俺が魔王であいつが勇者 (デュランダルv2)
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俺が魔王!?
目覚めるとそこは知らないグェ。
「テンプレ的語りを止めやがれ」
ととても綺麗な女性に殴られた。殴られるのにはあまりなれていないし、てか本当にここは何処なんだ?
「ようやく、お目覚めになりましたか、魔王様」
あれ、今ファンタジーの代名詞的な名前が聞こえたのですけど?
「あの、すいません。今、なんていいましたか?」
「ほら、ミデナ。わかってないよ」
「しかし、トラリー。もう彼しか頼れないのよ」
なんか不穏な話してるんだが・・・
「あなたは異世界から呼び出された、この世界の魔王になれるたった一人なのです。」
もう、一度だけ聞いておこうかな。たぶん、変わらないと思うけど。せめて、聞き間違いでありたい。てか、聞き間違いだ。
「どうか、私たちの魔王として助けてください」
俺は、叫びたくなった。
「(まさか、本当になっちまうなんて!?てか、役割違うだろうが!!)」
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私が勇者!?
えっと、ここ何処だろう?
「ようやく、勇者様がやってきました」
俺はなにやら喜んでいる少女はほっといて、周りをみると三様の顔があった。さっきみたいな祝福するような連中、なにやら悩んだり話している奴等、まるで虫を見るよいなバカ共、たぶん国の官僚かなんかだと思うが、ここ何処なんだ?
「はじめまして、勇者様!!私、ロート王国の王女しています。フラウ・ユヴェリーともうします。勇者様のお名前はなんと言うのですか?」
怒濤の言葉に少し呆れた。少しはこっちにも情報くれないかな?まぁ、合わせるかな?
「私の名前は黒沢旭(くろさわ あきら)と申します。あの、勇者と言うのはどういうことですか?」
「クロサワ・アキラさんと申されましたか?それについては説明させて頂きます。まずは、こちらにきてください、アキラ様」
そう言って別室に案内された。後ろからいろんな視線を受けながら。
次回かまたその次ぐらいにはW主人公のプロフィールを出します。
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