Non title (杏呑)
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一部
閉所と恋


話の内容に自信ないですが、よかったら見てくださいね。


「…。」

 

「…。」

 

大和と燕がエレベーターに閉じ込められた。

二人はデートをしていて、近くのデパートに買い物に行く途中だった。

6階のファッションコーナーに行くため、エレベーターを使ったが4階と5階の間に突然止まってしまったのだ。

 

「燕さん、大丈夫?閉じ込められてもう30分は経ってるけど。」

 

「ん?平気平気。このぐらい。」

 

「…んぐっ…。ごくっ…。」

 

(…燕さん?)

 

燕は空気を飲み込んでいる。これは喉が渇いているに違いないと大和は思っていた。

偶然にも自販機で買った水があるが、大和の飲みかけだった。

 

「燕さん、これ。飲みかけだけど…。」

 

大和が自分の飲みかけの水を燕に差し出すと燕は頰を赤らめた。

 

「ふぇっ⁉︎こっ、これって…!」

 

「あ、やっぱり飲みかけは嫌だった?喉が渇いていると思ったんだけど…。」

 

「ううん!ありがとう…。…ゴクゴク。」

 

(うわーっ!大和クンと関節キスしちゃった…!)

 

(かっ…可愛いな。燕さん。)

 

エレベーターに閉じ込められて一時間。

 

「大和クン、暑いよぉ…。」

 

「やばい…。頭がふらふらするよ…。」

 

どうやら2人は熱中病になる寸前だ。

 

「もう無理!」

 

燕は暑いのが我慢できず、服を脱ぎ始めた。

 

「ちょっ、燕さん⁉︎」

 

「大和クンは脱がないの?暑くて死んじゃうよ?」

 

熱中症て頭がおかしくなったのか、燕は大和に襲いかかり無理矢理大和の服やズボンを脱がしはしめた。

 

「ダメだって燕さん!正気になって!」

 

その時だった。エレベーターの扉が開いた。

救助隊員が、

 

「大丈夫ですか⁉︎ あ…。」

 

隊員たち、お客さんたちは目を疑った。

なんと燕は上半身裸で下着一枚。大和もパンツ一丁で、燕が大和を倒す状態で救助された。

子供連れのお客は目を隠し、老人たちは呆れていた。

ようやく燕が落ち着いた所で恥ずかし過ぎる光景を大勢に見られた。

 

「きゃーーーー‼︎‼︎‼︎」

 

燕の声が響いたのだった。

この事はすぐに学校で噂され、松永ファンは大和に殺意を抱き、京は燕をものすごく恨んでいた。

休み時間、2人は屋上へ逃げ込んだ。

 

「ごめんね…。大和クン。私があんなことして。」

 

「大丈夫だよ。でもちょっと嬉しかったよ…。」

 

「もう、大和クンのバカっ!」

 

「うわっ!…。あれ?」

 

チュッ

 

燕に叩かれると思ったら大和の唇に一瞬キスした。

誰も見ていない所で。

 

「あの時のお詫びだから…。」

 

大和は頰を赤らめた。

けど、次はちゃんとしたデートをしよう。あとデパートへ行くのは当分いいかな…。

 

そう思った大和であった。

 

 




話の内容に自信がないですが、どうでしたか?
また書きます。見てくださってありがとうございます。


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群青と僕。

大和×辰子のお話。
他のキャラはほとんど出ていません。


梅先生の授業。

 

「このように、これはーー」

 

大和は真面目に授業を受けていた。

 

『えへへ…。大和くぅ〜ん。』

 

そんな中辰子が小声で大和に近づく。

 

『たっ、辰子さん!授業中だよ⁉︎』

 

『だって大和君と抱きつきたいもん。』

 

辰子はこの日川神学園に入学。いきなりの入学だったため、教材も持っていない。

そのため大和の席と一緒になっていた。

 

「そこの2人!よそ見するな!」

 

梅先生に注意される。

大和は辰子に『もう少しで終わるから我慢して。』と説得した。

 

終わるまで後10分。辰子が

 

「大和君ここわかんない。」

 

辰子が大和に聞いた。大和は辰子の方を向くと。

 

「ん、どこ…。んぢゅっ‼︎」

 

なんとキスしてしまったのだ。

 

『びっくりした?大和君美味しい♡』

 

『梅先生に見られたらとんでもないよ⁉︎そういうのは授業終わったら!』

 

しかし。

 

「お前たち、授業中にイチャつきやがって…。いい加減にしないか‼︎⁉︎」

 

「「ご、ごめんなさい!」」

 

2人はその後こっ酷く叱られた。

 

「ごめんね〜。大和君。」

 

「大丈夫だよ。勉強は辰子さんには難しかったかな?」

 

「勉強なんかしたことないよ〜。」

 

辰子は元々学校など行っていなかった。でも学校行かないとなると大和にも会えない。

そんなのは嫌だと思い、師範代や師匠の許可を得てこの学校に入ったのだ。

 

辰子が学校へ入ってから大和に会えるので毎日が幸せのように感じているのだ。

 

下校途中。

 

「さてとそろそろ帰るか。」

 

「えー?お昼寝しないの?寂しいよ〜。」

 

「テストがあるから、単位も取らないと留年しちゃうし。」

 

「…テスト?何それ?」

 

「これまで勉強したことの復習だよ。このテストで単位取らないと危ないからね。」

 

訳を説明しても辰子にはわからなかった。

しかも勉強が苦手ならばテストは間違いなく赤点は確実だろう。

 

「勉強わからなければ教えようか?留年は嫌でしょ?」

 

「えー。だったら大和君も勉強しなきゃいいんだよ〜。そうすればお互いもう一回同じ二年生だよ?」

 

「僕は留年するわけにいはいかないよ。親厳しいし、海外にいるけどもしばれたらとんでもないことになるから。」

 

テストの話に辰子はこんがらがっていたが、なんとか説明をしようやく意味がわかった所で大和と一緒で勉強することになった。

 

ー島津寮ー

 

夕食をご馳走になった辰子は2階へ行き、大和の部屋で勉強会を始めた。

 

「大和君これどうやるの?全部わからないよ。」

 

「ん?これはこうで…。

だからこの式を覚えておけばこの問題も全部解けるよ。」

 

辰子は頑張って寝ないで3時間勉強を頑張った。

すると麗子さんがお茶を持ってきた。

 

「頑張っているね大和ちゃんに辰子ちゃん。えらいえらい。」

 

「わぁー‼︎大好きなメロンだー!」

 

「辰子ちゃん、メロン好きでしょ?大和ちゃんが買ってきたんだよ。」

 

このメロンは大和が辰子と下校する際にこっそり買ってきたのだ。

 

「ありがとう大和君!大好き〜!♡」

 

2人はメロンを食べ終え残りの時間みっちり勉強に励んだ。

 

一週間後、テストが始まり、結果2人はどの教科も75点以上は取れた。

 

「よかったね。辰子さん。勉強した甲斐があったね。」

 

「うん!でも勉強中は大和君に抱きついていられなかったから辛かったよ〜。」

 

「それでこんな状況なんだよね…。」

 

辰子はずーっと大和に抱きつきっぱなしだった。

テストが終わればすぐに抱きついてくる。

でも、これはご褒美ということで大和は辰子を抱きしめた。

 

「ん〜。嬉しいよ〜。大和君大好き♡」

 

「俺も大好きだよ。一緒にいようね。」

 

いい高校生活が送られそうな気がした大和だった。

 




大和と辰子のお話でした。この2人のラブラブがいい!
もう一回辰子√作って欲しいです。


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ここにいよう。

大和×辰子の話。


「大和君?」

 

大和は倒れている。血を流しながら。

 

「大和君!大和君!」

 

「た…。辰子さん…。」

 

「しっかりして!大和君!」

 

いきなりの出来事に戸惑う辰子。

大和は瀕死寸前だった。

 

死にそうな姿をみて泣きそうになる。

 

「死んじゃいやだよぉ…!グスッ…。大和君!」

 

「…。泣かないで…。辰子さん…。」

 

「だって…!大和君死んじゃったら私は…!」

 

その時辰子は泣きながら目を覚ました。

 

「辰子さん?」

 

目を覚ますと大和がいた。

辰子は大和を強く抱きしめた。

 

「だ、大丈夫…、うわっ!」

 

「うああーん‼︎大和君!大和くーん‼︎」

 

「うわっ!どっ、どうしたの⁉︎」

 

「グスッ…。大和君が…、しっ死んじゃう夢みたから…。怖かったよ〜。ぐずっ、うっ。」

 

「そっか…。怖い夢を見たんだね。」

 

大和は辰子を泣き止むまで抱きしめ返した。

 

「…。はぁ…大和君の匂い…。落ち着く…。」

 

「泣き止んだ?よしよし。」

 

頭を撫でると辰子は泣き顔から柔かな顔になり、大和の胸にうずくまる。

 

「ふぁ…。嬉しい…。大和君の手大きいね…。」

 

「そう?嬉しいって言われると、俺ももっと嬉しいな。」

 

すると大和の携帯が鳴った。

相手は百代。暇だから一緒に出掛けないかと誘われたのだ。

 

「誰からの電話?」

 

「姉さん。一緒に出掛けない?って。」

 

「え…!行っちゃうの?大和君⁉︎」

 

「ううん。断った。今日は一日辰子さんのそばにいるから。」

 

「本当⁉︎わーい!大和君大好き〜‼︎♡」

 

一日中そばにいてくれると言うと嬉しすぎていきなりキスをする。

荒川には人も通っていたため2人がよく目立つ。

 

「全く人前で…。」

 

「恥も知らないのか?あのカップルは。」

 

「羨ましいな…。」

 

と、通りすがりにヒソヒソ言われる。

 

「んー‼︎ちゅっ、ちゅる…!…っぷは!」

 

「えへへ…。もっとしない?」

 

「も、もういいよ。満足だから。」

 

『うわーっ!甘い味がするし、いい匂い…!』

 

「じゃあもう一回♡。」

 

「いや、もういいって!んっ‼︎ちゅっ、ちゅ!」

 

「大和君〜♡ちゅ〜!」

 

その後はキスを何度かし、最終的には2人ともお昼寝をした。

目が覚めた時は深夜になっていた。

 

「大和〜‼︎起きんか!」

 

「ん…?あれ?姉さんに京?」

 

百代と京は不機嫌そうだった。

それもそのはず辰子にべったりくっついていたため、嫉妬の炎が燃えていた。

 

「大和〜!電話したのに断ったのはそういうことだったんだな〜‼︎」

 

「大和の唇…!テカテカだっ!これは板垣辰子にキスされたな!いやっ、これはベロチューをしたに違いない!」

 

「ん〜っ、うるさいな…。あ、大和おはよ♡。」

 

辰子は目を覚まし大和また抱きついた。

百代と京は何かが切れた。

 

「なっ…!辰子!貴様よくも私の弟を独り占めしたな‼︎」

 

「私の夫に手を出して…!絶対に許さない!」

 

「私の弟?私の夫?違う!大和君は私のモノ‼︎」

 

ついには辰子のリミッターが外れた。

 

「ちょっ!3人ともここで!」

 

ドォーーーン‼︎

 

深夜に爆発音がした。

その後この騒動で何故か大和だけが学校でこってりしぼられた。

 

「いてて…!めっちゃ怒られた…。」

 

「ごめんね…。大和君。」

 

屋上でまた2人きり。辰子に抱きしめられると傷が和らいだのだった。




イチャラブだったかな?
朗読ありがとうございました。


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雨上がりの2人

下校時間の時。雨が降っていた。

この日はかなりの大雨。

 

「うわーっ、参ったねん。」

 

燕は傘を持っていない。

この日は一日晴れると天気予報が言っていたが予想は外れた。

 

「もう!一日中晴れるって言ってたのに〜!」

 

燕は学園の玄関先で突っ立っていると。

 

「あれ?燕さん?」

 

「あ、大和クン!」

 

大和と会った。

 

「あれ?傘持ってきてないの?」

 

「大和クンは持ってきてるの?」

 

「折り畳み傘はバックの中に入れてるさ。いつ雨降るかはわからないから。」

 

「そっか…。しっかり者だね。」

 

すると大和が燕に傘を差し出した。

 

「これ使いなよ。俺は大丈夫だから。」

 

「え⁉︎いいよ!私が使ったら大和クンが…!」

 

「びしょ濡れなったって平気だよ。」

 

「駄目!風邪ひいても遅いんだから!」

 

燕は心配そうに大和を見た。

 

「だから…、一緒に入ろう?」

 

こうして相合傘で下校することになった。

大雨の中心臓がバクバク動く。

 

(つ…燕さん、いい匂いする…!)

 

(何だろ…、すごくドキドキするよ…。)

 

相合傘になってから2人は何も話さず下校する。

その時雷が鳴ってきた。

 

「やばっ…!近いな…!」

 

「えー!こんな時に雷?嫌だな…!」

 

稲光りば激しく、稲妻が落ちる。

ドォーン‼︎と大きな音を出した。

かなり近くに落ちたのだろう。

 

「このままじゃあ危ないから、雨宿りしよう!」

 

「えっ、ちょっと大和クン!」

 

2人は公園の休憩所に雨宿りをした。

ビカビカと上空から光が走る。

 

「いつ止むんだろうね。ちょっと怖いな…。」

 

「そうだね…。俺も苦手だよ。はっ!」

 

大和は燕の胸に目が合ってしまう。

透けた制服にブラジャーが見えた。

 

「あっ!大和クン見た⁉︎」

 

「なっ、何のこと?」

 

「惚けてもー…」

 

ドン‼︎‼︎

 

「きゃっ!」

 

雷が近くにの木に落ちた。燕は驚き、大和の前で躓き倒れてしまった。

 

「いてて…!大丈夫かい?」

 

「うん…!」

 

燕が前に倒れたため大和は背中で着地してしまった。制服は泥塗れになってしまった。

 

「ごっ、ごめんなさい!私のせいで!」

 

慌ててハンカチを取り出し、泥を拭く。

しかし全然落ちない。

 

「大丈夫だよ燕さん。ありがとう。」

 

「ごめんね…。」

 

「いいよ。俺も、ブラ見たの悪かったし。」

 

「やっぱり見たんじゃん‼︎」

 

「顔が赤くなってる燕さん、可愛いね。」

 

大和に可愛いと言われると燕の顔がさらに赤くなる。

 

「も〜!大和クンったら!」

 

すると日が差してきた。

雷も遠のいていた。

 

「あ、雨が止んでる!大和クン、帰れるよ!」

 

雨が止むと2人は休憩所を後にした時。

 

「大和ー‼︎」

 

「あ、この声…!」

 

京が、走って大和の方へ向かっていた。

 

「どっ、どうしたんだ?」

 

「どうしたじゃないよ!なかなか帰ってきてこないから、心配して探したんだよ!もちろん落雷の中でもね!」

 

「自慢そうに言うな!危ないだろ雷の中じゃ!」

 

「愛する人の為なら雷の中だって平気だよ!それよりも大和、何で燕先輩と一緒なの?」

 

京は燕を睨みながら大和に話す。

 

「いや、一緒に帰ってて…。」

 

「そーだよん♪透けたブラ見てたんだよね。」

 

なんてことを言うんだと大和は思った。

 

「なっなんてこと‼︎大和に色気使って…!わっ、私も傘を差さずにびしょ濡れになっていればよかった!」

 

すると京は水道に向かいわざとびしょ濡れになる。

 

「おっおい!京!止めろ!」

 

「ひゅー!大胆だね。私も負けないよん。」

 

燕はブラが見えるくらいに制服を緩めた。

 

「さぁ大和!襲ってもいいんだよ♡」

 

「こっちだっていいよ。♡」

 

「あー‼︎もう勘弁してー!」

 

少し鼻血を出しながら叫んだ大和だった。



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ブルー&バレー

試合の内容は省略されてます。


「大和君、これ何?」

 

辰子が大和の腕を抱きつきながら聞いた。

 

「これ…、ビーチバレーの試合のチラシだよ。えーと何々?参加者募集中!優勝者には特別休暇と賞金⁉︎」

 

「わぁー!いいなー!休み取れるの?優勝したら大和君と2人きりで休めるんだー。」

 

このイベントは川神鉄心が提供したらしい。

どういう訳かはわからないが。

 

「何で学園長がこんなのを出したんだろ…。何か企んでるとか…。」

 

「ねぇねぇ大和君。あれ。すごい行列だよ。」

 

行列の先にはビーチバレーの試合の参加所だった。

絶対優勝してやるー‼︎という声が何回も響く。

 

「大和君参加しよー?休暇とって一緒にいたいよー。」

 

「ええーっ…?」

 

ー大会当日ー

 

「何やかんやで参加しちゃった…。」

 

「えへへ〜。頑張ろうね。」

 

ビーチバレー大会の参加は約50人程のペアがいる。

 

「えー、それでは川神学園のビーチバレー大会を行う。」

 

「うおおおー‼︎‼︎」

 

鉄心の声で参加者はやる気満々だった。

 

「大会の説明をする。試合はワンマッチ。参加者は必ず水着を着用すること。技は使ってはならない。以上のことじゃ。参加者は配られたトーナメント表を見て試合に出場するこじゃ。」

 

配られたトーナメント表を見ると百代や京達、2-S達も参加していた。

 

「これは荒い試合になりそうだな…。」

 

広い海岸沿いにはバレー5コート用意していた。

試合が始まると歓声が湧く。

 

「うひょー!水着姿がたまらん!」

 

「この子の水着、セクシーだな…!」

 

「試合に参加した甲斐があった。」

 

大和は「何しに来たんだよ…。」と思った。

 

その後、大和ペアはチームワークを生かし勝ち進んだ。

 

「やったね〜!大和君。」

 

「ちょっと辰子さん!むぐっ!」

 

試合に勝つと辰子が大和にぎゅっと抱きしめる。

負けたチームは。

 

「ま、まさか…。負けるとは…!」

 

「申し訳ございません…。お嬢様…。」

 

マルギッテがクリスを慰めていた。

 

「直江大和に板垣辰子…!チームワークが整っていて全く点が取れなかった…!」

 

「大和に負けるとは…!何だか悔しい!」

 

クリスは半泣きしていた。

 

「大和君、絶対優勝しようね♡」

 

「んー!苦しいー!」

 

辰子が大和を抱きしめる姿を見ると男子達は嫉妬していた。

辰子の胸が大和の顔に蹲っている状態だったため。

 

「くそー‼︎羨まし過ぎるー‼︎」

 

「板垣辰子…!絶対許さない!けど、戦えないのが悔しい!」

 

京も嫉妬していた。由紀江と組んでいたが、百代と燕チームに負けたばかりだった。

 

試合は決勝に進んだ。

大和チームは、百代チームと戦うことになった。

 

準決勝の試合は大和チームは弁慶、義経ペアに勝ち、百代チームは英雄、あずみペアに勝利した。

 

「大和!ついに私と戦うことになったな…!手加減はしないぞ!」

 

「よろしくねん。大和クン。」

 

「よ…。よろしく。」

 

決勝が始まった。

観客席には百代ファンが大声で応援していた。

大和チームは完全にアウェーだった。

 

「行くぞ!大和!」

 

百代がサーブをし、辰子がボールを拾い高くボールを上げた。

 

「辰子さん!頼む!」

 

大和はトスをし、辰子はレシーブを打った。

その威力はかなり強かった。

 

「くっ!かなり強いね。」

 

燕がうまくブロッカーを生かし、百代にトスを回した。

 

「ナイス!燕!決めろ!」

 

百代がボールを整えてトスをする。

燕が高く飛び、レシーブをかけようとする。

 

「それ!」

 

「「あっ!」」

 

何とレシーブをするかと思いきやドロップをかけてきた。

大和はコート手前に飛び出したが遅かった。

 

ピー‼︎

 

うおおおー‼︎と歓声が湧いた。

 

「大和君、大丈夫だよ。必ず勝てる。」

 

「そうだね。」

 

2人は手を叩き、集中をする。

レシーブもするも、百代や燕がしつこくブロックする。

大和や辰子も負けじと強いレシーブをブロックした。

中々良いプレーが続くため観客も興奮していた。

 

「辰子さん、お願い!」

 

「うん‼︎」

 

辰子がレシーブをかけようとした時だった。

 

(辰子さん!真ん中を狙って!)

 

大和が小声でレシーブの指示をした。

 

「なっ中途半端な所をくそ!」

 

百代が飛び込んでブロックをしたが、ボールが高く緩いパスを敵に回してしまった。

 

「そこだあ‼︎」

 

大和が放ったレシーブは見事に入った。

後、一点で大和チームが勝利する。

 

「モモ先輩!頑張って‼︎」

 

「大和めー‼︎負けろ負けろー‼︎」

 

大和チームが有利になるとブーイングが始まった。

しかし2人の耳には野次の声は入っていない。

 

「絶対勝ってやるからな!大和!」

 

「どっからでも来い‼︎」

 

百代がサーブを打ったー…

 

 

 

 

「ピー‼︎試合終了!勝者、大和、辰子ペア!」

 

「やったー‼︎大和君!大勝利だよ!」

 

「ぎゃっ‼︎た、辰子さん!皆んな見てるから!」

 

ブー‼︎‼︎

 

2人の勝利とイチャつきに観客は大ブーイングだった。(特に男子達が。)

百代と燕も不機嫌そうだった。

 

「辰子め…!弟にくっ付き過ぎだろ!」

 

「あっ!モモちゃん…!」

 

燕は辰子が大和にキスするのを見てしまった。

 

「たっ、辰子め…!許さん!」

 

「そうだ!もう我慢出来ない!」

 

京がコートに乱入してきた。

その後どんどんと男子達も乱入する。

 

「やっやばい!逃げよう!」

 

「待ちやがれーーーー‼︎‼︎‼︎」

 

大会は終わったものの、今度は追いかけっこが始まったのであった。



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花火と美女

大和と燕の話。


川神で夏祭りが行われた。

暑い夜の中、沢山のお客で賑わっていた。

 

「賑わっているなー。1人で来るのは初めてだよ。」

 

大和はこの日、1人で夏祭りに来た。

手には串焼きを持って食べ歩いていた時、見覚えのある女の子を見つけた。

 

「あれ?あの人…!」

 

「えー、納豆はいらんかねー?」

 

松永納豆を販売している1人の美女。

松永燕だ。

 

「あれー?大和クン、いらっしゃい。」

 

「燕さん!屋台出してるの?」

 

燕は売り上げを伸ばすため、夏祭りに納豆を販売していた。お客は松永ファンが多く、箱買いする人もいた。

 

「結構売れてますね。」

 

「モチロン!大和クンも買ってってよん。サービスもするよ?」

 

「え⁉︎」

 

大和はサービスを聞くと期待するような顔を出してしまった。

 

「さぁ、どうする?」

 

「じゃあ…。ください…。」

 

誘惑に負けて3パックの納豆を買ってしまった大和。

すると燕が。

 

「ありがとう。」

 

と言い頰にチューをした。

 

「ちょっ!人前で…!」

 

「大丈夫、見てなかったよ。顔が赤いよ?」

 

すると大和は燕の顔に近づける。

燕はびっくりしただろう。

 

「ちょっ!大和クン⁉︎」

 

「お礼に、手伝うよ。販売を。」

 

燕はキョトンとしたが、晴れた顔で。

 

「ありがとう。嬉しい。♡」

 

お手伝いが始まった。

 

ーーーーーーーー

 

「いやー、結構売れてたね。」

 

「お疲れ様。」

 

大和は自販機でジュースを買い、燕に差し出した。

すごく冷えており、喉が潤う。

 

「美味しい…。大和クン、お手伝いありがとう。」

 

「いや、チューのお返しだと思ってよ。」

 

「あ、あれ、結構恥ずかしかったんだよ?誰もみていなかったからよかったんだけど…。」

 

その時、フードを被った男が現れた。

いきなりお金の入っているケースを奪って走り去った。

 

「あっ!泥棒‼︎」

 

「えっ!嘘!」

 

2人は男を追いかける。

男は進路を変え森の中に逃げ込んだ。

 

「くそっ!森の中じゃあ見つけにくい!」

 

「ハァハァ…!あの男何処?」

 

その時燕の背後に男が襲いかかった。

首にはナイフ。

 

「きゃあ‼︎」

 

「燕さん‼︎」

 

大和が振り向くと、強盗が燕を人質を取った。

 

「動くなよ、ガキ。こいつの首にナイフを刺すぞ‼︎」

 

「なんだと⁉︎」

 

強盗は大和を睨む。大和も負けじと睨み返した。

大和はなんとか燕を助けようと考える。

 

(なんとかしなきゃ…!)

 

「大和クン…!」

 

「騒ぐな!殺すぞ!」

 

強盗が燕に怒鳴ると大和はその隙を狙ってきた。

 

「燕さんを離しやがれ‼︎」

 

「ぐはぁっ‼︎」

 

大和は強盗の腹にキックをする。

強盗の手が緩み燕は離れた。

 

「このガキィ‼︎」

 

ザクッ‼︎

 

強盗は大和の肩にナイフを刺した。

 

「大和クン‼︎‼︎」

 

燕が助けようとしたが、大和は

 

「よくも燕さんを人質にしやがって‼︎金も奪いやがって!絶対に許さねぇ‼︎‼︎」

 

「‼︎」

 

燕は大和のこの言葉に胸がキュンとなった。

 

大和は強盗の顔を何発も殴った。

ボコボコに殴ったゆえ強盗は気を失った。

 

「ざまあみやがれ…!」

 

「大和クン!」

 

燕が駆け寄り大和の肩の傷を治し始めた。

肩は血塗れだった。

ナイフが刺さったままだったので、燕はゆっくりとナイフを取り出した。

 

治療しながら燕が話す。

 

「大和クン…、ありがとう。」

 

「このぐらい平気だよ。あと、お金も取り替えししたからね。」

 

「うん…!私のために強盗をやっつけたんだもん、すっごくかっこよかったよ。♡」

 

その後大和は警察に電話し、強盗を逮捕した。

事情をすべて話し、ご苦労様です。と言い警察は強盗を連行した。

 

「さあ、屋台に戻ろう。燕さん。」

 

「そうだね。」

 

その時だった。

花火が打ち上げた。綺麗な夜空に綺麗な花火。

2人は手を握りその花火を見ながら、屋台に戻ったのだった。

 

「今日は本当にありがとう。大和クン。」

 

小声で大和に言った。

燕は大和に惚れていったのであった。



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倉庫にて。

金曜日の夕方。

2-Fは体育をしていた。

 

「よーし、今日はここまで!」

 

「「ありがとうございました。」」

 

体育の授業が終わった。

ハードル走をしていたため、大和が片付けていた。

ちなみに片付けの担当を任されたのだ。

ハードルを倉庫に片付けようと開けた時、誰が倒れていた。

 

「うわっ‼︎‼︎」

 

「んー?だぁれ…?」

 

倉庫の中にあるマットで寝ていた辰子。

 

「辰子さん⁉︎何やってるの?」

 

「ハードル走で疲れちゃって…、バレないようにこっそり寝てたの〜。」

 

そう言っても全然疲れた顔はしていなかった。

 

「辰子さん。片付けるから、倉庫から出て。」

 

「え〜、まだ寝ていたい〜。一緒に寝よ〜。」

 

「俺は片付けしなきゃだから…!」

 

辰子は大和を襲いマットの上で抱き枕にされた。

一方倉庫の外では。

 

「なんじゃ?倉庫が開きっぱなしじゃ。」

 

麻呂が倉庫の開けっ放しを目撃。

 

「まったく…!当番の奴は何やっとるのじゃ!校庭には何もないし、体育も終わっているようじゃな。」

 

麻呂は何と中を確認せずに倉庫を閉めてしまった。

大和は辰子に抱き枕にされ、バタバタしていたため倉庫から閉じ込められたことに気づいていなかった。

 

「辰子さん、もう出よ?昼寝ならまた後で付き合うから。」

 

「は〜い。じゃ行こっか♡。」

 

大和は倉庫の扉を開けようとしたが、開かない。

 

「あれ?開かない…!」

 

「どうしたの?」

 

「嘘だろ!閉じ込められた‼︎」

 

ようやく閉じ込められたことに気づいた。

 

「誰かー‼︎」

 

と叫んでもその声は届かない。

 

「本当に閉じ込められちゃったの?」

 

「どうやらそのようだね。」

 

「そうなんだ〜、じゃあしばらくは大和君と2人きりだね♡。」

 

「呑気すぎるよ⁉︎」

 

また辰子にぎゅっと抱きしめられる。

大和は早く脱出しなきゃと思っていた。

 

一方2-Fは。

 

「ん?大和と辰子が来てないが。」

 

梅先生が2人がいないことに気づく。

 

「片付けに時間かかってるのか?」

 

「にしても時間かかりすぎでしょ。」

 

一子とモロがそう言うと、岳人が。

 

「どうせあの辰子って人といちゃいちゃしてんだろ。まったく羨ましい奴だぜ。」

 

「あのメロン女…!許さない‼︎」

 

京は嫉妬を爆発していた。

 

「そこ!静かにせんか‼︎」

 

その頃倉庫では。

 

「大和君〜。可愛い〜。大好き。」

 

「辰子さん、暑いよ…。」

 

倉庫の中は蒸し暑かった。窓は開いていたものの、人が通れる程の広さではなかった。

 

「私は全然暑くないよ?むしろ涼しいよ。」

 

大和の顔に辰子の胸がフィットする。

 

(や、柔らかい…。それにいい匂いがする…。)

 

(大和君の体硬いし、いい匂いがする〜。♡)

 

2人とも顔を赤らめていた。

 

倉庫から閉じ込められて一時間。

大和は色んな脱出を試みたが失敗に終わった。

 

「はぁー!駄目だ。ムダな体力を使っちまう…。それに喉が渇いてきた…。」

 

「うん…。私も喉渇いた…。」

 

しかし水は無い。唾を飲み込むしかなかった。

そのとき辰子はいいことを思いついた。

 

「大和君。」

 

「ん?なに…!」

 

キスをする辰子。唾液を大和に流し込んだ。

 

「ちゅっ…じゅるっ…!んんっ!」

 

「ぷはっ。はぁ…喉潤った。♡」

 

「辰子さん…!き…キスを…?」

 

「ん?もう一回?それ。♡」

 

また辰子に襲われる大和。

体操服を脱がされる。

 

「ちゅっ…。はぁ。暑くなってきた。♡」

 

辰子も脱ぎ始めた。ブラもとってしまった。

 

「わっ!辰子さん!見えてるって!」

 

「大和君だったらいいよ。見られたって。ちゅっ!」

 

その時だった。倉庫が開いたのだ。

 

「大和!ここにいるのか…」

 

倉庫を開けたのは梅先生。

だかタイミングが悪く、とんでもない現状を見てしまった。

上半身裸の大和。パンツ一丁で上はなにも着てない辰子。

その2人がチューをしていた。

 

「何やっとるんだー‼︎‼︎お前達ー‼︎‼︎」

 

梅先生の怒鳴り声が響いたのであった。

その後2人は厳重注意されたのであった。



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彼女は超強い。

川神市内ではまた治安が悪くなってきた。

辰子と一緒に歩いていた大和はこの状況に悩んでいた。

 

「親不孝通りも危ない奴が多いな…。ゲンさんも大変だろう。」

 

「大和君〜。可愛いな〜。」

 

周りを見渡す大和を呑気に腕を組む辰子。

 

「大和君、早くデートスポット行こ?」

 

「あぁ、ごめん。そうだね、行こっか。」

 

そんな2人の背後に怪しい男達が。

 

「おい。あいつが直江大和って奴だぞ。マロードをやっつけた男!」

 

「なんで板垣三姉妹の辰子さんも一緒にいるんだ?しかも嬉しそうに腕組んで…。」

 

「よくわからんが、カーニバルを台無しにしたあの男にゃ俺にとっちゃ恨みがあるからな!」

 

「へへへ…!見てろよ…!」

 

不良達は何か企んでいた。

 

大和と辰子はその後デートを楽しんだ。周りの人達は綺麗なカップルに見とれていた。

 

夕方の河原。

 

「ふぁ〜。とっても楽しかったよ。」

 

「辰子さんが喜んでくれて嬉しいよ。」

 

「また、一緒に行こうね。♡」

 

そう言って河原でさよならを言おうとした時だった。

不良達が大和の方に走り取り囲んだ。

 

「なんだ!お前ら⁉︎」

 

「直江大和…。お前を誘拐する。」

 

すると辰子は大和の危機を察知し、リミッターを外した。

 

「お前‼︎大和君から離れろぉ‼︎‼︎」

 

「そぅら‼︎」

 

不良の1人が煙幕弾を投げつける。

周りは煙幕で何も見えない。

煙幕が消えた頃には大和はいない。そのことに辰子は怒りを覚えた。

 

「大和君を…‼︎うああああああ‼︎‼︎‼︎」

 

辰子は完全に凶暴と化してしまった。

 

ー何処かの倉庫ー

 

「ん…。ここは…。」

 

「気づいたか直江大和よぉ。」

 

大和が目を覚めるとかなりの人数の不良達がいた。

カーニバルを妨害した恨み、根に持っている奴が殆どだった。

 

「あん時はよくも邪魔してくれたもんだなぁ。あ?」

 

「カーニバルのことか…。ま、俺にとってはざまあみろだけど?」

 

「ほぉ。いい度胸してんじゃねーか‼︎」

 

ドラム缶を勢いよく蹴り飛ばす。

 

「悪いがお前はここでお別れだ。ここは誰も助けに来ない俺たちの縄張りだからな…!」

 

ドォーーーーン‼︎‼︎‼︎

 

「なっ、なんだ‼︎⁉︎」

 

「親方ぁ!凶暴な女が侵入して来やした‼︎‼︎」

 

そう。辰子が助けに来たのだ。

大好きな人の居場所をすぐに察知したのだ。

これが女の勘というものなのか。

 

「大和君を返せぇぇぇ‼︎‼︎‼︎‼︎」

 

「なんつう怒号だ!畜生!やっちまえ‼︎‼︎」

 

不良達が一斉に辰子を襲いかかったが、怒りのバス停のフルスイングで全員が吹き飛んでしまった。

近くに倒れている不良を片っ端に勢いよく蹴り飛ばす。

 

「なんだこいつ…!」

 

「お前か…?最後は‼︎」

 

大和の近くにいる不良1人が残ってしまった。

辰子の目はもう殺しの目だった。

 

「畜生!くるな!こいつを撃つぞ!」

 

男は拳銃を取り出し大和の頭に向けた。

しかし手は震えている。

大和は隙を見て手首を噛んだ。

 

「隙あり‼︎」

 

「ぐあっ!」

 

男は拳銃を落とした。辰子が勢いよく飛び出し、男を勢いよく殴った。

「ぐぼはぁ‼︎‼︎」

 

とても強いパワーがあったため、勢いよく吹きたんだ。

しかし辰子はまだ殴り足りないのか男の所へ行く。

 

「これで終わりじゃないよ?」

 

「ハァハァ…!まっでぐれ!いのぢだげは…!」

 

辰子は拳を構えると大和が背後に辰子を抱きしめた。

 

「辰子さん、僕はもう大丈夫だよ。」

 

「…!大和君!無事だったんだね〜!」

 

あの恐ろしい顔が一気ににこやかになる。

一方男はお漏らしをして気絶してしまった。

 

「よかったぁ〜無事で…!ぎゅ〜っ。」

 

「助けてくれてありがとう。辰子さん。」

 

大和は辰子を抱きしめ返した。

それがものすごく嬉しい辰子。

 

その後不良達は拘束され、不良達の人数も大分減ってきた。

川神市もまた落ち着いた町となった。

 

「あ!大和くぅーん‼︎」

 

「辰子さん!」

 

「お待たせ…。待った?」

 

「ううん。全然。行こ。」

 

また2人はこの日デートをしたのだった。

今度は河原ではさよならのチューもしたそうだ。



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初めてあった日。

大和が辰子と付き合い初めて一年が経つ。

いつもと同じ河原でラブラブと寝転ぶ。

 

「ん〜っ。大和君と付き合って一年経つんだね。」

 

「もう一年なの?よく覚えてるね。」

 

「うん!あの日は忘れてないよ。最初あった時は可愛いかったな〜。ぎゅ〜っ。」

 

確かに一年前のことはよく覚えていた。

そう。偶然河原で大和が昼寝してた時。

 

ーーーーーーーー

 

一年前。

 

「金曜集会まで時間があるな…。」

 

大和が河原を歩いていた。

今日は快晴で気温もちょうどいい。河原には、散歩している人達がかなりいた。

 

「時間潰しにここで寝転んでるかな。」

 

心地の良い草地で寝転ぶ大和。

空を眺めているうちに寝てしまった。

 

ーーーー

 

ふにゅ。

 

顔に柔らかい物があたる。

何だこれは。と目を開けると、大きなおっぱいに蹲っている状態だった。

 

「zzz...」

 

「…?誰だ?」

 

抱きついているお姉さんは髪が群青色で、寝顔が可愛らしい。しかもナイスバディーな体型だった。

しかし大和は抱きついているお姉さんを起こす。

 

「あの、すみません…。」

 

「ん〜?ふぁあ…。あ、おはよ。♡」

 

(かっ可愛い…。って何言ってんだ!)

 

辰子の顔に大和は頬を少し赤らめてしまった。

 

「あ…。おはようございます…。ってあなた誰⁉︎」

 

「私?私は板垣辰子。辰子って呼んでよ。」

 

「辰子…。あの何で俺を抱き枕に?」

 

大和が質問する。

 

「君が気持ちよさそうに寝てたから〜。寝顔が可愛いかったよ?」

 

「そ、そうですか…。ってうわっ!」

 

辰子が大和にガバッと抱きついてくる。

 

「もっとお昼寝しよ?」

 

「いや、俺もう用事が…。」

 

しかし辰子に抱き枕にされたため抜け出すことが出来なかった。

仕方がなく自力で携帯を取り出し、金曜集会は来れないと断わりのメールを百代に送信した。

しばらくすると大和は二度寝をしたのだった。

 

ーーーー

 

夜。

 

「辰姉!ここにいたのか。」

 

「相変わらず気持ちよさそうに寝てるね。…でも。」

 

「この男は誰だ?」

 

朱色髪、紫髪の女2人と、がっしりして左肩に刺青をした男が大和に対し気になっていた。

 

「ふぁあ…。あれ?皆どうしたの?」

 

「辰子が遅いから探してたんだよ。」

 

「腹減った〜!早く飯作ってくれ!」

 

「うん…。」

 

辰子が寂しそうに大和から離れようとした時。

 

「辰姉!この男は誰だ⁉︎」

 

刺青男が聞く。

 

「あ、名前聞くの忘れてた。でも可愛いでしょ?」

 

「何だそりゃ‼︎」

 

男は何故か不機嫌だった。

辰子は大和を残し帰ってしまったのだが、寝ている大和を何回も何回も振り返って見ながらその場所を後にした。

 

ーーーーーーーー

 

「あの時は大和君を残して行っちゃったからモヤモヤしたよ〜。」

 

「急にいなくなったから、夢だったのかなって思ったよ。でも、今は一緒だよ。」

 

「そうだね。♡」

 

そしてまた、昼寝をした。



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喫茶パニック

川神学園では、学園祭りが行われた。

2-Fでは喫茶店を提案し、開店が始まった。

 

女子達がセクシーなメイド服を着ていたため、男子達は興奮状態だった。

 

時に客からのセクハラがあったがコテンパンにされていた。

 

「へぇー。2-Fはメイド喫茶か。」

 

大和が入店するといきなり。

 

「お帰りなさいませ旦那様♡」

 

京がわざと胸を強調しながら接客をする。

しかし大和はスルーする。

 

「あ、大和!来てくれたの?」

 

一子が出迎え、席を案内した。

すると京がメニューを差し出す。

 

「京、オススメは?」

 

「このスペシャルです。旦那様♡」

 

「そんなメニューあるんだ。」

 

「かしこまりました♡」

 

と言い京は去っていく。注文もしていないのに。

悪い予感しかしない。と大和は思っていた。

 

喫茶の裏では。

 

(ククク…。スペシャルは大和だけの特別メニュー…!これで大和のハートをキャッチしてみせる!)

 

「み…京、何考えてるんだ?」

 

クリスは嫌な予感が始まると思っていた。

 

大和は。

 

「それにしても繁盛してるなー。さすがメイドさん達。」

 

大和が水を飲んでいたその時。

 

「やーまーとくーん!」

 

猫コスプレした見覚えのあるお姉さんが大和に近づく。

 

「えっ?うわっ‼︎」

 

「えへへ…。捕まえた♡」

 

「辰子さん!ちょっと…!」

 

辰子の格好は大胆だった。

猫耳にきわどい尻尾付きの水着。ガーターベルトもしている。

耳たぶと臍にはピアスをしていた。

露出が多いため、グラマーが目立つ。

 

「にゃ〜♡ちゅっ!」

 

「んぐっ!ちゅっ…!ちゅっ。」

 

辰子は人前でキスをする。

周りのおじさん達は鼻血を垂らしている。

 

「何でアダルト的な…!」

 

「○Vの撮影見てぇ…!」

 

「やべ、下半身が…。」

 

一子は目を隠す。

 

「何してんの〜‼︎」

 

と顔を赤らめていた。

するとクリスが飛び立し。

 

「何をやってるかー‼︎‼︎‼︎」

 

と怒号が飛んだ。

 

「ちゅっ…。なぁに?邪魔しないでよ〜。」

 

「卑猥過ぎるぞ!ここを何処だと…!ぐはっ!」

 

「なっ!板垣辰子‼︎私の旦那様に何をするの⁉︎」

 

京はクリスを突きとばし大和を離させようとする。

京の服装は辰子と殆ど同じだった。

 

「お前が俺の旦那様だと覚えが無いぞ!」

 

「じゃあ、大和君はフリーって訳だね。ちゅっ!」

 

大和のほっぺにキス。

京は何かが切れた。

 

「貴様〜‼︎大和にキスばっかりして…!羨まし過ぎる‼︎私も特別メニューのスペシャル愛の口づけを…!」

 

「駄目だよ〜。大和君は渡さないよ。」

 

「大体お前は料理担当だったでしょ⁉︎」

 

「知らない〜♡、大和君♡」

 

「2人共やめっ…!んぐっ!」

 

もはや3人の状態は喫茶ではなかった。

気絶したクリスが目を覚まし立ち上がり、

 

「もう知らん…!先生に怒られてこい…!馬鹿。」

 

呆れて仕事に移ったのであった。

当然京と辰子は怒られたとか。




閲覧ありがとうございました。


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喫茶の後で。

ちょっと18禁かな…?


「ふー。疲れちゃった。」

 

文化祭が終わり、学園では片付けが行われている。

学園内では休む所がないため大和は外の木の下で休むことにした。

 

ヴヴヴヴ…。

 

「ん?携帯…。あれ?辰子さんからだ。」

 

『大和君へ。

倉庫に来てね。

早く早く!

先生のお説教辛かったよ〜。(T_T)』

 

「体育倉庫に…?話があるのかな…。」

 

大和は立ち上がり、倉庫に向かった。

 

ガラララ…

 

「たっ、辰子さん…?来たけど…。」

 

「あっ、いらっしゃい♡」

 

「なっ!その格好!」

 

辰子はバニーガール姿で大和をお出迎えした。

喫茶店での猫のコスプレよりとても綺麗。

 

「どうかな?似合う?」

 

「……。」

 

思わず見とれてしまう大和。

それを見た辰子はクスッと笑い、大和の手を取った。

 

「こっち来て♡」

 

「あっ、ちょっ…。」

 

跳び箱のマットに座り、大和に腕を組む。

 

「で…。どうしたの?呼び出して。」

 

「あ、そうだ!これ♡」

 

辰子が差し出したのはチョコケーキ、とても芸術的な仕上がりになっている。

上に刺している板チョコに「大和君♡」とペンで書いてある。

 

「これ俺に作ったの?」

 

「そうだよ〜♡はい、あ〜ん。」

 

「パクッ…。あ、これ…すごく濃厚で美味しい…!」

 

「本当〜?よかった♡」

 

どんどんと大和にケーキをフォークで食べさせる辰子。

チョコケーキは一流のパティシエが作ったような高級な味だった。

 

「美味しかった。また作ってよ。」

 

「本当?嬉しい〜♡いつでも作るよ〜。」

 

しかし大和の口周りはチョコが付いている。

 

「あ、大和君、口にチョコ。」

 

「え…。」

 

すると辰子は大和の唇を舐める。

 

「ん!ぺろ…ぺろ…ちゅっ…!」

 

「大和君…ちゅっ…ぺろっ…ぺろ…♡」

 

最終的にはキスをする。

すると大和が辰子を襲う。

 

「きゃっ…!や、大和君…?」

 

大和は何故か感情を抑えきれていない。

 

『なっ…。何やってんだろ…。正気に戻れ!』

 

「たっ…辰子…さん…。」

 

「やっ…大和君…♡」

 

大和は辰子の顔を見る、とても顔を赤らめていた。

可愛すぎる。

バニー姿の体はとてもセクシーでエロい印象を受ける。

 

『やっヤバイ!抑えられない…!』

 

感情を我慢している大和に辰子は

 

「大和君…。いいよ…襲っても…。大和君なら何されてもいい…♡」

 

この甘い声にやられてしまった。

 

「たっ辰子…さん‼︎」

 

「やっ!大和君!あっ…やぁん!♡」

 

感情を解放した大和は辰子に甘いエッチをしてしまった。

さらには中を出す行為もしてしまった。

 

ーーーー

 

正気に戻った大和は

 

「ごっごめんね…。辰子さん…。本当にごめんなさい!」

 

「うっ…ううん!平気だよ。ちょっと下半身が痛いけど…。」

 

申し訳なさそうに謝る大和。

しかし辰子は。

 

「あのチョコケーキ、実は強力な媚薬入ってて…。私、大和君大好きだから…その…したかったから…。」

 

すると大和は辰子にこう言った。

 

「たっ辰子さん!その…やったのは申し訳ないけど、でも僕も辰子さんのこと大好きだから…!」

 

「大和君…。」

 

「だから責任とるから…!真剣に付き合ってください!」

 

精一杯のプロポーズをする大和。

すると辰子は涙を流した。

 

「大和君…。嬉しい…!大好き‼︎」

 

辰子は大和に思いっきり抱きしめた。

倉庫の中で夜までイチャラブなことをしたのだった…。




ありがとうございました。


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彼氏に勝てない彼女

久々の燕さん。


ー燕の家ー

 

燕と大和はあるゲームをしていた。

 

それはジェンガだが、最近の物でブロック一つ一つに命令が書いてある。

崩してしまった場合は相手の言うことを一つ聞かなければならないことになっている。

 

大和はスラスラとジェンガのブロックを上手いこと取っていたが、燕は手が震えて危ない。

 

恥ずかしいエピソードや、チューをするなど過激な物ばかりブロックには書いてあった。

 

「そろそろ崩れてもいい雰囲気だねぇ?」

 

「うう…。大和クン、意地悪な顔しないでよ…。」

 

その時、ジェンガは崩れてしまい燕は負けてしまった。

 

「あーーーー‼︎」

 

「やったー。俺の勝ち。じゃあ命令聞いてもらうかね〜。」

 

「うう…。嫌な予感しかしないよ…。」

 

まだ命令も言ってないのに涙目になる燕。

 

「涙目になっても容赦しないからね。俺の命令はーー」

 

「ごくっ!」

 

「夜のお相手。っという訳で。」

 

「きゃっ!ちょっと待ってー‼︎きゃっ♡」

 

燕は大和にやられっぱなしとなった。

そして行為が終わった後、そのジェンガは捨てた。

 

ーーーー

 

「うう…。ゴムしてやったけど…、まだ痛い…。」

 

「何を言ってんだ?燕?」

 

「も!モモちゃん!びっくりさせないでよ!」

 

「もう、さっきっから声かけたぞ。一人言言って。」

 

どうやらそれは聞こえてはいなかった。

 

「何言ってたんだ?悩みか?え?え?」

 

「〜‼︎モモちゃんには関係ない!」

 

そう言って教室を出た。

 

「??どうしたんだ??」

 

ー廊下ー

 

「はぁ…。私って何で彼に弱いのかな…。」

 

廊下を歩いていたとき、何故か2-Fの教室の前にいた。

 

「あれ?何で私ここに来たんだろ…。」

 

「あれ?燕先輩。何か用ですか?」

 

熊谷が話しかけてきた。

 

「え?い、いや…。べ、別に…。」

 

燕はちらっと教室の中を見ると、大和がいる。モロや岳人、ヨンパチと話している。

 

「?直江くんに用があるんですか?なら、呼んできますね。」

 

「あ!別にいいから!」

 

しかしその声には聞こえてはいなかった。

 

「直江くん、燕先輩が呼んでるよ。」

 

「え?燕さんが?」

 

「「「「何だとぉ⁉︎」」」」

 

クラスの男子達が騒めいていた。

 

「何であいつばかりモテるんだよ!」

 

「不幸にも程あるぜ!まったく!」

 

『あー…。視線がすごい痛い…。』

 

大和は彼女の所に行く。

燕の顔は赤い…。

 

「どうしたんです?」

 

「えっ…と、ここじゃあ話せないから…。ちょっと来て!」

 

「えっ!ちょっと!」

 

燕は大和の手を取って走った。

 

「あ!大和のヤロー!燕先輩に手を繋いで!」

 

「何だどぉ⁉︎大和め〜‼︎」

 

『絶対許さん‼︎』

 

男子達が一斉に思った。

 

ー屋上ー

 

「はぁ…はぁ…。ど、どうしたの?そんなに急いで…。」

 

燕も何故大和を引っ張って屋上に来たかもわからない。

しかし大和の顔をろくに見れない。

 

「あ、あのね…。」

 

意を決して燕は言った。

 

「ジェンガのリベンジ!私と勝負して!」

 

「そっ、それって…。」

 

「エッチなことじゃないよ!本格的な勝負!今日の夜にここに来て!」

 

「えっ…。ええ⁉︎」

 

何故か燕と勝負することになった。




後編に続きます。


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夜の勝負!

「燕さん…。どうしたんだろ。怒ってるかな…。」

 

夜。大和は約束通り学校の屋上に来ていた。

 

「来たね。大和クン。」

 

燕は殺気の目をしている。

やはり怒っているのだろう…だが。

 

「ううっ…。」

 

「燕さん?泣いてる…?どうしたの?」

 

「や、大和クンが原因じゃないの⁉︎」

 

燕は少し泣いている。

 

「も、もしかして…。昨日のこと?」

 

「そうだよ!あの行為!私がどんだけ恥ずかしい思いをしたことが!

絶対声近所に聞こえたよ…。」

 

「それは燕さんの喘ぎ声が大きいから…。」

 

すると燕は大和に襲いかかった。

顔は赤いけど。

 

「うわ!危ない!」

 

「五月蝿い!彼氏の大和クンにも容赦しないからね!」

 

どうやら行為について怒っていたし、恥ずかしい思いをしたことが原因だった。

 

「何で避けるの⁉︎男の子だったら攻撃してきなさい!」

 

燕は一直線に大和に攻撃しようとしたが、大和は回り込んだ。素早く振り向くと。

 

「ん!」

 

「ちゅっ…。ちゅ〜‼︎」

 

「んー‼︎んー‼︎」

 

キスをした。燕はこんな時でもいやらしいことするとは思っていなかっただろう。

 

「ちょっ…。大和…クン…!きゃっ!」

 

今度は首を舐め、胸を揉み始めた。

 

「ギブアップ?」

 

「し…ない…!大和クンなんか…!あっ!」

 

「ギブアップしないなら下もいじっちゃうかな。」

 

スカートをめくり、パンツの中に手を入れようとした時。

 

「わかった!私が間違ってた!ギブアップ‼︎」

 

大和の不埒な攻撃に降参した。

燕はぺたんと座り込んだ。

 

「バカ…。大和クンのバカ‼︎」

 

「…。ちょっとやり過ぎた?」

 

「女の子にこんなことするなんて…!」

 

「ごめんなさい。でも、燕さんだって悪いんだよ?」

 

「ど、どうして⁉︎」

 

「だって凄く可愛いんだもん。」

 

大和ははっきり言った。可愛いのは確かだ。

燕はその言葉には少しドキッとし、数秒黙ってしまった。

そして口が開く。

 

「ごめんなさい!」

 

「?いきなりどうしたの?」

 

「私、教室に来た時本当に用なんかなかったの…。でも大和クンが来た時もう訳わからなくなって…。それで勝負しようなんて言っちゃって…。」

 

「燕さん…。」

 

「あの行為の後からずっと大和クンの顔が見れかったの。」

 

「それだったら、俺もごめんなさい…。燕さんがあんな思いしていたなんて…。」

 

すると大和は帰ろうとした。

 

「大和クン…?どこ行くの?」

 

「別れよう…。俺たち。」

 

「どっ…どうして?」

 

「無理矢理行為をしようとした俺なんか、最低だよね。彼氏失格だよ…。」

 

「待っ、待って!嫌だよ!別れようなんて…。」

 

「じゃあね…。燕さん。」

 

すると燕は。

 

「私、大和クンが好きだから!大和クンしか好きになれないから!だから何処にも行かないで!」

 

大和は立ち止まり、燕の方へ向かった。

 

「僕も好きですよ。」

 

「大和クン…!」

 

燕は晴れた顔をし、二人は仲直りをした。

しかし。

 

「それじゃあ、仲良くなったという訳で。」

 

「え…あ、大和クン…?」

 

「ごめん、勝負中のキス、首舐め、胸揉みに下半身がビンビンで…。」

 

「…。今日だけはいいよ…。」

 

「じゃあ頂きます。」

 

「きゃっ…♡」

 

その後は仲良く行為したとさ。



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甘々保健室

ー体育ー

 

「大和ー。ペースが落ちてるぞー。」

 

この日は外でランニングをしていた。

コース10周。2-Fの皆んなはほとんど半分は走っていたが、大和は3周半でヘトヘトとなっている。

 

体育教師が話かける。

 

「直江、大丈夫か?顔色悪いぞ。」

 

「あ、大丈夫です…。」

 

「そ、そうか…?無理するなよ。」

 

『どうしたんだろ…。調子が悪い…。』

 

するとクラスメイトが。

 

「お前、もしかして運動不足か?女子に嫌われるぜ?」

 

といい気味のようにおちょくるヨンパチ。

 

「おいおい、こんなんでへばっていたんじゃ、強くなれねーぞ?」

 

と、岳人が少しご機嫌で直江の背中をわざと軽く叩いた。

すると大和は倒れてしまった。

 

「おい…?大丈夫か?」

 

「岳人!何大和を転ばせてんの⁉︎」

 

「いや、そんなつもりじゃ…!」

 

モロが慌てて大和の方へ向かい、先生を呼んだ。

 

「先生ー!大和が倒れました!」

 

「お、おい!大丈夫か大和!誰か保健室へ運べ!」

 

ーーーー

 

「大和…君…。」

 

「ん…?あれ…?」

 

大和は目を覚ます。保健室のベットに寝ていた。

 

「あれ…?俺…。」

 

「大和君!」

 

「うわぷ!たっ、辰子さん⁉︎」

 

「よかった〜。ずっと目覚めなかったから…。心配したんだよ?」

 

大和は体育の授業中に倒れ、その後辰子が保健室へ運んでくれたのだ。

しかし、下校時間でも目を覚まさなかった。

 

「あれ?皆んなは?」

 

「もう帰っちゃったよ。私が大和君見てるから。って言っといたの。でも薄紫の髪の子は何だか凄く疑いのある顔してたけど…。」

 

「多分、京だな…。」

 

その頃京は。

 

「絶対、大和を襲うつもりだ…!絶対大和と色んなことするはずだ…!」

 

ー京の妄想ー

 

『やっと二人きりだね♡』

 

『駄目だよ…!こんな所じゃ。』

 

『でもここはカタイよ?ふふっ♡頂きます♡』

 

『あーーーー!』

 

「…!そんなこと絶対させない!」

 

京は何故か支度を始めた。

 

一方保健室では。

辰子がずっと大和を抱きつきっぱなしだった。

 

「えーと…。そろそろ帰らない?」

 

「え?帰るの…?」

 

「うん。一緒にかえ…。」

 

「やだ…。」

 

「え?」

 

「折角二人きりになれたんだもん…。大和君とまだ一緒にいたいよ…。」

 

「辰子さん…。」

 

「大和君は私といるのやだ?」

 

辰子は抱きしめたまま大和を離そうともしなかった。

 

「そんなことないよ。抱きしめられて嬉しいし…。俺もずっと辰子さんの側にいたいよ…。」

 

大和の言葉に辰子は嬉しさを表す。

 

「ありがと…♡大好き♡ちゅっ…ちゆっ!」

 

「あっ、辰子さん…。ちゅっ…ちゅっぱ…。」

 

キスをしている時。

 

「そこまでよ!このメロン女!」

 

「ぷはっ!み、京⁉︎」

 

「おのれ〜!この悪魔ー!大和の唇を何度も何度も奪いやがって〜‼︎」

 

「知らないもん。ちゅ〜!」

 

「‼︎私だって大和と口づけを!」

 

と制服を脱ぎ捨ててなんとシースルーの格好になった。

 

「!京⁉︎なんて格好?」

 

「私も食べて〜♡」

 

「駄目だよー。大和は私に食べてもらうの〜。」

 

「五月蝿い!大和!こっちも愛を!」

 

「待てって!うわーーーー!」

 

搾り取られた大和だった。

次の日、3人は風邪を引いた。



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女王と俺の1日。

大和と亜巳姉さん。


「こんにちは。」

 

「おや、大和。いらっしゃい。」

 

大和はこの日、辰子と一緒にお出かけする用があった。

 

「辰子さんいます?」

 

「ああ、辰子かい?実は急にお仕事が入ってねぇ…。」

 

「え?本当ですか?」

 

辰子はバイトのヘルプで仕事に行っている。

 

「辰子が大和に『今日は急に仕事入っちゃったからまた今度ね。』って言ってたよ。」

 

「そっか…。残念だな…。じゃあお邪魔しました。」

 

大和が板垣家をお暇しようとした時だった。

 

「待ちな。大和。今日は私、仕事がお休みでね…。辰子の代わりに私が相手しようか?」

 

「亜巳さんと?」

 

大和はびっくりしたであろう。

亜巳から誘われたのは初めてだ。しかし大和は。

 

「ん…。わかりました。一緒に行きましょう。」

 

「そうかい。じゃあ支度してくるから待ってな。」

 

『亜巳さんとお出かけか…。なんだか調子が狂うよ…。」

 

10分後。

 

「お待たせ。大和。」

 

「あ、亜巳さ…ん⁉︎」

 

亜巳の姿を見て思わずびっくりする。

肌の露出が多いためとてもセクシーな格好だった。普段着なのかはよくわからないが、いつもの服とは違うファッションだった。

 

「ん?大和、顔が真っ赤だよ?」

 

「い、いや!似合ってるかな…と。」

 

「そうかい。ありがと。じゃあ行くわよ。犬。」

 

ガチャリ。

 

「え。なんで首輪を?」

 

「こうしなきゃ落ち着かなくてね。」

 

「まさか首輪引っ張って出掛けるんですか?」

 

「そうさ。一応お前は私の犬なんだから。」

 

「なんか嫌だな…。」

 

ボソボソ言う大和に亜巳はため息をついた。

 

「しょうがないね。じゃあ…。」

 

亜巳は紐を外し、大和の腕を組んだ。

 

「あ、亜巳さん⁉︎」

 

「どうだい?辰子のようにしてみたが。」

 

この感じ、大和は辰子と出掛ける時はいつも腕を組んでいた光景が見えた。

 

そして2人は川神駅付近を歩く。

 

「えーと、何処行きたい?」

 

「おや、年上の私にタメ口かい?」

 

「あ、ごめんなさい!つい…。」

 

「ふふっ、よく辰子と一緒にいたからかい?」

 

「ええ、まぁ…。」

 

「別にいいさ。気軽に話しかけな。それより私が行きたいのは…。」

 

亜巳が行きたかった場所、それは路地裏にあったドMドS専門の大人のお店だった。

 

「こ、ここは…?」

 

「ここで首輪など買っているのさ。そろそろ古いのは捨てて新しいのに取り替えたくてね。」

 

「へ、へぇ…。」

 

『にしても、見たことないSMグッズが多いな…。』

 

「犬、買い終わったよ。」

 

「あ、じゃあ次は何処行きたい?」

 

「もう無いね。私、これが買いたかっただけだし。」

 

「え。うーん…。じゃあ…。」

 

大和は亜巳にある店へ連れて行った。

 

「大和。私に服買うのかい?別に欲しくないわ。」

 

「そう言わないでよ。あ、これ着て!」

 

大和は無理矢理亜巳を試着室に連れて行った。

 

「こら!犬の分際で!」

 

「着替え終わったら、言ってね。」

 

「…。これを着るのかい?」

 

待つこと15分。

 

「大和、終わったよ。」

 

「ん?どれどれ?」

 

試着室のカーテンを開けると黒いデニムのショートパンツにシンプルな白シャツ。

とてもよく似合っていた。

 

「よく似合ってるよ!亜巳さん!」

 

「大きな声を出すんじゃないよ馬鹿!恥ずかしいじゃないか!」

 

照れている亜巳はとても可愛かった。

大和は一発でこれが良いと思い買った。

 

その後、2人は楽しげにデートを楽しんだ。

あっという間に夕方となった。

 

ーーーー

 

河原。

 

「ふぁー。遊んだー。」

 

「大和。」

 

「ん?どうしたの亜巳さん。」

 

「今日は楽しかったよ。こんなに遊んだのは初めてかもねぇ…。」

 

「あ、そうだ。これあげます。」

 

大和が差し出したのは、赤紫のペンダント。

 

「試着している間に買ったんだ。」

 

「ふぅん…。大金持ちねぇ。犬の分際で。」

 

「あ、気に入らな…。」

 

その時、亜巳はいきなり大和に口づけをした。

 

「ん…。ちゅっ…っぱあ…。」

 

「っぷはぁ…。ふふっ…。じゃあ私はここで失礼するよ。」

 

大和は急な出来事で状況がはっきりしていなかったが、

大人深いような味わいだった。

 

ーーーー

 

板垣家。

 

「ええーーーー‼︎‼︎大和君とお出かけしたの⁉︎ずるいよ!」

 

「しょうがないじゃないか。暇だったんだし。」

 

「服もペンダントも買って貰って…。ううっ…。仕事のバカァ…!」

 

余程大和とデートしたかったオーラが、辰子には出ていた。

 

「まぁ楽しかったねぇ。また誘おうかしら。」

 

「絶対ダメ!大和君は私のモノ!私の弟!」

 

「はいはい。」

 

しかし亜巳は大和と出掛けたことは一番の思い出になったであろう…。

 

「大和か…。ふふっ。本当に可愛い弟だよ。」



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初めての学校。

2話の前の話かな…?


「ざわ…ざわ…。」

 

今日は2-Fに転校生が来るという。

女と聞いて男子達は興奮していた。

 

「く〜っ!どんな子が来るんだ〜?」

 

「可愛けりゃなんでもいいぜ!」

 

「ふん、くだらん。可愛いのが存在するのは2次元だけだ。」

 

と、妄想していた。

 

「大和、どうしたの?」

 

「いや、何だか胸騒ぎがするんだ…。」

 

「?」

 

一子には理解が出来なかった。

 

ガララ…。

 

「お前達!席に着け!」

 

梅先生がキリッと生徒に注意し、朝の挨拶が始まった。

 

「えー。皆んなも知っていると思うが、転校生を紹介する。入ってこい!」

 

「は〜い。」

 

「「「「‼︎‼︎‼︎」」」」

 

その転校生に皆んな固まった。

 

「転校生の板垣辰子で〜す。よろしくね。」

 

ヒソヒソ…。

 

『あの人、カーニバルで騒ぎ起こした仲間じゃあ…!』

 

『どういうことだよ…⁉︎』

 

「何故あのメロン女が…!」

 

京は辰子に恨んだが、本人は気づいてはいない。

 

「あっ!」

 

「辰子。お前のー…ってどこに行く!」

 

辰子は晴れた顔で彼に近寄った。

 

「大和君!」

 

「や、やぁ…。」

 

「大和く〜ん‼︎会いたかった〜‼︎‼︎」

 

ぎゅっ!

 

「うわっぷ!く、苦しいー!」

 

「「「「えーーーー‼︎‼︎‼︎」」」」

 

皆んなはびっくりしていた。(特に京は殺しの目をしている。)大和に馴れ馴れしく抱きついているなんて風間ファミリーだって思っても見なかっただろう。

 

「これからはずっと一緒だね♡」

 

「ちょっ!辰子さん、皆んな見てるよ!」

 

『特に京が一番怖い‼︎』

 

「あの女許さない…。あの女許さない…。あの女許さない…。あの女許さない…。あの女許さない…。あの女ー…」

 

京の恨みの声に委員長はとても怯えていた。

 

「ち、チカちゃん…!み、京ちゃんが…。怖いです…。」

 

「こういうのは見ちゃダメだよ‼︎」

 

パァン!

 

「お前達!静かにせんか‼︎」

 

梅先生がムチを叩き、注意をはらう。

 

「えー辰子。お前の席だがな、まだ机と椅子を用意出来ていないんだ。だから大和‼︎」

 

「は、はい⁈」

 

「お前が辰子の面倒を見ろ。そして、学校を案内するように!狭いかもしれんが席は大和と一緒の席に座れ。」

 

するとヨンパチが。

 

「先生!何で大和ばっかりいい思いしなきゃならないんですか!大和のこんな光景を見ているとこっちの身が持ちません‼︎」

 

京も立ち上がり。

 

「先生!席を早く準備すべきです!でないと私がこの転校生を殺してしまいそうです!」

 

「黙らんか!福本はさっさとエロを捨てろ!京も転校生が気になるんじゃ、大和に相談しろ!以上!」

 

「大和君、私一緒の席で嬉しい〜。」

 

「はぁ…朝から疲れるわ…。」

 

これが辰子が初めての学校生活の始まりだった。



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燕vsシェイラ⁉︎

大和と燕。後半はシェイラちゃん。


「はーい、いいポーズだね〜。」

 

カシャ、カシャ、パシャ

 

この日は納豆小町のポスターを作るため写真を撮っていた。

プロのカメラマンがショットを連発。

その出来上がりの写真はすべて燕が綺麗に美しく撮らえていた。

のちの複数枚は地元のファッション雑誌に載せるつもりらしい。

 

「はーい!オッケーでーす。お疲れ様でした〜。」

 

「はーい、ありがとうございした!」

 

撮影は終了し、燕は大和の所へ行く。

 

「お疲れ様。燕さん。」

 

「私どうだった?」

 

「可愛かったよ?これなら納豆小町のアピールが上がるんじゃない?」

 

「本当?よーし、私もっともっと松永納豆をアピールしなきゃ!大和クンも協力お願いね!」

 

「わかりました。」

 

ーーーー

 

数日後。

ポスターが完成し、川神市内の掲示板に貼られていた。

ファッション雑誌も完成し、本屋に発売された。

川神学園の近くの本屋は燕ファンが沢山押し寄せてファッション雑誌はすぐに完売となった。

 

燕ファンは興奮していたであろう。

 

「やっぱり燕先輩可愛いな〜。」

 

「一度でいいからお付き合いしてみてぇよ。」

 

「でもあの、直江大和って奴と付き合ってんだろ。」

 

「「「直江の名前は出すんじゃねぇ‼︎」」」

 

「ご…ごめんなさい…。」

 

ーーーー

 

屋上。

 

「はぁ…風が気持ちいいな…。」

 

「やっぱりここにいたのね?」

 

「あ、燕さん。」

 

「ポスターや雑誌のおかげで今松永納豆の売り上げが上がったの!」

 

「それは良かったですね。燕さん、可愛いからもっとアピールすればもっと売り上げ伸びるんじゃ。」

 

「可愛いなんて…。もう!だから大和クン好き!」

 

屋上で2人はイチャラブだった。

 

「あ、大和クンに渡したい物があるんだった。」

 

一枚の写真を大和に渡した。

その写真を見た大和は顔が赤くなった。

 

「これ、大和クンだけにと思って撮ったんだよ?大切にしてね♡」

 

「は…はい。」

 

燕の水着写真。とっても可愛いかったとか。

 

ー九鬼本部ー

 

1人のブラジル人女性が燕の写真を見ていた。

ワナワナと悔しがっている。

 

「ぬぬぬ…!この子より私の方が…!こうなったら!」

 

ー島津家ー

 

ピリリ…。

 

大和の携帯が鳴った。

 

「ん…。誰だろ…。」

 

画面を見るとシェイラちゃんと映っている。

 

「シェイラさん⁉︎なんだろ…。珍しいな…。」

 

大和は九鬼で働いているため、関係者の電話番号を登録していた。だがそっちからの電話とかは余りない。

 

「もしもし…?」

 

「やっほ〜!大和ちゃん!元気〜⁉︎」

 

「ええ…。まぁ、元気ですけど。」

 

「今日空いてる?もし良かったら、ちょっとお話があるんだけど。」

 

「お話ですか?いいですよ。」

 

「ありがと大和ちゃん!じゃあ九鬼本部の玄関前で待ってて!9時にね!また☆」

 

プツン!

 

「なんだろお話って…。シェイラさんとなんか余り話したことないけど…。」

 

一方シェイラは。

 

「よし!大和ちゃんを利用して…!私はこの子よりも有名になってみせる!」

 

一体何を企んでいるのか。



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撮影協力。

続き。


大和はシェイラの約束通り、待ち合わせ場所に来ていた。

 

「シェイラさん、俺に何の用なんだろ。」

 

大和が携帯をいじっていると。

 

「お?大和じゃねーか。」

 

アメリカ人女性が声を掛けてきた。

 

「ステイシーさん。おはようございます。」

 

「こんな所で何やってんだ?誰か待ってんのか?」

 

「ええ、シェイラさんを待っているんで。」

 

するとステイシーの表情が変わる。

 

「はぁ⁉︎あいつに何の用なんだ?おい‼︎」

 

「いや、そんなこと言われても…。」

 

「いい訳はいいから用事を言え‼︎」

 

「‼︎」

 

「おい!聞いてんのか⁉︎」

 

ギャーギャー言うステイシーの後ろに怖い男性が。

ヒュームだった。物凄く殺気がする。

しかもステイシーは気付いていない。

 

「オメー、無視するのか?あ?」

 

ヒュームが、ステイシーの肩をたたく。

 

「何だ⁉︎うっとしい…!」

 

後ろを振り向くとようやく気付いた。

 

「仕事もしとらんで赤子とお喋りとはな。しかも口の利き方もなっとらん。」

 

「げー‼︎」

 

ゴスン‼︎‼︎

 

ヒュームは頭を殴った。

ステイシーは気絶。

 

「邪魔をしたな。赤子よ。」

 

そう言い残し、ヒュームはステイシーを引きづって本部の中へ消えていった。

 

「あの人やっぱ怖いし、強いな…。」

 

そう言ってると。

 

「大和ちゃーん!」

 

「あ、シェイラさん。」

 

「いや〜。ステ公の痛い目見れて良かった☆スマホに録画しといた甲斐があった…!」

 

シェイラはざまぁ見ろな感じの顔をしていた。

 

「それで俺に何の用ですか?シェイラさん。」

 

「あー!また「さん」付け?駄目駄目!シェイラちゃんって呼んで!後、敬語もいらないから。」

 

「…。わかったよ、シェイラちゃん。所で用って何?」

 

「私の写真集作るのに協力して!」

 

「え?写真集?」

 

シェイラは大和に説明をする。

 

「セクシーなシェイラちゃんを撮って欲しいの!ブログとか載せれば人気がグーンと伸びるはず…!いずれはオファーが来てグラビアアイドルとかになったりして…!」

 

『夢がデカイ人だな…。』

 

「という訳で!協力してね☆」

 

するとシェイラが派手な色したカメラを大和に渡した。

 

「これは…。」

 

「最新のカメラ!結構値段するよ?でも写りは完璧だから。落としちゃ駄目だよ?」

 

「わかりましたよ。」

 

こうしてシェイラちゃんの撮影がスタートした。

 

川神駅。

 

「何処へ行くんですか?」

 

「海へ行くの!だから湘南辺りかな?」

 

「で、お金はどうしたんですか?」

 

「細かいことは気にしないの☆」

 

「まさか俺が払うと?」

 

シェイラはウィンクをした。

お願いと言う意味だとすぐにわかった。

大和はシェイラの分の切符を買い、ホームへ向かう。

 

「じゃあ、行こっか♪」

 

大和の腕を組んで海近くの駅へと向かった。

 

ーーーー

 

「やっぱ、いいね〜海。撮影には最適♪」

 

するとシェイラは服を脱ぎ始めた。

 

「ちょっと!シェイラちゃん⁉︎」

 

服を脱ぐと綺麗でセクシーな水着姿だった。

大和は見とれてしまう。

 

「おーい。大和ちゃん?」

 

シェイラが大和に近づいて言った。

 

「あ、ごめ…。」

 

「もしかして、見とれちゃった?」

 

「い、いや…。そ、その…。」

 

「照れてるー!可愛い♡」

 

また大和の腕を組んでくる。

周りの人達もシェイラに見とれていた。

 

「可愛いな…。あの子…。」

 

「もしかして、シェイラちゃんじゃね?」

 

「マジで⁉︎じゃああの男…!」

 

「「「彼氏‼︎⁉︎」」」

 

大和は周りの声を聞き。

 

「シェイラちゃん、もっといい撮影場所あるかもしれないから行こっか。」

 

「あ、大和ちゃん!」

 

そして2人は人の気配のないビーチへ着いた。

 

「ここならいいかな。」

 

「大和ちゃん…。こんな所へ連れてって何するつもりだったのかな?」

 

「い、いや!そう言う意味じゃなくて‼︎もう撮影しよう!」

 

「はーい♡」

 

やっと撮影が始まったのであった。

 

ーーーー

 

帰り道。

 

「はぁー。楽しかったー。ありがと大和ちゃん♡」

 

「お役に立てて良かったよ。でも撮影の半分はデートみたいだったな。」

 

「!」

 

「休憩で一緒にお昼食べたし、買い物もしたし。」

 

『そういえば…。私、男の人とこんなに話したこともなかったな…。大和ちゃんと一緒にいてとっても楽しかったし…。』

 

「大和ちゃん!」

 

「ん?何…。」

 

シェイラは大和の頬へチューをする。

 

「え…!」

 

「今日はとっても楽しかったよ♡じゃあね♡」

 

大和はいきなりのことで言葉が出なかった。

 

ーーーー

 

後日。シェイラのブログには大和が撮った水着写真が載せてあった。

コメント欄には可愛いの声が沢山あり、批判的なコメントは殆どなかった。

 

シェイラの人気はうんと伸びていた。

以前発売されていたCDも売り上げがアップしていた。

 

大和は学園の屋上でシェイラのサイトを見ていた。

 

「人気が上がってる…。今頃喜んでるだろうな…。」

 

すると大和の携帯にメールが入ってくる。

見ると、手ブラのシェイラが写っていた。『昨日のお礼☆』と打ってあった。

 

「やべっ!鼻血出てた。」

 

「ふぅ〜ん。浮かれてるね…!」

 

「つ!燕さん‼︎」

 

「昨日、大和クンがあのアイドルと歩いていたの見たよ?」

 

燕の顔はニコニコしていたが怒っているのはすぐにわかった。

 

「燕さん!話す時間をー…。」

 

「そんなのあげません‼︎‼︎」

 

「わーーーー‼︎‼︎‼︎」

 

大和は燕の嫉妬と怒りのお仕置きを受けたのであった。

一方シェイラは。

 

「シェイラの奴、機嫌がいいな…。」

 

「何かいいことあったんでしょう。」

 

ステイシーと李がヒソヒソ話している。

 

「この写真、ホーム画面と♪」

 

その写真は大和とラブラブなシェイラだった。




大和とシェイラのお話でした。


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なんとかして‼︎

ー板垣家ー

 

「フー‼︎フー‼︎」

 

「辰姉!落ち着け!止めろっ!ぎゃあああ‼︎」

 

辰子が発狂していた。

竜兵は止めに入るがボコボコにされる。

 

「どうにかしろよ!亜巳姉!」

 

「また辰の発狂かい⁉︎」

 

すると辰子は天使に胸ぐらを掴み持ち上げた

 

「大和ぐんは⁉︎どこ‼︎ねぇ‼︎‼︎どこにいるの⁉︎」

 

「ぐああっ‼︎知らないよ!く、苦し〜っ‼︎助けてくれ…!」

 

「辰!止めろ!」

 

辰子は丸1日暴走していた。

亜巳や天使、竜兵は止めるのに精一杯だった。

 

ここ最近、辰子は大和と会っていない。

大和は親に会いに行っているため一週間はヨーロッパに滞在している。

 

そのことは辰子には話したはずが、発狂した彼女は大和にすぐに会いたいと。滞在のことなんかどうでもいいだろうと。

 

ーーーー

 

ー島津寮ー

 

「誰かいるかい⁉︎」

 

「はい。どちら様…!」

 

亜巳は寮へ訪れた。

出てきたのは由紀江だった。

 

「あ、貴方は…!」

 

「そう警戒するような目はやめて欲しいね。所で大和から聞いたんだけどあんた裁縫が出来るって聞いたんだが。」

 

「は、はい。人形とかは心さんに教えてもらいまして…。」

 

「そこで頼みがある。大和の人形を作って欲しいんだか。」

 

「や、大和さんのですか…?今作ってますけど…。」

 

由紀江が言うと誰かが階段からドタドタと駈け出してきた。

 

「ちょっと待ったあ‼︎‼︎板垣亜巳!私の大和人形をどうするつもりだぁ!」

 

「あんたは大和の片思いの奴じゃないか。」

 

「片思い⁉︎違う!大和は私の夫よ‼︎」

 

「まぁいい、私も大和人形が欲しくてね。頼みに来たんだよ。あんたには用はないさ。」

 

「お前も大和に好意を⁉︎」

 

「辰にあげようと思ってね。」

 

「貴様〜‼︎‼︎大和は絶対渡さない‼︎」

 

京が亜巳に殺気の様なオーラを出している。

 

「け、喧嘩は止めて下さい!わかりました!亜巳さんの分も作りますから〜‼︎」

 

「本当かい?悪いねぇ。でもなるべく早く作ってほしいね。辰子が喜ぶと思うから。」

 

「あの胸メロンの奴…!絶対許さない‼︎」

 

「京さん!落ち着いてください‼︎」

 

「それじゃあ出来たら連絡してくれ。」

 

亜巳が寮をお暇すると。

 

「二度と来るなー‼︎‼︎」

 

と京が怒号を浴びた。

ーーーー

 

その頃板垣家は

 

「大和君‼︎大和くーん‼︎‼︎」

 

「落ち着け辰姉!」

 

竜兵が止めに入ると。辰子は竜兵の顔を怖い顔で見る。

 

「大和君じゃない…!邪魔するなぁ‼︎‼︎」

 

ドーーーーン‼︎‼︎

 

「ぐあああっ‼︎」

 

とてつもないパワーパンチで竜兵はぶっ飛んでしまう。

 

「早く帰ってきてくれー‼︎大和ぉー‼︎‼︎」

 

天使は辰子の恐ろしい姿を見て半泣き状態だった。

 

ーーーー

 

2日後。板垣家に電話が入った。

天使が受話器を取った。

 

「もしもし⁉︎おおっオメーか!」

 

「あ、天さん!大和さんの人形が完成しましたよ?」

 

「本当か‼︎直ぐに取りに行く!」

 

天使は亜巳が辰子を抑えている間に取りに行った。

 

ー島津寮ー

 

「お邪魔するぜー。」

 

「あ、天さん!約束通り…。」

 

「おー。結構大和そっくりじゃねぇか。じゃあ貰ってくぜ。」

 

「本当はそれも私のモノなのに…!」

 

京が悔しそうに天を見る。

 

「あ?何だオメーは?お前だってそっくりの大和人形持っているじゃねぇか。」

「本当は五体欲しかったんだもん‼︎そしたらまゆっちが材料が足りないから二体しか作れないって…!でも二体もいれば大和がいない間はこの人形を使って私の逆ハーレムが完成してあーんなことやこーんなことの妄想とか…!」

 

「京さん、もう行ってしまいましたよ。」

 

しかしその声は京には届いておらず、妄想に入った状態だった。

 

「あん♡止めてっ大和ぉ♡そんな所ダメぇ〜♡」

 

京は3時間以上も大和の妄想に入っていった。

 

ーーーー

 

「ゔ〜‼︎‼︎邪魔するなぁ…‼︎」

 

「まだが天は!早く帰ってきてくれ!」

 

「ただいまー‼︎ほら辰姉!大和だぞ!ほら!」

 

「…!」

 

すると辰子の表情が落ち着いてきた。

 

「本当だ〜!大和君だ〜‼︎ぎゅ〜♡」

 

やっと元の辰子に戻った。

 

「天!よくやった!」

 

「はぁ〜。これでやっと地獄から解放されるぜ〜。」

 

「こっちは良くねえけどなぁ…‼︎」

 

竜兵はズタボロで顔はこぶだらけで見るに耐えなかった。

 

ーーーー

 

そして大和がようやく帰ってきた。

 

「おかえり〜♡大和ぉ〜♡」

 

「あぁ…。ただいま…!」

 

京が必死にチューをしようとするが大和も力付くで離れさせようとする。

 

「あ、大和さん!おかえりなさい。」

 

「ただいま、まゆっち。」

 

「あ、そういえば一昨日板垣家に電話がありましたよ?」

 

「え?何て?」

 

「大和さんが帰ってきたら板垣家にも顔を出すようにって…。」

 

「わかったよ。ついでにお土産渡してくるよ。みんなのお土産はここに置いとくね。」

 

大和は板垣家に向かった。

 

「お邪魔しまーす。ってあれ?」

 

板垣家の中に入るがみんな力尽きたように眠っていた。

 

「辰子さんはともかく、皆んな寝ているなんて珍しいな…。」

 

「ん…?あ…!大和君!」

 

「あ、辰子さんただい…むぐぅ‼︎」

 

「大和君ー‼︎おかえりなさーい!」

 

辰子は嬉しそうに飛び上がった。

 

「一週間寂しかったよ〜。」

 

「そっかそっか。所でもうお昼なのに何で皆んな寝てるの?」

 

大和が辰子に聞いたが。

 

「うーん。わからない!それよりも…♡」

 

「ちょっ!辰子さん!」

 

どうやら発狂した自分を覚えていない辰子だった。



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ラブホテル?

大和と燕と辰子。


「それじゃあ、大和さん、よろしくお願いしますね。」

 

「留守番頼むぞ!」

 

「大和ぉ。寂しかったらいつでも電話してね♡」

 

「わかったよ。後京、電話しないと思うから心配しなくていいぞ。」

 

「冷たい大和もステキ♡じゃあね。」

 

「大和さん、行ってきますね。」

 

「大和ぉ!行ってくるぜ‼︎」

 

「行ってらっしゃい。気をつけて。」

 

由紀江と風間、京はこの日用事があって先に帰った。

 

由紀江は妹と一緒に実家へ帰り、京は父に会うため山梨へ向かう。

風間は言うまでもなく旅へ出る。

 

麗子さんは24時間ぶっ通しの韓流ライブへ行くと東京へ行ってしまった。

 

大和は島津寮で1日留守番することになった。

 

「一人になるのって珍しいな…。さーて、何かやるか…っと言ってもな…。」

 

掃除は昨日麗子さんと由紀江が殆ど全部屋綺麗にしたし、昼食も作るのもまだ早い。

ヤドカリの世話も朝早くしたし、水槽だってとっくに綺麗にした。

そのためやることは一つもない。

 

「やることないから、ビデオでも見るか…。ティッシュと。」

 

ピンポーン。

 

「ん?誰だろ。」

 

「こんにちは〜。大和君。」

 

「辰子さん!どうしたの?」

 

「家誰もいなくて〜。亜巳姉と竜ちゃんはお仕事だし、天ちゃんはゲーセンへ行ってて…。寂しいから大和君に会いに来たのー。」

 

そう行って大和に抱きついてくる。

辰子も大和と同じパターンだった。

 

「そっか…。じゃあ上がって。」

 

そう言い大和の部屋にお邪魔することになった。

 

「わーい!大和君のお部屋〜♡」

 

辰子は大はしゃぎで大和の部屋に入る。

すると彼女はあるものに飛び込んだ。

 

「この布団…大和君の匂い…♡」

 

「ちょっ!恥ずかしいから止めて…!」

 

「大和君も一緒に来てよ〜。」

 

と言い大和をがばっと布団に引きずり込んだ。

 

「た、辰子さん…。」

 

「はぁ…幸せ…♡。zzz」

 

「ってもう寝てるし。…でも辰子さんの寝顔も可愛いな…。」

 

大和もつられて寝てしまった。

 

ーーーー

 

「はっ‼︎もう何時だ?」

 

焦って起きた大和。時間を見ると夕方の5時。

寝たのは8時。つまり9時間も辰子と一緒に寝てしまったのだった。

 

「やっべ…!折角の一人留守番なのに…!1日無駄にしてしまった…!」

 

呆然となる大和。辰子を起こした。

 

「あれ〜?もうこんな時間?」

 

辰子は起きるが大和を離さない。

すると辰子の携帯からメールが複数入って来た。

 

どうやら亜巳姉と竜兵は残業するらしく明日帰ると連絡があった。

天はゲーセンの大会があっていつ帰ってくるかわからないらしい。

 

「え〜…。今帰っても誰もいないじゃん…。」

 

「2人とも忙しいんだな。天使以外は。」

 

「今日、泊まってもいいかなぁ…?」

 

「え?別にいいよ。」

 

「本当?ありがと〜大和君♡」

 

嬉しさの余りほっぺにチューする。

 

ーーーー

 

夕方6時。夕飯の時間。

冷蔵庫を開けてみるが殆どない。

 

あるていえば卵と中途半端な野菜。肉はない。

 

「うわ〜。何もないや。」

 

「これじゃあお菜作れないよ〜。」

 

「スーパーに行くか、確か近くのスーパーは夕方のセールやってたと思ったな。」

 

「んじゃあ一緒に行こっか。」

 

と支度をし、スーパーへ向かった。

 

「わーい♡大和君とお買い物♡」

 

「夕飯何作ろっかな…。」

 

「私が作るから任せてよ〜。」

 

その時だった。

 

「全く…!おとんの馬鹿…!」

 

「あれ?燕さん?」

 

「あ、大和クン…!後辰子さん。」

 

「どうしたの?不機嫌そうだったよ?」

 

「実はね…。」

 

ーーーー

 

「おとん!売り上げの一部使ったでしょ!」

 

「いや〜。納豆の売り上げが好調だったからちょっと使っちゃって…。」

 

「ちょっとどころじゃないでしょ…‼︎おとん…‼︎」

 

燕は大激怒。しかし久信は呑気に燕を宥めようとする。

 

「大丈夫だって売り上げの一部なんかあっという間に儲かるから…!」

 

「おとんの馬鹿ぁー‼︎」

 

バチーン‼︎‼︎

 

燕は久信に思いっきりビンタをした。

 

「もうおとんなんか知らない!」

 

「ま、待って燕ちゃん!出て行かないで‼︎出て行ったら…!」

 

「おとん…。」

 

涙目になる久信を見て燕は玄関先に立ち止まる。

 

「夕飯は誰が作るのぉ⁉︎」

 

バタン‼︎

 

ーーーー

 

「…と言うことがあって…。」

 

「また喧嘩したんですね。」

 

「仲いいんだね〜。」

 

辰子は空気を読んでない。

 

「てことは行くとこないでしょ。」

 

「う、うん…。」

 

燕も大和の家に泊まることになった。

 

3人でスーパーに行き、食材を買った。

セール品は天ぷら粉や蓮根、白身魚や海老だったため天麩羅にしようと決めた。

 

ーーーー

 

燕と辰子が夕飯を作ってくれた。

天麩羅が綺麗に大量に盛られていた。

 

「大和君、あーん♡」

 

「あ、私だって…!」

 

「ちょっと、2人共…。」

 

しかし大和は美女2人にあーんされて嬉しい顔になっていた。

『やばい…!お留守番最高…!』と思っていた。

 

ーーーー

 

夕飯の片付けが終わり、風呂の時間となった。

大和が先に入ろうとすると

 

「大和君、一緒に入ろうよ♡」

 

「え⁉︎いいよ!僕先に入る!」

 

その時大和の下半身が元気になった。

もし一緒に入ったら感情を抑えられないだろう。(つまりお風呂でプレイだ。)

 

「えー…。大和君とお風呂入りたいのに…。」

 

そんなことがあった。

 

ーーーー

 

「はぁ…。気持ちいい。」

 

「本当、でかい風呂だね〜。」

 

燕と辰子が入浴。こんなでかい風呂を入ったのは初めてだろう。

 

「所で辰子さん。一つ聞いてもいい?」

 

「なぁに?」

 

「辰子さんってさ、大和クンのこと好き?」

 

「うん♡大好きだよ?大和君がいれば何もいらない♡」

 

「そっか…。」

 

「何でそんなこと聞くの?」

 

「え?いや、あの…。べったりくっ付いているから。」

 

燕の顔が赤らめているのを見て辰子は

 

「君も大和君のこと好きなんだね。顔が赤いよ?」

 

「わ、私はその…‼︎」

 

燕は声を詰まらせた。

 

ーーーー

 

「頭洗お〜。」

 

辰子がシャワーをするため風呂から上がる。

するとぷるんとおっぱいが揺れる

 

『私より大きいな…。Iカップ以上ありそう。』

 

すると燕は自分のおっぱいを見て触った。

 

『大和クンって、胸の大きい女の子が好きなのかな…。お尻が大好きって聞いたけど。』

 

そんなようなことを考えてしまった。

一方大和は

 

「あ、そうだパジャマ用意しとこ。」

 

と言い洗面所に行きお風呂の扉の前で「2人共ー。パジャマ置いとくよー。」と言った。

すると扉が開き、全裸の辰子が大和に抱きついた。

 

「ちょっと辰子さん‼︎裸!裸!」

 

「ありがと〜。優しいなぁ♡」

 

「大和クン、鼻血…。」

 

冷たい目で大和に言う燕。

しかしタオル巻いていなかった。

 

「ぶはぁ‼︎つ…燕さん…!」

 

「え?きゃーーーー‼︎‼︎」

 

騒がしい入浴だった。

 

ーーーー

 

就寝。

 

大和は自分の部屋で。

燕と辰子は由紀江の部屋を借りている。

布団は京とクリスのを借りていた。

 

「…。うーん…。駄目だ…。眠れない〜。」

 

辰子が眠れないなんて珍しいことだ。

そう、大和が近くいそうでいないからだ。

 

「大和くぅ〜ん…!ってあれ?」

 

辰子は燕がいないことに気づいた。

 

一方大和の部屋。

 

「辰子さんに負けちゃ駄目だ…!私だって…!」

 

燕は大和の布団に潜り込もうとしていた。

大和は何事もないように寝ている。

 

「寝顔可愛いな…♡」

 

燕が大和の頬をツンとつつくと大和はうーんと気持ちよい顔をする。

 

「…。このままでいいよね…。辰子さんにばっかとられて…!」

 

すると辰子が大和の部屋に乱入した。

 

「あー‼︎やっぱり大和君の所に!」

 

「ちょっと!大声出さないで!起きちゃうから!」

 

燕の声も大きかった。

すると大和も起きてしまった。

 

「え…。2人共どうしたの?」

 

「え。いや…。その…。」

 

「大和君を襲おうとしたんでしょ!」

 

「ち、違う…!」

 

「私だって負けないよ‼︎」

 

すると辰子は脱ぎだし大和に抱きついた。

燕も負けじと脱ぐ。

 

「わ、私だって…!辰子に負けないよ!」

 

「ちょっと2人共!うわーーーー‼︎」

 

この後はどうなったかは言うまでもない。




閲覧ありがとうございました。


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青と海

辰子さん、誕生日おめでとう。


8月上旬。

 

「あー…。暑い。ヤドカリ達大丈夫?」

 

大和はヤドカリ飼育をしている。

ヤドカリは暑さで弱っていた。

水場に人差し指で入れる。水はもうぬるま湯になっていた。

 

「マジか!早く水変えなきゃ!」

 

大和は早く水槽の水を変えた。

 

「ヤドン、カリン、大丈夫か〜?」

 

心配そうにヤドカリを見ていると部屋の襖が開く。

 

「大和ちゃん。失礼するよ。」

 

「麗子さん。どうしたの?」

 

すると麗子さんがある券を差し出す。

旅行券だった。

 

「何々…?日本のリゾート宿泊?」

 

「そうなんだよ、商店街で金が当たったんだよ。大和ちゃん、最近家に居てばかりだから気分転換にどうかなと思ってね。」

 

「うーん。まぁ悪くはないけど…。」

 

大和はヤドカリ達を見て言う。

 

「大丈夫だよ、ヤドカリは私が面倒見るから、誰かと行っておいで。」

 

「ありがとう。麗子さん。」

 

ーーーー

 

「貰ったのはいいけど誰と行こうか…。」

 

寮の皆んなは実家に帰っていたり、友達と宿泊に行っていた。そのため一緒に行く人がいない。

 

「燕さんも確か京都に帰っているんだっけなぁ…。弁慶は…あ、お仕事で忙しかったっけ。姉さんは…やめておこう。」

 

結局大和は1日中誰と行くかを考えてしまった。

 

夜。

 

「大和ちゃん。悪いけど味噌と卵買ってきてくれないかい?切らしてしまって。」

 

「わかったよ。行ってきます。」

 

大和は近くのスーパーに向かった。

スーパーは夕方セールをやっていたので少し混んでいた。

 

「えーと卵はここか。」

 

卵に手を出そうとした時だった。

 

「あー。大和君だー。」

 

「た、辰子さん!」

 

買い物カゴを持った辰子さんとあった。

 

「スーパーで会うなんて初めてだね〜。」

 

「辰子さんもお買い物?」

 

「うん。一応ご飯作るのは私だからね。スーパーのチラシとかよく目をつけるんだよ?」

 

「そっか。主婦みたいだね。」

 

「大和君が旦那様だったらいいな〜。」

 

その時大和はハッと思い出した。

そうだ、辰子さんを旅行へ誘ってみようかと。

 

「そうだ!辰子さんこれ。」

 

「ん〜?何それ?」

 

「もしよかったらさ、旅行行かない?2人きりで。」

 

2人きりの言葉に辰子は嬉しそうな顔をする。

 

「わーい!行く行く!大和君と一緒なら何処でも行くよ〜!」

 

「わあっ!ちょっ!見られてるって!」

 

こうして辰子と一緒に行くことになった。

 

ーーーー

 

一週間後。

大和と辰子はリゾート地へと向かった。

4時間のフライトで沖縄に着いた。

日本のリゾートは沖縄のとある諸島の五つ星リゾートだった。

 

バスから飛行機、船の乗り継ぎで疲れるが、綺麗すぎる海を見るとその疲れが忘れてしまう。

 

「ほら海が綺麗だよ、辰子さん。」

 

「ん…。むにゃ。」

 

「ま、まだ寝てるし…。」

 

辰子はバスに乗ってからずっと寝ていた。が、大和の腕を組んでいて、ひっつきっぱなしだった。

乗り継ぎの時は辰子をおぶり、荷物を持って行った。

 

「ん〜。あれ、もう着いたの?」

 

「とっくに着いたよ。もうホテルの中。」

 

「あ、本当だ。うわー!素敵な海♡」

 

「泳ごっか?」

 

「そうするー!」

 

ーーーー

 

リゾートのビーチは観光客で賑わっていた。

きゃいきゃいと楽しそうな声が響く。

 

「やっぱ五つ星だけであって、外国人もいるな。」

 

「大和くーん!」

 

「あ、辰子さん…!」

 

辰子の水着を見て声をつっかえる大和。

とっても綺麗だった。

男達も辰子の水着姿に釘付けだった。

 

「すげー…。グラドルよりも可愛くね?」

 

「本当本当。声かけちゃう?」

 

「あの女、胸でかっ!」

 

と男達が興奮していた。

だけど辰子は大和のモノだ。

 

「ど、どうかな…?似合ってる?」

 

「き、綺麗だよ…。凄く可愛い…。」

 

「本当?ありがと♡」

 

辰子がそう言うと大和を抱いた。

 

「大和君もかっこいい体してるね♡」

 

耳元でそう言われると顔が真っ赤になる。

ラブラブな雰囲気に

 

「くそっ!あの男羨ましい…!」

 

「何だよ、男連れかよっ!」

 

「俺の方がすげぇかっこいいのに‼︎」

 

と、大和に沢山の野次が飛んでいる。

大和は辰子の手をとり

 

「と、とりあえず泳ごっか!」

 

「や、大和君!」

 

冷たい海へと飛び込んだ。

 

「きゃっ!冷たいね〜。気持ちいい♡」

 

「それっ!」

 

大和が辰子に水をかける。

 

「あー!ひどーい!お返し!」

 

と互いに水遊びをした。

楽しそうな辰子を見るととっても可愛かったのだった。

 

夕方。

 

「はぁー。楽しかった〜。」

 

「あっという間だったね…。」

 

「大和君。」

 

「ん?どうしたの?」

 

「また2人でここに行こうね♡」



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黒髮の看病

大和と燕。
他のキャラは出ません。


「はぁ…。中々出来ないよ…。」

 

神奈川の山中で燕が修行をしていた。

新しい平蜘蛛が開発され、それの特訓をしていた。

技を決めるのがとても難しく、汗を沢山かくばかりだった。

 

「燕さん。少し休みます?これ、スポーツドリンクです。」

 

「あ、ありがと大和クン♡」

 

大和は燕のアシスタントとして修行について来ている。

大和はわざわざ山中に降りて買い出しに行って来た。

 

「新しい平蜘蛛は慣れました?」

 

「全然だめ。扱うのが難しすぎるよ。普段の技だって中々決まらないし。」

 

「それでかなりの汗をいっぱいかいてるってことですか。」

 

「あ、あんまり見ないで…。」

 

休憩10分後に燕は立ち上がり、また平蜘蛛の特訓をし始めた。

 

だか、そこで悲劇が訪れる。

 

「はっ‼︎」

 

「……あれ?」

 

「は、波動が来ない…⁉︎」

 

すると大和が平蜘蛛に近づき「壊れたのかな?」と波動口を様子を見る。

 

「や、大和クン危ないよ!」

 

その時だった。

 

バァーーーーン‼︎‼︎ととてつもない波動を大和は受けてしまった。

 

「大和クン‼︎‼︎」

 

燕は大和に駆けつける。

大和は相当な重症を負っている。

 

「しっかりして‼︎大和クン!大和クン‼︎」

 

大和の意識がない。

燕は大和を担ぎ急いで病院へと向かった。

 

ーーーー

 

『………。あれ…。どうしたんだろ俺…。』

 

大和が目を覚ますと入院していた。

平蜘蛛をまともに受けたことは覚えてもいない。

 

「あ、大和クン‼︎⁉︎」

 

「あれ?燕さん…。どうしたの…?」

 

大和の意識が戻ると燕は大和に抱きつく。

 

「大和クン…!良かったぁ…。意識戻って…!」

 

「つ、燕さん…⁉︎どうしたの急に⁉︎」

 

「平蜘蛛の波動をまともに受けたんだよ⁉︎意識戻って来なくて…。このまま目を覚まさなかったら…!」

 

そう話すと燕は半泣き状態になる。

 

「そっか…。ごめんね。心配かけて…。」

 

と燕の頭を撫でて泣き止ませた。

 

「…。私の方こそごめんなさい…。本当にごめんなさい…!」

 

ーーーー

 

「大和君!入院してるって聞いて!」

 

「ひ、久信さん!」

 

「大丈夫かい?本当にすまなかった!僕の発明した平蜘蛛のせいで…!」

 

久信はとても申し訳ないように土下座をし始めた。

 

「いや、そんな土下座なんてやめて下さい!」

 

「おとん!そのことはもう謝ったから…。私にも責任あるし…!」

 

「とんでもない!元々平蜘蛛を開発した僕の方が責任重大だぁ!なんてお詫びをすれば…!」

 

「いや、もう十分気持ちはわかりましたから…!」

 

大和の入院している部屋はとても騒がしかった。

 

ーーーー

 

ー夜ー

 

「この様子だと、一週間で退院出来ますよ。」

 

「そうですか、ありがとうございます。」

 

看護婦さんが優しく大和に接していた。

 

「ではゆっくり休んで下さいね。」

 

「はい、ありがとうございました。」

 

「む〜…。」

 

燕がなぜが不機嫌な顔をしていた。

 

「燕さんどうしたの?」

 

「大和クン…。看護婦さんにデレデレだったね。」

 

「な、何のことです?」

 

「いやらしい目で見てたでしょ!」

 

「そ、そんなこと…!まぁそりゃ燕さんより胸結構デカかったし、ちょっと触れた時は柔らか過ぎたし…。美人すぎるし…。」

 

「もー‼︎大和クンのバカ‼︎」

 

「あ!燕さん!」

 

燕は怒ってしまったのか部屋を出てしまった。

大和は流石に怒って帰ってしまったのかと思ってしまった。

 

「はぁ…。燕さん怒ってるだろうな。言い過ぎたかな…。」

 

するとベッドの周りのカーテンが開く。

そこにはナースの燕の姿が。

 

「や、大和クン…。」

 

「つ、燕さん⁉︎どうしたのその格好?ってかどっからそのナースコスを持ってきたの⁉︎」

 

「細かいことはいいの!い、一週間…。」

 

「一週間?」

 

「私が大和クンの看病してあげるから…!」

 

燕が頰を赤らめて言うと大和は

 

「本当に?じゃあ…!」

 

「きゃあ!ちょっ…大和クン…!」

 

ベッドに引きづりぎゅっと抱きしめる。

 

「やぁん♡ちょっと身体中触らないでよ…!きゃっ♡」

 

「いいの、今はこうさせて。」

 

「もうバカ…。でもいいよ。一週間はずっと一緒だから…♡」

 

退院するまでは甘い日々が続いたのだった。



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新しい友達。

直江と長谷。


島津寮にある男が来た。

 

ピンポーン。

 

「はーい、どちら様?」

 

由紀江が出ると、黒髮の男性が立っていた。お土産らしき物を持って。

 

「あ、こんにちは。直江君いますか?」

 

「や、大和さんですか?今ちょっと出かけていまして、すぐ帰ってくるとは思いますが。」

 

「あー…。そうですか。」

 

「あの、どうぞ中へ入って下さい。」

 

由紀江は優しく男性に接した。

 

「じゃあお言葉に甘えてお邪魔します。」

 

ーーーー

 

大和が来る間、麗子さんがお茶を入れてくれた。

 

「いらっしゃい、大和ちゃんのお友達かい?」

 

「あ、長谷大って言います。鎌倉の稲村って所から来ました。」

 

「あら、じゃあ結構遠い所へ来たね。お疲れ様。」

 

「あ、お茶頂きます。」

 

それを遠くから見るヒロイン達。

 

「あの人だれ?」

 

「大和の友達らしい。」

 

「でもここの学園じゃあないみたいですね。」

 

すると百代が。

 

「おい、長谷って言ったな。何処の学園出身なんだ?」

 

「え?稲村学園ですが?」

 

「稲村学園って…!最強のヤンキー高校じゃないか…!」

 

「あー…!聞いたことある!湘南の中で一番恐ろしい学園だって。」

 

「神奈川県内でも上を行くくらいのヤンキー高校だって聞いたこともあるけど。」

 

どうやら長谷の高校は川神市でも有名らしい。

特に前川神学園と稲村学園で一度つりあったこともあったらしい。

 

「え?そんなに有名ですか?結構学園内では落ち着いてる方ですけど。それに自分ヤンキーの友達もいますし。」

 

「ええ⁈じゃあもしかして君も元ヤンって…!」

 

「いえ、僕はごく普通の高校生ですよ。」

 

そんな話をしていると大和が帰って来た。

 

「ただいまー。って大!もう来てたの?」

 

「ああ。電車でね。意外と早くここへ来ちゃった。」

 

「そっか…。ちと土産買って来たからさ。はいこれくず餅。」

 

「うわ、美味しそう!じゃあ僕は名物のシラスアイス。皆んなで食べて下さいね。」

 

そのシラスアイスはドライアイスに包まれていたため全く溶けていなかった。

 

「じゃあ皆んなで食べましょうか。」

 

「さんせーい‼︎」

 

「じゃあお皿出しますね。」

 

「大和ぉ〜♡一緒に食べよ♡」

 

「おい!くっ付くなって‼︎」

 

『賑やかだなぁ…。大和君の家って。』

 

そう思った長谷大だった。

 

ーーーー

 

その1ヶ月後に大和も鎌倉市へ来た。

もちろん電車で最寄りの駅に降りた。

 

「結構遠い所だと思ったけど早く着くもんだな。それにしてもここの海はやっぱり綺麗だな。」

 

大和が海を眺めてると爆音のバイクが聞こえて来る。

近所迷惑くらいの五月蝿さだ。

 

「やっぱり暴走族が多いなぁ…。川神も治安が良くないって言うけどここもやっぱり治安が良くないのかな。」

 

そう思っていると石段の上で寝ている紫髪の女性を発見。

「こんな五月蝿い所で良く寝ていられるな」と大和は思った。

 

「…。おいてめぇ、何見てんだ。」

 

その女性に殺気の目で見られた。

しかし大和は平然としている。

 

「いや、こんな五月蝿い所で良く寝ているなって思って。」

 

「あ?眠れるわけねぇだろ。馬鹿かお前は。」

 

大和はちょっと彼女のことを辰子さん似なのかなと思ったが態度が全く違った。

 

「てかお前見ねえ顔だな。観光客か?」

 

「いや、この住所に行くだけですよ。」

 

大和は紙を見せる。

 

「あー…?この住所って…。お前、大の友達か?」

 

「え?まぁ。ここら辺の近くだと思ったけど…。」

 

「ああ、だったら案内してやるよ。」

 

ーーーー

 

「ここが大の家だ。」

 

「案内してくれてありがとうございます。」

 

「別にお礼なんかいらねぇよ。あ、折角だから私も上がってこ。」

 

ピンポーン。

 

「はーいどちら?」

 

「あ、こんにちは。大君いますか?」

 

「え?で、出かけてますけど…。」

 

「あ、そうですか…。彼にお土産渡そうと思って…。」

 

お土産は川神では有名のお煎餅だった。

紫髪の彼女はお煎餅見て食いてぇという顔をしていた。

 

「あ、だったら大が来るまで上がって下さい。お茶出しますね。」

 

「じゃあお邪魔します。」

 

「私も上がるぜ。」

 

『なっ!何でこの人も…?』

 

しかし大の家に上がると愛達も上がっていた。

 

「あ?何しに来たマキ‼︎」

 

「別に、暇だから来たんだよ悪りぃか?」

 

「ちょっと!ここで喧嘩はやめてよ⁉︎」

 

冴子が注意を払う。

 

「わかってますって、所でお前誰だよ?」

 

「ってか私も名前聞いてなかったな。」

 

愛とマキが大和に名前を聞く。

 

「あ、直江大和って言います。川神市から来ました。」

 

すると愛達が驚く。

 

「川神って格闘家の聖地じゃないっすか。」

 

「強い奴がいっぱいいるんでしょ。ここでもかなり知られているわよ。」

 

恋奈と梓はよく知っていた。

 

「大和って言ったわね。何処の学園出身なの?」

 

「川神学園ですけど。」

 

「川神学園って神奈川最強の高校じゃねえか!」

 

川神学園の噂はここでも有名だった。

 

「ってことはお前も格闘家なのか?」

 

「いえ、僕は闘うのは好きじゃないので。」

 

『てか恋奈って人燕さんの声と似てんな…。あとあの愛って人もマルさんの声に似てる用な…。』

 

「川神学園か…。言って見てぇな。」

 

話が盛り上がっている内に長谷が帰って来た。

 

「ただいまー。…って大和君!どうして?」

 

「あ、お邪魔してます。来ちゃった。」

 

大和が家に来たことにビックリする大。

 

「あ、これお煎餅。食べて下さいね。」

 

「あ、ありがとう。結構いっぱい入ってるね。」

 

「あ、もしよかったら皆んなで食べません?」

 

「ラッキー!頂きます!」

 

「あ、コラ!マキ‼︎遠慮ってもん知れー‼︎」

 

「じゃあセンパイ、一緒に食べましょ♡」

 

「コラー‼︎何抜け駆けしてんのよ!」

 

騒がしい長谷家だった。



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修学旅行にて。

川神学園の2年生は修学旅行。

京都府に来ていた。

 

ガヤガヤ…。

 

「関西のお土産か…。菓子なんか全部美味しそうだ。」

 

自由行動で大和は和菓子屋に寄っていた。

 

「修学旅行終わった次の日に父さんと母さんが来るからな。高級そうな和菓子でも買っていこう。」

 

大和が和菓子を選んでると

 

「あ、大和。」

 

「弁慶!お前も和菓子買いに?」

 

「いーや。大和がいたから来たの。」

 

「そうだよ〜。」

 

「って、いつの間に辰子さんまで…。」

 

弁慶は辰子と一緒に自由行動をしていた。

別に行きたい所がなかったためぶらっと散歩をしていたらしい。

ただ2人とも胸が大きいのか観光客の男性達の視線はいやらしかった。

 

「そーだ、私達も大和君と一緒に自由行動しようよ。」

 

「おー。それはナイスアイデアじゃあ行こっか。」

 

と辰子は大和の左腕、弁慶は大和の右腕を組んだ。

余計に目立つ大和であった。

 

ーーーー

 

「大和テメェーーーー‼︎‼︎」

 

「ちょっ‼︎が、岳人‼︎苦しい…!」

 

「ああ‼︎苦しめ苦しめ!お前ばかりいい思いしやがって‼︎」

 

「そうだ!童貞達の虚しさを味わえーー‼︎」

 

岳人とヨンパチは嫉妬を爆発していた。

この2人だけじゃない準やモロだって大和に痛い目を向けていた。

 

「よりにもよって弁慶まで手出しやがって‼︎」

 

「手なんか…!」

 

「口答えは許さんぞ、大和‼︎」

 

童貞達は大和を気がすむまで虐め続けたのであった。

 

「フハハハハ!余程修学旅行が楽しのだな!良いことだ!」

 

「大和君も女だけではなく男にモテモテですね。」

 

英雄と冬馬はどう思って大和達を見ているのか。

 

ーーーー

 

午後8時。

入浴の時間。

 

「はぁ〜。この壁何とかして上に上がれねぇかな…!」

 

「この隣に委員長が入浴してるのか…!」

 

「ヤベェ…!なんだか下が元気になって来た…!」

 

わーわー!

 

童貞達が壁を見つめている。

 

「相変わらずだね…。なんか悪い予感がするよ。」

 

「あれ、モロもう上がるの?」

 

「うん、疲れたから先に上がるね。」

 

「私ももう十分お風呂を堪能しましたから上がりますね。」

 

「我も上がるとするか。」

 

モロと冬馬、英雄は先にお風呂を上がり部屋に戻った。

 

童貞達は何とかこの壁を変えようと考えていた。

そう、この壁越えれば夢の女湯がある。

 

女湯の方ではおっぱいの話で盛り上がっているため童貞達の下半身を元気にしてくれる。

ついには我慢の限界を突破した。

 

「うおおー‼︎お前ら!行くぞー‼︎」

 

「「「おおおおーーーー‼︎‼︎」」」

 

と勢いよく壁によじ登ったが大勢で登ってしまったため壁はバターンと倒れ、女湯丸出しになった。

 

だが女子達はこのことを予想していたのかバスタオルを巻いて武器を構えていた。

 

特に梅先生やあずみ、心が一番の殺気を出していた。

 

「やっぱり覗きに来たな。お前ら。」

 

「一回死んだ方が良さそうだなお前ら。」

 

「恥を知れ猿ども。」

 

「「「殺れーーーーーー‼︎‼︎」」」

 

「「「逃げろーーーー‼︎‼︎」」」

 

「くそー!バスタオルのせいで全く見えなかった!」

 

「い、委員長が入浴してなかった…!ショック‼︎」

 

この後童貞達は恐ろしいお仕置きを受けただろう。

 

ーーーー

 

「全くそこまでして見たいのかね女の裸って。」

 

「あれ…?男湯に1人誰かいるよ。」

 

「ん…?大和か?」

 

男湯に1人大和が眠っていた。童貞達にお仕置きを受けたためか疲れてその場に眠っていた。

 

「大和くーん。のぼせちゃうよ?」

 

「やーまと、起きろー。」

 

「ん…?あれ?な!なんで弁慶と辰子さんが…⁉︎」

 

「馬鹿な男子達が壁を壊したんだよ。」

 

「大和君〜♡」

 

男湯に美女2人に囲まれる大和。

大きなおっぱいがサンドされていためか。

 

「おや?もしかして反応してる?」

 

「え?いや、その!」

 

「じゃあ、責任とって直してあげよ♡」

 

「賛成♡」

 

「ちょっ!あーーーー!」

 

甘い修学旅行となった。



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巨乳は嫌い?

18禁かな…?


ー女子更衣室ー

 

2-Fでは4時間目の体育を終えた。

 

「お疲れー。」

 

「お疲れ、今日の体育厳し過ぎるよー。」

 

「ふぁー。早く着替えて大和君の所へ行こ♡」

 

辰子が体育着の上着を脱ぐとぶるんと揺れる。

それを見た女子2人が。

 

「相変わらず大きいね〜。」

 

「辰子さんの胸って柔らかそー。」

 

「えー?そんなに大きい?」ムニュ

 

「ちょっと触ってもいい?」

 

「私も良いかな?」

 

「駄目だよー。触っていいのは大和君だけだもん。」

 

と胸をガードする。

 

「大和って…。あのフード着てる子だよね。」

 

「あー。よくべったりくっついてるね。お熱いこと。」

 

「えへへ〜。大和君ってよく私の胸で昼寝してるけど、寝顔がとっても可愛いんだ〜♡」

 

「だけど、大和って結構ど変態だよね…。」

 

「そーそー。お尻好きだって聞いたし、胸よりお尻派らしいって聞いたよ。」

 

「え⁉︎」

 

辰子がピシッと固まった。

 

「あれ?辰子さんどうしたの?」

 

「…ううん。何でもない。じゃあね…。」

 

辰子はトボトボと更衣室を出た。

 

「何か悪いこと言ったかな?」

 

「んー。まぁいいや、お昼にしよー。」

 

ーーーー

 

辰子は何か勘違いをしてしまった。

 

「はぁ…。大和君っておっぱい大きいの好きじゃないのかな…。」

 

辰子が教室に戻ろうとすると

 

「大和〜、私のお弁当食べて〜、何なら私も食べていいよ〜♡」

 

京が大和に弁当を差し出す。

しかし臭いを嗅ぐと鼻の粘膜が痛い。

 

「ぐわっ!こ、これ激辛弁当だろ!」

 

「嫌なら私を食べてよ〜♡」

 

「気持ちだけで十分です‼︎」

 

「あ、あの子私よりおっぱいが小さいな…。」

 

ーーーー

 

「あ、大和クン!」

 

「燕さん。どうしたの?」

 

「今お昼だからね、はいどーぞ♡」

 

と言い納豆を出す。

回りの男子達は嫉妬と怒りが出ていた。(勿論大和に。)

 

「ん。美味しいです。」

 

「もっとあげるよん。」

 

「む〜!何あの女…!」

 

辰子も嫉妬を爆発していた。

 

ーーーー

 

「大和ー‼︎」

 

「あ、紋様。どうしたんですか?」

 

「お昼済ませたのか?お弁当を分けてあげようかと思ってな。」

 

「本当ですか?じゃあ頂きます。」

 

「ええー⁉︎大和君って小さい子も好きなの?私より身長の差あるし…!」

 

辰子は影で見ていたが訳が分からなくなっていった。

 

ーーーー

 

ー放課後ー

 

♪♪♪

 

「ん?メール?あ、辰子さんからだ。」

 

『体育倉庫に来て…。』

 

「体育倉庫?何でだろ。まぁ、行くか。」

 

大和はすぐに体育倉庫に向う。

 

ガラガラ…

 

「辰子さん?」

 

大和が体育倉庫に入った瞬間ぐいっと誰かに引っ張られた。

 

「うわっぷ‼︎」

 

着地した所は何とおっぱいだった。

 

「大和君…。」

 

「た、辰子さん⁉︎な、何で上着たくってるの?ってかブラジャーは⁉︎」

 

辰子は上着をたくっていたがブラジャーはしていない。そのためおっぱいがぶるんと丸出しになっていた。

 

「ねぇ…大和君…。おっぱい吸って…?」

 

「え。ええ‼︎⁉︎」

 

「いいよ…?大和君ならずぅっとおっぱい吸っていいんだよ?」

 

「ど、どうしちゃったの?」

 

すると辰子が泣きそうに言う。

 

「だって…。大和君おっぱいよりお尻好きって聞いて…。大和君の回りの女の子皆んな私よりおっぱい小さいし、大和君は私より回りの子の方が好きなのかなって…。」

 

「辰子さん…。」

 

「ぐすっ、ご、ごめんね。こんなことして…!」

 

すると大和は辰子にデコピンをする。

 

「あ痛!」

 

「もう、そんなことで泣かないの。確かに俺はお尻派だけど、ずっと俺は辰子のこと好きでいるよ。ずっと俺は辰子の彼女だから。だからもうそんな考えはしない、もう泣かない。」

 

「うん…!ありがとう大和君…!」

 

「でもこんな思いしてるなら俺が忘れさせてあげるよ。」

 

と大和は辰子にガバッと襲った。

 

「きゃはっ♡やぁん、大和君〜…ちゅっ…ちゅ♡」

 

「ちゅっ…っぱあ、じゃあおっぱいも頂くね。はむっ!」

 

「ああんっ♡おっぱいもっと…♡」

 

体育倉庫の中は大人の空間と化した。

 

「お盛んな2人ね〜。」

 

「まぁいいじゃん。2人きりにさせて帰ろ。」

 

ーーーー

 

「ああ…!」

 

「ごめん、中に出しちゃった…。」

 

「暖かい…♡嬉しいよ…。」

 

「じゃあもう一回いい?」

 

「うん!してして♡」

 

この行為は夜までやったとさ。



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ハラハラデート

デートの前日。

 

「大和クン、明日空いてないかな?」

 

「明日?予定はないよ。」

 

「じゃあさ…。お買い物に付き合ってくれないかな。」

 

「それって…。」

 

「うん。デートだよん♡」

 

「勿論行きます!」

 

「じゃあ明日の10:00に駅前でね。」

 

という約束をしていた。

 

が。

 

「燕ちゃーん?燕ちゃーん?」

 

「うん…?あ、あれおとんどうしたの?」

 

「どうしたのって燕ちゃん、大和君とデートの約束してたんじゃないの?」

 

「え?今何時⁉︎」

 

燕が時計を見ると9:30になっていた。

 

「きゃー‼︎もうこんな時間なのー⁉︎目覚ましセットしたのに!」

 

「慌ててる燕ちゃん可愛いな…。」

 

「着替えるからあっち行って‼︎」

 

ドカッ‼︎

 

「ぐはっ…!不可抗力だよ…燕ちゃん…!」

 

慌ただしく支度をし、家を飛び出した。

だが、あることを忘れていてなんて燕は気づいていない。

 

ーーーー

 

「大和クーーン!」

 

「あ、燕さん!」

 

「ハァハァ…!ごめんね、遅れちゃって…!」

 

「全然大丈夫だよ。所で何処に買い物に行くの?」

 

「あ、電気店に行きたくて…。今使ってるパソコンの調子が悪くてさ…。大和クンなら詳しいかなって…。」

 

「うーん。俺もあんまり家電に詳しくないけど、行ってみよう。」

 

「はーい♡」

 

大和の腕を組んで出発。

すると燕はあることにようやく気がついた。

 

『あれ…?なんかスースーする…。』

 

そう着替えている時にあるもの着忘れていた。

 

『あー‼︎ブラをするの忘れてた!バカじゃん私〜‼︎』

 

焦って支度していたためブラをせずに可愛い服を着て出発してしまったのだ。

燕は恥ずかしい顔をしてしまう。

 

「燕さん?どうしたの?」

 

「へ?な、何が⁉︎」

 

「いや、もう電気屋に着いたけどずっと考え混んでいたけど。大丈夫?」

 

「な、なーんでもないよ〜?」

 

「…?」

 

ーーーー

 

電化製品のパソコン場に来た2人。

 

「うーん。どれがいいんだろ。」

 

「何かお探しですかー?」

 

『どうしよう…。落ち着かないよ…。寝坊しなければちゃんとした支度出来たのに…。』

 

燕はパソコンよりも自分のブラの方を心配する。

 

「燕さん?おーい?」

 

「え?どうしたの⁉︎」

 

「いや、どうしたのじゃなくて聞いてた?店員さんのお話。」

 

「あ…。ごめんなさい…。」

 

店員はもう一度同じ説明を燕にした。

申し訳ない気持ちで説明を聞いていた。

 

パソコンを買い、ランチを取ったが燕にとっては落ち着かないデートとなってしまった。

 

「燕さん、今日一日何か変だったよ。」

 

「え…。そ、その…。」

 

「してないんでしょ。ブラ。」

 

「な、なんで…⁉︎」

 

「腕を組んだとき感触でわかったよ。その時に燕さんの顔も様子が可笑しかったし。」

 

「ううっ…。ご、ごめんね…。今日の朝寝坊して慌てて着替えたから…。」

 

「くすっ。燕さんでもドジっ子なこともあるんだね。可愛いよ。」

 

「も〜!大和クンったら…!」

 

「でも燕さんとデートだけでもとても嬉しいよ。ありがとう、燕さん。」

 

「や、大和クン…。///」

 

ますます大和に惚れる燕であったとさ。

この後のデートはやっぱり家でラブラブなことをしたのであった。



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ぐうたら対決?

放課後。

 

「ふぁ〜。疲れたぁ〜。」

 

「辰子さん、部活に行こうよ。」

 

「あー。それはいいね。そこ昼寝出来るし…。」

 

『いや、授業中殆ど寝てたのに…。ってかよく寝るよな…。』

 

そう思った大和は辰子と一緒にだらけ部という所に行く。

だらけ部と言っても、辰子はこの部活を昼寝部だと思っている。

だが彼女にとっては最高の部活だ。

 

「こんにちは。」

 

「や、大和。ってその子も一緒か。」

 

「やっほ〜。弁慶。」

 

だらけ部の教室で早速ごろごろ寝転ぶ。

畳は傷んでいない麻の自然の香りに眠気もさす。

 

「ふぁ〜。眠くなってきた…。」

 

辰子は早速寝ようとし大和を抱き枕にする。

 

「あぁ、また寝ちゃってる。」

 

「…大和。」

 

「ん?どうした?」

 

何故か弁慶が不機嫌そうになる。

川神水をぐいっと飲み、不満を吐き出す。

 

「最近辰子とべったりくっ付き過ぎじゃない?」

 

「そう?まぁ授業中にもくっついてきて俺が怒られることがあったな。梅先生から面倒見ろって言われているからな…。」

 

「へぇー…。部活以外にもくっついているんだ。若いっていいねぇ。」

 

「いや、お前も若いでしょ…。」

 

弁慶は部活中にもう川神水を飲み干した。

 

「ってかさ、お前ヤキモチ焼いてる?」

 

「!」

 

「何か辰子さんのこと聞いてくるけど。」

 

すると弁慶は顔が赤くなる。

川神水はアルコールは入ってはいないが、酔っ払っている用に見える。

 

「そーだよ。私だってヤキモチ焼くもん。好きなんだから。」

 

「べ、弁慶?酔ってる?」

 

「何〜?私とくっつくの嫌?修学旅行の時はお風呂で不純性なことしたくせに…!」

 

「あれはお前達がやったんだろ⁈」

 

「…ん。そだね…。私が襲ったんだよね…。」

 

寝ていたはずの辰子がいつの間にか起きていた。

 

「あの時はとぉっても気持ちよかったね〜♡大和君たら私のおま…。」

 

「言わなくていいから!」

 

「私だって大和に気持ち良いことしてもらったよアナ…。」

 

「だから連想しなくていいからー‼︎」

 

大和は修学旅行の時のエッチなことにすごく赤くなる。

しかもバッチリ弁慶と辰子のナイスバディな体は忘れてはいない。

 

「ってか辰子、離れなよ。」

 

「何でー?大和君の彼女なのに。」

 

「嫉妬してんのー。私だってくっ付きたい。」

 

「ダメー。私のモノ!私の弟!」

 

「ちょっ!2人とも痛い!痛い!」

 

大和で争う2人。

腕を力一杯掴んでいるため、腕がちぎれそうになる。

 

「じゃあこうだね。」

 

「なっ!何して…‼︎」

 

弁慶が服を脱ぎ出した。

酔っ払いが治ってもいない。

 

「あっ、私も!」

 

辰子も脱ぎ出す。

おっぱいがぶるっと揺れ出す。

 

『うわっ…、やっぱりエロい体…!』

 

「今日は私だけ見てよ…!辰子だけじゃなくて。」

 

「あ、そうは行かないよー!」

 

「ま、またこのパターンになるのー⁈」

 

修学旅行以来のことがまた起こっただらけ部だった。

 

ーーーー

 

「〜♡」

 

「……‼︎」

 

「♡♡♡」

 

「ったく、これじゃあ入れねぇじゃねぇか。本当若いのはいいねぇ…。俺も梅先生みたいにこうなりてぇよ…。」

 

と言い立ち去る宇佐美先生であった。



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ねばねば撮影会

川神学園のお昼。

チャイムが鳴ると生徒たちは学食に行ったり、お弁当を持ってくる。

 

「大和ー、お昼行こうぜ。」

 

「おぉ、行くか。」

 

大和は岳人と一緒に学食に行こうとした時、2-Fのドアが開く。

 

「あ、大和クン!」

 

燕が現れる。

2-Fの男子生徒は「おお!」と叫ぶ。

 

「燕先輩!2-Fに用でも?俺が何でも聞きますよ⁉︎」

 

岳人は燕の前で男らしさを演じながら察する。

 

「実は大和クンに用があって…。」

 

「え、大和…に?」

 

燕は大和の方へ行き手を掴む。

これを見た男子達は「大和ふざけんな‼︎」という顔をしている。

 

「一緒にお昼にしよ。大和クンの分のお弁当作ったの。行こ♡」

 

と手を引っ張って燕と大和はこの場を去った。

そして男子達は思ったことを口に吐き出した。

 

「「「大和ー‼︎‼︎ふざけんなー‼︎‼︎」」」

 

ーーーー

屋上。

 

「はーい、どうぞ。」

 

「頂きます。」

 

大和の分のお弁当にはやっぱり納豆が入っていた。

とてもヘルシーだったためすぐに完食してしまった。

 

「ありがと燕さん、とっても美味しかったよ。」

 

「よかったー。大和クンが喜んでくれて♡」

 

「燕さんの料理に喜ぶのは当たり前ですよ。」

 

「大和クンったら…。あ、そうだ、お話があるんだった。」

 

「お話?」

 

ーーーー

 

「撮影のスカウト?」

 

「昨日の帰りに声かけられて、名刺も貰ったんだ。」

 

名刺を見ると知らない事務所の名前が書いてあった。

大和は名刺を見た途端に怪しいと判断する。

 

「燕さん、知らない事務所の撮影なんか怪しいと思うから関わらない方がいいよ。」

 

「そうかなぁ。んー…でも大和クンがそう言うなら名刺捨てるね。」

 

ーーーー

下校時間。

 

「結局福本は無断欠席か、何を考えてるんだあの馬鹿は!」

 

「ざわ…ざわ…。」

 

確かにヨンパチの無断欠席は珍しかった。

 

「ヨンパチどうしたんだ?俺様の携帯にも連絡は無ぇし。」

 

「…。」

 

大和は何か悪い予感がすると感じた。

 

ーーーー

 

「やぁ、燕ちゃーん。」

 

「あ、どうも。」

 

昨日の帰りにスカウトしようとしたおじさんがまた燕に話しかける。

 

「撮影の件について考えてくれた?」

 

「あ、そのことなんですが、お断りしますね。」

 

といい、その場を去ろうとしたが。

 

「そっか…。じゃあ燕ちゃんのこんな姿見せてもいいかなぁ…?」

 

おじさんのスマホから大和と燕が教室でえっちなことしている動画を燕に見せる。

 

「え…!ど、どうして…⁉︎」

 

「こんなの見せられたら納豆小町の影響も大きく変わるんじゃない…?とんでもないことが起こることは間違いないよ?彼氏だって大会社の息子だからもしかして…。」

 

弱みを握らせニヤけるおじさん。

燕は仕方なく。

 

「…わかりました。」

 

と言ってしまった。

 

ーーーー

撮影会の舞台は何故か上半身裸の男達が集まっていた。

 

「何…?これ…?」

 

「それじゃあ燕ちゃんはこれに着替えてね。待ってるよ〜。」

 

ニヤニヤしながら水着を渡すおじさん。

周りの男達もニヤけてる。

視線が気持ち悪かった。

 

「何これ⁉︎露出過ぎるよ!」

 

もちろん渡された水着はエロい。

明らかに燕はエロい撮影会と分かった。

だけど逃げられない。逃げたら大和にも影響が出る。

それだけは嫌だ。

 

「き、着替えてきました…。」

 

「おお〜。いいね〜燕ちゃ〜ん。」

 

燕のいやらしい姿を見て男達の下半身は凄く膨れ上がっていた。

うち1人はカメラのシャッターを連続で撮る。

 

「じゃあ早速撮影するかな燕ちゃん‼︎」

 

「きゃっ!」

 

「はぁ…はぁ…。たまらんなぁ〜。」

 

「いやっ!触らないで‼︎」

 

「んじゃあ力づくで撮影に協力してもうかなー!」

 

「「「待ってました監督‼︎」」」

 

と言い男達はパンツを脱ぎ出す。

 

『嫌だ…、嫌だ…!助けて…、大和クン‼︎‼︎』

 

「さぁ〜て始めますかね〜。おい、カメラマン!もっと近くにスタンバイ!」

 

「へーい。」

 

カメラマンは監督の元へ行こうとする。

すると。

 

「燕さん…!」

 

「え…?大和ク…きゃあ‼︎」

 

カメラマンは隙を見て燕をその場から離れさせようとした。

 

「おいカメラマン‼︎どういうつもりだ‼︎」

 

「カメラマン?俺はー。」

 

「お、お前は…‼︎」

 

「どうもキモいおじさん達。燕さんの彼氏です。」

 

「き、貴様〜!どうやってここに⁉︎」

 

「感だよ。感。」

 

と言い燕に長袖のシャツを被せた。

 

「これ着なよ。恥ずかしいでしょ。」

 

「や、大和クン…。ありがと…♡」

 

「邪魔をするじゃあお前をここに帰すわけにはいかないな‼︎」

 

全裸の男達は大和達を囲み武器を持つ。

 

「燕さん、ここは遠慮なく暴れよう。俺も武器の一つぐらい持ってるから。」

 

「うん!」

 

「やっちまえっ‼︎‼︎」

 

ーーーー

 

「ご協力感謝します!」

 

キモいおじさん達は大和と燕にボコボコにされ、その警察の通報により逮捕された。

監督は大和を思いっきり睨んでいた。

 

「はぁ…。燕さん、大丈夫?」

 

「大和クンありがとう…。怖かったよ…。」

 

燕は大和に優しく抱きしめる。

大和の胸でごめんねと何度も口ずさんでいた。

 

「謝らなくてもいいよ。燕さんが他の人にやられるなんて絶対嫌だよ。」

 

「もう気をつけるからね…。」

 

「ところでそこに隠れてる奴!」

 

「ひぃ‼︎」

 

「お前、こんな所で何してんだ?ヨンパチ‼︎」

 

「や、大和!違うんだ!あんな仕事をするなんて知らなかったんだよ‼︎辞めようとしても怖くて辞められなくて、とにかくこれは…!」

 

「俺はその事は見なかった事にしてやるよ。」

 

「ちょっ!大和クン⁉︎」

 

「や、大和〜!わかってくれたか〜‼︎」

 

「その代わり梅先生にはこのことの話は聞いてるから。」

 

「え?どういう事?」

 

「なるほど…無断欠席の理由はそういう意味だったんだな…。」

 

いつの間にかヨンパチの背後に梅先生が立っていた。

間違いなく怖い目をしている。

 

「お前には今から地獄の特別授業を受けてもらうからな‼︎」

 

「ぎゃーーーー‼︎‼︎」

 

ーーーー

 

「燕さん、結構えっちな水着を着て…。」

 

「ひやっ!シャツの中余り見ないでよ…。」

 

「助けたんだからいいじゃん。」

 

「む〜。でもいいよ、大和クンなら…。」

 

燕さんの家では甘い夜になった。



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新しい後輩君

ー島津寮ー

 

「こんにちはー。」

 

寮の玄関前に小柄な男性が立っていた。

 

「お、いらっしゃいシンクロー。よく来たね。」

 

「あ、大和さん、お邪魔しますね。」

 

お邪魔した男性は姉小路新九郎だった。

前友達になった長谷大と知り合いで何度か大和は大と一緒に新九郎の住む小和田に遊びに行ったこともあった。

 

「あら、いらっしゃい、大和ちゃんのお友達?」

 

「あ、紹介するね麗子さん。姉小路新九郎って言うんだ。」

 

「皆からはシンクローって呼ばれてます。大和さんより一つ下です。」

 

「あら、じゃあ大和ちゃんの可愛い後輩ね〜。」

 

「れ、麗子さん!」

 

からかうように笑う麗子さんだった。

しかし新九郎は姿から見てよく色んな人から可愛がられているようだ。

 

「後でお茶入れるから、ゆっくりしていってね。」

 

「はい。」

 

それを見ていた百代達。

 

「なぁんだー。女性だったら可愛がろうと思ったのに。」

 

「お姉様!ワタシじゃ飽きちゃったって言うの〜?」

 

「でも可愛い女子だったら大和を殴ってたな。」

 

岳人は少し安心した顔をしていた。

 

ーーーー

 

ー大和の部屋ー

 

「そういえば大遅いなー。」

 

「あ、言うの忘れてた。風邪ひいてしまって来れなくなったって連絡来てましたよ。」

 

「そっか…。残念だな。新しいゲームとか買って来たのに。」

 

「あれ?それって結構難しいゲームですよね?」

 

「そうだけど知ってんの?」

 

「一度やりたかったゲームなんです。一緒にやりましょうよ。」

 

「おっしゃ、早速やろう!」

 

と2人は新しいゲームに夢中になり午後4時頃までやってしまった。途中麗子さんが用意したお茶も頂き、再度ゲームを始めた。

 

「新九郎結構ゲーム強いな。」

 

「ゲームだけじゃなくて俺自身強くなりたいよ。」

 

「燃えてるなー。」

 

ーーーー

 

「それじゃあお邪魔しました。」

 

「気をつけて帰りなよ。この時間、電車混んでるから。」

 

「またいつでもいらっしゃい。」

 

「はい。それじゃあ…。」

 

新九郎が玄関を出ようとした時だった。

玄関前に美女3人が立っていた。

 

「シンクロー‼︎」

 

「な、ナオ姉⁉︎」

 

「もう!いつまで帰ってこないから心配したのよ?」

 

「シンクローちゃん、ナオちゃん凄く心配してたよ。私も凄く心配したけど〜。」

 

「早く帰ろ、シンクロー。」

 

「あれ?直子さん達、態々新九郎迎えに来たの?」

 

新九郎の帰りが遅いため、態々テスモポリスが迎えに来てくれたのだ。

 

「ごめんね大和君、弟が迷惑かけていなかった?」

 

「いやいや、そんなこと…。」

 

玄関先で話していると

 

「うおおおっ‼︎⁉︎て、テスモポリスじゃねぇ⁉︎」

 

「え?うわっ‼︎ほ、ホンモノだぁ‼︎」

 

岳人とモロが驚きを隠せない。

2人はファンらしい。

 

「あ、あの!いつも応援してます!」

 

「え?本当どうしよ…。」

 

岳人はテスモポリスに頭を下げてファンアピールをしていたがモロはテンパっていてどうしようかオロオロしていた。

 

「後サイン頂かませんか?」

 

「ごめんなさいね、私達急いでいるからこれで…。さぁ、行こシンクロー。」

 

「あ、じゃあお邪魔しました大和さん。」

 

「おう、気をつけてなー。」

 

「大和くんじゃあね〜。」

 

礼が最後に大和に手を振った。

 

「ええ‼︎せ、せめてサインだけでもー‼︎」

 

「見苦しいよ!岳人!」

 

「痛え‼︎」

 

「え?もう帰っちゃったの⁉︎」

 

ーーーー

 

「って言うか大和、あのテスモポリスと仲よさそうじゃねぇか。」

 

「何度か新九郎の家に遊びに行ったんだもん。その時テスモポリスもいたし、気づいたら仲良くなってた。」

 

「じゃあ、何回かはテスモポリスと会ってたってのかコノヤロー‼︎」

 

「ずるいよ大和!そんなこと言ってなかったじゃん!」

 

「知らないよ!そんなこと‼︎」

 

「何で姉である私にも言わなかったんだ〜。結構可愛い女子なのに〜!」

 

「だから知らないよー‼︎」

 

ーーーー

 

その頃

 

「シンクロー、あんまり人の家にお邪魔しちゃダメよ。」

 

「ごめん、あまりにも楽しかったから。」

 

「シンクローちゃん、帰る頃から元気良いもの。」

 

「色んな友達が出来るのは良いことだしね。」

 

「…そうね。今日はこれで許してあげるわ。」

 

「今度は気をつけるから。」

 

と言い手を繋いで帰ったとさ。



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やわらか電車

ちょっとエロ含みます。


「今日は楽しかったね〜。」

 

「辰子さんが喜んでくれて嬉しいよ。」

 

「えへへ〜。可愛いなぁ大和君は。」

 

今日は大和と辰子で一緒にお出かけをしていた。

とは言っても七浜の公園で殆どお昼寝ばかりしていたが辰子は大和と一緒にお出かけしたことで満足していた。

 

2人は電車で帰ろうとしたが七浜駅のホームはどこもかしこも混雑していた。

 

「辰子さん、危ないから俺の近くにいて。」

 

「ありがと〜。優しいなぁ。」

 

「むぐっ!ここで抱きつくと危ないから…!」

 

こうしていると電車が参る。

降りる人も大分いたが、乗る人も大分いた。

2人は人の波に飲まれ、電車の反対側のドアまで押し込まれた。

 

「大和君、大丈夫?」

 

「うん。夕方だから結構混んでるね。」

 

「早く起きて帰ればよかったね。そしたら空いてると思うし一緒に座って寝れるし…。」

 

「電車でも寝ようとしたの⁈」

 

ーーーー

 

ガタン!ガタン!

満員電車では激しく揺れを起こす。

そのため周りの人もつり輪に捕まってるのに必死だ。

 

「うわっぷっ!」

 

「きゃあん。」

 

揺れる電車に大和は倒れ辰子のおっぱいにダイブしてしまう。

 

「ご、ごめんね、辰子さん。」

 

「大和君ならむしろいいよ〜。」

 

といい、大和を抱きしめる。

しかし、電車の揺れで大和は辰子のおっぱいにパフパフ状態だ。

 

「ひゃっ…あ…や、大和くん…♡」

 

『ヤバイ…!柔らかすぎて…!』

 

スリッ。スリッ。

 

「ひゃっ…や、大和君…!こんな所で…。」

 

「い、いや、こ…これはね…!」

 

柔らかいおっぱいに大和の下半身が勃起する。

しかも電車の揺れにより辰子の股の部分に擦り付けられる。

 

辰子も少し顔が赤くなっている。

大和はちょっと辰子から離れようとしたが抱きしめられているためその場から止まるしかなかった。

 

「や、大和君…、ここでしたいの…?」

 

「ち、違うよ…!辰子さんの胸が気持ち良すぎて…‼︎」

 

「大和君だったらここでしたっていいんだよ?」

 

「た、辰子さん…。」

 

ーーーー

 

ー川神駅ー

 

「やっと満員電車から脱出したね〜。」

 

「辰子さん。」

 

「どうしたの?」

 

「寄りたい所があるけど…。」

 

「え?」

 

大和は辰子の手を取り公園の男子トイレに連れ込んだ。

辰子は不思議そうな顔をする。

 

「辰子さん…。我慢出来なくなっちゃった…。」

 

「うわっ…大和君の凄い…♡」

 

「し、処理してくれる?」

 

「いいよ…♡頂きます♡」

 

ーーーー

 

「はぁ…はぁ…♡」

 

「はぁ…ごめんね…中に出しちゃった…。」

 

「ううん…気持ちよかったよ?大好き…♡」

 

「俺も気持ちよかったよ…。」

 

「こういうデートもいいかも…♡」

 

大和と辰子はもう一回男子トイレで甘い行為をしたのだった。

その次のデートもやったとさ。



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エロと群青

「童貞!童貞!童貞!」

 

川神学園の体育館では童貞達による集会が開かれていた。

学園の美少女達の写真を鮮魚売り場のような感じで売られていた。

男達は美少女のえっちな画像を買い手どると興奮の声をあげていた。

 

「さぁ!続いてはー…!」

 

「すいません童貞!あれはあるのですか?」

 

「ん?何だ!写真の紹介の邪魔をするなぁ‼︎」

 

「す、すいません!でもどうしても待っていられなくて!」

 

「何だ?」

 

「2-Fの板垣辰子は無いんですか?」

 

ーざわっ‼︎ー

男の質問に一時騒ぐ童貞達。

 

「板垣辰子って誰だ?」

 

「ほら!転入して来た胸がでけぇ女だよ!」

 

「あ〜。あの胸、結構タイプだわ〜。」

 

「百先輩と同じくらいのデカさだよな。」

 

辰子の話が出てくると胸のことで話が盛り上がっていた。

美女の上に巨乳な女性。

かなりタイプの人がいたようだ。

 

「静まれー‼︎お前ら‼︎」

 

童貞の偉い男の大きい声に静まり返る。

しかし悔しい顔をしていた。

 

「板垣辰子の写真はな…!無いんだ!」

 

「ええっ!そんな‼︎」

 

ーざわ…ざわ…ー

 

「俺もあの巨乳女に目をつけていたんだか…!あの男が邪魔をするんだ‼︎」

 

「も、もしやその男とは…!」

 

「2-Fの直江大和だぁ‼︎」

 

「「「何だとー‼︎⁉︎」」」

 

「見ろこれを!」

 

するとスクリーンが映し出されそこには童貞をイラつかせるであろうラブラブな写真だった。

 

その写真は一緒に寝たり、キスや腕組みといった雰囲気からしてもうカップルの様な感じだった。

 

「お前らには見せたくは無かったが、これでもあの女について来た結果こんな写真しか撮れなかった‼︎クソォ!」

 

「うおお!許さん!直江の奴‼︎」

 

「燕先輩といい、椎名京といい、何であいつばかりいい思いをさせられるんだあ‼︎」

 

「やはりあいつは我々の敵じゃあ‼︎」

 

「だが板垣辰子の写真欲しい奴!俺が必ずエロい写真を撮ってやるからな‼︎」

 

「「「うおおー‼︎童貞‼︎‼︎」」」

 

ーーーー

 

次の日の祝日。

 

「あ、大和くーん!」

 

「辰子さん、お待たせ。」

 

河原で待ち合わせをしていた2人共。

その向かい先には童貞集会の偉いヨンパチが尾行していた。

 

「くそ〜大和の奴、何であんな美人でボインな彼女を持ってやがるんだ〜!ってかこれじゃあ写真が撮れねぇじゃねぇか‼︎」

 

ワナワナと悔しがるヨンパチ。

しかしそういってる間に大和と辰子はお昼寝をし始めた。

 

「何だぁ⁉︎寝てたら意味無ぇじゃねぇか!…しかし、俺は諦めんぞ‼︎」

 

ー9時間後ー

 

「ま、まさか朝の7時から夕方の4時まで昼寝するとは思っても無かったぜ…。」

 

ヨンパチは9時間も粘って寝ている2人を見ていた。

すると動きが。

 

「ふぁっ…。あ、もうこんな時間?」

 

「ふああっ…、あ、大和君、おはよ♡」

 

「デートの約束なのに結局またここで寝ちゃったね。」

 

「私は大和君といるだけでも幸せだよ〜。」

 

ラブラブな雰囲気を出す大和と辰子。

ヨンパチは勿論嫉妬していた。

 

「く〜っ、いちゃいちゃしやがって…‼︎…ん?」

 

「辰子さん、終わりにちょっといいかな?」

 

「ん?今日はやるの?」

 

「うん、したくなっちゃった。」

 

「大和君ならいいよ〜。」

 

と、動き出した。

ヨンパチは2人の後を追った。

 

ー公園ー

 

「はぁ…はぁ…、何処だ大和⁉︎途中で見失った…!」

 

「ひゃぁっ…♡」

 

「ん?」

 

「ああっ…や、大和君…♡すごい…♡」

 

「だ、男子トイレから声が…?ま、まさか‼︎」

 

「辰子さん、気持ちいい?」

 

「うん、気持ちいいよぉ…♡大好き…♡」

 

「じゃあもっと気持ちよくしてあげるね…‼︎」

 

『や、やってるだとぉ…!や、やばい‼︎俺の息子がぁ…‼︎』

 

その後大和は辰子に甘過ぎるえっちをした。

ヨンパチはその辰子の喘ぎ声で逝ってしまい疲れてそこで倒れたのだった。

 

ーーーー

 

「……はっ!」

 

ヨンパチはようやく起きた。

時計はもう深夜3時を回っていた。当然男子トイレには2人の姿は無かった。

 

「はぁ…大和の奴…!こんな美人とトイレで…‼︎」

 

するとヨンパチはふと思った。

 

「俺…今日何しに来たんだ…?」

 

すっかり写真のことを忘れていたのだった。



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ようこそ、辰子さん。

久しぶりに投稿です。


学園の放課後。

大和は今日1日の日直を終えて下校をしようとし、2-Fの教室に戻った。

 

「さーて、帰るとするかな。」

 

「あ、大和君!」

 

2-Fの教室に1人の美女が窓席の机の上に座っていた。

そう、辰子さんだった。

 

「辰子さん、まだ帰ってなかったの⁈」

 

「うん、大和君と一緒に帰りたくて待ってたの。」

 

「そ、そっか。ありがとう。」

 

「ところでさ…お話があるんだけど。」

 

「何?」

 

「実はね、亜巳姉達が師匠と一緒に修行に行っちゃって…、今家に誰もいないんだ…。」

 

「もしかして、泊まりに来るの?」

 

「う、うん。駄目かな…?」

 

そういえば今日の朝に辰子がリュックサックを背負っていたことを思い出した。

 

「うーん、俺は別に構わないけど、麗子さんの許可を取らないといけないからね…。話してみるよ。」

 

「本当?ありがと〜大和くーん♡」

 

「うわっぷ!」(お、おっぱい…や、柔らかい…!)

 

ーーーー

 

ー島津寮ー

大和と辰子は玄関前で。

 

「じゃあ、ここで待っててね。」

 

「はーい♡」

 

「ただいま。」

 

「あら、大和ちゃん、おかえり。」

 

「おかえり〜♡旦那様〜♡」

 

颯爽と麗子と京が出迎えて来る。

 

「京!風邪引いてんだろ!今日1日大人しく寝てろって言っただろ‼︎」

 

「愛する旦那を出迎えるのは嫁として当然‼︎」

 

「京ちゃんったら、ずっと大和ちゃんに出迎えるって聞かなくて。」

 

「ったく…。京、これは命令だ!今すぐ寝なさい‼︎」

 

「はい、旦那様!」

 

大和の命令にすんなりと京は聞く。

そして自分の部屋へと戻った。

 

「所で麗子さん、話があるんだけど。」

 

「ん?何だい?」

 

大和は辰子の放課後でのことを話した。

 

「そうなのかい?別にいいよ。辰子ちゃんいい子だし。」

 

「ありがとう!麗子さん。」

 

大和は麗子さんの許可を取り辰子は島津寮へ泊まることになった。

そのことを辰子に話したらとても嬉しそうに抱きしめられた。

それにしても柔らかい感触だ。

 

ーーーー

 

「とーいう訳でお世話になりまーす。」

 

夕食の時間に挨拶をする辰子。

 

「こちらこそよろしくお願いします。辰子さん。」

 

由紀恵は優しい顔をで辰子に挨拶を返したが、他の皆は警戒の顔をしていた。

特に京はとても怖い顔で辰子を見ていた。

するとクリスは大和に近づき小声で。

 

『大和!どういうことだ‼︎何であいつを泊める必要がある‼︎何をするかわからんぞ‼︎』

 

『大丈夫だよ、辰子さんは優しい人だから。』

 

大和はキッパリと小声で言いきった。

クリスは納得いかない感じの顔をする。

 

『大丈夫です。お嬢様、何かあったらこの私が守ります!』

 

『マ…マルさん…!』

 

クリスがホッとしていると、今度は百代が辰子にこう放つ。

 

「まぁ、別に私は気にしないぞ、ただし、大和に遠慮なく触れるのはナシだからな。」

 

「えー。あ、でも、学校でいつもエッー…」

 

「もう皆んな夕飯食べようか‼︎」

 

大和は辰子のぶっちゃけを何とか阻止した。

だが百代と京は

 

『『絶対ヤッたな‼︎‼︎』』

 

と思った。

 

『はぁ〜、あの辰子って人でけぇ胸だなぁ…飛び込みてぇ…!』

 

「コラ‼︎岳斗!嫌らしい目をするんじゃない!」

 

麗子さんはあたまで岳斗の頭を殴った。

さらに

 

「うわー…最低…。」

 

「ちょっと引きますね…。」

 

「不埒だぞ!岳斗!」

 

「全部ぴったりの言葉ですね。」

 

「ぐはぁっ‼︎酷すぎる…‼︎」

 

一子、由紀恵、クリス、マルギッテにボロクソ言われ倒れる岳斗であった。

 

ーーーー

 

「辰子さん、お風呂湧いているから入ってきなよ。」

 

「はーい。って大和君は行かないの⁈」

 

「流石にそれはダメだよ…。」( ってか姉さんや京に何されるかわからん‼︎ )

 

「そっか…残念だなぁ…。大和君と入りたかったのに…。」

 

その頃入浴室では

 

「しかし辰子がここに泊まりに来るとはな。」

 

「京ったら凄く辰子さんを睨んでたね。」

 

「まぁ、解るよ。あいつ大和の唇奪ったからな。京はそのことをずっと引き立ってる。」

 

「学校でもくっつき過ぎだ。大和もしっかりしてもらいたい。」

 

入浴してる美女達が辰子の話をしてると。

 

「なぁに〜?呼んだ?」

 

と辰子が入ってきた。おっぱいがとてもでかい。

 

『わ、私の倍以上ある…‼︎』

 

『はわわわ…!は、迫力があります…!』

 

『ま、マルさんよりもおっきい…!』

 

「何?私何か変?」

 

辰子が不思議そうな顔すると百代が風呂から上がり

 

「辰子…!こんな体で大和と…!えーい‼︎」

 

「あっ、駄目だよー。おっぱい触っていいの大和君だけだもん。」

 

「なっ‼︎お前!大和に触られたのか⁈」

 

「うん♡おっぱい吸ったり、揉まれたり、舐めたりしてたよ。キスもしたし…。可愛かったな〜♡」

 

と、とんでもないカミングアウトをしてしまった。

由紀恵と一子はかなり顔を赤らめ、クリスはびっくりを通り越してのぼせて倒れてしまった。

 

「お、お嬢様‼︎しっかりしてください‼︎」

 

マルギッテは直ぐにクリスをお風呂から出し、先に上がっていった。

 

「お前…!私には大和に触られたことも無いっていうのに…!これでもくらえ‼︎」

 

八つ当たりでお風呂の水を辰子に勢いよくかけようとした。

 

「わっ!危ないよー。百代さん!」

 

「うるさい‼︎くらえくらえ‼︎」

 

「ちょっ、危ないですよ!お風呂場で暴れたら!」

 

「お姉様辞めた方が!」

 

そして最悪なことが起こった。

 

「さーて偶には皆んなと入るのもいいね…ぶばぁ‼︎」

 

麗子さんがお風呂に入ろうと開けた瞬間。

かなり強い水飛沫が顔に直撃を受け、倒れ込んだ。

 

「あ。」

 

百代の顔はいきなり青ざめた。

皆んなも不味い顔をする。

辰子はあらまぁな顔をした。

 

「百代ちゃん…!何やってんのーーーー‼︎‼︎‼︎」

 

麗子さんの怒号は震度4強の揺れを観測するぐらいだった。

 

「ごめんなさーい‼︎」

 

この後百代はこっ酷く叱られた。

 

「このことは川神院で報告させてもらうよ‼︎」

 

「それだけは勘弁して下さい‼︎麗子さん!お願いします‼︎」

 

「問答無用‼︎」

 

「麗子さーん‼︎‼︎」

 

もしかしたら百代より一番強いのは麗子さんなのかもしれないと思った由紀恵達だった。




とりあえずここで終わります。
続きます。


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大和君なら。

百代が麗子さんに怒られている中、大和は京の看病をしていた。

 

「ー何だか怒号が聞こえたような。」

 

「だんな様…、お粥あーんして〜。」

 

「あー、はいはい。」

 

京は大和にご飯を食べさせてもらい幸せそうな顔をする。

 

「今度は口移しで…♡」

 

「馬鹿。風邪移るだろ。」

 

「移ったら私が看病を…。」

 

「いいから寝ろ。早く風邪治しなよ。」

 

照れ臭そうにそう言う大和。

 

「心配してくれるの?」

 

「そりゃ、心配するよ…。」

 

「…♡嬉しい!大和〜‼︎」

 

「わっ!くっつくなって!早く寝なさい‼︎」

 

京の熱は大和の看病と優しさによって下がってきた。

 

ー就寝ー

 

辰子は由紀恵の寝間着を借り、着替えた。

辰子の寝間着姿もとても可愛く見える。

大和は顔が赤くなりながらもすぐに布団を敷いた。

 

「辰子さん、布団用意しといたよ。ゆっくりおやすみ。」

 

「ありがとー。じゃあ…。」

 

「た、辰子さん⁉︎」

 

「おいで♡一緒に寝ようよ。」

 

「いや、いいよ。辰子さんは姉さんと一緒の部屋だし。」

 

「えー!大和君と一緒に寝たいよー。」

 

すると百代が入ってきて

 

「ダメだ!私の許可なくくっ付くのは禁止だぞ!」

 

「嫌だよー!許可何て面倒くさい!」

 

「所で姉さん、何か目が赤いけど…。」

 

「うるさい!気のせいだ!」

 

さっきとても怒られて半泣きしたのだろう。

 

ーーーー

 

ー朝ー

 

「さて、朝ご飯作りましょうか。」

 

朝5時半。

由紀恵が朝早く起き着替えてご飯の支度をしようとする。

だが、台所から鼻歌が聞こえる。

 

「あら…?誰かいる…?って、辰子さん?」

 

「あ、おはよう〜。台所借りてるね。」

 

辰子は30分前に起きてご飯を作っていた。

台所のテーブルには沢山のおかずが並んでいる。

 

「こっ…これ、全部作ったんですか⁉︎」

 

「うん。泊まってて何もしないのは悪いかなって。」

 

「おはよう由紀恵ちゃん…って辰子ちゃんも!それに凄いご馳走だけど…2人で作ったのかい?」

 

「いえ、全部辰子さんが作ったんです。」

 

「あら、本当⁈凄いわね〜。」

 

麗子さんは沢山のご馳走に驚きを隠せない。

テーブルの上のご馳走に輝きが見える。

 

「じゃあ、大和君起こしてくるね〜。」

 

ご機嫌なまま大和の部屋に向かった。

 

「大和くーん♡…あれ?まだ寝てる…。」

 

すると寝ている大和に添い寝する。

辰子はニコニコし

 

「大和君、とても可愛いよぉ…♡」

 

すると添い寝から唇を重ねた。

 

「ん…ちゅっ。」

 

『ん…?何かいい匂いが…。』

 

「ん〜♡大和君…♡」

 

「んむっ!ぱぁ…た、辰子さん⁈」

 

朝っぱからおはようのキスをされる大和。

辰子は嬉しそうな顔だ。

 

「おはよう、大和君♡」

 

「お、おはよう…。辰子さん…。」

 

「大和君の為にご飯作ったよ。早く行こ?」

 

「うん…。」

 

ーーーー

 

ー朝食ー

 

「これ…朝食?すげーご馳走じゃん!」

 

「普段との朝食より輝きが…!」

 

テーブルの上にはローストビーフや、揚げ物、焼き魚、和風スープに海藻とポテトサラダが揃っている。

ご飯も炊いてあったが、パンも用意してあった。

 

「大和君の為に作ったんだよ〜。いっぱい食べてね。」

 

と言って頭を撫でてくる辰子。

 

「ムムム…!大和にアプローチしやがって…‼︎」

 

「何か…ムカムカするなぁ…。」

 

京や百代は辰子に嫉妬を爆発していたが、そのことに全く気づいていない。

 

「皆んな、そろそろご飯にしましょう。辰子ちゃんの手作りだから残さず食べなきゃね。」

 

麗子さんがそう言うと皆んなが席に座り一斉に「いただきます」と言った。

 

辰子の料理はとても美味しく、一口食べただけで食欲が出でくる。

大和が「美味しい。」と言うと辰子はとても嬉しい顔をする。

京は殺気の目をしていたが、料理の上手さは自分より上だとわかると悔しくなり何故か目が潤んでいた。

 

「み、京⁉︎どうしたんだ?」

 

「な、何でもない!」

 

京を心配するクリスだったが、大和と百代は京の状況をすぐに察していたがあえて声をかけなかった。

一方辰子は自分の作った朝食を食べながら大和に見とれていた。

 

『大和君、可愛い食べ方してるな〜♡』

 

ーーーー

 

「大和君、本当にありがとね〜。」

 

「辰子さんこそ、朝ご飯ありがとう。美味しかったよ。」

 

「えへへ〜、大和君に褒められちゃった〜。」

 

イチャラブな雰囲気で話す2人共。

それを見た百代と京は嫉妬を隠せない。

 

「辰子め…、弟に近すぎだろ!」

 

「ううっ…!メロン女に殺意が芽生える…‼︎」

 

ドス黒いオーラを出す美女2人。

そんな中大和は

 

「麗子さん、ちょっと辰子を家まで送ってくよ。」

 

「「ちょっ⁉︎大和ぉ⁉︎」」

 

「はいよ。辰子ちゃんもまたいつでもおいで。」

 

その言葉にとても明るい笑顔を出す辰子。

百代と京は驚きのあまり言葉が被る。

 

「はーい。お邪魔しましたー。」

 

「じゃあ、行こっか。あ、荷物持つよ。」

 

「大和君、優しいなぁ〜。可愛いよ〜♡」

 

そう言い片方の腕を抱きしめる辰子。

百代と京は「今度来たら好きにはさせん‼︎」と思っただろう。

 

ーーーー

 

家に送ってから数分、少し寄り道をイチャつきながら歩く大和と辰子。

会話は途切れることなく続いているとあっという間に板垣家に着く。

 

「あーあ。家まであっという間だったよ〜。」

 

「2人で沢山話していたからね。でも楽しかったよ。」

 

「うん…。あぁ…寂しいなぁ…。」

 

「辰子さん。」

 

すると珍しく大和から辰子にキスをした。

 

「んんっ…!ちゅっ…ぷぁっ…♡」

 

「これで寂しくなくなるかな…?」

 

「うーん…もっとして欲しいなぁ…♡」

 

「いいよ…。」

 

その頃板垣家の中では

 

「亜巳姉ー、辰姉と大和が…。」

 

「本当に気に入り過ぎだね。天、辰に気を利かせてやりな。」

 

「わかってるよ…。けど、腹減ったなぁ…。」

 

ちなみに2人のキスは30分も続いたそうだ…。



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お昼寝日和

お久しぶりです。


春頃になる季節。

今年の日本は暑くもなく寒くもなく丁度良い気温だった。

 

大和は何の目的もなく散歩をし、河原へ着くと寝そべっていた。

ふかふかの草の上に寝るとそよ風が注ぎ眠気を誘う。

 

「ちょっとここで時間でも潰すかな。」

 

大和はズボンのポケットから携帯を取り出しアラームをセットし目を瞑った。

 

「……ZZZ」

 

居心地良い所で寝たためすぐに熟睡してしまった。

 

ーーーー

 

「あー…お仕事ってつまんないなぁ〜。」

 

ふにゃあっとした声で河原を歩く美女。

辰子だった。

警備員の仕事を終えて帰る所だった。

 

「…あれ?大和君だ〜。」

 

「…zzz」

 

「…♡寝顔可愛い〜♡」

 

そう言って大和の近くに寝そべり抱きしめた。

 

「私も大和君と寝よっと。」

 

ーーーー

 

「ハァ…!ハァ…!」

 

河原を懸命に走る京。

何か難しい顔をしながら走っていた。

 

「大和に女の気配が…!」

 

そう、大和に危機を察知した。

愛する人を取られるなんてもう考えたくもなかった。

すると京の目にはとんでもない風景が飛び込んだ。

 

「…!何てこと‼︎」

 

そう辰子と一緒に寝ていた。

ただそれだけのことだが、京にとっては大事件に入るほどだった。

 

「このメロン女…!なら私は‼︎」

 

と一緒に寝た。

当然抱きしめながら。

 

ーーーー

 

「うわーお。大和クンもモテモテだね。」

 

今度は燕が河原を歩いているとハーレム状態を目撃した。

当然全員は寝てしまっている。

 

「でも、何だろう。気持ちが複雑な気分…。」

 

ーーーー

 

「あれ?あれ辰子じゃない?」

 

「弁慶、どうしたのだ?」

 

「あれ、見てよ。」

 

「あれは…。直江君か?」

 

大和が寝ているのを目撃すると弁慶は

 

「私も混ざるー。」

 

「べ、弁慶!起こしたら悪いぞ!」

 

「義経も、来なよ。」

 

「わ、私もか…?」

 

弁慶が手招きをする。

義経も迷ったが…。

 

ーーーー

 

『うーん…。何か重たいなぁ…!』

 

PPPP......!

 

ボリューム高めのアラームが鳴ると大和は起きた。

起きるとハーレム状態になっていたため数秒間フリーズ状態になった。

 

「え…?辰子さんはともかく、京や燕さんに…弁慶や義経も…?」

 

「うう…ん…、大和君…♡」

 

「大和…♡…zzz」

 

「や、大和…クン…♡」

 

「大和…♡」

 

「直江…君…。」

 

夢の中で大和が出ているのか寝言を言う。

すると大和はその雰囲気に負けた。

 

「…もう少し寝てもいいな‼︎」

 

と言い2度寝をしたのだった。

もう一回寝てみると、美女たちのいい香りが漂い大和はすぐに熟睡した。

 

因みに起きたのは午後の6時くらいだったとさ。

皆んなが起きた時はどうなったか。



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あの人vsあの人

ある日。

 

「大和ー。ちょっと話があるけど。」

 

「お金なら貸しませんよ。」

 

「なっ、誰もお金って言ってないだろ!」

 

「そろそろ半年前のお金を返して欲しいけど…。」

 

「そんなことより暇だ!私を構ってくれよー。」

 

「話を急に変えないでよ!ってかごめん。今日は予定あるから…。」

 

大和がキッパリと断ると

 

「なっ!こんな可愛い姉さんを置いて行くのか!」

 

「自分を可愛いって…。ごめんね。どうしても行かなきゃいけない用事があるから。」

 

「あ、おい‼︎大和ぉ⁈」

 

そう言う途端に大和は家を出てしまった。

 

ーーーー

 

「女の匂いがするね。」

 

「京もそう思うか?私もだ!」

 

「大和はモテモテだからね。1人や2人いてもおかしくはない。その女は絶対許さないけど。」

 

「…京は誰だと思う?」

 

「あのメロン女だ‼︎」

 

そう言う京の表情はかなり怒りを込み上げてた。

一方大和は。

 

「辰子さーん。」

 

「あ、大和くーん!」

 

いつもの所で会う2人。

辰子はいきなり大和に抱きついていた。

 

「今日はどうしたの?急に出かけようって。」

 

「最近、お互い忙しいからさ、空いてる日にもデートなんかどうかななんて…。」

 

「大和君…。嬉しいよ、ありがと〜!」

 

あまりの嬉しさに強く抱く辰子。

柔らかな感触が大和の顔を包み込む。

 

「た、辰子さん…!そろそろ行こっか。」

 

「はーい♡」

 

こうして2人のデートが始まろうとしていた時だった。

 

「大和ぉ‼︎」

 

「えっ!ね、姉さんに京!」

 

「どこに行く気だ?私を放っておいて辰子とデートか?」

 

「大和。2人で逃げようとしても駄目だからね。」

 

デートに行こうとした時に急に百代と京がいきなり現れて、修羅場のような空気になる。

 

「も〜。今から大和君と遊びに行くのに邪魔しないでよ〜。」

 

「お前は黙ってろ!私は大和に聞いてるんだ!」

 

「ちょっ!姉さん!」

 

「私だって大和とお出かけしたいもん。最終的にはラブホテルで…。」

 

「待て!京!エロい妄想をやめろ‼︎」

 

「あー‼︎大和君にくっつきすぎ!」

 

「なっ!お前こそ大和に胸を当てやがって!なら私は直接…!」

 

と言って急いで上着を脱ごうとする京。

 

「それをやめなさいって‼︎」

 

「ちょっと大和君を困らせないでよ!」

 

辰子は緑色の目を光らせ若干怒りをあらわにしている。

 

「ええい!私を無視するな‼︎」

 

「ちょ!3人とも落ち着いてよ!ここで喧嘩は…!」

 

すると百代が2人を大和から引き離そうとした時に大和は河原の急斜面に滑り転んだ。

 

「わあああっ‼︎‼︎」

 

「や、大和君‼︎」

 

「大和ぉ!」

 

「痛てて。草の所で頰を切っちゃった…。」

 

大和の頰には少し傷を負った。

それを見た辰子は。

 

「お前‼︎大和君になんて事を‼︎」

 

「なっ!お前らが大和を離さないからだろ!」

 

「百先輩!私のせいにもしてるの⁉︎聞き捨てならない‼︎」

 

「まっ、待って!ここで喧嘩はやめ…!」

 

ーーーー

 

その後、喧嘩の仲裁に入った大和は大怪我を負ってしまい、病院へ入院と言った始末になってしまった。

 

「大和、林檎向いたからあーん♡」

 

「ちょっとどいてよー。大和君、お水買ってきたよ。」

 

「大和!私特性の桃ジュースだ。遠慮なく飲め!」

 

3人の美女の遠慮ない介護にまたしても。

 

「このメロン女!邪魔しやがって!」

 

「邪魔なのは君と百代さんの方だよー。」

 

「私よりもお前の方が邪魔だぞ!辰子‼︎」

 

「大和君に怪我させといてそんな言い方はないよ‼︎」

 

「何を言ってんだ!元々お前がー…‼︎」

 

「頼むから静かにしてくれー‼︎‼︎」

 

大和の叫びが一番病院内で響いたとさ。



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会いに。

ちょっとエロ含みます。


ざわざわ…

 

川神学園が何やら騒がしい。

生徒たちが不審な顔をしているものが多い。

 

「直江!」

 

「ゲンさん!」

 

忠勝と大和が廊下でばったりと会い、小声で話しかける。

 

「また、この学園に侵入者が入ったらしい。」

 

「ゲンさん、それってもしかして…。」

 

「あぁ、例の奴かもしれねぇ。お前が行ってきた方が良い。けどもう一度言うが、何かあったらソッコー連絡しろ。」

 

「わかった。行ってくるよ。」

 

ーーーー

 

大和は急いで体育倉庫に向かった。

 

「…多分ここに…。」

 

倉庫の入り口を開けるとそこには背の高い髪の長い美人が座っていた。しかも制服姿で。

 

「やっほ〜。また遊びに来ちゃった〜。」

 

「辰子さん、やっぱりここにいたんだ…。」

 

そう言い体育倉庫の入り口閉め、2人だけの空間になる。

辰子さんはすごく嬉しそうな顔をしながら大和に抱きつく。

 

「えへへ〜。大和くーん〜♡」

 

「うわっ、ちょっ、たっ、辰子さん?」

 

「やっぱり大和君とずっと一緒にいたいな〜。こうやって抱きついていたいし…。」

 

柔らかなおっぱいが大和の硬い体を押してくる。

その感触はとても気持ちが良い。

そのせいか大和のあっちの理性が外れた。

 

「俺だってこうしていたいな。」

 

「ひゃん、や、大和君…♡」

 

豊満なおっぱいを揉みしだくと辰子の顔が少し赤くなるが、とても嬉しそうな表情を見せる。

 

「大和君、エッチな揉み方だよ〜。」

 

「嫌だった?」

 

「ううん、大和君なら全然いいよ〜♡」

 

次第におっぱいを揉んでくうちに制服脱がし、直に揉もうとするとぶるんっと巨乳が揺れ現した。

 

「あれ、ノーブラ?どうして?」

 

「え?それは…あの……。」

 

恥ずかしい顔をする辰子。

何を考えてるのかは大和は直ぐにわかったが、おっぱいを揉みながら少しからかおうとする。

 

「何でノーブラなのかな〜?」

 

「ひゃっ…♡、あっ、ああっ…や、大和君意地悪だよ〜♡」

 

『可愛いなぁ…辰子さん…。』

 

そう思うと辰子も反撃をして来た。

 

「‼︎んっ…ちゅっ…!」

 

「大和君〜。ちゅっ、ちゅっ…れるっ♡」

 

「っぷあ…。た、辰子さん…。」

 

「…したいなぁ…。」

 

「する?」

 

「えへへ♡してして♡」

 

辰子のその言葉で大和は直ぐにおっ始めた。

倉庫内はラブホのような空間になった。

 

ーーーー

 

「はぁ…はぁ…あったかい…♡」

 

「気持ちよかったよ…辰子さん…。」

 

「3回もやっちゃうなんて…大和君凄いよぉ…♡」

 

「俺はそういうことが当たり前なんです。」

 

そう言うと外から声が聞こえてくる。

不審者を探している教員に違いない。

 

「ここの倉庫を探してみましょう!」

 

「そうですね。隠れてるともあり得ますし。」

 

その声が聞こえると大和は直ぐに乱れた服装を整える。

 

「やばい辰子さん!早く着替えて!」

 

「ふぇっ…?もう力が出ないよぉ…。」

 

「えーっ⁈こうなったら…。」

 

ーーーー

 

「直江!ここで何をしてるんだ?」

 

「怪しい者が倉庫内に入ってるのを見たんですけど…。」

 

「まさか探していたのか?」

 

「ええ、けど何処にもいないので、気のせいだったのかな…?」

 

「そうか…、わかった。けど危ないから教室に戻った方がいいぞ。」

 

「わかりました。倉庫の鍵は後で返しときます。」

 

何とか誤魔化すことに成功した大和。

ここに先生が来る前に床に垂れた白い液体をちゃんと拭き取って辰子を隠し、難を上手く逃すことができた。

 

「辰子さん。大丈夫?」

 

「庇ってくれたんだ…。大和君優しいなぁ…♡」

 

「だって、付き合いしようって前ここで言ったから…。」

 

「…大和君♡」

 

「ちょっ!辰子さん…!」

 

ーーーー

 

その頃教室では騒めきがまだ絶えない。

 

「直江…大丈夫か…?」

 

その時着信が鳴った。

 

『こっちは大丈夫だよ。やっといたから。』

 

そのメッセージを見ると忠勝は

 

「何をやったんだか…。」

 

と少し鼻笑いをした。



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辰子リズム

ある動画を引用してます。


ー板垣家ー

 

祝日の日に大和は板垣家に遊びに来ていた。

天使とゲームしたり、亜巳のお手伝いとかをしてお昼ご馳走になったりとあっという間に半日が終わる。

 

亜巳は昼間に仕事のヘルプ。

天使は勿論ゲーセンに行ってしまった。

当然、今家にいるのは辰子と大和だ。

 

「あれ?もう何時だ?」

 

「ん〜?今4時半くらいかな?」

 

2人はおやつに辰子手作りのメロンのパフェを食べていた。

ゆっくりしすぎたのか時間を忘れていた大和。

 

「ご馳走さま。そろそろお暇するよ。」

 

「え〜!帰っちゃうの?」

 

「いや、明日学校だし…。」

 

「一緒にお昼寝しようよ〜!」

 

そう言って大和に飛びつく辰子。

柔らかな感触が包み込んでくる。

 

「ちょっ!辰子さん!今昼寝したら夜眠れないって!」

 

「大丈夫だよ。ちょっと寝るだけだから。」

 

「ちょっとどころじゃないでしょ。っていうか本当に辰子さん生活リズム整えた方がいいよ?」

 

「亜巳姉にも同じこと言われたよ〜。大和君にも言われるなんて…。」

 

不貞腐れる表情を見せる辰子。

だが、大和が心配して言ってくれていることはわかっていた。

 

「でも、昼寝しなきゃ気が済まないよ〜‼︎大和君〜‼︎」

 

「うわあああっ!ここで可愛がり地獄車しないで!」

 

「やめてほしいならお昼寝が条件だよ〜。」

 

「そ、それはないって…。」

 

久々の辰子の技に少しふらつく大和。

けど必至にお昼寝を防ごうとしている。

 

「何がダメなの?お昼寝したくないの…?」

 

少し泣きべそをかきそうになる辰子。

しかし大和ははっきりと

 

「明日。学校があります。

最近辰子さんは授業中に寝てます。

梅先生に怒られてばっかりです。

面倒を見てるのは俺なので最も怒られるのは俺の方です。」

 

と分かりやすく説明した。

 

「それだったら大和君と一緒に授業受けようよ。授業中に大和君に抱きついてれは頑張れるし。」

 

「もっとダメだよ!」

 

「私の身体、悪くなりそうだよ⁈」

 

「いや、生活リズム崩れてる時点で身体悪くしてるよ?」

 

「大和君とお昼寝〜‼︎お昼寝したい!したい!」

 

とまた可愛いがり地獄車の技をかけた。

 

ーーーー

 

10分後。

論争の結果。

 

「大和君、お昼寝しよ?」

 

「わかった。参ったよ、おいで。」

 

「わーい!ありがと〜大和君〜♡」

 

辰子の技に大和は虚ろ状態になり、髪もボサボサになっていた。

また抵抗すると技をかけられることを恐れたか白旗を上げ、結局寝ることになった。

 

しかし逆に大和は疲れてしまい結局夜の7時まで寝てしまった。

次の日当然大和と辰子は授業中に寝てしまい、大目玉を食らったとさ。



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辰子と大和。

8/27 , Bon anniversaire !


ー川神駅前ー

 

清々しい快晴の川神市。

大和はこの日、辰子にデートを誘った。

 

「大和くーん!」

 

「あ、辰子さん!」

 

「えへへ。お待たせ♡」

 

そう言いながら早速大和の腕にくっ付く辰子。

素晴らしい胸の感触が大和の腕を包み込んだ。

 

「いきなり誘った悪かったかな?」

 

「ううん、大和君だったら喜んでお誘い受けるよ〜。」

 

「そっか、喜んでくれるなら俺も嬉しいな。」

 

ラブラブなムードを見せる2人。

その為周りの人から目立っていた。

 

「うわー…美人…!」

 

「見ろよあの胸、デケェし揉みてぇー。」

 

「スッゲェ…もろタイプだわ…!」

 

「あの男、羨ましい…!」

 

色んな人からヒソヒソと辰子にいやらしい目を向けている。

大和はこの場から離れようとしていた。

 

「辰子さん、行こっか。」

 

「はぁーい♡」

 

こうして2人のデートが始まった。

 

ーーーー

2人は電車で七浜に向かい、公園(ちょっとお昼寝)、食事を楽しんだ。

勿論大和がご馳走だ。

 

「美味しかった。ありがと〜大和君。」

 

「辰子さんが喜んでくれて良かったよ。」

 

食事が終わっても話が途切れない2人。

次どこ行こうかとした時だった。

 

ゴロゴロ…

 

「あ、雷だ。」

 

「うわ、こっちに来そうだ!」

 

話そっちのけだったのか、空が急に暗くなって来た。

天気予報が急な落雷に注意と今頃大和のスマートフォンから着信が入った。

物凄い雨が襲ってくる前に大和は

 

「た、辰子さん!どっか雨宿りしよう!」

 

とまだ雨の降っていない都会の方向へと走っていった。

 

「はぁ、はぁ…。」

 

「あー…びしょびしょになっちゃった…。」

 

「ご、ごめんね、辰子さん…。引っ張っちゃって。」

 

「ううん、大丈夫だよ♡」

 

何とか建物の玄関先で雨宿りする2人。

外は大雨と雷が鳴り続けている。

 

「やばいなぁ…止みそうにもないなぁ。」

 

「大和君、ここって…。」

 

「え?何が…って、ええええ‼︎⁉︎」

 

2人が雨宿りしてる場所は高級そうなラブホテルの玄関先だった。

大和は必死で雨宿りできる場所を探していたため建物とかには目に入っていなかった。

 

「いや、あのこれは…!」

 

「くしゅん!」

 

「た、辰子さん…?」

 

「あはは…、濡れちゃったからかな…?」

 

ーーーー

 

「うわー、綺麗〜!」

 

「た、辰子さん。お風呂入ってきなよ。沸かしてきたから。」

 

「あ…。」

 

「ど、どうしたの?」

 

「や、大和君も濡れてるんだし…、一緒に入らない?」

 

「い、いや!俺は後でいいよ!」

 

「でも、風邪引いちゃうよ?」

 

「う…。」

 

結局2人でお風呂に入ることになった。

着替えを脱ぐ時は両方顔を赤らめながら脱いで行った。

お風呂場はかなり広く2人でもゆったり入れるくらいの広さだった。

 

「な、なんか恥ずかしいね。」

 

「そ、そうだね…。」

 

「でも、今日はありがとう。誘ってくれて…。」

 

「辰子さん…。」

 

好きな人と一緒にお風呂に入っているからか、照れる辰子。

とても可愛い。胸もとても大きく目立つ。

すると大和は辰子に近づいて

 

「た、辰子さん!」

 

「きゃあん!」

 

「ごめん…辰子さん…!」

 

「や、大和君…?」

 

「理性が抑えられなくて…!もう…!」

 

「いいよ♡」

 

辰子が顔を赤らめながら大和に

 

「前にも言ったかもしれないけど、私、大和君なら全然いいんだよ?だから…しよ?」

 

「じゃあ…ここで…!」

 

「やぁん!大和君…♡」

 

お風呂場でイチャラブなエッチをする2人。

のぼせちゃうとまたベットへとキスをし、愛のこもったエッチを再びして、その後2人は眠りへと入った。

 

ーーーー

 

「あれ…?もう何時だ…?」

 

大和が先に目を覚まし、携帯を見ると午後の8時を示していた。

 

「そろそろ帰らなきゃかな…ん?」

 

ベットから出ようとしたが、辰子に抱きしめられている。

出ようとしても無理があった。

 

「仕方ないか…。」

 

延長を連絡し、大和は再び一緒に寝たとさ。

2人が見た夢は大和と辰子が結婚をしている夢だった。



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青ソープ

少しエロを含みます。


ー板垣家ー

 

「ふぅ、ただいま。」

 

「あ、亜巳姉おかえり〜。」

 

仕事帰りで疲れた顔を見せる亜巳だが、右腕にはあれらしき物を持っていた。

 

「亜巳姉…それ何?どうしたの?」

 

「ああ、これかい?知り合いに預けてるのさ。」

 

「亜巳姉の知り合い?」

 

「SMの他にもSのソープ嬢をやっててね。改装工事をするから一つ預かってほしいって言われてね。」

 

「自称は分かったけど…、ソープって何?そもそもこれは?」

 

「ああ、耳を貸しな…。」

 

ゴニョゴニョ…

 

「ふぇええ…⁉︎」

 

過激で卑猥な説明を受けてかなり赤くなる辰子。

それを見てニヤつく亜巳。

 

「よかったら大和にご奉仕したらどうだい?」

 

「ええええ‼︎や、大和君に…⁉︎」

 

「これは貰い物だから辰にやるよ。」

 

と、とろとろの液体を渡された。

辰子はまだ顔が赤くなっていた。

 

ーーーー

 

「お邪魔しまーす。」

 

「大和君、いらっしゃい♡」

 

と言い早速抱きつく辰子。

 

「今日はお仕事休みなの?」

 

「うん、亜巳姉はお仕事だけど、天ちゃんはゲーセンの全国大会に行っちゃった。」

 

「じゃあ、暫くは2人きりだね。」

 

「だね。大和君と2人きり〜♡」

 

「ちょっ…た、辰子さん…!」

 

「〜♪」

 

ラブラブな空気になる前に辰子はある本題に入る。

 

「あ、大和君!お風呂入らない?」

 

「え⁉︎お、お風呂?」

 

「だって外寒くなかった?ちょっと体冷たいよ?」

 

「いや、でもこの部屋十分あったかいし…。」

 

「嫌なの…?」

 

とうるうるな顔をする辰子。

 

「あー…そうだね、寒いから入らせて頂こうかな。」

 

「うん!そうしなよ〜。」

 

見事にお風呂へ誘導することに成功した。

 

ーーーー

 

「はぁー。まさかお昼頃からお風呂に入るとはね。」

 

冷え切った体がどんどん温まってた頃に

 

「大和君…入るね。」

 

「え?……たっ、辰子さん‼︎⁉︎」

 

際どい水着姿に流石に大和も顔が赤くなってくる。

当然あれは元気になっていた。

 

「あったかくなったかな?」

 

「うん…温まったけど…。」

 

「じゃあ、おいで♡」

 

と手を掴み、身体を拭かせる。

 

「辰子さん、どうしちゃたの?ソープ嬢見たいだけど…。」

 

「えへへ…私は大和君だけのソープ嬢だよ?」

 

「辰子さん…。」

 

ーーーー

 

お茶の間にはまるでソープのような光景が。

大型のタオルの上にはあれらしき物。

暖房の効いたエアコン。

 

「大和君、横になって♡」

 

「辰子さん…!これってもしかして…‼︎」

 

「うん…、亜巳姉に教えてもらった。」

 

「お、お願いします…。」

 

と早速、横になった。

辰子は身体中にとろとろの液体をつけて大和にご奉仕を始めた。

 

「うわあああっ…!」

 

「はぁ…はぁ…大和…君♡」

 

辰子のぬるぬるな大きな胸や柔らかい身体が大和の固い身体を擦れていく。

大和はとても気持ち良すぎて気の抜けた声を上げる。

 

「大和君…ちゅっ、ちゅっ…♡」

 

「んむっ、ちゅるるっ…♡」

 

「ん〜〜♡」

 

「んんっ!ぷああっ!」

 

大和はキスとぬるぬるな柔らかい感触に我慢が出来ずに出してしまった。

 

「えへへ…♡気持ちよかった…?」

 

「うん…まだいいかな…?」

 

「うん…♡いっぱいして欲しい…!」

 

ーーーー

 

「はぁ…はぁ…4回もしちゃうなんて…♡」

 

「辰子さんの身体が気持ち良すぎるんだもん。」

 

「えへへ…嬉しい…♡」

 

「また今度もして欲しいなぁ。」

 

「うん、いいよ。大和君なら♡」

 

と長いキスを交わした。

 

ーーーー

 

「うわー!すげえご馳走!」

 

「こりゃたらふく食えるなぁ!いただくぜ!」

 

「どうぞ。いっぱい食べてね〜。」

 

ご機嫌すぎる辰子に天使は疑問に思った。

 

「なぁ亜巳姉、辰姉どうしちまった?」

 

「ふふっ…。まぁ気にすんな。それよりも早く食べな。」

 

「そっか!いっただきまーす!」

 

「〜♪」

 

その次の日も大和と辰子はソーププレイをしたとさ。



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ずっとここに。

板垣家に拉致されてもう何日も立つ。

脱出方法もわからないままただただ考えては時間が過ぎていくだけだった。

 

この日の夜大和は決断した。

 

「深夜しかチャンスが無い。」

 

そう思い深夜を待つのだった。

 

ーその数時間前ー

 

「そろそろ寝るよ!」

 

「へーい。」

 

「大和君、一緒に寝よー♡」

 

「うわっぷ!き、今日は1人で寝るよ!辰子さん!」

 

「そんなこと言わないでよー。」

 

いいバストが大和の顔を包み込んだ。

どんだけ気に入られてるのか自分でも何だかわからなくなってきた。

 

「おい、大和。いい加減に俺の隣で寝ろよ。辰姉よりはいいと思うぞ。」

 

「それだったらこっちの方がマシです。」

 

「竜ちゃん、大和君を困らせない。」

 

どす黒いオーラを出す辰子。

 

「けっ!先に寝るわ!」

 

「ほんじゃ、おやすみ。」

 

と丁度10:00に消灯した。

 

ーーーー

 

時間が経つのが長かったが、現在深夜2:00。

皆んなはもうぐっすり寝てる。

 

『ここがチャンスだな…。』

 

と布団から出ようとしたが当然辰子が抱きしめて寝てる。

中々脱出が出来ない。

 

「くっ…!1人で寝たいと言ったのに…!」

 

「うう〜ん…。」

 

辰子の腕を何とか解こうとし、出ようと思ったその時だった。

 

「どこ行くの…?」

 

「あっ!」

 

辰子は大和が離れたことを察知し、すぐに起きてしまった。

 

「と、トイレに行こうとしたんだよ。」

 

「うそ…。ここから出ようとしたんでしょ?」

 

「うっ…。」

 

すると辰子の顔から涙が…。

 

「嫌だよ…!どこにもいかないで…!」

 

「でも、俺には帰るところがあるんだ。悪いけどここにはいる権利は無いよ。」

 

「何で?私、大和君のこと好きだよ?私じゃ嫌だ…?」

 

その言葉に大和は躊躇いの顔をする。

 

大和は一回姉さんに告白をしたが、フラれた。

その思いがかき消えることなく1人でおちこんでいた。

 

まぁ、京は何とかして俺を励まそうとしている。

京だけじゃない。

周りのみんなからも励ましてくれる人がいた。

 

けど…この人はどうなんだろう。

一回会っただけで一目惚れされて、拉致されたときも優しくしてくれたし、正直に言ってこの人のことはよくわからない。

けど、こんな人は中々いない。

一度会っただけで優しくしてくれる人なんて滅多にない。

 

姉さんや京、それに他のみんなだって子供の時に友達になってから色々と人のことを知るようになった。

 

辰子さんは…。

最近会ってたばかりだったから…。

 

俺はこの人のことどう思ってたんだろう…?

 

「辰子さん。」

 

「え…?」

 

「俺は…辰子さんのことどう思ってるのかはわからない。ここに拉致されてた時もずっと優しくしてくれて竜兵からも守ってくれて、その時は凄く嬉しかったけど…やっぱり俺は好きかどうかなんてまだわからないんだ…。」

 

「…。私だって大和君のことはまだよくわからないけど、でも好きなのは本当だから…。ぐすっ…。だから大和君のこともっともっと知りたい。

 

弟だとも思わないで恋人として…!」

 

そう言って大和に抱きつく。

 

「大和君だったら何でも教えてあげたい…!」

 

「辰子さん…。」

 

その後2人はキスをし終わってから眠りについてしまった。

 

ーーーー

 

「はい、大和君どうぞ〜♡」

 

「ありがとう。辰子さん。」

 

「おい!大和だけなんで量多いんだよ!」

 

「ウチの少ねえじゃん!」

 

すると辰子は怖い顔をし2人を一喝した。

 

「黙って食べなよ。」

 

「「うっ…!」」

 

また時間の長い一日が始まるが大和は昨日のことを思い出していた。

 

 

もっとこの人を知りたいと。

 

そう思い辰子の朝食を、残さず食べ終わった大和だった。

 

「美味しかったよ。辰子さん。あ、皿洗うね。」

 

「ありがとう〜♡大和君♡」

 

以前より近くなっていた2人だった。



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Lait bleu.

エロ含んでます。


「お話って何?」

 

いきなり辰子に呼び出された大和。

辰子は恥ずかしそうな顔をして真っ赤になっている。

 

「あ、あのね…。おっぱいが…。」

 

「どうかしたの?大丈夫?」

 

「で…出ちゃったの…。」

 

小声で言うため聞き取れない。

 

「な、何て?大丈夫?具合悪そうだよ。」

 

顔を横に振り否定し、意を決して話した。

 

「ミルク…出ちゃった…。」

 

「えええ⁉︎嘘でしょ‼︎⁇」

 

と胸を見せると確かに突起の場所が濡れていた。

恥ずかしい顔している辰子に大和も少し慌てていた。

 

「い、いつから?母乳出るようになったの?」

 

「うーん、わからないけど、朝布団が濡れてたから…。みんなは寝汗掻きすぎって言ったけど…。

多分、大和君といっぱいエッチしたから母乳出るようになったからかなぁ…?」

 

「辰子さん、移動しよう。ここじゃ一目も気になるし。」

 

周りから通りすがりに男性達からのいやらしい視線がちらほら見える。

流石にここで母乳の話とかも不味いと思った。

 

ーーーー

 

結局移動した所はラブホテルだった。

移動する際、母乳が飛び散る為それ目当てで追っかけてくる人もいたが何とか逃げ切りすぐ近くのラブホに避難した。

 

「はぁ…。ここにいれば安心かな…。」

 

「ううう…。おっぱいがびちゃびちゃだよぉ…。」

 

「走る時も、母乳が出るからびっくりしたけど…。」

 

「その時お姫様抱っこしてくれたから助かったよ。しかもかっこよかった♡」

 

「と…、とりあえず着替えた方がいいね。ここ、洗濯機と乾燥機があるし。」

 

「そうするね〜。」

 

とここで服を脱がし始める辰子。

 

「ちょっ!ここで脱ぐの?」

 

「大和君も一緒に行こうよ。走ったら汗掻いたでしょ?」

 

「あ…うん。」

 

ーーーー

 

「スッキリしたね〜。」

 

「辰子さん、体洗う時おっぱい使うのは反則だよ。」

 

「えへへ〜つい。」

 

「洗濯も終わったし、後は乾燥機に入れれば完了だな。」

 

「あ、私がやるよ。」

 

と洗濯物を乾燥機に入れ、すぐにスイッチを入れた。

その時だった。

 

「あ!」

 

「どうかしたの?」

 

「また母乳が出てる…。」

 

「これじゃあ、また服が濡れちゃうね。」

 

「うん…。

あれ?誰かと電話してるの?」

 

「いや、今日暖かかったから喉乾いたでしょ?

走った後すぐにここでシャワー浴びたからさ。」

 

と大和がフロントへ電話しようとしたら時にだった。

 

「飲み物ならおっぱいがあるよ?」

 

と辰子がバスタオル脱いで巨乳を持つ。

 

「な、何してるの、辰子さん!」

 

「大和君…、飲んでみる?」

 

おっぱいに母乳が垂れている為とてもエロく見える。

大和は少しずつ辰子に近づいて

 

「ほ、本当にいいの?」

 

「いいよ〜。いっぱい飲んでね。」

 

とミルクを頂くことになった。

 

「ひゃっ!大和君…!」

 

「あ、ごめん、痛かった?」

 

「ううん…ちょっと気持ち良い…。」

 

そう言ってくる辰子に遠慮なくおっぱいをしゃぶる大和。

片方の乳からもたっぷりと母乳が出てくる。

 

「はぁ…ご馳走様…。」

「お粗末さま…♡」

 

ーーーー

 

「母乳を収めるには搾乳しなきゃね。」

 

「あっ…大和君…♡」

 

「気持ち良さそうだね。」

 

「大和君、ちょっと意地悪だよぉ…。」

 

辰子の巨乳を揉みしだき沢山の母乳が出てくる。

ベットでやってしまうと部屋が濡れるのでお風呂場のマットで搾乳をしている。

 

「む〜、大和君ばかりずるい!」

 

「あっ!辰子さん…!」

 

辰子も反撃に出たのか大和の勃起を握ってくる。

とても固く腫れ上がってる状態だったのですぐに出そうだとわかっていた。

 

すると辰子は大和を押し倒して勃起物をおっぱいに挟んできた。

母乳まみれだったのでローションのようにぬるぬるする。

 

「うわっ…!ヤバイ…!」

 

大和にも濃いミルクが飛び出できた。

辰子は射精の前に突起を加えていたので全部飲み込んだ。

 

「んん…♡」

 

「た、辰子…さん…。」

 

「大和君…しちゃおっか…♡」

 

「無論…!ちゅっ!」

 

「んん…!ちゅっ、ちゅ…♡」

 

今度は逆に押し倒し、濃厚なキスをたっぷりとする。

この日は三回も中に出してしまった。

 

ーーーー

 

「結局延長しちゃったね。」

 

「うん。でも、大和君とエッチしたから良かったよ。」

 

「あれ?母乳少し治ってる?」

 

「うん。沢山出したからかな?」

 

「辰子さん、ちょっといいかな?」

 

と大和は長いタオルを辰子の胸の周りに巻く。

 

「これで服は濡れないと思うけど…。」

 

「ありがと〜♡大和君〜。」

 

と優しく抱きしめてきた。

 

「母乳出たこと言わないとだね。」

 

「うん…。皆んな驚くだろうね。」

 

「俺も責任とって一緒に報告するよ。恋人なんだから。」

 

「ありがとう。大和君♡」

 

ーーーー

 

ー板垣家ー

 

「…という事で…。」

 

「ふーん。余程大和に女にされたって事だね。」

 

「けっ、羨ましい事だねお二人さんよ。」

 

「ヤケに上機嫌じゃん。リュウ。」

 

「しょうがねぇだろ‼︎お気に入りのお気に入りの男にフラれたんだぞ!」

 

「だからって胸ぐら掴んでんしゃねぇよ‼︎」

 

竜平の目にも悲しみの涙が一滴。

 

「はぁー、やってらんねぇ!おい、大和。

夜くらい辰姉と変われ!」

 

「お断りさせていただきます。」

 

「リュウちゃん、まだわかんないの?」

 

「うるせぇ!何が何でも掘らせろぉ‼︎」

 

竜平が飛びつこうとすると辰子の鉄拳で一撃で治った。

 

「しょうがねぇ奴だな。リュウ。」

 

「うる…せ…ぇ…。」

 

「ごめんねぇ。大和君。」

 

怖い顔から一気に心配する顔をし頭を撫でる。

 

「タツ、そろそろご飯作ってくれないか?」

 

「うん。わかった。

大和君も食べていきなよ。」

 

「じゃあ、遠慮なく。」

 

「じゃあ、新作ゲームして待ってよう。」

 

「じゃあ俺も手伝ってー…」

 

「待ちな、大和。」

 

「え?何ですか?」

 

「タツを幸せにしてやりなよ。」

 

「わかりました。」

 

台所では仲良くラブラブに夕飯を作ってたのであった。



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Pépinière bleue.

他のキャラは出ません。


「おはよう、辰子さん。」

 

「あ、大和君!おはよー!」

 

祝日の日、辰子からデートのお誘いを受けていた大和は集合時間よりも早く来た。

 

しかし、今日の大和は様子が変だった。

 

「大和君?大丈夫?顔色悪いよ!」

 

「あ、いや、大丈夫だよ。昨日少し忙しかったから…。」

 

大和が辰子に向かっている時、少しふらついていたし息切れもしていた。

辰子はすぐにそれを察知しとても心配そうな顔をする。

しかし大和は気を使って辰子に問題ないと一点張りだ。

 

「大和君…ちょっと…。」

 

「え?ちょっ…辰子さん…。」

 

辰子は大和の顔に近づいて額と額を合わせる。

 

「大和君…!風邪引いてるじゃない!」

 

「え…、でも少しかったるいだけだし…。」

 

「ダメだよ!風邪引いてるなら休まなきゃ!」

 

初めて強く注意された大和。

その勢いで休むことにした。

 

ーーーー

 

「大和君、お粥作ってくるから待っててね。」

 

「あ、ありがとう…。」

 

板垣家で安静にする大和。

家に帰る途中、辰子は途中すぐにスポーツドリンクとお水、のど飴を買っていた。

 

「辰子さんに心配かけちゃったな…。泣きそうな顔してたし…。」

 

一方で。

「大和君、大丈夫かな…。インフルエンザだったら…!」

と考えすぎでまた泣きそうになっていた。

 

ーーーー

 

「大和君、おまたせ〜。」

 

「ありがとう、辰子さん…。」

 

辰子は優しい味付けのお粥を持ってきた。

お粥には少し潰し、棚を取った梅干しが入っていた。

 

「じゃあ、いただきー…」

 

「待って、私が食べさせてあげるね。」

 

「え?いや、自分で食べるよ?」

 

「嫌…?」

 

と寂しい顔をすると

 

「あ、いや…お願いします…。」

 

「はーい♡」

 

とまるで入院しているような感じで食事することに。

しかし食べさせようと大和に近づく辰子。

むにっとおっぱいが大和の身体に当たってる。

 

「美味しい?」

 

「うん…、優しい味付けだよ。」

 

「よかった〜。」

 

食事は進んでいくが辰子の豊満なおっぱいが当たるのでやはり反応してしまう。

 

『やばい…!勃起してしまう…!こんな時に!』

 

大和はむしろこれはきついと思っていた。

 

ーーーー

 

夜になってもやはり熱が下がらずむしろ上がる一方だった。

熱は午後になると上がりやすい。

 

「38.4℃…。ひどい熱…。」

 

「ゴホッ!ゴホッ!」

 

「大和君…!」

 

苦しむ大和にとても心配する辰子。

すると。

 

「大和君、ちょっと目を瞑って。」

 

「え…?はい。」

 

目を瞑った途端何やら服を脱いでるような音が聞こえる。

静かになり目を開けると、もう布団の中から全裸の辰子が。

 

「たっ、たたたた辰子さんっ‼︎‼︎⁉︎」

 

「きゃん、暴れちゃダメだよー。」

 

「なっ何で裸⁈」

 

「こうすると良くなるって聞いたから…。」

 

『むしろこっちが元気になるわ‼︎』

 

当然大和の下半身あたりは元気いっぱいになっていた。

 

ーーーー

 

午後8時。早めの就寝に入る2人。

だが、辰子は大和に抱きついて眠りにつこうとする。

豊満なおっぱいが大和顔を包んだ。

 

「大和君…、早く元気になってね?」

 

「うん…。」

 

「また元気になったらデートしよ?」

 

「うん、そうだね。早く元気になるように努力するよ。

…今日は本当にありがとう、辰子さん。」

 

「どういたしまして…。ゆっくりおやすみ…♡」

 

と抱きついたまま2人は眠りに入った。

辰子の柔らかなおっぱいに埋もれながらーー

 

ーーーー

 

ーーーー

 

翌日の朝。

すぐに目が覚めた大和。

 

「あれ…?喉が痛くない…。体もかったるくないし…。」

 

そう奇跡的に一日で風邪が治った。

辰子の優しい看病が大和の容態をよくしていた。

しかし。

 

「…あれ?なんか股間ら辺ビチョビチョ…。」

 

とまさかと思いきやパンツを覗き込むと精液がべったり付いていた。

全裸で抱きしめられていたのか夢精していた。

 

「やばい!こんなの辰子さんに見せられないよ!」

 

「ん…?大和君…?」

 

「あ!辰子さん!まだ寝てて…!」

 

「大和君…?風邪治ったの⁈」

 

「ま、まぁね…!でもまだ寝てて…!」

 

「よかった〜‼︎心配したんだよ〜?」

 

と大和に抱きつく辰子。

 

「うわっ!辰子さん!だ、だめ…!全裸で…!」

 

我慢できず射精してしまった。

辰子のお腹に大和の精液が大量に付く。

 

「あー!大和君ったらもうしたくなっちゃったの?」

 

「いや、これはその…!」

 

「大和君〜♡ちゅっ!」

 

「んぐっ…!ちゅっ…ちゅっ…。」

 

「ぷはぁ…♡じゃあお掃除しますね…♡」

 

「辰子さん…!あー…‼︎」

 

朝から搾り取られる大和だった。




この後はご想像にお任せいたします。


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Succube ??

辰子さんがサキュバスになっちゃう話です。
当然エロ多め。


「…え?」

 

朝、信じられないことが起こった。

辰子は自分の身体を見て呆然としている。

 

おっぱいは前より大きくなって、お尻の方にはサキュバスと言わんばかりの尻尾が生えていた。

 

一体どうしてこんなことになったのか原因がわからない。

思い当たることなんて1つも思い出せなかった。

 

「ううう〜…、どうしよう…。大和君にこんな姿見せられないよぉ〜。」

 

「こんにちはー。」

 

「ひゃっ!や、大和君‼︎」

 

モジモジしているうちに大和がお邪魔してきた。

 

「どうしたの?辰子さん、その格好…!」

 

「や、大和君…!」

 

大好きな大和が近づくと辰子は身体中うずうずとしてきた。

抱きつきたいという気持ちが抑えられなくなり、

 

「や、大和君…♡」

 

「うわっ!た、辰子さん…?」

 

「エッチ…しよ?」

 

「ど、どうしたの?しかもその姿…!」

 

ーーーー

 

「ふぁっ…♡やぁん…♡」

 

「本当にサキュバスになっちゃったんだね。

辰子さんのおっぱいもすごく大きくなってるし。」

 

遠慮なく爆乳を揉みしだく大和。

好きな人に揉まれてとても気持ちよさそうに感じている。

辰子の目もハートが浮かび上がる。

 

「大和君、ちゅーは?」

 

「んっ」

 

「ん〜〜〜♡ちゅっ、ちゅ〜♡」

 

おっぱい揉まれながらキスをされイきそうになる辰子。

そんな姿にかわいいなと思う大和。

 

「はぁ…♡はぁ…♡大和君…、精液欲しいよぉ…♡」

 

「すごくスケベになっちゃってるね。服も全部脱いじゃって。」

 

「はぁーい♡」

 

とパパッと服を脱ぎ出した。

辰子の豊満な爆乳、綺麗な乳首、あそこはもうとろとろになっていた。

尻尾や羽の生えた姿もとてもエロく見える。

大和の股間部分はとてつもなく元気になっている。

 

『これは…、何回も出そうだな…。』

 

「うおおっ!?」

 

「ん〜♡じゅるじゅる…♡」

 

いきなり大和の勃起物をしゃぶってくる辰子。

エロすぎる。

絶妙なしゃぶり方ですぐにいってしまう。

 

「も、もう出る…!」

 

「んんっ!…ぷはぁ…♡大和君の精子すごく美味しい…♡」

 

「もっと欲しい?」

 

「うん!もっともっと〜♡」

 

精子を飲んだ辰子はとてもご満悦だった。

今度は大和が攻める番。

辰子の中に入れ始める。

 

「はぁ…ん♡ああああ〜っ♡」

 

「た、辰子さん…、エロ過ぎ…!」

 

揺れる爆乳とトロ顔の辰子を見ると大和はすぐにいってしまいそうになる。

 

「辰子さん…!もうだめ…!」

 

「ふあああああ〜っ♡」

 

「はぁ…!はぁ…!」

 

「大和君…♡大好き…♡」

 

「もっとする…?どうする?」

 

「えへへ。してして〜♡」

 

その後、夜になるまでエッチをし、大和は合計5回以上射精した。

辰子も一滴も残さず精液を飲み、あそこはもう精液まみれになっていた。

その後2人はすぐ寝てしまったが、その次の日。

 

なぜか元に戻っていたという。

一体何だったんだろうが。



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Tricherie...,

浮気ネタです。
苦手な方はお控えを。


202×年。

すっかり皆んなも大人になり、結婚をしてる友達もいれば独自の道を進んでいる人もいれば。

 

皆んなそれぞれの道に歩みを進めていた。

大和も20過ぎてからはすぐに結婚をし幸せな毎日を過ごしていた。

 

「旦那様、お茶はいかがでしょうか?」

 

「ああ、もらうよ。けど、普通に呼んでもいいんじゃない?」

 

「だって、私の願いがやっっっと叶った年なんだもん!もう私このまま大和の妻として1000年生きていたい!」

 

「京の妄想についていくのも大変だ…こりゃ。」

 

とはいっても京も大人になると大変変わっていた。

今までに比べてとても美人に変わり胸らへんも少し大きくなっていた。

 

「所で旦那様…♡」

 

「うわっ!ど、どうした…?」

 

「今晩はどういたします…?」

 

「ま、またヤルのか⁈」

 

「勿論…♡」

 

京との夜の営みはかなりのハードだった。

昨日の夜は大和は何十回もイカされ挙げ句の果ては朝が来るまで営みは続いた。

 

京はまだ2人きりでいたいという気持ちがあったため危険日の日だけはコンドームをつけて開始スタート。

 

こんな営みをしていた。

さすがの大和も軍事とはいえ京の営みには毎回の如くノックダウンとなってしまう。

 

ーーーー

 

「…あ、そうなの?」

 

昼3時。

何やら京が電話で誰かと話をしていた。

 

「うーん、ちょっと待ってて。」

 

「どうした?京。」

 

「あの、実はですね…。」

 

電話の話をしていたのは一子だった。

一子は姉の百代と一緒に武道の旅へと出て海外へと旅立っていた。

今晩日本へ着くので久しぶりに一緒に食事をしたいと誘われたのだ。

 

クリスとマルギッテも一緒に来るらしい。

クリスは高校を卒業してからすぐにドイツへ帰国して勉強に励み現在は地元の議員活動をしているとのことだ。

 

マルギッテはドイツ軍の女性隊長として任務。

フランス領アフリカ付近の内戦をフランス軍との協力のもと参戦していたこともあった。

 

「そっか…、食事に誘われたんだ。」

 

「お店は女性限定なんです。旦那様に今晩は最高のディナーを用意しようと思いましたのに…。」

 

「…でも、最近みんなと会ってないでしょ?行ってきなさい。」

 

「…でも!」

 

「また明日もあるから、その時は最高のディナーを楽しみにしてるからさ。」

 

京の顔に近づいて頬を撫でる。

すると京の顔は赤らめ、目の中にハートが浮かび上がってきた。

 

「…はい…♡」

 

一瞬にしてまた虜にしてしまった。

 

ーーーー

 

京が食事に出かけ家は1人になった大和。

出かける際、「夜ご飯だけでも作りましょうか?」と言ったが自分で作るから大丈夫。と言い夜は何も無い。

 

「冷蔵庫には沢山食材もあるし…。どうしよか?」

 

最近になって料理もし始め、簡単ないわゆる男飯と言うのを作るようになった。

 

「牛肉あるから九州名物のおにぎりでも作ってみるか。」

 

肉巻きは前に源さんに教えてもらって一度ハマった料理。

高級な薄切り肉とご飯はレンジチンの物を使っていざ始めようとした時だった。

 

「あれ?みりんと醤油が無い…!あ、そういえば切らして買いに行かなきゃって言ってたな。」

 

これでは味付けができないと仕方なくスーパーへと買い出しに行くことになった。

 

ーーーー

 

スーパーの買い出しを完了し、早く帰って食事を済ませようと帰ろうとする大和。

 

「さーて、早く帰らなきゃ。」

 

そう言って少し駆け足で帰ると。

 

「あ…!大和…君…⁈」

 

「え?」

 

聞き覚えのある声に一瞬止まる大和。

振り向くととても綺麗な群青色の長髪の美女が大和を見つめていた。

 

「…も、もしかして…。辰子…さん?」

 

「…!やっぱり大和君だぁ…‼︎」

 

と久しぶりの再開。

するといきなり抱きつかれる。

 

「嬉しいよぉ…。大和君…♡」

 

「た、辰子さんもお元気そうで…。」

 

「大和君に会えたから一段と元気になっちゃうよ。」

 

と強く抱きしめ、豊満な胸が大和も顔を埋める。

しばらくして2人はその場で色々とお話をした。

 

「そういえば板垣家はどうなの?なんかすごいことしてるそうだけど。」

 

「うん。亜巳姉と竜ちゃんはAVなんとかの仕事してるし、天ちゃんはゲーム関係の仕事してる。」

 

聞くと亜巳はAV女優として活躍をしているらしく、やっぱりSM関係のプレイを多くレビューしている。竜兵なんかは言うまでもないが。

 

友達のヨンパチから聞いたがAV監督を始め亜巳のAVレビューの動画を撮った際思いっきり搾り取られ下僕扱いされたと話していた。

そのビデオを送られていたが真っ先に奥に閉まったまま。

見ても見なくても何となくそういうことなんだなとわかっていた。

 

天使はゲーム系の動画配信者として活動をしておりかなりの人気を高めていた。

 

「私もそのエー何とか女優に是非ともって言われたけど、大和君以外の人とやるの嫌だから普通のお仕事をしてるんだ〜。

大和君だったらしてもいいけど。」

 

「なるほどね。結構すごいことしてるんだ…。」

 

「うん…。」

 

いつも以上に元気の無い辰子。

 

「どうしたの?やけに元気なさそうだけど…。」

 

「大和君…。結婚しちゃったんだよね…。」

 

「あ…。」

 

会ってからずっと婚約指輪を見ていた辰子。

それを見ていて泣きそうになっていた。

 

「大和君が結婚したことを聞いて私…その日から泣く回数も増えて…。大好きな人が他の人と結婚しちゃうとこんなに胸が締め付けられるんだって…。」

 

そういうと涙がこぼれ落ちてく。

すると大和は。

 

「辰子さん、泣かないで。」

 

とぎゅっと抱きしめた。

 

「これぐらいのことしかできないけど、辰子さんのことも大好きだし、ずっと友達でいたい気持ちは変わらないよ。」

 

「…うえ〜ん…大和…君…。」

 

結局抱きついても涙が止まらない辰子だった。

 

ーーーー

 

「…落ち着いた?」

 

「うん…ぐすっ。ありがと、大和君。」

 

「良かった。」

 

「本当に優しい…。好き…。」

 

と不意をつかれ

 

「辰子さん…⁈」

 

と気を失った。

 

「ごめんね…大和君…。」

 

ーーーー

 

「…。ちゅっ…んん…⁈」

 

「んっ…ちゅっ…ちゅっ…。」

 

大和が目を覚ますと何故か全裸であり、ナイスバディな辰子にベロチュウをされる。

慌てた大和は

 

「ぱっ!た、辰子さん…⁉︎な、何をして…!」

 

「大和君…。いけないことかもしれないけど…。」

 

すると耳元で

 

『今日だけは私だけ見てほしい…。』

 

と言い、挿入を。

 

「だ、ダメだよ!これ以上は…!」

 

「わかってるよ♡」

 

と騎乗位になる辰子。

大人の辰子は胸も大きくなりくびれも細くヒップもなかなかのもの。

しかも胸らへんに刺青があり大和の絵が彫ってあった。

 

「大和君、大好き♡」

 

「辰子さん…!」

 

この後大和の理性は壊れ辰子を襲った。

何回も出したりぶっかけたり…。

ーーーー

 

「…はっ‼︎」

 

「どうした?京?」

 

「顔色が悪いぞ、食事が合わなかったか?」

 

一子とクリスが心配すると

 

「ううん、何でもない。」

 

と和かに返事を返し安心する2人。

しかし。

 

『大和…まさかお前…!』

 

百代は嫌な予感を察知していた。

 

ーーーー

 

「はぁ…。はぁ…!」

 

「ああん…♡大和君…。素敵…♡」

 

『ごめん…京…。』

 

大和はやってしまったことを小声で京に謝り続ける。

 

「ごめんね。大和君の奥さん、貰っちゃった♡」

 

と気持ち良さそうな感じで大和を見つめていた辰子であった。



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Bleu heureux

お久しぶりです。


「はぁ…。」

 

冴えない顔をし土手を歩く大和。

昨日、百代に告白をしようとしたがフラれてしまいそのことを引きずっていた。

 

「…、横になろう。」

 

やる気を無くし、河原で寝そべる。

いつしか眠りについた。

 

「…?何かいい匂い…。」

 

柔らかい感触で目が覚めると目の前にはおっきなおっぱいが。

 

「…!ええっ!」

 

「…あ、大和くん、おはよ♡」

 

「辰子さん…、おはよう。」

 

「またこうして会えたね〜。」

 

そう言ってまたギュッと抱きしめ始める。

実は何回か2人はこの場所で会っていた。

 

「…。」

 

「どうしたの?浮かない顔してるよ?」

 

「あ、いや、なんでもないよ。」

 

「お姉さんに相談してみるといいよ?」

 

「……。」

 

ーーーー

 

本当は思い出したくもないが誰かに相談するのも少しは気が紛れると思い大和は昨日あったことを全て辰子に話した。

 

「そっか…、フラれちゃったんだね…。」

 

「うん。まぁね。」

 

「うーん、実際その場にいないからわからないけど、私はその女は許せないなぁ…、こんなかわいい大和君を傷つけるなんて…。」

 

そう言いながらずっと抱きしめる辰子。

 

「あ、ありがとう、辰子さん。少しはスッキリしたよ。」

 

「えへへ…。嬉しいなぁ♡」

 

「あはは…。」

 

すると

 

「大和君…♡」

 

「え?」

 

「…ちゅっ♡」

 

「…んっ、ちゅっ…。」

 

キスを交わす2人。

心痛んでいた大和に辰子のキスが心の傷を癒してくれる。

そのキスは長く続いた。

 

ーーーー

 

夕方になりそろそろ5時になる時間。

2人の時間はあっという間と感じる。

 

「あー、そろそろ帰らないと。」

 

「じゃあ俺もそろそろ帰るとするかな。」

 

「…また来てくれる?」

 

そう言って軽く抱きしめてくる辰子。

 

「もちろんだよ。」

 

「嬉しい♡大好き♡」

 

と言ってキスをし、さよならをした。

 

ーーーー

 

こうして大和は日に日に辰子と会うようになった。

百代にフラれてたのも殆ど忘れ、辰子に身を惹かれてしまった。

 

そしてー

 

ー板垣家ー

「大和君…♡ちゅっ、ちゅっ♡」

 

「ん…、ちゅっ、ちゅっ…。」

 

「はぁ…♡勃ってる…。」

 

「うああっ…!」

 

股にある突起物を触り出すと情けないような声を出す大和。

辰子はスムーズにズボンとパンツを脱がした。

 

「いただきまーす♡…じゅるじゅる…!」

 

「はっ…はぁっ…!や、やばい…!」

いやらしいしゃぶりの音がし、フェラもかなりのうまさ。

大和はすぐに出してしまった。

 

「んんっ…!ごくっ、ごく…。」

 

大量に出した白い液を辰子は一滴残さず飲み干した。

 

「はぁ…美味しい♡:」

 

「たっ辰子さん…!」

 

「大和君、ここも触る…?」

 

と言ってパンツと下着を脱ぎ股の方を触って誘惑する。

 

「うん…!」

 

大和はキスをしながら優しく触り出す。

辰子はいやらしい声と混ざってキスを交わした。

当然ながらとても濡れていた。

 

「辰子さん、挿れたい…!」

 

「いいよ♡いっぱい出して…!」

 

こうして体の関係を作ってしまった…。

 

ーーーー

 

「はぁ…はぁ…、大和…君…♡」

 

「辰子さん…とてもよかったよ…。」

 

「大和君すごいよ…。8回も出しちゃって…。」

 

中に3回、おっぱいに2回、口の中には2回、さらにはお尻にまで…、大和は辰子に空になるまで出した。

 

「こんなに出しちゃったら赤ちゃん出来ちゃうよ…?」

 

「そのことなんだけど…。」

 

「?」

 

「本当に産んでたら責任取るよ。」

 

その言葉にとても顔を赤らめたが辰子は大和とギュッと強く抱きしめた。

 

「これからよろしく、辰子さん。」

 

「うん、よろしくね…♡あなた♡」



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Piscine.

「大和くーん!」

 

「あ、辰子さん。」

 

2人の1日のデートが始まった。

今日は大和がプールのお誘いをしたのだ。

(すぐにオッケーを貰った)

 

「ありがとー。誘ってくれて。」

 

「辰子さんと一緒に行きたかったからさ。今日は楽しもうよ。」

 

「…♡」

 

こうしていちゃつきながらプールに向かうのであった。

 

ーーーー

 

ガヤガヤ…

 

川神市内の市民プールはかなり人が多かった。

はしゃぐ子供の声が夏の始まりを物語っている。

大和はすぐに着替え終わって辰子を待っていると

 

「「おおおおっ‼︎」」

 

と男子の声が湧き上がった。

 

「なんだ…?…あっ…。」

 

「あ、大和くん、お待たせ♡」

 

それはとてもとても天使のような姿だった。

青と緑のセクシーな水着。

大和も思わず見惚れてしまった。

 

「大和くん、どう?」

 

「え、めっちゃいい…!」

 

と思わずグッとしてしまう。

 

「えへへ〜♡ありがと、大和くん!」

 

とぎゅっと大和に抱きついた。

すると。

 

「なんだあのガキは‼︎」

 

「畜生〜!あのおっぱいに埋れてぇ…!」

 

「ふざけんなよ、本当に‼︎」

 

と男性陣から大和にヤジを飛ばしていた。

 

「辰子さん、プールに入ろうよ!」

 

「はぁーい♡」

 

とその場から離れようとし、辰子とのプールデートが開始された。

 

ーーーー

 

「大和くん、泳ぎ教えて〜。」

 

「え?辰子さん、泳げないの?」

 

「いいから教えてよ〜、離さないでね♡」

 

辰子はただこういうことをしたかっただけだった。

この話を聞いた男性陣がいきなりプールに飛び込んできた。

 

「じゃあ…、」

 

「「「いざっ‼︎」」」

 

男性陣が潜ると辰子の泳ぎ姿が。

おっぱいは揺れお尻をバタつかせる姿にものすごく興奮をしていた。

 

『おっぱいがあんなに揺れて…!』

 

『やっべえ〜!今夜のおかず決定!』

 

『ケツ穴も見えそうで見えねぇ…!エロすぎ…!』

 

と泳ぐ辰子にいやらしい目で潜って見ていた。

 

何メートル泳いだ途端に

「きゃあん♡」

 

「ああっとっと、大丈夫?辰子さん。」

 

辰子はわざと滑らせて大和に抱きついた。

物すごくご満悦だ。

 

「辰子さん、わざとでしょ?」

 

「何のこと〜?」

 

とぎゅ〜っと抱きついて顔にキスをしてくる。

 

「「「ぶっはぁっ‼︎」」」

 

男性陣達も潜るのをやめて上がったが、股に手をあてる。

 

「やっべえ…!チン○治ってくれ〜!」

 

「トイレ、トイレ…!限界だぁ…!」

 

「クッソォ〜…あいつ羨ましい〜!」

 

と顔を赤らめてその場からこそこそと去っていった。

 

ーーーー

 

2人はプールの入場してから昼の2時まで遊んでしまった。

遅めの昼飯になるが辰子のお弁当はどれも素晴らしいお味だった。

 

「とても美味しいよ、辰子さん。」

 

「ありがと〜♡大和くんの為に頑張っちゃった。」

 

『しかしとてもじゃないけど弁当箱多いな…。』

 

弁当の重箱は二十箱ぐらいあったのかおかずとご飯がきっちり敷き詰まっていた。

当然ながら全部は食べきれなかったが、本人の許可とってお持ち帰りすることにした。

 

その後はプールでイチャラブをしながら楽しんだ…。

その時間はあっという間に過ぎて夕方になり帰ることに。

 

「楽しかったね〜。大和くん。」

 

「また一緒に遊ぼうね。辰子さん。」

 

「うんうん!」

 

こうして2人は長い長いキスをしながら…。

 

ーーーー

 

「あん…♡あったかいよぉ…♡」

 

「水着見て我慢できなくなっちゃった…。」

 

「じゃあ、エッチ専用の水着だね…♡」

 

「もう一回いいかな?」

 

「うん♡いっぱいしてして♡」

 

またラブホテルでデートが開始したのであった。



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高校生だよ⁈

「あっ…♡」

 

「ひゃあああんっ!♡」

 

「いっちゃうっ…!♡」

 

大和の目の前はあまりにも過激すぎる光景だった。

 

「亜巳さん…、ここって…。」

 

「私の知り合いのお店だけど?」

 

「今日は昼食をご馳走って聞いたんですが…。」

 

「もう食べたじゃないか。ここの店はよくお世話になっているからね。」

 

「ってか俺はまだ未成年ですよ!?」

 

「細かいことは気にするんじゃないよ。」

 

「でも…ちょっと恥ずかしい…ね。」

 

「辰子さんもそう思うでしょ…?」

 

ここはエッチを見せびらかす如何わしい店で、亜巳の知り合いがここのオーナーらしく、そういう店だが料理は一段と美味しい。

 

が、目のやり場に困るし、喘ぎ声などで食事が進まなかった。

 

ーーーー

 

食事を終えると知らないおじさんが声をかけてくる。

 

「あれ?亜巳姉さん、来てたんすか?お連れはカップルかい?」

 

「やぁ、どうも。この2人はバカップルだよ。」

 

「ち、ちょっと亜巳さん…!」

 

「カップルだって〜♡」

 

そう言ってぎゅっと抱きつく辰子。

 

「そっかぁ〜。じゃあカップルなんだからここはアレをやるべきだろ。」

 

「えっ…!ま、まさか…!」

 

「そりゃあ、公開セックスだろぉ!一度は経験すべきだろ。」

 

「「えええっ‼︎‼︎」」

 

「そりゃあ、いいね。行ってきなよ。」

 

「あ、亜巳姉〜!」

 

ーーーー

 

無理矢理公開セックスの参加が決まってしまった2人。

大和は世間にバレると困るので髪に色つけやカラーコンタクトを付けられた。(少し乱暴だったが。)

辰子はまだ未成年だったのでギャルの変装をすることにした。

 

そしてその舞台に立つことに。

 

「おおおお〜!」

 

と男子達の歓声がガラス越しでも聞こえてくる。

もちろん辰子の姿に皆の下半身は元気いっぱいだった。

 

「じ、じゃあ…。」

 

「うん…♡」

 

濃厚なキスを交わしスタートする2人だった。

 

「んっ…しょっ…、気持ちいい?」

 

「うん、おっぱいすごく柔らかいよ…。」

 

キスが終わるとおっぱいを挟んでくる辰子。

付き合ってエッチをいっぱいしたのかかなり大きく感じる。

 

「うっ…出る!」

 

「ふぁっ…!すごい…!」

 

辰子の顔と胸は白い液体まみれになった。

 

「ちょっと変な味するね…♡」

 

「辰子さん…!エロい…!」

 

その姿をみてすぐに息子が元気になった。

 

ーーーー

 

「や、大和くん、ここだと恥ずかしいよぉ…。」

 

「でも、壁につかないとやりにくいし。」

 

ガラスの壁におっぱいが押しつけられ、男子達がすぐさま食いついてくる。

ガラス越しだと分かっててもおっぱいに向かって舐めたり、イチモツを押し付けたり、手でやったりなど…。

 

「皆んなに見られると恥ずかしいっていうか…その…。」

 

「じゃあ、俺だけ見ててよ。」

 

「…!♡♡♡」

 

その一言で辰子もやる気になり、その後は四回も中に出したのだった…。(男子たちはガラス越しの辰子に向けて発射したが。)

 

ーーーー

 

「中々大胆なことするじゃないか。」

 

「でもちょっと恥ずかしかったけど…。」

 

「大和はよかったんだろ?」

 

「ま、まぁ…。」

 

「私も大和君として良かったし…。」

 

「じゃあ、また行くかい?」

 

「「…。」」

 

その次の週も行ったとさ。



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トゥナイト

最終話です。
読んでいただきありがとうございました!


ー板垣家ー

 

「こんにちはー。」

 

「おや、大和。来たかい。」

 

今日から新しい生活が始まろうとしていた。

 

「辰!大和が来たよ。」

 

「‼︎はーい!」

 

と亜巳のその言葉に嬉しそうに走ってくる辰子。だったが。

 

「大和くーん!」

 

「あ、辰子さん…って‼︎」

 

お風呂に入ってた途中だったらしく全裸で抱きついてきた。

 

「辰!嬉しいのはわかるけど、びしょ濡れじゃないか!床が‼︎」

 

「俺は服がびしょ濡れだよ…。」

 

「えへへ〜ちゅっちゅ…♡」

 

亜巳に怒られても平気に大和の頰へキスをしまくっていた。

 

ーーーー

 

「辰姉ー!結婚おめでとう!大和、これからは辰姉を泣かせんじゃねえよ!」

 

「そこはわかってますよ。」

 

「けっ!辰姉より俺と結べばよかったのに。」

 

「死んでもお前の所には走らんぞ!」

 

「何でだよ‼︎俺の方が楽しい時間を過ごせるぞ!」

 

「それが嫌だって言ってるんだよ‼︎」

 

すると辰子が怖い顔をし

 

「竜ちゃん、大和君困らせたら承知しないからね。」

 

「ちっ‼︎」

 

とそっぽ向いて食事をがっついて食べていた。

 

「しかし、大和が財閥の息子だとは知らなかったわー。」

 

「本当だよ。しかも夫婦仲はものすごく良いこと、しかもあの元暴走族の妻を悩殺させるなんてね。中々やる男だね。」

 

「一目惚れで罠を仕掛けたんだよ。(そう聞いた)そしたら今の状況さ。」

 

「でも大和よぉ、あの母か?かなり強えじゃねぇか。お前の夫婦は何物なんだ?」

 

「母さんは元々格闘にも強いけど、父さんは強いかどうかはよくわからないんだ。」

 

そう言った話で盛り上がると

 

「おー、お邪魔するぜ。」

 

「師匠!」

 

釈迦堂さんが家に上がり込んできた。

結構祝いに知り合いのお寿司屋さんから特上の握りを7人分持って来た。

 

「辰、おめぇも男を持つようになってから随分と変わったなぁー。」

 

「ん〜、最初は一緒にお昼寝したもんねー♡」

 

そう言ってくっついてくる。

 

「そしたら徐々に惚れていったと。」

 

「大和君はもう私のだよ〜♡」

 

「た、辰子さん…。」

 

こうして結婚祝いのパーティーは深夜まで続いた。

 

ーーーー

 

「じゃあ、もう帰るね。」

 

「皆んな、お世話になりました。また遊びに行くね。」

 

「おう、頑張れよ辰姉。大和も寂しくなったら俺んとこ来いよ。」

 

「いつでも待ってるぜー。とにかく辰姉を泣かせるようなことすんなよ!」

 

「辰も生活リズム整えなよ。結婚したらこれからが大変なんだから。」

 

「困ったときはいつでも頼ってくれ。協力するからよ。」

 

「うん…。」

 

その時、辰子から大粒の涙が溢れてくる。

 

「泣くなよー!遠くへ行くんじゃねえから。」

 

「いつでも帰ってきな。辰。」

 

亜巳が辰子の頭を優しく撫でた。

 

「うん…ありがとう…ぐすっ…。ううっ…。」

 

『辰子さん…やっぱり寂しいんだろうなぁ…。』

ーーーー

 

ー新居ー

 

「ここが新居かー、夜景も綺麗だ。」

 

「うん、ここで夫婦生活が始まるんだね…。」

 

2人は結婚した後にすぐに高層マンションの上階の方へ引っ越した。

大和の父が結婚祝いに買ってくれたらしく、川神市の夜景が絶景でロマンチックな雰囲気も味わえる新居だった。

 

「辰子さん、これからよろしくね。」

 

「うん。じゃあこれからは夜は頑張ろうね♡」

 

そう言って大和をすぐにベットに倒し込み辰子は脱ぎはじめた。

 

「よろしくお願いしまーす♡」

 

「こ、こちらこそ。」

 

と子作りも頑張ったのだった。




最後までご愛読いただきありがとうございました。

殆ど辰子さんのお話ばかりで申し訳ございません…。
燕さんの小説も投稿しようとはしてましたが、辰子さんの小説が作りたくて作りたくて…。(説明の意味…。)

Non Titleは今日で完結させていただきます。
本当にありがとうございました!
またいつか投稿させていただきます。


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二部
デリヘル…?


こんにちは!
また活動再開させていただきます!


「あ、大和君!」

 

「あ、こんにちは。」

 

大和は最近、辰子という美人なお姉さんと知り合ってここの河原で寝そべる日々が続いていた。

良くべったりくっついて辰子の方からキスをたくさんしてくる。

 

「大和君〜♡」

 

「辰子さん、くすぐったいよ。」

 

その時。

 

♪♪♪

 

「ん?携帯か?」

 

「あ〜!いい所なのに〜‼︎」

 

「??」

 

辰子は携帯の電話に出ると何やらおじさんの怒ってる声が聞こえる。

 

「あー、わかったよ〜。行きます…。」

 

と苦手な顔をしながら電話を切った。

 

「ごめんね〜。お仕事入っちゃった…。」

 

といい、大和に強く抱きしめてくる。

 

「辰子さん、嫌そうだけど大丈夫?」

 

「うん、家計の為にも頑張らなきゃいけないから。」

 

「無理しないでね。辰子さん。」

 

といい頭を撫でると

 

「大和君…♡優しい…♡」

 

一分間抱いた後2人はその場でサヨナラをした。

 

ーーーー

 

ー川神学園ー

 

いきなり岳人が。

 

「大和にモロ!話がある!」

 

「急に何?」

 

「ここに呼んできてどうしたんだよ。」

 

「実はな、これ見てみろよ!」

 

そこには川神市内のデリヘルのサイトだった。

名前は「川の神」という寒い名前だった。

 

「これ、デリヘルだよね?」

 

「そうだよ。今晩デリヘル呼ぼうと思ってなぁ!」

 

「いいだろ〜!ここのデリヘルマジで神らしいぞ!」

 

「ヨンパチ声高いって!けど、僕たち未成年でしょ⁈」

 

「バレなきゃ大丈夫だよ!」

 

「大金持ってんのか?それにそんな美人な人が本当に来んのか?」

 

しかしヨンパチは

 

「大丈夫だ!俺のリサーチ上この写真の通りに来る!写真の背景を見てみろよ。同じ背景だし、知り合いから聞いたがここのデリヘルは美人確定だって言ってたぜ!」

 

「その知り合いは複数回行ってたのかよ。」

 

という話をしてるうちにデリヘルを呼ぶことになった。

 

ーーーー

 

ー島津寮ー 夜10:00

 

「大和!行くぞ!」

 

「いいよ、俺は…。」

 

「今更何言ってんだよ!もうホテルの予約(3部屋)とデリヘルの予約しといたからな!」

 

「えー⁈何してんだよ!」

 

「大きい声出すな!ホテルの場所も決まってるからな!」

 

「まじかよ…。」

 

そして岳人とヨンパチ、大和は集合場所のホテルに着きそれぞれの部屋に行った。デリヘルを待つことになった。

(因みにモロは仮病を使ってすっぽかした。)

 

「俺はあの子頼んだぜ!」

 

「お!ツインテールの子か?俺はこの子だぜ!」

 

「おお!何かグラマラスなお姉さんじゃねぇか!」

 

と部屋に入る前にハイテンションな2人だったが、大和は悪いことをしてるとテンションは下っていた。

 

ーーーー

 

プルルルル。

 

「あ、もしかして…。」

 

大和はフロントからの電話に応答しあまり期待せずに待った。

 

『行為終わってすぐ帰ろう…。』

 

と思った瞬間にチャイムが鳴った。

 

「空いてますー。」

 

と大和が言うと。

 

「はーい。お待たせしましたー…。」

 

「え⁈」

 

「あ!」

 

何と入ってきたデリ嬢は何と辰子だった。

 

「辰子さん!何で…!」

 

「大和君…!」

 

といいいきなり抱きしめキスをしてくる。

 

「んっ…♡ちゅっちゅっ…♡」

 

「んっ…」

 

「ぷはっ…♡…嬉しい…♡」

 

「辰子さん…ここで働いてたんだ…。」

 

「うん。私の姉に急に勧められてね、高い給料だからって。けど、お客さんに変なことやらさせてもうこの仕事嫌になってるんだけど…。」

 

「けど?」

 

「そこで大好きな大和君が呼んでくれるなんて〜♡」

 

「あはは…。」

 

といいラブラブした後に一緒にお風呂入って体を拭いてベットに…。

証明を暗くし行為が始まった…。

 

「普通だったら行為は追加料金かかるけど、大和君だったらいらないからね…?」

 

「店の人に怒られるんじゃ?」

 

「何とかするよ〜。それに本当は私、キスはダメにしてるから。」

 

「え…?さっきは…。」

 

「大和君以外の人なんて絶対ヤダもん…。」

 

「…うん、わかった。ありがとう、辰子さん。」

 

こうして2人のイチャラブが始まった。

 

ーーーー

 

「はぁ…♡はぁ…♡、本番しちゃったね…♡」

 

「辰子さんから進めてきたんでしょ…?」

 

「けど…嬉しい…♡」

 

そして時間になったが、延長して大和は出せるものを出し切った。

その後は着替えて2人同時にホテルを出た。

 

「ありがとね。大和君。」

 

「気をつけて。辰子さん。」

 

とボーイの車の前で別れ、車は去った。

 

「ところで2人は帰ったのか?」

 

その頃。

 

「オラオラ!どうした?もっと悲鳴あげな!この豚が!」

 

「あひぃぃん‼︎」『こんなの何か違うぞおおお‼︎‼︎』

 

「ウチにそんなことさせるとでも思ったんか?おら!もっと尻あげろよ‼︎」

 

「あぎゃあああ‼︎」 『セックスさせてくれねぇのかよぉぉ‼︎』

 

2人は調子に乗って5時間の予約をしてしまった挙句SMプレイを余儀なく味わうことになってしまった。

 

その後2人はもう絶対にデリを呼ぶことはしないと誓った。

 

ーーーー

 

「大和君!」

 

「あ、辰子さん。」

 

「えへへ♡」

 

「た、辰子さん…。」

 

またいつもの河原で出会う2人。

ラブラブな感じで辰子は

 

「私、昨日で辞めてきたよ。」

 

「え?あのデリヘルを?」

 

「うん。大和君とこうしていたいから…♡」

 

「そっか…。嬉しいよ、辰子さん…。」

 

こうして夕方までくっついていた。




今度から2部がスタートします!
これからもよろしくお願いします!


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青いナース

エロ含みます。


「やっ、止めろーっ‼︎」

 

「何言ってんだよ、お前も…な!」

 

「何がな!だー‼︎」

 

板垣家に遊びに来て早々に竜兵からレイプされそうになる大和。

玄関に入ってきていきなり襲われた。

 

「死んでもさせねぇぞ!」

 

「ならこうしてやらぁ!」

 

と足蹴りをくらい倒れる大和。

鈍い音をし頭も打ってしまったため力が出なくなってしまう。

 

『うっ…!ここまでか…!』

 

『よっしゃあ‼︎これでついに…!』

 

「竜兵、何してんの?」

 

帰ってきた辰子は状況をすぐに察し、竜兵に殺意の目をしていた。

 

「げげっ‼︎‼︎た、辰姉ー‼︎」

 

「た、辰子さん…。」

 

「言ったよね?手を出さないでって。」

 

「いや、違うんだよ!」

 

「何が違うの?大和君、怪我してるのに。」

 

「た、辰姉‼︎話せばー…」

 

ーーーー

 

竜兵は辰子の怒りでどうなったからは言うまでもないが、大和は足蹴りを喰らってしまったため捻挫をし、頭も打ったため脳挫傷も起こしてしまった。

 

「うえ〜ん、ごめんね…、大和君…。」

 

「だ、大丈夫だよ、ありがとう辰子さん。」

 

抱きしめながら泣く辰子。

おっぱいにぱふぱふ状態だったためか少し脳の痛みも和らいできた。

 

「私が責任とって看病するね。」

 

「いや、それじゃ悪いよ。」

 

「大丈夫だから、今日は一緒にいようね。」

 

こうして世話が始まるのだった。

 

ーーーー

 

「ーほう、そうかい。」

 

「もう絶対、竜兵に近寄らせないからね!」

 

「どんだけ大和のことを気に入ってるのか、それじゃあさ。」

 

帰ってきて事情を聞かされた亜巳がある物を差し出した。

 

「これで看病してあげな。」

 

「え?何これ。」

 

「いいから、もらってきな。」

 

渡されたのはーーー

 

「大和君、どうかな?」

 

「た、辰子さん!どうしたのそれ!」

 

なんとも爆乳が目立つナース衣装。

大和も驚きを隠せなかった。

 

「これからお世話するね♡」

 

「…よろしくお願いします…。」

 

「はーい♡」

 

ーーーー

 

「大和君…ちゅっ…♡」

 

「んんっ…、ちゅっ…。」

 

「ぷはぁ…はぁ…♡」

 

キスを終えると辰子は服を脱ぎ出し恥ずかしそうにブラジャーを外す。

綺麗で豊満なおっぱいが露わになる。

 

「どうしたい…?」

 

「いただきます…!」

 

と遠慮なく胸に飛び込み辰子をおっぱいに揉みながら吸いつく。

 

「あっ…♡すごく…上手だよ…♡」

 

「辰子さん…!」

 

「あああんっ…♡」

 

ーーーー

 

「じゃあ、ここも気持ちよくしようね。」

 

「是非、お願いします。」

 

立派に勃つ突起物を辰子は顔を赤らめながらおっぱいに挟む。

 

「ん…しょ…♡」

 

「あっ…!やばいこれ…!」

 

「えへへ…、えい、えい。」

 

柔らかくて弾力のあるおっぱいに大和はとても気持ちよく感じる。

 

「大和君、出そう?」

 

「うん…!」

 

「じゃあ早く動かすね。パン♡パン♡パン♡」

 

「でっ…出るぅ…‼︎」

 

「ああっ…♡はぁ…はぁ…、大和君すごい…♡」

 

大和は白い液体を辰子にぶっかける。

少しびっくりしてしまった辰子だがとても喜んでいる。

自分の体で気持ちよく感じた大和にますます大好きになっていった。

 

ーーーー

 

「大和君、優しくね…♡」

 

「うん、じゃあ行くね。」

 

「ふあああああ〜♡♡♡」

 

「痛くない…?」

 

「大丈夫だよ…♡優しい…好き…♡」

 

「じゃあ動くね…!」

 

「あっ、ああんっ♡」

 

辰子とのエッチにとても気持ちよくなる大和、体を動かすことにおっぱいがたぷんと揺れる。

その光景だけでも気持ちよく感じてしまう。

 

「ああっ…♡出していいから…ねっ…♡」

 

「え…本当にいいの?」

 

「うん…!中に出して欲しい…!」

 

「辰子さん…!」

 

「んんっ…!…ちゅっ♡ちゅっ…♡」

 

キスをしながらエッチをする大和。

気持ち良すぎて動きが止まらずその辰子の中へ全部液体を出していった。

 

ーーーー

 

「はぁ…♡はぁ…♡」

 

「辰子…さん…。」

 

「ちゅっ♡、また看病してあげるね…♡」

 

「是非ともお願いします…!」

 

この後もナースごっこをしたとさ。

ちなみに辰子は竜兵には一か月も口を聞くことはなかった。



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Bleu et seins.

一章の47話のアフターだと思ってみてください。


最近になって姉さんから振られたことを忘れ、癒しの元へ行くようになった大和。

もうそんなこともういいんだと。

今は俺はこの人に恋しているのだと。

 

そう思い、青髪のお姉さんの所へ行く。

この間デートに誘ったんだから。

 

「やっと着いた…。落ち着くんだ。」

 

荒くなる呼吸を深呼吸して落ち着かせ、玄関を開けた。

 

「こ、こんにちは!」

 

「あ、大和く〜ん!♡」

 

「辰子さ…うわっぷ!」

 

「嬉しい〜♡迎えに来てくれたの?」

 

いきなり抱きつかれ、豊満な爆乳に顔が埋もれる。

嗚呼、何ていい匂いと柔らかさなんだ。

辰子は大和を抱いてとても幸せそうだ。

 

「で、デート誘ったでしょ?早めに来たんだけど…。」

 

「えへへ。そう思って私も着替え終わったんだ♡」

 

「え!その格好で…⁈」

 

辰子の衣装はとてもグラマラスで爆乳も目立つ。

くびれもよく、露出も割りかし高い。

 

「大和君の為に着てきたんだ♡」

 

『やばい…!エロい…!』

 

そう思うも早速デートが始まった。

とは言っても。

 

ーーーーー

 

「やっぱりここでお昼寝がいいね〜。」

 

「そう…だね。」

 

2人が出会った河原の所で寝転ぶ2人。

辰子は特にここが良いという。

 

「ん〜♡大和く〜ん♡」

 

『おっぱいが柔らかい…。これだけでも勃ってしまう…!』

 

「最近どう?大和君、前元気なかったけど。」

 

「辰子さんのお陰で元気だよ。ありがとう。」

 

「〜♡嬉しい〜、大好き♡♡♡」

 

と思いっきりぎゅっと強く抱きしめる。

 

『これは…、天国だ…!』

 

「私、大和君だったら何でもしてあげたい♡もちろん、エッチなこともね♡」

 

「‼︎‼︎」

 

その時、大和は吹っ切れた。

 

「辰子さん‼︎」

 

「あっ、大和く…んっ、んん〜っ、ちゅっ…♡」

 

「はぁ…、俺もう…!」

 

すると辰子は大和の唇を人差し指で塞ぎ

 

「ホテルまで我慢できそう?」

 

「はい…‼︎」

 

そう言ってラブホテルへ直行した。

 

ーーーー

 

「大和君…ちゅっ、ちゅっ…♡」

 

「はぁ、はぁ…!とても綺麗だよ…!」

 

「ありがと…♡大和君もかっこよく見える…♡」

 

「下着脱がすね…!」

 

「どうぞ♡」

 

とまず初めにブラジャーをはずすとばるんと豊満な爆乳が姿を表す。乳輪もほどよく大きくてエロすぎる。

 

「あんまり見られると恥ずかしいよぉ…。」

 

「最高の身体だよ。辰子さんは…。

おっぱいをいただくね。」

 

そう言ってしゃぶり始めると

 

「ふぁあああんっ♡」

 

とエロい声が響く。

 

「ひゃあんっ大和くっん♡上手だよぉっ、ああんっ♡」

 

「辰子さんのおっぱい、おいしい…!」

 

「えへへ、いっぱい味わってね♡」

 

爆乳を攻め2人のムラムラが頂点に足すと、

 

「挿れてもいい?」

 

「大丈夫だよ♡」

 

とイチャラブなエッチが開始するのであった。

 

ーーーー

 

「はぁ…はぁ…。すごかったよ♡大和君…♡」

 

「またこういうデートしたいね。」

 

「うん…、これからもよろしくね…あ・な・た♡」

 

そこ可愛さに四回プレイしたとさ。



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Gravure

お久しぶりです。


2-F

 

「見ろよ!この雑誌の最初のページ!」

 

「いきなりどうしたんだよ。」

 

「どうしたんだよじゃねーよ!この子のエロさ!」

 

「‼︎うおおお‼︎なんつーわがままボディ‼︎」

 

「エッ、ナンダナンダ⁈」

 

「オレニモミセロヨ‼︎」

 

わいわいと男子生徒が騒ぐ教室。

ヨンパチが持ってきたグラビア雑誌にエロさ全開の美人の写真が載っていた。

それを見たいと我先に群がる男達。

 

 

「うわ〜、キモい!最低!」

 

「チカちゃん、どうかしたんですか?」

 

「あー、いいのいいの、真与はあんなのほっといてて。」

 

「あーいうの無理なんだよねー。」

 

黒子がそういうと男子生徒達は『お前もな‼︎‼︎』と一斉に思っていた。

 

「大和もどうだー?オカズにするの。」

 

「いや、大丈夫。」

 

「大和は私のカラダで十分よね♡」

 

「そうは言ってない、ここで脱ごうとするな。」

 

「あんな不埒なモノ、何がいいんだ?」

 

「私達にはわからないと思うよ、クリス。」

 

とイラつくクリスに一子は宥めた。

 

「大和はモテモテだからこの雑誌必要無いってか?まぁこのクラスにこの美人さんには勝てないけどな。」

 

と口を滑らせた岳人。すると女子生徒が

 

「何かごめんねー??グラマラスじゃなくて。」

 

と殺意の目が岳人中心に向けられた。

 

「あ、いや!そういう意味じゃなくてだな、おい!モロ!そんなこと言うもんじゃねぇぞ!」

 

「ここで僕を巻き込まないでよ‼︎」

 

結局、コテンパンにされた岳人であった。

 

ーーーー

 

「ーって言うことがあってね。」

 

「えへへ、雑誌見てくれたんだね♡」

 

グラマラスな美人さんは辰子さんのことだった。

当初、スカウトを受け姉妹や大和にもやってみればと勧められ活動を開始、あっという間に男性の間で話題を呼んだ。

大和は辰子の雑誌とかが発行すると買いに行っていたため、そのことでも辰子は嬉しさのあまり抱きついてくる。

 

「また明日も仕事あるからぎゅーってしていい?」

 

「うん。大丈夫だよ。」

 

「ありがと♡」

 

と満面の笑みを見せた辰子であり、大和を強く抱きしめた。

 

ーーーー

 

ーあるスタジオー

 

「辰子ちゃん、いいよー。」

 

「もうちょっと胸寄せて。」

 

「あ、はい…。」

 

辰子の人気が跳ね上がる度お仕事も増え、いろんな雑誌の表紙を撮らなければならず、1日仕事場の泊まり込みもあった。

 

「はぁ〜、大和君の所に帰れないじゃん…。」

 

「辰子ちゃ〜ん、明日のスケジュールね。」

 

「ええ〜っ‼︎何これ!?」

 

渡されたスケジュールはぎっちり入っており、1日の休憩は就寝を除いて1時間もざらにならなかった。

 

「辰子ちゃんは今人気のグラドルなんだから、このくらいは頑張ってもらわないと。」

 

「その分給料も少ないのに…。大和君にも会えないじゃん…。」

 

「え?何か言った?」

 

「何でもない。じゃあまた明日。」

 

と言ってスタジオを後にした。

 

ーーーー

 

2-Fは辰子の事でまだ話題になっていたが、大和はかなり心配はしていた。

 

「メールもまだ帰ってこないか…。」

 

学園の廊下をうろつく大和。

辰子も警備員の仕事しかやったこともない為、かなりキャパオーバーする様なお仕事は絶対にキツい筈。

大和も辰子の性格には大体把握していた。

 

ため息一つついて廊下の角を曲がろうとした時だった。

 

「うわっぷ!」

 

柔らかい感触が顔を包んだ。

もしかして。

 

「大和君〜!」

 

「たっ、辰子さん!?何でここに?」

 

「会いたかったんだよ〜。お仕事抜け出してきたんだよ〜!」

 

「ちょっ、ここだと…!」

 

と辰子は急いで大和を担いで使われていない教室にすぐに隠れた。

あまりの速さに瞬間移動してるかの様に。

 

「辰子さん、抜け出してくるのは不味いんじゃない?」

 

「けど、大和君に会えない1日なんてもう嫌だよ…。」

 

「じゃあ、もうグラドル辞めるしかないよ?」

 

「うん!」

 

「うん!って辞めちゃうの⁈」

 

「だって、好きな人に会えないよりはいいでしょ?」

 

「けど、あんだけテレビや雑誌に出演や連載で…」

 

「大和君は嫌なの…?私に会いたくない…?」

 

「…、ううん。正直、寂しかったかな…。辰子さんと会えないとなんだか落ち着かないし、それに。」

 

「それに…?」

 

「クラスの間なんか辰子さんをいやらしく見るのはちょっと嫌だったな…。」

 

「…、大和君!」

 

と言うといきなりキスをされた。

 

「〜!辰子さん…!」

 

「ありがとう大和君♡私、すっごく嬉しいよ…。」

 

と教室内では良い雰囲気になっていた。

 

ーーーー

 

それから数日後、結局辰子はグラドルを卒業した。

『好きな人が出来た』という理由だから大騒ぎにもなったが大和はそれでも彼女が決めたことだからそれで良いと思った。

 

「大和君、お待たせ〜!」

 

「あ、辰子さん!」

 

「どうかな?この水着♡」

 

「とても綺麗だよ。1番かわいい!」

 

「かわいいのは大和君だよ♡」

 

グラドルの卒業後にすぐに海でデートすることになった2人。

その辰子は雑誌に載っていた姿よりも綺麗に見えたそうだ。



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Envie.

一年ぶりです。


「キャハハハ!」

 

「直江君って面白〜い!」

 

「いや、そんなに笑うことじゃないよ。」

 

「…。」

 

この日は辰子の友達が遊びに来ていた。

学園で初めて仲良くなった女友達2人を板垣家に上がりお菓子やジュース又はお茶なので食べ飲みしながらトークを交わしていた。

(ちなみにこの女友達はオリキャラです。)

 

板垣家には辰子しかいなく、姉や妹、弟は何かしらの理由で帰ってこないらしい。

楽しくおしゃべりしていた時、外の様子が何か変に気づく。

 

「あれ?夕立?」

 

「あっ!本当だ…!これはゲリラ豪雨だね…。」

 

雷が鳴り大粒の雨が降ってくる。

ここは工場地帯の場所なので川の近くなのはわかる。

大和とスマートフォンからも洪水警報のアラームが鳴っていた。

 

「えー…これじゃあ帰れないなぁ。」

 

「だったら今日、泊まってきなよ〜。」

 

「え?辰子さん、いいの?」

 

「うん。だって明日学校休みなんだし、仲良くしてくれたお礼だと思ってよ〜。」

 

「「ありがと〜!辰子さん〜!」」

 

「もちろん大和くんもね♡」

 

「あ、ありがとう。」

 

こうして急遽女性3人、男性1人のお泊まり会が始まった。

 

ーーーー

 

結局豪雨は止まず夜も降り続いた。

 

「パジャマまで貸してくれてありがとうね。」

 

「あ、いいのいいのー。」

 

「なんかテンション上がりすぎて疲れちゃったね。」

 

「じゃあそろそろ寝ますか。」

 

「「「はーい。」」」

 

こうして消灯し、眠りについた。

その数時間後、何か異変がする。

 

「ん…?」

 

「ちゅっ…んくっ♡」

 

「んんっ…⁈‼︎」

 

「ぷはぁっ…♡大和くん…♡」

 

「ど、どうしたの…?」

 

「…やきもち。」

 

「え…?」

 

「あの子達と仲良く喋ってたでしょ…?距離も近かったし…。」

 

「辰子さん…。」

 

布団から潜って大和に襲ってきた辰子はいきなりキスをし、爆乳を押し付ける。

余程大和が他の女の子に距離が近かったのが辰子にとって胸が苦しかったんだろう。

 

ーーーー

 

「ひゃっ…♡」

 

「ごめんね、辰子さん。嫌な思いさせちゃったかな?」

 

「あっ…、大和く…おっぱいダメっ…♡」

 

キスからエッチなスイッチが入った大和は背後からおっぱいを揉む。

爆乳でかなり柔らかく下半身が元気になってくる。

 

「あっ…、大和くん、当たってる…♡」

 

「んっ。」

 

「ん〜〜〜♡」

 

大和からキスすると辰子はかなり嬉しそうになる。

辰子もエッチなフラグが立つ。

 

「大和くん…、挟みたい?」

 

「いいかな?」

 

「うん♡できたら出るまでキスしてほしいなぁ…。」

 

「了解。」

 

ーーーー

 

「はぁ…♡はぁ…♡妊娠しちゃうよぉ…♡」

 

「とても気持ちよかったよ。辰子さん。」

 

「もぉ…、おっぱいで一回して中に3回出すんだもん…♡」

 

「でもまだいけるかも…。」

 

「大和くんすごい…♡」

 

ところで女友達2人は。

 

『ねっ…ねぇ…!す、すごかったね…!』

 

『ど、どうしよ…!私トイレ行きたいけど、行きにくいよね…!』

 

『暫くはこのままだね…。』

 

『ウソー!こんなの無理だよー !』

 

その後2人はかなり大和と辰子に気を遣ったそうだ。



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