ブラック・ブレット ーガストレアとなった少年ー 旧作 (ブロマイン)
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第1話 訂正版①

突如として現れた謎の生命体『ガストレア』その脅威は瞬く間に世界中へと広がった。そして10年前の第一次東京会戦、これは日本初の犠牲者の数が数えられた戦い、即ち日本で初めて全滅以外の結末を迎えた戦いである。そしてこの戦いの後、里見 蓮太郎は天童家の養子となった。御影 理玖、彼もまたこの日を境にいままで知る事のなかったこの世界の新たな一面を知ることになる。

 

ーーそして現在ーー

「初めまして、僕は御影民間警備会社の御影 理玖と言います。ガストレア被害の現場はこちらで間違いないでしょうか」

「民警……お前がか?」

出迎えた男が呟く。男には決して悪気があったわけではない。民警という職業は、俗に言う不良崩れのような人物が多い。したがって小柄な彼の容貌に驚いたのだろう。理玖もまた、そういった反応には慣れているようで特に反論することはなかった。

 

そこにキュィーという自転車の急ブレーキが響いた、かと思うと自転車に乗っていた男がこちらに向かってくる。

「ハァハァ……俺は天童民間警備会社所属、里見蓮太郎だ。現場に案内してくれ」

思わず顔を見合わす理玖と警備の男

「おいおいどういうことだよ。民警の要請は一組だけのはずだぞ」

「手違い、でしょうか。となると報酬は山分けですかね」

「そんな、また収入がへるのかよ」

がっくりと項垂れる蓮太郎

「ってお前らパートナーはどうした。民警は民警はイニシエーターとプロモーターの2人一組が原則だろうが」

「僕の方は別件の用事があるのでそちらに向かわせてます」

となんでもないように答える理玖、対する連太郎はというと

「あー……っと俺もそんな感じかな」

歯切れ悪くごまかすようにそう答えた。

「まあいい、現場へ案内するからついてこい」

そう言い男はマンションのエレベーターに乗った。移動中に2人は警備の男から、今回の事件についての説明を受けた。事件の現場はこのマンションの4階、下の階の住人が「争うような音がする」と警察へ通報。調査をしたところ、ガストレアに襲われた可能性が高いと判明、民警へ応援を要請したとのことだ。

 

エレベーターが開くと、数人の武装警官が警戒をしている扉が見えた、おそらくその先が事件現場なのだろう。理玖と蓮太郎はその扉へと向かおうとしたが、その前に警官の1人がこちらへと駆け足で来た。

「警部すみません、先程ポイントマン2人が懸垂降下して窓から突入、その後連絡が途絶えました」

警部と呼ばれたのは、先ほど理玖と蓮太郎を案内した男だ。彼は警官へと詰め寄りその襟首をつかむ。

「どうして民警の到着を待たなかった」

「こんな奴らに手柄を横取りされたくなかったんですよ」

そう答える警官からは警部とは違い、民警を下に見る思考が見て取れた。

「手柄を焦って突撃だと、それで失敗したら元も子もないだろうが」

そして警部は手を話すと2人の方へと向き直った。

「うちの奴が変なこと言ってすまないな、最近どうも民警に仕事を取られてばかりで気が立っているみたいなんだ。気を悪くただろうが、部屋の中の調査をお願いしたい」

「僕は構いませんよ」

「俺もだ」

その様子にほっと胸を撫で下ろす警部

「それで里見さん、これからどうしますか?」

「俺のことは蓮太郎で構わない、それと戦略は前後に1人づつが無難だろうな」

「でしたら僕が前衛を勤めましょう、基本的に僕は銃をつかわないのでね」

「なら前衛は理玖に任せる、行くぞ」

そして2人は扉の先、ガストレアによって襲われた部屋へと入っていった。

 

2人が部屋へと入り、目に映ったのは無人のリビング。それだけなら、無人の部屋と変わりない。しかし、この部屋からは血なまぐささが漂っていた。その匂いを嗅ぎ取った2人は急いで、けれども冷静に和室への扉を開け放った。そうした2人の目に映ったのは、無残にも殺された2人の警官。そして、タキシードを着て不気味な仮面を付けている奇妙な男だった。

「こいつらを殺したのはてめえか」

怒りを堪えるようにした、蓮太郎が尋ねる。

「おやおや随分と目ざとい民警くんだね。それでその事実を知った君はどうするのかね?私としては、すぐにでも此処を離れて感染源ガストレアを追いたいところなんだがね」

その男は、人を殺したことが信じられないほどに穏やかで、淡々としていた。

「ふざけんな」

怒りのままにそう叫ぶと、連太郎は男に向かって飛びかかった。彼の攻撃はとても鋭く、常人には捉えることすらできないだろう。しかし仮面の男はその全て受け流す。蓮太郎が何度仕掛けても、その結果だけは変わることが無かった。

「なかなかやるじゃないか」

男はそう言って蓮太郎に対してカウンターを放つ。感情のままに突き進んでいた蓮太郎にそれを防ぐ術は無かった。突き飛ばされた蓮太郎は起き上がろうとするも、男に銃を突きつけられてしまう。それにより、理玖も打つ術をなくしてしまった。暫く膠着状態が続いたが、それは男の携帯電話がなることで解かれる。

「小比奈か、ああこれから合流する」

そして電話を切った男は、こちらに向き直った。

「君たち2人には近いうちにまた会うことになるだろうね。名前はなんというのかな」

「御影 理玖です」

「里見 蓮太郎だ、それとあんたは何者だ」

「私は世界を滅ぼす者、誰にも私を止めることはできない」

そう言うと男は窓から飛び去って行った。



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第2話

申し訳ありませんがここで事務所まで時間が飛びます、何度か書いたものの原作と全く変わらなかったので。


「死ぬ前に何か言い残すことはない?里見君」

静かであるが苛立ちを隠しきれていない声が天童 木更の口から溢れた

「過ぎたことはしょうがねえだろう」

 

蓮太郎の放ったその言葉を聞くと、木更はついに苛立ちを隠すことも止めて蓮太郎に向かって拳を振るった。それを避けた蓮太郎に対して

「このおバカ、なんで逃げるのよ腹立たしいわね」

「無茶苦茶言うなよ」

「ふーん無茶苦茶ね、つまり君はタイムセールの商品を買うために急いだら警察から報酬をもらい損ねたことに気づいたが連絡しても払ってもらえずそれでももやしは2袋買ってきたと」

ここまでを木更は一息で言い切ると

 

「ちょっと里見くん、今月は収入ゼロよ誰のせいだと思っているのこの甲斐性なし、軟弱、お馬鹿。それと君の中では社長への報告よりもタイムセールの方を優先するの?そして何よりどうして私にもタイムセールのことを教えてくれなかったのよもうダメビフテキ食べたい…

 

蓮太郎が木更にここまで言わせてしまったことと内心自分も同じことを思っていたこととで気まずそうにしていると、話に区切りがつくのを待っていたかのようにインターホンがピンポーンと音を鳴らした。

その音によってハッとした木更と蓮太郎は顔を一瞬見合わせると木更は先ほどの口論の際に乱れてしまった机の上を整理して、蓮太郎は来客の対応に向かった。

 

「どちら様でしょうか?」

「御影 理玖というものです。こちらは天童民間警備会社で間違いないでしょうか?」

それを聞いた蓮太郎は扉を開けると

「なんだ理玖か、何しに来たんだ?というかよくここがわかったな」

「なんだも何も無いですよ、誰かさんが受け取り忘れた報酬を届けに来たんですよ。ここの場所は警察の方が快く教えてくださいました」

蓮太郎はそれならば取り敢えず入ってくれと理玖を案内すると中で待ち構えていた木更と理玖が

「里見君その子供は誰かしら」

「すみません蓮太郎、さっきの話なかったことにしても良いでしょうか」

などと言い出すものなので蓮太郎は慌てて2人の間に入りお互いに対して木更はここの社長で理玖は今回の一件で共闘をしたプロモーターであると説明をすると

 

「そう、ごめんなさいね御影君それとわざわざ届けに来てくれてありがとう」

「いえ気にしないでください僕も社長にお話があったので」

木更はそれを聞いて特に思い当たることがなかったのか不思議そうに理玖に対して尋ねた。

「私から君に話すことなんてあったかしら?」

「ええ実は今回の感染源ガストレアの事です。犠牲者が出たにもかかわらず政府が公表をしていない、つまり何か特殊な事情があるのではと思っているのですよ。そうして感染源について調べたものの何も情報を得られず僕には特にツテもないので報酬を仲介する代わりに天童社長に何か感染源の情報を聞けたらと思いまして、もちろんこの情報によって感染源を撃破できたなら報酬の数割は天童民間警備会社に回るようにしますよ」

 

「そうね、わかったわ里見君も聞いてちょうだい。2人が倒した感染源ガストレアだったのよね」

「そうですね感染源の消息は掴めませんでした」

「御影君の言う通り今回の感染源ガストレアは警察にも、他の会社にも発見されていない。私も全力で探すから2人は意地でも感染源を倒しなさい」

それを聞いて蓮太郎と理玖は

「ああ絶対に倒そうぜ理玖」

「ええお互い全力で挑みましょう、ただし感染源ガストレアを追うということはあの男との接触も覚悟しなければならないかもしれませんね」

ここであの男という言葉に疑問を示した木更が2人に

「あの男っていったい誰のことなの?」

と聞くと蓮太郎が

「現場であった謎の男で警察を2人殺している、奴も感染源を追っていると言っていたからな」

「お互い身の安全には気をつけましょう、それではまた会いましょう」

そうして理玖は事務所の扉を開けて出て行った。

 

理玖が木更の事務所を出てしばらく帰路を歩いているとピピピピーと理玖の携帯電話が鳴った。




ここから多少オリジナルが入るので週一更新とある程度の文字数書けるようにしたいです。
空白の時間もあとで加筆するかもしれません。


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第3話

遅くなって申し訳ありません


ピピピピーそんな音を鳴らして理玖に着信を伝えた携帯電話のスクリーンには《非通知》の三文字が映されていた。

しばらく待っていても通知音が切れる様子がなかったので理玖は電話に出たところそれは予想にもしていなかった人からのものであった。

 

「初めまして御影 理玖さんですね聖天子と申します、少々勝手ながら連絡先を調べさせていただきました、幾つか話したいことがありますので聖居まで来ていただけますか」

「もし僕がそれを断ったとしたら如何するのでしょうか」

理玖がそう答えると聖天子はまるでRPGゲームのNPCのように

「幾つか話したいことがありますので聖居まで来ていただけますか」と同じ言葉を繰り返すと加えて

「御影民間警備会社についてもお話があります」

などと言うものだから理玖は溜まらず

「聖天子様が職権乱用のうえに脅迫ですか。わかりました、いつ頃伺えば宜しいでしょうか」

「急ぎの用件ですので今すぐにでも来ていただけますか」

そうして理玖は了解の意を伝えて電話を切り聖居へ向かった。

 

 

「御影 理玖という者です聖天子様に呼ばれているのですが」

理玖が聖居の入り口に立っている男にそう声を掛けると男はあらかじめ理玖が来ることを聞かされていたのか

「了解しました、案内のものを呼びますので少々お待ちください」とどこかに連絡をすると聖居から1人の男が此方に来たので理玖は

「初めまして御影 理玖です」

すると男はふんと鼻を鳴らして見下した態度による

「保脇 卓人三尉だ…何故このような男を聖天子様は…」

などといった発言により理玖は保脇から聖天子に対する妄信のようなものを感じた。その部分をあまり刺激しないように尚且つ速やかに聖天子のもとに案内してもらえるように

「保脇さん、聖天子様もお待ちでしょうし急ぎ案内をお願いします」と声をかけた。すると保脇は不満そうにも案内を始めた。

 

数分後ー保脇がおそらく聖天子が居るのであろう部屋の前で止まるとコンコンとノックをして聖天子に呼びかけるように

「保脇です御影 理玖を連れてきました」

「了解しました保脇さんご苦労様です、御影さんも入ってください」

そして入った部屋は壁の一面がガラス張りで陽の光により明るく照らされている中に聖天子が執務に使うのであろう机と、今現在

聖天子が腰掛けているソファーそしてテーブルを挟んで対面に置かれているソファー、この大きな明るい部屋はわずか四つばかりのものしか無かった。

「御影さんどうぞお掛け下さい、そして保脇さんを含む御影さん以外の方は皆さん後退出願います」

「どういうことですか聖天子様このような男と護衛もつけずに会談とは危険です」

保脇が焦ったようにそう言うと聖天子は一瞬声を低くして

「これは東京区代表としての命令ですみなさん速やかに退出なさい」

とても冷たい聖天子の声に護衛の者たちも驚き慌てながら部屋を出た。

 

「失礼しました御影さん、まずはお掛け下さい」

「そうですね聖天子様もあまり時間が無いでしょうし前置きは結構です、すぐに話を終わらせましょう」

「了解しましたそれでは本題に移りましょう。御影さん、まずはあなたの民警許可証の掲示をお願いします」

理玖はこの話題に入るのがわかっていたようですぐに民警証を聖天子に差し出した。聖天子は理玖の民警証を見ると確信を得たようで

「やはりこの民警証は偽装でしたか、これはどこで手に入れたのですか?」

「さすがに地区代表を欺くことはでできませんでしたか、高知区製のかなり再現度の高いものだったのですが。バレてしまった以上私は追放か捕縛でしょうね、もっとも捕縛であった場合は相応の抵抗をした上で外部への逃走をしますがね」

理玖の発言の高知区のところで聖天子は目を見開くと

「…高知区まさか本当に生き残っていたとは、それと焦らないでください。本来であれば御影さんの仰る通りの対処をするところですが今回は緊急であなたに依頼したいことがあるのです」

理玖は依頼ということで面倒ごとになると思ったが同時に偽装民警証ということで自分に逃げ道が無いことも理解した。

 

「それで依頼とは具体的に何をするのでしょうか」

「先日あなたが里見さんと共闘して倒した非感染者ガストレアの感染源ガストレアを討伐、対象が持っているとされるアタッシュケースの回収です」

「アタッシュケースですか、中身を伺っても?」

「その質問に関してはお答え出来ません」

そう答えた聖天子の声は先ほど保脇達を追い出した時にも勝るほど低く冷たい声だった。

「そうですか、では報酬にそれなりの色をつけていただけるとありがたいのですが」

「報酬は相応額の現金、正式な民警証の発行となります」

「つまり依頼を受ければ正式にプロモーターとなり依頼を受けなければ民警証偽装により捕縛ですか、了解しました依頼を受けましょう」

「有難うございます御影さん、明日里見さんを含めた東京区の大手民警を集めて同じ内容を依頼するのでその時に新たに御影さんに伝えるべき情報が上がればイニシエーターとの契約日を含めて里見さんへ伝言をお願いすることになると思います、その為明日一日は連絡が取れるようにしておいてください」

「そうですか、それではまた契約日に会いましょう」

そう言って理玖は聖天子との会合の部屋から出て外で控えていた保脇達を無視して聖居を後にした。




高知区については二章のはじめに詳細を話します。
とりあえずは高知区は非合法の犯罪者予備軍集団自治区だと思ってください。


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第4話

遅くなりましたごめんなさい
夏風邪で死んでましたそれではどうぞ


東京エリアに大絶滅を引き起こす封印指定物です」

理玖はそこまでを聞くとイヤホンを外してテーブルの向かいで理玖の表情を伺っていた蓮太郎、美味しそうにパフェを食べている延珠を見て口を開いた。

 

 

話は冒頭より数時間ほど遡る。蛭子親子の襲撃のあった会談が終わり、各々が帰ろうとしている中蓮太郎と木更の2人は会議室に残された。会議室内の最高責任者が、聖天子から蓮太郎に言付けを預かっていたからでありその内容を要約すると「諸事情により今日参加をできなかった理玖にこの内容を伝えて欲しい」とのことだった。

 

そこで木更は今回のガストレアの情報の捜査に、蓮太郎は理玖に昨日の内容を伝えることにした。

「理玖か、蓮太郎だ聖天子様からの伝言があるんだがこれから会えるか?」

蓮太郎が電話でそう伝えると理玖は電話があるのをわかっていたかのようで

「わかりました。それでは僕がいつも利用している商店街にある喫茶店にしましょう、」

 

蓮太郎は延寿を迎えに行きそのまま理玖に指定された喫茶店に向かうと先に来ていた理玖から席に案内された。

「よくきてくれましたね蓮太郎、ここは僕が持ちますので気になさらずにそれと、君も好きなものを頼んでいいですよ。」

「何と…妾も貰って良いのかでは遠慮な「こら延寿ダメだろう理玖に悪いぞ」」

「延珠ちゃんですか、気にしないでください。子供は好きなだけ食べて好きなだけ楽しめばいいんですよ、そうしなければ僕みたいなちっこくて中途半端に大人びたことになってしまいますよ」

自らの事を例えに使い昔のことを思っているような理玖を見て初めは反対をしていた蓮太郎も何かを感じたのか黙って奢ってもらうことにした。

それから蓮太郎と理玖はコーヒーを頼み、クレープとパフェの両方を頼もうとした延珠を蓮太郎が嗜めるも理玖が頼んでしまうといったことがあったりしたが他には特にこれといったこともなかった。

 

「それで今日はどうしてわざわざ呼び出すようなことをしたのですか?なんとなく理由はわかってはいますが」

「予想通りだろうが、これからこれを聞いてもらいたい」

蓮太郎はICレコーダーを取り出して理玖にそう言った

「この中身は昨日の会議の時のものですか」

「正解だこれは会議の時に向こうさんの1人が録音していたものだ、例の仮面の男による襲撃があって内容に変更が出たらしく理玖に聞かせろと聖天子様から頼まれたんだよ」

すると理玖はイヤホンを取り出してその内容を聴き始めた

「これより依頼の説明を行う…………………………封印指定物です」

 

ここまでで冒頭に戻るわけで理玖は

「なるほどナナホシの遺産ですかまた面倒なものを持ち出してくれましたね」

聖天子から先程はぐらかされたからであろうか蓮太郎は不機嫌そうに声を荒げながら理玖に詰め寄った

「理玖はナナホシの遺産について何か知っているのか?教えてくれ」

「そうですね蓮太郎に教えられる情報となるとナナホシの遺産がステージⅤガストレアを呼び出すことの出来る物品であるということくらいで……

「お前も隠し事で話せないと言うのか?」

蓮太郎は理玖が最後まで言う前に襟首をつかんで聞き返したが理玖は落ち着いたままで

「離してください、延珠ちゃんも驚いてますよ」

その声を聞いて蓮太郎がハッとして延寿を見ると延寿は困惑によりスプーンを持ったまま動きを止めていた

「すまなかったでもどうして話すことが出来ないのか説明をしてくれ」

 

「わかりましたでは、僕の持つ大半の情報は出所が不明の不明確で信憑性の低いものが多いのですよ、その中で比較的信憑性のあるものを今話したわけです。他の僕の持つ情報となると、曰く某国が日本に送り込んだ兵器である、曰く宇宙から飛来した物質であるである、曰くどこかの実験施設が十年前にガストレアを制御するために作り出した失敗作である、曰く過去に発生していたガストレアの生成物であ………」

淡々と理玖から話された事実でありそうなもの、バカらしいと思えるような内容のものを聞き蓮太郎は、先にナナホシの遺産について実際の効果をきいていなければどれであっても信じていただろうと思った

「理由もわかった。その上でもう一度謝罪する悪かった理玖」

「もういいですよ、けれども今後僕が同じような対応をした場合に追求しないでくれるとありがたいですね、それと何か他に僕が知っておくべきことはありますか?」

「わかったこれからは気をつけるようにしようそれと他の要件だと蛭子に気をつけることぐらいだな」

そう話してる間に延珠はスイーツを食べ終えたようなので三人は店を出ことにした。




ようやく次回ヒロイン?の登場です
それとにわか発言になりますが誰かブラックブレットの世界設定の外周区について
モノリスの内側ギリギリなのか、それともモノリスの外であるがガストレアが侵入できない範囲であるのかどちらなのか教えてください


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第5話

遅くなって申し訳ありません
あまりにも酷いご都合主義をどうにかしようと努力したのですがどうにもなりませんでした。待たせすぎてしまうのはよくないので取り敢えず投稿しましたがいずれ改稿します。
変えたほうが良い点など気軽に報告お願いします


理玖はふと以前にこの喫茶店に来た時のこと、そして同時に自分の妹となった少女と出会った日のことを思い出した。

 

「誰かっそいつを捕まえろ!」

理玖がその怒声のする方向を向くと缶詰を抱えて走る少女が数人の大人に追いかけられていた。こげ茶色の髪に薄汚れた服、何よりもその真っ赤な瞳が彼女が外周区に住む『呪われた子供達』であることを示していた。三人の目前で取り押さえられた彼女の助けを求める手に延寿が手を伸ばそうとするも蓮太郎が遮っつてしまう。延寿の「あっ……」といった声だけがその場に残った。

そんな2人を見て理玖は前へと進んでいった。

 

「皆さん少しいいですか、何かあったのですか?」

「見りゃわかるだろうこいつがうちの商品盗みやがったんだ」

男の1人が理玖の顔を見るなりそう言った。理玖は男の言葉を聞くと少女の方に向かいながら皆に尋ねた。

「彼女を僕に任せてくれませんか、勿論その商品は僕が買いますし、再犯も起きないように教えつけますから」

「なんでお前はこいつを助けるんだようとするんだ?」

「自分にも身に覚えがあるからですよ。1人で必死になって生きているつもりで、だけども実際には多くの人に迷惑をかけている。そんな状況にね」

「お前は偽善者か或いはただの馬鹿だな、こいつを更生できるのならやってみるといいさ」

 

2人の中である程度話がまとまったその時、誰かが読んだのか警察がやってきた。

「『呪われた子供達』が盗みをしたと通報があった身柄を渡してもらおう」

「そのことでしたら互いの和解が済んでいますので大丈夫です」

理玖がそう話すも警官は理玖の言葉を無視して彼女の所に向かおうとしている。それを見て理玖は警官もまた『奪われた世代』であり『人』であるのだなと思った。なので理玖は急ぎ彼女の元に駆け寄り語りかけた。

「彼らは君のことをよく思っていないようです。このまま確保されたら君はひどいことをされるでしょう。僕と一緒にきてくれれば少なくとも毎日安全に過ごす事ができます」

「……たっ…たすけて」

彼女は小さな、けれども確かに聞き取れる声で返事をした。

理玖はその返事を聞くと彼女を抱えて警官に向かった。

「今回の件は解決しましたので貴方達にすることはありませんよ」

それでも警官は作り笑顔で2人に近づきながら言った。

「そういうわけにはいかない一度署まで行き調書作成などの手続きを取る必要がある」

 

突然理玖から先ほどまでの丁寧な口調が消え、冷たい声で警官に問いかけた。

「本当に署に連れて行く気などあるのですか?僕には貴方達が彼女を連れ去り殺そうとしているようにしか見えないのですが」

「そ、そんなことはない我々は法と社会の意思にしたがって…

「ならばお前は法が人々が『呪われた子供達」を殺せといえば殺すのか、そんな奴は警官ではない唯の人殺しだ。僕は人殺しにかける情けなど持っていないわかったな」

そうして去っていく理玖に対して警官は先ほどまでの薄ら笑いを無くして恐怖と悪寒によって動けないでいた。

 




ペースアップ目指して頑張ります
評価、感想、お気には作者のモチベアップにつながります


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第6話

理玖と少女は商店街から理玖の家に向かっていた。少女ははじめ理玖が警官にかけた言葉に怯えていたがすぐに自分が抱きかかえられていることを思い出し慌てて理玖の腕から降りた。理玖は少女が自分の腕から離れるのを見ると少女の歩調に合わせるようにゆっくりと歩いた。

 

それから程なくして2人は理玖の家にたどり着いた。そこはまだ新しい二階建ての普通の一軒家であったが少し目立っていた。何故ならその一帯は畑や公園、空き地などばかりで家は理玖の住むもの意外に見当たらなかった。理由は明白でその場所が外周区との境、つまり一般人があまり近寄ろうとしないエリアだからである。

理玖は家に入ると少女を風呂場に連れて行った。

理玖が少女に自分で入れるか?と聞くと少女は入れると答えたので理玖は少女のとりあえずの着替えとなる自分のジャージを取りに風呂場を離れた。その後風呂から出た少女はブカブカのジャージ姿であったが髪は先ほどまでの汚れた色から理玖の髪色よりも少し薄い程度の茶色に変わっていた。

「今から幾つか聞きたいことがあるのでそこに座ってください」

理玖は少女にリビングの椅子に座るように進めると自分もその対面に座った。

 

「ではまずあなたの名前を教えてもらえますか?」

「名前…ない…です」

「その『ない』は『覚えてない』ですかそれとも『言いたくない』ですか?」

「覚えてない…です」

そう答えた少女に嘘をついている様子はなく理玖は少女が本当に自分の名前を知らないのだとわかった。

「名前がないのは不便なので名前をつけようと思うのですが何か希望する名前はありますか?」

少女はまたもないと答えた。

「そうですか、では紫月などはどうでしょうか」

しづき?と聞き返した少女に理玖は説明を始めた。

「ええ、紫色の月と書いて紫月です意味は特にありません。苗字は僕の御影理玖と同じ御影で大丈夫ですか?」

「はい、御影紫月…ありがとうございましたです」

「それと口調ですがこれは自の性格なので紫月も自然にしてください」

「わかり…ました、御影さん」

「理玖です。自分も御影なのに御影呼びは変でしょう。

それとも同じ苗字なのでお兄ちゃんでもいいですよ」

理玖は冗談で言ったようであったが紫月は本気にしておにい…と呼びかけて恥ずかしかったのか「理玖」と呼び直した。

「次に聞きたいことですが、紫月は自分がどんな因子を持っているのかわかりますか?」

紫月は理玖が何を言っているかわからないようで「いんし?」と首を傾げた。

「因子とはプロモーターがどの生物の能力を顕現させているか、またそのプロモーターの能力を示すものとして使われるものです」

理玖はそう説明したが紫月は理解していないようで首を傾げたままだった。理玖は突然、失礼と断り紫月の手を掴んで指先に針を刺した。

そして滲み出てきた血を一滴自分の手でとって口に含んだ。

突然のことに動けないでいた紫月が何か言おうとしたがそれよりも早く理玖が話し出した。

「先程は突然失礼しました。それで紫月の状態ですがガストレアウイルス侵食率15% 因子 蛇 解放率30%です」

???と紫月は説明を受ける前よりもさらに混乱してしまったようであった。

「さて、ここで難しい話は終わりです。次は外に出て紫月の生活用品を買いに行きましょう」

生活用品?と聞き返した紫月であったが洗面用具や寝具、服と言われて今の自分の格好がブカブカのジャージであることから服は必要であり理玖が同時に言った他のものも必要なものなのだなと思った。

 

話がまとまってからは早く、2人は家を出るとホームセンター、服屋などを周り様々なものを買い揃えていった。服屋で理玖が大量に買おうとしたのを紫月が遠慮すること以外は、互いの意見に食い違いもなく順調に買い進めることができていた。買い物を終えるといい時間となっていたので理玖は紫月を連れてファミレスに行き夕飯を取った。

家に帰る頃にはすっかりととまではいかないけれども打ち解けることができたのかある程度話すことができる紫月がいた。

家でのんびりしていた理玖だったが紫月がうっすらと船を漕いでいるのを見てもう寝させようと思い声をかけた。

「おーい紫月、もう寝る時間なので少しこっちに来てください」

「うん、それで寝るふぁえひ何をするの?」

欠伸をする紫月に理玖は一つの錠剤を差し出した。

紫月がその錠剤を飲んだのを確かめると理玖は紫月を連れて布団へ向かい2人はそのまま眠りについた。

 




というわけで御影紫月 モデル スネーク 以後よろしくお願いたします
それと解放率ですがこれは、子供達がプロモーターとして因子の影響を受けている割合です。IISOではこれを100%にするために訓練をしている。という設定になります、以後出てくる予定はありませんが念のため。


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第7話

遅くなって申し訳ありません、これからは投稿再開できるように頑張っていきたいと思います。それと久しぶりなのでキャラの性格が変わっているかもしれません。(理玖→紫月敬語ないのはデフォ)
変更点
紫月との出会いを数ヶ月前に
延寿→延珠へと訂正(ヒロイン誤字るとか恥ずかしすぎる)


学校に行っていない御影家にとって、朝という時間はとてものんびりとしたものだ。いや、正確には紫月は早くから家事をする為に起きているので、理玖の朝が遅いというのが正しいのだろう。

しかし今朝の理玖は、蓮太郎からの一通の電話によって比較的早い時間に起きなければならない状況となっていた。

 

その電話の内容は

「延珠が居なくなってしまったのだが何処か心当たりはないか」といったものであった。なんでも、今朝延珠が学校に行ったところ、何故か(おそらく蛭子の手によって)延珠が呪われた子供達である事が学校中に広がっていた。そして登校した延珠は皆に糾弾され逃げ出した、との事である。話を聞いた理玖は蓮太郎に対して協力を申し出ると電話を切った。

 

「さっきの電話、誰からですか?」

「今回の件で協力することになった、民警の里見 蓮太郎という男だ。それと紫月は今回探す少女、藍原 延珠がどこに行ったと思う?」

紫月は少し考える素振りをしていたが、延寿と聞くと何かを思い出したかのようにして口を開いた。

「呪われた子供達であるとバレてしまい、家にも帰っていないとなると外周区に行ったと考えるのが自然ですね。それと、延珠という名前は私が外周区に居た時にも地いたことがあるので、長老の所に行けば何かわかるかもしれません。」

 

長老とは、かつて紫月が暮らしていた39区でマンホールチルドレンとなった子供達のリーダーをしている老人である。

少し前に紫月が小遣いを全て、そこの子供達のために使っていると知った理玖は、小遣いの他にその分のお金を渡したり、2人で訪ねたりしているので、お互い知らない仲ではないし何か教えてもらえるだろう。

そう結論付けた理玖は紫月に出かける準備をするように伝えた。

 

 

 

39区に向かい始めると雨が降り出した。その雨が天気予報の通りなのか、或いは誰かの心を映したものであるのか、どちらであるのかは分からないが、傘を持っているとは、いえこれから人探しをしなければならない理玖にとって憂鬱なものだ。

2人が長老の元へと39区を歩いていると、蓮太郎の姿が見えた。

「蓮太郎、延珠は見つかりましたか?」

蓮太郎はその言葉を聞いて初めて理玖の存在に気付いたのか顔をあげた。

「ああ理玖か、見つからなかったよ。これからもう一度家の近くを探すつもりだ」

そう答えた蓮太郎にいつもの元気はなく、返事を聞く前にその場を去っていった。

「この先から来たってことは長老に話を聞いて何も分からなかったということですかね」

「けれども長老は初めて会う人に何でも喋る人じゃないし一応会ってみよう」

 

そうこう話しているうちに2人は皆のいるマンホールの元へと付きノックをすると1人の少女が顔を出した。

「はーい何かご用で…お二人ともこの前来たばかりなのに珍しいですね、どうぞ入ってください。」

そうして案内された2人は彼女の跡を続いてマンホールの中へと入っていった。



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第8話

「ちょーろー、2人がきましたよ」

元気な声をあげる少女の先には長老、まるでさっきまで泣いていたかのように目元を赤くした延珠、それを眺める子供達がいた。

「お二人ともよく来てくれました。今日は…遊びに来たわけではなさそうですね」

「やはりわかりますか。想像通りでしょうが今日は藍原 延珠さんの捜索にきました。」

「彼の元へと連れて行くのですか」

「いえ、取り敢えず蓮太郎には彼女が無事に見つかったと連絡するだけですよ。藍原さんもその方がよいでしょうしね」

それに対して長老、松崎さんはそうですかと小さく答えた。

 

「もしもし蓮太郎、聞こえていますか?」

「ああ、延珠は…見つからなかったよ」

「延珠ちゃんでしたら見つかりましたよ」

「本当か!今どこにいるんだ!」

「本人の希望でそれには答えることが出来ません。けれども彼女は無事ですので蓮太郎はゆっくり休んでください」

そして理玖は、蓮太郎の返事を聞く前に電話を切った。

 

電話を切った理玖は、延珠に何があったのかを聞こうとしたが、すでに紫月が聞き始めていたのでその隣で聞くことにした。

「ねえ延珠ちゃん、何があったのか教えてくれない?」

すると延珠はぽつりぽつりと話し始めた。

 

学校に行くとみんなが変だった。

みんな妾のことを見ているのに誰も妾を見ていない、そんな感じがした。

とても嫌な感じだった。

その嫌な感じはすぐに嫌なことに変わった。

誰かが妾に向かってバケモノと言った。その時に変わったのだ。

みんなが口を合わせて妾のことを『バケモノ』と言った。

その中には昨日まで仲良く話をしてた友達もいた。

彼女達が叫ぶのを見て舞を探した。

舞はすぐに見つかった。

校舎の中からこっちを見ていた。

妾は舞を呼ぼうとした。

けれども舞はこちらに背を向けて校舎に入っていった。

その時妾は頭が真っ白になった。

そして気づいたときにはここにいたのだ。

 

話し終えた延珠は顔を俯かせているが、その声色は今にも泣き出してしまいそうであり、その震えている体は今にも心が壊れてしまうように感じられた。そんな延珠を見て理玖は声を掛けた。

 

「延珠ちゃん、君は今の学校を辞めた方がいい」

「どうしてだ、妾はやはりバケモノなのか!」

「そうではありません。これは君と舞さんのためです」

「妾と、舞?」

「先ほど延珠ちゃんは、舞さんが去っていったと話しましかが、きっとそれは舞さんが空気に勝てなかったのでしょう。」

「空気?」

「空気とは延珠ちゃんが感じた嫌な感じの事です。そしてそこには見えないルールがあります。今回のルールは''延珠ちゃんと喋るな”でしょうね。もしこのまま舞さんと話せない状況が続くけば、舞さんにそのことに関する罪悪感が積もります。そして大きすぎる罪悪感は憎悪へと変わってしまう、そうなればもう舞さんとの仲は戻らない」

「ならば妾はどうしたら良いのだ」

「さっきも言ったように学校を辞めればいい、ただし普通に辞めるのではつまらないので『バケモノ』から『ヒーロー』になってみんなを見返してやりましょう」

 

「見返す?」

「ええ」

「どうやってだ?」

「別に何も特別なことをしなくてもいいんですよ、ただ逃げない覚悟をするだけです」

「わかった」

延珠がその言葉を発した時、紫月の目には理玖が珍しくも小さく笑っているように見えた。

その後、三人は子供達と楽しい一晩を過ごした。そして翌朝39区を去ろうとした時、理玖の携帯が着信音を鳴らした。

そこに表示された名前は【天童 木更】今彼女から電話が来る意味は一つしかないだろう。そう思いながら理玖は電話に出た。




今回の内容はいずれ変更すると思います。特に理玖の延珠への説明?説教?的なものを。


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第9話

遅くて短いと定評のある某某ですこれからもどうぞよろしくお願いいたします


「もしもし御影君、感染源ガストレアの潜伏先がわかったわ。里見君にも伝えたのだけど、今の彼、延珠ちゃんがいなくてちょっとあれじゃない… 無理にとは言わないけれど、出来れば手伝って欲しいのよ」

「わかりました。僕たちはこれから何処へ行けば良いのでしょうか?」

「ガストレアはーーーにいるの。だけど人の足で其処まで行くのは少し無理があるから里見君の家にドクターヘリを呼んだわ。そこに合流してちょうだい」

「では、すぐに向かいます」

「お願いね」

 

電話を切った理玖が周りを見ると、松崎と子供達は理玖の普段見せない一面に驚き、延珠は蓮太郎の様子を聞いて俯いていた。理玖はそんな中で紫月と延珠に声をかけた。

 

「紫月、行きますよ。延珠ちゃんはどうしますか?」

「妾か?」

延珠は初めて何故自分が声をかけられたのかわからなかったようであるが

「僕たちはこれからガストレアを倒しに行きます」

そう言われてすぐに先刻の質問の意味することがわかったらしく

「妾も行く。そして妾はみんなを守るヒーローになるのだ」

 

 

ーーーーーー

蓮太郎は生まれてからいままで、これほどに『唖然』と『困惑』という言葉を強く脳内に浮かべた日はないだろうと思った。何故ならつい先程まで木更と電話で

「感染源ガストレアの潜伏先がわかったわ。今からそっちに着くはずのドクターヘリに乗ってちょうだい」

「そんな事して大丈夫なのかよ」

「そのヘリ、私の来年の学費で呼んだから里見君が今回の報酬を受け取れなければ私、退学よ」

「なっ……」

「それと今回の件は、御影君たちも同行することになったからよろしくね」

「理玖が……ということは延珠も来るのか?」

「延珠ちゃん?私は聞いてないわよ、本人たちに聞いてみてちょうだい。それじゃ健闘を祈ってるわ」

などといったやり取りをしていたからだ。

 

そして木更の言ったことはどちらも正しかったらしく、こちらに向かうドクターヘリが先に見えて次に理玖と紫月そして延珠が見えた。しかしドクターヘリが上空にあり見つけやすかったからか、3人はヘリよりも少し早く蓮太郎のもとへやってきた。蓮太郎は延珠に話を聞こうとするそれよりも先に理玖に「話は中でもできるから取り敢えず乗ってしまおう」ともっともなことを言われてしまった。

 

 

機内へと乗り込んだ4人は向かい合うように設置されている椅子に座った。これから長話をするであろう蓮太郎と延珠が向かい合わせでその隣にそれぞれ紫月と理玖という席順となった。

「今までどこに行っていたんだ」

「松崎さんのところですよ」

蓮太郎に前に来て再び元気をなくしてしまった延珠に変わって理玖はそう答えた

「すまなかった蓮太郎」

2人が話し始めたのが聞こえて思わず溢れてしまった延珠の声

「延珠ちゃん、もしできるのならさっき僕たちに話したことを、もう一度初めから蓮太郎に話してくれませんか」

そして延珠は皆の前で自分の身に起きたこと、蓮太郎や理玖の言葉を聞いて決断したことをゆっくりと、そして自分でもう一度確かめるように話した

「ごめんな延珠、辛い思いをさせて。何もしてやれないで」

「違う」

そう延珠は蓮太郎の言葉にかぶせる」

「蓮太郎は悪くない、それにさっきも言ったであろう、妾は蓮太郎と理玖と紫月、みんなと一緒に前へ進むのだ。マイと同じ学校へ行けないのは悲しいけど、またマイと会える日もきっと来るのだ」

蓮太郎は延珠の思いを聞いて、延珠にこんなにも前向きな考えをさせることは出来なかっただろう自分が悔しく、そして延珠を支えてくれた2人に大きな感謝をした。

それから4人は今回の討伐作戦でのある程度の動きを決めた。その結果、蓮太郎と延珠のペアがガストレアを発見次第飛び降りての速攻撃破、理玖と紫月のペアは攻撃には参加せずにヘリコプターの着地、蓮太郎ペアの回収時の安全確保となった。

 

「前方に何かいます」

突如として開かれたパイロットの口、それは感染源ガストレアの発見を告げるものであった。




VS蛭子親子はダイジェストとなります、期待してる方ごめんなさい。と言ってもまだ一文字も書いていないのですが……


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第10話

「前方に何かいます」

パイロットがそう告げた先には確かにガストレアがいた。その姿は紛れもなく蜘蛛であった。ただし、それは奇妙なことに空を飛んでいる。いや、滑空していると表現したほうが正しいだろう。

「自分の巣をパラシュートのようにして、空を滑空する蜘蛛がいると聞いたことがある。おそらくそれと同じ原理だろう」

「オリジナルの能力ですか、それならば今まで誰も見つけられなかったことにも説明がつきますね」

といった具合に2人がガストレアを観察していると背後からいきなり風が吹き込んできた。思わずそちらを向いた蓮太郎は、その目に延珠が扉を開け放っているのを捉えた。

「おい、何をやってるんだ」

そう延珠に問いかける蓮太郎。しかし延珠はなんでもないかのように

「なんだ蓮太郎、妾は先に行っておるぞ」

とだけ言い残して飛び降りてしまう。そして延珠はガストレアに対して、落下の勢いを乗せた蹴りを入れるとそのまま森へと落ちていった。

「なっ……」

延珠の行動に呆気にとられてしまった蓮太郎だが、理玖に声をかけられると、思い出したかのようにパイロットに高度を下げるよう指示を出した。

「なあ理玖、今のもお前の指示なのか?」

「いいえ、今のはあくまでも延珠ちゃんが自分で判断した結果ですよ。自分に何ができるのか、それをしっかり判断していました」

「今のが判断できていると?」

「そしてそのフォローをするのも蓮太郎の役目ですよ」

そうして理玖がドアの外を指差した。蓮太郎は仕方ないなと言いつつ延珠のあとを飛び降りていった。

 

 

 

理玖が異変に気づけたのは、ヘリコプターを降りてからの警戒で、2人が戦っているであろう方向に特に注意を向けていたからであろう。それまでは重いものを地面に叩きつけるようだった戦闘音が金属の擦れるようなものにかわり、ましてや銃声まで混じりだしたのだ。そしてその銃声は以前見た蓮太郎の銃からは決して出ることの無い音である。

「紫月、おりてきてくれ」

そう叫ぶもプロペラの回転音に遮られて聞こえないのか、紫月は何度目かの呼びかけでようやく降りてきた。

「どうかしたの?」

「蓮太郎たちがトラブルに巻き込まれたようなので、様子を見てこようと思う。だからしばらく下で待機してくれ」

「わかった。気をつけてね」

紫月に断りを入れた理玖は先程から戦闘が行われているだろう場所へと走り出した。理玖が走っていると前方からこちらへと向かってくる延珠が見えた。しかし、その目は焦点があっておらず、ただまっすぐと走っている。そんな様子だ。理玖が大声で呼び止めると、初めて理玖の存在に気づいたように足を止めた。

「理玖、助けてくれ。れんたろうが……蓮太郎が」

「何があったのか教えてくれ」

そうして延珠から聞きした内容をまとめると、ガストレアの討伐は問題なく完了してケースもかくにんできた。しかし、蛭子親子の襲撃に遭ってしまい劣勢に陥る。蓮太郎が延珠を逃がすために2人を引きつけた。ただし蓮太郎はすでに傷を負ってしまっている。といった状況らしい、このままでは確実に蓮太郎は殺されてしまうだろう。

「延珠ちゃん急いで蓮太郎の元へ案内してください」

延珠はそのまま何も言わずに元来た方向へと走り出した。おそらく彼女にとっては返事をする一瞬でも惜しいのだ。理玖もそれに従い延珠のあとを追った。

 

 

2人が戦闘のあった場所へとたどり着いた。そこに蛭子親子の姿はなく蓮太郎が倒れていた。手足があらぬ方向へと曲がっていて、腹と胸には大量の傷。特に腹の傷は、放っておけばすぐに失血死しそうなレベルのものだ。

「蓮太郎、しっかりしろ蓮太郎聞こえるか」

必死に蓮太郎へと呼びかける延珠。理玖もこのままでは不味いと思い即座に行動した。

「僕はこれから蓮太郎をヘリコプターのところへ運びます。延珠ちゃんは先に行ってすぐに飛び立てるように準備をしてください」

延珠は理玖に背負われた蓮太郎を心配そうに見ていたが、理玖がもう一度促すと、言われた通りに先に走って行った。

「延珠ちゃんのためにも、木更さんのためにも、こんな所で死なないでくださいよ」

理玖の心の声でもあるその呟きは、誰の耳にも入ることはなかった。

 

蓮太郎がヘリコプターの中へと運び込まれると、患者の搬送という本来の役目を果たすためにドクターヘリは病院へと向かった。



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11話

ーー里見蓮太郎君だね、初めまして。君には選んでほしいことがあるんだーー

随分と昔のことを夢に見た。忘れもしない、あれはガストレアに襲われた俺が、運ばれた手術室で初めて先生にあったときのこと、もう10年近く前のことだ……

 

「目が覚めたのね、里見君」

「ああ」

連太郎は答えるが、何故自分がベッドで寝ているのか、そして木更が隣に座っているのか、それを理解できないでいた。

「おかえりなさい蓮太郎君」

おかえりなさい?俺は何処かへ行っていたのか?蓮太郎がそう記憶を探ると、森へ感染源ガストレアを追ったこと、蛭子親子の襲撃そして彼らに敗れたことを思い出す。

「木更さん、俺は負けたのか?」

「私が御影君に延珠ちゃん、室戸さんに話を聞いた限りだと『延珠ちゃんを逃がすために蛭子親子の相手を1人した。延珠ちゃんが御影君を連れて戻るとそこには瀕死の蓮太郎君。すぐに病院へ搬送され、室戸医師による大手術の末一命を取り留める。そして丸一日と三時間後に目が覚めた』これが私の知る限りの情報よ」

木更は目覚めたばかりの蓮太郎が聞き逃すことのないようにゆっくりと話した。

 

「それは俺がボロ負けしたっていうんだよ」

蓮太郎は力無く笑う。その笑いはわざわざ回りくどい言い方をした木更に向けたものか、或いは蛭子親子に負けた己に対してか。

「それと里見君、政府からケースについての情報が公開されたわ。ケース内は、ステージⅤを呼び出す触媒だそうよ」

思わず無言になる蓮太郎『ステージⅤ』かつて理玖からその可能性を聞かされていたが、正式に発表されたことを驚かずにはいられない。

「ステージⅤ、里見君も知っての通り、彼等はバラニウムの磁場の影響を一切受けない。そして過去にステージⅤに、モノリスを破壊されたエリアの数は決して少なくはない。破壊されたモノリス、そしてそこから際限無く現れるガストレア、それらが引き起こすものは」

「大絶滅……か」

ええと木更は肯定をする。

「そして蛭子 影胤はあの後未踏査領域へと逃走、彼の目的はおそらくステージⅤを呼び出すこと。そこで政府主導の追撃作戦が行われることになったわ」

「それはいつからだ?」

「3日後よ、ただし君は絶対安静」

蓮太郎の問いに間合いを置かずに答える。

「それでも勝たなきゃダメなんだ」

「あなた死ぬわよ」

木更は冷たい声でそう返す。

「覚悟はできてる」

「その覚悟は延珠ちゃんを置いていくかもしれないことを考えてるの?」

そう言うと木更はベッドの自分から見て奥側をめくった。そこには蹲って眠る延珠、蓮太郎が目覚めるのを待っていてそのまま寝てしまったのだろう。

「れんたろうのあほー」

可愛らしい寝言、2人は微笑み合う。

「本当に死ぬ覚悟、できてるの?」

不意に木更が問う。

「勿論本当に死のうなんて思っちゃいない。けれども勝たなきゃ駄目、いや奴には俺が勝つしかないんだ」

木更はそうと何か考えるように答える。そこに理玖と紫月、菫が入ってくる。

 

 

「目が覚めましたか蓮太郎」

「無事で何よりだ、蓮太郎君」

「理玖、それに先生。どうして一緒に?」

面識の無いはずの2人が一緒にきたことに疑問を抱く。

「室戸 菫医師とはさっきそこであったんだ。まあ昨日から今回の件や蓮太郎について何度か話しているけれどもね」

「彼とは確かにそんな感じだね。あと君のパトロンから預かりものをしている」

そう言って菫はボストンバッグを差し出した。中には多量の武器、主に重火器が入っていた。蓮太郎はその幾つかを手に取り確かめると完璧だ、と溢した。

「里見君、君に社長として二つ命を出します」

当然のことに戸惑う蓮太郎。しかし木更は蓮太郎の注意がこちらに向くと言葉を続けた。

「君は私の為に100倍働きなさい、私は君の1000倍働くから。そして、必ず生きて帰ってくれこと」

「ああ、約束する。そして必ず影胤を倒してみせる」

 

 

そして3日後、遂に蛭子親子討伐作戦が決行される。政府によって集められた民警は約40組、彼らは順に割り振られたヘリコプターへと乗り込んでいく。彼らはそれぞれ様々な感情を抱いていた。何故なら、モノリスの外では『殺し合いをしてはいけない』このルールが事実上消滅する。そんな中で早いもの勝ちの賞金レースが行われるのだ、潰し合いをする者も現れるだろう。皆それを理解している。報酬を望むが、殺される恐怖に怯える者、他者を蹴落としてでも報酬を狙う者の気の高ぶり、様々な感情を乗せたヘリコプターはモノリスの外、蛭子親子の潜む森へと飛んで行った。



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第12話

妹にこの作品の下書き(思いつきで書いた手書き)を見られてしまい、ラノベ下書きとはばれなかったものの「英語の訳文みたい」と言われてしまいました。事実ですけどそれ故により辛い今日この頃です

駄文失礼しました、本編をどうぞ


ヘリコプターは、問題無く降下ポイントに到達、一定の間隔を置いて民警ペアが森へと入っていく。この時、よほどの事がない限りは、民警序列高位のものが優先となる。そうすると、特にこれといった実績もない里見ペア、御影ペアがどうなるのかは、言うまでもないだろう……

「そんなに急がなくても大丈夫ですよ」

「んな事いったってよ、最初のペアとは大分差がついてんだぞ」

理玖の進言にそう返す蓮太郎の足は止まること無く、むしろ更に速くなっていく。

 

ーーズドンッーー

いきなり前方から鳴り響いた重火器の音に皆は足を止める。

「馬鹿野郎、どこかのペアが爆発物を使ったな」

蓮太郎は思わず悪態をついた。殲滅戦ならともかく、隠密行動中に火薬を使う事は悪手でしか無い。たとえその攻撃で数体のガストレアを倒すことができたとしても、その音で数十、下手をしたら数百のガストレアに気づかれてしまうからだ。今回もその例外にはならなかったらしく、さっきまでの『孤独と静寂の支配する森』から『獰猛なる化物達の巣窟』へとすっかり様変わりしていった。

 

「おい蓮太郎、あれは何だ」

ある一方を指差して、恐る恐ると尋ねる延珠。蓮太郎が延珠の示す方向を確認するより早く、理玖が結論を出す。

「ステージⅣ、まずいですね。逃げますよ蓮太郎」

2人の指す方向には、確かに大型ガストレアがいた。しかも、奴はこちらに気づいているようだ。蓮太郎は、皆に目配せをすると、3・2・1の合図で一斉に走り出した。

「急ぐのだ蓮太郎、追いつかれるぞ」

延珠は、自分とガストレアとの間にいる蓮太郎に向かって言い放つ。他の三人はある程度余裕を持てているが、蓮太郎とガストレアとの距離はだんだんと縮まっていく。

「今から僕と紫月とで時間を稼ぐので蓮太郎を背負って逃げてください」

 

延珠は思わず目を見開いた。自分が蓮太郎を背負うというところまでならまだ良い、しかし理玖は、あのガストレアを足止めするとまで行ってきたのだ。しかしこのままでだと、蓮太郎はガストレアに間違いなく追いつかれてしまう。

「わかった。やってくれ」

延珠がそう言うと、三人は徐々に速度を落としていく。延珠は蓮太郎と並んだところでそのまま並走、理玖と紫月はさらにガストレアへと近づいていく。

「紫月、頼みますよ」

そう言って理玖は地面へと手を付いた。すると、ガストレアが突然と前に倒れた、その隙に接近した紫月は、一瞬で爪を十数センチへと伸ばすと、その爪ではぁっとその体を切りつける。それは、巨体から比べるとかすり傷にもならない程のものだが、紫月は満足してそのそばを離れた。その直後、ガストレアは、ブチブチと蔓を引きちぎり、獲物の後を追った。しかし、その速度は今までと比べると、目に見えて遅くなっていた。しかしそれでも、ガストレアを完全に巻けるわけでは無かった。

 

「どうするのだ、蓮太郎。まだ追ってきてるぞ」

延珠は、自分の上で肩車状態の蓮太郎に向かって問いかける。

「どうするって言われても……」

「蓮太郎、あの崖を下りましょう」

後ろから聞こえる理玖の声。姿を見ることはできないが、それが今2人の目の前の崖を指していることはわかった。

「延珠、いけそうか」

「しっかり掴まっとくのだぞ」

そして2人は崖の下へと飛び降りた。理玖と紫月も続けてその崖を滑り降りていった。

 

「そういえばさっき2人は何をしたんだ?」

「何とはどのことでしょうか」

理玖は、蓮太郎に聞き返したがそこに延珠が割り込んでくる。

「妾も気になるぞ、お前たちが何かしたと思ったら、突然ガストレアが倒れて動きが遅く張ったではないか」

「倒れた方に関しては秘密ですが、動きが鈍くなったのは紫月の蛇の因子の効果だな」

「そうか、紫月は蛇のイニシエーターなのだな。因みに妾はモデルラビット、兎のイニシエーターだ」

「そうですか、改めてよろしくお願いします。延珠ちゃん」

「うむ、よろしくなのだ」

その一方、プロモーター組は今後について話していた。

「それで、ここからどこにどう向かえばいいと思うか」

「取り敢えずは東、すなわち海辺へと向かえば良いかと」

「ならそうしよう。2人とも、気を入れ直して行こう。目指すは海だ」

「おうなのだ」

「了解しました」

 

 

ーーまだ夜は長いーー

 

 



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お知らせ

みなさまお久しぶりです、ブロマイン(旧名某某さん)です。

12月の半ばに更新をしたっきりになっていましたがアクセス解析を見た所、少数ではありますが未だに閲覧が途絶えていませんでした。

このことを大変嬉しく思いますが、それと同時に一つお知らせしなければならないことがあります。

 

それは、本作品のリメイクについてです。

作り込みが悪かった事から、今後の話の広げ方などが思いつかないと言う私の自業自得に付き合わせてしまい大変申し訳なく思います。原作リストからは「ブラックブレット」が削除されてしまいましたが、私はこれからも書こうと思っています。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、私からのお願いがあります。

まず一つには、設定の確認です、私の考えた一章相当の設定集を次話に投稿しますので、それを見て不自然に思ったこと、変えた方が良いと思う所等なんでも良いのでこの作品への感想、または作者へのメッセージで教えてください。リメイク一章完成次第こちらは削除しますので、遠慮せずにコメントお願いします。

運営様につきましては、運対が手動操作であるのならば、この作品に限り対応を緩くしていただければと思います。

 

また、投稿の催促に関しましては、10日以上投稿がないようでしたら失踪防止のためにどんどんしてください、ただしそちらは感想欄ではなく作者へ直接するようにしてください。

 

 

最後に文字埋めのため今作(以下旧作)での設定などを書いて行こうと思います。

 

御影 理玖(ミカゲリク)

年齢 17

身長 160

容姿 黒髪黒目、服はジャージ、スーツ、戦闘服の極端な三つをそれぞれ何個かずつ着まわしている。低身長以外、外見にはあまり気にしていない

 

その他

第一次東京開戦の時に家族親戚を亡くし、孤児院へ行く。そこで同じ境遇の人たちと、少しずつ前を向いて行きてきた。

しかしそれから数年後、孤児院の子供たちが全て拐われる、犯人たちの目的はガストレアに対抗できる人類の開発。手段をバラニウムに求めた人類機械化計画と違い、こちらはガストレアの力を人間が制御できないかを探ったもの。時期的には機械化計画よりも古い。この実験はもちろん失敗、大量の人口ガストレアが生まれることとなった。その過程で様々な個体が発生した。

形状崩壊を起こさなかったもの、ガストレアとなっても数分間は自我を保ったものなど。

一体の人口がストレアの処分に失敗、研究所が破壊された。この時に、理玖や他の子供達が逃げ出す。外で突入の機会を待ったいた、高知区(仮称)によって救出されるーーーー

 

それでは1000文字を超えましたのでこの辺で終わろうと思います。

最初のキャラ設定は今日の20:00頃に上げる予定です

 

 

 



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登場キャラクター

里見 蓮太郎

 

10年前の第一次東京開戦の時に両親を亡くし、木更の祖父菊之丞によって天童家の居候として迎えられる。それから数年後、木更の両親がガストレアに襲われて死亡。現場に居た蓮太郎も木更を庇って右手足を食われる。搬送された病院で室戸 菫によって人類機械化計画の被験体となって命を取り止める。その後、手足がバラニウムになったことで木更以外の兄弟に気味悪がれて虐めらる。またかつて菊之丞に『死にたくなければ生きろ』と言われたことから木更を守る為にと天童式戦闘術を習い始める。

現在高校2年生であり、天童民間警備会社に勤める唯一の民警ペア。民警としての実力がランク外である故に収入は非常に少なく、生活は基本貧しい。序列ーーランク外

 

 

藍原 延珠

 

外周区39区の出身で蓮太郎のイニシエーター。普段は目の色を変え、呪われた子供達であることを隠して普通の小学校に通っている。明るい性格で友人は多く、特に『舞』と仲良しである。蓮太郎と天誅ガールズが大好きで、自称蓮太郎の『ふぃあんせ』天誅ガールズ好きも尋常ではなく、里見家の娯楽費の殆どは彼女たちに注ぎ込まれている。

イニシエーターとしてのスペックは非常に高く、木更曰く5000番くらいまでなら余裕で通用するとのこと。兎の因子を持ち、戦闘スタイルは、フットワークで相手に近づき靴裏につけられたバラニウム製の刃を、その強靭な脚力で相手に蹴りつけて攻撃する。

 

 

天童 木更

 

東京エリアの代表聖天子の補佐官を務める天童 菊之丞を祖父に持ち、天童式を引き継ぐ家の娘。しかし現在では天童家を出奔して民間警備会社を立ち上げ独立、学校は出奔前と同じお嬢様学校に通っているため前述の蓮太郎以上に貧しい生活をしている。両親がガストレアに殺された時に自信も腎臓を悪くしたため激しい運動を長期間行うことはできない。両親が殺されたのは、天童家の策謀であることを調べ上げ、そのことから天童家の人間に対して強い憎しみを持っている。

 

 

蛭子親子

元序列134位の民警ペアであるが、再三にわたる犯罪行為によりライセンスを停止。聖天子が依頼の為に民警を招集した会場に侵入、東京エリアに崩壊が起こると言い残して去っていく。

 

蛭子 影胤

小比奈の父親でありイニシエーター。いつも燕尾服にシルクハット、舞踏会用の仮面といった奇妙な格好をしている。蓮太郎と同じく機械兵士へと改造を受けているのでその戦闘力は計り知れない。小比奈のことを『残酷な天使』『呪われた我が子』等で表現する。

 

蛭子 小比奈

影胤によって人工的に呪われた子供達へとされ、その上で選定を受けた影胤の実の娘。死を恐れず、殺すことを躊躇しない、残忍でありながらも対人戦では最強の性格の持ち主である。

蟷螂(マンティス)の因子を持ち、戦闘ではバラニウム製の二本の小太刀を使う。

髪の色が蓮太郎に似ているように見えるが……

 

 

 

 

御影 理玖

 

原作開始時点

年齢 15歳

身長 155cm

容姿

 

比較的色白な日本人

黒髪黒目

髪型は俺ガイルの比企谷(原作〜3巻のアホ毛のないやつ)

 

性格

 

親を幼い頃に亡くし、モノリスの外で孤児として育てられたことから、人一倍協力関係や人情を大切にしている。しかしその一方で生きるためには、他人を傷つけることを厭わない冷たい一面も持っている。

 

民警には所属しておらず、モノリスの外に残されたものを回収する依頼を引き受け生計を立てている

 

 

御影 紫月

商店街で引ったくりをして警官に嬲られた子……他には特に無し

 

原作開始から一年前に39区で理玖に拾われる。蛇の因子を持ち、爪先から出すことができる毒を、敵体内に送り込むことで無力化させることができる。ただし普段はスリングショットを使用、毒を使うのは混戦時や不意打ちにとっさに対応するくらい。

初めは理玖を警戒していたが長い時間をかけ、何度も仕事をするうちに打ち解けた。今では同じ苗字にしたことから理玖を兄呼び。仕事の時は理玖に従って行動しているが、プライベートではやる気を出さない兄を引っ張る元気な妹。

 

 

民警登録をしていないため序列無し、しかし五桁台のペア相手ならば1人で十分こなし、ペアとしての実力は対人では三千台、対ガストレアでは二桁レベルにも匹敵する。



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