ワールドトリガー 『挑戦者』 (スペイシー)
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自己紹介

初めましてスペイシーです。
ハーメルンで小説をたくさん読んでいたら自分でも書きたくなったので書きました。
初投稿なので誤字や脱字、改善点などがあれば指摘していただけるとありがたいです。

まだ自己紹介だけですが読んでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ〜


【主人公のステータス】

 

名前 青野 翔(あおの かける)

No.8射手 B級 17歳

10月26日生まれ

 

トリガー

メイン・アステロイド バイパー バックワーム シールド

サブ・メテオラ ハウンド スタアメーカー シールド

 

好きなもの

寿司、メガネ、チーム戦

嫌いなもの

きゅうり、勉強 、個人戦

趣味

・国近さんとゲーム

・料理

 

家族構成

父、母、自分、弟の4人構成

 

サイドエフェクト 動作予知

 

自分以外の動物や物が5秒後にどうなるかをスローモーションで視ることがが出来る

予知は大体3パターン視ることが出来てその内の1パターンは必ず当たっている

特定のものを予知したり、自分以外全てを予知したりといろいろな場面で使うことが出来る

このサイドエフェクトは常時発動しているのではなく、迅さんや遊真のように使いたい時に使うことが出来る

サイドエフェクトを使用した瞬間に頭の中にスローモーションで視えるので情報処理が早くないと戦闘で使いこなすことは難しい

使いづらい点としてこれは30秒間に一度しか視ることが出来ない

また、視る対象が多いと負荷も大きくなり、場合によっては3日間動けなくなることもある

 

パラメーター

トリオン 10

攻撃 5

防御援護 7

機動 6

技術 9

射程 6

指揮 6

特殊戦術 4

 

青野は約4年前の第一次大規模侵攻の時に迅さんに助けられて迅さんに憧れて第一次大規模侵攻の約1年後にボーダーに入隊した

入隊時はスコーピオンでB級に昇格したが迅さんに「トリオン量が多いから射手の方が活躍できる」とアドバイスをもらい射手になった

1年間ぐらいは二宮さんをはじめ出水、那須などに教えてもらいながら2つのスタイルを確立させていった

 

戦闘スタイル①

サイドエフェクトを駆使して味方に相手を倒させるスタイル

 

動作予知を使い相手の動くパターンの内2パターンになることを防ぐことによって残りの1パターンに相手を動かせるスタイル

そして相手が動くとわかっている位置をオペレーターにマーキングしてもらいそこを味方に攻撃してもらう

このスタイルの方が気持ちいいのでほとんどこのスタイルで戦っている

このスタイルにはオペレーターと仲間が必ず必要

 

 

戦闘スタイル①について

利点

・一応誰とでも連携することが出来る

・自分が倒されず味方がいれば何度でも出来る

・迅さんとの相性が抜群!!!

欠点

・味方がいないと使えない

・追い詰める(罠が仕掛けてある、味方が攻撃できる場所に誘導)までが大変

・先手を取るために自分達から攻撃しないといけない

 

 

 

戦闘スタイル②

サイドエフェクトを駆使して高火力で押しきるスタイル

 

動作予知を使い相手が動く可能性がある3パターンすべてに両攻撃(フルアタック)をして火力で押しきるスタイル

しかしこのスタイルはいちいち射線を引くのがめんどくさいのであまり使っていない

あと味方がいない時にしか使わない

ちなみに翔は両攻撃をする時はバイパーでやるという謎のこだわりがある

 

 

戦闘スタイル②について

利点

・このスタイルをやる時は集中していつもより射線に無駄がないので撃破率が高い

・気楽に出来る

・オペレーターの支援を全面的に受けることが出来る

欠点

・両攻撃の間に相手に攻撃されたらほぼ防げない

・仲間がいないので心細い

・トリオン消費量が普段の1.5倍ほどになる

 

 

 

ちなみに翔の学力はサイドエフェクトを使うときに情報処理を早くしようとして専門的な知識が高くまた学校での成績も常に上位と普通に頭がいい

同学年である米屋や後輩に教えることもありわかりやすいと好評である




読んでいただきありがとうございます
第1話は3月中には投稿したいと思っていますのでよろしくお願いします。

ちなみに現在の翔の周りの状況は
上層部にどこかの隊に入れと言われている

どこの隊に入るか悩んでいる

噂が広がりいろいろな隊に誘われそう
だいたいこんな感じだと思ってください

ご指摘をよろしくお願いします!


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第1話 翔の実力は…?

こんにちは、スペイシーです。
今回はヒロインがわかるのかわからないのかという回です(笑)
あと今回は翔のとある1日を書いてみました。
最後まで見ていただけると嬉しいです。
それではどうぞ〜


「また授業で寝ちゃったよ」

少年はボーダー隊員専用の通路に入りながらそう言った。

 

 

少し歩いているとある人と出会った

「お前、また授業中に寝たのか?」

 

「寝ましたけど、太刀川さんもいつも寝てるじゃないですか」

 

「まぁな」

個人総合ランク1位でなんでも出来そうな忍田本部長の弟子である太刀川さんがこんなのでいいのか?と疑問に思いつつも会話を続けた。

 

「太刀川さんはなんで僕が授業で寝たことを知ってるんですか?」

 

「それは柚宇さんがお前が先生に連れていかれるところを撮ったのをボーダーA級のグループラインにあげてたからそれを俺が見たってことだ」

 

「なんで国近さんはそんなところを撮ったんだよ…」

 

「面白そうだったからじゃないか?」

 

「はぁ…そうですか」

 

もうこの事は三輪や奈良坂にも伝わってるだろうな

あとで三輪隊の作戦室に行って謝らないとな〜

 

「あ、ところで翔はどっかの隊に入らないのか?」

 

「誘ってもらってはいるんですが全部断ってます」

 

「じゃあうちの隊に来ないか?」

 

「エンブレムはどうするんですか?」

 

エンブレムのことを最初に考えるって俺は変な奴だな

 

「俺の2本目の刀の方がお前ってことでどうだ?」

太刀川さんがここまで言ってくれてるし

国近さんとゲームするのも楽しいし迷うな

 

「あのー太刀川さん」

 

「ん?入ってくれるのか?」

 

「あ、いえ、なんで僕を入れようとしたんですか?」

 

理由は大事だ!

 

「他の隊に入られるとだいぶ厄介だからな」

 

「そんなに僕は強くないですよ?」

 

「お前の強さは個人戦よりチーム戦で発揮されるからな」

 

太刀川さんに戦闘の事で褒められると普通に嬉しい

 

「そんなに褒めてもなにも出ないですよ?」

 

「なにも出さなくていいから俺の隊に入れ!」

 

そんなに誘っても入らないですよ?

 

「やっぱりお断りします」

 

「そうか…まぁお前ならうまくやっていけるだろう」

 

「折角誘って頂いたのにすみません」

 

「いや、俺もなんか悪かったな」

 

「じゃあこれから上層部に呼ばれてるんで失礼します」

 

「じゃあまたな〜」

 

ふぅ〜 まさか太刀川さんが僕を誘ってくれるなんて思ってなかったな〜

でもまだどこの隊にも入らないと思います。太刀川さんすみません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

 

「遅いぞ」

 

「すみません 太刀川さんと話してたら遅れました」

みなさんそんなに睨まなくてもいいじゃないですか

授業中に寝ていたことは悪いですけどそんなに睨まなくても…

 

「では本題にはいるぞ」

 

「翔はどこかの隊に入るかは決めたか?」

 

寝てたことじゃなかったんだ

 

「いえ、まだ決めてないです」

「そうか、なら出来るだけ早く入ってくれ」

 

「1つ聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

 

「なんだ?」

 

「なんで皆さんは僕を隊に入れようとするんですか?」

 

「それは今期のランク戦にお前を参加させようと思ってな」

 

なんで参加させようとしているのかを聞こうと思ったけどそろそろ約束の時間になりそうだしやめておこう

 

「そうゆうことですか」

 

「そろそろ誘われだす頃じゃないか?」

 

「そういえばさっき太刀川さんに誘われました」

 

「お前が太刀川隊に入るともう敵が居なくなるな」

 

「そう言っていただけると嬉しいですね」

 

「結局どこの隊に入るんだ?青野」

 

「いやまだ隊には入らないと思います」

 

「そうか でもお前ならどこでもやっていけそうだし大丈夫か」

 

「あ、それ太刀川さんにも同じようなこと言われました さすがは弟子と師範ですね」

 

「そうか」

 

あれ?思ったより反応が薄いな

 

「あ、でも自分の隊は作るかもしれません」

 

「それでもいいだろう」

 

「はい、ありがとうございます」

 

ん?なんで俺は今ありがとうって言ったんだ?

まぁいいか

 

「話はこれだけだから帰っていいぞ」

 

「ではこれで失礼します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり上層部の林藤さん以外の人と話すときは緊張するな〜

こんな日はいつものココアを買って帰るか

 

ココアを買うために自販機の方に向かうと槍&弾バカに会ってしまった

 

「お、翔じゃねぇーか バトろうぜ」

 

「唐突すぎるだろ でも今日は上層部に呼ばれて来ただけだからバカの相手をしている暇はあるけどない」

 

まぁ時間があるって言っても3分程度だけど

 

「それってどっちだよ」

 

「どっちでもいいだろ それより出水、ちょっと来てくれ」

 

「ん?どうした?」

 

「実はこれから国近さんと結衣(ゆい)に誘われていてゲームをする予定なんだ」

 

「なるほどな じゃあ今日はムリだな」

 

「話が早くて助かるよ」

 

「じゃあ槍バカは俺が抑えとくからお前は早く行け」

 

「ありがとな あとでなんか奢るわ」

 

あ、でも今はあんまりお金持ってないな

今日とは言ってないし大丈夫か

 

「じゃあよろしくな〜」

 

「任せとけ!」

 

バカはバカでも性格がいいバカだよな出水って

なんか後ろの方から声が聞こえてくるけど大丈夫だよな?

声が近くから聞こえてくるようになったけど大丈夫だよな?

大丈夫と言ってくれーーー

 

「大丈夫だよ翔」

 

「そうか、良かった〜」

 

なんとか逃げ切れたようだな

「でもこんなところで何してるの? まさか私達との約束を忘れたわけじゃないよね?」

 

ん?私達との約束?

あ、今の声ってまさか… ヤバイ殺されるかも(物理的ではなく精神的な意味で)

 

「槍バカから逃げてきたんだよ」

 

「ふーん そうなんだ」

 

「今って怒ってる?」

 

「怒ってないし」

 

この声のトーンが怖いんだよな

ここは話を変えるのが得策だな

 

「そろそろ国近さんのところに行くか」

 

「そうだね」

 

移動中に怒りを鎮めてくれると助かるなぁと翔は思いながら結衣と一緒に太刀川隊の作戦室の方へ歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人が太刀川隊の作戦室まで行くとすでに国近さんが待ち構えていた

 

「2人とも遅いよ〜」

 

「でもちゃんと来ましたよ?」

 

今日は非番だったけどちゃんと来たんだよ?

まぁ呼び出しもあったんだけど…

 

「でもそれって当たり前じゃない?」

 

「俺は今日家でゴロゴロする予定だったの!」

 

「ゴロゴロってゲームでしょ?」

 

俺のイメージは

家でゴロゴロする=ゲームなのか?

 

「まぁそうだけど…」

 

「なら1人より2人、2人より3人でやった方が楽しいでしょ?」

 

「う、否定できない…」

 

「もう入るよ 先輩が準備してくれてるんだから」

 

「今日こそは勝ち越してやるから2人とも覚悟しとけよ」

 

「はいはい、わかったから早く入るよ」

 

相変わらず結衣は俺の扱い方をわかってるな

 

「今日はどのゲームをやりたい〜?」

 

「国近さんは決めてなかったんですか?」

 

「どうせならかけるんに決めてもらおうと思って〜」

 

「かけるんっていうのやめてくださいよ」

 

このツッコミ何回目だよ…

 

「良いあだ名ですね先輩!」

 

結衣も言い出したら周りの人も言いだしそうだな

これは大変なことになりそうだ

 

「でも結衣は俺のことをかけるんって呼ぶなよ?」

 

「どうしよっかな〜」

 

「国近さんのあだ名のセンスはいいと思いますけど…」

 

「でしょでしょ〜」

 

「でも結衣にかけるんって呼ばれたら周りのやつらもかけるんって呼び出して大変になると思うから絶対に言うなよ!」

 

「しょうがないなー」

 

「分かってくれてありがとな で、結局何をやるんですか?」

 

「もう翔が決めてって」

 

「はいはい、じゃあ新しく出たスマスタとかどうだ?」

 

「おっ、私もやりたいと思ってたんだよね〜」

 

じゃあ最初から言ってくれればいいのに

 

「え、なにそれ?」

 

「スマッシュスターズだよ 知らないの?」

 

「うん、2人みたいにゲーマーじゃないし」

 

これも否定できない…

でも結衣はゲーマーじゃないのにゲーム上手いからな

この世界は不公平だーーー

 

「不公平なのはしょうがないよ」

 

「ねぇ、ゆいって俺の心が読めるの?」

 

「当然読めるよ、だってかけるのことが○○だから」

 

「俺のことがなんて?」

 

「ううん、なんでもないよ」

 

「結衣ちゃんは大胆だね〜」

 

「からかわないでくださいよ先輩!」

 

「ゴメンね〜」

 

「あの〜もう最初の目的忘れてます?」

 

「あ、忘れてた」

 

「もう始めますよ」

 

「ほーい」

 

ーーー4時間後ーーー

 

「そろそろ終わる?」

 

「今回も勝ち越せなかったー でも次は勝ちます!」

 

「気合い十分だね〜 次が楽しみだよ〜」

 

その時太刀川さんが入ってきた

 

「おー楽しそうじゃないか」

 

「あ、太刀川さん さっきはすみませんでした」

 

「そのことは気にするな それより俺もまぜてくれ」

 

それはムリな頼みですね

 

「それは次回じゃダメですか?」

 

「じゃあ次回こそはやるぞ、翔」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

「それじゃまたね〜」

 

「先輩、さようなら〜」

 

「次こそは勝ち越しますからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ翔、太刀川さんと何かあったの?」

 

「太刀川隊に誘われた」

 

「それって結構すごいことだよ?」

 

「そうだけど今はフリーでやりたいな」

 

「そっか」

 

そして沈黙のまま通路を歩き出した

 

 

そこでふと結衣が言ったことがまさかあんなことになるとは迅 悠一以外誰も思っていなかった

 

「もしも翔の隊ができたら私をオペレーターにしてね」

 

「できたらだけどな」

 

「やったーーー」

 

「それよりもう遅いし送っていこうか?」

 

「じゃあ頼んじゃおっかな〜」

 

「よし、ココアも買ったし行くかー」

 




読んでいただきありがとうございます。
決して翔の射手としての実力がわかるとは言ってないですよ?
あとしっかり期限を守れて良かったです。
次回投稿は4月3日ぐらいに投稿したいと思っています。
ちなみに原作の1ヶ月ぐらい前という設定でやってます。

ご指摘をよろしくお願いします!



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第2話 久しぶりの防衛任務

こんにちは、スペイシーです。
まず、思ったよりも私生活の方が忙しくなり投稿が遅れてすみませんでした。
今回は玉狛第一と防衛任務をする回です。
最後まで見ていただけると嬉しいです。
それではどうぞ〜


翔は久しぶりの防衛任務があったので学校からボーダー基地に向かっていた。

今日一緒にやるのは確か玉狛第一か、小南とは組みたくないな…

 

ちなみに翔が小南と組みたくない理由は大きくわけて2つあった。

1つ目

うるさい

翔はうるさいやつ(米屋、緑川など)と組むと撃破率が2分の1程に下がるから。

 

2つ目

自分のサイドエフェクトと合わない

普通なら翔がサイドエフェクトを使うと3つのパターンに分けられるが、小南の戦い方は予知ができないほどパターンがあり(8パターン程)サポートがやりにくいから。

主に2つ目の理由が大きくて小南とは組みたくないと思っていた。

 

そんなことを考えていると防衛任務の時間になった。

 

「レイジさん、今日はよろしくお願いします」

 

「こっちこそよろしくな」

 

「まずは誰と組むか決めますか」

 

「そうね!」

 

俺はこんなに憂鬱なのにお前は元気だな…

 

「そうだな、じゃあ…

 

レイジさん、小南とだけは組ませないでくれ!!!

 

俺と京介、小南と翔で行くぞ」

 

え、マジで?小南かよ〜

でもレイジさんが決めたなら仕方ないか…

 

「わかりました」

 

「足引っ張らないでよね!」

 

誰かさんのおかげで引っ張るんですけどね

 

「はいはい、てか小南と組むとか、マジで地獄だわー」

 

「そんな言い方はないでしょ!」

 

いやいや、そんな言い方しか出来ないだろ。

だって撃破率が2分の1になってしかも俺が得意な味方のフォローまでお前のおかげでほとんど出来ないんだぞ!

まぁ少し言い過ぎたかもしれなし、謝っとくか。

 

「はいはいゴメンね」

 

「まぁいいわ、あとで奢ってくれたら許してあげるわ」

 

「許してもらわなくていいんで奢らなくていいか?」

 

別に小南に許してもらわなくても生きていけるし

 

「奢りなさいよ! ぶった斬るわよ!?」

 

「わかったよ、あとで奢るからぶった斬るなよ?ココアでいいか?」

 

「まぁいいわ」

 

「そろそろ時間だし行くか」

 

ーーー防衛任務中ーーー

 

翔はいろんな意味で地獄を見た

・小南の斧(双月)が飛んできた(俺の後ろの敵を倒そうとしたらしい)

・たまが5分の4ぐらい不発(かすりもしない) など…

 

こんなことがありつつも、全く楽しくない時間は終わりに向かっていった。

残り10分とオペレーターの宇佐美 栞から連絡がくるとほぼ同じタイミングで翔の近くに10個程ゲートが開いた。

 

「翔くんの近くに11個ゲートが開いたよ」

 

「わかってる。あと宇佐美、小南って俺の近くにいる?」

 

「えっと小南は200メートルぐらい東にいるけど、それがどうかした?」

 

そんなに離れてるなら俺が全部倒して今日のたまりにたまった怒りを近界民(ネイバー)にぶつけてやる!!!

※ちなみにこれだけ離れているのは今回防衛する区画が広かったからである

 

「別になんでもない。あと小南にはゲートのことは知らせないでくれ」

 

「あ、うんわかった」

 

「頼んだぞー」

 

「うん、じゃあ頑張ってね〜」

 

察してくれたのかな?まぁなんでもいいや

よし、誰も来ないし一気にやるか!

 

相手はモールモッド6、バムスター3、バンダー2か…

 

まぁ一気に全部潰してスカッとしようかな

そういえば二宮さんがいつもやってる四角錐?みたいなやつもやってみようかな

「まずはモールモッドを2体残しで他は仕留めるか」

 

そう言うと翔は深呼吸をして

 

変化弾(バイパー)

 

と言った後にバイパーを3×3×3(27分割)にした。そして宣言通りモールモッド2体以外に向けて、一体につき27分割したうちの3つを放った。

翔はあらかじめ近界民の動きを予知して動く先を3パターンに絞り、近界民の弱点である目の部分が動く先に弾がいくように射線を引いていた。そして翔は見事9体を仕留めた。

 

「ちゃんと倒せたな、次は四角錐の弾を作ろうかな」

 

試行錯誤を繰り返すこと3秒で作ることが出来た。

 

「性能はどんな感じなんだろう?」

 

翔は目の前に残しておいた?モールモッドに向けて四角錐のアステロイドを放った。

もちろん試し射ちでモールモッド2体を倒した

 

「性能は全く変わらないけど、今までの分割の仕方の方が楽だし今までと同じ方法でやることにしようかな」

 

そう思った時、翔はある重要なことに気が付いた。

それは翔の弟である翼が次の訓練生としてボーダーに入ると言っていたことを思い出したのだ。

今のうちから鍛えてもらわないとな。師匠は後で考えればいいけどまずはトリガーに触らせることが重要か…

 

「翔くんお疲れ様〜 これで今日の防衛任務は終了だよ〜」

 

ふぅ、やっと終わりだ。

今のうちに宇佐美に話しておくか。

 

「宇佐美、ちょっといいか?」

 

「なになに?」

 

「俺の弟がボーダーに入ることにしたらしいんだ」

 

「おー、それでそれで?」

 

「今度玉狛に連れて行ってもいいか?」

 

「もちろんいいよ、むしろ大歓迎!」

 

もうついでにレイジさんに教えてもらうのが1番手っ取り早いけどレイジさんは何かと忙しそうだしな〜

 

「ありがとな、あと小南の件についても礼を言わないといけないな」

 

「いえいえ、当然のことをしたまでだよ!」

 

「じゃあそろそろ回収作業に入るから一回切るぞ」

 

じゃあ作業するか〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!やっと終わったーーー」

 

「じゃあ早くココア奢ってよね!」

 

やっぱり覚えてたか…仕方ない、奢るしかないか

 

「まず玉狛支部に行ってからだけどな」

 

「大急ぎで戻るわよ!」

 

いや、ココアは逃げないぞ?俺は逃げるかもしれないけど

 

「いや、まずはレイジさんと京介に合流しないとダメだろ」

 

「わかってるわよ!」

 

「じゃあ合流場所まで行くか」

 

 

 

 

 

「これで全員揃ったか?」

 

「はい、揃ったと思います」

 

「じゃあ玉狛支部に戻るか」

 

玉狛に行くのは久しぶりだな〜

 

「じゃあ全員おれのくるまに乗れ」

 

自分の車持ってるなんてレイジさんカッコいいな〜

俺もそろそろ18歳だし車の免許とかとってみようかな。

 

「全員乗ったな、じゃあ行くぞ」

 

ーーー移動中ーーー

 

「小南先輩って今日の食事当番ですよね?」

 

「あ、忘れてたわ!」

 

この忘れてたという言葉を聞いて翔は思った。

これはココアを奢らなくてもいい状況にすることができるのではないかと。

 

「小南、俺も手伝ってあげようか?」

 

これで手伝ってその代わりココアをなかったことにしてやる!!!

 

「たまには翔も優しいじゃない」

 

「そこはいつも優しいでいいだろ」

 

「今日の献立は何にしようかな?」

 

スルーかよ…

 

「いや、そのことだが昨日俺が作った肉肉肉野菜炒めがあると思うが」

 

「レイジさーーーーーーーーん!!!」

 

裏切られてはないけど裏切られた気分だ。

 

「ん?どうした、翔」

 

「いや、なんでもないです…………」

 

俺の事情を話したいたいけどこればっかりはしょうがないしな〜

しかも話した所でそれはお前が悪いとか言われるよね

 

「そうか、あんまり大声出すなよ?」

 

「はい、すみませんでした」

 

そこから他愛もない話などをして5分ほど経った。

 

「みんな、着いたぞ」

 

「やっと着いたー」

 

やっとって言ってもほんの10分だったけどな。

 

「早くココア奢りなさいよ!」

 

「わかってるって、嫌だけど…」

 

そう言いつつココアを2人分買って1つを小南に渡した。

 

「ホントに奢ってくれるなんてラッキー」

 

俺のことを信じてなかったのかよ…

(まぁ俺も逃れる術を探していたしお互い様ってことにしておこう)

 

「今回は特別だからな?」

 

「わかってるわよ」

 

あ、でも俺が小南を怒らせたらまた奢ることになるかも…

 

「じゃあ俺はこれで帰るからみんなに言っといてくれ」

 

「ちょっと待って〜」

 

宇佐美が叫びながら走ってきた。

 

「どうかしたか?」

 

「さっきの翼君の話だけどいつ頃くるの?」

 

「翼君って誰?」

 

それが率直な感想だよな

 

「俺の弟だ」

 

「ふーん、なんでうちにくるわけ?」

 

もうなんでもいいだろ

 

「翼がボーダーに入るって言ってたから、まずはトリガーとかを触らしてあげたほうがいいと思ってな」

 

「なるほどね」

 

納得してくれて良かった。

 

「で、時間なんだが明日伝えるのはダメか?」

 

「それでも全然大丈夫だよ」

 

「じゃあLINEを送ればいいか?」

 

「うん、それでOKだよ」

 

「じゃあ俺はこれで帰るから林藤さんや迅さん、陽太郎に今日はありがどうって伝えといてくれ」

 

「もう、仕方ないわね」

 

「じゃあまたな〜」

 

今日な久しぶりの防衛任務で疲れたし家に帰っていつものことをして寝るか〜




読んでいただきありがとうございます。
翔の弟が名前だけですが出してみました。
弟のトリガーやその他の設定なども決まったら投稿すると思うのでその時は読んでいただけると嬉しいです。
次回は今週中に投稿できたらなと思います。
ちなみに疑問なんですけどB級の隊員がA級に入ることってできるんでしょうか?
遊真が加古さんに誘われていたのでたぶん入れますよね?
もし遊真が加古隊に入るとしたらA級になったという認識で間違ってないですか?
後書きなのに長文失礼いたしました。

ご指摘、感想などをよろしくお願いします!


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