前髪枠系美少女?一夏君によるインフィニット・ストラトス (銭湯妖精 島風)
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クラスメイトはボク以外 女の子らしいよ?

 

春麗らな桜舞う4月某日、僕こと織斑一夏は今年から倍率 数百倍と言われているIS学園へ入学する事になってしまった

 

本当は違う学校へ進学する予定だったのだけど、ちょっとしたアクシデントで僕は男で有りながら女性にしか扱えないISを起動させてしまい、僕の身の安全を確保する為にIS学園への入学が決定して今に至る

 

前々からISには興味があった、僕の姉である織斑千冬はブリュンヒルデ、つまり最強のIS乗りの称号を持っているからだ

 

男の身ではISには乗れないけど、IS関係の職業には着けると思っていた、数年前に事故で光を失うまでは

 

あの日、僕は事故で何日も生死の境を彷徨って何とか一命を取り留めたけど、僕の眼は見えなくなっていた

 

やっぱりショックだったけど、割り切って いつもは凛々しい姉と妹が泣いているのを慰めたのを覚えている

 

取り敢えずリハビリをして姉の親友の天才発明家から補助器具をプレゼントされ、日常生活を常人と同じ様に過ごせる様になったのは嬉しかった

 

そしてISに乗れば、乗っている間は再び僕は世界を見る事が出来る、様々な場所で、様々な風景を、光景を見る事が出来る。

 

だから、僕は頑張ってみようと思っている

 

どう転んでも3年間はIS学園に通わないといけないしね?

 

 

と、まぁ・・・現実逃避は そろそろ止めにしようかな?

 

何か凄い視線を感じるんだよね?うん、気のせいじゃないよね?

 

音鳴りさん(補助器具)をスリープにしてるから周辺情報は音だけなんだけどね、視線が突き刺さるんだよね、うん

 

取り敢えず気分を落ち着ける為に読んでいた小説に集中しようとすけど、全然集中出来ない

 

確かに男性初のIS搭乗者だからテレビで報道されたから知ってる人は知ってると思うけど・・・居心地が悪いよ

 

取り敢えず内容が全く入って来ない読書を続けていると、扉が開く音と靴の音が聞こえる

 

クラスメイトの娘達が履いている靴とは少し違うから先生だろう

 

そう思い、僕は小説に栞を挟み机に仕舞うと

 

「ではHRを始めます。まず皆さん、入学おめでとうございます。私は副担任の山田真耶です」

 

丁度 先生がHRを開始して自己紹介を始める

 

山田真耶、やまだまや。上から読んでも やまだまや、下から読んでも やまだまや・・・すげぇ〜

 

そんな事をボンヤリ考えていると

 

「ーーくん、ー斑くん、織斑くん?」

 

「は、はい!?」

 

先生の声に思わずビクッとなってしまったのは仕方ない、うん 仕方ない

 

「大きな声を出してごめんね?織斑くん、自己紹介が織斑くんの番だからして貰えるかな?ダメかな?」

 

「だ、大丈夫です先生。すみません ちょっとボーッとしてました、えっと・・・そう自己紹介ですね?」

 

山田先生の優しい言葉に、どうにかこうにか自分を落ち着かせて立ち上がり

 

「えーっと・・・織斑一夏です、趣味は読書。特技は家事全般・・・かな?よく間違われますが、ちゃんと男です。あ、あと僕は事故で眼が見えません、なので迷惑を掛けてしまうかもしれないですが、大目に見てくれたら嬉しいです。一応補助器具で日常生活に支障が無い程度には生活しています。こんな僕ですが よろしくお願いします」

 

こんな感じで大丈夫だろう、多分

 

そんな感じで自己満足していると後ろから慣れた気配を感じる

 

「自己紹介は満足に出来た様だな?」

 

「千冬姉さん?」

 

姉さんは、僕の頭をペシリと叩き

 

「此処では織斑先生だ、公私は分けろ。いいな?」

 

「はい」

 

取り敢えず僕は姉さんに座れと言われたので大人しく座る

 

IS学園に勤めてるのは分かってたけど、担任とは思わなかった

 

うろ覚えだけど、身内がいるクラスは受け持てないんじゃ無かったっけ?

 

まぁIS学園だし、大丈夫なのかもしれない、うん

 

 






取り敢えず書いてみましたが・・・こんなで良いのか?自分


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7年ぶりに再会したら幼馴染はメガシンカしていた件

 

 

アレから順調に事が進み、1時間目を無事に終える事が出来た

 

ちゃんと音鳴りさんは起動させて真面目に授業を受けたよ?うん

 

そんな訳で次の授業までハードカバーの続きを読もうと思い机の上に手を突っ込んだとこで、僕に歩み寄って来る足音が聞こえ

 

「・・・ちょっといいか?」

 

「その声・・・箒ちゃん?」

 

僕は声のした方向へ顔を向ける

 

「そうだ、一夏・・・此処では落ち着いて話せそうに無い、屋上に行かないか?」

 

「うん、喜んで行くよ」

 

にこり微笑み、立ち上がり彼女と共に教室を出て屋上に出る

 

「改めて、久しぶり箒ちゃん。だいたい7年ぶりだね」

 

「久しぶり一夏、もう7年も経ったのか」

 

手すりに手を置き空を見上げて言うと箒ちゃんも嬉しそうに返答してくれた

 

「あ、そうそう。全国制覇おめでとう」

 

「う、うむ。あ、ありがとう」

 

何か声がうわずってるから照れてるんだろうな、箒ちゃん

 

 

普段はラストサムライみたいに凛々しいけど、結構照れ屋な所が有るんだよねぇ

 

「なぁ一夏、眼が見えていないのに何故 私だと分かったんだ?」

 

不思議だったのか、僕に そう尋ねる箒ちゃんに

 

「大切な幼馴染の声は忘れないよ、絶対にね」

 

「た、大切な幼馴染か。うむ、なら納得だな!!」

 

実は音鳴りさんには箒ちゃんの声が登録されていたから検索にヒットしたのも要因の1つなんだけど、これは箒ちゃんには内緒にしておこうかな?

 

そんな感じで箒ちゃんと話していると、扉が開く音と聞き慣れた足音が聞こえたので

 

「どうしたの?三春」

 

背中を向けたまま僕は足音の主である双子の妹、三春へ声をかける

 

「兄さんが心配だったのと、箒が1組に居ると聞いて会いに行ったら屋上へ行ったと聞いたから」

 

「そうなんだ、ごめんね?いつも」

 

「久しぶりだな三春」

 

「あぁ、久しぶり箒」

 

7年ぶりに同門が3人集まれたのは凄く嬉しいと感じていると

 

「7年ぶりに会ったが、相変わらずソックリだな?お前達は、前髪ぐらいしか見分けるポイントが無いぞ?」

 

「それは暗に私が俎板だと言いたいのか?箒」

 

「ははは、まさか」

 

三春の声に全然覇気を感じなかったので、馬鹿話の延長なのは箒ちゃんも分かっている様で笑って返す

 

「兄さんの成長期は少し寝坊しているのか、比較小柄だから大して私と変わらないな、うん」

 

「成長期って何だろうね?」.

 

僕の身長は約165㎝くらい妹の三春も同じくらい、箒ちゃんは・・・声の位置からしてだいたい160前後だと思う

 

「「さぁ?」」

 

「声を揃えて言わなくてもいいじゃないかぁ」

 

毎日牛乳も小魚も睡眠も、ちゃんと取っているのに何でなんだ、神様

 

もし神様が居るのなら、眼の事は恨まないけど身長が伸びなかったら恨んでやる、絶対に

 

 






前話より短いですが、お許しください



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いつかイギリスに行ってみたいな

 

 

あれから何もトラブルは起こらず、2時間目のISに関する基礎の授業を受け、予習をしたおかげで無理なく授業について行けたので良かった、これも予習に付き合ってくれた三春のおかげだね

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

少し続きが気になってしまったハードカバーを開こうと机に手を突っ込んだ所で背後から声を掛けられ、少しビクッとしてしまう

 

「ひゃいっ」

 

音鳴りさんが有っても完全じゃないから凄いビックリしてしまい、何か変な声で返事してしまった

 

「あら、驚かせてしまいましたね。ごめんなさい」

 

「う、ううん。大丈夫、だよ?うん」

 

彼女も悪気が有った訳じゃ無いだろうし、とりあえず繕っておく

 

「それで、何か用かな?」

 

「少し挨拶を、と思いまして」

 

声からして自身に自信を持っている人だな、この娘は

 

「それは、わざわざ ありがとう?えーっと・・・」

 

返答の正解と彼女が誰か分からず首を傾げていると

 

「まぁ、イギリス代表候補生 セシリア・オルコットをご存知無いと?」

 

「あぁオルコットさんか、ごめんね?まだ個人の声と名前が一致して無いんだ」

 

名前は音鳴りさんにインプットされているけど、まだ一致できる程の声を聞いていないから識別が難しい

 

千冬姉さんと三春、束さんは音鳴りさん無しで普通に分かるよ?

 

「そう言えば、眼を患っていましたわね。申し訳ありません」

 

「いいよ、気にしないで?えっとオルコットさん、よろしくね?知ってると思うけど、僕は織斑一夏だよ」

 

「分かりましたわ織斑さん、それと もし分からない事など有りましたらお教えしますわよ?」

 

思ったより、いい娘なのかな?この娘

 

自尊心が高いけど、他人を気遣える心を持っている

 

言うなれば・・・そう、貴族的な?

 

「ありがとう、今の所は予習のおかげで無理なくついていけてるよ。もし躓いたら、その時は お願いしようかな?」

 

「分かりましたわ、では織斑さん また機会があれば」

 

「うん、ありがとうオルコットさん」

 

何かオルコットさん以外からの視線が強くなった気がするけど・・・気のせいだよね?ね?

 

に、しても・・・僕にわざわざ挨拶をしにくるのは何でかな?

 

確かに僕以外に男子生徒は存在しないけど・・・わざわざ挨拶をする程なのかな?

 

でも乗れる事が分かった直ぐ後くらいに変な人にモルモットにならないか勧誘されたしなぁ

 

それだけ希少なんだろうけどさ?

 

希少だからこそ、なのかな?

 

と言う事は四方八方 僕を狙う刺客?

 

いや、ないか。うん

 

だから箒ちゃん、睨まないで お願い

 

僕には分かるよ、君が僕を睨んでいる事を

 

大丈夫だよ、浮気じゃないから。

 

まぁ付き合ってないけどさ?

 

 

 

 






さすがにセシリアも この一夏には噛み付かないよね?

噛み付いたらロクデナシだよね〜w


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