八幡「トリガー起動」 (チャカーロ)
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出会い①

改めましてチャカーロです。

今回はこの作品に目を通していただきありがとうございます。

設定は徐々に公開していきますので皆さま暖かく見守ってください。

文才はないので読みにくかったり誤字がありましたらご指摘の方よろしくお願いいたします。


 

古代ヨーロッパのような街並み

 

 

 

 

 

そこで爆発音が立て続けになり響く

 

 

 

 

 

「…もしかして助けがきたのか?」

 

 

 

 

 

目の腐った少年は呟く

 

 

 

 

 

そして少年の呟きは夢から現実のものとなる

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん、そろそろ起きないと学校遅刻しちゃうよ?」

 

 

 

 

 

「小町…昨日の夜は防衛任務だったし今日の夜も防衛任務だからもう少し寝かせてくれ…」

 

 

 

朝から妹に起こされてるが俺は布団から出たくないし、むしろ1限は数学だから行きたくないまである。

 

 

 

 

 

「これだからごみぃちゃんは…

 

 

 

 

迅さん来てるよ?」

 

 

「え、迅さんが!?」

 

 

 

第一次近界民侵攻

 

その時俺はネイバーに連れ去られた。

 

そしてたまたまボーダーが遠征してきた時に俺は迅さんに助けて貰った。

 

他にも風間隊や太刀川隊も居たが見つけてくれたのは迅さんだった。

 

まさか連れ去られた先で戦士として鍛えられたあげく黒トリガー持ちになってると知ったときのみんなの反応は今でも忘れられない

 

 

そして俺は無事に迅さん達と共に三門市に戻ってきてそのままボーダーに入隊した…というより入隊させられた。

 

 

 

ブラックトリガーを差し出して保護を求めたが太刀川さんには戦えって言われたりするし目が腐っているからネイバーと勘違いされるわで散々な目にあった。

 

そして極めつけは迅さんが無駄な抵抗になると言ってきた。

 

この時は迅さんのサイドエフェクトなんか知らなかったから俺はいまいち意味がわからなかった。

 

 

八幡頑張る!と心に決めていた。

 

 

しかし現実は非情で俺は嫌々入隊することになった。

 

それはなぜかというと誰もこの黒トリガーを起動できないのだ。

 

 

起動できるのは俺だけ。

 

元々ブラックトリガーを起動できるのは限られた相性の人間だけだ。

 

そして俺が連れ去られた国「ドロウ」でも起動できる人間は居なかった。

 

このような事情で俺は城戸さんに睨まれて入隊する運びとなった…

 

 

 

 

 

そして迅さんが朝から俺の家に来るってことは明らかにヤバイやつなんだよなぁ…

 

 

 

 

 

 

俺はとりあえず支度して玄関を開けるとそこにはぼんち揚を食べているサングラスの男が立っていた。

 

 

 

 

 

「おはよー八幡。とりあえずぼんち揚食うか?」

 

 

 

 

 

「…おはよーございます。スンマセン、なにかありましたか?」

 

 

 

「いや、ちょっと未来が見えてさ~八幡の力が必要なんだよ。」

 

 

 

この人は未来を見るサイドエフェクトを持っている。

 

この力で俺を見つけてくれたと言っても過言ではない。

 

だからひっかかる

 

「俺の力が必要って近界民が攻めてくるとかですか?」

 

 

俺は一番に思いついた質問をぶつけてみた。

 

 

「いや、そーじゃないさ。今日恐らく基地の近くにトリオン兵が出てくる。それを倒してほしい。」

 

ん?ますますわからんぞ??

 

 

「その程度に俺の力が必要なんですか?確かに俺は今日防衛任務だからトリオン兵は倒しますけど…」

 

「俺のサイドエフェクトが君と未来の仲間が会うと言っているんだ。頼んだぞ八幡!」

 

「はぁ…なんかよくわかんないですけどとりあえず頑張ってみます。」

 

そう言うと迅さんは手を振って去っていった。俺は学校へと向かおうとするが

 

「完璧に遅刻コースだな…ゆっくりいくか。」

 

俺は愛飲するMAXコーヒーを飲んでから学校へと向かった。




ご指摘ありましたら遠慮無くお願いいたします。

ちなみに「ドロウ」という国名はWORLDを逆から読んでそれっぽく取ってつけた名前なので特に意味はないです。


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出会い②

モチベだけで書き上げたので読んで感想をいただけるとありがたいです。


 

学校に着くと丁度一限目が終わったとこだった。

 

俺は目立つことが嫌いで学校ではボッチを貫いている。

 

なので教室の後ろからゆっくり入っていき何事もなかったように自分の席に座る。

 

うん、今日もステルスヒッキー作動中!

 

…あれ?自分で言ってると悲しくなるぞ??

 

席に着いて眼鏡をかけると目の前には担任の姿があった。

 

「比企谷、遅刻した言い訳を聞いてやろう」

 

「…ちょっと道案内をしてたら遅刻しました。」

 

俺はこの人が苦手だ。何故なら…

 

「君はつまらない嘘をつくな」

 

やれやれといったようにこの担任、平塚静には嘘をつけない。

 

絶対サイドエフェクト持ってんだろ…

けど完璧に言い当てる訳ではなく

 

「すんません、普通に寝坊しました。」

 

俺は学校でボーダーに所属していることは喋ってないので半分嘘を織り交ぜて答える。

 

すると先生は

 

「ふむ…素直でよろしい。」

 

このように気づけないのである。

 

俺がただ単純に信用されてないだけかもしれないが…

 

しかし今日は先生のターンが長かった。

 

「遅刻した罰として放課後までにレポートを書いてきたまえ。

 

タイトルはそうだな~…高校生活を振り返ってというテーマだ。

 

異論反論提出遅れは認めない!」

 

「え、さすがにそれは厳しくないですかね? ほら、俺アレなんで…」

 

 

俺はいきなり課題が降ってきてたまったもんじゃない。

 

しかし

 

「期限は守れよ~」

 

そう言い残し先生は去っていた。

 

「…はぁ」

 

こうして俺は意味不明な課題をやることが決まった瞬間であった。

 

 

 

 

 

『高校生活を振り返って』

 

2-F 比企谷八幡

 

青春とは嘘であり、悪である。

 

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺く。

 

すべて彼らのご都合主義でしかない。

 

ならそれは欺瞞であろう。

 

嘘も欺瞞も秘密も詐術も糾弾されるべきものだ。

 

彼らは悪だ。

 

ということは、逆説的に青春を謳歌していない者のほうが正しく真の正義である。

 

けれど課題をやらず後輩におしつけたりする先輩や

 

体力自慢で回りに勉強面で迷惑ばかりかける奴はもっと悪だ。

 

さらには俺の妹に迷惑をかけたあの日々は罪だ。

 

結論を言おう。

 

リア充とバカは爆発しろ。

 

 

 

「ボツだ。」

 

「…は?」

 

「は?じゃないだろ。これは立派な犯行声明とただの愚痴ではないか。」

 

「俺の青春を振り返ってみるとこんな感じですよ。」

 

嘘は言ってない。

 

ドロウに攫われた俺は小町に寂しい思いをさせてきた。

 

太刀川さんにはレポートを無理やり押し付けられた。

 

槍バカには何回も勉強を教えた。

 

…ただしすべて無駄だったが

 

「…はぁ。君は変わらないな。

 

時に比企谷、君は部活はやっていなかったよな?」

 

「…はい。」

 

俺はものすごくやな予感がした。

 

「…友達とかは居るか?」

 

「プライベートで遊びに行く友達はたくさん居ますけど?」

 

「つまり居ないということだな?」

 

あれれー?おかしいなぁ~かいわがかみあわないぞぉ~?

 

「君にはふざけたレポートを書いた罰として奉仕活動を命じる。少しついてきたまえ。」

 

 

こうして学校での平穏は崩れ去っていく気がした俺だった。




今までは読み手だったので

「この作品更新遅すぎぃ!!!」

とか思ってたんですけど書いて初めてわかる事があってもう二度と言わないと思った僕でした。


八幡のメガネに関してはこの後ゆっくり触れていきますのでお楽しみに!


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出会い③

まだまだモチベがあるので書き上げてしまいました。

けど毎回文字数が少なくて申し訳ないです。

ではどうぞ!


奉仕活動を命じられ俺は平塚先生に特別塔のある一室に連れてこられた。

 

奉仕だなんて言葉はエロイけどこの場合確実にやばい方の奉仕だろう。

 

本来日常生活に出てきていいワードではないからだ。

 

草むしりとかかなぁ…はたまた校内くまなく掃除とかかなぁ…

 

「着いたぞ、ここだ。」

 

うだうだ考えているうちに目的地に着いたようだ。

 

 

ここは選択肢を間違えたら確実に死ぬな…

 

「先生、俺このあとバイトがあるので今日は失礼し「男なら覚悟を決めろ」…はい」

 

やっぱりこの人サイドエフェクトなんて持ってないわ。

 

もし持ってても絶対認めないつもりだわ。

 

「雪ノ下いるかー?」

 

「先生入るときはノックをしてくださいと」

 

俺は思わず見惚れてしまった。

 

長い黒髪に華奢な体。

 

そして雪ノ下という名前に俺は心あたりがあった。

 

学年主席、眉目秀麗、才色兼備という言葉がふさわしい女と聞いたことがある。

 

まさか目の目に現れるとは思ってもみなかったが

 

「紹介しよう。彼女は雪ノ下雪乃。そして彼は比企谷八幡、入部希望者だ。」

 

ふーん、本名は雪ノ下雪乃っていうのか~…ん?

 

「え、俺入部するなんて言ってないですし聞いてもないですよ¡?」

 

「もちろん君のことだ、入部しろと言っても入部しないだろう。だから私はここでの部活動をペナルティとして与える。

 

「いや、俺ほんとバイトあるから無理ですよ。それに俺親も居ないんで妹の為に早く帰らないといけないですし」

 

俺の親は第一次近界民侵攻の時に両親を亡くしている。

 

だから小町は本当に一人ボッチだったのだ。

 

だから俺は小町を一人にはできないしするつもりもない。

 

だから俺は部活とかいうのに入っている余裕など無いのだ。

 

「では比企谷、なんのバイトをしているか言ってみなさい。私も事情がきちんとしているなら無理にとは言わんさ。」

 

しかし俺はここで言えないのだ。

 

学校でボーダーであることがばれるとかなり目立つ。

 

俺はしかも帰還者だ。

 

もしクラスメイトや学校関係者に被害者がいてそのことがばれたら自分の家族も連れ戻したいであろう。

 

なにより近界への遠征はトップシークレットだ。

 

だから俺は絶対に言えないのだ。

 

「…というわけで雪ノ下、見ればわかるだろうが彼は相当根性がひねくれている。ここで人との付き合い方を学べば変わるであろう。」

 

「俺は何も変えるつもりはないですし、変わるつもりもありません。」

 

俺は眼鏡をはずし目力を強めていう。

 

すると雪ノ下の口から俺は一番聞きたくない言葉を聞いてしまう。

 

「あなたは眼鏡を外すと目が腐っているようね。眼鏡は外さずにした方がいいのではないかしら?」

 

「お前に何がわかんだよっ!!!」

 

俺は言ってから後悔してしまった。

 

初対面の女性に挑発されてキレてしまった。

 

先生も雪ノ下も目を丸くしてしまっている。

 

「…すんません、今日は帰ります。

 

時間のある時にはちゃんと顔出しますんでそれで勘弁してください。」

 

俺は逃げるようにその場から離れた。

 

だが俺は知らなかった…

 

まさか雪ノ下とあんな形で再開するなんて




八幡が切れた理由は次回か次々回で明らかにさせます。

では今回も読んでいただきありがとうございました。

感想あればお待ちしております。


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記憶①


今回はちょっとばかし過去の話です。

たぶん3話ぐらいになると思いますがここをかけないと自分では作品を書けなくなってしまいそうなので厳しい指摘をお待ちしております。




学校から防衛基地に向かう最中に学校でのやり取りを思い出してしまった。

 

そして俺は不意に思い出してしまった。

 

いや、思い出させせられたのだ。

 

彼女には恐らく悪意は無かったのだろう。

 

だとすると、俺がキレてしまったことで彼女はもしかしたら傷ついてしまったかもしれないなぁ…

 

 

考えていると不意にいろいろな事がフラッシュバックしてくる。

 

 

 

~--------------~

 

 

第一次近界民侵攻のとき俺は家に居た。

 

それは小町と他愛のない時を過ごしているときに訪れた。

 

「お兄ちゃん、退院おめでとう!」

 

高校入学早々俺は車から犬を庇い交通事故にあってしまっていて今日ようやく退院できた。

 

「おう、小町面倒みてくれてありがとな。」

 

「もう二度と無茶しないでって約束してよね?

 

あ、今の小町的にポイント高い♪」

 

なんのポイントだよそれ…

 

「はいはい。とりあえず我が家に帰るか~」

 

そんな能天気な事を言いながら俺は家路についた。

 

「しっかし今日はなんか変な天気だなぁ~

 

なんつうか気味が悪いっていうか落ち着かないっていうか。」

 

この日は曇天の中に光が差したり急に雷がなったりと普通ではない天気だった。

 

「お兄ちゃん、小町もそんな感じがするから早く帰ろ?」

 

「…そうだな。なんとなくだが急ごう。」

 

俺はなんとなくだが嫌な予感がしたので早く家に帰りたかった。

 

そして家に帰ってから事件は起きた。

 

「さてとテレビでもつけるか…ん?おい小町テレビ壊れててつかないぞ?」

 

「え、さっきまで映ってたよ?壊れてるのはお兄ちゃんじゃないの?」

 

俺はさっきのなんとなくが急に現実を帯びてきた気がした。

 

ズドン!!!

 

いきなり外で大きな音がした。

 

小町は完璧に怖がってしまっている。

 

俺は意を決して外に飛び出した。

 

すると

 

「なんだよ…これ…」

 

町の半分はすでになくなっていた。

 

代わりに視界にはいって来たのは大きい怪獣みたいな奴だった。

 

鎌を持ってる奴や人間を食ってる奴まで居やがる。

 

そしてビームを出す奴がこちらに向けてビームを放ってきた。

 

次の瞬間俺の家は崩れ落ちた。

 

「…っ!こまちいいぃぃぃ!!!」

 

家の中には小町が居た…

 

 

小町だけでは無い

 

両親だって居る…

 

その家がたった一瞬で崩れさっていった。

 

俺は無我夢中でがれきとかした家を掘り返した。

 

頼む…親父にお袋…小町必ず生きていてくれ…

 

しかし現実は厳しいものであった。

 

お袋と親父は小町を守るよう覆いかぶさっていた。

 

もう帰らぬ人となってしまいながらも子供を守り抜いていた…

 

生きていた小町は放心状態だったが俺を見るや否や泣き出してしまった。

 

そして次の瞬間背後に近づかれていた怪獣達に俺たちは捕まってしまう。

 

小町はショックで意識を失ってしまい俺も身動きが取れない。

 

そしてブラックホールのようなものが開きそのまま連れて行かれそうになる。

 

くっそ…親父たちが守ってくれた小町だけでも…

 

「トリガーオン」

 

何かが聞こえたような気がした。

 

そして次の瞬間には小町の事を捕まえていた怪獣は切り捨てられていた。

 

「大丈夫かー?俺が君を助けるまでもう少し我慢していてくれー!」

 

助けが来た。

 

軍でもなくたった一人の青年の助けであった。

 

俺は喜びのあまり泣きそうになるが現実はそんなに甘くなかった。

 

すぐさま別の怪獣が小町を捕まえようとしていた。

 

俺はなりふりかまっていられなかった。

 

「お、お願いします!!俺のことはいいのでなにがあっても小町を助けてください!!!」

 

俺はこう叫ぶのが限界だった。

 

 

その男は小町を守りながらも俺を助けようとしてくれていた

 

しかし孤軍奮闘虚しく俺は小町が守られているのを見届けながらゲートを潜ってしまい向こうの世界へ連れ去られてしまった…







どうでしょうか?

この後はドロウの話で一話、眼鏡の話で一話ぐらいで考えています。

やっぱり臨場感が薄い気がしますがこのペースで頑張っていきたいと思います。

感想お待ちしております。


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