東方解明録 (水上置換方)
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第1話 人生はうまくいくようには作られていない

初めまして水上置換法です。
初めてなので見守ってください


今、私は、自分でも驚くぐらいに混乱している。

 

「いったい、ここはどこだろうか?」

 

周りは木、木、木、さっきまでいた場所とは、

かけ離れた場所に私は立っていた。

 

「少しばかり歩いてみよう」

 

そう決めて私は歩き始めた。

 

「ふむ、ここら一帯にある木や生息している虫や動物を見てみたが、私の知識に該当するものはあるにはあるが、どれも全て紀元前に生息していた物ばかりだ。」

 

私はある一つの結論を出した。

 

これは、よくうちの講義を聞きにきてくれるあの子が言っていた転移とういうものだと

 

「ふふっ」

 

そう思うと私は自然に笑っていた

 

「ここが紀元前の時代だということは、ここにはまだ発見されたことのない昆虫や動物や植物などが、いるというわけか。よし、早速探しに行かなくてわ。」

 

 

 

 

探検中

 

 

 

 

 

「これは何だろうか?」

 

私は小さなムカデのような虫を見つけた。

 

「三葉虫に似ているが、このような鋭い尖った牙のようなものはついていないはず。」

 

私は少し考えて

 

「これは三葉虫の仲間なのかもしれん、これはいいものを見つけた。」

 

そして、その虫をポケットの中に入れようとした、その時

 

ガサガサ!!

 

茂みが大きく揺れた

 

「次はどんな新種の生物が出てくれるのか。」

 

期待して待っていたが、その現れた生物を見て私は息を飲んだ。

 

「グルルルルゥ」

 

その茂みから出てきたのは、都会では到底見ることの出来ない大きな虎のような生物だった。

 

「おいおい、こんな生物がいたなんて、私の知識には無いぞ。」

 

そう驚いた、次の瞬間

 

「ガルゥ!!」

 

その大きな虎のような生物は大きな声を出して威嚇してきた

 

「ここは目を離さずにじっと見て、少しずつ後ろに下がれば大丈夫のはずなのだが」

 

その生物は私が一歩さがる度に、どしん!と大きな音をたて一歩進み、私がもう一歩さがると、また、どしん!と大きな音をたてて一歩踏み出してくる。

 

「これは非常にまずいぞ。」

 

と言った瞬間、私は木の根に足を取られてしまった。

 

「なっ!」

 

この機会を見逃すわけもなくその生物は

 

「グラァ!」

 

飛びついてきた。その時に、私こと難解(なんかい)(あきら)はどうしてこんなことになったのかを思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー、今日も暑いな。」

 

私は、大学にある自分の部屋で、生徒が提出した授業のレポートを読んでいた。

 

「まったく、こいつらは講義の内容をちゃんと理解しているのか?」

 

私はレポートを一枚、一枚読んでいった。

 

「ふむ、やはりこの二人のレポートは目を見張るものがあるな。」

 

 

自慢じゃないが、これでも私はノーベル賞にもっとも近い男と言われている。(だからといって、講義を聞きにくる生徒は少ないが)

レポートを見て関心をしていると

 

コンコンッ

 

ノックの音が部屋に響いた

 

「すいません、少し相談があるんですけど。」

 

私は声を聞いて思った

 

噂をすればというやつかと

 

「どうぞ。入ってきてくれ。」

 

私は、その声の主と、一緒にいるであろうもう一人に入ってくる許可をだした。

 

「「失礼しまーす」」

 

と言って彼女達は入ってきた

 

「やはり君たちだったか、宇佐見(うさみ)蓮子(れんこ)

君と、マエリベリー・ハーン君」

 

この二人が実に面白いレポートを書いてくれた二人だ

 

「君たちのレポートは大変面白かった。次もこのようなレポートを期待しているよ。」

 

そう私が言うと

 

「いやー、そう言われると照れますね///」

 

「ありがとうございます。明先生」

 

「それで君たちはいったい何を相談しにきたのかな?」

 

「そうでした。ちょっとサークル活動で調べたい場所が、あるんですけど睥霊(へいれい)神社というとこなんですけど。」

 

私は該当するものがないか頭の中で考えたが

 

「すまない。これといった情報は無い。」

 

私が申し訳なさそうにしていると、蓮子が

 

「いえいえ、聞いてくれただけでも、ありがたいです。」

 

するとマエリベリー君が

 

「先生も一緒に来られますか?」

 

誘ってきた

 

「明日から、アフリカのアンゴラで見つかった遺跡の調査に行かなくてはならなくてね。すまないが、行けそうにないんだ。」

 

「それなら仕方ありませんね。」

 

「すまないな。マエリベリー君。」

 

「では、私たちは帰ります。」

 

「「失礼しました」」

 

そう言って二人は帰っていった

 

「さて、私も用意するかな。」

 

もしもこの時に蓮子君とマエリベリー君の方へ行っていれば、少しは変わっていたかもなどと机上の空論を言うつもりはない、なぜなら、私は自分のやった行いが悪いと一度も思ったことがないからだ。

あそこでああしていればやここでこう言っておけばなどと

いうのは無駄でしかない、そんなことよりもそのミスをいかして次に進むべきではないかと思う。

 

話がそれてしまった。つい、いつもの癖でやってしまう

ここで話を戻すが、私はこのあとアフリカに向かい、次の日に遺跡へ行った。

そこで人影を見て追いかけていった先にあった水晶を触ったらこのざまだ。

 

 

 

 

「走馬灯を見ることができるとは、いい体験をしたな」

 

目をつぶって、くるであろう痛みを待ったがこなかった。

 

「ん?」

 

目を開けて前を見るとそこには一人の人間が立っていた。




東方の小説書くの難しい(一話でこれはひどい)


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第2話 天才も二人集まれば対立する

バイトが休みだとやっぱり楽だ。


「助けてくださってありがとうございます。」

 

「ガッハッハ!気にするな困ったときはお互い様だろ。」

 

豪快に笑いながらこう言っているこの人は、さっき襲われていたところを助けてもらい、さらに、街まで送ってくれるという、何故こうなったかというと

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫か?」

 

私は手を差しのべられていた

 

「すいません、助かりました。」

 

感謝の言葉を口にすると彼は

 

「まったく、こんな危ないところに来てはいけないと教えられなかったのか?」

 

「ここはそんなに危険なんですか?」

 

聞いてみると

 

「ここは妖怪がウジャウジャいるからな、命がいくつあってもたらないそんな場所だ。」

 

それを聞いて私は迂闊だったと思った。

そもそもこんな知らない場所でどんな危険な目にあうかもわからないのに、意気揚々と昆虫採集するんじゃなかったな。そこで私は思い出した

 

「あっ!」

 

ポケットの中を見てみると、そこにはぐちゃぐちゃに潰れたムカデの残骸があった。

 

「どうしたんだ。いったい」

 

彼は覗きこんできた

 

「こんなもの採取して何に使うつもりだったんだ?」

 

彼は聞いてきた

 

「いえ、少し珍しいものだったので。」

 

「こんなそこらにいるようなものがか?」

 

「ええ。見たことがなくて。」

 

そう答えたら彼は

 

「ふーん、まあ、俺には知ったことではないがそいつ毒を持ってるからな、もしも、それを人を殺すために使うというつもりだったら俺はお前を即座に斬る。」

 

「いえいえ、私はこの昆虫の名前すら知らないのにそんなことに使うわけがないじゃないですか」

 

私は否定した。

 

「それならいいがよ、お前どこに住んでんだ?」

 

彼は俺を怪しんでいる、私はそう思ったのでここは一芝居うつことにした。

 

「すいません。少し記憶が混濁していて私の名前ぐらいしか思い出せなくて、私があそこに居た理由もわからないんです。」

これで騙せるかわからないが、とりあえず記憶喪失のふりをしてみた。

すると彼は驚いて

 

「なっ何?記憶喪失だと、お前大丈夫か?怪我をしたところはないか?」

 

彼は騙されやすいようだ

 

「いえ、怪我はないです。」

 

「よし、今から街で有名な先生のところに連れて行ってやるから。」

 

私は彼に感謝をしつつも、こんないい人を騙してしまった罪悪感にとらわれた、だが、私は生きるためと思い、そのことを考えないようにした。

 

「ここから、そう遠くはないからな、えーと」

 

「すいません、まだ名前を言っていませんでしたよね。私の名前は難解 明といいます。」

 

「そうか明、俺の名前は坂本 剛鬼という、気軽に剛鬼と呼んでくれ。」

 

「わかりました。剛鬼さん。」

 

こうして俺は街まで送ってもらえることになった。

 

 

 

 

 

 

私は街に着いて驚いた。

 

「これは凄い。」

 

「そうかこんなの普通だろ。」

 

あきらかに日本なんかよりもハイテクだった。

 

「よし行くぞ。」

 

「うわっ!」

 

私は手を引っ張られ、屯所の用な場所に連れていかれた。

 

「門を開けてくれ急患だ。」

 

すると中に居た兵士が

 

「はっ、はい。」

 

ガコン!!

 

すると門が下から上に上がって開いた。

 

「ほら早く行くぞ。」

 

「私は怪我をしたわけではないのですが」

 

「脳にダメージがいっているかもしれんだろう。」

 

そう言って私は、ある研究所の用な場所に連れていかれた。

 

「永琳先生!永琳先生はいらっしゃいますか?」

 

すると奥のドアから銀髪の綺麗な女の人が出てきた。

 

「すいません。彼が記憶喪失らしくてちょっと見てもらえませんか?」

 

それを聞いた彼女は私の方をじっと見て

 

「いいわよ。奥に来て。」

 

「ありがとうございます。」

 

私はお礼の言葉を言い、奥に向かった

 

私は部屋の中を見て驚いた。

部屋の中の機材は現代の医療器具と変わらない、いや、それどころかそれよりも上かもしれなかった

 

「どうかのしたのかしら?」

 

「いえ、初めて見たものばかりだったものですので。」

 

「ふーん、そう、私の名前は八意 永琳よ。では、そこに座ってください。」

 

彼女は質問をしてきた

 

「あなたの名前は?」

 

「私は難解 明といいます。」

 

「あなたの年齢は?」

 

「確か25ぐらいだったはずです」

 

「職業は?」

 

「覚えていません」

 

簡単な質問を何個かしたあと彼女は

 

「剛鬼隊長、少し席を外してもらえますか。」

 

と言った。

 

「ん?別にいいがなんでだ?」

 

「ここからは器具を使って体の内部を見るので、それにまだ仕事が残っているでしょ。」

 

「ガッハッハ!!バレてしまったか、では、私はここで退散するとしようかな。じゃあな明。」

 

彼はそそくさと帰っていった

 

「じゃあ、彼もいなくなったところだし、単刀直入に言うわね。あなた記憶喪失じゃないでしょ。」

 

私はその言葉を聞いて焦った

 

「私のどこを見てそうではないと?」

 

「だって、あなた答えるときに、何も考える素振りを見せなかったからよ。」

 

確かにすぐに答えてはいたが、そんなことでわかるものなのか、私は疑問に思った。

 

「それにあなたいくらなんでも落ち着きすぎよ、普通は、記憶喪失になったらもっと焦ったりするものよ。」

 

見事に私の嘘がバレたのだった。

 

「それでどうしてここに来たの?」

 

私は全てを彼女に話した。

 

 

 

 

 

 

 

「ふーん、それで知らない間にあの森の中に居たと、にわかには信じられないわね。」

 

「ええ、だから、私は記憶喪失のふりをしていたのです、永琳先生。」

 

「永琳先生なんて呼ばなくても、永琳でいいわ。」

 

「それじゃあ永琳、永琳は何をしている人なの?」

 

私は聞いてみた

 

「あら、なんでそう思ったのかしら。」

 

「いえ、だって、あなたから出ている臭《にお》いは医療用に使われているもの、以外のものもあります、なので、実際は何をしている方なのかと。」

 

永琳は少し驚いた表情をするが、すぐに、普通の顔にもどし

 

「そうよ、私は化学者をやっているわ。色々な薬を作っているの。例えばこれよ。」

 

彼女はそう言って奥の棚から瓶を持ってきた。

 

「この中に入っている薬は、一日中、神経が過敏にになる薬よ 。飲んでみたら?」

 

私はこれからは嫌な予感しかしないので遠慮することにした。

 

「あら残念、貴重なサンプルが手に入ると思ったのだけれど。」

 

永琳はなかなか危ない思考を持っているようだ。

私はふと机の上に置いてある薬品について聞いてみた。

 

「机の上にある薬はどんなものなのですか?」

 

「あれは感覚を無くして意識を無くさせる薬なんだけど、どうも上手くいかなくて。」

 

「ちょっと見せてください」

 

私は瓶を見せてもらった。

見ただけではわからないが効果を聞くとペニシリンのようなものだろうと推測した。

 

「すいません。青カビはありませんか?」

 

私は永琳に聞いた

 

「なんでそんなものを。」

 

「ちょっとこれを作りたくなってしまって。」

 

「あなたにこれが作れるのかしら?」

 

「ええ、作れます。」

 

そう言うと永琳はフフッと笑いながら

 

「そこまで言うなら1ヶ月まで待つから作って頂戴。」

 

「ええ、わかりました。」

 

 

 

 

1ヶ月後

 

 

 

 

 

 

「作りましたよ。」

 

「なっ!本当に作るなんて、私でも作れなかったものを。」

 

永琳はとても驚いていた。

 

「でも、いったいどうやって。」

 

私は説明をした

 

「青カビにはこの薬と同じ成分があるんです、そして、それをエタノールで分離させる。簡単に言えばこうですかね。」

 

永琳は目を見開いていたが

 

「あなた面白いわね、決めたわ。あなた、私の助手になりなさい。」

 

私はこの一言で平凡な日常だった毎日が平凡でなくなるのであった。




次は日曜日に投稿になりそうだな。


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第3話 一度起こったことがもう一度起こるとはかぎらない

長い文を書けるようになりたい。
そんなことを思いながら星に祈る今日この頃。




「この仕事ってこんなに疲れるんだな。」

 

私が永琳の助手になってから3ヶ月がたった。

 

「主に力仕事をやってもらってるからね。」

 

永琳は椅子に座って、本を読んでいた。

 

「手伝って欲しいのだが。」

 

「嫌よ」

 

私はどうやらハズレくじをひいてしまったようだ

 

「あそこにある本も戻しといて」

 

ハズレくじよりもひどいものをひいてしまったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたには能力がないの?」

 

本を整理しながら戻しているときに、突然聞いてきた

 

「能力?」

 

そんなものは聞いたことがない

 

「ちなみに私はあらゆる薬を作る程度の能力よ」

 

「それほど凄い能力を程度とは普通いわない。」

 

今の話を聞いて私は思ったことがある

人間は脳を10%しか使っていないと、もしも、それを100%使えたとしたのだったら、そういう能力もありえるのではないか、私はそんな論文を読んだことを思い出した。たしか、そういう能力を持った者のことをスペックホルダーと呼んでいた。

 

「そういう能力があるかもしれないという論文は、あったが本当に実在するとは。」

 

「あなたに能力があるか調べてみましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この機械にあなたの血液を入れれば、能力がわかるようになってるわ。」

 

私は機械を見て常々驚かされる。

 

「私の化学力は地球一ってね。」

 

私は何故か後ろに機械の義手を着けた軍人が見えるんだが

気のせいだろうか

 

「どうかしたのかしら?」

 

「いやなんでもない」

 

私は注射器で血を抜いて永琳に渡した。

 

「ちょっと待ってて、私はこの機会をセットするから」

 

5分ぐらい待ったが、なかなか終わらない

 

「永琳、まだなのかい?」

 

「あとちょっとで出来るのよ、あとちょっとで」

 

あたふたしている永琳を見て、少し可愛いと思ってしまった。

 

「私に見せてみてください」

 

私は永琳に退いてもらってタッチパネルを操作した

 

「うーん、これは難しいですね。」

 

「ほら、あなたにはわからないでしょ。」

 

「そうだね」

 

退こうとした瞬間、頭の中に操作方法が浮かんできた

 

「ここをこうしてこうすれば」

 

機械は正常に作動した

 

「いったいどうやったの?」

 

永琳は驚いている

 

「頭の中に操作方法が出てきたんです。」

 

「それがあなたの能力なのね、それで、あなたの能力はどんな名前にするの?」

 

「うーん、そうだね、謎を解き明かす程度の能力かな。」

 

「あなたらしいわね」

 

私は能力を手に入れて少し有頂天になってしまったと、この時に後悔したがもう遅かった

 

 

 

 

 

 

 

 

「薬の材料を取りに行ってほしい?」

 

「ええそうよ。どうしても作りたい薬があるんだけど、その材料がたりなくて。」

 

「永琳の頼みなら断る理由もないな、それに、どうせ断れないんでしょう?」

 

「ええもちろん。」

 

 

 

「ここら辺に生えているときいたんだが」

 

私は辺りを探してみたがそれらしいものはなかった

「名前はムド茸、えーと、食べると失明した後に死亡するって、どんなものとってこさせようとしてるんですか、永琳は」

 

私は薬の内容が気になったが悪い予感しかしないので心のなかだけで留めようとしたが

 

「不老不死になる薬?」

 

頭の中に突然出てきた

 

「そうか能力が勝手に発動したのか、こういうのは自分で解くから楽しいというのに。」

 

私はこの能力を自分で発動できるようにすることが第一目標だと実感した

 

「探しまわって10分、やっと見つけたけど、これは凄いこんな真っ黒な色の茸は見たことがない。」

 

私は口を布で塞ぎながら、ムド茸を袋にしまった。

 

「口を塞がないと、胞子が出て毒に感染するかもしれないって、こんなものが不老不死になる薬に必要なのかね?」

 

私は街に帰ろうとしたが、茂みからあの妖怪が現れた。

 

「グルルルル!!」

 

私は逃げようとしたが周りが木で覆われているので出れそうにない

 

「ここはあいつの横を通り抜けなければ帰れそうにないな。」

 

私は謎の意味を思い出していた。

 

謎とは、言葉の中に意味を隠した問いを出して、相手に答えさせる遊び。なぞなぞ。

はっきりわからない事柄。

 

これならいける筈だ。今度はあいつに負けない。

 

「私は自分に問う。あいつはどう動くかと」

 

頭の中にイメージがわいた

 

「あの妖怪はこう動くのですか。」

 

私は即座に前に走り出した。

 

「あいつは右腕を振り上げ爪で引っ掻こうとする」

 

妖怪は右腕を振りかぶり引っ掻こうとしてきた

 

「行動が分かれば避けるのは簡単なことです。」

 

私は左に前回りをして爪を避け、そのまま走り抜けた。

後ろから追ってきているのがわかる。

 

「次は5秒後に飛びかかってくる」

 

私は心の中でカウントしながら待った。

 

5…4…3…2…1今です。

 

私は横におもいっきり跳んだ

 

ドシン!!

 

妖怪は木に大きな音を出してぶつかった。

 

「今度は私の勝ちです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「永琳、この茸は何に使うのですか?」

 

私が聞くと彼女はごまかすように言った

 

「ちょっとした毒薬を作ろうかと思ってね」

 

私はそれ以上彼女には何も聞かなかった。

 

「そうですか、では、また後で」

 

私はあなたがそれをどう使うかは聞きません、ですが、不老不死の薬を作るだなんて、ただ事ではない、だから、私は解明してみせます。絶対に

 

 

 

 

 




やっぱり小説って書くの難しい


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第4話 悪いやつはよく眠るというが本当にそうだろうか?

感想を貰いました。とっても嬉しいです。有頂天になってしまいそうで怖い


「やはり、寝る間を惜しんで作っていますね。」

 

私は、あの後、永琳を尾行できるときは尾行してみたが

睡眠時間があまりにも短すぎるのだ

 

「このままでは、倒れてしまいますよ。」

 

私は永琳から理由を聞きたがったが、あの永琳が喋ってくれるわけがない、私はまだ永琳と4ヶ月の付き合いだがわかる。永琳が言うわけがないと。

 

「ここは私が動かないと駄目なようですね。」

 

私は闇の中に紛れて研究所から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよう永琳、いや、今はお昼だからこんにちはかな。」

 

「ごめんなさい、私の昼御飯も作ってもらっちゃったみたいね。」

 

私は永琳を見た、あからさまに目の下に隈ができている。

 

「永琳は今日暇かい?少し買いたいものがあるんだけど。」

 

「私はまだ完成させないといけない薬があるから。」

 

永琳は疲れているのに無理に笑った。

私はこんな永琳は見たくはない、だが、能力を使ってわかったところで意味がない。私は永琳を自分の手で救いたい。そう決意して私は早速行動にうつすのだった

 

「この技術を使う日がくるとは思いませんでしたが」

 

私は永琳の持っている端末(スマホのようなもの)に自分の持っている端末を向けた。

 

「ペアリング完了。」

 

私は昔に元スパイという人から教えてもらった技術を使った。

 

「さてと、しばらく能力の練習でもしますか。」

 

私はイヤホンを耳に差し、外に出かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません。剛鬼隊長、お休みの日に練習に付き合ってもらって。」

 

私は剛鬼隊長に練習相手を頼んだ。

 

「ガッハッハ!!気にするな、俺もちょうど暇していたからな。」

 

剛鬼隊長は盛大に笑いながら気にするなと言ってくれた。

 

「それで、俺は何をすればいい?」

 

「ただ、私に攻撃をしてくれればそれでいいです。」

 

「あんた学者だろうに、何故そんなことをする?」

 

「守りたい人がいる、ただそれだけです。」

 

剛鬼隊長は一瞬きょとん、とした顔をしたがすぐに笑った。

 

「ガッハッハ!!若いもんはいいな~。」

 

剛鬼隊長は武器を構えた。

 

「じゃあ、その守りたいって人を守れるぐらいに強くなんないとな。」

 

「ええ、もちろん。」

 

「私は自分に問う。剛鬼隊長の次の動き方はどうかと。」

 

私の頭の中にイメージが湧いてくる。

 

「行くぞ!明。」

 

剛鬼隊長は土煙を巻き上げて、私に突っ込んできた。

 

「こんなんでやられるなよ。明。」

 

剛鬼隊長は私に左から袈裟斬りを放った。

 

「わかっていますよ。」

 

私はギリギリ後ろに跳んでかわすことに成功した。

 

「じゃあこうだ。」

 

剛鬼隊長は鞘で殴りかかってきた。

 

「私は引っかかりませんよ、そんなフェイントには。」

 

私は後ろに跳ぶのではなく、逆に、前に跳んだ。」

 

「おっとバレちまったか。」

 

剛鬼隊長は後ろに跳んでも届くように、左手に短剣を持っていた。

 

「投げさせませんよ。」

 

私は短剣を持っている手にタックルをした。剛鬼隊長は短剣を落とした。

 

「これは貰います。」

 

私は素早く短剣を回収すると、即座に距離をとった。」

 

「これも避けるとはたいしたもんだ。」

 

いつの間にか剛鬼隊長の左手には剣があった。

 

「明の能力は強いな。俺がどんなことをするかわかっちまうんだもんな。」

 

「ええ、ですが、剛鬼隊長の能力もたいしたものです。」

 

「そんなことまでわかっちまうのかよ。」

 

剛鬼隊長は驚いている。

 

「剛鬼隊長の能力は、投げたものを手元に戻す能力ですよね。」

 

剛鬼隊長が剣を持っていた理由がこれだ。剛鬼隊長が袈裟斬りをする前に、剛鬼隊長は短剣を下に投げておいた、そうして袈裟斬りをしたあとに、鞘で殴ろうとする前に横に剣を投げ、能力で短剣を戻した。私がタックルで剛鬼隊長の短剣を落としたあとにすぐ剣を戻した。

 

「というわけですよね剛鬼隊長。」

 

「流石だな、これを無傷でかわせたのは、お前が初めてだ。」

 

ちなみに私が短剣を回収した理由は、短剣を投げられると厄介だからだ、ブーメランのように動く短剣は正直めんどくさそうだったからだ

 

「だが、お前の能力にも弱点があるな。」

 

「それは私が一番理解しています。」

 

「では、言ってみろ。」

 

「それは

 

私が言いかけた時に、耳から、永琳の電話の内容が聞こえてきた。

 

「やっと完成させたわよ。」

 

「では、その薬を持ってきて貰おうか。」

 

電話の相手は聞いたことがない男のものだった。

 

「場所は私の研究室だ。」

 

そう言って電話を切ったようだ。

 

「すいませんが、今から行かなければいけなくなってしまったのでこれで失礼します。」

 

私は剛鬼隊長に一言、ことわってから私は永琳を尾行することにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、永琳はどこに行ったのやら。」

 

私は彼女を見つけた。

 

「ほら、薬は渡したでしょ。かぐやはどこ?」

 

「まだだ、あと5個は作ってもらわなければ。」

 

あの男が永琳を脅している男か。

 

「わかったわ。その代わりかぐやに手を出したら。」

 

「わかっている。だから、早く作ってくるんだ。」

 

永琳は足早にこの場を去った。

 

「さて、黒幕もわかったことだし、ご挨拶でもしますとしますか。」

 

私は永琳を守るために彼にお灸をすえに行った。




バイトが忙しすぎて書く暇がないよ~


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第5話 天網恢々疎にして漏らさず

バイト終わりに書きました。



私は意気揚々と乗り込んだのはいいものの。

 

「捕まってしまいました。」

 

私は警備員に捕まっちゃいました、何故捕まってしまったかたというと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません、永琳博士の助手のものなんですが。」

 

私はまず潜入することにした。

 

「何のようだ?永琳博士なら先ほど帰られたぞ。」

 

警備員は威圧をしながら言ってきた。

 

「いえ、先ほど渡し損ねた物があるので、渡しておいてほしいと頼まれまして。」

 

「誰にだ?」

 

警備員はかなり怪しがっているが、ここは適当なことを言って誤魔化すしかないようだ。

 

「すいません、名前は言ってくれませんでしたので、ですが、先ほどお会いした方だと言っていましたので、私は名前を聞かなかったのですが。」

 

 

「ふむ、なら入るがいい。」

 

警備員は門を開けてくれた。

 

「ありがとうございます。」

 

私は研究所の中に入ることに成功した。

 

「案内する、だから、着いてこい。」

 

警備員は着いてくるようだ。

 

「はい、お願いします。」

 

ここで着いてこないように言っても、余計に怪しまれてしまうので、仕方なく私は着いていくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません、博士お客様が。」

 

警備員は2階の奥にある扉をノックした。

 

「私に、客だと?今日はもうそんな予定は入っていないぞ。」

 

「いえ、永琳博士の助手の者で、渡しそこねたものがあるとか。」

 

「そうか、なら、入っていいぞ。」

 

ドアが開いた

 

「貴様は来なくてよい、お客様だけをお通ししろ。」

 

「ですが、それで博士にもしものことがあったら。」

 

博士は怒鳴った。

 

「いいから行け!」

 

「は、はい。」

 

警備員は慌てて走って行った。

 

「では、入ってきてくれ。」

 

「わかりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋に入ると中肉中背の4、50代の男の人が椅子に座っていた。

 

「やあ、それで、渡しそこねた物とは何なのだね?」

 

「私も中身は見てないのでわかりせんが、この箱らしいです。」

 

私は鞄の中から一つの箱を出した。

 

「では、拝見するとしよう。」

 

男は立ち上がり、箱を貰い、開けた、と同時に私は目をつぶった。

 

バンッ!!

 

私は耳鳴りが酷いが、奴に一撃を食らわそうとして、私は・・・捕まったのだった。

私は驚いた、あの男は確かにフラッシュバンをくらった筈なのに、私は横を見ると、あの男はうずくまっていた。

では誰が?

 

「やはり襲ってくると思いましたよ。」

 

私を取り押さえていたのは先ほどの警備員だった。

 

「私の計画はばれていたのですか?」

 

私は警備員に尋ねた。

 

「いえ、わかりませんでした、ただ、少し怪しいな程度にしか思っていませんでしたよ。」

 

「だったら何で?」

 

「それは僕がただ慎重なだけだったからですかね。」

 

「優秀な警備員ですね。」

 

彼は笑った。

 

「あなたは誤解をしているようです。僕が警備員?そんなわけがないじゃないですか。」

 

「じゃあ、貴方はいったい?」

 

「僕が永琳博士を脅迫している張本人ですよ、知らないんですか?悪いやつほど駒は多いものです。」

 

私は言った。

 

「彼も駒というわけですか。」

 

「ええそうです。そこにうずくまっている男は、ただの駒本当の黒幕は私ですよ。どうします?抵抗しますか?」

 

私は否定した。

 

「こんなところで抵抗したところで無意味ですので、止めておきます。」

 

「僕は素直な人は好きですよ。」

 

こうして私は捕まったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、私は手を前にして縛られている。

 

「おい、聞いているのか?」

 

先ほどフラッシュバンをくらった男が怒鳴っていた。

 

「すいません、聞いていませんでした。」

 

私が笑顔でそう返すと

 

「ムカつく野郎だ。今すぐこのナイフで刺し殺してやってもいいんだぞ。」

 

ナイフを見せながら脅してきた。

この男はこのまま放置して、さて、どうやってここから出ましょうか。

はぁ~また私は能力を使わないといけないようですね。

 

「私は自分に問う、どうすればこの状況を打破できるかを。」

 

私は小声で呟いた。

 

「お前は今何て言ったんだ?」

 

男が詰めよって来た、そこで、私は行動を開始した。

まず男の右足の靭帯に蹴りをいれた。

 

「痛てぇ~」

 

男はナイフを落としたので、それを回収して縄を切り、男に一発アッパーをかまして気絶させた。

 

「やはり、この能力は少し危険ですね。」

 

私はこの能力をあまり使わないように心がけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は奴のいる部屋に行った。

 

「おや、やはり来ましたか。もう少し時間がかかると思っていたのですが。」

 

警備員の格好をした男は椅子に座っていた。

私は尋ねた。

 

「お前はいったい何者なんだ?」

 

「そんなこと言えるわけがないじゃないですか、だけど、教えてさしあげましょうか、名前といっても偽名ですがこう呼んでください。骸《むくろ》とね。」

 

「では骸、薬の場所はどこですか?」

 

「それなら、そこに置いてありますよ。」

 

薬は部屋の真ん中の机の上に置いてあった。

 

「それを渡してもらおうか。」

 

私は骸に言った。

 

「僕に勝ったらいいですよ。」

 

「何で勝負するんですか?」

 

「このカードで勝負しましょう。」

 

骸はポケットの中から数枚のカードを出した。

 

「この兵士、王、奴隷と書かれたカードがあります。兵士は両プレイヤーに4枚ずつ、片方には奴隷、そして、もう片方には王のカードが一枚ずつ持ちます。王は兵士より強く奴隷に弱い。兵士は王に弱く奴隷に強い。奴隷は王より強く兵士より弱い、一枚ずつ出し合い先に手札が0になった方の負け。こういったゲームです。」

 

「待ってください、それでは圧倒的に奴隷側の不利です。」

 

「安心してください、奴隷側の勝利条件は王を倒すこと、これならどうですか?」

 

「わかりました、やりましょう。」

 

「あなたは奴隷側、私は王でよろしいですか?」

 

「拒否権はないんでしょう?」

 

「ええもちろん。」

 

こうして私は骸にゲームで勝負を挑むことになった。




明日もバイト、明後日もバイト
きついな~


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