ダンボール戦機 ~オタクロスの(訳ありな)孫~ (サラシナ ガイ)
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Prologue
今回は別の作品による更新です。テーマは「ダンボール戦記」です。
今回も妄想です()
では、どうぞ。
おr・・・・私は
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俺はとあるイベントに行き持ち金を使い果たしてしまった。
「ああ~~、やらかした」
俺は金を使いすぎた事を後悔しつつ、帰りの資金の為に銀行へ向かった。
ちなみに俺が行ったイベントとは「二次創作」がメインとしたもので、CDや同人誌を・・「売る」ではなく「頒布」しているものだ。俺はそこですきなサークルの「新譜」に手を出しすぎてしまったのだ。我ながら「やっちまった」と思っている。だって仕方ないでしょう・・・俺だってほしいものはあるんだもん・・・。なんて物思いにふけっていたら。銀行についた。
俺は帰りの為の資金を引き出しているところだ・・・が?誰か来たようだ。
「おい!この袋にありったけの金を入れろ!早く!じゃねぇとこいつがどうなっても知らねえからな!」
中年かな?まぁ、その男が大声を張り上げて女性の職員を人質に銀行の職員に詰め寄っていた。流石に誰であろうと混乱するし助けを求めたいだろう。職員が警報を鳴らそうとするも・・・
「おい!何やってんだ!ふざけんじゃねえ!ほら!さっさと金!」
案の定予想できたものだった。すると・・・なんだ?小さい子が歩き出している。何をする気だろうか。
「おじちゃん!わるいことはやっちゃいけないんだよ!そんなあぶないものしまって・・・」
なんてことだ。あの子・・・男に注意しやがった・・・凄いがこの男には逆効果なんだよなぁ・・・。
「ガキが!俺に指図すんじゃねええええええええええ!」
男は小さい子に銃を向けた。・・・そのとき当時の俺には謎の感情がおきた。謎っていっても誰でも持つ感情だ。俺は考える前に走り出していた。あの子のもとへ。
「ガキがあああああああああああああ!!!死ねええええええええええええええええ!!!!!」
男は銃を撃ち、銃弾が発射された。・・・だがあの子に銃弾は当たらない。俺が庇ったからである。
痛い痛い痛い痛い。俺の背中の数ヵ所から血が噴き出す。そして俺も血反吐を吐く。・・・頭が、ぼお~、としていく。身体の力が抜けていく。聴覚、視覚、触覚のすべてが薄れていく。やっちまったなぁ・・・。まさか俺が子供を護って死ぬなんて。もう友にも家族にもあえないのか・・・。死にたくないなぁ・・・。すると・・・?
眩い光に包まれた、と同時に体の感覚が戻ってきた。何故だ?
「おめでとうございます!貴方は転生キャンペーンに当選いたしました!尚、特典や転生する世界はもう決まっていますのであしからず」
こいつ・・・直接脳内に・・・ッ!じゃなくて人形みたいな人(?)がいた。目、鼻、顎、眉、髪すべてが整っているので現世の人間でないな、と思った。つか転生?世界?ナニソレ?イミワカンナイ!
「あの~、どちら様でしょうか?」
とりあえず聞いてみることにした。すると答えた。
「私?私は神です。まぁ私は女なので女神があってますね」
え?神?え?俺転生テンプレ?マジで?特典ってなんだろう?
「あの~女神さま?特典ってなんですか?できれば転生する世界もおしえていただきたいのですが?」
素朴な疑問だよね?うん。
「その質問に答えるわね、まず特典は脳の並列処理能力、人外な身体能力その他諸々・・。そして転生する世界は『ダンボール戦機』です。あ、無印のほうね」
なんと・・・あのダンボール戦機の世界に転生するのか・・・。つかあの世界に身体能力いるの?
「は~い♡てなわけで行ってらっしゃ~い♪」
無慈悲な女神だった。特典についてのツッコミは無視するとか・・・俺に知られたくない内容なのかな。・・・・って。
「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
奈落に落とされ。視界は暗転した。
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こんないきさつで「私」は転生しました。二度目の赤ん坊時代を過ごしました。実は3歳まで記憶を失ってました。3歳の誕生日を迎えるとともに記憶が蘇り、女神ともコンタクトが取れました。そして私が女となっていた理由を聞いたところ書類ミスが原因らしく、もう元にはもどせないらしかった。本来は男として転生する予定だったのですが・・・って書類ミスって神様も人間みたいなミスもするものなのですね。
あ・・。そうそう私はあの、オタクロスの孫娘でした。私もびっくりですよ。今やハッカー軍団とは兄弟同然のなかですよ。
話を変えます。私はLBXが大好きです。なのでアーマーフレームは自作したことがあります。よくオタレンジャーと修練に励みます。ふざける割に彼らはなかなか強いです。修練のほかにはだいたいハッカー軍団と一緒にいますね、私も一員なので。まだ私の使うLBXの紹介がまだでしたね。私使うLBXは自作したもので、名前は「パープルリボン」ストライダーフレームで使用武器は槍と両手銃です。必殺ファンクションは・・・まだ言えないです。おじいちゃんがハッカーなので私もハッカーです。
いまさらなのですが言葉遣いが女性のものになってましたね。まぁ、14年この環境で過ごしたんです。アキバは大好きだし、おじいちゃんもハッカー軍団のみんなも大好きです。もう毎日が楽しくて・・・。私はこんな毎日が続けばいいのに・・・と思います。そのために私は戦います。もし、私が力不足だったら・・・みんなに力を貸してほしいなぁ・・。
はい。またしてもTS物です。
いかがでしたでしょうか?もう一つのダンボール戦機は。
最近またはまったのですよ。ダンボール戦機(無印)。あれはすごくメッセージ性のある物だな。と思います。
感想欄では、出てほしいLBXや、キャラクターを募集します。
また次の話で。
感想、評価、お願いします。
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日常
このSSを開いてくださった方へ、初めまして。
サラシナ ガイと申します。元々TSFを取り上げた小説を書いてました。
最近ダン戦が配信されて熱が再燃しまして執筆しました。
拙作ですがお読みいただけると幸いです。
私の一日は早い。
というのも、私は前世がアレなものでこの世界で初めて外に出るときは大変でした。ええ。
当時
「いってきまーす」
「カ、カリンちゃん!?髪がすごいことになってるデヨ!こっちくるデヨ!」
所謂寝癖だ。うむ。あれは厄介だ。水で濡らしても直らない事がある。だからほっとけば直る、という考えで行ったのだが・・・。
「・・よし、よし!これでいい感じデヨ!いってくるデヨ!カリンちゃん!」
「いってきます。おじいちゃん」
外出だけでもこれなんだからまあ学校でも苦労するわけで
「森近カリンです。よろしく」
とシンプルな自己紹介になってしまう。いやいくらなんでもこの時は小学生だもの変なことは言えないでしょう?何度おじいちゃんに助けを求めたか。まぁこの姿勢を貫くと当然気味悪がられたり、先生にはちやほやされる
「(いやいやそうじゃないそうじゃない。どう接すればいいかわからないから無言キャラでいるのになんでそうなるかなぁ)はぁ・・・・」
「も、森近が呼吸した・・・!?」
なんでやねん。誰だってするでしょそんなもん。外面では敬語キャラだけど身内ではそんな堅苦しいものではないと思う。まぁ小学生時代はそんなもん。
なんやかんやで中学生になった。趣味?当然LBXだよ。アレやばいね。楽しすぎる。おじいちゃんに手伝ってもらいながらハンドメイドLBXなんて。つーかLBXがめっちゃ流行ってるみたいでなんとか話しについていけそう。
「ねーカリンってLBXとかやってるの?」
「勿論。楽しいですよね」
「え」
「え」
「え、意外なんだけど」
「どこがですか」
「噂じゃずっと勉強してるがり勉って・・・」
「えぇ・・・そんなのがセですよ。私だって遊びますもん」
「噂は信じるものじゃないねー」
「全くですよ」
やっぱ趣味の話してると楽しいものですね。時間を忘れますもん。あ、近くに北島模型店があるらしいから放課後にでもいってみよう。
久々にあそこまではしゃいでしまった。北島模型店、結構いいとこだった。店長もいい人だし奥さんもいい人だった。早くアキバに戻ってカスタマイズだ。
すれ違いでクラスで見たことあるような人がいたけどきっと気のせいだね。うん。きっと。
「ただいま」
「カリンちゃ~ん!おかえりデヨ~!」
「お、おじいちゃん・・・しつこい」
「う・・・すまんデヨ~」
幼い頃からおじいちゃんに可愛がってもらってる。というか育ての親でもあるというか。
「ところでおじいちゃん、例のブツは?」
「カリンちゃん?・・・・ふむ。我が孫よ、ついてくるがよい」
「こ、これが私の・・・」
「そう、お主のLBXの試作品ともいえるさくら☆初号機じゃ」
「これは・・・おじいちゃんが最初に作ったLBX?」
「それは零号機じゃ。これは零号機をベースにお主の設計したパープルメイドのアーマーフレームの試作品を装着したものじゃ。試作品なもんでアーマーは全部灰色デヨ。・・・多分この方がカリンちゃん好きデヨ?」
「おじいちゃんいつの間におr・・・私の好みを・・・」
「そんなの数年も見てればバレバレデヨ。それと、せめてこの場でだけは素を出してほしいデヨ。そう、バトルしてる時のように」
「え、私ってどんな感じなの?」
「まるで少年みたいな口調ではしゃぎっぱなしデヨ」
「え」
「無自覚デヨ~?」
「もしかしてオタレンジャーとかヤマネコたちが・・・・・・オレを男みたいに扱うのってそのせいなんだ」
「もったいない・・・実に・・・あんなに可愛いのに男みたいな性格。いや、いきなり変わったのは三歳の時だったからもしかして・・・いや、ありえるのか?ボソボソ」
「おじいちゃん?どうしたの。やっぱ変かな、オレ。もしアレなら色々気を付けるけど・・・」
「いや!断じて。断じてそれはならん!おまいのような俺っ娘も需要あるデヨォ!!」
「ぁ・・・あぁ、そうか」
いや割とマジでいい爺ちゃんだわ。変態爺なのはアレだけど。そろそろこいつのテストもしたいな。
「おじいちゃん、そろそろこの子でバトルしたいな」
「そうデヨ?んじゃ、手加減なしでいくデヨ!」
「さくら☆初号機!」
「パーフェクトZX3!」
いやいや合体後かよ。こちとら試運転的な奴なんだけどなぁ。やるしかないか。
「うおおおおおおお!いっけぇ!」
「・・・カリンちゃん、そういうところデヨ」
「でかいなぁ・・・距離をとったら死ぬ。近接戦だ」
「ほう?近接戦と・・・ふむ」
「いきなりぶっこみ行くぜェ!必殺ファンクション!」
(アタックファンクション カゲヌイ)
「げ、必殺ファンクション使えた・・・・のか」
「おじいちゃん、語尾抜けてる」
「こ、こんなにいいLBXだったなんて・・・」
「戦闘データは・・・こんなもんか。おじいちゃん、ありがとう。またまた課題点が見つかったみたい」
「え、これにどこの問題があったデヨ?」
「機体全体のバランス、アクセサリー、武器の編成に違和感を感じたんだよね」
「・・・パープルメイド、完成を願うデヨ」
「初号機、ありがとう。おじいちゃん!」
「・・・うっ。眩しいデヨ・・・。中学生なのに無邪気な笑みは心臓に悪いデヨ」
「・・・変なの」
まぁ、こんな日常かな。学校終わって、模型店行って、おじいちゃんとLBXの調整と修練。初号機はアーマーフレームの一部しか作ってないから、いつかはおじいちゃんみたいにフルスクラッチで作る・・・というのが当分の目標かな。
続く
割とTS要素は薄めているんですよね。なにしろ転生なんで。
あくまで根っこは前世(男)のままってだけで割と振る舞いは女子っぽいというか。
親しい人には根っこがバレバレってやつですね。
やっぱ小説書くの面白いですわ。
気が向いたらまた続きを書きますね。
では、また。
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