日常という当たり前の人生 (岩ちん)
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全ての運命や日常と言うものは何だ
人生とは何なのか


人生とは何なのか

こうして全てを知る話が始まるから


あの時は当たり前の日常だったのに

 

一つの出来事で変わるものなのか

 

何が行けなかった、何が駄目だったのか

 

考えても仕方ない事だと分かっているのに

 

 

その相互の気持ちさえも行く故に悩んでしまう

 

あれは中学校の二年が始まる、桜が舞散る日からだ

 

その時からこんなることには思ってもいなかった

 

 

ジリジリジリジリジリジリ

 

鳴り響く目覚まし時計

 

まだ寝たい

 

ジリジリジリジリジリジリ

 

やむを得ない

 

手を伸ばし目覚まし時計を止めた

 

今日から中学二年になるのか

 

そう思い布団から出た

 

「俺の名前は中村直樹」

 

今日から二年になるのにすごいダルく感じてしまう

 

理由はクラス替えがあるからだ

 

単純に他の生徒は嬉しいけど俺は何故か面倒くさい

 

それはクラス生徒を覚えなければならないからだ

 

そんなことより学校の行く準備をしないとなぁ

 

俺は制服に着替え、リビングに向かった

 

リビング行くと机に紙が置かれていた

 

「また、同じかよ」

 

ハァー

 

心の中で軽くため息を吐いた

 

「紙の内容はいつもと同じだな」

 

今日から中学二年おめでとう

 

「お母さんとお父さんも仕事で家にあまり帰って来ないけどしっかりするのよ」

 

「また夏休みには帰って来れるから」

 

母より

 

「同じ内容で見るのが飽きたわ」

 

「とにかく軽く朝食を摂るか」

 

「いつもと変わらずパンと牛乳を食べる」

 

「まだ時間もあるしテレビでも見るか」

 

机に置いてあった、リモコンを取り電源を着ける

 

「やっぱり普段と変わらずニュースや天気予報位か」

 

適当にチャンネルを回してると

 

「今日はかの有名な財閥の永野氏である娘

 

永野優奈さんです!」

 

ニュースキャスターがそう言う

 

俺はリモコンを止めてみた

 

「永野優奈さん、今日から中三ですね」

 

ニュースキャスターは言う

 

永野 「はい、学校は転校していますけど新しい学校は楽しみです」

 

笑顔で答える

 

「では、今、中学生で欲しいものってありますか?」

 

次の質問をする、ニュースキャスター

 

「そうですねぇ、もっと大切な事が知りたいです!」

 

「それはとっても良いことですねぇ」

 

そう答えたニュースキャスター

 

テレビでこれを見て俺は思った

 

「所詮、財閥の娘だからそんなに欲しいものないだろう」

 

「そう思っていたら時間の様だ」

 

テレビを消して、玄関に向かう

 

「とっとと学校に行きますか」

 

ハァー

 

また、ため息を吐いた

 

家のカギを出し、ドアを閉める

 

ガチャガチャと二回位ドアが閉まっているか、確認する

 

「いつもと変わらず普段通りの道を通る」

 

途中の道で右に曲がると正面衝突をしてしまう

 

お互いに尻餅をつく

 

「イテテテテ」

 

俺は思った、何故警戒をしていなかったんだ

 

「イッータイと叫ぶ女性」

 

「私は思った、何で開始早々、ぶつかってしまったの」

 

そう思ってそこから、立ち上がり男性の方に向かった

 

私は手を差し出す

 

手を伸ばし掴む

 

「ごめん、よく見ていな」

 

途中で言う言葉を失い、驚く

 

「アンタは永野優奈だよな!」

 

こうして彼の人生は、波乱の日常に巻き込まれていく!




今日はここでおしまいだよ

下手くそだけどマイペースでやって行きます

次回は登場人物の説明からだよ


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出会いは運命になる

今日は登場人物からの説明です

結構、複雑だけどしっかりやって行きます

ゆっくり話を進めるから!


今日の紹介は登場人物からだよ

 

中村直樹

 

男性

 

趣味、寝ること、逃げること

 

苦手、勉強、生意気な人、鬼のように怒る人

 

172㎝、体重52、13才

 

永野優奈

 

女性

 

趣味、ファッション、花言葉

 

苦手、自分勝手な人、苦い食べ物、怖い物

 

164㎝、体重45、14才

 

 

ざっとこんな感じですねぇ

 

直樹 「結局俺は、こんな男だよなぁ」

 

作者 「まぁまぁ、こんなものですよねぇ」

 

優奈 「本当はそう言うと思っていたよ」

 

直樹 「おめぇら、すげぇ言いぐさだな」

 

優奈 「だってひねくれてるもんだから仕方ないよね」

 

直樹 「なんだとー」

 

作者 「取り敢えずストーリーに進もう」

 

直樹 「勝手に話を進めるなぁ」

 

作者 「また、後でゆっくり話をしましょう」

 

直樹 「こんなで平気なのか?」

 

優奈 「では話に戻りましょう!」

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

 

俺は、朝の行く途中でとんでもない人物にあってしまった

 

それは永野優奈という人物だ

 

彼女は財閥という父親を持ち、かなりの人気者だよなぁ

 

結局俺は、面倒くさい事に関わるのかぁ

 

 

本編

 

優奈 「私がどうかしたの?」

 

直樹 「いえ、まさかこんなところで有名人に会うと思ってもいなかったのでびっくりです」

 

優奈 「そんなことないよ、実に大げさだねぇ」

 

直樹 「面目ないです」

 

俺は思った

 

黒髪ロングで絶世の美女と言われている人にびっくりする人はいないだろう

 

優奈 「謝らなくても平気ですよ、それより学校は大丈夫」

 

心配そうに聞いてみた

 

直樹 「そろそろ行かないとまずいので失礼します」

 

そう言って学校まで走って行った

 

優奈 「さっきの子なんか面倒くさそうな顔をしてたよね」

 

そう思い下を向いたら何か落ちていた

 

優奈 「これは」

 

手を伸ばし拾う

 

優奈 「スマホだよねぇ」

 

そう呟いた

 

さっきの衝突で落としたんだ

 

執事 「お嬢様、車の用意が出来ました」

 

優奈 「そっか、ありがとう」

 

その後、車に乗って学校へ向かった

 

 

直樹サイド

 

俺は急いで校門前まで走って行った

 

直樹 「マジで息が上がるんですけど」

 

心の中で呟いた

 

ようやく目的地に着いた

 

直樹 「ハァハァハァハァ」

 

息が上がって膝を着きそうだぁ

 

?? 「おーい直樹」

 

そう叫ぶ男の声が聞こえて来た

 

「俺は疲れてどうでも良かった」

 

そう思った次の瞬間

 

行きなり飛び蹴りを背中から食らった

 

直樹 「なんだとー」

 

思いっきり前転をしながらくるくる回っていた

 

?? 「やべぇ、力加減してなかった」

 

直樹 「おい、優輝何をしてくれてるの!」

 

俺は地面に倒れていた

 

優輝 「悪い悪い、いつものノリでやってしまった」

 

申し訳なそうに手を差し出す

 

直樹 「二度とやらないでくれよ」

 

そう言って、手を掴む

 

優輝 「そう言えば、あいつらはどうした?」

 

直樹 「とうせ、いつも場所だろう」

 

優輝 「相変わらずやるねぇ」

 

直樹 「バカだから仕方ない」

 

そう言いながら昇降口に着いた

 

直樹 「何でクラス替えがあるんだよ」

 

優輝 「いつまでひねくれてるんだよ」

 

直樹 「だってめんどくさくねぇ」

 

優輝 「お前は、もうちょい喜びを知った方が良いなあ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

そう言いながらクラス替えの表をみる

 

優輝 「何かどこかわからん」

 

直樹 「それは俺も同じだわ」

 

結局、人が減ってから表を確認した

 

優輝 「直樹、どこだった」

 

直樹 「俺は、二年三組だが、優輝は?」

 

優輝 「俺も同じだわ」

 

直樹 「助かるわ、同じ人が居なかったら終わってるから」

 

そう答えた

 

優輝 「とにかくまた一年よろしくなぁ」

 

直樹 「どうも」

 

二人はそう言うって教室に向かった

 

 

自己紹介

 

田中優輝

 

趣味 スポーツ、ゲーム

 

苦手 数学、歴史、辛い物

 

170㎝ 体重54 13才

 

 

優輝 これが俺のプロフィールだ

 

作者 すごいダルく感じてしまう

 

優輝 すげぇ、傷つくわ

 

直樹 直ぐに慣れるさぁ

 

作者 これでは次回もよろしく

 

優輝 勝手に終わらせるなぁー

 




次回は友達とは何なのかです

結構流れが掴めないけどボチボチ完成しました


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友達とは何なのか

今日の内容は友達とは何なのかです

当たり前や当然という中で何があるのか

それがどんなものか

という内容です



前回の内容

 

何とか、学校に着き友達である優輝と出会う

 

クラス替えの発表も終わり教室に向かった

 

 

本編

 

 

直樹 「何とか着いた」

 

椅子に腰を掛ける

 

優輝 「おーい直樹」

 

そう叫ぶ

 

直樹 何だよ

 

優輝 「ちょくら屋上に行かないか」

 

直樹 「ダルい、面倒くさい、疲れる、ここにいる」

 

そう答えた

 

優輝 「呆れたわ、なら強行策で行くなぁ」

 

直樹の腕を掴み、技を掛ける

 

直樹 「イテテテテテテテ」

 

そう言って発狂している

 

優輝 「どうだ、行く気になったか?」

 

直樹 「分かった分かった分かった、行くから」

 

そう言いながら背中を叩く

 

優輝 「よし」

 

技を解いた

 

直樹は地面に垂れ下がっていた

 

優輝 「しっかりしろ」

 

直樹 「誰のせいだと思っているんだ」

 

プルプル、震えながら立ち上がる

 

優輝 「じゃあ行くぞ」

 

直樹 「了解」

 

その後、二人は屋上に向かった

 

直樹 「結局、何の為に行くんだよ」

 

そう質問をした

 

優輝 「それはお楽しみだ」

 

手をドアノブに掛けて開ける

 

直樹 「久しぶりに高いところに来たわ」

 

優輝 「だろう、たまには気分転換しようぜ」

 

直樹 「ちょっと良いか」

 

優輝 「何だよ」

 

直樹 「友達とは何だ?」

 

優輝 「そうだなぁ、友情いや絆か」

 

直樹 「そんなものか、俺はただ同じ気持ちや息が会うからだと思った」

 

優輝 「それもあるけど一番はそいつと居て楽しいからだろう」

 

直樹 「やっぱりそう言う物にすがるものなのかもなぁ

優輝 「別に良くねぇ、そうやって今を生きてるんだからよ」

 

直樹 「結局、何の為に友達があるのか、わからん」

 

優輝 「単純に一人は寂しいからだろう」

 

直樹 「それは言えてるわ、辛いし寂しいし苦しいからなぁ」

 

優輝 「そう言う気持ちを知っているから友達というものがあるんだろうなぁ」

 

直樹 「やっぱりよくわからん」

 

優輝 「聞いといてそれはないだろう」

 

直樹 「悪い悪い」

 

そう答えた

 

優輝 「全くだぜ」

 

呆れた、顔をしていた

 

直樹 「そろそろ出てこいよ、盗み聞きはいけねぇなぁ」

 

優輝は驚いていた

 

「やっぱりバレていたんだ」

 

直樹と優輝は声がする方向に顔を向ける

 

優奈 「良く気づいたねぇ」

 

直樹 「やっぱりアンタか」

 

優輝 「マジかよ」

 

優奈 「二人が楽しく話してる声が聞こえたから来ちゃた」

 

直樹 「マジかよ、そんなことでかよ」

 

優輝 「まずドアが閉まっているはずだけど」

 

優奈 「職員室からもらって来たの」

 

直樹 「どうしてだ」

 

優奈 「どっかの誰かさんの落とし物を届ける為に」

 

ポケットからスマホを取り出す

 

直樹と優輝はそれを見てびっくりする

 

直樹 「それは、俺のじゃん」

 

優輝 「何で持っているんだ」

 

優奈 「朝、私とぶつかって落としたの」

 

直樹 「なるほどなぁ」

 

優輝 「直樹、お前はバカか?」

 

直樹 「急いでたんだよ」

 

優奈 「とにかく二人共、落ち着いて」

 

直樹 「取り敢えず助かったわ、スマホを返してくれ」

 

優奈 「なら一つだけ条件がある」

 

直樹 「条件って何だよ」

 

俺は思った

 

「下らない事をされそうだなぁ」

 

優奈 「私にここの学校について教えてくれたら返してあげる」

 

直樹 「そんなことか、分かった放課後で良いか」

 

優奈 「良いよ、そこの君もよろしく」

 

優輝 「分かりました」

 

優奈 「じゃあ返すねぇ」

 

スマホをを渡す

 

直樹 「電源を着けて中身を確認する」

 

優輝 「そんなに心配するなよ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

画面を開いて確認していると有ることにきずいた

 

直樹 「アンタ、勝手にアドレス登録したろう」

 

優奈 「何かの縁だと思い登録したんだよ」

 

優輝 「凄い事をするんだなぁ」

 

直樹 「感心してる場合か」

 

優奈 「そろそろ戻るから」

 

そう言って去った

 

優輝 「お前は運が良すぎだろう」

 

直樹 「マジないわ」

 

そしたらチャイムが鳴り響く

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

直樹 「急いで教室に戻るぞ」

 

優輝 「了解だぞと」

 

二人は急いで教室に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は永野優奈が何故、直樹のスマホにアドレス登録したです

とにかくわけがあります

また、内容が噛み合ってないけど楽しく見て頂けると助かります


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友達という存在は何なのか

今回は、永野優奈が何故、彼のスマホにアドレス登録したかです

それには訳があります


友達という存在は何なのか

あらすじ

 

前回は直樹と優輝は友達とは何なのか

 

そう言う思いや気持ちが何なのか

 

複雑でまだ分からないところがあるけど

 

その時永野優奈が現れ、彼のスマホにアドレス登録した

 

その訳は?

 

 

 

本編

 

 

優奈サイド

 

車の中

 

執事 「お嬢様、そのスマホは何ですか」

 

優奈 「さっき向かう途中で衝突した時にその人のスマホだと思う」

 

執事 「それは大変でしたね」

 

優奈 「確かにねぇ」

 

執事 「それはどうするのですか」

 

優奈 「とにかくその人に会えたら返すわ」

 

執事 「一応、電源着けて確認してみて下さい」

 

優奈 「分かったわ」

 

そう言って、スマホの電源を着けた

 

画面にはパターンの状態になっていた

 

優奈 「これってパスワードが掛かってるみたい」

 

執事 「それは多分、一直線に引いて見て下さい」

 

優奈 「どういうことなの」

 

執事 「おそらく、その人は半分に分けているんだと思います」

 

優奈 「どうして、普通なら難しくするでしょう」

 

執事 「その半分とは善悪に分けて行く事を表しているんだと思います」

 

優奈 「分かった、やってみる!」

 

そう言うと手を一直線に引いた

 

そして画面はホーム画面に変わる

 

優奈 「凄い、解けたよ」

 

執事 「良かったです」

 

優奈 「でも何で分かったの?」

 

執事 「その人は、善悪が何なのかを疑問に感じているのでしょう」

 

優奈 「変わった子に出会ってしまったんだ」

 

執事 「とにかく住所を確認して見てはどうですか」

 

優奈 「分かったわ」

 

特に興味もなく彼の住所を確認した

 

優奈 「分かったわ」

 

執事 「どんなかたですか」

 

優奈 「中村直樹って言うらしいの」

 

執事 「男なのですか」

 

優奈 「えぇ、とにかく彼とは同じ中学みたいなの」

 

執事 「本当ですか、良かったです」

 

優奈 「いちいち彼の家に行かなくても済むからね」

 

優奈はあることを疑問に感じていた

 

「でも、何でパスワードが半分の一直線なのかだよね」

 

執事 「ちょうど良い機会なので友達になってみては」

 

優奈 「そうねぇ、せっかくだし私のアドレス登録をしておくわ」

 

執事 「良いのですか、そんな事をしては何かあったらどうするのですか」

 

優奈 「大丈夫です、そんな事をする人ではないわ」

 

そう言って、登録終わらせる

 

優奈 「転校しても何か男子の友達っていないのよねぇ」

 

そう心の中で思っていた

 

窓の景色を見てると思い出す

 

「モテたり、人気者だから、調子乗っている、そんな事を周りから言われてそんなに友達がいないから 」

 

「やっぱり誰かと違うとその差が生まれて変わってしまうもの」

 

「あの時衝突した子はそんな目じゃなく何か違う目をしていた」

 

「そう、冷たい目だった」

 

「でも中学に通う場所は私の妹もいるから、余計に大変になるよねぇ」

 

ハァー

 

軽くため息を吐いた

 

執事 「まもなく着きます」

 

優奈 「分かったわ」

 

そしてようやく学校に着いた

 

執事 「では妹にもよろしくお願い致します」

 

優奈 「あの子とは仲が悪いから」

 

そう言うとその場から去った

 

昇降口で靴をしまい、上履きに履き替える

 

「周りからは凄く注目したけど普通にクラス表を確認して教室に向かう」

 

途中階段を登って居るとき、聞き覚えのある声が聞こえた

 

直樹 「イテテテテ」

 

優輝 「どうだ、行く気になったか」

 

直樹 「分かった、分かった、分かった行くから」

 

そう言って背中を叩く

 

優奈 「あの子は確か、朝に会った子だわ」

 

心の中でそう感じた

 

優奈 「ちょうど直ぐにスマホを返せると思い彼らの後を追う」

 

けど、途中でドアのカギを掛ける音が聞こえた

 

「仕方ない、職員室に言ってカギを取りに行こう」

 

急いで職員室まで行き、先生から屋上のカギを貰った

 

「余り時間がないから急いで走った」

 

ドア前まで何とか着き、静かにカギを開けた

 

ドアノブに手を掛けると声が聞こえて来た

 

直樹 「結局、何の為に友達があるのか、わからん」

 

優輝 「単純に一人は寂しいからだろう」

 

直樹 「それは言えてるわ、辛いし寂しいし苦しいからなぁ」

 

優輝 「そう言う気持ちを知っているから友達というものかがあるんだろうなぁ」

 

直樹 「やっぱりよくわからん」

 

優輝 「聞いといてそれはないだろう」

 

優奈 「友達とは何かを話し合っていたんだ」

 

「少しだけ羨ましいかな」

 

そう言うとゆっくり屋上に入った

 

直樹 「そろそろ出てこいよ、盗み聞きはいけねぇなぁ」

 

優輝は驚いていた

 

優奈 「やっぱりバレていたんだ」

 

直樹と優輝は声がする方向に顔を向ける

 

優奈 「良く築いたねぇ」

 

直樹 「やっぱりアンタか」

 

優輝 「マジかよ」

 

優奈 「二人が楽しく話してる声が聞こえたから来ちゃた」

 

本当は少しだけ話して見たかったからなの

 

心の中で言った

 

直樹 「マジかよ、そんなことでかよ」

 

優輝 「まずドアが閉まっているはずだけど」

 

優奈 「職員室からもらって来たの」

 

直樹 「どうしてだ」

 

優奈 「どっかの誰かさんの落とし物を届ける為に」

 

ポケットからスマホを取り出す

 

直樹と優輝はそれを見てびっくりする

 

直樹 「それ、俺のじゃん」

 

優輝 「何で持っている」

 

優奈 「朝、私とぶつかって落としたの」

 

直樹 「なるほどなぁ」

 

優輝 「直樹、お前はバカか」

 

直樹 「急いでいたんだよ」

 

優奈 「とにかく二人共、落ち着いて」

 

直樹 「取り敢えず助かったわ、スマホを返してくれ」

 

優奈 「なら一つだけ条件がある」

 

直樹 「条件って何だよ」

 

「私はまだ良く知らないから有ることを知りたい」

 

そう思いこう言う

 

優奈 「私にここの学校について教えてくれたら返してあげる」

 

直樹 「そんなことか、分かった放課後で良いか」

 

優奈 「良いよ、そこの君もよろしく」

 

優輝 「分かりました」

 

優奈 「じゃあ返すねぇ」

 

スマホを渡す

 

直樹 「電源を着けて中身を確認する」

 

優輝 「そんなに心配するなよ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

画面を開いて確認していると有ることにきずいた

 

直樹 「アンタ、勝手にアドレス登録したろう」

 

優奈 「何かの縁だと思い登録したんだよ」

 

優輝 「凄い事をするんだなぁ」

 

直樹 「感心してる場合か」

 

優奈 「そろそろ戻るから」

 

そう言ってその場を去った

 

ここからが全ての運命に偶然などない

 

こうして本当の物語が始まる




結構、長いけど永野優奈にもその差が生まれて変わってしまうものとは何なのか、気になります

特に永野優奈の妹さんも登場するので楽しみです

ではまた


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始業式からの

ここからがストーリーの幕開けですよ

これからどんな始業式になるのか

とっても楽しみです




あらすじ

 

二人は距離という長い場所から惹き付けられて一つに変わる

 

これは日常と言うものがあり存在がある

 

それではスタートです

 

 

本編

 

直樹と優輝は何とかギリギリで教室に戻れた

 

直樹 「ハァハァハァ」

 

息が荒い

 

優輝 「おいおい、大丈夫かよ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

二人は自分達の席に着いた

 

そこでドアが開けられた

 

「皆、揃っているな」

 

教室に響く

 

先生は教卓の前に立つ

 

 

今日から皆の担任を務める、中沢友成だよろしく

 

直樹 「 よりによって中沢が担任とはなぁ」

 

俺は優輝の居る席の方を向いた

 

優輝 「仏のように魂が抜けている」

 

直樹 「だろうな、何せ鬼教官と呼ばれるだけの事だけはある」

 

先生 「では早速、体育館へ行き適当に並ぶように以上」

 

そう言うと皆は、各自体育館へ向かう

 

直樹 「優輝を連れて行きますか」

 

そう言って優輝の場所に向かった

 

優輝 「バッテリー切れになるとは終わったなぁ」

 

直樹 「おい、優輝しっかりしろ」

 

優輝 「俺の人生終わったよ、後は頼むな」

 

泣き目になりながら言う

 

直樹 「心配するなよ、この先の事はゆっくり考えようぜ」

 

そこに先生が目の前に現れた

 

先生 「お前ら今日からしっかり可愛いがってやろう」

 

そう言うと二人の頭を手にのせる

 

直樹 「このままでは、まずいぞ」

 

優輝 「ヤバいぞ」

 

二人は決心した

 

「そう逃げるしかない」

 

二人は同時に手を払い走る

 

しかし、先生は何ともなく捕まえる

 

先生 「まったく俺から逃げるのは10年早いぞ」

 

観念しておとなしくなる二人

 

先生 「今度は、ゆっくり課題を出してやろう」

 

直樹と優輝 「はーい」

 

こうして二人は体育館へ向かう

 

優奈サイド

 

先生 「今日から転校生を紹介する、入って来てくれ」

 

優奈 「はーい」

 

そう返事をしてドアを開ける

 

先生 「えーと皆も知っている通り、永野優奈だ、わからん事があるが皆でしっかり支えてあげるように」

 

クラス 「はーい」

 

先生 「優奈の席は窓際の端だから」

 

優奈 「分かりました」

 

そう言って席に着く

 

優奈 「初めてだけど少しはゆっくりできるかなぁ」

 

先生の話が終わり各自体育館へ向かうように以上だ

 

私は席を立ち体育館へ向かった

 

「早く友達を作らないと駄目だよねぇ」

 

ハァー

 

ため息を吐いた

 

すると私を呼ぶ声が聞こえた

 

直樹 「おーい優奈」

 

私は後ろを振り向いた

 

優奈 「まさか、行きなり名前で呼ばれるとは思わなかった」

 

直樹 「俺の気分によって変わるから」

 

優輝 「おーい、直樹君よ、早く行こうぜ」

 

優奈 「君は確か」

 

優輝 「あ、どうも、俺は優輝です」

 

優奈 「優輝だねぇ、よろしく」

 

こうして結局、三人で向かう事になった

 

優奈 「二人は仲が良いんだね」

 

優輝 「そうなんですよ!」

 

直樹 「いや、そこまでは」

 

優輝 「ひでぇ、言い草だなぁ」

 

直樹 「いつもの事だろう」

 

優奈 「二人って兄弟みたいだねぇ」

 

笑いながら言う

 

直樹と優輝は目が合う

 

共に笑う

 

あっという間に目的地に着く

 

直樹 「じゃあまたあとでなぁ」

 

優奈 「わかってるよ」

 

そう言って、クラスの場所に戻った

 

俺と優輝は同じ場所の列に並んだ

 

優輝 「マジで、ダルくない」

 

直樹 「それを言わない方が良いぞ」

 

こうしている内に始業式が始まった

 

副校長 「皆さん、新学期が始まります、桜が枚散る中で皆の成長が楽しみです」

 

そう言う話が続き、ようやく校歌が始まる

 

直樹 「早く寝たいわ」

 

優輝 「俺もだわ」

 

直樹 「そもそも校歌って必要なのか」

 

優輝 「知らない」

 

そう言ってる内に無事に終わった

 

この後は永野優奈に学校について教えなければならない

 

 




次回は、三人で学校案内

今回は、上手く行くか分からない

ではまた、


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放課後という時間は

何と、直樹と優輝は永野優奈に学校案内をします

さまざま事が起き、ある真実をしります

それでは本編へ


前回の内容

 

当たり前の出来事が新たな始まりの予兆

 

しかしです、それが良いとは限らない

 

当たり前の日常には裏がある

 

 

本編

 

中沢 「よーし、今日はこれで終わりだ、きよつけて帰れよ」

 

クラス 「はーい」

 

皆、一斉に教室をでる

 

直樹 「何とか終わったわ」

 

そう言いながら席を立つ

 

優輝 「早く行くぞ」

 

直樹 「どこに」

 

優輝 「優奈先輩の所だよ」

 

直樹 「何でだよ」

 

優輝 「忘れるの早くないか」

 

直樹 「悪い、完全に忘れてたわ」

 

苦笑いをする

 

優輝 「早く優奈先輩のいる三年棟に行くぞ」

 

直樹 「へいへい」

 

そう言って階段を昇る

 

優輝 「あれは優奈先輩だぞ」

 

直樹 「本当だわ、しかしどんだけ囲まれてるんだよ」

 

その状況は男子に質問攻めにやられていた

 

優奈 「あの皆さん、また明日に質問してくれると助かります」

 

そう言って笑顔になる

 

周りに居る男子は直ぐに止めて解散をした

 

「直樹と優輝はその状況を見て唖然とする」

 

直樹 「未だにあの、有名な永野優奈と話しているとは思えない」

 

優輝 「それは俺も同じだわ」

 

その時、優奈がこっちに来た

 

優奈 「ごめん、待たせてたよねぇ」

 

直樹 「平気です」

 

優輝 「俺も大丈夫ですよ」

 

優奈 「では学校案内をお願い致します」

 

優輝 「取り敢えずまず、図書室に行こうか」

 

優奈 「分かりました」

 

直樹 「了解です」

 

そう言って一階に降りる

 

優奈 「そう言えば、二人は何で敬語で話すの」

 

優輝 「それは先輩だから」

 

直樹 「そう言うことですねぇ」

 

優奈 「そんなの気にしないで普通に話してよ」

 

直樹 「へいへい」

 

優輝 「分かった」

 

そんな事をしてる内に図書室に着いた

 

優輝 「ここが図書室です」

 

雰囲気は静かだった

 

直樹 「ざっとこんな感じだが、何か質問ある」

 

優奈 「どうやったら借りられるの」

 

直樹 「それはあそこのカウンターに行って先生を呼べばいい」

 

そう言って指を指す

 

優奈 「ありがとう」

 

優輝 「他にあるの」

 

優奈 「もうないよ」

 

優輝 「次は進路指導室に行こう」

 

直樹 「了解でーす」

 

優奈 「分かったよ」

 

こうして三人は図書室を後にした

 

優奈 「二人は疲れてないの」

 

直樹 「それは疲れてるわ」

 

優輝 「言えてる」

 

直樹 「そもそも、担任で終わってるからなぁ」

 

優輝 「まさか、あの鬼教官が担任だとは」

 

優奈 「その鬼教官って、誰なの」

 

直樹 「あぁ、中沢友成先生の事だ」

 

優奈 「どんな人なの」

 

優輝 「優しい所はあるが、有る事でスイッチが入ると、とんでもない人に変わるんだよ」

 

優奈 「そうなんだぁ」

 

「本当に何者なのその人は」

 

心の中で思った

 

こうして目的地である進路指導室に着いた

 

直樹 「取り敢えず、先生に要件を伝えて入って調べれば良いよ」

 

優奈 「なるほどねぇ」

 

優輝 「他に何か聞きたい事はあるの?」

 

優奈 「そう言えば、二人は何の部活やっているの」

 

直樹 「奉仕部をやっている、onlyだけど」

 

優輝 「俺も同じだろう」

 

直樹 「そんな奴、居たっけ」

 

優輝 「バカヤロー」

 

直樹 「冗談だよ」

 

優輝 「お前の冗談は冗談に聞こえないわ!」

 

優奈 「そうなんだぁ、奉仕部って何の活動してるの」

 

直樹 「単純に、人助けとか適当に活動してる」

 

優奈 「そっか」

 

優輝 「それなら部活に来ない?」

 

優奈 「え、どうして」

 

少しびっくりしてしまう声で言う

 

優輝 「今、部員が俺と直樹だけなんだよ、もし良ければ来てみない、体験でならいつでも大丈夫だから」

 

優奈は少しだけ悩んでいた

 

優奈 私は直樹の様子を見てみた

 

直樹はあくびをして背筋を伸ばしていた

 

「やっぱりまだ考えてみようかな」

 

優奈 「まだ、少しだけ考えてみる」

 

優輝 「分かった」

 

直樹 「焦らず自分のやりたいことをやった方が良いぞ」

 

笑いながら言う

 

優奈 「そう言えば、二人は私に妹がいるのって知っている」

 

直樹と優輝は顔を会わせて叫ぶ

 

「なんだとー」

 

優輝 「妹何て、居たんですか」

 

優奈 「えぇ、二人と同じ学年だよ」

 

直樹 「そうなんだ、意外だわ」

 

優輝 「もしかして、永野真希かい」

 

優奈 「そうだよ、結局知っているじゃん」

 

優輝 「結構、有名だから、まさかと思いました」

 

直樹 「おーい、永野真希って誰だ」

 

今の一言で場の空気が静まり返った

 

優輝 「バカヤロー、知らないのかよ」

 

直樹 「俺は、余りそう言うの興味ないから」

 

優輝 「結構、絶世の美女と呼ばれており、告白されて消えていく男子がたくさん居たとか」

 

直樹 「俺は、その情報力がすげぇぞ、ある意味でなぁ」

 

優輝 「そこはほっとけ」

 

優奈 「結構、皆が知っているんだ」

 

優輝 「そこのバカ一人だけは除いて」

 

直樹 「うるせぇ」

 

優奈 「私はそろそろ帰るね」

 

直樹 「分かったわ」

 

優輝 「俺らも帰ろうぜ」

 

直樹 「少しだけ教室に寄りたいから待っててくれ」

 

優奈 「じゃあまた明日」

 

優輝 「また明日」

 

直樹 「おう」

 

優奈はその場を去った

 

直樹は教室に向かった

 

直樹は自分の席からスマホを取り出す

 

直樹 「これを忘れたらやばいよなぁ」

 

?? 「君ってそんな事をするんだ」

 

直樹 「誰だよ」

 

そう言って声の主に顔を向ける

 

私は永野真希

 

直樹 「まさか、ずっと見ていたのか」

 

真希 「偶然にね」

 

直樹 「そう言えば、さっきアンタの姉に学校案内をしてたんだ」

 

真希 「それがどうしたの」

 

冷たく言う

 

直樹 「随分、冷たいんだなぁ」

 

真希 「別に、関係ないでしょう」

 

直樹 「そうかよ」

 

そう言ってその場を去った

 

真希 「私にはどうでも良いこと」

 

「あんな仮面を被った人の顔をした姉なんて!」

 

直樹 「悪い、待たせたなぁ」

 

優輝 「平気だぜ」

 

こうして二人は帰宅した




結構、楽な案内でした

でも姉妹揃って人気なんだねぇ

真希は随分、姉を嫌っているみたいだしあの発言

仮面を被った人の顔をした姉なんて!

セリフがびっくりしてしまう

次回は入学式だよ

新入生歓迎会とは


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入学式であり新入生歓迎会に続く

今回は入学式でーす

新入生をどうやっておもてなしをしてあげられるかです




前回の内容

 

直樹と優輝は永野優奈に学校案内をしてあげたんだよ

 

そこで永野優奈には、永野真希が妹であることを告げる

 

 

本編

 

直樹 「マジでないわ」

 

優輝 「どうした、いつものひねくれが出てるぞ_

 

二人は廊下で話してる

 

直樹 「今日から、1年生が来るしダルいから」

 

優輝 「そんな事を余り気にするなよ」

 

直樹 「だってよ、糞うるさいしめんどくさい行動するだろう」

 

優輝 「それは、誰もが知っている事だから」

 

直樹 「特に最後には、1年生の場所に行き歓迎の言葉を言わないと行けないとか調災厄だわぁー」

 

優輝 「イチイチ気にするなよ」

 

そう言っているとチャイムが鳴る

 

キーンコーンカーンコーン

 

二人は教室に戻り席に着いた

 

中沢 「皆、揃っているな」

 

皆がうなずいた

 

中沢 「今日から入学式であり新入生歓迎会だからしっかりやるように以上だ」

 

皆、ゆっくり席から立った

 

優輝 「おーい、直樹」

 

直樹 「どうした」

 

優輝 「凄い事が分かったぞ」

 

直樹 「何がだよ」

 

優輝 「今、教卓の前にいる子が居るだろう」

 

直樹 「あぁ、確か橘優里さんだろう」

 

優輝 「そうそう、良く見て見ろよ、いつもより綺麗じゃない」

 

直樹 「どこがだよ」

 

優輝 「全部だよ、容姿が完璧すぎるんだ」

 

直樹 「そうかよ、て言うか、全く関係ないだろう」

 

そう言ってると優里がこっちに来た

 

優里 「二人共、何を話してるの」

 

直樹 「あ、いや、大したことじゃないから」

慌てて対応する

 

優輝 「うんうん、特に何にもないから」

 

優里 「そっか、何かきになるなぁ」

 

ニヤニヤしながら言う

 

俺は思った

 

「この橘優里は弱みを見たら遠慮なく攻めてくる女だと思いもしなかった」

 

直樹 「本当に大丈夫だから」

 

そこに優里と呼ぶ子が来た

 

?? 「何しているの優里」

 

優里 「うん、少しだけ直樹君と優輝君が何を話してるか、きいてるの」

 

?? 「そっか」

 

直樹 「所でどなたですか」

 

?? 「ごめん、自己紹介まだだね、私は石原沙織」

 

直樹 「そうか、俺は直樹だ、横に居るのが優輝だ」

 

優輝 「どうも」

 

沙織 「二人共、よろしく」

 

直樹 「よろしく」

 

優輝 「よろしく」

 

優里 「所でどうしたの沙織」

 

沙織 「とにかく早く体育館へ行くよ」

 

無理矢理、優里の腕を掴みひっぱる

 

優里 「あわわわわ」

 

バランスを崩しそうになりながらも耐える

 

こうして沙織と優里は体育館へ向かった

 

直樹 「沙織って人、同じクラスだっけ」

 

優輝 「そりゃもちろんそうだろう、とにかく俺らも行こう」

 

直樹 「分かった」

 

そう言って二人は体育館へ向かった

 

その一方あっちの様子は

 

優奈サイド

 

体育館の裏

 

優奈 「あらあら、素直に来るんだ」

 

真希 「何の用なの」

 

鋭い目でいう

 

優奈 「姉さんに対してそんな目をするんだ」

 

ニヤリと笑みがでる

 

真希 「関係ない、要件は何」

 

優奈 「そう言えば、今、気になる人はいないの」

 

真希 「行きなり、何を言い出すの」

 

優奈 「あれれ、居るの」

 

真希 「そんなの、姉さんには関係ないでしょう」

 

優奈 「実はそう言う所が私は好きであり、壊したくなるの」

 

鋭く見ながらいう

 

真希 「そう言う所は変わらないんだ、バカバカしい」

 

後ろを向く

 

優奈 「一つ言うけど、所詮、誰かに与えられた事しかしない子には何一つ出来ないからねぇ」

 

真希 「うるさい!」

 

想いっきり怒鳴った

 

優奈 「ほらほら、落ち着きなよ、真希ちゃん」

 

真希 「どうでも良いことでしょう」

 

そう言って去った

 

優奈 「相変わらず、孤独だねぇ」

 

そう言って優奈もその場を去った

 

直樹サイド

 

直樹 「要約、1年生が入って来て始まったわ」

 

優輝 「長いからなぁ」

 

直樹 「とにかく寝たい」

 

優輝 「まだ良くねぇ、話せてるだけでも楽だろう」

 

直樹 「確かに今の状況だけ助かるわ」

 

そう話してると校長先生が生徒会から言葉があると言う

 

真希 「1年生、中学校へ御入学、おめでとうございます」

 

直樹 「そう言えば、真希って生徒会だったんだ」

 

優輝 「知らなかったのかよ!」

 

直樹 「そんなに興味ないから」

 

そんな話をしてるといつの間にか真希の話が終わっていた

 

校長 「次、上級生からの歓迎の言葉があります」

 

起立と言う

 

上級生、全員が起立をした

 

直樹 「マジでこれはダルいわ」

 

優輝 「直ぐに終わるわ」

 

そう言って上級生は新入生に一人一人、歓迎の言葉を贈った

 

直樹 「やっと、終わったわ」

 

優輝 「確かになぁ」

 

こうして入学式が終わり各自教室に戻った

 

中沢 「今日はこれで終わりだ、皆、きよつけて帰るように」

 

皆、返事をして解散をした

 

直樹 「あれ、今日って部活あるのか優輝」

 

優輝 「まだ、ないから安心しろ」

 

肩を手に起きながら言う

 

直樹 「助かるわ、明日は休みでゆっくり出来る」

 

優輝 「確かになぁ、帰ろうぜ」

 

直樹 「おう」

 

こうして二人は帰宅した

 

 

橘優里

 

 

趣味、読書、遊ぶこと

 

苦手、犬、チャラ男

 

162㎝ 体重46 13才

 

特徴、明るく天然な子

 

石原沙織

 

 

趣味、散歩、観察、弄ること

 

苦手、甘い食べもの、歴史、現代文

 

166㎝ 体重53 13才

 

特徴、ポニーテールをしていること

 

 

次回は彼の休日

 




疲れてるけど無事終わりました

新しい子も出て来たし永野姉妹の衝突があったり新たな騒動に巻き込まれそうだよ

と言うことで終わりです


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直樹の休日とは

今回は直樹の休日ですよ

どんな休日で何があるのか

私、気になります


前回の内容

 

入学式や新入生歓迎会などあり、永野姉妹の衝突であり

 

さまざまな出会いがあった故に巻き込まれるとは築かずないでいる

 

 

本編

 

直樹 「今日はゆっくり出来るぜ」

 

背伸びしながら言う

 

「理由は学校がめんどくさいからだ」

 

直樹 「とにかく洗濯物や洗い物、家事全般を休日の日にやらないと死ぬからなぁ」

 

「何故なら、普通は親がやるが俺の親は忙しい故に訳があって余り帰って来れないからなぁ」

 

「とにかく一通り、終わらせて見せる」

 

それから、昼の12時40分ぐらいに一通り終わらせた

 

直樹 「何か飯でも買いに行くか」

 

そう思い、支度をして家をでた

 

「普段と変わらず近場のスーパーに行く事にした」

 

余り特に何にもなく目的地に着いた

 

そこには見覚えのある人物がいた

 

直樹 「何で入り口前で止まってんだ」

 

その声に驚き、直樹の方を見る

 

真希 「行きなり、何なの?」

 

直樹 「いや、それはこっちの台詞だしなぁ」

 

真希 「私は、特に何もなく」

 

そう言って目を逸らす

 

直樹 「そうか、俺は昼飯を買いに来た所だ」

 

真希 「偉いんだ」

 

直樹 「いや、別に親が訳ありでいないだけだから」

 

真希 「それは、大変だね」

直樹 「そうか、普通に慣れてるからそうでもないわ」

 

真希 「そろそろ、行った方が良いと思うよ」

 

直樹 「忘れてたわ、そんじゃあまたな」

 

そう言って行こうとしたとき

 

真希 「良かったら私の家で昼、食べない」

 

直樹はそう言われてびっくりしてしまった

 

「何故、そこまでしてくれるのか分からないがたまにありかなと思い、こう言った」

 

直樹 「助かるわ、そのお言葉に甘えるわ」

 

真希 「分かったけど、何を作るの」

 

直樹 「炒飯でも作るわ」

 

真希 「分かった」

 

二人は店内に入った

 

直樹 「そう言えば、何で急に優しくなったんだ」

 

真希 「そこは、遭えて言わない」

 

直樹 「おいおい、肝心な所で教えないのかよ」

 

真希 「別に良いでしょう」

 

そう言って二人は炒飯の食材や必要な物を周りながらカゴに入れていく

 

真希 「直樹は、何で親が居ないの」

 

直樹 「別に、家の事情があっていないから」

 

真希は思っていた

 

「きっと何か家族の間に何かあったのかもしれない」

 

そう感じ取っていた

 

真希 「一通り、揃えたからレジに行こう」

 

直樹 「了解だぞと」

 

そう言って二人はレジに向かった

 

その後、直樹が会計を済ませて、商品をしまい店内を出た

 

直樹 「何とか、終わったわ」

 

真希 「お疲れ様」

 

直樹 「所で、家はどっちなんだ」

 

真希 私は、こっちの方だから

 

それは直樹の家とは反対方向だった

 

直樹 「なるほどなぁ」

 

真希 「それじゃあ、行こう」

 

そう言って二人は向かう

 

直樹 「こっちの方は、商店街が多いんだなぁ」

 

真希 「そうだよ、特に沢山買い物にくる人が多いの」

 

直樹 「マジか、人が多いから大変だろう」

 

真希 「そうでもないかな」

 

直樹 「どんだけだよ 」

 

そう言いながら信号機が変わり交差点で止まった

 

真希 「別に、気にしないだけだから」

 

直樹 「そうか、俺だったら無理だなぁ」

 

そう言うと、信号が変わって前へ進む

 

真希 「此処を右に曲がって真っ直ぐに行けば着くから」

 

直樹 「そうなんだぁ」

 

俺は思った

 

「何か、段々進む事にマンションが多いのは気のせいか?」

 

そう思って居ると、真希の家に着く

 

真希 「ここが私の家だから」

 

直樹 「随分とデカイマンションだなぁ」

 

真希 「そうかしら」

 

直樹 「て言うか、此処って何階まであるの」

 

真希 「15階まであるから」

 

直樹 「これは、すげぇ」

 

そう言いながら入り口に入る

 

真希 「少し、待ってて」

 

そう言うと、ドアの番号を解除をした

 

直樹 「真希って何回なの」

 

真希 「私は、7階に住んでる」

 

そう言うと二人はエレベーターに乗った

 

そして7階に着いた

 

直樹 「結構、高いなぁ」

 

真希 「それは、7階だからね」

 

こうして二人は目的地に着いた

 

真希 「カギを開けるから待ってて」

 

そう言いながら、ポケットからカギを出し開ける

 

真希 「入って良いよ」

 

直樹 「お邪魔します」

 

そう言いながら有ることにきずいた

 

余り家族の荷物よりも自分の荷物の方が多い事に

 

直樹 「真希って一人暮らしなのか」

 

真希 「訳があって一人暮らしをしてるの」

 

直樹 「そうか、それよりも飯を食べようぜ」

 

そう言って、余り触れないよにしよう

 

真希 「分かったわ」

 

そう言って二人は協力をしながら炒飯を作り上げた

 

真希 「直樹って、料理ができるんだね」

 

直樹 「基本は、ボチボチだけどなぁ」

 

そう言って、テーブルに飯をおいた

 

直樹 「早く、食べようぜ」

 

真希 「うん」

 

そう言って、二人は頂きますと言って食べる

 

直樹 「うまいなぁ」

 

真希 「そうだね」

 

その後、特に会話もなく飯が食べ終わり休憩していた

 

真希 「大丈夫だよね」

 

直樹 「全然、平気だよ」

 

真希 「そうなの、無理はしないでね」

 

直樹 「少し、聞いても良いか」

 

真希 「何を?」

 

直樹 「真希って何で、急に優しくなるんだよ」

 

真希 「同じ質問をしてるよ」

 

直樹 「良くねぇ、意外に気になってるんだからよ」

 

真希 「それは、」

 

そう言おうとしたとき、スマホをが鳴り響く

 

二人はびっくりしてしまった

 

真希 「ごめん、少し待ってて」

 

そう言って、スマホを持ちベランダに出た

 

直樹 「大丈夫だから」

 

そう言うとゆっくり横になっていた

 

「あの時は冷たくなったのに急にどうゆう風の吹き回しなんだ」

 

そう思っていると、真希が戻って来た

 

真希 「ごめん、今日は、もう帰って」

 

直樹 「何だよ、行きなり」

 

真希 「良いから、帰って!」

 

そう言いながら、怒ってしまった

 

直樹 「そうか、悪かったなぁ」

 

そう言って真希を見ずに玄関から出ていってしまった

 

真希 「私は、やっぱり関わっては行けなかったの」

 

そう思い悲哀そうな顔をしていた

 

直樹はマンションの入り口にいた

 

「まったくいきなり、どうしたんだよ」

 

「まだ、良く分からないが少しは様子を見ますか」

 

そう思い家に帰って行った




今回は直樹と真希の休日だったんだね

真希も少し冷たい所もあるけど実は色々と複雑な状態だと思いたいよ

次は一学期だからって内容だから


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4月から8月間での当たり前の日常
今日から一学期の始まり 前編


今回は一学期の始まりです

何とか、良い展開ですよ

では、始まりです


前回の内容

 

直樹の休日には偶然にも永野真希と出会い、彼女の家で飯を食べた

 

でも、真希が電話を終えて戻って来たとき強制的に家に出されてしまった

 

 

本編

 

直樹 「今日から一学期かよ」

 

優輝 「仕方ないだろう」

 

直樹 「分かってるけどクラスがうるさいなぁ」

 

優輝 「賑やかなクラスだからなぁ」

 

するとチャイムが鳴る

 

キーンコーンカーンコーン

 

直樹 「また、ダルい事が始まりそうだわ」

 

優輝 「相変わらずだなぁ」

 

そう言って二人は、席に戻った

 

中沢 「皆、揃っているな」

 

そう言ってクラスを確認する

 

優輝 「普通に揃っているけどなぁ」

 

心の中でそう思っていた

 

中沢 「最初の1限と2限はLHRだ、3限はクラスの集合写真だ、4限は新しい教科書を渡して終わりだ」

 

直樹 「集合写真とか、必要じゃあなくねぇ」

 

そう思っていた

 

中沢 「朝のLHRはこれで終わりだ」

 

そう言うと皆は、解散をした

 

優輝 「おーい直樹」

 

そう呼んでこっちに来る

 

直樹 「どうした」

 

優輝 「今日の授業は楽だなぁ」

 

そう言って笑う

 

直樹 「どこがだよ、1限と2限はとうせ、委員会を決めるんだろう」

 

優輝 「だけど、あの有名な永野真希さんがいるから平気だぜ」

 

直樹 「今、何て言った!」

 

耳を疑って聞いた

 

優輝 「だから、真希が同じクラスだから平気だって言ったんだ」

 

直樹 「なんだとー」

 

教室に響いてクラスの皆が直樹の方を見る

 

直樹 「ごめん、勝手に叫んで見たくなったんだ」

 

そう言った

 

何人かは笑っているけど視線が冷たい人もいた

 

優輝 「お前、頭大丈夫か」

 

直樹 「いいや、大分重症見たいだわ」

 

優輝 「しっかりしろよ」

 

直樹 「悪いなぁ」

 

優輝 「所で、委員会は入るのか」

 

直樹 「俺がそんなのをやる器だと思うか?」

 

優輝 「お前は知らないかもしれないが噂になってるんだぞ」

 

直樹 「誰のがだよ」

 

優輝 「お前が委員会をやると言う、噂がなぁ」

 

直樹 「何かの間違いだろう」

 

優輝 「お前は、こう見えても運動神経も抜群だし結構何でも出来る奴だと思われてるぞ」

 

直樹 「マジかよ、運動神経が良いのは自分でも知ってるけどそんな、噂になっているとはなぁ」

 

優輝 「そりゃ、バカだから知らないだろう」

 

直樹 「ほっとけ」

 

こうして休憩は終わり、席に戻る

 

中沢 「よーし、授業を始めるぞ」

 

「今日はまず、学級委員を決めるぞ」

 

そう言うと、クラスはざわつく

 

中沢 「誰か立候補は居るか」

 

そう言った

 

だが、誰もいない

 

中沢 「真希、学級委員をやって見ないか」

 

真希 「私がですか?」

 

中沢 「お前見たいに完璧でしっかりな奴が適用かと思ってなぁ」

 

真希 「分かりました、やります」

 

少し寂しい顔をしながら言う

 

中沢 「そうか、助かる」

 

真希 「いえ」

 

中沢 「次、男子はどうだ」

 

男子、全員が目を逸らすが一人だけ寝てる人がいる

 

直樹 「Zzzzzz」

 

中沢 「何を呑気に寝てる、直樹」

 

そう言って呼ぶ

 

直樹 「あ、すいません」

 

中沢 「まったく、寝る奴がおるか」

 

すると手をあげる人がいた

 

中沢 「どうした優輝、立候補か」

 

優輝 「いえ、直樹を推薦します」

 

直樹は席を立ち上がり言う

 

直樹 「勝手に人を推薦するなぁ」

 

中沢 「何故、直樹を進める」

 

優輝 「結構、頭が良くキレるしやるときはやります」

 

直樹 「バカヤロー、そんな理由で推薦するなぁ」

 

中沢 「なるほどなぁ、授業中に寝てたし適任だなぁ」

 

直樹 「冗談だろう、先生」

 

中沢 「仕方ないだろう、他に立候補がいないから」

 

直樹 「なら、優輝を推薦します」

 

優輝 「なんだとー」

 

中沢 「お前ら、二人して何故友達を売っている」

 

そう言いながら呆れてる

 

直樹 「優輝は友達想いで優しい奴です」

 

優輝 「そんなのが学級委員と関係あるか」

 

直樹 「大有りだ、何故ならクラスと接するのに必要な事だから」

 

優輝 「ふざけるなぁ」

 

そう言ってると先生が言う

 

中沢 「直樹、授業中に寝てたお前が罰としてやれ」

 

結局、「強制的にやらされてしまった」

 

中沢 「ここからは真希と直樹に任せて進めるから」

 

二人は返事をして進める

 

「そこからは行き詰まりながらも何とか終わり、授業が終わった」

 

直樹 「優輝、お前は許さないぞ」

 

優輝 「悪い悪い、まさかここまで上手くいくとは思ってもいなかったからよ」

 

直樹 「お前のせいだから、こんなことになったんだろう」

 

優輝 「とにかく、真希と一緒なんだから平気だろう」

 

直樹 「そう言う問題じゃないだろう」

 

真希 「私がどうかしたの」

 

二人はびっくりしてしまった

 

直樹 「行きなり、現れるなよ」

 

真希 「それは、私の名前を呼ぶからでしょう」

 

優輝 「こいつがさぁ、頭が狂って名前を呼んでいたんだよ」

 

直樹 「アホか、狂ってないわ」

 

真希 「とにかく何もないなら行くから」

 

直樹 「済まないなぁ」

 

真希 「平気だから」

 

そう言うと何処かへ行った

 

優輝 「危なかったなぁ」

 

直樹 「お前のせいでゆっくり出来る時間が減ってしまった」

 

優輝 「この1年間、騒がし展開になりそうだなぁ」

 

そう言うと先生が来た

 

「よーし、授業を始めるぞ」

 

皆、自分達の席に戻る

 

中沢 「委員会決めも終わったから今後の予定を説明していく」

 

「4月の後半から途中から健康診断があることだ」

 

クラスはざわつき始めた

 

直樹は思った

 

「所詮、直ぐに終わるから平気だろう」

 

この後に大変なことに巻き込まれるとは知らずに

 

中沢 「5月の2日は皆も知ってる通り学年全体でカレーづくりに行くことになった」

 

「普通の行事だが、悪までもクラスとの交流をメインでやる行事だから」

 

クラスの男子は喜んでいた

 

直樹 「何故なら、真希の手料理が食べられるからだ」

 

そう思っていた

 

その後、普通に行事関係の説明が続き無事に終わった

 

中沢 「次は集合写真だから各自、外で待機だ」

 

クラスの皆は、返事をして向かった

 

直樹 「やっと終わったわ」

 

優輝 「お疲れ様」

 

直樹 「それより、早く行こうぜ」

 

優輝 「おう」

 

こうして二人は下駄箱に向かった

 




今日はここまでです

次は後半に続きますから

ではまた


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今日から一学期の始まり 後編

時には素直になりたい

時には自分らしくいたい

そんな場所があるのかなぁ


前回の内容

 

直樹は授業中に寝てた事が仇となり、優輝の推薦や罰として学級委員をやることになってしまった

 

でもなんと同じクラスだと知らずに永野真希が居て同じ学級委員をやることになった

 

一体どんな、展開になるんだろう

 

 

本編

 

直樹 「やっぱり写真を撮るのはダルいなぁ」

 

優輝 「それは同感するわ」

 

二人は下駄箱前で止まっている

 

直樹 「それにしても、学年全体が外で待機ってどういう事だよ」

 

優輝 「それは確かに無茶苦茶だよなぁ」

 

そう言うと全然、入り口で詰まっている

 

直樹 「あ、忘れ物したわ」

 

優輝 「マジか」

 

直樹 「悪い、少し待っててくれ」

 

優輝 「分かった、早く来いよ」

 

直樹 「了解」

 

そう言って教室に戻った

 

直樹 「やっと着いたわ」

 

そう思ってドアを開けた

 

直樹 「なぁ!」

 

驚いて言葉を失ってしまった

 

そこは真希が綺麗にダンスを踊っていたからだ

 

「すげぇ、綺麗だし、てっきり見とれてしまった」

 

真希 「何でいるの」

 

そう言うと俺にきずいていた

 

直樹 「あ、いや、ちょっと忘れ物をしてなぁ」

 

真希 「そうだったの」

 

直樹 「それより、ダンスが上手なんだ」

 

真希 「習っているし、気分転換に踊って居ただけだから」

 

直樹 「そうだったんだ」

 

そう言って忘れ物を取る

 

真希 「また、忘れ物なの?」

 

直樹 「あぁ」

 

真希 「それは災難だったね」

 

直樹 「それより、そろそろ行かないのか」

 

真希 「まだ、混んでるし行かない」

 

直樹 「そんなことを言ってないで行くぞ」

 

そう言って真希の手を取り連れていく

 

真希は慌てて、対応が出来ずに連れて行かれる

 

「何で直樹は私を気にするの」

 

「だって昨日、あんな怒鳴って追い出してしまったのに」

 

「分からない、こんな事する理由に意味があるの?」

 

そう悩んでいた

 

直樹が行きなり、止まりぶつかってしまう

 

真希 「急に止まったりしてどうしたの」

 

直樹 「真希、お前はどうして顔が赤いんだよ」

 

真希 「そ、それは関係ないでしょう」

 

直樹 「まだちょっと時間あるし、教えてくれよ」

 

真希 「それより、いつまで手を掴んでるの」

 

直樹 「あぁ、それは悪かった」

 

そう言って、手を離してあげる

 

真希 「大丈夫だから」

 

そう言ってると、直樹を呼ぶ声が聞こえてくる

 

優輝 「直樹、早く来いよ」

 

直樹 「悪い、今行くから」

 

優輝 「早くしろよ」

 

直樹 「真希も行こうぜ」

 

真希 「えぇ」

 

こうして直樹と真希、優輝は無事に集合場所に着いた

 

優輝 「しかし、まさか二人でいたとはなぁ」

 

直樹 「俺も教室に戻った時にはびっくりしたんだよ」

 

優輝 「俺も見てみたかった」

 

直樹 「結構、綺麗だし動きにキレがあったわ」

 

優輝 「真希にも色々と習い事をしてるんだなぁ」

 

直樹 「そうなんだよ」

 

すると先生が呼ぶ

 

中沢 「皆、揃っているな」

 

これから適当に並んで位置につけ

 

そう言うと皆、一斉に仲の友達の場所にいく

 

直樹 「俺らは一番後ろにしようぜ」

 

優輝 「そうしよう」

 

すると真希が声を掛けて来た

 

真希 「二人と一緒に居ても良いかなぁ」

 

優輝 「まさか、こっちに来るとは思ってもいなかったわ」

 

直樹 「てっきり、友達と一緒だと思ったわ」

 

真希 「友達は別のクラスにいるから」

 

直樹 「そうか、良いぞ」

 

優輝 「俺も大丈夫」

 

真希 「二人とも、ありがと」

 

そう言って笑顔になる

 

中沢 「皆、横に三列になってくれ」

 

そう言うと、皆は一斉に並びだす

 

中沢 「出番が来るまで待機だ」

 

クラス 「はーい」

 

直樹 「真希、昨日どうしたんだ」

 

真希 「昨日は少し色々とあったの」

 

優輝 「二人は昨日、一緒だったのか」

 

真希 「そうだけど」

 

直樹 「偶然、スーパーで出会ったんだ」

 

優輝 「そうだったのか」

 

直樹 「色々ってなんだよ」

 

真希 「それは色々なの」

 

直樹 「おいおい、ケチケチするなよ」

 

そう言って真希の頬っぺたを両手で掴む

 

真希 「はひ するの、はひして」

(何をするの放して )

 

優輝 「直樹、随分と大胆な事をするんだなぁ」

 

直樹 「そうか、俺は普通だぞ」

 

そう言って真希の頬っぺたを引っ張ったり戻したりしている

 

優輝 「放してやれよ」

 

直樹 「分かったよ」

 

そう言って、手を離してあげる

 

真希 「行きなり、こんな事をされて恥ずかしい」

 

直樹 「意外に恥ずかしいがり屋さんなのか」

 

真希 「違うわよ!」

 

優輝 「なるほどなぁ」

 

真希 「優輝も感心しないで!」

 

直樹 「とにかくおちつけよ」

 

真希 「うるさい! 」

 

優輝 「直樹、少し押さえておけ」

 

直樹 「何でだ」

 

優輝 「周りの視線がこっちに来てる」

 

直樹 「そうか、それはまずいなぁ」

 

そう話してると先生が呼ぶ

 

中沢 「皆、それぞれの位置につけ」

 

そう言って皆、それぞれの位置についた

 

真希 「二人とも、どうする」

 

直樹 「何がだ」

 

真希 「場所だよ、私が直樹の方かそれとも優輝の方かどっちなの」

 

優輝 「普通に真ん中で平気だろう」

 

直樹 「それが良いだろう」

 

真希 「分かった」

 

こうして写真を撮る配置にクラスが並んだ

 

中沢 「ではお願いします」

 

カメラマン 「皆、笑って下さい」

 

直樹 「こう言うときがめんどくさい」

 

優輝 「それはわかるんだよ」

 

真希 「二人とも、すぐに終わるから」

 

直樹 「ホントに終わらせてくれぇ」

 

中沢 「直樹、お前は居残り掃除をしろ」

 

クラスの皆が笑いだす

 

直樹 「なんだとー」

 

優輝 「だっせー、天罰が下ったったな」

 

中沢 「優輝も居残り掃除をしろ」

 

優輝 「マジかよ!」

 

クラスが笑いに包まれてる中笑っていない奴がいた

 

それは真希だった

 

直樹は少しだけ心配だったが直ぐにカメラの方に向く

 

「カメラマンがシャッターを押して写真を取り終えた」

 

中沢 「皆、これで終わりだ各自教室に戻るように」

 

クラス 「はーい」

 

こうして無事に終わり放課後になる

 

中沢 「今日はここまで、皆、早く帰るように」

 

皆、次々と帰っていく

 

直樹 「俺らも帰るか?」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

中沢 「待つのだ、二人は掃除だろう」

 

直樹と優輝はダルい顔をした

 

中沢 「早く終わらせれば帰れるから急げ」

 

直樹 「了解でーす」

 

優輝 「はーい」

 

すると真希が直樹達の方に来る

 

真希 「二人は掃除なの?」

 

優輝 「この様だ」

 

直樹 「仕方ないだろう」

 

真希 「そっか、私は帰るね」

 

優輝 「羨ましいぞ」

 

直樹 「そうか、じゃあなぁ」

 

真希 「じゃあ、また明日」

 

そう言って行ってしまう

 

その後、直樹と優輝も掃除を終わらせて帰った

 

真希サイド

 

「今日は少しだけ自分が素直に慣れたかなぁ」

 

「やっぱり私は素直に慣れる事は出来ないのかなぁ」

 

そう考えながら歩いていた

 

「でもちょっとだけ直樹や優輝と一緒に居た時はドキドキして楽しかった」

 

「少しだけ、嬉しいかった」

 

「また、こんな事があれば良いと思える」

 

「だけどあの時の電話がどうしても忘れられない」

 

回想

 

真希 「何で電話を掛けて来るの」

 

優奈 「あれれ、駄目だったけ」

 

真希 「何のようなの」

 

優奈 「今度さ、また家族の場所に戻らないとダメなの」

 

真希 「何で、まだその時じゃないはず」

 

優奈 「そうだっけ、それとも嫌なの」

 

真希 「別に関係ないでしょう」

 

優奈 「大有りだから、だって気になるような子がいると話したら母さんが言ったんだよ」

 

真希 「何で、根拠なく、でたらめな事をしないで!」

 

思い切り怒鳴る

 

優奈 「だって決められた運命でしか生きられないから」

 

真希 「別に、そんなことない!」

 

優奈 「だって、一人暮らしをしてるのも離れたいからでしょう」

 

真希 「知ったような口を聞かないで!」

 

優奈 「前にも言ったでしょう、そうゆう所が好きで壊したくなるとね」

 

真希 「そんな気持ち悪い考えしかないの」

 

優奈 「どうでも良くない」

 

真希 「そんなことをして楽しいの、嬉しいの、ただの自己満足でしょう」

 

優奈 「そんなことないよ」

 

真希 「だったらもう関わらないで!」

 

優奈 「無理でしょう、だって姉妹なんだから」

 

真希 「うるさい!」

 

そう言って通話を切る

 

「真希はイライラして直樹を無理矢理帰らしてしまった」

 

回想終わり

 

「あの時、無意識にやってしまったんだと思った」

 

「やっぱり、私には慣れないのかなぁ」

 

そう言って空を見上げる

 

「まだ、分からないままで良いよね」

 

「きっといつかは、分かるときが来ると思う」

 

そう思って家に帰った




今回は、真希と直樹や優輝の仲の良さ

でも少しだけ真希も素直に慣れてたと思う

休日での電話は優奈さんが相手だと思わなかった

やっぱり、家族や優奈にはどんな関係があるのか

まだまだ分かりません

ではまた


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依頼人の頼み事を

今回は、部活の活動がメインですよ

どんな人が依頼人で何を頼むのか

私はドキドキです


前回の内容

 

集合写真や直樹や優輝そして真希が三人で楽しくいられた時間

 

真希も今は、迷いながらも前を進むという気持ちでいく

 

 

本編

 

優輝 「今日からは、部活だなぁ」

 

直樹 「まだ昼休みでそんな事を言わないでくれ」

 

優輝 「いつものひねくれモードになったなぁ」

 

直樹 「最初の1限は理科だったし、途中で自己紹介という訳の分からん事をやっているしよ!」

 

優輝 「まだ、学校が始まって一週間しか立ってないだろう」

 

直樹 「早く、長い1年間を終わらせてくれ」

 

優輝 「相変わらず、ひねくれモードたなぁ」

 

そう言ってると、奉仕部の人っていますかと呼ぶ声が聞こえた

 

二人は反応をした

 

?? 「居たら頼みたい事があるんだ」

 

直樹 「奉仕部ですけど依頼ですか?」

 

?? 「あぁ、少しだけ情報を集めてくれないか」

 

優輝 「それより、名前を教えてくれませんか」

 

?? 「済まない、俺は三年四組、真田涼風だ」

 

優輝 「りょうすけさんですね」

 

涼風 「そうだぞ」

 

直樹 「先輩の依頼内容は何ですか?」

 

涼風 「最近、サッカー部が忙しくてある女の事が気になるんだよ」

 

優輝 「どうしてなんですか」

 

直樹 「それは、好きだからでしょう」

 

涼風 「そうなんだよ、でもモテる女は余り好きな人は誰かと言わないだろう」

 

直樹 「確かに、それはそうですね」

 

優輝 「でも、どうして自分で聞かないんですか」

 

涼風 「それは、サッカー部だし俺らは受験生で忙しいだろう」

 

直樹 「そうですね、それでは誰ですか」

 

涼風 「あぁ、三年二組の中井由美だよ」

 

優輝 「先輩って美人が好きなんですなぁ」

 

涼風 「そうなんだよ、分かるだろう」

 

優輝 「先輩、その気持ちは分かります」

 

直樹 「とにかく情報を集められるだけ集めます」

 

涼風 「そうか、頼むぞ」

 

優輝 「少しだけ時間が掛かるかもしれないから」

 

涼風 「大丈夫だ、分かったらクラスに来てくれ」

 

二人は返事をした

 

「はーい」

 

涼風 「じゃあなぁ!」

 

そう言って、教室から出ていく

 

直樹 「今回の依頼は好きな人の情報かよ」

 

優輝 「そう言うなよ」

 

直樹 「とにかく、やるだけやるか」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

こうして昼休みが終わり放課後に過ぎていく

 

優輝 「直樹、行くぞ」

 

直樹 「へいへい」

 

そう言って、二人は3年棟に向かった

 

直樹 「とにかく、三年二組に着いたが」

 

優輝 「取り合えず、本人に聞いて見ようぜ」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

二人は、教室の中を確認した

 

直樹 「誰だよ、由美って人は?」

 

優輝 「見たことはあるけどいないなぁ」

 

直樹 「どんだけ、早く帰るんだよ」

 

由美 「こんだけ、早く帰るんだよ」

 

二人は慌てて、後ろに振り替える

 

優輝 「どうもです」

 

由美 「君達は、二年生よね」

 

直樹 「そうですけど」

 

由美 「私に何か用なの?」

 

直樹 「単刀直入に言います、好きな人は居ますか」

 

優輝 「バカ、三年生がまだいるんだぞ」

 

直樹 「気にするなぁ」

 

優輝 「アホか」

 

由美 「アハハハハ」

 

何故かいきなり、笑いだす由美

 

優輝 「絶対におかしいと思われてるぞ」

 

直樹 「そうか、普通だろう」

 

由美 「ごめん、いきなりストレートに聞かれて笑ちゃった」

 

直樹 「いえ、大丈夫です」

 

由美 「少しだけ別の場所で話そうか?」

 

直樹 「わかりました」

 

そう言って直樹と優輝は由美先輩の後を追いかけた

 

由美 「ここなら平気だね」

 

直樹 「確かに」

 

優輝 「随分広いなぁ」

 

そこの場所は、体育館の倉庫だった

 

直樹 「では、さっきの本題に変わります」

 

由美 「そうねぇ、普通に今は好きな人はいないかな」

 

優輝 「そうだったんだ」

 

直樹 「嘘はいらないから」

 

場が静まりかえってしまった

 

優輝 「直樹、お前はアホか」

 

直樹 「そもそも、おかしいとは思わないか」

 

優輝 「何がだよ」

 

直樹 「こんな所まで来て普通にいないと言えるか」

 

優輝 「別に良くないか、ここで話してもなぁ」

 

直樹 「だいち、何かを隠しているよなぁ」

 

由美 「物凄い洞察力と分析力だね、でも根拠ならあるの?」

 

直樹 「ありますよ!」

 

由美 「じゃあ何なの」

 

直樹 「まず、先輩はモテる女ですよね」

 

由美 「それが何か」

 

直樹 「逆に何人も断ってる事は気になる人がいるでしょう」

 

由美 「そんなの私が決めることでしょう」

 

直樹 「優輝、先輩が今まで告白されたことって何回あった」

 

優輝 「30回は、あったんじゃないのか」

 

由美 「それが関係あるとでも」

 

直樹 「ありますよ、まず告白されて来る人は運動部ばかりでしょう」

 

由美 「それは、そうだけど」

 

直樹 「その中にサッカー部、野球部、テニス部、そして陸上部の人達ですよね」

 

由美 「それがどうしたの?」

 

直樹 「先輩は運動部の人は大抵容姿で決めて告白されてると思っていますよね」

 

由美 「別に構わないでしょう」

 

直樹 「確かに、自分で決める事ですから」

 

由美 「だったら関係ないでしょう」

 

直樹 「逆に自分と同じ部活の場合はどうでしょう」

 

由美 「どうして、そもそも私は吹奏楽部に良い人がいるとでも」

 

直樹 「あれれ、居たじゃないですか、トランペットをソロで吹くイケメン先輩がねぇ」

 

由美 「何で、そんなことが!」

 

直樹 「それは、俺らが1年の時に合唱コンクールで先輩はソロで吹くイケメン先輩をみてたじゃないですか」

 

優輝 「マジかよ」

 

直樹 「大抵は音を出す為に手入れをするが一人だけは後ろでずっと見ていたんだよ」

 

優輝 「すごいなぁ、そんなことは覚えてないぞ?」

 

直樹 「だろうなぁ」

 

由美 「まさか、そんなで分かる君が凄いよ」

 

直樹 「あってましたか?」

 

由美 「全部、正解だよ」

 

優輝 「直樹、お前はすげぇ奴だなぁ」

 

直樹 「そうか、普通だろう」

 

由美 「そもそも、何でそんなことで分かったの」

 

直樹 「先輩は、きっと素直になれない人だと思ったから」

 

由美 「そんな、理由でなの」

 

直樹 「そうだが、何か問題があったのか」

 

由美 「何もないわ」

 

直樹 「そうか」

 

由美 「私はそろそろ行くわ」

 

優輝 「そうですか、ありがと」

 

由美 「平気だよ」

 

そう言ってその場を出ていった

 

優輝 「結局、好きな人はいたんだなぁ」

 

直樹 「確かになぁ」

 

優輝 「とにかく、涼風先輩に伝えに行こう」

 

直樹 「何処にだよ」

 

優輝 「外にだよ」

 

直樹 「明日で良くねぇ」

 

優輝 「帰る途中に伝えれば良いんだよ」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

その後、直樹と優輝は涼風先輩に由美先輩に関する情報を伝えて帰った

 

 

由美サイド

 

「あの子って本当に何者なの」

 

「私の好きな人にきずくなんて」

 

今までに内ぐらい動揺をしてしまった

 

「あの二人は確か、名前は何だっけ」

 

そう考えると名前をよばれた

 

優奈 「由美、どこにいたの」

 

由美 「どうしたの優奈」

 

優奈 「だって部活体験させてくれるって言ったから待っていたんだよ」

 

由美 「ごめん、いきなり二年生の二人組に好きな人はいないかと言われて違う場所で話していたの」

 

優奈 「随分、大胆な事をするんだね」

 

由美 「私もびっくりでその場で笑ちゃった」

 

優奈 「あれれ、結局告白されたの」

 

由美 「違うよ、逆に私の好きな人が誰かバレたの!」

 

優奈 「凄いねぇ、でも話してないんでしょう」

 

由美 「探偵みたいにズバズバと言われてとうとう白状したの」

 

優奈 「凄い二人組だよ」

 

由美 「少しだけ焦ってしまったよ」

 

優奈 「そっか、じゃあ行こう」

 

由美 「そうねぇ」

 

二人音楽室に向かった

 

 

由美は感じていた

 

「真剣な眼差しで見てくれていた」

 

「少しだけ興味が湧いて来たよ」

 

「また、会えるかな」

 

そう思いを留めて、優奈の後を追いかけた

 

end

 

中井由美

 

 

趣味 音楽、面倒を見て挙げること

 

苦手 魚介類 理科 虫

 

161㎝ 体重53 14

 

部活 吹奏楽部の部長

 

優奈とは友達関係でいる

 

 

真田涼風

 

 

趣味 サッカー ゲーム 外で遊ぶなら何でも

 

苦手 苦いもの 猫 怖い人

 

部活 サッカー部の副部長

 

後輩想いで優しい先輩と思われている

 

 




今回は直樹と優輝で涼風先輩の依頼である由美先輩の好きな人を見破る回でした

すごいですよ

でも告白されたりして断れば気になる人は大抵いるだろうねぇ

そう思えたよ

ではまた


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だるい一日の前に 前編

今回は直樹と沙織がメインだよ

ちょっとしたごとが良いか、悪いかに変わるんだよ

では本編へ


前回の内容

 

直樹と優輝は涼風先輩に依頼された内容、由美先輩の好きな人を見破ることにきずいた

 

しかし、由美は直樹と優輝の二人に対して興味を持ち始めた

 

 

 

本編

 

優輝 「今日も良く綺麗だ」

 

直樹 「またかよ」

 

優輝 「優里は綺麗で美しい女性だよ」

 

直樹 「まだ、2限が終わったばかりなんだが?」

 

優輝 「まだまだ、先は長いぞ」

 

直樹 「うぜぇ」

 

優輝 「頭に血が昇ってるぞ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

そう言ってると、チャイムがなった

 

直樹 「また、あとでなぁ」

 

優輝 「おう」

 

二人は席に着いた

 

先生 「今日の授業は現代文だ」

 

直樹 「またかよ、と思った」

 

理由はプリントを最後に集めて先生にださないといけないからだ

 

先生 「では始めるぞ」

 

ここからは何ともなく、38分ぐらい経過していた

 

「俺はあくびをしてるとあることにきずいた」

 

沙織の様子がおかしかった

 

「いつもなら静かにしてるのに明らかにクラスの周りをキョロキョロと確認していた」

 

「俺はずっと沙織の方を見てると、沙織は俺にきずいた」

 

だが、沙織は俺の方を見て顔を赤くしていた

 

「何故か分からんがそのまま授業が終わった」

 

先生 「学級委員は後でプリントを集めて先生の所に来るように」

 

直樹 「また来たよ、このパッターンだな」

 

そう言ってクラスのプリントを一通り集めた

 

真希 「じゃあ行こう」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

二人は職員室に向かった

 

沙織サイド

 

「ヤバいよ」

 

「どうしよう」

 

沙織はすごい焦っていた

 

「それは、少しだけ具合が悪くて倒れそうだから」

 

「とにかく余りぼっーとしてると辛いからキョロキョロして気を散らしていた」

 

「でも直樹と目が会ったとき凄い見てたから急に恥ずかしくなって目を逸らしてしまった」

 

そう思っていると優里が来た

 

優里 「どうしたの」

 

沙織 「何が」

 

優里 「少しだけ具合が悪そうにしてるんだもん」

 

沙織 「ちょっとだけそうなの」

 

優里 「余り無理は駄目だからね」

 

沙織 「わかってるよ」

 

優里 「そう言えば、さっき顔が赤かったよね」

 

沙織 「そ、そんなことはないよ」

 

慌てて喋っている

 

優里 「凄い動揺してるよね」

 

沙織 「そんなことは」

 

そう言ってると職員室から直樹が戻って来た

 

沙織 「あ、」

 

優里 「どうしたの、あ、っていきなり言うから」

 

沙織 「別に何でもないから」

 

するとチャイムが鳴った

 

優里 「無理は駄目だからね」

 

沙織 「わかってるよ 」

 

こうしてあっという間に授業が終わり放課後になった

 

中沢 「沙織、少しだけ残ってくれ」

 

沙織 「わかりました」

 

優里 「ごめん、今日は先に帰るね」

 

沙織 「大丈夫だよ」

 

優里 「また、明日」

 

沙織 「うん」

 

優里は先に帰った

 

「沙織は先生にあることをやってくれと言われて外にいる」

 

「それは花壇の花を取り替える仕事をやっていた」

 

「でも、私、一人じゃなく直樹や優輝そして、真希さんと皆でやっていた」

 

直樹 「まさか、花の取り替えとはねぇ」

 

優輝 「て言うか、何故俺までがこんなことをしないと駄目なんだよ」

 

直樹 「別に良くないか」

 

優輝 「困るんだけどなぁ」

 

真希 「私は助かってるよ、手伝ってくれるから」

 

優輝 「本当かよ」

 

真希 「人数が多い方が早く終わるからねぇ」

 

直樹 「確かになぁ」

 

沙織は三人を見てると仲が良いんだと思っていた

 

「ヤバい倒れそう」

 

そう思っていたら直樹が前にいた

 

直樹 「どうした、沙織」

 

沙織 「別に何もないから」

 

そう言うと、意識を失ってしまい直樹の方に倒れてしまった

 

直樹 「大丈夫か、沙織」

 

そう言って沙織を受け止め上半身を支えてあげてる

 

真希 「少しだけ具合が悪くて倒れたみたい」

 

優輝 「急いで保健室に連れて行こう」

 

直樹 「わかった」

 

そう言って、自分の背中に沙織を乗せおんぶをした

 

優輝 「俺は職員室に行って先生に伝えて来る」

 

そう言って、走って行った

 

直樹 「頼むぞ、俺達も行こう」

 

真希 「えぇ」

 

二人は急いで保健室に向かった

 

俺は思った

 

「普段、女をおんぶをしてないからヤバいぞ」

 

「沙織のあれが背中に当たってるから余計にまずい」

 

「しかも沙織の太ももを手で支えてるから感触がヤバい」

 

そう思っていると頭が沸騰してしまう

 

真希 「直樹、アンタって今変な事を考えていたでしょう」

 

走りながら言う

 

直樹 「いや、良からぬ事は考えてないぞ」

 

走りながら言う

 

何とか保健室に着いた

 

直樹 「先生居ますか?」

 

先生 「どうしたの」

 

直樹 「すいません、友達が急に倒れたのでベット貸して下さい」

 

先生 「わかったわ、急いでそこに」

 

直樹は一回おんぶをやめて沙織をお姫様抱っこに変えて持ち上げた

 

真希 「随分、早いのねぇ」

 

直樹 「普通だろう」

 

そう言って、ベットに寝かせる

 

真希 「一応少しだけ、落ち着いたわね」

 

直樹 「何とかなぁ」

 

そう話してると中沢先生と優輝が来た

 

中沢 「皆、大丈夫か」

 

三人は大丈夫と答えた

 

中沢 「そうか、心配したぞ」

 

直樹 「一応、俺と優輝、真希で花の取り替えを終わらせて来るわ」

 

中沢 「頼むぞ」

 

皆は保健室をでって行った

 

中沢 「先生、沙織は大丈夫ですか」

 

先生 「今は大丈夫ですよ、きっと具合が悪かったのよ」

 

中沢 「そうですか、私は保護者に連絡します」

 

先生 「わかりました」

 

中沢 「もし、大丈夫そうだと本人が言ったら帰らせて下さい」

 

先生 「わかりました、伝えておきます」

 

中沢 「よろしくお願いします」

 

そう言って保健室を後にする

 

 

 

 




今回はここまでだよ

次回は後編です

心配だけどきっと大丈夫


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だるい一日の前に 後編

今回は前回と同様です

でも少しだけ意識をします

きっかけはすぐ目の前に


前回の内容

 

沙織は、具合が悪くて放課後に先生頼み事をされて

 

直樹と優輝、真希と一緒に花壇の花を取り替える仕事をやっていた

 

でも無理をしすぎて沙織は倒れてしまった

 

 

本編

 

真希 「沙織は大丈夫かな」

 

心配そうに言う

 

直樹 「平気だろう」

 

優輝 「呑気だな」

 

真希 「でも、そこまでは酷くないみたいだから」

 

直樹 「とにかく早く終わらせて沙織の所に行こう」

 

真希 「少し聞くけど、どんだけ意識をしてたの」

 

直樹 「もう、その話はやめてくれ」

 

優輝 「まさか、何かをしたのか」

 

直樹 「何もしてないわ」

 

真希 「沙織を支えてる時に顔が赤かったのよ」

 

優輝 「女には弱いからなぁ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

真希 「それは、本当なの優輝」

 

優輝 「本当だとも」

 

そう話しながらやってると全部がおわっていた

 

真希 「じゃあ先に行くね」

 

直樹と優輝はわかったと答えた

 

そう確認して先に保健室にいった

 

直樹 「さっきは助かったわ」

 

優輝 「感謝しろよ、お前はあんなのには弱いんだから」

 

直樹 「持つべきは友だなぁ」

 

そう言って二人も保健室に向かった

 

沙織サイド

 

沙織 「うーんと言いながら目が覚める」

 

私は何で保健室にいるの

 

そう思っていると先生が言う

 

先生 「貴方はさっき倒れて運ばれたの」

 

沙織 「そうだったんですか」

 

少しだけ申し訳ない事をしたと少し寂しい顔になった

 

先生 「でもある子が走って来て、連れて来てくれたよ」

 

沙織 「そんな事があったんだですか」

 

先生 「此処でお姫様抱っこをして寝かせたんだから」

 

沙織はそれを聞いて顔を毛布で隠してしまう

 

先生 「大丈夫なの」

 

沙織 「大丈夫です、少しだけ横になっています」

 

先生 「わかったわ、ゆっくり休んでね」

 

「私が倒れてる間に恥ずかしい事があったなんてヤバいよ」

 

そう思っていたら真希が保健室に来た

 

真希 「大丈夫」

 

沙織 「心配かけて、ごめんね」

 

真希 「私は平気だよ」

 

沙織 「そっか」

 

二人の間に少しだけ時間が止まったかのように静かでいた

 

そこに、直樹と優輝も来た

 

直樹 「大丈夫かよ」

 

沙織 「大丈夫だから」

 

優輝 「一時はどうなるかと思ったわ」

 

真希 「でも何もなくて良かった」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

沙織 「私のせいで皆に迷惑をかけちゃった」

 

直樹 「別に良くないか、友達なんだから、そうだろう優輝」

 

優輝 「もちろん、friendだよ」

 

直樹 「別に迷惑じゃないし俺も優輝も真希もそんな風に思ってないから」

 

真希 「そうだよ、友達には迷惑をかけて良いから」

 

沙織 「皆、ありがと」

 

そう言ってると中沢先生が来た

 

中沢 「具合はどうだ」

 

沙織 「大分、落ち着きました」

 

中沢 「そうか、さっき親に連絡しといたぞ」

 

沙織 「そうですか、ありがとうございます」

 

中沢 「そろそろ皆も帰ろう」

 

直樹 「確かになぁ」

 

真希 「もう、遅いし帰ろ」

 

優輝 「そうだよなぁ」

 

皆も荷物を持って来ていた

 

沙織 「私も帰ります」

 

中沢 「そうか、きよつけろ」

 

そういって、先に保健室をでた

 

直樹 「俺らも帰ろう」

 

優輝と真希そして、沙織で皆で帰った

 

「途中で俺と沙織は同じ方向で真希は反対方向なので途中で別れた」

 

優輝は少し寄る所があると言って学校で別れた

 

俺は思った

 

「今、俺は沙織と二人きりでいることにきずいた」

 

沙織 「今日はありがと」

 

直樹 「さっきも言っただろう、気にするなぁ」

 

沙織 「そうだよね」

 

「ヤバいまた、少しだけ気持ち悪い」

 

そう思っていたら直樹が行きなり、おんぶをした

 

沙織 「ち、ちょっとまて」

 

直樹 「どうした、何か問題でもあるか」

 

沙織 「行きなり、おんぶをしないで」

 

直樹 「具合がまだ悪いんだろう」

 

沙織 「え、どうして」

 

直樹 「心配だからだ」

 

沙織 「そっか」

 

そう言って、ギュッと抱き締めてた

 

直樹 「余り抱き締められるとキツいから」

 

沙織 「ごめん、ついつい甘えてしまった」

 

直樹 「意外に素直になるんだなぁ」

 

沙織 「私をからかってるの」

 

直樹 「いやいや、びっくりだったんだよ」

 

沙織 「でも初めて一緒に帰ってるから」

 

直樹 「そうだよなぁ」

 

話してるとあっという間に沙織の家に着いた

 

直樹 「すげぇ、歩いたから疲れたわ」

 

沙織 「そっか、でもありがと」

 

直樹 「そうか、じゃあなぁ」

 

沙織 「きよつけてね」

 

直樹 「おう」

 

そう言って直樹は家に帰った

 

沙織サイド

 

「結局、私は勝手に意識をしていたのかな」

 

「自分でも分からない気持ちでいるから」

 

「直樹は、あんなことをしたりして意識をしたりしないのかな」

 

「とにかく今日は友達と呼ばれたことが何より嬉しかった」

 

そう思い家の中に入る

 

End




今回は大変だったよね

だるい一日が誰かを意識させる目の前になっていた

でも何より友達と呼ばれたことが何より嬉しかった

良かったですよね

では次回

席替えは修羅場かとする


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席替えは修羅場 前編

今回は席替えですよ

皆が待ち望んでいたものです

どんな展開になるのか


前回の内容

 

沙織は具合が悪くて倒れても側には友達が助けてくれる

 

でも意識をするよりも友達と呼ばれたことが何より嬉しかった

 

 

本編

 

直樹 「ついに来たぞ」

 

優輝 「どんだけ燃えてるんだよ」

 

直樹 「席替えだけは別だからなぁ」

 

優輝 「呆れたぞ」

 

そこに、真希が来た

 

真希 「どうしたの」

 

優輝 「席替えだけは特別だとほざいて燃えてるよ」

 

真希 「席替えだけなのに?」

 

優輝 「そうなんだよ」

 

直樹 「お前らは、分かってない」

 

真希 「何がなの?」

 

優輝 「聞かない方が良いぞ」

 

真希 「どうしてなの、優輝」

 

優輝 「ろくでもないことだから」

 

真希 「そ、そうなんだ」

 

そう言って苦笑いする

 

沙織・優里 「三人で何をしてる」

 

直樹 「何だ、沙織と優里か」

 

優里 「私で悪かったね」

 

直樹 「冗談だから」

 

沙織 「何の話をしてたの?」

 

真希 「何か、直樹が席替えだけなのに燃えてる話をしてるの」

 

優里 「そんなことで燃えるって何故に」

 

優輝 「笑えるだろう」

 

沙織 「確かに」

 

皆が笑いだす

 

直樹 「全く、皆が笑いだすから止まらない」

 

沙織 「でもこどもぽっい所もあるんだ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

優輝 「言えてるわ」

 

真希 「確かにそうだね」

 

直樹 「納得するなぁ」

 

優里 「直樹は何処の席がよいの」

 

直樹 「とにかく一番席の窓際が良いかなぁ」

 

真希 「私も後ろの席が良いかなぁ」

 

優輝 「俺は直樹の前か後ろの席だなぁ」

 

優里 「私は壁側の方が良い」

 

沙織 「私は何処でも良いかなぁ」

 

直樹 「皆、それぞれ違うんだなぁ」

 

沙織 「そうだねぇ」

 

そう言ってチャイムが鳴る

 

中沢 「皆、揃ってるなぁ」

 

そう言って皆がいるか、確認する

 

中沢 「では席替えを決めるぞ」

 

クラスが賑やかになる

 

中沢 「席の場所はくじ引きで決めるぞ」

 

皆、各自箱から紙を取っていくように

 

クラス 「はーい」

 

直樹 「この時を待っていたぞ」

 

優輝 「忘れてると思うがこの席替えでカレーの班が決まるから」

 

直樹 「どうでもよいわ」

 

優輝 「完全に忘れてやがるよ」

 

中沢 「じゃあ最初は女子から引いてくれ」

 

直樹 「そうゆうパターンかよ」

 

優輝 「ゆっくり出番を待つとしよう」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

すると真希がこっちに来た

 

真希 「二人は何をしてるの」

 

直樹 「暴走のみだ」

 

真希 「完全に私の言葉が届いてないね」

 

優輝 「真希は引かなくて良いのか」

 

真希 「他の女子が順に引いてるからね」

 

優輝 「ぜってー男子は真希と同じ班に成りたがってるぞ」

 

真希 「ちょっとそれは、困るかなぁ」

 

直樹 「安心をしろ」

 

真希 「何でなの?」

 

直樹 「マシな奴がなるさぁ」

 

すると女子の方から何か盛り上がっていた

 

沙織 「嘘でしょう」

 

優里 「あ、私の前の席じゃん」

 

沙織 「うん、他の子も皆、固まってるからね」

 

優里 「見てよ、真希が引くよ」

 

沙織 「本当だね、でも凄い注目だし特に男子は凄いみてる」

 

優里 「凄いとしか言いようがないよ」

 

二人は直樹のいる方に向かった

 

優里 「優輝は、何をしてる」

 

優輝 「直樹を落ち着かせている」

 

沙織 「まだ、落ち着いてないんだ」

 

そう話してる一方は、真希の様子は

 

「何か凄い視線を感じてしまう」

 

「特に男子からは凄い」

 

「直樹は、見てるのかな」

 

気になって直樹の方へ顔を向ける

 

「しかし相変わらず自分の事でいっぱいみたい」

 

ハァー

 

軽く溜め息を吐いた

 

そうしてると

 

中沢 「どうした、引かないのか」

 

真希 「いえ、引きます」

 

中沢 「早くしないと後ろが詰まるからなぁ」

 

真希 「分かりました」

 

「待ってよ」

 

「カレーの班がこれで決まるから出来れば直樹達と同じ班が良いかなぁ」

 

そう思いながら箱の中に手を入れる

 

ガサガサと手を動かしながら適当に動かす

 

「お願いです、出来れば楽な席を」

 

そう思い、手から紙を掴み取り出す

 

何か更に皆から視線が

 

そう思って紙を確認をする

 

「あ、窓際から二列目の一番後ろだった」

 

中沢 「どうだ」

 

真希 「窓際から二列目の一番後ろです」

 

そう言って直樹達の方に向かった

 

沙織 「何か、私と優里と真希で固まってるね」

 

優里 「嬉しいよ、本当に喜んじゃん」

 

真希 「これからはよろしくね」

 

沙織と優里はうんと返事をする

 

優輝 「分かったぞ、真希の席がなぁ」

 

直樹 「何だ、真希はもう引いたのか」

 

優輝 「ようやく、落ち着いたか」

 

直樹 「だいぶなぁ」

 

優輝 「とにかくカレーの班は六班にならないと無理だぞ」

 

直樹 「どうでも良くないか」

 

優輝 「バカヤロー」

 

直樹 「とうせ、運に掛かっているから」

 

そう言ってると真希達がこっちに来た

 

沙織 「二人の出番も、もうすぐだね」

 

直樹 「とにかく後ろの席を狙うわ」

 

真希 「まだ、そんなことを言ってるの」

 

直樹 「ほっとけ」

 

優輝 「そろそろ行くぞ」

 

直樹 「ウィース」

 

優里 「同じ班になろうねぇ」

 

直樹と優輝は手を振りその場を去った




何だかんだで良い席になれた、真希や沙織と優里は固まってる場所になった

でも男子の一方はどうなるのかな

ではまたね


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席替えは修羅場 後編

今回は前回の続きです

直樹と優輝は同じ席になれるのか

優輝はとにかく真希達と同じ班になりたい

直樹は窓際の一番後ろの席になりたい

果たして思いは届くのか


前回の内容

 

真希は優里と沙織と同じ列で同じ班になれた

 

でも男子の一方は真希と同じ班に成りたがってる

 

そのなかで上手く、自分の行きたい席を狙えるか

 

 

本編

 

直樹 「とにかく一番後ろの席を俺にくれ」

 

優輝 「落ち着けよ、バカ」

 

そこに、クラスの男子が二人来る

 

?? 「おーい優輝」

 

優輝 「どうした逢沢」

 

逢沢 「二人は相変わらずだなぁ」

 

直樹 「そんなことはないぞ、イケメン君」

 

逢沢 「その呼び方を直さないか」

 

優輝 「ほっといてやれ」

 

逢沢 「そうか」

 

そこに、逢沢の横にもう一人いた

 

?? 「逢沢って直樹の事を知っているのか」

 

逢沢 「そうだが、お前も知っているだろう」

 

?? 「そうだけど」

 

そこに直樹が乱入する

 

直樹 「おーい柴木君」

 

柴木 「何だよ、ひねくれ君」

 

直樹 「相変わらず、やりますなぁ」

 

柴木 「なにがだよ」

 

直樹 「また、女子から告白されたんだろう」

 

柴木 「アホか、こんな場所で言うなぁ」

 

優輝 「柴木も良くモテるなぁ」

 

柴木 「感心をするなよ」

 

優輝 「悪いなぁ」

 

直樹 「女子からの視線が凄いなぁ」

 

逢沢 「モテる奴が四人揃うとなぁ」

 

優輝 「俺はそこまでは行かないけどなぁ」

 

柴木 「嘘つくなぁ」

 

直樹 「お前らは、入学式の時は大丈夫だったか」

 

柴木 「何とかなぁ」

 

逢沢 「柴木がもうちょいでやらかす所だったからなぁ」

 

優輝 「あんなに自信満々でやったのに」

 

柴木 「ほっとけ」

 

そうしてる内に直樹達の出番が来る

 

最初は逢沢はからだ

 

逢沢 「こう言うのは、慣れだなぁ」

 

そう言って箱の中に手を入れる

 

直樹 「一番後ろの席を取るなよ」

 

柴木 「恐ろしい執着心だなぁ、おい」

 

直樹 「うるせぇ」

 

優輝 「とにかく落ち着けよ」

 

直樹 「これが落ち着けるかよ」

 

逢沢 「適当に引くぞ」

 

そう言って箱の中から紙を掴み取り出す

 

優輝 「どうだ」

 

直樹 「早くしろ」

 

柴木 「お前は、落ち着けよ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

逢沢 「場所が分かったぞ」

 

柴木 「どこだよ」

 

逢沢 「それは」

 

直樹 「早くしろ」

 

逢沢 「真ん中の列で真ん中だ」

 

柴木 「そうか」

 

直樹 「なんだよ」

 

優輝 「助かったわ」

 

逢沢 「何か、冷たくないか」

 

そう言って次は柴木の番だ

 

柴木 「早く終わらせてやる」

 

そう言って箱の中に手を入れる

 

優輝 「さすがはKINGですなぁ」

 

直樹 「早く終わらせて」

 

柴木 「お前らは、うるせぇ」

 

そう言いながら箱から紙を掴み取り出す

 

直樹 「どうだ」

 

柴木 「壁側の一番後ろから二番目だ」

 

優輝 「随分良い席を引いたなぁ」

 

直樹 「意外だわ」

 

柴木 「お前らはなぁ」

 

そう言って逢沢の元にいった

 

直樹 「いよいよだなぁ」

 

優輝 「俺から引こう」

 

直樹 「なんだとー」

 

優輝 「だいぶ席は埋まっているぞ」

 

直樹 「だが、まだ俺の求める席はある」

 

優輝 「そうかよ」

 

そう言って箱の中に手を入れる

 

直樹 「バカヤロー」

 

優輝 「どうした」

 

直樹 「俺の番なのに勝手に向かすなぁ」

 

優輝 「こうした方が少しでも確立が高いぞ」

 

直樹 「そうかよ」

 

優輝 「見せてやるぜ、俺の力を」

 

そう言いながら箱から紙を掴み取り出す

 

一方真希の方は

 

真希サイド

 

優里 「あれって逢沢君と柴木君だよ」

 

指を指しながら言う

 

沙織 「本当だよ」

 

真希 「直樹達は逢沢と柴木と仲が良いのかなぁ」

 

沙織 「仲が良さそうだよ」

 

真希 「確かに」

 

優里 「二人とも、見てみて」

 

沙織と真希は優里の方をみる

 

優里 「空が青いよ

 

真希 「いつも変わらないでしょう」

 

優里 「そんなことはないよ」

 

真希 「どこがなの」

 

優里 「空は広いんだよ、青いんだよ」

 

真希 「分かりました」

 

そう言って優里の頭に手を乗せ撫でてあげる

 

優里 「いきなり、何をするの」

 

恥ずかくなりながらも手を振り払う

 

真希 「あれ、駄目だった」

 

優里 「恥ずかしかったの」

 

真希 「そっか」

 

すると沙織が二人を呼ぶ

 

沙織 「二人とも、あれをみて」

 

指を指しながら言う

 

真希と優里は沙織が指を指した方をみる

 

優輝と直樹の番だった

 

真希 「もう二人の番なんだ」

 

沙織 「そうだね」

 

真希 「出来れば同じ席になりなたい」

 

優里 「ここまで来たら慣れるよ」

 

そう言ってると優輝が騒ぎだす

 

真希 「どうしたの」

 

沙織 「分からない」

 

優里 「とにかく待とう」

 

そうして直樹達

 

直樹 「どうだ」

 

優輝 「これは」

 

直樹 「駄目だったのか」

 

優輝 「見事に窓際の一番後ろから二番目だぞ」

 

そう言って叫ぶ

 

クラスの皆は大笑いをする

 

優輝 「ヤバい」

 

直樹 「どんだけだよ」

 

優輝 「一生文の運を使った気がするわ」

 

直樹 「そうかよ」

 

優輝 「ぜってー俺の後ろに来いよ」

 

そう言って優輝は真希達との方に行ってしまう

 

直樹 「とにかく引いてやる」

 

「何か、クラスの視線がヤバいぞ」

 

「とにかくこれだ」

 

箱の中に手を入れる

 

ガサガサと動かす

 

「どれだ、どこにある」

 

そう心の中では発狂してる

 

優輝 「どうしたんだ」

 

真希 「何か、凄い暴走してるよ」

 

沙織 「確かにヤバいよ」

 

優里 「とにかく、クラスの皆が見てるから」

 

真希 「大丈夫だよ」

 

沙織 「信じよう」

 

優輝 「アイツなら引けるさ」

 

真希は強く信じていた

 

「絶対に同じ席になりなたい」

 

「一生のお願いです」

 

そう思っていたら直樹が叫ぶ声が聞こえた

 

真希 「急に、どうしたの」

 

優輝 「あれは、引いたみたいだなぁ」

 

沙織 「そうなんだ」

 

少し前まで

 

直樹 「これだ」

 

そう言って箱の中から紙を掴み取り出す

 

直樹は紙をめくり中を確認する

 

「きたぞ」とクラスの中で叫ぶ

 

直樹は直ぐに優輝達の方に向かった

 

直樹 「やったぞ」

 

優輝 「良かったなぁ」

 

直樹 「あぁ、嬉しいぜ」

 

真希 「おめでとう」

 

優里 「良かったよ」

 

沙織 「一安心だよ」

 

直樹 「皆、これからもよろしくなぁ」

 

 

 

逢沢直哉

 

部活 サッカー部

 

趣味 サッカー 寝る 犬

 

苦手 現代文 ピーマン

 

173㎝ 体重56 13才

 

 

柴木大輝

 

部活 サッカー部

 

趣味 サッカー 読書 ゲーム

 

苦手 勉強 辛い物

 

171㎝ 体重59 13才

 

 




結局、皆が同じ席になれたよ

思いは届くんだよ

それに逢沢と柴木も仲良しだね

次回は逃げられない者


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逃げられない者

今回は真希の逃げられない者とは

そこにあるものは

ワクワクするです




前回の内容

 

直樹は一番後ろの席を狙って席替えをする

 

見事になりたかった席をとり、これからを改めて行こうと決めたのです

 

 

本編

 

「私は自由がない」

 

「永野真希は全ての選択権がないという現実」

 

「そんな自分が嫌いでいるのに」

 

「それとも納得して全てを受け入れる事しか出来ないの」

 

「私は、そんな自分が嫌いなの」

 

「だって私は与えられた事しかやらない

 

「単純にそれさえ出来ればどうでも良かった」

 

「他はどうでも良いとしか思えなかった」

 

「それは、きっと逃げる事しか出来ないから」

 

「だって私は、姉さんと比べられているから」

 

「あの完璧主義な永野優奈がいるから」

 

「父さんと母さんは完璧を求める故にあることをした」

 

「それは自由と言う言葉を消す出来事をやる」

 

「私は、姉さんと違いあらゆる英才教育をやらされる」

 

「毎日のように習い事をやらないといけない現実」

 

「そんな生活が自分にとっては嫌いだった」

 

「私は、姉さんよりも上の存在であり続けなければならない」

 

「私は、学校へ行けば何でも出来ると期待や思いを押し付けられてしまう」

 

「そのせいで、他の皆と違ってその差が大きくて仕方なかった」

 

「私は、孤独で一人という言葉にふさわしかった」

 

「ただ、私には出来て当然とみられるその目が嫌だった」

 

「私は、本当に嫌という気持ちばかりだった」

 

「でもあることをきっかけで彼を知った」

 

「私は、放課後で直樹に出会った」

 

「初めは、ただのバカだと思っていた」

 

「でも違っていた」

 

「直樹は真剣に向き合う時は向き合った」

 

「どんなことでも立ち向かう気持ちに惹かれた」

 

「だけど、他の皆と同じで期待や何かを押し付けられてしまうと思っていた」

 

「でもそんなことは、一切しなかった」

 

「直樹は自分で行動したりやるときはやる気持ちが凄かった」

 

「そんなことを知っていく内に興味を持つようになった」

 

「私は、あの時は皆で笑ったり、遊んだり出来た最高の時間だったの」

 

「生きてる中で最高と思えていた」

 

「直樹や優輝も私を特別みたいにみないで話してくれる」

 

「それが嬉しかった」

 

「そこから、沙織や優里と出逢いもあり今がある」

 

「それが今の気持ちでいたい」

 

「だけど私には、それが出来ない」

 

「家族に出された事は絶対なの」

 

「どんなことでも逃げられない」

 

「それは縛られ続けて生きて行かないと駄目だった」

 

「私は、これからもどうあり続ければ良いか」

 

「正直に分からないままなの」

 

「特に姉である優奈は完全に私の敵でいる」

 

「私は、本当にどうすれば良いのか」

 

「私は、正しい答えを出せるのか」

 

「私は、自由がないのか」

 

「私は、完璧でいなければならないのか」

 

「私は、一人なのか」

 

「そんなばかりに感情が押し潰されてしまう」

 

「私は、直樹や優輝なら私の気持ちを分かってくれると心の何処かで信じていた」

 

「でも、まだその時じゃない」

 

「きっとそうだよね」

 

「私は、また1日のスタートが始まる」




今回は真希の気持ちです

逃げられないのは完璧という言葉

そこからは逃げられない

でも今の気持ちを知ってもらいたい

そんなばかりです

次回は健康診断


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健康診断 前編

今回は健康診断

何があるのか

面白い事に巻き込まれてしまう


前回の内容

 

真希の逃げられない者とは何か

 

いつか分かって貰えると信じて前に進むこと

 

そう言って、前に行く

 

 

本編

 

直樹 「これは、何だよ」

 

優輝 「いい加減にしろ」

 

直樹 「まさか、健康診断とは」

 

優輝 「どんだけ、嫌なんだよ」

 

そこに、逢沢と柴木も来る

 

逢沢 「二人とも、どうしたんだ」

 

優輝 「あぁ、何故か健康診断が嫌らしい」

 

柴木 「マジかよ」

 

直樹 「マジでないわ」

 

優輝 「とにかく着替えろよ」

 

直樹 「お前ら、早くないか」

 

そう言いながら、制服を脱いで体育着に着替えた

 

柴木 「て言うか、健康診断が嫌いとか」

 

優輝 「笑えるだろう」

 

そう言って、優輝と柴木は笑う

 

直樹 「あの野郎」

 

逢沢 「まぁまぁ、落ち着けよ」

 

こうして、四人は更衣室から出た

 

優輝 「どうするよ」

 

直樹 「なにがだよ」

 

柴木 「先生の話を聞いてなかったのかよ」

 

直樹 「忘れたわ」

 

柴木 「バカヤロー」

 

と怒鳴る

 

直樹は気を失いかけてしまった

 

逢沢 「相変わらずの怒鳴りだなぁ」

 

優輝 「直樹の奴は、よく生きてるよ」

 

逢沢 「凄い生命力だ」

 

直樹 「お前らは、俺を何だと思っているんだ」

 

柴木 「バカ」

 

逢沢 「アホ」

 

優輝 「間抜け」

 

直樹 「ふざけるなぁ」

 

逢沢 「とにかく各自で健康診断を受けに行くんだよ」

 

直樹 「そうか」

 

柴木 「最初は聴覚からやるか」

 

優輝 「どうしてだよ」

 

柴木 「ここから柔道場の場所に行けば直ぐだしなぁ」

 

逢沢 「それは確かに先が良いなぁ」

 

直樹 「じゃあ行こう」

 

そう言って四人は聴覚を受ける為、柔道場に向かった

 

直ぐに目的地に着いてしまった

 

直樹 「意外に二年だけだなぁ」

 

優輝 「一年は今日は帰ったぞ」

 

直樹 「マジかよ」

 

逢沢 「俺らも一年の時、そうだったろう」

 

直樹 「確かに」

 

そう言って列に並ぶ

 

柴木 「そう言えば今日は、女子は午後からか」

 

直樹 「そうなんだ」

 

優輝 「せっかくだし何か、イタズラしないか」

 

逢沢 「止めた方が良いぞ」

 

直樹 「身の危険を感じろ 」

 

優輝 「もちろん、更衣室に潜入の身だ」

 

柴木 「こいつ、死ね」

 

優輝 「柴木もノリが悪いなぁ」

 

柴木 「うるせぇ」

 

逢沢 「そもそも、どうやって潜入するんだよ」

 

優輝 「それは、先回りして準備をするのだ」

 

直樹 「何を準備するんだよ」

 

優輝 「それは、望遠鏡なのだよ」

 

3人はハァと思った

 

優輝 「何故、反応が薄い」

 

逢沢 「そもそも、無理だろ」

 

優輝 「女子更衣室の裏はちょうど、望遠鏡にピッタリの隙間があるんだよ」

 

直樹 「あれは、低いし角度からしたらまず見えない」

 

優輝 「そこで、中に鏡を設置させるのだ」

 

柴木 「どうしてだ」

 

逢沢 「それは、鏡を照らせ合わせにするんだよ」

 

優輝 「さすがは、イケメン君」

 

逢沢 「その呼び方は止めろ」

 

柴木 「だがそれをどうやってやるか」

 

直樹 「天井と床に着ける」

 

逢沢 「何でだ」

 

直樹 「横や荷物用の方にやるとバレるし角度の位置が合わないし、リスクも高いからなぁ」

 

優輝 「逆に望遠鏡の位置もその鏡を見てみてそれを確認を出来る角度に置けるかだ」

 

柴木 「だが、女子からしたら怪しまれるぞ」

 

優輝 「そこは修理をしてるというピラを貼れば良い」

 

逢沢 「優輝の心の汚さを知ったぞ」

 

優輝 「とにかくやって見ようぜ」

 

直樹 「止めておけよ」

 

優輝 「お前らは、三年になったら健康診断はないぞ」

 

直樹 「それは最高だ」

 

逢沢 「俺は見てみたいわ」

 

柴木 「直樹、そこは違うから、逢沢もバカだろ」

 

優輝 「とにかくやろう」

 

柴木 「強制だなぁ」

 

そんな事を話してると出番がくる

 

先生 「つぎの人」

 

柴木 「はい」

 

柴木は直ぐに終わり戻ってきた

 

柴木 「先に外で待つわ」

 

そう言って、外に出た

 

直樹 「柴木の奴、早いなぁ」

 

先生 「次の人」

 

優輝 「はい」

 

先生 「そこの二人も一緒に」

 

逢沢も直樹も行く

 

直樹 「早く終わるぞ」

 

逢沢 「確かに」

 

先生 「最初は右耳からやります」

 

直樹と逢沢と優輝は返事をして右耳に機械を当てる

 

3人は特になんもく、直ぐに終わった

 

直樹 「早く次に行こう」

 

そう言って、3人は柴木に合流する

 

柴木 「どうだった」

 

直樹 「俺も優輝も逢沢も異常なしだ」

 

柴木 「そうか、良かったなぁ」

 

逢沢 「次に行こう」

 

優輝 「何処にする」

 

直樹 「視力しないか、確か多目的だったはずだ」

 

逢沢 「そうしよう」

 

そしてなんともなく、あっという間に多目的に着いた

 

直樹 「ここは機械を使うのか」

 

逢沢 「出番が直ぐ来るなぁ」

 

すると

 

先生 「今、来た4人はこっちに」

 

優輝 「マジかよ」

 

逢沢 「早いなぁ」

 

柴木 「運が良いだけだろう」

 

直樹 「誰が最初にやる」

 

逢沢 「俺がやるわ」

 

そう言って、先に視力検査をうける

 

直樹 「次は柴木なぁ」

 

柴木 「強制だな」

 

すると

 

先生 「次の人」

 

柴木 「行くわ」

 

優輝 「おう」

 

すると逢沢が終わった

 

直樹 「どうだった」

 

逢沢 「1.0だよ」

 

優輝 「マジかよ」

 

直樹 「目が良すぎだろ」

 

逢沢 「普通だわ」

 

そこに柴木も終わって来る

 

柴木 「終わったわ」

 

直樹 「人生が?」

 

柴木 「バカヤロー」

 

直樹 「冗談だよ」

 

柴木 「まったく」

 

逢沢 「結果は」

 

柴木 「逢沢と同じだわ」

 

優輝 「お前もかよ」

 

すると

 

先生 「後の二人も一緒に」

 

直樹と優輝は向かった

 

柴木 「次はどうする」

 

逢沢 「終わったら握力だなぁ」

 

柴木 「そうか、所でお前はどうする」

 

逢沢 「なにがだよ」

 

柴木 「優輝がやろうとしてることに加担するのか」

 

逢沢 「たまには、やってみたいわ」

 

柴木 「お前もかよ」

 

逢沢 「こうやって居られるのも少ないぞ」

 

柴木 「分かったよ、参加すれば良いんだろう」

 

そこに直樹と優輝が戻ってきた

 

直樹 「片目が0.8だったわ」

 

優輝 「マジかよ」

 

柴木 「そうだったのか」

 

逢沢 「優輝はどうだ」

 

優輝 「もちろん、大丈夫」

 

柴木 「そうかよ」

 

直樹 「それより次は?」

 

柴木 「直ぐに握力を受けよう」

 

優輝 「何でだ」

 

逢沢 「そこの理科の実験室だから」

 

優輝 「なるほどなぁ」

 

そして、直ぐに握力を測った

 

逢沢 「皆、どうだった」

 

優輝 「右が36で左が37だぞ」

 

柴木 「右が41で左が37だ」

 

直樹 「右が40で左が39だったわ」

 

逢沢 「俺は右が40で左が43」

 

直樹 「皆、伸びてるなぁ」

 

優輝 「それより早く体重身長座高終わらせるぞ」

 

何故か走って体育館に着き、急いで終わらせた

 

優輝 「やっときたぞ」

 

直樹 「早くしてくれ」

 

柴木 「今、準備してんだろう」

 

逢沢 「人が来ない内にやれ」

 

四人は更衣室の裏で望遠鏡を隙間に設置をしているのだ

 

柴木 「しかし、上手く付かないなぁ」

 

優輝 「貸してくれ」

 

柴木 「分かったよ」

 

そう言って望遠鏡を渡す

 

優輝 「これを少し紙で丸めてやる」

 

そう言って望遠鏡を紙で丸めていた

 

柴木 「何をしてるんだ」

 

直樹 「丸めてピッタリにさせるんだろう」

 

優輝 「その通り」

 

そう言って、やっと望遠鏡を設置することに成功した

 

優輝 「何とか出来たわ」

 

逢沢 「急げ」

 

そして俺達は次に女子更衣室の前に来た

 

優輝 「誰が入るかだなぁ」

 

直樹 「結構、責任重大だなぁ」

 

逢沢 「とにかくピラは、貼って置いた」

 

柴木 「リスクが高くなった」

 

優輝 「直樹が行ってくれ」

 

直樹 「俺がかよ」

 

逢沢 「配置や場所にはしっかりしてるしなぁ」

 

柴木 「頼むぞ」

 

直樹 「わかったわ」

 

そう言って急いで女子更衣室に入る

 

「女子更衣室ってロッカーが何個かあるのか」

 

そう思っていると

 

優輝 「直樹、早くしろ」

 

直樹 「済まない」

 

直樹はまず、床に鏡を下に置いて確認をする

 

望遠鏡と鏡の位置がなるべく見える場所と視角を見る

 

直樹 「優輝、確認をしてみてくれ」

 

優輝 「OK」

 

優輝は望遠鏡を確認をする

 

優輝 「もうちょい、→に向けてくれ」

 

直樹 「了解」

 

そう言いながら、鏡を→にずらす

 

優輝 「ストップ」

 

直樹 「次は、上に付けるか?」

 

そう言って、少し背伸びをして鏡を↓の鏡にあわせて

付ける

 

直樹 「優輝 、確認をしてみてくれ」

 

優輝 「ラジャー」

 

そう言って確認をする

 

優輝 「大丈夫だ」

 

直樹 「分かった」

 

そう言って、急いで女子更衣室から出た

 

柴木 「大丈夫か」

 

直樹 「何とかなぁ」

 

逢沢 「とにかく違う場所に行こう」

 

優輝 「一回、教室に戻ってから解散だから」

 

直樹 「教室に戻ってから、此処に行こう」

 

優輝と逢沢と柴木は分かったと言って教室に戻っていった

 

何とか、先生の話も終わって解散をした

 

逢沢 「まだ、時間があるなぁ」

 

優輝 「確かになぁ」

 

直樹 「少し、教室に戻るなぁ」

 

柴木 「早く来いよ」

 

直樹 「分かった」

 

そう言って、教室に戻る




今回は、ここまでだよ

何故か、女子更衣室を覗くというバカなことをします

順調よくいくのかぁ

続きが楽しみです


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健康診断 後編

今回は、前回の続き

でも一つの出来事で変わってしまう物

それは、すれ違いに変わり距離を遠ざけてしまう

それではどうなる


前回の内容

 

直樹は健康診断を面倒くさいと感じていた

 

そこに優輝が女子更衣室を覗こうといい始めた

 

直樹と優輝と逢沢と柴木は何故か、決行することになった

 

 

本編

 

直樹は教室のドアの前にいた

 

「何故か、ドアの窓が紙で隠されていた」

 

「俺は、そもそも何でこうなっているんだ」

 

疑問に持って後ろ側のドアから入った

 

直樹 「なぁ!」

 

俺は見ては行けない物を見てしまった

 

「そこは真希が体育着に着替えていたから」

 

真希 「な、何でいるの」

 

そう言って顔を真っ赤にしてしまう

 

直樹 「ごめん」

 

と言って慌てて、後ろに向く

 

真希 「見ないで」

 

そう言いながら、着替えている

 

直樹 「悪い事をした」

 

そう言って、俺は思った

 

「俺は真希が何をしてるんだと疑問に思っていた」

 

「真希は不味い事をされてしまったと感じている」

 

「私の、身体を見たのに動揺していないの」

 

「そう考えていると、顔が真っ赤になってしまう」

 

私は、そう思いながら上を着替え終わらして下を着替える

 

「何か、物凄く恥ずかしい」

 

「ヤバい死にたい」

 

そんな気持ちになりながらも着替えを終えた

 

直樹 「真希は絶対に怒ってるよなぁ」

 

「悪い事をしてしまったと罪悪感に感じている」

 

そう思っていると真希が呼ぶ

 

真希 「終わったから大丈夫」

 

直樹 「そうか」

 

そう言って、真希の方に向く

 

真希 「何で教室に来たの」

 

直樹 「少し、ゆっくりしたかったんだよ」

 

真希 「そもそも、男子は午前中に帰っているはずだけど」

 

直樹 「それは、暇潰しに居るだけだから」

 

俺は思った

 

「女子更衣室を覗くというバカなことをしてるとは言えないからなぁ」

 

真希 「さっき、私の何処まで見たの」

 

直樹 「いきなり、何を聞くんだよ」

 

そう言って、慌てている

 

真希 「私の身体を何処まで見たの」

 

顔を真っ赤にしながら言う

 

直樹 「そんな事を言ったら死ぬだろう」

 

真希 「言わないなら、今日の事をバラすよ」

 

直樹 「まてまて、早まるなぁ」

 

真希 「じゃあ言いなさいよ」

 

直樹 「余りにも言ったら(怒)だろ」

 

真希 「大丈夫だから」

 

直樹 「分かったよ」

 

ハァー

 

軽く溜め息をした

 

俺は意を決心していう

 

直樹 「ズボンの上から全部だよ」

 

顔を赤くしながら言う

 

真希は余りにもショックで顔を下に向ける

 

直樹 「大丈夫か、真希」

 

心配をしながら言う

 

真希 「全然駄目だよ」

 

そう言って、泣き目になりながら教室を飛び出す

 

直樹 「待ってくれ」

 

そう叫んでも真希は行ってしまう

 

俺は真希を傷つけてしまった

 

ハァー

 

軽く溜め息をして地面に座る

 

「俺は何をやっているだろう」

 

「真希を泣かしてしまった」

 

「あんなに悲しい顔をしているのに」

 

「俺は何も出来なかった」

 

「故意にやってしまった何て言っても信じてくれない」

 

「そう思って居ることしか出来ない」

 

「仕方ない、今は優輝達と合流をしよう」

 

真希サイド

 

「私は、屋上に居る」

 

「私は、悲しい」

 

「何でそんな気持ちなったんだろう」

 

「私が聞いといて勝手に傷ついている」

 

「自業自得に相応しいよね」

 

「私は、ただ直樹なら嘘をつくと信じてたけど本当の事を言ったからショックが大きく、泣きそうになってしまう」

 

「やっぱり、いくら真剣でも分からないよね」

 

「本当にその時、その場で本当か嘘か」

 

「もういい」

 

そう思って健康診断を受けに行く

 

直樹サイド

 

「そう言えば、アイツらがいない」

 

俺はキョロキョロしてると

 

柴木が俺の方に来る

 

柴木 「バレた」

 

優輝 「ヤバい」

 

逢沢 「さっき怒られた」

 

直樹 「マジかよ」

 

優輝 「直樹の事は話してないからなぁ」

 

直樹 「そうか、済まない」

 

柴木 「結局、無駄足になったなぁ」

 

直樹 「確かに」

 

優輝 「もう帰ろうか」

 

直樹 「だったら先に帰っててくれ」

 

逢沢 「なんだよ」

 

直樹 「少し、先生に用があるんだよ」

 

柴木 「そうか、なら先に帰るなぁ」

 

直樹 「分かった」

 

優輝 「きよつけろよ」

 

そう言って、優輝と逢沢と柴木は帰った

 

「俺はとにかく、真希を探さないとなぁ」

 

そう言って、適当に学校を回っていた

 

「やっぱりいないのか」

 

「仕方ない、明日謝るしかないなぁ」

 

そう思っていると

 

いきなり、視界が真っ暗になった

 

「だれーだと言う声が聞こえた」

 

直樹 「誰なんだ」

 

視界が真っ暗だから手を置かれてる手に触れる

 

?? 「忘れたの」

 

直樹 「あ、その声は」

 

?? 「思い出した」

 

直樹 「優奈だ」

 

優奈 「やっと分かったの」

 

そう言って、手を離す

 

直樹 「どうしたんだよ」

 

優奈 「それはこっちの台詞だよ」

 

直樹 「俺は真希を探してるんだよ」

 

優奈 「なんで」

 

直樹 「とにかく、探してるんだ見てないか」

 

優奈 「見てないよ、まさか」

 

直樹 「な、なんだよ」

 

びっくりしながら言う

 

優奈 「何か傷つけたの」

 

直樹 「あ、いやそんなことない」

 

優奈 「意外に嘘つきだよね」

 

直樹の鼻に指を当てながら言う

 

直樹 「な、子供扱いかよ」

 

そう言って、手を払う

 

優奈 「ごめんごめん」

 

直樹 「所でさっきの話はどうだ」

 

優奈 「見かけてないよ」

 

直樹 「そうか」

 

少し、ガッカリをしながら言う

 

優奈 「力に慣れなくてごめん」

 

直樹 「そんなことはない、ありがと」

 

優奈 「一つだけ聞いてもいい」

 

直樹 「何がだ」

 

優奈 「私と真希、どっちをとる」

 

直樹 「いきなり、なんだよ」

 

優奈 「どっちをとるの」

 

直樹 「そ、それはまだ分からない」

 

優奈 「何で、選ぶだけなんだよ」

 

直樹 「今の俺は、そんな事は出来ないんだ」

 

優奈 「そんなになの」

 

直樹 「俺はそんな事は望んでないし、友達だから」

 

優奈 「そっか、優しいんだね」

 

そう言って、直樹の方に身体を寄せる

 

直樹 「そんな事はない」

 

優奈 「私には、優しさが伝わるから」

 

そう言って顔の方をみる

 

直樹と優奈は視線が会いお互いに見つめる

 

直樹 「ごめん、そろそろ行かなきゃ」

 

そう言って、視線を変えた

 

優奈 「じゃあまた、明日」

 

直樹 「ありがと、きよつけてなぁ」

 

直樹はその場に去った

 

優奈は思っていた

 

「どっちを選んでたんだろう」

 

「私か真希」

 

「やっぱり目に見えてたかも知れない」

 

そう思って優奈もその場を去った

 

直樹サイド

 

「まだ、探していても仕方ないなぁ」

 

「少しだけ屋上に行くか」

 

そう思って屋上向かう

 

「結局、駄目だったか」

 

「屋上着いたけど誰もいないか」

 

「また、しっかり明日に謝ろう」

 

そう言って、帰宅をした




今回は、ここまでだよ

直樹は本当の事を言った

真希は嘘を期待した

でもそれはすれ違いに変わり、距離を遠ざけてしまう



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話し合いは届かない

今回は、直樹と真希の距離です

どんなに伝えても届かないもの

それは言葉であり、想いでもある




前回の内容

 

健康診断をやり直樹と優輝と逢沢と柴木

 

四人は女子更衣室を覗こうとしてしいたが失敗する

 

直樹は真希に悪い事をしてしまったと強く感じている

 

真希は、どんなに期待しても意味の無いことを知った

 

 

本編

 

直樹 「昨日は大変だった」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

そこに真希が席に着いたの確認した

 

優輝 「どうしたんだ」

 

直樹 「な、なんだよ」

 

優輝 「何で真希を見てるんだ」

 

直樹 「そ、そんな事はないぞ」

 

優輝 「しっかりしろよ」

 

直樹 「ごめん」

 

そう言って真希の方をチラ見をする

 

優輝 「午後の授業は班の話し合いだぞ」

 

直樹 「そうなのか」

 

するとチャイムが鳴る

 

中沢 「皆、席に着いてるなぁ」

 

そう言って、確認した

 

中沢 「明後日はカレー作りで班の話し合いをする」

 

皆、「グループになって話し合え」

 

皆、机を移動させて班になる

 

優輝 「俺らもするか」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

二人は机を移動させて班になる

 

沙織 「じゃあカレーの材料を誰が持ってくるか」

 

優輝 「面倒くさいなぁ」

 

優里 「直樹が持って来てくれるよ」

 

直樹 「おいおい、冗談だろう」

 

優里 「冗談ではありません」

 

そう言って笑う

 

直樹 「ふざけるなぁ」

 

沙織 「逆に火を付ける新聞紙や必要最低限の持ってくる方が良いかなぁ」

 

直樹 「それは、優輝にやらせてくれ」

 

優輝 「待ってくれ」

 

優里 「どうしたの」

 

優輝 「まだ、確認しないのか」

 

優里 「何を」

 

優輝 「それは皆で持ってくる方が良くないか」

 

優里 「どうして」

 

優輝 「楽をしてるからだ」

 

沙織 「真希はどう思う」

 

真希は、反応がない

 

もう一度呼ぶ

 

沙織 「真希」

 

真希 「え、あ、ごめん聞いてなかった」

 

慌てて反応をする

 

沙織 「どうしたの」

 

真希 「な、何が」

 

沙織 「何か、悩んでるよね」

 

真希 「そんな事はないよ」

 

優里 「しっかりしてよ」

 

真希 「ごめん、話ってなに」

 

沙織 「それは皆で均等に材料を持ってくる事なの」

 

真希 「良いんじゃないかなぁ」

 

優輝 「よっしゃあ」

 

優里 「真希が言うなら仕方ないなぁ」

 

沙織 「わかったよ」

 

真希 「そっか」

 

沙織 「直樹はどう思う」

 

直樹 「俺も良いかなぁ」

 

沙織 「じゃあ次は席はどうする」

 

優輝 「俺は後ろが良いです」

 

優里 「私は、前が良いよ」

 

直樹 「俺はどこでも良いかなぁ」

 

真希 「私は、後ろが良い」

 

沙織 「私は、後ろが良いです」

 

直樹 「どうやら皆がバラバラみたいだなぁ」

 

沙織 「じゃあ優輝は前の席に行って」

 

優輝 「なんでだよ」

 

優里 「お願い」

 

甘い言い方で言う

 

優輝はその場で倒れる

 

直樹 「どうやら良いみたいだ」

 

沙織 「そ、そうなの」

 

優輝は元に戻る

 

優輝 「わかったよ」

 

優里 「ありがと」

 

沙織 「じゃあ優輝と優里は前の席で私と真希と直樹は後ろの席で良いね」

 

皆が納得して返事をする

 

直樹 「真希」

 

そう呼ぶ

 

真希からの反応がない

 

直樹はもう一度真希と呼ぶ

 

真希 「何か用なの」

 

直樹 「昨日の事は済まない」

 

真希 「その話を言うなら放課後の屋上でしない」

 

冷たく言う

 

直樹 「わかった」

 

そう言って、授業が終わり放課後になる

 

直樹 「やっと終わった」

 

優輝 「早く帰ろうぜ」

 

直樹 「悪い、先に帰っててくれ」

 

優輝 「何か、真希と話があるのか」

 

直樹 「少しだけなぁ」

 

優輝 「そうか、じゃあなぁ」

 

そう言って、帰る

 

俺は真希の方を見るが荷物もなく先に行ったみたいだなぁ

 

そう思って俺も荷物を持って屋上に向かう

 

真希サイド

 

「私は、もうどうでも良くなってきた」

 

「そういう気持ちになってしまった」

 

「やっぱり真っ直ぐは本当か嘘か選ぶはずがない」

 

「それはストレートに言う」

 

「私の気持ちにはきずかない」

 

「ほんの期待は嘘を呼び込まない」

 

そう思っていた

 

そこに真希と呼ばれた

 

私は、呼ばれ方に身体を向ける

 

直樹 「昨日は、ごめん」

 

真希 「それがどうしたの」

 

冷たく放つ

 

直樹 「俺は、悪いと思っている、だから言わせてくれ」

 

真希 「それは本当の事をストレートに言うことでしょう」

 

直樹 「それは、違う」

 

真希 「昨日もそうだったでしょう」

 

そう言って冷たい目になっていく

 

直樹 「俺は、真希が真剣に聞いてくる事に嘘は言いたくないから」

 

真希 「それが、傷つけることだったとしても」

 

直樹 「そ、それは」

 

何も言い返せない

 

真希 「それでも、嘘を期待したけど意味がなかった」

 

直樹 「嘘に期待は信頼を無くすのと同じだろう」

 

真希 「違う!」

 

そう怒鳴って言う

 

直樹 「何が違うんだ!」

 

強く言う

 

真希 「私の何も知らない癖に!」

 

直樹 「知らないに決まってるだろう!」

 

怒鳴って言う

 

真希 「だったら何で分かろうと知ないの!」

 

強く言う

 

直樹 「分かって欲しいなら話せよ、きずかなくて分からない事にはそれを伝えろよ!」

 

真希 「それが出来ないのが私なの!」

 

直樹 「じゃあそんな俺は、どうすればいいんだよ」

 

真希は言葉を失ってしまう

 

直樹 「俺は分からない、だったら教えてくれよ」

 

「今の気持ちを全部、ぶつけろよ」

 

想いをぶつけて言う

 

俺は、真希の方を見ると泣いている

 

それを見て俺は、驚いてしまう

 

真希 「わ、私は、それでも言えない事があるの」

 

涙を拭きながら言う

 

真希 「それは、私がずっと一人だった、今も一人だった」

 

「そんな私の言葉は届かない」

 

泣きながら言う

 

直樹 「そんな事はない、どんなに泣き叫んでもそれは伝えたい気持ちがあるからだろう」

 

真希 「そ、そんな事はない、話しても届かない物だってある」

 

そう泣きながら言って屋上を出ていこうとすると

 

そこに動きが止められる

 

直樹は真希の手を掴んでいる

 

直樹 「今度は、離さないぞ」

 

真希は驚いてしまう

 

直樹 「言ったろう、伝えたい気持ちがあるから泣くんだろう」

 

そう言って、真希を抱きしめる

 

真希 「わ、私は、それでも言えないよ」

 

泣きながら抱きしめ替えす

 

直樹 「今すぐに、言わなくても良いから」

 

「それに、真希が言いたくなった時に言えば良いから」

 

俺は、真希の顔を見る

 

直樹 「それに、俺が今すぐに伝えたいのは謝りたいという言葉を伝えたいんだよ」

 

真希 「わかってるよ、それに向き合えない自分がいるの」

 

そう言って、直樹押して、屋上から出ていく

 

直樹 「いつかは、話してくれよ」

 

そう言って、帰る

 

End




今回は届きそうで届かないもの

それは向き合えない自分の真希自身

それを真剣に向き合おうとする直樹

絡むことのない二人がいる

では次回へ


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深まる感情はより遠ざけていく 前編

今回は、カレー作りの話です

都合よく良いことがあるとは限らない

それはきっと自分自身が一番よく知っている事だから


前回の内容

 

直樹と真希は仲直りよりも想いが届きそうで届かない

 

ぶつかり合い、それでも言えない事がある

 

二人は距離よりも遠い存在に変わってしまう

 

 

本編

 

直樹 「今日からカレー作りかよ」

 

優輝 「楽しみだ」

 

直樹 「そうなのか」

 

優輝 「だってよ、真希の手料理が食えるんだぞ」

 

直樹 「そうか」

 

俺と優輝は外で順番よくバスの前で待機ををしていた

 

直樹 「そう言えば、女子はどうしたんだ」

 

優輝 「 先に乗っているだろう」

 

そこに中沢先生が声をかける

 

中沢 「後は二人だけだから急げ」

 

直樹と優輝は急いでバスに乗った

 

優輝 「ここからは着いてからなぁ」

 

直樹 「わかった」

 

直樹と優輝は自分達の席に着いた

 

俺は、真希と沙織の間である真ん中の席に座ってる

 

沙織 「直樹、何か元気ないよね」

 

直樹 「そ、そうなのか」

 

「俺は特にそんな感じではないと思っていた」

 

沙織 「だって、真希と同じみたいなんだよ」

 

直樹 「真希と同じってどういう事だ」

 

沙織 「 真希の方を見てみなよ」

 

直樹 「わかったよ」

 

仕方ないと思って真希の方を見る

 

直樹 「特に何もないがなぁ」

 

沙織 「少しだけ、避けてるみたい」

 

直樹 「そうか、俺は普通だと思う」

 

沙織 「鈍いなぁ」

 

沙織は窓の外の方に顔を向けてしまった

 

直樹は思った

 

「俺は、何かをしたか」

 

「真希はそんなに特に変わってないと思った」

 

「変わったと言うなら、昨日の事だと思っている」

 

「俺は、真希の事はまだ知らない」

 

「きずけるとか分かるとかそんなじゃないと思う」

 

「俺は、真希自身で言わないと前に進めないと思っている」

 

「それは、あの時、泣いてた涙がその証拠だと思ってる」

 

「真希の気持ちが分かるとか分からないとかそんなの関係ないからなぁ」

 

そう思っている

 

真希サイド

 

「私は、何かを求めてるのかなぁ」

 

「直樹はちゃと話してくれと言ったけど」

 

「それは、分からないから話さないと駄目と同じでしょう」

 

「私は、期待は信頼を無くすとは同じゃない」

 

「それはほんの期待は嘘を期待したいという想いがあるから」

 

「直樹ならきずいてくれると信じていたから」

 

「けどそれはただの自己満足でしかないと」

 

「私は、一人だった、今も一人だった」

 

「それは同じ意味で同じ言葉を重ねてる」

 

「だから一人なの」

 

「それは、私が生きて分かることだから」

 

そう思っているの

 

そこに直樹の手と自分の手が当たる

 

直樹と真希はびっくりしていた

 

真希 「ご、ごめんなさい」

 

動揺が隠せないで言う

 

直樹 「そ、それは俺も悪かった」

 

そう言って、手を元に戻すとまたぶつかる

 

真希と直樹は視線があって顔を赤くなってしまう

 

直樹は思っていた

 

「そんなに動揺するなよ」

 

「俺まで動揺するだろう」

 

「真希もそう思ってんだろなぁ」

 

手を元に戻す

 

そこに真希の手が俺の手を掴んでいる

 

俺は慌てて真希の方を見る

 

俺は、驚いてしまった

 

「真希の奴が少しだけ素直になってる」

 

「仕方ない、たまにはありかなぁ」

 

「そう思い、真希の手を握り返す」

 

直樹と真希はお互いに言葉を話してないから恥ずかしい気持ちになってしまう

 

その後、意識があったのか、分からないけど目的地に着いた

 

 

「俺は、ようやく外の空気がすえると思っていた」

 

優輝 「どうしたんだよ」

 

直樹 「な、何がだよ」

 

優輝 「お前、顔が赤いぞ」

 

直樹 「そんな事はないだろう」

 

優輝 「マジで、沸騰してると言えるぐらいなぁ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

そう話してると中沢先生がいう

 

「皆、各自班になってカレー作りをはじめてくれ」

 

「薪はそこの置かれてる場所にあるから」

 

皆、その場所を見る

 

「それでは、初めてくれ」

 

そう言って、クラスの皆がバラバラに移動する

 

直樹 「マジでダルくなってきた」

 

優輝 「これからだろう」

 

そう言って、直樹の肩を掴む

 

直樹 「やめてくれ」

 

そこに優里と沙織と真希がこっちに来る

 

優里 「二人とも、準備をしようよ」

 

優輝 「悪い悪い」

 

申し訳なさそうに言う

 

沙織 女子は野菜をやるから男子は薪の準備をして火を付けて

 

直樹 「わかったよ」

 

真希の方を見るが違う方を見ていた

 

優輝 「じゃあ行こうぜ」

 

直樹 「わかった」

 

直樹と優輝は自分達の班で火を付ける準備をしに行った

 

End




今回は、ここまでだよ

真希は少しだけ素直になってる

それは直樹自身が一番よく知っているから

これからはカレー作りを初めていく



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深まる感情はより遠ざけていく 中編

今回は、前回の続きです

きずいてる事は、悪いことじゃない

それは、友達に話し合う必要があるだろうか

友達がいるから相談が出来る


前回の内容

 

直樹達は学校行事である、カレー作りを始める為

 

バスに乗って移動をし目的地に着いた

 

直樹は、真希が少しだけ素直になってる事にびっくりしていた

 

その後、直樹と優輝は火を付ける準備をしに行った

 

本編

 

真希サイド

 

沙織 「じゃあ野菜を切ろうか」

 

真希 「そうね」

 

優里 「私は、何をやれば良いの」

 

真希 「米を洗って欲しい」

 

優里 「わかったよ」

 

優里は米を持って米と道具を持って蛇口に向かった

 

沙織 「じゃあやろうか」

 

真希 「早く終わらせそう」

 

真希は玉葱を千切りに切るため手を動かした

 

沙織も人参を千切りに切るため手を動かした

 

カタカタと切る音が周りに響く

 

沙織は真希に質問をする

 

沙織 「真希は直樹の事、気になるの」

 

真希 「そんな事はないよ」

 

そう言って、もう一個の玉葱を取り切りにかかる

 

沙織 「本当にそうなのか」

 

真希 「私は、直樹に求めてる物なんてないから」

 

沙織 「私は、知ってるよ」

 

真希 何を?

 

そう思って疑問に聞く

 

沙織 「自分の本当の気持ちを」

 

真希 「え」

 

真希は何でと思った

 

沙織 「それは今までの行動を見れば分かるよ」

 

真希 「そんな事ってあるの」

 

沙織 「勘で言っただけだから」

 

真希 「そうだったの」

 

沙織 「でも無理はしないで」

 

真希 「ありがと」

 

沙織 「けど直樹に求めてる物があるのは知っているから」

 

真希 「そ、それは」

 

真希は言葉が見つからないから慌ててしまう

 

沙織 「無理しないで、友達でしょう」

 

真希 「そ、そうだよね、友達だよね」

 

真希と沙織は笑い会う

 

沙織 「でも真希も意外と恥ずかしいがり屋さん」

 

真希 「そんな事はないから」

 

沙織 「そろそろ野菜も切り終わったから行こう」

 

真希 「優里もそろそろ来ると思うから」

 

そう話してると優里が戻ってきた

 

優里 「二人とも、米を洗ったよ」

 

真希 「お疲れ様です」

 

沙織 「じゃあ、米を炊飯の所に入れて」

 

優里 「了解です」

 

そう言って、米を炊飯に移し替える作業に移った

 

沙織 「じゃあ火を付ける係の所に行こう」

 

真希 「そうね」

 

二人は直樹と優輝の居る場所に向かった

 

その一方は

 

直樹サイド

 

直樹 「結局、火を付ける準備をしに行ったけど分からん」

 

優輝 「とにかく、新聞紙をまず下に引けば良いんだよ」

 

そう言って新聞紙をひく

 

直樹 「次は薪を井の形に並べるんだなぁ」

 

そう言って、薪を並べる

 

優輝 「準備が出来たら言ってくれ」

 

直樹 「もう終わったから」

 

優輝 「早くないか?」

 

直樹 「俺の省エネがぶっ壊れてしまった」

 

優輝 「そうか、それは悪いことをした」

 

そう言って、マッチに火を付けて薪の方に付ける

 

直樹 「意外と最初は、火が弱いんだなぁ」

 

優輝 「徐々に強くなるから」

 

それから二人は、火が強くなるのを待っている

 

優輝 「それより真希の事をどう思ってるんだ」

 

直樹 「突然、何を言い出すんだよ」

 

びっくりしてしまった

 

優輝 「俺が、きずかないと思うか?」

 

直樹 「ただの友達だろう」

 

優輝 「違うだろう、本当の気持ちだよ」

 

直樹 「それは普通だと思っているから」

 

優輝 「俺は、ちゃんと話し合う必要があるだろう」

 

直樹 「そこまでじゃないから」

 

優輝 「俺も薄々、きずいてたんだよ」

 

直樹 「何をだよ?」

 

質問気味に聞いた

 

優輝 「俺や直樹に伝えたい事があるんだろう」

 

直樹は思った

 

「優輝は、結構他人の気持ちに直ぐにきずく奴だと」

 

「俺は、まだ知らないから」

 

そう思っていると

 

優輝 「俺にも話してくれないか」

 

直樹 「わかったよ」

 

そう言って、薪を一個追加して入れる

 

優輝 「真希と何があったんだ」

 

直樹 「真希は、俺と優輝に伝えたい気持ちがあるだんだ」

 

優輝 「それが何なんだ」

 

優輝 「俺は、まだ知らない」

 

優輝 「そうか」

 

直樹 「でも真希の奴はほんの期待は嘘を呼び込まないと思っていたんだ」

 

優輝 「それは、どういう事だ」

 

直樹 「それは本当の事をストレートに言うことだ」

 

優輝 「例えばなんだ」

 

直樹 「俺が本当の事を言うか嘘を言うかの間で嘘を期待していた」

 

優輝 「だけどその時の状況だからなぁ」

 

直樹 「俺は、本当の事を言った」

 

優輝 「そうだったのか」

 

直樹 「それに、自分の気持ちが分かって貰いたいんだ」

 

優輝 「真希も悩みが多いと思うからなぁ」

 

直樹 「それでも自分で言わないと駄目なんだと言ったんだ」

 

優輝 「確かに伝えたい事や分かって貰いたい事は自分自身で言わないと」

 

直樹 「真希は、泣いていたしずっと一人だと言っていたから」

 

優輝 「泣いてたのかよ」

 

びっくりした声で言う

 

直樹 「落ち着けよ」

 

優輝 「とにかく、今は普通でいよう」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

何か、「話してる間に火がちょうど良い感じになってる」

 

優輝 「確かに」

 

そこに真希と沙織が来た

 

沙織 「火の準備は終わったの」

 

質問攻めに聞いた

 

優輝 「ちょうど良い感じに終わってるから」

 

沙織 「じゃあご飯とカレーを暖めようか」

 

直樹 「了解」

 

沙織 「じゃあ真希と優輝で優里の場所に向かって」

 

真希 「わかった」

 

優輝 「ウィース」

 

真希と優輝は優里の場所に向かった

 

優輝サイド

 

優輝 「真希と二人きりって初めてだわ」

 

真希 「そうだね、いつも直樹がいたから」

 

優輝 「た、確かに」

 

「意外と直樹の事を嫌ってるのか」

 

と思っていた

 

優輝 「そう言えば、最近元気ないよなぁ」

 

真希 「そんな事はないよ」

 

優輝 「嘘は行けないねぇ」

 

真希 「そ、そんな事はない」

 

慌ててしまう

 

優輝 「直樹から聞いたぞ」

 

真希 「え」

 

何でと思っていた

 

優輝 「余り、自分を傷つけることは駄目や」

 

真希 「そんな事はない、直樹に聞いたなら知ってるの」

 

優輝 「知ってるよ」

 

真希 「そ、そうなの」

 

そう答えて、歩みを止めてしまう

 

優輝はハァーと思い、真希に近くに行く

 

優輝 「そんな、暗い顔をするなよ、バーカ」

 

そう言って、真希の頬をに手を当てる

 

真希は、びっくりしてしまった

 

真希 「え、あ、いや、そんな事はないから」

 

もの凄い動揺している

 

「俺は、そんな真希を見て面白いと思っている」

 

優輝 「凄い動揺するんだなぁ」

 

真希 「うるさいなぁ」

 

そう言って、手を払う

 

優輝 「悪い悪い」

 

真希 「全くだよ」

 

そう言って、先に行ってしまう

 

優輝 「おいおい、まてよ」

 

慌てて追いかける

 

真希は、思っていた

 

「優輝は意外と素直に聞いてくれる」

 

「ちゃんとわかった上で対応をしてくれる」

 

「直樹のない部分を優輝が補ってる感じがする」

 

私は、笑みが出て優里の場所に向かった

 

End




真希は、優輝の事を知って少しだけ嬉しい感じになってる

沙織も真希の気持ちにはきずいてるんだね

直樹と優輝はお互いに出来る限りの事をする

それでは、次回へ


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深まる感情はより遠ざけていく 後編

今回は、展開は予測不能です

故意にやってしまう事は誰もがあること

事故へと繋がることになってしまう



前回の内容

 

直樹と優輝は真希の気持ちについて話し合っていた

 

沙織は真希に友達だし話して欲しいときには話してと言う

 

真希は、優輝は意外と素直に聞いてくれる人だと改めて分かった事に笑みが出ていた

 

 

本編

 

直樹サイド

 

直樹 「何か、暑くないか」

 

そう言って、質問をする

 

沙織 「火を付けてるから仕方ないでしょう」

 

直樹 「しかし、暑くて死にそう」

 

沙織 「だらしない、しっかりしてよ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

直樹と沙織はしゃがんで火の様子を見てる

 

直樹 「何か、こうして話すと悪くないなぁ」

 

沙織 「いきなり、何を言い出すの」

 

直樹 「だって、意外と沙織の事が分かったから」

 

沙織 「え、じゃあ例えば」

 

少し顔を赤くしながら聞く

 

直樹 「意外と恥ずかしくなると甘えてくるし、意外と可愛い部分があるんだなぁ」

 

沙織 「バーカ」

 

そう言って、直樹の肩に手をおいて揺らす

 

直樹 「お、落ちつけ、そ、そんな事をしたら」

 

直樹と沙織はしゃがんでいる状態からバランスを崩す

 

直樹 「あ!」

 

沙織 「え!」

 

直樹と沙織は倒れてしまった

 

沙織 「いたたた」

 

直樹 「大丈夫か」

 

沙織 「早く離れて」

 

直樹 え、まさか

 

恐る恐る今の状態を確認する

 

それは直樹が沙織を後ろからハグをしてる状態だった

 

何人かはふゅーふゅーと言う声が聞こえる

 

沙織 「い、いつまでそうしてるの」

 

直樹 「わ、悪い」

 

そこに優里が来た

 

優里 「二人ともご飯の準備が出来たよ」

 

そう言って、炊飯を持ってきた

 

直樹と沙織は優里の方を見る

 

優里 「な、何をしてるの私の沙織に」

 

そう言って、炊飯を置いて直樹に走って向かう

 

直樹 「ま、待ってくれ、誤解だから」

 

そう言って、慌てて沙織から離れる

 

優里 「問答無用です」

 

そう言って、本気のビンタを直樹に食らわせた

 

 

バッーチーン

 

と鳴り響く

 

直樹は倒れた

 

沙織 「す、凄い」

 

優里 「や、やり過ぎちゃった」

 

沙織 「何か、気を失ってるね」

 

優里 「た、確かに」

 

そこに先生がきた

 

中沢 「どうした」

 

沙織 「優里がビンタをしたら気を失ってしまったの」

 

中沢 「だらしない」

 

そう言って、直樹を抱える

 

中沢 「皆も早く作れよ」

 

そう言って何処かに行く

 

沙織 「事故だったのに」

 

優里 「沙織をハグして良いのは私だけ」

 

そこに優輝と真希も着く

 

優輝 「どうした」

 

沙織 「優里が直樹にビンタを食らわせたの」

 

優輝 「マ、マジかよ」

 

驚いた声で言う

 

真希 「それで、直樹は何処に」

 

優里 「先生が連れってたよ」

 

優輝 「そうか」

 

沙織 「とにかく、カレーを暖めようか」

 

「分かったと」

 

優輝と真希と優里が答える

 

そう言って、何とかカレーを完成させた

 

優里 「無事に出来て良かった」

 

沙織 「そうだね」

 

優輝 「一人、死んでるけど」

 

真希 「た、確かにね」

 

そう言って班になって座る

 

中沢 「皆が席に着いたら各自、食べてくれ」

 

優輝 「じゃあ食べようか」

 

真希 「ごめん、先に食べてて」

 

優里 「どうしたの」

 

真希 「少しだけ寄りたい所があるの」

 

沙織 「じゃあついでに直樹も呼んで来てよ」

 

真希 「分かったよ」

 

そう言って真希は、出ていく

 

真希サイド

 

「直樹は何処にいるのかなぁ」

 

そう思って探していると見つける

 

あそこの長いイスに横になってる

 

真希は、直樹に近づく

 

「直樹はまだ気を失っている」

 

「少しだけ膝枕をして見よう」

 

真希は、直樹を自分の膝に寝かせてあげる

 

「何か、普通かな」

 

真希は、そう思っていると直樹の頭を撫でる

 

こうしてると可愛く見える

 

「直樹は何か、子どもぽっいところがあるからなのかなぁ」

 

直樹が目を覚ます

 

直樹 「う~んここは」

 

真希 「大丈夫」

 

直樹を覗き混むように現れる

 

直樹 「な、何でこんな状態なんだ」

 

慌てている

 

真希 「それは、私がやって見たかったから」

 

直樹 「そ、そうか」

 

真希 「まだこの状態でも良いよ」

 

直樹 「いや、さすがに悪いから」

 

真希 「嫌だったの」

 

直樹 「そんな事はないから」

 

真希 「昨日はごめんなさい」

 

直樹 「いきなり、どうした」

 

真希 「謝りたい気持ちになったの」

 

直樹 「そ、そうなのか」

 

直樹の頬に水が落ちた

 

直樹 「何だ、雨か」

 

そう思い上を見る

 

直樹 「な、何で泣いてるんだよ」

 

びっくりしてしまった

 

真希 「きっとこれが今の私の気持ちなの」

 

俺は、起き上がった

 

直樹 「そんな悲しい気持ちになるなよ」

 

真希の頭に手を乗せる

 

真希は、驚いていた

 

直樹 「そんな悲しい気持ちになったら俺まで悲しい気持ちになるよ」

 

真希 「ご、ごめん」

 

慌てて涙を拭く

 

直樹 「謝るなら俺の方だぜ」

 

真希 「え、どうして」

 

そう思って疑問に聞く

 

直樹 「俺は、真希の気持ちにきずいてやれなかった」

 

真希 「それは、私が勝手に押し付けてしま」

 

そうしゃべる途中で口元に指を当てられてしまう

 

直樹 「それはないから」

 

そう答え、笑顔になる

 

真希 「優しいんだね」

 

直樹 「そんな事はないぞ」

 

そう言って、手を差しのばす

 

私は、直樹の手を掴む

 

突然走り出す

 

私は、慌てて聞く

 

真希 「何で走るの」

 

直樹 「真希の作ったカレーが食べたいから」

 

そう言って二人は班の元に向かった

 

End




直樹と真希は分かり合えた気がする

真希も自分自身に素直になれてる

故意にやってしまう事は事故に繋がってしまうから

次回は雨の恐怖です


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雨の恐怖 前編

今日は雨の恐怖です

何故、雨が恐怖なのか

それは読むと分かるから




前回の内容

 

直樹と真希は少しだけお互いに分かり合えた気がした

 

友達は相談が出来るから

 

側に居ることを忘れては行けない

 

真希は、皆と居られた時間が何よりも嬉しかった

 

 

本編

 

優輝 「直樹の奴、遅いなぁ」

 

逢沢 「確かに」

 

柴木 「直ぐに来るだろう」

 

ドアを開ける音が聞こえた

 

直樹 「な、何とか着いた」

 

逢沢 「お、来たか」

 

逢沢と優輝と柴木はハモった

 

「何故、濡れてるんだ」

 

直樹 「傘をささないで来たからなぁ」

 

逢沢 「アホか」

 

直樹 「急いで来たんだよ」

 

柴木 「何があったんだよ」

 

直樹 「と言うか、クラスの皆がどんだけ見てんだよ」

 

優輝 「お前の濡れた姿を見てるんだよ」

 

柴木 「お前は体つきが良いからなぁ」

 

直樹 「そうかよ」

 

そこにチャイムが鳴る

 

キーンコーンカーンコーン

 

逢沢 「後でなぁ」

 

逢沢と柴木は急いで自分の席に着いた

 

中沢 「 皆、着いてるなぁ」

 

先生は普段と変わらず点呼をとる

 

中沢 「雨が降ってるが風邪を引くなよ」

 

そう言って、先生は教室をでた

 

優輝 「大丈夫かよ」

 

直樹 「な、何とか」

 

ハークション

 

くしゃみをしている

 

直樹 「やべぇ」

 

優輝 「体育着はないのか」

 

直樹 「今日は、授業がないだろ」

 

優輝 「確かになぁ」

 

沙織と優里が来た

 

沙織 「大丈夫なの」

 

直樹 「何とか」

 

優里 「平気じゃないでしょう」

 

直樹 「だ、大丈夫」

 

ハークションとくしゃみをする

 

優輝 「そもそもそんなに急いでるなら傘をさす暇があるだろ」

 

直樹 「ちょっと傘を貸してしまったんだ」

 

優輝 「貸してやるのは良いが自分を考えろ」

 

直樹 「め、面目ない」

 

優里 「とにかく、帰るまでには雨が止むと思う」

 

沙織 「今日は1日雨だけどね」

 

直樹 「そ、そうか」

 

優輝 「とにかくまたあとでだなぁ」

 

そう言って皆が席に着く

 

「俺は、とにかく終わらせて早く帰ろう」

 

そして放課後へ

 

直樹 「何とか終わった」

 

優輝 「どうする」

 

直樹 「何がだよ」

 

優輝 「傘がないだろう」

 

直樹 「忘れてた」

 

優輝 「この際は誰かに傘を借りろ」

 

直樹 「一緒に帰れないのか」

 

優輝 「少しだけ用事があるからこのままいく」

 

直樹 「マジかよ」

 

優輝 沙織や優里と帰ろよ

 

直樹 「無茶を言うなよ」

 

そこに沙織と優里が来た

 

優里 「私達がどうしたの」

 

直樹 「一緒に帰れないかと話してたんだ」

 

沙織 「無理だよ」

 

優輝 「何でだよ」

 

沙織 「部活があるの」

 

直樹 「そうか」

 

優輝 「とにかく駄目やなぁ」

 

優里 「じゃあ私達は行くから」

 

そう言って、何処かに行ってしまう

 

優輝 「俺も行くなぁ」

 

直樹 「そうか、じゃあなぁ」

 

優輝 「おう」

 

そう言って、先に帰ってしまう

 

「俺は、どうするかねぇ」

 

「悩んでても仕方ない」

 

「とにかく誰か探してみるか」

 

何もなく、適当にぶらぶら校内を回っている

 

1時間後

 

「誰もいない」

 

「ヤバいぞ」

 

そこに、声をかけられた

 

由美 「大丈夫」

 

直樹 「あ、先輩」

 

由美 「どうしたの」

 

直樹 「俺は、傘を持ってないから帰れないだけ」

 

由美 「傘を持ってないの」

 

直樹 「それより、由美先輩こそ何故ここに」

 

疑問に聞く

 

由美 「私は、受験で調べてたの」

 

直樹 「そうだったのか

 

由美 「私の事は普通に呼んで平気だから」

 

直樹 「わ、わかった」

 

由美 「それより、一緒に帰らない」

 

直樹 「な、何故に」

 

由美 「傘を持ってないでしょう」

 

直樹 「それはそうだけど」

 

由美 「じゃあ一緒に帰ろう」

 

「特に断るつもりないから良いか」

 

直樹はそう思っていた

 

直樹 「わかった」

 

由美 「じゃあ昇降口にいるから」

 

俺は、急いで自分の靴を持って3年棟の下駄箱に向かった

 

由美 「そんなに急がなくても良かったのに」

 

直樹 「少しだけ早く来ないと思っただけだから」

 

そう言って、靴を履いた

 

由美 「凄い雨だよ」

 

直樹 「た、確かに」

 

由美 「じゃあ行こうか」

 

傘を開いて直樹に渡す

 

直樹 「あれ、どういう事だ」

 

疑問になっていた

 

由美 「こう言うのは、男子がやるでしょう」

 

直樹 「わ、わかったよ」

 

そう言って、傘をとる

 

由美 「何か、相合い傘だね」

 

直樹 「た、確かに」

 

俺は、思った

 

「何か、相合い傘って誤解をするよなぁ」

 

「特に女子はなぁ」

 

そう思っていると溜め息をしてしまう

 

ハァー

 

由美 「私と帰るのが嫌だったの」

 

直樹 「そ、そんな事はない」

 

由美 「だって溜め息をしてたもん」

 

直樹 「寧ろ、嬉しいわ」

 

由美 「そっか」

 

そう言って、直樹の左手にしがみつく

 

直樹 「な、なぁ」

 

顔を赤くなってしまう

 

由美 「どうかしたの」

 

直樹 「と、特に」

 

直樹は思った

 

「ヤバいぞ」

 

「由美先輩のあれが腕に当たっていてヤバい」

 

「感触が伝わって来やがる」

 

「保つんだ田中直樹」

 

「これしきで負けるなぁ」

 

由美 「何か、様子がおかしい」

 

直樹 「そ、そんな事はないぞ」

 

慌てて対応に移った

 

直樹は心が読まれたのかと思ってしまう

 

由美 「じゃあ何か話そう」

 

直樹 「別に構わないけど」

 

由美 「直樹は好きな人はいないの」

 

直樹 「ストレート過ぎるけど」

 

由美 「結構モテるでしょう」

 

直樹 「それはないから」

 

由美 「あら、結構3年の方で噂だよ」

 

直樹 「どんだけだよ」

 

由美 「優奈が良く知ってるよ」

 

直樹 「優奈は財閥の娘だからなぁ」

 

由美 「友達だから」

 

直樹 「へぇー」

 

由美 「何か、反応が薄いけど」

 

直樹 「そ、そんな事はない」

 

由美 「全くだよ」

 

直樹 「逆に由美もモテるだろう」

 

由美 「そんな事はないかなぁ」

 

直樹 「俺だったら告るは」

 

由美 「例えば」

 

直樹 「言わないと駄目なの?」

 

由美 「聞かせてよ」

 

直樹 「分かったよ」

 

由美 「ありがと」

 

直樹 「俺は、由美が好きだ」

 

「どんなに思うだろうがこの気持ちがいや増すばかりだ」

 

「平たく惚れた、付き合ってくれって感じだ」

 

由美 「あ、あ、」

 

顔が赤くなりすぎて言葉が出ない

 

直樹 「大丈夫かよ」

 

由美 「ご、ごめん」

 

直樹 「そうか、しっかりしてくれ」

 

由美 「ち、ちょっと離れすぎだから」

 

慌てて直樹の方に行く

 

しかし、良からぬ事が起きる

 

由美 「あ」

 

そう言って思いきっり転んでしまう

 

由美 「いたたた」

 

直樹 「大丈夫か」

 

急いで由美の元に行く

 

由美 「どうしたの」

 

直樹が顔を赤くしている

 

「私は、自分を見てみる」

 

ワイシャツが濡れて透けている

 

由美 「な、ヤバい」

 

恥ずかしいくなって慌てて、手で隠す

 

直樹 「大丈夫か」

 

そう言って、手を差し出す

 

由美 「見たでしょう」

 

直樹 「な、何が?」

 

由美 「見たのね」

 

直樹は由美に本気のビンタを食らってしまった

 

バッーチーン

 

と鳴り響く

 

End




今回はドンマイです

女子と相合い傘は危険ですね

では次回へ


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雨の恐怖 後編

今回は前回の続きです

直樹と由美の二人の下校です

まさかのアクシデントですね


前回の内容

 

直樹は傘を貸してしまったせいで帰れないでいる

 

偶然に出会った由美先輩と一緒に帰ることになった

 

直樹は由美の透けた姿を見てしまった

 

由美の本気のビンタを食らってしまう

 

 

本編

 

直樹 「いててて」

 

顔を手に当てて撫でている

 

由美 「全く」

 

直樹 「そんなに怒るなよ」

 

由美 「私の体を見てるのに」

 

直樹 「透けてただけだから」

 

由美 「それでも見えていたでしょう」

 

直樹 「分かったよ、ごめんなさい」

 

由美 「分かれば良いの」

 

二人はその後何も話すことなく帰る

 

由美 「ごめん、家に着いちゃう」

 

直樹 「そうか、大丈夫」

 

そう言って、行こうとする

 

由美 「私の家に来ない」

 

直樹 「いや、さすがに悪いから」

 

由美 「雨も降ってるし寄ってかない」

 

直樹 「分かったよ、行く」

 

由美 「ありがと」

 

そう言って由美の家に向かう

 

意外と由美の家に直ぐに着いた

 

由美 「鍵を開けるから待ってて」

 

直樹 「分かった」

 

直樹は傘を閉じてドアの横におく

 

由美 「入って」

 

直樹は由美に続いて家に入った

 

直樹 「きれいだなぁ」

 

由美 「そんな事はないよ

 

由美 「さぁ、上がって」

 

直樹 「分かった」

 

直樹は靴を脱いだ

 

由美 「私の部屋に来て」

 

直樹 「分かった」

 

直樹は由美の後に続いていく

 

由美 「ここが私の部屋だから」

 

直樹は入ってみた

 

由美 「どう」

 

直樹 「いかにも女らしなぁ、感じるよ」

 

由美 「そっか」

 

直樹 「でも綺麗で良いと思う」

 

由美 「私は、着替えるから」

 

そう言って、由美は何処かへ行ってしまう

 

直樹は思った

 

「女子の家って初めてなんだよなぁ」

 

「結構、綺麗で凄いわぁ」

 

「女子力は抜群と言って良いだろう」

 

机の方を見てみる

 

「受験勉強で忙しいんだなぁ」

 

何個の本にマーカーで引かれてる

 

「それにノートに問題をまとめていると思っていい」

 

「しっかりしてるんだなぁ」

 

そこに由美が来る

 

由美 「どうしたの」

 

直樹 「そう言えば」

 

由美の方を向く

 

「俺は、驚いてしまった」

 

由美の格好はワイシャツの上だけで下はパンツだけで居た

 

直樹 「何て格好してんだよ」

 

慌てて視線を変える

 

由美 「別に平気だよ」

 

直樹 「由美は平気でも俺は、平気じゃないから」

 

由美 「私を見て動揺してるの」

 

直樹 「それはするだろう」

 

由美 「とにかく大丈夫だから」

 

直樹 「わ、わかったよ」

 

そう言って由美の方をみる

 

由美 「さっきはどうしたの」

 

直樹 「あぁ、机の方を見ていたんだよ」

 

由美 「あれ、まさか全部見てたの」

 

慌てて聞く

 

直樹 「いや、机の上しか見てないから」

 

由美 「そうだったの」

 

直樹 「何か、気になるなぁ」

 

由美 「そんな事はないよ」

 

直樹 「隠すなよ」

 

由美 「何もないから」

 

二人は笑ってる

 

特に何もなく時間がたつ

 

直樹 「そろそろ時間だなぁ」

 

由美 「もう帰るの」

 

直樹 「まぁ」

 

由美 「そっか」

 

直樹はその場から立ち上がる

 

由美も立ち上がるがバランスを崩して倒れてしまう

 

直樹 「大丈夫か」

 

そう言って由美の方に行くが転けてベットの方に倒れてしまう

 

直樹と由美はお互いに目が合う

 

由美 「何か、壁ドンみたい」

 

直樹 「そうかよ」

 

そう言って、その場を退こうとするが止められる

 

由美は直樹の首元に手をクロスにかけて止める

 

直樹 「なんだよ」

 

由美 「こう言うのは駄目なのかなぁ」

 

顔を赤くしながらいう

 

直樹 「当たり前だろう」

 

そう言って、立ち上がる

 

由美 「ひどいなぁ」

 

直樹 「そんな事はないぞ」

 

特にその生の体をなぁ

 

由美 「な、何って言ったの」

 

直樹 「生の体を見てるのになぁ」

 

由美 「そんな事はしては駄目なの」

 

顔を赤くなって言う

 

直樹 「冗談だよ」

 

由美 「全くだよ」

 

そう言って、二人は玄関前に行く

 

由美 「とにかく、きよつけてね」

 

直樹 「分かってるよ」

 

由美 「また、一緒に帰ろうね」

 

直樹 「分かってるよ、じゃあなぁ」

 

そう言って由美の家を出た

 

とにかく、俺は早く帰るか

 

由美のサイド

 

由美は思っていた

 

「直樹は、結構やるね

 

「私の事に何が分かるのかなぁ」

 

「でも少しだけ、直樹の事が少しだけ分かった」

 

「直樹は真っ直ぐに真剣にやるときはやると」

 

「やっぱり面白い子だよ」

 

End




今回は直樹と由美の二人の時間がある

それは、結構やるねと言う気持ちがある

由美も直樹の事が少しだけ分かったと思っている

直樹も真剣にやるときはやるから

って気持ちがある


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体育の授業は

今回は、体育の授業です

日頃の5月の体育は大変だよね

きっと誰もが嫌だと思う

では本編へ


前回の内容

 

直樹は由美先輩の家で雨が止むの待っていた

 

気持ちが違うけど互いに理解があることは確かにある

 

由美も少しだけ直樹がどんな子か分かった事に満足感でいる

 

 

本編

 

5時間目

 

体育の授業から

 

直樹 「本当にダルくない」

 

優輝 「確かに」

 

直樹 「しかも、飯を食べた後の運動は死ぬから」

 

優輝 「それは分かるわ」

 

直樹 「何か、今日は楽な1日にしてほしい」

 

優輝 「現実をしっかり見ろ」

 

そこに中沢先生が言う

 

中沢 「今日はバドミントンをやる」

 

クラスはざわつく

 

中沢 「静かに」

 

直樹 「まさか、バドミントンだとはなぁ」

 

優輝 「確かに」

 

中沢 「とにかく、ペアを作って始めろ」

 

クラスの皆はそれぞれペアを決めだした

 

優輝 「今日は、一緒にやろう」

 

直樹 「そうしよう」

 

二人は出番が来るまで待機をしてた

 

直樹 「何か、暇だわ」

 

優輝 「ゆっくり座れてるだけでもありがたいぞ」

 

直樹 「確かになぁ」

 

優輝 「直樹、あれを見ろ」

 

指をさす

 

直樹 「な、なんだよ」

 

そう言って指の指してる方を見てみる

 

直樹 「真希がどうした」

 

優輝 「完全に相手を痛め付けてる」

 

直樹 「試合だからだろう」

 

優輝 「試合にしてはエグいぞ」

 

そこに、出番が来た

 

直樹 「どうする」

 

優輝 「何がだよ」

 

直樹 「前か後ろどっちが言いか」

 

優輝 「最初は前で行くわ」

 

直樹 「相手が逢沢と柴木だからか」

 

優輝 「なんだと」

 

慌てて相手のコートをみる

 

逢沢 「優輝はバカ」

 

柴木 「仕方ないだろう」

 

優輝 「勝手に話を進めるなぁ」

 

柴木 「じゃあいくぞ」

 

柴木のサーブから始まる

 

直樹は急いで前に羽を高く打ち上げる

 

優輝 「あげすぎだろう」

 

直樹 「悪い悪い」

 

逢沢 「スマッシュだ」

 

そう言って柴木に伝える

 

柴木 「あいよ」

 

本気で打ち込んだ

 

優輝 「駄目だ、間に合わない」

 

直樹 「諦めるなよ」

 

そう言って、ギリギリの所で返した

 

逢沢 「やるなぁ」

 

直樹 「どうも」

 

逢沢は普通に返した

 

優輝 「もらった」

 

本気で打ち込んだ

 

柴木 「なぁ」

 

驚いてしまった

 

ギリギリのラインで入れたからだ

 

直樹 「ナイス」

 

優輝 「何とかなぁ」

 

逢沢 「今のは、凄いわぁ」

 

柴木 「今度は返す」

 

直樹からのサーブで始まる

 

柴木は優輝を後ろにやるためトスを後ろに上げた

 

優輝 「マジかよ」

 

直樹 「カバーするから」

 

走って返す

 

逢沢 「もらった」

 

普通に決められてしまった

 

優輝 「がら空きの所を狙われたわ」

 

直樹 「確かに」

 

優輝 「切り替えよう」

 

次は逢沢からのサーブで始まる

 

逢沢 「オラよ」

 

優輝 「マジかよ」

 

浅いサーブで間に合わなかった

 

柴木 「残念だったなぁ」

 

直樹 「ひきようだぞ」

 

逢沢 「勝負は勝った門勝ちだから

 

優輝 「うざくなるわ」

 

また逢沢からのサーブで始まる

 

普通のサーブだから焦らずに返す

 

柴木は直樹に本気スマッシュを打つ

 

直樹はラケットを止めて柴木の打ったその威力で返した

 

逢沢 「甘いぞ」

 

そう言って、浅く返す

 

優輝 「同じ手が2度通用するか」

 

そう言ってライン上のピッタリに返した

 

柴木 「もらった」

 

ネットに当たりミスをする

 

直樹 「助かったわ」

 

優輝 「誉めろよ」

 

柴木 「やるじゃん」

 

逢沢 「入ったと思ったわ」

 

次は優輝からのサーブで始まる

 

優輝 「オラ」

 

速いサーブを打つ

 

逢沢は冷静に返す

 

直樹 「仕留める」

 

浅く返す

 

柴木は走ってギリギリ返した

 

直樹は高めに打つ

 

柴木 「チャンス」

 

逢沢 「おうよ」

 

そう言って、スマッシュを決められる

 

直樹 「ごめん、今のはミスった」

 

優輝 「ドンマイだ」

 

逢沢からのサーブで始まる

 

優輝はさっきよりも深く打った

 

柴木 「前を頼む」

 

そう言ってカバーをする

 

逢沢 「了解」

 

前に来る

 

直樹 「前に出る」

 

そう言って、出る

 

優輝 「バカ」

 

慌てて後ろに下がる

 

柴木は速いスピードで返す

 

直樹はそれに合わせてタイミング良く当てて返した

 

逢沢 「凄いなぁ」

 

直樹 「まぐれだから」

 

優輝 「何か、長いわ」

 

柴木 「今ので何点だよ」

 

直樹 「3対3」

 

優輝 「長いわぁ」

 

逢沢 「勝負はこれからだ」

 

柴木 「そうだなぁ」

 

その一方

 

真希サイド

 

真希はもう試合が終わって休んでいる

 

そこに優里と沙織が来る

 

沙織 「お疲れ様」

 

真希 「ありがとう」

 

優里 「真希って運動神経良いよね」

 

真希 「そんな事はないよ」

 

沙織 「いくら何でも部活やってる私達と対等だよ」

 

優里 「本当にそこなんだよ」

 

真希 「二人とも大げさだよ」

 

優里 「ほんとに凄い」

 

沙織 「何か、男子の方が盛り上がってるみたい」

 

そう言って、指をさす

 

優里 「確かに」

 

真希 「男子もやってるからね」

 

沙織 「あれ、直樹達だよ」

 

真希 「本当だ」

 

優里 「何か、凄いね」

 

沙織 「直樹と優輝って運動神経良いよね」

 

優里 「意外と逢沢君と柴木君相手に普通に戦ってるし」

 

真希 「お互いにタイブレイクみたい」

 

優里 「タイブレイクって先に2点取った方が勝ちだよね」

 

沙織 「そうだよ」

 

真希 「結構やるね」

 

優里 「何か、良い勝負をしてるよ」

 

沙織 「だけど体育の授業だけどね」

 

真希 「もう終わったみたい」

 

沙織 「あの様子だと直樹達の勝ちみたい」

 

優里 「確かに勝つ何ってびっくりだよ」

 

真希 「私も同じだよ」

 

するとちゃいむが鳴る

 

キーンコーンカーンコーン

 

中沢 「今日はここで終わりだ」

 

クラスの皆は解散をした

 

真希は思っていた

 

「何か、今日は疲れた」

 

「やっぱりあの時の影響がありそうだけど」

 

「そんな事はない」

 

そう言って、体育館を出る

 

End




今回は、体育の授業でした

なんだかんだ普通に授業をやる直樹

真希と沙織と優里は意外と運動神経が良いんだと直樹と優輝を思っていた

では次回へ


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中間テストの間 前編

勉強の辛さを味わう

どんな事に手こずるのか

楽しみです


前回の内容

 

直樹は体育の授業をダルく感じていた

 

だけどなんなくこなしていく

 

真希と沙織と優里は意外と運動神経が良いんだと直樹と優輝を改めて思う

 

 

本編

 

優輝 「ヤバいぞ」

 

直樹 「どうした」

 

優輝 「あと1週間で中間テストだ」

 

直樹 「だけど直ぐにやらない」

 

優輝 「お前は大丈夫でも俺は、ヤバい」

 

直樹 「意外と勉強は駄目だったよなぁ」

 

優輝 「友達として助けてくれ」

 

直樹 「やだ」

 

優輝 「見捨てるのか」

 

抱きつきながら言う

 

直樹 「暑苦しいから離れろ」

 

優輝 「俺がこんなに助けを求めてるのに」

 

直樹 「良いから離れろ」

 

そう言って、優輝を引き剥がそうとする

 

優輝 「いやだ」

 

引き剥がされないように粘る

 

直樹 「とにかく、落ち着けよ」

 

優輝 「わかってるよ」

 

そう言って、離れる

 

直樹 「とにかく、下駄箱に行こう」

 

優輝 「分かったよ」

 

直樹と優輝は下駄箱へ向かった

 

優輝 「もう駄目だ」

 

直樹 「勉強をしろよ」

 

優輝 「俺らは、来年3年になったら受験生なんだぞ」

 

直樹 「それは知ってるわ」

 

優輝 「受験のテストは絶対に難しいのに」

 

直樹 「今から、勉強すれば平気だから」

 

優輝 「それが出来たら苦労しないわ」

 

そこにある人物が来た

 

優奈 「二人とも久しぶり」

 

直樹 「どうも」

 

優輝 「あ、そ、どうも」

慌ててしゃべる

 

優奈 「何か、あったの」

 

直樹 「優輝の奴が勉強してなくて焦ってるんだよ」

 

優奈 「じゃあ一緒にやる」

 

直樹 「いや、学年違うし受験生だろう」

 

優奈 「大丈夫だし由美もそろそろ来るしね」

 

優輝 「そうだったのか」

 

そこに由美が来る

 

由美 「ごめん、待たせたね」

 

優奈 「大丈夫だよ」

 

由美 「あれ、何でいるの」

 

直樹 「偶然に出会っただけだから」

 

由美 「そうだったの」

 

優奈 「とにかく、いまから勉強会をやろう」

 

由美 「私は、大丈夫だけど」

 

優輝 「お願いします」

 

直樹 「じゃあ俺は、帰るわ」

 

そう言って、歩き出す

 

そこに行きなり、後ろからハグされる

 

優奈 「少しぐらい手伝ってあげようよ」

 

直樹 「暑苦しいから離れてくれ」

 

優奈 「じゃあ来てくれる」

 

俺は思った

 

「相変わらず目をキラキラ輝かせるなぁ」

 

「仕方ない行くしかないみたいだ」

 

直樹 「分かったよ、行けばいんだろ」

 

優奈 「ありがと」

 

そう言って、ハグを止める

 

直樹と優輝は偶然出会った優奈と由美で勉強会を始める

 

帰り道

 

直樹 「どこでやるんだよ」

 

由美 「図書館でやれば良いよ」

 

優奈 「まだテストまでは1週間あるしね」

 

優輝 「そうしよう」

 

直樹 「ここの近くだと商店街の方だぞ」

 

優奈 「今日は図書館でやれば良いよ」

 

優輝 「それに明日は休日だしなぁ」

 

由美 「その時はどうする」

 

優奈 「その時は、私の家に来て」

 

優輝 「大丈夫なのか」

 

優奈 「平気ですよ」

 

由美 「じゃあ図書館へ行こう」

 

直樹 「これから行く所だろう」

 

由美 「何か、言った」

 

ギロリと睨み付ける

 

直樹 「何も言ってない」

 

それから図書館へ着いた

 

優奈 「とにかく、あそこの机にしよう」

 

指をさす

 

直樹 「ちょうど良いなぁ」

 

そこは四人席の場所だった

 

由美 「じゃあ始めるよ」

 

そう言って、皆、一斉に勉強を始める

 

特に何もなく時間がたつ

 

2時間後

 

優輝 「ヤバい」

 

だらんとしていた

 

由美 「もう少しだから」

 

直樹 「先輩よりもバテるの早いなぁ」

 

優輝 「ほっとけ」

 

優奈 「何か、あと30分で終わりみたい」

 

直樹 「なら帰る準備でもするか」

 

優奈 「そうだね」

 

由美 「時間も時間だしね」

 

優輝 「俺も準備するわ」

 

皆が帰る準備をする

 

優奈 「明日は休みだから私の家に来てね」

 

直樹 「俺は、行かなくても良いか?」

 

優奈 「嫌だった」

 

直樹 「そ、そんな事はないから」

 

俺は、思う

 

「ときどき優奈に見透かされてる気がする」

 

「そんな感じがしてしまう」

 

優奈 「じゃあ来てよ」

 

直樹 「分かった」

 

由美 「でも何時からやるの」

 

優輝 「午後からで良いと思う」

 

由美 「私もそっちが良い」

 

優奈 「じゃあ午後からやろう」

 

直樹 「分かった」

 

そう言って、皆が図書館を出る

 

直樹 「優奈と優輝が反対方向だよなぁ」

 

優輝 「そうだ」

 

優奈 「そうだよ」

 

由美 「私は、途中まで一緒だから」

 

直樹 「じゃあまたなぁ」

 

優奈 「また明日」

 

由美 「きよつけてね」

 

優輝 「明日、絶対に来いよ」

 

直樹 「うるせぇ」

 

直樹と由美は行ってしまう

 

優輝 「じゃあいこう」

 

優奈 「そうだね」

 

直樹サイド

 

直樹 「結局、面倒くさいに事になってきた」

 

由美 「私は、楽しいよ」

 

直樹 「そうかよ?」

 

由美 「今日は何か、疲れてるの」

 

直樹 「俺のひねくれが2倍になってるから」

 

由美 「なんでそんな事になってるの」

 

直樹 「俺の疲れがピークになってるのかも知れない」

 

由美 「しっかりしてよ」

 

直樹 「俺のひねくれメーターが壊れる」

 

由美 「仕方ないなぁ」

 

そう言って、直樹の背中に乗る

 

直樹は慌てて対応をする

 

由美 「少しだけ落ち着けた」

 

直樹 「行きなり、何をするだよ」

 

由美 「何か、直樹の背中って暖かくて落ち着く」

 

直樹 「わざと乗りたかったのか」

 

由美 「ごめんね」

 

直樹 「大丈夫」

 

そう言って、二人は家に帰った

 

End




ピンチになった事で勉強会を始める事になる

無事に成果をだせるのかね

とにかくファイトだよ

では次回へ


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中間テストの間 後編

今回は、前回の続きです

優輝の勉強不足で直樹と由美と優奈が協力する

勉強会を始める事になる


前回の内容

 

優輝が勉強をしてなかった事により、優奈と由美と偶然出会った事で勉強会をやることになってしまった

 

 

本編

 

直樹はゆっくり、リビングでくつろいでいた

 

そこにインターホンがなる

 

ピーンポーン

 

直樹は慌てて、出た

 

直樹 「はい、どちら様ですか」

 

優輝 「俺だよ」

 

直樹 「分かった、今から行くわ」

 

優輝 「了解」

 

直樹は急いでドアの前で靴を履いてドアをあける

 

優輝 「来たか」

 

直樹 「悪いなぁ」

 

そう言って、ドアの鍵を閉める

 

優輝 「じゃあ行くか」

 

直樹 「その前に由美の場所に行くぞ」

 

優輝 「そうか」

 

二人は由美の家に行く

 

優輝 「由美の家に行くのは初めてだわ」

 

直樹 「俺は、一度だけある」

 

優輝 「どんな時だよ」

 

直樹 「それは雨の日に俺が傘を貸した時だよ」

 

優輝 「そうだったのか」

 

直樹 「偶然出会ったから一緒に帰ったんだよ」

 

優輝 「けど雨の日だから相合い傘をしたんだよ」

 

ニヤけながら言う

 

直樹 「うるせぇ 」

 

優輝 「怒るなって」

 

直樹 「ほっとけ」

 

すると由美の家に着いた

 

優輝 「ここなんだ」

 

直樹 「とにかくインターホンを押すわ」

 

そう言って、押す

 

由美が家から出てきた

 

由美 「ちょうど家を出る所だったの」

 

優輝 「そうか」

 

直樹 「何か、妹が居るのか」

 

由美 「中学が違うだけだから」

 

直樹 「そうだったのか」

 

由美 「て言うか、何で妹が居るの分かったの」

 

直樹 「インターホンに出たのが妹だったから」

 

由美 「そう」

 

優輝 「とにかく優奈の家に行こう」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

直樹と由美と優輝は優奈の家に向かった

 

特に何もなく、20分ぐらい掛かって着いた

 

優輝 「凄い広いわ」

 

由美 「私も最初はびっくりだよ」

 

直樹 「とにかく優奈を呼ぶぞ」

 

直樹がインターホンを押す

 

そこに優奈が出てくる

 

優奈 「外で待ってないでこっちに来て」

 

直樹 「分かった」

 

直樹と由美と優輝は優奈の場所に向かった

 

優奈 「入って入って」

 

3人はおじゃましますと言う

 

優奈 「私に付いてきて」

 

由美 「分かった」

 

優輝 「了解です」

 

優奈達は先に行ってしまう

 

直樹 「アイツらは完全に忘れてるだろう」

 

「まったくよ」

 

急いで追いかけると人にぶつかる

 

直樹 「すいません、大丈夫ですか」

 

真希 「私は、特に」

 

直樹 「何で真希がいるんだよ」

 

真希 「それは私の台詞よ」

 

直樹 「俺は、勉強会に呼ばれて来たんだ」

 

真希 「あの人に」

 

直樹 「まぁなぁ」

 

そこに優奈が来る

 

優奈 「あらら、真希ちゃんも来る」

 

真希 「行かないわ」

 

冷たく答える

 

優奈 「相変わらず冷たいねぇ」

 

ニヤけながら言う

 

真希 「それが何か」

 

優奈 「本当につまらないよね、特に何も出来ない子は」

 

真希 「関係ないでしょう」

 

そう言って、その場を去ってしまう

 

直樹は呼ぶが振り替える事はなかった

 

直樹 「仲が悪いのか」

 

優奈 「姉妹で色々と問題があるの」

 

直樹 「そうか」

 

優奈 「じゃあ行こうか」

 

直樹 「わかった」

 

直樹は感じていた

 

「これから起きる事に巻き込まれようとしてる」

 

「特に優奈は何故か冷血過ぎるぐらい冷たい目だった」

 

「何もなければ良いがなぁ」

 

俺と優奈は優輝が居る所に行った

 

優輝 「早くやろうぜ」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

由美 「じゃあやろうか」

 

優奈 「そうだね」

 

何とか合流して勉強を始める

 

直樹は直ぐに横にねっころがる

 

由美 「どうしたの」

 

直樹 「眠いよ」

 

優輝 「しっかりしろ」

 

直樹を起こす

 

直樹 「止めてくれ」

 

優奈 「直樹はそっとしといて上げて続けよう」

 

由美 「そうだね」

 

優輝 「了解だぞ」

 

それから3時間が経過した

 

由美 「何か、夕方になってくるね」

 

優輝 「確かになぁ」

 

優奈 「じゃあ休憩をしよう」

 

由美 「何か、あっという間だよ」

 

優奈 「時間が立つのは早いから」

 

優輝 「それにしてもまだ寝てるよ」

 

優奈 「疲れが溜まってるんだよ、きっと」

 

由美 「そうだね」

 

優奈 「そう言えば、優輝は直樹といつ友達になったの」

 

優輝 「それは、小学3年だった」

 

由美 「どんな出会いだったの」

 

優奈 「それは気になる」

 

優輝 「特にきっかけはないけど席替えで同じ班になって話した時だった」

 

優奈 「直樹から声を掛けたの」

 

優輝 「それは俺からだった」

 

由美 「そうだったんだ」

 

優輝 「そこからクラスが一緒になってから自然に友達になった」

 

由美 「結構、普通だったんだ」

 

優奈 「確かにね」

 

優輝 「直樹は優しいし良い奴だから自然と信頼がしたくなる気持ちになる」

 

優奈 「そうなんだ」

 

由美 「あっという間に時間だね」

 

優輝 「俺は、もう帰るわ」

 

由美 「私も帰るね」

 

優奈 「じゃあ玄関まで送っていくよ」

 

優奈と由美と優輝は玄関に行った

 

直樹は目を覚ます

 

「ヤバい爆睡してたわ」

 

「何か、皆が居ないなぁ」

 

「少しトイレに行くか」

 

そう言って、部屋から出る

 

「何か、何処にトイレがあるか分からん」

 

「とにかく、適当に回るか」

 

ぶらぶら家の中を回る

 

「しかし、本当に広いわ」

 

「これじゃあ迷うわ」

 

「何か、ドアがあるなぁ」

 

「少し確認するか」

 

ドアをそっと開ける

 

中を確認する

 

「ここは優奈の部屋か」

 

「きれいだなぁ」

 

そこに声を掛けられる

 

優奈 「何をしてるの」

 

直樹 「トイレを探してたんだ」

 

優奈 「私の部屋を見てみる」

 

直樹 「流石に悪いから止めとく」

 

優奈 「別に良いよ」

 

直樹 「そ、そうか」

 

「仕方ない見せて貰いますか」

 

そう言う気持ちで優奈の部屋に入る

 

優奈 「どう」

 

直樹 「何か、ファッションの雑誌が多いなぁ」

 

優奈 「趣味だからね」

 

直樹 「そうなんだ」

 

優奈 「一つだけ聞きたい事があるの」

 

直樹 「何が?」

 

疑問に聞く

 

優奈 「スマホのパスワードって意味があるの」

 

直樹 「あ、い、その、あれはなぁ」

 

凄い動揺しながら言う

 

優奈 「そんなに動揺しなくても」

 

直樹 「悪い悪い、びっくりしてなぁ」

 

優奈 「そっか、無理に話さなくても良いよ」

 

直樹 「大丈夫だから」

 

「あれは自分の気持ちを善と悪に分けた思いだから」

 

優奈 「それは、どうしてなの」

 

直樹 「自分自身にそうあり続けるために」

 

優奈 「そうだったんだ」

 

直樹 「逆に何で気になっていたんだ」

 

優奈 「少しだけ疑問に思っていたの」

 

直樹 「そうだったんだ」

 

優奈 「ごめんね」

 

直樹 「俺は、トイレに行くわ」

 

優奈 「分かったわ」

 

直樹はトイレを済ませて玄関前に来る

 

優奈 「もう帰るの」

 

直樹 「時間が時間だしなぁ」

 

優奈 「そっか」

 

寂しい顔になる

 

直樹 「そんな、寂しい顔をするなぁ」

 

優奈 「ご、ごめん」

 

直樹 「それより、聞いても良いか」

 

優奈 「何を」

 

直樹 「真希とは仲が悪いのか」

 

優奈 「私と真希は交わる事のない繋がりがあるの」

 

直樹 「そうか、余り一人で抱え込むなよ」

 

優奈 「え」

 

驚いた声をだす

 

直樹 「友達に相談をしろよ」

 

優奈 「ありがと」

 

直樹 「じゃあなぁ」

 

優奈 「きよつけてね」

 

直樹は家に帰って行った

 

End




今回は、勉強会ですね

直樹は、優奈と真希の仲が悪い事を知る

勉強会は普通に終わったけど

何か、胸騒ぎを感じて来るなぁ

とにかく、今日はこれで終わり


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6月の始まり 前編

今回は、6月の始まりです

初日に起きることはなんだ

良いことか悪いことに別れる展開になるのか




前回の内容

 

直樹と由美と優奈と優輝で勉強会をやる

 

直樹は、優奈と真希の仲が悪い事を知る

 

何かに巻き込まれようとしていた

 

 

本編

 

直樹 「今日から6月か」

 

優輝 「俺は、中間テストで赤点はなかった事に嬉しい」

 

直樹 「そうだったなぁ」

 

優輝 「6月になったらプールが始まる時期になるなぁ」

 

直樹 「それはダルい」

 

険しい顔になる

 

優輝 「そんなに気にするなよ」

 

直樹 「泳ぐのは大変だし俺の、省エネを破壊する奴だから」

 

優輝 「相変わらずのひねくれだなぁ」

 

直樹 「これが俺だから」

 

優輝 「やれやれ」

 

そう言って、呆れる

 

直樹 「6月は行事ってあるのか」

 

優輝 「そう言えば、職場体験をやらないと駄目だった筈だ」

 

直樹 「以下にもめんどくさい物が来るなぁ」

 

優輝 「こう言うのは、慣れだ」

 

直樹 「良く言うぜ」

 

そこに真希が来る

 

真希 「二人とも良いかなぁ」

 

優輝 「どうした」

 

真希 「二人は、今日の放課後に時間がある」

 

直樹 「基本は部活だが、大丈夫だ」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

真希 「教室に4時半に二人だけで来て」

 

優輝 「了解」

 

直樹 「分かった」

 

そこに、中沢先生が教室に入る

 

中沢 「皆、席につけ」

 

直樹 「チャイム鳴っていないのに早くないか」

 

優輝 「とにかく、席に着こう」

 

直樹と優輝は席に着く

 

中沢 「今から、大事な話がある」

 

直樹 「いつにもなく真剣だなぁ」

 

優輝 「そうだろう」

 

中沢 「優奈が誰かに連れ去られてしまった」

 

直樹はハァとなった

 

優輝は直樹の方を見る

 

直樹 「先生、どう言うことですか?」

 

中沢 「皆に話すから落ちつけ」

 

直樹 「これが落ちつけるかよ」

 

そう言って、怒鳴る

 

優輝 「とにかく、落ちつけよ」

 

直樹 「悪かったよ」

 

中沢 「昨日の学校から帰る途中で誰かに襲われ連れてかれてしまったんだ」

 

「ニュースに公表が出来ないで居るんだ」

 

「とにかく、情報が欲しいんだ」

 

「皆で知ってる事があるなら話してくれ」

 

クラスの皆は静まりかえっていた

 

余りにも突然の出来事に理解が出来ないでいた

 

中沢 「今日から授業は午前授業に変わる」

 

直樹は唖然としていた

 

「余りにも理解が出来ないでいるから」

 

それから放課後

 

中沢 「皆、一人で帰らず友達と帰るように」

 

クラスの皆は、次々と帰って行く

 

優輝 「これからどうするよ」

 

直樹 「とにかく、情報が欲しい」

 

優輝 「まさか、探すのか」

 

直樹 「友達だから」

 

優輝 「相変わらずのひねくれから真剣に変わる奴か」

 

直樹 「協力をしてくれないか」

 

優輝 「止めろと言っても止めないだろう」

 

直樹 「なら」

 

優輝 「協力をしてやるよ」

 

直樹 「ありがと」

 

優輝 「だが、どうする」

 

直樹 「なにがだ」

 

優輝 「ニュースに公表されてないし情報が少なすぎる」

 

直樹 「先生に聞いてみよう」

 

直樹と優輝は教卓にいる中沢先生の所に行った

 

直樹 「先生、良いですか」

 

中沢 「どうした」

 

優輝 「永野優奈について、教えてくれない」

 

中沢 「知ってる限りの事は話す」

 

直樹 「分かった」

 

中沢 「優奈が昨日連れ去られてしまった時間が5時20分ぐらいらしい」

 

直樹 「他には」

 

中沢 「連れ去られる前に本屋さんに寄っていたらしい」

 

優輝 「誰かに見られてなかったのか」

 

中沢 「人が居ないときに襲われてしまったんだ」

 

直樹 「そうか、ありがとう先生」

 

優輝 「ありがとう」

 

中沢 「そうか、早く帰れよ」

 

直樹と優輝は教室を出ていった

 

直樹 「何とか分かったなぁ」

 

優輝 「時間が分かったが問題は」

 

直樹 「本屋で何をやっていたかだ」

 

優輝 「そこだなぁ」

 

直樹 「優奈が本屋に行くとしたら受験か趣味であるファッション雑誌を見ていたかの二つだなぁ」

 

優輝 「それか、優奈が何かを見て口封じで襲われたのか」

 

直樹 「その中から可能性があるだろう」

 

優輝 「後は、現場に行くしかないか」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

真希 「ふたりとも何をしてるの」

 

直樹と優輝は慌てて真希の方を見る

 

直樹 「いきなり、驚かすなよ」

 

真希 「勝手に驚いているだけでしょう」

 

優輝 「済まない」

 

真希 「姉があんなことになってるのは知ってるよね」

 

直樹 「授業で話されたからなぁ」

 

真希 「少しだけ疑問な事があったの」

 

優輝 「なにがだ」

 

真希 「何か、襲われた現場の付近にある事があったの」

 

直樹 「それはなんだ」

 

真希 「何故か姉のバックに包丁が入っていたの」

 

優輝 「それは血が付いていたのか」

 

真希 「ついてないけどただその包丁の指紋が姉のもついていたの」

 

直樹 「襲われた時に包丁を握らせたんだろう」

 

優輝 「確かに」

 

真希 「それを伝えたかったの」

 

優輝 「ありがと」

 

真希 「私は、帰るから」

 

直樹 「きよつけてなぁ」

 

真希は手を振って帰って行った

 

直樹 「包丁を持たせたのはフェイクだろう」

 

優輝 「恐らくなぁ」

 

直樹 「とにかく、本屋に行こう」

 

優輝 「分かった」

 

直樹と優輝は走って本屋に向かった

 

優輝 「何か、普通だなぁ」

 

直樹 「とにかく、店内をみよう」

 

直樹と優輝は店内を回っている

 

直樹 「何もないなぁ」

 

優輝 「特に目立ったことはないからなぁ」

 

直樹 「店員に聞いてみるか」

 

優輝 「教えてくれるのかよ」

 

直樹 「駄目元で行こうか」

 

直樹は店員に話しをかける

 

直樹 「すいません、少しだけ良いですか」

 

店員 「どうしました」

 

直樹 「昨日、ここに女で髪が長い子がファッション雑誌か受験勉強の参考書に居た人はいませんか」

 

店員 「居たけど良く分からないなぁ」

 

直樹 「多分、4時50分から5時10分まで居た人は居ますか」

 

店員 「その時間内ならまだ居たよ」

 

直樹 「何処にいましたか」

 

店員 「ファッション雑誌の所に居たよ」

 

直樹 「側に誰か、変な人か目立つ人はいませんか」

 

店員 「確かに高校生見たいな子がスポーツバックを持っていたよ」

 

直樹 「そうですか、ありがと」

 

店員 「いえいえ」

 

直樹は優輝の所に戻る

 

直樹 「優奈はファッション雑誌の所にいたらしい」

 

優輝 「とにかく、行ってみよう」

 

直樹 「わかってる」

 

直樹と優輝は向かった

 

直樹 「何もない」

 

優輝 「手掛かりはなしか」

 

直樹 「今日はもう遅いから帰ろう」

 

優輝 「また、明日に探そう」

 

直樹 「分かったよ」

 

優輝 「じゃあなぁ」

 

直樹と優輝は家に帰って行った

 

End




6月の始まりは悪いことからです

優奈が誰かに連れて去られてしまった

直樹と優輝は優奈を助ける為に捜索を始める

手掛かりは5時20分くらい襲われた事

優奈のバックに包丁が入っていた

本屋にいった事が分かった

側に高校生見たいな子がスポーツバックを持っていた
人が近くにいた

それだけですね

では次回へ


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6月の始まり 中編

前回の続きです

今回は、犯人らしき人物に出会う

果たして直樹と優輝は優奈を見つける事が出来るのか


前回の内容

 

直樹と優輝は優奈が誰かに連れて去られてしまった事を知る

 

そこで二人は、優奈を見つける為に捜索を始める

 

手掛かりを頼りにしながら前に進む

 

 

本編

 

優奈サイド

 

「私は、今何処にいるの」

 

「辺りを見渡すが暗くて見えない」

 

「とにかく、逃げないと」

 

「優奈はそうしようとするがそれが出来ない」

 

腕と足が縄で結ばれてるから

 

「何でこんなことに」

 

そこにある人物が声をかける

 

?? 「やっと目が覚めたか」

 

優奈 「貴方は誰なの」

 

?? 「俺は、高校生で2年だ」

 

優奈 「名前を聞いてんのよ」

 

強く言う

 

?? 「威勢が良いなぁ」

 

優奈 「そんな事はどうでもいい、何故こんな事をするの」

 

?? 「お前があれを見たからだろう」

 

優奈 「偶然、見てしまったのよ」

 

?? 「だから口封じの為に襲ったんだ」

 

優奈 「そんなことをしてどうなるか分かってるでしょう」

 

強く言う

 

?? 「それでも分かっててやっていることだ」

 

優奈 「私をどうするつもり」

 

?? 「とにかく、あれの事はしゃべるなぁ」

 

優奈 「こんなことをしなければ言わなかった」

 

?? 「そうかよ」

 

優奈の首もとを掴み持ち上げる

 

?? 「苦しいかよ」

 

優奈は首を絞められてるからしゃべれないでいる

 

苦しみもがいている

 

手や足を動かしながら

 

?? 「下ろしてやるよ」

 

そう言って、優奈を放り投げる

 

優奈は強く地面にぶつける

 

優奈 「ゲホ・・ゲホゲホ」

 

優奈は呼吸が整えられないでいた

 

?? 「苦しいかったかよ」

 

優奈は鋭い目で言う

 

優奈 「それがどうしたの、勝ち誇った気でいるの」

 

?? 「怒らせたいんだなぁ」

 

ポケットからキッチンナイフを取り出す

 

優奈はそれを見て驚く

 

?? 「こうしてやるよ」

 

犯人は優奈のYシャツビリビリに切る

 

優奈は抵抗が出来ずにただ我慢をすることしか出来なかった

 

?? 「俺を本気で怒らせるなよ」

 

優奈 「今度からきよつけてあげるよ」

 

鋭い目で言う

 

?? 「あぁ、名前を言ってなかった、俺は葉山大輝だ」

 

そう言って、何処かへ行ってしまう

 

優奈は災厄と感じていた

 

「私の格好がYシャツをビリビリ破かれたから上半身が丸見えの状態であった」

 

「とにかく、誰か早く助けて」

 

直樹サイド

 

午前授業で早く終わった事で優奈が襲われた現場にいた

 

直樹 「何か、入れないなぁ」

 

優輝 「警察以外は入れないからなぁ」

 

直樹 「少しだけでも見てみたい」

 

優輝 「気持ちは分からなくないが無理だろ」

 

直樹 「仕方ないか」

 

優輝 「警察の人に聞いてみよう」

 

直樹 「無理と言って起きながら聞くのかよ」

 

優輝 「とにかく、行くしかない」

 

優輝は警察に話をかける

 

警察 「どうした」

 

優輝 「すいません、現場の状態ってどんな感じなんですか」

 

警察 「それは言えないんだよ」

 

優輝 「せめてどんな感じなんですか」

 

警察 「仕方ないなぁ」

 

優輝 「ありがとうございます」

 

警察 「現場からしたら特に変わった所がないんだよ」

 

優輝 「どういう事ですか」

 

警察 「現場から荒らされていても感じんな痕跡がないんだよ」

 

優輝 「荒らされてる状態はどんな感じだったの」

 

警察 「後ろから襲われた感じだけだよ」

 

優輝 「他に何かありましたか」

 

警察 「バックに包丁を入れる暇があると思うかい」

 

優輝 「どういう事ですか」

 

警察 「相手を拉致したときに包丁を入れてる余裕はないし万が一、周りの人に見られる可能性があるだろ」

 

優輝 「確かにそうです」

 

警察 「あと一つだけあるんだよ」

 

優輝 「それはなんですか?」

 

疑問になりながら言う

 

警察 「唯一、犯人は携帯を盗まなかったんだよ」

 

優輝 「そうですか、教えてくれてありがとうございます」

 

警察 「大丈夫だよ」

 

優輝は直樹の所に戻った

 

直樹 「どうだった」

 

優輝 「分かったぞ」

 

直樹 「何が?」

 

優輝 「犯人は後ろから襲ったんだ」

 

直樹 「一人ならスタンガンで気を失わせる事が出来るしなぁ」

 

優輝 「もう1つ、分かったぞ」

 

直樹 「それは」

 

優輝 「携帯を盗まなかったんだよ」

 

直樹 「成る程なぁ」

 

優輝 「恐らく、犯人は携帯を盗むつもりはなく始めから狙っていたんだ」

 

直樹 「そうだろう」

 

優輝 「何か、公園に寄らないか」

 

直樹 「こんな時に何を言う」

 

優輝 「休憩も必要だろう」

 

直樹 「仕方ない」

 

直樹と優輝は近場の公園に向かう

 

直樹 「だがなぁ」

 

優輝 「どうしたんだ」

 

直樹 「高校生でスポーツバックを持っていた奴の事だ」

 

優輝 「それがどうしたんだ」

 

直樹 「おかしいと思わないか」

 

優輝 「何がだよ」

 

直樹 「そもそも男か女か言わなかった」

 

優輝 「それは仕事で忙しいんだろう」

 

直樹 「それはないんじゃないか」

 

優輝 「アルバイトの人なら尚更余裕はないだろ」

 

直樹 「そうだよなぁ」

 

優輝 「目的地に着いたぞ」

 

直樹 「ここなのか」

 

優輝 「近場だからなぁ」

 

直樹 「ここはあんまりないなぁ」

 

優輝 「とにかく、椅子に座ろう」

 

直樹と優輝はイスに座った

 

優輝 「これからどうするよ」

 

直樹 「もう一度、情報を集めるしかない」

 

優輝 「出来れば現場の中を見れたら」

 

直樹 「それは必要ないだろう」

 

優輝 「そうかよ」

 

直樹 「あの、高校生で遊んでる人って見たことはないか」

 

優輝 「確かに」

 

直樹 「どこかでみたようなぁ」

 

優輝 「ほら、本屋の店員さんだよ」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

優輝 「あの高校生ってスポーツバックだなぁ」

 

直樹 「あの色は青か」

 

優輝 「確かにそうだなぁ」

 

直樹 「優奈の側にいた高校生のスポーツバックを持った奴は何色だっけ」

 

優輝 「分からないなぁ」

 

直樹 「それなら行ってみよう」

 

優輝 「どこに」

 

直樹 「本屋さんに行こう」

 

優輝 「マジかよ」

 

直樹 「その前にあの高校生の家の場所を突き止める」

 

優輝 「了解でーす」

 

直樹と優輝は例の高校生が帰宅するのを待ってる

 

それから夜の8時

 

直樹 「ようやく、帰るのか」

 

優輝 「遅いなぁ」

 

直樹 「とにかく、後を着けるぞ」

 

優輝 了解

 

直樹と優輝は例の高校生にバレないように後を追う

 

特に目立ったことはせずに普通に高校生は家に帰った

 

直樹 「ここが本屋のアルバイトをしてる人の家か」

 

優輝 「直樹、こっちに来い」

 

直樹 「どうした」

 

優輝 「これを見ろ」

 

直樹 「名前か」

 

優輝 「葉山って名前だなぁ」

 

直樹 「おい、玄関から誰かが出てくる」

 

優輝 「ヤバい」

 

二人は慌てて物影に隠れる

 

葉山が玄関から出てきた

 

母 「また出掛けるの」

 

葉山 「すぐに帰ってくるから」

 

母 「分かったわ」

 

葉山は何処かに行ってしまう

 

直樹 「後を追うぞ」

 

優輝 「分かってる」

 

二人は急いで葉山の後を追う

 

廃墟の工場

 

優輝 「こんな所に何の用なんだぁ」

 

直樹 「ここに優奈が居る筈だ」

 

優輝 「今日はここまでにしよう」

 

直樹 「これ以上の深追いは危険だなぁ」

 

優輝 「そういう事だな」

 

直樹 「帰ろう」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

直樹と優輝は家に帰った

 

直樹の自宅

 

直樹はある人物に電話してる

 

直樹 「それで明日の6時までに来れるか」

 

?? 「それは自分自身が一番良く分かってるだろ」

 

直樹 「じゃあ頼むぞ」

 

?? 「分かってる」

 

直樹 「助かる、切るなぁ」

 

そう言って電話を切る

 

直樹 「必ず助けるからなぁ」

 

End




今日はこれで終わり

意外に本屋の店員が犯人なのか

直樹が話していた人物は

いよいよ次回で解決です


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6月の始まり 後編

今回は、前回の続きです

いよいよクライマックスです

無事に優奈を助ける事は出来るのか


前回の内容

 

直樹と優輝は本屋の店員である葉山が犯人だと疑っている

 

次々の事が分かり真実の前にたどり着こうとしていた

 

 

本屋

 

直樹サイド

 

直樹と優輝は本屋にいた

 

直樹 「あの葉山って奴には聞く必要がない」

 

優輝 「だろうなぁ、あくまでも別の店員だから」

 

直樹 「とにかく、聞いてみよう」

 

優輝 「スポーツバックが青なら犯人だからなぁ」

 

直樹と優輝は側にいた店員に聞く

 

店員 「どうした」

 

直樹 「少しだけ話がある」

 

店員 「良いけど」

 

直樹 「3日前に長い髪の女でファッション雑誌の側にいた高校生のスポーツバックの色は青だったの」

 

店員 「あぁ、あれは間違いないなく青だった」

 

直樹 「そうですか、ありがと」

 

直樹はその場を去る

 

優輝 「どうやった」

 

直樹 「予想通りだ」

 

優輝 「そうか」

 

直樹 「それとさっきの店員の名札をみた」

 

優輝 「それがどうした」

 

直樹 「太間亮って名前だ」

 

優輝 「だからそれがどうした」

 

直樹 「グルだ」

 

優輝 「どういう事だ」

 

直樹 「とにかく、廃墟の工場に行こう」

 

優輝 「もうすぐ、6時になるしなぁ」

 

直樹 「そういう事」

 

直樹と優輝は急いで廃墟の工場に向かった

 

直樹 「何とか着いたな」

 

優輝 「とにかく、入ろう」

 

直樹と優輝はドアを開けた

 

優輝 「特に目立ったことはない」

 

直樹 「油断するなぁ」

 

二人は周りの様子に警戒をしながら見ていく

 

直樹 「優輝、こっちに来い」

 

優輝 「どうした」

 

優輝は直樹の元に向かう

 

直樹 「これをみろ」

 

優輝 「地下かよ」

 

直樹 「どうする」

 

優輝 「とにかく、入ろう」

 

直樹 「分かった、距離を取りながら行こう」

 

優輝 「5メートルの間にしよう」

 

直樹 「了解」

 

二人は距離を取りながらドアの前に立つ

 

直樹 「開けるぞ」

 

優輝 「きよつけろよ」

 

直樹 「分かってる」

 

そう言って、ドアを開ける

 

部屋の中に優奈が横たわっていた

 

直樹 「優奈」

 

そう呼んで、駆け寄る

 

優輝 「優奈は大丈夫なのか」

 

ドアの前で言う

 

直樹は優奈が無事か脈をはかる

 

直樹 「大丈夫だ」

 

優輝 「そうか」

 

直樹 「優奈、起きろ」

 

優奈 「う・・うう・うーん」

 

直樹 「優奈」

 

優奈 「ここは」

 

直樹 「廃墟の工場だ」

 

優奈 「そうだったの」

 

直樹 「俺と優輝で助けに来た」

 

優奈 「そっか、ありがと」

 

直樹は顔が赤くなっていた

 

優奈はそれに疑問を持ち聞く

 

優奈 「どうしたの」

 

直樹 「何で、上だけ服を着てないんだよ」

 

顔を横に向けて言う

 

優奈 「葉山って奴に服を破かれたの」

 

直樹 「そうだったのか」

 

優奈 「直樹はこう言うのは、苦手なの」

 

直樹 「とにかく、俺のパーカーを着ろ」

 

そう言って、パーカーを渡す

 

優奈 「ありがと」

 

優輝 「とにかく、早く出よう」

 

優奈 「そうね」

 

直樹と優輝と優奈は地下室からでた

 

直樹 「ドアが閉まっていやがる」

 

優奈 「彼らの仕業ね」

 

優輝 「どうする」

 

葉山 「勝手に出ていかれては困るなぁ」

 

その声に驚いて、声の方向を向く

 

直樹 「やっぱり本屋の人だったのか」

 

葉山 「まさか、ここがバレるとは思わなかったよ」

 

優輝 「それはこっちの台詞だわ」

 

葉山 「ここから、出られると困るから交渉しよう」

 

直樹 「交渉だと」

 

葉山 「そうだ」

 

優奈 「ふざけてるの」

 

強く言う

 

葉山 「優奈が見たことを話さなければ見逃そう」

 

優輝 「何を見たんだ」

 

優奈 「あの時、私を殺そうとしてたの」

 

直樹 「どうゆう事だ」

 

優奈 「私は見たの、スポーツバックに包丁を隠して居ることを」

 

優輝 「だから、口封じで襲ったのか」

 

直樹 「始めから狙っていたんだなぁ」

 

葉山 「話すと言うことは、交渉決裂か」

 

鋭い目で言う

 

優奈 「当たり前でしょう」

 

怒鳴り声をあげる

 

葉山 「分かったよ、殺してやる」

 

葉山が襲い掛かって来る

 

優輝 「どうするよ」

 

直樹 「やるしかない」

 

直樹と優輝は葉山にむかって走る

 

お互いに殴りあいになる

 

直樹は右腕の関節を押さえている

 

葉山はそれを無理矢理ほどいて直樹を蹴り飛ばす

 

優輝 「糞が」

 

そう言って、右顔面に殴り掛かる

 

葉山は優輝のパンチを避けて、腹を本気で殴った

 

優輝 「ぐはぁ」

 

いきよいよく肘が地面に着く

 

優輝は腹を押さえていた

 

葉山 「こんなもんかよ」

 

そう言って、優輝を殴り飛ばす

 

直樹は後ろから葉山を殴った

 

葉山 「そんなんもんかよ」

 

直樹 「チィ」

 

直樹は舌打ちをする

 

優輝も立ち上がる

 

優輝 「ヤバいなぁ」

 

直樹 「こいつ、相当体を鍛えてやがる」

 

葉山 「そんな事より周りを良く見たらどうだ」

 

キャーと中に響く

 

優奈の叫び声が聞こえてくる

 

直樹 「優奈」

 

優輝 「もう一人居たのを忘れてたわ」

 

優奈は太間に首にナイフを突き付けらていた

 

優奈 「ごめん」

 

太間 「全く、計画通りに進とはなぁ」

 

葉山 「助かる」

 

太間 「早く面かるか」

 

葉山 「こいつらに顔を見られてるから殺す」

 

太間 「了解」

 

直樹と優輝は動こうとするが

 

葉山 「動くなよ、動けばあの女は死ぬ」

 

直樹 「そうかよ」

 

そう言って、後ろから拳銃を取り出す

 

その場に居た皆が驚く

 

太間 「子供遊びかよ」

 

直樹 「なら見せてやるよ」

 

直樹は拳銃を窓ガラスの方に向かって発砲する

 

パッリーン

 

窓ガラスが割れる

 

太間 「本物なら尚更撃てるよなぁ」

 

直樹 「チィ」

 

優輝 「優奈を盾にしてやがる」

 

葉山 「撃てないだろう、撃てば少年院に行くから」

 

直樹 「お前らは、何か感じがいしてないか」

「それに俺達だけだと思うかよ」

 

そこに警察が入ってくる

 

葉山 「どうして」

 

慌てた声をあげる

 

太間 「しかもこんなに居るのかよ」

 

優輝 「何で、こんなに警察がいるんだ」

 

驚きを隠せないでいた

 

?? 「全く、感謝しろよ」

 

直樹 「感謝してるぜ、親父」

 

展造 「いきなり、来いとか止めろよ」

 

優輝 「直樹の父さんだったんだ」

 

展造 「直樹の友達か」

 

優輝 「そうですけど」

 

展造 「バカ息子が世話になってるが頼むぞ」

 

優輝 「それはこちらこそ」

 

直樹 「まず、捕まえてから話せ」

 

葉山 「糞が」

 

太間 「ヤバいぞ」

 

展造 「大人しく自首をすれば罪を軽くしてやる」

 

直樹 「何を言うんだ、親父」

 

展造 「うるせぇ」

 

葉山 「仕方ない自首をする」

 

太間 「それしかないなぁ」

 

ナイフを捨て、優奈を解放する

 

展造 「分かってくれてありがとう」

 

優奈は直樹に抱きつく

 

直樹はびっくりしてしまう

 

優奈 「助けてくれてありがと」

 

直樹 「友達だから」

 

展造 「熱いですなぁ」

 

直樹 「糞親父は黙れ」

 

展造 「冷たいバカ息子が」

 

優輝 「とりあえず解決出来て良かった」

 

優奈 「そうだね」

 

優輝と優奈は親が迎えに来て、先に帰ってしまう

 

結局、無事に解決出来て良かった

 

直樹サイド

 

展造 「今日は大変だったなぁ」

 

直樹 「別に」

 

展造 「それより、良く拳銃を使えたなぁ」

 

直樹 「どういう意味だ」

 

展造 「あの時のトラウマを引きずってるかと思ってよ」

 

直樹 「黙れ」

 

展造 「あの場面ならお前はどうする」

 

直樹 「人質を助ける」

 

展造 「何処を撃てば助けられる」

 

直樹 「言わせたいのか」

 

展造 「嫌、分かってるなら大丈夫だ」

 

直樹 「そうかよ」

 

展造 「それといつまでも過去ばかり振り替えるなぁ」

 

直樹 「黙れ」

 

怒鳴る

 

展造 「俺はFBIに戻るからなぁ」

 

直樹 「そうか、きよつけろよ」

 

展造 「また夏休みに帰ってくるから」

 

そう言って、車に乗って行ってしまった

 

優奈は礼を言うために戻って来ていた

 

偶然に会話を聞いてしまう

 

「直樹の過去って何か合ったの」

 

そう思っている

 

私も親の元に行こう

 

こうして全てが終わった

 

田中展造

 

職業 FBI捜査官

 

35才

 

あらゆる面で何でも出来る天才者

 

 




今回は、無事に助ける事が出来て良かった

でも終わりは新たな始まりだから

直樹も過去に何か合ったのでしょう

それでは次回へ


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落ち着いた日

今日はゆっくり落ち着いた日

なんもなく、当たり前の日常




前回の内容

 

直樹と優輝は行方不明になった優奈を助ける為に動く

 

何とか無事に助ける事が出来て事が終わった

 

でも帰ったと思った優奈がある話を聞いてしまう

 

直樹の過去に何か合った事を知ってしまう

 

 

本編

 

優輝 「あれから1週間立つな」

 

直樹 「確かに」

 

優輝 「とにかく、普通が良いわ」

 

直樹 「当たり前だろ」

 

優輝 「昼休みだし屋上に行かないか」

 

直樹 「暇だから良いか」

 

直樹と優輝は屋上に向かった

 

特に話すことなく行く

 

優輝が先に屋上に入って行った

 

それに続き直樹も入った

 

優輝 「どうだよ」

 

直樹 「久しぶりの屋上だわ」

 

優輝 「風が強くて涼しいわ」

 

直樹 「分かるわ」

 

直樹と優輝は風に当たっていた

 

優輝 「何か、ここ最近色々な事があったなぁ」

 

直樹 「それはそうだよなぁ」

 

優輝 「お前のひねくれとけだるさの日々が変わって行く事だしなぁ」

 

直樹 「それは、ほっとけよ」

 

優輝 「悪い悪い」

 

笑いながら答える

 

直樹 「全くよ」

 

呆れた顔でみる

 

優輝 「優奈や真希と出会ってから何か、変わって行かないか」

 

直樹 「突然、何を言うんだよ」

 

疑問になりながら言う

 

優輝 「感じないのかよ」

 

呆れて言う

 

直樹 「俺のひねくれとけだるさのメーターが壊れたのは事実だけどなぁ」

 

優輝 「それはそうだろう」

 

直樹 「納得するなよ」

 

優輝 「少しは楽になるよなぁ」

 

空を見上げながら言う

 

直樹 「それはどうだろう」

 

直樹も空を見上げる

 

優輝 「やっぱり空は青いわ」

 

直樹 「そりゃもちろんそうだろう」

 

優輝 「お前はどうする」

 

直樹 「何がだよ」

 

優輝 「進路だよ」

 

直樹 「まだ、先の事だから分からん」

 

優輝 「先じゃない、1年後に決めるんだぞ」

 

直樹 「俺にとっては長い」

 

ひねくれに答えた

 

優輝 「その気持ちは何処から来るのやら」

 

直樹 「俺のひねくれモードからだ」

 

笑いながら答える

 

優輝 「そうかよ」

 

直樹と優輝は互いに笑い合っていた

 

直樹 「そろそろ戻ろうか」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

二人は教室に戻った

 

直樹 「何か、騒がしいなぁ」

 

優輝 「クラスで何か合ったのか」

 

そこに逢沢と柴木がくる

 

柴木 「お前ら、何処にいたんだよ」

 

直樹 「屋上に居たのだ」

 

逢沢 「とにかく、これを見てみろ」

 

直樹と優輝の机の方に指を指す

 

優輝 「随分とやるなぁ」

 

直樹 「だるさ2倍に変わった」

 

そこは机を荒らされていた

 

優輝 「誰だよ」

 

そう言って、机を元の位置に直す

 

直樹 「俺のもやって」

 

優輝 「自分でやれ」

 

ちゃかしながら言う

 

直樹 「そうかよ」

 

直樹も机を元の位置に直す

 

直樹 「バックの中まで荒らされてるわ」

 

そう言って、バックを拾う

 

優輝 「俺は大丈夫だ」

 

逢沢 「二人とも大丈夫か」

 

直樹 「これを見て大丈夫に見えるかよ」

 

呆れて言う

 

柴木 「とにかく、先生に伝えといた」

 

優輝 「それは、助かるわ」

 

直樹 「誰がこんな事をするんだよ」

 

優輝 「犯人が分かったら切ったん切ったんにしてやる」

 

体から火が出ていた

 

逢沢 「凄い燃えてるなぁ」

 

直樹 「確かに」

 

柴木 「まぁ、とりあえず何も取られてないだろう」

 

直樹 「俺は大丈夫だ」

 

柴木 「優輝はどうだ」

 

優輝は燃えていて聞こえてない

 

直樹 「アイツはほっとけ」

 

逢沢 「とにかく、きよつけろよ」

 

優輝 「それより、マジで誰だよ」

 

柴木 「直に分からないからなぁ」

 

直樹 「この件はもう終わりだ」

 

そこに先生が来る

 

先生 「授業を始めるから席に着け」

 

そこからは普通に5時間目、6時間目を受けて終わった

 

放課後

 

直樹 「やっと帰れるわ」

 

優輝 「それより、犯人を探すぞ」

 

直樹 「止めておけ」

 

優輝 「お前は怒ってないのか」

 

直樹の方に向きながら言う

 

直樹 「分からなくないが怒って騒ぎを起こしても仕方ないだろう」

 

優輝 「確かにそうだなぁ」

 

直樹 「今日は普通に帰ろう」

優輝 「そうだなぁ」

 

直樹と優輝は下駄箱に向かった

 

直樹 「やっぱり何もない1日が俺の当たり前だなぁ」

 

優輝 「そんな事より、先は迫ってるぞ」

 

直樹 「何がだよ」

 

優輝の方を見て答える

 

優輝 「体育祭だよ」

 

直樹 「この暑さを乗り越えた後にある危険な物があるとは」

 

優輝 「一番嫌いな奴だよなぁ」

 

直樹 「それなんだよ」

 

優輝 「気にするなよ」

 

直樹 「とりあえず学校を出るか」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

直樹と優輝は学校を出た

 

帰り道

 

優輝 「そう言えば、真希はどうだ」

 

直樹 「真希がどうしたんだ」

 

優輝 「何か、変わってないか」

 

直樹 「特にそんな感じはしないが」

 

疑問になりながら言う

 

優輝 「そうか、少しだけ冷たい目をしていたようなぁ」

 

直樹 「気のせいだろう」

 

優輝 「何もなければ良いがなぁ」

 

心配そうな顔をしながら答える

 

直樹 「真希の事だし、余り心配するな」

 

優輝 「きずかない振りは止めておけよ」

 

直樹 「何がだよ」

 

優輝 「分かっていて何もしない方がもっと辛くないか」

 

直樹 「俺はそう言うのは嫌いだから」

 

優輝 「あの時のトラウマを引きずってるのか」

 

直樹 「それはお前と俺だけの秘密だろう」

 

優輝 「過去より今だろう」

 

直樹 「分かっているさ」

 

優輝 「そうか、じゃあまた明日なぁ」

 

直樹 「きよつけて帰れよ」

 

優輝 「お前もなぁ」

 

直樹と優輝は家に帰った

 

直樹サイド

 

「俺は分からん」

 

「何もしない方がもっと辛くないかってどういう事だ」

 

「逆に何かをすればもっと辛くないか」

 

「そんな気持ちを自分自身が一番良く知っているから」

 

「それは今じゃなく過去にあるから」

 

「俺は今じゃなく過去に全てがある」

 

「それは自分の気持ちが変わったからだ」

 

「あの時の気持ちが嘘ならなぁ」

 

そう思ってゆっくり家に帰った




落ち着いた日は充実だった

けど直樹は何かをすればもっと辛くないかって事に疑問になりながら思っていた

自分自身が一番良く知っている

それは今じゃなく過去に全てがある



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職場体験の日

今回は、職場体験です

自分自身の進路の為のきっかけになるように

良いことがあるなら悪い事もある

では本編へ


前回の内容

 

直樹と優輝は久しぶりの落ち着いた日を味わった

 

けど直樹には過去が全てがあると思っていた

 

きっとあの時の気持ちが嘘ならなぁ

 

 

 

本編

 

直樹 「今日から職場体験かよ」

 

ダルそうに答える

 

沙織 「でも3日だけだから」

 

優里 「そうだよ」

 

直樹 「俺にとっては地獄の3日だから」

 

けだるさに答える

 

優里 「そんな直樹には、頑張って貰います」

 

悪魔の微笑みをしながら言う

 

直樹 「何故か、余計に怖く感じるのは気のせいか」

 

疑問になりながら言う

 

沙織 「とにかく行こう」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

それから直樹と優里と沙織はスーパーの3日の職場体験を始める

 

佐田 「今日から君たちは、雑草狩りを頑張って貰います」

 

直樹 「了解です」

 

沙織 「はい」

 

優里 「はい」

 

佐田 じゃあ、終わったら教えて

 

そう言って、何処かに行ってしまう

 

直樹 「まさか、初日から雑草狩りをするとは」

 

ハァー

 

溜め息をしながら言う

 

優里 「それは、仕方ないから」

 

直樹の方に向きながら言う

 

沙織 「話さないで手を動かそう」

 

直樹は思っていた

 

回想

 

優輝 「残念ながら別々だなぁ」

 

直樹 「お前には逢沢と柴木がいるだろう」

 

優輝 「それで頼みたい事があるんだ」

 

直樹 「何がだよ」

 

優輝 「優里の趣味が何か聞いてくれないか」

 

直樹 「俺がそんなことをすると思うかよ」

 

優輝 「同じ班であるお前だけにしか出来ない事だから」

 

直樹 「そもそも自分で聞けよ」

 

優輝 「優しいし見てたら死んでしまう」

 

笑いながら言う

 

直樹 「何処が優しいんだよ」

 

鋭い目で答える

 

優輝 「何か、合ったのか」

 

直樹 「あの時のカレー作りで本気のビンタを喰らって気を失ってるんだぞ」

 

優輝 「それだけで判断してるのかよ」

 

呆れて言う

 

直樹 「お前は分かっていないから」

 

優輝 「とりあえず、聞いてくれたらジュースを3本買ってやるからよ」

 

直樹 「やるだけやってみるよ」

 

優輝 「じゃあ頼むぞ」

 

回想終わり

 

直樹は考えていた

 

「とりあえずどうするかだなぁ」

 

「昼にも聞いて見るか」

 

それか昼の時間

 

佐田 「休憩は1時までだから」

 

直樹 「分かりました」

 

沙織 「とりあえず休憩だね」

 

優里 「やっと休められる」

 

直樹は思った

 

「良し、今がチャンスだ」

 

直樹 「沙織と優里は何か、趣味ってあるのか」

 

沙織 「突然、何を言うの」

 

疑問になりながら言う

 

直樹 「何となくだよ」

 

優里 「まさか、直樹はそんな趣味をしてるの」

 

嫌そうな顔をしながら答える

 

直樹 「完全に誤解をしてるよなぁ、おい」

 

沙織 「私は弄ったり、観察かなぁ」

 

直樹 「意外な趣味だなぁ」

 

沙織 「私はこれでも優里を弄ったりするからね」

 

直樹 「人は見た目で判断出来ないなぁ」

 

沙織 「どういう意味よ」

 

半怒りながら言う

 

直樹 「冗談だから」

 

落ち着かせながら答える

 

沙織 「そう言うのが困るの」

 

優里 「落ち着いたよね」

 

沙織 「大丈夫だよ」

 

直樹 「優里は何なんだ」

 

優里 「私は読者と遊ぶ事だよ」

 

笑顔で答える

 

直樹は思った

 

「笑顔だけは天使なんだよなぁ」

 

「優輝が興味を持つ事だけはあるなぁ」

 

優里 どうしたの

 

直樹 「な、何がだよ」

 

慌てて答える

 

優里 「だって固まっていたから」

 

直樹 「大丈夫だ」

 

沙織 「直樹はどんな趣味があるの」

 

直樹 「寝る事だけだなぁ」

 

沙織 「それだけなの」

 

優里 「何か、アホだね」

 

ストレートに言う

 

直樹 「ほっとけ」

 

それから休憩も終わり午後の体験を始める

 

佐田 「じゃあ商品の数や整理整頓をお願い」

 

直樹 「分かりました」

 

それから沙織と優里も返事をした

 

「何もなく、あっという間に時間になる」

 

佐田 「今日はお疲れ様でした、明日もよろしく」

 

直樹 「お疲れ様でした」

 

沙織 「お疲れ様です」

 

優里 「お疲れ様です」

 

直樹と沙織と優里は挨拶をして家に帰った

 

直樹 「今日は疲れたわ」

 

沙織 「お疲れ様」

 

笑顔で言う

 

優里 「直樹はだらしない」

 

笑いながら言う

 

直樹 「余計なお世話だ」

 

そっぽ向いて答える

 

優里 「子供だね」

 

直樹 「俺は子供だ」

 

優里 「大人になろう」

 

沙織 「でも楽しかったね」

 

直樹 「そうかよ」

 

優里 「直樹はだらしないからね」

 

直樹 「同じことを言うなよ」

 

優里 「良くないですか」

 

沙織 「私は何度も言っているけどね」

 

直樹 「もう止めて帰ろうぜ」

 

優里 「今、帰ってるよ」

 

直樹 「余計なツッコミは止めろ」

 

優里 「だってそう言ったのは直樹だから」

 

直樹 「痛い所をつっつくなぁ」

 

焦りながら言う

 

沙織 「それはそれだからね」

 

直樹 「沙織も納得するなよ」

 

沙織 「ごめんごめん」

 

直樹 「けどたまには、3人だけで帰るのも悪くない」

 

優里 「優輝が居ないから」

 

直樹 「それなぁ」

 

沙織 「真希も大変だよ」

 

直樹 「真希がどうしたんだ」

 

沙織 「真希も大変な事があるの?」

 

そう言って、直樹の口に指を当てる

 

優里 「凄い」

 

直樹は指を退けて言う

 

直樹 「最近、あんまり話してないなぁ」

 

優里 「席が横なのに」

 

直樹 「授業中に寝てるから」

 

優里 「寝ないで話せば良いでしょう」

 

直樹 「いや、真面目にやっているのに声を掛けにくいだろう」

 

優里 「それでも、男なの」

 

直樹 「そうゆう問題じゃないだろう」

 

沙織 「じゃあ、今度二人で遊びなの」

 

直樹 「バカヤロー」

 

怒鳴り声をあげる

 

沙織 「何を言うの」

 

疑問になりながら言う

 

直樹 「二人で遊び何ってあり得ないだろう」

 

優里 「せっかくなんだから」

 

直樹 「とりあえず、この話は終わりだ」

 

優里 「じゃあそろそろお別れだから」

 

直樹 「きよつけて帰れよ」

 

優里 「分かっているから」

 

そう言って、先に帰ってしまう

 

直樹 「沙織もそろそろお別れだろう」

 

沙織 「そうだね、じゃあまた明日」

 

直樹 「そうか、じゃあなぁ」

 

沙織 「きよつけて」

 

そう言って、沙織も家に帰った

 

直樹サイド

 

「とりあえずゆっくり家に帰るか」

 

「今日は疲れたから簡単な飯にしますか」

 

今日の飯を何にするか、考えながら家に帰った




直樹には自分の進路の為にならないみたい

でも優輝に頼まれた事は果たせた

直樹は3人だけでいるのも悪くないと思えた

では次回へ


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気楽な1日

今回は、真希の話です

どんな事が気楽な1日になるのかな

それはきっと必然的に起こる事だよ


前回の内容

 

直樹と沙織と優里は同じ職場体験をやっていた

 

初めて3人だけでやる事だから

 

直樹はたまには、沙織と優里だけでも楽しい事だと感じていた

 

優輝の頼み事も何とか果たせたみたいです

 

それでは本編へ

 

 

本編

 

職場体験が終わって1週間が立つ

 

真希サイド

 

真希はいつもと変わらず普段通りに授業を受けている

 

「私は、最近疲れが溜まっている」

 

「それは習い事や勉強ばかりを毎日やっているから」

 

「学校に居るときは、気楽でいられる」

 

「それは、友達が側にいるから」

 

私は、直樹の方を見てみる

 

「直樹は相変わらず寝てるよね」

 

私は、黒板の方に向き授業を受ける

 

それから授業が終わり昼休み

 

真希はやっと終わったと安心していた

 

そこに中沢先生が真希を呼ぶ

 

中沢 「真希はいるか」

 

真希 「何ですか」

 

中沢 「後で直樹と一緒に職員室に来てくれ」

 

真希 「分かりました」

 

中沢先生は職員室に戻って行った

 

真希は直樹の所に向かった

 

真希は直樹を見つけて声を掛ける

 

真希 「直樹」

 

直樹 「どうした」

 

真希 「さっき、中沢先生が職員室に来てくれだって」

 

直樹 「何でだろ」

 

疑問になりながら言う

 

真希 「それは分からないわ」

 

直樹 「優輝も来るか」

 

優輝 「俺は待ってるわ」

 

直樹 「ノリが悪いなぁ」

 

優輝 「早く行った行った」

 

直樹 「とりあえず行こう」

 

真希 「そうね」

 

直樹と真希は職員室に向かった

 

直樹 「何か、久しぶりに話すなぁ」

 

真希 「そうかしら」

 

直樹 「優奈が行方不明になったり職場体験で余り話してなかったから」

 

真希 「ここ最近は、いろんな事があったから」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

直樹と真希は話していると職員室に着く

 

直樹 「俺が呼ぶから待っててくれ」

 

真希 「わかった」

 

頷いて、答える

 

そこから直ぐに直樹と先生が廊下に出る

 

中沢 「二人とも、急に呼び出して済まないなぁ」

 

直樹 「困るわ」

 

中沢 「とにかく、7月なったらある行事があるのを知っているだろ」

 

直樹 何が?

 

疑問になりながら言う

 

真希 「学年全体の話し合いがあるの」

 

中沢 「真希は話しが早くて助かる」

 

直樹 「それを俺達がやれと」

 

中沢 「そうだ」

 

直樹 「他の人にやらせれば良いでしょう」

 

中沢 「それが学級委員がやることなんだ」

 

直樹 「それはないだろう」

 

中沢 「とにかく、7月の期末が終わった二日後だ」

 

真希 「分かりました」

 

直樹 「了解」

 

中沢 「突然で済まないなぁ」

 

真希 「私は、大丈夫です」

 

直樹 「俺は困るんだけど」

 

中沢 「わかった、早く教室に戻れよ」

 

そう言って、職員室に戻る

 

直樹と真希は教室に戻った

 

直樹 「真希はどうなんだよ」

 

真希 「何が?」

 

疑問になりながら言う

 

直樹 「だって面倒くさいだろう」

 

真希 「私は、普通だけど」

 

直樹 「それにある人も参加だろう」

 

真希 「それは誰なの」

 

直樹 「お前の姉さんだろう」

 

真希 「そうなの」

 

嫌そうな顔をしながら答える

 

直樹 「そう言えば、何で嫌いなんだ」

 

真希 「そ、それは」

 

焦って答える

 

直樹 「そんなに焦るな」

 

真希 「ご、ごめん」

 

そこにある人が来る

 

優奈 「二人で何をしてるの」

 

直樹 「優奈こそ何をしてるんだ」

 

優奈 「私は、吹奏楽部で楽譜を貰いに行ったの」

 

直樹 「吹奏楽部に入ったんだ」

 

優奈 「まぁ、とりあえずね」

 

真希 「用がないなら帰ってくれる」

 

優奈 「冷たいなぁ」

 

真希 「姉さんには関係ないでしょう」

 

優奈 「良くない、気になるのよ」

 

真希の類に手を当てる

 

真希 「ほっといてくれる」

 

そう言って、手を払う

 

優奈 「何の話をしてたの、直樹」

 

直樹 「そ、それは」

 

慌てて答える

 

優奈 「あれ、二人だけの秘密の話だった」

 

直樹 「違うから」

 

優奈 「照れなくても良いから」

 

そう言って、直樹の頭を撫でる

 

直樹 「学校だから止めろって」

 

慌てて手を払う

 

真希 「私が姉さんが嫌いな理由を話していたの」

 

優奈 「そんな事を話していたの」

 

真希 「悪いかしら」

 

優奈 「そんな話をする事は、直樹を信頼してるんだ」

 

笑いながら言う

 

真希 「関係ないでしょう」

 

優奈 「それは真希ちゃんの信頼が変わるでしょ」

 

真希 「そ、それは」

 

戸惑いながら言う

 

優奈 「だって全部は他人に与えれた事以外はしないから」

 

真希 「いい加減にしてくれる」

 

鋭い目で答える

 

真希と優奈は鋭い目でにらみ合う

 

直樹 「そこまでだ」

 

手を叩きながら言う

 

優奈 「何が?」

 

直樹 「もう、止めにしようぜ」

 

真希 「私は、どうでも良いから」

 

優奈 「これはケンカって言うレベルじゃないから」

 

直樹 「二人に何が合ったのか分からないが止めろよ」

 

優奈 「全てを知ったら見る目が変わるから」

 

真希 「それ以上は話さないでくれる」

 

直樹 「いい加減にしろ」

 

怒鳴り声をあげる

 

優奈と真希は驚いてしまった

 

直樹 「優奈も優奈で止めようぜ」

 

優奈 「それなら見なくても良いよ」

 

直樹 「見て見ぬ振りをするのは一番辛いだろう」

 

優奈 「じゃあ、今日はここまでにするよ」

 

真希 「勝手にすれば」

 

そう言って、先に教室に戻る

 

優奈 「私も戻るね」

 

直樹 「余り、ケンカはするなよ」

 

優奈 「それが出来たら苦労しない」

 

そう言って、教室に戻る

 

直樹は思った

 

「本当に姉妹揃って仲が悪いなぁ」

 

「全く世話が焼ける」

 

それから直樹も教室に戻る

 

真希は教室に戻ってあることを考えていた

 

「私は、見て見ぬ振りをするは一番辛いって何なの」

 

「それは私も同じだよ」

 

「だって傷つける事しか出来ない」

 

「私は、孤独だからね」

 

それから午後の授業が始まり無事に放課後になる

 

直樹 「真希」

 

真希 「どうしたの」

 

直樹 「余り、無理するな」

 

真希 「それは分かっているよ」

 

直樹 「いつかは話せよ」

 

真希 「出来たらね」

 

そう言って、家に帰る

 

真希サイド

 

「今日は学校にいるだけで楽になる」

 

「側に友達がいるから」

 

「私は、それだけで充分だから」

 

「そんな気持ちで居られるから」

 

そう言って、家に帰った




今日は真希の楽な1日でした

でも真希と優奈は偶然に出会ってケンカをしてしまう

直樹がいきなり怒鳴り声をあげた事に優奈と真希は驚いてしまう

けどケンカは何とか納まって落ち着いた

でも新たな火種になることになることは知らずに



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手伝い事に

今日は友達の手伝い事に参加です

何の手伝い事なのか

それは大変なのことなのか



前回の内容

 

真希の気楽な1日がでした

 

真希と優奈は偶然、ケンカをしてしまい

 

直樹はそれを見て怒鳴り声をあげる

 

真希と優奈はそれを見て驚いてしまう

 

何とか場は納まったけど新たな火種になることにまだきずかない

 

 

 

本編

 

直樹はダルそうな顔をしながらデパートで待ってる

 

「俺の休みが手伝い事に使われていた」

 

ハァー

 

溜め息をしてしまう

 

そこに直樹と呼ぶ声が聞こえる

 

優奈 「待たせてごめん」

 

直樹 「いや、大丈夫」

 

優奈 「じゃあ行こうか」

 

直樹 「了解」

 

直樹と優奈はデパートに入る

 

優奈 「急に呼び出してごめん」

 

直樹 「それより、手伝いってなんだよ」

 

優奈 「今日は1日だけ彼氏になって」

 

直樹 「ガチで言っているのか」

 

優奈 「もちろん」

 

笑顔で答える

 

直樹 「分かった」

 

俺は困っている

 

「何故、それだけの為に呼び出すんだよ」

 

ハァー

 

溜め息をしてしまう

 

優奈 「早く行こう」

 

そう言って、直樹の手を掴み走り出す

 

直樹 「お、おい」

 

成す術もなく引っ張られてしまう

 

優奈 「着いたよ」

 

直樹は息が上がり疲れていた

 

直樹 「ハァハァハァ」

 

優奈 「大丈夫」

 

心配そうに聞く

 

直樹 「こ、今度からゆっくり行かないか」

 

息を整えながら言う

 

優奈 「ごめんごめん」

 

直樹 「それで、何でここなんだ」

 

指を指す

 

それはファッションのコーディネートの場所

 

優奈 「趣味で一度は来て見たかったりしてたの」

 

直樹 「そうだったのか」

 

優奈 「入ってみよう」

 

直樹 「わかったわかった」

 

直樹と優奈は店内に入る

 

優奈 「とりあえず服を選んで来る」

 

そう言って、どこかへ行ってしまう

 

直樹 「どこか椅子に座れる場所に居るか」

 

そう言って、適当に椅子に座る

 

「何か、暇だわ」

 

「スマホでも弄ってるか」

 

適当にスマホを弄ってると優奈が目の前に来る

 

直樹 「どうした」

 

優奈 「服を着て見たいから来て」

 

直樹 「わかった」

 

直樹と優奈は服を試着する場所に行く

 

直樹 「とりあえずここにいるから」

 

優奈 「じゃあ着替えてくるから」

 

そう言って、試着室に入って行く

 

「俺は暇だよ」

 

「スマホの続きでもやるか」

 

それから数分後

 

優奈が出てくる

 

優奈 「どうかな」

 

直樹は思った

 

「絶世の美女には何でも似合うんだなぁ」

 

直樹 「綺麗で良いよ」

 

優奈 「この服のメーカーは知ってる」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「分かると思うか」

 

優奈 「答えはTシャツはデニムです」

 

直樹 「分かるかよ」

 

優奈 「後、ロングシャツワンピースの青だよ」

 

直樹 「専門的過ぎてついていけないよ」

 

優奈 「ごめんごめん」

 

直樹 「とりあえず買うのか」

 

優奈 「これ高いの」

 

直樹 「何円だよ」

 

優奈 「11000円だよ」

 

直樹 「高くないか」

 

優奈 「良い奴だからね」

 

直樹 「何か、凄い見られても困るわ」

 

優奈 「買ってくれない」

 

直樹 「あのなぁ、流石に無理があるだろう」

 

優奈 「そうかなぁ、優輝は言っていたよ」

 

直樹 「何が」

 

疑問になりながら言う

 

優奈 「遊ぶ時は大体40000円は持って来るんでしょう」

 

直樹 「な、何故それを」

 

慌てて答える

 

優奈 「優輝が教えてくれ」

 

直樹は思った

 

「アイツは学校で会ったら死だな」

 

直樹 「分かったよ、買えば良いんだろ買えば」

 

ガッカリ気味で言う

 

優奈 「ありがとう」

 

笑顔で答える

 

その後、直樹が会計でお金を払った

 

直樹 「俺にはデメリットしかないんだが」

 

優奈 「気のせいでしょう」

 

笑いながら言う

 

直樹 「全く世話が焼ける」

 

呆れて言う

 

優奈 「そろそろ昼にしよう」

 

直樹 「分かった」

 

直樹と優奈は近くのファーストフード店で飯にしている

 

優奈 「聞いても良いかな」

 

直樹 「何がだよ」

 

優奈 「真希ちゃんの事をどう思っているの」

 

直樹 「どうって言われてもなぁ」

 

優奈 「何か、意識をしたりしないの」

 

直樹 「普通だけど」

 

優奈 「そう言えば、仲が良いね」

 

直樹 「友達だからなぁ」

 

優奈 「私は、そんな風には見えない」

 

直樹 「何でだ」

 

疑問になりながら言う

 

優奈 「だって随分信頼されてるもん」

 

笑顔で答える

 

直樹 「そうかなぁ」

 

顔を下手ながら言う

 

優奈 「羨ましく見えて壊したくなるよ」

 

直樹 「どうしてだよ」

 

真剣にしゃべりだす

 

優奈 「私は、悪役みたいだしね」

 

直樹 「俺は、天使みたいだなぁ」

 

優奈 「それは気遣ってのつもりかなぁ」

 

鋭い目で答える

 

直樹 「俺は少なくともそう思っている」

 

優奈 「そっか」

 

直樹 「逆に何であんなに仲が悪いんだよ」

 

優奈 「私が完璧過ぎるから負担が大きいかもね」

 

直樹 「どういう事だ」

 

優奈 「それは真希ちゃんに聞いてみなよ」

 

直樹 「俺は優奈から知りたいなぁ」

 

ニヤけながら言う

 

優奈 「からかってるの」

 

ムッとする

 

直樹 「冗談だから」

 

笑いながら言う

 

優奈 「もう止めてよ」

 

直樹 「それで、どうだ」

 

優奈 「分かったわよ」

 

呆れて言う

 

直樹 「Thank You」

 

優奈 「完璧過ぎれば真希ちゃんはそれ以上完璧で居なければならないの」

 

直樹 「どういう事だ」

 

優奈 「私は、あらゆる面で何でも出来てしまうの」

 

直樹 「それは良いことだろう」

 

優奈 「真希ちゃんにはそれを越えてもらう為に英才教育をやったり習い事が多いの」

 

直樹 「優奈は習い事はないのか」

 

優奈 「さっきも言ったけどほんの少しやれば直ぐに出来るから不要なの」

 

直樹 「でも自分でやりたい物はやらせてくれるだろう」

 

優奈 「真希ちゃんにはそんな権限ないから無理なの」

 

直樹 「そうだったのか」

 

優奈 「だから仲が悪いし合間見えない関係になってる」

 

直樹 「優奈はどう思う」

 

優奈 「何が」

 

疑問になりながら言う

 

直樹 「自分の気持ちは何を望んでるんだ」

 

優奈 「手に届きそうで届かないもの」

 

切なさに答える

 

直樹 「でもいつかは、話してくれよ」

 

優奈 「分かってるよ」

 

直樹 「とりあえず今日は帰ろうか」

 

優奈 「そうだね」

 

直樹と優奈は一緒に家に帰った

 

 




今回は、優奈の手伝い事です

直樹は1日だけ彼氏になっている

でも真希の仲の悪さや今の状態が悪い事を知る

だけど自分自身の気持ちをまだ話す事がない優奈

けど今はそうっとしといてあげる



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暑さと温度

今回は、暑さと温度どっちが辛いのか

夏の暑さか何の温度が辛かったのか

果たしてどっちだったのか


前回の内容

 

直樹は優奈の手伝いで1日彼氏になることになる

 

でも優奈と真希の関係が悪いことや真実を知る

 

優奈は自分の気持ちを伝える事はまだしなかった

 

 

本編

 

直樹 「なんでこんなに暑いんだよ」

 

机でだらけながら答える

 

優輝 「それを俺に聞くな」

 

直樹 「教室に居るとき位冷房付けてくれよ」

 

優輝 「それは確かにそうだなぁ」

 

直樹 「ちょっと付けてくれない」

 

優輝 「まだ使えないんだよ」

 

直樹 「殺す気か」

 

優輝 「仕方ないだろう」

 

直樹 「俺の体力が暑さに奪われる」

 

クラクラしながら答える

 

優輝 「しっかりしろ」

 

直樹 「そもそも暑いのは夏のせいだ」

 

優輝 「夏のせいにするなぁ」

 

直樹 「逆に気持ち悪いなぁ」

 

優輝 「大丈夫かよ」

 

直樹 「辛うじて大丈夫」

 

優輝 「だが夏だからこそ見れる物がある」

 

直樹 「な、なんだよ」

 

優輝 「女子の透けた姿が見れる」

 

直樹 「それはそうかよ」

 

優輝 「いつもの反応がない」

 

直樹 「やべぇ」

 

優輝 「保健室に行って来いよ」

 

直樹 「悪いがそうする」

 

そう言って、保健室に行ってしまう

 

優輝 「大丈夫かよ」

 

呆れながら言う

 

直樹サイド

 

直樹は保健室に入る

 

直樹 「 先生、具合が悪いのでベット使っても良いですか」

 

先生 「分かったわ」

 

直樹 「ありがとうございます」

 

そう言って近くのベットに行く

 

カーテンをめくって入ろうとするとある人物に会う

 

直樹 「何でいるんだよ」

 

優奈 「それはこっちの台詞だから」

 

直樹 「悪いけどそこを退いてくれないか」

 

優奈 「それは駄目」

 

直樹 「分かった、違う場所に行く」

 

優奈 「ごめん」

 

直樹 「気にするな」

 

優奈 「そっか」

 

直樹は別のベットで横になった

 

直樹 「なんて楽なんだ」

 

「それなら授業をサボって毎日保健室に居たい」

 

そう思っていると

 

優奈 「直樹くん」

 

直樹 「なんだよ」

 

優奈 「具合はどう」

 

直樹 「な、なんだよ」

 

慌てて対応する

 

優奈 「何か気になって来たの」

 

直樹 「そ、そうか」

 

優奈 「寝ても良いかなぁ」

 

直樹 「寝たければ寝ろよ」

 

優奈 「じゃあそうする」

 

そう言って、直樹のベットに入ろうとすると

 

直樹 「待った」

 

優奈 「何か」

 

直樹 「何で俺の所に入ろうとする」

 

優奈 「だって寝ても良いって言ったから」

 

直樹 「俺の所じゃあなく横のにしろよ」

 

優奈 「ケチくさいなぁ」

 

直樹 「ほっとけ」

 

優奈 「そうですか」

 

横のベットに入る

 

直樹 「少し良いか」

 

疑問になりながら言う

 

優奈 「何が」

 

直樹 「俺の方を見ないでくれ」

 

優奈 「良いじゃん」

 

直樹 「止めてくれ」

 

優奈 「わかったよ」

 

直樹 「聞きたい事があるんだ」

 

優奈 「何が」

 

直樹 「具合が悪くてここにいるのか」

 

優奈 「少し疲れてるからここにいるの」

 

直樹 「そうだったのか」

 

優奈 「直樹はどうしたの」

 

直樹 「暑いの苦手でここにいる」

 

優奈 「なにそれ」

 

笑いながら言う

 

直樹 「夏には弱いんだよ」

 

優奈 「それじゃあこれはどう」

 

直樹 「何がだよ」

 

優奈 「今からやるから」

 

直樹に近づきキスをしようとする

 

直樹 「ゆ、優奈、早まるなぁ」

 

慌ててしゃべる

 

優奈は聞く事なくキスをしようとする

 

直樹はギリギリの所で指で優奈の唇に当てる

 

直樹 「それはまだ駄目だろう」

 

優奈は指を退かして言う

 

優奈 「今ので、暑さと温度どっちが辛かった」

 

直樹 「そ、それは温度だろう」

 

俺は思った

 

「さすがに冗談って物がないのかよ」

 

優奈 「それなら良かった」

 

直樹 「良くねぇ」

 

優奈 「私は大分楽になったから戻るね」

 

直樹 「俺も戻るか」

 

直樹と優奈は先生に礼を言って保健室を出る

 

直樹 「俺は先に行くなぁ」

 

優奈 「わかった」

 

直樹 「次の授業も頑張ってくれ」

 

優奈 「直樹もねぇ」

 

そう言って、二人はそれぞれ教室に戻る

 

直樹は教室に入ると騒がし事に気付く

 

直樹 「優輝」

 

優輝 「戻って来たのか」

 

直樹 「それより何か騒がしくないか」

 

優輝 「お前がいない間に凄い事があったんだよ」

 

直樹 「それはなんだよ」

 

優輝 「聞いて驚けよ」

 

真顔で言う

 

直樹 「分かったから早く言えよ」

 

優輝 「先輩達の修学旅行に30人が参加できるんだよ」

 

直樹 「マジかよ」

 

優輝 「少し前に先生が言ったんだ」

 

直樹 「だけど無理だろう」

 

優輝 「なんでだよ」

 

直樹 「俺ら二学年で252人がいるんだぞ」

 

優輝 「何とかなるだろう」

 

笑いながら言う

 

直樹 「何ともならん」

 

優輝 「とりあえずそれでクラスが騒がしかったんだ」

 

直樹 「そうか、ありがと」

 

そう言って、自分の席に着く

 

優輝 「何が何でも行きたい」

 

直樹 「無茶だろ」

 

優輝 「どうにかすれば良いんだよ」

 

直樹 「そもそもどうやって決めるんだよ」

 

優輝 「ゲームで決めるんだ」

 

直樹 「何のゲームだ」

 

優輝 「詳しくはまた後日だってよ」

 

直樹 「それはまた次回だなぁ」

 

優輝 「とにかく楽しみ」

 

直樹 「今は早く終わらせて帰ろう」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

こうして6時間目の授業を受けて帰宅した

 

End




今回は夏の暑さと温度ですね

でも辛かったのはドキッとする温度が高いみたいですね

でも修学旅行に参加できるんだと分かった

果たしてどんな事が待ち構えているのか


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ゲームの

今回は、修学旅行に参加するメンバーを決めるゲームが始まる

どんな展開だろう

それでは本編へ


前回の内容

 

直樹は暑さと温度のどちらが辛かったのか

 

偶然、保健室で出会った優奈のイタズラで振り回らされる

 

でも教室に戻って来た直樹は優輝にあることを教えて貰う

 

それは三年の修学旅行に参加できる事を知る

 

直樹は良からぬ事に巻き込まれようとしていた

 

 

本編

 

直樹 「まさかなぁ」

 

呆れて言う

 

優輝 「まだ根にもってるのか」

 

直樹 「こんな下らない事に巻き込まれるとは」

 

がっかり気味で言う

 

優輝 「ゲーム何だから仕方ないだろう」

 

直樹 「良く言うぜ」

 

それは今から一時間程前に戻る

 

回想

 

中沢 「皆も知ってる通り、修学旅行に参加するメンバーを決める」

 

直樹 「行かなくても良くない」

 

優輝 「こんなチャンスは今しかないんだ」

 

後ろを向きながら答える

 

中沢 「とりあえず皆でゲームをして貰う」

 

クラスの皆がざわめきだす

 

直樹 「何かめんどくさい」

 

優輝 「気になるなぁ」

 

中沢 「それはサバイバルだ」

 

直樹 「マジかよ」

 

優輝 「面白そうだわ」

 

ワクワクしながら言う

 

中沢 「今から二人ペアでやって貰う」

 

直樹 「まさに、ダルい展開だろう」

 

優輝 「落ち着け」

 

中沢 「先生達が各自いろんなミッションを与える事に成功していく事が皆の役目だ」

 

「他にもさまざまな事が待ち構えている」

 

「それでは校庭に出ろ」

 

直樹は思った

 

もの凄い地獄を見るんじゃないのかと

 

回想終わり

 

優輝 「とりあえず校庭に居てもなぁ」

 

直樹 「時期に分かるだろう」

 

二学年の先生がマイクで言う

 

先生 「これから三日間に掛けてやるからなぁ」

 

「最初は学校にあるものを隠した、誰もが分かる奴だ」

 

「分かった人は先生の所に来て答えを言うこと」

 

「それでは始めだ」

 

二学年が一斉に動きだす

 

直樹 「もの凄い執着心だ」

 

優輝 「俺らも行くぞ」

 

直樹 「落ち着け」

 

そう言って、校内を回る

 

優輝 「何を隠したんだ」

 

直樹 「それすら言わない先生がヤバい」

 

優輝 「でも学校に隠す物ってなんだ」

 

直樹 「知るかよ」

 

優輝 「そうだようなぁ」

 

直樹 「とりあえず別れよう」

 

優輝 「今から30分までに二年の下駄箱に集合」

 

直樹 「分かった」

 

直樹と優輝は別れて行動に移った

 

直樹サイド

 

とりあえず宛もなく回ってるか

 

ぶらぶら校内を10分位回っている

 

しかし皆が必死でヤバいなぁ

 

そこにある人物に出会う

 

直樹 「おーい優奈」

 

優奈 「どうしたの」

 

直樹 「どうもこうもめんどくさい事をやっている」

 

優奈 「そう言えば、修学旅行に参加するメンバーを決めてるんだっけ」

 

直樹 「それで何か知ってるか」

 

優奈 「私は何も分からない」

 

直樹 「だよなぁ」

 

優奈 「目の前の事ばかりが全てじゃないから」

 

直樹 「何を言い出すんだ」

 

優奈 「一緒に行きたい、おまじない」

 

そう言って、何処かへ行ってしまう

 

直樹 「どういう事だ」

 

「仕方ない、とりあえず戻ろう」

 

その一方

 

優輝サイド

 

「とにかく、何か手がかりを探すか」

 

「校内の回りを見ながら回る」

 

俺は思った

 

「全然分からん」

 

それから20分が経過する

 

後ろから行きなり声を掛けられる

 

由美 「どうしたの」

 

優輝 「ゲームで悩んでるの」

 

由美 「そっか」

 

優輝 「何か知ってるか」

 

由美 「それは秘密だよ」

 

優輝 「ケチ癖ぇ」

 

由美 「でも皆が知ってる奴だから」

 

優輝 「そうなのか」

 

由美 「私は行くね」

 

そう言って、何処かへ行ってしまう

 

優輝は考えていた

 

「皆が知ってる奴って何だよ」

 

「日頃使う物なら尚更わかるようなぁ」

 

考えていても仕方ない戻るか

 

そう言って、集合場所に戻った

 

優輝 「直樹」

 

直樹 「どうした」

 

優輝 「そっちは何か分かったか」

 

直樹 「分かってたら苦労しないなぁ」

 

優輝 「そうか」

 

直樹 「優輝の方はどうだった」

 

優輝 「由美が皆が知ってる奴って言ってた」

 

直樹 「それは先生も言ってたなぁ」

 

優輝 「そうなんだよ」

 

直樹 「それに時間制限なのかが心配だ」

 

優輝 「それはそうだなぁ」

 

直樹 「修学旅行に関係があるものじゃないか」

 

優輝 「確かに有り得る」

 

直樹 「もしかしたら隠した物ってないじゃないか」

 

優輝 「それはないだろう」

 

直樹 「修学旅行なら貴重品を隠されたりするだろう」

 

優輝 「それはそうだ」

 

直樹 「先生は初めから物を大切にする事を知って貰う為に出した問題じゃないか」

 

優輝 「それなら先生の場所に行くぞ」

 

そう言って、校庭に出て先生が居る所まで走った

 

直樹 「つ、疲れた」

 

ヘロヘロになりがら言う

 

優輝 「しっかりしろ」

 

直樹 「何とか踏ん張った」

 

優輝 「とりあえず先生に伝えて来いよ」

 

直樹 「へいへい」

 

そう言って、先生の所にいく

 

先生 「分かったのか」

 

直樹 「答えは貴重品を大切に持っていることですか」

 

先生 「正解だ」

 

直樹 「よ、良かった」

 

先生 「お前らを含み105人だなぁ」

 

直樹 「意外と少ない」

 

先生 「難しいから」

 

直樹 「そうだよ」

 

先生 「とりあえず教室に戻れ」

 

直樹 「了解です」

 

そう言って、優輝の方に戻る

 

優輝 「どうだった」

 

直樹 「正解だ」

 

優輝 「よっしゃ」

 

直樹 「これで終わりだから教室に戻る」

 

優輝 「分かったわ」

 

二人は教室に戻って行った

 

End




修学旅行に大切な物は貴重品を無くさない事だよ

今回は良く良くな感じです

でもゲームはこれからですよ


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ゲームの団結力

今回はグループの団結力ですよ

助け合う事や協力する事の大切です

それでは本編へ


前回の内容

 

直樹と優輝は最初のゲームを無事に突破をした

 

だけど途中に色々な助けやヒントを頼りにクリアをした

 

 

本編

 

優輝 「ヤバい」

 

焦りながら言う

 

直樹 「落ち着け」

 

逢沢 「もう少しだから」

 

優輝 「は、早くしてくれ」

 

柴木 「急いでるんだ」

 

柴木は優輝の手を離さないようにガッチリ着かんでいる

 

直樹 「ロープを掴め」

 

そう言って優輝にロープを投げる

 

優輝 「分かってたら」

 

そう言ってロープを掴む

 

直樹 「引っ張るぞ」

 

逢沢 「おう」

 

柴木 「任せろ」

 

直樹と逢沢と柴木はロープを引っ張る

 

優輝 「もう少し」

 

ロープを離さないようにガッチリ踏ん張っている

 

柴木 「もう人踏ん張り」

 

直樹 「ち、力が抜ける」

 

逢沢 「頑張れ」

 

その後、何とか優輝を助ける事が出来た

 

直樹 「大丈夫か」

 

心配そうに聞く

 

優輝 「何とかなぁ」

 

ぐったりしている

 

柴木 「とりあえず、助かった」

 

逢沢 「それで怪我はないか」

 

優輝 「大丈夫だ」

 

直樹 「とりあえず目的地に向かおう」

 

俺達は今、山である目的地に向かおうとしている

 

それは修学旅行に参加するメンバーを決めるゲームをやっている

 

山で班のメンバーで協力しながら目的地に向かう事だ

 

ただし、時間制限で2時までに着かないと脱落してしまう

 

そう考えていると声を掛けられる

 

柴木 「どうする」

 

直樹 「何がだ」

 

優輝 「少しだけ休憩するかだよ」

 

逢沢 「あれから20分ぐらい歩いてるし」

 

直樹 「そうだよなぁ」

 

柴木 「とりあえず休憩するか」

 

そう言って、近くの岩場に座って休憩する

 

逢沢 「それより暑いなぁ」

 

直樹 「30℃ぐらいだし山だから」

 

柴木 「水分補給しろよ」

 

優輝 「分かってる」

 

直樹 「この山は危ないなぁ」

 

優輝 「崖が脆いだろう」

 

逢沢 「確かに」

 

柴木 「慎重に進まないとなぁ」

 

直樹 「とりあえず焦らずに行こう」

 

そう言って、四人は再び歩きだす

 

それから途中下である班のメンバーと出会う

 

直樹 「別の班がいるぞ」

 

逢沢 「ほんとだわ」

 

柴木 「少し寄ってみるか」

 

優輝 「そうだなぁ」

 

四人は別の班が居る所に寄る

 

直樹 「どうしたんだ」

 

真希 「何が」

 

優輝 「真希の班だったのか」

 

逢沢 「何をしてるんだ」

 

?? 「それはこっちの台詞」

 

柴木 「な、なんでいるだよ」

 

慌ててしゃべる

 

?? 「そんなに私がいたら駄目なの」

 

柴木 「そんな事はない」

 

直樹 「柴木の奴は何で慌ててんだよ」

 

真希 「それは部活のマネージャーだからでしょう」

 

優輝 「誰なんだ」

 

逢沢 「花部亜美だ」

 

亜美 「そこの二人は初対面だったよね」

 

直樹 「そ、そうだが」

 

亜美 「私は真希の友達なの」

 

優輝 「そうなんだ」

 

亜美 「所で何の様なの」

 

直樹 「別の班が居たから寄っただけ」

 

亜美 「そうだったの」

 

柴木 「そっちは何をしてるんだ」

 

亜美 「真希が怪我をして歩けないの」

 

優輝 「なるほどなぁ」

 

ニヤけながら言う

 

逢沢 「直樹、真希をおんぶしてやれ」

 

直樹は怒鳴り声を上げる

 

直樹 「バカヤロー」

 

柴木 「落ち着け」

 

直樹 「落ち着けるか」

 

柴木 「それに真希の班は女子だけ出しなぁ」

 

直樹 「それはそうだが」

 

柴木 「それに助けてやろうぜ」

 

亜美 「どうかなぁ」

 

直樹 「俺はともかく、真希はどうなんだよ」

 

真希 「私は平気だけど」

 

直樹 「躊躇いと言う物はないのか」

 

疑問になりがら言う

 

真希 「ないけど」

 

真希は顔をしたげながら言う

 

結局、真希をおんぶして目的地に向かう

 

直樹 「まさかおんぶをする事になるとは」

 

真希 「ありがとう」

 

直樹 「アイツら俺らだけ忘れて先に行き過ぎだろう」

 

真希 「た、確かに」

 

私は思った

 

きっと皆は気を訊かせて二人だけにしてるんだ

 

直樹 「しかし道が狭いなぁ」

 

真希 「きよつけて」

 

心配そうに言う

 

直樹 「おう」

 

そう言って、慎重に歩く

 

真希 「最近は余り話せてなかった」

 

直樹 「そうかなぁ」

 

疑問になりがら言う

 

真希 「そうだよ」

 

直樹 「真希は修学旅行に行きたいのか」

 

真希 「私はどっちでも良いかな」

 

直樹 「そうだったのか」

 

真希 「直樹は行きたいの?」

 

直樹 「俺は優輝に付き合わされているだけ」

 

真希 「何か兄弟みたい」

 

笑いながら言う

 

直樹 「そんな事はない」

 

真希 「いつも楽しくやっているし羨ましいよ」

 

直樹 「そ、そうか」

 

照れ気味で言う

 

真希 「照れなくても良いじゃん」

 

頭を撫でている

 

直樹 「ほっとけ」

 

二人は楽しそうに話している

 

その一方は優輝達の様子は

 

優輝 「楽しくやっているねぇ」

 

ニヤけながら言う

 

亜美 「本当だよ」

 

柴木 「仲が良いなぁ」

 

逢沢 「良いじゃないか」

 

亜美 「そろそろ目的地に着くから」

 

柴木 「確かにそろそろだ」

 

優輝 「とりあえず何とかクリアって感じがする」

 

逢沢 「余り脱落者はいないなぁ」

 

亜美 「後は直樹と真希だけ」

 

柴木 「二人とも早く来いよ」

 

直樹 「うるせぇ」

 

真希 「頑張って」

 

直樹は最後の力を振り絞り目的地に着く

 

直樹 「つ、疲れた」

 

真希 「お疲れ様」

 

直樹 「何とか」

 

そう言って、おんぶを止める

 

真希 「大丈夫」

 

心配そうに聞く

 

直樹 「そ、それより先生に報告だ」

 

そこに先生がくる

 

先生 「ゴールしてるなら報告しろ」

 

直樹 「遅れて来たんだ」

 

真希 「三班の班長です」

 

直樹 「七班の班長です」

 

先生 「分かった、ゆっくり休んでくれ」

 

そう言って、先生は何処かへ行く

 

真希 「私は先に皆の所に行くね」

 

そう言って先に皆の所に行く

 

直樹 「分かった」

 

?? 「き、君は」

 

直樹 「誰だ」

 

慌てて声の方を見る

 

しかし誰もいない

 

?? 「凄い事をするんだ」

 

直樹は全体に辺りを見渡すがいない

 

直樹 「姿を見せろよ」

 

?? 「また今度のお楽しみに」

 

直樹 「待て」

 

だけど声は聞こえなくなった

 

直樹は思った

 

「何だったんだ」

 

「何か嫌な予感がするなぁ」

 

直樹も後から皆と合流して1日が終わる

 

 

End

 

花部亜美

 

14才

 

部活 サッカーのマネージャー

 

趣味 特になし

 

体重46 伸長158㎝




今回はグループの団結力ですね

トラブルがあっても班の団結力や他の班との協力

それぞれが補う事の大切さを知ることになる

最後に声を掛けた人物は何者なのか


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ゲームの意思

今回は、自分達の意思や思いです

確かに大切な物や団結力も一番だけど

本当は自分自身の思っている事、意見を言う気持ちが大切だと思います


前回の内容

 

直樹達は途中であった真希がいる班で合流する

 

真希は足を捻ってしまったので何故か直樹がおんぶをしてあげる事になる

 

無事に突破したけど謎の声に直樹は嫌な予感を感じていた

 

 

本編

 

直樹 「今度は話し合いかい」

 

優輝 「いつものパターン」

 

直樹 「簡単には行かないしなぁ」

 

優輝 「焦らずに行こう」

 

直樹 「それより何を話せば良いんだよ」

 

優輝 「自分達の意思や意見だろう」

 

直樹 「それはそうだけど」

 

優輝 「取り合えず適当に」

 

直樹 「簡単に進めるなぁ」

 

そう言って、周りを見渡す

 

「何か気のせいだよなぁ」

 

そう感じていた

 

優輝が声を掛ける

 

優輝 「どうした、キョロキョロしてよ」

 

直樹 「何か、皆がこんなに真剣に話すとは」

 

優輝 「それは先生が見てるしアピールタイムだから」

 

そう言って、机にぐったり横になる

 

直樹 「もうダウンするのかよ」

 

呆れながら答える

 

優輝は直ぐに姿勢を良くして声を上げる

 

優輝 「この俺がdownするかー」

 

と大きな声をだす

 

直樹は慌てて優輝の頭を叩いて言う

 

直樹 「行きなりデケェ声を出すなぁ」

 

優輝 「悪い悪い」

 

頭を押さえながら言う

 

直樹 「しっかりしろよ」

 

呆れながら答える

 

優輝 「直樹は修学旅行に行きたいのか」

 

直樹 「俺はどっちでも良いや」

 

あくびをしながら言う

 

優輝 「それが駄目なんだよ」

 

顔をしたげながら言う

 

直樹 「それはどうしてだ」

 

質問気味で聞く

 

優輝 「先こうも言ったろう、自分の意思で言えと」

 

直樹は頭を手でカキながら言う

 

直樹 「どっちでも良いと言う回答は駄目と」

 

優輝 「行きたいか、行きたくないかだろう」

 

笑いながら言う

 

直樹 「確かにそうだよなぁ」

 

直樹は考えていた

 

「今でも、何度も選択の答えを他人に任せていたなぁ」

 

直樹は周りを見渡す

 

「皆が行きたい奴ばかりなのに行きたくない奴がこんな所に居るのはおかしいようなぁ」

 

直樹はニヤける

 

優輝 「どうしたよ」

 

直樹は疑問になりがら言う

 

直樹 「何が」

 

優輝 「ニヤける何て珍しい」

 

驚きながら言う

 

直樹 「何かよ、やっぱり俺も行きたいわ」

 

優輝は笑いながら言う

 

優輝 「それでこそ俺の友達だ」

 

直樹 「何だよ、それ」

 

優輝 「言ったなぁ」

 

そう言って、直樹の肩に腕を掛ける

 

直樹 「冗談だよ」

 

笑いながら言う

 

優輝は直樹を揺さぶりながら答える

 

優輝 「お前の冗談は冗談に聞こえないなぁ」

 

直樹 「分かったから、落ち着けよ」

 

そう言って、落ち着かせる

 

優輝 「やっぱり修学旅行に行きたい」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

そこに先生が教卓の前に立つ

 

先生 「話し合いはそこまでだ」

 

そう言うと皆が静かになる

 

先生 「今日はここまでにして次の日に発表する」

 

皆がざわつきだす

 

先生 「今日はここまでにして帰宅だ」

 

そう言って、皆がいっせいに教室を出ていく

 

優輝 「俺達も帰ろう」

 

直樹 「少しだけ教室に寄るから下駄箱に居てくれ」

 

優輝 「分かったから、早く来いよ」

 

直樹 「済まない」

 

そう言って、教室に向かう

 

直樹サイド

 

「急いで教科書を取りに行かないとなぁ」

 

そう思いながら教室着く

 

「やっぱりあったか」

 

そう思い自分の引き出しから教科書を取る

 

そこに声が聞こえて来た

 

?? 「やっぱり面白い」

 

直樹は慌てて声の聞こえる方を見る

 

直樹 「誰だよ」

 

?? 「誰でも良いでしょう」

 

真顔で答える

 

直樹 「まず学生じゃないだろう」

 

?? 「何で」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「学生なら制服だし、そもそもアンタは巫女装束を来てるだろう」

 

?? 「それだけで決めるの」

 

直樹 「アンタは人じゃないだろう」

 

?? 「やっぱり王の器に等しい」

 

直樹 「どういう意味だ」

 

?? 「それは秘密だよ」

 

直樹 「アンタは何者だよ」

 

?? 「私は、神様なの」

 

直樹は思った

 

「冗談だよなぁ」

 

そこに謎の人物がしゃべる

 

?? 「まさか、疑ってるの」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「いや、神様なら何かしてみてくれよ」

 

?? 「じゃあこうする」

 

そう言って、いきなり消える

 

直樹 「あれ、消えた」

 

辺りを見渡してると行きなり目の前に現れる

 

?? 「大丈夫」

 

直樹は驚いてしまった

 

「俺の目の前に突然現れるし認識が出来なかった」

 

直樹 「な、何とか」

 

?? 「あまり現実が受け入れられないよね」

 

直樹 「それはないかな」

 

?? 「その根拠は」

 

質問気味で聞く

 

直樹は冷静に答える

 

直樹 「今の状況を把握していた所だ」

 

?? 「そういう事か」

 

直樹 「それより名前って何」

 

?? 「私は、世界の創造者である麻耶だよ」

 

直樹 「麻耶って言うのか」

 

麻耶 「世界の創造者より神様かな」

 

笑いながら言う

 

直樹 「全然、話が噛み合ってないぞ」

 

麻耶 「ごめんごめん」

 

直樹 「その神様が何の用だよ」

 

麻耶 「これから起きる運命にどんな結末が待っているのかは直樹自身にあるの」

 

直樹 「これから何かが起きようとしているのか」

 

麻耶 「余り言えないけど、直樹なら運命を変えられると思ったから姿を現したの」

 

直樹 「辿るべき運命に何かがあるんだ」

 

深刻な顔をしながらいう

 

麻耶 「それは試されようとしているの」

 

切なそうに言う

 

直樹 「そ、それはなん」

 

そう言おうとすると行きなり黒いコートの奴が麻耶に攻撃してくる

 

麻耶 「やはり来ましたか」

 

結界で防御態勢に入る

 

?? 「人間というゴミに何を話そうとしている」

 

刀を突然、出して来る

 

麻耶 「貴方がやろうとしている事に間違いがあるの」

 

術式で近づけさせないように二重に重ねる

 

?? 「結末を知った所で何も出来ない」

 

麻耶 「それは人類が歩む未来にあります、貴方が決めては行けない」

 

?? 「この失敗した世界に何がある」

 

麻耶 「そ、それは」

 

そこに麻耶の肩に手を置く

 

麻耶は直樹の方を見る

 

直樹 「話は分からないが失敗なら何度でもやり直せば良いだろう」

 

?? 「ゴミはすっこんでろ」

 

刀で斬撃を放つ

 

そこに麻耶が結界で斬撃をカキ消した

 

麻耶 「貴方がそんな事をしては行けない」

 

?? 「黙れ」

 

そう言って、刀に力を振り絞り斬撃を放とうとしている

 

麻耶は直樹の方を見る

 

直樹 「どうした」

 

麻耶 「直樹なら運命を変えられると信じているから」

 

麻耶は刀を出して魔力を贈る

 

?? 「これで吹き飛ばしてやるよ」

 

刀を構えて突っ込んで行く

 

麻耶も刀を構えて突っ込んで行く

 

お互いに刀を振る

 

二人の斬撃で衝撃波が飛び散り周りが白い煙で覆われている

 

直樹は倒れていたが立ち上がる

 

直樹 「麻耶」

 

と叫ぶが反応がない

 

煙が消えていき麻耶はその場にはいなかった

 

直樹は教室で起きた事が周りには見えてなかったのかと疑問に感じていた

 

俺に何かが起きようとしていているのか

 

今日の事は必ず忘れない

 

そう決意をして家に帰った

 

End




今回はここまでだよ

神様である麻耶と出会い

突然の出来事が重なる

直樹自身の運命に何があるのか

それはまだ先の事になる


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期末テストの日

今回は、何をやるのかですよ

それは楽しいのかなぁ

それとも苦しいのかなぁ

時には思いきった行動をしよう


前回の内容

直樹と優輝は自分達の意思や思いについて話し合っていた

 

けど放課後に神様である麻耶と出会う

 

分からない事があるが突然の黒コートの人物に襲撃される

 

突然の別れに戸惑いがありながら前に進む事を決意する

 

 

本編

 

直樹 「あれから1週間が立つのか」

 

優輝 「修学旅行に行けるメンバーを決めるゲームがあったからなぁ」

 

直樹 「そ、そうだったなぁ」

 

少しだけおどおどしながら言う

 

優輝 「まさか、テストにお辞儀ついたか」

 

ニヤけながら答える

 

直樹 「ほっとけ」

 

不適しながら言う

 

俺は思った

 

「麻耶と出会ってから何かが起きようとしている」

 

「俺は麻耶がどうなったか心配だ」

 

そんな事を考えていると優輝に声を掛けられる

 

優輝 「おーい直樹君」

 

直樹 「ど、どうしたんだ」

 

慌てて答える

 

優輝は呆れながら言う

 

優輝 「さっきから何でぼっーとしてんだよ」

 

直樹 「ほ、ほら勉強の最終チェックだよ」

 

わざと話を変えようとしていた

 

優輝 「その割には随分、考え事をしているなぁ」

 

直樹 「いや、そんなことはないかなぁ」

 

優輝 「何だよ、俺に隠し事か」

 

真顔で答える

 

直樹 「そ、そんな事はないぞ」

 

焦って喋りだす

 

優輝 「そんなに焦りながら言うなよ」

 

落ち着かせながら言う

 

直樹 「悪かった」

 

優輝 「そんなに気にするなぁ」

 

笑いながら言う

 

直樹 「そうか」

 

そこに先生が来る

 

先生 「テストを始めるから机の上にあるものをしまえ」

 

クラスの皆は机にあるものをしまう

 

優輝 「いよいよテストか」

 

直樹 「とにかく、頑張ろうか」

 

優輝 「そういう事だなぁ」

 

その後直樹達はテストをコツコツやり始めてあっという間に放課後になる

 

優輝 「やっと終わったなぁ」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

優輝 「教室にいるのが俺達だけと言うなぁ」

 

直樹 「たまにはゆっくり帰ろう」

 

机にぐったりしながら言う

 

優輝 「そう言えば、いよいよだなぁ」

 

笑いながら言う

 

直樹 「なにがだよ」

 

疑問になりがら聞く

 

優輝 「学年の学級会だよ」

 

直樹は慌てて声を上げる

 

直樹 「あー」

 

優輝は直樹の声に驚いて倒れてしまう

 

優輝 「いきなりデケェ声を出すなぁ」

 

おどおどしながら立ち上がる

 

直樹 「悪い悪い」

 

申し訳なそうに答える

 

優輝 「それよりどうしたんだ」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「そろそろめんどくさくなりそうだ」

 

優輝 「何がめんどくさいんだ」

 

直樹 「夏の暑さに勝てないからだ」

 

その言葉で場が静まりかえる

 

優輝は怒鳴り声をあげる

 

優輝 「バカヤロー」

 

直樹 「そんなに怒るなよ」

 

申し訳なそうに答える

 

優輝 「心配をした俺がバカだった」

 

呆れながら言う

 

直樹 「本当に悪かったって」

 

優輝 「それより帰ろうぜ」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

直樹と優輝は下駄箱に向かった

 

優輝 「それより今日で7月だぞ」

 

そう言って、靴を取り出す

 

直樹 「二年になって3ヶ月か」

 

直樹も靴を取り出す

 

優輝 「あっという間の時間だなぁ」

 

直樹 「このままで居たいわ」

 

そう言って、上履きをしまう

 

優輝 「来年には受験生だからなぁ」

 

直樹 「マジでダルいわぁ」

 

優輝 「仕方ないだろう」

 

そう言って、上履きをしまう

 

直樹 「もう少しで夏休みが待っている」

 

優輝 「お前にとっては天国だよなぁ」

 

直樹 「そうなんだよ」

 

笑いながら言う

 

優輝 「唯一のフル休みだから、おかしくなるだろ」

 

直樹 「そこは、ほっとけ」

 

不適されながらいう

 

その後、直樹と優輝は学校を出て家に帰った

 

End




今回は、テストより雑談だったよね汗

でも次回は学年の学級会だよ

直樹や真希の活動に御注目ですよ

それでは次回へ


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学年の学級会

今回は、学級会だよ

どんな話し合いをするのか

それは学校行事に関する事なのか

それとも新たな事に巻き込まれるのか

それでは本編へ


前回の内容

 

直樹と優輝は期末テストを受けている

 

直樹は麻耶との会話に何かを感じていた

 

それでも放課後になると優輝から進路や7月の行事を知ったりしてまた当たり前の日常になると思っていた

 

 

本編

 

真希 「大丈夫」

 

心配そうに声を掛ける

 

直樹 「な、何とか」

 

おどおどしながら言う

 

真希 「そっか」

 

優輝 「しっかりしろよ」

 

励ましながら言う

 

直樹 「これでも頑張っているんだがなぁ」

 

優輝 「放課後になってるし俺は帰るなぁ」

 

真希 「そっか、きよつけて」

 

直樹 「また明日なぁ」

 

優輝 「直樹と真希も頑張れよ」

 

そう言って、帰って行く

 

直樹 「これからどうするよ」

 

質問気味で聞く

 

真希 「集合場所に行こう」

 

直樹 「了解」

 

そう言って、教室から出る

 

真希 「直樹とは久々に話してる」

 

直樹 「そう言えばそうだなぁ」

 

顔をしたげながら言う

 

真希 「直樹は何かあったの」

 

質問気味で聞いて見る

 

直樹 「特に何もないか」

 

真希 「そっか」

 

真希は感じていた

 

「きっと何かを隠しているんだ」

 

そう思っていると直樹に質問される

 

直樹 「真希は習い事は大丈夫か」

 

真希 「私は特に大丈夫」

 

直樹 「そうか」

 

その後直樹と真希は会話をせずに目的地に着く

 

直樹から順に教室に入る

 

直樹 「どうも」

 

と挨拶をする

 

真希 「失礼します」

 

中沢 「二人供、来たか」

 

直樹 「先こうがいきなり場所を変えるから大変だったぞ」

 

呆れながら言う

 

中沢 「済まないなぁ」

 

申し訳なそうに答える

 

真希 「もう始めるのですか」

 

質問気味で聞いた

 

中沢 「そろそろ始めるとするか」

 

そう言って各クラスの学級員が席に着く

 

直樹 「おーい真希」

 

真希 「どうしたの」

 

疑問になりがら答える

 

直樹 「これから何の話し合いをするんだ」

 

真希 「それは分からない」

 

そこに中沢先生が話す

 

中沢 「今から各クラスで自己紹介だ」

 

周りが静まりかえる

 

中沢 「取り合えず一組から頼む」

 

席から立ち上がる

 

?? 「二年一組の原中駿」

 

そう言って、椅子に座る

 

?? 「私は田井中幸」

 

そう言って、椅子に座る

 

中沢 「次のクラス」

 

?? 「俺は鎌谷太一」

 

そう言って、椅子に座る

 

?? 「私は阿部花梨」

 

そう言って、椅子に座る

 

中沢 「じゃあ次のクラス」

 

直樹 「俺は中村直樹」

 

そう言って、椅子に座る

 

真希 「私は永野真希です」

 

そう言って、椅子に座る

 

中沢 「それじゃあ次のクラス」

 

?? 「私は原雅」

 

そう言って、椅子に座る

 

?? 「俺は佐藤透だ」

 

そう言って、椅子に座る

 

中沢 「次のクラス」

 

?? 「私は田原花香」

 

そう言って、椅子に座る

 

?? 「俺は原井真柴」

 

そう言って、椅子に座る

 

中沢 「次のクラス」

 

?? 「私は佐原舞」

 

そう言って、椅子に座る

 

?? 「俺は田中博人」

 

そう言って、椅子に座る

 

中沢 「じゃあ本題に入るぞ」

 

「今年の学年の敷地や部活の予算そして生徒会の候補だ」

 

直樹 「随分、ダルいのがあるぞ」

 

真希 「それは分からなくないけど」

 

中沢先生は話を進める

 

中沢 「取り合えず委員長と副委員長を決めるぞ」

 

場が静まりかえる

 

直樹は思った

 

「さすがに皆がやりたくないのが分かるぞ」

 

「これは長期戦になりそうだ」

 

そこに中沢先生が話す

 

中沢 「直樹はどうだ」

 

質問気味で聞く

 

直樹 「俺はそんな器じゃないからパス」

嫌そうな顔をしながら言う

 

中沢 「なら真柴はどうだ」

 

質問気味で聞く

 

真柴 「俺もパス」

 

めんどくさそうに言う

 

中沢 「じゃあ花梨はどうだ」

 

質問気味で聞く

 

花梨 「そう言うのはちょっと」

 

少しだけダルそうに答える

 

中沢 「なら雅はどうだ」

 

質問気味で聞く

 

雅 「私は嫌です」

 

ストレートに答える

 

中沢 「真希はどうだ」

 

質問気味で聞く

 

真希 「私は任せます」

 

中沢 「なら頼めるか」

 

申し訳なそうに聞く

 

真希 「分かりました」

 

中沢 「後副委員長だ」

 

「取り合えず直樹がやれ」

 

直樹 「なんだとー」

 

大声を上げる

 

中沢 「いつもの事だと思ってくれ」

 

直樹 「そりゃないだろ」

 

呆れながら言う

 

中沢 「取り合えずプリントを見てくれ」

 

皆がプリントに目を通す

 

中沢 「見ての通り学年で昼休み使える校庭の時間をまず課題にして話し合ってくれ」

 

皆 「はい」

 

真希 「それではまず時間と使える曜日を決めます」

 

真柴 「やっぱり、月曜と木曜で金曜は全学年が良いわ」

 

花梨 「それはどうしてなの」

 

真柴に質問気味で聞く

 

真柴 「それは3年は受験だし一年はまだ馴染みがないから」

 

花梨 「逆に3日は全学年で使用はどうなの」

 

雅 「それは無理でしょう」

 

花梨 「どうして」

 

雅 「全体でやれば遊ぶ物が限られるでしょ」

 

花梨 「そうだった」

 

鎌谷 「俺も雅に賛成だ」

 

花梨 「それはどうして」

 

質問気味で聞く

 

鎌谷 「男子は大勢で遊ぶし周りに人が多いと危ない」

 

佐原 「それだと逆に遊びたい人が遊べない」

 

原中 「そこは使える曜日を決めるしかない」

 

佐原 「そうだよね」

 

幸 「結局は振り出しだね」

 

鎌谷 「仕方ないだろう」

 

幸 「気にする事はないから」

 

原中 「委員長はどう思います」

 

真希 「私?」

 

原中 「何か案はありますか」

 

真希 「まだないかなぁ」

 

申し訳なそうに言う

 

佐藤 「中々案はないからなぁ」

 

悩みながら言う

 

雅 「それは皆が同じだから」

 

博人 「もう少し考えてみよう」

 

花香 「直樹は何か案はあるの」

 

疑問になりがら答える

 

直樹 「俺は取り合えず全部皆が使える日で良いだろう」

 

皆がハァと思った瞬間だった

 

真希 「そんな事をしたら話し合いの意味がない」

 

呆れながら言う

 

直樹 「そもそもそんな事をしたら自由がないだろう」

 

あくびをしながら言う

 

花香 「それはどういう事なの」

 

直樹に質問気味で聞く

 

直樹 「例えば、サッカーをやりたい奴は朝の時間に予約しに行けば良いだろう」

 

博人 「それだと早い者勝ちじゃないか」

 

驚きながら答える

 

直樹 「それが良いじゃん」

 

ニヤけながら答える

 

鎌谷 「それだと争いにならないか」

 

心配気味で聞いて見る

 

直樹 「予約したら次の日は使えないようにすればOK」

 

真希 「それなら皆が自由に使える」

 

幸 「逆に予約がされないで空いてる日はどうするの?」

 

疑問になりがら皆に聞く

 

直樹 「そこは給食の時間に放送供に伝えれば良い」

 

真柴 「それなら大丈夫だなぁ」

 

佐原 「私はこの案に賛成」

 

幸 「私も」

 

雅 「私もね」

 

花香 「同じく」

 

原中 「俺も」

 

鎌谷 「俺も」

 

佐藤 「俺もなぁ」

 

博人 「俺も」

 

真希 「皆が賛成により校庭の時間は全学年が共有して使う事にきまりで平気ですね」

 

皆に確認を取る

 

皆 「はい」

 

と返事をした

 

 

End

 

 

自己紹介

 

原中駿

 

 

学年2ー1

 

趣味 勉強 遊ぶこと

 

部活 弓道

 

身長 164 体重 56

 

 

 

田井中幸

 

 

学年2ー1

 

趣味 手伝い 寝ること

 

部活 水泳

 

身長 163 体重 49

 

 

 

鎌谷太一

 

 

学年2ー2

 

趣味 ゲーム 遊ぶこと

 

部活 テニス

 

身長 168 体重 59

 

 

 

阿部花梨

 

 

学年2ー2

 

趣味 読書 手伝い ピアノ

 

部活 吹奏学

 

身長 162 体重 54

 

 

 

佐藤透

 

 

学年2ー4

 

趣味 寝ること 手伝い

 

部活 美術

 

身長 162 体重 53

 

 

 

原雅

 

 

学年2ー4

 

趣味 散歩 読書 ピアノ

 

部活 吹奏学

 

身長 164 体重 51

 

 

 

田中博人

 

 

学年2ー5

 

趣味 サッカー 寝ること

 

部活 サッカー

 

身長 167 体重 58

 

 

 

佐原舞

 

 

学年2ー5

 

趣味 勉強 習い事

 

身長 159 体重 47

 

 




今回は学年の学級会です

皆の意見や思いであったり

まとまりのある旬日間であった

今度は1年から3年の委員長同士で話し合いです


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学年の委員長

今回は、前回で話し合った内容を各学年が発表です

それではご覧下さい


前回の内容

 

直樹と真希は学年の学級会で話し合いと納得の行く案で皆で決めた事に無事で終わった

 

それからは普通に進む事になった

 

 

 

本編

 

直樹 「まさか、俺も同行するとは」

 

落ち込みながら言う

 

真希 「委員長だけで話し合いはしないから」

 

直樹 「責めて何かしら連絡をしてくれよ」

 

真希 「先生が直前に教えてくるからね」

 

直樹 「あの・・中沢め」

 

怒りのオーラに纏われながら言う

 

真希 「取り合えず直ぐに始まるから」

 

直樹 「他の1年や3年は来てるのか」

 

真希 「それは分からない」

 

直樹 「要約、目的地に着く」

 

真希 「取り合えず、中に入ろう」

 

直樹 「了解」

 

そう言って、直樹がドアを開けて先に入って行く

 

真希も直樹に続けて教室に入る

 

直樹 「まさかの、めんどくさい奴が」

 

呆れながら言う

 

真希 「姉さんの事ね」

 

直樹の言葉に察して言う

 

そこに優奈が直樹と真希の所に来る

 

優奈 「二人供、ご無沙汰してます」

 

元気よく言う

 

直樹 「そ・・それはそうか」

 

戸惑いを隠せないで喋る

 

優奈 「どうしたの、そんなに動揺して」

 

そう言って、直樹の頬に手を当てる

 

直樹 「ちょっと、待ってくれ」

 

慌てて優奈の手を退かす

 

優奈 「あれ、嫌だった」

 

直樹 「ここは学校だし人がいるから駄目だろう」

 

優奈 「大丈夫でしょう」

 

直樹 「大丈夫じゃないから」

 

呆れながら言う

 

優奈 「真希ちゃんは嫉妬して席に着いてるね」

 

直樹 「な・・・に」

 

慌てて真希の方を見て確認する

 

直樹 「マジかよ」

 

優奈 「そろそろ、私も席に着くね」

 

直樹 「わかった」

 

優奈は3年の席に座った

 

直樹も自分の学年の席に座った

 

直樹 「真希」

 

真希 「なに」

 

不機嫌そうに答える

 

直樹 「なんで勝手に行くんだよ」

 

真希 「私は姉さんが嫌だし、直樹は姉さんと楽しく話してるでしょう」

 

直樹は真顔で答える

 

直樹 「そうかも知れないが気にするなよ」

 

真希 「それは分かってるけど、私には無理なの」

 

諦め気味で言う

 

そこに知らない1年の女子が来る

 

?? 「先輩、大丈夫ですか」

 

真希 「貴方は」

 

?? 「1年です」

 

直樹 「それは見れば分かる」

 

?? 「そもそも直樹は私の事が分からないの」

 

直樹 「いや・・・全く思い当たる人物がでない」

 

そう言って、椅子から立ち上がる

 

?? 「それはないでしょ」

 

直樹 「悪いがマジで誰」

 

?? 「私は沢田穂香でーす」

 

と直樹の耳元で大声を出す

 

直樹はクラクラしながら椅子に座る

 

穂香 「真希は悩んでいますね」

 

真希 「いきなりタメって」

 

驚きを隠せないで言う

 

穂香 「ごめんなさい」

 

と言って、真希に抱きつく

 

真希はいきなりのスキンシップに動揺を隠せないでいる

 

直樹 「穂香って俺の家の隣近所の奴か」

 

質問気味で穂香に聞く

 

穂香 「ほんとに気付くのが遅い」

 

呆れながら言う

 

直樹 「悪かったなぁ」

 

そっぽ向いて答える

 

真希 「二人はどうゆう関係なの」

 

穂香 「ただの隣近所の関係です」

 

笑顔で答える

 

真希 「そうだったんだ」

 

直樹 「まさか、学級員やってたのか」

 

穂香 「じゃなきゃ居ないです」

 

直樹 「それはそうだよなぁ」

 

真希 「そろそろ離れてくれる穂香」

 

穂香 「ごめんなさい」

 

そう言って、真希から離れる

 

直樹 「凄く綺麗だなぁ」

 

穂香 「そんな事より直樹は付き合ってる人はいるの」

 

突然の質問に周りが反応する

 

直樹 「いきなりオーバーな質問だなぁ」

 

穂香 「良いでしょう」

 

笑いながら言う

 

直樹は呆れながら言う

 

直樹 「俺はいないから」

 

穂香 「いないからと言って、真希を狙うな」

 

直樹 「あのなぁ、俺は真希を狙う何て事はしないから

 

穂香 「今、言ったからね」

 

真希 「穂香は私の事が心配なの」

 

穂香 「こんな男に騙されては行けない」

 

直樹 「随分、扱いが酷いなぁ」

 

そこに先生が来る

 

先生 「皆、席に着けよ」

 

皆が学年の席に座る

 

先生 「全員揃ってるなぁ」

 

そう言って、プリントを回す

 

先生 「全員にプリントが行き渡ったか」

 

そう言って、確認する

 

先生 「プリントを見てくれ」

 

皆がプリントを確認する

 

先生 「見ての通りだが今年は結構やる事があるから」

 

「それじゃ1年から昨日の話し合った内容を教えてくれ、名前を言ってから発表だ」

 

?? 「俺は畑部千世です」

 

先生 「よし、続けてくれ」

 

畑部 「1年の昼休みの遊ぶ案は週に3日で遊ぶ事です」

 

先生 「その理由は」

 

質問気味で聞いて見る

 

畑部 「先輩や合流して遊んだりして関係を気づきあげて行きたいと思ったからです」

 

先生 「よーし次は二年」

 

真希 「二年の昼休みの遊ぶ案は自由で遊ぶ事です」

 

先生 「その理由は」

 

真顔で答える

 

真希 「皆が遊べるようにと考えた結論であり外で球技をする人は朝一に来て予約することです」

 

先生 「取り合えず次は三年」

 

優奈 「三年は二年と同じ意見です」

 

先生 「そうか、取り合えず皆はどう思う」

 

周りの反応が静まりかえる

 

直樹 「何で良くねぇ」

 

先生 「逆に何が良い」

 

穂香 「二年生の意見で良いです」

 

優奈 「私もそこの子と同じ意見で」

 

先生 「じゃあ今回は二年と三年の同じ意見で可決する」

 

真希 「分かりました」

 

先生 「今回はここまで、解散」

 

そう言って、皆が教室から出ていく

 

直樹は辺りを見回ってると声をかけられる

 

穂香 「直樹」

 

直樹 「なんだよ」

 

穂香 「真希先輩は」

 

質問気味で聞いてみる

 

直樹 「真希ならそこだろ」

 

そう言って指を指すが、いない

 

穂香 「いないじゃん」

 

直樹 「先に帰ったんだろう」

 

穂香 「一緒に帰りたかった」

 

落ち込んでしまう

 

直樹 「泣くなぁ」

 

穂香 「泣かないわ」

 

そう言って、教室から出ていく

 

直樹 「行っちまったか」

 

そう言って、直樹も帰宅をした

 

 

End




今回は、隣近所の沢田穂香が登場です

真希に憧れを持つ少女だよ

今度は終業式です


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夏休みの真実
終業式


今回は、1学期が終わりです

夏休みに入るラストの出来事です

それではご覧下さい


前回の内容

 

直樹と真希は各学年で委員長同士の会議に参加していた

 

真希の事が気になる少女、沢田穂香に出会う

 

様々な事がありながらも無事に終了をした

 

 

本編

 

 

直樹 「今日で1学期は終わりだ」

 

高らかに答える

 

優輝 「どんだけ嬉しいんだよ」

 

直樹 「しばらくのつかの間の休暇が来るんだぞ」

 

優輝 「そうかよ」

 

そこに中沢は教室に入ってくる

 

中沢 「取り合えず皆、揃ってるなぁ」

 

辺りを見渡しながら答える

 

直樹 「早く帰りたい」

 

優輝は後ろに向きながら答える

 

優輝 「直ぐに終わるから落ち着け」

 

直樹 「これが落ち着けるかよ」

 

ワクワクしながら言う

 

中沢 「明日から夏休みなので宿題をだす」

 

クラスの皆が騒ぎだす

 

中沢 「取り合えず、4教科がプリントで渡たすから」

 

そう言って各列にプリントを渡して行く

 

直樹 「宿題はぎりぎりまではやらん」

 

優輝 「わかってるさ」

 

その後、先生の説明でLHRが終わり各自解散した

 

優輝 「やっと終わったなぁ」

 

一息つきながら言う

 

直樹 「これでゆっくり休んでいられる」

 

机で横になりながらいう

 

優輝 「取り合えずいつになったら帰るよ」

 

胡座をかきながらいう

 

直樹 「昼ぐらいだしまだゆっくりしたい」

 

そこにある人物が教室に入ってくる

 

優奈 「二人共、発見」

 

笑顔で直樹達の元に寄る

 

優輝 「優奈って帰ったんじゃないの?」

 

疑問になりながら答える

 

優奈 「用があって来たの」

 

直樹 「それで何の用だよ」

 

机にだらけながら聞いて見る

 

優奈 「夏休みに海に行かない」

 

優輝 「海だと!」

 

驚きながら言う

 

直樹 「うるせぇぞ、優輝」

 

耳元を押さえながら言う

 

優奈 「それで行かない」

 

優輝 「行きたい」

 

直樹 「俺はパス」

 

優輝 「せっかくの夏休みだし行こうぜ」

 

直樹 「俺は暑いのには弱いから無理だ」

 

優奈 「無理はしなくて良いから」

 

直樹 「それじゃそうするわ」

 

優輝 「滅多に海は行かないんだから行こうぜ」

 

直樹 「俺は別に行かないで大丈夫」

 

優輝 「取り合えず、来れば例の件を教えてやる」

 

直樹 「それは本当か」

 

行きなり食い付きながら言う

 

優輝 「本当だとも」

 

優輝は感じていた

 

直樹を釣るには餌でつれば必ずしも食い付いてくる

 

直樹 「それなら俺も行くわ」

 

優奈 「ほんとに」

 

嬉しそうに答える

 

直樹 「一応少しだけなぁ」

 

優奈 「じゃあ夏休みの三日後に私の家に来て」

 

直樹 「了解」

 

優奈 「それじゃきよつけて」

 

そう言って教室から出ていく

 

優輝 「取り合えずそれまではゆっくりしよう」

 

直樹 「そうだなぁ」

 

優輝 「俺達も帰ろう」

 

直樹 「帰ろう」

 

そう言って直樹と優輝は家に帰った

 

 

直樹は不思議な空間にいた

 

「あれ、これは夢だよなぁ」

 

「夢にしては随分意識がはっきりしている」

 

そこにある声をかけられる

 

黒コート 「お前は○○だ」

 

直樹 「お前は何だって」

 

質問気味で聞いてみる

 

黒コート 「お前は○○だ」

 

直樹 「何を言ってるかわかんねぇ」

 

黒コート 「所詮はその程度の器か」

 

直樹 「なんだと」

 

鋭い目で睨めつきながら言う

 

黒コートの人物はフードを取る

 

直樹はその姿に驚く

 

黒コート 「何をそんなに驚く」

 

その姿はまるで化け物と呼ばれてもおかしくない姿

 

だが目が普通の目じゃないのは確かだ

 

直樹 「そう言えば、アイツはどうした」

 

黒コート 「誰の事だ」

 

直樹 「麻耶の事だ」

 

黒コート 「そいつなら俺が消した」

 

直樹 「な、なんだと」

 

直樹は震える声で言う

 

黒コート 「この一ヶ月でお前は全てを知る」

 

直樹は行き良いよく殴りかかる

 

しかしそれは避けられてしまう

 

直樹 「よくも麻耶を」

 

黒コート 「俺はネア、全てを破壊する者」

 

直樹 「知るかよ」

 

ネア 「今度は現実世界で話そう」

 

そう言って消えていく

 

直樹は目を覚ます

 

「あれは夢だったのか」

 

直樹は手で顔に当てる

 

「嫌な予感がする夏休みになりそうだ」

 

そう言ってゆっくりベットに横になる

 

 




今回はここまでだよ

直樹と優輝は優奈に海に行かないと誘いが来る

最初は断ろうとした直樹だが優輝に例の件を教えてもらえることに海に参加することにした

夢の中で黒コートの人物はネア

直樹はネアが意味深い言葉を残して消えていった

全てを知るまでの一ヶ月になることとなる


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