3×3=μ's(さざんがミュ~ズ) (スターダイヤモンド)
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さざんがミュ~

基本、アニメ設定に準拠してます。
誤記脱字があったらすみません。


 

 

~いつもの屋上~

 

 

にこ「…現時点において、A-RISEの力が、すべてにわたって優れるのは認めざるを得ないわ」

 

絵里「そうね…」

 

穂乃果「でも、やるしかないよ!」

 

にこ「わかってるわよ、そんなこと。アンタが、あぁも堂々と、優勝宣言したからにはね!」

 

穂乃果「あははは…つい勢いで…」ポリポリ

 

海未「いつも、いつも、穂乃果の言動は、思慮が無さ過ぎです!」

 

ことり「まぁまぁ、海未ちゃん…」

 

海未「…ですが…現実問題、ただ正面からぶつかっていっても、勝ち目があるとは思えないのです…」

 

希「ウチらはウチらやし、μ'sの長所をアピールすればいいんやない?μ'sに有ってA-RISEに無いものを伸ばしていくとか」

 

絵里「そんなもの…あるかしら…」

 

にこ「あるわよ!!」

 

絵里「えっ!?」

 

希「さすが部長」

 

にこ「当たり前でしょ、アタシを誰だと思ってるの?」

 

穂乃果「斉藤さんでしょ!」

 

にこ「にこよっ!!…って、いきなり、時事ネタを放り込まないで!」

 

穂乃果「いやぁ、つい…」

 

ことり「穂乃果ちゃんらしいね」

 

絵里「それで、私達の長所って…」

 

にこ「それは…」

 

一同「それは?」

 

にこ「数よ!」

 

一同「か…ず…?」

 

にこ「人数よ」

 

凛「つまり…質より量ってことかにゃ?」

 

にこ「そう言ったら身も蓋もないでしょ!!」

 

海未「確かに人数は多いですが…」

 

にこ「わかってないわねぇ。仮に彼女たち、ひとりひとりのファンが1万人ずついるとすれば」

 

穂乃果「合わせて3万人!」

 

にこ「μ'sは何人?9人でしょ。だったら、あたしたちに1万人ずつファンが付いたら?」

 

凛「9万人だぁ。その位の計算なら凛でもできるにゃ~」

 

絵里「そんな単純な話じゃないでしょ」

 

海未「それに、それは前提として、実力が対等な場合の計算です」

 

にこ「うっ…いや、まぁ、同数は言い過ぎだったわ。でも仮に3分の1でも」

 

凛「そうだにゃ~」

 

海未「それだと、3,333人×9で29,997人となり、3万人を上回るには4人足りませんが…」

 

凛「り、凛もそう言おうと…にこちゃんは算数が出来な…」

 

にこ「…」ボコボコボコ

 

凜「い、痛いにゃ~」

 

希「まぁまぁ。ウチ、にこっちの言うこと理解できるよ。これだけの人数がいて、キャラかぶりしてないんやから、上手く個性をアピールできれば、幅広いファンを得られる…ってことやろ」

 

にこ「そういうこと」

 

穂乃果「つまり、ソロ活動ってこと?」

 

絵里「にこにしては正論だけど…」

 

にこ「一言多いわよ」

 

海未「しかし、いきなり1人での活動と言われましても…私にはハードルが高過ぎます」

 

花陽「…花陽も、ちょっと…苦手かな…」

 

穂乃果「海未ちゃんは黙ってれば知的キャラでいけるし、花陽ちゃんは食いしん坊キャラがあるから全然大丈夫だよ」

 

海未「黙っていれば…とは、どういう意味ですか!?」

 

穂乃果「ほら、そうやってすぐ怒る」

 

海未「誰が怒らせてるんですか!」

 

花陽(食いしん坊キャラ…キャラ弁…そうだ、今度みんなの顔のおにぎり作ろう!)ニコニコ

 

希「ソロ活動…っていうのは大袈裟やけど、ひとりひとりのキャッチフレーズみたいなのは、あった方が良いやろね」

 

にこ「例えば『にっこにっこ…』」

 

凛「それ、聞き飽きたにゃ」

 

にこ「…」ボコボコボコボコ

 

凛「ホントのことなのに酷いにゃ~…」

 

海未(キャッチフレーズ…キャッチフレーズ…)ブツブツ

 

ことり(あ、今、海未ちゃん、妄想モードに入っちゃった…)

 

穂乃果「だったらさ、ユニットみたいなのもアリだよね!?」

 

ことり「ユニット?」

 

穂乃果「9人いるんだから、3人1組とかで」

 

真姫「お断りよ!」

 

穂乃果「えぇ~なんでよぅ…」

 

真姫「これ以上のペースで作曲なん出来ないもの」

 

ことり「あぁ~確かに、衣装もそんなに沢山は作れないかも…」

 

絵里「そうね。作詞、作曲、衣装の3人は負担が3倍になるものね」

 

凛「歌もダンスも、覚えるのが倍になるにゃ~」

 

海未(…貴方のハートを撃ち抜くラブアローシュート…いや、これじゃ、にこの2番煎じ…)ブツブツ

 

希「ユニットっていいやん」

 

真姫「希!?」

 

希「曲を作る作らない…はひとまず置いといて、手分けして広報活動するとかなら、かなり効率的やと思うけど」

 

絵里「なるほど、それも一理あるわね」

 

穂乃果「でしょ、でしょ?それならさ、色んなパターンのユニットを作っておけば、何かアクシデントがあっても困らないじゃん」

 

絵里「例えば?」

 

穂乃果「穂乃果が寝坊しちゃうとかさ」

 

海未(…インディアンデスロック…からの…ボゥ&アロー…)ブツブツ

 

穂乃果「あれ?海未ちゃんが ツッコまない?」

 

ことり(まだ妄想中…)

 

絵里「…穂乃果の寝坊は論外だけど、考えてみる価値はあるわね…」

 

ことり「実際、電車が止まっちゃうこととか、あるもんね」

 

絵里「じゃあユニットを分けるとしたら…一番簡単なのは、学年ごとかしら」

 

凛「それだと3年が2人で、2年が3人で、1年が4人で…バランス悪いにゃ~」

 

にこ「言うと思ったわよ」

 

凛「なぁ~んだ、自覚してたんにゃ」w

 

にこ「…」ボコボコボコボコ

 

凜「痛いにゃ~…」

 

真姫「毎回、毎回何してるんだか…」

 

希「…羨ましそうやね…」ボソッ

 

真姫「何でよ?」イミワカンナイ

 

希(クスッ)

 

にこ「学年別なんて、ありきたりすぎるでしょ。それなら意味無いわ」

 

希「それやったら、こんなんは?ひとつ目『にこっち、穂乃果ちゃん、凛ちゃん』」

 

絵里「…三バカ…」ポロッ

 

にこ「絵里!聞こえたわよ!今、三バカって言ったわね!」

 

絵里「えっ、言って…言ってないわよ…三バカなんて…。私はサンバカ…サンバカ…そう『サンバカーニバル』みたいに、賑やかなユニットって言おうとしただけ」

 

ことり「絵里ちゃん…それは、誤魔化しきれないと思う」

 

絵里「…やっぱり?…」

 

希「まぁ、賑やかなのは間違いないやん。μ'sのバラエティー班ってとこやね。続いて、二つ目『えりち、海未ちゃん、真姫ちゃん』の、クールビューティー班」

 

花陽「これは納得ですぅ」

 

真姫「まぁ、妥当ね」

 

穂乃果「海未ちゃんは『黙ってれば』だけどね」

 

海未(…ゴッドゴーガン束ね撃ち…)ブツブツ

 

ことり「海未ちゃん?」トントン

 

海未(ハッ)

 

ことり(まだ考えてたんだ…)

 

海未「聞いて…聞いていましたよ。えぇ、聞いていました。三バカですよね?良いと思います!」

 

穂乃果「そこに戻る?」w

 

凛「海未ちゃんに時間差で、とどめを刺されたにゃ…」

 

海未「?」

 

絵里(海未はいつからこんなキャラになっちゃったのかしら…)

 

希「…で最後は『ウチ、ことりちゃん、花陽ちゃん』。究極の癒し班やね」

 

真姫「自分で『究極の癒し班』とか言っちゃうのね」

 

花陽「ぴゃあ…恥ずかしいですぅ…」

 

凛「テレテレのかよちんも、か~わいいにゃ~」

 

花陽「うふっ!ありがと、凛ちゃん!」

 

凛「上手い具合に学年もバラけてるし、いいんじゃないかにゃ~。にこちゃんと一緒っていうのは不本意だけど」

 

にこ「アンタねぇ…って、疲れるから、もうやめとくわ…。それより、その組み合わせには大きな問題があるわね」

 

一同「問題!?」

 

にこ「絵里たちの組は、愛想が無さ過ぎる!」

 

穂乃果「おぉ!」

 

にこ「塩対応ってのも流行りっちゃあ、流行りかも知れないけど、3人全員がそれじゃ、やる気が無いようにしか見えないわよ」

 

海未「やる気はあります!ただ、なかなか表には出ませんが」

 

一同(顔芸のスペシャリストなのに…)

 

海未「…私、何かおかしなことを言いましたか?」

 

穂乃果「だ、大丈夫、なんでもないよ」

 

海未「?」

 

ことり「じゃあ、こんなのどうかな?『にこちゃんと、ことりと、凛ちゃん』で、チーム『にことりん』」

 

花陽「『にことりん』…それ、すごく可愛いですぅ」

 

穂乃果「さすが、ことりちゃん!センスいいねぇ」

 

凛「はぁあ~…また、にこちゃんと一緒にゃ」

 

にこ「いちいち、うるさいわよ」

 

穂乃果「それなら、穂乃果も思い付いたよ!穂乃果の『ほ』、希の『の』、花陽ちゃんの『か』で、チーム『ほのか』」

 

希「ウチら、穂乃果ちゃんに吸収されてるやん」w

 

花陽「花陽は『か』じゃなくて『は』なんですけど」

 

穂乃果「細かいことは気にしない」

 

海未「そういうことなら、私も負けませんよ…。海未の『U』、真姫の『M』、絵里の『E』で…チーム『UME』」

 

絵里「う…め…?」

 

真姫「梅?」

 

海未「うめ…」

 

真姫「それは、イヤ」

 

絵里「それは、私も…和のテイストは、似合わないというか…」

 

希「おっと、身内から、まさかの拒否宣言」

 

穂乃果「身内?」

 

希「偶然にも、クールビューティー組」

 

穂乃果「本当だ」

 

海未「(ゴホンゴホン)え~…UMEは撤回します…。誤りでした。なんで間違ってしまったのでしょう…正しくはこちらです。園田の『S』、絢瀬の『A』、西木野の『N』、名付けてチーム『SAN』!…真っ赤に燃える太陽!」

 

穂乃果「おぉ、太陽とは大きく出たねぇ」

 

凛「まぶしいにぁ~」

 

ことり「でも海未ちゃん…英語で太陽は『SUN』だよ」

 

海未「…さすがことりです。穂乃果や凛は騙せても、あなたには通じませんでしたか」

 

絵里「勿論、私も気付いていたわよ」

 

真姫「私も」

 

希「ウチも」

 

にこ「…」

 

花陽「僭越(せんえつ)ながら、私も…」

 

凛「かよちん、ズルイにゃ!そこは先に言って欲しかったにゃ~」

 

花陽「ごめんね、凛ちゃん」

 

海未「(ゴホンゴホン)…実は3人の『SAN』だったのです」

 

絵里「さすがにそれは苦しいわね」

 

穂乃果「…にこちゃんも太陽だと思ってたでしょ?」コソコソ

 

にこ「…さぁ次のユニット考えましょ!」

 

穂乃果 「あ、誤魔化した」

 

希「もひとつ、思い付いた。こんなんはどうやろ?東條希の『東』、南ことりの『南』、西木野真姫の『西』で、チーム『東南西(とんなんしゃ~)』」

 

穂乃果「盗難車?」

 

希「盗難車やなくて『とんなんしゃ~』。日本で言う『東西南北』やけど、麻雀やと『東南西北』で『とんなんしゃ~ぺい』って、言うんよ」

 

ことり「そっか、北(ぺい)がいないのか…」

 

穂乃果「じゃあさ、林家を連れてくる?そうすれば、全員揃うじゃん」

 

にこ「バカねぇ、そんなの連れてきたら、パー子も着いてくるに決まってるでしょ!」

 

穂乃果「そっかぁ…あははは…」

 

絵里(…何?今の話は…)

 

海未(…会話に着いていけない…。いや、それよりも麻雀にも詳しい希って一体!?)

 

ことり「真姫ちゃんと一緒って、あんまり無いね」

 

真姫「そう言えば、そうね」

 

絵里「確かに、その組み合わせは新鮮ね」

 

花陽「あの…私も考えてみたんだけど…いいかな?」

 

希「遠慮はなしやろ?」

 

花陽「うん…でわ…あんまり意味は無いんだけど、字的に綺麗かなぁ…って。『海未ちゃん』と『凛ちゃん』と『花陽』の名前を取って…『海 ・星・花』…読みは…『かいせいか』なんて」

 

希「綺麗!綺麗!花陽ちゃんらしい発想やね」

 

にこ「上から読んでも『かいせいか』。下から読んでも『かいせいか』」

 

ことり「『シースターフラワー』って読むのも素敵かな」

 

にこ(スルー!?…まぁ、いつものことだけど…)

 

希「略して『シスフラ』…いいやん!」

 

海未「そうですね。少なくとも、さっきの『うめ』なんかより、ずっと良いですね」

 

穂乃果「…まだ、引きずってるんだ…」

 

凛「やっと、かよちんと一緒になれたにぁ~」

 

絵里「このユニットだと、残るのは私たちですか」

 

穂乃果「う~ん、なんだろう、何かあるかな」

 

にこ「名前からだと、語呂合わせは、難しそうね」

 

凛「あるにゃ~」

 

絵里「ハラショー!」

 

凛「穂乃果ちゃんの『H』、絵里ちゃんの『E』、にこちゃんの『N』、続けて読むと」

 

絵里「『HEN』よ…」

 

にこ「あ~!この娘はどこまでアタシに喧嘩売ってるのよ!花陽!アンタ、どういう教育してるの!」

 

花陽(にこちゃんが、怒ってるぅ…誰か助けてぇ…)

 

海未「まだ、ありますね。共通点。…絵里は生徒会長、にこは部長、穂乃果はμ'sのリーダーです」

 

花陽「本当だ!みんな纏め役」

 

ことり「そういえば、全員、お姉ちゃんだね」

 

海未「確かに。穂乃果は普段まったくそんな素振りを見せませんが…それでも、みんなを引っ張っていく、何かそれ相応のものを、持ち合わせてるということでしょうか?」

 

にこ「ふふん…今頃あたしのカリスマ性に気付いた?」

 

真姫「3人並ぶと…絵里→長女、穂乃果→二女、にこ→三女にしか見えないけどね」

 

にこ「たまに口を開いたかと思えば…」

 

ことり「でも実際は、にこちゃんが、一番お母さんしてるんだよね。にこお母さん」チュンチュン

 

にこ「お母さんじゃなくて、お姉様でしょ…」

 

ことり「にこお姉様!」

 

にこ「呼ばなくいいから!」

 

ことり「照れない、照れない(にこちゃん可愛い)」

 

にこ(ことりと話してると、どうもペースが狂うわ…)

 

希「姉妹風ユニットって、面白そうやね」

 

海未「残ったメンバーなら私と希が長女役でしょうか?…で、あるなら二女は」

 

希「じゃんけんで勝負しよっか?」

 

海未「負けませんよ」

 

サイショハ、ミューズ ジャンケンポン!

 

海未「…」

 

希「ごめんなぁ…じゃあ、ウチんとこの二女はことりちゃんやね」

 

海未「では私は…真姫を…」

 

希「よし、次は三女や」

 

ジャンケンポン!

 

海未「…」

 

一同(…弱い…)

 

希「じゃあ、花陽ちゃん」

 

海未「仕方ないです、凛で」

 

凛「仕方ないです…って、なんか不本意~。余り物感がハンパないにゃ~」

 

希「ウチの姉妹、気付けば『究極の癒し班』になってるやん。これは単なる偶然じゃなく、スピリチュアルな導きやね」

 

海未「…じゃんけんに勝てさえすれば、私もことりと花陽の癒しパワーを得られたのに…」

 

真姫「なによぅ、私じゃ不満なわけ?」イミワカンナイ

 

海未「いえ、こうなったからには、不肖、園田海未。2人の身元を引き受け、全身全霊をもって、立派に成長させてみせますわ」

 

ことり「海未ちゃん…」

 

絵里(海未もカテゴリーとしては、バラエティー班でいいんじゃないかしら…)

 

真姫「そもそも、これまでのユニットは、私のチャームポイントが活かされてないじゃない!」

 

穂乃果「チャームポイント?」

 

にこ「今、自分でチャームポイントとか言ったわ」

 

真姫「う、うるさいわねぇ!言葉の弾みよ…」

 

凛「真姫ちゃんのチャームポイントと言えば…無愛想…タカビー…意地っ張り…」

 

ことり「凛ちゃん、それは単なる悪口だよ」

 

花陽「えっと、その…歌が上手いし、ピアノのも弾けるし、お金持ちで別荘もあって…THE お嬢様…かな」

 

真姫「当然でしょ」

 

穂乃果「それなら、ことりちゃんも海未ちゃんも負けてないよね!」

 

ことり「ことりのとこは、別に…」

 

穂乃果「え~っ、だって理事長の娘だよ!理事長の!それって、やっぱりお嬢様だよねぇ」

 

ことり「そうかな…」

 

穂乃果「それに海未ちゃんちだって、日舞の家元の娘だからね。おウチもさ、時代劇に出てくるお屋敷みたいだもん」

 

海未「それほどでも…」

 

希「確かに、その3人はお嬢様やわ」

 

穂乃果「それに比べて穂乃果と言えば、実家は小さな饅頭屋…」

 

絵里「穂乃果、そんなことを言ってはいけないわ。とっても素敵な和菓子屋さんじゃない」

 

穂乃果「わかってるけどさぁ、もう、お饅頭は飽きたよぅ」

 

絵里「!!…それで貴方はパンばかり食べてるの?」

 

穂乃果「いいんじゃん、別に…。凛ちゃんだって、ラーメンばっか食べてるし、かよちゃんだって、ご飯ばっか食べてるもん」

 

花陽「なんと、急に振ってきましたね」

 

凛「とばっちりにゃ~」

 

希「なら、その3人は、ズバリ…チーム『炭水化物』やね」

 

穂乃果「…さすがに、そのネーミングは…ちょっと…」

 

にこ「要、ダイエットって感じ?」

 

凛「凛は、無縁だけどね」

 

花陽「凛ちゃんは太らない体質だもんね」

 

一同(…うらやましい…)

 

希「… ダイエット…ダイエット…」ニヤッ

 

絵里(あ、今、良からぬことを考えてる…)

 

希「3人組にはならんのやけど…『にこっち』『穂乃果ちゃん』『海未ちゃん』『真姫ちゃん』『凛ちゃん』で1組、『ウチ』『えりち』『ことりちゃん』『花陽ちゃん』で1組。仮に、にこっちたちを『フラット5(ファイブ)』、ウチらを『B.Q.B』と名付けよう!!」

 

にこ「何のくくり?」

 

希「胸に手を当ててみればわかるやん」

 

にこ「胸に手を…」

 

一同(…)

 

一同(…)

 

にこ(ハッ!)

 

希「どうやら気付いたみたいやね」

 

穂乃果「にこちゃん、わかったの?フラット5って、なに?」

 

にこ「『平らな5人』って意味よ!」

 

穂乃果「平らな?どこが?」

 

にこ「あんたも相当ニブイわね…」

 

凛「凛はわかったにゃ~。おっぱいのことだぁ」

 

にこ「せめてバストって言いなさいよ!」

 

穂乃果「…」ジロジロ

 

真姫「なによ…」

 

凛「?」

 

海未「…」

 

穂乃果「なるほど…」ニヤニヤ

 

にこ「アンタもこっちの組でしょうが!」

 

穂乃果「そうかな?少なくとも、にこちゃんや凛ちゃんよりは」

 

にこ「アタシを基準にしてどうするのよ」

 

凛「…で、B.B.Qって、なんなんにゃ?」

 

穂乃果「バーベキューでしょ?焼肉?」

 

希「B.B.Qやなくて、B.Q.B。文字通り『ボンッ、キュッ、ボンッ』やね」

 

穂乃果「…納得…」

 

海未「希は破廉恥です。胸の大きさで人を分けるなんて、最低です。ゲスの極みです。そもそも、私とことりでは、そこまで差はないハズです。いや、むしろスリーサイズは同じと言っても良いくらいです」

 

穂乃果「そうだっけ?」

 

海未「穂乃果も知ってるハズです。私とことりは、身長、ウエスト、ヒップの3つがまったく同じだということを!」

 

一同(スリーサイズってそれかい!!)

 

穂乃果「だからバストが」

 

海未「…バストは…たったの4㎝しか違いません」

 

にこ「意外と往生際が悪いのね」

 

凛「もっと差があるようにみえるにゃ。…サバを読んで…」

 

海未「サバなど読んでおりません!ましてや、カツオもワカメも呼んでません!」

 

穂乃果「そんなに動揺しなくても…」

 

希「…実はウチ、前から疑問に思ってたことがあってな…ことりちゃんの胸は、もう少し大きいんやないかな」

 

凛「逆サバ?」

 

希「ウチの長年のワシワシ経験からして間違いない!公式プロフィールより、3㎝大きい」

 

穂乃果「そうなの?そうなの?」

 

ことり「え~っと…そこは秘密ってことで、いいんじゃないかなぁ…」チュンチュン

 

一同(否定しないんだ…)

 

希「ついでに言うと、花陽ちゃんもプロフィールより、大きいやろ?まぁ、花陽ちゃんの場合は、成長した…が、正しい表現なんやけど 」

 

凛「そうなの?かよちん」

 

花陽「え…あの…その…確かにちょっと、下着がきつくなったというか…あ、でも、太ったのかもで…」

 

希「体重管理はしっかりしてるやん。その中できつくなったんなら、やっぱ大きくなってる証拠やん」

 

花陽「えぇ…まぁ…そうなの…かな…」

 

希「花陽ちゃんは、育ち盛りやし、まだまだ大きくなるかも知れんね」

 

凛「おっぱいの大きなかよちん、大好きにゃ~」

 

希「サイズの合わないブラは、身体に良くないんよ。肩こりや腰痛にも繋がるし。…そうだ!今度一緒に買い物行かへん?花陽ちゃんにピッタリの、可愛いブラ選んであげるから」ニヤ

 

花陽「えっ…は、はい!お願いします!」ワクワク

 

絵里(!!…なんだろう、一瞬、希の顔に悪魔を見たわ…)

 

真姫(ヤダッ…花陽が汚されていくようで怖い…)

 

海未「…あぁ、ことりとの差は7㎝…」

 

穂乃果「海未ちゃん、女の魅力は胸だけじゃないんだから、いつまでも落ち込まないで」

 

絵里「その通りです」

 

にこ「あんたが言うと、嫌味にしか聞こえないわよ。…まあ、にこはこのスタイルだから、にこであるわけで…胸があっても邪魔なだけし」

 

凛「凛もとっくに諦めてるし」

 

穂乃果「穂乃果も」

 

海未「そうですね。胸が大きすぎたら、弓が引けなくなりますから」

 

真姫「私もどうでもいいことなんだけど」

 

凛「…真姫ちゃん…一応…念のために訊くんだけど…おっぱいの大きくなる薬ってないのかにゃ?」

 

真姫「そんなの、あるわけないじゃない!あったら私が先に…じゃない、みんなに教えてあげるわよ…」

 

穂乃果(ないのか…)

 

海未(ないのですか!)

 

にこ(なによ!真姫も気にしてるんじゃん!素直じゃないねぇ…)

 

凛「凛はかよちんのおっぱいで我慢するにぁ」シクシク

 

真姫「凛!一人占めは許さないんだから!」

 

花陽「凛ちゃん…真姫ちゃん…こんな花陽のでいいなら、いつまでも触っていいから、喧嘩しないでぇ…」

 

ことり(海未ちゃん…今日は荒れそうだなぁ…先にひとりで帰ろうかなぁ…)

 

 

 

どよ~ん…

 

 

 

ことり「今日は練習って感じじゃなくなっちゃったね…」

 

絵里「ちょっと、希!責任取りなさいよ!貴方が胸のサイズの話なんかして煽るから…って、希?…いない!…逃げたわね!」

 

 

 

希(意外とみんな、気にしてたんやなぁ…。だったら明日から『ワシワシされると大きくなるよ』って言ったら、やらしてくれるやろか?)ニヤニヤ

 

 

 

~fin~

 




初めての投稿です。
4歳の娘がラブライブにはまってて、今更ながら一緒に見始めました。
なので、出尽くしたネタかも知れませんが、ご容赦願います。

※穂乃果を穂乃香と書いていましたので、修正致しました。


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秘密の背番号

#80632「素直に追いかけて ボールを追いかけて」のサイドストーリーです。
設定としては2話と3話の間(2.5話)となります。
ネタ的な要素が強いので、敢えてこちらに入れました。

併せて、上記作品も読んで頂ければ幸いです。


ひょんなことからソフトボール部と試合をすることになった、アイドル研究部 スクールアイドル μ's!

 

チームの総指揮を任されたのは、少年野球経験者の星空凛だった…。

 

 

 

 

 

~凛の部屋~

 

 

 

凛「折角、ソフトボールやるんだから、背番号もつけるにゃ~」

 

花陽「せ、背番号?」

 

凛「そんなに驚くことにゃ?」

 

花陽「そこまでしなくても…」

 

凛「さっき、ことりちゃんも『どうせなら、ユニフォームも作らなきゃね』って言ってたにゃ」

 

花陽「えぇ?ユニフォーム!?」

 

凛「『そうそう、なんでもカタチって大事だよね』って、穂乃果ちゃんも言ってたにゃ」

 

花陽「ははは…自分ではやらないのに?穂乃果ちゃんらしね…。でも、明後日だよ…試合!間に合うかな?」

 

凛「ことりちゃんのことだから、大丈夫だと思うにゃ」

 

花陽「うん、そうだね…(あとでお手伝いに行かなきゃ)」アセアセ

 

凛「?」

 

花陽「あ、だけど背番号なら、わざわざ考えなかなくても…ピッチャーは#1、キャッチャーは#2とかで、いいんじゃないのかな?」

 

凛「にゃ~!!」

 

花陽(!)ビクッ

 

凛「それじゃダメにゃ~!高校野球じゃないんだから…」プンプン

 

花陽「そ、そうだね…」

 

凛「実は、もう、少し考えてあるにぁ~」

 

花陽「は、早いね…。あ、でも、こういうことは、みんなで相談して決めないと…」

 

凛「それじゃ、いつまでたっても、決まらないにぁ~。みんな好き放題言うにゃ」

 

花陽「そ、そう…かな?」

 

凛「希ちゃんは『ウチのカードによると…』とか言いそうだし、真姫ちゃんも『なんで私がそんな番号なわけ?イミワカンナイ クルクル』って、絶対なるにゃ~。みんな文句しか言わないよぅ」

 

花陽「そうかもね」アハハハ

 

凛「だから、こっちで決めて当日に発表するにぁ!誰にも文句は言わせないから」

 

花陽「凛ちゃん、総指揮官だもんね。いいんじゃないかな?」

 

凛「総指揮官…いい響きにゃあ…。それはそれとして、まずは『にこちゃん』の番号なんだけど…」

 

花陽「あ!にこちゃんは、わかるよ。『#25(ニコ)』でしょ?」

 

凛「正解にゃ~!さすが、かよちん!」

 

花陽「いや、さすがにわかるよ。リストバンドとか、自分の持ち物に『25』って入れてるから…。うん、うん、これは確かに文句言わないね」

 

凛「じゃあ、真姫ちゃんは何番にゃ?」

 

花陽「おっと、いきなり…。真姫ちゃん?…真姫…マキ…まき…はて、何番だろう?」

 

凛「正解は…西木野真姫の『にし…ニシ…』で『#24(ニーシー)』なのにゃ」

 

花陽「あ、名字があったか!」

 

凛「偶然にも、にこちゃんと並びの番号だし、これなら文句も言わないにゃ!」

 

花陽「『並びの番号』…って、ちょっと意味深だねぇ」ムフフ

 

凛「じゃあ、次は希ちゃん!」

 

花陽「希ちゃん?…のぞみ…のぞみ…東條…とうじょう…とう…『#10(トウ)』?」

 

凛「わかってきたねぇ…かよちん、すごい!」

 

花陽「当たり?やったぁ!」

 

凛「そうしたら、次はことりちゃん!」

 

花陽「ことりちゃん…ことりちゃん…南ことり…みなみ…み・な・み…わかった!『#373(ミナミ)』でしょ?」

 

凛「ブーッ!いくらなんでも3桁は大きすぎるにゃ」

 

花陽「そっか!」

 

凛「ここはちょっとアレンジして…3+7+3=13…ってことで、ことりちゃんは『#13』にゃ!!」

 

花陽「あんまり、いい番号じゃないね…」

 

凛「えぇ、カッコいいにゃ~!!『ゴルゴ13』ならぬ『コトリ13』…」

 

花陽「…無理があるね…」クスッ

 

凛「あるにゃ…」フフン

 

花陽「あ、あぁ、それなら…花陽は…は・な・よで8・7・4だから8+7+4=19で『#19』だね!」

 

凛「そうにゃ~」

 

花陽「じゃあ、凛ちゃんは?」

 

凛「凛は…『#0』にゃ」

 

花陽「『#0』…ゼロ?…」

 

凛「『ゼロ』じゃなくて『零(れい)』…というか…『りん』」

 

花陽「ん?『0』と書いて『りん』と読ますの?なんかキラキラネームみたいだね」

 

凛「『1番、センター、星空凛…背番号#0(りん)』みたいにゃ…」

 

花陽「だいぶ、無理があるね…」クスッ

 

凛「すごく、あるにゃ…」ニャハ

 

花陽「でも、キラキラネームのセンターなら『キラセン』だねぇ!」

 

凛(キラキラネームではないんだけど)

 

花陽「あれ?もう打順とか、ポジションとか決まってるの?」

 

凛「まだにゃ。でも、凛のセンターと、絵里ちゃんのピッチャーは、ほぼ確定かにゃ」

 

花陽「そうなんだ…花陽は?」

 

凛「かよちんは、キャッチャーか、ファーストか、サードかにゃ?」

 

花陽「あまり、動かなくていいとこだね…」ムフッ

 

凛「にゃ~、かよちん、わかってないにゃ…キャッチャーは大変だよぅ。お尻の筋肉痛、すごいことになるにゃあ」

 

花陽「…じゃあ、そこは、他の人に任せるということで…。背番号に戻ろうかな…あとは誰が残ってるっけ?」

 

凛「穂乃果ちゃん」

 

花陽「うん、穂乃果ちゃんは?」

 

凛「穂乃果ちゃんは『#5』」

 

花陽「『#5』?」

 

凛「『2番、ショート、高坂穂乃果…背番号#5(ほ)』みたいな」

 

花陽「『ほ』?」

 

凛「そう『ご』じゃなくて『ほ』」

 

花陽「なるほど!一瞬『聞き間違えかな』的な…。これは、さっきの『りん』より説得力がある」

 

凛「う~…」シュン…

 

花陽「あ~、落ち込まないで!『りん』は『りん』で、ステキだよ」

 

凛「ありがとう。かよちんなら、そう言ってくれると思ったにゃ~」

 

花陽「あははは…」

 

凛「あとは、誰だっけ?」

 

花陽「海未ちゃんと、絵里ちゃん?」

 

凛「うん、その2人。海未ちゃんは簡単『#4』でいいにゃ」

 

花陽「『よん』?…なんで?…よん?…よっつ、フォー、クアトロ、フィーア…」

 

凛「どんどん離れていってるにゃ」

 

花陽「ん~…いち、にぃ、さん、しぃ…しぃ…しぃ…シー…あ、わかった!海未ちゃんだから『Sea』で『#4(シー)』ね」

 

凛「正解!最後は絵里ちゃんなんだけど…」

 

花陽「…なんだけど…」

 

凛「なにも思い付かないにゃ!!」

 

花陽「そうなの!?」

 

凛「『あ・や・せ・え・り』…なにも引っ掛からないにゃ…」

 

花陽「あやせの『や』で『#8』は?」

 

凛「それは、説得力に欠けるにゃ」

 

花陽「それをいったら、凛ちゃんの#0も…」

 

凛「にゃ~!!」プンプン

 

花陽「うわぁ、凛ちゃ~ん…ごめんねぇ…」

 

凛「ウソにゃ!怒ってないにゃ!」

 

花陽「はい、はい…」クスッ

 

凛「絵里ちゃん…えりちゃん…エリー…エリーチカ…えりち…」

 

花陽「ん?えりち?」

 

凛「えりち?…」

 

花陽「絵里ちゃんは、ピッチャー?」

 

凛「その予定だけど…」

 

花陽「ピッチャー…ってことは、エースだよね?」

 

凛「…だにゃ…」

 

花陽「えりち…エース…」

 

花陽「あ~!!それだ!!」

凛「あ~!!それにゃ~!」

 

花陽「やっぱり『#8』だったね」

 

凛「すごいにぁ~!さすが、かよちん」

 

花陽「『えりち』+『えいす』=『えいち』…『はち』→『えいと』…う~ん、かなり苦しいけど」

 

凛「もう面倒くさいから、それで決まりにするにぁ~!絵里ちゃんは『#8(エイト)』で決まり」

 

花陽「凛ちゃん…面倒くさいからは…」

 

凛「大丈夫!これは凛とかよちんの秘密だから」

 

花陽「背番号の理由は公開しないんだ…」

 

凛「さぁ、背番号が決まったら、お腹が空いたにゃ~!ラーメン食べに行くにゃ~!」

 

花陽「ちょっと待ってぇ~!」

 

凛「今度見付けたラーメン屋さんは、ご飯お代わり自由にゃ~!」

 

花陽「ひゃあ、行く!行くぅ!」

 

 

 

 

花陽(おっと!あとで、ことりちゃんのお手伝いに行かないと…)

 

 

カヨチン ハヤク オイテッチャウヨー

 

 

 

 

 

~fin~



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○○って知ってる?シリーズ
九人の戦鬼と人の言う


ネタ系のSSは、ひとつにまとめていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。


穂乃果「あのさぁ、サイボーグ009って、知ってる?」

 

花陽「突然ですねぇ…」

 

凛「知ってるにゃ~」

 

穂乃果「あれさぁ、穂乃果たちでドラマにできないかなぁ。ちょうど9人だし」

 

花陽「サイボーグ009ならぬ『アイド~ル009』だね」

 

穂乃果「上手い!」

 

花陽(テヘッ)

 

凛「でも、9人は9人だけど、配役はどうするにゃ」

 

穂乃果「そうだねぇ…」

 

凛「それじゃ、凛が002やるにゃ~!」

 

花陽「どうして?」

 

凛「002の本名はジェット=『リン』クって言うにゃ!」

 

穂乃果「確かに!ジェットの凛ちゃん!!」

 

花陽「…でも…私のイメージだと、凛ちゃんは…008かな。運動神経抜群だし!ピュンマって名前も、猫系の動物からでしょ。凛ちゃんにピッタリだと思うんだけど」

 

凛「かよちんがそう言うなら、それでいいにぁ~。…じゃあ、002は誰がいいんだろ?」

 

穂乃果「真姫ちゃんかな?」

 

花陽「え、真姫ちゃん?」

 

穂乃果「ちょっと素直じゃないとことか、斜に構えてカッコ付けてるとことか、性格が良く似てると思うよ」

 

凛「そうだにゃ!すぐ自慢して鼻高々になるところも、よく似てるにゃ」

 

花陽「鼻が高いの意味が違うよ…」クスッ

 

穂乃果「花陽ちゃんは…006だね!」

 

花陽「ぴゃあ!なんで?なんで?私、あんなに太ってるかな…」アセアセ

 

穂乃果「ううん、そうじゃなくて。正解は、いっぱい食べるイメージがあるから」

 

凛「正確には…食べる人じゃなくて、作る人なんだけどにぁ~…006」

 

花陽「料理上手ってことなら、にこちゃんの方が適任かと…」

 

穂乃果「え~、にこちゃんは007だよぅ!変幻自在のトリックスター」

 

凛「オチ担当だにゃ!」ニヤッ

 

穂乃果「あと…005は希ちゃんだね」

 

花陽「あ、それ、何となくわかるかな…『縁の下の力持ち的』な…」

 

凛「ネイティブアメリカンの大地のパワーは、まさに『スピリチャル』って、ピッタリにぁ~」

 

花陽「うんうん!」

 

凛「003は?」

 

花陽「唯一のヒロインだから…やっぱり女子力の高い、絵里ちゃんか、ことりちゃんかと…」

 

穂乃果「だったら、絵里ちゃんでしょ!2人とも、バレリーナだし」

 

凛「でも、絵里ちゃんは、どっちかというと…004だと思うにゃ!クールな感じとか、冷たい感じとか、無口な感じとか…」

 

花陽「凛ちゃん、イメージ、ネガティブ過ぎ…」

 

凛「そうかにゃ?」

 

穂乃果「じゃあ、ことりちゃんが003と言うことで…」ムフフ

 

花陽「あれ、穂乃果ちゃん、なんか嬉しそうだね?」

 

穂乃果「だって、003の恋人は…009でしょ。ことりちゃんが003なら、009は穂乃果しかいないじゃん」ブイ

 

凛「それはダメにゃ~」

 

穂乃果「え~なんでよう!?あと残ってるメンバーって…海未ちゃんしかいないじゃん!」ブーブー

 

凛「海未ちゃんが、009でいいんだにゃ」

 

穂乃果「どうして?海未ちゃんにそんなイメージないもん。穂乃果でいいじゃん!一応、主役なんだから」

 

凛「穂乃果ちゃんは001なの!!」

 

穂乃果「なんでよ、どうしてよ!?」

 

凛「だって、001も穂乃果ちゃんも…」

 

花陽「ふむふむ」

 

 

 

凛「いつも眠ってばっかだにぁ~」

 

 

 

穂乃果「…そうだねぇ…」アハハハ

 

花陽(認めちゃうんだ…)

 

 

 

 

…おあとがよろしいようで…







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君よ 走れ


すみませんね、ネタが古くて…



穂乃果「あのさぁ、機動戦士ガンダムって、知ってる?」

 

花陽「突然ですねぇ…」

 

凛「ファーストだったら、知ってるにゃ~」

 

穂乃果「あれさぁ、穂乃果たちでドラマにできないかなぁ?」

 

花陽「なんか、前にもこんな会話、しましたねぇ…」フフフ…

#《九人の戦鬼と人の言う》参照

 

穂乃果「前回は主役をゲット出来なかったからねぇ…。と、いうことで今回アムロ=レイは穂乃果で決まり!」

 

凛「アムロ=レイならアムロ=リンの方がしっくりくるにぁ」

 

穂乃果「ダメ、ダメ!アムロは唯一、連邦軍の中でお父さんが出てくるんだよ。ラブライブだって、唯一、お父さんが出てくるキャラっていったら、穂乃果しかいないじゃ~ん!」

 

凛「う~ん…まぁ、そうだけど…仕方ないか…今回は譲るにゃ~…」

 

花陽「ブライトさんは、誰かな?」

 

穂乃果「断然、絵里ちゃんでしょ」

 

花陽「うん、ピッタリだね!指揮官って感じで」

 

凛「でも、アムロに厳しいブライトさんなら、穂乃果ちゃんに厳しい海未ちゃんでもいい気がするにゃ~。…実際、ほっぺ、思いっきり叩かれてるし」

 

穂乃果「あぁ、そうだね。あの時、言えば良かったかな…『親父にもぶたれたことないのに…』って」ニヤ

 

花陽「あははは…。でも、花陽はやっぱり、絵里ちゃんの方が合う気がするなぁ。…ミライさんが希ちゃんで」

 

穂乃果「うん、うん。わかる!ブライトさんとミライさんって、どことなく絵里ちゃんと希ちゃんの関係に似てるもんね」

 

花陽「お母さん的な感じが、すごくマッチしてます。ミライとノゾミって名前も、ビミョーに被ってる感じですし」

 

凛「本当にゃ!!」

 

穂乃果「じゃあ、その2人は決まりってことで。…あとは…セイラさん?」

 

花陽「セイラさんは、真姫ちゃんだよ。高潔な感じで…」

 

凛「プライド高いし」

 

花陽「綺麗で」

 

凛「いつも上から目線だし」

 

穂乃果「凛ちゃんの発言には、トゲがあるねぇ…」ムフフ

 

花陽「将来の夢がお医者さんってとこも同じだよ」

 

穂乃果「確かに!」

 

凛「そうするとシャアは誰にゃ?シャアは?」

 

穂乃果「『ジャー』担当ならここにいるけどね」

 

花陽「ん?私?炊飯器!?」

 

穂乃果「シャアはとりあえず置いていて…。あとは…」

 

凛「フラウ=ボゥかにゃ?」

 

花陽「あ、それは、ことりちゃんかな…。アムロの幼なじみで、彼女的存在…」

 

凛「でも、世話女房なら海未ちゃんでもいいかにゃ」

 

花陽「そうだね…。海未ちゃんも捨てがたい…けど…海未ちゃんはハヤトかなぁ…って、花陽的には思うわけですよ」

 

穂乃果「ハヤト?海未ちゃんが?」ハテ

 

花陽「ハヤトは柔道二段で、アムロにコンプレックスがあって、フラウとの仲に嫉妬してるでしょ」

 

穂乃果「…って、花陽ちゃん、結構詳しいね…」

 

花陽「海未ちゃんも弓道してるし、穂乃果ちゃんに色々コンプレックスありそうだし、ことりちゃんとの仲に…嫉妬してる…かな…なんて…」

 

穂乃果「ない、ない」アハハハ

 

凛(穂乃果ちゃんは、ホントに鈍いにゃ…)ポリポリ

 

穂乃果「カイは!?カイ!」

 

花陽「カイ=シデンですね。それは、もう、にこちゃんしかいないですぅ」

 

凛「性格、ひねくれてるもんね」

 

穂乃果「こらこら…。まぁ、人付き合いが苦手な感じは確かにそうだね」

 

花陽「にこちゃんって、一見、ロマンチストに見えるけど、実はすごいリアリストだと思うんです…。できること、できないことをハッキリ見極めているというか」

 

凛「意外とビビりなとこも似てるにゃ~」

 

花陽「凛ちゃ~ん…」アセアセ

 

凛「にこちゃんは、ミハル=ラトキエだと思うけどにゃ」

 

花陽「随分、マニアックな名前が…」

 

穂乃果「どうして?」

 

凛「妹弟(きょうだい)がいっぱい」

 

穂乃果「鋭い!でも…死んじゃうんだよね…」ウルッ

 

花陽「あのシーンは…泣きますねぇ」グスッ

 

 

シンミリ…

 

 

凛「え~っと、まだ凛が出てないにゃ!」

 

穂乃果「…あっ、忘れてた!凛ちゃんね…凛ちゃんは…」

 

花陽「ハロ!」

 

凛「ハロ!?」

 

花陽「かわいい感じが、凛ちゃん!って」

 

凛「にゃにゃ~…そんなこと…照れるにゃ…」

 

穂乃果「これで全員かな?」

 

花陽「あの~…」

 

穂乃果「ん?」

 

花陽「花陽がまだです…」

 

凛「かよちんはさっき『赤い彗星』に決まったにゃ!」

 

花陽「え~っ!『炊飯ジャー=アズナブル』は、さすがに…。花陽も連邦軍の一員になりたいよぅ」

 

穂乃果「そうだよね…あとは…カツ、レツ、キッカとか」

 

花陽「それはにこちゃんの妹さんたちで…」

 

穂乃果「マチルダさん?」

 

凛「色っぽすぎるにゃ…」

 

穂乃果「あとは…あとは…」

 

凛「う~ん…」

 

穂乃果「う~ん」

 

 

 

花陽「もう、いいです…ジャーで」

 

穂乃果「!!…いたよ!ひとり忘れてた!」

 

花陽「だ、誰ですか!?」ワクワク

 

穂乃果「リュウ=ホセイ!」

 

花陽「ぴゃあ!006に続き、またですか!?…花陽はそんなに太ってません!それに、途中で死んじゃうし…」

 

凛「そう…そう…だにゃ」

 

花陽「凛ちゃん、一瞬、躊躇したでしょ?」ヒクヒク

 

凛「し、してないにゃ~」ダレカタスケテ~

 

穂乃果「いつもと、逆の台詞だね…」クスッ

 

凛「あぁ、でも、ここまできたら、ジオン軍も必要にゃ」

 

穂乃果「それはもうA-RISEでいいんじゃない?」

 

凛「綺羅ツバサが、シャアにゃ?」

 

穂乃果「う~ん、でも、3人いるからねぇ…」

 

花陽「…だとしたら…ガイア、マッシュ、オルテガがいいかと…」

 

穂乃果「おぉ!黒い三連星!」

 

凛「『オレを踏み台にしたぁ!?』だにゃ?」

 

 

 

 

…したね、踏み台に…

 

 

 

 

 

おあとがよろしいようで…



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ジグザグサンバ




異論、反論、大歓迎です。





 

 

 

凛「サッカーやりたいにゃ!」

 

花陽「突然?」

 

凛「ソフトボールは前にやったから、次はサッカーにゃ!」

#80632「素直に追いかけて ボールを追いかけて」参照

 

花陽「う、うん…。あ、でもソフトボールは9人だから出来たけど、サッカーだと2人足りないよ!」

 

凛「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんがいるにゃ!」

 

花陽「なるほど…その手があったね。…サッカーか…ソフトボール以上に大変そうだね。システムによって、ポジションの人数も替わるし」

 

凛「まぁ、それだけに、誰がどこをやるか、考えるのは楽しいにゃ!…っていうことで、取り敢えず、オーソドックスな4-4-2にしてみるにゃ。中盤はダイヤモンド型で」

 

花陽「っていうと、ワンボランチ?」

 

凛「うん!まず凛のフォワードは決まりにゃ!」

 

花陽「快速フォワードだね!…ツートップ…もうひとりは?」

 

凛「にこちゃん!ズルいことさせたら右に出る者はいないにゃ!」

 

花陽「ははは…うん、いわゆるマリーシアってことかな?」アセアセ

 

凛「PKいっぱいもらうにゃ!」

 

花陽「シミュレーションとられる方が多そう…」

 

凛「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんはサイドバック」

 

花陽(プッ)「いきなり、そこ?」

 

凛「思い付いたとこから決めるにゃ!」

 

花陽「それはいいけど…どうして、その2人なの?」

 

凛「若いから…」

 

花陽「…」

 

凛「にゃ~!だって、あんなに上がったり下がったりは、年寄りには無理にゃ~!」

 

花陽「年寄りっ…て…1コ2コしか変わらないよ」

 

凛「1コ、2コの差は大きいにゃ!…でも、あの2人の運動神経がどれくらいなのかは、知らない…」

 

花陽「…そうだね…。あ、だったら、スタミナは海未ちゃんが一番ありそうだよ?」

 

凛「うんにゃ!海未ちゃんは、センターバック」

 

花陽「センターバック?」

 

凛「偉そうに指示するの、得意にゃ!」

 

花陽「凛ちゃん…」アセアセ

 

凛「ん?」

 

花陽「ラインコントロールでしょ!…でも、そっか…確かに適任かも。4-4-2だと…もうひとりセンターバックがいるね…」

 

凛「ここは悩みどころにゃ!海未ちゃんの指示なら、黙って従いそうな穂乃果ちゃんなんだけど…」

 

花陽「またまた…凛ちゃん、言葉にトゲが…」アセアセ

 

凛「本当のことにゃ!」

 

花陽「コ、コンビとしての相性はいいよね…」

 

凛「でも、やっばり絵里ちゃんだにゃ!」

 

花陽「絵里ちゃん?」

 

凛「自陣ゴール前に高さがないと、不安にゃ!」

 

花陽「急に戦術的になったね…」

 

凛「凛はずっと戦術的に配置してたつもりにゃ…」ムスッ

 

花陽「ご、ごめん…」シュン

 

凛「じゃあ、罰として…かよちんは、ゴールキーパーにゃ!」

 

花陽「え~!花陽はフィールドプレーヤーじゃないのぅ!」

 

凛「ゴールキーパー…GK…ご飯かよちん…」

 

花陽「最初からそれが言いたかっただけでしょ…」ジーッ

 

凛「バレたにゃ」エヘヘ

 

花陽「まぁ、海未ちゃんと絵里ちゃんが、いれば花陽の出番は無さそうだけどね」

 

凛「どうかな?意外にポンコツだよ」

 

花陽「わぁ!」ソレイッチャウ?

 

凛「トップ下は穂乃果ちゃん。ゴール近くにいれば、勝手にボールが転がってきて、テキトーに蹴ったら入っちゃう…みたいにゃ…」

 

花陽「…そういうイメージはあるかも…」クスッ

 

凛「あとは…中盤の底に、ことりちゃん。オフェンシブハーフの右に希ちゃん。そして…最後、左は…真姫ちゃん!」

 

花陽「…ちょっとピンとこないけど…」

 

凛「最後に真姫ちゃん!」

 

花陽「ん?」

 

凛「最後に…真姫!!」

 

花陽「…あっ!」

 

凛「最後に…巻!!」

 

花陽「…それってドイツW杯メンバー発表の時の…ジーコ?」

 

凛「さすが、かよちん!」

 

花陽「古すぎて誰もわからないよ」アハハハ

 

凛「これで揃ったにゃ!」

 

花陽「でも、最後の3人の理由は?」

 

凛「相手ゴールに向かって、右→東…希ちゃん。左→西…真姫ちゃん。下→南…ことりちゃん…」

 

花陽「だいぶ無理があるね…」

 

凛「凛もそう思うにゃ」アハ

 

花陽「だとしたら花陽は…3-5-2のスタイルで」

 

凛「懐かしのフラット3にゃ!」

 

花陽「うん、そうだね。えっと、ゴールキーパーは海未ちゃん!」

 

凛「海未ちゃん?」

 

花陽「凛ちゃんと同じような理由だけど、やっぱり最後方からのコーチングなら、海未ちゃんが一番、適任かなって」

 

凛「なるほど…」

 

花陽「で、最終ラインは…」

 

凛「右から穂乃果ちゃん、にこちゃん、真姫ちゃんでしょ?」

 

花陽「どうして?」

 

凛「…胸が…フラット3…」ボソッ

 

花陽「あっ!…でも、凛ちゃんもその一員じゃ…」

#80532「さざんがミュ~」参照

 

凛「にゃ~!!墓穴を掘ったにゃ~」ウウウ…

 

花陽「じゃあ、それは一旦忘れて…」ヨシヨシ

 

凛「かよちん、ありがとう!」ニヤニヤ

 

花陽「…うん!…で…どこまで進んだんだっけ?」

 

凛「ディフェンダーにゃ」

 

花陽「あ、そうそう!ディフェンダーは亜里沙ちゃん、花陽、ことりちゃん」

 

凛「なんか、すごくユルユルな気がするにゃ…」

 

花陽「花陽もそう思う。ガツガツとボールを獲りに行く…というよりは、組織で守るという感じかな?まぁ、このメンバーは他のポジションとの兼ね合いもあるから」

 

凛「じゃあ、中盤は?」

 

花陽「ダブルボランチで希ちゃんと真姫ちゃん!」

 

凛「またまた、意外な人選にゃ!」

 

花陽「そうかな?希ちゃんは全体を見渡せるし、色々、気が回るから、この位置からでも、ゲームメイクできそうでしょ?」

 

凛「それはわかるにゃ!でも真姫ちゃんは?」

 

花陽「獲られたら獲り返す…的な…」エヘッ

 

凛「そっか!わりと熱くなるタイプ…」

 

花陽「前で追ってくれると、後ろは守りやすいしね」

 

凛「かよちん、他人任せにゃ!」

 

花陽「えっ?そ、そうだね…」アハハハ

 

凛「攻撃は?」

 

花陽「凛ちゃんはサイドハーフかな?右でも左でもいいけど。空いたスペースにダーッって走り込んだ方が、凛ちゃんのスピードを活かせる気がするの」

 

凛「じゃあ、反対側は?」

 

花陽「雪穂ちゃん?」

 

凛「にゃ?」

 

花陽「ごめん!これは消去法で…残りのポジションを考えると、ここしか残ってなかった」

 

凛「残りは…穂乃果ちゃん、絵里ちゃん、にこちゃん…」

 

花陽「うん。ツートップは絵里ちゃんと穂乃果ちゃん。トップ下に、にこちゃん!」

 

凛「絵里ちゃんの位置は、凛と逆にゃ」

 

花陽「そうだね。でも、理由はそんなに変わらないんだよ。やっぱりゴール前に高さが欲しいし、何より身体能力高いから、どんな体勢からでもシュート打てそうだし」

 

凛「ふむふむ」

 

花陽「穂乃果ちゃんも凛ちゃんの意見と同じで、ゴールに対する嗅覚が鋭そう…」

 

凛「わかるにゃ!何にもしてないのに、美味しいとこだけ持って行くもんね…」

 

花陽「そこまでは言ってないけど…」

 

凛「あ、かよちん、ズルいにゃ!」

 

花陽「え~!」アセアセ

 

凛「まぁ、いいにゃ!どうせ、2人しかいないんだし。…で、にこちゃん」

 

花陽「うん。にこちゃんはトップ下というよりはシャドウストライカーみたいなイメージ」

 

凛「こっそりとゴールを狙う…イメージ通りにゃ!」

 

花陽「別に、こっそりじゃないんだけどね」フフフ…

 

凛「それにしても、かよちん、すごいにゃ!一応理にかなってるにゃ!」

 

花陽「一応…なんだ」ウフッ

 

凛「それじゃ、折角だから、凛がキャプテン翼のキャラクターに当てはめてみるにゃ!」

 

花陽「またまた、唐突だね」

 

凛「凛は新田くんにゃ!」

 

花陽「うん、そうだね」

 

凛「かよちんは森崎くん」

 

花陽「森崎くん?SGGK(スーパー頑張りゴールキーパー)だっけ?」

 

凛「白いご飯をがっつく、かよちん」

 

花陽「ありゃ」プクッ

 

凛「嘘にゃ!ちゃんと理由があるにゃ!森崎くんは、最初は気弱だったけど、すごく努力して、ちゃんと代表に選ばれるようになったにゃ!そういうとこが、かよちんっぽいにゃ!」

 

花陽「確かに…」

 

凛「かよちんの方が華があるけどね!」

 

花陽「そ、そうかな…」テレテレ

 

凛「あとは…にこちゃんは、日向くん」

 

花陽「日向くん」

 

凛「兄弟が多い…」

 

花陽「そうだけど」プッ

 

凛「でも、あんなにカッコ良くはないなぁ…。やっぱ石崎くんかな。役割的に」

 

花陽(うん!って言いたいけど…やめておこう…)

 

凛「絵里ちゃんは松山くん」

 

花陽「寒いとこ繋がり?」

 

凛「正解!」

 

花陽「連想ゲームみたいになってきたね…」

 

凛「ことりちゃんは…三杉くんかな」

 

花陽「ガラスのエース!」

 

凛「悔しいけど、ああいう雰囲気が一番お似合いにゃ!」

 

花陽「うん、わかる!」

 

凛「希ちゃんは…次藤くんか高杉くん」

 

花陽「えっ?」

 

凛「大きいから」

 

花陽「大きい部分が違うような…」

 

凛「じゃあ、早田くん」

 

花陽「関西弁だもんね!」

 

凛「読まれてた」ウゥ…

 

花陽「あとは…真姫ちゃん!」

 

凛「岬くん」

 

花陽「あ、わかった!フィールドのアーティスト!」

 

凛「ん?」

 

花陽「えっ?違うの?」

 

凛「ううん、正解にゃ!」

 

花陽「?」

 

凛(岬…みさき…みぁさき…みゃき…まき…真姫…)

 

花陽「凛ちゃん?」

 

凛「ん?なんでもないにゃ!お金持ちキャラなら、若林くんってのもありだけど、かよちんとキーパーで被るから、岬くんでいいにゃ」

 

花陽「別にそんなことで、気を使わなくても…」ウフッ

 

凛「あとは…」

 

花陽「海未ちゃん?」

 

凛「うん、海未ちゃんは若島津くん」

 

花陽「あれ?若島津くんもキーパーだよ!」

 

凛「途中からフォワードになったにゃ!」

 

花陽「そうだっけ?でも海未ちゃんが、どうして若島津くんなの?」

 

凛「う~ん…空手と弓道と…そんな感じ!」

 

花陽(髪型は似てるかな…)

 

凛「そして穂乃果ちゃん!」

 

花陽「…は、当然、翼くんでしょ?」

 

凛「違うにゃ!」

 

花陽「違うの~!?」

 

凛「穂乃果ちゃんは…あねごにゃ!」

 

花陽「あねご?早苗ちゃん?応援団長の?」

 

凛「小学生時代の!」

 

花陽(脳内再生中)

 

凛「どう?」

 

花陽「わかるかも」アハ

 

凛「ピッタリにゃ!」

 

花陽「じゃあ、翼くんはいないの?」

 

凛「綺羅ツバサ!」

 

花陽「ベタだね…」

 

凛「でも、のちに早苗ちゃんこと穂乃果ちゃんと、相思相愛の関係になるにゃ!」

 

花陽「上手い!」

 

 

 

 

 

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9人の究極の救世主




※参考『Colorful voice』






 

 

 

 

 

花陽「凛ちゃん、何してるの?」

 

凛「『タビスタ』にゃ」

 

花陽「『ダビスタ』?お馬さん育てて、走らせるゲーム?」

 

凛「そうにゃ!あんまり交配とか、難しいことはわからないんだけど、とりあえず、育てたりセリで落とした馬に、みんなの名前を付けて遊んでるにゃ」

 

花陽「やるよね、そういうの」ウフフ

 

凛「競走馬はカタカタで9文字以内って決まってるんだよ」

 

花陽「へぇ…」

 

凛「見る?」

 

花陽「うん!…『ミューズ牧場』なんだ」

 

凛「まぁ、基本にゃ」

 

花陽「それでお馬さんの名前は…」

 

 

 

ノゾミミューズ

ニコミューズ

エリミューズ

ホノカミューズ

コトリミューズ

ウミミューズ

マキミューズ

リンミューズ

ハナヨミューズ

 

 

 

花陽「なるほど…。これ、順番は?」

 

凛「μ'sの年上から順に」

 

花陽「あ、そっか。みんな素敵な名前だね」

 

凛「まぁまぁにゃ」

 

花陽「だけど花陽だけ圧倒的に、格好悪いね…」ブゥ…

 

凛「そ、そうかにゃ?」

 

花陽「花陽だけ『人名』が強く出ちゃってる…」

 

凛「『?」

 

花陽「うまく説明できないけど…何となく。花陽だけ『人名』ってすぐわかるでしょ?」

 

凛「そうかにゃ?『カヨチンミューズ』でも、良かったんだけど」

 

花陽「…う~ん、それよりはいいかも…」ハハハ

 

凛「『煮込み柚子』」

 

花陽「はい?」

 

凛「ニコミューズと煮込み柚子…似てない?」

 

花陽「…似てるけど、そんなお料理ないでしょ」フフフ

 

凛「そっか…」

 

花陽「それで、それ以上お馬さんが増えちゃったら?」

 

凛「…その次からが、こんな感じにしたにゃ」

 

 

 

ノゾミパープル

ニコピンク

エリアクアブルー

ホノカオレンジ

コトリホワイト

ウミブルー

マキレッド

リンイエロー

ハナヨグリーン

 

 

 

花陽「…なるほど…そうきましたか…」

 

凛「?」

 

花陽「『○○ミューズ』で揃えるかと思いきや、名前に合わせたんだね!」

 

凛「だって、その方が感情移入しやすいにゃ!『ノゾミ○○太りすぎ!』とか『ニコ○○!詰めが甘い!』とか『ホノカ○○、スタミナなさすぎ!』とか…」

 

花陽「ゲ、ゲームの話だよね?ストレス発散じゃないよね!?」アセアセ

 

凛「も、もちろんにゃ!大丈夫!かよちん…じゃない『ハナヨ○○』は、勝っても負けても、無事に走ってくれれば、それでいいから」ナデナデ

 

花陽「花陽の名前じゃなくても、お馬さんがケガすると心配になっちゃうよね…」

 

凛「うん、うん。突然、死んじゃったりすると、めちゃくちゃショックにゃ!」

 

花陽「ゲームとはいえ…」

 

凛「だけどね、この間『ハナヨグリーン』が三冠馬になったにゃ!凛、すっごく、すっごく嬉しかったよ!!」

 

花陽「ありがとう!!…う~ん、そういうことなら、出来れば凛ちゃんの為に勝ってあげたいね…」チカラコブ

 

凛「まぁ、それは凛の腕次第なんだけどね」

 

花陽「…真姫ちゃんは『サンシャインレッド』じゃなの?」

 

凛「字数制限があるにゃ!」

 

花陽「あ、そうか!9文字までなんだっけ。…う~ん…」

 

凛「?」

 

花陽「やっぱり花陽のは名前は格好悪いなぁ」

 

凛「そうかにゃ?」

 

花陽「ゴルフ場みたいじゃない?『ベントグリーン』『コーライグリーン』『ハナヨグリーン』…」

 

凛「見事な3段オチだけど…わかる人、いるのかにゃ」ニャハ

 

花陽「凛ちゃんの『リンイエロー』も一歩間違えたらビートルズの曲みたいだよね」

 

凛「にゃ?」

 

花陽「『リンイエロー』…『イエロー・サブマ・リン』…」

 

凛「だから、わかる人いるかにゃ?」ビートルズッテ

 

花陽「古い?」

 

凛「いやいや…。あ、それを言うなら『ニコピンク』って響きは、なんとなくエロいよね?」

 

花陽「えっと…それは…ピンクって付くとなんでもそうなるんじゃない?」

 

凛「ノゾミピンク…エリピンク…ホノカピンク…ホノカピンク…ホノカピンク?…ホノカピンクのエロさがハンパないにゃ!」

 

花陽「熱海の某温泉宿みたいだね…」ドキドキ

 

凛「あ、凛も知ってるにゃ!スポーツ新聞の広告とかで、たまに見るにゃ!」ドキドキ

 

 

 

花陽「…」

 

 

 

凛「…」

 

 

 

花陽「え、えっと、あの…その…まぁ、ピンクがエッチなの色っていうのは日本だけなんだけどね…」

 

凛「そうなの?」

 

花陽「英語圏だとエッチな色って青だし、イタリア語だと赤だから」

 

凛「へ~…かよちん詳しいにゃ!」

 

花陽「ん?」シマッタ…ヤブヘビダッタ

 

凛「かよちん、エッチ…」ジトー

 

花陽「あ、たまたまだよ。たまたま…誰かから聴いたことが…希ちゃんだったかな…」ハズカシイ

 

凛「凛はエッチなかよちんも好きにゃ!」ギュッ

 

花陽「だがら違うってば…もう…」

 

凛「はい、はい。じゃあ、違うことにしてあげる」カヨチン、カワイイ

 

花陽「それより『エリアクアブルー』って、語感の格好良さがスゴいよねぇ」ワダイヲカエテミル

 

凛「そうだにゃ!ひとりだけズルいにゃ」

 

花陽「絵里ちゃんが悪いわけじゃないけど…。でも、あれだね。その名前+色のパターンだと、戦隊モノみたいだね?」

 

凛「9人は多すぎ…あっ!違うにゃ!今、やってるのは…確か…」

 

花陽「『キュウレンジャー』だっけ?」

 

凛「そうにゃ!それにゃ!しかも、途中から増えるんじゃなくて、最初から9人!!インフレも甚だしいにゃ」

 

花陽「その前の『ジュウレンジャー』は、10人じゃないんだっけ?」

 

凛「ジュウレンジャーじゃないよ、『ジュウオウジャー』にゃ!『獣王』にゃ!」

 

花陽「そっか!」テヘッ

 

凛「9人か…『忍者キャプター』だって、7人だったのに」

 

花陽「♪火忍、花忍、風忍よ、土、金、水、雷、いざ進め…だっけ?」

 

凛「そんな古いの、よく知ってるにゃ…」

 

花陽「エヘヘ…」リンチャンガ、サキニイッタンダヨ

 

凛「かよちん、昭和生みたいにゃ…」トシ、ゴマカシテル?

 

花陽「今どきのお父さん、お母さんは大変だねぇ。キャラクター全部揃えようとすると…。お金がいくらあっても足りないよ」

 

凛「かよちん…誰目線?」

 

花陽「ん?まぁ…」サクシャメセンダヨ

 

凛「キュウレンジャー、9人、全部言える?」

 

花陽「えっと…シシレッド、オオカミブルー、カジキイエロー、ワシピンクカメレオングリーン…オウシブラック、サソリオレンジ、テンビンゴールド…あとひとつ…なんだっけ?」

 

凛「コトリホワイト…」

 

花陽「確かに、この中に入れても違和感ないね…でも、違う」

 

凛「あ、ヘビツカイシルバーにゃ!」

 

花陽「あぁ、それ!…って、どう考えても命名に無理があるよね…」

 

凛「戦隊モノか…。凛たちでやったら、どうなるかな?」

 

花陽「そうだね…ちょっと面白そうかも」

 

凛「今度、頼んでみよう!」

 

花陽「頼む?誰に」

 

凛「こっちの話にゃ…。あ、それでね、凛、ダビスタやってて、もうひとつしてみたいことがあるにゃ」

 

花陽「ん?」

 

凛「『リン○○』が牡馬で『ハナヨ○○』が牝馬で…交配させて、2人の赤ちゃんを作るにゃ!』

 

花陽「ドキッ!」

 

凛「その逆でもいいけれど」

 

花陽「…ゲームなら…ね、できるね…」

 

凛「そうしたら、名前はなんて付けようかな?…って考えると、時間がいくらあっても足りないにゃ」

 

花陽「わかる。そういう時間って楽しいよね」

 

凛「でも、結局面倒くさくなっちゃって『リンパナ』でいいか…ってなっちゃうんだけど」

 

花陽「アハハ…凛ちゃんらしいね」

 

 

 

 

…本当に悩むね…

 

 

 



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No Brand Girls

 

 

穂乃果「ねぇねぇ『バンド』ってやってみたくない?」

 

花陽「来ましたね…『唐突』シリーズ」アハハ

 

穂乃果「歌って、踊って、楽器も出来たら最高じゃん!」

 

花陽「それはそうですけど…」

 

凛「穂乃果ちゃん、楽器、できるにゃ?」

 

穂乃果「ううん、できない」キッパリ

 

凛「それじゃ、無理にゃ」

 

穂乃果「だから、願望だってば、願望!」

 

花陽「まぁ、やってみたい!って気持ちは大事ですけどね」

 

穂乃果「でしょ?でしょ!」

 

凛「楽器かぁ…真姫ちゃんくらいしか思い付かないにゃ」

 

花陽「そうだね。真姫ちゃんは『キーボード』決定だね!」

 

穂乃果「一応、海未ちゃんも『箏≒(お琴)』とかできるよ!」

 

花陽「あっ、そっか!」

 

凛「でも、それだと和楽器バンドみたいになるにゃ」

 

花陽「まぁ、悪くはないと思うけど。今、そういの流行りだし」

 

穂乃果「凛ちゃんは『マラカス』だね!」

 

凛「にゃ~!!言うと思った!他のがいいにゃ!」ブーブー

 

花陽「う~ん…でも凛ちゃんは、やっぱりリズム系のイメージはあるかな?」

 

凛「リズム系?」ハテ

 

穂乃果「ある、ある!なんとなくだけど、やるなる打楽器っぽいよね?」

 

凛「え~じゃあ、凛は『ドラム』?」

 

花陽「『ドラム』は希ちゃんじゃないかな?」

 

穂乃果「あぁ!」

 

凛「なるほど!」

 

花陽「完全に見た目の雰囲気からだけど。バンマスっぽいっていうか…」

 

穂乃果「うん、安定感があるもんね!」

 

凛「ドッシリ!」

 

花陽「そ、そこまでは言ってないけよ…」アセアセ

 

凛「じゃあ、凛は?」

 

花陽「『パーカッション』…かな」

 

凛「『パーカッション』?」ハテハテ

 

花陽「『マラカス』もそうだけど『タンバリン』叩いたり『笛』を吹いたり…」

 

凛「サンバ?」

 

穂乃果「それだ!!『豆2』のイメージがあるからかな?」

 

花陽「そうだね!きっと、それが理由だ」サンバジャナイケドネ

 

凛「そうなんだ~!かよちんがそう言うなら、凛は『パーカッション』担当でいいにゃ~」ニコッ

 

花陽「うん」ニコッ

 

凛「穂乃果ちゃんは?」

 

花陽「やっぱり『リードギター』じゃないかな?」

 

穂乃果「だよね!」ブイ

 

凛「なんか、その余裕がムカつくにゃ」

 

花陽「ははは…」リンチャン…

 

穂乃果「でも、ほら、私、地味に一定のリズムを刻むのとか、できなさそうだし」

 

凛「うん、落ち着きないから無理にゃ!!」

 

穂乃果「え~、凛ちゃんには言われたくないよぅ」イジイジ

 

花陽「えっと…でも、穂乃果ちゃんの『リードギター』は納得だよ。誰も文句言わないんじゃないかな?」

 

穂乃果「でしょ?」

 

花陽「だとすると『ベース』は海未ちゃんだね」

 

穂乃果「海未ちゃん?」

 

花陽「『ベース』が地味だとは言わないけど、控えめな海未ちゃんには適任だと思うんだ。『箏』も弦楽器だし。それにドラムとベースがしっかりしてないと、バンドって締まらないし」

 

凛「わかる気がするにゃ」

 

穂乃果「海未ちゃんは、ギターを持ったら持ったで『はっちゃけそう』だけど、普段の性格を考えれば、それくらいが丁度いいかもね」

 

花陽「『ギター』『ベース』『キーボード』『ドラム』『パーカッション』…これだけいれば、バンドって充分じゃないかな?」

 

凛「でも、まだ4人も残ってるにゃ」

 

花陽「考えてみれば、9人って結構、ビッグバンドだよね?」

 

凛「スカパラみたいになるにゃ」

 

穂乃果「あぁ…なら『サイドギター』もいた方がいいよね?」

 

花陽「そうすると…にこちゃんかな」

 

穂乃果「どうして?」

 

花陽「いや、なんとなく…フロントマンっぽいっていうか…」

 

凛「穂乃果ちゃんと同じで、後ろでジッとしてる感じじゃないもんね」ニヤッ

 

穂乃果「あはは…相変わらず凛ちゃんは、にこちゃんに厳しいね!」

 

花陽(穂乃果ちゃんも、軽くディスられてるんだけど…)

 

穂乃果「あとは…」

 

凛「ことりちゃん…絵里ちゃん…」

 

穂乃果「ことりちゃんかぁ…」

 

花陽「私は『マリンバ』なんか似合うんじゃないかと」

 

凛「『ヤマンバ』?」

 

穂乃果「それは海未ちゃんじゃない?」

 

 

 

花陽「…」

 

凛「…」

 

 

 

穂乃果「わ~!今のはノーカンで!」ナシナシ!

 

凛「『穂乃果ちゃんが、海未ちゃんのことをヤマンバって言ってた』…と」カキカキ

 

穂乃果「凛ちゃ~ん、あとでラーメン奢るからさ」スリスリ

 

凛「うむ、それなら許してあげよう!」エッヘン!

 

花陽(元と言えば、凛はちゃんが悪いんだけどね)

 

穂乃果「えっとヤマ…じゃない…『マリンバ』ってどんな楽器だっけ?」

 

花陽「大きな木琴みたいなやつ。上手な人だと、バチを6本くらい同時に操って、演奏するんだよ」

 

穂乃果「あぁ、あれか!」

 

花陽「『ビブラフォン』でもいいかな」

 

凛「なるほど。あの弾むような柔かで優しい音色と、ことりちゃんの雰囲気は、確かにベストマッチにゃ!」

 

穂乃果「うんうん。わかるわかる」

 

花陽「ちょっとバンドっぽくないかも…だけどね…」

 

凛「仕方ないにゃ。9人もの大所帯なんだから」

 

穂乃果「そうだね。あとは…」

 

凛「絵里ちゃん?」

 

花陽「絵里ちゃんは絶対、これ!」

 

凛「?」

 

穂乃果「なになに?」

 

花陽「『サックス』!」

 

穂乃果「えっ?セッ…」

 

花陽「『サックス』です!!」ムッ…

 

凛「『穂乃果!あなたって人は破廉恥過ぎます!!』」ニヤニヤ

 

穂乃果「いや、いや…凛ちゃん、そこで海未ちゃんの真似しなくても…」オロオロ

 

凛「まぁ、希ちゃんがいたら、穂乃果ちゃんとおんなじ事、言ってたと思うけど」ニャハ

 

穂乃果「たははは…」

 

凛「でも、かよちんの言うこと、よくわかるにゃ!」

 

花陽「そう?」

 

穂乃果「女性のサックス奏者って、メチャクチャ色気があるよね!セクシー!っていうか、エロ格好いい!っていうか」

 

凛「うん、μ'sのメンバーで一番似合うかも」

 

花陽「わかってくれたなら、嬉しいな!」エヘッ

 

穂乃果「なんでだろうね。トランペットだと、そんな感じにはならないのにね?」

 

花陽「サックスは異性を抱き締めるように演奏するから…かな?」

 

穂乃果「おぉ!」

 

凛「かよちん、するどいにゃ!」

 

花陽「えへへ…わかんないけどね」

 

穂乃果「これで全員?」

 

凛「にゃ?かよちんがまだにゃ!」

 

穂乃果「あ、花陽ちゃん…」

 

花陽「わ、私?私はいいよ…なんにも似合う楽器なんてないし」

 

穂乃果「え~そんなことないよぅ」

 

花陽「あるよ…」

 

穂乃果「例えばさ…」

 

花陽「例えば?」

 

穂乃果「『カスタネット』とか」

 

凛「タン、タン、タタン!」

 

穂乃果「園児の前でやってそうでしょ?」

 

凛「すっごく似合ってるにゃ~!」ニコニコ

 

花陽「うぅ…それはいくらなんでも…」ハズカシイ

 

穂乃果「じょ、冗談だよ」

 

凛「そうにゃ!そうにゃ!」

 

花陽「いいんだ…どうせ花陽なんか…」

 

穂乃果「お…『オカリナ』!」

 

凛「あ、それにゃ!」

 

花陽「『オカリナ』?」

 

穂乃果「これならどう?」

 

凛「うん、わかるにゃ!」

 

花陽「『カスタネット』よりはいいけど…バンドの楽器としては弱くないかな?」

 

凛「う~ん…」

 

穂乃果「『チューバ』…」

 

花陽「えっ!?」

 

凛「『ユーフォニウム』…」

 

花陽「えっ!?」

 

穂乃果「『スーザフォン』」

 

花陽「完全に花陽の体型だけで口にしてますね…っていうか、それだとバンドはバンドでもマーチングバンドです!」プンプン

 

穂乃果「だよね…」

 

凛「じゃあ『ウクレレ』は?」

 

花陽「『ウクレレ』?」

 

穂乃果「『バンジョー』」

 

花陽「『バンジョー』?」

 

凛「『バラライカ』」

 

花陽「『バラライカ』?…う~ん、もういい…」ドヨーン

 

凛「う、うそにゃ!」

 

穂乃果「ちょっと、調子に乗りすぎた…」

 

花陽「…なんて…」

 

穂乃果「おぉ!さすが花陽ちゃん!」

 

凛「凛はやっぱり、かよちんのことが大好きにゃ!」

 

花陽「えっと…それなら花陽は…マネージャーがいいです!!」ビシッ

 

穂乃果「ダメだよ!花陽ちゃんにも、きっとピッタリの楽器があるよ」

 

凛「そうにゃ!そうにゃ!」

 

花陽「無理しなくていいもん!」

 

穂乃果「じゃあ…ボーカル…とか」

 

凛「なくはないけど…」

 

花陽「楽器じゃないし」

 

穂乃果「い、いや、諦めちゃダメだ!」

 

凛「そ、そうにゃ!諦めたら、そこでゲームは終わりにゃ!」

 

 

 

穂乃果「う~ん…」

 

凛「う~ん…」

 

 

 

花陽「…」

 

 

 

穂乃果「ハープ…」

 

凛「えっ?」

 

穂乃果「そうだよ!ハープだよ!」

 

凛「ハーブ?ミントとかタイムとか?」

 

穂乃果「違うよ、ハープ!竪琴だよ」

 

凛「にゃ~!それはかよちんにピッタリにゃ!」

 

花陽「ハープ…」

 

穂乃果「花陽ちゃんと言えば?」

 

凛「白米天使!」

 

穂乃果「天使と言えば?」

 

凛「ハープにゃ!」

 

花陽「ご、強引だよ…」

 

穂乃果「いいの!いいの!」

 

凛「ピッタリだと思うにゃ」

 

花陽「ま、まぁ、凛ちゃんがそういうなら…」パナッ

 

凛「うん!」ニャハ

 

穂乃果「よし!これでメンバーは揃った!」

 

凛「メンバーは揃った?」

 

穂乃果「どうかな?μ's第二章は、女子高生がバンドを組んで、世界を目指すっていう物語は…」

 

花陽「いやいや、既にそういうのあるよ」

 

穂乃果「あるの?」

 

花陽「うん…『け○おん!』っていうのが…」

 

穂乃果「ちっ!一歩遅かったか…」

 

花陽「遅いもなにも…」

 

穂乃果「じゃ、じゃあさ、これはどう?このバンドメンバーでリズムゲームを作るとか」

 

花陽「それも、もう、あるよ」

 

穂乃果「あるの?」

 

花陽「『ガール○バンドパーティー』」

 

穂乃果「あぁ!聴いたことある!略して『ガルパン』っていうヤツだ!」

 

花陽「う~ん…ちょっと違う…」

 

凛「全然違うにゃ…」

 

穂乃果「そっか…ダメかぁ…やっぱ、穂乃果たちにバンドは無理かな」

 

花陽「そ、そういうわけじゃないと思うけど…」

 

凛「そもそも願望って言ってたにゃ」

 

穂乃果「うん、そうなんだけど。言ってる途中で気付いちゃったんだ」

 

花陽「?」

 

凛「?」

 

花陽「だってさ…私たち、宣言しちゃってたんだもん」

 

凛「宣言?」

 

穂乃果「その曲でライブもしたし」

 

花陽「えっ?そんなことしたっけ?」ナンノコト?

 

凛「にゃ?」

 

穂乃果「穂乃果はそのあと倒れちゃったけど…」

 

 

 

花陽「?」

 

凛「?」

 

 

 

穂乃果「『No Band Girls(ノー バンド ガールズ)』だって……」

 

 

 

花陽「…」

 

凛「さ、寒いにゃ…」

 

花陽「これで熱帯夜も、少し過ごしやすくなるかな」

 

穂乃果「花陽ちゃん…ひどい…」シクシク

 

 

 

 

 

おあとがよろしいようで…。

 

 



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「無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!…」

 

 

 

凛「ねぇねぇ、にこちゃんと『DIO』って似てると思わないかにゃ?」

 

 

 

花陽「DIO?」ドゥ イット アワーセルフ?

 

 

 

凛「『ジョジョ』に出てくる…」

 

花陽「…えっと…うんDIOは知ってるけど…似てる?」ディオ ブランドー

 

凛「寒いギャグを言って、時を止めるにゃ!」

 

花陽「それは…『ザ・ワールド』かな?」ナルホド…ジャナイヨ

 

 

 

凛「…というわけで、今回の『知ってるシリーズ』は『スタンド(幽波紋)』にゃ~!」

 

 

 

花陽「はぁ…」

 

凛「ん?あんまり乗り気じゃないみたいにゃ…」

 

花陽「正直、そこまで詳しくないんだ。途中で読むのやめちゃったし…」ダイ5ブクライマデカナ

 

凛「長期連載の弊害にゃ」

 

花陽「うん…」

 

凛「…にこちゃんは『ザ・ワールド』で決まりだけどね…」

 

花陽「強引だね…」

 

凛「そうかにゃ?」

 

花陽「うん、今回は凛ちゃんに任せるよ」

 

凛「投げやりにゃ…投げやりかよちん…やりちんにゃ!」

 

花陽「それはいやだなぁ!…せめて、投げちんにしてほしいよ…」アセアセ

 

凛「間違えたにゃ…」

 

花陽「あははは…」ソモソモ ハエテナイカラ…

 

凛「そんな投げちんのスタンドは…『ハイエロファントグリーン』!」

 

花陽「…かなぁ…ってちょっと思った。『皇帝の緑』だっけ?」

 

凛「そうにゃ!『ハナヨロファントグリーン』…違和感ないにゃ」

 

 

 

花陽「…あると思う…」

 

 

 

凛「使い手は『花京院』だし」

 

花陽「おっ!花繋がりだ…」ノリアキ…ダッケ

 

凛「ほらね?」

 

花陽「うん、まぁ…じゃあ凛ちゃんは?」

 

凛「凛は…」

 

花陽「確か…『イエローテンパランス』ってあったよね?使い手は『ラバーソール』だっけ?」

 

凛「凛は『スタープラチナ』にゃ…」

 

花陽「えっ?」

 

凛「スタープラチナ!」クージョージョータロー

 

花陽「イエローはどこに?」

 

凛「星空の『星』を優先したにゃ!」

 

 

 

花陽「…」フーン…

 

 

 

凛「なんで黙るにゃ…」

 

花陽「いや、いつも凛ちゃん、美味しい役を持っていくなって…」

 

凛「そんなこと言うと…かよちんには…『オラオラオラオラオラオラオラオラ…』にゃ~!!」

 

花陽「ふふふ…なんか凛ちゃんがやると『妖怪○ォッチ』の『ジ○ニャン』の『肉球百○拳』みたいだね」

 

凛「猫パンチじゃないにゃ…」

 

花陽「じゃあ、いいよ。凛ちゃんはそれで」

 

凛「不満?不満なら変えるにゃ!かよちんの緑なら『グリーンディ』ってのもあるし『グリーングリーングラスオブホーム』ってのもあるにゃ!」

 

花陽「ええっ!変えるのって私の方なのぉ?」

 

凛「なんなら『ハーベスト』だってあるにゃ!よりどりみどりにゃ!…よりどりみどり…みどりだけに…」

 

 

 

花陽「…」

 

 

 

凛「…今、にこちゃんがスタンドを発動させたにゃ」

 

花陽「随分、長距離攻撃ができるんだね…」ヘェ…

 

凛「長距離攻撃もなにも、世界中の時を止めるんだから…」

 

 

 

花陽「…」

 

 

 

凛「今日のかよちん、冷たいにゃ…」

 

花陽「ごめんね。…暑くて、やる気が起きないの…」ホントハ グデッ…テシテイタイ

 

凛「なら仕方にゃいにゃ…」

 

花陽「あ、ごめん…。うん、いいよ…凛ちゃんはスタープラチナで。…良く考えたら条太郎と花京院はお友達だし…」

 

凛「にゃ~!さすが、かよちん!話がわかるにゃ」

 

花陽「凛ちゃんとにこちゃんも、条太郎とDIOみたいな関係だし…」イツモヤリアッテル

 

凛「にゃは…」

 

花陽「それで…真姫ちゃんは?」

 

凛「『マジシャンズレッド』!」

 

花陽「なるほど」アヴドゥル

 

凛「…からの…」

 

花陽「?」

 

凛「『マキチャンズレッド』!」

 

花陽「上手い!」パチパチ

 

凛「にゃ!」

 

花陽「その流れでいうと…希ちゃんは…」

 

凛「『ハーミットパープル』にゃ!」ジョセフ ジョースター

 

花陽「…だと思ったよ!えっと…『隠者の紫』だよね?」

 

凛「…っていうか『淫者の紫』?」

 

花陽「おぉ!凛ちゃん冴えてる!」アハ

 

凛「…言ってて恥ずかしくなった…」

 

花陽「ふふふ…」

 

凛「さて、ここからが難しいにゃ…」

 

花陽「確かに。色シリーズって、そんなにないもんね…」

 

凛「でも、海未ちゃんは決まってるにゃ」

 

花陽「青だと…『ダークブルームーン』?…」

 

凛「眠ってるところを、無理やり起こされたイメージ?」

 

花陽「…っぽいね…」

 

凛「だけど、凛の思ってるスタンドは違うにゃ!」

 

花陽「う~ん、なんだろう…」

 

凛「ズバリ…『ジャスティス』!」

 

花陽「『サンシャイン○崎?』」

 

凛「違うにゃ!」

 

花陽「知ってる…」

 

凛「にゃあ…」ブー

 

花陽「ふふふ…」

 

凛「『ジャスティス』がダメなら『ジャッジメント』は?」

 

花陽「なんか似てない?」

 

凛「それじゃあ、最後…『サバイバー』」

 

花陽「あっ!それが一番ピッタリかも!」

 

凛「へへへ…」

 

花陽「さすが、登頂アタック経験者」

 

凛「まぁね…」エッヘン

 

花陽「あとは…ことりちゃんかな…えっと…白ってなにかあったっけ?…使い手で『チーズケーキ』ならぬ…『ヴァニラアイス』…がいたのは覚えてるけど…」

 

凛「スタンドは『クリーム』…」

 

花陽「そうそう!」

 

凛「だけど一応、白なら『ホワイトアルバム』ってスタンドがあるにゃ…」

 

花陽「あんまり印象にない…」

 

凛「にゃは…」

 

花陽「あっ!だったら色じゃなくなっちゃうけど『スティッキーフィンガーズ』はどうかな?」ブローノ ブチャラティ

 

凛「にゃ?」

 

花陽「ジッパーっていうのが…裁縫っぽいっていうか…」

 

凛「う~ん…ちょっと保留にゃ」

 

花陽「…調べたら…使い手の『ブローノ=ブチャラティ』のブローノって『喪服』の意味だった」

 

凛「じゃあ、いいんじゃないかにゃ…服繋がりってことで」

 

花陽「ブチャラティは『フルーツの入ったクリスマスのケーキ』だった」

 

凛「じゃあ、いいんじゃないかにゃ…ケーキ繋がりで」

 

花陽「今度は凛ちゃんが投げやりになった…『投げやリン』だ」クスッ

 

凛「う~ん…毎回思うんだけど、9人は面倒くさいにゃ」

 

花陽「このシリーズ、見切り発車して書き始めると…大抵ひとりかふたり、いい加減になる人が出てくるよね…」マァ タイヘンナノハ ワカルケド

 

凛「そうしている間に、絵里ちゃんを思い付いたにゃ!」

 

花陽「おぉ…」

 

凛「絵里ちゃんは…『ゴールドエクスペリエンス』かにゃ?」ジョルノ ジョバーナ

 

花陽「ん?絵里ちゃんが…ゴールド?」

 

 

 

凛「ナン『ジョルノ』だけに…」

 

 

 

花陽「あぁ…ついに『中の人』を引っ張ってきちゃった…」

 

凛「そこは目を瞑って欲しいにゃ…」

 

花陽「それで言うなら『エアロスミス』も…使い手が『ナランチャ』だよ」

 

凛「ナンちゃんとは呼ばれてるかもだけど、ナランチャとは呼ばれてないんじゃないかにゃ?」

 

花陽「そっか…」

 

凛「そして最後は…」

 

花陽「凛ちゃん!絵里ちゃんなら『チョコレートディスコ』っていうのもあるみたいだよ!」

 

凛「第7部は範囲外にゃ」

 

花陽「勝手だね…」

 

凛「…というわけで、最後残ったのは?」

 

花陽「穂乃果ちゃん?」

 

凛「穂乃果ちゃんと言えば?」

 

花陽「ファイトだよ!」

 

凛「いや、この流れならオレンジにゃ」

 

花陽「…だよね…」

 

凛「オレンジと言えば…これにゃ!」

 

 

 

凛「『山吹色の波紋疾走ぅ』!」

 

 

 

花陽「…と書いて『サンライトイエローオーバードライブぅ!』と読む!」

 

 

 

凛「…」

 

 

 

花陽「…オレンジじゃないね…」

 

凛「うん…」

 

花陽「スタンドでもないよね…」

 

凛「うん」

 

花陽「波紋だよね」

 

凛「…」

 

 

 

花陽「却下だね…」

 

凛「うん…」

 

 

 

花陽「…ということで仕切り直し…」

 

凛「にゃあ!」

 

花陽「あ、なんと!調べたらさっき言ってたナランチャがオレンジの意味だった」

 

凛「にゃあ!?…でも、スタンドじゃないよね」

 

花陽「うん。使い手」

 

凛「却下にゃ」

 

花陽「あれ?さっき絵里ちゃんはこの論理で…」

 

凛「はて…」

 

花陽「まぁ、いいけど…」ツカレタ…

 

 

 

凛「あったにゃ!あった!穂乃果ちゃんにピッタリのスタンドがあったにゃ!」

 

花陽「えっ?なになに?」

 

 

 

凛「その名は…なんと!」

 

 

 

花陽「なんと!?」

 

 

 

凛「『ザ・フール』にゃ」

 

 

 

花陽「わぁ…言っちゃった…」サクシャ ホントニ ホノカチャンニ キビシイネ

 

 

 

 

 

…おあとがよろしいようで…

 



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愛がなければスーパーヒーローじゃないなさ

 

 

 

 

 

穂乃果「ねぇねぇ『キン肉マン』って知ってる?」

 

凛「もちろんにゃ!」ヘノッパリハ イランデスヨ

 

花陽「毎度のことながら、いきなりだねぇ…」

 

穂乃果「花陽ちゃんは?」

 

花陽「うん、まぁ…なんだかんだで今も連載してるしね」♪m.u.s.c.l.e マッソー

 

凛「このSSでも『超人タッグ風』ってあるもんね」

 

穂乃果「…ということで…今日は『μ'sのみんなを超人に例えると?』です」

 

凛「『ジョジョ』をやって、キン肉マンをやらないわけにはいかないにゃ!」

 

花陽「なんかジャンプ作品が多くないかな?」

 

凛「そのうち『北斗の拳』もきっとやるにゃ」アタタタタ…

 

花陽「そうかも…」

 

穂乃果「じゃあ選ぶ超人は『王位争奪戦』までということで…」

 

凛「了解にゃ!」

 

穂乃果「まずは穂乃果だね!」

 

凛「穂乃果ちゃんは『キン肉マン』!これは決まりにゃ」キンニクドライバー

 

穂乃果「主人公だから当然だね!」

 

凛「普段はどうしようもないクズだけど、イザとなったらやるときはやる…」ニャハ

 

穂乃果「うっ!…その言い方は酷くないかな…」クズッテナニサ

 

凛「海未ちゃんがいなければ、今頃、ミートにゃ、ミート」

 

花陽「肉だけに…って、それを言うならニートじゃないかな…」

 

穂乃果「花陽ちゃん?」ギロッ

 

花陽「えっ!あぁ、花陽はそうは思ってないよ…」オロオロ

 

凛「かよちん、裏切ったにゃ!」

 

花陽「そんな海未ちゃんは『ロビンマスク』かな?冷静で参謀的なイメージがあるし」タワーブリッジ

 

穂乃果「えぇ~!?海未ちゃんは『アシュラマン』に決まってるじゃん!」アシャラバスター

 

凛「それは否定できないにゃ…」

 

花陽「阿修羅って2人のイメージだけでしょ?」

 

穂乃果「花陽ちゃんだって、そう思ってるでしょ?」

 

花陽「い、いや…穂乃果ちゃんほどは思ってないけど…」

 

穂乃果「じゃあ『悪魔将軍』!」ジゴクノダントウダイ

 

花陽「ひどい言われよう…」

 

凛「事実だから仕方ないにゃ!」

 

穂乃果「他には…『ビッグ・ザ・武道』?」ジツハ ネプューンキング

 

凛「『ザ・魔雲天』?」ブレーンバスターデ ナラクノソコヘ…

 

花陽「弓道と登山からかな…だったらアシュラマンの方が格好いい気がするけど…って海未ちゃんって引き出し多いよね」

 

穂乃果「趣味が多いからね」

 

花陽「確かに…」

 

穂乃果「絵里ちゃんは『ウォーズマン』」パロスペシャル

 

凛「ロシアだから、当然にゃ…」

 

花陽「当時はソ連だったけどね」

 

穂乃果「じゃあ…『イリューヒン』?」

 

花陽「それは『Ⅱ世』の超人になっちゃうよ…」

 

穂乃果「でしょ?…あと思いつく?」

 

花陽「う~ん…」

 

凛「希ちゃんは『バッファローマン』にゃ」ハリケーンミキサー

 

穂乃果「牛っぽいもんね」アハハ

 

花陽「いや、その牛って…どっちかっていうとホルスタインの方だよね?猛牛じゃないよね?」

 

穂乃果「じゃあ『レオパルドン』?」

 

凛「『ゴーレムマン』?」

 

穂乃果「『キャノンボーラー』?」

 

凛「『パルテノン』?」

 

花陽「みんな超重量級超人…希ちゃん聴いたら怒るよ…」

 

穂乃果「凛ちゃんは『ラーメンマン』だね?」キャメルクラッチ

 

凛「まんまだにゃ…」

 

花陽「凛ちゃんなら『スプリングマン』なんかもいいと思うけど」ビョーンビョーン

 

凛「え~凛は『ペンタゴン』がいいにゃ!」クロノスチェンジ

 

花陽「ペンタゴン?」

 

凛「顔に大きな『星』が付いてるにゃ!」

 

花陽「あぁ、そっか!スピードタイプだし、これは納得かも」

 

穂乃果「だったら『プラネットマン』は?惑星じゃん」

 

凛「格好悪いにゃ」

 

花陽「星なら『テリーマン』にも付いてるよ。肩のところに大きく」スピニングトーホールド

 

穂乃果「あるねぇ」

 

凛「でも、テリーマンはかよちんだと思うにゃ」

 

花陽「私?」

 

凛「おでこに『米』って書いてあるにゃ」

 

穂乃果「あぁ、あるある!」

 

花陽「ま、まぁ…そうだけど…」

 

凛「テリーマンは心優しいし、かよちんにピッタリにゃ!」

 

穂乃果「あんまり強くないしね!」

 

花陽「えっ?」

 

穂乃果「あっ…あははは…いや、でも似合ってると思うよ」

 

花陽「嫌いじゃないですけど」

 

凛「凛、本当は『ザ☆農村マン』が一番だと似合ってると思うにゃ…」

 

穂乃果「王位争奪戦までって言っちゃったしね」

 

花陽「農村マンはいいよね」イネカリソバット

 

穂乃果「あぁ、やっぱりそうなんだ」

 

花陽「あはは…」

 

穂乃果「それじゃあ…真姫ちゃんは?」

 

凛「『ドクター・ボンベ』」

 

花陽「言うと思ったよ…でも、もっと違う超人をみつけてあげようよ…」

 

穂乃果「『ザ・軍艦魔鬼』っていうのがいるけど…」マキダケニ

 

凛「それもⅡ世の超人にゃ…」

 

穂乃果「あとは…ことりちゃん?」

 

凛「『スカーフェイス』?」

 

花陽「確かに鳥類だけど…ってそれもⅡ世の超人だから」

 

凛「そうだったにゃ…ならズバリ『ホークマン』!?」

 

花陽「飛翔チームの先方だね」

 

穂乃果「『スカイマン』」フライングハイ

 

花陽「うわっ!それはまた、マイナーな超人を出してきたね…」

 

花陽「最後はにこちゃん」

 

穂乃果「『ミートくん』」バラバラニサレチャウケド

 

花陽「それも言うと思ったよ」

 

凛「『キン骨マン』」

 

穂乃果「出合った当初のイメージはそういう感じあったね。意地悪だったし」

 

花陽「でも、ほら、今は違うから…えっと…『スマイルマン』っていうのがいるよ!」

 

凛「知らないにゃ…」

 

穂乃果「うん、知らない」

 

花陽「そんなぁ…」カワイソウ

 

凛「あっ!凛、思い付いたよ!にこちゃんこそビッグ・ザ・武道だよ!」

 

穂乃果「おぉ!そう言えば、剣道のコスプレしてたもんね」

 

花陽「本人は望んでなかったみたいだけど…」

 

 

 

凛「折角だからAquorsもやってみるにゃ」

 

穂乃果「えぇ~それはもう決まってるよ!」

 

花陽「えっ!?」

 

 

 

穂乃果「『サンシャイン』!」

 

 

 

花陽「一括しちゃった…」

 

 

 

 

 

…おあとがよろしいようで…

 






ちょっと、やっつけ気味に書きました…。





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吹けば飛ぶような…

 

 

 

海未「すみません、先生の手伝いをしていて、少し遅くなってしまいま…と…みなさん、お揃いで何をしているのですか?」

 

穂乃果「あっ!海未ちゃん!実はさ、昨日、勢いで将棋セットを買っちゃって…」

 

海未「はぁ…あまりそういう物は勢いで買ったりしませんが…」

 

穂乃果「だよね!でも、たまたまコンビニのレジの後ろにあったんだよ。オモチャみたいなもんだけどさ…これ駒っていうの?ほら、マグネットでボードにくっつくんだよ!」

 

海未「なるほど…そういうことですか…」

 

穂乃果「今、ブームなんでしょ?だから、ちょっとやってみようかな…なんて」

 

海未「ブーム…というには少し乗り遅れている気もしますが…まぁ、知的な趣味を持つということは良いことですね」

 

穂乃果「ところが、ところが…」

 

海未「はい?」

 

穂乃果「誰もルールがわからないときたもんだ!」

 

海未「誰も…ですか?」

 

希「正確に言うと…ウチ以外…やね」

 

海未「さすが希です」

 

花陽「私は駒の名前くらいはなんとか、わかるんだけど…動かし方までは…」

 

海未「…ということは、穂乃果にはそこから教えなければならないのですね」

 

希「ウチひとりで教えるのも面倒やし…ほら、実際、対戦しながらの方が、わかりやすいやろ?だから、海未ちゃんが来るのを待ってたんよ」

 

海未「なるほど…。しかし、遊び方もわからないのに、よくこういう物を買いますね…」

 

穂乃果「いや、だから…そこは勢いで…」

 

海未「いいでしょう。私も嗜み程度ですが、将棋は指すことができます。駒の名称も併せて、やりながら説明致しましょう。希、相手をして頂いてもよろしいですか?」

 

希「もちのろんやで…」

 

海未「では…」

 

 

 

 

 

海未「まず将棋は、こうして対戦相手と向かい合って、1対1で行います」

 

希「そして、この9×9マスの盤の上で、相手の王様を獲り合うゲームなんよ」

 

海未「はい、先に王を獲った方が勝ちですね」

 

絵里「チェスに似てるわね」

 

真姫「そうね」

 

海未「ですが、チェスと違うところは、獲った手駒を自分の駒として復活させることが出来るのです」

 

希「そやから、チェスよりよっぽど複雑なゲームなんやで」

 

絵里「ハラショー…」

 

真姫「へぇ…」

 

 

 

 

 

海未「競技は…駒をこのように並べるところから始めます」

 

穂乃果「並べる位置は決まってるの?」

 

海未「決まってます」

 

凛「何か法則とかあるのかにゃ?」

 

海未「法則…ですか?」

 

希「どうしてこう並べなきゃいけないか…までは、さすがのウチも知らんけど…まぁ、これは『野球と言ったら9人』みたいなもんで、そういう決まり事なんよ」

 

海未「はい。では…次に駒の名称を説明します。まず…これが『王将』です」

 

 

 

穂乃果「餃子の?」

 

にこ「言うと思った!」

 

凛「『μ's?』『石鹸?』くらい、お約束にゃ」

 

穂乃果「え~…にこちゃんも、凛ちゃんも絶対言おうとしたでしょ?」

 

にこ「い、言わないわよ」

 

凛「い、言わないにゃ」

 

穂乃果「あぁ…ズルいなぁ…」

 

ことり「くすっ」

 

 

 

海未「説明を続けますよ?先ほど希が言いましたが、基本的には、この駒を獲られないように守らなくてはなりません」

 

凛「あれ?さっき『王様を先に獲ったほうが勝ち』って言ってたような…」

 

希「同じことやね。自分は相手の王様を取らないといけないけど、逆に『先に獲られたら負け』ってことやんか」

 

凛「そっか!」

 

海未「攻めることばかりに気を取られて、守りを疎かにしてしまうと、知らぬ間に自分が負けている…などということは、穂乃果のようなタイプの人にはありがちですね」

 

穂乃果「あはは…いちいち引き合いに出さなくても…」

 

希「この王様は前後左右、斜め前後ろ、1マスなら、どこにでも動けるんよ」

 

にこ「…って、これ全部、動かし方が違うわけ?」

 

花陽「そうなんです!それがちょっと難しくて…」

 

希「そこまで複雑でもないんやけどね…」

 

海未「はい。覚えてしまえば簡単ですよ!」

 

 

 

穂乃果「…」

 

にこ「…」

 

凛「…」

 

希「いや、急に黙らんでも…」

 

 

 

海未「今、説明した通り、王将を獲られたらゲームはそこでおしまいですから、孤立させてはいけません。従って、どの方向にも動けますが、むやみやたらに移動させる駒ではないのです」

 

凛「μ'sに例えると…王様って誰かにゃ?」

 

にこ「当然、部長のアタシよ!」

 

穂乃果「え~?リーダーの穂乃果だよ!」

 

海未「そうですね。本来の立場から言えば、どちらかと言うところですが…駒の特性から考えれば…希に近いですね」

 

希「ウチ?」

 

海未「王将はひょこひょこと前に出ていくことなく、後方でドシッと構えてなければいけませんから、にこたちよりは希に近いと」

 

 

 

穂乃果「ぷふっ!」

 

にこ「ドシッと!」

 

凛「ドシッと!」

 

 

 

希「そこ、笑うとこやないんやけど…」

 

 

 

海未「はい、駒の特性から判断しただけで、希の体型を揶揄したものでは…」

 

希「いや、言ってるやん…」

 

 

 

ことり「…あれ?こっちの王様は『点』が付いてるよ?」

 

真姫「王じゃなくて…『玉』?」

 

海未「はい。正式には『玉将(ぎょくしょう)』と言います。詳しい歴史等は私も把握しておりませんので、言及は避けますが…王将と役割は変わりません。確か、対戦する2人のうち、実力のある方がこちらの駒を使うと記憶しております」

 

穂乃果「つまり点があるかないかの違い?目印的な感じ?」

 

凛「『大』と『犬』みたいにゃ?」

 

海未「そう例えるのはどうかと思いますが…」

 

希「実はな、この将棋の駒って、元々、宝物を指してるんよ」

 

花陽「宝物?」

 

希「よく見てみると…金やろ、銀やろ、桂馬は…馬ではなくて『肉桂(にくけい)』…」

 

真姫「肉桂?」

 

希「シナモンのことやね」

 

ことり「シナモン?」

 

希「そう。和風に言うなら『ニッキ』」

 

真姫「肉桂…にくけい…ニッキ…なるほどね」

 

希「その昔はとっても貴重なものやったんよ」

 

絵里「勉強になるわね」

 

希「そして香車は『香炉』」

 

海未「なるほど!!そういうことですか!…つまり、この玉は本来、宝石を表すものであると」

 

希「正解!そやから、本当は『王様を取るゲーム』やなくて『玉(宝物)を取り合うゲーム』やったんよ。歴史的には『王将』の誕生の方が後やったと思う。呼び方に関しては、チェスなんかの影響があるとかないとか…」

 

穂乃果「ひょえ~…希ちゃんって本当に博学だよね」

 

希「勉強にはなんも役立たんけどな」

 

海未「いえ、私もその話は目から鱗でした」

 

 

 

 

 

海未「では、解説を続けます」

 

希「はいな」

 

海未「王将を簡単に獲られないよう、周りに強い駒を置いて守ってあげる必要があります」

 

希「それが、この金や銀やね」

 

海未「正式には『金将』『銀将』と言います」

 

穂乃果「例えて言うなら…水戸黄門の助さん、格さんみたいな感じかな?」

 

海未「穂乃果にしてはいい例えです!」

 

穂乃果「穂乃果しては…は余計だよ」

 

希「金はこう…銀はこう…どちらも前には同じように動かせるんやけど、金は斜め後ろは行けんのよ」

 

花陽「銀は左右と真後ろには行けないんだね?」

 

海未「はい。一見すると同じような駒ですが、金は守りの駒、銀は攻めの駒とも言われています」

 

花陽「攻めの駒?」

 

ことり「守りの駒?」

 

海未「えぇ、あとで説明しますが、駒によって得手不得手というのがあるんです。そういうところも、将棋の奥深いところではないでしょうか」

 

 

 

穂乃果「えっと…やっぱ将棋は覚えなくていいかな?」

 

海未「何を言ってるのですか!常に相手の数歩先を読んで、考えることこそ、将棋の醍醐味!将棋の神髄!何も考えずに脊髄反射的に行動してしまう穂乃果たちにこそ、是非覚えて頂きたい趣味のひとつです!」

 

にこ「穂乃果…」

 

凛「…たち?」

 

海未「当然、にこと凛も含まれています」

 

にこ「ぬゎんでよ!」

 

凛「とんだとばっちりにゃ!」

 

穂乃果「まぁぁ、旅は世に連れ…って言うし…」

 

真姫「意味わかんない…」

 

 

 

希「金は…μ'sで言うなら、えりちやね」

 

穂乃果「金髪だから?」

 

希「そやね」

 

絵里「単純すぎない?」

 

希「ふふふ…」

 

海未「いえ、金の役割は王を守りつつ、ここぞという時に相手にトドメを刺す駒なのです。μ'sでの絵里との役割と似てないこともありません」

 

穂乃果「トドメを刺すって…」

 

にこ「何か物騒ね!」

 

絵里「海未の私に対する印象って、そんな感じなの?」

 

海未「…言葉の綾です…」

 

希「つまり、攻守にバランスがいい、しっかり者…そう言いたかったんやろ?」

 

海未「は、はい!」

 

絵里「むふっ!そういうことね!」

 

 

 

穂乃果(単純だなぁ…)

 

にこ(単純ね…)

 

凛(単純にゃ…)

 

 

 

絵里「じゃあ、これからは『ハラショー』じゃなくて『キンショー』ね」

 

 

 

穂乃果(絵里ちゃん…)

 

にこ(…ポンコツ発動…)

 

凛(アホにゃ…)

 

 

 

海未「…つ、続いて…銀です…こちらは『いぶし銀』などという言葉がある通り、μ'sで例えるなら…私…と言いたいところですが、自分は『角』ではないかと思いますので…ここでは…にこを推します」

 

にこ「アタシ?」

 

希「そうやね!いいんやない。金と並んで王を守りつつ…そやけど、どちらかといえば攻撃的な駒やし、引くときも真後ろやなくて、斜め後ろに逃げるっていうとこが、にこっちらしいかもやね」

 

にこ「どういう意味よ」

 

凛「素直じゃないってことかにゃ?」

 

にこ「アンタねぇ!」

 

希「まぁまぁ…『かよわいウチ』を守ってくれるのが、えりちとにこっちってことで、全て丸く収まるやろ?」

 

にこ「…まぁ、そういうことにしておいてあげるわ…」

 

 

 

穂乃果「かよわい?」

 

凛「ドシッと…なのに?」

 

希「穂乃果ちゃんと凛ちゃんは、あとでワシワシMAXの刑やからね!!」

 

穂乃果「うへっ!?」

 

凛「前言撤回にゃ」

 

ことり「くすっ」

 

花陽「あは」

 

真姫「はぁ…懲りないわね、あなたたち…」

 

 

 

 

 

海未「さて、次は『角行』です。通常は『角』と呼びますね」

 

希「角さんは、前後左右には進めんけど、前斜め、後ろ斜めはどこまでもいけるんやで」

 

穂乃果「格さん?…水戸黄門の?」

 

海未「いえ、そちらは先ほど説明した通り、金と銀です…希も、ややこしくなりますので、変な呼び方はやめてください」

 

希「にっしっし…」

 

ことり「これが海未ちゃん?」

 

海未「はい。自分で言うのもなんですが、斜めにピュッと動く様が、矢を射る私と重なるのではないかと」

 

穂乃果「ラブアローシュートだね」

 

海未「はい!あ、いえ…今、それは関係ありません!!」

 

希「この角と『飛車』と『桂馬』と『香車』は『飛び道具』なんて言われ方もするんよ。う~ん…角かぁ…移動距離も長いし…ウチも持久力のある海未ちゃんにピッタリやと思うな」

 

海未「ありがとうございます。そこで私と対を成すパートナーが、この『飛車』です」

 

真姫「対を成す?」

 

海未「はい。角は斜めにどこまでもいけますが…飛車はこのように…前後左右にどこまでもいけます」

 

花陽「じゃあ、この駒は真姫ちゃんかな?」

 

真姫「私?」

 

花陽「海未ちゃんと対を成すなら…、作曲担当の真姫ちゃんかな…と」

 

海未「そうですね!…と言いたいところですが、真姫だと機動力という面では物足りませんね」

 

真姫「放っておいてよ」

 

海未「ということで、私的には凛ではないかと思うのですが」

 

穂乃果「あぁ確かに!シャー!シャー!って動くもんね」

 

 

 

にこ「飛車だけに?」

 

 

 

一同「…」

 

 

 

凛「にこちゃん…寒すぎにゃ…」

 

 

 

にこ「悪かったわよ…」

 

 

 

 

 

海未「さあ、駒の説明もあと3つですね」

 

希「次は『桂馬』やね」

 

真姫「さっきのニッキね」

 

希「そやね。まぁ、今の将棋だと『馬』の性格が強いんやけど…」

 

海未「桂馬はこの中ではかなり変則的な動きします。先ほど希が『飛び道具』という言葉を使いましたが、唯一、駒を飛び越していけるという、特性を持っています」

 

穂乃果「駒を飛び越す?」

 

海未「動かし方は、こう…もしくはこう…2マス前進して右か左…です」

 

希「ほんでもって…例えばこんな感じで、自分の駒がここにあっても、それを飛び越して、こう置けるんよ。相手の駒がある場合は…こんな感じやね」

 

にこ「他の駒は飛び越せないの?例えば、さっきの角とか飛車とか」

 

海未「そうですね。これは実際の遊び方で説明しようかと思ったのですが…基本的に駒を進める先に自分の駒がある場合は、そこには動かせません。逆に自分の駒を進める先に相手の駒があった場合は、それを『獲る』ことができます」

 

真姫「獲った駒は、自分の『持ち駒』になって、あとで使うことが出来る?」

 

絵里「それがチェスと違うところ?」

 

希「その通りやね」

 

海未「これをμ'sで例えるとすると…ことりでしょうか?」

 

ことり「ちゅん!?」

 

海未「ことり以外、人の頭の上を通り越していくことなどできませんからね」

 

穂乃果「急に駄洒落っぽくなったね…」

 

海未「…ですが、他に該当する人がおりませんので…」

 

 

 

希「お次は…『香車』やね」

 

海未「『きょうしゃ』あるいは『きょうす』とも呼びます。動かし方は…前に一直線!その先に駒が無ければ、どこまでもいけます。しかし、後戻りは一切できません。別名『やり』とも呼ばれています」

 

希「μ'sに例えるなら…」

 

 

海未「穂乃果!」

 

希「穂乃果ちゃん!」

 

 

海未「満場一致ですね」

 

希「そやね」

 

 

穂乃果「いや、満場一致って2人だけだし…。でも、どうして私?」

 

 

海未「聴いてなかったのですか?前にはガンガン進むことは出来ますが」

 

希「後ろに引くことが出来ん駒なんよ」

 

海未「この中だと…穂乃果しかいないではないですか!」

 

穂乃果「え~?穂乃果ってそんな?そんなイメージ?」

 

真姫「そうね」

 

絵里「これは頷く以外ないわね」

 

凛「わかるにゃ」

 

にこ「激しく同意」

 

 

 

穂乃果「えっと…ことりちゃん?花陽ちゃん?」

 

 

 

ことり「ちゅん…」

 

花陽「あはは…」

 

 

 

穂乃果「うわぁ!否定してくれないよ…あぁ、Printempsの絆が…」

 

 

 

希「最後は『歩』…『ふ』やね」

 

穂乃果「『ほ』じゃないの?」

 

凛「それだと、穂乃果ちゃんの練習着みたいになっちゃうにゃ」

 

海未「『歩兵』と書いて『ほへい』ではなく『ふひょう』と読みます。見ての通り、一番数が多い駒です」

 

にこ「一番前に並んでるってことは…真っ先に獲られる駒ってこと?」

 

海未「一般的にはそうなりますね。ゲーム序盤では、相手の攻撃を防ぐ防波堤の役割を担ったりします」

 

希「動かし方は…こうやって、前に1マスずつしか動けんのよ」

 

にこ「トロいわね」

 

希「そうやね…この中では一番非力かもやね」

 

海未「ですが!『歩のない将棋は負け将棋』という言葉がある通り、決して侮ってはいけない駒でもあります」

 

希「そう、μ'sで言うなら」

 

 

海未「花陽!」

 

希「花陽ちゃん!」

 

 

 

花「ぴゃあ!」

 

 

海未「満場一致ですね」

 

希「そやね」

 

 

 

穂乃果「だから、2人しかないじゃん…」

 

にこ「でも、これは想像付いたわ」

 

凛「うん、もう残ってたのは、かよちんと真姫ちゃんしかいなかったし」

 

 

にこ「あれ?」

 

凛「これが最後の駒?…ってことは…」

 

穂乃果「真姫ちゃんは?」

 

 

 

真姫「!?」

 

 

希「そうなんよ…将棋の駒って8種類しかないんよ」

 

海未「えぇ…残念ながら…」

 

真姫「べ、別に無理して私を、駒に当てはめる必要なんてないから…それで寂しいなんて思わないし…悲しいとも思ってないし…」

 

 

 

一同(…思ってる…)

 

 

 

海未「基本的な動かし方を説明したところで、もうひとつ、将棋の特殊なルールを説明します」

 

絵里「特殊なルール?」

 

海未「自分の駒を相手の陣地…この場合、向こうから3列目のことを言うのですが…そこまで侵入すると…駒を裏返すことができるのです」

 

絵里「駒を裏返す?」

 

海未「希、そちらの駒をすべて裏返してみてください」

 

希「ほい」

 

絵里「あっ…」

 

海未「この様に、王と金以外は、表とは違う字が書いてありますね」

 

凛「でもなんて読むかはわからないにゃ…」

 

海未「角に裏側は『龍馬』、飛車の裏側は『竜王』と書いてあります」

 

希「その他の文字は…書き方が全部違うけど…『金』やね」

 

にこ「読める字を書けっていうの!」

 

海未「相手の陣地に駒を進めると、これを裏返すことができます。この状態を『成る』といいます。成る、成らないは任意ですので、その時の戦略により、決めることができます」

 

穂乃果「戦略?」

 

海未「はい。実はこの『成り』によって、角と飛車は確実にパワーアップするのです」

 

凛「どういうことにゃ」

 

希「例えば…角が成ると、今までの動きに加えて…前後左右1マスずつ動かせる場所がプラスされるんよ」

 

穂乃果「おぉ!これは強い!」

 

海未「そして飛車の場合は、斜め前、斜め後ろに1マスずつ動かせるようになります」

 

絵里「ハラショー!!」

 

凛「無敵にゃ」

 

海未「はい。このように飛車と角は非常に強い駒なので、実力差が大きい相手と対戦する場合、上位の者があえてこの2枚を使わないことがあります」

 

希「相手にハンデをあげるってことやね」

 

海未「このことを『飛車角落ち』と言います。野球やサッカーなどでも、主力を温存したりして試合に出さない状態を、こう表現することがありますね」

 

真姫「言葉だけなら、聴いたことあるわ」

 

希「意外と日常的に使ってる慣用句で『将棋由来』の言葉ってあるんよ。例えば『捨て駒』なんかもそうやし」

 

海未「言わずもがなですが『王手』などもそうですね。そして、やられて身動きが取れなくなった状態を『詰む』と言います」

 

希「あんまりいい言葉やないけど『将棋倒し』なんてのもあるし」

 

海未「『高飛車』なんていうのもありますね」

 

凛「それって真姫ちゃんのことかにゃ?…」

 

真姫「ちょっと凛!!」

 

穂乃果「高飛車かぁ…なんとなく意味はわかるけど…本当はどういうことなの?」

 

希「さっき説明した飛車を真ん中ら辺に置いて、相手を制圧する戦法のことやね。前後左右自由に動いて、攻め入る相手を次々と蹴散らす様…から転じて、高圧的な態度のことを言うようになったんよ」

 

穂乃果「なるほど」

 

花陽「こうやって聴いてみると、将棋って昔から日本の文化に浸透していたことが、よくわかるね」

 

海未「はい」

 

絵里「それはわかったけど…ほかの駒は?」

 

海未「そうですね。忘れていました。ほかの銀、桂馬、香車、歩ですが…裏返すと『金』に成るのです」

 

絵里「それはさっ聴いたわ」

 

海未「いえ、さっきは『金と書いてある』と言っただけです。実は書いてあるだけでなく『金』になってしまうのです」

 

絵里「?」

 

真姫「つまり、駒の動かし方が金と同じになるってこと?」

 

海未「その通りです。これを…金に成るので『成金』と言います」

 

希「一瞬にして大金持ちになった人のことを成金って言うやろ。普通の駒がパッと金に変わる様から来てるんよ」

 

にこ「へぇ…」

 

凛「成金?真姫ちゃ…」

 

真姫「待って!私は成金じゃないから」

 

凛「良かったね!真姫ちゃんに似合う言葉がふたつもあったにゃ」

 

真姫「だから、違うってば!…凛…あとで覚えてなさい…」

 

凛「にゃ~」

 

海未「ですが、いいことばかりでもありません」

 

絵里「えっ?」

 

海未「金になることで、これまでの駒の特性は失ってしまいます」

 

穂乃果「…というと?…」

 

海未「穂乃果はどこまでも真っ直ぐ…は動けませんし、ことりも他の駒を飛び越えられません」

 

希「香車と桂馬のことやね」

 

絵里「にこも左右と後ろにはいけるけど、斜め後ろにはいけなくなる?」

 

海未「さすが絵里…飲み込みが早いです」

 

希「にこっちやなくて銀やけどね」

 

真姫「成る、成らないは任意って言ったけど、そういうことね」

 

海未「はい、その時の局面によって、どちらが有利なのか…ただ闇雲の成ればいい…というものでもありません」

 

絵里「奥が深いわね」

 

花陽「で、でも…っていうことは…歩は確実に強くなるよね?」

 

ことり「うん!前にひとつずつしか進めなかったのが、斜め後ろ以外は動かせるんだもん!良かったね、花陽ちゃん」

 

花陽「うん」

 

 

 

海未「はい。一歩づつ前に進んで、その努力が実る姿は、まさに花陽そのもの!!花陽こそが将棋の主役と言っても過言ではありません!!」

 

 

 

花陽「い、いやぁ…海未ちゃん…そんなこと…照れるなぁ…」

 

 

穂乃果「出たよ、作者の花陽ちゃんゴリ推し」

 

にこ「いくらなんでも露骨すぎよね」

 

凛「凛はぜんぜん構わないにゃ」

 

 

 

 

海未「…と、駒の動かし方を一通り解説致しましたので、つぎは実戦と参りましょうか」

 

希「エキシビジョンマッチやね」

 

穂乃果「えっ?まだ続けるの?」

 

海未「ここからが本番ですので…」

 

穂乃果「いやいや、日を改めようよ!ほ、ほら…そもそも練習をしなくちゃいけないしさ」

 

海未「そう言われればそうですね…では、希、勝負はまた今度ということで」

 

希「ほい」

 

絵里「ルールを覚えれば、私も嵌りそうなゲームね」

 

真姫「今まで古臭い感じがして毛嫌いしてたけど…パパが真剣な顔して本とにらめっこしてる気持ちが、よくわかったわ」

 

花陽「すごく面白そうだよね」

 

ことり「うん!」

 

希「相手の手を読む…ことは尽きるところ、心理戦ってことやんか。つまりスピリチュアルやね!」

 

海未「希はそれが言いたいだけでは…」

 

 

絵里「希、練習終わったら、やり方教えなさいよ」

 

希「指導料は焼肉定食やで」

 

絵里「安いものよ!」

 

 

海未「ことり、このあと付き合ってもらえますね?」

 

ことり「は~い!私はチーズケーキがいいなぁ」

 

海未「もちろんです!好きなものを食べてください」

 

 

真姫「花陽!…あっ…えっと…その…」

 

花陽「うん。あとで真姫ちゃんちに行くよ。一緒に覚えよう!」

 

真姫「…あ、ありがとう…」

 

 

 

 

にこ(…アタシたち…)

 

穂乃果(…お呼びでない…)

 

凛(…みたいにゃ…)

 

 

 

 

こうしてこのあと、音ノ木坂の『アイドル研究部』は『将棋研究会』へと姿を変えていったのであった…。

 

 

 

 

にこ「…んなわけあるかぁ~!!」

 

 

 

 

 

~吹けば飛ぶような~ 完

 



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アンタ、背中が煤けてるぜ(上)

 

 

 

 

 

海未 :「すみません、所用で遅れてしまい…ま…し…た…と穂乃果、ひとりだけですか?」

 

穂乃果:「珍しく、みんな用があって遅れてくるみたい」

 

海未 :「はて…今日はこれから雪でも降るのでしょうか?」

 

穂乃果:「こんなに晴れてるのに?」

 

 

 

海未 :「…」

 

 

 

穂乃果:「えっ?なに?」

 

 

 

海未 :「いえ…なんでもありません…。それより…ここにある、この『大きな机』はなんでしょうか?入った瞬間、実はこちらの方が気になったのですが…」

 

 

 

穂乃果:「えっ?海未ちゃん知らないの?これは『雀卓』って言うんだよ」

 

 

 

海未 :「えぇ存じております。それが…なぜ、部室にあるのですか!?」

 

 

 

穂乃果:「えっと、それコンビニに…」

 

 

 

海未 :「売ってません!コンビニのレジの前には置いてません!」

 

 

 

穂乃果:「たははは…バレたか…」

 

海未 :「しかも、そのネタは前回使いましたから」

 

穂乃果:「だよね…。実はさ、ずっとお父さんの部屋にあったんだけど…使わないから捨てる…って話になって、捨てるなら穂乃果が貰うよ…ってなって、でも部屋には置いとけないしなぁ…ってことで」

 

海未 :「部室に持ってきたのですか?」

 

穂乃果:「軽トラで運んでもらった」

 

 

 

海未 :「なぜ?」

 

 

 

穂乃果:「なぜ?」

 

 

 

海未 :「なぜ、女子校の部室に雀卓が必要なのでしょうか?」

 

 

 

穂乃果:「ヒマな時に…遊ぶ?」

 

 

 

海未 :「何を言ってるのか、わかりませんが…」

 

 

 

穂乃果:「だから…」

 

 

 

海未 :「いいですか!部室に雀卓などというのは、不良とタバコがセットになって初めて成り立つアイテムなのです!私たちには全く似つかわしくありません!今すぐ、処分してください!」

 

 

 

穂乃果:「えぇっ!捨てちゃうの?まだ使えるみたいだし、もったいないじゃん!!」

 

海未 :「そういう問題ではありません!」

 

 

 

希  :「ん?どないしたん?そんな大きな声出して」

 

絵里 :「いつものことじゃない…」

 

にこ :「本当、飽きもせずよくやるわ」

 

ことり:「まぁ、それでこそ穂乃果ちゃんと海未ちゃんなんだけど」

 

凛  :「海未ちゃんはお腹が減ってイライラしてるのかなぁ?」

 

真姫 :「そんなわけないでしょ、花陽じゃあるまいし…」

 

花陽 :「へっ?」

 

真姫 :「強いていうなら、カルシウム不足じゃない?…って…何、この大きな机は…」

 

 

 

海未 :「みなさん揃ったようですね?」

 

 

 

絵里 :「偶然、そこで一緒になっちゃって…」

 

 

 

海未 :「それなら話は早いです」

 

穂乃果:「ひとりずつ説明するのは面倒だもんね!」

 

海未 :「いえ、そもそも、そんな原因を作らなければよいだけの話なのですが…」

 

 

 

穂乃果:「実はさ…ほのほのしじかじか…ってことで…」

 

 

 

にこ :「はぁ?何、部室に私物を勝手に持ち込んでるのよ!」

 

穂乃果:「にこちゃんは人のこと言えないでしょ!」

 

にこ :「アタシのはアイドル活動に必要なものだから!」

 

穂乃果:「えぇ?アイドルって麻雀しちゃいけないの?」

 

花陽 :「確かに…麻雀を打つアイドルがいないわけではないけど…」

 

穂乃果:「さすが花陽ちゃん!話がわかるぅ」

 

海未 :「そういうことではありません。教育の場に、このようなものはふさわしくない!と言ってるのです!」

 

穂乃果:「その辺は…ほら…ことりちゃんがお母さんに『おねが~い♡』っていえば、なんとかなりそうじゃん」

 

 

 

ことり:「なるかなぁ?」

 

海未 :「なりません!」

 

絵里 :「認められないわぁ!理事長が認めても、私が認めないわ」

 

 

 

穂乃果:「いや、絵里ちゃんに、そんな決定権はないでしょ!」

 

 

 

海未 :「とにかく不健全です!」

 

 

 

穂乃果:「でもさ…普段、海未ちゃんは穂乃果に向かって『少しは頭を使いなさい!』とか言うじゃん?麻雀って頭をすごく使うらしいよ。だからボケ防止にいい…って聴いたことない?」

 

 

 

希  :「間違った話ではないんやけど…」

 

真姫 :「根本的に論点がズレてるわね」

 

 

 

海未 :「仮に…百歩譲ったとして…です」

 

 

 

希  :「譲るんや」

 

真姫 :「譲るのね」

 

 

 

海未 :「仮にです、仮に。仮に…それが頭によい!…として…」

 

 

 

にこ :「あぁ、それ?それは確かに譲りたくなるわ。海未にとってメリットしかないもの」

 

凛  :「穂乃果ちゃんが、頭よくなったら無敵になるかもにゃ」

 

希  :「そういう意味では、にこっちもやった方がいいんちゃう?」

 

真姫 :「凛もね!」

 

 

 

にこ :「もらい事故発生」

 

凛  :「凛もぶつけられたにゃ…」

 

 

 

海未 :「外野、うるさいです!!」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

穂乃果:「…で…百歩譲って…なにさ?」

 

 

 

海未 :「そもそも論として…いつ、これをするのでしょう?」

 

 

 

穂乃果:「へっ?だ、だから…一番最初に言ったじゃん!ヒマな時に…」

 

 

 

海未 :「私たちにヒマな時間などあるのですか?私は作詞、真姫は作曲、ことりは衣装作成…ほかのメンバーもそれぞれの仕事を手伝ったり、家の事情があったり…もちろん勉強したりして、それはそれは急がしい日々を過ごしているのに…穂乃果だけはとてつもなくヒマなのですね?」

 

 

 

穂乃果:「うぐっ…」

 

 

 

海未 :「わかりました。では、麻雀は穂乃果ひとりで遊んでください」

 

 

 

穂乃果:「いや…ヒマな時…って言うのは、語弊があったよ…えっと…その…ほら、アレだ、アレ!うん、μ'sのみんなでジャンケンして、負けた人がジュース買いに行く時があるじゃん?」

 

海未 :「はぁ…」

 

穂乃果:「そういう時に、これで決める!っていうのはどうよ」

 

 

 

一同 :「はぁ?」

 

 

 

海未 :「あなたは馬鹿ですか?そんなことをしたら、毎回買いに行く人は決まってしまうではありませんか?」

 

 

 

穂乃果:「そんなことわかんないじゃん!確かに頭が良くないと、難しいかもだけど…『運』だってあるわけでしょ?頭がいい人が100%勝つんだったら、ゲームとして成り立たないじゃん!」

 

 

 

希  :「それは一理あるかも…やね」

 

海未 :「希…」

 

希  :「機械相手のギャンブルやなくて、こういうのは、心理戦の要素があるから…」

 

穂乃果:「ほら、海未ちゃんなんて、頭良くてもババ抜きで一度も勝てないんだから、穂乃果たちが必ず負けるとも限らないでしょ?」

 

にこ :「穂乃果たち…って、勝手にアタシを入れないでよ」

 

凛  :「凛も仲間に入れるのは、やめてほしいにゃ」

 

穂乃果:「えっ?仲間でしょ?」

 

 

 

希  :「そやけど…ジュース買いに行くのに毎回毎回、卓を囲んでたら日が暮れちゃうけどなぁ」

 

 

 

穂乃果:「ま、まぁ…そうだけど…例えばの話だから…」

 

 

 

海未 :「わかりました。そこまで言うのなら認めましょう!」

 

 

 

穂乃果:「さすが海未ちゃん!」

 

 

 

にこ :「いや、部長はアタシなんだけど…」

 

 

 

海未 :「ところで…最後にひとつ確認があります」

 

 

 

穂乃果:「ん?」

 

 

 

海未 :「あなたは…麻雀が打てるのですか?」

 

 

 

穂乃果:「ん?」

 

 

 

海未 :「麻雀のルールを知っているのですか?」

 

 

 

穂乃果:「ん?」

 

 

 

海未 :「まさかと思いますが…」

 

 

 

穂乃果:「あはは…いやぁ…その…まさか…だったりして…これは海未ちゃんに一本取られた…」

 

 

 

海未 :「あなたって人は!!」

 

 

 

穂乃果:「うわぁ!誰か助けてぇ」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

穂乃果:「あれ?『ちょっと待っててぇ!』は?…えっ?何、穂乃果、今、孤立無援?四面楚歌って感じ?」

 

 

 

希  :「まぁ、想像通りのオチやね…」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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アンタ、背中が煤けてるぜ(中)

 

 

 

 

穂乃果:「この中で、麻雀できる人~?」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

穂乃果:「…って、さすがにいないかぁ…」

 

 

 

海未 :「当然の結果です!女子校生が麻雀など…」

 

 

 

花陽 :「…えっと…できる…っていうほどじゃないけど、簡単なルールと役くらいなら…わかる…かな?」

 

 

 

一同 :「えっ?」

 

海未 :「花陽?」

 

穂乃果:「チョー意外…」

 

 

 

花陽 :「今のアイドルってゴルフをしたり、競馬をしたり、この間やった将棋を指したり…趣味って言えばいいのか、特技って言えばいいのか…本業以外のプラスαがないと、生き残っていけない!!…みたいなところがあって…」

 

にこ :「それはその通りね…」

 

花陽 :「その中でさっき話したように、アイドルだけど麻雀してる人もいて…花陽も最初『麻雀?』とは、思ったんだけど…怖いもの見たさでちょっと眺めてたら…これが、なかなか面白かったので…」

 

穂乃果:「へぇ…」

 

花陽 :「あっ…でも、そんなに詳しくはないよ!ネットのゲームでたまに遊ぶくらいで…点数計算とかよくわからないし…」

 

凛  :「初耳にゃ」

 

花陽 :「…えへ…にこちゃんにバレたら『アイドルが麻雀だなんて邪道よ!』って怒られちゃうかと思って…」

 

にこ :「…まぁ、言うわね…」

 

花陽 :「…だよねぇ…」

 

にこ :「だけど…さすが花陽!アタシが見込んだ後輩だけのことはあるわ」

 

 

 

花陽 :「えっ?」

 

 

 

にこ :「アタシも同じだ…って言ってるの!」

 

 

 

花陽 :「へっ?にこちゃんと…」

 

 

 

にこ :「芸は身を助ける…って言うでしょ?なんかしら手に職を付けておけば、きっと役に立つ時がくるわ。それには麻雀って『うってつけ』じゃない。…プロになれば、それはそれで稼げるわけだし」

 

花陽 :「い、いや…花陽はそこまでは考えてないけど…」

 

にこ :「…とはいえ、アタシの知識も、恐らく花陽と同レベルってとこかしら。まだ、本腰入れてやってるわけじゃないから」

 

希  :「そうすると…あと誰かひとりいれば…一応は遊べる…ってことやね?」

 

花陽 :「あとひとり?」

 

にこ :「はぁ?麻雀は4人でするゲームよ。アタシと花陽で2人しか…」

 

希  :「ううん、あとひとりや。花陽ちゃん、にこっち…そして…ウチを含めて…」

 

 

 

一同 :「えっ?」

 

 

 

穂乃果:「希ちゃんが?…」

 

ことり:「ちゅん?」

 

 

 

海未 :「…以前、こんな光景を見たことがありますね…」

 

凛  :「セルフパロディにゃ!」

 

 

 

希  :「にやっ!」

 

 

 

にこ :「笑ってるけど、アンタ、本当に打てるの?」

 

希  :「疑ってるん?」

 

海未 :「いえ、博学な希のことですから…麻雀くらい知ってて、当然という気はしますが…」

 

希  :「昔はよく、ゲームセンターの『脱衣麻雀』で遊んでたんよ」

 

 

 

絵里 :「脱衣…」

 

真姫 :「麻雀?」

 

 

 

希  :「麻雀して勝ったら、画面の中の女の子が、段々と脱いでいく♡…っていうヤツやね」

 

 

 

海未 :「は…破廉恥です!!」

 

 

 

絵里 :「まぁ…それは…海未でなくてもそう言うわね…」

 

真姫 :「まぁ…そうね…」

 

 

 

希  :「…そんなにドン引きせんでもいいんやない?」

 

 

 

一同 :「するでしょ!」

 

 

 

希  :「そ、そやけど…今はしてへんよ…っていうか…最近は対戦型のゲームしかなくなってしまったから、やりたくてもでけへんやん…」

 

海未 :「なんですか!?その『昔のことだから時効です』みたいや言い分は。そんなこと言っても、希が破廉恥だという事実は変わりませんよ」

 

にこ :「まぁ、それは今もそうだから、大して驚きはしないけど…」

 

海未 :「…そうでした…」

 

希  :「う~ん…そんなつもりはないんやけど…」

 

真姫 :「そこは自覚しなさいよ」

 

希  :「まぁ、それはそれとして…一応、ウチも少しくらいは知ってる…って言いたかっただけで…」

 

穂乃果:「そうだよ、今は希ちゃんがエッチかどうかが問題じゃなくて、みんなで麻雀ができるかどうかの方が大事なんだから!」

 

真姫 :「それを重要視してるのは、穂乃果だけだけど…」

 

穂乃果:「何を言ってるの?このままだと、まだ使える雀卓が、ゴミとして処分されちゃうんだよ!」

 

真姫 :「仕方ないじゃない」

 

 

 

穂乃果:「あ~あ…そりゃあ、真姫ちゃんちは何でも使い捨てかもしれないから、そうかもしれないけどさ…物を大事にしないと『もったいないお化け』が出るんだからね!」

 

にこ :「アンタは子供か!」

 

 

 

絵里 :「もったいないお化け?…本当にいるの?…」

 

にこ :「アンタも子供か!」

 

 

 

希  :「『お~い!』…お~い…お~い…『やっほ~!』…やっほ~…やっほ~…」

 

 

 

一同 :「?」

 

 

 

凛  :「…木霊か!…にゃ?」

 

希  :「正解!!」

 

 

 

一同 :「あはは…」

 

にこ :「わかりづらいボケを…」

 

 

 

穂乃果:「希ちゃん!凛ちゃん!…穂乃果、真剣なんだけど!!」

 

 

 

希  :「ごめん、ごめん…つい…な?」

 

凛  :「にゃ!」

 

 

 

希  :「そやったら、まずはウチら3人で、遊び方をレクチャーするってのはどうやろか?」

 

にこ :「サンマするってこと?」

 

凛  :「にゃ?サンマ?…凛はお魚苦手にゃ~…」

 

花陽 :「あのね、凛ちゃん。サンマっていうのは3人で麻雀をすることをいうんだよ」

 

凛  :「あぁ…にゃるほど」

 

希  :「最初はルールの説明からしないといけないやろう?牌の読み方とか、最低限のことは知っていてもらわんと」

 

にこ :「それはそうね」

 

 

 

希  :「うん…ということで…それでは『爆引き希』の麻雀講座、始まり始まり~!」

 

 

 

一同 :「爆引き希?」

 

 

 

希  :「まず麻雀は4人でやる競技ってことはわかるやろ?」

 

穂乃果:「椅子が4つあるからね」

 

希  :「じゃあ、実際に…ウチがここに座って…にこっちはウチの右に…花陽ちゃんは対面(といめん)で…あとひとりは…そうやなぁ、最後は海未ちゃん、座ろうか?」

 

海未 :「私…ですか?」

 

希  :「誰でもいいんやけどね、たぶん、この中なら、一番理解が早そうだから…」

 

海未 :「はぁ…まぁ…」

 

希  :「さて…今、4人が席に着いたワケやけど…それぞれの場所に名前があって…例えば、ウチを基準にした場合、ここが『東(トン)』、にこっちが『南(ナン)』、花陽ちゃんが『西(シャー)』…で海未ちゃんが『北(ぺー)』ってなるんよ」

 

 

 

凛  :「希ちゃんがトン?」

 

希  :「豚でもウチの体重のことでもないからね?」

 

凛  :「違うんだ…」

 

希  :「凛ちゃん、あとでワシワシMAXの刑確定!」

 

凛  :「にゃ~!!」

 

 

 

真姫 :「待って希が東なら……南と北の位置は逆じゃない?」

 

ことり:「東…西…南…北…あっ!本当だ…」

 

希  :「ところが、これであってるんよ。どうしてそうなったか…という理由は遥か昔のことだから、よくわからないんやけど…もっともらしく言われてるのは…『麻雀は神々のゲームで、人は空を見ながら観戦してたから』…なんやって。まぁ、これも、とある学者の作り話らしいんやけど…」

 

海未 :「さすが希!本当に博学ですね」

 

穂乃果:「誰も知らないからって、デタラメ言ってない?」

 

希  :「信じるも、信じないも…あなた次第…なんてなぁ…」

 

絵里 :「ねぇ…さっき…『希を基準とした場合』…って言ったけど…」

 

希  :「そうなんよ。麻雀は半時計回りで、順番に牌を『ツモ』っていくんやけど…」

 

絵里 :「ツモる?」

 

希  :「あちゃ~…そうやね…そこからやね…」

 

花陽 :「例えて…言うなら『ババ抜きでカードを引き抜くこと』です。麻雀の場合は『山(ヤマ)』と呼ばれる牌が積んであるところから、持ってくるんですけどね」

 

絵里 :「へぇ…」

 

花陽 :「そして、第一『ツモ』をする人…つまり、一番始めに牌を引く人が『東』になります」

 

にこ :「いわゆる『親』ね」

 

真姫 :「親?」

 

にこ :「『東』以外は『子』よ」

 

 

 

穂乃果:「子供か!」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

穂乃果:「いやぁ、さっきの流れで、なんとなく…ごめん…」

 

 

 

こてり:「くすっ」

 

 

 

絵里 :「えっと…つまり…『南』と『西』と『北』が『子』になるのね?」

 

花陽 :「はい。ですから今は、希ちゃんが『親』で、にこちゃんと海未ちゃんと私は『子』になります」

 

穂乃果:「『親』と『子』と何が違うの?」

 

希  :「まず単純に、今話した通り、ゲームは『親』からスタートするってことやね。『親』から半時計回りに、牌を引く」

 

海未 :「それが『東』『南』『西』『北』…の順になっているのですね?」

 

希  :「イエ~ス!」

 

花陽 :「それと、もうひとつ大事なことがあります。『和了(アガ)った』時の点数が『子』の時よりも高くなるんです」

 

穂乃果「おぉ!…ってことは、『子』でアガるよりも『親』の時にアガった方がいいってことだよね?」

 

花陽 :「はい、簡単に言えばそうなります」

 

にこ :「ただし『親』の時に『ツモ和了り』されると、他の人より倍支払わなきゃならない…ってリスクもあるけどね」

 

穂乃果:「ツモアガり?」

 

希  :「まぁ、それは後々…そんでもって『親』の時に和了れれば、その権利は継続することができるんよ」

 

にこ :「逆に言えば『親』の時に和了れなければ、『親』はその次の人に移る」

 

海未 :「次の人とは…この場合、にこ…ということでしょうか?」

 

にこ :「そうアタシが『親』になる」

 

希  :「にこっちが『親』になるということは…次のゲームは、にこっちが最初にツモる人になる…ってことやん?」

 

花陽 :「なので、今度はにこちゃんが『東』になりました。では、海未ちゃんは何になるでしょう?」

 

海未 :「半時計回りにひとつずつ、方角がズレるので…私は『北』から『西』になりますね?」

 

希  :「そうやね」

 

絵里 :「じゃあ、さっき希の場所が『東』って言ってたけど、正確にはその『席』が『東』ってことじゃなくて、その『人』が『東』ってことなのね?」

 

希  :「うん」

 

花陽 :「因みに…この東南西北のことを『風』といいます。『風』は役を作る時に関わってきますので、自分が今『南』なのか『西』なのか『北』なのか…常に意識しておく必要があります」

 

穂乃果:「へぇ…」

 

希  :「…で…ウチから『親』が始まったとして、グルッと2周…つまり、海未ちゃんが2回目の『親』の時に、最後、和了れなかったら、このゲームは終了となるんよ」

 

にこ :「最初の1周目を『東場(トンバ)』、2周目を『南場(ナンバ)』って呼ぶの」

 

花陽 :「この2周を『半荘(ハンチャン)』って言います。本当は『西場(シャーバ)』『北場(ペーバ)』まであるらしいですけど、ゲームが長くなるので『半荘』で終わるのが一般的みたいです」

 

海未 :「はい、なんとなく、ゲームの流れはわかりました。ですが、一番最初の『東』…つまり『親』はどう決めるのでしょう?まだゲームは始まってませんよね」

 

にこ :「それはサイコロを2回振って、出た目によって決めるんだけど、細かい説明は面倒くさいから、あとでやりながら教えてあげるわ」

 

穂乃果:「なるほど、その為のサイコロなんだね」

 

 

 

 

 

絵里 :「…それはそうと…これ、いつまで続けるのかしら?」

 

真姫 :「確かに…まだまだ終わりそうにないわね…」

 

 

 

 

~つづく~

 



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アンタ、背中が煤けてるぜ(下)

 

 

 

 

希  :「さて…穂乃果ちゃん、牌は持ってるん?」

 

穂乃果:「これだよね?…よいしょ…」

 

 

ぱかっ

 

 

凛  :「うわぁ~いっぱいあるにゃあ…」

 

絵里 :「目がチカチカするわ」

 

穂乃果:「エリーチカだけに?」

 

絵里 :「…言ってないから…」

 

ことり:「ふふっ…」

 

 

 

希  :「え~…まず…麻雀牌は大きく『数牌(スウパイ)』と『字牌(ツーハイ)』に分かれるんよ」

 

 

 

穂乃果:「スウパ…イ?…と…ツーハ…イ?」

 

 

 

凛  :「にゃ?…スウパらィ、ツーハらイ…」

 

 

 

穂乃果:「…はっ!…♪Super LOVE!  始まった?」

 

凛  :「Come on!」

 

 

 

希  :「♪Super LIVE! 声出して!」

 

穂乃果:「Come on!」

 

 

 

凛  :「♪Super LOVE!  超えちゃうよ!」

 

希  :「Come on!」

 

 

 

一同  :「♪Super LIVE! We are μ's!Everybody jump!!」

 

 

 

一同 :「おぉ!」

 

 

 

真姫 :「…って…よくスウパイ、ツーハイって言葉だけで、そこまで展開できるわね…」

 

絵里 :「本当!…真剣に覚えたい!…とか言ってるのに…飽きれて物も言えないわ」

 

海未 :「まったくです!」

 

 

 

穂乃果:「…とか言って、みんなも最後ノリノリで歌ってたじゃん!」

 

 

 

真姫 :「ヴェ~…ち、違うわよ…私たちはつられただけじゃない…」

 

絵里 :「そ、そうよ。楽しそうだったから、少しノッてあげただけで…」

 

海未 :「はい!」

 

 

 

穂乃果:「じゃ、そういうことに、しといてあげるよ」

 

 

 

真姫 :「なんか…イラッとするわ」

 

絵里 :「屈辱ね…」

 

海未 :「少しは普段の私の気持ちをわかってもらえたでしょうか?」

 

真姫 :「ええ、同調するわ」

 

絵里 :「同情もするわ」

 

 

 

穂乃果:「ちょっと、ちょっと…」

 

 

 

ことり:「うふっ…まぁまぁ…で、希ちゃん、その『スウパイ』と『ツーハイ』ってなぁに?」

 

 

 

希  :「ん?あ…そうやった。数字の牌で『数牌』…字の牌で『字牌』って言うんよ」

 

にこ :「字の方は、そのまま『ジハイ』とも言うけどね」

 

 

 

希  :「…で、ウチが履いてるのが『ニーハイ』…」

 

 

 

一同 :「あはは…」

 

 

 

海未 :「もう、そんなことばかり言ってたら、全然進みませんよ!」

 

 

 

希  :「そやね…ごめんなぁ…」

 

 

 

凛  :「それで…どれが数字の牌にゃ?」

 

花陽 :「うん…まず、これ…『壱』~『九』って書いてあるのはわかるでしょ?」

 

凛  :「あ、本当だ」

 

花陽 :「それから、これ…◎がいっぱい書いてあるの…よく見ると牌の中の◎が1~9個になってるの…わかる?」 

 

穂乃果:「1、2、3…9…おぉ、確かに!」

 

花陽 :「最後に、これ…」

 

 

 

穂乃果:「ことりちゃんがいる…」

 

 

 

ことり:「ちゅん?」

 

 

 

花陽 :「そう、これだけ特別でね…この鳥さんは『1』なんだ。あとのは『竹』なんだよ。竹が2本、3本…って」

 

真姫 :「これも1~9あるの?」

 

希  :「そう。『数牌』は、すべて1~9やね」

 

 

 

穂乃果:「1~9か…じゃあ、この1がことりちゃんとだとすると…」

 

 

 

希  :「いや、穂乃果ちゃん。それはいくらなんでも無理やって。いくらμ'sが9人やからって、牌に例えるのはできひんよ」

 

穂乃果:「あ、やっぱり?」

 

 

 

にこ :「それより、脱線ばっかりさせないで、ちゃんとこっちを覚えなさいよ」

 

穂乃果:「そ、そうだね…」

 

 

 

花陽 :「では、続きを…この牌の数字が書いてある絵柄の牌を『萬子(マンズ)』と言います。そして◎の牌の絵柄が『筒子(ピンズ)』、竹の絵柄が『索子(ソーズ)』…で、私たちは?…」

 

 

 

一同 :「We are μ's!」

 

 

 

花陽 :「お見事です!!」

 

 

 

 

 

 

希  :「次に数字の読み方やね。『1

~9』は『イー』『リャン』『サン』『スー』『ウー』『ロー』『チー』『パー』『キュウ』って言うんよ」

 

 

 

穂乃果:「おぉ、中国語っぽい!」

 

にこ :「いや、中国語だから!」

 

 

 

海未 :「…はて…私は『イー、アル、サン、スー、ウー、リュー、チー、パー、チュー』…だと思ってましたが…」

 

希  :「間違ってはないんやと思う。『2』に関しては『両方』…つまり『ふたつ』…って意味の『リャン』が使われてるみたいやね」

 

花陽 :「『両面テープ』のことを『リャンメンテープ』なんて呼ぶのも、そこから来てると思います」

 

穂乃果:「確かに、言うよね」

 

希  :「『6のリュー』を『ロー』って呼ぶのと『9のチュー』を『キュウ』って呼ぶのは、完全に日本人のアレンジやろうね」

 

海未 :「なるほど…」

 

 

 

花陽 :「ここで海未ちゃんに問題です!!」

 

 

 

海未 :「は、はい!」

 

 

 

花陽 :「先ほど、数字の牌は…『萬子』『筒子』『索子』…の3種類あると言いました。そこで『1の萬子』は『イーマン』と呼びます。では『2の萬子』はなんと呼ぶでしょうか?」

 

海未 :「『2』はアル…ではなくて『リャン』でしたから…『リャンマン』ですか?」

 

花陽 :「正解です!」

 

凛  :「じゃあ『3』は『サンマン』?」

 

花陽 :「うん」

 

穂乃果:「『4』は…『スーマン』?」

 

花陽 :「その通りです」

 

絵里 :「その法則で行くと…『1の筒子』は『イーピン』になるわね?」

 

真姫 :「同じく『1の索子』は『イーソー』…」

 

花陽 :「みなさん、大正解です!」

 

穂乃果:「意外に簡単だね」

 

花陽 :「基本的に『数字+牌の種類』なので、読み方はそれほど難しくはないかと思います」

 

凛  :「うん!簡単、簡単」

 

 

 

希  :「…で、この数牌は…1種類に1~9枚あって、それぞれ同じ牌が4枚あるんよ。…ってことは、全部で何枚あるん?」

 

 

 

穂乃果:「へっ…きゅ、急に?…えっと…凛ちゃん、パス…」

 

凛  :「にゃ?にゃ…9×3×4だから…」

 

 

 

海未 :「108枚…ですね」

 

 

 

穂乃果:「も、もう…今、答えようと思ったのにぃ…」

 

凛  :「えっ!?穂乃果ちゃんは、凛にパスしたにゃ…」

 

 

 

海未 :「108枚…煩悩の数と一緒ですね」

 

希  :「むふっ…スピリャアルやろ?」

 

絵里 :「ハラショー!」

 

 

 

 

 

 

希  :「そして…残りが『字牌』やね。…『東』『南』『西』『北』…これはさっき勉強したからわかるやろ?」

 

絵里 :「『トン』『ナン』『シャー』『ぺー』…だったかしら」

 

希  :「…やね」

 

花陽 :「では、最後はこちら…」

 

真姫 :「印字されてないのがあるけど…」

 

凛  :「不良品かな?」

 

花陽 :「ううん…これはこれでいいんだよ。この『のっぺらぼう』の牌は文字通り『白』と書いて『ハク』って言うんだ」

 

にこ :「そして、この緑の文字か書いてあるのが『發(ハツ)』」

 

希  :「…で…『中』は『ちゅん』と…」

 

 

 

ことり:「ちゅん?」

 

 

 

希  :「そう『ちゅん』や…。ウチは『中』を引くと、心の中で…ことりちゃん来たぁ…とか言ってしまうんよ」

 

花陽 :「花陽もですぅ!!」

 

にこ :「アタシもよ」

 

希  :「『中あるある』やんな」

 

花陽 :「はい…」

 

 

 

ことり:「…ちゅ~ん…」

 

 

 

希  :「それはそれとして…さっきの『東南西北』を『風牌(かざはい)』、今の『白發中』を『三元牌』って言うんよ」

 

 

 

凛  :「『三元豚?』」

 

 

 

希  :「ウチの顔見て言うとは…凛ちゃん、本当にいい根性してるわぁ…」

 

 

 

凛  :「にゃ、にゃんのことかにゃ~…」

 

 

 

にこ :「さっき花陽が『親番』の時で説明したけど、この『風牌』が、役作りの時に関わってくるってわけ」

 

花陽 :「はい。例えば…希ちゃんが親だとしたら…花陽は今『西』です。なので、この『西の牌』をいっぱい集めると、和了り易くなるというわけです。逆に『北』は…まったく集めなくていい…というわけじゃないですけど、そこまで重要ではない…ということになります」

 

海未 :「では、その『北』は、私が集めた方がいい…ということでしょうか?」

 

花陽 :「無理に…とは言いませんが、あれば手作りがしやすくなります」

 

穂乃果:「へぇ…」

 

希  :「因みに…『白發中』の『三元牌』はそれぞれ『白い肌』『緑の黒髪』『赤い唇』っていう意味があるんやって」

 

絵里 :「ずいぶん、色っぽいのね…」

 

希  :「な!」

 

 

 

穂乃果:「えっ?緑の黒髪ってなにさ?」

 

凛  :「ナニソレ、イミワカンナイ…」

 

真姫 :「ちょっと、凛!」

 

 

 

海未 :「緑は…本来は色を指すものではなく、新鮮で艶やかな感じを表した言葉…だと言われています。赤ちゃんのことを『緑児(みどりご)』とも言いますしね。ですから、この場合は『艶々とした黒髪』ということでしょうか」

 

 

 

穂乃果:「ひょえ~…さすが海未ちゃん!」

 

海未 :「古典の授業でやりませんでしたか?」

 

穂乃果:「やったっけ?」

 

凛  :「さぁ…」

 

 

 

希  :「取り敢えず、以上でゲームのやり方と、牌の説明は終わりやね。…次は…役作りを学んでもらいま~す!」

 

 

 

一同 :「は~い!」

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ!
μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~高坂穂乃果編~


実際に、とあるサイトで姓名判断した結果を引用しています。
問題があるようでしたら、ご指摘願います…。




 

 

 

 

希(フムフム)

 

穂乃果「希ちゃん、なに難しい顔して、スマホを見てるの?」

 

希「今までウチ、占いって言ったらタロットやったやん」

 

穂乃果「うん、うん」

 

希「でも、スピリチュアルを極めるなら、他のこともやってみた方がいいんやないかと思って…」

 

穂乃果「ん?『姓名判断』?」

 

希「ちょうど『高坂 穂乃果』で、調べようとしてたとこなんよ」

 

穂乃果「おぉ、それはグッドタイミング!」

 

希「名は体を表す…っていうやん。果たしてμ'sのリーダーは、どんな運勢なんやろ…」

 

穂乃果「調べたことないから、ちょっとドキドキするねぇ」

 

希「『高坂 穂乃果』…診断…と」

 

ピッ

 

 

 

《【高坂 穂乃果】

 

『表の性格』

 

~人が考えつかないようなアイディアを持っている人~

 

高坂さんには、素晴らしい才能が秘められているのよ。

それはほかの人にはないものだわ。

誰もが考えつかないようなことをひらめいたり、発見したりするはずよ。

今までにも、ふと頭に浮かんだことがあったんじゃないかしら?

それが高坂さんの持つ才能なのよ。

これからも、そんなアイディアが浮かんだらすぐに生かしていくといいわね》

 

 

 

希「当たってるやん!」

 

穂乃果「これって…廃校を阻止するために、スクールアイドルを始めた…みたいなこと?」

 

希「そうやね。あ。まだ続きが…」

 

 

 

《ただし、自分できちんと計画を立てて実行することが大切よ。

特別な才能だけに、それを利用しようとする人もいるのよ。

悪い人に引っかからないように、自分で管理するといいわね。

そのためには、思いつきで行動するのではなくて、いろんな角度から検討して実行に移すことよ。

そうすれば、着実な成果として残っていくはずだわ》

 

 

 

穂乃果「うわ~まさに!…計画性ないもんねぇ…私。スクールアイドルだって、海未ちゃんとことりちゃんがいなければ、どうなっていたことやら…」

 

希「ホンマやね…。表の次は…」

 

 

 

《『裏の性格』

 

~実は集中力があり、最後まであきらめない人~

 

高坂さんのお名前には粘り強さや我慢強さが秘められているのよ。

だからどんな難しいことがあっても、集中力を持ってやり通せる運命が約束されているの。

それに高坂さんはいいかげんなことが好きではないようね。

最後まできちんとしないと、気がすまないんじゃないかしら?

責任感があるということよね。周囲からの信頼も高いはずだわ》

 

 

 

希「うわぁ、μ'sのリーダーに、なるべくしてなったみたいやん!」

 

穂乃果「これは照れる…」

 

 

 

《 ただし、ちょっと頑固なところもあるようね。

人の意見を聞かずに自分の主張を通そうとするんじゃない?

あまり衝突すると、せっかくうまくいくものも壁に当たってしまうわよ。

人間関係というのは、それくらい大切なものなの。

周囲の忠告を素直に聞くようにすると、もっと早くにいい結果が出せるはずよ》

 

 

 

穂乃果「うひゃあ…、これ占ってる人、絶対、海未ちゃんだよ!」

 

希「そんなわけ、ないやん」ムフフ

 

穂乃果「当たり過ぎてて、こわい」

 

希「確かに、姓名判断、恐るべし!。スピリチュアルやわ」

 

 

スゥ…

 

 

海未「私がどうかしましたか?」

 

穂乃果「!!…ちょっと、黙って背後からあらわれるのは、やめてよ」

 

海未「どうせ、私の悪口を言っていたのでしょう」

 

穂乃果「ち、違うよ。希ちゃんがスマホで、穂乃果の姓名判断してくれたんだよ」

 

希「神田明神に仕える身としてね、少し勉強してみようかと」

 

海未(絶対、興味本意ですね…)

 

穂乃果「それがね、このサイトの姓名判断がスゴく、当たってるの。穂乃果の知ってるんじゃないかって、いうくらい。それでね、これ海未ちゃんが書いたんじゃないか…って言ってたの

 

海未「私のハズがないじゃないですか…」

 

穂乃果「だよねぇ、だよねぇ…、じゃあさ、次、海未ちゃん見てみようよ」

 

 

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~園田海未編~

 

 

 

 

 

希「さて、お次は…『園田 海未』っと」

 

穂乃果「果たして、海未ちゃんはなんて出るかな?」

 

 

 

《【園田 海未】

 

『表の性格』

 

~どんどん壁を越えられる行動的な人~

 

そうねえ、園田さんのお名前には、障害を乗り越えるという運命が約束されているの。

誰の人生も決して平坦じゃないわよね。そこでくじける人もいるわよ。

だけど、園田さんはとっても元気があって行動力があるのよ。

だからどんどん壁を越えていけるんだわ。

きっと今までにも、難しい問題を解決したことがあるんじゃないかしら?

それは園田さんのお名前が持つ力なのよ》

 

 

穂乃果「なんか、もう最初から当たってるよね?ミニスカートの壁とか、人前で歌うことの壁とか、どんどん乗り越えちゃってるもん」

 

海未「た、たまたまです」

 

 

 

《ただ、完璧を求めすぎると疲れてしまうわよ。

何もかも100%やろうとしないほうがいいわね。

時々休憩したり、遊んだり。

そんな余裕があると、園田さん自身がもっと楽しめるはずよ。

苦しい顔をしないで、明るく楽しんでやっていくといいわ。

そのほうがすてきな結果を招くはずだわ》

 

 

 

穂乃果「ほら!ほら!海未ちゃん、厳しすぎるんだよ」

 

海未「それは、穂乃果がだらしなさ過ぎるからです」

 

希「でも、自分にも厳しいし…当たってるやん」

 

海未「まぁ、否定は出来ませんが…」

 

 

 

《『裏性格』

 

~実は元気あふれる頑張り屋さん~

 

園田さんのお名前には、はつらつとした元気が秘められているわ。

人生を切り開いていく運命が約束されているのよ。すばらしいわね。

チャンスが来たら、どんどん挑戦するといいわよ。今よりも数段、上達するし出世していきそうね。

それに負けず嫌いなところがあるわ。

だから自分で自分を追いたてて頑張れるのよ。

それをうまく生かすといいわよ。

ただ、人に負けないようにと見栄を張ると失敗することがありそうだわ。

誰かのためではなく、自分のために挑戦するといいわね。

見映えや外見を気にすることはないのよ。

自分でやりたいことを探してみましょう。

「これだ!」と思うものがあれば、遠慮なくやってみるといいわ。

きっと持てる力を存分に発揮できるわよ》

 

 

 

穂乃果「スクールアイドル、やって正解だったね!…っていうか、これは運命だったんだよ。そういうことだよね?」

 

希「名は体を表す…って、言うけど、2人の鑑定結果見たら、これはそう思わざるを得ないね」

 

海未「穂乃果のも、そんなに当たってたのですか?」

 

穂乃果「うん。ほら…」

 

海未(…)

 

穂乃果「ね?」

 

海未「確かに…」

 

 

 

ドヤドヤ

ガヤガヤ

 

 

凛「なにしてるにゃ?」

 

花陽「え、姓名判断?」

 

ことり「おもしろそうだね」

 

真姫「私はあんまり好きじゃないわ」

 

絵里「それで、どうだったの?」

 

穂乃果「実は…」

 

 

カクカクシカジカ…

 

 

にこ「それは、すごいわね」

 

真姫「偶然の一致よ!」

 

穂乃果「じゃあ、次、真姫ちゃん、やってみる?」

 

真姫「べ、別にいいけど…」

 

 

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~西木野真姫編~

 

 

 

 

 

希「次は…『西木野 真姫』…やね」

 

ピッ

 

 

《【西木野 真姫】

 

『表の性格』

 

~才能に溢れた人~

 

西木野さんのお名前には、素晴らしい才能が約束されているのよ。

それに自分から挑戦する勇気も秘められているようね。やってみたいことがあれば、挑戦するといいわよ。

ただし、途中で投げ出さないこと。

これが大切なのよ。

西木野さんはせっかくいいところまできているのに「もう無理かも」と思ってあきらめることがありそうだわ。

それではせっかくの運気も逃げてしまうわよね。

成功は花火ではないのよ。

時間をかけて育てる植物のようなものだわ。

それを忘れないでね。

せっかく才能をお持ちなんだもの。

落ち着いてじっくり取り組むといいわよ。

そのためには、いきなり大きな目標を持つよりも、小さなことから始めるといいわね。

ひとつひとつ成功を積み重ねていってみましょう》

 

 

 

花陽「ぴゃあ!本当に当たってる…ピアノも歌もすごい才能の持ち主だもんね」

 

真姫「ま、まぁね…」

 

穂乃果「『もう無理かも…と思ってあきらめることがありそうだわ』なんてところはさ、医者になるために音楽をやめようとしたのと、同じでしょ」

 

真姫「いや、だ、だから、そんなの偶然の一致だってば」

 

穂乃果「じゃあ、続きを見てみようよ」

 

 

 

《『裏の性格』

 

~実は行動力があり、自分で道を開いていく人~

 

西木野さんのお名前には、とても活発に行動する力が秘められているのよ。

チャンスを待つよりも、自分からつかみにいくといいわね。

西木野さんは自分ではおとなしいと思っているんじゃないかしら?

だけど本当の西木野さんには、大きなことをなしとげる力があるの。

それを信じて行動するといいわよ。

ただし、気分にムラがあるようね。

誰だって感情的になるものよ。

でもそれを抑えて、正しい判断をするといいわ。

不安になったり、カッとなるときは、気分転換をしてみましょう。

気持ちをすっきりさせれば、思っている以上にスムーズに進んでいくわよ。

だから安心なさいね。

着実に攻めていけば、チャンスをものにできるはずよ》

 

 

 

にこ「ちょっと、何よ、これ。気持ち悪いほど、当たりじゃない?」

 

穂乃果「でしょ?でしょ?」

 

凛「自分ではおとなしいと思ってる…とか、気分にムラがある…とか、感情的…とか、指摘がスルど過ぎるにぁ~」

 

真姫(何よ、これ?ドッキリじゃないわよね)キョロキョロ

 

ことり「真姫ちゃん?」

 

真姫「え?…うん、少しは認めてもいいわ…少しはね」

 

穂乃果「そうしたら…次は誰にする?」

 

凛「凛が行くにぁ~!!」

 

にこ「あんた、勇気あるね…」

 

凛「だって、今さら自分の名前、変えられないから…」

 

 

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~星空凛&小泉花陽編~

 

 

 

 

 

希「次は…凛ちゃんやね…『星空 凛』と…」

 

花陽「凛ちゃんは、なんて出るかな?」

 

 

《【星空 凛】

 

『表の性格』

 

~人のご縁に恵まれている人~

 

星空さんはいつもいい人に囲まれているようね。

家族や親戚、友だち、先生や上司など、その時々で力になってくれる人がいるんじゃないかしら?

そのことが、星空さんのお名前に秘められているのよ。

もちろん星空さん自身の人柄のよさも大きな理由になっているようね。

だから何をやってもうまくいくんだわ。

だけど、調子がいいときほど謙虚さを忘れないでいてほしいわね。

「うまくいったのは自分が頑張ったからだ」と、天狗になっているようでは人は離れてしまうわよ。

たとえ自分の努力があったとしても、「みなさんのおかげです」と笑顔を見せることね。

これがさらに幸運を引き寄せる秘訣になるのよ。

自分ではひそかに努力して、周囲には感謝の気持ちを示すこと。

そうすれば人生は大きく開けるわ》

 

 

凛「う~ん、なんか合ってるような、合ってないような…ビミョーにゃ~」

 

花陽「そうかな?凛ちゃん、お父さん、お母さんとも、すごく仲良しだし、明るくてお友達も多いし…合ってると思うけど…」

 

にこ「直ぐに調子に乗るとことか…ね」

 

凛「にゃ~!!」

 

希「さて、続きは」

 

 

 

《『裏の性格』

 

~実は、思いやりの深い優しい人~

 

星空さんのお名前には、人を思いやる力が秘められているのよ。

お世話好きで親切にできるようね。

きっとまわりの人は喜んでいるはずだわ。

だけど本当に相手が喜んでいるかどうかを、よく考えることも大切よ。

星空さんは親切なつもりでやったことが、相手はそうではないこともあるのよね。

まず相手の立場に立って考えてみるといいわね。

もともと情が深くて優しい星空さんだから、相手のためにどうすればいいかわかるはずよ。

思いやりに知性が加われば、ますます星空さんの人望は高くなるわ。

それはこれからの人生に、大きなプラスになるのよ。

もちろんそんな見返りを求めて優しくするのはよくないけれど、結果的にまわりまわって星空さんを助けてくれるわよ》

 

 

 

穂乃果「うわっ、これは!」

 

ことり「まさに凛ちゃんと花陽ちゃんの関係そのものだね」

 

凛「ん?かよちん、迷惑してるにゃ?」

 

花陽「そ、そんなことないよ!」

 

凛「ありがとう!やっぱり、かよちん、大好きにゃ~!!」

 

にこ「『知性が加われば』とか、書いてあるよ」

 

凛「やっぱり、にこちゃんは嫌いにや…」

 

穂乃果「…となると、次は花陽ちゃんだね」

 

花陽「ちょっと、怖いなぁ…」

 

希「えっと…『小泉 花陽』…診断…と」

 

 

 

《【小泉 花陽】

 

『表の性格』

 

~人望の厚い人気者~

 

まあ、小泉さん、素晴らしいお名前をお持ちなのね。

小泉さんのお名前には、とても強い人気運があるわよ。

きっと友だちがたくさんいるのでしょうね。

それにいつも不思議と誰かが助けてくれるようだわ。

それは小泉さんが持っている人望なのよ。

魅力があるということだわ。

大切になさいね。

そうねえ、このままいっても、素晴らしい人生が開けていくわよ。

だけど、安心してしまうとダメなのよ。

今、小さな成功をしていても、それに安心しないでもっと大きなことに挑戦するといいわよ。

小泉さんは頑張れば頑張るほど、力も人気も出るタイプなんだから。どんどん挑戦していくといいわね。

そりゃ、大変なこともあるわよ。

だけどそれがさらに小泉さんの力になって成功するわよ》

 

 

 

穂乃果「この姓名判断、やっぱすごいよ!!」

 

凛「トリハダが立ったにゃ~!!」

 

ことり「凛ちゃんの存在まで言い当ててるね」

 

海未「花陽の努力のひとつひとつが、目に見えて力になっていくのがわかりますものね」

 

花陽「恥ずかしい…です…」

 

 

 

《『裏性格』

 

~根は明るくて陽気。ユーモアにあふれた人~

 

小泉さんのお名前には、明るさや陽気な面が秘められているのよ。

会話をしていてもさらっと面白いことを言ったりするので、人気があるんじゃないかしら?

誰とでも楽しくつきあえるようね。

ただ、頭の回転が速いから、人の話を最後まで聞かずに勝手に判断することがありそうだわ。

「そうそう、わかった、わかった」なんて一方的に話を切ってしまうんじゃない?

それでは相手の人は機嫌をそこねてしまうわよ。

めんどうくさくても、最後まで話を聞いてあげるといいわね。

それに余計なひとことはつつしむことよ。

一度言った言葉は、取り消すことができないんだから。

くれぐれも気をつけてね。

それに気をつければ、いつも通りに明るくしていれば大丈夫よ。

思いやりを持った小泉さんには、幸運が舞い込んでくるわ》

 

 

 

にこ「ちょっと、褒め過ぎじゃない?」

 

絵里「でも、花陽の性格を良く表してるわ」

 

希「最後の方は、戒めやね。花陽ちゃんに限ってそんなことはないやろうけど」

 

花陽「はい、気を付けます…」

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~南ことり編~

 

 

 

 

 

穂乃果「次は誰にする?」

 

ことり「は~い!ことりでお願いしま~す」

 

希「はいはい『南ことり』ね…診断…」

 

 

 

《【南ことり】

 

『表の性格』

 

~自然と人の上に立ち、成功する人~

 

南さんのお名前は、多くの人から慕われるという運命を表しているの。

それは南さんが、とても責任感が強くてみんなのために力になってあげるからね。

南さん自身も、そのことは気がついているんじゃないかしら?

困っている人がいたら、自分のことのように親身になってあげているでしょう?

そういうところを人は見ているのよね。

しかもいばったりせずに、ざっくばらんに話ができる人だから、人気があるのよ。

これからも天狗にならずに、さりげない親切をしていくといいわね。

ただ、あまり頑張りすぎると、疲れてしまうわよ。

困ったときは誰かに助けを求めるといいわ。

与えるだけではなく、厚意を受けることも南さんには必要なのよ。

人を大切にしていれば、自然に望まれて、上の立場に立つことになるわ》

 

 

 

穂乃果「さすが、伝説のメイド『ミナリンスキー』」

 

にこ「何よ!つまり、ことりは生まれた時から、こういう風になることが決まっていた…っていうこと?」

 

海未「正確には、命名されてから…でしょうか」

 

穂乃果「ことりちゃん、大変な時には、穂乃果を頼っていうんだよ」

 

ことり「うん、ありがとう、穂乃果ちゃん」

 

海未「もっとも、穂乃果では、なんの手助けも出来ませんが」

 

穂乃果「ふ~んだ!」

 

にこ「…で、続きは?」

 

 

 

《『裏の性格』

 

~実はしっかりした判断ができる人~

 

南さんのお名前には現実的で的確な判断ができる力が秘められているわよ。

状況にまどわされずに、正しい判断ができるようね。

すぐにパニックになる人が多いけれど、南さんは落ち着いて行動できるタイプなのよ。

ただ、自分が思ったことを人に押しつけることがあるようね。

場合によっては相手は受け入れられないことがあるんじゃないかしら?

あまり頑固になると、周囲との関係に溝ができてしまうわよ。

「これが正しい」と思っても、少しずつ相手を説得していくといいわね。

一方的に押しつけると反発されるけれど、まず相手の話を聞けば大丈夫よ。

 

南さんがかみくだいて話をしてあげれば、納得してくれるはずだわ。

もうひとまわり大きくなれば、もっと人生は開けるわよ》

 

 

 

ことり「そんなことないよね。直ぐにパニックになっちゃうもん」

 

穂乃果「いやぁ、そんなことあるよ。だって、なんだかんだ言っても、ことりちゃんは、冷静に物事を見てるよ」

 

海未「そうですね。むしろ私の方がパニックになってますから」

 

穂乃果「残るは、3年生だね」

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~絢瀬絵里編~

 

 

 

 

 

穂乃果「絵里ちゃん…見てみる?」

 

絵里「えぇ、いいわよ。私も興味あるわ…」

 

希「それじゃ…『えりち』と…あ、違うか」アハハ

 

絵里(こういう時に、うまく対応出来ないのが、私のダメなとこなのよね…)

 

希「改めて…『絢瀬 絵里』…。ポチっとな」

 

絵里(ポチっとな?)

 

希「あ、出た」

 

 

 

《【絢瀬 絵里】

 

『表の性格』

 

~芯にとても強いものを持っている~

 

そうねえ、絢瀬さんのお名前には、強い意思が秘められているのよ。

一見穏やかでおとなしそうに見えても、実は芯はとてもしっかりしているはずだわ。

だからほかの人なら立ち直れないような困難があっても、絢瀬さんは乗り越えていけるのよ。

それはとても素晴らしいことよね。

今はすぐにあきらめる人が多いけれど、絢瀬さんの強さがあれば大丈夫よ。ご安心なさい。

ただ、その意思の強さが、頑固さになって表れることがあるようだわ。

周囲の人と衝突することがあるんじゃないかしら?

自分の意思を曲げないのは悪いことじゃないわよ。

だけど周囲と円満な関係を持つことが、もっと大きな成果を運んでくることもあるのよね。

意地を張らないで、素直になるといいわよ。

もっとスムーズに成功していくはずだわ》

 

 

 

希(…)ゾクゾク…

 

穂乃果「これまた、なんか、すごい。当たりまくってるよ!」

 

花陽「これって、絵里ちゃんがμ'sに入った経緯そのものだよね…」

 

にこ「まるで、預言者ね…」

 

海未「…そうでしょうか…。私には、ある疑惑が生まれたましたわ」

 

一同「疑惑ぅ?」

 

海未「このサイトを制作、運営、管理をしているのは…希、あなたですね?」

 

希「心外やね…海未ちゃんにそう言われるのは…」

 

海未「これは、希が仕組んだドッキリ企画です!」

 

希「だったら、どこかにビデオを仕掛けてると思うんやけど」

 

海未「違うのですか?」

 

希「ウチもこれ見て、本当にビックリしてるんやから…」

 

絵里(ビデオ?)キョロキョロ

 

ことり「続きはなんて書いてあるのかな?」

 

 

 

《『裏の性格』

 

実は行動力があり、自分で道を開いていく人。

絢瀬さんのお名前には、とても活発に行動する力が秘められているのよ。

チャンスを待つよりも、自分からつかみにいくといいわね。

絢瀬さんは自分ではおとなしいと思っているんじゃないかしら?

だけど本当の絢瀬さんには、大きなことをなしとげる力があるの。それを信じて行動するといいわよ。

ただし、気分にムラがあるようね。

誰だって感情的になるものよ。でもそれを抑えて、正しい判断をするといいわ。

不安になったり、カッとなるときは、気分転換をしてみましょう。

気持ちをすっきりさせれば、思っている以上にスムーズに進んでいくわよ。

だから安心なさいね。

着実に攻めていけば、チャンスをものにできるはずよ》

 

 

 

ことり「これって、さっき見たね?」

 

花陽「確か、真姫ちゃんと同じ文章だったかと…」

 

にこ「だとすれば、それはそれで、恐ろしいわ」

 

穂乃果「なんで?」

 

にこ「だって、血縁関係でもない2人がよ…生まれた年も場所も違うのによ…名前ひとつで、こんなに似た性格になるんだから、恐ろしい…って言わざるを得ないじゃない!」

 

海未「そうね…これが花陽と一緒だったりすれば、そんなことないよね…で済むのですが、真姫と一緒となると…」

 

真姫「なによ、私とエリーが似てるっていうの?」イミワカンナイ

 

凛「なんか、名前って大事なんだにゃ~…」

 

穂乃果「自分の子供には、いい加減な名前は付けられないね」

 

絵里「本当にそうね」

 

花陽「にこちゃんは、やっぱり笑顔、スマイル満点から付けらたんだよね?」

 

にこ「そう聴いてるけど…」

 

凛「よし、次はにこちゃんを調べるにぁ~!!」

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~矢澤にこ編~

 

 

 

 

 

穂乃果「にこちゃんのは、メチャメチャ興味あるなぁ」

 

にこ「なんでよ?」

 

穂乃果「ほら、この中じゃ、一番変わってる名前でしょ?」

 

海未「穂乃果!それは個性的って言うんです!」

 

穂乃果「そう、それ!個性的…」

 

凛「漢字で書かなくていいから、楽にゃ~!」

 

にこ「人をバカ扱いしないでよ!」

 

ことり「大丈夫だよ、ことりも平仮名だから」

 

凛「でも、色々と天地ほどの差があるにゃ」

 

花陽「り、凛ちゃん…」

 

にこ「いいから早く調べなさいよ!」

 

希「そやね…『 矢澤 にこ」…と」

 

 

 

《【矢澤 にこ】

 

『表の性格』

 

~人を頼らずに自分で行動できる人~

 

まあ、矢澤さんはなんて強い意思を持っているのかしら!

それがお名前からも感じられるわ。人の意見に左右されずに、自分で決めていけるようね。

きっと今までもそうやって人生を切り開いてきたんじゃない?

その経験が自信になっているようだわ。

この調子で自分を信じて行動していくといいわよ。

ただし、人を頼るのは悪いことではないのよ。

矢澤さんひとりでできないときは、周囲の人に甘えてみるといいわね。

矢澤さんが甘えていけば、みんな力になってくれるはずよ。

声がかかるのを待っている人もいるようね。

遠慮しないで相談したり、お願いしてみるといいわ。

自分では気がつかなかったヒントが見つかるわよ。

そうすればもっと運命は上昇していくでしょう》

 

 

 

 

穂乃果「これまた、ズバリ過ぎる診断で…」

 

絵里「独りでアイドル研究部を維持してきただけのことはあるわね」

 

にこ「希、これ、本当にアンタが作ったんじゃないんでしょうね?」

 

希「ウチ、何も知らんって。ほら、ちゃんと鑑定士のリンクも貼ってあるし…そんな手の込んだことはせぇへんよ」」

 

凛「早く続きが見たいにゃ」

 

 

 

《『裏の性格』

 

~実はとてもセンスが良く、おもしろい発想をする人~

 

矢澤さんのお名前には隠れた才能が秘められているようね。

芸術的なセンスや感性があるのよ。

それを生かしていけば、人生を切り開けることが約束されているわ。

自分ではまだその才能に気がついていないんじゃないかしら?

だけど、ふと心に浮かんだことがあるはずよ。

それを流してしまわずに、残すといいわね。

紙に書いたり、何かで発表したり。

そうすれば矢澤さんの才能に目を留めてくれる人が現れるわよ。

自分を売り込むときは、思い切ってやってみましょう。

遠慮しなくていいのよ。

矢澤さんはおとなしくて消極的なところがあるようだけど、もっと自分を出してみるといいわね。

「こんなこと」と恥ずかしがらなくても大丈夫よ。

自信を持って行動しましょう》

 

 

 

凛「げ、芸術的センス?」

 

にこ「さすが、この鑑定士わかってるわ!アンタたちはアタシの私服をバカにするけど、あれは、芸術的センスのかたまりなのよ!だから、アンタたちには、ちょっと、理解が出来ないワケ!」

 

凛「モノは言いようにゃ…」

 

にこ「それよりも『自分を売り込むときは、思い切ってやってみましょう』って、あるわね」

 

穂乃果「あるねぇ…」

 

にこ「…と、言うことは『にっこにっこに~!』を、よりパワーアップさせなさい!ってことよね。新しいのを考えなきゃ」

 

ことり「あれは、あれで充分なんじゃないかな…」

 

にこ「花陽!後で新ヴァージョンを考えるから、付き合いなさい!」

 

花陽「は、はい!!」

 

凛(恥ずかしがらずに行動しましょう…って、実践済みなんだけどにゃ…)

 

 

 

 

 

~つづく~



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μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ~東條希編~

 

 

 

 

 

穂乃果「最後は希ちゃんだね。」

 

絵里「あら、まだやってなかったの?」

 

希「ウチ?ウチは…ええやん」

 

海未「そうは、いかないです」

 

にこ「そうよ、希の診断結果がなんて書いてあるかで、捏造かどうかがわかるんだから」

 

絵里「じゃ、やって見ましょう」

 

希「あ、こら、勝手に取らんといて!」

 

絵里「『東條 希』…診断…」

 

 

《【東條 希】

 

『表の性格』

 

~リーダーに向いていて、人の上に立つタイプ~

 

あら、東條さんは仕事で大きな結果を出せる運命を約束されているようね。

それはお名前を見ればわかるのよ。

きっとバリバリ仕事に打ち込んでいけるはずだわ。

早くから頭角を現すタイプのようね。

同期の中でも一番に出世するかも知れないわよ。

ただ仕事ができるからといって、いばっていると反感を買ってしまうわ。

その点は気をつけたほうがいいわね。

それに上司であっても、ズケズケとものを言ってはダメなのよ。

人間関係を丸くしていけば、もっと人徳がついてきて人生を大きく切り開いていけるのよ。

そうねえ、東條さんは小さい世界で満足しないで、もっと大きな世界を見るといいわね。

そうすれば謙虚にもなるし、可能性が広がるはずよ。

人生を楽しんでね》

 

 

 

にこ「イメージと違う。もう少し『陰でコソコソするのがお似合いです』みたいな結果かと、思ったんだけど」

 

穂乃果「さすがに、そんな意地の悪い表現はしないでしょ」

 

にこ「なら、続きに書いてあるんじゃない?」

 

 

 

《『裏の性格』

 

~実は集中力があり、最後まであきらめない人~

 

東條さんのお名前には粘り強さや我慢強さが秘められているのよ。

だからどんな難しいことがあっても、集中力を持ってやり通せる運命が約束されているの。

それに東條さんはいいかげんなことが好きではないようね。

最後まできちんとしないと、気がすまないんじゃないかしら?

責任感があるということよね。

周囲からの信頼も高いはずだわ。

ただし、ちょっと頑固なところもあるようね。

人の意見を聞かずに自分の主張を通そうとするんじゃない?

あまり衝突すると、せっかくうまくいくものも壁に当たってしまうわよ。

人間関係というのは、それくらい大切なものなの。

周囲の忠告を素直に聞くようにすると、もっと早くにいい結果が出せるはずよ》

 

 

 

穂乃果「ここは、穂乃果と一緒だね」

 

希「そやね…。なんか、ウチだけが診断結果、合わへんね…。実は名前違うんやろか?」

 

絵里「そんなわけないでしょ!おかしなこと言わないで!」

 

希「みんな、ごめんなぁ。最後は盛り上がって、締めたかったんやけど…」

 

穂乃果「いやぁ、それは仕方ないって!」

 

海未「逆にリアリティーが出たと申しますか…」

 

ことり「そうだね」

 

にこ「たかが名前、されど名前。鑑定結果通りになるかは別として、スゴく大事だということはわかった」

 

絵里「言葉のひとつ、ひとつに、魂が宿っているのね」

 

海未「言霊(ことだま)ですね。私たちは、詩(うた)を唄うものとして、その一言、一言の意味を心に刻む必要性を改めて感じたました」

 

穂乃果「うん、うん」

 

希「最後に一言、いい?」

 

凛「いいにゃ!」

 

 

 

希「姓名判断って、スピリチュアルやね!!」

 

 

 

 

 

 

【μ'sのメンバーを姓名判断してみたよ】

 

~おわり~




制作スタッフが診断結果をもとにキャラを寄せていったのか?
あるいは性格ありきで名前を設定したのか?
まったく関係ないのか?

たまたま調べた姓名判断のサイトはこうでした…が、別のところだと、また別の結果が出るかも知れません。

検証はしていません。
興味がある方は、ご自身で試されてはいかがでしょうか?

でわ…。


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@笑○
@笑○ メンバー挨拶


ネタが仕上がったら、続きを作ります。





U丸「え~笑点では定期的に『女子アナ大喜利』というのを催しておりますが、今日は平均年齢がグッと下がりまして、スクールアイドル『μ's』の皆さんを迎えての大喜利です。

なんでもμ'sは9名いらっしゃるそうですが、今日は厳正なる抽選の結果、精鋭6名が、アホどもと組んでくださるとのことで(笑)…ありがとうね、忙しいのに付き合ってくれて…。

では、早速、鼻の下が伸びきったジジイたちからご挨拶を」

 

K遊三「μ'sのメンバーから口々に『遅ればせながらご結婚おめでとうございます』って言われるんで、何のことかな…って考えたんですが…解りました。

彼女たち、オレのこと福山雅治と間違えてるんですね(笑)K遊三です」

 

U丸「バカだねぇ(笑)」

 

希「先程、K遊三師匠から『今日、一緒に組むの?偶然だね、オレの趣味とピッタリの名前』と言われました。

ウチの名前は『のぞみ』です、『のぞき』やありまへん(笑)東條希です」

 

U丸「気を付けなさいよ」

 

K楽「今日、一緒に組んでくれる女の子は、とってもラーメンが好きなんだそうですね。

わたくしの名前を見てラーメンを注文されました。

渡鬼(わたおに)の中華屋ではありません(笑)K楽です」

 

凛「K楽師匠に、ラーメンが好きだと話したら、木久蔵ラーメンなら食べ放題だよ…と紹介されたにゃ~。

…お断りします!(笑)星空凛です」

 

U丸「賢明だ!(笑)」

 

K久扇「μ'sには『絵里』『真姫』がいるそうですたね。

そんな2人に目隠しをされたら、前が見えなくなりました。

襟巻きだけに『マッフラー(真っ暗』なんて。

英語のシャレが飛び出しましたぁ!!K久扇で~す」

 

U丸「くだらねぇ…(笑)」

 

にこ「にっこにっこに~!貴方のハートに、にっこにっこに~!笑顔届ける、矢澤にこにこ。

師匠も一緒に!」

 

K久扇「ニコッ!」

 

にこ「矢澤にこで~す!」

 

絵里(ブレないわね…)

海未(さすが、にこです)

真姫(後ろの人も、よく付き合うわね)

※3人は観客席で観覧中

 

S太「見目(みめ)麗しいお嬢様が並んでおりますが、私と結婚して頂くには、年齢的に難しい方々ばかりです。

だったら、お母さんを紹介してくれない?

それじゃあダメじゃん!春風亭S太です」

 

ことり「S太師匠に名前を訊かれたのでお答えしたら『キミまで僕をバカにしてるのか!』って怒られました。

師匠、私の名前は『ことり』です。

『ひとり』じゃないですよ(笑)南ことりです」

 

E楽「μ'sというのはギリシャ神話で文芸を司る女神『ムーサ』が語源なんです。

そこから派生した言葉が、ミュージック(音楽)、ミュージアム(美術館)なんですね。

また、博があるところを見せつけてしまいました(笑)六代目、E楽です」

 

穂乃果「よくμ'sって石鹸ですか?って質問されますが、違います。

ですが、私たちの歌声は、E楽師匠の真っ黒なお腹の中をも、綺麗サッパリ洗い流します。高坂穂乃果です」

 

U丸「お願いするよ、本当に…」

 

T平「わたくしの師匠のK平は、皆さまもご存知、米所(こめどころ)新潟はチャーザー村の出身ですよね。

今日、一緒に組んでくださる花陽ちゃんも、お米・白米・ご飯が大好きなんだそうです。

S太さん、こういうのを『縁』と言うんです」

 

S太「うるさいよ!」

 

T平「T平です」

 

花陽「今、ご紹介頂いた通り、私は食べることが大好きで、ご飯は特に大好きです。

名前は『はなよ』ですが『花よ…り、団子』。

色気より食い気。育ち盛りの小泉花陽です」

 

U丸「もうひとり、干からびたイクラからご挨拶」

 

Y田「μ'sの皆さん、僕、紅白出場歌手って知ってました?

良かったら、歌唱指導してあげますよ(笑)

座布団としあわせ運ぶY田隆夫です」

 

 

 

 

 

つづく…?

 



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@笑○ 1問目

 

U丸「いい答えには、座布団を差し上げます。悪いと取ります。

本日はチーム戦です。3問終わって座布団の多いチームに素敵なプレゼントがございますので、頑張って下さい。

では、早速、第1問と参りましょう。

折角μ'sのメンバーがいらしてるので、ご紹介も兼ねて、謎掛けなどはいかがでしょうか。

μ'sの方々は、ウチのレギュラーメンバーで作って頂いても構いません。…おや、穂乃果さん、早い」

 

穂乃果「池之端しのぶ亭と掛けて、μ'sのファーストライブと解きます」

 

U丸「そのココロは?」

 

穂乃果「幕が開いても、お客さんがいません(笑)」

 

K楽「よ~せ~よ~(笑)」

 

U丸「今のμ'sはそんなことないですよ…ここまで来たんだから大したものです。

しのぶ亭はいつまで経ってもガラガラだ。

はい、穂乃果さんに1枚。次、K遊座さん」

 

K遊座「はい。宝くじの当選発表と掛けまして、希ちゃんと解きます」

 

U丸「そのココロは?」

 

K遊座「期待に胸が膨らみます。ボイン、ボイン(笑)」

 

U丸「未成年に相手にダメだよ、そんなの。

1枚取んなさい!何を考えてるかね…。はい、次…えっと…にこさん」

 

にこ「私、アイドル研究部の部長、矢澤にこと掛けて、E楽師匠のお腹の中と解きます」

 

U丸「ほう、そのココロは?」

 

にこ「とにかく苦労(黒)、苦労(黒)です」

 

U丸「上手い!1枚やっとくれ。人を纏めるってのは、大変なことですからね」

 

海未(むしろ苦労は、貴方じゃなくて私がしてるんですけど…)

 

U丸「どんどんいきましょう…はい、T平さん」

 

T平「μ'sのメロディーメイカー、西木野真姫さんと掛けまして、フリーにならないアナウンサーと解きます」

 

真姫(急に私の名前を出さないでよ!)

 

U丸「ほう、フリーにならないアナウンサーと解く…そのココロは?」

 

T平「曲(局)に集中しています」

 

U丸「なるほど、これもきれいだ。Y田くん、1枚あげて。…はい、K久扇さん」

 

K久扇「はい、えっと…なんだっけ?…忘れちゃった(笑)」

 

U丸「バカだねぇ、あんたは…(笑)」

 

K久扇「あぁ、思い出しました、思い出しました」

 

U丸「大丈夫?しっかりしてよ」

 

K久扇「はい。ニワトリの子どもと掛けて、南さんと解きます」

 

U丸「そのココロは?」

 

K久扇「どちらもヒヨコです。

♪コッコッコッコッ コケッコー 私はミネソタの卵売り…」

 

S太「師匠!師匠!ことりちゃん!」

 

K久扇「ん?」

 

S太「ヒヨコちゃんじゃなくて、ことりちゃんです」

 

K久扇「ことりちゃん?」

 

ことり「はい、ことりです。チュンチュン!」

 

U丸「何してんだろうね(笑)アンタの頭がニワトリだよ。3歩あるけば、忘れちまうんだから。

…1枚持ってきなさい、人の名前を間違えちゃいけないよ。次は…はい、凛さん」

 

凛「にこちゃんと掛けて、K久扇師匠と解きます」

 

U丸「そのココロは?」

 

凛「どっちも、バカっぽいにゃ~」

 

にこ「なんですって!」

 

U丸「突然、スゴいこと言うね!!(笑)」

 

絵里(μ'sの毒舌王…)

 

E楽「はい!」

 

U丸「はい、E楽さん」

 

E楽「え~、μ'sの目指すものと掛けて、U丸師匠と解きます」

 

U丸「あたくしと解く?そのココロは?」

 

E楽「頂点で輝きます(笑)」

 

U丸「そんなおべんちゃらじゃ、あたくしは騙されないですよ…E楽さんに2枚!(笑)」

 

S太「騙されてるじゃないですか!」

 

E楽「輝く、頂点ね(笑)」

 

S太「師匠、E楽さんが頭が光ってるって言ってます!」

 

E楽「何にも言ってないでしょ」

 

U丸「そうですよ、そんな失礼なこと…S太さんの1枚取んなさい!」

 

S太「え~!なんで~!?」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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@笑○ 2問目


U丸さんが退任されるとのことで…。
はげネタ、ガイコツネタ、死体ネタなども見納めですね。






 

 

 

U丸「続いて2問目と参りましょう。

『惚れて通えば 千里も一里 逢えずに帰れば また千里』。

これは、若いお嬢様方にちぃとばかり難しいかも知れませんが『七、七、七、五』で作られる『都々逸(どどいつ)』とい唄(うた)です。

元来は、三味線と共に歌われる俗曲で、 主に男女の恋愛を題材として扱ったため情歌とも呼ばれていますが、ここは笑点。

落語やアイドルの悲哀を面白おかしく唄ってください。七、七、七、五でね。はい、にこさん、早い」

 

にこ「はい。『金もいらなきゃ 男もいらぬ あたしゃも少し胸が欲しい』」

 

U丸「あっはっはっ…玉川カルテットだよ、それじゃあ(笑)

面白い、1枚あげて。はい、次…花陽さん」

 

花陽「はい、いきます。『可愛い衣裳はうれしいけれど、米一升なら尚うれしい』」

 

U丸「なるほど、正直でよろしい。衣裳と一升を掛けるなんざぁ、なかなかニクいね。

はい、1枚あげて。次は…K楽さん」

 

K楽「『色が白いは七難隠すが、白過ぎると困るスケジュール』」

 

U丸「ははは…。K楽さんは、本当にヒマなんだねぇ(笑)。今の季節、紫外線が強いですから、女性の方々は、日焼け対策をしっかり行ってくださいよ」

 

T平「はい!」

 

U丸「はい、T平さん」

 

T平「はい。『芸(げい)の道を極めたハズが、気が付けば歌舞伎町のおネエ』。

あら、いらっしゃ~い」

 

花陽「ぴゃあ!」

 

U丸「やめなさい、気持ち悪い(笑)T平さんの1枚取って。はい、次…穂乃果さん」

 

穂乃果「はい。では…『歌もダンスもすぐ覚えるけれど、何故に覚えぬ公式よ』」

 

U丸「うん、好きこそものの上手なれ。K久扇さんだって落語はできるんだから」

 

K久扇「私、落語家なんですよ(笑)」

 

U丸「要はやる気の問題ですよ」

 

K久扇「はい」

 

U丸「はい、じゃあ、そのK久扇さん」

 

K久扇「はい。笑点と掛けまして…」

 

S太「師匠!師匠!謎掛けはさっき終わりましたから!(笑)」

 

K久扇「終わった?」

 

U丸「終わったよ、とっくに(笑)今は都々逸やってるの」

 

K久扇「都々逸?この帽子ドイツんだ?オランダなんて。国名のシャレが出ましたぁ」

 

S太「もう、いやです。隣替わってくれません?」

 

E楽「いやだよ(笑)」

 

U丸「はい、ほかに?」

 

S太「じゃあ、はい」

 

U丸「はい、S太さん」

 

S太「μ'sの皆さんはアイドルグループですからね…。『センター争い楽ではないが、笑点だったらすぐなれる』」

 

U丸「S太さんと、K久扇さんだもん、そりゃ楽だ。はい、S太さんに1枚」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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@笑○ 3問目

 

 

 

 

U丸「最後、3問目と参りましょう…と、その前に、突然のお知らせですが、これをもって、司会者を変更したいと思います」

 

一同「えっ!?」

 

U丸「しょうがないだろ。暫く更新しない間に変わっちゃっんだから…。

新しい司会者は…S太さん、あなたやんなさい!」

 

S太「えっ!僕ですかぁ?」

 

E楽「うそ!オレじゃないの?」

 

U丸「アンタに任せられるかよ(笑)」

 

S太「じゃあ、僕の替わりは?誰が入るの?」

 

U丸「それでは、登場してもらいましょう」

 

S平「皆様、こんにちわ~。林家S平です」

 

凛「さんぺ~です!」

 

S平「いや、そっちの三瓶ではないです」

 

U丸「それじゃ、あとよろしく」

 

S太「うわっ!うわっ!本当に?本当に?

…え~…それでは、皆様…笑点の新しい顔、S太です!」

 

K遊三「ホントに?」

 

S太「仕方ないでしょ!事情が事情なんだから、やるったらやるの!」

 

K久扇「不安だなぁ…」

 

S太「あなたに言われたくないわ!もう、いきますよ。

3問目です。

私たち落語家も、μ'sの皆さんも、共に生の舞台…つまりライブというものを生業(なりわい)にしておりますが、笑点メンバーとアイドルとでは、キャラクターはまったく異なりますよね。

そこで、そのふたつを並べて、違いを教えてください。

…はい、にこさん」

 

にこ「ファンに追いかけられるのが、アイドル。

警察に追いかけられるのが…K遊三師匠」

 

K遊三「おい、おい(笑)」

 

S太「上手い!良く知ってるねぇ…1枚あげて。

はい、次、穂乃果さん」

 

穂乃果「みんなで助け合って作品を作るのが、μ's。

みんなで足を引っ張り合って笑いを取るのが、笑点メンバー」

 

S太「そうだねぇ。でもあの人が元凶なんだよ(笑)」

 

E楽「俺かい!(笑)」

 

S太「穂乃果さんに1枚あげて。

はい、次…花陽さん」

 

花陽「はい。…あったらいけないのが、アイドルの浮いた話。

絶対ないのが、S太師匠の浮いた話」

 

S太「なんでだよ!(笑)あるかもしれないじゃん!」

 

一同「ない、ない(笑)」

 

T平「ん?今、花陽さん、話(はなし)って言った?」

 

花陽「はい、話(はなし)って言いました」

 

T平「…はなし…は…なし…ふなし…」

 

花陽「フナッシー!!」

T平「フナッシー!!」

 

海未(飛んだ!)

絵里(ハラショー!!)

真姫(花陽…)

 

S太「さては、仕組んだな(笑)

花陽さんも下らないことに付き合うんじゃないの!2人の全部取んなさい」

 

T平「え~っ!!」

花陽「え~」

 

T平「まぁ、オレ座布団なかったからいいけどさ」

 

S太「はい、次…それじゃあ…S平さん」

 

S平「それじゃあってなんですか?もっと温かく迎えてくださいよ」

 

S太「いいから、早く」

 

S平「はい。妻の佐智子に子供が出来て『まご!まご!』と喜んでるのが、ウチのおかみさん。

みんなとはぐれて、まごまごしてるのが花陽さん」

 

花陽「誰か助けてぇ!!」

 

観客「ちょっと待っててぇ!!」

 

S太「 な、なに、この一体感!すごいねぇ…。感動しちゃった…。花陽さんに3枚あげて」

 

花陽「やった!」

 

S平「3枚?答えたのは僕なのに…」

 

K久扇「うん、いい答えだったよ」

 

S平「ありがとうございます!」

 

S太「そこ、林家同士で慰め合わない(笑)」

 

S太「ほかに…はい、穂乃果さん!」

 

穂乃果「24時間マラソンは完走するのが大変です。

私たちアイドルは、お肌の乾燥が大敵です」

 

S太「うまい!1枚あげて。そうだよね、カサカサの肌のアイドルなんて嫌だもん。

ほかにいますか…はい、希さん」

 

希「♪それでも、みたいよ、大きな夢は…と歌うのが、ウチら。

♪それでも、みたいよ、大きな胸は…と歌うのがK遊三師匠」

 

K遊三「見せてくんないんだよ(笑)」

 

S太「当たり前です(笑)!!ホントに何考えてるんですか!

はい、次、凛さん」

 

凛「♪グリーン、グリン 、青空にはララ小鳥が歌い…がアイドル。

ふりーん、不倫…は…」

 

E楽「放って置いてよ!もう、だいぶ薄まってきたんだから(笑)」

 

真姫(さすが、こわいもの知らず)

 

S太「凛さん(笑)」

 

E楽「まぁ、S太にはしたくても、できないことだけどね」

 

S太「うるさいよ!」

 

凛「♪ひとりじゃなにもできない!」

 

S太「ひとりだから出来ることも、いっぱいあるの!

はい、次!」

 

ことり「はい!」

 

S太「ことりさん!」

 

ことり「お客さんを眠くするのが、K楽師匠。それで寝ちゃうのが穂乃果ちゃん」

 

K楽「よせよぅ~」

 

S太「ことりちゃん、可愛いから2枚あげる!」

 

ことり「ちゅん!」

 

E楽「おいおい!そんなことしたって付き合えないんだから」

 

S太「わかってるよ!そんなこと…

っていうか、なんで、ことりちゃんの後ろにお前がいるんだよ!」

 

S平「ええっ?僕に当たりますか」

 

S太「もう、いい!今日はここで終わり!!

さぁ、それでは、皆さんの座布団を数えましょう…。

5枚でE楽、穂乃果ペアが優勝!」

 

穂乃果「やったあ!」

 

S太「それではY田さん、例の商品を持ってきてください」

 

Y田「かしこまりました」

 

S太「優勝したE楽、穂乃果ペアには…こちら!U丸師匠がプリントされた実物大『抱き枕』」

 

E楽「えっ?『亡骸(なきがら)』?」

 

S太「な・き・が・ら…じゃなくて、だ・き・ま・く・ら」

 

E楽「いらねぇや!そんなもの(笑)」

 

S太「それでは、笑点、この辺で。また来週!!さようなら」

 

 

 

 

 

~@笑○ 完~



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ラブライブ!サンシャイン
μ's × Aqours



ラブライブ!サンシャイン…のキャラが、まだ良くわからないけど。


 

【魔法使いプ○キュア OP(?)】

 

ダイヤ「姉のダイヤです」

 

ルビィ「妹のルビィです」

 

にこ(♪ダイヤの光 ルビーで跳ね…って、まんまじゃない…)

 

ダイヤ「にこ…って、珍しい名前ですよね」

 

にこ(アンタたちに言われたくないわよ…)

 

 

 

 

 

【名前あるある①】

 

千歌「…子ちゃん!」

 

にこ「なに?」

 

千歌「あ、いや『にこ』ちゃん…じゃなくて『梨子』ちゃんです…」

 

にこ「ちっ!紛らわしい…」

 

 

 

 

 

【違うから…】

 

絵里「かしこい、かわいい?」

 

千歌「タカミーチカ!」

 

絵里「…」

 

 

 

 

 

【名前あるある②】

 

穂乃果「Youは何しにニッポンへ?」

 

曜「『ユー』じゃなくて『よう』なんです…」

 

穂乃果「だよねぇ!だよねぇ!知ってたyo!…」

 

曜「…」

 

 

 

 

 

【にゃ~!】

 

穂乃果「花丸ちゃんてさぁ、凛ちゃんが好きなんでしょ?」

 

花丸「そうズラ…あ、いえ、そうです…」

 

穂乃果「あ、いいんだよ。無理して敬語使わなくても。語尾の『~ズラ」もかわいいし」

 

花丸「はぁ…」

 

穂乃果「でも、凛ちゃん推しなら、やっぱ語尾は『にゃ~』がいいよね」

 

海未「強要するのはどうかと…。それに…それではオリジナリティがありません」

 

穂乃果「そっか。そうだよね…あっ!そうだ!だったらさ『にゃ~』繋がりで『はにゃ』は?」

 

ことり「あ、それ!さすが穂乃果ちゃん。名前にもピッタリ合ってるし!いいと思うよ」

 

花丸(『はにゃ? 』は『花丸』じゃなくて『ハニ丸』ズラ…)

 

 

 

 

 

【この差ってなんですか?】

 

真姫「87、83、83、82、82、80、80、79、76…」

 

海未「真姫、それは何の数字ですか?」

 

真姫「これ、あの娘たちのバストサイズだって…」

 

海未「なんですって!どういうことですか!全員が私のサイズ以上ですよ!生まれた年代の差ですか?育った環境の差ですか?」

 

真姫「私に怒らないでよ…」

 

希「大丈夫!前にも言ったやん!女は胸だけやないよ…って!」

 

海未「嫌味にしか聴こえません…」

 

真姫(沼津って特別に大きい地域なのかしら…)

 

 

 

 

 

【古くてゴメンよ…】

 

花陽「ヨハネちゃんって『津島善子』って言うんだね」

 

にこ「18人の中じゃ、一番平凡な名前ね」

 

凛「う~ん…」

 

花陽「どうしたの?」

 

凛「どっかで聴いたことある名前にゃ…」

 

にこ「それは、どこにでもある名前だからじゃない?」

 

花陽「にこちゃん、それは失礼だよ!」

 

凛「わかった!」

 

にこ「なに?」

 

凛「『湘南爆走族』のリーダー『江口洋介』の彼女にゃ!」

 

花陽「あっ!そうか!…って凛ちゃん、それは『津島』じゃなくて『津山よし子』だよ」

 

凛「そっちは津山かぁ!」

 

にこ「アンタたち、なんでそんな古いネタ知ってるのよ…」

 

※ちなみに、その昔、高見知佳という芸能人がいました。

 

 

 

 

 

【みんな集まれ!】

 

穂乃果「カモン!絵里鞠莉!」

 

絵里「エブリィ!」

 

鞠莉「バディ!」

 

穂乃果「そんなに真剣にツッコまなくても…」

 

 

 

 

 

【ジェラる海未①】

 

海未「あなたが松浦果南さん」

 

果南「はい」

 

海未(高坂穂乃果の「果」…南ことりの「南」…なぜ、私の名前が入っていないのですか?)

 

果南「?」

 

ことり「でも、果南ちゃんは、ダイビングが得意な『海』の人だよ」

 

海未「ことり!なぜ、私の考えてることが!」

 

ことり「なんでだろうね(笑)」

 

海未「あぁ、でも安心しました。私だけ除け者にされたのかと…」

 

ことり「海未ちゃん、考えて過ぎだよ…。そんなこと言ったら千歌ちゃんだって、高坂の『高』と海未ちゃんの『海』で高海千歌だよ」

 

海未「…なにか、名前の付け方が安易ですね…」

 

 

 

 

 

【ジェラる海未②】

 

穂乃果「果南ちゃんって、パッと見、海未ちゃんぽいよね?」

 

果南「そうですか?」

 

ことり「そうだね。髪の長さとか色とか似てるもんね。後ろから見たら、わからないかも」

 

穂乃果「でも、横から見たら一目瞭然だけねぇ!」

 

海未「それは胸ですか!?胸ですね!またその話なんですか!」

 

穂乃果「う、海未ちゃん、苦しいよぅ」

 

果南「な、なんか…わからないけど…ごめんなさい…」

 

 

 

 

 

【夢の超人タッグ風】

 

実況「さあ、運命のドローイング!μ'sのメンバーは、Aqoursの誰を引くのか?まずは絢瀬絵里が登場。鞠莉ならクォーター&ハーフコンビ、ダイヤなら生徒会長コンビになるが…引いた!…果たして…」

 

《松浦果南》

 

実況「松浦果南だ!松浦果南!これはスタイル、運動神経…ともに抜群のペアだぁ」

 

 

絵里「よろしく」

 

果南「はい、こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 

~命名~

スワン&ドルフィン

 

 

 

 

実況「続いての登場は…東條希…いやシャレじゃない。さぁ、誰を引くのか…迷わずいったぁ!」

 

《津島善子》

 

実況「な、なんと!やはり常識では考えられないスピリチュアルパワーが、お互いの心を引き寄せるのか!引いた札は『ヨハネ』こと津島善子!…これは怖い…」

 

 

希「ふふふ…ウチの予想通りや!」

 

善子(この人…本物かも…)

 

 

~命名~

デビルフォーチュンズ

 

 

 

 

実況「ドロワー3人目は…矢澤にこ!彼女は誰とペアになるのか?…手を箱に入れた!そして一気に引き抜いた!…誰だ?」

 

《黒澤ルビィ》

 

実況「引いたのは黒澤ルビィ!これは…4人妹弟(きょうだい)の長女であるにこと、ダイヤの妹ルビィ。これは意外に相性が良いかもしれない」

 

 

にこ「足、引っ張るんじゃないよ!」

 

ルビィ「は、はい!」

 

ダイヤ(にこさんは花陽さんの師匠だったはず。花陽さん推しのルビィは、いい人に付いたかも。鍛えられなさい!)

 

 

~命名~

リトルツインテールズ

 

 

 

 

実況「そして4人目…真打ち登場!μ'sのリーダー、高坂穂乃果!高海千歌を引けばリーダー同士となるが…」

 

《高海千歌》

 

「あ~っと!なんと、本当に引いた。やはりミラクルを起こすのは彼女!リーダー同士のコンビが実現!!」

 

 

千歌「夢みたいです…あの穂乃果さんとペアになるなんて…」

 

穂乃果「いやぁ、照れるねぇ…。千歌ちゃん!」

 

千歌「はい!?」

 

穂乃果「ファイトだよ!」

 

千歌「はい!」

 

 

~命名~

チーム ダブルハイ

 

 

 

 

実況「続いては園田海未。穂乃果と同系統の性格を持つ、千歌とのコンビはなくなったが…今、札を引いた。さぁ、その名前は?」

 

《黒澤ダイヤ》

 

実況「黒澤ダイヤだ!これは面白いコンビ!良家のお嬢様で、特技は琴や唄と…共通点が多い両者。そして自分にも他人にも厳しいところが、これまた良く似ている。まさに和風総本舗と言ったところか!」

 

 

海未「園田海未です。海未と呼んでください」

 

ダイヤ「そんな、呼び捨てになどできません。海未さんと呼ばさせていただきます」

 

海未(穂乃果と違って礼節がしっかりしています。ストレスを溜めなくて済みそうですね)

 

ダイヤ(絵里さん推しだったけど、海未さんも気品があって、勝るとも劣らない素敵な人だわ)

 

 

~命名~

ナデシコーズ

 

 

 

 

実況「6人目のドロワーは、南ことり。Aqoursのメンバーも残り4人となったが…引いた札に書いてある名前は…」

 

《桜内梨子》

 

実況「おっ!桜内梨子!?これはかなり意外な組合わせ。どんな化学反応が起きるのか?」

 

 

梨子(この人が伝説のカリスマメイド…)

 

ことり「どうかした?」

 

梨子「あ、いえ…よろしくお願いします」

 

ことり「うん、楽しもうね!」

 

 

~命名~

ことりこ

 

 

 

 

実況「さぁ、残りは3人。次に控えしは…小泉花陽。まだ花丸が残っているが…花・花コンビはあるのか?ないのか?」

 

《渡辺曜》

 

実況「引いた札は、渡辺曜!花・花コンビならず!…あ、しかし…これは花・曜…『はなよ』もしくは『かよ』と読めなくもない。そして2人の容姿はかなり似ているとの噂も…」

 

 

花陽(曜ちゃんは運動神経が良くて、衣装も作れて、堂々としてて…全然似てないよ)

 

曜「花陽さん?」

 

花陽「あ、ごめん、ごめん。ちょっと考え事しちゃって…」

 

曜「よろしくお願いします」

 

花陽「こちらこそ、よろしくね」

 

 

~命名~

ザ・ミラー

 

 

 

 

実況「遂に残りは2人。この人が札を引いたら、自動的に最後の組も決まる!ドロワーは…星空凛!」

 

《国木田花丸》

 

実況「花丸だ!国木田花丸!凛は花丸を引き当てた。時は移っても、りんぱなは永遠に不滅なのか?」

 

 

花丸(凛さんズラ…)

 

凛「花丸ちゃん」

 

花丸「は、はい!」

 

凛「かっわいいにゃ~」

 

花丸(うれしいズラ…凛さんに褒められたズラ…)

 

 

~命名~

りんぱな マークⅡ

 

 

 

 

実況「すると、引かずもがな…だが…」

 

《小原鞠莉》

 

実況「強力なペアが残っていた!西木野真姫と小原鞠莉。これは自他ともに認めるブルジョアコンビと言っても、過言ではない!」

 

 

鞠莉「チャオ!」

 

真姫(この距離感は…希タイプね。苦手かも)

 

鞠莉「よろしくお願いします」

 

真姫「よ、よろしく…」

 

 

~命名~

マッキーマリー

 

 

 

穂乃果「…で、これから何を始めるの?」

 

にこ「まさかプロレス?」

 

実況「いや、その…何も考えてないんだな…これが」

 

真姫「は?何それ、意味わかんない」

 

実況「私もわからない。ただ、折角だから新旧でコンビを組ませてみたかっただけ…」

 

凛「それだけにゃ?」

 

実況「そのうち、なにかやるかも知れないけど…今日はここまで!」

 

 

 

 

 

~μ's × Aqours つづく~



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μ's × Aqours その2



どんな技かは皆さま、適当に想像してみてください。
※悩んだ挙げ句、結局プロレスをやらせてみました。



 

 

 

 

【夢の超人タッグ風②】

 

「それでは1回戦の模様をダイジェストでお伝えいたします」

 

 

 

 

 

《リザーブマッチ》

 

「トーナメント1回戦は、9チームが参加の為、最初のヤマ(Aブロック)だけ、リザーブマッチが行われ…それを勝ち上がった方が、1回戦に出場できる。そして厳正なる抽選の結果…初戦のリザーブマッチは『ナデシコーズ』vs『チーム ダブルハイ』となった」

 

 

 

「序盤ペースを握ったのはチーム ダブルハイ。抜群のコンビネーションを見せ、ダイヤを攻撃。千歌の得意技『サウザンドソングス』で勝負あったか!?…と思わせたが、ここはなんとかロープに逃れ、九死に一生を得る。替わって入った海未が『サイレント・ブルー・シー』で反撃。これで千歌は戦意喪失に追いやれた。穂乃果は必殺技『気まぐれオレンジソード』で対抗したが、最後はダイヤに背後から『クロウシャワー』を放たれ、力尽きた」

 

 

 

「新旧リーダーコンビ『チーム ダブルハイ』、リザーブマッチでまさかの敗退。『ナデシコーズ』がAブロックの1回戦に進出!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Aブロック 1回戦 1試合目》

 

「リザーブマッチを勝ち上がった『ナデシコーズ』vs『ことりこ』の対決」

 

 

 

「すでに1試合をこなしている『ナデシコーズ』は、2人の呼吸が合い、見事な連係プレイで『ことりこ』の2人を苦しめる。しかし、ことりこも『キリング・ユー・ウィズ・マイ・ボイス』『昇天のテーマ』などを繰り出し、反撃。リザーブマッチを消化し、疲労が蓄積している海未、ダイヤのスタミナを奪っていく。そしてツープラトン攻撃『ウイニング・ウイング』で勝負に出たが、ここでまさかのカウンターのコンビ攻撃『ダイヤモンドアローシュート』を受け、立ち上がれず…終戦」

 

 

 

「『ことりこ』は善戦したものの、最後は地力に優る『ナデシコーズ』の前に初戦敗退…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Aブロック1回戦 2試合目》

 

「続いて第2試合は『ザ・ミラー』vs『リトルツインテール』」

 

 

 

「ルビィが『フライングニールビィキック』を放てば、曜が『ヨーソローキック』で応戦。にこが『闇の七対子(チートイツ)』を放てば、花陽が『ライスマッシュ』で対抗するという、一進一退の攻防の中、先にチャンスを得たのはリトルツインテールズ。一瞬の隙を突き『スマイルビィアタック』を敢行。しかし、わずかにタイミングが合わず不発に終わる。逆にここで花陽の『レッツ、コンバイン!』が発動し、一気にザ・ミラーがスパート。『S.L(ショートレンジ)陽曜(ヨーヨー)』『S.L竜巻』『S.Lスピン』と怒涛のツープラトン攻撃を仕掛け、圧勝した」

 

 

 

「にこの頭脳的な戦術で、相手チームを苦しめたが、あと一歩のところで、勝利を逃す。ザ・ミラーが2回戦に進出決定!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Bブロック1回戦 1試合目》

 

「続いての戦いはBブロック。1試合目は『スワン&ドルフィン』vs『デビルフォーチュンズ』」

 

 

 

「お互いに様子を窺いながら静かな立ち上がり。しかし、大技を先に仕掛けたのは善子。絵里に『コブラツイスト』から変形のパロスペシャル…『ヨハネ・パウロスペシャル』を仕掛ける。しかし、柔軟性に優れる絵里には利かず、逆に『デスバレエボム』を受け、撃沈。辛くも希にタッチして、難を逃れる。替わった希が『イーグル・イーグル』のセクハラ攻撃で絵里、果南を辱しめたあと、『ディープパープル』で精神を崩壊させ、2人をKO寸前まで追い込む。さらに後方から善子が『堕天使の涙』で援護射撃したが、これが裏目。絵里、果南は覚醒し、『スワン・プラスワン』『ドルフィン・エンドルフィン』で反撃に出る。最後はツープラトン攻撃『スプラッシュ・オブ・リベレーション』によって破れ去った」

 

 

 

「優勝候補筆頭のスワン&ドルフィンは、苦しみながらも2回戦進出」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Bブロック1回戦 2試合目》

 

「1回戦最後の試合は『りんぱなマークⅡ』vs『マッキーマリー』。勝ったチームは『スワン&ドルフィン』と対戦」

 

 

 

「試合は花丸が捕まり、マッキーマリーの一方的な展開。しかし花丸も『バリケード・オブ・フラワーサークル』で必死に防戦、勝機を窺う。そして真姫、鞠莉が攻め疲れたところを狙って、凛が登場。スピードで2人を翻弄し、フィニッシュホールド『スターリースカイ・リング』を放つ。だが当たりが浅く、逆に『弐式のマキアット』『マリーアントワヘッド』を受ける。それでも花丸が奥義『エイト・セブン・オー』で応戦し食らいつくも、最後は『風とともに去りぬ』にやられて、ジ・エンド」

 

 

 

「この結果、2回戦進出チームは『ナデシコーズ』『ザ・ミラー』『スワン&ドルフィン』『マッキーマリー』となった」

 

 

 

 

 

~μ's × Aqours つづく~








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μ's × Aqours その3




少し「サンシャイン!」のキャラがわかってきました。


 

 

 

 

 

 

 

【そんなわけない!】

 

凛「『ヨーソロー』って、どういう意味にゃ?」

 

曜「あ、あれはですね…ヨーソローは『宜しく候う』の略で、航海用語で『直進』の意味なんです…」

 

花陽「直進?」

 

曜「はい。転じて『了解!」とか『問題なし』とか…」

 

凛「なんだ。そういう意味か。凛はてっきり『よう!○漏!』って言ってるのかと思ったにゃ!」

 

にこ「言うかっ!!」

 

 

 

 

 

【それを言っちゃあ…】

 

千歌「この雑誌にμ'sのメンバーの、何が凄かったのか?っていう記事が載ってますよ」

 

穂乃果「へぇ」

 

梨子「なんて書いてあるの?」

 

千歌「簡単に言うと…セルフプロデュースに長けていて、9人もいるのに、キャラ被りしてない、希有なグループなんだって」

 

曜「具体的には?」

 

千歌「うん。まず役割について…。海未さんと真姫さんの作詞・作曲のレベルが高く、ことりさんが作るコスチュームが素敵で、絵里さんのダンス指導が的確で…と。あれ!?穂乃果さんの名前が出てきませんね」

 

穂乃果「ははは…私は何もしてなかったからねぇ」

 

千歌「リーダーって、何もしなくてもできるんですね」

 

ことり「そんなことないよ。穂乃果ちゃんは、パンを食べたり、寝てたり…また、パンを食べて…寝て…パンを食べて…寝て…」

 

穂乃果「…こ、ことりちゃん…」

 

ことり「ん?」

 

 

 

 

 

【それを言っちゃあ…②】

 

曜「でも、この役割って、どこのスクールアイドルでも同じでしょ?ラブライブの参加資格は、オリジナルの曲が必須なんだから、誰かが作詞・作曲しなきゃいけないんだし。私たちだって、千歌ちゃんが作詞して、梨子ちゃんが作曲してるでしょ」

 

梨子「衣装は曜ちゃんが作ってるし…」

 

曜「ダンスだって自分たちで考えてるわけだし…」

 

千歌「…」

 

梨子「…」

 

曜「…あれ?だったら他のメンバー、必要ないんじゃ…」

 

千歌「いやいや、それ以外にもセクシー担当とか、ツンデレ担当とか、お笑い担当とか…そういう幅広い個性が必要なんだよ…きっと…」

 

曜「だとすると、Aqoursはお笑い班が多すぎじゃない?」

 

梨子(確かに。私たち以外はポンコ…)

 

 

 

 

 

【μ's伝説①】

 

千歌「穂乃果さんって、絵里さんのあとを継いで、生徒会長になられたんですよね?」

 

穂乃果「あとを継いだ…ってわけじゃないけど…」

 

千歌「頭いいんですね…」

 

穂乃果「えっと…それは…。実はそうなんだ…ははははは…」

 

海未(知らぬは仏…ですね)

 

 

 

 

 

【μ's伝説②」

 

千歌「μ'sにあって、私たちにないものを見つけました!」

 

曜「へぇ…」

 

梨子「それはなに?」

 

千歌「私たちには『ヒフミトリオ』がいません!」

 

曜「?」

 

千歌「知らないの?実はμ'sを影で操っていたと言われる『ヒデコ』『フミコ』『ミカ』さんのことを!」

 

曜「操ってた…って、なに?」

 

海未(μ'sを操っていたのではなく、穂乃果を操っていたのですが…)

 

 

 

 

 

【古くてゴメンよ…②】

 

希「ウチなぁ…花丸ちゃん見てると…殿馬を思い出すんよ」

 

穂乃果「とんま?」

 

希「と・の・ま!前に説明したやん!ドカベンに出てくるキャラやって…」

 

穂乃果「そう言えば、前に聴いたような…」

※#80632「素直に追いかけて ボールを追いかけて」参照

 

穂乃果「…だけど、なんで?」

 

希「いいんよ、わかる人だけわかってくれれば…」

 

 

 

 

 

【μ's伝説③】

 

千歌「ことりさんはロシア人とのクォーターなんですよね?」

 

ことり「えっ?」

 

ダイヤ「何を言ってるのですか!それは絵里さんですよ」

 

千歌「えっ?でも本名は『ミナリンスキー』なんですよね?」

 

ダイヤ「違います!それはことりさんが、アキバのメイド喫茶でバイトしていた時の名前です。伝説のカリスマメイドになんて失礼なことを…」

 

花丸「冥土?」

 

ダイヤ「メイドです!!」

 

ことり「き、きっと、違う人じゃないかな?ほら、そういう話って、あとから誰かが勝手に作ったりするから…」

 

海未(そこまで隠したい過去なのかしら?)

 

ダイヤ「はぁ…。では、海未さんが校内放送で『園田海未役の…園田海未です』と言っ…」

 

ことり「ホント!!」

 

海未「ことり!反応が早すぎです!」

 

こてり「そこまで隠したい過去なのかなぁ…」

 

海未「当たり前です!!」

 

鞠莉「Oh! それはナイスジョークですね。メンバー紹介の時に使いま~す」

 

海未「ことり、弓と矢を持ってきてください…」

 

ことり(海未ちゃん…)

 

 

 

 

 

【μ's伝説④】

 

ダイヤ「それにしても、μ'sの皆さまの合宿は、あんなに凄いトレーニングメニューをこなしていたのですね。実体験してみて、皆さまの偉大さを痛感しました」

 

にこ「アンタ、バカぁ!?あんなメニューこなせるわけ…」

 

花陽「にこちゃん!!」

 

絵里「それはダメよ!」

 

にこ「痛い!痛い!…何よ?」

 

穂乃果「ダメだよ!それを言うのは重罪だよ!」

 

凛「そうにゃ~…Aqoursの人生を左右する一言になるにゃ!」

 

にこ「だってぇ、あの合宿よ…あの合宿が…」

 

穂乃果「だ~めぇ!」

 

ダイヤ「…?…」

 

海未(あぁ、何故か、申し訳ない気持ちでいっぱいです…)

 

 

 

 

 

【疑惑】

 

希「世の中には、自分に似てる人が3人いる…って言うけど、やっぱり瓜二つやね?」

 

曜「そんなに似てますか?」

 

穂乃果「似てるよ。顔だけじゃなくてスタイルまで」

 

希「ワシワシしたくなる胸の大きさも」

 

曜「ワシワシ?」

 

にこ「それは知らなくてもいい情報」

 

ルビィ「花陽さんは普段、眼鏡って聴きましたけど」

 

穂乃果「さすが花陽ちゃん推し」

 

花陽「うん…μ's始めてからコンタクトレンズにしてるけど…家にいる時とか、たまに掛けるよ。一応、常に持ち歩いてるけど…掛けてみる?」

 

凛「おぉ、眼鏡かよちん!こっちのかよちんも可愛いにゃ!」

 

千歌「曜ちゃんも、眼鏡してなかったっけ?」

 

曜「う、うん」

 

穂乃果「そうなの?掛けてみてよ」

 

曜「は、はい…では…」

 

絵里「おぉ、ハラショー!これはさっきにも増して、似てるわね」

 

にこ「激似じゃない」

 

凛「かよちんにゃ!眼鏡かよちんが2人いるにゃ!」

 

真姫「凛、興奮しすぎよ…」

 

凛「だって、かよちんが2人いるんだよ!両手に花…陽にゃ!」

 

真姫「だから興奮しすぎだって…」

 

海未「凛の気持ちもわからなくはないですが…」

 

凛「持って帰りたいにゃ」

 

絵里「凛、曜ちゃんはモノじゃないのよ」

 

凛「わかってるにゃ…」

 

にこ「これは…あれね!」

 

一同「ん?」

 

にこ「隠し子ね!」

 

一同「はぁ?」

 

にこ「花陽の父親の…」

 

一同「…」

 

にこ「長い間、離ればなれに暮らしていた姉妹が、今、偶然にここで出会う…」

 

凛「一緒に写真撮るにゃ!」

 

穂乃果「どうせなら、音ノ木坂の制服、着せてみない?」

 

にこ「スルーかい!」

 

一同「…」

 

にこ「でも、花陽には『人知れず消えたお兄さん』がいたじゃない?あり得ない話じゃ…」

 

一同(…それは言っちゃいけない話でしょ…)

 

にこ(はい、はい、わかったわよ…)

 

真姫「それより急に制服…って言ってもあるわけな…」

 

梨子「それなら、私が持ってますけど…」

 

穂乃果「えっ!?」

 

千歌「あ、そうだよ!梨子ちゃん、音ノ木坂からの転校生だもんね!」

 

 

 

そして…

 

 

 

曜「うわぁ!これが音ノ木坂の制服!」

 

穂乃果「急にテンション高くなったね」

 

千歌「曜ちゃんは制服マニアでして…」

 

曜「どうでしょう?」

 

にこ「↑字面(じづら)だけ見ると『水曜どうでしょう』みたいね」

 

曜「はい?」

 

にこ「いや、こっちの話…」

 

穂乃果「やっぱり花陽ちゃんだ!」

 

ことり「うんうん」

 

希「ドッペルゲンガーやね」

 

穂乃果「ベッケンバウアー?」

 

にこ「石鹸パウダー?」

 

凛「2人とも、そのボケ、寒いにゃ…」

 

希「わかりやすく言うと…生き写し…とか、分身…って意味なんやけど…スピリチュアルやねぇ。隠し子はともかく、どこかで血が繋がってるかも…」

 

花陽「まさかぁ…」

 

曜「ですよねぇ…」

 

花陽(…)

 

曜(…)

 

花陽(おうちに家系図…ってあったかな)

 

曜(本当に親戚だったりして…)

 

凛「う~ん、なんだかお腹がすいたよぅ。かよちん、ラーメン食べようよ!」

 

にこ「この展開で急に?」

 

凛「がまんできない…行っくにゃ~!!」

 

曜「あ、凛さん…待って、私は花陽さんじゃ…あぁ…誰か助けてぇ…」

 

にこ「やるわね、あの娘…。ひとネタ持っていったわ」

 

希「次は『ご飯、炊けたよぅ!』だね」

 

にこ「曜だけに…」

 

花陽「花…ヨーソロー…」

 

穂乃果「おぉ!新ギャグだ!」

 

真姫「花陽…」

 

 

 

 

 

【お手本】

 

にこ「ずら丸!ちょっと…」

 

千歌(もう、ずら丸って呼ばれてる)

 

にこ「アンタ、渋谷に行くって、かなりの重装備をしたらしいじゃない?」

 

花丸「ハズかしいズラ…」

 

にこ(田舎者にも程があるわね…)

 

花丸「でも、渋谷は渓谷じゃなかったズラ」

 

にこ「渋谷はね」

 

花丸「?」

 

にこ「しか~し、渋谷の隣の『青山』には行ってないでしょ?」

 

花丸「はっ!まさか!」

 

にこ「青山こそ、その装備が必要なのよ」

 

花丸「しまった!そうだったズラか…」

 

にこ「あそこに山登りのスペシャリストがいるから、良く話を訊いて、手本にするがいいわ」

 

花丸「あ、ありがとうございます!」

 

にこ「いいのよ…」

 

 

 

花丸「あの海未さん…」

 

海未「はい、なんでしょう?」

 

花丸「青山に登る時の装備を…」

 

 

 

にこ(希は殿馬とか言ってるけど、アタシには『コマさん』にしか見えないわ…田舎者だし)

 

 

 

海未「にこ!あなたと言う人は!」

 

にこ(あ、バレた!逃げろ!)

 

海未「お待ちなさい!」

 

 

 

花丸(にこさんも、海未さんも、見た目厳しそうだけど、面白い人たちズラ…)

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~



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μ's × Aqours その4




公式には設定されてないですよね…。
一応、色々調べてみたんですけど、誤ってたらゴメンナサイ。






【ゲス川○×ほの○りん】

 

穂乃果「わ、私は関係ないからね】

 

海未「本当ですか?本当なんですね」

 

穂乃果「本当だってば!」

 

 

 

 

凛「り、凛も、何もしてないにゃ~」

 

花陽「うん、うん。信じてるよ」

 

凛「かよち~ん…」

 

 

 

 

にこ(ゲ○不倫じゃなくて、レズ○倫?)

 

 

 

 

 

 

【Colorful Voice】

 

穂乃果「Aqoursのみんなは、パーソナルカラーってあるの?」

 

千歌「一応『…っぽい』のはありますけど、公式には存在してないんです…。ちなみに私はオレンジです」

 

希「静岡って言えば、清水エスパルスやもんね」

 

千歌「そうですね。私は沼津ですから、同じ静岡でも…磐田…ではないですね」

 

曜「私は水色かな」

 

鞠莉「Oh! Wednesday!」

 

曜「?」

 

茉莉「『水』曜」

 

にこ「…うちのメンバーにはいないキャラね…」

 

梨子「私は…薄いピンク?」

 

穂乃果「なるほど、桜内だけにチェリーピンク!」

 

梨子「単純と言えば、単純ですが」

 

果南「私は青緑かな」

 

にこ「アオミドロ?」

 

果南「青緑です。」

 

希「にこっち、アオミドロなんて、単語、知ってるんやね」

 

凛「たまたまにゃ~」

 

にこ「うるさいわよ」

 

ダイヤ「わたくしは赤ですわ」

 

凛「それはダメじゃないかにゃ?」

 

ダイヤ「どうしてですか?」

 

凛「静岡の地で、レッドダイヤって、浦和レッズサポーターに喧嘩売ってるにゃ」

 

ダイヤ「…確かに…そう言われると…ブッブ~ですね…」

 

にこ「青でいいんじゃない?」

 

絵里「ブルーダイヤ?」

 

希「♪金、銀、パール、プレゼント!」

 

凛「古過ぎにゃ」

 

花陽「きっと誰もわからないかと…」

 

希「いいんよ、別に…。それより、むしろ赤ならルビィちゃんやない?『紅玉』って書いてルビーなんやから」

 

ルビィ「ルビィは濃い目のピンクです…」

 

凛「ビミョー…」

 

花陽「花丸ちゃんは?」

 

花丸「マルは…黄色ズラ」

 

花陽「凛ちゃんと一緒だね」

 

凛「ホントにゃ!合わせてくれたのかな」

 

花丸「は、はい…ズラ…」

 

ことり「善子ちゃんは?」

 

善子「『黒』!」

 

花丸「…のわけないズラ」

 

ことり「黒だったら、サイリウム消えちゃうもんね」

 

花丸「ホントは白ズラ」

 

穂乃果「あ、わかった。『ヨハネ』で『よ…羽根(はね)』だから白なんだ」

 

海未(羽根の色は白とは限りませんが…)

 

鞠莉「最後は私ですネ!私は紫です!」

 

絵里「紫?」

 

鞠莉「Yes! パープル、バイオレット」

 

真姫「違和感あるわね」

 

鞠莉「Why? どうしてです?」

 

にこ「アンタはスカーレットにするべきね!」

 

鞠莉「?」

 

真姫「スカーレット…オハラ…って言いたいんでしょ?」

 

にこ「さすが真姫」

 

花陽「『風と共に去りぬ』ですね…」

 

鞠莉「?」

 

にこ「知らんのかい!有名な小説でしょ!」

 

鞠莉「sorry…日本の話は…ちょっと」

 

にこ「アメリカの話!アンタ、アメリカ人とのハーフなんでしょ!」

 

鞠莉「正確に言うとイタリア系アメリカ人とのハーフです」

 

にこ「知らないわよ、そんなこと」

 

絵里「スカーレットでなければ…金色は?」

 

茉莉「?」

 

にこ「そこはマリーゴールドでしょ!」

 

鞠莉「マリー…ゴールド?…お金持ちだから?」

 

にこ「花の名前!って喧嘩売ってるの?」

 

鞠莉「sorry!」

 

凛(にこちゃん、遊ばれてるにゃ…)

 

 

 

 

 

【海の家①】

 

ダイヤ「果南さん、鞠莉さん、花丸さん…希さん、絵里さん、ことりさん、花陽さん…皆さんは呼び込み担当を、お願いします」

 

にこ「人選があからさまじゃない?」

 

凛「僻まない、僻まない」

 

にこ「べ、別に僻んでないわよ。アタシにだって需要はあるんだから」

 

海未「わ、私も僻んでなんておりません」

 

ルビィ「大丈夫です。おふたりとも、がんばルビィです!」

 

海未「だから、僻んでおりません!」

 

ルビィ「ピギィ!」

 

凛「海未ちゃん、驚かせちゃダメにゃ…」

 

海未「す、すみません…」

 

凛「確かに、いい作戦なんだけど…男性客が来ないと意味ないにゃ~…」

 

にこ「確かに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

【海の家②】

 

ダイヤ「にこさんと曜さんは、料理をお願いします!」

 

曜「ヨーソロー!」

 

にこ「仕方ないわねぇ!」

 

凛「海と言えばラーメンにゃ!…といことで、凛はラーメン担当するにゃ!」

 

にこ「アンタは食べる専門でしょ?」

 

凛「バレたにゃ…」

 

 

 

 

 

【海の家③】

 

真姫「私はなにか手伝わなくていいの?」

 

梨子「私も手が空いてるんだけど…」

 

ダイヤ「お二人にはピアノを弾いていただきますわ」

 

真姫「ピアノ?」

梨子「ピアノ?」

 

希(バー?)

 

 

 

 

 

【海の家④】

 

穂乃果「うちのお饅頭売ろうか?」

 

ダイヤ「えっ?あの伝説の『ほむまん』をですか?」

 

穂乃果「別に遠慮しなくていいよ。うちには売るほどあるし」

 

海未「当たり前です」

 

ダイヤ「嬉しいです!」

 

ことり「そうだね、静岡はお茶の産地だから、とっても合うと思うな」

 

穂乃果「ここに縁台を持ってきて…と…」

 

海未「海の家というより、峠の茶店ですね…」

 

穂乃果「そうだね…」

 

 

 

 

 

【海の家⑤】

 

穂乃果「だからさ…この海の家を、お客さんが来るように綺麗にすればいいんでしょ?」

 

ダイヤ「まぁ、そういうことですが…」

 

穂乃果「真姫ちゃん!」

 

真姫「?」

 

穂乃果「西木野財閥の出番だよ!」

 

真姫「そう言うと思って、パパに頼んでおいたわよ」

 

ダイヤ「へっ?」

 

千歌「さすがレジェンドはやることが違います!」

 

ダイヤ「それに比べて、こちらときたら…自家用ヘリまで持ってるのに…」

 

鞠莉「…なんですか、その目は…。そういうアイディアが無かっただけよ…」

 

真姫「冗談よ。いくら私でも、そこまではしないわよ」

 

鞠莉「…だったら、ここをホテルにしま~す!」

 

ダイヤ「ブッブ~です!それじゃあ、本末転倒ですわ」

 

鞠莉「SHINee!」

 

ダイヤ「ごまかさないでください!」

 

 

 

絵里「新入生募集云々の前に、根本的に解決しなきゃいけない課題があるんじゃないかしら?」

 

千歌「そう思います…」

 

 

 

 

 

【ハグしよう!」

 

果南「ねぇ、ハグしよう!」

 

鞠莉「果南!」

 

果南「いくよ!」

 

鞠莉「はうっ!…く、苦しい…よ…。ベアハッグに…なってる…」

 

果南「!」

 

鞠莉「はぁ、はぁ…久々のハグが…これ?」

 

果南「2年してなかったから…感覚が」

 

ダイヤ「筋トレのしすぎじゃないでしょうか…」

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~



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μ's × Aqours その5

 

 

 

 

【3×3=…】

 

希「3×3=9…さざんがきゅう…さざんがみゅ~ず」

 

絵里「希…どうしたの?」

 

希「今更ながら、ここのタイトルが強引やなって…」

 

絵里「そうね…」

 

希「…でも、今は『サンシャインの時代』やん…そやからタイトルどうするんやろ…って…」

 

絵里「どうして、あなたが考えるのよ」

 

希「なんでやろうね…でも、思い付いちゃたんよ!」

 

絵里「えっ?」

 

希「『3×3(さんかけるさん)ってなんやったっけ?』…『あっ!9や!』…『あっきゅうや』…『あっくぅあ』…『Aqours』…。というわけで、以後、『3×3は?』『あっ!9や!』に決まりやね!」

 

絵里(…くだらないわ…)

 

 

 

 

 

【もぎゅっと"love"で…①】

 

曜「♪嬉しい、三津(みと)シー…」

 

穂乃果「『愛しい』だね!」

 

曜「ヨ、ヨーソロー!」

 

 

 

 

 

【ロンバク①】

 

穂乃果「ねぇねぇ、凛ちゃん!『ロンバク』って知ってる?」

 

凛「当然にゃ」

 

穂乃果「あれだよね?キムタクが出てたドラマ…」

 

にこ「それは『ロンバケ』!」

 

 

 

 

 

【ロンバク②】

 

海未「凛、ロンバクとはなんですか?」

 

凛「え~、海未ちゃん知らないの?それはねぇ…」

 

穂乃果「『ロンドンブーツ1号2号』と『爆笑問題』のことだよね?」

 

凛「違うにゃ…」

 

海未「穂乃果、なんですか、それは?…」

 

にこ(出た、ボケ殺し…)

 

 

 

 

 

【アンダーグラウンド】

 

穂乃果「果南ちゃんと…ダイヤちゃんと…花丸ちゃんのユニット名はなんて読むの?」

 

ダイヤ「『AZEREA(アゼリア)』です」

 

穂乃果「『川崎駅の地下街』みたいだねぇ…」

 

ダイヤ「確かにそうですが…静岡の県花でもある『ツツジ』のことです」

 

穂乃果「へぇ…そうなんだ…」

 

千歌「穂乃果さん、呼びました?」

 

穂乃果「へっ?」

 

千歌「今、千歌って…」

 

穂乃果「あぁ、地下街とは言ったけど…おや?…ダイヤちゃんと千歌ちゃん…2人、揃って『ダイヤモンド地下街』だ」

 

ダイヤ「私たちは横浜駅ですか!…って、そもそも、そのような神奈川ローカルなネタが、全国に通じるのでしょうか…」

 

 

 

 

 

【教えて…】

 

真姫「花陽…ちょっと聴いてほしいことがあるの…」

 

花陽「どうしたの?」

 

真姫「『Aqoursの桜内さん』っているでしょ?私、あの娘を初めて見たときから、妙に気になっちゃって」

 

花陽「同じピアニストだから?」

 

真姫「それはそうだけど…それだけじゃないのよね…」

 

花陽「なんだろう?…」

 

真姫「それがわかれば、相談なんかしないわよ…」

 

花陽「そうだよね…う~ん…あっ!わかった…」

 

真姫「えっ!?なに?」

 

花陽「トマトだよ!」

 

真姫「トマト?何それ?意味わかんない…」

 

花陽「真姫ちゃん、トマト大好きでしょ?」

 

真姫「まぁ、そうね…」

 

花陽「トマトの中に多く含まれてる、美容や抗酸化作用の効果があると言われてる成分は?」

 

真姫「…リコピン?…」

 

花陽「はい、正解!…」

 

真姫「だから?」

 

花陽「『梨子ちゃん』に『ピン!』ときた…ってことじゃないかな?」

 

真姫「あぁ、なるほどね…」

 

にこ(それで納得するんかい!!)

 

 

 

 

【抱き締めた心の小宇宙】

 

凛「あっ、戦闘士星矢にゃ!」

 

花丸「凛ちゃんさん、違うズラ。あの人は『Saint Snow』の『聖良』さんズラ」

 

凛「え~…だから『セイント セイラ』でしょ?」

 

花丸「あっ!そう言われてみれば、そうズラ」

 

凛「でも『ペガサス流星拳』ってよりも『ダイヤモンドダスト』の方が似合うにゃ」

 

希「ん?『黒澤姉をワシワシする』んやって?」

 

凛「そんなこと言ってないにゃ…」

 

希「言うたやん『ダイヤ、揉んで、バスト』って…」

 

花丸(あほズラ…)

 

 

 

 

 

【似てない?】

 

穂乃果「ねぇねぇ、梨子ちゃんて『ドカベン』が好きなんでしょ?」

 

梨子「いえ、私は別に…」

 

穂乃果「でも、ほら、梨子ちゃんが隠し持っていたこの本のタイトル」

 

梨子「えっ!?」

 

ことり「違うよ、穂乃果ちゃん…それは『ドカベン』じゃなくて『カベドン!!』だよ…」

 

穂乃果「…♪頑張れ、頑張れ、カベドン…なんて…」

 

梨子「…」

 

 

 

 

 

【博多…】

 

花丸「花丸です」

 

善子「…大凶です…」

 

 

 

 

 

【トリセツを歌う人】

 

真姫「西木野…」

 

果南「果南…」

 

穂乃果(惜しい!)

 

 

 

 

 

 

【マニュアル車】

 

鞠莉「右から…アクセル、ブレーキ…チカッチ」

 

ダイヤ「クラッチですわ!」

 

 

 

 

 

【得意技】

 

ことり「ツモ!『南(ナン)』のみ!」

 

希「ツモ!『東(トン)』のみ!」

 

真姫「ツモ!『西(シャー)』のみ!)

 

にこ「ロン!『七対子(チートイツ)』」

※ニコニコとも言う。

 

ことり「えへへ…リーチ!」

 

希(…ウチもこの『南』を切ればリーチなんやけど…さすがに切れんよね…ここはオリやね…アタマを崩すのはイヤやけど…『中』切りや!)

 

ことり「ロン!」

 

希「!?」

 

ことり「『中(チュン)』のみ!」

 

希「あちゃ~…それがあったやん…」

 

 

 

 

 

【しりとり①】

 

千歌「Aqours対μ'sでしりとり対決をしたいと思います」

 

穂乃果「は~い」

 

千歌「ですが、テーマがあります。それはズバリ『ラブライブ』です!」

 

穂乃果「つまり、ラブライブに関連する言葉じゃなきゃ、ダメってことだね?」

 

千歌「はい!私からいきま~す…『ラブライブ』」

 

穂乃果「『ぶ』?…ぶ、ぶ、ぶ…『部活』」

 

花丸「『津島善子』』

 

善子「善子言うなぁ!』

 

花丸「うるさいズラ…』

 

海未「『こ』…ですね?…『高坂穂乃果』」

 

鞠莉「『果南』!」

 

一同「…」

 

鞠莉「オ~…ケアレスミスで~す!」

 

 

 

 

 

【しりとり②】

 

穂乃果「じゃあ、2試合目ね。さっきは…『か』で終ったよ!Aqoursから」

 

ダイヤ「はい!『神田明神』ですわ!」

 

一同「…」

 

花丸(…あほズラ…)

 

 

 

 

 

【しりとり③】

 

穂乃果「みんな、ちゃんとやろうよ!」

 

ダイヤ「す、すみません。私としたことが…つい…」

 

穂乃果「じゃあ、攻守交代します。次はμ'sから…穂乃果の『か』だよ」

 

凛「『かよちん』!』

 

花陽「…凛ちゃん…」

 

凛「あっ!…」

 

真姫「ちょっと、全然順番回ってこないんですけど…」

 

 

 

 

【もぎゅっと"love"で…②】

 

ダイヤ「それでは、Aqoursのメンバーに問題ですわ!μ'sでバレンタインデーの名曲といえば、『もぎゅっと"love"で…」

 

鞠莉「『セ⚪クス中!』」

 

にこ「『接近中!』よ!!」

 

鞠莉「ソーリー!ケアレスミスで~す」

 

花丸(海未さんが卒倒してるズラ…)

 

 

 

 

 

【しりとり④】

 

海未「『か』はどうやら、鬼門みたいですので、違う言葉にしてはいかがでしょうか…」

 

穂乃果「そうだね!じゃあ…『μ's』の『ズ』」

 

善子「『ズラ丸』!」

 

花丸「即答ズラ…」

 

にこ「えっと…『る』?…る…る…『ルビィ』?』

 

ルビィ「はい!?」

 

にこ「名前を呼んだんじゃないわよ…」

 

ルビィ「あっ…そうですね…えっと、この場合は『ビィ』ですか?『イ』ですか?」

 

穂乃果「『ビィ』だね!」

 

ルビィ「ピギィ!む、難しいです…。でも、がんばルビィ!」

 

ダイヤ「頑張って!」

 

ルビィ「あっ!『Beat in Angel』」

 

穂乃果「おぉ!よく捻り出したねぇ」

 

花陽「え~、また『る』ですか…る、る、る…『るてしキスキしてる』」

 

一同「おぉ!『る返し!』」

 

ルビィ「花陽さん、すごいです!!」

 

梨子「『ルシファー』」

 

善子「さすがリリー!」

 

にこ「ちょっと待った!ルシファーってどうなのよ!?関係なくない?」

 

善子「にこさん!ルシファーと、この堕天使ヨハネとは切っても切れない関係…」

 

花丸「善子は黙ってるズラ」

 

善子「だから、善子って言うなぁ!」

 

 

 

審議中

 

 

 

千歌「認めま~す」

 

Aqours「おぉ!」

 

にこ「ふん!」

 

穂乃果「まぁまぁ…」

 

ことり「『ファー』だよね?えっと…あ、あった。せーの!『ファーイトだよ!』」

 

ダイヤ「意義アリ!…ですわ…。それはやはり『ファイトだよ!』だと思います」

 

ことり「ダメぇ?」

 

ダイヤ「そ、そんな目で見つめられても…」

 

 

 

審議中

 

 

 

千歌「ダメです!」

 

ことり「ダメかぁ…。じゃあ、改めて『ファー』ね?『ファーストライブ』」

 

ダイヤ「これは?」

 

 

 

審議中

 

 

 

千歌「認めます。でも、次からはラブ『ライブ』、ファースト『ライブ』みたいに、前に出てきた単語が重なったらNGです」

 

ことり「は~い!」

 

果南「『ブシモ』!』

 

穂乃果「なるほど、確かに、確かに…」

 

絵理「『もぎゅっと"love"で接近中!』」

 

千歌「推しますねぇ…」

 

絵理「違うわよ…上からの流れで…」

 

曜「『海未』!呼び捨てごめんであります!」

 

希「『南ことり』」

 

千歌「あ、私だ!えっと…『梨子』!」

 

真姫「『小泉花陽』」

 

花丸「『曜』」

 

穂乃果「『浦の星女学い…』っと、危ない、危ない。『内浦』」

 

ダイヤ「『ら』…ですか。もう『ラブ○○』はブッブーなのですか?」

 

千歌「はい!」

 

ダイヤ「困りましたわね…ら、ら、ら、ら…『ラーメン』…あっ!…」

 

穂乃果「はい!負け!」

 

ダイヤ「ラブライブマニアのこの私が…か、完敗ですわ…」

 

にこ「ふふふ…所詮、私たちの敵ではないってことね!」

 

花陽「うん!」

 

ダイヤ(く、屈辱です…。いつかリベンジさせていただきますわ)

 

 

 

 

 

【曜、再び間違える…】

 

曜「♪胸が大きくな~るほど…」

 

にこ「イヤミか!」

 

曜「?」

 

千歌「曜ちゃん…『夢』だよ、夢!」

 

曜「にこさんの夢が?胸を大きくすること?」

 

にこ「ぬわんでよ!」

 

 

 

 

 

【ギャグを説明することほど野暮なことはない】

 

穂乃果「海未ちゃん、ヨハネちゃんが患ってるのって、アレだよね…10秒…11秒…『厨二病』…」

 

海未「…彼女、どこか悪いんですか?」

 

穂乃果「えっ…だから…12秒じゃなくて…」

 

凛(海未ちゃんに振った穂乃果ちゃんが悪いにゃ…)

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~

 

 

 



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μ's × Aqours その6

 

 

【夢の超人タッグ風③】

 

実況「さぁ、リザーブマッチを含めた1回戦が終わり、4チームが勝ち残りました。次は準決勝です」

 

にこ「…ってシラッと始めてるんじゃないわよ!」

 

実況「はい?」

 

にこ「どれだけご無沙汰してたと思ってるの?」

 

実況「え~…ざっと10ヶ月ぶりくらいでしょうか」

 

にこ「はぁ?」

 

実況「えぇ、放置してました」

 

にこ「あぁ、そう…って、サラッと流さないで!危うくアタシたちの激闘が無かったことにされるところだったわ」

 

 

 

実況「本日の解説は、残念ながら勝ち上がれなかった5チームの皆さんです」

 

一同「よろしくお願いしま~す」

 

 

 

にこ「スルーかい!」

 

凛「お約束にゃ~」

 

にこ「うるさいわよ!」

 

 

 

実況「では、早速、リング上に目を移してみましょう。第1試合は園田海未、黒澤ダイヤペアの『ナデシコーズ』vs小泉花陽、渡辺曜ペアの『ザ・ミラー』です」

 

凛「ナデシコーズって名前、なんか『テガタナーズ』みたいにゃ」

 

にこ「ネタをバラすんじゃないわよ…」

 

実況「ナデシコーズはリザーブマッチで主人公コンビ『チーム・ダフルハイ』を撃破。更に1回戦では『ことりこ』を敗り、この準決勝に進出。一方のザ・ミラーは1回戦で『リトルツインテール』に勝ちを納め、ここへと駒を進めてきました。下馬評ではナデシコーズ有利と言われていますが…」

 

千歌「でも、ダイヤさんたちはリザーブマッチを戦ってる分、体力面に不安があるかな」

 

穂乃果「いや、大丈夫でしょ!海未ちゃんはスタミナお化けだし」

 

希「そうやね」

 

ことり「1試合多く戦ってるから、息もピッタリだよ」

 

実況「なるほど」

 

にこ「コンビネーションなら、花陽と曜も負けてないわ。最初はぎこちなかったけど、終盤のツープラトンラッシュには太刀打ちできなかったもの」

 

ルビィ「にこさん、ご、ごめんなさい…私がもっとしっかりしていれば…」

 

にこ「いいわよ、そんなこと…」

 

実況「ルビィさんはどちらを応援するんですか?」

 

ルビィ「えっ?」

 

実況「お姉さんと、憧れの花陽さんと…」

 

ルビィ「ピギッ!!…うぅ…できれば、海未さんと曜ちゃんの2人で戦ってくれればいいな…って」

 

花丸「ルビィちゃんらしいズラ」

 

善子「そういわけにはいかないでしょ」

 

 

 

実況「果たして、願いは叶うのでしょうか?…どうやら…最初にリングインしたのは黒澤ダイヤと渡辺曜です…」

 

 

 

実況「さぁ、今、運命のゴングが鳴った!」

 

 

 

実況「両者、まずはリング中央でにらみ合い…お互い距離を取って様子を窺います。曜は自慢のスピードを活かして、先手を取りたいところですが…あっと、やはりここで仕掛けていった!『ヨーソ・ローキック』だ!1発、1発が速くて重い!ダイヤが苦悶の表情を浮かべる」

 

ルビィ「お姉ちゃん!」

 

実況「ダイヤ、片膝を付いた!体勢低くなったところに、曜の右脚が飛…」

 

一同「!!」

 

「あ~!?しかし、止めた!止めたヨーソローキックが顔面に入るかというところ、これを両腕でブロックし、掴み捕りました」

 

にこ「あれを喰らってたら、やられてたわね…」

 

実況「ダイヤ、そのまま曜の軸足を払い飛ばし、テイクダウン!さぁ、今度は形勢逆転!ダイヤがマウントポジションを取りにいこうかというところですが…必死に曜が身体を捩(よじ)って逃げます!」

 

実況「しかし、逃れきれない!ダイヤがここで…『クローシャワー』を放つ!」

 

凛「クローシャワー?」

 

ルビィ「黒澤家に伝わる、一子相伝の奥義です!」

 

一同(黒ぅ…澤ぁ…か…)

 

実況「ダイヤの連続攻撃!!無数の爪が曜を襲う!これに耐えきれるか?…どうだ?…曜、リング上を背泳ぎ(バックストローク)!…花陽にタッチした!」

 

千歌「さすが曜ちゃん!」

 

実況「勢いよく飛び込んでいった花陽、まずは挨拶代わりとばかりに得意の『ライ・スマッシュ』を撃ち込んでいく!」

 

希「花陽ちゃん、試合前、ご飯を1升食べてたから『お米(こめ)ーター』は、フルパワーやん!」

 

 

 

Aqours組「一升!?」

 

 

 

実況「ダイヤ…花陽のプレッシャーに前に出られない!…これをなんとか『いなし』ながら…タッチだ!…海未が颯爽とリングイン!おっと、いきなり花陽、被弾!」

 

ことり「『粗の打』だ!!」

 

一同「そのだ!?」

 

穂乃果「私も昔、屋上で喰らったことがあるけど、あれ1発で意識が吹っ飛ぶよ」

 

実況「花陽もグラッときたか?…いや、耐える!1発じゃ倒れない!」

 

凛「かよちん、強い!」

 

実況「ライスマッシュで対抗する!海未が返す!花陽が撃つ!…海未!花陽!海未!花陽!…両者、譲らない!意地の張り合い!壮絶な撃ち合い!観客からも1発1発に『オイ!』の掛け声があがる!」

 

花丸「す、すごいいズラ…」

 

にこ「花陽も根性見せるわね!」

 

凛「かよちん、やるときはやるにゃ~!」

 

実況「お~っと、ここで花陽が意表を突くローキックだ!これは…」

 

にこ「『ハナヨーソ・ローキック』ね!曜の得意技をコピーしたんだわ」

 

実況「なるほど、さすが!『ザ・ミラー』というチーム名は、伊達じゃありません!」

 

希「今のは海未ちゃん、予測して無かった分、効いたんちゃう?」

 

実況「しかし、海未…鬼の形相で仁王立ちです」

 

穂乃果「いや、希ちゃん!あれくらいで倒れる海未ちゃんじゃないよ!」

 

実況「この気迫にたじろいだか?花陽、一旦、バックステップして間合いを測ります。しかし、海未、逃がさない!『ラブア・ローキック』を放っていく!目には目を!歯には歯を!ローキックにはローキックを!この攻撃に花陽も再びスイッチが入ったか?立ち止まり蹴り返す!海未!花陽!海未!花陽!…再び客席からひと蹴り、ひと蹴りに掛け声があがる!凄い歓声だ!」

 

千歌「神田明神の坂道ダッシュ効果?」

 

善子「キックにパワーがある」

 

梨子「うん…」

 

実況「しかし…蹴り疲れたか?あるいは受けすぎたのか?…さすがに両者フラついている…そして…あぁっ!ダウンだ!ダウン!!2人とも、リング中央で大の字だ!…両コーナからパートナーが、手を叩いて『立って!』と鼓舞する!果たして先に起き上がるのは…」

 

実況「海未だ!海未が起き上がった!…花陽の身体に覆い被さり…カバーに入る!…ワン!…ツー!…ス…いや、ここは曜がカットに入った!カウント2.5!ナイスカットだ、曜!まだ決着は付きません!」

 

実況「そして、ここで海未はダイヤに、花陽は曜にスイッチ!…今度は両者…リング中央でロックアップ!…がっぷり四つ…ふたりの力はほぼ互角か?…動かない!…動かない…先程までの激しい打撃戦から一転、場内は静寂に包まれています。…緊迫した空気が流れている…」

 

希「相撲なら水入りになりそうやね…」

 

実況「しかし、徐々に曜が押しているか?ダイヤの上体が後ろへと撓(しな)っていく」

 

ルビィ「!」

 

実況「おっと、ここでダイヤがモンキーフリップ!曜の身体を後方へ投げ飛ばした!」

 

一同「うまい!」

 

実況「そして、そのまま『ダイヤッ・ホールド』だ。さぁ、決まったか?…カウントが入る!…ワン!…ツー!…スリ…跳ね返した!跳ね返した!カウント2.8!曜、ダイヤの奇襲攻撃を逃れました!」

 

にこ「よく、逃れたわ。意外とああいう固め技って厄介なのよねぇ」

 

希「虚を突かれる…ってヤツやね」

 

実況「だが、今の攻撃でペースを握ったか?ダイヤ、曜の身体を引っ張りあげると…ロープに振った!戻ってきたところを…あぁ!海未が飛び込んだ!『ラブアロー手刀』炸裂~!ここで見せたコンビ攻撃!!」

 

千歌「これは危ないよ!」

 

梨子「効いた?」

 

実況「曜、崩れ落ち…ない…踏みとどまった!…完璧なタイミングで首筋に入ったように見えましたが…海未、決めきれなかった!」

 

希「海未ちゃんの踏み込みが足らんかった」

 

にこ「やっぱり、さっきの蹴り合いで、脚に相当ダメージがあるみたいね。力が入ってない…」

 

実況「形勢は再び逆転!今度は、曜が海未を捉えた。『ワタナ・ベアハッグ』からの…『フロントスープレック』だ!…あっ!しかし、これは投げた方向が悪かった!海未の身体は相手コーナに…その先にはダイヤが手を伸ばして待っていた!」

 

ことり「…ふう…」

 

実況「しかし、入ったダイヤも曜に捕まる。この辺り、心配していたスタミナ切れを起こしているのか…ナデシコーズの動きが鈍くなってきた」

 

千歌「海未さんはわからないけど、ダイヤさんは結構きてるね」

 

梨子「Aqoursだと果南ちゃん以外、スタミナはそこまでないもんね…」

 

実況「曜が『ヨーソ・ローリングクレイドル』で攻め立てる!ダイヤの身体がグルングルン廻る!これは三半規管を麻痺させられます」

 

希「うわぁ、あんなん見てるだけで気持ち悪くなるやん…」

 

花丸「マルも弱いズラ…」

 

実況「立ち上がったダイヤだが…棒立ち状態!周りが見えていないか?自陣のコーナーがわかっていない!これは危険だ!!」

 

 

 

花陽(コンバイン?)

 

曜(OK!)

 

 

 

実況「あっ!ザ・ミラーここで『レッツコンバイン』発動!『ショートレンジ陽曜』『ショートレンジ竜巻』『ショートレンジスピン』!必殺のツープラトンコンボ炸裂!!」

 

にこ「これよ、これ!これを喰らったら」

 

ルビィ「逃れられないですぅ!」

 

実況「ダイヤはノックアウト寸前!それを見て曜がコーナーポストに登った!…そして最上段からの…『前逆宙返り3回半抱え型セントーン』!!…決まったぁ!…ダイヤは立てない!立てない!…花陽が『折り紙式スモールパッケージホールド』で抑えこむ!…ワン!…ツー!…スリー!!」

 

 

 

一同「うわぁ!」

 

 

 

実況「決まったぁ!決まったぁ!ザ・ミラー、フォール勝ち!!…最後、海未が『ラブアローシュート』を放つも一歩及ばず!ダイヤが花陽にフォールされ、ナデシコーズはここで無念の敗退となりました。一方、ザ・ミラーは大金星!!優勝候補の一角を実力で撃破しました!」

 

 

 

にこ「まぁ、私たちに勝ったんだから、当然じゃない!?」

 

凛「いや、それは関係ないにゃ」

 

穂乃果「でも、普通に強かったよ。いくら海未ちゃんたちに疲れがあったとはいえ…」

 

ことり「うん、特に花陽ちゃんが…」

 

希「お米パワー、恐るべし!や」

 

 

 

にこ「…って1話まるごと、フルフルで、こんなにガッツリ試合をやったのね」

 

実況「はぁ…」

 

にこ「それで…この続きは…」

 

実況「10ヵ月後かも知れません。では、また、ごきげんよう!」

 

 

 

にこ「アホか…」

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~

 

 



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μ's × Aqours その7

 

 

 

【夢の超人タッグ風④】

 

実況「では、2試合目です」

 

にこ「あら、ちゃんと続けてやるのね?」

 

実況「このネタに需要があるかどうかは知りませんが」

 

にこ「そうね」

 

実況「解説は、引き続き、この方々です」

 

一同「よろしくお願いしま~す」

 

実況「さて、早速チームを紹介しましょう。まずは絢瀬絵里、松浦果南ペアの『スワン&ドルフィン』。ちなみに『スワ・ァンド・ルフィン』と撥音します」

 

希「知らんかったわ」

 

実況「えぇ、私も今、気が付きましたから」

 

 

 

一同「…」

 

 

 

実況「このチームは容姿、頭脳、運動神経…総合力ではNo.1です」

 

穂乃果「確かに…」

 

にこ「ルックスは戦闘能力に関係ないんじゃない?」

 

実況「『デビルフォーチュンズ』は

1回戦で敗れてしまいましたが…」

 

善子「もうちょっとだったんだけど…」

 

希「そやねぇ…でもまぁ、間違いなく、えりちたちは優勝候補の筆頭やね」

 

花丸「でも、それ昔の話ズラ!」

 

μ's組「?」

 

花丸「1回戦が行われた頃は、まだサンシャインの二期放送が始まったくらいだったズラ。だから、その時は、果南ちゃんの『天然ぶり』が露呈されてなかったズラ」

 

善子「ズラ丸も、随分、ズバッと言うわね…否定はできないけど」

 

μ's(じゃあ、ポンコツペア?…)

 

実況「なるほど…穴はある…ということですね?…そして、その対戦相手は…ザ・セレブ…西木野真姫&小原鞠莉ペアの『マッキーマリー』です」

 

穂乃果「『マッキンリー』?」

 

希「それは山の名前やん。今は『デナリ』が正式名称やけど」

 

凛「穂乃果ちゃん、迂闊にそんなことは言ったらダメにゃ~。海未ちゃんがいたら、山頂アタックとか言い出す…」

 

穂乃果「そ、そうだね…」

 

海未「私がどうかしましたか!?」

 

一同「!?」

 

実況「あ、ここからはナデシコーズにも加わって頂きます」

 

凛「そういうことは先に言うにゃ!」

 

実況「どうでしょう、このチーム…データでは…財力が抜きん出てますね」

 

にこ「関係者を買収しない限り、意味のないステータスね」

 

実況「1回戦は『りんぱなmarkⅡ』を破って、駒を進めてきたわけですが、薄氷の勝利でした」

 

凛「そうなんだよ。なんで真姫ちゃんに負けたかわからないにゃ。」

 

花丸「マルが捕まったから…」

 

凛「いや、それは関係ないにゃ…」

 

海未「真姫は…あぁ見えて負けず嫌いですからね。内に秘めたるパワーが爆発したのでしょう」

 

穂乃果「だとすると、絵理ちゃんたちも…」

 

希「余裕…やないかも知れんね。それでも、えりちたちの優位は変わらんと思うんやけど」

 

ことり「どうして?」

 

希「ウチのカードが…」

 

にこ「金持ちチームは連携に不安があるのよ!」

 

希「そこは言わせてほしかったん…」

 

実況「確かに、1回戦ではコンビ攻撃のようなものは、見られませんでした」

 

にこ「パートナーは、真姫ちゃんが一番苦手とするタイプだから」

 

ことり「…わかるかも…」

 

海未(手の内を隠してたのでしたら、もしかしたらもしかするかも知れませんが…)

 

実況「その両チーム、早くも入場しております。先陣を切るのは…果南と真姫だ!」

 

 

 

一同(ドキドキ)

 

 

 

実況「あ~っ…としかし、今日はここまで!残念ながら時間切れです」

 

にこ「はぁ?」

 

実況「その先のネタがまだ、できてません…」

 

にこ「アンタねぇ…」

 

実況「それではみなさん、ごきげんよう!!」

 

 

 

凛「本当に終わらせたにゃ…」

 

 

 

 

 

【怪談①】

 

穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん、怖い話を教えてあげるね?」

 

ことり「うん!」

 

海未「いえ、私は結構です」

 

穂乃果「え~なんでよぅ?」

 

海未「ズバリ、興味がないからです!」

 

穂乃果「…とか言って…本当は苦手なんでしょ?」

 

海未「べ、別にそんなことはありません!」

 

穂乃果「じゃあ、聴いてね?タイトルは…『悪の十字架』…」

 

ことり「…」

海未「…」

 

穂乃果「平日、久々に休みが取れた男は…朝一番から、とある店が開くのを待っていた」

 

穂乃果「しかし…10分…20分…30分…時刻は9時半になったが…いつまで経っても開店するは様子はない」

 

穂乃果「おかしいな…昨日まで普通に賑わっていたハズなのに…」

 

穂乃果「それに…どうしたことか…自分以外に客が来ない」

 

穂乃果「…焦りと不安が募る…」

 

穂乃果「その時、男は自動ドアに認(したた)められた文字を見て、愕然とした!!」

 

ことり(ゴクッ…)

海未(ゴクッ…)

 

穂乃果「なんと!開店は10時からだったのだ!」

 

ことり(!!)

海未(!?)

 

穂乃果「そして男は呟いた…『開くの10時か…』なんて」

 

ことり「うふっ!」

 

海未「…」

 

穂乃果「あ、わかってくれた?面白かったでしょ?」

 

ことり「うん!」

 

海未「…すみません…穂乃果、ことり…今の話のどこが怖かったのでしょうか…」

 

穂乃果「えっ?」

ことり「えっ?」

 

穂乃果「う、海未ちゃん…」

 

海未「…なにか、おかしなことを言いましたか?」

 

穂乃果「…うわ~ん…ことりちゃ~ん…」

 

ことり「ちゅんちゅん!」

 

 

 

 

 

【怪談②】

 

穂乃果「それじゃあ、それじゃあ、もうひとつね!?」

 

海未「はぁ…」

 

穂乃果「タイトルは…『恐怖の味噌汁』…」

 

ことり(ゴクッ…)

海未(ゴクッ…)

 

穂乃果「母親は夕食を作っていた…。子供から見た、その後ろ姿は…いつもと変わらない」

 

穂乃果「いつもの優しく、綺麗な母…」

 

穂乃果「…しかし…食事が出来上がると…子供の表情が一変する!…何故なら…味噌汁の具に見慣れない異物が入っていたからだ!!」

 

穂乃果「『お母さん…これ、なに?…』…子供はおそるおそる尋ねると…彼女はこう言った…」

 

穂乃果「『あら、知らないの?それは…それはねぇ…』」

 

ことり「…」

海未「…」

 

穂乃果「『お麩って言うのよ…』『お麩?』『そう…今日…麩の味噌汁』…なんて」

 

ことり「あはっ!」

 

海未「…」

 

穂乃果「ね?ね?面白かったでしょ?」

 

ことり「うん!」

 

海未「…今のどこが怖かったのでしょうか…」

 

穂乃果「いやだから、海未ちゃん…そうじゃなくて…」

 

ことり「…ちゅんちゅん!」

 

 

 

 

 

【再ブレイク①】

 

善子「♪C'mon baby a ¨Makai¨…」

 

花丸「ん?善子ちゃん歌詞、間違ってるズラ。『ァマカ~ィ』じゃなくて『アメリカ~ン』ズラ」

 

善子「いいのよ!だって私は『DA TENSHI』なんだから!」

 

花丸(…あほズラ…)

 

梨子(ちなみに、それを言うなら冠詞は¨a¨じゃなくて¨the¨だけどね…)

 

 

 

 

 

【ぎゃんぶらぁ自己中心派的なキャラクター】

 

『高目 しか(たかめしか)』

安めは見逃し、役満以外の手は狙わない勝負師。

 

『待裏 果紋(まつうらかもん)』

リーチを掛けて上がり、裏ドラを乗せること…に情熱を燃やす。

 

『大払宇 ワリー(おおはらうわりー)』

振り込んでも、なかなか点棒を出さず、催促されるてから「おぉ、払う!…悪ぃ…」と渋々支払う。

 

『国士田 花丸(こくしだはなまる)』

配牌が悪いと、すぐに国士無双を狙いにいく。

 

 

 

…それで?…

 

 

 

 

 

【怪談③】

 

希「えりち、にこっち…穂乃果ちゃんから、面白い話を教えてもらったんやけど、聴いてくれへん?」

 

にこ「どうせ、くだらない話でしょ」

 

希「タイトルは『悪の十字架』…」

 

絵里「怖い話?そういうの…苦手なんだけど…」

 

にこ「まぁ、ヒマだから聴いてあげるわ」

 

絵里「…」

 

希「ほな…え~と…平日、久々に休みが取れた男は…朝一番から、とある店が開くのを待ったんやって」

 

希「そやけど…10分…20分…30分…時刻は9時半になっても…まったく開店するが様子はないんよ」

 

希「おかしいやん…昨日まで普通に賑わっていたハズやのに…」

 

希「それに…どないしたんやろ?…自分以外に客が来ぃへん」

 

希「…男に…焦りと不安が募る…」

 

穂乃果「その時、男は自動ドアに認(したた)められた文字を見て、愕然としたんよ!!」

 

にこ(ゴクッ…)

絵里(ゴクッ…)

 

穂乃果「なんと…開店は10時からやったんや!」

 

にこ(!!)

絵里(!?)

 

希「そして男は呟いた…『なんや…開くの10時や…』」

 

にこ「…ん?…希、そこは『開くの10時か』じゃないの?」

 

希「…うひゃひゃ…そうやった…」

 

にこ「せっかくのオチが台無しじゃない!」

 

絵里「…えっ?なに?今の話のどこが面白かったの?…」

 

にこ「ほら、こうなる…」

 

希「そやね…」

 

絵里「?」

 

 

 

 

 

【怪談④】

 

凛「ねぇ、ねぇ…かよちん、真姫ちゃん…」

 

花陽「どうしたの…って…凛ちゃん!?」

 

真姫「ちょっと、熱でもあるんじゃない?汗、ビッショリじゃない!」

 

凛「う、うん…海未ちゃんの話を聴いたら、震えが止まらなくて…」

 

花陽「海未ちゃんの話?」

 

凛「うん…海未ちゃんが…希ちゃんに…すごく恐い話をしてたにゃ…」

 

 

 

花陽「…」

 

真姫「…」

 

 

 

凛「あのね…今年は…一緒に…『マナスル』に登りましょう…って言ってたんだよ」

 

 

 

花陽「マナスル…って…」

 

真姫「ネパールにある8,000m級の山じゃない…」

 

 

 

凛「そうしたら、希ちゃんが…『当然、凛ちゃんも一緒やね』…って…ニヤッって…」

 

 

 

花陽(確かに…)

 

真姫(それは恐怖だわ…)

 

 

 

 

 

【花火】

 

千歌「た~まや~!!」

 

果南「か~ぎや~!!」

 

鞠莉「ダ~イヤ~!!」

 

ダイヤ「それは無いですわ!」

 

 

 

 

 

【怪談⑤】

 

花丸「恐い話をするズラ」

 

果南「え~っ…お寺の本堂に蝋燭1本…ちょ、ちょっと本格的すぎない?」

 

花丸「これくらいやらないと雰囲気出ないズラ」

 

果南「べ、別にわざわざ…いいんじゃないかな…ねぇ?」

 

善子「私は好きだけど!本当はここに魔方陣を描きたいくらい」

 

梨子「お寺に悪魔を召還って…どうなんだろう…」

 

花丸「放っておくズラ…」

 

ルビィ「…お姉ちゃん、こわいよ…」

 

ダイヤ「大丈夫よ。しっかりお姉ちゃんの手を握ってなさい!」

 

ルビィ「う、うん…」

 

千歌「ちなみに鞠莉ちゃんは…」

 

曜「まぶたに『おめめパッチリシール』を貼って寝てるよ」

 

千歌「あはは…相変わらずだね」

 

花丸「じゃあ、始めるズラ…」

 

 

 

花丸「ある学校に『Aさん』と『Bさん』という『同じ苗字』の女子生徒が転校してきたズラ。2人の見た目はソックリで…誰が見ても双子だと、すぐにわかったズラ」

 

千歌「『曜ちゃん』と『花陽さん』みたい感じかな?」

 

花丸「そこで、クラスメイトが…その曜と花陽…に訊いたズラ…『ふたりは双子なの?』って」

 

曜(名前が勝手に変わってる…)

 

花丸「しかし2人は、ニヤリと笑って…『いいえ』…と答えた…」

 

千歌「他人の空似…ってこと?」

 

果南「…」

 

花丸「次に別の人が陽と花陽に『生年月日』を尋ねたズラ」

 

ダイヤ「なるほど。年齢は違えどソックリな姉妹…ってこともありますわね」

 

花丸「すると2人は声を揃えて…『○年○月○日よ』と答えたのだ。なんと、生まれた年も日付も同じだという…」

 

ダイヤ「何万分の1…いえ、何億分の1という確立で、そういう人もいるかも知れませんわ」

 

花丸「そこで、別の人が最後の質問をしたズラ…『それじゃあ、もうひとつ訊くけど…あなたたちのお父さんとお母さんは、同じ人ですか?』と…」

 

ルビィ「…」

 

花丸「その質問に曜と花陽は…やはり口を揃えてこう言った…『えぇ、私たちの両親は、同じ人物よ!』と」

 

善子「なに、それ?それじゃ双子確定じゃない!」

 

千歌「そうだよね…苗字も一緒で、姿形がソックリで、誕生日も一緒で、両親も同じなら…」

 

花丸「そうズラ。みんなそう思って『ほら、やっぱり双子じゃない!』と言ったズラ…でも…」

 

千歌「でも?」

 

花丸「曜と花陽は『だから違うって言ってるでしょ!』と否定したズラ。『いやいや、どう考えても、双子でしょ!』『違うわ』『双子だよ』『違うわ…』『双子』『違う!』しばらく、そんな押し問答が続いた…」

 

善子「ちょっと『イタい娘たち』なのかしら…別の意味で恐いかも」

 

千歌「善子ちゃんみたいに?」

 

善子「ヨハネ!って、私は別にイタくないから!」

 

花丸「静かにするズラ!」

 

千歌「あ…」

 

善子「ごめん…」

 

花丸「続けるズラ…。そんなやり取りがしばらく続いたが…ついに『どうしてわかってくれないのよ!!違うって言ってるだろ!ゴラッ!』と曜は怒って、以後、その質問には答えなくなってしまったズラ」

 

曜「その名前はやめてくれないかな…」

 

花丸「そうしたら花陽も『グダグダ言ってるんじゃねぇぞ、オラァ!』と言って、やはり押し黙ってしまったズラ」

 

ルビィ「ピギッ!花陽さん怖いよ…」

 

ダイヤ「大丈夫です!絶対言いません!」

 

曜「私も、そんなこと言わないけどなぁ…」

 

花丸「2人は…悲しみ、怒り、寂しさ…そういったものが全て入り混じっているような…そんな表情をしていたとクラスメイトは語る…」

 

善子「ちょ、ちょっと…結構、ガチの恐い話じゃないのよ!」

 

梨子「う、うん…今までの『上の話』とは…テイストが違う…」

 

 

 

花丸「しかし、翌日…彼女たちの正体が明らかになったズラ!!」

 

 

 

果南「…千歌…」

 

千歌「だ、大丈夫だから!」

 

ルビィ「…お姉ちゃん…」

 

ダイヤ「え、えぇ…こ、恐くなんかないですわ」

 

 

 

花丸「その正体は…」

 

 

 

一同(ゴクッ)

 

 

 

花丸「双子だと思われていた曜と花陽…実は…」

 

 

 

花丸「三つ子だったんズラ~!!」

 

 

 

善子「きゃあ~~~!!…ってなるかぁ!!」

 

 

 

花丸「ちゃんちゃん…ズラ!」

 

 

 

梨子「…でも、だとすると…残りの1人がどうしてそこにいないのか…を考えた方が怖いかも…。実は…みんなに見えてないだけだったりして…」

 

 

 

一同(…ゾワゾワ…)

 

 

 

千歌「…り、梨子ちゃん…」

 

 

 

 

 

 

【再ブレイク②】

 

鞠莉「♪果~南 ベイビー…」

 

ダイヤ「ブッブ~ですわ!」

 

果南「…」

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~

 



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μ's × Aqours その8

 

 

 

【夢の超人タッグ風⑤】

 

実況「さぁ!準決勝第2試合!『スワン&ドルフィン』vs『マッキーマリー』」

 

にこ「やるのね…」

 

実況「一応」

 

穂乃果「一応なんだ…」

 

実況「特に感想もご意見も頂いてませんので…完全に趣味の世界ですが…まぁ、最後まではお伝えしてみようかと…」

 

にこ「世の中なんて、そんなもんよ…。いいのよ、自己満足で…」

 

実況「…はい…」

 

一同(にこちゃんが言うと、すごく重く感じる)

 

 

 

実況「では、本題に戻りましょう。リング上、スタンバイしているのは…松浦果南と西木野真姫!…さあ、決勝に勝ち進むのはどちらのチームか?…今、高らかにゴングがが打ち鳴らされたぁ!」

 

 

 

一同「!!」

 

「おっと?いきなり飛び込んでいったのは真姫!『ウエスタンマキアット』をぶちかましていく!」

 

ダイヤ「果南さん!?」

 

実況「果南の起き上がり際…今度は背後から…改良型『二式のマキアット』だぁ!…そして倒れたところにエルボーを落とす!毒針ならぬ『注射針』殺法!」

 

凛「スタン=ハンセンみたいにゃ…」

 

にこ「真姫、飛ばしてるわね」

 

希「持久戦になったら、勝ち目が薄いからやない?」

 

実況「さらに…果南の右腕を固めていく…これは…『マ・キーロック』だ!」

 

海未「渋いです」

 

実況「ギリギリと腕を締め上げていく真姫…だが…果南、脚でうまく反動をつけて後方に回転すると…な、なんと真姫をぶら下げたまま立ち上がった!!」

 

一同「おぉ!」

 

実況「そして、真姫を持ち上げると…リングに叩きつけるぅ!」

 

凛「アンドレみたいにゃ!」

 

ダイヤ「さすが果南さんだわ!」

 

善子「筋肉バカ!」

 

花丸「パワーはNo.1ズラ…」

 

実況「真姫、ここは素早く鞠莉にタッチ!あ、リングインと同時に『オハ・ランニングネックブリーカードロップ』!仕掛けが早い!さらに頭を掴んで、立ち上がらせると…フロントから『マリーアントワ・ヘッド』だ!」

 

一同「…」

 

実況「そして…勢いをつけて『投げっぱなしのブレーンバスター』…からの…『地獄の断頭台(ギロチンドロップ)』!!」

 

凛「ブロディみたいにゃ…」

 

にこ「いちいち例えが古いわよ…」

 

実況「鞠莉、素早くカバーに入る!カウント、ワン!…ツ…いや、ここは果南、簡単に撥ね飛ばした」

 

千歌「さすが果南ちゃん!」

 

実況「だがすぐに…今度は鞠莉、仰向けの果南の上体を起こし、後ろから…『スリーパーホールド』に入った!これは…」

 

ダイヤ「『リジ・チョークスリーパー』ですわ」

 

実況「なるほど」

 

ダイヤ「ちなみに私も『セイトカイ・チョークスリーパー』が使えます」

 

穂乃果「だったら、絵里ちゃんも使えるんじゃないかな?」

 

にこ「それを言うならアタシも『ブ・チョークス…』」

 

実況「鞠莉、絞め上げながら…果南を自陣に引っ張り込みます。絵里にタッチをさせない!ターゲットを果南に絞ったか?」

 

にこ「スルーするなぁ!」

 

希「う~ん…ウチには逆に果南ちゃんが、露払いしてるように見えるんやけどなぁ…」

 

実況「露払い?」

 

希「うまく言えんのやけど…」

 

実況「グイグイと鞠莉の腕が、果南の首筋に食い込んでいく!反対側のエプロンでは、絵里が心配そうに果南を見つめている。…それを知ってか知らずか?鞠莉、ここまではいいペース。元祖『ハラショー』の前で『小原SHOW』を見せつけている」

 

凛「…そのシャレは寒いにゃ…」

 

実況「…」

 

花丸「シャレは別として…果南ちゃんと言えども、これは苦しいズラ」

 

実況「しかし…なんということでしょう!果南、ブリッジの要領で…立ち上がっていく!…驚くべきスタミナ!恐るべきパワー!」

 

にこ「化け物ね」

 

海未「はい…」

 

実況「果南、身体を揺すって、鞠莉の腕を外したぁ!そして…あぁっと『バックブロー』!鞠莉、ふっ飛ぶ!!」

 

千歌「『松・裏拳』だ!」

 

実況「鞠莉、信じられないという表情!ここで、再び、真姫にスイッチ!…果南は…まだリング上…タッチはしない!」

 

にこ「ふん!気に入らないわね…余裕かましすぎじゃない?」

 

希「いや、にこっち…」

 

にこ「なに?」

 

希「…ごめん…なんでもあらへん…」

 

にこ「?」

 

海未「もしかして絵里の調子が悪いのでしょうか…」

 

希(さすが海未ちゃんやね。実はウチもおんなじことを思っとったんよ…)

 

実況「さて…リングインした真姫ですが…ちょっと攻め手がないか…距離を取って様子を窺います」

 

穂乃果「海未ちゃんなら、どう攻略する?」

 

海未「…残念ながら…糸口が見えません。真姫に『飛び道具』でもあれば別ですが…」

 

穂乃果「打つ手なし?」

 

海未「…しかし…仕掛けないことには始まりません…」

 

凛「当たって砕ける?」

 

にこ「砕けちゃダメじゃない!」

 

海未「いえ、それくらいの覚悟は必要かと…」

 

善子「そうよ…それくらい強いってこと!」

 

希「そうやね。そやからウチらは、精神的に追い込む作戦に出たんやけど…」

 

実況「おっと!この展開に痺れを切らしたか?果南が前に出た!真姫、意表を突かれたようだ!簡単に背後に廻り込まれ…『スキュー・バックドロップ』を喰らったぁ」

 

千歌「『松・裏投げ』!」

 

実況「そして果南、間髪入れず『ドルフィンキック』を浴びせていく!これは効いているぞ!」

 

にこ「真姫ちゃん!」

 

実況「真姫、鞠莉にタッチを求めにいくが…果南、逃がさない。自陣に引きずり込み…コーナーに押し付けたぁ!さぁ、そしてフィニッシュホールド『ドルフィン・エンドルフィン』に…」

 

 

 

一同「!!」

 

 

 

実況「あ~!!ここで起死回生のカウンター『マキアージュ・デ・レ・モー(死の化粧)』だぁ!!まだ、勝負を諦めていなかったぁ!」

 

海未「狙っていましたね」

 

実況「西木野真姫、渾身の一撃!果南、もんどり打って倒れたぁ!…真姫、チャンスだ!…あ、いや、しかし、これ以上の力は残されていないか?追撃の一手が出ない…。この隙に…果南はここでようやく絵里にタッチ!」

 

一同「…」

 

実況「絵里、いきなり真姫を抱え上げると…あぁっと『デス・バレエ・ボム』だぁ!…真姫、立ち上がれない!!…堪らず鞠莉が助けに入るが…『スワン・プラスワン』で返り討ちにしたぁ!これはマッキーマリー、大ピンチ!!」

 

一同「強い!」

 

実況「絵里、真姫の身体をコーナーポストに座らせ…果南にタッチ!何をする気だ?」

 

 

 

μ's組「真姫ちゃん!」

 

Aqours組「果南ちゃん!」

 

 

 

実況「うわぁ!なんとここから『ウラカン・ラナ・インベルティダ』を決めたぁ!」

 

千歌「これは…『松…浦果南・ラナ・インベルティダ』だよ!!」

 

実況「うまい!!」

 

にこ「まさか、これが言いたい為だけに、このシリーズを始めたんじゃないでしょうね?」

 

 

 

実況「…」

 

 

 

にこ「図星か~い!」

 

 

 

実況「そのまま、カウントが入る!…ワン!…ツー!…スリー!」

 

 

 

一同「あっ…」

 

 

 

実況「しょ…勝負あり!スワン&ドルフィン、鮮やかなフォール勝ち!…序盤は…マッキーマリーがペースを握ったかに見えましたが…終わってみればスワン&ドルフィンの圧勝でした!特に松浦果南のスピード、パワー、スタミナが目立つ試合でした」

 

希「これはちょっと反則級の強さやね」

 

実況「そういう訳で、決勝戦はザ・ミラーvsスワン&ドルフィンとなりました」

 

梨子「スピードだけなら、曜ちゃんも負けてないと思うけど…」

 

凛「お米ーター満タンのかよちんなら、パワーも負けない気がするけど…」

 

 

 

一同「…」

 

 

 

穂乃果「で、でも、何が起こるかわからないよ!」

 

希「そうやね。そう簡単には…ウチのカードも…」

 

花丸「その件(くだり)は、もういいズラ…」

 

希「…」

 

にこ(この娘、おっとりしてる割には、意外とハッキリ言うのよねぇ…)

 

実況「音乃木坂体育館からお伝えして参りました準決勝2試合目ですが、そろそろ時間となりました。…ではまた決勝戦でお会いしましょう。…それでは、この辺で失礼致します。さようなら…」

 

 

 

 

 

ことり「…一言もセリフがなかったちゅん…」

 

ルビィ「ル、ルビィもです…」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ's × Aqours その9

 

 

 

【劇場版サンシャイン①】

 

曜「ローマに『コロッセオ』ってあるでしょ?」

 

梨子「古代の円形闘技場のことだよね?」

 

曜「うん!あれね…ずっと日本語の『殺せよ!』が語源だと思ってたんだ」

 

梨子「…それは物騒だね…雰囲気としてはそんな感じだけど」

 

曜「…で、コロッセオを英語にすると…『コロシアム』」

 

梨子「うん…」

 

曜「だから、それも『殺し合う』が語源だと…」

 

 

 

梨子「…」(幼少期になにかあった?)

 

 

 

 

 

【ダイヤからの挑戦状】

 

ダイヤ「それでは、μ'sの皆さんに問題ですわ!」

 

にこ「なによ、いきなり…」

 

ダイヤ「以前『しりとり』では完敗してしまいましたので、リベンジですわ!」

 

にこ「あぁ…アンタ、見掛けによらず、ポンコツな回答を繰り返してたもんね…」

 

 

 

ダイヤ「…」

 

 

 

にこ「…で…なによ、問題って?」

 

ダイヤ「はい!では、早速1問目ですわ!次の並びは何の順番か当ててください」

 

 

 

問1:次の並び順の法則を答えよ。

※同等の場合は五十音順で記載。

 

希>絵里>鞠莉>果南=花丸>千歌=花陽=曜>ことり=ダイヤ=梨子>善子>穂乃果=真姫>海未>ルビィ>凛>にこ

 

 

 

凛「こんなの簡単だよ!おっぱいの大きい順にゃ!」

 

海未「せめて胸囲と言ってください」

 

にこ「アンタねぇ…喧嘩売ってるの?」

 

ダイヤ「いえ、今のは練習問題みたいなものですわ。ですが、次はそうはいきません!」

 

 

 

問2:次の並び順の法則を見つけよ。

※同等の場合は五十音順で記載

 

にこ>千歌>海未=絵里=ダイヤ・ルビィ=穂乃果>果南=ことり=希=花丸=花陽=真姫=鞠莉=曜=善子=梨子=凛

 

 

 

希「にこっちが一番大きい…ってなんやろ?」

 

凛「にこちゃんが大きいもの?…大きい…大きい…あ、わかった!態度にゃ」

 

にこ「凛、アンタ一回死んでみる?」

 

凛「にゃあ!」

 

海未「あるいは…多い…ですかね?」

 

にこ「だったら、ファンの数に決まってるじゃない」

 

真姫「意味わかんない…」

 

にこ「ぬゎんでよ!」

 

穂乃果「赤点の数?」

 

海未「だとしたら、穂乃果はもっと上位ですね」

 

真姫「凛もね」

 

凛「にゃあ…」

 

絵里「私と穂乃果と…海未がイコールなもの?」

 

穂乃果「はて…」

 

 

 

花陽「あぁ!!」

 

 

 

穂乃果「おぉ、花陽ちゃん!わかった?」

 

花陽「答えは『姉妹(兄弟)の数』です」

 

ことり「そっか!」

 

絵里「ハラショー!」

 

真姫「えっ…でも海未って…あっ!」

 

海未「はい、私には歳の離れた姉がいるので…」

 

ことり「どう見ても、お姉さんにしか見えないけどね!」

 

海未「いえ、それは穂乃果のせいです!」

 

穂乃果「まぁ、その話は置いといて…」

 

ダイヤ「さすがですわ。まぁ、これくらい答えてくれなければ、話になりませんけど…」

 

にこ「ふん、偉そうね!」

 

ダイヤ「ですが、次はそうはいきません!ズバリ、難問ですわ!」

 

 

 

問3:次の各グループの(あ)~(お)に入る名前を答えよ。

 

A:ダイヤ、ルビィ、梨子、にこ、(あ)、(い)

 

B:千歌、絵里、(う)

 

C:果南、善子、花丸、穂乃果、ことり、(え)

 

D:鞠莉、曜、(お)

 

 

 

にこ「…これは卑怯ね…アタシたちはアンタたちのことなんて、あんまり知らないんだから」

 

ダイヤ「甘いですわ!そんなことでは、アイドルオタクを名乗る資格はありません!」

 

にこ「自分からオタクを名乗ったことなんてないけどね!」

 

穂乃果「う~ん…(え)は海未ちゃんかなぁ…」

 

海未「確かにμ'sの並びだけみれば、それがしっくりきますが…他の3人との共通点はなんでしょうか?」

 

穂乃果「そこだよねぇ…」

 

凛「Bは…千歌とエリーチカにゃ!」

 

にこ「『ちか』繋がり…とでも言いたいわけ?だとしら、もうひとりの『ちか』は誰よ?」

 

凛「…希ちゃん?…」

 

希「ウチ?」

 

凛「ノゾミーチカ…希…ちか…希、痴漢…」

 

希「これこれ!」

 

ことり「う~ん…頭文字…でもないし…」

 

絵里「こういう時は、まず与えられた情報を整理した方がいいわ」

 

海未「そうですね」

 

穂乃果「どういうこと?」

 

海未「Aqoursは全員名前が出てますが、μ'sは4人だけですよね?」

 

穂乃果「つまり、残された選択肢は…希、海未、真姫、凛、花陽…の5人ってことだよね!」

 

海未「はい。その5人のうち、2人だけは共通点があり、他の3人はバラバラだ…ということです」

 

凛「リリホワがみんないるにゃ!」

 

海未「そういえばそうですね」

 

真姫「1年生も全員いるわよ」

 

 

 

希「…リリホワ?…あぁ、なるほど…やね…」

 

 

 

穂乃果「の、希ちゃんわかったの?」

 

希「そやね!」

 

穂乃果「えっ?なになに?」

 

希「…そやけど、まだ、教えるのは早いんやないかな」

 

穂乃果「え~!いいじゃん!」

 

凛「ケチにゃ!」

 

希「ちなみに花陽ちゃんは?」

 

花陽「はい、わかっちゃいました!」

 

希「さすが花陽ちゃんやね…」

 

花陽「だてにアイドルを追求してませんから!」

 

にこ「…」

 

花陽「あ、ほら…にこちゃんは、にこちゃんで詳しいジャンルが違うし…」

 

にこ「別に気を遣わなくてもいいわよ」

 

花陽「うぅ…」

 

希「まぁ、ヒントくらいはね…いいんやない?」

 

花陽「は、はい!えっと…なんで4つのグループに別れているか…にピン!とくれば結構簡単かと…」

 

凛「簡単じゃないにゃ~」

 

希「ちなみリリホワで集まった時『ウチだけ違うんやなぁ』…って思ったことがあったんよ」

 

海未「希だけ…違う…ですか?」

 

花陽「実は、問題のグループ名の中にも、ちょっぴりヒントが隠されてるんだよ」

 

 

 

海未「!!…なるほど!そういうことですか!」

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん、わかったの?」

 

海未「(あ)か(い)は私ですね?」

 

花陽「正解!」

 

にこ「ぬゎんでよ?」

 

海未「私とにこと、共通点があるんですよ」

 

凛「貧乳」

 

にこ「どの口が言う!」

 

海未「凛、あなたも同じグループなのですが…」

 

にこ「墓穴を掘ったわね!」

 

凛「…にゃあ…」

 

絵里「ひょっとして…(う)は花陽かしら?」

 

花陽「はい!」

 

希「さすがえりちやね!」

 

絵里「数少ない花陽との共通点だもの」

 

真姫「あぁ、そういうこと?」

 

凛「真姫ちゃんもわかったにゃ?」

 

真姫「(お)が私ね…。まぁ、そういう意味じゃ、μ'sに仲間はいないわね…」

 

凛「『ぼっち』っていう意味かにゃ?」

 

真姫「違うわよ!」

 

穂乃果「えっと…(あ)(い)が海未ちゃんと、凛ちゃん…(う)が花陽ちゃん…(お)が真姫ちゃんだとすると…(え)は希ちゃん?」

 

希「…やね!」

 

穂乃果「え~!?穂乃果とことりちゃんと希ちゃん?…通点なんかあったっけ?…『名前が三文字』くらいしか思い付かない」

 

希「穂乃果ちゃん、μ'sのリーダーなんやから、もう少しウチのことも知っといてや…」

 

ことり「穂乃果ちゃん、正解は血液型だよ!」

 

 

 

にこ「あっ!」

 

穂乃果「あっ!」

 

凛「あっ!」

 

 

 

希「…っていうことで、どうやろ?」

 

ダイヤ「その通りですわ!」

 

にこ「まぁ、まだまだアタシたち挑もうなんて、100年早い!…ってことね」

 

希「いや、にこっち、わかってなかったやん!」

 

ダイヤ「希さんはどこでわかったのですか」

 

希「たいしたことやないんよ。何かを4つに分ける…って時に、血液型を思い付いただけやから…スピリチュアルやろ?」

 

ダイヤ「なるほどですわ」

 

希「…とはいえ、ウチ、あんまり血液型占いはせんのやけどな」

 

ダイヤ「なぜですか?」

 

希「海外では通用しないんよ」

 

海未「そもそも非科学的な、何の根拠もない迷信みたいなものですから」

 

希「いや、海未ちゃん、それを言われると実も蓋もないんやけど…」

 

真姫「日本だけなんでしょ?こんなにA型、B型、O型、AB型がバランスよく分散してる国は」

 

希「さすが医者の卵やね!」

 

穂乃果「どういうこと?」

 

真姫「日本における血液型の比率は、A型40%、O型30%、B型20%、AB型10%って言われているわ」

 

海未「!!…μ'sもほぼ同じ割合ですね」

 

ことり「本当だぁ!」

 

真姫「でもイギリスでは、ある保険会社が調査した結果、国民の90%弱がA型とO型で占められていることがわかったの」

 

絵里「あら!そうすると、私も花陽も…それに真姫も…イギリスにはいない…ってことになるわね…」

 

希「えりち…その例えはどうかと思うんやけど…」

 

真姫「ちなみにB型は8.6%、AB型は3.0%と圧倒的に少ないらしわよ」

 

絵里「だとすると真姫なんて、絶滅危惧種じゃない」

 

真姫「違うから!」

 

穂乃果「でも、それってイギリスの話だけなんでしょ?」

 

真姫「ううん…この傾向はヨーロッパ全域でも大差はなくて…基本的にアングロ・サクソンにはA型とO型が多い…ってことが証明されてるの」

 

穂乃果「へぇ…」

 

真姫「一方で…ブラジルの血液型分布なんかは、もっと極端なことになっていて…ネイティブのインディオ民族系ブラジル人は、A型0%、O型100%、B型0%、AB型0%…つまり全員がO型…」

 

にこ「えっ?」

 

海未「それはちょっと極端過ぎはしませんか?」

 

真姫「そうね。でも事実だもの…。西暦1500年ごろに梅毒が大流行して…その時に、ほかの血液型の人間が死に絶えたのに対し、病気に強い耐性を持っていたO型のみが生き残った…っていうのが理由みたい」

 

にこ「なにそれ?軽くホラーじゃない」

 

凛「バイオハザードみたいにゃ!」

 

希「O型同士の両親からは、O型以外の子どもは産まれてこないんよ」

 

海未「その血統が500年以上に渡って脈々と受け継がれている…と」

 

真姫「まぁ、そんなとこね」

 

希「そんなんやから、海外に血液型占いみたいなのは、存在しないんよ。だって、みんなおんなじ血液型なんやもん」

 

花陽「なるほどです」

 

希「そやから、外国人に『あなたの血液型は?』なんて、訊いたらあかんよ。『なんや、ワレ!ワシの血液型訊いてどないするつもりや!血液売買でもするんかいのぅ!?』って、トラブルの基になるみたいやから」

 

穂乃果「なぜに関西弁…」

 

ダイヤ「き、肝に銘じておきますわ!」

 

 

 

にこ「って、アンタ、まだいたの?」

 

ダイヤ「帰るタイミングを逃しました…」

 

にこ「まぁ、いいわ…またいつでもいらっしゃい!受けて立つから」

 

ダイヤ「はい!今度は負けません!…ですわ!」

 

 

 

 

 

【♪こぶたぬきつねこ】

 

花陽「♪こぶた」

 

善子「♪たぬき」

 

ことり「♪きつね」

 

梨子「♪ねこ」

 

 

 

花陽「♪はなよ」

 

善子「♪よしこ」

 

ことり「♪ことり」

 

りこ「♪りこ」

 

 

 

4人「やったぁ!できたぁ!」

 

 

 

凛「でもそれだと、最初に戻らないにゃ…」

 

 

 

4人「…うん…知ってた…」

 

 

 

 

 

【劇場版サンシャイン②】

 

真姫「舞台は『イタリア』なんですって…」

 

花陽「うん、そうみたいだね」

 

真姫「私に声が掛からなかったんだけど…」

 

花陽「えっ?」

 

真姫「イタリア…って言ったら私じゃない」

 

凛「真姫ちゃんにイタリアのイメージはないにゃ~」

 

真姫「どうして?イタリアって言ったらトマトでしょ?トマトって言ったら私じゃない!」

 

花陽「う、うん…そうかな…」

 

凛「イタリア…トマト…イタリアントマト…『イタトマの真姫』にゃ」

 

真姫「そうよ、私はイタトマの真姫!」

 

花陽(なんか、真姫ちゃんがすごくチープに見えてきた)

 

花陽(…っていうか…真姫ちゃん『イタトマ』がなんだか知ってるのかな?」

 

凛「『イタトマキ』」

 

真姫「その略し方はイヤ…」

 

凛「『板の間の真姫』」

 

真姫「なにそれ?せめてフローリングって言って」

 

凛「『イタい真姫』」

 

真姫「どこがイタいのよ!」

 

凛「『イカ巻き』」

 

真姫「イタリア消えちゃったじゃない!」

 

凛「『当たり屋真姫』」

 

真姫「いや、もう意味わかんない…」

 

 

 

花陽(ハライチのネタみたいになってきたね…)

 

 

 

 

 

μ's×Aqours ~つづく~

 



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μ's × Aqours その10

 

 

 

【ポンコツμ's】

 

千歌「では、μ'sのみなさんに質問です!沼津といえば、ズバリ、なに?」

 

穂乃果「…沼津限定なの?」

 

千歌「はい!同じ答えが出れば『1みかん』を差し上げます」

 

 

 

μ's「う~ん…沼津…」

 

 

 

千歌「はい、時間で~す。それではひとりひとり答えを見ていきましょう!…まずは…希さん」

 

 

 

希「沼津といえば…これやね!『ラブホ○ル』!」

 

 

 

海未「ぶっ!!い、いきなり破廉恥です!!」

 

千歌「ラ、ラブライブの書き間違えですよね!?」

 

希「いや、真面目にこれしか思い付かんかったのやけど…東名走ってたら見えるやん♡」

 

にこ「アンタねぇ、スクールアイドルってことを、もう少し自覚しなさいよ!」

 

絵里「まぁ、沼津に限らずインターチェンジの傍には、そういうの多いけど…」

 

にこ「そこっ!同意しない!!」

 

千歌「そ、そんな絵里さんは?」

 

 

 

絵里「私はこれよ…『静岡』」

 

 

 

にこ「当たり前でしょ!」

 

絵里「えっ?だから書いたんじゃない。みんな同じ答えになればいいんでしょ?」

 

にこ「そういう意味じゃなくて!!」

 

絵里「?」

 

にこ「静岡県沼津市なんだから、普通、そうは答えないでしょ!!」

 

 

 

真姫「あら、私も『静岡』って…」

 

 

 

にこ「真姫ちゃんもかい!!」

 

真姫「正直、イメージ沸かなくて…新幹線も停まらないし…」

 

千歌「確かに!こだまの停車駅は…小田原-熱海-三島-新富士…なんですよね…」

 

真姫「でっしょ~」

 

にこ「はぁ…」

 

千歌「そういう…にこさんは?」

 

 

 

にこ「『干物』に決まってるじゃない!『小田原』と言えば『かまぼこ』。『熱海』って言ったら『温泉』。『沼津』は『干物』でしょ!?」

 

 

 

海未「珍しいですね。私も『干物』と書きました」

 

 

 

にこ「そうよ!それが普通の発想なのよ。当然、花陽も…」

 

 

 

花陽「ごめん…『グルメ街道』って書いちゃった…」

 

 

 

にこ「あぁ!惜しい!」

 

花陽「『ジャンボひものセンター』も考えたんだけど…ピンポイント過ぎるかなって」

 

にこ「バス旅行の定番スポットだものね」

 

花陽「『お寿司』って単語も頭を過(よぎ)ったんだけど…」

 

にこ「そうね。寿司は沼津じゃなくてもあるしね」

 

凛「かよちん、ごめん。凛はお魚嫌いだから『干物』『お寿司』は出てこなかったにゃ」

 

花陽「あ、私こそ…気が回らなくてゴメンね」

 

千歌「では、凛さんは?」

 

 

 

凛「『小野伸二』」

 

 

 

千歌「おぉ!」

 

 

 

一同「?」

 

 

 

千歌「えっ?」

 

 

 

穂乃果「『♪あ~ああ、やんなっちゃった、あ~あああ驚いた!』…の人?」

 

千歌「それは『牧伸二』です。いや確かに『小野伸二さんのお母さん』が牧伸二のファンで…そこから名前を付けた…っていう説はありますが…えっ?えっ?…みなさん本当に知らないんですか!?あの『サッカーの申し子』天才、小野伸二さんを!」

 

海未「サッカー選手ですか…なるほど、聴いたことはありますね…」

 

穂乃果「そんな昔の人、知らないよね?」

 

凛「まだ現役にゃ!今はコンサドーレ札幌にいるにゃ!」

 

穂乃果「へぇ、凛ちゃん、詳しいんだね」

 

凛「ま、まあね…これくらいは当然にゃ」

 

千歌「凛さんは、凄いです!一般的に『清商』のイメージが強いので、清水出身と思われがちですが、本当は沼津なんですよね。それを知ってるなんて『通』ですよ」

 

凛「えへへ…」

 

千歌「ちなみに、あの『岩崎恭子』さんも沼津出身です」

 

 

 

凛以外「?」

 

 

 

千歌「ウソですよねぇ!?あのバルセロナオリンピックで競泳史上最年少…わずか14歳で金メダルを獲得した岩崎恭子さんですよ!」

 

凛「『今まで生きてきた中で、一番幸せだったにゃ』は名言にゃ!』

 

千歌「にゃ…とは言ってないですけど…」

 

絵里「そのセリフは聴いたことあるかも…」

 

千歌「その程度ですか…」

 

穂乃果「『幸せだなぁ!僕は君といる時が一番幸せだなぁ』とは違うの?」

 

海未「それは若大将です!さすがにそれは私でも違うとわかります」

 

希「最年少と若大将…『しょう』しか合ってないやん!」

 

穂乃果「おぉ!偶然、偶然!」

 

海未「しかも、若大将は沼津というより、湘南のイメージですし…」

 

千歌「なんか…ふたりが沼津出身かどうかじゃなくて、名前すら知られてないことに驚きました…。では…気を取り直して…次はことりさん!」

 

 

 

ことり「『海』かなって」

 

 

 

海未「呼びましたか?」

 

にこ「いや、その件(くだり)はもういいから」

 

海未「すみません。条件反射になっておりまして…」

 

穂乃果「海かぁ…ことりちゃん、ざっくりとしすぎだよ」

 

ことり「…ちゅん…」

 

千歌「まぁ、山のイメージはないですよね…」

 

ことり「みんなが答えやすいのを狙ったんだけどなぁ」

 

にこ「希や絵里たちよりはマシだと思うわ」

 

千歌「…ということで…最後は穂乃果さん!」

 

 

 

穂乃果「私はこれだよ!『μ's解散』」

 

 

 

一同「えっ?」

 

 

 

穂乃果「えっ?」

 

 

 

真姫「なにそれ?意味わかんない」

 

穂乃果「どうしてさ?穂乃果はこれしかないと思ったよ」

 

にこ「はぁ?」

 

穂乃果「だってμ'sみんなが共有してる想い出じゃん」

 

ことり「穂乃果ちゃん…それって『解散宣言した海岸』のことを言ってるのかな?…」

 

穂乃果「もちろん!…逆になんでみんなこれじゃないのかなぁ…」

 

にこ「はぁ…これだからアンタってヤツは…」

 

穂乃果「えっ?」

 

 

 

希「あれは確か…電車の中で駅名見てて…『国府津』って書いてなんて読むんやろ?…って話になって…」

 

花陽「『こうづ』って読むみたいだよ…って」

 

凛「日本語って難しいにゃ…どう読んでも『くにふつ』だよね…って」

 

絵里「えぇ…そうだったわね…」

 

 

 

穂乃果「あれ?今出された問題はどこのイメージを答える話だっけ?」

 

にこ「アンタは木久翁師匠か」

 

海未「今、問われているのは沼津です」

 

 

 

穂乃果「あの海岸は?」

 

凛「国府津」

 

 

 

穂乃果「ははは…」

 

希「いやいや、そもそも国府津は神奈川県やし」

 

穂乃果「えぇっ!」

 

海未「えぇっ!ではありません。あっ…いえいえ…そもそも、私たちが降りたのは、もっと先の根府川駅ですし」

 

 

 

一同(あっ…)

 

 

 

千歌「…お話は終わりましたか?…」

 

 

 

一同「…」

 

 

 

千歌「…というわけで『沼津といえば、ズバリ、なに?』…μ'sのみなさんは1組正解でしたので、1みかんでしたぁ~。それではまた今度お会いしましょう、さようなら~」

 

 

 

 

 

穂乃果「いやぁ…このメンバーじゃ、全員一致なんて、夢のまた夢だね」

 

希「そうやね!」

 

にこ「お前らが言うか!」

 

 

 

 

 

千歌(うぅ…沼津の知名度…って、この程度なのかな…)

 

 

 

 

 

【夢の超人タッグ風⑥】

 

実況「さあ、いよいよ決勝戦です!いやぁ、盛り上がってまいりましたねぇ」

 

にこ「アンタだけじゃない?」

 

実況「ここからは、マッキーマリーのお二人にも解説に加わっていただきます」

 

鞠莉「チャオ!」

 

真姫「よ、よろしく…」

 

実況「さて、決勝は優勝候補筆頭の絢瀬絵里&松浦果南ペアと、今大会のダークホース…小泉花陽&渡辺曜ペアとなったわけですが」

 

真姫「実力から言えば、絵里たちのチームが、1枚も2枚も上じゃない?」

 

凛「さっきボコボコにされてきた真姫ちゃんが言うと、説得力があるにゃ」

 

真姫「仕方ないでしょ!基本性能が違いすぎるのよ」

 

穂乃果「確かに」

 

千歌「曜ちゃんと果南ちゃんの実力はほぼ互角だと思うけど…」

 

穂乃果「花陽ちゃんは…絵里ちゃんと較べちゃったら、運動神経も精神力も、少し不利だもんね…」

 

ダイヤ「いえ、花陽さんの実力も侮れないですわ」

 

ことり「うん、花陽ちゃん、一戦一戦、確実に強くなってる気がするよね?」

 

海未「ことりの言う通りです。元々、パワー系の能力については、μ'sでも1、2を争うポテンシャルを秘めていたと思うので…」

 

希「それが今、覚醒しつつある?」

 

海未「はい」

 

にこ「それに作者が『花陽推し』だから、意外や意外、番狂わせがあるかも知れないわ」

 

善子「奈良判定?塚原判定?」

 

にこ「そうやって時事ネタを放り込まないの!」

 

穂乃果「いや、でもね!そうなんだよ!!ちょっと『推し』が強すぎるんだよ!…全作品を通して言えることなんだけど、穂乃果の扱いなんて凄く『雑』でさ…雪穂には毎回毎回ディスられるし、卒業後はデブってことになってるし、スタンドは『ザ・フール』とか言われるし、ドラクエの話なんて『ファイトだよ!』しか出番ないし、この大会なんて主人公なのにリザーブマッチで負けちゃったんだよ!」

 

花丸「ひとつ上のネタもそうズラ…」

 

ルビィ「ちょっと可愛そうかも…」

 

海未「いえ、ルビィさん。穂乃果の場合、自業自得なんです!日頃の行いが全てそうさせているのです。『覆水、盆に返らず』です」

 

真姫「『後悔、先に立たず』とも言うわね」

 

ことり「あと『塵も積もれば山となる』かな」

 

穂乃果「ことりちゃんまで…」

 

にこ「あと『全身全霊』…」

 

凛「『一進一跳』?」

 

希「にこっち、凛ちゃん…それは違うで…」

 

にこ「言ってみただけよ」

 

凛「にこちゃんにつられたにゃ」

 

 

 

実況「先に進んでも宜しいでしょうか」

 

にこ「はい、はい」

 

 

 

実況「リング上、注目しましょう。試合に先立ちまして、スワン&ドルフィンとザ・ミラーには花束が贈呈されます。プレゼンターはA-RISEの綺羅ツバサさんです」

 

黒澤姉妹「うわぁ!生ツバサさん!!」

 

穂乃果「略して?」

 

黒澤姉妹「『生ツバ』」

 

にこ「略すなぁ!」

 

ダイヤ「す、すみません。つい、私としたことが…取り乱してしまいましたわ」

 

ルビィ「う、うん…」

 

にこ「そっか、アンタたちは直接絡んだことがないのよね」

 

ルビィ「は、はい!」

 

にこ「気持ちはわかるけど…」

 

ダイヤ(あとでサイン貰おうね!)

 

ルビィ(うん!)

 

 

 

実況「セレモニーも終わり、両チーム戦闘準備が整ったようです。先陣を切るのは…絢瀬絵里と小泉花陽だぁ!」

 

希「えりちが先発?」

 

千歌「さすがの果南ちゃんも、前の試合出ずっぱりだったから、疲労が残ってるんじゃないかな?」

 

ダイヤ「ありえますわ」

 

 

 

実況「さぁ、今か今かとゴングを待ちわびるところですが…あぁ…今日はここまで…残念ながら時間となりましたぁ。…それでは、また、今度お会いしましょう、さようなら…」

 

 

 

 

 

花陽(デジャヴュかな?さっき同じようなセリフを聴いたような…)

 

 

 

 

 

【誕生石】

 

にこ「ねぇ…アンタは何月生まれ?」

 

ダイヤ「私ですか?私は1月1日、つまり元日ですわ!」

 

にこ「あっそ…おめでたいのね…」

 

ダイヤ「なんですか、それは?」

 

にこ「1月って誕生石は何?ダイヤだっけ?」

 

ダイヤ「ブッブー…ガーネットですわ」

 

にこ「ガーネットねぇ…」

 

ダイヤ「はい」

 

にこ「じゃあ、アンタは?」

 

ルビィ「ピギィ!」

 

にこ「別に驚かなくてもいいでしょ?」

 

ルビィ「え、えっと…私は9月です…」

 

にこ「誕生石は?」

 

ルビィ「さ、サファイアです…」

 

にこ「あっそう…」

 

黒澤姉妹(…)

 

 

 

にこ(じゃあ、なんでダイヤとルビィなのよ…)

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~

 

 

 

 

 



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μ's × Aqours その12

 

 

 

【結婚①】

 

千歌「絵里さんが、小原家に嫁いだらさ…小原絵里になるんだよね?…」

 

曜「呼び方的には違和感ないね…」

 

千歌「ないね…」

 

曜「…ってことは逆も?」

 

千歌「絢瀬鞠莉」

 

曜「うん、語感はいいけど…字面(じづら)はゴチャゴチャしてるね…」

 

千歌「うん…してるね。画数多くて面倒くさそう」

 

曜「呼び方違和感なしなら、小原真姫もいけるでしょ?」

 

千歌「いけるね!つまり…西木野鞠莉もOKってことだね」

 

曜「でも、やっぱり字面がね…」

 

千歌「うん、後半がね…なんか…」

 

曜「あとは…桜内にこ」

 

千歌「矢澤梨子」

 

曜「それは定番でしょ」

 

千歌「定番だね」

 

曜「それから…渡辺花陽かな?」

 

千歌「自分で言っちゃったよ」

 

曜「あはは…」

 

千歌「でも、小泉曜だと…やっぱり『あれ?花はどこ行った?』ってなるかな?」

 

曜「そうかな?」

 

千歌「間が抜けた感じ…」

 

曜「じゃあ、国木田花陽…」

 

千歌「誤植レベル」

 

曜「そりゃあね」

 

千歌「下手したら、気付かないかも」

 

曜「気付かないことはないでしょ」

 

千歌「そうかな?

 

曜「…じゃあ小泉花丸は?」

 

千歌「丸の字が強いね…」

 

曜「だったら丸を○にして…小泉花○にする?」

 

千歌「伏せ字か!」

 

 

 

 

 

【左右非対称】

 

花丸「にこさんの前髪って、長さが左右違うズラ?」

 

にこ「そうだけど」

 

花丸「切り間違いズラか?」

 

にこ「わざとよ!」

 

花丸「どうしてズラ?」

 

にこ「オシャレよ!」

 

花丸「お下げ?」

 

にこ「オシャレ!こういうのを『アシメ』って言うのよ!」

 

花丸「『ゴマちゃん』ズラ?」

 

にこ「それは『アシベ』!!」

 

 

 

花丸「キュー…」

 

 

 

 

 

【ムッツリ】

 

希「海未ちゃん、ダイヤちゃん」

 

ダイヤ「はい?」

 

海未「なんでしょう?」

 

 

 

希「突然やけど、問題や!!『入れると硬くなって、抜くとフニャフニャになるもの』…ってなんやろか?」

 

 

 

海未「入れると硬くなって…抜くとフニャフニャ…ですか…」

 

 

 

希「そのまま入れられたら…グチョグチョになっちゃうかも…」

 

 

 

海未「…!!…なっ…破廉…」

 

 

 

ダイヤ「答えは…『折りたたみ傘の袋』…ですわ!まぁ、その類なら何でもアリですが」

 

 

 

希「せ、正解!」

 

希(う~ん、引っ掛らなかったかぁ)

 

 

 

海未「え、えぇ…私もそうかと…」

 

海未(危うく、おかしなことを言いそうになりました)

 

 

 

ダイヤ「では、私からも問題ですわ」

 

 

 

希「へっ?」

 

 

 

ダイヤ「死体と遺体の違いがわかりますか?」

 

 

 

希「死体と遺体?…普通の言い方が死体…格好つけて言うと…遺体やない?」

 

海未「考えたこともありませんでしたが…私も改まった呼び方が遺体かと…」

 

ダイヤ「ブッブーですわ!」

 

海未「違うのですね…」

 

 

 

ダイヤ「正解は…『したい!』が男性で、『痛い!』が女性でした」

 

 

 

希「あははは…なるほど!そういうこと?…って、ダイヤちゃん、結構ムッツリなんやねぇ」

 

ダイヤ「いえ、そういうわけではありませんわ。希さんの話に乗ってみただけで…」

 

 

 

海未「…あ、あの…なぜ死体が男性、遺体が女性なのでしょうか…」

 

 

 

希「えっ?」

 

ダイヤ「えっ?」

 

 

 

海未「えっ?」

 

 

 

希「あ、ほら…男の人はエッチなことが『したい』…やけど…女の人は『痛い』って…」

 

 

 

海未「…あっ!!…」

 

ばたっ…

 

 

 

希「う、海未ちゃん!!」

 

ダイヤ「海未さん!」

 

 

 

ダイヤ「刺激強すぎたのでしょうか…」

 

希「海未ちゃんもムッツリやからね…」

 

 

 

 

 

【シャッフル①】

 

ダイヤ「千歌さん」 

 

千歌「なあに?」 

 

ダイヤ「私たちもμ'sのようにシャッフルしてみませんか?」

 

千歌「えっ?あぁ、あの、他のメンバーになりきるやつ?」

 

ダイヤ「はい」 

 

千歌「いいけど…でも、μ'sほど面白くならない気がするなぁ」

 

ダイヤ「なぜでしょう?」

 

千歌「ほら、あれの面白いところはさ…『極度な恥かしがりやの海未さん』が、『凛さんみたいな痛いキャラを演じる』ことと『ミニスカートの練習着を履く』って言うのがポイントだったでしょ?」

 

ダイヤ「はぁ…まぁ…」

 

千歌「Aquorsにはいないもん…あそこまで、極端な恥ずかしがりや」

 

ダイヤ「…言われてみればそうですね…。『人見知りはルビィ』くらいですか…。ですが、あの子も他のメンバーの練習着を着て恥かしがるようなことは、無さそうですわね」

 

千歌「元々、ルビィちゃんの練習着もスカートタイプだし」

 

ダイヤ「確かに…」

 

千歌「それから…普段『ぶっきらぼうな感じの真姫さん』が『誰かにマネされて嫌がる姿が面白い』わけで…そして…その真姫さんが『誰かのマネをしなきゃいけないのが面白い』んでしょ?」

 

ダイヤ「はい」

 

千歌「Aquorsにいる?自分のマネをされて嫌がる人」

 

ダイヤ「どうでしょう…私はあまり嬉しくありませんが…」

 

千歌「じゃあ、メンバーのマネをするのが嫌な人は?」

 

ダイヤ「…鞠莉さんと果南さんはノリノリでしょうか…」

 

千歌「曜ちゃんと花丸ちゃんもノリがよさそうだね」

 

ダイヤ「意外とルビィと善子さんも、嫌いではないかもしれません」

 

千歌「私も別にって感じだし…梨子ちゃんも、きっとそこまで嫌がらないと思うなぁ」

 

ダイヤ「残るは、またも私ですか…」

 

千歌「ほら、それじゃ、特別感が出ないでしょ?」

 

ダイヤ「まぁ…」

 

千歌「それに私たちってμ'sほど体格差みたいなのがないからさ…特に胸囲なんかは…」

 

ダイヤ「!!」

 

千歌「『おっぱい弄り』とかないじゃん」

 

ダイヤ「言い方はどうかと思いますが…確かにそれは…」

 

千歌「『にこさんの練習着を花陽さんが着る』と…『胸、パッツンパッツンで苦しすぎるでしょ』…みたいな」

 

ダイヤ「…はい…」

 

千歌「『μ'sのリーダーはグダグダで、パンだけ食べて何もしない!』っていうアイコンがあったりするんだけど、Aquorsのリーダーはそういうマイナス部分が無いし」

 

ダイヤ「それは同意しかねますが…」

 

 

 

千歌「えっ?」

 

 

 

ダイヤ「はい?」

 

 

 

千歌「う、うん…でも、そう考えると、私たちって…以外とつまらないグループなのかも…」

 

ダイヤ「…ですわね…」

 

 

 

 

 

【結婚②】

 

千歌「もし果南ちゃんが、ことりさんちに嫁いだらさ…」

 

曜「南果南…」

 

千歌「完全に山本山だね…」

 

曜「だね…」

 

 

 

 

 

【シャッフル②】

 

ダイヤ「Aqoursのメンバーをシャフルしてみますわ」

 

果南「何それ?」

 

千歌「それぞれが別のメンバーになりきるんだよ」

 

ダイヤ「μ'sもしたと聴いてます」

 

善子「だからってアタシたちがやらなくても」

 

花丸「そうズラ」

 

ダイヤ「他のメンバーを演じることにより、お互いの長所・短所を理解すれば、これまで以上に絆が深まるハズですわ」

 

善子「…不安しかない…」

 

鞠莉「なんか楽しそうデ~ス」

 

ルビィ「…鞠莉ちゃん役をやる自信がないです…」

 

果南「そうかな?一番やりやすそうだけど…」

 

ダイヤ「さっそく、くじ引きです」

 

曜「あははは…結構、強引だね」

 

 

 

ダイヤ「では…」

 

 

 

 

 

鞠莉 → ルビィ

 

花丸 → 曜

 

ダイヤ → 果南

 

ルビィ → 善子

 

梨子 → 鞠莉

 

千歌 → ダイヤ

 

善子 → 花丸

 

果南 → 梨子

 

曜 → 千歌

 

 

 

 

 

千歌(ダイヤ役)「みなさん、ごきげんよう!」

 

曜「おぉ!早速、千歌ちゃん、やる気だねぇ!」

 

千歌(ダイヤ役)「私は千歌さんではありません!ダイヤですわ」

 

曜(千歌役)「あっ、そうだった!…えっと…ダイヤさん、おはヨーソ…じゃない…おはよう。あっ、曜ちゃんも!」

 

花丸(曜役)「おはヨーソロー…ズラ…」

 

千歌(ダイヤ役)「曜さんは『ズラ』とは言いませんわ」

 

花丸「すまん…ズラ…」

 

善子(花丸役)「オッス、オラぁ花丸!」

 

千歌(ダイヤ役)「それ悟空ですわ!」

 

善子(花丸役)「知らないわよ!…もぐもぐ、あぁ今日もやっぱりパンが美味いズラ…って、そもそも、なんでアタシがズラ丸の役なのよ!!」

 

千歌(ダイヤ役)「それは仕方ありませんわ。くじ引きで決まったのですから」

 

花丸(曜役)「それよりもマルちゃん、パンばっかり食べてると太るよ…って、これ、自分に言うズラか…」

 

善子(花丸役)「オラぁ気にしないズラ」

 

曜(千歌役)「あはは…『野原しんのすけ』みたいな喋り方になってるよ」

 

鞠莉(ルビィ役)「お…おはようございマ~ス!!」

 

千歌(ダイヤ役)「語尾がおかしいです!ルビィはそんな話し方しませんですわ!!」

 

鞠莉(ルビィ役)「Piggy!!」

 

ダイヤ「ブッブーです!」

 

千歌(ダイヤ役)「ダイヤさん、果南さんはブッブーは使いませんわ」

 

ダイヤ(果南役)「そ、そうでしたわ…えっと…こらこら!『Piggy』だと『子豚の』っていう意味じゃん…」

 

鞠莉(ルビィ役)「ソーリー!発音が良過ぎましたデ~ス!…えっと…頑張ルビィ!!」

 

ルビィ(善子役)「…えっと…ヨ…ヨハネがお前を蝋人形にしてやろうか!?」

 

善子「ちょっと!アンタ!キャラ間違えてるわよ!」

 

ルビィ(善子役)「エコエコアザラク…」

 

善子「それも違うから!」

 

梨子(鞠莉役)「OK!マリーだよ!う~ん、ちょっとよくわかんな~い!あはは、バイバ~イ!」

 

鞠莉「梨子のワタシに対するイメージは、こんな感じなのデ~スか?」

 

曜(千歌役)「あははは…梨子ちゃんもそれじゃローラだよ!」

 

千歌(ダイヤ役)「…ですわ!」

 

ダイヤ(果南役)「ねぇ!ハグしよう…」

 

曜(千歌役)「果南ちゃんも、突然それは言わないでしょう」

 

ダイヤ「そ、そうですけど…」

 

果南(梨子役)「みんな!!聴いてください!!」

 

 

 

一同「!?」

 

 

 

果南(梨子役)「すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…やっぱり…みんな…変です!!」

 

 

 

一同「…うん…知ってる…」

 

 

 

…カオス…。

 

 

 

 

 

【結婚③】

 

千歌「もしさ、海未さんが私んちに嫁いできたらさ…」

 

曜「高海海未?」

 

千歌「うみうみするね」

 

曜「うみうみの意味がよくわからないけど、うみうみしてるね…」

 

 

 

 

 

~μ's×Aqours つづく~

 




…やはり私にはAqoursのキャラを使いこなすことができないらしい…。


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μ's × Aqours その13

 

 

 

 

【ドラフト会議①】

 

にこ「ドラフト会議をするわよ」

 

希「突然やね」

 

にこ「野球のドラフトを見てたら、やってみたくなったの」

 

絵里「さすが、にこね。それで…何をどうするのかしら」

 

にこ「そうね…『アタシたちがトーク番組を持つことになったら』…っていう体(てい)で…」

 

絵里「MC?」

 

希「『ア○トーーーク』でたまに観るヤツやん」

 

にこ「ネタバレだから!!」

 

希「それは別にいいやろ…」

 

絵里「それで…具体的には?」

 

にこ「まずは、それぞれの冠番組のタイトルを決めるとこからね!」

 

絵里「冠番組のタイトル?」

 

 

 

にこ「『ニコニーの笑顔でにこにこんにちは』とか」

 

 

 

希「完全にNHKの午後枠やね」

 

絵里「ラジオ番組のワンコーナーっぽいかも」

 

 

 

にこ「た、例えばよ、例えば!…それで…その次はアシスタントとゲスト…もしくはコメンテーターを決めていくのよ」

 

絵里「つまり自分が司会しやすい娘をチョイスする…ってことね?」

 

にこ「そういうこと!もし被ったら、抽選ってことで」

 

絵里「なるほど。結構、好み…っていうか私たちの個性が出そうね」

 

希「そうやね」

 

にこ「選択は自分以外に5回。アシスタント1人で、その他が4回」

 

絵里「合計5人ね」

 

にこ「並び順は…こんな感じね」      

 

 

 

ア 司  ゲ ゲ ゲ ゲ

シ 会  1 2 3 4

 

 

 

にこ「選択する順番はまかせるわ」

 

絵里「選択する順番?」

 

にこ「アシスタントから獲ろうと、ゲストから獲ろうと構わない…ってこと」

 

絵里「そういうことね」

 

希「どこの役割をしてもらうにせよ、欲しい娘は早めに獲らんとあかん…ってことやね」

 

にこ「因みに…残念ながら『にこにー』は指名できないから…」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

 

 

にこ「黙られるのが一番堪えるわ…」

 

 

 

希「それで、にこっち…指名できるメンバーは誰なん?」

 

にこ「えっ?あぁ…あんまり範囲を広げすぎても収集がつかなくなるから…μ'sとAqoursでいいんじゃない?…性格とか設定はアニメ版準拠ってことで」

 

絵里「わかったわ」

 

にこ「じゃあ、さっそくタイトルから考えるわよ」

 

 

 

 

 

 

にこ「できた?」

 

希「バッチリや」

 

絵里「いいんじゃないかしら」

 

 

 

にこ「それじゃあ、まずはアタシから番組名を発表するわね…じゃーん!…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』」

 

 

 

希「…ベタやね…」

 

絵里「…ね…」

 

 

 

にこ「こういういうのは、パッと内容がわかった方がいいの!変に凝ってもダメなの。シンプル イズ ベストよ」

 

希「にこっちらしい…って言えばそうなんやけど」

 

絵里「実際CS放送とかでありそうだわ」

 

希「万人受けはせんやろうね」

 

にこ「そういうアンタは、どんな番組にしたのよ」

 

 

 

希「ウチ?…ウチは…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』や!」

 

 

 

にこ「アンタだってベタじゃない」

 

絵里「番組名からして…人間観察的なアレかしら」

 

希「う~ん、もう少しスピリチュアル寄りかも」

 

にこ「なによ?スピリチュアル寄りって」

 

希「ミステリーとか怪奇現象とか、運命とか…そんなんも取り上げる感じ?」

 

絵里「じゃあ、どっちかって言うと『アンビリー○ボー』に近い?」

 

希「…かもやね…。えりちは?」

 

絵里「私は…2人とは名前の付け方が少し違うわ」

 

希「どんなん?」

 

 

 

絵里「私のは『ERI The Best ゙Tea Room゙』よ」

 

 

 

にこ「エリザベス?」

 

絵里「エリ・ザ・ベス『ト』…よ。まぁ、多少は狙った感はあるけど…」

 

希「いや、狙ったとしか思えんのやけど…」

 

絵里「…そ、それはどうでもいいじゃない…」

 

にこ「どんな番組なのよ」

 

絵里「そうねぇ。ファッションとかスイーツとか…そういう話題でガールズトークを繰り広げる感じかしら…新作のチョコレートとか?」

 

にこ「らしい…って言えばらしいけど、インパクトに欠けるわね」

 

絵里「いいじゃない、私の番組なんだから」

 

希「ほな、タイトルも出揃ったことやし…抽選と参りますか?」

 

にこ「そうね」

 

絵里「順番はどうするの?」

 

にこ「本来はウェーバー方式って言って、成績の悪い順からだけど…どうせ背の低い順とか、胸の小さい順…とか言ったって納得しないんだろうから、ここは公平にじゃんけんして…負けた人からね」

 

絵里「わかったわ」

 

希「負けた人からやね…」

 

 

 

 

 

 

≪第1巡希望選択選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『黒澤ダイヤ…浦の星女学院…3年』≫

 

 

 

にこ(!?)

 

絵里(!?)

 

 

 

にこえり(凛かと思ったわ)

 

 

 

≪第1巡希望選択選手…『ERI The Best ゙Tea Room゙』…『黒澤ダイヤ…浦の星女学院…3年』≫

 

 

 

にこ(!?)

 

希(!?)

 

 

にこ(ことりじゃないの?)

 

希(ことりちゃんやと思ったわ)

 

 

 

≪第1巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『黒澤ダイヤ…浦の星女学院…3年』≫

 

 

 

絵里(!?)

 

希(!?) 

 

 

絵里(花陽じゃないの?)

 

希(花陽ちゃんやないん?)

 

 

 

にこ(ちっ!最悪のスタートね…まさかふたりして真っ先にダイヤを指名するなんて…)

 

 

 

 

 

 

ヒデコ「ここからは私たちが中継いたします」

 

フミコ「よろしくお願いしま~す」

 

ミカ「しま~す」

 

 

 

にこ「唐突ね」

 

希「…やね…」

 

絵里「…ね…」

 

 

 

ヒデコ「早速ですが、フミコさん。この指名についてはどう思われますか?黒澤姉が重複指名されましたが」

 

フミコ「矢澤さんの番組名から、彼女がどこかで指名されることは充分考えられたことではありますが、絢瀬さん、東條さんがここで指名するのは驚きですね」

 

ヒデコ「『矢澤さんの番組つぶし』でしょうか?」

 

フミコ「いえ、それはないと思います…」

 

ミカ「はい、そのあたりの心境を、まずは東條さんに訊いてみたいと思います」

 

ヒデコ「お願いします」

 

 

 

ミカ「東條さんの番組名から考えて、この黒澤姉の指名はすごく意外に思うのですが」

 

希「う~ん…ウチらみたいな性格の娘ばっかり集めてしまうと、番組がグダグダになってしまうやん。ちゃんと場を仕切れるアシスタントが欲しかったんよ」

 

ミカ「なら、園田さんという選択肢もあったと思いますが?」

 

希「リリホワ色が強くなるやん。それはアカンかな…」

 

ミカ「なるほど…」

 

 

 

ヒデコ「そういう自覚はあったわけですね」

 

フミコ「そのようですね」

 

 

 

ミカ「続きまして、絢瀬さんです」

 

絵里「詳しいことは言えないけど、希もにこも、違う娘を指名すると思ったから…」

 

ミカ「裏をかいて、1本釣りを狙ったと?」

 

絵里「そういうことになるわね…」

 

ミカ「どういう役割をお願いしますか?」

 

絵里「そうね…番号で言うと④のところかしら…。離れた席にいても、ちゃんと話を聴いててくれそうだから…」

 

ミカ「なるほど…」

 

 

 

ヒデコ「ポジションは違えど、ふたりとも番組を作る上での基礎固めとしての指名…ということですね」

 

フミコ「そういうことになりますね…」

 

 

 

ミカ「最後は矢澤さんです…。1位指名、黒澤姉が被りました…」

 

にこ「そうね。こっちも作戦があるから、やたらなことは言えないけど…正直、ふたりとも指名するなんて考えてもいなかったわ。でも、四の五の言っても仕方ない…ラブライブ本戦の出演順で、オーラスを引き当てた運の強さを見せてあげるわ」

 

希「ほう!このスピリチュアルラッキーガールに勝とうなんて…にこっちもいい度胸してるやん!」

 

にこ「ふん!」

 

 

 

ヒデコ「では、お三方とも…抽選箱からカードを引いてください!」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください!」

 

 

 

希「!!」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「あぁ!どうやら当たりを引いたのは、東條さんのようです!」

 

 

 

希「スピリチュアルやね!!」

 

 

 

にこ「見間違いじゃないの?」

 

希「真中監督やないから…」

 

絵里「そう…まぁ、いいわ…」

 

 

 

ヒデコ「それでは絢瀬さん、矢澤さん…改めて指名をお願いします」

 

絵里「わかったわ」

 

にこ「…仕方ないわねぇ…」

 

 

 

 

≪第1巡希望選択選手… 『ERI The Best ゙Tea Room゙』…『南ことり…音ノ木坂学院…2年』≫

 

 

 

≪第1巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『西木野真姫…音ノ木坂学院…1年』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁっと!なんと矢澤さん、外れ1位は西木野さんを指名!」

 

フミカ「これは番組の構成とか関係なく、私利私欲で獲りに行きましたね」

 

 

 

にこ「ほっといてよ」

 

 

 

ミカ「絢瀬さん、南さんの指名は計画通り?」

 

絵里「そうね。女子力を前面に推し出す番組だもの…やっぱり、ことりは外せないわ」

 

ミカ「矢澤さんあたりも狙っていたと思いますが?」

 

絵里「かも知れないわね」

 

ミカ「ポジションはどこに?」

 

絵里「当然①よ。まぁ、この手のトークなら、私もことりに振りやすいし…隣にいてくれたら心強いから」

 

 

 

ミカ「そして矢澤さんです。まず西木野さんを選んだ理由から、教えてもらえますか?」

 

にこ「…それは…アレよ…真姫ちゃんみたいな娘にも、アイドルの素晴らしさをわかってもらう為の…サンプルよ、サンプル!」

 

ミカ「敢えて、興味なさそうな人を入れた?」

 

にこ「その通りよ」

 

ミカ「西木野さんはどの位置に?」

 

にこ「アタシも①よ」

 

ミカ「やっぱり私利私欲ですね」

 

にこ「ぬゎんでよ!…司会からあんまり離れすぎると、あの娘の声じゃ聴こえないからよ」

 

 

 

ヒデコ「ものは言いようですね」

 

フミカ「ですね」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ's × Aqours その14

 

 

 

 

【ドラフト会議②】

 

ヒデコ「それでは2巡目の指名をお願いします」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「入札が終わったようですね」

 

フミコ「みたいですね」

 

ヒデコ「では、結果を聴きましょう」

 

 

 

≪第2巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『小泉花陽…音ノ木坂学院…1年…』≫

 

 

 

≪第2巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『小泉花陽…音ノ木坂学院…1年…』≫

 

 

 

≪第2回希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『小泉花陽…音ノ木坂学院…1年…』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁ~!!なんと!2巡目も全員同じ…小泉さんを指名しました!!いくら作者が『花陽推し』とはいえ…これは露骨ですねぇ…」

 

フミコ「どうでしょう…先ほどと違って、これは完全に東條さんと絢瀬さんが、矢澤さんを『潰し』にいったと思いますが」

 

 

 

にこ「信じられない!アタシが花陽を獲りにいくのは、わかってるハズじゃない!それは番組名からして明らかでしょ!?ふたりは相思相愛なのよ!そこを横獲り?敢えて競合で狙うなんて、どういうつもりよ!」

 

 

 

希「ウチはワシワシ要因として欲しいんやもん」

 

にこ「はぁ!?なにそれ?そんな理由で指名?」

 

 

 

絵里「私は違うわよ。番組のコンセプト上、ことりと共にどうしても花陽が欲しいの。それに『ことぱな』が出れば、男性視聴者も取り込むことが出来るわ」

 

にこ「くっ…一緒にコントをやったからって、そうはさせないわよ!!」

 

絵里「なんのことかしら?」

 

 

 

ヒデコ「それではお三方、抽選箱に手を入れて、カードを引いてください」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください!」

 

 

 

希「…」

 

絵里「!!」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「あっ!!引き当てたのは絢瀬さんです!!今、右手で大きくガッツポーズ!!」

 

 

 

ミカ「早速、お話を伺いましょう。おめでとうございます!今の心境は?」

 

絵里「ハラショーよ!ここまでは、ほぼ100点に近いわ」

 

ミカ「小泉さんはどこのポジションで起用しますか?」

 

絵里「アシスタントかしら。あなたたちが知ってるかは定かじゃないけど…私たちコンビで番組持ってるの」

 

ミカ「あぁ!見たことあります…確か…『火曜から○更かし』とかいう…某SSですね」

 

絵里「そこまでバラさなくても…でも…まぁ、そういうことで、息はバッチリ合ってるわ」

 

 

 

ヒデコ「さぁ…東條さんと矢澤さんは再度、入札となります」

 

フミコ「矢澤さんに関しては、痛恨のミスと言ってもいいでしょうね」

 

ヒデコ「それは何故でしょう?」

 

フミコ「小泉さんは1巡目での指名、もしくは外れ1位…での指名でも獲れましたからねぇ。恐らく東條さんも絢瀬さんも、彼女の指名はないと思って、後回しにしたのだと思いますが…ここで獲れなかったのは本当に痛いと思います」

 

ヒデコ「これがドラフトの恐さ?」

 

フミコ「そうですね…ひと昔前なら『逆指名制度』もありましたが…」

 

ヒデコ「今はありませんものね」

 

フミコ「このあたりで、欲しい人を確実に獲っておかないと、番組の内容がまったく変わってしまうおそれがありますから…ここは双方とも慎重にならざるを得ませんね」

 

 

 

希(う~ん…どないしよ?…『ストレートで獲りにいくならあの娘』なんやけど…『ワシワシ要員としてあの娘』も捨て難いんよね…)

 

にこ(困ったわ。アイドルを語り尽くす番組なのに、ここまで連敗なんて…。ダイヤ、花陽を逃したのは大きすぎるわね…)

 

 

 

ヒデコ「決まったようです。果たしてふたりの選択は?」

 

 

 

≪第2巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『国木田花丸…音ノ木坂学院…1年…』≫

 

 

 

≪第2巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『黒澤ルビィ…浦の星女学院…1年…』≫

 

 

 

ヒデコ「これは分かれました」

 

フミコ「矢澤さんの黒沢妹は順当ですね」

 

ヒデコ「順当?」

 

フミコ「残ったメンバーで『アイドル好き』と考えれば…彼女を外すことはできないでしょう」

 

 

 

ミカ「…ということでよろしいでしょうか?」

 

にこ「その通りよ。ここで逃してたら、番組名を変えなきゃいけないとこだったわ」

 

ミカ「まだ、そのピンチは続いていると思いますが…」

 

にこ「ま、まぁね…それはそうだけど…」

 

ミカ「彼女をどのポジションに配置されますか?」

 

にこ「…そこが悩みどころなのよねぇ…まだまだトークを回せそうもないし…マスコット的なアシスタントが無難かしら。隣にいて、アタシのスキルを盗んで欲しいわ」

 

ミカ「なるほど…」

 

 

 

ヒデコ「一方、東條さんの狙いはどこにあるのでしょう?」

 

 

 

ミカ「花丸さんを指名されましたが?」

 

希「ワシワシ要…やない…彼女はお寺の娘さんやん。ウチの番組趣旨にピッタリ合うんやないかと…」

 

ミカ「あっ!確かに…」

 

希「ウチが神社で、彼女が寺院。これで日本のパワースポットの話題は完璧や!」

 

ミカ「それはどうかと思いますが…」

 

希「冗談やって」

 

ミカ「ポジションはどうされますか?」

 

希「④やろか?ウチらで①②③を挟めば、全体的にスピリチュアルパワーが行き渡る感じがせぇへん?」

 

ミカ「そうですね…」

 

 

 

ヒデコ「…ということで、2巡目の選択を終わりました」

 

フミコ「さぁ…ここからが本当の勝負ですね」

 

ヒデコ「残るは…高坂さん、園田さん、星空さん…小原さん、松浦さん、桜内さん、高海さん、渡辺さん、津島さんの9人です」

 

フミコ「東條さんは…津島さんが欲しいとこかと」

 

ヒデコ「趣味が似通ってますからね」

 

フミコ「問題はあと2人をどうするか…」

 

ヒデコ「はい」

 

フミコ「絢瀬さんは…小原さん、松浦さん、桜内さん、渡辺さんあたりを狙ってくるでしょう」

 

ヒデコ「やっぱり『女子力高め』というところがポイントでしょうか?」

 

フミコ「加えて、誰も絢瀬さんを『弄(いじ)らなそう』ですから」

 

ヒデコ「なるほど」

 

フミコ「強いて言えば、小原さんは怪しいかもしれませんが…」

 

ヒデコ「矢澤さんは?」

 

フミコ「正直、一番苦しいです。西木野さん、黒澤妹の獲得できたのは悪くないと思いますが、ここからが難しいでしょうね。抽選の2連敗が響いてます」

 

ヒデコ「そうですねぇ…表立ってアイドル好きという感じは…高海さんくらいでしょうか」

 

フミコ「気心が知れている…という意味では…高坂さん、星空さんも残っていますが」

 

ヒデコ「そうすると『三○鹿』が揃い踏みですね」

 

フミコ「はい」

 

ヒデコ「ですが…どちらかというと、矢澤さんはそのふたりに『弄られる側』かと」

 

フミコ「そこなんですよねぇ。そこを矢澤さんが、どう捉えるか」

 

ヒデコ「次はいよいよ3巡目の入札です」

 

 

 

希(はてさて…どないしょ?)

 

絵里(私は選択肢が多い分、多少余裕があるけど…希とにこの出方次第ってとこよね)

 

にこ(アタシがMCの番組なのよ…ゲストの乗っ取られでもしたら、本末転倒だわ)

 

 

 

ヒデコ「それでは3巡目の指名をお願いします」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「入札が終わったようですね」

 

フミコ「みたいですね」

 

ヒデコ「では結果を聴きましょう」

 

 

 

≪第3巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『津島善子…浦の星女学院…1年…』≫

 

 

 

≪第3巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『桜内梨子…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第3巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『津島善子…浦の星女学院…1年…』≫

 

 

 

 

 

希「あぁ…また、にこっちと被ったん?」

 

にこ「希、なんでアタシの邪魔するのよ!」

 

希「いや、今回は、ウチが善子ちゃんを狙ってたんはわかってたやろ?にこっちが邪魔したんやん」

 

 

 

ヒデコ「そんな中、1本釣りに成功したのは、絢瀬さんです」

 

フミコ「3巡目で初めて抽選なしで獲得しましたね」

 

 

 

ミカ「放送席、放送席…絢瀬さんです。見事、桜内さんを手に入れました」

 

絵里「えぇ…ここまでの結果が順調すぎて恐いわ」

 

ミカ「どのあたりが、獲得のポイントでしょうか?」

 

絵里「やっぱり…佇(たたず)まいがエレガントなところかしら。騒がしくないというか…」

 

ミカ「これで、かなり番組のイメージが沸いてきたんじゃないですか?」

 

絵里「そうね…。穏やかな音楽が流れる中、ソファに座ってロシアンティーを飲みながら、まったりと好きな趣味について語り合う。…最高だわ…」

 

ミカ「彼女にはどのポジションで?」

 

絵里「③ね。梨子って、すごくニュートラルな感じがするの。だから②と④に誰が来ても『ワンクッション入る』っていうか…」

 

ミカ「安定材みたいな?」

 

絵里「そうね。花陽ほど『圧し』に弱くもなさそうだし」

 

ミカ「以上、ここまでの結果にご満悦な様子の絢瀬さんでした」

 

 

 

ヒデコ「一方、またも抽選となったのは…東條さんと矢澤さんです」

 

フミコ「矢澤さんの『津島さん狙い』は想定外でした」

 

ヒデコ「これはどういう戦略でしょうか」

 

 

 

ミカ「…ということですが?」

 

にこ「なんとなくよ、なんとなく。前々から彼女にはシンパシーを感じていたのよ」

 

ミカ「どういうところが?」

 

にこ「まぁ…いいのよ、それは…」

 

 

 

ヒデコ「それでは3回目の抽選となります。矢澤さんは『2度あることは3度ある』となるのか…それとも『3度目の正直』となるのか…。どうぞ、カードを引いてください」

 

 

 

希「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください」

 

 

 

希「…」

 

にこ「!!」

 

 

 

ヒデコ「おぉ!矢澤さんが引き当てました!ついにやりました!」

 

 

 

ミカ「今の気持ちを誰に伝えたいですか?」

 

にこ「ここまでアタシを育ててくれたママに…って、なに言わせるのよ!!」

 

ミカ「ようやく抽選で当たりを引きました。彼女に期待することは」

 

にこ「…『オチ』…」

 

ミカ「えっ?」

 

にこ「オチ担当よ」

 

ミカ「…と申されますと…」

 

にこ「このあとのメンツにもよるけど、下手したら自分の番組なのに、終始アタシが弄られるおそれがあるじゃない?それを避ける為よ。リスク回避ね」

 

ミカ「はぁ…」

 

にこ「だからポジションは当然④よ」

 

ミカ「…だそうです」

 

 

 

ヒデコ「理には適(かな)ってますね」

 

フミコ「はい」

 

ヒデコ「さぁ、東條さんはそうすると外れ3位の指名となりますね」

 

フミコ「ちょっと読めなくなりましたね。リリホワ色を弱めるならAquorsからの選択となりますが…」

 

 

 

希「…」

 

 

 

≪第3巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『高坂穂乃果…音ノ木坂学院…2年…』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁ!やっと呼ばれました、我らが主人公、高坂さんです!!」

 

フミコ「最後まで呼ばれなかったらどうしようかと思いました」

 

ヒデコ「作者もそこまで鬼畜ではなかった様です」

 

 

 

ミカ「では東條さんにお話を伺います。ここで高坂さんの指名となりました」

 

希「そうやね」

 

ミカ「どんな役割を期待してでしょうか」

 

希「穂乃果ちゃんは、素直やからねぇ。取り敢えず、どんな話でもビックリしてくれそうやん」

 

ミカ「リアクション芸枠?」

 

希「…ってことになるんかなぁ?善子ちゃんを獲れんかったのは残念やけど…これはこれで悪くないんやない?」

 

ミカ「どちらに配置しますか?」

 

希「①やね…海未ちゃんや凛ちゃんと絡まなかったら、そこまで面倒くさいことにはならんと思うんよ」

 

ミカ「…だそうです…」

 

 

 

ヒデコ「はい、わかりましたぁ」

 

フミコ「そうですねぇ…東條さんのメンバーはなんだかんだ言っても、結構バランスが取れていると思いますよ」

 

ヒデコ「言われてみれば、真面目、不思議、アホ、天然とバラエティーに富んだメンバー構成ですね」

 

フミコ「それは矢澤さんのメンバーにも言えますけどね」

 

 

 

ヒデコ「ではこのあと、4巡目、5巡目です」

 

フミコ「はい」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ's × Aqours その15

 

 

 

 

 

【ドラフト会議③】

 

ヒデコ「それでは4巡目の指名をお願いします」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「入札が終わったようですね」

 

フミコ「みたいですね」

 

ヒデコ「では、結果を聴きましょう」

 

 

 

≪第4巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『松浦果南…浦の星女学院…1年…』≫

 

 

 

≪第4巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『渡辺曜…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第4巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『渡辺曜…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁっ!!なんと!4巡目は東條さんが1本釣りに成功!そして矢澤さんは4回目の重複指名です」

 

フミコ「こんなことって、あるんですねぇ」

 

 

 

ミカ「おめでとうございます」

 

希「おおきに」

 

ミカ「松浦さんを指名しました」

 

希「そうやね。見た目に寄らず『恐がり』って話やから」

 

ミカ「そうですね」

 

希「そういうメンバーも必要やん」

 

ミカ「なるほど」

 

希「③あたりにいてもらって…普段は平然としてるんやけど、オカルトチックな話題になると、急に震え出したりして…花丸ちゃんに励まされたり…ギャップ萌えやね」

 

ミカ「絢瀬さんみたいですね」

 

希「おぉ!そうやね」

 

 

 

ミカ「続いて『その』絢瀬さんです」

 

絵里「別に私は恐がりなんかじゃないから」

 

ミカ「はい、はい」

 

絵里「…」

 

ミカ「曜さんを指名しまたが?」

 

絵里「えっ?あ…彼女は裁縫も料理も上手だから、女子力の高さは折り紙付きじゃない」

 

ミカ「だとすると…もっと上位での指名もあり得たわけですが…」

 

絵里「そうね…まぁ、タイミングの問題よ。相手もあることだし」

 

ミカ「そうですか…」

 

絵里「えぇ…」

 

 

 

ミカ「そして矢澤さんです。また。指名が被りました」

 

にこ「いい加減にして欲しいわ!」

 

ミカ「ここでの指名はどういう意図で?」

 

にこ「そうね…残ってるメンバーでアイドル好き要素を探した時に『コスプレマニア』ってわりと『こっち』に近いんじゃないかと思ったのよ」

 

ミカ「アイドル好きなら、高海さんも残ってますが」

 

にこ「タイミングの問題よ。相手もいることだし」

 

ミカ「さっき、そっくり同じセリフを聞きました」

 

にこ「そう」

 

 

 

ヒデコ「それでは絢瀬さん、矢澤さん…抽選箱に手を入れて、カードを引いてください」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください!」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

絵里「?」

 

にこ「?」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「すみません!手違いで当たりカードが入ってませんでした」

 

 

 

絵里「ハラショー…」

 

にこ「うぉ~い!!」

 

 

 

絵里「今の緊張感を返して欲しいわ」

 

にこ「まったくね!」

 

 

 

ヒデコ「では、改めて」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください!」

 

 

 

絵里「!」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「引き当てたのは絢瀬さん!!」

 

 

 

にこ「ちっ!!」

 

 

 

ミカ「渡辺さんを獲得しました」

 

絵里「にこには悪いけど…上手くいったわ」

 

ミカ「彼女のポジションは?」

 

絵里「②ね。正直、梨子の隣ってビミョーかも知れないけど…」

 

ミカ「色々と気を遣われてるのですね?」

 

絵里「まあね…。でも④に配置するよりはマシだと思うわ」

 

ミカ「あっ!②なら右隣に南さんがいますからね」

 

 

 

ヒデコ「残念ながら矢澤さん、抽選はこれで1勝3敗です」

 

フミコ「こればっかりは、どうしようもないですね」

 

ヒデコ「引く順番がいつも最後ですから、当たりが残ってない中での抽選になってしまっています」

 

フミコ「これも、最初のじゃんけんで勝ってしまったのがいけないんでしょうね…」

 

ヒデコ「あ、ここで、入札が終わったようです。聴きましょう」

 

 

 

≪第4巡希望選択選手……『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『星空凛…音ノ木坂学院…1年…』≫

 

 

 

ヒデコ「星空さんです!」

 

フミコ「そうですね…ひとつ前の選択で『オチ担当』を指名していますから、逆に『ツッコミ要員』としてでの獲得ではないでしょうか」

 

ヒデコ「なるほど」

 

フミコ「さらに彼女はボケもできますからね。使い勝手がいいキャラクターだと思いますよ」

 

 

 

ミカ「…ということでよろしいでしょうか?」

 

にこ「まぁ、そんなところね」

 

ミカ「ポジションは?」

 

にこ「②ね。なんだかんだ言って、真姫ちゃんも凛が隣なら絡みやすいだろうから」

 

ミカ「矢澤さん、西木野さん、星空さん…なんだかいつもと変わり栄えしない並びですね」

 

にこ「放っておいて…」

 

 

 

ヒデコ「心なしか、矢澤さんの元気がないのが気になります」

 

フミコ「アイドルトークで盛り上がることとは、程遠い編成になりましたからね」

 

ヒデコ「ですが、そうは言っても次が最後の選択となります。残されたのは園田さん、小原さん、高海さん」

 

フミコ「決して人気がない…というワケではないのでしょうが…最後まで名前を呼ばれないと、精神的に『くる』ものがありますね」

 

ヒデコ「さぁ、最後は誰が誰に指名されるのでしょうか?」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「出揃ったようです」

 

 

 

≪第5巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『高海千歌…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第5巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『高海千歌…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第5巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『園田海未…音ノ木坂学院…2年…』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁ…なんとオーラスは東條さんと絢瀬さんが競合したぁ!」

 

フミコ「そしてここで初めて、矢澤さんは単独指名に成功しましたね」

 

 

 

ミカ「早速お話を伺いましょう。ようやく…という感じでしょうか」

 

にこ「読み勝ちね」

 

ミカ「重複しまくっていた人のセリフではないと思いますが、一応理由を訊いてみましょう」

 

にこ「希はバランス重視の編成だから、ダイヤと被る海未の指名はないと思ったわ。そして絵里は『まったり』とか『ゆったり』とか言うメンバーを集めているから、ここも指名はない。海未が入ると、急に堅苦しくなるからね…。だから単独指名、イケると思ったわ」

 

ミカ「なるほど。それは確かに読み勝ちですね…でも…いえ、なんでもないです」

 

にこ「なに?」

 

ミカ「いえ…別に何でもないです…え~…一旦お返ししま~す」

 

 

 

ヒデコ「はいは~い!…ということですが…小原さんが最後まで指名されないとは思いませんでした」

 

フミコ「はい、これがドラフトの恐いところですねぇ。チーム方針に合う、合わないがありますから、有力選手でも指名漏れということが起こり得るんですよね」

 

ヒデコ「しかし、このドラフトはまだ終わっておりません。最後まで抽選となりました」

 

フミコ「はい」

 

ヒデコ「東條さん、絢瀬さん…準備はよろしいでしょうか?」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

 

 

ヒデコ「では、カードを引いてください!」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

 

 

ヒデコ「開いてください!」

 

 

 

希「!!」

 

絵里「…」

 

 

 

ヒデコ「どうやら東條さんが引き当てたようです!」

 

フミコ「…ということは…必然的に絢瀬さんのところには、小原さんと決まりましたぁ。この結果を受けてメンバーは次の通りです」

 

 

 

 

 

≪『希のノゾキ見 純EYEレンズ』≫

 

  ◎

ダ     穂 千 果 花

イ 希   乃

ヤ     果 歌 南 丸

 

 

 

 

 

≪『ERI The Best “Tea Room”』≫

 

  ◎

花 絵   こ   梨 鞠

      と 曜

陽 里   り   子 莉

 

 

 

≪『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』≫

 

  ◎

ル に   真   海 善

ビ       凛

ィ こ   姫   未 子

 

 

 

 

 

ミカ「それでは、今回のドラフトのついて、それぞれに総括して頂きましょう。まずは東條さんです。お疲れさまでした」

 

希「お疲れさん」

 

ミカ「いかがでしょう?このメンバー編成を見て」

 

希「悪くないんやない?ウチとはあんまり絡んだことない娘ばっかりやし、新鮮でいいんちゃう?」

 

ミカ「そうですね」

 

希「まぁ、あとはウチの力次第で、どう面白くしていくかやね」

 

ミカ「長時間、ありがとございました」

 

希「おおきに」

 

 

 

ミカ「続いて絢瀬さんです。お疲れさまでした」

 

絵里「お疲れさま」

 

ミカ「前半からかなり理想的な指名ができていたように思われますが、全体を通していかがだったでしょうか?」

 

絵里「見ての通り、ほぼパーフェクトよ」

 

ミカ「最後の抽選は?」

 

絵里「鞠莉には悪いことをしたかもね。希が獲りにいくと思ったから…」

 

ミカ「キャラ被りを嫌ったのかとも思ったのですが…」

 

絵里「鞠莉と?…ま、まぁそうね…それも多少あるわ…でも、どう?番組名とその内容に偽りのないメンバーが集まったと思わない?」

 

ミカ「はい」

 

絵里「だから…とっても満足しているわ」

 

ミカ「よくわかりましたぁ。ありがとうございました」

 

絵里「い~え…」

 

 

 

ミカ「最後は矢澤さんです。お疲れさまでした」

 

にこ「お疲れ」

 

ミカ「っていうか、本当に疲れてますね」

 

にこ「やってわかったけど…これ、すごい大変なのね」

 

ミカ「具体的には?」

 

にこ「抽選で外れ続けると、本当にやる気がなくなるのよねぇ」

 

ミカ「ことごとく外しましたからね」

 

にこ「その結果、まったくアイドルトークとは無縁の娘ばっかりが集まったわ」

 

ミカ「ですが、最後の方は自らの手で、それを放棄したような気がしたのですが」

 

にこ「はぁ?」

 

ミカ「星空さん、園田さんと指名したのには、別の意図が見え隠れしたといますか…」

 

にこ「なにそれ?」

 

 

 

ミカ「貧にゅ…」

 

 

 

にこ「ないから!」

 

 

 

ミカ「はい?」

 

にこ「なんにも意図なんてないから!…変な詮索はしないでほしいわ」

 

ミカ「そ、そうですか…」

 

にこ「まぁ、にこの敗因は選択順をミスったことね。最初に花陽を単独指名していたら、だいぶ変わっていたと思うけど」

 

ミカ「あとの祭りですね」

 

にこ「こうなったら…」

 

ミカ「?」

 

 

 

にこ「FAを待つしかないわ!」

 

 

 

ミカ「気の長い話ですね」

 

 

 

 

 

~つづく~

 







本当はにこが、亜里沙や雪穂を指名する『隠し玉』ネタもやりたかったのだが…。




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μ's × Aqours その16

 

 

 

【条件反射】

 

穂乃果「♪ド~はドーナツのド」

 

ことり「♪レ~はレモンのレ」

 

海未「♪ミ~はみんなのミ」

 

穂乃果「♪ファ~は…『ファイトだよ!』」

 

 

 

海未「……」

 

ことり「…」

 

 

 

穂乃果「…あっ…つい…」

 

 

 

 

 

 

【にこりんぱな】

 

凛「♪ドレミファ」

 

花陽「♪そら」

 

にこ「♪シカ~」

 

 

 

花陽「あっ…」

 

にこ「つい…」

 

 

 

凛(『アルマギア情報局』かにゃ?…)

 

 

 

 

 

【まきりんぱな①】

 

花陽「♪さぁ、打て!筒○!飛ばせ、空の彼方!横浜に輝く大砲!かっとばせホームラン!」

 

凛「かよちん、どうしたにゃ?」

 

花陽「うん、あのね…花陽は今シーズン、ベイスターズを応援しようかと思って…」

 

真姫「野球の話?」

 

花陽「うん!」

 

凛「どうしてベイスターズにゃ?」

 

花陽「それはやっぱり…『米(ベイ)』スターズ…だから?」

 

 

 

凛「だと思ったにゃ(笑)」

 

真姫「花陽のお米愛も、ここまでくると、ほとんどビョーキね…」

 

 

 

 

 

【まきりんぱな②】

 

凛「それなら、凛もベイスターズを応援するにゃ」

 

真姫「それなら…って…なんでもかんでも花陽に合わせればいい…ってものじゃないでしょ?少しは主体性を持ちなさいよ」

 

凛「♪Wow~…横浜ベイスターズ!熱き『星』たちよ…」

 

 

 

真姫「!!」

 

 

 

凛「へへへ…星って聴いて、凛が黙ってるわけないにゃ!」

 

花陽「わぁ!凄いよ!お米と星でベイスターズなんだね!」

 

凛「つまり、ベイスターズは『りんぱな』だったということだにゃ!」

 

 

 

真姫「そんなわけないでしょ…」

 

 

 

 

 

【まきりんぱな③】

 

真姫「なら…わ…私もベイスターズを応援するわ!」

 

凛「お断りします!」

 

花陽「り、凛ちゃん!」

 

真姫「私がどこを応援しようと、凛には関係ないでしょ」

 

凛「真姫ちゃんは、かよちんと凛が応援するからって便乗しようとしてるだけにゃ!真姫ちゃんも主体性がないにゃ!」

 

真姫「あなたに言われたくないわよ。ただ『スター』って、私のトレードマークだもの。そう、むしろ凛より私の方がベイスターズファンを名乗るのに、相応しいんじゃないかしら」

 

凛「野球の『野の字』も知らない癖に、仲間外れにされたくなくて必死にゃ」

 

真姫「べ…別にいいでしょ!」

 

花陽「うん!じゃあ真姫ちゃんも一緒に応援しようね!」

 

真姫「ありが…当たり前でしょ!」

 

花陽「クスッ」

 

 

 

 

【にこまきりんぱな】

 

にこ「あら、アンタたち…なんの話をしてたの」

 

花陽「あっ、にこちゃん!あのね、花陽たち、今シーズンからベイスターズを応援しようかと思って…」

 

にこ「へぇ、奇遇ね」

 

凛「奇遇?」

 

にこ「アタシもベイスターズファンなのよ」

 

凛「初めて聴いたにゃ」

 

にこ「だってアンタたちが野球に興味あるなんて知らなかったし…で、どうしてベイファンになろうと思ったの?」

 

花陽「実は…ぱなぱなシカシカ…」

 

にこ「なるほど…アンタたちらしいわね」

 

真姫「にこちゃんは?」

 

にこ「ベイスターズの顔と言えば?」

 

真姫「顔?」

 

凛「大魔人 佐○木かにゃ」

 

にこ「ぬゎんでよ!いつの話をしてるのよ!」

 

真姫「大魔人?」

 

にこ「昔、そういうあだ名の選手が」

 

真姫「ふ~ん…」

 

花陽「やっぱり…筒○選手かな?」

 

にこ「当然よ!当然!侍ジャパンの4番を務めたこともある筒○に決まってるじゃない!」

 

真姫「さっき花陽が歌ってた人?」

 

花陽「うん!」

 

凛「それが、どう、にこちゃんと繋がるにゃ?」

 

にこ「筒香の背番号と言えば?」

 

花陽「そっか!」

 

凛「単純にゃ」

 

真姫「ちょっと、2人だけで納得してないで、私にも教えなさいよ」

 

花陽「えっと、筒○選手の背番号は『25』なんだよ」

 

真姫「あぁ…そういうこと?」

 

凛「でも、それなら、巨人の岡○だって25にゃ…!!…にこちゃんも凛たちに混ざりたくて、噺を会わせにきたにゃ?」

 

にこ「んなわけないでしょ!もうひとつ、ちゃんと理由があるの!花陽、背番号33と言えば?」

 

花陽「あっ!そっか!」

 

真姫「どういうことよ?」

 

噺を「えっと…♪オー 横浜の誇り 胸に抱いて 道を切り開け ニコ…オ○サカ トモ×4」

 

真姫「!!」

 

にこ「そうよ!横浜には乙坂 智がいるのよ」

 

真姫「だからどうして、それがニコに繋がるの?」

 

花陽「乙○選手の本名は『乙○ ル○セロ 智 ニコラス』…」

 

にこ「そう!愛称はニコ!そんな名前なら、応援せずにはいられないでしょ?」

 

真姫「それはそうね」

 

にこ「ただね…素材はいいんだけど、なかなかブレークしないのよねぇ」

 

凛「にこちゃんと一緒にゃ!」

 

にこ「誰がよ!!」

 

 

 

 

 

【のぞえり①】

 

絵里「花陽たちが、野球の話で盛り上がってるわね」

 

希「みたいやな…興味あるん?」

 

絵里「ううん…私はまったくわからないから。そういう希は?」

 

希「ウチ?ウチは東北楽天ゴールデンイーグルスのファンなんやで」

 

絵里「長い名前ね」

 

希「イーグルスだけに『わしわし』…なんて…」

 

絵里「『東北の東』と『東條の東』が同じだからじゃないのね」

 

希(そういうこと、真顔で言わんといて…)

 

 

 

 

 

 

【のぞえり②】

 

絵里「この間、テレビを観ていたら、真姫そっくりの女の子が出てて、ビックリしちゃったわ」

 

希「なんの番組?」

 

絵里「確か…コナンって言ってたきがするわ」

 

希「未来少年?」

 

絵里「そう!それよ』

 

希(いや、うちボケたんやけど…)

 

絵里「それに出てきた女の子が、話し方とか、雰囲気とか…もう真姫そっくりなの!思わず『ハラショー』って呟いちゃったわ」

 

希「コナンに出てくる…真姫ちゃんそっくりな女の子?…灰原 哀やね」

 

絵里「知ってるの?ねぇ、似てると思わない?」

 

希「まぁ、言われて見れば、そうやね…」

 

絵里「あれはきっと、真姫がモデルなんだわ」

 

希「いや、それは…」

 

絵里「名前…灰原 哀…あい…って言ったわよね?…AI…

ほら、それにMとKを足すとMAKIになるじゃない!」

 

希「えりち…それ、みんなに言ったらあかんよ。えりちだけの秘密にしとき」

 

絵里「え~言ったらダメなの?」

 

希(さすがのウチも、そのあとのフォローができひんもん…)

 

 

 

 

【曜×梨子】

 

ダイヤ「μ's×Aqoursと言いながら、私たちの出番がまったくありませんでしたわ」

 

千歌「整いました!」

 

ダイヤ「なんですの?突然…」

 

千歌「ハブられた私たち…と掛けて…曜ちゃんと梨子ちゃん…と解く」

 

ダイヤ「はぁ…その心は?」

 

千歌「どちらも『用なし』でしょう!…ちかっちです!」

 

ダイヤ「ふたりに怒られますわよ…」

 

 

 

 

 

~つづく~

 

 





色々、中途半端でごめんなさい。
6年近く愛用してたスマホが寿命を迎えた為、新しく買い換えたら… IDやパスワードを忘れてログインできずに漂流したり…今まで使っていたメモ機能が入ってなかったりして、諸々執筆する意欲をなくしていました…。




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μ's × Aqours その17

 

 

 

【僕たちはひとつの光①】

 

千歌「あのさぁ…μ’sの曲で『僕たちはひとつの』って曲あるでしょ?」

 

ダイヤ「はい!メンバーの名前が、歌詞に散りばめられている名曲ですわ」

 

曜「へぇ…そんな曲があるんだ」

 

ルビィ「♪あぁ…ほのかな…(以下、自主規制)…っていう」

 

鞠莉「Oh!それはとってもクールで~す」

 

花丸「いや『巻き戻して』の部分は、さすがに強引過ぎるズラ」

 

梨子「あははは…でも…歌詞の内容に、そういうキーワードを破綻なく盛り込むのって、相当難しいよ。…私は単純に凄いと思うけど」

 

曜「だけどさ、こうやって聴いてみると『ほのか』とか『望み』とか『小鳥』とか『海』とか…歌詞にしやすい名前が揃ってる…とも言えるよね?」

 

果南「歌が先か、名前が先か…それが問題だ」

 

ダイヤ「当然名前ですわ!!!」

 

果南「そんな速攻で否定しなくても…」

 

曜「…で…それがどうかした?」

 

千歌「うん…私たちもああいう曲、できないかな…って」

 

ルビィ「それは確かに欲しいです!」

 

ダイヤ「それは、もちろんそうですわ!」

 

花丸「う~ん…オラたちの名前だと難しいと思うズラ…」

 

曜「そうかな?」

 

花丸「パッと見…『津島善子』『渡辺曜』『松浦果南』『小原鞠莉』あたりは使えなさそうズラ」

 

善子「使えないって…失礼過ぎるし!」

 

千歌「うん…でも…実際、そうなんだよね…」

 

果南「おい!」

 

千歌「いや…例えば善子ちゃんの場合…『津島』って、なんにも引っ掛りそうもないでしょ?」

 

曜「津島…津島…『対馬』…とか?」

 

ダイヤ「K国と領土問題で争う歌でも作るつもりですか?」

 

千歌「ね?『海』ならさ、風景として『絵になる』けど…島じゃねぇ…」

 

善子「…」

 

花丸「善子…って漢字も『善い』って言葉しか関連付けられそうに無いズラ」

 

善子「そもそも善子じゃなくて『ヨハネ』だから!」

 

花丸「なおさら無理ズラ」

 

果南「私は?漢字でそのまま見たらアレだけど…『まつ』とか『うら』とかなら…」

 

ダイヤ「『まつ』は『待つ』として使えそうですけど、『裏』という響きは、いかがかと思いますわ」

 

果南「私たちの学校…『浦の星女学院』なんだけど」

 

ダイヤ「し、知ってますわ!」

 

千歌「でも果南ちゃん、校歌じゃないんだから学校名は盛り込めないよ」

 

果南「…内浦…」

 

千歌「あっ!それは少しアリかも」

 

ダイヤ「鞠莉さんも難しいのですね」

 

花丸「住んでるおうちは大きいけど…名前は『小さい原っぱ』ズラよ」

 

鞠莉「オーマイガッ…」

 

梨子「でも『まり』って言葉なら…」

 

善子「『悪魔の手毬唄』とか?」

 

花丸「デスメタルにするズラか?」

 

曜「あははは…」

 

千歌「ダイヤさんとルビィちゃんも、結構難しいと思うよ」

 

ルビィ「うにゅ?」

 

千歌「だって、もう、そのまんまの意味しか使えないもん」

 

ダイヤ「確かにそうですが…」

 

千歌「じゃあ苗字?って言っても…黒澤だからね…」

 

善子「黒魔術!!」

 

千歌「…みたく、良いイメージでは使えないし…」

 

ダイヤ「はぁ…」

 

千歌「その点、私なんて『高い』も『海』も『千』も『歌』も…なんでもござれ!!」

 

曜「よっ!さすが主人公!!」

 

千歌「へへへ…」

 

 

 

 

 

【僕たちはひとつの光②】

 

千歌「…というわけで…頑張って作ってみたよ!」

 

一同「どれどれ…」

 

 

 

桜の花びらが舞い散る季節に 僕らはここで出逢ったんだ

キミは無謀な夢だと笑ったけれど

利口じゃないよと笑ったけれど

憧れていた女神の背中を追って 計画無しの片道切符

走り出したら止められない

幾千もの想いを歌に込めて 願いよ届け!海を渡れ!

更なる高みを目指して、さぁ冒険だ!!

 

挫けそうなこともあった…

躓いたこともあった…

そんなときには我慢しないで泣いてもいいよ

涙は青春のダイヤだもん

きっと光り輝く日が来るさ

泣いて、泣いて、泣いて、泣いて…泣き止んだら

にっこりスマイル!

それで花マル 100点満点

それが僕らのライフスタイル

 

YO!恐がるだけの自分にさようなら

YO!言い訳なんてしなくていいから

YO!やるだけやってみようよ

ほら…

案ずるより産む易しさ 結果オーライなんとかなんのさ

 

YO!羽は誰の背中にもあるから

YO!思い切り助走をつけたら

YO!勇気を出して今飛び立とうよ

ほら…

見たことの無い夢への軌跡が 澄んだ青空に描かれていくよ

 

未来のことはわからない

平凡?それとも波乱万丈?

だけど今日まで頑張れたんだ!

この先もきっと負けないさ!

 

キミも僕も大人になって、街で偶然出会ったら

「Oh!ハラショー!」って驚いて、シースー食べてルービーで乾杯しよう

 

 

 

 

ダイヤ「色々と聴いたことがあるフレーズが混ざっていますが…」

 

千歌「まぁまぁ…」

 

花丸「前半は、それっぽくて、いい感じズラ」

 

千歌「ありがとう!」

 

梨子「でも後半が…特に最後がいい加減すぎるかも」

 

曜「途中、ラップが入ってるし」

 

千歌「そこは『MOMENT RING』の花陽さんをイメージしたというか…」

 

 

 

善子「ねぇ、私の名前がないんだけど」

 

果南「私も」

 

鞠莉「マリーもです!」

 

 

 

千歌「あるよ、ちゃんとここに!!」

※さて、どこでしょう…

 

 

 

善子「こ、これ?」

 

果南「ここなの?」

 

鞠莉「オ~…ノ~…」

 

 

 

千歌「ね?」

 

ルビィ「あの…千歌ちゃん…」

 

千歌「ん?」

 

ルビィ「ルビィのとこのも酷いなって…」

 

千歌「あははは…最後、何にも思い付かなくて…」

 

ルビィ「うにゅ…」

 

 

 

 

 

 

~つづく~

 




歌詞はネタと言うことで、ご理解願います。
やっつけ仕事ですみません…。


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μ's × Aqours その18

 

 

 

【贔屓の野球チーム】

 

穂乃果「この間さ、花陽ちゃんたち野球の話、してたでしょ?」

 

花陽「応援するチームのことかな?」

 

穂乃果「そうそう!…確か…ベイスターズを応援するとか言ってなかったっけ?」

 

花陽「うん。『米(べい)』+『星(スター)』でベイスターズだからってことで…凛ちゃんと真姫ちゃんも一緒に応援してくれることになったんだよ!」

 

凛「『星』って言ったら、凛のことだもん!」

 

真姫「違うでしょ!『スター』って言ったら私じゃない!」

 

花陽「あはは…」

 

にこ「にこは前からベイスターズのファンなんだけどね…」

 

海未「どうしてですか…」

 

にこ「アタシと同じ名前の愛称を持つ選手がいるからよ」

 

ことり「そうなんだ」

 

花陽「穂乃果ちゃんは?花陽たちと一緒にベイスターズ応援する?」

 

穂乃果「うん!…と言いたいところだけど…穂乃果は『北海道』を応援するよ」

 

花陽「北海道?」

 

穂乃果「だって…花陽ちゃんたちの論理で言えば…穂乃果の口癖は『ファイトだよ!!』だからさ」

 

花陽「!!」」

 

穂乃果「『ファイターズ』を応援しないわけにはいかないでしょ」

 

花陽「なるほどです!!」

 

穂乃果「それに穂乃果の『ほ』は、北海道の『ほ』だし」

 

絵里「ハラショー!」

 

にこ「別に驚くことでもないでしょ?」

 

希「ウチは…『東北』やね」

 

花陽「東北?楽天?」

 

希「『ゴールデンイーグルス』…ウチの特技は『わしわし』やから」

 

花陽「上手い!座布団1枚です!」

 

穂乃果「えっ?どういうこと?」

 

希「ん?」

 

海未「つまり『イーグル』=『ワシ』ということでしょう」

 

穂乃果「なんだ、駄洒落か!」

 

希「いやいや、この流れはそういう話やんか」

 

海未「だとすると…ことりは『ヤクルト』でしょうか?」

 

絵里「ヤクルト?」

 

海未「はい『スワローズ』です」

 

絵里「スワロー?…ツバメ?」

 

海未「まぁ…あくまでも『ことり』を『小鳥』とした場合、当てはまる球団がそこではないかと」

 

ことり「ちゅん!」

 

希「スワローやなくて、スパロー(雀)やったら、完璧だったんやけど」

 

にこ「アンタなら球団幹部に『おねがぁい』って言えば、変えてくれるんじゃない?」

 

ことり「う~ん、それなら頼んでみようかな…」

 

花陽「あはは…」

 

海未「ちなみに私は『千葉』ですかね」

 

花陽「そっか!『マリーンズ』だもんね」

 

海未「はい!海と言えば私ですから」

 

絵里「ねぇ…だったら私はどこを応援すればいいのかしら?野球のことは詳しくなくて…」

 

希「えりちはそうやなぁ…」

 

にこ「アンタは…」

 

海未「そうですね…」

 

花陽「えっと…」

 

絵里「えっ?ないの?ないの?私はそういうチームないの?」

 

希「…いや、そんなことはないんやない?」

 

海未「はい、すぐには思いつきませんが…」

 

絵里「…いいわよ、無理して探してくれなくても…」

 

花陽「…海未ちゃんと一緒になっっちゃうけど…『マリーンズ』はどうかな?」

 

絵里「花陽♡」

 

海未「千葉ですか?」

 

花陽「絵里ちゃん!絵里ちゃんの好きな食べ物と言えば?」

 

絵里「チョコレートかしら」

 

希「!!…なるほどやね」

 

海未「そういうことですか!」

 

絵里「なに?なに?なにがなるほどなの?」

 

花陽「マリーンズの正式名称は…千葉『ロッテ』マリーンズなんです!」

 

希「つまり…『♪チョコレート ロッテ!』…やね」

 

絵里「ハラショ~!!」

 

 

鞠莉「ジャスト モ~メン!」

 

にこ「あら、アンタは…」

 

ダイヤ「私たちもおりますわよ」

 

凛「Aqouerにゃ」

 

鞠莉「私もその話、混ぜてもらいマ~ス!」

 

にこ「何がよ?」

 

鞠莉「もとろん、千葉の応援デ~ス!」

 

海未「鞠莉さんがですか?」

 

鞠莉「オフコース!なぜなら私こそ『マリー(ン)』ですから」

 

穂乃果「おぉ!それは確かにそうだ!」

 

真姫「なら、凛もそうじゃない?『(マ)リーン』でしょ?」

 

凛「かよちんから凛を引き離そうと思って…真姫ちゃん、ひどいにゃ…」

 

真姫「そんなことあるわけないじゃない」

 

穂乃果「他のメンバーはどうなのかな?千歌ちゃんは?」

 

千歌「そう意味だと、私も『高海』だから…『マリーンズ』なのだ!」

 

凛「マリーンズ多すぎにゃ…」

 

花陽「ベイスターズも4人いるけどね…」

 

海未「では、どうでしょう?千歌さんは『福岡』に移って頂くということで」

 

千歌「えっ?どうして?」

 

海未「千歌さんの苗字は高海(たかみ)ですから…たか…鷹…つまり『ホークス』ではないかと…」

 

千歌「あは…ははは…」

 

希「いやいや、それは海未ちゃん、ムリヤリ過ぎやない?それならダイヤちゃんのホークスっぽいと思うんやけど」

 

ダイヤ「私…ですか?」

 

希「福岡『ダイヤェー』ホークスやん」

 

花陽「あははは」

 

ダイヤ「ブッブーですわ!『ダイエー』って、いつの時代の話ですか!」

 

希「ほんなら『阪神』はどうかな?」

 

ダイヤ「なぜですの?」

 

希「阪神『ダイヤース』」

 

ダイヤ「それは『タイガース』ですから!!」

 

穂乃果「うひゃひゃひゃ…」

 

海未「失礼ですよ!」

 

希「そうかな?名案やと思うんやけど…」

 

花丸「マルはずっと『カープ』推しだっけど…今年からジャイアンツになったズラ…」

 

にこ「それはわかるわ。『○』がFAで移籍したからね」

 

花丸「伏せ字になってないズラ…」

 

にこ「気持ちはわかるわ。アタシも応援している選手がどこかに移籍したら、横浜ファンじゃなくなるかも…だし」

 

希「花丸ちゃんは『中の人』も巨人やしね」

 

花丸「ズラ?」

 

希「…気にせんといて…」

 

花陽「意外にもタイガースがまだ出てきませんねぇ」

 

希「いや、だがら、タイガースはダイヤちゃんでいいやん」

 

ダイヤ「はぁ…もう、どうでもいいですわ…」

 

海未「あとはライオンズ、ドラゴンズとブルーウエーブ…それとカープですね」

 

希「カープは…善子ちゃんと、曜ちゃんと…果南ちゃんでいいんやない?」

 

果南「私たちが?」

 

希「『津島』東『曜』カープ@ズームズーム『松浦』スダジアム」

 

花陽「ぷっ!」

 

にこ「こらこら!さすがにムリすぎるから!」

 

海未「はい、それはいくらなんでも…」

 

絵里「なに?なに?なにがどうなの?」

 

希「…えりちにはあとで説明してあげるわ…」

 

絵里「?」

 

ダイヤ「ふと思ったのですが…海未さんは『神戸』を応援するべきではないでしょか」

 

海未「私が…神戸ですか?」

 

ダイヤ「はい。なんと言っても『♪静かなブルーシー…』ですから…『ブルーウェーブ』に一番近いのではないのかと」

 

希「それはそうやね」

 

海未「…わかりました…甘んじてその案を受け入れましょう」

 

にこ「甘んじてって…」

 

花陽「あとは…」

 

希「『ライオンズ』やね」

 

千歌「『西武』?だったら私たち、みんな(鉄道と)コラボしたことがあるよ!」

 

ダイヤ「そうですね!本来なら全員『西武ファン』を名乗らなければいけないくらいですわ」

 

希「そやけど…それやと、ネタにならんやろ?」

 

ルビィ「じゃあ、とりあえずルビィは西武ということで…」

 

梨子「私も…」

 

花陽「これで、全チーム出揃ったのかなぁ?」

 

海未「はい、これでよいかと思います」

 

希「『ドラゴンズ』を忘れてるやん」

 

花陽「そうでした、そうでした」

 

にこ「誰か名古屋にちなんだ人っている?」

 

全員「…」

 

にこ「いないのか~い!」

 

果南「静岡でも浜松とか西の方なら、ナチュラルに『中日』ファンも多いと思うけど…」

 

花丸「中日ファン…中日…中日…おぉ、それなら善子ちゃんズラ」

 

善子「私?」

 

花丸「中日…厨二病…」

 

善子「ズラ丸!!」

 

希「ほな、決まりやね」

 

善子「勝手に決めるなぁ!」

 

ルビィ「これからプロフィール欄には『好きな野球チーム:○○』って書けるね」

 

穂乃果「もしかしたら、そこから応援するチームの選手との出会いに発展したりして…」

 

ことり「プロレスラーに続き、野球選手と♡なんて」

 

海未「はい?」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ's × Aqours その19

 

 

 

 

 

【バレーボール①】

 

ダイヤ:「今日は、バレーボール大会を開催しますわ」

 

 

 

一同 :「はぁ?」

 

 

 

ダイヤ:「聴こえませんでしたか?バレーボール大会です」

 

 

 

穂乃果:「いや、聴こえたけど…また、随分と唐突だな…って…」

 

にこ :「今、ワールドカップバレーやってるからでしょ?」

 

凛  :「あっ…なるほ…にゃ?…でも、だったら、ラグビーだって世陸だって…」

 

 

 

ダイヤ:「今日はバレーボール!!…なのですわ」

 

 

 

一同 :「あ、はい…」

 

 

 

にこ :(まったく、すぐに影響されるんだから…)

 

 

 

ダイヤ:「なにか言いましたか?」

 

 

 

にこ :「別に…」

 

 

 

 

 

 

ダイヤ:「では、みなさん、チームに別れましたね?」

 

 

 

花丸 :「別れたけど…これは余りに酷いズラ…」

 

ルビィ:「うにゅ…みなさんには失礼だけど戦力の偏りがありすぎるよ…」

 

 

 

ダイヤ:「お黙り!この区分けが一番簡単でいいのですわ」

 

 

 

 

ヒデコ:「…と言うわけで…ここからは私、ヒデコと…」

 

フミコ:「フミコと…」

 

ミカ :「ミカの3人で…」

 

ヒフミ:「お伝えします!」

 

 

 

にこ :「アンタたち、どこでも出てくるのね…」

 

 

 

 

 

 

ヒデコ:「それでは早速、コートに目を移しましょう。まずは3年生チームvs1年生チームです」

 

フミコ:「はい、3年生のスターティング6をサービス順に紹介します」

 

S :矢澤にこ(154cm)

WS:東條希(159cm)

MB:黒澤ダイヤ(162cm)

WS:松浦果南(162cm)

WS:小原鞠莉(163cm)

MB:絢瀬絵里(162cm)

 

フミコ:「平均身長160.3cm、平均バスト83.6cm。松浦選手がセッター対角に入ります。ご覧の通りスタイルと攻守に優れた、非常にバランスのよいチームです」

 

ヒデコ:「平均バスト、必要ですか(笑)」

 

 

 

穂乃果:「にこちゃんの小ささが際立つね!」

 

海未 :「…えっ?あぁ…身長ですよね?身長…」

 

ことり:「くすっ」

 

 

 

ミカ :「続いて1年生のスターティング6です」

 

S :黒澤ルビィ(154cm)

WS:国木田花丸(152cm)

MB:西木野真姫(161cm)

WS:星空凛(155cm)

WS:小泉花陽(156cm)

MB:津島善子(156cm)

 

ミカ :「こちらは平均身長155.6cm、平均バスト78.8cm。セッター対角にジャンプ力のある星空選手を置いています。しかしながら…はっきり言って体格、運動神経共にかなり不利な状況です。…果たしてどのような戦いを見せるのか?」

 

 

 

千歌 :「確かに…」

 

 

 

フミコ:「さぁ、試合開始です。まずは…矢澤のサーブから始まります!」

 

 

ぴっ!

 

 

フミコ:「…アンダーハンドサーブ?…下からボールを打った!…深いところ、星空、レシーブ…トスが乱れたが…再び星空!…ブロックを弾いて…これはアウト!…期せずしてバックアタックのような形になりましたが、これがブロックアウトを誘って、まずは幸先よく1年生チームが1点を取りました」

 

ミカ :「狙った形ではなかったと思いますが、上手くタイミングがズレました。ラッキーでしたね」

 

フミコ:「サーブ権は1年生チームに移ります。黒澤妹がサービスエリアに下がって…前衛には星空が上がってきました。さぁ、黒澤妹のサーブです」

 

 

ぴっ!

 

 

「こちらもアンダーハンドから!…ですが…あぁ…このボールは相手コートまで届きませんでした…」

 

ミカ :「もったいないです…」

 

フミコ:「サイドアウトで…3年生チーム、サーバーは東條」

 

 

ぴっ!

 

 

「東條はフローターサーブ!…ここは津島、レシー…あぁ!上がらない!ボールは肩口に当たって落ちました…」

 

ミカ :「う~ん、正面に入っていただけに、ここは上げて欲しかったところです…」

 

フミコ:「はい…東條のサーブが続きます!」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ「…小泉のレシーブ!…っと、これは相手コートに直接返ってしまった。チャンスボールは3年生…松浦、オーバーで拾って…黒澤ぁ!…決まったぁ!鮮やかな速攻、縦のA!…西木野もブロックに飛んだんですが、ついていけませんでした」

 

フミコ:「このあたり、息がピッタリですね」

 

ヒデコ:「一方、1年生チームですが…キチッとセッターにボールを返したいところ」

 

ミカ :「はい…なんとか星空選手にボールをあげてほしいですね…」

 

ヒデコ:「東條のサーブが続きます」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ「…が…これはアウト!深いところを狙いすぎたか?これで1年生チームは2-3となって、サービスエリアに国木田が下がります」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ「…おっと、こちらもアンダーハンドサーブ…おぉ!?…高~く上がって…落ちてくる…あっ!これはお見合い!ボールはコートの真ん中に落ちました!」

 

フミコ:「いわゆる天井サーブというヤツですが…全員、真上を見てしまったので、誰が取りにいくか、一瞬迷いましたね」

 

ミカ :「国木田選手はパワーありますから、かなり高いところまでボールが上がりましたね」

 

ヒデコ:「なるほど…さぁ、もう1本続けられるか?」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ:「…国木田、ボールを左手にセットして…今度も高~く上がったぁ…ネット、スレスレ、小原!…矢澤!…松浦ぁ!!豪快なスパイク!高い打点から思い切り叩き付けたぁ!」

 

フミコ:「いやぁ、見事!」

 

ミカ :「今、前衛の星空選手がコースに入っていたんですけど、その前に落とされました」

 

ヒデコ:「超インナーのクロス。とっさに脚を出しましたが、流石の星空でも及びませんでした」

 

フミコ:「小原選手、矢澤選手のつなぎも良かったですよ」

 

ヒデコ:「はい。ネットギリギリのサーブだったので、レシーブ乱れましたが、矢澤もアンダーでよく上げましたね」

 

フミコ:「まぁ、このチームはトスが多少乱れても、相手コートに返すのは誰でも出来そうですから」

 

ヒデコ:「…これで得点は3-4となりました。3年生チームのサーブは黒澤姉が下がります…どこに打つか?」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ:「おっと、妹を狙った!…しかしこれもレシーブ大きい!…が…星空ぁ!!ツーで決めたぁ!…絢瀬もブロックに飛んでいましたが…」

 

ミカ :「はい。レシーブが大きくなって、ネットを越えそうなところ…星空選手が良く反応して押し込みました」

 

ヒデコ:「粘ります1年生チーム。これでスコアは4-4の同点。3年生チームにブレイクを許しません」

 

ミカ :「いいですね」

 

ヒデコ:「サーバーは西木野選手…こちらもアンダーハンドからのサーブですが」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ:「う~ん…残念、届かず…」

 

ミカ :「ここですね…ここは気持ちを切替えて、まず1本切って欲しいです」

 

ヒデコ:「3年生はエースの松浦が後衛にまわります」

 

ミカ :「はい、なので1年生チームはこのローテの間に点数を取っておきたいですね」

 

ヒデコ:「その松浦のサーブです」

 

 

ぴっ!

 

 

ヒデコ:「…ジャンプサーブだぁ!!…決まったぁ!!…西木野、国木田、全く動けず」

 

フミコ:「間は間でしたけど、スピードとパワーが破格ですねぇ!あれは正面突いても、取れないんじゃないでしょうか?」

 

ヒデコ:「しかし…容赦ない…と言いますか、えげつない…と言いますか…」

 

フミコ:「これはこのまま走りそうですね…」

 

 

 

 

 

凛  :「結局、ボロ負けしたにゃ…」

 

善子 :「25-11…ダブルスコア…」

 

花陽 :「花丸ちゃんの天井サーブは効果的だったけどね」

 

花丸 :「最初だけだったズラ」

 

ルビィ:「うにゅ…ごめんなさい…私が足を引っ張っちゃたから」

 

真姫 :「あなたひとりのせいじゃないわよ。私だって全く役立たずだったんだから」

 

花陽 :「それは私も…」

 

善子 :「私だって…」

 

花陽 :「で、でも…11点も取ったんだよ!これって凄いことなんじゃないかな?」

 

凛  :「ほとんど相手のミスだよ…そのうち4点はタッチネット…しかも胸が触れたとか言って…あれ、絶対わざとにゃ!!」

 

花丸 :「筋肉バカは本気出しすぎズラ…」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ's × Aqours その20

 

 

 

 

 

【夢の超人タッグ風⑦】

 

にこ :「そういえば、今、思い出したんだけど…アタシたち、プロレスやってなかった?」

 

 

 

一同 :「!!」

 

 

 

穂乃果:「やってたね!」

 

花丸 :「そんなこともあったズラ…」

 

善子 :「すっかり忘れてたわ…」

 

海未 :「確か…『絵里と果南さん組』と…」

 

ことり:「『花陽ちゃんと曜ちゃんペア』で決勝戦!…だったよね?」

 

鞠莉 :「イエース!」

 

ルビィ:「続きはどうなったのかな?」

 

 

 

実況 :「えっ?私に訊いてます?」

 

 

 

にこ :「アンタしか居ないでしょ?」

 

 

 

実況 :「…ですよねぇ…では、お伝えしましょう!リング上をご覧ください!!」

 

 

 

一同 :「!?」

 

 

 

希  :「えりち!」

 

千歌 :「果南ちゃん!」

 

凛  :「かよちん!」

 

千歌 :「曜ちゃん!」

 

 

 

一同 :「みんな倒れてる!?」

 

 

 

実況 :「はい。両者ダブルノックアウト状態です」

 

 

 

にこ :「ぬゎんでよ!?」

 

希  :「確か…『続きはまた今度!』って言ってたやん!」

 

海未 :「はい。ですが、フタを開けてみたら、途中経過も無く…」

 

善子 :「いきなりダブルノックアウトなんて…」

 

ダイヤ:「ありえないですわ」

 

凛  :「そうにゃそうにゃ!」

 

 

 

実況 :「まぁ…そう言われましても…作者の都合としか…」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

実況:「…と言っても、納得されないですよねぇ」

 

 

 

一同 :こくり

 

 

 

実況 :「では、簡単に説明しますと…両チーム、死力を振り絞って戦っていたところに…『乱入』がございまして…」

 

 

 

一同 :「乱入!?」

 

 

 

実況 :「はい…4人はお互いの戦いを一時中止して、彼女たちに抵抗したのですが…連戦からの疲れとダメージの蓄積が響き、なすすべもなく…」

 

 

 

穂乃果:「その乱入者って」

 

海未 :「何者ですか!」

 

 

影A :「私たちよ!」

 

 

 

一同 :「!?」

 

 

 

影B :「初めまして、μ’s…そしてAqoursのみなさん!」

 

影C :「私たちは…スクールアイドル ニュージェネレーションズ『虹ヶ咲』」

 

 

 

一同 :「虹ヶ咲!?」

 

 

 

影D :「旧態依然のスクールアイドルに革命を起こす為、世に送り出された選ばれし9人よ」

 

 

 

一同 :「9人!?」

 

 

 

影E :「まぁ、虹ヶ咲っていうのは…とある組織の名前で…あなたたちみたいにグループで活動してるわけじゃないんだけどね」

 

影F :「そうだね」

 

 

 

絵里 :「…ちょっと…待ちなさい…」

 

 

 

一同 :「!?」

 

 

 

穂乃果:「絵里ちゃん!!」

 

絵里 :「勝手に出てきて…」

 

果南 :「勝手なことを…言わないで欲しいわね…」

 

鞠莉 :「果南!」

 

 

 

曜  :「そうそう…まだ、勝負は…」

 

花陽 :「終わってません…よ…」

 

梨子 :「曜ちゃん!」

 

真紀 :「花陽!」

 

 

 

花陽 :「…とはいえ…花陽にはもう立ち上がる力は残ってません…」

 

曜  :「私も…」

 

花陽 :「なので…絵里ちゃん…花陽の身体を押さえ込んで、フォールをしてください…」

 

絵里 :「花陽…」

 

曜  :「…果南ちゃんも…」

 

果南 :「曜ちゃん…」

 

 

 

絵里 :よろ…よろ…ばたっ…

 

果南 :よろ…よろ…ばたっ…

 

 

 

ワン…ツー…スリー…

 

 

 

実況 :「勝者…『スワン&ドルフィン』チーム!!」

 

 

 

花陽 :「えへへ…これでケジメはついたかな…」

 

曜  :「中途半端は良くないですもんね…」

 

花陽 :「絵里ちゃん、果南さん、優勝おめでとう…やっぱり自力が…違い…まし…た…」

 

絵里 :「花陽!そんなことないわ。あなたがここまでやるなんて…正直、私の方が感動してるわ」

 

曜  :「結構…自信あったんだけどなぁ…」

 

果南 :「曜ちゃん!そ、そうね…スピードじゃ互角だったかしら。…でもこれで…あなたに持久力が付けば、私もうかうかしてられないかも…」

 

 

 

影G :「なに、臭い台詞吐いてるんだよ!ふん!どっちも負けだよ!負け!私たちには手も足も出なかった負け犬さ」

 

 

 

穂乃果:「むっ!なんてことを!」

 

千歌 :「ムリヤリ乱入したくせに、エラソーにするなぁ!」

 

 

 

影H :「ふふふ…そう思うなら、一人ずつ私たちと戦ってみるかい?」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

影I :「そうねぇ…題して『音ノ木坂vs浦の星vs虹ヶ咲…地獄の9番勝負!!』」

 

 

 

一同 :「地獄の…9番勝負!?」

 

 

 

影A :「どう?面白いと思わない?」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

実況 :「あぁ…大変なことになってきました!思い付きで始まった『夢の超人タッグ風…』ですが、新たな敵の出現により、事態は思わぬ方向に進もうとしております!果たして、μ'sとAqoursの運命やいかに!?この模様は…あっ…今、速報が入りました…えっ…やらない?やらないの?…本当に?…やらない…やらないそうです!正式決定です!この続きはやりません!…では、みなさま、さようならぁ!!」

 

 

一同 :「はぁ!?」

 

 

 

【にわか①】

 

穂乃果:「ラグビーワールドカップ、観てる?」

 

海未 :「はい」

 

穂乃果:「凄い、迫力だよね!」

 

ことり:「うん!」

 

海未 :「そうですね」

 

穂乃果:「穂乃果ねぇ、試合観てて、結構色んな言葉を覚えたよ」

 

ことり:「ことりも!」

 

海未 :「そうですか」

 

穂乃果:「えっとねぇ…まず『ノッコン』でしょ?」

 

海未 :「はい」

 

ことり:「『スローフォワード』」

 

海未 :「はい」

 

穂乃果:「それから…『ノット リリース ザ ボール』」

 

海未 :「よく言えました」

 

ことり:「『コラプシング』」

 

海未 :「かなり難しい言葉を覚えましたね」

 

 

 

穂乃果:「あと…『ハイエナ』」

 

 

 

海未 :「いえ『ジャッカル』です!!」

 

 

 

 

【にわか②】

 

千歌 :「ワールドカップ、観てた?」

 

梨子 :「うん」

 

千歌 :「日本、強かったね」

 

梨子 :「うん」

 

千歌 :「まさか、あそこまで勝てるとは思わなかったよ」

 

梨子 :「うん」

 

千歌 :「石川選手は、まぁ期待通りの活躍だったけどさ」

 

梨子 :「石川選手?そんな人いたっけ?」

 

千歌 :「それ以上に西田選手の活躍が衝撃的だったなぁ」

 

梨子 :「西田選手?」

 

千歌 :「それで28年ぶりの4位だもんね!もう驚きしかないよ!」

 

梨子 :「えっ、日本て初めてベスト8に進んだんじゃ…」

 

千歌 :「ん?そんなことないよ!オリンピックで金メダルも獲ったことあるし、昔は結構強かったんだから」

 

梨子 :「えっと…もしかして千歌ちゃんが言ってるワールドカップって…バレーボールのこと?」

 

千歌 :「うん!…って、曜ちゃんは何のことだと?」

 

梨子 :「バ、バレーボールだよ!」

 

千歌 :「ははぁん…さては梨子ちゃん、最近見始めたにわかだねぇ?」

 

梨子 :「そ、そんなことないけど…でも、ほら…あの『ガイチクラッシュ』が監督だもんねぇ…私も歳を取るわけだ」

 

 

 

千歌 :「『外人クラス?』」

 

 

 

梨子  :(お前がにわかか!)

 

 

 

 

【にわか③】

 

ダイヤ:「次のμ’sとAqoursの対決は…」

 

 

 

にこ :「ラグビーだなんて言わないわよね!?」

 

 

 

ダイヤ:「なぜ、それを…」

 

 

 

にこ :「アンタも以外にミーハーなのね」

 

 

 

ダイヤ:「…」

 

 

 

果南 :「でも、ダイヤ…ラグビーは15人でやるスポーツでしょ?μ’sもAqoursも9人だから、そもそも無理じゃない?」

 

ダイヤ:「ブッブー…ですわ!ラグビーには7人制というのもありましてよ」

 

果南 :「なるほど、それは確かに」

 

希  :「そやけど、ダイヤちゃん」

 

ダイヤ:「はい」

 

 

 

希  :「ウチら、まだバレーボールやってる最中やん?あちらこちら喰い散らかすのは、良くないと思うんやけど…」

 

 

 

ダイヤ:「仰る通りです…」

 

 

 

 

【別のシリーズですが…】

 

にこ :「喰い散らかす…で、思い出したけど…」

 

希  :「?」

 

 

 

にこ :「アタシたち『知ってるシリーズ』で麻雀もしてなかったっけ?」

 

 

 

希  :「あはは…喰い散らかす…って、そういう意味の?…アカン、哭きまくったのに『役無し』って場面を思い浮かべてしまったわ」

 

 

 

にこ :「次は『実戦』って言ってたわよね?」

 

希  :「そうなんやけど…麻雀牌って、文字で表示するの面倒やんか」

 

にこ :「あっ…」

 

希  :「例えばこんな配牌やったとして…」

 

 

 

一一ニニ三三

      白發中東南西北

筒筒索索萬萬

 

 

 

希  :「なっ?バランスも悪いし…絵文字でもない限り、表示するの無理やろ?」

 

にこ :「じゃあ、あれも未完のまま、放置されるのね…」

 

希  :「作者に計画性がないって証しやね…」

 

 

 

【にわか④】

 

鞠莉 :「ホワッツ ザ 『ニワカ』?」

 

善子 :「えっ…ニ、ニワカ イズ…ライク ア…ボンド」

 

鞠莉 :「ボンド?」

 

善子 :「イ、イエース!スーパーハード ノリ!」

 

鞠莉 :「ノリ?」

 

善子 :「テェ ベタベタ…モノトモノ ピタット クッツケル」

 

鞠莉 :「オー ペースト!」

 

善子 :「イエース!イエース!ボンド イズ スーパーハード ペースト」

 

鞠莉 :「ウェル…スーパーハード ペースト イズ ニワカ!」

 

善子 :「ザッツ ライッ!」

 

鞠莉 :「OK!サンキュー!!」

 

 

 

花丸 :「善子ちゃん、それは『にわか』じゃなくて『膠(にかわ)』ズラ」

 

 

 

善子 :「あっ…」

 

 

 

 

【にわか⑤】

 

ルビィ:「えっと…前からフロントロー…セカンドロー…バックロー…」

 

曜  :「ヨーソロー!」

 

ルビィ:「うにょ?」

 

 

 

 

【にわか⑥】

 

真姫 :「ラグビーとアメフトって同じスポーツ?」

 

凛  :「全然違うにゃ」

 

花陽 :「ボールは似てるけどね」

 

絵里 :「防具を付けるのが?」

 

凛  :「アメフト」

 

絵里 :「付けないのが?」

 

凛  :「ラグビー」

 

花陽 :「簡単に言うと、ラグビーはボールを後ろにパスして、相手陣地の奥までボールを運ぶ競技で…アメフトはボールを前にパスして相手陣地にボールを運ぶ競技です」

 

真姫 :「そうなの?」

 

花陽 :「逆の言い方をすると、ラグビーはボールを前にパスすると反則になるのです」

 

真姫 :「だったら、いつまでたっても前に進めないじゃない」

 

凛  :「うひゃひゃひゃ…真姫ちゃん、前に進む時は、ボールを持ったまま走ればいいにゃ!」

 

花陽 :「前にパスするのはダメだけど、蹴って前に出すのはいいんだよ」

 

凛  :「このなかなか前に進めないところが、ラグビーの面白いところなんだにゃ」

 

真姫 :「も、もちろん知ってるわよ、そんなこと!…あなたたちがどれだけ詳しいか試しただけだから…」

 

凛  :「ふ~ん」

 

絵里 :「そう…それじゃ相手チームは自分の陣地に運ばれないように、邪魔をするわけね」

 

凛  :「ボールを持ってる人にタックルするにゃ!」

 

花陽 :「タックルを受けて、ボールをこぼしちゃったりして…それを獲られちゃうと、今度は攻守交替になるので、パスを回したり、ボールを蹴ったりして、相手に獲られないようにしながら、前に進んで行くんです」

 

絵里 :「なるほど」

 

凛  :「相手陣地の奥までボールを運んで、地面に付けると『トライ』ってなるにゃ」

 

絵里 :「見たことあるわ!それがトライなのね」

 

花陽 :「ちなみに…ですけど…アメフトは、攻撃と守備が完全に分かれてるんです」

 

凛  :「1チームの中に攻める人と守る人も分かれてるんだにゃ…」

 

花陽 :「相手の陣地の奥までボールを運ばなきゃいけないのは、ラグビーと同じですけど…」

 

凛  :「アメフトの場合は『タッチダウン』って言うにゃ」

 

真姫 :「聴いたことあるかも」

 

花陽 :「攻撃側は4回の攻撃で10ヤード以上前に進めないと、強制的に攻守交替となっっちゃうところが、ラグビーと大きく違うところなんです!!」

 

絵里 :「く…詳しいのね」

 

花陽 :「にわかですけど…」

 

真姫 :「たいしたものだわ」

 

 

 

花陽 :「それと…『ライスボウル』があるのが、アメフト。ないのがラグビー」

 

 

 

凛  ;「かよちんはそれが言いたかっただけにゃ~」

 

花陽 :「あはは…さすが凛ちゃん!よくわかったね」

 

 

 

絵里 :「ライス…」

 

真姫 :「ボウル?」

 

 

 

花陽 :「うん!ライスボウルって言うのはね…」

 

凛  :「あっ、かよちん!ラーメン食べに行く時間にゃ!」

 

花陽 :「へっ?」

 

凛  :「それじゃ、絵里ちゃん、真姫ちゃん、またね!!」

 

花陽 :「ひゃあ…あ、じゃ、じゃあ、また明日…凛ちゃん、待って…」

 

 

 

絵里 :「…」

 

真姫 :「…」

 

 

 

絵里 :「気になるわね」

 

真姫 :「そうね…」

 

 

 

絵里 :「みんなでご飯を食べるのかしら」

 

真姫 :「…そうなんじゃない…」

 

 

 

絵里 :「…」

 

真姫 :「…」

 

 

 

絵里 :「まさか…ね」

 

真姫 :「…ね…」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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μ's × Aqours その21

 

 

 

 

【胸が大きいほど風邪の治りは遅い】

 

 ‐ポーランドで行われたこの研究は、妊娠前であり授乳経験のない若い白人女性163人を対象に、過去3年間にかかった風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症の重症度について調査したもの。

 これによると、AAカップの女性が、咳や風邪、インフルエンザの症状に悩まされたのが平均3.8日間だったのに対し、Fカップの女性は平均8.3日続いたとしている。

 胸の大きな女性は小さな女性よりも、2倍以上の期間苦しんだことになる。‐

 

 

 

 

希  :「どおりで…ウチは一旦風邪ひくと、長引くなぁ…と思ってたんよ」

 

ことり:「へぇ…」

 

花陽 :「そうなんだぁ」

 

穂乃果:「そうなの?海未ちゃんはやっぱり治るの早い?」

 

海未 :「なぜ、私に訊くのですか?」

 

穂乃果:「あはは…なぜ…って…ねぇ?」

 

絵里 :「私に振らないで…」

 

ことり:「確かに海未ちゃんが風邪ひいても、寝込む姿は想像できないもんね♡」

 

海未 :「ごほん!…私は普段鍛えてますから…」

 

絵里 :「でも、そういう意味じゃ…にこも凛も寝む姿は想像できないわね…」

 

花陽 :「凛ちゃんは、いつも元気だもんね」

 

穂乃果:「じゃあ、やっぱり、その説は間違いじゃないかも」

 

 

 

真姫 :「どうかしら?…そもそもその程度のサンプル数で結論付けるのは違うんじゃない?」

 

 

 

凛  :「そうにゃ、そうにゃ!」

 

にこ :「胸の大きさで差が付くなんて、あり得ないから!」

 

 

 

真姫 :「それに…前提が間違ってるわよ」

 

 

 

一同 :「?」

 

 

 

真姫 :「胸の大きさどうこうじゃなくて凛たちは、そもそも風邪をひかない…ってこと」

 

 

 

穂乃果:「あぁ!なるほど!バカは風邪ひか…」

 

 

 

にこ :「アンタねぇ!」

 

凛  :「穂乃果ちゃんには、言われたくないにゃ!」

 

 

 

穂乃果:「穂乃果はひいたもん!」

 

 

 

凛  :「あ~…抜け駆けはズルいにゃ!」

 

にこ :「そうよ!そうよ!」

 

 

 

海未 :「いえ、違いますよ…バカだからひいたんです!」

 

真姫 :「まぁ…そう言われてみればそうね…」

 

 

 

穂乃果:「…返す言葉がない…」

 

 

 

 

 

【10回クイズ①】

 

穂乃果:「ねぇ、海未ちゃん!キスって10回言って?」

 

海未 :「なぜ、私がそのようなことを?」

 

穂乃果:「反射神経を試すんだよ」

 

海未 :「そうなのですか?」

 

ことり:「まぁ、そうかな?」

 

海未 :「わかりました…10回言えばいいのですね?」

 

穂乃果:「じゃあ、いくよ?…用意、スタート!」

 

海未 :「キス、キス、キス…キス、キス!」

 

穂乃果:「2月3日は何の日?」

 

海未 :「えっ?せ、接吻…いえ節分の日です!」

 

穂乃果:「わ~い、引っ掛かったぁ!海未ちゃん、やらしい!」

 

海未 :「わ、私としたことが…不覚です」

 

 

 

 

 

【もうすぐ節分①】

 

ことり:「鬼は~外!…福は~内!」

 

穂乃果:「鬼は~その~…(だ)」

 

 

 

海未 :「む!今、なんと?」

 

 

 

 

【もうすぐ節分②】

 

曜  :「鬼は~外!」

 

千歌 :「さくら~うち!」

 

梨子 :「言うと思った」

 

千歌 :「てへ♡」

 

 

 

 

 

【あいうえお作文対決】

 

ダイヤ:「千歌さんは『あ・く・あ』で、穂乃果さんは『み・ゆ・ず』でお願いします」

 

千歌 :「うん、わかった!」

 

穂乃果:「『ず』って難しくない?…ず…ず…ずら?」

 

花丸 :「呼んだズラ?」

 

穂乃果:「ごめん、呼んでない…」

 

花丸 :「…」

 

千歌 :「よし!出来たよ!」

 

ダイヤ:「 では、千歌さん」

 

千歌 :「いくよ!『アイドルに、なりたい九人が、集まった』」

 

一同 :「おぉ…」

 

ダイヤ:「確かに…これはまさに私たちのことですわ!素晴らしいです」

 

千歌 :「へへへ…」

 

ダイヤ:「では、次は穂乃果さん」

 

穂乃果:「うん…じゃあ…『みんなのね、友情はずっといつまでも』」

 

一同 :「おぉ!」

 

ダイヤ:「これも凄くμ'sっぽいですわ!」

 

ことり:「でも、どこかで聴いたことあるような…」

 

凛  :「凛、知ってるよ!友情ノーチェ…」

 

μ's  :「しーっ!!」

 

 

 

 

 

もうすぐ節分③】

 

凛  :「鬼は~外!」

 

真姫 :「福は~内!」

 

 

 

花陽 :「おに(ぎり)は~…」

 

 

 

凛  :「にゃ?」

 

真姫 :「おにぎり?」

 

 

 

花陽 :「ん?」

 

 

 

 

 

【もうすぐ節分④】

 

穂乃果:「♪海未~のパンツはいいパンツ~ すごいぞ~ すごいぞ~」

 

海未 :「大きな声で、変な歌を歌わないで下さい!」

 

 

 

 

 

【違うから!①】

 

穂乃果:「千歌ちゃんと…雪穂で…『千とスノー』?」

 

にこ :「違うから!」

 

 

 

 

 

【もうすぐ2月14日①】

 

千歌 :「曜ちゃんに問題! μ'sを代表する曲で、バレンタインデーをモチーフにした曲と言えば?」

 

曜  :「…『チョコっと"LOVE"で接近中!』だっけ?」

 

ダイヤ:「チョコだけに!…って…ブッブーですわ!…そう言えば…昔、そんな名前の歌がありましたわね…」

 

ルビィ:「♪マル!マルマルマル!」

 

 

 

花丸::「呼んだズラ?」

 

 

 

 

 

【ちょこっとLOVE】

 

ダイヤ:「初めてPVを観ましたが…驚きましたわ…」

 

ルビィ:「『Wonderfu Rush』のジェット機が出てきたね!」

 

※気になる方は確認してみて下さい。

 

 

 

 

 

【違うから②】

 

鞠莉 :「『リア充』ってなんですかぁ?」

 

千歌 :「リアジュー?えっと…理亞ちゃんのジュースじゃないかな?」

 

鞠莉 :「オー マイ ガッ!」

 

理亞 :「いや、違うから!」

 

 

 

 

 

【違うから③】

 

鞠莉 :「では『聖水』とは?」

 

千歌 :「聖良さんの…」

 

聖良 :「やめて!!絶対、違うから!!」

 

 

 

 

 

【10回クイズ②】

 

希  :「にこっち…『恐竜』って10回言うて?」

 

にこ :「はぁ?今時、10回クイズ?くだらない…」

 

希  :「いいから、いいから」

 

にこ :「まぁ、アタシは引っ掛からないけどね」

 

希  :「…用意…スタート!」

 

にこ :「恐竜、恐竜、恐竜…恐竜、恐竜!」

 

希  :「ウチの胸は?」

 

にこ :「胸?…きょ…巨乳!?」

 

希  :「おぉ!」

 

にこ :「だから引っ掛からないって言ったでしょ!」

 

希  :「さすがやね!」

 

にこ :「当たり前じゃな…いや、待ちなさい!よく考えたら、これ、巨乳って言わせたかっただけじゃないの?」

 

希  :「むふっ♡…バレたか」

 

 

 

 

 

【もうすぐ節分⑤】

 

凛  :「豆撒き!」

 

花陽 :「恵方巻き!」

 

真姫 :「…西木野真姫?…」

 

 

 

絵里 :「ハラショー!!」

 

 

 

真姫 :「…なわけないでしょ!」

 

 

 

 

 

【秘密の病気】

 

希  :「…」

 

絵里 :「大丈夫?具合悪そうだけど…」

 

希  :「いや、結構しんどい…」

 

絵里 :「風邪?熱ある?」

 

希  :「風邪やないんやけど…まぁ、えりちは気にせんといて」

 

絵里 :「えっ、なに?そんな言い方されたら、余計気になるじゃない」

 

希  :「…ごめん…大丈夫や…」

 

絵里 :「なによ、それ…隠し事なんてやめてよ」

 

希  :「そやなぁ…ウチが悪かった…でも…話せないんよ…」

 

絵里 :「話せない?」

 

希  :「秘密にせな…あかん…みたいな?」

 

絵里 :「ちょっと!そんな大きな病気なの?」

 

希  :「大きいかどうかはわからんけど…」

 

絵里 :「なに?なんて病気?真姫に相談した?」

 

希  :「…実はな…いや、やっぱ…言えん…」

 

絵里 :「ウソでしょ?」

 

希  :「ウソやないって…言えん…言えんよ」

 

絵里 :「希!」

 

希  :「言えん…よ…」

 

絵里 :「どうして?…私と希の仲って、その程度のモノなの…もっと信頼してくれてるのかと思ってたのに…」

 

 

 

希  :「いや…だから…言えん…胃炎…なんやって…」

 

 

 

絵里 :「えっ?」

 

 

 

希  :「焼き肉食べ過ぎたんかなぁ?胃酸過多で…胃炎になってしもうた…」

 

 

 

絵里 :「胃酸過多?…胃炎?…」

 

 

 

希  :「そやから…何回も言うたやん…胃炎って」

 

 

 

絵里 :「私の心配した感情と時間を返して!」

 

 

 

 

 

【感染予防】

 

善子 :「新型コロナウイルスって、かなりヤバいみたいね」

 

ルビィ:「まだ、インフルエンザも流行ってるみたいだし」

 

善子 :「もうすぐ、スギ花粉も始まるし…」

 

ルビィ:「やっぱり、予防には『マスク』が一番かな」

 

花陽 :「いや、予防には『まず、喰う!』が一番ズラ」

 

ルビィ:「そっかぁ!医食同源って言うもんね!」

 

 

 

善子 :(そこ、ツッコむところでしょ!)

 

 

 

 

 

【もうすぐバレンタイン②】

 

絵里 :「♪チョッコレイト、チョッコレイト、チョコレートはえりち~」

 

希  :(むふっ♡えりち…ウキウキやん♡)

 

 

 

 

 

【違うから④】

 

鞠莉 :「♪赤鬼さんから、お手紙着いた」

 

果南 :「♪青鬼さんたら、読まずに食べた…あれ?…そうだったっけ?」

 

ダイヤ:「ブッブー…違います!」

 

ルビィ:「白やぎさんと黒やぎさんだよ」

 

果南 :「だよね?」

 

鞠莉 :「ソーリー…白やぎと黒やぎデース」

 

花丸 :「白焼きと蒲焼きがどうかしたズラ?」

 

善子 :「どうして、そうなるのよ!」

 

梨子 :「そういえば、沼津はウナギが有名なんだっけ?」

 

曜  :「一般的には浜松のイメージが強いかも知れないけどね」

 

梨子 :「夜のお菓子『ウナギパイ』だっけ?」

 

千歌 :「わぁ…梨子ちゃん、エッチ!」

 

曜  :「さすが、エッチ!スケッチ!サクラウチ!」

 

梨子 :「違うから!」

 

 

 

 

 

【東京土産】

 

ルビィ:「『東京パナァ』♡」

 

花陽 :「『東京ばな奈』だよぉ…」

 

 

 

 

 

【もうすぐ節分⑥】

 

穂乃果:「♪海未のパンチは、いいパンチ~…強いぞぉ…痛いぞぉ…」

 

ことり:「…しつこく歌って怒られたんだね…」

 

 

 

 

 

~つづく~

 



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芸人ネタ
ナ○ツがラブライブを語る。


 

 

 

H「皆さん『ラブライブ!』って知ってますか」

 

T「大抵知ってるよ」

 

H「気になったので、ヤホーで調べてきました」

 

T「今さら?」

 

H「主人公は『高坂おのののか』っていう高校2年の少女で」

 

T「『穂乃果』ね。『おのののか』だと、ビールの売り子になっちゃうから」

 

H「実家がおまん○屋さんなんです」

 

T「そこ伏せ字はやめなさい。おまんじゅう屋さんですよ」

 

H「通ってる学校が廃校になっちゃう!って噂が流れるんですね」

 

T「伝統校なんですが。定員割れしちゃうんですよ」

 

H「これは大変!って時に見たのが『新井ズ』ってグループで」

 

T「『A-RISE』です。新井さんの集まりではありません」

 

H「彼女たちは近くの学校で『スクールアイドル…マスター シンデレラガールズ』をやってて」

 

T「『スクールアイドル』ね。中居くんは出てこないから」

 

H「これをやってアピールすれば、定員割れは防げるんじゃないか!ってことで、自分たちも『スクールアイ…シールド21』を始めるわけです」

 

T「アメフトはしません」

 

H「最初は同級生の『園田ちゃん』と『南ちゃん』と3人なんですね」

 

T「『海未ちゃん』と『ことりちゃん』ね。間違ってはないですけど、あんまり、そうは呼ばないですね」

 

H「ちなみに『南ちゃんのお母さん』も『南ちゃん』です」

 

T「声優さんがね、『浅倉南役』の方でね」

 

H「そのあと、なんだかんだで6人増えて」

 

H「その課程が面白いんですけど」

 

T「全部で9人になって、付けたユニット名が『キュウレンジャー』」

 

T「『μ's』ですね。変身して『ホノカオレンジ』とかなりませんから」

 

H「そのあと、彼女たちには新たな目標が出来ます。それが『ラ・ラ・ライブ!』という」

 

T「『ラブライブ!』です」

 

H「ミュージカルの全国大会なんですね」

 

T「ですから、ラ・ラ・ランドではないです」

 

H「最初の挑戦は失敗に終わります」

 

T「なかなか、すぐには上手くいきません」

 

H「解散問題まで発展します」

 

T「はい」

 

H「事務所に残る派と、マネージャーに付いていく派と」

 

T「別の話です」

 

H「その後、なんだかんだがありまして、次の大会で優勝する…って話です」

 

T「いや、ですから、そこが楽しいんですが」

 

H「この『LA.LA.LA.LOVE SONG』の何が素晴らしいかと言うと」

 

T「久保田利伸になっちゃった」

 

H「楽曲が」

 

T「そうですね」

 

H「特に人気が高いのが『スノーバケーション』、略して『スノバケ』という」

 

T「ロンバケ?…いや『スノーハレーション』…『スノハレ』です。キムタクから離れてください」

 

H「あと実際に声優さんが、歌って踊って…というライブが」

 

T「はい、2.5次元なんて言われてますけど」

 

H「紅白にも出場したりして。それは凄い人気だったようで」

 

T「はい」

 

H「人気者だけに『ゲス不倫』に巻き込まれたりして」

 

T「?」

 

H「『ほのか りん』って」

 

T「別人だよ!『穂乃果ちゃん』も『凛ちゃん』も関係ないです」

 

H「今は続編が作られてるんですね」

 

T「そうです、そうです」

 

H「『サンシャイン池崎』という」

 

T「『イェ~』とか叫びません」

 

H「秋から2期の放送が始まります」

 

T「よくご存知で」

 

H「こんな『シャブライフ!』を、皆さん、ぜひ、観てみてください」

 

T「最後に一番ヤバイ間違いしちゃった」

 

 

 

 

 

~@ナ○ツ ラブライブを語る 完~

 



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ナ○ツがサンシャインを語る。

 

 

 

 

H「今日は『ラブライブ!サンシャイン!!』をヤホーで調べてきました」

 

T「今さら?あ、いや、まぁ今度、映画が公開されますからね」

 

H「知らなかったんですが『森高千里』の曲だったんですね」

 

T「それは『ララ サンシャイン』です。似てますけど」

 

H「知ってます?森高千里」

 

T「それは知ってるでしょ」

 

H「旦那は『反町隆史』」

 

T「違います、反町さんの奥さんは松…」

 

H「あぁ『松浦亜弥』だ」

 

T「それも違います。松浦亜弥さんではなくて『松嶋菜々子』さんです」

 

H「あぁ…そうだった」

 

T「はい…」

 

H「あれ?じゃあ、森高千里の旦那は誰?」

 

T「『江口洋介』さんです」

 

H「あぁ『湘南爆走族』の!」

 

T「そういう漫画の主人公と同じ名前なんですよね」

 

H「ドラマにも出てた?」

 

T「はい、同じ『江口洋助』役で」

 

H「懐かしいなぁ、湘南爆走族。あぁ、リーダーの名前が江口洋助なんですけど、彼、裁縫が得意なんですよ。それで付いたあだ名が『手芸の洋ちゃん』」

 

T「惜しい!『手芸のえっちゃん』」

 

H「あれ?『洋ちゃん』じゃなかったでしたっけ?」

 

T「『えっちゃん』です」

 

H「それで…仲間が…確か…4人いたよね?」

 

T「いましたね」

 

H「えっと…『アキラ』『桜井』『マル』『原沢』…だったっけ?」

 

T「はい。石川晃、桜井信二、丸川角児、原沢良美」

 

H「詳しいねぇ」

 

T「結構、ドストライクで読んでましたから」

 

H「あと…恋人がいたよね…えっと…なんて言ったっけ?」

 

T「『津山よし子』かな?」

 

H「そうそう、よし子さん!」

 

T「劇中では、あんまりそうは呼ばれてないけどね」

 

H「そうだっけ?」

 

T「津山さん…って主に呼ばれました」

 

H「アキラにも彼女がいたよね?」

 

T「『三好民子』…『タミー』って呼ばれてます…って…えっと…何の話をしてたんでしたっけ?」

 

H「湘南爆走族…」

 

T「いえ、あなた、ラブライブ!サンシャイン!!って最初言いましたよね?」

 

H「そうでした、そうでした」

 

T「しっかりしてください」

 

H「えっと、調べたところによると…まず作品の舞台設定ですが、主人公の女の子が、前作に登場した『μ's』というスクールアイドルに憧れて『沼's』というのを結成するんです」

 

T「しません。舞台になる場所が『沼津』なんです」

 

H「で、主人公の女の子が…あれ?誕生日が来たら何歳になるんだったっけな?…森高千里の曲にあったような気がするんだけど…15才じゃなくて…16才じゃなくて」

 

T「『17才』ですか?」

 

H「それ!17才!…高校2年生で」

 

T「ここで森高千里にもどりますか…」

 

H「でも『17才』は元々は『南ことり』のカバー曲なんですよ」

 

T「『南沙織』です」

 

H「『シンシア』なんて呼ばれてまして」

 

T「いいから、先に進めてください」

 

H「物語はその主人公…『エリーチカ』と親友の『花陽』、転校生の『にこ』を軸に」

 

T「『千歌』と『曜』と『梨子』です!…っていうか、ちょいちょい前作を放りこんできますね」

 

H「中でも、曜ちゃんっていう子が凄くて…スタイル抜群、運動神経も良くて、料理も上手で、さらに裁縫も得意で衣装まで作っちゃうという」

 

T「いわゆるハイスペックな女子ですね」

 

H「付いたあだ名が『手芸の曜ちゃん』」

 

T「付いてません!…っていうか、そもそも『えっちゃん』ですから」

 

H「それから、なんやかんやで仲間が増えていき」

 

T「そこが面白いんですけど…ん?これ前回と同じパターンですね」

 

H「最終的には全部で9人になります」

 

T「はい」

 

H「簡単に紹介しますと『千歌』『曜』『桜井』『丸川』『原沢姉妹』『よし子』『タミー』…」

 

T「ビミョーに違います!」

 

H「ん?」

 

T「湘爆から一旦、離れましょう」

 

H「えっ?」

 

T「えっ?…じゃありませんよ。それを言うなら『千歌』『曜』『桜内』『マル』『黒澤姉妹』『善子』『マリー』…じゃないですか」

 

H「おぉ!」

 

T「おぉ!じゃないです」

 

H「んん?」

 

T「はい?」

 

H「パシッ!」

 

T「痛っ!」

 

H「ひとり足りねぇな!」

 

T「他人のネタはパクるのはやめません?」

 

H「あれ?そうですか…どっかで見たような気がしたけど…」

 

T「他人のネタです」

 

H「そうでしたっけ?…それはそれとして、あとひとりは誰だっけ?…あぁ、アキラの妹の『杏奈』だ」

 

T「『果南』です」

 

H「ん?」

 

T「『あんな』じゃなくて『かなん』です。『松浦…』」

 

H「亜弥?」

 

T「そこに戻りますか!」

 

H「その9人が『悪亜』というチームを作り」

 

T「『Aqours』です」

 

H「バイクで敵と競います」

 

T「ライブで」

 

H「その大会が、かの有名な『ラ・ラ・ランド』です」

 

T「ラブライブです!これも前回使いましたね」

 

H「ミュージカルの大会じゃなかったでしたっけ?」

 

T「まぁ、最初の地方予選で似たようなことはしてましたけど」

 

H「そのあと、なんやかんやありまして、最後には大会に優勝して終わるという」

 

T「ですから、その過程が楽しいんですけど」

 

H「その後日談が、今度、映画になります」

 

T「ようやく、そこにたどり着きましたか…」

 

H「それが『ラブライブ!サンシャイン!!PURPLE HIGHWAY OF ANGELS 』」

 

T「それっぽいけど、違います。『The School Idol Movie Over the Rainbow』です」

 

H「『地獄の軍団』と戦います」

 

T「たぶん、出ないと思います」

 

 

 

 

 

~ナ○ツがサンシャインを語る 完~

 



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『にこのぞりん』で『サ○ドウィッチマン風』

 

 

にこ「あら、こんなところにお寿司屋さん?…たまには贅沢もいいわよねぇ…」

 

 

がらがら

 

 

希「♪HEY! HEY! HEY!」

 

凛「♪い~ らっしゃい!」

 

にこ「なに、そのスタダ的な掛け声は…って…ここ希と凛の店なの?」

 

凛「お客さんは何様かにゃ?」

 

にこ「『何名様ですか?』でしょ。何様って失礼じゃない」

 

凛「お子さま?」

 

にこ「だから違うし!」

 

希「ひとりなん?」

 

にこ「ひとりよ!」

 

希「あっ、先に誰か来てるん?」

 

にこ「来てないわよ!…って店内、アタシしかいないじゃない」

 

希「そうやね…」

 

凛「あっ、じゃあ、あとから誰かが来るのかにゃ?」

 

にこ「来ないわよ」

 

凛「『ぼっち』にゃ、ぼっち…」

 

にこ「ぼっちって何よ!お寿司をひとりで食べちゃいけないわけ?」

 

希「ウチの友達、呼んだろうか?」

 

凛「凛の友達も呼んであげるにゃ」

 

にこ「余計なお世話よ!いいから、早く座らせなさいよ」

 

希「ほんなら、カウンターでいいんかな?」

 

にこ「いいわよ」

 

希「凛ちゃん、お子さまイス用意して」

 

凛「はいにゃ!」

 

にこ「いらないわよ!」

 

希「でも、ウチの店、立ち食い寿司やないから」

 

にこ「届くし!座ってもカウンターの上に、ちゃんと胸から上は出るから」

 

希「ぷっ!」

 

にこ「何よ?」

 

希「ないやん、胸…」

 

にこ「あるわよ!ささやかだけど、ちゃんとあるわよ!…いや、ささやかって何よ…そんなこと言わせないで」

 

希「ほい、これ乳搾り!」

 

凛「希ちゃん、それはおしぼりにゃ」

 

希「おや?」

 

にこ「嫌みか!このホルスタインが!」

 

希「あ、にこっち、それヒラメやった」

 

にこ「ヒラメか~い!!顔べったべたじゃない!」

 

希「ごめんな」

 

にこ「うわっ、顔が臭い…」

 

希「ほな、これで拭く?」

 

にこ「これ、ガリでしょ!」

 

希「殺菌効果あるやん」

 

にこ「あるけど!だからって、これで顔は拭かないでしょ!バカじゃないの?」

 

凛「ドリンクはイチゴミルクでいいかにゃ?」

 

にこ「頼まないわよ、そんなもの。何でお寿司にイチゴミルクなのよ!お茶でいいわよ、お茶で」

 

希「ガリ、一丁!」

 

にこ「それを言うならアガリよ、アガリ!どれだけガリ推しなのよ…」

 

凛「お茶、入れるにゃ」

 

にこ「うん…熱っ!!」

 

凛「湯飲みがなかったにゃ!」

 

にこ「あり得ないでしょ!カウンター、ビショビショじゃない」

 

凛「ごめんにゃ」

 

にこ「もう、いいから…早く握って!お腹ペコペコなのよ」

 

希「ほい!」

 

にこ「いや、それワシワシの手だから。お願い、揉むじゃなくて、お寿司を握って!」

 

希「何がいいん?」

 

にこ「う~ん、お勧めとかないの?」

 

希「隣のお店のおうどんさん」

 

凛「角のお店の豚骨醤油ラーメン」

 

にこ「いや、この店のお寿司勧めてよ。どうしてお寿司屋さんに来て小麦粉食べなきゃいけないのよ。なに、ここ?すしざんまいじゃなくて、小麦三昧の店なの?」

 

希「ちょっと、何言ってるかわかんないんやけど」

 

にこ「いや、わかるでしょ!…で…何があるのよ」

 

希「寿司」

 

にこ「殺すわよ」

 

凛「じゃあ、お任せで」

 

にこ「アンタが頼むな」

 

希「ほい、デマカセやね」

 

にこ「お任せよ!ウソ並べられても困るんだけど」

 

希「お任せやね」

 

にこ「早くしてよ」

 

凛「じゃあ、まず、これから…」

 

にこ「…あら、意外と美味しいじゃない」

 

希「おおきに」

 

にこ「でもこれ、何のネタ?」

 

希「味噌汁やん」

 

にこ「はぁ?味噌汁だったの…これ?アンタ、握る仕草してなかった?」

 

凛「してたかにゃ?」

 

にこ「味噌汁にお醤油に付けちゃったわ」

 

希「にこっちって変わってるなぁ…って思って見てたんよ」

 

にこ「止めてよ、恥ずかしい!

 

凛「マグロのアラ汁にゃ」

 

にこ「まぁ、でも、美味しいわね…」

 

凛「ちなみに、アラ汁のアラはA-RISEの…」

 

にこ「やめなさい!A-RISEの汁って…そんなの飲んでたら、アタシが限りなく変態っぼく聴こえるじゃない!」

 

希「違うん?」

 

にこ「違うわよ!」

 

凛「じゃあ、こっち飲む?あさりのアッサリ仕立て…」

 

にこ「いらない」

 

凛「何しに来たのかにゃ?」

 

にこ「お寿司を食べに来たに決まってるでしょ!…だ~か~ら~…改めて何か握ってちょうだい」

 

希「ほい!」

 

にこ「ワシワシの手はやめて…」

 

凛「何にするにゃ?…」

 

にこ「じゃあ…だし巻き玉子とかある?玉(ぎょく)でその店の良し悪しがわかる…って言うし」

 

希「ウチに出来るかな…『意味わかんない!』」

 

凛「希ちゃん、下手くそにゃ…『イミワカンナイ』『カミノケクルクル』」

 

希「凛ちゃん、さすがやね!」

 

にこ「それ、西木野真姫…」

 

希「あれ、注文なんやったっけ?」

 

にこ「だし巻き玉子よ」

 

希「あ~…」

 

にこ「あ~…って…」

 

凛「今日のお勧めはミナミマグロの中トロにゃ」

 

にこ「中トロ?少しお財布に厳しいけど…じゃあ、それで…」

 

希「南ことりの…」

 

凛「ちゅーで…とろとろ?」

 

希「変態やね」

 

凛「変態にゃ!」

 

にこ「言ってない!言ってない!いや、言わせたのはアンタだし!なに、ここはダジャレバーなの?」

 

希「そんなバーあるん?」

 

にこ「知らないわよ!」

 

凛「勝手に作らないでほしいにゃ…」

 

にこ「いいから!もう、普通にハマチでいいわよ」

 

凛「希ちゃん、ハマチだって」

 

希「ほい、ハマチ!」

 

にこ「そこは『お待ち!』でしょ!…あら、美味しい…」

 

凛「『デッショー』」

 

にこ「真姫ちゃんのマネは、もう、いいから」

 

希「ハウマッチだけにマネーやなんて、にこっちもやるやん」

 

にこ「にこはハウマッチなんて言ってないでしょ!」

 

希「このハマチ、脂、乗ってるやろ」

 

にこ「ガン無視ね…」

 

希「ウチの店はネタに拘ってるんよ」

 

にこ「ふ~ん…これって養殖?」

 

凛「にこちゃん、冗談、きついにゃ!」

 

にこ「何が?」

 

凛「お寿司は和食にゃ!」

 

にこ「わかってるわよ、そんなこと。洋食だなんて誰も言ってないし…いやそうじゃなくて…天然かどうか訊いてるのよ」

 

希「天然なのは、えりちやね」

 

凛「海未ちゃんも相当だと思うにゃ」

 

希「にこっちもそう思うやろ?」

 

にこ「まぁ、そうね…いや、ここで同意したら、あとでとばっちり食いそうね…あ、だから、そうじゃなくて…ハマチが天然か養殖か訊いてるのよ」

 

凛「ちょっと何言ってるか、わかんないにゃ」

 

にこ「それ、二回目だから」

 

希「他に何か、食べる?」

 

にこ「じゃあ、タイとかカツオとか…」

 

凛「タイ…カツオ…う~ん…凛には無理にゃ…」

 

にこ「はぁ?」

 

凛「目が怖いにゃ」

 

にこ「怖いってアンタ…」

 

凛「良く考えたら、凛、お魚苦手だった…」

 

にこ「今、それ、気が付く…って、希、それ、ワサビ付けすぎじゃない?」

 

希「いや、これ、ハンドクリームやから」

 

にこ「何で!?」

 

希「水仕事って、手ぇ、荒れるやん」

 

 

 

にこ「もう、いいわ!」

 

 

 

 

~『にこのぞりん』で『サ○ドウィチマン風 』完~

 



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『ほのうみまき』で『東京○3風』

 

 

 

穂乃果「遅いね、海未ちゃん…」

 

真姫「たまには、そういうこともあるんじゃない?それより、先に何の映画を観るか、決めるちゃわない?穂乃果はどんなのが好み?」

 

穂乃果「今って…何やってるんだっけ?」

 

真姫「はい、これ…」

 

穂乃果「さすが真姫ちゃん、準備がいいねぇ」

 

 

 

海未「すいません、お待たせしました」

 

 

 

穂乃果(!?)

 

穂乃果(海未ちゃんがサングラスしてる?…これって…触れた方がいいのかな…)

 

 

 

穂乃果「お、遅いよ、海未ちゃん。遅れるなら遅れる…って言ってくれないと」

 

海未「はい、ですので…メールを入れたハズですが…」

 

穂乃果「メール?…タイトルが『業務連絡』って…これじゃあ、わからないよ」

 

海未「タイトル以前に見てないではないですか…。それより、何を観に行くか決まりましたか?」

 

穂乃果「まだだよ」

 

真姫「はぁ…優待券をもらったはいいけど、よりによって今日空いてるのが、この3人とはねぇ」

 

海未「どういう意味ですか?」

 

真姫「まんまよ。私と穂乃果と海未で、観たい映画の趣味が合うと思う?」

 

穂乃果「あはは…それはそうだよね!」

 

海未「まぁ…ですが、何か一緒に観られるものがあるハズです。取り敢えず、探してみましょう…。真姫、このパンフレットを見ても構わないでしょうか?」

 

真姫「どうぞ…」

 

海未「では、失礼して…なるほど…アニメからアクション映画まで、実に多様なラインナップがあるのですね」

 

穂乃果「ねぇ、海未ちゃん…」

 

海未「はい…」

 

穂乃果「どうしたの?それ…」

 

海未「何がでしょうか?」

 

穂乃果「…サングラス…」

 

海未「これ…ですか?」

 

穂乃果「うん、それ…新しく買ったの?」

 

海未「い、いえ…前々から持っていましたが…」

 

穂乃果「ウソだぁ」

 

海未「いえ、前から持っていましたが…。それで真姫、映画はどうしましょう」

 

穂乃果「穂乃果、海未ちゃんがサングラスしてるとこ、初めて見たよ!」

 

海未「そ、そうでしたっけ?」

 

穂乃果「真姫ちゃんも初めて見たよね?」

 

真姫「まぁ、そうかも…」

 

穂乃果「ほらぁ」

 

海未「そ、そうですか?私は時々掛けていますが…あぁ、わかりました…2人の前で掛けたことがなかっただけですね…えぇ、そういうことです」

 

 

 

穂乃果「…」

 

 

 

海未「それより、映画はどうしましょうか?」

 

穂乃果「ねぇねぇ、新しく買ったんでしょ?別に隠さなくったっていいじゃん」

 

海未「い、いえいえ…隠すだなんて…前々から持っていたと…」

 

穂乃果「ウソだぁ」

 

海未「う、ウソなど付いてません!本当に以前から持っていたのです!…そんなことより、早く、映画、何を観るか決めましょう!時間が勿体ないですよ」

 

穂乃果「え~、一旦、映画は置いておこうよ」

 

海未「何故ですか!今日はこれが目的です」

 

穂乃果「じゃあさ、いつ、買ったのさ?」

 

海未「何がです?」

 

穂乃果「サングラスだよ」

 

海未「これ…ですか?」

 

穂乃果「うん」

 

海未「そ、それはですねぇ…結構前ですね」

 

穂乃果「結構前…って、いつさ?」

 

海未「あれは…小学校3年生だったかと…」

 

穂乃果「いやいや、ウソでしょ!」

 

海未「本当です!」

 

穂乃果「じゃあさぁ…どうして、そんなに古いのを急に掛けてきたの?」

 

海未「で、ですから急にでは…以前から時々掛けていたと言ったハズですが…小学校3年生の頃から…穂乃果のいないところで」

 

穂乃果「イヤだなぁ!…何でそんな変なウソつくの?」

 

海未「しつこいです!!本当だと言っているではありませんか!!」

 

 

 

真姫「ねぇ…いつまでやってるのかしら?…私が映画、決めるわよ」

 

 

 

穂乃果「うん、いいよ!…で、買ったんでしょ?新しく」

 

海未「何なんですか、さっきから!前々から持っていたと言っているでしょう。では、訊きますが…例え買ったとしたら、何かいけないのでしょうか?穂乃果に迷惑掛けるのでしょうか?」

 

穂乃果「へっ?い、いやぁ…迷惑とかそんなことは言ってないじゃん!穂乃果はただ、正直に言ってほしいだけで」

 

海未「ですから、言ってます。前々から持っていたものだと、言ってますが」

 

穂乃果「もう、いいからさ、そういうの?」

 

海未「何がですか!?」

 

穂乃果「買ったんでしょ!サングラス!!」

 

 

 

真姫「穂乃果、うるさいわよ。他のお客さんに迷惑だから…」

 

穂乃果「あっ…」

 

 

 

真姫「海未も…いい加減、意地張るのやめたら…」

 

海未「…」

 

 

 

真姫「買ったんでしょ?」

 

海未「…は…い…」

 

 

 

穂乃果「ほらぁ!!ほらぁ、やっぱり買ったんじゃん!」

 

海未「…」

 

穂乃果「それで、それで?いつ買ったの?」

 

海未「…昨日です…」

 

穂乃果「えっ…昨日?…」

 

海未「わ、私がサングラスを買うのが、そんなにおかしいのですか?サングラスを買ったらいけないのですか?」

 

穂乃果「いけないなんて言ってないじゃん!」

 

海未「目がそう言ってます!」

 

穂乃果「そんなことないよ!そんなことないって!」

 

海未「…」

 

穂乃果「で、でもさぁ…だったら何でウソなんて付くのかなぁ」

 

海未「べ、別に…それは…」

 

穂乃果「あっ!恥ずかしかったんだぁ!?」

 

海未「い、いえ…そう言うわけでは…」

 

穂乃果「恥ずかしかったんだよね?」

 

海未「ですから…その…」

 

穂乃果「いいじゃん、笑わないから言っちゃいなよ」

 

 

 

海未「はい、恥ずかしかったんです!それがどうかしましたか?勇気を出して、今までとちょっと違うことをしてみようと思っただけなんです!スクールアイドルとして、頑張ってみようとしただけなんです。決して変装するつもりだとか、そういうのではなく、純粋にオシャレをしてみただけなんです!穂乃果からしたら、突然のサングラスかも知れませんが、私は私なりに以前からしてみたかったことで…今日の私はこれでいくと決めたので、止めないでください!!」

 

 

 

穂乃果「わ、わかったから…取り敢えず落ち着いて」

 

真姫「うしろでウェイトレスが怯えてるわよ」

 

海未「誰がなんと言おうと、今日はこれでいきます」

 

穂乃果「わかったから…ごめん、一旦落ち着こう」

 

海未「…」

 

穂乃果「びっくりしたよ。そんなに一気に全部ぶっちゃけると思わなかったから」

 

海未「そういうことなんです」

 

穂乃果「わかったから」

 

海未「いえ、わかってません。その顔は絶対に似合わないと思ってますね」

 

穂乃果「いや、思ってないよ」

 

海未「いえ、思ってますね。でなければ、あれほど執拗に問い詰めたりはしまんせんから!」

 

穂乃果「それは海未ちゃんが嘘付くからさぁ…」

 

海未「では、この件について、穂乃果はどう思ってるんですか?」

 

穂乃果「穂乃果はいいと思うよ!新しい海未ちゃんの可能性を感じた…っていうか」

 

海未「♪園田~すすめ~…ですかね?」

 

穂乃果「う、うん…」

 

海未「そうですか!」

 

穂乃果「うん、全然、アリ!」

 

海未「良かったです」

 

穂乃果「ね?真姫ちゃん!」

 

 

 

真姫「おかしいわよ」

 

 

 

穂乃果「!?」

 

海未「!!」

 

 

 

真姫「それで、映画なんだけど…これにしない?」

 

 

 

穂乃果「わっ!海未ちゃんがサングラス投げた捨てたぁ!…えっ?えっ?…海未ちゃん、サングラス、サングラス!」

 

海未「いえ、いいです」

 

穂乃果「一旦、掛けよう」

 

海未「お断りします!」

 

真姫「ちょっと、それ私のセリフだから」

 

穂乃果「いや、真姫ちゃん…そんな冷静に!…で、海未ちゃんは、サングラス」

 

海未「もう、いいです…」

 

穂乃果「どうしてさ、今日はこれでいくから、止めないで!って、宣言したばっかりじゃん」

 

海未「真姫に『おかしい』と言われたじゃないですか!」

 

穂乃果「いやいや、それは…ねぇ?真姫ちゃん、おかしくないよね?」

 

 

 

真姫「おかしいわよ。最初から凄く変だと思ってたもの」

 

 

 

穂乃果「うわぁ!」

 

海未「真姫は最初からそう思っていたのですか!?」

 

真姫「ええ」

 

 

 

海未「…すみません、急用を思い出しました…」

 

 

 

穂乃果「いやいや、海未ちゃん、もう1回掛けよう。試しにもう1回掛けてみよう!」

 

 

 

海未「もう、いいです。では、さようなら」

 

 

 

穂乃果「その、さようならは重いから!そうじゃなくて、もう1回掛けて、ちゃんと見てもらおうよ」

 

海未「ちゃんと…とはどういう意味ですか?」

 

穂乃果「ほら、真姫ちゃん、パンフレット見ながらだったから…」

 

真姫「その前から見てたけど」

 

 

 

海未「穂乃果、今まで楽しかったです…ありがとうございました…」

 

 

 

穂乃果「わぁ~!わぁ~!そうじゃなくてさ…ほら、せっかく買ったんじゃん!いいじゃん、いいじゃん、自分が気に入ってるならさぁ」

 

真姫「それ、いくらしたの?」

 

海未「…3万円ですが…」

 

穂乃果「だよねぇ!高そうだなぁ…って思ったもん。やっぱ海未ちゃんは違うなぁ!」

 

 

 

真姫「バカねぇ。そんなのに3万も出したの?」

 

 

 

穂乃果「…なぁ~んて言ってるけど…本当は真姫ちゃんも羨ましいんだよねぇ…だから掛けようよ~」

 

海未「掛けられません!」

 

穂乃果「どうしてさ」

 

海未「もういいです」

 

穂乃果「別に真姫ちゃんは真姫ちゃんの意見があるかもだけどさ、穂乃果的には全然イケてると思うし」

 

海未「まったく嬉しくありません」

 

穂乃果「どうして?」

 

 

 

海未「なぜならば、穂乃果もファッションセンス、ゼロだからです!」

 

 

 

穂乃果「ん?」

 

 

 

海未「『ほ』と書いてあるTシャツを着ている人に慰められても、何も嬉しくありません」

 

 

 

穂乃果「うん!?…それは海未ちゃん、今、関係なくない?」

 

海未「いえ、大事なことです!」

 

 

 

穂乃果「なに、それ?…じゃあ、やっぱり、そのサングラス、変だよ」

 

 

 

海未「はい?」

 

 

 

穂乃果「じゃあ、やっぱり、そのサングラス、凄く変だよ」

 

海未「じゃあ…とはどういう意味ですか!」

 

穂乃果「そんなこと言うんなら、じゃあ、もう、凄く変だもんねぇ!」

 

海未「今の、その変…は私へのこれまでの復讐の変ですよね?」

 

穂乃果「何、その復讐の変…って。本能寺の変みたいに言わないでくれるかなぁ」

 

海未「そんなつもりは一切ありません」

 

 

 

真姫「あぁ、もう、うるさいわよ!映画、行くの?行かないの?どっちなの?」

 

 

 

穂乃果「行くよ!行くから」

 

真姫「じゃあ、もう、これにするから。時間ないからさっさと行くわよ!」

 

穂乃果「うん、わかった!海未ちゃんは早くサングラス掛けなよ」

 

海未「あとで掛けます!」

 

穂乃果「早く、変になってよ!」

 

海未「変ではありません」

 

穂乃果「変じゃん」

 

海未「いいえ、変ではありません!!」

 

穂乃果「だいたいさ、、映画観るのにサングラスって、それがそもそも、おかしいじゃん」

 

海未「観る時には外します!」

 

穂乃果「変だから!?変だから外すんでしょ?」

 

海未「見えないからです!」

 

 

 

真姫「もう、いい加減にして!!」

 

 

 

穂乃果「あっ…」

 

海未「あっ…」

 

 

 

真姫「ほら、行くわよ…」

 

 

 

穂乃果「…」

 

海未「…」

 

 

 

真姫「なに?」

 

 

 

穂乃果「真姫ちゃんの…」

 

海未「そのセンスゼロの帽子ですが…」

 

 

 

真姫「はぁ?」

 

 

 

穂乃果「この日の為に…」

 

海未「買いましたね?」

 

 

 

真姫「…ま、前から持ってたけど…」

 

 

 

穂乃果「前っていつさ?」

 

 

 

真姫「小…3…だったかしら?」

 

 

 

穂乃果「あははは…ウソだぁ!!」

 

 

 

海未「…真姫…」

 

 

 

真姫「…真姫ちゃん、おうちに帰る…」

 

 

 

 

 

~『ほのうみまき』で『東京○3風』 完~

 



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『えりことぱな』で『パ○サー風』

 

 

 

 

ことり「絵里ちゃんとカラオケなんて、久しぶりだね」

 

花陽「うん、1ヶ月ぶりくらい?」

 

絵里「この部屋、少し蒸し暑いわね…」

 

花陽「エアコン、ドライ(除湿)にするよ」

 

絵里「お願いするわ」

 

 

ぴっ!

 

 

絵里「前回は…確か2人がデートしてる時に、たまたま出くわしたのよね。…で…どういうワケか『カラオケ行こう』ってなって」

 

ことり「デートだなんて…」

 

花陽「ねえ…」

 

ことり「あれはね、絵里ちゃんとの距離を縮めたかったからだよ」

 

花陽「いつか絵里ちゃんと一緒に遊びたいね…って、ことりちゃんとずっと言ってたんだよね?」

 

絵里「そうだったの?実を言うと…声を掛けてもらって凄く嬉しかったわ。あれで花陽も私のこと、怖がらなくなったし」

 

花陽「別に怖がってたわけじゃないですけど…」

 

絵里「でも、あの時は最初、結構、居づらかったのよにねぇ…」

 

ことぱな「え~?」

 

絵里「だって、あなたたちは2曲もデュエットしてるし、衣装作りも一緒でしょ?…だけど、私はふたりと全然接点がないんだもの」

 

ことり「だからこそ、誘ったんだけどね?」

 

花陽「今日は?まだ居づらい?」

 

絵里「少しだけ『Printemps』のメンバーになった感じかしら」

 

ことり「それは慣れた…ってことかな?」

 

絵里「穂乃果には悪いけど、この3人でユニットを組むのも悪くないんじゃないかな…って」

 

ことり「ちゅんちゅん♡」

 

花陽「うれしいです!」

 

 

 

絵里「それより、何か飲み物頼まない?」

 

ことり「私は…まだいいかな…さっき飲んだばっかりだから…」

 

花陽「はい、花陽もまだ、そんなに喉、渇いてないので…」

 

絵里「そう?…じぁあ…私も、またあとでにするわ」

 

 

 

花陽「あぁ、そういえば…前に3人で遊んだとき、街角オーディションみたいなのに、参加したじゃないですか?」

 

絵里「あったわね!すっかり忘れてたわ。…あの時は…カラオケ終わって出てきたら…」

 

ことり「急に『1曲歌ってください!』って言われたんだよね?」

 

花陽「それがですねぇ…偶然にも今日、一次審査の発表みたいなんです」

 

絵里「えっ?そうなの?」

 

花陽「今、それを思い出して…サイトを確認したら…」

 

ことり「あ、本当だ!えっと…メールで通知が来るんだったっけ?」

 

花陽「うん」

 

絵里「突然だったし、受かるわけないけど…一次審査くらいなら…なんて期待しちゃうわね」

 

ことり「絵里ちゃんは通るよ」

 

花陽「うん」

 

ことり「美人だし、スタイルいいし…」

 

花陽「スクールアイドル界でもトップクラスのルックスですから」

 

絵里「あら、それを言うなら、あなたたちだって…」

 

 

 

花陽「!!」

 

ことり「!!」

 

絵里「!!」

 

 

 

花陽「…って、言ってるそばからメールが来ましたぁ!」

 

ことり「来ちゃったね」

 

絵里「来たわね…」

 

 

 

花陽「で、では…は、花陽から見ます…」

 

 

 

ことり(どきどき)

 

絵里(どきどき)

 

 

 

花陽「『小泉花陽さま、第一次審査、通過です』」

 

ことり「うわぁ!やったぁ!」

 

絵里「凄いじゃない!」

 

花陽「えへ!通過しちゃいました!…あっ、じゃあ、ことりちゃんも…」

 

ことり「え~…どうかなぁ?…」

 

 

 

絵里(どきどき)

 

花陽(どきどき)

 

 

 

ことり「はい!ことりも合格してました!一次審査、通過です!」

 

絵里「良かったわね」

 

ことり「うん」

 

花陽「これなら、3人でユニット組めるね!」

 

絵里「花陽ったら、気が早いわよ!」

 

花陽「いやいや…だって花陽とことりちゃんが受かって…」

 

ことり「絵里が落ちるなんてないもんね?」

 

絵里「やめてよ。変にハードル上げないでよ…」

 

 

 

花陽(どきどき)

 

ことり(どきどき)

 

 

 

絵里「…ハラショー…」

 

 

 

ことり「えっ!?そのハラショーは…」

 

花陽「落ちちゃったのぉ!?」

 

 

 

絵里「…ま、まぁ、ほら…突然のことで…真剣に受けたわけではないし…ねぇ?」

 

花陽「…えっと…一次審査って『1万人が8千人に絞られる』って話だったよね?」

 

絵里「…私なりに少しは期待してたけど…ううん、そんなに気にしてないから…そもそも、このことは今の今まで忘れてたくらいだし…」

 

ことり「そ、そうだよね…きっと、プロデューサーのイメージに合わなかっただけだよ」

 

花陽「はい!気にすることはありません!絵里ちゃんが『残念な2千人のうちのひとり』であっても、花陽の絵里ちゃんに対する気持ちは変わりません!」

 

絵里「残念な?…ご、ゴホン!…そ、そうよ!遊びでやったみたいなものだから…」

 

 

 

ことり「花陽ちゃん、飲み物頼もうか?」

 

花陽「賛成です!」

 

絵里「えっ?」

 

 

ぷるるるる…

 

 

ことり「すいません…あの…アイスティーを3つ下さい…で…そのうち2つにハチミツ入れることってできますか?…は~い、お願いしま~す♡」

 

絵里「ちょっと待って!ねぇ『まだ喉、渇いてない』とか言わなかったかしら」

 

花陽「言ったっけ?」

 

絵里「言ったわよ。それに、何、ハチミツ入りって?…しかも、2つだけって?」

 

ことり「ことりと花陽ちゃんは、甘党だから」

 

花陽「うん」

 

絵里「それなら、私もそっちの側の人間なんだけど」

 

ことり「そうだっけ?」

 

花陽「さぁ…」

 

絵里「好きなもの…チョコレート…」

 

ことり「だっけ?」

 

花陽「だっけ?」

 

絵里「ねぇ、なんか喉をケアしようとしてない?2人だけ喉をケアしようとしてない?」

 

 

 

花陽「それにしても、ことりちゃん…この部屋、乾燥してないですか?」

 

ことり「うん!確かに乾燥してるよね」

 

絵里「えっ!?だってそれはさっき、エアコンをドライにしたからでしょ?」

 

 

 

ことり「あ~、あ~」

 

花陽「う~、う~」

 

ことり「マスクあったかな?」

 

花陽「どうせなら潤いマスクがいいですね」

 

ことり「あとで買おうね」

 

花陽「うん」

 

絵里「一気にプロっぽい感じ出してない?喉、気にしたりしてるけど、まだ、一次審査通っただけでしょ?まだ8千人にもいるんでしょ?」

 

花陽「絵里ちゃん!!」

 

絵里「な、なに?」

 

花陽「絵里ちゃんはまったく、わかってないです!!これ8千人のグループでデビューだったらどうするんですか?」

 

絵里「ないでしょ!そんなの…8千人のアイドルグループって」

 

花陽「これからのアイドルは『インパクト』が大事なんです!」

 

絵里「インパクト?やめて、そのフレーズは。嫌な記憶が甦るの…」

 

ことり「『説明してもらえるかしら?』」

 

絵里「理事長の真似をするのはやめて」

 

 

 

花陽「…ということで、絵里ちゃん、景気付けに1曲どうぞ!」

 

絵里「景気付けの意味がわからないんだけど…」

 

花陽「私たちの門出を祝して…ってことかな?」

 

絵里「…それなら、あなたたちが歌えばいいでしょう?」

 

ことり「うん、だけど…飲み物が、来てからにしようかな…って。もう喉カラカラだもんね?」

 

花陽「うん!」

 

 

 

絵里「…」

 

 

 

ことり「あ、ねぇねぇ、花陽ちゃん」

 

花陽「はい?」

 

ことり「今年の冬休み、一緒に旅行しよう!って言ってたでしょ?」

 

花陽「うん、言ってたね!」

 

ことり「どこにしようか?」

 

絵里「それ、今、決めることかしら」

 

花陽「そうだねぇ…ふたりのツアーでしょ?」

 

絵里「ツアーって…」

 

花陽「だけど…そうすると年末はスケジュール的に、ちょっと厳しいよね?」

 

ことり「あっ!そうだぁ!大みそかはお仕事になっちゃうもんね?」

 

絵里「だから、まだ一次審査通っただけで…」

 

ことり「でも花陽ちゃん…『ホール』に行かなくても『中継』ってあるんじゃないかな?」

 

花陽「あるねぇ!その手があったよ!」

 

絵里「どの手?」

 

ことり「それでHANA-YOはどこ行きたいのかなぁ?」

 

絵里「HANA-YO?」

 

花陽「やっぱり…水田かなぁ」

 

絵里「そこはブレないのね…」

 

花陽「KTRは?」

 

絵里「誰?」

 

花陽「KoToRiちゃんに決まってるじゃないですか!」

 

絵里「イメージ変わりすぎよ」

 

花陽「でも、絵里ちゃんだって…KGBだし…」

 

絵里「それを言うならKKEでしょ?…ううん、厳密に言えばそれも違うんだけど…って花陽、何してるのかしら?」

 

花陽「エゴサーチです」

 

絵里「エゴサーチ?」

 

ことり「うん、気になるよね!自分のことを、なんて言われてるのか?」

 

花陽「♪私のことなど、たぶん気にしてないの…」

 

ことり「♪だけど…ここにいるんだよ!私はここよ」

 

花陽「♪自信が揺れ動く…」

 

ことり「♪嫌われてないかな?」

 

絵里「さすがに息がぴったりね…って感心してる場合じゃないわ。ねぇ、何回も言うけど、まだ、一次審査を通っただけなのよ。いくらなんでも、誰も呟いてないわよ」

 

ことり「あったよ!KTR」

 

絵里「えっ?」

 

ことり「北近畿タンゴ鉄道(Kitakinki Tango Railway Corporation.)」

 

絵里「ハラショー!!いえ、ハラショーじゃなくて…」

 

花陽「花陽もありました!HNY!」

 

絵里「さっきと、呼び方変わってるわよ」

 

花陽「Happy New Yearです!」

 

絵里「ハラショー!これはハラショーだわ!」

 

花陽「ちなみにERIは…」

 

絵里「私はそのままなのね」

 

花陽「つまらないね」

 

ことり「うん」

 

絵里「…じゃなくて…ねぇ、気持ちはわからなくはないけど、少しハシャギ過ぎじゃない?」

 

 

ばんっ!

 

 

花陽「絵里ちゃん!ふざけないでください!!」

 

絵里「きゃっ!」

 

ことり「私たちH&Kは本気なんですよ」

 

絵里(H&K…ヘックラー ウント コッホってドイツの銃器メーカーなんだけど…)

 

絵里「そうね…私と懸ける意気込みが違ったのよね…」

 

ことり「わかってくれたらいいよ」

 

花陽「それでね、絵里ちゃん…明日のスケジュールなんだけど、どうなってるのかな?」

 

絵里「えっ?えっ?明日のスケジュール?なに、私、マネージャーなの?」

 

花陽「あ、でも21時以降はお仕事できないから、気を付けてください」

 

絵里「明日は学校で授業、終わったら部活!」

 

ことり「ちゃんとお仕事取ってきてください」

 

絵里「だから私、マネージャーじゃないから」

 

 

 

花陽「…」

 

ことり「…」

 

 

 

絵里「…黙らないでよ…」

 

 

 

花陽「ごめん、そうだよね?絵里ちゃんをマネージャーだなんて…」

 

ことり「そ、そうだね。さすがにそれはなかったね」

 

絵里「当たり前でしょ」

 

 

 

花陽「では、今日から私たちのファンってことで」

 

ことり「ファン第1号だ!」

 

花陽「これは自慢できるよ!」

 

ことり「少し恥ずかしいけど…サイン…書いてあげるね♡」

 

花陽「書いてあげる♡」

 

 

 

絵里「なんか、あなたたちとの距離がどんどん離れていく気がする…。ううん、むしろアンチになってきてるわ」

 

 

 

花陽「絵里ちゃん、動画撮って!」

 

ことり「はい、スマホ!」

 

絵里「何?動画って…」

 

 

 

ことぱな「せ~の…『COUNTDOWNTV』をご覧のみな…」

 

 

 

絵里「必要ないでしょ!」

 

 

 

ことぱな「こんばんは!」

 

 

 

絵里「続けるのかしら?使われないわよ」

 

 

 

花陽「絵里ちゃんは、夢がないです」

 

ことり「♪何だか今のこの気持ち、切なくなったよ」

 

 

 

絵里「そうやって『ことぱな』を全面に出されると、私、本当に居づらいんだけど…もういいわ。エリーチカ、おうちに帰る!!」

 

 

ことり「絵里ちゃん、そんな怒鳴ったらダメだよ」

 

花陽「うん!私たちの声はね…お客さん感動をさせるためにあるんだよ!」

 

 

 

絵里「誰?あなたたちは誰なの?」

 

 

 

ことり「!?」

 

花陽「!?」

 

絵里「!?」

 

 

 

3人「メール?」

 

 

 

絵里「あら、何かしら?」

 

 

 

花陽「さっきのオーディションからだねぇ」

 

ことり「ひょっとして、二次も通っちゃった?」

 

 

 

絵里「『お詫び』って書いてあるけど…『合格通知の誤送』だって」

 

 

 

ことり「?」

 

花陽「?」

 

 

 

絵里「あっ!『こちらが公式の合格通知です』…って…私、通ってるわ!一次審査!!」

 

ことり「本当!?良かったね!」

 

花陽「だよねぇ!絵里ちゃんが落ちるハズないもんねぇ!」

 

 

 

ことり「…でも、花陽ちゃん…」

 

花陽「はい」

 

ことり「ことり…不合格になってる…」

 

花陽「まさか、そんな…って…ぴゃあ!…花陽もですぅ…」

 

 

 

絵里「ハラショー!!」

 

 

 

ことぱな「ハラショー?」

 

 

 

絵里「ハラショーよ、ハラショー!さすがKKEだわ!あれ、ふたりともどうしたのかしら?あ、ハチミツ入りのアイスティー私がもらってもいい?」

 

ことり「う、うん…」

 

絵里「花陽、部屋の湿度、何%?75くらいに調整してくれる?」

 

花陽「な、75%だね…」

 

絵里「あ~あ~…う~う~…私の声はお客さんを感動するためにあるのよね!」

 

ことり「だっけ?」

 

花陽「だっけ?」

 

絵里「ところで明日のスケジュール、どうなってたかしら?最近、朝、起きられなくて…どっちでもいいから迎えにきてくれない?あ、あと楽屋にはチョコレートは欠かさず置いておいてね!」

 

 

 

ことり「ねぇ、絵里ちゃん…」

 

 

 

絵里「なに?」

 

 

 

ことぱな「一次審査に通ったくらいで、調子に乗らないでください!!」

 

 

 

絵里「…ハラショー…」

 

 

 

 

 

~『えりことぱな』で『パ○サー風』 完~

 



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『μ's』で『パ○クブーブー風』

 

 

 

 

がらがら…

 

穂乃果「たっだいまぁ!みんなぁ、ジュース買ってきたよぅ」

 

凛「今、帰ったにゃ~!」

 

 

 

海未「お疲れさまです…って…穂乃果!?…どうしたのですか?その仔犬は…」

 

 

 

穂乃果「あっ!海未ちゃん…この犬は校門の前に…」

 

凛「ポイ捨てされてにゃ…」

 

 

 

にこ「言い方!…まったく空き缶じゃあるまいし…」

 

海未「つまり…拾ってきた…というわけですか?」

 

絵里「それはいいけど…部室に連れてきて…どうするつもり?」

 

 

 

穂乃果「…飼う?」

 

 

 

海未「飼えません!!」

 

 

 

穂乃果「…だよねぇ…でも、どうするのさ?このまま見殺しにしろっていうの?」

 

海未「そ、そうは言ってませんが…」

 

にこ「飼うなら自分の家で飼いなさいよ。部室で飼うなんて無理だから」

 

 

 

凛「う~…無力にゃ!…欲しい、欲しい!愛する人を守れるだけの力が欲しいにゃ!」

 

 

 

花陽「急に来たねぇ…」

 

真姫「そもそも人じゃないでしょ…」

 

穂乃果「飼いたいよぅ、飼いたいよぅ…ことりちゃんも花陽ちゃんもそう思うでしょ?」

 

 

 

ことり「えっ!」

 

花陽「へっ?」

 

 

 

絵里「人に自分の意見を押し付けないの!」

 

凛「でも、もう名前も付けちゃったし…」

 

花陽「名前?」

 

 

 

穂乃果「『No brand dog』」

 

 

 

花陽「確かに…雑種っぽいけど…」

 

 

 

凛「略して『ノーブランドー』」

 

 

 

にこ「なに、その『ディオ=ブランドー』みたいな感じ…」

 

真姫「略せてもいないわよ…」

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん、お願い!穂乃果、いい子になるから!大嫌いなランチパックも頑張って食べるから!」

 

凛「凛も大嫌いなラーメン、文句言わずに食べるにゃ!」

 

 

 

海未「『饅頭怖い』ですか!!」

 

 

 

穂乃果「なんでダメなのさ!?」

 

海未「あなたたちに躾ができるハズはありません」

 

 

 

凛「え~…でも、かよちんだってアルパカの世話をしてるんだよ!犬の世話ぐらいできるにゃ!」

 

 

 

絵里「まったく別の話でしょ」

 

 

 

穂乃果「確かに『まりも』の時はうまくいかなかったけど…」

 

 

 

海未「それです!まりもが育てられない人が、犬など育てられるハズがありません!」

 

ことり「あはは…」

 

 

 

穂乃果「いいじゃん、こんなに可愛いんだから…ね?ことりちゃん、花陽ちゃん」

 

 

 

ことり「えっ…う、うん…それは可愛いけど…」

 

花陽「うん…可愛いけど…」

 

 

 

真姫「可愛いからって…それだけの理由で育てるのは安易すぎるわ」

 

希「真姫ちゃんの言う通りやで」

 

 

 

犬「ワン!」

 

 

 

穂乃果「ツー、スリー、フォー、みんなこっちです!!」

 

凛「ほら、もう『これサム』の歌詞も覚えたにゃ!」

 

 

 

にこ「無理矢理すぎるでしょ!」

 

 

 

穂乃果「え~いいじゃん、いいじゃん!お願い!」

 

海未「とにかくダメなものはダメです。言うこと聞きなさい!」

 

 

 

穂乃果「もう!海未ちゃんの青鬼!悪魔!人殺し!」

 

 

 

海未「…人は殺してません!…いえ、鬼でも悪魔でもありませんが…」

 

真姫「日頃の私怨が含まれてるわね…」

 

 

 

 

凛「海未ちゃんの大和撫子!山ガール!文武両道!」

 

 

 

希「それ、褒めとるやん…」

 

花陽「だね…」

 

 

 

穂乃果「ふん!海未ちゃんなんて、もう地球にぶつかりそうになった隕石を食い止めて、死んじゃえばいいんだ!」

 

 

 

真姫「だいぶ英雄的な死に方をするのね…」

 

にこ「全世界から大尊敬じゃない」

 

花陽「教科書に乗っちゃいます!」

 

ことり「良かったね!海未ちゃん!」

 

海未「勝手に殺さないで下さい…」

 

 

 

凛「死んじゃえ、死んじゃえ!海未ちゃんなんか死んじゃえ!」

 

 

 

海未「凛!なんて言い種(ぐさ)ですか!」

 

 

 

凛「じゃあ生きちゃえ。海未ちゃんなんて、独りで何千年も何万年も生き続きるがいいにゃあ!」

 

 

 

海未「それはそれで、きついですね…」

 

 

 

凛「そして滅びゆく人類の行く末を、海未ちゃんが見届けちゃえばいいにゃ!」

 

 

 

にこ「なにそれ?」

 

花陽「凛ちゃん、昨日、花陽の家にある『火の鳥』を読んだから」

 

希「なるほど…やね」

 

絵里「…ハラショー…」

 

海未「とにかく、ダメなものはダメなんです!」

 

 

 

穂乃果「あっそう!海未ちゃんなんて、もう、生理的に大嫌いだ!」

 

 

 

絵里「もはや犬は関係ないのね」

 

にこ「それなら、最初から嫌いだった…ってことじゃない」

 

 

 

絵里「いい?穂乃果も凛も…動物っていうのは、そんな軽々しい気持ちで飼っちゃいけないの」

 

 

 

穂乃果「うっぐ…」

 

凛「ひっぐ…」

 

 

 

海未「な、なにをしてるのですか?」

 

 

 

穂乃果「男泣きだよ」

 

凛「背中で泣いてみたにゃ」

 

 

 

希「男やないし」

 

にこ「こっち向いてるし」

 

 

 

海未「わかりました…穂乃果、凛…それほど言うなら、飼うのを認めましょう!」

 

 

 

一同「えっ?」

 

花陽「ミトメチャウノォ?」

 

 

 

海未「そのかわり、最後まで責任をもってくださいよ!」

 

 

 

穂乃果「ありがとう、海未ちゃん!穂乃果、この犬をボロボロになるまで飼い潰すよ」

 

 

 

絵里「飼い潰す…って」

 

海未「スニーカーみたいに言わないで下さい」

 

 

 

凛「良かったにゃ!ノーブラッド、ずっと一緒にいられるにゃ!」

 

 

 

ことり「あれ?さっきノーブランドーって…」

 

真姫「覚えられないなら、そんな名前やめなさいよ」

 

希「ノーブラッド…って血ぃ無いやん」

 

 

 

犬「くぉ~ん…」

 

 

 

凛「ダメにゃ、ダメにゃ!そんなに舐めたらダメにゃ!臭いし不衛生にゃ」

 

 

 

にこ「ちょ、ちょっと待ちなさい!」

 

凛「にゃ?」

 

にこ「…アンタ、犬…嫌いでしょ!」

 

 

 

凛「そんなこと…ハッ!!そうだった!…凛は猫派だったにゃ…」

 

花陽「アレルギー出ちゃうけどね…」

 

 

 

凛「じゃあ、いらないや」

 

穂乃果「それじゃあ、無理かぁ」

 

 

 

一同「はぁ?」

 

 

 

凛「さぁ、どこへでも旅立つがいいにゃあ!」

 

穂乃果「短い付き合いだったけど、りっぱな野良犬になるんだよ…」

 

凛「世知辛い世の中を、逞しく生き抜くんだにゃ!」

 

穂乃果「じゃあ『ワンダーゾーン』で『ワンダフルラッシュ』な日々を送ってね!」

 

 

 

海未「…」

 

 

 

ほのりん「アディダス!」

 

 

 

にこ「そこは『アディオス』でしょ!!」

 

 

 

 

 

 

ことり「♪ちゅんちゅん」

 

 

 

 

 

~『μ's』で『バ○クブーブー風』 完~

 



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『ダイまりちか』で『銀シ○リ風』

 

 

 

鞠莉「チャオ!」

 

ダイヤ「おはようございます」

 

鞠莉「突然で~すが、マリー、今『日本の諺』を勉強していま~す」

 

ダイヤ「あら、そうなのですか」

 

鞠莉「大人の女性として…喋れたら格好いいで~す」

 

ダイヤ「まぁ、それはそうですが…」

 

 

 

千歌「ダイヤさん、鞠莉ちゃん、おはよう!何、話してたの?」

 

 

 

ダイヤ「鞠莉さんが、諺を勉強しているそうなのです」

 

千歌「諺か…うん、鞠莉ちゃんはハーフとはいえ、日本に住んでるんだから、それくらいは喋れないとね!『郷に入れば郷ひろみ』ってね!」

 

 

 

鞠莉「郷?」

 

千歌「綾野…剛で~す!」

 

鞠莉「ゴーで~す!?」

 

 

 

ダイヤ「変なことを教えないでください。そもそも、千歌さんだって『部活の部』を『陪』と書き間違えるのですから、日本語を語る資格はないと思いますわ」

 

 

 

千歌「…じゃあ、鞠莉ちゃん、勉強の成果を披露してみてよ」

 

 

 

ダイヤ「誤魔化しましたね」

 

 

 

鞠莉「オーケー!…まずは『一万去って、また一万』…ネクスト…」。

 

ダイヤ「違いますわ!」

 

 

 

鞠莉「『壁に耳あり、ジョージにメアリー』」

 

ダイヤ「どなたですか?それも違います」

 

 

 

鞠莉「『豚と心中』」

 

ダイヤ「一回、止めてください!」

 

 

 

鞠莉「『早起きは…』

 

 

 

ダイヤ「止めてください!!」

 

 

 

鞠莉「?」

 

 

 

ダイヤ「いえ『はて…』ではありませんわ。色々間違ってますので、もう一度始めからよろしいでしょうか」

 

 

 

鞠莉「『一万去って、また一万』」

 

ダイヤ「何にお金を費やしているのですか!」

 

鞠莉「ネットゲームの課金?」

 

ダイヤ「ありそうですけど!でもブッブーですわ。正しくは『一難去って、また一難』。苦境を切り抜けたと思ったのも束の間、すぐに新しい試練が訪れることを言います」

 

鞠莉「『一難』なので~すね!?」

 

ダイヤ「はい」

 

鞠莉「ひと文字違うだけで、全然違いま~す」

 

ダイヤ「そうですわ…えっと…その次はなんて仰いましたか?」

 

 

 

鞠莉「『壁に耳あり、ジョージにメアリー』」

 

ダイヤ「日本の諺ですよ。なぜ外国人が2人も登場するのですか!」

 

鞠莉「さぁ…」

 

ダイヤ「『壁に耳あり、障子に目あり』です」

 

千歌「でも『壁に耳あり、障子に目あり』って…すごく怖いよね」

 

鞠莉「ジャパニーズホラーで~す」

 

ダイヤ「ものの例え…比喩です。いつ、どこで、誰が聞いたり見たりしてるかわからないので、言動には充分注意しましょう…という…次が」

 

 

 

鞠莉「『豚と心中』…」

 

ダイヤ「『豚に真珠』ですわ。なぜ豚と共に自らの命を賭(と)するのでしょうか?」

 

鞠莉「豚に真珠を…プレゼントする?」

 

ダイヤ「はい。そうすると、どうなると思いますか?」

 

鞠莉「食べま~す」

 

ダイヤ「食べません!」

 

鞠莉「オーマイガッ!」

 

ダイヤ「真珠は食べられません。ですから、シャイ煮に入れてもいけません!…豚に真珠のような高価なものを渡しても、価値がわからないので無意味だ…ということです」

 

鞠莉「な~るほどで~す」

 

ダイヤ「最後、言い掛けたのは何でしたっけ?」

 

 

 

鞠莉「『早起きは三秒の得』」

 

千歌「短かっ!」

 

ダイヤ「でしたら、寝てますわ。3秒だけでしたら、寝てますわ」

 

千歌「アラーム止めるのに、3秒ぐらいだったら、すぐ過ぎちゃうもんね。全然お得感がない」

 

ダイヤ「『三文の得』です」

 

鞠莉「『三文』?」

 

ダイヤ「昔のお金です」

 

鞠莉「ユーロに対するリラ?」

 

ダイヤ「厳密に言えば違いますが…」

 

 

 

鞠莉「まだまだ、覚えま~した。聴いてくださ~い!『三度目の掃除機』!」

 

ダイヤ「千歌さん、正解は?」

 

千歌「えっ!?急に…えっと…正解は『三台目の掃除機』です」

 

鞠莉「『台』なので~すね」

 

ダイヤ「ブッブーですわ。なんですか、3台目とは。コードレスクリーナーのあとに『ル○バ』でも買ったのですか!『三度目の正直』です」

 

 

 

鞠莉「それです!あぁ、それと似た諺も覚えました…確か…『仏の顔も三秒まで』」

 

ダイヤ「短いです!そんなにすぐには怒りません!」

 

千歌「さすがに3秒は短かすぎだよね。『仏の顔も千度』だよね」

 

ダイヤ「それはそれで寛容すぎですわ。『三度』が正解…」

 

鞠莉「サンド?…タマゴサン…」

 

ダイヤ「スリータイムです!サンドウィッチのことではもちろんありませんわ!」

 

 

 

鞠莉「オ、オフコース…ネクスト…『月とスッポンポン』」。

 

ダイヤ「『ポン』がひとつ余計です!」

 

 

 

鞠莉「『猿モンキーから落ちる』」

 

ダイヤ「猿が多いです。伊豆のシャボテン公園ですか」

 

 

 

鞠莉「『猫にこんばんわ』」

 

ダイヤ「『猫に小判』」

 

鞠莉「猫に…交番?オ~!犬のお巡りさん…的な?」

 

ダイヤ「交番ではありません、小判です。意味はさっきの豚に真珠と同じです」

 

鞠莉「犬の諺なら、もうひとつ知ってま~す」

 

ダイヤ「犬ではなくて、猫なんですけど」

 

 

 

鞠莉「『犬も歩けバーに当たる』」

 

千歌「おぉ!」

 

ダイヤ「『バー』と『棒』とが一緒になってます。そこまで言うなら『棒』も言ってほしいですわ」

 

 

 

千歌「ボーッと生きてんじゃねぇよ!」

 

 

 

ダイヤ「それは『千歌さん』ではなく『チコちゃん』です!!…と変な合いの手はやめてください!!そもそも、お二人は私をからかっているのですか!あまりにも間違いすぎです!ふざけているとしか思えません!!」

 

 

 

鞠莉「ワォ…」

 

千歌「めっちゃ怒ってるよ…」

 

 

 

鞠莉「マリー知ってます。こういう状態を…『ご機嫌ランナウェイ』と言いま~す!」

 

 

 

ダイヤ「『斜め』です!」

 

 

 

 

 

~『ダイまりちか』で『銀シ○リ風』完~

 



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『ようりこまる』で『ジ○ンポケ風』

 

 

 

 

花丸「どうして、ここのエレベーターは全然来ないズラ。これから大事な商談があるっていうのに…これじゃあ間に合わないズラよ…」

 

花丸「う~…こんなときに限って、46階にいる…早く降りてくるズラ~!!」

 

 

チーン…

 

 

花丸「あ~…よかった!何とか間に合いそうズラ…」

 

 

バタバタバタ…

 

 

梨子「すいません!乗ります!乗ります!ごめんなさ~い…」

 

 

 

花丸「む?」

 

 

 

梨子「あぁ…間に合ったぁ!…あれ?花丸ちゃん?」

 

花丸「あっ…梨子ちゃん?」

 

梨子「気付いてくれて…助かったよ…」

 

花丸「それは良かったズラ」

 

梨子「ここのエレベーターって1本逃すと、なかなか来ないでしょ?これ逃すと、待ちくたびれちゃうもんね?」

 

花丸「それはこっちの台詞ズラ…マルもずっと待ってて…これでやっと上に行けるズラ」

 

 

バタバタバタ…

 

 

曜「ちょっと待って!」

 

 

 

花丸「えっ!もう1人来たズラ?」

 

 

 

曜「梨子ちゃん!話を聴いて!」

 

 

 

梨子「曜ちゃん?」

 

花丸「ズラ…」

 

 

 

 

曜「梨子ちゃん、行かないで!」

 

 

 

花丸「ズラ?」

 

 

 

梨子「曜ちゃんとのお話はもう終わったでしょ?…さようなら…」

 

曜「ちょっと待って!まだ終わってないよ」

 

梨子「私の中ではとっくに終わってるの…」

 

曜「どうして?悪いとこあったら直すから!」

 

梨子「いい加減にしてよ…」

 

曜「梨子ちゃん…」

 

梨子「だったら、この際はっきり言わせてもらうけど…」

 

 

 

花丸「えっと…ふたりの間に何があったか知らないけど…この状況で続けるズラ?…マルは上に行きたいズラよ…時間が…」

 

 

 

梨子「あっ!そうだよね…マルちゃん、ごめん!すぐに終わらせるよ」

 

 

 

花丸「えっ?梨子ちゃんは降りないズラ!?この状態で降りないズラか!?」

 

 

 

梨子「えっ?…だってこのエレベーターなかなか来ないから…」

 

花丸「いやいや、だからって…」

 

梨子「わかった…じゃあ、開けたままでいいから…」

 

花丸「それも困るズラ…」

 

曜「花丸ちゃん、安心して。すぐ終わらせるから」

 

花丸「じゃあ、もう早くするズラ」

 

 

 

曜「梨子ちゃんは、今回の件で誤解してることが10個あるの!」

 

 

 

花丸「多い!長くなるズラねぇ…マル、時間ないズラ」

 

 

 

梨子「10個?だったら、ひとつずつ言ってみてよ!」

 

 

 

花丸「訊く!?…それ、今、訊くズラか?…」

 

 

 

梨子「悪いけど…曜ちゃんは私にとって…もう過去の人なの!」

 

曜「過去って?私は前に進みたいんだよ」

 

梨子「無理だよ…」

 

曜「無理じゃない!同じ傷を負った者同志じゃん!私は梨子ちゃんと前に進みたいの!」

 

花丸「同じ傷?」

 

梨子「私は上に行きたいの!…ねぇ、もういい加減にしようよ…これ以上はマルちゃんに迷惑掛かっちゃうから…」

 

 

 

花丸「もう相当掛かってるズラ…時間がないって…」

 

 

 

梨子「悪いけど、曜ちゃんにはもう、うんざりしてるの。顔も見たくない!二度と止めないで…さようなら…」

 

 

 

ドア シマリマス

シマルドア ゴチュウイクダサイ

 

 

 

曜(!!)ドア ガシッ!

 

 

 

 

曜「マルちゃん!何で開けておいてくれないの?閉まっちゃったら、話できなくなっちゃうじゃん!」

 

 

 

花丸「めんどくさい!めんどくさいズラ!こんなくだらない揉め事は、外でやるズラよ!マルは大事な商談あって急いでるズラぁ」

 

 

 

曜「梨子ちゃん、考え直してよ!」

 

梨子「マルちゃん…ちょっと、まだ掛かりそうだから、私たちのこと気にしないで先に行ってて」

 

 

 

花丸「でも…それなら降りてくれないと…」

 

 

 

曜「梨子ちゃん、結婚しよう!」

 

 

 

梨子「結婚!?」

 

 

 

花丸「け、結婚!?…いきなり、聞き捨てならない話になってきたズラ…」

 

 

 

曜「マルちゃん、急いでるんだよね?」

 

 

 

花丸「う、うん…大事な商談があるズラ」

 

 

 

曜「だったら、もう早く行った方がいいよ?」

 

花丸「い、行くズラよ…」

 

曜「うん…あとはこっちの話だから…」

 

花丸「あとも先も…マルは最初から関係ないズラ…じゃあ…行くズラよ…」

 

 

 

梨子「結婚は無理だよ!だって…私には他に好きな人がいるし…」

 

 

 

花丸「あぁ!!ほ~ら!まだとんでもない爆弾が残ってたズラ…。好きな人がいるズラか?…誰?誰?…ここまで来たら最後まで見せてもらうズラ」

 

 

 

曜「ん?」

 

梨子「はい?」

 

 

 

花丸「えっ…あっ…続きをどうぞズラ!」

 

 

 

梨子「…えっと…だから諦めて!」

 

曜「そんなのウソだよ!梨子ちゃんは、千歌ちゃんが果南ちゃんに走ったから…だからその寂しさをまぎらわそうとしてるだけで…」

 

梨子「関係ないよ」

 

 

 

曜「関係あるよ。最初に千歌ちゃんに盗ったのは、梨子ちゃんなんだから!」

 

 

 

花丸「ややこしくなってきたズラぁ♡」

 

 

 

梨子「だから、それなのに、どうして私と結婚するって話になるの?フラれた者同志、仲良くしましょう…ってこと?そうやって傷を舐め合っても、虚しいだけだもの」

 

 

 

曜「違うよ。気がついたんだよ!私が本当に好きだったのは梨子ちゃんだったんだって!私は梨子を幸せにしたいだけ!それさえできれば、梨子ちゃんの過去なんて気にしないよ」

 

 

 

花丸「おぉ!よく言った!曜ちゃんを応援したくなってきたズラ!」

 

 

 

梨子「と、とにかく、曜ちゃんの気持ちはうれしいけど…悪いけど私には、その気持ちを受け入れる自信がないの。だから…さようなら…」

 

 

 

花丸「ちょ…ちょっ…ちょっと待ったズラぁ!梨子ちゃん、自分に正直になるズラよ!」

 

 

 

梨子「えっ?花丸ちゃん…」

 

花丸「梨子ちゃんは、何かを隠してるズラ!曜ちゃんを傷つけないように、敢えて冷たくしてるズラ!本当にそれでいいズラか?」

 

梨子「…ありがとう…でも、もういいの…さようなら…」

 

 

 

ドア シマリマス

シマルドア ゴチュ…

 

 

 

花丸「あっ!」

 

 

ピッ!

 

 

花丸「あ~…もうちょっと!どうして、こんなとこでボーッとしてるズラ!」

 

 

 

曜「えっ?」

 

 

 

花丸「あ~!もう!ちょっと!どうしてマルが止めてるズラ!そこは曜ちゃんが止めないと!」

 

 

 

曜「あっ!そうだよね!」

 

 

ピッ!

 

 

花丸「いや、この階のボタンを押してどうするズラ!行ったあとに戻ってくるの待つズラか?どう考えても、梨子ちゃんを連れ戻す場面ズラよ!…ほら、梨子ちゃんは、あっちに行くズラ…」

 

 

 

梨子「…」

 

 

 

花丸「梨子ちゃんも、ちゃんと気持ちをぶつけるズラよ」

 

 

 

梨子「だから…私…善子ちゃんと付き合ってるの」

 

 

 

曜「えっ?」

 

花丸「えっ?」

 

 

 

梨子「だから、本当に強がりとかじゃなくて、ちゃんとした…正式にさよならなんです」

 

 

 

曜「あ…そうなの…」

 

 

 

梨子「…だから…ごめんなさい…これで本当にさようなら」

 

 

 

曜「ちょっと待った!」

 

 

 

花丸「いや…さすがに曜ちゃん、無理ズラよ…」

 

 

 

曜「私も上に行くんだ…」

 

 

 

花丸「えっ…ちょっ…えっ?…曜ちゃん、乗るズラか?」

 

 

曜「だって、これ1階行っちゃったら、なかなか戻って来ないんだもん」

 

 

 

花丸「何階に行くズラ」

 

 

 

梨子「52階」

 

曜「同じく」

 

 

 

花丸(マルと同じズラ…)

 

 

 

ドア シマリマス

シマルドア ゴチュウイクダサイ

 

 

 

梨子「…」

 

曜「…」

 

 

 

梨子「…」

 

曜「…」

 

 

 

梨子「…」

 

曜「…」

 

 

 

花丸(う~ん…気まずいズラぁ…)

 

 

 

 

 

~『ようりこまる』で『ジ○ンポケ風』完~

 



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μ's×アメ○ーーク!(前編)

 

 

M迫「え~…本日のアメトークですが…スタジオの様子がいつもと違いますね…ムサいと言いますか…ハッキリ言うと暑苦しいです(笑)」

 

H原「はい。その理由は本日のゲストが、この方々だからです。早速、お呼びしましょう」

 

 

 

♪Welcome song…

 

ウォ~!!

 

 

 

M迫「うわっ、女の子がメッチャ出てきた!」

 

H原「え~…皆さんはどういう集まりですか?」

 

 

 

穂乃果「私たちは…音ノ木坂学院のスクールアイドル…せーの…」

 

μ's「μ'sです!」

 

 

 

ウワァー!

 

 

 

M迫「ミューズ?石鹸なん?」

 

H原「石鹸ちゃいますぅ。スクールアイドルですぅ(笑)」

 

穂乃果「はい!高校でアイドル活動しています!」

 

M迫「高校生?アイドル活動?芸人さんじゃないやん?」

 

H原「M迫さんは、この娘たちの事、まったく知りませんか?」

 

M迫「ごめん!全然知らへん…」

 

 

 

エ~ッ!!

 

 

 

M迫「えっ?なになに?そんなん言われるの?」

 

 

 

 

ナレーション「スタジオには、やはりμ'sをまったく知らない、K野A孝にも来てもらった」

 

 

 

 

M迫「ラーメン、イケメン…」

 

K野「僕、つけ麺!…いやいや、そこ逆ですから(笑)…あ、どうもK野A孝です」

 

M迫「A孝ちゃんも、彼女たちのことは?」

 

K野「すみません、僕もちょっと…」

 

H原「わかりましたぁ。では、一緒に彼女たちが、いかに凄いかを学んで頂きましょう」

 

 

 

… 

 

ナレーション「本日は…1.17特別企画! 寝た子も起こす?深夜に木霊するにっこにっこに~!? がんばろう神戸!!…じゃないけど…みんな一緒にファイトだよ! アメトーーーク μ'sスペシャル」

 

 …

 

 

 

H原「さぁ、改めまして今日のゲストはμ'sのみなさんで~す」

 

μ's「よろしくお願いしま~す!」

 

M迫「高校生言いましたっけ?今、23時半になろうとしてますど、就労時間は大丈夫ですか?」

 

H原「放送はそうですけど…これは収録ですからね、大丈夫です」

 

M迫「それに…2人ほど小学生混ざってません?」

 

 

 

凛「にゃ?」

 

にこ「アタシ?」

 

 

 

H原「小学生はいません(笑)じゃあ、申し訳ないですけど、自己紹介してもらえますか?」

 

穂乃果「はい」

 

M迫「うわっ!客席が急にオレンジになった!」

 

 

 

穂乃果「…みなさ~ん、準備はいいですかぁ?」

 

オー!!

 

穂乃果「せーの!」

 

ファイトダヨ!!

 

 

 

M迫「!!」

 

 

 

穂乃果「うん!ファイトだよ!!…μ'sのリーダー高坂穂乃果、高校2年生です!」

 

M迫「なんなん?今の…あっ、今度、青に変わった…」

 

 

 

絵里「賢い、かわいい…」

 

エリーチカ!!

 

絵里「絢瀬絵里、高校3年生です」

 

M迫「自分で賢い、かわいい言うたで(笑)」

 

 

 

ことり「は~い…みなさん、こんばんは~!ことりのおやつにしちゃうぞ!でお馴染みの南ことりです!高校2年生です」

 

M迫「何言うてんねん?」

 

 

 

海未「みんなのハートを打ち抜くぞ!ラブアローシュート!バーン」

 

ウッ!!

 

M迫「なっ…死んだ!?今、みんな死んだで…なっ!なっ!」

 

海未「園田海未役の…いえ園田海未、同じく高校2年生です」

 

M迫「海未役って(笑)」

 

H原「M迫さんがうるさいからですぅ(笑)」

 

 

 

凛「凛ちゃんと言えば?」

 

ラーメンダヨォ!!

 

K野「えっ!?」

 

凛「にゃ~ん、にゃ~ん、にゃ~ん!星空凛、高校1年だにゃ~」

 

M迫「あら、かわいい」

 

 

 

真姫「真姫ちゃん、アメトーク…」

 

アイウエオ!!

 

M迫「はい?」

 

真姫「西木野真姫、高校2年です」

 

 

 

希「希パワー…たっぷり注入!プシュ!」

 

ハイ! イタダキマシタァ!!

 

希「東條希、高校3年生です」

 

M迫「何パワーやって?」

 

 

 

花陽「え…えっと…」

 

M迫「どうしました?」

 

花陽「…」

 

M迫「どうしたん?ティーヴィーショーなんで、黙ったらアカンのですけど…」

 

 

 

花陽「うぅ…誰か助けてぇ!!」

 

チョットマッテテェ!!

 

 

 

M迫「ビックリしたぁ!」

 

 

 

花陽「小泉花陽、高校1年生です」

 

M迫「なんや、フリだったんかい!!」

 

 

 

にこ「それでは、みなさん、いきますよぅ?大銀河宇宙~…」

 

ナンバーワン!!

 

にこ「…からの?…」

 

ニッコニッコニ~!!

 

にこ「あなたのハートににっこにっこに~!笑顔届ける矢澤にこにこ、高校3年生で~す!にこにーって呼んでね!」

 

M迫「なんや、これ!?」

 

 

 

H原「これで、彼女たちがどういう娘たちか、おわかり頂けたかと思いますが…」

 

M迫「わかるかぁ!」

 

H原「わからなかったですかぁ?」

 

M迫「何人かイタい感じの娘がいるいうのは、わかりました(笑)」

 

H原「実は以前、この番組で『アニソン大好き芸人』というのをやったのですが」

 

M迫「やりましたねぇ」

 

H原「…その時に出てもらったキスマイの宮田君が…彼女たちの大ファンで…」

 

M迫「あぁ…そういえば、なんとなく覚えてます」

 

H原「それが、この時の写真です」

 

M迫「うわぁ!この娘たちのグッズがメッチャある!これが…この娘で…これがこの娘や!うわっ、うわっ…」

 

H原「…と本家アイドルのジャニーズも、どっぷりと嵌るくらいの人気者なんですぅ」

 

M迫「なるほど。でも、これだけじゃ何をしてる人たちか、全然わかりませんけどね!」

 

H原「A孝ちゃんは、誰か気になった娘とか居ますか」

 

K野「えっ?えっと…なんかラーメンがどうとか言ってる子、居ませんでしたっけ?」

 

凛「凛のことかにゃ?」

 

K野「そうそう!あれ、僕のネタと被ってませんか?」

 

H原「被ってません。星空さんは本当にラーメンが大好きなんです」

 

K野「あっ…そう…」

 

M迫「あ、そう…って」

 

H原「毎日食べても飽きないくらい、ラーメンが大好き…なんですよね?」

 

凛「はい」

 

H原「ラーメン大好き星空さんなんですぅ」

 

M迫「『ラーメン大好き小池さん』みたいに、ゆな!(笑)」

 

K野「えっ…小池さん?…『ラーメン大好き小泉さん』じゃないんですか?」

 

M迫「違う、違う。それ、漫画のタイトルやろ?えっと、元々は『オバQ』やったか『パーマン』やったか…そういう藤子不二雄先生の作品に出てきた『いつもラーメンばっかり食べてるキャラクターの名前』で…それをもじったのが、ラーメン大好き小泉さんなの」

 

K野「へぇ…逆に言えば…そうなんだぁ」

 

M迫「なんや、逆に言えばって…」

 

H原「ところがですぅ」

 

M迫「?」

 

H原「小泉さん!…小泉さん、いてます?」

 

花陽「は、はい!」

 

H原「小泉さんは、三度のメシより白米が好きだそうで」

 

花陽「はい!!」

 

M迫「メッチャいい返事(笑)」

 

H原「つまり…ラーメン大好き小泉さんではなく…『白米大好き小泉さん』だと」

 

M迫「ややこしいわ!(笑)」

 

H原「あとは…どうです?M迫さん…気になった人とか…」

 

M迫「言うても、みんな、それぞれ変でしたけどね(笑)。えっと二番目の人は…一人だけ金髪ですけどハーフの方ですか?とてもお綺麗だな…と思いますけど…お名前、何でしたっけ?」

 

絵里「絢瀬絵里です」

 

M迫「名前、思いっきり日本人ですね(笑)」

 

絵里「私はクォーターなんです」

 

K野「桑田?」

 

M迫「なんで圭祐が出てくんねん!クォーターゆうてんやろ」

 

K野「クォーターってなんですか…」

 

M迫「そこかい!」

 

H原「え~絢瀬さんは、お婆様がロシアの方なんですよね?」

 

絵里「はい」

 

K野「あぁ…」

 

M迫「えっ?じゃあ、4分の3は日本人なの?いや、クォーターに見えんわ…。街歩いてて、英語で話しかけられたりせぇへん?」

 

絵里「はい、あります」

 

M迫「困るでしょ?」

 

絵里「そうですね…」

 

M迫「因みに英語は喋れるん?」

 

絵里「いえ…英語は…」

 

M迫「そっか、ロシアとのクォーターやもんな!」

 

凛「でも、絵里ちゃん、ロシア語もハラショーしか話せないにゃ」

 

絵里「そ、そんなことないわよ」

 

M迫「そうなん?ひょっとして『なんちゃって?』『行雄ちゃん枠?』(笑)」

 

H原「絢瀬さんはハーフ芸人ではありませ~ん」

 

M迫「そやな。芸人ではないしな」

 

H原「行雄ちゃん枠って、何?(笑)」

 

M迫「いやいや(笑)」

 

H原「ほかには、どうですか?」

 

M迫「いや、気になるって言えば、全員気になるんですけどね…なんやろ、メンバーのキャラが濃すぎて、誰からツッコんでいいのか…」

 

K野「あ、でも…あれ、凄くないですか?お客さんの色が変わるの」

 

M迫「わかる!わかる!最初の時がオレンジで…次の人の紹介が始まったら青くなって…パッ、パッ、パッって1人1人色が変わっていくのな!」

 

K野「あの『工事中の人が持つ棒』が光るんですよね?」

 

M迫「工事中の人が持つ棒って(笑)」

 

H原「観客のみなさんが持っているのは、通称『ラブライブレード』と呼ばれてるもので…μ'sのメンバーには、それぞれイメージカラーとういうのがあるそうなのですが…ファンのみなさんはその場面場面に応じて、その色を灯すことができるらしいんです」

 

M迫「へぇ、凄いなぁ」

 

K野「じゃあ…1、2、3…9人いるから9色光るんですか」

 

M迫「見てなかったん?全部変わってたやん」

 

K野「すみません!途中から自己紹介の方に集中しちゃって…」

 

H原「ラブライブレードの話は、またあとでやりますので…」

 

K野「はぁ…」

 

H原「改めてスクールアイドルとは?ラブライブとは?μ'sとは?VTRにまとめましたので、ご覧ください」

 

 

 

 

紹介VTR

 

 

 

 

M迫「うわぁ…凄いな、マジで!サブいぼ、バーッ立ったわ!さっきの…なんやっけ?」

 

K野「あの棒のヤツの光ですよね?」

 

H原「ラブライブレード(笑)」

 

M迫「それ!ここじゃ、明るいからそんな目立たへんけど、ライブ会場の映像見たら、メッチャ綺麗やん」

 

K野「まるでアイドルのコンサートみたいで」

 

 

 

穂乃果「いやいや、アイドルなんですけど!」

 

 

 

M迫「ははは…そのツッコミ方は芸人のノリやけどな」

 

K野「映像の中で、会場が白からバーってオレンジになったところがあったじゃないですか」

 

M迫「あれなぁ!なんか知らんけど涙出そうになったわ」

 

穂乃果「あれはファンの方々が自発的にやってくれた演出なんです」

 

M迫「えっ?そうなん?そういうに風して…って頼んだんじゃないの?」

 

H原「違うんですって。え~…これが元々の曲のPVの映像なんですが…」

 

M迫「綺麗やなぁ…」

 

H原「これをファンの人たちが、再現すると…あぁなるっていう…ね?」

 

穂乃果「はい!実は…この瞬間をステージの上で見られるのは、私だけなんです」

 

M迫「ほかの人は?」

 

海未「目を瞑って、こうして待っていますので…」

 

M迫「それは見えんわ(笑)」

 

 

 

 

 

~つづく~

 






明けましておめでとうございます。
しばらくお休みを頂いておりましたが、他作品含め再開したいと思います。
なお、この話の後編は2019/1/17 0:00にUPする予定です。
本年もご贔屓に、宜しくお願いします。



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μ's×アメ○ーーク!(後編)

 

 

 

♪テテテ~テテッ

 

H原「『私たちのイメージカラー』」

 

ワァ~!!

 

 

 

H原「先ほども言いましたけど、みなさんにはそれぞれ、イメージカラーというものがあるんですよね?」

 

穂乃果「はい」

 

M迫「いいですね!そういうのがあると、赤の人は誰々とか覚えやすいですもんね!」

 

K野「オレンジだったら『たい平』みたいな」

 

M迫「そこで『笑点』出す?」

 

K野「すみません、一応、僕の落語の師匠が林家たい平なもんで」

 

M迫「呼び捨てやし(笑)」

 

H原「えっと…そのオレンジが…」

 

穂乃果「はい、私です!」

 

絵里「私は水色です」

 

ことり「私は…本当はグレーなんだけど…白です」

 

M迫「本当はって何?」

 

ことり「グレーって色は、ラブライブレードだと出しづらいみたいで」

 

M迫「なら、最初から白でいいやん(笑)」

 

海未「私は青です」

 

凛「凛はイエローにゃ」

 

真姫「私はトマト色…」

 

M迫「トマト色?」

 

H原「朱色ですね?」

 

真姫「トマト色…」

 

M迫「あぁ…ややこしい人がまた居ますね(笑)」

 

希「ウチは紫やん」

 

花陽「私は緑です」

 

にこ「私は~LOVEの象徴ピンクなのぅ」

 

M迫「さっきから、あの娘だけ、毛色が違わん?」

 

にこ「ぬゎんでよ!!」

 

穂乃果「M迫さんは?」

 

M迫「ブラックに近いオフホワイト…って言わすなや!そんなん言うたら、A孝ちゃんなんか真っ黒やないかい!」

 

K野「その節は、失礼しました…」

 

μ's「あはは…」

 

H原「…で、ファンの皆さんは、自分の推しメンの色をさっきのラブライブレードに点灯させているんですよね」

 

M迫「推しメン?」

 

H原「自分の好きな人…つまり推しているメンバーのことです」

 

M迫「あぁ…ラーメン、つけ麺?」

 

K野「僕、推しメン!だから、違いますって…やめてくださいよ、変なネタフリするの…」

 

M迫「…ほんなら、ステージから見て、自分のファン少ないな…とかわかったりするちゃう?」

 

穂乃果「それは…あんまり気にしてないよね?」

 

 

 

絵里「…」

 

ことり「…」

 

海未「…」

 

凛「…」

 

希「…」

 

花陽「…」

 

にこ「…」

 

 

 

M迫「メッチャ気にしてるやん!(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

♪テテテ~テテッ

 

H原「『私たちのここが凄い~』」

 

ワァ~!!

 

 

 

H原「μ'sのメンバーは歌って踊れるだけじゃありません!色々な特技を持っておりますぅ。今日はそれを披露してもらいましょう!」

 

M迫「ほう…」

 

H原「まずは…園田さん!」

 

海未「はい」

 

H原「園田さんはμ'sの作詞担当なのですが…ご実家が日本舞踊の家元だそうで…ご自身の趣味も茶道やお琴などを嗜む文武両道、才色兼備の大和撫子です」

 

M迫「超お嬢様やん!」

 

H原「そして、学校ではスクールアイドルと掛け持ちで弓道部に入っておられるとか」

 

海未「はい」

 

K野「!?」

 

H原「弓道といえば…A孝ちゃんですが…」

 

K野「はい!なんか今日、僕と色々被ってませんか?」

 

M迫「色々って…たまたまやん」

 

 

 

… 

 

ナレーション「…ということで…」

 

 

 

 

H原「弓道対決~!!」

 

観客「わぁ~!」

 

 

 

 

ピシュ!

 

ズバッ!

 

 

 

ピュ!

 

ザシュ!

 

 

 

 

… 

 

ナレーション「…結果は…」

 

 

 

 

H原「園田さんの勝ちぃ~!」

 

K野「完敗です!いやぁ…全然ダメだったですねぇ…」

 

M迫「炎の体育会TVかと思ったわ(笑)A孝ちゃん、本番弱すぎやわぁ」

 

H原「園田さん、ありがとうございました」

 

園田「ありがとうございました」

 

M迫「凄いわぁ…で…こんな娘が『なんとかシュート!ば~ん!』とか、やってるんやろ?ワケわからんわ(笑)」

 

 

 

H原「次は…東條さん!」

 

希「はい!」

 

H原「東條さんはμ'sの名付け親だそうですが」

 

希「はい。ウチのカードがそう告げたんや」

 

M迫「カード?」

 

H原「そうなんですぅ。東條さんの得意技は…占い!」

 

希「ですね!」

 

H原「…ということで…A孝ちゃんの今年の運勢を占ってもらいましょう!」

 

希「ほな…タロットで」

 

K野「僕をですか?一応僕もタロット占いが特技なんですけど…」

 

H原「ちなみに東條さんは、神社で巫女さんのバイトをしてるんですよね?」

 

希「はい」

 

K野「!?」

 

M迫「あれ?神社といえば、A孝ちゃんもバイトしてなかった?」

 

K野「僕は宮司です!宮司!バイトじゃありません」

 

M迫「でも、本業やないやろ?資格取っただけで、何もしてへんやん」

 

K野「たまにしてるんです!」

 

M迫「ならバイトと一緒やん(笑)」

 

H原「A孝ちゃんの実家は何神社やったっけ?」

 

K野「宮城にある櫻田山神社です」

 

H原「東條さんは、どこで巫女さんをしてるんですか?」

 

希「ウチは神田明神」

 

M迫「A孝ちゃんの負け~(笑)」

 

K野「いやいや、それの勝ち負け関係ないでしょ(笑)えっと…今日、僕を潰しにかかってますよね?」

 

M迫「そんなことあらへんって…」

 

H原「そんなことを言っている間に、占いの結果が出たようですぅ」

 

K野「どんな感じ?」

 

希「K野さんは…女性関係には充分注意した方がいいみたいやね!」

 

M迫「それ、今年に限らんのやない?(笑)」

 

希「…M迫さんも、同じ結果が出てるんやけど」

 

M迫「ひぃ!おそろしやぁ…ってわかってるわ!」

 

 

 

 

※その後、VTRで絵里のバレエ、ことりの裁縫、真姫のピアノ、凛のアクロバットなどが紹介される。

 

… 

 

 

 

H原「続きまして…矢澤さん!」

 

にこ「はい!」

 

M迫「出た!色物!」

 

にこ「色物…って…」

 

H原「矢澤さんの自慢出来る凄いことを教えてください」

 

にこ「にこは…『にっこにっこに~』が、オリンピックの放送で、全世界に生中継されたことかなぁ」

 

M迫「はぁ?」

 

H原「A孝ちゃん、昨年の流行語大賞は何でしたか?」

 

K野「えっ?流行語大賞…えっと…何でしたっけ?」

 

H原「北海道…もぐもぐタイム…銅メダル…と言えば…」

 

K野「!!…わかりました!」

 

H原「どうぞ!」

 

K野「『だよねぇ!』」

 

M迫「『そだね~』や!『だよねぇ』は『EAST END×YURI』や」

 

K野「そうでした、そうでした」

 

H原「その流行語を作った女子カーリングの吉田選手が、なんと選手紹介の時に、あの、にっこにっこに~をやっていたんですよね」

 

にこ「そうよ!」

 

 

 

 

ナレーション「その映像がこちら」

 

 

 

 

M迫「うわっ、ホンマや!」

 

K野「やってる…」

 

H原「これを見たとき、どう思いましたか?」

 

にこ「これで世界中に、にこのことが知れ渡ったって思ったわ」

 

M迫「俺は始めて知りましたけどね(笑)でも、これは凄いわ…俺も誰かに頼んで『M迫です!』ってやってもらお」

 

 

 

H原「最後は…小泉花陽さん」

 

花陽「はい」

 

K野「えっと…確認ですけど、大泉洋さんとは関係ないんですね?」

 

花陽「はい?」

 

M迫「関係あるかい!」

 

H原「大泉洋じゃなくて、小泉花陽さんです」

 

花陽「あはは…」

 

H原「さぁ、小泉さんは何をしてくれますか?」

 

花陽「はい…私は『利き米』をします」

 

M迫「利き米?」

 

花陽「はい。ご飯を炊く前の…お米の状態で、何のブランドか当てることができます」

 

M迫「マジか!オレ、炊いてあってもそんなん、わからへん」

 

H原「はい、M迫さんとA孝ちゃんの前にはA、B、C三つのご飯を用意しました。小泉さんには、それを炊く前のお米を用意しておりますぅ。…ということで、それぞれ、どれが何のお米か当ててください」

 

M迫「いや、これは無理だわ」

 

H原「一応、ふたりにはヒントがあるんですよね?あ、あっちに行って候補の名前を見て来てください」

 

 

 

M迫「あぁ…なるほど…これとこれとこれかぁ…えっ?ちょっと待って!これは食べたことあるけど、これとこれは食べたことあらへん…」

 

K野「これは僕、わかります!毎日食べてますから、これはイケると思います!」

 

M迫「ホンマかぁ?」

 

K野「楽勝です。米どころ宮城出身ですから」

 

M迫「ほんなら、これはA孝ちゃんに任すわ」

 

 

 

H原「いいですか?では、食べていただきましょう!」

 

 

 

M迫「もぐもぐ」

 

K野「もぐもぐ」

 

花陽「コリっ」

 

 

 

M迫「もぐもぐ」

 

K野「もぐもぐ」

 

花陽「コリッ」

 

 

 

M迫「もぐもぐ」

 

K野「もぐもぐ」

 

花陽「コリッ」

 

 

 

M迫「…」

 

K野「…」

 

 

 

M迫「違いがわからへん」

 

K野「マジっすか?」

 

M迫「わかった?」

 

K野「はい。バッチリです!」

 

 

 

H原「じゃあ、フリップに書いてください」

 

 

 

K野「カキカキ」

 

花陽「カキカキ」

 

 

 

H原「一斉にオープン」

 

 

 

K野「A…あきたこまち、B…ゆめぴりか、C…ななつぼし」

 

花陽「えっと…A…ゆめぴりか、B…ななつぼし、C…あきたこまちです」

 

 

 

H原「正解は…小泉さん!」

 

花陽「やった!」

 

K野「くぅ~…そっちかぁ!」

 

M迫「いや、ひとつも合ってへんやん!!」

 

K野「BとCは自信あったんですけどね」

 

M迫「だったら、全部やん(笑)」

 

K野「あ、そうか…」

 

M迫「いやぁ~マジか!お米かじっただけで違いがわかるんか…マジでスゲーな」

 

H原「実は…そんな小泉さんには勝利者プレゼントがあります」

 

花陽「えっ!?」

 

H原「今日は何の日ですか?…放送日は1月17日ってことになってます」

 

花陽「おむすびの日!…じゃなくて…阪神淡路大震災があった日?」

 

H原「…いやいや、最初ので合ってるんですよ…」

 

M迫「合ってるんかい(笑)」

 

H原「そして、もうひとつ…」

 

 

 

♪Happy birthday to you…

 

 

 

H原「今日はあなたの誕生日ですぅ」

 

花陽「あっ!」

 

H原「番組からプレゼントを用意させて頂きました」

 

M迫「デカっ!何これ?」

 

H原「それでは、この布を捲っていただきましょう」

 

 

 

ふぁさ…

 

 

 

花陽「うわぁ!!」

 

 

 

H原「魚沼産コシヒカリ60kgで~す」

 

M迫「一俵やん、一俵」

 

花陽「あ、ありがとうございますぅ」

 

穂乃果「花陽ちゃんなら1か月分だね!」

 

花陽「いやぁ、穂乃果ちゃん…さすがに1ヶ月は無理だよぅ」

 

穂乃果「だよね…」

 

花陽「1ヶ月半は掛かるかな…」

 

μ's「あははは…」

 

 

 

M迫「何、この会話…」

 

 

 

 

… 

 

ナレーション「日本人はもっとお米を食べよう!…頑張ろう神戸…じゃなくて…頬張ろう、米…」

 

 

 

 

 

 

穂乃果「あれ?穂乃果の紹介は?」

 

 

 

 

 

~μ's×アメトーーク! 完~

 







…ということで、かよちん誕生記念のネタでした…。


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