外文録なこの世界 ~あるオリ主たちの狂宴~ (あんにん)
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第一話  幾千万のエピローグの果てに ~Vanishment This Warld~

色んなゲーム、漫画、アニメの能力やネタをゴッタゴタにしたらどうなるのか?
そんな疑問をこの物語で解決してみたいです。


 

 

 

 

俺は死んだ――神様の誤殺らしい

 

 

 

僕は死んだ――神様の誤殺だったんだって

 

 

 

私は死んだ――神様ェ…死因:よだれってどうよ?

 

 

 

うちは死んだ――あかん、この神様やる気ないわ

 

 

 

俺も死んだ――ミュルニルハンマーのサーヴァントにもう一回ぶっ殺されかけた

 

 

 

 

 

≪代わりに別の世界に能力付きで転生させてやるから許してくれ≫

 

 

 

 

俺が『ゼロの使い魔』だ!!

 

『リリカルなのは』は僕が貰っていきますが、構いませんね?

 

『めだかボックス』かぁ、まっ死なない程度に頑張るか

 

『ハンター×ハンター』…、T樫仕事しろや

 

『ONE PIECE』か、原作知識あるし大丈夫かな?

 

 

 

 

≪そうか、じゃあどんな能力にする?≫

 

 

 

 

俺は―――――で頼む

 

僕は―――――かな?

 

私は―――――でお願い

 

うちは―――――やね

 

俺は―――――で

 

 

 

≪そうか、じゃあ第二の人生

 

 

 

  精々楽しみな―――――――≫

 

 

 

 

 

五つの魂が消え、その場には一人の黒髪の男と、羽の生えた金髪の少女が居た

 

男の名は『最高神』世界を治める神の王

 

そして少女の名は『ミカエル』、男に仕える天使でミョルニルハンマーのサーヴァントだ

 

「違います」

 

 

「ふぅー…5人一斉に来るとはなぁ」

「ほぼ同時に5人も殺すなんて流石神様ですね♪」「嫌味か?」

「言わなきゃ分かりませんか?」

 

 

 

 

 

最高神の仕事は生物が持つ運命の管理である

 

しかし、稀に良くミスを犯して先程の様に

 

イレギュラーな運命を辿ってしまった魂を転生させる仕事もしている

 

 

 

 

 

「あっそう言えば神様、例の世界はどうなってますか?」

「試作品のアレか?バグのチェックも終わってるし受け入れ態勢ばっちりだ

 ちょっと前にアイツが入った所だ」

 

 

「若様……何かあの世界で嫌な事でもあったんでしょうか?」

「まぁアイツが入って大丈夫ならどんな奴ぶち込んでも大丈夫だろうし完成で良いか」

 

 

「そうですか、早速先程転生した方々が死んでしまったらあの世界へ転生させますか?」

 

 

「問答無用ってのもなぁ、同意を得てから

 それにアイツにも付けたが能力に多少制限が入る」

 

「珍しく自重しますね?」

「ボトルシップ作るレベルの精密作業だったからな

 いきなり壊されるなんてあんまりだ…あっ重大な事を忘れてた」

「重大な事?」「名前だよ、あった方が良いだろ?」

 

 

 

 

「あー……ですね、うーん…そうだ!

 転生者たちの楽園、『物語が終わった世界』と言う意味で外文録

 

 

 『外文録世界』でどうでしょうか?」

 

「外文録世界…良いなそれ、じゃあそれで決定だな!!

 さぁ何時でも帰って来い転生者諸君!!お前らの未来は明るいぞ!!」

 

 

 

 

 

「所で神様、次の転生者を連れてきますので暫くお待ちください」

「俺の未来は暗いぜ…」「人それを身から出た錆と言う」

 

 

 

 

 

 

 

その後も幾百幾千幾万の転生者が転生し、死んでその世界へ旅立っていった

ある者は英雄として世界を救って

ある者は志半ばで無念に散って

ある者は主人公を助け、原作を守って

またある者は普通に何もせずダラダラと過ごして

 

 

 

 

 

 

 

「その中でも私は何もせずダラダラと過ごした奴だ」

「お前確かハリーポッターの世界に行ったんだっけ?

 良くあんな世界でダラダラ過ごせたなぁ」

 

 

「私が何もしなくても主人公たちでハッピーエンドにしてくれるからな

 まぁ巻き込まれない様にある程度助言はしたけど」

 

 

「そうなの、で、そんな面倒くさがりのお前が外文録世界へ行きたい理由は?」

「転生者だらけの世界なら隠れてこそこそする必要無さそうだから」

 

 

「ふーん…まぁ良いや、お前の同類も居なかった訳じゃ無いし」

「そいつぁ気が合いそうだ、探す気は無いけど」

「んじゃあ、色々と外文禄世界の説明するぞ」「うぃーっす」

 

 

 

 

 

 

外文録世界とは、第二の人生を終えた転生者たちが集まって暮らす世界である

しかし転生者しか居ない世界と言う訳では無く

転生者が認知されている世界と言った方が正確だ

転生後も赤ん坊からスタートではなく、中学一年生程度の年齢で職業は中学生から始まる

 

 

 

以下は世界の基本的な設定

 

 

 

・転生者の中には世界を崩壊させかねない能力を持った者も居る為

 ある程度能力に制限がかかる

 

・原則として能力は一人に付き一つ、ただし召喚能力等の場合は例外

 

・ゲームで言う所のNPC、転生者でない者も転生者のような能力を持っている者がいる

 

・割と緩いが法律はあるので守らなければ補導される

 

・死んでしまった場合、コンテニューを選べば完全回復した状態で一時間後に復活

 選ばなければ別の世界へ転生する事になる また、NPCは自動でコンテニューする

 

 

 

 

 

 

「こんな所か」「へー…、能力の制限ってどれくらい?」

 

「そうだな、一人に付き一つの能力、後天的に得た能力でも良い

 効果の強い能力

 例えばスーパーサイヤ人の身体能力とかは通常サイヤ人レベルまで落ちる

 あぁ、自分の能力で都合が良い能力が無かったら選びなおしても構わん」

 

 

 

「私は貰った能力でいーや」

 

「そうか、じゃあ――これで処理完了だ

 試してみるから一回俺の後に続いて言ってくれ」

「えー、めんどい」「不具合があったらそっちの方がめんどいだろ」「ちぇー」

 

 

「『アビリティオン』」「あびりていおん」

 

 

 

ピカッ 転生者の右手が光り、消える

その手には大きなククリナイフの様な刃物が握られていた

 

 

 

 

 

 

「『………お久しぶりです神様』」

 

 

 

転生者の雰囲気、先程までのだらけた緩い気配は消え失せ

鋭い目つきの冷静な面持ちにやや冷たい気配へと変貌する

 

 

 

「久しぶりだなアヌビス おっと、今の名前は杏(きょう)だっけ?」

 

「『はい、まさか死んで尚、この怠惰娘の身体に憑依する事になるとは…』」

「そう言うなって、一介の妖刀のお前に主人が居るだけマシだと思えって

 

 そんで、能力に制限をかけるって説明をするけど解除してくれるか?」

「『あっアイツ聞く気無いみたいなんで私が聞いておきます』」

 

 

 

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険3部に出てきたスタンド『アヌビス神』

それがこの転生者が持った能力だ

その能力は

『このスタンドが憑りついた刀を持った者は誰でも剣の達人になるが

 代わりにスタンドに意識を乗っ取られてしまう』

神の力(調教とも言う)によって自力で自分の意識を戻せる程度の憑依だが

それでも妖刀である事に変わりない為、本来なら自分から手に入れようと思わない

 

 

 

 

 

しかしこの怠惰娘は悪魔的な閃きをしてしまった

 

 

 

 

 

 

『意識を乗っ取られる?逆に考えるんだ、(意識何て)あげちゃっても良いさと』

 

 

 

 

 

 

何と『意識を乗っ取られる妖刀』を『勝手に戦ってくれる便利な刀』と解釈したのだ!!

 

 

 

 

 

「『アレですよね?それ私じゃなくても良かったですよね!?』」

「ドラ○もんの名刀電光丸でも代用出来たな、あっ電池切れがあるか

 

 

 まぁ過ぎた事は置いといて能力の制限だよ」

「『はい、どの程度の事が出来なくなりますか?』」

「先ずはそのククリナイフを見て見ろ」

 

 

 

 

キョウはククリナイフを見る

1mはあろうそれの柄に青い宝石の様なものが埋め込まれている

 

 

 

 

「その宝石が今のランクを表している」「『ランクですか?』」

 

「宝石は能力者の実力が一定以上上がる度に一つずつ増えていき最大で三つになる

 ようは元々持って居た能力を少しでも取り戻したいなら努力しろって事だな」

 

「『私の場合は私が頑張ればランクが上がるんですね?』」

「そうなるな、まぁ頑張れ」「『正直泣きたいんですけど』」

「安心しろ、能力やら魔法やらは使えなくなるが経験値が無くなる訳じゃ無い」

 

「『良かった、これで剣術まで取られたら発狂してましたよ』」

 

 

 

 

「そうだな、レベル1のうちは精々『凄く頑丈で良く切れる大きなナイフ』程度だ

 後は世界へ行ってから確かめてくれ、説明は以上だ」

「『ざっくりいきましたね…、じゃあ私はこれで』」

 

 

 

 パァァ… ナイフが粒子になって消えて行く

 

 

 

ナイフが完全に消えると同時に、キリッした表情が消え失せダルッとした表情に戻った

 

 

「あー……、会話終わったの?」「あ、うん終わった」

「んじゃあ転生させて?」「はいよ、んじゃポチッとな」

 

 

 

怠惰娘の身体が徐々に薄れていき、やがて消滅した

そして彼女は新たな世界へと転生していく――――

 

 

 

 

 

この物語はかつて転生オリ主と呼ばれた者たちが集い生きる

そんな世界に転生した怠惰娘と気苦労の絶えない妖刀の物語である

 

 

 

 

 




*ミョルニルハンマー…ミカエルの先生ことトオル兄さんから借りパクした奴
*名刀電光丸…ドラ○もん屈指のチート武器、性能はアヌビス神の方が若干上
*ククリナイフ…別称グルカナイフ、ネパール人の兵士が40人の屈強な強盗を
        これ一本で撃退した伝説がある、さいきょーのナイフ


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第二話 ハルケギニアの狂人 ~Knights of the Berserk~

二人目の主人公、ゼロの使い魔出身です


 

 

 

 

俺は天才だ

 

 

魔法、錬金術、秘薬の開発は勿論

 

剣術、格闘術、芸術、政治、そして神より授けられた能力

 

あらゆる点に置いてその実力を開花させてきた

 

 

 

それと同時に過去の俺は神の能力以外は平凡だった

 

平凡な男が天才と呼ばれるまで成長する、如何に成長期と言えど

 

その大いなる壁を超えるのは容易ではなかった、幾度も挫折しかけた

 

 

その苦痛とも呼べる経験故に、胸を張って言える

 

 

『真の天才となるに必要なものは、神の奇跡などではない!!

 泥水をすすり、血の池へ浸かって尚挫けない黄金の精神だ!!』

 

 

そんな天才の俺でも死ぬ、死とは逃れられないものだ

 

延命の妙薬を作る事は出来たが、不老不死には届かない

 

 

 

俺があの世界で唯一残した未練、それは神の奇跡『不老不死』を作れなかった事だ

 

 

 

「ふっ、どうせそんな薬を使ってまで生き延びる気はなかったがな」

「使う気がないのに作ろうとするって…マスターは本当に無駄な事が好きですね」

 

「無駄…甘美な響きだ、この世は無駄で溢れている

 無駄な努力、無駄に洗練された無駄のない無駄な動き…

 この世から無駄がなくなるならば、それは俺という存在が消滅する時だ」

「舌の根も乾かないうちに『無駄な努力』って言いましたよね!?

  黄金の精神は何処へ行ったんですか!?」

「嫌だなシルクよ、人の黒歴史をほじくり返すものじゃあないぞ」

「認めるんですね!?黒歴史だって認めるんですね!?」

 

 

この青髪ロングヘアーの少女は『シルク』、俺の騎士

最初の頃は従順でもう少し可愛げがあったのに

年を経るにつれて俺にまでツッコミを入れるようになってしまった

あぁ、お父さんはそんな風に育てた覚えはないぞ…

 

 

「言うなればこの会話だって無駄だしな」

「いいえ、無駄じゃないです!

 我ら騎士団にとってマスターの元気な声が無駄な筈がありません!!」

 

 

……そうだったな、こいつらには心配をかけた

最後の方なんてろくに会話も出来なかったからなぁ

 

 

「確かに、これは無駄じゃないな

 すまんなシルク、お前の忠誠を汚すような発言をしてしまった」

「いえ、こちらこそマスターに口答えなど失礼をしました」

「………………」「………………」

 

 

むっ……空気が重いな、何とかして会話をそらさねば

ピキューン!! ま、マスターが話をそらそうとしている!私が何とかしないと!!

 

 

「そ、そうだマスター!この世界の皆にはマスターの言葉が通じるんですよね!?」

「あ、あぁそうだな!ハッハッハ!!サイトが帰ってから約150年振りか?

 ともかく久しぶりにお前ら以外とまともに会話することになるな!!」

 

 

空気の読める騎士で何時も助かるよ

シルクたち騎士団はハルケギニア語が話せなかった俺の通訳をしてくれていた

あの頃は大変だったなぁ、開発した翻訳ポーションは何度も事故でなくなったし

 

 

ハルケギニア語が喋れなかった理由?神の奇跡とやらじゃないのか?

 

 

 

 

 

「ここみたいですね」

「『国立外文録学園』…確かに此処みたいだな」

 俺とシルクは学園の入口らしき場所に居る

 民間人に聞いてみたが、軽くこの国の10分の1位はこの学園内にあるらしい

 

 

「トリステイン魔法学院が軽く20は入りそうだな」

「世界中の転生者が集まる学校ですから…それにしても広いとは思いますが」

 

 

 

学業に関しては知識も引き継げたので問題ないが、現在の俺の年齢は13歳だ

最低でもあと三年は義務教育を受ける必要があるが普通の学園では

シルクたち騎士団を連れて行けない

神に相談した結果、返ってきた台詞がこの学校へ行けば良いとの事だった

 

 

何でもこの学園はある6人の最古の転生者が創立した

転生者のための学園らしい、何でもその中のひとりはあの神の後継者との事だ

 

 

 

「迷子にならないように手を繋いでいくか?」

「え、えぇっ!?ま、マスターが構わないのなら…」

 

まったく、うやむやになったとは言え仮にも結婚した仲だというのに

一々反応が初々しいやつだ、別に嫌いじゃあないが

 

 

俺はシルクと手を繋いで学園中を歩き回った

馬鹿みたいに広いせいで結局迷子になったけどな!!

 

 

「此処どこだよ……?」

「どうみても森ですねぇ…

 はっ、まさかマスター、二人きりになるのを狙って!?」

「安心しろ、それはない」「ショボーン…」

 

 

しかし参ったな、これじゃあ校舎に着くどころか森からも脱出出来んぞ…

学園生活を送る前に餓死とか酷すぎる

「仕方ないな…、あまり見せびらかしたくないんだが

 シルク、ちょっと飛んでどっちの方角が出口か見てきてくれないか?」

「畏まりました、ちょっと待っててくださいね?」

 

 

スゥッ シルクが剣を鞘から抜く  バサァッ!!

青く光り輝く刃が空気に触れると同時にシルクの背中に白い翼が現れる

 

 

「では行ってきます」「迷子になるなよー」

 

 

 

数分後、シルクが戻ってきた

 

 

 

―――――黄色の生ものを背負って

 

 

 

 

「ふぅっ思ったより軽かったですね…」

「…なぁシルク、俺が何を聞きたいか分かるか?」

「へっ?ああはい、出口はあっちへ真っ直ぐ行くとありましたよ?」

シルクは自分の後ろを指差す、違う…そうじゃあないんだ

「誰だよこいつは…」

 

これが俺とアイツのファーストコンタクトだった

 

 

シルクが言うには、飛んでいる最中に木にぶら下がっていたコイツを見つけた

気絶しているらしく、放っておくのも忍びないので此処まで連れてきたとの事だ

「ZZZ…ZZZ…」「寝てるじゃん…」「寝てますね…」

木にぶら下がったまま寝るなんて中々神経の図太い奴だ

きっと心臓は毛がちょっとしたアフロになっている事だろう

 

「おい起きろ少女、今はまだ朝だぞ」ゆっさゆっさ

「んぅ~…あと5時間…」「もうお昼だよこんにゃろう!?」

 

 

駄目だこいつ全然起きる気がない

ふつー見知らぬ男の声が聞こえたら飛び起きるはずだろ?

誰だってそーする、俺だってそーする

 

「シルク、ちょっとティアに代われ」

「はぁ、何をするんですか?」

 

シルクの体が薄れていき、消える

そして新たに白髪ショートヘアの少女『ティア』が現れる

 

「お久しぶりです主…」

「久しぶりだなティア

 早速で悪いんだがこの馬鹿に冷水をぶっかけてくれないか?」

 

俺は地面にうつむいて寝ている馬鹿を指差す

流石に『寝耳に水』って言うくらいだから起きるはずだ

 

 

「それくらいなら主でも出来るはずでは…?」

「今の俺は制限で魔法が使えないんだよ、聞いてなかったのか?」

「それは失礼…では今の主は無能?」

その発言の方が失礼だ、俺は力いっぱいもう一人の馬鹿の頭をシバく

 

別に良いんだよ、魔法がなくても俺十分強いし

ワルド位なら剣だけで瞬殺できるし

あいつピンク髪と結ばれて良かったなぁ

正直俺が介入した中で一番ハッピーエンド送ってるかもしれない

まぁ今はそんな事どうでも良いんだけど

 

 

「早くしろ」「了解…」ヒリヒリ

 

ティアは痛がりながらも杖を取り出し冷たい水を発射する

 

ザバァン!!  「んぅ? 冷たっ!?」

 

寝ていた馬鹿が飛び起きる

「やっと起きたかこのスカタン」

「んー、誰?」「無能」「お前は黙っとれ」

 

今までうつむきだったから分からなかったが、改めて顔を見る

頭に葉っぱが付いて顔は泥が付いてはいるものの中々綺麗な容姿だ

でも確かこの学園の生徒は全員転生者らしいし、この位の顔は普通だろう

 

 

「まぁー、宜しく無能さん」

「誰が無能か、俺には『ルカ』と言う親から貰った名前がある」

「私はティア、今後とも宜しく」

「へー、私は杏(あんず)って言うんだ、よろしく」

「金髪碧眼なのに和名なのか」

「あんただって銀髪オッドアイの典型じゃない」

「うっさい、これでもちょっと気にしてるんだ」

 

くそっどうせならこれも変えてもらうべきだったか…

なんであの時の俺この顔を選んだし

 

 

「主、私はそろそろ帰って漫画の続きを読みたい

 シルクに交代するけど構わない? 返事は聞いてない」

「ん、あぁ分かった お前俺の中で漫画読んでたの!?」

質問に答える前にティアは消え、シルクが現れる

 

 

「戻ってきました、起きたようですね」

「ちょっと気になる発言を残して帰って行きやがった…」

「この人は誰?」「あっ、私はシルクって言います」

「私はアンズだよ、宜しくね」「はい、宜しくお願いします」

 

 

謎の転生者アンズ、何をしてくるか分からなかったので

若干警戒していたが、ただの怠惰娘らしい

だが漫画とかだとこういう奴に限って実は強かったりするから信用できん

 

 

 

 

森から脱出してシルクのナビゲータを頼りに

数キロほど歩くと、やがて学校の校門らしき場所に出た

 

 

「や、やっと着いたな…」ぜぇぜぇ

「ZZZ…ZZZ…」「あれ、いつの間に寝てたんだこいつ?」

「凄いですねこの娘、手を引いているとは言え

 途中から眠りながら歩いてましたよ?」

 

無駄な所で器用な奴だ、無駄は好きだがこれは好かんな

その器用さをもっと前向きに使えば世界が少し平和になるだろうに

 

「ほら、起きてくださいアンズさん」ゆっさゆっさ

「んぅ……朝?」「ずっと朝ですよ」

「さて…ここに看板がある

 その看板には『新入生は職員室(ココ)まで!』

 と地図と一緒に書かれてある、俺とシルクは今からそこへ行くがお前はどうする?」

 

「シルクにお任せするわー」「へっ?わ、私ですか!?」

「そうか、じゃあ職員室まで行くぞ」「はい!」「りょーかーい」

 

 

 

地図を頼りに校内を歩き、10分ほど経って職員室に辿りついた

 

「まだ~…?」「駄々っ子かお前は」「ほらほら、もう着きましたよ」

「じゃあノックしますね」 コンコンッ

 

 

シルクがノックをして5秒後「どうぞー」という女性の声が聞こえた

 

さっきも言ったがここは転生者たちの楽園だ

 

前の性別がどっちかなんて分からんから、見た目じゃ判断できない

 

だがまぁ、あの声は間違いなく女だ

 

 

「失礼します」ガララッ

 

「いらっしゃい、制服じゃないって事は…貴方たちは新入生ね?」

俺たちに声をかけた女(多分)は水色の髪と赤目で長身な、何と言うかスレンダーな女性だった

 

 

「…?おや、どうやら其処の甲冑ちゃんは違うみたいだね?」

「はい、私はマスター この方の能力です」

「へぇー…」ジッ 「な、なんでしょうか…?」

 

 

「中々面白い人生を歩んできたようね」

「?」「(今の見透かされたような感じ…何かの能力か…?)」

心を読む能力…それかそれと同じようなことが出来る能力だろう

この世界で争う気は毛頭ないが、敵に回すと厄介そうだ

「そして其処の金髪ちゃんは…あら、あなたは私と同じ世界出身なのね?」

「同じ世界?」「教えてもいいかしら?」「別にー」

「そう、私とあの子は『ハリーポッター』の世界から来たのよ」

 

 

ハリーポッターか、魔法体系こそ違うが同じ魔法世界出身だったとはな

コイツが魔法を使ってるところとか想像できん

 

 

「あなたも………まぁ、うん………凄いっちゃぁ凄いわね

 学園長とどっこいどっこいの面倒くさがりだわ」

「なん…だと…!?こいつと同格の奴がもう一人居るのか!!?

 世界の……終わりだ…」 ガクッ

「マスター、幾らなんでも失礼過ぎませんか?」

 

「へぇー神様が言ってた同じやつって学園長なんだー」

「ふふっ、興味ある?」「ないです」「そ、そうよね」

 

 

と言った感じで教諭と話を交えながら階段を上り

2階にある『1-20』というクラスの前で止まった

「教諭、まだ先に教室があるようなんだが…

 一体一年生だけで何クラスあるんだ…?」

「56クラスね」「そんなに校舎広かったですか?」

「それは私ともう一人の先生の能力で空間を広げているからよ

 そうね、自己紹介が遅れたわ

 

 

 私の名前は『ザラスシュトラ・スカーレット』

 

 

 皆は親しみを込めて赤先生と呼ぶわ」

「宜しく赤せんせー」

「スカーレット…という事は

 『運命を操る程度の能力』若しくは

 『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持っているんですか?」

「いいえ、私が持っているのは

 『レミリア・スカーレットと十六夜咲夜の良い所を合わせた肉体』

 つまり『運命を操る程度の能力』と『時を操る程度の能力』ね」

 

 

「なんてこった、そんな抜け道があったとは…」

「マスターだってちゃっかり私たち騎士団全員連れてきてるじゃないですか」

「むっ、そう言えばそれに関して何も言われなかったな」

 

「あの神様は以外とその辺寛容よ?

 神様を納得させられる理由がある場合だけだけど

 私の場合は二つとも『自分の肉体』で一括できるからOKって事ね」

「ふわぁ~ふ…」ウトウト

「いけない、長話になっちゃったわね

 さぁ、早く教室に入りましょ?

 貴方たちの自己紹介は其処で聞くことにするわ」

 

 

 

桜咲いたら一年生、そう言われているが

 

この学園に集まった者たちは二度目の死を受け入れたもの

 

言わば『桜が三度咲いた一年生』だ

 

この学園が俺にどんな刺激を与えるのかはまだ分からない

 

だが一つだけ言っておこう…………

 

 

「俺の名前はルカ、ルカ・ベルセルクだ

 容姿の事は気にしてるんだから触れないでくれっ!!」

 

 

以上だっ!!

 

 

 

 

続く

 

 

 




黄金の精神・・・ゴールドエクスペリエンスと読む

黄色い生もの・・・この話のメイン主人公(この話の登場人物は全員主人公です)

赤せんせー・・・スカーレット先生のあだ名、紅先生だとNARUTOになってまう

桜が三度咲いた一年生・・・尚、後にルカの黒歴史となった模様

銀髪オッドアイ・・・テンプレだけどこれを選ぶともれなく踏み台にされる呪い付き





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第三話 月より来た御子の受難 ~Samurai Sword~

続いて東方projectから
ニンジャハラキリワンダホー


 

 

 

 

 

『第一印象はモノの立ち位置を大きく変動させる』

 

そう言う意味では自己紹介というのは

今後その空間、世界で生きていく為に真剣に取り組むべきだと思う

事実この俺も自己紹介に真剣に取り組んだ一人だ

 

 

この学園は全校生徒が転生者

 

つまり一つの世界における第二の主人公だった者たちだ

 

中には例外も居るとは思うが、大半は元の世界に多大な影響を与えた存在だろう

 

影響力の強い者ほど己の立ち位置を何より尊重する

 

それは最低限自分を守るため、如何に大義名分で固めようと結局は保身なのだ

 

 

 

さて、何故『真面目な委員長キャラ』という立ち位置の俺こと

『八意清真』(やごころ せいま)がこんな話をしているかと言うと、だ

 

 

「(現在、俺の横で新入り且つギャグ要員になりそうな

  銀髪オッドアイを見ているギャグ要員共から銀髪を引き離すためだっ!!)」

これ以上ギャグ要員が増えてたまるかっ!!

 

 

 

『東方project』出身

『非想非緋想天の息子』『下っ端魔法使い』

『禁忌使い』『世界を記録する者』

 

比那名居耕助(ひななゐ こうすけ)

 

 

『東方project』出身

『世界最古の妖怪』『近未来型未確認生物』

『日本妖怪連合総大将』『畏れ多き百鬼夜行の主』

 

封獣才人(ほうじゅう さいと)

 

 

『東方project』出身

『ま た お ま え か』『全ての元凶』

『1を見て10000を覚えるやつ』『這い寄る混沌』

 

百葦珠忌(ももあし たまき)

 

 

これら三人が通称『1-20のデルタフォース』と呼ばれるギャグ要員達だ

 

 

「はい、ありがとう

 じゃあ今度はアンズちゃん入ってきて」

 

 

赤先生がそう言うと、今度は金髪碧眼の小柄な女の子が入ってきた

 

 

「うぃーす・・・

 斑鳩杏(いかるが あんず)です

 趣味は読書です・・・あー、好きな本はありません

 一年間よろしくお願いします」

 

 

うわぁ・・・なんだアイツ超やる気ねぇ

好きな本がないのに趣味は読書ってなんだそりゃ

今流行りの昼行灯キャラでももう少し考えるぞ?

 

 

「お前自己紹介くらい少しはやる気を出したらどうなんだ?」

「えー、・・・じゃあ好きな食べ物はラーメンです」

「そうじゃなくてだな・・・」

 

「はいはい、じゃあ自己紹介はこれくらいにして

 質問の時間・・・と行きたかったんだけど

 たしか一時間目は『戦闘』よね

 じゃあ皆第一訓練場へ行って頂戴

 

 委員長ちゃん、二人の案内をお願いできるかしら?」

「あ、分かりました」

 

俺こと委員長は席を立って二人の方へ歩いて行った

 

 

「・・・なぁ、俺の耳が腐って居るのか確認したい

 さっき先生は『戦闘』って言ったのか?」

「『銭湯』じゃないの?

 朝からお風呂に入るなんて洒落た学校だね」

「そうか、銭湯か確かに洒落た学校だな」

 

「そこの二人、現実逃避してないで俺の話を聞いてくれないか?」

「え、誰お前?」

「初対面の奴にお前とか失礼なやつだな

 俺は清真、このクラスの委員長だよ」

 

「そうか、委員長か

 俺はルカだ、生粋の日本人だから別に日本語で大丈夫だ」

「んー?そういや私さっきから英語で喋ってるのに皆分かるんだね」

「そうだったのか?日本語にしか聞こえないが・・・」

「あー、この世界ではどんな言語でも自分に

 理解出来る言語として翻訳されるらしい」

 

「そいつぁ英語が苦手だった俺としては大歓喜だな」

「へー、でも第一話のバニッシュなんとかは翻訳されてないよ?」

「その辺は俺にも分からん、色々と抜け道があるんじゃないか?」

「言っちゃなんだが世界観グダグダだなぁ」

「なんせ創ったのがあの神だからな

 さて、この話は終わりにしてさっさと行くぞ」

 

 

 

 

俺たち三人組が訓練場へ着くとそこでは既に到着した生徒

そして戦闘科目の先生が居た

 

「大文字先生お早うございます」

「おぅ、おはよう委員長 そこの二人は新入りか?」

「はい、二人共

 戦闘科目の先生だ」

「大文字大和(だいもんじ やまと)だ

 親しみを込めて大さんと呼んでくれ」

「どこぞの⑨妖精の友達みたいな名前ですね」

「あれは固有名詞じゃないだろ」「⑨?」「はっは、すっとぼけるな小娘」

 

 

先生と会話をしているとうちのクラスの奴らが全員集まる

 

「さて、全員集まったみたいだな

 んじゃあ新入りも居ることだし軽めに体操したら

 各自自由にやってくれ、二人ほど新入りのチュートリアルに付き合って欲しいんだが・・・」

「あっ先生、じゃあ俺とジョシュアがやります」

「えっ!?」「おおっそうか、助かるぜ委員長にジョースター」「先生っ!?」

すまねぇジョシュア、後でカレーパン奢るから

 

 

 

視点変更 清真→ルカ

 

話が勝手に進んでいったせいで少し納得がいかないが

取り敢えず俺と怠惰娘は大さんとやらのチュートリアルを受けるらしい

 

「ほんじゃま、先ずは軽く挨拶しておけ」

 

最初に銀髪青目の男、委員長が挨拶する

 

「八意清真だ、そう言えば先生

 能力はあらかじめ教えておくべきですか?」

「ん、まぁ戦いながら理解したほうが良い経験になるだろ」

 

幾ら死なないとは言え痛いもんは痛いんだから

前知識くらいは欲しかったが・・・仕方ないか

 

次に黒髪黒目の女、名前は多分ジョシュア・ジョースターだろう

 

「ジョシュア・ジョースターだ

 ジョシュアで良いよ」

「ジョジョじゃないのか?」

「自分のことをニックネームで呼べとか

 脳みそ春なんじゃねぇのって思われるじゃない」

「お前俺が居る前でそういう事言っちゃう?」

落ち着けよ大さん先生、と言うか今って春じゃないのか?

 

 

「斑鳩杏だよ」「ルカ・ベルセルクだ」

「よし、なら・・・そうだな

 斑鳩はジョースター、ベルセルクは委員長と組め」

「その心は?」

「最初は男同士女同士で戦った方がやりやすいだろ

 それじゃあ、最初は斑鳩たちでやるか」

 

「ルールは単純、相手を戦闘不能にしたら勝ちだ」

「凶器の使用は?」

「問題ない、ウチにはゲル状に溶けても治してくれる名医が居る」

それはもはや医学の領域じゃないと思うんだが

 

 

「じゃあ始めようか、斑鳩さん」

「はーい」

まー、戦うのは私じゃないんだけどねー

じゃっ そんな訳でキョウちゃんよろしくー

 

「斑鳩対ジョースター、勝負開始!!」

 

「『あびりてぃおん』」「『アビリティオン』!!」

 

 

 

アンズの手には1m程の大きなナイフが

ジョースターの周りには半透明な細長い生き物『竜』が見える

 

 

「『・・・・・・・・・』」「『武装型』かぁ・・・」

 

「さっきまでの気配とは違う・・・何かが憑依しているのか?」

委員長が俺に話しかける

「俺も知らん、まぁ確かに雰囲気がガラリと変わったな」

 

 

「相性的には悪くないんだけど・・・

 まぁ様子見ってことで『レット・ビート』!!」

コォォ・・・  カァッ!!!!!!

ジョースターの周りに浮かぶ竜の口が開き

黄色い電気の様な光線が杏に向かって放出される

 

 

ドォォオオン!!

光線が辺り杏の居た場所に土煙が舞う

 

「流石にこの程度ではやられないよね

 じゃあ何処に居るかな・・・?」 スッ トクトクトク

 

ジョースターはワイングラスと牛乳パックを持っていたバッグから取り出し

ワイングラスに牛乳をなみなみ注いだ

 

「コォォ・・・ 」 ヒィイン ザザザ・・・ザザザ・・・

 

すると、牛乳に波紋が現れ、じょじょに大きくなっていく

 

 

あれは『波紋レーダー』・・・

とすればアイツの能力は『波紋』と『幽波紋』?

波紋呼吸法くらいなら技術として引き継げるのか?

たしか特殊な呼吸法ってだけらしいからな

あれ?じゃあ俺の魔法は?あれも技術なんですけど?

 

 

「波紋万能説が浮上した・・・」

「心配すんな、うちのクラスにチート青狸みたいなのが居るから」

より不安になったよ

 

「あれ?反応が先生と二人の3つしかない・・・

 じゃあ彼女は何処にってうわっと!?レット・ビート!!」

 

ギィンッ!! 突如ジョースターの頭上にナイフが振り落とされる

しかし、ジョースターの周りに浮かんでいた竜の尻尾がナイフを受け止めてしまった

 

「『ギ・・・ギィッ・・・』」

「『外しましたか』」 ヒュンッ 杏は直様後方へ飛び距離を取る

 

 

「レット・ビートのウロコを削るとは・・・

 斑鳩さんは余程熟練したナイフ使いと見る

 ・・・否、今の斑鳩さんは斑鳩さんじゃないらしいね」

「『・・・私はキョウと言います、以後お見知りおきを』」

 

 

キョウ、あのナイフの能力か

使用者の体に乗り移って戦闘する能力・・・アイツが使ってることに凄い納得した

 

 

「刻むよ血液のビート!!『ギャァォ!!』

『レット・ビート』アンド『波紋』!!

 赤竜骨の波紋疾走(ドラゴンブレスオーバードライブ)!!!」

 

竜が口から先ほどの光線を放出する

成程、さっきの電撃に見えたのは波紋エネルギーだったか

 

しかし妙だな、たしか波紋は

水や油、金属を伝導させなければいけないんじゃないのか?

そして難なく避けるキョウ、アイツすげぇ身軽だな

 

 

「『よっとと・・・あのビームは厄介ですね

  ちょっと無理をすれば対処出来る気が・・・しませんね

 

 

 

  てかよく考えたらコレって何か損するわけでもないし

  ここら辺で降参してもいい気がしてきました』」

 

 

ああうん、ですよね

寧ろ何で俺こんなに真剣に解説してたんだろ?

 

 

「『あー、すみませんジョースターさん

  私もう降参します』」

「えっ、えぇ!?

 まだこれチュートリアルだよ!?」

「『チュートリアルで降参しちゃいけないんですか?』」

「いやいや、そこは常識的に・・・

 私も手加減するからサクっと勝っちゃってよ」

「『嫌です』」「きっぱり拒否された!?」

 

「疲れたって言った割には汗一つかいてないじゃないか」

「『当たり前ですよ、この体はアバダ見てから

  回避余裕になるレベルで鍛えてるんですから』」

「お前・・・苦労したんだなぁ・・・」「『苦労「してる」んですよ』」

「確かに、よく見れば鍛え抜かれたいい筋肉をしているな」

 

 

「また面倒なのが入ってきたなぁ・・・

 まぁいい、んじゃあこの勝負、斑鳩が棄権で勝者ジョースター!!」

「わー、全然うれしくなーい」「『ふぅ・・・じゃあ私はこれで失礼します』」

 

 

「んじゃ、次は俺とベルセルクだな

 

 所で何でベルセルク?」

「知らん、それとルカで構わんよ委員長」

「そうか、俺も清真でいい」

「分かった、始めるか委員長」 「あれ、聞いてなかった・・・?」

 

「よっしゃ、じゃあやるか

 言っておくがお前らは棄権するなよ?

 したらアルテマソードを脳天にぶち込んでやる」

「アルテマソード?」「先生はドラクエの世界出身なんだよ」

「釘の代わりにアルテマソードを指すんですね分かります」

「誰がうまいこと言えっつった」

 

 

「ベルセルク対委員長、勝負開始!!」

 

「『アビリティオン』」「『アビリティオン』」

 

 

 

第一訓練場、その更に外れにある一角

そこで二人の銀髪の少年が立ち会っていた

 

青い目の少年は両手持ちの黒い日本刀を持ち

オッドアイの少年は半透明なエネルギーに包まれていた

 

「じゃあこっちから行かせてもらう」

青目の少年、委員長が地面を蹴り

オッドアイの少年、ルカに斬りかかる

 

-マスター!!-

「(問題ないシルク、騎士団はまだ出さない

  今の俺でどの位力が出せるか試しておきたいからな)」

 

ガギィン!! 金属音、当然刀と人体で金属音が出るはずがない

 

ルカの片手にはその目と同じ金と銀でカラーリングされた

短剣が握られており、見事委員長の剣撃を受け流していた

 

 

「むっ・・・予想より遥かに重いな・・・

 流石はサムライソードと言った所か」

「俺の剣技は鬼の四天王をも圧倒する

 それに月の技術の結晶である宇宙一頑強な黒刀『兎月』が合わされば

 鬼に金棒、否『俺に兎月』だ!!」「そのまんまだろうが」

 

しかしそのように例えたという事は

それすなわち『比類のない強さ』を示す

事実、受け流したから良かったものの

直撃していれば短剣ごとルカを破壊していただろう

 

 

「まったく、最初に戦う敵にしては厄介だな

 ならばこちらも少し飛ばすぞ!!」 ズァ!!

 

ルカの気迫によるものか、それとも肥大化したルカの

周りに漂うエネルギーによるものか

周囲の木々が軋み、草木がなびく

 

 

「ゼァア!!」「ぬん!!」

二人の刃が再度衝突する 「ハァッ!!」

しかし、委員長の剛剣に叶わずルカの短剣は弾かれる

 

「今だ、『狂人の刃』(パーフェクトフリーズ)!!」

 

すると、ルカの短剣が切りつけた部分から兎月の刀身が凍りつき始め

やがて、完全に凍りついてしまった

 

 

「氷・・・? 成程な

 お前の能力、なんとなく読めたぞ」

「そうかい、俺はまだ頑丈な刀ってこと位しか分からん

 その能力も、そんなんじゃあ豆腐だって斬れないぞ?」

 

「豆腐は包丁で斬ればいいさ

 それに、元々こいつでモノは斬れないしな!!」

ダッ!!

 

委員長が空中に飛ぶ、しかし委員長はまるで重さがないかのように

ゆっくり、ゆっくりとルカの頭上へ移動していく

 

「サンダークロススプリットアタックでもするつもりか?

 なら俺は気化冷凍法ごっこしてやるよ」

ルカは頭上に向けて短剣を向ける

 

「やめろよっ!?絶対だぞ!?やったら許さないからな!!

 私あの時あまりのグロさに吐きかけたんだって!!」

「へー、ジョシュはジョジョの世界に行ってたんだ」

「うん、と言っても6部の所で神父にぬっ殺されたけど」

 

「えっ?」「えっ?」「死んだ時いくつなの・・・?」

 

 

「かかったなアホが!!」ブンッ!!

ズンッ!!「URY!!って何ぃ!? 体が重い・・・!!」ズシリッ

 

 

突如襲いかかった体の重みにルカは動けない

反面より重く、より速くなった兎月の一撃がルカに襲いかかる

 

「目には目を!!毒には毒を!!

 氷には氷だ!!凍ったものは凍らせない!!」

 

 

響いたのは凍った兎月とルカの脳天が激突する音

 

 

 

 

      ジュワッ!!

 

ではなく、氷を溶かす灼熱の音だった

 

 

「違うね、氷には炎だ」

屈んだルカの前には

 

赤く燃える槍で氷塊を溶かし受け止める

赤い髪に赤い目をした背の高い少女だった

 

 

「キャーナゼサーン」「声援ご苦労金髪ちゃん♪」

「ふぅ・・・流石は困った時のフレイさんだ」「人が・・・新手のスタンド使いか!?」

ジュゥゥゥゥウウウウ ポロッ 「あっ氷取れた」

 

 

「さて、第二ラウンド開始だ!!」「やるのは私だけどね」

 

 

 

 

 

続く

 




自己紹介・・・あいさつって大事ですよね?

1-20のデルタフォース・・・1-1~50のクラス全部に最低3人はギャグ要員がいます

波紋呼吸法・・・通称『波紋』、真に会得するにはくるピィ~修行が必要

レット・ビート・・・作者が中二病をこじらせてる時に思いついたスタンド
         元ネタはビートルズの曲
        能力のヒントは某永遠亭の狂気の瞳さん

キョウ・・・真の主人公ことアヌビス神、多分この話で一番の苦労人になる人
     ぶっちゃけやってることはシャーマンキングの憑依合体に近い

兎月・・・委員長の斬魄刀、めっちゃ硬い 能力はまぁ大体わかるはず

パーフェクトフリーズ・・・⑨妖精ことチルノのスペルカード
            前方安置(アイシクルフォール)とは格が違うのです

サンダークロススプリットアタック・・・稲妻十字空烈刃と書くダイアーさんの必殺技
                  これを破った格闘技者はいないらしいが
                  気化冷凍法には弱いらしい

気化冷凍法・・・1部ディオの技、波紋使いを冷凍保存できるが
       使いすぎるとしなびた野菜みたいになってしまう
                  
キャーナゼサーン・・・永江衣玖さんの『キャーイクサーン』のオマージュ
          めだかボックスの『凍る火柱』こと名瀬さんの名言
          (所々間違えてる自信がある)

新手のスタンド使い・・・違います


次回は多分一時間目終われる筈


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第四話 それぞれの個性 ~Abilities~

一時間目後編、いい加減終われ
☢!!アニメを見たせいでジョジョネタが酷いことになっています!!☢


 

 

 

訓練場外れ、銀髪少年同士の戦いは

ルカの呼び出したお姉さんの乱入によって混戦していた

 

 

「何・・・? どこから出したんだそのお姉さん!!」

「何処からって、強いて言うなら俺の中から這い出てきたんだけど」

「何それエロい」「おぉ中学生中学生」「青春してるねぇ」ケラケラ

 

 

「(よく見ればルカと同じ半透明なエネルギーで包まれてる

  という事はルカの能力の一部か)

 触れたものを凍らせる刃物にお姉さんの具現化、念能力・・・

 系統は変化系か具現化系・・・いや、お姉さんが離れてるって事は特質系か」

 

 

「というか私の名前はフレイだよ、お姉さんはよしてくれ」

「あ、すんません えっとフレイさん」「お前ら戦闘しろよ」

 

 

 

「さて、君主様がああ言ってるし、いい加減に始めますか!!」

チャキッ フレイが刃が赤く燃える槍を構えて腰を深く落とす

紛れもなく、それは射殺す突きの構え!!

これに対し委員長は反射的にカウンターの構えを取った!!

 

「気をつけろフレイ、何のトリックか知らんが

 さっきダイアーさんのセリフを言った後、体が重くなった」

「うん、まぁ大体どんな能力か把握したよ」

「えっマジで?どんな能力?」「えっ?重力を操る能力だろ?」

 

「その発想はなかった!!」「その発想しかなかったよ」

「ちぇっバレたか、まぁ良いや掛かってこい!!」

 

 

刹那、フレイの姿が消え、距離をとっていた委員長と激突

赤い槍と黒い刀が激突したことにより辺りに火花が飛び散る

 

「速いな・・・!!」 ギリギリ・・・!!

「はっ、これで速いなんて言ったら

 シルクのスピードは神速だね!!」

「重力100『剣線』!!」グゥン!!「何っ!?」ザッ

兎月と赤い槍による拮抗が

兎月の圧倒的重力加速に吹き飛ばされる

 

直前、フレイは後ろへ飛び、その衝撃を軽減する

 

 

「さっきのは・・・ 刀が落ちる方向を『切っ先の軌道上』

 落ちる方向へ落ちる速度を『地球の重力の100倍』にしたのか」

「随分察しがいいな」

「これでもあっちの世界で天才だったからな」

「でも重力の能力は発見できなかったよな」

「俺の頭脳は変な所で働かないんだよ」

 

 

「君主様、能力の解説は良いから

 さっさと弱点を見つけてくれないかい?」

「あぁ、すまん、もう少し暴れてみてくれ」

 

「それを聞いて能力を使うと思うか?」

「使わせないと思うかい?

 ここから先は『炎』、『火槍』のフレイ

 ベルセルク騎士団戦闘員が相手だよ

 地獄でしか味わえない灼熱の音頭、楽しんでいきな!!」

 

ザクッ!! フレイが槍を地面に突き刺す

 

「滾れ(たぎれ)溶岩!!汝は父の敵を滅ぼすものなりや!!

 『ノックアップヴォルケイノ』!!」

 

グツグツッ!! ボゴォォォオオオオ!!!!!

フレイが呪文を唱えた瞬間!!

地面が槍から委員長の方向へ向かいマグマを噴出して割れだした!!

 

「うおわっ!?横ステップ!!」ヒュン!!

委員長はすかさず溶岩の無い横へ飛んで避けた

 

「そう来るのは予想済みさ

 焦がせ炎弾!!汝は父の敵を滅ぼすものなりや!!

 『バレットフレア』!!」 ボボボボボボッ!!

フレイの繰り出した炎の弾丸たちが委員長に襲いかかる!!

 

 

「ねぇ斑鳩さん、先生」「んー?」「何だ?」

「私たち空気だね」「そだねー」

「そうだな、でもそのセリフ今言う所じゃなくね?」

 

「なんのぉ!!月見流『竜巻旋風剣』!!」グワァッ!!!!!

 

ビュドォォオオン!!!

兎月を団扇のように振って起こした風は

炎弾を容易くとは行かずとも吹き飛ばしてしまった

 

「ぬっ!?フレイさんが居ない!?」

 

「あんな面の狭い武器で突風を起こすなんてね

 だけど、その分集中力を使うらしい

 君主様には悪いけど終わらせる気で行くよ!!

 葬れ火槍!!汝は我!!我は父の敵を焼き尽くすものなりや!!

 

 

委員長の頭上、其処には燃えたぎるような髪をし

目は赤金色に輝き、黒い蝙蝠のような翼が生え

自らを『炎の化身』と化したフレイが煉獄の一撃を放とうとしていた

 

 

『炎魔紅戟渦(イフリートブレイカー)』!!!!」

 

 

炎を右回転!!槍を左回転!!

けっこう呑気してた委員長も

一瞬槍が巨大に見える程の回転圧力にはビビった!!

その炎と槍の間に生じる超高温状態の圧倒的破壊空間は

まさに歯車的炎の渦の小宇宙!!

 

「(ぶっちゃけこの技どっちかって言うと

  シルクが使ったほうが良い気がするんだけどねぇ

  あっちはまぎれもなく風の流法だし)」

 

 

「う、うおぉぉぉおおおっっ!!? か、神砂嵐!!?

 や、やべぇ!!何とかこの渦から脱出しねぇと!!」

 

 スッ すると、委員長が一枚の絵が描かれたカードを取り出した

 

「スペルカード!!

 斥力『神羅剣征』!!」

- 重力-1000『剣線』☢Caution!!☢☢Caution!!☢ -

 

スペルカードを宣言、すると黒い筈の兎月が白く光り輝く

 

「行っけぇぇぇえええええええ!!!!!!!!!

 ふんぬらばっっっ!!!!!!」 ブゥン!!

 

兎月が渦に向かって何か重いものを動かすように振り切られる

 

 

    グググッ!!!!  ッパァァァアアアン!!!!!!!

 

すると、炎の渦が掻き消え!!

それと同時にフレイも上空に吹き飛ばされる!!

 

「なっ・・・!! グゥッ!?」 ヒュゥゥウウウ ドサッ!!

 

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・結局使っちまったか・・・!!」

シュゥゥゥウウウ 兎月が白から黒へ戻る

 

 

「・・・・・・ははは、参ったね・・・」ゼェゼェ

「・・・フレイ、交代だ」

「!! 君主様、私はまだやれるよ?」ムクリ

 

「ああ、お前が強いことは誰より俺が一番知っている

 ただ、これから行う作戦はお前よりシルク向き、それだけだ」

「・・・・・・」「―時間稼ぎに情報の引き出し、良くやった」

「参ったね・・・それこそシルクの仕事じゃないか・・・

 ・・・お言葉に甘えて、私は休ませてもらうよ あとは宜しく」

 

 

フレイが消える

「あー、ひょっとして」

「言わなくていい、委員長も必死だったんだからな

 これはフレイ自身が解決すべきことだ」

 

「さ、流石に目を潰したりしないよね・・・?」

「別に目かんけーないじゃん」「ホッ なら良かった」

 

 

「さぁ、真打の登場だ

 シルク、フレイの仇討ちといこうじゃないか!!」

「えっと・・・死んでませんよね?」

 

フレイが消えた場所

其処には新たに青い髪に青い目をした少女『シルク』が立っていた

 

「まぁ確かに・・・うちの戦闘員が世話になりましたね

 

 ここから先は『嵐』!!『風剣』のシルク!!

 ベルセルク騎士団騎士団長がお相手をします!!

 天を地を人を裂く風と雷、しかとその目に焼き付けなさい!!」

 

 

シルクが青い剣を引き抜く ヒュゥウ!! バチバチッ!!

すると剣の周りに鎌風と稲光りが現れ バサッ!!

シルクの背中に大きな白い羽が生える

その姿はさながら、神界に居た天使を彷彿とさせた

 

 

「風と雷か・・・確かに厄介だな

 だがそれを難なく超える者こそ

 この俺『八意清真』!!

 月の神の片鱗、喰らいて地に伏せろ!!

 

 スペルカード!!

 重符『加速世界の羅針盤』!!」

フワッ ヒュンッ!!

委員長が浮き上がり、霞のように消える

 

「シルク!!」

「はい!!

 迸れ(ほとばしれ)雷壁!!汝は父を守るものなりや!!

 

 『ライトニングバリアー』!!」

危険を察知したルカはシルクに命令して

雷の防御壁を展開する、しかし

 

「まだ足りん!!俺の予想が当たっていれば

 バリアー一枚程度では簡単に突き破られるぞ!!」

「意識を・・・集中・・・!!

 

 迸れ雷壁!!汝は父を守るものなりや!!

 巡れ風壁!!汝は父を守るものなりや!!

 『ライトニングバリアー!!』

 『サイクロンケージ!!』」

 

雷の防御壁に続き再度の防御壁と

今度は風の防御壁も展開する!!

 

 

ヒィン!! ズバァン!!

 

突如シルクたちの斜め上から襲った斬撃

それはルカの予想通り風と雷の防御壁を一枚ずつ破壊し

あと一枚ギリギリの所で止まっていた

「むぅっ硬いな!!」

委員長は兎月の切っ先を後ろへ向ける

すると委員長はまたも消えてしまった

 

 

「グッ・・・ギリギリか・・・」

「そんな・・・ティアの防御壁程ではないにせよ

 スクウェアスペルの防御壁を2枚も貫通するなんて・・・!!

 とても人間の出せる剣撃じゃありません!!」

 

「あれは恐らく『刀の落ちる方向』を切っ先

 落ちる重力加速度を『自分の肉体が耐えられる限界値』に

 しているんだろう、そしてあいつの最高速度

 つまり当たる直前の速度は防御壁二枚を容易く破壊する

 紛れもなくこれは現状、委員長の必殺技だろうな」

「それほどの威力・・・悔しいですがあと3回も喰らえば

 防御壁も打ち止めになります」

「1回持てば十分だ

 あとの全部はお前の必殺に注げ」

「打開策があるのですか!?」

「ああ・・・・・・来るぞ!!」

 

 

『ライトニングバリアー』!!

『サイクロンケージ』!!

 

再度展開される防御壁 バリィン!!

しかし、またもや破壊されてしまう

 

 

 

ヒュン!!! ザザザッ!!! ダンッ!!

 

「ハァ・・・ハァ・・・!!

 あと5回くらいが限度だな・・・

 やれやれ、せめてレベル2位にならんと全力で使えないか・・・」

 

第一訓練場、ルカたちがいる場所の反対側の森の中

其処に過度の重力加速で疲弊した委員長がいた

 

 

委員長は確かに、前世で月の神として君臨し

強者ぞろいの月で紛れもなく最強の者であった

 

しかし、今の体は人間の中学生

如何に鍛え、言わばキョウや騎士団と同じ超人と化しても

尚、全盛期であった昔程の実力には程遠い

 

「だが・・・次で止めだ

 思えば何で俺チュートリアルでこんなに熱くなってるんだろう?

 ああ、本気でやらないと大さんにアルテマされるからか

 あの人マジで容赦ねぇからなぁ・・・

 

 ま、死なない程度に頑張りますかっ!!」

委員長は飛んだ、刀に引っ張られるように

そして徐々に加速していき、『音速の矢』と化した

 

 

 

「マスター!!」「来るか!!」

「貰ったぁぁぁあああああああ!!!!!」

 

音速の矢、その刹那の一閃

 

 

それは青髪の女騎士、シルクを砕き、地面に着地した

 

「マス・・・ター・・・」 シュゥゥウウ・・・

シルクが消える、人ではない念人形であるが

エネルギーの塊であるそれは、ゆっくりと煙のように崩壊する

 

「主を庇ったか・・・だがあいつは今丸腰!!

 そのまま兎月で切り裂いて終いだ!!」

 

 

委員長は再度刀を構えルカへ斬りかか「い~や委員長、お前の負けさ!!」

 

 

「隔て(へだて)『風剣』、汝は我!!」「!!?」

言霊が響く、その声は風のように舞い上がり、空を裂く

 

 

「我は父の敵を刈り取るものなりや!!

 

 

 これが私の全力全開です!!」

 

 

委員長の横、其処には先ほど砕き、倒したはずの青い髪、

青金色に輝く目に白い翼を広げ

 

自らを『嵐の化身』と化したシルクが必殺の剣を構えていた

 

 

「くっ!!回避をっ・・・」

 

「遅い!!

 

 

 『嵐魔蒼輦刃(シルフェイドブレイカー)!!』」

 

 

風魔法の圧縮により生じた剣から放たれる蒼い鎌風の超速連続斬撃

 

那由多に及ぶその絶空の刃は委員長を微塵切りにし

 

後には小さな肉片と無傷の黒い刃、兎月だけが残った――

 

 

 

 

続く




兎月・・・はい、重力を操る能力でした 作者は専門家じゃないので割といい加減です

竜巻旋風剣・・・なんかこんな名前の技どっかで聞いたことあるんですが
       何故か思い出せません、どこだっけ?

イフリートブレイカー・・・炎魔紅戟渦(笑)『エシディシ版神砂嵐』とも言う

神砂嵐・・・上の文章と違い絶望感が半端ない
     なお破られるとスイッチウィングバックという名の目潰しをする模様

☢Caution!!☢・・・霊烏路空の某スペカ時の背景
        委員長の能力は地球にやさしいクリーンな能力です

神羅剣征・・・NARUTOのペイン天道が使ってたアレのオマージュ
      全身から出せるわけじゃなく刀からしか出せません

ふんぬらば・・・アイシールド21から栗田さんの名言、気合を入れるのに
       これ以上の掛け声はないと思うんだ

加速世界の羅針盤・・・自分だけ加速する殆ど制御不能な『メイド・イン・ヘブン』
          その代わり宇宙は一巡しないし休憩すれば何度でも使える

超人・・・身体能力が割と人間辞めてる人たちのこと
    委員長や憑依合体キョウがこれ
    ちなみにレベルがだいぶ違うけど大さん先生もこれ

シルフェイドブレイカー・・・嵐魔蒼輦刃(笑)、剣から飛び出す『最終流法』




一時間目、決着 最後端折った感が凄い


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