ゲーム住民達が現実世界に入り込んだようです (死神 零@8928)
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ありとあらゆるゲームのキャラクターが現実世界にやってきたって驚きだよね?まぁ、そんな感じで奇妙な物語スタート

作者「( ´・∀・` )ハハッ作者だ」

天谷「その顔とタイトルの長さに対して殴りたいと堪えてる天谷death」

作者「まぁ、そんな事言うなよ。もう一人の僕」

天谷「くそっ!!なんでこんな奴が俺のモデルになってるんだ!!」

作者「まぁまぁいいんじゃないの?というか君、基本的ボケ役だろ?」

天谷「それは人に対して変わる」

作者「作者さんの前では?」

天谷「うるせぇ!!塩投げんぞ!!」

作者「何故に塩!?俺は悪霊か何かか!?」

天谷「お前の存在自体悪霊だ分かったらとっとと陰陽座に退治された挙句に首に紐を巻いてバンジージャンプでもしてろこのどアホ!!」

作者「早口の挙句酷いよ!?。の部分がないほど早口だよ君!?てか死んだ身にバンジージャンプって酷くね!?ゴースト〇スターズにやられるより酷くね!?」

天谷「もういっそのこと物理的にバスターされろよ」

作者「いやマジで死ぬからそれ!!」

天谷「前置きが長くなっちまう。とっとと始めよう」

作者「俺の扱い酷す( ´・ω・`)」


※今作品は一部台本書きと顔文字の使用があります。ご了承ください


それでは本編へどうぞ


( 。∀ ゚)唐揚げ棒って上手いよね?

 

あ、どうも。

 

ただいま学校から帰ってきた挙句にセブンなイレブンに立ち寄って唐揚げ棒食ってる天谷 明だ。

 

うん、唐揚げ棒は上手いよ。

 

ただしサン〇スの唐揚げ棒よ!!お前はダメだ!!

 

……まぁ、そんなこんなで家に帰ってきた訳だが……。

 

 

「誰もいねぇ…」

 

 

案の定、誰もいませんでした。

 

父と母は仕事、姉は……多分部活だ。

 

俺?帰宅部ですけど何か?

 

……いや、ごめん。嘘。

 

元剣道部だわ、うん。

 

まぁ、一人ならあれだな。

 

 

「パズドラしよう」

 

 

パズドラに限るぜ。

 

え?普通はWiiとかPS4とかじゃねぇのかって?

 

俺にはそんなに買えるお金なんざない。

 

ここは普通にパズドラさ、WiiとPS4などいらんのさ!!

 

……超欲しい(ボソッ

 

 

「ロ、ログイン!!」

 

 

あれぇ?おかしいなぁ?

 

目から涙が……。

 

いいもん!!パズドラあるし!!

 

 

《カッ!!!》

 

 

……ん?

 

何?カッ!!!って?

 

ペル〇ナなの?

 

相手の弱点付いちゃったたの?

 

ていうか俺の携帯から鳴ったよね?

 

……何だろう、今の携帯の画面超見たくねぇ。

 

こんなに見たくないと思ったのはこれが初めてで最後かもしんねぇって程見たくねぇ。

 

けど何だ?何故か見ないといけないみたいな使命感があるんだけど。

 

これが……小説の力というのか!!?

 

あ、これメタ発言やん。

 

あ、あまり気が乗らないが……見てみよう。

 

 

「……(∩ω・∩)チラッ」

 

《ピカアァァァァッ!!》

 

 

Σ(゚ω゚ノ)ノ

 

 

「目がぁ!!目がぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 

な、なんだァ!?

 

こいつめ!!タイミングを測ったのか目を合わせた瞬間に輝き出しやがった!!

 

これってあれか!?

 

目と目が合う瞬間好きだと気付いた的なやつか?

 

アホか!!

誰が携帯に対して好意を抱くんだァ!!

 

というかサングラス!!

サングラスが欲しい!!

 

某サングラス大佐がバ〇ス食らってる状態だから何も見えねぇ!!

 

 

《キュウゥゥゥ……》

 

 

……あれ?収まった?

 

なんかパワー切れ的な音出してるんだが……。

 

……もう見てもいいよね?

 

 

「(∩ω・∩)チラッ」

 

「あ……ん……」

 

 

……( ゚д゚)

 

あ、いや……あの……。

 

すんげぇ説明しずらいよ、これ。

 

何で……何で……目の前に女の子がいるんだぁ!?

 

おまけに気絶してやがる!!

 

おかしい!!こんなのおかしい!!

これじゃまるで俺が立てこもり事件の犯人みたいになってるじゃねぇか!!

 

……てか待てよ?この女の子、どっかで見たことあるような……。

 

一旦冷静になろう。話はそれからだ。

 

えっと……纏められた白く長い髪に整った輪郭、黒い鎧に赤黒いマント。

 

そして両手にはデカイ黒い剣と盾。

 

……あれれ?夢でも見てるのかな?

 

この子、パズドラに出てくるキャラクター【熾乙女・プリンセスヴァルキリー】じゃないですかー。

 

 

「ありえん!!」

 

「うわぁぁっ!?ななな、何!?」

 

 

あ、起こしちゃった。

 

めっちゃ慌ててる。

 

 

「あ、あれ?ここどこ?確か私はクエストに出て、それから変な光に巻き込まれて、それから……」

 

 

ふむ、状況が理解出来てないみたいだ。

 

……俺もわからん。

 

 

「……」

 

「あ」

 

 

そん時、目が合っちまった。

 

赤い瞳が俺の顔を捉える。

 

やめて!それ以上見ないで!!

 

明さん照れ死しちまうから!!

 

女の子相手にそこまで見られてませんから!!

 

 

「うわあぁぁぁっ!!アアア、アンタ誰よ!!」

 

 

そしてその数秒後、ヴァルキリーは再び慌てて後ろに下がり、剣と盾を構え……って待て待て!!

 

そんな物騒なもの構えられたら俺死んじまうよ!!

 

 

「ま、待て!!落ち着け!!俺h「うるさい!!!」うおっ!?」

 

 

誤解されてる見たいだから話し掛けたが、問答無用で剣を振られた。

 

俺は剣道部の頃で鍛えられた動体視力と反射神経で剣を避ける。

 

標的を失った剣はそのまま軌道を描き、壁に食いこむ。

 

うわぁ、あれマジだよ。

 

本気と書いてマジだよあれ。

 

 

「っ!!抜けない!!」

 

 

でも好奇だ。

 

ヴァルキリーが剣を抜こうとしているがなかなか抜けてない。

 

これなら……。

 

 

「こうなったら……魔法!!攻撃態勢・闇!!」

 

 

っ!?

 

魔法!!?

 

馬鹿な!!それはただのスキルの名前じゃねぇか!!

 

やべぇ!!なんかやべぇから目をつぶる!!

 

 

《……シーン……》

 

「あ、あれ!?」

 

 

……あらま?

 

なんだ?何も起きねぇ……。

 

……目を開けてみる。

 

 

「(∩ω・∩)チラッ」

 

 

うん、この顔文字何回目だ?

 

まぁ、それはさておき、目に写ったのは……。

 

 

「……/////」

 

 

魔法が不発に終わったのか顔を赤くして下向いてるヴァルキリーがいた。

 

……うん、可愛い。

 

写真撮っておこう。

 

 

「ハッ!!な、何してんのよ!!」

 

「いやぁ、珍しいから撮っちゃった(笑)」

 

 

ヴァルキリーが照れるシーンなんざ滅多にねぇぜ?

 

 

「剣もダメだし、魔法も使えない……ピンチね」

 

 

いや、だからさ……。

 

 

「あのさ、俺はお前と戦いに来たわけじゃねぇっての」

 

「え?」

 

 

……ふぅ、やっと話せる。

 

 

「勘違いしてるから言うか。俺は何もしてないし、勝手に出てきたのはお前なの。それなのにお前は拉致られてると勘違いし、被害者である俺に暴力を振るう。理不尽じゃね?ついでに魔法も失敗」

 

「嘘……じゃないのよね?そして一言うるさいわよ」

 

「……この顔が嘘に見えるか?」

 

 

シリアスみたいになってるが、今は( 。∀ ゚)←こんな顔をしている。

 

 

「……殴りたくなる」

 

「おぉう、怖い怖い」

 

 

女神がいう言葉じゃねぇ……。

 

 

「でも……信じるわ。その話」

 

「ん?やけに素直だな?」

 

「えぇ。私もあの光に巻き込まれた後にここに飛ばされた、とも言えるし」

 

 

そうだな、確かにそれだと話が通じる。

 

 

「ま、まぁ悪かったわね。その……」

 

「いいのいいの。終わったことだ。気にすんな」

 

 

……壁の傷跡どーしよう。

 

まぁ、適当に言い訳すりゃいいか。

 

で、多分ヴァルキリーちゃんは次に「どう生きればいいのか」的なことを言い出すんだろう。きっと。

 

 

「でもどうしよう?私、元の世界に戻れないとしたらどう生きれば……」

 

「……そう言うと思った」

 

 

いや、内心的中してビックリしてるんだが、俺。

 

 

「なら、俺の家に住みな?」

 

「え?いいの?」

 

 

その答えに反応したヴァルキリーはやや上目遣いで首を傾げてくる。

 

……やべ、鼻からケチャップ出てきそう。

 

だが、今は我慢だ。

 

 

「構わんさ。ただ、なるべく俺の部屋にいてくれ。両親と姉に見つかったら面倒だ」

 

 

特に姉。

 

理由は……まぁ察してくれ。

 

 

「で、でも……」

 

「なぁに、安心しろ。食料もちゃんと持ってくるし、着替えも風呂も何とかするさ」

 

 

いい事言ってるけど、顔は( 。∀ ゚)だからね?

 

 

「……ありがとう。でもアンタ、その顔どうにかならないの?」

 

「いや、悪い。これは癖で」

 

「どんな癖よ!?」

 

 

だってシリアスとか嫌いだもん( ´・ω・`)

 

 

「ま、まぁしばらくはお世話になるわ!宜しくね……その……」

 

 

あぁ、そう言えば名乗ってなかったな。

 

 

「俺は天谷 明。普通に明と呼んでくれ」

 

「わかったわ。私は熾乙女・プリンセスヴァルキリー。普通にヴァルキリーで構わないわ」

 

「OK、把握」

 

 

そして互いに握手を交わす。

 

……柔らかい手だ(ボソッ

 

まぁ、でも不思議なもんだ。

 

まさかこの世に存在しない筈の彼女がここに現れるだなんて……。

 

……なんとなくだが、嫌な予感がする。

 

っていうフラグを建てるのも悪くない、か。

 

今は……唐揚げ棒食べよう。

 

 

ー続くー




作者「ハロー作者だ」

アルカニス「アシスタントのアルカニスです」

天谷「いや待て待て待て」

作者「ん?どーしたんだい?主人公( 。∀ ゚)」

天谷「色々突っ込ませろ。アルカニスってモンハンのアルカニスだよね!?なんで少女になってんの!?黒髪紫瞳の美人になっちゃってるよ!?」

作者「説明乙」

天谷「おいこら」

作者「まぁまぁ、そう怒るなよ。順を追って説明しよう。まぁまずこのアルカニスを知らないという読者様は……ググろう」

アルカニス「おいこらマスター。ちゃんと説明しやがれですよ」

作者「おぉ、怖い怖い。でも顔が可愛いから怖さが伝わr……よし、わかった。無言で爆破瓶をセットするのはやめようか」

アルカニス「チッ」

作者「ゴホン、まぁ大体わかってると思うがアルカニスっていうのは某狩りゲーに出てくる武器・弓の物だ。スネ夫から取れる」

天谷「アルバトカワイソスwwwいや、まぁ本当にスネ夫だけど」

作者「で、俺はこいつをクロスでよく使うから「擬人化させて出せばいいんじゃね?って思ったのさ」

天谷「なるほど、全然わからん。某フロンティアで活動してる槍の人と被ってる気がするんだが…」

作者「だって仕方ないじゃん。俺の愛用してる武器だし。アクセルレインとブシドーはマジで狂ってる」

アルカニス「話を反らしちゃったよこの人」

作者「まぁ、という訳でアルカニスを宜しく。多分近頃アルカニスの擬人化のイラスト載せるかもしれないし」

天谷「適当かよ」

作者「適当だ」

天谷「答えなくていいわ!!」

作者「さて、次回は色んな人が事件に巻き込まれていきます。以上」

アルカニス「本当に適当……」

作者「では、また見てくださいね〜」


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異変が始まってしまった。

作者「( 'ω')イヤッホオォォォォォォ!!!」

アルカニス「そりゃ」←弓発射

作者「( ゚∀゚)・∵. グハッ!!」←直撃。体を貫く

天谷「おいおい、初っ端から出落ちかよ」

作者「大丈夫だ。死んでない0~( 、' 3っ   )っ」

天谷「いや、矛盾してるから。顔と発言があってないから」

作者「錯覚だ。気にしたら負け」

アルカニス「さいですか」

作者「サイですパオーン」

天谷「それはサイじゃない。象さんや」

作者「何はともあれ、本編へどうぞ」


前回のあらすじを言おう。

 

プリンセスヴァルキリーが家に来た。終わり。

 

で、俺は今部屋で一人で待機している。

 

ヴァルキリーは姉の部屋に入って服を探している。

流石に黒い鎧と盾と剣で街中歩くと危ないので着替えさせることにした。

 

まぁ、盾と剣は何故かいつでもどこでも呼んで装備出来るという謎使用になってる。

 

ちなみに、姉の扉には「入ったらぶっ〇す」と書かれた紙が貼られ、扉の向こうから入ったら殺されるようなオーラが溢れ出している。

 

そこまでするかい?

俺は変態じゃねぇよ。

 

……写真撮りたかった(ボソッ

 

 

「こ、これでどうかしら?」

 

 

そうこうしてると帰ってきた。

 

さて、どんな服をチョイスしたのかn……。

 

 

「( ゚д゚)ポカーン」

 

「な、何よ。何か言いなさいよ」

 

 

ば、馬鹿な……黒ワンピース!?

 

姉め!!

どうしてそんなもん持ってんだ!?

 

しかもヴァルキリーに関しては違和感がない!!

 

 

「い、いや……似合ってる。めっちゃ似合ってる」

 

「……バカ、そこまで言われると照れるじゃない……」

 

 

女神や、ここに黒い女神がいる。

 

……あ、本当に女神だわ、この人。

 

 

「にしても、アンタの姉が着る服って素敵ね。少し尊敬したわ」

 

「そうか?俺はその服初めて見たぞ?」

 

 

密かに着て出かけてんのか?あいつは。

 

 

《夜空に〜♪光る明星〜♪》

 

 

んあ?着信?誰からだ?

 

 

「うわっ!?な、何よ!?」

 

「着信だ、気にするな」

 

 

やっぱこの歌はいいぜ、明星ロケット。

 

えっと……ん、信也(しんや)からか。

 

え?信也って誰だよ?って思ったそこの画面の前の君。

簡単に言えば……マイフレンドだ。OK?

 

 

《ピッ》

 

 

『もしもし、ドナルドです☆』

 

「ハンバーガー投げつけてやろうか?」

 

 

あいつとのやり取りはいつもこんな感じだ。

 

海堂 信也(かいどう しんや)。

俺の数少ない友達だ。

 

まぁ、馬鹿だけど。

 

 

『ヘッハッハッハッハッ☆ドナルドは君のことが大好きだよ☆』

 

「さっさと用件言え。さもなくばケンタッキー一年分送り込んでやろうか?」

 

『うわっwww相変わらず容赦ねぇwwww』

 

 

容赦ねぇのはそっちだろうが、と心の中で突っ込んでおく。

 

あとヴァルキリーが俺の携帯をマジマジと見てるからめっちゃ近い。

 

……吐息かかってるんですけど。

 

 

『じゃあ用件言うわ。……俺の家に嫁が来た』

 

 

……え?

 

 

「は?嫁?お前に?」

 

『あぁ、そうだ。俺の嫁……ミドリちゃんだ』

 

 

!?

 

 

「ミドリちゃん……!?お前それ……ディバインゲートの!?」

 

『そうだ、今も隣にいて……』

 

『うひょ〜!!扇風機の風も気持ちいいねぇ!!』

 

 

やべぇ、本物だ。

声がアニメの声優さんと同じだこれ……。

 

というか……それって俺の所と似てるような気が……。

 

 

「なぁ、もしかして。お前の携帯が光出したと思ったら出てきた、とか?」

 

『ん?何でわかるんだ?ストーカーでもしてんの?』

 

「誰がするかぁ!?男のストーカー!?誰得だよそれ!?」

 

 

あ、腐女子得か。

 

でも、これで状況は同じだってのがわかった。

 

……まさか前のページで建てたフラグが回収されたとか?

 

 

「とにかく、俺も似たようなものだ。そいつも連れてお前の家に来る。いいな?」

 

『あぁ、わかった。一時間待つ』

 

「いや、家隣だろ?すぐ付くだろ?」

 

『バレたか、ハハッ☆』

 

「やめろ!!消される!!色んな意味で消される!!そして唐突にやるな!!」

 

 

しかも無駄に上手いんだよな、そのモノマネ。

 

 

『じゃあ、待ってるぜ』

 

「あぁ」

 

 

……よし、それじゃ……。

 

 

「ヴァルキリー。用事が出来た。一緒に来てくれるか?」

 

「急展開ね……まぁ、どの道今は暇だし、付き合ってあげるわよ」

 

「え?付き合う?いや、一分ぐらいで終わるのもどうかと」

 

「デートじゃないわよ!!バカ!!」バチィン!!

 

「ひでぶっ!?」

 

 

……ビンタ食らった(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうわけで。

 

 

「ここが俺の友達の家だ。名前を海堂 信也という」

 

「その信也っていう人が変人じゃないことを祈るわ」

 

「……ヴァルキリー。それは俺が変人だと言いたいのか?」

 

「そうじゃない。アンタ変人よ」

 

 

oh......傷付く。

 

 

「だが、ヴァルキリーよ。その祈りも届かない」

 

 

俺はそういいながらインターホンを鳴らす。

 

 

「……まぁ、大体分かってたけど」

 

 

ヴァルキリーも諦めたのかため息を吐く。

 

いや、まぁ、そりゃそうだよ。だって……。

 

 

「やぁ、こんにちは☆」

 

 

目の前に上半身青つなぎのみ着てる男がいるんですもん。

 

 

「……お前、とうとうホモに目覚めたのか?」

 

「いや、嘘だよwwwwそうマジで捉えるなってwwww」

 

 

よりによって伝説の男の格好してる奴が言っても説得力ねぇよ。

 

 

「……それで、明。この人が友人の?」

 

「あぁ、そうd「うひょおぉぉぉ!!!?あああああ、明ぁ!!!」うおっ!?」

 

 

予想はしてた。

 

胸ぐら掴まれたよ。

 

服破けるって、掘られるって←

 

 

「おいぃ!?お前俺を差し置いて何美人を連れてるんだよぉ!?黒ワンピース!?白髪!?赤目!?まるで女神みたいなお方じゃねぇか!?」

 

 

うるせぇ!!

 

耳元で騒ぐんじゃねぇ!!

 

 

「いや、マジで女神だし」

 

「……は?」

 

 

俺の答えに信也はヴァルキリーを見る。

 

 

「……何よ?」

 

 

そしてすぐさま俺に向き直る。

 

 

「……あれ、もしかしてパズドラのヴァルキリー?黒バージョン?」

 

「……イエス」

 

「リアリー?」

 

「ミートゥ」

 

「いや、中学校の英語の授業を持ってくんなよ!!てかマジで!?ヴァルキリー様なの!?」

 

「まぁな。俺もお前みたいな感じ、携帯が光りだしたら出てきたんだ」

 

 

最初は殺されかけたけどな。

 

 

「……そうか。それならなんか納得する」

 

「で、とっとと上がらせろよ。誰か来てんだろ?」

 

「む?何故お前……楓が来てることが分かる?」

 

「いや、靴多いし。一つ」

 

「やはり、お前はストーカーか?」

 

「ホームランバッド無双したろか?」

 

「ごめんなさい、やめてください。マジで死んでしまいます」

 

 

完璧な土下座……九十九店だ。

 

残りの一点はその性格を直しやがれ。

 

あと、サラッと出てきた楓という人も……女友達だ。

 

 

「さて、待たせたな。ヴァルキリー。上がっていいぞ?」

 

「アンタらの話し合いに関して突っ込みたいところはあるけど……後回しにするわ。じゃ、よろしくね。信也くん」

 

「ふおぉっ!?女神様との握手なんざ!!この私め等のゲスな人間が出来ません!!」

 

 

相変わらず、女性相手になると壊れるな、こいつ。

 

……楓は除くが。

 

 

「そんな固くならなくてもいいわよ。普通に接したい」

 

「ははっ!!有り難きお言葉!!」

 

「いや、だから……はぁ、諦めるわ。明、行きましょう」

 

「へーへー」

 

 

俺はそのまま信也の家に入り込んだ。

 

 

ー続くー




作者「作者だお( ^ω^)」

天谷「潰したいこの笑顔」

アルカニス「穴を開けたいこの笑顔」

作者「やべぇ、バージョンアップしたΣ(゚ω゚ノ)ノ」

天谷「お前は一々顔文字がないと生きていけないのか?」

作者「イエス(。-∀-)」

アルカニス「即答ですかそうですか」

作者「あ、そうそう。天谷くん。君にはこの前置きと後書きコーナーには降りてもらう」

天谷「ダニィ!?」

作者「まぁ、コスト的な問題でだな。三人会話とか俺死んじまう」

天谷「そんな理由で!?」

アルカニス「すみません。これもマスターの話ですので……」

天谷「アルカニスちゃんまで!?」

アルカニス「あ、けど安心してください。今度は爆破瓶で潰しておきますので」

作者「ほわっつ!?」

天谷「よし、なら許す。そして作者、下手くそな英語使うのやめろ。発音悪すぎて平仮名になってんぞ」

アルカニス「というわけでマスター?準備はよろしいでしょうか?」

作者「……NO」

アルカニス「〇ねぇ!!!」

作者「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」


次回・集った変な者達
また見てね〜


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集った変な者達

アルカニス「えー…マスター。恥ずかしいです」

作者「大丈夫だ。お前美人だしなんとかなるだろ?」

アルカニス「うぅ〜……わ、わかりましたよ」

作者「じゃあ、せーのっ」







アルカニス「キラッ☆」

作者「」

アルカニス「や、やりましたよマスター!!約束通り、重武具玉下さいね!?」

作者「」

アルカニス「って聞いてるんですかマスター!?」

作者「」

アルカニス「……マスター?」

作者「」ブワッ……

アルカニス「あ、鼻血出して気絶してる」

作者「」

アルカニス「あ……えっと……本編h「どうぞぉぉぉ!!!」復活したぁ!?」


「お邪魔しマンボウ投げつけんぞこらぁ!!」

 

「開始早々何その挨拶!?」

 

 

どうも、カオスな主人公事、明さんです。

 

現在俺はヴァルキリーと共に信也の家に入ったところだ。

 

何しろ、信也も俺と同じ事が起きたらしく、ミドリちゃんがいるとのこと。

 

彼女の話を聞きたいところだが、何故か楓もいる。

 

楓。

白川 楓。

 

俺と信也のもう一人の友達。

 

ゲームオタクの仲間として話は意気投合、すぐに友達になった女の子だ。

 

オタクと言っても美人で結構モテるが彼女曰く「男に興味無い!!けど男と男同士の恋を見たい!!」とのこと。

 

まぁ、分かる通り、腐女子だ。

外見はいいが、中身が残念な女の子だ。

 

 

「はい、ヴァルキリー様。ここが目的地でございます」

 

 

と、部屋の前についたな。

 

てかそろそろいい加減そのキャラ戻しやがれ。

 

 

「じゃ、入りますぜ」

 

「待て待て!!レディーファーストだ!!」

 

「……」

 

 

め、めんどくせぇ……。

 

 

「ヴァルキリー。どーする?」

 

「どーするも何も、アンタから入りなさいよ。面倒ごとは嫌いよ」

 

「だ、そうだ。どーする?」

 

「わかったよ。入れ入れ」

 

 

何でこうも性格が変わるんだこいつは。

 

まぁいい、とにかく入ろう。

 

 

《ガチャッ》

 

 

「あ、お帰り信也くん」

 

「いや、お帰りってここ俺の家なんだが……」

 

「あっ、明じゃん」

 

「よ、よぉ楓。元気そうで何より」

 

「………………」

 

 

部屋に入るなり、確かに楓とディバゲに出てくる御三家キャラクター【ミドリ】ちゃんがいた。

 

……ミドリちゃんの格好を見るなり、こりゃ☆5バージョンのミドリちゃんだな。

 

そして楓の隣には白い狼がいる。

 

……よし。

 

 

「いつも通りだ」

 

「ちょっと!?いつも通りって明らかに人じゃないのもいるんだけど!?」

 

 

ヴァルキリー、それ言っちゃう?

 

自分の人間じゃないのに。

 

 

「えっと?君が信也くんと楓ちゃんの友達?」

 

 

っと、ここでミドリちゃんが俺に聞いてきたな。

 

 

「あー、話にも聞いたと思う。俺はこの馬鹿と腐女子の友達。天谷 明だ。宜しく」

 

「誰が馬鹿だ!?ハンバーガー投げつけんぞ!!」

 

「馬鹿者!!腐女子を舐めるんじゃない!!BLはとてもいいんだよ!!」

 

 

はぁ、まともな奴がいねぇ……。

 

ヴァルキリーとミドリちゃん、そしてそこに寝っ転がってる白い狼を除いて。

 

 

「うん、聞いたよ。うちはミドリ。よろしくね、明くん」

 

 

……多分このミドリちゃんが一番まともなんじゃないか?

 

なんかそんな気がする。

 

 

「それで……楓さん。あなたの隣にいる白いのは?」

 

「コラァ!!誰が白いのだってぇ!?」

 

「うおっ!?」

 

 

こ、こいつ……喋るのかよ!?

 

 

「大丈夫だよ、一寸法師。あれは私の友達さ」

 

「あれって物みたいに言うなよ……」

 

 

ってか一寸法師?

それがこの白い狼の名前か?

 

 

「ハァン!楓の姉ちゃんの友達だが何だか知らねぇけど耳かっぽじってよく聞きなぁ!!」

 

 

あ、よく見たら白い狼の頭の上に緑色に光る小さな奴がピョンピョン跳ねてやがる。

 

……あれ?これどっかで見たことあるような……。

 

白い狼……白いオオカミ……。

 

……大神?

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

「こいつはぁ日の本を照らす大神!!」

 

「アマ公!!?」

 

「ギャン!!?」

 

 

うわっ、同時に驚いてるよ。

 

 

「あ、兄ちゃん。何でアマ公の名前を……?」

 

「いや、まぁ知ってる。うん」

 

 

あれ、マジで神ゲーですし。

多分、ラスボス戦で涙流しながら戦った作品はあれしかないと思う。

 

つか、なんでパズドラとディバゲと来て大神なんだよ!?

 

流れ的にモンストだろうが!!

 

 

「ま、まぁいいやぃ。アマ公も有名になったもんだなぁ」

 

「ふぁ〜……」

 

 

欠伸してやがる。

原作通り、のんびり屋だと見た。

 

 

「相変わらず、アマちゃんはマイペースだね」

 

 

そしてこいつ(楓)は女神相手にフレンドリーだなおい。

 

撫でてやがる。

 

 

「(*´ω`*)」

 

 

アマ公もアマ公だよ。

何気持ちよさそうにしてんの?

神様が顔文字で表現しちゃってるけど大丈夫なのこれ?

 

 

「えー、じゃあ紹介しようか。こちらはヴァルキリー。属性が闇のヴァルキリーだ」

 

「宜しく頼むわ」

 

「じゃ、それぞれ自己紹介を終えたところで早速話に入ろうか」

 

 

五人+一匹はテーブルを囲むように並び、話し合いをする。

 

……何の会議だこれ。

 

 

「まず、俺らが見るにこれは異変だ」

 

「異変、か」

 

 

確かにそうだ。

こいつは異変だ。

存在しないはずの奴らがここにいるからな。

 

 

「で、俺と信也は携帯から、そして楓はテレビから光出したんだろ?」

 

「うん、そしたらアマちゃんが出て来たのさ」

 

「Zzz……」

 

 

おーい、そのアマちゃんガッツリ寝てるんですけど。

 

 

「ふむ、じゃあ出てきた条件は同じだな。物が光り出した、と。えっとヴァルキリー様とかはどんな感じだった?」

 

「あまり覚えてないけど、クエスト中に謎の光が出てきて、そこから吸い込まれて……そこから覚えてないわ」

 

「あ、うちも同じだよ。そんな感じ」

 

「Zzz……」

 

「オイラも同じだ。今からヤマタノオロチ退治と洒落込む所で例の光が出てきやがったんだァ」

 

 

そろそろアマ公起きようぜ?

一寸法師普通に喋ってるように見えるけど起こそうと耳引っ張ってるからね?

 

……あ、転んだ(笑)

 

 

「ふむ、光は関係してるが時間とかそういうのには関係してない。完全にランダムって訳か」

 

「俺も知らね( 。∀ ゚)」

 

「出た。その顔本当に腹立つ」

 

 

シリアスは嫌いだ。

シリアスブレイクして何が悪いっていうんだ。

 

 

「なぁ明。お前、何か知ってるか?」

 

「俺?あー……

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな事よりテレビ見たい」

 

「なるほど、つまりお前はマイペースだと。チキン投げ込んでやろうか?」

 

「食べ物を物騒なものにするんじゃありません」

 

「はい、テレビ」

 

「楓は楓で付けるんじゃないよ!!」

 

「いやぁ、その場のノリっていうか」

 

「全く……自由過ぎるよこれ」

 

 

何言ってんだ。自由が一番だろうよ。

 

 

『ば、番組の途中ですが、緊急速報です。し、信じられないことが起きています』

 

 

信じられないこと?

 

ハハッ、こっちの事が一番信じられない状況だよ。

 

 

『いいですか。落ち着いて聞いてください。か、川に……竜が現れました』

 

「!!?」

 

 

は!?

竜!?

 

それに川!?

 

 

『現在指定された川は危険区域のため閉鎖されております。ですが、たまたま通りかかった一般人から画像が送られました。こちらです』

 

 

と、画像が映し出された。

 

 

「なっ!?」

 

「こ、これは……!!」

 

「嘘……だろ!?」

 

 

それを見た俺含む三人は立ち上がった。

 

 

「な、何よ?それほど大変なの?」

 

「よく分からないけど……大変みたいだよ?」

 

「竜ねぇ。鯉が川上りでも成功したのかぁ?」

 

 

い、いいや、そんなもんじゃねぇ。

 

こ、こいつは……。

 

 

「ラギア……クルス!?」

 

 

某狩りゲーに出てくる海竜……じゃねぇか!!

 

 

ー続くー




作者「いやぁ、もうそろそろ戦闘だね」

アルカニス「よりによってラギアクルスですか。リオレウスかと思ってましたよ」

作者「いやね、あの空の王者(笑)がこの世に現れてみろ?空からペッペペッペ火炎球を吐き出したら大惨事だぜ?」

アルカニス「いや、川に海竜がいる時点でも大惨事な気がしますが……」

作者「気にするんじゃない。気にしたら負けだ」

アルカニス「そ、そうですか」

作者「さて、次回は【VS海竜(前半)】となります」

アルカニス「まさかの区切っちゃうんですか?」

作者「まぁね。一応ね」

アルカニス「相変わらず、曖昧なマスターです」

作者「そう言うなよ。照れるだろ?」

アルカニス「褒めてませんよ!?」

作者「では、次回もお楽しみに〜」


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VS海竜(前半)

アルカニス「ふぅ、やっと戦闘シーンですか」

作者「まぁな、あと今日から仕事始まるから投稿ペースが遅くなるな」

アルカニス「タダでさえ亀さん速度なのにもっと遅くなるんですか。これは厄介極まりないですね」

作者「ちょっ、酷す( ´・ω・`)」

アルカニス「それでは、本編へどうぞ♪」

作者「(´・ω・`)」


海竜・ラギアクルス。

 

モンスターハンタートライにて初登場。

 

看板モンスターであるが故に、キモ納品クエストに出現する。

 

海が初登場となるトライをプレイした初見ハンターをなぎ倒して行った海竜だ。

 

 

それなのに……。

 

 

「川に出現……だと!?」

 

「いや、そこ!?驚くところそこ!?」

 

 

これじゃあ海竜じゃなくて川竜になっちまうよ!!

 

あ、でも水没林にも出てきてるからセーフか。

 

 

「でもどうする!?あの川はこの街の川だよ!?」

 

「いや、どうするって言われても……俺達は一般人だ。どうすることも出来ない」

 

「そ、そんな……」

 

 

確かに、ニュースで写っている川はこの街の川。

 

このまま放置していればいずれ陸に上がって暴れる可能性だってある。

 

現に、クロスから地上戦についてすんげぇ特化されてるから尚更だ。

 

かと言って、警察とかには任せられない。

 

相手は人外、いくら特殊部隊としても勝てっこない?

 

……EDF?知らんな。

 

あれは人間じゃない。

人の形をした何かだ。

 

 

「でも!!私は守りたい!!ここは私達の街だよ!!」

 

「けれど……どうすれば……!!」

 

 

あー、やべぇ。

 

シリアスになってる。

 

ギャグを補給しなくては……。

 

 

「あー、シリアスになってるところ、悪いが俺に提案がある」

 

「何!?本当か!?」

 

 

いや、提案というよりもテンプレ的な展開なんだがな。

 

 

「いつから俺らは一般人だ?こいつらがいる時点でもう巻き込まれてるんだ。あの川r……じゃなかった。海竜もどういう意図でここに来たか知らん。けど、こいつらが元の世界に戻る手がかりがあるのなら行く価値があると思う」

 

「た、確かに……」

 

「なら、決まりだ。悪いが、力を貸してくれないか?」

 

 

あ、やべ。

 

普通にシリアスになってる。

 

やめてくれぇ!!

俺はこういう湿った空気は嫌いなんだァ!!

 

 

「……正直面倒いわ」

 

「へぶぅっ!?」ズコーッ!!

 

 

思わずズッコケた。

 

えぇ!?

普通そこはいいよ的な感じじゃないの!?

 

まぁギャグがあるから良かったには良かったけども!!

 

 

「でも」

 

「で、でも?」

 

「アンタには借りた恩がある。返す事として力ぐらい貸してあげるわ。ドラゴンとは何度か戦ったことあるし、大丈夫よ」

 

 

と、ヴァルキリーは笑う。

 

……初めて笑うところ見た。

 

 

「ありがとうな、ヴァルキリー」

 

「お安い御用よ」

 

「じゃ、うちもやるわ。信也君にも助けてもらってるし」

 

 

ここでミドリちゃんも棍棒を持って立ち上がった。

 

 

「ミドリちゃん……いや、嫁!!」

 

「で、出来ればその呼び方はやめて欲しいかな……」

 

 

相変わらず、ミドリちゃんラブなんだなこいつ。

 

ミドリちゃん苦笑いして顔引きつってるよ。

 

 

「アマ公。ここまで来ちゃオイラ達も黙っていられねぇなぁ?」

 

「ワン!!」

 

「アマちゃん……ありがとう」

 

 

どうやら、大神メンバーも決まったようだ。

 

 

「どうだい?これならいいだろ?」

 

「あぁ、文句ない!行こうか!!」

 

「「「オォー!!」」」

 

 

あー、ギャグが欲しいぃ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって川にて。

 

 

『グオォォォォォォォ!!!』

 

 

うわっ、暴れてらっしゃるよ。

 

背中の甲殻が青く光ってるし。

 

しかも警察官とか自衛隊とかみんなボロボロになって倒れてるし。

 

どうしてこうなった。

 

 

「ひ、酷い……」

 

 

それを見た楓は言葉を漏らし……。

 

 

「許さない……荒らしやがって……!!」

 

 

怒りを表に出す信也。

 

 

「( 。∀ ゚)シラス」

 

 

で、俺はシリアスが嫌いなのでぶち壊す。

 

 

「……いや、そこは空気読んでなんか言おうよ?一応シリアス回だからさ?」

 

「メタいこと言うなよwww俺はシリアスが嫌いだwwwもっと軽く逝こうぜ」

 

「ちょっwww字がwww」

 

 

そうそう、これが一番いi「先手必勝!!」あっ!?

 

ちょっ!!おまっ!!ヴァルキリーさん!?

 

勝手に出るのもどうかと思うよ!?

 

 

『!!』

 

 

突然の奇襲に気付いたラギアは頭上に「!」マークを立て、振り返る。

 

あれ、現実でもそうなるのか。

 

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

そして水面から顔を出して咆哮を放つ。

 

 

「くっ!?うるさーい!!!」

 

 

その咆哮を食らったヴァルキリーは両手を耳に当て、かがみ込む。

 

わぁ、リアルなハンターだこりゃ。

 

 

「ヴァルキリーちゃん!!私達も!!」

 

「バカヤロゥ!!一人で突っ込むんじゃねぇぜぇ!?」

 

 

やや遅れてミドリちゃんとアマ公が飛び出す。

 

俺らは後ろでそれを観察。

 

いや、だって戦えないし……。

 

あ、でもナビゲーションは出来そう。

 

ラギアなんて何百回倒してるし、攻撃パターンは知ってる。

 

 

「いいか!!よく聞け!!奴は咆哮した後に高確率で全体放電を仕掛けてくる!!奴から離れろ!!」

 

「!!」

 

 

クロスの個体なら高確率で放電してくる。

 

あれ耳栓ないとギリギリで回避することになるから一回一回ビックリするんだよな。

 

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

で、予想通り全体に放電を開始したラギアクルス。

 

三人の足元が青く光出した後に上から雷が落ちてくる。

 

 

「危なっ!!」

 

「よっと!!」

 

 

ヴァルキリーとミドリちゃんは回避し……。

 

 

「ワン!!」

 

 

アマ公は風を呼び起こし、雷を弾いた。

 

あれが筆技という物だろうけど雷を弾くのか。

 

流石神様だ。

 

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

次にラギアクルスは水面から顔を出して雷球を発射。

 

 

「あわわっ!!」

 

 

狙いはミドリちゃん。

 

回避した先に雷球が迫ってくる。

 

 

「はぁっ!!」

 

 

しかし、雷球はミドリちゃんに直撃せず、代わりにヴァルキリーが装備している盾に直撃。

 

盾は雷を弾いた。

 

……普通は鉄で出来てるから感電するんじゃね?って思ったが、よく考えればあの人達(ハンター)も問答無用でガード出来るからまぁいいのか。うん。

 

 

「ヴァルキリーちゃん!ありがとう、助かったよ!」

 

「礼は後よ。今は目の前の相手に集中しなさい」

 

 

と、ヴァルキリーはかっこよく言ってるが……礼を言われるのに慣れてないのか頬を少し赤くしていた。

 

俺はそれを見逃さないと写真を……。

 

 

「撮らせるかぁ!!」

 

「ぷべらっ!?」

 

 

上から信也のチョップが来る。

 

直撃。

明さんに1ダメージ。

 

 

「痛ぇじゃねぇか!何しやがる!?」

 

「それはこっちのセリフだ!!お前……

 

 

 

 

 

何一人で女神様の照れ顔を拝む気かぁ!!」

 

「そっち!?予想はしてたけどそっち!?撮るならショタとBLしか認めない!!」

 

 

ダメだこいつら、早く何とかしないと……。

 

 

「おいおぃ!!茶番してねぇでサポートしてくれぃ!!奴は川から出る気ないぜぇ!?」

 

 

はっ!!

そうだ。俺らはサポートしないと……。

 

というか川から出ないだと!?

 

まさかトライ個体か!?

 

なら、疲労するまで待つしかない……!!

 

けども、2人+1匹の体力が持つかどうか心配だ。

 

 

「くっ!!これじゃ一方的だわ!!」

 

 

まぁ、ラギアもラギアで出てはブレス、出てはブレスの繰り返しでシュールな光景だ。

 

これじゃあまるで空の王者(笑)ならぬ海の王者(笑)になっちまうな。

 

いや、今は川だけどさ。

 

 

「どうする!?これじゃ攻撃できないよ!!」

 

 

確かにこれじゃ一方的だ。

 

遠距離攻撃出来る奴はアマ公。

でも明らかに火力不足。

 

どうしたもんだか……。

 

 

「爆弾……( ゚д゚)ハッ!」

 

 

ここで馬鹿(信也)がなにか思いついたようだ。

 

 

「ハンバーガー爆弾!!」

 

「バカヤロゥ!!そんなのねぇよ!!」

 

 

うん、やっぱ馬鹿は馬鹿だった。

 

 

「いや、それも一つ。アマちゃん!!爆神の力を!!」

 

「ワン!!」

 

 

今度は腐女子(楓)は爆弾のワードに引っかかり、アマ公に指示を出す。

 

爆神の力?

 

……あ、あの猪のやつか。

 

 

「ガウゥ!!」

 

 

アマ公は空中に丸を描き、線を入れる。

 

するとそれが具現化して一つの爆弾となった。

 

爆弾の導火線には火を灯してあり、川の中へと落ちていった。

 

そしてその数秒後。

 

 

《ボオォンッ!!》

 

『!!?』

 

 

花火と共に爆発が起きた。

 

水中でも爆発するのか、あれ。

 

というかそういう事か。

忘れてたわ、水中のラギアに爆弾当てると怯むんだったわ。

 

まぁ、その後……。

 

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

怒り出すけどね。

 

 

「おいおぃ!!楓の姉ちゃんよぉ!!相手は完全にキレちまってるぜぃ!?」

 

 

相手が怒り出した事に焦りを感じる一寸法師。

 

けど、楓はそれを見てニヤリと笑っていた。

 

 

「いいや、これが狙いだよ」

 

《ザバアァッ!!》

 

 

あ、ラギアが陸に上がった。

 

口元に電撃が……ありゃ相当怒ってんな。

 

カルシウムが足りてないぞ?魚食えよ。

 

……あ、こいつ魚食べるわ、確か。

 

 

「なるほど、相手を怒らせて冷静さを失いさせ、おびき寄せる作戦か。やるな楓」

 

「えっへん!!こう見えて頭脳派のBL女子って言われてるからね」

 

「それは初耳だわ」

 

 

なんだよ頭脳派のBLって。

 

 

「それはさておき!!反撃だよ!!これなら攻撃出来る!!」

 

「だが焦んなよ。陸上のラギアも充分強いからな」

 

 

初見で地上大放電の威力はマジでビビったわ。

 

 

「よし!!行くわよ!!攻撃態勢・闇!!」

 

 

あ、お前それは確か効果が無いんじゃ……。

 

 

《シャキンッ!!》

 

「( ゚д゚)」

 

 

いや、あの。

 

なんで今になって出せてるの?

なんで今になって剣からオーラ放ってんの?

なんで今になって周りに紫色の刃が囲むように浮いてるの?

 

あなたはバー〇ル様の幻〇剣なのか?そうなのか?

 

 

「あ、あれ?発動した?」

 

「いや、俺が一番驚きだわ。やった本人が驚いてどーすんの?」

 

「う、うるさいわね!!とにかく!!行くわよ!!」

 

 

あ、顔赤くなってる。

 

可愛いのぅ。

 

 

「闇よ!!行きなさい!!」

 

 

うわっ、見る限り中二病みたいになってるけどあっちの世界では普通なんだろう。

 

この小説も中二病に侵食されて行くのか。

 

おぉ、怖い怖い。

 

 

《ザクッ!!ザクッ!!》

 

『ゴオォォォッ!?』

 

 

なんか生々しい音が聞こえたと思えば、闇の剣はラギアの胴体を貫いていた。

 

流血しちゃってるんだが……これがリアルハンターか。

 

俺ら何もしてないけど。

 

 

「よし!!次はうちだね!!風よ!!」

 

 

今度はミドリちゃんの番。

棍棒を上に上げ、回すと風が吹き荒れる。

 

 

「いっけぇ!!!」

 

 

そしてそのまま風はラギアの頭を狙いつける。

 

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

けど、ラギアも負けずに抵抗。

 

口からブレスを吐く。

 

しかし、ブレスは風に弾かれ、別の場所に着弾。無意味に終わった。

 

……雷を弾く風っていうのもどうかと思う。

 

 

『グオォォォォ!!』

 

 

風は直撃。

大きな風圧とダメージを受けたラギアは少し後退する。

 

 

「最後はオイラだぜぃ!!アマ公!!派手にやるぜぃ!!」

 

「ワオオォォォンッ!!」

 

 

最後にアマ公の攻撃。

 

ラギアを中心に∞の文字を描く。

 

すると「紅」という文字が浮かび上がり、∞の形で炎が炎上する。

 

おぉ、これはナイス判断。

 

ラギアは炎が弱点だからな。

 

……あ、これ先に伝えておけばよかった。

 

 

『ゴオォォォォァッ!!!』

 

 

ラギアに大ダメージ。

 

大きく後退する。

 

 

「よし!!追い詰めた!!次で最後よ!!」

 

「うん!!」

 

「ワン!!」

 

 

おいおい、こいつら本当に初対面か?

 

チームワークがいいぞ?

 

 

「はぁっ!!」

 

「いけぇ!!」

 

「ガウゥ!!」

 

 

2人と1匹はラギアを囲むように陣形を作り、そのまま突っ込む。

 

……しかし、ラギアの動きがおかしい。

 

……首を背中に……あっ!!

 

 

「馬鹿野郎!!!今すぐ離れろ!!!」

 

 

あの動きは……不味い!!

 

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

《バチィ!!!》

 

 

……地上大放電。

 

それはラギアの中で最大最強の攻撃。

 

トライGから導入された攻撃だが、クロスから改善。

 

ラギアを中心に大きな雷爆を三方向三つに放つ攻撃。

 

これを食らったら……一溜りもない。

 

 

「なっ!?」

 

「うわっ!!」

 

「ギャンッ!!!」

 

 

見事に2人と1匹が直撃。

 

全員吹っ飛ばされる。

 

 

「ヴァルキリー!!!」

 

「嫁えぇぇぇ!!!!」

 

「アマちゃんんんん!!!」

 

 

……多分まともに叫んでるのは俺しかいないと思う。

 

ってそんな事はどうでもいい!!

 

あれは雷属性の攻撃。

そして気絶値も高い攻撃。

 

つまりは……。

 

 

「あ、あれ?目が眩む……」

 

「う、動けない……」

 

 

高確率で気絶状態になる。

 

全員見事に頭上に星が回ってる。

 

 

『……』

 

 

ラギアはそれをチャンスだと思って近付いていく。

 

最悪なことに、狙いは……ヴァルキリー。

 

 

「くそっ!!」

 

「待て!!明!!何する気だ!!」

 

「アホか!!あのままだと死んじまう!!」

 

「アホはお前だ!!死ぬぞ!!」

 

「でも!!見てられない!!」

 

 

ゲームキャラが死ぬのもあれだと思う!!

 

 

「だからといって出るのか!!やめろ!!俺はお前を失いたくない!!」

 

「……今回だけ信也に賛成だよ。私も明を失いたくないから」

 

「ぐっ……!!」

 

 

でも……でも……!!

 

 

『…………!!』クオォォォッ!!

 

 

クソッ、よりによって溜めブレスか!!

 

 

「私は……あっ」

 

 

ヴァルキリーは気絶から解放されたが、もう遅い。

 

ラギアはチャージを終え、放とうとしてる。

 

 

「……終わり、ね」

 

『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

「ヴァルキリイィィィィィ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ストライクショット!!!」

 

「「「!!?」」」

 

《ドゴオォォォンッ!!》

 

 

な、なんだ!?

 

ヴァルキリーの前に……バリアが?

 

い、いや違う。あれはバリアじゃない。

 

それにあの名セリフ。

 

もしや……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我、堕天の王なり」

 

 

……ヴァルキリーと俺の目の前にそいつは佇んでいた。

 

一人は見知らぬ少年だが、もう一人は知っている。

 

紫色の触覚のような角、幻想な黒い羽、金髪にフード。

 

あれは……。

 

 

「ルシ……ファー?」

 

 

そこには堕天の王(ルシファー)が佇んでいた。

 

 

ー続くー




作者「▂▅▇█▓▒ (’ω’) ▒▓█▇▅▂うわぁぁぁ!!」

アルカニス「うわっ!?どうしたんですか!?」

作者「嫌な予想はしてたが、戦闘シーン書くとどうしてもシリアスになっちまう!!!」

アルカニス「え?いやシリアスがないと物語も成り立たない気がするんですが……」

作者「馬鹿野郎!!俺はシリアスよりギャグ派なんだよぉ!!!」

アルカニス「ま、まぁそれはさておき、また新キャラ出てきましたね。今度はモンストですか」

作者「まぁね、ルシファー様が出てきました」

アルカニス「うわっ、切り替え早っ」

作者「アニメ版のルシファーは敵役だけど……この作品のルシファーはどんな立場だろうね」

アルカニス「いや、もう大体分かってるんじゃないんですか?」

作者「……反論できません、ハイ」

アルカニス「素直でよろしい」

作者「さて、いよいよ後半戦。投稿がいつになるかが怖い」

アルカニス「3日に1ページは目指してるみたいです」

作者「まぁな。一応コメント来てらっしゃるし。これからも頑張るぜよ」

アルカニス「褒めると伸びるタイプですね、マスターは」

作者「そう褒めるなよぉ」

アルカニス「褒めてません!!」

作者「知ってた」

アルカニス(こ、こいつ……)

作者「では、次回もお楽しみに〜」


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VS海竜(後半)

作者「さて、そろそろ海竜と決着がつくようです」

アルカニス「モンストのルシファーも乱入、展開が読めないです」

作者「それが俺クオリティ」

アルカニス「チョットナニイッテルノカワカラナイナー」

作者「(´・ω・`)」

アルカニス「あ、それとマスター。お知らせがあるんじゃないですか?」

作者「あ、そうだった。えー、これより誰が誰だか分からなくなってきたので台本書きをします」

アルカニス「いや、もう既にある程度台本書きのような気が」

作者「それでもいいんです」

アルカニス「なんて自由な小説なんだ……」

作者「それでは、本編へどうぞ」


?「我、堕天の王なり」

 

 

そう言って彼女はヴァルキリーの前に立った。

 

彼女の周囲にはバリアがあり、ありとあらゆるものを弾き返す力を持っている。

 

それはまるで力を持つ者のみ彼女を触れることを許さないかのように……。

 

その彼女の名は……堕天の王(ルシファー)。

 

モンスト界最強と詠われたモンスター。

 

 

明「……中二病みたいになってんなこりゃ」

 

信也「大丈夫だ。元からこの作品は中二病の塊だ」

 

 

知ってた。

 

 

?「おーい!!大丈夫か!!」

 

 

そういうやり取りをしていたら誰かが来た。

 

白髪、イケメン、背が高い。

 

……。

 

 

明「ぬぅん!!!」

 

?「危なっ!?」

 

 

チッ、殴ろうと思ったが外れた。

 

 

?「な、何するんだ!?親父にもぶたれたことないのに!!」

 

明「それはぶたれてからいうセリフだろうが!!」

 

 

そしてイケメンはぶん殴る。

 

ここ、重要。

 

 

楓「というよりも君は誰?あれってモンストのキャラクターなんじゃ……」

 

?「あ、あぁ、少し理不尽な気がするが、話すか。僕は如月 剣斗(きさらぎ けんと)。で、知ってのとおり、あそこにいるのがルシファー」

 

 

と、剣斗が指を指すと「は〜い」と言いながら軽く手を振るルシファー。

 

……あれ?

なんか違う。

 

アニメ版のルシファーなら上から目線な性格なのになんか違う。

 

 

剣斗「君達の名前も知っておきたいというのもあるが、そんな場合じゃなさそうだ。なんでラギアクルスがここに?」

 

明「それはこっちのセリフだ。あと爆ぜろ」

 

剣斗「君は僕に何の恨みがあるんだ!?」

 

明「イケメンだから」

 

剣斗「それだけ!?」

 

 

これでナルシストだったらホームランバットで場外に吹き飛ばしてるわ。

 

 

ヴァルキリー「あ、ありがとう。ルシファー……」

 

ルシファー「知らない人だろうが、目の前で死なれるというのも嫌いだからね。別にいいさ」

 

ミドリ「な、なんか急展開な気がするけど反撃するよ!!」

 

イッスン「おうよ!!」

 

 

あっちもあっちで何やら意気投合。

 

反撃を開始するようだ。

 

 

ラギア『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

肝心のラギアは背中から電気の玉を三つ出して周囲に回転させる。

 

あれはクロスから導入された攻撃だな……。

 

 

アマテラス「わん!!!」

 

 

その攻撃に対してアマ公が吠え、雷玉に向けて一閃を与える。

 

一閃された雷玉は真っ二つに割れ、そのまま消滅した。

 

 

ルシファー「ストライクショット」

 

 

次にルシファー。

 

自身の周りに紫色のバリアを展開させながらラギアクルス目掛けて体当たりをする。

 

 

ルシファー「ふん」

 

 

そして体に着弾するのと同時に指を鳴らすと、ルシファーを中心に大きな紫のエナジーが円を描き、ラギアの胴体を貫く。

 

あれが噂のエナサーって奴か。

 

 

ラギア『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

次に動いたのはラギア。

 

長い首でそこにいたルシファーを食らおうと口を開けるが。

 

 

ルシファー「無駄」

 

 

バリアによってその牙は弾かれる。

 

その衝撃にラギアは小さく怯む。

 

 

ミドリ「そこっ!!」

 

 

その隙にミドリちゃんが棍棒を振り回し、空いた胸に攻撃する。

 

 

《ベキィッ!!》

 

ラギア『グオォォォォォ!!!!』

 

 

胸には傷跡が出来、ラギアはさらに怯む。

 

けど、ラギアはすぐに次の行動に映る。

 

首を胴体まで曲げ、電気を放出させる。

 

 

ラギア『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

二度目の大放電。

 

ラギアを中心に電撃が三回鳴り響く。

 

 

ミドリ「はぁっ!!」

 

ルシファー「チッ……」

 

 

接近していた2人は回避へと映る。

 

そして遠くにいたアマテラスとヴァルキリーは直撃を免れた。

 

 

イッスン「そこだぁ!!!」

 

アマテラス「ガルル!!!」

 

 

攻撃をし終えたラギアに容赦なくアマテラスは突っ込んでいく。

 

背には神器があり、それを投げ飛ばしてラギアに攻撃する。

 

 

ラギア『!!』

 

 

しかし、ラギアは後ずさりして距離を取り……。

 

 

ラギア『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

 

その身に雷を纏わせて突進する。

 

 

アマテラス「!!」

 

 

それをアマテラスはギリギリ回避し。

 

 

ヴァルキリー「いけぇ!!」

 

 

ヴァルキリーが闇の剣でラギアの胴体を刺す。

 

 

ラギア『!!?』

 

 

闇の剣のいくつかは足に直撃し、突進中のラギアはバランスを崩して転倒する。

 

 

ヴァルキリー「これで……終わりよ!!!」

 

 

その転倒したラギアの目の前にヴァルキリーが立ち、剣の力を溜め込んでいく。

 

そして溜め終えた頃には大きな紫色のオーラを纏い、突きの構えを取る。

 

 

ヴァルキリー「ヴァルキリーソウル!!!」

 

 

そう言い切ると共にヴァルキリーの突きが炸裂。

それにより、ラギアは吹っ飛ぶ。

 

あれリーダースキルなのに技になっちゃってるよ。

攻撃タイプと回復タイプの攻撃力を倍に上げて攻撃しちゃってるよ。

 

ラギアさんがカワイソス(´;ω;`)

 

 

《カッ!!》

 

全員「!!?」

 

 

な、なんだ!?

ラギアの後ろに円状の光が……!?

 

というか……よく見たらモンハントライの孤島エリア10か、あれは?

 

 

ラギア『グオォォォォォォォォォォッ!!!!』

 

《シュンッ》

 

 

ラ、ラギアがそれに吸い込まれて……消えた?

 

なんかそうやってみると……元の世界に戻ったような感じがする……。

 

 

信也「な、なんだ今の?というかあの光って」

 

楓「……間違いないみたいだね」

 

 

……あぁ、あの光には見覚えがある。

 

 

剣斗「あれって……」

 

明「ヴァルキリー達が来た時の光と同じ……!」

 

ヴァルキリー「えっ!?」

 

 

確信はついた。

 

いつ、どこで起きるかわからない。

あの光自体もよく分からない。

 

けど、ヴァルキリー達がいた元の世界に戻れる事はあるはずだ。

 

まぁ、今は……。

 

 

明「……一件落着。帰ろうか」

 

ミドリ「な、なんかあっさりだったね」

 

 

しょうがない。

ここの作者は戦闘描写はあまり得くはないんだ(メタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、何事もなく。

 

帰り道でそれぞれ自己紹介をして終わった。

 

分かった事は剣斗は俺が通う学校と同じで、隣のクラスの奴だったってことぐらいだ。

 

で、それぞれ別れを告げ、家に向かう。

 

既に日は沈みだし、夕方を終えて夜に入ろうとしてる時間帯だ。

 

……多分、家族も帰ってきてるだろう。

 

さて、と……。

 

 

明「あー、ヴァルキリー。ちょっといいか?」

 

ヴァルキリー「何よ?」

 

 

あまりこういう事はやりたくなかったが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァルキリー「す、すみません……私、この変j…、明君の友達で……両親を失い、これからどう生きればいいのか分からなくなって……」

 

 

と、ヴァルキリーは上目遣い+涙目+震えで俺の両親を見つめる。

 

演技しろと言ったものの、上手いな。

俳優顔負けするほどうめぇぞ?

 

で、対しての両親だが……。

 

 

父「おぉ!!そうかそうか!!それはさぞかし悲しいことだ!!良ければ一緒に住もうか!!」

 

母「気にしないでぇ!!私の娘のようにしてもいいからァ!!」

 

姉「……はぁ、仕方ないか」

 

 

両親は号泣、姉はそれをみて呆れ返り、俺も目で「お願い」とサインする。

 

……うん、俺の両親ってなんか、脆い。

色々と脆い。

 

だが信じてくれ。

 

これでも親父は社長だし、母は昔そこらで有名なヤンキーだったんだよ。

 

まぁ、今は足から洗って既に辞めた身らしいけど。

 

 

父「というか明」

 

明「うおっ!?びっくりしたぁ!!」

 

 

いつの間にか目の前が父の顔でいっぱいになってた。

 

いや、目が赤いからね?

泣きすぎて目が赤くなってホラーになってるからね?

 

 

父「お前……

 

 

 

 

 

 

彼女いるなら早く言いなさい!!」

 

明「ゲフォッ!!?」

 

ヴァルキリー「!!?」

 

 

な、何を言い出すかと思えばそれか!?

 

思わず吹いたわ!!

 

 

母「あら?彼女じゃないの?」

 

明「違う!!断じて違う!!」

 

ヴァルキリー「そそそ、そうですよ!!こ、こんな……人と……!!///」

 

 

そしてお前は何照れてる!?

 

 

姉「まぁ、何でもいいじゃん。いらっしゃい。……えっと」

 

ヴァルキリー「あ、まだ名乗ってませんでしたね。私は 【雨宮 黒子】です。よろしくお願いします」

 

 

あ、この名前は俺が考えた偽名。

 

なので、俺だけヴァルキリーと呼ぶことにしている。

 

え?ネーミングセンス?

 

なにそれ?

知らん。

 

 

父「じゃあ、今日から天谷 黒子だ!!よろしく!!」

 

ヴァルキリー「あ、いや……雨宮でいいです」

 

 

おいおい、父の迫力にヴァルキリー苦笑いしてんぞ?

 

……とはまぁ、こういう事があって、無事にヴァルキリーを家にいていいことになった。

 

さて、明日から学校だ。

どういう顔して登校しようか……。

 

まぁ、いいか。

今は晩飯食おう。

 

俺はそのまま、家へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「あいつは……ヴァルキリー?それも闇属性でパズドラの」

 

?「間違いなさそうです。それに、【次元門】実験テストは上手く行きました。次元名称は【モンスターハンタークロス】」

 

?「しかし、あいつを含む4人にやられた、と」

 

?「はい、けれどデータが取れました。レーダーによりますと現在の次元は不安定。いつどこで門が現れるか分からない状態です。どうします?」

 

?「ふん、ほっとけ。その時はその時だ。それに……奴らは門の存在を知ってしまった。始末することを勧める」

 

?「……なら彼女を動かしますか?」

 

?「あぁ、【イラストが奏でる音楽世界】から来たロシア人か。実力試しというのもあるかよしとする」

 

?「了解。では失礼します」

 

?「……天谷 明、か……。顔は覚えたぞ」

 

 

そして二つの影は闇に溶けていった。

 

 

ー続くー




アルカニス「いやぁ、中二病に染まってきましたね」

作者「第一声がそれか、お前」

アルカニス「はい♪」

作者「いや、そんな元気に言わなくても……まぁいいや。さて、次回は 【日常の崩壊】。どんどんキャラクターが現実世界に入ってきます」

アルカニス「それに一つ気になったんですが、なんですか?【イラストが奏でる音楽世界】って?」

作者「あー、あまりネタバレはしたくない。というよりもこの時点で気付いてる人は天才かもしれん」

アルカニス「そ、そうなんですか?」

作者「まぁヒントとして言えば……アーケードゲームだ」

アルカニス「アーケードゲームって……100円入れてプレイするあの?」

作者「せやで」

アルカニス「は、はぁ。まさかアーケードゲームまで入れるんですか。これじゃクロスオーバーてんこ盛りです」

作者「そういうなって。では次回もお楽しみに〜」


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日常の崩壊

アルカニス「……」

零「✋(◉ ω ◉`)よお」

アルカニス「いや、どちら様です?」

零「俺、お前の御主人。OK?」

アルカニス「いや、なんで死神になってるんですか?なんで私より背が小さいんですか?なんでフード被って顔が見えなくなってるんですか?なんで目が赤くなってるんですか?なんで三等身で鎌を持ってるんですか?なんでマスコットキャラクターみたいになってるんですか?馬鹿なの?死ぬの?死ね」

零「まぁ、色々と事情があってこの姿だ。あと最後酷いな」

アルカニス「まぁ、いいです。マスターですから」ギュッ

零「……ふむ、下の子に抱かれるとは少し……恥ずい」

アルカニス(なんでモコモコしてるんだ……謎です)

零「まぁ、では本編へどうぞ」


夜。

 

それは夜空が訪れる時間。

 

それは静寂が訪れる時間。

 

それは星達が輝き出す時間。

 

 

明「……」

 

ヴァルキリー「スー……スー……」

 

 

どうしてこうなった!?

 

いや、あのさ。

なんで俺のベッドで寝てるわけ?

 

しかもヴァルキリーとしたら腕枕してきて寝てるし。

 

俺も俺で心臓バクバクで全然眠れねぇ……。

 

というか本当にどうなったんだ?

 

記憶が曖昧だ。

 

……思い出してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァルキリー「ババ抜き?」

 

明「そうだ、ババ抜き」

 

 

それは風呂上りで俺の部屋での出来事。

暇だったのでトランプを取り出してヴァルキリーとババ抜きすることにした。

 

ただし、普通にやるのもつまらない。

 

 

明「という訳で、負けた方が勝った方の言う事を聞くことにしよう」

 

ヴァルキリー「なんでそういう訳になるのよ!?」

 

 

ナイスツッコミ。

……てか待てよ?

 

 

明「ヴァルキリー……ババ抜き知ってる?」

 

ヴァルキリー「知らないわよ、なにそれ?食べ物?」

 

 

……こりゃ教えないとダメか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー数時間後ー

 

 

ヴァルキリー「……」

 

明「oh……」

 

 

まさかの惨敗。

 

何故だ。

何故負けた?

俺のどこがいけなかったんだ?

 

教えてくれよ。神様。

 

……目の前にいるけど。

 

 

ヴァルキリー「あー……えっと……大丈夫?」

 

明「お、おう。大丈夫だ。それで、なんか願い事とかある?」

 

 

約束は約束だ。

それぐらい守ってやる。

 

え?俺が勝ったら?

 

添い寝お願いしてたわ。

 

 

ヴァルキリー「そ、それじゃ……言いづらいけど……

 

 

 

 

 

 

そ、添い寝……///」

 

明「……んあ?」

 

 

今……なんと言った?

 

 

明「ワンモア」

 

ヴァルキリー「だ、だからその……そそ、添い寝……///」

 

明「何だって?」ニヤニヤ

 

ヴァルキリー「そ、添い寝だって行ってるでしょおぉぉぉ!!!!」ベチィンッ!!!

 

明「サイコパスッ!!?」

 

 

そこで俺は思い切り殴られ、意識がログアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほどな、通りで頬がヒリヒリするってことだ。

 

つまりは、俺は意識を手放していたと。

 

……にしても……。

 

 

ヴァルキリー「スー……スー……」

 

明「……」

 

 

寝顔が……可愛いなこいつ。

 

しかもパジャマ姿ときた。

これは萌え要素入れてきてるな。

 

……胸は残念だけど。

 

 

ヴァルキリー「んー……!!」ゲシッ!

 

明「あ痛っ!!?」

 

 

こ、こいつ……蹴ってきやがった。

 

しかも割と強めに。

 

なんで心読めたんだよ。

やだ、恐ろしい子。

 

……なるべく考えるのはやめとこう。

 

何されるか分かったもんじゃない。

 

とにかく、今は寝る。

明日は学校だし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー翌朝ー

 

 

ヴァルキリー「スー……」

 

明「……」

 

 

う、動けねぇ!!

 

ちょちょちょっと!?

このままだと俺遅刻しちゃうよ!?

 

だからと言って無闇に起こすのも気が乗らない。

けど起こさないと動けずにそのまま遅刻してしまう。

 

……大惨事だ。

 

気が乗らないが……起こすか。

 

 

明「あ、あの〜ヴァルキリーさん?起きてくれ」

 

ヴァルキリー「んー……!!」ブンッ!!

 

明「ファッツ!?」

 

 

ううう裏拳してきやがった!?

 

危ねぇ!!

完全に顔面捉えてたよ!?

 

 

ヴァルキリー「えへへ……お腹いっぱい」

 

 

いや、その寝言はおかしい。

 

どうしたら裏拳が出てくるんだよ。

 

 

ヴァルキリー「ん……明?」

 

 

あ、目が覚めた。

 

 

ヴァルキリー「……!?ななな、なんで私……!?///」

 

 

いや、それ俺のセリフだからね?

添い寝は嬉しかったけどそっちから仕掛けてきたからね?

 

 

ヴァルキリー「と、とにかく降りなさい!!」

 

明「わかったわかった!!降りるから剣を仕舞え!!」

 

 

殺す気かお前は!!

 

 

 

ー数分後ー

 

 

 

朝食を終え、歯を磨き終え、そして学校へ行く準備が整った。

 

……食事中はヴァルキリーを見るとそっぽ向かれた。

 

そして、玄関。

 

 

明「いいか、ヴァルキリー。お前は取り敢えず俺の部屋にいろ。そして家族には迷惑かけるなよ?」

 

ヴァルキリー「わかってるわよ」

 

 

……心配だ。

こんな状態で学校に行くのか、俺。

 

 

明「じゃ、行ってくる」

 

ヴァルキリー「行ってらっしゃい」

 

母「行ってらっしゃ〜い」

 

 

そして俺は家を後にした。

 

 

ーサイドアウトー

 

 

 

 

ーヴァルキリーサイドー

 

 

明は学校に行った。

 

学校ぐらいは知ってる。

 

パズルの基礎とか属性の基礎とか学んで実際に戦う所でしょ?

 

……って昨日の夜に明に話したら「いや、それお前の世界の学校だろ」って言われた。

 

よく分からなかったけど、この世界にも学校があって、私の知る学校ではないんだろう。

 

……というよりも、なんで私、あいつの隣で寝てたのかしら?

 

し、しかも一つのベッドに男女二人……。

 

……辞めておこう。

何か知らないけどどこかで「その発言やめて!!作品消されちゃうから!!」みたいな事が言ってるような気がするし。

 

……というか暇ね。

 

まだこの世界に来た理由ははっきりしないけど、私が元の世界に戻るまでこの家族の世話になる。

 

……恩返ししよう。

あいつが困ったことがあれば極力力になろう。

 

出来るのはそれぐらいしかないわ。

 

……あー!!ダメだ!!

 

暇だ暇だ暇だぁ!!

 

私は確かに面倒事は嫌いだけど暇すぎるのも嫌い。

 

ワガママだと思うけど、仕方ないのよ。

 

……こうなったらあいつの学校行ってやる。

 

え?

行くなって言われてるって?

 

知ったことじゃないわ。

 

 

ヴァルキリー「お、お母さん……」

 

母「は〜い?何かしら?黒子ちゃん」

 

 

うっ……あまりこういうのは慣れない。

 

時間の問題かな、これは。

 

 

ヴァルキリー「わ、私……明君の所に行っていい?」

 

母「いいよ。黒子ちゃんもあの学校気になっちゃった?」

 

ヴァルキリー「は、はい」

 

母「じゃあ、行ってらっしゃい♪」

 

 

……この人、本当に元ヤンキーだったのかな?

 

全然そうには見えない。

 

と、とにかく行こう。

暇つぶしに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァルキリー「ここが、あいつの学校ね」

 

 

なんやかんやで着いた。

 

道中は何も無かった。

 

変な男に絡まれたけどボコボコにしたり、道に迷ったぐらいね。

 

……三時間さ迷っただなんて言えないわ。

 

 

ヴァルキリー「で、どうしようかしら?」

 

 

最初は中に入ろうかと思ったけど、不法侵入扱いで迷惑かけそうだから辞めた。

 

……というか、何で私あいつの学校に来たのかしら?

 

 

ヴァルキリー「まぁいいわ。帰ろう」

 

 

結局、何も無いなら別に……。

 

 

?「……動くな」

 

ヴァルキリー「!?」

 

 

えっ!?

だ、誰!?

 

さっきまで人なんていなかったのに!?

 

み、身動きが取れない。

 

 

?「……お前が契約主が言っていた【パズドラのプリンセスヴァルキリー】か?」

 

 

な、何故それを!?

 

それを知ってるのは明と信也と楓、そして剣斗ぐらいしかいないのに!!

 

……というか、女性?

 

こんなこと、女性がする事じゃない……。

 

……こうなったら。

 

 

ヴァルキリー「さ、さぁ。何の事、かしらっ!!」

 

?「!!」

 

 

私は剣と盾を召喚し、体を無理矢理回転させて距離を取る。

 

相手は弾かれ、私と同じように距離を取る。

 

それで、相手の姿が確認できた。

 

金髪、ポニーテール、赤い瞳、ジャケットにミニスカ、そして白ニーソ。

 

片手にはナイフを持っている。

 

……わかる。

なんとなくわかる。

 

こいつ、この世界の人間じゃない。

 

 

?「……話しに聞いた通り、やるな」

 

ヴァルキリー「はぁ?話?」

 

 

誰から聞いたのよ。

そんなのストーカーじゃない。

 

 

ヴァルキリー「何の話か知らないけど、どうやらアンタは敵のようね!!」

 

?「そう慌てるな。私も好きでやってる訳では無い。これも仕事だ」

 

 

……何、こいつ。

 

感情が何も感じられない。

 

無表情のままだ。

 

 

ヴァルキリー「不気味なやつね。アンタ、何者?そして誰から聞いてきた?」

 

?「私は【オリガ】。契約を結び、それに応じる者」

 

 

オリガ?

聞き覚えがない。

 

……という事はパズドラの住民でもなさそう。

 

 

オリガ「主の命令により、お前とその男を排除する」ダッ!!

 

ヴァルキリー「!!」

 

《ガキィンッ!!》

 

 

は、速い!!

 

いつの間に……目の前まで……!!

 

それにこの力……!!

 

圧倒的に大きく、神に作られた剣に対してその小さなナイフで抵抗出来てるだなんて……!!

 

こいつ、本当に人間なの!?

 

 

《キィンッ!!》

 

オリガ「……」

 

ヴァルキリー「くっ……!!攻撃態勢・闇!!」

 

 

周囲に剣を展開させ、オルガ目掛けて放つ。

 

とりあえず、ありったけ渡してやる!!

 

 

オリガ「攻撃態勢?それで攻撃?」

 

《ガガガガガッ!!》

 

ヴァルキリー「!!?」

 

 

う、嘘!!

 

全部ナイフで弾いた!?

 

 

オリガ「そこよ!!」

 

ヴァルキリー「ッ!!」

 

 

今度はナイフを投げてきた。

 

私はそれを避ける。

 

……本当にこいつ、何者?

 

 

オリガ「……避けて正解だったかしら?」

 

ヴァルキリー「なっ……!?」

 

 

い、いつの間に後ろにっ!?

 

 

オリガ「終わり……!!」

 

ヴァルキリー「くっ……!!」

 

《ガキィン!!》

 

 

あ、危ない……盾がなかったら即死だった。

 

明らかに首を狙ってる……。

 

 

オリガ「……チッ、やるじゃない」

 

ヴァルキリー「はは……そちらこそ。本当に人間かどうか問いたいわ」

 

 

互いに距離を取り、睨み合う。

 

私の足元には闇のオーラが、相手の足元から冷気を発していた。

 

……やる気満々ね。

 

 

ヴァルキリー「なら、第二ラウンドと行きましょうか?」

 

オリガ「……そのつもりだ」

 

《ダッ!!》

 

ヴァルキリー「はぁっ!!」

 

オリガ「おぉっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「両者そこまでだ」

 

二人「「!!?」」

 

 

私とオリガの間に誰かが割り込み、両腕で何事も無かったかのように剣とナイフを止める。

 

……私は驚いた。

 

刃物を手で止めた、ではない。その者の姿に。

 

四本の腕、青黒い肌。

大きな二本の角に、鋭い眼光を放つ瞳。

 

そして、その者は宙に浮いている。

 

……何で、ここにいるの……?

 

 

 

 

 

 

ヴァルキリー「……サタン。災禍の魔神王・サタン」

 

 

それは私がよく知るサタンだった。

 

なにせ、私は……。

 

 

 

 

元こいつの部下だったからだ。

 

 

ー続くー




アルカニス「……作者さん?」←腕組み、足組み、見下し

零「はい。何でしょう」←正座、上目遣い

アルカニス「なんですか?あの強引な終わり方は?」

零「いや、これには訳が……」

アルカニス「言ってご覧なさい?」

零「これさ、仕事の休憩中に書いてるんだよね。で、今日の残業長くて気力がほとんど消えちまった。以上」

アルカニス「……何か言い残す事は?」←爆破瓶装填

零「アルカニスちゃん……







ニーソで足組とかエロの極みだね」

アルカニス「〇ァック!!!」←発射

零「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


次回・魔神降臨
お楽しみに。







キャラクター紹介No0〜1


No.0
名前・零
性別・男
歳・不明
性格・馬鹿
身長・30センチ
体重・不明
容姿・赤い瞳、フード、三等身、浮いてる、鎌持ってる

この作品を作った作者的な存在。
相方はアルカニスで、話の前書きと後書きにて登場。
性格は非常に馬鹿。
故に、よくアルカニスに爆破瓶付きの矢で貫かれる。
が、死なない。


No.0
名前・アルカニス
性格・女
歳・不明(見た目は高校2)
性格・真面目・優しい
身長・164センチ
体重・貫かれて読めない。
容姿・黒髪ショートヘア、右目紫、左目赤、黒ワンピース、黒と紫の縞ニーソ、胸が残n……うわっ何をする!やめっ……あーっ!!

作者の相棒・アルカニスが擬人化した姿。
作者の相棒というのでキャラNoは作者と同じ番号。
作者以外は優しい女の子。
一応、作者にも敬語を使うが、切れたら言葉が汚くなる。
なお、弓はいつでもどこでも出てくる仕様。


No.1
名前・天谷 明
性格・男
歳・17歳
性格・馬鹿・シリアス嫌い
身長・172センチ
体重・52kg
容姿・黒髪ボサボサ、黒目、休みの日はジャージが多い

今作の主人公。
モデルは作者。
ボケとツッコミ担当。
シリアスが極度に嫌いで、ぶち壊す目的で( 。∀ ゚)しらす顔になるのが癖。
ゲーム大好きな少年で、ある程度のゲームは全て知っている。

パズドラを開いた時、謎の光を発してヴァルキリーを召喚。そこから奇妙な出来事が始まってしまう。


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