ハイスクールD×D 白銀の少女 (腐ってない女子)
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1話

2作目です。よろしくお願いします


「おはよう。ヴァーリ!」

「今日も来たんだ。イッセー?態々、私のところに来なくてもいいよ?」

「ううん。ちゃんと、来てるか確認しに来たんだから・・」

「そっか。」

 

そう。イッセーは毎日ここに来て、私に会ってから、教室に行くのだ。態々、来なくてもと言うが、確認と言って、毎日来るのだ。

 

「ヴァーリも教室に行こうよ!みんな、待ってるよ?」

「うん。気が向いたら、行くよ。」

「そんなこと言って、絶対来ないじゃん!」

 

毎日このような会話をしてはイッセーは落ち込んでいる。可哀想だけど、落ち込んでいるイッセーはすごい可愛い。

 

「むぅ!なんで、いつも私の頭を撫でるの?」

「ごめんごめん。でも、イッセーが可愛いのがいけないんだよ。」

「うう!私は別にそんな・・・」

「はい!ヴァーリ。私の頭を撫でたんだから、教室に行きましょう!」

 

あ!騙された。くそう・・・無念・・くはっ!

 

「ヴァーリ?どうしたの?」

「ちょっと、おなかが痛くなったから、お手洗いに・・」

 

そう言って、逃げようとしたら、腕を引っ張られた。

 

「うそでしょ?私もそんな簡単に騙されないよ?」

「はい・・・すいませんでした。でも、今日だけだからね?」

「うん!」

 

そんなことがあり、教室に向かった。

 

「きゃあ!ヴァーリさんよ!今日も綺麗だわ!それに我らの癒しである。イッセーさんも一緒に・・・」

「やっぱり、ヴァーリがいると、騒がしさがいつも以上だね。」

「違うよ。イッセーが可愛いからよ。」

 

そんなことを話しながら、教室に入った。

 

「おはよう!みんな」

「おはよう。」

「「「おはよう!イッセー、ヴァーリさん」」」

 

なぜ、イッセーは呼び捨てで私は、さん付け?まぁ別にいいけど・・

 

「それより、今日はヴァーリさんも来たんだね。」

「うん。イッセーに騙されて・・・」

「ひどいよ!ヴァーリぃ。別に騙してないのに・・」

 

やばい!イッセーが泣いてしまう。イッセーが泣いたら、裏で動いている。イッセーを愛し隊の人たちに何をされるかわからない。

 

「ごめん。イッセー!謝るから、泣かないで!」

「本当?」

「もちろん!」

「うん!」

 

イッセーは涙目ながらも、眩しすぎる笑顔でこちらを見てきた。やばい!なぜか、抱きしめたくなる。そんなことを考えていると、無意識にイッセーを抱きしめてしまった。

 

「ヴァーリ?あうっ!」

「「「きゃあ!ヴァーリさんとイッセーが抱き合っているわ!誰か、写真よ。高く売れるわ!」」」

「やばい!分厚い本がまた分厚くなるわ。」

 

ちょおっとまった。分厚い本について、じっくりとO☆HA☆NA☆SHIしないといけないね。

 

「その、ヴァーリ?まだ?」

「うん。もう少しだけ・・・」

 

イッセーは顔を真っ赤にして、私に問いかけた。

 

「おーい!授業を始めるぞ!席に着け。おっと、これは失礼・・少し待っていよう。」

「いや、先生・・・止めてくださいよ。恥ずかしくて死にそうです。」

「無理だ。こんな貴重な時間をなくすなんて・・・私にはできない。」

「ほんとに恥ずかしいから、もうやめてよぉ!」

「仕方ないなぁ。これで我慢しよう。」

 

そう言って、私はイッセーの額にキスをした。

 

「じゃあ、先生。授業を始めてください。」

「おう!おいお前ら!席につけ。松田と元浜は後で職員室に来い!」

「「なぜ!?」」

「じゃあ、授業を始める。」

 

そんな感じで授業が始まり、みんな静かになったところで、私はヘッドホンをした。気づいたら、目を閉じ、眠りついていた。

 

「リ!ヴァーリ!」

 

イッセーの声が聞こえる。しかし、目を開けられない。そして、とても体が重い、なぜだろう・・・

 

「ヴァーリ!大丈夫?」

 

やっと目を開けて、体を動かすことができた。

 

「ずっとうなされてたよ?クラスの子も心配してたし・・・それに、すごい汗だよ?大丈夫?」

「うん。平気」

 

立とうとすると、立ちくらみがして、うまく立てない。

 

「ヴァーリ?大丈夫?家まで送るよ?」

「うん。悪いけど、お願い。」

「うん!」

 

イッセーの肩を貸してもらい、校門まで行くと、声が聞こえた。

 

「あの!兵藤一誠さんですよね?私、天野夕麻っていいます。」

「うん。そうだけど・・」

「やっぱり、あの・・・貴方のことが好きです!付き合って下さい。」

「えっと・・女の子だよね?」

「はい・・・でも、その・・」

 

この気配は・・・堕天使ね。イッセーの神器を狙ったのかしら・・

 

「ごめん・・なさいね。イッセーは私と・・付き合っているから・・」

「そうなんですか?」

「えーと・・」

 

私は話を合わせなさいと言うように、イッセーの服を引っ張った。

 

「そうなんです。私たち付き合っているんです。だから、ごめんなさい。」

「じゃあ・・私たち、急いでいるから・・・」

 

この場はお願いだから、見逃してくださいな。

 

「待ちなさいよ。逃がすわけがないでしょ!」

 

くそぉ・・・やっぱり逃がしてはくれないか・・

 

「何?」

「貴方にいい思いさせてあげてから殺そうと思ったのに・・まぁ、いいわ。今殺すしね。」

 

そう言って、堕天使は光の槍を生成した。

 

「イッセー・・私の後ろに・・」

「でも・・」

「大丈夫。私は・・」

「・・わかった。」

 

イッセーは素直に私の後ろにってくれた。その間にも、堕天使が生成している槍はどんどん大きくなっている。

 

「ふん。貴方、苦しそうだけど、大丈夫?まあ、どちらにしろ助からないけど・・」

 

そのようなことを言って、生成した槍を投擲した。イッセーを守るためならいっか・・

 

「来て。アルビオン!」

〈了解した。〉

 

投擲された槍は私が発動した神器によって阻まれた。

 

「な!?貴様、まさか、白龍皇!?」

「残念だけど・・そうゆうことよ。」

 

少しだけ、魔力を開放して、相手に放った。その魔力弾は堕天使に当たると、堕天使が一瞬で吹っ飛んだ。

 

「イッセー・・説明は後でする。だから、いまは帰るよ。イッセーの家にお邪魔してもいい?

「うん。でも、それより、早く休まないと・・ヴァーリすごい顔色が悪いよ。」

「大丈夫・・すぐに治るから・・とりあえず、行きましょう。」

「うん。」

 

そう言って、イッセーの家に向かった。イッセーの家は学園から近く、私の家よりも近いので、すぐについた。

 

「少し待ってて、お茶いれるから・・」

「うん・・ありがとう。」

「あ、いいよ。適当に座っててね。」

「わかった。」

 

イッセーは部屋を出て、お茶を入れに行った。一応、結界とか張ってたほうがいいよね?そう思い、魔力をつかって、結界を張った。

 

「ヴァーリ、おまたせ。茶葉が少なくて、薄いかもしれないけど・・」

「うん。ありがとう!」

「それで、ヴァーリ。さっきのは何?」

「あれは、堕天使だよ。」

「堕天使?」

「そう。」

 

イッセーは興味深そうに聞いた。だが、これを聞いてしまっては二度と、元の世界には戻れない。

 

「イッセー。まず、この世界には神、悪魔、堕天使、人間、妖怪、ドラゴン等、色々な種類の生き物がいる。さっき襲ってきたのは堕天使よ。堕天使は神側の天使などが堕ちた者。そして、悪魔は身近にいるわ。この際だから言っておくね・・私は悪魔だよ。そして、ほかにも有名なリアス・グレモリー・・それから支取蒼那も悪魔よ。ごほっ!ごめんなさい。今日はここまででいいかしら?」

 

「うん。大丈夫だよ!でも、とりあえず、話してくれてありがとう。」

「うん。」

「ごめんね。まだ、続きは明日にでも、話すから・・」

「わかった。今日は泊まっていっていいよ。」

「うん。泊まらせてもらうね。」

「お風呂を沸かしといたから、入っていいよ。」

「うん。」

 

そういえば、着替えないよね。イッセー、貸してくれるかね?

 

「着替えがないよね・・下着なら、かしてあげるよ?」

「イッセーのじゃ、サイズがねぇ・・」

「貧乳ですよーだ!」

 

そう言って、イッセーは落ち込んでしまった。

 

「イッセー、貧乳はステータスだって、言ってる人がいたよ?」

「そうなんだ。いいよね、ヴァーリは大きくて・・」

「それは、私は半分悪魔だし・・・」

「やっぱり、悪魔は魅力的だよね。」

 

そんな話をした後は何もなく1日が終わった。




まだ、1作品も終わってないのに手を出してしまいました。後悔はしてません。


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