場所を変わってARCA本部

 

 

 

 

七光は支部長と話をしている時に部屋からサイレンがなり始めた

 

「何事だ!?」

 

『ベェロニカ局長!フォーリナーが現れました!』

 

「すぐに定理者を送れ!」

 

「ニシシ…こんなタイミングでフォーリナーねぇ…」

 

「七光、エヴァ、君たちもすぐに迎え」

 

「「了解!」」

 

すると七光はポケットから大きな布を取り出した

そしてその布を自分とエヴァを包み込むようにした

 

そして突如その布はひらりと地面に落ちた

 

包んだはずの二人の姿はどこにもなかった

 

 

「おぉ…すごいわね」

 

「……あいつ等は一体何者なんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

 

「みんな!先に市民を避難が最優先だ!」

 

「分かってるわよ!」

 

揺玉が出現用の乗り物に乗ろうとした時

 

「きゃ!」

 

揺玉は少し驚いて降りた

 

「どうしたの?」

 

ヴィーナスが中を覗くと

 

そこには七光とエヴァが居た

 

「あれ?話しは終わったのか?」

 

「うんや?まだだけど」

 

「え?」

 

「私達、今乗ったばっかですよ?」

 

「あ、ありえない!さっき二人は支部室に行ったのよね!?今の放送があっても、あの距離からここに来るのは…」

 

 

「手品です」

 

「はい!瞬間移動の手品です!」

 

 

「手品のレベルじゃねぇな…」

 





次回は新たなキャラが登場します
お楽しみに


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