パワプロクンポケット!怪奇!ハタ人間! (BLACKRX)
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序章 ハタ人間

パワポケ11をやって思い付きました、不定期更新ですが完結を目指して頑張ります。

あと、プロローグなので少し短めです。

番外編は他のキャラの描写もやる予定です、基本は主人公視点です。


バンバン!カチカチ…

 

「白瀬!弾をくれ‼︎」

 

「分かった!」

 

ヒョイ!パシ!

 

「サンキュー‼︎」

 

ガチャ…バンバン!バンバン!

 

ブン!ドガ!スパン!ドォォォン!

 

「いいぞ、犬井!越後!このまま押し切るぞ!」

 

「…」

 

コク…

 

「分かった!」

 

タッタッタッタッ!

 

スパン!バシュ!ザシュ!ドォォォン!

 

「ハァ…あのバカ共は…カイ、朱里…あいつらを支援するぞ‼︎」

 

「分かりました…」

 

「分かったわ、紫杏…」

 

カチャ…パァン!パァン!パァン!パァン!

 

ドォォォン

 

「るりか、ちゃんと付いて来てる?」

 

「リコこそ遅れないで下さい」

 

バンバン!スパン!スパン!

 

ドォォォン!

 

ここはある街の倉庫…そこでは俺を含む十数人の男女が武器を持ち異形の化け物と頭にハタを建てた人間達と激闘を繰り広げていた。

 

ババババババ!ドォォォン‼︎

 

「⁉︎、巨大ロボ…」

 

何故、俺達が激闘を繰り広げているのか…それは今から10日程前まで遡る。

 

ーーーー☆

10日前…俺、津上渡(つがみわたる)はパライソタウンに住むごく普通の中学生だ。

 

「うわぁぁ!遅刻だぁぁぁぁ⁉︎行ってきまーす‼︎」

 

バン!タッタッタッタッ!

 

「るりかのヤツ…どうして起こしてくれなかったんだ?」

 

タッタッタッタッ!

 

その日は夏休み前日ということもあり、俺はその日に遅刻しない様に走って学校に向かう…

 

「おはようでやんす、わたるくん」

 

「あっ!落田(オチタ)くん、おはよう‼︎」

 

その途中で友達のオチタくんと偶々出会い、一緒に学校に向かおうと思った時だった。

 

「…頭にハタを建てている人がいるけど」

 

「本当でやんす、今日は何かイベントでもあったでやんすかね?」

 

「さぁ?」

 

この光景を見ていた当時の俺たちは彼らを見てイベントか何かだと思っていた、だがそれが十日に渡る激戦を引き起こす引鉄になると気付かずに…

 

ーーーー☆

「ギリギリセーフ…」

 

「でやんす…」

 

俺とオチタくんはその集団を無視して学校に入った、教室の中は今後の予定とかの話とかで盛り上がっていた。

 

「るりか、おはよう」

 

「おはようございます、わたる」

 

俺は迷わずに自席に座った後に隣の席に座っている幼馴染のるりかに挨拶をした。

 

「るりか、今日は起こしに来なかったけど…何処かに行っていたのか?」

 

俺はその後、るりかに今日はどうして起こしに来なかったのかを尋ねると彼女はこう答えた。

 

「今日はお母さんのお見舞いに行くと申し上げましたけど…」

 

「そうだっけ?」

 

「そうでしたよ」

 

と俺はるりかと他愛無い会話をしていると…

 

ヒューン!ヒュー…‼︎

 

「?、まさか…」

 

俺は何かを投げる音が聞こえて来たので、頭の中に三つの選択肢が浮かんだ。

 

A.しゃがむ

 

B.駄目だ…躱せない…

 

C.秘技・心眼←ポチッ!

 

俺は迷わずCを選んだ。

 

キュピィィィン‼︎

 

「フハハハハハ!秘技‼︎心眼んんんん‼︎見える!見えるぞォォォォォ‼︎」

 

ガタ…バァァァァ‼︎

 

カンカン‼︎

 

俺は机を蹴り上げると同時に机の下に潜り込んでその一撃を回避したのだった。

 

モゾモゾ…ガタ…

 

「……ふぅ、おいリコ!るりかと話してる途中で空き缶を投げてくるな!」

 

俺は机から這い出ると空き缶を投げて来た張本人である少女、リコを睨み付けた。

 

「……」

 

プイ…

 

「視線を逸らすなぁぁぁ‼︎ちゃんと俺の目を見ろぉぉぉ‼︎」

 

リコは俺に睨み付けられて視線をプイと逸らし、それを見た俺は大声でそう言っていた。

 

「別にいいじゃん、何事も無かった訳だし…」

 

「良く無いわぁぁぁぁ‼︎」

 

それを聞いたリコはそう言って来たので俺はそう言い返した。

 

「毎度毎度のことでやんすけど…夫婦喧嘩は他所でやって欲しいでやんす」

 

キュピィィィン‼︎

 

その喧嘩を見ていた矢部君が俺たちにそう言って来たので、俺とリコは目を光らせてこう言った。

 

「「誰が夫婦だぁぁぁぁ‼︎」」

 

ヒュン!ブン!

 

ドガァッ!バキィッ!

 

「息が…ぴったりで…やんす…」

 

バタ…

 

俺は殴り飛ばし、リコは空き缶を投げた…それを喰らったオチタ君は気絶したのであった。

 

ーーーー☆

 

「いやー、明日から夏休みか…楽しみだなぁ」

 

俺たちは朝礼に向かい校長先生の長い話や夏休みの諸注意 を伝える担任のみゆき先生のホームルームが終わった後、俺は夏休みに希望を抱きながら帰路に着いていた。

 

ガチャ

 

「ただいまー」

 

「おかえり」

 

「って…頭にハタを建ててどうしたの⁉︎」

 

だが…それは無惨にも打ち消された、そう両親の頭にハタが建てられていたからだ。

 

「貴方もハタを立てるのよ」

 

「そうだ、それがいい」

 

「えっ⁉︎父さんも‼︎…これはなんかヤバイ‼︎」

 

ダッ!バン‼︎

 

それを見た俺は雰囲気がヤバイと思って扉を開いて外に飛び出した。

 

「わ、わたるくん!助けてでやんす!」

 

「オチタ君、大丈夫だったか‼︎」

 

「わたる君の両親もでやんすか⁉︎」

 

「とりあえず、学校に逃げよう!」

 

「わ、分かったでやんす⁉︎」

 

外に出ると俺はオチタ君と合流し、学校に向かって駆け出したのだった、これが地獄の十日間の始まりだった。

 

to be continue…




感想、アドバイス待ってます。


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ハタには水鉄砲がよく効く!

モールには武器になる物が沢山あると思うんですよね…例えば木刀とか、プラスチック刀とか…

あと、初期の頃からクリアワルザーよりも少し強力な水鉄砲を装備しています。

あと、オチタ君は武器を装備済みです。


俺とオチタ君はあの後、学校に避難したがハタを建てられたみゆき先生が痛そうな棒でこちらに攻撃して来た為廊下に出た後、オチタ君の提案でモールに一時避難していた。

 

「何処に行ってもハタだらけでやんすねぇ…」

 

「ああ、そうだな…」

 

だが…モールに避難してもそこには沢山のハタを建てた人間が沢山いて完璧に詰んでいた。

 

「どうするでやんすか?」

 

「そうだな、どうしようか?」

 

と小声で相談していると…

 

「あの子たちハタが建ってないわ」

 

「本当だわ!今すぐ建てないと!」

 

ワイワイ…ガヤガヤ…

 

「に、逃げるぞ!」

 

「分かったでやんす‼︎」

 

ダッダッダッダッ‼︎

 

周りにいたハタ人間の一人が俺たちに気付いて大声で叫び、それをきいたハタ人間達が迫って来たので俺とオチタ君は何処かに隠れるべく走り出したのだった。

 

ーーーー☆

 

「ハァ…ハァ…ここまで来れば平気だろ?」

 

「そうでやんすね…」

 

俺とオチタ君はモールのおもちゃ売り場に逃げ込みなんとか奴等を撒いた為、一休みしていた。

 

「何か武器になる物を探してくるでやんす!」

 

タッタッタッ‼︎

 

「ちょ⁉︎オチタ君⁉︎」

 

オチタ君はおもちゃ売り場のおもちゃを探しに行ったので、俺は近くにある木刀が入っている籠の近くにあるイスに座ったのだった。

 

「ふぅ…ん?」

 

プイ…

 

俺は一息休憩を入れよう座ったと同時だった、背後から人の気配を感じた為に背後を振り向くと…

 

「うお!」

 

ガシ!

 

背後からハタを建てた人に襲われ取っ組み合いになった。

 

ドン‼︎

 

「⁉︎」

 

俺はそのハタ人間に突き飛ばされ地面に倒れ、このままじゃヤバイと思ったと同時だった。

 

ビシュ!パチャ!

 

ドサ…

 

「へ?」

 

突然、背後から水鉄砲を放つ音が聞こえて来たので背後に振り返ると…

 

「大丈夫でやんすか‼︎」

 

「オチタ君!助かったよ!」

 

そこには水鉄砲を構えたオチタ君の姿があった、てか…水鉄砲?

 

「オチタ君、その水鉄砲には何を入れたの?」

 

俺はオチタ君が入れた水鉄砲が気になったので、尋ねると彼はこう答えた。

 

「普通にあそこの水槽の水を入れたでんす」

 

「水槽の水?」

 

それを聞いた俺は倒れているハタ人間を見てこう思っていた。

 

あぁ、この旗…抜いて見てぇぇ‼︎

 

と…

 

キュピィィィン!

 

「なぁオチタ君、ハタを抜いてみないか?」

 

ガシ!

 

「分かったでやんす、それじゃ体は抑えておくでやんす」

 

ググッ‼︎

 

俺はオチタ君にそう提案し、オチタ君は胴体を抑え俺は頭のハタを引っ張った、

 

ビクン‼︎

 

「「‼︎」」

 

引っ張ると同時にその男性の目が突然見開いた,それを見た俺とオチタ君は少し驚いていた、

 

「やっぱりやめておこう」

 

「そうでやんすね…」

 

そのあと、俺とオチタ君は話し合いをして、西にある廃ビルに向かう事を決めた.

 

「と…その前にっと…」

 

ガサガサ…ヒョイ…

 

と俺はその前に店内を見渡して武器となる物を物色して探し始めた。

 

「わたる君、何しているでやんすか?」

 

それを見たカイダ君が聞いてきたのと同時に良い手応えを二つ感じ取ったのでそれらを回収して振り返った。

 

木刀とモンスターYN、クリアワルザー、水風船制作キットを手に入れた!!

 

「何って武器を収集していただけだぞ」

 

「そうでやんすか」

 

それを聞いたカイダ君は少し呆れた顔もしながらもそう言った、俺はそのままポッケにしまったクリアワルザーを手にとった。

 

「はい、クリアワルザー」

 

ポイ!パシ!

 

俺はそのままクリアワルザーをカイダ君に投げ渡した。

 

「え?」

 

それを手にとったカイダ君は少し困惑していたのでこう付け加えた。

 

「一応、持っておけよ☆彡‼︎」

 

「分かったでやんす ビシ‼︎」

 

 

タッタッタッ!

 

こうして、俺とカイダ君は南西にある廃ビルに向かったのだった。

 

ーーーー☆

 

「きゃあァァァァァァァァァァ‼︎‼︎」

 

「‼︎、今の悲鳴は…るりか!!」

 

タッタッタッタッ!!

 

「ちょ!待つでやんす!ワタル君‼︎」

 

タッタッタッタッタ!!

 

その廃ビル向かっている途中で幼馴染の悲鳴が聞こえて来たので、俺は走って向かった。

 

「い、いや…こ、来ないで…」

 

「クッ…るりかに手を出してみろ!この二階堂真琴が許さん‼︎」

 

「あれは…るりかに…二階堂さん?」

 

と俺が二人を見つけた直後だった。

 

ガシ!

 

「クッ…は、離せ‼︎」

 

ブス‼︎

 

二階堂さんは後ろからハタ人間に羽交い締めをされ、その直後にハタを刺されてしまった。

 

「さぁ、るりかも…ハタを…」

 

と突然、二階堂さんは人が変わったかのようにるりかに向かって歩く…

 

「いや…いや…た、助けて…わたる…」

 

「‼︎、させるかぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

ブォン!バシ!

 

「ギャフ…」

 

ドサ…

 

それを聞いた俺は飛び出してハタ人間に向かって木刀を振り下ろした、木刀の直撃を喰らったのか…ハタ人間は気絶してしまった。

 

「るりか、大丈夫か?」チラ…(クリアワルザーとモンスターYNで牽制よろ)

 

チラ…コク…(分かったでやんす)「喰らえでやんす‼︎」

 

ビシュ!ビシュ!パチャ!パチャ!

 

バタバタ…

 

それを見た俺はオチタ君にクリアワルザー二丁で牽制する様に目で伝えた後にるりかに駆け寄った。

 

「わ、わたる…」

 

るりかは涙を流しながら俺のことを見ていた。

 

「逃げるよ」

 

スッ…

 

「はい」

 

ガシ!

 

それを見た俺は手を差しのばした、るりかは迷わず手を握って立ち上がった。

 

「オチタ君!」

 

「了解でやんす!喰らえ!平和主義者だけど水風船アタック!」

 

ポイ!パァァァン!

 

バタバタ…

 

俺たちはそのまま南西のビルに向かって走って向かったのだった。

 

ーーーー☆

 

「ここまで来れば安心だな」

 

「そうでやんすね」

 

とあの後、俺たちは無事に南西のビルに到着して上の階を目指して歩いていた。

 

「…」(オチタ君、クリアワルザーとモンスターYNを)

 

スチャ…

 

(分かったでやんす)

 

スチャリ…

 

俺は何処と無く人の気配を感じたので俺はオチタ君に水鉄砲の準備をアイコンタクトで伝えると同時に木刀を構えてある部屋の前で止まった。

 

「どうしたんですか…わたる、木刀を構えて」

 

「シッ…静かに」

 

俺は疑問を薙ぎかけたるりかにそう言うと同時に壁に耳を当てた。

 

「…!」コク…

 

「…」

 

バァァン‼︎

 

何やら人の音が聞こえたので俺はオチタ君に合図を出すと同時に扉をこじ開けて中に突入した。

 

「は?」

 

中に突入すると年配の爺さんらしき人がいたが驚いた表情をしながらこちらを見ていたが…

 

「オリャァァァァ‼︎」

 

ブン!

 

ボカドカバキ‼︎

 

そのまま再起不能になってもらう為に木刀を振り下ろした、一発、二発、三発、と振り下ろしたのだった。

 

ーーーー☆

 

「ごめんなさい」

 

「ああ…分かればいいんだ!分かれば‼︎イテテ…」

 

「動かないで下さい…」

 

その後俺たち(俺とオチタ君)は先程のことを謝っていた、何故ならその人はハタ人間では無かったからだ…その人の名前は唐沢教授、学会を追放された科学者で宇宙人が来ることを予見していた人らしいのだが、誰も信用されずに追い出されたらしいとその説明を受け、ハンドガンを貰い試し撃ちをして少し眠りに着いたのだった。

 

ーーーー☆

 

「わたる、わたる…起きてください」

 

「ん?」

 

俺はぐっすり眠っている頃、突然誰かの声が聞こえたので目を覚ました。

 

「るりか…どうしたの?こんな時間に起こして…」

 

起こした本人はるりかだった、しかもその目には涙を浮かべて…

 

「わたる、こんな時間に起こしてごめん…」

 

「そんなことよりも涙を流しているけど、どうしたの?」

 

「わたる、私は…」

 

俺はるりかに笑顔でそう尋ねると、彼女はこう言ってくれた、病院から帰る途中に友達の天月さんと浅井さんと一緒になったのだが、マンションの騒ぎを受けてバラバラに別れたらしい…

 

「大丈夫だよ…きっと無事だ、だってるりかが無事だったんだ、二人も無事だよ」

 

それを聞いた俺はるりかにそう言うと彼女は…

 

「はい…そうですよね」

 

と同意したのだった、こうして最初の1日を乗り越えたのだった,

 

 




感想、アドバイス…お待ちしております。


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仲間救出!その一

久々の更新です、大変長らくお待たせいたしました!


「るりかの母親はどの階にいるんだ?」

 

「3階です」

 

ここはパライソタウンにある病院…そこの入り口前には俺とオチタ君とるりか、平山の四人で病院に来ていた。

 

「あと、青野も霧生もこの病院にいるでやんすよ」

 

「そうだな、取り敢えず中に入ろうか」

 

俺達はそう会話した後に病院の中に入った、どうしてこうなっているのか…それは少し前に遡る。

 

ーーーー☆

俺たちはあの後…教授に起こされモールに向かう様に指示されたので、俺たちはある程度装備を整えてから出発した。

 

「やれやれ…人使いの荒い爺さんでやんす」

 

「そうだな」

 

道中、俺とオチタ君はそのことを同意していたが…

 

「ですけど…あの人が居なかったら、私達はヤバかったのでは?」

 

るりかがそう言ったので、少し気分が削がれてしまった…何故なら、るりかの言い分が正しいことも理解していたからだ。

 

「それじゃ、モール行く前に学校に行こう…多分誰かいると思うからさ」

 

俺はみんなにそう提案すると、るりかもオチタ君もそれにうなづいて学校に向かった。

 

「学校には誰もいないのか?」

 

俺たちはクリアワルザーを構えて敵が何処から来るのか警戒していると…

 

ガタ…

 

「「‼︎」」

 

チャキ!

 

突然、物音が聞こえたのでその方向に水鉄砲と木刀を向けると…

 

「あれ?ワタルに南雲それにメガネじゃないか‼︎」

 

そこには平山が立っていた、それを見た俺たちはクリアワルザーと木刀をしまった。

 

「平山…無事だったんだな」

 

「ああ、なんとか…」

 

俺は平山にそう尋ねると彼は少しやつれた声でそう答えた。

 

「てか…平山はどうして学校にいるんだ?」

 

その後、俺は平山にどうしてここにいるのかを尋ねると彼はこう答えた。

 

「いや、妹がここに来ていると思ってさ…それで探しに来たんだよ」

 

「そうか、それとここは危ないから秘密基地の場所を…」

 

それを聞いた後、平山に秘密基地の場所を教えようと思ったが何者かの視線を後ろから感じたので振り向くとそこには…

 

「ふふふ…悪い子にはお仕置きをしないとね…」

 

「みゆき先生…貴女にそんな棒切れは似合わないですよ…」

 

なんか鉄で出来た棒を装備し、尚且つハタを頭に立てた深雪先生がいた。

 

「オチタ君、るりか…援護を頼む、あと予備のクリアワルザーを平山に渡してくれ…」

 

「分かったでやんす、ほれ…使うでやんす」

 

「お、おう…って水鉄砲じゃねえか‼︎」

 

それを見た俺は木刀を装備してみゆき先生に向けて構えてから平山にこう言った。

 

「平山、後で説明するから先生のハタ向かって撃てばいい…頼んだぞ!」

 

「お、おう!」

 

「行くぜ!みんな!」

 

ダッ!

 

「動きを抑える!」

 

ブン!

 

「喰らえでやんす!」

 

チャキ!

 

バン!

 

「先生!倒れて!」

 

スチャ!

 

バン!

 

「こ、このぉ!」

 

チャキ!

 

バン!

 

俺がそうみんなに言った直後に俺はみゆき先生に木刀を振り下ろし、周りのみんなは同時に水鉄砲を先生に向けて発射し激突した。

 

「……ハァハァ、なんとかなったな」

 

「そ、そうでやんすね…」

 

「本当に水鉄砲撃ったら気絶したみたいだな」

 

「と、とりあえず…校舎の中を探索しましょう」

 

「そうだな、探索するか」

 

そして、勝負は一瞬でついた(息切れしてるのはとても苦戦したぜという演技だ)…平山が撃った水がみゆき先生に命中しそれで終わったのだ、るりかからの提案で校舎内を探索した俺たちは平山妹の書き置きが書いてある机を見つけその中にあった食料を回収して途中二人のハタ人間と遭遇したが倒して外に出た。

 

「これだけでは足りませんからショッピングモールに行きましょう、あそこに行けば食料も沢山ありますし、それに色々な武器があるかもしれません」

 

「でもハタ人間が沢山いるでやんす…捕まったら終わりでやんす、一旦基地に戻った方が安全でやんす」

 

「確かにオチタ君の言う通りかもしれない、でもリターンを得るにはリスクを負う必要もある、だからここはるりかの言う通りにショッピングモールに向かおう、もしかしたら強力な武器があるかもしれないしな」

 

「そうでやんすね…確かにその通りでやんす!」

 

「じゃ、行こうか…」

 

その後はるりかからショッピングモールに行こうと言う提案を耳にし、オチタ君からの反論があったものの俺はオチタ君を説得してショッピングモールに向かった。

 

「という訳でショッピングモールに着いたから二人班(ツーマンセル)で行動しよう、じゃ平山とオチタ君は一階の探索を頼む、俺はるりかと一緒に二階に行ってもう少し強い武器を探してくる」

 

「分かったでやんす、何かあったら連絡をするでやんす」

 

ショッピングモールに入った後に俺たちは二手に分かれた、俺とるりかは二階にオチタ君と平山は一階を探索しに行った。

 

「やっぱり武器になるものが色々あるな」

 

「そうですね、このモンスターYNはやはり複数いると思うので沢山持って行きましょう…あと水を入れるポリタンクを複数個、クリアワルザーをカゴに入れるだけ入れときましょう」

 

「いや、それは人数が集まった時にしよう…これだけのポリタンクとかを隠しておく場所に心辺りがある」

 

俺とるりかはそう会話したあとにロッカールームを見つけてそこに大量の空っぽのポリタンクとクリアワルザー、モンスターYNを空いてる所に全て積み込めてロックした。

 

「これで良しと…あとはオチタ君達と合流しよう」

 

「そうですね」

 

俺たちは基地に持って帰る分のクリアワルザー、モンスターYNを鞄に詰め込んで一階に降りハタ人間達の目を掻い潜ってオチタ君達と合流した。

 

「オチタ君、出来る限り詰めこめるぐらいのリュックを用意した、このなかに色々と食料を詰め込めないか?」

 

「了解でやんす、早速つめこ…」

 

ガシ!

 

「静かに‼︎」

 

俺はオチタ君と会話している途中に誰かの気配を感じ取ったのでそのまま口を塞いで黙らせた。

 

「おい!危ないぞ霧生!」

 

「へへ、大丈夫だって」

 

その直後に二人の声が聞こえてきたので、その方向を見るとそこには同級生の霧生と青野がいた。

 

「これさえあれば対抗できるから…行くぞ!」

 

「ちょ?待てよ!霧生!」

 

タッタッタッタッ!

 

二人はそう会話した後にこの場を離れてショッピングモールから出て行った。

 

「あの二人を追おう!行くぞ!みんな!」

 

それを見届けた後に俺は二人のあとを追うこと伝えるとみんなはそれにうなづいて行動を開始した。

 

ーーーー☆

 

そして、今に至る…俺たちは二人を追うといつの間にか病院に着いていて、青野と霧生を助けるついでにるりかの母親も助けことを決め病院に突入した。

 

「さて、病院に入ったはいいが意外とハタ人間の数が多いな」

 

「そうでやんすね、あっ!そうでやんす!」

 

「ん?なんだ…」

 

「ゴニョゴニョでやんす」

 

「なるほど、面白そうだな…やってみるか」

 

だが、病院に入るとハタ人間の数が想定外に多く行動に制限が掛けられてしまっていた、そんな時だった…オチタ君は何かを考えた俺に耳を傾けてこう言ってきた、それを聞いた俺はニコリと笑った後にその作戦を決行した。

 

「そらそら!こっちこっち!」

 

「ハタ人間さん!こっちこっち!」

 

タッタッタッタッ!

 

「待てーー!」

 

「待てーー!」

 

ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッ‼︎‼︎

 

まず、俺とるりかが敵の大群を引きつけてある地点にまで誘導する。

 

「来たぞ!オチタ!」

 

「よし!喰らえでやんす!」

 

ブシャャャャャャャャャャャャャャャ!

 

そして、オチタ君が二階から放水しハタ人間たちを殲滅する。

 

「よし!霧生達をおうぞ!」

 

「「おお!」」

 

「うん!」

 

こうして、俺たちは霧生と青野…そしてるりかの母親を救うべく向かうのだった。

 

to be continue…




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仲間救出! その2

二年ぶりに更新、もう誰も覚えてないのかも……

だが、更新するぞぉぉ!!


「オラオラオラ!ドケドケドケ!」

 

「ワタル!暴れすぎです!幾ら数を減らしたとはいえ、油断しないでください!」

 

「ん?ああ…ごめんごめん」

 

と俺、ワタルはホースの水放射でハタ人間を沢山倒した後…るりか、メガネ、平山と共に病院内を探索し青野と霧生の二人を探していた。

 

ドカァ‼︎

 

「ん?…なんだ?今の蹴りの音は…向かってみるか」

 

とその途中、俺たちは二階で残ったハタ人間をボコボコにしながら探索しているとある部屋から明らかに誰か誰かに蹴りを入れた音が聞こえてきたのでその部屋の扉を開けたとほぼ同時だった。

 

「どりゃあ‼︎」

 

バキィッ‼︎

 

「がは⁉︎」

 

俺の顎に見事にクリティカルヒットし俺は一回転宙を舞ってそのまま地面に倒れた。

 

「ごめん、ごめん…てっきり貴方達もと思ったからつい…」

 

「いや、この状況下だと仕方ない…そんなことより、俺は脳震盪で暫く動けないからお前らはるりかのお母さんと霧生、青野を捜索してくれ」

 

「では、私は残ります…ワタル1人だと少し危ないですから」

 

「ありがとう」

 

その後、俺たちはその蹴りを入れた張本人、神木ユイを仲間に加えたが、俺はユイの一撃により脳震盪を起こして目眩が治らないので暫くはユイがいた部屋でるりかと共に休むことになった。

 

「そういえば、こういう状況…昔もあったな」

 

「そうです、あの時とは立場が逆ですけど…」

 

と俺はその部屋でるりかと2人きりでいると昔、公園でこういうような状況になったことを思い出していた。

 

「そうだっけ?以前もるりかに俺は膝枕をしてもらった気がする」

 

と俺はそう返すとふとるりかからいい匂いを感じた、その匂いはお母さんの匂いでとても安心した。

 

「るりかからいい匂いがする」

 

と俺はそのままるりかに抱きつくと同時に眠りについたのだった。

 

ーーーー★

 

「ちょ…ワ、ワタル!は、破廉恥ですよ!」

 

「スー…スー」

 

「あっ…寝てる、よほど疲れていたんでしょう」

 

と私、南雲るりかは突然抱きつかれて驚いていたが…寝息を聞いて少しホッとしていた。

 

「全く…疲れているなら疲れていると言えばいいのに」

 

と私はワタルの頭を撫でながらそう呟いている時だった。

 

「青野くん!霧生さん!ここに逃げ込みましょう!」

 

「ああ、そうだな…青野!もうちょっと待ってろよ」

 

と突然三人の声が聞こえて来たので、私はクリアワルザーを扉の方に向けて構えた。

 

「わぁ!撃たないで!」

 

と扉が開いた直後に私は頭に向かってクリアワルザーを発射した、その直後に聞き覚えのある女性の声がしたので冷静になるとそこには…

 

「霧生さん、青野くん…堤くん…」

 

ハタが立ってない青野くん、堤くん、霧生さんの姿があった。

 

「……そうですか、つまりここに来たのは私たちを助けるついでにるりかのお母さんを助けに来たってこと」

 

「そうです、というか逆ですけどね」

 

と私は霧生さんたちにそう説明している時だった。

 

「あれ?青野くん、ケガしてますね…こっちに近づいてください、治しますよ」

 

私は青野くんが手に怪我をしているのを見つけたのでそれを手持ちしていた救急箱を用いて手に包帯を巻く。

 

「とりあえず、メガネくんたちが来たら移動しましょう…」

 

「すまないな、助かる」

 

私はそう提案した直後だった、何やらや気配を感じたので閉じた扉のの方に視線を向ける。

 

「み、みんな!逃げるでやんす!ここは危ないでやんす!」

 

するとドアが開いてオチタくんと平山、ユイが慌てた様子で駆け込んで来てドアを勢い良く締める。

 

「どうしたの?」

 

私はそう尋ねるとほぼ同時だった、突然ドアが吹き飛びそこから緑や赤、黄色などの様々な色のスライムか現れたからだ。

 

「武器を貸して!早く!」

 

私はとっさにユイに木刀を渡し、平山は先ほどのモールで見つけた木刀を手にしそのスライムたちと戦う、だが……

 

「くっ、こいつら……」

 

「攻撃は効いてるけど、数が……」

 

攻撃は効いてはいるが数が多く苦戦していた、私もワタルを守るべく戦うがスライムの攻撃を喰らって地面に倒れて上に乗りかかれてしむう。

 

「ひっ……」

 

気持ち悪いぬめぬめした感覚が襲いかかり私は吐き気を覚える、そのままスライムは私を食べようとしているのか身体全体を覆うように動く、その時だった。

 

「え?」

 

「何勝手にるりかに触れてるんだ?お前らなんかにるりかを触らせない…」

 

突然、スライムが水になったので何があったんだ?と思って上を見るとそこには手にハンドガンを持ったワタルの姿があった。

 

「青野!るりかを担いでくれ!この場から脱出する!それとオチタくん!ユイ!堤!るりかのお母さんも救出する!強引突破していくぞ!平山と霧生は青野とるりかを守りながら下がってくれ!霧生武器チェンジだ!」

 

「おっけー!」

 

ワタルはそう言うと手に木刀を持ち周りの蹴散らしてそう指示をする、それを聞いたみんなは一斉に行動しだす。

 

「るりかまた後で!」

 

私たちは部屋を出た後に言われた通りに行動を開始する、私ができることはワタルの無事を祈ることだけだった。

 

ーーーー☆

 

「オラオラオラ!どけどけどけぇぇぇぇぇぇ‼︎‼︎」

 

俺、ワタルは周りの雑魚敵をユイ、堤、オチタくんと共にるりかのお母さんがいるところを目指す。

 

「見つけたでやんす!ワタルくん!」

 

「よし!こじ開ける!」

 

俺は扉を開けるとるりかの母親を見つける、俺たちは急いで担架にるりかの母親を乗せると急いで逃げようとするがすでに入り口はスライムたちで埋め尽くされており脱出は難しい、そんな時だった。

 

「こっちよ!ワタル!」

 

聞き覚えのある声が聞こえて来たので振り返るとそこにはリコがいた。

 

「リコ?なんでここに?」

 

「いいから早く!フッキー!」

 

「あいよ」

 

するとリコの後ろから白瀬が現れる、その手にはアサルトライフルを持っており(どっから持ち出してきたんだ?)彼女は味方を誤射することなくスライムを撃ち抜いていく、それを見た俺たちは先にるりかの母親を避難用スロープに入れて降ろす、俺たちもそれに続いて降りていく。

 

「フッキー、離れて!」

 

後ろからリコの声が聞こえて来たとほぼ同時だった、突然爆発音が聞こえて来た。

 

「どこから持ってきたァァァァァァ⁉︎⁉︎」

 

俺は避難用スロープから出て放った一声はこうだった、何故なら病室が跡形もなく消し飛んでいたからだ。

 

「警察署?にあったよ、ワタル」

 

「なんで警察署に手榴弾ならびにアサルトライフルがあるんだよ⁉︎」

 

「なんでも押収品らしいよ、唐澤って人の」

 

「とんでもねぇの作ってたのかよ、あの人……」

 

俺はあの唐澤って人がとんでもなくやばい人に思えてきた、とりあえず……るりかたちと合流しよう。

 

「いくぞ、みんな!るりかたちと合流するぞ!」

 

こうして俺はるりかたちと合流すべく入り口へと歩く、その時……

 

「あれ?今、人影が……」

 

誰かがこちらを見ている気がしたが気のせいだと思い、そのままみんなと合流する、かなりの大人数になったのでとりあえず秘密基地に帰ることになった……一応、念のため遠回りしながら。

 

「ミウシナッテシマッタ、アノチキュウジン……デキルナ」

 

ふと後ろからそんな声が聞こえてきた、マジで尾行してたのか……危ななかった。

 

こうして、俺たちは基地へと帰還して二日目を乗り越えた……次は役割分担するかと考えながら眠りについた。




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