最強?チート?気にするな (叢雲 狛)
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最強の提督

先に少し、俺の話をしようか・・・えっだめ?させてください。お願いします。

 

 

 

俺は高校2年の夏のころだろうか・・・気づいたら俺は変わっていた。

それまではアニメ、ゲーム、ラノベ等々が好きで少し勉強ができ、スポーツはサッカー、テニス、水泳ができるだけだし喧嘩も強いわけではなかった。例えるならば大人気アニメ、onepieceに出てくる海軍の下っ端ぐらいの強さだろう。

 

こんな俺が変わったことに気づいたのは高校二年の夏に学校で3年の俗にいうDQNの先輩に絡まれ、1対3の喧嘩になったときだろうか。気づいたら俺はその先輩たちを倒し、無傷で地面に立っていた。別に先輩が弱いわけではない、三人の中の一人は空手の県大会準優勝者だし、ほかの二人もこの辺では名の知れた輩だった。

なのに俺は無傷で勝ってしまった。

ここから俺は変わった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「てことが、あったわけよ。」

 

「なるほどねぇ・・・」

 

そう、俺はあの一件があってから高校を出て提督になった。あの力に目覚めたのは17の時だったが今じゃ22だ。提督になった経緯はただただこの力を何かに使えないか悩んでいた時にテレビで深海棲艦のニュースが流れた。ニュースの内容はある提督が自らの拳と艦娘で深海棲艦の基地を壊したというニュースだった。これを見て俺は提督になることを決めた。自分の力が使えて役に立てるならいいじゃないかと。高校を卒業し、提督に志願して提督になった。なったはじめは小さな鎮守府だったが今じゃかなりの大きい鎮守府となっている。

 

「これが始まりだ。はい、この話は終わりな」

 

執務室で書類を片付けていると今日の秘書艦の北上が俺の話を聞きたいって言うので昔の話をしたのが始まりだ。

この話を初めたのが10時だったがもう13時は過ぎたしそろそろ腹も空いてきた。

 

「腹減ったろ北上。飯奢ってやるからついてくるか?」

 

「ただ飯よりうまい飯はないからねぇ~行くよ~」

 

「じゃ、決まりだ。無言で出てくとまた加賀さんに怒られちまうから飛ぶぞ。捕まれ」

 

「ほいほーい」

 

北上の腕をつかみ、執務室からフライアウェイこと瞬間移動をして鎮守府の外に出る。これも目覚めた力でできることだ。高校を出る前にいろいろ試してみたところ、アニメだろうとゲームだろうと人間がしていることならば念じることによって出来るようになった。ほら、瞬間移動は悟空とか斉木楠雄もやってるでしょ?

 

「さて、鎮守府から出たものの何食べるの?」

 

「そうだな・・・ラーメンかな」

 

「いいねぇ~それに提督と二人だしデートだねぇ」

 

「なーに言ってんの恰好見れば俺は私服だからともかく、お前は制服なんだからどう見ても艦娘と提督だよ」

 

「そっかぁ~てか、提督が私服で仕事してるのも聞いたことないけどなんでなのかな?」

 

「聞いてないからっていうか誰にも話してないからな。俺、あのきっちりしたのが好きじゃねぇからさ、制服は食堂の雑巾に変えた」

 

「なにそれうけるんですけど」

 

「別にいいだろうよ。ほらついたぞ」

 

「おー哲麵じゃんいいねぇ」

 

店に入って席に座り、注文を入れる。

 

「待ってる間暇だし、なんか他に提督の話ないの?」

 

「そうだなぁ・・・友達と遊んでる時になんでだったかは忘れたけどたまたまメンチ切られたヤンキーに絡まれたときに友達が殴られたから全員の腕へし折ったとか?」

 

「提督友達守るなんてかっこいいじゃん」

 

「当たり前のことだろ?それに、お前らがその友達のようにやられたら同じように守るよ」

 

「なら深海棲艦と戦うのは提督がやってよ~結構疲れるんだよねぇ」

 

「それはお前らがどうしても危ないとなったらだなぁ」

 

「そっかぁ」

 

「お待たせしました」

 

俺たちの前に二つのラーメンが置かれる。

 

「「いただきまーす」」

 

「やっぱり哲麵はおいしいねぇ~」

 

「だねぇ~」

 

「でも今回麵の固さを硬めにしたけどやっぱり普通が一番だわ」

 

「そうそう普通が一番」

 

そんなこんなで食べ終わり、店を出る。

 

「あ、俺金下すからちょい銀行寄らせて」

 

「いいよー」

 

銀行に入って俺は窓口に、北上は椅子に座ってまっている。

 

「おらぁ大人しくしろよこらぁ!」

 

隣の窓口から男の罵声が出る。手には拳銃、顔にはマスク・・・いかにも銀行強盗って風貌じゃねぇかよ。俺もう早く帰って昼ドラみたいんだけど。

 

男をの動きを見ながら立っていると建物内に警報が鳴り響く。どうやら銀行の人が警報をならしたらしい。これで時間が経てば解決するんだろうけど絶対昼ドラ間に合わないよね。そうだよね・・・。

 

「おいお前!何警報鳴らしてんだ!死にてぇのか!」

 

男は拳銃を窓口の人に向ける。

 

「おいおいおい兄ちゃんよぉそろそろ昼ドラ始まっちまうんだわ。おとなしく帰ってくんねーかな?」

 

さすがに人の命と俺の昼ドラがやばいと思って男の肩をつかむ。

 

「あぁ!?打ち殺すぞ!」

 

「はっやってみろよ」

 

男の腕を捻って銃を取り上げて男の口の中に銃口をぶち込む。唇が切れて手が少し血で汚れたけどあとでこいつの服で拭けばいい。

 

「で、どうすんの?」

 

「うぅ・・・」

 

もう戦意は喪失してるみたいだし口から銃口を抜いて男を蹴り飛ばす。

 

「で、お金おろしたいんですけど」

 

「え?えぇ・・・」

 

金額を言ってお金を下す。

 

「さて北上帰るか・・・ってあら」

 

北上のいたところにはさっきの男がいて、北上に銃口を向けている。んだよ、二丁あったのかよ。

 

「提督・・・」

 

「ああ・・・」

 

「お前・・・こいつがどうなっても・・・グボァっ!」

 

お前は艦娘なめすぎな・・・。

 

北上は男の腹に肘を入れて拳銃を離させ顔に膝、拳を入れ、男を床に沈める。

 

「なんかごめんね?やっていいか聞く前にやってしまって」

 

「いや自分の身なんだし許可はいらないけどよ」

 

「まぁそうだねぇ。それよりも提督から借りてた護身術の本の通りにやったらうまくいくもんだね」

 

北上は銃口を向けられて怯えていたわけではない。こいつを倒していいか聞こうとしていたのだ。

 

「まぁお前らは毎日戦場だし本なくても行けそうだけどな」

 

「かもね~。毎日鍛えてるしね」

 

「流石だよ全く」

 

床に転がる男を踏みつけてから銀行を出て鎮守府に帰る。

 

戻った後加賀さんに説教されたがまぁいつもの日常だ。ニュースで艦娘とその提督が強盗を倒したってニュースが出ていたがそれを知るのはまた先の話ーーー。

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。

この作品は前に書いてた艦これのリメイクとなります。ですので本編が落ち着いたらコラボしてた話を投稿しますのでご了承ください。

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工廠の主

うちの鎮守府にある工廠にはある艦娘が住み着いている。

名を夕張。軽巡洋艦だが戦闘は彼女の希望で一切しない。

今日はそんな彼女のお話をしよう・・・。



「提督、書類終わった?」

 

書類を片付けてるように見せてパソコンでガルパンを見てたのがばれたのかソファーに座りながら遊戯王を構築してた夕張がそう聞いてきた。

 

「まだ終わらねーよ。てか、人が仕事してる前で遊戯王構築して、最新弾を箱であけるのやめろよお前。うらやましいぞ」

 

「だって私は提督がやるはずの書類半分終わらせてあるんだからいいじゃないのよ。それに箱だって買ってくるときに買ってこようか聞いたら「俺は自分の足で出向いてパックを苦労して買う。それが俺のロードだ」とか言うから買ってこなかったんじゃない」

 

「いやまぁそうだけどなぁ・・・」

 

「とにかく早く終わらせて買ってくればいいじゃない。今回すぐ売り切れそうだから早めに行ったほうがいいわよ」

 

「よし、やるか・・・」

 

パソコンを閉じて書類に向き合う。毎日顔を合わせているがこいつと深海棲艦は好きになれないと思う。目指すは箱3つの頂。止まるわけにはっいかないんだっ!

 

ーーーーーーーーーー

 

「終わったー!」

 

「はいお疲れーでももう少しでお店閉まっちゃうよ?」

 

今は・・・7時51分か・・・。

ここらのカードショップは経営してるのがおばあちゃんだから8時には閉めちゃうんだよな・・・。

 

「フフフッ・・・ハッハッハァァ!甘い!甘いぞ夕張!そういう時のために俺はすでに手配済みなのだよ!」

 

「は?何言って・・・」

 

提督は高らかに笑った後、スマホである人物に電話を掛ける。

 

「おう、俺だ。例のを」

 

それだけ言って電話を切る提督。一体誰に電話したというのよ・・・。電話を切って数秒で執務室の扉が開く。そこにはいつもの制服ではなく自身の趣味のコスプレである忍者コスをした川内が立っていた。手には遊戯王の最新弾の箱が三つ・・・。

 

「まさか・・・」

 

「そのまさかだよ夕張君!」

 

忍者コスの川内にお金を渡し、箱を受け取る。

 

「ご苦労だったなセンダイ。これもとっておけ」

 

「ハッあり難き」

 

提督は川内に追加で万札を出す。おいお前・・・。川内は万札を受け取ってすごいにやけなから執務室を出ていく。

 

「なぁ提督さぁ・・・お前のロードはどこに行ったんだよ!」

 

「フンッ!そんな整備もされていない不安定な道などとうに捨てたわ!いいか夕張!これが・・・これこそが俺のロードだ!フハハハハハ!」

 

「今あんたの顔すごいどっかの社長に似てたわよ・・・」

 

「まぁ茶番は置いといてだ。今日の残りの任務最後の一つをやるぞ」

 

「?最後ってたしか工廠で開発よね?」

 

「そうだ。だが開発するのは艦娘の装備ではない・・・。俺の装備だ!」

 

「な・・・なんだってー!!」

 

「MMR乙。とりま、工廠に向かうぞ。夕張」

 

「お、おうよ」

 

 

 

「で、今日は何をご所望で?」

 

「七支刀」

 

「ん?は?」

 

「え?知らない?」

 

「いや知ってるけどさ、なんで七支刀?」

 

「いやぁ昨日ソードアートオンラインの一期が見たくなって5話の圏内事件で七支刀みたいなやつでたじゃん?あれ見てほしいと思った」

 

「なーるほどねぇ~」

 

「なぁ、頼むよ夕張先生」

 

「わかったわよ・・・火使うから離れてなさい」

 

「あざーす^」

 

夕張はパソコンで七支刀の写真をコピーしてそれを見ながら鉄を七支刀の形に整えて熱しながら叩いて形を近づけていく。

見ての通り、夕張は天才だ。天才といっても道具、武器などを作ることに特化した天才で艦娘の装備や個人的な物の生産は夕張が行っている。だが彼女は艤装を装備することはできない。生まれた時から装備ができなかったらしい。装備ができない代わりに神から創作の力を貰ったというところだろう。だから艤装を開発した際は誰かに頼んで試してもらうという形を取っている。出撃がない分、夕張は工廠で開発をするか部屋でアニメを見るという生活を送っている。このことに対しては同じ趣味だししっかりと武器は作ってくれるから咎めはしない。

 

「ねー提督ー?カラーリングはどうするー?」

 

「そこは金一択でー」

 

「中二くさいな~エクスカリバーじゃないんだけどなぁー」

 

「いいだろ別に。趣味だよ」

 

「はいはいっと。はい完成っと。あとは熱を冷ますだけっと。私は部屋で見るたまこまーけっと」

 

「いやおいラップかよ・・・。まあサンキューな。あとはこれをしまうけど来るか?」

 

「まじ?それは行くでしょ!」

 

「じゃあここじゃ狭いから外でるぞ」

 

「はーい」

 

夕張に作ってもらった七支刀ver.ゴールドカラーを握って工廠の外、まあグラウンドだな。そこに出る。

 

「じゃあ行くぞ」

 

「WKTKWKTK」

 

「では僭越ながら・・・体は資材で出来ている 血潮は(コウザイ)で 心は(ネンリョウ) 幾たびの戦場を越えて不敗 ただ一度の敗走もなく、ただ一度の勝利もなし 担い手はここに一人、 資材の丘で(ダンヤク)を鍛つ ならば、我が生涯に意味は不要ず この体は、無限の資材で出来ていた!」

 

そう言うと俺たちが立っていた地はグラウンドから無限の武器、艤装、資材で埋め尽くされた丘に変わる。

ここにあるのは艦娘の艤装だけでなく俺でも装備ができるように作られた艤装や世界から集めた剣や銃、槍などの好きな武器が地面に突き刺さり、足元には資材が山のように積んである。

 

「ひっさしぶりに来たなぁ~ここ」

 

「そういえばそうだな。武器制作も久しぶりだったしな」

 

周りを見回した後、周りより開けたとこに地面にできたばっかりの七支刀を地面に差す。

 

「試さなくてもいいの?」

 

「これだけいろんな剣を持つと重さとかでわかるっての」

 

「そっかい。まあ不備があればいつでも言ってね」

 

「おうよ」

 

「にしても、不思議よね。提督がチートなのは知ってるけどここまで再現した上に王の財宝とここをリンクさせて二倍の広さで資材と武器貯蔵してるんだから」

 

「まあ資材はほとんどピンチの時のへそくりみたいなもんだけどな。リンクについては・・・うん一度に両方出現させたら繋がったしな・・・。あの時は焦った」

 

「一緒にいた私も焦ったもんね~」

 

「だなぁ。そろそろ戻るけどいいか?」

 

「了解ー」

 

固有結界を解除してグラウンドに戻る。

 

「俺はもう執務室に戻るけどどうする?」

 

「そうだなー・・・私は提督が買わせてきた三箱が爆死するのを見て笑いたいかな」

 

「なんじゃそりゃ・・・まあいいか」

 

二人で執務室に戻って箱を開封する。結果は見事に爆死。

 

 

 

 

 




体は無限の資材でできている!(各資材残り15000だなんて言えない)


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秘書艦

本編の更新遅くなりました。


朝起きてから準備をして執務室に入るとソファに一人の女性が座っていた。

 

「あ、おはようございます提督さん!」

 

「えっとなんで朝から執務室にいるんですかね由良さん」

 

「最近提督さんがまじめに仕事してない、艦娘と話すのが仕事の時と会った時にしか最近話してないと艦娘会議で話題になり真面目に仕事をしてもらうのとコミュニケーションの改善が目的で今日から毎日入れ替わりで秘書艦がつくことになりました。今日は最初ということで練度が一番高い私になりました!」

 

なんでそうなるのさ・・・。や、確かに仕事中FGOしたりスプラトゥーンしたり、夕張呼んでガルパン劇場版見て泣いてたりしてたけどもね?会話も仕事と溜まってたアニメとゲームの消費で中々部屋から出れてなかったしな・・・。つーか艦娘会議ってなんだよ。俺聞いてねーぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことの発端は昨日の艦娘会議でだった。

 

「では会議を始めます」

 

加賀さんがホワイトボードの前に立ってそういうと喋ってた子達が加賀さんに目を向ける。

 

「まずは食堂から。食器を落として割ってしまうことが多くて使う食器が減ってるので注意してほしいとのこと。次に工廠からです。装備を外したまま部屋に帰ることが多いからちゃんと片付けてほしいとのことです。主だったことはこれで以上ですが他に何かありますか?」

 

加賀さんがそういった後一人の艦娘、霧島が手を挙げる。

 

「最近報告に行くと遊んでいる提督を見かけます。話を聞くと休憩と聞きましたがその二時間後にお姉さまと紅茶を持っていったらまだやっていました。こういう事があったので一応報告しておきます。あと複数の子から提督としばらく話すことができていないとの報告もありました。ちなみに報告に行ったとき提督は金髪の剣士と侍が戦うアニメを見ていました」

 

「金髪の剣士?」

 

なんだそれはという顔をした加賀さんが首を傾げていた。

 

「それってFATEじゃないかな?」

 

が言うと「FATE知ってるよ!」や「えくすかりばーなのです!」等の声が上がる。

 

「仕事のほうは秘書艦をつけることにしましょう。コミュニケーションはそういった提督の趣味から話を発展させていくやり方で行きましょう」

 

「まず秘書艦については誰かを固定ではなく毎日日替わりでやっていくことにします。そのほうがいろんな子が提督とコミュニケーションをとることができるでしょうしね」

 

「でもどうやって提督と話し始めます?趣味で話を始めるにしても会話のきっかけってあるでしょう?」

 

話を聞いてた赤城さんが加賀さんに尋ねる。

 

「ならFATEに出てくるセイバーってキャラのセリフでシール・サーティーンディシジョン・スタート! 《承認》

《ベディヴィエール、ガレス、ランスロット、モードレッド、ギャラハッド》これは、世界を救う戦いである! 《アーサー》 エクスカリバー!ってあるんだけどこれを思い出すみたいに話せばいいと思うよ」

 

夕張がなっがい技の名前?言った瞬間、会議室は凍ったかのように静まり返った。一部の駆逐艦は思いっきり引いている。

 

「なんで夕張はそんなの覚えてるの・・・?」

 

「さすがに引くにゃ」

 

「ガーン!」

 

周りからそう言われ、夕張は「だってかっこいいじゃん・・・」って言いながら床に泣き崩れた。

 

「でもそれを使うのはありね。きっと提督ならわかるでしょうし。そこから話を広げるの」

 

加賀さんが言うと「おおー!」と声が上がる。

 

「じゃあ最初は一番練度が高い由良からやってもらいましょう」

 

「えぇ私ですか?!」

 

「一番提督と仲いいでしょう?じゃあ頼むわね」

 

 

そして今に至る。

 

「まあそういうことなのでよろしくお願いしますね提督さん!」

 

「お、おう分かった。じゃあとりあえずこっちの書類頼むわ」

 

「了解です」

 

由良が来てから早3時間が経過した。ほとんどの書類は終わったが残り少しというとこで飽きて今はFGOで種火周回してる。最近出たプロトセイバーのために回ってるけどアーラシュさんこれ現実だったら自殺してるレベルだなって思いながらステラァァァァ!したら俺のiPhoneがステラァァァァした。顔を上げると由良が書類と俺のiPhoneを持っている。

 

「提督さーんなにさぼってるんですか?私はもう終わりましたよ・・・」

 

「や、セイバーが俺のこと呼んでるからさ・・・」

 

「あ、セイバーといえばシールなんとかってわかる?最近Twitterで見かけたんだけど中々思い出せなくて・・・」

 

「あ~シール・サーティーンディシジョン・スタート! 《承認》 《ベディヴィエール、ガレス、ランスロット、モードレッド、ギャラハッド》 これは、世界を救う戦いである! 《アーサー》 エクスカリバー!でいいか?」

 

「そうそうそれ!というかよく覚えてるね・・・」

 

「俺はお前がTwitterやってることに驚きだわ・・・。とりま、書類終わったならそこ置いといて。俺が終わるまで部屋にある漫画読んでていいから」

 

「わかったわ」

 

耳にイヤホンぶっさしてペンを持って書類に向かう。耳元で学校の危機を救った9人のアイドルの曲が流れてペンよりサイリウム握りたいのを我慢しながら1時間ほどで書類が片付きイヤホンをとって時計を見る。時刻は昼過ぎで飯を食いに行こうと思い由良に声をかけた。

 

「終わったから飯いくぞ」

 

「ん、わかったわ」

 

財布と携帯を持って執務室を出る。ちなみに由良が読んでた漫画は虹色デイズ。

 

「ちょっと提督さん。そっちに食堂はないわよ」

 

「今日ラーメンの気分なんだ。食堂にラーメンないじゃん?だから外で食べるよ。もし食堂で食べたいのあれば2時に執務室集合で」

 

「私も行く!」

 

「ん、じゃあ玄関にいるから着替えてきな。最近艦娘反対派っていうよくわからんのが艦娘襲ってるってニュースがあったし」

 

「提督さんと一緒に一緒にいてそんなのに負けることないだろうけど・・・まぁりょーかい」

 

最初のほう声小さくて何言ってるか聞こえなかったけど靴はいて玄関で待つ。

 

「お、おまたせしました」

 

提督さんはスマホの画面みたまま扉に手をかける。せっかく私服に着替えてきたのに感想と興味なし?

 

「提督どう?」

 

一瞬何言ってんんだこの女って顔したけど気づいたみたいで「その服買ったばっかなのか知らないけどタグついたままだよ」と言って玄関を出ていく。私は恥ずかしさとそこじゃねーよ!って怒りでタグを引きちぎって玄関を出た。

 

鎮守府を出て歩くこと20分。特に話すこともなく店についてしまった。店の名前なんて読むんだろう?はなつき?

 

「何食うんだ?」

 

「え、奢ってくれるの?」

 

「え、何ダメなん?」

 

「いやそんなことないよ!じゃあこのおすすめのやつで・・・」

 

提督さんはそのメニューのボタンと自分のラーメンのボタンを押し席に着く。

 

「ここよく来るの?」

 

「ん~たまーにかな。一人の時だと次郎とか行くんだけど今日は由良いるしはずれのない店ということでここ入っただけ。あと食堂と違って出てくるの遅いからこれ貸してやるよ」

 

由良にさっきまで読んでた虹色デイズの続きを渡す。

 

「あ、ありがと」

 

「汁跳ねたりしてシミとかできたらやだから来たら返せよ?」

 

そう言って俺も虹色デイズを開く。どうでもいいことだが俺が読んでるのは8巻で由良は2巻ね。8巻の昔のなれそめのとこが個人的に一番好きだわ。

 

そんな感じで読んでいると二人の前にラーメンが置かれる。

由良から本を受け取り、食べ始める。

 

「提督さんこれおいしい!」

 

「あれ、ラーメン食べたことなかった?」

 

「うん!こんなおいしいものがあったなんて知らなかった!」

 

「まあそんながっついて食べずにゆっくり食べな・・・」

 

食べ終わった後店を出て近くのブックオフによって帰った。なんで寄ったかって?特価コーナーにいたワンパンマンのBlu-rayが仲間になりたそうにこちらを見てたからに決まってんじゃん。

 



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第六駆逐隊

執務室でコーヒーを飲みながら某番組のオリーブオイルをめちゃくちゃ使う料理コーナーを見ている。いくらオリーブオイルでもこんなドバドバ入れたらさすがに体に影響あんじゃね?って思いながらテレビを見ているとバン!と勢いよく扉が開いた。

 

「おはよ司令官!今日の秘書艦は雷よ!」

 

「おはよう・・・。今日一日よろしくな。あと徹夜明けだからもう少し静かにしゃべって」

 

「徹夜はよくないわ!しっかり休みなさい!」

 

いや寝ようと思ったんだよ?でも昔のジャンプとかって見返したくなるじゃん?しかもギア4とか出てきて熱い展開じゃん?読む手が止まらなかったわ。

 

「まあ、ちょうど八時だし始めるか・・・」

 

「私は何すればいいかしら?頼ってくれていいのよ!」

 

騒がしい・・・。徹夜明けだから余計にうるさく感じる。とりあえずテレビとWii Uの電源を入れてコントローラーを渡す。

 

「特にやってもらう物はないしゲームとかしててもいいぞ。ソフトはマリオからスプラトゥーンとかあるから」

 

「はーい!」

 

雷はソファに座ってゲームを始めた。これでしばらくは静かだな。耳にイヤホンを装着して書類を片付ける。

 

始めてから2時間後。俺は休憩がてらポケモンGOを開いた。お、近くにニョロボンいんじゃん。ていうかなんで俺の部屋と戦艦寮がジムになってるんだよ。しかも俺の部屋のジムリーダーの名前がノーモアオリョクル。これ絶対58だろ。ちなみに戦艦寮のジムリーダーの名前はアドルフ・ヒトラー・・・ビスコだなこれ。とりあえず自分の部屋を奪還せねばと思いバトルを始めたら、むぅーっと唸っている雷がいた。

 

「どうした?デデンネ」

 

「デデンネじゃないわ!なんで仕事させてくれないの!?」

 

「だって子どもは遊ぶのが仕事だろ?そんなことできるの今のうちだからな」

 

「私はお手伝いがしたいのよ~!」

 

「じゃあ食堂言って今日のランチは何か聞いてきて。あと帰りに工廠で建造してきて。バーナーとか使っていいから」

 

「任せて!」

 

そのまま走って執務室を出ていく。これでまた静かだな。俺はWii Uを片付けて再び目を通す。

 

大体の書類が終わり、一息つきながら机の上のシャアザクを眺めているとまた扉がバン!と開いた。もう少し扉さんにやさしくしてやれよ・・・。

 

「今戻ったわ!今日のランチは鯖味噌ですって!あとこの子新しい子よ!」

 

「の、能代です!よろしくお願いします!」

 

「能代はうちじゃ初めてだな。よろしく。じゃあ鎮守府の案内するから付いてきて」

 

「わかりました」

 

執務室を出ようとすると俺の手を雷が引く。

 

「どした?」

 

「司令官!案内も大切だけど仕事は終わったの!?」

 

「9割終わったよ。案内してくる間そこの書類にハンコ押しておいてくれ」

 

「わかったわ!」

 

雷に残りの仕事を託して能代と一緒に執務室を出る。まぁハンコ押すだけだし苦ではないだろう。

 

「ところで提督。質問が2つあるのですがいいですか?」

 

「おーどぞどぞ」

 

「なんで私服で仕事をしているのですか?しかもこの季節にアロハシャツ・・・」

 

言えねぇ・・・これが土御門のコスプレなんて言えねぇ・・・。

 

「あんな堅苦しい服は雑巾に変えたよ。アロハシャツなのはあんま気にしないで・・・」

 

「はあ、わかりました。では二つ目の質問ですがあそこに立ってるロボット?は何ですか?」

 

「えっとエヴァ初号機だけど・・・もしかしてエヴァ知らない?」

 

「知りませんよ・・・」

 

今どきの子はエヴァ知らないか・・・。

 

「まあいいけどよ。ここがトイレな」

 

「結構大きいですね」

 

「まあうちもそれなりに艦娘がいるしねぇ~。あ、ここが食堂ね」

 

「うわ広っ!バスケットボールコートぐらいありますよ!」

 

「トイレ同様多いしね。それにこのレバーを引くとな・・・」

 

レバーを引くと同時に天井が開き日差しが入ってくる。ちなみに食堂の右側から中庭に出れるのでバーベキューもできる。ちなみに考えたのは加賀さんと赤城。さすが飯のことになると発想が神ががってる。

 

「うわぁすごいですねぇ・・・。というかさっきのエヴァ?とか食堂の天井をこんな風にして上司とかに怒られないんですか?」

 

「ばれてないからな・・・。エヴァに関してはあれのおかげで深海棲艦が攻撃してこないって言ったら信じてくれたから・・・」

 

「えぇ・・・」

 

そんなこんなで能代に鎮守府の説明を終え、寮に案内して執務室に戻ってきた。

 

「ただいま戻りましたよー」

 

「ああまたやられた!」

 

「暁ちゃんリスキルされてるのです!」

 

「きゃはは暁よわーい!」

 

「これはおいしいな・・・。力を感じる」

 

第六駆逐隊全員集合かよ。まだ八時じゃねーぞ。しかもカーペットは捲れてテーブルはお菓子と冷蔵庫にあったジュースで散らかっている。

 

「あっ司令官おかえりなさい!」

 

「なぁ雷・・・これどういう状況?」

 

「お仕事が終わってから一人でつまんなかったから皆を呼んで遊んでいたのよ!」

 

「まあ仕事終わってるならいいんだけどね?とりあえず今日はもう仕事ないから遊んでいいけどさ、ちゃんと片付けて行ってくれよ?」

 

「司令官も一緒にやろ?」

 

「俺はラノベを消化したいんだが・・・」

 

「レディの誘いを断るっていうのかしら?」

 

「・・・わーたよ。やればいいんでしょやれば」

 

結局就寝時間までマリカーで対決してたが響にだけは勝てなかった。




オチがなかなか決まらず雑になってしまったことをお許しください。

次回提督キレる。デュエルスタンバイ!


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他世界深海棲艦殲滅作戦
コラボ第一話 次元を超えた出会い


今回は「ゆすくうけに」さんと「佐武駿人」さんでコラボ小説を書くことになりました

お2人の方でもコラボ小説を書いていますので良ければお読みください。
お2人の名前を検索すればお二人の作品が出ると思います。


今日の書類仕事、戦闘任務、演習、遠征の任務を午前中に終わらせて自室に戻り、最近ハマってるゲーム スプラトゥーンをプレイしている。ちなみにステージはタチウオパーキング。

 

「このガキ煽ってきやがった・・・。たまたま当たっただけでアオリイカとはいい度胸してるな小僧・・・。タチウオの悪夢と言われた俺に対して煽ったことを後悔させてやるよ・・・」

 

そう呟いてわずか3秒で煽ってきたやつを自陣に返してやった。やっぱりライフルで打ち抜くのは楽しい。快感だ。

 

結局この試合は俺が13キル1デスというレートを出して試合に圧勝した。

さあ次の試合もこれぐらいのキルレ出してやるかって意気込んだところで大淀が自室のドアを破壊する勢いで入ってきた。ノックしろや。

 

「提督大変です!いきなり鎮守府にゲートみたいなのができて中から女の人が出てきて提督に会わせろと言っています!」

 

「とえりあえず落ち着けよ。とりあえずその人をここまで連れてきてくれ。攻撃するなよ?どんな来方であれ、客人だ。」

 

「分かりました。呼んできますn・・・「ここにいるのかね?提督は」

 

大淀が部屋を出ようとすると一人の女性が入ってきた。

 

「提督!この人です!」

 

「だから落ち着けって。で、何か俺に御用ですか紫ちゃん?」

 

「私が誰かわかるなら話が早くて助かる。実はなこっちの世界の…異世界からの深海棲艦がこっちの世界にやってきていてな・・・。それの殲滅をしてほしいんだ。」

 

「へぇ異世界ねぇ・・・。そっちの世界にも深海棲艦はいるんだな・・・。だが、なぜ俺のとこの鎮守府なんだ?他にも提督はいるだろう?」

 

「ここの提督はいろんな技を使うと聞く。一部の艦娘も特殊な子がいるらしいじゃない?他の鎮守府とは違うのでね君の所に来たんだ。」

 

「なるほどな。ま、そういうことならやってやるよ」

 

「提督本気ですか?」

 

「もちのろんよ。とりあえず、今から言う艦娘をここに集めてくれ。他の艦娘には鎮守府で留守番な」

 

「わかりました。では呼んできます」

 

そう言って大淀は部屋を出て、俺はある人物に電話を掛けた。夕張だ。

 

『おう俺だ。頼んでおいた武器は出来ているか?』

 

『ばっちりですぜ提督』

 

『じゃあ俺の部屋に持ってきてくれ』

 

『了解。その代わり、提督の持ってるデート・ア・ライブのブルーレイ貸してね』

 

『わかった。じゃ、頼む』

 

電話を切って持っていくもの・・・着替えや財布などを鞄に詰めて待つこと数分、呼んだ艦娘と夕張が部屋に来た。

 

「提督、どうぞ」

 

夕張は俺にギターケースを渡し、俺はブルーレイを渡した。

 

「使い方は中に書いてあるので壊さないように使ってください。では!」

 

夕張はブルーレイをもって帰った。

 

「で、提督よ。なぜ私たちは呼ばれたのだ?」

 

「今、異世界から深海棲艦が集まって来てるらしくてな。それの殲滅作戦」

 

「異世界からですか・・・。にわかに信じられないですけど本気なんですよね?」

 

「当たり前だ。とりあえず、戦闘の確認だけしとくぞ。

長門、大和、金剛は敵を見つけ次第、砲撃でも素手でもいいから殲滅!

古鷹、衣笠、川内、木曽、夕立、島風は戦艦の倒しきれなかったやつを駆逐すること。

この時に技を使えるやつは好きに使え!

大鳳、翔鶴、瑞鶴は敵艦載機との戦闘に専念してくれ。もし撃ち落としきれなかった場合は俺が撃ち落とすから制空権取りに行け!以上だ!」

 

「みなぎってきたっぽい!」「早めに片付けるよ―!」「ぶち殺してやりますネー!」

 

皆、やる気満々だな。異世界の敵でもびびらずにいられるんだから流石だよ。

そう思ってると木曽が俺に耳打ちしてきた。

 

「提督よ、お前のあの剣貸してくれねーか?試したい技があるんだ」

 

「おーいいぞ」

 

そういって木曽に一本の剣を渡す。剣の名前は闇雨・・・。夕張に作ってもらった日本刀でその見た目は黒く、切った敵の魂を吸い込んでいていわゆる妖刀だ。こっちに害はないがうまく使わないと刃がすぐこぼれてしまう。

 

「ありがとうな」

 

「じゃ、みんな準備はいいか?」

 

「問題ないぞ」

 

「じゃあ出発だ。紫ちゃん頼む」

 

「頼まれた!」

 

紫はゲートを作り、中にはいった。それに続き、俺たちも中に入っていった・・・。

 

 

 

 

「着いたからゲートを開けるぞ。着地する準備を」

 

紫はゲートを開けてゲートから出た。俺たちもゲートから出るとそこは横須賀鎮守府だった。

 

「なんで横須賀なんだ?」

 

「ふふ、それはあの方にきいてみるといいわ」

 

そういい、紫はこっちに向かってくる男の人を指さした。

 

「呉の御坂だな?俺はここ横須賀鎮守府の堂山だ。今回の総司令官を務めさせてもらう。よろしくな。」

 

こっちに来た男の人・・・もとい、堂山さんが手を伸ばしたので握手をする。見たところ、階級は大将・・・か。横須賀の大将が出てくるってことは結構やばいみたいだな。

 

「よろしくお願いします。質問なのですがなぜ横須賀なのですか?」

 

「敵がいるところから横須賀が近く、敵本陣まで行くのに安全だからだ。」

 

「なるほど。ありがとうございます。」

 

「今回の作戦には御坂君含め、三人の提督に協力してもらっている。私は鎮守府に忘れ物をしたので戻ってくるまで挨拶を済ませとくといい。」

 

堂山さんは鎮守府に戻り、俺は向こうにいた人のところに向かった。

 

「今回の作戦に参加する提督だよな?」

 

「そうだ。俺は藍原 駿。よろしくな」

 

「よろしくな。見たところまだ未成年なんじゃないか?」

 

「問題ないさ」

 

未成年提督、駿の隣にいたもう一人のほうに顔を向ける。

 

「俺は護俐 刻。よろしく。えっと名前は?」

 

「御坂 楓だ。よろしく頼む。ちなみにあの紫の知り合いはどっちだ?」

 

「俺だがあのBBAがなにか失礼なことでもしたか?」

 

「いやそうじゃない。今度また会えたらそっちの話を聞いてみたくてな」

 

「そんなことならいつでも話してやるさ」

 

「堂山さん戻ってきたみたいだな・・・行くぞ」

 

刻にそう言われ、堂山さんのもとへ向かった。

 

 

「よし揃ったな。ではこれから作戦・《他世界深海棲艦殲滅作戦》の説明にはいる。

まずは敵深海棲艦が集まっているカレー洋に向かいそこにある、《ナツメグ諸島》の防衛を行ってもらいたい。

防衛が終わり次第、敵に奪われた《コリアンダー島》の奪還作戦を行う。

そして最後に《ガラムマサラ島》近海にある敵泊地の破壊作戦。計3つの戦いを行ってもらう。

異世界からの深海棲艦ということで敵がどんなかはまだ分かっていないので慢心せず、心してかかってくれ以上だ!では準備ができ次第、作戦開始!」

 

こうしてカレー洋に現れた深海棲艦との戦いが始まった。

 

だが、俺の心には少しもやつくものがあった・・・。

それは・・・

 

 

 

(カレー洋って聞いたらカレー食べたくなってきたんだが・・・。作戦が終わり次第、海軍カレーでも食って帰るか・・・そうしよ・・・)

 

 

 

 




次は一戦目、ナツメグ諸島の防衛です。
コラボだろうと戦闘はおふざけMAX、チート提督も戦いますのでw

次もよろしくお願いします!


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コラボ第二話 ナツメグ諸島の防衛

「えー、カレー洋ナツメグ諸島はマレーシア、シンガポールの周辺のことであり、石油が沸く資源帯です。この辺ではインドマグロがよく獲れるそうなので作戦が終わり次第、獲ってから帰りましょう。ハイ質問ある人ー?」

 

そう尋ねると瑞鶴が手を挙げた。

 

「なんだ瑞鶴?」

 

「いやさ、修学旅行じゃないから今の説明いるの!?」

 

「だって他のやつらが飛行機で移動中で俺たちは最後に出るからそれまで暇そうにしてるお前らを気の毒に思ったから俺が島の説明してやってんだろ・・・おっと堂山さんから通信だ」

 

「こちら堂山。出撃して今向かってる藍原と護俐と合流して敵を殲滅してくれ。たぶんもう現地の防衛隊はもたないだろう。頼んだぞ」

 

「りょーかいです」

 

そういって通信を切った。大将に対する口の利き方が悪いって?そんなこと知ったことか。だって一時的な上司なだけで作戦終わればこの関係消えるしー。

 

「よし、行くぞお前ら準備はいいか!」

 

『もちろん!「ネー!」』

 

「じゃあ俺に掴まるかできるだけくっつけ」

 

「提督何するデース?」

 

「何ってあれだよ・・・《瞬・間・移・動》」

 

さあ、戦闘開始だ。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

海域の上に瞬間移動するとそこではすでに戦闘が始まっていた。

 

「じゃあ、来る前に説明したように戦え。怪我したものは遠慮せずに言いに来い。さあ異世界からやってきたFool both(愚か者共)を殺してこい!」

 

『了解!』

 

さあ、祭りの時間だ。内心テンションマックスで俺は夕張に作ってもらったライフル、

XM109ペイロード・ボルト(全長1169.4mm重量15.10kg装弾数5発、所持している弾は徹甲弾、三式弾、徹甲焼夷弾、徹甲榴弾)を手に持ち、天上天下無双刀を背中に背負って俺は飛び立った。

 

「あれはたしか駿のところの大鳳だな・・・ヌ級を炎上・・・大破ってところか・・・じゃあとどめは俺がもらうかな~っと!」

 

俺はヌ級に照準を合わせガン!ガン!ガン!と3発食らわせてヌ級を海の藻屑に変えてやった。3kスコープ(スプラトゥーン)で鍛えた腕なめるんじゃねぇぞ。この時点で頭の中で勝利のUNICORNが流れてます。

 

後ろから弾が飛んできてヌ級を沈めたことに驚いたのかあわてて大鳳はこちらを振り向いたのでとりあえずハンドサインで止まるな、とだけ伝え、俺は次の獲物のところへ向かった。

 

 

次々と現れる敵を打ち抜き、スコープでのぞいてる間に近くまで来た敵は砲撃をさせることなく、天上天下無双刀で切り裂いていく。

 

「よいしょー!よし、これで21隻目轟沈っと」

 

さあ次はあそこにいるタ級だな・・・ライフルを構えて照準を合わせようとしたら頭につけてたヘッドマイクに通信が入った。

 

「こちら木曾。衣笠と一緒に戦ってる時に敵の砲撃で衣笠が中破した。最悪なことに敵に囲まれている・・・逃げようがないから援護を頼みたい」

 

「今どこにいる?」

 

「提督から2時の方向」

 

「わかった」

 

通信を切り2時の方向に向かって水上を駆けだした。

 

 

「木曾・・・このままじゃあなたも攻撃を食らってしまうわ・・・私を置いて下がりなさい」

 

「! 何言ってんだよ衣笠!今すぐに提督が来てくれる!それまで気合い入れろ!」

 

「木曾!衣笠!耳をふさいで目を潰れ!」

 

提督か!なんだ急に目をつぶれなんて・・・疑問を持ちながら目をつぶり、耳をふさいだ。

 

 

ゴオオオオオオン・・・・そんな音がした。目を開けると目の前で俺と衣笠を囲んでいた深海棲艦が海の上で倒れていた。

 

「大丈夫かお前ら!」

 

「ああ、なんとかな・・・それより提督、これは・・・覇気じゃねえのか・・・?」

 

「覇気?覇気って何?」

 

「木曾は知ってたか・・・。覇気ってのはな3つあって武装色、見聞色、覇王色てのがあるんだ。今使って見せたのは覇王色の覇気。詳しくはwikiで調べろ」

 

 

「さすが提督だぜ」

 

「木曾も武装色できんの知ってるからな」

 

「!?なぜ知って・・・」

 

「この前球磨と多摩がお前の手が黒くなってるって騒いでたからな」

 

「姉さんたちか・・・しょうがない姉貴たちだぜ・・・まったく」

 

「まあ使うのは構わない。とりあえず俺は衣笠をつれていったん下がる。お前に貸した闇雨(ヤミサメ)で俺の代わりに他の奴らの援護を頼む」

 

「了解した。衣笠を頼むぞ」

 

「おう」

 

 

「じゃあ衣笠いくぞ」

 

「うん・・・えっ」

 

俺は衣笠を抱えて瞬間移動で横須賀に戻った。

 

「ここのドックでその傷を治せ。戦いが終わったら迎えに来るから」

 

衣笠にそう告げると俺はまた瞬間移動で海域に戻り、敵を殲滅していき、日は落ち夜になった。そう夜戦だ。昼のうちにほとんどの敵を倒し、のこるはナツメグ諸島に侵略してた部隊のボスと随伴しかのこっていない。

 

「夜戦!「ぽい!」」

 

言葉を聞くだけでわかると思うが川内と夕立は三度の飯より夜戦が好きでうちの夕立はほかの鎮守府とは違い、夜戦になると火力、移動速度などが通常の1.5倍になる狂犬開放(crazy limit)(勝手に命名)が使える特殊な子である。だがこの技にも代償はあり、まず資材の消費が激しいのと守備、装甲が無となるため被弾すると即中破以上になってしまう。だからいつもは使わずにイベントなどの海域でしか使わないように、と言って使わせていない。なにせ大和型と同じ消費だからな。ずっと使っていれば資材と毛根が逝ってしまう。

 

「川内、夕立は随伴の殲滅を頼む。夕立はあれを使って構わない。好きなだけ暴れてこい!」

 

「任せて!」

 

「殺るっぽい!」

 

そういって水上を駆け出していく二人。川内は戦艦、夕立はダイソンもとい戦艦棲姫をワンパン。他の随伴は駿、刻のところの艦娘が倒し、ボスは競ってたのかわからないが駿と刻が同時にボス(飛行場姫)を倒し、ナツメグ諸島防衛戦は幕を閉じた。

 

 

 

 

 




基本先攻ワンキルですまんな深海棲艦共

一戦目はこれで終わります。

ふざけ多かったですが楽しければいいのです。楽しければ。


では次の話もお読みいただけると嬉しいです。

覇気のちゃんとした効果音が聞きたい人は「覇気 効果音」で調べれば出ると思います。。


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コラボ第三話 第二戦 開戦

最近思ったのが艦娘の戦闘描写が薄くて提督のほうが濃いことに気づいた。

下手かもしれないけどやれるだけ頑張ります


「こちら護悧、敵影を確認した。かなりの大軍だ。空母だけで50、戦艦も少なくとも75はいるな。

それも、『藍原の世界の奴らだけでもだ。』こんなに何処に居やがった・・・・・。」

 

先に向かった刻からそう連絡が入った。どうやら敵は藍原の世界からやって来てるらしい。どんな鬼畜ゲーだよ。それに姫たちもいるみたいだし。あれだけいるとなるとこっちもそれなりのダメージを食らいそうだな・・・。戦闘前に夕張に送ってもらった新しい刀とちょっとこの前妖精にやってもらった新たなスキルでも使うか。

 

「刻、藍原こっちは準備完了。いつでもいける」

 

「こちら刻。了解した。こちらも始める」

 

「藍原。問題ない。各艦!酸素魚雷装填!いつでも撃てるようにしておけ!」

 

おっぱじめて問題なさそうだな。

 

「行くぞお前ら!あそこに群がってる敵を殲滅するぞ!敵だからと言って情けはかけるなよ?」

 

うちの艦娘の目つきが変わった。今回ばかりは敵を見てか、本気でいかないとやばいと思ったのだろう。長門なんかオーラが出てるし。戦闘力が1000・・・・5000・・・10000だと!?

ピピピピピピ・・・ボン!

 

・・・・・ふざけてる場合じゃないな・・・。

 

「それじゃ戦闘開始!」

 

二回目の祭りの始まりだぜ。

 

 

 

ーーーーー

 

『キタナ・・・ニンゲン・・・』

 

「ル級か・・・この刀の初体験には申し分ないな・・・。行くぞ」

 

俺はル級にそう言い、俺は背中から七支刀を抜いた。

夕張に写真見せて作ってもらいカラーリングを金にしてもらったやつだ。まじ夕張天才。

 

『シネ!』

 

「遅い」

 

飛んできた砲弾を切り刻み、ル級を三枚おろしにする。切れ味は問題ないな。

 

血を海水で洗ってたら航空戦をしてた大鳳から通信が入った。

 

「こちら大鳳。護悧さんの協力により制空権確保しました。被害は瑞鶴が小破してます。あと艦載機が残り少ないです」

 

「わかった。今向かうから残りの矢で回りの敵を殲滅してくれ」

 

「了解しました」

 

倉庫に弾薬とか艦載機の矢とか入れてきて正解だった。確か大鳳たちがいるのはあっちだな・・・。

 

ーーーーー

 

『ハァ!』

 

「瑞鶴大丈夫?!」

 

「ちょっと掠っただけ。問題ないわ」

 

心配してくれた姉に言葉を返すと後ろから砲撃音が聞こえた。先ほど私に当ててきた戦艦棲姫だ。

 

『シズメ・・・!』

 

戦艦棲姫は確実に仕留めたという顔をしている。

 

「! 翔鶴姉あぶない!」

 

姉に向かって叫んだが砲弾はもう目の前まで来てしまってる。これじゃ避けられない!

 

「あ、その砲撃にチェーン。神の鎖で」

 

そう声が聞こえた瞬間、姉の前に無数の鎖が出てきて砲弾を防いだ。

 

「提督さん!」

 

「補充しに来たぞ。翔鶴、大丈夫か?」

 

「ありがとうございます提督。あの、これは一体?」

 

「あれ、見たことなかったっけか。これは王の財宝(ゲートオブバビロン)と言ってアニメ フェイトに出てくるキャラが使ってるやつで亜空間の倉庫から武器や物を取り出したりできるようなものかな?妖精さんに頼んで俺の体で使えるようにしてもらったんだ。ほんとは自分の財産で力が変わるらしいけどそこは資材の量で変わるようにしてもらったのさ。今の鎖もその道具の一部。詳しくは本編二話へどうぞ」

 

「提督さんってほんとに人間?」

 

「いや人間だわ。ほれ、あたらしい艦載機と補給資材」

 

「ありがとう!」

 

「じゃあ引き続きがんばれよ。あと制空権確保ありがとうな」

 

そういって他の敵のところに向かう。

 

「さすが提督ですね」

 

「そうだね翔鶴姉!ちゃっちゃと終わらせて提督さんにアイス奢ってもらおう!」

 

「ええ!」

 

ーーーーー

 

「124!・・・125!ほらほら次ィィ!」

 

『ツヨイ・・・!ツヨスギル・・・!!』

 

『コイツホントウニニンゲンカ?!』

 

王の財宝からロンギヌスやらデュランダルやカジキマグロで敵を切り殺し、まとめてかかってきたときは鎖で動きを止め、趣味で集めた世界の剣や夕張に作らせた剣を倉庫から飛ばし、刺し殺した。

 

来ないならこっちから行こうとすると刻から通信が入った。なんだよ、今から新しい剣技使おうとしたのに。

 

「どうした?」

 

「こちら護悧、姫級や鬼級が大量にいる。分かっている範囲でも、そいつらだけで連合艦隊が2つは組める」

 

「まじか・・・。だがそれでも斃し甲斐もある。そうだろ?」

 

「お前って奴は・・・。まぁ、確かにな・・・」

 

「こちら藍原、さてと・・・・・行くぞ!お前ら!」

 

『うおおおおぉぉぉぉ!』

 

「こちら御坂、新技の邪魔されたんだ。姫だろうがなんだろうがぶっ潰してやらぁ!手が空いたのはこっちについてこい!」

 

『了解!』

 

 

手の空いた艦娘をつれ、湧いて出てきた姫級共を殲滅に向かう。次は近接戦だな・・・みなぎってきた!

 




ヤメテ!アノニンゲンタチ二ヨビダシタヒメタチヲセンメツサレタラ、イママデタメテキタシザイガモエツキチャウ!

オネガイ、シナナイデアナタタチ!アナタタチガイマココデタオレタラ、イッショ二ノミニイクヤクソクハドウナッチャウノ? ネンリョウダンヤクハマダノコッテル。ココヲタエレバ、アノバケモノドモニカテルンダカラ!

ジカイ「ヒメタチ、シス」。セントウカイシ!


カジキマグロはモンハンのを参考にしてます。


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コラボ第四話 第二戦目 近接戦

艦隊は砲撃距離、俺たち三人は中距離戦距離まで近づいた。

砲撃距離まで来たのはいいものの、そこにも姫たちが沸いていた。だが数はこっちが有利だったので長門に指揮を任せ俺たちは前進した。

 

 

「さて、接近戦と行くか?刻、駿」

 

「それが良い。瞬間移動で一気に距離を詰めよう」

 

「いや、なんで距離あるのに近付かなきゃいけないんだよ。確かに塹壕は無いけど、アウトレンジが一番に決まってるだろう。違うか?」

 

近づく理由か・・・

 

「お前は浪漫を分かってない」

 

浪漫もそうだけど個人的には近接で殴って斬ってしたほうが楽しいんだよなぁ・・・。

 

「浪漫なら分かっている。航空機による蹂躙と超大口径砲の砲撃だ」

 

「違う、近接戦だ」

 

「なら多数決だ。護悧、御坂、良いな?」

 

「俺はいいぞ」

 

「なんでだよ・・・お前ら二人でいけよ・・・おれここでバカスカ撃ってるから」

 

「「良いから行くぞ」」

 

そういって二人で刻を引っ張っていく。

 

「だから俺は遠くから撃てるから良いの!」 

 

「強情な奴だな。もう良い。このまま連れてく」

 

「なんてこった・・・俺は逃げる」

 

「「俺たちから逃げられるとでも思ってたのか?」」

 

「クソッ・・・」

 

「ふざけてる場合じゃない。そろそろだ。」

 

「なんだ気づいたのか」

 

「そりゃ、集音センサー付きヘルメットだろ。これ」

 

「じゃあ、行くか」

 

「ああ、不本意だがやるしかない」

 

「行くぞ」

 

そう言って刻の肩に手を置いた・・・。

 

《3、2、1!》

 

《撃ェッ!》

 

「「「瞬間移動!!」」」

 

敵が発砲すると同時に相手の後ろに瞬間移動をし、刻至近距離用対艦弾を、駿が渾身の一閃を放ち、俺はスターバーストストリームで切り刻む。

 

《グ……グォォォオオ!!貴様ラ……!》

 

「まだだ。」

 

殺すつもりでやったが流石は深海棲艦の姫様。せいぜい中破ってところか・・・。海外から仕入れたあれを試すか・・・。俺は王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)からあるものを二つ出した。

 

「なんだそれは?」

 

「いい質問だな駿。これはアメリカのマフィアからちょ~とやばいルートで手に入れた装着型メリケンサックだ。しかも先端に物があたった瞬間に爆破する仕組みになってる。まあやってみるから見てな」

 

俺はまだ中破だった戦艦棲姫のとこに瞬間移動して顔に右ストレートをぶち込む。そして顔が飛散した。

 

「まあこういうことだ」

 

「・・・USA」

 

そんなに驚くなよ・・・。アメリカの発想がクレイジーなだけだ・・・。

 

「・・・っ!刻後ろだ!」

 

「っ!」

 

「ぼけっとするなよ?」

 

重巡棲姫だろうか・・・大破している上に顔のほとんどが砕けている状態でどの姫かは判別できなかった。

 

「助かった」

 

「気にするな。それより親玉の位置はわかったか?」

 

「ああ、行くぞ」

 

 



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コラボ第五話 艦娘戦闘編

新しい敵が出ます。イラストがありますがそれは三戦目で出す予定です。


「こちら長門。一旦提督と別れてここらから砲撃をするがいいか?」

 

「ああ、構わない。好きなだけ暴れろ」

 

「了解した!」

 

「艦娘の指揮は長門に任せてもいいか?」

 

「大丈夫だ。だれかそっちに連れていくか?」

 

「いや、俺たち三人で問題ないと思う。何かあれば無線で呼ぶ」

 

「わかった。夕立、古鷹、大和、川内、行くぞ!」

 

『了解!』

 

 

ーーーーー

 

 

「古鷹、索敵を頼む」

 

「了解です」

 

 

「いました。敵は戦艦棲姫、駆逐棲姫、戦艦タ級、あれは・・・レ級!」

 

「レ級がいるとなると少し厄介だな・・・。夕立と私でレ級をやる。残りは頼んだぞ」

 

『了解』

 

「全員戦闘開始!」

 

 

ーーーーー

 

~レ級戦~

 

「キタカ・・・ナガト二ユウダチダナ」

 

「行くぞレ級」

 

「・・・コイ」

 

「ビックセブンの力舐めるなよ!」

 

「フン・・・コノテイドカ」

 

「やっぱり硬いな・・・だが硬いだけじゃまだまだだな。夕立!」

 

「ふふっ殺るっぽ~い・・・!」

 

《狂犬開放》を使ってレ級の後ろに回り込み、ゼロ距離で砲撃、夕張さんに作ってもらったメリケンサックで殴りまくる。これでさすがに沈むはず・・・。

 

「ココノチンジュフノユウダチハホカトハチガウナ・・・。ツヨイ。ダガ、マダスコシタリナイ」

 

「っ!まだ生きてるっぽい!」

 

爆煙の中から出てきたレ級は中破はしてるっぽい・・・。

 

「ソロソロコッチノバンダナ・・・。フンッ!」

 

「な、なんだそれは・・・」

 

「コレハコッチデケンキュウシテツクッタアタラシイギソウダ。ワタシハシッパイサクダガナ・・・。」

 

レ級は元からついてた艤装が変形し、巨大な手が二つある艤装となった。

 

「マズハオマエダナガト」

 

そう言ってレ級は私に向けて砲撃と巨大な手で殴ってきた。砲撃はよけたものの、手だけはよけれずまともに食らう。

 

「長門さん大丈夫っぽい?!」

 

「副砲がやられただけだ。まだいけるぞ」

 

「サスガダナ・・・モウイチドイクゾ」

 

「そうはさせないっぽい~」

 

私はレ級に向かって殴りかかる。

 

「ソンナンジャコノギソウハヤブレナイゼッ」

 

「っ!」

 

「夕立、下がれ!」

 

「マタナガトカッ!イイヨコイヨ!」

 

「提督から授かったこれを使う時が来た・・・行くぞレ級!」

 

私は提督から貰ったハープーン?と言う新型徹甲弾をレ級に向けて放つ。

 

「ナンダソレハッ!?フセギキレナァァァァァァ!!」

 

「何とか・・・倒せたな・・・」

 

「長門さんかっこいいっぽい!」

 

「反動が46センチ砲よりすごいが威力はすごいな」

 

「長門さんけがしてるっぽい~」

 

「中破ってところだな。こちら長門。提督か?」

 

「俺だ。なにかあったか?」

 

「新型のレ級と交戦。私は中破、夕立はなんとかかすり傷ってところだ。あとハープーンを一つ使ってしまったすまない。」

 

「了解。今向かうから一度鎮守府に戻ってバケツかぶってもらうけどいいか?ハープーンはまだ予備が少しあるから大丈夫だ」

 

「わかった。」

 

通信を切ってすぐに長門と夕立のとこに飛ぶ。

 

「おし、行くぞ」

 

「ぽいー」

 

ーーーーー

 

「準備できたか?」

 

鎮守府で長門にバケツをかぶってもらってまた戦場に戻る準備を終わらせる。

 

「ああ、問題ない」

 

「すまんな。連続で戦場に出してしまって」

 

「気にするな。アイスももらってるから元気が有り余ってるぞ」

 

「ならよかった。レ級だが一旦名前をレ級後期と名付ける。多分落ち着いたらちゃんとした名前になるだろうよ」

 

「了解した。」

 

「それと衣笠、お前ももう一度戻ってもらう。夕立はまだ動けないだろうしな」

 

「わかりました!」

 

「じゃあ夕立。俺たちはいくけどしっかり休めよ?」

 

「いってらっしゃいぽいー」

 

「じゃあ行くか」

 

ーーーーー

 

「俺は二人のところに戻る。二人は残りのやつと合流。その後、殲滅しといてくれ」

 

「まっかせてよ!」

 

「ああ、頼んだ」

 

「気を付けろよ提督」

 

「お前らより弱くねーよ」

 

そう私に言って提督は瞬間移動して行ってしまった。

 

「私たちも行くぞ」

 

「はい!」

 

 




艦娘の戦闘書くの難しい・・・。

夕立の≪狂犬開放≫についてはコラボ第二話を参照くだしあ

長門が使ったハープーンですが本物はミサイルです。くそ強いです。
長門にもわかるように提督が説明したため、徹甲弾ということになっています。ご了承ください。

次は長門のとこ以外の戦闘+αでかければいいな、と思っております。

そしてそして!衣笠さん復活!


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コラボ第六話 殲滅

前半は艦娘、後半は提督たちの戦闘となります。


「これで終わりだぁ!」

 

川内が放った魚雷で駆逐棲姫を沈める。

 

「こちらもタ級の撃沈を確認しました。古鷹さん!戦艦棲姫をお願いします!」

 

「任されました・・・。これでっ!」

 

古鷹は中破してる戦艦棲姫に主砲をぶちかます。

 

「マダマダァァ!」

 

「川内さんお願いします!」

 

「よっしゃあぁぁ!沈めぇ!」

 

川内は自分の持ってるほとんどのクナイを戦艦棲姫に投げ、沈める。

 

「終わりましたね・・・。提督に連絡を」

 

「わかりました。提督ですか?こちら古鷹です」

 

「どうした?」

 

「こちらの敵は倒し終わりました」

 

「わかった。今長門にバケツを使うために鎮守府に戻ってる。こっちが終わり次第、長門たちと合流、残党を殲滅」

 

「わかりました。では失礼します」

 

「提督はなんだって?」

 

「長門さんの傷を治しに鎮守府に戻ってるとのことなので戻ってくるまで待機のことです」

 

「了解しました。では少し待ちましょう」

 

 

 

十分ぐらいして私たちのところに長門さんと衣笠さんを連れて提督が戻る。

 

「待たせたな」

 

「けがはもう大丈夫なんですか?」

 

「大丈夫だ。さぁ行こう!」

 

『はい!』

 

ーーーーーーーーーー

 

「すまない。またせたな」

 

「気にするな。今、湧いてきたレ級の対策を練っていたところだ。あいつをみてくれ。あいつをどう思う?」

 

「すごく・・・かっこいい」

 

「そうじゃないだろ・・・。まぁいい。あいつの名前どうする?」

 

「あれだがな、うちの長門と夕立が既に戦っていてな、かなり強いらしい。名前はレ級後期と呼んでいる。あの背中にある大きな手の形の艤装は元の艤装を変形してあの形にしてるらしいがまず砲撃はしてくるし、殴ったりもしてくる。長門が言うにはあれでまだ失敗作らしいからな」

 

「なるほど・・・つまりあの背中の艤装に気を付けながら殺せと?」

 

「まぁそういうことだな。たぶんだが艤装さえ壊してしまえばあとは余裕だろう。問題はそれをどう壊すかだ」

 

「俺はランチャーがあるから遠距離から。デッドプールは?」

 

「俺ちゃんは手榴弾があるよん」

 

「俺は刀だ」

 

「なら、遠距離から刻とデップーで攻撃、壊しきれなかったところは俺と駿で壊す。壊し終わったらあとはわかってるな?」

 

「了解だ」

 

「俺も問題はない。それで行こう」

 

「OK。じゃあ行くぞ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

「じゃあ作戦通りに頼むぞ」

 

「任せろ」

 

刻はランチャーをデップーは手榴弾を海面に立つ化け物(レ級)に向けて放つ。

 

「ニンゲンゴトキガ・・・」

 

「コノウラミ・・・」

 

「ハラサセテモラウ!」

 

「よそ見してるんじゃねーぞ」

 

ランチャーが当たって刻のほうにレ級の意識が向いた瞬間に駿が刀で艤装を切り落とす。

 

「さてこっちも切りますかねぇ~」

 

デップーの手榴弾で艤装の七割を損壊したレ級に斬撃を放って艤装ごと体を切る。

 

「もう一体は俺がやるか・・・」

 

刻は近づいて近接で戦ってレ級を気絶させる。

 

「ちょっと怪我したのとこいつ(レ級)を上に置いてくる」

 

「え!ちょ・・・」

 

「まぁあとはボスだけだしゆっくり行こうぜ」

 

「そうはいかないみたいだぞ・・・」

 

沈めたあたりの海の中からまた新たにレ級が六隻湧いて出てくる。

それはまるで死んだ仲間のフェロモンに誘われてやって来るスズメバチのようにーーー。

 

 

 



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コラボ第七話 化け物

最近サブタイが上手く決まらず悩んでます。


「また出てきやがった・・・。刻が戻ってくるまで少しでも数減らすぞ」

 

「そうだな・・・うぅおぉぉぉぉっ」

 

六体いるうちの一体を駿が沈める。俺は斬撃で三体の首を飛ばす。首を飛ばした三体の中にはその巨大な手で斬撃を防ごうとしたがその手ごと切り飛ばす。だが、首を飛ばしたはずの一体の胴体が動き、手で自分の首を拾い、接着剤でくっつけるかのように首が元通りになる。自己再生なのかわからんがまじかよ・・・。なんなんだよ鬼畜ゲーなんですか?そうですよね。湧いてくる時点で鬼畜ゲーです。

 

首をくっつけて同じように笑うレ級に向けて空から砲撃があり、レ級の体を吹き飛ばす。腹に穴を開けてもまた傷を再生して元に戻る。化け物め。

 

「五分と少々、待たせたな」

 

砲撃をしながら背中にレ級と同じ艤装を装備した刻が空から降りてくる。

 

「遅えよ。」

 

「また深海の艤装か・・・もう慣れたよ」

 

「艦娘のは使えなくてな。それよりも、あれとあれとあれは殺しちゃって問題無いな」

 

「問題ないが・・・お前も見たと思うが殺したくてもあいつらは再生しやがる」

 

「それだがな・・・(富嶽)でこいつをばらして艤装を装備する前に少し聞いて(尋問)きた。どうやらどんな致命傷でも大体の確率で蘇生するらしい。もしくは木端微塵になる程のダメージを与えるしかないみたいだ」

 

「御坂のとこの長門が倒した時はハープーンを使ったのだから木端微塵だったんだろうけど今見たやつはその『大体の確率』ってやつなんだろうな・・・。大体の確率を80%すると残りの20%を引くまで殺し続けるしかないのか?」

 

「そうなるな・・・。とりあえず残り三体、一人一体で殺るぞ」

 

「「おうよ!」」

 

刻は艤装の手で殴りながら艤装に付いてる主砲でゼロ距離で攻撃する。それでも再生して狂気に染まった笑顔で殴ってくる。

 

俺は見真似でできるようになった剣技、黒刀 死・獅子歌歌(コクトウ・シ・シシソンソン)

レ級を再生不能になるまで切り殺す。

 

駿も持っている刀で頭、胸、腰のあたりを綺麗に三等分にする。この攻撃でレ級の復活はあり得るかと思えたがどうやら20%を引いたようでレ級はそのまま海に沈む骸となる。

 

「こっちは終わった!刻!殺りきれるか?!」

 

「問題ない!これで!」

 

脳天からゼロ距離で主砲打ち込み、無理矢理海に沈める。浮かんでこないのを確認すると頭から主砲を食らって死んだのだろう。

 

「これで片付いたな・・・。これで失敗作なのだから成功したやつは一体どんなやつなんだよ・・・。」

 

「にしても、戦闘してる間、他の敵が来なかったな・・・。」

 

俺がそう言うと刻に通信が入った。

 

「どうした?」

 

『こちらシエル、深海棲艦が出現しているゲートらしき物を発見、空爆中です』

 

「なるほど、それでか。・・・聞いたな?今から俺たちはその仮称『ゲート』を破壊、しかる後に集積地棲姫を殺す。良いな?」

 

「了解」

 

『・・・待って下さい!集積地棲姫が・・・ゲートの発生装置らしき物を取り込んでいます!』

 

「ハァ?・・・チッ、分かった、行くぞ、お前ら」

 

「ああ、って何ふざけてんだ全身赤タイツ」

 

「シーッ!これ小説なんだから言うなよ!言わなきゃ刻チンと勘違いしてもらえたのに!」

 

「で?あんた誰?」

 

「御坂チンは知ってたみたいだけど駿チンは知らないみたいなので・・・俺ちゃんね、地獄からの死者、スパイダーマッ!・・・だと思った?残ね~ん、マーベルのアイドル!デッ↑プー↓だよー→。よっろしくぅ〜!」

 

「ふざけてる場合じゃないぞ。作戦変更だ。全戦力で徹底的に破壊する」

 

「分かった。今からうちの艦娘に連絡をとるから三分待ってくれ」

 

「了解した」

 

「こちら御坂。長門聞こえるか?」

 

『こちら長門。どうした提督?』

 

「今からここのボスを叩く。今からこっちに来れる艦娘は誰がいる?」

 

『私、金剛、木曽、島風、大鳳、瑞鶴が近くにいる。他はまだ敵と戦っているから手が離せそうにない!』

 

「OK。とりあえず、ボスのところに向かうから皆連れて来てくれ」

 

『了解した』

 

話が終わり、通信を切る。三分ジャスト。さすが俺。

 

「終わったか?」

 

「おう」

 

「じゃあ行こか」

 

ーーーーーーーーーー

 

「テートクー!」

 

「来たか・・・ってか金剛ちょっと邪魔」

 

後ろから声がして振り返ると俺の顔に金剛がうまるダイブ。この場合、金剛ダイブか・・・。まぁそれは置いといて・・・。

 

「さぁそろそろこの戦いも終わりにしようか!」

 

《おう!》




次で二戦目終わらせます。

一応言っときますけどあのレ級はまだ失敗作です(笑)

御坂が使った黒刀・死・獅子歌歌はゾロの剣技です。詳しくはGoogle先生に聞いてください←

これまでずっとコラボ読んでいただいた方は薄々わかると思うのですが・・・コラボとなると中盤、終盤で面白くなってくる思う(作者自身書いてて面白いです)のでもしこの話を初めて読んだ方はコラボの最初から読んでほしいですが、二戦目の最初からでも十分面白いのでぜひお願いします!


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コラボ第八話 終幕

「アツメタブッシ・・・ヤラセハシナイヨ・・・!イクヨ!オマエタチ!」

 

ゲートを取り込もうとしてる集積地棲姫が集積地棲姫を護衛してた姫級のやつらとともに艦載機を放つ。

 

「おいお前ら、あのヒキニートに向かって全員砲撃開始で。あのニートに外の世界(現実)を見せてやろうぜ!」

 

『了解!』

 

うちの艦娘に指示出して俺も斬撃を出すために刀を構える。

 

「お前・・・開幕から容赦ないな・・・嫌いじゃないけどな!」

 

「俺も嫌いじゃない・・・。行くぞ!」

 

駿と刻も合わせて全員で攻撃する。

 

今、テンション上がって頭の中で『Redo』が流れてます。

 

砲撃で起きた砂煙が晴れる。はっきりとは見えないがそれなりにダメージも与えられたみたいだな。

 

「大破まではいかないもののそれなりのダメージを追っているみたいだな」

 

「テートクー!どうやら集積地棲姫の後ろの資材に砲撃が当たったら棲姫もダメージを負ったネー!もしかしたらあいつと資材はリンクしてるかもしれないネー!」

 

「でかしたぞ金剛。そらあぁぁぁ!」

 

金剛の推測を聞いて俺は持ってきてたロケットランチャーで資材に向けて放つ。直撃した資材は吹き飛び、集積地棲姫は口から血を流す。どうやら金剛の推測は当たったらしい。

 

「資材にダメージを与えてもダメージは通る!さぁもう少しだ気合い入れていくぞ!」

 

『おう!』

 

後ろから艦娘が砲撃、前からは俺たち四人が近接で攻撃を仕掛ける。集積からしてみればただの地獄でしかないだろう。

 

「チョコマカト・・・!シツコインダヨ!」

 

「Hang on for a minute while I'm droppin' a deuce Sexy motherfucka!さぁ!こんなカオスな戦場で御坂チンと駿チン一言!」

 

ラップを刻みながら刀を振るうデッドプールからマイク代わりの血の付いた刀を向けられる。

 

「早く帰って那珂のライブが見たいですね」

 

「いや、今戦闘中だからな?」

 

「salvo!」

 

俺たちが駄弁ってる時に刻がワイヤーで集積地棲姫の動きを止め、全開の砲撃を放つ。 

 

 

「やったか?!」

 

『それはフラグ!』

 

砲撃をした刻に全員でツッコミを入れる。

 

『マダダ・・・!マダオワワッテナァァァァイ。キサマラニ、マケルトデモオモッテイルノカ!』

 

「さすがにしぶといな・・・」

 

あれだけの砲撃を食らってもまだ反撃をしてくる。

 

「提督さん!制空権を取って周りの姫も片づけた!あいつ(集積地棲姫)も大破してる!」

 

「ナイスだ瑞鶴。戻ったら那珂のサイン入りブロマイドをくれてやる!」

 

 

「いや、ブロマイドはいらないわ。あとこれ妖精さんが攻撃したときに拾ってきたみたいだけどなんだろうね」

 

瑞鶴は血で汚れたサッカーボールぐらいのものを差し出す。

 

「なんだろうな・・・おーい刻これなにかわかるか?」

 

「なんだよ今いい感じで・・・ってええええええなんでお前これもってるんだよ!」

 

「うちの妖精さんが拾ってきたんだがなんなんだこれ」

 

「お前これ『ゲートの発生装置』だぞ・・・」

 

手に持つ『サッカーボール』ぐらいの大きさの物体の正体が分かってから数秒・・・。俺は他の人から見ればすごい悪いこと考えた顔をして戦闘してる皆に声をかける。

 

「おーいお前ら~サッカーしようぜー。ボールコイツなー!」

 

俺は手に持ってたゲート発生装置をボールとし、駿に蹴り渡す。

 

「おーサッカーなんて久しぶりだな~。ほい、パース」

 

「おおおぉぉぉぉいいいいいぃぃぃぃ!!お前ら何考えてるんだ!それを回収すれば「何考えてるってこうするんだよ!」

 

俺はパスしてもらったボールもとい、ゲート発生装置を上に蹴り上げ炎を足に纏って回転しながらジャンプする。

 

「ファイヤートルネード!」

 

炎に包まれた足で蹴り飛ばしたボールという名のゲート発生装置をドラム缶から漏れてる燃料に向かってシュート。そして資材と集積地棲姫は大・炎・上。

 

「超・エキサイティング!」

 

集積地棲姫は全身を焼かれ、爆風で貯めてた資材の破片が突き刺さり、焼死した。

 

「さ、帰って那珂のLIVEのDVD見ようぜ」

 

『えぇぇぇ・・・』

 

 

こうしてコリアンダー島奪還作戦は終わった。

 




これで二戦目は終わりです!

最初から最後までふざけマックスでしたが書いてて楽しかったです(笑)

次は三戦目の作戦会議という建前の宴会を書いて三戦目に臨みたいと思います!

細かいネタに聞きたいことがあれば感想のほうでお願いします。

面白ければお気に入り登録よろしくお願いします!
感想もお待ちしております!


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コラボ第九話 宴会

「それでは、コリアンダー島奪還を祝しつつ、ガラムマサラ島奪還を祈願し、乾杯!」

 

この戦いの総司令・堂山さんが音頭を取る。

 

『乾杯!』

 

俺たちが続いて言う。

 

「お疲れー」

 

「おつおつー」

 

「言っとくけどまだ戦いは終わってないからな・・・」

 

乾杯してからそれぞれ飲み始める。俺はレモンサワー、刻は日本酒、駿はまだ未成年だからオレンジジュース。艦娘もそれぞれで呑んでいる。

 

「あ~っ!!戦った後の酒はうまい!」

 

「ああ!うまい!」

 

「俺はオレンジジュースだけどな・・・」

 

「異世界じゃ15で酒吞めるんだしお前も行っとけ行っとけ」

 

「いや、ここ日本だからな!ルグニカじゃないからな!それにもう酔ってるのかよ!」

 

「つれないねぇ~。まだ6杯だし酔ってないわい」

 

レモンサワーから日本酒、テキーラ、金剛が持ってきた赤ワイン、赤ワイン飲んだ後に日本酒の味が恋しくなってまた日本酒、そのあとは長門が持ってきたビールを吞んでいる。

 

「いや、顔赤いからな」

 

「そろそろ私は帰るよ。作戦会議は君たちに任せる」

 

堂山さんは二杯ほど呑んで席を立つ。

 

「なーに言ってるんですか~もっと飲みましょうよ」

 

「え、ちょま・・・」

 

堂山さんの口に無理矢理コップをつけて酒を流し込む。

 

「おいおい・・・」

 

「あーあ」

 

堂山さんはどうやらお酒に弱かったらしくそのまま酔いつぶれてしまった。申し訳ないことをしてしまったが酔っ払いのやったことだ。快く許してくれるだろう・・・多分。

 

「このままじゃただの宴会で終わっちまう。さっさと作戦会議しよう」

 

「そうだな・・・」

 

「で、一体どうするってんでぃ」

 

「まず、ここまで苦戦しながらも俺たちは勝ってきた。だが、数では圧倒的に負けている。ゲートも多分ガラムマサラ島で出現するだろう・・・。そこでだな、開幕で敵を吹き飛ばそうと思う」

 

「簡単に言うがどうやってやるんだ?」

 

「ここにアメリカさんが作ったトマホークがあります。これをぶち込んでやりゃいいのさ」

 

俺は王の財宝から艦娘装備用のトマホークを取り出す。大きさがそこまで大きいわけではないので広い宴会場で出しても問題はない。

 

「なるほどなぁ・・・その考え乗ったぜ」

 

「でも数は足りるのか?」

 

「そういう時はうちの夕張(メロン)ちゃんに任せなさーい!」

 

「お前のとこの夕張がすごいのは知っているがどうするってんだ?」

 

「簡単なことよ・・・俺がいったん戻って夕張に艦娘用のトマホークを追加で作ってもらえばいい」

 

「・・・そんなことできるのか」

 

「うちの子は優秀だからな?で、何本作ってくればいい?」

 

「一人一本でいいと思うぞ」

 

「了解~。じゃ、ちょっくら行ってきますわ。その間風呂入ってでもしてゆっくりしてな」

 

俺は二人にそう言ってマイホーム呉に飛ぶ。

 

ーーーーーーーーーー

 

「はーいてーとくでーす。夕張いるか?」

 

呉に戻って工廠に向かい、ノックもせずに工廠の作業部屋に入る。中では夕張がポテチを貪りながらリゼロを見ていた。しかも11話とはいいところじゃぁーないの。

 

「提督!?ノックぐらいしてよ!」

 

「そんな反抗期の娘のような態度しなくてもいいじゃないか・・・。まあそんなことはどうでもいい。お前に新たな武器というか装備というか消耗品を作ってもらいたい」

 

「へぇ・・・今さ、私、リゼロにはまってるんだよねぇ・・・」

 

「・・・作れたら原作、円盤、グッズなんでも買ってやる・・・」

 

「イヤッホーウ!で、何を作ればいいの?!」

 

「おま、落ち着け!ポテチが口から溢れてるから!」

 

「これは失敬失敬」

 

「で、話し戻すけどな・・・トマホークって追加で作れるか?」

 

「今、伊勢型のお二人が絶賛試し打ち中よ」

 

「・・・もう出来てるのかよ・・・流石だな」

 

「へっへっへ。そろそろ二人も戻ってくると思うよ~」

 

「そうかそれなら少しまっt「ねえ夕張これやばいね!」おい伊勢!人が話してる時にいきなり扉開けてダイブすんな!」

 

「えへへ、ごめん」

 

「なんだ提督じゃないか、戻ってたのか」

 

「ちょっと新武器の製造をな・・・で、お前らトマホークはどうだったんだよ」

 

「「最高だったけど?」」

 

「お~威力どんな感じ?」

 

「カスガダマ沖のボスが塵になるぐらい」

 

「いや強すぎるだろ!」

 

「威力は問題なさそうね。使い心地は?」

 

「特に問題はない」

 

「ならこのまま使って大丈夫そうね!ほら、提督持っていきなさい」

 

「お、おうありがとな」

 

「ちゃんと円盤と原作頼むわよ!」

 

「了解了解。じゃ、また行ってくるわ」

 

「気をつけて行ってこい」

 

「頑張ってね!」

 

「おうよ!」

 

夕張、伊勢、日向から預かったトマホークを王の財宝に入れて横須賀にフライアウェイ。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「さて、戻ってきましたよっと」

 

「あら、御坂さんお帰りなさい」

 

「えっとシエルさんだっけか?あの二人はどこにいるかわかる?」

 

「あの二人でしたらお風呂に入りに行きましたよ」

 

「ありがとうございます。うちの艦娘はいずこに?」

 

「みなさん疲れていたみたいでもうお休みになりました」

 

「やっぱりですか・・・まぁ時間も遅いですしね~ありがとうございました」

 

「いえいえ」

 

「シエルさんも休んだほうがいいんじゃないですか?」

 

「いえ、私は隊長を待っています」

 

「そうっすか。じゃあ明日も頑張りましょ」

 

シエルさんと別れ、着替えを持って男湯に向かう。

 

風呂場の扉を開けて中に入ると中には・・・大量のひよこが待っていた。

 

「なぁにこれぇ」

 

「ひ・よ・こ・ちゃ・ん」

 

「すまんな・・・うちのデップーがやった」

 

「いや・・・いいけどよ・・・」

 

「トマホークはどうだった?」

 

「問題ない。詳しくは明日だな」

 

「おっけい」

 

「藍原とは話してたんだが、明日は今日以上にきつい戦いになる。レ級といい、何が出てくるかわからないからな・・・。できれば手の内を明かすというか本気でやってほしい」

 

「いつも全力だぜ俺は」

 

「うそこけ。その背中のはどう説明するってんだ」

 

刻が指摘したように俺の背中には何かをつなぐような鉄でできた穴がある。もちろんお湯が入るから穴は閉じられているがな。そしてまだ本気をだしてないのも事実だ。

 

「そうだねぇ・・・これを強いて言えば妖精さんが開発した『融合』ってとこかな」

 

 

 



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コラボ第十話 初手から本気で

風呂から出た後、部屋に行ったら金剛が夜這いに来たがそれをスルーして布団に入る。明日でいよいよ最後の戦いか・・・。色んなことがあったな・・・。今までパソコンの中で見ていた紫が目の前に現れて異世界の深海棲艦を倒してほしいと言われ、向かった先には俺より若いのに提督してるやつや、いろんなものを装備する提督と一緒に深海棲艦を倒して、島を二つ取り返してきたんだな・・・。馬鹿しながらだけどよくここまでやってこれたなぁ・・・。途中では失敗作だと言う他とは違うレ級と戦ったりしたっけか。

明日さえ終わればここの海域は元に戻るんだ。そして・・・。

 

「これが終わったら俺、横須賀で腹いっぱい海軍カレー食べるんだ・・・。」

 

「テートクー・・・それはフラグネー・・・」

 

「まだいたのかよ・・・早く帰れ」

 

そう言って金剛を部屋から追い出し眠りについた・・・。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「おい御坂早く起きろ」

 

「へっへっへ・・・チェーンで神の通告、発動やでぇ・・・」

 

「早く起きろ!もう皆準備始めてるぞ!」

 

「ん・・・駿じゃないか・・・おはよう」

 

「もう8時だ!早く準備してこい!」

 

「うぃっす」

 

駿は俺が完全に起きたのを確認してから部屋を出た。というかあれだな、年下に起こされるってなんか情けないな・・・。

 

「準備つっても着替えて装備もってくだけだしなぁ・・・。今日はこいつとこれでいくか」

 

王の財宝に腕を突っ込んで必要な装備を取って布団をたたんで着替えて部屋をでる。ちなみに今日の服装は機能性重視して赤ジャージ。これ最強。

 

「待たせたな」

 

「提督遅いぞ。少したるんでるんじゃないのか?」

 

「自覚はしてるつもりだよ長門ちゃん。それに誰かが夜こなきゃ問題はなかったがな」

 

「また金剛か・・・。終わったらちゃんと叱らねばならんな」

 

「まあまあそんなにカッカすんな。全員の準備は済んでるんだろ?」

 

「ああ、問題ない。いつでもいける」

 

「よし、駿と刻は?」

 

「今、うちのババアにモーニングコール中だ。しばし待たれよ」

 

「俺もうちの鎮守府のやつらに準備できたか聞いている。もう少しまってくれ」

 

「了解」

 

とりあえず二人が終わるまでTwitterでも見て時間つぶすか・・・。ん?高畑〇子の息子、高畑〇太捕まったのか・・・。強姦でギルティかよ・・・。最近世の中物騒で怖いねぇ・・・。深海棲艦がいる時点で物騒だな。

 

「俺は終わったぞ」

 

「俺もたたき起こした。ほら、しゃっきとしろ」

 

「朝ごはんはないのかね?」

 

「移動しながら食え!」

 

「じゃ、行きますか。今回はガラムマサラ島の奪還、溜まりに溜まった深海棲艦の殲滅だ。まずは紫のゲートで海域まで瞬間移動、その後、ぶちかますOK?」

 

『問題ない』

 

「じゃ、紫ちゃん頼むわ」

 

「ほいほいー」

 

俺たちは紫の作ったゲートに入り、海域へと向かう。

 

ーーーーーーーーーー

 

~ガラムマサラ島沖~

 

「うわぁ、うじゃうゃいるっぽい~・・・キモイ」

 

「ほんとに多いな・・・。とりあえずあれの準備を。長門」

 

「ああ、いつでもぶち込める」

 

「駿と刻は?」

 

「こっちも問題ない。紫もベストタイミングで二つの(・・・)ゲートが完成したみたいだしな」

 

「おっけ。じゃあ総員構え。目標、目の前にいる深海棲艦共」

 

ガチャッとあるものはチート兵器トマホークを構えて。他の艦娘は装備してる砲を構えて。駿と刻はマイクを握り、俺はおにぎり片手に持ち、刀を構える。

 

「撃て!fire!パンツァー・フォー!全速前身DA!」

 

『なんか色々違うがぶちかませ!』

 

長門のトマホーク、全艦娘の砲撃、俺の斬撃を深海棲艦の群れにぶち込む。はは、なんて威力だ。まるで砲弾がブレイクダンスしてやがる。

 

「「まだまだ終わらねぇぞ!」」

 

紫の作ったゲートから駿と刻の鎮守府からの支援射撃がゲートから次々と放たれ、ゲートから飛び立った航空機の空襲が始まる。中にはレールキャノンなんて代物もあった。絶対に深海棲艦殺すマンじゃないか・・・。

 

先制攻撃という名の一方的破壊行為が止み、深海棲艦がいた所は砂煙や、海水が空を舞う。

 

こうして最終局面、ガラムマサラ島の戦いが幕を切って落とされた。

 

 

 

 




遅くなって申し訳ないです。早めに終わらせられるよう頑張っていきます。(笑)

最近になってガルパンの劇場版を見ました。継続が好きになりました。自分も一緒にトゥータしたい。(意味深)

では次の話で( ^^) ノ


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コラボ第拾壱話 赤い悪魔

「とりあえずぶち込めるだけぶち込んだが・・・長門。見えるか?」

 

「そうだな・・・目視で1000ってところだな・・・。ダメージを負っているのもいるみたいだし苦戦はしなさそうだがな」

 

「慢心はするなよ?とりあえずお前ら(艦娘)は近づきながら砲撃。俺は近距離で行く。二人は?」

 

「俺はこれから戦闘機で上から爆撃してやるぜ」

 

刻は戦闘機。なら瞬間移動は必要ないな・・・。

 

「俺は影分身して突っ込む。うちの艦娘は後ろから援護する」

 

おい駿。お前はジャパニーズ・ニンジャなの?ナルトなの?

 

「なら瞬間移動は俺だけでよさそうだな。じゃ、行きますか」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「キタナ・・・バケモノノテイトク」

 

「まずはお前らだな。えっと戦艦棲姫、戦艦棲鬼、駆逐の姫、水母おばさん、ル級にタ級・・・纏めてかかってきな」

 

『ソウサセテモラウ・・・!』

 

飛んでくる砲弾、拳を避けながら詠唱する。

 

「体は資材で出来ている 血潮は(コウザイ)で 心は(ネンリョウ) 幾たびの戦場を越えて不敗 ただ一度の敗走もなく、ただ一度の勝利もなし 担い手はここに一人、 資材の丘で(ダンヤク)を鍛つ ならば、我が生涯に意味は不要ず この体は、無限の資材で出来ていた!」

 

「ナ、ナンダ!?」

 

「ようこそ俺の擬似空間へ。さぁ行くぞ化け物。銃弾の補充は十分か?」

 

近くにあった夕張製デュランダルを片手に敵に向かって駆け出す。

 

「クラエ!」

 

「遅いんだよ三下ァ!」

 

砲弾をよけ、砲撃してきたル級の艤装を壊し、首を頂く。

 

「次はお前だ!」

 

デュランダルを戦艦棲姫に投げつけ、よけた瞬間に瞬間移動して首を持って倒れる。

これはどこぞの妖怪 首おいてけと同じ動きだ。

倒れたら後は簡単。首と体を切り離すだけ!

 

「スキアリ・・・!」

 

「甘い!」

 

これまたユウ・バーバリー製の火縄銃を射出して自動的に引き金を引く。

脳天を撃ち抜かれた水母ババアとタ級、駆逐棲姫はその場で屍と化す。

 

「クソッアクマダ・・・アカイアクマ・・・」

 

「赤いジャージ着て顔に返り血付いてるからって赤い悪魔はないでしょ。シャアかっての」

 

俺のことをそう言った戦艦棲鬼を射出した様々な武器によって串刺しにして結界を解く。海には赤い血と6体の屍。

 

「さて次に行きますかね」

 

ーーーーーーーーーー

 

「長門さん~こっち終わったぽいよ~」

 

「ご苦労。あとはこいつだけだ」

 

「マダ・・・シズマナイ・・・!」

 

「これで逝ってください!」

 

大和が打ち出した徹甲弾で大破炎上している南方棲戦姫を沈める。

 

「これで一通り片付きましたね」

 

「みたいですね!途中夜戦できて楽しかった~!」

 

「!?電探に反応が!」

 

「なんだと!古鷹、何隻いる!?」

 

「8隻です!」

 

「何体来ても殺ってやるっぽい!」

 

反応があってから30秒後、海面に大きな波が立ち、深海から新たな深海棲艦が現れる。

 

「ル級2、リ級1、ツ級1、チ級1、ヲ級1に・・・!お前は!?」

 

「ククク・・・ジョウホウドオリトマホークヲモツナガトダナ・・・。ウチノシッパイサクガオセワニナッタナ・・・。カタキハトラセテモラウ!」

 

 

 




次回 敗北


最後の気になるアイツはイラスト付きですのでお楽しみに!


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コラボ 第拾弐話 撤退=敗北

「お前はあの時のレ級!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「イヤ・・・チガウネ・・・アイツモイッテタダロウ?ジブンハシッパイサク(・・・・・・・・・・)ダト」

 

「ということはお前は完成型ということか・・・!」

 

「ソウサ!サアイクゾ!」

 

「こっちから先にいくっぽーい!」

 

一瞬でレ級の懐に潜り込み、顎に砲撃を打ち込む。

 

「ウゴキハワルクナイ。ダガカリョクハナイ」

 

「!?きいてないっぽい!」

 

「ワタシノソウコウハアノトキノレキュウトハオオチガイダ。コンドハコッチカライクゾユウダチ!」

 

「きゃあああ!」

 

「大丈夫か夕立!」

 

「うぅ・・・大破しちゃったぽい・・・」

 

「なんて火力だ・・・あの夕立を一撃で・・・」

 

「ホラホラ・・・ツギハダレカナァ・・・?」

 

「私が行きます」

 

「ヤマトカァ・・・オマエハワタシヲタノシマセルコトハデキンノカァ?」

 

「主砲構え!行きます」

 

声とともにすべての砲塔で徹甲弾をレ級にぶつける。レ級は避けることもなくすべての徹甲弾を受けた。

 

「ハァハァ・・・これで・・・」

 

「イヤァ・・・チカラハアルネ」

 

「なんで?!あれだけの徹甲弾を受けて立っていられるの!?」

 

煙の中でレ級は無傷で笑っていた。

 

「デモチカラダケジャワタシヲトメラレナイヨ!」

 

「大和さん危ない!」

 

「古鷹さん!!」

 

「チィ・・・カバッタカ・・・」

 

「古鷹さん!何で!」

 

「貴女の火力じゃなければ・・・あの化け物を止めることはできない・・・だから・・・お願いしますね・・・」

 

「いやあああ古鷹さん!」

 

「落ち着け!古鷹は気を失ってるだけだ!それと提督に緊急連絡!」

 

「うう・・・わかりました!」

 

『提督!提督!』

 

『何?どうした慌てて』

 

『今あのレ級と交戦中、夕立、古鷹が大破してます!』

 

『分かった。今向かう!』

 

「提督は何と言ってた?」

 

「すぐ向かうと・・・」

 

「分かった」

 

「来ました」

 

「はやすぎっぽい~・・・」

 

「瞬間移動してきたからな・・・。それより大丈夫か?夕立、古鷹」

 

「なんとか浮いてられる状態っぽい~」

 

「分かった。長門、大和は古鷹、夕立をあの辺りの岩陰に避難。あとは俺がやる」

 

「そいつはかなり強いぞ・・・。ひとりで行けるか?」

 

「力の差が見えててもここでお前らを守らなきゃチートみたいな提督やってねぇよ」

 

「提督・・・」

 

「いいから早く行きなさい」

 

「ああ・・・いくぞ大和」

 

「はい!」

 

「サテジュンビハイイカ?」

 

「あぁ・・・。行くぞレ級」

 

俺は瞬間移動で背後に回り、首を切り落とした。

 

「アマイアマイ」

 

「そういやこれじゃ死ななかったな・・・」

 

「ソウソウ。ジャアコンドハッコチノバンダ!タノシマセテクレヨ!サイキョウノテイトク!」

 

「こっちが先に沈めてやるよ!」

 

レ級は拳の艤装、俺は投影した大量の武器。両者の攻撃がぶつかり合い、爆風とともに煙が起こる。

 

「これならやれたか・・・?」

 

「キイタヨ・・・タノシイヨテイトク!」

 

煙が晴れ、レ級が現れる。

 

「あれだけやっても右の艤装しか壊せないとはな・・・」

 

「ワタシノカタホウノギソウヲコワシタンダカラコンドハコッチガコワシテアゲルネ!」

 

レ級は主砲をこちらに向けて砲撃。瞬間移動や斬撃で振り切ったと海面に足をつけた瞬間、背中に鈍い打撃音と共に肋骨が砕け、左腕がひしゃげる。

 

「チィ・・・!」

 

「ハハハハハハハハ!コワレタコワレタ!」

 

体に痛みが走る中、通信が入る。刻からだ。

 

『何だ!こっちは今戦闘中だ!』

 

『こっちも戦闘中だ!こっちの支援は全滅、弾も切れた!撤退する!』

 

『了解した!』

 

続けざまに通信が。今度は駿からだ。

 

『こちら駿。艦娘に疲労が見られる。このまま戦闘を続ければ負けは確定するし、轟沈する可能性も出てくるぞ。撤退するか?』

 

『刻のとこも撤退した!こっちも艦娘を回収して撤退する!』

 

『了解。無事帰ってくることを願ってる』

 

「おいレ級!俺はまたお前を倒しに戻ってくる!それまでその艤装直しとけよ!」

 

「ココデヒクノハオタガイノタメダナ・・・。オイオマエタチ!イッタンテッタイダ!」

 

 

俺は長門たち艦娘を連れ撤退した・・・。

 




今年中にコラボは書き終わりたい・・・。

今回は知り合いのイラストレーターさんに頼んでオリジナルの敵となるレ級を書いてもらいました!
イラストレーターTwitter (@fujinuma_ryo )


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コラボ 第拾参話 1日で治るから問題ないずい

「はい到着!ダメージある娘はすぐにバケツ抱えてドック行って!大和は古鷹を介護、入渠終わったら一応工廠で問題ないか確認してもらって」

 

「了解ぽい〜・・・」

 

「わかりました!古鷹さん行きますよ!」

 

「すみません助かります・・・」

 

「あと明石呼んで明石!メディック!!メディーック!!」

 

「はいはい何ですか?!」

 

「やり方は言うからこの体の治療出来る?」

 

「えぇ!?私は貴方のとこの明石じゃないし出来ないですよ!それに人間の修理なんてした事ないです!」

 

「大丈夫大丈夫!ピノコみたいに手伝うだけだから!先っちょだけだから!」

 

「貴方はブラックジャックですか!?それに先っちょだけって意味わからないです!」

 

「とにかく工廠へHere we go」

 

「あっ待って下さいよ〜!」

 

「なぁ駿、あいつは本当に人間なのだろうか・・・?あれだけの傷を負ってあれだけ騒げるやつ見たことないぞ・・・」

 

「人の皮を被ったロボットでそのうち顔の皮剥がして中身が出てくるんじゃないか?」

 

「ハッハッハ・・・・・ありえそうで怖いぞ・・・」

 

ーーーーーーーーーー

 

「うわぁ・・・人間の腕の中ってこんな感じなんですね・・・」

 

「そんなまじまじ見ないでくれ・・・。あ、そこの人間用高速修復材って書いてるやつ取って」

 

「はいどうぞ。というか人間の体に高速修復材って効くんですか?」

 

「これはうちのとこの夕張が作ったやつでな。試したのは俺だけだからほかの人間に効くかは分からないけど傷にこれを付着させて8時間ぐらいしたら綺麗に治るのさ」

 

「なんですかそれ・・・研究して人間に使えるようになれば大変なことになりますよ!」

 

「分かってるわいそんなこと。これを知ってるのは俺と製作者の夕張とお前だけだ。絶対誰にも言うなよ?」

 

「言えませんよこんなこと・・・」

 

「それでいい。ここを縫いつけて・・・と。次は肋骨だな・・・。ここはめんどくさいから応急処置でいいや・・・。はい終わり!おつかれー!」

 

「お疲れ様でした・・・。色んな意味で疲れましたよ・・・」

 

ーーーーーーーーーー

 

「ちょっと提督さん!大丈夫なのその腕!?」

 

今俺の腕は包帯ぐるぐる巻きで文豪ストレイドッグス最終回の淳くんの様な見た目をしている。

 

「耳元でうるせーよ七面鳥。1日寝れば治るから問題ないずい」

 

「さらっと七面鳥って言わないでよね!まあ、大丈夫ならよかったわ」

 

「お前らは全員入渠は済んだのか?」

 

「一応ね。古鷹も体に問題は無いみたいよ」

 

「なら良かった。とりあえず今日はゆっくり休め」

 

「りょーかい!お休み〜」

 

「おつかれー」

 

ーーーーーーーーーー

 

「古鷹入るぞ」ガラッ

 

「提督!?ノックぐらいしてください!馬鹿!」

 

「おおっとすまんね。終わったら呼んでくれ」

 

 

 

 

 

「もう大丈夫です」

 

「はいよ」ガラッ

 

「今日は足を引っ張り申し訳ございませんでした」

 

「気にするな。大破しない艦なんて存在しないし何より沈まなくてよかったよ」

 

「心遣いありがとうございます」

 

「じゃあ本題に入るけど明日武器の修理や俺の体を治すために一度鎮守府に帰るんだ。古鷹もあれだけの怪我をした。1日じゃ精神的にきついだろうし鎮守府に戻らないか?」

 

「それは・・・私はこの戦いにもう必要ない、ということでしょうか・・・?」

 

「それは違う。多分次の戦いで敵はさらに強くなってるだろうし無理はさせたくない。次はもしかしたら轟沈してしまうかもしれない。だからここは下がってくれないか?」

 

「・・・・・分かりました。でも一つだけお願いがあります」

 

「?」

 

「せっかく横須賀に来たんですから横須賀カレーを食べてから帰りたいです!」

 

「はははっ明日の朝好きなだけ食べてきな。午後に出発だから」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「じゃあ俺はそろそろ行くよ。しっかり休めよ」

 

「お休みなさい」

 

「お休み〜」ガラッ

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「おっ来たな」

 

「何?待ってた感じ?」

 

「刻と明日のことを話してたんだ」

 

「明日は直すものをまとめて12時出発の予定だったんだが問題あるか?」

 

「いや、それに関しては大丈夫なんだけどな」

 

「じゃあなんだ?」

 

「いやぁーせっかくの広島なんだ。何食べて何買おうか悩んでいたのさ」

 

「修学旅行じゃねーんだからな?ま、俺は疲れたから休む。今日はお疲れ。明日な」

 

「おう。お疲れ」

 

こうして最終戦1日目が終了した。




※作者は東京住みです。

今回初見の方は良かったらコラボ1話からお読み頂けると幸いです


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