ゼロと白猫プロジェクト (天龍神)
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光焔の御子達

白猫プロジェクトとゼロの使い魔をクロスさせてみたいと思っただけですので、駄文だと思います


此処はハルゲギニアのとある学院の校庭では、春の二年生による、召喚の儀式が行われているのである。

 

そして、ある少女の召喚の儀式が行われようとしていたのだが、周りの生徒達はどうやらその少女を見下していたのであった。

 

一方、飛行島では、元御子で、剣士またはドラゴンライダーでもある、シャルロット、狐の獣人であり、剣士または武闘家と言う、コリンは相変わらずのスローライフをエンジョイしながらギルドからのオファーをこなしながら日々を送っている。

 

「御子‼」

 

「焼き鳥‼」

 

「ひぇぇぇぇΣ(゚Д゚)」

 

「アンタ達‼ いい加減に働きなさい<`~´>‼」

 

「たく、コリン、一緒に行くか?」

 

「勿論だぜ‼」

 

どうやら、トリ公ことヴィストリニルグとアイリスの愛猫兼相棒の白猫のキャトラに働くように注意されたようで、ちょうど、ギルドからの依頼で魔物退治が寄せられていたので、シャルロットは和服をルーンで着替えて、御子時代に身に纏っていた金色の鎧に着替えて、両刃の片手剣「真・光焔剣デュランダル」を帯刀し、友人のコリンは和服のままで、念のために剣を持って、拳には鈴が付いた籠手「真・天狐舞鈴」を装備し、宿屋の下宿している部屋を後にしたのであった。

 

その足で飛行島の船着場にある、飛行船に乗り込んで、現場に向かう途中で、

 

「今日は、仕事か?」

 

「ああ、そうだよ‼ わたしを扱き使うってことは、報酬は出すんだろうな?」

 

「おまえって、野郎は、さっさと、終わらせてこい‼」

 

「そんじゃ、行ってくるぜ‼」

 

以前敵対していたが、御子を辞めるきっかけを作ってくれた大男、オウガ・ザ・ドレッドレオンと遭遇し、いつものように言い合いをした後、飛行船に向かったのであった。

 

「ツキミ、おまえはこれから、依頼か?」

 

「わたしは、お団子を売りに」

 

「それじゃあ、一緒に、途中まで行くか?」

 

「うん‼」

 

飛行船に乗り込んだシャルロットとコリンは偶然にも、団子を売りに行くと言う、三日月をモチーフにした杖(?)「真・峨眉ノ月」を得物に使う、魔導師の兎の少女、ツキミと共に飛行船で現場の地上に降りて行ったのであった。

 

そして、ギルドから聞いていた現場に到着したので、途中でツキミとは街で別れて、街で合流することになっていたので、シャルロットとコリンは手早く、魔物を倒して、街に急いだのあった。

 

無事にツキミと合流出来た二人は、飛行島に戻るために、飛行船が停泊している場所に向かっている最中だった。

 

「何だよ‼ この光は‼」

 

「吸いまれる(>_<)‼」

 

「きゃぁぁぁあ~(>_<)」

 

そう、光の球体が三人の目の前に現れてしまい、吸い込まれてしまったのであった。

 

 

これは、まだ物語の始まりをしめしていたに過ぎないのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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異世界に

突然、出現した光の球体に吸い込まれてしまったシャルロット達は、そのまま成すがまま異空間を漂って行ったのであった。

 

その頃、

 

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、五つの力を司る、ペンタゴン‼ 我の運命に従いし、使い魔よ‼」

 

ほかの生徒達が召喚に成功している中、一人の少女は召喚が出来ていなかったので、再度、召喚の詠唱を始めて、そして、魔法陣が天界された瞬間、爆発が起こったのであった。

 

しばらくして、爆発で熾きた煙が消えて、そこにいたのは、

 

「痛てて、おい、コリン、ツキミ、大丈夫か?」

 

「大丈夫‼」

 

「うん、なんとか?」

 

そう、ギルドからの依頼を終えて、報酬を貰って飛行島に帰った瞬間に先ほどの少女が行った召喚の儀式で巻き込まれてしまった、シャルロット達であった。

 

三人とも、怪我はなかったようで、すぐに立ち上がって、辺りを見まわしたのだが、

 

「ゼロが、貴族と獣人を召喚したぞ‼」

 

「なぁ、コリン、こいつら、馬鹿みたいだよな?」

 

「そうだよね」

 

「此処では、お団子は売っていいですか?」

 

周りにマントが着いたローブを身に纏った集団が、シャルロットの身に纏っている、マントが着いた金色の女騎士の鎧を見るなり、貴族と言い、コリンとツキミが、兎と妖狐なので、獣人だと騒ぎ出したので、その様子を見たシャルロットは、コリンと一緒に呆れていたのだが、相変わらずのマイペースのツキミはと言うと、団子を売ろうとし始めたのであった。

 

そこに、

 

「御子‼」

 

「トリ公‼ ちょうどいいところに、此処どこ?」

 

「今度は、グリフォンを召喚したぞ‼」

 

「それが、エシリアさんにお願いして、御子達が光の球体に吸い込まれた所を見たそうで、エシリアさんの扉のルーンで送ってもらったのですが、しばらく、帰れません‼」

 

「帰れないって、どいうことかしら(^_-)-☆」

 

「ひぇぇぇ(゚Д゚)ノ‼ 剣を納めて下さい‼」

 

シャルロットがドラゴンライダーとして乗り回す神鳥「ヴィストリニルグ」が迎えに来たと思ったら、ソウルが切れてしまったようで、エシリアの持っている扉のルーンがしばらくの間、使えないと言い出したので、シャルロットは、光焔剣デュランダルを抜刀して、脅していたのであった。

 

そして、

 

「受けよ‼ 繚焔斬‼」

 

「ぎゃぁぁぁあ(゚Д゚)ノ‼」

 

しばらく帰れないことを聞かされたシャルロットは炎を纏い、その勢いで突進しながら、薙ぎ払い、周りにいた生徒ごと、ぶっ飛ばしてしまったのであった。

 

「シャル、スゴイ(>_<)‼」

 

エシリアはシャルロットが暴れていたのを見物していたのであった。

 

 

 

 

 



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契約

シャルロットは相棒の神鳥のヴィストリニルグからしばらく帰れないと告げられて、周りにいた群衆ごとぶっ飛ばしてしまったのであった。

 

「御子‼ 一般市民を巻き込んでどうするんですか(゚Д゚)ノ‼」

 

「お~い、ツキミ‼」

 

「治します‼」

 

「えぇぇ(゚Д゚)ノ‼ あの子、杖、放り投げて、踊っている(゚Д゚)ノ‼」

 

流石にこのままほって置くわけにはいかないので、シャルロットは魔導師である、ツキミに自分の生徒達の傷を治すように言い、ツキミはマイペースぶりを発揮して、愛用している杖に見えない真・峨眉ノ月を軽々と上に放り投げて、踊り出したので、その様子を見た、シャルロット達を召喚してしまった、少女は、腰を抜かしていたのであった。

 

そして、ツキミが真・峨眉ノ月をキャッチした瞬間、

 

「スゴイ、傷が治っている!」

 

「わたしは、スゴイのを召喚してしまったのね」

 

「ミス・ヴェリエール‼ コントラクト・サーヴァントを‼」

 

「困ったわね、良し‼」

 

「何をなさるのですか(゚Д゚)ノ‼」

 

「わぁ~、こいつ、頭、可笑しいぜ‼」

 

一瞬にしてシャルロットの怒りに巻き込まれて傷を負った生徒の傷が治ったのであった。

 

自分がとんでもない物を召喚してしまったことに気が付いたようで、見射ていたら、担任教師であろう男性教師に一喝されて、我に帰ったようで、神鳥である、ヴィストリニルグに近づいて、いきなり、キスをしたのである。

 

その行動を見たコリンは、少女が自棄になったのだろうと思っていたのであった。

 

「トリ公、左の翼になんか変な模様が刻まれた見たいぜ‼」

 

「今日から‼ わたしの使い魔よ‼」

 

「お~い、おまえも飛んで来いよ‼ って、とべないんだっけ」

 

「なんだ、魔法が出来ることが、そんなにいいのかな?」

 

「さてと、話を聞かせてもらおうか?」

 

「はい‼」

 

ピンクの髪の小柄な少女がキスをした瞬間、ヴィストリニルグの左の翼に何か模様のような物が刻まれたようで、担任教師の男性教師は物珍しそうにスケッチブックに書き出したのである。

 

しばらくして、ほかの生徒達は自力で飛んで行ったのを見たシャルロット達は、仲間の魔導師である、雨が具現化した存在の少女、ツユハがこのような行動が出来ることを思いだしながら、見ていたのだが、生徒達は、少女の事を見下していたので、ツキミは魔法が出来ることがすべてなのかと、思っていたのであった。

 

此処に居ても仕方ないと思ったシャルロット達は、ピンク髪の少女の案内の下、生徒達が向かった場所にヴィストリニルグにシャルロットとピンク髪の少女が乗り込んで、コリンは、ドラゴンに変化し、ツキミを乗せて、

 

「行くぜ‼」

 

「きゃぁっぁぁあ(゚Д゚)ノ‼」

 

「わ~い‼」

 

「早い‼」

 

「到着‼」

 

先に飛んでいた生徒達を追い抜いて学校のような所に到着したのだが、肝心のピンク髪の少女が気絶してしまったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ルイズのソウルボード講習

シャルロット達は自分達を召喚したと言っていたピンクの小柄な少女に話を聞かせてもらうために、その少女が通う、トリスティン魔法学院にある、少女の部屋に、気を失ってしまった少女を担ぎこんだのであった。

 

しばらくして、少女が目を覚ましたので、

 

「おう、良く寝たか?」

 

「あの‼ すいませんでした(゚Д゚)ノ‼」

 

「まぁ、まぁ、お茶でも飲みながら、お団子食べよう‼」

 

「ツキミ、おまえって、こんな時でもマイペースだよな(*´ω`*)」

 

シャルロットが黒いオーラを醸しだしながら、少女を問い詰め出したのである。

 

コリンは、疲れて寝ているようで、部屋のベッドに主の少女の許可をもらう前に寝てしまい、少女はシャルロットの威厳に気づき、後退りしながら土下座をして、謝罪していた所に、その空気をぶっ壊すためにツキミが持っていた緑茶と串に刺さった団子を皿に乗せて差し出して、場を和ませたのである。

 

「わたくしは、ルイズと言います‼」

 

「わたしは、シャルロット・フェリエ、って、ことでよろしく~」

 

「わたし、ツキミ、お団子を売ってるの」

 

「わたくしは・・・」

 

「あいつ、名前が長いから、トリ公でいい」

 

ピンクの少女はルイズと名乗り、シャルロット達も自己紹介を行ったのであった。

 

「イズ、シャルとかで良い、いつもの通りにしていいぜ」

 

「え、いいんですか? お言葉に甘えて、此処は魔法を学ぶ学校なのよ‼」

 

「さっきの奴ら、全員、魔導師か?」

 

「うん、それで、二年生に進級するには」

 

「召喚できないと、進級できないんだね」

 

シャルロットは気品ある立ち振る舞いが御子時代の頃にいやって言うほど体験したので、フレンドリーな雰囲気を好むので、ルイズにいつものようにして欲しいと言い、ルイズは元の口調に戻り、シャルロット達を召喚してしまったことについての説明をしたのであった。

 

シャルロット自身は剣士兼ドラゴンライダーなので魔法などには無関心だったこともあり、魔導師であるトリスティン魔法学院の生徒は大丈夫なのかと思っていたのであった。

 

「なるほど、此処はハルケギニアってとこで、わたし達が拠点している飛行島の世界とは違うってことだな」

 

「うん、そうよ‼ シャルロット達も魔法が出来るし」

 

「わたし達は、このソウルボードで、強くなるんだよ」

 

「ソウルボード?」

 

「簡単に言えば、ルーン呼ばれている、石ころを此処に嵌めたら、強くなんだよ‼」

 

「(これで、わたしも魔法が)」

 

シャルロット達はしばらくエリシアの扉のルーンが使えるまでの間ルイズと一緒に暮らすことにしたのである。

 

ルイズはシャルロット達がどうやって、技と魔法を使ったのかと気になって仕方なかったようで、恐る恐る質問したのである。

 

ルイズの質問にシャルロットは自分のソウルボードを二つ見せ、ソウルボードの仕組みを教えたのである。

 

「これって‼」

 

「それが、ソウルボ~ドだよ~」

 

「イズのソウルボード、剣士だな」

 

「そんな‼」

 

「御子、余っているルーンを差し上げたらどうです?」

 

「そうだな、これやるよ」

 

「ありがとう、シャルロット‼」

 

シャルロットがソウルボードをルイズに見せたことで、ルイズのソウルボードが現れたのだが、ルイズのソウルボードのルーンを嵌め込む並びを見たシャルロットはルイズが魔導師ではなく、剣士向きの体質だったことが判明してしまったことでルイズは何かに怯えだしたので、トリ公は窓の外から、シャルロットに余っている「地」「水」「火」「風」「闇」「光」を現した六色のルーンを今現状でルイズのルーンボードを強化出来るまで譲り、ルイズは教わった通りに自分のソウルボードにもらったルーンを嵌め込んだのであった。

 

「今日は疲れた‼ コリン、寝て良いよな、お休み‼」

 

「わたしのベッド‼」

 

「ルイルイもずるい‼」

 

そんなこんなでルイズのベッドに問答無用で寝ころんでしまったシャルロットはそのまま爆睡してしまったのであった。

 

 

 

 

 




ルイズはこちらでは始めから剣士として戦います‼


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シャルロット達の洗濯

ハルゲギニアにしばらく滞在することになってしまったシャルロット達はと言うと、召喚主のルイズの部屋で下宿することになったのであった。

 

召喚されて初めての朝を迎えたのである。

 

「ふぁ~;つД`)」

 

「おはよう、シャル‼」

 

「おう、ツキミ、エリシア、それにキャロ‼」

 

「まさか、戻れないって、思わなかったわ(*´ω`*)」

 

「まぁ、まぁ」

 

部屋の主より先に起きたようで、シャルロット達は、部屋の様子を見て、空いた口が塞がらなかったのである。

 

ルイズの衣服が散乱していたので、それをツキミとエリシアとキャロが先に起きて着替えて、掃除をしていたのであった。

 

シャルロットは面倒ごとが嫌いな性分なのだが、剣術の実力は、帝国軍人のアヤメとトモエに称されるほどなので、手ごわい魔物退治はどう言うわけか快く引きうけて、その分の報酬を貰うことがシャルロットの行動力なのは此処に居るメンバー全員が知っているのである。

 

「はぁ、本当に飛行島じゃねぇか、たまには洗濯手伝ってやるよ‼ 夢の中でもキャトラに怒られて、孤児院の院長に怒鳴られて、オウガに殴られた夢を見た(*´ω`*)」

 

「そんじゃ‼ 一緒にやるぜ‼」

 

「近くの人に聞いてください‼」

 

どうやらシャルロットは夢でも怒られていたようで、たまには洗濯を手伝うことにしたようで、先ほどまで一緒に寝ていたコリンと一緒に部屋の掃除をキャロとエシリアに任せて、三人はルイズの洗濯物を洗いに向かったのであった。

 

「あの~、そこのメイドさん、洗濯に行きたいんですけど?」

 

「え、確か、ミス・ヴェリエールが昨日、召喚されたと言う、わたしも今はちょうど選択に向かう途中だったので、ご一緒にどうですか? わたしはシエスタと申します」

 

「ありがとう、わたしは、ツキミって言うの」

 

「シャルロット、ってことで」

 

「コリンだぜ‼」

 

ルイズの洗濯物を片付けるために校内をむやみに歩くはずがない三人は、目に入った黒髪のメイドを捕まえて、洗濯ができる所まで案内してもらうことに成功したのであった。

 

黒髪メイドの名はシエスタと言い、温厚な性格なようで、すぐにシャルロット達と打ち解けたのであった。

 

「ディーネがいてくれたらな~」

 

「ごし、ごし‼」

 

「ぱん‼ ぱん‼」

 

「後は、干せば、完了‼」

 

「サンキュー、スタ‼」

 

「どういたしまして」

 

シャルロットは相変わらずの本音を言いながらシエスタの手伝いもあり、そんなにも時間を掛けずに洗濯物が干し終えたのであった。

 

シエスタにお礼を言って、部屋の主を起こしに戻ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 



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光焔の御子に起こされるの段

シャルロット達は召喚主のルイズが現在寝ているので、部屋に脱ぎ散らかしたルイズの衣服を洗濯するために、洗濯籠に洗濯物を入れて、洗濯場に向かっている最中に、学院でメイドをしていると言う黒髪の少女、シエスタに偶然出会ったことで孤児であり、幼い子供達を養っている者同士、意気投合したシャルロットは、コリンと一緒にシエスタの洗濯を手伝いながら、此処にはいない飛行島の仲間である、湖と言うより、水の精霊のディーネの事を言いながら、孤児院でやっていたのだあろう、慣れた手付きで、あっという間に洗濯物を洗い終えて、干せたのであった。

 

洗濯が終わったので、部屋の主を起こしに向かったのであった。

 

ルイズが昨日の夜に、

 

「七時に起こしてね‼」

 

と言っていたので、シャルロットはいい頃合だと思い、部屋に戻ったのであった。

 

「起きろ‼ イズ‼」

 

「あと、少し‼」

 

「しゃねぇ、これでどうだ‼」

 

「ドン‼ 痛い‼ 何すんのよ<`~´>‼」

 

「起きねえのが悪いんだ、さっさと着替えろよ‼」

 

「じゃあ、着替えさして‼」

 

「てめぇは‼ 自分のことは自分で出来ねぇのか<`~´>‼」

 

まだ寝ていたので、いい加減に起きないと授業に遅刻するので、シャルロットはゆすったのだが、起きそうになかったので、結局、ルイズの布団をひっくり返して、ベッドから落としたことで、ルイズは目が覚めたのだが、シャルロットに着替えさしてと言い出したので、シャルロットは、あまりのルイズの生活力の無さに、怒りを露わにしてしまったのであった。

 

ルイズはシャルロットのあの剣技を思いだしたのか、怯えながら自力でいつもの制服に着替えたのであった。

 

「トリ公は、教室に入れねぇだろ、どうすんだ?」

 

「そのことで、お願いがあるの‼ シャルロットって、剣使えるじゃない」

 

「コリンも使えるぜ、要するに、このメンバーから、一緒に来て欲しいんだな」

 

「魔導師ってことなら、ツキミよね?」

 

「わかった~、一緒に付いて行ってあげる‼」

 

「エシリアも行く‼」

 

「ありがとう、それじゃあ、行きましょう‼」

 

着替え終わったルイズは今日、行われる授業で、使い魔の顔合わせをしないといけないのだが、肝心のトリ公が教室には入れないほど大きな神鳥なので、シャルロット達の名から一緒について来てほしいと言っていたのである。

 

シャルロット達は話し合った結果、魔法を学ぶ場所と言うこともあって、唯一の魔導師である、ツキミと、好奇心旺盛のエシリアが一緒に付いて行くことになってしまったのである。

 

ルイズは同行してくれる二人を連れて、教室に向かったのであった。

 

 

 



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御子に喧嘩を売った愚か者

異世界に召喚されてしまったシャルロット達を追いかけてきたのはいいのだが、運悪く、ソウルが尽きてしまったことで、しばらくハルゲギニアで生活を送ることになってしまったのであった。

 

そして、異世界に来てからの初めての学校での授業に出席することになったのは、今いる飛行島のメンバーの魔導師、ツキミ、好奇心旺盛なピンクの髪の女の子でルイズより背が高い、ランサー兼双剣士(クロスセイバー)と言う、異色の技能を持っている、エシリアが、ルイズが使い魔にしたトリ公の代役で一緒に付いて行っているのである。

 

「此処が食堂よ‼」

 

「広い~‼ あ、あそこにシャル達いるよ」

 

「うまい‼」

 

「あの、馬鹿‼」

 

「飯食うのに、貴族も、平民も、ねぇだろう‼」

 

朝食を食べることになったので、ルイズの案内で食堂に到着したので、ツキミとエシリアは、食堂に広さに目を輝かせていたのだが、一足先に食べ物の匂いを嗅ぎつけて、シャルロットとコリン、そして、キャロが堂々と椅子に座って、料理長が作る料理を生徒に混じって、食べていたのであった。

 

ルイズは学院に入って初めて、シャルロット達の破天荒ぶりに、付いて行けないようで、それに反して、料理長のマルトーはシャルロット達が自分が作った料理を残さず食べてくれているので、大喜びでいたのであった。

 

「ふぅ~、食った、食った、さてと、これからどうする?」

 

「寝る?」

 

「どうして、こんなのがわたしの使い魔なの(*´ω`*)」

 

朝食を食べ終えたシャルロットとコリンは相変わらずのスローライフぶりを発揮して、キャロはそのままどこかへ行ってしまい、ルイズはそのまま、ツキミとエシリアと朝食を食べることにしたのであった。

 

ほかの生徒に至っては、シャルロットに怯えていたので、食事に手が付けないで、そのまま立ち去るのであった。

 

そんなこんなで朝食を食べ終えたルイズ達はそのまま食堂を出ることにしたのであったのだが、どうやら、男子生徒に一人がシエスタにいちゃもんを付け始めたのである。

 

「うるせぇぞ‼ てめぇら‼ そこの浮気クズ野郎がわりぃんだからよ」

 

「キミは、自分の立場をわかっているのか‼」

 

「ほう、やるってのか?」

 

「いいだろう‼ 決闘だ‼」

 

「お~い、場所はどこだ‼」

 

「こっちだ‼」

 

早い話が、ギーシュと言う生徒が浮気をしていたことが露見した濡れ衣をシエスタに着せていたので、昼寝をしようとしていたシャルロットとコリンの癇に障ったようで、シャルロットがギーシュを看破したのだが、ギーシュは自棄になったのか、シャルロットに決闘と言う名の処刑を思い付き、着いて来いと言ったのであった。

 

「ダメです‼ 殺されます‼」

 

「シャルが殺される? あいつが殺されるの間違いだぜ‼」

 

「ギーシュ、終わったな・・・」

 

シエスタはシャルロットに殺されると言ったが、コリンは、同じ飛行島の仲間であることもあり、光焔の御子だったシャルロットの実力は知っている以上はシャルロットに掛けていたのであった。

 

「おっさん‼ これ返してもらうぜ、行くぜ‼」

 

「あの貴族の坊主に一泡吹かせて来い‼ お昼には、おまえさん達に、美味しいもん、食わしてやるからな‼」

 

「そんじゃ、ちょっくら、行ってくるぜ‼」

 

シャルロットはギーシュ相手に愛用の「光焔剣デュランダル」では、ギーシュが死にかねないので、ちょうど、マルトー達に預けていた、飛行島の仲間の赤い髪の少年の稽古に使っていた木刀を一時的に返してもらい、食堂の入り口で待っていた、ギーシュの仲間に案内させたのであった。

 

 

 

 

 



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ギーシュ、哀れの断

シエスタにいちゃもんを付けていたギーシュに一喝したシャルロットはシエスタの代わりに、ルイズに召喚されたストレスを発散するために決闘を受けることになり、真剣を決闘ではギーシュが死にかねないので、木刀を持って、ギーシュの取り巻きにある場所に案内されたのだが、そこはちょうど、二つの塔の真ん中で、広場になっているので、学院の生徒達が暇なのだろう、大勢、集まっていたのである。

 

「お団子‼ いりませんか?」

 

「わたし、一本頂戴‼」

 

「こっちの世界のお金の単位覚えたの?」

 

「うん、シエスタに教えてもらった」

 

「シャルロット‼ そんな腑抜けに勝ちなさい‼」

 

ツキミは路銀を稼ぐために、厨房を借りて作った串団子を売って歩いており、学院内では、ツキミの作った団子は好評で、あんだけ作った団子の山があっという間に無くなってしまったのである。

 

もちろん、ルイズ達が使っている通貨で売買していることにルイズはツキミの学習能力の高さに呆れていたのであった。

 

勝負事には人一倍うるさいキャロは大声で隣にエシリアを立たせて、ヤジを飛ばしていたのである。

 

「逃げずに来たことは、褒めてあげるよ」

 

「そのセリフ、そのまま返すぜ、腑抜け、浮気オトコ‼」

 

「いいだろう、ボクを本気で怒らせた以上は」

 

決闘をすることになったギーシュはシャルロットの気迫に押されながらも逃げずに来たシャルロットを褒め称えたのだが、シャルロットに図星を指されたので、自棄になったのである。

 

「悪いけど、ボクもメイジだ、魔法を使わせてもらうよ。二つ名は「青銅」のギーシュ‼」

 

「そんじゃ、片付けますか」

 

「どうしましょうΣ(゚Д゚)」

 

「シャル、やちゃって(>_<)‼」

 

「今度はエシリアもやる(>_<)‼」

 

「あんた達、ズレてるわよ(*´ω`*)」

 

ギーシュは薔薇の杖を構えた瞬間、青銅の人形が、剣・槍・斧を持って現れて、シャルロットの周りを囲んでしまったのであった。

 

どう見ても絶体絶命の状況なのだが、シャルロットはこんなことは日常茶判事だったこともあり、怯えるどころか、逆に、笑みを浮かべ始めたので、応援しているコリン達はどんどんやれと言い出したので、ルイズが付いて行けないのであった。

 

「学院長‼ 大変です‼ ギーシュ・グラモンと、ミス・ヴェリエールが召喚した、剣士と決闘を」

 

「あのグラモン家の坊主か、ちょうどいいじゃろ‼ ほって置きなさい」

 

「わかりました」

 

もちろん学院長に二人の決闘は知らせにいって行ったのだが、学院長のオールド・オスマンがギーシュにちょうどいい機会だと述べて、このまま決闘の行く末を見守ることにしたのであった。

 

「行け‼」

 

「こんなもんで、あたしを殺せると思ったら、大間違いだ‼ 光で斬る‼」

 

「シャルロット‼」

 

「ど~ん‼」

 

「さてと、アンタ、土下座しろ、今すぐに、ボクは、浮気者ですって、二股掛けた女にして来い‼」

 

「ははは、は~い(;゚Д゚)‼」

 

シャルロットは一網打尽にすることにして、天高く飛びあがり、そのまま、ルーンで強化された木刀を逆手に持って、地面に突き立てて、爆炎を熾して、ギーシュが魔法で作り上げた青銅人形を一瞬で溶かして、ギーシュの制服に引火したが、シャルロットは、ギーシュに不敵な笑みを浮かべて、迷惑をかけた女子全員に土下座で謝って来いと命令し、ギーシュは怯えながら一目散に走って謝りに行ったのであった。

 

「勝ってしまったようじゃの」

 

「はい」

 

「あの~、覗きはダメ‼」

 

「いつの間にいたのんじゃ(゚Д゚)ノ‼」

 

シャルロットの決闘を水晶で覗いていた、オールド・オスマン達だったが、エシリアに注意されてしまったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ルイズの剣の道 Ⅰ

ギーシュとの決闘はみんなの予想通りにシャルロットがギーシュに何もさせずに制服を炎上させて、完封勝ちしたのであった。

 

負けてしまったギーシュはと言うと、二股をかけてしまった女の子達に、踏んだり蹴ったりされながら、バケツの水をぶっかけられながら、その場で土下座で謝罪して回っていたのであった。

 

それを水晶玉で盗み見ていたオールド・オスマンと、その秘書のロングビルは扉のルーンで背後に回り込んでいた、エシリアに注意されていたのであった。

 

「すまん、君の友人達を、ここに呼んできてくれんかね?」

 

「そう言うと、思って、来てるぜ‼」

 

「アンタ達、ついてけないわよ(*´ω`*)」

 

「ルイズ、体力無いわね‼ 冒険者何だから、しっかりしないさい‼」

 

「さてと、アタシをじろじろ見ていたのは、この爺でいいんだな?」

 

「剣を納めてくれΣ(゚Д゚)」

 

オールド・オスマンはエシリアにシャルロット達を学院長室に連れて来てほしいと頼んだ瞬間、もう既に、シャルロット達が得物を構えて、不敵な笑みをしながら立っており、ルイズは魔導師の訓練しかしたことないので、体力が全くなかったので、ウォリアーであるキャロに怒られていたのだが、オールド・オスマンはシャルロット達に武器をしまってくれと言ったのだが、シャルロット達はそんなオールド・オスマンの様子を見て、武器を納めたのである。

 

「さてと、早速なんじゃが、君たちは・・・」

 

「エロ爺に話すことはないね」

 

「チュー‼」

 

オールド・オスマンはシャルロット達のルーンの力が気になって聞き出そうとしたが、そんなことをやすやすと話すシャルロット達ではなく、オールド・オスマンと、使い魔のネズミに一喝した後、学院長室を後にしたのであった。

 

それから、数日が、経ったのであった。

 

「イズ、本格的に剣士になったらどうだ?」

 

「わたしは、貴族なのよ‼」

 

「だから、その貴族っていう概念が、間違っているわよ‼」

 

相変わらず、シャルロット達は、代わりバンコでルイズの剣術の訓練に付き合っている傍ら、ツキミの魔法(?)を教わっているのだが、ルイズはシャルロットと同じく物理型の体質なようで、全く、魔法が出来ずにいたのであった。

 

以前も錬金術での授業で、教室を爆破すると言う騒動を起こしたのであった。

 

もちろん、その授業で、シャルロット達は使い魔として紹介されたのである。

 

ほかの生徒達はシャルロット達の実力には手も足も出ないと言う有様なのであった。

 

「ルイズ、今日は、わたしが、組手の相手をしてあげる」

 

「キャロ、殺すんじゃねぇぞ」

 

「ちょっと‼ 初心者に、二刀流は‼」

 

どうやら今回は双剣士との組手を行うことになり、双剣士でもある、キャロとエシリアが、ルイズと組手を行うことになったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ルイズの剣の道 Ⅱ

ウォリアーであり双剣士でもあるキャロとエシリアがルイズに組手で、両手に、木刀の小太刀を持っており、対するルイズは、シャルロットからもらった木刀一振りを構えて、杖はしまっている状態で構えていたのであった。

 

「もう‼ こっちは剣、やったことないのに<`~´>‼」

 

「言うより慣れろ‼」

 

「ルイルイ、今度は、エシリアとだよ‼」

 

「逃げてばっかりじゃ、強くなれないわよ‼」

 

やはり、ルイズはキャロがエシリアとの合体技を使わないと言う条件でありながら、逃げ惑う有様で、これでは、ルイズは強くなるの日は遠くなるばかりであった。

 

今度は、エシリアに変わってもらうことにしたのだが、その時だった、

 

「カキ~ン‼」

 

「たたた、タバサ‼」

 

「エシリアと、勝負したいんだ‼ いいよ‼」

 

「うん‼」

 

なんと、小柄な水色の髪のエシリアより小柄な女の子で、ハルゲギニアではシュバリエと言うメイジの地位を持っているタバサが、先ほど、キャロが使っていた小太刀の木刀と同じ長さの木製の棒を両手に持って、エシリアに斬りかかったのだが、当の本人は自身の天武の際に気が付いてないようだが、エシリアはあっさりと、タバサの双剣を両手に持っていた木刀で受け流して、タバサの相手をすることになったのであった。

 

「あいつ、双剣士の才能が有るみてぇだな」

 

「その様ですね、御子」

 

「アカデミーに報告したら、絶対、シャルロット達がアカデミーを潰しちゃう」

 

「いっちょ、やってみるか‼」

 

「コリン‼ ちょっと‼ 格闘は勘弁して(゚Д゚)ノ‼」

 

シャルロットは、相棒のトリ公にタバサがギルドに加盟するなら、双剣士だろうと、一人と一羽はタバサに太鼓判を押していたのだが、ルイズはトリ公がしゃべれることをハルゲギニアの国家機関のアカデミーに報告したら、シャルロット達がアカデミーを潰しかねないと表情がこわばっていた所で、コリンがレザーグローブを嵌めて、ルイズに、今度は格闘術の訓練をつけ出したのだが、ルイズは勘弁してほしいと言い出したのであった。

 

もちろん、コリンは妖狐の力で九尾に化けたりと、てんやわんやなったが、特訓を切り上げることになったのであった。

 

早朝の特訓を終えたシャルロット達と力尽きたルイズは休憩をした後、食堂に向かったのであった。

 

「おお、我らが騎士団が来たぞ‼」

 

「騎士団? グライヴでもいるのか?」

 

「何言ってるんだ、おまえさん達のことだよ。貴族の坊主を死ぬより怖い目に遭わせて、懲らしめて、それがきっかけでな、貴族の小僧はともかく、嬢ちゃんたちまで、おまえさん達に憧れ出しただとよ」

 

「どう思う?」

 

「まぁ、いいんじゃない、飯くれ‼」

 

「言っておくけど、エシリア達は、お酒は飲んじゃだめだから‼」

 

食堂に入って早々、料理長のマルトー達から先日のギーシュとの決闘(?)もといギーシュの自業自得の公開処刑によって、シャルロット達が「我らの騎士団」と呼ばれていたのをルイズは形見が狭く感じていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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虚無の日

飛行島からルイズに召喚されて、ギーシュに決闘と言う名の公開処刑を退けて、オスマン達には恐れられる存在になってしまったシャルロット達は、ルイズに魔法以外で、戦えるように、あらゆる武術を教えている(?)のだが、一番まともなのが、一刀流の剣術がシャルロットの腕前には届かないが、上達しているのであった。

 

どう言った経緯なのか、タバサまでシャルロット達に我流で修得したのであろう、二刀流の剣術で、双剣士でもある、キャロ&エシリア&シャルロットにも引けを取らないまでに腕を磨いていたのであった。

 

「シャルロット達は今日は、時間ある?」

 

「とりあえず、用件を言え‼」

 

「実は、シャルロット達に、トリスティンの街を案内しようかと・・・取りあえず、今日は虚無の日なの‼ 行くわよ‼」

 

「ちょっと‼」

 

ルイズはシャルロット達に自分がご主人様であると言うことを教えるために、街で武器でも、買い与えて、主を敬えさせることにしたようで、今日が学院が休みの虚無の日だたこともあって、それと、シャルロットには神鳥のトリ公で空を飛んで街に行けるので、部屋でコリン達と寝ていたシャルロットだけ連れ出して、

 

「御子、やっと」

 

「街に、行くから、乗せなさい‼」

 

「なんか、イズの野郎、武器でも買い与えれば、アタシ達が言うこと行くだろうと思っているからな」

 

「いいではないですか、それでは街に参りますよ‼」

 

学院の大きな使い魔が収容されている農舎にトリ公に乗るためにやってきたルイズとシャルロットは取りあえず、街に行くためにトリ公に乗って街に向かって飛んで行ったのであった。

 

「タバサ、いる?」

 

「入って」

 

「お願い‼ あなたの使い魔じゃないと、ルイズ達に追い着けないのよ‼」

 

「ちょうど、行くとこ」

 

「よかった、それじゃあ、行きましょう‼」

 

ルイズ達だけが街に向かうはずがなく、もちろん、シャルロットとギーシュの決闘(?)以来、シャルロット達の強さに興味が出てしまい、その日からシャルロット達に近寄っている、シュルケは、トリ公に乗り込んで、街に向かったルイズ達を見たので、自分が知っている中で空を飛べる使い魔がいるのが、親友である、タバサにシルフィードと言う風竜で街に行きたいと頼みに部屋を訪れ、ちょうど同じくトリ公で街に向かったルイズ達を見たらしく、タバサも一緒に街に向かったのである。

 

タバサが後を追う理由はそう自分の本名と同じシャルロットの剣技とルーンについて知りたいがためであった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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武器屋に

虚無の日と言う休日に、ルイズから街で買い物に行かないかと誘われたシャルロットは観光を兼ねて、茶熊学園で着ている生徒会長の服を纏って、相棒の神鳥、トリ公に跨って、ルイズの案内の下、トリスティン王国の城下町に向かったのであった。

 

そのあとを追うように、シュルケ達がシルフィードで気付かれないように向かっていたのである。

 

「此処が、トリスティン王国の城下町よ」

 

「ルイズ、金、持ってるのか?」

 

「持ってるわよ‼」

 

「御子、ちゃんと、責務を」

 

「それじゃあ、行くか」

 

トリスティン王国の城下町が見えてきたので、近くの平原に降り立ったルイズとシャルロットは、所持金の確認を入念していたのであった。

 

ゴールド通貨しか持っていないシャルロットは、ルイズの所持金が頼りなので、いざとなったら、御子時代に手に入れた、貴金属を売れば足しにはなるだろと考えていたので、ちょうどルイズからの誘いに乗ったと言うのである。

 

二人は並んで、店がある通りに向かって行ったのであった。

 

二人は年頃の少女らしく、服屋に行ったり、喫茶店で食事したりと、休日を満喫していたのであった。

 

「この通りが、武器屋があるの?」

 

「ええ、あったわ‼ あの看板よ‼」

 

「エシリアに頼んだらよかっただろ」

 

「扉のルーンだと、無事に帰れるか、確証がなかったのよ‼」

 

「エシリアなら、帰れるだろ」

 

休日を満喫したルイズとシャルロットは、必要ないのだが、ルイズが、武器を買ってやると言い出して、強引に、シャルロットをどこで調べたのかわからないが、城下町の裏通りに面している場所にある、武器屋前に到着したのであった。

 

扉のルーンと呼ばれる物を使えるエシリアに頼めば、何処でも行けるのだが、ルイズは確証がないと、拒否する体質だったので、トリ公の方が安全だと言い、シャルロットは渋々、武器屋に入ることになったのであった。

 

その様子を物陰から見ていた二つの陰があったのである。

 

「武器屋に入って行っちゃったわよ」

 

「シャルロット・・・」

 

何を隠そう、シュルケとタバサの二人で、ここまでわざわざ、尾行してきたのであった。

 

ルイズとシャルロットが武器屋に入って行ったので、そのまま物陰から様子を窺うことになったのであった。

 

「貴族様が武器を」

 

「その通りだ、こいつに剣を持たせてやることになってな」

 

「シャルロットがでしょ‼」

 

「そちらのお連れさんは、必要は無いと思いますが」

 

武器屋に入店したルイズとシャルロットは店主から挨拶されて、シャルロットが、ルイズに剣を持たせることを店主に説明したのだが、魔導師になりたいルイズは頑なにシャルロットに剣を持たせることにしていたのだが、シャルロットは腰に二刀一対の双剣を帯刀していたのでその必要がないのであった。

 

 



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武器屋と光焔の御子

トリスティン王国の城下町に買い物にやってきたルイズはまさか、自分が剣を持つことになるとは考えもしなかったので、魔導師としてやっていくと頑として首を縦に振ろうとはしなかったのであった。

 

「嫌よ‼ なんで、魔法学院に通っているわたしが‼」

 

「ったく、アンタが魔法以外で食っていけるように、アタシ達はアンタに色々、教えることはわかっていると思ったのに」

 

「う‼」

 

「では、これなんか、どうでしょうか?」

 

「おっさん、そんなボロ剣、アタシ達に売りつける気、満々なの見え見え何ですけど‼」

 

「(こいつ、強い‼)」

 

しばらく言い争いになっていたが、結局、シャルロットの言い分が正論と言う結果に落ち着いたので、それを見計らっていた武器屋の店主は豪華な装飾の両刃剣を持ってきたのだが、シャルロットの目はそれが戦闘用に打った剣ではなく、紙すら切れない鈍だと言うことを見抜いて、店主を言い負かして見せたのであった。

 

「あっははあ(^^♪‼ これはいい気味だな‼ 大将‼」

 

「何だと‼ 今すぐにでも溶かしてやる‼」

 

「おで~はそれでも構わないぜ‼」

 

「おっさん、良い剣あるじゃん! これマケテ‼」

 

「シャルロット‼ そんなボロいのより・・・」

 

「ルイズ、あなたは、剣などの武器は、ドがつくほどの、ド素人なのですから、意見する資格は有りません(^^♪」

 

「おまえさん、変わりすぎだろ(*´ω`*)」

 

武器屋の奥の樽の中から声が聞こえて来たのでシャルロットは近寄ってみると、タツノシンが得物にしている日本刀と同じく片刃の剣で、刀身が茶色に錆びていたのである。

 

シャルロットはその剣こと、デルフブリンガーと言うヒトの言葉をしゃべる剣、通称、インテリジェントソードを見て、ルイズの背丈なら十分に扱えると判断し、店主に値引きを迫ったのであった。

 

ルイズは剣及び武器には全く持って、無知だったこともあって、近くに飾られていた見た目はいいのだが、剣としての役割である、切断が出来そうにない、両刃の片手剣を指さしたのだが、シャルロットは御子を辞めて、愛用している、光焔剣、デュランダルをバロンに修復してもらっている間は、予備で、あらゆる剣を使っていた経験があるので、ルイズに、光焔の御子モードでまたもや、言い負かしてしまったのであった。

 

その様子を見ていたデルフと武器屋の店主はシャルロットの二面性に呆れるしかなかったのである。

 

「金貨五十枚だ‼」

 

「おっさん、なめてる? これと交換でいいだろ‼」

 

「それ、ルーン‼」

 

「何だ‼ この石は、物凄い、良いだろ‼ 持ってけ‼」

 

「よっしゃ‼」

 

シャルロットに金貨五十枚と提示してきたので、シャルロットは徐にポーチに手を入れて、中から、赤いおにぎり型ルーンを五個取り出して、店主はその赤いおにぎりルーンを手にした瞬間、ルーンが光り出したので、気前よく、デルフブリンガーを譲ってくれたのであった。

 

 



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かくし芸プロジェクト

トリスティン王国の城下町の一軒しかない武器屋で錆びているがシャルロットが刃渡りなどを目測で計算し、ルイズに剣術を本格始動させることにしたらしく、ポケットからハルゲギニアに飛ばされるまでに手に入れていた赤いルーンを店主と物々交換でインテリジェントソード、デルフブリンガーを手に入れて、ルイズが装備することになったのである。

 

長さはシャルロットがいつも一刀流で使っている光焔剣デュランダルと同じ長さなので、背が低いルイズでも軽々と振り回すことが可能で、シャルロット達から分けてもらった六色のルーンのおかげで今では、剣士としての実力を付けていたのだが、ルイズ本人は魔導士になりたいと今だに思っていたのであった。

 

シャルロットとルイズが武器屋から出て行った後、タバサとシュルケも二人の後を追いかけることにしたのであった。

 

「御子、そろそろ、帰りますよ‼」

 

「んじゃ‼ 行くぜ‼」

 

「鳥がしゃべんのかよ‼」

 

「あの、アンタは剣がしゃべってるのに驚かないの?」

 

「はぁ? あたし達は冒険者だし、それに、飛行島じゃ、しゃべる剣なんか日常茶飯事だし」

 

「もう、付いて行けない((+_+))」

 

ルイズ達は街での買い出しも完了したようで、シャルロットの相棒のトリ公に跨ってトリスティン魔法学院に帰ることにしたので、デルフブリンガーが挨拶をしたのだが、トリ公はそうですかと返して、そのまま学院に進路を確保し、翼を羽ばたかせて、飛行を離陸したのである。

 

ルイズはシャルロットにインテリジェントソードに驚かないことが気になったので質問したのだが、シャルロットは飛行島にやってきた当時にリーゼロッテと言う少女が人の言葉をしゃべるぬいぐるみを抱えていたのと、後から飛行島にやってきたロザリーも同じく人の言葉をしゃべるぬいぐるみを得物にしていたのと、冒険者ギルドでの依頼で様々な場所に赴いていたこともあってデルフブリンガーがしゃべっている程度は驚く気が無いとバッサリと言い切ったので、ルイズはシャルロット達について行けないと呆れていたのであった。

 

その後、二人は無事にトリスティン魔法学院に到着し、ルイズの部屋に買ってきた荷物を置いて、留守番をしていたコリン達はシエスタ達の手伝いをしながらオールド・オスマンのセクハラに目を光らせながら、一日を終えたのであった。

 

そして、翌日

 

「どうしよう(゚Д゚)ノ‼」

 

「ったく、ルイズ、落ち着け‼」

 

「だって‼」

 

「かくし芸をすればいいんだよね(^_-)-☆」

 

どうやら、この日はトリスティン王国の王女がこの学院に訪問するのでm使い魔のお披露目会と言うかくし芸大会を開かれることになったのでルイズはシャルロット達にどうしようと泣きついていたのであった。

 

 

 

 

 

 



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光焔の御子に喧嘩を売った大馬鹿野郎

現在、シャルロット達はトリスティン王国のトリスティン魔法学院にルイズと言うエシリアより小柄な少女に(本人達曰く、拉致られた)に召喚されて、ルイズの部屋で居候していたのであった。

 

相変わらずの面倒くさがりだが、やるときはやるがモットーなので、シエスタの手伝いに行ったりと、仕事はこなしていたのであった。

 

ギーシュはシャルロットにコテンパンにされたことで、今ではシャルロットの命令には従っているのであった。

 

「何~‼ シエスタがエロおやじに捕まっただと<`~´>‼」

 

「シャルちゃん、行くの?」

 

「ダメよ‼」

 

「悪いが、アタシの専属のメイドをアタシの許可なしでヘッドハンティングしたことは、容赦しなくていいと言うことだな」

 

「ほんじゃ、行くぜ~‼」

 

「何、何、エシリアも行く‼」

 

「ダメ~‼ 貴族に逆らったら」

 

「もういっちゃったわよ」

 

トリスティン魔法学院でいつものようにルイズに剣術の稽古をつけていたら、料理長のマルトーからシエスタがモット伯爵と言う貴族にヘッドハンティングされてしまったことを告げられて、シャルロットはシエスタを連れ戻すべく、相棒のトリ公に跨って、モット伯爵の屋敷に飛んで行ってしまったので、ルイズが止めようとしたが、エシリアの扉のルーンでモット伯爵の屋敷にツキミ達を連れて行ってしまったので、ルイズは顔面蒼白になっていたのであった。

 

「シャル公の奴、あの島に居るんだな?」

 

「ああ、全く、生徒会長とツキミ君とエシリア君を誘拐するとは」

 

「行きましょう‼」

 

飛行島から飛行船に乗り込んでいたシャルロット達を探していた茶熊学園の生徒一行は、ハルゲニア大陸を見つけて、上陸することにしたのであった。

 

「大変です‼」

 

「何だ‼ 一体‼」

 

「それが、メイドを返せと、平民らしき一団が乗り込んできました‼」

 

「馬鹿な奴だ、貴族に逆らったら、どうなるか、思い知らせてやれ‼」

 

「それが・・・」

 

「おっさん、アタシの許可なしに、勝手に専属メイドをヘッドハンティングしていいと思うなよ‼」

 

「どう言うことだ‼」

 

モット伯爵に堂々と乗り込んで行ってしまったシャルロット達は、シャルロットとトリ公が真正面から乗り込んで、エシリア達が直接、モット伯爵の部屋に乗り込んでいたのであった。

 

いきなりのシャルロット達の登場にモット伯爵は痛い目を遭わせてやろうとしたのだが

もう時すでに遅しで、シャルロットが部屋に有った、机の上に、デュランダル・ツヴァイを構えて、仁王立ちしていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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光焔の御子 帰還

シャルロットの怒りを買ってしまったモット伯爵は怯えてながら、シャルロットに取引を持ちかけたのであった。

 

「では、珍しい、書物を・・・」

 

「却下‼」

 

「きぇぇぇΣ(゚Д゚)‼」

 

「さてと、おっさんの汚い失禁みてもしゃねぇし、シエスタ、連れて帰るか?」

 

「はい、シャルロット様」

 

「シャルで良いって、トリ公、帰るぞ‼」

 

「御子‼」

 

取引内容は珍しい書物を持ってこればと言う、モット伯爵の趣味だったので、書物に全く持って興味がなく、茶熊学園の図書室では、たまに料理本を読む程度なので、取引を却下し、近くにあった、椅子を蹴り飛ばして、モット伯爵がおもらしたのを見届けて、無事にシエスタを救出することが出来たシャルロットは相棒のトリ公を呼び、跨って、トリスティン魔学院に帰るのであった。

 

それから数日、

 

「あれ、お~い‼」

 

「会長‼ さぁ、帰るぞ‼」

 

「さてと、トリ公‼ かえるじゃねぁか‼」

 

「それは・・・・」

 

「そんな~シャルロット達が帰ったら、わたし」

 

「そうだな、あ、ルイズ、待ってろ」

 

「済まんの、また、遊びに来なさい‼」

 

トリスティン魔学院上空に飛行船を見つけたシャルロット達は大声で呼んで、飛行船は近くの平原に着陸したのであった。

 

シャルロット達はトリ公に騙されていたことに腹を立てていたのだが、ルイズが泣きそうになっていたので、シャルロット達は怒るのを辞めて、数日間、持っていて欲しいとルイズ達に言い、飛行船で茶熊学園に帰って行ったのであった。

 

そして、シャルロット達が茶熊学園に帰還して、数日が経ったある日、

 

「おおお‼」

 

「今日、この日を持って、我ら‼ 冬の国の領土になった‼ よって、トリスティン魔学院は妾に従ってもらう、安心せい、なにも、学び舎を壊すことはせん‼」

 

「なんと言う、美しいお方なの(≧▽≦)‼」

 

「ん? そなたが、ルイズと、タバサか?」

 

「はい‼」

 

「さてと、悪いが、妾の城に招待してやろう‼」

 

トリスティン魔法学院生徒一同「なんで‼ ゼロなのよ‼ タバサは兎も角‼」

 

「アンリエッタ様は?」

 

「その者なら、我が城にて、待っておる‼」

 

「わかりました、では、ルイズ・・・・」

 

「悪いが省力して名乗れ‼ では参るぞ‼」

 

トリスティン魔法学院に、シュルケ以上のプロポーションを持つ銀髪の女性こと、冬の国の王女で、軍事大国の主でもある、槍と魔法を使うが、お気入りの女を見つけると楼閣してしまう悪い癖ある、インヘルミナが自ら赴いて来たのであった。

 

ルイズはシャルロット達が言っていたことがこの事だと確信し、インヘルミナの誘いに乗ることにしたのであった。

 



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貴族とは?

シャルロット達が元の生活に戻って数日が経ったある日、銀髪の長い髪に、豊満な肉体美を持つシュルケさえ憧れるプロポーションを持った女性、年がら年中冬と言う、「冬の国」の女王、インヘルミナは、ハルゲニアの歴史を大きく変えると言う、前代未聞の征服を行い、見事にトリスティン王国を自国の領土にしてしまったのであった。

 

魔術と、巧みな槍裁きを得意とするインヘルミナの威光には、学院に通っている生徒が誰もひれ伏すしかなかったのであった。

 

インヘルミナは、シャルロット達を誤って、召喚してしまった、ルイズと、小さな肉体で、何かを抱えている、タバサを、自分の城に招くことにしたのであった。

 

「待ってください‼ タバサは、わたくしの友人です‼ お願いです、わたくしも同行させてください‼」

 

「いいだろう、名は?」

 

「シュルケです・・・」

 

「では、行くぞ‼」

 

ルイズ達「はい‼」

 

タバサの友人である、シュルケは、自分も一緒に連れて行ってほしいと、インヘルミナに頭を下げて、直談判したのであった。

 

インヘルミナは、直談判する、シュルケを見て、即決で、同行を認めて、名を名乗るように言い、シュルケは名乗ったのであった。

 

そして、インヘルミナの号令の元、学院の外に用意されていた、飛行船に乗り込んで、城に向かったのであった。

 

「着いたぞ‼」

 

「トリスティン城‼」

 

「今日から、この城も、我が城なのだから、当然のこと、行くぞ‼」

 

飛行船に乗ること数分、到着したのは、ルイズ達も知っているトリスティン王国の王宮で、トリスティン王国の王族達が生活している場所でもあるのだが、インヘルミナの征服に下ったので、現在は、インヘルミナの城として扱われているのである。

 

インヘルミナに言われるがまま、ルイズ達は後を付いて行ったのであった。

 

「ルイズ~(゚Д゚)ノ‼」

 

「アンリエッタ様‼」

 

「よかった、ルイズも無事だったんですね(≧▽≦)‼」

 

「再会を喜んでいる所、悪いが、ハルケギニアは魔法が使える者が貴族のだ?」

 

「・・・・」

 

「どうやら、そなた達は、昔の習わしに囚われていたようじゃな、妾の知人は、魔法を使えても、平民として、冒険者ギルドで働いておる、魔法が使えると言うだけで、貴族と名乗るのは、馬鹿なだけじゃ‼」

 

「‼」

 

トリスティン王国の姫、アンリエッタと再会を果たした、ルイズは喜んでいたのだが、インヘルミナはハルケギニアが、どうして、魔法が出来ると言う理由で、貴族になるのかと、問い出したのだが、ルイズ達は答えが出なかったのである。

 

そう、ルイズ達には、インヘルミナを納得する答えが説明できないのだから。

 

 

 

 

 

 

 



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ルイズ、白の巫女

軍事大国の王女、インヘルミナに貴族について説かれたルイズ達はトリスティン魔法学院の自室に戻って、考えていたのであった。

 

シャルロットが貴族ではなく、捨て子同然で育った孤児であり、現在、茶熊学園の生徒会長と言うこともインヘルミナから聞いて、自分の生き方に不安を抱いてしまったのである。

 

「もう、わたし、どうかしてる。あ~、寝ましょう‼」

 

いつもならシャルロット達が一緒に寝てくれていた自分のベッドが広く感じていたのである。

 

そして、シャルロットの相棒のトリ公も元の場所に帰ってしまったので、現在、ルイズには使い魔がいない状態なのだが、インヘルミナの征服行為によって、使い魔がいなくても、留年しないと言う校則をインヘルミナの下で可決されて、魔法が使えない者でも、通えることになったのだが、まだ、古い考えを持ち続けた代償が大きかったのであった。

 

「シャルロット・・・ツキミ・・・エシリア・・・コリン・・・キャロ、今頃、何してるんだろ?」

 

ルイズは飛行島に帰ってしまったシャルロット達が今頃何をしているのだろうと寝言で心配していたのであった。

 

そして、シャルロット達が飛行島に帰って、トリスティン王国がインヘルミナの領土をになって、数日が経ったのであった。

 

「はぁぁあ‼」

 

「ルイズの奴、魔法が出来ないからって、今度は剣かよ‼」

 

「そう言う、おまえ達は、何なんだ?」

 

「って、おまえこそ誰だよ‼」

 

「ここのガキは礼儀がなってないらしいな」

 

「貴族に逆らうのか‼」

 

「貴族がどうした?」

 

ルイズは一人、広場でインテリジェントソードのデルフリンガーを鞘に納めたまま装備し、シャルロットがくれた木刀で素振りを行っていたのである。

 

それを、自分が出来もしないで嘲笑っている生徒がいたのだが、そこに、シャルロットの知り合いの大柄の男、オウガがやって来て、礼儀がなっていないと注意されて怒った男子生徒は貴族に逆らうのかと、オウガじゃなくても呆れる発言していたのであった。

 

もちろん、オウガが相手にする訳がなく、

 

「つまんねことをしてんだったら、あいつみたいに、武器扱えるようになってみな‼」

 

「必要ないね‼」

 

「そうかよ‼ じゃあな‼」

 

軽くあしらって、どこかへ行ってしまったのであった。

 

「此処が、トリスティン魔法学院ね‼」

 

「そうね、あの人だね‼」

 

「(#^.^#)」

 

「アンタ達、誰? わたしは、ルイズ・・・」

 

「シャルロットから聞いてるから‼ ルイズね、キャトラよ」

 

「わたしは、アイリスです‼ 魔導士なので」

 

「魔導師・・・」

 

ルイズが木刀の素振りを終えて、一息ついている所に、銀髪の少女で魔導師のアイリス達が、ルイズを訪ねてきたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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突然の盗賊

軍事大国の王女、インヘルミナによって運営されることになったトリスティン魔法学院に赤髪の少年達がやってきたのである。

 

ルイズはインテリジェントソード「デルフブリンガー」を鞘に納めて、魔導師である、銀髪の少女、アイリスに劣等感を抱いていたのである。

 

自分が魔法が一度も成功したことがない、「ゼロ」と言われ続けていたのだから、無理はないのであった。

 

「なるほどね、シャルロット達から聞いたとおりね」

 

「え、シャルロット達を知ってるの‼ この前も、インヘルミナ様が知り合いだって」

 

「はい、大切な飛行島の仲間ですから」

 

「(^-^)」

 

「別に、魔法が全てじゃないのよ‼ 使い魔もいらないわ‼」

 

アイリス達はルイズが魔法が成功したことのないことを茶熊学園でシャルロットとツキミとエシリアから聞いていたようで、自分達がシャルロット達の知り合いであると言うことを説明したのである。

 

ルイズは驚いた、そう目の前にいる人物たちが自分が召喚してしまった、光焔の御子達の仲間だと言うことに、自分が、赤髪の少年と同じ、魔法で戦えなくても、良いように、シャルロットが持っていたルーンと交換してくれたデルフブリンガーを眺めて、この者達が、魔法より大切な何かを教えてくれるだろうと気が付いていたのである。

 

「学院に、どんなご用件?」

 

「ルイズさん、あなたに用があってきたんです‼」

 

「え、わたしに?」

 

「はい、茶熊学園学長から・・・」

 

ルイズはアイリス達にどんな用件で学院を訪ねてきたのかと質問し、アイリスが、茶熊学園学長、カムイからの頼み事を携わってきたのだと切り出さそうとした瞬間、

 

「ドカ~ン‼」

 

「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」

 

「嘘でしょ‼」

 

「ルイズ‼」

 

「どうした‼」

 

「え‼Σ(゚Д゚)‼」

 

「追いかけるよ‼ ぽっぽ‼」

 

「ポッポ~‼」

 

「もう‼ 待ちなさいよ‼」

 

「先公なんか、当てにできるか‼」

 

学院の倉庫が破壊されて、そこから巨大なゴーレムが出現したので、アイリス達は追いかけることにしたのである。

 

ルイズ曰く、ゴーレムが出現した場所は、学院の宝物庫だと言うので、アイリス達の推理が正しいのなら、ゴーレムの操縦者は宝物庫から何かを盗み出したことになるので、学院の教員に言わずに、一目散にゴーレムを、後からやってきた仲間達と一緒に追いかけることにしたのである。

 

ルイズは見たことのない者達に呆気にとられていたが、その場の勢いで、マールの保護者的存在の神鳥のぽっぽに飛び乗って追いかけることにしたのであった。

 

 



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盗賊?

突如、出現したゴーレムに乗っているフードを被っている人物が、トリスティン王国で噂になっている貴族だけ狙うと言う盗賊、土くれのフーケと言う盗賊らしく、同じ義賊だったハリムからその情報を仕入れていた赤髪の少年達は何も躊躇もしないで追いかけて行ってしまったので、ルイズは空気を呼んで、近くにいた、トリスティン魔学院に遊びに来ていた天使の少女、マール・アンビシャスの相棒兼保護者代わりの神鳥、ぽっぽに飛び乗って、一緒に追いかけることにしたのである。

 

「タバサ‼」

 

「うん」

 

どうやら、ルイズがぽっぽに飛び乗って追いかけて行くところを見ていた悪友二人も一緒にタバサの使い魔のシルフィードに跨って、追いかけてきたのである。

 

「逃げられないわよ‼」

 

「しつこいんだよ‼」

 

「わたしに任せて‼ 凍刻陣(クロノ・サークル)‼」

 

「嘘でしょΣ(゚Д゚)‼ あのゴーレムを一撃で‼」

 

「ぽっぽ‼ 行くよ~‼」

 

やはりゴーレムだけあってすぐに追いついたので、キャトラが観念してお縄に着けと投降を求めたが、やはりフーケはゴーレムで反撃してきたので、槍を構えていた、ハルカ・グレイヘヴンの攻撃によって、普通ならトリスティンの魔法では破壊できないゴーレムが、いとも簡単に、まるで、豆腐のように崩れて、タダの土と化してしまったのである。

 

ルイズは、ハルカの攻撃を目の当たりして、言葉が出なかったのである。

 

そして、好機を逃すまいと、マールとぽっぽの怒涛の攻撃が始まり、ルイズも、デルフブリンガーを抜刀したのである。

 

「ふふふ、こっちには、破壊の杖が」

 

「それ、返してもらうよ~ん」

 

「ぎゃああああΣ(゚Д゚)‼」

 

「遅いのよ‼ イシュプール‼」

 

「まぁまぁ、この杖が無事に取り戻せたのだから、いいじゃないか」

 

「オレ達の出番なし・・・」

 

ゴーレムに乗っていた土くれのフーケも一緒に地上に落下していたのだが、なんと見たことのある顔だと思っていたら、オールド・オスマンの秘書のロングビルだったのである。

 

土くれのフーケこと、ロングビルは盗んだ破壊の杖であろう、目玉の付いた禍々しい杖を構えて、振りかざした瞬間、銀髪に白い蛇のような男がロングビルの背後から現れて、ロングビルが持っている破壊の杖を奪い返したのである。

 

やはり、遅れてきたことに、女性陣は怒っていたのだが、イシュプールはいつも通りの態度を取っていたのである。

 

ルイズ達が、自分達の存在意義があったのかと、考えさせらることになってしまったのであった。

 

 

 

 



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イシュプールからの招待状

無事に巷を騒がしていた義賊、土くれのフーケことロングビルを捕まえてしまったアイリス達は、盗まれた破壊の杖を神出鬼没のイシュプールによって奪還されて、学院に帰って来たのであった。

 

「お~‼ イシュプール!」

 

「やあ、久しぶりだね、オールドオスマン」

 

「イシュプール、知り合いなの?」

 

「猫がしゃべった(゚Д゚)ノ‼」

 

「ちょっと‼ ちゃんと話を聞きなさい‼」

 

「わたし達、完全に忘れられてるんだけど」

 

「(´・ω・`)」

 

破壊の杖を返却しにオールドオスマンが待つ部屋に戻ってきたルイズ達だったが、イシュプールとは知り合い問うことが判明したので、久しぶりの再会に置いてけぼりを喰らってしまったのであった。

 

「そうだ、ルイズといったかい、茶熊学園へ、転入してはどうだろうか?」

 

「嫌です‼」

 

「もう‼ 少しくらい融通を気かしなさい‼ 魔法が出来なくても、茶熊学園には貴族が通ってるわよ‼」

 

「う‼」

 

「もう、キャトラたら‼」

 

イシュプールはルイズにトリスティン魔法学院で学ぶより、貴族や平民や魔法の有無など関係ない茶熊学園への転入を薦めたのであった。

 

魔法にこだわるルイズにとってトリスティン魔法学院だと言って頑なに拒否していたのであった。

 

キャトラはルイズを諭していたのである。

 

「それと、オールドオスマン、アンタのことだから、下心丸出しで下調べなしで雇ったんでしょ‼」

 

「それが悪いかの~‼」

 

「当たり前だよ~ん‼ それと、これを渡しておくよ」

 

「これは」

 

「転入許可書」

 

キャトラはてっきりルイズのことで忘れていると思っていたのであろうオールドオスマンだったが、ロングビルが義賊の盗賊、土くれのフーケだったことを調べてなかったことを咎めたら、あっさりと認めたのでハルカ達女性陣がジト目で睨みつけて、イシュプールは懐からカムイから預かっていたのであろう、四通の封筒を机の上に広げたのである。

 

もちろん中に入っていたのは、ルイズ達の転入証明書であった。

 

「行きます‼ わたし、茶熊学園に‼」

 

「そう来なくちゃ‼」

 

「行くのか‼ ルイズ、だが、その肉体では、心もとないぞ‼」

 

「インヘルミナさん‼」

 

「我に任せるのじゃ‼」

 

「インヘルミナ様。何をΣ(゚Д゚)‼」

 

ルイズは決意したらしく、茶熊学園に行くことを決めたのである。

 

そこにタイミングを見計らってやってきたインヘルミナがルイズを背後から羽交い絞めにして、ルイズに何か液体が入ったボトルを問答無用にルイズの口に無理やり突っ込んだのであった。

 

 

 

 



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ルイズ、友情覚醒

冬の軍事大国の王女で見事なまでのシュルケ以上の魅惑のプロポーションを見せつけているインヘルミナに向けられているオールド・オスマンの眼差しとセクハラの目線などを気にしないで、ルイズを羽交い絞めにして、以前、研究費を持ち逃げされた自称天才科学者、カティアが作った緑色の液体が入った瓶をルイズの口をこじ開けて流し込んだのであった。

 

「何を、‼ 苦しい、体が‼」

 

「インヘルミナ‼ アンタ‼」

 

「大丈夫じゃ、すぐに効果が表れるぞ」

 

緑色の液体を飲まされたルイズはしばらくして、自身の体に違和感を覚えて、苦しみだしたのである。

 

キャトラはインヘルミナに突っ込んだのである。

 

「(^-^)‼」

 

「そうじゃ、その光を待っておったのじゃ‼」

 

「なんか、このままだとまずいよ~ん、わたしは退出させてもらうよ~ん‼」

 

咄嗟に赤髪の少年はいつものようにルーンの光をルイズにも実行したのである。

 

そうインヘルミナがルイズに飲ませた液体はどうやらルイズのソウルを覚醒させるもののようだったのである。

 

イシュプールは何を察したらしく、オールド・オスマンを連れて部屋から退出していったのである。

 

そして、

 

「嘘でしょ‼ この微熱のわたしが‼」

 

「あれ、みんな、どうしたの?」

 

「おお、ルイズよ、妾ともに楽園へと参ろうぞ‼」

 

「はい、鏡」

 

「・・・・キャ~‼」

 

みるみるうちにルイズに肉体が成長し始めて、そして、見事なまでに、インヘルミナには劣るが、シュルケ以上のプロポーションを手に入れてしまったのだが、来ていた服が、元々、子供サイズだったこともあって、完全に見えてはいけない場所以外隠れてなかったので、ルイズは絶叫してしまったのである。

 

インヘルミナはカスミに実行した行為をやるつもり満々だったのであった。

 

このままでは外をで歩けないので、

 

「そうじゃ、これを用意したのじゃ‼」

 

「あの~もとに戻る薬は・・・?」

 

「ない‼ カティアが書き残して行ったメモには、これでナイスバディになると書かれておったの~、別に元に戻る理由はないじゃろ‼」

 

「家に帰れない~‼」

 

「茶熊学園にはシャルロットさん達が待ってますから」

 

インヘルミナは前もって用意させていた茶熊学園の女子制服を敢て、こうなることを知っていたらしく、現在のルイズのサイズに仕立て上げていたのであった。

 

ルイズはインヘルミナに元の姿に戻る薬はないかと質問したら、インヘルミナに元に戻す必要は無いときっぱりと言われてしまって、結局、このまま茶熊学園の制服に袖を通したのであった。

 

以前、シャルロット達に、服位自分で着ろと怒られたので今回は自分で着たのであった。

 

 



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ゼロの転入

茶熊学園への転入が決まったルイズは、インヘルミナにカティアが作った薬を飲んでシュルケに匹敵するナイスボディーを手に入れてしまったので、インヘルミナがルイズが茶熊学園への転入が決まっていたかのように茶熊学園の女子制服が今のルイズピッタリで用意されたので、ルイズは茶熊学園の制服を着たのであった。

 

そして、イシュプールからルイズ達の茶熊学園への転入するための封筒を渡したのである。

 

「行くがよい、ミス・ヴァリエール達よ‼」

 

「はい‼」

 

茶熊学園への転入届を受け取ったルイズ達は、アイリス達共に茶熊学園へ向かったのであった。

 

「シエスタ‼」

 

「はい、わたしも一緒に茶熊学園に通えるようになったので」

 

「いいじゃない、仲間が増えるのって」

 

「別にいいわよ」

 

「はい、イシュプールさんから聞いていた通りに、ミス・ヴェリエールが大きくなったんですね」

 

「もう二度とあんな薬は飲みたくない‼」

 

「本当はうれしい癖に‼」

 

「茶熊学園ではね、みんないろんな国からやって来てるのよ、歳もバラバラだしね」

 

「そうなの‼」

 

トリスティン魔法学院の外へ出た所で、シエスタもなんと茶熊学園への転入が決まったらしく、ルイズ達とは同級生として茶熊学園に向かうことになったのであった。

 

人の言葉を話す白猫、キャトラはルイズ達に茶熊学園に通う生徒達は、各国から通い自ら学びを求めてくる者達であるため生徒の年齢がバラバラであることを教えたのであった。

 

ルイズ達は驚くしかなかったのである。

 

そんなこんなで、ルイズ達は飛行船乗り場に向かったのであった。

 

「今日は、飛行島で一泊してから明日茶熊学園に行くわよ、寝坊しちゃダメよ、特にルイズ‼」

 

「うう‼」

 

「いいですか、もうわたしもこの日を限りでメイドを辞めさせていたみなので、ルイズ、自分で起きてね‼」

 

「うふふ、そうね、自力で起きられないもんね」

 

飛行島で一泊してから学園に行くことになり、ルイズは今日から自分のことは自分できないといけないことを仲間達から言われて、ショックを受けていたのであった。

 

何せ、トリスティンで貴族として産まれて、何不自由で育ったルイズにはいい薬であろうとキャトラが説明し、シエスタらからは完全に立場が逆転してしまったようで、立場が近い対等な待遇に持ちこまれてしまい、とうとう、シエスタからは、呼び捨てで呼ばれることになってしまったのであった。

 

こうして、ルイズ達の楽しい茶熊学園転入前日の夜を迎えたのであった。

 

 

 



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ゼロ、熊に会う

ルイズ達が茶熊学園への転入を決めてことはトリスティン王国の王女の下にもイシュプールによって、届いていたのであった。

 

「ルイズが茶熊学園へですか?」

 

「はい、ルイズ、並びに、タバサ、シュルケ、シエスタの三名も茶熊学園へ転入が完了しました、ではわたしはこれにて」

 

「ありがとうございました」

 

トリスティン王国の王女、アンリエッタはルイズとは幼馴染みであるので、ハルゲニアの外にある島、アラマキ島に建てられた各国の冒険者が通う学校、茶熊学園へ転入していったルイズ達のことを心配していたのであった。

 

いつかは自分も茶熊学園に行ってみたいと心に決めていたのであった。

 

「ったく‼ 杖が無いと、魔法が・・・」

 

「ひゅ~♫ アンタが土くれのフーケかい、オレたちと一緒に行かないか?」

 

「って、牢壊したんかい」

 

「どうする?」

 

「仕方ないね、一緒に行ってやるけど」

 

「わかってる、アンタの妹分はちゃんと、茶熊学園に入れてもらうよう、いっといてやる、オレは、オズマ」

 

ハルカに一撃で沈められて、イシュプールに呪いの杖なのだが破壊の杖を奪われて現在牢獄されてロングビルこと土くれのフーケだったが、金髪のオールバックに黒い革ジャンを来た男オズマが保釈金を払って、仲間にならないかと勧誘してきたのだが、オズマは鍵を掛けるのを面倒だったらしく、両手に装備している籠手「ルーンマグナム」で破壊してしまったのであった。

 

土くれのフーケはオズマが悪い奴に見えないし、オールド・オスマンよりマシようで、オズマは土くれのフーケのことを調べ上げた上での勧誘だったのであった。

 

そして翌日の朝を迎えたのであった。

 

「へぇ、ここが茶熊学園ね」

 

「おはようございます」

 

「あ、ヨシュア君、ミレイユちゃん、おはよう」

 

「おはようでござる‼」

 

「フラン、おはよう‼」

 

ルイズ達はアイリス達の案内の下、茶熊学園の校門前に制服を着てやってきたのであった。

 

そこで魔龍と融合させられた少年、ヨシュアと、その双子の妹にして鳳凰と融合させられた褐色の肌の少女、ミレイユと挨拶を交わして、学長室に向かったのであった。

 

「失礼します・・・(=゚ω゚)ノ」

 

「どうしたのよ、ルイ・・・(=゚ω゚)ノ」

 

「そうですよね、熊が学長をしているなんて思いませんよね、安心してください、これでも人間に育てられた、熊ですか」

 

「やっぱりこうなるのね」

 

学長室に挨拶に来たルイズ達は学長室に入った瞬間、固まってしまったのであった。

 

熊がいたら誰だって固まる

 

 

 

 

 

 



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