神王という化け物と幼馴染の神友達 (神王龍)
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第一章ー天界/幼少・初等部編
オープニング(第零話)ー幼馴染たちとの出会い


今回は、幼少期です!

それではどうぞ!


ー神王の城ー

 

竜司 side

 

「ん〜起きた〜」

「竜司様ご起床なされたのですね。

今から食事ですのでどうぞお席に座ってお待ちください。」

今日も良い天気!僕もご飯を食べたら外にばれないように出かけてみよう!

〜食後〜

「よし、誰も居ないね?行くよ」スタタタタッ

「あれ竜司様がいません!」

「探せ!あいつは神王の大切な息子だ!」

「「「「はっ!」」」」

 

ー城下町ー

「うわぁー綺麗だなぁ」ドンッ

「あ、すいません…」「いったい!もう!ちゃんと前見てよ!」

「ご、ごめんなさい」

「あ、そうだあなたも私たちと遊ぶ?」

「えーこいつと?」

「そうだよ、知らない子だよ?」

(三人とも可愛いなぁ)

「い、いいの?」「うん、いいよ」

「ありがとう」ウルウル

「な、泣くほどの事!?」

「だってずっと遊ぶ『友達』なんて居なかったから…嬉しくて…!」ウルウル

「と、友達!?」

「ち、違うの?」

「違くないよ!じゃあ私たちが最初の遊び友達だね」

「まぁそうだよねー」「うんうん楽しい友達だよ!」

「よかった…!」

(三人とも優しいな♪」ニコッ

「「「ふぇ!?////」」」

「?どうしたの?」

「ううん、なんでもない。じゃあ行こっか」

「「「うん!」」」

 

ーとある空き地ー

「おーい三人とも〜」

「お、来たか」

「そうみたいだね」

「あの子誰だろ?」

「誰だろね」

「彼はさっき出会った、えっと」

「竜司だよ。よろしくね」

「私たちも言ってなかったね。私は大野綾、よろしくね」

「私は塩田あかり。よろしく」

「私は高昌みのりだよ!よろしくね!」

「俺は佐伯虎次郎だよろしく」

「僕は不二周助、よろしくね」

「僕は日暮翔太だよ。よろしくね!」

「私は八神正枝。よろしくね」

「みんなに言いたいことがあるんだ!僕と友達になってほしい」

「「「「いいよ?」」」」

「ほ、ほんと!?」

「「「「うん(おう)」」」」

「よかった!」

(みんな本当に優しいなぁ)

「よかったね竜司」

「うん、ありがと綾」ニコッ

ドキッ「う、うん///」

(どうやったらこんな笑顔が出来るのかな?)

「よし、じゃあ遊ぼうぜ!」

「「「「「「「おおーー!」」」」」」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

−夕方−

「それじゃあまた明日。」

「うんバイバーイ」

「みんな本当に優しかったなー。よし帰ろう!」

 

「ねぇ、みんなは竜司のことどう思う?ちなみに私は好きかも知れないんだー」

「うーん僕も良い子だと思うよ?」

「僕も思う!なんか頼りないけど優しい感じかな」

「俺もかな。竜司ってやつは、頼りないと思うけど優しいよな」

「私はなんか可哀想な子なのかなって思っちゃった」

「?どうして?」

「だって楽しそうだったけど流石にはしゃぎすぎてて嫌われてるのかなって」

「考えすぎだよ」

「私は嫌い!泣き虫だもん!」

「私も嫌いかな。なんか隠し事してたし」

「うーんじゃあここからはみんなバイバイ」

「おうまたなー」

「「「「「バイバーイ」」」」」

 

side change

 

三人称 side

 

ー神王の城ー

「ただいまー」

竜司がドアを開けると右大臣がおり、竜司を怒鳴る。

「こら!化け物!今までどこに行ってたんだ!心配したんだぞ!」

「ごめんなさい。天気が良くて外に遊びに行ってたんだ。」

パチンッ!

右大臣が怒りで竜司の頬をたたく。

「っ!痛いよ、右大臣」

「右大臣じゃない!様をつけろ!」

「はい、右大臣様」

「もういい!部屋に戻ってなさい!」

「はい…」

 

 

ー竜司の部屋ー

「ううっやっぱりもうみんなとは会えないのかな…」ポロポロ

部屋では竜司は泣いていた。

「竜司様…」

影から一人の天使が竜司を見ていた。

 

〜次の日〜

 

−朝−

 

ー空き地ー

「お待たせ〜」

「お、やっと来たかよ」

「今日、竜司は来てないの?」

「来てないよ、何かあったのかな?」

「まぁ明日には来るって」

「そうだねじゃあ遊ぼ!」

そこでは竜司を忘れずに、遊ぶ少年少女たちがいた。

ー竜司の部屋ー

「こら!竜司出てきなさい!」

「嫌だ!外に行っていいって言うまでは出ない!」

「何を!?調子に乗るな!!」

「うるさいよ…パパは何処?」ウルウル

「パパはここに居るよ、竜司。」

その声は正しく竜幻の声だった。

「パパ、外に行きたいよー」

「いいよ、よし。私と一緒に行こう?」

「うん!」

「神王様何を!?ふざけるのもいい加減に…」

「ふざけてるのはお前だ!右大臣!私の息子になんてことをするんだ!」

「君は国から追放だ!」

「そんな事をしたらこの化け物の存在をばらすぞ!」

「ばらせばいい!そんなもの竜司に入れてしまった私の責任だ!だが、信じないと思うがな」

「チッ!」

竜幻との口論に負け去っていく右大臣。

キィー

竜司が部屋から出てくる。

「よし、外に行こう?」

「うん!」

 

−昼−

「来るかな?竜司」

「来るんじゃね?分かんねぇや」

「僕も分からないや」

「おーーい皆ーー」

「お、きたきたってあれ?隣で手を繋いでいるのって…」

「「「「「「「神王様ぁ!!!?」」」」」」」

竜司の隣にいる竜幻を見てみんなが驚く。

「ん?どうしたの?皆」

「竜司って神王様の息子?」

キョトンとした竜司に綾が聞く。

「うん、そうだよ?それがどうかした?」

「なんで、なんで黙ってたんだ!俺らになんで言わなかった!」

「それは…友達になれないと思ったから…」

小次郎の言葉に竜司はそう答える。

「最低だよ…竜司の事友達だと思ってたのに…」

「やっぱり隠し事してたんだー」

綾とみのりが竜司にそう言った。

「皆は僕の事嫌い、なの?」

「「「「「「うん…」」」」」」

「当たり前だ!神王家の人間なんか関わりたくねえ!」

竜司の質問にみんなが肯定する。

「そっか…嫌いなら仕方ないよね…元々後からみんなと遊んだもんね…。

みんなの幸せに混じろうとしちゃったんだ…ごめんね…」ポロポロ

竜司は泣きながら謝る。

「パパ、行こっか…他にも回ってみたいところがあるんだ!」ニコッ

「竜司…よし、今日は特別だ。色んなところに連れてってやろう!」

(ごめんな竜司。私のせいで…)

竜幻は心の中で謝っていた。

「早くどっか行けよ!」

「うんじゃあ、さよなら」

 

「ねぇ、本当に良かったのかな?竜司は神王家なだけで何もしてな「うるせえ!」

ごめん…」

翔太の言葉を遮る虎次郎。

「うるさいのは虎次郎だよ!

折角僕の事友達だって言ってくれたのにもう会えないじゃないか!」

「しらねぇよ!別に神王家なんざクズだろうが!」

「そんなのわからないだろ!!」

虎次郎と周助が言い争う。

「二人ともやめて!」

「「!?」」

綾がそう言った。

「別にいいよ、隠してた子の事なんか忘れよう?」

「そうだな…」

「綾…」

二人が静かになる。

「じゃあ今日はもう解散!」

「「「「「「「バイバーイ!」」」」」」」

 

ー神王の城・竜幻の部屋ー

「パパ、やっぱり悲しいよ…」ポロポロポロポロ

「よしよし竜司にはきっといつか大切な友達が出来るさ」ナデナデ

「うん」ポロポロ

「竜司は何も悪くないのに…」

「そうだよ!竜司は何も悪くないんだ!悪いのは右大臣なんだぁ…」

「ありがとう健吾兄さん、健斗兄さん」

「来年は遂に小学校だ。頑張れよ!」

「うん!」

 

〜1年後〜

 

「ここが小学校かぁ」

竜司は一年生としてホーリー学園初等部に入学する。

 

side out

 




今回は、幼馴染と会いました!

次回は、幼少期の一年後です!

乞うご期待!


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キャラ設定

神王 竜司(しんおう りゅうじ)

 

容姿

 

黒髪にショートで目は茶色っぽい

 

性格は誰にでも優しい。

 

ただしキレると一人称が僕になり、怒りの矛先が向いたら最後、容赦無く潰される。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は紺色のタンクトップに黒いロングジャケット(遊戯王の海馬みたいな感じ?)にジーンズ

戦闘服としても使う。

 

他には紫のパーカーに青い短パン。

 

(夏はジャケット無し)

 

靴は赤と白のスニーカー

 

鋼鉄の手袋(軽量化)

 

武器

妖刀10本(後ろの腰に2本腰に8本)

LORD OF SWORD(ロード・オブ・ソード)

二本の槍

巨大な青い弓

 

能力

幼少期は、泣き虫で何も力はない。

身体能力が高く、足が神速の速さとなる。キック力が山一つを砕くほど。

属性の攻撃は効かない。(毒も効かない)

刺されたり撃たれたりしても、再生と言うだけで回復する。

(なんでも治る。)

ほぼ不死身。(これは、家族全員)

料理は得意である。(主に家族に作っていた為)

なんでも出来るが竜幻にみんなの前で力を出すなと言われている。

と言うか面倒くさがり。

自分より人の幸せを手伝う。

その為に自分が傷つこうがどうでもいいと考えている。

が、周りは化け物と呼び、恐れる。

神王の血(BOOLD OF GODKING)

全眼の力(THE POWER OF THE EYE)

天龍の目、神龍の目、天使の目、神の目、神王の目がある。

 

回転流(かいてんりゅう)

覇王拳(はおうけん)

無限流(むげんりゅう)

神速流(しんそくりゅう)

シールド(SHIELD)

(と言うかオートでシールドを張っている)

テレポート(TELEPORT)

《契約》

竜司の体にはダークという悪魔、エンジェルという天使、ゼロという堕天使が居る。

ダークと融合し悪魔王ダークネスに、エンジェルと融合し天使王エンゼルスになる。

ゼロとは融合すると堕天使ゼロナルになる。

(竜司は自分で普通に堕天使化すると第四段階まで進化することができます!

堕天使、堕天王、堕天神、堕天神王です…。)

竜司の額には

DRAGON MASTER(ドラゴン マスター)の証であるドラゴンが記されている。

最初は家で大切にしまってあるただの宝玉。

(様々なドラゴンを呼べる。火龍、水龍、白龍、黒龍、雷龍、風龍、氷龍、炎龍、

神龍、天龍がいる)

そのまんま二本の槍。

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜司の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

(属性ごとに髪の色が変わる)

複合も可能でより強力になる。

(雷と闇に光のみ自らの力で発動させる事が出来る。)

 

備考

翔太たちとは幼馴染。

家族を傷つけられるのは許せれない。

 

一人称 俺or僕

 

二人称 お前or君

 

幼少期 僕

 

家系

 

彼の家系は長男健吾、次男健斗、三男竜司、四男竜太、

五男良吾、六男信斗、長女沙樹の7人兄妹に、父親竜幻、母親沙羅、じいちゃん竜丸、

この大家族。

 

唯一堕天使が入っており化け物と市民から呼ばれている。

 

近衛部隊隊長のバンカールとは竜司が剣を交え特訓を受けた唯一の人物。

 

四次元の森の扉は竜司しか開けれず、そこには全ての竜司の刀と(無限を超えている)、

3本の木刀、2本の槍と、1本の両剣(分裂して二刀流になれる)、10本の妖刀がしまってある。

 

幼馴染の綾たちと付き合う。

 

長女で妹の沙樹とは仲が良い。

 

神王竜太(しんおうりゅうた)

容姿

 

黒髪にショートで目は灰色。

 

竜司とほぼ姿が同じ。

 

性格は優しいが怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

竜司の服装の白いバージョン。

 

武器

 

二本の剣。

 

DOUBLD OF SWORDLORD(ダブル・オブ・ソードロード)

能力

神王の血(BOOLD OF GODKING)

神速流(しんそくりゅう)

 

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜太の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

複合も可能。

(氷と風と光のみ自らの力で発動させる事が出来る)

備考

 

竜司とは双子のせいか考えてる事も一緒で家族を傷つけられるのは許せない。

 

不死身である。

 

兄である竜司の処遇に怒っている。

 

日暮 翔太(ひぐらし しょうた)

 

容姿

 

茶髪にショート目は赤色

 

性格は最低な奴、嫌いな奴に対してはケンカ腰だが

竜司たちには優しい

 

服装

 

学校では制服。

 

私服はオレンジのTシャツと緑のジャケットに赤いハーフパンツ

(夏はジャケット無し)

 

靴は黒と赤のスニーカー

 

武器

小刀3本

 

ナックル

 

能力

 

ジークンドー

 

BLOOD OF ASSASSIN(アサシンの血)

 

備考

 

竜司たちの親友であり、幼馴染。

 

火走 恋華(ひばしり れんか)

 

容姿

 

赤髪にツインテールで目は緑色。

 

性格はじゃじゃ馬と言われている。

 

服装

 

学校では制服。

 

赤と白のワンピース。

 

靴は赤色のスニーカー。

 

備考

 

ツンデレでみんなを困らせる。

竜司と付き合う。

 

火走 愛華(ひばしり あいか)

 

容姿

 

同じく、青髪のツインテールで目は緑色。

 

性格も一緒でじゃじゃ馬と言われている。

 

服装

 

学校では制服。

 

青と白のワンピース。

 

靴は青色のスニーカー。

 

備考

 

同じくツンデレで、みんなを困らせる。

竜司と付き合う。

 

不二 周助(ふじ しゅうすけ)

 

容姿

 

茶髪にショートで目は青色。

 

性格は優しいが、怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

青のパーカーに茶色のハーフパンツ。

 

備考

 

正枝と付き合う。

 

竜司たちとは幼馴染。

 

八神 正枝(やがみ まさえ)

 

容姿

 

黒髪にポニーテールで目は茶色。

 

性格は温厚で大人しいが、怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

白と青のワンピースに青のリボン。

 

靴は動きやすいピンクと白のスニーカー。

 

備考

 

竜司たちとは幼馴染。

周助の恋人。

 

佐伯 虎次郎(さえき こじろう)

 

容姿

 

赤髪にショートで目は茶色。

 

性格は温厚で優しい。

 

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は赤いTシャツに茶色の短パン。

 

備考

 

竜司たちとは幼馴染。

塩田 あかり(しおた あかり)

 

容姿

 

茶髪にショートヘアの黒っぽい目。

 

性格は怒りっぽいが、普通にしてると大人しい。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は明るい白のTシャツに短パンの活気な服装。

 

備考

 

竜司と付き合う。

竜司たちとは幼馴染。

 

大野 綾(おおの あや)

 

容姿

 

茶髪にショートで目は藍色。

 

性格は厳しい時と優しい時がある。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は青いワンピースに青いリボン。

 

靴は白と青のスニーカー。

 

備考

 

竜司と付き合う。

竜司たちとは幼馴染。

 

高昌 みのり(たかよし みのり)

 

容姿

 

茶髪にポニーテールで目は茶色。

 

性格は大人しく、怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

緑のTシャツに藍色のジーンズ。

 

靴は白と黄色のスニーカー。

 

備考

 

竜司と付き合う。

竜司たちとは幼馴染。

 

波風 零(なみかぜ れい)

 

容姿

 

金髪にショートで青色の目。

 

性格は優しいが仲間に何かあると怒る。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は緑のパーカーに肌色のジーンズ。

 

武器

 

トランプ

 

所有

 

トランプのセット×4

 

備考

 

真白とは付き合っており、ラブラブである。

GOD Soulsの副将。

 

川愛 真白(かわあい ましろ)

 

容姿

 

黒髪にショートで眼鏡をかけてて、目は茶色。

 

靴は青のスニーカー。

 

性格は温厚。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服はオレンジのワンピース。

 

靴はオレンジのヒール。

 

備考

 

零とは付き合っており、ラブラブ。

 

神王 健吾(しんおう けんご)

 

容姿はあまり竜司達と変わらない。

 

変わるのは髪が黒髪。

 

服装

 

黒のタンクトップに赤の短パン。

 

靴は黒と赤のスニーカー。

 

武器

 

ナックルグローブ

 

能力

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜太の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

複合も可能。

(炎と光のみ自らの力で発動させる事が出来る)

 

ニコラと付き合っている。

 

神王 健斗(しんおう けんと)

 

容姿はあまり竜司達と変わらない。

 

変わるのは髪が青髪。

 

服装

 

メガネをかけていて、青のワイシャツに肌色の長ズボン。

 

靴は白のスニーカー。

 

武器

魔法の本

 

能力

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜太の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

複合も可能。

(水と光のみ自らの力で発動させる事が出来る)

 

備考

神王家次男。

ニコルと付き合っている。

 

 

神王 良吾(しんおう りょうご)

 

容姿はあまり竜司達と変わらない。

 

変わるのは髪が緑髪。

 

服装

 

緑のパーカーに青の短パン。

 

靴は緑と白のスニーカー。

 

武器

 

三又の槍

 

能力

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜太の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

複合も可能。

(木と土と光のみ自らの力で発動させる事が出来る)

 

備考

 

神王家五男。

 

神王 新斗(しんおう しんと)

 

容姿はあまり竜司達と変わらない。

 

変わるのは髪が白。

 

服装

 

白のパーカーに黒の長ズボン。

 

黒のスニーカー。

 

武器

 

二丁の短銃

 

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜太の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

複合も可能。

(闇と風と光と氷のみ自らの力で発動させる事が出来る)

 

備考

神王家六男。

神王 沙樹(しんおう さき)

 

容姿

 

茶髪にロングで目は茶色っぽい。

 

性格優しいが竜司にだけ甘える。

 

服装

 

黒のワンピースに白と黒の靴。

 

武器はないが、治療を主に行う。

 

能力

回復魔法

 

備考

 

神王家の長女で5番目に生まれた。

 

兄である竜司が大好きで綾たちもそれを見て嫉妬するほど仲が良い。



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第一話ー初等部と再会

今回は、学校入学式です!

それではどうぞ!


ーホーリー学園初等部ー

 

三人称 side

 

「ここが学校かぁ〜」

「兄さん楽しそうだね」

今竜司に話しかけたのが双子の弟である竜太だ。

「うん?そう見える!?」キラキラ

「う、うん見えるよ」

二人はそう言いながら入ろうとする。

と、先生が話しかけてきた。

「ちょっと君たち、新入生だよね?遅刻だよ」

「「ええ!?」」

先生の言葉に驚く2人。

「兄さんがこの時間って言ってたのにー」

「どうしてだろう?」

「君たちのお兄さんは誰?」

「そ、それは…」

「言えないって事は嘘なんだね、嘘はいけないよ嘘は。」

「嘘じゃないです!兄さんは…「俺の弟たちがどうかしました?先生」

「「賢吾兄さん!」」「よぉー遅刻だけどお前らは違うんだぜ?」

「な、健吾様の弟!?あ、養子ですか」

「「違うよ?」」

「な!?」

「実の弟です。それでは失礼」スタスタスタ

「兄さんこの後どこに行くの?」

「職員室だよ」

「おー!竜太職員室だよ!」キラキラ

「そ、そうだね…」

相変わらずの兄に呆れる竜太だった。

ー職員室ー

トントン

「失礼します、神王健吾です。弟二人を連れてきました」

「「?」」

健吾の言葉を疑問に思う二人。

「そうかそうか君たちが双子の兄弟か」

「「校長先生?」」

「そうだよ、校長先生だ。よろしくね二人とも」

二人の質問に肯定する校長先生。

「「はい!」」

「いい返事だ」

「先生、二人が俺の弟なのは内密に偽名でお願いします。」

「ええ、そうしよう」

「ありがとうございます!」

「「ありがとうございます!」」

健吾の条件を肯定する校長先生に三人はお礼を言った。

ー運動場ー

「えー皆さん今日は紹介したい二人がいます。」

「新入生で学年主席と次席を取った、聖王竜司君と聖王竜太君です」

「「よろしくお願いします」」

「それでは、新入生のみなさんは自分の教室へ行ってください。」

 

ーAクラスー

「おー教室だー」

「兄さん友達出来るといいね!」

「うん!」

「えーそれでは自己紹介から。」

「まず〜〜」

「次、大野綾さん」

「はい!大野綾です!よろしくお願いします」

(綾さんも居たんだ…)

「次は〜〜」

「次は佐伯虎次郎君」

「はい!佐伯虎次郎です、よろしくお願いします!」

(彼も居るのか…)

「次は塩田あかりさん」

「はい!塩田あかりです!よろしくね!」

ギロッ(睨まれたや…そんなに嫌いなんだ…)

「次、聖王竜司君」

「はい!兄の聖王竜司です。よろしくお願いします」

「次、聖王竜太君」

「はい!弟の聖王竜太です。よろしくお願いします」

「次は〜〜」

どんどん順番が回る。

「次は、高昌みのりさん」

「はい!高昌みのりです!よろしく!」

(彼女もか…)

「次は〜〜」

また順番が回っていく。

「次は火走恋華さん」

「はい!姉の火走恋華ですよろしく!」

「次は火走愛華さん」

「はい!妹の火走愛華です!よろしくね!」

(彼女たちは友達になってほしいな!兄弟と姉妹だし)

「次は、不二周助君」

「はい。不二周助です!よろしくお願いします」

(周助君だ…彼は大丈夫なのかな?)

「それじゃあ次は〜〜」

また進んでいく。

「次は、八神正枝さん」

「はい!八神正枝です!よろしく!」

「次は〜〜〜…これで自己紹介は終了です。今から休み時間とします」

こうして自己紹介が終わった。

「やぁ、久しぶり竜司君」

「あ、周助君。久しぶり」

「ちょっ周助関わるなってそんな奴なんか…「虎次郎は黙ってて」チッ」

周助がそう言うと虎次郎が去っていく。

「竜司君!僕は君の友達だよ!」

「ありがとう!周助君!その、じゃあ弟とも、なって貰ってもいい?」

「良いよ!」

「竜太〜」

「ん?何〜兄さん」

「こっちが僕の友達の周助!で、こっちが僕の弟の竜太」

「「よろしくね」」

握手を交わす二人。

「やったー竜太にも友達出来たー」

「ありがとう兄さん、周助さん」

「うーん呼び捨てでもいいかな?」

「いいよ!僕たちもそうしていい?」

「ありがとう!勿論だよ!」

「「ありがとう!」」

 

−昼−

「それではまた明日。さようなら」

「「「「「「「「「さようなら!!」」」」」」」」

「じゃあ二人ともまた明日!」

「「うん!バイバーイ!」」

「今日は楽しかったね!兄さん!」

「そうだね!明日は身体能力のテストかぁ〜どうするんだろう僕たち」

「あー父さんが何か言ってくれるのかもね」

「だね!父さんだもんね」

二人がそんなことを言うと、

ー神王の城ー

「ヘックシュンッ!風邪か?」

その時竜幻がくしゃみをしたのだった。

 

ー帰宅路ー

「おい、お前ら金だせや」

「先輩にはお金払わないとなぁ?」

先輩と思われる二人が竜司たちに話しかける。

「?僕たち持ってないですよ?」

「チッなら高価な物は!」

「無いですよ?」

「使えねぇ」

「おいお前ら!何してんだ!」

「うわ!やばい賢吾だ逃げろ」

二人をカツアゲしていた二人は逃げて行った。

「ほら、行くぞ」

「「うん!」」

 

ー神王の城・食堂ー

−夕方−

「ねぇ父さん!あの時の周助君が僕と竜太の友達になってくれたんだ!」モグモグ

「そうなんだよ!父さん!」モグモグ

「おー二人ともよかったなー」モグモグ

2人の言葉に感動する竜幻。

「それじゃあ食べたらお風呂に入って寝るんだよ?」

「「はーい」」

 

〜次の日〜

−朝−

「うぅーん竜太おはよう」

「おはよ〜兄さん〜」

二人は眠そうにベッドから出て着替える。

「今日は身体能力検査だね!頑張ろう!」

「うん!」

二人は楽しみで仕方ないようだ。

ー玄関ー

「二人ともどんなのをするか分からないけど普通の身体能力は全力で、

属性の最適を調べるときは手加減してね?」

「「はーい母さん!!」」

「うん!いい返事ね!」ナデナデ

返事をした二人を撫でる麻耶

「「えへへ〜行ってきまーす!」」

「行ってらっしゃい」

二人を見送った摩耶に竜幻が話しかける。

「行ったのかいゴホゴホッ」

「あなた、風邪を引いてるのだから無理をしないで?」

「分かったよ。いつもありがとう麻耶」ギュッ

「もう、あなたったら////」

イチャイチャする二人であった…。

 

ー教室ー

「「おはよう!!!」」ガララララッ

「「「「「おはよー」」」」」

挨拶をした二人は席に座る。そしてそこにあかりが近づく。

「ねぇ!どうしてあなたがいるのよ!しかも弟まで!」

「ごめん、話しかけたりはしないよ…でもね、

家族を馬鹿にするのはいくら君でも許さない!」ギロッ

ビクッ!

「ご、ごめんなさい…」ブルブル

竜司が睨むと震えるあかり。

「だ、大丈夫!?」

「大丈夫じゃない…」ブルブル

竜司の言葉に否定するあかり。

ギュッ「!?」

「なら何も力になれないけど…怖がらせてごめんなさい。」

竜司が軽く抱きしめて謝る。

「え…その私も強く言いすぎたよ…ごめんね」ギュッ

「ううん、僕が悪いから…関わらないように…「それは違う!

私は少なくとも竜司のこと好きだよ?」ニコッ

竜司の言葉を遮り告白に近い言葉を言う竜司。だが、

「ありがと♪」ニコッ

ドキッ「う、うん////」

(兄さんが友達よりすごいのを作ろうとしてる…)

鈍感で逆に落とす竜司だった。

 

side out

 




今回は、あかりが落ちましたね。

次回は、波乱の身体能力テストです!

乞うご期待!


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第二話ー身体能力測定と属性の相性

三人称 side

 

「次の時間は体操服に着替えてくるように。じゃあ着がえろ。」

「「「「「「はーい」」」」」」

「よいしょっ」パッ

「よいしょっと」パッ

「「着替えるの早いね」」

「まぁ慣れてるから」

「そうそう慣れてるんだ」

「ねぇ、竜司。その一緒に行こ?」

「うん、いいよ!」

「ありがとう」

「いえいえ」

「周助君、あかりさんってやっぱり…」

「だと思うよ…」

「「…はぁ」」

 

ー体育館ー

 

「えーでは、今からAクラスの身体能力測定を行います。

50メートル走、立ち幅跳び、長座体前屈、握力測定、反復横跳び、体育館一時間走です。」

「まずは、50メートル走から、えー最初は〜〜〜」

どんどん進み、綾の番になる。

「では次は大野綾さん」

「はい。」

「位置についてよーい、ドンッ!」

ダダダダダダッ

「はい、えー11.80です」

「ふぅ〜疲れた。」

「えー次は〜〜〜」

そしてまた進み次は虎次郎。

「次は佐伯虎次郎君」

「はい」

「位置についてよーい、ドンッ!」

ダダダダダタッ

「はい、えー11.00です速いですね」

「有難うございます!」

次はあかり。

「次は塩田あかりさん」

「はい、」

「あかりー頑張れー」

「ありがと!竜司!////」

「位置についてよーい、ドンッ!」

ダダダダダッ

「えー、10.50!?早いね!」

「ありがとうございます!」

次は竜司だが嫌な予感しかしない。

「次、聖王竜司君」

「はい!」(全力出せばいっか)

「位置についてよーい。ドンッ!」

ダダダダダダダタダダダダダダダダダッ

「「「「「「速!?」」」」」」

「何秒でした?」

「え?ああ、9.00!?す、凄いね」

「ありがとうございます」スタスタスタ

「兄さんどうしてそんなに速いの??」ボソボソ

「速くないって」ボソボソ

どうやら竜司たちにとっての速さの基準ではもっと速いらしい。

「次は、聖王竜太君」

「は、はい」(兄さんに負けたくない!)

「位置についてよーい、ドンッ!」

ダダダダダダダダダダタダダダダダダッ

「「「「「「「「速っ!?!?」」」」」」」」

「ふぅ〜終わった〜」

「えー、9.01です」

「そうですか。ありがとうございます」

「兄さんに一秒負けちゃったよ」

「うーんまぁ次があるって」

「うん」

「次は高昌みのりさん」

「はい!」

「位置について、よーい。ドンッ!」

ダダダダガタダダダダッ

「えー11.00速いね」

「ありがとうございます」スタスタスタガシッ

「何?離してよ」みのりの腕を竜司が掴む。

「嫌だね。先生彼女足挫いちゃってるので保健室に連れて行ってもいいですか?」

「ええ、ですが次の立ち幅跳びまでに戻ってくださいね」

「はい」

「ちょっと行かないわ…「ならこうでもして連れて行く」ヒョイ

竜司は確認を取るとみのりをお姫様抱っこする。

「な!?何して//」「恥ずかしいけどこうでもしないと来ないから!」ダッ

そして猛スピードで走る竜司だった。

 

ー保健室ー

ガララララッ

「先生?居ますか?」

「はい、おやおやみのりちゃんじゃないか」ニヤニヤ

いかにも変態そうな先生がいた。

「ひっ嫌、この人嫌い!」

「どうしたの?みのり」

「ふぇ!?よ、呼び捨て…////ってダメダメ」

「おいクソガキ!私のみのりちゃんを返せ!じゃないと殺すぞ!?」

先生が竜司を脅す。

「うるさいなー空気読んでよ。せんせ」

「何!?こんの…!」ドカッ「グハァ!」

先生が襲おうとすると竜司が殴って伸びる。

「大丈夫だよみのり。僕は君の側にいて守るから」

「うぅっ、優しすぎだよ////」ポロポロギュッ

「じゃあ戻ろっか先生に言わなくちゃ」ギュッ

「うん!」

 

ー体育館ー

「すいません先生!保健室の先生が変態でした!」

「そうか、丁度終わったところだから立ち幅跳びに行きなさい」

「「はーい」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「次は属性審査です」

彼らの目の前には大きな水晶がある。

「全員同時ですので合図したら目の前にある水晶に力を込めて下さい。

属性と同じ色に光ります」

「それでは、3,2,1,0!」

ピカー

竜司は黒く黄色い光、竜太は灰色っぽい青の光、あかりは赤色、

虎次郎も赤、みのりと綾は緑黄色、火走姉妹は黒く赤い光、翔太は紫の光、

正枝は青白い光、周助は水色の光だった。

「聖王兄弟の属性が!竜司君は黒雷!?竜太君は氷風!?火走姉妹も黒炎!?

高昌さんと大野さんもすごい!雷風ですね!日暮君にいたっては毒!?」

先生が驚きまくる。

((本当は『虹』何だけどね))

心でそう呟く双子であった。

−昼−

パカッ

「竜司の美味しそー」

あかりが竜司の弁当を見ていう。

「僕が作ったんだ。食べる?」

「うん!」パクッ

「!?美味しすぎ竜司の料理…」

そしてまた落ちるあかり。

「私も食べていい?」

(あの誰も信用しなかったみのりが竜司を…負けないもん!)

「いいよ、みのりも友達だよ!」

「ありがと♪」パクッ

「あ、美味しい…」(ますます惚れちゃうよ)

でみのりも落ちる。

「周助君もいる?」

「ありがたくもらうよ」パクッ

「あ、ほんとだすごく美味しい!」

すごく褒める周助。

「よかった!三人とも喜んでくれて!」

「その、竜司!今日ってその私たちと一緒に教室残って欲しいの」

「いいよ?」

「ありがと!よし、みのり、頑張ろうね!」

「うん!」

 

その後、

「竜司〜」ギュー

「わわっ!あかり!?その、恥ずかしいよ////」

「あ、私も!」ギュー

「二人とも恥ずかしいよ。みんなの前で////」

「「はっ!////」」

などといちゃついて自滅する二人であった。

 

−夕方−

ー空き教室ー

「「竜司!私たちのどちらかと付き合ってください!」」

「えっと僕は選べないよ…二人とも大切だから…だからその

その僕なんかでよければ二人ともよろしくお願いします////」

「「やった〜」」ギュー

「わわわっ!いいの!?よしよし甘えん坊だなぁ二人は」ナデナデ

「「えへへ〜いいもん////」」

「じゃあ帰ろっか!」

「「うん!」」

こうして二人は告白して成功するのだった。

 

side out

 




今回は、属性が皆解りました!

そして、竜司とあかり&みのりが付き合いました。

次回は、事件が起きます

乞うご期待!


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第三話ー突然の死と怒り

三人称 side

 

−夜−

ー神王の城ー

二年後のとある日の夜、事件が起きていた。

「死ね王妃」グサッ

「うぅっ!」

王妃である麻耶が何者かに刺されたのだった。

「竜司…あなたを…守れ…なくて…ごめん…さ…い…」バタンッ

隣で寝ている竜司にそう言い残し、そして息絶えた。

 

−朝−

「ん〜あはよう!母さ、母さん!?しっかりして!母さん!」ユサユサッ

竜司が起床し、隣を見て驚きながら叫ぶ。

「母さん…母さぁぁん!!」

「!?ど、どうした!」バンッ!

「父さん、母さんが動かないんだ…呼んでも呼んでも返事をしないんだ…」ポロポロ

「ちょっといいか?…死んでる…」

「…え?嘘、だよね?父さん…」

「いや嘘じゃない…くそっ…麻耶を殺したヤツを探さないとな…」

「うぁぁぁぁぁん…」ポロポロポロポロポロ

そして父に抱きしめながら竜司は泣き崩れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「…それじゃあ行ってきます…」

「あ、ああ行ってらっしゃい」

「兄さん…俺も行ってきます…」

二人は急いで学校に向かった。

 

ー初等部ー

「君たち遅いよ!」

「「…すいません…」」

「ほら早く行きなさい」

「「…はい」」

ーAクラスー

「「…おはようございます…」」

「「「「「お、おはよー?」」」」」

二人の暗さに挨拶し難いクラスの皆。

「二人とも元気ないね?どうしたの?」

「周助君、か。後から分かるよ…」

「「…」」

「おーいみんな聞いてくれよ!こいつら二人聖王ってのは偽名で本当は神王の息子だってさー!」

いきなり虎次郎がそう言いだした。

「おいおいまじかよ」「私ちょっといいかなって思ってたのに」「ありえねー」

「偽名まで使うとか」「まじでおかしいんじゃね?」ワヤワヤ

「なんだ…やっぱり皆信用できないのかな…」

竜司がそう呟くと、

バンッ!

みんなの取って返した反応に竜太が机を叩いた。

「皆は後から知るだろうから教えてあげるよ…母さんは死んだ…」

「「「「「は?馬鹿じゃねーの?」」」」」

「それは言い過ぎだ、皆!」

「そうだよ!」「あんたたち最低!」

周助たちがフォローするが、

「良いよ三人とも、裏切られるのは慣れてるから…」

その言葉を聞いたあかりとみのりは、

「…そうだった。思い出した私、竜司のそうゆうとこ嫌いだったわ」

「私も…相談してくれないのはちょっとね…もう少し頼って欲しかったよ…」

「あかり…みのり…」

「「と言うわけで別れよ?」」ニコッ

唐突の言葉に泣きながら笑顔で答えた。

「!…良いよ、二人共幸せにね」ニコッポロポロ

竜司が好意を無駄にした為か、二人は冷めたらしい。

「兄さん!?何言って「良いんだ竜太。僕はもう誰も信じない。家族以外は絶対に。

あ、でも周助君は、「ごめん僕も無理だ」

…………そっか…所詮信頼関係なんて上辺だけだもんね…

良いんだよ僕は母さんを失った事しか頭にない…」

竜司はそう答えていた。

ダダダダッガラララッ

「竜司!まずい事になった!事件を調べてた父さんが殺られたんだ!」

走って扉を開けたのは賢吾だった。

「…嘘、だよ、ね?」

「いや、…本当だ…」

ドクンッドクンッドグンッドグンッ

(悲しい、な家族、を守、れなく、て)

「今日から新しい神王は…今の右大臣らしい」

「!もしかして…神王家って良い人なの?」

「今更気付かれても僕達は馬鹿にされ続けたんだ。

でもね、いいんだ少しでも友達になれて楽しかったから」

竜司がそう言うと、

「今の右大臣…」

誰かがポツリと呟く。

()()()()()()()()()

そして何かを決めたのかキレ口調から普通になっていた。

「お前!?まさか…!」

「うん、決めたんだ。もう家族は傷つけさせない。勿論市民の皆もね」

「やっぱり兄さんは兄さんだ、優しすぎるよ。双子なんだから()()()()()()

竜太も口調が変わる。そこは合わせているのか、双子だからかかは分からない。

「よし、なんとか家建てないと!健吾兄たちにも手伝ってもらうよ!」

「…はぁ、分かったよ。健斗たちはどうする?」

「健斗兄は設計かな?で、良吾と新斗も働くと、沙樹は健斗兄と一緒かな」

「分かった、じゃあまた後でな」

「「おう!」」

どうやら兄妹だけで住む家を作るらしい。

「その、竜司ごめんなさい!」「「「「「ごめんなさい!」」」」」

綾に続きみんなが謝る。

「別にいいよ気にして無いし」

「俺も済まなかった…そんなことなってると知らずにお前を陥れることだけ考えて…」

「良いって、その代わりって言ったらあれだけど友達になってくれよ」

「あ、ああ!勿論だぜ!」

「僕ともいいかな?」

「いいぜ翔太。」

二人と友達になる竜司。

「私、手伝う!」「わ、私も!」

「あかり…みのり…うーんどうしよっかなー二人には嫌われてるんだもんなー」ニヤニヤ

二人に意地悪する竜司。

「「うっ、ごめんなさい」」

「冗談だよ。だって、俺二人が大好きだから」ニコッ

「「/////」」

相変わらずいちゃつく3人だった。

「じゃあ僕も」

「ありがとう周助助かるよ」

「私も、その良いかな?」

次に言ってきたのが綾だった。

「綾相変わらず優しいね」ニコッ

「えへへ〜」

そしてまぁ一度落とすと二度目は簡単らしく、すぐ落ちた。

「「私たちもいいかな?////」」

何故か赤い火走姉妹。

…どうも竜司に一目惚れのようだ。

「私も手伝う〜」

「「俺も(僕も)!」」

正枝と虎次郎、翔太も言ってきた。

「助かる」

竜司も返事をする。

「じゃあ場所取りに行こうか」

「「「「「「「「「「うん!」」」」」」」」」」

こうして竜司たちの家づくりが始まる。

「その前に五年のとこ行こう!」

ー五年Aクラスー

 

「ニコラ、母さんが死んじまった。」

「そっか…じゃあもう終わりだ「違う!その、俺と付き合ってください。」

ふぇ!?……嬉しい」ポロポロ

二人が抱き合いそして唇をー

ギュッ

「健吾兄、イチャイチャは済んだ?」

「うおおおい!なんで!?」

竜司が止める。あとちょっとである。

「いや、場所の相談」←悪魔。

「 」ズーン

「よし次は四年だー(棒)」

(((棒読み…)))

 

ー四年Aクラスー

「ニコル大好きだ」ギュー

「うちも大好き」ギュー

ふたりはだきあい、キスをしようとするが、

「お二人様もういいですかー?」

と勿論竜司が遮る。

あと0.1ぐらいの寸止めという名の地獄である。

「竜司、タイミング悪いよ…」

「?」

「とりあえず場所取りだー!」

「「「「「「「「おお〜!」」」」」」」」

 

side out

 




今回は、神王と王妃が死んでしまいました。

次回は、家造りです!

乞うご期待!


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第四話ー家造りと荒れ果てた洋館

ー荒れ果てた洋館ー

 

竜司 side

俺はみんなと一緒に健吾兄に付いて行く。

「着いたぞ。ここだ」

そこは、まぁ荒れた洋館で立て直すしかなかった。

「立て直し確定じゃん…」

「じゃあ健斗「お兄ちゃーん!」」ドンッ

「がふぅっ!」

健吾兄の言葉が終わる前に俺の腹に何かがぶつかった。

よく見ると、沙樹がそこに居た。

「えへへ〜」

「全く甘えるのはいいけど邪魔だけはするなよ?」

「「「はーい」」」

良い返事だな…ん?三人?

「竜司兄、何してたらいい?」

「竜司兄〜」キラキラ

新斗、良吾の順に聞いてくる。

「あー、健吾兄言うこと聞いたらいいから」

「「はーい」」

「じゃあ竜司、沙樹、俺の三人で設計図か」

「そうなるね健斗兄さん」

「おいこら竜司。俺と扱いが違くねえか?」

「気のせい気のせい」

うん気のせいだよ…多分…。

その時、

「竜司…?あの子は誰…?」ウルウル

「うん、教えて…?」ウルウル

「「私達にも…教えて欲しいな…」」ウルウル

「私…にも、ね?」ウルウル

何故か俺は五人の女の子に涙目上目遣いをもろに食らっていた。

「な!?……妹、です。だからさ、泣かないでほしいなあかり、みのり」ナデナデ

「「えへへ〜/////」」

「でも三人は何で泣いてたんだ?」

「「え、っとそれはその…」」

火走姉妹が返答に困ってる。だがその時綾が、

「…私も竜司が好きだから…これじゃ駄目?」

こう言ってきたのだ。

「…まじかよ…駄目じゃないよなんせ初恋の三人だし…」

「「「ふにゃ!?」」」

なぜか奇声をあげる三人。

みのりはモジモジし、あかりは顔を逸らし、綾は俺と目を合わせて顔を近付けていた。

その行動に対し俺は、

「なぁ良いのか?」

「うん////」

チュッ

俺と綾の唇が軽く触れた。

「「あ…////その、一応聞くけどあの時のこと?////」」

「そうだよ、三人ともに一目惚れしてたんだ」

「「うぅー」」

みのりとあかりが唸る。

「「わ、私達だって!好きだもん!」」

「二人とも付き合ってくれるのか?」

「「うん!」」

「分かったよ、5人とも俺は幸せにするからな?」

「「「「「うん!」」」」」

「良かった。それじゃあ5人には木材とか集めて欲しいんだ。良いかな?」

「「「「「分かった!」」」」」

「竜司、これなんだけどさ…ゴニョゴニョ」

「あーこれはこうしたほうがいいかな…ゴニョゴニョ」

 

side change

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

周助 side

 

僕は周助。竜司とは友達だよ。

あれ?誰に説明してるんだろう?

「翔太に虎次郎に正枝。僕たちもあの家壊したほうがいいのか聞いてこようよ!」

「「「そうだな(ね)」」」

「おーい竜司!」

「ん?どうしたんだ?四人とも。」

「あの家壊したほうがいい?」

「あー後からお願いするよ。今は土地の感覚を見て録ってるんだ。

「「「「へぇ〜凄いな(ね)」」」」

「ああ、三人は屋根の瓦を探してきてほしい。重いから男に頼んでるんだ。

良吾と新斗も連れてってやってほしい。健吾兄についてけば大丈夫だから」

「「「「わかった!」」」」

 

side change

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「よし、設計図完成!」

「これで充分だろ。」

「だね」

俺と健斗兄さんは設計図を描き終わり、周助たちが家を壊し、

今から集まった材料で作ろうとしていた。

「よしやるかな」

「あー竜司に任せるよ、俺は多分出番無いから」

「ん?分かった」

トントントンッ!トントントントンットントンッ!トントントンッ!

あっという間に設計図通りの家が出来た。

「あー相変わらず早えな…」

「「竜司兄かっこいい!」」

「おう、サンキュ」

そして家具を置き、我が家の完成だった。

「「「「「「「「「竜司〜また明日〜」」」」」」」」」

「え?今日は泊まってってよ」

「「「「「「「「「えぇーーー!?良いの!?」」」」」」」」」

「当たり前じゃん!ここはみんなの家でもあるんだぜ?」

「「「「「「「「「ありがとう!」」」」」」」」」

「いえいえ。さ、入って。あー因みに寝る部屋は恋人同士or同性で」

「「「「「ふぇ!?良いの?////」」」」」

「良いって、一緒に寝ようぜ?」

「じゃあ俺は正枝とだね」

「うん、周君♪///」

「「えええ!?付き合ってたのか…」」

こうして僕達は長い夜を一つ屋根の下で過ごした。

(深い意味はございません!)

−朝−

ー竜司&みのり&あかり&綾の部屋ー

「ん〜起きたっと。ん?あっそっか。昨日は七人で寝たんだっけ」

「竜司〜ムニャムニャ」

「大好き〜ムニャムニャ」

「離れたくない〜ムニャムニャ」

「相変わらず可愛いな三人とも」チュッチュッチュッ

俺は三人ともにキスをする。

「ふぁ!?私、起きてるよ!?////」

「綾!?お、起きてたのか…///てっきり寝言かと思っちまった」

「あふぅー////」ギュッ

「よしよし」ナデナデ

「俺は三人から絶対離れないよ。五人とも愛してる」

「はぅ!////」

「「ふにゅ!?////」」

「「ううっ…///」ウルウル

綾の声にみのりとあかりも驚いて俺に抱きつく。

ひばしりしまいも泣きそうだ。

「全く怖がりだな五人は」

「「うう〜いつか弱み握ってやる〜////」」

「「私達も…!」」

「握れるもんなら握ってみなよ?俺は五人の新しい所見つけるから」ニッ

「「「「「うん!私達も!」」」」」

こうして俺ら四人は更に仲良くなった。

 

〜後日談〜

「「「「竜司!私達もキスする!」」」」

「分かったよまずはあかりな」

「うん!」チュッ

俺はキスをしながら舌を入れる

「!??!?!?!?!」

あかりがパニクるが俺は御構い無しに舌を絡める。

そして数分後離れる。

「あ、ああ…/////」

どうも気を失ったらしい。

「じゃあ次はみのりな」

「う、うん…」

チュッ

軽くキスをした。

「…え?」

「どうかした?」ニヤニヤ

「い、意地悪しないでディープキスしよ?」ウルウル

うわ!涙目上目遣いかよ!?

チュッ

キスをすると舌を絡ませてくるみのり。

なんか可愛い。…よし!

ギュッ

俺はみのりを抱きしめながらすることにした。

「ふ、ふぅん!?」

数分後気絶していた。

「んじゃ恋華、するぞ?」

「う、うん」

チュッ

「!?ふぁ、ふにゅぅ〜////」

恋華は力が抜けて立てなくなっていた。

「はぁーんじゃ終わりかな」

「うぅー意地悪しないでぇ〜。私もいるよぉ〜」ウルウル

「泣き虫だな愛華は」チュ〜

俺は吸うようにキスをした。

「ん〜!!!///」バタバタ

ジタバタしているが正直問題ない。

抑えつけて、抱きしめて、耳たぶを甘噛みする。

「ん〜!?///」

どうやら気絶したようだ。

「ありゃりゃ、全く風邪引かせちまうよ。よいしょっと」

俺は四人を抱き抱え、ベッドに寝かせた。

 

side out

 




今回は、最速の家造りでした…!

次回は、波乱の転校生です!

乞うご期待!


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第五話ー転校生と神友…そして別れ

〜三年後〜

 

ーAクラスー

竜司 side

 

「えー今日は転校生を紹介します。

ほら、入ってください。」

「えーと波風零です。

皆さんよろしく!」ニコッ

ドキッ

(クラスの女子のほぼ全員が落ちたのか?)

(カッコいいんなー)

(私はタイプじゃないし、竜司いるもんなー)

(私はうーん竜司いなかったら告白するかも〜)

三人がなにかを会話していた。

「それじゃあ席は塩田さんたちの隣ね」

「あ、はーい」

「よろしくね塩田さん」ニコッ

「う、うん」

(なんか嫌だな)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜休み時間〜

「ねぇ、零君ってタイプは誰なの〜?」

「うーん塩田さんみたいな子かな」

「だってさーあかりー。あんたはどう思うの?」

「ん?私は竜司いるよ?それに好きじゃないし。」

ん?

あかりに手を出そうとしているのか?

「あいつ、手を出したら容赦しないでおこう。

…あかりが幸せじゃなかったらだけどな…」

「竜司…大丈夫だって!あかりはもう竜司から離れないんでしょ?」

「ああ、まぁな。翔太もサンキューな」

「いいっていいって」

「ん?おはー」

「虎次郎おはー」

「おはー」

「あ、おは〜」

「周助おは〜」

「「おはー」」

何故か俺ら四人はこんな挨拶をしていた。

「みんなおはよう!」

竜太だけまともだったな…。

「「「「おはよー」」」」

「ん〜!なぁ、この5人でチーム作ろうぜ?」

「「「「チーム?」」」」

「ああ、この学園の初等部、中等部、高等部で別れてバトル大会するんだってさ。

開催が夏で、1日ずつずらしてやるらしい。

チームのメンバーは6人だが何とかすりゃ見つかるだろう」

「「「「おおー」」」」

その時だった。零が立ち上がり俺に対して、

「君と勝負がしたい。今日の放課後屋上で待ってるよ。

もし来なかったら負けで君の女の子三人は僕が貰う。勝負に負けても同じだ。」

「「「!??!」」」

「はぁ、分かったよ」

「さっさとして欲しいからねすぐに来てくれよ」

「ああ、わかったわかった」

俺は生返事をして体操服を出す。

「後さ皆…次体育だけど?」

「「「「「「「「「「「「「ああ!忘れてた!」」」」」」」」」」」」」」」

息ぴったりだな…。

「竜司!私たちも行こうよ!」

「おう、あかり!」

こうして体育館へ急ぐ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー体育館ー

「お前ら遅いぞ」

「「「「「「「「「「「「「すいません!」」」」」」」」」」」」」」」

「今日の体育は属性を何種類使えるかだ。誰か複数使える奴いるか?」

「はい、俺使えます」

「おお、零か。よし、見せてみろ」

「はいえぇ、っと…やり方忘れました。」

「そうか、なら戻れ」

「はい」

そう言われて戻る零。

「なら、俺がやりますよ?」

「おお、神王か分かったいいだろう」

「よーく見とけよ零。こうするんだぜ?

『雷+闇=黒雷』」

ビリリリリリッ!バチバチバチッ!

「ふぅ、これでいいですか?」

「あ、ああ。戻っていい。だがまさか闇を使えるとはな。

神王お前の色は何だ?」

「『虹』です」

「…なに!?虹だと!?それは選ばれしものにしかできないはずだぞ!?」

「俺の家族全員そうですよ?」ストンッ

「「「「「「「「「「「「「流石、学年主席…」」」」」」」」」」」」」」」

「まぁ、皆は頑張れ!それでは、始めるぞ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜放課後〜

「竜司!君を倒す!」

「ああ、かかって来いよ」

ガシッガシガシッ!

「強いね、なら!」

「お前もな。ん?」

零は突っ走ってくる。

俺は横に避け、腹を蹴る。

「ぐわぁぁぁ!」

わざとなのか痛がるように崩れる零。

「!?どう言うつもりだ!力入れてないぞ!?」

「あ、ああ。痛い!さっきのが効いたんだよ…」

「「「「「「「「「「「「「最低!」」」」」」」」」」」」」」」

女子のみんながそう言ってくる。

「…一つ聞く。お前は前右大臣の息子だな?」

「!ああ、そうだよ!君の親に追放された右大臣の息子だよ!君に復習しに来たんだ!」

「ええー神王家ってひどいんだー」「うわー可哀想〜」

「竜司!?違うよね!?」

「…いや、事実だ。俺に厳しくしすぎて辞めさせられた。」

「私、信じてたのに…竜司が酷いことしてないっていうのを信じてたのに…」

「なぁ、零。右大臣は元気か?」

「何?ふざけるな!追放したくせに!」

「?何言ってんだ?表向きなだけだぜ?

親父は右大臣を慕ってた俺を知ってるから表向きだけ追放したんだよ」

「俺は今でも右大臣と連絡とってるし。

親父の腹心の部下だぞ?そんな簡単に信頼関係壊れねぇよ」

「じゃあ本当に…」

「ああ、お前とは友達になりたくてな。良いか?」

「ああ、これからもよろしく頼むよ。後、色々誤解をしていたようだ済まなかった。」

「ええー絶対嘘だー。あかりもそう思うよね?」

一人の女子があかりに振る。

「!…うん…」

あかりが肯定したので俺は

「…そっか。なら別れるか。」

反射的にそう言っていた。

「えっ…」

「疑ってるんだろ?俺の事。なら別れた方がいいさ、お互いにとって幸せだ。」

「後、あいつら二人にも言っといてくれ。お前らとも()()()()()()

「…うん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「本当に良かったのか?」

「ああ、お前らとも暫くはお別れだ。家族を守る力のために修行に行く。

多分あいつら三人は俺を忘れるだろう。だから、その時はお前らが守ってやってくれ」

「あとチームだが零を入れて中等部に結成しよう。その時までは頑張って力つけといてくれ」

「あ、ああ」

「じゃあ竜太。沙樹たちを頼むぞ」

「わかった」

「んじゃまたな」

「「「「またな!」」」」

 

「バカ竜司…忘れないよ…絶対」ポロポロ

この時あかりが見て泣いていたのを俺は帰ってきてから知る。

それと、

「「竜司…」」

二人も見ていたようです…。

 

side out

 




幼少・少年期編終了です!

次回からは、中等部編をお送りします。

乞うご期待!


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第二章ー天界/中等部・バトルロワイアル編
第六話ー再会とGOD souls結成!


今回は、中等部編スタートです!

それでは!
ねぇ、君たち殺されたいの?


〜 一年後 〜

 

三人称 side

 

「ここも懐かしいな。それにしてもあいつら元気にしてっかな」

背が高く、黒いロングジャケットを着た少年がホーリー学園を見ていた。

 

 

ー中等部・Aクラスー

ダダダダダッガララララッ!

「みんな!大変大変!転校生だって!」

「どんな人だろう?」「男の子がいいなー」「可愛い女の子がいいなー」

(((竜司が良いな)))((竜司が来たらどうしよう…))

みんなが自分の理想を言い合う中、

五人は三人が竜司がいいなと、

ばれたら困ることでもあるのか慌てる二人に分かれた。

「みんな、多分竜司だよ?」

周助がそう言った。

「え?そうなの?」

「彼は中等部に帰ると俺らに約束したからね」

今度は質問に対し零が答える。

「やっぱりそうなんだ!」

「おーあかりは愛しの彼氏を待ち望んでたもんなー」ニヤニヤ

「そ、それは…そうだけど…///」

ガララララッ

「お前ら、席に着け」

「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」

「今日は新しくみんなと一緒に授業を受ける生徒を紹介するぞ。入れ」

 

〜数分前〜

ー職員室ー

コンコンッガラララッ

「失礼します。神王竜司です」

「おお!竜司君か!久しぶりだね!」

「お久しぶりです校長先生、いや草野学園長」

竜司は職員室に入ると草野学園長と挨拶を交わす。

「おー!君が我がクラスの新しい生徒か!

「私は熱田(ねった)だ。よろしくな!神王!」

「は、はぁ…」

熱血な熱田に対し、竜司は苦笑いする。

「それじゃあ竜司君は熱田先生について行ってくれますか?」

「はい!」

 

〜そしてほぼ同時刻〜

ーAクラス前ー

「それじゃあ合図したら入ってくれ」

「はい」

ガララララッ

「お前ら、席に着け」

「「「「「「「「「「はーい」」」」」」」」」」

「今日は新しくみんなと一緒に授業を受ける生徒を紹介するぞ。入れ」

「はい」スタスタスタ

「こちらが神王竜司君だ。みんな仲良くしてやれよ?」

「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」

「神王竜司です、よろしくお願いします。」

「それじゃあ席h「バカ竜司〜!」な、なんだ!?」

ガタッ!タッタッタッタ!ギュー

先生が喋ろうとすると一人の少女が遮り、椅子を立ち上がり走って竜司に抱きつく。

先生は慌てていた。

「全く変わんねぇなあかりは。甘えん坊が増えたんじゃねーの?」

「だって竜司修行行って寂しかったもん!」ウルウル

「あー悪かったって。てかあん時見てたのかよ…」ナデナデ

「うん!えへへ〜////」

竜司に撫でられ更に甘えるあかり。

「なぁ、その二人は付き合っているのか?」

熱田が聞く。

「あ、はい。まさか待ってくれてるとは思ってなかったんですけどね。

二人は待てなかったみたいだし…」ボソボソ

「そうか。最後なんか言ったか?」

「いえ何も、それより恋華と愛華も来ないのか?」ニヤニヤ

熱田の問いに竜司はごまかし、恋華たち姉妹に聞く。

「「はぅーずるい!」」ギュー

二人も竜司に抱きつく。

「先生。隣でいいですか?」

「良いとも!ん?だが、神王は授業受けるのか?」

「ああ、受けますよ」

熱田はその言葉を聞き安心したようだ。

「それじゃあがんばれ!少年少女達!

それと、神王は体育の時身体能力を見たいから色々見せてもらうぞ。

その間はみんな休憩だ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~二時限目・体育~

 

ー体育館ー

「よし、それじゃあまずは羽根を広げれるかだ!」

「…はぁー分かりました。」

バサッ!バサッ!

「飛空も出来るのか!?」

「ええ、まぁ」

翼を広げて飛ぶ竜司を見て驚く熱田。

「次は、足の速さだ一周して速さを測る」

「はい」

「位置についてよーい、ドンッ!」ダダダダダダダダダダダッ

「終わりました。」

「速い…3.00だと!?」

驚きながらも次に進もうとする熱田。

「なら次はあの岩を砕いてみろ」

「はぁー…覇王拳…」ボソボソ

ズガガガーンッ!

「流石だな…これで終了だ…」

(なんかめんどいな…)

〜二時間目の休み時間〜

「「「「竜司おひさー!」」」」

「四人ともおっひさー!ん?竜太は?」

「あー彼なら…」

周助がそう言いながら教室の後ろの壁を指で指す。

「Bクラスだよ」

「あー悲しいもんだな。よし!会いに行くか!」

「おー双子の再会かーいいねー」

虎次郎が何故か茶化す。

「おいおい、双子っても性格違うっての」

「そういやそうだなー」

翔太がそう言った。

「ん?翔太口調変わったな」

「あれ?ばれちった」

「んじゃ行くか」

 

ーBクラスー

ガラララッ

「おーい竜太いるか?」

「ん?……に、兄さん!?」

竜司がBクラスの入り口で立っていた。

「おかえり兄さん!修行お疲れ様!」

「おう、ただいま。そんじゃまぁ、俺らのチーム作ろうぜ!」

「「「「「おおー!」」」」」

「名前は…GOD Soulsなんてどうだ?」

「良いんじゃないかな?」

「「「「いいと思うぜー!」」」」

周助に続き、四人が肯定する。

「なら決定だ!それより、沙樹達は元気か?」

「元気だけど…沙樹はその、兄さんが居ないから……家で泣きじゃくっております。」

「不登校!?って早く言えそれを!全く!」ダダダダッ

それを聞いて熱田の元へ行き、

「先生早退します!」

「あ、ああ…あ!?行っちまった…」

ダダダダダッ

「「「「竜司!?!?」」」」

 

ー神王家・沙樹の部屋ー

「沙樹!開けてくれ!」

「お兄?居るの?」ポロポロポロポロ

「ああ!俺だよ!竜司だ!沙樹のお兄ちゃんだ!」

ガチャッギュー

「よしよし寂しい思いさせてごめんな」ナデナデ

「ううん、良いもん。修行してたから、良いん、だもん」ウルウル

「これからは一緒だからな」

「うん!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「「「「「ただいまー」」」」」

「兄さん達!何で沙樹を放置したの!?」

賢吾たちが帰ると竜司がキレながら、賢吾たちに問う。

「い、いやそれは…」

「竜司が来るまで出ないって沙樹が言い出したんだよ…」

「本当なの?」

「「「ああ、本当だ」」」

「「本当だよー」」

「なら良かった」

「「お前はシスコンか!」」

健吾と健斗がツッコむ。

「うーんそうなのかもねー。だって沙樹は俺の大切な家族だし」

「そ、そうか」

「よし、ご飯にしようか」

こうして一日が過ぎていった。

 

side out

 




今回は、竜司が帰ってきました!

次回は、いざこざが起きます!

乞うご期待!


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第七話ーチーム順番と色んないざこざ?

三人称 side

 

ー通学路ー

 

「おは〜」

「「「「おは〜」」」」

「おはよう、挨拶変えないの??」

「「「「「変えないー」」」」」

相変わらずの挨拶な五人。

「さて、じゃあ学校入ろうぜ?」

「「「「「おう」」」」」

 

ー廊下ー

「ねえねえあの子じゃない?」「うわー本当に顔は良いのに」「可哀想」

「あんな子が裏切られるなんて」

廊下を竜司たちが通ると口々に何かを言われる。

「何なのかなあいつら。」

「多分綾とみのりのことだと思う…」

「別に待ってろと入ってないし、待ってろって言ったら待ってくれてたよ」

「それってどうゆう…」「あっれー?二人に裏切られた子じゃん。感動のご対面…

「あー俺そうゆうの嫌いなんで。今更あってもうざいだけだし」

な!?遮るな!身の程をわきまえろよ!お前は後輩だぞ!」

先輩らしき男が竜司に声をかける。

「?別にそんなのは関係ない、体の強さを、頭の賢さを、心の強さを、

どう活かすかで人の価値は決まる。それを考えたらあんたの場合はクズ以下だ。」

竜司はそう言った。

「何!!?なら試してやる!俺と勝負しな!勝ったら二人を脅すのはやめてやるよ!」

「あー最低発言でたよ。みんな聞いた?脅してたんだってー」

「あ、いや。その」

「「「「「「「「最低!」」」」」」」」

彼は失言をみんなに弁明しようとするが、最低と言われ膝をついた。

「あんたは最低だ。だから言っとくけど俺の女に手を出してんじゃねえよ」

竜司は声を低くしていった。

「な、なに!?」

「うぅっバカ竜司遅いよ…」ウルウル

「早く助けて欲しかった」ウルウル

「あーもう、悪かったって。」

「あーおはよ、二人ともどうしたの?」

あかりが挨拶をしにくる。

「いやー助けるのが遅いって言われて…」ギュー

「っ!?バカ竜司!私だけじゃなくて二人も抱きしめてあげてよ!////」

そう言われた竜司は三人を抱きしめる。

「三人とも遅くなってごめん」

「竜司、説明をして欲しいんだけど」

「あー、それがよ一時間目の後の休み時間に二人が脅されてるの見ちまってこうなった」

竜司が説明をする。

「あーそうだ」チュッチュッチュッ

竜司が思い出したかのように三人の唇に軽くキスをする。

「「「バカ!/////」」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なぁ、あんな奴いたか?」

「あ、真白は俺の恋人だよ」

「へぇ〜、零に恋人ねぇ〜?」ニヤニヤ

「ニヤニヤすんなよ!!!」

二人が喋っていると真白が近づく。

「あ、零君!」ギュー

「あ、その真白!みんなの前だってば////」

「ふにゃ!?あぅ〜////」

(幸せになお二人さん)

二人がイチャイチャしだすと竜司はコソコソと戻っていった。

「ん?もう行ったか良かったー全く!何であんたみたいなのと許嫁なのかしら?」

真白が竜司がいないのを確認していう。

「そ、そうだな」(嫌われてるなら…)

「ふんっあんたなんか見たくないってのに…」(こんなこと言いたくないのに!)

「はぁ…もう良いよ。」「え?何が?」

「…父さんに言って解消してもらおう。その方が君も俺も幸せだ。」

零がそう言うが、

「…え?私の事、嫌い、なんだ…」ポロポロ

勘違いされる。

「!?嫌いじゃないけど、え?俺って嫌われてないの!?それとむしろ好きだよ!?

でも片想いで付き合うよりいっそ別れた方が…」

「やだ。」「へ?」

「好きだから別れないもん!だって別れたら零君誰かに取られるもん…」ポロポロ

「俺の事…好きなの??」「うん…でもね、零君が嫌ならそれで…」

「嫌なわけないよ」ギュッ「あ…」

「君じゃないとダメなんだ…これからも一緒にいてくれるかい?真白」ギュッ

「うん!」ギュー

二人は顔を近づけ、

チュッ

口づけをした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーAクラスー

「よし、それでは今からチーム決めを行う。素早く迅速にだぞ!よーい始め!」

「先生、決まりました。」

「「「「「「「「「「「「「「早!?」」」」」」」」」」」」」」」

竜司の発言に翔太達以外が驚く。

「だって俺ら決まってたし」

「確かにね」

「ここにいる俺ら5人とBクラスの竜太で6人です」

「わ、分かった」

ーBクラスー

「竜太俺らと組もうぜ」

「俺もう組んでるからごめん」

「えー竜太強いと思ったから誘ったのにー」

ガラララッ

「おーい竜太君は居ますか?」

「?はい俺が竜太ですが」

「チームメイトの元へ来てくれるかい?」

「ん?あれ?もう兄さんたち言ったんですか?」

「ああまぁね」

それを聞いてあきれる竜太。

ーAクラスー

「兄さん順番決めないと」

「あー先発は翔太だろ?んで次鋒が「ちょい待て!?なんで俺先発!?」

はぁ、先発は速さ、俊敏さ、闇に溶け込む者が有利で早く勝てば俺らの気持ちも強くなる。

だからだよ」

「…あーすまん続けてくれ」

(((((絶対わかってないなこいつ(翔太))))))

みんながそう思うのだった。

「次鋒は虎次郎。まぁ体力が多いから持久戦にはもってこいかな」

「おけ」

「中堅二人は竜太と周助」

「二人は頭を使って動けるからな」

「「おけー」」

「次が副将でこれは零が適任だと思う。

俺らの中では強い方だし全てが均一に優れているからな」

「なんか照れるよ。でも頑張る」

照れながらも肯定する零。

「最後が俺、大将だ。正直言うと俺が出ることは無いと思うけど俺が一番強いと思う。」

「「「「「あー確かに」」」」」

竜司の言葉に納得する5人。

「さてこれで終わりだな」

「ん?作戦は?」

「それは当日だ」

「わ、わかった」

これでチームの決めることは終わったのだった。

 

side out

 



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第八話ーバトル大会開幕

三人称 side

 

ー運動場ー

 

「さーいよいよバトル大会中等部の開幕です!」

実況者の声に会場が盛り上がる。

「ルールを説明します!

出場チームは計6チームで戦っていただきます。

尚カードはこちらが決めますのでご了承を。

それとバトルの進み方は負けたら勝った方は残り次の方と戦っていただきます」

「それではチームを発表していきましょう!

まずは三年チーム・クロニクルです!」

「リーダー神城拓真

メンバー半田守重

    ルーゼン

    ライネス

    匠 真

    川島茂雄

の優勝候補メンバーです!」

観客が騒ぐ。

「次は、同じく三年チーム・ラインストーンです!」

「リーダーアイエン

メンバーゼルス

    カグロ

    ナチェス

    ワラリオ

    ハコネ

のこちらはハーフで準優勝候補だ!」

次々チームが発表されいよいよ竜司たちの発表となった。

「お次は一年チーム・GOD Soulsだ!

リーダー神王竜司

メンバー波風零

    神王竜太

    不二周助

    佐伯虎次郎

    日暮翔太

の無名の新規チームだ!」

「次は謎のチーム、チーム・レン!

リーダーレン

メンバーアイン

    ゼロ

    ワールズ

    ヌルス

    セバード

の強そうなチームだ!」

そして次に紹介されたのが、

「おおっと?次はなんと一年の女子!?

チーム・IDOL girlsだ!」

リーダー塩田あかり

メンバー大野綾

    高昌みのり

    八神正枝

    川愛真白

    火走恋華

    火走愛華

の七名!?えー何々、一人は怪我人用の交代選手!?女子だからハンデだと…。

ならば良し!それでは対戦カードの発表です!」

「第一回戦チーム・クロニクル対GOD Soulsです!」

「第二回戦は対戦後発表いたします。」

「それでは明日の戦いに向けてしっかり休んでください!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「いきなり優勝候補とかー。頑張るしかねえな」

「そうだね。まぁなんとか数は減らすよ」

「おう!頑張ろうぜ!」

竜司たちは気合が入っていた。

 

「GOD Soulsか。潰してあげるよ。フフフフフッハーハハハハハッ!」

神城が高笑いをしていた。

余裕のようだ。

 

「私達もがんばろー!」

「「「「「おー!!」」」」」

あかりの声で全員が声を上げる。

 

その後、

「さてと寝ますかね」

竜司が寝ようとすると誰かが入ってくる。

「お兄、一緒に寝よー…ふぁー」

「良いよ。ほら、おいで」

「んーむぎゅー」ギュー

甘々な兄妹だった。

 

−朝−

「んーおはよう」

「おはよ〜」

二人は6:00に起床した。

「さてと大会に備えて武器とか磨いとくか。」

ピーンポーン

インターホンがなる。

「はーい今開けまーす。」ガチャギュー

「いきなりだなあかり。」

「えへへー今日は頑張ってね応援してるから♪」

「じゃあ勝ったら一緒による過ごそうぜ」

「はぅ!?その、私たちにはまだ早いというか…ゴニョゴニョ」

「あー全然早くなんかねーよ。一緒に寝るだけだぜ?」

「もー、勘違いしちゃったじゃんか!」

「勘違いじゃなくても俺はいつでもいいんだぜ?」

「ふぇ!?////………いいの?////」

「良いよ……////」

「じゃあ勝ったらする……/////」

何かの約束をしたようだ。

 

ー会場ー

「運動場が一夜で変わってる………」

「ほんとだ早いなー」

「ここでやるとかめんどい」

「ちょっと兄さん!」

「相変わらずだな…」

「今日は頑張るぞ!」

GOD Soulsのメンバーが呟く。

「あいつら弱そう!」

「確かに、弱そうだな」

「あいつら潰す」

「俺らには勝てない」

「優勝は俺らだ」

「いい声で泣き叫べよ?」

クロニクルはとんでも無いことを言っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さぁ!それではいよいよ第一回戦の開幕です!

チーム・GOD Souls対チーム・クロニクル。

まずは先発日暮翔太VS(バーサス)川島茂雄です!

力が未知数の日暮選手に対し川島選手は素早さが国で最も早いと言われております!」

「それは大会で、だろ」ニヤニヤ

「日暮選手今のお気持ちをどうぞ!」

「いやーあんな大会ごときで舞い上がってたら馬鹿だなと思ってます」

「おおっと挑発か!?」

「チッスピードが遅くて焦ってくだけだろ?」

「俺、速いっすよ?」

「それでは始めます!レディーファイト!」

 

side out




今回は、バトル大会開幕でした!

次回は、第一回戦です!

乞うご期待!



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第九話ー優勝候補

今回は、第一回戦です!

それでは!
ミッション開始!


三人称 side

 

ー会場ー

「ミッション開始…!」

「おおっと!?日暮選手開始と同時に消えたぞ!?」

翔太がとんでもないスピードで攻撃を繰り出す。ドゴッ

「ガッ!?」ドォンッ!

そして一撃が重かったのかすぐに伸びた。

「ミッション完了…」

「な、なんとぉぉぉ!開始数分で日暮選手が川島選手を倒したぁぁぁ!?」

「しょ、勝者は日暮翔太選手!!!」

そして川島は担架で運ばれていく。

「チーム・クロニクルの次の選手は匠 真選手だ!」

「ふーんそこそこやるんだね、君」

「どうもっす」

実況の声と共に出てきた匠が翔太に言う。

「でもその程度じゃ僕には勝てないよ」

「それではぁ!バトル開始!」

「ミッション開始…!」

そして翔太がまた消える。

「さぁ、チーム・クロニクル匠選手!日暮選手の攻撃をどう攻略するのか!?」

「確かに君は速い…でも川島が君に負けただけで僕らを甘く見ないほうが」ブンッドカッ

「いい!」

一旦言葉を切り、近付くと声と共に翔太を吹っ飛ばした。

「くっ!」

ただしそんなに威力は無かったのか、翔太はすぐに体勢を立て直す。

「結構やるねあんた」

「君も僕の攻撃をダメージ抑えるなんて凄いよ」

二人は睨みあう。

「行くぜ先輩!うぉぉぉぉお!」

「来なよ!迎え撃つ!はぁぁぁあ!」

二人の拳がお互いの頬に当たり衝撃波で砂煙が舞う。

「おぉっと!?煙で見えません!晴れたその時立っていた方が勝者です!」

煙が段々晴れてくる。

そして見えてきたのは、

「僕の勝ちだ、後輩君」

「ガハッ…!ミッション…失敗…」

()()の匠と血を吐いて倒れる翔太だった。

「なんとぉぉお!立っていたのは匠選手!日暮選手は惜しくも倒れてしまったぁぁ!」

「「「「「翔太!」」」」」

五人が翔太に近寄る。

「大丈夫か!?翔太!」

「あ、ああ…小次郎頼んだぜ」

「おう…任せろ」

虎次郎の言葉に翔太はそう頼み、その返事を聞くと安心して気絶し担架で運ばれて行った。

「虎次郎、あの人強えぞ」

「ああ、だが俺が翔太の分倒す!」

竜司はその言葉で虎次郎が次で良かったと思うのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「それでは!GOD Soulsから二人目の選手!佐伯虎次郎選手だ!」

「対するクロニクルは先ほどと同じく匠選手!」

「君はさっきの子より強いよね?まぁ僕が勝つけど」

「…静かにして貰えますか?あなたが勝つのは100%ありえない」

「なんだと!?いいよ本気で遊んであげる」

「それでは!佐伯選手VS(バーサス)匠選手!バトル開始!」

ダッ!ゴンッ

虎次郎が猛スピードで匠の懐に潜り込み、強烈なアッパーを繰り出す。

「ガッ!?」

驚きながら匠は上に吹き飛ばされる。

「One Chance One Shoot One Kill!『属性:炎』」

そして虎次郎が炎を纏い、

「炎獄烈火!」

そのまま上に飛び匠に突進した。

「ぐわぁぁあ!焼けるように熱い!!!」

そして虎次郎はそのまま抱きつき体を下に回転させ、匠ごと地面に激突するのだった。

「またも砂煙!さぁ立っているのは!?」

そして晴れると意外な光景が広がっていた。

「ゴホッ…」

「きつい、けど、まだまだ、い、ける。」

二人とも倒れていた。

「さぁ先に立つのはどちらか!」

立ち上がったのは、

「僕が勝つ!」

匠だった、が直ぐに倒れ二人は戦闘不能とされ担架で運ばれた。

「お互いに二名倒れ、次はタッグバトル!!中堅同士のタッグです!」

「GOD Soulsから神王竜太選手と不二周助選手!

クロニクルからはライネス選手とルーゼン選手!」

「「僕たちが勝ちます!」」

「「こっちこそ」」

四人が睨み合う。

「それでは!タッグバトル!開始!」

「うぉぉぉ!」ドカッ!

「ぐぉぉお!」

いきなり竜太が攻撃する。

「作戦通りだね!」ドカッ!

「くっ!」

周助も殴るが拳を掴まれぶん殴られる。

「ぐぁぁぁあ!」

「周助!?」

そして、竜太が二人を倒すが周助も担架で運ばれ、

クロニクルの副将半田守重が竜太を倒したのだった。

「零、後はよろしく…」

「ああ、勿論だ」

「まさかの結果だ!!クロニクルも凄いが無名ながらもGOD Soulsは強い!

excellent!さぁ、次は波風零VS(バーサス)半田守重!バトル開始!」

「行くぜ!うぉら!」ブンッガシッ

零の拳を止める守重。

「弱い…出直して来い!」ゴンッゴキッバキッ

とんでもないスピードで零はやられていく。

「それなら…相打ちだ!」ガシッ

零は首に足を巻きつけどんどん締め上げていく。

「ぐっ!相打ち…だ…と…!?」ゴンッガゴッグキッ

バタンッ

「竜司に…繋げ…るん…だ…」バタンッ

二人は同時に倒れる。

「…零。よく頑張ったな…。」

「おいおい、守重。もっと役に立てよ。()()()()()()()()()()()()()()

「あいつ…」

竜司はその言葉を言った神城に近づいていく。

「ねぇ君、殺してあげるよ?」

「あ?後輩のくせに何言ってんだ、よ!」

ブンッピッピタッ

神城が拳を振るうが竜司はそれを()()()()()

「んな!?お前何者だ!」

「神王竜司、よく覚えておくといいよ。

…SET UP ONLY、さぁ殺してあげよう!」

「かかって来い!」

「さぁ!大将対決が今始まる!それではバトル開始!」

ドォン!

「あ、れ?今…何…が…」バタンッ

「君…弱すぎでしょ…」

竜司は一撃で神城を倒していた。

どうやら本気で殴ったらしい。

「おやすみ、永遠に…」

「く、そ…」

「な、なぁんとぉお!勝者は神王竜司!準決勝に進んだのはGOD Soulsだ!」

「「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉお!!!!」」」」」」」」」」

観客たちが喚く。

「「「「「「お疲れ!皆!」」」」」」

「サンキュー」

あかり達がお疲れとそれぞれの異性に言う。

「バカ竜司…心配したんだから…」ギュッ

「「「「そうだよ!」」」」

「わ、悪りぃ…」

五人に気押される竜司だった。

「明日はライン・ストーンVS(バーサス)IDOL girlsだ!

それじゃあsee you again!nextbattle!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「竜司…しよ?///」

「お、おう…///」

こうして二人は交わった。

(ご想像にお任せします!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あ、皆には内緒だよ?」

「分かってるよ、でも嬉しいな」

「もう、バカ竜司何だから」

「意味分かんねぇっての」ナデナデ

「ん、明日頑張るから」

「応援してる」

「じゃあ続きしよ?」

「…おう」

二人は長い夜を過ごしたのだった。

 

side out




今回は、大会初日でした!

次回は、二日目です!

乞うご期待!



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第十話ーバトルロワイヤルー・前編

今回は、大会最後の戦いが始まります!

それでは!
One Chance One Shoot One Kill!


三人称 side

 

大会二日目はIDOL girlsが勝利した。

 

大会三日目。

謎のチーム・レンと二年生のチーム・サインが戦い、チーム・レンが勝利した。

 

そして大会四日目。

三つのチームが今回、バトルロワイヤル式の大会を行う!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー会場ー

「それでは皆さん!三つのチームの入場です!」

「まずは一年生の無名のチーム、チーム・GOD Souls!」

竜司を先頭に東から6人が出てくる。

「続きましては!IDOL girls!」

あかりを先頭に今度は南から出てくる。

「最後は!謎の多いこれまた無名のチーム!チーム・レン!」

「尚本日の大会はルールが変わり、チームから一人ずつ選出します!

そして一回戦3人のうち2人が負け、残った1人で1ポイントとなります!

リーダーを倒した場合はやられてもやられてなくても2ポイント入ります!

そして最後までポイントの多かったチームの勝ちです!

それでは三チームの方々、一人選出してください!」

実況の長々しい説明が終わる。

ーチーム・GOD Soulsー

「最初は俺だろ。なぁ竜司?」

「おう、行ってこい翔太!」

二人は拳を合わせる。

「おおっとチーム・GOD Soulsから出てきたのは、日暮翔太選手!」

ーチーム・IDOL girlsー

「じゃあ私行くね!あかり!」

「うん!行ってらっしゃい!愛華!」

二人は微笑み合う。

「次に出てきたのは、チーム・IDOL girlsの火走愛華!」

ーチーム・レンー

「俺が行く」

「おーセバード潰して来い」

不敵な笑みを浮かべてレンは言った。

「最後はチーム・レンのセバード!これで役者は揃った!

さぁ、試合開始だ!」

合図とともに、翔太がセバード目掛けて投げナイフを無数に投げていく。

それを躱しながらセバードは、愛華を狙う。

「ええっと、『闇+炎=黒炎!』黒炎の盾!」

が、愛華が黒い炎の盾を出しそれを阻止する。

「おおっと開始早々熱戦だ!」

「ミッション開始!」ドッ

そして翔太はお決まりの台詞を吐き、セバードの鳩尾に一撃を入れる。

「な、に!?」

それをすかさず愛華が炎で焼き尽くす。

「ぐわぁぁぁ!」

そして倒れる。

「なんと最初にダウンしたのはチーム・レンのセバード選手!」

「次は愛華を狙う…!」

「速そうだからえっと、『属性変更:闇』

覆い尽くせ!ダークファントム!」

黒い魂のような塊が翔太を飲み込む。

「な、なんだ…これ…」バタン

飲み込まれた翔太は倒れる。

「おおっと一回戦を制したのはチーム・IDOL girlsの火走愛華選手!

そして第二回戦!チーム・IDOL girlsからは火走恋華選手!」

「翔太、お疲れ…。次は虎次郎だ、頼んだぜ!」

「おう!任せとけ!」

「チーム・GOD Soulsからは佐伯虎次郎選手!」

「チーム・レンからはヌルス選手!これで二回戦の開始だ!」

合図と共に動いたのは、ヌルスだった。

ヌルスは恋華を狙う!

「おいおい、こっちも居るんだぜっ!」ドガッ

虎次郎が殴るが、そのまま恋華に体当たりする。

「きゃぁ!」

そして恋華とヌルスは倒れる。

「おおっと?自滅作戦だったのか!?

何はともあれ二回戦勝者、チーム・GOD Soulsの佐伯小次郎選手!」

「くそっ、こんなの勝ちじゃねえ。」

「虎次郎、お疲れ…あいつらの戦い方がよく分からないな…」

「次は周助頼んだ」

「うん了解」

二人は笑顔で言う。

「チーム・GOD Soulsからは不二周助!」

「じゃあ次は私かな」

「ええ?正枝いいの?」

「うん」

あかりと正枝はそう言い合う。

「チーム・IDOL girlsからは八神正枝選手!」

「チーム・レンからはワールズ!」

「本日最後の戦い、第三回戦!試合開始!」

合図とともに三人が動く。

周助はワールズを、ワールズは正枝を、正枝は周助を狙い攻撃する。

「ぐっ!」「きゃ!」

周助と正枝が力負けし、倒れる。

「なんと3人の力比べが始まったと思ったら不二選手と八神選手が倒された!

勝者は、ワールズ選手!」

「そして、ここで本日の試合は終了!試合結果はなんとなんと!

三チームとも1ポイントずつ順位は変わらない!」

実況が説明する。

「明日は最終日です!選手の皆さん、頑張れー!

see you again!next battle!」

大会は明日の最終日に決まるようだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー神王家・竜司の部屋ー

ギュー

「竜司!私たち負けないよ!」

「ああ、俺たちだって!」

二人は笑いあう。

チュッ

そして二人は交わる。

 

ーチーム・レン アジトー

「お前ら、明日遂に決まる。展開を支配するのは誰か!」

「「おう!」」

三人は何かを企んでいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「周君、明日応援行こうね!」

「ああ、当たり前だよ」

二人の男女が微笑みあう。

 

「真白、明日は負けないからね」

「わ、私だって!」

二人は戦う約束をしていた。

 

こうして夜は明け、悲劇で最も最悪の1日が今、始まるー

 

side out

 




今回は、大会四日目の最終戦前編でした!

次回は、大会五日目の最終戦中編です!

乞うご期待!



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第十一話ーバトルロワイヤル・後編

今回は、バトルロワイヤル後編です!

それでは!
私は、彼の…恋人よ!


三人称 side

 

ー会場ー

「さぁいよいよ大会最終日となってまいりました!

まず入場してくる三人は、

チーム・GOD Soulsの神王竜司選手、波風零選手、神王竜太選手です!」

観客が騒めく。

「続いてはチーム・IDOL girlsの塩田あかり選手、高昌みのり選手、川愛真白選手だが、

大野綾選手は今回は出場しないようだ!」

「最後はチーム・レンのレン選手、アイン選手、ゼロ選手だ!

さぁ、役者は揃ったぞ!まず最初の試合の出場者は誰だ!?」

ーチーム・GOD Soulsー

「俺みたいだ、行ってくるよ」

「おう、頑張れよ竜太。」

兄弟が拳を合わせる。

 

ーチーム・IDOL girlsー

「あ、私だ。行ってくる!」

「うん気を付けてね、みのり。」

親友の二人がハグをし合う。

 

ーチーム・レンー

「…」スクッスタスタスタ

「相変わらずだな」

無言で向かうゼロ。

 

「おおー!!揃ったぞ!神王竜太選手!高昌みのり選手!ゼロ選手!

それでは!試合開始!」

竜太がまずゼロに狙われ、

「…」ドッドッドッドッドッドッズンッ

とてつもないラッシュを受ける。

「ぐわぁぁぁぁぁあ!」

竜太が戦闘不能になる。

「!?竜太!」

「おおっと竜太選手、いきなり戦闘不能だー!」

「私だって負けな「…お前は死ね…」…え?」

ドゴッ…

そう言ってゼロはラッシュを繰り返し吹き飛ばす。

「あ…あ、ああ」

どうやら意識が飛んだようだ。

「あいつは…許さない!」

竜司は何もできない自分に苛立っていた。

「勝者はゼロ選手!流石に強い!」

「嘘…みのりが!」

「ありえねえ…あいつは強いんだぜ!?」

試合の終わった虎次郎たちは観客席から見ていた。

「続きましては!副将対決!まずは波風零選手!次は川愛真白選手!

最後はアイン選手!それでは!試合開始!」

合図が出ると零は真っ先にアインの腕を折る。

「ぐ、ぐわぁぁぁぁ!」

そしてアインは何故か気を失う。

「これでも足りないぐらいだ。感謝しな」

「よし、次は「よそ見厳禁!」」ブンッ

「あっぶね!」

ガシッガシッガシッドカッゴドッ

零が真白とあと一撃で決まるというそんな時に、

「二人とも、よそ見はだめだなぁ」ゴキッバキッ

アインが何故かそこに立っており二人を気絶させる。

「なんと!!ここに来てチーム・レンは勢いづいたか!?」

「最後は大将三人の対決だ!神王竜司選手!塩田あかり選手!レン選手!

さぁ最後の戦いが今、始まります!

それでは!試合開始!」

まず竜司とあかりはレンを狙う。

「吹き、飛べえぇぇぇええ!」

「お前がなぁぁぁあ!!」

レンも拳を出す。

そして二人の拳が重なり、とてつもない衝撃波が出る。

「うぉぉぉぉぉぉおお!」

「おらぁぁぁぁぁぁぁああ!」

二人は力を上げていきそして、

「ぐわぁぁぁぁぁ!」

レンが吹き飛ばされる。

が、それと同時にあかりにレンが爆弾を投げる。

「な!?やめろ!!!」

だが、最悪なことに爆弾はあかりに届くまでに爆発した。

ドオオォン!

「嘘、だろ?地面が、削れて、落ちていく!?」

ウワァーーー

こうして出場したチーム・GOD Soulsとチーム・IDOL girlsのメンバー全員が落ちていく。

だがしかし、神が下界に降りるということは追放or死を意味する。

つまり、竜司たちは一度魂となり、生まれ変わることを余儀なくされた。

そして、生まれたと同時に天界での記憶が消え、人間として人生を歩むことになるのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

20××年 ××月××日

新たな命、誕生。

 

side out

 




今回は、バトルロワイヤル後編でした!

次回からは人間編です!

乞うご期待!



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最終章ー人間界/幼少・小学生編
第十二話ー幼稚園と幼馴染


今回は、幼少期から小学生の入学までです!

それでは!
幸せは、みんながみんな持てるものじゃないんだ!
だからこそ僕はみんなの幸せが夢なんだ!by竜司


竜司 side

 

ドクンドクン。

……………。あれ?ここ何処だろう?暗いよ、父さん、母さん、寂しいよ…。

父さん?待って!待ってよ!置いてかないで!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バサッ!

「はぁ、はぁ、ゆ、夢…」

僕は神王竜司四歳。

弟の神王竜太と一緒に朝顔幼稚園に通ってます。

「おはよ〜、ママご飯食べたい〜」

「おはよう、ちゃんと起きれたねーよしよし」ナデナデ

撫でられると嬉しいなっ!

「えへへ〜」

「お兄ちゃんおはよ〜」

「おはよ〜」

竜太が起きてきた。

「ほら、早く朝ごはん食べなさい?」

「「はーい」」

「美味しい!」モグモグ

「うん、美味しいよ、お母さん!」

「そう、それは良かったわ〜」

「じゃあ、気を付けて行くのよ?」

「「はーい行ってきまーす。」」

因みに僕たち二人には可愛い幼馴染達とカッコイイ幼馴染たちがいる。

(僕なんか比にならないくらいカッコイイ!)

ー朝顔幼稚園ー

「「藤谷せんせーおはようございます」」

「おはよう、竜司君、竜太君。」

この先生は藤谷先生。まだえーと23歳なんだって。若いのかな?

「あ!竜司くーん!」

「あ、あかりちゃん!」

この子は僕の好きな人で清水あかりちゃん!

今日も可愛いなー。

「って竜司君?今日もカッコ悪いよ?」

「うっ酷い…」

「酷くないじゃんかー、泣き虫竜司君はカッコ悪い」

「じゃあ、もう話しかけなくて良いよ」

(穆は彼女が幸せならそれで良いんだもんね)

「そ、そうだね。じゃあもう話しかけないようにする。」

「うん…幸せにね…」ボソボソ

「じゃあね泣き虫」

「お兄ちゃん良かったの?」

「うん、これで良いんだ!

だって僕に話しかけてたらあかりちゃんまで嫌われちゃうし」

「それにね、彼女が幸せならそれで良いんだよ」

「うっ…うっ…お兄ちゃん優しいよ…ううっ」ポロポロ

「な、泣かないでよ竜太」

「お兄ちゃんは幸せにならないの?」

「…なれたら良いけど両想いじゃ無いとそうならないから」苦笑

トントン

「ん?わわっ!?あかりちゃん!?…もしかして聞いてた?」

「うん…嬉しいよ竜司君///私も好き!」

「ほんと?良かった…」

「これからもよろしくね?二人とも」

「「うん!!」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

−夕方−

「竜司君…その、一緒に帰ろ?」

「うん、いいよ!でもその、竜太もいるけどいいかな?」

「うん、大丈夫!」

 

ー帰宅路ー

「あかりちゃんはお兄ちゃんのどんなところが好きなの?」

「ふぇ!?そ、その優しくて、誰よりも輝いてる感じがするからかな…」

「ん!?そ、それは恥ずかしいよ///」

「「あぅー///」」

(二人ともお似合いだな〜。僕も頑張らないと!)

「それより竜太はいつ黒崎姉妹の恋華と愛華二告白するの?」

「な、なんでそれを!?」

「「バレバレだよ?」」

「うぅ〜」

「まぁ、頑張ってね。それじゃあバイバイ!」

?何言ってるんだろう?あかりは。

「僕が送るよ、彼女送れなきゃ彼氏じゃないよ」

「う、うん///ありがと!」

「僕も行く!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー清水家ー

「バイバイ!」

「「うん、バイバイ!」」

 

ー神王家ー

「「ただいまー」」

「あら?遅かったじゃない?どうしたの?」

「あかりちゃん送ってて遅くなっちゃった」

「「ごめんなさい」」

「あらあら、女の子送ってたなら良いのよ。ほんと良い子ね」ナデナデ

「「えへへ〜ありがとう」」

その後食事の時は盛り上がっていた。

この時、僕ら兄弟は次の日に待ち受けている、

悲しさと絶望を味わう事になるとはつゆ知らずに…。

−朝−

「ん〜よく寝た!」

(ん?あれ?普段なら僕も〜って竜太が言うはずなのに?何でだろう?)

僕はふと隣を見ると竜太の姿はなく、家がガランとしていた。

「?」

とりあえず僕はおじいちゃんがいるか確かめた。

(居た。台所で料理を作ってる。)

「おお、竜司。起きたのか。おはよう」

とても優しい声でお祖父ちゃんはそう言った。

「うん、竜太とママは?」

「竜太とママはね、遠くに出掛けたんだよ。

またいつか逢えるさ…可哀想にのぅ、双子なのに離れ離れとは」

「ママが…僕を捨てたの?」

「それは違うよ。竜太と遠くに行っただけだ。仕事の都合でね」

「お祖父ちゃん」

「ん?何じゃ?」

「僕、強くなりたい。強くなって帰ってきたママと竜太に自慢するんだ!」ポロポロ

「よしよし、私が稽古をつけてあげよう。」ナデナデ

「うん!ありがとう…うわーん」ポロポロポロポロ

僕は泣き止むまでずっと竜じぃ撫でられていた。

「落ち着いたかい?」

「うん。僕、竜じぃの仕事手伝いたい!」

「!良いよ、とっても手先が重要だからね?」

「うん!」

こうして、竜じぃは師匠でありながら僕の先生になった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜一年後〜

この日は年長組卒園式が行われていた。

「竜司君、離れ離れになっちゃうけど、別れるの?」

「うーん別れたくはないかな。でも、縛られてるって感じたらあれだし…」

「じゃあ…別れよっか!

色々あったけど竜司君が好きで、でも竜司君の家族はバラバラだし…

だから家族揃ったその時は教えて?いつでも待ってるから」

「うん!僕も早く再開したいし!」

こうして僕ら二人は別れて四月から別々の小学校に入る。

あかりちゃんは時岡小学校、僕が通うのが高桐小学校だ。

「「じゃあ、また会う日まで!」」

だったのだが…

 

 

 

〜四月八日〜

ー高桐小学校入学式ー

「えー私が校長の高松です。今年の〜」

「以上です。」

ー入学式後ー

「ねぇねぇ!君名前は?」

「ぼ、僕?竜司だよ?」

「僕は不二周助!よろしく!」

「よろしく!」

「俺は佐伯虎次郎!よろしくな!」

「うん!よろしく!」

「ぽ、僕は日暮翔太です…よろしくね?」

「よ、よろしく」

「僕は司波零だよ、よろしくね!」

「うん!よろしく!」

「同じクラスだし何か五人で始めないか?」

「うーん体動かすスポーツとか?」

「え?僕得意じゃないよ?」

「これから慣れればいいんだってば。じゃあサッカーとか?」

「うーん、野球とかは?」

「あ!テニスは…?」

「「「「良いな!(良いね!)それ!」」」」

「う、うん」

「よし!何処かクラブに入ってみようよ!」

「「「「分かった!」」」」

「「「「「これからよろしく!!!!」」」」」

こうして僕たち五人が出逢い、運命の歯車が回り出す!

「竜司〜!」「あ、あかりちゃん!?」

「おー友達か?」

「う、うん。まぁ、そんな感じだけど少し違うかな」ギュー

「甘えん坊だなぁあかりちゃんは」

「う、うるさい////」

+一名元恋人のあかり。

これから彼らはどう生きていくのか!?

 

side out

 




今回は、GOD Soulsの竜太を抜いたメンバーが出逢いました!

次回は、最終話の小学校の日常編です!

乞うご期待!


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キャラ設定(人間界)

神王 竜司(しんおう りゅうじ)

 

容姿

 

黒髪にショートで目は茶色っぽい。

 

性格は誰にでも優しい。

 

ただしキレると一人称が僕になり、怒りの矛先が向いたら最後、容赦無く潰される。

 

服装

 

幼少期は短パンにタンクトップ。

 

学校では制服。

 

小学生。

他には紫のパーカーに青い短パン。

 

(夏はジャケット無し)

 

靴は赤と白のスニーカー

 

鋼鉄の手袋(軽量化)

 

武器

妖刀10本(後ろの腰に2本腰に8本)

ー封印中ー

LORD OF SWORD(ロード・オブ・ソード)

二本の槍

巨大な青い弓

 

能力

封印はされているが、また一から閃いたように作り出す。

回転流(かいてんりゅう)

覇王拳(はおうけん)

無限流(むげんりゅう)

神速流(しんそくりゅう)

《契約》

竜司の体にはダークという悪魔、エンジェルという天使、ゼロという堕天使が居る。

ダークと融合し悪魔王ダークネスに、エンジェルと融合し天使王エンゼルスになる。

ゼロとは融合すると堕天使ゼロナルになる。

(竜司は自分で普通に堕天使化すると第四段階まで進化することができます!

堕天使、堕天王、堕天神、堕天神王です…。)

竜司の額には

DRAGON MASTER(ドラゴン マスター)の証であるドラゴンが記されている。

最初は家で大切にしまってあるただの宝玉。

(様々なドラゴンを呼べる。火龍、水龍、白龍、黒龍、雷龍、風龍、氷龍、炎龍、

神龍、天龍がいる)

ー封印中ー

幼少期は、泣き虫で何も力はない。

身体能力が高く、足が神速の速さとなる。キック力が山一つを砕くほど。

属性の攻撃は効かない。(毒も効かない)

刺されたり撃たれたりしても、再生と言うだけで回復する。

(なんでも治る。)

料理は得意である。(主に家族に作っていた為)

なんでも出来るが竜丸にみんなの前で力を出すなと言われている。

と言うか面倒くさがり。

自分より人の幸せを手伝う。

その為に自分が傷つこうがどうでもいいと考えている。

神王の血(BOOLD OF GODKING)

全眼の力(THE POWER OF THE EYE)

天龍の目、神龍の目、天使の目、神の目、神王の目がある。

シールド(SHIELD)

(と言うかオートでシールドを張っている)

テレポート(TELEPORT)

そのまんま二本の槍。

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜司の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

(属性ごとに髪の色が変わる)

複合も可能でより強力になる。

(雷と闇に光のみ自らの力で発動させる事が出来る。)

 

備考

翔太たちとは幼馴染。

家族を傷つけられるのは許せれない。

 

一人称 俺or僕

 

二人称 お前or君

 

幼少期 僕

 

家系

 

彼の家系は長男健吾、次男健斗、三男竜司、四男竜太、

五男良吾、六男信斗、長女沙樹の7人兄妹に、じいちゃん竜丸、

この大家族。

 

唯一堕天使が入っており化け物と市民から呼ばれている。

 

近衛部隊隊長のバンカールとは竜司が剣を交え特訓を受けた唯一の人物。

(上の記憶をすべて失っている。)

四次元の森の扉は竜司しか開けれず、そこには全ての竜司の刀と(無限を超えている)、

3本の木刀、2本の槍と、1本の両剣(分裂して二刀流になれる)、10本の妖刀がしまってある。

 

幼馴染のあかりと付き合う。

(後に別れる。別れてからもお互いに好きなまま)

力は強いが、生まれ変わってから鍛えた為本来より弱い。

人間界では竜丸とタイガーと暮らしており、父親は竜司が生まれたと同時に死んでいる。

(因みに竜丸は天界で死んで下に降りてきた。)

 

神王 竜太(しんおう りゅうた)

容姿

 

黒髪にショートで目は灰色。

 

竜司とほぼ姿が同じ。

 

性格は優しいが怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

竜司の服装の白いバージョン。

 

武器

 

二本の剣。

 

DOUBLD OF SWORDLORD(ダブル・オブ・ソードロード)

能力

神王の血(BOOLD OF GODKING)

神速流(しんそくりゅう)

 

SUGAR ROD(シュガーロッド)

(竜太の力を変化させる、ココアシガレットみたいな食べ物)

属性は、雷、水、炎、氷、木、光、闇、風、土、である。

複合も可能。

(氷と風と光のみ自らの力で発動させる事が出来る)

備考

 

竜司とは双子のせいか考えてる事も一緒で家族を傷つけられるのは許せない。

記憶はなく、引っ越す。

 

 

日暮 翔太(ひぐらし しょうた)

 

容姿

 

茶髪にショート目は赤色

 

性格は最低な奴、嫌いな奴に対してはケンカ腰だが

竜司たちには優しい

 

服装

 

学校では制服。

 

私服はオレンジのTシャツと緑のジャケットに赤いハーフパンツ

(夏はジャケット無し)

 

靴は黒と赤のスニーカー

 

武器

小刀3本

 

ナックル

 

能力

 

ジークンドー

 

BLOOD OF ASSASSIN(アサシンの血)

 

備考

 

竜司たちの親友であり、幼馴染。

記憶はない。

弱虫になっている。(というか臆病)

 

黒崎 恋華(くろさき れんか)(火走 恋華)

 

容姿

 

黒髪にショートで目は黒色。

 

性格はツンデレと言われている。

 

服装

 

学校では制服。

 

赤と白のワンピース。

 

靴は赤色のスニーカー。

 

備考

 

ツンデレでみんなを困らせる。

記憶はない。

 

黒崎 愛華(くろさき あいか)(火走 愛華)

 

容姿

 

茶髪のツインテールで目は茶色。

 

性格は天然純粋と言われている。

 

服装

 

学校では制服。

 

青と白のワンピース。

 

靴は青色のスニーカー。

 

備考

 

同じくツンデレで、みんなを困らせる。

記憶はない。

 

不二 周助(ふじ しゅうすけ)

 

容姿

 

茶髪にショートで目は青色。

 

性格は優しいが、怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

青のパーカーに茶色のハーフパンツ。

 

備考

 

正枝と付き合う。

 

竜司たちとは幼馴染。

 

速水 正枝(はやみ まさえ)(八神 正枝)

 

容姿

 

茶髪にロングで目は茶色。

 

性格は温厚で大人しいが、怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

白と青のワンピースに青のリボン。

 

靴は動きやすいピンクと白のスニーカー。

 

備考

 

竜司たちとは幼馴染。

周助の恋人。

 

佐伯 虎次郎(さえき こじろう)

 

容姿

 

灰髪ににショートで目は黒色。

 

性格は温厚で優しい。

 

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は赤いTシャツに茶色の短パン。

 

備考

 

竜司たちとは幼馴染。

記憶はなく、みのりと付き合う。

 

清水 あかり(しみず あかり)(塩田 あかり)

 

容姿

 

茶髪にショートヘアの黒っぽい目。

 

性格は怒りっぽいが、普通にしてると大人しい。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は明るい白のTシャツに短パンの活気な服装。

 

備考

 

記憶はなく、竜司と付き合う。(後に別れる)

竜司たちとは幼馴染。

 

篠崎 綾(しのざき あや)(大野 綾)

 

容姿

 

桃髪にショートで目は紅色。

 

性格は厳しい時と優しい時がある。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は青いワンピースに青いリボン。

 

靴は白と青のスニーカー。

 

備考

 

記憶がない。

竜司たちとは幼馴染。

 

千葉 みのり(ちば みのり)(高昌 みのり)

 

容姿

 

茶髪にポニーテールで目は茶色。

 

性格は大人しく、怒ると怖い。

 

服装

 

学校では制服。

 

緑のTシャツに藍色のジーンズ。

 

靴は白と黄色のスニーカー。

 

備考

 

記憶はなく、竜司ではなく虎次郎と付き合う。

竜司たちとは幼馴染。

 

司波 零(しば れい)(波風 零)

 

容姿

 

黒髪にショートで青色の目。

 

性格は優しいが仲間に何かあると怒る。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服は緑のパーカーに肌色のジーンズ。

 

武器

 

トランプ

 

所有

 

トランプのセット×4

 

備考

 

真白とは付き合っており、ラブラブである。

GOD Soulsの副将。

記憶はない

 

先崎 真白(せんざき ましろ)(川愛 真白)

 

容姿

 

紫髪にショートで目は青色

 

靴は青のスニーカー。

 

性格は温厚。

 

服装

 

学校では制服。

 

私服はオレンジのワンピース。

 

靴はオレンジのヒール。

 

備考

 

零とは付き合っており、ラブラブ

勿論記憶はない。

 

黒川 花

 

備考

 

竜司と京子の幼馴染。

 

笹川 京子

 

備考

 

竜司と京子の幼馴染。

 

天界からの変更点

 

翔太が弱虫になる。

 

記憶は竜司が並中に通ってから戻る。

 

竜司は竜丸に技を教えて貰う。



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最終話ー運動会とその後、四年間。

今回は、竜司の過去の最終回です!

それでは!
僕は誰一人…守れないと言うのか!


三人称 side

 

ー運動場ー

「小学生最初の運動会かぁ楽しみだなぁ」

「ねぇねぇ、男女ペアの二人三脚あるよ?やらない?」

「いいよ、あかりちゃんなら」

二人は一緒にすると約束した。

 

「最初の種目は二年生による〜」

最初の種目が終わる。

「次の〜」

そしてどんどん種目が進み、一年生の二人三脚となる。

「次の種目は一年生の男女ペア組による、二人三脚です。

出場生徒は、

神王竜司&清水あかりペア

不二周助&速水正枝ペア

佐伯虎次郎&千葉みのりペア

司波零&先崎真白ペア

です。

さぁ、いよいよ始まります。位置について、よーい」

パァン!

そして4組のペアが走り出す。

竜司とあかりは息がピッタリでとても速い。

周助と正枝も息はピッタリだが、普通のスピード。

虎次郎とみのりは遅く、零と真白は息がうまく合わない。

そして順位は、

「一位、一組の神王&清水ペア。

 二位、二組の不二&速水ペア。

 三位、三組の佐伯&千葉ペア。

 四位、四組の司波&先崎ペア。

凄い息のあった二人が一位!神王君、何か言葉は?」

「いえ、特に何も」

「それでは選手は退場してください!」

「次の種目は〜」

竜司たちが運動会が終わった後にこんな会話をする。

「凄く楽しかったねあかりちゃん」

「うん、竜司君!」

「二人はどうやったらあんなに速く息ピッタリで走れるんだ?」

「「分かんないよ?」」

虎次郎の疑問に二人はキョトンとした顔でそう答える。

「あっ、そうだ。その子達僕達に紹介してよ。」

「あーこいつは千葉みのり。俺とは同じ幼稚園。」

「どうもよろしく」

小次郎が紹介し、ぶっきらぼうにみのりが挨拶する。

「この子は速水正枝ちゃん。僕と同じ保育所だよ」

「よろしくね」

周助の紹介で正枝は明るく言った。

「こっちは先崎真白ちゃん。僕の近所に住んでるんだ」

「宜しくねー」

零の紹介に真白は元気そうに言った。

「みんなよろしく。あかりちゃんと翔太君もほら。」

「「よろしく…」」

竜司が挨拶し、二人は緊張しているのかモゾモゾしながら言った。

「これでみんな友達だね!」

「「「「「「「うん!」」」」」」」

こうして彼らは四年間共に遊んだり、テニスしたり、勉強をしたりなどをしていた。

勿論、GOD Soulsと名乗って攫われたあかりたちを助けたりね。

テストとかは僕がダントツで成績良かった。

竜じぃちゃんに教えてもらってたからかな?

 

side change

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

竜司 side

 

こうして僕たちは四年間過ごしていた。

だけど突然、みんなと…竜じぃちゃんとの別れが来た。

それは、僕と竜じぃちゃんが仕事で更識家?を訪れた時の事。

「竜じぃちゃん。今日はどこ行くの?」

「凄い人達の家じゃよ」

 

「あら、竜丸さん。いつも有難うございます。

今日はどんな家具を?」

更識家のお母さんが出てきた。

「今日は、食器なんじゃが余った材料で作っての。どうじゃ?綺麗じゃろ?」

「ええ、とっても。ありがとうございます。」

へぇ〜竜じぃちゃんって余った材料で作ったものも売ったりするんだ!

「それじゃあこれで失礼するかの。」

「また、お越しくださいね。竜丸さん。」

「ほれ、竜司行くぞ。」

「はーい」

そしてその帰り道。

「おいおい爺さん、あんた神王竜丸だな?大人しく死んでもらうぜ!」

「仕方無いの…。竜司家に戻りなさい」

そう言って竜じぃは四人ぐらいを相手に戦い出す。

「分かった!」

「な!?この爺さん強え!よし、あの子供を狙え!」

「なんじゃと!?くっ…!間に合え!」

僕が四人のうち一人に鋭利なナイフで刺されそうになると、

ザシュッ!

竜じぃが他の三人を倒して庇っていた。

「竜じぃ…?」ウルウル

「大丈夫じゃよ。」ドカッ!

そして竜じぃは僕にそう言いながら、残りの一人を倒す。

「じゃがもう動けんかも知れんの…竜司や、更識家の人を呼んで来てはくれんかの?」

「わ、分かった!」

僕は急いで戻った。

「すみませーん!助けてください!

竜じぃが、おじいちゃんが刺されたんです!」ドンドンドン!

僕は無意識のうちにドアを叩いていた。

「はーいどなた?あら?さっきの僕じゃない。

どうしたの?」

「竜じぃが、僕を庇って刺されて…」ポロポロ

「あら大変!今行くから、案内して!」

「はい!」

そして僕の女の人は竜じぃの所に行く。

「竜丸さん、大丈夫ですか?」

「すまんの…竜司を頼んで良いかの?わしはもうだめ見たいでの」

「そんなこと言わないでください!私だってこの子だって悲しむんですよ!?」

だが言葉が届く前に竜じぃは息を引き取った。

「ううっ…グスッ」ポロポロ

「…大丈夫よ、私があなたのお母さんになってあげる。」

「…ごめんなさい。その、僕は竜じぃの家で住みたいんです。

例え一人と一匹でも、寂しくありません」

「そ、そう…なら私たち夫婦が家賃を払ってあげるわ。せめてこれだけはさせて欲しいの」

「…はい、ありがとうございます」

こうして俺は僕じゃなくなった。

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ー高桐小学校ー

「竜司君、あのね…実は私たち8人、明日引っ越すことになったの」

突然あかりがそう言ってきた。

「青崎小学校って所に通うらしい。だからもう遊べなくなっちまうな…」

「そっか…また中学生になったら会おうぜ!」

「「「「「「「「うん!(おう!)」」」」」」」」

「「「「「「「「あれ?口調変わった?」」」」」」」」

「おう、まぁな…」

「何かあったらいつでも相談してね!」

「ああ、ありがとう」

 

〜放課後〜

「竜司君、僕も実はみんなとは違うところに引っ越すんだ。けど近いから中学は一緒だと思う」

「分かった、中学生になったらよろしくな!」

「うん!」

俺は翔太とも話した。

そしてこう考えていた。

(みんな離れていくとなると、寂しいな…。

せめて竜じぃが死んで数日経ってからが良かったや…。)

 

そして次の日、9人の幼馴染が引っ越した。

それと同時にまた幼馴染ができた。

「あの、君は神王竜司君だよね?」

「ああ、そうだけど」

「なら私たちのお隣さんじゃん、京子。」

「だね、ねぇ今度三人で遊ばない?」

「俺はいいけど」

「なら決まり!私、笹川京子。呼び方はなんでもいいよ。」

「私は黒川花。呼び方はなんでもいいかな」

二人が自己紹介してくる。

「俺は、知ってるか。呼び方は何でもいいよ、えーと京子に花。」

「「ふぇ!?(な!?)///いきなり呼び捨て!?」

「ん?不味かった?」

「「い、いやいいよ(いいけど)」」

「これからよろしくな!」

こうして俺と花、京子は出会い、親友になった。

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〜一年後〜

俺たち三人は並中に進学した。

 

その後、俺は二人に家族の事とかを全て話した。

二人は泣いていた。泣いてくれていた。こんな俺のためにだ。

そしてこう言った。

「私達、竜司の親友だからね!いつでも相談してよ?」ポロポロ

「おう、サンキューな。花」

「私、その人たちに会って見たい!会って引っ越した後の竜司君の話とか、

私達が出会う前の話をしたい!」ポロポロ

「京子もありがとな」

俺たちは更に友情が深まっていった。

 

それとまず、中学で再開した翔太と花が一度会っていたのを覚えており、

すぐに付き合いだした。

周りは嫉妬する中、俺と京子は祝った。

雲雀恭弥という奴がその日の放課後に俺と翔太に勝負を挑んできたから、

翔太は負けて、

俺は勝って、

「次は勝つから準備して待ってることだね」

と悔しそうに、帰って行った。

 

そしてある日の朝、

「遅刻だぁ!」

俺は通学路を走って行き、神王竜幻、つまり親父にあったのだった。

 

~fin~

 




短ったんですが、竜司の天界&過去編終了です!

こうして、竜司は過ごした後、父である竜幻に出会います!

神の守護者ーボンゴレ最強!?も読んで頂ければありがたいです。

それでは、

see you again.next the wark.




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