妖精が集いし空間 (上下)
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プロローグ

初めまして!上下です!!何とか連載を続けていきますのでよろしくお願いします!









修正しました。少し話が合わない所があるかもしれませんが順次直しますのでしばらくお待ちください。


  ーとある村ー

 

どこか、のどかな雰囲気を漂わせるこの村には

普段の活気ある村人たちの声ではなく、必死に逃げまどう者の声、捕まり絶望する声や懇願するような声が響きわたっていた。

その混乱の中とある家族は..

 

「早く逃げろ!!」

「待って父さん!」

「お願い!!行って!行くのよ!」

「う…うわああああああああああああ!!」

 

少年は両親に言われた通りに逃げて行った。

こんなはずじゃないと思いながらも..

 

(もしかしたら悪い夢か?ハハ!そうだよ!!そうに違いない!

振り向けばいつもの平和な日常が..)

 

振り向いた瞬間少年は燃え盛り壊れていくだけの日常を見てなにも考えることができなくなった。

 

  -とある森の中ー

 

とある森の中にて大きな木にもたれかかる様に眠っている少年が居た。

「…ん…ここはどこだ……森?なんでこんなところに…

…そうだ!村が!父さん!母さん!」

 

そう叫んだ少年は立ち上がり急いで両親たちを探すように周りを見渡すがすぐに諦めたようにその場に座り込み木にもたれかかった。

 

「いるわけないか…あの状況で生きてるわけがないし一人で逃げたんだ…

二人を…皆を見捨てて…たった一人で…自分の情けなさに笑けてくるぜ…

ハハ…畜生…」

 

そんな悲しみにくれ自分の情けなさ非力さに呆れて笑っている少年を神様が哀れに思ったのだろうか悲しみで泣く少年の涙と声を隠すように急に雨が降ってきたのだ。まるでこの雨が少年の恵みとなり共に悲しんでいるように…

 

  ー数刻後ー

少年は泣き続けた後何とかその思いを心の中にしまいこみ雨が降っているためどこかに雨宿りが出来そうな所がないか探し当て一息ついたところで考え始めた。

 

「泣いてばかりいてもしかたない…何とかして食い繋いでいかないとだめだな…となると仕事をしなければならないか…一番いいのは…ギルドに入るだが入れてくれるのか…こんなにも非力で幼い俺を」

 

やはりあの出来事は少年の中におおきな傷痕を残しているようであった。

そして少し考え込んでいると村にクエストを受けにきたギルドがあったことを思い出した。

 

「確か名前は…FAIRY TAILだったかな?場所はマグノリアだったか…まずは現在地の確認からだな。」

 

これからの方針を決めたことによりある程度気持ちに余裕ができたためか森を抜けるため雨宿りしていた場所から移動し歩きながらギルドに入ってからの今後の事を考え始めた。

 

(そういえばギルドに入った後の方針はどうしようか..複数人で組んでパーティを作る人もいるって聞いたことがあるが他の奴らが父さん達のように居なくなってしまったら耐えれるのか..)

 

少年は両親達が急に居なくなったことがほぼトラウマ化してしまったのか自分の親しい人物が消えてしまうのがとてつもなく怖く恐ろしくなってしまったのだ。

 

「いや、どうせ知らない奴らとかかわっても何も良いことがないだろう。

なら最初から関わらない方がいいに決まっている。

だから誰が消えたとしても悲しくもなんともない」

 

トラウマが自分の気持ちを両親達の消失によって壊れてしまわないように心の奥底に封印してしまったことによりにそのことを思いついたとしても強がりな別の答えが正解と思ってしまってる。自分の過去を見つめることができないという残酷な事なのであるが時には残酷な方が救われる者もいるのである。そのため少年はまだ気づかなかった、この人と関わりたくないと思った理由がなんなのかが

 

「とりあえずこのまま移動しますかこんな森の中にいても何も始まらないし。なにより

まだ俺の両親達を殺したやつがなんなのかもわかってないしな。」

 

少年は進むたとえ雨が降っていても…

たとえその道の先に不穏な雲が立ち込めていたとしても

だが…

 

「お!だんだんと晴れてきたな、なんだか久しぶりに光を見た気がするぜ」

 

少年が一歩踏み出すことによって今まであった悲しみも、立ち込めていた不安や、苦難も温かいものに変えてくれるのではないだろうか……

そう神様も思ったのか不安という雲から希望という太陽が昇り始めた。

そして間上 空也(マガミ クウヤ)の旅が始まった。

 




誤字脱字ありましたら教えていただけるとうれしいです!

感想書いてくれると嬉しくて感動(かんそう)



……5点(ボソッ


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キャラ設定

意外と書くの大変ですね(汗
PCで書いているので少し遅くなったり表現の仕方がおかしかったりしますが許してください。なんでもしますから(ry
自分の英語力のなさが終わっている件

随時ここは更新していく予定です。


名前:間上 空也(マガミ クウヤ)

 

年齢:ミラの二つ下

 

身長:(少年時代152cm)172cm

 

体重:ヒ☆ミ☆ツ(殺意)

 

口調:(作者の思っている)標準語

    たまに関西弁

 

外見:黒髪(前髪で目が隠れるくらいだがクエスト中は髪留めでセンター別け)

   目はキリッとしているがイケメンではない。(中の上ぐらい?)

 

服装:外は紺中は黒の膝ぐらいまであるマントフード付き

   深緑色のズボンと灰色のYシャツ

   黒の伊達メガネをしている。

 

一人称;基本は俺、私

 

性格:基本群れないが、誰か話しかけられたら基本笑顔で返すが

   本心はあまり関わってほしくなさげ。

   クエストに行くのはいつも一人誰かに誘われても断る。

   めんどくさがりだが受けた恩は何かしらで返す。朝に弱い。

 

武器:クナイのような針

    (イメージ:•Dimension Wの主人公が使っているのを細くしたもの)

   ワイヤー

   1m程度の日本刀、クロスボウだが普段は空にしまってある。

 

武器技:

親が武術の教師に憧れオリジナルでいくつか技を作った

苦無技

???

 

ワイヤー技

絡み蜘蛛:苦無の後ろにワイヤーをつけて相手に絡めて動きを封じる技

     射無しでも可能

     (イメージとしてはNARUTOのイタチが森?の練習所でサスケに見せた苦無の      動きにワイヤーをくっつけたもの)

 

クロスボウ技

???

 

刀技

???

 

魔法:空間制御魔法(本人はSCMと呼んでいる)

    {space control magicにしたかったんだ…}

 

設(セツ)

自分の思い描いた場所に一瞬で移動することができるが距離によって消費する魔力が変わり、自分が一度実際に行った場所でないと移動することができない。

 

着(チャク)

物体どうしの空間を無くしくっつける事ができるが目視しておかなければならないのと人体どうしをくっつける事は出来ない。

ただし空間どうしをくっつける事は可能。

 

転(テン)

物の位置を入れ替えることができる。質量によって消費魔力が変化。

 

結(ケツ)

空間を固定して結界のような物を作り出す時に結界内に必ず自身がいなければならない。

が1m程度の大きさの立方体までなら自身が居なくても作り出せ任意で消すことができる。

大きさによって消費魔力が変化。

 

爆(バク)

結で作った空間の魔力を暴走させ爆発させる。

 

射(シュツ)

爆を使うときに結界内に針を浮かばせ全方向に打ち出す技。

 

浮(ユウ)

結で作った空間に立ち相手に浮いているように見せる。

 

陰(イン)

指定した空間の存在感を薄くする。(意識して見ようとすると見えるレベル)

 

空(クウ)

空間に物体を入れ持ち運びすることができる。

 

滅(メツ)

結で作り出した空間の魔力を消すことができるがその後最低でも二日は動くことが出来ないほど体が痛くなるため滅多に使わない。

 

武器などの流派は無いが投げたものはほぼ確実に突き刺さる。




誰だ今お前いつも陰使ってんなwwwって言ったやつ!!


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翼がない妖精1

ヽ(*`゚∀゚´)ノォォォォォォォォォォ!UAが300人越えてる!読んでくださった皆様に感謝です!
今回は携帯からの投稿なので少し文字が乱れてるかも知れませんが気おつけるので温かい目で見守ってください…
ではどうぞ!






8/10修正一話とまとめてやりました。話が少し大幅?に変わってしまっているかもしれませんがこれからもお願いします。


~マグノリア~

 

ここはフィオーレ王国のとある街マグノリア

 

「やっと着いた…あの森から2ヶ月ぐらい経ってんじゃねぇのか?行ったことがないと飛べないし、めんどくさいなぁ…とりあえずギルドを探さないとな…すいません!」

 

空也がたまたま見つけることができた紅髪の鎧を着た少女に道を聞くために声をかけた。

 

「ん?私に何か用か?」

「ええ、実はここにとある用事がございまして、はるばるここまで来たのは良いのですがなにぶん始めてくる街でして地理が全くわからないので道案内をお頼みしたいのですが…」

「なに、そうなのかならば私でよければ道案内を頼まれよう。

それで、用とは?」

 

この時空也の頭の中では一文無しの状況で報酬をせがまれるのが嫌だったため早く案内を聞いておさらばしたかったのだが紅髪の少女は報酬の事しか考えてない空也の事を鋭く察知してあまりいい気分ではなくなってしまったが一瞬にしてその気持ちが吹っ飛んでしまう。

 

「ええ、実は私魔導師を目指していましてこのマグノリアにあるFAIRY TAILを探しているのです。」

「なに?魔導師か…そうか…わかった!頼まれた!ちなみに名前は何というんだ?私はエルザ、エルザ・スカーレットだ」

 

エルザと名乗った少女の気分が急に良くなったのにはやはり訳があった。

 

(コイツはこれから家族になるんだな!!やっぱり仲間が増えるのは嬉しいな…ただ教えるだけでは面白くないな…ここはギルドに着いて驚かすか)

 

「あ!そうですね!すいません緊張して名乗るのを忘れてました…私の名前は間上空也と申します。では案内の方をお願いしますね。」

「間上か珍しい名前だな。ではこっちだ付いてこい。」

 

名前を聞かれた空也は道を案内される間のみの関係だと思っていたので内心なんで名前なんか聞きたがるんだと思ったが名前を知らなければ呼び合うのに面倒だろうと思い込み自己解決していたが一方エルザはというと…

 

(空也か珍しい名前だなここらの出身ではないのか?まぁいいギルドに着いたら何をさせようか…やっぱり仲を深めるために一戦やってもらうのが一番だな!!)

 

空也の考えもむなしく報酬がすでにエルザの中で決められているのだが金銭関係でないことが不幸中の幸いなのだろうだがそんなことは空也は知らない。

 

~約20分後~

 

「ここがFAIRY TAILだ!」

「おぉ〜やっぱり有名なだけあって大きいですね。

ここまでの道案内ありがとうございました。」

「いや、大丈夫だ、入るのならマスターを呼ばなくちゃ行けないんだが…」

「え?マスター?もしかしてエルザさんって…」

「あ!いた!お~い!!マスター!」

 

エルザの視線の先には、1人の老人と一緒に桜色の髪の毛にマフラーを巻いている少年が話しているようだった

 

「じっちゃんすげぇな!」

「そうじゃろうそうじゃろう」

「でも何でFAIRY TAILって名前なんだ?」

「それはじゃの《妖精に尻尾はあるのか無いのか?永遠の謎故に永遠の冒険》っていう意味じゃ」

「じっちゃん…何言ってるかわかんねぇぞ…」

「ホホホホホ」

「マスター!」

「おぉ、エルザか!おかえりなさい」

 

そう優しく微笑むマスターと呼ばれている老人はエルザの後ろの少年が気になりながらもエルザが喋るのを待った。

 

「ただいま!マスター!聞いてくれよ!新しく入りたいって奴が来てるんだ!ほら!こっちだ!」

「貴方がここのマスターか?」

「そうじゃよワシがFAIRY TAILのマスター マカロフじゃよろしくね」

「よろしくおねがいします。それよりエルザマスターって言ってたけどもしかして…」

 

空也はギルドの長が思っていたよりも気さくな人で安心半分驚き半分の中先ほどから疑問に思っていることを聞いた。

 

「ふっふっふそうだ!!聞いて驚け間上!!なんと私はFAIRY TAILの1員なのだ!」

 

そう言って答えたエルザの顔は余りにも驚く反応が見たいという期待した顔であったため期待を裏切らないように驚いたフリをした。

 

「そうだったのか驚いたよ(棒)」

「フフーン(ドヤァ」

「優しい子じゃのぅ。では名前を聞かせてくれぬかのぅ」

「私は間上空也と申します。以後お見知りおきを」

「よろしく

よそよそしいのぉもっと気さくでもええのじゃぞ?」

「俺の名前はナツだ!ナツ・ドラニクルだ!宜しくな空也!」

 

空也とマスターが話している所に先ほどまで感動の渦に沈んでいた少年ナツが横から入って元気よく話しかけたが空也としては苦手なタイプであったため軽く引いてしまいこれからは距離を置こうと決心した。が、しかし…

 

「あぁよろしく」

「とりあえず空也!」

「ん?」

「俺と戦えー!」

「…は?いや、しんd…」

「そうじゃのう二人共の実力を知るいい機会じゃ是非ともやってくれんかのぉ」

 

空也はめんどくささと長旅の疲れで断ろうとしたがそれを見抜いたマカロフが空也の言葉を遮り先に喋った。

 

「…はい、わかりました」

「では印を付けてから始めるかのぉ」

「了解です」

「おう!」

「二人共頑張れ!今から皆に知らせてくる!」

「あ!おい!」

 

そうして2人はギルドの受付にてナツは右肩に空也は右胸の上辺りに押してもらい外にてギルドの面々が待っている場所に向かった。

 

~FAIRY TAIL前~

 

「お!来やがったぞ!」

「どっちが勝つか賭けようぜ!」

「マフラーの小僧の方じゃねぇか?あいつの方がなんか強そうだ!」

「「「「「乗った!」」」」」

「エルザはもう片っぽのを知ってるんだろ?どうするんだ?」

「そうだな…私もナツかな、空也には悪いがナツの方が強そうに見える」

「あんたがナツなら私はもう1人の空也?だっけか?に賭けるぜ!おい!勝てよぉ!応援してっから!」

 

空也は外野が夏の方が強そうと喋ってるのがうすうす聞こえていたため少し心が荒れていた。

 

(チッめんどくせぇ早く終わらすか)

「よっしゃ!やってやるぜ!」

「では、二人共いいかのぉ」

「あぁ」

「おう!」

 

ナツ:空也=8:2の割合で始まったこの戦いはいったいどうなるのか

「では、ナツ対空也…始めぇ!」

 

次回に続く!!!!

 




書くの大変ですね…次回はとうとう戦闘シーンです…頑張って書きますのでよろしくおねがいします!


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翼がない妖精2

感想の設定ってどうやって弄るんですかね?詳しい方がいましたら教えてください!(携帯投稿)










修正しました08/13


~FAIRY TAIL前~

「始めぇ!」

 

「行くぞ!火竜の咆哮ォ!」

「はぁ!?ウッソだろオィ!」

 

始まってそうそう速攻を仕掛けたナツであるがナツの放った技名を聞いた瞬間空也だけでなく他の観戦していたギルドメンバー達も驚きを隠せなかった。なぜならばナツの放った魔法は滅竜魔法と言う古代に消滅してしまった魔法でありとても珍しいだけでなくその魔法は竜をも殺す対竜迎撃魔法でもあるため威力も折り紙つきである。

 

「おいおいおい!マジかよ!滅竜魔導士かよ!てか空也は大丈夫か!?」

「なぁはっはっはっ!勝ったぜ!!」

「誰に?」

「なに!?」

 

ナツが放った魔法に空也は驚き反応が遅れてしまいナツの魔法が空也に直撃したように見え空也を心配するギルドメンバーと勝ったと思ってしまっているナツだが空也はナツの放った魔法によって起きた土埃の中に無傷で立っていた。

 

「おお!無事だ!」

「てか直撃したはずなのに無傷だぞ!」

「どんな魔法何だ…っ!?」

 

この時FAIRY TAILの実力あるものたちは戦慄した。

何故ならば空也は笑っていたのだ…

それも相手を見下すように…だが、

 

(こんな感じの他人を見下すような雰囲気出しとけばあんまり関わられることは無いだろ)

皆は知らない実はこれは空也が一人でいるための作戦と…そして空也も知らなかったギルドから見ていた一人の男が獰猛なえみで笑っていたのを…

 

「テメェ!どんな魔法だ!」

「知りたきゃ自分で確かめに来い」

「んだとぉ!…それもそうか」

「「「「納得するんかい!」」」」

「こっからは手加減抜きで行くぜ!」

(あの火力で手加減かよ…強がりか?)

 

空也は冷や汗をぬぐった先ほどの火力は控えめに言っても直撃したらただでは済まない威力であったためただの強がりと判断しこの歳でこんなにも強い魔法を放つことのできるナツを羨んでもいたがそのことにはきずけては無い様子の空也だった。

 

「行くぞ!火竜の鉄拳!」

 

ナツの炎を纏った拳は確かに少年ながらも大人顔負けの火力と破壊力を持っていた…だが…相手が悪かった。

 

「着」

「ん?グヘ」

「!?な、何が起きやがった!?」

「ホォなかなかやりおるのぉ」

 

空也は着で拳が通る直線上とナツの頬のすぐ横の空間を繋げて自爆させたのだ

 

「???」

 

ナツは何が起きたか全く理解することが出来なかった。

彼の実力不足も有るが余りにもほかの魔法に対する知識や経験が圧倒的に足りなかったのだ。

 

(まぁこんな勝ち方でいいだろ。こんな卑怯な技とか言ってくるか?)

「…お前…」

(やっぱりな..まぁ結局人間なんてそんなもんだ)

 

この時空也の中には他人に自分の価値観を押し付けまたしても自分の殻に籠ってしまいそうになった時転機は訪れた…

 

「お前すげぇな!」

「…は?お前何言ってやがる凄い?ふざけるなよ…」

「いや!すげぇよ!そんなつぇ魔法をそんな簡単に使えるなんてもっと楽しめそうじゃねぇか!」

 

この戦いでの勝敗の予想は空也の読みどうりであった…が一つだけ誤算があったのだそれは…目の前にいる少年ナツが余りにも真っ直ぐであった事…更にギルドの者達もだ

 

「すげぇな!新入り!」

「へーあんな魔法もあるんだ」

「なかなかやるじゃねぇか」

「あっちに掛ければ良かったァ!」

 

そんな皆が空也を褒めるなか一人混乱している者がいる。

そう空也だ

 

(い、意味がわからねぇ…どうするどうするどうする…想像と違う!この戦いで卑怯な技を使うやつ相手の攻撃を返す戦い方で相手を侮辱する奴って印象を付けるつもりだったのに…どうする…考えろ考えろ考えろ)

「おい空也よ」

「…っ!?なんだマスター」

「お前が思っとるより世界は優しい…だから思いっきり戦って大丈夫じゃ誰も嫌いにならん…のぉ!お前達!」

「「「当たり前よぉ!」」」

「どっちも頑張れー!」

「今月ピンチなんだ!!やってくれぇ!」

 

空也を今囲んでいるのは家族や村を失った悲しみではなく新しい仲間と言う喜びの感情に溢れていた。だが理解することが出来なかったのだ。

村が無くなり約2ヶ月間たったこれだけの時間の間で少年の心に大きな傷を負わせてしまったのだ。だが皆の行動が空也の心に何も影響を与えなかったという訳では無い…少し、少しだが少年の心に光が差した。

 

(ここまで言われて後でグチグチ言われるのもめんどくせぇ…仕方ないやってやるか…何よりこの感じは悪くないしな)

 

「しゃぁねぇ全力でやってやるから後で泣くなよ!」

「あぁ!来い!」

(まずは動きを封じるか…狙うはサンダルと地面)

「着!」

「うぉ!動かねぇ!動かないなら火竜の咆哮ォ!」

「着!」

「うわぁぁぁぁあああああ」

 

ナツはその場から何故か動けなくなった事にきずき空也に対して牽制のためにも遠距離技を打つもそれを見事に見ぬかれ逆に自分にダメージを与えてしまう結果になった。

着で地面とサンダルくっつけられているため自由に動けず攻撃しても自分に跳ね返ってきて無意味と悟ってしまったナツは自分が放った炎を真上から浴びてボロボロになった体を起こして降参を宣言した。

 

「…くそ!負けだ!何も出来ねぇ…」

「ふぅ…何とか勝ったか」

「そこまで!勝者…間上空也!!」

「「「「ウオオオオオオオオ!!」」」」

「ではこれにて」

「おい、待てよジジィ」

「…ん?ラクサスか、何じゃおったのか、挨拶せんかぁ!」

「うっせぇなぁ…で、勝った方のお前」

 

マカロフの話を打ち切り入ってきた金髪の少年ラクサス

そのラクサスに話しかけられた空也は全くいい顔はしていなかった。

 

(今なら未来予知者になれるわ絶対にこう言う)

「(俺と勝負しろ)」

「やっぱりな…」

「これ!ラクサス!今終わったばかりじゃろ!休ませてやれ!」

「おいおいおい何言ってんだジジィもとよりコイツは本気なんて出しちゃいねぇよwなぁ?」

「…だったら?」

「俺と勝負しろ」

「なんでそんなめんどくせぇことやらなきゃいけねぇんだよ」

「それは困るねぇ…それだと私(アタシ)も出来ねぇじゃねぇか」

「貴様と同意見になるのは癪だが同じくだ」

 

この時空也は思った…ここにはバトルジャンキーしかいないのかと

 

「なんと言われても嫌なものは嫌だ」

「いいかげんに」

「まぁ待てラクサス。

酷いなぁ私はわざわざ君をここまで送ってきてあげたのにお礼もないのかい…なぁ?ニヤニヤ」

 

(コイツってこんな奴だったか?あんまし関わったことないが…)

(報酬に戦えとか本物のバトルジャンキーじゃねぇか!ふざけんな!…だがここで言う事を聞いておけばもう無くなる…なら受けるか)

 

「良いだろう受けてやる但しエルザお前だけだ」

「だめだ全員だ最初に私次はぁ…どっちでもいいがラクサスでいいか」

「…はぁ…もう好きにしろ」

「決まったかの?」

「はい!順番はさっきの通りで!」

「うむいいじゃろぉ思いっきりやりなさい…では」

 

今から空也の第2Rが始まると同時に運命の出会いをするのであった。

 

「始めぇ!」




何とか2連続投稿出来ました!いやぁ誤字が怖いw
すいませんがヒロインは既に決めてます!…ハーレムにはしない(はず)何で大丈夫です?
では!感想などお待ちしております!


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翼のない妖精3

どうも!上下です!なんとお気に入りがついた!と思ったらミスって自分で入れていたという悲しみ…でもその後に一人つけていただき狂喜乱舞しているところですw

一部キャラの過去を捏造しております。ダメな方はブラウザバックを押してください。
見ようと開いていただいただけでも感謝です!!ありがとうございます!!orz





修正しました。8/19


~FAIRY TAIL前~

 

「もういい一瞬で終わらせてやる手加減も無しだ。」

(最高に頭にきたわ…)

「ほう?私はそんなに簡単にはやられないぞ?」

 

この時空也は怒っていた。

自分の思った通りに進まず疲れているのに無理やり行われた闘いさらに彼は少しばかり短期だったので先ほどのエルザによる煽りで少しばかり頭に血が上っていた。

 

「結」

「…っ!?(やばい)」

 

エルザは一瞬で判断し後ろに下がろうとしたがその時先ほどのナツとの戦の時と違う違和感にきづいた。

 

(避けれたのはいいがなぜ先に動きを封じなかった…)ドン!!

「なんだ!?」

 

何も無いはずの空間に壁があるようにぶつかってしまったのだ…何もない空間に…

この時エルザは気づいてしまった…捕まったと…

 

「爆!!」

「うわぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!」

「結」

「そこまでじゃ!!」

「…チッ」

 

エルザとの戦いは一瞬にして終わってしまった…まるで何もなかったかのように…

さらに空也は倒れて勝敗がほぼ確定したにもかかわらず追い打ちを掛けようとしたのだがそれにいち早く気づいたマカロフが間に入り無理やり中断させた。

 

(こやつ追い打ちをかけようとしおったな…)

「おい空也よ、追い打ちは無しじゃ。これから家族になるのじゃぞ?加減も考えい」

「…ああわかった。」

(こいつは正気か?味方と言っても今は戦っている敵だぞ?ヤるならヤりきらないと殺されるかもしれないんだぞ?意味がわからない…)

 

空也が無くしてしまった羽の先が、受け入れてくれると言う明かりで見えかけていたのになんと言う運命の悪戯か、家族が殺されたという闇が迫ってきたのだ。そして全身が闇に飲み込まれそうになった時…声が聞こえた、それはまるで母のように優しくだが父のように厳しい声色で…

 

「勝負ついたな…なら…」

「…待てラクサス」

「…あ?なんだぁ?邪魔するきか?…ミラ」

「ああもしかしたらあいつを倒してしまって邪魔するかもな」

「ハッ!!テメェごときが勝てるだと?笑わせてくれるwならその自信ありげなその面が歪むのを拝ませてもらおうか…おいジジイ!そういうことだ先にミラだ!」

「誰がジジイじゃ!!まだピチピチじゃわい!!…ゴホン!ではエルザに続きミラ対空也を始める!では、始めぇ!」

 

この時空也は理解できないことが一つあったそれは…

 

(なぜこの女さっきの瞬殺と追い打ちを見て自ら戦おうとしてきた…戦闘狂か?)

「着!…?」

 

空也は先ほどと同じように速攻を狙った先ほどと同じだがそれほど効果的なのものなのだ。だが…この時確かに空也は魔法を使っていた…だが、違和感があった…その違和感とは

 

(この感覚…靴と地面がくっついていない?)

 

「何故って顔してんな…

やっぱりその着って技はくっついているものでないとだめなんだな」

 

(さすがにこれだけ使っていればネタバレはするか…)

 

空也は自分の魔法の一部がばれたにも関わらず冷静だった。観察眼の強い人ならば気づいて当たり前だと思っていたからだ。そんな冷静な空也のペースを狂わせることが起きた。

 

「沈黙は肯定だぞ?まあそれより少し話さないか?」

「話だと?ふざけているのか?それとも怒らせたいのか?」

「お前親を亡くしただろ」

「…ッ!?」

 

空也はこの一言で理性で押し殺していたナニカが暴れまわりどうにもできなくなってしまい冷静さがなくなっていた。

 

「何故ばれたって顔だなwこの闘いが終わった後なら言ってやるよ…

接収…サタンソウル!!」

 

なんとそこには先ほどまでいた少女ではなく闇を連想させるような悪魔が

居たのだった…だが空也にはなぜか自分を闇の淵から救い出してくれる女神にも見えたそうな…

 

(馬鹿か俺は敵を前にそんなこと考えるなんて…とりあえず倒さないと…)

 

空也はきづいてなかったが先ほどまでヤるだったのに何故か倒すと言うある一定のラインで止めてもいいんじゃないのかと思い始めていた。さらに、さきほどまで空也の心境はパニック一色だったにも関わらづ冷静さを取り戻しつつあった。これらの心境の変化は果たして少女の姿が変わったためかそれとも目の前の少女に…

 

「イビルエクスプロージョン!」

「転!」

「うわぁあ!」

 

ミラが放った魔法は何故かミラに直撃していた。

空也は相手の観察眼が高いと見極めナツの時に使った着ではなく相手と自身を入れ替える転を使ったためミラは反応できずに直撃したがそれほどまで効いている様子ではなかった。

 

(空也と位置が入れ替わった!?)

 

ミラは初めての現象であったため遠距離で戦うのは危険と判断してか肉弾戦に持ち込もうと考えた。

 

「だよな…肉弾戦になるよな…」

 

恐らく遠距離はもう放ってこないだろうと確信していた空也はこちらに近づいてくるミラに距離を離すのではなく自ら近づいて行った。

 

「空!!」

 

中から取り出したのは長さ1m程度の刀であった。

 

(へぇ魔法に頼り切りかと思ったが…面白いじゃねえか!!)

「やるしかねえか結!」

「やばい!」

 

ミラは自分が結界に囲まれるのではと警戒したがその警戒は意味をなさなかった。

 

「安心しな囲んだのはお前じゃなくて俺だ」

「は?」

「そしてぇ!射!」

「なに!?これは…苦無?だが数が多い!やっかいな!」

「だろうな、そして俺の勝ちだ」

「はぁ?…なんだこれは!?体に絡まって…解けない!」

「当たり前じゃん…我流ワイヤー術「絡み蜘蛛」動けないだろ?さらに爆発によって砂埃ができて俺の位置も曖昧なはずだ…そしてこれでおわり…」

「おらぁ!」

「…は?」

 

今起きたことが衝撃過ぎたのか空也は固まってしまった。

ミラが力技でワイヤーをちぎったのだ。だが仕方ないだろう。

もともとは少年の小遣いで買えるような品でさらに使って何年も経っているため

耐久性が低くなっていたのだが今まで千切れたりなどはしてこなかったため信頼を置いていたものだがあっさりと打ち砕かれた。

今空也の体は固まっているそんなチャンスをみすみす逃すような甘い女ではないミラは…

 

「これで!私の!勝ちだぁぁぁぁぁああああああ!!!!」

「ゴフ!」

 

ミラは強化された身体能力で一瞬にして空也のもとにたどり着き顔面にグーパンを喰らわせ一発でノックダウンさせたのであった。

 

「そこまでぇ!勝者!ミラ!」

「しゃぁ!」

「さすが姉ちゃん!」「ミラねぇさすが!」

「チッ」

「おお!勝ちやがったぞミラの奴!」

「それじゃあ宴の準備じゃ!二人の家族が増えたことを祝って!」

「さすがマスター!」

「しゃあ飲むぞ!」

「「「「おう!!!」」」」

 

かくしてミラの勝利で終わったこの勝負これが空也にどのような影響を与えるのか…

 

(こいつも私たちと同じような匂いが…)

「ミラァ!すまんが空也を運んできてくれ!」

「わかったよマスター!」

 

少女は先ほどまで戦っていた少年に同じような匂いを感じたためあのような事を聞いたのだが予想が当たり少しほおってはおけなく感じてしまった。

 

次回へと続く

 

 




今回は空也の少しの心の変化を表してみました!
自分の書き方を気に入ってくださるようにより精進していきます!
ヒロインは…まあまるわかりですよねww
あと過去捏造のキャラはミラ家のみと考えております。

あと、アンケート取りたいんですが書き方は今のように地の文と会話文を離して書くのと離さずにくっ付けて書くかどちらがいいですかね?よければ感想などでおしえてください!(感想もお待ちしてます!(必死))
ではまた次回に。


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見えぬ翼1

どうも!上下です!
Avisさんご感想ご指導ありがとうございます!Avisさんの教えを生かせるように、より多くの人に喜んでいただけるようにより精進いたしますので今後ともよろしくお願いいたします。


~ギルド内~

 

「…ん…ここは…」

「お!起きたか!皆!空也の奴が起きたぞ!」

「お!ほんとか!」

「やっと起きやがったか!」

「うるせぇなぁ…」

 

一瞬なぜ自分はここで寝ていたのかわからなかった空也だが気を失う前の出来事を次第に思い出していき…

(あぁ…そういえばミラって奴に負けたのか)

 

空也はどこか周りより勝っていたと思い込んでいたのかもしれない。だがそれもしかたないといえる親は武術の師範で村から一人で逃げ切り約2ヶ月もの間一人で生き抜いてきたのだそう思い込んでも仕方ないだろう。だが…

(なっさけねえな何のために自分の苦手な所をカバーするために特訓したんだよ…

これは一から鍛えなおさないとな…)

そして周りが宴会騒ぎをしている中一人話しかけてくる者が居た。

 

「やっとおきたかの」

「…マスターか…なんだ今特訓の内容考えてんだ後にしてくれ」

「そうか、それは悪いことをしたのう…

じゃが大切なことじゃ少しついてきてくれんかの?」

空也は一人呼び出される理由に一つ思い当たることがあった。

(エルザに追い打ちを掛けようとしたことでも怒られんのかね)

「あぁわかった。ついていくよ」

「ありがとうのぉ…ではついてきてくれるか?」

 

二人はギルドの奥にある個室に向かって移動していった。一人その後ろ姿を眺めてるとも知らずに…

 

~ギルド内 個室~

「ここなら大丈夫じゃろ」

マカロフはいくつかあった扉の前を通り過ぎ一つの扉の前で立ち止まった。

「ほれ入ってくれ」

(最悪はギルドから追い出されるか…そうなるとめんどくさいな…)

空也は自分がやったことに対する罰則がどのようなものか考えながら扉を閉めた。

そして空也の思考を中断させるようにマカロフが語りかけた。

 

「のう空也よ…おぬしに何があったかは詳しくは聞かんしエルザの事に関しても特には罰則はないが今度からは気をつけいよ?もし家族{ギルドメンバー}に無意味に手を挙げおったら…わかるよな?」

この時マカロフは自身の魔力を一瞬だけ空也にぶつけていた。それは空也という少年にとってはとても耐えきれず冷や汗が止まらず無意識のうちに一歩下がっていた…

いやでも解ってしまったのだ。現在の自分とマカロフとの圧倒的な差が。

 

そして空也には一瞬とは思えないほどの時間が経つとマカロフが語り始めた。

「まぁそんなに怖がらんでええ。さて、ここに連れてきた意味じゃがの…

おぬしの両親が亡くなっていると言うのはほんとかの?」

先ほどの圧倒的なほどの差を見せつけられた後こちらを心配するような顔で質問してきたマカロフに村から逃げ出した時のことを聞かれ先ほどまで怖がっていたのがウソのように抑えきれない殺意が少し漏れながらも返答した。

 

「ああそうだが…だからどうした。あんたには関係ないだろ」

空也は先ほどまで意識してマスターと呼んでいた呼び方が無意識のうちに変わってしまうほどにキレていた…村を襲ったモノ達に…なにより何もできずに逃げてしまった自分自身に…そんな心境に気が付いたのかマカロフが我が子を落ち着かせるように語りかけた。

「そうじゃのう…関係ないか…そんなわけなかろう!」

「…ッ!?」

「おぬしはこのFAIRY TAILの一員じゃ!FAIRY TAILのメンバーは皆家族じゃ。

家族が悲しんでおれば家族が励まし支えまた、他の者が悲しんでおればお前自身が支えてやるそれがギルドじゃよ空也」

そう言ってほほ笑んだマカロフに何故か安心させられるような感覚が心の奥から少しあふれて来たがそれが安心とはわからず混乱した空也が反論しようとしたところに…

「そんな綺麗事…」

「おいじっちゃん!」

「おい!マスター!」

突然の予期せぬ乱入 者が現れたのだ。

「なんじゃミラ!ナツ!ビックリするじゃろが!」

「そんなことはどうでもいいんだ!」

「そんな事って…ジージショック…」

「空也がギルドを追い出されるってホントか!」

「ぬ?」

「今日入ってきたばかりだぜ!少しぐらいめを瞑ってくれったていいじゃねか!」

「そうだそうだ!」

「おぬしらまで…」

いつのまにかナツとミラの後ろにまでギルドの面々が集まってマカロフに抗議していた。その中には追い打ちを掛けられそうだった被害者のはずのエルザもいた…一人の家族を救うために。

この時空也はというと…

(な…なんなんだこいつらは…わかんねぇ…)

いまだに混乱していたが一つだけ理解していた。それは

(なんでこいつらは今日会ったばかりの俺を助けようとしているんだ…)

ギルドのメンバーが自分を救い出そうとしていることだった。

そしてギルドのメンバーが各々抗議しているときにマカロフが叫んだ。

「うるさーい!!誰じゃァ!ワシが空也を追い出すとか言った者は!」

皆の抗議がマカロフの一声で止んだとたんに皆の視線は二つに向かった…エルザとミラだ

「マスターが空也を奥に連れて行くのをミラが見たといったから。もしかしたら私との闘いのせいで追い出されるのかもって…」

「話しかけるために探していたらマスターが空也を奥に連れて行くのをたまたま見かけてもしかしたらって…」

「そうかそうか…優しいのうおぬしらは…どうじゃ空也…おぬしが思っとるほどここの皆は冷たくはないぞい。じゃから直ぐにとは言わん…少しは気を許してもいいんじゃないのかのう。それに元より抜けさせる気はないしのうw」

 

空也は先ほどのやり取りを見て唖然としていた。そして先ほどまで混乱していたのが少し馬鹿らしくなりついに…

「そうだな、まぁ俺を倒したミラっつたか?お前なら少しは信用してやらんこともない」

「おい!なんで俺は信用しねぇんだ!」

「いたのかお前」

「なんだとぉ!」

「嘘だよ」

そういって空也から少し笑みがこぼれた。それを見て全員がまたわき始めた。

「お前笑えんのか!」

「意外といい顔すんじゃねえか!」

「このツンデレめぇ!」

「誰がツンデレだ!潰すぞ!」

そういってわめき始めた面々の中一人違う反応をする者が居た。

 

(わ…私だけ信用してくれるのか!?そ…そんな急に言われても…)

絶賛混乱していたミラを心配してか声をかけるものがいた。

「姉ちゃんどうしたんだ?急に顔を赤くして」

「うえ!?…ゴホン!!な…なんでもないぞエルフマン!」

「もしかして…もしかして!お姉ちゃん!」

「リサーナ!うるさい!」

だがこの言い合いも周りの喧騒に溶けて消えていくのであった。

「よし!じゃあ宴会を仕切りなおすぞい!」

「「「「「よっしゃぁ!」」」」」

「わしらの出会いを祝って…乾杯!」

「「「「「乾杯!」」」」」

皆がコップをぶつけあい上空に飛んだ雫はどこか夜空に浮かぶ星のようにきれいだったとか…

 




どうでしたか今回は?満足していただけましたでしょうか?満足していただけたなら感謝です!

未だにどこで改行するか悩みながらやっています(汗
次回も頑張るのでよろしくお願いします!


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見えぬ翼2

UA1063!?きたあああああああ!!!UA1000人越えしました!
これからも皆様により喜んでもらえるように頑張って努めますのでよろしくお願いします!





改定5/2


翌日

 

~ギルド内~

 

ギルドのメンバー全員は宴会が終わった後皆はそのまま寝てしまい

そのまま朝を迎えた。

そんな面々の中、皆が起きるよりも少し早くにいくつかある椅子の中の一つに寝ていた空也は目を覚まし体を起こした…まだ酒に慣れていないのか二日酔いの気怠さを抱えながら…

 

「ぅう…頭いてぇ…水…」

頭が痛いことに我慢できずつい呟いてしまった一言。普段なら周りの空気に溶けて消えてしまうような一言だがたまたま一人聞いていたものが居た。

 

「あっははははは!!そりゃあんなけ飲めば痛くもなるわさ!」

空也が寝ていた椅子の机を挟んだ向かい側から大きな少女の声が聞こえた。

 

「…あ?頭いてぇんだよ…叫ぶんじゃねぇ」

「そりゃすまないことをしたね。そうだ!!ちゃんとした自己紹介をしてなかったな!私の名前はミラジェーン・ストラウスってんだ!ミラって呼んでくれ!」

「あ、そう。よろしくする気は無いからどっかにに行ってくれ…」

 

この時空也は二日酔いのせいか気分があまりいい方ではなかったためか、つい冷たい態度で応答してしまったが何故かミラは気分を悪くさせるのではなく逆に笑顔になり空也の座っている椅子に近づきコップを二つ持ったまま隣に座った。

 

「ほら水だよ。これでも飲みな」

「……ありがとよ」

 

ミラはお礼を言われるとは思ってなかったのか少し驚いた後に蔓延の笑みで答えた。

「…ああ!!どういたしまして!」

「っ!?//」

少女の純粋な笑みに見惚れてしまった空也はこの気持ちが理解できないながらも一緒に居たいと空也の心の奥底で思っていた。

 

 

そして少女は言葉を進めた

「そうだ!なぁ!今日は暇か!」

少女の笑顔に心が揺らいだのか

(まあ今日ぐらいなら付き合ってやるか…)

「あぁ、今日は特にはやることはないが、それがどうした?」

「ほ…本当か!?なら一緒にクエストに行かないか!エルフマン…って言ってもわかんないか…あそこに私の妹のリサーナって言うんだがそいつと仲良く寝ている私の弟なんだが止めたんだが、うちの馬鹿なオヤジどもが私の目を離したすきに飲ませやがってな…あいつらただじゃおかねぇ…」

 

空也が寝ていた椅子の机を挟んだ一つ向こうに安らかな顔で毛布をかけて寝ている男女が居て恐らくそいつらだろうと思い話を進めるように促した。

 

「そうかい。んで?俺に何か用があるんだろ。」

「あぁ!そうだったすまんな。んじゃあ本題なんだが…一緒にクエストに行かないか?

いつも一緒に行ってる二人が見ての通りでね…」

 

そう言ってミラは少し困ったような愛しいような笑みを浮かべながら自分の弟妹を親指で指差した。一方空也はこの誘いに乗り気だった。

 

(そう言えば一番最初のクエストは誰か他のメンバーが必須なんだったか…ならできるだけ少ない方が楽だし何より金が要る…断る理由がないな。)

「いいだろう。その提案乗った。どうせ誰か誘わなくちゃいけなかったしな」

「本当か!ありがとう!助かるよ!!」

 

そう言ってミラは笑顔のまま空也の両手を包み込み顔を近づけながら礼を言った。

そんな空也はと言うと…

 

(何故だかわからんが顔が熱い!それに直視できねぇ!)

「お…おう。どういたしまして…」

「?」

 

どもりながらもなんとか返事を返すことが出来た空也だが何故かは理解することはできなかった。空也の顔が少し赤い事にきずいたミラは二日酔いのせいだと思い未だ混乱する空也を無視して手を繋いだまま空也を連れてクエストボードの前まで連れてきた。

そんな二人に声をかける者が居た。

 

「おや?こんな朝早くからクエストか…えらいのぉ」

「じじい」

「マスター」

 

二人がクスとボードの前に立つと隣のカウンターの向こうからマカロフがキセルを咥えたまま顔を出した。

 

「ほれ、クエストを受けるんじゃろ早く決めてしまえ」

「あぁ解っている。ミラ決めていいか?」

「ああ!いいぞ!討伐でもいいし採取でもなんでもいいぞ!」

「そうか…なら…お!!こんなのはどうだ?」

「なになに…森バルカン討伐10体12000ジュエルか…いいぞ!これにしよう!」

「よかったよ。ならこれだ。おいじじいこれに行ってくる。」

「年寄は労わるもんじゃぞ。空也よ。解った承認しよう。」

「知ってるか?年寄って言うやつほど元気なんだよ。ありがとう。」

「よく口が回るもんじゃわい…ではいってらっしゃい。」

 

そう言って送り出したマカロフの顔には孫を見守るような顔だったようにギルドのメンバーは語る。

 

「「いってきます」」

 

(ほう…あの返事を返したということは最低でも無意識の中でここはアイツの中で家と同じような物になったのか…)

「ほっほっほっほ。このまま上手くいけばいいがのう…プフゥ…」

 

そう言ってマカロフはキセルを吹かせ始めた。それはまるで空也の未来を隠している霧のように。だが霧はいつかは晴れ太陽が差し込むものだが…いったい何が彼の霧を晴らし太陽になるのか…者か物かはまだ誰も知らない…無限の可能性の陸地が続いているのみである。

 

「それじゃ初めての冒険と行きますか!」

「ああ!」

 




ふう…何とか書き終わりました。やっぱり大変ですね(汗
ですが楽しんで書いているのも確かなのでこれからも頑張ります!
感想お待ちしております!


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見えぬ翼3

風邪をひいてそのあとB型インフルにかかり倒れてしまい執筆が少し遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。



訂正5/2


ミラとともにギルドから馬車をレンタルし旅立ち約一日がたった。

長い旅を終えやっとのことで目的の村につくことができた。

 

「お二人方、村につきましたぜ」

「やっと着いたのか?」

「体がなまって仕方ないな」

そういって空也はレンタル料金を支払い、ミラは長い馬車旅での疲れをほぐすように軽く体をほぐしている。

 

「さて!!ここからは私の仕事だな。まずついたら依頼を出してきた人に接触して依頼を受けて来たことを伝えにいかなくちゃいけないんだ。今回だとこの村の村長だな。とりあえず会いに行くぞ」

 

そんな事を話していた二人に声をかける者が居た。

「もし間違えていたらすいません。フェアリーテイルの方ですか?」

「はい!!依頼を受けにきましたよ!」

「ホントですか!?では村長の家にご案内しますね!」

「おねがいしますね」

そう言われ二人は村人に案内されるのであった。

 

~とある村  村長宅~

 

村人たちに案内され入った家にはどこか威厳を感じさせる老人が迎えてくれた。

「今回はこの依頼を受けていただけたことに礼を言おうかのう

見てのとおり働いてくれる若い衆はいるのだがバルカンを退けるほどの力のある者は居らんからどこかに頼るしかないんじゃよ。」

 

早く依頼を終わらせたい空也が村長の次の言葉よりも先に話しかけた。

「わかったから仕事の話をしよう。」

 

「おぉ~そうじゃったのう。で依頼なんじゃが」

そう言って村長は窓から見える少し大きな森を指差して言った

「あそこに森があるじゃろう…あそこにバルカンが住み着きおって安心して畑仕事が出来んのじゃ…なんとかしてくれんかのう」

 

「なるほどなら私たちがそのバルカン10匹倒せばいいんだな」

「まぁ…そういうことになるのう」

「なら話は簡単だ!!行こうぜ空也!!早く終わらせて帰ろう!!」

「同じくだ。早く終わらせよう」

「もういくのか?」

「あぁ」

「帰ってきたときの報酬用意しておいてくれよ!じゃぁな!」

「いってくる」

そう言って二人は村長の家から出たのだった。

 

 

~森の前~

 

「それじゃ森の中に向かうか!」

「待ってくれ少し入る前に仕掛けをしてからでもいいか?」

「いるのか?」

「まぁ保険だ。少し待っててくれ」

そう言って森と村の境に立ち作業をし始め一息ついたのか空也は立ち上がった。

 

「もういいのか?」

「あぁ終わった」

「じゃあ改めて行こうか」

「おう」

 

 

~森の中~

 

「っお」

「どうしたんだ?」

「俺の魔法空間魔法に関係するだろ?だからか気配に敏感なんだよ」

「へー私もなんだよ、接収でモンスターとよく関わるせいか気配を感じやすいんだ」

「ならわかるよな」

「おう!」

そう言って二人は駆け出した

 

「接収!!」

「結!!」

 

「いるのは!」

「わかってんだよ!」

ミラは拳を握りしめ空也は爆破するために魔力を操作しはじめた。

 

「フン!!」

「爆!!」

ミラの拳に当たり一匹、空也の爆破により三匹同時に倒すことが出来た。

 

「何匹かの同時討伐なら空也の方が向いてるな」

「確かに一匹づつだとあまりに非効率だもんな」

「このぉ!いったなぁ!」

「うるさいぞ、早く終わらすんだろ」

「あとでおぼえてやがれ!」ウゥ…

引く唸りながらまるで犬のように威嚇するミラであった。

 

「まぁそんなことより…結!爆!」

そう言いミラの後ろに向かって空也は技を同時にくりだした。

 

「なんだ?介護が必要なのはお前か?ミラ」

そういった瞬間ミラの後方にバルカンが二体木の上から焦げた状態で降ってきた。

空也はミラよりも素早く反応し攻撃して見せたのだ。

 

「ほう?そうかそうか?女子に対して介護か?それに一対一で負けたお前がねぇ…

少し見てろ。」

そう言い自分の後方に空也を下げさせて思いっきり脚を振り上げ地面に向かって脚を全力で振り下ろし周りの木や地面が揺れ上からバルカンが降ってきた。

 

「うお!?いきなりすんなよ!」

もちろんミラの震脚は木だけでなく空也にも被害をもたらした

 

「オラァ!」

全力で振りかぶった拳がバルカンの頬に突き刺さり面白いように飛んでいき木にぶつかりやっと止まった。

 

「おいおい足腰が弱っているんじゃないか?介護が必要かい?」

「やりかえしか…」イラッ

「なんのことかな?」

「もういいあと三匹だ早く終わらすぞ」

「ああ」

 

そう言って二人は今の位置より奥に進んでいった。



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見えぬ翼4

久しぶりの投稿で申し訳ありません。いくつか訂正したのでこれからもよろしくお願いします。


 ~森の奥~

 

「奥まで来たのはいいが…」

「いないな…どこにも…」

色々な所を散策したが残りの三体がどこを探しても見つからず約一時間たったころだった。

 

「…なあミラ」

「どうしたんだ空也?」

「一回村に帰ってみないか?」

この時何故かはわからないが空也の胸には嫌な予感が燻っていた。

 

「なんでまた?」

「いや、なにか胸騒ぎがな」

「そこまで言うなら一回戻ろうか。空也の予感って当たりそうだしな(笑)」

「すまないな」

「いいぜ!さぁ!!そう決まったら早く戻るぞ!」

「あ!おい待てよ!」

そう言って二人は少し急ぎながら村に戻っていった

 

 ~村の少し手前の森~

 

「「っ!?」」

二人は村の近くにまで残りのバルカン三体の気配が迫っていることを優れた気配察知能力により知ることができた。そのためか二人が纏っていた空気がガラリと変わった。

「おい…」

「さすがにきずいてるわよ…

 確か村の周りに何かしてたはずよね、それで何分持つの?」

「わからんがバルカンの数的に長くて10分だ…急ぐぞ!!」

「あぁ!!」

 

 ~5分後~

 

「見えた!あいつらだ!」

そう言った空也の視線の先にはバルカンが三体ワイヤーを千切ろうと四苦八苦している姿が見えた。

「よかった!!まだ突破はされていないようだな!早く片付けるぞ空也!」

「おう!ミラは右の一匹を頼む!残りは俺がやる!」

「わかった!!」

二人はお互いの倒す相手が明確に成ったからか二人の動きが少し早く判断も早かった。

 

ミラが右のバルカンに向かって走って行ったのを見た空也は自分の敵二体に精神を集中し始めた。

 

「お前らで最後か…喜べ!蹂躙してやる!空!!」

そう言って自分の手元に何もない空間から1m程度の刀とクロスボウを取り出しバルカンに向け駆け出した。

それにきずいたバルカン達だがそれより早くに動いていた空也が圧倒的に有利だった。

 

「遅い!!無時(ムジ)!!」

そう言って打ち出した2本のクロスボウの矢はバルカンには突き刺さらず

バルカンの陰に深く突き刺さった。

 

「ウホッ!?」

それを受けたバルカン達は空也を馬鹿にするかのようにその場で手を叩こうとした時

バルカンの身に異変が起きた…体が動かないのだ…まるで時が止まったように…

 

「まったく体が動かないだろ。ネタは言わんし容赦もしないただ死んでいけ」

そう言ってバルカン2体の首を刀で跳ね飛ばした。

その瞬間の空也の顔は酷く冷徹で残酷な顔をしていた…

 

「終わったn…ッ!?」

そしてその顔をたまたま見てしまったミラは息を飲み恐怖を覚えてしまったが

同時にあんな顔をしてしまっている空也が哀れに思えてしまったのだ。

 

「…ん?あぁミラか…終わったのか?」

「え…えぇ終わったぞ」

(何かの見間違い?)

ミラは自分の勘違いにしないと自分の中の空也が死んでしまうようでどうにかして自分を納得させたのであった。

 

 ~村長宅前~

 

「ありがとうのぉお二人がた。既に報酬は用意してあるぞ」

「おおありがとうな」

「茶でも飲んでいくかえ?」

「いやいらん俺は帰る。ミラはどうする?」

「私も帰ろうかな」

「そうかい…残念じゃのう…またなにかあったときはよろしく頼むぞぃ」

そう言って二人は朝来た道を早足で戻っていった。

まるで来る前の時間に戻りたがっているように

 

 

 

 

 

 

 

 



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消える妖精

あまりにも投稿ペース遅いですよね(;・∀・)
もっと早くできるよう精進します!!

※携帯投稿です

お気に入りをしていただいた方の名前を見る方法がやっとわかりました(;・∀・)
hadesさん 神無月の夜さん 芝 ロクさん 神城零さん
ご登録ありがとうございます!!


〜マグノリア駅〜

 

「…」

「…」

 

多くの人の笑い声で賑わうなか二人の間に会話はなかった。

無事に依頼を遂行し誰の怪我もなく終わったというのに二人の表情は優れたものではなかった…

 

そんな時急に決意したような顔で空也がミラに言った

「なぁミラ」

「な、なんだ」

 

ミラは急に話しかけられ少しどもりながらも返事を返した。

 

「俺これから依頼は一人で受けるし誰とも組まない」

「な、なんで!?私がなにかやったか!?」

 

急にそんなことを言われ少しパニックになったミラだがパニックになるのも仕方ないだろう。初めての依頼で急にソロ活動宣言をされたのだ。

そんなミラをあやすように空也は言葉を続けた。

 

「いや、何もしていないから落ち着け。ただこのままだとギルドのメンバーに甘えたままで目的を達成することができなくなってしまう…それは絶対にダメなんだ…解ってくれとは言わない少しの間だが俺を1人にさせてくれ」

 

空也はミラはきっと反対するだろうと思いながらも問いかけ言葉を続けようとしたが、そんな空也の言葉を遮ってミラは答えた

 

「もちろん危険なことは…」

「そんなことは当たり前だ…だが必ず帰って来るんだな?」

「あ、あぁ」

「ならいいぜ!あ!だけどギルドは抜けんなよ!」

「だ、だがいいのか?」

「何が?」

「新人を任せたらその後誰とも組まなくなったとでも噂が広がればお前の立ち場が…」

「…クックック…アハハハハ!!」

「!?な、何がおかしいっていうんだ!お前の事だぞ!良いのかそれで!」

 

空也は混乱した。なぜ帰ってくるの一言を信じたのか。

 

(まだ会って数日しか経ってないんだぞ!?なぜだ!?)

 

そんな混乱している空也に気がついたのかミラが言った。

 

「ハハハ…ん?混乱してる顔だなぁ空也」

「あ、当たり前だ!なぜこんな簡単に!!」

「それはだなお前がギルドのメンバーで家族だからだ」

「か…ぞく…?」

「あぁ、ギルドに入った時点でそいつは家族も同然なのさ!!

だから私はその家族を信じる!!それだけだ!」

 

そう言って少女特有の純粋な笑に当てられたのか空也は今まで悩んでいた事が相手にとってはくだらない事だと認識でき今までの事が急に馬鹿らしくなり始めた。

 

「…っハハやっぱりお前おかしいわ」

「うるせェ!」

「…ありがとよ。誰かが一緒にいると思えたらなんだか楽になったわ」

「…フン!そうかい感謝しな!」

「あぁ」

 

そう言って2人は笑いながら硬い握手をした

 

…周りからの拍手をBGMにして

 

「え?」

「え?」

 

今2人がいるのはマグノリア駅のすぐ前…とても人だかりがある中で青春真っ盛りな事を言い合っていたのだ注目を浴びても仕方ないだろう。

そしてようやく今の状況を把握した2人は顔を赤くしながらギルドに帰っていくのであった。

 

「…マスター

…あいつらある意味一生物の思い出作りやがったなwww」

「笑ってやるなワカバww」

「お前もなマカオww」

「これ!笑うでないわい!!若くて良いではないか…」

「「さすが、マスターおっさん臭いわw」」

「やかましい!」

 

そんな2人の友情劇を見ていた3人のギルドメンバー

ワカバ、マカオ、そしてマスターであるマカロフである。

 

「しっかしw」

「初仕事で疲れてるだろうと迎えに来たらなぁおいw」

 

そうである初仕事で疲れたであろう空也と引率のミラをたまたま近くを通った理由で迎えに来てみれば急な友情劇が始まったのだ…

 

「まぁ良いではないか…ああやってやって若いうちに色々なものを学ばなければのぉ」

「とりあえずここに来た理由が先に帰っちまったから俺らも帰るか」

「だな」

「うむ」

 

そう言って3人は帰っていったのであった…

帰って今日の事を酒のさかなにするために…




うごごごご良い会話内容をづぐりだい(切実)
そして携帯で書くと何度かあやまって
消すのを辞めたい…

Twitterやってます!!
@0419ktkbt

…あれ?一回書いたっけ?


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翼同士があう時

めっちゃくちゃお久しぶりでフヒヒwwサーセンwww
…いやホントすいませんでした(土下寝)何でもry

水野正一さん 紅蓮03さん 
お気に入りありがとうございます。



修正しました。8/19


-会議場-

 

ゴロゴロゴロ.....

 

静かな会議場に響く水晶が床を転がる音

それはこの場に居る者の気をいらだだせ終わらない問題が永遠続いてるようにも感じさせた。

会議が始まりどれほどの時間がたったのだろうか、唐突に異変が起きた。

 

ゴロゴロ...ピキッ..ゴロゴロゴロ...

 

なんと唐突に転がっていただけの水晶が砕けたのだが注目すべきはそこではなかった。

砕けたのちに一瞬にして水晶は元に戻ってしまったのだ。まるで時が遡ったように..

 

そのようすを眺めていた男が口を開いた

 

「ウルティアよ

会議中に遊ぶのはやめなさい」

 

そういった男の後ろに控えていた女が返答する

 

「だってヒマなんですもの

ね?シークレイン様」

 

「おーヒマだねえ

誰か問題でも起こしてくんねーかな」

 

そう喋りあっている男は椅子に浅く座り机に足を置くというあまり褒められるような態度ではないが彼ら以外老人の中で唯一飛びぬけて若いのはそれだけの才能があるということなのか右目を貫くように描かれたタトゥーと不敵な笑みがより彼の存在に謎を持たせていた。

 

だが問題が起きてほしいと願っている危険な願いに叱責する大きな声が会議室に響いた。

 

「つ..謹みたまえ!!」

「なんでこんな若造どもが評議員に慣れたんじゃ!!」

「魔力が高ェからさ じじい」

「ぬぅ~~~!!!!」

 

やはり相当の実力者であることが証明されたシークレイン

そんな一方的な言い合いを止めるかのようにジャラ..と金属が擦れる音が聞こえた。

 

「これ....双方黙らぬか」

「魔法界は常に問題が山積みなのじゃ

中でも早めに手を打ちたい問題は....」

 

「妖精の尻尾のバカ共じゃ..特に..」

 

そう言った老人は蓄えた顎鬚を摩りながらしみじみと、とある人物の名前を口にした。

 

「特に間上 空也には目を光らせておかなければのう」

「ですな議長」

 

-ハルジオンの街-  ~夜~

 

ここは港に面している街ハルジオン

港に面しているため魔法よりも漁業が盛んな街である。

 

そんな活気盛んな街に一人。黒いマントのフードを被り顔が見えていないのに何故か

残業で疲れ果てたサラリーマンの姿を彷彿とさせるような雰囲気を放っている人物がとぼとぼと帰路を歩いていた。

 

(あぁ..今回の依頼も疲れた..)

「早く帰りたい..帰って寝たい..」

 

本当に疲れ果てているのか独り言の声には覇気が感じられなかった。

そんな疲れている中有名人にあったかのようにはしゃぎたてる女達の声が聞こえた。

 

「見て見て~!!あの船よ火竜様の船~」

「あ~ん私もパーティーに行きたかったぁ」

 

(火竜?)

マントの人物は不思議に思う所があったのか少し足を止め耳を傾けた。

 

「火竜?」

「知らないの?

今この町に来てるすごい魔導士なのよ」

 

 

(もしかしてあいつか?だが乗り物嫌いだったよな..人違いか?)

彼の知り合いに該当するような人物が居たのだろうか、少し声を掛けようとした瞬間

疑問は確信へと変わった。

 

「なぁ少しいい…

「あの有名な妖精の尻尾の魔導士なんだって」

 

「「「!!!」」」

 

その言葉に驚いたのは二人と一匹の猫の形をした生物であるが驚いた内容に誤差があった。

 

フードの彼は

(なぜそいつの魔力がこんなに近くにあるのに話題の人物にきずいていないんだ..)

 

ほかの二人は少し驚きはしたが考え込んでいるフードの彼とは違い体が先に動いてしまうのか既に行動に移っていた。

 

「ハッピー!!!」

「あいさ!!」

 

そういって猫は名前を呼んだ彼の背中をつかみ魔法を使った。

 

「翼(エラー)!!!」

 

猫の背中から翼が生えてかなりの速さで目的の場所へと駆け抜けていった。

そんな二人をフードの少年はしっかりと見ていた。

 

「まじかよ..

二番目に見たくないやつがなんでここに居るんだよ..」

 

そんな男の独り言は誰に届くこともなくハッピーが駆け抜けた事で起きた風に邪魔をされて虚空に消えて行った。

 

(てかアイツ行ったんだったら俺いらないよな)

「なんだ!!帰れるじゃん!!か~えろ」

 

そう言って振り返ったとき嫌な予感が彼の脳裏によぎった。

 

(破壊厨のアイツが無事に被害を出さずに解決できるわけないじゃん..)

「..これは帰ったらお仕置きが必要だな..

まあいい先回りして被害が出ないように尽力しますか。」

 

そういった彼は自分の周りを透明な膜で覆い津波が押し寄せてきている海を見ながら魔法を使った。

 

「設」

 

 

-ハルジオン 港-

 

一人の少年が津波で押し上げられた船の近くで暴れまわりその近くで少年の使う魔法の解説を隣にいる少女にしていた時少女が周りの異変にきずいた。

 

「ねぇハッピー」

「あい?どしたのさルーシィ?」

「こんなにもナツが暴れているのに家がどれ一つ傷ついてなくて不思議に思ったのよ」

「そう言われれば確かに...]

 

周りの環境に疑問に思い始めた二人に声をかける者が居た。

 

「当たり前だろうがこのバカ共が。街の近くで散々暴れやがって」

 

そう後ろから声を掛けられた二人は驚きながらも振り返った。

 

「え?」

「もしかして..空也?」

「え!?高い空間魔法の力と実力から『魔空間』と呼ばれているあの空也!?」

 

そんな反応を示された青年空也はゆっくりとフードを取った。

 

「えぇそうですよその空也ですよ。てか二つ名って恥ずかしい物としか思えないんだが。これやいかに」

「えぇっと..そんなこと言われましても..」

 

ルーシィは思った

(私もっと優しい人だと思っていたのに凄い疲れている人みたい..

まあ噂は噂よね)

「おい、失礼なこと考えてるだろ」

「い、いえ!そんなことはないですよ!あはははは、はは」

「まあいいそれよりあのバカ止めるぞいいな」

 

そう言った空也の視線の先には今なお大暴れしているナツに向けられていた。

 

「あい、おもいっきりどうぞ」

「あんた容赦ないわね..]

「猫は賢く生きるのです」

「じゃあお言葉に甘えて...着」

 

そう言った瞬間ナツが降りぬこうとした拳はどこかにすっぽりはまるように手の先から入っていきナツの右頬にその拳が突き刺さり軽く吹っ飛んで顔から地面に突き刺さって気絶してしまった。

 

「あっさりー!!?」

「あい!」

 

驚いている二人に向き直り空也は言った

 

「先帰るからナツ連れて帰ってこいよ。んじゃ」

「え!?ちょっとま..]

「設」

「行っちゃった...私妖精の尻尾の場所知らないんですけど..」

「おいらが案内するからナツはお願いね!」

「そんなぁ..」

 

空也は先に何か言われるよりも早くに魔法で自宅に帰って行った。

 

-空也宅 玄関前-

 

(最後の最後でもっと疲れた..風呂入って寝よ..)

「ただいまー」

 

そういったにも関わらず何も返ってこないが自宅と言う一番落ち着ける場所についたからかソファーに座った途端深い眠りに付いてしまった。

少し長い間家を空けていたにもかかわらず埃ひとつない綺麗な家の中で。




はい!ってことで原作突入です!!年齢はミラの二つ下で考えてます。
うごごごごご...
口調があっているのかわからん..
たぶんあってなさそう..ま、まぁオリジナリティって事で(震え声)


感想、評価お待ちしております。


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翼同士があう時

おひさで~す上下でーす。
いや...ね?更新はしてたんだよ?訂正やってたんだよ?だから許してくれるよね!!
では本編いってみよ~(志村けんさんが緊急入院したと聞いて錯乱しててミスが多いと思いますすいません)


-空也宅前-   昼

 

太陽が真上に上り活気のある街を見下ろしている中一人の男が家の中からけだるそうに出てきた。

 

「昼になったしどっかに飯でも食いに行くか」

 

空也である。

普段から自炊などは全くしない空也だが自炊をしなくても食べていくことが出来るほどに稼いでいるためにまったく気にしている様子ではなかった。

 

「そうときまればさっそく行く…ん?おっさんの魔力?なにかあったのか?急ぐか…」

 

空也の魔法によって敏感になった魔力感知能力だがそれによってギルドからマカロフの魔力と他のギルドメンバー達の魔力反応があり、魔力反応があった場合どういうことになっているのかと言うと魔力反応があった対象の人間が魔法を行使したということなのでこれを使って空也は相手の攻撃を避けたり何もしていなくても体から微弱に流れている魔力をたどって対象の人間を見つけたりしている。

 

「設」

 

魔法を行使した空也の家の前には誰も居なくなった。が…次の瞬間空也は元の場所に帰ってきていた。

 

「鍵かけるの忘れてたww」

 

普段家の中から準備ができ次第設にてギルドまで跳んでいたのだが今回は気まぐれで外に出てきたためこのようなことが起きたのだ。

 

(仕事が終わって少し気が緩んでいたのかもな…気を引き締めないとな9

 

「こんどこそいってきます。設」

 

今度こそ空也の家の前には人の気配はしなくなった。

 

 

-フェアリーテイル内-

 

「ふぅ…ついたか」

「自分の信じた道を進めェい!!!それが妖精の尻尾の魔導士じゃ!!!!」

 

空也がついたとたんにマカロフが大声をあげそれにつられてか他のメンバー達が大声でギルドが声だけで揺れたのではないのかお錯覚するほどの大声でマカロフの言ったことに賛同した。

 

「おおう!?なんだ!?」

「お!空也か!よく帰ってきたのぉ。お疲れ様」

「おう」

「んで…成功したのか?」

「あぁ…なんとかな」

「そうか…大きな怪我もなくてよかったわい」

 

そんな二人の会話に入ってくる女性が居た。

 

「空也!!帰ってくるなら一報ちょうだいっていったじゃない!」

「あぁミラかすまんすまん」

「あぁミラかじゃないわよ!こっちにもいろいろとあるのよ準備とか…まぁそんなことは今はいいわ…おかえりなさい空也」

「ただいまミラ」

 

そう言って二人はむきあって空也を労った。

 

「オッホン!!ワシの前でいちゃつかんでもらえるかのぅ…」

「「してない!!」」

「まぁいいわい。空也よ話があるから後で来るようにの」

「あ…あぁ」

「でわのぉ」

 

そういってマカロフは他のギルドメンバーが集まって飲んでいるところに歩いて行った。

 

「いったな」

「ええ…そうね

空也はこの後またすぐにクエストに行っちゃうの?」

「いや、しばらくの間は遠いところまで行くつもりはないさ」

「そ…そうなの…ならさ、今度買い物にでもいかない?」

「またか?俺は別にいいがエルフマンとかはどうするんだ?」

「それは大丈夫よ。たまには離れないとね」

「そうか、ミラがそう言うなら大丈夫なんだろ。いつに…」

 

そんな恋する二人の間に空気が読めない困ったチャンが突っ込んできた。物理的にも言葉の例え的にも。

 

「ふがふがふが!!」

「なんて言ってるのよナツ…あ、空也さん先日はありがとうございました!」

「あぁ別に気にするな。それよりあいつはなんて?」

 

ナツが突っ込んできたことにより壁に埋まっており下半身しか見えておらず何を言ってるのかわからなかったがハピィと一緒にこちらに近づいてきたルーシィにお礼を言われ少し冷静になった空也はハピィに翻訳を頼んだ。

 

「あい!ナツは空也と戦いたいって言ってるよ」

「よくわかるわね…」

「あい!オラの特技だよ」

「そ…そう…」

「ふがふがふふが!!」

「結局どうするんだっていってるよ~」

「ん~どうするかなぁ」

「あら、珍しいわね戦うのか迷うだなんて」

「ちょっと今は気分がいいからな。まぁ偶にはいいかやってやるがもう二度とやんないからな」

「ガバ)ほんとうか!!」

 

「おお?」        「なんだなんだ?」

         「空也対ナツだって」

   「空也が勝に二万だ!」

                   「さぁ!はったはった!!」

 

「一瞬で広まっちゃたわね」

「だってこんのこと言われても無視し続けるような人だもの、それは大騒ぎするわ」

「へぇそうなんですかミラさん」

「そうと決まればさっそく行こうぜ空也!!」

「しゃあねえな…ミラ」

 

ナツの闘いを受けナツについて行こうとするも途中で振り返りミラを呼んだ。

 

「どうしたの?」

「夕飯俺の家な」

「え!?…うん!!」

 

そんなことを言われたミラは顔を真っ赤にしながらも恋する乙女のような華やかな顔で返事をした。

一方その相手はギルドのメンバー達に冷やかされている。

 

-ギルド外-

 

 

「空也がやってくれるなんていつぶりだ?まぁいいや!早速やろうぜ!!」

「あぁかかってこい」

 

「ではナツ対空也はじめぇ!!」

 

 

 





本編の修正おわったらこんなにもお気に入りの人がいるのだと思いかんどうしました!ありがとうございます!!
hades 水野正一 神無月の夜 紅蓮03 芝 ロク Daiki07 歌伊斗 Takiyasya 神城零 ニャン吉 焔雷 


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翼が動きし時

最近専門学校の方が忙しくなってきたのですがそれを理由に逃亡などしないようにより頑張っていきたいと思うので感想やご意見などお待ちしております。


~ギルド前~

 

      「空也!お前に賭けたからな!たのむぞ!」

 

  「ナツ!がんばれ!」           「ナツじゃ無理だろw」

 

              「そらそうだwだって空也は…S級魔導士だぜ?」

 「ほんとなw」

           「ナツ!やっちゃえ!」

      

 

ギルドの前では多くの魔導士たちが熱狂して空也とナツの立会いを見守っていたがほとんどの者は空也の勝利を疑ってなかった。なぜならば空也は選ばれた魔導士しかなることのできないS級魔導士なのだから。

 

「ミラさん質問があるんですけどいいですか?」

「ごめんなさいルーシィ答えてあげたいのは山々なんだけど他の人に聞いてくれないかしら…どうしても気になって…グレイ!おねがい!」

「しょうがねな…んで、なんだ?」

「あ!ぜんぜん大丈夫ですよミラさん!!えっとねさっきからS級って言ってるけどなんなのかなぁって…あ、あとミラさんと空也の関係も…(ボソ」

「あぁそんな事かS級ってのは各ギルドのマスターがそれぞれ認めた魔導士しか得られない特別枠みたいなもんだ…そうだな…わかりやすく言えば他のメンバーよりか難しいクエストに行くことが出来るって言った方がわかりやすいか「」

「へぇそうなんだ…ってことは空也ってかなりすごい人!?」

「まぁそうなるな…しかもほとんどのクエストを一人でこなすからな。」

「ひ、一人で!?じゃあ二人の関係は…」

「元S級魔導士と現S級魔導士で確かミラさんが空也と戦って勝ってたな。」

「え!?ミラさんもS級魔導士だったの!?」

「昔の話よ~」

 

グレイがルーシィにS級魔導士について教えている頃とうとう空也とナツがぶつかろうとしていた。

 

「空也とやるだなんて何時いらいだ?まぁいいや!空也!俺は昔よりか強くなったから絶対に勝ってやる!!」

 

久しぶりに戦ってくれる空也に対して闘志えお膨らまし続けるナツだが仕方ないともいえるだろう。最初に戦ってから数年が経ち今やっとの思いで再戦することができるのだから…

一方空也はと言うと…

 

「どうでもいいからかかってこい。早く帰りたい。」

「「「さっきまでのやる気はなんだったんだ!!」」」

 

空也はギルドを出る前に言った一言をとても後悔していた。

 

(ぜったいこれが終わったら弄ってくるんだろうなぁ…)

 

空也は普段は一人でいるためかあまり他人から弄られるなどの行為は得意ではなかったのだ。

 

「そんなこと言ってると足元すくっちまうぞ!」

 

ナツは久しぶりに戦う強者なのだったのだろうか体が先ほどから少し震えているようだった。これは武者震いなのか勝てないと解っている心の弱さなのかはわからないがこの振動を自分の力に変えるように震えを力に、夢を現実に、不可能を可能にするために震えていた腕を広げ手を握りしめた。

 

「行くぞ!空也!」

「おう」

 

そんな心の葛藤を知ってか知らずか空也はいつものように振る舞って見せた。

 

「火竜の鉄拳!!」

 

ナツの対竜迎撃魔法≪炎のドラゴンスレイヤー≫の拳に炎を纏わせた単純な技だが単純であるがゆえにその威力は絶大であるが空也は落ち着いていた。

ナツが拳で殴りかかる時空也はいくつかナツに説教をしていた。

 

「はぁ…ナツ、お前の前向きさひたむきな性格は確かに凄いがな…相手を選べと何度言わせる」

「そんなもんやってみなきゃわかんねぇだろぉが!くらえ!」

 

そういってナツは握った拳を空也にぶち込むために腕を振り切ろうとしたが振り切った所に空也はいなかった。

 

「設、おまえもしっているよなぁ?この技がある時点で地の利は俺の方があるのはわかるな?」

「うるせぇ!!」

 

空也は自身の魔法≪空間制御魔法(SCM)≫を使い自分が行ったことのある場所に転移したのだ。しかもここはギルド前空也でさえ良く通るところだ地の利は空也にあるだろうがナツはそんなことは気にしない様に急いで空也の方を振り向き次の魔法を放ってみせた。

 

「火竜の咆哮!!」

「次に相性だ…着」

「うわああああああ!!」

 

ナツが口から吐き出した炎の塊は空也の目の前であとかなもなく消え去りナツの真上から降って降りナツに自分の技でダメージを与えさせていた。

そこで限界に来たのだろうか初めて見る魔法に驚かされ続けているルーシィがとうとう質問をグレイにした。

 

「さっきから何がおきてるの!?」

「あぁルーシィは初めて見るのか空也は空間を操る魔導士でな空間を繋いだりテレポートしたりできるんだ。この魔法を空也本人はSCMっていってるな」

「え!?ってことは…」

「あぁほぼチートのようだが設は少しでもミスすると空間に四肢が千切れて出てくるらしいしそれなりにリスキーな技らしいぞ」

「四肢って…」

 

やはり強力な技にはデメリットもある様だがそのデメリットを何も恐れずに使っている空也がおかしいのか自信があるだけなのかは空也本人しかわからないことである。

一方戦いはと言うと

 

「ナツ、確かにお前は強くなっただからって誰にでも勝てるわけじゃねぇんだよ」

「クッソ!」

「わかったならさっさと降参しろじゃねぇと爆破すんぞ」

「なに!?いつの間に!?」

「お前が自分の魔法で地面に押し潰されているときからだが?」

 

空也はナツが倒れた後、瞬時にナツの回りを囲んでいつでも爆を打てるようにしていたのだ。

 

「だ、だけど爆発の炎なら…」

「俺の爆は魔力を暴走させて行う爆発だぞ?お前は魔力を食べることができるのか?」

「くっ…降参だ…」

 

「そこまでぇ!!この闘い空也のかち!」

「「「「わああああぁぁぁぁ!!」」」」

 

(ふぅ…終わった終わった…)

 

「それじゃぁ帰るからな」

「お疲れ様じゃ」

「おう…」

「待ってくれ空也!!」

「あ?またやってくれとかいわねぇだろうな…」

 

空也はナツの性格を知っているために警戒したが空也の予想ははずれた。

 

「ちげぇよ!闘ってくれてありがとな!」

「…はぁ、はいはい」

 

(なんでこうココの奴らは俺の予想を裏切ってばっか来るんだろうな)

 

空也は自分の戦い方が気に入らないやつが多く存在しているために戦った後に感謝なんぞはされたことがほぼほぼなかったがフェアリーテイルのメンバーはどうやら全員その予想をいい意味で裏切ってくれているらしい。

 

「じゃあな」

「おう!」

 

こうして空也とナツの闘いは終わったのだがナツは闘い敗れ多くの事を学び空也は戦ってなにか得ることが出来たのだろうか。

 

-次回へ続く

 




I LOVE 俺TUEEEEさん fumi3さん 田中誠司さんお気に入り登録ありがとうございます!!
そういえばUAがとうとう4,873になって4000をこえました!!これも全て皆様のおかげです!!これからより精進していきますのでよろしくおねがいします!!


戦闘描写難しスギィ!!!


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つかの間の休息

何も言うことはない、、、ただ、、フヒヒwwサーセンwww


~空也宅~

 

空也はナツと闘い少しの寄り道をした後に家へ帰る事にした。

とある約束を守ってくれていると信じて…

 

「ただいま」

「あら、やっと帰ったのね。おかえりなさい。空也」

「やっぱり居たのか…ミラ」

 

 

空也が家に付き自分がナツと戦う前にミラを家に来るように言ったところミラは律儀にその約束を守り空也の家で待っていたのだが空也の返しが少し気に食わなかったのか少し剥れながら言葉を返した。

 

「あら、貴方から呼んでおいてその言いぐさはないんじゃない?」

「あぁ…はいはいすいませんね」

「またそうやって適当に返すんだから…昔からかわらないわね」

「そうか?俺的にはかなり変わったと思うんだが…

俺よりもミラの方がかなり変わったんじゃないのか」

 

先ほどまでお互いにわきあいあいと笑顔で話し合ってたのだが空也がこの質問をしたとたんにミラの顔が曇った。

 

「それはそうよ…いろいろあったんだから…」

 

その一言にどれだけの意味があるのかはわからないが空也はその反応を見るよりも先にやってしまったという後悔の念とミラを悲しませてしまったという自分自身を責める感情に板挟みにあってしまい一言返すだけが今の空也には精一杯の謝罪であり…

 

「…すまない」

「いえいいのよ…起きてしまったことだもの」

 

…だが空也もミラも気づくことはできなかった謝罪の中に少しの違う感情が混ざっていることに。

 

「そんな事よりも空也早く家に入ったらどう?

玄関で立ったままじゃしんどいでしょ?」

「あ、あぁそうだな何やら料理もしてくれているみたいだし…これは飯でも食った後にでも食べるか」

「あら、なにを買ってきてくれたのか楽しみね」

 

空気が悪くなってしまった後に何とか普段通りの空気をお互いに取り戻すことが出来たからか空也はやっとキッチン辺りから漂ってきていた香ばしい香りに気が付くことが出来たが同時にわざわざ帰りに寄り道をして事前に予約していたケーキを店に取りに行っていたことを思い出しお互いに食後に食べあうことにしたのだ。

 

「じゃぁリビングに…」

「行く前にちゃんと手を洗いなさいよ?」

「…お前は俺の保護者か?」

「あら、なってもいいのよ?」

「ッハ、バカ言え」

 

そう空也は返したがまんざらでもなさげな顔であり、その表情を見たミラは何か知っていたことを再確認したようなどこか満足げな顔をしていた。

 

そして二人が仲良く食事をしている時等しく世界の時は過ぎてゆき…

 

「やったぜ!!やっと盗み出すことが出来たぜ」

「あぁ!あの手伝ってくれた奴何もいらないって言ってたが何者なんだったんだ?」

「そんな事よどうやってこの封印解くんだよ…」

「安心しろ…カゲヤマ」

「封印だろ?少しかかるが解けるぜ」

「ふふふ…フハハハハハハ!!!死神の旋律をアイツらに…正義面したくそ野郎どもに聞かせてやる!」

 

死神の鎌が怪しくキラリと月の光を反射した

 

 

 

 




没案
「おかえになさい」

「あぁ」

「貴様に戦いを挑みに来たぁ!!!」

「ΩΩΩ(な、なんだてー)」

「ならば決闘だぁ!!!」

「空也たちの闘いはこれからだ!!」




我ながら何がしたかったのかわからなかったww


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始まりの風

卒業制作が終わったのでこちらをやっていきます
お願いします


-フェアリーテイル-

 

ワイワイ…ガヤガヤ…

ぎゃーぎゃー!

 

多くの喧噪が飛び交う中ルーシィはクエストボードの前にて悩んでいた。

 

ルーシィ「う~ん…

     ”魔法の腕輪”に…”呪われた魔法解除””占星術で恋占い希望”!?

     ”火山の悪魔退治”!?へぇ…依頼って色々あるんですね…」

 

そんなルーシィの独り言にたまたま近くにいたミラがその疑問に答えると同時にルーシィにマスター不在の旨を伝えた。

 

ミラ「気に入った仕事があれば私に言ってね。

   今はマスターはいないから」

 

そうミラから言われ普段ならお酒を飲んでいるであろう、いつものカウンターに目をやった

 

ルーシィ「あれ?本当だ」

ミラ「定例会があるからしばらくいないのよぉ」

 

ミラから言われた言葉の中に初めて聞く単語があり疑問に思い質問することにした。

 

ルーシィ「定例会?」

ミラ「地方のギルドマスター達が集まって定期報告をする会よ。

   今回は空也もマスター達に呼ばれたようで付き添いで行ってるはずよ

   もうちょっとゆっくりしてもよかったと思うんだけどね。」

 

そういって少しむくれていたミラだが、ルーシィは空也の名前が出てきたところでにやけながらがら話を聞いていた。

 

ルーシィ「あれれ~彼氏が遠出してさみしいんですか?」

ミラ「んもう!私の事はいいの!説明のつづきするわよ!リーダス!光筆貸して」

リーダス「ウ…ウィ!」

 

彼氏というワードに照れてしまって顔を赤くしながら少し大きな声で説明を続けようとした。

 

ミラ「そもそもギルドに加入したばかりじゃ魔法界の組織図ってわかんないよね」

 

そういってミラは説明し始めた。

 

-定例会会場近く-

一方空也は各ギルドマスターから質問攻めにあっていた。

 

マカロフ「おつかれじゃのう空也よ」

 

そういわれた空也は少し恨めしそうにマカロフに対して返答した。

 

空也「ここに連れてきたのはあんただろ…勘弁してくれよ…この前帰ってきたところだ    ぜ…」

マカロフ「まあまあそう言わんでくれ…ほかのもんたちから何度も催促されての…」

空也「まぁいつもマスターには世話になっているからいいがなぁ…

   当分はなしな」

マカロフ「そりゃそうじゃなしばらくの間は大丈夫じゃろうて…

     とりあえず今日は会議じゃからホテルにて休んでおれ」

空也「わかった。適当にぶらぶらしてるよ。」

 

-定例会会場-

 

マカロフ「やっとついたわい」

 

定例会場についたマカロフは自身の席を見つけ腰を下ろし会議の準備をし終わったところで両隣から声をかけられた。

 

青い天馬 マスター

ボブ「あらぁ~やっとついたのぉ~?遅くて何かあったんじゃないかとおもったじゃない」

 

四つ首の猟犬 マスター

ゴールドマイン「クハハハハ!こいつに限ってそれはねェだろ!

        そォいや今回はあいつも一緒だったな」

マカロフ「あぁ空也かいいじゃろぁ強いしなにより物を壊さんからな!」

ゴールドマイン「確かにお前のとこは派手だもんな権力者殴り飛ばしたりとかな」

マカロフ「ほんと…いつになったらおとなしくなるのか…おっともう始まるようじゃな」

 

そういった直後会場の前に出て一人話し始めた

 

「えーでは報告会を始めます。

 今回の議題は先日強奪されたゼレフ書の悪魔だとうわさのララバイ強奪事件についてです。」

 

 

こうして物語は進んでいく…




そんなこと言っときながら全然進んでないな…
次回から頑張ります!

感想などお待ちしております!


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死神が吹く

新入社員になって落ち着き始めたので再投稿
おなしゃす!


~とある線路~

 

カゲ(嘘だろ⁉なんでエリゴールさんがやられるなんて!

   くそ!どする…あれは…あいつらが乗ってきた魔導車…

   ララバイはあいつらの近くにはないから魔導車に乗ったらあいつらを引き離して定例会議に乗り込むことができる…これだ!!)

 

 

エルザ「ついでだ…

    定例会の会場へ行き事件の報告と笛の処分について総長に指示を仰ごう」

 

ルーシィー「クローバーはすぐそこだもんね」

 

全員に安堵の風が流れ疲れ果てた体から力が抜け隙ができたとき

 

ブルルルルrr…ドゴォ!!

 

車が急に発進し危うく全員を底の見えない崖につき落としそうになりながらも爆走をやめることはなかった。

その車には一人の人影が座っていた。

 

エルザ「カゲ!!」

グレイ「危ねぇな!動かすなら先に言えよ!」

カゲ「油断したな!妖精ども!

   笛は!!呪歌はココだぁ!ざまあみろ!!」

 

ハハハぁ…

そう言って一台の車は猛スピードで笑い声を置き去りにナツ達のもとから離れていく

 

~定例会~

 

太陽が傾き月が昇り始めた時ギルド間での話し合いは終わりに近づいていた

その中何やら嫌な予感がしそうな胸騒ぎを覚える者がいた

 

マカロフ「どうしたのじゃ空也よ」

空也「いやなんだか嫌な予感がするんだ

   何が起きるかはわからないんだがとても嫌な予感が…」

マカロフ「ふむぅ…」

 

そんな不確定な話をしているときに上からマカロフを呼ぶ声が聞こえた

それは魔道郵便の配達鳥であった

 

「マカロフ様

 ミラジェーン様からお手紙が届いております。」

マカロフ「ん?」

 

そういって配達鳥から手紙を受け取り中身を空けた時ホログラムのようにミラの全身が手紙の上に映し出された。

 

 

ミラ「マスター定例会お疲れ様です」

マカロフ「どうじゃ!!こやつがウチの看板娘よ!羨ましいじゃろぉ!」

 

そんな自慢続けるマカロフだったがどうやら続きがあるようなのでそちらに耳を傾ける

 

ミラ「実はマスターが留守の間にとても素敵なことがありました!

   エルザとあのナツとグレイがチームを組んだんです!

   もちろんルーシィとハッピーも

   ね?素敵でしょ?

   私が思うにこれって妖精の尻尾最強チームかと思うんです!

   一応報告しておこうと思ってお手紙しました!

   あと空也!帰ってくるときに何かお土産お願いね♡

   それでは~」

 

そういって手紙に込められた魔力がなくなったのかホログラムは消え去り定例会には実に微妙な空気が流れていた

 

空也「ま…マスター…これのことじゃ…」

マカロフ(なんてことじゃ…あのメンバーでは町一つ壊しかねんぞ!…ん?そうじゃ!ここには空也がおるではないか!空也がいたなら何とかなるじゃろ!)

マカロフ「空也よ!」

空也「な…なんだよ」

マカロフ「いざというときはお主だけが頼りじゃ!なんといても無事にこの定例会を終わらさせてくれ!!」

空也「わ…わかったよ何とかしてみる」

 

そういって不安な空気が流れながらも定例会会場の近くに車が止まった

カゲ「やっとついた…これでやり返せる…次はこっちのばんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 



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