もしSAOがデスゲームじゃなかったら(まともとはいっていない) (蒲鉾と竹輪)
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基本無料でもないのにスタミナ制とかふざけんな
SAOのサービス開始から数時間、始まりの街の中央広場には万単位のプレーヤーが強制的に集められていた。
「なんだ?イベントか何かか?」
「さぁ?サービス初日だしバグでもあったんじゃないのか?」
上空に制作者である茅場晶彦と思われる人物が投影される
「諸君、私の作った世界にようこそ。早速だがプレゼントがあるのでアイテム欄を開いてほしい」
プレーヤー達がみな手鏡を取り出すと全く別の姿に変わる
「大変申し訳無いがサービス開始から今までのこのゲームは体験版だ。故に体験版で手に入れたアイテムは没収させていただく」
広場からざわめきが起こる
「あと今後は、キャラメイクには1個800円の課金アイテムが必要で、キャラメイクの維持には一個500円で一ヶ月持つ課金アイテムが必要となる」
広場から罵声が飛び交う
「ふざけんなよ!恥かかせやがって。広場に集めてわざわざすることないだろう」
「パッケ買わされた挙句、月額課金なんだからキャラメイクくらい無料でいいだろう」
「課金アイテムは、コンソールからいつでも購入可能だ。ゲームアカウントにひも付けされてるクレカだけでなくコンビニ払いやプリペードカード、携帯決済、WEBMoney、PEYPALなんかでも決済可能だ。キャラメイク込で年間3000円のパックもあるから月々課金アイテム買うよりお得だ」
「うーんそんなものなら仕方がないのか」
「仕方ないわけないだろ!基本無料のゲームじゃないんだぞ」
「でもナーブギアを利用したゲームなんて開発費かかっていいるんだし。キャラメイクしなきゃいい話じゃん」
怒り狂ったプレーヤーが何人もコンソール画面を開きゲームから退出していく。今頃は製作会社にメールや電話で凸しているだろう。
「今、退出していった方がいるが、無条件にSAOにログインできるのは24時間ごとに1回だけだ。2回目以降は1枚200円のログインチケットが必要になる。一日になんども出入りする人は11枚綴のチケットが2000円で売っているからそちらの方がお得だ」
「おいまてふざけんなよ。トイレとかどうすんだよ」
「SAOは安全のため2時間ほどで強制的にログアウトになる」
このことはSAOでガッツリ遊ぼうとしたユーザーを落胆させる
「しかし、このログインチケットを使えば再度入場可能となる。さらにログインチケットを強制ログアウト前に使用すれば一日に一度だけ強制ログアウトを回避可能だ」
「さらにログインチケットには、一つおまけでスタミナドリンクがついてくる」
スタミナドリンク?茅場は一体何を言っているんだろうか?ソシャゲか?
「皆ステータス画面を見てくれ。スタミナゲージというものがあると思う。このゲージは移動したり。戦闘したり。ゲーム内イベントをこなすたびに減っていく。人によって違うがだいたい20分足らずで0になってしまうだろう。0になれば一切の行動が不可能になる」
「ゲームにならないじゃないかそんなもの」
「安心してほしいスタミナゲージはログアウトもしくは何もしてくても回復し0からでも12時間ほどで満タンになる」
「いやだからゲームにならない」
「12時間が長いと思う人は1つ120円のスタミナドリンクを購入してほしい。スタミナドリンクはスタミナを一気に100ポイント回復させるアイテムだ。なお他の手段では宿屋に泊まろうとスタミナゲージは回復しない」
「スタミナドリンクも20個で1500円のパックが存在するのでソッチのほうがお得だ」
「おいこのエナジーゲージってなんだ?」
「今までは体験版なのでエナジーなしでもソードスキルを利用できたが今後はエナジーが必要になる。エナジーを回復するにはエナジードリンクが必要だ」
「こちらも一個120円で20個1500円のパックがある。通常の戦闘ならそこまで使わないだろうがボス戦では湯水のごとく使うフルパンをする必要があるからな」
「なんだよフルパンって」
「エナジーを消費し尽くすかわりに相手に大ダメージを与えることだ。マクロを使えば自動的にエナジードリンクを消費してフルパンできるぞ」
「意味がわからん」
「さて、とにかくやってみれば分かるだろう。SAOは(金さえあれば)素晴らしい世界を君たちに約束している。冒険を楽しみ給え」
上空に浮かんだ茅場の姿が掻き消える
「おい、アイテムやスキルが全部なくなっているぞ、ゲーム内通貨もない」
「コンソールから買えるみたいだけど消耗品以外全部ガチャになってるスキルもだ」
「ボックスガチャに11連ガチャだぁ?せっかくのダイブ型ゲームなのにこりゃないぜ雰囲気だいなしだ」
「まさかソシャゲーみたいに時限型イベントで特定の装備でしかボスに効かなくてガチャでしかその装備が手に入らないなんてことないだろうな」
~数年後~
<民明通信>
SAO破産、ダイブゲームの終焉
先日、SAOで有名な〇〇カンパニーが会社更生法申請し受理され、産業再生機構に送られました。SAOは当時、ゲームの中に入りゲームの世界を体感する画期的な商品でしたが、ナーブギアの敷居の高さ、サーバー費用の負担の重さなどから発売以降赤字が続き
ついには倒産しました。SAOが多くの顧客が期待しながらも振るわなかったのはゲーム内課金のシステムが体感型ゲームに合わなかったという面が専門家より指摘されております。また、SAOの運営会社は規制されているはずのコンプガチャなど行い問題が多くそのことが多くのユーザーが離れる原因となりました。末期にはアイドルなどにプレイさせコミュニケーションツール化を図っていましたが振るわず。数年に渡るSAOの歴史に幕が降りました。SAOの失敗により、各デベロッパーはダイブ型ゲームへの参入を見おくったため。〇〇カンパニーが倒産したことによりダイブ型ゲームには終止符が打たれることになります。
茅場は原作より別ベクトルでタチ悪いです。ありとあらゆる方法で搾取してきます。そのうちゲーム内アイドルの人気投票券とか売りだすんじゃないでしょうか?一位の娘には人気声優の声つけますとか煽って。リアルでこれやってるとこあんだよなードン引きだわさすがに。
ソシャゲからするとEA(マスエフェクトDLCおま国したの絶許)やUBI(たけーよKS)が良心的に思える不思議。ただしバンナムテメーは駄目だ。
残念ですが無(りのない)課金者のキリトには出番なんてないね。年収の大半を課金に費やす廃課金者じゃないと。
個人的にはVRは流行んないとおもいます。たぶん日本じゃ一部のマニアが飛びついて終わりかと。敷居が高すぎる。まぁそれでもソシャゲに金つぎ込むより安いだろうけど
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