仮面ライダー~みんなで叶える奇跡の物語~ (銀河 流星)
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プロローグ

オリジナル設定が多い作品です
今回は主人公のキャラ設定と大まかな設定ですを書きたいと思います。


本郷雄介(ほんごうゆうすけ)】(16歳)

身長、176cm

血液型、A型

好きな食べ物、穂乃果手作りのお饅頭、焼肉

嫌いな食べ物、ゴーヤ

小学校の頃、天下一の頭脳と運動神経をもった天才と呼ばれていた。そして小学校卒業と同時に悪の秘密結社ショッカーに拉致される。

15歳の時に下級兵士から、改造人間に昇格し、バッタの能力をもった改造人間になる。

元々人間が大好きな少年である。

 

一文字修也(いちもんじしゅうや)】(16歳)

身長、174cm

血液型、B型

好きな食べ物、甘い食べ物

嫌いな食べ物、酸っぱい物 

この物語のもう1人の主人公。

雄介とは、幼なじみで、同じ日にショッカーに拉致される。

雄介が裏切った数日後に同じバッタの能力をもった改造人間になる。

ショッカーを裏切った雄介を憎んでおり、憎しみだけで戦う。

 

【ショッカー】

社会の裏に存在するすべての悪の頂点に君臨する悪の秘密結社。

改造人間技術の開発に成功し、本格的に世界征服を計画する。

 

【ラブライブ!】

この物語の舞台。

基本は原作の設定通りだが、一部変更がある。

 

・穂乃果、海未、ことり、絵里、凜、花陽、にこ、真姫、希は昔からの腐れ縁である。

・昔は凄い仲が良かった9人だが、当時その中心人物だった雄介と修也が居なくなってからバラバラになった。

 

【国立音ノ木坂学院】

秋葉原、神田、神保町の三つの町の狭間に位置する学校。大正時代から続いてる伝統ある学校。

近年は少子化や近所にできた新しい高校によって、入学者が減っている。そこで、共学化計画を行うが上手くいかず廃校の可能性が大きくなった。

 

【私立UTX学園】

秋葉原に位置する学校。

今、世間を騒がしてるスクールアイドルグループA-RISE(アライズ)のおかげで入学者が増えている。その裏では……。

 

【μ’s】

母校を廃校から救おうと穂乃果達が始めたスクールアイドルのグループ名。数々の奇跡を原作で見せてくれたが本作ではどんな奇跡を見せてくれるか注目である。

 

以上がこの物語の大まかな設定です。設定からわかりますと思いますが、完全オリジナルの話になってます。

仮面ライダーは果たして、ショッカーの野望を打ち砕く事ができるのか?

そして、μ’sは母校音ノ木坂学院を廃校から救う事はできるのか?

今、当時から絶大な人気を誇る初代仮面ライダーと昨年社会現象を巻き起こし、その勢いは未だ衰えないラブライブ!が奇跡のコラボ!!

【仮面ライダー~みんなで叶える奇跡の物語~】

がここに始動!!

 

 




〈予告〉
あの日から私達はバラバラになった。昔は、いっぱいあそんだのにな……。ずっと一緒だと思ってた。そして、私達は高校生なった。そこから物語は動き出す。
【仮面ライダー~みんなで叶える奇跡の物語~】
第一話
   「叶え!私達の夢!!」

※サブタイトルが間違ってましたので修正しました(3/17)


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第一章「伝説の戦士…仮面ライダー誕生」
第一話「叶え!私達の夢!!」





ここは、公園。夕焼けがとても綺麗だった。

(???)「ねえねえ、早く遊ぼうよ!!」

幼い姿の俺の前に現れたのはサイドポニーテールの少女だった。

(???)「待ってよ!○○○!」

(???)「もう、遅いよ!○○君!」

(???)「ごめんってば。」

その後、二人は時間の許す限り遊んだ。時は流れ、夕方になり少年と少女は公園から夕陽を眺めてた。

(???)「ねえ、○○君、10年も20年も末永く○○○の事よろしくね!」

(???)「まるで、○○○嫁入りする人みたいだよ!」

俺がそう言うと少女は急に顔を赤くした。

(???)「もう!変なこと言わないでよ~」

少女が言うと少年は可笑しくなってしまい笑ってしまった。

 

 

しばらくすると俺は目を覚ました。そこは、窓一つもない暗い部屋だった。

(死神博士)「ホッパーよ、大首領様がお呼びだ!!」

大幹部、死神博士様が俺を呼んだ。大首領様が呼んでるらしい。

俺は部屋から出ると指令室に向かった。

 

指令室には、大幹部ゾル大佐と地獄大使、ブラック将軍の3人が居た。

(ゾル大佐)「大首領様が呼んでるのに遅刻とはな……弛んでる証拠だ!」

ゾル大佐は怒り心頭だった。

(大首領)「落ち着くのだゾル大佐。ホッパーよ、とうとう我々ショッカーが世界を征服する日が来たようだ。ホッパーよ、スパイマダーと共に世界征服をするのだ。」

と大首領様が言うと、天井からスパイマダーがやってきた。

(スパイダー)「宜しくな、ホッパー。」

スパイダーは馴れ馴れしく俺に言った。

(ホッパー)「宜しく。」

そんなスパイダーに俺は冷たく言うと自分の部屋に戻った。

俺には人間と違う存在であり、勿論奴らとも違う。奴らは戦う事にしか興味の無い集団だが、俺は違う。嫌、違う気がしたのだ。しかし、奴らのとの違いが分からなかった。さっきも出てきた少女との思い出も誰の記憶は、分からない。俺には記憶が無いのだ。それに、本名も知らない。俺は気がついたらここに居て帰る場所が無いからここに居るような物だ。こんな化け物を周囲の人間が認めてくれる訳が無い。俺は、もう決めたんだ。こうなったらショッカーの一員として世界を征服する。そう決めたのだ。俺は心の整理をすると、準備した。今回のミッションは、簡単で東京の神田、秋葉原周辺の攻撃だった。

 

 

【穂乃果編】

(???)「まだ、行方見つからないんだ……。」

私は二人の行方を祈りながらテレビのニュース番組を見てた。私、高坂穂乃果(こうさかほのか)。音ノ木坂学院に通う高校2年生。実はね、小学校の時に凄い仲の良かった10人の友達が居たんだ。でも、小学校を卒業すると同時に2人の男の子が急に居なくなっちゃって……それから、みんなとは話すけどあんまりって感じなんだ。

それに、昨日学校が廃校になるとか言う通知を見ちゃったの!まだ、穂乃果は楽しい学生生活を送りたいのに……。

(穂乃果)「……。ハァー。」

私はため息を吐くとそのまま、綺麗な青空を見つめた。

(穂乃果)『2人とも元気にしてるかな?無事かな?穂乃果はずっと待ってるよ!』

私はそう言うと、元気良く走りだした。

 

学校に着くと、園田海未(そのだうみ)ちゃんと(みなみ)ことりちゃんが居た。

(穂乃果)「おはよう!海未ちゃん、ことりちゃん。」

でも2人とも元気が無かった。暗い顔してた。

(穂乃果)「どおしたの?」

(海未)「穂乃果、良く聞いて下さい。本郷君と一文字君は死んだことになりました。」

(穂乃果)「……え!?嘘……だよね?」

私はことりちゃんに聞いた。でもことりちゃんから帰ってきた答えは、「本当だよ」と言う言葉った。行方が不明なってから5年間探したのに……見つからないなんて……まだ、話したいこといっぱいあるのに……。

 

 

今日も授業が終わった。でも、何を学んだかなんて今日は覚えてないや。未だに2人が死んだなんて考えたくない……。それに、このままだと音ノ木坂学院まで無くなっちゃう……。何で、穂乃果は大切な物を無くしやすいんだろう……。 もう、2度とみんなで集まれないのかな?私は無くなるかもしてない校舎を見て回った。

 

「愛してるーばんざーい、ここでー良かった-。私達の今がここにある-。」

 

音楽室から綺麗な歌が聞こえてきた。昔、聞いたことある音楽だった。

でも、その時より悲しみの気持ちが大きい気がした。

(穂乃果)『誰だろう?』

私は、そっと、音楽室を覗くとそこには、私と一つ下の西木野真姫(にしきのまき)ちゃんと星空凜(ほしぞらりん)ちゃんと小泉花陽(こいずみはなよ)ちゃんが居た。

 

真姫ちゃんのオリジナル曲「愛してるばんざーい」が終わると、私は音楽室に入った。

(真姫)「穂乃果ちゃん!?」

(穂乃果)「久し振りだね!真姫ちゃん。それに、凜ちゃんかよちんも。」

(真姫)「どおしたのよ?」

(穂乃果)「嫌~、廃校を無くすには何か良い方法はないかな?って。考えてたらここに来たんだ!」

(凜)「廃校を阻止することって出来るのかにゃ?」

(穂乃果)「今はわからないけど…でも、きっと阻止できる方法があるよ!」

(真姫)「穂乃果ちゃん、本気で言ってるの?」

(穂乃果)「穂乃果はいつだって本気だよ!」

(花陽)「無謀だからやめといたほうが良いよ穂乃果ちゃん。」

(穂乃果)「そんなの、やってみないと分からないよ!私は、このまま黙って大好きな音ノ木坂がなくなるのは嫌だよ!」

すると、真姫ちゃんがイスから立ち上がり、話し始めた。

(真姫)「……、一つだけ、方法があるわ!成功すれば一生音ノ木坂は残るわよ。」

(穂乃果)「本当!?」

(凜)「真姫ちゃん、それは本当なのかにゃ?」

(真姫)「えぇ。今年からUTX学園が全国のスクールアイドルを対象に実施される全国大会【ラブライブ!】が開催されるわ。」

(穂乃果)「【ラブライブ!】?」

穂乃果が首を傾げると、アイドル好きなかよちんが急に立ち上がり説明した。

(花陽)「【ラブライブ!】とは、スクールアイドルの甲子園と呼ばれるもので今年が第1回なのですが既に世の中の注目を集めてて、人気度も高いです。これから6月に、全国各地で予選が行われて勝たないと本戦には行けません。各県1校ずつですが、大会主催の東京はUTX学園は、本戦出場決定済みなんですが、それ以外にもう1校本戦に出場できます!」

(真姫)「でも、UTX学園のスクールアイドルを倒さない限り、この音ノ木坂が有名になることは無いわ。」

(穂乃果)「難しいんだね……。じゃあ、みんなでそれに出ようよ!」

(3人)「……、え、エーー!!」

(穂乃果)「みんなで出たらきっとラブライブ!優勝出来るよ!」

(真姫)「みんなって、9人でエントリーするつもり?まぁー、ニコちゃんならやる気になるかも知れないけど……。」

(凜)「絵里ちゃんは、やる気にならないかもしれないにゃ。」

(穂乃果)「大丈夫だよ!だって、昔たくさん遊んだじゃん!」

(真姫)「穂乃果、聞いて!!私達は、もう元の生活に戻れないの!私だってみんなと仲良くしてたい……、でも…もう、昔の様に9人で笑って過ごすことは出来ないわ。だたって……その中心には、いつも、いつも雄介と修也がいた。扇の要ないと、それぞれバラバラになってしまうわ。」

真姫ちゃんの言ってることは正しかったんだ。いつも、雄君と、修君が一緒に居たんだもん。出会ったばかりの私達をまとめてくれてた。だから、2人が居ないと私達は2度と集まることはないのかな?

(穂乃果)「もし、そうなら…穂乃果が扇の要になる!!今日はありがとう!またね!」

そう言うと私は音楽室を後にして海未ちゃん達のところへ向かった。

 

 

 

【本編】

俺は、スパイダーと一緒に秋葉原、神田の境目にやってきた。目の前には、古い学校が建っていた。

(スパイダー)「ホッパー、準備は良いか?」

(ホッパー)「あぁ。とっくに出来てる。」

(スパイダー)「あの学校を破壊しよう。戦闘員!」

スパイダーが呼ぶと、後ろに20人ほどのガスマスクをつけた黒づくめの格好をした人達が現れた。彼らは改造人間でも下級兵士、通称戦闘員だ。先に脳を洗脳し、筋力を改造され実践的演習部隊と言われている。新入りは必ず戦闘員を経験しないといけないのがショッカーのきまりだ。返事は全てヒーと言う。

(戦闘員)「ヒーー!」

戦闘員は、返事をすると駆け足で学校に向かった。それを見て、スパイダーが人間の状態から元の姿に戻った。

俺はそれを見ると、白地でバックルのところに風車が埋め込まれてるタイフーンと言うベルトを体内から出現させた。すると、風車は、激しく回り出し俺の体は黒と青を基調とした特殊スーツに身を包めた。そして、バッタをデザインした仮面をつけた。首元には深紅のマフラーをつけていた。 

(スパイダー)「行くぞ!」

(ホッパー)「俺に命令するな!」

俺はそう言うと学校の中に入っていった。

スパイダーは自分の糸を使って屋上から潜入することにした。

 

(警備員A)「待て、関係者以外立ち入り禁止だ!」

俺は警備員の忠告を無視して前進もうとした。すると、警備員は俺を押さえつけようとしたが、俺は冷静に確実に反撃した。すると、一人の警備員まが緊急避難勧告をだした。生徒はそれぞれの場所から校庭に避難してきた。今日はもう放課後だったので、生徒も少なかった。

俺は、その校庭をジッと見てるとその中に夢の中に出てきた茶髪でサイドポニーの少女の姿があった。

(ホッパー)『君は……夢の……。』

その時、俺は物凄い頭痛に襲われた。あまりの痛さに膝を地面につけてしまった。

(穂乃果)「大丈夫?物凄い痛そうだけど……」

そう言いながら、少女は俺の所へ歩み寄ってきた。

(ホッパー)「俺に近づくな!死ぬぞ…。」

(穂乃果)「苦しんでる人の事を放っておけないよ!」

(ホッパー)「……。」

その時、後ろからスパイダーの糸が少女めがけて飛んできた。俺は、少女を抱き上げると、スパイダーの糸をかわした。

(スパイダー)「な、何故だ!!何故少女を庇った。」

(ホッパー)「今日の任務は我々の事を世界に向けて発信する事のはずだ。」

(スパイダー)「だが、4人の大幹部はこの学校の生徒は、殺れと言った。任務の範囲内だ!さあ、その少女を殺せ!!」

(海未)「穂乃果!!」

(4人)「穂乃果ちゃん!」

校庭では少女の知り合いが騒いでいる。

(ホッパー)『穂乃果……。』

俺の頭痛は、更に強くなった。俺は穂乃果を下ろすと、その場に倒れてしたしまった。   

 

 

俺は目を覚ますとそこは、ショッカーの改造実験室だった。

(ホッパー)『ここは?』

 

「ここは、貴方が今の姿に改造された場所。」

 

俺は後ろを向くと、女性が立った。

(ホッパー)「君は…?」

(ジュン)「私の名前はジュン。これからショッカーに改造される運命を背負った人間だよ。」 

(ホッパー)「君は未来から来たのかい?」

(ジュン)「ショッカーは、私の力を使って簡単に世界が征服できるようになるの。でも、私はその代償として、いろいろな物を無くした。」

(ホッパー)「ジュン……君の力とは一体……。」

(ジュン)「私の力は、全てを破壊する力……死の力よ。」

(ホッパー)「死の力……。」

(ジュン)「お願い、私をこの世に誕生させないで!」

(ホッパー)「それをどうして、同じショッカーの改造人間に聞くんだ?」

(ジュン)「貴方はさっき、少女を助けたでしょ?」

(ホッパー)「少女……。あの茶色の髪をした人か。」  

(ジュン)「どうして、貴方は、少女を助けたの?」

(ホッパー)「どうしてって……」

俺は考えた。頭の中ではありとあらゆる記憶を辿ったが、答えが見つからない。

(ホッパー)「分からない……。」

これが俺の答えだった。

(ホッパー)「俺は、ここで生まれここで鍛えられ、ここで首領の世界征服の野望に全力で支えてきた。」

(ジュン)「それが、貴方の記憶?」

(ホッパー)「あぁ。」

(ジュン)「どうやら貴方はショッカーに本当の記憶を消され変わりに別の記憶を入れられたのね。」

(ホッパー)「……どう言う事だ!?まさか、俺は記憶を無くしたのか?」

(ジュン)「えぇ。そうかもしれない……。」

(ホッパー)「そんな……。俺は…俺は何者なんだ-!!」

俺は叫んだ、目の前でジュンに言われてることが本当なら俺は…俺は一体…。

と、次の瞬間。俺は見たことはないがどこか懐かしい空間にやってきた。

(ホッパー)「ここは……。」

俺はそう呟くといつの間にか元の人の姿に戻ってた。

(ジュン)「確かに……貴方の力はショッカーで誕生した。以来ずっとショッカーで育ってきた。ショッカーに捕まるまでは…」

(ホッパー)「ショッカーに捕まるまで!?」

 

そして、ホッパーは、ジュンと言う女性と一緒に普通の人間だった頃[本郷雄介]の記憶を辿る。

それが、伝説の始まりだった。




《次回予告》
俺は、ジュンと一緒に本当の記憶を探すことにした。昔、俺の身に一体何が!?
次回、第二話
      「ホッパー誕生の真実」
です。次回もお楽しみに!


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第二話「ホッパー誕生の真実」

《これまでのあらすじ》
俺はホッパー。ショッカーで生まれ、育ってきた。全ては首領の世界征服の為にそんな俺の記憶を謎の少女ジュンは偽りの記憶と公言する。俺は、ジュンの謎の力を借りて“本当”の記憶を探しに行く。


 

(ホッパー)「本当に俺は違う記憶を入れられたのか?」

(ジュン)「間違いないわ。」

俺は衝撃を受けた。まさか、俺が……じゃあ、俺は一体何者なんだ!?

(ジュン)「ここは、10年前の貴方の部屋。当時は天才少年として、世の中の注目を集めた。それが、貴方がショッカーに狙われた唯一の理由。」

(ホッパー)「俺が…狙われた…。」

すると、幼い頃の俺はテレビの前に座った。すると、テレビ画面では今の俺と同じ姿をしてる人がショッカーと戦ってる。

(ホッパー)「こ、これは!?」

(ジュン)「もう、製作は終了してるけど、当時は物凄い人気のあった仮面ライダーと言う子供番組よ。」

(ホッパー)「子供番組なのか……これが……。」

(ジュン)「貴方も凄い見てたのよ。」

(ホッパー)「……。」

(ジュン)「どうしたの?」

(ホッパー)「嫌、俺は…。」

その時、俺の目の前に制服姿の少女が立ってた。

(ホッパー)「君は?」

(穂乃果)「私は高坂穂乃果だよ!雄君、穂乃果達と過ごしたときの記憶忘れちゃったの?」 

(ホッパー)「雄……君…。それが俺の名前なのか!?」

(穂乃果)「雄君…、本当に忘れたの?穂乃果達は、雄君にとってそんぐらいの存在だったの?」

穂乃果の目からは、急に涙が溢れ出してきた。

(ホッパー)「……。」

その時俺は、ジュンの台詞を思い出した。

 

「貴方が今の姿に改造された場所」

 

俺は、記憶を思い出した訳ではないが自分の身に何が起きたのかは、理解できた。目の前に居る穂乃果と言う女性とは昔から遊んでおり仲も良かった。そして、恐らく俺と仲が良かったのは穂乃果だけではなく他にも居ると考えられる。そして、俺はある日…。

ショッカーに捕まり今の姿になった。

俺は全てを理解した。すると、俺の頭の中に失ったはずの記憶が蘇ってきた。俺は知らなかったがこの時、俺は既にショッカーの洗脳が解かれたのである。

すると、俺はさっき居た改造実験室にやってきた。そこには、ジュンの姿も居た。

(ジュン)「思い出したのね。貴方の“本当の記憶”。ショッカーの洗脳を解くには過去の事を認める事だったの。でも、他の怪人はそんな精神力を持ってない。だから、その時点で貴方は特別なのよ。」

(ホッパー)「これから、俺はどうすれば良い?」

(ジュン)「今の世界を救えるのは貴方だけよ。私が誕生しなければショッカーは、滅びるわ。でも……。」

(ホッパー)「ショッカーの怪人として誕生した時、世界は闇に沈むのか?」

(ジュン)「そう。だから、私を誕生させないで……。お願い、世界を救って……仮面ライダー!」

 

 

俺は、気がつくと元の人間の姿になってた。起き上がると、近くに居た穂乃果達が驚いた表情を浮かべる。

(穂乃果)「え、雄…君…。」

(海未)「こんなの、あり得ません!雄介は死んだはずです!なのに、どうして、ここに…。」

(スパイダー)「ハッハッハ。ホッパーは、昔ショッカーの改造人間に選ばれて我々と同じ存在になった。さあ、ホッパーよ、ショッカーの世界征服の為に人間を殺せ!」

俺は周りを見るとそこには、愛する我が娘の為に命を捨てた穂乃果の両親の姿が…。

(ホッパー)「これは、スパイダー…。お前が殺したのか?」  

(スパイダー)「あぁ。娘を守るのが親の努めだと言ってな。実に簡単に死んでくれたけどな。」

(ホッパー)「それで、彼女は泣いているのか?貴様が両親を殺したせいで彼女は泣いてるのか?」

(スパイダー)「おいおい、どうしたんだよ!?俺達は同じ改造人間じゃないか?大首領様に誓った忠誠を忘れたのか?」

(ホッパー)「勝手にさせられた忠誠など、本当の忠誠ではない!」

(スパイダー)「何!?ホッパー、まさか……ショッカーの科学者が総力を懸けて作った脳改造手術が解かれたのか?」

(雄介)「俺は…ホッパーじゃない!俺は…、俺は、本郷雄介!人類の自由と平和を守る……仮面ライダーだ!!」

俺はそう言うと、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、腰にはタイフーンが出現した。すると、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は再びホッパーの……嫌、仮面ライダー1号の姿に変身した。

(スパイダー)「か、仮面ライダー!?おいおい、ホッパー…何言ってるんだよ!?お前は、ショッカーの改造人間何だぞ!ショッカーを裏切ると言うことは、死を意味するんだ。死んでも良いのか!?」

(1号)「確かに…俺は、ショッカーの改造人間だ。だが、その前に俺は……一人の人間だ!行くぞ!」

と言うと俺はスパイダーに向かって走りだした。スパイダーは、周りに居る戦闘員に俺を殺せと指示した。戦闘員は、俺に向かって攻撃してきたが、俺は全てかわすと戦闘員は、俺の周りを囲んでいた。すると戦闘員は、ナイフを持って一斉に俺を刺そうとしてきた。

俺は垂直にじゃんぷして、それをかわすと戦闘員のナイフは中央で追突した。俺は地面に着地すると、戦闘員一人一人に向かって二、三発パンチをして。すると、戦闘員は、あちこちで苦しがって意識を無くした。

(スパイダー)「おのれ……、良くも戦闘員を……。」

そう言うとスパイダーは、蜘蛛の糸を俺の足に吐きつけた。俺は身動きが取れない。

その隙にスパイダーは、俺の腹部にパンチの連打を浴びせた。最後にフルパワーのパンチをして俺を殴り飛ばした。

(スパイダー)「どうだ!?ショッカーでは、数年以上居た俺に勝てるかな?」 

(1号)「今のは、準備運動に過ぎない……。これからが本気だ!」

俺はそう言うと、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、腰にはタイフーンが出現した。すると、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってくると、右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

すると、仮面の眼の所がピンク色に光った。

(スパイダー)「エネルギーチャージをしたのか…。」

(1号)「行くぞ!」

 

 

 

 

【穂乃果編】 

(???)「穂乃果!」

(???)「大丈夫!?穂乃果ちゃん」

放課後まで学校に居た二人の3年生一人目は金髪でポニーテールの絢瀬絵里(あやせえり)ちゃんと、もう一人は後ろで二つに縛った東條希(とうじょうのぞみ)と合流した。

(絵里)「大丈夫!?穂乃果?」

(穂乃果)「絵里ちゃん、穂乃果は大丈夫だよ!でも、お父さんとお母さんが……。」

(絵里)「真姫どうなの?治りそう?」

真姫は、穂乃果の両親の脈拍を測ったり、声をかけたが返事がない。

(真姫)「駄目だわ……もう、意識が無い。」

(穂乃果)「そんな…。嫌だ…嫌だよ!お父さん!お母さん!!」

 

 

【本編】

俺はスパイダーと戦闘しながら穂乃果の叫び声が聞こえた。

恐らく、大体の事態はわかる。スパイダーの猛毒を受けて死なないのは改造人間だけだ。それも、上級クラスじゃない限り耐えることは難しい。

(スパイダー)「いずれ、ここに居る奴らは全員死ぬのだ。」

(1号)「じゃあ、俺が阻止する!貴様等の野望を俺が止める!」

(スパイダー)「お前、本当にショッカーを裏切るのか!?」

(1号)「あぁ。」

(スパイダー)「ならば、ここで死ね!」

そう言うと、スパイダーは、俺に向かって猛毒の毒針を放った。

俺はそれをかわすと

(1号)「人間の自由と平和の為に貴様を倒す!正義の雷受けてみろ!」 

と言うと俺は垂直に飛び上がり飛び蹴りをスパイダーに放った。跳び蹴りがスパイダーに当たると、俺はスパイダーを蹴り飛ばし空中で反転してまた蹴り込んだ!これがライダー反転キック

(スパイダー)「クッ……、ぐわぁぁぁ!!」

俺が着地すると、スパイダーは爆発した。俺は、地面に着地すると仮面を外した。そして、俺は帰る場もないがその場から立ち去ろうとした。その時、

(穂乃果)「待ってよ、雄君!」

俺はゆっくり振り返った。すると、絵里や希が居て8人の姿があった。

(絵里)「嘘…。」

(希)「どうしたん!?その格好……。」

(雄介)「これは…、言えない…。もう、俺に関わらないでくれ。」

そう言うと、俺は走りだした。

 

俺は、数年前まで自分の家だった家に着いた。見るとまだ本郷家と書かれてくれた。

しかし、中既にショッカーに襲われた後だった。そして、テーブルには一つの手紙が置かれてた。

送り主は、俺の両親からだ。  

 

[雄介へ

元気ですか?あれから数年が経ちました。雄介は今はショッカーと言う悪の組織に改造されてしまって洗脳されてますが、いつかは、洗脳を自らの力で解いてこの手紙を見てくれてることを祈ってます。雄介、力は誰かを潰すものじゃ無くて、誰かを救うための力なのよ。今は沢山困るかもしれない……でも、己の道を信じて前だけ進みなさい。それが、正義の道なのよ!体に気をつけて。雄介ならきっと、みんなを幸せに出来るわ。何かあったら穂乃果ちゃんのお父さんと相談すると良いわ。もし、穂乃果ちゃんのお父さんと話せなかったら近所の立花文雄(たちばなふみお)さんの所へ行きなさい。きっと力になってくれるわ。頑張って、正義の心を持った雄介ならみんなを守る仮面ライダーになれるわ。

父、母より]

 

俺は、涙が止まらなかった。俺は、誰かを守る力を手に入れたのに結局親を守れなかった。それに、穂乃果を……。あれだけ泣かしてしまった。俺はこの後どうすれば良いのか分からなかった。だから、手紙を持って立花さんの所へ向かった。

 

 

「ピンポーン!」

俺は立花さんの家でベルを鳴らした。すると、誰かが家のドアを開けてくれた。すると、俺と同い年ぐらいの女子が出迎えてくれた。

「ゆ、雄介、無事だったの!」

彼女は立花真優(たちばなまゆ)。立花文雄を娘さんで俺と同い年だ。

(雄介)「久しぶり、文雄さんいる?」 

(真優)「う、うん。お父さん!雄介君が会いたいって!」

(文雄)「おぉ!生きてたか。入ってきなさい。」

(雄介)「おじゃまします」

俺はそう言うと家に入った。

(真優)「ねえねえ雄介、今まで何してたの!?」

俺は無言だった。何を話せば良いのか分からなかった。今まで人を殺したり相当な罪を犯してきたからだ。 

俺は立花さんの部屋に入ると二人きりになった。

(文雄)「その手紙を持ってると言うことは洗脳を解いたのか。」

(雄介)「はい。でも、自分はこれまで……。」

(文雄)「おいおい、急に泣き出すなよ。」

(雄介)「すみません。今までの罪悪感と自分の無力さを痛感したのでつい…。」

(文雄)「確かに、お前は無力だった。上の人の指示しか従えなかった。だが、お前は今ここに自らの意思で来てる!それを考えればもう、お前は無力な人間じゃない。逆に言ったらこれからだ!これからお前が守ろうとしてる沢山の命は、お前の並外れた力じゃないと守れないんだ。」

(雄介)「おやじさん……。」

(文雄)「ところでお前、天才児試験何級まで取ってるんだ!?」

(雄介)「確か…Aだった気がします。」

(文雄)「Aなら、確かこいつにも乗れるはずだ。ついてこい。」

と言うと俺は立花さんについっていって、部屋からガレージにやってきた。すると、奥には白と赤のカラーをしてるバイクが一台あった。車種はホンダ、型はCBR1000RRだった。

(文雄)「これは、速さだけを求めたサイクロン号だ。」

(雄介)「サイクロン号……。こんなものまで作ってたんですか?」

(文雄)「お前の親父に頼まれてな。速さを追求して完成した。少し扱いにくいが気をつけろよ!」

(雄介)「はい。」

と言うと俺はサイクロン号に乗って、エンジンをかけた。

(文雄)「後、これ。」

そう言うと立花さんは俺の名義になってる通帳を渡してくれた。

(文雄)「これには、お前の両親の財産だ。大切に扱えよ。」

(雄介)「色々ありがとうございました。それじゃあ。」

と言うと俺はサイクロン号を走らせた。

 

俺はサイクロン号に乗りながら変わってしまった街を見ていた。俺が知らないうちに近代化になっていてビルが連なってた。

(雄介)『色々変わったな……。ここは、知ってるようで知らない街……。』

これから、俺が全ての人の命を守る……。そんなこと出来るのか?俺は、自問自答した。それにしても……

(雄介)『俺、今日からどこで生活するんだよ……。』

俺は、今日の宿を考えた。行く当てが無く、格安ホテルでもと考えてたがせっかく親父達の財産を無駄には出来ない。

(雄介)「あ、修也は……。」

そう、俺と幼なじみの一文字修也。凄く助けになるのだが、彼もショッカーに捕まり確か今は戦闘員をしてたはずだった。

きっと……。

 

 

【ショッカー本部】 

(戦闘員I)「報告します。ホッパーが、スパイダーを倒しました。」

(首領)「うん、ホッパーは我らショッカーを裏切った。死神博士、この事態にどう対応するのかな?」

(死神博士)「ホッパーを倒すにはホッパーでしか、倒せない……。新たな改造人間ホッパーを作ります。しばらくお待ち下さい。いずれホッパーは、死ぬ運命なのですから。」

ショッカーの企みは皿に発展していった。しかし、その事はまだ誰も知らない。

 

 

 

 

 

【神田明神】

俺は結局、神田明神まで来ていた。何故か懐かしく感じるここに足を運んだ。神に頼んでも無駄なことだと分かってるのに…。

(希)「そないな事言ってるとバチ当で。」

俺は後ろから声が聞こえたので振り向くとそこには音ノ木坂に居た穂乃果達だった。

(穂乃果)「雄君!」

と言いながら穂乃果は俺の所に向かって飛び込んできた。すると、穂乃果はギュッと抱きしめてきた。

(穂乃果)「もう…。もうどこにも行かないで!!穂乃果を一人にしないで!!」

と言うと更に強く抱きしめてきた。まるで、もう無くしたくない宝物の様に。

(雄介)「穂乃果……。」

(海未)「教えて下さい雄介。貴方や修也に何があったんですか?」

(絵里)「そうよ。教えてくれないとどうすれば良いのか分からないわ。」

(ことり)「ことり達が相談にのるよ!」

(雄介)「みんな……。」

その時だった。

 

「そこまでだ!!裏切り者の本郷雄介。」

 

すると、神田明神のあちこちから戦闘員が現れた。そして、俺と穂乃果をを囲んだ。俺は目の前の光景に目を疑った。目の前には大幹部ゾル大佐の姿があった。

(雄介)「何で……ゾル大佐が。」

(ゾル大佐)「本当に洗脳を解いたようだな。しかし、ここでもう一回捕らえて再びショッカーに逆らえない様に改造してやる!戦闘員、本郷雄介を捕らえろ!!」

(戦闘員)「ヒーー!!」

と言うと戦闘員は俺に向かって攻撃してきた。俺は戦闘員の攻撃をかわしながら攻撃した。さすがは、ゾル大佐の戦闘員とでも言うべきか、先ほど戦った戦闘員とは比べ者ににならないくらい強い。

(雄介)『このままじゃ……どうすれば!?』

(穂乃果)「変身……して良いよ。」

(雄介)「え!?」

(穂乃果)「みんなを守って、雄君。」

俺はその言葉を信じて体内からタイフーンを出した。

(ゾル大佐)「貴様…ここで変身するのか?」

(雄介)「俺は、俺が決めた道を行く!例え、向かった先が辛くて、死ぬ運命だとしても……。俺は俺を信じる!」

と言うと俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、そこから、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。そして、俺の体は仮面ライダー1号の姿に変わった。

(ゾル大佐)「やれ!戦闘員!」

そう言うと戦闘員は俺をめがけて襲っていた。俺は一人の戦闘員を一本背負いで倒すと両足を持って振り回した。他の戦闘員にも当たり同時に倒れてしまった。すると、戦闘員は小さく爆発した。

(1号)「良し。」

俺はそう言うとゾル大佐を倒そうと考えたが、俺の後ろで戦闘員に襲われてるのを見て助けに行った。するとゾル大佐は、姿を消した。

穂乃果の周りには三体の戦闘員が居た。

(穂乃果)「こっち来ないでよ!」

と言いながら穂乃果はスクールバックを振り回してた。

俺は中央の戦闘員に向かって飛び蹴り(ライダーキック)をはなった。すると戦闘員は、吹き飛ばされ爆発した。すると、二人の戦闘員は、俺を挟み撃ちした。俺は前ばかり見てると後ろからナイフを持った戦闘員が俺を刺そうとしたが俺はかわし、ナイフを持ってる手にチョップをしてそのまま一本背負いをした。手前で倒れてる戦闘員踏み台にして、目の前に居る戦闘員に向かってライダーキックを放った。ライダーキックは見事命中して二人の戦闘員は、爆発した。俺は他の戦闘員は居ないか確認して仮面を外した。すると、俺は元の姿に戻った。

(雄介)「大丈夫か!?穂乃果。」

(穂乃果)「うん。大丈夫だよ。ありがとう!雄君。」

(希)「二人ともこれからどうすんの?」

希が聞いてきた。

(穂乃果)「私は家に帰って雪穂の面倒見なきゃいけないし。」

(絵里)「雄介はどうするの?」

(雄介)「俺は…ここで良いよ。」

(8人)「「「「「「「「えーー!!!」」」」」」」」

(雄介)「だって、行く当てもないし。家はショッカーに襲われてるから家には帰れないし……。それに、ショッカーは俺を再び襲うだろうしね。」

(海未)「いけません!」

(雄介)「え!?」

(希)「そうやね。雪穂ちゃんをお祖母ちゃんとこに行かせると穂乃果ちゃんと雄介君の住む場所がないのか…。」

(雄介)「嫌、だから……。」

何故だろう……。とてつもなく嫌な予感しかしない…。




補足説明
・この小説こ仮面ライダー1号は仮面ライダー THE FIRSTの時の1号を意識してます。基本、THE FIRSTの設定を中心に入れていきます。後でタグに入れておきます。

《次回予告》
無事、記憶を取り戻した。俺だが、穂乃果達と関わる気にはなれなかった。翌朝目を覚ますと目の前には……
穂乃果!!驚きの生活が始まる。
次回、第三話
      「新生活」
です。お楽しみに。


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第三話「新生活」

《これまでのあらすじ》
俺、本郷雄介は小学校卒業と同時に悪の秘密結社ショッカーに捕まり肉体精神共に改造された。ある日、謎の少女ジュンのおかげで記憶を取り戻し、スパイダーを倒してショッカーを裏切った。


「雄君!雄君ってば!!もう、起きてよ-!!」

俺は眩しい朝日と少女の声で起こされた。

目を開けると、そこにはサイドポニーテールの髪型をした穂乃果が立ってた。

(雄介)「な、何で……穂乃果が居るんだ?ここは俺の家だろ?」

(穂乃果)「何でって昨日から同居するって話になったじゃん!」

あ、そう言えばそうだったか……。

 

【時をさかのぼるほど……。数十時間前】

(雄介)「えーーー!!!穂乃果が俺の家で同居!?」

(希)「それしかないと思うんよ。」

(海未)「確かに……。この調子だと、ショッカーの存在を知ってる穂乃果が一番狙われやすいですね。」

(雄介)「だからって何で俺の家何だよ!?それに、俺転居しようと思ってるし……」

(8人)「「「「「「「「え、えーーーー!!!!」」」」」」」」

(穂乃果)「雄君いなくなっちゃうの?」

(雄介)「こんな化け物と一緒に居るの嫌だだろ!?」

俺がそう言うと、みんな黙り込んでしまった。まだ、俺が改造人間である事を認めたくないらしい。

(穂乃果)「それでも……それでも、雄君なのには変わりないよ!!」

(雄介)「穂乃果……。」

(穂乃果)「確かに…普通の人間じゃないかもしれない……。でも、雄君の心は何一つ変わってないんだよ!」

(絵里)「そうね。確かに最初は、ビックリしたわ。でも貴方は貴方である事に変わりないわ。」

(海未)「そうです。自分に自信を持って下さい。それに、穂乃果みたいなおっちょこちょいには、雄介がついてた方が安心です。」

(真姫)「いっその事みんなで一緒に住めば!?」

この時、真姫は大きな爆弾発言をした。

(雄介)「嫌、無理だから……。」

こうして、同じく一人暮らしの希は絵里の家に、俺と穂乃果は新しい部屋探しを始めた。いろんな人から新婚ですか?と聞かれた。正直身が重たかった。頑張って探したが結局見つからなかった。そこで、翌日が祝日って事もあり希の家を借りて一泊して、明日家を探すことにしたんだった。

 

 

(雄介)「そうか…ここは希の家だったか……。」

俺はそう言うと起き上がり、リビングに向かった。

リビングには、久しぶりの手料理が並んでいた。昔、俺が高坂家に泊まると良く「穂乃果が作る!」とか言って手料理を作っていたのを思い出した。

(穂乃果)「ねぇねぇ雄君は、今まで何食べてたの?」

(雄介)「あまり聞かない方が良いぞ。と言う料理という物を食べたことない。」

(穂乃果)「そうなの!?」

そう言うと、穂乃果は驚いた顔した。そう、ショッカーの改造人間の食事は、手術中で失敗して死んだ人、訓練中に死んだ人の肉を食べていたなんて……穂乃果には言えない……。

俺はそう思うと、穂乃果と向かい合って食事をした。何となく凄い変な気持ちだ……。こう言う感情がある限り俺は、人間であると実感してる。食事してると俺は、あるとこに気づいた。

(雄介)『あれ!?穂乃果……顔赤い様な気が……。きのせいかな?』

俺は、少し穂乃果に不安感を覚えた。

 

【穂乃果編】

(穂乃果)『ヤバいよ~、緊張する……。』

何でだろう…。雄君を見てると、穂乃果の心臓の鼓動が激しくなる……。これって……もしかして……。

(穂乃果)『ナイナイナイ。穂乃果に限ってあり得ないよ~。』

私は、そう思いながらドキドキの朝を過ごした。

 

 

 

【本編】 

穂乃果と一緒に朝食を終えると、それぞれ着替えて希の家を出た。そして、待ち合わせの場所に行くと

みんなが待ってた。 

(海未)「穂乃果、遅いですよ!」

(ことり)「穂乃果ちゃん今日も遅刻だよっ!」

(穂乃果)「違うよ!雄君が起きなかったからいけないんだよ!」

(雄介)「嫌~、久し振りにあんな気持ちの良い寝方をしたよ~。」

(凜)「え、今まで寝てなかったのかにゃ?」

(雄介)「あぁ。俺、ついこの間まで、3時間しか寝てないから。それに、ベットや布団じゃなくて床直で寝てたから布団が気持ちよくてつい~」

(にこ)「でも本当に信じられないわ。雄介、あんた本物なの?」

昨日、居なかった矢沢にこ(やざわにこ)は、俺の言うことを疑った。

(雄介)「あぁ。肉体以外は本郷雄介だよ。この先は知らない方が身のためだよ。」

そう言うと、みんな暗い顔した。昨日居た8人は、俺の体がどうなったのか知ってるが、たまたま居なかったにこは俺の過去も俺の体野事も知らない。

まあ、これ以上広めると誰かの命を落としかねない……。

俺は、そう考えると神経をピリピヒさせた。

 

 

 

俺らは、店に着くと、早速部屋の案内を聞いた。

そして、俺はみんなから近い一軒家にした。これから、ショッカーの攻撃が更に凄さを増すだろう……。その時の為に俺は一軒家にした。でも、考えすぎかな?一応、9人分の合鍵も用意した。と、同時に

(雄介)『こんなんで、こいつらを救えるのか?』

と思った。

また、その家はおやじさんの家に非常に近かったのでもし、俺がショッカーとの戦闘の時とかは穂乃果の面倒を見てもらえると思ったなのだ。それに、()()まだショッカーに捕らわれたままだった。俺は、親友の奴を守ることは出来なかった。だから、必ずショッカーから救いたいと思った。

 

 

 

こうして、俺は賃貸住宅を購入し引っ越しの準備をした。 

(文雄)「おぉ!雄介、どうした!?」

(雄介)「あ、おやじさん!」

(穂乃果)「誰!?」 

(雄介)「紹介するよ。こちらは、立花文雄さん。俺のサイクロン号を作ってくれたんだ。」

(穂乃果)「そうなんだね!初めまして、高坂穂乃果と申します!」

(文雄)「あ、君が……。そうか宜しく穂乃果ちゃん。でも、雄介。どうしてお前はここにいるんだ!?」

(雄介)「あ、おやじさん。お願いがあります。俺がショッカーとの戦闘してる間。こいつの面倒を見てて下さい。」 

(文雄)「まぁ。良いが……気おつけろよ。」

(雄介)「はい。これから、宜しくお願いします。」

(文雄)「まだ、迷ってるのか?」

おやじさんは、そう言った。確かに俺はまだ悩んでる。ショッカーを裏切ると言うことの重さを知ってたからだ。それに、おやじさん達だって危険にさらすことになる。それほど、ショッカーの情報収集能力は侮れないのだ。

(雄介)「はい……。迷ってます。」

(文雄)「そうか……。それなら、自分で納得の出来る答えを

出せ。俺には、それしか言えんよ。但し、これだけは言っておくぞ。お前の今の身体を頼りにしてる人が世界中に居ることを忘れるなよ。」

おやじさんは、そう言うと何処かへ向かってしまった。

 

荷物の整理を終わり、時計を見ると時刻は既に正午を過ぎていた。

(穂乃果)「お腹空いたよ~。」

(雄介)「良し、何か買いに行くか!」

俺は、そう言うと穂乃果は「本当に!?」と言うと、飛び起きて準備した。

俺は、サイクロン号にエンジンをかけると少しだけサイクロン号を吹かした。サイクロン号の独特的なエンジン音が周囲に響き渡る。少し遅れて穂乃果がやってきた。すると、穂乃果は俺の後ろに座って俺の腰辺りに腕を組んだ。俺はそれを確認するとサイクロン号を発進させた。俺は、穂乃果が好きそうなパン屋に向かった。

 

(穂乃果)「ねぇ、何でパン屋なの?」

(雄介)「何でって、お前パン好きじゃん。」 

(穂乃果)「そうだけど……他にも食べたいよ!」

(雄介)「じゃあ、何食べたいんだ?」

俺は、そう言うと穂乃果は考えると、俺に行きたいところを言った。

(穂乃果)「ファミレス!!雄君、ファミレス行こうよ!」

(雄介)「しょうがないな……、今日だけだぞ。」

(穂乃果)「ヤッターー!!」

俺が言うと穂乃果は、嬉しくて興奮状態になってた。

(雄介)『何か……海未が居たら怒られそうだな。』

俺はそう思いながら、進行方向をファミレスに変更した。

すると、

 

「ドカーーーーーーン!!!」

 

一発の爆発音が秋葉原に響いた。

俺は、すぐ向かいたいが穂乃果の安全が確保されるまで穂乃果から離れられなかった。俺は急いでおやじさんに電話して迎えを待った。数分後おやじさんは、車に乗ってやってきた。俺は穂乃果をお願いして急いで現場に向かった。

 

 

しかし、そこには何もなかった……。

既にショッカーは、姿を消していてそこには、無残に崩壊してる建物や、皮膚が破けてる人の姿があった。

(雄介)『どうして……ショッカーはこんな酷いことをするんだ!?』

俺は、自問自答した。そして、こんな事をしてるショッカーを俺は許せなかった。

 

「来たな、裏切り者の本郷雄介!」

 

誰かが俺を呼んだ。だが、この呼び方をする集団は一つしかない……ショッカーだ。

ビルには見たことない改造人間がいた。

(カメバズーカー)「ズーカー!!俺様は試作品の改造人間、カメバズーカー様だ。」

(雄介)「カメバズーカー……だと!?」

「その通り!」

すると、昨日現れたゾル大佐がカメバズーカーの後ろから現れた。

(ゾル大佐)「こいつは、お前とは違う作りで出来た新種の改造人間だ。行け、カメバズーカーよ。裏切り者を殺せ!」

そう言うと、カメバズーカーは背中にある大砲を俺に向けて発射してきた。俺は何とかかわすが……

 

「ドカーーーーーーン!!!」

 

(雄介)「うわぁぁぁ!!」

カメバズーカーの相当な破壊力のある一発の爆弾の爆風を受けて俺は吹き飛ばされてしまった。

(雄介)「……クッ…。」

俺は、頭から血が流れてた。見るとあちこちから出血してた。

(ゾル大佐)「どうだ!!ショッカーの科学力を持ってすれば、当時史上最強の改造人間と呼ばれた貴様よりは強い改造人間が作れるんだよ!」

(雄介)『ここは、変身するしかないようだな…。』

俺は、そう思うとゆっくりと立ち上がった。

そして、

(雄介)「カメバズーカー……行くぞ!!」

と叫ぶと、俺は体内からタイフーンを出現させた。

 

「おい、見ろよ……あのベルトって」

「あぁ。昔、テレビでやってた俺達のヒーロー……仮面ライダーだ!」

 

俺は、タイフーンを確認すると左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、そこから、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。そして、俺の体は仮面ライダー1号の姿に変わった。

(カメバズーカー)「やっと、姿を現したか……俺様が相手だ。」

そう言うとカメバズーカーはビルの屋上から飛び降りてきた。そして、カメバズーカーとの戦闘が始まった。カメバズーカーは重い一撃で攻撃してくるからパンチの一発が痛い……。気がつけば、少し押されてる。

(1号)『クッ…どうすれば……。』

すると、カメバズーカーの重いパンチが俺の腹部に直撃した。

(1号)「うぅっ……」

あまりにも強烈だったので、地面に膝をつけてしまった。

 

「「頑張れー!ライダー!!」」

 

何人かの人たちが俺に向かってそう言った。そう、この格好は、間違いなくテレビでやってた仮面ライダー1号の姿なのだ。新種の改造人間に負けるような真似は出来ない!

俺は、立ち上がると目の前に居るカメバズーカーをジッと見た。そして、俺はそのまま垂直にジャンプして空中で一回転して

(1号)「ライダー!!キック!!」

と叫びながらカメバズーカーに向かってライダーキックを放った。ライダーキックは、カメバズーカーの顔面に命中した。俺は地面に着地するとヨロヨロになってるカメバズーカーを見た。しかし、まだ倒したとは言えない。

(ゾル大佐)「おのれ……裏切り者の本郷雄介め。カメバズーカー!ここは、退くぞ!」

(カメバズーカー)「覚えていろ!仮面ライダー。」

そう言うと、ショッカーの姿はなくなった。俺はサイクロン号を呼んでおやじさん達の元へ急いだ。

 

 

(文雄)「おぉ!帰ってきたな。」

手を振りながら、俺の帰りを待ってたおやじさんと穂乃果の姿があった。

(雄介)「おやじさん、ありがとう。」

(穂乃果)「雄君、大丈夫!?」

多分、穂乃果は俺の体のあちこちから血が出てるのを気にしたんだろう……。

(雄介)「あぁ。大丈夫だ。それより、ファミレス行くぞ!」

そう言うと、穂乃果は笑顔を見せて俺の後ろに乗った。

 

 

【ショッカー本部】

(首領)「ポッパー2は、順調か!?死神博士。」

(死神博士)「はい。ポッパー1より、腕力、脚力共に強くしてあります。自分と同じ姿で、自分と同じ技で苦しむポッパー1の姿をが思い浮かびます。」

(首領)「そうか……」

すると、1号と非常に似た姿をしてるが、少し、ボディーカラーが違った。彼の場合は1号の青の部分が黄緑色になっており、肩から腕にかけて一本のラインが入っていた。更に最大の違いは、ベルトの色だった。白の1号に対して彼は赤かった。

そして、ショッカーのポッパー1抹殺計画が発令された。

 




《次回予告》
「貴方は最低です!」
海未の叫ぶ声……。
「結局は同じ存在なんだよね……雄君もあの人達も……」
穂乃果の悲しそうな声…。
「私達の前から消えて!」
絵里の声……。
ショッカーの仮面ライダー抹殺計画が実行された。
そして、もう一人のホッパーの出現により雄介と穂乃果達に狭間ができてしまう。

次回、第四話
      「もう一人のホッパー。」
にご期待下さい。 


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第二章「激突!ホッパー対ホッパー」
第四話「もう一人のホッパー」


《これまでのあらすじ》
俺、本郷雄介は小学校卒業と同時に悪の秘密結社ショッカーに捕まり肉体精神共に改造された。スパイダーを倒した日の翌日、俺は9人と再会して住む家を探した。なんとか、家に住むことが出来て、俺と穂乃果は秋葉原に出かけた。その時、新種の改造人間カメバズーカーと抗戦するが、そのパワーは今までの改造人間を遙かに超える力だった。ショッカーは[ホッパー1抹殺計画]が実行された。


そして、物語は第二章に入る。


あの日から数日経った今でも新聞の一面には、「伝説の戦士、仮面ライダー1号秋葉原に現れる!」と書かれた記事で埋め尽くされていた。そして、大きく戦闘時の写真が載ってた。いつの間に撮られてたんだ?俺は首を傾げた。テレビのニュース番組も「彼は、一体何者なのか!?謎の仮面ライダー現る!果たして彼は、人間の味方なのか?それとも……」と題し、俺について議論を展開させた。勿論、人間の味方なのだが……。だが、今この状況で「味方です。」何て言っても始まらないか。

俺は、とりあえず学校帰りの穂乃果を迎えに行った。

 

 

ここ数日は、ショッカーの攻撃が止み平和な日々を過ごしてた。こんな日がずっと続けば良いと思った。

 

「ヒーー!!」

 

俺は、サイクロン号を止めて辺りを見た。すると、後ろからショッカーの戦闘員がバイクに乗ってやって来たのだ。俺は、体内にあるタイフーンを腰に出現して風車を回し変身した。そして、サイクロン号を再び発進させた。1台のバイクが俺の後ろについた。勿論、ショッカー戦闘員のバイクだ。俺は、急ブレーキをかけて、ショッカー戦闘員のバイクをの手前を足で蹴り、吹き飛ばした。すると、もう2台近づいてきた。俺は、2台を確認すると、向かい撃つことにした。徐々に、戦闘員との距離が狭くなってきた。すると、戦闘員はナイフを取り出し両サイドから俺を切ろうとした。すれ違う寸前俺はサイクロン号から垂直にジャンプしてかわした。空中で一回転して再びサイクロン号に乗るとUターンして、戦闘員に向かってサイクロン号を走り出した。それを確認した一人の戦闘員は、バイクを走らせ体当たりしてきた。俺は、迫ってくる戦闘員に俺はライダーキックを食らわせ戦闘員はバイクごと爆発した。

(1号)『良し、後一体……。』

俺は、そう思って辺りを見回したが誰も居ない。

すると、1台のバイクが凄い勢いで俺を襲って、凄いスピードで去って行った。

(雄介)『何だったんだ!?』

俺は、そう思いながら仮面を脱ぎ周りを確認した。

でも、気がかりなのが一つ……。

 

 

俺と同じ姿だった。

 

 

 

【音ノ木坂学院】 

(海未)「でも、良く集まりましたね。」

音ノ木坂学院では、一日中スクールアイドルをやろうという穂乃果の案に久しぶりに集まった9人でしていたらしい。廃校を阻止したいと言うみんなの気持ちが満場一致で、決まり。ラブライブ!に出場エントリーを出した。

(穂乃果)「でも、雄君がいなかったらこんな事にはならなかったと思うな。」

(ことり)「そうだね!雄介君が、再びみんなを一つにさせてくれたもんね。」

しかし、3人は昇降口からでると肝心の雄介の姿はなかった。

(穂乃果)「あれ!?今日は迎えに来るんじゃなかったけ?」

穂乃果が首を傾げながらしゃべった。しかし、雄介の姿はなかった。すると、1台のバイクがやってきた。しかし、彼の姿は仮面ライダーと同じ姿だった。

(海未)「ゆ、雄介!貴方は何て格好してるんですか?」

(???)「雄介?違うね。俺の名前は……、ホッパーだ。」

ホッパー……、そう雄介がショッカーに洗脳されてた時の名前だった。

(穂乃果)「ゆ、雄君どうしたの?もしかして、穂乃果達を驚かしてるの?」

(???)「貴様ら何を言ってるか知らないが……俺はショッカーの大首領様のために貴様らを消す。」

(絵里)「穂乃果!?」 

後ろから残りのメンバーも揃い9人になった。

(にこ)「ちょっと、あんた!何よその格好!?その仮面外しなさい!」

(???)「断る…。貴様らは、ここで死ぬ運命なのだから……。やれ戦闘員!」

「ヒー!!」

すると、あちこちから戦闘員が現れた。すると、戦闘員は、穂乃果達を囲んだ。

(凜)「もう、お終いにゃ!!」

(花陽)「だ、誰か助けてーー!!」

すると、謎の仮面ライダーと同じ格好の人は何かを悟ったのか戦闘員に引き上げる様命令して姿を消した。

 

 

俺は、音ノ木から戦闘員が逃げるのを見た。

穂乃果達の身に何があったのでは……。俺は、アクセル全開で音ノ木に向かった。

(雄介)「大丈夫か!!」

俺は校門にサイクロン号を止めると、ヘルメットを外し穂乃果達の所へ向かった。

(海未)「来ないで下さい!」

俺は、海未の声を聞くと立ち止まった。

(雄介)「ショッカーに何かされたのか?」

(海未)「ショッカー……!?違います。貴方に襲われかけたんです!」

(雄介)「え!?何言ってるんだよ!俺がお前らを襲う!?そんな事あるわけ「あったんです!」」

海未は、そう言うと話の続きをした。

(海未)「貴方は、洗脳が解けたと言って私達に近づき信用させて裏切って殺す気だったんでは、ないんですか?嘘をついて私達の心を騙したんですね……あなたは、貴方は最低です!!」

(雄介)「ちょっと待て、海未。誤解だ!大体ショッカーの改造人間は、手術前の記憶を失うんだ。その可能性はない!穂乃果からも何か言ってくれよ!」

(穂乃果)「結局は同じ存在なんだよね……雄君もあの人達も……。」

(雄介)「穂乃果……。お前らどうしたんだよ?」

(海未)「とにかく、穂乃果は今日から私の家で預かります。行きましょう。」

(雄介)「待てよ!まだ、話が……。」 

(絵里)「私達の前から消えて!」

最後に絵里がそう言うと、9人はその場から姿を消した。俺は、この時さっき出会った俺と同じ姿をしてた彼はもう一人のホッパーだと言うことが分かった。

(雄介)『ショッカーめ……今度はどんな作戦を使ってくるんだ?』

俺は、そう思うとサイクロン号に乗りおやじさんの所へ向かった。

 

 

【穂乃果編】

私は、さっきあんな事言ったけど……。

(穂乃果)『雄君の表情からして、ホッパーって名乗ってた人は雄君じゃない!』

って思ったんだ。

実はね、穂乃果は雄君とすれ違うときに雄君の顔をチラッと見たら雄君……、泣いてたんだ……。

雄君は……悪くないよ!悪いのは……あの怪人なのに……全てが雄君の星になってる……、これじゃあ雄君が可愛そうだよ。何とかしなきゃ……。

私は、そう思ったけどきっかけがなかった。どうすれば良いんだろう?

 

 

 

 

【本編】

俺は、家に向かうと勿論穂乃果の姿はなかった。

俺はおやじさんに新たな改造人間が出たことを報告した。そして、その姿が俺にそっくりである事も……。

 

(文雄)「それは、大変だな……。」

(雄介)「はい。」

(文雄)「で、これからどうするんだ!?」

(雄介)「この前の、カメバズーカーと言い敵も更に強くなってます。多分、ホッパーを名乗るぐらいだからきっと強敵です。でも俺は正義の道を信じます!」

(文雄)「そうか……。お前に迷いがなくて良かった。」

そう言うと、おやじさんは俺にコーヒーを奢ってくれた。俺が子供の頃スナックのマスターをしてたおやじさんのコーヒーは、美味しかった。俺は、同じホッパーとしてあいつの企みを阻止する必要性がある。俺は、そう心に誓うと俺は、おやじさんの家を後にした。

 

 

【ショッカー本部】

(首領)「良くやったぞ!一文字修也。嫌、ホッパー2号。」

(死神博士)「改造手術を終えてからすぐ力を発揮できるとは、さすがだ!」

(ホッパー2号)「ありがとうございます。ですが、俺の任務は裏切り者の旧式ホッパーを殺すことです。」 

(首領)「これは、楽しみだ。頼むぞ、ホッパー2号よ!必ずや、裏切り者のホッパーを殺して見せてくれ。」

(ホッパー2号)「はっ!!どちらが本物のホッパーか証明して見せましょう!」

そう言うと、ホッパー2号こと一文字修也は、指令室から姿を消した。

 

 

俺は、自宅のポストに入ってた1枚の手紙を見て急いで書いてあった場所に向かった。そこは、富士山。勿論、宛名は書いてないが、封筒の裏には、ショッカーのマークが刻み込まれていた。内容は、

 

「親愛なる本郷雄介へ

今、君は孤独の中にある。もう一度、ショッカーに戻る気になっただろ?我々、改造人間が人間と親しく出来ないのだよ。反逆行為はやめて大人しく戻ってこい。富士山の麓で待ってる。」

 

だった。俺は、もう一人のホッパーと決着をつける意味も込めて、富士山に向かった。

 

 

【穂乃果編】

あの後、家に行ったんだけど……、雄君居なかった。それに、立花さんに聞いたら知らないって言われた。

(穂乃果)「雄君……、どこに言ったんだろう……。」

(海未)「きっと、作戦がバレてショッカーの本部に戻ったんですよ。気にしない方が良いですよ穂乃果。雄介と修也は、あの時に死んだんです。」

(穂乃果)「死んでないよ!雄君は死なないよ!」

(穂乃果)「貴女も見たでしょ。私達の前に現れたあの改造人間の姿を……あれは、間違いなく雄介と同じ格好でした。」

そう……、今日穂乃果達の前に現れた雄君と同じ仮面ライダーの格好をした改造人間。姿形雄君と同じだった。

その時、私は重大な事に気がついた。

(穂乃果)「海未ちゃん……。あの改造人間と雄君は別人だよ……。」

(海未)「穂乃果まで何を言い出すんですか?あれはm「違うんだよ!」」

と海未の話を無視して叫んだ。そして、一呼吸置いて話した。

(穂乃果)「だって、雄君は黒と青のライダースーツに眼だってピンク色だったよ!それに比べてあの改造人間は、どうだった!?」 

(海未)「どうって……、同じしか見えませんでしたが。」

(ことり)「2人とも落ち着いて…。」

ことりちゃんが仲介に入ろうとしたが、言い争いは更にヒートアップした。そして、彼と雄君の最大の違いを言った。

(穂乃果)「じゃあ、ベルトの色何色だった。」

(海未)「確か……、赤でした。」

(穂乃果)「では、問題!雄君のベルトは何色でしょう?」

(海未)「赤ではありませんか?」

(ことり)「海未ちゃん違うよ、白だよ!」

(海未)「え!?」

(穂乃果)「ことりちゃん大正解!!でね、穂乃果も今思い出したんだけど、雄君のベルトって体内にあるから取り替える事出来ないんだって。」

(海未)「それは、雄介に悪いことしました。」

(ことり)「海未ちゃん、後でみんなで謝りに行こうよ!」

(海未)「ことり……。そうですね。きっと雄介の事ですからショッカーと戦ってるのでしょう。」

なんとか、本当の事に気づけて良かったけど……。雄君、どこに行ったのかな?

 

 

 

【本編】

俺がついた頃には、既に夜になってた。辺りは真っ暗で、何も見えなかった。すると、目の前に人影みたいのが現れた。

 

「やっときたか、本郷雄介。待ちくたびれた。」

 

(雄介)「この声は……、修也!?修也なのか?」

「違う……、俺の名前は……。」

そう言うと、物凄い風を感じた。これは、間違いない……。

そして、眼の所は赤く光っていた。

(ホッパー2号)「俺の名前は……、ホッパー2号。貴様を倒すためだけに改造された。」

(雄介)「何だと!?」

そう言うと、ホッパー2号は俺に向かって走りだして腹部に向かってパンチをした。あまりの強さに俺は簡単に吹き飛ばされてしまった。

(雄介)「修也!!目を覚ませ!」

(ホッパー2号)「変身……、しないのか!?まぁ、簡単に死んでくれるなら俺は構わないが……」

そう言いながら、ホッパー2号は俺の首をを持って持ち上げるとそのまま投げた。俺は、近くにあった木とぶつかった。すると、木はゆっくり折れて倒れた。

(雄介)「……クッ。戦わないといけないのか!?」

俺は、そう言うと体内にあるタイフーンを出現させた。そして、黒と青のライダースーツに身に纏い仮面を取り付けて変身した。

(1号)「行くぞ!」

すると、俺はホッパー2号と組み合った。変身したおかげで、視界が良くなった。ホッパー2号は、黒と黄緑のライダースーツに俺と似た形で黄緑の仮面を被ってた。

そして、俺より腕力がある……嫌、俺のデータを基に更に改良された新作ホッパーににってた。

俺は、二三発ポッパー2号のパンチやキックを受けた。

(1号)『これが……、ポッパーの力……。』

(ポッパー2号)「どうした!?死にたいのか?」

(1号)「修也……、一つ聞いて良いか?」

(ポッパー2号)「俺は、修也じゃないが最後に一つだけ答えてやる。」

(1号)「今日、穂乃果達をその格好で襲ったのか!?」

(ポッパー2号)「あぁ。俺の任務には、奴らは邪魔だった。だから、お前が裏切った事にすればお前とは接触しなくなるはずだと思ったからだ。まぁ、安心しな彼女達も新たなショッカーの改造人間になるんだからな。」

(1号)「させない!これ以上、ショッカーの野望の為に悲劇の改造人間を造らせない!!」

俺はそう言うと、垂直にジャンプして空中で一回転すると、

(1号)「ライダー……キック!!」

と叫び、ライダーキックの構えをした。それを見てポッパー2号も、ライダーキックの構えをして下から上がって来た。

 

そして……、

 

俺とポッパー2号はそれぞれ地面に着地した。相打ちかと思われたが……、どうやら俺の負けらしい…。

 

 

 

 

(1号)「ここで…、死ぬわけには……いかない…。」

 

 

 

 

 

 

 

俺は、そう呟くとそのまま崖から落ちてしまった。

 

 

 




《次回予告》
仮面ライダー本郷雄介は、崖から飛び降りて、行方不明になった。誰も守る者が居なくなった穂乃果達の前に再びポッパー2号が出現する!
次回、第五話
      「雄介、正義を賭けた変身!」
にご期待下さい。

※UAが、900突破!!ありがとうございます。
これからもがんばりますので応援宜しくお願いします。また、感想、評価の方も宜しくお願いします。


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第五話「雄介、正義を賭けた変身!」

《これまでのあらすじ》
俺、本郷雄介は小学校卒業と同時に悪の秘密結社ショッカーに捕まり肉体精神共に改造された。カメバズーカーとの交戦以来、数日ぶりにショッカーが出現した。俺は、サイクロン号に乗りショッカー戦闘員バイク集団と戦う。その後俺と同じ姿をした改造人間に襲撃を受けた。そのまま彼は、音ノ木坂で穂乃果達を襲おうとするが、俺に気付くと逃げてしまう。そして、穂乃果達からの信用をなくし俺は、再び1人になった。そして、富士山にてホッパー2号こと幼馴染みの一文字修也と戦うが……。


雄介がホッパー2号との戦闘に敗れてから三日経った。

 

 

【ショッカー本部】

(首領)「良くやった。ホッパー2号よ。これで、世界征服が思い通りに進みそうだ。」

(ホッパー2号)「いえ、これも全ては首領様の為に……。」

そう言うと、ホッパー2号は、次の作戦に移った。今、正義の味方が居ない今、攻めるしかないと思ったのだ。 こうして、第二の東京侵略作戦を行う様にした。まずは、裏切り者を知ってる人達がかよう音ノ木坂を襲うことにした。そして、戦闘員と、謎の改造人間を連れてショッカー本部を出た。

 

【音ノ木坂学院】

(穂乃果)「雄君、怒ってるかな?」

休み時間、穂乃果は落ち込みながらそう呟いた。

(海未)「もう2度と、雄介に会えないのでしょうか?」

海未は、数日前自分が雄介に言った事を後悔しながら、雄介に謝りたいと言う気持ちがあるが……、その日を境に雄介の姿とサイクロン号の姿はなかった。

(絵里)「グズグズしても…仕方ないわ!練習しましょ。ファーストライブまで時間がないわ。」

絵里は、そう言って練習を始めた。 

穂乃果達は、スクールアイドルを初めてからもう、三日経ち3週間後に控えた学校公開での部活動紹介の場面でライブを行うことに、更に夏頃開催が決定した第1回ラブライブ!に参加エントリーをした。これから、全国20位以内に入り込まないと本戦には出場できないのだ。

しかし、穂乃果達は雄介の身を心配した。よって、練習に身がはいらないのだった。

 

 

放課後になり、いつも通り屋上にやって来た9人。だが、活気はなかった。

(にこ)「どうしたのよ!もっと、気合い入れなさいよ!」

(穂乃果)「にこちゃんには、分からないよ。」

(にこ)「何よ!?」

(穂乃果)「雄君が、どんだけ傷だらけになって戦いから帰ってきてるのかなんて……。」

(海未)「確かに、穂乃果の言うとおりです。ですが、そんな雄介を裏切った私達に責任があります。」

(穂乃果)「海未ちゃん……。でも……、雄君が死んでたらもう2度と……「穂乃果!!」。」

穂乃果はその後、何か言おうとしたが、絵里に止められた。

(絵里)「まだ、死んだと確定したわけじゃ。それに、希の占い結果を信じましょう。」

後ろで希がタロット占いをしていた。希の占いは昔から良く当たると評判なのだ。8人は希の占いを待った。

 

 

 

そして、

(希)「占いの結果出たで。雄介君は、まだ生きてると思うけど……、これから死の危険性が大ってカードが言うんよ。」

(穂乃果)「やっぱり、穂乃果探してくる!」

と言うと、穂乃果は勢い良く学校を後にした。

 

 

【穂乃果編】

私は、もう一回立花さんに雄君の話を聞くことにした。

 

「ピーンポーン!!」

 

「はーーい!」

と言う声と同時にドアを開けたのは、私と同い年の立花真優ちゃんが居た。

(穂乃果)「初めまして。高坂穂乃果と言います。あの、文雄さんは、居ますか?」

(真優)「今は、居ないけど……でも、そろそろ帰ってくるわ。話があるなら、上がってる?」

(穂乃果)「良いんですか?ありがとうございます。」

私は、そう言うと座敷に案内された。

(真優)「ねえ、私と少し質問しても良いかな?」

(穂乃果)「はい、どうぞ。」

(真優)「何で、雄介を裏切ったの!?」

その質問が来た。多分、この前の話は真優ちゃんも居たか、どこから聞いたのかもしれない。 

(穂乃果)「じ、実は、雄君と同じ格好をした人に襲われてみんなそれを雄君だと誤解しちゃったの……。」

(真優)「何で!?貴女は、目の前で雄介がホッパーじゃなくて仮面ライダーとして戦ってるのを見たでしょ!?何で、信じてあげなかったの?私なら信じるよ!雄介を信じられなかった貴女に雄介を渡さない!」

私は、真優ちゃんの話を聞いていて少し、驚いた。まさか、雄君に想いを寄せてたなんて……。でも、今苦しんでる雄君の傍に居られないのが悔しい……。

(穂乃果)「確かに、真優ちゃんの言うとおりだよね……、今まで身体を張って色んな敵から守ってもらったのに…そんな雄君を追い詰めちゃった……。でもね、真優ちゃん。私も雄君への想いなら負けないもん!」 

(真優)「高坂さん……、良いわよ、受けてたつわ!」

(穂乃果)「真優ちゃんは、高校どこ?」

(真優)「私は、UTX学園よ。」

(穂乃果)「す、凄い……。」

(真優)「でも、穂乃果ちゃんはズルいよ。」

(穂乃果)「何が!?」

私は、真優ちゃんが言った言葉が気になった。

(真優)「だって……、学校以外は雄介と二人きりでしょ?」  

(穂乃果)「う、うん。」

私は、改めて真優ちゃんに言われると何か照れるけど私、この間の件が来るまでは雄君と同じ家に住んでたんだ……。

(真優)「チューとかしたの?」 

(穂乃果)「え、え!?」

(真優)「だって、良くテレビドラマや漫画で男と女の人が一緒の空間に居たらチューとかしてるじゃん?だから、穂乃果ちゃん達もしてるのかな?って思ったんだけどどうやら、まだ雄君のファーストキスは、残ってるようね。安心安心。」 

と、真優ちゃんは言ったが……実は、雄君のファーストキスは、穂乃果が取っちゃったんだ。テヘヘ。

でも、言えない……。小学校の時に階段から落ちて雄君に助けてもらったらたまたま口と口がくっついた何て……言えないよ。

(真優)「あれ?穂乃果ちゃん……顔赤いよ!もしかして……雄介とキスしたの?」

(穂乃果)「え!?ち、違うよ~そうじゃないよ~!」

私は、全開に否定したが真優ちゃんは話を聞いてくれなかった。

(真優)「じゃあ、えっ…「ちょっと待って!!話すからそれ以上言わないで~~!!」」

私は、真優ちゃんの喋ってるとを止めた。

そして、説明しようとしたその時、海未ちゃんから電話がかかってきた。

(海未)「穂乃果、大変です!!雄介が再びショッカーの仲間に……。」

(穂乃果)「え……。」

その時、私は目の前がまっくらになった。

 

 

 

【本編、音ノ木坂学院】

あの後、穂乃果が学校を出てから数分後に何人かの戦闘員を連れてホッパーと、雄介が変身後の姿でがやって来た。

(海未)「ゆ、雄介、貴方何でそっちについてるんですか?」

(ホッパー1号)「俺は、もう迷わない……、俺の名前は、ホッパー1号。ショッカーの一員として、貴様らを……殺す……。」 

(ホッパー2号)「で、今日から俺がホッパー2号って訳だ。宜しくな。嫌、これから死ぬ運命の奴によろしくはないか……。やれ、戦闘員!」 

 

「「「「ヒーー!!」」」」 

 

と言うと戦闘員はそれぞれに散らばり、音ノ木坂学院を襲い始めた。

学院内は平和な空気から一気に混乱になった。全職員は、生徒を安全な場所へ。メディアも来て、大騒ぎになった。

 

「再び、あの仮面ライダーらしき人物が先日秋葉原を襲った集団を連れて、ここ、音ノ木坂学院にやって来ました。」

 

テレビのアナウンサーの声と共に映し出されたのは、2人のホッパーと、数人の戦闘員だった。

 

 

【穂乃果編】

私は、海未ちゃんからの電話を受けて音ノ木坂学院までやって来たけど……。そこには、大量のメディアと警察や自衛隊で埋められた校門が視界に入った。

(穂乃果)「すみません、ここを通して下さい!」

(警官)「駄目だ!ここを通す訳にはいかない!嬢ちゃんは、早く帰って…。」

(穂乃果)「通して下さい!友達が……友達がまだ校内に居るんです!」

(警官)「国民の安全は、ちゃんと守るから……。早く帰りなさい。」

(穂乃果)「でも……。」

私は、諦めて帰ろうとしたその時、

 

「ブーーーーン!!」 

 

聞き慣れたエンジン音……、私は思わず音のする後ろを振り向いた。そして、エンジン音は次第におおきくなると、私は確信した。

 

(穂乃果)『か、帰ってきた……。』

 

 

 

 

【本編】

俺は、あの後、富士山崖から落ちるとしばらく気絶してたがら無事に目を覚まし、急いで東京に向かった。おやじさんの家に向かう途中、修也と姿形、更にはベルトと、全て俺と同じ姿のホッパーを見かけた。

彼らが向かう方角は……、音ノ木坂学院……。

俺は、急いで音ノ木坂学院に向かうが、まだ傷が回復してないのだ。しかし、このままでは2度と人から信用されなくなるよりましだと思い、俺はサイクロン号を走らせてきた。

 

目の前には大勢の人で溢れた音ノ木坂学院の校門前、そこには肩を落としてショックを受けてた穂乃果が居た。

 

(雄介)「ほ、穂乃果!?」

(穂乃果)「え!?ゆ、雄君……。エンジン音がサイクロン号だったからそうだとは、思ったけど……どこ行ってたの?」

(雄介)「え、あー。ちょっと富士山まで行ってた。大体の状態は、分かった。乗れ、あの壁越えるぞ!」

(穂乃果)「うん。」

そう言うと穂乃果、俺の後ろに乗った。俺は、穂乃果が乗ったのを確認するとスピードを上げて近くの壁を越えた。すると、そこにはショッカーの戦闘員と修也ともう1人の俺が居た。

(雄介)「お前……。」

(ホッパー2号)「生きてたか……。まあ、良い。ここで死ね!」

(ホッパー1号)「貴様が本郷雄介か……。俺は、新たなホッパー1号だ。貴様はここであの世に送ってやる!」

俺は、2体のホッパーを確認すると、体内からタイフーンを出現させた。

(海未)「ゆ、雄介……。」

(雄介)「海未、穂乃果、みんな…確かに俺は、あいつらと同じ存在、改造人間だ。お前らと違うし、2度と元の身体には戻れない……。でも、これだけは聞いてくれ。俺は、俺の信じた正義の道を行く。その先が地獄でも……、ホッパー1号、2号!今度は、必ず倒す!行くぞ」

俺は、そう言うと左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、そこから、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。そして、俺の体は仮面ライダー1号の姿に変わった。

 

「見て下さい!やはり、仮面ライダーは実在しました。人々の危機に仮面ライダーが駆けつけてくれました!突然現れた少年が仮面ライダーに変身しました!」

 

(ホッパー2号)「これが……、仮面ライダーの変身か……。行け、ホッパー1号、お前だけで十分だろう…。」

(ホッパー1号)「任せな。行くぜ!」

と言うと、ホッパー1号は俺に向かって両手を突き出した。

(ホッパー1号)「食らえ、指ミサイル!」

と言う、指から小型ミサイルが発射された。

俺は、かわすがよけるスピードがだんだん弱くなり、ミサイルを受けてしまった。

(1号)「クッ……。」

(ホッパー2号)「おやおや、どうやらまだ傷が残ってるようだ。」

俺とホッパー1号が戦闘してる所から少し離れた場所で、ホッパー2号は、その様子を見ていた。

(1号)『どうすれば……どうすれば良いんだ?』

俺は、考えた。その時だった。

 

(穂乃果)「迫る~ショッカー。地獄の軍団!」

この歌、どこかで……、そう、当時放送されてた【仮面ライダー】のオープニング曲「レッゴーライダーキック」だった。穂乃果は、歌い出すとその場に居る人達全員で大合唱になった。

 

「こ、これは……、見て下さい!あの仮面ライダーのオープニング曲「レッゴーライダーキック」の大合唱が起こっています!」

 

そして、俺はその歌からホッパー1号を倒す方法を教えてもらった。そう……、あの技だ!

(1号)「みんな、ありがとう!」

俺はそう言うと、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、そこから、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。俺は、

(1号)「ライダーパワー全開だ!!」

と叫ぶと、右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

そして、空高くジャンプして、空中で一回転すると、ライダーキックを放った。

ホッパー1号は、それを見ると指ミサイルで対抗してきたがら、ライダーキックがホッパー1号に当たると直前まで、当たらなかった。しかし、数発体に当たり火花を散らしたがライダーキックは、見事命中し、ホッパー1号は、その場で爆発した。

 

「やりました!本物のライダーが勝ちました!!これで残りは、一体です。我々は、特撮の世界ではなく本物のライダーキックを見たのです!」 

 

テレビ局のアナウンサーが五月蝿かったが、俺は残りのホッパー2号こと一文字修也との決戦に挑む!




《次回予告》
圧倒的な強さを持つホッパー2号に苦戦する俺、更にショッカーの新手の改造人間も出てきて絶体絶命のピンチ!!俺は、ボロボロになりながらもショッカーとの戦闘に集中した。

次回、第六話 
      「激突!雄介VS修也」
にご期待下さい。


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第六話「激突!雄介対修也」

《これまでのあらすじ》 
俺、本郷雄介は小学校卒業と同時に悪の秘密結社ショッカーに捕まり肉体精神共に改造された。俺は、富士山でホッパー2号こと一文字修也と戦ったが、敗れてしまう。そして、ショッカーは俺と関わって来た人を皆殺しにしようとした。俺は、急いで東京に戻り変身した。
そして、新作のホッパー1号を倒し遂に修也と二度目の対決の火蓋が切られる。


 

(ホッパー2号)「今度は、俺が相手だ!行くぞ!!」

と言うと、ホッパー2号は俺に向かって走り出してきた。俺は、そんなホッパー2号を迎え撃つことにした。だが、ホッパー2号の繰り出すパンチやキックは、とてつもなく強かった。俺は、それを受け流すのに精一杯だった。

(ホッパー2号)「どうした!?反撃も出来ないのか?まぁ、やらなければ死ぬ、それが勝負の世界だ。さぁ、死ね!仮面ライダーよ!」 

と言うと、ホッパー2号はさらに強いパンチを放った。俺はそれを腹部に受けた。

(1号)「クッ……!!」

俺は、あまりの痛さに膝を地に着けてしまった。

(ホッパー2号)「まだまだ!!」

そう言うと、ホッパー2号は俺の顔面に蹴りを入れて俺を吹き飛ばした。俺は、立ち上がろうとするが、意識がもうろうとし始めた。

(ホッパー2号)「どうだ!?これで、分かっただろ?貴様の力では、俺に勝てない…。これで、終わりだ!!本郷雄介!」

そう言うと、ホッパー2号は俺に向かってパンチをした。俺は、かわそうとしたがかわしきれずパンチを左眼辺りに受けた。と、同時に……。

 

「ピキピキッパーーン!」

 

仮面が壊れる音と同時に俺の左眼辺りの仮面が壊れた。俺の、左顔が丸見えになってしまった。

(1号)「不味い、ここままじゃ……また……、やられる……。」

俺は、そう呟くがホッパー2号は俺の首辺りに掴んで持ち上げた。俺は、もがくが……、抜け出せない状態だった。

(ホッパー2号)「苦しいか……、このまま死ねよ、旧作が!!」

(1号)「俺の……拳には……、何万人の命が……懸かってるんだ……、こんな…簡単に……死ねるか!!」

俺は、そう言うとホッパー2号の腹部を思いっ切り蹴るとその反動で宙返りをして地面に着地した。ホッパー2号は、至近距離からのキックが痛かったのか膝を地面に着けるがすぐ立ち上がった。そして、俺に向かって走り出し俺と組み合った。俺は、左右に揺らすが中々体勢を崩す事はなかった。

(1号)「何故、何故お前はそんなにショッカーに忠誠出来るんだ!?修也。」

(ホッパー2号)「貴様にその名で呼ばれる資格はない!それに、俺はお前より戦闘員の時の時代が長いんでね……あそこは、そう易々とした忠誠じゃあ、生き抜けないからな……。ショッカーを逆らえばどうなるか……エリート改造人間なら分かるよな?」

その喋り方は、ホッパー2号としてではなく普通の人間一文字修也の喋り方だった。

(1号)「修也!まさか……、記憶が?」

俺がそう言うと、修也の仮面は赤く光り出し俺の左顔を殴った。そして、俺の仮面は確実に破壊された。

(1号)「仮面が!?」

(穂乃果)「雄君!!!」

少し離れた所で俺と修也の戦闘を見てた穂乃果が叫んだ。恐らく、仮面が割れて素顔が見えて心配したんだろう。

俺は、自分の手を顔に当てて確認するが、そこには仮面はなく肌の感触だった。

 

「おーーーーっと!!!皆さん見て下さい!あれが仮面ライダーの素顔です。なんと言うべきでしょう……い、イケメンとしか、言い様がないくらい美形です!!」

 

校門前では、テレビ局のアナウンサーが、そう叫んだ。しかし、修也は休む暇なく俺を襲ってきた。その時、

彼は再びショッカーの洗脳にかかっていたのだ。

(雄介)「駄目だ!俺には……、俺には修也を殺すことは出来ない……。」

(ホッパー2号)「死ね、裏切り者……。」

そう言うと、修也は空高くジャンプして、ライダーキックの体勢を作った。俺は、何も身動き出来なかった。そして、そのまま修也のライダーキックを受けてしまった。

(雄介)「うっ……うわぁぁぁ!!!!」

俺は、叫びながら数メートル先に飛ばされた。身体からは、大量の火花が散った。

そして、俺はとうとう身体の自由が効かなくなった。そして、修也が一歩、また一歩と俺に歩み寄って来た。 俺の心のどこかで、敗北の文字が浮かび上がったその時だった。

 

 

(穂乃果)「雄君!立ってよー!立ち上がってよ!雄君は、仮面ライダーだよ!今の世界には必要なんだよ!仮面ライダーが……、だから、だから立ち上がってよ……。雄君!!!」

 

 

遙か遠くから、穂乃果の声が聞こえてきた。それは、俺への声援に聞こえた。

 

(海未)「雄介、私は貴方に謝らなければなりません。貴方をショッカー……、嫌、あの化け物と同類と言いましたが、それは違いました。貴方は、あの日から……、正真正銘の仮面ライダーです!だから立ち上がって下さい!仮面ライダーとして!!」

 

と言う海未の声、強がりの海未がこの時は珍しく泣き声の様だった。そして……、

 

「「「ライダー!!ライダー!!ライダー!!」」」

 

いつの間にかこの音ノ木坂学院でライダーコールが巻き起こった。

(ホッパー2号)「何故だ!こいつはお前らの事を……「裏切ってない!」…ん!?」

(穂乃果)「雄君は、何も悪くない!そして……、貴方も何も悪くない!悪いのはショッカーだよ!貴方だって優しい心の持ち主なんでしょ!?だから、雄君を殺さなかったんだなよね?」

(ホッパー2号)「言われなくても……こいつを殺すのが俺の指名だ!」

(海未)「そんな気持ちでは、雄介に勝てません!」

海未が修也の発言に即答した。

(ホッパー2号)「何!?」

(海未)「昔から正しい心の持ち主が最後には勝つんです!貴方には分かりませんか!?雄介がどうして、ここまで弱い人の為に体を庇っているのか?」

(ことり)「海未ちゃんの言うとおりだよ!雄介君は、いつも人の事を第一に考えて行動してるんだよ!そんな……。」

(海未)「そんな……。」 

(穂乃果)「そんな……、」

 

 

「「「今の貴方なんかに絶対負けない!!」」」

 

 

3人の声が、周辺に響き渡った。俺は、それを聞いて心の底から嬉しかったし、謎の力が湧いてきた。そして、俺の心は叫んだ。

 

「こんな所で負けられない!俺を信じた穂乃果、ことり、そして……海未の為にも!!!」

 

すると、俺はその場で立ち上がった。

 

「み、見て下さい!先ほど仮面をつけた謎の戦士の蹴り技を受けた仮面ライダーですが……、今再び立ち上がりました。頑張れ-!!仮面ライダー!!」

 

仮面のない俺を仮面ライダーと呼んで良いのか?

俺は、少し疑問を覚えたがそこは気にしないようにして、俺は修也を見た。

(ホッパー2号)「な、何故だ!?何故貴様は立ち上がるんだ!?」

(雄介)「何故って……決まってるだろ……俺が、俺が仮面ライダーだからだ!!」

 

「ワァーーーー!!!」

 

俺のセリフと共に歓声が湧き上がった。

(ホッパー2号)「仮面ライダー……。」

その時、俺は謎のテレパシーを受け取った。

 

「修也君は、操られてるだけなの!あの仮面の左側の耳の辺りに、洗脳に装置があるの!あれを破壊して!」

 

俺は、その人の声を信じた。 

そして、修也の左耳辺りを狙ってパンチしようとしたが、かわされた。

(ホッパー2号)「大人しく死ねば良いのに……。貴様も懲りないな……。」

(雄介)「俺は、必ずお前を救ってみせるから!修也。」

(ホッパー2号)「五月蝿い!死ね!」 

そう言うとホッパー2号は、俺の顔面めがけてパンチをしてきた。俺は、それを左手で受け止めた。

(ホッパー2号)「何!?」

(雄介)「目を覚ませ!修也!!そして、食らえ!正義のこもった……ライダーパンチ!!!」

俺はそう言うと声の指示通り左耳辺りにライダーパンチを放った。修也は、それを受けると左耳辺りから火花が散り、修也はその場に倒れてしまった。

 

(雄介)「修也!修也!」

俺は、修也の名前を連呼したが修也の返事は無かった。

 

「そこまでだ!本郷雄介!」

俺は、音ノ木坂学院校舎の屋上を見た。そこには、新手の改造人間の姿があった。

(雄介)「貴様は!?」

(コブラ)「俺の名前は、コブラ。貴様を倒す者だ!」

そう言うと、コブラは屋上から飛び降りてきた。

(雄介)「クッソーーー!!行くぞ!」

俺は、そう言うとコブラとの戦闘に入った。

 

 

【修也編】

俺は、目の前が真っ暗になり気がついたら周りには何もなかった。

(修也)「ここは!?」

俺はそう呟く。すると、謎の声が聞こえてきた。

 

「お願い、未来を守って!!」

 

(修也)「未来!?」

こうして、俺は謎の声と共にショッカーの洗脳を解こうとしてた。

 

 

 

 

【穂乃果編】

どうして!?やっとホッパー2号と言う改造人間を倒したのに、屋上に新手が潜んでたなんて……、穂乃果知らなかったよ。でも、目の前には既に限界を超えてる雄君の姿だった。

どっちが有利なんかは穂乃果にも分かるよ……。でも、

穂乃果にはあの人は逆転の起爆剤になる。そんな気がしたの……。

 

 

 

 

【本編】

俺は、コブラの腕にあるコブラの顔で攻撃され吹き飛ばされた。

(雄介)『体が……動かねぇ……。』

しかし、コブラの攻撃は止むこと無く俺を襲ってきた。俺は体から火花を散らしながら攻撃を受けた。

(コブラ)「どうした!?本郷雄介。ホッパー2号を倒したときの勢いはどこに行った!?」

(雄介)「そんなの……知るかよ……。」

(コブラ)「強がるのも今のうちだ。行け、戦闘員!」

 

俺は、戦闘員が出現すると……、目の前の光景に正直、驚きを隠せなかった……。出現した戦闘員は10人……。

そいつらの学校全て俺と同じホッパーだった。

(コブラ)「ショッカーは、お前らホッパーの力をそのまま再現した量産型ホッパーを造り出した。そうだな……、強いて言うなら……ショッカーライダーとでも言っておこう。」

(雄介)「ショッカー……ライダー……だと!?」

(コブラ)「やれ!!」

「ヒー!!」

そう言うと、10体のショッカーライダーは、俺に向かって走り出した。俺は、それぞれのショッカーライダーを

迎え撃ったが。やはりと言うべきか……強かった。

ショッカーライダーとは言え、スペックは修也をベースにしてる。パンチを受ければわかる。そして、防御力も向上していて凄い手強い。

(ショッカーライダー)「ヒー!!」

1人のショッカーライダーが叫ぶと、ショッカーライダーは一列に並び、両手を突き出した。

(雄介)『この構えは……、まさか!!』

俺が察したときは既に遅かった。ショッカーライダー達は、指ミサイルを放ってきた。俺は後ろに、多くの人が居るのでかわせなかった。大量のミサイルを受け……、火花を散らしながら俺の体は地面に倒れ様とした……。そして、俺の意識は……深い闇の中に落ちようとした……。

 

(穂乃果)「雄君!!!」

(海未、絵里、にこ、真姫)「「「「雄介!!」」」」

(花陽)「雄介さん!」

(ことり、希、凜)「「「雄介君!!」」」

 

最後に聞こえたのは……、俺を呼ぶ9人の声だった。




《次回予告》
「君は何者なんだ!?そして、俺は何者なんだ!?」
俺、一文字修也の本当の記憶とは!?今明かされるショッカーに拉致された日の真実。 
そして……、彼の決意とは……!?

次回、第七話
      「正義!仮面ライダー2号誕生!」
にご期待下さい。


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第七話「正義!仮面ライダー2号誕生!」

お気に入り登録者数が10人突破!!これを記念し、後日番外編を製作したいと思います。詳細は、今日中出す活動報告書をご覧下さい。題名は「お気に入り登録者数10人突破!記念回について」です。意見等どんどん募集しますのでよろしくお願いします。
ちなみに、投稿間隔は不定期です。タグにも入れようとしたんですが……入りきらないので、また後で入れておきます。

《これまでのあらすじ》 
俺、本郷雄介は小学校卒業と同時に悪の秘密結社ショッカーに捕まり肉体精神共に改造された。修也を何とか止めることが出来たが、新たに出てきたコブラ型の改造人間と、10体のショッカーライダーに苦戦する……そして、彼らの最強技指ミサイルを大量に受けて意識が飛ぼうとしていた。そのころ修也は……。


【修也編】

俺、一文字修也。俺は、今謎の空間に居る。さっきまで裏切り者の本郷雄介と戦ってたのだが…。

(ジュン)「来たね、一文字修也君。」

(修也)「君は!?」

(ジュン)「私の名前は……、ジュン。これからショッカーに改造される運命を背負った者よ。」

(修也)「これから!?って事は、未来から来たのか?」

(ジュン)「えぇ。その通りよ。あなたは、何の為に戦ってるの?」

(修也)「俺は、正直あいつが羨ましかった……。才能に溢れてるあいつが……、なのに、突然あいつは……雄介はショッカーを裏切った。俺は、そんな雄介が許せなかった。あいつは、何で裏切ったのかは、意味が分からなかった。それに、あいつはショッカーの幹部にだってなれたはずだ。なのに…、なのに何故裏切ったんだ。俺は、そう言う心であいつと戦ってきた。それと、ショッカー首領の野望の為だけに沢山の人を殺してきた。」

(ジュン)「私は、ショッカーの改造人間として過ごして得したことはなかったわ。大切な人を沢山失ったから……。」

(修也)「大切な人……」

(ジュン)「修也君、貴方にも居るはずだよ!大切な人が……。」

その時、俺の目の前の景色が変わった。

(修也)「ここは!?」

すると、目の前にはランドセルを背負った金髪の少女が居た。少女は、何故か元気の無い顔してた。

(修也)「どうしたの!?」

俺の、声が聞こえたのか少女は話し始めた。

(少女)「あのね、私は日本に来たとき一番に貴方に出会った。そして、貴方から色んな物をもらったわ。貴方は、昔正義のヒーローに憧れてたんだよ!」

(修也)「正義の……ヒーロー……。」

(少女)「そうよ。あの日に約束したよね!?私達に何かあったら雄介と一緒に助けに来てくれるって。約束ちゃんと守ってよ!」

(修也)「約束……。」

その時、俺の頭の中に洗脳のせいで消えてたあの頃の記憶が蘇ってきた。その時、俺は目の前の少女が誰なのか、あの日の約束も全て思い出した。

(修也)「……ッ!!絵里……、俺は何で思い出せなかったんだろう……絵里、もう安心してくれ。俺は、もう2度と悪には染まらない!後、ただいま。」

(絵里)「思い出したのね。修也!でも、これはジュンの作った幻に過ぎないわ。だから……今度は、本当の私に向かって言ってね!」

すると、幼い頃の絵里の姿は消えた。

(修也)「ジュン、君の力は一体何なんだ!?」

(ジュン)「私は、死の力を持つショッカー史上最高で最強の改造人間になるの。貴方には、1号ライダー雄介と共にそれを阻止して欲しいの。」

(修也)「じゃあ、雄介が戦ってる理由ってのは……、これだったのか!?」

(ジュン)「それは、違うわ。彼が本当に戦う理由は……、あれよ!」

そう言うと、ジュンは、スクリーンにある映像を見せてくれた。

(修也)「こ、これは……。あの時の……。」

そこには、卒業式が終わり俺と雄介、穂乃果達といつもの公園で遊んでいた。

(修也)「この日だったか……。俺と雄介の運命が変わっちまったの……。」

俺は、懐かしくそれを見ていた。

 

その時だった。オッチョコチョイだった穂乃果が、見知らぬおじさんにボールをぶつけてしまったのだ。穂乃果は一生懸命謝るが、その人はずっと怒ってた。その時、俺はあまり見えなかったけど穂乃果は泣いてたんだな。

今の俺が映像を見てそう思ったときだった。

 

(少年雄介)「もう、それぐらいで良いだろ?」

 

確か突然の様に言った雄介の一言でおじさんは完全に怒ったが、雄介は一生懸命穂乃果を庇った。小さい頃の俺は帰り道雄介と二人っきりになりさっきの理由を聞いた。そうしたら、帰ってきた答えが…… 

 

(少年雄介)「俺……、誰かが泣くの嫌いなんだ……。だから、せめて笑顔がステキな彼女達にはずっと笑顔で居て欲しいから。例え、勝てない敵でも……、俺は戦うよ!それが仮面ライダーだからさ!」

 

と言った。俺は、その時あいつらしくて思わず笑ってしまった。

その時だった。黒い車が俺らの横にとまり、俺は、謎のガスマスクの集団に睡眠薬を嗅がされ眠らされた。その後すぐ脳改造を受けてしまい……この日を境に俺ら二人は、ショッカーの一員になってしまった。

 

(修也)「じゃあ、あいつは昔から何一つも変わってないじゃないか……。俺は、幼馴染みのあいつの命を奪おうとしてたのか……。やっぱり、穂乃果達の言うとおりだな。」

(ジュン)「修也、貴方もなれるわ!伝説の戦士……、そして、貴方が憧れてた仮面ライダーに……。」

(修也)「俺が……、仮面ライダーに……。」

(ジュン)「えぇ。そして、守って……。貴方の大切な人を……。」

(修也)「こんな……俺を……みんなは向かい入れてくれるだろうか!?」

(ジュン)「えぇ。きっと向かい入れてくれるわ。」

ジュンがそう言うとまたスクリーンに映像が流れた。

そこは、新たな改造人間コブラと、量産型ホッパー達がボロボロの雄介を攻撃してた。このままでは、生死に関わることになってしまう……。

(修也)「雄介…。」

そして、量産型ホッパー達ことショッカーライダーは、大量の指ミサイルを雄介に放った。

(修也)「ゆ、雄介!!」

(ジュン)「さぁ、どうする?彼が死んだらショッカーは、確実に貴方達の大切な人を殺すわよ。」

(修也)「させないよ……そんなの……させない!俺が……嫌、俺と雄介で守ってみてる!」

(ジュン)「お願い……、未来を守って……仮面ライダー!」

そう言うと俺の意識は元の場所に戻った。体は既に元の姿に戻ってた。そして、俺は、急いで雄介を助けに向かった。

 

 

 

【本編】

俺は後ろに、多くの人が居るのでかわせなかった。大量のミサイルを受け……、火花を散らしながら俺の体は地面に倒れ様とした……。そして、俺の意識は……深い闇の中に落ちようとした……。

 

(穂乃果)「雄君!!!」

(海未、絵里、にこ、真姫)「「「「雄介!!」」」」

(花陽)「雄介さん!」

(ことり、希、凜)「「「雄介君!!」」」

 

最後に聞こえたのは……、俺を呼ぶ9人の声だった。

(雄介)「すまない……、また……穂乃果達を……泣かしてしまった……。俺って……本当に……ポンコツだな……。」

俺は、眩しい太陽を掴もうと言う感じに後ろに倒れながら左手を出していた。まるで、最後まで誰かを助けを求めたのかのように……。

 

その時だった。

 

俺の、左手を誰かが強く握って俺をもう一度立たせてくれた。

 

それは、紛れもなく修也だった。

 

 

(修也)「死なせねぇーよ!!お前は死なせない!!!俺ら二人で後ろに居るあいつらとあいつらの笑顔を守るんじゃなかったのか!?」

(雄介)「しゅ、修也……記憶が戻ったんだな!」

(修也)「あぁ。おかげさまでな。」

(絵里)「修也!!あなたまで……、改造人間だったの?」

(修也)「ごめんな、絵里。今まで洗脳されてたから周りが見えなかった。」

(穂乃果)「お願い……、雄君を助けて!」

(修也)「安心しな、あんたの旦那は死なせないから!そのかわり穂まん奢ってくれ!」

(穂乃果)「ありがと……ん?ちょ、ちょっと待って!穂乃果は、雄君の嫁になった事無いよ~!!」

(雄介)「相変わらずのジョークだな。でも、今はそれを聞いて安心したよ。」

(コブラ)「おのれ……、貴様らは何者なんだ!?」 

(修也)「良く聞け!ショッカーの敵……」

(雄介)「そして…人類の味方……」

 

「「仮面ライダーだ!!」」

 

俺らは、そう言うと体内からタイフーンを出し、俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。

すると、ショッカーライダー達は指ミサイルで攻撃してきた。俺らの周りで大量の爆発が起こって周りが見えなくなった。

 

「「変身!!」」

 

爆発が止むと俺は仮面ライダー1号に、修也は仮面ライダー2号に変身した。しかし、相変わらず俺の仮面はなかったのが残念であるが……。俺らは、ショッカーライダーとの戦闘に臨んだ。

 

俺の周りには5体のショッカーライダーがいた。それぞれ、攻撃してきた。俺は、それを全てかわし一人一人に攻撃した。あの時は……一人だった……。でも、今は一人じゃない!俺には、修也がいる……最高の相棒であり……最高の友達だ。

 

 

 

【修也編】

俺は今、仮面ライダー2号として5体のショッカーライダーと戦ってる。俺の近くに居るのが3体で、遠距離から、指ミサイルを放ってるのが2体居る。おかげで近くで凄い爆発が起こってる。

だが、俺は負けない!雄介が体をボロボロにしてまで戦ってきたんだ、俺はそんな彼の努力を無駄にしたくない!

(2号)「行くぞ!」

俺は、そう言うと近くに居るショッカーライダー達にライダーキックを放った。すると、3体のショッカーライダーは、爆発した。

(2号)「後、2体……全力で行く!」

 

俺は、この時既に気づいていた……。俺は、雄介と同じ仮面ライダーを名乗っても良いのだと……。

 

 

 

【本編】

俺は、4体のショッカーライダーを倒し、今最後のショッカーライダーと戦ってた。流石に、ホッパーの力を持ってるだけあって強い……。 

(ショッカーライダー)「ヒーー!」

と叫ぶと、ショッカーライダーは、ライダーキックの放とうとしてた。

(1号)「行くぞ!ライダーキック!!」

俺は、そう言うと上から来るショッカーライダーに対して下からライダーキックを放った。

力と力のぶつかり合いが始まった。

(1号)「いっけぇぇぇぇーーー!!!!」

俺は、叫ぶと見事力の競り合いに勝ちショッカーライダーを倒した。地面に着地するとそこには、2号が居た。

(2号)「やったな。雄介!」

(1号)「あぁ。後は……、あいつだけだ!」

俺らは、目の前に居るコブラを睨んだ。

(コブラ)「おのれ……仮面ライダー共め~~!!」

(1号)「行くぞ!これで終わりだ!」

(2号)「だか、二人の息を合わせないと成功しない……出来るか?」

(1号)「出来るさ!俺達は、何年一緒に居たと思ってるんだ!?」

(2号)「そうだな……。良し!!」

(コブラ)「な、何をする気だ!?」

俺らは、同時に空高くジャンプしてライダーキックの構えをした。そして、二人の呼吸を合わせてこう叫んだ。

 

「「ダブルライダーキック!!」」

 

ダブルライダーキックを放った。

 

ダブルライダーキックは、通常のライダーキックの2倍の威力を持つ同じホッパーとして、そして……同じ仮面ライダーで二人の息を合わせないと出せない合体技である。

 

ダブルライダーキックは見事コブラに当たり、コブラはその場で爆発した。

俺らは、地面に着地すると変身を解いた。そして、穂乃果達の所へ向かった。俺は、体のあちこちに傷が有り歩ける状態ではなかったので修也の肩を借りてゆっくり歩いた。

(穂乃果)「雄君……。」

(雄介)「ただいま、穂乃果。」

俺は、心配そうな穂乃果に対して笑顔でそう言うと穂乃果は俺を抱きしめてきた。

(穂乃果)「ごめんね……。穂乃果が一番近くに居るのに……雄君のところを責めたりしてごめんね!」

(雄介)「別に良いよ!俺は、お前やみんなの笑顔が見れれば……それで良い。」

(海未)「雄介……。」

(雄介)「だから、海未も気にするな!俺は、何時でもお前らの味方……仮面ライダーだからさ!」

(修也)「何か……悪かったな、雄介……。あん時の俺は、お前がショッカーを裏切った理由が全く分からなくて憎しみだけで戦ってきた……。本当にごめんな。」

俺は、素直な修也の髪をくしゃくしゃにいじった。

(雄介)「別に良いって言ってるだろ!?こうして、俺はここに帰って来れた。それだけで十分だろう。みんな、心配してくれてありがとうな!」

(絵里)「修也……、貴方はどこにも怪我はないの?」 

(修也)「俺は……ちょっと頭痛いぐらいかな……。」

修也がそう言うと、絵里が修也を抱きしめた。

(絵里)「もう……心配したんだからね!2度とあんな酷い事しないで!」

(修也)「はいはい、わかったよ。お前は人前では凄い強気なのに俺の前では甘えるんだからさ……まぁ、そのぐらいのギャップがあった方が可愛いぜ!」

(絵里)「な、何言ってるのよ!?別に甘えてないわよ!」

絵里の顔が次第に赤く染まり始めた。

(修也)「本当か!?あ、後暗いところには慣れたか?」

(絵里)「そ、そんなの……慣れたわよ!」

二人が会話してるところに希が加入してきた。

(希)「エリチラブラブやんな。」

(絵里)「ちょっと希、それはどう言う事よ!?」

そこには、まるで戦いなど最初っからなかったかの様に笑い声が響き渡った。でも、俺はいくつかの謎があった。

 

・1つ目は、「何故、ショッカーは穂乃果達を狙うのか?」だった。今のところ、俺目的以外の場合は、ほとんどが穂乃果達の目の前に出現してる。

 

・2つ目は、「ジュンというとは、何者なのか!?」と言うことだ。今、分かってるのは未来の改造人間で、俺や修也では敵わない相手だと言うこと。そして、彼女は多くの物を失ったから私を誕生させないでと言った。誰が将来、ジュンになるんだ!?

 

(穂乃果)「どうしたの雄君?顔が暗いよ……。」

(雄介)「嫌、ちょっと考え事をしてただけだ。どうしても解きたい謎があってな……。」

(修也)「へぇ~~、天才と言われたお前でも解けない謎があるのか……。」

(雄介)「まぁ~な。でも、そっちの方が人間らしいじゃん!」

 

「雄介君達、久しぶりね!」

 

後ろから、声が聞こえた。するとスーツ姿の女性が立っていた。

 

「「「「「「「「り、理事長!!!」」」」」」」」

(ことり)「お、お母さん!!」

ことり以外は、理事長と呼んだ。彼女は南真衣香(みなみまいか)よく見るとことりと凄い似てるのは、ことりの実の母だからだ。俺も修也も小学校の時はお世話になった。

(真衣香)「何年ぶりかしらね……。でも、二人とも大きくなっておばさん嬉しいわ。」

(雄介)「いえ、こちらこそ、今まで心配かけました。」

(真衣香)「別に良いのよ。ところで、学校とかどうしてるの?」

(修也)「俺ら見てもらったから分かると思いますけど……小学校卒業して以来学校に通ってないんです。」

(真衣香)「確か……、音中に進学予定だったわよね?」

(二人)「「はい。」」 

俺らは、そう言うと真衣香さんはある人に電話した。そして、俺は衝撃的な事を言われた。

 

(真衣香)「何なら、うちの学校に着ても良いのよ!ちょうど男子生徒にしか頼めない事があるの。引き受けてくれるかしら。」

 

(二人)「え、えーーーーー!!!」

これは、俺らが全く考えてなかった事だった。 

 

 

 

 

そして、物語は第三章に続く……。




《次回予告》
「初めまして、今日からこのクラスの一員になります本郷雄介です。宜しく」
「同じく、一文字修也です。宜しく」
こうして、俺らの新たな学校生活が始まろうとしていたそして、穂乃果達はファーストライブとなる学校公開通称オープンキャンパスに向けて更に練習していくのであった。

次回から第三章「激闘、第1回ラブライブ!編」

第八話「転入生は噂の仮面ライダー!?」
似ご期待下さい


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第三章「激闘!第1回ラブライブ!」
第八話「転入生は噂の仮面ライダー」


《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
遂に、修也が洗脳から解かれた。そして、ショッカーを裏切り雄介と共に立ち上がった。
そして、ことりの母、南真衣香から頼み事をされる……。


 

 

(真衣香)「何なら、うちの学校に着ても良いのよ!ちょうど男子生徒にしか頼めない事があるの。引き受けてくれるかしら。」

(二人)「え、えーーーーー!!!」

(雄介)「で、でも……ここは確か女子高のはずですよね?男子が居たら可笑しくないですか?それに、俺達は、改造人間ですよ!?普通の人じゃない今、俺達を生徒のみなさんが受け入れてくれると思いますか?」

(真衣香)「受け入れるわよ、生徒が無理でもね……。それに、貴方達のすぐ近くに自分の存在を受け入れてる人達が居るじゃない?」 

俺は、そう言われると自分を抱きしめてる穂乃果を見た。しかし、穂乃果達は理解不能の顔をしていた。俺は、穂乃果の頭を撫でるとことりのお母さんの方を向いた。

(雄介)「わかりました。ことりのお母さんに免じて頼み事を引き受けましょう。なぁ、修也!?」

(修也)「そうだな……俺らは、1人じゃないから……。大丈夫だろう。」

 

こうして、俺らは、ことりのお母さんの頼み事をを引き受ける為に、理事長室に向かった。

 

(真衣香)「入って良いわよ!」

(二人)「「失礼します!」」

俺らは、少し緊張しながら理事長室に入った。俺の体には、あちこちに包帯や絆創膏で傷を隠してた。

(真衣香)「まず、貴方達には自分の年から卒業まで、この音ノ木坂の男子生徒になってもらいたいの!勿論、通学に掛かる費用は学校側が負担するわ。そのかわり、貴方達には重大な任務があるわ。」

(修也)「重大な任務とは?」

(真衣香)「今度のオープンキャンパスで貴方達は、確実に注目を浴びるわ。そこで、アンケートの結果次第では、音ノ木坂の正式な廃校が決定するわ。勿論、スクールアイドルμ’sにも、頑張ってもらって廃校を止めたいの!力を貸してくれるかしら。」

(雄介)「それって……穂乃果達が悲しむんですよね……。」

(修也)「だったら、俺らに拒否権はありません。」

(真衣香)「貴方達は、本当に心強いわ。お願いね!これ、貴方達の制服よ。明日から着てきてね。」

(修也)「あ、明日から!?」 

(雄介)「分かりました。」 

(修也)「え、ちょっと待って!!雄介、お前は住むところあるの?」

(雄介)「一応な。」

(修也)「あぁ~~~!!どうしよう……、俺の、俺の住むところがない!!!」

そう言えば、修也は今日ショッカーから解放されたから住むところがないのだ。

(雄介)「あ、そうか……。お前、住む家無いんだったな。」

(修也)「そうなんだよ!俺、これから野宿か!?」

(雄介)「まぁまぁ。その話は後でしよう。」

俺は、そう言うととりあえず理事長室から出ると、穂乃果達と合流した。

(穂乃果)「どうだったの?」

(雄介)「何か、お世話になるわ。」

(海未)「それは……どう言う意味でしょうか!?」

(雄介)「明日から俺と修也、この生徒だから。」

 

俺が言うと、みんなはしばらく固まった。

 

そして、全てを理解すると、

 

「「「「「「「え、えーーーーー!!!」」」」」」」

 

と驚いた。その後、俺らは、家に帰ることにした。え、修也は?ってあいつの事は少し置いといて……。

俺は、真新しい制服を見ていた。

(雄介)『明日から、俺は穂乃果と同じ音ノ木の生徒なのか……。』

俺は、そう考えていた。楽しみであり、不安であった。もし、学院内でショッカーとの戦闘が起こったら俺は、変身出来るのだろうか!?

(穂乃果)「雄君、どうしたの?」

穂乃果が心配そうに聞いてきた。

(雄介)「うん、まだ心配なんだ。」

(穂乃果)「そうなんだ……。穂乃果には、雄君の辛さは分からないけど……でも、相談にのるからね!何でも相談してね!」

そう言うと、穂乃果はエプロンを着けてキッチンに向かった。

(雄介)「たまには、俺が料理するわ。」

俺は、穂乃果への日頃の感謝を込めてチャーハンを作ることにした。でも、料理自体数年ぶりだから、腕が落ちてない事を祈りながら……。

 

 

【修也編】

俺、一文字修也は人生最大の修羅場に居ます。

二人の美少女の部屋に……、俺一人男……。これは、ショッカーの試練よりキツい……。

(絵里)「どうしたの?元気無いみたいだけど……。」

俺の幼馴染みの一人、絵里は心配そうに聞いてきた。

絵里は、ロシア人のお祖母ちゃんが居て運動、スポーツ共にできる学院の顔だった。彼女の友達希は、見た目だけで破壊力が……嫌、決していやらしい事を思ってるわけでは……。

(希)「修也君何考えてるの!?まさか、知らない間にうちらが大人の身体になってるからっていやらしい目で見ちゃ駄目やで!」

(絵里)「それ本当なの!?修也、いつからそんな変態になったのよ!」

希の言葉に過剰反応するかの様に顔を赤くした。

(修也)「嫌、待て!!俺はそんな男ではない!!」

希は、巫女の仕事をしてるせいか、人の心を読んだり、スピリチュアルパワーで、占いと全部当ててしまうのだ。嫌、待て。それでは俺がまるで、まるで変態みたいな人ではないか!

(絵里)「じゃあ、説明してくれるかしら!?」

 

 

 

俺の試練はこれかららしい……。

 

 

【凜の家、凜編】

今日は、色んな事があったし、海外に居る彼にも報告したいと思って電話をかけた。そして、二人が生きてたことショッカーと言う悪の組織に捕まってた事も話した。

(???)「へぇ~、先輩達生きてたんだ!」

(凜)「そんなんだにゃ!しかも、あの頃憧れてた仮面ライダーになって帰ってきたんだよ!」

(???)「そうか……。俺も、そろそろそっちに帰ることが出来るかもしれないから期待しといて。」

(凜)「わかったにゃ。明日かよちんに伝えておくね!」

(???)「あぁ。中々会えなくて悪いな。でも、これが終わったらにしばらく日本で暮らせるから……その時に一杯話聞くから。じゃあ。」

そう言うと電話はきれた。私は、久しぶりにみんなで集まれるそう思うと、私は、ベランダに出て星を眺めた。 すると、一つの流れ星が……。

(凜)「どうか、みんなで楽しく過ごせる日が来ますように……。」

私は、そう願うと再び自分の部屋に入り寝た。

 

 

 

 

 

《翌朝》

 

俺は、何故かいつもより起きた。すると、目の前には、ぐっすり寝てる穂乃果の姿があった。

(雄介)『え、穂乃果!?何で、穂乃果が……って動けない……。』

いつもなら別々に寝るのだが、穂乃果は、まるで恋人のように抱きつきながら寝ていた。しかも、凄い気持ち良さそうに寝てる。

(雄介)『まぁ、良いか……。』

俺は、そう思うと穂乃果の頭を右手で撫でた。

 

(穂乃果)「ん…雄君……、大好き……。」

 

今、俺は聞いてはいけない乙女心を聞いてしまった様な気がする…。次第に俺の顔は赤くなった。だが、穂乃果の恋は叶わぬ恋なのだ。それは、俺が一番よく知ってる事だ。もし、このままショッカーとの戦いが激化すれば、俺は海外や色んな所に行かないといけない……。

そうすれば、大切な人を作る訳には行かないのだ。

 

(雄介)『何考えてるんだ……俺は……。』

 

すると、俺の身体中に改造手術跡が出てきた。一日に1回は、出てくる現象だ。跡、怒りの感情等感情にも左右されやすい……。

俺は、これを見ると二度と普通の人間には戻れないと自覚するのであった。

 

 

【修也編】

やっぱ、睡眠の時間は最高だ!

俺は、あの後凄い勢いで説教を受けた。しがし、すぐ許してくれた。しかも、この家には、二人だけじゃなく絢瀬亜里沙(あやせありさ)と言う中学生も居た。彼女は、絵里の妹で姉がやってるスクールアイドルμ’sのファン第一号と言ってた。そんなこんなで俺のハーレム生活が始まってしまったが……、俺この先やっていけるのか?

俺は、自問自答しながら真新しい制服に身を包んだ。そして、鏡の前に立つとそこには、メスを入れた跡が残ってた。これは、雄介と同じ改造手術の後だ。

(修也)「俺達、改造人間が恋など出来ないのはわかってる……。」

俺は、そう言うと傷が消えるのを待った。そして、リビングに向かった。

 

リビングには、絵里を亜里沙が待ってた。

(絵里)「遅いわよ、早くしないとご飯冷めるわよ!」

(修也)「悪いな……って、これまさか絵里の手作り!?」

(絵里)「そうだけど……嫌だった?」 

(修也)「嫌、喜んで食べるよ!」

(亜里沙)「お姉ちゃん、昨日部屋で凄い喜んですよ!修也さんが帰って来たって。」

(絵里)「ちょっと、亜里沙!恥ずかしい事言わないで!さぁ、食べましょう」

そう言うと俺達は朝食を摂った。やっぱり絵里何でも出来るな……。 

(修也)『流石は「賢い、可愛い、エリーチカ」だな。』

俺は、そう思うとご飯をいただいた。

 

 

 

【雄介編】

俺は、すがすがしい朝だった。ついさっきまでは……。

あの後、おやじさんから連絡が来て、「ショッカーが出現した」との情報だった。俺は、連絡を受けると寝てる穂乃果を起こさないように家を出だ。そして、サイクロン号で向かった。

 

現場では、新たなショッカーの改造人間、鳥の力を持った鳥型改造人間バードと、ショッカーライダーが3体居た。

(雄介)「そこまでだ!」

俺は、現場に着くと、そう叫んだ。そして、ヘルメットを外した。

(バード)「貴様は本郷猛か?」

(雄介)「本郷猛!?違う、本郷雄介だ!」

俺はそう言うと左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、そこから、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、俺は右腕をある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時に体内からタイフーンが出現しバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。そして、俺の体は仮面ライダー1号の姿に変わった。しかし、相変わらず仮面は出現しなかった。

 

(バード)「おのれ、やれ!ショッカーライダー達よ!」

「「「ヒーー!!」」」

と叫ぶと3体のショッカーライダーは俺を囲んだ。そして、一斉に指ミサイルを発射してきた。俺は、空か高くジャンプすると、指ミサイルを全てかわした。そして、ショッカーライダー達は、とお互いの指ミサイルを受けて爆発した。

(バード)「クッソ、仮面ライダー……裏切り者のくせに……。」

(1号)「俺は、今非常に怒ってる分かるか?」

(バード)「さぁな、知らないね!」

そう言うと、バードは、空高く飛び体当たりしてきた。俺は、それをキャッチしてバードを地面に倒すとそのうえにのっかった。 

(1号)「俺が機嫌が悪いのは二つある。一つは……、俺の睡眠を邪魔したこと!!」

そう言うとバードの顔面にパンチをした。

(1号)「二つ目は……、人の有意義な時間を邪魔した事だ!!」

そう言うともう一回バードにパンチを放った。そして、バードから少し、距離を置いてバードが立ち上がるのを待った。バードはフラフラな状態で立ち上がると、俺は、バードに向かって走りだしてそのままライダーキックを放った。バードは、かわす余裕もなくライダーキックを受けて爆発した。俺が元の姿に戻ると、そこに、絵里をサイクロン2号に乗せて修也がやってきた。

サイクロン2号は、俺の乗ってるサイクロン号とは少し違う。それは、おやじさんが区別をつけるためだとか……。

(修也)「この調子だと、倒したか……。」

(雄介)「あぁ。おかげで、有意義な時間が削られた。俺、穂乃果を連れて学校行くわ。」

そう言うと、俺はサイクロン号を走らせた。

 

 

家に着くと俺は、寝てると思ったが全然違った。穂乃果は既に起きてて、俺の帰りを待ってた。

(穂乃果)「あ、帰ってきた。お帰りなさい!」

(雄介)「起きてたんだ。」

(穂乃果)「穂乃果だって一人で起きれるもん!」

(雄介)「誰だよ、人のベットで気持ち良さそうに寝てたの?」

(穂乃果)「そ、それは……もう!早く食べよう。」

穂乃果は誤魔化す様に食べるように行った。その証拠に顔が赤かった。

 

 

俺は、穂乃果を後ろに乗せるとサイクロン号を走らせた。

 

 

【校門前】

(海未)「穂乃果達、遅いですね…。」

(ことり)「すぐ来ると思うよ。」

二人が校門前で、待ってるのが見えた。俺は、そのまま、サイクロン号で校舎内に入った。

(雄介)「二人とも、おはよう!」

(海未)「雄介……、貴方は朝から目立ちすぎます!さっきテレビで見ましたが人前で変身して、バレたらどうするんですか!?」

(雄介)「ちょっと待て、そもそも、俺が仮面ライダーだというのは、誰もが知ってるはずだけど……。だって昨日仮面修也に破壊されてるし、修也だって、昨日そこで変身したの、バッチリ撮られてただろうし。」

(海未)「それは……、そうですけど……。」

(雄介)「それに……、俺はお前らの傍に入れればそれで良いんだよ!サイクロン号置いてくるわ。」

俺は、そう言うと駐輪場にサイクロン号を置いた。見ると修也のサイクロン2号が置いてあった。

(雄介)「修也来るの早っ!!」

俺は、そう呟くと理事長室に向かった。

 

 

【穂乃果編】

今日の教室は騒がしかった。みんな、雄君や修君の制服が自分達の制服と似てるからっと言って期待していた。

 

「ねえねえ、転入生って仮面ライダーなんでしょ?」

「そうそう、この前の戦い中継見たけど格好良かったね!」

「しかも、イケメンでしょ?」

「そうそう!間近で見るの初めて~。」

 

(海未)「す、凄い雰囲気ですね。」

すると、海未ちゃんが小声で話してきた。

(穂乃果)「そうだね……、昨日の今日なのに……。」

(ことり)「ほら、先生来たよ!」 

ことりちゃんがそう言うと、山田先生がやってきた。

(山田先生)「それでは、転入生を紹介する前に……席替えをしたいと思います。」

すると、先生は急に席替えを提案した。

 

 

【雄介編】

何でだろう……、非常に長い……。教室では、喜びの声や悲鳴が飛び散った。 

 

 

 

そこから数分後……。  

 

 

 

席替えも終わり、先生呼ばれて俺達は教室に入っていった。

(山田先生)「今日から一緒のクラスで頑張る事になった本郷君と一文字君ね!はい、じゃあ自己紹介してくれる。」

(雄介)「はい、初めまして、今日からこのクラスの一員になります本郷雄介です。宜しく。」

(修也)「同じく一文字修也です。宜しく。」

(山田先生)「はい、じゃあ二人の席は窓側ね。高坂さん、南さん、宜しくね!」

そう言うと俺らはそれぞれの席につき、授業を受けた。

 

 

【ショッカー本部】

(首領)「海外での実験は成功したようだな、死神博士。」

(死神博士)「はい。対ホッパー用のナノロボットは、海外のある地域で実験を行い成功しましたが……、最新型のホッパーVersion3が裏切りました。彼以外は、強い戦闘用ホッパーが出来上がりました。」

(首領)「死神博士は、海外でホッパーVersion3を殺せ!ゾル大佐は、早速戦闘用ホッパーを連れて裏切り者の()()()()()()どもを殺せ!」

(ゾル大佐)「はっ!分かりました。」

こうして、ショッカーの新たな作戦が幕を開けようとしてた。

 

 




《次回予告》
こうして、始まった雄介達の高校生活。しかし、彼らが待ち受けていたのは苦労の連続だった。そんな中ショッカーは、音ノ木坂学院のオープンキャンパスを妨害しに来る!果たして、穂乃果達のファーストライブは成功するのか!?
次回、第九話
      「ファーストライブ」 
にご期待下さい。


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第九話「ファーストライブ」

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
こうして、音ノ木坂学院に転入してきた雄介と修也だか、ショッカーは次なる作戦を用意してた。


 

【海外のとある廃棄工場内】

「ドカーーーーーン!!!」 

物凄い爆発が起こった。

その炎の中から、今まで見たことのない姿をしたホッパーが現れた。そして、あの1号、2号が苦しんだショッカーライダーを数分で倒したのだ!!

(死神博士)「おのれ……、何て破壊力だ!?かくなる上は……この私が倒すしか……。」

そう言うと死神博士は、身体徐々に変化させて、イカデビルに姿を変えた。

(イカデビル)「失敗作は死ね!」

そう言うとイカデビルは謎のホッパーに向かって走り出した。しかし、彼はイカデビルの腹部に右ストレートを放つと、イカデビルは苦しみながら後ろに下がった。彼の力はまるで2号ライダーの力に等しかった。嫌、それ以上の力である。そして、彼は空高くジャンプし、ライダーキックの構えをしてライダーキック…をイカデビルに当てると、その反動を利用し空中で反転してまたライダーキックを放った。すると、イカデビルは、火花を散らした。

(イカデビル)「勝った気になるなよ!ホッパーVersion3よ!日本で、既にショッカー史上最強で最高傑作の改造人間が生まれる。貴様は、そいつに倒されるであろう……。我らショッカーに栄光あれ-!!」

 

「ドカーーーーーン!!!」

 

そう言うと、イカデビルは爆発した。

(???)「やれやれ、やっと終わったか……。」

彼は、そう言うと装着してる仮面を外した。

(??)「終わったか!?」

(???)「あぁ。これでもうこの国には、ショッカーは現れない……。」

(??)「そうか……。これからどうするんだ?日本という国にも、ショッカーは居るんだろ?」

(???)「勿論、向かうさ。日本には大切な人が居る。お前も来るか!?日本……。」 

(??)「俺が言って良いのか?」

(???)「あぁ。その方が心強い。」

(??)「分かった。ちょうど暇してる奴も連れて行こう!」

(???)「すまない……俺がこの身体になった故にお前達まで巻き込んで……。」

(??)「別に良いさ。それより、ここらで評判の日本に行けるんだ。俺は、ワクワクだよ!」

(???)「そうか……。でも、これはだけは言わせてくれ。一度関わったら、この戦いからは逃れられないぞ!それでも行くか!?」

(??)「あぁ!勿論だ!俺もあいつもお前に助けられ恩を返したいだけだ。」

(???)「ありがとう……。」

彼は、これから戦いが更に凄みを増していくと感じショッカー本部のある日本に向かうことにした。

 

 

【日本】

(雄介)「黒井京一郎……行方不明……か。」

あの有名なF1レーサー黒井京一郎(くろいきょういちろう)が、ここ数日から行方不明になってると新聞やマスコミが報道してる。

(穂乃果)「これって……ショッカーと関係があるのかな!?」

(雄介)「かもな……。どっちにしろ、もう既に改造されてるから手遅れだろう……。」

(穂乃果)「そうか……。」

ここ数日、ショッカーは有能な人間を集めてるせいか全然現れない。

しかも、明日がオープンキャンパス当日つまり、穂乃果達μ’sの晴れ舞台なのだ。

(雄介)『おいおい、明日現れるのか!?ショッカー……。』

俺は、朝食を食べると穂乃果を乗せて学校へ向かった。

 

 

 

授業も終わり、俺と修也はμ’sのサポートをしてた。

(雄介)「なぁ、最近ショッカーの動きが変じゃないか?」

(修也)「それは、俺も思った。しかも、明日はたくさんのカメラを配置して、ネットに生で配信するからな。」

(雄介)「ショッカーの動きを読める方法があったら良いんだけど。」

(修也)「それに、ショッカーが現れたら……お前は全世界が見る前で変身できるか?」

(雄介)「その時は……やるしかない。」

(修也)「だな……。」

(絵里)「ちょっと!修也私達の動き悪くなかった!?」

(修也)「あ!悪い……見てなかった……。」

(雄介)「ちょっと、俺早めに上がるわ!みんなまた明日な!ライブ頑張れ!!」

俺は、そう言うと屋上を後にした。

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「今日も雄君帰っちゃった…。」

私は、雄君が居なくなるとそっと呟いた。

(海未)「どうしたんでしょう……。」

(修也)「あいつだって用事の一つや二つぐらいあるよ!さぁ、練習頑張ろう!」

(絵里)「そうね。居ない人をどうこう言っても始まらないし……。今日は、もう一回通して終わりにしましょう。」

絵里ちゃんがそう言うとまた練習を再会した。

 

 

 

【雄介編】

(文雄)「また、来たか……。特訓……。だな!?」

(雄介)「はい!俺……もっと強くなりたいんです。地下借ります!!」

俺は、そう言うとおやじさんの家の地下でタイフーンを出現させて、いつものように特訓を開始した。

まずは、縄跳び1000回から

(文雄)「ほら!!縄跳びの回転が遅くなってるぞ!!もっと回せ!!」

(雄介)「はいっ!!!」

俺は、そう言うと回転を強めた。

すると、少しずつ風車が回りだした。

(文雄)「良し!終わりだ。次、変身してもう一回縄跳びだ!!」

(雄介)「はいっ!」

俺は、そう言うと、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

(文雄)「雄介……、お前、仮面が出てきたぞ!!」

(1号)「本当だ!!やった……やりましたよ!おやじさん!」

(文雄)「特訓で出来たお前の新しい姿だろう……。」

俺の新しい姿……。俺は、鏡できちんと見た。仮面は、黒くなってて、眼は赤くなり、ボディの青の所も少し、緑色に変化していた。

(1号)「良し!これからもっと特訓だ!」

(文雄)「嫌、今日は帰った方が良い。今日だってスクールアイドルの活動サボったんだろ!?」

(1号)「でも……。」

俺は、そう言いながら、変身を解いた。

(文雄)「ショッカーが明日迫ってくるかもしれないんだぞ!俺も明日はキャンパスに行くから今日は、早く寝て明日に備えろ。」

(1号)「分かりました。」

俺はそう言うとおやじさんの家を後にした。

 

 

 

結局、家に着いたのは7時だった。俺は、家に入ると、すると、修也が居た。

(修也)「お前……。コレは何だ!?」

と言うと、修也は俺に部屋に置いておいたタイフーンについての紙と、ドライバーを見せてきた。

(穂乃果)「まさか、雄君……。力を捨てるの!?」

(雄介)「違うよ……。少し改良した。この前から仮面が出てこないから今日までに間に合って良かったよ。」

(修也)「違う!俺らが言いたいのは、ファイナルライダーパワーを使う気でいるのかって聞いてるんだ?」

 

ファイナルライダーパワー……、通常のライダーパワーよりも遙かに凄い究極の力である……。その代わり、その時の代償は、大きい。記憶を無くすか、仮面ライダーの力を棄てるかどちらかを選択しなければならない。禁断の技なのだ。

 

(雄介)「あぁ、解禁した。」 

(修也)「お前……、それを使ったらただではすまないって分かってるだろ!?」

(雄介)「それでも……、沢山の人の命を救えるなら……俺の記憶ぐらい無くなったって構わない!!」

(修也)「……。明日以降もしショッカーが現れてお前がファイナルライダーパワーを使おうとした瞬間、俺はお前をライダーキックで、倒す!本当は、そんな爆弾を持ったお前に戦って欲しくない……。」

(雄介)「覚悟の上だよ……。お前や、カメバズーカーが現れたとき……敵の科学力はすぐに、’俺のスペックを遙かに超える水準の改造人間を作る事が出来る……。そんな、改造人間を倒すにはこれしかないんだ……。」

(穂乃果)「今、雄君……記憶ぐらい無くなったって構わないって言ったよね……。」

黙って話を聞いてた穂乃果が暗い顔して話し出した。そして、ゆっくりと俺の前にやってきた。

(穂乃果)「穂乃果は、嫌だよ!雄君が……、雄君じゃなくなるのが……。そこまでするなら修君の言うとおり戦いに行かないで!!穂乃果は、もうあんな雄君……見たくないよ……。」

そう言うと、穂乃果は俺の胸に顔を寄せた。

(雄介)「もしもの時の話だ……。それに、穂乃果が気にすることじゃない……。穂乃果達は、最高のパフォーマンスをして廃校を阻止しろ!俺が……」

俺は、そう言うと、修也の顔を見てから再び話し始めた。 

(雄介)「俺達が守るから!!」

こうして、とりあえずこの件の話は終わりにした。

 

 

 

《翌日》 

生徒会を中心にグランドにステージを設置するなど、準備できた学校を見た。

(雄介)「いよいよだなぁ。後は、お前達に懸かってるんだよ……9人の歌の女神達……。」 

俺は、そう言うと修也と連絡しながら万が一の避難場所の確認をした。

 

数時間後……、等々μ’sのファーストライブの時間になった。

ステージ裏では、穂乃果達が待機してた。

(にこ)「何か、掛け声みたいなの欲しいわね!」

(穂乃果)「じゃあさ、それぞれの数字言って、μ’s……ミュージック……スタート!でどう!?」 

(希)「ええやん!」

(絵里)「やりましょう!そっちの方が気合入るわ!」

(穂乃果)「よ~っし、やろう!みんな手をピースにして中央に出して!」

すると、みんな手をピースにして中央に出し、指先と指先を合わした。

(穂乃果)「それじゃあ行くよ~~……、1!!」

 

(ことり)「2!!」

 

(海未)「3!!」

 

(真姫)「4!!」

 

(凜)「5!!」

 

(花陽)「6!!」

 

(にこ)「7!!」

 

(希)「8!!」

 

(絵里)「9!!」

 

(穂乃果)「μ’s!!!!」

 

 

 

 

 

(9人)「「「「「「「「「Music………Start!!!」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

かけ声を終えると、穂乃果達は、ステージに出た。

客席には、多くの来校者の方々が居た。その中には、雪穂の姿も……。

(穂乃果)「皆さんはこんにちわ!私達は音ノ木坂学院スクールアイドルμ’sです!今日は、嫌、私達の活動は今日がスタートします。コレは、そんな今の私達の想いを歌にした曲です。聞いてください!」

 

(9人)「「「「「「「「「僕らのLIFE君とのLIVE」」」」」」」」」

 

9人がそう言うと、伴奏が流れ出したその瞬間!!

 

「ヒーー!!!」

 

(雄介)「この泣き声は……、まさか!?」

俺の直感は、正しかった。やはり、ショッカーが現れたのだ。

俺は、修也を見て、アイコンタクトをとった。

(雄介)「みなさん!早くこちらに避難をして下さい!!」

すると、一人の保育園児ぐらいの少女が転んでしまった。

(雄介)「危ない!!」

俺は、急いで少女の前に立ち、少女に迫ってくる戦闘員を殴った。

(ゾル大佐)「おのれ……本郷雄介、どれだけ私達の邪魔をすればいいんだ!?だがしか~し!!こんな大勢の前で変身出来る勇気はあるまい!」

(雄介)「いつだって邪魔してやるさ!貴様らの悪事もそこまでだ!まさか、俺が変身出来ないなんて言うとでも思ったのか!?」

俺はそう言うと、タイフーンを出現させた。

(ゾル大佐)「何!?」

(修也)「さぁ、逃げて。お母さんの所へ行きな!」

後から来た修也が少女に向かってそう言った。少女が逃げるのを確認して、修也もタイフーンを出した。

(雄介)「修也、行くぞ!……変身だ!!」

(修也)「おう!!」

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

 

(ゾル大佐)「一文字修也、戦闘員の頃記憶を忘れたのか!?ショッカーを裏切ればどうなるのか?今なら許してやる、ショッカーに戻ってこい!」

(2号)「断る……。俺は……、俺は、正義!仮面ライダー2号だ!俺は、こいつと正義の道を走る!」

(ゾル大佐)「ならば……しょうがない。やれ!戦闘用ホッポーよ!」

そう言うと、ショッカーライダーが現れた。

(2号)「俺は、ゾル大佐をと戦うから、雑魚は任した。」

そう言うと、修也は、ゾル大佐に向かって走り出した。 

 

 

 

しかし、彼らは知らなかった。ショッカーの本当の作戦、戦闘で疲れたライダーを倒すこと……。そして、音ノ木坂学院へむかってショッカー本部から1台の車が出発した。




《次回予告》
突如現れたショッカーに対抗する仮面ライダーだが、そこに新手が出現する。それは、未来から送り込まれた改造人間!?
そして、彼らも日本にやってくる 

次回、第十話
      「未来からの改造人間……」
に、ご期待ください。


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第十話「未来からの改造人間」

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
遂に運命のみファーストライブが始まった直後、ショッカーの襲撃に襲われる。俺らは、変身してショッカーと戦うことに……。
そして、ショッカー本部から1台の車が音ノ木坂を目指して出発した。


【修也編】

俺は、ゾル大佐を護衛している戦闘員達を倒してゾル大佐と1対1になった。

(ゾル大佐)「おのれ、一文字修也!良くも我がショッカーの野望をことごとく邪魔してきたな!ならば、この私ゾル大佐が本気を見せるとき……、死ね!一文字修也!!」

そう言うと、ゾル大佐は本来の姿狼男に姿を変えた。狼男は大声で吼えると、俺に向かって飛びかかってきた。俺は狼男をキャッチすると、後ろに倒された。

(狼男)「ハッハッハ!流石の貴様でも手も足も出ないのか!?」

(2号)「まだまだこれからだ!!」

そう言うと俺は、狼男を吹き飛ばし、起き上がった。そして、狼男にむかってパンチを連発した。すると、狼男は少し、距離をとるように後ろに下がった。

(2号)「良し、今だ!!」

俺は、そう言うと空高くジャンプし、

(2号)「ライダーパンチ!!」

と叫ぶとそのまま右手に拳を作り突き出した。

そして、ライダーパンチは見事狼男に当たった。すると、狼男はゾル大佐に戻った。

(ゾル大佐)「おのれ……一文字修也……。お前は、最後の最後まで……我らショッカーに逆らうと……言うのか……。だが……、ショッカーは永遠不滅だ!!ショッカーに栄光あれ!!」

 

「ドカーーーーーーン!!!」

 

ゾル大佐は爆発した。

(2号)「良し、終わった。」

俺は、仮面を外そうとしたその時、謎の車が音ノ木にやってきた。そして、リトクタブル・ヘッドライトに機関銃が装備されており、そこから大量の銃弾が飛んできた。俺は伏せて当たらないようにしたが、数個の銃弾が、腕や足に擦った。銃弾の嵐が止み、運転席から謎の青年が出てきた。

(2号)「お前は何者だ!?」

(黒井)「俺は黒井京一郎……。お前達、裏切り者を殺す為、未来のショッカーに改造された。仮面ライダー3号だ。」

(2号)「3号だと!?」

すると、黒井は腰に俺と同じタイフーンを出現させた。黒井のタイフーンは、俺や雄介と違い、金色の生地にバックルの風車がある所には、シャッターされており、そこにはショッカーのマークがあった。

(黒井)「行くぞ!」

そう言うと黒井は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと左側にあるスイッチみたいなのを力強く押した。少し、ベルトから稲妻が走る。すると黒井は両手を円を描くように回し右腕を右腰に左腕を右方向に力強く構えると、右側にあるスイッチを押した。またしても稲妻が走り、シャッターが開き、風車が現れたそして、黒井は、空高くジャンプした。そして、着地した時には雄介には良く似た姿になっていたが、少し違う。

黄色いマフラーに黄色い眼。そして、ショッカーのマークが背中や、両手両足には、引きちぎったような鎖が付いたショッカーのシンボルマークが刻まれた手枷・足枷が付いている。

(2号)「お前が……、3号……。」 

(3号)「行くぞ……ミッションスタートだ……。」

そう言うと、3号は俺に向かって走り出してきた。

 

 

 

【雄介編】

俺は、最新型のショッカーライダーと戦っていた。

(ショッカーライダー)「旧作のホッパーめ!ここで死ね!」

(1号)「俺は、貴様らを倒すまで死ねない!」

そう言うとショッカーライダーにむかってパンチした。この前までは、少し劣ってたが、今回は互角に戦えてる。

(1号)『このまま押し切る!!』

俺は、そう考えるとショッカーライダーと距離を縮めると、ショッカーライダーをつかまえて空高くジャンプした。

(1号)「ライダー返し!!」

俺は、そう叫びながら空中でショッカーライダーを一本背負いの様に投げた。見事、ライダー返しは決まった。

俺は、地面に着地すると少し離れた所で修也と謎の改造人間が戦ってるので向かった。

 

 

 

【穂乃果編】

今、私の周りでは賛否両論の声が上がってる。

仮面ライダーをちゃんと正義のヒーローとして見てる人やショッカーと同じ改造人間だからと言って化け物呼ばわりしてる人も居る。ことりのお母さんとも心配そうな顔してる。

(穂乃果)「オーブンキャンパス失敗しちゃったのかな?」

私は、そう呟くとみんなが反応した。

(ことり)「穂乃果ちゃん……。」

(海未)「そう思うのも無理ありません。まだ歌すら披露してないんですから。」

(凜)「でも、修也君押されてないかにゃ!?」

(花陽)「あの人も仮面ライダーでしょうか?」

(真姫)「でも、あの人車で来たわよ。仮面ライダーって仮面を被ったバイク乗りでしょ!?あの人の場合、仮面ドライバーでしょ?」

(絵里)「でも、微かに仮面ライダー3号って聞こえたわ。それに、雄介の姿に非常に似てるし……。」

(希)「不味い……。このままじゃ、2人とも負ける!」

(8人)「「「「「「「「え!?」」」」」」」」

(にこ)「ちょっと希縁起の悪い事言わないでよ!」

(希)「でも、カードがウチにそう告げるんや!!」

希ちゃんが言うと私は再び、戦ってる2人のすがたを見た。

(穂乃果)『雄君お願い、死なないで!!』

私はそう祈ってた。

 

 

 

 

【雄介編】

(1号)「どうした!?押されてるじゃないか??」

(2号)「こいつ……凄い強い!」

(1号)「何!?」

俺達はいったん距離を置いた。

(3号)「お前が、仮面ライダー1号、この世界に生まれた最初の仮面ライダーか……。聞いていたのより、デザインが変わってるな……。」

(1号)「貴様は何者だ!?」

(3号)「俺は、仮面ライダー3号……。未来の技術で改造された仮面ライダーだ。」

(1号)「お前に、仮面ライダーを名乗る資格はない!!」

(3号)「勝てれば正義……、負ければ悪だ!これと同じように、勝てば仮面ライダー……、負ければ…この世界に必要ない存在だ!」

(1号)「お前が欲しいのは、【仮面ライダー】と言う名前か!?」

(3号)「違う、俺が言ってるのは……」

すると3号は、俺の目の前にやって来た。

(3号)「仮面ライダーは1人で十分だと言う事……。そして、ショッカーを裏切った者は死が待ってると言う事……。」

そう言うと、3号は俺を殴り飛ばした。俺は、フラフラと立ち上がった。 

(1号)「確かに……、強い……。」

(2号)「未来からと言う事は……、未来にショッカーは健在と言う訳か……。」

(3号)「俺には、これから5年間の貴様らの戦闘データが記憶されている。そして、俺の力はダブルライダー、お前達の力を一つにして出来ている。」

(1号)「ご、5年間……。」

(3号)「死ね、出来損ないが……。」

3号はそう言うと、エネルギーを右足に溜めた。その時、内部構造が露出するようにエネルギーが充填されていく。

(1号)「修也!!ダブルライダーキックだ!!」

(2号)「おう!!」

俺は、そう言うと修也は横に並び呼吸を合わせて空高く飛んだ。俺らは、ほぼ同時に空中で回転しダブルライダーキックを放った。すると、3号は地上からライダーキックを放った。

空中で二つのライダーキックは激しくぶつかり合った。

 

(ダブルライダー)「「うおぉぉぉぉぉ!!!」」

 

少し、俺達のライダーキックが3号を押し始めた。

(1号)『これなら……、きっと……。』

その時だった。

 

(3号)「うおぉぉぉぉぉりやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

3号は叫びながら右足にエネルギーを集中させた。

押していたのは、何故か押されるようになった。

そして……、

 

 

「ドカーーーーーーン!!!!!」

 

 

激しい爆発が俺ら3人を襲った。

俺らは、3号が居た場所に、3号は俺らが居た場所にそれぞれ、着地した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もが引き分けとお待ったその時……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺らの身体に痛みが走り、その場に倒れてしまった。そして、自動的に人間の姿に戻ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3号)「さらばだ……、この時代の仮面ライダー1号、2号……。そして、今日から【仮面ライダー】は、俺のことだ!」

そう言うと、3号はトライサイクロンに乗りその場から姿を消した。

 

 

 

【穂乃果編】

私は、夢を見てるのかな?いくらなんでも……、仮面ライダーが、負けるなんて……。目の前には、倒れたきり動かない2人の姿が。

(穂乃果)「雄君……、雄君!!」

私は、慌てて雄君の所に駆け寄った。

雄君の傍でずっと呼んだ。でも、雄君は全く反応がなかった。

(穂乃果)「真姫ちゃん!雄君と、修君見てもらえない?」

(真姫)「穂乃果……、一応パパの病院に搬送してもらうけど……この傷だと……助からない方の確率が大きいわ……。それに、雄介も修也も改造人間よ!?今の医学ではどうにも治療できないわ……。」

(絵里)「それでも……それでも生きてるかだけは、知りたいの!!真姫お願い!」

(真姫)「わかったわ。今、救急車呼ぶわ。」

真姫ちゃんは、急いで救急車を呼んでくれた。

 

 

 

 

 

【西木野総合病院】

(川井ドクター)「うん……この傷の具合からして既に死ぬ領域だ。なのに……、脈がある時点で不思議だ……。彼らは一体何者なんだ!?」

(真姫)「ちょっと、人間離れした身体なの。それで、目を覚ましそう!?」

(川井ドクター)「そうなのか……。ちまたで有名な改造人間とか!?」

ドクターが言うと、私達は黙り込んでしまった。 

(川井ドクター)「やっぱり……。彼らは良くテレビでも流れますし、知ってますよ。今の所は問題ないでしょう。」

と言われると、私達は一安心した。

 

 

 

 

【???】

(雄介)「ここは……、どこだ!?」

俺は、真っ暗な空間に立っていた。

(修也)「おい!やっと起きたか……。」

俺は、後ろを振り向くと修也が立ってた。

(雄介)「修也……ここは、どこだ!?」

(修也)「さぁ~っな……分からない。」

 

「お前達がひよっ子ライダーか……。」

 

俺は、突然聞いた声にびっくりした。その人の声は、とても一言一言が重かった。

(雄介)「誰だ!!俺達を呼んでるのは!?」

 

「我々の意志を未来に繋げろ!そして、ショッカーの野望を打ち砕け!!」

 

また声が聞こえた。さっきの声とは違うが、こちら一言一言が重かった。

そして、暗闇の中から数人の影が見えた。俺達は迷うこと無く、影の方に向かって進んだ。

 

 

そして、あれから数日後の音ノ木坂で事件が!?

 




何となく分かる人には分かるかも知れません。やっぱり、映画公開記念ですし出すことにします!&UA1000突破+お気に入り登録者数10人突破記念回は次回にしたいと思います。勿論、話も続きますよ!ただ、豪華なんですよ!次回は!!3/27から3/29までには投稿します。
それにしても……3号強すぎる(゜o゜)/。
立ち上がれ!仮面ライダー達よ!!


《次回予告》(CV.ショッカー首領)
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は、我らショッカーと、未来のショッカーの合同開発で生まれた仮面ライダー3号によって殺された。
これからは、ショッカーの時代が幕を上げるのだ!

次回、第十一話
       「ショッカー音ノ木坂殲滅作戦!」(嘘)
にご期待してくれ!





あーあ、今、雄介居ないから首領さん出しゃばってサブタイトル間違ってるよ……。

正解は、 

「ライダーの教え!」

です、次回もお楽しみに!


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【UA1000&お気に入り登録者数19記念回】第十一話「ライダーの教え」

本編に、入る前に少し話させて下さい。
この企画は、勿論書いたのは作者である私なんですが、提案したのが私より仮面ライダーに詳しい知り合いだったんです。あ、勿論仮面ライダーは好きですよ!
そんな、知りたいが 
「○○ライダーとか出て欲しいな!」
この一言で私はこの、仮面ライダーを書くときに計画しました。今後も記念回の時には、豪華ゲストを登場させたいと思います!でも、毎回出てこないのでタグには入れません。ご了承下さい。
今回の回は、記念回でありながらも物語が大きく動きます。恐らく物語の分岐点と言う言葉はこの回が相応しいと思います。
今まで、誤字等多かったと思います。でも、暖かく見守っていただきありがとうございます。これからも、暖かい目で見守って下さい。
それでは……、あらすじから行ってみましょう!


《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
黒井が変身する仮面ライダー3号は、圧倒的破壊力で俺達を倒した。そして、俺達は意識不明になった。
そして、謎の空間で数人の影を見つけると俺達は、走り出した


【雄介編】

俺らは、影を追いかけてると目の前に小さな光が見えてきた。それは、俺らが走ると同時に大きくなり俺らは、光に包まれた。

 

 

(雄介)「ここは……。」

そこは、今と全然違う音ノ木坂学院だった。

 

「い~し~や~き~~い~も~だよ~!!」

 

(修也)「おい、あれ見ろ!」

俺は、修也に言われると修也の指先を見た。すると、あの天下のUTX学園がないのだ。音ノ木坂から少し、小さく見えるのだが……。

(雄介)「俺達は過去に来たのか……。」

その時だった。

 

「ヒーー!!!」

 

あちこちからショッカーの戦闘員がやってきた。

(雄介)「死んでも、ショッカーと戦うのかよ!?」

(修也)「本当、大変だな。」

 

(雄介)「修也、行くぞ!……変身だ!!」

(修也)「おう!!」

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

(蜘蛛男)「おのれ、ライダーめ。しつこいぞ!」

(1号)「何故、俺達を知ってるんだ?」

(蜘蛛男)「おいおい、貴様永遠のライバル蜘蛛男様様を忘れたのか!?」

(1号)「忘れたも何も俺はそんなの……、」 

 

「そこまでだ!!蜘蛛男!」 

 

ビルの屋上から声が聞こえた。

俺らは、見上げると2人の青年が立ってた。

(蜘蛛男)「き、貴様は……、本郷猛!ということは……、お前は何者なんだ!?」

蜘蛛男が言うと、俺はしっかりその青年を見つめた。 

その時、俺は信じられない光景を見た。

(猛)「隼人、……変身だ!!」

(隼人)「おう!!」

左側の青年は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、右側の青年は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように左側の青年は、右腕を右斜め上方向まで、持ってくると同時に左側の青年は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

右側の青年は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕を腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、2人の腰には修也とお揃いのタイフーンが出現しバックルにある風車が激しく回りだした。

すると2人は、空高くジャンプして空中で変身して。

左側の青年本郷猛は仮面ライダー新1号の姿、右側の青年一文字隼人は仮面ライダー新2号へと姿を変えた。

 

 

 

そう、俺と修也が憧れた永遠のヒーロー

 

 

 

(新1号)「君たちは、恐らく未来で我々と同じ改造人間としての運命を背負った人か……。」

(1号)「どうして、俺達の事を!?」

(新2号)「姿を見れば分かる。それに、君たちも会っただろ?3号に。」

俺は、隼人さんの話を聞いて遂、さっきまでの戦闘を思い出した。ダブルライダーキックも通じなかった、まさにショッカー最強の改造人間だ。

(新1号)「話は、後だ!まずは、こいつらからだ!」

(新2号)「そうだな……。」

そう言うと、2人は戦闘員のに向かって走り出した。

それからは、早かった。ダブルライダーは、戦闘員を倒し、蜘蛛男と勝負になった。

(蜘蛛男)「おのれ、勝負だ!本郷猛」

(新1号)「行くぞ!」

そう言うと新1号は、蜘蛛男に向かって走り出した。

蜘蛛男も走り出すが、すぐ止まってしまった。なんと、新1号はライダーキックを放ったからだ。

(1号)「え!?いきなりのライダーキック???」

それほど、俺らと話すのが大事なのか!?新1号=本郷猛は、蜘蛛男をいきなりのライダーキックで倒した。

 

 

 

【穂乃果編】

雄君が、意識を失ってからもう1週間が経つ。結局、オープンキャンパスは失敗……。

理事長から本格的に廃校に向かう方針でいると伝えられた。

 

大好きな学校も……

 

大好きな人も……

 

居なくなっちゃうのかな……。

 

 

私は失う恐怖を痛感してる。

 

 

 

 

【絵里編】

(希)「どうしたん!?エリチ元気ないよ!」

(絵里)「希……。」

私の顔は晴れなかった。あの日、仮面ライダー3号は私達の希望を奪って言ったわ。おかげでラブライブ!の順位も25位から69位に下がったわ。

(希)「ははーん、エリチも隅に置けないやね。」

(絵里)「希……、何を言うの?」

(希)「知っとるんやで、エリチが修也君の事を思ってるとかね」 

(絵里)「また、占ったの!?まったく……貴方は……。」

(希)「別に占った訳じゃないんよ。ただ、エリチの表情を見てればわかるんよ。」

(絵里)「相変わらず貴方は凄いわ…実は、そうなの。修也は、私が日本で初めて出来た友達だったの。それまで

、私は一人だったわりだから、修也は特別なの。」

もう誰も居なくなって欲しくない……。

 

 

 

【雄介編】

ここは、立花レーシングクラブに居る。

(立花)「ほー、未来から来た仮面ライダー3号とやらに負けてお前達も未来から来たと。」

(雄介)「すみません、ここは何年ですか?」

(猛)「ここは、1971年だ。」

(修也)「って、事は……45年前か!!」

(隼人)「君たちは、45年後の未来から来たのか?」

(修也)「君たちは45年後の別世界から来たのか。」

(雄介)「はい、仮面ライダーって言ったら人類の永遠のヒーローですから!でも……」

(猛)「でも!?」

(雄介)「俺達は、貴男方の様なヒーローになれない……。」

すると、本郷さんが立ち上がると俺の前にやってきて……

 

「パチーーーーン!」 

 

俺は、本郷さんにビンタされたのだ。

(猛)「それでも……それでも、仮面ライダーか!?お前達は、仮面ライダーと言う名前だけに満足してるんじゃないのか!?」 

(隼人)「確かに、ショッカーの怪人は日を増すごとに強くなってる……。でも……だからこそ、俺達は辛い特訓をしてきた。」

(猛)「全ては、ショッカーから人類の自由と平和を守る為だ。俺は、この身体になったあの日、そう誓ったんだ!例え、世界が違くても……お前達は、俺達の魂を受け継いだ……」

 

(猛、隼人)「「仮面ライダーだ!!」」

 

俺は、その言葉に心を奮わせた。

例え世界が違くても、俺らも彼らと同じ仮面ライダーなんだと言うこと。

(猛)「ついてこい!これからに備えて、お前達を鍛えてやる!」

そう言われると、俺らは立花レーシングクラブを後にした。俺と修也は、サイクロン号を出した。

こうして、4台サイクロン号は、ある場所に向かった。

 

 

 

【ショッカー本部】 

雄介の世界では、ショッカーが今回の作戦成功を祝って乾杯をしていた。

(黒井)「首領、このままあの二人が居た音ノ木坂も襲いましょう!」

(首領)「確かに、3号の言うとおりだ。地獄大使、これより、音ノ木坂殲滅作戦を開始せよ!」

(地獄大使)「はっ!私は、亡きゾル大佐や死神博士を殺した、ライダー達を許しません!彼らが愛した音ノ木坂学院を完膚なきに叩き落とした姿をご覧に入れましょう。」

そう言うと、地獄大使は指令室を後にした。

 

 

【音ノ木坂学院in絵里】

「廃校のお知らせ」

と書かれた、紙が校内のあちこちに貼られていた。

内容は、

「来年度、入学者が定員を下回った時、再来年以降の生徒募集を止めて廃校の措置をとる。」

だった。仕方が無いわ。だって、怪物に襲われる学校に入りたい人なんて居ないわよ。

私は、そう思いながら掲示板の前で涙を流した。

 

 

 

【屋上in穂乃果】

もう、μ’sの活動しても意味ないのかな?

私は、疑問を抱きながら屋上にやってきた。みんなショックを受けてるみたいで、誰も練習しようとしない……。

(穂乃果)「ショッカーなんて、居なくなれば良いのに……。」

 

「お嬢ちゃん。それは、無理な話だ!」

 

私は、声のした方向を向くとそこにはショッカー怪人とこの間の仮面ライダー3号がいた。

(穂乃果)「貴方は何者!?」

(ワスプ)「俺は、スズメバチの力を持ったショッカーの改造人間ワスプた!」

(穂乃果)「ワスプ……。」

(黒井)「貴様らを中心にこの世から消す。」

黒井は腰に俺と同じ金色のタイフーンを出現させた。

(黒井)「行くぞ!」

そう言うと黒井は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと左側にあるスイッチみたいなのを力強く押した。少し、ベルトから稲妻が走る。すると黒井は両手を円を描くように回し右腕を右腰に左腕を右方向に力強く構えると、右側にあるスイッチを押した。またしても稲妻が走り、シャッターが開き、風車が現れたそして、黒井は、空高くジャンプした。そして、着地した時には雄介には良く似た姿になっていたが、少し違う。

黄色いマフラーに黄色い眼。そして、ショッカーのマークが背中や、両手両足には、引きちぎったような鎖が付いたショッカーのシンボルマークが刻まれた手枷・足枷が付いている。

(穂乃果)「何で……、何で仮面ライダーを殺したの!?」

(3号)「貴様には関係ない……。どうせ、あいつらが待ってるあの世に行くのだから……。」

そう言うと、3号は、私に向かって回し蹴りをしてきた。私は、何とかかわしたけど……、3号は、次の攻撃の準備をしてた。私は、諦めかけたその時……。

 

「そこまでだ!!ショッカー!!」

 

屋上の入り口には、アメリカン風の服装をした青年と後ろには、μ’sのみんなが居た。

(海未)「穂乃果、大丈夫ですか!?」

(穂乃果)「海未ちゃん!」

私は、海未ちゃんの所に行こうとしたその時……、腕を思いっきり、引っ張られて…

私は、ショッカーの怪人と口づけを交わしていた……。

(穂乃果)「わ、私の初めてが……。」

私の身体は、急に言うことを聞いてくれないくなった。

そして……、私の意識も消えていった……。

 

 

 

助けて……、雄君……。

 

 

助けて……、本物の仮面ライダー……。

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺らは、本郷さんに連れてこられた場所は人の気配すら亡い山奥だった。

(雄介)「ここは……。」

(猛)「変身しろ!今回の特訓は俺達が相手だ!!」

 

本郷さんは、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、一文字さんは、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように本郷さんは、右腕を右斜め上方向まで、持ってくると同時に

「ライダー!!」

と叫んだ。

右側の青年は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、本郷さんは右腕を腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、一文字は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、2人の腰にはタイフーンが出現し、一文字さんのベルトのバックルにあるシャッターが開くと

バックルにある風車が激しく回りだした。

すると2人は、空高くジャンプして空中で変身して。

本郷さんは仮面ライダー新1号の姿、一文字さんは仮面ライダー新2号へと姿を変えた。

(新1号)「さぁ、本気で来い!お前達に仮面ライダーの魂を教えてやる!」

(雄介)「本当に、戦わないといけないのか!?」

(修也)「ごちゃごちゃ言わずに変身だ!!」

(雄介)「お、おう。」

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

(新2号)「それが、お前達の姿か……。」

一文字さんは、感心そうに俺らの身体を見つめた。俺らと、本郷さん達の身体は違い過ぎた。唯一同じなのが、深紅のマフラーだけだった。

本郷さん達を新1号、新2号と言うなら、俺らは旧1号、旧2号と呼ぶべきだろう。

(新1号)「その姿、桜島1号か……。」

(1号)「はい。修也に仮面を割られたので……、ベルトを少し改造しておやっさんの地下室で特訓をして今の姿になりました。」

(新1号)「そうか……。なら、俺達が更に上にお前達を成長させてやる!行くぞ!!」

こうして、俺達、ダブルライダーは本郷さん達伝説のダブルライダーとの激闘が始まった。

 

 

【修也】

(2号)「く、力が強すぎる!!」

(新2号)「これで、力の2号を良く名乗れるな!」

そう言うと、一文字さんは俺の顔を右ストレートで思いっきり殴った。

俺は、少し一文字さんと距離を置くと、ライダーパンチを放った。しかし、ライダーパンチはかわされて新2号のライダーパンチを腹部に受けてしまった。

(新2号)「お前の攻撃は、一撃が軽いんだよ!」

そう言うと、一文字さんは俺に更に攻撃を仕掛けてきた。 

 

 

 

【雄介編】 

(新1号)「ほう、その姿で今の私のスピードについて来れたのは、お前が初めてだ!」

(1号)「俺は、これからも現れるショッカーの改造人間に比べれば古い存在だ。だからこそ鍛えないと、みんなを守る事は……、出来ない!」

その時だった。

 

『助けて……、雄君……。

 

 

助けて……、本物の仮面ライダー……。』

 

  

俺は、足を止めた。今のは確かに穂乃果の声だった。

(新1号)「どこを余所見してる!」

すると、前から本郷さんが回し蹴りをしてきた。俺は、それをかわすと、本郷さんにパンチを放った。

(1号)「今、呼ばれたんです!俺の世界から……仮面ライダーを……、俺達を必要とする人の声を聞いたんです!!だから、俺は行かないといけないんだ!!」

俺は、そう叫ぶとライダーキックを放った。すると、本郷さんもライダーキックを放ってきた。

そして、ライダーキックの競り合いが始まった。

 

両者一歩も退かない…戦いになった。

 

 

(1号)「俺は……俺は、仮面ライダーになる!!はぁぉぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

「ドカーーーーーーン!!」

 

 

 

 

激しい爆発が空中で起こった。

 

 

 

【修也編】

(2号)「確かに……、俺は力の2号とは呼べないかもしれない。でも、誰かを守りたい!この気持ちだけは……誰にも負けない!!」

(新2号)「お前のその気持ち、俺にぶつけてみろ!!行くぞ!!」 

そう言うと、一文字さんは空高くジャンプし、ライダーキックを放った。俺は、地上からライダーキックを放つことにした。

 

(2号)「ライダーキック!!!」

 

俺は、叫ぶと全エネルギーを右足に集中させて放った。

二つのライダーキックは、強くぶつかった。

(2号)「俺は、もう……迷わない!!みんなの希望を守る!!うおぉぉぉりゃぁぁぉぉ!!」

 

 

 

 

「ドカーーーーーーン!!」

 

 

 

 

二つの場所で激しい爆発が起きた。そこから出てきたのは、本郷猛と、一文字隼人だった。

(立花)「本郷、隼人!!あの人達は!?」

(猛)「人類の自由と平和の為に自分たちの世界に帰ったさ。」

(隼人)「あいつらなら大丈夫さ……何故なら、俺達と同じ仮面ライダーだからな!!」

 

(雄介)『俺は、本物のダブルライダーに出会えて良かった!何故、ダブルライダーキックが3号のキックに負けたのが良く分かった……。全ては、俺の気持ちの問題だったんだ!彼らから受け継いだライダー魂を俺は、次のライダーに繋ぐ!さぁ、3号!!次は、負けない!みんなの自由と平和と笑顔の為にも俺は、仮面ライダーになる!!』

 

(修也)『仮面ライダーとは、限られた人しかなれない。だから、俺はそんなライダーに憧れた。そして、先輩である本物のダブルライダーに会って俺は、もう迷わない!仮面ライダーは、人々の希望なんだ!そして、正義の名前なんだ!!ショッカー……、仮面ライダーの名前を返してもらうぞ!!!』

 

 

 

俺達は、それぞれの想いを胸に自分たちの世界に戻る!

そして、再びショッカーと戦う事、再び人間の自由と平和、希望や夢、未来を悪から守る戦士……仮面ライダーになる事を俺達は、本郷さん達と誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【音ノ木坂学院屋上】

アメリカン風の服装をした青年は、ホッパーVersion3に変身して、穂乃果を助けようとしたが……。仮面ライダー3号に妨害されていた。

(3号)「全ての改造人間を倒すんじゃなかったのか?」

(ホッパーVersion3)「何だと!!」

(3号)「なら、これで勝負だ!」

そう言うと3号は、空高くジャンプし、ライダーキックを放った。それを見てホッパーVersion3もライダーキックっぽいのを放った。

 

「ドカーーーーーーン!!」

 

爆発が起きると、体勢を崩して二人は屋上から落とされた。

(凜)「翔一君!!!」

(花陽)「凜ちゃん落ち着いて!!」

(凜)「翔一君まで、居なくなったら本当に凜達終わりなんだよ!!」

その時、絵里の携帯に一本の電話がかかってきた。病院で2人を見てる真姫からだった。

(絵里)「どうしたの!?……え!!!……分かったわ。」

すると、絵里は電話を切った。

(ことり)「どうしたの!?絵里ちゃん。」

(絵里)「来るわ。」

(にこ)「何が来るのよ!?」 

その時、3号は、自力で屋上まで戻ってきた。

(3号)「邪魔者は居なくなった。お前達も死ね!」

3号が、一歩、また一歩と歩み寄ったその時、

 

 

 

 

独特のバイク音のする2台のバイクが音ノ木坂にやってきた。

それを見ると絵里は、久しぶりに安心した顔をした。

 

 

 




評価もらいました~!!
・赤羅忌さん 
評価ありがとうございます、これからも感想、評価宜しくお願いします!
《次回予告》
ショッカーに囚われの身になってしまった穂乃果。ショッカーは、穂乃果を改造しようとする。絶体絶命のピンチに仮面ライダーが立ち上がる!
そして、新たな転入生が!?
次回、第十二話
       「復活の変身!!」
にご期待下さい。


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第十二話「復活の変身!!」

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
伝説のダブルライダーに会い、ライダー魂を受け継いだ俺達は、自分たちの世界に戻りショッカーが暴れてる音ノ木坂学院屋上に急いだ。


【絵里編】

2台のバイクは、校門から校内に入り止まった。

そして、ヘルメットを外して校舎内に入り屋上にやってきた。

(雄介)「そこまでだ!!ショッカー。」

 

そして、彼らは再び私達の前に現れた。

 

【雄介編】

(雄介)「お前は、ショッカーの改造人間か!?」

(ワスプ)「俺様は、スズメバチの改造人間、ワスプだ!ライダー1号、2号。死んだのではなかったのか!?」

(雄介)「ショッカーを倒すまで……俺達、仮面ライダーは不死身だ!!修也、変身だ!!」

(修也)「OK!!」

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

 

(3号)「仮面ライダー!?お前達に名乗る資格はない……」

(1号)「3号……、それは違う!!」

(3号)「何!?」

(1号)「仮面ライダーは、人々の希望なんだ!!悪の存在であるお前が名乗って良いような名前じゃない!!」

(3号)「良いだろう、仮面ライダーの名を賭けて俺と勝負だ!」

(1号)「嫌、穂乃果を賭けて俺とお前……、1対1で勝負だ!!」

 

(7人)「「「「「「「え、えーーーー!!!」」」」」」」

 

(にこ)「ちょっとあんた、何考えてるの!?」

(絵里)「そうよ、無謀な真似は止めなさい!!」

(1号)「良いから、黙ってくれ!!」

俺は、つい絵里達に言ってしまった。

(3号)「良いだろう。勿論、本郷雄介貴様の命も、もらう!そして、高坂穂乃果はショッカー最強の改造人間として生まれ変わるのだ!」

(1号)「良いだろう。」

(2号)「そう言うことだ!穂乃果をここに置いて立ち去れ!!後、ワスプ!お前の入れた毒を抜くんだ!!」

(3号)「抜いてやれ。」

そう言われると、ワスプは指を2回鳴らすと穂乃果の口から紫の気体が出てくると、白くなってた穂乃果の肌がいつもの色に戻った。

(3号)「ワスプ、帰るぞ!本郷雄介、明日もう一回来る。その時までの命、悔いのない様に過ごすんだな…。」

そう言うと、3号とワスプは消えた。彼らの居た場所には、穂乃果が横倒れていた。

(雄介)「穂乃果!!」

俺は、仮面を外すと穂乃果の元へ走った。

 

 

【修也編】

俺は、雄介が穂乃果の所へ向かったのを確認すると、仮面を外した。

(修也)「やれやれ、あいつは穂乃果の事になると後先考えずに行動するんかだからさ……。」

そう呟くと、後ろを向いた。

(絵里)「修也!!」

すると、絵里が立ってた。絵里はしばらく俺を見つめるとそのまま抱きしめてきた。

(修也)「おいおい、どうしたんだよ!?絵里。」

(絵里)「大丈夫なの?怪我は?」

(修也)「大丈夫だよ!!絵里は、心配症なんだからさ。」

すると、謎の青年が俺達の前に現れた。

(???)「お前達……、そのスーツ……。ショッカーライダーか!?どっちにしろ、全ての改造人間を倒すには変わりない。」

どうやら、俺達の味方ではなさそうだ。

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、穂乃果をお姫様抱っこをして立ち上がった。すると、屋上の入り口に謎の青年が立ってた。

(雄介)「あんた、名前は?」

(翔一)「風見、風見翔一(かざみしょういち)。貴方方は?」

(雄介)「俺は、本郷雄介。」 

(修也)「一文字修也だ。それにしても、風見元気だったか?」

修也は、風見の前に向かうと、風見は、修也の腹部を蹴った。

(修也)「な、何するんだ!?」

(雄介)「修也、大丈夫か???」

(翔一)「俺は、さっきも言ったけど全ての改造人間を倒し、この争いを止める!!」

 

すると、翔一の腰には今まで見たことのないベルトが現れた。二つの風車は回転し出すと翔一は緑を基調としたライダースーツに身を包み赤を基調とした仮面を被った。触角が2本生えており、眼は緑色だった。緑色のマフラーが2本あり、最大の特徴は背中にショッカーマークがある事……。

俺は、ジャンプして海未達の元に行き穂乃果を預けた。

(修也)「雄介!!」

すると、修也が俺の仮面を渡してくれた。俺は、それを再び被り仮面ライダー1号に変身した。

(1号)「翔一……どうしても、俺達を倒すのか!?」

(ホッパーVersion3)「当たり前だ!俺は、あの日……。ショッカーが開発したナノロボットによって身体を改造された。そして、家には居るはずの家族が……。だから……だから、俺はショッカーを許さない!!そして、ショッカーから生まれた存在全てを倒すと決めた!!」

そう言うとホッパーVersion3は、俺に向かって回し蹴りをしてきた。俺は、かわしパンチを放ったが受け止められてしまう。そこに、修也がホッパーVersion3に向かって飛び蹴りをしてきた。ホッパーVersion3は、かわした。

(2号)「大丈夫か!?」

(1号)「あぁ。それにしても、凄い憎しみの心だ。だか、そんな奴に仮面ライダーは、倒せない!」

(ホッパーVersion3)「何?」

(1号)「行くぞ修也!!ダブルライダーキック!!」

(2号)「良し!!」

そう言うと、俺らは空高くジャンプし、呼吸を合わせた。

 

(ダブルライダー)「「ダブルライダーキック!!!」」

 

ダブルライダーキックを放った。すると、ホッパーVersion3は、地上からライダーキックみたいなのを放った。空中でぶつかると俺らは、ホッパーVersion3の居た場所に着地した。そして、ホッパーVersion3は空中反転し、着地した。

(翔一)「うっ!!」

そう言うと、ホッパーVersion3……嫌、風見翔一は膝を地につけた。俺達は、再び仮面を外した。

(雄介)「俺らは、この身体になったときに正義のために使うと決めた!不滅の誓いをしてきた今の俺たちに、憎しみだけで戦うお前のライダーキックが敵うわけない!!」

すると、

 

「大丈夫か!?風見!!」

 

屋上の入り口から2人の青年が現れた。

1人はどこかで……。

(??)「無茶しすぎだ!まだ、時差ボケだってあるのに……。」 

(翔一)「悪い。幼馴染みの凜をどうしても守りたくて……。」

(???)「それにしても、酷い傷だ。誰にやられた!?」

(翔一)「仮面ライダー3号とか言う改造人間だった。あいつは本当に強い……。」

すると、遅れて真姫がやってきた。

(真姫)「……丈二!?あなた、丈二なの??」

すると、翔一の隣に居た男は立ち上がり、真姫を見つめた。

(丈二)「久しぶりだな……。真姫。」

すると、花陽が驚きながら聞いた。

(花陽)「真姫ちゃん、知り合いなの?」

(真姫)「彼は……その……幼馴染みよ!」

そう言いきるが真姫の顔は、赤かった。

(雄介)「君、名前は!?」 

(丈二)「俺は、御幸丈二(みゆきじょうじ)。小1の時にアメリカに留学した科学者だ。」

(修也)「アメリカ……。ッ!!って事は、お前は……滝!滝和也か!?」

(和也)「おいおい、その様子だと半分忘れてただろう?μ’sのみなさん、初めまして…って言うより、久しぶりかな滝和也(たきかずや)です。一応警察官してます。FBIの捜査官って言えば分かりやすいかな……。宜しく!」

(絵里)「は、хорошо……。(ハラショー)」

(ことり)「滝君凄いね!世界を守る捜査官だね!」

(和也)「そんなことないよ。俺より、翔一の方が凄いよ。ナノロボットは、一度体内に入ると肉体、精神共にショッカーに洗脳されるんだ。でも、こいつは意識を保ってる。立派だよ。ところで、雄介……その格好は!?コスプレ???」

(雄介)「違う!俺達も、ショッカーに改造された改造人間だ。」

(和也)「何だと!?雄介、それは本当なのか??」

(修也)「本当だ!そして、弱き人々の命を守る仮面ライダーになることを誓ったんだ。」

(丈二)「そうか、あんた達がJapanのMasked Riderか。」

(雄介)「そうだ。」

俺は、隅で泣いてる穂乃果を見つけた。俺は、穂乃果の元へ足を運んだ。

(雄介)「どうした!?」

(穂乃果)「……。私の…初めての…キス……あの改造人間にとられた……。もう、死にたいよ……。」

(雄介)『まさか、ファーストキスだけでこんなに落ち込むなんて……。俺の知らないうちに穂乃果は女性らしくなんったんだな…。ん!?ファーストキス…。って、もう終わってなかったっけ!?こいつ……。』

俺は、そう思った。

(雄介)「穂乃果、顔上げろよ。」

(穂乃果)「嫌だよ!穂乃果は、もう生きてられないよ…。」

(雄介)「穂乃果!!」 

(穂乃果)「え!?」

俺は、そう言うと次第に顔を近づけた。

 

 

 

そして……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛してる……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、小声で言うと穂乃果と口づけを交わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は……高坂穂乃果を()()()()と言うことに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果】

(穂乃果)『え、えーーーー!!!どうなってるの???』

私は、その瞬間悲しい気持ちが吹き飛んだ。と、同時に(穂乃果)『これがファーストキスだったら良かったのに……』 

と思った。さっきのキスとは、また別の感覚……。

え!?この前、ファーストキスは済んでるって言わなかったつっけ?って、それは……、

 

昔木で遊んでたら落っこちちゃってそしたら、雄君が助けてくれたんだけど……その時に少しだけ当たっちゃったんだ。でも、雄君は「俺は、こんなファーストキスは認めない!」とか言って、認めてくれなかったんだけどね。

 

 

 

 

 

 

でもね、思い出したんだ!

雄君が初めてだったって……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが、()()()()とのキスなんだって……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、高坂穂乃果は……、()()のことを愛してます……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

しばらく口づけを交わすと俺は、ゆっくり顔を元の位置に戻した。

(雄介)「俺の初めてのキス……お前にをやるよ。」

(穂乃果)「うん!ありがとう!!雄君のおかげで元気出たよ!」

すると、俺は後ろの殺気を感じた。勿論、大体の予想はつく……。

 

 

 

 

海未だった。 

それに、他の人達も顔を赤くしていた。そして、穂乃果までリンゴの様に顔を赤くした。

 

 

 

(雄介)「う、海未……どうした!?」

(海未)「雄介…、そう言う不純性行為はしないで下さい!」

と言うと、海未は俺を捕まえに来た。ここで捕まったら殺される!

俺は、本能的にジャンプして空中で回転し海未の居た位置に着地した。

(雄介)『良し、逃げれた……。』

と思ったその瞬間!!

 

(希)「逃げれたと思うん?」

希が俺の後ろに居た。そして、希は俺の胸に両手を掴んだ。

(希)「悪い子は、お仕置きが必要なようやね!必殺!ワシワシの刑!!」

(雄介)「や、やめろーーーーーーーー!!!!」

 

 

俺は、しばらく戦闘不能になった。

 

 

 

 

 

 

希のワシワシ……。

 

 

 

 

 

 

恐るべし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《翌日》

あの後、俺達は、普通の生活をした。勿論、穂乃果には、まだあの事を伝えてない。

 

(雄介)「今日は、全校集会か。」

俺は、そう言うと講堂に向かった。

講堂では、理事長が立ってた。

(理事長)「皆さん、おはようございます。今日は3人の転入生を紹介します。」

そう言うと、ステージ横から3人の生徒が現れた。

(理事長)「今日からこの音ノ木坂で生活する人たちです。仲良くして下さいね!」

そう言うと、理事長は御幸丈二にマイクを渡した。

(丈二)「今日から3年1組でお世話になる御幸丈二です。よろしく。」

(風見)「今日から1年でお世話になる風見翔一です。宜しく。」

(和也)「今日から2年の雄介と修也が居るクラスにお世話になる滝和也ですを2人とは幼馴染みなんで宜しく。」

こうして、また騒がしい学校生活が始まった。

 

 

 

そして、穂乃果と俺の運命を賭けたライダー大戦が幕をあける!

 

 

 




《次回予告》
「我ら、ショッカーが作り上げた最強の仮面ライダー、3号と、裏切り者の仮面ライダー1号との1対1の決戦が始まる!」
遂にショッカー首領が姿を現す!!
そして、穂乃果と俺の運命は!?
今、世界が見つめる中、
仮面ライダーの名と穂乃果、そして俺の自由を賭け、
1号と3号がぶつかる!!!

次回、第十三話
      「ライダー大戦!1号対3号」




※3/29気体の所の誤字を編集しました。


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第十三話「ライダー大戦!1号対3号」

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
俺は、穂乃果の解放に成功したが……3号に負ければ結果的無意味になってしまう……。
俺は、穂乃果の未来を守る! 
その時、アメリカに行ってた風見達と再会する。しかし、風見は俺達を攻撃してきた。そして、キックをのぶつかり合いに勝利した。
そして、翌日風見達の転入から始まり、俺と穂乃果の運命を賭けた戦いが幕をあける!


無事、昼までショッカーは来なかった。

俺は、既に理事長や先生方に協力を得てショッカーが、現れた場合すぐに生徒の避難をお願いした。

修也には、近くで見守ってて欲しいと言った。

後は、穂乃果……。

穂乃果にだけは、まだ伝えてなかった。自分の運命を俺が握ってるなんて言えないし……。

(海未)「穂乃果には、伝えましたか?」

(雄介)「嫌、まだだ……。」

(ことり)「早く伝えた方が良いよ。」 

(雄介)「分かってるんだが……。」

(修也)「んたくよ、お前ら夫婦は……俺が代わりに伝えてやろうか?」

(海未)「いけません修也!まだ結婚してないんですから!」

(ことり)「そうだよ!例えるなら……婚約者だよ!」

(雄介)「ことり、それフォローになってない……。」

(和也)「また、後先考えずに行動したんだな……お前。」

(雄介)「あぁ。でも、穂乃果は取られたくなかった……。」

(修也)「まぁ、簡単な話勝てば良いんだよ!黒井にも過去の自分にも」

過去の自分……、ヒーローになれるのか?そう思ってたあの頃の俺……。もし、本郷さんに出会わなかったら俺は、まだ、トンネルの中だろう。

(雄介)「そうだな。」

俺は、そう言いながら窓を見た。

 

 

その時、

 

 

トライサイクロンを先頭に何台もの車が音ノ木坂にやって来た。

(雄介)「滝!修也!来たぞ!!」

俺は、そう言うと修也は急いで穂乃果の隣に寄り添った。和也は先生方に伝えた。

そして俺は、グランドに出た。

 

グランドには、沢山の戦闘員と黒井、そして、地獄大使がいた。一番の中心には赤い服に身を包んだ人が居た。

(黒井)「出てこい!仮面ライダー1号、本郷雄介。今日こそ決着の時だ。」

(雄介)「俺は、逃げも隠れもしない!!ここに居る!!」

(首領)「久し振りだな……本郷雄介!嫌、仮面ライダー1号よ。」

(雄介)「その声……首領!?」

(首領)「貴様が苦しんで死ぬ姿を見に来てやった。そして、その映像は全世界に配信されるのだ!」

(雄介)「何だと!?」

(首領)「我ら、ショッカーが作り上げた最強の仮面ライダー、3号と、裏切り者の仮面ライダー1号との1対1の決戦が始まるのだ!愚かな人間どもよ、貴様らの希望である仮面ライダーの死に際を見ていくが良い!」

黒井は腰に金色ほタイフーンを出現させた。

(黒井)「行くぞ!」

そう言うと黒井は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと左側にあるスイッチみたいなのを力強く押した。少し、ベルトから稲妻が走る。すると黒井は両手を円を描くように回し右腕を右腰に左腕を右方向に力強く構えると、右側にあるスイッチを押した。またしても稲妻が走り、シャッターが開き、風車が現れたそして、黒井は、空高くジャンプした。そして、仮面ライダー3号の姿に、変身してた。

俺は、その光景を見ると左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

 

 

辺りは、静まり返る。

 

 

そして、運命の戦闘が開始された。

 

 

【修也編】

俺は、教室でこれから始まる戦闘を見つめてた。

(理事長)「大変!一文字君!!」

(修也)「理事長……。一体何が!?」

(理事長)「玄関前にショッカーが!!」

俺は、それを聞くと急いで向かった。

 

 

玄関前には、ショッカーの戦闘員が居た。

(修也)「そこまでだ!!戦闘員!」

俺は、迫り来る戦闘員の、前にたった。

そして俺は、右方向に水平に腕をのばすと円を描くように左方向に持ってきた。

(修也)「変身!!」

俺は、そう叫ぶと左方向で力強く構えた。

すると、俺のタイフーンのバックルにある風車が回転し俺は、仮面ライダー2号の姿に変身した。

すると、戦闘員は武器を用意し俺に向かって走り出してきた。

(2号)「ここから先は行かせない!!」

俺は、そう言うと戦闘員に向かって走りだした。

 

 

【翔一編】

(翔一)『何で……、あそこまで一生懸命になってるんだろう……。』

俺は、力で押されてる先輩本郷雄介を見てそう思った。

力で敵わないのに1人でなんて無謀な人だった。

(凜)「ねぇ、翔一君は行かないのかにゃ?」

(翔一)「行かないよ。俺からしてみれば、仲間割れに過ぎない……。それに、敵の味方をして何になるんだ!?」

(花陽)「ひ、酷いです!いくら凜ちゃんの幼馴染みでも許せないよ!」

(翔一)「言っただろ!?俺の目的は……全てのショッカー怪人を殺すことだと……。それ以上の事は、しない!」

そう言うと花陽は、涙を流し始めた。

それを見て凜が立ち上がった。

(凜)「かよちんを泣かせるなんて酷いにゃ!!翔一君も仮面ライダーなら戦って欲しいにゃ!」

(翔一)「違う、俺はホッパーVersi……「違うにゃ!!」何?」

(凜)「翔一君は、もう立派な仮面ライダーにゃ!だって、凜達を命懸けで守ってくれた……。だから、もう立派な仮面ライダーにゃ!!」

(翔一)「凜……。」

(真姫)「それに、そんなこと言ったら貴方も死ぬわ。だって、貴方もショッカーの改造人間じゃない?」

(翔一)「君は、御幸君の……。」

(真姫)「確かに、貴方には関係ないかもしれないけど、力があるのに何もしないって……ダサいわ。貴方も仮面ライダーならその使命を果たしなさいよ!それに、雄介達はショッカー怪人じゃないわ……。」

 

(3人)「「「仮面ライダー(にゃ!)」」」

 

(翔一)「本当に、お前は大切なことを言うよな!凜。確かに、先輩達はショッカー怪人じゃない、仮面ライダーだった。どうやら、俺の使命は決まった。行ってくる!」

そう言うと俺は、教室を後にした。

 

 

【凜編】

やっと、いつもの格好良い彰一君に戻ったみたいだにゃ。 

(花陽)「あ、凜ちゃん顔赤いよ~」

(凜)「え!?こ、これは違うにゃ!気のせいにゃ!」

(真姫)「そこまで言わなくても……意味分かんない。それより、早く部室に行きましょう。」

そう言うと、私達は集合場所のアイドル研究部部室に向かった。

 

 

 

【穂乃果編】

私達は、部室に着いたんだけど……。誰も居ない。

(穂乃果)「みんな、まだだね……。」

(海未)「ええ。にこが来ないと部室には入れませんし……。」 

(ことり)「あれ!?開いてるよ……。」

私達は、恐る恐るドアを開けると、そこには縄に縛り付けにされた絵里ちゃん達だった。口は、ガムテープで塞がれて、制服が無残に切られ、ところどろ肌が見えていた。それに、首にはショッカーマークの刻まれた首輪がされてた。

(絵里)「んんん!んんんーー!!(穂乃果!逃げてーー!!)」

(穂乃果)「絵里ちゃん!待ってて今助けるから!!」

その時だった。私たちの後ろに3人の人が現れた。

3人とも腕にはショッカーマークと似た物が刻まれた腕輪をしてた。

(海未)「貴方達は何者なんですか!?」

(ウルガ)「我々は、ノバショッカー。そのうち、ショッカーに代わって仮面ライダー共を殺す集団だ。今回は、大首領のお願いを聞いて仕方なくショッカーに協力してる。俺は、ウルガ。ノバショッカーの大幹部だ。」

すると、3人は、私達に睡眠薬を嗅がせて私達は、ノバショッカーと言う新たな改造人間に捕まった。

 

 

何で……、今日は穂乃果達が狙われるんだろう……。

 

雄君……、助けて……。

 

 

 

 

【雄介編】

可笑しい……。何故、3号は襲ってこない……。

変身して少し戦ってからそれっきり、

ずっと立ってる3号を見て俺は、不思議だった。

(1号)「何故、かかってこない??」

(3号)「待ってるのさ……。」

(1号)「何を!?」

 

その時、今まで見たことのない戦闘員と3体の改造人間が現れた。嫌、2体の改造人間に、1人の女性……。そして、戦闘員が持っていたのは……。

(1号)「ほ、穂乃果!?」 

俺は、穂乃果の所へ向かおうとしたその時、目の前に3号が現れ、俺を殴り飛ばした。

(3号)「さぁ、ミッション開始だ。」

そう言うと、3号は今までにない力を攻撃をし始めた。俺は、あの時、思った疑問の答えがやっと見つかった。

 

 

それは、

 

 

 

 

 

 

 

俺が負けるところを穂乃果達に見せ、

 

 

 

 

 

 

完膚なきに叩きのめす事だった。

 

 

 

 

(首領)「まんまと、罠にかかったな!本郷雄介。貴様を助ける者は、もう居ない。ウルガ、イーグラ、ブッファルよ。3号と協力し仮面ライダー1号を倒せ!!」

そう言うと、ウルガブッファルは、人間態から怪人態に姿を変えた。そして、イーグラはサーベル持ちだし俺に向かった。

ウルガは、オオカミの能力を備えた改造人間で、ブッファルはゲバコンドルに似た身体をしていた。

(1号)「4体の改造人間か……。来い!俺が相手だ!」

と言うと、俺は3号のパンチをかわすとウルガ、ブッファルに攻撃するが……。

 

 

 

 

 

聞かない!!

 

 

 

 

すると、ウルガは俺にパンチを2発決めると、ブッファルに身動きを封じられイーグラのサーベルで斬られた。最悪、ライダースーツだった為体から血を流すことはなかったが斬られた所から火花が散った。

(イーグラ)「これで、終わりにしてあげる!」

すると、イーグラは俺の腹部にサーベルを突いた。

(1号)「うっ……!!!」

すると、イーグラはゆっくり俺の腹からサーベルを抜いた。俺の腹には、サーベルと同じくらないの穴が出来ており、そこから大量の血が出てきた。そして、イーグラのサーベルには俺の血がついてた。

すると、ブッファルは俺を解放し帰って行った。

 

 

しかし、目の前には3号が居た。3号は俺を殴り飛ばすと、横倒れた俺に腹部めがけてキックを連発した。

 

(雄介)『このままじゃ、死ぬ!!どうにかして、この状況を立て直さないと……。』

しかし、既に体は言うことを聞いてくれなかった。

 

そして、しばらく3号のやりたい放題攻撃を受けた。

 

 

 

(3号)「フン!貴様との戦いもつまらなくなってきた。これで、貴様の命を奪いあそこに居る高坂穂乃果をショッカー最強の改造人間として、向かい入れる。」

(1号)「何故、穂乃果なんだ!?」

(3号)「これから、死ぬ貴様に教える必要性はない!!」

すると、3号の体が少し、透けるとそのまま足に向かった。まるで、エネルギーを足に溜めたかのように……。

そして、空高くジャンプし空中で回転した。

 

 

(1号)『この技は!!ヤバイ、体が反応しない……。』

 

 

(3号)「ライダーキック!!!」

 

 

そして、3号はライダーキックを放とうとした。




《次回予告》
白熱してるライダーバトルも決着か!?
謎の怪人ウルガ、ブッファル、イーグラに襲撃を受け傷ついた俺は、迫り来る3号のライダーキックを受けてしまう。
そして、絶対絶命のピンチ……。
果たして、ライダーはこの状況で勝利できるのか!?
そして、μ’sに待ち受ける脅威の真実とは!?

次回、第十四話
      「禁断のパワー」 
にご期待下さい。


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第十四話「禁断のパワー」

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
遂に始まった3号との決戦……。
一進一退の攻防だったが、途中ウルガ、ブッファル、イーグラの3体の怪人に襲撃を受ける。その時、イーグラは、サーベルで俺の腹部を刺した。そこから大量の血が……。
そして、3号はライダーキックを、放とうとした。俺はかわす力も残っておらず……。


(3号)「死ね!!仮面ライダー1号!!!」

と叫びながらライダーキックを放ってきた。俺は、避ける力もなく受けてしまった。

(1号)「うわぁぁぁぁぁ!!!」

俺は、3号のライダーキックを受けると火花を散らしながら後ろに吹き飛ばされた。

すると、変身が解けてしまい仮面ライダー1号の姿から元の人間の姿に戻ってしまった。

 

(穂乃果)「雄君!立って!!立ち上がって!!雄君が死んだら誰がみんなを守るの!?雄君ー!!」

 

微かに穂乃果の声が聞こえてくる……。しかし、俺は立ち上がるの気力は残ってなかった。

そして、時が経つにつれ自覚してくる……。

 

(雄介)『俺は、3号に負けた……。』

 

 

【穂乃果編】

私達は、両手を後ろで結ばれていて首にはショッカーマークの首輪があった。そして……、私の大好きな音ノ木坂の制服が無惨に切られていた。

(首領)「ハッハッハッハッハ!本郷雄介嫌、仮面ライダー1号は、我々が作った仮面ライダー3号に敗れた。ショッカーの完全勝利だ!!」

(穂乃果)「違う!!雄君は、負けないよ!」

(首領)「五月蝿い!小娘。お前もショッカーの改造人間として、我がショッカーに向かい入れてやる!戦闘員達よ、この小娘達を連れて行け!!」

すると、数人の戦闘員は雄君を持ち上げて連れて行こうとした。その時、

 

(2号)「待て、ショッカー!!」

 

修也君達だ!!

(穂乃果)「修君!!雄君を助けて!!」

私は、思いっきり叫んだ。

 

私は、ショッカーに捕まるより……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄君が再び人を殺す姿を見る方が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辛い……。

 

 

 

 

 

 

 

 

(首領)「仕方ない……戦闘員!本郷雄介を置いてこの小娘達を連れて行く!そして、ショッカー史上最強最悪の改造人間ジュンの誕生だ!!ワッハッハッハ!!」

そう言うと首領を中心にショッカー軍団はそれぞれの車に乗り、ショッカー本部に向かった。

 

 

【修也編】

(修也)「待て!!クッソ……。」

俺は、雄介を助けたが……穂乃果達は、ショッカーに連れて行かれてしまった。

(翔一)「凜!!クッソー!」

翔一は、専用マシンを出し、後を追いかけようとした。

(修也)「待て!ここは雄介の命の方が先だ!!」

俺は、そう言うと仮面を外し救急車を呼んだ。

 

 

 

【雄介編】

俺は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

負けた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3号にも……過去の俺にも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局何も変わってなかったんだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悔しい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっと力が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄介!!!」

「先輩!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「……ハッ!!」

俺は、目を覚ますとそこは西木野総合病院だった。

(修也)「やっと目を覚ましたか……。記憶覚えてるか!?」

(雄介)「あぁ。覚えてる……。傷も酷くないし、すぐショッカーを……ッ!!」

俺は、起き上がろうとしたら腹部に強烈な痛みが走った。

(翔一)「まだ、傷が閉じてません!今日は絶対安静にして下さい!」

(雄介)「俺が、動けない間にも穂乃果達はショッカーの改造人間になってしまう……。それだけは、絶対避けたい!」

(翔一)「先輩、俺は良く分かりません。何で先輩達は、そこまでして守ろうとするんですか!?俺は、正直人助けより復讐を目的に日本に来た。でも、先輩達は違う。人間の為にいつもそうやって身体を犠牲にしてる……。どうしてそこまで出来るんですか!?」

(雄介)「それはな……俺達が仮面ライダーだからだ。それ以上でも以下でもない。今のショッカーから弱き人々を守れるのは俺達しか居ないんだ。例え、この身体がボロボロになっても人類の自由と平和だけは守り抜く!俺は、ある人とそう誓った。」

(翔一)「ある人!?」

(雄介)「別世界のダブルライダー……。本郷猛、一文字隼人。この2人だ…。」

(翔一)「本郷猛に一文字隼人って、あの仮面ライダーの!?」 

(雄介)「そうだ。俺達は、昨日まで時空を超えてたんだ。」

(翔一)「そんな、不思議なことが……。」

(雄介)「だから、俺は行く!ショッカー本部に…。」

その時だった。

 

「仮面ライダーの諸君に告ぐ!明日の正午、我らショッカーはこの小娘達を最強最悪の改造人間ジュンに改造する。そして、私の花嫁としてショッカーに向かい入れるのだ。ワッハッハッハ!!」 

 

ショッカー首領の声が日本全国に流れた。そして、彼は確かに……。「ジュン」と言った。

(修也)「もしかして、最強最悪の改造人間ジュンって……!?」

(雄介)「あぁ。急ごう!!」 

俺は、そう言うとベットから起き上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺はあるところへ向かった。

 

「ガラガラガラガラ!!」

 

そこは、もう何十年も使われてないガレージ。そこには、亡き親父の遺品が沢山あった。

電気をつけると、そこには色々な機械があった。そして、中央には俺と同じ型のタイフーンがあった。

(雄介)「通りで気になった訳だ…。俺の親父本郷猛は、昔改造人間になってたんだ。そうなると、このベルトは親父の肩身か…。でも、自分の力であいつを倒したい。親父……。見ててくれ、俺の戦いを……。」

俺は、そう言うと親父のタイフーンを持ってガレージを後にした。

 

俺は、サイクロン号を走らせた。向かった先はおやじさんの家。

(文雄)「どうした。雄介……。随分酷い傷じゃないか…。」

(雄介)「おやじさん!これから、俺はショッカー本部に行きます。そこで、あの技を使おうと思ってます。もし、俺のタイフーンが壊れたら……。親父の意志の入ったこのタイフーンを体内に入れるのを手伝って下さい。」

(文雄)「わかった。それを本当にこれで良いんだな……。」

(雄介)「ありがとうございます。」

俺は、そう言うとタイフーンをおやじさんに預けておやじさんの家を後にした。

 

俺の身体に何が起こるか分からない禁断の技……。

しかも、1回しか使えない……。

 

きっと、親父は知ってたんだ。俺が後に仮面ライダーとなってショッカーと戦う事を……。

(雄介)『親父……行ってくる……。』

俺は、そう誓うとヘルメットを被った。

 

「待て!その技だけは使わせない!!」

 

俺の後ろには、修也と翔一が居た。

(翔一)「先輩、その技は危険過ぎます!使用しないでください!」

(雄介)「それは、無理だ……仮面ライダーとして……嫌、一人の人間として何も出来ない人を放っておく訳にはいかない!」

(修也)「もう、もうなっても知らないぞ!」

(雄介)「俺は必ず穂乃果達を連れて帰る気だ。」

(翔一)「先輩……。」

 

 

俺は、そう言うとショッカーのアジトにむかった。

 

 

 

 

【穂乃果編】

ここが、雄君が改造された部屋……。

私達9人は、大幹部地獄大使にショッカー本部の中を回っている。

(地獄大使)「今日から飯はこれを食べるんだ!ショッカーの自信作だ!」

そう言うと地獄大使は人の肉や内臓が盛られた皿を持ってきた。そこから、匂う嫌な匂いが凄く苦手だった。

(穂乃果)「これを食べるの?」

と、同時に雄君が今まで何を食べてたのかが分かった。

(穂乃果)『穂乃果達、本当に改造人間として生きる運命なのかな?』

私は、自分に問いかけた。

すると、雄君の声が聞こえてきた。

 

 

(雄介)『そんな運命……俺が全て破壊してやる!!』

(穂乃果)『え!?雄君どこなの?』

(雄介)『待ってろ!!俺が命に代えて助ける!!』

 

 

やっぱり、雄君には敵わないや……。

雄君は、どんな時でも穂乃果達を守ってくれる。【本物のヒーローなんだから!!】

 

 

 

 

 

信じてるよ……雄君……。

 

 

 

 

 

 

必ず……穂乃果達を守ってね!!

 

 

 

 

 

 

 

私達がショッカーに改造されるまで……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17時間……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、一人で日が出るのを待った。ニュースで知ったんだか、夏頃開催のラブライブ!の予選が終了したんだ。そして、東京都ブロック予選の順位が出た。

 

「μ’s……ランキング外」

テレビ画面にμ’sの文字はなかった。ランキング上位20チームが東京都ブロック本戦に出場する。ブロック本戦では、それぞれ1回だけライブを行い投票する。そして、人気のチームが見事ラブライブ!の全国本戦に進める。

俺は、非常に申し訳ない気持ちで一杯だった。俺が彼女達の足を引っ張っただけに……。

 

「ピンポーン」

 

その時、誰が家の呼び出しベルを押した。俺は、玄関に行きドアを開けると……そこには、おやじさんの娘の真優が居た。

(雄介)「どうした!?」

(真優)「今日、ショッカーにやられたって聞いて……それで

、どうしても傍に居たくて……。入って良い??」

(雄介)「あぁ。俺は、そう言うと真優を家の中に入れた。」

(真優)「何か、緊張する……。」

(雄介)「そうか!?俺は、いつも穂乃果と居るから慣れてるかな……。」

(真優)「高坂さんってどんな人?」

俺は、突然の質問に驚きの表情を浮かべたが……、真優の質問に答えることにした。

(雄介)「そうだな……穂乃果は、元気で馬鹿でオッチョコチョイだけど……一度決めたことは最後までやり通す事が出来る凄い人で……俺は、そんな穂乃果が……好きなんだ。」

俺は、真優にありのままに言った。確かに四年間の年月は離れてるけど……それでも、穂乃果を何一つ変わらなかった。

(真優)「そうなんだ……ねぇ!」

その時、真優は俺を押し倒すとそのままキスをし始めた。

(雄介)『何だ!?このキス……変に舌を絡めてくる……。』

俺は、そう思った。そして、真優はキスをやめた。

(雄介)「何すんだ!!真優?」

(真優)「雄介が穂乃果ちゃんの事好きなのは、分かってる。小さい頃から知ってたよ!でも……でも!!真優だって雄介のこと……好きなんだから……。穂乃果ちゃんには、負けたくないんだもん!!今日ぐらい真優を愛して……。」

そう言うと再び真優はキスをして来た。俺は、傷の関係もあって変に身動きが取れない……。すると、真優は今度は来ている制服のネクタイを外し、Yシャツのボタンを一つずつ開け始めた。

(雄介)「真優、止めてくれ。俺は、無理矢理こう言う行為をしてもその人を愛せない……。」

すると、真優の手は止まった。

(雄介)「俺を好きになってくれたのは、嬉しい……。でも、こう言うのは苦手なんだ。俺は、キスも全て俺が心に決めた人としかやらないんだ……。」

(真優)「そうだよね……。ごめんね、雄介いつも穂乃果ちゃんしか話してないから構ってもしかっただけなの……。」

そう言うと、真優は家を飛び出し自分の家に帰った。

(雄介)『やれやれ、俺ってそんなに穂乃果としか話してないか???それにしても疲れたから今日は寝よ。』

俺は、そう言うと自分の部屋に行き寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日、何が起こる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな予感がした。




《次回予告》(CV.本郷雄介)
「ファイナルライダーパワー!!チャージ!!!」
と叫ぶ俺……。
「雄介止めろ!!!」
それを必死に止めようとする修也……。
粉々になって砕け散るタイフーン……。
そして、時間と共に薄れていく記憶……。


『さようなら……穂乃果……みんな……。』


次回、第十五話
      「暴走~デットヒート~」
にご期待下さい。


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第十五話「暴走~デットヒート~」

まず、久しぶりに話します。
前回、第十四話「禁断の力」を見てくれた方は分かると思いますが、今回のサブタイトルは「デットヒート」と言うことで、まさか……マ○ハか!?と思われた方が居るんではないでしょうか!?
ですが、今回は出ません。デットヒートと言うのは……
前回の流れ的に分かると思います。
18禁か、15禁のタグ張った方が良いのかな!?
それも含めて感想待ってます!
それでは本編スタート!!

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー、本郷雄介と一文字修也は改造人間である。彼らを改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由と平和の為にショッカーと戦うのだ。
ガレージから、亡き父本郷猛のライダーベルトタイフーンをおやじさんに預けてあの禁断の力を使う決意をする。
そして、俺は穂乃果達を救いにショッカー本部に向かう!


【雄介編】

6時、俺は、修也達と一緒にショッカー本部に向かった。昨日の真優の行動も気になるが……今は穂乃果達の方が心配だ。多分、ショッカーの事だ俺達をおびき出す人質みたいな感じにしてる。俺は、そう思った。

え、翔一はって音ノ木を見てくれてるよ。あいつも俺達の仮面ライダーの思い……しっかり受け取ってくれたから……。

 

ショッカー本部は、()()()の所有地となってる海辺だった。

(修也)「着いたな。」 

(雄介)「あぁ。」

(修也)「お前……本当になるんだな。禁断の力を使ってあのスタイルに……。」

(雄介)「それで、助かる命があるなら……俺は、力をなくしても……記憶が消されても……もう2度と会えなくても……構わない。」

(修也)「そうか……。じゃあ、これが事実上最後の変身だな……。」

(雄介)「あぁ。もし、俺の暴走が止まらなかったら最後は、お前が俺を殺してくれ……。」

(修也)「あぁ。任せろ。」

俺は、そう言うと右手を握りしめ修也の前に突き出した。すると、修也は少し微笑みをみせると、俺の右手を左手でグータッチした。

 

そして、目の前に居るショッカー本部にめがけて走りだした。

 

本部には見張りの戦闘員が居た。俺達は、サイクロン号で戦闘員を吹き飛ばすとそのまま基地内に入っていった。

 

 

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「お腹空いたな~。」

私は、そっと呟いた。

あの後、その食事を私達は必死で拒否したんだ。

だって、いくら死んだ人でも同じ人には変わりないもん……食べられないよ……。

私達は、今日の正午改造手術される……。

確か、ジュンって言う改造人間で死の力を使い世界征服するんだって……。

でもね、最後は正義が勝つんだよ!ショッカーなんかに負けないもん!でも、寒いよ~って今の私達服着てるとは言えない状態だもんね……。

(海未)「穂乃果、大丈夫ですか?」

(凜)「凜はお腹ペコペコにゃ」

(花陽)「白いご飯食べたいです!」

(真姫)「子供じゃないんだから……少しは待ちなさいよ。」

(絵里)「そうよ。これぐらい我慢しないと駄目よ!」

(ことり)「美味しそうなお肉~」

すると、ことりが人の肉や内臓の盛られた皿の方へ向かった

(穂乃果)「だ、駄目だよ!ことりちゃん!!」

(にこ)「ことり!食べたら負けよ!!」

私はその時聞こえたの。通路の方で白衣を着た戦闘員が話してるところを……。

 

「あの9人可愛いよな~。」

「あぁ。雌豚に調調教(かいぞう)してやるよ……。」

「そうすれば、あんなことやこんなことがやり放題か……。」

「俺、ショッカーに入って良かった~!!」

「そうだな、ここ近年苦しい思いから耐え抜いてやっとだからな……。」 

「しかも、ラブライブ!の世界だぜ!!声優も良いけど生でμ’sといけない事出来ると思うだけで……。興奮してきた!!」 

 

 

私達ってどうなっちゃうの??

 

 

てか、声優って何??

 

 

その時、

 

 

 

私は、ショッカー戦闘員ですら凄く怖く思えた。

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、警備の戦闘員を追い払うと

改造手術室にやってきたが、穂乃果達は居なかった。

(修也)「おい、次行こう!」

(雄介)「あぁ。」

すると、俺らは次の所へ向かった。

すると、戦闘員を発見した。

(修也)「おい、あの戦闘員捕まえて聞こう。」

(雄介)「そうだな……。」

俺は、そう言うと通りかかった戦闘員を捕らえることに成功した。

(修也)「おい!!穂乃果達はどこだ!?」

(雄介)「吐け!!そうすれば、命だけは許してやる!」

(戦闘員A)「い、言わんぞ!!」

(雄介)「良し、ならば……。」

俺は、そう言うと戦闘員の首をさらに絞めた。そして、修也は往復ビンタを、繰り返した。

(戦闘員)「わかった。言うから……。あの小娘達は……、あそこの牢屋だ。」

(雄介)「良し!行くぞ!!」

俺達はそう言うと戦闘員を離し、急いで向かった。

 

 

 

【ショッカー本部指令室】

(戦闘員D)「大変です、裏切り者の本郷雄介、一文字修也共にショッカー本部に侵入しました。」

(地獄大使)「何だと!?3号!!殺したのではないのか!?」

(黒井)「どうした?」

(地獄大使)「本郷雄介と一文字修也が我がショッカーの本部に侵入してきた。3号、貴様の力で仮面ライダーを倒せ!」

(黒井)「分かりました。」

そう言うと黒井は指令室を後にした。

 

 

 

【雄介編】

俺は、戦闘員の言った牢屋に急いだ。

(修也)「こっちだ!!」

修也がそう言うと、俺は右に曲がった。

 

すると、牢屋には穂乃果達だけではない、全国のスクールアイドルが捕まっていた。しかも、穂乃名達はまだ何も変化はなかったが……既に捕まってるとみられる、スクールアイドル達はもはや人間としての自覚をなくしていて、ショッカーの完全な奴隷として生きていた。

(雄介)「こ、これは……」

 

(黒井)「これは、ショッカーの新たな改造人間達だ。」

 

(二人)「な、何!?」

(黒井)「教えてやろう、そもそもラブライブ!と言うのは存在しない……。ショッカーの改造人間を見つけるためのデモ大会なのさ。女性しか持ってない力を使い怠けた愚かな人間共を征服する作戦なのだ。」

(雄介)「何だと……そのために……そのために色んな人を騙してきたと言うのか!!」

(修也)「貴様らだけは……絶対に許さない!!行くぞ!雄介……最後の……。」

(雄介)「あぁ……。最後の!!!」

 

(二人)「「変身!!」」

 

そう言うと俺らの腰にタイフーンが出現した。

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

(黒井)「最後か……良いだろう、お前らを完膚なきまでに叩き潰してやる!!」

黒井は腰に金色ほタイフーンを出現させた。

すると黒井は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと左側にあるスイッチみたいなのを力強く押した。少し、ベルトから稲妻が走る。すると黒井は両手を円を描くように回し右腕を右腰に左腕を右方向に力強く構えると、右側にあるスイッチを押した。またしても稲妻が走り、シャッターが開き、風車が現れたそして、黒井は、空高くジャンプした。そして、仮面ライダー3号の姿に、変身してた。

 

 

修也は、穂乃果編の入ってる牢屋をぶち壊して穂乃果達を助けた。

(3号)「良くも……!!貴様らは必ず殺す!!」

そう言うと3号は、俺達に、向かって走り出してきた俺は、3号の攻撃をかわし、修也がキックを放つが3号は、それを受け止め修也の腹部にパンチを放った。

俺は、その隙に3号にキックを放った。そして、二人同時にパンチやキックを連発した。しかし、3号にはあまり効果がない。3号は、ジャンプし体勢をを立て直した。

 

 

 

【穂乃果編】 

私は意味が分からなかった。それは、みんなも一緒だった。  

(絵里)「最後ってどう言う事……。」

(にこ)「ラブライブ!が実はショッカーの改造人間探しの為だけの大会だったなんて………」

(花陽)「ひ、酷いです。その為だけにたくさんの人を騙してきたなんて……。」

(凜)「凜もあんまりにゃ。」

(ことり)「そんな……。」

(穂乃果)「それじゃ……音ノ木は……なくなっちゃうの……。」

(海未)「穂乃果……」

(穂乃果)「私達の努力って無駄だったの?」

(海未)「今は、そんなことより逃げるのが先です!」

(穂乃果)「嫌だよ!!」

(海未)「穂乃果……。」

(ことり)「穂乃果ちゃん……。」

(穂乃果)「だって、雄君があんなに体を張って戦ってるのに……もし、また倒されたら誰が雄君を助けるの?」

(海未)「仮面ライダーは、死にません!いえ、死なせません!」

(絵里)「海未の言うとおりにね。仮面ライダーは、絶対死なない。ピンチの時とか必ず私達を守ってくれたわ。今回も信じましょう……。」

(にこ)「大体、あんたが信じないでどおすんのよ!」

(穂乃果)「海未ちゃん、絵里ちゃん、にこちゃん。」

(絵里)「さぁ、行きましょう」

 

「そうは、させないわ……。」

 

みんなが動き出したその時……後ろから声がした。私達は、振り向くと……そこには、A-RISEの綺羅ツバサ(きらつばさ)がいた。

(ツバサ)「高坂さん、貴方だけは逃がさないわ!」

そう言うとツバサさんは、私の腕を掴んできた。

 

「「「「「「「「穂乃果!!!」」」」」」」」

 

私は必死に振りほどこうとしたけど、ツバサさんの人間離れした力のせいで逃げれない……。

そして、ツバサさんは私を引っ張ってきた。

(穂乃果)『ッ!!!』

私は気づいたらツバサさんとキスをしてた。さらに、口の中で変に舌を絡めてくる……。  

(ツバサ)「高坂さんは、まだ大人のキスを知らないみたいだから教えてア・ゲ・ル・♡」

そう言うと、ツバサさんはさらに激しく長くキスをしてきた。

(海未)「穂乃果に何するんですか!?」

(ツバサ)「あら、コレはスキンシップに過ぎないわ。」

キスをやめてツバサさんは言った。

(海未)「ここは、日本です!!日本のスキンシップをして下さい!それに穂乃果を返して下さい!!」

(ツバサ)「それは、出来ないわ。この子には、大首領の子供を産んでもらうの!そう言う運命だ!!」

そう言うと、ツバサさんの体は徐々に変化してライオンの様な格好をした怪人の姿に変わった。

(海未)「あ、貴方は何者なってすか!?」

(キング)「俺の名は、キング……。ショッカー首領のもう一つの姿だ。」

(絵里)「ショッカー首領のもう一つの姿……。」

(穂乃果)「みんな!!速く逃げて!!」

(海未)「しかし、穂乃果を置いては……」

(穂乃果)「良いから速く!!」

私がそう言うと、海未ちゃん達は逃げ出した。

(キング)「ほう……逃がしたか……じゃあ我が婿よ、二人の時間を楽しもうではないか?」

そう言うと、キングは私の身体のあちこちを触ってきた。

(穂乃果)「ちょっと!?やだ、どこ触ってるの?やめて!!」

しかし、私の言うことを聞いてくれず激しくしはじめた。

(穂乃果)「……や、やめて……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はその時初めて感じる恐怖に怯えてしまった……。

 

 

 

 

(穂乃果)『助けて!!助けて!!助けて!!』

 

 

 

 

私は心の中で連呼した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

【雄介編】

「……や、やめて……。」

俺は、穂乃果が怪人に襲われてるところを見た。

(1号)「穂乃果!!」

(2号)「雄介!ここは行け!!お前の妻救ってやれよ。」

(1号)「妻じゃないけど……今は、妻以上に大切な存在だ。ここ頼んだ!」

俺は、そう言うと穂乃果の元へ向かった。

(キング)「良い感度じゃないか……。私もこれほど感じてもらうと嬉しいよ……クッ!!来たか……。」

(1号)「穂乃果に手出すんじゃねぇ!!ライダーキック!!」

と言いながらライダーキックを放った。すると、キングは、穂乃果を突き飛ばすとライダーキックを受け止めた。

俺は、地面に着地すると穂乃果の元へ向かった。

(1号)「穂乃果!大丈夫か??」

(穂乃果)「……ゆ……雄君……」

というと穂乃果は俺を抱きしめてきた。穂乃果の体から伝わる恐怖……。それから守れなかった俺は自分がムカつく……。

(雄介)『勝手に人の好きな人を好き放題触りやがって!!!許せない!!』

俺は、そう思うと穂乃果をお姫様抱っこで持ち上げると、その場から立ち去った。

 

 

 

外には、和也と海未達がいた。

(和也)「雄介!!」 

すると、和也は俺の元へ来て穂乃果を受け取ってくれた。すると、俺は再びショッカー本部の中に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

牢屋の所では、修也がボロボロになって倒れていた。

(3号)「ふん、これで終わりだ!」

3号がそう言ってライダーキックを放った時、俺もライダーキックを放った。そして、俺のライダーキックは、3号の顔面に直撃した。すると、3号は、体勢を崩し倒れてしまった。俺は、地面に着地すると修也の所へ向かった。

(修也)「雄介、絵里達は?」

(雄介)「安心しろ、みんな逃げた。」

(修也)「そうか。」

(雄介)「お前は、ここに居ろ……。俺が決着をつける!」

(修也)「おい、まさか……。」

俺は、そう言うと修也から離れた。俺の目の前には仮面を外した3号の姿があった。恐らく、さっきのライダーキックで破壊されたのだろう……。 

(1号)「決着をつけよう……黒井。」

(黒井)「良いだろう……貴様が死ぬ運命には変わりない。」

(1号)「運命ってのは、変えることが出来るんだ。良いようにも……悪いようにも……。」

そう言うと、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ファイナルライダーパワー!!!」

と叫ぶと、右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。と、同時に俺の体内で「カチャ」と言うスイッチが入る音がした。

(修也)「雄介!やめろー!!」

と叫ぶ修也。しかしここまでやって止めると自爆してしまう……。

 

(雄介)『さようなら……穂乃果……みんな……。』

俺は、そう思うと瞳からは涙が垂れた。

 

そして、

 

(雄介)「チャージ!!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車が今まで見たことのないぐらいもの凄い勢いで回転すと同時にタイフーン全体に亀裂が走った。そして、その亀裂は体全体に広がり、ライダースーツ強度の弱いところから砕け散る様に俺の体から離れていった。 

次第に薄れていく俺の記憶……。

どっちかだけなんて言う甘い力ではなかった。

これを使うと言うことは体の中にある機械が暴走状態になると言うとこと……。そして、俺が俺で居られる時間は……俺の記憶が残ってるうち……。

つまり、一発で決めないと行けない……。それに、記憶が消えるペースが非常に速い……。

これが、俺や修也の最後の切り札………。

 

 

俺の場合は、

仮面ライダー1号デットヒートスタイルと言う。

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「さぁ…黒井……終わりの時だ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、そう言うと俺は、垂直にジャンプし空中で回転して3号に向かってライダーキックの構えをした。そして、

 

(雄介)「ファイナルライダーキック!!!」

 

と叫びながら、ファイナルライダーキックを放った。それに対し、3号もライダーキックで対抗したが

普通の改造人間の5倍の力がある今の俺にいくら3号でも圧倒的な差があった。

俺はそのまま押し切りファイナルライダーキックは、見事3号に当った地面に着地すると、火花を散らしながら3号がパンチを放った。俺は、それをかわすと

 

(1号)「ファイナルライダーパンチ!!」

 

そう言うと、俺は3号のタイフーンに向かってファイナルライダーパンチを放った。

すると、3号は固まりそのまま爆発した。俺は、そのまま爆炎に包まれた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それと同時に俺は、今までの全ての記憶をなくした。

 

 

 

 

 

 

 

 

さようなら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の()()()()よ……。

 

 




《次回予告》(CV.一文字修也)
3号を倒し、平和な世界に戻った……。
しかし、それと同時に彼は大きな代償を受けて
大切な記憶と変身能力を失う……。
そして、それを受け彼女達も再びバラバラになっていく。
次回からは、そんな彼の記憶を取り戻す新章……。
果たして音ノ木坂は、廃校を真逃れる事はできるのか!?
そして、彼の運命は!?



「本郷雄介記憶喪失編」
次回、第十六話
       「失った物……」

に期待下さい。


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第四章「本郷雄介記憶喪失編」
第十六話「失った物」


今回は少し文字は少なめです。
やっぱ、戦闘シーンないと書くことないですね~
雄介、早く記憶戻して~(-ω-;)
(雄介)「あんた誰!?」
えーー(o;ω;o)
こんな感じで新章スタート!!


 

(雄介)「ファイナルライダーキック!!!」

 

と叫びながら、ファイナルライダーキックを放った。それに対し、3号もライダーキックで対抗したが

普通の改造人間の5倍の力がある今の俺にいくら3号でも圧倒的な差があった。

俺はそのまま押し切りファイナルライダーキックは、見事3号に当った地面に着地すると、火花を散らしながら3号がパンチを放った。俺は、それをかわすと

 

(1号)「ファイナルライダーパンチ!!」

 

そう言うと、俺は3号のタイフーンに向かってファイナルライダーパンチを放った。

すると、3号は固まりそのまま爆発した。俺は、そのまま爆炎に包まれた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それと同時に俺は、今までの全ての記憶をなくした。

 

 

 

 

 

 

 

 

さようなら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の愛・し・い・人・よ……。

 

 

俺は、そう心で言うと倒れてしまった。

 

 

 

 

【修也編】

(修也)「雄……介……。ッ!!雄介!!!」

俺は、そう言うと雄介の元に走った。その時、既に雄介は意識を失っていいた。さらに彼の腰にはあるはずのタイフーンがない……。

(修也)「雄介、お前を死なせたりしない!とりあえずここから脱出しないと……。」

 

「無駄だ!一文字修也。」

 

謎の声がショッカー本部内に響いた。

(修也)「貴様は、ショッカー首領!」

(首領)「この基地には時限爆弾をつけた。後、5秒で爆発するだろう……。さらばだ、本郷雄介、一文字修也!!」

(修也)「何!?」

俺は、逃げようとすると「カチ」と言う音と同時に激しい爆発が起きた。俺はその爆発に巻き込まれた。

 

 

 

【穂乃果編】

 

「ドカーーーーン!!!」

 

激しい爆発が2人のいたショッカー本部から起こった。

(穂乃果)「雄君!!」

私は雄君の居るショッカー本部に行こうとした。しかし、後ろから強く腕を掴まれた。

(絵里)「穂乃果-!!どこに行く気!?」

(穂乃果)「離してよ!絵里ちゃん!雄君を迎えに行かないと!!」

(海未)「それでは穂乃果が死んでしまいます!!」

(ことり)「穂乃果ちゃん落ち着いて!」

(穂乃果)「ことりちゃんまで……雄君達が死んでも良いの!?」

(絵里)「死なないわよ……彼らは死なないわ!だって、仮面ライダーなんでしょ!?こんな爆発で死ぬほど弱くないわ!!」

(穂乃果)「絵里ちゃん……。」

私はそう言うと、落ち着いて待つことにした。

 

そうだよ……

仮面ライダーが死ぬはずないよ……

 

 

 

 

「ドーーーーン!!!」

 

 

凄い音と共に、崩壊するショッカー本部の建物から2人の人の影が見えた。

次第に影は大きくなるとはっきり顔が見えるようになった。雄君達だった。

でも、雄君の様子が何か可笑しい……。

まるで、意識のない状態だった。かと思った。

(修也)「真姫!!病院空いてるか?」

(真姫)「空いてるわよ……どうしたの?」

(修也)「脈がない……。」

 

 

 

 

その後、真姫ちゃんが急いで救急車を呼んでそのまま病院に向かって空いてる病室で修君が改造人間蘇生方法をやったんだけど……中々、脈が戻らなかった。

 

 

そんな中、私達は残り3日後に行われる学園祭の準備を始めた。アイドル研究部がやるのは、μ’sのライブ。

ラブライブ!はショッカーのデマ大会である事が判明し、中止した。これによりショッカーは世界に存在してることを日本全国の人が知ることになった。

でも、私達は歌いたいからライブを行うことにしたんだ。だけど……講堂が使えない事態に……

 

 

このまま上手くいくのかな?

 

 

 

私は心配した。

 

 

 

 

【和也編】

俺は、1枚の手紙を見て早速支度をした。

五日後、俺はアメリカに帰りアメリカの凶悪犯を逮捕するために行かなければならなかった。

(和也)「日本ともお別れか……。」

俺は、そう呟くとある思いが込み上げてきた。日本を離れる前にある人に伝えなければいけない事がある。

あの時の様な事はしたくない……。

俺は、そう思うと明日、話そうと決意する。

 

 

 

 

【修也編】

俺は今、雄介の病室に居る。

雄介が意識を失ってから既に10日以上が経ち、既に死んでるのではとも言われた。しかし、俺はまだ生きてると信じてる……。デットヒートスタイルを使用後生命力の半分を削るからその生命力を体に溜めるために寝てるとか色々な説がある……。ようするに怪人のデットヒートスタイルは今まで誰も使っておらず、ちゃんとしたデータが取れておらず100%確実とは言えない。

 

もしかしたら…… 

 

嫌、雄介に限ってそれはない!! 

 

 

そう思いたい……。

 

 

 

 

翌日……学園祭まで……2日

【穂乃果編】

私は、目を覚めた雄君を見に真姫ちゃんの病院にやってきた。

(穂乃果)「雄君!!」

私は、大きくドアを開けて言うと、雄君はビックリした表情をしていた。

 

「君は…誰!?」

 

(穂乃果)「え……。」

 

 

 

 

 

 

 

私の時間が突然止まった様に感じた。嘘だと思い、何度もドアに所にある部屋の番号と、入っている患者の名前を見た。確か、雄君の部屋は、178号で……本郷雄介……。

 

 

 

 

 

 

 

「178号 本郷雄介」

 

 

 

 

 

 

同じだった。私は、それに気づくとゆっくり部屋の中に入っていった。

そして、修君が詳しく説明してくれた。

(修也)「多分、デットヒートスタイルにしたときの代償だろう。誰の事も覚えてないんだ……。それに、雄介はもう仮面ライダーにはなれない……。」

(穂乃果)「そんな……」

雄君が記憶を無くした……。信じられない……。

私は、思わず涙が出たので病室を後にした。

 

 

 

(穂乃果)『私のせいだ……。私がオッチョコチョイな性格だから……。雄君にいつも守られてばっかだから……。それに、μ’sのみんなだって巻き込んでばかりで……。私……居なくなれば良いのかな?答えてよ……雄君……。』

 

 

 

 

【雄介編】

あの人、誰だろう……。

突然現れた茶髪のサイドポニーテールの髪の人は、涙を流しながら病室を出てった。

(修也)「追いかけなくて良いのか?」

(雄介)「何で!?俺、君の事もあの人の事も知らないし……。仮面ライダーって何??」

(修也)「それはな……」

その時だった。

今度は男の人が3人現れた。

(翔一)「先輩、さっき穂乃果さん泣きながら出てったけど……何があったの?」 

 

この人達、誰だろう……

 

(修也)「この人達も……知らないのか?」

俺は、起きたときからずっと居る人の質問に首を縦に頷いた。

(和也)「まさか、記憶が!?」

(丈二)「なら、専門的な治療が必要だ!すぐしないと雄介の脳から永遠に消えるぞ!!」

(修也)「丈二、そんな事あるのか??」

(丈二)「あぁ。少なくとも後、2日以内に記憶を取り戻さないと……彼のなくなった記憶自体が彼の頭から消えて無くなる……。」

(翔一)「そんな……。」

(修也)「それに、雄介はもう変身出来ない……。ベルトが消えてるし、改造人間並みの力もなくしてる。」

(丈二)「ファイナルライダーパワー……恐ろしいな。」

(修也)「あぁ。それに、雄介はその状態でフルパワーで戦ったから……。」

(雄介)「ねぇ、君達は何の話をしてるの!?俺の記憶とか変身とかファイナルライダーパワーとか改造人間って何?」

(丈二)「ねぇ、俺は御幸丈二……。科学者だから、安心して。今、君は記憶をなくしてる。君の過去は、君にとって大切な記憶なんだ……。だから、君は思い出す義務があるんだ。そこで君が覚えてる事全部言ってくれるかい??」  

(雄介)「えっと、俺は……本郷雄介……。」

俺は、しばらく固まった。自分の名前以外出てこないのだ……。どこで生まれて、何をしてたのかが全く分からないのだ……。

(雄介)「それしか……知らない……。」

(丈二)「そうか……。一つでも覚えてて良かった……。けど、君は今から2日以内には完全に記憶を戻さないといけない。こんな所で休んでる場合ではない……。動けるかい?」

丈二さんの質問の答えは既に決まってた。

(雄介)「丈二さん、お願いします!俺せいで誰かが泣の泣いたり傷ついたりするのだけは見たくないんです!!宜しくお願いします!!」

(修也)「記憶をなくしても雄介は雄介だな……。俺も手伝うよ!今からあそこに行こう。」

そう言うと、俺は見知らぬ学校の屋上に着いた。

 

 

 

 

 

 

 

そこからは、元気の良い音楽と複数の女子の声が聞こえる。

「ガチャ!」 

修也さんは、入り口のドアを開けた。すると、8人の女子学生がダンスをしていた。俺は、ダンス部と関係あるのだろうか?

(海未)「修也!穂乃果を見ませんでしたか!?」

(修也)「穂乃果ここじゃなかったか……相当傷ついた感じだったし!?」 

(真姫)「それより、雄介。何ビックリしてるのよ!あなたいつも来てるでしょ。」 

(雄介)「俺がここに!?」

(にこ)「何寝ぼけたこと言ってるの?学園祭ライブまで時間がないのよ!絵里と代わってカウントとってよ!」

(雄介)「それは、俺がするべき仕事なのか!?それに、学園祭って何??」 

(凜)「どうしたにゃ!?」

(花陽)「雄介君……変ですよ…」

(修也)「みんな聞いてくれ……」

すると、みんな修也さんの方を見た。

(絵里)「どうしたのよ……修也…。」

(修也)「みんな、驚くかもしれないけど……実は、雄介……記憶喪失なんだ……。」

(翔一)「それに、先輩はもう……仮面ライダーじゃない……。」

 

 

 

 

 

 

 

その時、屋上は静かな空間になった。

 

 

 

【新ショッカー本部】 

(首領)「愚かな本郷雄介はライダーに変身は愚か、改造人間の力すらない……。地獄大使よ、これがライダーを殲滅する最後のチャンスだ!失敗は死と一緒である。ライダー共を殺せ!!」

 

 

 

 

 

指令室にショッカー首領の声が響く……。

記憶と変身する力を無くした本郷雄介に最大のピンチが襲う。




《次回予告》
俺、本郷雄介と言う人の記憶を取り戻すべく学園祭前にも関わらず、必死なるμ’s……。
そんな中、ショッカーは地獄大使をはじめとする大量の量産型ホッパーを送り込んできた。
狙いは、俺と穂乃果……。そして、仮面ライダーだった。
絶体絶命のピンチに謎の青年が俺の前に立った。
次回、第十七話 
       「破壊王……降臨」


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第十七話「破壊王……降臨」

急ですが、今回から
【仮面ライダー×ラブライブ〜女神を守る破壊王と創生妃〜】さんとコラボをすることになりました。
同じ仮面ライダーとラブライブ!のコラボ作なので是非、そちらもご覧下さい。
本編でも注意書きしましたが、同じキャラクターが出て来ます。間違えない様にご覧下さい。

今回から宜しくね(^^)/

(憐人)「おう!任せろ!!」


気合い満タンみたいです。
それでは、本編……START!!


 

【???編】

(???)「ここが、ラブライブ!と1号達の混ざった世界か……。俺達の世界より平和だな。」

俺は、外に出ると穏やかな街の雰囲気を見て言った。

俺の名前は、結城憐人(ゆうきれんと)。え、何故俺が関係ないこの世界にいるかって!?

それは、昨日の話だった。

 

(※このコラボでは、別世界から来た穂乃果達を最初に憐、とつけて表示します。)

 

 

(憐、穂乃果)「ねえねえ。憐人君は、昔いろんな世界を旅してたんだよね?」

(憐人)「そうだけど……。」

(憐、穂乃果)「じゃあさ、穂乃果達も別世界に行こうよ!」 

これが事の始まりだった。 俺は、突然向かったショッカーワールドでの決戦を終えてから穂乃果達に元ディケイドの士さんの旅を話してた。そしてら、穂乃果がそう言うと久しぶりに時空を超える事にした。

(憐人)「俺は、別に構わないが……。」

俺は、そう言うと光写真館は時空を超えた。

スクリーンには、9人の歌の女神と仮面ライダー1号、2号、V3にショッカーの絵だった。

恐らく女神はμ’sと考えると別世界のラブライブ!になる

(憐、海未)「ここは、音ノ木坂でしょうか?」

(憐人)「分からない。けど、スクリーンの絵からして時空を超えたのは確かだ。」

そして、穂乃果はある疑問を思い浮かべる

(憐、穂乃果)「なんで……穂むらが潰れてるんだろう……。」

そう言うと穂乃果は家であるはずの穂むらを開けようとするが、開かない。

(憐人)「俺は、ここで何をすれば良い?」

俺がそっと呟くと考えた。

(憐、凜)「凜には良くわからないにゃ」

明らかに穂乃果達のリアクションが悲しく見えてくると、心の中で闇憐人が話しかけてきた。

(闇憐人)『どうだ!?何か分かったか???』

(光憐人)『大体分かったけどまだ謎なところがある。どうしてほぼ似た世界に来ないと行けないんだ???』

その時、時空の歪みから鳴滝が出て来た。

(憐人)「また、鳴滝か。」

(鳴滝)「この世界もいずれ滅びる。貴様が現れたせいで彼らが守った平和な世界が崩壊の道を辿るのだ!!」

(憐人)「何故?」

(鳴滝)「何故って……それは、貴様が世界の破壊者だから!!そして、私がショッカーの大幹部ゾル大佐だからだ!!」

そう言うと、鳴滝ゾル大佐として、再び俺の目の前に現れた。俺は、闇憐人と代わり、ドライバーを腰に巻いた。そして、ライドブッカーから1枚のカードを

取り出した。

《カメンライド》

(闇憐人)「変身!」

そう言うと、俺は展開したバックルに差し込んで閉じた。

《ディケイド!!》

と言う音声と同時に俺はディケイドに変身した。

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

とりあえず俺は、記憶を探すべく思いで深い場所に向かった。まずは、穂むらと言う店だ。と言っても、既に閉店してるから、なんとも言えないけど……。

(翔一)「先輩!俺、穂乃果さん捜してきます。流石にこれ以上は危険ですし……」

(修也)「そうだな……滝と風見は穂乃果をお願いできるか?もし、会ったら連絡するから」

(翔一)「わかった。行きましょう滝さん。」

そう言うと、2人はバイクに乗り昼間の少女を捜しに行った。

(丈二)「ここまで、何か思い出した事はある?」

(雄介)「何も……。」

(凜)「雄介君、本当に忘れちゃったのかにゃ?」

(雄介)「悪い……でも、本当に思い出せないんだ……」

俺は、自分が情けなくなった。

 

「そこまでだ!!本郷雄介。」

 

 

 

 

【翔一編】

俺と滝さんは、バイクに乗り穂乃果さんを捜していた。

彼女が行きそうな場所は結構あるが、まずは家にむかった。

(和也)「鍵がかかってる。」

(翔一)「ここには、居ないようですね。」

(和也)「屋上にも居なかったし、どこに居るんだ?」

俺達は、試行錯誤して穂乃果を捜す。

 

 

 

【憐人編】

俺は、ゾル大佐と戦っていた。

すると、穂乃果、凜、花陽、海未がベルトをウエスト羅辺に巻いた。

(憐、穂乃果)「憐人君!穂乃果も戦う!!変身!!」

(憐、花陽)「花陽も変身します!」

(憐、凜)「変身行くにゃ!!」

(憐、海未)「参ります!!」

そう言うと、穂乃果はクウガに、花陽はアギトに凜はメテオ、海未はゲネシスドライバーを使い鎧武・真に変身した。

俺が、ゾル大佐と組み合ってると

(クウガ)「憐人君どいて!!」

と言う合図と同時に俺は、ゾル大佐から距離をとると穂乃果と花陽がダブルライダーキックをゾル大佐に放った。しかし、効果は今一つだった。

(ゾル大佐)「ライダーレベルが低いと必殺技も弱いのか……。所詮見せかけのライダーにこのゾル大佐様が負けるとでも思ったか!?来い!ショッカーライダー達よ、ディケイドや他のライダーを殺せ!!」

(ショッカーライダー達)「ヒーー!!!!」

そう言うと、数体のショッカーライダーが現れた。

(ディケイド)「なら、これでもどうだ?」

俺は、光憐人と代わった。そして、ゴールデンディケイドに姿を変えた。

(ゾル大佐)「それが、噂のゴールデンディケイドと言う姿か。」

ゾル大佐がそう言うと俺に向かって走ってきた。

俺は、ライドブッカーから鎧武のアイテムカードを出して、展開したバックルに差し込んで閉じた。

 

《アイテムライド・火縄大橙DJ銃》

 

と言う音声と同時に鎧武の武器火縄大橙DJ銃が姿を現し、俺はショッカーライダーに放った。

 

 

 

 

【雄介編】

俺の目の前には戦闘員と名乗る黒づくめの格好をした人達と1人の改造人間が現れた。

(雄介)「君達は何者なんだ!?」

(地獄大使)「本当に記憶を無くすとわな……。本郷雄介!一文字修也!貴様らが倒したゾル大佐が地獄の底から蘇った。貴様らの最後だ!!」

そう言うと、物凄い勢いで7人の戦士が俺の前に飛ばされてきた。すると、全員変身が解けて素顔を見ると修也君を始め色んな人が驚いた。

(海未)「な、何故私達と同じ顔をしてるんですか!?」

(凜)「凜達にそっくりだにゃ。」

(花陽)「てか、凜ちゃん!同一人物だよ!!」

(ことり)「穂乃果ちゃん!どうして……どうして変身してるの?」

(憐、穂乃果)「こ、ことりちゃん!駄目だよ、ちゃんと安全なところにいなきゃ!って……な、何でう、海未ちゃんが2人居るの???」

(希)「まさか、ドッペルゲンガー!?」

(真姫)「いくらなんでもあり得ないわ。」

(憐、ことり)「穂乃果ちゃん!」

(憐、穂乃果)「あ、ことりちゃん!それに真姫ちゃんまで……。」

(ゾル大佐)「ディケイド!!貴様の旅も終わらせてやる!」

(地獄大使)「ダブルライダーよ、今日こそ息の根を止めてやる!」 

そう言うと、修也君が今まで見せない目をして一歩前に出た。

(修也)「まずは、ディケイド……嫌、破壊王がどうしてここ居るんだ!?」

(憐人)「さぁーな。でも、こいつらを倒さないといけないことは分かった。」

すると、修也君の腰から謎のベルトが出現した。

(雄介)『あれは!?』

俺は、一昨日までそのベルトが自分にもあった……

そんな感じがした……。

 

 

 

 

 

 

俺は、何者なんだ!?

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】 

俺は、ディケイドである結城憐人の隣に立った。

(修也)「君の名前は!?」

(憐人)「俺は、結城憐人。通りすがりの仮面ライダーだ。何故、1号は戦おうとしない?」

(修也)「実は、記憶と変身能力をなくしてるんだ。」

(憐人)「なるほど……。大体分かった。1号の記憶を取り戻すのが俺の役目らしい。なら、さっさと片付けるか。」

憐人は、ベルトのバックルを展開しカードを差し込んだ。

 

《カメンライド》

 

俺は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように回し左方向で力強く構えると

(2人)「「変身!!!」」

すると、俺はバックルにある風車が回り出した。憐人は、展開してたバックルを閉じた。 

 

《ゴールデンディケイド》

 

と言う音声同時に憐人は仮面ライダーゴールデンディケイドに変身した。

俺は、風車から発生した光に包まれて仮面ライダー2号に変身した。

(ゴールデンディケイド)「穂乃果達は、雄介やみんなをを頼む!」

(憐、穂乃果)「分かった。」

それを聞くと俺は、憐人と一緒にショッカー軍団に向かって行った。

 

 

 

 

 

【翔一編】

俺は、穂乃果を捜しにμ’sに関係するところや彼女が行きそうなところを探したが見つからなかった。そして、今は和也と一緒に海岸に居る。

(和也)「みつならないな~。」

(翔一)「どこに行ったんだ?」

 

「そこまでだ!!ホッパーVersion3……嫌、仮面ライダーV3かな?」

 

俺の目の前にカメバズーカが現れた。

(翔一)「貴様は!?」

(カメバズーカ)「お前には、初めて会うな。俺はカメバズーカだ!」

(翔一)「ショッカー怪人か……。」

俺は、一歩前に出た。

(和也)「風見……。」

(翔一)「大丈夫。雄介先輩は、自分の命を犠牲にしてまで、この世界を守ろうとした……。俺は、同じ仮面ライダーとして、先輩が守ろうとしたこの世界を守る!」

そう言うと俺は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように左斜め上に持ってきた。

(翔一)「変身!!」

すると、右腕を右腰の位置に持ってきてそのまま左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばします。

(翔一)「V……3!!!」

と叫ぶと、俺の隊内からダブルタイフーンが出現して俺は、仮面ライダーV3に変身した。

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

何故だろう、目の前の光景を見てると……頭が痛くなってくる……。俺は、一体何者なんだ……。

 

 

【修也編】

(2号)「くそ、こいつら強い……。」

(地獄大使)「参ったか、2号ライダーよ。我々は、今デッドヒートスタイルを使用している。」

(2号)「何!?」

(ゴールデンディケイド)「デッドヒートスタイルって何だ!?」

(2号)「デッドヒートスタイルは……自分の体内にあるエネルギーを全て力に変換する能力を持つこれを使うと、普段の改造人間より、数倍の力を出せることが出来る……しかし、その代償として、変身したり過去の記憶をなくしたりするんだ。」

(地獄大使)「おっと、時間のようだ……。これから我々ショッカーは、未来型改造人間や、強化型改造人間を量産し日本を征服する……さらばだ……一文字修也……結城憐人。」

そう言うと、ショッカーは姿を消した。

 

 

 

 

そして……日本がショッカーに支配されるのと同時に、本郷雄介の記憶が無くなるまで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後……8時間……。




《次回予告》(CV.結城憐人)
俺がこの世界でやることは仮面ライダー1号本郷雄介の記憶を取り戻させる事……
しかし、突然2号ライダーとV3が俺に攻撃をしてくる……

何でだ!?


次回、第十八話
      「タイムリミット……」

にご期待。


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第十八話「タイムリミット」

コラボ回二回目です!
今回は少しライダー対戦を描いたつもりなんですが、上手くかけませんでした……。
そろそろ、UA3000記念回を書こうと思います。
詳しい詳細は後日活動報告書にで書きますので宜しくお願いします。



 

【憐人編】

(ゴールデンディケイド)「ライダーレベル……20だと……!?」

俺は、橘さんからもらった ライダーハンドでショッカーライダーのライダーレベルを測定した……。

そしたら、全員がライダーレベル20と言う数字を叩き出した。ショッカーライダーは、仮面ライダー1号、2号を元に作ってるから納得はするが……全員が20なのは、正直ビックリだった。

(2号)「何をおどおどしてるんだ!?行くぞ。」

そう言うと2号ライダー一文字修也は、ショッカーライダーに向かって走りだした。

(ゴールデンディケイド)「何で……あんな凄い奴らに立ち向かえるんだ……。」

俺は、そっと呟いた。

(闇憐人)『ぼさっとしてる暇あったら戦え!!』

俺のもう1人の俺が心の中でそう言った。

(光憐人)『俺は、良く分からない……』

俺はそう心の中で言うとショッカーライダーに向かって走りだした。

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、この光景を見たことがある……。そんな気がするんだ。あんな様な化け物が街を傷つけ、人を泣かせる光景を……。

何でだろう……

 

 

 

 

俺は今何かをしないといけないと思った……。

 

 

 

 

でも、一体何をすれば良いんだ???

 

 

 

 

教えてくれ……俺……。

 

 

 

 

 

と思っても、誰も答えてくれない……俺の中で何かが消える感じがした……消えてはいけない何かが……。

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

俺は、カメバズーカと戦っていた。

(カメバズーカ)「貴様は、1号、2号を倒すのではなかったのか!?」

(V3)「違う!俺は……俺は仮面ライダーV3悪は断じて許さん!!行くぞ!」

そう言うと俺はカメバズーカに向かって走り出した。

カメバズーカは背中にある大砲を放ってきたが俺はそれを全てかわし、カメバズーカに向かってパンチした。

(カメバズーカ)「流石は、最新の改造技術によって改造された改造人間だ。1号とは比べ物にならない。」

(V3)「お前には、そうしか思ってないかもしれないが、1号や2号は、お前らより強い!!例え記憶を無くしても……彼らは……仮面ライダーは、永遠不滅だ!!」

俺は、そう言うとカメバズーカに向かってライダーキック……嫌、V3キックを放った。すると、カメバズーカは、そのまま海に飛ばされて爆発した。

(和也)「やったな、風見……嫌、仮面ライダーV3。」

(V3)「えぇ。でも、肝心の穂乃果さんは見つかりませんね。」

(和也)「そうだな、速く捜そう!」

そう言うと、俺は変身を解除し再び穂乃果さんを捜し始めた。

 

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「雄君、どうして穂乃果達のこと忘れちゃったの?」

私は、居ないはずの雄君に向かって呟いた。

 

 

 

でも、帰ってくる言葉もなければ何も起きなかった。

 

 

 

「そこまでだ!!高坂穂乃果!」

 

 

 

私を呼ぶ声……。

後ろに居たのはショッカー怪人だった。

(穂乃果)「貴方は、何者???」

(ガニゴウモリ)「俺は、ゲルショッカーの改造人間ガニゴウモリ様だ!高坂穂乃果、貴様は我々大首領の嫁になり、大ショッカーの繁栄に力を注ぐのだ!!」

(穂乃果)「そんなの、嫌だよ!!」

(ガニゴウモリ)「貴様に拒否権はない!!」

そう言ってガニゴウモリが私の前に来たその時

 

「トォ!!」

 

謎の人が私をガニゴウモリから守ってくれた。

(穂乃果)「貴方は??」

(猛)「俺は、本郷猛。雄介と同じでショッカーに改造された改造人間だ。そして、またの名……」

そう言うと、本郷猛は左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、腰には雄君と少し違ったタイフーンが出現した。すると、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、本郷猛は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時にバックルの部分にあるシャッターが開き中にあった風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、本郷猛は、今までの1号より太い身体をした仮面ライダー1号に変身した。

(ガニゴウモリ)「おのれ、本郷猛……生きていたのか。」

(本郷1号)「ショッカーを倒すまで......。俺は、死なない!!」 

そう言うと、本郷猛はガニゴウモリに向かって走り出した。二人は近づくと組み合った。そして、本郷さんが吹き飛ばすと、更に跳び蹴りして、ガニゴウモリにダメージを与えた。

(本郷1号)「良し、今だ!!」

そう言うと、本郷さんは空高くジャンプして、空中で回転しながらライダーキック野構えをした。

(本郷1号)「ライダーキック!!!」  

と言うと本郷さんは、ライダーキックを放った。

そして、ライダーキックは見事ガニゴウモリに命中しガニゴウモリは、そこから遠くに吹き飛ばされた。

(ガニゴウモリ)「おのれ......仮面ライダー1号め......この借りはいつか必ず......」

そう言うと、ガニゴウモリはその場で爆発した。

そして、本郷さんは変身を解き私の前にやって来た。

(猛)「君が、高坂穂乃果か......。」

私は、本郷さんの質問に頷いた。すると、本郷さんは私をネオサイクロン号に乗せてある場所へ連れてってくれた。   

 

 

 

 

【雄介編】

修也や、憐人でもショッカーライダーに歯が立たない状態が続いた。

(ゴールデンディケイド)「流石、ライダーレベルが20もあるだけに......強い......。」

(2号)「せめて、雄介が記憶を思い出せば形勢逆転に繋がるんだが......。」

(ゴールデンディケイド)「仕方ない、ここは逃げるしかないな......。」

(2号)「馬鹿野郎!!!」

そう修也が言うと憐人の顔を殴った。

(2号)「俺達、仮面ライダーに逃げると言う言葉は......ない!!!」

(雄介)「か、仮面ライダー......。」

俺の脳裏にある言葉が浮かんだ。

 

仮面ライダー......。

 

俺は、あんな化け物と戦わないといけないのか?

 

 

 

 

俺は、一歩前に出たその時......。

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

目の前に凄いバイクが現れた。

そこには、高坂穂乃果と言う人も居た。

(憐、穂乃果)「あ!!私だ!!」

(穂乃果)「何で......海未ちゃん達や私がここに居るの?」

そう言うと、穂乃果は後ろを振り向くが......既にバイクと一人の男性の姿はなかった。

(丈二)「穂乃果さん!無事のようですね......。そうだ!翔一に電話しないと......。」

と言うと、丈二さんは風見君に連絡した。

 

 

(二人)「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

すると、前から飛ばされた修也と憐人が変身を解けてしまった。

(ゾル大佐)「貴様らの力はそんなものか!?」

(修也)「くそ......ここまでか......。」

(地獄大使)「さぁ、本郷雄介......我々と共に来るのだ!!」

その時、俺は決断してた......。 

これ以上、誰かが傷つくのならば......俺が奴等の言うことを聞けばいい......。

(雄介)「俺がお前らの言うことを聞けば、彼女達は傷つかないのか!?」 

(地獄大使)「勿論!」 

(雄介)「なら、俺の答えは決まりだ……。」

俺は、地獄大使の元へ歩み出したその時……。

 

「行かないで!!!」

 

と、同時に穂乃果が俺を止めた。

(雄介)「離してくれ……。俺は、あの人と一緒に行く。」

(穂乃果)「ダメだよ!!また、雄君が居なくなっちゃうのは……穂乃果、嫌だよ!!」

その時、一瞬俺の頭の中に幼い少女が過ぎった。

(雄介)『何なんだ……今のは……。』

俺は、考えるが答えが見つからない……。

(雄介)「どうして、君はそこまでするんだ???僕の事は関係ないでしょ!!なのに……何で???」

俺は、穂乃果と言う人に聞いた。すると、穂乃果が目に涙を浮かべながら言った……。

(穂乃果)「そんなの……好きだからに決まってるじゃん!!でも、無理だって分かってる……だって雄君は、みんなを守る正義の改造人間…仮面ライダーだから!こんな私に見向きもしてくれないのは、分かってる……。でも、これだけは言わせて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、高坂穂乃果は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄君の事が世界中の誰よりも好き……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、今見も知らない人に好きと言われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 穂乃果編】

私、遂に告白しちゃったんだ。

 

 

 

数分前

 

 

 

(猛)「君は、雄介をどう思ってるんだ?」

(穂乃果)「え!?」

猛さんの質問は、私の気持ちを動かしてくる……。

私は………

 

 

 

 

 

 

好き……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄君の近くにいたい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)「私は、雄君の事が好き!!!世界中の誰よりも……。」

(猛)「そうか……。なら、最後までその気持ちを貫くんだ!!」

(穂乃果)「でも……雄君とは、付き合えないんじゃ……。」

(猛)「それは、あいつが決めることだ。今は、あいつの返事を信じて気持ちを伝えるんだ。」

(穂乃果)「分かりました。相談にのってくれてありがとうございます!」

(雄介)「こちらこそ、ゆうすけ雄介を頼んだ。」

これが、私と本郷猛雄介のお父さんとの会話だった。多分今になって分かったけど別の世界で生活してるんだと言う事。

そして、雄君と同じ仮面ライダー1号。

 

 

 

 

 

 

 

英雄的存在なんだね……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 雄介編】

俺は、穂乃果の確かに聞いた……。

 

 

 

改造人間だと……。

 

 

 

俺は、一体に何者なのか。

(ゾル大佐)「明日、本郷雄介の全ての記憶が消える」

(地獄大使)「その時、我らしょっかーの世界征服が完了する!貴様らの負けも時間の問題だ。」

そう言うとショッカー軍団は姿を消した。

(ゴールデンディケイド)「帰ったか……。」

(2号)「ふざけるな!お前が来たからゾル大佐が復活してしまった。ディケイド…貴様を倒す!!」

そう言うと、修也は憐人に向かって殴りかかった。

憐人は、それを上手くかわした。

(ゴールデンディケイド)「何するんだ!?」

(2号)「貴様は、世界を破壊する存在だ。ここで倒す!!」

(ゴールデンディケイド)「くっそ、戦う運命なのか……。」

そう言うと修也は、空高くジャンプした。それを見て憐人は、バックルを展開し黄色いカードを差し込んでバックルを閉じた。

 

《ファイナルアタックライド・ディディディディケイド》

 

と言う音声と共に憐人の前に等身大のカードが数枚出現した。

(雄介)「これは……不味い!!!」

俺は、穂乃果の腕を振り払い無我夢中になって走り出した。

この光景はどこかで……。

俺は、気がついてると2人の間を空高くジャンプしていた。

(2号)「ライダーキック!!!」

(ゴールデンディケイド)「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

二つのライダーキックが中央でぶつかろうとしている中、

俺は、その間に入った。

 

 

 

「ドカーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

 

 

激しい爆発が空中で起きた。

俺らは体制を崩し地面に落下した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺は完全に自分が何者なのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れてしまった………。

 

 




《次回予告》(CV.高坂穂乃果)
学園祭1日目、私達は音ノ木坂始まって以来最悪の学園祭が幕を開けた。
雄君は、完全に記憶を失って……2度と立ち上がる力を無くした。
ボロボロになるライダー達……。





次回、第十九話
「ショッカー軍団襲来……音ノ木坂学院最後の日!?」
にご期待下さい。


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第十九話「ショッカー軍団襲来……音ノ木坂学院最後の日!?」

コラボ回第3話です!!
今回は、少し悲しいシーンがありますね〜
それに……また、ショッカーが……。
音ノ木坂学院最大のピンチ!?


【 ショッカー本部】

(首領)「何!?ガニゴウモリが仮面ライダー1号に負けた???」

(ブラック将軍)「はい。ですが、本郷雄介ではないと思われます。」

(地獄大使)「首領、今日は学園祭というものがあるそうです。そこを叩きましょう!!」

(ウルガ)「嫌、そこは学院の経済を我がものにすれば音ノ木坂学院ぐらい廃校に出来ますし、日本も簡単に手に入れられます。」

(首領)「落ち着くのだ!!今は、地獄大使の意見に賛成しよう。地獄大使よ、この作戦に全てがかかってる。失敗は、死だ!!!」

(地獄大使 )「はぁっ!!!」

そう言うと、地獄大使は指令室を後にした。

 

 

 

 

 

【 穂乃果編】

あの後…、雄君は、一瞬だけ1号に変身したんだ……。

 

 

 

【 回想シーン】

「ドカーーーーーーーーーーーーン!!!!」

激しい爆発が起こった。

そこから変身が解け体勢を崩しながら地面に落下する修君と憐人君……。

2人が落ちて来たと同時に爆炎から雄君が降りてきた。でも、その時だけ雄君は仮面ライダー1号のスーツを身にまとい仮面を被ってた。けど、変身に必要なベルトがなかった。

(雄介)「これが……俺の本当の姿!?」

でも、その後時間になっちゃって記憶が全て無くなっちゃんだ……。

 

 

 

 

 

 

結局、 今日の学園祭1日目雄君達は欠席……。

今日は、ライブなのに………。

さっきまでは良かったんだけど………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、目の前に居るのはショッカー軍団だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 憐人編】

(憐人)「そこまでだ!!ショッカー……。」

俺は、穂乃果達とこの世界の音ノ木坂学院に向かった。そこには、大量のショッカー軍団が居た。ほとんどがライダーレベル20オーバーのショッカーライダーだった。

(憐、穂乃果)「行くよ……、憐人君。みんな!!」

そう言うと、穂乃果、海未、花陽、凛、に昨日連れてきた希、絵里がそれぞれ変身した。

俺は、それを見るとベルト腰に巻きバックルを展開するとカードを差し込みゴールデンディケイドに変身した。

俺達は、ショッカー軍団に向かって走り出そうとしたその時……。

 

「俺達も戦う!!」

 

俺は、後ろを振り向くとそこには居ないはずの剛、タケル、真司、橘さんそれに、英司が既に変身した状態で居た。

(マッハ)「話は、この世界の2号さんから聞いた。憐兄さん行くよ!」

(龍騎)「俺も、戦います!!」

(ゴースト)「命、燃やすぜ!」

(オーズ)「ライダーは助け合いでしょ!」

(ゴールデンディケイド)「みんな……力を貸してくれ!!」

そう言うと、俺達総勢13人のライダーがショッカー軍団に立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

【 雄介編】

俺は、落ち着かなかった。ここが、どこで俺は誰なんだろう。俺は、自分の名前も全てわからない状態だった。

俺は、今家にいる。正直安心感がある……。でも、正直何かをしないといけない気がした。

(雄介)『俺は……。何をすれば良いんだ……。』

俺は、そう考えてるとテレビをつけた。

すると、緊急速報が流れてた。

 

『ショッカー軍団、音ノ木坂学院に現れる!!13人の仮面ライダーが交戦中!!』

 

そこには、見た事のない怪物が大量にいた。そして、それに勇敢に立ち向かうも苦戦する仮面ライダー達……。

俺は、耳を塞いだ。テレビでは、聞こえるはずのない声が聞こえたのだ。それは、人の声……。

人の悲鳴が聞こえた。

(雄介)「何なんだ……。この、声は……。」

 

「仮面ライダー!!!」

「助けてー!!」

「助けてー!ライダー!!」

 

俺は、激しい頭痛を引き起こした。そして、俺の呼吸は徐々に乱れ、苦しみながら俺はバイクの鍵を取った。

(雄介)『何で!?身体が勝手に……。』

すると、俺はバイクの上にかかってるビニールシートを剥がしバイクに乗るとエンジンをかけた。

そして、音ノ木坂学院に向かって発進した。

 

 

 

【 穂乃果編】

どうして!?こんなにライダーが居るのに……

ショッカー軍団に歯が立たないなんて……。

(憐人)「チッ。変身が解けた…。」

すると、憐人君は銀色っぽい髪から黒に変えて再び変身した。

(クウガ)「こうなったら、穂乃果も!!」

(鎧武・真)「いけません、穂乃果!!アルティメットフォームになるのは。」

(メテオ)「メテオストームファニッシャー!!!」

すると、凛ちゃんっぽい人が必殺技を放ったんだけど……効果が今ひとつみたい。

 

 

雄君…。

 

 

私はひたすら彼が来てくれる事を祈った。

 

 

 

 

 

【作者編】

(マッハ)「なら、これでどうだ!?」

剛は、シグナルバイクトマーレを使い近くにいる戦闘員の動きを止めた

それを見ると海未は、チェリーエナジーロックシードソニックアローにつけた。そして、ソニックアローを戦闘員に向けて連射した。すると、戦闘員は爆発した。

(マッハ)「いい絵だったでしょ!」

(鎧武・真)「そんな事全部終ってから言ってください。まだ、ショッカー軍団は沢山いるんですから。」

(マッハ)「はいよ!」

 

 

 

1方、穂乃果と花陽、真司は

ショッカーライダーと戦っていた。

(龍騎)「くそ〜、ライダーレベル20なんて聞いてないぞ!!」

(クウガ)「そんな事言っても終わらないよ!真司君!!トリプルライダーキックだよ!!」

(アギト)「分かったよ。穂乃果ちゃん!真司君もやろ?」

(龍騎)「分かったよ。行くぞ!!」

 

《ファイナルベント!!》

 

と言う音声と同時に真司の後ろには大きな赤いドラゴンが出現した。それとほぼ同時に花陽の仮面にある触角が数本になった。そして、穂乃果の右足には金色の部品がついて右足の裏には炎の様に熱くなった。

3人は空高くジャンプすると呼吸を合わせてショッカーライダーにライダーキックを放った。

「ドカーーーーーーーーーーーーン!!!!」

ショッカーライダーはそのまま爆発した。

(穂乃果)「じゃあ、憐人君の所に行こう!!」

 

 

闇憐人と映司、タケルは、鳴滝……いや、ゾル大佐が変身した狼男と戦っていた。

(ディケイド)「こいつ、スゲー強い。お前ら、力を貸せ!!」

(オーズ)「本当に、闇憐人は性格悪いよ……。まぁ、しょうがないか。」

そう言うと、映司の体内から紫の3枚のメダルが出現した。それをベルトに差し込んでスキャンした。

 

《プテラ!トリケラ!ティラノ!》

《プ・ト・ティラーノザウルス!!》

フォームチェンジした、映司を見てタケルはエジソンアイコンをベルトに入れてフォームチェンジした。

(オーズ)「時間がないから1発で決めるよ!!」

(ディケイド)「一発で十分だ!」

(ゴースト)「頼む、エジソン!!」

映司は、メダガブリュー・バズーカモードにセフメダルを入れて狼男に構えた。

 

《ダイカイガン!エジソン!!》

《ファイナルアタックライド・ディディディディケイド!》

 

と言う音声と同時に憐人の前にはホロカードが数枚出現して、ライドブッカーを構える。ゴーストエジソンは、ガンガンセイバーガンモードを構えた。

そして、それぞれ必殺技を放った。

(狼男)「おのれ…ディケイド!!!」

と叫ぶと爆発した。

そして、13人のライダーが集結したその時…。

穂乃果達の身体から砂の様なものが出てきて穂乃果達は姿を消した。

(ディケイド)「な、何で!?消えたんだ???映司!剛!」

しかし、彼らの姿も既になくなってた。

 

 

「彼らは、我々の計画の邪魔なのでこの世界から消えてもらいました。でも、安心して下さい。彼らは元の世界で普通に過ごしてますから。ただし、ディケイド。貴方にはここで消えてもらいます。紀良様から殺せとの命令が出たのだ。」

(ディケイド)「お前は、何者だ!?」

(スーパーアポロガイスト)「私の名前はスーパーアポロガイスト。かつて、門矢士に殺された男なのだ!!」

(ディケイド)「何だと!?」

 

「そこまでだ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う声と共に2台のバイクが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】

俺と風見は知らせを受け駆けつけた。

そこには、1人で居る憐人の姿があった。

(修也)「悪い、校外に居たショッカーに時間がかかった。けど、おまえと一緒に来た穂乃果達は???」

(ディケイド)「強制的に元の世界に戻された…。」

(翔一)「何だって!?」

(ディケイド)「本当だ……。」

(修也)「何落ち込んでるんだ!?本当の戦いはここからじゃないのか???」

(ディケイド)「そうだな。」

(修也)「行くぞ!!!」

そう言うと俺と風見は前に立った。

俺は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように回し左方向で力強く構えると風見は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように左斜め上に持ってきた。

(2人)「「変身!!」」

すると、俺は、タイフーンが出現してバックル部分の風車が回転すると俺の身体は仮面ライダー2号に変身した。風見は右腕を右腰の位置に持ってきてそのまま左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばします。

(翔一)「V……3!!!」

と叫ぶと、ダブルタイフーンが出現しバックル部分にある二つの風車が回転し風見は仮面ライダーV3に変身した。

 

(スーパーアポロガイスト)「ふん。今の私に叶うかな?」

(ディケイド)「そんなの……やってやる!」

(2号)「落ち着け。俺は、地獄大使と戦う。お前達は、アポロガイストを頼む!」

(ディケイド)「分かった。」

(V3)「ここは、任せろ!!」

そう言うと、俺は、地獄大使に向かっていった。

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、音ノ木坂学院に入ろうとした。しかし、そこには大量の人が居た。

(雄介)『うわ〜…人多いな…』

俺は、そう思うとその場に立ち止まった。

 

 

 

 

待てよ……。

 

 

 

 

この光景どこかで……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見た事ある様な……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、見ろ…本郷雄介だ!!」

「仮面ライダーが…帰ってきた!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺を待ってたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、人々は俺の為に道を開けた。

その先には………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボロボロになった、3人の姿があった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》(CV.作者)
「お前ら!!!!」
怒りに狂う雄介……。
しかし、彼には記憶や変身する力すら無かった。
雄介最大のピンチに……。
そして、遂に……。

次回、第二十話
「4人ライダー対ショッカー軍団」
次回もお楽しみに!


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第二十話「4人ライダー対ショッカー軍団」

コラボ4話目です。
等々、本章のストーリーもクライマックスに近づいてきました。新章では、もっとμ'sの活動をやらないとな〜

それにしても、やっぱりμ'sは永遠の存在ですね!
僕は、μ'sの歌で凄く勇気を貰いました。なので、これからもμ'sを応援し続けます!!
μ'sic forever!!!
それでは、本編スタート


 

【雄介編】

な、何で横倒れてるんだ……。

(穂乃果)「あ!!雄君。」

すると、今朝俺の家に居た穂乃果と言う人が俺の所にやってきた。

(地獄大使)「ようやく来たな……本郷雄介!!」

(スーパーアポロガイスト)「さぁ、戦う準備は良いですか?本郷雄介……。」

(憐人)「待て!!まだ、終わってないぞ!」

そう言うと銀色っぽい髪をしてる人がフラフラと立ち上がった。

(スーパーアポロガイスト)「あんたも執拗いですよ!大人しく敗北を認めなさい!!」

(憐人)「嫌だ!!俺は、彼らから仮面ライダーとしての教えを学んだ……。俺も……彼らのように……立派な仮面ライダーになる!!」

(スーパーアポロガイスト)「なら、死ね……ディケイド。」

そう言うとスーパーアポロガイストは、憐人に向かってスーパーマグナムショットを放った。

憐人は、ギリギリかわすとベルトを装着した。そして、バックルを展開しゴールデンディケイドのライダーカードを差し込んだ。

(憐人)「変身!」

 

《カメンライド・ゴールデンディケイド》

 

そう言うと、憐人は、ゴールデンディケイドに変身してた。そして、ライドブッカーをソードモードにして、スーパーアポロガイストに向かって走り出した。

(修也)「俺達も行くぞ!!」

(翔一)「俺達の世界なのに……俺達が呑気に寝てる訳には行きませんよね!!」

そう言うと修也と翔一は立ち上がった。

修也は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように回し左方向で力強く構えると翔一は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように左斜め上に持ってきた。

(2人)「「変身!!」」

すると、修也は、タイフーンのバックル部分にある風車が回転すると修也の身体は仮面ライダー2号に変身した。翔一は右腕を右腰の位置に持ってきてそのまま左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばします。

(翔一)「V……3!!!」

と叫ぶと、ダブルタイフーンのバックル部分にある二つの風車が回転し翔一は仮面ライダーV3に変身した。

(地獄大使)「俺は、本郷雄介を殺す。狼男!イカデビル!一文字修也と、風見翔一を殺せ!!」

そう言うと、2体の怪人が彼らを襲った。

そして、地獄大使は俺の方にやってきた。

(地獄大使)「本郷雄介、貴様を殺して首領の為にも高坂穂乃果をいただく。」

(雄介)「俺は、倒されない……。必ずお前の野望を打ち砕く!!」

その時だった。

 

《skull・Maximumdrive》

 

俺の後ろから数弾が通り過ぎて地獄大使に当たり吹き飛ばした。俺は後ろを向いた。そこには白のハット帽に骸骨の様な仮面をつけており、首周りには白いマフラーがあった。

(スカル)「俺は、仮面ライダースカル。お前は力が欲しいか?」

(雄介)「あぁ。みんなを守る力が欲しい!」

(スカル)「なら、これを使え……。後、風都の鳴海探偵事務所って所に行けば話にのってくれる新米探偵が居る。そいつらの事頼んだぜ…。」

そう言うと、スカルはバイクに乗りどこかへ行ってしまった。

俺の手元にはJのメモリーとベルトがある。

(穂乃果)「雄君…。」

(雄介)「心配するな。俺は、そう簡単に死なない!」

俺は、そう言うと地獄大使の前に立った。

(地獄大使)「何だ!?そのベルトは???」

(雄介)「俺も知らない。けど、やっとお前らと対等に戦える。行くぜ!」

そう言うと俺は、ベルトを腰に装着した。

そして、メモリーのボタンを押した。

 

《Joker!》

 

俺は、それをバックル部分にあるスロットに差し込んだ。

左腕をベルトの位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、そこから、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「変身!」

と叫ぶと、俺は右腕をベルトのある位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。

それと同時に右手でバックルの部分を展開した。

 

《Joker!!》

 

と言う音声と同時に俺の身体は真っ黒な姿に変わった。首周りには、真紅のマフラーがある。

(地獄大使)「貴様……。何だ、その格好は???」

(ジョーカー)「知らないって。でも、人を守ることは出来る!俺の名前は……仮面ライダージョーカー。」

(地獄大使)「良いだろう。自惚れな仮面ライダージョーカー。私が真の姿で叩きのめす!!ガラガランダー!!」

そう言うと、地獄大使の身体は徐々に姿を変えてガラガランダーになった。

(ジョーカー)「行くぞ!!」

と言うと、俺はそう言うとガラガランダーに向かって走り出した。

 

 

 

 

 

 

【修也編】

ゆ、雄介が変身した……。

俺は、目の前で起きている事に正直驚いた。

(ジョーカー)「俺は、お前らを守る!!」

(2号)「雄介……なのか?」

(ゴールデンディケイド)「え!?」

憐人は、ライダーハンドを使用して雄介のライダーレベルを測定した。

(2号)「何がわかった!?」

(ゴールデンディケイド)「ライダーレベル……0だ……。」

(2号)「な、何だって!?」

俺は、憐人の発言に驚いた。昨日聞いた話によると、ライダーレベルがないと言うことはただの人…つまりただ、スーツを着たに過ぎないのだ。

(ゴールデンディケイド)「恐らく、普段の姿じゃないからか…もしくは、戦う力すら彼には残ってないのか…どちらかだ。」

(2号)「それって……。あいつは、もう立ち上がる力もないのに戦ってるのか?」

(ゴールデンディケイド)「多分、そうなるな。」

(2号)「そ、そんな……。」

俺は、そう言うとしっかりと雄介を見つめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺の身体から火花が散る。

そして、ガラガランダーに吹き飛ばされた。それと同時に俺の身体は、元の人間の姿に戻った。と、同時に装着してたベルトが外れた。

(ガラガランダー)「この程度か…本郷雄介、貴様の本気を見してみろ!!」

そう言うとガラガランダーは鞭で外れたベルトごと破壊した。

(雄介)「くそ!!何で敵わないんだ!!」

(ゴールデンディケイド)「1号………。それは、あんたはの本当の姿じゃないから!」

(雄介)「何!?」

(ゴールデンディケイド)「あんたは、仮面ライダー1号。この世界で最初に生まれた…仮面ライダーだ!!それにあんたは、俺に戦う意味、守るものの意義を教えてくれた。」

俺が、仮面ライダー1号!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は…何で戦うんだ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の戦う理由は………一体……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄君ー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、振り向くと後には穂乃果が居た。

(穂乃果)「負けないで!!雄君は、立派な仮面ライダーだよ!そして……人間だよ!!それに、雄君は穂乃果との約束破ったりしないよね!?」

俺は、半分意味が分からなかった。

でも、それは同時に励みにもなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、人である……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人類の味方仮面ライダーである事………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺は……。

 

 

 

 

 

 

その時、不思議な事が起きた。俺の頭が凄い頭痛がした。

そして、俺の記憶がみるみる蘇って来たのだ。

 

初めて修也と出会った日の事……。

 

次に初めて穂乃果と出会った日の事……。

 

いつのまにか海未、ことり、真姫、花様、凛、希、絵里、にこと出会って……。

 

しかし、ショッカーに改造された……。

 

そこから数年経ちまた穂乃果達と巡り会えた。

 

そして、仮面ライダーとして戦うことを誓った。

 

穂乃果と交わした約束……それは……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)「雄……君……!?」

穂乃果が心配そうに近づいてきた。

(雄介)「約束……忘れる訳ないだろ……。」

(穂乃果)「え!?」

(雄介)「俺がお前との約束破ったことあったか?お前の笑顔……必ず守るから。」

俺は、そう言うと目の前に居るガラガランダーを睨んだ。

(ガラガランダー)「な、何が起きたというんだ!?」

(雄介)「思い出したんだ!俺の記憶を……。何で忘れてたのが不思議だ。あんな大事の記憶……。でも、もう二度と忘れたりしない!!ショッカー、お前達を倒し平和な世界を取り戻す!!」

(ガラガランダー)「な、何!?しかし、貴様には変身能力がない………。そんな状態でどうやって私を倒すのかな?」

(雄介)「そうだな……。今の俺では、変身出来ない……。しかし、この世界にあるんだよ……もう1個のタイフーンが。」

(ガラガランダー)「な、何だと!?」

 

「雄介!!お前のベルトだ!!」

 

そう言うと、校門からおやじさんが来てくれて親父のベルトを渡してくれた。

昔、別世界で戦ってた本郷猛、一文字隼人がこの世界に来て暮らしていたのだ。そして、俺らが生まれた。

もしかしたら、この時既にこうなる運命だったのかもしれない…。でも、そんな親父も複数の最新の改造人間の前には、敵わなかった。

(雄介)「見ててくれ……親父……。俺の…………変身!!」

俺は、そう言うと親父が使ってたタイフーンを腰に巻いた。それを見ると、おやじさんが穂乃果達を安全なところに避難させた。

(ガラガランダー)「そのベルトは……まさか!?」

(雄介)「流石は地獄大使。これを覚えてたとは……本当の戦いは、ここからだ!!」

その時、俺の隣には親父の姿が現れた。

(ガラガランダー)「貴様は、本郷猛!!」

(雄介)「親父……。」

(猛)「雄介……行くぞ!我々仮面ライダーは、如何なる場合でも、悪を許しては、ならない!そして、いつの時代でも正義の拳を振るんだ!そして、人間の自由と平和の為に悪を叩き潰せ!!」

(雄介)「わかったよ…。親父……。俺は、仮面ライダー……1号の魂を継ぐ!!」

(猛)「良し!行くぞ雄介……変身だ!!」

(雄介)「あぁ!!」

 

そう言うと俺と親父は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(本郷親子)「「ライダー!!」」

と叫ぶと、俺と親父は、右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(本郷親子)「「変身!!!!」」

と叫んだ。それと同時に隣に居た親父の姿が俺の身体と重なった。そして、バックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮再び面ライダー1号の姿に変身した。

(2号)「雄介、お前……。」

(1号)「行こう!修也。俺は、まだ学園祭を楽しんでない!!こいつら倒して、学園祭をエンジョイする!!」

(2号)「お前らしいな。記憶がもどって安心したよ。ライブは、明日だ。ショッカー軍団が来れないように叩きのめそう!」

 

 

 

 

そう言うと俺らの戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【憐人編】

(ゴールデンディケイド)「ライダーレベル……41!?」

俺は、数値を見て驚いた。本郷雄介は、別世界から来て平和に暮らしていた本郷猛の息子。これだけで、もう彼の運命は決まってたのかもしれない……。

そして、本郷猛は気づいてたんだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時は、雄介は、人のために戦う事を……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺、あの時本郷猛の言ってることは分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、今なら言える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(憐人)『任せてくれ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ゴールデンディケイド)「アポロガイスト!お前の野望は俺が砕く。」

(スーパーアポロガイスト)「ふん、今の貴様に何が出来る!?」

「兄上は1人じゃないわ!!」

 

俺は、後ろを振り向くとそこには妹の美琴が居た。

(ゴールデンディケイド)「美琴…何で!?」

(美琴)「それは、良いから。兄上、ライダーカードかりるよ!」

そう言うと、美琴はライトブッカーから数枚カードを取り出した。そしてディエンドドライバーに差し込んだ。

 

《クウガ・アギト・龍騎・メテオ・オーズ・カリス・マッハ・チェイサー・鎧武・真!!》

 

その音声と同時に美琴は引き金を引いた。すると、俺の周りに変身してた状態でさらに最強フォームにフォームチェンジした穂乃果達が現れた。

(ゴールデンディケイド)「ほ、穂乃果なのか?」

(クウガ)「そうだよ!急に居なくなってゴメンネ。」

(鎧武・真)「それより、早く決めましょう!」

(美琴)「海未ちゃんの言う通りだね。」

そう言うと、美琴は自分のライダーカードをディエンドドライバーに差し込んだ。

 

(美琴)「変身!!」

 

《カメンライド・ディエンド!!》

 

そう言うと美琴は仮面ライダーディエンドに変身した。

そして、黄色いカードを差し込んだ。と、同時に海未もゲネシスドライバーからオレンジエナジーロックシード取り出しソニックアローに付けた。

《ファイナルアタックライド・ディディディエンド》

《ロックオン!》

それを見て俺はバックルを展開して黄色いカードを差し込んでバックルを閉じた。

《ファイナルフォームライド・ククククウガ》

(ゴールデンディケイド)「くすぐったいぞ!」

と言うと、クウガの身体が次第にゴウラムに変形した。

(クウガ)「え!?ちょっと、どうなってるの?」

と穂乃果は少し、慌てたが俺は無視してゴウラムの上に乗って立ち上がった。

そして、スーパーアポロガイストの所へ近づくとそのまま、ディメンションスラッシュを放った。すると、美琴達が必殺技を放ちスーパーアポロガイストは、その場で爆発した。

 

 

 

 

俺はゴウラムから飛び降りると、穂乃果は元の姿に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
遂に記憶を取り戻した雄介……。亡き父、本郷猛から貰った仮面ライダー1号としての力が炸裂する!!

次回、第二十一話
「ダブルライダー対ガラガランダー」
にご期待ください!!


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第二十一話「ダブルライダー対ガラガランダー」

コラボ回ですが、あと1回となりました。結構、
回が飛びます。それまで出番はありませんので
宜しくお願いします。

憐人君達は、後1回だけ出番あるから待っててね!!

(憐人)「おう!!任せろ!」

また、いつでもコラボ待ってますので宜しくお願いします


 

【雄介編】

(ガラガランダー)「くそ、戦闘員が全滅とは……。」

先ほどガラガランダーは大量の戦闘員を呼んだがを俺ら2人で、全て倒した。後は、ガラガランダーだけだった。

(1号)「俺らの学園祭をこんなにしやがって……。仮に天が許しても……俺ら仮面ライダーが許さない!!」

(ガラガランダー)「黙れ!」

そう言うとガラガランダーは、地面鞭を叩きつけて俺らの元へ走り出した。そして、鞭を振るが……俺らは、それをかわし、ガラガランダーに向かって交互に攻撃をした。最後に修也と同時にパンチすると、ガラガランダーは少し、後ろに下がった。

(ガラガランダー)「おのれ……本郷雄介、一文字修也。貴様らは、我がショッカーにおいて最大の敵であった……しかし!!我がショッカーも既に新たな組織を用意している……。貴様らも敵わない強敵が現れるだろう……。我々大ショッカー軍団の勝利なのだ!!」

(2号)「ショッカーを倒すまで……俺達は負ける訳にはいかない!」

(1号)「貴様らの野望は必ず俺らが阻止する!!俺達は………この世界の仮面ライダーだ!!悪がある限り必ず立ち上がる!!」

(ガラガランダー)「仮面ライダーめ……。いつまでも我々の邪魔をしやがって……。死ね!!ライダー共!!」

そう叫ぶと、ガラガランダーの身体が赤くなってきた。

(1号)「これは……。」

(ガラガランダー)「これは、私の最終兵器だ。中にある原子力爆弾が作動したのだ!!ライダー共よ、この町ごと道連れにしてやる!!」

(1号)「ここじゃまずい!」

(2号)「場所を変えよう!!」

そう言うと、俺らはガラガランダーの両手を掴んだ。

(ゴールデンディケイド)「俺達も行く!!」

ダブルライダージャンプを使い、町外れの海辺に行こうとした時、憐人が言ってきた。

(1号)「嫌、これは俺達の戦いだ。ここまで手伝ってくれてありがとう!だが、君達をこの世界で死なす訳にはいかない。ここで、お別れだ。」

(クウガ)「穂乃果達も手伝うよ!」

(カリス)「何でもするわ!!」

(2号)「すまない。いくら、力があっても絵里達を戦場に連れていくのは嫌なんだ。でも……。最後に一つだけお願いがあるんだ……。」

(1号)「あぁ。俺もある……。」

そう言うと、いつの間にか俺らは声を合わせて言った。

 

(ダブルライダー)「「こっちの穂乃果(絵里)達を頼む!!」」

 

そう言うと、俺らはダブルライダージャンプで町外れの海辺に向かった。

 

 

 

 

海辺に着くとガラガランダーは、既に身体が熱くなってた。

(ガラガランダー)「あの町を壊すことは出来なかったが、貴様らを道連れに出来る……。」

そう言うと、ガラガランダーは俺らの元へ向かって鞭を叩きつけてきた。俺はそれをかわすと腹部に蹴りを入れたがいまいち効果が無い。すると、ガラガランダーは鞭で修也の首を締め始めた。

(ガラガランダー)「死ね!ライダー2号!!」

俺は、そんなガラガランダーの鞭に向かって走り出すと

(1号)「ライダーチョップ!!」

と叫びながらライダーチョップを放った。

ライダーチョップは、見事に決まりガラガランダーの鞭は切れた。

(ガラガランダー)「おのれ、ライダー1号め!!」

すると、ガラガランダーは俺らに向けて火炎放射を放ったが俺らはジャンプしてかわした。

(1号)「久しぶりに行くか!」

(2号)「そうだな!」

 

そう言うと、俺らは、ガラガランダーを睨んだ。

そうすると、俺らは呼吸を合わせ

(ダブルライダー)「「ダブルライダーキック!!!」」

と叫んびながら飛び蹴りをした。

ダブルライダーキックは、ガラガランダーに決まるとガラガランダーはそのまま海に飛ばされた。

そして、体内にあった。原子力爆弾が爆発して、閃光が起きた。

 

「ドカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

今までにない爆風、爆炎に俺達は巻き込まれた。

海水は一瞬にしてなくなり、塩が残った。地上では、爆炎の影響であちこちから出火し、俺達は火の海に包まれた。

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

町外れの海辺の方からきのこ雲がもくもくと上がってきた。

(穂乃果)「雄…………君…………。雄君!!!」

私はそう叫ぶと、海辺の方に向かおうとした。

(クウガ)「ダメだよ!行っちゃ!!」

もう1人の私が止めに入った。

(穂乃果)「どいて!!早くしないと雄君が死んじゃう……。」

(クウガ)「落ち着いて!まだ、死んでないよ!」

(穂乃果)「え………。何でそんな事が言えるの?」

(クウガ)「何でって……。私なら分かるでしょ?穂乃果も好きな人に好きって気持ち伝えてないけど……でも、仮面ライダーは絶対に負けないよ!それに、もし何か巻き込まれて怪我して明日の学園祭に出られない方が雄介君悲しむと思うよ!」

(穂乃果)「そうだね……。私の言う通りだよ。穂乃果も雄君を信じるよ!」

(クウガ)「やっぱり、笑顔が一番だよ!私、想いを伝えるまで…ファイトだよっ!!」

そう言うと、もう1人の私達の体から砂の様なものが出てきた。

(クウガ)「お別れの時間だね。」

(海未)「少しの間でしたが、お世話になりました。」

(鎧武・真)「いえ、こちらこそ。」

(カリス)「貴方も彼に想い伝えた方が良いわよ〜」

(絵里)「ちょっ!!貴方まで何言ってるのよ!」

(チェイサー)「そうやで、えりち。」

(カリス)「そうね……。でも、後悔したくないなら前に進むしかないのよ!」

(絵里)「そうね。別世界からの警告受け取るわ。私なら任せて。」

(希)「また、会える事を祈っとるで!」

(チェイサー)「そうやね、うちも楽しみにしとるで。今度あったらわしわしやね!」

(凛)「お別れは少し寂しいにゃ。」

(メテオ)「また、会いに来るにゃ!」

(アギト)「ライブ楽しみにしてるね!」

(花陽)「明日も来るの?」

(真姫)「そんなに、自分の世界開けてると、侵略されるわよ!」

(龍騎)「真姫の言う通りだな。それじゃ、いっちょ倒すか!」

(美琴)「それでは、兄上。先に行ってます。」

そう言うと、憐斗君を残して、先に元の世界に戻ってしまった。

(穂乃果)「行っちゃった。」

私は空を見上げてそう呟いた。

 

 

 

 

【雄介編】

俺らの上空では、放射能の雨が降ってきた。

雨は黒く、悲しみに包まれる感じがした。俺達、仮面ライダーには放射能の雨は聞かない。だから、被爆の危険は少ないが……それは、ライダースーツを着てる時だけで、着てないと被爆する。

(2号)「帰るか……。」

(1号)「だが、この雨を止ませないと被害が酷くなる。」

(2号)「そうだけど……これをどうする?」

(1号)「どうすれば、良いんだ!?」

俺は、しばらく考えた。この状況を変えることはできるのか?俺は、悩んだ…。

(2号)「雄介………。」

(1号)「修也、ダブルライダーキックだ!!」

(2号)「なっ!!……わかったよ、手伝うから。」

そう言うと、俺らはジャンプし、そのままライダーキックの体勢になった。そして、そのまま放射能の雲を超えると俺らは、ベルトの風車をフル回転させた。

(ダブルライダー)「「ライダーチャージ!!」」

風車から放たれた物凄い風は放射能の雲を徐々に吹き飛ばした。

そして、全ての放射能の雲を吹き飛ばすと、俺らは地面に着地した。

(1号)「やっぱり、青空は、綺麗だな。」

(2号)「あぁ。綺麗だよ……。」

すると、俺は仮面を外した。それを見て修也も仮面を外した。

(1号)「帰るか……穂乃果達の元へ……。」

(2号)「そうだな……帰ろう……。」

そう言うと俺らは、サイクロン号を呼ぶとそれに乗り音ノ木坂学院へ向かった。

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「雄君達………遅いね……。」

私は、そう呟くと私は2人の帰りを待った。

きのこ雲が現れて、その後黒い雲がその上を覆ったけど、その後すぐに二つの竜巻がその雲を蹴散らした。きっと、雄君達だよ。私はそう思った。

(絵里)「穂乃果、あれ。」

すると、絵里ちゃんは目の前を指さした。

すると、変身を解いた2人がサイクロン号に乗ってやって来た。

(穂乃果)「雄君達が帰ってきた!!」

しかし、穂乃果はその時最悪な予感がした………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺らは、ガラガランダーを倒し、音ノ木坂学院に帰ってきた。すると、そこには………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊された校舎……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血まみれの人々………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)『一体何が!?』

見るも無残なその光景の前には、黒いマフラーをした2人の仮面の戦士が立っていた。

(???)「ようやく……来たか…。本郷雄介!!」

そう言うと、2人は俺らの方を向いた。

そこに居たのは、俺らと色違いの仮面ライダーだった。

(1号)「何者だ!?」

(ダーク1号)「簡単さ……。俺の名は……ダーク1号。俺は、お前……。お前は、俺……。ゲルショッカーによって誕生した、仮面ライダーさ……。」

(1号)「何………だと!?」

(2号)「ゲルショッカーとは、何者なんだ!?」

(ダーク2号)「ゲルショッカーは、ショッカー軍団とゲルダム軍団が共闘する事によって生まれた新しい組織だ。」

(ダーク1号)「お前達の細胞をあるショッカー戦闘員が持ってきて、それを利用して作った。勿論、俺らは最新の技術で改造されてるから……貴様らに勝ち目はない……。今日からこの学校は、我がゲルショッカーが制圧し将来有望な改造人間を作る為の授業をするのだ!!」

(1号)「ゲルショッカー……そんな事は、許さない!!!ライダーキック!!!」

そう言うと、俺はダーク1号に向かってダークライダーキックを放った。しかし、それをダーク1号はかわしライダーパンチを受けて、殴り飛ばした。

(ダーク1号)「大した事ないな………。」

(ダーク2号)「決めるぞ!!」

(ダークダブルライダー)「ダークダブルライダーキック!!!」

そう言うと、ダークダブルライダーは、俺達の最強技ダブルライダーキックの改良版ダークダブルライダーキックを放った。俺らは、かわす余地もなく受けてしまった。

(ダブルライダー)「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

すると、変身が解け……人間の姿になった。

立ち上がろうとしても身体に力が入らない……。憐人も翔一も……こいつらに殺られたのか………。

(ダーク1号)「無惨だな……仮面ライダー1号よ……。お前達の負けだ……。だが、その命はお前に預けておく次回必ず奪ってやるからな……。」

そう言うと、ダークダブルライダーは、数人の戦闘員を連れてその場を去った。俺は、そのまま意識を失ってしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄君!!雄君!!」

俺が目を覚ますと、俺は、部屋にいた。

(穂乃果)「良かった〜。雄君死んじゃったかと思って心配したんだよ!」

(雄介)「縁起でもない事言うなよ。俺は、無事だよ……。」

すると、穂乃果ほ、急に涙目に変えて俺の胸の辺りに顔を隠すように抱きしめてきた。

(穂乃果)「学校………無くなっちゃうって……。」

穂乃果の発言に俺は、少し固まってしまった。

(雄介)「何で!?」

(穂乃果)「理事長が、そう言って……。穂乃果達頑張ったのに……。」

(雄介)「ライブは!?」

(穂乃果)「中止……。明日は自宅待機だって………。それに、ことりちゃんが……。」

(雄介)「ことりがどうした?」

(穂乃果)「滝君と一緒に海外で暮らすって………。」

(雄介)「そうか……。てか、風見は??憐人の姿も居ないが……。」

(穂乃果)「翔一君と、憐人は……封印されたの……。」

(雄介)「え!?」

(穂乃果)「さっき、雄君達が戦ったダークダブルライダーがツボの中に2人を閉じ込めて……。」

俺も、ショックだった。理事長の廃校宣言、それに、ことりの留学。そして、倒壊した校舎……。

俺は、自然と握りこぶしを作ってた。

学校をこんなにして……俺は、許せなかった……。

(雄介)「安心しろ。学校も、ことりの件も、ショッカーの件も解決してやる!それで、またライブをすればいいじゃないか!」

(穂乃果)「雄君……。」

そう言うと、俺は再び制圧された音ノ木坂学院へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、そこに着くとそこには、十字架に張り付けにされた、一般生徒の姿があった。服はボロボロでショッカーマークの首輪が付けられてた。みんな、気絶してる。

(雄介)「何て事を……」

俺は、そう呟くと張り付けにされてる生徒を助けに行った。しかし、俺らの目の前にはダークダブルライダーが立ちはだかった。

(ダーク1号)「こいつらは、我がゲルショッカーの奴隷として残りの人生を過ごすのだ。」

(雄介)「次は負けない!!修也、変身だ!!!」

そう言うと、俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

 




第四章「本郷雄介記憶喪失編」が終わりました。
凄いあやふやな終わり方でしたが、これで新章に突入します。他の作品より新章に進むのが早い気がします!!
新章からは、少しμ'sの動きにもスポットを当てたいと思います。
原作ラブライブで言うと、学園祭ライブが失敗に終わった所ら編ですかね〜



《次回予告》(CV.一文字修也)
新組織、ゲルショッカーが生み出した俺らの分身体ダークダブルライダーに苦戦する俺達。
一方、μ'sが解散!?
穂乃果の発言に海未の喝!!

新章、「新たな組織、ゲルショッカー編」


第二十二話「μ's解散!?」
にご期待してください


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第五章「新たな敵ゲルショッカー編」
第二十二話「μ's解散!?」


《これまでのあらすじ》
仮面ライダー…、ショッカーに改造された改造人間……。
だが、正義の為に日々戦う戦士の名前。
本郷雄介と一文字修也、それに風見翔一は、世界征服を企むショッカーに立ち上がる!!

新たな敵、ゲルショッカーによって作られた。ダーク1号、2号の前に敗北した仮面ライダー達、学校も破壊され、ことりの海外行きの発覚と精神的に落ち込んでる穗乃果を家に置いて、拉致された生徒を救うため雄介と修也は、立ち上がった。


俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

 

(ダーク1号)「ふん!死にぞこないが!!」

そう言うと、そう言うとダークダブルライダーは、屋上から地面に降りて俺達の所へ向かって走り出した。

俺達は、ダークダブルライダーの攻撃をかわすと攻撃をするが、かわされてしまう。

(2号)「雄介!ここは、フタ手に分かれよう。」

(1号)「わかった。その代わり、死ぬなよ!」

(2号)「わかってる……お前もな。」

そう言うと、俺達は二手に分かれた。

 

 

 

【穗乃果編】

私は、暗い部屋で1人で居た。スマホでみんなの安全確認をしながら会話をしてた。その時、これまでの出来事が頭をよぎった。辛いことがあり過ぎて瞳から涙がこぼれ落ちた。そして、ことりちゃんの悩みを聞くことが出来なかった。自分がとても悲しく思えてきた。

「どうしたんだ?」

その時、リビングに文雄さんがやって来た。

(穗乃果)「文雄さん……。」

(文雄)「その調子だと、何か悩み事かな?」

(穗乃果)「す、凄い!!文雄さん、何でも分かるんだね!!」

(文雄)「それりゃ、いつも本郷や、一文字の面倒を見てるんだからこれでも、困ってる人の表情を見分けるのが簡単になったんだよ。それで、なにを悩んでるんだ?」

(穗乃果)「実は……、穗乃果がいけないんだ。自分の事や目先の事しか見てないから周りのみんなが悩んでても相談にのれなかった……。こんなだと、これから先もっとみんなを危険にさらしちゃう……。穗乃果それだけは、嫌だから……μ'sをおしまいにしようと思う……。」

(文雄)「それで、後悔はないか?」

(穗乃果)「だって、いつも雄君や修君に頼りっぱなしで……あんなに身体がボロボロなのに……穗乃果が我が儘言っちゃいけないよ。それに、穗乃果決めたんだ……穗乃果は、やっぱり雄君の……嫌、本郷雄介の嫁になるって……。」

(文雄)「そうか……それならそれで良いんじゃないか?自分で決めた道を突き進む、それこそが今彼らがやってる事だよ。」

(穗乃果)「文雄さんの言う通りだね……。相談にのってくれてありがとう!!」

私は、そう言うと雄君達の帰りを待った。

 

 

 

 

【雄介編】

(雄介)「クッ……なんて強さだ……。」

俺は、ダーク1号と戦っていた。しかし、彼の戦闘スタイルは、修也と似ていた。

(ダーク1号)「どうしたんだ?死ぬ覚悟は出来たのか??」

(1号)「嫌、お前を倒す覚悟が出来た!!」

 

 

 

 

【修也編】

(ダーク2号)「これで終わりだ!」

すると、ダーク2号の両足に黒い稲妻が、走り始めた。

俺は、それが電光ライダーキックだと分かった。

(2号)「同じ技ではやられてしまう……どうすれば……」

俺は、そう呟くと脳内で考えた。

(2号)『待てよ……同じ技でダメならそれを倍にして返す……カウンター技を使えば……勝機は、あるかもしれない……。』

それは、自分の身が危ない事を意味するが俺にはそれしか、選択肢はなかった。ただ、闇雲に攻撃しても意味が無い……、確実に奴を倒す方法考えた時に、それしかなかった。

考えてるうちにダーク2号は、空中で回転し電光ライダーキックを放ってきた。

俺は、そんなダーク2号を普通のライダーキックで向かい受けた。

(ダーク2号)「血迷ったか一文字修也。俺のダーク電光ライダーキックに適うはずがない!!」

ダーク2号の言うとおり、強化型のライダーキックが普通のライダーキックの差が大きすぎる……、

しかし、反転キックの容量を利用すれば、別である。俺は、ダーク電光ライダーキックと衝突するとそのまま、反転しパワーを倍増して、

(2号)「ライダー反転キック!!!」

と叫びながらダーク2号に向かってライダー反転キックを蹴り込んだ。すると、ダーク2号は、その場で爆発すると俺は、地面に着地して囚われの身になってる一般生徒を助けに屋上に向かった。

 

 

 

 

屋上に着くと、そこには、ショッカー戦闘員とは違い青と黄色に身を包んだゲルショッカー戦闘員が居た。

(戦闘員A)「一文字修也だ!!殺せ!!」

(戦闘員達)「ギィー!!!」

と言いながら両手を胸の辺りでクロスさせた。これが、ゲルショッカーの敬礼なんだろう。

敬礼をしたゲルショッカー戦闘員達は、俺の周りを囲んだ。人数はザッと6人。

すると、それぞれナイフを出し俺を刺そうとしてきた。俺は、それをかわすと戦闘員を殴り倒した。しかし、彼らは、すぐ立ち上がった。

(2号)「ック……粘り強いな……なら、これでどうだ!」そう言うと、俺は、空高くジャンプした。

(2号)「2号ライダーキック!!!」

そう叫びながら俺は、ライダーキックを放った。

ライダーキックは、目の前の3人のゲルショッカー戦闘員に命中し、爆発した。

(戦闘員D)「何!?戦闘員を蹴散らしたのか?しかし、我々が負ける訳にはいかない!!」

(2号)「待ってろ!すぐに助けるから!!」

(生徒A)「2号ライダー……。」

俺は、両手に力を込めた。

(2号)「2号ライダーパンチ!!」

近づいてきた2人の戦闘員に対してライダーパンチを放った。そして、そこから空高くジャンプした。

(2号)「2号ライダーキック!!!!」

と叫びながらライダーキックを放った。

そして、3人のゲルショッカー戦闘員は、それぞれ小さく爆発した。その後、俺は、十字架に縛られてる一般生徒を解放した。そして、ツボの中から翔一と憐斗を助けた。そして、彼らに全員の避難を頼むと俺は、屋上に残った。そして、俺は、仮面を外し自分のライダースーツを見た。仮面には、亀裂が数本

走っていて両手両足には、緑色だったのが赤黒く血の色に染まってた。

(修也)『これが、俺がショッカーを裏切ってから今日まで戦ってきた証拠か……。雄介が居なかったら俺は、今頃……。』

俺は、辺りを見回した。目の前には破壊された校舎があって、その後ろには、帰らぬ人となった人々……。

俺は、何としてもこの学校を存続させたいと思った。

それは、人の人生を奪った罪悪感からなのかは、分からない……。今は、ただ……絵里達の夢を叶える為に奮闘する姿を見て彼女達の夢を守りたいと思った……。

 

 

こうして……俺は、新たな敵ゲルショッカーと戦う決意を新たにした。

 

 

 

 

【雄介編】

(1号)「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

俺は、ダーク1号のライダーキックを受け倒壊した校舎にぶつかった。

(ダーク1号)「そろそろ、終わりにしようぜ……いくら頑張っても俺には敵わない……貴様は、あの世で苦しめ!!仮面ライダー1号。」

(1号)「俺は、死なない!!学校をメチャクチャにして、穗乃果の希望を奪ったお前らを倒すまでは俺は死なない!!!!」

(ダーク1号)「そうか……それが、貴様の戦う理由か……。なら、その理由も完膚なきまでに叩き潰してやる!!!」

そう言うと、ダーク1号は、俺に向かって走り出してきた。俺は、それを見るとダーク1号に向かって走り出した。ダーク1号は、パンチをするが、俺はかわし回し蹴りをしたがかわされてしまった。

(ダーク1号)「温い攻撃だ!!」

そう言うと、ダーク1号は、俺の腹部に向かってパンチをしてきた。俺は、それを受けると火花を散らし後ろへ倒れた。

(ダーク1号)「死ね……仮面ライダー1号!!!そして、俺が真の1号になる!!!!」

そう言うとダーク1号は、空高くジャンプした。

(ダーク1号)「ダークライダーキック!!!」

そう言うと、右足が紫色のオーラに包まれてダークライダーキックを放ってきた。その時、俺の脳裏にはある日の記憶が蘇る……。

 

 

 

それは、数ヶ月前、当時ショッカーの改造人間としてやって来た修也と戦っの事だった。修也の戦闘スタイルや戦闘能力の違いに圧倒される俺だったが、みんなの声援が俺に奇跡的な力を与えてくれたのを覚えてる……。あの時、誰よりも先に誰よりも長く声援を送り続けてたのは……

穗乃果だった。

 

俺は、あの時……仮面ライダーは、神でも怪物でもない。

立派な人である事……。それを痛感した。

すると、俺は、立ち上がりダーク1号を睨んでいた。

そして左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすとタイフーンのの風車を強く回した。そして、右足に緑色のオーラが出現した。俺は、それを確認するとダーク1号に向かってジャンプした。

(1号)「ライダーキック!!!」

と叫びながら、ライダーキックを放った。二つのライダーキックは、空中で衝突した。右足からは火花が散る。

(ダーク1号)「何故だ!!何故貴様は、そこまでして立ち上がるんだ!!」

(1号)「それは……。」

俺が語り始まると、ダーク1号を押し始めた。

(1号)「それは、俺が……仮面ライダーだからだ!!それ以上でも以下でもない、みんなの夢や希望を奪ったお前らショッカー、ゲルショッカーを倒すまでは、俺達、仮面ライダーは、不死身だ!!!喰らえ、正義と怒りのこもった、本物のライダーキックを!!」

(ダーク1号)「五月蝿い!俺は、最新型の改造人間だ!!それが、貴様の様なボンクラに負けるはずがない!!これが、俺の本気だ!!!!」

そう言うと、俺は、少し押し返されてしまった。

(ダーク1号)「死ね!!!!仮面ライダー1号、本郷雄介!!!」

(1号)「俺は、もう……貴様らのくだらない野望のせいで悲しむ人の顔を見たくない……だから……俺は、負けるわけには、いかない!!行くぞ!!ライダーパワー全開だ!!!」

すると、風車が、再び回転したし俺の右足に凄いパワーが伝わるのが分かった。そして、俺のライダーキックは、ダーク1号のダークライダーキックを破り、命中した。

俺は、着地すると後ろを振り向いた。そこには、火花を稲妻を散らしている、ダーク1号の姿があった。

(ダーク1号)「何故……何故、最新型の俺が……旧作なんかに……負けなければならないんだ……。」

(1号)「何故って……決まってるだろ……俺が……俺が、仮面ライダー1号だからだ!!!」

そう言うと、ダーク1号は、納得したかの様に静かに爆発した。

 

 

 

そして、俺は、仮面を外した。

目の前には、無残になった人々の姿があった。

(雄介)「すまない……君達の人生を守れなかった……。だけど、君達の居たこの学校を廃校にはさせない!!そして、君達の友の命を必ず守る……だから……今は、安らかに眠っててくれ……。」

俺がそう言うと彼らは、苦しい顔から安らかな顔に変わった様な気がした……。

そして、残虐なゲルショッカーを許す訳にはいかない。俺は、俺の、魂にそう誓った。

すると、後ろから修也がやって来た。

(修也)「帰ろう……。みんなが待ってる。」

(雄介)「そうだな……。だが……俺にもっと力があればこんな事にはならなかった……。俺の力不足だ。」

(修也)「そんな事ない。お前は、今ここに居るだろ?」

(雄介)「そうだな……行くか……。」

そう言うと、俺らはサイクロン号に乗り家に向かった。

 

 

【穗乃果編】

あの後、電話でμ'sのみんなと話したんだ……私があんな我が儘言わなければ、みんなが傷つく事なく済んだんだよね……。だから、穗乃果は、μ'sを辞めることにした。

(穗乃果)「これで……良かったよね……。」

私は、そう言うと雄君の帰りを待った。

 

 

【海未編】

何故……。

これが、私の一番の反応でした。文章で一喝しましたが、私には理解できません。

あの時、穗乃果がやりたいと言ったスクールアイドル……なのに、その穗乃果が辞めるなんて……。

明日会ったらちゃんと話そう。

(海未)「穗乃果……貴方は何がしたいのですか?」

私は、今にも沈もうとしてた夕日に向かって言った。

この気持ちが穗乃果に届く様に……。

 

 

 

 

【修也編】

俺は、駐輪場にサイクロン号を置いて家に着いた。

(修也)「ただい「なんで、雪穂ちゃんを連れてきてるの?説明しなさい!亜里沙!!!」

絵里の声が聞こえ俺は、リビングに向かった。

そこには、イスに座ってる亜里沙と穗乃果の妹、雪穂がと怒りの表情を見せてる絵里、それを止めようとしてる希が居た。

(修也)「どうした。絵里、希。」

(絵里)「あ、修也……。お疲れ。実は……。亜里沙が雪穂ちゃんを連れてきちゃったみたいなの。」

確か、雪穂は、まだ幼いとか言って親戚の家に行ったとか聞いたけど……。

(希)「それに、穗乃果ちゃんがμ's辞める言うて聞かんのよ。」

(修也)「え、μ'sを辞める!?」




《次回予告》(CV.高坂穗乃果)
「貴方は……貴方は最低です!!」
空に響く海未ちゃんの声……。分裂するμ'sのみんな……。
そして、遂に雄君達まで……。

次回、第二十三話
「分裂……。」
次回もお楽しみに


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第二十三話「分裂……」

《これまでのあらすじ》
仮面ライダー…、ショッカーに改造された改造人間……。
だが、正義の為に日々戦う戦士の名前。
本郷雄介と一文字修也、それに風見翔一は、世界征服を企むショッカーに立ち上がる!!

ダークダブルライダーを倒す事に成功した雄介達。
しかし、穗乃果は、μ'sを辞めると発言した…さらに、修也達の所へ穗乃果の実の妹雪穂がやってくる……。


【修也編】

俺の目の前には、イスに座ってる亜里沙と雪穂、それに対し怒りの表情を見せてる絵里、それを止めようとしてる希が居た。希から穗乃果がμ'sを辞める事を聞いた。

(修也)「え!?穗乃果がμ'sを辞める?」

(絵里)「さっき、トークで連絡してきたの。」

トークとは、この世界のSNSアプリケーション。結構高性能なのが特徴。

(修也)「それで…今、穗乃果は?」

(絵里)「多分、家だわ……。でも、今日は、休ませたあげようと思うの。穗乃果もつかれてるでしょ、一晩様子見れば決断が変わると思うから。」

(修也)「そうだな。で、なんで雪穂がここに居るんだ?」

(雪穂)「それは……だって……。だって、オトノキ廃校にならないんでしょ?だったら、私もオトノキで学びたいんだもん!!」

(絵里)「雪穂ちゃん……。」

(亜里沙)「それに、ここなら修也さんがいるし、問題ないでしょ!!」

さっきまで黙ってた亜里沙が姉の絵里に向ってそう言った。

(修也)「そうだな……確かにオトノキは、廃校にならない。ただ、亜里沙ちゃんの案には納得出来ない……。残念だが、俺は、今猫の手を借りたいぐらい既に忙しい……だけど、あいつなら必ずショッカーやゲルショッカーから守ってくれるだろう……。」

(亜里沙)「修也さん、あいつって……。」

(修也)「そうだ、絵里。俺は、雪穂をあいつらの所へ案内してくるわ。」

そう言うと、俺は、雪穂を連れて家の外に出た。

俺は、サイクロン号の後ろに雪穂を乗せあいつの家に向かってた。走行途中怪しいトラックに後をつけられてたので少し遠回りをしたが、追いかけてくる………。

(修也)『怪しい。……まさか!!』

俺が思った時には既に遅かった。前方からトラックが止まっており、荷台からゲルショッカーの戦闘員が現れた。その数、ザッと7人。

(修也)「出たな……ゲルショッカー!!」

そう言うと、俺は、変身をしようとしたが、後ろから何が体内に入り込む感じがした。

恐る恐る後ろを向くとそこには、注射器を持った雪穂の姿があった。そして、何かの液体を注入され俺は、その場に倒れてしまった。

 

 

 

 

【作者】

(戦闘員A)「やりましたね。これで、ゲルショッカー第2の作戦が開始できる。ブラック将軍や、大首領様もも喜んで下さるだろう。」

(雪穂)「早く、連れていきなさい。コイツの脳を改造して、この世から仮面ライダーを消す……。」

すると、戦闘員達は修也と、サイクロン号をトラックの荷台乗せその場から姿を消した。

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、今平和と言う名の時間を過ごしている。

静かな部屋でベットに横になっていた。

(穗乃果)「ねぇ、雄君。」

すると、穗乃果がやって来た。最近、戦いが終わるといつも俺の隣で寝るとか言い出すのだが、今回は違うらしい。

穗乃果は、俺の隣に来ると座った。

(穗乃果)「今日は、お疲れ様。」

(雄介)「ありがとう……。なぁ、穗乃果。お前、何か悩んでないか?」

(穗乃果)「えっ!!そ、そんな事ない……。」

(雄介)「言っただろ?今回のショッカーの件もことりの件も俺が、解決してやる。だから……穗乃果は、最後まで希望を失うな。」

(穗乃果)「雄君……。」

しばらく、時が止まった様に穗乃果は、黙ってしまった。

よほど、何か悩み事があると俺は、思った。

(雄介)「何か悩んでるなら相談にのるよ。」

(穗乃果)「本当に何にもないよ!!」

そう言うと、穗乃果は、自分の部屋に戻った。

俺は、疲れていたのでその場で寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲルショッカー本部】

(修也)「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

修也は、何かのマシンに張り付けされていた。

(ブラック将軍)「さぁ、再びショッカーに忠誠を誓え!!」

ゲルショッカーの大幹部ブラック将軍が修也の目の前でそう言った。

(修也)「誰が……貴様らに従うものか!!」

(ブラック将軍)「したかない……。洗脳度を最大に上げろ!」

(戦闘員)「ギィー!」

すると、白衣を来た戦闘員がマシンの強さを最大限に上げた。

(修也)「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

修也は、苦しみながらもショッカーに洗脳されまいとしてたが、次第に彼の意識は消えてしまった。

(ブラック将軍)「これで……後は、アイツだけだ。本郷雄介。」

司令室には、既に洗脳された翔一も居た。

(首領)「ブラック将軍よ。このまま、仮面ライダーどもを再びショッカーの手下とするのだ!!」

ゲルショッカーの作戦は、これまでライダーを倒すにはライダーで倒すと考えたショッカーの作戦とは異なり、ニ度と逆らえないように洗脳して、再びショッカー最強の改造人間として、使うことだった。

(ブラック将軍)「行け、仮面ライダー2号、V3。本郷雄介を捕らえろ!!」

(2人)「「ギィー!!!」」

すると二人は、ゲルショッカーの敬礼をして、司令室を後にした。

(首領)「しかし、彼を元の世界に返して良かったのか?」

(ブラック将軍)「元々、彼は、この世界の住人では、ない為洗脳するより帰した方が面倒でなくて済みます。」

(首領)「なるほど……流石は、ブラック将軍。これで、ゲルショッカーは、世界に君臨する日が近くなってきた。」

すると、ゲルショッカー本部に首領の笑い声が高らかに響き渡った。

 

 

 

【雄介編】

翌朝、俺らは、神田明神に集まった。しかし、そこは、不穏な空気だった。

(海未)「穗乃果!ちゃんと説明してください!!」

(にこ)「そうよ!あんたが言い出したんじゃない!!言い出しっぺがそう簡単に辞めても言い訳??」

(凛)「にこちゃん、落ち着くにゃ!!」

怒りに任せるにこと、海未に対して凛が止めに入った。

俺の昨日思った違和感は、当たってた。

すると、恐る恐る穗乃果が口を開いた。

(穗乃果)「私、考えたの……自分の気持ちだけで、行動すると必ず誰かが苦しい思いをする……。それに、私達がどんなに頑張っても廃校を阻止する事は、出来ない……。だから、μ'sを辞めます。」

(真姫)「穗乃果……。」

(海未)「穗乃果……あなた……本気で言ってるんですか??」

海未の質問に穗乃果が小さく首を縦に振ると、それを確認した海未が、穗乃果の目の前に立つと……

 

「パチーーーーーン!!!」

 

海未は、左手の平で穗乃果頬を平手打ちしてた……。

(海未)「貴方は……貴方は最低です!!!」

と叫ぶと、海未は、自宅へ帰った。

(絵里)「じゃあ、穗乃果は、μ'sを辞めるのね?」

絵里の質問にも穗乃果は、首を縦に振った。それを確認した絵里は、みんなの顔を見て話し始めた。

(絵里)「じゃあ、μ'sは、本日付けで解散ね。みんな、お疲れ様。」

そう言うと、絵里は、希と一緒に家に帰った。

(にこ)「μ'sのリーダーが、こんな腑抜けだとは思わなかったわ。凛、花陽、私達だけでもスクールアイドルを続けましょう。」

俺は、落ち込んでる穗乃果の元へ向かった。

(雄介)「本当に、これで良かったのか?」

(穗乃果)「良かったんだよ……。だって、穗乃果と一緒に居たからみんなを危ない目に沢山合わしたし……、これぐらいの亀裂が入った方が……「良くねえーんだよ!!」

穗乃果の話を聞いてたら遂、怒鳴ってしまった。

(雄介)「怒鳴って悪かった。でも、俺は、違うと思うんだ!確かに、今穗乃果は、あいつらから狙われてるけど、俺がいるだろ??もっと、俺や修也、翔一を頼れよ!!そうやって、仲間と亀裂作って一人になる方が奴らにとって都合の良い事になるんだよ。」

(丈二)「雄介の言う通りだ。俺や和也だって力になるから。俺、真姫が心配だから先行くわ。」

そう言うと、丈二は、バイクに乗り真姫の後を追いかけた。

(雄介)「俺らも帰るか。」

と言ったその時だった。

サイクロン号と、ハリケーンに乗った修也、翔一が現れた。しかし、彼らの様子はおかしかった。

(修也)「本郷雄介!再び、ショッカーの手先になるのだ!!」

と言うと、タイフーンが回転し修也の身体は一瞬のうちに仮面ライダー2号のスーツに変わり、仮面を着けた。

そして、翔一もダブルタイフーンを回転させて仮面ライダーV3に変身した。

(雄介)「その変身の仕方……ショッカーに……。」

すると、神田明神のあちこちからゲルショッカー戦闘員が現れた。

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

(2号)「やれ!!戦闘員どもよ!!」

(戦闘員)「ギィー!!!」

そう言うと、戦闘員は、俺の周りを囲んだ。

俺は、穗乃果に逃げるよう言って戦闘員達を人気のない所へ連れてきた。

すると、戦闘員は、ナイフや、銀竿など武器を持ち出し、俺に攻撃してきた。俺は、それをかわし確実に戦闘員に攻撃した。

(2号)「ならば、俺達が相手だ!!」

そう言うと、修也は、俺に向かって走り出してきた。

お互いの距離が縮むと修也は、飛び蹴りしてきたが、俺は、それをかわすと、パンチした。その後から翔一が回し蹴りした。俺は、それを受けると吹き飛ばされた。俺は、立ち上がろうとすると、修也に捕まって動けなくなった。

(1号)「修也!!何故、こういう事するんだ!?」

(2号)「俺は、ただ……お前の生みの親所へ連れていくだけだ。仮面ライダー1号……嫌、ホッパー1号!!」

そう言うと修也は、俺の腹部を数発殴り続けた。

俺は、途中から意識を失ってしまい……倒れてしまった。

 

 

 

俺は、気がつくとゲルショッカーのアジトに居た。

実験室の中に居て身動きが全く取れない状態だった。

(雄介)「ここは、どこだ???」

俺は、聞いた。すると、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「久しぶりだな、本郷雄介!!まさか、私の名を忘れたとは言わせんぞ!!」

 

(雄介)「その声……ショッカー首領!!」

(首領)「その通りだ。貴様は、再び我が下僕として、世界征服の野望を完了させるのだ!!」

(雄介)「断る!!俺は……俺は、お前なんかに屈しない!!」

(首領)「いい度胸だ!だが、ゲルショッカーの科学力をなめてもらっては困る。やれ!!ゲルショッカーの優秀なが学者達よ!!」

すると、科学者達は俺の周りに立ち、一人の男が注射器を用意した。

(雄介)「や、やめろーーーーーーーーーーー!!!!!」

俺は、必死にもがいた……。

しかし、その後意識が次第に遠のいてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、俺達は、再改造手術を受けゲルショッカーの改造人間として、目覚めた。

 




《次回予告》(CV.園田海未)
壊れたビル……。
血まみれの人々……。
圧倒的な強さを見せつける、雄介達に他の仮面ライダーもやられてしまう……。
その時、高坂雪穂を追ってツーブロックヘアの青年が現れる。



次回、【お気に入り登録者数20人突破&UA2000突破記念回と、UA3000突破記念回】第二十四話
「新ライダー登場……その名は、ゴット!!」


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【お気に入り登録者数20人突破&UA4500突破記念回】第二十四話「新ライダー……その名は、ゴット」

今回は、記念回という訳で恒例の他のライダーとコラボです!!
今回は、前回の回の時に感想でいただいた案を使いたいと思います!!
「仮面ライダーW」
を使いたいと思います!!
後、「仮面ライダー電王」、「仮面ライダーウィザード」、
「仮面ライダードライブ」、「仮面ライダーゴースト」も登場します!!後、(うわ〜、豪華www)
そして、この回だけかな?まだ未定ですが、記念にオリジナルライダーを作りました。
キャラ名は……
松田廉平(まつだれんぺい)、仮面ライダーゴットです。
他のライダーとは、異なる力を使い戦います。
さて、こんな豪華なメンバーで果たしてどんな結末が来るのでしょうか??

それでは、本編始まります。



【海未編】

何故、こうなったんでしょうか??

秋葉原が一瞬にして崩壊しました……。

ビルは、倒壊し……無残な姿になっていました。

さらに、逃げ遅れてビルの下敷きになった人々……。

彼らの攻撃を受け血まみれになった人々……。

それに、助けに来てくれた、良太郎、晴人、翔太郎、フィリップ、タケル、それに、進ノ介も彼らに倒され変身が解けてしまい、人間の姿になり、横倒れていました。

どうして、彼らは……人々を襲うのですか!?

元は、人類の平和の為にただ、身体をボロボロにしながらも戦い続けてきたのに……。

どうしてですか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えてください

……雄介、修也、翔一……。

 

 

 

 

【作者目線】

さかのぼること、数時間前……。

穗乃果、ことりは、最後に遊ぶ事になった。

雄介が、修也と翔一とゲルショッカーの戦闘員に倒される瞬間を目撃してから既に二日経った。μ'sは、解散しみんなそれぞれバラバラになってしまった。にこと、花陽、凛、真姫は、スクールアイドルを続ける事にした。海未は、あれ以来穗乃果と口を聞かず弓道の練習に一生懸命になっていた。絵里と希は、生徒会の仕事に集中するようになった。みんな初めの状態に戻った生活を送っていた。

(穗乃果)「ごめんね……急に呼び出して……。」

(ことり)「全然良いよ……。」

穗乃果とことりが話すのは、あの日以来である。

(ことり)「みんな、元気??」

(穗乃果)「う、うん……。」

この時の穗乃果は、ことりに何を話していいのか分からなかった。それに、穗乃果はことりに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

(ことり)「最近、雄君とは、一緒じゃないの?」

(穗乃果)「雄君は……」

その時、穗乃果の口は固まった。目の前の景色が一転したからである。平和な秋葉原が一瞬にして火の海になった。高い高層ビルは、次々と倒壊し瓦礫の町となった。

(和也)「ことりー!!」

奥の方から和也がやって来た。

(ことり)「どうしたの?滝君。」

(和也)「秋葉原にショッカーの軍団が……。」

滝は、説明しようとした。その時赤いスポーツカーが穗乃果達の前にやって来た。

 

「あんたが、FBIの優秀な日本人捜査官滝和也か。」

 

そこから降りてきたのは、二人。

一人は、スーツ姿の青年ともう一人は、現代風の服装をした茶髪の青年がだった。

(和也)「あなたがたは?」

(進ノ介)「俺は、泊進ノ介(とまりしんのすけ)。刑事だ。」

(晴人)「俺は、操真晴人(そうまはると)。指輪の魔法使いだ。」

(和也)「魔法使い……ね。」

(晴人)「あんた……仮面ライダーは、信じるのに魔法使いは、信じないのか……。まぁ、良いや。」

そう言うと、晴人は、コネクトリングを右手に填めてベルトの所へかざした。

 

《コネクト・プリーズ》

 

すると、晴人の隣に小さな赤いは魔法陣が出現した。そこからシューガードーナッツの入ってる袋を取り出した。

(穗乃果)「え、えぇーーー!!凄い!晴人君本物の魔法使いだね!!」

(ことり)「ことりもビックリしちゃった。」

 

「おい!進ノ介!!早く行かないと、ゲルショッカーに秋葉原を破壊されてしまう!!」

 

穗乃果達が晴人の魔法にビックリしてると、進之介の車から声が聞こえた。

(進ノ介)「分かってる!ベルトさん。行くぞ!晴人。」

(晴人)「あぁ。」

そう言うと晴人と進ノ介は、車に乗り現場に向かった。

 

 

 

 

 

現場につくと、黒い仮面ライダーが戦っていた。

(???)「おせーぞ!!泊!それに、晴人も。」

(進ノ介)「すまん!!翔太郎。少し、用事があった。」

(良太郎)「みんな、お待たせ。」

(ベルト)「行こう!進ノ介、良太郎、翔太郎、フィリップ、晴人、Start your engine!!」

ベルトの声と同時に五人は、腰にベルトを装着した。

(良太郎)「モモタロス……行くよ……。」

(翔太郎)「行くぜ、フィリップ!!」

(フィリップ)「あぁ、翔太郎。ゾクゾクするね。」

《サイクロン!》

《ジョーカー》

晴人は、ドライバーオンリングを右手に填めて、ベルトにかざした。

《ドライバーオン・プリーズ》

すると、腰に出現したベルトのバックルをスライドさせ左手にあるフレイムリングのカバーを下ろした。

進ノ介は、ベルトのキーを回し、エンジンを入れるとシフトスピードをシフトプレスに入れた。

 

(五人)「「「「「変身!!!」」」」」

 

そう言うと、良太郎は、パスをバックルにセタッチした。

《ソードフォーム》

すると、良太郎の身体は仮面ライダー電王ソードフォームに変身した。

 

フィリップは、サイクロンメモリーを右のスロットに差し込み、気を失い翔太郎は、移動してきたサイクロンメモリーを強く差し込みジョーカーメモリーを左側に差し込んで展開した。

《サイクロン!ジョーカー!!》

すると、翔太郎の周りに物凄い風が吹き荒れ次の瞬間仮面ライダーWサイクロンジョーカーに変身した。

 

晴人は、そのフレイムリングをハンドオーサーにかざした。

《フレイム・プリーズ!ヒーヒー・ヒーヒーヒー!!》

と言う音声と同時に魔法陣が出現し、晴人の身体を通り抜けると仮面ライダーウィザードフレイムスタイルに変身した。

 

進ノ介は、シフトブレスを操作した。

《ドライブ!タイプスピード!!》

すると、進ノ介の身体は仮面ライダードライブタイプスピードに変身した。

(M電王)「俺、参上!!」

(ウィザード)「さぁ、ショータイムだ!」

(W)「「ゲルショッカー!!さぁ、お前の罪を数えろ!!」」

(ドライブ)「ショッカー!!ひとっ走り付き合えよ!!」

(ベルト)「みんな行こう!!」

その時、聞き覚えのあるバイク音が聞こえた。

(バット)「想定外だったな仮面ライダーどもよ。」

ゲルショッカーの吸血鬼怪人バットがそう言った。すると、戦闘員達は、道を作ると三台のバイクが見えた。

それは、彼らが見覚えのあるものだった。

(ドライブ)「さ、サイクロン号!?」

(ベルト)「何故、サイクロン号があるんだね。」

(ウィザード)「それに、ハリケーンもあるぞ……。まさか……。」

(W翔太郎)「仮面ライダー1号!?」

(Wフィリップ)「この世界では、本郷雄介と言う青年が変身してるらしい。」

(M電王)「相手が誰だろうと関係ねぇ。最初から最後までクライマックスだ!!行くぜ!行くぜ!!!行くぜ!!!!」

そう言うと、

 

良太郎達は、雄介達の所へ走り出した。

雄介達は、ライダースーツに身を包み仮面を被り変身した。そして、良太郎達を向かい撃つことにした。

そして、W、ドライブは、1号へ攻撃をした。しかし、1号は、空高くジャンプしてそれをかわすと、

(1号)「ライダーチョップ!!」

と叫びながら、ドライブに向かってライダーチョップを放った。ドライブは、それを簡単に受けると、数メートル先に飛ばされてしまった。

《サイクロン、トリガー》

今度は、Wがサイクロントリガーで連射するが、1号は、それを素手で全て弾いた。

(W翔太郎)「サイクロントリガーの銃弾を簡単に受け流すのか……流石は、1号ライダーだ。」

(Wフィリップ)「感心してる場合か!!翔太郎……。ヒート、メタルで行こう。」

すると、Wは、ベルトのスロットにヒートメモリーとメタルメモリーを差し込んで展開した。

《ヒート、メタル!!》

そして、姿を変えると再び1号へ向かって走り出した。

そして、メタルシャフトを使い攻撃してくるが、1号は、それを受け止め、メタルシャフトをWから奪い、そのままWに攻撃した。Wは、火花を散らしながら倒れると、立ち上がろうとしたその時、

(1号)「ライダーキック!!」

1号は、必殺のライダーキックを放った。Wは、それを受けると吹き飛ばされなから変身が解けてしまった。

 

 

 

一方、ウィザードと2号は、圧倒的な差があった。いくら、ウィザードが魔法使いであっても力の2号が繰り出す技に苦戦してた。

(ウィザード)「こいつには、魔法が効かないのか?なら……。」

そう言うと、ウィザードは、右手にキックストライクリングを填めてベルトのハンドオーサーにかざした。

《チョーイイネ!!キックストライク!!サイコー!!》

すると、ウィザードは、キックストライクを放った。それを見た2号は、タイフーンをフル回転させると、

(2号)「2号ライダーキック!!」

ライダーキックを放った。

二つの強大なエネルギーがぶつかると激しい爆発を起こした。そして、両者が再び地面に着地すると、ウィザードの変身が解け倒れてしまった。

 

 

 

そして、V3と電王は、一進一退の勝負をしてた。

(M電王)「なら、これで行くぜ!!」

そう言うと、電王は、ケータロスを用意して下の四つのボタンを押した。

《モモ、ウラ、キン、リュウ、クライマックスフォーム!!》

すると、電王の両肩に、ロッドフォームの電仮面、アックスフォームの電仮面、そして、胸の所には、ガンフォームの電仮面が着いて、てんこ盛り……嫌、クライマックスフォームに変わった。

(V3)「たかが、顔の数だけ増えても意味は無い!!」

そう言うと、V3は、電王に向かって走り出した。

《フルチャージ!!》

電王は、デンガッシャーにエネルギーを溜めた。

(M電王)「必殺、俺の必殺技……クライマックスバァージョン!!」

そう言うと、デンガッシャーの先が分離しV3に向かって放った。しかし、V3は、それをかわし、空高くジャンプした。

(V3)「V3キック!!」

そう言うと、V3キックを電王に向かって放ったが、電王は、デンガッシャーでそれを受け止めた。

(V3)「受け止めたのか……なら!!」

そう言うと、V3は、デンガッシャーを強く踏み込み離れると、反転しながら再び体勢を立て直し蹴りこもうとした。電王は、デンガッシャーで受けともうとした。その時、デンガッシャーにヒビが入り壊れた。

(K電王)「デンガッシャーが、破壊されたやと!!」

(U電王)「どうするの先輩!」

(M電王)「どうするって……」

(R電王)「くるよ!!」

電王は、上を見上げると既にV3が必殺技を放とうとしてた。

(V3)「V3反転フルキック!!」

電王は、避ける時間もなくV3反転フルキックを受けてしまうと、変身が解け、良太郎に憑依してたイマジン達は、デンライナーへ戻された。

 

 

そこへ、 穗乃果達がやって来た。目の前の光景に驚いた。

(穗乃果)「雄君……何で…!?何で、街を破壊するの?? 」

しかし、穗乃果の声は、雄介には、聞こえずに居た。そして、2号がライダーキックを放とうとしたその時、

《開眼!!俺!レッツゴー覚悟!ゴ、ゴ、ゴースト!》

謎の音声と同時に目の前に仮面ライダーらしきものが現れた。

(穗乃果)「君は?」

穗乃果は、聞くと戦士は明るい声で答えた。

(ゴースト)「俺は、仮面ライダーゴースト。命、燃やすぜ!!」

そう言うと、ゴーストは、1号達に向かって走り出した。しかし、ショッカー史上最強の改造人間である彼らに一人のライダーが叶うはずはなかった。ゴーストの攻撃はかわされ、1号達の攻撃は、着実にゴーストにダメージを当てて居た。

(ゴースト)「流石は、英雄……ダブルライダーだ。」

ゴーストは、そう呟くと既に1号達は攻撃の準備をしてた。それは、敵を一網打尽にする最強の合体技……。

(三人)「ライダートリプルキック!!!」

三人合体技のライダートリプルキックを放って来た。

ゴーストは、それを受けると数メートル先に飛ばされてしまった。

(1号)「死人に要はない……ここで、あの世に行け!!」

そう言うと、1号、それに2号は、空高くジャンプした。

(ダブルライダー)「「ライダーダブルキック!!!」」

数々の敵を粉砕してきたダブルライダーの最強技、ライダーダブルキックが、ゴーストに命中するとゴーストは、数メートル先のビルに飛ばされるとビルを貫通しその先に飛ばされた。変身状態を保ってはいられず、元の人間の姿に戻ってしまった。

 

 

ボロボロとなった秋葉原に穗乃果達、μ'sのメンバーが揃った。

(穗乃果)「みんな、怪我はない?」

(絵里)「私達は、大丈夫よ。でも、この街をこんなにするなんて……。」

(海未)「許せません……。どうしてですか??」

海未は、1号達にそう聞いた。

すると、1号達は、穗乃果達の方を向く。

(海未)「貴方達は、これまで沢山の人を守って来たじゃないですか!!なのに……どうしてこうなるんですか??」

すると、1号達は、黙っていた穗乃果達を見つめていた

 

 

その時、一人の青年が穗乃果達の方向へやって来た。髪型は茶髪のツーブロックヘアで、服装は学ランを着ていた。

(???)「そこまでだ!ゲルショッカー。ここで、お前達を粉砕する……神に誓ってお前達の悪事を許さない!変身!!」

すると、腹部に赤い球体が出現し、青年の体はみるみる変化していった。全身金と黒で覆われたその姿は、どこからか、強さを感じる気がした。

(海未)「貴方は、一体……。」

(廉平)「俺か!?そうだな……仮面ライダーゴットでも名乗るか!!行くぜ!ゲルショッカーども!!」

そう言うとゴットは、1号達に向かって走り出した。

 

 

 

 




《次回予告》
仮面ライダーゴットの出現により激化する戦い。
果たして、このライダーバトルにアイツも参戦してくる!

次回、【お気に入り登録者数20人突破&UA4500突破記念回】第二十五話
「ライダー大戦」


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【お気に入り登録者数20人突破&UA4500突破記念回】第二十五話「ライダー大戦」

本日、お気に入り登録者数30人突破しました!!!
さらに、嬉しいことに新たに評価をしてくれた
気分は形而上様、シママシタ様、しょーくんだよ!様、誠にありがとうございます!!
今後もさらに活動していきますのでよろしくお願いします!!また、感想も待ってますのでよろしくお願いします!!


それでは、本編スタート!!


【作者目線】

(???)「そこまでだ!ゲルショッカー。ここで、お前達を粉砕する……神に誓ってお前達の悪事を許さない!変身!!」

すると、腹部に赤い球体が出現し、青年の体はみるみる変化していった。全身金と黒で覆われたその姿は、どこからか、強さを感じる気がした。

(海未)「貴方は、一体……。」

(ゴット)「俺か!?そうだな……仮面ライダーゴットでも名乗るか!!行くぜ!ゲルショッカーども!!」

そう言うとゴットは、1号達に向かって走り出した。

(1号)「何者か分からないが、ここで、死ね!!」

そう言うと、3人のライダーは、ゴットに向かって走り出した。1号達が先に攻撃すると、ゴットは、それを流しながら受け止めカウンター攻撃を繰り広げた。

(1号)「こいつ、なかなかやるな。」

(2号)「あぁ。だが、負ける訳にはいかない。首領の為にも……貴様を倒す……。1号、ファイナルライダーパワーだ!!」

(バット)「待て!!ダブルライダーよ。貴様らには、やる事がある。ここは、一旦アジトに戻るんだ。」

(1号)「バット……わかった。行こう!2号、V3。」

そう言うと、1号達は、バイクに乗り消えてしまった。

(ゴット)「あ!!待て!逃げるじゃねぇ!!」

ゴットは、追いかけようとしたが、バットがそれを妨害する。

(バット)「貴様の相手は、この俺様だ!!」

(ゴット)「雑魚には、要はない!!一発で終わらしてやる!!」

そう言うと、ゴットは、左手にエネルギーを溜め始めた。バットは、ゴットに向かって走り出した。その瞬間、

(ゴット)「喰らえ!波動弾!!」

そう言うと、溜めてた左手を前にだし、波動弾を放った。

波動弾は、バットに命中すると、バットは、火花を散らし数歩後ろに下がった。ゴットは、休む暇を与えず、攻撃をした。確実にバットにダメージを与えるゴット。

(バット)「おのれ……。まさか、ここで負けると訳には……。」

(ゴット)「うるせぇ〜!!これで、決める。フィニッシュだ!!」

すると、ゴットは、腹部にある赤い球体に自分の手をかざした。

《ゴット!!フィニッシュ!!》

と言う音声流れると、ゴットの右足が炎に包まれた。それから、ゴットは、空高くジャンプした。

(ゴット)「ライダーキック!!」

彼は、そう言うとライダーキックを放った。ライダーキックは、バットに命中するとバットは、火花を散らしその場で爆発した。

「ドカーーーーーーン!!!!」

それを見た戦闘員達は追わてて逃げようとしたが、ゴットの波動弾で爆発した。

敵が居ない事を確認したゴットは、変身を解除した。

(翔太郎)「あんたは、何者だ?」

(廉平)「俺の名前は、松田廉平。都立目黒川中3年だ。よろしく、おじさん達。」

(翔太郎)「何がおじさんだ〜!!こら!!」

(良太郎)「左さん落ち着いて。はじめまして、野上良太郎です。よろしく廉平君。」

(廉平)「宜しく。」

(穗乃果)「す、凄い……こんなに、仮面ライダーが居るなんて……」

(翔太郎)「そこのお嬢さん方、安心しな奴らは俺達真の仮面ライダーが倒す!!」

(絵里)「ちょっと待って!!」

翔太郎の発言に絵里が聞いた。

(絵里)「修也達も立派な仮面ライダーなのよ!何で倒す必要があるの?」

(進ノ介)「みんな、これを見てくれ。」

進ノ介が見せたのは、先程行われた内閣特別会議。

議題は、「仮面ライダーについて」だった。

(議員A)「総理!仮面ライダーは、やはり我々の敵に間違いありません!!至急対応を取らないと日本が滅びます!!秋葉原も甚大な被害です。こんなのが続けば国民の命の保証出来ません!!」

(総理)「したかがない……。国民の命を守る方が我々にとって第一に考えるべきことである。これより!仮面ライダー1号本郷雄介、仮面ライダー2号一文字修也、仮面ライダーV3風見翔一を国家特別指名手配とする!!会議は以上だ。」

 

これを見た穗乃果達は、驚きを隠せなかった。

(穗乃果)「そんな……」

(進ノ介)「国家特別指名手配となると、流石の俺でも逆らえない。次に奴らが現れ、人の為に戦う姿を見せつけないと……恐らく死刑が待ってる。」

(花陽)「そ、そんな……。」

(凛)「雄介君たち死んじゃうの?」

(穗乃果)「……だよ……。」

(海未)「穗乃果……。」

みんな、穗乃果の方を向いた。穗乃果は、雄介が死ぬかもしれない恐怖で瞳から涙が溢れ出てた。

(穗乃果)「そんなの嫌だよ!!何で!?雄君達は、いつも人の為に戦ってきたのに……、たった一回街で……しかも、洗脳されてる状態だったのに……。何で、こうなるの??進ノ介君や、みんなも仮面ライダー何でしょ?仮面ライダーが仮面ライダーの事を信じてあげれないでどうするの?」

穗乃果は、必死に進ノ介達に訴えた。

進ノ介は、その姿を詩島霧子(しじまきりこ)と、似てると思った。

(進ノ介)「君の言う通りだ……。あ〜ーもう、考えるのは辞めた!!姿形は違くても彼らは、仮面ライダーだ!!俺は、君のいうことを信じるよ!」

(ベルト)「やっと、エンジンがかかったようだね、進ノ介。君の熱い正義の魂で彼らを洗脳から開放するんだ!!」

(翔太郎)「あんな事言った悪かったな……俺もまだまだ半人前だな……。、おやっさんに合わせる顔がねぇ。お前達、音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sの依頼、引き受けたぜ!」

(フィリップ)「依頼を引き受けたらそれに、一生懸命にやる……それが、鳴海探偵事務所の極意だったね翔太郎。最後まで、二人で一人だ。」

(良太郎)「みんな準備は、良いみたい。」

(タケル)「俺は、本郷さんから生命の大切さを教わった。そして、同じ1号が苦しんでるなら……嫌、同じ仮面ライダーが苦しんでるなら俺は、それを助けたい!!」

(廉平 )「ちょっと待ってよ!あんたらさっきの中継見ただろ?歯向かったら殺されるぞ!!」

 

「そんなの気にしてたらライダーやってらんねぇーよ!」

 

時空の間から自分の世界に帰されたはずの憐斗が現れた。

 

(穗乃果)「憐斗君!!」

(光憐斗)「言っただろ!?俺は、あの三人に借りがあるんだ。この借りこの場で返す……変身!!」

すると、憐斗は、腰に巻いてるディケイドドライバーにカードを差し込んだ。

 

《カメンライド》

 

すると、展開してたバックルを閉じた。

 

《ゴールデンディケイド!!》

 

すると、憐斗は、ゴールデンディケイドに変身した。

(ベルト)「私達も行こう!Start our engine!!」

そう言うと進ノ介は、ベルトにあるキーを回し、シフトブレスにシフトスピードを差し込んだ。

 

(翔太郎)「行くぜ!フィリップ。、おやっさんに教わったハードボイルドで突き進むぜ!!」

翔太郎とフィリップは、ベルトを腰に巻き、それぞれメモリーを出した。

《サイクロン!》

《ジョーカー!》

 

(良太郎)「みんな、行くよ!」

そう言うと、良太郎は、デンオウベルトを腰に巻きケータロスを出した。

《モモ、ウラ、キン、リュウ》

 

(タケル)「俺は、仮面ライダーを信じる!!」

そう言うと、タケルは、自分のアイコンをゴーストドライバーに入れた。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!》

と言う音声と同時にタケルは、両手を使ってポーズを取った。

 

(晴人)「俺が、この街の希望になる!」

そう言うと晴人は、ドライバーオンリングでウィザードライバーを腰に出現させると、フレイムドラゴンリングを左手にはめた。

 

(6人)「「「「「「変身!!!」」」」」」

 

と言うと、6人は一斉に変身した。

(ベルト)「ドライブ!タイプスペシャル!!」

《サイクロン!ジョーカー!!エキストリーム!!》

《クライマックスフォーム》

《開眼!オレ!!レッツゴー!覚悟!!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!》

《フレイム・ドラゴン・ボウー!ボウー!・ボウーボウーボォ!!》

右からドライブタイプスペシャル、Wサイクロンジョーカーエクストリーム、電王クライマックスフォーム、ゴーストオレ魂、ウィザードフレイムドライブに変身した。

(廉平)「……仮面ライダーを仮面ライダーが信じないでどうする……か。変身!!」

そう言うと、廉平は、ゴットに変身した。するとそこに、ゲルショッカーの改造人間サメクジラと、改良されたバット、スパイダー、コブラ、スネーク、そして、雄介達が現れた。

(ゴールデンディケイド)「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えとけ!!」

(ドライブ)「ショッカー!ひとっ走り付き合えよ!!」

(W翔太郎)「俺は、自分の罪を数えたぜ……ショッカー、」

(W)「「さぁ、お前の罪を数えろ!!」」

(M電王)「俺達、再び参上!!」

(ゴースト)「命、燃やすぜ!」

(ウィザード)「さぁ、ショータイムだ。」

(ゴット)「神に誓ってお前達の悪事を許さない!」

それぞれのライダーが決め台詞を言うと、戦闘を開始した。

ゴースト、ウィザード、電王、ゴールデンディケイドは、怪人の相手をする事になった。そして、ゴット、ドライブ、Wは、雄介達の所へ向かって走り出した。

(1号)「まだ生きてたとは……だが、今度こそ貴様らを倒す!!」

(W翔太郎)「俺達は倒されるわけにはいかない……俺達が仮面ライダーと名乗る限りこの世界の希望でなくちゃいけないんだ!!」

そう言うと、Wは、プリズムビッカーを出した。そして、プリズムメモリーを差し込んでプリズムソードを取り出した。

(Wフィリップ)「仮面ライダーを倒すには、ベルトを破壊する事だが……それでは、依頼が成立しない。どうする?翔太郎。」

(W翔太郎)「悩みどころだぜ。」

Wは、穗乃果達の方を見た。ただ、倒すだけでは依頼が成立しない。その事をわかってたからだ。

(1号)「どこを見ている!!」

すると、1号が隙のあるWを攻撃した。Wは、それを受けると数歩後ろに下がった。

 

 

 

一方、2号とドライブは圧倒的な差があった。

(2号)「何て、パワーだ……。」

(ドライブ)「このドライブには、エイジの分の正義の魂があるんだ!そう簡単には壊せない!!」

そう言うと、ドライブは、少し距離を置き必殺技を発動させた。

(ベルト)「ヒッサーツ!フルスロットル!!」

と言う音声と同時に2号を空高く持ち上げるとネクストトライドロンが周りを囲み青いフィールドで拘束した。するとドライブは、電撃を纏い、ドリルのように回転しながら跳び蹴りを叩き込んだ。

 

「ドカーーーーーーン!!!」

 

激しい爆発と同時に出てきたのは、ドライブとネクストトライドロンたった。

そこに2号ライダー、一文字修也の姿はなかった……。

 

 

そして、V3とゴットも世代の差があった。

ゴットの繰り出す超人的な技に追い詰められるV3。

(ゴット)「これで、フィニッシュだ!!」

そう言うと、ゴットは念力でV3を持ち上げると球体に自分の手をかざした。

《ゴット!!フィニッシュ!!》

そして、浮いてるV3の目の前に瞬間移動して、高速パンチを連発した。

(ゴット)「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

ゴットは、叫びながらさらに加速する。

そして、

(ゴット)「喰らえ!ライダーパンチ!!」

最後に強烈なライダーパンチを放つとV3は、爆発した。

 

 

近くで仲間がやられる姿を見た1号は、怒り心頭だった。 (1号)「良くも……2号、V3を……!!」

そう言うと、目の前にいるWに向かって反撃を始めた。

すると、近くにいるゴットに妨害された。

(ゴット)「W、決めるぞ!!」

(W翔太郎)「おい!ちょっと待てよ。俺達の依頼は、コイツらを元に戻すことだ!殺したくない。」

(ゴット)「まだそんな事言ってるのかよ?所詮、綺麗事に過ぎない。だったら、倒して安らかに寝かした方が良いだろう!!」

そう言うと、ゴットは自分の手を球体にかざした。

《ゴット!!フィニッシュ!!》

すると、右足に凄まじいエネルギーが溜まって来た。

(ゴット)「行くぜ!ライダーキック!!」

そう言うとゴットは、ライダーキックを放った。

(W翔太郎)「危ない!」

それを見たWは、1号を庇おうとしたがそのW庇って1号がゴットのライダーキックを受けた。

すると1号は、火花を散らしながら数メートル後ろに飛ばされ爆発した。

(穗乃果)「雄君!!」

その光景を見た穗乃果は、叫ぶが爆炎から1号の姿は、なかった。

(穗乃果)「雄君、死んじゃったのかな……。」

既に、瞳から涙を流してる穗乃果の姿は6人の戦士の視界に入った。

(ウィザード)「これで、良かったのか?」

ウィザードは、ゴットに聞いた。

(ゴット)「良かったのさ。これで仮面ライダーの名誉は、守られる。」

(W翔太郎)「名誉だけが、全てじゃない気がするぜ!あの時、庇いに行った俺を庇って1号は、死んだ。これの意味が分かるか?」

(ゴット)「……!!」

ゴットは、驚いた表情を見せると、黙り込んでしまった。

既に怪人は他のライダーが倒したが、肝心の1号達の洗脳から開放ができてない……。

「これで、任務は、達成された。この世界は、我々ゲルショッカーの物だ!!」

そう言うと、一人のヒゲを生やしたおじさんが現れた。

(M電王)「テメェは、何もんだ!?」

電王がそう聞くと、おじさんは、大声で笑い出した。

(ダーク)「俺の名はダーク。文字通り、世界の破壊者だ。最愛の敵仮面ライダー1号、2号が死んだ今世界を破壊する!!」

そう言うと、ダークの髪は一気に金色に変わった。

(ベルト)「何て、パワーだ。本物のスーパーサイヤ人みたいだ。」

(ドライブ)「ベルトさん!それは、色々と不味い。」

しかし、その肉体は、一気にムキムキに変わり服が砕け散った。そして、胸元には、ゲルショッカーのマークがあった。

(ウィザード)「ゲルショッカーの改造人間だったのか……。」

(ダーク)「その通り…。邪魔なライダーを全て消して、新たな時代、ゲルショッカーの時代を作るのだ!!」

そう言うと、ダークは、ライダー達の所へ向かって歩き始めた……。

 

 

【雄介編】

(雄介)『ここは、どこだ!?』

目を覚ましたおれは、暗い空間の中に居た。

そこは、寒く、絶望の色だった……。

(修也)「雄介!!」

後ろから修也と翔一がやって来た。

(雄介)「俺ら一体何やってたんだ?」

俺が覚えているのは、神田明神でゲルショッカーに洗脳されてる修也達と戦って、負けて……。今、ここにいる状態になってる。

 

(雄介)「お前らさっきは、どうして俺を襲ったんだ??」

(修也)「待て!!話が見えないぞ!俺と風見がお前を襲うって……。」

修也の発言でハッキリした。

修也達は、俺と戦う前にショッカーに洗脳されていて記憶がなかったのだ。そして、恐らく俺も……。

(翔一)「どうして、俺達がここにいるんでしょうか?」

(雄介)「恐らく……死んだんだ。」

(修也)「ちょっと待てよ!死んだって……。」

(雄介)「俺達は、ショッカーに洗脳されていたから記憶がないが、恐らく他の世界のライダー達が俺らを止めてくれたのだろう。」

(修也)「俺達が……。」

(翔一)「ショッカーに……。」

(雄介)「でも、良かったじゃないか?」

俺の一言に二人は、俺の顔に視線を送った。

(雄介)「だって、俺達は死んでも……穗乃果達は生きてるんだ……。それが何よりだろ?」

俺は、あの時一瞬だけ視界がはっきりした瞬間があった。

 

俺を庇おうと緑と黒の色をした戦士が俺の前にやって来て、それを俺が庇うとライダーキックを受けたあの時、確かに後ろに九人は居た。

 

 

 

 

 

 

 

後悔は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ないはずなのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故だろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涙が止まらない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》(CV.本郷雄介)
俺達三人は死んだ……。
ショッカーに洗脳されてるより死んだ方がマシだからこれで良かったはずなのに、俺の瞳からは涙が……。
その涙の理由は!?
そして……
現世では、ゲルショッカー改造人間と名乗るダークの前にボロボロになるライダー達……
果たして、彼らの運命とは!?
そして、
μ'sは、再びステージに立てるのか??
それとも……。

次回、
【お気に入り登録者数20人突破&UA4500突破記念回】
第二十六話
「START:DASH!!」



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【お気に入り登録者数20人突破&UA4500突破記念回】 第二十六話 「START:DASH!!」

《これまでのあらすじ》
新たな仮面ライダーゴットの出現により過激になったライダー大戦だったが、1号、2号、V3は、敗北した。
そして、現世にはダークと言う改造人間が出現し苦戦する他の世界のライダー達……。一方雄介達は、時空の間に飛ばされ……


 

【作者目線】

(ウィザード)「こいつ……ヤバすぎる。」

(ゴット)「今までのは、全てコイツの罠だったとても言うのか?」

(ダーク)「その通りだ。雑魚ライダー共、死ね!!」

するとダークは、右手からエネルギーを込めた光弾を放ってきた。

そしてそれは、無数に分裂してゴットとウィザードに命中した。

(二人)「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

二人は、数メートル先に飛ばされると変身が解けてしまい、人間の姿になるとそのまま気絶してしまった。

 

 

【雄介編】

(雄介)「あれ!?俺……何で泣いてるんだろう……。」

俺の瞳から無数の涙がこぼれ落ちてきた。それは、俺の心の中に一つでも悔いがある証拠だった。それを見た修也が俺の目をしっかり見てこう言い始めた。

(修也)「やっぱり、戻ろう。確かに、俺達はこのままでも良いかもしれない……けどこの先、仮面ライダーが人類の敵として認知されてしまったら……それは、当時ライダーだった俺達の責任だ……。」

(雄介)「修也……。」

俺は、修也の顔をじっと見てた。

(翔一)「修也先輩の言う通りですよ!それに俺は、まだ人生をエンジョイしてません!この戦いが終わったら凛と遊ぶって決めたんだ!!だから……だから死ねない!」

さっきまで黙ってた翔一がそう言った。

それを聞くと修也は、早速この出口を探し始めた。

しかし、出口らしい出口は見つからなかった。

(雄介)「どうすれば良いんだ!?」

(修也)「おい!雄介……これを見てみろ……。」

すると、目の前に巨大なスクリーンが現れて、俺達の居た場所の映像が見えていた。

見た事はないが、俺達と同じ仮面ライダーの仲間が一人の改造人間に負けてる映像だった。

一人……一人……また一人と、次々に倒されるライダー達の姿を見て俺は、怒りを覚えた。

(翔一)「俺、やっと戦う理由が出来たんです。この世界を守りたい。その気持ちは、充分あります!!でも……一番は、やはり凛の笑顔を隣でずっと見てたいと思ったんです。」

翔一は、そう言った。そして、俺や修也は、その一言で自分が今まで戦ってきた理由を自問自答し始めた。

 

 

【修也編】

俺が戦ってきた理由……。

俺の脳裏には数々の記憶が蘇ってきた。

(修也)『俺が戦ってきたリング理由……それは……。絵里と約束したんだ。何かあったら絶対二人で守るって……それに俺は、あの時決めたんだ。仮面ライダーとして最後まで戦い抜くと!!』

その時、俺の腰にあるタイフーンが強く輝き始めた。

翔一は、既に輝いてたが……雄介は、

まだだった。

(雄介)「どうして、俺だけ光らないんだ??」

(修也)「思い出せ!雄介……お前の守りたい物を!!大切な物を!!」

それを思い出した時、俺達はどこまでも強くなれる!!

 

 

 

【雄介編】

(雄介)『修也が言ってる守りたい物、大切な物って何だ??』

俺は、自問自答しながら考えた。

そして、気になる事と言えばゲルショッカーやショッカーが狙ってるのがどうして、穗乃果の希望なのか?

俺は、一つの記憶を辿った。

 

それは、俺達が仮面ライダーとして再び3号の前に現れた時の3号のセリフだった。

 

(3号)「良いだろう。勿論、本郷雄介貴様の命も、もらう!そして、高坂穂乃果はショッカー最強の改造人間として生まれ変わるのだ!」

 

そして、次に思い浮かべたのはジュンのセリフ……。

 

(ジュン)「ショッカーは、私の力を使って簡単に世界が征服できるようになるの。でも、私はその代償として、いろいろな物を無くした。」

 

これが意味する事は、穗乃果がジュンになる事を意味する……。そしてそれは、俺達が死んだこの後ゲルショッカーは、邪魔なライダー達を消して……穗乃果を誘拐し、改造するだろう……。

 

(穗乃果)「嫌、や、止めてよーーー!!!助けてよ……雄君!!」

 

俺の脳裏には改造される穗乃果を姿が出てきた。

そうなると、俺が涙を流した理由は……。

 

「俺は、穗乃果達を最後まで守れなかった……。」

 

と言う事になる……。

そして、俺が守りたかったもの……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなの笑顔だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから俺は戦う。みんなの笑顔を守る為に……。

アイツを……高坂穗乃果を悲しませないように……。

俺は、その為に変身する!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、俺のタイフーンも強く輝き始めた。

(修也)「雄介……思い出したのか……!?」

(雄介)「あぁ。思い出した……。何で忘れてたんだろう……俺が、戦う理由……それは、アイツらの笑顔を守りたい……。幼い時にそう思ったんだ。笑顔が素敵なアイツらに出会って……。そして俺は、大切な人を悲しませたくない!!」

(修也)「そうだな……俺も絵里の悲しむ顔は、見たくない……。アイツには最後まで笑ってて欲しい……。」

(翔一)「俺だって……凛には、笑ってて欲しいさ!」

二人の意見は、俺と同じだった。

(雄介)「行こう!穗乃果達が待ってる!!」

俺は、そう言うと二人は頷いた。

すると、後方から眩しい光に包まれると俺らは、元の世界に戻った。

 

 

戻ると目の前には、ボロボロになった別世界のライダー達……そして、ボロボロに破壊された街の姿があった。

(廉平)「俺の必殺技を受けても死なないのか?」

(憐斗)「雄介……。」

俺達は、ゆっくりダークのもとへ歩み寄った。

(穗乃果)「戦ってよ!!雄君!!雄君達は、仮面ライダーなんだよ!!正義は、決して悪には負けない!!これは、雄君が言ったんだよ!!だから……だから立ち上がってよ!!仮面ライダー!!!」

穗乃果は、そう叫んだ!!

俺は、ダークの前に立った。

 

【穗乃果編】

やっぱり、洗脳されたままだったの?

教えてよ……雄君……。

(ダーク)「良く生きてた。さぁ、ゲルショッカー首領の為にコイツらを殺せ!!」

怪人がそう言うと、雄君達は、穗乃果達の方を向いた。

誰もが……敗北だと思ったその時……。

(雄介)「ハッ!」

そう言いながら雄君は、怪人を殴った。

(ダーク)「な、何をするんだ!?」

すると、気がついたら雄君達は、穗乃果達のまえに立った。

 

 

 

 

【雄介編】

(ダーク)「貴様らゲルショッカーを裏切ると言うのか?」

そう言うとダークは、俺らを睨みつける。

(翔一)「俺達は、ショッカーの怪人でもゲルショッカーの怪人でもない!!」

(修也)「俺達は、人間の自由と平和の為に戦う……」

(雄介)「仮面ライダーだ!!!修也、翔一、変身だ!!コイツを倒して後ろに居る人々の笑顔を……希望を……夢を……必ず守り抜く!!!」

(二人)「「おう!!」」

それを聞くと俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也と翔一は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺と翔一は、

(二人)「ライダー!!(変身!!)」

と叫んだ。

一方修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると翔一は、円を描くように両手を回し左斜め上に持ってくと右腕を一旦ダブルタイフーンのある腰の位置へ持ってくと同時に

(翔一)「ブイ!!」

と叫ぶと再び左斜め上方向へ突き出すと同時に左腕をダブルタイフーンのある腰の位置へ構えると同時に三人は、声を揃えて叫んだ。 

 

(三人)「「変身!!(ブイスリャー!!)」」

 

すると、俺達のバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号の姿、翔一は、仮面ライダーV3の姿にそれぞれ変身した。

(ダーク)「なら、ライダー1号、2号、V3、ここで死ぬが良い!!」

(1号)「俺達は、死なない!!何故なら俺達は……仮面ライダーだからだ!!行くぞ!他のライダー達!合体ライダーキックだ!!」

すると、倒れていたライダー達は起き上がり再び変身した。そして、それぞれキック技を発動することにした。

《フルチャージ!!》

《ファイナルアタックライド!ゴールデンディケイド!!》

《エクストリーム!マキシマムドライブ!!》

《チョーイイネ!キックストライク!サイコー!!》

《ヒッサーツ!フルスロットル!!スペシャル!!!》

《ゴットフィニッシュ!!》

それぞれのベルトの音声が鳴ると形は違うけど9人のライダーは、合体ライダーキックを放った。

合体ライダーキックがダークに命中すると、ダークは、少し先に飛ばされたがまだ耐えているようだ。

そこで、俺と修也は、地面に着地するとダークの元へ走りだした。

(1号)「これで、決めるぞ!」

(2号)「おう!!」

そう言うと、俺達は呼吸を合わして空中に向かってジャンプした。

(ダブルライダー)「「ライダー!!ダブルキック!!」」

そう声を合わして叫ぶと俺達は、空中で回転してパワーを貯めて最大限のパワーでライダーキックを合わして蹴り込んだ。

(ダブルライダー)「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」

俺達とダークの距離は、次第に縮んでいくと俺達は叫びながら更にパワーを集中させた。

そしてダブルライダーキックは、ダークに命中した。

 

俺達は、地面に着地するとそこには、火花を散らしているダークの姿が視界に入った。

(ダーク)「何故だ!?何故、最新作の改造人間であるこの俺様が……旧作の貴様らに負けないといけないんだ??」

(1号)「確かに……俺達は、お前から見たら旧作かもしれない……。だがな、人間って言うのは不思議なものでいかなる時も前を進みたがる生き物なんだ。」

(2号)「お前らは、強い!!俺らでは、敵わないほどの敵だった。だから俺達は、常に進化を求める。お前達と対等にやりあえる為に……。」

(1号)「それが……この街の平和を守り続けてきた仮面ライダーとして……嫌、一人の人間としてお前達との勝負を負けたくないと思っている。」

するとダークは、納得のしたかの様に微笑みを見せた。

(ダーク)「完敗だよ。本郷雄介……一文字修也……君達は、常に進化し続けるショッカー史上最強の改造人間だ。そこで、君達に助言しよう。ショッカーは、日本だけではない……海外にも精鋭部隊は、居る。それと、高坂雪穂だが、お前達の後ろにある建物に拘束してある。俺が勝って持ち帰る予定だったから戦闘員は、居ないし本物にはまだなにもしてない。これは、俺が人間として君達に協力しただけだ。最後の敵が……君達仮面ライダーで良かった……。さようなら……日本の……嫌、人類の味方仮面ライダー達よ……。」

そう言うとダークは、地面に倒れるとその場で爆発した。

それを確認すると、俺と修也そして、翔一は、仮面を外した。他のライダーも変身を解き素顔を見せた。そして、さっきダークが言った助言の一つに雪穂が俺らの後ろにある高層ビルに居るかとが判明した。俺は、サイクロン号に乗り救出に向かおうとしたその時。

 

「そこまでだ!三人の仮面ライダー共!!」

 

俺らの周りを警察や軍隊など特殊選抜部隊が囲んだ。

(雄介)「国の特殊部隊か……。」

すると、舞台の一人が先頭に出てきて話し始めた。

(村山)「俺は、特殊部隊隊長の村山だ。仮面ライダー、君達は街を破壊し、国民をこんなに傷つけた。これは、重罪だ!!」

(穗乃果)「ま、待ってください!!雄君が何したって言うの?確かに、街をこんなにしたけど怪人を倒したじゃん!それだけじゃいけないの?仮面……「女は、黙ったろ!!」

割り込んできた穗乃果に対して村山が怒鳴った。

(雄介)「確かに俺は、人を傷つた……例え、洗脳されていたとしてもその事実は消えない……でも、世界にはまだ俺達の力を必要とする者がいる……この事実をほっといて俺は、いられない!」

そう言うと俺は、ダークの指した高層ビルまでジャンプで移動し、その中から雪穂を助け出した。

(穗乃果)「ゆ、雪穂!!」

遠くにいた穗乃果が俺に抱かれてる雪穂の姿を見るとこちらへやって来た。

(雄介)「俺と修也は、3日後日本を去る。それで世界に居るショッカーの野望を全て打ち砕く……それで罪滅ぼしとは、言わない……それでも気に入らないのであれば、死刑にだってしても構わない。」

(翔一)「俺は!?」

寂しそうな顔して翔一が聞いてきた。

(修也)「お前は、絵里達を頼む。俺と雄介の力が合わさってるんだ!問題ない。」

(雄介)「それに、俺らより頼りになりそうな仮面ライダーがいるじゃないか!」

俺は、そう言うと廉平の顔をじっくり見た。

(廉平)「な、なんだよ?言っとくが俺は……「雪穂を助けに来ただけ……か。」

困惑してる廉平に俺が質問すると彼は、うんと頷いた。

(雄介)「そうだな、中学生に日本を任せることは出来ねぇーし。でも……お前の手の届く範囲だけは、死んでも守り抜け!! 」

俺は、そう言うと彼は、再び頷いた。俺は、それを見た俺と穗乃果は、雪穂を任した。

 

 

 

【廉平編】

あれが仮面ライダー……。

俺は、それを悟った。例えどんな技が通じても彼らは、何度でも立ち上がる……。それが、本当の仮面ライダーなのか……と……。

あの後1号達は、それぞれの家に帰った。そして、雪穂を俺に任してくれた。

(雪穂)「あれ……私どうしたんだろう??」

俺の膝で寝ていた雪穂が目を覚ました。

(廉平)「あ、起きたか……ボケ、早く行くぞ!お前のせいで俺の日課が台無しだ。」

(雪穂)「だったら来なくて良かったのに……こっちには、雄介兄さんや修也君が居るからね〜。」

とか言いながらも雪穂の顔は笑っていた。

そして、俺達は再び音ノ木坂中に戻った。仲間との再会は、凄く嬉しかった。家は、亜里沙の家にお邪魔して高校入試に向けて勉強するらしい。

雪穂曰く、

(雪穂)「今、お姉ちゃん達良い感じなんだからダメだよ!」

だと……どんだけ姉思いな妹なんだよ……。

俺は、そう思うと新たな学園生活をスタートさせた。

 

 

 

 

 

 

 

【翌日雄介編】

今日は、音ノ木坂をやめる日……。

果たして俺らは 、彼女達の笑顔を守れなかったのかと言われると「yes」とは、言えない……。

何故か……それは、まだ何も解決してないからである。

新たな組織、ゲルショッカーは、また卑怯な手で日本を制圧しようとする。それに俺達は、世界でも進行してるショッカーを倒さないといけない。それが、仮面ライダーだからだ。

 

そして今日は、もう一個大切なライブの日。

音ノ木坂の講堂でやる事実上初めてのライブだ。しかし、実は穗乃果達は、MVなどをWeb上に公開してたらしく最近では、近所のアイドルグッツに並ぶ事もあるらしい。これは、戦いの後に知った話だが穗乃果とことりが仲違いしてたらしいが海未や絵里のおかげで穗乃果は、ことりを説得して今準備中らしい。

そして講堂では、民間の人含めて満員の観客席……。

ザッと数千人は、居るだろう………。

(雄介)「成長したな……。」

俺は、そう呟くと隣に修也がやって来た。

(修也)「ライブが始まったら理事長が出入口辺りに姿を現す。その時に、言うしかないな……。」

(雄介)「そうだな……。」

しばらくすると暗かった会場は、一瞬のうちに九色の色に変わった。

(雄介)「スゲーな……。」

初めて見る光景に俺は、驚きを隠せなかった。

そして、ステージの後ろから小さく一人一人の声が聞こえてきた。そして、穗乃果の声に続いて九人の声が一つとなって会場に響き渡った。

 

(μ's)「「「「「「「「「μ's!Music〜〜Start!!!」」」」」」」」」

 

歌う曲は、【START:DASH!!】

綺麗なピアノのイントロと同時に所定の位置に着いた九人の姿が見えた。その瞳は……その顔は……太陽の様に輝いていた……。

 

 

 

 

 

(九人)「Isay……Hey!Hey!Hey!START:DASH!」

 

と歌いながら九人は、元気良く踊り出した。

まるで、プロの様なコンビネーションやステップワーク……振りのキレなど、俺達が見てないうちに相当練習してきたのを感じた。

初めて……そして、最後となる穗乃果達のライブは、素晴らしいかった。

その観客の中に雪穂や亜里沙、廉平や他の世界の穗乃果達、それに憐斗達ライダーも思いっきりサイリュームを振っていた。

 

 

 

 

こうして、再び九人揃ってライブを行い初めて大成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達ダブルライダーは、音ノ木坂を去った。

世界各地で暴れているショッカーを殲滅するために……。




今回でコラボ回は、終了しました。
憐斗君達、お疲れ様でした。
赤羅忌さん、ありがとうございました。赤羅忌さんの作品のキャラクターをうまく使えたと聞かれれば全然としか言いようがありません。そこは、僕の力不足な部分だと思います。
赤羅忌さん、今回のコラボは大変勉強になりました。
これからもよろしくお願いします。

評価、感想等よろしくお願いします。

次回から原作の2期に入ります。
そして、新章入ります!
今後の展開もよろしくお願いします。

《 次回予告》(CV.高坂穗乃果)
講堂でのライブは大成功!!
だけど……校舎は、倒壊したままだし廃校を逃れた訳でもない……。そんな中私達の元に1通の通知が……。

次回、新章「新たな物語」
第二十七話「もう一度……」
だよ!お楽しみに。


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第六章「新しい物語」
第二十七話「もう一度……」


《これまでのあらすじ》
仮面ライダー……
ショッカーに改造された改造人間。
彼らを改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由と平和の為にショッカーに立ち向かう。



1号ライダー本郷雄介、一文字修也が日本を離れてから二ヶ月の月日が経った。





 

【タイ、雄介編】

俺は、今タイに居た。海外のショッカーを追っていたのだ。しかし、敵はショッカーの改造人間だけとは、限らない。

(外国人A)「Take out money!(金を出せ!)」

日本と違い、治安のいい国は少ない。

俺は、食事中に後ろから銃を突きつけられた。

(雄介)「It is a manner during a meal to be quiet.(食事中は、静かにするのがマナーだ。)」

(外国人B)「There is no help for it. Let's wait a little.(しょうがない。少し待とう。)」

俺の後に居る外国人は、二人……。俺は、食べ終わる前に質問をした。

(雄介)「Is it Takashi and others, a subordinate of Shocker?(貴様ら、ショッカーの手下か?)」

(外国人A)「Different. We are not such an unripe organizations. A new organization more than Shocker has already got ready in Japan.(違うね。我々は、そんな未熟な組織ではない。ショッカーを超える新たな組織が既に日本で準備している。)」

(雄介)「Is it so?……Thank you for positive information.(そうか……確かな情報をありがとう。)」

そう言うと、すぐさに後ろを向き押し付けてる銃を奪い取り腹部にパンチした。一人がうずくまってる間にもう一人が発砲してきたが俺は、それをかわし銃を持ってる手を蹴り飛ばすと胸に向かって蹴った。俺は、二人が動けなくなったのを確認すると、顔見知りのおばちゃんに会計を済ませた。

(雄介)「It is an aunty, the this price. It was delicious, thank you. In addition, I come.(おばちゃん、これ代金な。美味かったよ、ありがとう。また来る。)」

俺は、そう言うとうずくまってる二人の方に言った。

(雄介)「What is the name of the new organization? Say!(その新たな組織の名とは何だ?言え!)」

(外国人A)「Nova……Shocker……。」

(雄介)「ノバショッカー……。」

俺は、それを確認すると店を後にした。

その時、二人のタイ人の会話を聞いた。

(タイ人A)「ของบุคคลนั้นคืออะไร?(あの人は、一体何者なんだ? )」

(タイ人B)「คุณไม่ได้ยิน ฮอนโก คานางาวะ ได้ มาสค์ไรเดอร์ในญี่ปุ่นได้(知らないのかい?あの人は、本郷雄介。日本の仮面ライダーだ。)」

俺は、少し人気のない所である人と電話した。

(雄介)「もしもし……久しぶりだな……そうか、そっちのショッカーは、全滅したか……こっちもだ。だけど、新たな組織が日本で動いてるらしい……あぁ。だから今は、大人しいと思うんだがいつまでもショッカーの居ない所に居てもしょうがないし……分かった。またな……。」

そして俺は、胸ポケットから一枚の写真を取り出した。

そこには、二ヶ月前みんなで撮った最後の写真だった。

一番前の中央には、俺と修也がいて俺の隣には穗乃果、修也の隣には絵里が居た。その後ろには、右から希、にこ、ことり、和也、海未。そして後ろには、右から丈二、真姫、花陽、翔一、凛が並んで写ってた。

(雄介)「もう……二ヶ月経つのか……。」

俺は、そう呟くとサイクロン号に乗り宿泊先のホテルに向かって走り出した。

 

 

 

【日本、穗乃果編】

秋と言えば、読書の秋、スポーツの秋、そして〜〜食欲の秋〜〜。

と言う事で私、高坂穗乃果は、今中庭でパンを食べてるんだ〜。

(海未)「穗乃果!全く、貴方はいつまで休んでるんですか?早く生徒会の仕事しますよ!昨日あんだけの失敗したんですから。」

そこに、海未ちゃんがやって来た。表情からして相当怒ってる……。

(穗乃果)「う、海未ちゃん。落ち着こうよ〜〜今は、しっかり食べてしっかり休まなきゃ!」

(海未)「休んでる場合じゃありません!さぁ、行きますよ!生徒会室でことりや絵里が待ってます。」

そう言うと、海未ちゃんは、私の手を引っ張って生徒会室に連れていこうとしてた。

(穗乃果)「大体、何で穗乃果が生徒会長なの?海未ちゃんで良いじゃん!」

(海未)「私もその方が……でも決めたのは、絵里と雄介と修也の三人ですし……。」

そう、雄君と別れたあの日……雄君の口から伝えられた……。

 

(雄介)「穗乃果……俺は、絵里と修也と相談して次期音ノ木坂学院生徒会長候補を決めた。お前がやれ。満場一致でお前が最適って判断した……。だから、お前が生徒会長だ。」

 

あの時、何で雄君は、私にしたんだろう……。

私は、そう思いながら生徒会室に入ったその時……

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

飛ばされた翔一君の姿が……。反対の方を見ると、雄君と同じライダースーツに黄色いマフラー、手袋、ブーツ、黒い複眼……改良型の量産ホッパーゲルショッカーライダーが居た。

(V3)「くそ……何て強さなんだ……。」

(ゲルショッカーライダー)「我々は、新たに改造されたライダーだ。いくら、ナノロボットの改造人間でも古い。最新の改造を施した私に勝てるかな?仮面ライダーV3。」

(V3)「やってやるさ!行くぜ。」

そう言うと、翔一君は、ゲルショッカーライダーに向かった走り出した。ゲルショッカーライダーは、完全に理性をなくし、命令のままに破壊活動をすゆ改造人間……。さっきのしゃべり方も機械仕掛けだった。

 

 

【翔一編】

先輩達が居なくなってから二ヶ月俺は、ゲルショッカーライダー達との戦いに没頭した。頻繁に出てくる奴らは、自分の限界を知らないし、人間的感情を見せない……。機械……まさにピッタリの言葉だ。

俺は、ゲルショッカーライダーのパンチやキックをかわし攻撃するが、かわされてしまった。俺が後ろを振り向くと……

(ゲルショッカーライダー)「指ミサイル!!」

両手の指先から大量のミサイルが発射された。

俺の後には、穗乃果達がいる!俺は、それを全て受け止めた。

全身火花が散り俺は、その場に倒れ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(翔一)「あれ、ここは……。」

俺は、目を覚ますとそこは、病院だった。何で、ここに居るのかは……分からない……。

(凛)「あ、翔一君!」

ベットの隣にいた凛が話しかけてきた。

(凛)「無理しすぎたにゃ……少しは、身体を休めた方が良いよ。」

(翔一)「凛の気持ちは、分かる……でも今、お前達を守れるのは、俺だけなんだ……。雄介達が帰ってきた時、哀しそうな顔しない為にも……。」

そう言うと俺は、病院を出ようとした。しかし、凛が袖口を掴んで離さない……。

(翔一)「離してくれ……凛。俺は、戦わないといけない。お前達を悲しませない為にも…。」

(凛)「ダメにゃ!このまま戦ったら翔一君が死んじゃうよ……。そんなの……そんなの絶対ダメだよ !!」

(翔一)「凛……。」

俺は、凛の目をじっと見ていた。凛の目には、涙がこぼれ落ちていた。

(翔一)「凛、安心しろ。俺は、死なないよ。ショッカーを倒すまでは…仮面ライダーは、死なない。雄介や修也が言ってた言葉だ。その言葉通りどんなに危ない目にあっても俺は、こうして生きてる……だから、心配するな。」

そう言うと俺は、病院を出た。いつショッカーが現れても良いように……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲルショッカー本部】

(首領)「良くやった、ブラック将軍。ショッカーのデータを使い進化させたゲルショッカーライダーを作るとは。作戦は、大成功だ。」

(ブラック将軍)「光栄です首領。」

指令室では、ブラック将軍はじめ7人のゲルショッカーライダー達が並んでいた。

(ブラック将軍)「ですが、首領。我々の計画は、まだ始まったばかりです。入れ!!」

そう言うと、扉がひらきそこには……。

 

(首領)「良く復活してくれた……黒井響一郎。嫌、仮面ライダー3号よ。貴様は、ゲルショッカーの手で前より数段強化されている。再び仮面ライダー1号、2号を倒すのだ!」

(黒井)「お言葉ですが、首領。仮面ライダーV3は、一体誰が倒すのですか?」

すると、扉が開き一人の戦闘員が投げ込まれた。

(ブラック将軍)「何事だ!?」

すると、ゆっくり指令室に一人の仮面の戦士がやって来た。

(首領)「3号よ。新たな仮面ライダーと共に裏切り者のライダー達を殺すのだ!!」

こうして、ゲルショッカーの新たな作戦が始まろうとした。

 

 

 

 

 

 

【???編】

(????)「どうだ、再改造された気分は……。」

(??)「する人がお前で良かった……って感じかな?」

(?)「そうだな。風見には、悪いが……もう少しだけ踏ん張って欲しい。」

(????)「すまない。これが成功すれば良いのだが……先に翔一が死んだら元もない。」

(?)「安心しろ。明日までに時差ボケもこの力の使い方もマスターする。」

(??)「まず、帰国挨拶にオヤジさんの所へ行こうぜ。」

そう言うと俺達は、バイクを走らせた。

 

そう言うと、3人はバイクを走らせた。

 




《次回予告》
迫り来るゲルショッカーライダー達、黒井、そして謎のライダー。
それに立ち向かう風見……。
果たして、彼の運命とは……!?
そして、謎のライダーの実力とは!?

次回、第二十八話
「謎の仮面ライダー……その名は、4号」
にご期待ください。


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第二十八話「謎の仮面ライダー……その名は、4号」

ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《前回までのあらすじ》
世界征服を企むゲルショッカーは、新たにゲルショッカーライダー部隊を結成する。更に、死んだはずの仮面ライダー3号を蘇らせて着々と戦力を強化している。
一方、新たな敵ゲルショッカーライダーに苦しめられる仮面ライダーV3……。
肉体がボロボロになりながらも立ち上がろうとする姿に不安を覚える凛……。
そして、ゲルショッカーの新たな作戦が始まろうとしてた。


【翔一編】

何もかも破壊されてしまい……

残っているのは、絶望のみ……。

 

(ゲルショッカーライダー1)「ゲルショッカーライダーキック!! 」

 

突然、目の前にはゲルショッカーライダーが現れた。急な攻撃に俺は、避ける暇もなくただ、受け止めるしか出来なかった。

(V3)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

俺は、数メートル先に飛ばされると変身が解けてしまった。

(ゲルショッカーライダー1)「コイツらはもらってく。」

そう言うと、奴らは凛達を奪っていった……。

(翔一)「やめろ……止めろーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう叫ぶと俺は、ベットから起き上がった。

(翔一)「ゆ、夢か……。」

よく見ると自分の身体は汗まみれになっており、シャツがビショビショだった。

(翔一)『恐ろしい夢だった。それが、現実にならないと良いんだが……。』

俺は、そう考えると制服を取り出し着替え音ノ木坂に向かってハリケーンを走らせた。

 

 

 

 

 

(穗乃果)「あ、翔一君。おはよう!」

学院に着くと穗乃果、ことり、海未、凛、花陽と会った。今の所、元気な五人を見て俺は、安心した。

(翔一)「お、おはよう。」

(凛)「どうしたの?翔一君……元気ないよ。」

(海未)「確かに、顔色悪いですね。何かありましたか?」

凛は、昨日の事もあり不安な顔だった。

(翔一)「少々、変な夢を見ただけだから安心して。」

俺は、そう言うと教室に入っていった。

 

 

 

 

午前中の授業が終わり、昼休みになった。しかし、この学院で男は、俺だけ……。教室にある自分の机……もしくは、部室で食べるのが日課だった。

すると、そこへ凛と花陽それに真姫がやって来た。

(凛)「今日の翔一君何か変だよ……ねぇ、一体何があったの?」

(翔一)「だから、何でもないって……大した事じゃないから。」

(凛)「でも……「凛ちゃんにとって……翔一君は、大事な存在だから……」

凛が何かを言おうとした瞬間、隣にいた花陽が語り始めた。

(花陽)「だから……心配もするし、気になるんだよ。それに……翔一君しか、日本には……。」

(真姫)「そうね。ライダーは、貴方しか居ないのよ。そう簡単に死なれたら困るわ。」

花陽の言葉に真姫も付け足す。

(翔一)「そんなに、心配だったのか……?」

俺は、凛に聞いた。すると凛は、縦に頷く。

(翔一)「なら、心配させて悪かったな。俺も、お前達の事考えてやれなかった。」

そう言うと俺は、今朝の夢の事を話し始めた。

(凛)「そ、そんな事があったの?」

(翔一)「あぁ。だから、警戒もするし焦ってた。でも、もう大丈夫だ。さぁ、席に着こう授業が始まる。」

そう言うと、俺は、午後の授業を受けた。

 

 

 

 

そして午後の授業も終わり俺達は、部室に集まった。

その時、いつも静かな花陽の携帯が鳴った。

(花陽)「誰だろう……!?」

花陽は、携帯をチェックした。そこには、とんでもない事実が……

(花陽)「た、た、大変です〜〜〜!!」

そう言うと花陽は、性格を変えて部室の中に入っていった。そして、マッハの様な速さでパソコンを操作し事実を確認した。丁度そこには、にこもおり五人で一緒に確認すると、急いで他のメンバーにも伝えようと急いだ。

しかしリーダーであるはずの穗乃果がどこにも居ないのである。生徒会室には、海未とことりが居た。

(花陽)「あれ、穗乃果ちゃんは?」

(海未)「穗乃果なら、気分転換に屋上に向かいました。」

それを聞くと俺達は、屋上に向かって走り出した。

しかし屋上には、一般生徒しか居なかった。

(凛)「ほ、穗乃果ちゃんは?」

(一般生徒A)「穗乃果ちゃんなら、忘れ物したって教室に行ったよ。」

それを聞くと俺達は、屋上から穗乃果が居る2年生の教室に行った。しかし、そこでも穗乃果の姿は、なかった。

(真姫)「穗乃果ちゃんは?」

(一般生徒B)「あぁー、穗乃果ならお腹空いたって言って中庭でパン食べてるよ。」

それを聞くと今度は、中庭に向かって走り出した。

そして、大木の下のベンチには、見覚えのある髪型とパンをクチに咥えていた女子生徒の姿があった。

 

(翔一)「やっと見つけた……穗乃果……。」

 

俺は、息を切らしながらそう言うとみんな膝に手をつけで呼吸を整えた。

(穗乃果)「みんな、どうしたの?」

穗乃果が聞くと 、にこがしゃべり出した。

(にこ)「もう一度、……。」

(真姫)「あるわよ……」

(花陽)「もう一度……」

(凛)「もう一度……」

(翔一)「あるぞ!」

(穗乃果)「え!?もう一度……???」

 

 

 

 

 

 

場所を変えてアイドル研究部部室……

(ことり)「もう一度!?」

(海未)「もう一度!」

(希)「もう一度……」

(絵里)「ラブライブ!?」

部室に居た四人がそれぞれ反応をとると、パソコンの前に居た花陽が説明し始めた。

(花陽)「夏、ショッカーの罠だったラブライブが遂に公式スポンサー付きで正真正銘の第一回大会が開幕します。その名も……【ラブライブ!school idol project】。夏のショッカーの作戦と差別する為に後ろを付け加えたらしいです。今回は、四十七都道府県別でトーナメントを行い、勝敗を投票で決めます。各都道府県で1位になったチームが本大会出場権を獲得します。予選のライブで使用する会場は、自由ですが本大会用の会場を建設中との事。そして、何と!今大会で優勝したチームには、スポンサーとなってるアイドル事務所に加入出来るんです!」

(絵里)「は、ハラショー……」

(にこ)「にこのアイドルになると言う夢が叶うのね……。」

(海未)「でも……。」

海未が呟くと七人は一斉に海未の方へ向いた。

(海未)「私達、東京ブロックには……UTX学園がありますし……A-RISEだってまだ人気真っ最中ですし……そんな人達に勝てますでしょうか ……。」

(真姫)「そうね。世間では、彼女達がショッカーの改造人間である事を知らないわ。」

A-RISEのリーダー綺羅ツバサは、以前穗乃果を襲いかかった改造人間だ。その正体は、ショッカー首領のもう一つの姿だとか……。

(花陽)「ぜ、絶望的です……。」

(ことり)「どうしよう……。」

(真姫)「でも、やってみる価値はありそうね。」

(にこ)「真姫ちゃんの言う通りだわ。早速、エントリーを……って、穗乃果!?」

にこは、一人だけイスに座ってお茶を飲んでる穗乃果を見た。

(穗乃果)「出なくていいんじゃないかな?」

突然の穗乃果の発言に他のメンバーも沈黙してしまった。

(海未)「穗乃果、今なんて……。」

(穗乃果)「ラブライブ、出なくていいと思う。」

(翔一)「え!?」

俺は、今の状況を把握する事は、出来なかった。 それは、他のメンバーも同じだろう……。

すぐ様穗乃果を隣の部室に連れていき鏡の前に立たせた。

(海未)「穗乃果!貴方、自分の顔が見えますか?」

(穗乃果)「もう、何言ってるの?海未ちゃん。ちゃんと見えてるよ!」

(にこ)「穗乃果、一体どうしたの?いつもの貴方なら真っ先に気合いは入るものでしょ?」

にこが問いかけると穗乃果は、苦笑いしながら誤魔化す。

 

「ぐぅ〜〜」

 

そして、聞きなれてる音がした。穗乃果の腹が鳴ったのだ。

(穗乃果)「そうだ!明日からダンスのレッスン始まるし、今日は、寄り道して帰らない?」

そう言うとμ'sは、全員でゲームセンター、ファーストフード店など寄り道した。

 

 

穗乃果達が楽しんでる近くの路地裏で二人の青年が話していた。彼らの服には、ゲルショッカーのマークが……。

(??)「見つけたぞ…μ's。あの時の借りは、100倍にして返す。」

(???)「さぁ、恐怖と地獄を楽しみな!」

そう言うと彼らは、任務に移った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穗乃果編】

今日は、みんなと過ごせて楽しかったな。

みんな、私が出ないからって言って心配しすぎたよ。すると、私の電話に一通の着信が……

(穗乃果)「雪穂からだ。もしもし、どうしたの?」

(雪穂)「聞いたよ、お姉ちゃん。ラブライブ出ないとか皆さんに言ったんでしょ?」

(穗乃果)「な、何でそれを……。」

(雪穂)「皆さん、暗い顔してたからすぐ分かるよ。」

そうか雪穂は、今絵里ちゃん家に居るんだっけ。

(雪穂)「今度のラブライブの開催日いつだか知ってる?」

(穗乃果)「いつ?」

(雪穂)「ハァ……。知らないの。来年の3月だよ。それに、私と亜里沙それに廉平君は、お姉ちゃん達が頑張れって上手くすれば4月から音ノ木坂の生徒になる。この意味が分かるよね。」

雪穂は、そう言うと私は、「分かってるよ」と言うと電話を切った。

私もそれは、分かってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でだろう ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やる気が出ない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日私は、皆が見守る中部長のにこちゃんと神田明神の石段でラブライブ出場をかけて競争することになった。

しかしにこちゃんは、フライングスタートして差が出来てしまう。

私は、必死に追いかけるけど雪穂の台詞が頭の中を過ぎる。

 

「それに、私と亜里沙それに廉平君は、お姉ちゃん達が頑張れって上手くすれば4月から音ノ木坂の生徒になる。この意味が分かるよね」

 

すると、目の前で走ってたにこちゃんが石段にツマづいて倒れてしまった。

(穗乃果)「にこちゃん!!」

私は、にこちゃんの近く行った。

(穗乃果)「ズルするからだよ。」

(にこ)「ズルしたって勝てればそれで良かった。ラブライブにさえ出れれば……それで……。」

にこちゃんがそう言うと同時に雨が降ってきて私達は、神田明神の門の下で雨宿りした。

 

 

(絵里)「穗乃果、教えて欲しいの。どうして、出たくないのか。」

(穗乃果)「絵里ちゃん……。」

(真姫)「絵里の言う通りだわ。それに、ラブライブがあるって事は、まだ廃校を阻止出来るチャンスがあるのよ!それを見逃すなんて……穗乃果らしくないわ。」

(穗乃果)「皆は、ラブライブ出たいの?」

私は、試しに聞いてみた。

(にこ)「当たり前じゃない!」

(凛)「凛も後悔だけは、したくないにゃ!!」

(海未)「また、周りが見えなくなってみんなを危険な目に合わせてしまう……そう思ってるのでは、ないのですか?」

海未ちゃんが私に聞いてきた。

この時、全てバレてたって知ったんだ。

(穗乃果)「なんだ、全部バレてたんだ。ことりちゃんは、どうしたい?」

(ことり)「私は、穗乃果ちゃんがやりたいって言う方にするよ!」

(穗乃果)「でも……また、私達が活動すればショッカーも……」

私が1番恐ろしいと思う事は、この状況でショッカーに責められた時だった。

(翔一)「その時は、俺が何とかする。だから、お前達は、ステージ上で悪も消すような最高の輝きを放て!きっと、先輩もそう思ってるぜ。」

(穗乃果)「でも……」

正直私は、不安だった。怖かった。また、誰が傷つくのを見るのが……。

(海未)「穗乃果、忘れたのですか?」

(穗乃果)「え!?」

すると、翔一君以外のみんなは、目をつぶり呼吸を合わして歌い出した。

(海未、絵里、にこ、希)「「「「だって可能性感じたんだ〜〜」」」」

(ことり、凛、花陽、真姫)「「「「そうだ!ススメ〜」」」」

(八人)「「「「「「「「後悔したくない目の前に〜〜〜」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穗乃果)「僕らの道がある〜〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう……みんな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穗乃果)「よーーし、出よう!ラブライブに!!」

そう言うと私は、元気よく門から飛び出した。

(海未)「ほ、穗乃果!?」

そして私は、大きく息を吸うと

(穗乃果)「雨止めーーーーー!!!!!」

と叫んだ。すると、次第に雨が止んだ。

(にこ)「嘘……。」

私が後ろを向くとみんな、びっくりした表情だった。

(穗乃果)「人間、その気になれば何だって出来るよ!ラブライブ出場だけじゃ勿体ないよ!この9人で残せる最高の結果……優勝を目指そう!」

と言いながら私は、右手人差し指を空に向けて突き上げた。

(にこ)「大胆に出たわね。」

(希)「ええやん!」

 

「そうは、させるか!!」

 

私達が、振り向くと後ろにいたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

俺達の目の前に表れたのは5人のゲルショッカーライダーと、黒井響一郎と謎の青年だった。

(翔一)「く、黒井!?何で、この世に居るんだ??お前は確か……先輩達に。」

(黒井)「貴様と会うのは、二回目か……風見翔一。この前は、紙一重だったが今回は、違う。ゲルショッカーの科学力を思い知れ!」

すると、黒井は腰に金色のタイフーンを出現させた。

(黒井)「行くぞ!」

そう言うと黒井は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと左側にあるスイッチみたいなのを力強く押した。少し、ベルトから稲妻が走る。すると黒井は両手を円を描くように回しながら

(黒井)「変……身!!」

と言うと右腕を右腰に左腕を右方向に力強く構えると、右側にあるスイッチを押した。またしても稲妻が走り、シャッターが開き、風車が現れたそして、黒井は、空高くジャンプした。そして、着地した時には雄介には良く似た姿になっていたが、少し違う。

黄色いマフラーに黄色い眼。そして、ショッカーのマークが背中や、両手両足には、引きちぎったような鎖が付いたショッカーのシンボルマークが刻まれた手枷・足枷が付いている。

そして隣では、謎の青年が帯が緑色のタイフーンを出現させた。

(克己)「俺の名は、大道克己。またの名……」

そう言うと、ダイキの風車が力強く回転したし一瞬のうちに銅制の防弾チョッキのようなプロテクターをしたライダースーツに赤い複眼、白いマフラー、そして、口周りが少し違う風に出来てる仮面を付けた戦士へと変わった。

(4号)「仮面ライダー4号だ。」

(翔一)『まだ傷は、回復してないが……ここは、戦うしかない!!』

俺は、そう考えると一歩前に出た。

(翔一)「相手が誰であろうとどんなに強くても俺は、負けない……行くぞ!!」

そう言うと俺は、体内からダブルタイフーンを出し右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、持ってくると同時に俺は、

(翔一)「変身!!」

と叫んぶと右腕を一旦ダブルタイフーンのある腰の位置へ持ってくと同時に

(翔一)「ブイ!!」

と言うと再び左斜め上方向へ突き出すと同時に左腕をダブルタイフーンのある腰の位置へ構えると同時に叫んだ

 

(翔一)「スリャー!!」

 

するとダブルタイフーンにある二つの風車は、力強く回転したし俺は、仮面ライダーV3に変身した。




《次回予告》(CV.風見翔一)
(4号)「へっへ。その程度か……俺が本当の地獄を見せてる!」
圧倒的な力を持つ仮面ライダー3号、4号の前に力尽き用としてた俺だが……俺は、諦めない!
必ずお前達を倒す!

次回、第二十九話
「V3、最大のピンチ!!」
にご期待下さい


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第二十九話「V3、最大のピンチ!!」

ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《前回までのあらすじ》
遂に、本物のラブライブ!の開催が決定した。しかし、穗乃果は……
(穗乃果)「ラブライブ!出なくて良いと思う。」
と言う。突然の穗乃果の発言に動揺するメンバー達しかし最後は、穗乃果のやる気に火をつける事に成功。
しかし、そんな矢先に現れたのは……。




今回も少し短いかな……


突如現れた仮面ライダー3号と4号、それにゲルショッカーライダー達を前に俺は、ある決意をした。

(翔一)『まだ傷は、回復してないが……ここは、戦うしかない!!』

そして、一歩前に踏み出すと

(翔一)「相手が誰であろうとどんなに強くても俺は、負けない……行くぞ!!」

そう言うと俺は、体内からダブルタイフーンを出し右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、持ってくると同時に俺は、

(翔一)「変身!!」

と叫んぶと右腕を一旦ダブルタイフーンのある腰の位置へ持ってくと同時に

(翔一)「ブイ!!」

と言うと再び左斜め上方向へ突き出すと同時に左腕をダブルタイフーンのある腰の位置へ構えると同時に叫んだ

 

(翔一)「スリャー!!」

 

するとダブルタイフーンにある二つの風車は、力強く回転したし俺は、仮面ライダーV3に変身した。

(3号)「やれ!!」

(ゲルショッカーライダー達)「ギィー!!」

と言うとゲルショッカーライダー達は、俺を囲んだ。

そして、順番に攻撃してくる。

俺は、どうにかしてそれをかわすが人数のハンデには、敵わなかった。一人のゲルショッカーライダーに動きを封じられ残りのゲルショッカーライダーの攻撃をただ受けるしか出来なかった。

(V3)『クッ…このままじゃ……夢と同じになってしまう……。』

俺は、反撃をしようとしたその瞬間目の前にいたゲルショッカーライダー達が一気にその場から離れるとその後ろから仮面ライダー3号と4号がこちらに向かって走ってきた。

(3号、4号)「「ダブルライダーキック!!」」

すると、かつて1号、2号の合体技であったダブルライダーキックを放ってきた。

(V3)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

俺は、1号達より強いダブルライダーキックを受けて遠くに飛ばされると変身が解けてしまっまた。

(花陽)「V3が……」

(凛)「翔一君!!立ち上がってよー!」

微かに聞こえてくる花陽と凛の声を聞くと俺は、再び立ち上がろうとした。しかし、ゲルショッカーライダー達は容赦なく攻撃してくる。

(翔一)「クッ……どうすれば良いんだ……!?」

(4号)「へっへ。その程度か……俺が本当の地獄を見せてる!」

そう言うと、4号が俺の元へ歩み寄りパンチを数発殴ってきた。

(4号)「死ねぇぇぇ!!!」

そう叫ぶと4号は、右拳を緑色のオーラに包まれていた。

(翔一)「こ、これは……まさか!?」

(4号)「ライダー……パンチ!!」

俺は、避ける手段も隙もなくただ受けるしか出来なかった。

ライダーパンチを胸元に受けると俺は、数メートル後に飛ばされてしまった……。

 

 

 

 

 

俺は……死ぬのか……!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなを守れず……死ぬのか???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それだけは……死んでも嫌だ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の魂がそう叫ぶと腰に巻いてあったダブルタイフーンの風車が再び力強く回転し出すと俺は、仮面ライダーV3のライダースーツを身にまといながら立ち上がりそして、仮面を着けて仮面ライダーV3に変身した 。

(V3)「まだ、負けるわけにはいかないんだ!!」

俺は、そう叫ぶと3号達の方へ走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

【穗乃果編】

このままじゃ……翔一君が……

私は、そう悟ると気がついたら目の前にいるゲルショッカーライダーの元へ歩み寄ろうとしてた。

(海未)「待ってください……穗乃果!!」

後ろから海未ちゃんが私の手を強く握って止めてくれた。

(穗乃果)「う、海未ちゃん……私、どうして??」

(海未)「穗乃果、理性を失っては、向こうの思う壷です。もうちょっと落ち着いて下さい。」

(穗乃果)「でも!このままじゃ……翔一君死んじゃうよ!!」

(ことり)「穗乃果ちゃん、落ち着いて。」

この時の私は、何を先に考えるべきか分かってなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こう言う時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄君ならどうした?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えてよ……雄君……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、微かだけど何かこっちに近づいてくる音がした。

 

 

 

 

【翔一編】

(V3)「V3キック!!」

(4号)「ライダーキック!!」

二つのライダーキックが空中でぶつかる。

しかし、パワーの差に押されてしまい俺は、再び吹き飛ばされた。起き上がろうとしたその時、3号が入れ替わるように4号と変わって攻撃してきた。

(3号)「ライダーパンチ!」

俺は、それをギリギリかわすと急いで起き上がるが3号の攻撃の速さについていけなかった。

(V3)「クッ……攻撃を全てかわす事が出来ない!」

(3号)「やっと、自分に気づいた様だな……V3。だが、少し手遅れだったな!」

そう言うと3号は、再びライダーキックを放った。

俺は、目の前で両手をクロスしブロックするがライダーキックの破壊力に押されてしまいダメージを受けた。

(3号)「これほど、ライダーキックを受けても死なないとは……。貴様の力を見くびってた様だ。だが、これでどっちが真の3号かハッキリする。 」

そう言うと3号は、空高くジャンプして空中から更に強力なライダーキックを放ってきた。俺は、避けようと身体を動かすが……

(V3)「……クッ!!動けない……。」

身体が俺の言う事を聞かない……。

 

 

 

(3号)「死ねぇぇぇぇぇぇッ!!!」

 

と叫びながら迫り来る3号のライダーキック……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、死を覚悟した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3号のライダーキックは、俺の胸に命中すると俺は、変身が解けてしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徐々に視界がズレて来た。

(翔一)『ヤバイ……意識が……このままじゃ……凛達を守らないと……』

俺は、右手を真っ直ぐ伸ばし何かを掴みたいな様にもがいたが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の意識は途絶えてしまった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【凛編】

(凛)「え……嘘……嘘なら嘘って言ってよ……」

(花陽)「凛ちゃん……。」

私達は、目の前の光景を信じきれなかった。

翔一君が、何も手が出ずただ、やられていく姿を私達は、見てた。

そして、遂に翔一君の動きが止まった。

(凛)「こんなの……ありえないよ……。」

私は、いつの間にか両膝を地面につけていた。

(3号)「そうだ!もっと絶望しろ……お前達の絶望が我々の勝利に繋がるのだ!!」

(4号)「安心しろ。お前達もいずれは、あの世に行くんだ……たっぷり地獄を堪能して絶望してからな……。」

(凛)『どうしよう!?どうしたら良いの?凛には、分かんないよ……お願い、教えて……』

しかし、仮面ライダー3号達との距離は縮まるだけだった。 誰もが、終わりだと思ったその時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「そこまでだ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お願い、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔一君を助けて欲しいにゃ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダブルライダー……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(3号)「何者だ!?」

穗乃果達に近づいた3号そう叫びながら周りを見ていた。

すると俺達は、石段をサイクロン号で登ってきた。

(穗乃果)「嘘……雄君……」

俺達の姿を見て穗乃果達は、しばし固まってしまった。

そして、目の前に居るゲルショッカーライダーとサイクロンクラッシャーで吹き飛ばすと俺達は、穗乃果達の前にやって来た。

そしてヘルメットをゆっくりとると俺達は、サイクロン号から降りた。

(4号)「おい!ダブルライダーがいるなんて聞いてないぞ!」

(雄介)「確かに……俺達は、日本にいなかった……数時間前はな。」

そう言うと俺は、翔一の所へ行った。

(雄介)「翔一、翔一!!しっかりしろ!!」

俺が問いかけると翔一は、微かに目を開け最後の気力で話し始めた。

(翔一)「良かった……来てくれるって……信じてましたよ……先輩達……こんな形で再会なんて……恥ずかしいな……俺は……」

(雄介)「恥ずかしくなんかない!お前は、立派な仮面ライダーだ。後は、任せろ!」

そう言うと俺は、翔一を持ち上げて凛のところへ行くと

(雄介)「翔一を頼む……。」

(凛)「任して!」

凛に翔一を任せると再び仮面ライダー3号、4号の方を向いた。そして、一旦目をつぶり瞳に闘志を宿した。

 

 

 

(雄介)「修也、行くぞ!」

(修也)「おう!」

 

 




《次回予告》(CV.本郷雄介)
ぶつかり合う力と力……。
ゲルショッカーの作り上げた完璧な改造人間仮面ライダー3号、4号に苦戦する俺達……
だが、そう簡単に負けては二ヶ月海外で戦ってきた意味がなくなる……だから俺達は、負けない!!

次回、第三十話
「激突!ダブルライダー対仮面ライダー3号、4号」


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第三十話「激突!ダブルライダー対仮面ライダー3号、4号」


ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《前回までのあらすじ》
大量のゲルショッカーライダーと3号、4号に苦しむV3……。
そして、その意識は、闇に落ちてしまった……。
誰もが無理だと持ったその時、海外にいたはずの雄介達が帰国、そして、穗乃果達の目の前に再び現れた……


 

凛に翔一を任せると再び仮面ライダー3号、4号の方を向いた。そして、一旦目をつぶり瞳に闘志を宿した。

(雄介)「修也、行くぞ!」

(修也)「おう!」

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

(3号)「やれ!ゲルショッカーライダー達よ。」

(ゲルショッカーライダー達)「ギィー!!」

すると、ゲルショッカーライダー達は、俺達を囲んで攻撃を開始した。俺達は、それをかわしながら攻撃していく。

(1号)「行くぞ!ライダーキック!!」

俺は、フラフラになったゲルショッカーライダー達にライダーキックを放つと今度は、修也が

(2号)「ライダーパンチ!!」

と言いながらライダーパンチをそれぞれになった。

(3号)「良くも………ゲルショッカーライダー達を……」

そう言うと見物しかしてなかった仮面ライダー3号、4号が俺達の元へ歩み寄ってきた。すると3号、4号は、それぞれ別れて俺達の元へ走り出すと先制攻撃をしてきた。

(1号)「何故!?蘇ったんだ??」

(3号)「俺は、お前達に復讐するためだ……ライダー1号。ここで、くたばれ!!」

そう言うと、俺のガードを外し回し蹴りを放ってきた。

俺は、俺を受けるとフラフラになったがしっかり体勢を立て直し腹部にパンチを決めた。

(3号)「おのれ!なら、これでどうだ!!」

そう言うと3号は、俺に近づいてきた。俺は、迫り来る3号を掴むと空中に勢い良くジャンプした。

(3号)「な、何をするだ!?」

(1号)「決まってるだろ!?必殺技さ、喰らえ!ライダー返し!!」

そう言うと俺は、3号を空中で背負い投げの様に投げた。すると3号は、そのまま背中から地面に落ちるとその周辺に亀裂が走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】

俺は、見た事のない仮面ライダー4号と言う奴と戦ってる最中だった。

(2号)「貴様は、何者だ??」

(4号)「俺は、仮面ライダー4号。お前達を倒すのが、俺の任務だ。」

(2号)「任務?」

(4号)「そうだ。だから……死ね!仮面ライダー2号」

そう言うと4号は、俺の胸ぐらを掴んできた。

(2号)「俺は、死なない。例えどんな敵が相手でも……正義が悪にひれ伏す事は無い!!」

そう言うと俺は、4号の両手を掴み胸ぐらから脇腹の位置に持ってくると物凄い勢いでジャイアントスイングの様に回した。

(2号)「ライダースイング!!」

と叫びながら最終的には、4号を投げ飛ばした。そこには、先ほどライダー返しを受けた3号の姿があった。

(1号)「例え、どんな敵が現れても………俺達は、更に強くなって必ず勝つ!そして、この世界の平和を必ず守り抜いてみせる!!行くぞ、修也!正義のダブルライダーキックだ!!」

(修也)「おう!行くか!!」

俺は、そう言うと雄介と呼吸を合わして空中にジャンプしてから合体技、ダブルライダーキックを放った。

それを見た3号、4号もライダーキックを合わして放ってきた。

 

 

 

 

【雄介編】

二つのライダーキックが空中でぶつかると凄まじいエネルギーが周囲に飛び散った。

 

(3号、4号)「ハァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 

 

 

 

 

すると、3号、4号の右足が、緑色の炎に包まれた。

俺は、それを確認すると修也の方を向いた。

(3号)「余所見してる場合か!!」

その間に3号、4号が力で押してくるが修也は、頷くと呼吸を合わして叫んだ。

(ダブルライダー)「「ライダーパワー全開だ!!」」

すると、風車が回転しだすと俺達の右足は、赤くなるとさっきまで押されてたはずなのに一気に返した。

(ダブルライダー)「「ハァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」」

叫びながら力を入れると俺達の力は、更に増幅して、ダブルライダーキックは、3号、4号に当たった。

俺達は、地面に着地すると3号、4号は、バランスを崩しながら地面に落ちてきた。

(1号)「修也!トドメだ!!」

(2号)「そうだな……行くぞ!」

俺達は、奴らが起き上がる所を狙っていた。しかし、その案は、既に読まれてたらしく。

(4号)「ならば……来い!スカイサイクロン!!」

(3号)「トライサイクロン!お前もだ!!」

すると、上空には一機の飛行機が目の前には一台の車がやって来た。

(1号)「危ない!!」

すると、大量のミサイルがμ'sのメンバーに向けて発射された。俺と修也は、μ'sのメンバーに覆い被さるように伏せた。大量のミサイルが俺達の周りで爆発する。

その少しは、俺の体にも当たった。

そして、ミサイルの嵐が止むと安心したせいか俺は、既に変身が解けていた。

背中からは、大量の血が流れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「あれ……ここって……」

俺は、目を覚ますと胸周りに包帯が、グルグル巻にされてるのに気づいた。それに、ここは、夏まで暮らしてた俺の家だった。と言う事は……

 

(穗乃果)「あ!雄君、目を覚ましたよ!!」

 

リビングに現れた穗乃果の声につられて海未、ことりがやって来た。

(海未)「雄介、大丈夫ですか?」

(雄介)「あぁ。大丈夫だ。」

(穗乃果)「良かった〜。穗乃果心配したんだからね!」

(雄介)「悪かった。でも、みんな怪我なかったか?」

(ことり)「うん!ことりたちは、大丈夫だよ!」

(雄介)「そうか……なら良かった。」

俺は、一安心した。穗乃果達が無事なのが何よりだったからだ。

(雄介)「そう言えば、他の皆は?」

(穗乃果)「修也君なら絵里ちゃん家で希ちゃんとにこちゃん、それに雪穂達が看病してて、翔一君は、凛ちゃんと花陽ちゃんと真姫ちゃんが看病してるよ!」

(雄介)「そうか。」

俺は、それを聞くと立ち上がった。

(穗乃果)「雄君……どこ行くの?」

(雄介)「奴らを潰してくる。いくら、ダメージが残ってても向こうも同じだ。今なら倒せる……。」

(海未)「無理です!そんな事したら、死んでしまいます!」

(ことり)「海未ちゃんの言う通りだよ。休養は、必要だよ。」

(雄介)「でも……」

すると、穗乃果が俺の目の前にやって来た。

(穗乃果)「雄君の気持ちは、分かるよ……でも、ちょっとは、自分の身体の事心配してよ!!この二ヶ月間、雄君が毎日戦ってきたのを穗乃果知ってるよ!例え離れ離れだったって穗乃果は、そう信じてきたもん!だから……少しは、休んでよ……。」

(雄介)「穗乃果……。分かったよ。」

俺は、あっさりと了解した。

(雄介)『やっぱり……穗乃果には、敵わねぇな。』

俺は、そう考えながら次の質問に移った。

(雄介)「で、いつまでここに居るの?海未、ことり。」

(海未)「そうですね……穗乃果だけでは、不安なので泊まり込みで看病します。ねぇ、ことり?」

(ことり)「うん!雄君、言うこと聞かないとことりのおやつにしちゃうぞ!」

(雄介)「わかった分かった。だから、おやつだけは勘弁な。」

俺は、もう逆らえないと判断して追うのを諦めた。俺と修也は、軽傷で済んでると思うけど……翔一の容態が心配だった。

(雄介)「翔一……大丈夫かな!?」

俺は、そっと呟くと聞こえていた穗乃果が言った。

(穗乃果)「向こうには、真姫ちゃんもいるし、丈二君だって……そうそう、丈二君がね凄いんだよ!」

俺は、穗乃果からとんでもない事を聞かされる。

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】

俺は、目を覚ますと隣には、右手を握って離さない絵里の姿があった。

もう既に力尽きて寝てる。

(修也)「全く……」

俺は、そう呟くと部屋に希と雪穂、亜里沙が入ってきた。

(希)「元気になったみたいやね。」

(雪穂)「良かったよ。修也さん、すごい勢いで寝てたから。」

(亜里沙)「お姉ちゃん起こさないと……」

そう言うと亜里沙は、絵里を起こそうとした。

(修也)「嫌、そのままにしてあげて。」

(亜里沙)「でも……」

(雪穂)「亜里沙、私達は部屋に戻ろ?とにかく、無事で良かったです。」

(修也)「わざわざ心配してくれてありがとうな。」

そう言うと亜里沙達は、自分の部屋に向かった。

(希)「それじゃ、うちも戻るね。」

(修也)「あ、待って……話がある。」

俺は、部屋から出ようとした希を止めた。

(修也)「翔一は……どうなってるだ?あの傷、ただの傷じゃないぞ。」

(希)「流石、仮面ライダーの先輩やな。翔一君は、今までゲルショッカーライダー達を交戦してほとんど敗北して終わってるんよ。スペックの差が違いすぎるって言って……。」

(修也)「そうか。やはり、ナノロボットでも敵わない改造人間人間が現れたか。」

(希)「ところで、修也君達は、何でゲルショッカーライダー達にあんな力の差で勝てたん?」

(修也)「それは、丈二に再改造してもらったんだ。俺達みたいに人の手で改造された改造人間だと簡単らしんだけど、翔一の場合は、難しいらしい。」

(希)「そうなんやね。でも、3号達倒すん?」

(修也)「ウーーーん。ここは、希の占いでも信じようかな。」

そう言うと、希は、ニヤリと苦笑いしタロット占いをし始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【凛編】

(凛)「でも、ビックリしたにゃ。丈二君が、改造人間だったなんて……。」

(丈二)「そんなに、ビックリする事か?」

(真姫)「何で、黙ってたの?言ってくれれば良かったのに……。」

事の発端は、ついさっきだった。

 

 

 

大量のミサイルから凛達を守った雄介君達が倒れた後、

立花さんの車に乗ってた口から上にしか仮面がない仮面ライダーが凛達の前にやってきたんだにゃ。

そこから、謎の仮面ライダーは、右手をを変形させてロープで雄介君達を車に運んだ。

そして、今に至ってる。翔一君は、今も寝てる……

 

(真姫)「丈二、教えて!アメリカに居る時、何があったの?」

(丈二)「分かった。今から話す事は、全て本当だ。内容によっては、嫌ったって構わない。それぐらいの事を俺は、してきたからな。それでも、聞くか?」

すると、真姫ちゃんは、頷いた。それを見た丈二君がため息を吐くと目を瞑ってしばらくするとゆっくり目を開けた。

 

そこから、結城丈二の過去が話された。




まず、活動報告書を書いたのでそちらも良かったら是非!ご覧ください。

《次回予告》
結城丈二がアメリカに居た時何があったのか?
遂に、謎に包まれてた過去を告白!!
果たして、結城丈二のあの身体になった理由とは?

真姫は、全てを知って何を思うのか!?
急激に加速する丈二と真姫。果たして、二人の運命とは!?





そして、もう一人の試作品改造人間とは!?

次回、第三十一話
「全ての始まり」
です。お楽しみに


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第七章「全ての始まりと暗殺教室」
第三十一話「全ての始まり」


ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《前回までのあらすじ》
ダブルライダーと3号、4号の戦闘能力は、ほぼ同じ。
苦戦する中3号達は、μ'sのメンバー目掛けて大量のミサイルを発射した。ダブルライダーは、μ'sを庇い負傷する。
その後、立花文雄一緒にやって来たのは……何と、仮面で顔を隠した結城丈二だった。
その後真姫達1年生は、丈二から人生が大きく変わった日について聞き始めた。


【丈二編】

今から数年前、ショッカーは、改造人間計画を開始した。その実験台として当日、アメリカに居た俺と世界に知れ渡る暗殺者が選ばれた。

当日、中二だった俺は、全身ではなく半改造人間として改造が予定された。

俺が暗殺者と会ったのは、捕まった夜。俺は、何も無い暗い牢屋に入れられた。そこには、黒髪の青年がいた。さ、

(???)「ん?お前も改造されるのか?」

(丈二)「……日本語、上手いですね。」

(???)「何を言うか!私は、生まれも育ちも日本ですよ!」

(丈二)「俺と同じだ。俺も日本に生まれて日本で育った。」

(???)「貴方。何故、ここにいるんです?」

キツイ目をして暗殺者は、俺に質問を投げかけて来た。

(???)「見るからに、暗殺者の目をしてない。一般人と言ってもいい人が何故?」

(丈二)「俺は、日本で学力が凄いと言われアメリカに留学した。そして……」

(???)「あっさり捕まったと……」

(丈二)「あんたもそうだろ?」

(???)「そうですね……似た者同士って事ですか。」

(丈二)「あんた、名前は?」

(死神)「私は、死神と言う暗殺者です。それ以上でも以下でもない。」

(丈二)「分かった死神。俺は、結城丈二。残りの人生宜しくな。」

(死神)「えぇ、こちらこそ。」

死神と言う世界で有名な暗殺者のわりには、サッパリ系男子だな。

これが俺の第一印象だった。

それから俺達は、毎日話したり笑ったり喧嘩したりした。

でも、そんな毎日が楽しくてしょうがなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな俺達は、改造される事すら忘れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(戦闘員A)「結城、改造の時間だ!」

ある日、牢屋に1人の戦闘員が入ってきた。

どうやら、俺が第一の改造人間になるらしい。

俺は、指示に従うとそのまま改造する場所へ移動した。

 

 

 

そこには、色々な物が置かれていた。ドリル、見た目から分かる超合金、マシンガンの一部分、大きなフックと長さ数10メートルもあるロープ。

さっきまでなかった不安が一気に押し寄せてきた。

俺は、そのまま台の上に張り付けにされてまずは、肉体を詳しく検査された。

その日は、それだけで終わったが数日前からここに居る死神は、既に多くの部分を改造されている。

それは、人間と呼んでいいのか分からないくらいな存在だった。指や髪の毛が触手のように動くようになってた。

(丈二)「それって……」

(死神)「ビックリしたか?俺は、どうやら本物の化物になるらしい。だが俺は、強い力が手に入れば問題ない。」

その日以降死神は、副作用と言われる頭痛や嘔吐に耐える日々が続いた。

彼の目的は、強い力を手に入れる事だった。

 

 

俺は、果たしてどうなるんだろうか……。

 

 

俺の頭の中で試行錯誤してた。

そして、改造実験が本格的に進んだ。

俺は、右腕を6個のパーツと交換して戦う力や、そして人の体と共に進化する戦闘能力を手に入れた。

だが、俺の心は晴れるどころか悩む日々が続いた。

(死神)「どうした、丈二。元気がないな。」

1人で悩んでる所に死神が歩み寄ってきた。死神の体は、両手両足の指先それに髪の毛が触手となっていた。それに彼は、実験に成功した。

(丈二)「嫌、力って何の為に使うのかなって考えてて……。」

(死神)「そんなの、自分の為に決まってるだろ?人ってのは、騙し騙されの世界だ。そう簡単に信じきれない。実はな……お前が来る前、ある1人の女教師に出会った。その人は、学校内でも落ちこぼれの生徒達の面倒を見ているらしい。でも、ある日その人は俺が暴れたことによって命を落としてしまった。俺は、初めて取りたくない命を取ったんだ。あんな気持ちは、暗殺を始めてから初めての経験だった。その時な、そのクラスの面倒を見て欲しいと頼まれたんだが……簡単に人を信じきれなくてな……。」

(丈二)「死神にもそんな経験があったんだな。俺にもあるぜ、大切な人が出来た経験。」

(死神)「そうか……お前は、今でもそいつの事大切か?」

(丈二)「え!?」

俺は、固まった。

確かに俺は、そいつを大切にしたいと思う……。

でも、向こうは果たして俺の事をどう思っているのか不安な面もある……。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、そいつをコイツらから守りたい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(丈二)「俺は……この力を誰かの為に使いたい!!せっかく、他人より優れた力を持っているんだから…俺は、人の平和の為だけに使いたい。」

(死神)「そうか……なら!!」

そう言うと死神の触手は、勢い良く牢屋を破壊した。

 

「ファーン!ファーン!ファーン!」

 

警告音が高らかに鳴り響く。俺は、突然の行動に俺は、固まってしまった。

(死神)「守りたいヤツが居るんだろ?だったら、ここから逃げるぞ!ここに居てもあの良く分かんない生物に

服従するより逃げて大切な人を守った方が良いんじゃないか?」

(丈二)「死神……ありがとう。」

俺は、そう言うと牢屋から死神と一緒に脱走した。死神のマッハ20の速度で高速移動し何とか追ってきた戦闘員を振り切った。

(丈二)「やったな!」

誰もがやったと思ったその時……

 

 

 

 

 

 

 

 

(???)「そこまでだ。結城丈二!それから死神!!」

と言いながら俺達の前に出てきたのは、当時、アメリカショッカー幹部のヨロイ元帥が現れた。

ヨロイ元帥は、全身赤い鎧を付けており、虐殺を好む悪魔でとてつもなく卑怯な奴だ。

(死神)「ヨロイ元帥、オレ達をどうするんだ?」

(ヨロイ元帥)「そんなの、殺すに決まってるだろ?だが死神、お前の寿命は、後3年だ!放っておいても死ぬだろう……だが、結城丈二!お前は、半改造人間だ。よって自爆装置がついた無い。だから、ここで死ね!!」

すると、手に持っていた鉄球を俺に目掛けて投げてきた。俺は、それをかわすとヘルメットを被った。

すると、一瞬のうちにライダースーツを身にまとい変身した。

(丈二)「行くぞ!ヨロイ元帥。」

そう言うと俺は、ヨロイ元帥目掛けて走りパンチやキックなど放つがそれを頑丈な鎧でガードし今度は、ヨロイ元帥の鉄球をまともに受けてしまった。

(死神)「大丈夫か!?結城。」

(丈二)「あぁ。どうやらこの姿の時は、俺も超人的な力がフルで出せるらしい。」

(死神)「そうか……良し!二人でコイツを倒そう!」

(丈二)「分かった。」

そう言うと俺達は、ヨロイ元帥に向かって走り出した。ヨロイ元帥は、レーザーで攻撃してきたが全て外れ俺達の周りに爆炎が起こる。

すると、爆炎の中から黄色い触手がヨロイ元帥の胸元に攻撃した。

俺は、爆炎が消えてから死神の姿をしっかりと見た。

(死神)「どうやら、完全に化け物になったようですね。」

(ヨロイ元帥)「な、何だ!?その格好は……」

(死神)「私にも分かりません。ただ……」

すると死神は、マッハ20の速度で触手を操り攻撃を続けた。

(死神)「貴方を追い詰める程の力は、あるようです!!」

(ヨロイ元帥)「に、人間の癖に生意気な!!」

すると、ヨロイ元帥は、鉄球で死神目掛けて攻撃してきた。だが……死神は、余裕にかわしさらに攻撃を続けた。

(ヨロイ元帥)「何故だ!?お前達は、実験体だからパワーは、私より弱くしてあるはず……なのに、何故!?」

(死神)「それはね……私も結城も進化するんです。前へ前へ進もうとするんです。自分の力を出し惜しみしたり自慢したりするやつに負けるわけがありません!」

そう言うと死神は、また胸元に強く触手を攻撃した。

その時俺は、気づいた。

ヨロイ元帥を倒す方法を……

 

 

 

(丈二)「死神!!コイツは、俺がトドメを刺す!!」

俺は、そう言うと右腕にメモリーを差し込んでドリルアームに変化させた。

(死神)「分かりました……私ほ、その手伝いをしましょう。」

そう言うと死神は、自分の触手を使いヨロイ元帥の動きを封じた。

(死神)「今だ!結城丈二!!」

そう言う叫び声を聞くと俺は、ドリルアームをヨロイ元帥の胸元に押し付けドリルを回転させた。

(ヨロイ元帥)「グッ……ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!」

するとヨロイ元帥は、苦しむように叫び出した。

硬い鎧は、一点攻撃に弱い。それを死神は、攻撃の中で教えてくれた。

(死神)「凄い観察力ですね。たったの数分の出来事を頭の中でちゃんと整理し行動に移せる……並大抵の人では、出来ません。丈二、貴方の頭脳に脱帽です。」

(丈二)「誰だって、あんな行動から考えればそうなるさ。それに……俺は、この姿では、正義の為に戦うライダーマンだ!!」

そう言うと俺は、ドリルアームからマシンガンアームに変化させるとマシンガンアームの銃口を先程攻撃してたヨロイ元帥の胸元に突きつけ大量の銃弾を発砲した。

すると、ヨロイ元帥の体には、大きな穴が開きしばらく固まった。

(ヨロイ元帥)「まさか……実験体にここまでやられるとは……死神……それに結城丈二……お前達の……力に完敗だ……だが残念だったな……ショッカーは、既に最強を改造人間を既に誕生させたのだ!おまえらみたいな雑魚が叶う相手ではない!!ショッカーに……栄光あれー!!」

 

するとヨロイ元帥の体は、激しく爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

こうして、俺達は脱出に成功したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(凛)「その触手の死神格好いいにゃ!!」

(花陽)「二人とも凄いね!真姫ちゃん。」

しかし、真姫だけは、ずっと黙ってたままだった。

(花陽)「真姫ちゃん……。」

(真姫)「何よ……丈二の馬鹿!何で今まで隠してたの?もう知らない!」

そう言うと真姫は、家から飛び出した。

 

 

 

 

 

 

【真姫編】

(真姫)『丈二の馬鹿……少しぐらい、相談したって良いじゃない!?何で、ずっと黙ってたの??』

私は、家のすぐ近くの公園でずっと景色を眺めてた。悩み事や考え事をする時は、いつもここに来るの。

 

「嬢ちゃん、暗いのに1人なのかい?」

 

すると、私の後にゲルショッカーの改造人間が現れた。

私は、その場から逃げようとするけど改造人間は、空を飛び簡単に追いつかれて捕まっちゃったの。

(真姫)「は、離してよ!!」

(ゲバコンドル)「嫌だね!悪い子には、おじさんがたっぷりお仕置きしないと……。」

(真姫)『不味い、このままじゃ……この怪物に変な事される……。』

恐怖に思った私は、涙目になって諦めかけた。

その時……

 

 

(ゲバコンドル)「ぐわっ!!」

 

 

 

私の後ろにいたはずのゲバコンドルが遠くに弾き飛ばされた。

(???)「そんな、汚らわしい手で美しい女性を触るもんでは、ありませんよ。」

(ゲバコンドル)「な、何者だ!?」

すると突然、私の前に超高速で移動してきた黄色のタコ型生物が現れた。

(真姫)「貴方……もしかして、死神!?」

(ゲバコンドル)「な、死神!?ヨロイ元帥を倒したと言う伝説の裏切り者第1号!!」

(殺せんせー)「ほうほう、この姿で私の本名を知ってるのですか……。これは、もしかしたら嬉しい再会が出来そうですね。ヌルフフフフ。良いですか、今の私の名前は、殺せんせー。教師をしてます。さぁ、悪い人には手入れの時間です!」

そう言うと、殺せんせーは、マッハ20の速度でゲバコンドルを攻撃していった。

(丈二)「真姫ー!!」

すると、後ろから丈二がやって来た。

やっぱり、丈二が傍にいると安心する……。

口では、言えないけど……

 

(真姫)『助けに来てくれて……心配してくれて……ありがとう……。』

 

 

 

 

 

 

 

 

【丈二編】

俺は、今物凄く怒っている。

真姫に酷い仕打ちをして悲しませた……あいつだけは……天が許しても俺が許さない!!

 

(丈二)「真姫、隠れてろ……アイツは、俺が倒す!!」

そう言うと真姫は、頷いて物陰に隠れた。

俺は、それを確認すると胸の前で両腕の拳を合わせるとそのまま両手を高く上げてライダーマンマスクを出現させて被った。すると、ライダースーツに身を包みライダーマンへと変身した。そして、右腕をドリルアームに変化させてゲバコンドルの所へ向かった。

その頃ゲバコンドルは、死神の触手攻撃によって身動きできない状態だった。

(殺せんせー)「今です!ライダーマン!ドリルアームでトドメを!!」

(ライダーマン)「OK、死神!!これで決める!!」

すると俺は、ドリルを回転させてゲバコンドルを突き刺した。

(ゲバコンドル)「そんな……馬鹿な……」

 

「ドカーーーーーーーーーーーーン!!」

 

 

ゲバコンドルは、激しく爆発した。

俺は、ライダーマンマスクを外すと俺は、真姫の所へ向かった。

(丈二)「ごめんな、危ない目に合わせて……」

(真姫)「べ、別に……丈二なら来てくれると思ったわ。」

そして俺達は、次第に顔を近づけると初めての口づけを交わし仲直りした。

 

 

 

 

 

 

だが、問題はここからだった。

(殺せんせー)「見ましたよ!結城。この人があの日言ってた大切な人ですか。」

(丈二)「なっ!死神!お前……見てたのか?」

(殺せんせー)「えぇ。私、結構そういうの好きなんですよ。」

俺は、次第に顔が、赤くなった。

コイツに見られると後がない……。

(丈二)『顔がピンクになってる……終わったな。』

俺は、そう思いながら、しばらく死神=殺せんせーと久々に話した。

 

 

 

 

 

 

 




まずは、誤って未完成のまま投稿してしまいました。これは、完成してるので安心してください。
こうして、オリジナルストーリー暗殺教室編が始まります。 最近作者が暗殺教室にハマっており、殺せんせーとライダー達を戦ってみたいと思ったので本作に追加キャラクターとして、登場しました。殺せんせーも改造人間なので案外簡単でした。
そして、第2回コラボ決定しました。
この、暗殺教室編が終わり次第、書きたいと思います。
主に新章として追加しませんが新章として書いて欲しい場合は、感想にて教えてください。新章として書きます。
あと、活動報告書を8時までには、書きますのでそちらをご覧頂いて感想で教えてください。主に本作の章についてです。

《次回予告》(CV.本郷雄介)
俺達は、丈二が俺と、同じぐらいに改造人間になった事、そして、その時に死神と仲良くなっ事を知る。
そんな丈二の友達、死神(殺せんせー)から俺達に意外な依頼が……

次回、第三十二話
「暗殺教室」
ですお楽しみに〜


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第三十二話「暗殺教室」

ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《前回までのあらすじ》
結城丈二は、ショッカーの改造人間実験台だった。
そこで出会った死神と言う暗殺者と過ごしていたと言う過去があった。それを教えてくれなかった事にショックを受けた真姫は、その場から立ち去る。
真姫が向かった公園で、ゲルショッカーの改造人間ゲバコンドルに襲われるがその時、マッハ20の速度でタコ型の超生物が出現した。
後から来た丈二も変身して無事ゲバコンドルを倒す事に成功した。


【雄介編】

俺達は、朝早くから丈二に集められた。

(穂乃果)「珍しいね!丈二君がこんな時間から集めるなんて。」

(雄介)「珍しすぎて逆に変だけどな。」

俺は、そう言うとサイクロン号を走らせた。

 

 

丈二の家に着くとやっぱり俺達が一番最後だった。

(海未)「あ!雄介、穂乃果。遅いですよ。遅刻です!!」

(雄介)「悪いな、海未。で、修也と翔一は?」

(ことり)「何かね、ライダーだけで集まりたいからって家の中に行ったよ!」

(雄介)「それって、俺も言った方が良いのかな!?」

(海未)「当たり前です!雄介は、一番初めの仮面ライダーなんですから……少しは、自覚してください。」

俺は、海未にそう言われると丈二の家に入った。

(雄介)「お邪魔します。」

(殺せんせー)「遅いですよ!仮面ライダー1号さん。あまりにも時間があったので他のライダー達は、ダウンしてしまいました。」

そこには、タコ型の生物と倒れ込んでいる修也と翔一だった。

(雄介)「なっ!?お前もショッカーの改造人間なのか?」

(殺せんせー)「その通りです。さぁ、どうしますか?」

(雄介)「そうだな……お前を倒す!」

俺は、そう言うと左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

(1号)「喰らえ!ライダーパンチ!!」

そう言うと俺は、超生物にライダーパンチを放った。しかし、超生物は、一瞬のうちに俺の前から姿を消した。

(1号)「あれ!?」

俺は、辺りを見回すが何処にも居ない。

(殺せんせー)「後ろですよ。」

その声を聞くと俺は、後ろを見たそこには、超生物が呑気に立っていた。

(1号)「何て速さだ!?」

(殺せんせー)「仮面ライダーと言うのは、その程度ですか?先生、期待が外れました。」

(1号)「何!?」

俺の脳裏で何か切れる音がした。すると、俺は、奴の前で仁王立ちした。

(殺せんせー)「おや!?もはや、諦めましたか……。では、手入れの時間です!」

そう言うと、超生物は、俺の前にマッハ20の速さでやって来ると、俺は、超生物の触手1本を掴まえた。

(殺せんせー)「何!?」

(1号)「ちょっと、油断し過ぎたんじゃない?」

俺は、そう言うと超生物をそのまま背負い投げをして更に腹部にライダーパンチを放った。 すると、超生物の口から血が出てくるのが見えた。俺は、それを見て変身を解除した。

(殺せんせー)「おや!?もう辞めるのですか?」

(雄介)「あぁ。お前は、俺達の実力を確かめたかったんだろ?だから、あんな事を言って挑発したんだ。」

(殺せんせー)「流石は、本郷雄介。頭の回転が良いですね。申し遅れましたが、私の名前は、殺せんせーです。来年の春には、地球を爆発させるので……。」

(雄介)「何、地球を破壊するだと!?」

(殺せんせー)「えぇ。ですが、私も半年間教師をやって来て……何とか、生徒達が居るこの星を助けたいと思ったんです……ですが、方法が見当たらないんです。」

俺は、ビックリした。こんな身体になってまで人の為に日々戦う人が居たとは……

(丈二)「あっ!雄介も来たか。」

そう言うと2階から丈二が降りてきた。

(雄介)「丈二、お前が俺達と同じ改造人間だった事は、その時、居合わせた穂乃果から話は、聞いた。だが、コイツ……嫌、殺せんせーについて教えてくれ。」

(丈二)「そうだな。彼の名前は、殺せんせー。本名は、死神。俺と同じ時期にショッカーの改造実験されていた。と同時にショッカーを裏切った最初の人物だ。で、今は椚ヶ丘中学校3年E組の教師をしているらしい。」

(雄介)「そうか……」

俺は、そう聞くと倒れ込んでいる修也と翔一を見た。その時、翔一の指が僅かに動くのを確認した。

(雄介)「お前達、そろそろ起きろよ。」

俺は、半分呆れた表情でそう言うと2人は徐々に立ち上がった。

(修也)「悪いな。でも、話はだいたい聞いた。要するに、殺せんせーの爆破システムを少し、改造すれば良いんだろ?」

(丈二)「俺もそれは、考えたんだけど……そもそも、身体にメスを入れる事が不可能なんだ。これだと、不完全でも簡単に地球を滅ぼせるシャッカーの考える事だよな。」

(雄介)「あぁ。ある意味、史上最強の改造人間って訳か。」

(殺せんせー)「ん!?」

すると、殺せんせーの目つきが変わった。

(丈二)「死神、何があった?」

(殺せんせー)「今まで、狙われるはずもなかったのに……私の生徒達の前にショッカーが現れたそうです。時間が無いので単純に説明すると、E組の生徒達をゲルショッカーから救って欲しいのです。」

(雄介)「そうか……でも、確か椚ヶ丘中学校は……」

(修也)「西東京市じゃないか?」

(雄介)「急ごう!案内は、殺せんせーに任せよう。」

俺は、そう言うと修也達と一緒に慌てて家の外に出た。

外では、穂乃果達が心配そうに立っていた。

(穂乃果)「雄君。どこに行くの?」

(雄介)「ちょっと椚ヶ丘中学校まで行ってくる。すぐ帰ってくるから安心しろ。修也!翔一!丈二!変身だ!!」

(3人)「おう!!」

すると、俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。と同時に、修也と翔一は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺と翔一は、

(二人)「ライダー!!(変身!!)」

と叫んだ。

一方修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると翔一は、円を描くように両手を回し左斜め上に持ってくと右腕を一旦ダブルタイフーンのある腰の位置へ持ってくと同時に

(翔一)「ブイ!!」

と叫ぶと再び左斜め上方向へ突き出すと同時に左腕をダブルタイフーンのある腰の位置へ構えると一方の丈二は、両手の拳を胸元で合わせると同時に四人は、声を揃えて叫んだ。 

 

(四人)「「変身!!(ブイスリャー!!) 」」

 

すると、俺達のバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号の姿、翔一は、仮面ライダーV3の姿にそれぞれ変身した。丈二は、掛け声のあと両手を上に突き出し出現したライダーマンマスクを被るとライダーマンの姿に変身した。

 

 

 

 

俺達は、それぞれのバイクに乗り西東京市立椚ヶ丘中学校3年E組専用の旧校舎へとむかった。

 

 

 

 

 

 

椚ヶ丘中学校旧校舎は、山奥にある。

俺達は、旧校舎に着くとそこには、ゲルショッカーの戦闘員が居た。

(1号)「そこまでだ!ゲルショッカー!!!」

(シオマネキング)「ゲッ!仮面ライダー!!それに………し、死神!!」

(殺せんせー)「良くも私の生徒達に手を出したな……ゲルショッカー!!!」

その時、殺せんせーは、表情からして物凄く起こっていた。それと同時に丈二も凄い殺気を放っていた。

(丈二)「仮に天が許しても……」

(2人)「「俺達(私達)が許さない!!!!!」」

そう言うと、丈二は、シオマネキングに向かって走り出した。一方、殺せんせーは、捕まってる生徒や教師仲間を助けに向かった。

(殺せんせー)「皆さん、大丈夫ですか!?」

(烏間)「遅いじゃないか、どこに行ってたんだ?」

(殺せんせー)「ちょっと知り合いの家まで行ってました。さぁ、皆さん。ここは、早く逃げましょう。」

(生徒一同)「はい!!」

生徒の元気な声を聞くと俺達は、シオマネキングに向かって走り出した。

シオマネキングは、大きなハサミを使い攻撃してくるが俺達はそれをかわしながら確実にダメージを与えていく。

(シオマネキング)「くそぉぉぉぉ!!出てこい!!ゲルショッカーライダー!」

(ゲルショッカーライダー)「ギィー!!」

シオマネキングがそう言うと、ゲルショッカーライダー達が出現した。

(1号)「チッ……戦闘員ライダーか。」

(殺せんせー)「雑魚の相手は、私がします。みなさんは、急いでシオマネキングを倒してください!」

(ライダーマン)「無理するなよ、死神。」

丈二がそう言うと俺達は、シオマネキングに向かって走り出した。

 

 

 

 

 

(ライダーマン)「1号!2号!力を貸してくれ!」

(1号)「分かった。行くぞ!修也。」

そう言うと俺達は、シオマネキングに向かって走り出した。シオマネキングは、その場から逃げようとしたが後ろで丈二が抑えいくので動けなかった。俺達は、シオマネキングの両手を掴み空高くジャンプした。

(ダブルライダー)「「タブルライダー返し!!!」」

そう言うと俺達は、シオマネキングを地面に向かって思いっきり投げた。そこには、翔一が既にスタンバイしておりタイミングを合わすと

(V3)「V3キック!!」

と叫びながら水平にV3キックを放った。

そして、その先には、ドリルアームにした状態のライダーマンが待機していた。シオマネキングが近づいてくるとライダーマンは、ドリルを回転させてシオマネキングを斬り付けて行った。すると、シオマネキングは、すぐ爆発した。

 

 

 

 

 

 

一方、ゲルショッカーライダー達は、殺せんせーが既に仕留めていた。

(殺せんせー)「やりましたね、丈二。これで一安心です。」

(丈二)「あぁ。生徒達は、無事だったか?」

俺達は、仮面を外し元の姿に戻った。

(???)「今だ!殺せんせーを殺れ!!!」

(生徒一同)「おう!!!」

俺は、生徒達を見ると生徒達は、銃を構えていた。

(殺せんせー)「おやおや、さっき危ない目にあったのにもう、暗殺の時間ですか……。ですが、今回は、珍しく来校者が居るので先生、本気になりますよ。」

(??)「そんなの知るかよ!!撃て!!!」

ある生徒がそう言うと一斉に生徒達は、殺せんせーに向かって連射し始めた。

(烏間)「こんな所に仮面ライダーが揃って来るとは、珍しい日もあるもんだな。」

スーツを着た男性が話しかけてきた。

(雄介)「これは、何だ!?」

(烏間)「見れば分かる通り……暗殺だ。彼らには、ここであの超生物を殺さなければならない。」

俺は、男性の声を聞くと頭が一気に真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》(CV.本郷雄介)
「中学生に何教えてるんだアンタらは!?」
烏間先生に激怒する俺……。
目の前で始まった暗殺を見て、俺は、再び……

【正義とはなんだ!?】

と考える事になる……。
そして、ゲルショッカーは、そんな彼ら戦闘力のあるE組の生徒を我が手下にしようと魔の手が襲ってくる。
俺は、この件をあの仮面ライダーにお願いする事にする。
善良な人を殺すのが正義なのか?
存在に害があるからと言って殺すのが正義なのか?



果たして、どちらの正義が正しいのか!?





次回、第三十三話
「ぶつかり合うそれぞれの正義」
にご期待ください。


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第三十三話「ぶつかり合うそれぞれの正義」

ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《これまでのあらすじ》
俺達3人は、丈二と一緒の改造人間の死神=殺せんせーと出会う。
俺達は、ゲルショッカーが椚ヶ丘中学校の旧校舎で暴れているので急いでそこに向かう事にする。
無事、ゲルショッカーを倒した俺達だったが……そこで見たのは……とんでもない光景だった。




(???)「今だ!殺せんせーを殺れ!!!」

(生徒一同)「おう!!!」

俺は、生徒達を見ると生徒達は、銃を構えていた。

(殺せんせー)「おやおや、さっき危ない目にあったのにもう、暗殺の時間ですか……。ですが、今回は、珍しく来校者が居るので先生、本気になりますよ。」

(??)「そんなの知るかよ!!撃て!!!」

ある生徒がそう言うと一斉に生徒達は、殺せんせーに向かって連射し始めた。

(烏間)「こんな所に仮面ライダーが揃って来るとは、珍しい日もあるもんだな。」

スーツを着た男性が話しかけてきた。

(雄介)「これは、何だ!?」

(烏間)「見れば分かる通り……暗殺だ。彼らには、ここであの超生物を殺さなければならない。」

俺は、男性の声を聞くと頭が一気に真っ白になった。中学生にありえない事をやらしているからだ。暗殺など決して良い事では、ない。

なのに、この校舎の生徒は、それを笑顔でやっている。俺は、その表情、その行動、すべてにおいて違和感を覚えた。

(雄介)「暗殺って……どう言う事だよ!?」

俺は、思わずその男性の胸ぐらをつかんでしまった。

(修也)「雄介、落ち着け。とりあえず、この人の名前を聞こう。」

(烏間)「申し遅れてすまなかった。私の名前は、日本政府防衛省臨時特務部所属烏間惟臣だ。宜しく。」

(翔一)「じゃあ、烏間さん。何で、生徒に暗殺をおしえてるんですか?」

(烏間)「何でって……生徒が一番奴を殺せるからだ。」

烏間の発言を聞いた途端、俺の怒りのゲージが頂点に達した。

(雄介)「中学生に何教えてるんだアンタらは!?」

俺は、叫びながら言うと目の前で起こってた暗殺が一気に止まった。

(雄介)「烏間さん。あなた達、防衛省……いや、日本政府は、中学生にそんな重い責任を永遠に問わせる気ですか?暗殺が……人を殺す事がその人に永遠に重い責任を問わせる事を経験豊富なあなた達なら分かるはずだ。なのに、何故!?」

(烏間)「これは、上からの命令だ。それに、生徒達は、賞金300億を手に出来るからと喜んでいる。それは、契約の上で成り立っている事だから彼らに重い責任はかからないはずだ。」

(修也)「あなたは、何も分かってませんよ!俺は……嫌、俺達は、そんな簡単な事を言ってるのではない。人を殺す事がどれだけ辛い思いをするか……っいう問題だ。例え、日本政府や殺せんせーが良くても……いけない事だと思う。」

(雄介)「修也……」

俺達と烏間さんの話を生徒や殺せんせーは、たって聞いていた。

(丈二)「何で……何で、善良な市民を殺す事が正しいんだ!?殺せんせーは、そんなに悪人なのか?」

(殺せんせー)「それ以上、烏間先生を責めないでください。私自身、少々暗殺を軽く考えていました。ですが、私は、ある人と約束したのです。例え、その先の未来が破滅でも……このE組の生徒の面倒を見てくれと……。それに、皆から狙われるのは・・・力を持つ者の証ですから。」

(雄介)「例え、あなた達が良くても……俺達は、認めない。殺せんせー、貴方には、大変申し訳ないが今、この気持ちでこの28名の人の安全を確保出来ない。 」

(殺せんせー)「そうですか……それは、時間の「ただし!」

俺は、殺せんせーご話してる途中ゆっくりとまた喋り出した。

(雄介)「中学生の仮面ライダーにお願いしてみる。OKご出たらすぐそっちに向かわせる。」

俺は、そう言うとサイクロン号に乗りその場を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

【殺せんせー編】

(業)「何、アイツら。簡単に殺す事の辛さ語ってさ。本当に馬鹿みたい。」

1人の生徒がそう発言した。実は、丈二達に来てもらったのは、その事を考えてもらうためだった。

(殺せんせー)「業君。君は、今彼らの正義を馬鹿にしました。では、君の正義とは何ですか?」

(業)「そんなの……てか、正義何て考えた事なかったし。」

(殺せんせー)「では、今日の宿題は、正義について考えてくる事。それを求めるには、どんな手段を取っても構いません。では、解散。皆さん、また明日会いましょう。」

しかし、私は、この時林の影に大量の戦闘員がいる事を知らなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、今、音ノ木坂中学校に居た。

(修也)「なぁ、中学生の仮面ライダーって……」

(雄介)「あぁ。松田廉平だ。」

俺がそう言うと同時に昇降口から松田廉平がやってきた。

(廉平)「何、日本に帰ってきた何て聞いてないけど……先輩達。」

(雄介)「悪いな。それで、お前にお願いがあるんだけど……」

(廉平)「何!?この後、雪穂達と遊ぶんだけど……」

(修也)「椚ヶ丘中学校って知ってるか?」

(廉平)「知ってるよ。都内有名の名門校だろ?」

(修也)「そこの、3年E組の生徒をショッカーから守って欲しい。」

俺は、この時、コイツの返答の大体が予想できた。

(廉平)「断る。前にも行ったけど俺は、雪穂と亜里沙だけで手一杯だし……大体、中学生にそんな事押し付けるなよ……。何があったか知らないけど……あんた達は、この世界の仮面ライダーなんだからさ。じゃっ!俺そういう事でじゃあね。」

そう言うと廉平は、その場から立ち去った。

(雄介)「俺達って馬鹿だな。まさか、中学生に気付かされるなんて……」

(修也)「雄介……」

(雄介)「たった36人の命守れないで正義語る資格ないな。良し、もう一回旧校舎に行くか。」

その時だった。空から殺せんせーが降ってきた。

(殺せんせー)「大変です……生徒たちが……ゲルショッカーに……捕まってしまいました……お願いです。一緒に生徒達を助けに……。」

殺せんせーは、あちこちの身体が千切れておりボロボロだった。俺は、殺せんせーの服に手紙がある事を確認した。それして、それを取り出し文章を読み上げる……

(雄介)「分かってる。俺達は、仮面ライダーだ。例え、暗殺者が捕まっていようと助けに行く。」

(殺せんせー)「ありがとう……」

すると、殺せんせーは、意識がなくなった。俺は、穂乃果に連絡し面倒を見るように頼んだ。そして、手紙に書いてあるように都内にある廃工場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3号)「これで、大量の改造人間が作れる。」

そこには、仮面ライダー3号と4号がいた。俺達は、それを確認するとそれぞれのバイクのエンジンをフル回転近くまで動かした。すると、俺達の通る地面に地雷が仕掛けられておりそれが爆発し俺達は、爆炎に包まれた。

 

 

 

 

 

(雄介)「そこまでだ!!ゲルショッカー。」

 

 

 

 

 

俺がそう叫びながら言うと爆炎から俺達が乗っている4台のバイクが出てきた。

(4号)「おのれ……来い!スカイサイクロン!!」

すると、上空に大型飛行機がやって来て俺達に大量のミサイルを放って再び俺達の周りを爆炎で囲んだ。

(3号)「死んだか?」

だが、その予想は。……ハズレだ!!

俺達は、爆炎の中で変身しようとしていた。俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。と同時に、修也と翔一は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺と翔一は、

(二人)「ライダー!!(変身!!)」

と叫んだ。

一方修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると翔一は、円を描くように両手を回し左斜め上に持ってくと右腕を一旦ダブルタイフーンのある腰の位置へ持ってくと同時に

(翔一)「ブイ!!」

と叫ぶと再び左斜め上方向へ突き出すと同時に左腕をダブルタイフーンのある腰の位置へ構えると一方の丈二は、両手の拳を胸元で合わせると同時に四人は、声を揃えて叫んだ。 

 

(四人)「「変身!!(ブイスリャー!!) 」」

 

すると、俺達のバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号の姿、翔一は、仮面ライダーV3の姿にそれぞれ変身した。丈二は、掛け声のあと両手を上に突き出し出現したライダーマンマスクを被るとライダーマンの姿に変身した。

風車の風により爆炎も俺達の周りから消えた。

(3号)「死にぞこないが!!!」

(1号)「行くぞ!!」

 

「ちょっと待って!!!」

 

俺は、1人の少年の声と同時にの止まった。

(渚)「さっき、暗殺は、ダメだって言ってたけど……仮面ライダー達だって怪人沢山殺ってるのに…何で、戦闘と暗殺って何が良くて何がいけないの?教えてよ……仮面ライダー。」

少年達は、牢屋に閉じ込められていたのを確認した。

その先頭に立っていた少年が俺に問いかけてきた……。

だが、俺の答えは、もう決まっていた。だから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、迷わない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、しばらく黙り込んだ。だが、答えをまとめると俺は、少年に対して話し始めた。

(1号)「良いか、少年……」

(渚)「うん。」

(1号)「確かに、俺達は、人を殺してるのと変わりない。だからこそ、その辛さを知ってるからこそ、君たちには、同じ思いをして欲しいくないんだよ。」

(2号)「だけど……俺達は、その代わり沢山の人の笑顔や希望を見てきた。だから、例えどんなに強い怪人でも立ち向かう決意をした。その笑顔や希望、夢が永遠に見られるなら……」

(ダブルライダー)「「例え、一生人殺しの肩書きを背負っても……俺達は、仮面ライダーとして戦う!!!そう己の魂に誓ったんだ!!!」」

(1号)「お前達には、そう言うのあるか?」

俺は、そう言うと渚の瞳をじっと見つめた。

(渚)「確かに、殺せんせーを殺しても誰も喜んでくれないし……ただ、お金が来るだけ……。でも、それでも僕達は、殺るよ。だから、この戦いが終わったら僕と勝負しよ。僕の……嫌、僕達E組の本気、見してあげるから……。」

すると、渚は、俺の方をじっと見つめていた。その瞳は、本気だった。

(1号)「……分かった……」

俺は、そう言うと3号の元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

(1号)「そこまでだ〜!!3号!!!」

俺は、3号の目の前に立ちはだかった。

(3号)「仮面ライダー1号……ここで、あの世に逝け!!!仮面ライダーは、4人も居らない。1人……嫌、ショッカー最強の俺達だけで十分だ!!!」

そう言うと3号は、俺に向かって走り出してきた。差が縮まると3号は、パンチを連打してきた。

俺は、3号の攻撃をある程度かわすと、腹部にパンチを放った。それが3号に当たると3号は、俺から離れた。

(1号)「世界征服を企むお前らに……仮面ライダーという名前だけは……譲らないし、俺達の仮面ライダーの魂は、悪には、負けない!!!」

俺はそう言うと、3号に近寄ると3号は、起き上がり俺に蹴り込むが俺は、それをキャッチしてかわすと、右手を強く握り拳を作った。

(1号)「喰らえ!ライダー!!パンチ!!!」

俺はそう叫びながら、3号の顎に向かってアッパーパンチみたいなライダーパンチを放った。すると、3号は、そのまま遠くに飛んでいった。

(3号)「貴様の心、存在が全てというのか!?仮面ライダー……1号……。だが、その魂もいつまで続くのか!?これからが楽しみだ……。」

3号は、そう呟きながら姿を消した。だが……その言葉は、俺には、聞こえなかった。

 

 

俺は、それを見ると一呼吸つき、再び渚の方を向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】

俺は、思う……。

この4ヶ月……俺は、正義についてひっそり考えていた。答えが見つからず、ずっと悩んでた。

俺は、V3、ライダーマンにお願いして牢屋に閉じ込められた生徒達を助けるように言った。

それを邪魔するように立ちはだかる4号。

俺は、4号を睨んだ。これまでにない強い思いが俺には、あった……。

 

 

 

『仮面ライダーとして……嫌、一人の人間の正義を貫く!!』

 

 

 

(4号)「さぁ、地獄を楽しむが良い!!」

4号は、決めゼリフっぽいのを言うと、俺に向かって走り出して差を詰めるとパンチを放ってきた。俺は、それを正面から受け止めると、カウンターの様にパンチを放った。

(4号)「過去の仮面ライダーは、死ね!!!」

(2号)「死ぬのは、お前のその野望だ。何故なら……

俺は……

正義!仮面ライダー……

2号だからだ!!」

 

俺は、そう言うと4号に力で押し始めた。

(4号)「ば、馬鹿な!!過去の仮面ライダーに、最新の俺が

負けるなど……有り得ない……」

(2号)「確かに……お前は、最新型の改造人間だ。だが、それだけで……俺達、仮面ライダーが倒せる訳がない!!」

(4号)「……クッ!!なら、喰らえ!!!」

そう言うと4号は、空高くジャンプした。俺は、それを見ると、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように両腕を回すと左方向で力強く構えた。すると、仮面の赤い複眼がハッキリ光った。俺は、そのままライダーキックの構えをすると4号もライダーキックを放つ準備をしていた。

(2号、4号)「「ライダー!!!キック!!!!」」

二つのライダーキックは、空中で激しくぶつかり合う。俺は、フルパワーで4号のライダーキックに立ち向かった。

(4号)「負ける!?……俺が……最新型の改造人間が……過去の仮面ライダーに……負ける……」

(2号)「古い、新しい関係ない!!己の正義を貫き通した人間が……最後の最後に大きな勝利を勝ち取るんだ!!!」

俺は、そう言うと、再び強く4号に蹴り込んだ。

4号は、力負けしそのまま弾き飛んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、深呼吸すると仮面を外しこれから始まる最後の戦いに目を通した。同じ月日正義について考えた2人の正義をかけたラストバトルが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
暗殺者の正義か……改造人間の正義か……
遂に始まる1号と渚の戦い……。
両者ともこれまで戦ってきた全てをぶつけて勝利を勝ち取りに行く……。
果たして……勝つのは……!?
次回、第三十四話
「食い違う二つの正義……」


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第三十四話「食い違う二つの正義」

銀河ラブライバーのLINEアカウントが出来ました〜!!!

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こちらからアクセスできるのでLINEやってる方は、追加宜しくお願いします。
そして、コラボ直前の大事な回です。
それでは、本編スタート!!!





ショッカー
社会の裏から操る秘密結社。
その手下として作られた改造人間は、常人の力を遥かに上回る力を持っていた。
この物語は、人でなくなってした少年達と廃校を阻止する為に立ち上がった少女達の青春学園ストーリー。

《これまでのあらすじ》
俺は、椚ヶ丘中学校で見た暗殺に再び、正義について悩む事になる……。
そんな、椚ヶ丘中学校旧校舎に3号と4号が現れ改造人間にしようとE組の生徒をさらいに来た。俺達は、3号4号を追い払うと俺は、ひとりの少年と約束通り勝負する事にした。



渚は、本物のナイフと銃を所持していた。恐らく、ここで習った暗殺技術を全てぶつけてくるらしい……。それに、渚本人の目も本気だった。

俺は、静かに深呼吸すると、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、腰にはタイフーンが出現した。すると、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと同時に

(1号)「ライダーパワー全開だ!!!」

と叫ぶと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。

俺の仮面の複眼が赤く光った。すると、俺は、渚に向かって走り出した。すると、渚は、体勢を低く構えるとナイフを片手に俺に向かって振り回してきた。

俺は、そのナイフを奪い取るとそのまま遠くに投げた。すると、渚は、腰にあった銃を取り出した。

(1号)「今度は、銃か……。」

俺は、そう呟くと銃口に気をつけた。

すると、渚は、俺に向かって実弾の弾を連射して来た。

俺は、それをかわすが……数弾まともに受けてしまった。

(1号)「クッ……流石に効くな……。」

俺は、そう言うと立ち上がりその場から渚に向かって走り出した。

(渚)「流石……一筋縄では、行かないな……。」

しかし、こちらの攻撃は、既に読まれており全てかわされてしまった。

(1号)「何で……攻撃がかわされるんだ……。」

(渚)「それは、さっきまでずっと見てたから!!」

そう言うと渚は、遠くにあったナイフを取り出し攻撃してしてきた……。

(1号)「やっぱり……暗殺者は、違うな……なら!!!」

すると、俺は、空中に大きくジャンプした。

(殺せんせー)「ナヌッ!!!いけません!渚君それを受けたらあなたの生命が危ない!!」

殺せんせーは、そう叫んだ。彼の言葉は、正しかった。俺は、ライダーキックを放とうとした。

 

 

 

 

 

 

(1号)「ライダー!!キック!!!!」

俺は、そう言うと渚に向かってライダーキックを放つ寸前まで行ったが……。何かを見たので、渚から大きく外れた林の方へ強く蹴り込んだ。

 

すると、1本の木が落ちて 倒れると……そこには、ショッカーの戦闘員が居た。

(修也)「な、何で……ショッカーの戦闘員何だ!?」

突然の出現にその場の人たちは、驚いた……。

俺は、地面に着地すると急いでショッカー戦闘員を捕らえた。

(1号)「何故だ!?どうして、ショッカー戦闘員がここにいるんだ!?」

(ショッカー戦闘員)「た、助けてくれ……仮面ライダー……。ショッカーは、首領を中心に新たな組織を作ろうとしてる……。貴様ら4人が居ようと……敵わない……。気をつけろ……。」

すると、瞬間のような速さで鳥の羽が飛んでくると、ショッカー戦闘員にあたり爆発した。

(1号)「新たな……組織……。」

俺は、そう呟くと仮面を外した。

(雄介)「すまない、戦いの途中に……。」

(渚)「いえ、僕達の負けです。僕は、戦いに集中してて、本当の敵をみつける事は、出来ませんでした……。ですが!僕らは、必ず……先生を殺します!例え、それが最悪な事態を招いても……。」

(雄介)「分かった……君達のその覚悟を信じよう。」

俺は、そう言うと渚を握手をした。

それを見た殺せんせーが、

(殺せんせー)「素晴らしい友情が出来ましたね……。これもまた、経験のうちです。」

そう言った。俺達は、元の姿に戻ると椚ヶ丘中学校旧校舎を後にして穂乃果達の元へ向かった。

 

 

 

 

俺は、普段通りにサイクロン号を走らせていた。

新たなショッカー組織も気になったが、しばらく放置してた穂乃果達の方がもっと心配だった。あれから、連絡がなかったからだ。

しかし、俺は、目の前に突然現れた仮面ライダー3号黒井響一郎の前でサイクロン号を止めた。

(雄介)「何のようだ!?」

(黒井)「か、仮面ライダー1号……俺と勝負だ!!」

(雄介)「な、何で……お前と戦わないといけないんだ!?」

(黒井)「良いから、戦え!!!……変身!!」

そう言うと黒井は、大きくジャンプして仮面ライダー3号に変身した。

(3号)「さぁ、戦え。仮面ライダー1号。」

(雄介)「黒井……。」

俺は、そう呟くとサイクロン号から降りて3号の前に立った。俺は、タイフーンを出現させると左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、

(雄介)「ライダー!!!」

と叫びながら右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだすと、俺は、仮面ライダー1号の姿に変身した。

(3号)「行くぞ!!」

そう言うと3号は、俺に向かって走り出し攻撃を仕掛けた。俺は、それをかわしながら後ろに後退して行った。

(3号)「どうした。何故、戦わない!?」

(1号)「俺達は、さっき戦っただろ?それに……お前には、戦う気力なんて無いなずだ。」

(3号)「黙れー!!!」

そう叫びながら3号は、パンチを放った。俺は、それを手で受け止めるのが精一杯だった。

(3号)「貴様のような旧作が……俺に敵う訳がない。それをここで証明する!俺達の正義は、首領が唱えた世界征服にあるんだ。」

そう言うと3号は、パンチを連発してきた。俺は、それを手で受け止めながら

(1号)「それは、違う!!!首領の欲望のせいで沢山の人が犠牲になる!他の人が犠牲になって得る正義なんて……そんなのあるはずがない!!!」

と言うと俺は、腹部にパンチを放つと、3号は、少し俺から離れた。

(1号)「お前は、俺達に……勝てば、正義……負ければ、悪……と言った。なら、ここで決着をつけよう……仮面ライダー3号。」

(3号)「良いだろう……来い!!」

そう言うと3号は、再び俺の方に向かって走り出した。

 

 

 

 

 

 

【修也編】

俺達は、何とか絵里達の居る音ノ木坂へ着いた。すると数ヶ月前、ショッカーに破壊された校舎が綺麗に直っていた。

(修也)「遂に直ったか……。」

俺は、そう言うとサイクロン号から降りた。

 

 

屋上に向かうと、いつもと変わらない光景が広がっていた。

(穂乃果)「あ!修也君達だ。凄いでしょ!これ、ことりちゃんが作ったんだよ。」

と言いながら穂乃果は、新しい衣装を俺に見せてきた。

(修也)「そうなんだ。でも、外で着替えてないよな?」

(絵里)「ええ。部室で着替えたんだけど……穂乃果が新しい衣装で踊りたいって、聞かなくて。」

(翔一)「相変わらずですね。俺達が居ない間に合宿でも行ってきたのか?」

(凜)「そんな事ないにゃ。これから合宿だにゃ!!」

突然の凜の発言に驚く男子3人……。

(穂乃果)「ねぇねぇ、雄君は?」

そして、更に言いにくいことを穂乃果に聞かれる……。

(修也)「雄介は……「戦ってるのね。」

俺が誤魔化そうとしたら絵里が納得したかの様に言ってきた。

(絵里)「そうやって隠すの修也の悪い癖なんだから。」

(修也)「ハァ……。流石だな、絵里は……。雄介は、今仮面ライダー3号と戦っている……。でも、すぐ戻ってくるさ。アイツなら……。」

俺は、みんなにそう言った。

(修也)『俺達は、いつも絵里達を不安にさせてばかり……だから、頼む……雄介、無事で帰って来てくれ………。』

俺は、そう心の中で思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【作者目線】

時は数時間前。

(首領)「まさか、別世界の悪が我々に力を貸してくれるとはな……。光栄だ、スーパーアポロガイストよ。」

首領は、そう言った。そこには、平成ライダーに倒されたはずの眼魔、ロイミュード、インベス、ファントム、ドーパント、ファンガイヤ……そして、その集団の先頭には、アポロガイスト……嫌、スーパーアポロガイストがいた。

(スーパーアポロガイスト)「これを使えば、仮面ライダーを消滅できます……。我々の全てを首領に。」

そう言うとスーパーアポロガイストは、手に持っていたショッカーメダルを空高く投げそれに当てるようにセルメダルを投げた。すると、二つのメダルが融合すると鳥型の改造人間が誕生した。その名も……ショッカーグリード。

(スーパーアポロガイスト)「まずは、こいつを使い我々の世界の仮面ライダーを粉砕してそれから、こちらの世界の仮面ライダーを倒しましょう……。我々が作り上げたこの時空移動装置がある限り、大ショッカーは、無敵です!!」

そう言うとスーパーアポロガイストを中心に大ショッカー軍団は、一旦自分達の世界に帰ったが……恐ろしい敵が誕生したものだ……。逃げた戦闘員を羽1本ので殺してしまうのだから……。

(首領)「これで、世界は我々のものだ。それに、あの改造人間が居れば3号や、4号も要らない……」

そう言うと司令室に首領の大きな笑い声が響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを聞いて密かに握り拳を作っていた4号に気づかずに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、3号と限界バトルを繰り広げていた。

時は、既に夕方になっていた……。

(3号)「くたばれ!!!!」

そう叫ぶと3号は、大きくジャンプした。それを見た俺は、そのままジャンプした。

(1号、3号)「「ライダー!!キック!!!(パンチ!!!)」」

そう言うと、俺はライダーパンチ、3号は、ライダーキックを放った。俺は、3号のライダーキックをうまくかわすとライダーパンチを胸に当てた。

そして、3号は、バランスを崩し地面に倒れた。俺は、それを見た後、3号の後ろに静かに着地した。3号は、仮面を外した。

(黒井)「流石だな……完敗だよ……。本郷雄介。俺は、お前達を倒さないと意味がない……だから……殺してくれ……。」

だが、俺は、黒井の言うことを無視してサイクロン号に乗った。

(雄介)「容易く殺してくれなんて言うなよ。お前には、お前を必要とする人が必ず居る……。例え、それがショッカー首領でもな……。生きる意味なら自分で作れよ。仮にもしもそれが俺達を倒す事だったら……俺は、堂々とお前を倒す。だから、少し考えろ……黒井。」

俺は、そう言うと音ノ木坂に向かって走り出した。

 

 

 

 

 

 

夜、誰もいないと思った音ノ木坂に俺は、着いた。すると、一つの教室に明かりがあった。そこは、丁度アイドル研究部だった。俺は、駐輪場にサイクロン号を置きに行くとそこには、修也達のサイクロン号や丈二のバイクなどがあった。俺は、急いでアイドル研究部部室に行くと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パーーーーン!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十数個のクラッカーが鳴り響いた。

(μ's、修也、翔一、丈二)「happy birthday!!雄介!!」

 

クラッカーから飛び出した紐等が俺の頭の上にかかる。

俺は、思わずぼーっと目の前の景色を見ていた。

(穂乃果)「どう?ビックリした?みんなで準備してみんなで作ったんだよ!」

と言うと穂乃果は、俺にバースデーケーキを差し出した。

(雄介)「穂乃果、俺の誕生日いつだか知ってる?」

(穂乃果)「知ってるよ〜九月の……いつだっけ?」

(海未)「今思ったのですが、明日です!!穂乃果、何やってるんですか?」

(穂乃果)「明日って……えぇーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

こうして……俺は、人生最悪の誕生日が来る事になるが……

 

 

その時のおれは、知らなかった……。

 

 




《次回予告》(CV.高坂穂乃果)
雄君の誕生日に、なった9月26日に私は、雄君とデートする事にしたんだ。
でも、そこに……とんでもない人が………


次回、第三十五話
「突然の訪問者」
お楽しみに!!


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コラボSP 大集結!仮面ライダー大戦編
第三十五話「突然の訪問者」


突然ですが……新章に突入します。
これからコラボなんで丁度いいと思いました。
「最強!最悪!ショッカーグリード編」
です。これからも宜しくお願いします。



ショッカー……。
世界征服を企む悪の秘密結社。
彼らによって改造された改造人間は、理性を失い命令のままに次々と残虐な殺人をしている。
そんな中、一人の改造人間がショッカーを裏切り正義の為に立ち上がった。彼のは、仮面ライダー……。








 

【響一郎編】

(響一郎)「う、嘘……だろ!?」

俺は、仮面ライダー4号こと大道克己に恐ろしい事を言われた。近い間、ショッカーは、俺達を見捨てるという事だった。

(克己)「本当だ。新たなショッカー怪人、ショッカーグリードの出現で不要になった俺達をショッカーグリードの実験台にするらしい……。」

(響一郎)「そんな……。」

(克己)「俺は、存在証明の為にショッカーグリードとかと言う化け物と戦う。お前は、どうする?」

俺は、悩んだ。その行為は、ショッカーを裏切りになってしまうのではないのか!?

俺の心の中で試行錯誤してた。

(ブラック将軍)「3号、4号、ちょっといいか?」

そこにブラック将軍がやって来て俺達を案内した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(穂乃果)「雄君!起きてよ!早くしないと、時間に間に合わないよ〜!!」

俺は、穂乃果の大声で起こされた。昨日、俺は、誕生日を1日間違えられてしまい、挙句の果てに穂乃果に1日付き合うハメになった。

(雄介)「今何時だと思ってるんだよ……。寝かせてくれよ。」

俺は、一旦布団から起き上がりそう言うと再び寝ようとした。

(穂乃果)「だから!穂乃果と一緒に出かけようよ!!」

そう言いながら穂乃果は、俺の身体を揺らした。

(雄介)「分かった!分かったから……。」

俺は、そう言いながベットから起き上がった。そして、私服に着替えて出かける準備をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「お待たせ。」

(穂乃果)「もぉー!遅いよー!!早くしないと映画始まっちゃうよ!!」

そう言いながら穂乃果は、俺のサイクロン号の前で待っていた。俺は、サイクロン号に乗りエンジンをかけた。

(雄介)「悪かったって……。早く行くぞ!」

(穂乃果)「うん!行こう!」

そう言うと穂乃果は、俺の後ろに乗るとそれを確認した俺は、映画館へ向かって走り出した。

今日は、映画館で恋愛映画を見てその後テーマパークで遊び最後にアイドル研究部部室にてバースデーパーティーをやるらしい。

一応、穂乃果が考えた最高の誕生日らしいが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、近くの映画館に着くと穂乃果は、急いでチケットを買い入場口へ向かった。

 

「あれ!?穂乃果じゃない!」

 

後ろから突然話しかけられると穂乃果は、後ろを向いた。俺は、穂乃果につられるようにして後ろを向くとそこには、絵里と修也が居た。

(修也)「おぉ!夫婦揃ってデートですか?」

(雄介)「お前……そんな格好してよく人のこと言えるな。」

俺は、そう言うと2人の間をじっと見た。そこには、恋人の様に仲良く手を繋いでいる2人の姿だった。

(雄介)「さんざん俺の……嫌、俺達を茶化しておいていつからそういう関係なんだよ?」

(修也)「ちょっと待て!!雄介、ちょっと来い!」

俺は、そう言われるとそのまま穂乃果達から離れた場所に連れてこられた。

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「あ〜。雄君、行っちゃった……。」

修也君に連れて行かれる雄君を見ながら私は、呟いた。

(絵里)「穂乃果……。そろそろ想いを伝えないと……。これからショッカーとの戦いも激しくなるし……「分かってるよ!絵里ちゃん。」

私は、心配そうに言う絵里ちゃんに対してそう言った。けど、凄い顔が熱かった。

(穂乃果)「これからの事を考えると……伝えとかないといけないのは……分かってる!ただ、それをどうやって……どんな風に伝えたら良いのか……穂乃果の頭じゃ分かんないんよ……。」

私は、今思ってる事をそのまま絵里ちゃんに言った。

(絵里)「穂乃果……。そのままの想いを伝えれば良いんじゃないかしら。穂乃果の心の中で思ってる事を……そのまま……。」

正直、絵里ちゃんに相談して良かったと思った。心の中がスッキリした感じがすごかった。

(穂乃果)「絵里ちゃん……。ありがとう!で、絵里ちゃんは、いつ伝えるの?」

私は、そう言うと絵里ちゃんの顔が急に真っ赤になった。

(絵里)「ほ、穂乃果!?あなた、何希みたいな事言ってるの?」

(穂乃果)「だって、今日修也君とデートでしょ?」

(絵里)「穂乃果ーー!!!」

そう言言いながら絵里ちゃんは、私の所をくすぐって来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(雄介)「何だよ!わざわざこんな所までやって来て……。」

(修也)「雄介……俺は、自分の気持ちが分からない……。どうすればいい?」

突然の修也の言葉に俺は、少し戸惑った。

(雄介)「それは……絵里に対しての気持ちか?」

俺は、そう言うと修也は、うんと頷いた。

(雄介)「なら正直に伝えろ。それが一番だ。」

俺は、そう言うと修也の肩をとんと叩きそのまま穂乃果の所へ向かった。

 

 

 

その後、4人で映画を見た。あまりにも暇すぎて穂乃果と一緒に寝てしまったが……絵里は、涙を流しながら見ていたらしい。

(絵里)「じゃあね、穂乃果。ファイトだよっ!」

(穂乃果)「ファイトだよっ!じゃあないよ!!もう……。」

そう言いながら顔の赤い穂乃果と一緒にテーマパークへと向かった。

移動中、俺は、穂乃果に聞いた。

(雄介)「なぁ、映画ほとんど寝てたけど……時間の無駄じゃなかったか?」

(穂乃果)「そんな事ないよ!雄君と過ごす時間が1時間でも長い方が良いもん!」

(雄介)「1時間って……毎日一緒にいるだろ?」

(穂乃果)「そうかもしれないけど……雄君、世界に行ってたりした時間……穂乃果、寂しかったんだから……。」

そう照れながら穂乃果は、言った。俺は、「そう言うことか」と呟くと

(雄介)「わかったよ。どうして家に居ても暇だし……。」

と言い今日1日穂乃果と過ごす事を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

俺と丈二は、誰もいないアイドル研究部部室で密かに話していた。

(丈二)「最近、ショッカーの動きが変じゃないか?」

(翔一)「丈二も思ってたのか……実は、俺もだ。3号と4号が妙にも自由過ぎる行動をしている。恐らく、ショッカーは、何か作戦があるんじゃないか?」

俺達は、考えた。何か恐ろしい事が起こらないか……。

 

「あーー居たにゃ!!!」

 

すると、ドアの方から元気な声が聞こえた。俺は、そっちを向くとそこには、凛が居た。

(凛)「2人ともコレ見て。」

そう言うと凛は、スマホをワンセグにして臨時ニュースを見してきた。

「臨時ニュースです。悪の秘密結社ショッカーが只今、東京テーマパークにて仮面ライダー1号と交戦中です。近隣の住民は、直ちに避難をしてください。」

俺は、それを見ると丈二と一緒にテーマパークへ向かった。

 

 

 

 

【雄介編】

ショッカー出現から数分前。

俺達は、無事にテーマパークについた。すると、穂乃果のテンションは、MAXと言っていいほどだった。

(穂乃果)「ねぇねぇ、やっぱテーマパークと言ったらジェットコースターだよね!行こうよ!」

と言いながら俺の手を引っ張っていった。

正直、いつもジェットコースター並の行動をしてるからあんまり怖くなかったけど、穂乃果は、怖かったらしく俺の腕を離さなかった。

(穂乃果)「嫌〜〜怖かった怖かった。」

(雄介)「そうか?俺は、全然だったけど……。」

(穂乃果)「だって雄君、いつもジェットコースター並の行動をしてるじゃん!」

(雄介)「まぁーな。なろ穂乃果も疑似体験するか?」

俺は、冗談半分で言った。流石に怖かったのか、穂乃果は、凄い勢いで断った。このまま平和な時間が続けば良いと思った。

 

 

 

 

 

 

しかし、それは、ショッカーの組織を完全に破壊しないと出来ないらしい……。

(雄介)「お、お前は……黒井!?」

俺は、目の前にいる黒い服を着た青年に対してそう言った。

(響一郎)「仮面ライダー1号……今度こそ貴様を倒す!」

黒井がそう言うとショッカー戦闘員が出現した。一方、黒井は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと左側にあるスイッチみたいなのを力強く押した。少し、ベルトから稲妻が走る。すると黒井は両手を円を描くように回し右腕を右腰に左腕を右方向に力強く構えると、右側にあるスイッチを押しながら。

(響一郎)「変身!!」

と叫ぶとまたしても稲妻が走り、シャッターが開き、風車が現れたそして、黒井は、空高くジャンプした。

(雄介)「やっぱり戦う定めか……。」

俺は、そう言うと左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

(雄介)「穂乃果は、安全な所へ!」

俺は、そう言うとこちらへやってくる3号に 対して真正面から立ち向かった。その周りをショッカー戦闘員が囲み逃げられなくなるが俺は、黒井との戦いに集中した。今日の黒井は、いつもと違い無茶苦茶な攻撃をして来た。俺は、そんな黒井の攻撃をかわすとキックで反撃する。

すると、ショッカー戦闘員は、あらゆる武器で俺に襲いかかるが俺は、それをかわし戦闘員にむかってパンチで攻撃していく。

(3号)「ハァぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

と叫びながら3号は、俺に向かってパンチやキックを組み合わせて攻撃してきた。俺は、パンチをかわすがキックを脇腹に受けてしまった。

(3号)「俺は、必ずお前に勝つ!それしか生きる意味がないんだ!!」

(1号)「それなら……尚更、お前に負けるわけにはいかないな!」

俺は、そう言うと立ち上がった。

(1号)「行くぞ!」

俺は、そう言うと空高くジャンプした。それを見た3号もジャンプする。

そして、ライダーキックの体勢に入ると

(1号、3号)「「ライダー!キック!!!」」

二つのライダーキックは、空中でぶつかり合うと激しい爆発が起こった。

俺達は、それぞれ地面に着地すると俺は、立ってるのがやっとだった……。

3号は、変身が解けるとそのまま何処かへ消えてしまった。

(穂乃果)「雄君!大丈夫!?」

俺の元へ穂乃果がやってきた。

(雄介)「あぁ。ちょっとダメージは、あるけどな。」

俺は、そう言いながら仮面を外した。すると、そこへ……。

 

「見つけたぞ!ショッカー!!穂乃果から離れろ!!」

 

俺は、声の主の方を見るとそこには、バイクに乗った少年が俺に体当りしてきた。

(雄介)「うわぁぁぁぁぁっ!!」

俺は、バイクに、当たるとそのまま吹き飛ばされた。

(雄介)「お前……何者だ!?」

俺は、フラフラと立ち上がるとバイク乗りの少年に聞いた。

(???)「俺か!?」

と言いながら少年は、バイクから降りてヘルメットを外した。

(五代)「俺は、五代雄介。またの名……。」

すると、少年は、へその位置に両手を構えてベルトを出した。

(雄介)「な、何だ!?そのベルトは???」

俺は、そう言うと少年は、右腕を左方向へ、左腕を腰の位置で右方向へ構えると、両腕をそれぞれ逆方向へスライドさせていくと。

(五代)「変身!!」

と叫ぶと腰左サイドのベルトのスイッチを、左手の甲で押して両手を広げると少年の身体は、一瞬のうちに姿を変えた。

(雄介)「そ、その姿は!?」

(クウガ)「またの名を仮面ライダークウガ!」

 

 

 

 

そして、俺とクウガの激しい戦いが始まろうとしていた。




《次回予告》(CV.本郷雄介)
俺の目の前に現れた戦士仮面ライダークウガ……。
だが、ひょんな勘違いから俺とクウガは、戦う事に……。
修也も翔一も駆けつけるが……

次回、第三十六話
「激突!1号対平成の1号」


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第三十六話 「激突!1号対平成の1号」

だいぶ更新が遅くなりました。
後、章の題名変えました。
コラボなんでね笑笑

今回からコラボが本格的開始されます!
四季宮さんのライダーを上手く書けるように努力します。宜しくお願い致します。



ショッカー……。
世界征服を企む悪の秘密結社。
彼らによって改造された改造人間は、理性を失い命令のままに次々と残虐な殺人をしている。
そんな中、一人の改造人間がショッカーを裏切り正義の為に立ち上がった。彼のは、仮面ライダー……。



《これまでのあらすじ》
穂乃果と俺は、2人で遊園地や映画館など回っていた。
そこに、現れた仮面ライダー3号……。
俺は、3号と激しい戦闘を繰り広げた。
接戦で何とか3号を追い払うと突如、俺らの前に現れたのは……。
同じ仮面ライダーと名乗る仮面ライダークウガだった。





【雄介編】

(雄介)「お前……何者だ!?」

俺は、フラフラと立ち上がるとバイク乗りの少年に聞いた。

(???)「俺か!?」

と言いながら少年は、バイクから降りてヘルメットを外した。

(五代)「俺は、五代雄介。またの名……。」

すると、少年は、へその位置に両手を構えてベルトを出した。

(雄介)「な、何だ!?そのベルトは???」

俺は、そう言うと少年は、右腕を左方向へ、左腕を腰の位置で右方向へ構えると、両腕をそれぞれ逆方向へスライドさせていくと。

(五代)「変身!!」

と叫ぶと腰左サイドのベルトのスイッチを、左手の甲で押して両手を広げると少年の身体は、一瞬のうちに姿を変えた。

(雄介)「そ、その姿は!?」

(クウガ)「またの名を仮面ライダークウガ!」

クウガは、そう言うと俺に向かって走り出した。

俺は、そんなクウガから離れるように後退してくがクウガは、パンチを連続で放ってきた。俺は、それを腕で受け止めながらかわすとクウガの胸に向かってキックを放つ、破壊力があったのか……命中するとクウガは、後ろに下がる。

(1号)「こんな無意味な戦いは、やめよう……。俺らは、こんな所で争ってる暇はないと思うんだ!」

(クウガ)「そんなの俺には、分からない!でも……俺が守らないで誰がこの世界を守るんだ!?」

そう言うとクウガは、立ち上がり俺に向かって走り出した。

(クウガ)「超変身!!」

そうクウガは、叫びながら走ると急に赤い鎧が青い鎧に姿を変った。

(1号)「何!?姿が変わった……」

俺は、少々驚いた。しかし、やって来るクウガにパンチで応戦しようとしたが、クウガは、空にジャンプしてそのまま俺の肩から背中を足で踏みつけて攻撃したきた。

俺は、そのまま前に倒れてしまった。俺の背後に向かったクウガは近くにあった棒状の物を取り出すとその棒の形が変わりクウガの武器になった。

(1号)「な、周囲の物を自分の武器にするのか!?」

(クウガ)「これで驚かれたら困るぜ!」

そう言いながらクウガは、その武器を使い攻撃してきた。武器の使いに慣れているらしい。

(1号)「厄介だな……。」

俺は、 そう言いながらクウガの繰り出す攻撃をかわした。

この戦いは、明らかに俺の方が劣勢だ。

 

このままじゃ……負ける!!

 

と思ったその瞬間だった……。

2台のバイク音が聞こえてきた。しかし、それは、サイクロン号とハリケーンでは、なかった……。

(??)「翔一(津上)、雄介(五代)が戦ってるあいつは何者だ?仮面ライダーに見えるけど……」

(??)「俺にも分からないですよ……でも、敵なのは見てわかります。」

すると、2人は、バイクを走らせこちらにやって来た。

(1号)「今度は、何者だ!?」

そして、前後囲まれた。

(??)「敵に教えるほど俺は、お人好しじゃないんでね……。」

すると、1人は、左腰で両手をクロスすると右手を前に出しすぐ伸ばした手を胸の方へそのまま戻すと同時にベルトを出現させた。もう1人は、ディスクを鏡に向けて現れたベルトを腰に装着した。

(2人)「「変身!!」」

すると、1人は、左手を前に突き出すとベルトの左右にあるボタンを押すと同時にディスクを持っている手を腰へ右手を斜め左にポーズを取るとそのままディスクをバックル部分に差し込んだ。

すると、2人の身体は、みるみる変わった。

(クウガ)「アギト、龍騎、お前らどこに行ってたんだ?」

(アギト)「しょうがないでしょ!?。あの女神が訳分からない場所に送るから行けないんでしょ!」

(龍騎)「そうですよ!それより、あそこにいるのは……ゲルショッカーですか?」

この時、確かに俺は、ゲルショッカーという言葉を聞いた。

(1号)「お前達……。ゲルショッカーの一味だったのか……。」

(龍騎)「はぁ!?何言ってるんだよ、俺らは……k「問答無用!!」

剣道の面のような仮面をつけた戦士が何か言ってたが俺は、叫んだ。

(1号)「今まで、味方だと思っていたが……ゲルショッカーの仲間なら……俺は、貴様らを倒す!!」

俺の目から迷いは消え、戦闘態勢に入った。

(アギト)「お前がゲルショッカーの怪人じゃないのか?」

(1号)「怪人!?ふざけるな!貴様らと同じ分類にするな!俺は、仮面ライダー1号!人類の自由と平和の為に貴様らゲルショッカーを倒す!!」

俺は、そう言うと3人に向かって走り出した。

(龍騎)「向こうがその気なら……」

そう言うと龍騎は、ベルトにあるディスクから一枚カードを抜き腕にある龍みたいなスキャナーみたいなやつにスキャンした。

《SWORD VENT》

すると、空から剣が降ってきた。

(アギト)「なら、俺も……。」

そう言うとアギトは、ベルトの右にあるスイッチを押すとバックル部分から赤色をした剣が出てきた。

すると、アギトの右腕から胸にかけて赤色に変わった。

(クウガ)「今度こそ倒す!超変身!!」

すると、今度はクウガが紫と金の姿に変わりバイクのハンドル部分を抜き、剣に変換させた。それぞれ、剣を持った3人が俺の周りを囲む。

(1号)「良いだろ……来い!!」

すると3人は、一斉に剣を刺してきたが俺は、それをジャンプする事でかわした。少し、離れた所に着地するとそこには、ショッカー戦闘員が使ってた剣を発見した。武器のない俺にとっては、ありがたい事だった。

(1号)「良し!」

俺は、そう呟くと剣を持ち立ち上がった。

目の前には、クウガたちが剣を振り攻撃してきた。俺は、それをかわして持ってる剣でクウガ達を斬り付ける。彼らの身体から火花が散りすぐ後ろに倒れる。

(1号)「これで、終わりだ!!」

俺は、そう言うと空高くジャンプした。

それを見てクウガとアギトが最初のフォームに戻る、クウガは、右足に炎を宿し始めるとアギトは、角が展開してエネルギーを両足に集める。一方、龍騎は、また、ベルトからカードを取り出し腕の龍のスキャナーみたいなやつにスキャンした。

《FINAL VENT》

すると、龍騎の周りに大きな赤いドラゴンが出現した。

(1号)「ドラゴンは、反則だろ!!」

俺は、そう言いながら空中で回転してパワーを貯めていた。そして……

(クウガ)「マイティキック!おりゃーー!!!」

(アギト)「ライダーキック!はぁぁーーーー!!!」

(龍騎)「ドラゴンライダーキック!!」

3人のライダーキックが俺に迫ってきた。俺は、ライダーパワーフル回転させた。

(1号)「ライダーキック!!!」

俺は、そう叫びながらライダーキックを蹴り込んだ。しかし、流石の俺でも3対1と言う劣勢をひっくり返す事は出来なかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドカーーーーーーーーーン!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

激しい爆発音が周囲に響くと3人の戦士は、余裕な感じで地面に着地した。

そして、俺は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完全に力負けして負けて気を失いかけながら地面に向かって落下した……。

そして、更に変身が解けてしまい元の姿に戻ってしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「ゆ、雄君!!」

私は、そう言うとさっきまで隠れてた物陰から勢い良く飛び出してきた。雄君の近くに来ると地面は、亀裂が走っていて落下の衝撃が強い事を知った……。

私は、その場に座り雄君を自分の太股に乗せ膝枕をした。雄君は、意識がなく寝てるみたいに目をつぶっていた。

(穂乃果)「雄君……起きて!そして、立ち上がってよ!!雄君が死ぬなんて……穂乃果嫌だよ!!だって……穂乃果は、雄君に伝えたい事があるんだから!!それに……世界中のみんなが雄君を必要としてるんだよ!?だから……もう一度……立ち上がって……。」

私は、目から大量の涙が流れて来た……。

その一滴が、雄君の頬に落ちる……。そして、さっきの戦士達がさり気なく帰ろうとしたその時だった……。

聞きなれたサイクロン号とハリケーンと丈二君のバイクのエンジン音が聞こえた。騒ぎを聞いて修也君と絵里ちゃん、翔一君と丈二君がやってきた。

(修也)「雄介ーー!!!」

状況を知った修也君がヘルメットを外してこっちにやって来る……。

(絵里)「穂乃果、どうしたの?何で雄介が死んでるの?」

(穂乃果)「絵里ちゃん……あの人達に……雄君が……。」

雄君……本当に帰らぬ人になちゃったの!?

帰ってきてよ……雄君!!

 

 

 

 

【修也編】

俺達は、怒りが込み上げてきた……。

(翔一)「なんて事を……」

(丈二)「雄介……お前の仇は必ずとる!!」

(修也)「翔一、丈二!変身だ!!雄介の分も戦うぞ!!」

俺は、そう言うと右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように回し左方向で力強く構えると風見は、右方向に水平に伸ばすとそのまま円を描くように左斜め上に持ってきた。

(2人)「「変身!!」」

すると、俺は、タイフーンが出現してバックル部分の風車が回転すると俺の身体は仮面ライダー2号に変身した。風見は右腕を右腰の位置に持ってきてそのまま左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばします。

(翔一)「V……3!!!」

と叫ぶと、ダブルタイフーンが出現しバックル部分にある二つの風車が回転し風見は仮面ライダーV3に変身した。それと、同時に丈二は、ライダーマンのマスクを出し被るとその身体は、ライダーマンに変身した。

(2号)「今度は、俺達が相手だ!!」

(クウガ)「次から次へと……。」

こうして、俺達と謎の戦士との戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、あいつらに倒され死んだのか!?

俺は、自問自答してると目の前に人の様な影が現れた。

(女神)「初めまして……仮面ライダー1号。私の名は、女神と言います。あなたには、本当の事を話さないといけません。実は、別世界の怪人集団とあなた達のゲルショッカーが手を組みました……。そこで日本に居る、別世界の仮面ライダー達に助けを求めました。彼らは、君達の味方です。協力してショッカーグリードや大ショッカーの陰謀を止めてください。」

(雄介)「ショッカーグリード……あいつか!?」

俺は、この前交戦したショッカーグリードを思い出す。

(女神)「お願い!彼らと力を合わせて……。」

そう言われると、俺は、意識を失った……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「……ん!?」

俺が目を覚ますと目の前には、泣いてる穂乃果の姿が居た。

(穂乃果)「雄……君……!?」

(雄介)「よ、よう……お前は、怪我ないか?」

すると、穂乃果は、ただ無心になって抱きついてきた。

(穂乃果)「もう!心配……したんだから……雄君がまた穂乃果の前から居なくなるのは……穂乃果、もう嫌だから……。」

穂乃果の身体が震えてる……。

俺は、それがすぐわかった。そんな穂乃果から視線を前にするとそこには、後からやって来た修也達とまだ、誤解してる別世界の仮面ライダー達が居た……。

(雄介)「穂乃果……俺は、また、戦わないといけない。」

(穂乃果)「そんな……まずは、身体を休めないと……「そんな余裕はない!」

俺の行動を止めようとする穂乃果に対して俺は、ハッキリ言った。

(雄介)「俺達は、協力して同じ敵を倒さないといけない!だから……俺は、このライダーバトルを止める!」

俺は、そう言うと穂乃果の目の前に立った。

(雄介)「行くぞ!」

俺は、そうやって自分に言い聞かせると左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

そして、戦いを止めるべく自ら戦いの中へ向かった……




《次回予告》
真実を知った雄介は、自分の力でこのライダーバトルを止めようとする。
そして、遂に大ショッカーとゲルショッカーが動き出す!!

次回、第三十七話「真の敵」




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第三十七話「真の敵」

コラボ3話目ですが……
ここで、真姫リコットさんの作品、
【ラブライブ!~戦場で戦う歌姫達~】
が急遽、参戦してきましたー!!
真姫リコットさんの作品の少し未来からやって来てくれました。
そこで、今回のコラボのキャラ表記ですが……。
本作のキャラは、全員下の名前で表記します。
四季宮さんの作品のキャラは、名字で表記します。ただ、キャラが下の名前で言う場合は、
(例)雄介(五代)と表記します。但し、名前が被ってないキャラは普通に下の名前で書きます。
真姫リコットさんの作品のキャラの場合、名字で表します。但し、真姫と凛は、(リコット)を後ろに付けます。会話の()の所は、名字です。





何卒、ご理解を宜しくお願いします。
それでは、本編を始めます!!


ショッカー……。
世界征服を企む悪の秘密結社。
彼らによって改造された改造人間は、理性を失い命令のままに次々と残虐な殺人をしている。
そんな中、一人の改造人間がショッカーを裏切り正義の為に立ち上がった。彼のは、仮面ライダー……。


《前回のあらすじ》
仮面ライダークウガ達は、味方だと気づいた雄介だったが、目の前には、未だに誤解して戦ってる6人の姿が……。
俺は、そんな彼らの戦いを止めるべく再び立ち上がった。


(穂乃果)「そんな……まずは、身体を休めないと……「そんな余裕はない!」

俺の行動を止めようとする穂乃果に対して俺は、ハッキリ言った。

(雄介)「俺達は、協力して同じ敵を倒さないといけない!だから……俺は、このライダーバトルを止める!」

俺は、そう言うと穂乃果の目の前に立った。

(雄介)「行くぞ!」

俺は、そうやって自分に言い聞かせると左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

そして、戦いを止めるべく自ら戦いの中へ向かった。

 

 

俺が少し走り出したその時……。

時空の歪みが俺の前に出現するとそこから見覚えのある4人の姿が現れた。それは、右から真姫、絵里、穂乃果、凛だった。

(1号)「な、何で穂乃果達が2人!?」

(門矢)「1号!助けに来たよ!」

(紅)「私達も力を貸すわ!共に、戦いを止めましょう!」

(星空)「真姫(リコット)ちゃん!凛達も行くにゃ!」

(西木野)「わ、分かってるわよ!」

すると、穂乃果(門矢)達は、それぞれのベルトを腰に装着した。それと同時に絵里(紅)は、キバット3世を呼び出した。

(キバットⅢ世)「キバって、行くぜ!!」

キバット3世は、そう言うと絵里(紅)は、キバット3世の口を開き自らの腕にかぶりつかせた。

(キバットⅢ世)「がぶっ!」

一方、穂乃果(門矢)は、カードを1枚取り出した展開したバックルへ挿入する。

《カメンライド!》

凛(リコット)と真姫(リコット)は、それぞれUSB型のメモリを取り出しボタンを押す。

《サイクロン!》

《ジョーカー!》

(4人)「「「「変身!!!!」」」」

4人が声を揃えて言うと、穂乃果(門矢)は、バックルを閉じ、絵里(紅)は、キバット3世を出現したベルトに装着すると、凛(リコット)と真姫(リコット)は、それぞれのベルトにメモリを装填すると、凛(リコット)の方に真姫(リコット)のサイクロンメモリが移され真姫(リコット)は、そのまま倒れてしまったが凛(リコット)は、いつもの事みたいな顔してベルトのバックルを展開した。

《ディ・ディ・ディケイド!!》

《サイクロン!ショッカー!》

すると、3人(4人)は、それぞれの姿に変身した。

(穂乃果)「ま、真姫ちゃん!?」

(絵里)「ほ、穂乃果!?私達が変身してるわよ!!」

(穂乃果)「そ、それより真姫ちゃんの方が大事だよ!!おーい!真姫ちゃーーん!!」

(W真姫)「あの……その身体お願いね!」

遠くから見てるといつも通りのμ'sの会話に見えてきた……。

そんな中、俺達は、激化する戦いを止めるべく再び戦場の中へ向かった。

 

 

 

俺達は、 戦場に向かうとそれぞれ違う場所で組み合っていた。俺は、穂乃果(門矢)と一緒に2号、クウガの戦いを止めに入った。

(2号)「ゆ、雄介!生きてたのか!?」

(1号)「当たり前だ!それより、この戦いは、無意味だ!2人とも今すぐやめろ!!」

(クウガ)「つ、士!?」

(ディケイド穂)「私は、門矢穂乃果!別世界の門矢士の娘だよ!私達も女神さんから頼まれて君たちより少し先の未来からやって来たよ!」

(クウガ)「士に娘!?」

(ディケイド穂)「取り敢えず、説明は後……早くしないと……」

その時だった……。無数の羽がミサイルの様に俺達を攻撃してきた。

(ディケイド穂)「まさか!?ショッカーグリードが!!」

すると、目の前には、俺達の見た事のない怪人たちが現れた。そして、空には……ショッカーグリードがいた。

(ディケイド穂)「1号、2号……雑魚は、私達平成ライダーに任せてショッカーグリードを止めて!」

(ダブルライダー)「「任せろ!!」」

俺達は、そう言うと俺達は、ショッカーグリードを見つめるとそのままジャンプしてショッカーグリードを捕まえ地上に下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

(V3)「り、凛が……仮面ライダー!?」

(W凛)「そんな事より、一緒にあの怪物集団を倒すにゃ!」

(W真姫)「そこの半仮面のあんたも手伝いなさいよ!」

(ライダーマン)「お、おう……。」

ビルの屋上で龍騎とアギトと戦っていた俺とライダーマンは、目の前に現れた真姫と凛の合体した仮面ライダーに少々驚いているが……俺は、地上に居る大ショッカー軍団を蹴散らす為に協力する事にした。

(ライダーマン)「ここからなら……銃系の技が良いな。」

(キバ絵里)「なら任せて!キバット!」

そう言うと絵里(紅)は、緑色の笛みたいな奴をキバットⅢ世に吹かせたようとする。

(キバットⅢ世)「あぁ。バッシャーマグナム!!」

と言いながらキバットⅢ世は、笛を吹くと何処からか緑色の銃、バッシャーマグナムがやって来た。

(W凛)「銃撃戦なら凛達もやれるよー!真姫(リコット)ちゃん!」

(W真姫)「わ、分かってるわよ……。」

そう言いながら凛達(リコット)は、青と黄色のメモリを取り出すと同時にバックル部分を一旦閉じた。

《ルナ!》

《トリガー!》

それぞれの音声を鳴らすとベルトのスロット部分に入ってたメモリを取り外して差し込んでいく……そして、閉じたバックルを展開させる。

《ルナ!トリガー!!》

すると、身体の中心から色がそれぞれの色にチェンジした。

(W凛)「一気に決めるにゃ!」

すると、凛達(リコット)は、出現したトリガーマグナムにトリガーメモリを入れた。

《トリガー!マキシマムドライブ!!》

(キバ絵)「キバット!」

(キバットⅢ世)「任せろ!ウェイクアップ!」

すると、ライダーマンは、カッセットを取替え右腕をマシンガンに変える。

(W)「「トリガーフルバースト!!」」

(ライダーマン)「マシンガンアーム!!」

(キバ)「バッシャー・アクワトルネード!!」

3人がそれぞれ銃系の必殺技を放ち、一気にショッカー軍団の殲滅にかかった。

 

 

 

 

 

 

 

近くに、敵が居なくなり俺達は、地上に居たクウガとディケイドと合流した。

(ディケイド穂)「あ、絵里ちゃん(紅)!そっちは、どうだった!?」

(キバ絵)「そうね……後は、そこにいる敵だけかしら……。穂乃果(門矢)、ファイナルフォームライドよ!」

(ディケイド穂)「で、でも……痛いよ?」

(キバ絵)「それでも構わないわ!」

(ディケイド穂)「わ、分かったよ!絵里ちゃん(紅)!」

すると、ディケイド(門矢穂)は、ライドブッカーから黄色のカードを取り出し展開したバックルへ挿入し、再びバックルを閉じた。

《ファイナル・フォームライド・ディ・ディ・ディケイド》すると、キバ(紅絵)の身体が変形して巨大なキバットⅢ世に似たアロー型の武器になった。

(ディケイド穂)「いっけーーーーーーーーーーーー!!」

と叫びながら穂乃果(門矢)は、赤いエネルギー弾を連射した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(ダブルライダー)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

俺達は叫びながらビルへと突っ込んでいった。

(ショッカーグリード)「死ね!ライダー共よ!!」

すると、ショッカーグリードは、俺達を掴み持ち上げるとそのまま前に投げられた。

(1号)「つ、強すぎる……。」

(2号)「だが、負けるわけにはいかない!!」

そう言うと俺達は、立ち上がった。

しかし、圧倒的な強さの前に俺達は、立ち上がる力すらなくなってしまった……。

 

 

 

 

 

 

(ショッカーグリード)「ショッカー軍団の前に敗北して大首領の手下になるのだ!!」

 

 

 

 

 

 

そうショッカーグリードが言う言葉を最後に俺達は、気を失ってしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ゆ…君!?……雄君!!!」

俺は、声と同時にはっと起き上がると身体のアチコチに激痛が走った……。すると、穂乃果や絵里、隣には修也が居た。

(五代)「無理に動いてはまた傷が広がる!」

すると、隣の部屋からさっきまで戦っていた五代雄介が居た。

(津上)「やっぱり……真姫(リコット)さんは、どの世界に居ても治療が早いですね!」

(西木野)「そ、それほどでもないわよ……。それより、あなた達は、安静にしてた方が良いわ。かなり傷が多過ぎて変身すら不可能なはずよ!」

(修也)「嫌。俺達なら大丈夫だ!!」

(絵里)「無理よ……いくら、雄介や修也でも今回は差があり過ぎるわよ!あんな超人みたいな化け物相手に叶う訳……「それでもだ!」

修也は、絵里が話してるのを止めるかのように強く言った。

(修也)「俺達は、仮面ライダーだ!例え、この身が崩壊寸前になろうと……弱き者を守る義務がある。その運命は……既に6年前から始まってたんだ!!」

(雄介)「修也の言う通り…俺達は、人々の希望の光にならないといけない……だから!このまま……」

(修也)「このまま……」

俺達は、いつの間に掛け布団を強く握っていた。

そして、いつの間にか声を合わせて叫んでいた。

 

 

 

(雄介、修也)「「このまま、黙って見てる訳にはいかない!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(翔一)「本郷さん、一文字さん……。」

(丈二)「全く、馬鹿を治す薬はは、ないみたいだな……。」

すると、丈二は、半分呆れた顔でそう言うと俺達の目の前に、ホワイトボードを用意した。

(丈二)「今、クウガ達の世界から来た他のライダー達がつきとめた大ショッカー、ゲルショッカーのアジトへ向かっている。この後、クウガ達は、そこに合流して大ショッカーの殲滅に当たる……こんな流れだ。」

(雄介)「なるほどな……結城達は!?」

(翔一)「俺達は、別世界の穂乃果達と街に暴れてるゲルショッカーを倒して後から合流する。」

(修也)「ふーん、これが仮に成功すれば……ショッカーとのケリがつくな!」

(雄介)「しかし、失敗すれば……仮面ライダー全員がショッカーの改造人間として再び人々を襲う事になるかもしれない……。」

(真司)「でも、先手必勝って言うし!何て言っても俺達には伝説の戦士、ダブルライダーが居るもんな!怖い物なしだぜ!」

(雄介)「伝説の戦士……か。」

俺は、そう言うとみんながこっちを見てくる。

(雄介)「まだまだ、俺達は半人前だ。穂乃果達には、いつも迷惑をかけている……そんな俺達が伝説の戦士になれるのか?」

(門矢)「そんなこと無いよ!1号、2号は、仮面ライダーの歴史を作った最初の仮面ライダー……。つまり、この世界でも本郷君や一文字君が居なかったら……仮面ライダーの歴史は動いてないよ!!」

(穂乃果)「もう1人の私の言う通りだよ!それに……穂乃果は、雄君が近くに居て迷惑なんて一度も思った事ないよ!」

(雄介)「穂乃果……。」

(穂乃果)「でも……これだけは、約束してね……必ず、生きて帰るって……。約束……だよ!」

と、言いながら笑顔を見せる穂乃果だったがその瞳には涙があった……。

(雄介)「分かった……。必ず帰ってくる!」

俺は、そう言うとぎゅっと穂乃果を抱きしめた。

そして、穂乃果達を置いて俺達は、五代達と一緒に大ショッカー、ゲルショッカーのアジトへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
遂に始まる、大ショッカー対仮面ライダー達。
しかし、彼らに待っていたのは、大ショッカーの卑劣な罠だった……。
そして、穂乃果達の身にも危険が迫る!!


次回、第三十八話「ライダー危うし!」


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第三十八「ライダー危うし」

こんにちは銀河ラブライバーです。
多分、今までのコラボ企画で一番長い期間、長い回になると思います。まぁ、今夏休みなんでゆっくりやりたいと思います。
さぁて、今回は……色々難しいかも……。
それでは、本編……スタート!!

ショッカー……。
世界征服を企む悪の秘密結社。
彼らによって改造された改造人間は、理性を失い命令のままに次々と残虐な殺人をしている。
そんな中、一人の改造人間がショッカーを裏切り正義の為に立ち上がった。彼のは、仮面ライダー……。





「……ゆ…君!?……雄君!!!」

俺は、声と同時にはっと起き上がると身体のアチコチに激痛が走った……。すると、穂乃果や絵里、隣には修也が居た。

(五代)「無理に動いてはまた傷が広がる!」

すると、隣の部屋からさっきまで戦っていた五代雄介が居た。

(津上)「やっぱり……真姫(リコット)さんは、どの世界に居ても治療が早いですね!」

(西木野)「そ、それほどでもないわよ……。それより、あなた達は、安静にしてた方が良いわ。かなり傷が多過ぎて変身すら不可能なはずよ!」

(修也)「嫌。俺達なら大丈夫だ!!」

(絵里)「無理よ……いくら、雄介や修也でも今回は差があり過ぎるわよ!あんな超人みたいな化け物相手に叶う訳……「それでもだ!」

修也は、絵里が話してるのを止めるかのように強く言った。

(修也)「俺達は、仮面ライダーだ!例え、この身が崩壊寸前になろうと……弱き者を守る義務がある。その運命は……既に6年前から始まってたんだ!!」

(雄介)「修也の言う通り…俺達は、人々の希望の光にならないといけない……だから!このまま……」

(修也)「このまま……」

俺達は、いつの間に掛け布団を強く握っていた。

そして、いつの間にか声を合わせて叫んでいた。

 

 

 

(雄介、修也)「「このまま、黙って見てる訳にはいかない!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(翔一)「本郷さん、一文字さん……。」

(丈二)「全く、馬鹿を治す薬はは、ないみたいだな……。」

すると、丈二は、半分呆れた顔でそう言うと俺達の目の前に、ホワイトボードを用意した。

(丈二)「今、クウガ達の世界から来た他のライダー達がつきとめた大ショッカー、ゲルショッカーのアジトへ向かっている。この後、クウガ達は、そこに合流して大ショッカーの殲滅に当たる……こんな流れだ。」

(雄介)「なるほどな……結城達は!?」

(翔一)「俺達は、別世界の穂乃果達と街に暴れてるゲルショッカーを倒して後から合流する。」

(修也)「ふーん、これが仮に成功すれば……ショッカーとのケリがつくな!」

(雄介)「しかし、失敗すれば……仮面ライダー全員がショッカーの改造人間として再び人々を襲う事になるかもしれない……。」

(真司)「でも、先手必勝って言うし!何て言っても俺達には伝説の戦士、ダブルライダーが居るもんな!怖い物なしだぜ!」

(雄介)「伝説の戦士……か。」

俺は、そう言うとみんながこっちを見てくる。

(雄介)「まだまだ、俺達は半人前だ。穂乃果達には、いつも迷惑をかけている……そんな俺達が伝説の戦士になれるのか?」

(門矢)「そんなこと無いよ!1号、2号は、仮面ライダーの歴史を作った最初の仮面ライダー……。つまり、この世界でも本郷君や一文字君が居なかったら……仮面ライダーの歴史は動いてないよ!!」

(穂乃果)「もう1人の私の言う通りだよ!それに……穂乃果は、雄君が近くに居て迷惑なんて一度も思った事ないよ!」

(雄介)「穂乃果……。」

(穂乃果)「でも……これだけは、約束してね……必ず、生きて帰るって……。約束……だよ!」

と、言いながら笑顔を見せる穂乃果だったがその瞳には涙があった……。

(雄介)「分かった……。必ず帰ってくる!」

俺は、そう言うとぎゅっと穂乃果を抱きしめた。

そして、穂乃果達を置いて俺達は、五代達と一緒に大ショッカー、ゲルショッカーのアジトへと向かった。

 

 

【翔一編】

俺達は、別世界の穂乃果達と協力して街にいるショッカー怪人を一掃してた。

しかし、その選択が甘かった。

 

「遂に姫君を捕らえたぞ!!」

 

俺は、後ろを向くとそこには、怪人化したブラック将軍と気絶してる穂乃果の姿があった。

(ライダーマン)「ブラック将軍、穂乃果達をどうするつもりだ!?」

(ブラック将軍)「決まってるだろ?改造してショッカー最強の怪人ジュンを蘇らせるのだ!」

(ディケイド・穂)「そんな事、同じ穂乃果がさせない!」

そう言うと穂乃果(門矢)は、黄色いカードを展開したバックルに入れバックルを閉じた。

《ファイナルアタックライド・ディ・ディ・ディ・ディケイド!!》

《ウェイクアップ!》

《Joker!Maximum drive》

(V3)「V3フルキック!!」

(ライダーマン)「マシンガンアーム!!」

(リコットW)「「ジョーカーエクストリーム!!!」」

それぞれが必殺技を放つが散らばってた敵が集結して命を犠牲にしてブラック将軍を守り抜いた。その隙にブラック将軍は、アジトへと帰ってしまった。

(V3)「くそーーーーーーーーーーー!!!!!」

俺は、その場で叫んだ。無能な自分に……何より、人の大切な人を……守れなかったからだ……。

 

 

待ち合わせ場所に向かうとそこには、8人の青年達が居た。

(五代)「みんなお待たせ。こちらがこの世界の仮面ライダー、1号と2号だ。で、こっちから乾巧、野上良太郎、葛葉紘汰、剣崎一真、門矢士、操真晴人、泊進之介、天空時タケルだ。」

(巧)「それより、大ショッカーを殲滅するぞ!自己紹介は、その後でも良いだろう?」

その時だった。

 

「ドカーン!バン!!」

 

何者かに先手を打たれた。俺は、上空を見上げるとそこには、ショッカーグリードが……。

(ショッカーグリード)「醜い仮面ライダーども……ここで死ね!」

すると、ショッカーグリードは、無数の羽をミサイル代わりに攻撃して来てきた。

(雄介)「みんな!行くぞ!!ライダー……。」

俺は、そう言うと変身ポーズを取るとみんなそれぞれの変身ポーズをとる……。

そして、声を合わせて

「変身!!」

と叫ぶ。

すると、それぞれの仮面ライダーに変身する。

(ショッカーグリード)「貴様らの動きが愚かだと証明してやる!」

すると、戦闘員が持ってきたのは……穂乃果達だった。

(1号)「何で……。」

(ショッカーグリード)「なんでって……今さっき貴様らが居た場所を奇襲したらこの小娘たちがいてな……お前らと一緒にショッカーの手下にしてやろうと思ってな。」

俺は、いつの間にか握り拳を作っていた……。

(1号)「許さん!!ウオぉぉぉぉぉっ!!!」

俺は、叫びながらジャンプすると

ライダーキックを放とうとした。その時、ショッカーグリードは、反抗ができない穂乃果を自分の目の前に持ってきた……。

俺は、思わずライダーキックをかわしてしまう……。

(ショッカーグリード)「この小娘を使えばライダーは、出だしが出来ない!今のうちにライダー達を捕らえろ!」

(戦闘員)「「「ヒー!!!」」」

すると、大量の戦闘員が俺達を捕まえにやって来た。

(1号)「クウガ達は、逃げろ!」

俺は、そう叫ぶ。しかし、ショッカーグリードが俺達を攻撃してきた。俺達は、火花を散らしながら倒れる。

(クウガ)「このままだと、全ての仮面ライダーがやられる。なら、俺も戦わないと……「それは、させませんよ。あなたも立派な大ショッカーの手下なんですから!」

クウガは、後ろを向くとそこには、ジェネラルシャドーが居た。手には、妙な石を持ってる。すると、クウガの様子が変わった。変身が解け、瞳は黒く汚れていた。

(五代)「……変身」

すると、全身金色のクウガに姿を変えた。

(1号)「あ、あれは!?」

(ディケイド)「アルティメットクウガ!?」

(アギト)「嫌、アルティメットより強大な力だ!!」

(???)「あれは、ライジングアルティメットクウガだ。」

俺達は、声の方を向くとそこには、仮面ライダーとよく似た銀色の身体をした戦士が立っていた。

(シャドームーン)「申し遅れましたが……我が名は、シャドームーン。大ショッカーの忠実な部下です。さぁ、戦士クウガ、醜いライダー達を倒すのだ!!」

するとクウガは、あやつり人形の様に動き始めた。

(1号)「津上!お前達は、ここから撤退しろ!」

(アギト)「しかし!この世界のライダーがやられては……「良いから行け!!」

俺は、反抗する津上にそう言った。

(2号)「我々は、負けない!そうやってどんな困難も乗り越えて来た!!」

(ディケイド)「あんたらだけじゃ無理だ。俺も加戦する。」

(1号)「ディケイド……。」

(ウィザード)「それに、俺達は最後の希望だ。」

(2号)「ウィザード……。君まで……。」

(ドライブ)「そういう事だ!ここは、二手に分かれて動いた方がこの状況を変えられるかもしれない!!」

(ブレイド)「後ろを向くな!前だけを見て走れ!!」

そう言うと俺達は、ショッカーグリードと暴走状態になってるクウガと激突した。その隙にアギト、龍騎、ファイズ、電王、鎧武が逃げた。しかし、ショッカーグリードの攻撃には、歯が立たず俺達は、そのまま敗北してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、目を覚ますと懐かしいと言った方が良いのか分からないが……。

ショッカーアジトの実験室だった。俺と修也は、そこに張り付けされていた。

(首領)「これで、ショッカー最強にして最悪の改造人間仮面ライダー……嫌、ダブルホッパーが戻ってくるぞ!ゲルショッカーと大ショッカーの大勝利だ!!!青春を楽しんだライダーよ、これからはショッカーに忠誠を誓うのだ!!」

(1号)「誰が、お前なんかに……忠誠を誓うか!」

(2号)「最後には、正義が勝つ!!」

(首領)「わっハッハッハ。ショッカーの優秀な科学者たちよ。ライダーを再改造しろ!!」

すると、白衣を来た科学者たちが俺達の身体をいじり始めた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)「雄君!悪に染まったらダメだよ!!雄君達は、立派な仮面ライダー何だよ!穂乃果は、正義はかn……。」

(絵里)「修也!立ち上がりなさい!!あなたは、どんな目にあっても立ち上がってきたじゃない!?今度だって立ち上がってくr……。」

それぞれの声が聞こえる……。

しかし、俺は、もう……麻酔も打たれ最後まで聞けなかった。されでも、わかるのは……穂乃果が泣いてるという事。

俺達は、もう一回ショッカーに刃向かおうとした……。

しかし、ショッカーに刃向かう力は……もう残ってなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、伝説の最強最悪の改造人間ホッパーが蘇った……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【次回予告】
あれから数日後、ショッカーは、日本を……嫌、世界を侵略した……。
そんな中、残された翔一達が過去に飛び1号達を救出しようとする。
一方、牢屋に閉じ込められた他の平成ライダーは、μ'sと一緒にそこから脱出しようとする……。

第三十九話「命懸けの救出作戦!!」


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第三十九話「命懸けの救出作戦!!」

【翔一編】

あれから数日が過ぎた。本郷先輩も一文字先輩も悪に染まり世界を侵略していった。俺達は、抵抗したがそれを止める事は出来なかった。

今やショッカーから追われる身になっていた。

街には、ショッカーの戦闘員が

(翔一)「くっそー!!どうすればいいんだ!」

(丈二)「落ち着け風見。騒げば良いって言う問題じゃない!!」

俺は、結城さんにそう言われると黙り込んでしまった。

(門矢)「もうすぐなんだかど……。」

別世界の穂乃果が言うと次元を超えてゼロライナーが現れた。

(デネブ)「ごめんごめん。待った!?」

(みんな)「「待ったわ!!」」

そう言うとデネブの後ろから矢澤にこと園田海未が同時に蹴り、姿を現した。

(翔一)「海未とにこ……。」

(矢澤)「説明は、デネブ達から聞いたわ。過去に飛び歴史を修復しましょう。」

(園田)「えぇ。それに、この世界にはお宝が沢山ありそうです。」

(門矢)「お宝って……海未ちゃん、大丈夫!?」

(西木野)「でも、その案一理あるわ。行きましょう!過去へ!!」

そう言うと別世界の穂乃果達は急いでゼロライナーに乗り始めた。それと同時に俺らも後を追ってゼロライナーに乗る。しかし、津上さんたちは、ここに残って仲間を探す様にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロライナーが時を超える間にゼロライナーの中には、4体の怪人と2人の人間が居た。

(志希)「私は、高町志希。よろしくね!」

(雅樹)「俺は、影浦雅樹。希姉さんと志希と同じ仮面ライダーだ。宜しく。」

こうして12人の仮面ライダーが過去へと向かった。

 

 

 

 

 

 

過去に着くとそこには、平和な町並みが残ってた。

(翔一)「みんな守れなくてごめん。」

(丈二)「そんな事言ってないでシャキッとしろ!」

俺は、結城から励まさると気合を入れ直し再び街の中へ歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

(戦闘員)「お前達の処刑は、明日に決まった。執行者は、お前達の大好きな仮面ライダーだ!!大いに喜べ!!」

そう言うと戦闘員は、笑いながら私たちの入ってる牢獄から離れていった。

(穂乃果)「私達……このまま死んじゃうのかな!?」

(絵里)「穂乃果、諦めちゃダメよ!」

(凛)「そうだにゃ!きっとみんなが助けに来てくれるにゃ!」

(穂乃果)「来なかったら?どうするの??」

私の直球過ぎる質問にみんな黙り込んでしまった。

(士)「その時は、その時だ。てか、ここの脱出ルートは、つかんでるんだが……晴人、あの魔法いいか?」

(晴人)「テレポートか?使えるけど……この人数を通すには俺の魔力でも無理がある……。」

(士)「確かに1人じゃ無理だ。しかし、俺も使えるって言ったらどうする?」

(晴人)「俺のカード……!?なるほどな。お前らしい考え方だぜ!」

そう言うと士君は、少し笑みを浮かべるとすぐ私達に作戦内容を説明した。

(士)「良いか!?晴人……嫌、仮面ライダーウィザードの力を借りてμ'sと剣崎お前も一緒に手レポートして外へ出ろ。と後は、俺がテレポートさせる。」

(晴人)「一か八かだが……やるか!!」

そう言うと士君は、ベルトを腰に装着すると晴人君は、ベルトを出現させた。

(2人)「「変身!!」」

すると、2人ウィザードの姿に変身した。

(ウィザード)「良いか?穂乃果、お前の手に指輪を填める。だから、お前の帰りたい場所を想像してろ!!」

(穂乃果)「分かった。」

そう言うと私は、帰りたい場所……音ノ木坂学院のアイドル研究室を想像した。

(ウィザード)「行くぞ!」

そう言うと晴人君は、指輪をはめた手をベルトのバックルに当てる。

《テレポート!・プリーズ》

《アタックライド・テレポート!!》

すると、私から剣崎君まで晴人君の魔法陣を通るとそこは、音ノ木坂学院のアイドル研究室にやってきた。

 

 

 

 

 

【翔一編】

俺達は、別世界の穂乃果と共に過去……本郷さん達が改造される少し前にやってきた。

ある事を思いついた俺は、一旦秋葉原に向かった。

その後、要件を済まし俺達は、暴走してるクウガとショッカーグリードに苦戦してる本郷さん達を救出に向かったがその後でゼロライナーを攻撃してる人物を発見した。アポロガイストだった。

(モモタロス)「おい!にこ!!ゼロライナーが攻撃されてるぞ!!」

別世界のにこに緊急で伝える別世界のにこのイマジン達……。

(V3)「貴様は何者だ!?」

(アポロガイスト)「我が名は、大ショッカーの幹部スーパーアポロガイストだ。お前達に歴史を改変させる訳にはいかない!」

(ライダーマン)「くそ……後をつけてきたか……。」

(ディケイド穂)「このままじゃにこちゃんのゼロライナーが!?」

(キバ絵里)「何とかしないと……。ていうか……あれ!」

別世界の絵里に言われて見ると既に1号、2号は敗れてショッカーのアジトに連れていかれてた。

(アポロガイスト)「どうやらお前達の企みもここまでだな……。ここで死ね!!」

アポロガイストは、銃で撃って来る。俺達は、任務に失敗してしまい、急いでゼロライナーに乗り込もうとすると、俺に向かってアポロガイストの銃弾が飛んでくる。

避けきれないと思ったその時、別世界の穂乃果が俺の代わりに銃に撃たれてしまった。

(V3)「ほ、穂乃果!!しっかりしろ!!!」

ライダーの姿なのに別世界の穂乃果から大量の血が出てきた。

(ライダーマン)「何ボサってしてるんだ!!逃げるぞ!!」

俺達は、急いでゼロライナーに乗るが……。

ゼロライナーは、ゆっくり進み元の時代に戻れるか心配だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

時は、現代。

俺達は、作戦に失敗して音ノ木坂のグランドにゼロライナーが不時着すると、ゼロライナーは燃えて爆発してしまった。その衝撃で穂乃果達のベルトがグランドのあちこちに散らばってしまった。

(キバットⅢ世)「絵里……大丈夫か!?」

その中で唯一動けるキバットⅢ世が別世界の絵里の元にやってくる。どうやらアポロガイストの銃は、通常の銃ではなく対仮面ライダー用の銃だったらしい。

スーツを突き破り肉体を貫通するほどの威力……恐ろしい……。俺は、保健室にある包帯で手当しようとしたが……そこにショッカーがやって来た。

(ショッカーグリード)「どうやら過去を変えるのは失敗に終わった様だな……。クウガ、彼らを殺せ!」

(五代)「……変身!」

すると、五代はそのまま仮面ライダークウガに変身したが闇のオーラが凄まじかった。

俺と結城は、変身して足止めを図ろうとしたが……大量のショッカー軍団の前に俺達も捕まってしまった。しかし、彼らはある物を見落としてた……別世界の穂乃果達の変身道具を穂乃果達が拾っていた事を……。

 

 

 

 

そして、翌日俺らの公開処刑として秋葉原の中心部で張り付け状態になった俺達を都民は、見てるだけだった……。

 

 

 




【次回予告】
処刑当日、翔一達は死んでしまうのか……死刑執行者は、あの雄介達……。
「雄君に、人を殺させない!!」
目の前には、まさに奇跡と呼ぶに相応しい出来事が起こってた……。
「別世界の私!力を貸して!!」


次回、第四十話「穂乃果の決意!!」


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第四十話「穂乃果の決意!!」

大変ながらくお待たせ致しました。
仮面ライダー再開です。




 

死刑執行の朝、穂乃果達は誰よりも早く起きた。

そして、制服に着替えると何時もより気合が入っていた。

(海未)「大丈夫でしょうか?」

(ことり)「海未ちゃん、心配しないで。今は……ね。」

不安になってる海未に対してことりがそう言う。

(キバットⅢ世)「絵里……。」

場所は、変わって保健室。ここには、別世界から来た門矢穂乃果、紅絵里、西木野真姫、星空凛、矢澤にこ、園田海未が寝ていた。

(絵里)「大丈夫よ。彼女達なら復活するわ。」

(キバットⅢ世)「わかってる。頭では、理解出来てるんだが……。絵里は、俺の子供みたいなのだから……少し、心配なだけだ。」

(絵里)「余程、大切に育てられたのね……少し羨ましいかも。」

(真姫)「感心してる場合!?志季も雅樹も元の世界に戻されたのよ。今、戦えるのは、私達だけなのよ。」

(穂乃果)「分かってるよ。」

「「ほ、穂乃果!?」」

そこに、突然の様に穂乃果がやって来た。

(穂乃果)「だから……だから、穂乃果達が世界を救わないと!!」

(にこ)「ラブライブ!の予選の日に動けなくなっても!?」

(穂乃果)「それは、悔しいよ。でも、今ここにいる私達がやらないで誰がやるの?みんなを守れるなら……私は、悪魔にでも破壊王にでもなるよ!」

(絵里)「その不屈の闘志は、雄介になのね。何か感動したわ。」

(凛)「凛と真姫ちゃんが居れば完璧にゃ!」

(真姫)「そうね。花陽とことりと希は、この人達と私の体をお願い。」

そして、いつの間にか9人揃っていた。

(ことり)「気をつけてね。」

(花陽)「頑張ります!」

(希)「真姫ちゃんの体は、うちがわしわししておくね!」

希は、そう言うと真姫は、嫌そうに「やめて」と言い笑いだした。そして、ステージ前の様にみんなで丸くなり手を差し出す。

(穂乃果)「みんな、行こう!……1!」

(ことり)「2!」

(海未)「3!」

(真姫)「4!」

(凛)「5!」

(花陽)「6!」

(にこ)「7!」

(希)「8!」

(絵里)「9!」

自分の番号を言い終わると9人は、肩を組んだ。

(穂乃果)「μ's!!」

と静かな校舎に穂乃果の声が高らかに響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「Music……start!!!」」」」」」」」」

気合いを入れ直したμ'sは、決戦の舞台となってる秋葉原へと向った。

 

 

 

 

 

場所は、秋葉原の中心部。

そこには、いくつもの十字架に貼り付けにされた仮面ライダーの変身者がいた。そして、その前には体力のショッカー戦闘員や怪人達がいた。その先頭には、赤い覆面やマントで身を覆っていたショッカー首領の姿も確認できた。そして、何より雄介や修也、それにクウガも変身した姿で立っていた。

 

(首領)「これより、ライダー共の死刑を執行する。」

静寂した中、首領の声が響き渡る。それと同時に住民も騒ぎ始めた。

(ブラック将軍)「黙れ!黙れ!!大ショッカー首領様のお言葉中だぞ!!」

その一言で住民はまた静まり返る。

(首領)「では、最後に残す事は、あるかな!?ライダー共よ。」

(翔一)「正義は……決して負けは、しない!!」

翔一の言葉からしてまだライダー達は諦めてなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ライダーの言う通りだよ!!私達は、最後まで……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「諦めない!!!」」」」」」

 

そう言いながら大衆の前に6人が姿を現した。既に変身しており、どっちのμ'sか分からなかった。

(首領)「まだ、生きていたか。殺れ、ダブルホッパーよ!」

そう言うと1号と2号は、ジャンプして穂乃果達の前にやって来ると穂乃果は、戦わずに十字架の前にやって来た。そして、戦闘員を退かしてライダー達を次々と十字架から解放していく……。

 

しかし……。

次の瞬間、銃声と同時に穂乃果は倒れてしまった。そして、変身も解けてしまった。周囲の人達は、スクールアイドルの高坂穂乃果が仮面ライダーであったと言う事に驚いているが、ライダー達はこの世界の穂乃果が変身してた事に驚く。

 

(海未)「穂乃果!!」

海未や、絵里が助けに行こうとするが怪人達に身動きを封じられていた。穂乃果の目の前には、アポロガイストがいた。

(アポロガイスト)「貴様に二つの選択をやろう。大ショッカーに服従して奴隷になるか……ここで美しく散るか……二つに一つだ。」

(海未)「穂乃果、今必ず助けます!!だから、気を確かに!!悪に染まってはいけません!!」

(凛)「穂乃果ちゃん、諦めちゃダメにゃ!」

(真姫)「そうよ、ここで諦めていいと思ってる訳!?」

(絵里)「穂乃果!!」

それぞれが穂乃果に対して声援を送るが穂乃果の様子が少しおかしかった。

(アポロガイスト)「無駄だ。コイツには、催眠液を入れておいた。操られるのも時間の問題だ。」

そう言うとアポロガイストは、高らかに笑った。穂乃果は、ゆっくり起き上がるとアポロガイストの前に座り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

おかしい……。

身体が動こうとしない……。

て言うか、私の言う事を聞かない……。

 

 

 

 

どうして!?

 

 

 

 

 

お願い、神様。

奇跡があるなら……

私の体を自由にしてよ!!

 

 

 

 

 

 

しかし、そんな願いも叶わないまま……。

私の身体も……、

そして魂も大ショッカーの物になろうとしてた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)「助けて…雄……君……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが私の意識があるうちに言った…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の言葉だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
大ショッカーに洗脳された穂乃果……。
次々とライダーや仲間を襲いかかる……。
しかし、
そんな穂乃果を止めたのは……

あの男だった!?

第四十一話「告白」


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第四十一話「告白」

 

穂乃果は、アポロガイストによって精神的にも肉体的にも大ショッカーの意のままにされてしまった。

(穂乃果)「大ショッカーの大幹部アポロガイスト様私は、大ショッカーへの忠誠を誓います。」

(アポロガイスト)「よく言った。では、早速あの者達を殺せ!」

そう言われると穂乃果は、勢いよく誰にも関わらず攻撃をし始めた。

(津上)「穂乃果さん、やめて下さい。」

(翔一)「穂乃果、気をたしかにするんだ!!」

(丈二)「薬が効いたというのか!?」

(真司)「どうすればいい???」

(丈二)「分からない。」

丈二は、悔しそうに言うとその姿を見てアポロガイストが笑う。

(アポロガイスト)「いい気味だ。そのままμ'sも滅ぼせ!!」

(穂乃果)「はい。」

そう言うと穂乃果は、ファイナルアタックライドを使いディメンションキックを放つとすかさず真姫達がマキシマムドライブでジョーカーエクストリームで防ぐ。しかし、今度はアタックライドを使いカードホルダーを銃に変形して攻撃をしてくる。

それを受けて絵里達は、弾き飛ばされてしまった。

(絵里)「何てパワーなの!?」

(海未)「これが…ディケイドの真の力……。」

(アポロガイスト)「来い、はぐれ外道衆!邪気鴉!!」

アポロガイストは、そう言うと別世界(リコットの世界)から邪気鴉を中心とした過激派外道衆がやって来た。

(邪気鴉)「全てを破壊する。」

そう言いながら邪気鴉は、2mもある大剣を取り出して津上達に襲いかかる。津上達は、一斉に変身して何とか立ち上がるが穂乃果に与えられたダメージが強過ぎて倒れ込んでしまった。

(ドライブ)「トレーラー砲だ!!うおぉぉぉっ!!!」

そう叫びながらトレーラー砲を使って攻撃するが邪気鴉には、聞かなかった。逆に吸い取られていた。

(邪気鴉)「貴方方は、邪魔です。あちらの世界へお帰り下さい!!」

そう言いながら邪気鴉が先程吸収したトレーラー砲の威力を倍にして平成ライダー達に放つとその反動で吹き飛ばされたライダー達をアポロガイストが空間転移で元の世界へと帰してしまった。

(邪気鴉)「後は、μ'sのみ……。」

そう言いながら邪気鴉は、穂乃果の攻撃を躱し続けてる絵里達を見た。

そして、そこへ向かってゆっくり歩き始めた。

 

「危ない!逃げろー!!」

「あんた達まで倒れたら俺達は、完全に絶望しちまう!!」

「穂乃果ちゃん!みんなを攻撃しないでくれ!!」

 

そういった声が絵里達そして、穂乃果にむけられた。

そして、邪気鴉が穂乃果と並んだ時……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マシンガンアーム!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

邪気鴉の背中にいくつもの銃弾が当たる。あまりにも急だった事から力を吸収する暇がなかった。

邪気鴉は、振り向くとそこには、翔一と丈二が変身して立っていた。

(凛)「翔一君!無事だったの??」

(翔一)「何とかね。津上達が時間を稼いでくれたおかげで何とか変身は、出来た。」

しかし、それを見ていたライジングアルティメットクウガや洗脳されていた1号、2号が翔一達の前にやって来た。

(翔一)「先輩達、思い出してください!!貴方方は、正義の戦士仮面ライダーのはずです!!その誇りまで忘れたと言うのですか!?」

しかし、1号と2号はピクリとも反応せずに翔一達へと向かっていく2号は、邪気鴉の肩を叩き後は任せろと言わんばかりの行動だったがそんな2号にキバの姿になってる絵里が翔一達の前に立ち止めに入る。

(絵里)「もう止めて!これ以上仲間をみんなを傷つけたら許さないから!!」

しかし、2号は絵里の言葉に反応せず翔一達にダメージを与えようとする。そんな2号に絵里は、抱き着いてまでして止めようとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(絵里)「お願い!修也。貴方にまだ人間の心が残ってるなら、人々を守って!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、絵里の願いは叶わず隣にいた1号がライダーキックを翔一にぶつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔一は、両手でそれを止めたが1号は、その反動を使って更に強いライダーキックを放とうとしてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(凛)「お願い!!これ以上翔一君を苦しめさせないで!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛が翔一の前でそう言う。

 

 

(アポロガイスト)「アハハハっ。その2人共あの世へ送ってやれ!ホッパーよ!!」

 

 

アポロガイストが笑いなが言った。

翔一は、ライダーキックのダメージで立っては居られなかった。そんな翔一を庇うように凛が覆い被さる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(邪気鴉)「な、何!?これは、どう言う事だ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにいる全ての人が驚きを隠せなかった。次の瞬間、邪気鴉は1号のライダー反転キックと2号のライダーパンチ、そしてライダーマンのドリルアームが当たっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ブラック将軍)「これは……どういう事だ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人以外誰もがビックリしてた。そして、邪気鴉は苦しみながら自分の世界へと帰ると他の外道衆も一緒になって帰り出した。

(アポロガイスト)「お、おい!?これはどう言う事だ!?」

そして、2人の笑い声が高らかに響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺達は、邪気鴉を中心とした外道衆を元の世界へ帰すと修也と一緒に笑いだした。

そして、市民に攻撃をしようとする穂乃果の武器を取り上げて抱きしめた。

すると、お互いの変身が解けた。

穂乃果の顔を見ると、瞳の輝きは失っていた。

原因があるとなってる穂乃果の足元を俺は、じっと見つた。そして、優しく銃弾を取り出すが痛いのか、穂乃果は、その場に座り込んでしまった。

(雄介)「痛いよな……ごめん、俺がもっと早く何とかしてやれればこうならずに済んだのに……。ごめんな、こんな俺だけど……。」

 

 

 

 

そう言いながら俺は、穂乃果の唇に自分の唇を重ねた。

 

 

 

すると、ゆっくりだが穂乃果の瞳に元の輝きが戻ってくると、頬を赤くして驚きの表情を現した。

俺は、ゆっくり穂乃果の唇から離れると穂乃果の顔をじっと見つめてた。

(穂乃果)「雄君……なの??」

(雄介)「あぁ、約束したろ?お前達がピンチの時なら助けに行くって。」

(穂乃果)「でも、遅いよ!!どんだけ人を心配させれば良いと思ってるの?」

(雄介)「それは、反省してる。後で何でも言う事聞くから、それで許してくれ。それに……。」

(穂乃果)「それに!?」

(雄介)「今は、君だけを守りたい。誰よりも大好きな君だけを……守りたい!!。」

(穂乃果)「それヒーローが言う台詞じゃないと思うよ。」

穂乃果は、少し頬を赤くしながらふてくされた態度でそう答えると俺は、穂乃果の頭の上に優しく自分の手を置いて撫でた。

(雄介)「俺は、必ず帰ってくるから!だから、穂乃果は見ててくれ。俺達の最後の戦いを!!」

そう言うとアポロガイストやブラック将軍そして、ショッカー首領の方へと向いた。

(門矢)「高坂さん!」

穂乃果は、振り向くと完全に感知してた穂乃果(門矢)達が残ってた。

(門矢)「ベルトを!!」

(穂乃果)「うん!後は、お願い!!」

そう言うと穂乃果達は、ベルトを穂乃果(門矢)達に渡すと一斉変身した。それを見た俺も左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、右腕を円を描くように回して右斜め上方向へ持ってきた。

(雄介)「ライダー!!」

と叫ぶと、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かして。

(雄介)「変身!!」

と叫んだ。それと同時にバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだした。すると、俺は仮面ライダー1号の姿に変身した。

 

 

 

 




《次回予告》
遂に決着!!
ゲルショッカーvs仮面ライダー
そして、穂乃果と雄介の運命は!?

第四十二話「ゲルショッカー最後の時!!」


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第四十二話「ゲルショッカー最後の時!!」

コラボ最終回です。
自分の小説って最終話は絶対に悲しくなるって、
今知りましたが頑張りたいと思います。
そして、今回は自分が出してきた……または、これまでコラボしてくれたあのキャラまで総出演させます。
お楽しみに!!


【雄介編】

(ブラック将軍)「やれ!戦闘員ども!!全ての仮面ライダーを殺せ!!」

ブラック将軍がそう言うと俺たちに向かって走り出してきた。すると、穂乃果(門矢)が俺達の代わりに戦闘員とのバトルを始めた。

(門矢)「1号、2号!貴方達にはやる事がある!!この世界を悪魔から守るという大切な使命が!!」

(紅)「雑魚は、私達に任せて。」

(1号)「ありがとう!別世界の穂乃果達!!」

俺は、そう言うとブラック将軍とアポロガイスト、それにショッカーグリードや暴走したクウガ、それに首領の待つ所へ向った。

 

 

(首領)「来たな、仮面ライダーの諸君達よ。」

赤に身を包んだ首領が俺達にそう言ってきた。俺達は、戦闘態勢に入るがダメージが残ってる翔一達は、ほとんど戦う事は不可能だった。

(1号)「戦えるのは……」

(2号)「俺達だけか……」

俺は、修也とそう言う会話をするとある事を決断する。それは、死だ。生きて穂乃果達の所へ帰れる自身がなかった。

 

 

 

 

それでも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒さないといけないんだ!

この悪魔を!!

 

俺達は、戦闘態勢に入るとそこへ3号と4号がやって来た。

(1号)「3号……まだやると言うのか!?」

(3号)「俺は、今まで自分の存在意義を探してた……しかしな、見たくなったんだよ。奇跡ってやつをな!」

そう言うと3号は、アポロガイストほ銃を破壊すると4号がライダーパンチでアポロガイストの盾を壊してからダブルライダーキックでアポロガイストを滅ぼした。

(ブラック将軍)「貴様ら、ゲルショッカーを裏切る気か!?」

(4号)「うるせぇーな!戦うしか脳のない俺達にも出来ちまったんだよ。大切な人がな。」

(3号)「美しい世界を滅ぼすことは許さない!!1号、お前は穂乃果に最後の戦いだと言ったな?」

(1号)「あぁ、言った。」

(4号)「なら、俺達と一緒に戦え!この戦いを終わらしたい!!」

(2号)「分かった。行くぞ!!」

そう言うと俺達は、戦闘態勢に入るとブラック将軍が怪人ヒルカメレオンになり攻めてきた時、丈二のマシンガンアームで防いだ。

(V3)「ヒルカメレオンは、俺達に任せろ!!」

(ライダーマン)「ショッカーの首領を頼む!!」

その声に頷き俺達は、先へと進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

(ヒルカメレオン)「お前達……ここで死ね!!」

そう言いながらヒルカメレオンは、体を透明にして俺達に襲いかかる。

(ライダーマン)「このままだと……俺達が!?」

(V3)「何か手はないか!?」

しかし、手を出す暇もなくヒルカメレオンの猛攻は、止まらない。ダメージを負いながら俺達は、膝をついてしまった。

 

 

 

 

「V3!!ライダーマン!!負けるな!!」

「そうだ!正義のヒーローは、最後までけ負けないさ!!」

「立ってくれ!仮面ライダー!!」

 

 

 

 

 

 

市民の声援が俺達に僅かでも力をくれる。

ゆっくり立ち上がると既にヒルカメレオンは、市民の近くにいた。

(ヒルカメレオン)「ライダーを応援する奴は、死ね!!」

そう言って大量の吸血ヒルを使って市民の血を吸い取り始めた。そして、その後でライダーの勝利を信じてる少年の元へ吸血ヒルがやって来た。

 

その時だった!!

 

《トリガー!マキシマムドライブ!!》

《ウェイクアップ!》

《アタックライド・ブラスト!!》

 

三つの光弾がヒルを消失させた。

(ヒルカメレオン)「何者だ!?」

(アギト)「俺達だ!!雄介(五代)を返してもらうぞ!!」

ヒルカメレオンの質問に答えたのは、先程元の世界へ送り返されたアギト達だった。仲間である五代が敵に捕まってるままなのでどうしても許せなかったみたいだ。

(ヒルカメレオン)「雑魚なライダーなど、私が作り上げた再生怪人たちで十分だ!!行け!」

すると、吸血ヒルから怪人へと進化した。スパイダーやコブラ、スネーク、カメバズーカ、イカデビル、狼男、ガラガランダー、それに1号や2号と同じ力を持つ大量のショッカーライダーなどが蘇った。

(電王)「てんこ盛りには、てんこ盛りだ!!」

(ドライブ)「フルスロットで駆け抜けるぜ!」

(鎧武)「ここからは俺達、仮面ライダーのステージだっ!!」

(ゴースト)「命、燃やすぜ!!」

そう言うとゴーストは、闘魂アイコンを使って姿を赤色に変えた。更に電王はクライマックスフォーム、ドライブはタイプフォーミュラ、鎧武はジンバーレモンにそれぞれ変身した。それを見たディケイドと剣以外のライダー達も自分自身の最強フォームへと変身した。

 

アギトはトリニティ、龍騎サバイズ、ファイズアクセル、ウィザードオールドラゴン

 

流石の再生怪人達もあっという間に倒されてしまった。

(V3)「残るは、ブラック将軍だけだ!」

(ライダーマン)「だが、姿が見えないのであれば手出しが出来ない。」

(ウィザード)「なら俺に任せろ。」

そう言うとウィザードは、「さぁ、ショータイムだ。」と言いながらバケツを取り出した。そしてそこには大量の墨汁が入っている。

(ウィザード)「後は、ゴーストの仕事だ。」

(ゴースト)「任せろ!」

そう言うとゴーストは、バケツを受け取るとヒルカメレオンは、ゴーストめがけて突撃してきた。そんなヒルカメレオンの行動も幽霊であるゴーストには効かなかった。

(ゴースト)「そこか!!」

そう言ってバケツをひっくり返すと黒くなったヒルカメレオンが姿を現した。

(ライダーマン)「V3、今だ!!」

(V3)「行くぞ!!V3フルキック!!」

(ライダーマン)「マシンガンアーム!!」

先に俺のキックが決まるとマシンガンアームがヒルカメレオンを襲う。

(アギト)「俺達も行きましょう!!」

そう言ってアギトは、元のフォームに戻るとライダーキックの体勢になるとディケイドやゴーストを準備した。その間に電王の俺の必殺技クライマックスバージョンが決まると次々と技が決まっていった。

 

(ヒルカメレオン)「ゲルショッカーに栄光あれ!!」

 

そう叫びながらヒルカメレオンは、滅んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(ダブルライダー)「「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」」

俺達は、ショッカーグリードに弾き飛ばされると地面に横倒れながら転がっていく。

(ショッカーグリード)「貴様らに勝利などない。2度と逆らえないように改造してやる!!」

(1号)「貴様がどんなに強くても……俺達は、最後まで諦めない!!それが……俺達仮面ライダーだ!!」

(2号)「正義の雷を受けるがいい!!」

そう言いながら立ち上がるが俺達に残りの体力は、残されてなかった。

(ショッカーグリード)「なら死ね!!」

そう言いながら大量の羽を放ってきた。俺達はそれをもろに受けてしまい爆発に巻き込まれた。

俺は、ふと視界をそらすとそこには、クウガに苦しめられてる3号と4号の姿があった。

(V3)「本郷さん!!」

後ろには、V3の姿が確認出来た。俺達には、数多くの後輩が居るという事が改めて確認出来た……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1号)「修也、ファイナルライダーパワーを使う時が来たのかもしれない……。」

(2号)「まだ、早い。あいつをボロボロにしない限り無理だ。」

そう言いながら立ち上がるとショッカーグリードは、次の攻撃準備をしていた。

しかし、その攻撃を邪魔したのはあの黄色い触手だった。

(殺せんせー)「お久しぶりですね、仮面ライダー1号。」

そして、瞬間的に俺の目の前にやって来たのは、殺せんせーこと死神と雪穂と幼馴染みの松田廉平こと仮面ライダーゴットがいた。

(廉平)「おい!何で受験生を戦場へ連れてくる教師がとこに居るんだよ!?」

(殺せんせー)「ここに居ます。暇そうに寝てたのでつい連れてきました。まぁ、多少のダメージを追わせることは、出来るでしょう。」

そう言われると廉平は、渋々ゴットへ変身した。

(ゴット)「他のライダー方、合体ライダーキックでどうですか?」

(殺せんせー)「なら、私が奴の動きを止めます。」

そう言って触手が何本もショッカーグリードに絡まり身動きを封じた。

(殺せんせー)「今です!!」

 

殺せんせーの合図と同時に俺達は同時にライダーキックの体勢に入る。

 

 

 

「「合体ライダーキック!!!!」」

 

 

 

 

 

そう叫びながら無数のライダーキックがショッカーグリードを襲う。

そして、俺と修也はもう1度フルパワーのライダーキックを放ちショッカーグリードは、爆発した。

(1号)「残るは、首領!貴様のみだ!!」

すると、首領は高らかに笑いだした。

(首領)「忘れてないか?こいつの存在を。」

首領がそう言うと俺達の目の前に3号と4号の首を掴んでいるクウガの姿があった。

(アギト)「雄介(五代)!!」

しかし、クウガは掴んでる3号と4号へ黒い波動弾を放ち、吹き飛ばした。

(1号)「3号!!4号!!」

(2号)「しっかりするんだ!!」

俺達は、3号と4号の近くへ行って立たせようとする。

しかし、

(3号)「1号……どうやら、ここでお別れのようだ!!」

(4号)「俺達の分まで幸せになれよ!!」

そう言うと俺達の手を退けてクウガへ向かっていくその姿は、まるで本物の仮面ライダーだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3号と4号は、自分の体内にあった自爆装置を起動させて自らの命と共にクウガの暴走を止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その姿を見て首領は、高らかに笑い出す。

俺は、悔しかった……。

結局、3号と4号を死なせてしまった。その罪は決して簡単な物ではない。あいつらにだって大切な人が居たはずなのに……。

(1号)「……何がおかしい!?」

(2号)「雄介……。」

俺は、気がついたら握り拳を作っていた。

(首領)「他者の為に自分の命を投げ出すようなやつを笑って何が悪い!?」

(1号)「お前だけは、絶対許さない!!例え、神や他の奴が許しても……俺は、絶対に許さない!!ここで、3号と4号の敵をとる!!」

そう言うと俺は、走り出したが完全に理性を失っていた。

そして、首領を殴ろうとした時。

誰かが俺の手を握っていた。

(1号)「誰だ!?」

(憐人)「ダメですよ!憎しみで戦っては……。」

(1号)「ゴールデン……ディケイド!!」

昔、俺が記憶を失ってた時に音ノ木坂にショッカーが攻め込んだ。その時に別世界から来てくれて一緒に野望を止めてくれた俺の大切な仲間だ。

(憐人)「一緒に戦おう!平和を取り戻すために!!」

(1号)「分かった……。」

俺は、憐人の言う事を理解した。

(首領)「お前は、誰だ!?」

(憐人)「結城憐人。通りすがりの仮面ライダーだ!覚えとけ!!変身!!」

そう言うと憐人は、ディケイドドライバーを展開してカードを差し込みバックルを閉じた。

《カメンライド・ゴールデンディケイド!!》

すると、ディケイドの隣で変身を解除していた雄介(五代)が、再びライジングアルティメットクウガ・レットアイに姿を変えた。こうして、最終決戦には俺と修也、ゴールデンディケイド、別世界の穂乃果、そしてライジングアルティメットクウガが立ち向かうことになった。

(穂・ディケイド)「あいつを倒す方法は、ないの!?」

(ゴールデン)「一斉攻撃を仕掛けるぞ!!」

憐人がそう言うと俺達は、一斉攻撃の準備した。

《ファイナルアタックライド・ディディディディケイド!!》

俺達は、空高くジャンプすると一回転してパワーを貯めた。そして、ライダーキックの構えをして首領に突っ込んだ。

(ダブルライダー)「ライダーダブルキック!!」

(クウガ)「ライジングアルティメットマイティキック!!おりゃーー!!」

そう叫びながらキックを放つがシールドを張られて防がれてしまった。

しかし、首領の様子がおかしかった。今の一撃を境に苦しみ出した。

(首領)「今の一撃で時限爆弾が作動した。」

首領の一言を聞いて俺たちは驚いた。

しかし、俺達がやる事は決まっている。

俺と修也は、首領の両手を掴んだ。

(首領)「何をする気だ!?」

(1号)「決まってるだろ?お前と一緒にあの世へ行くんだよ!行くぞ、修也!!」

(2号)「おう!」

(ダブルライダー)「「ファイナルライダーパワー全開!!」」

そう言うと俺達の身体は真っ赤になってスーツがボロボロに崩れ落ちて行った。

(1号)「良いか、平成ライダー達よ!これからもいくつもの試練が待っている。しかし、己の正義を信じろ!!

そして、優しさを忘れるな!弱き者をいたわり、この世の者全てと友達になろうという心を忘れないでくれ!!例え、その気持ちが何百回裏切られても……。」

(ゴールデン)「しかし、それでは穂乃果達はどうなるんだ!?」

(クウガ)「貴方達には、大切な人がいるはずだ!!こんな所で死ぬなんておかしすぎる!!」

(1号)「ショッカーを完全に滅ぼすにはそれしか方法がない!!そして、自分達の手で平和な世界を作り上げてくれ!!!」

(2号)「それが、俺達……ダブルライダーの願いだ!!」

そう言って俺達は、太平洋の空へと消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後……。

太平洋上空で大爆発が起こり、俺達は生死の境目を彷徨いながら太平洋の海へと転落した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

俺と丈二は、憐人さんやこのピンチに立ち向かってくれた数多くのライダー達に感謝を言った。

みんな救えなかったと涙を流しながらそれぞれの世界へ帰って行った。

その後、先輩達を探しに浜辺と向かった。

しかし、そこにあったのは……粉後に砕けた二つのタイフーンとそれぞれの形見と言っても過言ではない仮面が落ちてただけだった……。

この時、俺は悟った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダブルライダーは……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッカー首領と共に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んでしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか??
今回のコラボのラスボスは、ショッカーグリードではなくショッカー首領だった。
そして、首領を倒す手としてテレビでダブルライダーがカメバズーカと一緒に海へ行ったあのシーンを採用しました。
そして、今まで登場してくれたライダーや殺せんせーを総出演しました。

コラボも終わり次回から新章ってより最終章へと移りたいと思います。それでは、次回予告です。





《次回予告》(CV.高坂穂乃果)
結局、ラブライブ!の本選へは行けれなかった。
凄い悔しかった。A-RISEが実力で優勝した。私の部屋に残ったのは、残酷な戦いの日々と雄君の着けてた仮面とベルトのタイフーンだけだった……。
そんな中、絵里ちゃん達の卒業式が迫ってた。


最終章「永遠の9人の女神」
第四十三話「あれから……」


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最終章「永遠の9人の女神」
第四十三話「あれから……」


《前回のあらすじ》
仮面ライダー1号と2号は、
時限爆弾を作動させたゲルショッカー首領と共に
太平洋の海へと消えていった。
誰もが終わりを告げたと思っていたが……。


【穂乃果編】

あれから数日過ぎた。

私の部屋には、雄君の変身ベルトタイフーンと壊れかけていた仮面が飾られていた。そして、サイクロン号も玄関前に残っている。

何ていうか、そうすることで雄君がいつも近くに居ると思ったんだ。

ラブライブ!は、A-RISEが優勝して伝説になった。

μ'sは、予選ファイナルで落ちてしまった。

私だけじゃない、絵里ちゃんだって凄い心に傷が出来てる。

そんな中、今月は3月……。

絵里ちゃん達の卒業式が近づいていた。

私は、来年度生徒会として活動を続けていたからあまり、μ'sの方に顔を出せてなかった。

雄君は、今どこで何をしてるのか……。

気になるけど答えなんて分からない……。

(モブ)「穂乃果!そろそろ生徒会室で会議やるよ?」

(穂乃果)「分かった!!」

そう言うと私は、会議の為生徒会室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

【ナレーション】

ここは、静岡のとある海岸。

そこに今2人の青年が海に流されてきた。

(??)「か、果南ちゃん!!見て見て、人が!!」

(?)「早く引き上げないと大変だよ!?」

(果南)「そうだね……啓介君!ちょっとお願い手伝って!!」

そう言いながら子供4人で彼らを引き上げる。

恐らく何日も冬の海に沈んでたのに……

身体に異常は何も無かった。

しばらくすると青年達は、目を覚ました。

(??)「穂乃果……ここは!?」

(千歌)「穂乃果って人じゃないよ!私は、高海千歌。小学生なんだ!貴方達は?」

(雄介)「雄介……本郷雄介。」

(修也)「一文字修也……。」

そう、彼らはゲルショッカー首領と太平洋の海に消えた仮面ライダー1号、2号だったのだ。しかし、ファイナルライダーパワーを使い改造人間としての力はほぼなくなっているはずなのに何故か超人的な形で生き残った。

(雄介)「何だよ……神様のケチだな。俺達は、まだ死んじゃいけないのか……。」

(啓介)「あんた達一体……。」

その時だった。黒づくめの格好をした戦闘員らしき奴らが俺達を囲んだ。千歌達は、怖くなりその場にしゃがんだ。

(修也)「何者だ!?」

修也がそう言うと戦闘員の後ろから1人の女性が姿を現した。雄介達は、彼女を以前見たことがある。

(雄介)「お前は、イーグラ!!」

(イーグラ)「ショッカーが滅んだ今、我らノバショッカーが世界征服の実現をする!その手始めとして仮面ライダー1号と仮面ライダー2号を殺せ!!」

イーグラがそう言うと戦闘員達は、雄介達に襲いかかった。タイフーンすらない状態でまともにやっても勝てないと判断した雄介達は、千歌達を連れて逃げることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(啓介)「離せよ!」

突然、そう言われた俺は啓介を離すと、いきなり殴かかってきた。

(雄介)「何をするんだ!?」

(啓介)「仮面ライダーなんだろ?何で変身しないのさ??変身すれば、簡単に倒せたじゃないか!!」

(修也)「それが出来たなら苦労しない。」

(曜)「どういう事!?あ、私は渡辺曜です。」

(雄介)「俺達は、さっき現れた軍団の前に日本で暗躍してたショッカーと言う軍団と戦っていた。そして、首領と共に改造人間の全ての力を使い太平洋の海へと消えたんだ。」

(果南)「全ての力って……」

(修也)「そう、俺達には仮面ライダーとしての力はほぼ残ってないってこと。仮に戦闘員を倒せてもその上にいる怪人って言う奴らには手も足も出ないんだ。それがあの女性をした怪人でもね……。」

(千歌)「そんなの……やってみなきゃ分からないよ!」

俺は、その一言を幼い頃の穂乃果とリンクさせてた。

 

昔、俺や海未、それにことりが水溜りを飛ぶという遊びで穂乃果だけ飛べなかった。しかし、「やってみなきゃ分からない」といって何度も挑戦してた。そして、急にガチガチだった身体が緊張がほぐれて水溜りを飛んだ。

 

そんな事が走馬灯に蘇ってきていた。

(雄介)「分かった。最後までもがいてみよう。」

俺は、そう言うと千歌の家から電話を借りてある人へ電話した。

(雄介)「すまん、急なのは分かってるが再改造手術を行って欲しい。ノバショッカーと言う新たな敵が出現した。頼む!……本当か!?ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、数時間後……。

結城丈二による再改造手術が開始された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

今日は、卒業式当日……。

私は、いつもより早く学校へ行くと準備をしようとしていた。しかし、私の周りを戦闘員が囲んできた。

(穂乃果)「な、何!?」

(ウルガ)「最強改造人間ジュンの力……私にくれませんか?」

(穂乃果)「そんなの、知らない!!」

(ウルガ)「なら……力づくでもいただきます!!」

そう言うと青年は、怪人に姿を変えた。私は、怖くなり足が動かなくなった。

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)『助けて!雄君!!』

そう思ってるけど、怪人は私の首を掴んできた。

(V3)「V3キック!!」

その腕にめがけてV3が、キックで狙って蹴りこんでくれたおかげで私は、解放された。

(V3)「早く逃げるんだ!!」

(穂乃果)「ありがとう!翔一君!!」

私は、そう言って急いでその場から逃げ出した。




遂に最終章スタート!!
ノバショッカー編ですね。
今回は、ウルガの狙ってるのはアレクサンダーアイコンではなく……あの力だそうです。
この設定久々に使った気が……。
果たして、絵里達の卒業式を上手く行う事が出来るのか!?
それでは、次回予告です。

《次回予告》(CV.風見翔一。)
突然のごとく現れた新たな敵、ノバショッカー……。
彼らは、何故穂乃果を狙うのか!?
理由もわからないまま激しい戦闘を繰り広げるが、凄い勢いで押されてしまう……。
そして、あのショッカーも穂乃果を狙っていた。
その時、あの男が遂に帰ってくる!!!

第四十四話「帰ってきた……」



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第四十四話「帰ってきた……」

《前回のあらすじ》
太平洋の彼方へと消えた仮面ライダー1号、本郷雄介と仮面ライダー2号、一文字修也は静岡県の沼津にある小さな町内浦で発見された。しかし、彼らの目覚めと同時に静岡、東京にノバショッカーと言う新たな組織が誕生した。
ノバショッカーの目的は、何と高坂穂乃果であった。
卒業式当日、狙われた穂乃果を助けるために、仮面ライダーV3がウルガに立ち向かうが!?




【翔一編】

(翔一)「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」

俺は、ウルガの怪力に吹き飛ばされると変身が強制解除された。

(翔一)「な、何てパワーだ。ショッカーグリード……嫌、それ以上!!」

(ウルガ)「あんな雑魚と一緒にされたら困ります。風見翔一。貴方は、ここで死ぬ運命なんですから!!」

(翔一)「俺は、死なない!!絶対に!!」

(ウルガ)「まぁ、せいぜいもがき苦しむがいい。高坂穂乃果ももう一人の幹部であるバッファルが捕らえてる所でしょう。」

(翔一)「何!?」

俺は、急いで穂乃果の所へと向かおうとしたがウルガに止められてしまう。

(ウルガ)「ここで死ね!!」

そう叫びながらウルガは、俺の身体のアチコチを鋭い爪で引き裂いて行った。

(翔一)「……待て!……ウルガぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

しかし、ウルガはゆっくり前へ進むと見えなくなってしまった。俺は、その場に倒れて大量の血を流しながら意識を失った……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

私は、急いで学校に向かっていた。しかし、怪人は翔一君を倒したのか私の目の前に飛んでやってきた。

(ウルガ)「逃がしませんよ。さぁ、我らノバショッカーと共に新しい理想の世界を!!」

(穂乃果)「嫌だ!!そこを退いて!!私は、急いで卒業式に向かわないといけないの!!それに、翔一君は!?」

(ウルガ)「あんな雑魚、あの世へに葬りましたよ。」

(穂乃果)「嘘!?」

ショッカーの怪人の中では、トップクラスの実力を誇るポッパーより強いはずのversion3なのに……。

それ以上て、こいつ……言ったに何者!?

私は、怖くなりその場から引き返して翔一君の所へ向かう。しかし、翔一君の意識はなくその周りには大量の血が流れ出てた。

(穂乃果)「そうだ!!救急車を……って!ちょっと!!」

私は、スマホを取り出すと勝手に怪人にとられた。

(ウルガ)「他者への通信を全てシャットアウトさせてもらう。」

(穂乃果)「このままじゃ、翔一君が死んじゃうよ!!そんな事、音ノ木坂学院生徒会長である私が許さない!!」

私は、そう言うと急に身体が金色になり光りだした。

(ウルガ)「まさか、ジュンの力が覚醒しようとしてるのか!?なら、そのパワーを喰らうまでだ!!」

(穂乃果)「私の前から消えて!!」

私は、接近する怪人に対して右手を前に出して拒絶すると、衝撃波みたいなのが怪人を遥か彼方へ飛ばして行った。

それを確認するとゆっくり翔一君に近づき体を起こして左手を傷口に添えると……。次々に傷口が塞がり始めた。しばらくすると、翔一君は目を覚ました。私の体は元通りになってる。

 

今、一体何が!?

 

(穂乃果)「良かった……本当に良かったよ!!」

(翔一)「俺は、一体何を!?」

(穂乃果)「覚えてないの??」

(翔一)「うん……。」

(穂乃果)「まぁ、思い出さなくてもいいよ。さぁ、今日は絵里ちゃん達の卒業式!!気合い入れて行こう?」

(翔一)「そうだな!!乗ってけよ、学校まで送るからさ!」

翔一君は、そう言って横倒れてるハリケーンを起こすとそこへいくつもの小爆発が起こった。

(穂乃果)「今度は何!?」

私は、そう言ってあたりを見回すとそこには、懐かしい黒い全身タイツに覆面を被ったショッカーの戦闘員の姿だった。それに、ショッカー怪人まで。

(翔一)「ショッカー首領は、死んだはずだ!!なのに、何故ここにいる??」

(シオマネキング)「良く聞け、ライダーV3。我ら、ショッカーは地獄大使様と首領の復活の為にその小娘をいただく。」

(翔一)「断ると言ったら?」

(シオマネキング)「力づくでももらっていく。」

その答えを聞いて翔一君は、完全に戦闘モートに入っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

まだショッカーが残ってた事に俺は、驚いたが……。

急いで穂乃果を逃がすとまた、戦闘員が彼女を追いかける。それを防ごうとするがシオマネキングが邪魔する。

俺は、仮面ライダーV3に変身して戦うことにした。

シオマネキングは、発火性の泡を放つがそれを全て躱すと、周りが火の海とかした。

逃げ場がなくなった俺にハサミを使って攻撃を仕掛けるがそのハサミを掴んでV3チョップで破壊してまた、腹部にもチョップをする。

(シオマネキング)「つ、強い……。」

(V3)「これで終わりだ!!」

俺は、そう言うと止めのV3キックでシオマネキングを撃破すると、急いで穂乃果を追いかけた戦闘員の後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ナレーション】

場所は、変わり穂乃果達が襲われる数時間前の内浦では再改造手術を終えた雄介が目覚めた。目の前には、心配そうに千歌達が雄介達を見る。

(雄介)「結城は!?」

辺りを見回しても丈二が居ない事に気づいた雄介は、千歌に聞いた。

(千歌)「友達の卒業式があるって帰ったよ。」

(修也)「そうか……絵里達の卒業式か。」

そう言いながら修也は少し寂しそうだった。自分の愛する人の晴れ舞台を見ることが出来ないのだから……。

(雄介)「さてと、じゃあ行くか!俺達の故郷……東京に!」

そう言うと雄介と修也は、出掛ける準備をしてた。

そんな雄介を見てた千歌が……。

(千歌)「私も東京に行きたい!!」

「「「えぇーー!!」」」

突然の発言にびっくりした曜達だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は、変わり東京。

(丈二)「おい、穂乃果……どうしたんだ!?」

(穂乃果)「た、助けて!!ショッカーが!!」

その言葉を聞くと丈二の目の色が変わる。

目の前には数多くの戦闘員がいた。

(丈二)「ここにいろ。」

丈二は、そう言うと戦闘員に向かって立ち向かう。すると、後ろから物凄い勢いで体当りしてくる怪人を穂乃果は、見た。

(穂乃果)「結城君!危ない!!」

しかし、時は既に遅し。体当たりをまともに受けた丈二は、数メートル先に吹き飛ばされてしまった。

(穂乃果)「嘘……。結城君、しっかりして!結城君!!」

穂乃果が丈二の安否を確認してる間にパワー系の怪人バッファルは、ショッカー戦闘員を完膚なきまでに叩きつけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)『お願い……神様、奇跡があるなら……。、この状況を何とかして!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迫り来るバッファルに怯えながら神に祈る穂乃果だったがバッファルが穂乃果に触れようとした

 

 

 

 

 

 

その時!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(?????)「「ダブルサイクロンアタック!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2台のサイクロン号がバッファルを吹き飛ばした。

そして、乗ってる人を見ると穂乃果は、驚きの表情を見せていた。

(穂乃果)「嘘!?ゆ、雄君!?本当に雄君なの???」

そう、そこには死んだと思っていたはずの雄介と修也の姿があったからだ。

(雄介)「ばーか、お前を残して死ねるかよ!俺達は不死身だ!!」

そう言うと雄介は、サイクロン号から降りるとゆっくり立つバッファルの姿を睨んでいた。

(雄介)「まさか、ノバショッカーが本格的に活動するとは思ってなかったがな……修也、変身だ!!」

(修也)「おう!!」

こうして、伝説が蘇る!!




《次回予告》
東京に帰ってきた雄介と修也は、仮面ライダーに変身してバッファルを追い払う。
そして、音ノ木坂の卒業式に参加するが……
そこで、μ's宛に新たなメールが、届く……。

第四十五話「μ'sとA-RISEの合同海外ライブ!?(前編)」


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第四十五話「μ'sとA-RISEの海外合同ライブ!?(前編)」

《前回のあらすじ》
ノバショッカーの攻撃にやられた翔一への想いが穂乃果のうちに秘めている力を覚醒させた。
しかし、それはまたあの悪夢を思い出させるかのようにしてショッカー怪人までが穂乃果を狙いだした。
内浦へ野暮用があった丈二がたまたま穂乃果と出会うが新たなノバショッカー怪人バッファルによって気を失ってしまう。
絶体絶命の時、あの男達が帰ってきた。


【雄介編】

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダー1号の姿、修也は仮面ライダー2号へと姿を変えた。

その姿は、映画仮面ライダー1号に登場した姿の細身バージョンだった。

 

(バッファル)「お、お前達は……首領と共に死んだはずだ!何故、此処にいる??」

(1号)「決まってるだろ?大切な人を……守る為に帰ってきた!!」

(2号)「俺達がここに居る限り好き勝手は、させない!!」

そう言うと俺達はバッファルに向かって走り出した。その姿を見てバッファルは、俺たちに向かって突進してくるが……俺は、それを避けると力の2号がバッファルの突進を見事止めた。

(バッファル)「俺様の突進が効かない!!」

(2号)「今だ!雄介!!」

(1号)「おう!」

俺は、そう言うと左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすポーズを取ると空高くジャンプした。その隙に修也が両手にパワーを貯めて動きを封じられたバッファルに向かって殴り続けた。

(2号)「2号ライダー連続パンチ!!」

最後の一撃を当てると修也は、バッファルから離れた。バッファルは、ヘロヘロで避ける気力すらなかった。

(1号)「ライダーキック!!」

そんなバッファルにめがけてライダーキックを放ちバッファルを吹き飛ばした。

(バッファル)「お、覚えてろ!!」

最後にそう言い残すと遥か彼方へと飛んで行ったバッファルを見つめながら俺は、仮面を外した。

(修也)「凄い威力だったな……お前のライダーキック。」

(雄介)「あぁ。凄かった……。穂乃果、大丈夫か?」

俺は、穂乃果の方を振り向くとバッファル並の勢いで穂乃果が抱き着いてきた。表情は、少しふてくされているみたいだ。

(穂乃果)「これで何回目だと思ってるの?雄君……。」

(雄介)「分かってるよ。」

(穂乃果)「凄い、悲しかったし……怖かったんだからね!!」

そう言いながら泣きじゃくる穂乃果を俺は、優しく抱きしめた。遅れてやって来た翔一が丈二を起こして音ノ木坂学院へと向かった。

 

 

 

 

 

 

サイクロン号に穂乃果を乗せて音ノ木坂に行くと校門で海未が黒いオーラを出しながら待っていた。

(海未)「穂乃果!!遅いではありませんか!!卒業式……って、雄介!!貴方にも話があります!生徒会室に来てください。」

(雄介)「俺は、忘れ物を取りに来ただけだ。これ以上、真衣香さんに迷惑をかけられないからな。」

(修也)「短い間だったけど、青春をくれたこの校舎にお礼しないとな。」

(にこ)「ちょっと!何退学する話になってるのよ!」

次の瞬間、絵里は修也の懐へと向かって行った。そして、修也の頬を叩く。

(絵里)「バカっ!!人がどれだけ……心配したと思ってるの!!ちょっとは、こっちの気持ちも考えなさいよ!!」

(希)「おや、今日の絵里ちは、やけに怒やね。」

(絵里)「そうでしょ!もし死んだら……」

絵里がまだ何かを伝えようとした時、修也は絵里の唇に自分の唇を重ねていた。

 

 

(希)「スピリチュアルやね!」

(にこ)「感心してる場合!?この大胆カップルを何とかしなさいよ!」

(海未)「そう言われましても……流石に出来ません……。」

(凛)「凛もやろうっと!!」

そう言いながら凛は翔一の頬に軽くキスする。

(翔一)「こ、こら!そう言うのを人前でする事じゃないでしょ!!」

頬を少し赤くしながら翔一は怒るが何処か嬉しそうな感じがした。

(花陽)「それにしても……長いよ!?どうしよう!窒息死に!!」

(真姫)「死ぬ訳ないでしょ?」

(ことり)「あ、見て見て!今度は舌を絡めあってるよ!」

(雄介)「ことり……それを大声で言うな!」

俺は、ことりを注意するが他の人まで見物をし始めたのを確認した。

(雄介)「全員、部室へ来い!!」

俺は、そう言うと修也には悪いが強制終了させて部室へと連れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ナレーション】

場所は、不特定だがショッカーのアジトがあった。

そこには、ショッカー怪人と少しの戦闘員そして、眠りにつきっぱなしの地獄大使の姿なあった。

ショッカーの科学者の推移を集めて制作した新たなマシン、ばらばらになった身体を復元できると言う優れものらしいが……。

完全に目覚めるには、後数時間が必要である。

(毒トカゲ男)「早いうちにジュンの力を得た方が……。」

(ガニゴウモリ)「しかし、戦闘員共の裏切りは大きいな……。」

そんな会話をしていた。

 

 

 

 

場所は、打って変わって都内のビル。

そこには、新たな組織ノバショッカーが本部を作っていた。

(ウルガ)「これより、ノバショッカーの誕生を祝う!」

(イーグラ)「我らノバショッカーは、古臭い争いでの世界征服ではなく、経済で世界を征服するのです。」

イーグラの発言に戦闘員達は立ち上がって拍手を送り続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

あれから、無事卒業式を終えた俺達は、部室へとやって来た。あの後から穂乃果は、俺から離れてくれなかった。

しかし、俺たちへ挑戦状が来てる事は、まだ誰も知らなかった。

(海未)「で、何で複数の小学生がこの音ノ木坂に来たんですか?」

(千歌)「本郷と一文字のお兄さんが、ここに来いって書いてくれたおかげで無事に来れたよ!!」

(曜)「途中で迷子になりかけたけどね……。」

(果南)「まぁ、啓介が頑張ってくれたからじゃない?お礼にハグしてあげる!!」

(啓介)「や、止めてくれよ!果南姉さん。恥ずかしいすぎる。」

(希)「良いんやで。元音ノ木坂学院生徒会長あろう人が普通の男子高校生と人前でディープキスしてたんやから。」

(千歌)「ディープ…キス!?」

(絵里)「希!!余計な事言わないの!!」

頬を赤くしながら絵里は、そう言う。俺は、ふと修也を見るがやはり恥ずかしいのだろう……。これで、しばらくコイツをからかう事ができる。

俺は、こっそりガッツポーズをしてた。

(雄介)「内浦で溺れてた所を助けてくれたんだ。それで、東京に行くって言う事聞かなくて……。渋々ここなら、お前達も居るから良いかなって思っただけだ。」

(ことり)「はじめまして、南ことりです。宜しくね!」

(千歌)「私、高海千歌。」

(曜)「私は、渡辺曜。」

(果南)「松浦果南です。」

(啓介)「神啓介です。」

(穂乃果)「はいはーい!私、高坂穂乃果。宜しくね!」

(千歌)「宜しくお願いします。本郷お兄さんのお嫁さん!」

千歌の言葉に驚く俺と穂乃果。

その台詞を聞いて笑い出すμ'sメンバーだった。そんな時、部室にあるパソコンに1通の着信が来た。

花陽が慌てて見ると……驚きを隠せない表情だった。

(雄介)「どうした!?花陽。」

(花陽)「有り得ません……こんなの!!」

(絵里)「落ち着いて。何が起きたの??」

(花陽)「ドームです……。」

(にこ)「だから何がドームなのよ!?」

(花陽)「ドーム大会です!第2回ラブライブ!の会場をアキバドームで検討中なんです!!」

 

 

 

「「えぇーーー!?」」

 

 

そこへやって来たのは、音ノ木坂学院の理事長である南真衣果がやって来た。

(真衣香)「その表情は、知ったのね。第2回ラブライブ!の開催を。」

(穂乃果)「はい。でも、本当なんですか?」

(真衣香)「今の所はね。でも、ラブライブという名で悪事を働いたショッカーの影響で幻になりそうなの。それで、汚名返上のために前回大会優勝者からこんな挑戦状が来てるわ。」

そう言われて渡されたのは手紙と飛行機のチケットだった。

 

「親愛なるライバルμ'sへ

皆さん、お久しぶりです。私たちは、前回大会の

優勝者、A-RISEです。第2回ラブライブ!の開催が

アキバドームと知り驚いてる中突然すぎるのは、

わかってますが、私達と海外で合同ライブを

行って欲しいと思います。テレビ局からは、私達と

対等に渡り合えるスクールアイドルとライブをして

欲しいと言われたの。だから、私達は予選で1票の差

で泣いた貴方達に是非、やって欲しいと思ってる。

これが成功すれば、ドーム大会も確実よ。良い返事を

待ってます。海外で会いましょう。

前回大会優勝者A-RISEリーダー綺羅ツバサより」

 

 

(雄介)「これは……どうする?うちのリーダー?」

(穂乃果)「そんなの……雄君なら分かってるでしょ?それに、こんな挑戦状を黙って拒否するほど私達μ'sは、お人好しじゃないから!!」

穂乃果は、少し嬉しそうに握り拳を作っていた。余程、予選の1票の差が悔しかったんだろう……。

(真衣香)「決まりね。合同ライブのイベントは、A-RISEが向こうで会って話したいそうよ。それに、時差もあるからこの子達は、私に任せて早く行きなさい!」

「「「はい!!」」」

俺たちは、声を合わせて言うと俺と修也と翔一それにμ'sの12人で自由の国アメリカへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 




原作でいう劇場版の所ですね。
もし、この小説の続編(サンシャイン!!)を期待する人が居るのなら書きたいと思います。
その辺も含めて感想宜しくお願いします。



《次回予告》(CV.一文字修也)
俺達は、海を越えてアメリカへやって来た。
そこで待っていたのは、慣れない環境だった。
しかし、μ'sメンバーは、何とか克服しようと
街を歩き回る事に……。

第四十六話「μ'sとA-RISEの海外合同ライブ!?(中編)」



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第四十六話「μ'sとA-RISEの海外合同ライブ!?(中編)」

【雄介編】

目を覚まし、窓を覗くとそこは雲の上だった。

俺と修也と翔一とμ'sは、A-RISEに誘われた海外合同ライブへの会場となるアメリカニューヨークへと向かう為に飛行機に乗っていた。隣りは、勿論と言ってもいい程穂乃果かぐっすり眠っていた。

(雄介)「あれから、一年経とうとしてるんだな。」

俺は、穂乃果を見てそう呟くと再び外の景色を見る。すると、今までの戦いが走馬灯のように蘇ってきた。

穂乃果との再会……。

それが全ての始まりだった。

あの再会がなかったら……俺はここには居ないのかも知れない……。

(雄介)「穂乃果、今までありがとう。そして、愛してる。世界中で誰よりもな。」

俺は、ついついそう呟いてしまった。

起きてたらヤバイな……これ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「起きてるよ?私も大好きだよ!」

 

 

 

 

穂乃果は、そう耳元で呟いてきた。

俺は、驚いて思わず機内で叫んでしまった。

(絵里)「ど、どうしたのよ……雄介。」

(修也)「朝からうるさいぞ?」

(雄介)「ご、ごめん。だって、穂乃果が!!……ってまた寝てる。」

穂乃果の顔を見つめたがぐっすり寝ていた。しかし、顔はさっきより満足そうに寝てた。それが狸寝入りだとすぐ分かった。

 

 

 

 

 

 

機内でそんな会話をしてると数時間かけてニューヨークへ着いた。

全員無事にホテルへ着くと早速歌う曲について考えた。

(絵里)「今回のイベントは、一日目と二日目に恋愛ソングそのうちの二つが新曲。そして、三日目と四日目はそそのグループを象徴する曲のうち二つが新曲ね。計8曲分かしら。」

(海未)「流石に恋愛ソングは……難しいですね。経験が無いので。」

(希)「大丈夫やで海未ちゃん。何て言ったってこっちには、4人も恋愛を経験してるんやから。特に、絵里ちと穂乃果ちゃんは、付き合ってるしね!」

(絵里)「ちょっと、希!!」

(穂乃果)「私達まだ付き合ってないよ!!」

(にこ)「まあ、恋愛ソングは穂乃果と絵里に任せて。こっちは、新曲を考えましょ?」

穂乃果達の事は、完全にすっぽかしてにこを中心に最終日に歌う新曲二つを考える事にした。

(海未)「ユメノトビラを超える新曲ですか……。」

(真姫)「難しいわね。私は、4曲作らないといけないから。まぁ、頑張るけど……なるべく早く歌詞が欲しいからお願いね!」

(海未)「分かりました。ではまず、三日目にμ'sの出先の歌にしたらどうでしょうか?」

(真姫)「で、最終日にはμ'sのこれまでの曲ね……いい考えだわ。」

こうして、曲の構成は決まった。

後は……。珍しくノートを広げてる穂乃果と初めての歌詞作りで悩んでる絵里の姿だった。

(修也)「大変そうだな……絵里達。」

(雄介)「手伝わないのか?絵里の旦那。」

(修也)「ば、馬鹿いえ!俺はまだ……。」

そう言いながらも顔を赤くする修也に日頃の恨みとしてどんどんからかってやろう!

(雄介)「まぁ、そう言わずに手伝ってやれよ。絵里があんなに困るの小学校以来だぞ?」

(修也)「そ、そんなに!?てか、何でそんなに困ってたんだ???」

(雄介)「それはな……。」

俺が言おうとしたら絵里と穂乃果もこっちを向いていた……。

(絵里)「お二人さん、良かったら手伝ってくれない?

……てか、手伝って!!」

「「は、はい……」」

俺達は、そう言うと手伝う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【丈二編】

場所は、アメリカから日本へ。

俺は、夜な夜な起こる日本各地の停電について調べていた。それは、ノバショッカーが絡んでいるからだ。

それを知ったのは、雄介達が日本を経ってからの夜のニュースで流れた《ノバエネルギー》だった。ノバグループが作り出した次世代型エネルギーだそうだ。

確かに凄い発明だが、それはショッカーが改造手術で使用するエネルギーにすぎない。それに、あれは膨大な電気で瞬間的に1000キロワットを超えるほどの威力だ。そんなのを使えば、たちまち日本のライフラインは消滅する。

俺は、オヤジさんである立花文雄と相談してノバグループの本部となっているビルを探し出す事ができた。

そして、今文雄さんの家に居て作戦会議をしていた。

(丈二)「後は……あいつらが帰ってきたらすぐに殲滅にかかりたいと思ってます。」

(文雄)「そうか……こっちも準備出来た。」

(丈二)「オヤジさん、俺がくだらない改造手術をしたせいでオヤジさんまでに迷惑が……。」

(文雄)「別に大丈夫だ。これぐらいは……な。」

そう言うとオヤジさんは、倒れてしまった。

(丈二)「お、オヤジさぁぁぁぁぁん!!!」

俺は、慌ててオヤジさんを近くの病院へと連れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺達は、何とか歌詞を作る事が出来た。穂乃果と俺は、冬の切ない気持ちを片思いに表現した歌詞を。修也と絵里は、硝子の様に儚い乙女心を……。そして、μ'sみんなで考えた冬の恋愛ソング2曲……。後は、後半の曲なんだが……。

只今、海未が絶賛混乱中…。

(海未)「このままでは、みんなをがっかりさせてしまいます……。」

(雄介)「そんなに、悩むなよ。」

(海未)「悩みます!!」

そう言って海未は、頭を抱えた。三日目は、μ'sの始まりの曲「START:DASH!」、「僕らのLIVE 君とのLIFE」を歌う予定だが、総決算と言える歌詞が思い浮かばないらしい。

(雄介)「なぁ、こういうのに口出ししちゃいけないと思うんだけど……。一曲目はさ、みんなずっと一緒って的な歌詞にしたら?」

(海未)「みんなずっと一緒!?そう言うなら、雄介が書いてください。天才試験A級なんですか!!」

そう言われると俺は、海未からノートを受け取った。そこには、「最後のページ」「ありがとう」「笑い話」などの思い出を中心とした言葉が並んでいた。

(雄介)「海未……この二曲は、書くけどアンコールとかの為にもう2曲用意しとけよ。自分が今まで見てきたμ'sを聞いてる人に伝わるようにな!」

俺は、そう言うと作詞作業に移った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【海未編】

雄介は、ずるいです。

いつも穂乃果と仲良くしてて……。

天才で、頭の回転も早くて……。

そして、何よりみんなを守れる力があって……。

正直、嫉妬します。

(穂乃果)「あ、海未ちゃんだ!!」

そんな私に声をかけたのは、私を見たことのない世界へ連れてきてくれた穂乃果でした。

(穂乃果)「どう?歌詞できそう?」

(海未)「それが……雄介に任してしまいました。でも、アンコール用とかの為に2曲は、これから書きます。」

(穂乃果)「そうか……。なら、私達も頑張らないと!!」

(海未)「何故です??」

私は、首をかしげて聞いた。穂乃果からしたらそれは、簡単な事でした。

(穂乃果)「A-RISEより凄いパフォーマンスをして、アンコールをして貰って海未ちゃんの歌詞を歌うんだよ!!だって、今までμ'sの歌は全部海未ちゃんが作ったんだよ!そんな海未ちゃんが書いた曲を歌えないで合同ライブを終えたくないもん!じゃあ、練習してくるね!」

そう言うと穂乃果は、再び練習用のステージへと向かった。

その姿がμ'sを語っていたのに私は、気づくと今まで悩んでた自分が可笑しくなってついクスクスっと笑ってしまった。そして、ノートを広げて椅子に座る。

(海未)「さて、頑張りますか!!」

そう言うと私は、μ'sを象徴する曲を作るために作詞をし始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、2曲書き終えると真姫に見せて曲をお願いした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、μ'sの持ち曲10曲が無事完成した。

ステージ順は、先にA-RISEが歌いその後にμ'sが歌うと言うことに決定した。

本番当日の朝。みんな、ガチガチでいつも以上にパフォーマンスにキレがなかった。

(翔一)「凛たち大丈夫かな?」

(修也)「やはり、異国の地だから……不安なのか?」

(雄介)「嫌、違う。焦りだ。」

(翔一)「焦り!?」

修也と翔一は、驚くが俺は、見ててわかる。穂乃果のあの顔は、焦ってる顔だ。修也の事も一理あるが、本番で歌う曲に海未の歌詞は一曲も入ってない。だからだろう……。一生懸命やって海未の書いた曲を歌おうと言う気持ちが焦りに繋がってると確信した。

そして、俺はある提案を思いつく。

(雄介)「良し!散歩に行こう!」

俺の提案にμ's全員が驚いた。しかし、誰も反対することなく街を散歩し始めた。

 

(絵里)「でも……どうしてライブ前に散歩を!?」

(雄介)「お前の旦那が異国の地で不安があるんじゃないかって言ってたからさ。」

(修也)「雄介……帰ったら覚えてろよ!!」

そう言いながら黒いオーラを出しまくってる修也だった。

(希)「でも、変やね。練習中は不安だらけだったのに……ここを歩いてると普通に普段の下校と思っちゃうんや。」

(凛)「それ凛も思ったにゃ!!でも何で???」

(穂乃果)「きっと似てるんだよ。ここは、日本のアキバに。」

凛の質問に穂乃果が答える。そう、その答えはμ's全員の答えでもあった。

(絵里)「そう言われれば……そうね。それに、今回は修也も見てくれてる。前回、UTXで踊った時とは大違いって所をA-RISEに見せてやりましょ!」

(海未)「そうですね!負けっぱなしではいられませんしね!!」

(穂乃果)「じゃあ、ここでやろうよ!掛け声!!」

そう言うと穂乃果達は、丸くなった。

(穂乃果)「行くよ!1!! 」

(ことり)「2!」

(海未)「3!」

(真姫)「4!」

(凛)「5!」

(花陽)「6!」

(にこ)「7!」

(希)「8!」

(絵里)「9!」

自分の番号を言い終わると9人は、肩を組んだ。

(穂乃果)「μ's!!」

とニューヨークの街に穂乃果の声が響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「Music……start!!!」」」」」」」」」

 

こうして、その日の夜、合同ライブがスタートした。

μ'sは、まず全員で「それは僕たちの奇跡」を歌い、穂乃果とことりと花陽の3人ユニットPrintempsで

「No EXIT ORION」を歌うと最後にのぞえりという名前で希と絵里が「硝子の花園」を歌い今日は、幕を閉じた。

何故か、ポイント制になっており、

今のところμ's20点、A-RISE15点だった。

このまま順調に時間だけが過ぎたが……。

 

 

 

 

 

三日目の夜、事件は起こった。

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》(CV.本郷雄介)
三日目も順調にライブが行われた。俺達は、ホテルに帰ろうとすると
「穂乃果が、いない!!」
と言いながら俺は、暗闇の中ニューヨークの街で探すが中々見つからない。
そこには、ノバショッカーが絡んでる事が明らかに!?

第四十七話「μ'sとA-RISEの海外合同ライブ!?(後編)」





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第四十七話「μ'sとA-RISEの海外合同ライブ!?(後編)」

【雄介編】

あれから、二日が過ぎてアメリカ全土は日本のスクールアイドルと呼ばれる二つのグループに魅了されていた。スクールアイドル界の王者A-RISEとスクールアイドル界の超新星μ's。

二つのグループの得点差は、A-RISEが42点、μ'sが40点と少しA-RISEがリードしてるが……まだ、逆転できる。俺は、そう信じていた。

(絵里)「では、ホテルに戻りましょうか。」

(穂乃果)「賛成!!穂乃果、お腹減ったよ。」

しかし、花陽は少しショックな表情だった。

(翔一)「どうした?花陽。まさか、今日得点が伸びなかったのを自分のせいn……「白米が食べたい!!」へぇ!?」

花陽は、アメリカへ来てから我慢してた事……それは、白米を食べたいということだった。

(雄介)「でも、ご飯ならホテルでも……。」

(花陽)「違います!西洋のご飯じゃなくて、日本のご飯です!!あの熱々でホカホカのご飯が食べたいんです!!」

(修也)「花陽のご飯好きにはまいったな……真姫、何かいい店ないか?」

(真姫)「な、何で私に聞くのよ!?まぁ、あるにはあるけど……。」

真姫は、そう言って渋々俺達をアメリカにある日本料理店「ごはん屋」に案内した。花陽も満足そうにご飯を食べていた。

(絵里)「さぁ、今度こそホテルに帰りましょ?」

(海未)「そうですね。明日は、イベント最終日。μ'sの本気を見せる時ですね!!」

そう言いながら電車に乗ってもどろうとした。しかし、穂乃果は、いつになっても来ようとしない。俺は、心配になり改札口に、戻るとそこには穂乃果は居なかった。

俺は、絵里達に先に帰るように電話で伝えた。

(雄介)「穂乃果!!どこだ!!おーい!!」

流石は、アメリカ。足だけでは探すのに手間がかかると判断した俺は、サイクロン号を遠隔操作して今いる場所までつれてきた。そして、サイクロン号に乗り穂乃果を探し始めた。

 

 

【穂乃果編】

(穂乃果)「あなたは、この間の!!」

(ウルガ)「まさか、海外に逃げてたなんて……気が付きませんでしたよ。」

私は、人の流れに押されて気がついたら駅から離れたビル影に居た。

(穂乃果)「近づかないで!!」

私は、この間みたいに拒絶するが何も起こらなかった。

(ウルガ)「どうやら、まだ未完全って訳か。なら、やれ!」

そう言うと戦闘員らしき人が私の両手を掴んで動けなくした。

(穂乃果)「嫌だ!!離して!!!」

(ウルガ)「無駄だ!お前のその力……貰うぞ!」

すると、怪人は私の腹部に思いっきり手をぶつけると魔法陣らしき物が展開されて何か私の物を奪い取ろうとした。

(穂乃果)「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

私は、必死に叫んだ。微かでも良いから雄君に届いて欲しいと思ったからだ。

 

 

「そこまでだ!ノバショッカー!!」

 

 

雄君は、ずるいよ……。

だって、私が来て欲しいって時には、

必ず来てくれるんだから……。

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、サイクロン号でウルガに体当りする。

そして、拘束してる戦闘員を倒して穂乃果を解放する。

(ウルガ)「おのれ……本郷雄介!」

(雄介)「今は、お前の相手をしてる暇などない。」

俺は、そう言うと穂乃果を連れてサイクロン号でその場をあとにした。

 

 

 

 

【ナレーション】

(ウルガ)「馬鹿め。本郷雄介、私が欲しいものは既に手に入った。撤収だ!!」

そう言うとウルガは、部隊を連れて日本へ帰国する事にした。彼が取り出した物こそが最強の改造人間と言われたジュンの力の源だった。

言わば卵だ。

ウルガは、それを孵化させジュンを誕生させようとしていた。そして、ライダー達を粉砕して自分が望む世界征服の実現に力を入れようとしてたのだ。

(ウルガ)「ライダー共……この力で死ぬがいい。」

 

 

【雄介編】

俺は、穂乃果を後ろに乗せて街中を走っていた。

絵里に電話して俺と穂乃果は、今からホテルに帰ると伝えた。

(穂乃果)「雄君……怒ってる?」

(雄介)「何が!?」

(穂乃果)「その……穂乃果がおっちょこちょいな所に……。」

(雄介)「そんなの……今更だろ?そんな事でキレてたら仮面ライダー失格だよ。」

(穂乃果)「……ごめん。」

そう言うと穂乃果は、俺に抱きつくと涙目になっていた。

(雄介)「そう言えばさ、さっきの……大丈夫?」

(穂乃果)「うん!何か、身体の余計な物が取れたって感じだよ!!身体も軽いしこれで明日は、万全の状態でライブが出来るよ!」

(雄介)「そうか……なら良いんだけど。」

俺は、そう言うと穂乃果と一緒にホテルへ帰ってきた。

その後、絵里とイチャイチャしてる修也と翔一を連れて誰もいない屋上へとやって来た。

(修也)「おいおい、どうしたんだよ!?」

(雄介)「修也……ショッカーの洗脳から初めて開放された人の事……覚えてるか?」

(修也)「もちろん。ジュンって子が私を誕生させないでって言ってきた話だろ?忘れる訳ないじゃないか。」

(雄介)「もし、そのジュンが誕生しそうだと言ったらどうする?」

(翔一)「そうなったら……世界は!?」

(修也)「間違いなく消滅する。」

翔一は、驚きを隠せなかった。それもそのはず、ジュンの力は俺達の数倍の威力があり束になっても勝てる自信が無い。

俺は、すかさず丈二に連絡して今後の事を話した。

(雄介)「分かった。じゃあ、帰国してから俺たちも作戦に移る。」

(丈二)『分かった。後、オヤジさんが……。』

(雄介)「何だって!?本当か???」

(修也)「どうした!?」

(雄介)「オヤジさんが、急性肺炎の為入院したって……。」

まさに最悪な事が次から次へと続いていった。ノバショッカーが行動を開始すると同時にジュンが誕生しそうでオヤジさんが死にそう……。

なんて事だ!?

(雄介)「俺は、日本に……」

(修也)「待て!μ'sのライブを……穂乃果が頑張ってるところを最後まで見てやれよ!」

(丈二)『そうだ、本郷。オヤジさんやノバショッカーの事は俺に任せろ。それに、ショッカーも日本で行動を開始するだろう、何て言ったって最強改造人間の卵が敵に渡ったんだからな。』

丈二は、そう言うと電話を切った。

(修也)「俺達も寝よう。明日が最終日だからな。」

修也がそう言うと俺達は、それぞれの部屋に戻って寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最終日。

本番……。

μ'sが歌った曲は、俺が作詞した

「タカラモノズ」と「そして最後のページには」だった。

最初に明るい曲から始まってこれまでの記憶が全て蘇るかの様な選曲や歌詞、曲に全米が震えた。

発表後、穂乃果達は一列に並んで自分の名前を言ってお辞儀してステージを後にした。

すると、割れんばかりの大歓声でμ'sにアンコールを求める全米ファン。

その声に涙目になりながらも応えようとする穂乃果達の姿を俺は、ステージ裏から見つめてた。

(穂乃果)「みんな、行こう!……1!!」

(ことり)「2!」

(海未)「3!」

(真姫)「4!」

(凛)「5!」

(花陽)「6!」

(にこ)「7!」

(希)「8!」

(絵里)「9!」

 

 

 

 

しばらく静かな空気が漂う。

 

 

 

 

(穂乃果)「μ's!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その空気を切り裂くかのように穂乃果が大声を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、会場全体と穂乃果達がシンクロした。

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「「「Music……start!!!」」」」」」」」」」」」」

 

 

 

こうして、アンコール曲「僕らは今のなかで」を笑顔で歌いきったμ'sが日本でA-RISEよりも有名になることをアメリカにいたμ's達は、知らなかった。

 

 

 




《次回予告》(CV.絢瀬絵里)
私達は、A-RISEと海外合同ライブを終えて日本に帰ってくるとそこは、μ'sのファンでいっぱいだった。
そして、μ'sとA-RISEを特別に第2回ラブライブ!決勝ステージに出場が決まった。
それと同時に私達はある決断を迫られる。
それは、μ'sの今後の活動についてだった。
μ'sを続けるか辞めるか……。
メンバー1人1人が考える……。
果たして決断は!?

第四十八話「μ'sのこれから……」


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第四十八話「μ'sのこれから……」

《前回のあらすじ》
大大大成功と言ってもいい様な感じで
μ'sとA-RISEの海外合同ライブは、成功した。
そんなμ'sと雄介達は飛行機(エコノミー)で日本へ戻る最中だった。


【穂乃果編】

色々あったけど、楽しかった。

が、今の私の中で溢れ出す感情だった。

結果は、A-RISEを破り見事合同ライブイベントを制した。すると、走馬灯の様に蘇ってくる。

けど、昨日から変な夢を見る……。

私と瓜二つの女の子が助けを求めてる夢……。

 

(???)「お願い!私を誕生させないで!!このままじゃあ、世界は……。」

 

いつもここで終わる不思議な夢……。

でも、私は気にしないで眠りにつく事にした。

 

 

【雄介編】

日本へ帰ってきた俺達は、出発前と違うことに気づく。

 

(雄介)「さっきから誰か誰かに見られてるような……。」

 

その感は、正しかった。合同ライブの模様が日本で全国的に流れており、それを見たμ'sファンが帰ってくる時間まで待っていたらしい。

サインを求めるファンが長蛇の列が九つ作る……。

 

 

 

 

その後、懐かしの部室に何とか戻ってきた俺達は、丈二を入れて今の現状について話すことにした。

 

(丈二)「海外合同ライブを見てファンになった人が多くて凄いことになってるよ。」

(海未)「確かに……ここまでブレイクするとは思ってませんでした。」

(真姫)「でも、これから考える事があるんじゃないの!?」

 

真姫の一言により、暗くなるμ'sメンバー……。

そう、3年生が居なくなる今、μ'sの今後の活動をどうするかと言う事だった。

 

(穂乃果)「μ'sのこれから……。」

そう考えてると部室のドアを誰かがノックする。

(真衣香)「ちょっといいかしら。」

 

そう言って部室を覗いたのは、ことりの母である真衣香さんだった。

俺達は、そう言われると部室から理事長室へ移動する。

 

(穂乃果)「続けてほしい!?」

(真衣香)「えぇ。みんな、μ'sには続けてほしいと思ってる。」

 

その言葉を聞くと穂乃果達は、何も言い返せなくなった。確かに、スクールアイドル時代にブレイクして本物のアイドルになった人は、たくさんいるが……。

学年も違う穂乃果達μ'sの場合それが出来る保証はなかった。

 

 

 

 

結局、その日に決断が出来ずに穂乃果達は、学校を後にした。

俺は、サイクロン号で穂乃果と一緒に西木野総合病院経と向かった。

(丈二)「来たか。」

 

先に病院に行っていた丈二が居た。

 

(雄介)「うん、オヤジさんの容態は?」

(丈二)「近いうちに峠が来るって……。」

(穂乃果)「文雄さんに何かあったの??」

(雄介)「俺達がアメリカに行ってる時に急性肺炎で倒れたって……。」

(穂乃果)「そんな!!文雄さん……。」

(文雄)「おぉ!来たか。」

 

そこへ、部屋からオヤジさんが出てきた。

 

(雄介)「オヤジさん、だめですよ!寝てないと……。」

(文雄)「いつもショッカーやゲルショッカーと戦ってるお前達に比べたらこんなのへっちゃらだよ!それより、穂乃果ちゃん見たよ。海外ライブ。凄かったね!次も期待してるよ!!」

(穂乃果)「ありがとうございます。」

 

穂乃果は、そう言うがオヤジさんは知っていた。穂乃果達μ'sがこれからに悩んでる事を……。

 

(文雄)「それで、穂乃果ちゃんに知らせたいことがあるんだけど……。」

 

そう言いながら2枚のプリントを渡した。

 

(穂乃果)「これは!?」

(文雄)「良いから見てみなさい。」

 

そう言われると穂乃果はそのプリントを読むと急に瞳に涙を貯めて病院を後にした。

 

(雄介)「穂乃果!!」

 

俺は、追いかけようとしたがオヤジさんに止められた。

 

(文雄)「雄介、お前は今まで改造人間だからと言って将来の事を考えてなかったみたいだけど……これだけは、言っておくぞ!お前の人生なんだから、しっかり決めろよ!進路とか結婚とかな!」

(雄介)「け、結婚!?」

 

俺は、そう言うと何故か体内温度が上がっていた気がした。

 

(丈二)「どうした!?頬が赤いぞ???さては、誰か気になる人がいるのか??」

(雄介)「修也みたいな事を言わないでくれ!」

 

俺は、そう言うと病院を後にしようとした。

 

(文雄)「自分のやりたい様なしたい様な事を少しは優先したらどうだ???」

(雄介)「考えておきます……。」

 

そう言って穂乃果を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

【丈二編】

(丈二)「オヤジさん、例の調整終わりました。後は、雄介と修也がいつ求めるかですね。」

 

俺は、雄介達が居なくなったのを確認してオヤジさんと本題を話し始めた。

 

(文雄)「そうか……。あれは、俺の魂の傑作だからな。大切にして欲しいな。」

(丈二)「そうですね。恐らく、世界最速ですよ。あれは……。世界探しても何処にもありませんよ。」

(文雄)「そう言われると作ったかいがあったもんだ……。」

(丈二)「はい。」

(文雄)「今まで……ありがとう……。」

 

 

 

 

そう言い残して……。

オヤジさんは、瞳を閉じた……。




《次回予告》
オヤジさんから渡された2枚のプリントが穂乃果達の運命を大きく左右する。
穂乃果達μ'sが選んだ道とは!?
迫り来るラブライブ!の前にμ'sとA-RISEが全国のスクールアイドルを収集!?
その理由とは???

次回、第四十九話「μ'sの決断……」


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第四十九話「μ'sの決断……」

《前回のあらすじ》
仮面ライダー達を支えていたオヤジさんこと立花文雄は、急性肺炎の病で天国へ旅立った。
そんな、オヤジさんから穂乃果へ渡された2枚のプリントが穂乃果達μ'sの運命を変える!!



 

【雄介編】

俺達は、翌日オヤジさんとの別れをして音ノ木坂学院アイドル研究部の部室にいた。

これから穂乃果が決断の発表をしようとしてた。

 

(穂乃果)「みんな!文雄さんからのメッセージだよ。」

 

そう言うと穂乃果は、1枚目に書いてある手紙を音読し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sの皆様へ

第1回正真正銘のラブライブ!優勝者A-RISEとの合同ライブお疲れ様でした。私は、そのライブを病院で全て見させてもらいました。君達は、今までショッカーなどに妨害されまともなライブを経験した事がほとんどない状態でA-RISEに勝てる実力がある。これは、ライブの結果からして分かるね?そんな、才能と言っても良い実力を潰す訳にはいかない。元々、君達のファーストライブを見た時からファンだった私は、ラブライブ!がショッカーの罠だと知ってからすぐにその名前で本物のラブライブ!を開催しようとスポンサーを募集して無事に大会を開ける状態になった。そして私は、ラブライブ!の運営理事長として高校生の部と大学生までのスクールアイドルを対象にしたU-22の部の二つを作ることにした。

因みにA-RISEは、進学後もスクールアイドルとして活動する事を決めているよ。君達もこれからのスクールアイドル界で羽ばたいていく姿を私は、天国で見ている。

全国スクールアイドルグランプリ

【ラブライブ!】運営理事長 立花文雄より」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)「ねぇ、みんな。

続けよう!こうやって楽しみにしてくれてる人達が沢山居るんだから!それに、μ'sとして活動できる期間は、後4年もらったんだよ!ここで活躍しないと天国に行った文雄さんに失礼だよ!!」

(絵里)「そうね……で、穂乃果。もう1枚は??」

 

絵里にそう言われると穂乃果は、もう1枚のプリントを見た。それは、第1回U-22スクールアイドルグランプリ【U-22ラブライブ!】の開催概要だった。

会場はアキバドーム。今年度ラブライブ!の優勝者A-RISE、μ'sも参加!!と書かれていた。

 

(にこ)「これって……」

(希)「第2回ラブライブ!の本戦開催日やん。」

(修也)「オヤジさんらしいな。最後まで……。」

(雄介)「最高のプレゼントだよ……オヤジさん。」

 

俺は、そう呟くと涙が止まらなかった。今まで穂乃果達μ'sのライブの時に俺達改造人間がいるせいでまともなライブがほとんどなかった。

だから、俺が……俺達が穂乃果達にとって邪魔な存在だと思ってた……。

 

(穂乃果)「雄君、泣かないで?」

 

そう言いながら穂乃果は俺を抱きしめてきた。

俺は、なにも言わずに抱き返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かな時間がしばらく流れる。

ずっとこの時が流れればイイと思っていた……。

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

 

(海未)「学校で不純正行為は、禁止です!!」

 

誰もいない廊下に海未の声が響き渡る。

すると、俺達は慌てて元に戻る。

 

(穂乃果)「海未ちゃんのケチ!」

(海未)「ケチでも何でもありません!だいたい、穂乃果達はいつも度が強すぎるんです!!修也と絵里や翔一と凛を見てください。貴女みたいにバシバシ言ってないでしょうが!」

(ことり)「海未ちゃん……落ち着いて……。」

(にこ)「それにしても、U-22の方はまだ参加ユニットが少ないようね。」

(希)「そうやね。今年で卒業するウチらはともかく大学生とかあまり興味なさそうやね。」

(ツバサ)「ちょっといいかしら?」

 

すると、突然A-RISEの3人がやって来た。

 

(雄介)「何でここに!?」

(ツバサ)「何度ノックしても出ない方が悪いんでしょ?」

(穂乃果)「ごめんなさい。で、話とは何でしょうか?」

(ツバサ)「見ての通り、U-22の方はまだ参加ユニットが少ない。このままでは、立花運営理事長に合わせる顔がないわ。そこで、スクールアイドルの魅力をもっともっと全国の人に伝えるためのイベントをしようと思ってる。」

(海未)「確かに……。スクールアイドルの魅力をもっと伝えれば、もしかしたら大会に参加する人が増えるかもしれませんね!」

(英玲奈)「そうだ。そこで、μ'sにお願いがある。」

(絵里)「私達に!?」

(あんじゅ)「そう、スクールアイドルの為の曲を作ってほしいの。」

(真姫)「曲なら貴女達でも作れるでしょ!?」

(ツバサ)「確かに作れるけど……それでも、貴女達の歌の方が初めて聞いた人達の心に響いた。これがどう言う意味か分かるわよね?」

(英玲奈)「もし、それが成功すればスクールアイドルの歌として永遠になる。」

(海未)「少し、緊張しますね……。」

(あんじゅ)「いつも通りにリラックスでいいのよ。気楽に考えてちょうだい。」

(ことり)「A-RISEの皆さんは何を!?」

(ツバサ)「私達は、他のスクールアイドルに連絡して参加要請をするわ。後、衣装作りもね。」

(穂乃果)「じゃあ、私も手伝います!!」

(絵里)「そうね。それにこっちは……。」

 

そう言いながら絵里は、俺達の方を見る……。

何か、嫌な予感がしてならないんだが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「結局かーーーーー!!!!!」

 

俺は、そう叫びながらサイクロン号を走らせていた。

時速は……恐らく130キロぐらい!?

 

(穂乃果)「雄君、落ち着いて。スピード落として!!」

(雄介)「だいたい、参加要請なら電話ですればいいだろ?何で、日本中を駆け巡らないといけないんだ?」

(穂乃果)「だって、会って話した方が良いと思って。」

(雄介)「なるほど……。お前らしい。じゃあ、しっかり掴まってろ!本気で行くぞ!!」

 

俺は、そう言いながらサイクロン号のスピードを上げて最高時速まで到達してながら高速道路を走っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな、俺達を狙っている人が居た……。

「最終決戦の日は、近い……。」

そう言うとその人は、東京方向へ向かって車を動かし始めた。




《次回予告》
こうして、数日が過ぎて全国のほとんどのスクールアイドルと合同ライブをする事になったμ'sとA-RISE。
そんな中、ジュンの力を狙ってショッカーとノバショッカーがついに激突!!
その場に居合わせた穂乃果の真上にビルの瓦礫が!?
それを庇う為に雄介が!?

第五十話「激突!ショッカー対ノバショッカー」


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第五十話「ショッカー対ノバショッカー」

ここで、ネオ1号とネオ2号について少し話します。
今作では、非公式ですが仮面ライダーネオ1号と仮面ライダーネオ2号とベルトをネオ・タイフーンと表記します。
ベースは、劇場版仮面ライダー1号に出てきた仮面ライダー1号の姿で、横に1号なら2本、2号なら1本のラインが入ってます。そして、2号の手足は赤で仮面は少し緑っぽいです。2人とも体の太さは、以前と変わりません。




【ナレーション】

あれから数日の時が流れてスクールアイドルたげの特別なイベントが始まろうとしてた。

そんな中、1人の少女が嫌な夢を見てみた。

それは、少女の体の奥に悪魔が潜んでる夢だった。

周りの人は、催眠のせいで訳分からない事を言ってると思っていたが少女は、知っていた。自分の正体が……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔であるショッカーの首領のもう一つの姿だと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、王者A-RISEのリーダーとしてスクールアイドルを引っ張っていく必要性があるツバサは、日に日に強くなる本能を隠していながら過ごしていた。

 

(ツバサ)「お願い……。今日だけは、表に出てこないで!!」

 

そう叫びながらツバサの朝は、始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

(雄介)「穂乃果!朝だぞ!!」

 

俺は、そう言いながら穂乃果を起こすが中々穂乃果は、起きなかった。

 

(雄介)「穂乃果、今日なんの日だ??」

(穂乃果)「え!?あ!!イベントの日だった!!!」

(雄介)「ほれ、朝食と制服準備しておいたからさっさと行くぞ!!」

 

俺は、そう言いながらサイクロン号のエンジンをかけに外へ出た。

しかし、鍵を入れて回すが中々エンジンがかからない。

 

(雄介)「故障かな!?オヤジさん!!ちょっと見て……。」

 

俺は、そう言うがそこに居たのはオヤジさんではなく娘で俺と同い年の真優がいた。

 

(真優)「雄介、お父さんは居ないよ。もう、数日経つんだから……。」

(雄介)「ごめん。そう言えばお前も今年で3年だろ?進路とかは??」

(真優)「城南大学に進もうと思ってる。それ以降は、考えてないの。」

(雄介)「そうか……。俺も城南大学へ行こうとしてる。教育学部だ。じゃあ、穂乃果をイベント会場へ連れていかないと行けないからさ!」

 

俺は、そう言うと再びエンジンをかけ直すとやっとエンジンがかかった。

そして、慌てて来た穂乃果を後ろに乗せて出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場には、既に多くのスクールアイドルがスタンバイしていた。そこには、μ'sや修也、それに翔一や丈二もいた。

 

(修也)「2人とも遅刻だぞ??」

(海未)「穂乃果!!あれほど送れないようにと言ったではありませんか!!」

(穂乃果)「ごめんごめん……。急いで衣装に着替えてくる!!」

 

今回のイベントは、スクールアイドルだけの祭典である為、共通の歌を同時に歌って楽しむと言う事だった。その映像は、ヘリコプターで世界に中継される。

そして、この日のために海未と真姫が作ったスクールアイドルの歌をみんなで歌って踊る……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その中には、来年度入学予定の雪穂と亜里沙が衣装姿で居た。

街の大きな道路が埋まるぐらい凄い人だったが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その中心には……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果達μ'sの姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、静かな音楽から始まったのは……。

スクールアイドルの歌として作られた曲……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SUNNY DAY SONG】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段は、会うことも一緒に踊ることもないユニット達が一緒になって笑顔で踊る姿に俺は、スクールアイドルの可能性を感じた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブの終わりには、無数の風船をビニールに詰めて作った大きなハートのビニール部分を壊して終了した。1人1人があの青く広い大空へ飛び出せるようにと意味を込めて……。

 

ライブの後にはみんなで集合写真を取って解散した。

俺は、穂乃果を連れて帰ろうとしたがサイクロン号がまた調子が可笑しいので歩いて帰ることにした。

 

(ツバサ)「高坂さん!」

 

そんな俺達の所へA-RISEの綺羅ツバサがやって来た。

 

(穂乃果)「つ、ツバサさん。この前のライブと言い今回もありがとうございます。」

(ツバサ)「いいえ……でも、これが限界みたい……。本郷雄介…いや、仮面ライダー1号……最後に貴方にお願いがあるの……私の中にある大首領の遺伝子の中心部を……破壊して……。」

(穂乃果)「じゃあ、あの時のはやっぱり……。」

 

そう言いながら穂乃果は、俺の後ろに隠れる。そう、以前穂乃果がトラウマになるまでに襲った怪人キングの人間体が綺羅ツバサなのである。

 

(ツバサ)「このままじゃ……私は、確実にキングと融合してしまう……その前に人生をやり直したい……だから、お願い……。」

 

今にも絶えそうな小さな声でツバサは、俺に言った。俺は、その覚悟の瞳を見て体内からネオ・タイフーンを出す。

 

(雄介)「……変…身!!」

 

俺は、そう言いながらいつもの変身ポーズを取ると保護シャッターが開き中にある風車が回ると、仮面ライダーネオ1号の姿に変身した。

 

(1号)「行くぞ……。」

(ツバサ)「お願い……。悪魔から私を解放して!」

 

ツバサの言葉を聞くと俺は、人差し指にパワーを貯めるとピンポイントで狙えるようにした。そして、人差し指が貫通しない様にゆっくりそして、優しく人差し指をツバサの体に当てるとツバサの後ろに黒いオーラが飛び出してきたと同時に意識を失った。

 

(1号)「穂乃果、真姫と丈二を呼んでくれ。ツバサを見て欲しいんだ。」

(穂乃果)「わかった。」

 

そう言って穂乃果は、電話をかけ始めた。

しかし、黒いオーラの正体はショッカー首領……。すかさず次の身体を探し始めた。そんな中、ビルが破壊された!!

 

(1号)「何だ!?」

 

そこには、ショッカーとノバショッカーがぶつかっていた。ノバショッカーのウルガの手には、穂乃果から奪い取ったジュンの卵があった。

恐らくそれを狙って衝突したのだろう……。

 

(穂乃果)「ど、どうしよう!?」

(1号)「丈二達が来るまでなんとかしないとな。それに、ウルガからあれを奪い返さないと!!」

 

そう言い残すと俺は、両軍の間へと向かい走り出した。

 

(ノバ戦闘員)「仮面ライダーだ!!仮面ライダーが来たぞ!!」

(毒トカゲ男)「また、ライダーか!いつもいつも邪魔ばかりしやがって!」

(1号)「俺は、何時だってお前達の邪魔をするさ!行くぞ!」

 

そう言うと俺は、近くにいる戦闘員を蹴散らすと毒トカゲ男、ガニゴウモルとウルガ、イーグラと戦闘を始めた。後から来た修也がガニゴウモルとイーグラを連れて別で戦闘を開始した。

 

(1号)「ジュンの力を好き勝手にはさせない!」

(ウルガ)「仮面ライダー1号……歴戦の勇士であるお前でも間違える事あるんだな…。」

(1号)「何!?」

(ウルガ)「確かに、ジュンの卵はもらったがその卵を孵化させる為に生贄を捧げるのだよ…。そして、それが……。」

 

俺は、悟った。それこそが穂乃果である事を!!

そして、あたりを見回すとまだ近くに穂乃果が居た。

 

(1号)「穂乃果!!」

 

俺は、そう言うとウルガと毒トカゲ男を蹴り飛ばすと穂乃果の所へ走り出した。

その時、穂乃果の真上にビルの瓦礫が落ちてきたのを俺は、確認した。

 

(真姫)「穂乃果!危ない!!」

(穂乃果)「え!?」

 

そう言って見た穂乃果は、しゃがんで頭を伏せていた。

俺は、そんな穂乃果を庇うかの様に覆い被さって瓦礫を受けた。

 

(穂乃果)「え!?雄君……。」

 

穂乃果の声が聞こえるが……。

1年間、ショッカーと戦ってきた身体が限界と叫んでいるのを俺は、確認した……。

そして、変身が解ける穂乃果の隣りに横倒れてしまった……。

 

(穂乃果)「雄君!?雄君!!返事をしてよ!!雄君!!」

 

泣きながらそう言うと穂乃果を薄目で確認した俺は、穂乃果の頬を触れようとした……。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、後もうちょっとで届く距離だったのに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

急に身体の力が抜けて穂乃果に届かないで下ろしてしまった……。

その直後にゆっくり……瞳を……閉じた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

雄君が、私の目の前で……。

私は、何度も名前を呼ぶけど……。

瞳を閉じていこう反応すらない……。

何で!?返事をしてよ!雄君!!

 

そう思ってた私達にの周りに火の牢屋が上から落ちてきて閉じ込められた。

 

(ウルガ)「愛する者を失い絶望寸前の高坂穂乃果。その憎しみや悲しみと言った負の感情をこのジュンに捧げるのだ!!」

 

そう言って怪人は、私から奪い取った卵みたいなのを掲げる……。

雄君やみんなが恐れていた史上最強して最悪の改造人間ジュンの誕生まで……

 

 

 

 

 

 

 

後、20分……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
雄介の身体にはアチコチ傷を作っていた。しかし、人々の笑顔と希望を守ると言って限界を超えてまで戦い抜いていた。
これまでも……

そして、

これからも……

そんな雄介を誰よりも見てきた穂乃果が遂に……。

第五十一話「史上最強にして最悪の改造人間…爆誕!」




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第五十一話「史上最強にして最悪の改造人間…爆誕!」

【穂乃果編】

時だけが流れる感じがした……。

目の前では、脈もなく意識もない雄君……。

少し、目線を上げればほほ笑みを浮かべてるノバショッカー幹部の改造人間ウルガ……。

悔しいよ……。

このままじゃ終われない!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、そう思うとウルガの持ってる卵がこちらへやってくる。

 

(2号)「穂乃果!それに触れるな!!」

(V3)「ダメです!!ジュンになってはいけない!!」

 

しかし、私は決意した……。

そうするしか道がないと……。

 

『ねぇ、貴方はどうしたい!?』

 

その一言で私の景色が変わる。

当たりには、美しい花畑が地平線へと広がっていた。

そして、少し離れた所には大きな水溜りがあった。

 

(穂乃果)「ここは!?」

『ここは、貴方自身の心の中……。』

(穂乃果)「穂乃果の心の中……。」

『私は、色んな人に寄生してはその人の闇の力だけを食べてきた。そして、全身に闇の力が溜まった時、私は姿を現すんだけど……今回は、違う……。』

(穂乃果)「どういう事!?」

 

すると、私の目の前に私にそっくりな姿をした人が現れた。

 

(ジュン)『これは、貴方の身体の中にいる時に出来た姿……。そして、これがしばらくの間私の本体になるの。』

(穂乃果)「貴方がショッカーに狙われてる最強で最悪の改造人間ジュン???」

(ジュン)『昔は、そう呼ばれてた。でも、仮面ライダーや貴方達μ'sの優しさや強さ、それに邪悪に立ち向かう勇気を見てきた。だから、もう、最悪な改造人間と言う肩書きは捨てないとね。』

 

そう言いながらジュンは、ウインクして来た。それを見てると確かに私に似てる……。

 

(ジュン)『そんな、貴方でも……闇があった。』

(穂乃果)「え!?」

 

ジュンは、真剣な表情でさっきより低い声でそう言う。

 

(ジュン)『闇の気を探すのが上手い私が分からないぐらい普段の貴方は、素晴らしい娘よ。でも、今日は違った。貴方の愛する者が殺されたのを目の前で見て復讐や悲しみ、憎しみの心が芽生えてきてる……。このままじゃ、私はまた最悪の改造人間になってしまう……。』

(穂乃果)「でも……。雄君は、もう……。」

(ジュン)『諦めちゃダメ!最後まで希望を…仮面ライダーを信じて!それがこの1年私が貴方から教わった事よ。』

(穂乃果)「最後まで……希望を仮面ライダーを信じる……そうだよね!雄君は、いつだってこんなピンチを退けてきたもんね!」

(ジュン)『うん!今の貴方は、最高に可愛いよ!!』

 

そう言いながらジュンは最高の笑顔で答える。

 

(ジュン)『でも、多分ショッカーやノバショッカーを粉砕する力は必要だよね。いくら翔一君や進化した修君でも、ウルガやイーグラには、敵わない。それほど、アイツらは強いわ。』

(穂乃果)「じゃあ、どうすればいいの??」

(ジュン)『一つだけ……一つだけ、方法はあるわ……。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】

俺は、毒トカゲ男やガニゴウモリを倒すとノバショッカーのウルガやイーグラとの戦っていた。

 

(ウルガ)「しつこいですね。なら、これはどうだ!!」

 

そう言いながらウルガは鋭い爪で俺の身体を引っ掻いてくる。

 

(2号)「まだだ!!まだ、終われない!!俺は……俺は、何度でも立ち上がる!!それが、仮面ライダーだ!!」

(イーグラ)「お前も出来損ないだな!1号と一緒にあの世行きだ!!」

 

そう言いながらイーグラのサーベルを突き刺し俺を吹き飛ばしてくる……。

立ち上がろうとすると今度は、バッファルが体当たりして来た。

もろに受けた俺は、変身が強制解除された。

 

(絵里)「修也!!」

(修也)「絵里は逃げろ!!!」

 

俺は、そう言った時、イーグラにサーベルで腹部を刺されてしまった……。

その後、強く刺したサーベルを、抜いたイーグラはウルガの所へ向かっていく……。

 

(絵里)「修也ーーーーーーーーーー!!!」

 

絵里の声が微かに聞こえる中、俺は、そのまま息をしなくなった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【翔一編】

(翔一)「お前達だけは、絶対に許さない!!よくも先輩達を!!!」

 

俺は、既に強制解除されていたので何もすることが出来なかった。勿論、悔しいよ。だって、憧れてた1号と2号が揃って怪人に殺されたんだから……。

 

(丈二)「落ち着け、風見。今は、この状況をどうするかどうかだ!!」

(翔一)「そんな事は分かってる……でも!じゃあ、誰が日本を守るっていうんだよ!先輩達を簡単に殺せるあんな、バケモノ相手にどう戦えって言うんだ!!」

(真姫)「二人とも、傷が広がるから落ち着いて……。」

(凛)「ここで、喧嘩はみっともないにゃ。」

 

俺達の喧嘩を真姫と、凛が止めに入る。

しかし、凄まじい強さで周囲を圧倒するウルガ達ノバショッカーに何も出来ない俺達は、無力なのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな事ない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望の淵に立たされた俺たちにそう明るく声をかけたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰でもない、μ'sのリーダー高坂穂乃果だった……。

 

(海未)「穂乃果、無事だったんですね!」

(穂乃果)「うん。でも……雄君が……。」

 

そう言いながら泣き出す穂乃果……。

しかし、彼女の目には負の感情はこれっぽちも見せなかった。

 

(ウルガ)「何故だ!?何故、絶望しない!?ほかの奴は、みんな絶望したのに……何故、お前だけは無傷なんだ??」

(穂乃果)「分からないみたいだから教えてあげる!」

 

 

 

 

 

穂乃果の後ろに居たもう1人の穂乃果に俺達は、驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

私の後ろでは、既にジュンが実体化していた。

 

(ウルガ)「史上最強にして最悪の改造人間ジュン……。復活したのか、なら我らと一緒に世界征服を!!」

(ジュン)「遠慮するわ。私は、貴方達を破壊する。」

(イーグラ)「貴様、裏切る気か!?」

(ジュン)「私は、最初から貴方達に従う気はないわ。それに、このμ'sと仮面ライダーの人達と一緒にいた時間が今回の私を誕生させたの!」

(穂乃果)「そういう事!じゃあ、行くよ?ジュンちゃん。」

(ジュン)「うん、行こう!」

 

そう言うと私達は、声を合わせた。

 

「「メタモルフォーゼ!!」」

 

すると、激しい光が私達を包み込む……。

 




《次回予告》(CV.ジュン)
身体の奥から守りないという思いが湧き上がってくる……。
それが力になってくる……。
今の私なら負けない!!
行こう!穂乃果!!みんなを守る戦いに!!


第五十二話「誓いのキス……」


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第五十二話「誓いのキス……」

 

【穂乃果編】

私の後ろでは、既にジュンが実体化していた。

 

(ウルガ)「史上最強にして最悪の改造人間ジュン……。復活したのか、なら我らと一緒に世界征服を!!」

(ジュン)「遠慮するわ。私は、貴方達を破壊する。」

(イーグラ)「貴様、裏切る気か!?」

(ジュン)「私は、最初から貴方達に従う気はないわ。それに、このμ'sと仮面ライダーの人達と一緒にいた時間が今回の私を誕生させたの!」

(穂乃果)「そういう事!じゃあ、行くよ?ジュンちゃん。」

(ジュン)「うん、行こう!」

 

そう言うと私達は、声を合わせた。

 

「「メタモルフォーゼ!!」」

 

すると、激しい光が私達を包み込む……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、私とジュンは融合して一つの存在になった。

身体の奥から力が湧いてくる……。

気がつくと私の神は金色になっていて左の瞳が青で右の瞳が赤になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ジュン)「「私達の名は、ジュン。ノバショッカー……

貴方達だけは、神が許しても私達が許さない!!」」

(ウルガ)「なら、ここで死ね!」

(ジュン)「「近づかないで!!!」」

 

私は……いや、私達はそう言うと両手を前に出した。すると、衝撃波がウルガ達を吹き飛ばすと背中に生えた翼を使い空を自由に飛び始めた。

 

(穂乃果)「凄い!凄いよ!ジュンちゃん。これが守る為の力なんだね!」

(イーグラ)「ほざかしい!」

(ジュン)「「貴方達に、私達の大切な人を消させない!!」」

 

私達は、そう言うと超能力でウルガ達の周りに発火させて動けなくさせると、私達は雄君の所に歩み寄った。

 

(ジュン)「「雄君、しっかりして???雄君!!」」

 

しかし、雄君は銅像のように反応しなかった。それに、身体のアチコチは氷の様に冷たくなっていた。

 

 

 

 

(穂乃果)「雄君……お願い、蘇ってよ!」

 

私は、そう言うと頑張って雄君を起こそうとする。でも、目覚め事はなかった。

すると、私は何かに掴まれる感覚があった。

 

(穂乃果)「何!?」

(ウルガ)「やっと掴まえたぜ!」

(ジュン)「「離して!!」」

 

掴んでる人は、怪人態になってたウルガだった。私達は、もがくように動くけど中々解放されなかった。

そして……次の瞬間……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルガの唇が私達の唇の上に重なった。

そして、力が抜け始めた。

 

(翔一)「これ以上好きにはさせない!!」

 

こんな私達の前に現れたのは、翔一君だった。

翔一君は、瞬間的にV3に変身するとV3キックがウルガに当たるとその反動で開放されたけど、ジュンちゃんの力がほぼ抜けていた。

 

(穂乃果)「……雄君、もし奇跡があるならもう1回立ち上がって!」

 

私は、残された最後の力を使って立ち上がると雄介の唇に自分の唇を重ねた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくり雄君から離れると眩しい光が私と雄君を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄介)「待たせたな……。」

(穂乃果)「えぇ!?」

 

例え、力がなくなっても……

私は、雄君が生きてるなら何もいらない……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、目を覚ますとそこは真っ暗な空間の中だった。

 

(雄介)「俺は、死んだのか!?」

(???)「えぇ。でも、すぐ生き返ります。」

 

俺の目の前に現れたのは誰でもないジュンだった。

そう言うとジュンは俺の近くまで来ると光の粒子になって俺の体内に入り込んでいく……。

 

(ジュン)「これが私の最後の力……。生命を分け与える力……お願い!ウルガを止めて!!そして、世界を救って……。」

 

それがジュン最後の言葉だった……。

すると、眩しい光が俺を包み込み力を与えてくれた。

気がつくと目の前には、穂乃果が居た。俺は、そんな穂乃果に向かって「待たせたな……」と言うと不思議そうな目で穂乃果が俺を見つめてた。

次第に光が消えてくるとそこには刺されて死んでいた修也が居た。俺は、修也に近づくと手を差し出すと光の粒子が修也を包み込むと傷が回復した。

 

(修也)「雄……介……俺は、1体!?」

(絵里)「修也!!」

 

目を覚ました修也を見て絵里が抱きつくシーンを俺は、苦笑いすると表情を変えて見て目の前にいるノバショッカーの方を睨むとイチャついてた修也も絵里を安全な場所へ避難させて俺の隣にやって来た。

 

(雄介)「ノバショッカー……お前達にこれ以上の悪事は、俺達が許さない!」

(修也)「貴様らがどれだけ強い力を持とうと悪がある限り、仮面ライダーは永遠に不滅だ!!」

(バッファル)「何!?」

(イーグラ)「最後まで我々と決別する気か?」

(雄介)「当たり前だ。修也、変身だ!!」

(修也)「OK!!」

俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

「ライダー!!」

と叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をネオ・タイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

(2人)「「変身!!」」

 

叫んだ。そして、俺らのバックルにある風車が激しく回りだした。そして、俺は仮面ライダーネオ1号の姿、修也は仮面ライダーネオ2号へと姿を変えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姿を変えた途端身体が眩しく光り始めた。

更に、次々と光が集まっていくのが分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》(CV.本郷雄介)
俺達に集まった希望の光……。
例え何があっても挫けない人々の強い想いが俺達に戦う勇気をくれた……。
そして、その勇気はやがて形になり、
永遠(とわ)の物となる……。

見よ!ノバショッカー!!
これが俺達仮面ライダーと人々の光(きぼう)だ!!!

次回、第五十三話「真の勇気」



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第五十三話「真の勇気」

【雄介編】

目の前には、ノバショッカーの三幹部がいた。しかし、ウルガの様子が少し変だったが他の2人はそんなのお構い無しだった。

 

(イーグラ)「地獄に落ちろ!仮面ライダー!!」

 

イーグラを先頭にノバショッカーの最後の戦闘員が俺達に向かって走り出してきた。俺は、そんなノバショッカー戦闘員を全て投げ払った。

 

(バッファル)「なるほど……前とは格段に力も戦闘力も上がったというのか……」

 

そう言いながらバッファルも戦闘に加わる。

そんなバッファルに立ち向かったのは誰でもない修也だった。2人は、組み合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【修也編】

(2号)「馬鹿力さん、俺と力比べしようぜ?」

(バッファル)「ふん!小賢しい!!」

 

俺は、挑発的な言動に怒りをあらわにしたバッファルが組んでる両手を下に下げて始めるがそれを力で止めるとバッファルを引き付けて肩でタックルを放つとそのままバッファルを持ち上げると投げた。

 

(バッファル)「クッ……前とは比べ物にならない力だ。」

(2号)「力の2号と呼ばれた俺の力を発揮してやる!!喰らえ!!」

 

俺は、そう言うとフラフラっと起き上がったバッファルを掴まえて次々と腹部に殴る始めると、バッファルの口から少し、赤い液体が飛び散っていた……。

そんなバッファルをお構い無しで前に放り投げた。

 

(2号)「これでトドメだ!!」

 

俺は、そう言うと空高くジャンプすると拳を前に突き出した。

 

(2号)「2号ライダーパンチ!!!」

 

そう叫びながらライダーパンチが決まると着地して次の攻撃の為に再びジャンプしてから回転して威力をあげた。

 

(2号)「2号ライダーキック!!」

 

そう叫びながらライダーキックをバッファルに命中させるとそのままバッファルは、爆発した。

それを見つめていた俺は、そのまま残りの戦闘員を倒しに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、サーベルを持っていたイーグラと戦闘をしていた。

 

(イーグラ)「死ね!!」

 

そう叫びながらイーグラは、俺に向かってサーベルを突き刺すがそれを全て躱した。

 

(1号)「行くぞ!」

 

そういうとサーベルを掴まえてライダーチョップで折って使えなくさせた。

 

(イーグラ)「おのれ……よくも!!」

(1号)「憎しみのこもったサーベルで俺の身体に傷がつくものか!!見せてやろう、俺達の絆を!!希望を!!」

 

俺が叫ぶと更に身体が眩しく輝いた。

驚いてるイーグラは、一歩後退するが俺は、空高くジャンプすると、ライダーキックを放った。しかし、一回だけではなく命中した後、当ててない足を使いまた宙に浮く。

 

(1号)「ライダー反転キック!!!」

 

叫んだ通りにライダー反転キックが決まるとイーグラは、爆発した。

そんな俺は、戦闘員を蹴散らして修也と合流した。

目の前には……恐らく最後の敵であろう怪人……ウルガが居た。ウルガは、黒いオーラに身を包み少し身体が鋭く変形していた。

 

(ウルガ)「凄い……これがジュンの力……同じ力を持つダブルライダー……ここで死ね!!」

 

そう言うとウルガは、超能力で俺たちを吹き飛ばす。

何とか体勢を立て直すとウルガに向かって走り出すがその度にウルガに吹き飛ばされてしまう……。

 

(1号)「何て、パワーだ!?」

(2号)「だが、俺達は負けない。」

(ウルガ)「くたばれ!」

 

俺達は、迫り来るウルガに真正面から立ち向かった。そんな俺達を応援する人の声が耳に聞こえてくる……。

その声が聞こえる限り、俺達は負けない!!

 

 

 

 

俺達は、ウルガに向かってパンチやキックなどを連発すると少しずつだが効き目が出てきた。

 

(ウルガ)「何故だ!?何故、俺が押されてる!?そんな馬鹿な!最新の改造手術を施した俺が……負ける??」

 

ウルガは、少し後退するとそういった。俺達の力に驚いているみたいだ。

 

(2号)「お前は、まだ分からないのか?それとも聞こえないのか?俺達の勝利を信じてる世界中の声が光となり希望になり俺達の所へやってくる。この光が人々の勇気で出来ているんだ!!」

(ウルガ)「何!?希望だと……そんな物で俺達に勝てるとでも??」

(1号)「勝ってみせるさ!今、みんなの希望を…夢を…馬鹿にしたお前にな!!」

(ウルガ)「俺に負けて膝間づけ!ダブルライダー!!」

 

そう言うとウルガは、俺達の方へ走ってきた。そんなウルガを避けてから同時に蹴り込んでから同時に殴ると俺達は、そう叫ぶと同時に空高くジャンプすると息を合わせながら回転してパワーを増幅させた。

 

(ダブルライダー)「「ライダーダブルキック!!!!」」

 

俺達は、技名を言うと雄叫びを上げながらウルガに勢いよく蹴り込んでいった。

しかし、ウルガは爆発せず体中をイナズマが走っていた。俺は、そんなウルガの近くに行った。

 

(1号)「ウルガ!それにジュン!喰らえ、正義のライダーパンチ!!」

 

そう叫びながらライダーパンチを放つとウルガの体内から光の粒子が散らばり穂乃果の近くで再び集結した。

そして、ウルガは元の姿に戻った。そして、再び俺と修也が横に並んだ。

 

(1号)「見よ、ウルガ!これが……」

(2号)「……俺達、仮面ライダーと人々の……」

(ダブルライダー)「「絆の一撃だ!!ライダーパンチ!!!!」」

 

そう叫ぶと、俺達はウルガの腹部に向かってダブルライダーパンチを放つと同時にジャンプした。

 

(ダブルライダー)「「ライダーダブルキック!!!!」」

 

技名を言いながら雄叫びを上げながら勢いよくライダーダブルキックを放つとウルガに命中した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、叫びながらウルガは倒れて爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は、ウルガの最後を見つめながらゆっくり仮面を外した。

 

(穂乃果)「雄君!!」

 

俺は、ゆっくり振り向くとそこには穂乃果が居た。

穂乃果の瞳は涙目だった……。

そんな穂乃果に対して俺は笑顔を見せると穂乃果は、こっちへ向かって走り出して抱きついてきた……。

 

 

そんな穂乃果を俺は取った仮面をその場に落としてゆっくり抱きしめた。

 

 

(雄介)「ごめん……今まで辛い事ばかりに穂乃果を付き合わせてしまった……。」

(穂乃果)「そんな事ないよ!雄君は、みんなの為に命を懸けて戦ったんだよ!」

 

そう言いながら穂乃果は俺を見つめてきた。

そんな穂乃果の唇へと自分の唇を重ねると穂乃果は、瞳閉じた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから静かな時間だけが流れた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、ゆっくり穂乃果の唇から離れると頬を赤くしていた穂乃果がゆっくり目を開けた。

 

(雄介)「穂乃果……俺は……これからいろんな世界に行ってノバショッカーの残党を一掃する。もし……

もし、それが終わって日本に帰ってきたら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺と結婚してくれ。」

 

俺は、真剣な表情でそう言った。

心の奥で振られるかもしれないという恐怖があった。

しかし穂乃果は、そんな恐怖をかき消すかのような笑顔を俺に見せてきた。

 

(穂乃果)「私の答えは、昔から決まってたよ!」

 

そう言うと今度は、穂乃果は自分の唇を俺の唇に重ねてきた……。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくすると穂乃果は俺から離れると頬を赤くして照れながらこっちを見ていた。

 

(穂乃果)「こちらこそ、末永く宜しくお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが、穂乃果の答えだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ナレーション】

ノバショッカーが壊滅したその時……。

ライダー達にとって最後の敵になろうとしてた人が蘇ろうとしてた。

その人のは、地獄大使……。

地獄大使は、辺りを見回してすぐある行動に移そうとした……。

 

(地獄大使)「海外にいるショッカー戦闘員達よ、日本へ来てライダーを滅ぼすために戦うのだ!!!」

 

そう叫びながら世界各国へ通信をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄介達にとって最後の戦いが始まろうとしてた……。




《最終回予告》(CV.高坂穂乃果)
雄君と婚約を交わしてから4年の月日が流れて遂にμ'sの活動も最後のドームライブを残すだけになった……。
ファイナルライブに向けて練習に励む私達だった。
そんな私達の前に現れたのは……
海外から逃げてきたショッカー戦闘員と時を遅れて復活した地獄大使だった……。

でも、穂乃果は信じてる!
みんなのピンチに英雄(ヒーロー)は、必ずやって来る!!

最終回、「伝説の英雄」


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最終回「伝説の英雄」

《前回のあらすじ》
ノバショッカーの悪事を阻止した仮面ライダー1号と仮面ライダー2号は、世界に残っているショッカーの残党を倒すために世界へと向かった。
そんな中、旧ショッカー本部で眠っていた地獄大使が復活した。地獄大使は、自分を倒したダブルライダーに復讐するために活動を開始し始めた。





【ナレーション】

男は、日々戦っていた……。

世界の裏に隠れる強大な悪から世界を守る為に……。

それは、常にショッカーとは限らない。

悪徳政治家や暴力団、それに殺人鬼と彼の戦いはもしかしたら人類が消えない限り終わらないのかもしれない……。

 

(??)「あぁ、俺だ。今終えた所だ。そっちは?……。

なるほど、最近奴らの残党もいなくなったしそろそろ帰国しようと思う。でも、バイクに限界があるから今回の海を渡るので最後だと思う……。分かった、母国で会えるのを楽しみにしてる。」

 

男は、そう話して電話を切るとある事を決意する。

それは、母国への帰国だ。

それも普通の帰国ではない、愛車のバイクを使ってジャンプして帰るというのだ。

普通なら、不可能過ぎるかもしれないが……この男に不可能と言う文字は、十年前から存在しないのだ。

 

(??)「4年か……色々心配をかけたな。でも、俺は必ず約束は守る。待っててくれ……穂乃果。」

 

男は、そう言いながら左手の薬指を見つめた。

これは四年前、高坂穂乃果と婚約を交わした時の指輪だ。そして、内ポケットにある指輪ケースは……結婚指輪だった。

そう、その男こそ今作の主人公で英雄の仮面ライダー1号…本郷雄介なのだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~日本~

仮面ライダーがノバショッカーを完全に倒してから4年……。

旧ショッカー日本支部の本部にほかの支部にいたショッカー戦闘員の残党が集結していた。

 

(地獄大使)「良くぞ集まってくれた。世界各国に残るショッカー戦闘員達よ。我々の計画を邪魔するライダー共に復讐するのだ!!」

(戦闘員達)「「「イー!!!」」」

 

こうして、4年の月日を経てショッカーが復活した。

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

4年……。

それは、私にとって長い時間だった……。

文雄さんのおかげで大学に行ってもラブライブ!に参加できるようになったμ'sも最後の月になった。

絵里ちゃん達が大学を卒業するんだって……勿論、みんなで一緒に城南大学へ進学したんだ!

そして、今私達は一年に一回行われる第3回スクールアイドルフェスティバルを終えてアキバドームで行われるμ'sファイナルライブへ向けて準備していた。

 

(海未)「はい、本日はここまでとしますね!明日は……音ノ木坂の屋上でやりますので特に穂乃果は、絶対に遅れないでください!!」

(穂乃果)「もう、それぐらい分かってるよ〜!!」

(絵里)「でも、不思議よね…高校最後から始めたスクールアイドルがまさか4年も続くなんて……夢見たい…。」

(にこ)「まぁ、みんなにこに追いついたって感じだけど!」

(真姫)「まぁ、それはないと思うけど……絵里の夢見たいってのは、納得出来るわ。だって、伝説の仮面ライダーと一緒に1年間過ごしたんだし……。」

 

真姫ちゃんの言う通り雄君と過ごした一年は夢のようだった……。

死んだって言われた雄君がまさか、生きてたなんて……

昔の私なら想像も出来なかった。

でも、雄君が生きててくれて本当に嬉しかった。

それからショッカーとの激しい戦闘が始まった……。

 

原因は、今私の隣にいる女の子ジュンちゃん……いや、高坂美穂が、私の体内に寄生してたからなんだって。

でも、おかげで美穂ちゃんとも仲良くなれたんだ!

 

(美穂)「ねぇ、今日の夕食何???」

(穂乃果)「うーん……何にしようか?」

(美穂)「私、お饅頭食べたい!!」

(穂乃果)「えー!また!?」

 

そんな会話をしながら今日も一日を終える。

最近は、私の作るお饅頭にハマったみたいで……

毎日作ってるだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、この生活も全然嫌いじゃないんだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ……出来ることなら……、

もう一度、雄君に会いたい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピピピ……」

 

3月31日……。

今日は、音ノ木坂学院の屋上で練習する日。

それは、μ'sの最後の練習を意味する。

 

私は、ベットから起きるといつも来てる練習服に着替えてから美穂ちゃんと一緒に家を出た。

 

 

(海未)「今日は、遅刻しなかったみたいですね!穂乃果。」

(穂乃果)「もう!穂乃果だって大事な時に遅刻はしないよ〜!!」

(ことり)「おはよう!穂乃果ちゃん、美穂ちゃん。」

 

そう言いながら私達は、海未ちゃんとことりちゃんと合流した。

そして、音ノ木坂学院に着くとそのまま校舎の中に入って屋上へと向かった。

 

(希)「おや、みんな来たみたいやね。」

(絵里)「おはよう!穂乃果、海未、ことり、そして、美穂。」

(にこ)「四人共、遅いんじゃないの??」

 

屋上へ通じる扉を開けるとそこには、絵里ちゃん達が既に準備運動をしながら待っていた。

 

(花陽)「すみません!遅れました!!」

 

と勢いよく扉を開けると息を切らしながら花陽ちゃんと凛ちゃんと真姫ちゃんがやって来た。

 

(真姫)「もう!凛が寝るから遅れちゃったじゃない!!」

(凛)「ごめんにゃ……。翔一君と話してたら夜更かししちゃったにゃ……。」

(にこ)「まったく……凛も翔一しか見ないんだから。」

(絵里)「さぁ、練習を始めましょうか!」

 

絵里ちゃんの掛け声で今日も私達は、練習を始めた。

でも、私や美穂ちゃんは知らなかった……。

奴らの残党が日本に集結して悪さを起こそうとしてたことを……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、今南米から日本へ帰国してきた。

その時に使いボロボロになったサイクロン号を持ってオヤジさんである立花文雄が使っていたガレージにやって来た。

 

(雄介)「そろそろアイツも帰ってくる予定なんだが……。」

 

俺は、時計を見ながら辺りを見回す。すると、一台のバイクのエンジン音が遠くから聞こえた。彼のサイクロン号もボロボロになっていて離れていても人目でどれだけ戦ったのかが分かる。

 

(雄介)「少し遅かったな……。」

(??)「悪い、でも消えたと思ってたはずのショッカーの残党がまさか日本に潜伏してたのは驚きだけどな……。翔一や丈二も今日帰ってくるっていってたな。」

 

そう言いながら仮面を外した。彼の名は一文字修也。

俺と同じ日にショッカーに捕まり同じ種の改造手術を受けた。

そして、俺と同じ仮面ライダーだ。

 

(雄介)「絵里達の再会は全てを倒してからにするか?」

(修也)「嫌、もしかしたら同時かもしれないぜ?奴ら都市部に向かって動き始めてる。4年もあれば、新たな改造人間が出来てもおかしくないが……。」

(雄介)「相変わらずの先入観だな。じゃあ、早速。」

 

俺は、真剣な顔をして修也を見つめると2人で同時にガレージのシャッターを開けた。

物凄い音と同時に見えてきたのは埃まみれで昔お店で使ってた看板やバイクの模型、サイクロン号の絵など色々置いてあった。その中に、オヤジさんの一枚の写真を俺は発見すると埃を払い拾い上げた。

 

(雄介)「オヤジさん……」

 

そう呟きながらオヤジさんの写真を大切にしまうとその後ろにある被さっている布を勢いよく外すとそこには、新車のバイクが2台あった。

 

 

名は、【ネオサイクロン号】。

 

 

俺は、バイクの横に記されている「NEO CYCIONE1」に修也は、「NEO CYCIONE2」にまたがるとエンジンをかけると、吹かし始めた。

 

(修也)「雄介、そっちはどうだ???」

(雄介)「文句ナシだ。オヤジさんは、最後まで凄いのを発明するよ……本当に尊敬する。そんなオヤジさんの正義の魂の結晶なんだ!!……このネオサイクロン号は……。必ず守ろう!」

(修也)「おう!じゃあ、向かうか!」

 

そう言うと俺達は、早速ショッカーの残党が向かっている都市部へ向かってネオサイクロン号を走りらせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【穂乃果編】

私達は、屋上で練習を終えると同時に近くのビルが物凄い音と同時に崩壊した。

 

(穂乃果)「な、何!?」

 

私は、そう言うと慌てて崩壊したビルの方を見るとそこを中心に火が広がり始めてる。

 

(美穂)「穂乃果!僅かながらショッカーの臭いがする。」

(穂乃果)「それ本当に!?」

 

美穂ちゃんは、真剣な表情で私に危機を伝えてきた。それは、あの時と同じだった……。

 

(にこ)「それ、まずいんじゃない?」

(絵里)「とにかく現場に向かって住民の避難を!穂乃果は……明日のライブに支障が出ない程度に戦って!良いわね?」

(穂乃果)「うん!行くよ、美穂ちゃん!!」

(美穂)「ええ。久しぶりだけど……鈍ってないことを祈ってるわ!」

 

そう言うと美穂ちゃんは、光の粒子になり私の体内に入った。

 

(穂乃果・美穂)「「メタモルフォーゼ!!」」

 

私と美穂ちゃんが声を合わせてそう言うと身体が光りだして、ジュンの姿へと姿を変えた。

 

(ジュン)「「行くよ!」」

 

そう言うと私達はそう言うと勢いよく翼を動かして空を飛び始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は、移って秋葉原。

そこには、全身黒で覆われた姿をした懐かしいショッカー戦闘員達の姿だった。

 

(ジュン)「「貴方達!死んだんじゃなかったの???」」

(地獄大使)「おぉ!ジュン。これほどまでに覚醒していたとは……。」

(美穂)「地獄大使!?」

(穂乃果)「まさか、復活したの??」

(地獄大使)「その通り、我は四年前に復活して世界各国に残された戦闘員達を集めて再び世界を征服するために活動を再開したのだ!!その手始めにジュン、貴様を脳改造する!」

(ジュン)「「そんな事……させない!!」」

 

私達はそう言うと超能力で戦闘員達を粉砕する。

しかし、地獄大使は既に怪人態ガラガランダーになり私達に攻撃を仕掛けてきた。

 

(ジュン)「「よ、避けられない!!」」

 

ガラガランダーの鞭が私に当たると火花を散らしながら私達は、地面に倒れ込んでしまう。

 

(美穂)「穂乃果、大丈夫?」

(穂乃果)「大丈夫。」

 

私達は、お互いの無事を確認するとゆっくり立ち上がろうとしたけどガラガランダーに近づかれ蹴りこまれてしまった。

 

(ガラガランダー)「どうだ!?我に服従する気になったか?」

(ジュン)「「誰がなるものですか!!」」

(ガラガランダー)「そうか…なら……。」

 

そう言うとガラガランダーは、大きく鞭を振り下ろそうした。私達は、それから顔を背けることしか出来なかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、いつまで経っても痛みを感じない。

不思議に思って目を開くと、私の前に仮面を被った1人の戦士がいた。

そして、私はその戦士の名前を知ってる……。

 

 

戦士の正体も知ってる……。

 

 

 

 

胸の奥から込み上げて来る感情に押されて涙が自然に出てくる。

それは、悲しい涙ではなく……。

嬉しい時に出る嬉し泣きだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(穂乃果)「おかえり……雄君……。」

 

私は、そう呟くと笑みをこぼした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄介編】

俺は、今穂乃果の前に立っている。既に身体は仮面ライダーネオ1号へと彼女に攻撃を仕掛けた地獄大使…いや、ガラガランダーを振り払いパンチを放ち距離を置くとガラガランダーは、少し後退した。

 

(ガラガランダー)「久しぶりだな、本郷雄介。今度こそ貴様の命を奪い取ってやる!」

(1号)「もし、貴様が悪事を働くのであれば……俺達は、お前を倒す!」

 

俺は、そう言うとジュンの姿になった穂乃果の方を振り向いた。

 

(1号)「穂乃果、大丈夫か?」

(穂乃果)「うん、大丈夫だよ。」

 

穂乃果達は、仮面ライダーWみたいに会話ができるみたいだ。

 

(1号)「穂乃果、お前達は逃げろ!」

(穂乃果)「何で!?穂乃果達もまだ戦えるよ!」

 

そう反発する穂乃果の肩をギュッと掴むと俺は、変身を解除した。

 

(雄介)「明日……ファイナルライブなんだろ?」

(穂乃果)「なんでそれを!?」

(雄介)「俺を誰だと思ってる?俺は、仮面ライダー1号本郷雄介だぞ?婚約者の日程を知らないはずがないだろ?怪我しては、元もこうもない。だから……ここは、俺…いや、俺達に任せてくれ!」

 

俺は、そう言うと穂乃果はうんと頷きジュンの姿から穂乃果の姿に戻ると体内から出てきた光が穂乃果と似た姿になった。

唯一の違いは、瞳の色と髪の色だった。彼女は、赤い瞳にダークブラン的な髪の色をしていた。

 

(穂乃果)「雄君、約束守ってね!行こう、美穂ちゃん!」

 

穂乃果は、子供っぽく左手を見せながらウインクするとジュン……いや、美穂と一緒に走って逃げ出した。

穂乃果達が向かった進行方向からこちらへ向かって来る一台のバイクがやって来た。

それは、仮面ライダー2号の一文字修也だった。その後には、絵里達μ'sが全員いる。

 

(修也)「待たせたな!地獄大使、もう一度地獄に送り返してやる!なぁ、雄介。」

(雄介)「あぁ、修也……変身だ!!!!」

(修也)「おう!」

 

修也の声を聞くと俺は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばす。すると、修也は、右方向へ、両腕を水平に伸ばす。そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで、 持ってくると同時に俺は、

(雄介)「ライダー!!」

と叫んだ。

一方修也は、ゆっくりと両手を左方向に持ってきた。

そして、俺は右腕をネオ・タイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると2人同時に

 

(雄介・修也)「「変身!!」」

 

と叫んだ。そして、俺らのベルトについてる保護シャッターが開き中にある風車が激しく回りだした。そして、緑色のオーラに包まれると同時に俺は仮面ライダーネオ1号の姿、修也は仮面ライダーネオ2号へと変身した。

 

(ガラガランダー)「4年もの歳月を経てここまで進化するとは……まさに、生きる改造人間。これが貴様らが最強な理由なのだな。」

 

前に戦った時と姿が違うことに驚くガラガランダーだが、常に進化し続ける俺達を最強と評した。

 

(1号)「ガラガランダー、貴様がショッカー最後の改造人間だ。お前を倒せばショッカーは、事実上消滅する。」

(ガラガランダー)「だと言って貴様らに簡単にはやられないわ!」

 

語尾を強く発するガラガランダー……。

それが気迫を感じさせる。

俺達は、完全に戦闘態勢に入るとガラガランダーに向かって走り出した。それを見たガラガランダーも走ってこちらに近づいてくる。

先に修也が回し蹴りを放ち先制攻撃を仕掛けるがガラガランダーに躱されると鞭で俺の首を締め付けて持ち上げるとそのまま反対側に投げつけられた。

しかし、ガラガランダーの鞭を掴み動きを封じた。そして、修也がガラガランダーに近づきパンチを連打してガラガランダーを吹き飛ばした。

そんなガラガランダーの鞭を引っ張りこちらに近づけると回し蹴りでガラガランダーを地面に叩きつけた。

そして、両手に力を入れてガラガランダーの鞭を引き裂くと自分に絡んでいる鞭を取り外した。立ち上がると修也がやってきて並んで立った。

 

(ガラガランダー)「なるほど……ダブルライダーの、コンビネーションも前とは比べ物にならないな……。」

 

そう言いながらゆっくり立ち上がったガラガランダーは、両手を広げた。

 

(1号)「何を考えている!?」

 

俺は、少し驚きの表情を隠しながらガラガランダーに問い詰めるとガラガランダーは、変身を解き地獄大使の姿へと変わった。

 

(地獄大使)「殺れ。今の状態で貴様らを倒す事はほぼ不可能だとわかった。それに、首領もいないのだから……ゆっくり眠りにつきたい……。ダブルライダー……もし、お前達と同じように洗脳が解けてたら……違う生き方があったのか?」

(1号)「かもな……。」

(2号)「今からでもやり直せると思うが?」

(地獄大使)「それは出来ない。さぁ、お別れの時間だ。ライダーよ!永遠にな!!」

 

そう言うと地獄大使は瞳を閉じた。俺と修也は、仮面をゆっくり外すと放り投げた。そして、空高くジャンプするとライダーキックの体制に入る。

 

(ダブルライダー)「「ライダー!ダブル!!キック!!!」」

 

と叫びながら最強の合体技であるライダーダブルキックを放つとライダーダブルキックは、地獄大使に命中する。と地獄大使は、涙を流しながら……。

 

(地獄大使)「ありがとう……」

 

と俺らに言い残して爆発した。

俺達は、着地すると変身を解除した。

 

(雄介)「これで終わったんだな……。」

(修也)「あぁ、長い戦いだった……。」

 

俺らは、そう会話すると穂乃果達の方へ行き再会をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、アキバドームのステージ裏に俺や修也、翔一に丈二、そして和也が集まっていた。みんなここに集まったのは一つの理由があった。

 

(穂乃果)「お待たせ!」

 

更衣室からそう言って穂乃果達が出てきた。

見たことのない衣装だった。白く見えたがよく見ると薄いピンクの生地に濃いめのピンクが入ってた衣装だった。

 

(穂乃果)「雄君どう?変じゃない???」

(雄介)「あぁ、似合ってるよ。」

 

(ことり)「見て、滝君。これが私達の最後の衣装だよ!」

(和也)「素晴らしいよ。」

 

(海未)「最後の3曲を歌う前にみんなでやりたい事があったんです。」

(希)「せやね……なんだかんだ言って全員で集まるのは初めてやね。」

 

(真姫)「浮かれてると置いていくわよ?」

(丈二)「真姫もな!」

(真姫)「わ、分かってるわよ!……ベストは、尽くすわ。だから、見ててね!」

 

(凛)「テンション上げるにゃ!!」

(花陽)「頑張ろうね!凛ちゃん。」

(凛)「うん!翔一君も見ててね!凛達の最後で……最高のステージ!!」

(翔一)「あぁ、ちゃんと見るぜ!」

 

(絵里)「修也、このステージが終ったら話があるんだけど……イイかな?」

(修也)「勿論、だから本気でやりきってこい!」

 

みんなで集まってそんな会話をすると丸くなり指をピースにして中央で合わせた。

 

(にこ)「みんなで最高のステージにするわよ!!!」

 

部長であるにこがそう言う。

 

(穂乃果)「……1!」

(ことり)「2!」

(海未)「3!」

(真姫)「4!」

(凛)「5!」

(花陽)「6!」

(にこ)「7!」

(希)「8!」

(絵里)「9!」

(雄介)「10!」

(修也)「11!」

(和也)「12!」

(翔一)「13!」

(丈二)「14!」

 

自分の番号を言い終わると9人は、肩を組んだ。

 

(穂乃果)「μ's!!」

 

と穂乃果の声が高らかに響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「Music……start!!!」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなでそう言うと穂乃果達は、ドームの中心に出来たステージへ向かった。

蕾だったステージは、花形のステージになると、メンバー全員は元気よく踊り出した……。

 

 

 

 

 

歌った曲は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【MOMENT RING】

【さよならへさようなら】

【僕たちは一つの光】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だった。

 

 

 

 

そして、このライブでこれまでのμ'sのこれまでの活躍は伝説になった……。




【後書き】
如何でしたか?
今回を持ちまして最終回とさせていただきます。
長い間応援していただきありがとうございました。

続篇である
仮面ライダーNEXT~輝きを求める物語~
も宜しくお願いします。


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番外編
番外編「それぞれの道」


ファイナルライブ終了後のそれぞれの道です。


ファイナルライブは終演後もμ'sの大コールが続くぐらいの大盛況で幕を閉じた。

その後、絵里達4年生は卒業してそれぞれの進路へ向けて羽ばたこうとしていた。

そんなある日、絵里はスマホを見つめていた。

 

 

(絵里)『どうしよう……。』

 

 

そう考えていた。あの後、勇気を振り絞って修也に話したいことがあるとまで伝えたが、何も進展してない状態だった。そんな彼女に1通のメールが来た。

 

 

(絵里)「……穂乃果?」

 

 

不思議に思って絵里は、スマホのロック画面を外してメールを読む。そこには、こう記されていた。

 

 

絵里ちゃんへ

相談したいことがあるの……

何処かで話せないかな???

 

 

と言う内容だった。

すかさず、絵里は「OK」と返信して穂乃果と待ち合わせした場所へ向かう。すると……。

 

 

 

 

そこには、穂乃果だけではない。美穂や凛や真姫もいた。あの後、ことりはすぐ滝和也のいるアメリカへ行きそこで立ち上げたオリジナルブランド「ベリリンスキー」の社長になった。

ことりだけだはない。花陽やにこもアイドル界に入って二人で頑張ってるみたいだし、希も企業に就職した。海未は、家を継ぐみたいで……。みんなそれぞれの道を確実に決めていた。

 

 

(絵里)「で、話って何?」

(穂乃果)「実はね……ここに居るみんな大切な人へ自分の想いを相手に伝えてないって話になって……だから、アメリカで和也君と成功してることりちゃんが羨ましくて……。」

(凛)「絵里ちゃんは、修也君に想い伝えたんだよね?」

(真姫)「どうしたら出来るのか教えなさいよ。」

(絵里)「ほ、穂乃果が、教えればいいでしょ!?この中で一番先に婚約を決めたんだから……。」

 

 

そう言って絵里に質問攻めにする3人だが、絵里もまだ自分の気持ちを正直に伝えていないことを教えた。そして、4年前に婚約を交わしていた穂乃果へ振るが説明しにくいからと却下された。

そんな時……

 

 

(美穂)「え!?」

 

 

美穂の周りにカプセルみたいなのが出現して彼女を閉じ込めた。

 

 

(穂乃果)「み、美穂ちゃん!!」

(美穂)「穂乃果、変身しよう!」

 

 

美穂の声に頷く穂乃果だが、その穂乃果にもカプセルが出現した。

 

 

(???)「引っかかったな?雑魚ども!!」

 

 

そう言って絵里達の後ろから出てきたのは、彼女達の青春を散々邪魔してきた悪魔、改造人間だった。

 

 

(真姫)「もう、また??」

(凛)「穂乃果ちゃん達を助けるにゃ!!」

 

 

そう言って凛や真姫は、カプセルを破壊しようとするが触れた瞬間に凄まじい電撃が彼女達を襲う。

 

 

(絵里)「どうすればいいの?」

 

 

目の前のことに絵里は、ただ呆然と見てることしか出来なかったと同時に何も出来ない自分が悔しかった。

 

でも、そこから変わらないと何も始まらない!!

 

何故だろう……。今の絵里の体は凄く軽かった。

 

 

(絵里)「真姫!凛!私も手伝うわ!!」

(真姫)「そうしてくれると助かるわ。」

(凛)「一緒に穂乃果ちゃんを助けるにゃ!!」

 

 

三人は、再び力を合わせて同時にカプセルに向かってパンチを放ち込んだ。すると、ゆっくり亀裂が入ったカプセルは、粉々に粉砕されるとそこならヘロヘロになった穂乃果が倒れ込む。

 

 

(絵里)「穂乃果!!」

 

 

倒れ込んだ穂乃果を絵里はしっかり抱きしめる。微かな意識の中、穂乃果はみんなにありがとうと伝えた。

 

 

(???)「何故だ!?何故、人間ごときに破壊されてしまったのだ!?俺様の完全なるカプセルなのに!!」

 

 

自慢のカプセルが壊されてパニック状態になっている改造人間だった。

 

 

「例え、どんな闇があろうと仲間の絆を壊せれるはずがない!」

「絆の力を甘く見た。それがお前の敗因だ。」

(???)「だ、誰だ!?」

 

 

改造人間の質問に答えるように二人の声が聞こえた。そして、次の瞬間近くのビルから現れた二人は、飛び蹴りをして美穂のカプセルを壊すと美穂を抱いてそのまま穂乃果達の前に移動した。

 

 

(???)「き、貴様は!?」

(雄介)「まさか、生き残りがいたなんてな。」

(修也)「だが、俺達が倒すことに変わりはない。」

 

 

そう、今穂乃果達の前にいるのは少し前までショッカー集団と激闘を繰り広げていたダブルライダーなのだ。

 

 

(修也)「絵里、強くなったな。」

(絵里)「私だってちゃんと成長してるってことよ。それより……これが終わったら時間イイかしら?」

(修也)「あぁ、俺はファイナルライブからずっと待ってるぜ。」

 

 

後ろを振り向き絵里を会話した修也は、再び改造人間を睨んだ。

 

 

(雄介)「修也!」

(修也)「あぁ、行くぞ!!」

 

雄介は、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、修也は、右方向へ両腕を水平に伸ばす。

そして、円を描くように俺は右腕を右斜め上方向まで持ってくると同時に、

 

 

(雄介)「ライダー!!」

 

 

と雄介叫んだ。

修也は、ゆっくりと、両手を左方向に持ってきた。

そして、雄介は右腕をネオ・タイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かすと、修也は左方向で力強く構えると同時に

 

 

(2人)「「変身ッ!!」」

 

 

掛け声と共に、二人のバックルにある風車が激しく回りだした。そして、雄介仮面ライダーネオ1号の姿、修也は仮面ライダーネオ2号へと姿を変えた。

 

 

(???)「だ、ダブルライダー!?」

(2号)「時間が無い、一撃で決めるぞ!」

(1号)「あぁ。」

 

 

そう言うと1号と2号は、同時にジャンプすると彼らの必殺技の準備に入る。それは、誰もが知っている仮面ライダーの必殺技……ライダーキックだった。

 

 

(ダブルライダー)「ライダーダブルキック!!」

 

 

二人同時に放ったダブルライダーキックは、改造人間に当たるとスグに爆発してしまった。結局その改造人間が何者なのか知らぬまま……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕焼けが良く見える中、修也はネオサイクロン号を飛ばしてある場所へ向かっていた。そこは、修也と絵里があの約束を交わした公園だった。

 

 

(絵里)「覚えてくれたんだ……この場所。」

(修也)「あぁ、俺が今こうして居られるのもここが頭に思い浮かんだからなんだ。」

 

 

既に待っていた絵里は、夕日を見つめたがら話を始めた。

 

 

(絵里)「ねぇ……修也に話したいことがあるんだけど……良いかな?」

(修也)「あぁ……。」

 

 

他には誰もいなく修也と絵里だけの二人の時間が流れていた。すると、絵里は修也の方へ歩み寄り抱きついた。

 

 

(絵里)「私ね…怖かった……。修也が何処か修也じゃなくなる気がして……とても怖かった……。」

(修也)「ごめん……。俺が変身する度に絵里には悲しい想いをさせてたんだね。」

(絵里)「でもね……そんな日常が私を成長させてくれた。だからね、修也……その……私と!!……結婚して欲しいの!」

 

 

絵里は、頬を赤くして照れながら最後の想いを修也に伝えた。それを聞いた修也は、にこっと笑みをこぼした後、絵里に顎クイしてから自らの唇を絵里の唇に重ねた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(修也)「当たり前じゃないか!俺は、絵里を守る。ずっと一緒だ。」

 

 

キスを終えた修也は、絵里にそう告げて二人は永久の幸せを手にした……。

 

 

 

 




本編ではあまり描けなかった修也と絵里でしたが、続編では既婚者になっていて驚いた人も多いと思います。
実は、沼津に行く前に絵里は修也と結婚してたんですね〜。



今回は、一周年記念ということで一番古い作品であるこの作品で番外編を書こうと思い書かせてもらいました。
楽しく呼んでもらえたら幸いです。


これからも宜しく御願いします。


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