天才少女と紅色少女 (夢見茅)
しおりを挟む

キャラ設定(ネタバレ注意)

自分が忘れてもいいように書いたものです。
読む必要はないです。



キャラ設定

名前 沙原 麻耶(さはら まや) 性別 女

中学1年で清麿の1つ下。(開始時)

髪はセミロングで黒髪で黒目。身長は145cmくらい。

元男で転生者。アンサートーカーを駆使し、頭の良さは世界一。

だが少しおかしな性格をしている。

生き物を壊すのが好きで本人はそれを愛しているという。

アンサートーカーを使うと瞳が赤くなる。

女になってから甘いものが好きになった。

 

名前 レティエナ 性別 女

腰まである黒髪に赤い目。身長100cmくらい。

優勝候補の1人と呼ばれ、かなり強い。

魔法は使わず殴ったり蹴ったりするのが好き。

基本好戦的だが飽きると戦闘をやめて帰る。

甘いものが大好き。

本の色 紅色

 

呪文

1 イグニ(手から炎を放つ。メラみたいな感じ)

2 イグニス(手から超高温度の熱線を放つ。両手で2つまで可能)

3 ランケア・イグニス(2m程の炎の槍を召喚する)

4 アールデンス・イグニス(イグニをより強力にしたもの。メラガイア)

5 プルーマ・イグニス(背中に炎の羽を生やし、そこから複数の熱線を乱射する。ある程度の操作が可能)

6 ラートゥム・イグニス(広範囲に炎を放つ)

7 セルペンス・イグニス(炎に包まれた全長5m程の蛇を1~3体召喚する)

8 トラテューラ・イグニス(触れた相手を幻の炎で全身が焼ける幻覚を見せる。魔力結晶を埋め込む事で遠隔操作が可能)

9 モルス・デア・イグニス(炎の衣を纏い、巨大な炎の槍を持った女神を召喚する)

10 シン・アニムス・メシス・イグニス(指定した範囲内を一瞬にして燃やし尽くす。そこには何も残らない。だが使い過ぎると体が燃える)

 

名前 奏谷 涼春(かなや すばる) 性別 男

もう1人の転生者。

主にツッコミ要員として活躍。

短めの黒髪で黒目。

そこそこのイケメン。

高校二年生だがあまり学校に行かない。

転生する際、【1度見たもの聞いたものを忘れない】という能力を貰い、とても頭が良い。

親は既に他界しており、3DKの家で一人暮らし。

清麿たちの味方。

原作知識はゾフィス編までしかない。

 

名前 ムラクモ 性別 女

赤髪金目のポニーテール。身長は120cmくらい。

普段は礼儀正しく、大人しいが戦闘になると性格が変わり、好戦的になる。

何でも1度は斬ろうとする。

常に刀を2本腰に挿している。銘は凪雨(なぎさめ)朧雪(おぼろゆき)、シンにも耐えうる強度を持つ。

呪文は身体強化のみ。

本の色 白金色

 

呪文

1 ニヒル・キティウス(1回目の身体強化。50mを5秒で走る。素手で林檎を砕く)

2 ウーヌス・キティウス(2回目のry。100mを5秒で走る。素手でコンクリートを砕く)

3 ドゥオ・キティウス(3回目ry。1kmを5秒で走る。素手で金属を砕く)

4 トレース・キティウス(4ry。1Mmを5秒で走る。素手で大型トラックを吹き飛ばす)

5 クアトル・キティウス(5ry。1Gmを5秒で走る。素手でビルを瓦礫の山にする)

6 シン・ルークス・キティウス(光の速さで動く。素手で町一つを消し飛ばす。使い過ぎると体がボロボロになる)

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.1

(。・ω・)ノども、初投稿です。これからよろしくです。


「あー、死んじゃったねー。ドンマイドンマイ。まあ、運が悪かったよ、運が。それにしても見事な死に様だったね。女の子庇って代わりに車に轢かれるってありきたり過ぎてつまんねーとか思ってたけど実際見てみると迫力が違うね。ああ、ちなみに助けた女の子は無事だよ。怪我と言っても擦り傷程度だし。」

 

 

いきなり真っ白い空間が見えたと思いきや急に現れ喋り出したオッサンに驚きを隠せないが現状は大体把握した。

 

 

俺は死んだんだ。女の子を庇って車に轢かれて。

 

 

そしてもう一つわかった事がある。

俺は漫画やラノベ、アニメが大好きだった。

そのせいもあり友人は1人もいなかったが・・・・・。

 

 

それはさておき、わかった事とは、

 

 

これ、もしかして俺、コイツのせいでしんだんじゃね?

 

 

「ギクッ!!」

 

 

「やっぱりか!おいこら、どうしてくれんだてめえ!俺はまだ16だぞ!寿命的に考えてあと70は生きれただろ!返せ!俺の人生返しやがれ!聞いてんのか、オッサン!おい、オッサン!」

 

 

「ああああああ!黙って聞いてれば言いたい放題言ってくれるじゃないか!こっちだって好きでミスした訳じゃないんだよ!たまたまキツい仕事が重なって疲れてたんだよ!休憩にコーヒーくらい飲んだっていいじゃないか!眠くなったら寝てもいいじゃないか!マグカップに肘が当たって書類にコーヒーぶちまけたって私は悪くない!」

 

 

「なに、逆ギレしてんだ!ミスはミスだろ!謝罪しろ謝罪!」

 

「スイマセンデシター。これでいいね!」

 

「良くねーよ!棒読みじゃねーか!」

 

 

「話が進まないからちょっと黙って!」

 

 

「はあ!?」

 

 

沙原麻耶(さはらまや)さんは私共の過失により交通事故で亡くなりました。そのお詫びと言ってはなんですが好きな世界に転生させようという話になり、今に至るわけです。さあ、どこでもいいですから早く決めて下さい。」

 

 

「色々言いたいことはあるが、まず俺のことを麻耶って呼ぶな。女っぽくて嫌いなんだよ。」

 

「はいはい、わかりました。」

 

 

「腹立つわー。それで好きな世界だっけ?あ、そうだ、オッサン。」

 

 

「なんですか?あとオッサンはやめてください。」

 

 

「はいはい。何か特典とかないの?よくあるチートとかさ。」

 

 

「出来ないこともないですけど、その世界に支障をきたす恐れがある場合は不可ですよ?あと強力なものはこちらで制限を掛けたり、弱体化させたりしますし。」

 

 

「それはしょうがないか。そうだな、昔からガッシュ好きだったし、ガッシュの世界にしようかな。特典はアンサートーカーで。出来れば発動時に瞳が赤くなると良いな。カッコイイし。」

 

 

「わかりました。ですが少し弱体化させていただきますね。具体的には身体能力の方面で。」

 

 

「どういうことだ?」

 

 

「ただ単に能力が強すぎるんです。だから身体を弱くして釣り合いを取ろうかと。あ、ご心配なく。病気とか障害とかではなく筋肉が付きにくいとか体の成長が遅いとかそんな感じですから。あと今更ですが、赤ん坊からやり直して貰いますからね。」

 

 

「そういうことか。それなら問題ない。何時でも構わないぞ」

 

 

「それでは早速。楽しい人生になるといいですね。」

 

 

そして俺は眩い光に包まれた。




ちょっと駆け足過ぎたかな?早く本編始めたいからしょうがないけど。
続きは暇だったら書きます。
因みに主人公の名前はスマホのアレです。あの、こう、あかさたなはまやらわが並んでてあの、指でスッ、スッってやるやつの上から「さはら」って打ってから最初にでた変換をそのまま使用してます。
「まや」も一緒です。結構適当です。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.2

キャラ設定考えてる方が楽しいです。しょうがないね。


目が覚めると俺はベッドの上にいた。

どうやら本当に生まれ変わったらしい。

辺りを見てみようと首を動かそうとするが動かない。

まだ首が座ってないようだ。仕方が無いので目だけを動かす。

 

 

驚くことに目の前には子供が3人程こちらを黙って凝視していた。

 

 

「赤ちゃん起きたね。」

 

 

「こっち見てるよ、可愛いね。」

 

 

「二人ともシーだよ。うるさくすると院長先生に怒られるよ。」

 

 

「そうだね。静かに見守ろう。」

 

 

ここは院長先生という言葉から察するに孤児院か何かなのだろう。

 

 

「ただいま戻りましたよ。皆さん、買って来た物を冷蔵庫に仕舞うのを手伝って下さいね。」

 

 

遠くから聞こえた若い男の声。

こいつが子供達が言う院長先生なのだろう。

 

 

「はーい。」

 

 

「任せとけー!」

 

 

「えー、赤ちゃん見てたーい!」

 

 

なんか1人駄々捏ねてる奴がいるな。

声からすると女の子だと思う。

 

 

「駄目です。手伝わない子にはご飯無しですよ。」

 

 

「はーい。」

 

 

女の子は渋々といった感じに他の子についていった。

 

 

「さてと、あの子は大人しくしててくれましたかね。夜泣きも全然しないし、少し心配になりますが。」

 

 

院長らしき男がこちらに歩み寄り、顔を覗かせる。

チッ!イケメンかよ!糞が!滅びろ!

 

 

「おや、起きてましたか。オムツは大丈夫でしょうかね。見てみますか。」

 

 

は?オムツ?あ、いや、そうだよな。俺は今赤ん坊なんだから当たり前だよな。マジかよコイツに見られるのかよ。死にたくなるわ。

 

 

「おしっこはしてないみたいですね。それにしても可愛いですね。将来が楽しみです。とても美人な女性になるでしょう。」

 

 

ん?ちょっと待て。コイツ今、なんて言った。美人な女性?は?待て待て待て!え?もしかして俺は女になったのか!?嘘だろ!?

 

 

あっ!いや待てよ。そう言えばあのオッサンが身体能力がどうとか言ってたな。もしかしてそれか!!糞が!!

 

 

「今日貴女の名前が決まるので楽しみにしてて下さいね。」

 

 

名前って、まだ無かったのかよ。はぁ・・・・・。もうどうでもいいや。新しい人生だしな。男だろうが女だろうが楽しんでやるわ!もう、ヤケクソじゃー!

 

 

それから夜になり、俺の名前が決まる会議が開かれた。

 

 

メンバーはイケメンクソ院長とさっきの子供3人と夕方に帰ってきた高校生っぽい女と中学校っぽい男の6人で俺を囲む様にして話し合っていた。

 

 

「折角こんなに可愛いんだから名前も可愛くするべきよ。」

 

 

「えー、カッコイイ名前がいいよ。桃太郎とか。」

 

 

3人組の内の1人の男の子が反論する。

流石に桃太郎は嫌だな、虐められること請け合いだし。

まず女につける名前じゃないだろ。

 

 

「カッコイイのかそれ。やっぱ女だし可愛い方がいいだろ。」

 

 

中学生の男が言う。

 

 

「じゃあ1人ずつ案を出して多数決にしましょうか。」

 

 

「そうね。その方が揉めなさそうだし。」

 

 

「じゃあ、俺から。桃太郎で。」

 

 

「却下。」「却下だな。」「きゃっかだね。」「きゃっかだよ。」「流石に桃太郎はちょっと・・・・・」

 

 

はい。満場一致で桃太郎は却下です。良かったー。

 

 

「次は私ね。麻耶(まや)なんてどうかしら?可愛くていいと思うけど。」

 

おい、ちょっと待て。前世の名前と変わっててないじゃないか!

 

 

「ふーん。いんじゃない?桃太郎よりは。」

 

 

「そうだね。桃太郎よりマシだね。」

 

 

「なによ、その桃太郎よりはって!素直に褒めなさいよ!」

 

 

「私的にはいいと思いますけど、他に案があれば言ってくださいね。ないなら麻耶で決定にしますが。」

 

 

え、マジで?憶え易くていいけどこれ絶対あのオッサンが仕組んだことだろ。

 

「無いようなのでこの子の名前は麻耶に決まりました。これから宜しくお願いしますね。麻耶。」

 

 

「宜しくね、麻耶ちゃん。」

 

 

「宜しくな、麻耶。」

 

 

「「よろしくねー。麻耶ちゃん。」」

 

 

「よろしくな、桃太郎。」

 

 

これから宜しくな。あと俺は桃太郎じゃねーよ!




本編が・・・・・!始まらない・・・・・!パートナーのキャラ設定と呪文まで全部考えたのに・・・・・!早く・・・・・!出したい・・・・・!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.3

私がこの孤児院に来てから13年が経った。

もう中学1年だ。早いものである。

 

 

あの時高校生だった女や中学校だった男と3人組も就職してここを去った。

たまに顔を出すくらいはしているらしいが。

今は私ともう1人と院長の3人である。

 

あと一人称を私に変えた。

俺だと流石に目立つからな。

 

 

そんな事はどうでもいい。

重要なのは3年前に俺のパートナーに会えた事だ。

 

 

いつも通り学校から帰る途中、赤い目をした少女が突然本を差し出してきて、「これ読んで」と、言ってきた。

 

 

ようやく始まったのか、とかなり嬉しかったのを憶えている。

その後、家に連れて帰り院長に一緒に住まわせるように頼みこんだ。

最初は怪しまれたが、本当に住む所が無いことが分かると直ぐに承諾してくれた。

 

 

少女の名はレティエナ。愛称はレティ。

私と同じ黒髪で真っ赤な瞳をしている。

身長は100cmくらい。

因みに私は140cmと中学生にしては小さめ。

困ることはないからいいけどな。

 

 

使う術は火に関するものだった。

初めて使ってしまった時は周りにバレないように水筒のお茶を急いでぶっかけたのは今でも忘れない。

レティが不機嫌になってたが仕方が無いんだ。

 

 

そしてレティから色々なことを聞いた。

まあ、内容は大体知っていたことだったが。

 

 

知らなかった事としてははレティが魔界の優勝候補とも呼べる強さだと言うこと、王様になる気はないということ、戦いはしたいということ。

 

 

それを聞いた私がまずやったことと言えばデュフォーがやってた指を頭に刺すアレとゼオンの瞬間移動を教えることと組手だ。

 

 

元々、魔力を感知することは出来たらしいが範囲が狭かったのでそれを強化し、3千kmまで拡げることに成功した。

呪文も第九の術まで発現させた。

瞬間移動も3千km以内なら好きに出来るように特訓した。

あと、先程言った組手は術が使えない状態でも戦えるようにする為、かなり厳しく教えていた。

 

 

この3年間はとにかくレティを強くすることに専念した。

少しやり過ぎた感が否めないが負けてもらっては困るのでゾフィスとかゼオンとかブラゴを軽く相手出来るくらいには強くなくてはいけない。

 

決してレティの泣き顔が可愛い過ぎてつい虐めて仕舞う訳では断じてない!

身体検査とか言って体を触りまくったのも他意はない!

ないったらない!

 

 

話を現在に戻すが、今私は何をしているかと言うと清麿の家を探しているのである。

 

 

私が住んでいる町がモチノキ町だと知ってはいたが探すのが面倒くさかったのもあるし、訓練が忙しいのもあるし、学校に行かないと院長がうるさいので寝に行ったりと忙しかったんだ。

 

 

中学になり、それでも不登校をしていた私に見かねて院長は私に兎や角言うのをやめた。

学校に行く必要がない程頭が良かったのも要因の1つだろう。

 

 

そのおかげで自由な時間ができ、高嶺家捜索が始まったのである。

 

 

「ねえ、麻耶(まや)。まだ着かないの?」

 

「うーん、住所はこの辺のはずなんだけどな。」

 

 

「アンサートーカーだっけ?それ使えばいいじゃん。」

 

 

「それだと暇つぶしにならないでしょ。」

 

 

「暇つぶしって・・・・・。そんなに暇なら院長先生がいつも言ってる学校に行けば?」

 

 

「嫌だよ。私が行ってもつまらないだけだし。」

 

 

「なんでつまらないの?」

 

 

「人間は自分より上にいる人間を好ましく思わないからね。」

 

 

「あ、そういうこと。」

 

 

「そういうことなの。そろそろ飽きてきたし使っちゃうか。」

 

 

「最初からそうしてよ。もうお腹ぺこぺこで倒れそう。」

 

 

「先に帰っててもいいよ。まだ時間かかるし。」

 

 

「そうする。」

 

 

「院長によろしく。」

 

 

私はアンサートーカーを使い、清麿の家を探す。

 

 

「なんだ、直ぐ近くにあったじゃん。良かった良かった。」

 

 

清麿の家の場所を記憶し家に帰った。

 

 

数日後、朝っぱらからレティに叩き起こされた。

 

 

「ねえ、起きてよ!この近くに魔力の反応があるの!戦いに行こ!」

 

 

「眠いから嫌。」

 

 

多分、というか十中八九ガッシュだろう。

ここで私達が出会ってしまうとブラゴとのカッコいいシーンがなくなってしまう恐れがある。

だからまだ会う理由にはいかない。

 

 

「お願い!なんでもするから!」

 

 

「ん?今なんでもするって言ったよね?」

 

 

よし、久しぶりに身体検査しちゃうぞ!

 

 

「え!?い、言ってないよ!!」

 

 

「あっそ、じゃあおやすみ。」

 

 

「言ったから!なんでもするって言ったから!」

 

 

「しょうがないなあ。とりあえず服脱いでこっちおいで。」

 

 

「え!?なんで服脱ぐの!?」

 

 

「ほら早く。私も脱ぐから。」

 

 

「だからなんで脱ぐの!ってもう脱いでるし!」

 

 

「早く、風邪引いちゃうから」

 

 

「じゃあ、服着ればいいじゃん!」

 

 

「もう、脱ぐの手伝ってあ・げ・る♡」

 

 

「ちょっ、麻耶!えっちな声出さないでよ!」

 

 

「えっちな声ってどんな声かな?お姉ちゃんに教えて欲しいな♡」

 

 

「言ってる間に服脱がさないで!ベッドに引きずり込まないで!足を絡ませないで!あんっ!ちょっと、耳に息を吹き込まないでよ!」

 

 

ああ、すべすべぷにぷにもちもちお肌が気持ちいいよお。

ぺったんこな胸が可愛いよお。

 

 

「あ、お願い待って!そこはだめっ!」

 

 

「ん?なんでだめなのかな?」

 

 

「だって、気持ちよくなっちゃうから・・・・・。///」

 

 

ああもう、可愛いなこの子は!!

 

 

「じゃあここはまた今度ね。」

 

 

「2度としないから!」

 

 

「あら残念。それじゃあ、おやすみ。」

 

 

「もう、おやすみ!ってあれ!?そうじゃなくて!んん!何これ解けない!」

 

 

これで誤魔化せたかな?

 




ただの変態野郎ですみません(´>∀<`)ゝテヘッ!
女の子同士が裸で抱き合って寝てる。いいと思います!
次回は清麿が退院した後あたりからスタートします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.4

感想ありがとうございました。
それと投稿遅れて本当にスミマセンでした。
お詫びに麻耶が何でもします。
(ん?今なんでもするって言ったよね?)
はい、言いまし(ドゴォ!!
( ゚∀゚):∵グハッ!!
鳩尾はあかんて・・・・。
すいません、代わりにレティさんが何でも(バキッ!グキッ!ボキッ!
(˘ω˘)スヤァ…。


またあれから少し時間が経った。

 

 

近所の中学校の屋上が吹き飛んだというニュースがあったり、とある中学生が銀行強盗逮捕に貢献したというニュースがあったり。

 

 

まぁ、2つとも清麿のことだけどな。

 

 

そんでもって私はレティを連れて河川敷に行った。

レイコムとの初戦闘を見に行くためだ。

 

 

特に面白みもなかったけど。

ガッシュがまだ自分が魔物だって気づいてない頃だしね。

 

 

何かあったかと言えばレティが混ざりたそうに手を閉じたり開いたりしていたことくらいかな?

お前が参戦したら一瞬で終わるだろうが。

そんなキラキラした目でこっちを見るな。

 

 

その後は家に帰ってご飯食べて寝た。

明日はブラゴと初対面の日だからカメラ持って清麿の家に行かなきゃ!

 

 

......................................................

清麿said

 

俺は昨日のことをずっと考えていた。

放課後、水野に声をかけられたがあまり覚えてない。

 

 

昨日の戦い・・・。

ガッシュに似た子供との戦い・・・。

戦いには勝ったが、なんとか切り抜けたが・・・。

 

 

ガッシュが気づいた───。自分の力に・・・。

 

 

『そうか。私は、私は、化け物なのだな・・・。』

 

 

・・・・・クソ!

元気だけがとりえのバカが。

あれ以来、何も喋らなくなりやがって・・・。

 

 

どう、声をかければいい?

どう、あいつを励ませば・・・。

 

 

ふと空を見上げるとガッシュが公園の時計の上に立っていた。

 

 

「ガッシュ!?」

 

 

「あ、あいつ・・・。」

 

 

あんな所で何を。まさか・・・。

 

 

自殺!?

 

 

「うぉぉおおおおっ!!!」

 

 

「や、やめろ!ガッシューーーッ!!!」

 

 

俺は一目散に走り出した。

 

 

ガッシュは両腕を上に挙げ、

 

 

「いでよ!電撃ーーー!!!」

 

 

「ノオーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

 

あまりの驚きに俺はジャングルジムに突っ込んだ。

 

 

「ぐ・・・。な!?」

 

 

「なんだよー!何も出ないじゃんか!!」

 

 

「電撃を出すっていってたじゃんかよー!」

 

 

ガッシュはスルスルと柱を降りていく。

 

 

「うるさい!本当に出るのだ!!」

 

 

「ウソつきー!ウソつきー!」

 

 

彼らは近所の子供達だろうか。

 

 

「よーし、わかった!ならば今度はあのスベリ台を──」

 

 

「コラァ!!」

 

 

チョップだこのやろう!

 

 

「清、麿・・・。」

 

 

「何をやっている、何を!!?」

 

 

「おお、清麿!よいところに来た!私はどうやって電撃を出したのだ!?さっきからどうやっても出ぬのだ!」

 

 

「やかましい!」

 

 

俺はチョップを繰り出す。ドスッという音がした。

 

 

「おう!」

 

 

「こっちが真剣に心配してたのに、何をやってるんだ!?お前は!?」

 

 

「な!?よ、よいではないか!電撃が吐けるなんて、人より優れておるのだぞ!!自慢して何が悪い!」

 

 

「何が優れているだ!?あんなもの、一歩間違えば人殺しの道具なんだぞ!!何考えてるんだ!!!」

 

 

「な、ぐ・・・。う、うるさい!自慢するもしないも私の勝手だ!!どっか行け清麿!!!お前の顔など見たくもないわ!!!」

 

 

「あーそーかい!こっちだってごめんだね!そこのガキどもとずっと遊んでろ!!ケッ!あんなに心配して損したぜ!」

 

 

......................................................

 

「あのバカ!何が『お前の顔など見たくない』だ!どれだけ心配していたと思ってやがる!!」

 

持っていた鞄を机に叩きつける。

 

 

するとピンポーンという音が家に響いた。

 

 

「誰だ?こんなときに。くだらんセールスか勧誘だったら怒鳴ってやる!」

 

 

ドアを開けながら、

 

 

「今、親いませんけど、なんの用──」

 

 

「この本を見せれば、大体の事情はわかるかな?でも安心して。私は話し合いにきたの。争う気はないよ。」

 

 

そこには黒髪の小さな少女が立っていた、紅色の本を持って。

 

 

「家に入るけどいいよね?」

 

 

「あ、ああ・・・。」

 

 

こ、こいつ。

 

......................................................

麻耶side

 

えへへ、傍観者でいるのが飽きちゃったから原作介入しちゃった!

シェリーのセリフを少し変えて言ってみたけど凄い楽しい!!

ブラゴのセリフも言えたし、1人2役だね!

 

 

ちなみにレティは雨降ってるからって言って家に帰ったよ。

 

 

「それでなんの用だ?」

 

 

「え?ああ、用ね。特にないよ。」

 

 

「はあ!?じゃあ何をしに来たんだ!?というかその本は何なんだ!?」

 

 

「いっぺんに聞かないでよ。本当は来るつもりはなかったんだけどあまりにも暇でね。そうだ、さっきの質問だけど。答えは暇だから遊びに来た。」

 

 

「ふざけるな!!!」

 

 

 

「ふざけてなんかないよ。私は至って真面目に───」

 

 

ピンポーン。

 

 

「ありゃりゃ、もう来ちゃったのか。詳しい話は彼女らから聞くといいよ。あ、それと私に関しての事は話さないでくれると嬉しいな。それじゃあね。」

 

 

「ま、待てっ!!」

 

 

そして私はレティの瞬間移動で家に帰ったのだった。

 

 

「まだあの人達には介入しないんじゃなかったの?」

 

 

家に戻った私はベッドに腰掛けて身体を伸ばす。

 

 

「だって眺めてるの飽きたんだもん。」

 

 

「あーあ、私もそろそろ戦いたいなぁ。」

 

 

「そのうちね。」

 

 

「また、そうやってはぐらかす。」

 

 

「はあ、しょうがないな。」

 

 

「え!?戦わせてくれるの!?」

 

 

「次の日曜日に植物園にでも行こうか。」

 

 

「えぇ!?戦うんじゃないの?」

 

 

「勿論、戦うよ?そこにレティと相性がいい敵が来るからそいつで肩慣らしをする予定。」

 

 

「やった!ようやくね!」

 

 

さてさて、どうなるんだろうね。

ガッシュ達が邪魔にならないといいけど。

 




前回の後書きで退院後からスタートすると言ったな。
あれは嘘だ。
▂▅▇█▓▒ (’ω’) ▒▓█▇▅▂うわぁぁぁ!!
だって飽きちゃったんだもん。
ブラゴと戦うと間違えて倒しちゃいそうだし。
コルル助けると優しい王様云々がどうたらこうたらだし。
スギナなら倒しちゃってもいいかなと思いまして。
漫画片手に頑張って書いてます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.5

キャラ設定を忘れてもいいように投稿しておいたら、文字数足りなくて寿限無を長々と書いて文字数稼ぎしていたら運営さんに怒られました。
なのでそれを消してオリキャラを増やすという作戦に出ました!
まだ当分出てくる予定はありませんが。
前にも1回運営さんに怒られてるんですよね・・・。
ルイズコピペをめぐみんバージョンにして投稿した時に。
直ぐに消しましたけどね。

それでは本編をどうぞ!


 

・・・・・モチノキ町立植物園 深夜・・・・・

 

 

「ジュロン!!」

 

 

男が叫ぶと前にいる少年が地に手を付け、太いツルを地面から生やし、木の幹を縛り付ける。

 

 

「ハァ、ハァ、ハァ・・・、フゥ。連続だと6回くらいが限度か。まあいい、これだけ使えりゃ上々だ。次は動く標的だな。」

 

 

・・・・・とある孤児院 朝・・・・・

 

 

麻耶(まや)、朝だよ!植物園行くんでしょ、早く行こ!」

 

 

レティが私に跨り揺らしてくる。

 

 

「うーん、あと、5時間・・・。」

 

 

「ダメだって!敵が現れるんでしょ、倒さないと!」

 

 

「私達が行かなくても清麿達がいるし、行かなくてもよくない?」

 

 

「よーくーなーいー!いーこーうーよー!」

 

 

「わかった、わかったから揺らすのやめて。」

 

 

「やった!じゃあ、早く着替えてよね。先にご飯食べてるから。」

 

 

「はあ、せっかくの休みが・・・。」

 

 

「毎日休みみたいな子が何を言ってるんですか?」

 

 

げっ、院長じゃないか。また、説教か?

 

 

「院長・・・。居たんですか。」

 

 

「たった今来たところです。布団干すので早く起きてください。ご飯食べたら水に浸けといてくださいね。」

 

 

「はいはい。わかってますよ。」

 

 

それから朝ごはん食べて鞄に本を入れて植物園に向かった。

 

 

・・・・・植物園・・・・・

 

 

「へー、本当に植物しかないのね。つまんないの、燃やそうかな。」

 

 

何、物騒なことを口走ってんだこいつは。

 

 

「ダメに決まってるでしょ。さてさて、清麿達はどこかな?」

 

 

「前にも言ってたけどその清麿って誰なの?麻耶の恋人?」

 

 

あん?そんなわけないだろ。ぶっ飛ばすぞ。

 

 

「違うよ、私が一方的にしってるだけ。」

 

 

「ストーカー?」

 

 

カチン。

 

 

「なんかもう疲れちゃったし帰ろっか?」

 

 

「ごめんなさい!帰らないでください!」

 

 

わかればいいんだよ、わかれば。

 

 

「全く、誰がストーカだっての。」

 

 

「それより、清麿って誰なの?」

 

 

誰って言われてもなあ。天才中学生兼魔本保持者、かな?

 

 

「んー、百聞は一見に如かずって言うし会ってみた方が早いと思うけど。」

 

 

「じゃあ、会わせてよ。」

 

 

「そのつもりなんだけど、どこに居るかな?」

 

 

「もう!木が多すぎて全然見渡せないじゃない!本当に燃やして────」

 

 

やめろ、と言おうとした瞬間、

 

 

「『ジュロン』!!!」

 

 

ふふ、ようやく来たか。

 

 

「レティ。」

 

 

「わかってる。」

 

 

レティは出てきたツルを足で踏み、押さえ込む。

 

 

 

辺りから悲鳴が聴こえてくる。

 

 

「チッ、ダメじゃねーか。みんな、しっかり逃げてくんねーと。オレたちのトレーニングになりゃしねえ。」

 

 

「何!?」

 

 

お、清麿達そこに居たのか。

どうしよっかな。この後ラシルドが発現するはずなんだけど。

まあ、いっか。雑魚倒したら私達が相手してあげればいいし。

 

 

「レティ、手を前に。」

 

 

「ようやく、戦わせてくれるのね?楽しみだわ。」

 

 

「うん、戦いと呼べるか微妙だけどね。」

 

 

「だって」

 

 

一方的な蹂躙になっちゃうからさ。

 

 

「第1の術 『イグニ』!」

 

 

レティの手から1.5m大の火の玉がかなりの速さで飛んでいく。

 

 

術者の方へ(・・・・・)

 

 

「ぐああああ!あああ!あぢい!あぢいい!!」

 

 

「春彦!?だ、誰だ!!」

 

 

初めての戦いだ。カッコよくいこうか。

 

ようやく、私の物語が

 

 

始まる。

 

 

「はじめまして。私の名は麻耶。この子はレティエナ。貴方を殺しに来ました。短い間ですがどうぞ、よろしく。」

 

 

「あ、あんたは!あの時の!」

 

 

清麿は私を指差す。

だから手を振りながらこう返した。

 

 

「やっほー、久しぶり。悪いけど今忙しいからまた後でね。」

 

 

「待ってくれ!あんたはいったい何者なんだ!」

 

 

「それも含めて後で遊んであげるから待っててね。」

 

 

「ウヌ!清麿、それよりも早くつくしを!」

 

 

「あ、ああ!わかった!あっちを向け、ガッシュ!『ザケル』!」

 

 

「他の人もよろしくねー。さて、えっと、スギ花粉くんだっけ?」

 

 

「スギナだ!!なぜ、春彦を攻撃した!?」

 

 

「え?何言ってんの?人間の方が弱いんだからそっち狙うのなんて当たり前じゃん。それとも君を死ぬまでいたぶる方がよかった?私はどっちでもいいんだけど。」

 

 

「この化け物がっ!!」

 

 

「酷いなあ。君だって同じ様なことしたじゃない。自分はしておいて、されたくないってのは我が儘なんじゃない?まあ、そんな事はどうでもいいんだけどさ。本を渡してくれないかな?もう要らないでしょ。そこのパートナーさん、死にかけだし。」

 

 

「ぐっ・・・!」

 

 

ああ、いいな。その泣きそうな顔。もっと虐めたい。絶望に染まる顔が見たい。

女になったせいかな?ショタに目覚めた気がする。

 

 

「はい、没収ー。本は大切に私が預かっとくから安心して。大丈夫だよ、燃やしたりしないから。」

 

 

「返せ!」

 

 

スギナが飛び掛ってくるが、回し蹴りで蹴り飛ばす。

 

 

「おっと、ごめんね。つい、足が出た。あ、そうだ。アレを試そう。第8の術。」

 

 

「えっ!?アレ使うの?ちょっと可哀想じゃない?」

 

 

第8の術とは、レティが触れた相手を幻の炎で全身が焼ける幻覚を見せる術。魔力結晶を埋め込む事で遠隔操作ができる。

つまりいつでも幻覚を見せることができるのだ!

拷問する時に便利だぞ!

 

 

「いいから早くやる。はい、『トラテューラ・イグニス』。」

 

 

「わかったわよ、しょうがないわね。はい、タッチ。」

 

 

「ぐがああああああああああああっっ!!!ああああああああっっ!!があああっ!ぐああああ!ががあああああああっっっ!!!がっっ!!!!」

 

 

5分くらい絶叫した後、ぷつりと静かになった。

 

 

「あれ?気絶した?」

 

 

「気絶はできないはずだよ。寝ても激痛で起こされるから。精神が死んだんじゃないの?」

 

 

「なんで私より詳しいのよ、私の術なのに。」

 

 

アンサートーカーがありますからね。

 

 

「わかるんだからしょうがない。そろそろ燃やすか。」

 

 

「前から思ってたけど麻耶って相当のクズよね。」

 

 

「ありがとう。」

 

 

「褒めてない。貸して燃やすから。」

 

 

「はい、『イグニ』。」

 

 

それからスギナが消えるのを見送り、まだ残っている人がいないか見回った。

 

 

「大丈夫そうだね、帰ろっか。」

 

 

「待ってくれ!」

 

 

声の主は清麿だった。

 

 

「あ、ごめん。すっかり忘れてた。そういえば後でって言ったもんね。うっかりうっかり。」

 

 

無意味だろうけど危険なヤツじゃないアピールをしてみる。

 

 

「それであんたはいったい何者なんだ。」

 

 

見りゃわかるだろ。

 

 

「えーと、君の同じ魔本保持者だよ。」

 

 

「なぜ、あの時俺の前に現れた。」

 

 

あの時、言っただろうが!

 

 

「言ったじゃん、暇だったからって。」

 

 

「なぜ、ここにいる。」

 

 

ここは誤魔化しとくか。漫画読んで知ってましたじゃおかしいしね。

 

 

「レティが魔力を感じ取ったから」

 

 

「最後に、なぜ男に術を打った。」

 

 

「ふう、あのさあ。あの子にも聞かれたけどね、魔物は人より体が丈夫だからそっちを狙ってもあんまり意味無いの。だから弱い人間を狙うの。わかった?」

 

 

「ああ、十分にわかった。お前が最低のクズって事がなっ!SET!『ザケル』!!」

 

 

「麻耶!?」

 

 

大丈夫、大丈夫。そんな顔するなって。

アンサートーカーを使って、電撃を紙一重で避ける。

 

 

「危ないなあ。人に攻撃したヤツをクズ呼ばわりしといて自分もやってるじゃん。私じゃなかったら死んでるよ?」

 

 

実際はあと3人くらいいるけど。

デュフォーとフォルゴレとナゾナゾ博士の3人。

デュフォーは避ける、フォルゴレとナゾナゾ博士は耐える。

 

 

「黙れ!!『ザケル』!『ザケル!』『ザケル』!!!」

 

 

「なに?図星突かれて怒っちゃった?」

 

 

清麿を煽りながら電撃を避けてく。

 

 

「『ザケル』!!『ザケル』!!『ザケル』!!『ザケル』!!」

 

 

パシュッ!!

 

 

「ありゃりゃ、もう終わりか。ん?何その驚いた顔。

もしかして知らなかった?しょうがない、教えてあげよう。

あのね、呪文を使うのもただじゃないんだよ。

心の力を消費して発動するの。でも、どんなエネルギーでも使えば空っぽになるの。それがたとえ、心の力でもね。

ねえ?今、本当に私の事が憎い?殺したい?」

 

 

清麿はこちらを睨みつける。

 

 

「そんな事はないって顔だね。そうだ、頭ではわかってる。殺したいってね。けど心の底から殺したいって気持ちは消えてるでしょ?

君さ、私に何回打った?8回くらいだよね。それより前にも1回打ってるし。

それだけでも素人にしては打てた方だよ。よほど怒ってたんだろうね。

けど、私は1度も君に攻撃していない。

さっきだって、男に1回、あの子に1回、本に1回、計3回。

十二分に余裕がある。さて、どうする?」

 

 

「くっ・・・!」

 

 

「はいはい、もう充分楽しんだでしょ。帰るよ、麻耶。」

 

 

「んー、もうちょっと遊びたかったけど、もうすることないしね。帰るか。」

 

 

「ま、待てっ!」

 

 

「なに?まだやるの?

態々(わざわざ)こっちから帰ってあげるって言ってるんだから素直に感謝しながら見送ればいいじゃない。

そんな生き方だと早死するよ。」

 

 

そう言うと清麿は押し黙った。

 

 

「それとガッシュくん、だっけ?」

 

 

「ウ、ウヌ・・・・。」

 

 

「1つお姉さんからアドバイスだ。私が言うのもなんだけど、憎しみや怒りからは何も生まれない。生まれるとしたらそれは悲しみと虚無感だけ。

君に必要なのは守る心。大切なものを守りたいと願い続けるなら君は君の望む王になれるだろう。それじゃあね、バイバイ。」

 

 

・・・・・翌日 清麿家・・・・・

 

 

「なんでお前が俺の家で朝飯食ってんだあああっ!!」

 

「あ、清麿。おはよう、お邪魔してるよ。」




ああ、頭痛い・・・。
前回の後書きでスギナなら〜、とか言った結果がこれだよ。
麻耶さんがクズになっただけ。
戦闘もろくにしてない。
何をやっているんだ、私は。
ただ私は、麻耶さんは自分勝手で我が儘な所が伝えたいだけなのに。
レティさんより好戦的じゃないですか、ヤダー。
なんとか最後に和解しようと試みたんだけど・・・。
無理っぽい?ポイ(ง ˘ω˘ )วポイポーイ
とりあえず、ガッシュとは仲良しで清麿とはあんまりっていう設定にしよう。
頑張れ、未来の私!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.6

えぇ・・・まぁ・・・。
とてもとてもお久しぶりで御座います。
遅れた理由はですね・・・。
リアルが忙しかったとかそういう理由ではなくただ書くのが面倒だっただけなんです。
マジですいませんでしたっ!!
いやね?別に何もしてなかったってわけじゃないですよ?
ゼオンと組むのがいいんじゃないか的な感想を貰いまして、そういうものありか!となり、でも前回清麿と和解する的な雰囲気で終わらせたのでどうすっかなーとかを他の作品を読みながら考えてたんですよ。
私としては麻耶がゼオンとデュフォーをフルボッコにしたくて、もうそれしか考えられないわけですよ。主にデュフォーを。
案は浮かんだので大丈夫かと思ったんですがそういや、もう一人オリキャラいたな。あいつどうしよ?となりまして。
まぁ、ここからはネタバレになるのでやめときますが、ちゃんと考えてるので安心して気長に待っててください。
感想くれた方本当にありがとうございます。
これからもよく更新停止しますが、こいつまた遊んでやがんな、はよ書けアホ。とでも感想ください。気が向いたら書きます。
長々とすいませんでした。それでは本編をどうぞ。


「あ、清麿。おはよう、お邪魔してるよ。」

 

「なんでお前がここにいる!?」

 

清麿が指を指しながら問い詰めてくる。

 

「なんでって清麿と学校行こうと思って迎えにきたら清麿のお母さんがご飯食べてないなら食べていきなさいって。ムグムグ」

 

あ、この卵焼き美味しい。

 

「今すぐ茶碗と箸を置いて出ていけ。」

 

「こら、清麿!お友達になんて事言うの!」

 

「こいつは友達でも何でも無ぇよ!こいつは・・・!くそっ!とにかく何でも無ぇんだよ!今すぐ出てけ!」

 

そりゃ、魔物の話はできないよね。

 

「清麿!」

 

「まあまあ、二人とも落ち着いて。私はそろそろ出てくからさ。それと清麿、話がある。学校が終わったらガッシュ君を連れて〇〇孤児院まで来てよ。これに関する話をしようと思う。」

 

魔本を見せながら玄関に向かう。

 

「孤児院?わかった。だが戦うつもりはないぞ。」

 

「私もないから安心していいよ。あ、そうだ。お母さん、ご飯美味しかったよ。」

 

「それは良かった。また、何時でも来ていいからね。腕によりをかけて作るから。」

 

曖昧に笑う。そして私は家を出て、レティを呼び孤児院に戻った。

 

……………放課後 孤児院……………

 

「ガッシュを連れて来たぞ。」

 

「やあ、いらっしゃい。私の部屋はこっちだ。」

 

「お邪魔するのだ・・・。」

 

緊張、というか若干の恐怖を感じる顔で私に続く清麿とガッシュ。

部屋に着き、適当に座らせお茶をレティに持ってこさせる。

「なんで私が」と文句を言ってたけどキスするぞと脅したら走っていった。

 

「それじゃあ、早速だけど改めて自己紹介を。私は沙原 麻耶。この子はレティエナ、魔物の子だよ。」

 

「俺は・・・、高嶺 清麿だ。」

 

「ウヌ、私はガッシュ・ベルだ。」

 

「知ってるよ。私は何でも知ってる。例えば君の魔本はまだ第2の術までしか出てないことや、ガッシュ君に記憶が無いことも・・・ね。」

 

ガタッ、と立ち上がり私を睨みつける清麿と驚きを隠せないガッシュ。

 

「座りなよ、清麿。別に私がガッシュ君の記憶を奪ったわけじゃない、他の奴さ。」

 

「何故それを知っている。」

 

「言っただろ?私は何でも知ってると。」

 

「答えになってないぞ。」

 

「そうだね、でもそれを知るには君たちにはまだ早い。いつか知る事はできるから気長に待つといいよ。ああ、でも待ってたらあいつと会えないか。うーん、まぁ自分達なりに頑張るといいよ。私は何もしてあげないし教えてもあげない。気まぐれでヒントはあげるけどね。」

 

「のう、麻耶はなぜあのようなことをしたのだ?」

 

ふと、ガッシュが私に問いかけてくる。

 

「何のことかな?」

 

「植物園のことなのだ。あれだけ強いのなら本の持ち主を説得できたかもしれぬ。それに魔物の子もあそこまで傷付ける必要はあったのかの?」

 

ガッシュは真剣に、私の目を見て、そう言った。

心の底から話せばわかり合えると思っている。

悪い奴などいない。気の迷いでそうなっただけだと。

麻耶は本当は優しい人間なんだと。

そう信じたがっている。

 

優しい。

 

 

 

 

 

 

優しすぎて、

 

 

 

 

 

 

反吐が出る。

 

 

 

何が優しい王様だ。

 

そんなものただの自己満足に過ぎない。

 

私はそんなものは望んでいない。

 

私はただ面白いことをして遊びたいだけ。

 

人の悲しむ顔が見たいだけ。

 

苦しむ声が聴きたいだけだ。

 

()は元々、生き物を愛す(壊す)のが好きだった。

 

初めは虫、次に蛙や蛇、そして鼠や犬、猫。

どんどんエスカレートしていった。

 

人を愛し(壊し)たかった。でも法律が邪魔だった。

だから我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢。

 

そして事故に遭い死んだ。

神に会い、転生して。

ガッシュの世界にした理由は好きだからじゃない。

魔物は戸籍を持たない。だから愛し(壊し)ても問題ない。

戦いが全て終われば元通りに戻る。

なんて都合のいい世界なんだ。

 

 

それを邪魔する 優しい王(ガッシュ)なんて、いらない。

 

 

だから私は、

 

 

「傷付ける必要?あるよ。私は人が苦痛に歪む顔を見るのが好きなの。殺してくれ、死なせてくれと叫ぶ声が大好きなの。愛してるの。

だから私はこれから魔物だろうとパートナーだろうと愛す(殺す)し、邪魔をするなら誰だって愛し(殺し)てあげる。

魔本を燃やされようが手足を折られようが関係ない。

私が全ての魔物を愛し(殺し)尽くす。

さあ、どうする?君は私の邪魔をするの?それともここで死ぬ?」

 

 

ガッシュ(主人公)の敵になって世界(原作)愛す(壊す)

 

 

「わ、私は・・・私は・・・。」

 

「ガッシュ、迷うな。こいつは魔物を殺すと言った。お前みたいに優しいやつを、俺を助けてくれた優しい魔物を。だから迷うな、こいつは敵だ。全ての優しい魔物の、敵だ!」

 

「ウヌ!決めたぞ、麻耶。」

 

「どうするんだい?」

 

「私は優しい王になる!誰よりも強く、誰よりも優しい王に!そして麻耶!お主を私の友達にするのだ!」

 

「なっ!?」

 

清麿が驚き、ガッシュを見る。

 

何を言い出すかと思えば、私を友達する?

何を馬鹿げたことを。

けど、面白い。面白いよ、ガッシュ君。

 

じゃあ、私は君を全力で愛す(壊す)ことにするね。

 

「そっか。じゃあ、君を愛す(殺す)のは最後にするよ。それまで勝手に死なないことだね。レティ、行くよ。」

 

「はーい。」

 

「必ずお主を友にしてみせるからな!」

 

「あはは!頑張ってねー!」

 

 

 

 

 

 

 




何が「あはは!頑張ってねー!」だ!
わけわかんねぇぞ!
ゼオン味方にするどころか全部敵に回してるじゃねぇか!
麻耶が完全にキチガイじゃん!どうしてこうなった!
あとレティ影薄すぎぃ!途中から、お前いたの?状態じゃないか!
次回のコルルの話どうすんだ。もう優しい王様宣言しちゃってんぞ。
何書けってんだ。マジでどうすんだこれ・・・。
えっと、まあ、未来の私頑張れ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVE.7

まだ…、まだ一ヶ月経って無いから…。セ、セーフだよ、ね?良し、大丈夫大丈夫。
またも、感想をいただきました。
本当にありがとうございます。励みになりますし、モチベーション向上にもなります。
感想貰ったから書かねばという気持ちにもなりました。
これからは最低でも月一で投稿出来たらな…。頑張ります。



私はこれからどうすればいいだろうか。

清麿やガッシュに宣戦布告紛いな事をした。

勿論、後悔は無い。最初から魔物を殺す積もりだったし、敵対する事で動き易くなった。

レティも私に従ってくれている。

 

しかし、だ。

ここからどう動くのが最善か、いや違う。最悪かだ。

ゾフィス戦にはまだ時間がある。

あえて、これからガッシュの敵になる魔物を全て排除するか。

駄目だ、それじゃあ面白くない。

私は全力のガッシュを愛す(殺す)と決めた。ならそうなるようにレールを敷かなければならない。

 

今現在からガッシュの敵となる魔物を思い出してみよう。

そして居なくてもいい者を探し──違う、そうじゃない。

居なくてもいいキャラなんていない。

どうやって暇を潰しつつ、如何にしてガッシュを成長させるか。

それが重要なんだ。

 

そうだ、いるじゃないか。私が介入したことで要らなくなったキャラが1人。

ガッシュが優しい王になると決意した、その原因となった魔物。

 

コルル(・・・)がさ。

 

ふふふ。ガッシュの目の前で殺したらどんな顔をするんだろう。

悲しむかな、怒るかな。それとも発狂したりして。

 

嗚呼、なんて楽しいんだろう。

こんなにも楽しいのは何年ぶりだろうか。

もしかしたら初めてかもしれないな。

 

さあ、素敵なパーティを始めよう。

 

――コルル.side――

 

えーん、えーん。えーん、えーん。

 

私は泣いていた。

 

雨の音のせいで聴こえないのか、聴こえないふりをしているのか。

けして少なくない人が行き交う中、誰も声をかけようとしない。

 

私は俯き助けを求めるかのように泣き続けた。

 

「どうしたの?お父さんとお母さんは?」

 

その思いが届いたのか、私の涙をハンカチで拭いながら話しかける人がいた。

 

 

「だだいま。・・・さてと、まずはお風呂に・・・着替えかな。」

 

私は逃がさないとばかりに、彼女の足に抱きついていた。

 

「こら、いつまでくっついてるの。逃げたりしないから。」

 

優しく言い聞かされて、私は渋々離れ椅子に座らされた。

 

「よし、いい子。直ぐ戻るから、ここで待っててくれる?」

 

そう言って、彼女は部屋を出ていった。

 

静かになった部屋は少し怖く、誤魔化すように辺りを見回した。

テーブルにはラップがされたご飯と『チンして食べてね』という書き置き。

伝言板と書かれたものには家族といった温かさが一切ない内容が書かれていた。

父親は休日すら仕事、母親も忙しいらしく月の昼食代が封筒に入っていた。

 

「おーい、こっちいらっしゃい。お風呂沸いたわよ」

 

そして私はお風呂に入り、彼女のお下がりの服を着てご飯を食べた。

 

「あなた、名前は?」

 

「コルル」

 

「コルル・・・、コルルちゃんね。私はしおりよ、よろしくね!」

 

「しおり・・・、しおりちゃんね!しおりちゃんは優しいね」

 

「うーん、なんだか放っとけなかったのよね。そ、そーだ!それよりお父さんとお母さんはどうしたの?ずぶ濡れで風邪ひきそうだったから、つい連れてきちゃったけど、まさか今頃探し回ってるんじゃあ」

 

「・・・いないの」

 

「いないって、そんな訳ないでしょ。じゃあ、お家の電話番号は?それとも、警察に連絡を──」

 

「ごめんなさい、本当にこっち(・・)で心配してくれる親はいないの・・・。本当に、一人なの」

 

そう言うと彼女、しおりは暗い顔をして、冷蔵庫に向かった。

そしてプリンを取り出し、私に差し出した。

 

「食べていいよ」

 

「ありがとう、しおりちゃ──」

 

「ねーちゃんって呼びな」

 

私としおりは数秒程見つめ合い、

 

「ねーちゃん!」

 

「よし、それでいい!それ食べたら私の部屋で遊びましょ」

 

私に姉が出来た瞬間だった。

 

――side out――

 

ふふ、あんなに喜んじゃって。

もう直ぐお別れになるのも知らないなんて可哀想。

 

でも大丈夫。しっかり私が最後まで愛してあげるから。

 

明日が楽しみだなぁ。

 

 




はい、中二病全開の自分語りを冒頭に入れてみましたがいかがだったでしょうか。
殆ど物語は進んでいませんが書く時間がないので勘弁してくだち。
その場の勢いで書いているのでやる気の有無で質や量なども大きく変化します。
次回はなるべく早く投稿出来たらいいなと思います。(出来るとは言ってない)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.8

マジごめん


〜side.コルル〜

「よぉーし、出来たわ!ふふふ、ティーナちゃんお花の冠よ。きれいになったわね」

 

私はしおり姉ちゃんが学校に行っている間、公園でお花の冠を作っていた。

出来上がった冠を持ってきた人形に被せる。

 

「ウヌ、おお!公園に子供がいるぞ!」

 

突然の声に驚き、声のする方に振り返ると見覚えのある顔があった。

落ちこぼれのガッシュだ。なんでこんな所にいるの!?

 

「ガ──」

 

「お主、初めて見る顔だな。私はガッシュ・ベル!お主はなんという?」

 

少し呆然としてしまった。覚えてないの?忘れられてる?分からないけど戦いになるよりはマシ。このまま初対面として通そう。

 

「わ、私はコルル。こっちに引っ越してきたばかりなの!」

 

「そうか!これは私の友達、バルカン300だ!よ・ろ・し・く・ね」

 

そういって手に持っていたお菓子の箱に割り箸刺してマジックで顔を書いた何かをカパカパと喋らせた。

 

というか何あれ。別に馬鹿にする訳じゃないけど本当に何?

バルカン300って言ってたけど酷い出来ね・・・。

 

「わ、私の友達ティーナよ。よ、よろしく・・・」

 

ティーナをペコリとお辞儀させる。

 

そしたらガッシュがティーナとバルカン300を交互に見て、悔しそうに

 

「そ、それはどうせ、お店で売っていたものなのだろう?友達を金で買うなど──」

 

「いいえ、手作りよ。私のお姉ちゃんのしおりちゃんがね、『私が学校行ってる間、コルルが寂しくないように』って一週間もかけて作ってくれたの」

 

ガッシュの顔が更に悔しそうになる。

 

「この服の布も、しおりちゃんの大切な服を切り取って作ってくれたのよ。ティーナに着せてあげようって」

 

ますます顔が酷くなっていく。

 

「私のバルカンだって、私のバルカンだって・・・」

 

ガッシュの体が震えて、持っているバルカンが揺れる。

すると割り箸が箱から抜け落ちる。

 

糊付けすらしてない・・・。この様子だとガッシュが作ったんじゃなくて誰かに作ってもらったのかな?それにしたって余りにも酷い。

見てるこっちまで悲しくなるわ。

 

「あれ、何してるの?こんな所で」

 

またか、と振り返る。しかし、

 

そこに居たのは、絶望。

 

戦った人は全て皆殺しにされたと言われ、

 

常勝無敗、天上天下唯我独尊、

 

魔王候補の1人、

 

レティエナ。

 

逃げたい、そう思った。

 

逃げれない。目を離したら、殺される。

 

「おお、レティエナではないか!」

 

知り合い!?もしかして罠だった?

この2人は組んでいるの?いいや、それはない。

あのレティエナが他人と組むなんてありえない。

 

「あれ、ガッシュじゃない。なんでいるの?もしかしてこの子と組んでるの?」

 

違った!でも不味い。このままだとガッシュにバレる。

どうすればいいのっ・・・!

 

「うぬ?コルルは友達だぞ?」

 

「気付いてないの?この子魔物よ?」

 

終わった・・・。

 

「うぬ!?そうだったのか!全く気が付かなかった」

 

「駄目よ、そんなんじゃ。奇襲されても文句は言えないわ。貴女名前は?」

 

え・・・?

 

「何よ、その顔。名前を聞いてるのよ、私はレティエナ。貴女は?」

 

「コ、コルル」

 

「そう、よろしくね。というかなんでそんなに怯えてるの。私何かしたっけ?」

 

誰だ、こいつは。

本当にあのレティエナなの?

思ってたより友好的で罠じゃないか不安になる。

 

それを察したのか、

 

「別に戦う気はないからね?」

 

「え?」

 

つい、声に出してしまった。

 

「やっぱり勘違いしてたのね。私誰彼構わず攻撃とかしないからね?やるのは強い奴か敵意を向けてきた奴だけだから」

 

緊張が解けたのかその場にへたり込んでしまった。

 

「あらあら、大丈夫?」

 

「だ、大丈夫。ちょっと疲れただけ」

 

「そう?ならいいけど。よかったわね、見つけたのが私で。他のだったら死んでたわよ」

 

「そ、そう。よかったわ」

 

本当によかったわ。死ぬかと思ったけど以外といい子なのかもね。

噂は当てにならないってことかしら。

 

「わっ!」

 

「ひゃっ!!」

 

び、びっくりした。次から次へと何なの!

また振り返るとそこにはとても笑顔な少女がいた。

 

「やあやあ、こんにちは。いや、こんばんはかな?まあ、どっちでもいいか。そこまで重要な事じゃない。私の名前は沙原麻耶、よろしくね。君の名前はコルルだね、知ってるよ。君のお姉さんがしおりというのも勿論知ってる。

おや?顔色が悪いね、どうしてそんなに怯えてるんだい?言ってくれなきゃ分からないよ?ほらほら、お姉さんに話してみなさい。

あはは、急に現れた女がペラペラと個人情報言い出したら怖いよね、そりゃそうだ、知ってる。

あと君が魔物だということ、先のしおりって人がパートナーだということ、君が弱いということ、全部知ってる」

 

なんなの、この人・・・。怖い、気持ち悪い。

なんて言ったらいいかわからないけど話してると闇に飲まれそうになる。

自分でも何言ってるかよくわかんないけど、この人と一緒にいちゃ駄目ってことはわかる。

 

逃げなきゃ。レティエナの比じゃないほど危険だ。

最悪、ガッシュを囮にしてでも逃げる。

 

「麻耶、何故ここにいる!清麿なら居らぬぞ」

 

「ん?何故って、レティを迎えに来たんだよ。いつまで経っても帰ってこないから心配してたんだよ?」

 

「嘘ね。どうせまた碌でもないこと考えてたんでしょ」

 

「そうだよ」

 

「否定してよ!」

 

この人はレティエナのパートナーなのね。

魔王候補の強さを持つレティエナに頭の可笑しそうな人がパートナーって最悪じゃない!

けどガッシュに気を取られてる今なら逃げられる!

 

こっそり、こっそり。

 

――――――――――――――――――

 

ふう、逃げ切れたわね。

まさか本当に逃げれるとは思わなかったけど。

 

「何してるの、コルル」

 

びくぅっ!!

 

「コルル?どうしたの」

 

「な、なんだ。しおり姉ちゃんか」

 

「公園に居なかったから少し探したのよ?」

 

「ごめんなさい・・・」

 

「怒ってないわ。コルルのお友達にこっちに行ったって聞いたのよ、だから見つけられたの」

 

「え・・・?」

 

「見つかって良かったですね、コルルちゃん」

 

なんでここにいる?

 

「うん、ありがとう」

 

なんでここにいる!?

 

「もう、お姉さんに心配かけちゃ駄目だよ?」

 

なんでこいつがここにいる!?

 

女は私に近寄り、耳元まで来ると

 

「逃げられるとでも思った?」




マジごめん。
二ヶ月も期間が空いちまってすまねぇ・・・。
言い訳をさしてくれ。
ウォッチドッグス2買って忙しかったんだ。
まあ、クリアしたから暇になった。
だから書いたんだ。
話は変わるが最近、将来について考える機会が多くて死にたくなることが多々ある。
つまり、現実逃避をしたくなるんだ。
あとは、分かるな?
ああ、マジもう働きたくねぇ・・・。
休みが欲しい・・・。勉強したくねぇ・・・。
資格取んの面倒い・・・。
た・・・す・・・・・・・け・・・・・・て・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

LEVEL.9

ごめん


〜side.コルル〜

 

な、なんで。なんでこいつがしおり姉ちゃんと一緒にいるの...?

全身から滲み出す汗が止まらない。

 

「突然、フラフラと歩いて行ってしまったので具合でも悪いんじゃないかと心配してたんです。それにしても良かったです、交通事故にでも遭ってたら大変ですからね」

 

気持ち悪い、声が聞こえるたび胃液が逆流しそうな程にお腹が締め付けられる。

 

「大事にならなくて良かったぁ。本当にありがとうね」

 

しおり姉ちゃんを連れて逃げなきゃ!しおり姉ちゃんはこの女の危険性が分かってない!しおり姉ちゃんが危ない目に遭う前に一刻も早くっ!

緊張か焦りか、そのせいで拳に力が入る。

クシャリと音が鳴る。手を見ると公園で作った花かんむりが握り潰され、持っていた部分が潰れていた。

 

「あれ、コルル?手に持ってるそれはどうしたの?」

 

しまった、しおり姉ちゃんにあげるつもりだったのに台無しだ。

 

「ティ、ティーナのお礼...のつもりだったんだけど...ほら、ティーナとお揃いの...」

 

「え!コルルが作ったの!?凄いわ!ねえ、コルルその花かんむり私にくれない?」

 

「で、でもくしゃくしゃになってるわ...」

 

「ううん、それがいいの。コルルが私のために作ってくれた、それだけですっごく嬉しいの」

 

そう言うと、私の手から花かんむりを抜き取り自分の頭に被せた。

 

「ふふっ、どう?」

 

今までの嫌なことなんて全て忘れてしまうんじゃないか、そう思えるくらいの笑顔が私の心を温めてくれる。

 

「良く、似合うわ!」

 

ありがとう、しおり姉ちゃん。私は───

 

「コルルちゃんも見つかったことですし、私はこれで」

 

不意に戻される現実。鼓動が早まるのを感じる。

 

「うん、本当にありがとうね。麻耶ちゃん」

 

「いえいえ、お気になさらず。同じ小さい子供を預かる身ですから。何かあったらいつでも呼んでください」

 

「麻耶ちゃんこそ、何かあったら頼ってね。これでも年上だからさ」

 

「ええ、是非とも頼りにさせてもらいますよ。それでは」

 

女は去っていった。全身から力が抜けて座り込んでしまう。

 

「コルルっ。麻耶ちゃんの言ってた通り具合でも悪いの?」

 

「ううん。ちょっと疲れただけよ...」

 

「ならいいけど...」

 

少し考える素振りを見せるしおり姉ちゃん。

 

「...よし、おぶさりな」

 

「え?いいの?」

 

「もちろん!家まで走ったげるわ!」

 

そういうと私をおんぶして立ち上がり「GOー!」という掛け声と同時に走り出した。

 

「きゃあ!」

 

いきなり走り出したので少し驚いたが次第に楽しくなり2人で笑いながら帰路についた。

家に着く頃にはあの女のことなんて頭の隅に追いやっていた。

 




久しぶり過ぎて書き方忘れたわ。
コルルの性格がおかしいことになってんな
また、気が向いたら書く


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。