東方桜咲録 (神功)
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特別編 〜 Events of one day〜
Special episode 1


投稿遅れてすいません!!!もう時間が…。あと、遅れていうのもあれなんですが、多分当分は、一ヶ月投稿も難しくなると思います。m(__)m。

さて、今回の話はあの映画から。

注)今回はかなりキャラ崩壊&グタグタ展開です。あまり本編には関係ないので嫌な方は控えてください。
あと、ややこしくやるのでセリフを言っている見た目の人の名前を書きます。


桜雅「この道具なんだったっけなぁ〜。」

 

ちょっと謎(現実世界)の影響を受けて出してみたのはいいもののこれ何に使うんだっけ?

 

フラン「お兄様どーしたの?」

 

桜雅「ん?フランか。いやな、適当に出した道具なんだけどさ。何に使うかわからないんだよ。」

 

フラン「ふーん。あ、おーい咲夜ー!」

 

フランがちょうど通りかかった咲夜を呼んだ。

 

咲夜「妹様、どうかなされましたか?」

 

フラン「お兄様がこの道具を出したみたいなんだけど、これの使い方分かるかなーと思ったんだけど。」

 

咲夜「うーん、ちょっとわからないですね。でもこの形からして紐みたいですしその形相応の使い方をすればいいのでは?」

 

桜雅「なるほどな。じゃあ、縄跳びとか?」

 

フラン「知ってるー。確か両端を二人でもってその紐を回して、それを間にいる人が飛ぶんだよねー。」

 

咲夜「それは大縄跳びなのでは?」

 

フラン「うーんでも3人ならちょうどいいしやってみようよ。」

 

咲夜「今ですか?」

 

フラン「今やりたいのー。」

 

桜雅「ちょっだけなー、じゃあフラン真ん中に立ってくれ。」

 

フラン「はーい。」

 

桜雅「俺はこっちを持つから咲夜は、そっちの端を持ってくれ。」

 

咲夜「わかったわ。」

 

そう、思えばこれが事の始まりだったのかもしれない。

俺と咲夜が紐の両端を持った瞬間、俺たちの体が光り輝いた。

 

 

注)ここからセリフを言っている外見の人の名前を書きます。

 

 

 

「…。」

 

「…。」

 

フラン「あれ?二人ともどーしたの?」

 

フランの声が聞こえる。そうか、さっきの眩い光で気絶したのかな?

 

 

 

妹様の声が聞こえるわ。さっきの光で気を失っちゃったのかしら?取り敢えず目を開けて状況を確認しないと…

 

 

 

そして二人の目が開く。

 

 

すると俺の前には俺が。

 

私の前には私がいた。

 

 

咲夜・桜雅「「ええええええ!?!?」」

 

フラン「⁈(ドカン!)びっくりしたー。うるさいよ。いきなり大きな声を出してー。」

 

ちょっとまて、よく考えるんだ俺

 

ちょっとまって、よく考えるのよ私。

 

 

ちょっとずつ目を開く。

 

 

桜雅・咲夜「「やっぱりーーーー!!!」」

 

フラン「やだ怖いこの人たち。」

 

落ち着け、俺たちはこのロープを持った瞬間、この状況になった。ん?ロープ?…うおおおおお、これ入れ替えロープじゃねぇか。じゃあ俺たち入れ替わった?取り敢えずこのことを咲夜に。

 

咲夜(桜雅)の手を掴み物陰に隠れる。

 

桜雅「ちょっと何してるの?」

 

咲夜「まぁ、いいからよく聞け。俺たちは…。」

 

 

 

 

 

 

 

桜雅「入れ替わった!?」

 

咲夜「しー!そういう事、つまり俺の体に咲夜が、咲夜の体に俺がいるって事だ。」

 

桜雅「戻る方法は無いの?」

 

咲夜「確かもう一回あのロープの端を握れば元に戻るはず。」

 

桜雅「じゃあ早く戻しましょう。」

 

咲夜「そうだな。おーいフランー!」

 

フラン「え?咲夜、フラン?」

 

咲夜「あ、しまった、い、妹様?あの、そのロープを貸してもらいたいんだがですけれども?あれ?」

 

桜雅「ちょっと何してんのよ。あのーそのロープってあれ?妹様?それは…」

 

フラン「(桜雅が妹様?)あ、ごめんなさい。さっき二人が大声出した時にびっくりしちゃって壊しちゃったの。」

 

桜雅「そ、そうなんですか。それは仕方ないですね。べつにいいですよ?」

 

フラン「う、うん。(二人ともあの光から様子がおかしい。取り敢えず引いた方がいい気がする。)壊しちゃったのは、ごめんなさい。ちょっとお姉様のところに用事があったの。じゃーねー。」

 

 

 

 

咲夜「あー、あれは俺らの事を不審に思って逃げたな。」

 

桜雅「うー妹様ー。と、取り敢えずどうするの?あのロープ壊れちゃったのなら他の方法は?」

 

咲夜「ない。だが壊れたものなら1日経てばもう一回出せる。だからそれまでの辛抱だな。」

 

桜雅「取り敢えず1日経てばいいのね?じゃあお互い乗り切りまるしかないわね。」

 

咲夜「ごめんな。」

 

桜雅「まぁ、安易に考えていた私も私だし、いいわよ、折り合えず1日乗り切りましょう?」

 

咲夜「ああ。ありがとう。」

 

 

 




まじでくだくだになってしまいました。キャラとかかなり崩壊してますね。久々にかいたらこうなってしまいました。改善点とかありましたら感想等で伝えてください。


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幻想入り〜That's where the story begins〜
第一話


これから投稿していく神功 桜夜です。
初投稿で駄文ですが読んでいってください。


俺の名前は神谷 桜雅(かみや おうが)。

ある事がきっかけでこの世界から忘れ去られた。

そんな俺は今、追われている。

それは時を遡る。

 

 

 

目が覚めたら見慣れない場所にいた。

…なんだ夢か、…スヤァ…

じゃねえ!此処どこだよ!いや落ち着け俺。

昨日たしか、山にハイキングにいったら迷って、焦ってると急に意識が遠のいて…

 

は?マジで此処どこ?あ、そういや少し前スマホ買ったんだった。これで安心。とりあえずスマホのマップアプリで…

 

圏外………だと…?

これじゃ最新のスマホも意味ないじゃん

まぁいいや。歩いてみよ。

 

そしてしばらく歩いていると森があったからはいっていくと…。

 

オオカミっぽい生物がいた。

「………。」

『オオカミがあらわれた!』

 

桜雅のコマンド

1.戦闘 2.防御

3.逃走 4.サバの味噌煮っておいしいですよね。

 

「なんかでてきた。」

てか4のコマンド何?サバ?俺嫌いなんだけど?喧嘩売ってんの?

まぁスルーしよう。とりあえず1.でいくか。

昔、空手とか、家に習わされたから少しくらいは腕に自信がある。周りからすると、結構つよかったらしく、調子に、のって森のくまさんに喧嘩を売ったっけなあ…まあぎりぎり…ていうか惨敗だったけど…。んじゃいくか。

 

俺はオオカミ(結構でかい。高さは四つん這いで俺の二倍くらい。オオカミのでかさってこんなもんなの?)に潜り込み殴ろうとするが急にオオカミが動き出して襲ってきた。

このままやられたらただのアホなので

動き出した瞬間、即座に後ろに下がり様子を見ようとするが、 やはり本能的に俺を喰いたいのか追ってくる。

 

俺も喰われまいと木々の間をくぐりながら何とかオオカミの攻撃をかわした。

そして、またかわすとき、今度は、オオカミが全力でおってきてたため、俺の後ろの大木とぶつかった…と思った。

 

「は?マジで?よし逃げよう。」

ヤバいヤバいヤバい何であんなのと戦おうとしたんだろ。だってさああのオオカミ、直径1メートル弱の大木を噛み砕いちゃったんだよ?よく生きれたな俺…いややっぱりそれは助かってから言おう。

…で、逃げれたのはよかっが俺凄くはやかった。いつもの数倍ぐらい早かったと思う。あれが火事場の馬鹿力というやつなのかな?あ、自惚れじゃあないからな?

しかしあの動物見た事ねえ。あんな天然危険物のようなもの残しとくなよなー。まあ生きれた。

よかったあー。しかしこの森から抜けない事には事が進まないのでとりあえず進んでみる。

すると森をようやく抜けれた。が、目の前には湖があった。こんなでかい湖ってあったかな?

いやもう考ないでおこう。あとにしよう。

しかし、湖にでたからって何の得にもならないので進む方向を変えてみるか。

 

そしてすすんでいると、何か尋常じゃないでかさの紅い洋風な館があった。

しかし、門の前で寝てるっぽい人がいる。あれは門番かな?今の時代?

まあ門番が寝てるんならやる事はひとつ、

 

Let's不法侵入!

 

んで入ったのはいいんだけど、此処の主どういう趣味してんだよ!中がどこもかしこも真っ赤っか

目に悪いじゃねぇか!

中の人みんなメガネなんだろうなぁ

と思ってたら何かいきなり前に人が現れて

その瞬間何かが顔をかすった。

え?何?

 

「銀髪のメイド服でめっちゃ美人な人がナイフを持ってこちらを睨んでいる!

仲間にしますか?」

Yes◀︎

No

 

「仲間にしてあg」グサ

 

うおおおおおお!この人絶対ヤバい人だ。いきなりナイフ投げてきたよ?

えーっとこういう時の対処法は

 

「秘技 神谷流戦略のひとつ、逃ぃげるんだよおー!」

 

という事情があって俺は今追われている。

 

逃げようとしたのはいいんだけど(てか、俺今日逃げてばっか。)あの人瞬間移動で追ってくるんだけど?

何あれ 剃?

 

あ、行き止まり やべぇ、詰んだ。

 

「いい加減にしなさい。」

「\(^o^)/」

 

はあ、もう終わってしまった、短かったな俺の人生。

あまりの人生の短さに悲しく思っている俺にメイドの人がナイフを向けて投げようとした瞬間、

 

「止めなさい、咲夜。」

 

幼女がでてきてメイドの人になんか入っている。

しばらくして、何か納得して

「わかりました。」

といった。

するとメイドの人がこちらを向いて、

 

「あなた、此処に住みなさい。」

 




1000字って意外に多い。
もし間違いやアドバイスがあったらコメントで。


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第二話

これくらいのペースで投稿していきたいです。


後にふたりの名前をおしえてもらった。

あのメイドの人の名前は十六夜 咲夜(いざよい さくや)、

幼女の名前はレミリア・スカーレットという。

どうやらレミリアはこの館の主らしい。

カリスマ性は全くと言っていいほど見られないが。

あと、この館の名は紅魔館という。

じゃあこの真っ赤なデザインはレミリアが…。

なんという趣味してるんだ…。

 

どうやら俺はこの世界いからみると外の世界からきたということから外来人といわれるみたいだ。

元の世界には戻れるのかとレミリアにきいた。すると

「そんなの無理に決まってるじゃない」といわれた。

んなアホな。

まぁ俺は元の世界に思い入れはないから正直どっちでもいい。

俺一人いなくなったところで何も変わらない。

いや忌々しい世界から逃げられて感謝かもしれない。

 

話を変えて、

この世界では能力を使用した弾幕ごっこというもので

物事を決めたりする。

弾幕というのは自分がもっている、

霊力、妖力、神力を弾にして相手に当てるのだが、

道具を使って戦うのもありみたいだ。

聞いたところ俺は霊力がほとんどらしい。

 

ほとんど? その言葉に引っかかりを覚えた俺は、

またまたレミリアに尋ねてみた。

レミリアによると、すごく感知の難しい程の極僅かな力があるらしい。

ちょっと気になったんだが、なんの力がわからないとのこと。

で、話をもどすと、その弾幕ごっこの補助となるのが

能力というもので、いわゆる特殊な力。いわゆる腕がのびたり目をみせて相手を幻術にはめたりと、そんな感じだろう。

咲夜やレミリアにはこういった能力がある。

咲夜は「時を操る程度の能力」(何それチート)で、

レミリアは「運命を操る程度の能力」(これまたチート)

だそうだ。ちなみに程度というのは、

それ以外はできない、謙遜といったところからついているときいた。

そういった能力はこの世界では普通でそれを駆使して弾幕ごっこを行う。

 

そして、なんで身元不明の俺をいきなり住ませよう

としたのか気になってきくと、

「あなたの運命が面白そうだったからよ。」

といっていて、

思わずツッコミそうになった。

面白そう?どういうことだ?

まぁということで(どういうことだ?)

俺は紅魔館に住むことになった。

 

前置きながい…疲れた…。

 

 

 

とりあえずその日は夜になってしまったので

寝ることに。

 

 

 

 

 

「寝れなかった。」

そりゃそうだろ。

いきなり異世界きて、

訳の分からんままに意味のわからん所に住むことになって熟睡できる程俺の精神は強くない。

 

昨日から紅魔館に住むことになったわけだが

何をしたらいいのかわからない。

咲夜からは「詳しいことは明日話すわ。」と

聞いていたからいいが、まず何処に行けばいいんだ?

と一人思考を、巡らせていると突然ドアが開き、

「よく眠れたかしら?」

 

レミリアが入ってきた。

「詳しいことは後で話すと咲夜から聞いていると思うけど、とりあえず紅魔館の住人を紹介するからついてきてちょうだい。」

 

 

 

 

「ちなみに何人住んでいるんだ?」

 

「えーと………5人よ。妖精メイドもいるからもう少し多いけど。」

「(今の間は何だ?)そうか、案外少ないんだな。」

「そうね。だから空き部屋はいくらでもあるのよ。」

「つまり俺一人くらい住ませるのは問題ないってか?」

「まあそんな所ね。」

その後雑談をレミリアとしてると、

他の扉より一回り大きい扉の前についた。

 

「ここか?」

「ええ。」

じゃあ入るか。




やっぱり1000字を超えるのが精一杯だ。
間違い、アドバイス等があればお願いします。


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第三話

前回の続きです。


「それで、ここには何人住んでいるんだ?」

 

そういうと、レミリアはえーっと…と十秒くらい考えて、

 

「私も合わせて五人よ。」といった。

 

「そうか、五人か。」

 

おかしい、五人くらいなら数えるのにそんなに時間を

要さないはず。何かを考えていたのか?どんな?

 

まああまり気にすることでもないか。でも五人は少ないな。

 

「この館の広さにしては五人は少なくないか?」

 

「いや妖精メイドもいるわ」

 

「じゃあ言えよ。」

 

「たくさんいるから人数なんか覚えてないわ。」

 

「いい加減だなおい。」

 

「別に困るわけじゃないんだからいいじゃない。」

 

「主としてどうなんだ。」

 

「うるさいわね。ダイジョーブよ。……………着いたわ。ここよ。」

と、いわれて見てみると他の部屋の扉より一回り大きい扉があった。

 

「じゃあ入りましょう。」

 

「わかった」

 

 

 

 

入ってみると、四人いた。その中で咲夜が、朝食をテーブルの上に置いている姿がみえた。あとの三人は、まだ紹介されていない。

 

「みんな聞いて。」

 

そういうとみんなが振り向いた。

 

「紹介するわ、昨日からここで住むことになった外来人よ。ほら、自己紹介して。」

 

そう言われたので前に出る。俺、結構人前に出るの苦手なんだよなぁ。いい思い出がない。

 

「昨日からお世話になっている神谷桜雅です。よろしくです。」

 

そういって一番最初に口を開いたのは、

 

「よろしく。私はパチュリー・ノーレッジ、普段は、紅魔館の図書館で魔法の勉強をしているわ。」

 

パジャマ感凄くするナイトキャップをつけている人だった。というか、パジャマだろ。いま朝だし。しかし、魔法の研究って魔女みたいだな。

 

「そりゃすごいな。パチュリーは魔法使いなのか?」

 

「そうね。そういう風になるわね。魔法に興味があるなら、よかったらきなさい。」

「いいのか?」

「図書館は住民なら出入り自由だし、邪魔さえしなければ大丈夫よ。」

 

「その時は、よろしく頼む。」

 

「ええ。」

 

 

 

 

次は背中に黒い羽が生えてる人だった。あ、ちなみにここに住んでいるのはみんな女性だからな?あれ?よく考えたら俺、すっげえ得じゃね?普通こんな機会滅多にないぞ。女性しか住んでないところで、男一人って。

 

あ、いけないいけない、話を戻そう。

 

「私はパチュリー様に支えてる使い魔の小悪魔です。図書館にいらしてくれたら大抵いるので探してる本などがあったら声を掛けて頂ければいいです。」

 

「それはありがたい。よろしくな。」

 

なるほど、言われてみれば、少し悪魔っぽい特徴もあるかもしれない。背中の羽とか。

 

 

 

次は…………あ、門の前で寝てた人だ。

 

「私は、紅 美鈴 (ほん めいりん)です。いつもは門番をしています。」

 

「よろしく。あと、門番なんだから寝るなよ。」

 

「なんで知ってるんですか⁉︎」

 

「ここに入ってくるとき、美鈴、寝てたしな。」

 

「え、見てたんですか!」

 

「ああ、気持ち良さそうに寝てたぜ。」

 

「それは、どういうことかしら?中国。」

 

「世界は、おw グサ…

 

「あとでO☆HA☆NA☆SHI☆ね。」

 

うわぁ可哀想に。咲夜もすごいと思う。普通に美鈴にナイフをさしてたからな。

 

「それはそうと、昨日いったけど、改めて、私は十六夜 咲夜、お嬢様に支えてるメイドよ。よろしくね。」

 

「よろしく。」

 

「じゃあ私も。私がこの館の主のレミリアスカーレットよ。入ってなかったけど私は吸血鬼なのよ?」

 

「そうなのか。」

まじか、すげえ吸血鬼がいるとは。

 

「あら、案外驚かないのね。」

 

「俺の適応力なめんなよ?」

 

「知らないけど多分あんたそれはおかしいわよ。」

 

「そうか?」

 

「そうよ。」

ま、本当は驚き疲れてしまっただけだ。正直外にはだしてなかったけど、結構おどろいてたんだよ。驚かない方がおかしい。

 

ん?咲夜がレミリアに耳当てでなんか言ってる。何いってるんだろう。

 

「お嬢………の…とは………に教……いの……すか?」

 

「あた……じゃ…い。今の……をあ……るの……もきけ…よ。」

 

うーん、言葉の所々しか聞こえない。俺に関する事なのだろうか。

 

それはそうと

「腹減ったし、朝食冷めるからとりあえず食べようぜ。」

 

「え、ええ。そうしましょう。」

 

 

 

 

ふぃー腹いっぱい いやあーまじでうまかった。すげえな咲夜の料理スキル 洋食なら負けるな。

それにしても結構賑やかだな。この広さで五人だから静かなのかな?と思っていたがそんな事なかったな。

食後に雑談をして、みんなそれぞれの部屋にもどっていった。

さて、俺はどうしようか。

 

「あ、そうそう。」

 

食器の片付けをしていた咲夜から話かけられた。

 

「今日は自由でいいけど、明日から私の補佐役として働けとお嬢様から。まあ、そんな辛い仕事内容じゃないし、毎日休みなしっていうわけじゃないから安心しなさい。あと、今日の内に紅魔館を見て回るといいわ。それじゃ。」

と言って消えた。

 

まじかーただとは思わなかったけどこんな形で働く事になるとは。人生何があるのかわからん。

 

 

 




自分なりにはたくさんかけたと思う。


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第四話

俺は今、図書館に向かっている。

 

理由としては、パチュリーが、来てもいいっていってたから行ってみようとおもっただけだ。場所は咲夜から聞いたし大丈夫だろ。

 

 

 

〜少年移動中〜

 

 

 

は?でけぇ、ぱねぇ、広さも高さもやばい。あれ、外見でかかったかけらどあんなに高さあったか?そういえば、咲夜が大きくしてるとか何とかいってたな、まぁ、いいや

取り敢えずパチュリーを探そう。

 

 

しっかしすげえ量の本だな。あんまり知らんが見た目からして触るな危険みたいなものや、英語表記っぽいのが、たくさんある。……あ、いた。

 

「おーい!パチュリー!」

 

「うるさいわね、叫ばなくてもすぐ近くにいるんだから聞こえるわよ。まあいいわ。来てくれたのね、なら歓迎するわ。あとちゃんと・か・え・す・のならここの本持って行ってもいいわよ。」

 

な、何か、すげえ「返す」の所強調してるけど以前何か、あったのだろうか。ま、それはそれとして、

 

「マジで?サンキュー」

 

ラッキー!こんだけの本いつでも読めるなんて、すげえいいじゃん!

 

「あ、その代わりなんだけど、少し貴方を調べさせてくれない?」

 

ん?え?まさか、あんなことやこんなことを…

 

「安心して、貴方の考えているようなことじゃないから。」

 

何故わかった…

 

「すぐ終わるわ。じっとしてて…。」

 

「わかった。」

 

まあいいか、なんもしないっていってるし、というか何してるんだ?

 

「!?」

 

ん、何かパチュリーの表情が険しくなった。

 

「どうしたんだ?」

 

「えーと貴方実は…

 

 

 

 

 

能力をもっているのよ。しかも二つ。」

 

「…………え?」

 

は?マジで?能力持ってんの俺?時操ったり腕伸ばしたりできんの?でもおかしいな。

 

「俺、普通に生まれて普通に育ったつもりなんだけど…。」

 

「そうよ、貴方は向こうの世界出身。だから驚いているのよ。しかも二つとなるとかなり不思議だわ。なにか貴方に特別なことがあるんじゃないのかしら?」

 

「うーん心当たりはないなぁ。」

 

「もしかしたら、目覚めたのかしら。」

 

「目覚めたって、潜在能力的な何かが?」

 

「そう。向こうの世界からこっちに来た時に反動でなった、もしくは、こっちの世界に適応した。それか、また別の理由なのか…。」

 

「まあ細かいことはいいじゃないか。別に俺はなんともないんだし。」

 

「それもそうね。」

 

「で、どうな能力なんだ?」

 

急に詰め寄る俺に若干引きながら答える。

 

「じゃあいうわね。 まず一つ目、

 

あらゆる事柄の積と商を操る能力よ。」

積と商?つまりかけたりわったりしたその結果を操る?意味わからん。

「次、二つ目。これが意味わからないのよねえ。

 

えーっと、ひみつ道具を創造する程度の能力よ。」

うん?一つ目はわからんが、二つ目は聞き間違いじゃあなければとんだチート能力だぞ?いやいやもしかしたら聞き間違いかも…

 

「ごめん、なんて言った?」

 

「だから、ひみつ道具を創造する程度の能力よ。」

 

「聞き間違いじゃあなかった。すげえ、まさか誰もが一度は憧れたあのドラ○もんのひみつ道具を扱える日がくるとは。」

 

「?あなた二つ目の能力の使い方分かるの?」

 

「ああ、すげえ、俺らにとっては、馴染みのある、そしてめちゃくちゃ強いぜ。」




すいませんやっぱり短くなりました。自分には1000文字を超えることしかできないのか…。まあ、はなしを切り替えて、ついに桜雅君の能力がわかりましたね。次話で詳細はわかると思うので待ってください。


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第五話

お気に入りが二桁いった…∑(゚Д゚) お気に入りにしてくださった方、見てくださった方ありがとうございます!


あらすじ

能力判明

ただいまドラ○もんの説明なう。

 

 

「例えばな、空を飛んだり、未来や過去にいったり他のところへ一瞬でいけたり他にもいろいろあるんだ。」

 

「何よそれ、反則じゃない。」

 

「まあ、よくわからんが、たぶん強いな。だからすごく嬉しい。でも、もう一つのあらゆる事柄のどーのこーのってのがよくわからないんだけど。」

 

「『積と商を操る』ね。説明がすこし面倒くさいから例えでいくわ。まず、積っていうのは分かるわよね?」

 

「たしか、かけた数の答えのことだったか?」

 

「ええ、それであってるわ。話を続けるわね。例えば、あなたの走る速さが7m/sだったとしてその能力を使用すると、『積を操れる』から、そうねぇ、例えで5倍とするわ。それで、5倍にすると、あなたの走る速さは、35m/sになる。早い話、あなたの走る速さを何倍にもできるってこと。」

 

「なるほどな、いろいろなものを何倍にもできるということでいいんだな?」

 

「ええ。たぶんだけど。簡単にいうと、そういう事よ。」

 

「じゃあ、商というのは割り算の答えだから、なんでもわれるってことだな。…いらね。」

 

「なんでよ。自分への負担やダメージ、重力を減らすことだってできるのよ?」

 

「ああ、そうか。じゃあこれもすごく強いんじゃねえか?」

 

「そうよ、あなた、聞く限りチート級の能力を2つももっているのよ。」

 

「ほうほう。なら積の能力で、いろいろ100倍にしてー……ぐへへ…。」

 

「あ、言い忘れてたけど、あなたの願望通りにはならないと思うわよ?」

 

「え?なんで?」

 

「いい?大抵の能力にはメリットはあるわ、でも、その分制限や負担、危険が伴うの。推測だけど、あなたの能力にも制限やら何やらあると思うわ。」

 

「へえー。具体的にどんなのがあるんだ?」

 

「そこまでわからないわ。自分でしらべてちょうだい。」

 

「わかった。」

 

 

 

 

 

 

「んじゃ、ありがとう、パチュリー。」

 

「こちらこそ。おかげで面白いものが調べられたわ。」

 

「それはよかった。じゃな。」

 

というわけで、出てきたわけだが、一刻も早く能力を使いたい。ドラ○もんだよ?ドラ○もん。

…どうしよう。

紅魔館を回るつもりだったけど、今はそれどころじゃねぇな。アニメのなかだけだと思ってたものが今すぐそこにあるかもしれないんだ、そりゃそっちを選ぶだろ。まあ、取り敢えず……

 

能力を使いまくるぞおおおお!

 

 

よし、外に行こう、今すぐ行こう。

 

〜少年移動中〜

 

「これだけでかけりゃ掃除も大変でしょうに。」

 

とかブツブツ言ってると

 

「ふぅ……やっと玄関だ。」

 

最初自分の部屋で調べようとしたのだか、一応安全のため、とパチュリーに言われたから外ですることにした。

 

「はあ〜やっとでれたー。この屋敷無駄にでけぇんだよ。」

 

疲れたー。よく考えたらこんなに部屋数いらないよなあ?妖精メイドが沢山いるとする、が、それでも部屋のほうが圧倒的に数が多い。もう少し減らそうよ。ていうか、俺、どこでもdoorがあるじゃん。それ使えばよかった。

 

うっわ、改めてみるけど、庭もでけえ、まあやりやすいからいいけど……じゃあ始めるか。

 




すこしずつしか、話が進まなくてすいません。正直今回の話すごくややこしかったです。誤字脱字等があったら知らせてください。


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第六話

よし、始めよう。

ちなみにレミリアから許可はとってある。

いつとったかって?

そんなこと、きにするもんじゃあないぜ。

 

「取り敢えず、能力の制限からだな。」

 

〜少年取り調べ中〜

 

「ん?なんか記憶が…気のせいか。なるほど、大体"わかったぞ。」

 

調べてみた結果、かなりの制限があった。まとめると、

 

1.使えるひみつ道具がかなり制限される。

 

使えない道具の例は、

時間移動系、願い叶える系(タイムマシン あらかじめ日記、もしもボックス等) 作中で、実際に使っていない道具や、殺人兵器みたいなのは、使えなかった。

 

2.ひみつ道具を創造する(道具にもよる)と、疲れる。

 

3.積の能力で、かけれる数、割れる数が0〜10まで、つまり速さ等も最大10倍までということ。まあ、もっと数字を大きくできるっちゃあできるんだが、体力の消耗が激しかった。

 

4.積の能力で、能力が適応されるのが頑張って5つ、しかも10倍もできなくなり、倍か半分くらいにしかできない。

 

5.体積に関しては能力が適応されない。つまり1㎤を何倍かにして大きく〜なんてことができない。ほんと、制限ありすぎだろ。あらゆる事柄じゃあねえじゃん。

 

以上が、今わかった内容だ。かなり制限されると思うが、それでもチートには変わりない。

 

あ、そういえば、パチュリーからスペルカードという紙をもらったんだった。スペルカードというのは、いわゆる必殺技のようなもの。紙自体には特になんか仕掛けがあるわけではなく、いまからこの技を使うぞ、という宣言をするといった意味合いがあるらしい。

 

うーんもらったのはいいんだけど、どうやって作るんだ?パチュリーに聞いとくんだった。

 

「あ、美鈴に聞こう。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

「で、私の所にきたわけですか。」

 

「そうなんだよ。技の名前とかどういう風にすればいいんだ?」

 

「それは自分の好きな名前でいいですよ。かっこいいとか、可愛い、とか自分に相応しい言葉とか、いろいろありますよ。」

 

「へぇ、なんでもいいのか、ならばだいたい決まってくるよな。」

 

「もう候補できたんですか?」

 

「まあな。じゃあ強い技をうつのはどうしたらいいんだ?」

 

「それは感覚ですねぇ〜。やはり自分で強いと思う技でいいんじゃないでしょうか。あ、でも、戦いを有利に進めるためには、それにあったスペルカードを作っておくといいと思いますよ。」

 

「ほうほう、参考になったぜ。ありがとう。」

 

「いえいえお役に立ててよかったです。」

 

「いつか手合わせしてもいいか?」

 

「いつでもいいですよ〜。」

 

「サンキューそれじゃあ。」

 

「はい、スペルカード作り頑張って下さい。」

 

「おう。」

 

なるほど〜つまりチョーかっこいい技を堂々と言えてしかもそれが発動されるのか。

 

「まあ、後々考えていこう。もう夕暮れだしどこでもdoorで戻るか」

 

『どこでもドア』

 

ここにおいてっと。結構重いな。この重さをあんなに軽々しく……まあいいや。戻ろう。

といって入ると…

 

「あれ?帰れねえ、通り抜けちまった。」

 

なんでだ?

 

「あーそーいえば、これ、地図がインプットされてねぇと使えないんだったな。仕方ない歩いて戻ろ。」

 




かなり能力に制限を設させてもらいました。誤字脱字があったら報告お願いします。あと、なぜ美鈴は、携帯の変換で、フルネームで打ったらちゃんと漢字で出てくるのに、名前だけだったら出てこないんですかね。


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もう一人のスカーレット〜Girl with madness〜
第七話


前回の続きです。


能力の制限がある程度わかって部屋に戻ることに。

 

部屋に戻るとそこは雪国だった。じゃねぇや、ベッドの上に服が置いてあった。

 

「何だこれ。」

 

見てみると、それはアニメとかでよく見る執事服だった。

 

「ん?これは…………手紙?」

 

服と一緒に手紙があった。

 

「えーっと、何々……

 

『働くときの服なんだけど、これを着てやるように、とお嬢様が言っていたのであなたのサイズに合わせてつくったわ、これからこれを着てちょうだい。by咲夜』

 

「マジかよ…少なからず一回着てみたいとは思っていたけど………仕方ない、着るか。」

 

「うわ、サイズ本当にあってる。咲夜もしかしていつの間にか測られた?いやいやそんなはずは……考えるのをやめよう。まあいいや、もうそろそろ夕食だし、食堂に向かうか。」

 

〜少年移動中〜

 

「ホント遠い。あ、道具を使えばいいのでは…疲れるのやだしやっぱりいいか。」

 

ガチャ

 

部屋に入るともう部屋にはみんながいて、レミリアが喋りかけてきた。

 

「あら、桜雅じゃない。服、似合ってるわよ。」

 

「おうサンキュ。」

 

「しかし随分遅かったじゃない。何かしてたの?」

 

「ああ、能力の使い方を調べてたんだよ。」

 

「そう、それで、収穫はあったの?」

 

「まあ、少しは、あと、レミリアに渡されたあのスペルカードってやつ作ったぞ。」

 

「へぇ、いつか見せてもらうわ。」

 

「ああいいぜ。」

 

コンコン

 

「夕食ができました。」

 

「咲夜だわ。みんな、食べましょう。」

 

「あ、食器運ぶの手伝うよ。」

 

「ありがと、ならそこのやつを持って行って。」

 

「了解。」

 

で、運び終えて、食べ始める。

 

喋ってて思ったけどみんな優しいな。運命がどうとかは置いといて、全く経歴も分からない俺を快く受け入れてくれて(強制だったけど)、その上みんな楽しく喋れる。

 

 

もし、あんなことがあっても絶対あの悲劇は繰り返さない。あのときの俺は何もできなかった。もし、もしもまた、あんなことが起ったなら絶対みんなを守る。今はまだ弱いかもしれない。でも、ここなら、この力なら、守れるかもしれない、いや、絶対守る。そう決めた。

 

 

 

 

 

 

 

その日から一ヶ月ほど、たった。

 

紅魔館の仕事をこなしていくとわかったことがある。

 

咲夜の家事スキルがすごい。こんだけ広いのにあっという間に終わらせられるとは。

あと、能力の使い方かいも馴染んできた。ここでは戦闘に慣れておかないといけないので、自主練も欠かさずしている。自分でいうのもあれだか、結構強くなれたと思う。美鈴からも言われたし。

 

そして今、紅魔館の一室で、俺が知っているみんなが、食事をとっていた。

 

最近、気配を読み取る訓練をちょっとしてみてこの建物の地下に僅かだが気配があった。というか俺が気配の察知能力がないだけだと思うが。

 

「レミリア。」

 

「ん、何?」

 

「お前何か、隠してないか?」

 

「いきなりどうしたの?」

 

レミリアは平然としているように振舞っているが、すこし反応した気がする。

 

「なあ、もう一人ここに住んでるやついるよな?」

 

「だからなんのこと?」

 

「隠すなよ。別にお前のことを責めようとしてるわけじゃない。俺はさっき訓練の一環で、気配を感じとりやすくしてたんだよ。すると、すごく僅かだか、気配がした。地下から。」

 

「…………。」

 

「お嬢様、もう伝えた方がいいのでは?」

 

「……そうね。そうよ。私達の他にもう一人住んでいるの。私の妹が。でも、それがどうしたのよ。」

 

レミリアはすごく焦っている気がする。

 

「決まっているだろう?会いに行「駄目よ!」え?」

 

「だから駄目っていってるの!」

 

「理由は?」

 

「関係ないわ。私はあなたの主人よ?答える必要はないわ。」

 

「そうか、なら行く。」

 

「いい加減になさい。」

 

「理由をいったら考える。」

 

「はぁ、わかったわ。危ないからよ。今、あの子は狂気に操られているの。つまり、私のいうことも聞かない。だからずっと地下で過ごしてもらっているのよ。武力でなんとかすることもできるけど、それじゃその場しのぎでしかない。どうすることもできないの。わかったかしら。」

 

「理由はわかった。でも、それじゃ遠ざけてしまっているじゃねぇか。家族がそんな状態なのに、平然としといられる奴の気がしれないな。」

 

「ちょっとまって桜雅、お嬢様は毎日妹様に会いに…。」

 

「咲夜、ありがとう。でも今は口を出さないで。」

 

「お嬢様……。分かりました。」

 

「ありがと。桜雅、申し訳ないとは思っているわ、でも、私は無理だった。ねぇ、そこまでいうのなら止めてみなさいよ。私の妹を……フランドール・スカーレットの狂気を。」

 

「ああ、止めてやるよ。」

 

しばらく二人の間に口を挟む者はいなかった。

 

 

 




急展開でしたね。すいません。あと補足ですが、別に桜雅もレミリアもお互いに憎んでいるわけではありません。


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第八話

桜雅君の戦い方に疑問を覚えるかもしれませんが気にしないでください。


「はぁ、どうしよ。」

 

現在午前7時、昨日あんなこといったのはいいが、正直レミリアの妹が、どんな奴か分からないからどうしたらいいかわかんねぇんだよなぁ。

 

昨日結局

 

「桜雅、とりあえず今日は、疲れているでしょうかは休んで明日にしなさい。お嬢様もそれでいいでしょうか。」

との咲夜の申し出にレミリアが了承したことによりその日は片付いた。

 

「まぁ、悩んでいても仕方ない。とりあえずレミリアの妹の所へ向かうか。」

 

 

「はあ、ここまでの道のり、やけに短かったなぁ。」

 

人間何事も嫌なこと、怖いことある前の時間は短く感じるものである。もう、部屋についてしまった。

 

「あ、武器はどうしよう。」

 

そう、この世界で、戦っていくに、こないだまで、普通の暮らしをしてきた桜雅には、武器が必須である。素手で、戦うには少し早い。

 

「よし、武器は『名刀電光丸』でいいかな。でも、見た目が………。仕方ない疲れるけど、DXライトで、…と。お、見た目が、日本刀みたいなかっこいいかんじになった。これでいいか。」

 

あとは、積の能力で、動体視力、体の耐久、速度、攻撃力等を2倍にする。これで、準備は、okかな。じゃあ入るか。

 

「あら、あなたは誰?」

中に入ると、金髪の少女がいた。後ろの羽は、レミリアみたいな黒い羽ではなく、宝石が付いているような感じだった。

 

「俺は神谷桜雅。少し前から此処にやっかいになっているんだ。」

 

「へぇ、そうなんだ。私はフランドール・スカーレットよ。」

 

なるほど、レミリアの妹だからスカーレット。

 

「ねぇ、桜雅。あなたは私と遊んでくれる?」

 

「え…いいけど。」

 

あれ、イメージと違う。もっと怖い感じで入った瞬間死と直面しそうな事を予想してたんだけど…。なんかそうでもない?

 

「何して遊ぶんだ?」

 

「決まってるじゃない。弾幕ごっこよ。」

 

ですよねー。そりゃそうなるとは少なからず思っていたよ。まあ、こっちは最初からそのつもりで来たんだからな。じゃあ、始めますかね。

 

「じゃあ始めましょ。」

 

といった瞬間大量の弾幕が飛んできた。

 

「ちょ、おま、危ね!」

 

くそ、積の能力を少しずつしか使ってないからかわしきれねぇ。仕方ない。能力をリセット、それから身体能力を10倍に。これで、やっと躱し切れるくらいだ。しばらくして、弾幕がやむ。

 

「はぁ……、はあ……。」

 

「え?もしかしてもう終わり?もっと楽しませてよ!」

 

禁忌「レーヴァテイン」

 

なんという事でしょう。フランドールが、炎の剣を創り出してきりかかってきました。

 

そう、スペルカードである。

 

「うぉ、あっつ、やべえ、身体能力を2倍に、刀の耐久値を2倍、体への負担を半分に!」

 

これで耐え切れるといいが、あとはこの名刀電光丸…毎回こう呼んでちゃ締まらないな。うーん、そうだ、名刀電光丸、名を改め神桜刀(しんおうとう)にしよう。て、戦いの途中で、何考えてんだ。

 

とりあえず頑張ろう。一応自動だし。

 

 




刀の名前とりあえずつけました。あと、バトルシーンは変かもしれませんがそこは許してください。誤字脱字ありましたら教えてください。


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第九話

「げほっ…げほ…。はぁ……はぁ…。」

 

俺の考えが甘かった。フランドールはすげえ強かった。さっき(第八話)で、フランドールが使っていた炎の剣。剣術こそあんまりだが、物凄い力で押されてきている。いくら自動とはいえ力の差は大きかった。というかやべぇよ。二十二世紀の科学に力でごり押しって…しかもDXライトで性能を上げて、能力で、耐久力諸々上げてるのに…それでもって。

 

「へぇ、すごいすごい。人間なのによく耐えれたね。でも、もっと楽しませてね?」

 

禁忌「フォーオブアガインド」

 

次の瞬間フランドールが四人に 分身した。

 

「おいおいなんだよそれ反則じゃねぇか。でも俺も負ける訳にはいかないよな」

 

「分身ハンマー」「インスタントロボット」「影切りばさみ」

 

俺もできるだけ分身をつくる。

 

「やばい体力の限界が近い…が、これでお前と対等だな。」

 

「へぇあなたもできるんだ。」

 

「まぁな。」

 

「フフフフ……。」

 

あれ、なんか雰囲気変わったような…

 

 

 

 

 

 

「よし、やっと倒したか。」

 

「何か、勘違いしてない?降り出しに戻っただけだよ?」

 

まぁ、結果的にいうと、なんとかフランドールのスペルカードを倒すと同時におれの分身も壊れるなり死にそうになったりしてたから戻した。影は、これ以上時間が経つと乗っ取られそうだから戻した。

 

「もっともっともっトモット……」

 

秘弾「そして誰もいなくなるか?」

 

ん?普通に弾幕うってくるだけだぞ?何がかわったんだ?

 

「まぁいいか倒せばいいんだろ。」

 

無防備のフランドールを斬る………え?確か今当たったよな?でも、フランドールは何もなかったような顔をしている。

 

「あれ?知らないの?このスペルカードの使用時間の間は、攻撃が効かないんだよ?」

 

「あぁ、これが耐久スペル、耐えるしかないって事か。」

 

ひたすら躱すしかないよなぁ。取り敢えず頑張ろ。

 

「いってぇ、」

 

「ハハハハハハ攻撃やっと当たったねー。」

 

もう我慢ならん。

 

防符「零の奇積」

 

これは、スペルカードだ、修行している時につくった。これは、おれを中心に半径1メートルの範囲にバリアが張られる。その効果は、あらゆる攻撃が、0倍にされる。つまり無効化されるということだ。まあ、メリットがあればデメリットもあるわけで、このスペルカードは、すごく発動時間が短いし、物理は防げない。普通に物体は通り抜けることができる。

 

「それ、いつまでもつの?」

 

「さぁな、……ぐっ!」

 

「もう余裕ないの?じゃあ……コワレチャエ。」

 

そう言うとフランドールの攻撃がやんだ。スペルカードの時間が、切れたんだろう。

 

「コレデオワリ。」

 

QED「495年の波紋」

 

QED、これは数学的にいうと証明終了だったか。つまりこの戦いも終了といったところだろうか。

 

そのスペルカードを使ったその瞬間名の通り波紋のような全方位に弾幕が壁などを反射しながら迫ってきた。

 

「嘘だろ?もうあんなの躱す余裕がない。……仕方ねぇな。あれを使うか。」

 

身体能力を全開にしてジャンプしてフランに近づきながら刀を構える。

一か八か…

 

「一刀流……

 

飛竜(ひりゅう) 火焔(かえん)!!!! 』 」

 

 

斬る!………そして切り口が、発火した。

 

「熱っ!……」バタ...

 

よし、なんとか倒したか。

 

というか本当に十倍か?もっと今の強くなかったか?

あっやべ、それよりも助けねぇとな。別に倒す目的ではないからな。

 

「おーい大丈夫かー?」

 

見に行くとフランドールは気絶していた。

 

「流石だな。傷があまりついてない、いや再生したのか。それよりレミリアがいってた狂気ってのをなんとかしねぇと。」

 

うーん能力で、狂気を少しでも小さくできれば後は、フラン自身が狂気と向き合い受け入れることで収まると思うんだが。




フラン戦終わりです。バトルシーン全然無理でした。すいません。誤字脱字あったらお願いします。


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第十話

よく考えたら前話、弾幕ごっこなのに桜雅君弾幕打ってない………。


紅魔館のある一室〜

 

「う〜ん……ん、あれ、ここどこだろう?」

 

「お、目が覚めたか。おーい、フランドールが、目を覚ましたぞー!」

 

バタン! ドアを勢いよく開く音がした。そして、レミリアが、入ってきたた。

 

「本当?フランー‼︎」と叫びながらフランドールに抱きついた。

 

「お姉様⁉︎どうして?私、え?」

 

どうも状況が飲み込めないらしい。そりゃそうだ。 説明するためにも俺はいるんだ。

 

「えーと何から話すかな…、あのな、まず、俺が狂気に支配されていたお前の所にいって、そして弾幕勝負になってぎりぎり俺が耐えて終わったんだ。覚えているか?」

 

「うーんあんまり…。」

 

「そうか…ま、それでお前が気絶してたからその間にお前の中の狂気を抑えたんだ。」

 

「へぇそうなんだ。じゃあ私を助けてくれたの?」

 

「まぁ、そういうことだな。」

 

「そうなんだ。じゃあ私はこれからお姉様とお兄様達と一緒に過ごせるんだぁ。」

 

「そうだ。って、え?お兄様?」

 

「うんお兄様!これから一緒に過ごしていくんだし、私を助けてくれたからそう呼ぶの!あと、私の事はフランって呼んで」

 

なんか納得いかねぇ。この世界(小説)の創設者の願望なんじゃねぇのか?

 

「?」

 

こらこらそんな上目遣いで見られると断れんだろうが。

 

「はぁわかったよ。」

 

まぁ、嬉しいけど、恥ずかしくもある。

 

ジィィ…

 

「なんだよ、レミリア。」

 

この会話の途中で、レミリアが鬼の形相で俺のことを見ていた。そんな目で、見られても俺は知らん。

 

「なんだ?レミリア……………嫉妬か?」

 

「違うわよ!」

 

即答かよ。自棄になっているし図星らしいな。それでも、

 

「まあ、いいじゃねえか。楽しそうだし。なんだかんだ楽しけりゃいいんだよ。」

 

「何がいいのよ。」

 

「あ、そうだ、レミリア、フラン家族は大切にしろよ?」

 

「お兄様?急にどうしたの?」

 

「そうよ、藪から棒に。」

 

「いや、友達は言い方は悪いがやり直せるし作り直せる。けれどな、家族は一度失ったら二度と会えないんだ。だから言ったんだよ。」

 

「そう、大切にするに決まってるじゃない。折角元に戻れたんだから。」

 

「そうか、それならいいさ。」

 

この時、一瞬桜雅の顔が曇ったことが、わかった。

 

「何か気に病む事があるなら私に話しなさい。話し相手にはなれると思うわ。」

 

「私もなってあげるー!」

 

「ありがとう、レミリア、フラン。また、相談に乗ってもらうよ。」

 

とやかくして、レミリアの妹、フランドールの狂気の件は、これにて幕を閉じた。

 

「あれ?今回、私空気?」

 

咲夜が、つぶやいた。




投稿ペースが、遅れたりするかもしれませんが、長い目で見ていただけると幸いです。

誤字脱字が、あったら報告お願いします。


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日常編〜 The calm before the storm〜
第十一話


フラン戦を少し編集しました。よかったら見てください。


「何これ美味しい。」

 

「すごい!」

 

「意外だわ。」

 

今、昼食に俺の料理(といってもグルメテーブルかけで名前をいっただけだけど)を食べてもらっている。

 

家事は、掃除は何とか咲夜についていっている、他は……まぁ、そこそこね。といわれたが、料理は、美味しいと言われた。でも、やっぱり咲夜の作ったご飯の方が美味しかった。この世界には二十二世紀の科学を上回れる人たちがたくさんいるようです。

 

掃除はともかく他の洗濯等の家事は、俺が能力を駆使してやっているにもかかわらず咲夜の方が早い。なぜだ。

ま、それで料理やってみたら?っていわれたからやったんだが、なにせ俺は料理をやったことがないからな。だからグルメテーブルかけを使ってやってみたら美味しいけど、咲夜には勝てないわね。と言われたんだ。

 

因みにそれぞれの反応は、レミリアとフランは、美味しそうに食べてくれているのが目に見えてわかった。

 

パチュリーからは

「へぇー美味しいじゃない。」

の御一言をいただきました。

 

こあも美味しいです。といってくれた。

 

咲夜も美味しいっていってくれた。

まあ、和食は咲夜は作ったことがないそうで今度作り方教えてって言われた。どうしよう、名前いっただけっていったら怒るかな…、まあ、いいや。

 

 

そのあと昼食を済ませ雑談モードになっていたところにレミリアが話しかけてきた。

 

「ねぇ、人里に行ってみない?」

 

「人里?」

 

「まぁ、主に人間が住んでて 妖怪が、襲ってこない所、つまり唯一の安全地帯でもあるの。」

 

「え、でも、もし妖怪が里に入って、人間を襲ったらどうなるんだ?」

 

「博麗の巫女に退治されるわ。」

 

「博麗の巫女?」

 

「まぁ、妖怪退治を専門としている巫女のことよ。そんじょそこらの人とは別格の強さを誇っているわ。」

 

「やっぱり強いってことは怖いのか?」

 

「まぁ、そこらの妖怪からしたらね、でも、私達からみたらただのお金に貪欲なグータラ巫女よ。人里からしたら頼りにはされてるとは思うけど。」

 

「へぇーそーなのかー」

 

「そうよ。で、どうする?」

 

「?ああ人里に行くかどうかか。うーん、じゃあ行くよ。」

 

「そう、なら咲夜も行ってきなさい、買い出しに行くんでしょ?」

 

「そうですね。わかりました。桜雅、私が案内するわ。」

 

「そうか、ありがとう。じゃあ行くか。」

 

out紅魔館〜

 

外に出ると雪が降っていた。今は冬真っ只中だ。俺が、幻想入りしたときは、冬になったばかりだったかな。

 

「ごめんなさい、待たせたわ。」

 

程なくして、咲夜がきた。服装は、いつものメイド服ではなく、コートを羽織っていた。綺麗だと素直に思う。

 

「いや、俺も今来た所だよ。じゃあ…」

 

「ちょっと待って、そこで幸せそうな顔してる門番を叩き起こすわ。」

 

「お、おう。」

 

なんか、咲夜がとてつもなく怖かったんだが…。

 

それから暫くして…

 

「きゃあああああ!!!!!ちょ、咲夜さん顔怖い顔こわ…あのー、腕というのはですね、そっちには曲がらないんですよ?あっ、本当、まっt…いダダダダダッ!!」

 

気のせいだ、そうだ後ろから悲鳴なんてキコエナイキコエナイ。

 

「お待たせ、いきましょう。」

 

「あ、ああ。………程々にな?」

 

「それで、ちゃんとしてくれればいいのだけれど。」

 

「んー、なら俺がやってみようか?方法は無いわけでは無いぞ。」

 

「いや、いいわ。自分で克服しないと意味が無いもの。」

 

「そうだな。わかった。」

 

「ええ。」

 

そう言い、歩き始める。




読んでいただきありがとうございます。
誤字脱字が、あったらおしらせください。


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第十二話

投稿遅れました、すいません!orz 学校でテストだの色々あったんですよー。まぁ、順調に英語の答案用紙は、チリと化しましたが(泣)


俺たちが人里に向かって歩いていると二人の少女が(正確には青い髪の子が)とうせんぼしてきた。

 

「アタイの縄張りに入ってくるなんて生意気ね!さいきょーのアタイが成敗してあげるわ!」

 

とか言ってくるのだ。最強がひらがなになってる時点で強さが全く感じられない。

 

「やめようよ、チルノちゃん。男の人はわからないけどあの女の人は紅魔館のメイドの人だよ。食べられちゃうよ。」

 

それで、緑の髪の子が、止めに入っている。なんとなくだけど青の子より話が通じそうだ。

 

「だいじょーぶよ。さいきょーのアタイなら楽勝よ。」

 

「うーん、怪我はしないでね?」

 

あれ?なんか⑨という文字が…なんだ?まあいいや、どうしようか、とうせんぼしてるということは倒さなければいけないよなぁ。弾幕あまりできないんだよなー。あと相手が少女というのがまた心が抉られる。え?フランはどうなんだよって?あの時は成り行きでそうなったんだよ仕方ない仕方ない。どうしたもんか…あ、簡単じゃないか。

 

「さらっと私を非人道的な人みたいなことをいったわね。面倒だけどやられてもらうわ。メイド秘技…

 

「待ってくれ。」

 

「殺zって…え?」

 

「俺にやらせてくれないか、いい経験にもなるし。」

 

「いいけど、あなた弾幕苦手なんじゃないの?」

 

「いや、弾幕を使わなくてもいけるはず。」

 

「まあいいわ。任せるわ。」

 

「おう。そうしてくれ。じゃあやるぞ。おい!俺が相手だ!」

 

「ふん!最強のアタイに勝てると思ってるの?」

 

あ、漢字になった。

 

「すぐ倒してあげる。

 

氷符『アイシクルウォール』

 

あの子の周りに氷のつららみたいなのが出てきた。それが俺の方に向かってきたんだけど、全く当たらない。

 

「あたってないぞー。」

 

「くぅ〜、ならこれはどう?」

 

凍符『パーフェクトフリーズ』

 

色がない弾幕をうってきた。

 

「んじゃ、そろそろ…」

 

『タンマウォッチ』カチッ

 

はい久しぶりに出てきた秘密道具、一つ目の能力が案外便利だからあんまり使ってなかったんだよな。以外と使いたいものがいつでも使えるとなるとあんまり使おうとはしなくなるもんだな。

 

ちなみにこの道具は一定時間時を止められる。あとは刀をこの子の近くで刀を構えておけばいい。弾幕も時を止めてる間にかわしておけば問題ない。

 

「ふふふ…これで私の勝「それはどうかな?」え…?」

 

いま後ろに回っている。

 

「く…少しはやるようね。仕方ないわ、アタイのライバルとして認めてやるわ。」

 

まじかよ、これでライバルかよー。

 

「まぁ、それでいいよ。じゃあ通してくれ。」

 

「またねー。」

 

「さよならー。」

 

そしてしばらくして名前聞いていないことに気づく。やっちった。

 

「ねぇ、桜雅?」

 

「ん?なんだ?」

 

「あなた、時を止められたの?」

 

「うーんそうだな、能力の一部でな、そんなのがあるんだ。」

 

「便利ね。あ、見えてきたわ。あそこが人里の入り口よ。」

 

見えてきたのは門だった。そこから見える里の様子も江戸時代みたいだ。

 

「あーあれが、江戸の街並みみたいだな。行ったことはないけど。」

 

「えど?」

 

「あ、そうか知らないのか。えーと、簡単にいうと外の世界のだいたい150〜400年くらい前の日本のことなんだ。」

 

「へぇ、結構前なのね。ということは私達にとって今の外の世界の方が勝手がわからないわね。やっぱりこういうこと外ではがっこうというところで教えられるの?あまり需要性がなさそうだけど。」

「過去を知って意味があるのかしら。」

 

「さぁ、俺にはわからん。あ、ここか。」

 

そういってる間に門が目の前まできていた。

 

「じゃあ入りましょう。」

 




本当に投稿遅れてすいません。あと、なんか好きな道具が、あったら言って下さい、ゴク僅かかもしれませんが作中で出せたらなとおもっています。

誤字脱字があったら教えてください。


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第十三話

今回はかなり自己解釈があります。


「と、これぐらいかしら、よく来る店は。」

 

「結構いろいろ回るんだな。」

 

「此処、基本あまり私達が食べてるようなものは売ってないから結構見つけるの大変なのよ。」

 

「なるほどな」

 

店を回り終わってぶらぶら店をまわっていると…

 

「おい、今ぶつかっただろ!」

 

「すいません。」

 

「あぁ⁉︎謝って済むんなら警s、違う違う、とにかく謝って済むと思うなよ⁉︎一緒に来てもらおうか!」

 

「やめてください!」

 

不良みたいなやつが、少女を連れて行こうとしている。というか、あいつ今変なこと言ってなかったか?いや、絶対言ってただろ。なんで警察なんて知ってるんだよ。

取り敢えず止めに入らないとな。

 

「止めに行くんでしょ?」

 

「当たり前だ。おい、止めろ。」

 

「はぁ⁉︎誰だテメェ。こっちはぶつかられて怪我してんだよ。関係ないのに口突っ込んでんじゃねぇよ。」

 

あ、いいこと思いついた。

 

「あ、そうかそうかこれは悪いことしたな。これでもつけて頑張ってくれ。」

 

《懲らしめバンド》

 

「何をしやがる!」

 

「まぁ気にすんなよ。やめることをお勧めするが…。」

 

「ふん!まあいい、おいただじゃおかねぇぞ!」

 

あ、そのままやるんだ…

 

そういって少女を連れて行こうとする。すると…

 

「なんだこれ、あ、痛い痛い痛い‼︎」

 

「だから言っただろ?やめとけって。人に止められてるのにやろうとするからだ。」

 

「くっ、覚えてろよ!あ、いってぇ!」

 

悪役の定番台詞と道具の感想を吐きながら去っていった。あの道具は人に止められてる事をすると頭を締め付ける。つまり俺が止めた事をあいつがしたからこうなったわけだ。

 

「ホント桜雅の出すものは不思議なものが多いわね。」

 

「咲夜だって不思議な力持ってるだろ、それと同じだろ。と、そんなことより。」

 

「そうね。ねぇ、大丈夫?」

 

「ありがとうございます。おかげで大丈夫でした。」

 

「そうか、それは良かった。」

 

「はい!私は稗田阿求(ひえだのあきゅう)といいます。幻想郷縁起を書いているんですよ。」

 

「へぇ貴方があれを…大変ね。」

 

「いえいえそんなことないですよ。」

 

「ちょっとまて、その幻想郷なんちゃらというのはなんだ?あ、俺は神谷桜雅だ。」

 

「私は十六夜咲夜よ。」

 

「桜雅さんと咲夜さんですね。えっと幻想郷縁起ですね。私達が先祖代々書いてる幻想郷で起こったあらゆる事柄を纏めた資料なんですよ。」

 

「つまり幻想郷の歴史みたいなものか。」

 

「そんな感じです。」

 

「ん?先祖代々と言ってたけどお前の親とかか?」

 

「…それが少し違うんですよ。稗田家には「御阿礼の子」と言われる子が生まれてその本を受け継ぐんです。いわゆる転生ですね。聞くと二百年前くらいから書いているようです。まぁ、私の家系は、寿命が短く転生の準備とかいろいろしなければいけませんからあまり人としての生活を送れないんですが…。」

 

「それって辛くはないのか?」

 

「ちょっと桜雅?阿求の事も考えなさいよ。」

 

「おっと悪い。ごめん、今のは忘れてくれ。」

 

「大丈夫ですよ、桜雅さん、咲夜さん。そうですね、少しってところでしょうか。」

 

「じゃあ…」

 

「でも、それよりも私は代々受け継いだものを受け継ぐ。その事に私は誇りをもっています。だから可哀想、普通の所に生まれてくれば良かったのに、とか私や私の先祖達の存在を否定されるようなことを言われるほうが悲しいです。」

 

なるほど、なら俺が言える事は、

 

「俺はいいと思う。俺はお前がその生き方がいいのならその生き方を尊重する。そんなすごいものに自分が携われるなんてかっこいいと思うぜ。」

 

「そうね、私は自分の生き方を貫けるのはかっこいいと思うわ。」

 

「え?」

 

「ん?なんか変な事言ったか?」

 

「いえ、そんな事あまり言われた事なかったので、変な感じです。でも少し楽になった気がします。ありがとうございます。」

 

「どういたしまして。」

 

「そういえば桜雅さんは何処に向かわれているんですか?」

 

「いや、別にどうってわけじゃないけど…。」

 

「なら、寺子屋に行きませんか?」

 

「え?俺はいいけど…。」|チラッ

 

「別にいいわよ。」

 

「ありがとうございます。じゃあ行きましょう。」

 

 




もし変な内容なら感想欄で伝えてください。


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第十四話

遅れてすいません。これから投稿ペースが遅くなるかもしれません。


咲夜と人里に来たわけだが、少女が不良に絡まれているところを見つけ、助けたらなんだかんだでその子と寺子屋というところに行く事になった。

 

「なんでそこに行くんだ?」

 

これは素直な疑問。わけもなく行くはずないしな。

 

「寺子屋の先生に子供達に勉強を教えるのに必要な資料を頼まれてたので、それを届けに行くんですよ。」

「そうか、大変だな。」

 

「そんなことないですよ。」

 

あ、思い出した。寺子屋といえば、江戸時代の学校のようなところだった気がする。ここ江戸だろ。でも、そうだとするとここの時間は止まっているのだろうか。外の世界は、どんどん科学が発達しているのに対し、ここはそういう進歩が見られない。できない、いやする必要がないのだろう。互いに争う事がなく(一部例外有り)協力していっているから科学を進歩させる必要がないのだ。この世界を見ていると外の世界では、必要不可欠だったものがあまりいらなく思えてくる。正直幻想郷(ここ)のほうが人間らしく生きてられると思うし、いいと思う。

 

「どうしたの?そんな難しい顔して。」

 

咲夜が心配そうな顔で見てきた。そんな難しい顔してたかな?

 

「あ、ああ少し考え事してただけだ。」

 

「そう、ならいいけど。」

 

「そういえば、お二人はどこに住んでいるんですか?」

 

「紅魔館だ。」

 

「へぇ、紅魔館ですか……て、えぇ⁉︎紅魔館って、たしか吸血鬼が住んでいる館ですよね?」

 

「そうだな。すごいカリスマ性(笑)のあふれる吸血鬼が住んでるぞ。」

 

ガシッ

 

「あら、お嬢様のことをそういう風にいうのは私が許さないわよ?」

 

「ア、ハイ。」

 

「なんか大変そうですね。」

 

「まあ、そりゃ大変だな。でもすごく楽しいし、あいつは優しい。口では悪く言っていても、内心ちゃんと相手を思いやれる奴だからな。」

 

「そうなんですか、ちょっと意外です。………あ、着きました。ここが寺子屋です。」

 

そう言われて、視線を向けてみるとまぁ、予想していた感じだった。木造だな。

 

「どうかされましたか?」

 

「いや、なんでもない。」

 

「じゃあ入りましょう。」

 

そう言って入っていった阿求を追う。

 

「慧音さーん!頼まれていたものもってきましたよー。」

 

「ん?阿求か、おお!助かるよ。ありがとう。」

 

「いえ、子供達に少しでもたくさん学んでもらいたいので。」

 

「そう言って貰えると助かるよ。ところでそちらの方たちは?」

 

「桜雅さんと、咲夜さんです。二人とも紅魔館に住んでいるんですよ。さっき私が襲われかけたときに助けてくれたんですよ。」

 

「そうか。」

 

といって俺たちのほうに改めて向いて、いった。

 

「阿求を助けてくれて感謝する。ありがとう、そういえば、紅魔館というと、チルノたちが住んでいる所の近くの真っ赤な館だったか。」

 

「それであっている。さっき紹介に預かったが改めて。神谷 桜雅だ。」

 

「十六夜 咲夜よ。」

 

「私は上白沢 慧音だ。桜雅、咲夜でいいか?」

 

「いいぞ。」 「いいわ。」

 

「わかった。ところで、その人柄を信用していうんだが、ここで働いてみないか?」




投稿遅れて本当にすいめせん。これから忙しくしくなっていくんで、まだ最初だけとペースが落ちると思います。
微妙なところで終わってしまいましたが、別に意味はありません。誤字脱字、アドバイス等がありましたら教えてください。


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第十五話

投稿遅れてすいません!最近忙しくて時間が…
頑張って投稿していこうと思います。


あらすじ〜

 

人里に咲夜と来た。

阿求を助けた。

寺子屋に行く事に。

着くと、寺子屋の先生からここで働かないか、と誘われた。

 

 

 

 

 

 

「「え?」」

 

「?働いてみないかといったんだが。」

 

「私は無理だわ。紅魔館で勤めているもの。ごめんなさいね。」

 

「いや、大丈夫だ、桜雅はどうだ?」

 

「うーん、俺は…どうしようか。」

 

紅魔館で働いているっちゃ働いているが、咲夜の家事のするスピードが早すぎてあまり役に立っているとは言い難いんだよなぁ。

 

「やっぱり難しいか?」

 

「いや、そんなことない。やってみるよ。」

 

「そうか!ありがとう。」

 

「でもなんで俺なんだ?」

 

「子供達に、色々なことを学んでほしいと思ったんだが、里には適任者が居なかったんだ。私だけでは教えられることも限られてくるからな。」

 

「そうか?でもすごいな、見ず知らずの俺に声をかけるなんて、」

 

「私はこういう職に就いているから性格を見抜くのが得意なんだ。」

 

「なるほど。じゃあいつ来ればいいんだ?」

 

「今日はあれだから今度、桜雅の好きな時に来てくれて構わない。」

 

「ありがとう。じゃあまた。」

 

「ああ。」

 

「さようなら、慧音さん。」

 

「またな、阿求。」

 

 

 

 

 

 

 

「今日は、ほんとうにありがとうございました。」

 

「おう。」

 

「今度は変なのに絡まれないようにしなさいよ?」

 

「はい、すいません。」

 

今、阿求の家の前に来ている。この人里の中ではかなり大きい家、いや屋敷だ。

 

「あの、今度神谷さんのお話を聞かせてもらって良いですか?」

 

「話って外のか?」

 

「はい。」

 

「まぁ、べつに良いぞ。」

 

「ありがとうございます、じゃあまた。」

 

「またな。」

 

「さようなら。」

 

そう言って家の中へ入っていった。

 

「じゃあ帰るか。荷物持つよ。」

 

「ありがと。じゃあ帰りましょう。」

 

 

 

で、

帰るとレミリアが、フランと寒いと嘆いてた。

 

「本当、なんでこんなに寒いの!?これだから冬は。」

 

と、ずっといってる。

 

「お嬢様は夏でも文句を言っているように思えますが。」

 

お、珍しく咲夜がレミリアに物申している。

 

「何よぉ〜、咲夜まで〜。」

 

といってフランのところにいった。

 

「あ、いや、そういう訳では…」

 

咲夜まで落ち込んでいる。仕方ねぇな。ここは二十二世紀の力を見せるか。

 

『あべこべクリーム』

 

「ほら、これを塗ったらマシになると思うぞ。」

 

「本当⁉︎」

 

「あ、少しだぞ少し!」

 

すりすり…

 

「うわぁ、本当だ暖かくなってきた。すごい!」

 

「お兄様、私も!」

 

「はいよ。」

 

「すごいすごいあったか〜い!」

 

「咲夜も使うか?」

 

「ええ。・・・・本当、すごいわ。これなら冬場は楽ね。」

 

あ、そうか家事大変だもんな。早く出してやればよかった。

 

「ではそろそろ夕食を作りますので少しお待ちください。」

 

「ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字があったら報告お願いします。


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第十六話

投稿遅れてすいません。なるべく投稿はやく投稿できるようします。


「それで、ここは15÷3をして答えは5だ。わかったかー?」

 

「「「はーい!」」」

 

「おけ。じゃあ次の問題を解いてくれ。」

 

今は寺子屋で子供達に勉強を教えている。だがここにはダークフォースがいた。

 

 

 

「こたえは9ね!」

 

「いや違う、何故そうなるんだ。じゃあ自分で考えたらどうだ?例えばお前がある店でりんごが売っていてひとカゴに3つ入っているんだ。それを6つ買うとするだろ?するとりんごは全部で何個になる?」

 

「3+6だから…やっぱり9ね!」

 

そう、チルノの存在である。まさかここまで馬鹿だとは思わなかった。こいつ全ての数式の答えが何故か全部9になる。わけがわからん。

 

「何故だ、何故そうなる。3つのりんごを6つだから3×6だろ?」

 

「なるほど、つまり3×6をして、そこに大ちゃんがやってきてアタイは優しいから二人で分けたから9ね!アタイって優しくて天才!」

 

「ちがぁぁぁぁぁう!!!なんでそこで大妖精がでてくんだよぉぉぉ!!」

 

 

 

一方他の生徒達はーーー

 

女子生徒A「また神谷先生怒ってるね。」

 

男子生徒A「そりゃそうだろ。逆にアレで済んでるだけ優しいと思うぜ?慧音先生だったら教えという名の頭突きだろうよ。」

 

女子生徒B「たしかに。チルノちゃんいい子だけど学習能力がちょっとね。」

 

男子生徒A「あ、そういえば、母さんから聞いたんだけど、神谷先生ってあの真っ赤な館に住んでるらしいぜ?」

 

男子生徒B「そうそう、おれも聞いた。でもいつも人里に来てるけどすごく優しい人っていってた。」

 

女子生徒A「あと、メイドさんと一緒に来てる時もあるってきいたことあるよ?」

 

男子生徒B「え?まじで⁉︎見たことないけどすげー美人なんだろ?いいなぁ〜、付き合ってんのかな。」

 

女子生徒B「はいはい、鼻の下伸ばさない。」

 

男子生徒A「でもちょい気になるな。どうなんだろ。やっぱり付き合ってるんじゃね?」

 

女子生徒A「私も気になるなー。」

 

\\ガヤガヤ//

 

今日はこれの繰り返しである。

 

あと、大妖精も違う意味で変わっていた。

 

「大妖精、なんか分からないとこはあるか?」

 

「あ、あの、この式このあとどうやって解けば良いんですか?」

 

「ん?どれどれ………

 

 

 

………ごめん、俺にはさっぱり。」

 

「そうですか。すいません」

 

「いや、こちらこそ。お役に立てなくて…。というか教科書の問題は?」

 

「全部終わりました。」

 

「まじか…」

 

 

ちなみに俺がそこで見たものとは、

その時は何が何だかわからんかったが、後に慧音に聞くと、偏微分方程式というやつらしい。んなもんなんで知ってんだよ。大学ぐらいだろ、それ習うの。

 

 

〜after school〜

 

「つ、疲れた…。」

授業が終わると疲労がどっと押しかけてきた。しばらくぼーっとしていると慧音が話しかけてきた。

 

「ありがとう桜雅。生徒達からお前への評価は結構良いぞ。桜雅に頼んで良かったと思っている。」

 

「そうか。それは良かった。また時間が取れたら来るよ。」

 

「ありがとう、よろしく頼む。」

 

そんな会話を済ませ、寺子屋から帰っていると、その途中でチルノと大妖精ともう一人の少女が遊んでいるのが見えた。

 

「あ、桜雅だー。」

 

「こんにちは。」

 

「チルノと大妖精か…、そちらの子は?」

 

「私はルーミアなのだー。」

 

グゥゥゥ

 

「腹減ってんのか?」

 

(゚ェ゚(。_。(゚ェ゚(。_。*)コクコク

 

「仕方ねぇなぁ」

 

《スーパーインスタントお雑煮》

 

「これはなんなのだー?」

 

「まぁ、ふたを開けてみな?」

 

 

「うわぁ、美味しそう。」

 

「本当だ、桜雅、これ何?」

 

「雑煮っていってな正月に食べるやつなんだ。」

 

「あれ?でも今、手から出してませんでした?」

 

「うんうん。」

 

「それは俺の能力だ。」

 

「なんだか美味しそうな能力ね。」

 

「そんなことよりあれ、全部ルーミアが食べてしまうぞ。お前らは食べないのか?」

 

「食べる食べる!」

 

「じゃあ私もいただきます。」

 

じゃあ帰るかな。

 

「じゃあまたな。」

 

「「バイバーイ(なのだー)」」 「さよならー」

 

 

 

んで、紅魔館に着くと美鈴が案の定夢の世界にトリップしていた。起こすと目にも止まらぬ早さで正座し咲夜に謝罪の言葉を述べている辺りいつものことなのだろう。

 

「それで、決して寝ているわけでは…てあれ?桜雅さん?良かったぁ〜。」

 

「良かったじゃないだろ…。気を付けろよ?」

 

「はい…。(あれ?前まで私の方が先輩だったのにいつの間にか立場逆転していると思うのは私だけ?)」

 

「まぁ良いが、そろそろ夕食だし館内に戻ろうぜ。」

 

「そうですね。戻りましょう。」

 

 

 




話がかなりグダグダになった感があるな…。なるべく改善します。アドバイス、誤字脱字、感想があったら教えてください。


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第十七話

思ったより早く時間がとれたので良かったです。今回は前話の続きではないです。理由をいうとまだその話をするには足りないものがあるからです。すいません。
ということで特別編ってことにしておきます。今回は第十六話の続きの本当の十七話です。では、どうぞ!


ある日の紅魔館でのこと…

 

「今日は、寺子屋も休みでなんか手伝えることってあるか?」

 

「もう大丈夫よ?ついさっき全部終わったじゃない。次は夕食だから暇ならどこかで時間潰してたら?」

 

「そうするよ。」

 

うーんいつも何かしらやることがあったからなー。時間を持て余すことなんてなかったし、いざ暇になるとなんもすることねーなー。ま、外にいくのはやだし、図書館でもいくか。

 

 

ということでin図書館〜

 

「うーん、そういえばなんかわけわからん文字で書かれた本あったなぁ、あれでも読むか?」

 

「あ、お兄様ー!」

 

「おーフラがっ!!!いってぇ、なあ、フラン?俺の姿見るなりタックルを決めるのはやめようぜ?一応人間。アイアムアヒューマン。」

 

「ぜんしょするー。」

 

「それ絶対やめない人の言葉だから。どこで覚えたんだ?」

 

「めーりん。」

 

「ああ、なんとなく察したわ。」

 

「?それよりもお兄様。遊ぼ?」

 

「まあ、丁度暇だったし。いいぜ、何して遊ぶ?」

 

「えほん!」

 

「おけ、じゃあ読んで欲しい本探してこい。」

 

「うん!」

 

顔をキラキラさせながらいってる。可愛い。

そのままあっという間に見えなくなってしまった。

 

「あら?桜雅、来てたの?」

 

「ん?ああ、パチュリーか。暇だから来た。」

 

「そう、ゆっくりしていきなさいな。」

 

「サンキュー」

 

その後五分くらいだらだらしてると…

 

「お兄様ー、これよんで。」

 

「ん?これ?これまた分厚い。仕方ない、読むぞ。」

 

 

 

 

 

 

「で、無事にカリスマ(笑)からカリスマへと成りましたとさ。めでたしめでたし。」

 

「おもしろかったぁー。」

 

おもしろかったか?なんかどっかでこの主人公見たことあるんだが?

 

「また読んでね?」

 

「たまにな。」

 

「じゃあまた後でねー!」

 

「ああ。」

 

さて、そろそろ咲夜の夕食手伝いに行くかな。

 

 

 

 

〜次の日〜

 

「また来たの?またフランに?」

 

「いや、今日は俺が本を読もうと思って。」

 

「そう。」

 

と言って魔法の研究?に戻った。なんでいつも二言目は一単語なんだろうな。ん、これとか面白そうだな、読んでみるか。

 

 

 

ほうほう、成る程。つまり答えは9という脳みそを根っこから変えるにはこれがいいのか。慧音にも伝えておこう。

 

ある妖精への対策を編み出していたその次の瞬間…

 

??「パチュリー!また本を借りに来てやったぜ!」

 

箒にまたがった少女が現れた。

 

「また来たのね、…魔理沙、この際だから言うけどいい加減私から盗っていった本、返してくれないかしら?」

 

「人聞きの悪いことをいうなよ。あと盗ったじゃなくて

借りるだけ(とった)」な、私はただ死ぬまでかりてるだけだぜ!」

 

「それを盗むって言うのよ!」

 

といって弾幕を放った。

 

だが、少女はそれを軽くかわす。

 

「そんな攻撃じゃ当たらないぜ!」

 

そういってそのまま本棚へむかって本を盗…もとい借りていく。そして出口に向かおうと進んで本棚を抜けようとしたとき

 

 

「ん?この本ってどこにあっt「どいてくれー!」え?」

 

「「いたっ!」」

 

そこにたまたま本を戻していた桜雅にぶつかった。

 

「いってぇ〜、おい大丈夫か。」

 

「あ、ああ大丈夫だぜ。てあれ?コアとパチュリーはたしかあっちに…て、…」

 

「「お前誰だよ!?」」




最後まで見てくださった方ありがとうございます。話が進むごとに雑になっていってるのでなんとかしようと思っているところです。誤字脱字、アドバイス等がありましたら感想などで教えてください!


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第十八話

あらすじ〜

お前誰!?

 

 

「で、誰。」

 

「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ!」

 

もはや魔法使いですら普通になってしまった。

 

「俺は神谷桜雅。ここに住んでいる。」

 

「へぇーってぇええ!?お前ここに?どういう趣味してるn…じゃなかった、なんで住むことに?」

 

なんかリアクションでかいな。

 

「まあ、いろいろあってな。」

 

「ふーん、じゃなかった!今急いでるんだった!」

 

そう言って魔理沙と呼ばれる少女は後ろを振り返って言う。その方向を見てみるとパチュリーが弾幕を放ってきていた。いいなぁ、弾幕、俺出せないんだよなぁ。霊力の扱いが全くうまくいかないんだよ、なぜだ…と、そんなこと言ってる暇はないな。

 

「桜雅!そこの子を、捕まえてー!」

 

おっと速やかに退散しようとしてたんだが、仕方ない。まぁパチュリーが頼んできたことだし、悪く思うなよ?

 

「まて!」

 

「はや!?お前妖怪なのか!?」

 

「んなわけねーだろーが。普通の人間だ!そんなことよりお前を捕まえる!」

 

「断るぜ!というか私は無罪だぜ!」

 

「じゃあその手に持っている本はなんだ?」

 

「いやこれは…その……、そう!借りてるだけなのぜ!」

 

「どれくらい?」

 

「死ぬまで。」

 

「それって盗むっていうんじゃないのか!?」

 

なんだこいつ!?まるでジャ◯アンみたいだな。というかほぼいってること同じだろ。見た目はこんなに違うのに。

 

「そんなことないぜ!」

 

「じゃあ返すんだな?」

 

「いつかは。」

 

「あなたそういって返したことある?」

 

追いついたパチュリーがいった。

 

「あ、やばいじゃーなー!」

 

「逃がすか!」

 

つかさず俺も後ろを追う。

 

「くっ、仕方ない。お前に恨みはないが…」

 

恋符「マスタースパーク」

 

「え?」なんか手をこちらに向けたと思ったらその手に握られていた何かからレーザーが発射された。多分これは…

 

 

スペルカードだ。フランに続き二度目だな。スペルカードを見るのは。まあここはあれだよな。

 

「ちょ、桜雅、危ないわよ!」

 

「大丈夫だ。

 

『ひらりマント』これは察しの通りなんでも跳ね返せるやつだ。………多分。

 

「うぐおおおおお!!!」

 

めっちゃ強えええ!!!そして熱ィィィィ!!!だが…跳ね返す!

 

「オラァ!」

 

「嘘!?」

 

「え?まじかよ!?」

 

魔理沙がうったレーザーは跳ね返り壁に当たる。

 

ドカァァァァァン!!!

 

「はぁ、はぁ、ハハ…、マジか、レーザーが熱すぎてマントが灰になったわ。あと少しで俺に当たってたな。あぶねー。あ、魔理沙が気絶してる…。大丈夫かー。」

 

「は!?どうなってんだ!?」

 

復活はえーな。

 

「どうやって跳ね返したんだぜ!?さっきの動きといい、本当に普通の人間か?」

 

「普通だ!説明してやるからとりあえず落ち着け。」

 

「わかった?で、どうなってんだ!?」

 

「落ち着いてねぇよ。つまりだな、カクカクシカジカということでー」

 

「マルマルウマウマということか。科学の力ってすごいな!」

 

「だろ?」

 

なぜ通じた?カクカクシカジカはこの世界では通じるのか!?

 

「なぁ。お前、もしかして能力持ってる?」

 

「ああ、持ってるぞ。」

 

「どんな能力なんだ?」

 

うーんあまり手の内を誰にでも明かすってのはなぁ…でも道具つかっちゃったし…

 

「俺の能力は秘密道具を創造し扱える程度の能力だ。」

 

「秘密道具?」

 

「さっきの道具みたいなので他にもたくさんあるんだ。」

 

「マジか…、じゃあすごく強いな。」

 

「まあなー。ところで…えーと魔理沙だっけか?」

 

「ああ!魔理沙でいいぜ!そっちは桜雅でいいか?」

 

「あ、ああ。それで魔理沙、水を差すようで悪いんだが、後ろ…。」

 

「あ」

 

 




この小説を見ていただいて有難う御座います!誤字脱字、アドバイスなどがあったら感想などで教えてくれたら嬉しいです!


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第十九話

投稿遅くてすいません!何気に受験の年で勉強とかetc…。それでも頑張ろうと思います。では、どうぞ。


あらすじ〜

背後には…

 

 

「あ」

 

そこには、笑っているけど目が笑ってないパチュリーがいた。

 

「桜雅、ありがとう。やっとね。」

 

おおう、怖いな…。目が笑ってないってマジで怖い。

 

「お、落ち着けってパチュリー!つ、次!絶対返すから!」

 

「そういっていままで何回忘れたーって言ったのかしら?」

 

「次本当に返すから。ここはひとつ…」

 

「はぁ…わかったから。次返してちょうだいね。じゃあ私は要件も済んだし研究に戻るわ。」

 

「ありがとうだぜー。っと、桜雅、じゃあ弾幕は撃てるのか?能力持ちで結構馴染んでるみたいだし。」

 

「いや、それが全くうまくいかないんだ。」

 

「最初はそういうものだぜ。私の予想だけど、弾幕をつくって飛ばすことまで考えてやってるだろ。」

 

「ああ。」

 

「それじゃあ一回作ることだけに集中してみるんだぜ。そしてできたら次飛ばすことを考える。それでやってみたらいけるかもしれないぜ。」

 

「おお、なるほど。ひとつずつ段階を踏んでってわけだな。わかった。ありがとう。」

 

「どうってことないぜ。桜雅の能力強そうだし。うまく行けば、幻想郷でも強くなれると思うぜ。異変解決者が保証する!」

 

「そりゃどうも…って、異変解決者?なんだそれ?」

 

「ん?レミリア達から聞かなかったのか?」

 

「ああ、初耳だが?」

 

「なら私が教えてあげるぜ!」

 

 

 

キング○リムゾン!

 

 

「ということだ。」

 

「なるほど、つまりどこかの誰かが大規模に宜しくないと思われる影響を及ぼす。これを異変。それを異変解決者ってのが解決するわけだ。」

 

「そういうことだぜ、というかなんで私が言ったことをそのままリピートしてるんだぜ?」

 

「いろいろな理由があるんだ。」

 

「まあいいんだぜ。」

 

「でも、それを聞いてると結構命が危なかったりするんじゃないのか?」

 

「まあ、そういう時もあるんだぜ。」

 

「怖くないのか。」

 

「ないと言ったなら嘘になるけど私もだけど博麗の巫女、霊夢はすごい強いんだ。もし危なくなってもお互い勝つと信じてる。だから大丈夫なんだぜ。」

 

俺は、すごいな、と感心した。俺の生きてきた世界は人を信じたら疑って、はたまた裏切ったりの繰り返しだってのに。例え便利なものがなくったって、こういう温かいものが俺を幸せにしてくれる。だからこそあの世界に戻るか、と聞かれたら、俺は断るだろう。最初は怖いだけと思ってたけれど、今は楽しく思える。しかし…

 

「そうか、ならいいが。っていうかレミリア達が少し前に異変を起こしたっていうのも初耳だぞ!」

 

「なんだ、聞いてなかったのか?」

 

「ああ、全く。で、どんな異変だったんだ?」

 

「えっとたしか朝起きたら空が真っ赤になってたんで異変と思って霊夢のところへ行って、そこから霊夢の勘でこの屋敷にきてあとはドカーン!チュドーン!ということだぜ。」

 

「最後は雑すぎるほどに雑だったがなんでレミリア達が空を赤くしたんだ?

 

「正確には赤い霧を出したんだぜ。えっと吸血鬼が太陽に弱いからどうとかって…」

 

「なんとなくわかった。」

 

推測だが、恐らく吸血鬼は日光に弱い。だから霧をだして昼でも外を出れるようにしたんだろう。ま、それならここの住民はいいとして人里とかに住んでる人たちには迷惑だな。それは仕方ない。

 

「しかし、ったく…なんで俺に黙っているんだ?」

 

「レミリアはプライド高いし、私達に負けたから黙っときたいんじゃないか?」

 

「なるほど。」

 

「あ、ちょっと用事を思い出したんだぜ。ということでじゃあな、桜雅。」

 

「おう、本のこと、忘れてないだろうな。」

 

「覚えてるぜ。じゃまたなー!」

 

「おう、またな。」

 




誤字脱字、アドバイス等がありましたら教えてください。


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第二十話

やっと本編二十話いった。ということで、どうぞ!


「では、これにて授業終了!寄り道せずに帰るように。」

 

「「「さよならー」」」

 

今寺子屋の授業が終わったところだ。今から帰る。しかし、寒い。雪も降ってるし。物凄く寒いもうすぐ春になるというのに。さあ、早く帰ろう。

 

で帰路についてると、咲夜がいた。

 

「おーい、咲夜ー!」

 

「あら桜雅。寺子屋?」

 

「そうそう。今終わったところなんだよ。」

 

「そう、じゃあ一緒に帰りましょ。」

 

「そうだな。」

 

と、普通に会話しているけど、最近どうもおかしい。なんか、すごく咲夜が可愛く見える。因みに今は流石にいつものメイド服は寒いのでコートを着ている。あと手袋とマフラーと。たまに手に息を吹きかけてかじかんだ手を温めようとしているところとかドキっとする。前まで綺麗だなー、って感じで特に意識はしなかったんだが。

 

「桜雅?」

 

「…ぅえ?あ、悪い、どうした?」

 

「いや、ずっと私の顔を見て何か考えてたから。何かついてる?」

 

「あ、いや別になんでもない。そんなに見ていたか?」

 

「ええ。」

 

まじか、それってだいぶ気持ち悪いな。

 

「悪い。」

 

「いや、別にいいけれど…。」

 

「え?」

 

「いや、なんでもないわ。早く帰りましょう。」

 

「あ、ああ。」

 

ー咲夜sideー

 

さっきから桜雅はずっと私の顔を見て何か考えてる。実際私はいますごくドキドキしてる。何か顔についているのかしら。それだっらすごく恥ずかしい。桜雅ってよくみると結構整った顔立ちよね。しかしずっと見ているのもアレだし聞いてみようかしら。

 

「桜雅?」

 

「…ぅえ?あ、悪い。どうした?」

 

「いや、ずっと私の顔を見て何か考えてたから。何かついてる?」

 

「あ、いや別になんでもない。そんなに見ていたか?」

 

「ええ。」

 

「悪い。」

 

「いや、別にいいけれど…。」

 

「え?」

 

え、何を言ってるのかしら私は。

 

「いや、なんでもないわ。早く帰りましょう。」

 

「あ、ああ。」

 

 

 

ー再び桜雅sideー

 

「なあ、たまには違う道から帰らないか?」

 

「別にいいけど。道しってるの?」

 

「ああ、前に通ったことがあるからな。」

 

「そう。じゃあ行きましょう。」

 

 

 

 

で歩いているとー

 

「見たことない店だ。」

 

「私も見たことないわね。なんの店かしら?」

 

俺よりも長くここにいるのだから俺が知る由もない。というかまだあまり人里を回ったこととかないからちょっといつもの道を外れると分からなくなることがある。この道は前一回通ったことがあったから来てみたんだが、その時は紅魔館に戻るので精一杯だったからわからなかったなぁ。

 

「取り敢えず入ってみようぜ。」

 

「そうね。まだ時間もあるし。」

 

雰囲気も、良さげだったので入ってみると物腰柔らかそうな男性の店主がいた。結構顔立ちは整っている。

 

「いらっしゃい。君達はこの店に来るのは初めてかな?」

 

「ああ、そうだ。この店は何の店なんだ?」

 

「一応雑貨かな。木とかを削ったりしたり、たまに石、ガラス他にもいろいろなものがあるよ。」

 

「へぇ〜。ぱっと見だけど結構お洒落だと思うのだけれど、なんで表通りに店を出さないの?ここだったらあまりお客さんが来ないんじゃないかしら。」

 

「僕が店を出したのは、お金儲けとかじゃなくて趣味でやりたくてしているんだ。それに前から来てくれている人もいるからね。その人達との時間も大切にしたいんだ。それとあまり僕は騒がしいのがすきではないんでね。」

 

はえー、商売ってのは金儲けが全てと思ってたけど、こんな人がいるんだな。騒がしいのが苦手なのは同感。

 

「そうか。いいと思うな、そういうやり方。」

 

「ありがとう。」

 

「じゃ折角だし。じゃあこれにしようかな。」

 

「ほぉ…。なんでそれに?」

 

「いや、なんとなくだ。なんかまずいか?」

 

「いや、大丈夫だよ。ただ僕が力を込めて作ったんだ。大事にしてくれ。」

 

「ハハ。その力ってのは愛っぽいやつかな。」

 

「そんなところだよ。じゃあお金はー

 

 

 

それを店主からもらいうけたあと、

 

「じゃあ咲夜、これ、貰ってくれるか?」

 

「え?私?」

 

「ああ、咲夜に似合うと思って買ったんだ。」

 

「桜雅…。ありがとう、大切にするわ。」

 

といって俺が買ったネックレスをつけてくれた。

 

「お二人さん。お熱いねー。」

 

「やめてくれ。いつもお世話になってるからそのお礼に…な。」

 

「そう。ありがとう。」

 

「じゃあ、そろそろお暇させてもらうよ。」

 

「毎度ありがとう。」

 

「また来るよ。」

 

「また来るわ。」

 

「ああ、また。」

 




捕捉ですが今回訪れたのは魔理沙がよく訪れるあそこではありませんので悪しからず。
誤字脱字、アドバイスがありましたら教えてください。


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年の変わり目〜End of the year〜
第二十一話 〜Xmas episode 前編〜


季節にあった話を投稿しようと思っていてやっとできました!


保存日時:2016年12月08日(木) 23:56

 

みんなは近々ある行事を知っているだろうか。

ある者は靴下に手紙を入れ、ある者はそれとなく気になる人の欲しいものを聞き出そうとするだろう。

そう、クリスマス。少なくとも幻想郷にはそういう行事はない。

だから咲夜たちと紅魔館内でやろうというわけだ。もうレミリア達はクリスマス気分だ。

吸血鬼がクリスマスを楽しみにするってなかなかシュールだな。

さあ、ここで大切なのがプレゼントだ。

まぁレミリアやフランにはサンタクロース戦法でわかった。五百年生きててサンタねぇ。

その頃こんな行事があったのかは知らんが。

で、後パチュリー達には普通に聞くことにした。

 

以下その結果

 

<メモ>

レミリア…昼でも外に出れる世界

フラン…お人形さん

パチュリー…魔道書

小悪魔…パチュリー様が欲しいもの

美鈴…休暇

 

 

正直美鈴のを聞いたとき同情した。普段ちゃんとやってくれたら咲夜だって休ませてあげるんだろうけどなぁ。頼んでみるか。咲夜の欲しいものは?と聞いたら別にいい、と言ってたけど。そんな訳にはいかないよな、うーんどうやって調べるか。もしそれで本当にいらないのならいいが…我慢はよくないしな。

それで、プレゼント入手方法としては、レミリアは実現不可能なので、寝ている間にテキオー灯をこっそり浴びせておく。はたしてそれで吸血鬼の弱点を消せるかはわからんが。

お人形さんは咲夜が伝があるというので任せることにする。問題はパチュリーだ。人里にあっただろうか。とりあえず探すか。あとは、わかってるよな?

 

「咲夜、じゃあちょっと魔道書を探してくるよ。」

 

「分かったわ。あと、なんでさっきから後ろ向いて言っているの?」

 

「あ!あと少しだったのに。…え?あ、ああちょっと顔怪我しちゃってな。ハハハ…と、あと少し。」

 

「そう、大丈bいたっ、え?何?」

 

「ど、どうしたんだろうな。じゃあ支度してくるよ。(やっと手に入った。ごめん!咲夜。)」

 

「お願いね。(さっきのはなんだったのかしら。)」

 

 

 

「よし、これで…。」

 

 

 

〜人里〜

 

来てはみたが本屋ってどこ…。あ、あそこにいるのは阿求じゃないか。ちょうどいいや、本屋でいいのか知らないが、聞いてみるか。

 

「おーい阿求ー!」

 

「あ、桜雅さん。どうなさったんですか?また道わからなくなったとか?」

 

「なんとなく当たってるよ。本屋って知ってたりするか?」

さっきの阿求の言葉からわかる通り前に道に迷ったときにお世話になった。他にもたまにあったら相談に乗ったり乗ってもらったり。何気に俺が幻想郷にきて間もない頃にあった数少ない知り合いだからな。

 

「本屋ですか?それでしたら鈴奈庵に行ってはどうですか。あそこなら本の種類はたくさんありますよ。」

 

「じゃあそこにするか。道を教えてくれ。」

 

「えーとあそこを右に曲がってその先を……て感じです。」

 

「ありがとう。いつもの分もあわせていつかお礼するよ。」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。それでは。」

 

「ああ、じゃあな。」

 

 

 

 

 

「ここか。」

 

阿求の言う通りに来たんだが、いまいち細かい場所はわからなくて周りの人に聞いてなんとか来た。この生まれつきの方向音痴なんとかにないとな。

 

「あ、いらっしゃいませ。この店は初めてですか?」

 

「そうなんだ。ちょっと本を見に。」

 

「どんな本を?」

 

お、おう…。店内に入ると茶髪の子が店番?をしていた。本を探しているというニュアンスでいうと目を輝かせてる。よほと本が好きなのだろうか。

 

「魔道書を…。」

 

「魔道書?あなた何者ですか。魔道書って魔法使いが使うものですよ?」

 

「ああ、そうだよ。その魔法使いのために買いに来たんだ。」

 

「そうですか。うーんうちには妖魔本はあっても魔道書は無いんですよ。」

 

「妖魔本?」

 

「はい、私は妖魔本を集めてる妖魔本コレクターなんですよ。あっ妖魔本というのはですね。昔に妖怪が書いた、つまり妖力をもつ本なんですよ。ま、妖怪が書いたわけですから、普通は読めないんですけどね。」

 

「君は読めるのか?」

 

「はい、まぁ、他に読める人がいないから話題にはなりませんし危ないですしね。」

 

「危ない?」

 

「そうですよ。なんたって本が妖力をもつということは何か引き起こす力を持つということですからね。」

 

「なるほど。それって見せてもらえたりする?」

 

「え?読めるんですか?」

 

「あっいやそういうわけじゃ無いけれど。気になってな。」

 

「そうですか。なら安全なものを。」

 

 

 

\ガサガサゴソゴソ/

 

 

 

「これなんてどうでしょう。」

 

「いやどうでしょうと言われても。ま、とりあえず見てみるよ。」

 

「どうぞ。」

 

「………………、全然わからん。」

 

「ですよね。」

 

そんなに落ち込まなくても。そんな顔されたらなんとしても読んでやらなくてはいけない感じになっちゃうだろうが。あれ、そういえばアレがあるじゃんか。

 

「?なんですか?そのこんにゃく。」

 

「もぐもぐ…ごくり。いやいやなんでも無い気にするな。もう一回その本を見せてもらえないか?」

 

「いいですけど。」

 

「どれどれ…………、おー、読めた。」

 

「やっぱり読めるわkって読めたんですか⁉︎」

 

「ああ、最初の方に名前らしきものが載ってるだろ?」

 

「そうですよ!すごいですね!まさか読める人に会えるなんて!どうやって?さっきは読めてなさそうだったのに。」

 

「それは俺がさっき食べたこんにゃくのおかげだよ。あれは翻訳こんにゃくといってな、あらゆる言語、文字を見聞きできるようになるんだよ。」

 

「そんなこんにゃくあったんですか!?知らなかったです。」

 

「まぁ、そういうことだから話相手にはなれると思うぜ。」

 

「ありがとうございます。あとすいません。探してる本が無くて…。」

 

 

「いや、大丈夫だ。それにいい方法も思いついたしな。そろそろ戻らないと。じゃあな。」

 

「はい。」

 

じゃあ帰って準備するか

 

 

 

 

 

 




地の文多くてすいません。誤字脱字、アドバイス等がありましたら教えてください。


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第二十二話 〜Xmas episode 後編〜

なんとかクリスマスに間に合った…では、どうぞ!


今日はクリスマスイブだ。プレゼントも用意したし、あとはケーキを作るだけだ。もちろんここにはケーキは売ってないから作るしか無い。あ、道具で出そうぜ方面はなしってことで。それでその材料を買うってことで俺が行くことになった。咲夜はその間に他の夕食の料理を作るそうだ。普段でも美味しいのに今日は特に気合が入ってたからもっと美味しいんだろう。今からでも楽しみにしてしまう。

 

「じゃあ行ってくるよ。」

 

「行ってらっしゃい。あ、そうだ。中国、寝てたら起こしといてくれる?」

 

「了解。まぁ、こんだけ寒いんだ、さすがに起きてるだろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでこう、俺の想像を超えてくるやつばっかここにはいるんだ。何故雪降ってるのに寝てられるんだ。はぁ…、

 

「起きろー、めーりーん。」

 

「…んぁ、あ、桜雅さん。最近起こし方で咲夜さんか桜雅さんかわかるようになったんですよ。」

 

「そりゃすごい…じゃねーよ。何の力つけてんだよ。いいか、ちゃんとしとかないとマジで年中無休になるぞ。」

 

「それだけは勘弁してください。ちゃんと起きておくんで。」

 

「頑張ってな。じゃあ、行ってくるよ。」

 

「はい、行ってらっしゃーい。」

 

「おーう。」

 

 

 

 

それで人里に向かっていると…

 

「あ、桜雅!」

 

あ、チルノ。あと大妖精も一緒か、仲良いな。

 

「こんにちは桜雅さん。」

 

「ああ、こんにちは。どうしたんだこんなところで。」

 

「雪だるま作って遊んでたんだの。あ、そうだ桜雅!出会ったが100日目!アタイと勝負よ!」

 

「100日目か、短いな。というか、よくそんな元気でいられるな。俺なんか寒くて凍え死にそうだってのに。」

 

「ふん!さいきょーのアタイには寒さなんてきかないのさ!」

 

「子供は風の子ってか。まぁいいよ、久しく体うごかしてなかったしな。じゃあ一本とっt」

 

「ちがーう!弾幕ごっこ!残機はまぁ手加減してあげるから二機ね。スペルカードは二枚。それでいいわね。」

 

「ええー、俺…弾幕…。」

 

「え?もしかして…アタイに負けるかもって思ったんでしょー!今なら降参も仕方が無いから認めてあげるわ!」

 

ムカッ「いや、いい。そこまで言われちゃ受けるっきゃ無いだろ。」

 

「あ、あのなんかよくわからない道具使うのなしね。」

 

「は?」

 

 

 

 

ということではじまってしまった。まじかよ道具禁止って…たとえチルノ相手でもきついぞ。一応弾幕は作れるけど…飛ばせねぇんだよ。だから一本とったら勝ちーって言おうとしたのに…。まぁ無理だよな。というかあれ難しすぎだろ!なんでみんなあんな空中でつくって飛ばせるんだよ!

…まぁだから俺なりに考えてやってみた。通用するかはわからんが…試してみるのも悪く無い。

 

「行くわよ!

 

氷符『アイシクルウォール』

 

あの技か…。くそ、ちょっとアレには時間がかかる。少し時間稼ぐか。

 

防符『零の奇積』

 

そう唱えるとバリアが張られる。

 

「何あれ!そんなの聞いてない!」

 

チルノの攻撃は続く。

 

「知らん!」

 

あと少し…。バリアがもうモタねぇ。もうできる!

 

そして…

「よし!なんか周りのやつなくなった!いっけぇ!」

 

バリアが切れると同時にチルノが撃ってくる。

 

「うお!危ねぇ!」

 

「くぅ〜、またかわされたー。?何?その手の上のやつ…」

 

「さあな…じゃあ次はこっちの番だ。」

 

そういってチルノの元へ走って行く。

 

「ふん!そんなもので倒せないもん!

 

雪符『ダイアモンドブリザード』

 

あたり一面に弾幕が張り巡らされる。

幾つかはそのまま桜雅へと向かって行く。

 

「へぇ、新しいスペルカード。でも、効かねえ!」

 

そういい桜雅は手の上にある物を向かってくる弾幕へと向ける。すると…

 

「え⁉︎どういうこと?」

 

「へっ、強いだろ。」

 

なんと桜雅の、手のひらにある物に当たった瞬間に弾幕が弾け散ってしまったのだ。桜雅はチルノへと突き進んでゆく。

 

「くらえ!

 

霊玉『螺旋丸』!」

 

「うぎゃ!」

 

チルノは変な声をだしてその場に倒れた。すると大妖精が心配してチルノの元へ駆けてった。

 

「チルノちゃん大丈夫?」

 

「大丈夫。ありがと大ちゃん。というかまた負けたー。桜雅ー何なのそれー。強くない?」

 

「まーなー、俺は弾幕を飛ばせねぇから代わりにすげえ強い弾幕を一つ作ってやろーって作った結果だ。」

 

というか残機二機だってのを忘れてるな。まぁ倒れたからこっちのかちなのか?

 

「何よそれーまーさすがアタイのライバルね!」

 

「はは、あざーす。じゃあ、もうそろそろ行くわ。」

 

「あ、また今度!」

 

「またねー。」

 

「ああ、またなー。」

 

因みに螺旋丸はナ○トっていうキャラが使う技だ。俺の場合、霊力である程度玉の形をとってその中で霊力を乱回転させる。だからとてつもない威力が発揮されるというわけだ。

 

 

 

そのあと人里につきケーキの材料をかって紅魔館へ戻った。帰って少ししたら夕食だったんだがそれがもうすげぇ豪華で驚いた。しかも味もプロ並みだ。というかプロだな。ケーキも美味しくいただいた。その後なんとかレミリアを寝かせた。絶対起きるのーとかなんとか言ってたけどその僅か10分後くらいに寝てた。

 

「よし、じゃあ後は俺がやっておくから咲夜は先に寝てていいよ。」

 

「いいの?じゃあまかせるわね。」

 

ガチャ/

 

咲夜の足音が小さくなってゆく。じゃあ始めるか。まぁもちろんばれたら咲夜から怒られるのでばれないようにするために透明マントを着用。よく考えたら結構犯罪チックなことしてるよな。考えたら負けだな。

 

 

まずはレミリア

 

「お邪魔しまーす(静かに)」

 

えっとテキオー灯を創造してっとこれを浴びせれば

 

ピカッ

 

「ん…。」

 

あ、やべ起きたか?

 

「Zzz…やっと私のカリス…が手に入っ…ムニャムニャ…。」

 

なんかちょっと、おちょくりたくなった。

 

「そのカリスマが実は仮チュマだったーw」

 

「えー!これ仮チュマー、せっかく手に入れ…のにーうー☆…Zzz」

 

何これ面白い…おっといけない早く次へ行かないと

 

その後順調に配り終えた。美鈴には休みの許可書を、パチュリーには読めない魔道書が、あると聞いてたので翻訳コンニャクを、あとは咲夜とフランだ。実は咲夜の欲しいものを探っておいた。今から置きに行く。あ、でもどうしよう。他の人の分は咲夜から入ってもいいって許可をもらってたけど咲夜の部屋はだめだ。どうしようか。あ、そうだ。

 

「物体変換クロス」

 

すると布が想像される。これはある物体とある物体を入れ替えるものだ。まずこれを咲夜のプレゼントにかぶせる。ちなみに咲夜が欲しがっていたのはナイフだ。何故わかったかというとアンケーターを使った。普段咲夜頑張ってるからとびきりいいのを人里で買った。あとはそれにこのクロスをかぶせて、咲夜の部屋の空気とでも言えばいいだろう。なんかそれをいうと変態っぽいけど仕方ない。

 

「咲夜の部屋の空気」

 

そう言うとクロスの中にあったやつはなくなる。これでちゃんと送られたといいけど。

 

あとはフランだな。

フランの部屋にはいってプレゼントを置こうとすると…

 

がしっ

 

「ん…おにーさま…。」

 

えっちょっまさか起きてた⁉︎

 

「ギュー…スー、スー。」

 

よかった、寝てたわ。しかしフランが右腕にがっちりひっついてる。どうしよう。あ、やばい、ベッドについてしまった瞬間に眠気が…。今日弾幕ごっこしたり秘密道具をたくさん出したから思ってたより疲労がたまってたみたいだ。やばい…ねむ…。

 

 

次の日フランを起こしに来た咲夜が一緒に寝ている俺たちを見つけてしまいその後どうなったのかは言うまでもない。

 

 

 




メリークリスマス!
これにてクリスマスエピソードは終わりです。すごく雑になってしまいすいません。おそらく今年最後の投稿だと思います。では、みなさん良いお年を。


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異変の始まり〜unusual weather〜
第二十三話


ほんっとうに遅れてすいませんでした。ちょっと時間が作れなくて…。それでも見てくださってありがとうございます!


ものすごく唐突だがみんなは4月といえば何を想像するだろうか。桜?入学式?まぁ人それぞれだと思う。けれどな…

 

「雪って聞いたことあるか?俺は無いぞ。」

 

「そんなこと言っても降ってるものは仕方ないじゃない。」

 

そう、なんと雪が降ってるんだ。雪が、4月に。最初は俺の住んでいたところが雪がふらなかったから楽しかったが年末年始、ましてや4月まで降るとなってくると話が違う。いい加減飽きてくる。それに加えて真冬の寒さ。ホントどうにかならないのかね。因みに俺達は紅魔館の暖炉のある部屋にいる。俺と咲夜の部屋には暖炉がないからどうしてもこの部屋に来ることになるからいつも二人で寒いのなんのと愚痴ってる。

 

「桜雅の能力でなんとかならない?」

 

「あ、その手があったか。」

確かにあの道具ならできるかもしれない。今までは季節に変な影響を及ぼすかもしれないと思ってやらなかったが、確かに今なら大丈夫だな。

 

『オールシーズンバッチ』

 

「これを使えば少しの範囲なら季節を変更できる。」

 

「ホントいつ見てもすごい能力ね。」

 

「ありがとう。使い方を説明すると、この真ん中の針を回すことで季節を変更できる。とりあえずやって見るか。」

 

カチッ

 

春のところに針を動かした音と同時に周りが…

 

 

 

「あれ?変わらないな。」

 

いや、一瞬暖かくなったけどすぐどこかに吸い取られるように暖かさがなくなった。

 

「壊れちゃったのかしら?」

 

「まさか、そんなはずは…。あんまり気が進まないが他の季節にしてみるか。」

 

カチッ

 

「暑!」

 

「夏…てことは壊れてないってことかしら。」

 

「そういうことかな?」

 

 

その後、他の季節にしてみたが確かめるものがないから気温でしかものをいえないが春だけが気温の変化をもたらさなかった。

 

「となると、考えられる季節を変えられない原因は二つね。一つは春にする機能だけが壊れているということ。二つ目は何らかの影響で春にできないということ。つまり…

 

 

 

 

 『異変』が起こっているってこと。」

 

「異変…か。ここに来てまだ日が浅いが異変の事は魔理沙からよく聞いたからなんとなくわかるな。確かに異変ならこの天候も、道具の力が効かないのもかなり強引だが頷ける。」

 

「あと、はじめにその道具を使ったとき、ほんの少しだけど空気が変わったのは感じたわ。つまり、一度春にできた、けれど何かの力が働いて戻ったとかじゃないかしら。」

 

「なるほど。じゃあもし、異変だったとするならどうするのが一番なんだ?」

 

異変は俺の解釈なら一種の災害。  

魔理沙は笑いながら言っていたが内容はとても笑えるものではなかった(特に戦闘の方は)。だからやはり対策を練るべきだと思う。

 

「それは、やっぱり異変解決を専門にしてる人に頼むのが一番じゃないかしら。」

 

「てことは魔理沙や博麗の巫女ってのに頼むのか。でもまだ異変と決まったわけじゃないから藪から棒に言うのはなぁ。」

 

「大丈夫よ。そういえばまだあったことなかったわね。じゃあ異変かもしれないってことを伝えるついでに会ってみたらどうかしら。」

 

「そうだな。咲夜はどうする?」

 

「私もいくわ。これだけ寒さを味わせられたお礼をしないといけないもの。」

 

おおう、怖ええ

 

「じ、じゃあ支度をするか。」

 

 

 




あまり話が進まなくてすいません。これからもかなり投稿が遅れると思います。本当に申し訳ないです。それでも精一杯頑張るのでこれからも見てくださったら幸いです。


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妖々夢編〜
第二十四話


遅くて申し訳ありません!
思っていたより時間が取れなくてなかなか進まない… 
それでも
見てくださってる人に感謝です!


「ハァ…ハァ…もう一歩も動けねぇ」

 

「だから言ったじゃない。飛ぶ方が早いって。」

 

「まさか…ハァ…これ程だ…とは思わ…なかったんだ。」

 

「人の忠告は素直に聞いておくものよ。」

 

「善処…する…。」

 

俺達は幻想郷を見渡せるのような高いところにいた。何故こんなことになったかというと少し前に時を遡る…

 

 

 

咲夜と紅魔館を出て人里を抜け、ようやく博麗神社に繋がる階段を見つけ、登ろうとしたら咲夜が飛んで行ったほうがいいと言うもんだから階段の上の方を見たら先が見えなくなってる所はそこまで高くなかった。

 

「そこまで高くないって。大丈夫大丈夫。」

 

「知らないわよ?私は先に行って待ってるわ。」

 

咲夜は飛んで行った。能力の応用で飛んでいるそうだ。

 

「ああ、すぐ着くだろ。」

 

そう、これがある意味一番の失敗だった。俺は階段の先が見えなくなっているところが終着点だとおもっていた。けれどいざ登ってみると

 

「はぁ!?まだまだじゃねぇか!」

 

よくあるただ一旦階段が終わっただけでちょっと2、3メートル真っ直ぐ道がありその先にまた階段があったのだ。もう心が折れそうだった。

 

この時点でちょっと休憩して道具に頼ればよかったものの大人気もなく走って登ってきたものだから疲れてまともな考えが浮かばず、そのまま登ってきた。軽く千段は超えてると思う。

 

 

そして今に至る。

 

「そろそろ行きましょう。」

 

「ああ、悪い。」←ちょっと回復した

 

 

「霊夢ー!」

 

  ……しーん……

 

あれ、返答がないぞ。某探偵漫画なら間違いなく飛びこまないといけない場面だな。

 

「はぁ、仕方ないわね。」スッ

 

ん、何か取り出したかと思えば財布だ、お賽銭するのか。

 

「俺もするよ。」

 

 チャリーン

 

……ドタドタドタドタ

 

なんか、賽銭入れた瞬間に足音がしだしたな。まさか、賽銭の音に?いや、仮にも巫女さんがそんなお金に敏感って…まさか、入れちゃまずかったのか?

 

バン!

 

なんか、賽銭箱の奥の襖が勢い良く開いたとおもっt「誰!?今お賽銭入れた人!」

 

出てきた人はなんと無く巫女を匂わせる紅白色の服だったが決定的に違うところがあった。それは脇だ。脇を露出しているのだ。コスプレか?

 

「なんだ咲夜か…隣の人は?」

 

「何だとは何よ。相変わらずね、あなたは。彼はお嬢様が少し前に雇ったのよ。」

 

「神谷桜雅だ。少し前から紅魔館で働いているんだ。よろしく。」

 

「よろしく。私は博麗霊夢。ここの巫女と、異変解決をしているわ。というか紅魔館の、ねぇ…どうせあの吸血鬼の気まぐれでしょ?」

 

「まぁ、そういうところかしら。それで私達がここに来た理由なんだけど…」

 

「ああ、これのことでしょう?」

 

と、霊夢は空を指差して言った。

 

「なんだ、分かってるんじゃない。じゃあ早く解決してよ。」

 

「嫌よ。外寒いもの。」

 

「仕方ないわね。解決してくれたら紅魔館で料理を振る舞うわ。」「さあ、行くわよ!」

 

即答かよ。食べ物にでも飢えているのか?

 




本当に遅くて申し訳ありません。頑張って続けようと思います。


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第二十五話

あまり時間お空けずに投稿できたので良かったです。


「それで、勢いで神社をとびだしてきちゃったけど、今進んでるこの方向出会ってるの?」

 

「さあ?」

 

今、霊夢が進んでいる方向に俺たちが後ろからついていく形なのだが、あまりにも至極当たり前のように霊夢が進んでいるのでこっちに何かあるんだと思っていたらなにもなかったらしい。

 

「じゃあなんでこの方向に進んでいるんだ?」

 

「勘。」

 

「ああ、そう。」

そういえば彼女はよく勘が当たるって聞いたことがあるような。

 

「なあ、そういえばさっきから花びらがちょくちょく降っているんだが。」

 

「それから春のエネルギーが感じられるわ。今回の異変と関係があるんじゃないかしら。」

 

雪と花びらが降っているわけだが、以外と幻想的だ。まぁ異変が終わるとこれも終わるが。

 

そして、少し進むと…

 

「くろまく〜。」

 

「おい、誰かいるぞ。」

 

「あら、確かチルノといた…、」

 

前に銀髪の少女が現れた。

 

「誰だ?」

 

「私?私は普通の黒幕よ!」

 

なんか、どっかで聞いたことがあるようなニュアンスだが、もしかして俺らが異変解決をしているということを知っていて言っているのか?

 

もし、彼女が本当に黒幕であると言うなら、そうとう強そうだ。

もしかしたらアレを使ったほうがいいだろうか。

 

「そう、黒幕というのなら退治するまでね。」

 

どうやら霊夢が戦うみたいだ。異変解決を仕事にしているのだから強いのだろう。参考にしよう。

 

「先手必勝!」

 

寒符「リンガリングコールド」

 

「あれは、…鳥?」

 

弾幕が密集して鳥のように見える。

 

「…。」

 

おお、すげぇ、全部躱してる。あの空中の機動力はタケコプターとかでは無理だな。

 

やがてすべて躱しきった。

 

「今度はこっちの番よ。」

 

霊符「封魔陣」

 

霊夢の周りに弾幕が発生し散らばってゆく。

 

レティは回避しようとしたがかなりの密度と速さがあったそれを避けきれずまともに受けた。俺が言っていいのか知らんが、

 

「え、弱くね?」

 

 

 

「で、あんたなの?」

 

「何が?ああ、この天気ならたしかに私の能力は影響を受けているけどこんな季節を無理やり変える力は私にはないわ。できたのなら相当強いと思うけど。」

 

え、できてしまう俺ってつry

 

「じゃあ何かこの異変について何か知らない?」

 

「ごめんなさい。知らないわ。」

 

「はぁ、無駄骨だったわけね。」

 

「仕方ないわ。とりあえずさっき霊夢が進んでいた方向に進みましょう。」

 

 

 

ということで、進むこと少し…

 

「あら、霊夢と紅魔のメイドと…誰?」

 

「俺は神谷桜雅だ。紅魔館で執事をしている。」

 

「そう。」

 

ありゃ、名前を聞いたら自分も言うものじゃ無いのか。

 

「ねぇ、あなたもわかってるから言わないけど、何が知らない?」

 

「この天候のことかしら?それらしきものなら知っているけど…そうねぇ、弾幕勝負であなた達が勝ったらいいわよ?」

 

「じゃあ俺がやるよ。」

 

「あら、あなたが?霊夢じゃないのね。まぁいいわ。じゃあ始めましょう。」

 

 

 

「ねぇ、彼って戦えるの?」

 

「ええ、フラン様と戦って生きてるぐらいだもの。」

 

「ふぅん。」

 

 

 

 




誤字脱字、アドバイスなどがありましたら、教えてください。お願いします。

すいません、あまり情報の有無がキャラによってあるのもあってかなり適当になったりすることがあります。キャラのイメージを崩してしまったらすいません。


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第二十六話

少し過去の話を編集しました。ほんの少しずつですが進めていこうと思っています。更新遅くてすいません。


「じゃあ始めましょう。」

 

なんか人形が浮いているがあれも戦うのだろうか。

 

蒼符「博愛の仏蘭西人形」

 

彼女が唱えると白の弾幕が発生し俺に向かってきた。

 

「まぁ、あれくらいなら道具を使うまでも……!!」

 

弾幕が少なかったから余裕だと思っていたら分裂したぞ。赤や青に分裂したその弾幕は名前通りのイメージだな。かなり数が多くなったな、これは道具を使ったほうがいいだろうな。

 

道具を総称したスペルカードを作ってみた。

 

秘符「来者の神託」

 

ということで創造したのは「瞬間固定カメラ」

説明は…いいや。とりあえず使ってみるか。

 

「あれは、カメラ?なんか形が変だけど、まさか勝負中に撮影?ふざけてるの?」

 

「ふざけてなんかないね。見てやがれ。」

 

カシャ

 

桜雅がシャッターを切った瞬間そのカメラに写った弾幕が全く動かなくなった。 

 

「何⁉まさか、あなた、能力を持っていたの!?」

 

「まあな。さあ、ここからだ。

 

 一刀流  "厄港鳥"」

 

斬撃が相手へ向かっていく。実際は霊力を少し刀に流しそれを勢いよく振り払って斬撃っぽいのを放った。我ながら完成度が高いな。

 

「斬撃!?仕方ないわ、

 

闇符「霧の倫敦人形」

 

弾幕が空から降ってきて俺の斬撃を打ち消してしまった。ああ、せっかくうまくできたのに…。

 

脚力を大幅にあげて速度をかなり上げる。

 

「!急に速く!」

 

あっという間に距離を詰める。

 

「これで終わりだ!

 

一刀流  "大震撼"」 

 

 

 

 

 

「はぁ、負けちゃったわ。」

 

「なんか急に速くなったりしたけどあのカメラは何なの?」

 

「能力の一部だ。」

 

「色々あるのよ。なんかずるい気がするけど。」

 

「弾幕を固めるなんて聞いてないわ。それで、あなた達が聞きたがっていたことで、私が知っているのは、花びら、つまり春度を集めている人がいたのよ。」

 

「じゃあやっぱりこの花びら、関係あったんだな。でも、やっぱり手がかりとしては頼りないな。」

 

「そんなことないわ。もしその集めた春度が落ちてきているとしたらその風上に行けば、原因の場所に行けるかもしれないわ。」

 

おお、霊夢のイメージがあがったぞ。

 

「そういうこと。じゃあ私はこれで。」

 

「あ、おーい、名前は?」

 

「私?そういえば名乗ってなかったわね。私はアリスマーカトロイド。魔法使いよ。また会いましょう。あなたの能力面白そうだし。」

 

「ああ、またいずれ。」

 

 

 

ということで花びらをたどっていると、空にやぶれた世界への入り口(ポ○モン参照)のようなものが広がっていた。そこから花びらが降ってきていた。

 

「…あれは?」

 

「冥界への入り口よ。おそらくあの中ね。」  

 

冥界、ということは死後の世界ってことか?それってやばくね?死ぬの?

 

「ちょっと待ってくれ霊夢。冥界って…。」

 

「あんたの考えているようなことにはならないから安心しなさい。」

 

大丈夫らしい。わかるほど顔に出てたのか。というか何故大丈夫なんだ、冥界だよ?冥界。

 

「何故って言いたそうね。まぁ理にはあまり叶ってないけど。簡単に言うと、冥界が死後の世界っていうのも合っているんだけれど、明確には死者の魂が集まる世界なの。だから私達が行っても別に何も問題はないわ。」

 

死者の世界ではなく死者が集まる世界ね。わかんね。

 

 

 

 

あの入り口に近づくと一つ人影が見えた。

 

 

「あれ、さっきの人とは違う?」

 

「あれ、あんたは…」

 

「私はルナサ。」

 

「さっきってなんだ?」

 

「ちょっと前に金髪の箒に乗った娘がここを通っていったんだ。」

 

「「「魔理沙だな((ね))」」」

 

ということは、先に魔理沙はこの異変の元凶を見つけて進んでいったのか。流石だな。

 

「本当はあなた達は呼んじゃいけないと思うからとめるんだけど、もうそろそろ演奏する時間が迫ってるから。じゃあね。」

 

「あっ、ちょっと!」

 

ありゃ、もう見えなくなっちまった。

 

「なんか、入り口に結界が張ってあるみたい。」 

 

結界とかあるんだな。そういえばこの幻想郷には博麗大結界があるんだったか。

 

「それぐらいならすぐ解除できるわ、ちょっと待ってて。」

 

 

 



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第二十七話

「これでよしっ。入れるわ。」

 

「じゃあ入るか。」

 

実はすっごいわくわくしてる。さっきは怖かったが、大丈夫ならば話は別だ。いかにもって感じじゃん。よし入るぞ。

 

「ちょっと待って!」

 

入ろうとしたら咲夜に止められた。早く入りたいのだが。

 

「どうしたんだ?」

 

「なんていうか、あの中の時空間がほんの少しなんだけど、歪んでいるのよ。」

 

「どういうことだ?」

 

「うーん、時間の流れが少しこちらと違うのよ。」

 

時間の経つ早さが違うということか?

 

「この先からすごく強い妖力を感じるからその影響で捻じ曲げられたんじゃないかしら?それか冥界だからじゃない?」

 

よくあるとても大きな力で歪んでいる!とか言うやつだな。

 

「そうだといいのだけれど。」

 

「そうだって。良くあるやつだ。」

 

「「よくあるの?」」

 

 

 

 

 

入ってみると、空が薄暗く夜明け前のような感じだ。

気温も外より少し低く感じる。

 

 

「なんだか、薄暗いな。」

 

「そりゃ、冥界だもの。」

 

冥界は、暗いものなんだ。

 

暫く歩いていると、まった階段があった。階段多くね?

 

「これ、登るの?」

 

「そんなに長くないわ。あれよりは圧倒的に。」

 

「ほら、二人共何しているの。早く行くわよ。」

 

「ええ。」

 

「あ、ああ。」

 

 

「おい、そこの奴!」

階段を登っていると銀髪の娘がいてなんか言われた。近くに白い人魂っぽいのもフヨフヨしてる。幽霊だろうか。後、腰に刀を二本拵えていた。

 

「なぜここに来れたのですか!結界が貼ってあったはずですが。」

 

「あんなチャチな結界、すぐに解けるわ。」

 

「はぁ、それは入ってくるなという警告だとは思わないいんですか?」

 

「入る用事があるんだから仕方ないじゃない。」

 

「あなた達生きている人間が来るところではないんです。さもなくば…。」

 

と言って、少女は鞘から刀を出してその刃の先を俺たちにむけてきた。。

 

「あら、さもなくば何?私たちはこの先に行こうと思っているんだけど、邪魔するなら退治するわよ?時間がないの。」

 

そう、霊夢が言うとおりかなり今の状況は結構やばかったりする。冥界に俺たちが入ったときに感じた馬鹿でかい妖力。その時ですらかなり大きな力だったのに、時間が経つに連れさらに大きくなっていた。俺を含む三人は危機感を募らせていた。

 

「咲夜、霊夢、あいつは俺が止める。強さはわからねぇから勝てるかもわからねぇけど先に行ってくれ。ここで時間を取られるのはかなりまずいと思うんだ。」

 

「桜雅…、わかったわ。でも、絶対無茶したら駄目よ?相手の持つ刀は真剣。下手をすれば死ぬんだから。」

 

咲夜は真剣な目で言ってきた。俺のやつも真剣じゃないの?と思った人がいるかもしれないが、見た目はそうだが切れ味はあんまりだ。

 

「分かってる、大丈夫だ。」

 

「じゃあ任せるわね?咲夜、先を急ぐわよ!」

 

「え、ええ。また後でね、桜雅。」

 

「おう。また後でな。」

 

そう言って二人は先を行く。

 

「行かせません!」

 

二人を追おうとして刀を構えて走ってきたので、その少女に迎撃つ形で俺も刀を抜き受ける。

 

「そうは行くかよ!」

 

次の瞬間、刀同士がぶつかり合う音が響いた。

 

 

 




またしばらくかけなさそうです。なるべく少しでも書きだめを作っておけるようにします。


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第二十八話

すいません、投稿ペースが……。



 

「先へは行かせません!」

 

と少女は桜雅の猛攻(自動)を軽く躱していく。

そして桜雅は見事に不意をつかれ串刺しに……

 

はならなかった。

(あっぶねー!いやまじ危ねぇ!死ぬところだったー!やばっっあっぶねー!)

言語能力は失ったようだ。

一方彼女は何故受けられたのか分からないといった表情をしている。

 

(くっ、こうも身体と刀との一体性がない人は見たことがありません。刀だけを見れば相当の手練ですがまるで身体はそれに引っ張られるように動いているだけの人形そのもの。動きが読みづらいのであまり長期戦に持ち込みたくないですね。これは本気でかからないと不味そうです。)

 

ふと彼女の顔が驚愕から真剣なそれへとなった。

「行きます!」

 

転生剣「円心流転斬」

 

彼女は剣でとても速く何度も斬りかかった。

 

キン! ガキン!……

 

「まだまだ……!」

 

桜雅は何かの幻覚かと思ったが確かに見えた。

彼女が持っていた刀がみるみる大きくなったのだ。

(すごい力だ。霊力かなんかの塊だろうか。)

 

「断迷剣「迷津慈航斬」!!」

 

彼女はその巨大な刀で薙ぎ払った。

 

(やばい、斬られる!)

 

「っっ!!」

キィィィィン!!

金属が擦れる音がした。

 

 

 

 

 

そして徐々に意識が覚醒し、桜雅は自分の状況に気づく。

 

刀は折れ、自分の横腹は薄く切れていることに。微かな痛みとともに恐怖が伝わってきた。冷や汗が吹き出し身体に力が入らなくなった。

 

「さあ、勝負はおしまいです。」

 

「あ、ああ……。」

 

と、とりあえず逃げねぇと。やばい、殺される。

 

 

 

 

 

 

「……、……。」

 

「まだ、逃げるんですか? 大人しくしたら手出しはしないと言ってるじゃないですか。」

 

「それでそう簡単に、……捕まる訳には……、行かねえんだ!はぁ、はぁ。」

 

必死に相手の攻撃力を躱して逃げているうちに頭が冷えてきた。今、刀が使えないが、確か道具に壊れたものを修復するものがあったはずだ。それで何とか刀を直そう。体力が持つか知らんが。幸い折れたもののうち持ち手がある方は持っている。

 

『トカゲロン』を創造し液体を刀に塗る。するとしばらくして泡が立ち元に戻った。

 

「?刀が修復されていく?確かにさっき折れたはず……。」

 

とりあえずこれで振り出しに戻ったわけだ。

頭もいい感じに冴えてきたしな。

 

「そろそろ決める!!」

 

「戯言を!」

 

刀に霊力を流していく。

 

一刀流「厄港鳥」

ドゴォォォォ!!

 

斬撃が地面を削りながら進む。

 

「!、無駄です!」

 

一瞬驚いた顔をしたが、すぐに元に戻る。

 

「断命剣「冥想斬」!!」

 

またさっきとは違う巨大な剣を作り出し、桜雅が放った斬撃を横一文字になぎ払い消し去った。

 

「けほっ、けほっ、砂煙が………」

 

砂埃で両者の視界が遮られた。

 

「!!」

 

カキン!

 

突如現れた桜雅に少したじろぎはしたものの体勢を崩しながらも攻撃を受ける。

 

「残念でしたね。」

 

少女が攻撃を受けきれたと思ったその時、桜雅の口角が上がるのが見えた。

 

「さあ、それはどうか、な!」

 

突如桜雅の左手当たりの砂煙が晴れる。

手に見えたのは淡く光る玉だった。

 

「霊玉「螺旋丸」!!」

 

「あぐぁっ!」

 

人が倒れる音がした。

 

 

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございます。
アドバイスなどがありましたら教えて頂けたら幸いです。


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