ラブライブ! UTX学園芸能科の少年 (名脇役ナタデココ)
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第0話 俺たちの関係

初めまして名脇役ナタデココと言うものです。

初投稿なので拙い文章が目立つと思いますが頑張って行きますのでよろしくお願いします。




今より少し時は遡る。

 

 

和菓子屋穂むら、そこに母親に連れられて行った時にある出会いをすることになる。

 

 

「あら、久しぶりじゃない!!」

 

「そうね、何年ぶりになるかしら?」

 

 

どうやらその和菓子屋の女将さんと家の母親は知り合いらしい。当時まだ子供だった俺は特に興味もなくその会話に耳を傾けていた。

すると、女将さんはこう呟く。

 

 

「あら?じゃあそちらの小さな男の子が噂の?」

 

「そうよ、私の子。和人って言うの。」

 

 

どうやら俺の事はすでに知っているらしく紹介はスムーズに進んでいく。

俺はその母さんの言葉と同時にペコリと頭を下げる。

 

 

「可愛らしい子じゃない。将来は美形かしら?」

 

「そうね、可愛くて仕方ないわ。そうなってくれたら嬉しいけど...」

 

「ふふ、親バカね。ちょっと待っててくれるかしら、私も紹介したい子がいるの。」

 

 

女将さんのその言葉に俺と母さんは首を傾げる。

そうこうしている間に女将さんは奥へ引っ込んでしまう。

そして、しばらくすると奥から二人の女の子を連れて戻ってきた。それと同時に母さんが口を開く。

 

 

「そちら二人は...?」

 

「ふふん、私の子達よ、どう可愛いでしょう?」

 

「ふふ、親バカはそっちも同じじゃない。」

 

 

女将さんの足にしがみついて恐る恐るといった様に此方を見ている影が二つ。

歳は俺より下くらいだろうか...?

これが俺と俺の幼馴染となる陽だまりの様な女の子との初めての出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからと言うもの俺とその少女はすぐに仲良くなり毎日の様に遅くまで遊んだ。

特に姉の方と遊ぶことが多く、その姿はまるで陽だまりと呼ぶに相応しいくらい元気で活発な子だった。

 

 

そんなある日、その少女がある可愛らしい女の子を連れて来て一緒に遊ぼうと言い出した。

最初は初めて会う年上の男の子である俺に遠慮している様子だったが、すぐに慣れ始め俺たちのグループは三人となった。

 

 

そしてさらにある日、俺は木陰でいつも俺達の事を見ている女の子に気付いて無理やり引き込み俺たちのグループは四人になった。

 

 

そして時は現在に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は戻り春、場所はファミレス、俺こと烏丸和人はここに来る前に買ったマンガを読んでいた。

 

 

「ねぇねぇ、カズちゃん暇だよ~」

 

 

すると一人の女の子に声をかけられる。

 

 

高坂穂乃果

俺の幼馴染の一人。

いつも元気で行動力に溢れ、たまに面倒にも感じるがその陽だまりの様な姿はとても可愛らしく感じる。

 

 

「知らねぇよ、そもそも呼び出しておいて特に用事もないってなんだよ。」

 

「だってカズちゃん呼び出しの一つや二つくらいしないと連絡も会いに来たりもしてくれないじゃん。」

 

 

ぷくーと膨れっ面でそう言われてしまう。

 

 

「そうだね、現にカズ君に会うのも随分久しぶりだもんね。」

 

 

すると穂乃果の言葉に反応するようにおっとりとした声が続く。

 

 

南ことり

俺のさらにもう一人の幼馴染。

おっとりとした性格で少し天然、しかしその可愛らしい見た目とシンクロしてまさに天使と呼ぶにふさわしい風貌に仕上がっている。

 

 

「全くです。カズは本当にそういう所が良く見受けられます。」

 

 

さらに俺への集中砲火は続く。

 

 

園田海未

俺のさらにさらにもう一人の幼馴染。

まるで大和撫子を体現したかのような風貌に真面目な性格、今どき随分と珍しい性格なのではないか思うがそれはそれで悪くはないと思う。

 

 

「悪かったよ、お兄さんも少し忙しくてな。以後気を付けるよ。」

 

「そう言って気を付けた事なんて一度もないじゃないですか。」

 

「いや、この際穂乃果とことりに言われるのは良いとしよう。しかし海未、毎日会ってるお前に責められるのは違うと思うんだが...」

 

「「毎日!?」」

 

 

俺の発言に穂乃果とことりは過剰に反応する。それとお兄さんと発言したのは幼馴染とはいっても俺が一つ年上だからである。

 

 

「ああ、海未には体が鈍らない様にって提案されて毎朝道場を借りてるんだ。おかけで体力は衰えないし毎朝美味しい朝飯が食えるし感謝感謝だな。」

 

「なにそれ、穂乃果全然そんなの聞いてない!」

 

「海未ちゃん、ちょっとお話しよ♪」

 

「えっと...穂乃果?ことり?」

 

 

すると穂乃果とことりの二人は海未に詰め寄り何やら尋問の様な事をわいわいとし始めた。あれ?もしかして言ったらダメだったかな。

などと考えている間にも海未はどんどん二人に詰め寄られる。

 

 

「海未ちゃん、どういう事か説明して、穂乃果怒らないから。」

 

「そうそう、ことりも怒らないから、例え海未ちゃんが抜け駆けしてカズ君と毎朝イチャイチャしたとしても怒らないから、ね♪」

 

「嘘です、二人とも目が笑ってません!カズお願いです助けてください!」

 

 

触らぬ神に祟りなし、すまん海未なんで二人が怒っているかは知らんが頑張ってくれ。俺は華麗に海未の助けをスルーしてマンガを読むの事にした。

 

 

これが俺達幼馴染のいつも通りの日常なのであった。




どうでしたでしょうか?

書きたい衝動を抑えきれず投稿させて頂きました。

今はまだ設定を固めている状態ですが、順次他のメンバーやA-RISEも出していきますのでしばらくお付き合いください。


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