幻想郷の少女たちは現在性欲を持て余し気味 (輝く羊モドキ)
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博麗霊夢は指でする派

注意事項は読んだか?なに、読んでないだって?それはいけない。
まあ要するにキャラ崩壊、下ネタ、エロ本ギャグ次元。3点に気を付けろ。

不愉快だと思ったら我慢して見続けるんだぞ。


「・・・はぁ」

 

ここは幻想郷が(かなめ)、博麗神社。その境内にて妙に色っぽいため息を吐く少女が一人。

 

 

「・・・はぁぁ・・・」

 

更にため息を一つ。逃がした幸せの代償に少女は何を思うのか。

 

 

 

「あぁ~なんかムラムラしてきたわ・・・」

 

シモな事だった。

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

「はぁーあ。なんだか暇ね。」

 

少女の名前は博霊霊夢。幻想郷において最強生物であるハクレイノミコである。

 

「こんな日に限って誰も来ないんだから。」

 

普段の博麗神社は騒がしい奴等がよく訪れ、騒ぐだけ騒いでは帰っていく。

 

「お洗濯はとっくに終わらせたし・・・掃除するほど汚れてもないし・・・。」

 

しかしこういう暇な日に限って誰も訪れず、ただ暇な時間を過ごしている。

 

「いいお天気だし、どこかお散歩にでも行こうかしら。」

 

ちょっとまってこのタイミングでお散歩に行くのはいきなりタイトル詐欺になってしまいかねないのでやめていただきたい。切に願う。

 

「やっぱり面倒ね。」

 

おっし願いが届いた。ありがとう神様。博麗神社でなに祭ってるか知らないけど。

 

 

 

 

「とりあえずオ○ニーでもしようかしら。」

 

ド 直 球 。ちょっといきなりすぎやしませんかね。

 

と、そんなこと思っているなどつゆしらず、霊夢は部屋の押し入れの中を探る。

 

「官能小説かぁ・・・今そんな気分じゃないから・・・でも保留。」

 

そう言って一つの本を押し入れから引っ張り出して横に置く。

 

どうやらオカズを探してるらしい。そんなすぐ見つかる場所に隠しておいて同居人(人じゃない)とか泥棒(親友)とか不法侵入者(いつもの事)とかに見つかったらどうするつもりなのか。

 

「ウ=ス異本か。今日はこれにしましょう。」

 

やっぱり外のモノよねーと今にも鼻歌でも歌いそうな上機嫌さで本を選ぶ。

 

 

「触手・・・まあ保留で」

 

 

この巫女レベル高くないですかね。

 

「ショタ物・・・うーん。・・・気分じゃないわ、パスで。」

 

「強○物・・・表紙の男はイマイチねぇ・・・パス。」

 

なんでそんなものを大事にしまっているのか、疑問は尽きない。

 

「逆レ物・・・なんかこう、惜しいのよねー。」

 

惜しいってなんだよ。「

 

「百合かぁ・・・うわ、中身これちょっとシャレにならないわ。」

 

そういうのってたまにあると思います。

 

「でもせっかくだから保存しとこう。」

 

そういうのってよくあると思います(汗

 

「獣○!これよ!これに決めたわ!」

 

ほんとこの巫女レベル高くないですかね。

 

 

栄光なる選抜試験から落選したウ=ス異本を元の場所に仕舞いこんで、最後に博麗の巫女の力がたっぷりと込められた御札をぺたり。これで不埒な輩どもからオカズが守られた。技術の無駄遣いもいいとこである。

 

 

ちなみに霊夢が用意したケモケモ本の内容は、どんな薬でも作れる薬師兼獣医の人がちょっとした手違いで病気のワンちゃんに与えるはずだったお薬の分量を間違えてワンちゃんのワンちゃんがとっても元気になってしまい、飼い主の巫女がなんとかするという話だった。なにこれ欲しい。

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

博麗霊夢は自ら定めていることがある。

 

これは例え幻想郷がひっくり返り、現世と冥界が逆転したとしても不変の取り決めである。

 

これはいわば自分でつけた枷であり、盟約である。

 

例え他人から非難されようと、たとえ友人から咎められようと、たとえ親代わりの存在から否定されようと。

 

自身が貫くと定めた掟を決して破らない。

 

 

 

 

博麗霊夢は、自慰行為の前に必ず生まれたままの姿で瞑想をする。

 

全裸になり開放感を得たいだとか、瞑想することでシた時の快楽が上がるとかそういった理由からではない。

 

気付いた時にはそういうものだった。それだけの理由である。

 

今思えば彼女の親代わりが似たような事をしていたのを目撃したからというのも理由の一つかもしれない。

 

いや、そのようなことはどうでもいい。今重要なのは博麗霊夢は瞑想をして”いた”。

 

 

パッと目を開け、いざ!快楽の彼方へ!

 

 

 

 

 

ガラッ「れ~いむ!さいきょーのあたいと弾幕ごっk「巫女パンチ!」グワー」

 

 

 

 

れいむ!せんせーこーげきとはひきょうだぞ!なんではだかなんだ!うるさい!夢想封印!ギャー!

 

 

 

幻想郷は今日も平和だった。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

お?なんだこの本?

 

えー。と?

 

?女が、??なワンちゃんとわんわんする本?

 

なんだこれ!おもしろそう!

 

大ちゃんといっしょによもーっと。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

あ”あ”ぁ~!無い!ない!

 

 

”あの”本がない!

 




こんな感じで続いていくお話です。

この世界の霊夢は食物ヒエラルキー(意味深)の頂点に君臨しているに違いない。


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霧雨魔理沙はおもちゃでする派

アイデアがぽんぽん生まれるが書くまでに鮮度が落ちて行ってしまう…


「あー!ああー!」

 

 ここは魔法の森の一角、霧雨亭。

 

「ああー!いやー!」

 

 その一室で叫びまくる少女。霧雨魔理沙がそこにいた。

 

「うわー!ぐわー!」

 

 その声からは色も艶も全く感じられない。

 

「ゼェ・・・ゼェ・・・」

 

 魔法の森とはいえ全力で叫んだならば近所迷惑なものだが、叫び声はその一室より外に出ることはなかった。

 

「はぁ・・・ぁー」

 

 なぜなら少女は枕に顔を押し付けて叫んでいたからであり、何故そんな事をしているのかというと

 

「あー。なんかオ○ニーしたくなってきたぜ。」

 まってお嬢ちゃんまだモノローグの途中なの。

 

 

 

 

 *  *  *  *  *

 

 

 

 

「あー。一通り叫んだらちょっと疲れちゃったぜ・・・」

 

 ・・・さて、このまるで色気の無い少女、霧雨魔理沙がなぜ叫んでいたかというと、三日近く部屋にこもって行っていた研究が失敗に終わったからだ。

 

「すこし水でも飲むか・・・」

 

 もちろん研究の失敗なんていつもの事だし、今回の失敗もしっかり記録に残しているから今後の研究に役立てることが出来るだろう。

 

「ん、んく・・・ふぅ。人心地ついたぜ。」

 

 ただ今回の実験は少し自信があったのだが結果的に失敗してしまい、イライラの解消と気分転換も兼ねて叫んでいただけだ。

 

 

 

「さて、オ○ニーするか。」

 

 

 

 ・・・まあこの自慰行為も気分転換の一つなのだろう。そうに違いない。そうって言って。

 

「・・・えーっと。あれはどこに置いといたっけか~?」

 

 彼女が今探しているものはつい最近拾った(盗んだわけじゃない。借りてるわけでもない)官能小説だ。

 

「ん~?たしかここに置いといたはずなんだけどなー。」

 

 内容としては純愛物。とある商人の娘が丁稚奉公の男と恋に落ち、いろいろな困難にあって結果結ばれるというものだ。こういう純愛系のホント好き。

 

「ありゃ?ないな。こっちじゃなくてあっちだったっけか?」

 

 ・・・彼女は実験の事ならマメに記録をつけたりするのに、私生活はかなりズボラらしい。

 

「あぁ、あったあった。あとはアレとアレか。」

 

 アレとアレというのは、彼女が愛用している振動するカプセル型の機械と張り型である。有体に言えば、○ーターとディ○ドである。

 

 いつもベッドの下に隠してあるらしい。男子高校生が隠すエロ本かよ。

 

 カプセル型の機械も張り型も、どちらも彼女の友達(と本人は認識している)が渡した物である。盗んでない。何を思って渡したのかも分からない。分からないったら。

 

「さて、さて。カーテンよし、部屋の鍵よし、結界よし。っと。」

 

 事前の準備は指さし確認するほど入念に行ってる。過去に何かあったに違いない(・∀・)ニヤニヤ

 

「よーし。準備はOKだな。うん。」

 

 ちなみにどうでもいいが彼女が用意したおもちゃは魔力が動力源となって動く。凄くどうでもいい。

 

 

 

 

「・・・じゃあ。読むか。」

 

 事前の準備は入念にしたのに、用意したおもちゃには手を出さずに先に官能小説を軽流し読みする。

 

 なぜ読みながらしないのかというと、前に読みながらしてた時、本の内容は途中までは男女の恋愛物だったのだが、突然話の流れがおかしくなりなぜか男と男の友人が濃密に絡み合いだして、魔理沙はあまりの衝撃にスル気が失せてしまった。

 

 ・・・ちなみにだが、その時自らの知識欲の種が男同士の行為、濃いカラミに刺激されたが、魔女としてのカンが、知識欲の種が芽吹く前に摘み取った。危うく魔女から腐女子にクラスチェンジするところだった。そのままのきれいな君でいて。

 

 

 しかし・・・

 

 

「あー・・・なんだかチ○コの描写濃いな・・・」

 

 

 彼女の旺盛な知識欲が・・・

 

 

「・・・チ○コってこんな表現されんのか?」

 

 

 刺激されてしまった。

 

 

「うーん。この張り型とは明らかに表現が違うぜ・・・。」

 

 彼女は男を知らない。ほぼ言葉通りである。

 

 彼女は性教育は受けてある。実の父親と、魔法の師匠から。

 

 赤ちゃんはコウノトリが運んでくるわけじゃないし(まあ幻想郷ならありえそうではあるが・・・)キスだけで妊娠するわけがないと知っている。

 

 しかし、男の最も男である部分の最も男らしい状態はほぼ知らない。

 

 遥か昔、父親と一緒にお風呂に入った時に股の間にブラブラしているのをちらと見かけた以来である。

 

 たとえ一部の人妖達をコマしてても(彼女にはそんなつもりは一切ない)たとえ極一部の妖から「魔理沙は絶対○ん○ん生えてる」なんて言われてても(彼女はそんな風に言われている事を知らないしもちろん生やしたこともない)知らないものは知らない。

 

「うーん気になるぜ。本物はどうなっているんだぜ?」

 

 ちなみに彼女の普段の張り型の使い方はもっぱら舐めたり咥えたりしゃぶったり時に噛みついたりするくらいである。

 

 流石に突っ込む勇気はなかったようだ。

 

「気になる~、気になるぜ~。」

 

 しかしだからといって自分が少なくとも憎からず思っている銀髪の半妖の男性に「ちょっとチ○コエレクチオンしてるとこみせて!」なんて言えるわけがない。想像しただけで恥ずかしすぎる。

 

 だからといって行きずりの男に突撃するのも少女として完全に終わっているというのも認識している。

 

 どうしよう。どうするか。悩みに悩む、もはや自慰どころじゃなくなった。

 

 

 突然彼女の脳内に神の天啓的発想が舞い降りた。

 

 

 「もしかして、動物のチ○コ見れば分かるんじゃないか!?」

 

 

 ざんねん!すでに しょうじょとして おわってしまっていた!

 

 

 

 

 

 *  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「おっし。ワンコみっけ。」

 

 

 彼女は結局天啓的発想を実行に移すことにした。

 

 とりあえず自作の媚薬を持って動物捜しを始めた。

 

 媚薬を動物に与え、○ん○んをおっきくさせて観察する。今のところだが、頭の中では作戦は完璧だった。あとは実行するだけである。

 

 実に完璧すぎる作戦だ、ただ賢い貴方方ならもう既にお分かりいただけるだろう、この作戦には致命的すぎる欠陥があった。

 

 

 

 動物の○ん○んと人間の○ん○んの形状はかなり違うということだ。

 

 

 

 しかしそんなことなど全く知らない魔理沙は、目の前の犬にエサと媚薬片手にゆっくりと近づいていった。

 

 目の前の犬はかなり大型の犬だ。体の高さだけなら人里の悪ガキ共よりも大きい。

 

 しかし魔理沙は、「人に近い大きさならチ○コも人に近いだろう。」とかなり安直な考えを持っていた。

 

 

 かくして、作戦は大成功を収めた。目の前のワンコはエサと媚薬の両方を食べ、その股間にぶら下がっているモノがみるみる肥大化していく。

 

 魔理沙の予想外の出来事は2つあった。

 

 一つ目は、犬のお犬様部分が想像を絶する巨大さを持っていたこと。彼女が持っている張り型も、「こんなものが男の股にぶら下がってるのかでけぇな。」と思っていたのに、目の前のワンコはそれよりもはるかに超えるモノを持っていたのだ。

 

 

 そしてもう一つの予想外。それは。

 

 

「魔理沙・・・貴女、何をしているの・・・?」「えぁ?」

 

 魔理沙が「チ○コ、いやこれはもうおち○こ様だな。」としょうもないことを考えながらワンコのおち○こ様に手を伸ばしているその瞬間を人形遣いの魔女に見られてしまったことだ。

 

 

 

 魔理沙の性癖が誤解されてしまったのは言うまでもない。誤解・・・?誤解かこれ?

 

 

 

 * 蛇 足 *

 

 

 

「うぇへへへへ、魔理沙がこれと同じモノでオ○ニーしてるかと思ったらもうヤバイ。それだけで興奮する。ご飯三杯イケますわぁ。うぇひひひひひ」

 

 

(悲報『友達の頭がイカレた』)ショウギサシニキタダケナノニ

 

 

 白狼天狗の少女は遠い目をした。これがほんとの千里眼ってか?やかましいわ。




アイデアが生まれた時と実際に書いてる時でなぜかオチが変わってしまった。なんでだろうね?


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十六夜咲夜はレミニスト

貴方はレミニストですか?

私はパチュニストです。


 

 十六夜咲夜は忙しい。

 

 

 それはもうものすごい忙しい。

 

 

 

 

 

 時間なんて彼女の能力にかかれば幾らでもあるのに。

 

 それでもなお忙しい。

 

 仮に時間を止めないで一日の仕事をした場合、48時間あっても足りないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなあまりにも忙しすぎる彼女だが、

 

 

 

 

 月に一日、休みを貰える。

 

 たった一日でいいのかだって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その一日であらゆるストレスを吹き飛ばすから大丈夫。

 

 

「はぁ。やっと一息つけるわ・・・。」

 

 あの、モノローグの最中にちょくちょく時間止めるのやめてください。手抜きとか尺稼ぎかと思われるので・・・

 

 

 

 

 *  *  *  *  *

 

 

 

 

 十六夜咲夜は誰もが認めるパーフェクトメイドである。

 

 時にお嬢様の無茶振りに対して完璧以上に応えたり、

 

 時にお嬢様の理不尽な要求に予想以上で返したり、

 

 常にお嬢様に呼ばれても大丈夫なように待機しつつ、

 

 紅魔館の炊事、掃除、お洗濯なんでもこなしている。

 

 正しくパーフェクトなメイドなのだ。

 

 そんなパーフェクトメイドも一人の人間の女性。食欲もあれば睡眠欲もあるし性欲だってある。

 

 そんな欲求を解消する時間は彼女にあるのだろうか?

 

 食欲はいい、はしたないとは思いつつも、料理を作ってる最中にちょこっとずつつまみ食いをしているから。味見です。

 

 睡眠もいい、時間を止めてしまえば幾らでも眠ることが出来る。自室に行けば快適な眠りを提供できるベッドもある。睡眠不足は美容の天敵なんです。

 

 

 さて、では性欲は?

 

 答えはこうだ。

 

 

(はぁはぁお嬢様お嬢様お嬢様お嬢さまくんくんしたいくんくんしたいスーハースーハーしたいお嬢様の可愛らしいおててを握りながら抱きしめたい髪の毛もふもふしてくんかくんかして恥じらうお嬢様を見てそのみずみずしい唇を無理やりにでも奪いたい驚いたお嬢様を無理やりにでも押し倒していたずらしたいああでもやっぱり押し倒されて無理やりされるのもいいかもその可愛らしいおみ足で踏んずけて欲しいお嬢様のミルクの香りを堪能したいお嬢様を裸に剥いて舐めまわしたいお嬢様お嬢様ああお嬢様が鏡の前で悩殺ポーズの練習している所に踏み入って真っ赤に恥じらっている所を襲いたいお嬢様の涙目をみたいお嬢様お嬢様お嬢様おおおあぁあぁあああぁぁっぁっああぁあっぁあああぁぁぁあ!!!)

 

 

 すっごい溜め込んでるみたいです。

 

 

 しかし十六夜咲夜はパーフェクトなメイド。仮にお嬢様から求められない限り決して手を出すことは無い。

 

 それは時が止まった世界でも同じ事。

 

 たとえ止まった時の世界の中で首もとでお嬢様の匂いをかごうとも、たとえ時間が動かない世界の中でお嬢様の入浴中に視姦しようと、たとえ自分だけの世界でお嬢様が使用した食器を舐めまわそうと、たとえ普通に時間が動いてる中でお嬢様の洗濯物(ナイトキャップとか下着とか)こっそり自室に持ち込もうと。

 

 お嬢様にはこちらから手を出すことは無いのだ。オブラートに包んで言っても気持ち悪いなこれ。

 

 しかし月に一度、レミリア・スカーレットからその日だけはメイド服を脱いでいい。と直々に申せられた日だけは例外だ。

 

 その日だけはパーフェクトメイドではなくなる。普通の、一人の少女でいられる。

 

 止まった時間の中でそれはもう好き放題する。

 

 悪魔でもドン引きするくらい好き放題する。

 

 具体的な例は彼女の(ほぼ無いような)名誉のために挙げないが、レミリア・スカーレットの指とか足とか耳とかがびしょびしょになる。もちろん後処理はしっかりとするが。

 

 もし、もし仮にレミリア・スカーレットにおにんにん生えてたらそれで純潔散らしてるくらいはしてる。

 

 それほどまでに好き放題して、次の日からはまた何事もなく一ヶ月頑張るのだ。

 

 

 ・・・ただしそれは少なくとも

 

 

「咲夜。」「はい、紅茶のおかわりです。」(お嬢様お嬢様お嬢様お嬢様……)

 

 

 今ではない。

 

 

 

 

 *  *  *  *  *

 

 

 

 

「・・・はぁ。」

 

 吸血鬼にして紅魔の王、レミリア・スカーレットはため息を吐く。

 

 実年齢に対し、あまりにも幼い見た目には相応しくない仕草だ。しかし同時にその見た目には全くそぐわない異様な艶があった。

 

「・・・はぁ。」

 

 ため息をもう一度、そのあまりにも色気のある息を耳元に吹きかけられたら、女を知らぬ青少年はそれだけでも絶頂しかねない。

 

 ため息を吐くとはそれだけに重大な悩み事があるということだ。

 

 可愛い妹の事か?否、少々問題もあるが、最近は特に元気で活発だ。自ら外に出始めたのは運命を操る能力をもってしても僥倖である。

 

 では、親友の事か?否、少々、いやかなり特殊な性癖を持っていて、時々思いがけない災害をもたらしたりもするが、尻拭いくらいは自分でやれる奴だし、何より騒がしくも楽しい。永きを生きる者にとって暇すぎる日常に垂らす清涼剤以上のモノはある。

 

 では、最近のお気に入りである巫女のことか?否、それはそれで悩み事だが、今はもっともっと重要なことで悩んでいる。

 

 なんのことか。なんのことはない、自らの従者で、パーフェクトなメイドの事である。

 

 パーフェクトメイドがもうすぐ、月に一度の休みの日に入るのである。

 

 何が問題か。

 

 彼女によってもたらされた生活の変化はあまりにも劇的だった。

 

 一言、望めばあらゆるモノを用立てる。

 

 いや、最近はもはや一言発する必要もなくなってきたほどだ。

 

 紅茶が欲しいと思えば、淹れたての非常に美味しい紅茶が出てくる。

 

 気まぐれにコーヒーでも飲みたいなと思えば、程よく砂糖とミルクが混ざったコーヒーが出てくる。

 

 お腹がすいたと思えば、食事が出てくる。

 

 お腹がすいたと思わずとも、軽食も出てくる。

 

 これは正しく人をダメにするメイドだ。(人じゃないけど)

 

 もはや彼女がいない生活など不便で仕方なく思えてくる。

 

 

 とはいっても、だ。彼女は実に有能で、有能という言葉では評価しきれないほどの有能だが、一日だけならばレミリア・スカーレットも我慢できる。

 

 何よりも屋敷のメイド妖精は、その日だけはとても頑張ってくれるのだ。(普段から頑張れよとは思うが)

 

 だからこそそこまで不満に思うことは無い。

 

 

 ・・・では、なにが問題だというのか。

 

 

 濡れるのだ。

 

 

 それはもう全身がびしゃびしゃになるくらいに濡れるのだ。別に性的な意味ではない。現象としての一つの結果だ。

 

 少なくとも咲夜は気づいてないと思っているのだろうが、流石に気付く。

 

 彼女が、レミリア・スカーレット(わたし)でオ○ニーしてることくらい。

 

 なにも彼女が、レミリア・スカーレット(わたし)をネタにしてしてるのではない。いや多分それもあるのだろうが。

 

 レミリア・スカーレット(わたし)をさながら道具のように使うのだ。

 

 とはいっても着せ替え人形くらいだったのならば別に我慢も出来よう。愛する従者の事を思えば、自らファッションショーでも開いてやるくらいには乗り気だ。

 

 でも。

 

 流石に。

 

 レミリア・スカーレット(わたし)を舐めまわしたりアソコで擦りまわしたりするのはいただけない。

 

 

「・・・はぁ。」

 

 少なくとも咲夜は、レミリア・スカーレット(わたし)がこの事に気付いてるなんて露ほども思わないだろう。だからこそあそこまでハッチャケてるのだろうし。

 

 しかし流石に最近はエスカレートし過ぎている。この前なんて*にまで手を伸ばしていた。前はともかく*は淑女として恥ずかしすぎる。

 

 しかしならばどうする。咲夜に「貴女私を道具のように扱うなんてどういうつもりかしら?」なんて言ってしまったらどうなるか。恥ずかしすぎて自殺でもするんじゃなかろうか。

 

 もしかしたら開き直って常に襲い掛かって来るかもしれない。

 

 そう思ってしまったら言うに言えない。だけどこのままでは*の危機が・・・

 

 

 もうじきに例の日がやってくる。レミリア・スカーレットはこういう時に限ってまるで役に立たない自身の能力を恨みながら、その時が来るまで悩み続けるのだった。

 

 

「・・・はぁ~。」(お嬢様のため息お嬢様の息くんかくんかしたいお嬢様お嬢様お嬢様……)

 

 




レミリアでオ○ニー

レミリアオ○ニー

レミニー



つまりレミニーする人はレミニスト


貴方は何ニスト?


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小悪魔はリベンジポルノという単語に興味深々

名前ない子がメイン


「じぃー」

 

ここは紅魔館の図書館。そこに一人の魔女と名前のない悪魔がいた。

 

「じぃーーー」

 

魔女の名前はパチュリー・ノーレッジ。名に知識を冠するだけあってその叡智は計り知れない。また、魔法使いとしても超一流であり、天井も見えないほど高い図書館にふさわしいほどの本の量があるここ、紅魔館の図書館の現主である。

 

「じぃぃぃぃぃぃ」

 

その魔女を穴が開くほどに見つめている。いや、もはや口に出しているほどじぃっと見つめているのは、図書館の主が使い魔。俗称、小悪魔である。

 

「・・・」

 

やっと口に出すのを止めてくださいましたね。この小悪魔。元々

 

「パチュリー様がまた新しいオ○ニーの方法を考えてる!」

 

だからモノローグをぶった切るのは、あ。ちょっとまった。その話詳しく。

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

小悪魔は悪魔である。まぁ分かるか。

 

彼女は名前に小さいと付くが、こと自らの主については非常に有能である。

 

その長い付き合いの経験上、主を一目見ただけで主の健康状態、機嫌、今読みたい本、紅茶が要るかどうか、今最もアツいオ○ニーの仕方が手に取るようにわかる。

最後おかしくねぇ?

 

そして得た情報を生かして彼女から何かを言われる前に必要な本を持って来たり、読み終わった本を整理しに行ったり、紅茶を入れに行ったり、オ○ニーに使う触手やスライムなどを用立てたりしている。やっぱりおかしくねぇ?

 

なぜそこまでして主の役に立とうとするのか。そう、全ては彼女とその主の出会いから始まった。

 

 

 

*  *  *

 

 

 

「・・・私を呼んだのは貴女かしら?」

 

お決まりのセリフ。久々の召喚だからすこしばかり気合いを入れていった。しかし目の前には少女が一人。魔力はなかなかに目を見張るものがあるが、それでも少女が淫魔たる私に何の用か。

 

「・・・思ったのとちょっと違ったけれど、まあいいわ。」

 

なんだこの少女。呼び出したかと思ったらいきなりのまあいいわて、生意気なやつである。

 

「貴女を呼んだ理由は一つ。」

 

まあいい。こいつの魔力はかなり良質だ。多少の無礼は目をつむってやるとするか・・・

 

「私の自慰行為を手伝いなさい。」「・・・は?」

 

今なんて言った。示威行為?力でもしらしめんの?

 

「聞こえなかったかしら?私の自慰行為。オ○ニーを手伝いなさい。」「・・・え?」

 

理解できない。したくない。少なくとも淫魔を呼んですることじゃない。

 

「何度も言わせないでちょうだい。私の「もう言わなくて結構よ。分かったから。」そう。」

 

本当は分かってないが、どういうつもりか。

 

少なくとも童貞を拗らせて、死ぬ前にイッパツヤらせてくれ、ってわけでもなさそうだ。というか本当そんなことで何で(一応肉体は)女である私を呼んだのか。

 

「男の淫魔を呼びましょうか?」「必要ないわ。」

 

マジで意味が分からん。本当にオ○ニーを手伝わせたいだけ?だとしたら・・・

 

「舐められたものね・・・!」「?」

 

いいでしょう。遊びでも淫魔と交わるということがどういう意味か、その魂をもって知りなさい・・・!

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

「うぅ・・・ぐすっ・・・ひぅ・・・。」

 

「・・・なにも泣かなくても。」

 

私は淫魔だ。それもそこそこ永生きしている淫魔だ。

 

今までに聖職者を何人も性職者に変えてやったし、男ならば数え切れないほどに吸い殺してきた。もちろん女を相手にしてきたことだって何度もある。天の使いを堕落させたことだってある。

 

死者の魂すら悦ばしたこともある私にとって生きた女のイかせ方など知り尽くしていた。

 

だというのに・・・

 

「淫魔の私が先にダウンしてしまうなんてぇ・・・」

「ちょっとテンション上がっちゃっただけじゃない。」

 

ほんとう、今後の淫魔生命にかかわる出来事だった。

 

女のイかせ方なんて熟知していたが、まさか相手は正しく未知の快楽で攻めてくるとは思いもよらなかった。永く生きていて初めて気絶するほど絶頂した。少なくとも「あ、これ裂ける」と思ったのも初めてだった。

 

多分大人を産んだとしたらあんな感じになるのだろう。

 

 

「・・・じゃあ、もう帰っても「ちょおぉぉっと待った!」

 

もはや淫魔としてのプライドはズタズタだ。さらにここで送還されでもしてしまったら悪魔としてももう生きてはいけない。

 

なんとしても食い下がる。

 

「まだ使ってない技があるわ。こんどはそれで貴女を快楽の虜にしてあげましょう。」

 

「結構よ。」

 

泣きそう。

 

「じゃ、じゃあ今度は私が男になって攻めてあげるわ。」

 

「そういうのも、別にいいわ。」

 

あれれぇ?室内なのに雨が降ってるぞぉ?

 

「・・・ほんと、なんでもしますから。」

 

「・・・じゃあ何ができるのよ、性技以外で。」

 

多分、今後の悪魔生でも無いであろう、自らの出来ることの売り込みをした。

 

その結果はもはや言うまでもないだろう・・・。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

「当時はまさか魔女にスタミナ負けするとは思ってもみませんでしたし、パチュリー様が喘息持ちだったって知った時は本当に腰が抜けそうになりましたよ。なんでえっちぃの時だけ無尽蔵なスタミナ発揮できるんだ。とね。」

 

「誰に何を言ってるのよ・・・。」

 

呆れた目で見られる。

 

「いいからさっさと準備をしなさい。」

 

「はいはーい。」

 

 

小悪魔は元々、生まれは淫魔だった。しかしパチュリー・ノーレッジに仕えるにあたって今までのほぼ全てを捨て、1から悪魔として彼女に仕えている。その結果有能だけど名前のない悪魔として今を生きている。

 

それが悪いことだとは思わない。

 

少なくとも、小悪魔はパチュリー・ノーレッジが好きだし、彼女に仕えることにも誇りを持っている。

 

 

ただ、一つばかし不満があるのは・・・

 

 

 

「ほら、早くここに触手とスライムとその他諸々持ってきなさい。」

 

 

男性経験は無いくせにやたらとハードなオ○ニースタイルである。

 

 

今まで何度本物の男を抱かせてやろうと画策したか・・・!

 

そのたびに奇跡のようなタイミングで様々な不幸が起こり結局パチュリー様に男を抱かせる目論見は何度も何度も潰えた。

 

 

しかもパチュリー様がその奇跡を狙ってるわけでもないので、変な勘違いが今でも続いてる、

 

曰く、「私って男には好かれないみたい。」だの、「私は男運無いから。」だのどんどんと酷い方向に突き進んでいく。

 

もう既に手遅れのような気もしないでもないが、これ以上パチュリー様のオ○ニーライフが進展しないように本物の男を抱かせてあげたいが・・・

 

 

「さあて、どんなすごいモノが生まれるかしら。」ワクワク

 

「・・・」

 

そのワクワク顔。本っ当にズルいです・・・。

 

 

 

あぁ。でもやっぱり男でヒイヒイいわせるより私がヒイヒイ言わせたいかも・・・。




小悪魔は実はすごい悪魔だった説。



ぱちぇさんは幻想郷で1・2を争うオナニストに違いない(


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伊吹萃香は大自然と一体化する派

アイデアと性欲がムラムラ湧き続ける限り。負けない!


「ん・・・んく・・・んく・・・ふはぁ。」

 

幻想郷の某所。背の高い木の上。

 

「ふぃ~。」

 

枝の上で器用に胡坐をかきながら酒を飲んでいる少女が一人。

 

「ん・・・こく・・・んう・・・んう・・・」

 

身体は小柄、頭には特徴のある角が2本生えていた。

 

「くはぁ。」

 

まんまるに輝く月を眺めながら、何を考えているのか、或いは、何も考えていないのか。

 

「あぁ~。」

 

ただぼんやりと満月を肴に酒を飲んでいた。

 

 

 

 

 

「性欲を持て余す。」

 

わあ何言ってんだこの幼女。

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

「こんな静かな満月の日は久しぶりだねぇ~。」

 

そう独りごちる。

 

「最近の満月の日は大体どこかしらが騒がしかったからねぇ。」

 

伊吹萃香は普段ヒマなときは幻想郷の大気に自らを散らしている。

 

故に大体の場合、天狗の記事より早くいろいろな事を知ることが出来るのだ。

 

とはいっても知ったからといってそれを吹聴する性格でもなし、時たまなんでもない馬鹿話や面白話を肴に酒を飲むだけだ。

 

「ああ、こんな満月の日は昔を思い出しちまうね。」

 

彼女の言う昔、それはまだ幻想郷の影も形も出来ていない頃の話、人と妖の距離が今以上に近くて遠かった頃の昔話。

 

あの頃は良かったなどとは思わないが、太陽の下、賭け事や喧嘩事に明け暮れ、時折人間が鬼退治をしにきたりした。今の生活も楽しいが、昔は昔で楽しかった。

 

 

 

そういえばあの時も満月だったなぁと萃香は考える。

 

あの時とは、友人であり、仲間であり、同じ山の四天王と呼ばれた怪力乱神の女鬼に抱かれたときである。

 

 

 

そう、エロい話である。

 

 

 

その時は人間の町の大きな酒蔵を襲撃した帰りの大宴会の日だった。

 

仲間の鬼共は盛大に大暴れしては殴り合いの勝ち抜き戦をしていた。

 

当時の四天王達も参加したがっていたが、「お前らが参加すると賭けにならないからダメ」と言われハブかれた。

 

鬼から喧嘩を取り上げるとは何事か!とそりゃあもう暴れたが、仕方がなかったので辺りの酒を萃めてはふて酒をした。

 

その内いつの間にか四天王の飲み比べ大会が勃発し、お互いに負けるのは癪だ。と酒をがばがば飲みまくった。

 

 

結果。喧嘩大会は決勝での相打ちで全員がダウン。四天王飲み比べも二人がダウンし、力と技の二名がふらふらになりながらも飲んでいた。

 

既に辺りは死屍累々。動いてるものは二人だけになってしまった。

 

肴は既に喰い尽した。空には星天と満月だけが我が物顔で居座っていた。

 

二人は今にも倒れそうだが、月を見て団子みたいだと思いながら黙々と飲み続けていた。

 

その時にはすでに月の狂気に当てられていたのか?飲んだ酒の本数は互角、最後の酒の一本を巡っては取っ組み合いになった。

 

立ち技では怪力乱神の右に出るものはいない、しかし寝技ならば負けは無いと持ち前の背の低さを最大限活用して押し倒す。組み合う。酒臭いが濃厚な絡み合いになった。

 

お互いに取っ組み合いながら弱点を攻撃しあっていた。気が付いたら

 

 

服の上からでもわかるほどに怪力乱神のナニがすごいことになっていた。

大洪水であった。河童もかくやと言わんばかりである。

 

 

ぎょっと身体が硬直した。その隙を狙ってかすごい力で押し倒された。

 

「お前のせいだからな。」などと意味不明の供述をしており、あ。ちょ、やめて。

 

 

 

 

 

 

一応補足しておくが、伊吹萃香はいたってノーマルである。

 

ただ鬼の性格か、強いものが好みというだけで、普通に男に興味があるのだ。ただ男の方はあまり彼女の体形に興味ないだけで。

 

その時は怪力乱神の猛々しい一角(意味深)に貫かれたり、彼女の剛腕で凄いことになったりしただけだ。

 

決して百合の気があるわけではないということをつけ足しておく。

 

 

もちろん伊吹萃香も男と一夜を過ごした記憶がある。ただし、あまり彼女の身体は数多の男にとって魅力的ではないのか数えるのに片手で事足りるぐらいだが・・・。

 

 

ある時は鬼退治に来た男の気概を認め、酒盛りしていた。男は人間にしては異常なほどに酒に強く、ついつい伊吹瓢の酒を何度も飲ませてしまった。

 

その結果、男は前後不覚になり、(恐らく)愛する女の名前を叫びながら襲い掛かってきた。(性的な意味で)

 

 

ある時は蛇妖と賭け事をして負け、賭けの景品として一夜を過ごした。蛇妖のソッチの体力は鬼すら凌駕していた。色々と酷い目にあったと思う。

 

後日、賭けでイカサマを行っていたことを知り、蛇妖のヘビ(意味深)の首を引っこ抜いて女にしてやった。ザマアミロ。

 

 

またある時は山に一人で迷い込んできた男の前に現れ、「ぼさぼさしてると食べちゃうよ。」的なことを言ったすぐのちに男は訳の分からないことを言い襲い掛かってきた。

 

あまりに唐突過ぎてそのまま食べられてしまった。(性的な意味で)

その後男を食べた。(食事的な意味で)

 

 

いずれの時も全て満月の明るい日だったことは覚えてる。

 

 

(あれ?私って押しに弱いんじゃね?)

 

とほどよく酒に呑まれてきた頭で考える。

 

しかもからだが変に火照ってきた。酒を飲んだだけではこうはならない。

 

きっとこうなってしまったのも満月のせいだ。ため息を吐く。

 

 

 

「まぁ、満月にゆかりがあるってことか・・・。」

 

そう言って火照ったからだを鎮めようと近くの木の枝をへし折って大事な所に近づけて行って・・・

 

 

 

ニュイン「はぁい♪さっき呼ばれた気がするんだけど何の「ミッシングパワー(物理)!」へぶぅ」

 

 

 

悪は滅びた。

 




くっそなんだかギャグが足りなくなってきた、補充しないと。



(どうでもいい)補足

星熊勇儀

ナイスバディの姉御。
人妖問わず男にモテモテだが、
処女の百合頭。

きっとその剛角で何人もの女性を泣かしてきたに違いない。
そして何人もの男衆を轟沈させていたに違いない。

勝手な妄想

伊吹萃香

つるぺたボディの鬼っ子
あれ以来、人妖問わず男にモテモテだった仲間に
幾度となく襲われた。(性的な意味で

タイプの男性はとにかく強い男。
酒に強い、運が強い、実力が強い、とにかく強ければ良い。
とりあえず押しが強ければ抱ける。(確信

超勝手な妄想


(さらにどうでもいい)蛇足

山で萃香に襲い掛かった男は実は神様転生してきた男だったのだ!(ナ、ナンダッテー!
チートで女性をメロメロにできる力を貰って、さっそく妖怪勢を食いまくってやるぜーヒャッホーとテンションアゲアゲ↑で山に突撃、初対面が萃香だった。(モゲロ!
「うひょーすいかたんペロペロォ!」と叫びながら押し倒して脱童貞。
その後賢者タイム中に激おこぷんぷん丸の萃香に首と○ん○んをもがれ食われる。


萃香も萃香で下心があって近づいてたのできちんと対応してたか実力があれば多分結ばれてたんじゃないかな(鼻ホジ


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因幡てゐは野菜使い

優曇華院は優曇華淫なんで一人でしないっていう設定。

この世界はなぜかロリコンが少ないっていう設定。

最初の方ふざけてるのも設定。


因幡てゐは激怒した。

 

かの淫虐暴戻の女兎を除かなければならぬと決意した。

 

てゐは男にモテぬ。てゐは、迷いの竹林の主である。

 

兎たちを引き連れ、遊んで暮らしていた。けれども、性欲に関しては人一倍敏感であった。

 

今日の未刻(午後2時くらい)てゐは永遠亭を出発し、竹林を超え、人里外れの打ち捨てられた小屋にやってきた。

 

薬を人里で移動販売するときに大抵そこで一度休憩をとるからだ。

 

因幡てゐには婿も、決まった相手も、一晩ともにする雄もない。

 

人間に変化出来たり出来なかったりする妖怪兎とその他と暮らしている。

 

この日は薬売りの月出身の妖怪兎がなかなか帰ってこなかったから気まぐれと悪戯目的に迎えに行った。

 

歩いているうちにてゐは、辺りの様子を怪しく思った。鼻につく匂いがする。もうすぐ日も落ちて、妖怪たちも活発になって人を襲うために動き出すのは当たり前だが、けれども、なんだか人の血液とは違う、生臭い匂いがする。

 

のんきなてゐも、なんだか不安になってきた。ひと月前にここに立ち寄った時は、夜でも草花の香りがして、こんなひどい匂いはしなかったはずだが。

 

近くの妖怪に、質問した。妖怪は、首を振って答えなかった。

 

しばらく歩いて、昆虫のようなマントを持つ妖怪の少女に会い、今度はもっと、語勢を強くして質問した。妖怪はあたりをはばかる小声で、わずかに答えた。

 

「妖怪兎が、男を連れ込みます。」

 

「なぜ連れ込むのだ。」

 

「性心を抱いてる、というのですが、誰もそんな心を持っては居りませぬ。」

 

「たくさんの男を連れ込んだのか。」

 

「はい、はじめは呉服店の若頭を、それから、甘味処の入り婿を、それから、里の大地主を、それから、大工の棟梁を。」

 

「おどろいた。鈴仙は乱心か。」

 

「いいえ、乱心ではございませぬ。人に、薬を売っている、というのです。この頃は薬があまり売れないから、少しく派手な暮らしをしている者には、路地裏か里外れのこの小屋に連れていかれます。拒めば、赤い瞳に魅入られ、連れてかれます。今週は、6人連れてかれました。」

 

聞いて、てゐは激怒した。「呆れた女だ。生かしては置けぬ。」

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

因幡てゐは、人型の雄にはまるで縁がなかった。夜の話である。

 

彼女の性質は、深い付き合いをするほどに嫌われやすいが、軽い付き合いならばむしろとても好かれやすい性質だ。それなのになぜ男と縁がないか。

 

単純明快、子供体形だったからであった。

 

実年齢だけならば恐らくこの幻想郷においてトップクラス。それも下位の者を突き放している。彼女と年齢が近いものなんて

 

 

 

 

なんでもない

 

 

 

 

しかし実年齢はともかく、外見年齢ならば幻想郷ではワースト争いをしているほど幼い。ただし人間除く。

 

そんなつんつるてんのぺったんこでリトルサイズの彼女に欲情する男なんて今まで出会った中で数えるほどしかいなかった。

 

え?貴方がそうだって?このロリコンめ!

 

 

ともかく。

 

彼女は人型の男性経験なんて数えるほどしかない(雄兎を入れても両の手で事足りる)というのに、月のドグサレ兎はここ毎日はとっかえひっかえ楽しんでいたらしい。

 

因幡てゐは怒りに震えた。

 

「全くうらやまジャナカッタけしからん奴だ!」

 

 

 

因幡てゐ。兎妖怪の名に恥じぬピンク脳っぷりだった。

 

 

 

愛用の杵を片手に、小屋に突撃をした。目標(ターゲット)は鈴仙・優曇華院・イナバ。

 

とりあえず、杵を振り上げ、下す。簡単な作業だ。

 

イメージトレーニングではばっちり。赤い花が咲いたが妖怪なので命に別状はない。

 

小屋の入り口に到着。扉に手を掛けた。

 

「くぉぉぉらぁぁぁクソビッチ兎ぃ!てめえ薬売りさぼってナニやっ、て・・・ん。の・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

目は泣きはらしたかのように真っ赤に染まった子とうつむいて顔色がうかがえない子。どちらも見た目年齢ならてゐと同じくらいの男の子だった。

その間に挟まるように座っている目標(ターゲット)

 

みんなすべからく半裸で、目標(ターゲット)は明らかに二人の男子を抱きよせていた。

 

「ぐずっ。ひっく。ズズ、ぐぅぅ。」「いたいぃ、いたいよぉ。うえーん!」

 

 

 

「あ、えっと。て、てゐ?これは違うのよ?」

 

 

 

 

 

    事案発生(ギルティ)

 

 

 

うどんげは死んだ。

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

うどんげは死んだ。

 

 

少なくとも、お師匠の激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームオモイカネブレインミックスを食らってまともに生きてるとは言い難いだろう。

 

今現在その死体はお師匠の研究室の奥の秘密の監禁牢(何のためにあるのかは知らない方がいいだろう)に安置されており。師匠の良心からか、今まで生きてきたときには決して投与しなかった薬たちの実験に使われていることだろう。もはやその魂すら日の目を浴びることは無い。

 

今となっては詮無きことだが、もしも子供に手を出していなかったならばお師匠もまだカム着火インフェルノォォォォオオウオモイカネディバイスミックスくらいにまでは手加減して100分の99殺しくらいは生きていたと思うが。実に、残念なことだ。

 

きっと次うどんげを見かけるときはうどんげ2号だろうから私が教育係になるのだろうね。

 

 

 

・・・はぁ。なんだかどっと疲れた。

 

 

 

オ○ニーして寝よう。




なんで今までうどんちゃんが捕まらなかったのか。だって?

エロ本次元だからに決まってるでしょう。

ちなみに男の子たちは人間ではなく妖獣です。人に化けてたんです。ちゃんと20歳以上ですよ?


べつにうどんちゃんはびっちぃではないんですよ。ただちょっと人と交わる快感に味を占めただけで・・・


(どうでもいい)補足

鈴仙・優曇華院・イナバ

名前長い。お師匠様ほどではないがグッドスタイル。
薬売りの時は行商人スタイル・・・と見せかけてキツ目の洋服にミニスカ姿。
男の視線をホイホイするが、リピーター率は脅威の10%↓。
一度目を付けられたら枯れるまで搾り取られ、再起不能になった男は数知れず。
ついたあだ名が「新参ホイホイ」


因幡てゐ

誰もが認める美幼女。(モテない)
性格が悪い。ウ詐欺とか呼ばれる。でも好きな男にはきっと尽してくれるはず。
えっちぃな事に興味津々だけど仲間達からは頼れるリーダーとしてしか認識されず、性の対象からは外されている。妖怪になる前も含めて出産経験は無い。
何度かロリコンに求婚されたが「私にだって選ぶ権利ぐらいあるわぁ!」と一蹴。
ロマンに恋してるに違いない。


本当にどうでもいいけど激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームオモイカネブレインミックスって言葉は口に出して読みたい日本語、日本語?


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八雲藍はキャストオフかアナニストのどちらか、あるいはどっちも

藍しゃまは安直に決めたろって思った君。

何の問題があるのかね?


「っつぅ!・・・ん!・・・ふぅん!」

 

八雲藍はいつも忙しい。まとまった休憩時間なんてお風呂の時ぐらいしかない。

 

「藍様。どうです?気持ちいいですか?」

 

そんなお風呂の時だって自身の式が剥がれないように気を使っているから肩が凝る。

 

「あ!あぁ。とても良い。さいぃん!最高だぁぁ!んふぁ、くあぁあ!」

 

肉体は若いというのにこのままでは更年期を迎えた女のように体にガタが出てきてしまう。

 

「うふふ。藍様、とぉぉっても気持ちよさそうですね。」

 

「くぅ、ふぅぅんぅ!ふゃぁ!は、あぁ!ちぇ、橙、すこし。ふぁ、抑え気味にいいぃいぃ!」

 

「駄目です♪これからもっともっと気持ちよくなってもらいますから。」

 

「あぁ、そんな。このままでぇぁあ!ふぁ!ふ、あはぁ!んううぅ!!」

 

おっと見入ってしまってた。このまま疲れ切った身体ではお仕事が出来ないだろうと心配して、藍の式神である橙がリフレッシュの手伝いをしているのだ。

 

「ふぅぅ!くふぅぅ!あ!あぁあ!ひぃ!橙!頼むからぁあ!抑えてぇぇ!」

 

「あはぁ♪なんだか叫ぶ藍様を見ていたら変な気分になって来ちゃいました。」

 

ちょっとばかしの空いた時間に橙は藍に外の世界式マッサージを施していた。

 

「ちょ、コラ!橙、何を考えてるうぅぅぅ!!」

 

「あぁ、いい声ですぅ」

 

なんでもたまたま拾ってきた本にマッサージの方法が書いてあって、それを実践しているようだ。

 

「フーっ。フーっ。ふーぅぅぅぅう!」

 

「んふふ~。不意打ちぃ~」

 

良いぞもっとやれ。じゃなかった。タイ古式マッサージなるものをやっているそうだが・・・

 

「橙、やめてくれ、やめ、あ。あ。あ。あ。あぁ。ああぁぁあ!」

 

・・・あれ?ちょっと。雲行きが怪しいぞ?

 

「ラストスパートですよ?藍様♪」

 

「あ、あ、あ、あ、あ、イッ。あぁぁあぁあぁあぁああぁ!」

 

 

 

 

 

え、タイ古式マッサージだよねこれ。あれ?台本に書いてあるよねコレ、え。なんか違うくねコレ?!ヤバイ奴じゃないよねこれ!!?

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

世の中には真相を闇に葬ったほうがいいということも、ある。

 

 

「全く、橙!止めなさいと言ったらヤメなさい!」

 

「えへへ。ごめんなさい。でもすっごくスッキリしたでしょ?」

 

「うっ。う、ん”、ん”。それとはまた違う話だ。」

 

日頃の疲れがどこかにイってしまった八雲藍は本気で怒るに怒れない。

 

そもそも可愛らしい式が自分のためを思って行動したことだ。始めっから怒るつもりなど皆無だった。

 

「じゃあまた時間があったらやりますね!」

 

「!い、いや。結構だ・・・。」

 

ただもうあんなはしたない事はしたくないらしい。式のまえであれだけ叫んでおいて今更で・・・

 

「えー?藍様おしっ「わー!!わー!!」ちゃうくらい気持ちよかったでしょ?」

 

ちょっと思ってたことと違う気がする。

 

「じゃ、じゃあ私は結界の見回りに行ってくるから。橙はもう寝なさい、いいね!では行ってくる!」「あ、藍様!」

 

びゅぅぅん。と効果音が出るほど高速で飛んで行った。

 

 

 

 

あとに残されたのは一匹の式神と、アンモニア臭がまだちょっと残ってる部屋だけだった。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・なんだか余計に疲れた気がするぞ・・・。」

 

所変わって幻想郷某所。

 

「はぁ。早いうちに結界のほころびを直すか・・・」

 

博麗大結界と呼ばれる巨大な結界がある。幻想郷と外の世界を分け隔てる結界だが、あまりにも巨大すぎて小さな小さなほころびも大きな穴となってしまう。穴というのは概念的な意味でポコンと開くわけではない。

 

当然小さなほころびを放置してしまったらいずれどんどんほころびが大きくなってしまい、結界が機能しなくなってしまうのは言うまでもないことだ。

 

 

 

結界が決壊するのかとか言ったやつ、スキマおくりな。

 

 

 

普段は結界のほころびを直すのにも時間がかかるのだが・・・

 

「うん?ほころびが・・・無い?」

 

今日は小さなほころびも無いみたいだ。楽ちん。

 

それでも一応結界全体の監視や安全管理は一通りやるが、ほころび一つも無いとなるとかなりの時間が空いてしまった。

 

「・・・うーむ。どうしようか?」

 

こういう時真面目人間(人じゃないけど)は困ってしまう。

 

時間は夜。人里に行っても店など(妖怪が開いてる店以外は)開いてないだろうし、そもそも必要なものなどない。

 

では家に戻るか?しかし橙と別れたばかりだし、何よりすごく気まずい。

 

ではどこかで時間をつぶすか?どこで?どうやって?

 

「むむむ・・・」

 

お風呂にでも入るか?それでもいいが入ったら入ったでもうやることがなくなる。

 

では寝るか?まだ眠くは無い。休息という意味では先ほどのマッサージで疲れはどこかにイってしまった。

 

「・・・あ。」

 

マッサージ、それだ。

 

八雲藍は九尾である。だからどうということは無いが、妖獣である。

 

妖獣は体力がある。それもかなり。

 

どういうことか。

 

 

 

先ほどマッサージを受けた。疲れは吹っ飛んだが体力は少し消耗した。つまり?

 

「私はまだイき足りない!」

 

おいこらイくとか言うな(今更

 

 

 

 

 

 

「すぅぅー。」「はぁぁー。」

 

八雲藍は忙しい。今ばかりは普段は、と付くが。

 

「すぅぅー。」「はぁぁー。」

 

ここのところはあまりに忙しすぎてご無沙汰だった。

 

「すぅぅぅぅー。」「はぁぁぁぁー。」

 

だからこそ橙のまだまだ拙いマッサージにアソコまで乱れてしまったが元々傾国の美女。

 

「よし。」

 

イかすもイくも自由自在。海千山千のテクニックは伊達じゃない。

 

「レッツ!オ○ニー!」

 

もちろんオ○ニーのテクも凄い・・・がどうやらテンションは始めっから間違えてるようだ。

 

 

 

「まず、服を脱ぎます。」

 

料理番組か、いやそんな調理方法ねえか。

 

「全て脱ぎ去ったら、体を大の字に開きます。立ったままでいいです。」

 

はい。

 

「右手を自分の前股間に。左手を自分の後ろ股間に持ってきます。」

 

はい。前股間なんて単語初めて聞きました。

 

「私の最近のトレンドは*なので*を重点的に攻める方法にしましょう。」

 

はい。今更ですがそれ一々口に出すんですか?

 

「まずは左手の人差し指を*に「らーん!霊夢が一緒に寝てくれな「行符「八千万枚護摩」!」うぼあー」

 

 

 

 

 

 

ちょっと藍貴女いきなり何するのって貴女また外でスッパして!やっちゃダメって言ってるでしょう!ふぁ!いつの間に裸になってるのか!これは何かの罠だ!また貴女そうやって適当なこと言って!今日という今日は本当に許しませんからね!うあー!紫様、ご勘弁を~!ニュイン

 

 

 

 

 

 

幻想郷は多分いつまでも平和なんだろうね。




藍様は真面目
 ↓
真面目な人って爆発すると凄い
 ↓
藍様は爆発すると凄い


結果:おかしなテンションで自慰しだした。


(どうでもいい)補足



可愛い。個人的にはロリ体形というよりスレンダーだと思います。
耳を攻められるとスイッチが入る。言葉攻めに弱いんじゃないかな。
実は経験豊富。出産経験だってある。(式神になる前に)
ロリコンじゃないけどここならギリギリ性の対象になるなって人多い。


八雲藍

美人。ナイスバディのお姉さん。お嫁さんにしたい女性第2位(1位はけーね。人里調べ)
油揚げ大好き。油揚げ1枚につき服一枚脱衣してくれる。(誰も試したことは無いが)
最近は無自覚に持て余してしまい、無意識に男を誘う動作をしてしまう。
里の男達は無様に前かがみになるしかないのだ。
最近のトレンドは*だと言ったが少し昔は耳だった。


八雲紫

喪女


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射命丸文は愛用のペンでする派

きっと下着の上からしてるにちがいない。

おもちゃではなく日用品でする背徳感


あ、オリキャラ出ます。ごめんなさい。

オリキャラ出るのかよくそめと思った方は我慢して見てください。


途中送信してしまいました。すみませぬ。


「あやぁ~どうしましょうかねぇ~。」

 

ここは妖怪の山が一角、天狗の集落の外れの方にある小屋というより倉庫のような家。

 

「うーわぉ、これは丸見えで下品ねぇ。」

 

その家の主である射命丸文はキャスター付きの椅子に座りながらくるくる回っていた。

厄神かな?

 

「あややや。これはまた変わった形状ですね。」

 

何をしているかというと、複数の写真を見ながら考え事している。何を考えているかというと・・・

 

「はぁぁー、これはまた見事なパンチラ写真で。」

 

え?ちょ。見せて見せて。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「・・・さぁてさて。この波に乗るべきかどうか・・・うーん。」

 

射命丸文が珍しく長々と悩んでいるのは今の流行に乗るかどうかである。

 

普段の彼女は面白そうなことにはとりあえず首を突っ込んでみるという姿勢で、後は野となれ山となれとなるのだが、今回ばかりはそうはいかないらしい。

 

というのも、今回の流行というものが・・・

 

「パンチラ写真・・・かぁ~。」

 

奇跡の一枚である。

 

話の始まりはこうだ。

 

ある烏天狗が発行している新聞があるのだが、その中の写真の1枚にたまたま女天狗のパンチラが写ってしまっていた。

 

もちろんその後発行元の烏天狗には厳重な抗議が来たが、その時の新聞は異様な売り上げを誇ってしまった。

 

これ幸いとその後も何度かパンチラ写真を載せては売り上げがさらに上がるというスパイラルに、我も我もと若い天狗たちがこぞってパンツ写真ばかり撮っているというのが、話のキモであった。なんというけしからん話だ。新聞一部ください。

 

「・・・うーん。」

 

それだけならば射命丸も飛びつく話なのだが、如何せん今回の流行は若い天狗たちがメインだ。

 

”若い”天狗だ。

 

 

 

射命丸文は、その見た目や行動から、非常に若く見えるがその実、幻想郷においてもかなりの年長者である。彼女より歳食ってる者はそれこそ数えるほどしかいない。

 

 

 

え?具体的には。だって?ははは、面白い冗談だ。

 

小僧、覚えとけ。幻想郷で長生きしたければ年齢の話はするんじゃねえ。

誰が最も年長かなんて話は特にな。

昔ジョンの奴がそれでスキマに食われた。文字通りにな。

だから年齢の事は忘れろ。幻想の女性は全て少女。いいな?

間違ってもババア賢者なんていったらニュイン

 

 

 

 

 

 

ましてや、彼女も一応は女だ。同じ女性のおパンツ写真を撮るのは気が引け・・・

 

ドンドン「文様~。ここにおられますのでしょう~。」

 

「おやこの声は。」

 

ガラガラ「やっぱり椛じゃない。どうしたの。」

 

彼女は犬走椛。可愛い可愛い部下である。いつも真面目面して持ってる大剣をぶんぶん振り回して鍛錬してるか、友達のにとりと将棋してるかのどっちかしかしていない。(偏見)

なんでか天狗の間でアイドル的な扱いを受けている。まあ確かに可愛いけど。

 

「木葉大天狗様がお呼びでした。貴女またバカなことでもしたのですか。」

 

こんな風に可愛く噛みついてくるのだ。実に可愛らしい。その尻尾モフらせろ。

 

「あややぁ~。特に何かした覚えはないのですがねぇ・・・。」

 

嘘だ。おそらくだがこの前人に化けてこっそり人里の甘味処でお饅頭をパクついていた所を激写した事に関する話だろう。

 

・・・まあその日は他の大スクープがあったせいで未だに新聞には載せてないのだからお小言の一つで済むであろうが。当人にとっては気が気ではないのだろう。

 

「というかそういうことなら使いの鴉でも飛ばせばいいのに・・・」

 

「知りませんよ。木葉大天狗様が鴉を飛ばさない理由なんて。」

 

・・・ふむ。

 

「では用事は以上ですので、失礼させていただきます。」

 

「あ、ちょっと待ちなさい。」

 

「なんです?私は忙しいのですが」「神風!」フワァ・・・

 

ぱしゃり。

 

「え?な?えぅ?」

 

「おぉ、綺麗に撮れましたね。」

 

「な。にを・・・ですか・・・」

 

「え?なにってそりゃあ・・・」

 

白狼の鉄壁アイドルこと

 

「椛のパンチラ写真ですけど!」

 

「ブッ殺ス」

 

「おお、怖い怖い!三十六計逃げるに如かずうううぅぅぅぅぅぅぅ…

 

「あ!コラ、待て!待ちなさい!射命丸あやあああぁぁぁぁぁぁ…

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「あら、射命丸。新聞はいらないわよ」「神風!」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「死にたい様ね。」「あややぁ!ご協力ありがとうございました!」ビューン

 

 

 

 

「お、射命丸。どうしたんだ?そんなに急いで」「神風!」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「・・・!///ほ、ほう、速さ比べと行こうか!」「残念!幻想郷最速は私です!」ビューン

 

 

 

「あら、ブン屋。何か御用かしら?」「神風!」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「・・・」「おぉ。幻想郷の瀟洒なメイドさんはかなり可愛らしいお下着で

 ザ ・ ワ ー ル ド !

 

 

 

「おや、ブン屋じゃないの。そんな大怪我して、永遠亭に御用うさ?」「神風!」フワ「おっと」

 

「な、なんですと!」「ちっちっち。まだまだ若いねアンタ。ところでここに素敵なお賽銭箱があるんだけど。ご利益は幸運。」

 

・・・チャリーン

 

「はい毎度。ほら、どうぞ?」「えぇ・・・?」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「!は、はいてない・・・だと?」「てゐちゃん式の健康法うさ。真似してもいいよ。」

「遠慮しておきます。」

 

 

 

「おや。天狗じゃぁないか。」「ゲェ!伊吹萃香!」

 

「げぇ、とはたいした言葉じゃないか。ええ?」「ええい女は度胸!」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「あん?」「・・・おぉ、なんともアダルティックな、もはや紐ですよ。これ。」

ドゴォ!

 

 

 

 

「わはー?」「おや、ルーミアさん。何をしておいでで?」ポタポタ

 

「今ねー、ちょうど食事してたところなの。」

 

「食事・・・?その割には全然血の匂いもしませんが?」

 

「そりゃぁ上の口じゃなくて下の口で食べたからねー。」

 

「・・・そ、そうですか・・・」

 

「で?何の用?」「あっそうだ神風!」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「・・・これは、闇?」「シュレーディンガーのパンツなのだー。」

 

 

 

「?ブン屋じゃない。なによ、取材?」「おやどーも、アリスさん。とりあえずこの人形をどかしてもらってもよろしいですか?」

 

「貴女がまたしょうもないこと考えてそうだから駄目よ。」「あややぁ、そんなぁ。悪いことなんて考えてないですよぉ。」

 

「?取材に来たわけじゃないのかしら。」「取材というよりは写真を1枚欲しいのですが。」

 

「・・・。1枚撮ったら帰るのかしら?」「ええ、それはもう。」

 

「まあ。1枚くらいならいいわ。」「やった!ありがとうございます。じゃあ遠慮なく」フワァ・・・ ぱしゃり。

 

「え?」「わぁお大胆なお下着ですね。それではさようなら!」ビューン

 

 

「・・・え?」

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

「いやー撮った撮った。いい写真がいっぱい撮れた。」

 

なんとか死守した写真たちを見てほくそ笑む射命丸文。とりあえず言い値で買おう。

 

「やぁー、我ながらナイスなアングル。ベストなチラ見せ具合。新聞に載せれば売り上げダントツの一位間違いなしですねぇ。」

 

そうは言ったがもちろん載せるつもりはない。

 

なぜならば折角苦労して手に入れたお宝写真を特に意味もネタにもならないのに掲載するのは癪だからだ。

 

決して掲載して、写真の少女たちの報復行為が恐ろしいというわけではない。断じてない。

 

木の上で鼻歌を歌いながら写真の品定めをしていると、ふと気づく。

 

烏天狗の子供たちが草の影に隠れながらこちらにカメラを構えているのを。

 

「あややや、盗撮ですか。」

 

射命丸文は(見た目だけなら)若いおねーちゃんだ。時々若い天狗に絡まれたり、写真を撮られたりもする。

 

しかし、

 

「・・・隠形があまりにもお粗末。しかたない、パパラッチの先輩として注意でもしてあげますか。」

 

射命丸文だって盗撮する。だからこそ盗撮されるのだって許容している。とはいえ、流石にバレたらオシオキの一つくらいはするが。

 

持っていた写真を懐に仕舞い、風の速さで子供たちの後ろに回り込む。

 

「おい、どうだ。今度こそ撮れたか?」「あれ、いなくなっちゃった。ちぇ、せっかくのチャンスだったのに。」「何のチャンスだったのですか?」

 

「そりゃ決まってるだろ!射命丸さんのパンt・・・え?」「え?」

 

 

 

「こんにちは、清く正しい射命丸です。」

 

 

 

「ぎゃぁぁぁ!出たあああ!」「うわああああ!」

 

子供たちはすっ転びながら逃げていった。

 

「まったく!何ですか、まるで人を化け物のように!」プンプン

 

天狗は正しく化け物じゃあないんですかね?

 

「・・・おや、これは。」

 

視線の先にはカメラと思わしきものが落ちていた。

 

「あややぁ?これはこれは。先ほどの少年達の持ち物ですか。・・・ふむ?これはどうやって使うんでしょうか。」

 

彼女が知る由もないがこのカメラ、名前はデジタルカメラといい、フィルムが無いカメラである。今彼女は先ほどまでいた少年たちがどんな写真を撮っていたか興味があり、フィルムを探しているがそんなもん元から無い。

 

そんなわけでもそもそとカメラをいじくりまわしていたら、画面に絵が写った。

 

「お?何か出ましたね。ふむ、これをこうすると・・・」

 

恐らく、少年達が今まで撮ったであろう画が次々に映し出されていく。

 

「はぇ~。これはまあ便利といえば便利ですが、やっぱり風情がないですねー。」

 

そんなこと言うなよデジカメ派が敵に回るぞ

 

そのデジカメに収まっている写真はやっぱりというべきか盗撮されたと思しき物ばかりだった。

 

窓の外から着替えている最中の女性の写真や、入浴中の女性の写真。空を飛んでる少女をローアングルから撮っている写真まであった。

 

「おーおー。なかなかのワルガキ共だこと。」

 

きっとこんな写真をオカズにしてしこしこしていたに違いない。そう思ったら・・・

 

「ふふふっなかなかに可愛らしいものですねぇ。」

 

 

しかしここで彼女の手が止まる。

 

「・・・は?」

 

そこに写っていたのは女性の太もも。

 

ただの女性の太ももではない。

 

射命丸文(わたし)の太ももだったのだ。

 

「これは・・・いつの間に・・・。」

 

その他にも飛行している最中の写真や、飛びながら椛と会話している時の写真。さらには急な雨に濡れ、スカートの水気を絞っている写真まであった。

 

そのどれもが腰を画面の中心に捉えていることから、何を狙っていたのかが分かる。

 

「まさか・・・私のパンチラを?」

 

今までに何度か盗撮される側に回ったことはあった。だがそれはスクープ写真を抜かれたとかそれくらいだった。

 

だがまさか自分が性の対象になっているとは夢にも思わなかった。

 

「いや・・・しかし・・・けど・・・」

 

きっとあの少年たちはこの写真で、射命丸文(わたし)の太ももや見えないパンツ。あるいはさらにその奥を夢想してはオカズにしていたのだろう。

 

「っっ!!!」

 

そう思うと。そう思ってしまったら。

 

「っ~~!!!」

 

そっと自分の秘部に手を伸ばす。

 

 

 

 

 

「射命丸文!!!どこだ!!!出てこい!!!!」

 

「?!!!??」

 

思わず声を上げてしまうところだった。

 

「射命丸!オラァ!!私の呼び出しを無視するとは良い度胸だなぁ!!とっとと出てこいやぁ!!」

 

(ひぃ、木葉大天狗様。ま、拙い。このまま見つかったら殺される)

 

射命丸文は見つからないように自宅・・・だとすぐ捕まるか、人里近くの取材拠点に逃げ込むことにした。

 

 

 

・・・デジタルカメラを持ったまま。

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

「ここまで来れば、流石に追っては来ないでしょう。」

 

ここは人里の近くの拠点。小さい家だが、寛ぐくらいなら十分だ。

 

「はぁ。命の危機を感じたのは久しぶりですねぇ・・・。」

 

 

 

 

 

「・・・性衝動に襲われたのも。」

 

小さい男の子が自分を思いながらしこしこする。そう考えただけで興奮した。

ショタコンかよぉ!

 

 

「あぁ。どうしたものかしら。」

 

とりあえずほとぼりが冷めるまでここにいるしかない。

 

「・・・はぁ~。」

 

何もすることがない。

 

 

 

「・・・あぁ~。この歳にもなってオ○ニー・・・か。」

 

することがない時こそシたくなる。

 

普段こそ年齢詐欺かというくらい若い振る舞いをしているが、自身が年寄りに近いというのも内心では自覚している。

 

だからこそ理性ではこの歳になって自慰行為とか猿みたいだ。と警告を鳴らすが・・・

 

 

「・・・このカメラ。どうしましょうか・・・。」

 

今は少なくともこのカメラを見るだけで先ほどの事が思い起こされる。

 

 

(「そりゃ決まってるだろ!射命丸さんのパンt・・・え?」私のパンツ・・・ですか。)

 

カメラの記録を見る限り、少なくとも少年たちが射命丸文(わたし)を狙っていたのはパンチラ流行前だ。その時からずっと射命丸文(わたし)ばかり狙って写真に収めていた。

 

そしておそらく同時期に射命丸文(わたし)をオカズにしていた。

 

 

 

「っ~~!!」

 

ああ、だめだ。我慢できない。我慢できるわけがない。あんなに可愛い子たちが私を求めてるなんて思ったら。

 

もはやこの衝動は自然におさまることは無い。

 

愛用のペンを持ち自分の・・・

 

 

 

 

 

バァン!!

「文~!聞いたわよ~!貴女また大天狗様怒らし「幻想風靡!」ぐべぁ」

 

 

 

 

痛い!なにすんのよ!五月蠅い馬鹿はたて!ノックぐらいしなさい!はぁ!?アンタ家に来たときノックしないくせに!それとこれとは別よ!ハッ!なによアンタ。こんなボロ屋で見られて困るようなことしてんの!ばばばバカ言うなそんなわけないでしょう!

ギャーギャー

 

 

 

「・・・ほう?そんなところに逃げ込んでいるのか。くはははは!待ってろよ射命丸文。私が直々に迎えに行ってやろう。」

(文様ってほんと馬鹿・・・。)




その後射命丸は無事死亡。
更にその後少女たちにつかまって二度目の死亡が確認されました。


では次のニュースです。



(どうでもいい)補足。

射命丸文

みんな大好き射命丸。昔はすごいモテた。だが今は・・・
片づけは得意らしい、料理は出来ない女。
この子最近ショタに目覚めたらしいですわ。まあ野蛮。


犬走椛

白狼天狗。尻尾モフモフ。哨戒隊の隊長兼天狗のアイドル
料理が上手だけど片づけは出来ない。捨てることが出来ない女。
男天狗からは老若問わずモテモテ。しかしガードが固く、告白失敗した天狗は富士山ぐらい多い。

被レイプ願望がある。


姫海棠はたて

烏天狗。文のライバル。奇特な名前してる。棠ってこれなんだよ。
料理が出来る女。片づけも出来る女。顔もいい女。でもモテない。
どうやら一部コアなファンがいるらしい。

匂いフェチのオジコン


木葉大天狗(オリキャラ)

元木の葉天狗。現大天狗。本名富士野コノハ。割とどうでもいい。
昔ヤンキー。今ヤンキー総長。でもヤンキーキャラは作ってる。
たまに人に変化して甘味を嗜むが、その瞬間を文に激写され口封じのために動いてる。
幻想郷最強クラスと言われてる射命丸文が本気で恐れるほど鬼つよいっていう設定。
弱みを握るために文は写真を撮ったが、実は他の大天狗達には甘味処に通ってる事は知られており、知らぬは本人ばかりなり。
お嫁にしたい天狗2位。(1位は椛)シバかれたい天狗1位。(2位が椛)踏まれたい天狗1位。(2位が椛)
影でヤンキーアイドルと呼ばれ、顔写真がものすごい高額で取引されている。

地獄耳の持ち主で、耳が弱点(性的な意味で)


伊吹萃香の鬼のパンツ
すごく丈夫だったが流石に長年の使用には耐えられず紐化。すごくエロい。

ルーミアの闇のパンツ
その時存在するのかしないのか。食べられた男だけが知っている。

人形遣いのパンツ
人里の悪ガキ共で評判のエロパンツ。スカートめくりしたらびっくり。



(すごくどうでもいい)蛇足

椛ファンクラブ「もみもみし隊」と木葉大天狗ファンクラブ「ふまれ隊」はちょくちょく抗争してる。
しかし犬走椛が射命丸文に暴言をはいてるところを一部の隊士に目撃され、「もみもみし隊」から「罵られ隊」が分裂。「ふまれ隊」に近い立場となってしまったがために「もみもみし隊」はかなりピンチに陥っている。
同じ仲間同士の争いを見かねた大天狗一同は天魔様と会議をしていた。(木葉はハブった)
「さて、何が問題か分かるかね?」「当然、我等天狗一同が同じ方向を向いていないことに起因する。」「然り、然り。」
「では、どうすればその問題は解決するか、分かるかね?」「・・・」「・・・」「・・・」

「・・・ファンクラブを一つにまとめることが出来る策があります。」「「「!!!」」」
ザワザワ

「・・・その策とは?」
「はい。犬走椛、富士野コノハ。この両名にユニットを組んでもらいます。」
ザワザワザワ
「なるほど、なるほど。確かに、その発想は無かった。」「天狗一同の士気も上がりますな。」

「・・・その案。採用とする。」「「「おお!」」」
ザワザワ

「これはとんでもないニュースよ。妖怪の山全域が大騒ぎになりますな。」「だが悪いことではない、歓迎するべきだ。」「然り、然り。」
ザワザワザワ

「・・・して、ユニット名は?」「「「!!!」」」


「勿論、もみもみコノハだろう。」「いや、ここはコノハモミでよかろう。」「いやいや、椛の葉で・・・」「いやいやいや、コノミジなんてよかろ?」

「「「「・・・」」」」


「表出ろやゴルァ!!」「上等だ返り討ちにしてくれるわ!!」「貴様らまとめて消し炭にしてくれようぞ!!」「あ”あ”?マッチ棒がいきがるんじゃねえぞボケが!!」「あんだとテメェ擂り潰すぞ石頭!!」
ギャァギャァ


「・・・あぁ、やはりこうなったか。」
「天魔様。貴女は何かいいお考えが有りますでしょうか。」
そうだな。
「モミッパなんてどうだ。」「ださい」



妖怪の山の天頂。大天狗の会議室が消し飛んだ。


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魂魄妖夢は剣の道のために女を捨てた!(指派)

まあ彼女はオナ道の初心者だから(
ちなみにオナ道の極致にいる人は紫もやしと紫もじょ
異論は認める

茶番がクドい?すまンこ


また間違えて書き途中に投稿しちゃったテヘペロ


「・・・うわぁ。」

 

魂魄妖夢は現在一人。ドッペルゲンガーとかそんな話ではない。

 

「・・・ひぁぁ。」

 

主人の亡霊は現在家に居らず、大量の食事を作る必要も無いのでゆっくりした時間を過ごせる。

 

「・・・!な、なんと。」

 

日頃の掃除も、鍛錬も、一通り終わっている。暇すぎて用もないのに神社にでも行こうかな?と考えるくらいである。

 

「・・・え、えぇ。ええ?」

 

・・・あの、妖夢さん。あなたさっきから何を

 

「ふぁぁ、あんな大きなものがお股に入っていった・・・!」

 

ちょ、そこ変われ。私には何が起きてるか知る権利がある。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「じゃあ妖夢。行ってくるわね。お留守番よろしく~。」

 

「はい幽々子様。行ってらっしゃいませ!」

 

時は遡り、朝。朝食を食べ終わった後、急に白玉楼に客が来た。

 

「ゆ~ゆっこさ~ん。あーそびーましょ♪」

 

なんか変なテンションでノリノリに訪れたのは八雲紫。西行寺幽々子の友人である。

 

「は~あ~い。ちょっとまってね~♪」

 

西行寺幽々子もノリノリである。実に気の合う友達だね。

 

そんなこんなで幽々子は紫と一緒にどこかに遊びに行くらしい。

 

「幽々子様、お供します!」「あら、妖夢は駄目よ。」

 

紫がバッサリと切り捨てる。

 

「な、なぜですか。」「それはねぇ~。」

 

うふふ。と前置きする。ババアは前置きが長い

 

「あら、何か言ったかしら。」「ヒィ!」なんでもないでーす。

 

「おほん。とにかく、今から行くところはオ・ト・ナ♪の楽園なの。そんなところにお子様は連れていけないわ。」

 

どうでもいいがやはり仕草が胡散臭い。

 

「そ、そんなぁ。」

 

ここで幽々子が一言。

 

「妖夢。お夕飯はいらないから、お留守番しててね。」

 

「は、はい・・・。」

 

まるで捨てられた子犬である。幽々子はクスクス笑って

 

「妖夢。お土産持ってくるから、お留守番頼んだわよ。」

 

頭を一撫で。

 

「!はい!」

 

頼まれごとに弱いやつはチョロイン。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

「・・・さて、どうしたものか。」

 

掃除も終わった、鍛錬は一応済んだ、食事の支度も不要、同時に買い物も不要。

 

「・・・ど、どうしよう。本当にすることがない。」

 

普段なら買い物や食事の支度で時間が潰れるが、暇な時間がこうも困るとは。

 

「・・・とりあえず、人里でも散歩するか・・・。」

 

暇つぶしに何か見つかるかもだし。

 

 

 

 

 

 

 

「思った以上にすることがない・・・。」

 

人里の中を適当に歩き回ってる内に何か事件とか愉快なこととか、本当に”何か”を探していたが、まるで何もなかった。

 

困っているお婆さんもいなければ、喧嘩に負けて泣いてる少年もいない。里で薬の移動販売に会わなければ、人形遣いが劇をやってるわけでもない。

 

いたって平和だ、平和すぎる。

 

「うーん。本当に困ったぞ。」

 

このままでは幽々子様がいないと鍛錬してるだけの干物女になってしまう。

 

「・・・あ。神社にでも行くか。」

 

むしろ先ほどまでどうして思いつかなかったのか。神社に行けばまあまず霊夢がいる、たまに魔理沙もいる。それ以外にもいろいろな妖怪勢がたまに来る。

 

「よし。」

 

そうと決まれば人里から出るか。

 

そう思った矢先に

 

「ぅ・・・ぁ・・・ぁぁ」「?」

 

うめき声の様なものが聞こえた。

 

「今の音は・・・こっち・・・かな?」

 

先ほどまで神社に行こうとしたが、今はその音がみょんに気になったのでそちらを優先。

 

 

「ゃ・・・ぁ・・・ぅぁ!」「・・・!」

 

なんだか嫌な予感がする。急いで音の出所に向かう。

 

そこは日の当たらない路地裏だった。昼だというのに暗い影が出来、まるで闇に住まうモノがいそうな雰囲気だ。

 

妖夢は迷わず路地裏に入り込む。

 

うめき声はどんどん近づいてきた。妖夢は足音を立てないようにそろそろと移動した。

 

声はすぐそこ。曲がり角の向こうだ。

 

妖夢は意を決して角を覗き込む。

 

 

 

 

 

 

男と女の情事だった。

 

 

 

 

 

 

(はぁぇあ?)思わず声が出る所だった。

 

なんだか水音が聞こえる。ナニをしているというのか。

 

妖夢はその二人に気付かれないように気配を消して再び覗き込んだ。

 

 

 

 

~ここから細かく描写するとR-18タグを必要とすると思うので音声だけでお楽しみを~

 

 

 

「うあ、あ。ゆるして。おねがいだから・・・」

 

「あらあら、どうして許してほしいのかしら。」

 

「ひぃ、謝るから・・・お願いします・・・!!ぐぅ!」

 

「な・に・を、あやまってくれるのかな~?」

 

「ああぁぁ。ふ、不倫したことです。ごめんなさい。ごめんなさい!」

 

「ふぅ~。そうねぇ、不倫は、悪いことよねぇ。」

 

「はい、悪いことです。だからもう、もう、イ・・・ぐああ!」

 

「誰が、誰と。不倫したのかなぁ~。」

 

「ふぐぅぅぅ、はぁ~。はぁ~。ううううぅ。」

 

「ほらほら、早く答えないと・・・」

 

「ヒィ。ぼ、僕とぉぉお”!っくあ”ぁ、ウサギのお”お”、妖怪とお”お”」

 

「なにをしたの?」

 

「ふっふぅっ、い、やらしっ!ことぉっっく。してました!」

 

「うふふ、よく言えました。」

 

「あぁ!はやく。はやく!!」

 

「でもまだ駄・目・よ♪」

 

「あ”ぁ!ぞんなぁ!」

 

「ん~。ねえ、もう不倫しないって誓う?」「誓います!」

 

「ほかの女の子としないって誓う?」「誓います!」

 

「んふふ~。じゃあ私の事どう思ってる?」「世界で一番愛しい人です!!!」

 

「はーいよ…えま…。それ…ごほ…ね。」「あぁ!や…ける…はぁ…」

 

 

あれ、音声が飛び飛びに。おかしいな。ちょっと音声さん、どうなってんの。

 

 

「…ふ、じゃ…のなかで、ね。」「…い!した…す!………

 

 

おい、ちょっと。マイク。マイク!今いいところだから!もっと頑張れって!マイク!!

 

 

 

「…あ…イ!…が…て!ナカに!あ…!!!」「…よ!…かにぃぃぃ………

 

 

 ザー……ザー……ザー……

 

マイク!マイク!

 

マーーーーーーーーイクーーーーーーーー!!!!!

 

 

 

~音声さんマイク修理中~

 

 

 

音声さん早く!濡れ場が過ぎちゃう!

 

 

え?治った。マジか!!早く繋いで!!早く早く!!

 

ザザ…

 

 

 

「ふふっもう不倫しないでね。」「ああ。絶対しないよ。約束だ。」

 

「ええ。約束。」

 

「・・・なあ、ミカンさん。」「なあに?」

 

 

「愛してるよ」「っ!!!///」

 

 

 

「・・・私もよ。」「え~聞こえないなぁ~。」ニヤニヤ

 

「っ!!五月蠅い!馬鹿!」「はっはっは」

 

 

 

 

マーーーーーーーーーーーーイクーーーーーーーーーー!!!!!

 

 

 

あ、もしもし。壁殴り代行ですか。ええ。はい。はい。基本コースおねがいします。

 

 

 

(凄いモノをみてしまった。)

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

「ふぁぁ。なんだか見ていただけなのに腰がフワフワする・・・。」

 

人里からの帰り道。ふよふよと飛行しながら白玉楼に帰る。結局神社にはいかなかった。

 

「・・・男の人のってあんなになるんだ・・・。」

 

情事をしていた二人。実は顔見知りであった。

 

片方は甘味処の女主人。時々幽々子様と一緒に訪れていて小豆フルコースなるものを注文してた。

 

もう片方はそこの入り婿さん。顔立ちが整っていて彼目当てにくる女性客もいるくらい。料理の修行中らしい。

 

 

この時は妖夢は知らなかったが、実は甘味処の付近は青少年は決して近寄ってはならないという不文律があった。

 

なぜなら、甘味処の夫婦が時たま外でハッスルしており、音に釣られた人がよくその場を目撃してしまい、青少年の健全な成長を阻害しかねないからだ。

ちなみに人里の悪ガキが不文律を破り、こっそりその場に近寄っては性の目覚めが訪れるまでが一連の流れである。

 

 

「うう、まだ変な気分・・・。」

 

妖夢はこの変な気分を解消するため、白玉楼の庭で素振り100回でもしようと考えていた。

 

「・・・あれ?」

 

これを見つけるまでは・・・

 

「なんだこの・・・袋?」

 

落ちている袋の中身をがさごそと探る。まったくいやらしい子ね。

 

「!これは!!」

 

 

 

みんな大好きイヤ~ンなウ=ス異本だった。

 

 

 

「!」ガササッ

 

すぐに袋に隠す。

 

流れる動作で辺りを見回す。この間0.5秒。実に新記録である。なんのだ。

 

 

誰もいないことを確認した。

 

「・・・」

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

「持ってきてしまった・・・!」

 

表紙からして明らかにイヤ~ンなウ=ス異本だが、読もうかどうしようか悩んでいる。

 

「・・・うぅ・・・どうしようか。」

 

呼んでくれないとお話が続かないんで早く読んで。

 

「・・・いや、こんな汚らわしい猥書は捨てるべきよね!うん!」

 

誰に行ってるんだ、だから読まないと続かないってば。

 

「そう、そうよ魂魄妖夢。この本はさっさと元の場所に戻すべき。きっと持ち主が困ってるわ。」

 

いやその本幻想入りした物だから。持ち主忘れ去ってるから。戻しても妖精の玩具にもならないから。いいから読めってお願いだから。

 

 

 

 

 

 

「・・・でもちょっとぐらいならいい。よね?」

 

よっっっっっっっしゃ!!!!

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

ちなみに内容は剣士の卵である少女が師事する若い男性(ここ重要)に手とり足とり指導してもらってどんどん距離が近づいていく。

ある時洗い物をしていた少女が師匠の服を選択しようと手に取ったら凄い汗の匂いで思わず発情しちゃってクンカクンカしながら一人遊び(意味深)してたら師匠に見つかってなし崩しでヤーンなことをする。

ある意味王道を突き抜けてるね!大好きです。

 

 

 

「うわぁ。この子、まるで私みたい・・・。」

 

「うわ。こんなところ触っちゃうんだ。」

 

「・・・男の人の匂いってどんなんなんだろう。」モジモジ

 

 

いよいよ師匠と女の子が本番する場面。

 

「うわぁ。こんな大きいのが・・・ここに・・・」

 

 

すでに妖夢は無意識に服を脱いで下着一枚になっていた。

 

 

「大きいのが・・・私の・・・ココに・・・!」

 

そーっと自分のココに手を伸ばし・・・

 

 

「…む?よーむー。いないのかしら~!。」「!!??!?」

 

 

 

 *

 

 

 

「妖夢?よーむー。よ~ぅ~む~。お出かけしてるの~?」

 

まさかの幽々子帰宅。お夕飯いらないって言ったのにまだおやつ時ですわ

 

「よ~む~?よ~むちゃ~ん。よ~ぉ~む~ぅ。いないのだったら返事して~」

 

無茶苦茶である。ただ効果はあった。

 

 

ガタガタッ!

 

「あら?妖夢の部屋の方ね。寝てたのかしら~。」

 

悪いことしたわね~とおっとり足で向かう。

 

部屋について躊躇なく襖をオープン!

 

 

 

カラッバン!

 

「妖夢ここにいたのね!ごめんね急にかえっ・・・て・・・。きー・・・て・・・。」

 

目の前には確かに妖夢がいた。

 

 

 

 

 

半裸で、パンツをずりおろし、焦っていたのかパンツが縺れてあらぬ格好で転んでいた。

 

まるで幽々子にココを見せつけるかたちで。

 

「・・・」「・・・」

 

ちら、と視線を動かすと妖夢が手に持っているえってぃ~な本が目に入った。

 

「・・・」「・・・」

 

沈黙が痛い

 

「え・・・と。おじゃましました?」カララ…トン

 

「・・・!!?!?!?!???////」

 

 

 

 

 

白玉楼に半人前の悲鳴が轟いた。




家族にオナバレした瞬間はすごい恥ずかしい。


家族が私の書いた小説を読んでいた時はものすごい恥ずかしい。



(どうでもいい)補足

八雲紫

喪女

実は短編一本くらい書けそうな設定が詰まってる喪女。
あまりに長すぎてカットされちゃうくらいの喪女。
昔は料理が出来たけど永い間式神に任せ続けて忘れてしまった。

何処に行ってたかって?さあ?


西行寺幽々子

おっとり亡霊。エッチなことは嫌いではない。
その昔妖夢以外にも従者がいた頃は男の従者をつまみ食いしてたとかなんとか。
花嫁修業も一通りしてて、料理の腕だって女性として自慢できるくらいは持ってる。
でも妖夢が台所に立たせてくれないから完全に持ち腐れ。
妖夢大好き。でも流石にまさかオ○ニーしてるとは思ってなかった。
多分もう半人前だなんて言わないんじゃないかな(言う)


甘味処の女主人(オリキャラ)

エロい人妻。あまりのエロオーラに前かがみになる人続出。本名仲田美柑ナカダミカン。仲田氏。
毎日のように夜がすごい。旦那に満足できるうちはエロ本みたいにはならないでしょうね。
実はものすごい競争に打ち勝って旦那をゲットした。
趣味を仕事に出来ちゃったタイプ。


甘味処の入り婿さん(オリキャラ)

妖夢も認めるイケメン。出来る方のオレら。昔中二病を患っていた。
自らの過去(中二病)に清算を付けるため戦っていたら気が付いたら幻想郷に迷い込んでいた。
始めは外来人として距離があったが、中二病を患っていたということがなぜか超好意的に解釈された。(ちゅうに病っていう不治の病に打ち勝った男という評価)
顔はイケメン。性格は優しい(優柔不断とも)。心にちょっとした闇(元中二病患者)という3本柱は人里の女性たちに大人気。
一時期トラブルでハーレムな漫画もビックリなくらい女性に言い寄られた。
結局今の嫁さんに落ち着いたが、結婚してからも未だに狙われ続けている。
今は亡き兎の妖怪にも襲われた。きっとこれからも何者かに襲われ続けては嫁さんにオシオキされ続ける運命なんだろうね。レミリアもお手上げ。


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ミスティア・ローレライは最近毛玉を使いだした

~( ゚Д゚)

 Σ(゚Д゚)
 (;゚Д゚)<待ってくれ、俺には妻も子供もいるんだ。やめ。うわぁああぁあ!

その長い爪で一度痛い思いをしたんだろうねぇ。

毛玉を使う派のパイオニアはむらさき色した何とかの賢者って人です。


・・・あ。この小説はエロくギャグい小説です。悪しからず。


「みすちー!いや、ミスティアさん!お願いです。」

 

ここは人里からそれほど離れていない林の中、

 

「ちょ、そんなこと言われても困るわよ・・・。」

 

ミスティア・ローレライが経営している焼き八目鰻屋台。

 

「お願いします。お願いします!!」

 

一組の男女がそれなりに大きい声で口論していた。

 

「そんな、お願いされても~・・・。」

 

女はこの移動屋台の主人、ミスティア・ローレライ。時々人食い妖怪である。

 

「後生ですから。一生のお願いですから!」

 

今にも土下座せんばかりにお願い申しているのは人里でもかなりの有名人である呉服屋の若頭。

 

「一生のお願いって言ったってだめだってば・・・。」

 

かなり呑んだのか、空いた徳利が何本も転がっている。ツケでもお願いしているのかな?

 

ちなみにミスティアの焼き八目鰻屋台はツケがきくが、支払いが遅れたら頭から丸かじりである。

おお、怖い怖い。

 

 

 

「一発させてください!先っちょ!先っちょだけでいいから!!」

 

「だから嫌って言ってるでしょう・・・。」

 

なんだ、情事か。続けたまえ。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

ミスティア・ローレライは夜雀である。鳥か蛾の妖怪かは知らぬが、よく歌を歌っていることから多分鳥なんだろう。

 

さて、そんなミスティア。時々とはいえ人を食う妖怪の癖に人相手に商売をしている。

 

焼き鳥屋台撲滅運動を兼ねた移動式の飲み屋だ。焼き八目鰻がメインである。ときどき焼き魚(味は不明)や焼きキノコ(毒かもしれない)、おでん(玉子有り。無精卵?)を置いている。

 

しかしいつも商売しているわけではない、しかもいつも同じ場所で屋台を開いてもいない。そんなんで商売が成り立つのかよ。

 

そうは思うが意外や意外。そこそこに人気はあるみたいだ。しかし如何せん彼女の活動時期が主に夜寄りだから人間の客はあまり来ないみたいだが・・・

 

 

 

さて、さて。そんな中ある日、ある男が屋台に来店した。呉服屋の若頭である。

 

人里で呉服商を営んでいる所は数軒ほどあるが、単に『呉服屋』と言えばただ一つしか指さない。

 

それは表は呉服商、裏は人里のやくざ者の総元締めである呉服屋だ。

 

しかしやくざ者の元締めと言っても犯罪シンジケートの様なモノではなくむしろ悪を裁く暴力のような立場だ。

 

そこの若頭なだけあってその男はたいそう腕が立ち、幻想郷でも珍しい”妖怪に真っ向から戦える”人間である。

 

当然のように悪名高く、鳥頭であるミスティアでも顔を覚えてるくらいであった。

 

そんな男がいきなり自分の屋台に来たもんだから心臓が止まるかと思った。

 

もしかすると難癖をつけて屋台をめちゃめちゃにされるかも・・・とも思った。

 

そんな思いとは裏腹に男は普通に酒を飲んで焼き八目鰻を堪能し、お代を置いて帰った。

 

 

 

 

次に来た時は他の男を複数人引き連れてやってきた。

 

今度こそ殺されるか屋台が荒らされると覚悟した。

 

男達は確かに荒らすに荒らしていった。

 

しかしそれはただ単に呑み過ぎて前後不覚になっていただけだったし、荒れたと言っても全然大したことは無く、精々が食器が2~3枚割れてしまったくらいだ。

 

不死人共が揃ってきた時ほどの被害は無かった。

 

その後若頭は食器を割った男達を殴りつけ(殴るっていうレベルではなかった。人の頭からあんな音がしたら普通死んでいるとも思った。)食器を割った事と騒がしくしてしまった事を謝罪し。お代を置いて帰っていった。

 

 

お代は何度数えても食器どころか屋台を買いなおせる位は有った。

 

 

 

 

それ以降も何度も何度も。時に一人で。時に複数人で。

 

鳥頭のミスティアでも声も、顔も、体格も覚えるほどに訪れた。

 

むしろ男が来ない日には、

 

「今日は来ないのかなー。」

 

と独り言を言ってしまうくらいには。(他の客に聞かれ、言い訳するのに大分労力を使った。)

 

 

 

 

そんな男がしばらく屋台に訪れなかった。

 

 

待っても待っても訪れなかった。

 

 

待ってる間は、毎日のように屋台を開いても。

 

 

待ってる間は、人里のすぐ近くで屋台を開いても。

 

 

千秋の思いで待ち続けた。

 

 

「あら、ミスティア。あなた今日は歌わないのね。」巫女が言う。

 

 

「うん、今日は。気分じゃないの。」夜雀が言う。

 

 

「いつも五月蠅いくらい歌っているのになぁ。逆に調子狂うぜ。」魔女が言う。

 

 

「ふうん。夜雀が歌を忘れる時もあるのね。」不死人の片割れが言う。

 

 

「ははーん。魔理沙様の目は誤魔化せないぜ。ズバリ男だな!」

 

「へぇ、女将に男か。そりゃあいい。長生きしてると、こういう話に餓えてね。」

 

「ふーん、アンタも乙女なのね。」「おい、そりゃあどういう意味だ。」

 

「まあまあ、今は女将さんの話だ。それで?どんな男なんだ?」

 

 

「そ、そんなんじゃないわよ・・・。」

 

 

ほんとう、そんなんじゃない・・・

 

 

 

 

 

 

 

忘れようと思った。

 

 

今まで通り、忘れて、いつも通りにしようと思った。

 

 

所詮、客と女将。人と妖怪。ただそれだけの関係だった。

 

 

 

 

それだけ。だった。

 

 

 

 

 

それなのに・・・

 

 

「あぁ。まだ、やってる?」

 

 

 

 

客と女将。人と妖怪。今、それだけの関係だったとしても

 

 

 

 

 

「今日は、遅くまで飲みたい気分なんだ・・・此処で。」

 

 

 

 

 

 

 

「しょうがないわね。遅くまで付き合いましょう。」

 

 

 

 

それ以上を望んでもいいのでしょうか・・・。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

今、ミスティア・ローレライはきっと凄い顔をしている。

 

 

苦虫を10匹くらいまとめて噛み潰したような顔をしている。

 

 

噛み潰した苦虫が手元の酒で洗い流せればいいのに。切にそう願った。

 

 

「えーと、なに?貴方、今まで来れなかったのは妖怪兎にレ○プされたからあまりのショックで引きこもっていた・・・って訳なの?」

 

「それだけじゃない!!まさか自分の初体験があんな風に散らされるなんて思ってもみなかったんだぞ!!うぐおおおおぉぉぉ!!」

 

 

目の前で豪快に男泣きしている男は本当にあの呉服屋の若頭なんだろうか。今までとキャラ違いすぎんよ。

 

既に酒は一人で1升は呑んでいる。いくら何でも飲み過ぎだ。死人が出るぞ。

 

 

もし今のこの呉服屋の若頭のこんな状態とこんな話が常連のブン屋に知られたら間違いなく号外が出来るくらいには衝撃すぎる。

 

というかお前やくざもんの若頭なのに童貞だったんか。

 

「やかましい!人間誰にでも初めてな時ぐらいあるわい!!」

 

そりゃそーだけども・・・。

 

「・・・ハァ。」

 

まるで百年の恋も一時に冷める様である・・・

 

 

「まあ、百年どころかひと月経ってないのですけどもね・・・。」

 

「え?今なんて?」「何でもないわ、馬鹿。」「酷くねぇ?!」

 

まったく・・・

 

「はい、八目鰻。それが最後よ。」「おお、いつも通り旨そうだなぁ。頂きます。」

 

モグモグ

 

「旨い!」「当然でしょう。」

 

伊達にコレをメインにしているわけではない。

 

「やー、やっぱみすちーは料理が上手いからいいお嫁さんになれるだろーね。」「っ!///」

 

 

「・・・ふんっ。料理が上手ならお嫁さんになれるんだったらもうとっくになってるわよ。」

 

とは言うが今までそんな相手などいなかった。

 

「まあみすちーだし。」「どういう意味かしら?」

 

空いた徳利を下げながら言う。

 

「・・・御代わり何欲しいかしら。」「焼酎、燗して。あとシイタケ串焼き追加。」

「はいはい・・・」

 

本当、よく呑むわね。

 

「飲まなきゃやってられんよぉー。」

 

「・・・さっきから思ってたのですけど。」「おん?」

 

 

 

「・・・貴方、私の心が読めるのかしら?」「当たり前だろう!俺とみすちーはもはや以心伝心!ツーカーの仲とはよくいったモノだな「そぉい!」グボォ!」

「・・・い、イイストレートだ・・・。世界狙えるぜ・・・。グフッ」

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

時は暁。暗黒を映していた夜空は次第に色がついてくる。

 

結局屋台の二人はそのまま呑んでいたらしい。朝帰りとはやりおる。

 

 

ミスティアもそこそこ酒を飲んでいて赤ら顔。本当ならばこの時間はとっくに屋台の片づけが終わって眠りについてる頃だが、目の前の男がしぶとい事しぶとい事。

 

「うぅ~ん、みすちぃー。御代わりぃー。」

 

「もう無いわよ。言っとくけど食べ物ももう無いからね。」

 

「そんなぁ~、それじゃぁ俺の傷だらけのヒビの入った心は何で癒せばいいんだぁ~。」

 

「知らないわよ・・・ハァ。」

 

 

 

本当に、仕方のない男だ。

 

 

 

「…てあげるわよ。」「おぉ~?なんだって?」

 

「っ!だから!」「ふぉ」

 

「私が!!」「み、みすち」

 

「癒して!!」「こっ声が」

 

「あげるって!!」「頭に・・・」

 

「いってんのよぉ!!」「響く・・・うえぇ・・・気持ち悪い・・・」

 

 

「っ!!!」

 

「あ、まってみすち、いま拙いって「そぉい!!」ぐべぁ」

 

 

 

 

オロロロロロロロ

 

 

 

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

「・・・ごめん」「・・・いや、飲み過ぎた俺も悪い・・・。」

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

「あ。そうか!いいこと思いついた!!」

 

「・・・なによ。」凄まじく嫌な予感がする。

 

「みすちーとエッチすればいいんだ!」「ブブォ!」

 

その言葉を待っていた。

 

「っ!馬鹿じゃないの!貴方正気!?」

 

「正気でこんなこと言えるわけないだろう!」「!?」

 

 

 

「みすちー、頼む!一発させてくれ!いやください!」

 

「な、なにいってんのよ・・・」

 

「何でもしますから!」

 

ん?今なんでもって

 

「駄目なものは駄目よ!」

 

「お願いします。一生のお願いですから!」

 

「駄目だってば・・・」

 

「ミスティア様!お願いします」

 

「様付けしたってだめよぉ・・・」

 

 

 

「愛してるから!!」「!!!」

 

 

「だからお願いします!一回!一回だけでいいんで!」「・・・」

 

「ミスティア様!ほんとにお願いします!」「…いよ・・・。」

 

「え?」

 

 

 

「ムードをちょっとは考えなさいっていってるのよおおおお!」ブゥン!

 

「ゴッはぁ!」 K.O!!

 

 

綺麗な右ストレートが男のチンに当たった。しばらく起き上がれないだろう。

 

・・・あ、チンっていうのはあごの事だから。決してみすちーが男のTNTN♪をなぐ「そぉい!」

 

 

 

 

・・・お、おお。地の文さんは殴られたのは初めてですわ・・・グフッ。

 

 

 

 

 *

 

 

 

「全く。男ってバカなんだから!」

 

「こんなゲロ臭いところで告白なんてする普通!!」

 

「バカ、バーカ、バーーーーカ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・告白。」

 

 

 

 

「・・・/////」

 

 

「馬鹿なんだから…」

 

 

 

「・・・大体、そんないきなりシたいなんて、すぐにyesなんて言える訳無いでしょ。」

 

 

 

「・・・」

 

 

 

 

 

「//////」

 

 

 

 

 

 

「・・・こんな気分になったのもあの馬鹿の所為なんだから・・・。」

 

 

 

 

 

 

「・・・ん。やっぱ爪はちょっと痛いかも。」

 

 

 

 

 

 

「・・・ん、ふっ。ふぅぅっ。この馬鹿っ。この馬鹿っ。このば・・・か・・・。」

 

 

 

 

 

 

「(・∀・)ニヤニヤ」

 

「?!?!?!」

 

 

 

 

 

「あ、どうぞどうぞお構いなく。」「構うわ馬鹿ぁ!!」ブゥン!「三度目ッ!」




あ~あ誰かこんな感じのウ=ス異本描いてくれねーかなー。
え?言い出しっぺの法則?ハハハゴジョウダンヲ。


字の文さんは復活するまで妖精並に時間がかかります。(うそです。)


(どうでもいい)補足


ミスティア・ローレライ

夜雀といったら個人的には蛾の妖怪なんだけれども鳥っぽい?。里の男共に人気。
その歌声は人を惑わし狂わせてしまう。最近あんまり歌ってないみたいね。
屋台を開いてる時はとにかく男達からモテる。でも開いてないときは流石に近寄らない。
性欲は無いわけではないがそんなことより歌おうぜ派だった。(最近まで)
きっとこの後結局ずっこんばっ婚するんですよねぇ(ゲス顔
今まで自覚してなかったがギャップ萌えに凄く弱かった。字の文さんを殴り飛ばせる剛の者。
・・・あ、おかみすちーではないです。残念。


博麗霊夢

巫女。結構な変態。えすでもえむでもイケるオールラウンダー。誰に似たのかな?


霧雨魔理沙

魔女。かなりノーマル。最近ケモノに目覚めかけてしまった。こんなとこまで師匠譲りか。


藤原妹紅

不死人の片割れ。(本当に割れている訳ではない。)自慰行為は命がけ。(死なない)


呉服屋の若頭(オリキャラ)

若頭ってこれ基本的にやくざ的な言葉だったのか・・・という勘違いから生まれちゃった人。
純人間の純幻想郷育ち。人間の中で非常に強い力を持っているが、実は彼より上がいる。
悪名高いと言われてはいるが、人里で悪いことをした妖怪を妖怪の賢者や人里の守護神が来る前にステゴロでボコボコに叩きのめしたことに起因する。
「おいアイツ妖怪を素手で瞬殺したらしいぜ」「まじかよ人間怖いわー」という感じ。
みすちーには一目惚れだった。何度も通っていずれ客女将の関係から進んで恋人に・・・
とか考えてたら兎の妖怪に目を付けられ食べられた。(性的に)
あまりのショックに引きこもったが、童貞を(どんな形であれ)捨て、結果的に積極性が身についた。みすちーに傷心を癒して貰おうと屋台に赴く。

みすちーとは末永く幸せに爆発していただきたい。

~多分今後書かないと思うからネタバレ~
みすちーと同じ時間を歩みたいと思った男は仙人に弟子入りして長寿を志す。
でも仙人も性欲持て余してるからニャンニャンされちゃう。
みすちー嫉妬して男に夜這い。男は夜も眠れない。

男は仙人になる前に枯れ果てて死んでしまうのか!?こうご期待!でも書かない!


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黒谷ヤマメは自分の糸で縛りプレイ

ふあ!?気が付いたら3000UA超えとるやんけ!

よっしゃモゲるまでしこしこ書いたろ!





あっネタが尽きかけてる・・・。


(いないとは思うけど)縛りプレイでゲームを思い浮かべた貴方。きれいなままでいて。


「…ぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁ…」

 

ここは幻想郷の地下深く。はるか広大な世界の内に存在する忘れられた都。そこに続く道。

 

「…ぁぁぁああああぁぁぁぁぁ…」

 

外の世界の常識ならばそんな地中深くなんて真っ暗暗闇が広がっていそうなものだが、

 

「…ぁぁぁにゃあああぁぁぁぁ…」

 

常識にとらわれない幻想郷はそんなことは無く、なぜか洞窟の中は普通に明るく見通せる。

 

「…ぁぁぁらあああぁぁぁぁ…」

 

そう、この不気味な声の発生源である土蜘蛛を見ることだってできる。

 

「…ぁぁぁはあああぁぁぁぁ…」

 

・・・それで、何をしているのか、だって?

 

「ぁぁあああぁぁぁぁぁああぁああぁあぁあぁあー・・・と。」

 

このだだっ広い空間の中、高速で振り子のように揺れていただけだ。

 

「ん~♪やっぱりムラムラした時はコレに限るわ。」

 

そう、ムラムラして揺れていた………うん?

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

黒谷ヤマメは有体に言って、暇をしていた。

 

「あ~ぁ暇じゃ暇じゃ暇じゃ~っと。」

 

暇になると特に意味もなく歌いだす。彼女が地底のアイドルなんて言われだした所以であろう。

 

少し前まではアイドルらしく、旧都の酒場に繰り出しては歌って踊ってを繰り返し、おひねりで酒を飲みまくっていたが流石にもう飽きた。

 

何か面白いことが転がっていないかと旧都をふらふらと歩き回っている。

 

そんな折に見かけたのは・・・

 

「お、パルスィじゃん。なにやってんのかねぇ。」

 

誤表記の妖怪。間違えた。嫉妬心の妖怪。水橋パルスィだった。

パルシィでもパルスイでもバルスでもない。

 

そんなバルシィが酒場の入り口傍でぼさっと突っ立っている。

 

この時ヤマメは少し脅かしてやろうという悪戯心が沸き起こり、パルスイの後ろにそーっとそーっと回り込む。

 

その瞬間。ギュルン。とパルスィの首が人体なら有り得ないほどに回転し、体は正面を向きながら顔だけ真後ろを向いていた。完全にホラーである。

 

「ヒィィ!」もちろんヤマメも恐怖した。

 

かつて、都を恐怖と混乱の渦に陥れた大妖怪たる土蜘蛛も目の前の少女らしき存在に恐怖した。

 

目の前の知り合いらしき存在の特徴的な緑色の目はくすんで、何も映してないように見える。

 

顔の向きはそのまま、体が反転。顔も身体も黒谷ヤマメを正面に向けた。

 

「あ、あ。あぁ」ヤマメの口から言葉にもならない息が流れ出る。

 

目の前の化け物はさながら壊れた茶酌み人形のような速度でこちらに歩み寄ってくる。

 

彼女は靴を履いてるにもかかわらず、ヒタ、ヒタ、ヒタ。と足音が聞こえてきそうだ。

 

「ひぃ、ぃ、ぁ」

 

ヤマメの身体は凍り付いてしまったように動かない。息を漏らすことしか出来ない、

 

よく見ると、目の前の化け物の口はもそもそと動いている。まるでこちらに何かを伝えるかのように動いている。

 

「    」「ひぃ、は、ぁぁ」

 

いや、本当に動いているだけか?本当は言葉に出して言っているのではないか?

 

ただその言葉が生き物の言葉では無いのではないか。もしくは

 

「      」 「ぁ、ぁぁ、ぁぁ」

 

自分がその言葉を認識したくないからではないか?

 

「       」 「ぁ、はぁ、ぅぅ」

 

友達だったモノの口はまだもそもそと動いている。その化け物はヒタ、ヒタ、ヒタ。と近づいてくる。その化け物の目は何も映していない。いや、こちらを見ている。私を見ている。私の目を見ている。私の目に映っている自分自身を見ている。

 

「       」「か、は、ぐぅ」

 

息を吸えない。息を吐くことしか出来ない。怖い。足が動かない。手も動かない。瞬きも出来ない。何もできない。息を吐くことしか出来ない。苦しい。苦しい。

 

「       」

 

・・・苦しい?ああ。苦しんでいる。私が苦しんでいる。私の目に映っている化け物が苦しんでいる。私の友達だったモノが苦しんでいる。

 

「      」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の友達が苦しんでいる。

 

 

 

 

「か、はぁ!。はぁ、はぁ、はぁ、」

 

私の友達が苦しんでいる。そうだ、苦しんでいるんだ。肺は呼吸を始めた。瞼も動いた。足は、手は。まだ動かない。

 

「      」「ひゅぅ、ひゅー、ひゅー。」

 

この際足も、手も。動かなくていい。

 

耳だ。耳を動かせ。彼女の言葉を聞け。聞くんだ、彼女が何を伝えたがっているのか聞くんだ。

 

「      」

 

だめだ、聞こえない。聞き取れない。未だに耳は動くことを拒否している、凍り付いている。動かせ。何でもいい。手がかりがあれば。

 

!そうだ。あるじゃないか。手がかりが。

 

「      」

 

聞くことは出来ないが私は彼女の口を見ることが出来る。口の動きを見ることが出来る。

 

読唇術なんてやった事なんて無いけど、あ、い、う、え、お、のどれか位解かる!何文字の言葉なのかも解かる!

 

ヒタ、ヒタ、ヒタ。壊れた速度で近づいてくる。もう手を伸ばせれば彼女に届く距離だが未だに手足は凍り付いている。耳も凍り付いている。

 

でも。でも。でも。彼女の言葉を。彼女の声を。聞くんだ。理解するんだ。認識するんだ。

 

見ろ。口を。見ろ。彼女の言葉を。見ろ。彼女の言葉を!見ろ。見ろ!見ろ!

 

目の前の少女の口がゆっくりと動いた。

 

 

「 」 あ

 

「 」 う

 

「 」 え

 

「 」 え

 

 

あ、う、え、え。4文字。あうええの音の4文字!

 

4文字、何かある。なにがある?

 

あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ

 

う、く、す、つ、う、ふ、む、ゆ、る、う

 

え、け、せ、て、ね、へ、め、え。れ、ゑ

 

どの組み合わせだ。どの組み合わせなら言葉になる?どの組み合わせなら彼女の言葉になる?

 

・・・まさか。まさかまさか。

 

「た」

 

「す」

 

「け」

 

「て」

 

たすけて、助けて!

 

彼女は助けを求めている!何故。どうして。何から!何から助けを求めてる!?

 

彼女の口がまたもごもごと動き出した。既に足と足がぶつかりそうなほどに近づいていた。彼女の右腕が私の左腕をつかむ。彼女の左腕が私の右肩をつかむ。

 

「 」 い

 

「 」 え

 

「 」 え

 

 

い、え、え。いええ?なんだ、何を伝えたがっているんだ、彼女は何を伝えたいんだ!?

 

まさか、そんなことは。いや、どうして。なんで。

 

「に」

 

「げ」

 

「て」

 

にげて、逃げて、逃げて。何から、どうやって、どうしたら、どうすれば。どのように。

 

考える。考える。考える。

 

彼女につかまれる。彼女につかまってる。足は動かない。手は動かせない。

 

動かない。

 

動かない

 

うごかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みぃ~つけた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひぃ、あ。あぁぁ」

 

オニだ。身体が完全に硬直した。完全に凍り付いてしまった。もう動けない。もう動かせない。

 

瞼が閉じる事を拒絶した。肺が吸うことを拒絶した。腕が動くことを拒絶した。足が逃げることを拒絶した。

 

友達だったモノは。

 

 

 

 

 

「     」

 

 

 

 

駄目だ。駄目だ。駄目だ。助からない。助けられない。逃げなくちゃ。逃げなくちゃ。逃げれるのか。逃げることが出来るのか。友達だったモノすら逃げられないのに?友達を置いて?

 

助けられない。助からない。助け。助けられ。助けられない。助け、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助けて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全くなんだいお前たちは、人の顔を見るなりまるで怪物に会ったかのような顔して。・・・まあいいや、ほらほら、今日はあたしの奢りで飲みに行くよ。なあにしこたま飲んだってかまいやしないよ。」

 

「・・・あぁまあアレだ。奢る代わりと言っちゃあなんだが、ちょっと今晩あたしと”突き合って”もらいたいんだが・・・まあ大丈夫。この前みたいに痛くはならない・・・はず。まあ、努力はするよ。」

 

「なに。”ちょっと”テンションが上がって”すこーしばかし”大変な事になるかもだけどいいだろ?さあさあ!最高の夜にしようじゃあないか!ははは。ハハハハハ。ハハハハハハハハ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(イヤ)だ。




ヤマメかとおもった?残念。勇儀だ。

書いている内にこうなった。ネタ切れ感がしゅごい。



なんでこんなエセホラー書いてんだろ俺。




(どうでもいい)補足

黒谷ヤマメ

昔凄いやんちゃしていた土蜘蛛。ふわふわスカートの中身はクモの足説。
地底ではとっても大人気。誰が言ったか地底のアイドル。その称号を気に入って歌って踊ってた。飽きた。今でも人気は高い。
普通に男が好き。感染症を操る能力で性病を直すついでにつまみ食いしちゃう(エロ)良い子。
下半身(蜘蛛足と絶倫さ)ごと愛してくれる度量の大きい男性募集中。


水橋パルスィ

嫉妬の塊さん。ヤマメとは仲のいい友人だが同時にモテる彼女は嫉妬の対象でもある。
息を吸うように嫉妬してるからいつもの事とヤマメはまったく気にしてない。パルパル。
しかし地底にはそんな彼女の事が好きな男性も少なからずいる。自分の身近な所ほど気付かない。
勇儀の事は嫌いじゃないのだけれども、趣味が合わないのに付き合わされる身にもなれってんだ。


星熊勇儀

山の四天王。力の勇儀。最近は同性愛の勇儀と、呼ばれてるとかいないとか。
最近処女を脱したらしい。相手は男ではなかったが。
大体月に二度くらいエロい気分になる。その時はヤマメとかパルスィとか古明地とかの綺麗どころを拉t、強s、・・・に、任意同行してもらってます。オニハヒキョウナコトシマセン。


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博麗の巫女はおもちゃを使うかどうか検討中

寝ている時にエロい恰好した神様だか淫魔だかわからない人が言いました。
「貴方の願いは何ですか。」
私はこう叫びました。
「小説のネタ!」
変な人は微笑んで
「一度書いたキャラをもう一度書くのです。」


まさしく神の天啓的発想。


それと私はなんでその時に童貞喪失を願わなかったのか・・・。



「・・・はぁ」

 

ここは幻想郷が要、博麗神社。妙に色っぽいため息を吐く少女が一人。

 

「おいおい、あんまりため息ついていると幸せが逃げるぜ。」

 

失礼、少女は二人いた。片方は脇を丸だしのおめでたい色した巫女。

 

「・・・そんなんで逃げる幸せなんかの恩恵は大したことなさそうね。」

 

もう一人は白黒のザ・イメージ通りな魔女っ娘。

 

「ははは、ちりも積もれば、と言うぜ。それで?ため息を吐いてまで何を考えてるんだ?」

 

二人は仲のいい親友。しかしそんなことを表立っていうと顔を赤らめて怒るから是非とも言ってあげよう。かわいい。ただし度が過ぎると陰陽玉や閃光が飛んでくる。

 

「・・・まぁ、魔理沙ならいいでしょ。」

 

「お?なんだなんだ?」

 

一人の少女がもう一人の少女に悩みを打ち上げる、仲良きことは美しき

 

 

 

 

 

 

「いま新しいオ○ニーの方法を考えてるの。」

 

「・・・は?なんだって?」

 

今自分の中で少女の定義が乱れる。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

あまり知られてはいないが、博麗霊夢は発明家である。

 

みんな大好きスペルカードルールを制定したのは彼女であるということはよく知られているが、そのルールを考えたのも彼女であった。

 

それ以外にも様々な遊びを考案していた。流行したかどうかは聞かなくてもわかるだろう。

 

まあそれもこれもあまりにも暇な一日を過ごしていたからと思うと若干不憫でならない。

修行しろ。

 

さて、そんなある日の事。誰も来ない神社の中、逆レ物で一人頑張って発電している真っ只中に招かれざる来客が現れた。

 

ニュイン「はぁい霊夢ぅ♪元気にシて「夢想封印(物理)!」グギャェ!」

 

ひ、酷いわ霊夢。いきなり夢想封印は酷過ぎないかしら、あら、どうして裸なの。やかましい!夢想封印!夢想封印夢想封印夢想封印!!ちょ!連発はらめぇ。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

ボロボロ「それで、今日訪れたのはちゃんと理由があるのよ?だから一回その針しまいましょう。あと服も来ましょう。」

 

「五月蠅い。いつもいつも神社に潜り込んできて。今日という今日は死をもって償ってもらうわ。」

 

「ちょっとまって、待とうか、一回落ち着きましょう。そんなの霊夢のキャラじゃないわ。ほらほら冷静に、まずは冷静に。ゆっくり深呼吸して。服を、着るのよ。」

 

「・・・言い残す事はお終いかしら。乙女の部屋に入り込んだ罪は重いわよ。」

 

「まてまてまてまって。ほら、これ以上ダメージ受けちゃうと私の服が消し飛ぶから。大破どころか轟沈しちゃうから。生まれたてのユカリンになっちゃうから。」

 

「あら、別に貴女が裸になろうと私は構わないわよ?」

 

「私が構うの!そんなお互い裸になるなんて。いきなり裸の付き合いはちょっとハードルが高いと思うのよ。ほら、ここは一回落ち着いて。服を着ないというのなら一緒にお風呂にでも入りましょうか。背中流してあげるわよ。」

 

「お風呂に入りたいのなら私が地獄の灼熱風呂に直接叩き込んであげるわよ。」

 

「まままままままって、まって待ってってばぁ!そうだ、折角ココは寝室ならお布団敷いちゃいましょ?服は着てないけどパジャマパーティ?・・・なんて・・・」

 

レイム は ちからをためている!

 

「おおおぉおおおおちついておちつきましょうおちちおちおちつちついて。そうよね!寝室ですることといったら一つよね!お互い裸ですることなんて一つよね。も~ゆかりんってばお茶目さん!しょうがないなぁ~もー霊夢ってば大胆ねぇ!いいわ、一緒に快楽の向こうへ「紫」…ハイ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「話なら貴女が死んでから聞いてあげるわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイム は ちからをときはなつ!

 

 

  夢   想   天   生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んだら話も何もないでしょう。八雲紫は、最期の時にそう思った。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・何の話だっけ?」「私のセリフだぜ!!」

 

「なんでいきなり紫が消し飛んでんだよ!というか何で始まりからしてツッコミどころが満載なんだよ!霊夢がオナってたくだりとか完全いらねえだろ!ていうか裸!?裸でいつもしてるのか?!!」

 

「紫が消し飛んだのは私の部屋に侵入したからよ。ツッコミどころもなにも私はまだツッコまれたことは無いわ。オ○ニーくらい誰でもするでしょう。」

 

「 そ う い う こ と を 言 っ て る ん じ ゃ ね ー よ ! 」

 

「魔理沙、五月蠅いわ。」「ぐお。ぬ、ぬ、ぬ・・・」

 

 

 

「はぁ。もういいぜ。で?結局何の話なんだ。」

 

「あぁそうそう。死んだ紫の遺言には、毛玉を使った新しいオ○ニー方法を考案したから私に教えようとしたんですって。」

 

「毛玉って。・・・あの毛玉か?」

 

 

 

     ~( ゚Д゚)<あなたーどこにいるのー?

 

 

 

「えぇ。あの毛玉ね。」「マジか。」

 

いよいよもって幻想郷は滅びを迎えそうだ。魔理沙はそう思った。

 

「・・・あー。それで、だ。その話と霊夢が新しいオ○ニー開発したいって話がまだ繋がんないんだが。」「あら、簡単な話よ。」

 

一拍。

 

 

 

 

「紫が新しいオ○ニー方法考案したのに、私が出来ないっていうのは癪でしょ?」

 

 

 

 

 

魔理沙は天を仰いだ。いっそこんな世界潰れてしまえと思った。

 

 

 

 

 

 

「それで、魔理沙にはその協力をしてもらいたいと思って。」「ふぁ!?」

 

世界よ、滅びろ。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

 

「・・・なあ。本当にするのか?いまならまだやり直せるぜ?」

 

魔理沙は霊夢に問いかける。いや、本当は自分に問いかけているのかもしれない。

 

「本当にするのよ。いい加減覚悟決めなさい。」

 

魔理沙はそれこそ逃げようと思えば逃げ出すことが出来たであろう、その後の大災害に目をつぶれば。

 

「ううぅ・・・」

 

本当ならば、話を持ち掛けられた時直ぐにでも逃げ出すべきだった。しかしあの時の霊夢はいつだったか、異変の時にまさしく鬼のように強く、理不尽で、無慈悲だった時のような目を霧雨魔理沙に向けていた。あの目からは逃げきることは出来ないと、そう。思ってしまった。今思えばその時逃げていれば成功したかどうかはともかく、一番被害が少なかっただろうと思う。

 

「先にお風呂に入ってて。」そういって霊夢は魔理沙の服に手をかけ、まるですり抜けてしまったかのように服だけを剥ぎ取った。その後風呂場に投げ込まれた。

 

「・・・まずい。拙いぜ。」

 

かつて、犬のチ○コを見てたところをアリスに見られた時の比では無いほどに頭が警鐘を鳴らす。

 

今の自分は裸。窓はあるが狭い。唯一の出口は霊夢が抑えてる。

 

狭い窓から脱出できないことも無いだろうが少し時間がかかり、その時に霊夢が入って来るかもしれない。その現場を押さえられてしまったらアウト。もう逃げることは出来ない。そして何より、成功して外に出ても全裸。もし天狗にでも見つかってしまったら、間違いなく撮られる。恥ずか死してしまう。天狗に撮られずとも、流石に無装備で家まで帰るのは厳しすぎる。

 

「どうする。どうする。どうする。」

 

なぜか霊夢は隣の脱衣所から未だに出ることなく沈黙している。

 

「どうする。どうする。どうする。」

 

今、脱衣所の霊夢をどうにかしてせめて一枚服を強奪。そして飛んで逃げるか。成功すればデカいが、”あの”目をしている霊夢に正面から勝てるのか?自分が?

 

「どうする。どうする。どうする。」

 

霊夢が風呂場に入ってきた瞬間を狙って不意打ちする?無理だ。霊夢のカンは並外れている。不意打ちなんぞに簡単に対応してしまえるだろう。

 

「どうする。どうする。どうする。」

 

霊夢が風呂場で体を洗っている最中に逃げ出す?成功する可能性は一番高いだろう。

 

 

 

 

・・・霊夢が風呂場で体を洗うのなら。と注釈が付くが。

 

むしろ霊夢が風呂場で体を洗わない可能性の方が高い。今体が汚れているかどうかなんて関係なしにするかもしれない。

 

いや、かもしれないじゃない。する。間違いなくする。彼女からそういう気迫がとれる。

 

 

 

 

「どうする。どうする。どうする。」

 

 

魔理沙は考えるのを止めなかった。

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

博麗霊夢は自ら定めていることがある。

 

これは例え幻想郷がひっくり返り、現世と冥界が逆転したとしても不変の取り決めである。

 

これはいわば自分でつけた枷であり・・・え?もういいって?はい。

 

 

 

霊夢は瞑想を終えた。

 

風呂場からはまだ魔女の気配がする。

 

ちょうどいい。さっそく新しい方法を試してみるか。

 

新しい遊びを考案する。それは決して独りよがりになってはいけないものなのだから。

 

 

「魔理沙。聞こえてるかしら。」「うぇぁあひぁ!」

 

いきなり奇声が聞こえる。大丈夫か?

 

「魔理沙ー?大丈夫?」「あ、ああ!大丈夫だじぇ!!」

 

なんか噛んだようにも聞こえたが。大丈夫というのなら大丈夫なのだろう。

 

 

 

この時。魔理沙は覚悟を決めていた。

 

せめて、霊夢に一泡吹かせてやろうと覚悟を決めていた。

 

霊夢が風呂場に入ってきたと同時に猫騙しをする。

 

怯んだ瞬間霊夢を風呂場に引き込み、勢いのまま風呂桶に投げ入れる。

 

ケガをしてしまうかもしれないが、こちらもそれどころではない。

 

風呂桶に投げ入れられた霊夢は、怒りながらこちらに向かおうと風呂桶から出ようとするだろう。

 

だが、そうは問屋が卸さない。あらかじめ風呂桶の中を石鹸でヌルヌルにしておいた。

 

ヌルヌルで足止めされている最中。魔理沙は風呂場から脱出。服を着て一目散に家に帰る。

 

 

完璧だ。成功すれば何の問題も無い。この作戦の焦点は一つ。最初の猫騙しで霊夢が怯むかどうか。

 

魔理沙は考える。いくら才能の塊でも、いくらカンが鋭くても。

 

霊夢も人の子。条件反射まで制御しきれないだろう。

 

魔理沙は確信した。この作戦は絶対うまくいく。

 

勝負は霊夢が風呂場に入ってくる瞬間。そこですべてが決まる!

 

 

 

魔理沙がそう意気込み、決意をしていた中。

 

 

「魔理沙、じゃあお願いがあるのだけれど。」

 

霊夢はあっさりと

 

「まずこの扉に背中合わせで座り込んでほしいのだけど。」

 

魔理沙の作戦を打ち破った。

 

「・・・え?なぁっ!えぁっ、」「魔理沙、じゃあお願いね。」

 

よいしょっ。と少女の可愛い声が聞こえる。

 

魔理沙はそれどころではない。

 

「・・・」

 

茫然自失としてしまい、漠然と逃げるチャンスを失ってしまったことに気がついてしまった。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「れいむ・・・?」「なあに?」

 

魔理沙の声から生きている感じがしない。それにまるで気が付かない霊夢は新しいオ○ニーを試そうとニコニコである。生き生きしてる。活力を吸い取る系巫女である。

 

 

「このあとどうするんだ・・・?」

 

「このあとはねえ。」

 

少しもったいぶるように言う。

 

「一緒にオ○ニーするの。」「・・・いっしょに?」

 

そう、と続ける。

 

「流石にオ○ニーを見せ合うのは友達とは言っても恥ずかしいじゃい?」「・・・ああ。」

 

お前の存在が一番恥ずかしいぜ。と言えればどれほど楽な事か。

 

「だから、お互いオ○ニーしてるのは伝わるけど、どんなオ○ニーしてるかは分からない方法はないかなって。」「・・・ああ」

 

そもそもお互いオ○ニーしてるっていうのすら分からない方がいいぜ。と言えればどれほど楽か。

 

「それでこうやって扉に背中合わせに座ってれば背中で相手を感じられるでしょう?」

 

「これなら自分も気持ちよくて相手も気持ちよくなってるのが分かると思うの。」

 

どう?と聞いてくる。もう言葉を出す気力は無い。

 

強いて言うならお前、オ○ニーしたくなる度「オ○ニーしたいから一緒にどう?」とか言う気か。

 

だがもうこの状態の霊夢には私の言葉は届かない。

 

私は諦めて、現状をただ受け入れるしか出来なかった。

 

「じゃあ魔理沙。一緒にするわよ。」「・・・ああ。」

 

神様、助けてください。

 

「せーの…ガラッ「霊夢!さいきょーのアタイと勝b「封魔陣!」ギャー」

 

 

 

 

 

れいむ!おまえまたふいうちしたな!アタイもかんべんぶくろのへそがきれるぞ!喧しいわ馬鹿!そんなに休みたいなら休ませてあげるわ!神技「八方龍殺陣」!ギャァァァァ!

 

 

 

 

ありがとうチルノ。今度甘いモノ食わしてやるからな・・・。それと霊夢、私が後ろにいるのに・・・スペカ使う・・・な・・・。ガクッ




魔理沙死す。


なんだこの小説、いろんな奴死に過ぎじゃね?



(どうでもいい)補足


博麗霊夢

楽園(意味深)の素敵な巫女。今日も今日とて遊び(意味深)の研究中。
空を飛ぶ程度の能力。イっては戻ってくる。そのうち夢想天性(意味深)になる。
最近の悩みは友人との距離感が遠く感じられること。それでいいのか。
あ~私の事凄い大好きで私のためなら何でもしてくれて私の代わりに巫女業継いでくれて収入もあって夜も凄くて頼れる感じのイケメンの男とか幻想入りしてないかな~!
っていう妄想を真顔で考えてる。


霧雨魔理沙

普通の(性癖だった)魔法使い。たぶん犬のだったら舐められる。
最近は犬以外にも他の動物に手を出している。でも未だに張り型は入れられない性格。
最近の悩みは友人と思ってる人物がやたら距離を詰めてくること。
彼女は百合ではない。(無言の腹パン
あ~私の事凄い大好きで私のためなら何でもしてくれて私の代わりに巫女業継いでくれて収入もあって夜も凄くて頼れる感じのイケメンの男とか幻想入りしてないかな~!
っていう妄想を真顔で考えてる霊夢とそうでない真顔の霊夢を見分けることが出来る。


八雲紫

いつもにこにこ這い寄る喪女。霊夢とは親子のような関係である。(霊夢は親に似た)
いつもその能力を用いてあちこちに飛び出すが行き先の確認はあまりしないためよく一人遊びしている所に飛び込んでは殴られている。だが反省しない。反省できない喪女。
最近の悩みは行く先々で一人遊びしている奴が多いことである。やられ声の種類豊富。
実はこっそり風見幽香被害者の会の会長をしているが沽券に関わるので表立って行動してない。
その内あまりにも長い設定使って番外編でもつくろっかなー。


チルノ

氷の妖精。最近になって自慰を覚えた。友達の大妖精と一緒にするのが癖になる。
大妖精「チルノちゃんは純粋なままでいて欲しかったけどこれはこれで!」
チルノ、気を付けろ。そいつは悪質な百合脳だ。
魔理沙と甘いモノを食べに行った先でまさかあんなものを見るとは・・・


毛玉女史

~( ゚Д゚)<あなた~?息子も探してるわよ~?
毛玉のメス。夫と息子がいる。夫はどこにいるかって?もう一度この小説を見返してみよう。


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風見幽香は持ってる傘でいつもしてる派

幻想郷で唯一枯れない花のおしべ部分と自分のめしべ部分をまぜまぜしてる。(デキない。

なに?、二次創作のキャラ付けが気に食わない?ははは、なぁに。心配することは無い。
そのうち、自分でもっとキャラを尖らせたくなる。

エロとギャグ小説の神「まあアイデアが無いなら読者から貰うんだなハハハハ」

俺「………」

俺「出来らあっ!」

エロ神「いまなんていった?」

俺「読者からアイデアを貰わずとももっと面白い小説を書けるって言ってんだよ!」

神「こりゃあおもしろい小僧だぜ。こりゃあどうしても面白い小説を作ってもらおう。」







俺「え!!アイデアも無く面白いステーキを!?」
神「小説な」


俺ってやつはよお!ほんとによお!懲りねえよなぁ!!
また途中送信しちゃったでござ候。


「お~い、お~い!!」

 

ここは人里。人間と、たまに妖怪が住まう土地である。

 

「あぁ?喧しいぞ!なんだって騒々しい奴だな。」

 

そのある一角。二人の男ががやがやと騒いでいた。

 

「これ!これ見ろ!これこれ!」

 

「だぁがら喧しいってんだろ!あぁ、どれどれ・・・」

 

男達は一つの本を持って喚いている。周りの人間たちは、あぁまたあいつらか。という目で見ている。いつもの事らしい。

 

「ええと。花とは植物が成長してつけるもので、多くは綺麗な花びらに飾られる。花が枯れると果実ができて、種子ができる。・・・なんだこれ。花の学書か?」

 

男が持ってきた本は、とある貸本屋から持ってきたものである。

 

「そうだけどそこが重要じゃねえ。此処だ。此処を見て見ろ。」

 

男は重要だというところを指し示す。

 

「あぁ~ん?字がちっちぇえから読みずらいなぁ。えっとぉ。

 『花とは、いわば植物の生殖器官である。』・・・おい。これが如何したってんだよ。」

 

「おま。馬鹿だなぁ。まだ分っかんねえか?いいか。生殖器官すなわちチ○コやマ○コの事だ。」

 

「んなことぐらいわかるわ。ああ?まさか花がチ○コ丸出しだって言ってんのか?」

 

「だからちげーよ!お前よーく考えてみろ。その空っぽの頭ん中かき回して考えてみろ。」

 

「ブチ殺すぞ。」

 

「つまり花は生殖器官。ってことはだ。」「はよ結論いえやボケ。」

 

そうあせんなよ。と前置きする。男が語る衝撃の真実とは!!

 

 

 

 

 

 

「花妖怪ってつまり生殖器の妖怪じゃね?」「お前マジで天才じゃね?」

 

その発想は無かった。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

(・・・おい、本当にやるのか?)

 

(馬鹿いえ!これを揃えるのに幾らかかったと思ってやがる!コレでやらなかったら丸損だ!)

 

 

男達は人里外れの草むらの陰に隠れている。わーいったいどんな目的を持ってるんだろーなー

 

 

(俺の予想だと風見幽香は間違いなくドスケベ妖怪!あんな美女とヤれるんだったら何でもするね!)(・・・お前の予想通りならな。)

 

 知 っ て た 。

 

(奴はまず間違いなくこの辺を通る。その時に打ち合わせ通りにな。)

 

(・・・なあ。そもそもお前の予想通りだったとして。)(あん?なんだよ今更。)

 

 

 

(そもそも俺って必要なのか?)(はぁ?)

 

 

(だってよぉ、要はお前が足止めしてる最中に俺がこの淫香とか言うの焚くんだろ?)

 

(そうだな。すげえ高かったんだぞソレ。失敗したらマジで怒るから。)

 

 

(お前がやればいいじゃん。)(・・・あぁ?)

 

(だから、お前が焚いて、そのまま足止めに入ればいいじゃん。)(・・・)

 

(・・・)(・・・はぁ。やっぱそこに気付くか。)

 

(・・・どういう意味だ。)(言葉通りの意味だよ馬鹿。)

 

(あんだとこのボケ!)(・・・なあ。思い出すよなぁ。こーしてるとよぉ)

 

(あぁ・・・?)(昔っからこーやって待ち伏せしてはケーネせんせのおっぱい揉んだよなぁ。)

 

(・・・)(それ以外にもケーネせんせの尻揉んだりおっぱい揉んだりおっぱい揉んだり。)

 

(・・・妹紅さんの無い胸揉んだりな。)(おぉ!そうそう。モコタンの胸は俺らが育てた!)

 

(本人に聞かれたら焼き尽くされんぞ。)(そうだ、俺らは昔っから筋金入りのエロガキ共よ。)

 

(・・・)(・・・だからよぉ。)

 

 

 

(水臭いじゃねえか。)

 

(!)

 

 

 

(俺たちゃ昔っから二人で一人のエロガキ共だ。何をやるにしても一緒だったじゃねえか。)

 

(・・・)

 

(だからよぉ、これからヤるにしても失敗して殺されるにしてもよぉ。)

 

 

 

 

(相棒のお前と一緒にいてえじゃあねえか。)

 

 

 

 

(・・・)(・・・)

 

 

 

 

(・・・馬鹿だなお前。)(あぁ?)

 

(俺はお前みてえな野郎と一緒に死んでたまるか。)(・・・ッチ、そーかい。)

 

(だからよぉ。)(・・・?)

 

 

 

 

 

(この作戦。ぜってぇ成功させっぞ。)(・・・!ったり前だろ!)

 

 

(おーしみてろよ、あの女妖怪をヒィヒィいわしてやるぜ!)(っ!シッ!来たぞ!)

 

 

(おーし。準備はいいか相棒?)(おーけー、いつでもいいぜ相棒!)

 

 

(よっしゃぁ!)

 

 

「「イくぜ!!」」

 

 

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------

-----------------------------------------------------------

------------------------------------------

--------------------------

------------

---

 

 

 

(なーんて感じであの辺の草むらから襲われたらどうしようどうしよう~キャー二人相手なんてヤバい。考えただけで濡れる。それでそれで抵抗できなくなっちゃった所にさらに男たちが追加で来ちゃって。~~~~~~!!あぁぁ考えただけでイキそう。ずっと人間風情の性奴隷?それとも肉便器?あああぁぁぁぁ興奮するぅぅぅ!!!それでもうたまたまやって来ちゃったショタっ子が私の姿を見て精通?ッッッッ!!!!。あ。もうだめ。ほんとだめ、拠点まで持たないわ。その辺の草むらでシよう。鎮めましょう。もう私のお花が密だらけだわ。花なのに水属性だわ。)

 

 

 

誰だこいつ。

 

 

 

 

 

誰だこいつ。

 

 

 

待て。落ち着け。俺は状況を整理したいだけなんだ、素数。素数を数えろ。

 

 

 

 

 

 

違った。1は素数じゃない。数えなおしだ。素数、素数だ。素晴らしい数字略して素数だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違う。1は素数じゃない。素晴らしい数だが素数ではない。落ち着け、落ち着くんだ。

素数とは正の約数が1とその数のみであるもののことで、1は絶対に素数ではない。

もう一度。もう一度素数を数えろ。落ち着くんだ。さっきの映像は忘れろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あああああああああああああ素数が数えられないいぃぃぃぃぃいぃぃいいい

 

 

 

 

 

~しばらくお待ちください~

 

 

 

 

取り乱したようだ。

 

うん。ちょうど今茂みに入っていった、うっすらピンクの白いブラウス。赤いチェック柄の上着とスカートを身に着けて、大きな日傘をさしている緑髪のまぶしい女性。

 

風見幽香だ。

 

 

 

風見幽香だ。幻でもない。偽物でもない。四季のフラワーマスターは頭の中身は花畑か。

 

 

さて、SIGEMI先輩のなかにガサガサと突入してったフラワーマスターは手始めに自らのフラワーの全開放を行った。刺激的すぎる。

 

(ああぁあぁ我慢できない我慢できない我慢できないぃぃぃぃ!!誰かっ!誰かめちゃくちゃにして!!かきまわしてぇ!!!!)

 

Oh・・・全国の青少年どころか成年中年老年皆様方には決して御覧いただけない状態だぁ。

 

有体に言ってキモい。

 

さて、そんなフラワー満開状態な風見幽香inSIGEMIパイセンに近づいてくる一つの影が。

 

そんな影に気が付かず幽香は手に持っていた傘の持ち手の部分を構えていた。ナニをするだぁー!

 

まず間違いなく傘inフラワー満開幽香inSIGEMI状態にさせる気だ。そうはさせぬぞと神様。

 

 

 

ガサガサ「…ァンートを褒ぉめぇらっれっるぅ様を。イ・・・めぇ・・・じ・・・。」

 

「・・・えっ?」

 

「えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷の一角が極彩色のごんぶとレーザーで消し飛んだ。




本当にごめんなリグル。なんか他に終わらせ方が思いつかなかったんだ・・・。


(どうでもよくないかもな)補足


エロ青年ズA&B

幽香の妄想の暴走の中に登場した人物たち。実際に人里にいる。まだ生きてる。
子供の時からエロガキで里でも有名だった。モコタンのおっぱいはこいつらが育てた。
ケネモコ以外にも数多もの人妖のおっぱいやお尻の豊穣に貢献している。
こいつらきっと豊穣の神の生まれ変わりだろう。(豊穣の神は未だ現役だけど)
その名もずばり、胸・尻を富ませる程度の能力を持っている。ヤベェ。
あまりにもセンセのおっぱいを揉み過ぎて揉んだら出るようになった。そんな歴史は食べられた。今でもひっそりと処理してるに違いない。

ちなみに能力は相手の魂ごと作用するから亡霊も幼女も蓬莱人も死者も豊穣にできる。スゲェ。
こんな能力が幻想郷中にバレたら薄い本が厚くなりますなあゲヘヘ。


風見幽香

超妄想暴走少女。D-89。フラワーマスター。(意味深)一発で変換できない面倒。
花の妖怪=生殖器の妖怪だった。なお未経験者のもよう。もはや病人。人じゃないけど。
何よりすごいのは普段は凛として超つおい妖怪なのにちょっとの切っ掛けで発症する。
たぶん胸揉まれただけで発症する。キスしたら暴走しだす、と思う。
普段は地属性だけどお花は水属性。*は菊とも言うからきっといじってる。


リグル・ナイトバグ

ごめん。まじでごめん。
特に意味もない暴力に襲われた結果、風見幽香被害者の会に入会した。
他に入会してるのはるみゃ、みすちー、ちぇん、妹紅、その他妖精勢。


風見幽香被害者の会

ゆうかりんの一人遊び現場を目撃してしまった後ボコられた人たちの集い。
共通認識は「あんなに恥ずかしいと思ったなら家でやれよ。」である。


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封獣ぬえは■■■■を正体不明の■■■■■■派

ぬえちゃんペロペロ。
きっとぬえちゃんは経験豊富なフリをしてるけど本当は■■で■■■なだけに違いない。
そんでもってエロいお姉さんぶって子供と(ピー)な事するけど■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
きっとそうに違いない。

え?分からないって?諸君の紳士力はその程度か?!

妄想を、爆発させろぉぉぉぉぉ!!!


ああ、でもうちのぬえちゃんはぬエッチちゃんでは無いみたいです、残念。


「お~い!!お~いぃ!!おい!お~い!おいおいおいおいおいおいお

 

「じゃぁかましいわこのあほんだらがぁ!!!」

 

「いやお前の方が喧しいわ。」

 

ここは人里の外れの方。少し歩けば妖怪たちが跋扈するような場所に二人の男がいた。

 

「大体お前が俺の呼びかけに無視するから「シィー!」なんだよ。」

 

家もまばらにしか建っておらず、あとは空き地か木が生えているばかりだ。

 

「あれ見ろよ、あれ。」

 

空き地には時たま妖精や、妖怪たちが集まって集会をしており、あまり治安も良いとは言えない場所である。(そんな場所だからこそよく悪戯しに来れるわけだが)

 

「あぁ?どこ見るんだよ。」「ほら、あのバカマツの上だよ。」

 

バカマツとは木の愛称である。いつもバカ二人が御仕置きとして吊り下げられていた所だ。

ちなみにバカ二人とはこの男共の事である。

 

「・・・おぉ」「な。」

 

そんなバカ二人が何をしているかというと、木の上にいる妖怪観察。正確に言えば

 

((もうちょいでパンツ見えそう!))

 

パンツ観察である。

 

 

 

(なにやってんだあの人間たち・・・?)

 

しかも観察対象にバレている。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

「あぁ。パンツがどっかに行ってしまった・・・」

 

とりあえずスカートはいてる女妖怪のことパンツって呼ぶのやめようか。

 

「・・・で、結局なんの用だったんだよ。でけえ声だしてまで。」

 

「おぉ!そうだったそうだった、いやな?さっきふっと思いついたんだけどよぉ。」

 

こいつの思い付きはいつも突拍子もないが。聞くだけ聞いてやるかぁ。

 

「思いついたこと?」「そうそう。」

 

「あのな?命蓮寺ンところあるじゃん?」

 

「おぉあのおっぱい住職の。」

 

とりあえずおっぱい+役職名で呼ぶのもやめろや

 

「そーそー。そこんところの修行者のな、ぬえってやつがいるんだけどよ、そいつの正体がまたすげー美少女なんだってよ!」

 

「・・・それさっきの奴だぜ・・・。」

 

「え、まじで。」「まじやで。」

 

 

 

 

 

「そっか。」「そうだよ。」

 

おっぱい小さかったからって露骨にテンション下げ過ぎじゃあないですかねえ。

 

 

 

 

「・・・で、だ。結局思いついたことなんて聞いてないんだけども。」

 

「あぁ・・・そうだっけか・・・。」

 

おいおい、今にもキョンシーの仲間入りしそうだぞコイツ。おりんりん呼ぶか?

 

「いやな。あいつ正体不明らしいじゃん?つまり俺たちにとって絶世の美女の可能性も無いわけでは無いじゃん?つまりそいつとおふ。っくしたらそれはもう絶世の美女とおふぁ。くしたも同義なんじゃねえかって思ってな。」

 

そのお○ぁっくとか言う丁寧語使うのもやめろ。

 

「・・・いやまて、可能性はまだあるぞ。」「・・・なんだって?」

 

おいまさか・・・

 

「そもそも鵺なんだろ?だったらさっき見た姿が正体とは限らねえんじゃあねえか?」「!!」

 

「つまり・・・」「ああ、つまり・・・」

 

「鵺と○ふぁっくしたら絶世の美女とヤったも同然!」

 

おいまて、いろいろと待て。もうだめだこいつらはやく何とかしないと・・・。

 

「おっぱいは?」「大きい可能性がある!」

 

「お尻は?」「ほどよい弾力の可能性もある!」

 

ねえよ。なんだよそのシュレーディンガーのおっぱい・お尻理論。

 

・・・確認しなきゃ。

 

「よっしゃぁ!そうと決まれば敵情視察!さっそく命蓮寺に行くぞオラァ!」

 

「全速全身DA☆!」

 

そういって普通の魔法使いもビックリな速さで命蓮寺に突撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

(あいつら鵺を何だと・・・っ!!///)

 

まさかすぐそばに本人がいたとはつゆしらずに。

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「こちら大虫。目的地に潜入。」「こちら巳。了解。こちらも目的地に潜入した。」

 

場所は命蓮寺。先ほどの場所から走っても30分は掛かりそうなものを、僅か5分で走破した。常人の6倍。化け物かよ。

 

ちなみに大虫も巳もどちらもヘビを表す単語である。何でこんなこと言ってるかって?

 

 

お 察 し く だ さ い

 

 

そして通信のようなやり取りをしている二人だが、別にバラバラに行動してるわけでは無い。

 

隣同士である。無意味か。何でやってるかって?雰囲気づくりだ。

 

そして大の大人がもそもそ動いている。こんなん見たらだれでも通報するわい

 

しかし通報も見咎めもされない。なぜか?

 

「大変だ!」「どうした大虫!」

 

「やっぱり何度見ても住職のおっぱいはデカいぞ!」「見れば分かる!」

 

ほんとになんでこんな奴ら通報されねえんですかねぇ。

 

「やや!住職以外にもお尻センサーが反応している!」「なに!巳、報告をしろ!」

 

タネはまあ、簡単な話だった。

 

「本尊代理!本尊代理だ!何ということだ!尻パワーがどんどん上がっている!拙い!このままでは俺のお尻センサーが!ぐわぁぁぁぁ!」「巳!大丈夫か、巳!巳ぃぃぃぃ!」

 

何度も何度も女湯を覗きに行った結果、隠形が身についただけの話である。そこらの妖術使いより隠形が得意になってしまった。これで正面から奇襲できますね。

 

「くそ!巳。敵はとってやる!っは!こ、これは!まさか、住職以外におっぱいセンサーが反応しているだと!どこだ!どこに居やがる!」「・・・」

 

しかもかなり騒いでいるように見えて全て小声である。小声で叫ぶとか器用なことをするね。

 

「あれか!あの入道使いか!まずい、なんて乳力だ!ぐうっくそ!っ!馬鹿な!さらに上がるだと!一体どんな乳してやがる!」「・・・」

 

「・・・ぐぅっ…それだけじゃないぜ」「生きてたのか!巳!」

 

「あのセーラー服は尻力も乳力もやべぇ・・・!完全なオールラウンダータイプだっ!!」

 

「そんな・・・命蓮寺の噂は聞いていたが・・・!ここまでとは・・・くそ!」

 

「・・・」

 

なんだこのノリ。まるでついていけねえ。このままじゃギョウザ並に置いてかれてしまう。

 

「・・・なっ!そんな・・・」「どうした大虫。なにがあった!」「・・・」

 

「あのもふもふ耳娘からケタ外れの乳力を感じる・・・!」

 

「・・・?大虫、何を言っているんだ!あれはどう見ても子供じゃないか!お前のおっぱいセンサーがイカレちまったのか!」

 

「・・・いや、違う!こいつは、こいつはまさか・・・」「大虫・・・?」「・・・」

 

「間違いない!ノーブラだ!」「な!ナンダッテー!」「・・・」

 

元気っ娘、耳モフモフ、ノーブラ。俺得じゃねえか。あとおっぱいあったら死んでたわ。

 

「ぐぅっ!命蓮寺、なんて戦闘力か!」「拙いぞ大虫。こんな戦力差では到底勝てねぇ!」「・・・」

 

「そんなことは分かってらぁ!しかたねえ!いったん引くぞ・・・?」「どうした。・・・?」「・・・」

 

 

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

 

 

 

「「クマさんとはお子様だな!」」「っ!!!!」

 

 

 

 

 

 

キャァァァァ!うわぁなんだなんだ?鵺の声です!あ!あそこにいる!!こいつら痴漢なの!!ちょっとまて、俺たちは何もしていない!そうだ!ちょっと目の前にクマさんが!問答無用!痴漢は死ね!雲山!鉄拳「問答無用の妖怪拳」!!ちょっとまて、俺ら普通の人間・・・!ギャァァァァァ

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

 

「・・・相棒。」「どうした相棒。」

 

 

 

「・・・俺らっていま生きてるのかな。」「・・・少なくとも足は見えるぞ。」

 

こいつら人間の癖に丈夫である。まあ昔っから女妖怪から折檻受けてたし、何より一週間に10回以上は先生の頭突きを食らっていた。20回だったかな?

 

そんな苦痛受けるくらいならやるなよとは思うが、同時にこの打たれ強さとエロい事できたと思えばどちらかと言えばプラスかな?

 

・・・折檻する度打たれ強くなるんなら女性たちにとってはマイナスだろうが。

 

 

 

「・・・どうする?」「・・・なにがだよ。」

 

「絶世の美女。」「・・・」

 

諦めとけ、あと勝手に絶世の美女にするな。

 

「・・・ふっ諦める訳がないだろう!」

 

「!相棒、じゃあ命蓮寺の奴らに対抗できる策が!」

 

 

「んんん~ん。無い!!!」「ねえのかよ!!」

 

ちょっと期待したん、ん”ん”。期待する方が馬鹿だな。

 

「だが問題ない!」「・・・その心は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺とお前が組めば最強。それ以外に理由があるか?」

 

 

 

 

 

トゥンク。やだこの元エロガキ男らしすぎる。

 

「・・・!へへっそうだな!」

 

 

「おっしゃぁ!明日こそ絶世の美女のおっぱい揉んでやる!」

 

「っへ!じゃあ俺は尻をもみしだいてやる!」

 

 

 

「「わははははは!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『まったく愚かな人間どもだ。貴様らに明日が拝めると思っているのか?』

 

 

 

 

 

 

 

「「ははは・・・は?」」

 

 

ドスン!

 

空から何かが降ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『嗚呼、貴様らの様な愚物、見るだけで腹立たしい。』

 

 

それは何だ?それは■■■■■だ。それは正しく、恐怖。そのものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『愚かで、鈍間で、■■■■■。嗚呼、嗚呼。貴様ら、誰に許可を得て二足で歩いているのか。』

 

 

 

正しく化け物。正しく正体不明。正しく、上位者。

 

 

 

 

 

 

「あ、相棒・・・。」「あ、ああ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

『如何した愚物、貴様らの様なモノを視界に収めているだけでも苦痛。命乞いか?それとも逃走か?』

 

恐怖というものに形と声を与えたのならば。こんな■■■■■■になるのだろう。

 

もはや人の身では抗えない。抗おうという意思すら持てない。

 

 

 

 

 

 

「ま、まちがいねえ。こいつは・・・」「間違いなく、こいつは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

『嗚呼、嗚呼。まさか、まさかとは思うが貴様ら。我と闘争するという道を選「「痴女だ!」」

 

『・・・は?』

 

しかしこの元エロガキ共には全く違う姿に見えていたようだ。それでいいのか正体不明。

 

 

 

『な、なにを』

 

 

「相棒、俺、痴女なんて初めて見たぜ。」「奇遇だな。俺もだ。」

 

『何を言って』

 

「しかも!全裸!丸出し!」「おっぱい!お尻!くびれ!」

 

『な、なあっ』

 

「二の腕!鎖骨!おへそ!」「足!太もも!お■■■!」

 

『お、おまえら何見て』

 

「まさしくこの世の最大の美!」「まさしく生命の美!」

 

『あ、え、ええ?』

 

 

 

「「絶世の美女!!」」

 

 

 

「え、あの。おい、ちょっとずつ近づくんじゃない。こら。」

 

 

 

 

「「うをおおおおおヤらせろおおおぉぉぉぉ!!!」」

 

 

「ギャアアアアアアア!!」

 

 

 

 

 

 

たのむ!その尻で!!俺は胸で!!近づくんじゃない馬鹿野郎共!うらぁ!ああん!アリガトウゴザイマス!ヒィッ全く怯まない!はあはあなあに痛いのは初めだけさすぐによくなる!それどころか初めから気持ちいいかもよ!ふざけぇっ!!なぁっ!やめろ!今スグそれをしまえ!!こら、こっち向けるなぁ!あーその涙目なんかすごいそそる!もはややめられない止まらない!止めろって言ってんだよ!止まれ!うわぁなにでっかくしてんだ!!うるせぇこんなけしからんおっぱいしおってさっきからセンサービンビンなんじゃい!!んぁ!触んな、ヘンタイ!アリガトウゴザイマス!てめえもでっかくしてんじゃねえぞ!助けてぇ!へへへ、嬢ちゃんこんなところに助けなんて来ねえよ。おとなしく快楽の・・・あん?今いいところだから邪魔すん

 

 

 

 

 

 超人「聖白蓮」

 

 

 

 

 

 

 

永遠亭に急患がきた。それも二人。もはや永遠亭に来るより先に寺の墓地に置いておいた方がよさそうな気もするが、辛うじて息をしているのと、寺が「ソレは受け付けておりません」というのだから仕方ない。まあ生きてる以上治療するか。しかし流石に手遅れ感が半端ないな、これ直すにはもう蓬莱の薬使ったほうが早いくらいだ。

 

 

 

使うと拙いよなぁ・・・。




エロガキ共死す!しかしそこにエロの希望がある限り、何度でも甦るのだ!

ちなみに最後ぬえっちゃんは男共を脅かすついでに頂こう(性的な意味で)としていたが、まさか男共のエロパワーが能力を凌駕してくるとは思わず、逆に食べられかけた(性的な意味で)。聖が助けに来てくれたから何とかなったが、あのまま放っといてもよかったのに。って思っている自分がいる事に驚愕。やっぱりぬエッチさんじゃないか!


(どうでもよかった)補足


ドヘンタイ男子A

元エロガキ、現ドエロガキ。(息子はご立派に育っております)
アマノジャク野郎より幻想郷をど派手にひっくり返しそうな人物。八雲紫も警戒。
胸を富ませる程度の能力を持つ。相手の栄養状態や遺伝などお構いなしに揉めば大きくなる。
彼と同世代の人間は結構大きい娘が多い。ヤベえ。
もちろんおっぱい星人。おっぱいセンサーなるものを持ち、目を閉じても乳力測定が出来る。


ドヘンタイ男子B

元エロガキ、現ドエロガキ。(息子はご立派に育っております)
まさかの既婚者。でも他の女の子にご執心。家に帰るといつも地獄である。だがそれがいい。
尻を富ませる程度の能力を持つ。実は尻だけでなく、くびれを作ることが出来る。
ロリ体形に悩むあなた、乳は無くとも彼に揉みしだいてもらえば一気にオトナボデーに!
・・・なんだ?結局血を見るような光景になりそうだぞ?


封獣ぬえ

正体不明のぬえ。正体が不明ということはつまり絶世の美女の可能性も・・・ないかなぁ。
大妖怪らしく、人間になめられるのは嫌い。舐めるのは好き。(ナニをとか聞かないの!)
くまさんパンツをはいているらしいが正体不明のパンツは正体不明であることを忘れない様に。
つまりヒモやスケスケの可能性だって■■■■■■■■■■■■■■■。
つい最近被レ○プ物の書物をこっそり読みだした。


聖白蓮
おっぱい住職。禁欲生活長い。エロい話にあまり耐性も無い。

寅丸星
ドジっ虎は卒業した、のかなぁ?お尻パワー凄いらしい。触られると感じちゃう。

雲居一輪
いたっけ?

雲山
おじいちゃんつよい。悪いことは許さないぞ★

村紗水蜜
水兵船長。オールラウンダーらしい。ちなみに前も後ろもイケるオールラウンダー。

幽谷響子
ぎゃーてー。服はしっかり着ているのになんでノーブラだとばれたし。



八意永琳

自慢の愛弟子があんなことになってしまって凄いやさぐれている。
今でも言いたい日本語。
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームオモイカネブレインミックス。


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アリス・マーガトロイドは指使い亜種

人形を手足のように操れるから人形の腕はアリスの指といっても過言ではないのではないか?

つまりそういうことだ。


アリスはレズでは無い。ただあまり男を意識しないだけなのだ。


「じゃあ、確かに伝えたから。是非とも試してみてね♪」ニュイン

 

ここは迷いの森の洋館。マーガトロイド宅

 

「・・・はぁ。」

 

そこに住む生粋の魔女、アリス・マーガトロイドはため息を吐く。

 

「・・・試してみてねと言われてもね・・・。」

 

呆れたように先ほどまでいた人物が座っていた椅子を睨み付ける。

 

手元には一つの玉のようなものが置かれていた。

 

「・・・あぁ、どうしましょうかこれ・・・。」

 

アリスは何を迷っているのか。どうでもいいけど美人は何をやっても様になるよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( ;Д;)<おとーさーん!おかーさーん!助けてー!

 

「ほんと如何しましょうか・・・。」

 

ただ毛玉を持って死んだ魚のような眼をした姿は異様の一言に尽きる。

 

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

     三( ゚Д゚)<サラダバー!

 

「もう変な奴に捕まるんじゃないわよ。」

 

とりあえず逃がした。賢明な判断だと思う。

 

「・・・さて、人形作りの続きでもしますか。」

 

人形の作成をしている際中に急な来客が訪れ、一時中断をしていたのだ。

 

アリス・マーガトロイドは完全な自立人形の完成を目的として今まで幾つかの人形を作ってきたが、今作っている人形はただの人形である。

 

どういう意味かというと、戦闘に使ったり、武器を持ったり、爆発したりする人形ではないということだ。(戦ったり武器持ったり爆発する人形がいてたまるか。と突っ込んではいけない)

 

なんで今更そんな人形を制作しているかというと・・・。

 

 

「・・・あー。やっぱりなんか変ね。」「オカシイ」「ヘン」

 

有体に言えばスランプ。調子が悪いのだ。

 

「・・・はぁ~。参ったわねぇ。」「ダイジョブ?」「コウチャノメ」

 

 

大丈夫かどうか、はっきり言って大丈夫ではない。

 

アリスは人形が好きだ。ピュグマリオンコンプレックスという意味ではない。

 

人形を作るのも好きだし、人形を操るのも好きだ。

 

だから昔から人形制作も人形操作も鍛えてきた。

 

勿論長い間続けてきたことだから伸び悩んだりもしたことだってある。

 

だが今回のスランプはそういった次元ではない。

 

 

 

「・・・どう見ても下手よね・・・。」「マアナ」「サンパイカナ?」

 

なんだか汚い出来上がりになってしまうのだ。

 

「・・・はぁ。本当、どうしようかな・・・。」「キブンテンカン」「コウチャノメ」

 

そうだ。スランプに陥った時は気分転換だ。先ほどまでいた友人もそう言っていた。

 

アリスは温くなってしまった紅茶を口に入れながら、先ほどまでいた友人との会話を思い返す。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

ニュイン「アリス~。お邪魔するわよ~。」

 

「・・・せめて玄関から入ってきてくれないかしら・・・。」

 

人形の制作を切り上げ、目の前の妖怪の相手をする。

 

「まあまあ、いつもの事だしいいじゃない。」

 

「親しき仲にも礼儀あり。よ。」

 

アリスは呆れたフリをするが、フリだけだ。気が滅入りそうな今ばかりは歓迎してやろう。表には出さないが。

 

・・・ふと思えば、いつもこの妖怪はこういう時に訪れる。アリスは思った。

 

紅茶を淹れてやる。

 

「あらありがと♪いつも緑茶だからたまの紅茶もいいものよねぇ。」

 

「そう。それはなによりね。」

 

「あ、そうそう。コレ手土産よ。手で持ってないけど。」

 

テーブルの上には見たことも無い模様と文字で包まれた箱の様な物が置かれてた。

 

外のものだろうか?

 

「今開けるわね。」

 

そういって持っている扇子を一振り。彼女の操るスキマが箱を通過したかと思ったら、中身がお皿の上に乗った状態で出てきた。

 

中身はどら焼きだった。

 

アリスが微妙な顔をしていることに気付いた妖怪は、ここのどら焼きは紅茶にも合うのよ?と言って一つつまんで口に入れた。

 

 

アリスもそれに倣い口に入れた。

 

「・・・!へぇ。確かに美味しいわね。甘味処には悪いけど、そこのより美味しいわ。」

 

「でしょう?私のお気に入りの店なの。」

 

その後もとりとめのない話を続けた。

 

 

 

 

 

「・・・ねぇ、アリス。貴女、最近悩んでることがあるのではなくて?」

 

「・・・」

 

やはりというか、御見通しらしい。

 

「・・・えぇ、ちょっとばかし。スランプ気味なの。」

 

この妖怪はいつもふらりと訪れるときは似たような質問をしてくる。

 

「人形を作ってるんだけど、うまくいかなくて。スランプの原因も分からないし・・・。」

 

「・・・」

 

妖怪は、持ってたティーカップをソーサーに置いた。

 

「ねえ。アリス。」

 

「?」

 

「そういう時は、気分転換をしてみるのは如何かしら?」

 

「・・・気分、転換・・・?」

 

「ええ。原因を探すのは後。気分をすっきりと変えちゃいましょう。そうねぇ、まずは新しいことを始めてみるなんてどうかしら?」

 

「・・・新しい・・・事?」

 

コクリ。とうなずく。

 

「今までやった事のない、楽しいことよ。推理小説を読むのもいいし、外に出てジョギングをしてみたり、無心になって釣りをしてみるのもいいかもねぇ。

 

「やった事のない、楽しい事・・・。」

 

「ええ。やった事のないことをすると、思いがけない発見をしたり、今まで知らなかった自分に出会えたりするでしょう。」

 

「アリス、今の貴女は人形作りに少しばかり疲れているだけなのよ。だから今までとは違う、新しい自分にも向き合ってみましょう。」

 

ね。とほほ笑む。

 

「・・・そう、ね。そうしましょう。ありがとう、紫。貴女に相談してよかったわ。」

 

「ふふっ。どういたしまして。」

 

あ、そうだ。と続けた。

 

「そういえば、私も新しい発見をしたばかりなのよ。それをアリスに聞いてほしくて。」

 

「?あら。なあに?」紅茶を口に含む。

 

 

 

 

 

 

 

「毛玉オ○ニーって知ってる?」「ッ!ぐ、ふぅっ!んっ!」

 

噴出さなかったことを褒めて欲しい。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

その後、毛玉オ○ニーの詳細なやり方を(聞いてもいないのに)教え、一匹の毛玉をスキマの中から取り出してから帰っていった。

 

「・・・そうねぇ、新しい事・・・か。とりあえず試してみましょうか。」

 

オ○ニーの事は置いといて。

 

「うーん、まずはジョギングでもしてみようかしら?」「オッ、オデカケカ?」「イテラー」

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

ここは人里からそれほど離れていない林。場所的に言うと大体魔法の森から人里までの直線状にある場所。そこにアリス・マーガトロイドは

 

 

「ゼハァッ!ゼハァ!ハァ!ハー!」

 

 

死に掛けてた。流石都会派、スタミナが(悪いほうに)ケタ違いだぜ。

 

 

「はぁー。はぁー。はぁー。はぁー。」

 

魔法使いは持久力が無い。

 

「はぁ。はぁ。はぁ。これからは、もっと、はしるように、しましょ、はぁ。はぁ。」

 

「あー。水筒でも持ってくればよかったわ・・・。」

 

 

そんな木陰に入り込んで休んでいるアリスの視界に小さい動く影を捕らえた。

 

 

 

 

「へへ、これからおれのダイボウケンがはじまるぜぃ!」

 

(あれは・・・人間の子供・・・?)

 

子供が一人、人里の方向から走ってきた。

 

 

 

「ふん、なんだかヒョーシぬけだな、あんまりヨーカイいねーじゃん。」

 

「待ちなさい。」「んお?」

 

子供の行く手にアリスが立ちはだかる。

 

「ゲッ。ニンギョーゲキのねーちゃん。」

 

「子供一人で里から出て、何の御用があるのかしら。」

 

「うっせ!アンタにはカンケーねーだろ。」

 

「確かに関係ないわね。それでも、自殺紛いの事は止めさせてもらうわ。子供ならなおの事よ。」

 

「へっへーん。おれはつよいんだ。そこらのヨーカイふぜーにまけるかよ!」

 

「あらそう、なら私くらいになら勝てるわよね?」

 

「ハん!いわれなくても、ニンギョーゲキのねーちゃんごとき、なんかいでもかてるさ!」

 

「あら、口は達者ね。」

 

「いくぜ!カクゴしろよ!」

 

「上海、行きなさい。」「シャンハーイ」

 

「お?んだぁこいつ!」「シニタイヨウダナ」

 

少年は確かに実力はあるようで上海がばら撒く弾幕にしっかり対応している。

 

空も飛べない癖に地を蹴り、時に地を滑る様に、時に地を這う様に弾幕を避けている。

 

・・・しかし、少年は既にアリスの術中に陥っていた。

 

「上海、戻っておいで。」「マモレナカッタ・・・」

 

「へっどーだ。そんなちっこいニンギョーふぜーにまけねーよ!」

 

「そうね、貴方を過小評価してたことは謝るわ。でもその程度じゃあ、まだ足りない。」

 

「・・・あぁ?なにいってんだ?」

 

「そうね、子供の頭でも分かり易く言うなら・・・。」

 

腕を一振り。辺り一面弾幕の壁と呼ぶにふさわしい景色だ。

 

 

「・・・は?」

 

「貴方の負けよ。」

 

もう一度腕を一振り。弾幕の壁が少年に向けて飛んでいく。

 

「はあああああ?!!」「死にはしないわ。死ぬほど痛い目を見てもらうだけよ。」

 

少年と少年の両親には悪いと思うが、死んでしまうより遥かにマシだと思ってもらいましょう。

 

そう思いながら、少年に向かって飛んでいく弾幕の景色をぼんやりと眺めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風具「葉団扇」

 

 

 

 

 

 

 

 

少年を中心に突風、いや烈風と言うに相応しい風が巻き起こった。

 

「ッ!そんな馬鹿なことが!!」

 

 

 

 

少年はかすり傷一つなく無事だった。

 

弾幕はすべて先の風で消し飛んでしまった。

 

 

 

 

 

「っは!おれがゼンリョクをだしたのはねーちゃんがはじめてだぜ!ホコッていいぞ!」

 

「っ!それは、天狗の!」

 

 

少年がいつの間にか持っていたのは、天狗の葉団扇。風を巻き起こす事の出来る道具であり、

 

 

 

 

 

本来ならば、大天狗及びそれに準ずる天狗にしか持てない妖怪の道具である。

 

 

 

 

 

「貴方!それを何処で!!」

 

「ドコだっていいだろ?さあ!ツギはおれのばんだ!」

 

 

 

突風「春風スカートめくり」

 

 

「・・・は?スカート?」

 

 

少年は葉団扇を両手で大上段に構え、地面に叩き付けんばかりの勢いで振り下ろした。

 

するとどうでしょう、辺り一面人を吹き飛ばさんとせんばかりに強力な上昇気流が起きるではありませんか。

 

 

 

ん?良く分からない?まあ要するに地面から風が出るだけと思っとけ。

え?意味はあるのかだって?馬鹿なこと言うなよ確かに攻撃性能ないかもだけど

 

 

 

「っ!キャァァァ!!/////」

 

 

スカートみたいな軽い布なんて簡単に持ち上がるんだぞ。いいぞもっとやれ。

 

アリスは両手で何とかスカートを抑えるが、今にも吹き飛びそうな風の強さだ。

 

上手く抑えることが出来なくて四苦八苦している。パンツみえそう、てか見える。相手の少年絶対見えてる。

 

 

「///くっのエロガキ!」

 

アリスは魔力を開放し、弾幕をばら撒く事で無理やりにでも風を止めた。頭脳派(

 

 

 

「っ!あの子供は何処っ!」

 

辺りを見回すが居ない。まさか空に?!

 

 

 

 

 

やっぱりいない。ならどこに行ったか。

 

 

 

 

 

 

 

奥義

 

「え?」いま後ろから声が

 

 

 

 

 

「1000年必殺!」ドスン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ

 

 

 

 

「ふっ。アクはほろびた。」

 

この状況。どう見ても悪はお前だ。

 

 

 

「ふ、ふおおぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」

 

「わるいね、エロパンツのねーちゃん。おれのダイボウケンはだれにもとめられないのサ。」

 

アジュー。と言って少年は何処かへ走り去っていった。

 

「ま、まちなさいぃぃ・・・。」

 

そうだ、待て少年!

 

 

 

 

 

エロパンツの部分もっと詳しく話してから行け!!

 

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

 

「あ、あのエロガキ覚えてなさいよ・・・イツカゼッタイコロス」

 

未だに尻を抑えながらよちよちと林の中に入っていくアリス・マーガトロイド。

 

子供に出し抜かれた頭脳派はなにをするつもりか。

 

「い、イタタタ。お尻が、お尻が割れるぅ・・・。」

 

いや、尻は大体割れてるだろ。まあもしかしたら大事に至ってるかもしれないな。どれ、私が見てあげよう。

 

「しゃ、上海。ちょっとお尻どうなってるか見てくれない?」「えぇ・・・やだよぉ。」

 

「そんなこと言わないで、痔になってるかも・・・。」「シャンハーイ・・・。」

 

 

 

 

 

 

「くぅ、とんだ気分転換になっちゃったわね・・・。上海どう?何ともなってない?」

 

 

 

「シャ、シャンハーイ・・・。」

 

「ええ?普段のお尻を知らない?でも見て何か気付いたこととかない?腫れてるとか。」

 

「まるで分からんぞ。」

 

「そう・・・。あ、そっか。上海と視覚共有すればいいんだった。」

 

「最初っからそれやr・・・シャンハーイ。」

 

「どれどれ・・・うう、ちょっと腫れてるかな・・・。」

 

 

 

「おーいアリスぅ!見てたぜぇ!いやー災難だったなあ子供に負け・・・る・・・な、ん、て。」

 

 

「・・・え、魔理沙?」

 

 

 

 

 

あ、えーっと。お邪魔しましたぜ。待って魔理沙。違うのよこれは。ああ。大丈夫、分かってる分かってる。本当魔理沙、貴女物分かりがいいのね。ああ、大丈夫だぜ。アリスが外で人形に*セッ○ス強要してることなんて誰にも言わないぜ。何も分かってないじゃない!違う、違うのよ魔理沙。ああ分かってる、もちろん誰にも言わないぜ。分かってるけど分かってないじゃない。大丈夫だアリス。アリスが私がワンコの○ンコに興味を持ってることを言いふらさなかったら、私もアリスが外で人形に*弄らせてたことは絶対に言わないぜ。だから違うって言ってるのに!本当に?本当に誰にも言わない?当たり前だぜ。だからアリスもあのこと言うなよな。約束だぜ。約束よ。破ったら一緒に地獄に落ちましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~ 蛇 足 ~

 

 

「わは~?人間の子供がこんな所で何やってんだ~?」

 

「!?オマエ、ヨーカイか?!」

 

「質問に質問で返すような失礼な奴は食べちゃうぞ~」

 

「フン!くえるもんならくってみろ!クらえ!」

 

「うわっぷ。目に砂が入った。痛い~。」

 

「スキアリ!1000年必殺!」ズドン!

 

「んおぉぉ!お、ほぉ。お、お尻で食べてもらいたいのかぁ?子供の癖にアブノーマルなのか~」

 

「な、なんだ、こいつ!ゆびがぬけねぇ!」

 

「ん、おぉ。ほぉぅ、凄いテクなのかぁ。あぁ、あ。あ、あ、あ、」

 

「くっそ、おしてもひいてもびくともしねえぞ、どうなってんだ!」

 

「あ、ダメ。そんぁあ、おしこんじゃ、は、あ。あ。ああ、ふぁあ!イ、いぃぃぃ!!」

 

「ぐ、この!はなれろ。くそ!えいっ。えいっ。えいやぁっ!」

 

「あ、あああああああ!!!!!」

 

「?!!!うわっ!・・・っぅぅ、イテテ。アタマぶつけちゃったぜぃ・・・ん?」

 

「わはぁ~」

 

「!?おま、なにしやがる!ズボンからてをはなせ!」

 

「ん~?私のお尻を好き勝手にしたお返しをしてあげるだけなのだ」

 

「はぁ!?ざけんな!テメェがカッテにはなさなかっただけだろ!うわ、こら、ズボンかえせ!」

 

「・・・」 「・・・おい、なんかいえよ。」

 

 

 

「頂きます。」

 

 

 

 

「あ、やめ!なにするん!うあ!ああ!はあぁ!やめろ!やめて!やだぁ!あああああ!」




・・・ふぅ。何処もテンションアゲアゲのイケイケで書けたぜ。


5666文字。書きすぎたぜ。やりすぎだぜ。中学生並だぜ。


流石にもう性欲もたないぜぇ・・・。




(どうでもいいですか?)補足


アリス・マーガトロイド

マーガロイド。マーガトドイド。マーダロイド。マーガリン。マーラトロロド。どーれだ。
出来る女。料理が出来る、掃除が出来る、裁縫が出来る、見えない所もおしゃれ出来る。
都会派(笑)。頭脳派(笑)。子供に出し抜かれたエロパンツさんチーッスwww
本当はランニングして死に掛けた後だから負けたんだよ!って言いたい。魔理沙に。
モテる女アリス。紫とは魔界にいたときからの知り合いらしい。なかよしぃ~。


八雲紫

あんまり胡散臭くない?ごめんな、作者の力量不足で。代わりに優しさマシマシで。
気配りできる喪女。でも家事が・・・。別に女の子が好きなわけでは無いんだよ。
よく外の世界でショッピングしているらしい。買ってくるものは和菓子。
気配りも出来るがやはり妖怪。自分の欲最優先でもある。
アリスとは魔界から幻想郷に引っ越すときに手引きしたらしい。なかよしぃ~。


上海
シャンハーイ。喋る。普通に喋るけどカタカナ語はキャラ付け。マモレナカッタ・・・

蓬莱
ホラーイ。喋る。普通には喋れないけど口悪いのはキャラ付け。すぐに産廃扱いする。

霧雨魔理沙
アリスのスランプの元凶。ワンコのおち○こ様事件の爪痕は深かった。お互いに。


くそがきニキ

天狗の葉団扇を持って無双したかったがあえなくルーミアに食べられる。(性的な意味で
子供版呉服屋の若頭、才能に溢れてますなぁ。色んな意味で。でも⑨
生まれる時と性別が違えば博麗の巫女になれたかもな逸材。だが⑨
しかし残念。もっと成長していれば幻想郷でも生き残れたかもしれないのに・・・⑨でも。
人間からルーミアのペットにクラスチェンジ。人里で生きてる。じきにアリスにころさえう。
ペットだが、ルーミアと開発したりされたりな仲になる。あなたとは遊びだったの。

風具「葉団扇」
いわゆるボム。レーザーだろうが実弾だろうが吹き飛ばす。こういうのだいしゅきぃ・・・。

突風「春風スカートめくり」
なんか凄い道具手に入れた!→何に使えるかな?→スカートめくりに使えたわ・・・。

「1000年必殺」
(相手が)ラストワード。尻力が低い相手には須らく一撃。鬼ですら倒せる。・・・だけど・・・


ルーミア
ある意味最強なんじゃないかな。


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幸運の素兎は男が欲しい

UAが5000超えたァ!これはもう赤玉出すまで書き続けるしかないはwww


(´・ω・`)出た


記念に番外編でも書こうかしら。毎回番外みたいだって?うっせ。


「うどんげの蘇生終わったわよ。」

 

師匠がそう言ったからホイホイとついていった。

 

後悔した。

 

 

 

 

「ほらうどんげ、挨拶しなさい。」「ハジメマシテイナバサマ、ヒヤシウドンデス。」

 

「なぁにこれぇ。」

 

これをうどんげと言い張る勇気。

 

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

うどんげの教育係に任命されて早幾日。とりあえず大まかな雑事はもう一人だけでこなせるだろう。

 

師匠の手伝いも元々頭の中に残ってた記憶の中に薬学の知識も知識もあった訳だし楽だった。

 

人里に薬売りに出すときも毎日のように発情してた時が嘘のように真面目にやって帰ってくる。

 

 

 

・・・唯一の心配事だった姫様の一人ハッスルの後処理もしっかり出来るようだ。

 

あの光景を見て又昔のうどんげが黄泉返ってきたらめんどくさすぎる。

 

これにて教育係のお役御免。てゐちゃんにも暇な日常の時間が戻ってきたうさ。

 

 

 

 

・・・そう思ってたんだけどなぁ・・・。

 

 

 

 

 

「鈴仙ちゃん。その尻尾の付け根がどうなってるのか気になって夜も眠れないから触って確認させてもらえる?」

 

「うどんちゃんの乳力ならきっとお師匠越えも果たせる!だから揉ませて!」

 

「ええぇ、お触り厳禁ですよぉ。」

 

「「じゃあ触らないからナース服に生着替えオナシャス!!」」

 

「もっと嫌です・・・。」

 

 

 

 

 

今日からウサギの妖怪から死んだ魚の妖怪に転身果たしていいかな・・・。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

事の始まりはこの男共がここ永遠亭に運ばれてきた事に端を発する。

 

その時のこいつ等はそりゃあもう生きてたのが不思議でたまらないくらい重症だったうさ。

 

てゐちゃんも長いこと生きてるけどあんなになっていたにもかかわらず、今こうやって五体満足に生きているなんて神の奇跡でも難しいうさ。いっそ産みなおしたほうが早い。

 

いくら師匠の凄い薬の効果が有ったとしても僅か1日足らず生死の境を彷徨っていただけで起き上がるとか理解に苦しむうさ。

 

しかも起きて第一声が

 

 

 

 

「おっぱいが俺を呼んでいる!」「お尻が俺を求めてる!」

 

 

 

 

誰も呼んでないし求めてない。同時に厄介事が来たとも思ったね。

 

でも患者は患者。死んで無いなら医者の領分さね、元気そうだからちょくちょくうどんげに世話をさせてやった。そしたらどうだ。

 

 

 

怪我が見事に完治してるじゃあないか。

 

 

 

これにはアタシもお師匠様も吃驚仰天。いい年して変な声あげちゃった。

 

流石に数日は寝たきりかな、とお師匠様と話してたばかりだったからねぇ、理不尽にも程があるでしょうに。

 

こいつ等曰く、

 

「うどんげちゃんの乳・尻を揉みたいと思い続けてたら腕が復活した。」

 

だってサ。現代医学の敗北だねぇ。

 

お師匠様は「一応大怪我してたんだからしばらく検査入院ね。」とは言っていたがアタシは知ってる。こいつ等から色々抜き出したモノで薬を作り出そうとしてることに。

 

 

 

 

 

そんな訳でしばらく永遠亭に男共が住む事になったんだけど・・・。

 

 

拙いうさ。とっても拙いうさ。

 

すごーくとんでもなーく拙いうさ。

 

勿論こんなエロ男共に影響されたうどんげが昔のうどんげに戻ってしまったら・・・なんて思うがそんなことよりはるかに問題が溢れているうさ・・・。

 

 

 

 

 

オスの匂いが近すぎてヤバイ。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 

「あ~どうする?相棒。」「そうだな、とりあえずお前は一回嫁さんに連絡取れ。」

 

 

 

「・・・殺されそうだから、ヤダ。」

 

「・・・連絡取らずに何日も放置して、ノコノコ帰ってみろ。確定的に殺されるぞ。」

 

 

 

 

「だったら死ぬ前にもう一度あの美女に会いたい・・・。」「死ぬの確定かよ・・・。」

 

男共は縁側でぼや~っとしてる。妖怪兎たちを眺めているのか?

 

 

「なぁ。なぁなあなあなあなあなあなあななああなあなあななな「喧しいわボケぇ」

 

 

 

 

「ウサギって年中発情期らしいぜ・・・。」「・・・」

 

 

お?

 

 

「妖怪兎も年中発情期らしいぜ・・・。」「・・・」

 

 

お?お?この流れはもしかして・・・?

 

 

「・・・ってことはよぉ。」「・・・」

 

 

てゐちゃんビッグチャンス到来じゃないの?

 

 

「鈴仙ちゃんも口ではああいってるが揉めば即落ち二コマ劇場イケんじゃね?」

 

「嫌よ嫌よも好きの内ってか。」

 

 

ぐっ、やっぱうどんげか。だがうどんげは既に静淫剤を投与済み。貴様らがナデポ持ちだとしてもうどんげを落とす事は叶わぬ。

 

 

「あ、妖怪兎ってもう一匹いたろ?」「あー、てゐ。あの娘。」

 

 

・・・まあ呼び捨てすることは100歩譲って大目に見てやろう。それよりワンチャンクルー?

 

 

「あれはやっぱり・・・」

 

 

ドキドキ

 

 

 

 

 

 

 

「「無いな!」」

 

「おい手前等この杵で真っ赤な花を咲かせてやるよ。」

 

 

「うを!いたのか!」「しまった!おっぱいセンサーに全く引っかからなかったから分かんなかったぜ!」「よーしそこに並べー。順番にザクロより酷い顔にしてやる。」

 

そんなにおっぱいがいいのか

 

 

 

「やばい。俺の経験上これは逃げるべきと叫んでいる。」「奇遇だな。俺もだ。」

 

 

 

「「レッツ、脱兎。」」

 

「っは!この竹林でアタシから逃げようなんて100万年早いさね!」

 

よーしてゐちゃん本気出しちゃうぞー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ~。まさか本当に逃げられるとは。アタシも耄碌したもんさねぇ・・・。

 

とはいえ、だ。あいつらには竹林から脱出できるだけの幸運なんて分けちゃぁいないから、適当にぶらついてれば運よく見つける事なんて造作もないうさ。

 

 

 

・・・おろ。姫様に藤原の。ありゃぁーイツモノかー。

 

ん?そういえばつい最近殺し合いしたばっかりだってのにまたやるのかな?

 

 

・・・ん~。ちょっとここいらで様子見でもしておくか。

 

 

 

「あら、妹紅。相変わらず男に縁の無い顔してるわね。」

 

「はっ、そういうお前こそ男日照りが続いて、キモい妄言垂れ流してるみたいじゃねぇか。」

 

「あらあら、これだから野蛮人は。それに私は最近男を飼い始めたのよ、二人も。」

 

「・・・はぁ?お前みたいな起伏の無い体でよく男が懐くもんだ。ソイツらは随分悪趣味だね。」

 

「負け惜しみかしら。そうよねぇ、貴女みたいなガサツな女は僻むしか能がないからね。」

 

 

 

「あ”ぁ?」「・・・ふふん。」

 

「ケッ、今のテメェみてえな乾物によって来るオスなんて蝿ぐらいなもんの癖に。」

 

「あら、どうせ貴女は蝿すら寄ってこない癖によくそんなこと言えるわね。」

 

「それはどうかなぁ?私は今でも複数の男達から言い寄られるけどなぁ?」

 

「・・・なんですって?」

 

「ああ、昔からそれはもう激しく激しく求めてくるモンだから参っちゃって参っちゃって。」

 

「・・・へぇ。」

 

「まあ私は輝夜みたいにわざわざ囲わなくたって向こうから来ちゃうもんだからねぇ。」

 

 

 

 

・・・?うーん。藤原の言っていることは嘘には聞こえないが、かといって藤原が男と懇意にしてるなんて見たことも聞いたこともないなぁ。

 

姫様もなんだかんだで長い付き合いだから嘘をついてないって思ってはいるだろうし。

 

・・・というか姫様の言う男のペットってあいつらの事か?

 

 

・・・ないな。うん。幾ら姫様が”あの”かぐや姫で超のつく美人だったとしてもあいつ等は顔で女性を選ばない。胸か尻で選ぶ。

 

こんなこと言っては失礼だろうが、姫様は良く言ってスレンダー体形。悪く言ってコケシだ。

 

身長こそアタシよりもあるが、体形はあまりアタシとは変わらない。

 

 

 

考えて死にたくなってきた。あんまり健康的な思考ではないなぁ。

 

 

・・・?男の声がする?あ。もしかしてあいつ等か。

 

 

 

 

「だからよー、本当にモコタンの声が聞こえたんだって。」

 

「だぁからこんな竹林の奥深くまで妹紅さんが来る理由がねえって言ってんだろうに。」

 

「でもよぉ、・・・ん?俺のおっぱいセンサーが反応している?」

 

「は?なんだってこんな所で・・・。あ、俺のお尻センサーも反応してるわ。」

 

「「こっちだ!」」

 

 

ガササッ!

 

 

 

「「お?」」「あら?」「あっ」

 

 

 

おやおや、これはまた奇特な運命の悪戯か。面白そうだから見てよっと。

 

 

 

「え、何で姫様?」「ありゃ、ほんとに妹紅さん。」

 

「あら、ちょうどいいわ。」「お。ちょうどいいや。」

 

 

 

「「貴方達(おまえら)、そこの間抜けな不死鳥(馬鹿なニート)に私たちの関係を教えてやって。」」

 

 

 

「・・・え?」「あ?」

 

 

「「関係と言われても。」」

 

 

あらぁ~(喜

こういう展開と来たか、これは確実に面白い流れになるうさ。

 

 

「・・・ねえ妹紅?聞きたいことが有るのだけど。」

 

「奇遇だな。私もあるぞ。」

 

 

「なあ相棒。聞いたか?」「ああ。しっかり聞いた。」

 

 

 

妹紅さん(モコタン)の言葉遣いが変だった!」

 

「「いやそこぉ!?」」

 

 

「だぁってよぉモコタン、いっつも里で会う時はなんかお上品言葉だったじゃ~ん。」

 

「だというのにさっきはガサツで野蛮な言葉遣いだったからさ。」

 

 

「あぁ、いや。これはその・・・だな。「「ギャップ萌え!!」」燃やすぞ悪ガキ共!」

 

「あらぁ~。妹紅ってば男の前では猫被ってるのね。ウケる。」

 

「姫様。その若者言葉まるで似合わねえな。」「ウケる。」

 

「・・・貴方方を須臾の間に置いていきましょうか・・・?」

 

「・・・っぷ。なんだよ輝夜その言葉使い。ひひひ、お前も男の前じゃ猫被ってるじゃん。」

 

 

おーおー、姫様と藤原の間に変態が入るとこうなるのか。いやはや、永く生きてても勉強になるねぇ。愉快愉快。

 

 

「くく、それよりもお前ら、輝夜のペットになったんだって?あのエロガキどもが?」

 

「は?ペット?なんで?」

 

「あぁ。ペットになって鈴仙ちゃんのお尻もみもみ出来るんならペットになるけども。」

 

「あ、それいいな。俺おっぱい揉みたい。じゃあ、なる。」

 

「なるな!」

 

「あら、別にイナバの尻でも胸でも好きに揉むといいわ。私が許可する。」

 

「「やったぜ!」」

 

「おいゴラァ!手前等本気か?!今すぐ消し炭にされたいかあ”あ”?」

 

「え、なんでモコタン怒ってるの?おこなの?月に一度の女の子の日なの?」

 

「なんでだろうね、もしかしてだけど・・・。」

 

 

 

「「嫉妬?」」「あ”あ”?!」

 

 

「いやーやっぱ揉むのだったら私だけにして!っていうアレかなーっと考えた次第で。」

 

「すみません妹紅さん。実は俺は既に結婚してるので、そういう束縛は、ちょっと。」

 

「誰が嫉妬してるって?!生きながら目を焼かれる苦しみを味わいたいのかお”ぉ”ん”?

あとお前等結婚してたのかよ式に呼べ水くせえなおめでとう!」

 

 

「あ、すいませんモコタン。俺結婚まだなんで結婚してください。」

 

「誰がするか!」

 

(・・・え?何こいつ等仲良すぎてキモい)

 

 

おお、中々堂に入った夫婦漫才。妖怪相手でも一席いけそううさ。

 

 

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい。」

 

「なんです姫様。あ、まさか姫様まで嫉妬?いやぁ~モテる男はつらいねぇ。」

「違うわ、その薄汚い口を今すぐ閉じないと切り落とすわよ。」

 

「・・・」

 

「なに?貴方たちはどういう関係なの?いやに仲がよさそうだけど。」

 

「・・・」

 

「・・・」「・・・」

 

 

・・・

 

 

「・・・この男はともかくとして、何で貴方達二人まで黙るのよ・・・。」

 

「「「・・・」」」

 

 

 

 

 

「・・・はぁ、はいはい。面白いわ。だから早く答えなさい。」

 

 

 

 

チラ、チラ、チラ。

 

 

 

「「「・・・・・・」」」

 

 

 

「・・・ああもういいわよわかったわよはいはいおもしろいおもしろい。これでいいでしょ。」

 

 

 

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

 

 

「ぁぁああ!!もう!いいわよ!分かったから、悪かったわね!はいさっさと口を開けなさい!」

 

チラ、チラ。コクコク。

 

 

 

 

「悪いと思ったなら土下座な」「ついでに靴も舐めろ」「全裸でな」

 

「ブチ殺して差し上げましょうか?」

 

 

なんだよこいつ等仲良すぎてキモい。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「次同じようなことやったらほんとに切り落とすから。」

 

(姫つええ)(人ってあんな空高く飛べるもんなんだな)(初めて輝夜相手にちびりそうになった)

 

 

 

おお、永遠と須臾を操る程度の能力ってあんなこと出来るのか、初めて知った。

 

 

 

 

「それで?」

 

 

 

「それでというと?」「あら、二度も同じことを言わせないで頂戴?」

 

「私共が子供のころからの付き合いです!」

 

「おっぱいやお尻ばっか揉んでました!」

 

 

「・・・ハァ。飽きれた。男共に求められるって、唯子供たちに悪戯されてただけじゃない。」

 

「ただの悪戯と思うなかれ!」

 

「時に待ち伏せ、時に奇襲。」

 

「時に正攻法、時に泣き落とし。」

 

「そのすべてに引っかかったモコタンの胸と尻はもはや!」

 

「「俺たちが育てたと言っても過言ではない!!!」」

 

「過言過ぎるわぁ!」

 

「ふん、呆れた。何度も揉まれて育てられた・・・な・・・ん・・・て・・・?」

 

 

 

・・・今あの男たちはなんて言った?育てた?蓬莱人の体形を?

 

・・・おいおい。嘘だろう。嘘だと言って。頼むから。

 

 

 

(どういう・・・ことかしら・・・嘘?いや、言われてみれば、確かに・・・昔と比べて成長した・・・?)

 

 

「妹紅。」「あ”?なんだよゴラァボケ輝夜お”お”ん?!」

 

「嫌だわ、暴露のあまりにハリネズミのように周囲を攻撃していらっしゃる。」

 

「仕方ないわ。妹紅さんだってお年頃の乙女。吸った揉んだは抵抗があるのでしょう。」

 

「揉まれた覚えはあるが吸われた覚えはねえぞ!!」

 

「妹紅。」「・・・なんだよ。」

 

 

「服を脱ぎなさい。」「ハァ!?」「「脱衣プレイキタコレ!」」

 

 

これはシャレにならないねぇ・・・。

 

 

 

 

脱衣プレイのくだりではなく。

 

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「・・・確かに昔より大きくなっているわね・・・。」

 

(見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた)

 

「おお、モコタンの生おっぱいゴチです。」

 

「いや、それよりもなんで姫様は昔の妹紅さんのサイズを知っていたのか疑問に尽きない。」

 

 

そこはまあ、昔の過ちって奴うさ。あんまり詮索してはいかんよ。

 

 

・・・しかし、あらゆる変化を拒絶する蓬莱人の胸が育つ・・・ねぇ?

 

 

「・・・貴方達。私が不老不死の蓬莱人って事は知ってたわね。」

 

「え、まあ、はい。」「蓬莱人って何だとは思ったけども。」

 

「・・・じゃあ妹紅も蓬莱人ってことは?」

 

「「知ってる。」」

 

「みんなに内緒にしたがってる事も知ってる。」「年齢だけなら凄いお婆ちゃんな事もな。」

 

「うるっせ!」

 

 

・・・ふーん?藤原は中々に得難い友人を得てたみたいだねぇ。

 

 

「じゃあ不老不死というモノがどんなものかは?」

 

チラ、チラ。

 

「「知らない。」」

 

「・・・そう。」

 

 

 

「じゃあ教えてあげるわ。蓬莱の罪。永遠の呪いについて。」

 

 

 

 

 

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 永遠とは不変。未来永劫あらゆる変化を受け付けない事だ。

 

 

 

    蓬莱の薬は服用者に永遠を与え、永遠に苦しみ続けられる。

 

 

 

死という変化を受け付けず。生の変化も受け付けない。

 

 

 

     不老不死とはそういう事。永い時を一切の変化も無く過ごさなければならない。

 

 

つまり死なず。生きず。魂の一片すら無くとも、真の意味で終わりは無い。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・分かったかしら。自分たちがいかにとんでもない事をしでかしたのか。」

 

「「・・・」」

 

「貴方方がしでかしたこと、それは永遠という不変を壊してしまったことよ。」

 

「永遠が壊れてしまったとしたら、もはや妹紅は不老不死では無いかもしれないわ。」

 

 

 

「・・・あのさ。」「あら。なあに妹紅。いま結構シリアスな場面なんだけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そのシリアスな場面で私はいつまで裸でいなきゃいけないんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・妹紅。」「なんだよ、忘れてた言い訳なら聞くぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テヘペロ♪」「おっしゃー今日のフジヤマヴォルケイノは一味違うぞー。」

 

 

永遠が途切れても仲のいいことで・・・。

 

あ、もしかしてあいつらに揉んでもらったら私のおっぱいも育つんじゃなかろうか・・・!

 

ヤバイ。今日のてゐちゃん冴えてるぅ!

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「・・・なぁ姫様。」「はぁ、はひはひは(あら、なにかしら)」

 

「その。永遠が如何のとかは・・・まあ。分からん。」

 

「俺たちは例え二人の年齢を足したとしてもまだ50年も生きてないし。」

 

「だからあんたたち蓬莱人ってのが今までどんな思いで過ごしてきたか。」

 

「これからどんな思いで過ごしていくのか、全く想像がつかねえ。」

 

「あんたの言葉からは、永遠を捨てたい様にも聞こえたし。」

 

「永遠に縋り付いているようにも聞こえた。」

 

「・・・」「・・・」

 

「モコタンが永遠に対してどう思ってるのか。」

 

「妹紅さんが永遠を捨てたいのかも、何もかもわからない。」

 

「・・・そーか。」

 

「「でもな。」」

 

 

 

モコタン(妹紅さん)()を育てたことは、絶対に悪いことじゃないと思う!」

 

「!」「・・・。」

 

 

「ほへふぁあはははひほはあほえほあほひえほ?(それが貴方たちのただのエゴだとしても?)」

 

「ああ。そうだ。」

 

「俺が嫁さんと結婚した時はそれはもう盛大に荒れてな。」

 

「そうそう、里の女性や一部の妖怪たちが竹刀や木刀を担いではこいつ目がけ振り回してな。」

 

「俺は嫁さん担いで人里中を駆け回ったんだ。今からこいつを嫁にするぞって言ってな。」

 

「そしたらどうだ、こいつの嫁さんが顔を真っ赤にして大暴れしてな。」

 

「こんな結婚式恥ずかしい!もうお嫁に行けない~!って怒るんだ。可愛いだろ?」

 

「・・・はんおはあひほ。(何の話よ。)」「(と言うかそんな盛大な式だったのか。)」

 

「それはもう、言うなれば所有物の宣言だな。動物的に言えばマーキングだ。」

 

「俺は嫉妬深いんだ。誰にも俺の嫁は渡さねえ。だから里中に言いまわったんだ。」

 

「『こいつは俺のモノだ。文句があるならかかってこい!』ってなぁ!いやぁ愉快愉快!」

 

「そしたら、他の男共が襲い掛かってきてなぁ。まあ控えめに言っても嫁は美人だからな。」

 

「おお、なよ竹のかぐや姫より美人だった。まちがいねえ。」

 

「・・・へぇ。」「ふぅん(なにいきなりノロケてるんだよ。)」

 

「里の外れのバカマツの前で嫁争奪戦の大乱闘よ。もちろん嫁は俺が死守した。」

 

「そんだらどうだ、どこからともなく鬼がやって来たじゃあねえか。」

 

「『貴様の嫁はいい女だ。攫いたくなった。』とか言いやがるんでぶちのめしてやった!」

 

「テメェも死に掛けたがな!ワハハハハハ!」

 

「そしたら今度は守矢の神だ。また守矢かと嘆いたらどうだ。」

 

「『貴様の覚悟はしかと受け取った。乾と坤の祝福で、死が二人を分つても、永遠に結ばれるであろう』だとよ!まるで意味がわかりゃしねえ!」

 

「だがなんにせよ神の祝福だ!神の許可を得た!嫁さんはもう俺だけの嫁だ!」

 

「そしたらこいつの嫁さん大泣き!そんなにこいつと結ばれるのがいやかと聞いたら!」

 

「『私の夫は永遠にこの人だけです』だってよぉ!照れるぜ全く!」

 

「「・・・」」

 

「そうだ!『永遠』だ!」

 

「永遠なんて途方もねえものは分からねえ!理解できねえ!」

 

「それでも魂で納得した!『ここに永遠はあった!!』」

 

「「!!」」

 

「俺は今でも色んな女の子にちょっかいを出す!それでも俺の一番はあいつだけだ!」

 

「今でも女の子に手を出すこいつには嫁さんも呆れた!でも別れようとはしなかった!」

 

「なぜなら俺たちは互いに互いが一番だと知っているから!」

 

「たとえ永遠というものが不変なものだとしても!」

 

「たとえ永遠というものが呪いの産物だとしても!」

 

「「俺たちの永遠はそんな『程度』のものでは無い!!」」

 

「・・・おまえら・・・。」「・・・」

 

「俺たちは生きている!心変わりし続ける!」

 

「それでも俺がクソじじいになって、嫁もクソばばあになっても!」

 

「たとえこいつが死んでも!嫁さんが死んでも!」

 

「俺は!永遠に!嫁が一番だ!!!」

 

 

「ふ、ふふ、ふふふふふ。」「・・・輝夜?」

 

 

 

 

「あぁ。愉快。愉快、愉快。心が躍るとは、まさしくこの事ね。」

 

「まったく、貴方たちはほんとに身勝手ね。あまりにも無神経に永遠を破壊していく。」

 

「・・・輝夜・・・。」

 

「ふふふ、なるほど、なるほど。私は、私たちは。あまりにも永遠という言葉だけに囚われてたのかもしれない。ただ、頭でっかちに物事を捕らえすぎたのかもしれないわね。」

 

「ふぅん。姫様もなかなかいい顔つきになっちゃったな。」

 

「ああ、さっきまでのボコボコに腫れた顔とは大違いだ。」

 

「えぇ。それもきっと、変化なのでしょうね。」

 

 

 

 

「・・・ねぇ。お願いがあるのだけれども。」

 

「おお?命令じゃなくてお願いと来たか。」

 

「槍でも降らせるつもりかな?」

 

「お前等輝夜とどれだけ仲良くなっちまったんだか・・・。」

 

 

 

「貴方方ペットの首輪、外してもらえるかしら?」

 

「うぅん?そもそも首輪なんてつけてないぞ。」

 

「そうそう、うどんちゃんのおっぱい揉みたいだけだし。」

 

「おまえら・・・。いい加減にしておけよほんと。」

 

 

「その上で私と結婚してくれるかしら?」

 

 

 

「けっ?」「こん?」

 

 

「は、はあああああああ?!!!?!」

 

 

「ええ。結婚。いま承諾してくれたら特別に難題は無しにしてあげるわ。」

 

「ば、馬鹿言ってんじゃあねえよお前いきなり結婚とかお前なに言ってお前なに結婚。け、結婚?!」

 

「モコタン、落ち着け。間違いなくモコタンに言った言葉じゃないぞ。」

 

「わかってるわ馬鹿!」

 

「すまんな姫様。後にも先にも結婚するのはあいつだけって決めてんだ。」

 

 

「あら、じゃあ貴方は?」

 

「お、おいおいおいおいお前おいまさかおい結婚承諾する気かおい。」

 

「なんでモコタンそんなに焦ってん?行き遅れになりそうだから?」

 

「誰が行き遅れだボケェ!!」

 

「ちなみに私はとっても寛大だから浮気しても許してあげるわ。」

 

「え?マジで?うわースゲーどーしよう悩む。」

 

「おま、人として最低な自覚を持て!なに浮気前提で進めてんだ!」

 

「あら、妹紅。もしかして貴女もこの人にご執心なの?」

 

「は、はあ?なんで?何でご執心?意味わかんないんですけど!」

 

「妹紅さんの慌て具合の方が意味わかんないんですけど。」

 

「うわー俺ってば罪な男だぜ、これはもう人生のモテ機襲来?ちなみに旦那がモテる男とかどう思うよ?」

 

「あら、とってもかっこいい人なんだなって誇りに思うわよ?」

 

「モコタンは?」

 

「ふぁ!?なななななんで私に聞くんだぜ?質問の意図がおかしいぜですわよ?!」

 

「一番おかしいのは妹紅さんだと思います。」

 

「黙れ燃やすぞ。」「えっちょひどくね?」

 

「つーかそもそもお前おっぱい大きいのが好きなんじゃねえのかよ!慧音への思いはどうした!」

 

「あーやっぱりそうだよなー。おっぱいの大きさはネックだよなぁー。そういう意味では姫様よりモコタンだな。」

 

「ファー!なんで私が出てくるんだよ馬鹿じゃねえの馬鹿だろ馬鹿バーカ!」

 

「え?そういう流れじゃなかったの?」「そんな流れねーよ馬鹿!」

 

「ええ、確かに私は胸が小さいわね。けどね」チョイチョイ 「ん?」

 

「貴方が大きくしてくれるまで揉んでくれても良いのよ?」

 

「ズキューン」「うわ口で言いやがった!」

 

「あぁ、相棒。俺ももうじき人生の墓場に行くかも・・・。」

 

「おお、来い来い。俺としてはいつでもウェルカムだぞ。むしろ早く身を固めろ。」

 

チョイチョイ「ん?どうしたモコタ

 

「わ、私のおっぱいだけを愛してくれたら、好きなだけ揉んでもいいぞ///」

 

「」

 

「あぁ。妹紅さんに何言われたか知らないけど、立ったまま死んじまった。」

 

「あら、妹紅もやるわね、何言ったか知らないけど。」

 

「う、うるせ!私はただ輝夜に負けるのが癪なだけだっ!」

 

「あれ?姫様、これ勝った負けたの問題でしたっけ。」

 

「妹紅自身の問題よ、それを私のせいにしてるだけ。うふふ。」

 

 

「あ、そうそう。ねえあなた♪」

 

「おい、なんだかあなたの言い方が癪に障るんだけど。」

 

「ゴフッな、なんでしょうかね姫様「それよ。」・・・どれよ?」

 

「私の事は名前で呼んで。」

 

「」

 

「ああ、相棒がまた死んでしまった。そんなにも死神の姉ちゃんに会いに行きたいのか。」

 

「あらあら、早速浮気をしに行くなんて流石だわ♪」

 

「いやちげえだろ!おい、おーい!私の事も名前で呼んでいいぞ!」

 

「いや、モコタンはモコタンで」

 

「なんでだよ畜生!そして帰ってくるの早いな!」

 

「慣れた。」「「早すぎるだろ!!」」

 

「あらあら。ふふふ、ねえあなた、もう一つお願いがあるのだけれども。」

 

「なんだい、ひめさ・・・あー。か、輝夜。」「うふふふ♪」「殺したい笑顔だ。」

 

 

 

「私も結婚式の時には人里中に所有物宣言されたいな。」

 

 

 

 

「相棒。」「どうした、独身と結婚の間で揺れている相棒。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死んでもいいわ。」「それは俺にじゃなく二人のどちらかに言ってやれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、出て行きづれぇぇぇぇ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

 

「ねえ、私がどうして怒っているか分かるかしら。分かるわよね、だって事前に忠告したのだから。私は言ったはずよ、鈴仙と姫様に手を出したら貴方の粗末なモノを去勢するって。何度も。何度も。口を酸っぱくしていったわよね。貴方の耳は飾りなのかしら。もうその耳も取っちゃいましょうか。だって飾りですものね。要らないのですものね。しかも、しかもよ、鈴仙か姫様を一途に愛した結果そうなってしまったら、私だってちょっとくらいは考慮してあげてもいいかな、って気分になるかもしれないのに、両方が欲しいって何を考えているのその首にくっついてる脳みそで。何も考えてないのね。なら取っちゃいましょう。邪魔でしょう、その無駄に重い頭。中身空っぽの癖に無駄に大きいのだから取っちゃった方が世のためでしょうに。まあ、頭に限らずどうせすぐに体全部も不要になるでしょうね。貴方みないに頭空っぽでも取っちゃったら死んでしまうでしょうね。だったらどうせ頭もいらないんだから体も捨てちゃった方が世の中の役に立つと思うのよ。そうでしょう?ゴミはゴミ箱に。不要なものは捨てたほうがいいのよ。ねえ、聞いてるのかしら。聞こえてないの?貴方の耳は飾りなのかしら。もうその耳も取っちゃいましょうか。だって飾りですものね。要らないのですものね。しかも、しかもよ、鈴仙か姫様を一途に愛した結果そうなってしまったら、私だってちょっとくらいは考慮してあげてもいいかな、って気分になるかもしれないのに、両方が欲しいって何を考えているのその首にくっついてる脳みそで。何も考えてないのね。なら取っちゃいましょう。邪魔でしょう、その無駄に重い頭。中身空っぽの癖に無駄に大きいのだから取っちゃった方が世のためでしょうに。まあ、頭に限らずどうせすぐに体全部も不要になるでしょうね。貴方みないに頭空っぽでも取っちゃったら死んでしまうでしょうね。だったらどうせ頭もいらないんだから体も捨てちゃった方が世の中の役に立つと思うのよ。そうでしょう?ゴミはゴミ箱に。不要なものは捨てたほうがいいのよ。ねえ、聞いてるのかしら。聞こえてないの?貴方の耳は飾りなのかしら。もうその耳も取っちゃいましょうか。だって飾りですものね。「師匠!話がループしてるから!これ以上SAN値削ったらこの男どころか姫様も死んじゃうから!うどんげも耳ふさいじゃって倒れ込んでるから!」大丈夫よ、姫様は死ぬ訳がないわ、うどんげも妖怪なんだから人より丈夫でしょう?」

 

 

 

 

ああ、ごめん、力及ばないてゐちゃんを許して。もし生き残ったら躰で慰めてあげるから。




1万字超えた。これは納得の赤玉。深夜のテンションに身を任せた結果がこれだよ。

しばし、休みます。なあに、きっと、きっと生きてる。生きてるから。



(どうでもいい)補足


因幡てゐ

幻想郷一のロリババア。その体はあまりにも炉力が高過ぎてモテない。妖怪年中発情期。
最初から最後までてゐちゃん視点。初めてだよこんなのぉ。
すっごい幸運をもたらしてくれるとっても凄いうさぎ。
具体的にはてゐちゃんのお誘いを無下に断った男には百発必中の幸運をプレゼントする。
もしかしたら子孫繁栄のご利益目当てに信仰が興るかもね。


うどんげ

ヒヤシウドンデス。現在、鈴仙・うどんげIN・因幡。かつての面影はもう・・・。
一々男を見て発情はしなくなった。根はとっても優しい娘。現在も調教中。
最近の悩みは身近な男の人について。この気持ちの名前を知りたい。


蓬莱山輝夜

姫様。永遠に飽きてきてたまに凄いハッスルしちゃう。
現在一人の男にご執心。あのかぐや姫がまさかの結婚願望を。宇宙人の考えることは解らぬ。
料理とか永琳に習ってみようかな・・・。と考えてる。
おっぱいのサイズが妹紅に完全に負けている、負けていた。

藤原妹紅

もこたーん。セクハラ男の事は元々それほど悪く思っていなかった。それどころか好印象。
健康マニアの焼き鳥屋らしいが一度もそんな光景を見たことが無い。
おっぱいの大きさは昔の慧音くらいになってきた。超えた。


八意永琳

月の煩悩。
自慢の弟子がああなってしまいかなりやさぐれて、傷も癒えぬまま姫様の結婚宣言。
あまりのショックに気がおかしくなった。
男の熱心な説得(いやらしい意味で)なんとか心を持ち直し、姫様と共に一夫多妻制を進めて行こうとしている。どうしてこうなった。どうしてこうなった。


セクハラ男A

苗字は無し。本名栄吉郎。人呼んで、里人A。みんなからはAとだけ。
その場のノリと勢いと性欲だけに身を任せ生きている。仕事もしてるけどね?
永遠をぶっ壊すおっぱいハンター。化け物すぎる能力だ・・・。
結局人生の墓場に収まることになった。でも浮気は文化。
変態だけど性格は悪くないらしく、ついでに顔もそこそこ。女性たちにはモテるらしい。
自分から近づいた女の子は漏れなく揉みしだかれます。


セクハラ男B

苗字は無かった。本名心音(ビート)。人呼んで、里人B。みんなからはBとだけ。
今日も相棒と一緒にエロい事考えている。もちろん仕事もしてるけども。
最強の愛妻家の二つ名を持つ。その結婚式は幻想郷の歴史に語り継がれる。
相棒を人生の墓場で迎え入れる。でも浮気は文化。
助平だけど性格は悪くない。頭が悪い。実は相棒と里の未婚女性の人気を二分していた。
幻想郷では肉食系男子がモテる。間違いない。


(これだけで1話書けるわ)蛇足


最も有名な結婚式

元々新郎新婦の親族とお世話になった人(先生と相棒。妹紅さんとは連絡が付かなかった。)だけを呼んだ慎ましい結婚式の予定だったのだが、天狗にすっぱ抜かれ、『人里一のセクハラ男とミス・人間。電撃結婚!!』の一面で号外としてまき散らされた。
その結果、まず結婚に異議を唱える女性たちが武装して式場に突撃、「私を辱めた責任とれやゴルァ!」と怒鳴り込む。新婦を抱きかかえ、新郎逃走。相棒はそれに追随する。
逃走劇の最中に里にいた野郎共(一部妖怪も混ざっていた。)も結婚に待ったをかける。しかし新郎は驚くべき身体能力で屋根伝いに逃げながら「こいつは俺の嫁さんになるんだ。文句があるなら俺を殺してでも奪ってみやがれ!」と叫びながら闘争を続けた。相棒は爆笑しながらついていった。男共はブチギレ、殺意満々で駆けずり回った。
その後、里外れのバカマツの木の下で追いつかれ、ミス・人間の争奪戦争が勃発。新郎はボロボロになりながらも、最後まで両足で立っていた。相棒は、ミス・人間が攫われないように護衛。不埒な輩を排除していた。
その様子を霧になって見ていた伊吹萃香は、たまたま近くにいた守矢神社の面々に声を掛け、一芝居を打つことにした。面白そうだからと守矢の二柱はこれを了承。萃香は新郎の前に現れて喧嘩を売った。
伊吹萃香の誤算はただ一つ。手を抜いていたとはいえ、自分が殴り合いで負けるとは思わなかった事。そんなアドリブにも守矢は対応してみせた。何を言ってるか意味が解らなかったが。
神の御言葉が終わると、ミス・人間は泣き崩れた。
「どうして。どうして死んでしまうようなことをしてまで・・・」「決まっている。俺はお前をこの世界の誰よりも愛しているから。それをお前に証明しようとしたまでさ。」
なおも大泣きする新婦。「おいおい、新婦さんよぉ。そんなに泣くほど嫌だったか?」
「いいえ、いいえ。」泣きながら首を横にふる。涙を拭い、新郎の元に駆け寄る。
「私の夫は永遠にこの人だけです。」
二人は幸せなキスをして結婚式は終了。これでは結魂式ですね、と守矢の風祝。

人里ほぼ全員参加の二次会の開催が決定した。


*****


長いって?私もそう思います。お相子。
次のお話が何時になるかわからないから次回予告いくぞー


結局輝夜との結婚を承諾した男A。こうなりゃハーレムじゃぁ!とモコタンとうどんちゃんにも告白。婚約成立。しかし男の前には難題が立ちはだかった。八意永琳の説得だ。しかし男は見事に説得(性的な意味で)に成功、ついでに永琳女史と因幡てゐとも婚約。
男Aは永遠亭にハーレムを築いたのだ!輝夜の希望により人里で盛大な結婚式を行う事に。
しかしそこで殺意の波動に目覚めた男共と女共が待ち構えていた!
男Aは抱きかかえ背負い持ち上げ乗せ全力でその場から逃走!男に未来はあるのか!?

次回、『永遠の結婚式と嘘予告の果てに!』来週も絶対見てくれよな!


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多々良小傘は角派だった

性欲も無事に復活したことだしぼちぼち書きますかね。
今まで長すぎたからこれからはもっとシンプルにイきますか。


え?次回予告は何だったのか。だって?


そんなもんあるわけないでしょ、常識的に考え、あ、よせ。物を投げるな。


「あーもームカつくー!!」

 

ここは人里から歩いてすぐの林。そこで一本の傘が叫んでいた。

 

「まったく、なんなのよあいつ等!」

 

傘ではなかった。少女だった。彼女は多々良小傘。自称、捨てられた傘の付喪神である。

かわいい。

 

付喪神だが、人間に捨てられた(と思っている)彼女は妖怪化して、人間を襲う立場となった。

 

しかし襲うと言っても可愛いもので、精々人間を怖がらせようとするだけである。

(但しまるで怖くない。)

 

今日だって人里の外をうろついている二人組の人間がいたから、後をコッソリついて行き、林に入ったところを驚かせてやろうとしたというのに・・・。

 

 

 

 

 

「わざわざ人里の外に出てまで盛ってるんじゃないわよ!!」

 

場面を目撃して、出るに出られなくなったのであった。可愛い。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

多々良小傘はからかさお化けである。ナスみたいな配色の雨傘をさしている。ダs、奇抜。

 

人を脅かしまわっているが、脅かし方が余りにもお粗末で子供だまし。しかも人を食わない妖怪故に人里でも無害とされる。

 

素足で人里を歩き回り、時々太ももまで見える事から脚フェチ量産機と呼ばれる。

 

そんな彼女は退屈していた。

 

「あ~あ。最近驚いてくれる人間も全然いないし、どうやったら驚くのかも分かんないし、なんだかひもじい~。」

 

最近拠点にしていた墓場を追い出され、特に宛てもなくフラフラ彷徨いながら脅かしまわっていたがそれももはや限界が近い。

 

バタンキュー。とその辺の道端に倒れ込む。

 

ふと気が付くと頭の傍に本が落ちていた。

 

「?あー。この中に驚かせることが出来るなんかないかなぁ。」

 

道端でゴロゴロしながら本を読む少女。ダメ女の匂いしかしねえ。

 

しかもこの本、卑猥書物である。逆に自分が吃驚。

 

 

 

「・・・お?」

 

小傘が何の気なしに開いたページには、一人遊びの真っ只中だった少女と男が出会ってしまう場面の挿絵があった。

 

「これだ!」どれだ。

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

所変わって稗田亭。この日使用人のほとんどが出払っており家には稗田阿求だけがいた。

 

何故出払っているかと言うと明日は稗田家の当主の誕生日のお祝いのため、今から準備をしているのだ。どれだけ盛大になるのかや?

 

「・・・はぁぁぁ。なんだか筆が乗らない・・・。」

 

そんな中、一人家にこもってモソモソと幻想郷縁起の編纂をしていたが、気分が乗らないらしく、机にぐでー。と伸びている乙女らしき者がいた。

 

「・・・大体、誕生日が来たからって、派手に騒ぐことも無いのに・・・。」

 

阿礼乙女として生きだして約1200年。生きてる間だけ入れても200年近くは生きている。

 

”この”体はまだ10と数歳だが、長い時間を生きてきた中で、誕生日なんてものに興味などない。

 

だというのに・・・

 

「『あの結婚式程にはなりませんが、盛大にお祝いします!』だっていわれてもねぇ。」

 

始まりは彼女の祖母の一言だった。

 

『可愛い阿求ちゃんの誕生日はちゃんとお祝いしたい!』

 

彼女の祖母は、御阿礼の子は寿命が短く三十まで生きることは出来ないであろうということは知っている。

 

だから、阿礼乙女にとって誕生日なんてものは人以上に寿命というものを意識してしまう。

 

だというのに彼女の祖母はその日を祝いたいという。

 

 

 

「・・・まぁ。嫌じゃ、無いけどね?」

 

ケーキとか出るし。という言葉は彼女のかろうじて残っていた乙女が止めた。

 

 

 

「結婚・・・かぁ。」

 

先日行われた結婚式は正しく盛大と言うにふさわしいモノだった。少なくとも人里だけに収まらず、幻想郷全体にわたって行われたのだ。

 

なんだか幻想郷が狭く感じた。そう思ったのは初めてだった。

 

宇宙人の考える事は本当にわからない。

 

 

私にもいつか、良い人が出来るんだろうか・・・。

 

机に倒れながら考える。

 

あの盛大な結婚式のあの一言はきっと、私の能力が無くても聞いた人は全員忘れないだろう。

 

 

『俺の妻たちのココロもカラダも全部まるっと、永遠に俺のモノだぁ!文句ある奴は片っ端からブッ飛ばす!』

 

 

あそこまでド直球に所有物(オレのモノ)宣言されたら女なら誰でも落ちる。

 

有言実行とばかりに文句ある奴を片っ端から殴り倒してたのもズルイと思う。

 

アレの所為で里の男性達もエラくハードルが上がってしまった。本当何なんだあの男達二人は。

 

 

 

ズルい。

 

 

ズルいズルい。

 

 

もし、花嫁衣装を着ていたのが自分だったら・・・。なんて夢想しなかった女性は居なかっただろう。ちょっとばかし、いやかなり変態だけど、理想の男性像だろう。

 

 

あそこまで純粋に、強かに、一途に愛されたい。

 

 

 

阿求は気が付いたら机から離れ、畳に倒れ込んでいた。

 

そして愛用の筆の持ち手の部分を自分のまだ未熟な果実に当てていた。

 

 

 

 

 

 

「・・・ん、ふぅ、んくぅ、ふガラッ「おどろけー!」ひゃぁぁぁぁあ!」

 

 

 

 

満たされる心。

小傘は確信した、これならば今まで飢えに餓えていた自らの渇望を満たすことが出来ると。

そしてこの方法を使って、幻想郷中を驚愕と恐怖のどん底に突き落としてやろうと決意した。

 

 

「へっへっへ~。これならいける!目指せ幻想郷一!今までナメた態度の人間共をぎゃふんと言わせてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

チョイチョイ

 

「なによ今決意を新たにしてる最中なんだから、邪魔しないで!」

 

修羅がいた

 

 

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

『阿礼乙女ブレインバスター』

 

ぎゃふん。




小傘は死んだ。幻想郷は救われた。救いねえ話だ。

え、何で小傘は角派だったのかだって?
そんなもん前にいた墓地の墓石に(省略されました。わっふるわっふる。)


(自分の中だけで大人気コーナーの)補足


多々良小傘

ナスカラーの傘のお化け。世界最大の罪に挑む。成功した。死んだ。
その昔、変態男共を驚かしに行ったらチン見せしてきて逆に驚かされた。
その後も好奇心のままに驚かされ続けた。何があったのかだって?ヒント:エロ本次元
また、変態男達に新しい驚かせ方を教わった。その名もスカートたくし上げ。驚いてくれた。
ただしコレじゃない感が凄まじいのか、倒れそうなときにしかやらない。


稗田阿求

設定上はまだロリらしい。乙女と名乗ってるが、繰り出す技は乙女とはかけ離れてる。
両親と祖母はご存命。祖父は残念ながら死去。家族に愛されて育ったいい子。
祖母は凄く元気で、このままではこっちが先に逝ってしまいそうで申し訳がないと思っている。
せめて花嫁姿だけでも見せたい。


変態ブラザーズ

お互い結婚式に伝説を作りおった・・・(;゚Д゚)
一途ってなんだよ(怒)浮気は文化だぞオラァ!でも一番は嫁たち。


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最も里に近い天狗は他人の情事を覗き見る

今更ですがタイトルが二つ名だったらそれはもう番外編みたいなもんです。
今思いつきました。


番外編みたいなもんです。

毎回番外編ではないです。


人里で一番有名な二人組の片割れと宇宙人共の壮大な結婚式から早一週間。

 

幻想郷は恋愛ブームが巻き起こっていた。

 

「あややぁ・・・。其処彼処にスクープだらけ。記者としては嬉しいんですが毎回号外出すと考えるとなぁ・・・。」

 

天高く天狗見下ろす空模様。幻想郷全体が発情期に陥った模様をパシャパシャと写している天狗が一人。一人独り身。

 

「あやややや、もはやこれは異変、大異変と言ってもいいですね。全く博麗の巫女は何をしてるのやら。」今日も一人遊びに熱中してるんじゃないかな。

 

射命丸文は妖怪の山を抜け出し、幻想郷のあちこちを取材していた。いつもの事だと思うかもしれないが、今日に限って言えばわざわざ天狗の仕事を抜け出してまで取材しているのだ。

 

なぜ仕事を抜け出してまで取材をしてるかと言うと、単純に今の妖怪の山に近づきたくないからである。何が起こっているかと言うと

 

 

「…~!」「「「「…!!」」」」「ゲェ、こっち来た。」少女とは思えないほど酷い声が出た。

 

 

 

「文様~助けてくださいぃ~!」「「「「もみじちゃぁぁ~ん!!けっこんしてぇぇ~!」」」」

 

「こっちくんな。」

 

 

「文様ぁぁ!」「椛ちゃんのもふもふしっぽもふもふぅ!」「もみじもみもみ!」「ちゅっちゅしたい」「その耳をわしゃわしゃさせロォ!」「椛ちゃんと遺伝子まぜまぜしたいお!」「椛hshs!」

 

 

「いやほんとこっち来ないで。」「こいつ等幾ら切り捨てても次から次へと来るんです!」

 

だからってほんとこっちに助けを求めるなよその涙目カメラに納めるぞ。

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「あやさまぁぁありがとうございますぅぅ!」「ほんとに手のかかる部下だこと・・・。」

 

まあ、そこが可愛いんだけどね!

 

・・・とまぁ、幻想郷でもそこそこ人気のある少女たちがこうやって追いかけられている異変なのだ。早く巫女動けよ・・・。

 

 

どうしてこうなった、こうしてこうなった。

 

あの悪名高い変態男達がやった結婚式は天狗各紙で取り上げられ、幻想郷において知らぬものは無いほどに広まった。

 

・・・新しい結婚式の様式として。

 

はた迷惑な話だが、大勢の前で結婚の宣言→文句がある奴と決闘→勝った奴が嫁に出来る。という方式は確かに見ていて面白い。

 

だがやってることはまるで動物の行為そのもののようだ。強い雄が雌を独占できるなんて。

 

だが、どういうわけか幻想郷の雌は強い雄に惚れ込むらしい。強い雄相手にそのままお持ち帰りされたいらしい。嘆かわしいことである。

 

 

「さて、私は他の場所に取材に行きますので。それでは」「待ってください!」「あや?」

 

「あやや、なんですか椛、そんな雨にずぶ濡れの段ボールに入った子犬みたいな目をして。」

 

「誰が捨て犬ですか!そうじゃなくて、その。」「?なんです?」

 

「また変な奴らに追われると困るので、ついて行っていいですか・・・?」

 

キマシ・・・?

 

「・・・?それは、私とずっと一緒にいてくださいという告白ですか?」

 

「っ!ち、ちがいます!」

 

キマシタワー??

 

「では、私を守るナイトになってくださいという意味ですか?」

 

「~~っ!馬鹿!知らない!!」ピューン

 

「・・・あやや、飛んで行ってしまいましたね。・・・?何だったのでしょう。」

 

おら、野郎共。ここにキマシタワーを立てるぞ!

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「さてさて、椛は置いといて、人里に潜入取材と行きますか。」

 

もはや誰しもが知る騒動の真っ最中なのだが、それはそれ。ブン屋の血が騒ぐままにカメラを向ける。

 

「・・・おや、あれは人里の守護神ですねぇ、昔はもっと小さかったような記憶が・・・。」

 

 

 

 

「いや、だからそんなこと言われても困ると言ってるだろう!」

 

「そんな!俺たちはあいつ等に揉まれて日に日に育っていく慧音先生のおっぱいを見ることしか出来なかったというのに!」「先生、お願いします!俺と、結婚を前提としたおつぱい揉みたい・・・じゃなかった。お付き合いを!」

 

「お前は口から欲望が漏れ出てるぞ!」

 

「なるほど!口だけじゃなくて下からも出せということですね!流石に外で出すのは恥ずかしいですが先生が言うなら「待て待て待て!だれも下を出せとは言ってないだろうが!」

 

「そうだ!手前のような粗チンなんぞ見せても誰も喜ばねえよ!」「うるせえ皮びろんびろん野郎!」

 

「お前等いい加減にしろぉ!」ドゴスッ! ドゴスッ!

 

 

 

 

「うへぇ、遠くからでも聞こえる頭突き音。痛そうですねぇ。」パシャリ

 

 

「おや、あっちは人形遣いの魔女。いつもは人形に囲まれてますが今日は人間に囲まれてますね。」

 

 

 

 

「アリスさん!僕とお付き合いしてください!」「いいや俺と結婚してください!」「いやいやオラと結婚してくだせ!」「いやいやいや僕と!」「俺と!」「オラと!」

 

「・・・え?嫌なのだれけど・・・。」

 

「そんな!こう見えて僕は働き者でお金持ちです!一生食べるに困りませんよ!」

 

「元々食べるに困ってないわ。」

 

「じゃあ俺は料理が得意だ!いつだって美味い飯を腹いっぱい食べさせてやるぜ!」

 

「そもそもあまり食事をしないのだけど。」

 

「ならオラは力持ちだ!手先も器用で、立派な家を建てることが出来るど!」

 

「住む場所にも困ってないわ。」

 

 

 

 

「あややぁ、可愛そうな位に取り合ってもらってませんね。正しく取り付く島もない。」パシャリ

 

 

「お、今度は妖怪の賢者の式とその式ですか。また随分と命知らずで・・・。」

 

 

 

 

「結婚してください!」「弱いオスに興味は無い。」

 

「橙ちゃん!初めて見たときから好きでした!」「え、私は貴方嫌いなんだけど・・・。」

 

「そんな!妖怪に腕っぷしで勝てる訳無いじゃないですか!」

 

「何を言う、人間努力をすれば出来ないことは無いぞ。あの若頭やヘンタイ共がいい証拠だ。」

「あんな変態達と一緒にしないでくだしあ。」

 

「その黒くて可愛い尻尾とお耳フワフワしたいです!

 

「私はアンタを死体にさせたいわ。」

 

「じゃ、じゃあジブン、夜の方なら勝てる自信あります!絶倫です!弾道上がります!」

 

「む?・・・ほ、ほう、言ったな?九尾の狐にそれを言ったな?ならば試して「藍様。」

む、むぅ・・・。ちょっとだけでも「藍様?」・・・スマン。」

 

「ほら、こんな奴らほっといてさっさと買い物しましょう。」「そ、そうだな。」

 

「待ってください藍さん!」「まって橙ちゃん!」

 

「「油揚げ(マタタビ)一杯あげるから!」」「「!!」」

 

 

「しょ、しょうがない奴らですね、ちょっとくらい話を聞いてやりますか、ねえ藍様。」

「ああ、そうだな。ちょっとくらいは聞いてやるか。」

 

 

 

 

「・・・え。チョロくないですかね貴女方。」パシャリ

 

 

「・・・今度は妖怪寺の連中ですか・・・なんだか疲れてきました・・・。」

 

 

 

 

「聖様!私と結婚を前提としたお付き合いをお願いします!!」

 

「ええ?!えぇっと、その。済みません、教義的に、結婚は、その。」

 

「毘沙門天様!毘沙門天様と子宝に恵まれたいです!」

 

「は、うぇ?へぁ、にゃああにいいいいってるのじゃぁぁぁ!」

 

「お願いします、踏んでくださいぬえちゃん!」

 

「・・・キン○マ踏みつぶしてほしいって?」「ヒィィ!アリガトウゴザイマス!」

 

「マミゾウさん!うちは酒屋ですから嫁げばお酒に困りませんよ!」

 

「むむ!?酒、サケか。…幾らでも飲んでも「マミゾウさん?」仏教徒を酒で釣るモンじゃないよ。」

 

「ならば聖様!なにとぞ、なにとぞそのおっぱいを揉ませてください。」

 

 

「・・・貴方方は自身の欲望を抑えたほうがいいですね。頭を冷やしなさい。」

 

「「「ヒィィ!」」」「え、ちょ。聖、儂も?儂もなのか?まってまって」

 

 

超人「聖白蓮」

 

 

 

「うわぁ・・・」パシャリ「・・・うわぁ。」

 

 

「・・・あぁ、今度は閻魔ですか・・・。」

 

 

 

 

「まったく、また貴方ですか!そこに座りなさい!いいですか、そもそも善行とは・・・」

 

「四季様!お、おせ。お説教の前に、は、は、話がある。の、です…」

 

「なんです?それは閻魔の説教を遮るほど大事な話なのですか?」

 

「い、いや、その。えっと、・・・はい。」

 

「しっかり喋りなさい!自分の言動くらい白黒つけなさい!いつも言っているでしょう!」

 

「ひゃ、ハイ!し、四季様!」「なんですか!」

 

「・・・あの。その。」「・・・」

 

「・・・その。ぇと。」「・・・」イライラ

 

「あぅ。・・・その。」「・・・」イライライラ

 

「・・・やっぱり何でも「私は。」ヒャイ!「自分の言動に白黒つけろと言ったのです。」

ヒィ。」

 

「・・・!四季様!」「・・・なんですか。」

 

「僕と、け、け、け、け、けっ・・・「・・・」!けっとう!「決闘?」あ、すす済みません間違えました。」「・・・」

 

「僕と、結婚をぜん、ていとしたお、おおお付き合いをおおおおお願いいいします!」

 

「・・・?」

 

 

「・・・っ!」「四季様?」

 

「な、あ、あ、貴方自分で何を言っているかわかっているのですか!」

 

「っ!ハイ!四季様の事が大好きです!」「っ~~///」

 

 

「ぅ、私は、閻魔です。」「!ハイ。」

 

「貴方は人間で、輪廻の輪に組み込まれてる存在で・・・。」「・・・ハイ。」

 

 

「・・・人間と閻魔は決して結ばれてはいけないのです。」「!・・・ハイ。」

 

「・・・分かりましたね?」「・・・」「わかりましたね。」「・・・ハイ。」

 

「・・・ならば」「では四季様。」「っ何ですか。」

 

「せめて、キスだけでも・・・。」「っ/////」

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

「///」「///」

 

 

「あ、ありが、ございます。その、なんだか柔らかくて、いい匂いが「っ!感想を言わなくても宜しい!」「す、すみません!」

 

 

「・・・ありがとうございました、四季様。それでは。」

 

「・・・待ちなさい。まだ説教は終わってませんよ。」「っ!」

 

「・・・座りなさい。」

 

「・・・ハイ。」

 

 

「・・・いいですか。貴方はこれからとにかく長く生きて善行を重ねなさい。」「ハイ。」

 

「しっかりと、人生に悔いが残らない様に生きて徳を積みなさい。」「ハイ。」

 

「・・・そして、天命を全うし、最期の審判で天国行きの判決が出たなら、」「・・・ハイ。」

 

「それを蹴って閻魔(わたし)の元で働きたいと言いなさい。それが貴方に出来る善行です。」「!」

 

「そ、それって「いいい良いですか!きちんと徳を積みなさい!それと私の事を一途に思いなさい!」はっハイ!」

 

「・・・」「・・・」

 

「///」「///」

 

「・・・時々会いに来ますから、他の女性に目移りしたら黒ですよ?」「!モチロンです!」

 

「・・・私の唇を奪ったのですから、浮気したら容赦しませんよ?」「絶対しません!」

 

「・・・説教はお終いです。これから善行を重ねるように。」「はい!有難う御座いました!」

 

 

「あぁ、そうそう。」「?な、なんでしょうか・・・。」

 

「閻魔にとって100年なんて大した時間ではありません。」「・・・?」

 

 

 

「ですから、ゆっくりコッチに来てくださいね。すぐ来たら黒です。承知しません。」

 

「・・・はい!有難う御座いました、四季様!」

 

「…映姫です。」「え?」

 

「私の事は映姫と呼びなさい。貴方が先ず出来る善行です。」

 

「///え、映姫、様。」「///」

 

 

 

 

 

「あ、甘酸っぺぇぇぇ~~。何だ何だ何なんですかァ?世界は殺しに係ってるんですかァ?死ねってかァ?死んでしまうよォ!何だこの恋愛劇はよォ!」パシャリ

 

 

「ああ、ダメだ。これ以上人里にいるとほんとに死んでしまいそう」トントン

 

「なんですかこの忙しい時に「貴方が持っているかめらの中身が気になるのですが?」あ、え、映姫様。あはは、そんな映姫様が気にするようなことは・・・サヨナラ!」

 

「あ、ちょ!待ちなさい!」

 

 

 

 

 

 

「ゼェ…ゼェ…流石にやばかった。というか閻魔から逃げてきた時点でヤバイな・・・。」

 

「まあ、やっちまった物はしょうがないわね・・・。あやや、あれは?」

 

 

 

 

「うおおおおおおおお!手前等気色悪ぃんだよこっちくんなああああぁぁぁ!!!」

 

「「「うおおおお!アニキィィィィ!頼むから俺等の気持ちを受け取ってくれぇェェェ!!!」」」

 

「野郎からの愛なんぞ受け取れるかボゲェェ!!こっちくんじゃねぇ!!助けてみすちー!!」

 

「ちょっとあんた等ぁぁぁ!ワタシの旦那に何してんのよコラァァァァ!!!」

 

 

「おお、里のヤクザの若頭。男に人気か。これはいいネタだわ。ん?」パシャリ

 

 

ホモォ┌(^o^ ┐)┐ホモモォ┌(^o^ ┐)┐ホモクレー┌(^o^ ┐)┐

ホモホモォ┌(^o^ ┐)┐ホモダァ┌(^o^ ┐)┐ホモォ┌(^o^ ┐)┐

ウホォ┌(^o^ ┐)┐ホモキター┌(^o^ ┐)┐ホモホモォ┌(^o^ ┐)┐

ホモォ┌(^o^ ┐)┐モットダ┌(^o^ ┐)┐尻を貸そう┌(^o^ ┐)┐

モコォ┌(^q^ ┐)┐ホモォ┌(^o^ ┐)┐ウホォ┌(^o^ ┐)┐

 

 

「(゚-゚)」パシャリ

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「あややぁ、中々にいい写真が撮れましたねぇ。さて、山のほうは収まったかしら?」

 

 

 

「大天狗様!奴らさらに増殖してます!」

 

「ぐっの!言われんでもわかっとるわい!落葉『分解供養』!

 

「ギャァァァ木葉様ぁぁぁ!」「ぐわぁぁぁ木葉様に殺されるぅぅぅ」「グアア!広範囲なのに強すぎる!」「ゴガァァァ!顔が!顔がぁぁ!」

 

「くっそやっぱり攻撃が痛すぎる!」

 

「「「だがそれが良い!!!」」」「死んでしまえクズ共!」

 

 

「くっそ椛ぃ!お前も弾幕ばら撒け!最悪殺しても構わん!」柏木『落ち葉の宮-夕霧-』

「私が構うんですけど?!」狗符「レイビーズバイト」!

 

 

「うほぁ!コノモミコンビの合わせ技ぁ!食らったら堕ちちまうぜ!」「二人合わせて揉みたい!」「コノハモミペロペロォ!」「愛が痛い!でもそれが良い!」

 

「「「コノハモミhshs!!」」」「「地獄に落ちろ!!」」

 

 

 

 

「・・・もうちょっと散策してこようかしら。」

 

「おお射命丸テメェこんな時にどこにいってやがったんだクソが手伝えボケカス!」

「大天狗様いつも以上に口悪くなってます!」

 

 

「「「ウヒョォォ!口悪い木葉様も良い!」」」「黙れ下郎共!」「「「おっふおっきくなっちゃう!」」」

 

 

「しゃぁ~めぇ~い~まぁ~るちゃぁ~ん?まぁ~さか私達を見捨てて逃げないだろぉなぁ~?」

「ひぃ大天狗様が怖すぎて逃げたいですー」

「射命丸様ふざけてる場合じゃないです!」

 

 

「というかもうこうなっちゃったら天魔様に助けを求めましょうよ!」

「バカヤロー!それが出来たらとっくにやっとるわボケェ!」

「天魔様も他の大天狗の方々に追われてるんですよ!」

 

まじかよ天魔使えねえ。

 

 

「うわぁぁぁぁ射命丸だぁぁぁぁ!」「うほぉぉぉぁぁぁぁアヤちゃぁぁぁぁぁん!」

「ミニスカキタァァァ!!」「射命丸!射命丸!」「ぱんつください!」

 

 

「くっそあいつ等もう駄目だ射命丸なんぞにも欲情してやがる!」

「大天狗様射命丸なんぞってなんですか射命丸なんぞって。」

「うるせぇくそ年増!私より年齢上なくせに自由な身空しやがってくそが死ねボケ!」

「ああああ!歳の事言った!歳のこと言った!貴方誰がそこまで育ててやったと思ってんの!」

「文様大天狗様喧嘩している場合じゃないです!またどんどん増えてきました!!」

 

 

「うふぉぉぉぉぉぁぁあっあっぁぁあ!」「4p!4p!」「黙れ椛ちゃんは俺のもんだ!」

「手前みてえな短小野郎がふざけたこと抜かすなあ”ぁ!?」「祭り会場はここかぁ!?」

「うをぉぉぉぉ!」「文椛は自然の摂理!」「木椛は大自然の美術!」「文木は世界の象徴!」

「「「「「うっひょぉぉぉぁたまんねぇ!!」」」」」

 

 

「」「」「」

 

 

 

 

 

 

 

 

妖怪の山が潰れた。まるで隕石が降って来たかのように。




その頃、妖怪の山の頂上付近も潰れた。さながら山がごく一部だけ噴火したかのように。




オチ適当でスマン。


(もはや定番ですね)補足


射命丸文

ブンちゃん。ミニスカートがまぶしいぜ。出歯亀。
あのまま人里にいたら見かける壁を片っ端から殴り壊していたかもしれない。


犬走椛

もみもみ。結局木葉大天狗とユニットを組んだが元々上司部下の関係なんであんま変わらねぇ。
自分より強くて男らしい人が好み。しかし性別はあまり関係ない。キマシタワー建った。


木葉大天狗

キャラ作りヤンキー。でも素になってきたのかもしれない。
文とは切っても切れない縁で結ばれてる。キマシは立てなくてよろしい。


上白沢慧音

守護神。妹紅が嫁に行ったので嬉しい反面行き遅れになったんじゃないかと心配。
昔は背もおっぱいも小さかったらしいんだけどどうして大きくなったの先生?


アリス・マーガトロイド

人形遣い。名前間違えないでね。結婚願望は無いことは無い。乙女だし。
いつでも勝負下着。下着を見られる事が恥ずかしいと考え、恥ずかしい下着が、とは考えない。


八雲藍

賢者の式神。伊達に昔ブイブイ言わせていないボディ。
油揚げで釣れるチョロイン候補。




賢者の式の式。でも実質主人の首輪を握っている様な物。
マタタビで釣れるツンデレ系チョロイン候補。でも弱い奴は嫌い。


聖白蓮

超人。とりあえず超人撃っとけ。
真面目な修行者は居ないのですか!


寅丸星

テンパる系女子。尻パワーは未だ健在。
押し倒されてなし崩しックスするのも時間の問題だ(


封獣ぬえ

ぬぇぇぇぇん。対応はドS。中身はM寄り。
あーあの男共結婚しちゃったのかー残念。ん?なんで私、残念だなんて思ったんだ?


二つ岩マミゾウ

お酒大好き。でも戒律で聖にお酒は厳禁と言い渡されてるから悲しい。
長く生きてると色々な経験を積むものさ。流石に*は初めてなんじゃが。


四季映姫

二人は幸せなキスをして終了。してないけど。むしろ始まったんだけど。
男が子供の頃からずっと説教し続けていた。浮気は許されず婚前交渉も禁止なので男は生涯童貞。


ホモォ┌(^o^ ┐)┐妖怪

妖怪。ホモの気配を感じると何処からともなく現れる。メスらしい。
実はこいつを思いついてしまったがためにこの話を書いた。すごい反省している。
モコォ┌(^q^ ┐)┐が混ざっているのはある半獣の妹紅に対する思いが具現しちゃっただけ。


落葉『分解供養』

舞い落ちた葉っぱが土の微生物に分解されて木の養分になるような弾幕。意味が解らない?


柏木『落ち葉の宮~夕霧~』

落ち葉の宮とは源氏物語に出てくる人物。詳しくはググって(投げやり


文椛は自然の摂理
そうだね。

木椛は大自然の美術
そうかな。

文木は世界の象徴
そうかも。


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男共と少女達と混浴温泉と

超番外編。はーじまーるよー。何だこのテンション
今回は特にオリキャラ達が騒ぐ回なので我慢して見てね。

紫「今回はエロ本次元から深夜アニメ次元寄りに境界を弄りましたわ。」


空飛ぶ傾奇者の若頭  椎松 虎士(しいまつ とらじ)

呉服商椎松屋の長男坊兼椎松組の若頭。里人Cさん。タイガーアニキ。
ムキムキマッチョマンの変態・・・というわけでは無いが、
霊力を纏い殴る喧嘩スタイルが里の男達に人気。ホモの棟梁とか言ってはいけない。
ミスティア・ローレライを口説き落とした猛者。


人里のおっぱい妖怪人間  蓬莱山 栄吉郎(ほうらいさん えいきちろう)

人里が生んだ問題児。後付け設定で子供の頃に幻想入りしたという設定。
慧音せんせが独り立ち出来るまで育てたが、違う意味で慧音せんせが育った。
永遠亭に婿養子という形で入籍。蓬莱山の性を名乗る。だが浮気は文化。
空は飛べないが代わりに逃げ足が速い。エロい事に関するとパワーがすごい。


最強の愛妻家  守屋 心音(もりや びーと)

人里が生んだ問題児Ⅱ。後付け設定で子供の頃に捨て子として生きていたという設定。
相棒とともに慧音せんせに育てられたが、いろいろな意味で慧音せんせが育った。
愛する妻と結婚をした後、苗字が無いと格好がつかないということで祝言を頂いた神の名前にあやかって付けた。今回は相棒と離れている。


韋駄天小僧  山伏 楓太(やまぶし ふうた)

人里が生んだ問題児せかんどえでぃしょん。山伏の苗字は元々天狗の家系から。
家の蔵に有った天狗の葉団扇を持ち出して悪戯三昧。子供の癖に強い。
漢字が苦手。スペカに使う漢字だけはフィーリングで覚えた。⑨以上にバカかもしれぬ。
才能あふれる若者()だがルーミアに堕とされる。羨ましいとか言ってはいけない。


・・・カララッ

「お?」「おろ。」

 

ここは幻想郷は妖怪の山のとある場所にある隠れた秘湯。隠れ過ぎて山の天狗達もあまり利用しない場所にある混浴の温泉だ。

 

そこの脱衣所で二人の男がばったりと出会った。

 

「おーおー!アニキ、兄貴じゃねぇか!」

 

「バッ!止めろお前まで気持ち悪ぃ!風呂入る前に鳥肌が止まんねえじゃねえか。」

 

「はははは、悪い悪い。トラとこんなとこで会うなんてなぁ思って無かったもんでよ。」

 

「はっ、俺だってエイと会うとは思いもせんかったぜ。」

 

片方は極道の若頭、がっしりとした体には生傷がたくさん有った。

 

もう片方は先日の結婚式の新郎、幻想郷で彼の顔を知らない奴はモグリと言っていいだろう。

 

「・・・ありゃ、珍しいな。お前いつも一緒のビートはどうしたんだ?」

 

「あぁ、相棒は今頃あいつの嫁さんと頑張ってるんじゃねえか?」

 

「おお、それこそ珍しいな。あれだけ浮気癖がひどい奴が。」

 

「いや、アイツだって嫁さんと睦言交わすくらい普通にするからな?むしろ最近は嫁さんしか抱いてないらしいし。人を節操なしみたいに言いやがって。」

 

「いやお前が言うなよハーレム野郎、里が生んだ問題児共。まあ、浮気癖の辺りは冗談よ。」

 

「ハ、どーだかね。それより椎のじっちゃんはどうだ?具合は。」

 

「・・・あ~。まぁ、なんといえばいいか・・・。」

 

「・・・おい、マズいのか?」

 

「いや、逆だ。良すぎて迷惑してるくらいだ。この前甘味処の娘さんの胸触ってた。」

 

「マジか羨ましい!つーか元気すぎるだろおい。」

 

「まー弟子と師匠は似るっていうし?アレが腹上死したって聞いても驚かんよ。」

 

「いやいやいや、逆だから。普通逆だから。似る方向性逆だから。」

 

「つーかはよ風呂入ろう、さみぃ。」

 

「ああ、そうだな。とっとと入るか。あ、トラ、お前一人で此処まで来たのか?」

 

「んーにゃ。俺の可愛い可愛いみすちーとここまで手をつないできたぜ。お前は?」

 

「その唐突なノロケ止めろ・・・。今日は嫁さん二人と来たぜ。姫と師匠。」カララッ

 

「そーかい末永く爆発しやがれコンチクショー。結婚おめでとな。」カララッタン

 

 

 

 

「うへぁ、さみぃぃ。とっととながそ。」

 

「ありゃ?まだ入って来てねえのかマイハニーは。」

 

「お前そんなキャラだっけか?まあ脱衣所でちょっとお喋りしてるんだろうよ。俺のおっぱいセンサーがそういってる。」

 

「・・・なあエイ。お前ミスチーを性的な目で見たらたまたま潰すから。」

 

「怖ええよ!いーじゃねーか少しぐらい見るだけなら!手は出さねえよ!」

 

「・・・まあみすちーは魔性の女だからな!見るだけなら許してやろう!」

 

「ははー。有りがたき幸せ。」

 

 

「誰が魔性の女ですって?」

 

「・・・あ、みすちー。」「やぁどーもどーもミスティアさん。このアホの兄弟分です。」

 

「あら、どうも。貴方の噂は良く聞いてるわよ。・・・この馬鹿もあんな風にできればいいんだけどねぇ~。」チラッ

 

「い、いやーハハ・・・。ゴジョウダンヲ・・・。」 「・・・ハァ。」

 

ニヤニヤ「お~?どうしたトラ。お前もあんな結婚式あげてみたいって?いいぜ、俺が協力してやる。なあにちょっと地底の方から新しくできた友人を呼ぶから「やめてください死んでしまいます。」

 

 

「あらあら、私の目の前で他所の女とお喋りだなんて、流石に嫉妬しちゃうわ。」

 

「おぉ、輝夜。さっきぶり。」「おっと。久しぶりですお姫様。八意さん。」

 

「ええ、式の衣装合わせ以来ね。久しぶり。」

 

「どうも、その度はお世話になりました。」

 

「いやぁいいんですよ、仕事の内ですしあはははあ”い”っで!」

 

「・・・何他所の人にデレデレしてるのかしら?」

「ちゃうねんみすちー。これは職業病の一種なんやぁー。」「ふん!」

 

「ほら永琳みてみて、アレがツンデレって奴ね。初めて生で見たわ。」

 

「姫様。こういう時はそっと目をそらし見ないフリをするのがマナーですよ。」

 

「ふーん。そういうものなの。」

 

「イテテ。ああそういえば八意さん。いつも薬ありがとうございます。」

 

「お礼なんていいですよ、お代もしっかりもらってるんだから。」

 

「ああ、そういえばトラは仙人のとこで修行してるんだっけか。」

 

「おう。すこしでも長くみすちーと生きてたいからな!」

 

「///もぉ。ばか。」

 

「は~いみすちーからばか。頂きました~。」

 

「仲がいいわねぇ。まあいいわ、ほらほら!いつまでも立ってないで温泉にはいりましょ。」

 

「おお、そーだな。流石に冷えるぜ。」チョイチョイ「ん?」

 

「ほら、足元が滑るんだからちゃんとエスコートしなさいよ。」

 

「・・・はいはい。わがままお嬢様の仰せの通りに。ほら、永琳も。」

 

「え、いや私は「まあまあそう言うなって」ツカミ・・・分かったわよ。」ツカミカエシ

 

「・・・」「…ほら、みすちー。俺らも入ろうぜ。」ギュ「!そ、そうね///」

 

 

 

 

 かぽーん

 

 

 

 

「くっ・・・はぁ~。やぁーいい湯だぜぇ。」

 

「・・・なあ、エイ。」「ん?」

 

「輝夜さんはもう妊娠してんのか?」「・・・はぁ?なんで?」

 

「いや、タオルの上からでもはっきりサイズが大きくなってたからよぉ。」

 

「・・・お前人に嫁をジロジロ見るなって言っておいて・・・。てかなんで元のサイズお前が知ってるんだよ。」

 

「あ。・・・いや、服のサイズ合わせの時にな?ちょっと「お前服飾担当じゃねえだろ。」

…覗きました済みません。」「おーしお前のたまたま潰してやるぜー。」

 

 

ギャーギャー

 

 

「・・・まったく何で男って集まるとしょうもない話しかしないのかしら?」

 

「あら、それは屋台の女将としての経験からかしら?」

 

「まあね。いっつもよ、やれどこの娘の顔がいいだとか女のどこに興奮するだとか。」

 

「夜のテクニックの話とか?」「ブーッ!は、は、はあ?な、何の話かしら?」

 

「あら、ミスティアさん?永遠亭の耳はとってもいいのよ?例えば女将さんが男の「わー!わー!」んもぅ、しょうがないわね。」

 

「と、ところでだけど、姫さんの胸って前見たときより大きくなってない?!」

「強引な話の替え方ね。」

 

「まあまあ!そ、それでどうなの?もう妊娠したの?」

 

「・・・いいえ。蓬莱人は妊娠しないわ。まだ、と言葉が付くけど。ねえ永琳?」

 

「はい。蓬莱の薬による永遠を維持したまま妊娠できる薬の開発は進んでいるわ。」

 

「えーっと?つまりまだ妊娠してないってことは。じゃあどうして胸が大きくなったの?」

 

「ふふ、それはね。愛よ。愛。」「あい?」

 

「ええ、毎日たーっぷり。愛されてるから大きくなったの♪」「お、おう。ノロケか。」

 

 

カララッ

「温泉~!」「ちょ、ルーミア。せんきゃくがいるからしーだよ、しー。」

 

 

 

「お、誰かと思えば。」「里の問題児マークⅡ。最近おとなしくなったと思ったら・・・。」

 

「げぇ。シショー。それにヤクザのばかがしらまでいるじゃねえか。」

 

「よぉクソガキ。隣の娘はお前の彼女か?」

 

「はぁ?か、カノジョじゃねーし!?こいつはオレの「嫁なのだー」そうよめ・・・でもねーし!」

 

「お。おう。」「怖いわー。最近のガキほんと怖いわー。」

 

「互いのホクロの数を知り尽くしてる仲なのだー。」

 

「だからチゲーっていってるだろ!いいかげんにしろルーミア!」「わはー」

 

「えぇ・・・。イマドキの子供は思ってる以上に進んでるな。」「やめろジジ臭い。」

 

「じゃあ互いに舐めてない所なんて無い仲なのだー。」

 

「ばっ、おま!んなこといわなくていいだろ!アホか!」

 

「「・・・」」

 

 

「「イマドキの子供ほんと怖いわー。」」「だからチゲーっての!」「そーなのかー?」

 

 

「・・・うそでしょ。ルーミアってあんな娘だったっけ・・・?」

 

「へぇ。最近は子供の頃から色々するものなのねぇ。」

 

「姫様。流石にあれは特殊すぎる例です・・・。」

 

 

 

 

「お互いに前や後ろを開発したりする「わー!わー!」む、むぐぅ。」

 

「「「「「・・・まじかよ。」」」」」

 

 

 

 

 

   カポーン

 

 

 

 

 

「おいクソガキぃ。おめえも隅に置けねえなあ?ええ?いつの間に可愛い娘をコマしたんだ?」

 

「だ、だからそんなんじゃねえっての!」「説得力ゼロだぞ・・・。」

 

 

「わはー!おんせーん!」バシャバシャ

 

「ちょっとルーミアやめてよ。もぅ。」

 

「あ!ルーミア!オンセンでおよいだらダメなんだぞ!ほら、コッチこい!」

 

「はーい。」

 

「ええ!?あのルーミアが聞き分けのいい子になってる!」「私だって成長するよー。」

 

「そういう割には温泉で泳ぎだしたわね。」

 

「まあいいじゃない、楽しければ何でも。」「いやしかし・・・。」

 

「ほー、あの悪ガキも大人になったもんだなぁオイ。まるで兄妹みてえだハハハ。」

 

「るせぇ!だいたいシショーだってスッカリおとなしくなったってカーチャンいってたぞ!なんでまえみたいにオンナのケツおっかけてねえんだ!」

 

「ははは、決まってんだろ。女のケツ追っかけなくても向こうから追ってくるんだからな!」

 

「あら、それはどういう意味かしら?」「あ、ちょ、え、永琳?いま子供の前だから・・・。」

 

「あら、私のその話気になるわね。」「え、いや、浮気はしてもいいって輝夜言ってたじゃん。」

 

「・・・なんだこの最低男。こんなのが俺の兄弟分だったのか・・・。いつも通りだったわ。」

 

「確かに浮気はしてもいいって言ったわ。でももちろん報告の義務は有るでしょう?」

 

「ねぇ。どんな女が寄って来たの?年上?年下?胸は大きかった?」

 

「いやぁ・・・そのー。」

 

「ハハハ!ザマァミロシショー!」

 

「・・・ありゃ?そういえばだがよぉ。」「アン?なんだよばかがしら。」

 

「お前確か阿求ちゃんの事好きだったよな。あれって「ば、バカ!ダマレ!」おま、大人に黙れって・・・「その話詳しく聞きたいんだけど人間。」・・・うぇ?」

 

 

 

「ねえ。ふうたに好きなオンナがいたって、本当?」ゴゴゴゴゴ

 

「」「」

 

 

「や、やだなぁルーミア。いまのはばかがしらのジョーダンで「黙っててふうた。」ハイ。」

 

「(ちょおおおお楓太君お前弱すぎだろぉぉぉぉ!)」

 

「ねえ、早く話してくれないかな?私にはふうたの昔を知る権利が有ると思うんだけど。そりゃあふうたにだって好きなオンナの一人や二人は居るでしょうね、でもね。今のふうたの一番は私なんだよ?だからふうたが変なオンナ共に惑わされない様にしっかりと知っておくべきだと思うの。もちろん私だってふうたを束縛するつもりはないよ?私以外にもオンナを作ったってかまわない。でもね、ふうたの一番は私だけ。他のブタ共は一番の私が管理しなきゃだから、そういう可能性がある場合でも知っておかないとだし、そもそもふうたに害がある様なブタだったら処分しないといけないよね。だってふうたの一番は私だし、ふうたはえっちでダメダメだから私がしっかりしないと、悪いブタ共に汚されちゃうからね。だから「ルーミアァァ!!」ふうたは黙っ、ん。んう、ふぅん。んう。ん。んん、んちゅ、ちゅる、ふぁぁ。」

 

「ちょ、ちょっとルーミアおとなしくしてくるから!ばかがしらてめえおぼえてろよ!」

 

 

「・・・あ。おお。楓太、一応言っとくが、温泉汚すマネはするな・・・よ?」

 

「わかってらぁ!じゃあな!ルーミア!むこうにいこうか!」

「ふぁぁ。ふぅたぁ♪はやくぅ♪」

 

 

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

 

 

「「「「「怖いわー。イマドキの子供ほんと怖いわー」」」」」

 

 

 

 

  カポーン

 

 

 

 

「・・・いやぁー。楓太のヤツには吃驚したなぁ。」

 

「・・・まあ。確かに吃驚したが。」

 

「でもよぉ。楓太の奴よぉー。」「・・・なんだよ。」

 

 

 

「俺のことシショーシショー呼ぶくせにああいうところはお前そっくりだなバカガシラ。」

 

「へぇ。どういうところが、かしら。」

 

「ハハハ!そりゃおめぇ都合が悪くなったら無理やり口塞ぐ所とか「ばっか黙れボケ!」

 

 

「・・・へぇぇぇ。そぉぉなんだぁぁぁ。ふぅぅん?」

 

 

「(おい。エイ手前マジで恨むからな・・・。)」

「(正直スマンと思っている。)」

 

 

「ねえ虎士さん?ちょっとオハナシしましょうか?主に昔話でも。」

 

「え、え~っと。それはだね、そのー。ね?」

 

「ね?じゃないわよ。さあ、向こうでちょっとオハナシしましょうか。温泉汚れちゃうし。」

 

「ちょ、みすちー?温泉汚れかねない事するつもりなの?まあまあそういう事は布団の中で

 

「ええ♪温泉が地獄みたいになっちゃったら困るでしょ?だから向こうに行きましょうか♪」

 

「血で!?血で汚れるの!?温泉が血の池地獄みたいになんの!?まってみすち、堪忍してぇ。」

 

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

 

「・・・上がるか。」「あら、話はまだ終わってないわよ。」

「(畜生!道連れにしてなあなあにする作戦が!)」

 

「さあ、私達もじぃぃぃっくり語らいましょう。あ・な・た♪」

 

「ええ、大丈夫よ。貴方も蓬莱人の端くれ。大事には至る訳がないわ。」

 

「まって。それ蓬莱人じゃないと大事に至るって意味じゃないの?許してお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

そして温泉から誰もいなくなった。




いやぁ温泉回だったというのにまるで色気もねえ話だったなぁ。
でもやっぱりオリキャラ暴れさせるのは楽しい。
折角だから今まで出たオリキャラ全部使えばよかったのにだって?無茶言うな。

前書きの二つ名考えるのちょっと楽しい。今度別パターン考えてみようかな?


(どうなんだこれ)補足

椎松 虎士

超強い人間。お爺ちゃんに鍛え上げられた。現在仙人見習い。
都合が悪くなると口封じキスをする。得意技らしい。きっと仙人相手にもしている。
ミスチーに出会う前は童貞だったが女性とお付き合いした事は有るらしい。


蓬莱山 栄吉郎

超エロい人間。虎士のお爺ちゃんに鍛え上げられた。現在蓬莱人モドキ。死なない。
都合が悪くなると辺りを巻き込む自爆技を使う。トラさんは犠牲になったのだ・・・。
男らしすぎる人間として人妖にモテモテ。浮気をしたら嫁に報告するんだぞ。


山伏 楓太

超マセガキ。虎士、栄吉郎、心音に(エッチな事とかも)鍛えられた。現在妖術使い。
ルーミアの機嫌が悪くなるとちゅっちゅする。ルーミアにめっちゃ愛されてる。
ルーミアが底なしなので大変。特技は真っ暗闇でも辺りがなんとなく分かる事。


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古明地さとりはサイニー派

催眠オ○ニーはドライオーガズムとも言うらしいですね。


ん?ドライ、『オーガ』ズム?

・・・なるほど。


今回は特にマイルドな回です。ゆっくりしていってね。


「・・・」

 

ここは幻想郷の地下深くをさらに潜り、広大な地底世界の都の中心。地霊殿。

 

「さとりさまー?いないんですかー?」

 

一人の少女がその一室に隠れ潜んでいた。

 

「うにゅ・・・さとりさまー?いないのー?」

 

「・・・」

 

さながら今の少女は男子中学生がベッドの下に隠したエロ本の様な気分に違いない。

 

少女を探す者達はすべからく妖怪だった。この少女は妖怪から逃げているのか?

 

「???部屋に居ないんならどこだろ。・・・さとりさまー?」

 

「・・・行ったみたいですね。」

 

なるほど、確かに逃げているのかもしれない。だが少女を探す妖怪たちはそのほとんどが彼女のペットであった。

 

・・・ならば何故、彼女はペット達から逃げ隠れているのか。それは・・・

 

 

 

 

 

「おりーん。さとり様何処にも居なかったよ。」

 

「ん~?こっちも探したけど居なかったし何処に行ったのかなぁ。勇儀、そういうことだからさとり様は留守だよ。」

 

「アタシの勘が此処にいるって告げてるんだが・・・。まあいいや、鬼との約束をほっぽりだすなんて度胸があるじゃないか。」

 

 

「(そんな約束した覚えなどありません!)」

 

 

化け物(ゆうぎ)に見つからないようにするためだった。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

話は半月前まで遡る。

 

今から半月前、さとりは旧都に買い物に行った際、二つの死体を見つけた。

 

別にそれだけだったならば気にも留めなかったのだが、なぜかその死体が気になってしまった。

 

気になってしまった以上、そのまま見なかった事にするという選択肢は無い。

 

襤褸切れを纏い、うつ伏せになっている死体に近づいて行ったのだった。

 

・・・一歩。また一歩と死体に近づいていくにつれ、自分の中に違和感、不信感、悪寒がぷつぷつと湧いて出てきた。

 

今すぐ立ち止まって見なかった事にするべきか・・・。

 

そう思ったが、先の好奇心に負けてしまい近づいて行った。既に死体は足元に有った。

 

 

近くで見ればこの死体は両方とも女らしい。少なくともスレンダー体形の自分よりは女らしい体つきをしていた。

 

さらによく見ると、どうやらこの女達は死の間際まで犯されていたようだ。こと切れてからも犯され続けていたのかもしれない

 

自分の中のナニかが警鐘を鳴らしていた。今ならまだ間に合う。見なかった事にして立ち去れ。と。

 

心臓がバクバクと轟いている。腕は死体の顔を拝んでやろうと勝手に動いていた。

 

女達の髪の色は金色をしていた。思えばこの時すぐにでも立ち去ってしまえば鬱鬱とした日を過ごさなくてもよかったのかもしれない。

 

うつ伏せに倒れていた死体をひっくり返した。見知った顔だった。

 

 

彼女たちの目は闇だけを映していた。いや、自分を映していたのかもしれない。

 

 

理解した。理解してしまった。彼女たちは化け物に襲われたのだと。抗えぬ悪魔に喰われたのだと。

 

吐き気がした。吐いたのかもしれない、化け物は同じ相手を連続で喰わない。

 

 

死体達の目が、次はお前だ。と言っているような気がした。

 

勿論心が()い死体に自分の能力は効かない。それこそ気のせいだったのかも知れない。気のせいだと思いたかった。

 

逃げた。走った。飛ぶことを忘れ、とにかく走って逃げてきた。化け物は同じ相手を連続で喰わない。

 

 

つぎはおまえだ。自分の第三の目がそう言っているようだった。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

約半月の間、考えた。化け物から逃げきる方法を。

 

一日。一日逃げきってしまえば、勝ちだ。長い経験から知っている。

 

どうする。どうやって逃げ切る?

 

地底から離れる。駄目だ。地上の地理には疎い。オニゴッコでは絶対に負けてしまう。

 

何より地底の妖怪が地上に出るだけで八雲の監視というハンディを背負ってしまうのだ。無事に逃げ切れるわけがない。

 

ならば、地底洞窟の何処かに潜み続ける?駄目だ。化け物の嗅覚は異常だ。普段近寄らない場所に隠れても常に居場所を叫び続けるようなものだ。

 

じゃあどうやって逃げ続けるか。

 

 

 

カクレンボ。

 

 

 

そうだ、地霊殿で隠れてしまおう。普段から自分が生活している場所だ。匂いなんてそこら中に染みついている。

 

ましてや其処は自分のフィールド。逃げきってやる。

 

問題は、戦場が地霊殿になってしまう以上、ペット達の安全だ。

 

彼女たちはあの化け物に喰われないとは思うが、絶対じゃない。

 

それにもう一つ気がかりなのが、今何処にいるか居場所のつかめない愛する妹だ。

 

彼女も自分と同じ血が流れている。化け物に喰われてしまう可能性がある。

 

・・・だが、化け物が襲撃に来る日に、妹が地霊殿に帰ってくるだろうか。そもそも化け物は妹を捕まえることが出来るのか。

 

 

 

・・・可能性は、低い。ならば、化け物を地霊殿で迎え撃つ。

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「・・・で?どうすんの?さとり様は今家にいないけど・・・。」

 

「うーんそうだねぇ。まあここで待たせて貰うよ。」

 

「?さとり様がすぐに帰ってくるなんて保証はないよ、それでもいいの?」

 

「ああ、構わんよ。・・・それに、案外すぐにさとりは見つかるかもよ?」

 

「(!!まさか、もうバレた?!)」

 

 

古明地さとりは今、自身の心を読む力を全力で活用し、たとえ直接目で見ていなくてもこの地霊殿の中の一部なら覗き見ることが出来るのだ。もちろん相手には分かるはずもない。

 

 

「うにゅ?さとり様は外に出かけたんじゃないの?」

 

「・・・ああ、どうやら此処でカクレンボをしているつもりらしい。」

 

 

「(なんで!!どうしてもうバレてしまったの!?)」

 

 

タネ明しをするならば、星熊勇儀の能力、怪力乱神を持つ程度の能力だ。

 

怪力乱神とは説明のできない物事のたとえの事だ。

 

その力を用いて、地霊殿に古明地さとりが居る事を察知しているのだ。タネ明せてねぇ。

 

 

「ハハハ!どれどれ、いっちょ私が探しに行ってやろうか!」

 

「あーちょっと勇儀。アンタ一応お客様なんだから勝手に出歩かないでよ。」

 

「なあにいいじゃないか。それよりも酒を振る舞ってくれる約束だったんだ。折角だからあんた等は宴会の準備をしてておくれ。」

 

「うにゅ?宴会するの!?」

 

「あーハイハイ。まぁったく勝手なんだから。勇儀、地霊殿で暴れたら承知しないからね。」

 

「ハハハ!鬼相手に承知しない、か!面白い。まあ分かってるさ、暴れはしないよ。ちゃあんとあんたらの主人を捕まえてやるから。」

 

「・・・ハァ。じゃあお空、とりあえずさとり様を探すのはコイツに任せよう。アタイらは宴会の準備だ。」

 

「はーい。」

 

 

「(まずいまずい。これは予想外のパターンになってしまいました。というか宴会の約束なんてしていないというのに!鬼は本当に勝手ですね!)」

 

 

このままではすぐにでも捕まってしまう。早く隠れ場所を探さないと。

 

 

 

古明地さとりの命がけのカクレオニが始まった。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ!」

 

「さぁとぉりぃ。逃ぃげんなってぇ!」

 

すぐに見つかった。

 

「(拙い拙い拙いぃぃぃ!喰われる!完全に喰う気だ!助けてぇぇぇ!!)」

 

「おお?ケツなんか振っちゃってよォ!誘ってんのかおい!」

 

「ひぃぃ。」

 

口から息が漏れ出た。恐怖だ。恐怖が追ってきていた。捕まったら死ぬ。

 

 

「待てよぉさとりィ。連れねぇ・・・ナァ!!」

 

「ひいぃぃ!」

 

化け物が急加速してくる。すぐに追いつかれるだろう。さとりはすぐ横の部屋に逃げ込んだ。

 

「無駄無駄ァ!すぐに捕まえ」ズルッ「て、あ?」ズタタガッシャーン!

 

急加速からの急制動に床のカーペットが耐えられず滑ってしまったらしい。

 

思いがけないチャンス。しかしここは袋の鼠。絶体絶命のピンチ。

 

「(クッ。仕方なかったとはいえ部屋に逃げ込んだのは失敗・・・いや、そうだ!)」

 

 

 

 

 

「いてて、あーあ。お燐に後で怒られるかな。まぁイイヤ。今はさとりを・・・」

 

ガチャ。

 

「・・・ありゃ?居ねえな。おいおい、悪あがきか?またカクレンボかい?」

 

「(お願い。見つけないで・・・!。)」

 

「んっん~?さ~ぁてさてさてぇ?おあつらえ向きにベッドまで用意されているじゃあないか。そんなに待ち遠しかったのかねぇ。フフフ。いいよぉ、スグにでも楽しもうじゃないかァ。」

 

 

「ん~。クローゼットの中。・・・じゃあねぇなぁ。」

 

「ベッドの下。・・・でもないな。」

 

「この本棚の裏かァ?・・・いねぇ。」

 

「(見つかりませんように見つかりませんように見つかりませんように)」

 

「・・・。んん~?まさかまさかのぉ~?カーペットの裏か!」

 

「(!)」

 

「そおりゃぁ!フヒッビンゴォ!抜け穴とは面白いじゃあねえか、ええ?待ってろよさとりちゃぁん。可愛がってやるからなぁ?」

 

 

 

 

ギィ

「(・・・行ったようね。)」入ってきた扉の裏からこっそりと顔を出す。

 

 

「はぁぁ。た、助かったわ。たまたまとはいえここがこいしの部屋だったのはラッキーだったわ・・・。」

 

 

 ◇

 

 

「おねーちゃん!最近の流行はからくり屋敷なんだって!うちもからくり屋敷にしようよ!」

 

「何言ってるの、そんなからくりなんてどうやって作るっていうのよ。」

 

「えー?分かんないけど。いいじゃんー隠しとびらーつり天井ー抜け道ー。」

 

「駄目です。そもそも家にそんなもの要らないでしょう。」

 

「ぶーおねーちゃんのケチー。いいもーん私の部屋に勝手に作るから。」

 

「ちょっと、待ちなさい。こいし!」

 

 

 ◇

 

 

「(ありがとうこいし。それとごめんなさい、確かにからくりは必要だったわね。)」

 

今度自分の部屋にも作ろうかと考えるさとりだった。

 

 

「(いや、そんなこと考えている場合じゃなかったわ。すぐにでもここから脱出しないとね。・・・宴会の準備をしているお燐とお空には悪いけど・・・後でなでなでしてあげるから許してね。)」

 

 

遠くから聞こえる化け物の嗤い声を背に地霊殿を後にするさとりだった。

 

 

「とりあえず日付が変わるまで旧都の何処かに隠れよう。流石にあの化け物も諦めるでしょう。」

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「・・・流石にもうあの化け物はいないわよね・・・?」

 

日付が変わり、念のために地上では太陽が昇るくらいまでの時間を隠れて過ごしたさとりは現在、地霊殿の玄関をこっそりと潜り抜けた。

 

「・・・なんだか嫌に静かね。」

 

化け物が暴れたのだろうか、地霊殿のあちこちがボロボロに傷ついてしまっていた。

 

「はぁ・・・。修理するのにいくらかかる事やら。」

 

なんだか気が緩んでどっと疲れが押し寄せてきたさとりは自室で寝る事にした。

 

「・・・今の時間くらいなら起きてるペットもいると思うんだけど・・・?」

 

地霊殿は不気味なくらいに沈黙を続けていた。

 

「・・・?」

 

 

 

 

 

「…ちゃん…」

 

 

 

 

 

「?今何か・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気のせい・・・かしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ぇちゃん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え?今の声は、こいし?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ぇちゃん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「間違いないわ。こいしの声ね。帰ってきてたの。・・・まったくいつもふらふらどこかに行っちゃうんだから。今日という今日はちょっとお説教しないとね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おねえちゃん。」

 

 

 

 

 

「あらこいし。貴女いつの間に帰ってきてたの。全くあなたっていつもどこかにいなくなっちゃうんだから今日は「逃げて」・・・え?」

 

 

 

 

「にげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげてにげておねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃんおねえちゃん」

 

 

 

「え、あ。え?こいし、貴方。目が・・・」

 

 

古明地こいしの第三の目が開いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ。こい・・・し?」「さとりさま」「・・・あ、え、あ。お燐、無事だったの

 

 

 

 

 

 

 

 

「さとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまさとりさまごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 

 

 

「ひぃ!お燐!貴女どうしたの!お燐、お燐!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーぉ。さとりィ。やぁぁぁっと帰ってきたかぁぁぁ。」

 

 

 

 

 

「え、あ。あ。あ。お、くう・・・?」

 

 

 

「…なさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ…」

 

 

「いやあぁ、さとりが帰ってくるのが遅かったからさぁ。つぅいつい摘まんじゃったよぉ。」

 

 

「あ、あ、ああ、いや、うそ、これは、これは悪い夢。そう、これはゆめなのよさとり」

 

 

「ああ、お前の妹は実にお前に似た抱き心地だった。いささか元気が良すぎたが、まあすぐにいい具合になったよ。」

 

 

「そうよゆめよこれはわるいゆめなのだからおきなくちゃほらはやくおきてちょうしょくを」

 

 

「お燐の奴は実にいい声で鳴いたよ。ああまったく、爪を立てるせいで背中が傷だらけだ。」

 

 

「そしてこいしにおはなししないとそれからおりんとおくうもなでなでしないとねそれからこうちゃにしましょういっしょにくっきーもいただくわ」

 

 

「お空の奴は中々に楽しめた。いやはや、やっぱり大きい胸は触り心地も全然違うね。堕とすまでに腰が抜けそうだったよ。

 

 

「それからみんなでさんぽにでかけるのひさびさのちじょうはきっといいてんきだからはやくゆめからさめなきゃおきるのよおきておきておきておきておきておきておきて」

 

 

「だがやっぱり足りないんだよなあ。なあおい。メインディッシュを喰わなきゃパーティは終われない。そうだろ?」

 

 

「これはゆめこれはゆめこれはゆめこれはゆめこれはゆめこれはゆめこれはゆめこれはゆめ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ。お前はどんな声で鳴くのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

みんな。ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つぎはおまえだ。












いやーマイルドでしたねー。


え、地底組はホラー色専門なのかって?


   う ん !


だってもはや作者の中でこの世界の勇儀像がこんなんなっちゃたから。仕方ないね。



(どうかしてるぜ)補足


古明地さとり

悪霊すら恐れる少女。スレンダー体形。幼女じゃないよ!
勇儀がご執心の女の子。目論見の甘さが家族に牙をむく。ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…。
凹凸が乏しいが大人の色気満載。たまに旧都に出て心を適当に覗いてはオナネタにする。


火焔猫燐

死体コレクター。お空ほどではないがイイカラダ。
え?お燐ちゃんはいつも死体とシタイ(激寒)って?そんな訳無いだろ。
ちゃんと生きてる男を使うよ。その後死ぬけど。


霊烏路空

おバカ。核融合っぱい持ち。もちもち。
え?お空ちゃんは誰とでもフュージョンしたいって?そんな訳無いだろ。
ちゃんとさとり様とだけしたいって思ってるよ。その後死ぬけど(体力的に)。


シタイシスターズ

前回のホラーさん。ヤマメですか(喜)とパルパル。
妖怪といえども精神攻撃で死ぬ。死ぬ。


モノブロス

声がすごい。何がすごいって、一言話すだけで威圧する。特性:威圧
月に二回ほど発情期が来る。その日は完全化け物扱い。凄い迷惑。死人が出るぞ。
発情期以外の日は普通に良い人。人じゃないけど。


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比那名居天子は電気マッサージ器派

最近シンプルさが足りない事に気が付いた。
もっさり小説もいいですがつるつる小説もいいですよね。

なにがもっさりかつるつるかだって?はっはっは。

いつも見てくださりありがとうございます。
これから投稿期間がもさもさ伸びていくかもしれませんが、
また一話から見ながら待っていてくださいな。


ところで関係ない話ですが要石を抜いたり挿したりすることが出来るのは比那名居の一族だけらしいですね。まあ関係ないんですが天子はどMに描かれることが多いですが(個人感)。
関係ないんですけどどうやら抜いたり挿したりは得意のようですね。
関係ない話ですけど。


「あ~。退屈ねぇ。」

 

ここは非想非非想天、有頂天にある異界の桃源郷、天界。そこの一角で一人の少女が座り込んでいた。

 

「暇ー、ひまー、ヒマー。」

 

その少女は天人であったが、生まれつきの天人ではなく、修行を積んで天人になった訳でもない。いわばオマケのような扱いで天人になったのだ。

 

つまり厳しい修行を積んで天人になった訳でもないこの少女は己の欲望を捨てておらず、日々自由奔放に。悪く言って身勝手気ままに生きていた。

 

その上天界には身に迫る危険が無く、日々を歌って踊って遊び暮すだけの世界。変化が余りにも乏しすぎる。

 

欲を捨てていない少女が退屈で暴れまわるのも分からないでもない。

 

 

 

・・・だが、

 

 

 

「あーヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマ。

お、今の早口新記録じゃない?」

 

 

 

余りにも言動に女らしい色気が無さすぎる。暇は少女からオンナを殺すのだ。

 

少。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「・・・というわけでげんそうきょうにきましたーいえーぱちぱちー。」

 

凄まじいまでの棒読みである。誰に向かって言ってるんだ。

 

「まあ、あの五月蠅いむらさき色か衣玖が出てくる前に散策と行きますか。」

 

天人の少女、比那名居天子は天界から落下するように逃走した。

 

雲を突き抜けていく最中に自分のお目付け役の様な影を見たが気のせいだろう。

 

多分気のせいだからさっさと隠れるとしよう。

 

 

「・・・まあ隠れると言ってもどこかに良さげな場所は~っと。・・・あ、そいえば。」

 

前に幻想郷に来た時に面白そうな場所について聞いたような。

 

「~~…。あ、そうそう、中有の道とか言ったわね。」

 

そこはなんでもいつも縁日のように祭り騒ぎらしい。暇をつぶせるに違いない。

 

「・・・で、どこだっけか。」

 

肝心な事を覚えていない。もしくはそもそも聞いていなかったか。

 

「あ~。折角目的が出来たのにそこに行けないのはイライラするわね。」

 

とりあえず適当な奴捕まえて道案内させようか。そう思った時に

 

 

「・・・ん?ちょうど良い所に変な奴発見。聞きたい事は体に聞けってね。」

 

お前変な奴呼ばわりできるような恰好してないだろ・・・。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「・・・うわぁグロっ。人間にはこんなもの生やす人がいるのね・・・。」

 

「ちょっとそこのアンタ。」

 

「・・・ふぇ?」

 

青い髪に桃のくっついた帽子をかぶっている変な奴に声を掛けられた・・・えーっと、なんだコイツ。知らねえ奴だな。

 

「ふぁ、え、え?あ!」シュバッ

 

「?今何を隠したのよ。」

 

「こ、これは違うのよ、何でも無いものよ。」

 

「ふぅん、何でも無いものねぇ。じゃあ何でも無いものならちょっと見せなさいよ。」

 

「はぁ!、み、見せれるわけないでしょう!」

 

何でも無いものじゃあ無かったのか?この・・・あー。ホントなんだこいつ。

 

とりあえず朱鷺色の羽が特徴的だから朱鷺子と名づけよう。

 

「あっそう、じゃあいいわ。アンタ「さては無理やり奪い取るつもりだな!今度こそ絶対渡さないぞ!」・・・はぁ?」

 

天子には無理やり奪い取るつもりなんて無いし、ちらっと見えた物はどうやら本っぽかったので既にほとんど興味は無くなっていた。

 

中有の道とやらの場所を知ってるか聞こうとしただけなのに、どうやら朱鷺子は持っている物を奪いに来たのだと勘違いしたらしい。

 

今度こそ、と言っていることから過去に持っている物を奪われた経験があるのだろう。

 

本当幻想郷の奴らは話を聞かないな。

 

「あのね、私は別に「問答無用!弾幕勝負だ!!」・・・あっ、そう・・・。」

 

まあ弾幕勝負ならば吝かではない。適当にぶちのめして中有の道の場所でも聞くか。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

「ちくしょう!覚えてやがれ!」「ああ、行っちゃったわ。」

 

しかも見事な捨て台詞まで。天子も思わず関心して見送った。

 

「あ~、結局中有の道の場所聞き損ねちゃったわ。まあいいか。」

 

朱鷺子は天子が思ったよりも弾幕勝負が強かった。結局勝利したが。

 

「ま、中々に楽しめたから良いとしましょう。さっさと次の奴見つけないと・・・あら?」

 

先ほどまで朱鷺子がいた場所に一冊の本が落ちていた。結局奪われてるじゃないか。

 

天子は、奪うつもりは無かったけど落ちてるなら仕方ない。と本を拾った。

 

 

「うーん。表紙からじゃ何の本か分からないわねぇ・・・。」

 

表紙には『なんだかよく分からないお薬でフタリの女がフタになっちゃう話』と書いてある。

 

「フタ?蓋?なんでそんな物になるのよ?」

 

興味が沸騰しかけの水の様にぷつぷつ湧いてきた天子はとりあえず中身を読んでみる事にした。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

「はぁぁ、またあの不良娘が何処かに行ったのかぁ、仕事増やさないでほしいわ面倒くさい。」

 

幻想郷の空を竜宮の使いである永江衣玖が飛んでいる。当人は嫌々不良娘とやらを探しているが、何時もマトモに仕事してないんだからこういう時くらい真面目にしなさい。

 

「あーもう、神社の方にいなかったし、今話題の男の元にもいなかったし。本当に何処に居るのかしら。・・・今度はっしんきとやらを河童に頼んで付けてみるのも良いかもしれないわね。」

 

河童製の発信機。今ナニやっているかすらバレそう。幻想郷にプライバシー保護の観点などないのだ。

 

「・・・はーあぁ、どーこにいるんでしょーぉーねー、っと。見つけました。」

 

特徴的な青い髪が地面に座り込んで何やら持っている。本でも読んでいるのだろか?

 

「全く、本読むくらいで一々天界から脱走するんじゃないですよ。」

 

※天界に本だなんて娯楽は無い。

 

衣玖はとりあえず不良娘に近づいて行った。

 

 

 

 

キュピーン「む、私の空気を読む力がこっそり後ろから回り込めと言っている。」

 

そうだな、能力がそう言うのならば仕方ないな。

 

そういうわけで後ろからこっそりと気配を消して近づく。

 

 

 

 

「うわぁ、何よこれ…なんで女の人にこんなもん生えてんのよ…。」

 

「嘘でしょ…。女同士なのにこんな…。うわぁ…。」

 

「…コレもしかして気質を操ってみたら生えてこないかしら…。」

 

 

 

 

 

「出来たわ。」

 

 

 

 

「おおぉぉぉ…。思ったより気持ち悪い造形してんのねぇ。」

 

「・・・ちょっと触ってみるか。いいわよね、自分から生え出て来てるんだから。」

 

「っ!こ、これはちょっとシャレにならないわね。なんだか変な感じ。」

 

「・・・。戻らないわ・・・。どうやって戻しましょ…うん、仕方ない。これは仕方ない。」

 

「・・・とりあえず本に書いてある通りにイッパツ射出してみましょうか。」

 

「なにを射出するんですか総領娘様?」

 

「そりゃ勿論ちん・・・え・・・衣玖・・・?」

 

「はい。私です。」

 

「いいいい何時から見てたのかしら?!」

 

「なんで女の人にこんなもん生えてんのよのくだりですが?」

 

「ほぼ全てじゃない!早く声を掛けなさいよお!!なにのぞき見してるのよ!!!」

 

「のぞき見も何も・・・。ところで総領娘様。」

 

「なによ馬鹿衣玖!だいたいアンタいつも

 

「いい加減ソレから手を放して仕舞っていただけますか?」

 

 

「・・・はぇ?」

 

 

「ですから総領娘様の股から生えてる物から右手を放し、下着をはいてスカートで隠してくださいと言っているのです。いい加減話がし辛いので。」

 

「・・・ッッ!!!!!/////」

 

 

 

 

 

 

 

                           「全人類の緋想天」

 

 

 

 

 

 

 

また幻想郷の一角が吹き飛んだがもはやいつもの事かと一部の天狗以外は騒がなかった。




爆発オチってサイテー!
おいこれの何処がつるつる小説だってあ”あ”ん?!
てんこはつるつるだろいい加減にしろ!(自問自答)


とりあえず何でも操れれば生やすことが出来るというエロ本次元の風潮。

え?そんなモン無いって?    ・・・??


本当にどうでもいい話ですがエロ本次元で縁日と言えば草むらでおふ。っくですよねー。



(もはや恒例)補足


比那名居天子

てんこあいしてる。作者はパチュニストですが天ぷらも好きです。どぅでもぉいぃかぁ。
暇で退屈な天界に住まう不良天人。家族ぐるみの不良らしいよ。
余りにも暇すぎて一人遊びの開拓もやろうとしたが止めた。流石にそこまでイってないみたい。


朱鷺子

名前ないけどがんばってる子。かわいい。
本をよく読んでる。卑猥書物だって読み込んでいるに違いない。
名前ない癖に生意気にも弾幕ごっこの腕は強いみたいですねぇ。以上。


永江衣玖

面倒くさがりお姉さん。天子のお目付け役。なんでお目付け役をしているのかって?さあね?
出来る女だけどやらない女。きっと普段着はジャージ。
例え知り合いの女性の股から何か飛び出していても平然としている凄い人。


緋想の剣

生物・無生物あらゆるものに宿る『気』を操る。
ち○ち○生やすことが出来るのかって?エロ本次元だし出来るだろ何言ってんだお前。


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リグル・ナイトバグは胸派

何処かの変態男と同じという意味ではないです。

ところで東方振珍祭とかいう単語が頭から離れません。
ggってもあまり関係無いような検索結果しか出ません。
誰か助けてください。


そろそろ頭がヤバイことを認めるべきだろうか・・・。
それよりもネタがヤバイことを先に認めるべきだろうか?


「私だけ特定の相手が居ない。」「・・・えっ?」

 

ここは幻想郷の霧の湖。その畔。其処に少女が二人、膝を突き合わせて対面していた。

 

「ミスチーは『そろそろ子供が出来そうなの♪』とか言ってるしルーミアは『毎日求められて困っちゃうのだー♪』とか言ってるしアンタは大妖精と仲がとぉぉぉっても良いみたいね。」

 

片方は霧の湖をナワバリとし、近づいてくる人妖にとりあえず攻撃を仕掛けてみる氷の妖精。

 

「///そんな事いわれてもアタイ困るよ・・・。」「その余裕がムカツク!!」

 

もう片方は宵闇の妖怪よりも深い闇を背負っていそうな虫の妖怪。

 

「なんで私だけ相手がいないんだふざけんな!この前の発情騒動だって嬉々として人里に出向いたっていうのに誰も声を掛けやしない!なんで私はモテないんだ蟲だからか個の体形かこのズボンかそれともマントが悪いのか!チクショウめ今なら嫉妬妖怪にでもなってやるぞおおォォォ!!」「・・・えーと?」

 

闇どころではなかった。真っ黒だ。ブラックホールが逆に吸い込まれちゃうくらい黒だった。

光ってたら完全にアウトですな。蛍だから光るか。黒光り。

 

「・・・え?誰かに告白されるのを期待してたって事?」

 

「そうだよ悪いかチクショォォォォォォ!!!!!」

 

駄目だこいつはやく何とかしないと・・・。

 

 

 

 

 

「もうこの際チルノでいいや!抱いて!」「え、()だ・・・。」「ドチクショオオ!!」

 

チルノは馬鹿だが一つだけわかっていることがある。

 

 

 

コイツもう手遅れなんだろう。ということを・・・。

 

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「愛をくださいぃぃぃぃ。愛を恵んでくださいぃぃぃぃ。」

 

「・・・頑張れ?」

 

「その(あい)じゃねえんだよおおおお!」「(もうやだこいつ)」

 

チルノは今回ばかりは己の面倒見の良さを憂いた。同時に心の中でリグルに涙した。

 

「ちくしょうちくしょう。人間共は蟲である私を見ていい顔しないし、虫に理解のある幽香さんは顔を突き合わせてくれないし。」

 

「・・・何をしたのよ・・・。」

 

「え、この前幽香さんが道端でオ○ニーしてんの目撃しちゃったんだけど、」

 

「・・・うん?」

 

「まあボコボコにされたわけよ。」

 

「・・・うん。」

 

「事故とはいえ見ちゃった私も悪いかなーとは思ったのよ。」

 

「・・・うーん。」

 

「だから見ちゃったことを幽香さんに謝罪しに行って、」

 

「うん。」

 

「責任をとって幽香さんと結婚しようとしたの。」

 

「うん?」

 

「でも幽香さんは拒否するから、」

 

「・・・うんうん。」

 

「しょうがないから私のオ○ニー見せてお相子にしようと思ったわけよ。」

 

「・・・うん?」

 

「それでも幽香さんは止めてくるもんだから。」

 

「うん・・・。」

 

「幽香さんの名前呼びながら服を脱いだら殴り飛ばされちゃって。それ以来顔を合わせてくれないのよ。」

 

「・・・」

 

初めて友達を止めたいと、そう思ったチルノであった。

 

 

「お互いがお互いの秘密を共有するってよくある恋愛パターンじゃない?だから私もそれに則ってみようと思ったのに。話が全く違うじゃないか!」

 

氷の妖精からマイナスKの視線を受けているのに気が付かない蟲の妖怪少女はなおも熱弁をふるう。

 

「この前だって人間性欲魔人と名高い男とたまたまバッタリ出会っちゃったからこれはもう仕方ないなあって感じでウェルカムフェロモン出しまくりだったっていうのに苦笑いしながら逃げるし!」

 

誰でも逃げるわそんなん。

 

「もうなんか気持ち悪いブタみたいな男でもいいやと思って外来人にウェルカムフェロモン全開で飛びかかったら『近寄んなボケェ!』とか言われるし!」

 

当たり前だろう。

 

「この際人型でなくても良いやと思ってその辺の犬相手にウェルカムフェロモン爆発させて行ったら噛みつかれたし!」

 

いきなり逃げられなかっただけマシだと思え。

 

あとそのウェルカムフェロモンとか言うのやめろ。

 

「あーもーなんで私はこうもモテないんだ!子供体形でもフェロモン出しまくりだぞゴルァ!」

 

「死ねばいいのに。」

 

「え?なんだって!?抱いてくれるって?!」「言ってないよ!」

 

 

 

とりあえず霊夢に相談しよう。そう思ったチルノだった。

 

 

 

 

「うわあああああ誰か私の処○貰ってええええええええ!」




はい、ということでリグル回でした。どや?リグル可愛く書けたやろ?

バカルテットの中でも常識的に描かれるリグルつゃんを常識的に書いたらこうなるよなぁ?



(補足)どうでもいい


リグル・ナイトバグ

とってもかわいいほたるのようかい。ふぇろもんをあやつりむしをしはいするぞ。
見た目『だけ』ならスレンダー美少女なのだが如何せん目つきがデュエリスト並にヤバイ。
変態男共より性欲を持て余しているとってもヤバイ奴。
ちゃうねんほら!欠点があるほど魅力的って偉い人がゆうてたから!


チルノ

ぐう聖。ガンジーでも助走をつけて殴るレベルの変態相手に一言で済ます神対応。
抱いて、の意味を正しく理解している。大妖精ととぉぉぉっても仲がいい。
具体的には一緒に本(薄い)を読みあい、見せ合いっこ(意味深)するくらいの仲。
そのおかげか最近⑨からおバカくらいには変化していった。体形もちょっと変化してきた。


風見幽香

我慢の出来ない変人。人じゃないけども。同性愛は非生産的だと思ってる。NL派。
見た目だけなら超美人なんだけどなぁ~。
ドSスイッチとドS(性欲)スイッチの二つを持っている。接触厳禁。


人間性欲魔人
お尻派の人。リグルは見た目だけならギリギリ攻略対象だった。すぐ外れた。

ブタみたいな外来人
駄目な方の俺等。ダメな方でもダメだった。

お犬様
食べるのは嫌だったけど逃げられる気がしなかったから間をとって噛んだだけ。



あ、蛍ってメスも発光する種類もいるんですねぇ~。てっきりオスばかり発光するのかと。


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レミリア・スカーレットは人のモノを欲しがる

はぁーなんかかりちゅま!なおぜう様も好きだけどやっぱりカリスマ!なお嬢様も捨てがたい。
500歳児なおぜう様も好きだけど大人ロリなお嬢様も大好き。

もうなんかレミリアお嬢様好き。ぎゅってしたい。


 

・・・・・

 

・・・

 

 

 

ガララッ

 

「あっ、すみません今日は、と。」

 

 

「あら、何かあるのかしら?」

 

 

 

「いえ、お待ちしておりました。甘味処『アマキ』へようこそ。レミリア・スカーレット御一行様。」

 

「いらっしゃいませ。お席へ案内しますね。どうぞ、こちらに。」

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「いやぁーこういうしっかりとした所に来るのは初めてですねー。」

 

「美鈴も偶の休日くらいは女の子っぽくこういう所で甘味を楽しめばいいのに。」

 

「(その偶の休日にお嬢様にべったりベトベトな咲夜さんに言われたくはないなァ。)」

 

「あら、何か言ったかしら?」「いえ、なんでも。」

 

「あ~あ。パチュリーも研究なんて止めて来ればよかったのにぃ~。」

 

「ま、パチェが『あの』研究を中断してまで外に出てくるなんて予想できないけどね。」

 

「お姉さまはパチュリーがなにを研究してるか知ってるの?私には教えてくれないのに・・・。」

 

「・・・まぁ、フランは別に知らなくてもいい事よ。それより何を頼むか決めたかしら?」

 

「ん~、なんかいっぱい種類あって迷うなー。」

 

「ちゃんと全部食べられるのなら沢山頼んでもいいわよ。」

 

「本当!?やったぁ。」

 

 

 

 

 

「ご注文はお決まりでしょうか?」

 

「えーと、じゃあこのグルーミー金時黒糖玉あんみつと熱いほうじ茶で。」

 

「私はリトルクイーンホイップケーキに、そうねぇ・・・このケミカルブレンドの紅茶を。」

 

「はい。黒玉あんみつとほうじ茶、苺ケーキにブレンド紅茶ですね。」

「そんなミもフタもない略し方・・・。」

 

 

 

「お嬢様方は如何でしょうか。」

 

「えっとねぇー。このグランデフルーツのミッドナイトスペシャルブラックチョコレートサンデーにデュアルクランベリーのメルトアイストッピングとホットフルーツのホワイトチョコレートカジュアルにレヴィアタンティアーズとルナティックローズフレーバートッピングで。」

 

「「(何語!?)」」

 

「私はブラッディダイアモンドチップとルナティックローズフレーバートッピングのトリックスターナイトメアブロックパフェ、チョコレートソース多めにね。それとスカーレットクロスソースグルーミーサンデーホワイトデザート・バアルゼブルのクレイドルパフェ。あとフォーオブアカインドベンティーエクストラコーヒーバニラキャラメルへーゼルナッツアーモンドエキストラホイップアドチップウィズチョコレートソースウィズキャラメルソースアップルクランブルフラペチーノとかいうの。フラン、貴女飲み物はいいの?」

 

「あ、忘れてた。じゃあバニラクリームフラペチーノをベンティヘーゼルナッツシロップチョコソースブロークンブラックセサミエキストラホイップ追加で。」

 

「「(えっ呪文?)」」

 

 

 

「はい、かしこまりました。」「「(しかも伝わってる!?)」」

 

「あ、やっぱりヘーゼルナッツシロップじゃなくてモカシロップに変更で、あとクラッシュクランチホワイトローズパウダー足して氷少なめにしてね。」

 

「はい、了解しました。少々お待ちくださいね。」

 

 

ヒソヒソ「美鈴、今の何を言っていたか理解できた?」

 

ヒソヒソ「なんか・・・氷少なめなんだなって事しか・・・。」

 

ヒソヒソ「奇遇ね、私もそこしか分からなかったわ。」

 

 

「以外ねぇ、もっと頼んでも構わないのよ?」

 

「ん~?まあ二つだけでいいかなーって思ったの。」

 

「「(あんなに長い呪文唱えて二つだけ・・・だと・・・?)」」

 

「あら、そうなの。じゃあ私のをちょっと分けてあげるわ。」

 

「いいの!?わーい♪私のもちょっとお姉さまにあげるね。」

 

ワイワイ ワヤワヤ

 

 

 

「・・・ねえ、美鈴。」

 

「なんです?咲夜さん。」

 

 

 

 

 

「お嬢様に呪文でお菓子を求められたらどうしましょう・・・。」

 

「・・・頑張ってください。」

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「あ~美味しかったぁ♪」

 

「そう、連れてきた甲斐があったわ。店員、紅茶を持ってきなさい。」

 

「かしこまりました~。」

 

 

「美鈴、あの真っ黒だったあんみつなんだかよく分からないモノはどうだったかしら。」

 

「まあ、見た目には吃驚しましたけども、とっても美味しかったですよ。咲夜さんの、・・・あの、名状し難いイチゴケーキと紅茶はどうでしたか?」

 

「・・・まあ、かなり独特だったわね。美味しいには美味しかったわ。紅茶も初めての味わいがあったわね。折角だし、これを機に色々なブレンドを試してみるのもいいかもね。」

 

「・・・だからといって何時かみたいにお嬢様を実験台にしないでくださいね。かなり不機嫌なお嬢様の相手をさせられるのはいつも私なんですから。」

 

「あら、私はちゃんと自分で味わってからお嬢様にお出ししてるわよ。ただもしかしたらソレがお嬢様の好みの可能性があるかもしれないって思っただけで。」

 

「可能性があるかもしれないってそれほぼゼロですよね。」

 

「あらあらうふふ。」

 

「ちょ、咲夜さん。本当に勘弁してくださいよ。不機嫌なお嬢様の相手は本当に死んじゃうかと思うんですからー。」

 

「大丈夫よ。頭にナイフが刺さっても痛いで済む美鈴なら平気よ平気。」

 

「いやいや、ナイフ刺すのも勘弁ですけど、それとは比べ物にならないほど危険なんですから。まだ全身にナイフ突き刺される方がマシなんですからね?」

 

「・・・?それは次からのお仕置きは頭じゃなくて全身を突き刺して欲しいっていう意味

「では無いです。」

 

 

 

「フラン、どうだったかしら?」「すっごく美味しかった!」

 

「血が入ってなくても美味しかったねぇ。」

 

「ええ、そうね。」

 

「ねえお姉さま?また連れて来てくれる?」

 

「そうねぇ、お勉強をちゃぁんと頑張れば考えてあげるわ。」

 

「え~?お勉強やだぁ。そんなのより遊ぶ方が楽しいんだもん。」

 

「あらそう。じゃあ貴女は此処に来るのはもうこれっきりということでいいのかしら?」

 

「う”っ。・・・じゃあちょっとだけ頑張る・・・。」

 

 

「お待たせしました。紅茶です。」「ありがとー。」

 

「・・・ねえ、貴方?」「・・・えっ。僕ですか?」

 

「ええそうよ。貴方ウチで働くつもりはないかしら?毎日美味しいスイーツが楽しめるのは素敵だと思うの。」

 

「いやぁハハ、僕はこの店から離れるつもりはないですよ。」

 

「あら?貴方にも悪い話ではないと思うのだけれども、仕事は毎日甘味を作るだけ。お給与だって弾むわよ?」

 

「やぁ、魅力的な提案なんですが・・・。でも甘味ならメイドさんも作ってくれるでしょう?」

 

「(最近は太りますから。って言ってあんまり作ってくれないのよ・・・。)」

 

「え?なにか言いました?」「いいえ、なにも。」

 

「貴方の作るスイーツは独特で見てるだけでも楽しいわ。もちろんとっても美味しいというのは言わずもがなね。」

 

「ハハ、そんなに評価していただいて・・・照れちゃいますね。」

 

「ええ。それがウチで食べられるようになったなら何も言うことは無いのだけど。」

 

「やや、勘弁してください。」

 

「・・・ふぅん?じゃあ・・・」グイッ「え、ちょ」ガバッ

 

「・・・レディにいきなり抱き着くのは紳士のすることではないでしょう?」ニヤニヤ

 

「い、いや。レミリア様が引っ張ったんじゃ」「(ねえ。)」

 

「(アッチの方を見てごらんなさい?)」「(アッチ・・・?)」「(美鈴の方よ。)」

 

 

 

「(あの娘。イイ躰しているでしょう?あれでまだ未経験なのよ。)」「?!」

 

 

「(男なら誰だって自分色に染めてみたいと。そう、思わないかしら?)」「・・・」ゴクリ

 

「(ウチで働いたらあの娘もついてくるんだけども。)」「・・・」ピクッ

 

「(咲夜もそう。あの娘は私が命じたならば何でもしてくれるわ。)」「(・・・それは)」

 

「(咲夜の心は私のモノだけど、カラダなら好きにしてもいいのよ?)」「!!」

 

「(メイドに男を教えてみたいと。そう、思わない?)」「・・・」ピクピクッ

 

 

「(・・・それとも)」「(・・・?)」

 

「(フランにもシたいって思う?)」「!?」

 

「(あの子はまだまだ様々な事を勉強中なの。もちろん、オトコについてなんて知らないわ。)」

 

「(オトコについてなぁんにも知らないフランに、イロイロ教えてみない?)」「ック、フ、」

 

 

「(想像した?美鈴にイヤラシイ事したり、咲夜にイヤラシイ事させたり、フランにイヤラシイ事教えたり。ねえ?)」

 

「(っ!そんな、事は・・・!)」

 

 

「(じゃあ私の脚に当たっているコレはなあに?)」グリグリ

 

「っ!っくぁ!」

 

 

「(ふふ、ねえ。もしかしてコレはワタシに欲情してるのかしら?)」

 

「(!そんな、ことは「(いいわよ?)」・・・え?)」

 

「(貴方がウチで雇われるんじゃなくて飼われるというのならいいのよ?ペットの始末は飼い主が責任を持ってシないとね。違うかしら?)」

 

「あ、あうぅ。」

 

「お姉さま?何をしてるの?」

 

「うん?今この男をウチで雇う交渉をしているところよ?」

 

「え?てことは家でもアレが食べられるの?!」

 

「ええ、そうなるわね。コイツを雇えたならの話だけど。」

 

「本当?ねえお兄様♪私達のお家に来ない?なんでもしてあげるよ?」「!?」

 

「(ほぉら、フランもこう言っている事だし、ウチに雇われる?それとも、ペットになりたいのかしら?)」キュッ

 

「(っ!ぐっ。は、放してくださ、うぅっ!)」

 

「(あらぁ?放していいのかしら?貴方のココはもっと構ってほしそうにしているのに?)」キュッキュッ

 

「(っ~~!や、やめて、くださ、あ、はぁっ。)」

 

「(ふうん、そんなにモノ欲しそうに私の指を舐めている癖に。こっちは素直にしてる癖に。生意気なクチね)」

 

「(んくぅっ!はぁっ、あっ、っく!)」

 

「お兄様?大丈夫?なんか顔色悪いよ?」

 

「あらあら、フランは優しいわね。(ねえ、どうする?どうしたい?可愛いフランの前で情けなくビクビクして。)」

 

「(っ!っ~!っもう、許してぇ、やぁっ。)」

 

「(堪え性のないヤツね。まあいいわ。貴方がウチで働きたいと言えば許してあげるわよ?)」

 

「(っ!くぅ!ふっうぅ!この、悪魔め・・・!)」

 

「(ふふふ♪悪魔ですもの。それともし、ペットに成りたいと言えば、私が直々にドロドロにしてあげるわよ?)」

 

「!!?」ビクン!

 

 

「お兄様?大丈夫?ウチで働く?」「それともウチで飼われたいかしら?」

 

「あ、ああ。うああ・・・。」

 

 

「「どうしたいの?」」

 

「あっあっああぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

『こちらセットの珈琲になります!!』ドンッ!

 

 

 

 

「「・・・」」「ハァ~ッ。ハァ~ッ。」

 

 

 

 

「そんなもの頼んでないのだけれども。」「いえ、こちらはセットですのでどうぞご遠慮なく!」

 

「ミルクは?砂糖は?」「当店自慢のビターなブラックでどうぞ!」

 

 

「・・・あ。ミカンさん・・・。」「あなたはこっちに来る!」「ふゃい!」

 

 

 

 

「・・・ちっ、もう少しだったのに。」「よくわかんないけど、なんだか後もうちょっとでペットになった気がするねー♪」

 

アハハ ウフフ

 

 

 

 

 

「・・・え~っと?」

 

「ああ、咲夜さんは『あの』お嬢様を見るのは初めてでしたか・・・。そうですよね、かなり衝撃的過ぎますよねぇ。」

 

「(ちぇ、折角の良い運命を逃したみたいね。)まあいいわ。今日は帰りましょう。」

 

「はーい、また来ようねぇ♪」「ちゃんとお勉強したらね。」「ぶぅー。」

 

「はい、ごちそうさまでした。・・・咲夜さん、行きますよ。」

 

「・・・え、あ。そうね。えっと、お代ここに置いておきますね。それでは。」

 

 

「はーい毎度ありがとうございまーす♪(二度と来るな)」

「またのお越しをお待ちしております…。(ミカンさん抑えて抑えて、お得意様だから!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「塩!塩を撒きなさい!」

 

「ミカンさん!上客!上客だから!ちょっと問題あっても理解あるお客様だから!」

 

「やかましい!だいたい何時まで大きくしてるの!お仕置きが必要みたいね!」「あふん♪」

 

 

 

 

「・・・騒がしいお店だったねー。」

 

「ええ、そうだったわね。でも、中々に面白かったでしょう?」「うん!」

 

 

「(お嬢様お嬢様お嬢様……)」「咲夜さん、慣れです。物事は慣れることが一番です。」




あー。しこしこ書きすぎてもげそう。お嬢様助けて。愛してる。

甘味処『あまき』 甘い木 某

メニューの名前はほとんどが入り婿さんが考えた。いまだに中二病くさいな。
大変だったんだぞ。メニュー名考えるの。



(むしろ流行れ)補足


レミリア・スカーレット

幻想郷で最もお嬢様。ざ・もすと・おぜうさま。お前のものは俺のもの。
見た目は幼くても凄い強い悪魔。チラ見しただけですごい名前のパフェ暗唱できる。
誰かのモノと聞いたら欲しくなる。博麗の巫女も欲しがってる。


フランドール・スカーレット

幻想郷で最も悪魔。ざ・もすと・ぷりちーでびる。無邪気な悪意。
見た目はあざとくても凄い強い悪魔。姉の血を引いてるだけある。流石。
悪魔だけあって相手の望む事を本能で知ることができる。お兄様♪


紅 美鈴

幻想郷で最も中国。おお、ほんめいりんで一発変換できた。スゲェ。
鍛え上げられた四肢とおっぱいとお尻は里の変態ブラザーズも思わずにんまり。
オ○ニー?そんなことより鍛錬だ!を地で行くぞ。性知識はあまりないもよう。


十六夜 咲夜

幻想郷で最も冥土。咲夜さんのおとぼけで美鈴の体力マッハ。強く生きろよ。
お嬢様の命令ならば何人でも子供を産みましょう。でもできれば第一子はお嬢様の…。
今日は例の日が過ぎてまだ溜まってないもよう。


仲田美柑

幻想郷で最も甘味屋。エロい人妻で里の男の股間がマッハ。でも一途なの~。
和菓子なら右に出るものは居ない!でもネーミングセンスが壊滅的だからメニュー名は夫任せ。
あの後しばらく喘ぎ声が聞こえ続けたそうな。具体的には次の日まで。


仲田理斗

幻想郷で最も絶倫。如何にもモテモテハーレムそうな名前だな!狙ってなかったのに!
洋菓子なら自信があるぞ!でもネーミングセンスが凄いから外のチェーン店から名前を頂く。
理斗君が上位になることはないんだろうね。何が上位かって?あははー。
外の世界にいたころはたぶんス○バの店員だったんじゃねえの?


リトルクイーンホイップケーキ
とても小さいホールケーキにクイーン苺とホイップクリームふんだんに乗せた物。名状し難い。

グルーミー金時黒糖玉あんみつ
白玉ならぬ黒玉に黒糖あんみつをかけ小豆を乗せたもの。グルーミーとは暗い、憂鬱な的な?

グランデフルーツのミッドナイトスペシャルブラックチョコレートサンデー
果物盛り盛り、バニラとミントとチョコレートアイス増し増し、さらにチョコレートソースいっぱい、サクサクビスケットを乗せてどうぞ。お好みでトッピングが選べます。

ホットフルーツのホワイトチョコレートカジュアル
熱々のフルーツにホワイトチョコのフォンデュ。カリカリとしたトッピングがおすすめです。

トリックスターナイトメアブロックパフェ
口の中でパチパチ弾けるアイスにコーンフレーク、ブラックチョコレートinバニラソフト。プリンが乗っかってさらにその他諸々。刺激的な驚きをあなたに。

スカーレットクロスソースグルーミーサンデーホワイトデザート・バアルゼブルのクレイドル
パフェ
最も長いメニューでございます。バニラソフトにバニラアイス、チョコレートとイチゴのソースをグラスの中で芸術的に混ぜ合わせ、優しくクッキーを添えました。ゼブルは崇高な、クレイドルは揺り籠。


スカーレット姉妹は悪魔だからス○バ呪文くらい呼吸をするように唱えることができる。
パチュリーはもっとすごい呪文を唱えることができるが、喘息持ちだからス○バまで行けない。


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上白沢慧音はこっそりコスプレ派

慧音先生と先輩後輩ごっこ(性的な意味で)がしたいなぁ!切にそう思います。
誰か描いて!

え、言い出しっぺの(ry


おっふ、お気に入りが50件超えてる!いつも御覧頂きありがとうございます。
よーしこれからも頑張ってシコシコ書くぞぉー・・・・・・ネタがネェ。


あー何処からかネタが降って来ないかなー。具体的には好きなキャラとシチュが降って来ねえかなー。こかん的にぐっと来るものだったらスグにでも書くんだけどなー(他力本願

・・・あ。ちゃんと自分でもネタ絞り出すんで・・・許してぇ。


「この馬鹿者め!」「ギャー!許してせんs」ゴンッ!

 

ここは人里の寺子屋その一角、教室の中で大きな音が鳴り響いている。

 

「お前もか!馬鹿者!」「ちちち違うんですよこれh」ゴンッ!

 

また鳴り響いている。何をしているかと言うと寺子屋の教師の一人が子供達に愛のムチを振るっているのだ。決して暴力を振るっているのではない。決して。

 

「ええいお前もか!」「暴力は良くないと思うなぁ!!」「これは暴力ではない!」ゴンッ!

 

・・・うん、暴力ではないよ。たとえ振るわれた相手が床ペロしていても暴力ではない。

 

そもそもなぜ教師が子供相手に暴力を振るっているのか。あ、暴力っていっちゃった。

 

「お前等!勉強に関係無いものばかり持ってきて!反省しろ!」

 

「ちがうぞケーネせんせ!これはせんせのタイクツなジュギョーじかんをなんとかしようと」

 

「言い訳無用!」「」ドゴスッ!

 

まあ、子供達が寺子屋におもちゃやゲームを持って来ていたからしょうがないね。鉄拳制裁

・・・いや?鉄頭制裁?

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

上白沢慧音は寺子屋の教師である。専門は歴史だが、国語や算数なども教える。とはいっても別に一人で寺子屋を回しているわけでは無い。 慧音先生の他にも教師はいる。

 

とはいっても常勤ではないバイトみたいなモノだが。

 

それに時々理性のある存在が臨時で教師を行ったりするから様々な勉強が寺子屋で学べる。

 

とはいえ、今の寺子屋に教師は上白沢慧音しか居ないが・・・。

 

「・・・はぁ。全くこんなにも授業に無関係な物をよく持ってこられたものだな。」

 

「へへっ、どうってことないぜ。」「褒めて無い!」ゴン!「イテェ!」

 

「これら全て没収します。」「「「「エエ~ッ!」」」」

 

「酷い!」「横暴だ!」「ツマンネージュギョウしやがって!」「よーし楓太後で教室裏な。」

 

女性が内心で気にしていることを大きい声で言うと大抵碌なことにならない。覚えておけ。

 

・・・しかし、この女性は教師。子供達から取り上げるだけではなく与えることもするのだ。

 

 

「ハァ・・・さて、そんなお前たちに朗報だ。」「ロウホー?」

 

「コレ等は私が預かる。だが条件次第で返してやろう。」

 

「本当!?」「おっしゃ!」「はよ返して欲しい。」「ジョーケンってなんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

「このテストで満点を取れたら返してやろう。」「 」「 」「 」「 」

 

そう、子供達から希望を取り上げ、絶望を与える。教師ってえてしてそんなものですよねぇ…。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

「・・・やれやれ、あいつ等には困ったものだ。」

 

場所が変わって寺子屋の教師用の準備室、兼歴史の編纂室。そこに没収した物をとりあえず置いていた。

 

「とりあえず没収した物は整理するか。・・・これはトランプか。こんなモノ寺子屋に持って来てどうするんだ・・・。うん?絵柄が変だな・・・。」

 

いわゆる手品用のトランプだろう。どこぞの銀髪の半妖に持っていけばそこそこの値で売れるに違いない。まあ子供の私物だから売らないけど。

 

 

「・・・麻雀パイって、お前・・・。」

 

知らない人に説明すると麻雀とはとにかく五月蠅いゲームである。隠れてやるに向かない。

 

 

「・・・?なんだこの金属性の二つの輪は。取れそうで取れないな・・・。むむむ?」

 

知恵の輪だ。うまい具合にねじったり引っ張ったりすると気持ちいいくらいにスポンと離れる。

 

「………と、取れない。」

 

けーね先生って色んな意味で頭固そうだよな(笑)

 

 

ガララッ

「オイーッス、慧音先生。お尻揉ませてー・・・ってなにやってんスか?」

 

「おお、心音(びーと)か、尻はもう揉ません。ちょっとコイツを外してみようとな・・・。」

 

「ん~?なんだコレ。ちょっち貸してください。」「ああ。ホラ。」

 

「よっこいしょっと。」心音が慧音の隣に腰を下ろす。

 

「・・・心音。お前もおっさん臭くなったなぁ。」

 

カチャカチャ「ヒデェ。まだピチピチの20代なのに。ところであのバカルテット共は何してんスか?なんかヒィヒィ言ってましたけど。」

 

「あいつ等がコレ等を持って来ててな。罰としてテストをやらせている。・・・あ、そうだ。折角来たんなら心音があいつ等の監督をしててくれないか?」

 

「えー?・・・お尻揉ませてくれたら「奥さんに言いつけるぞ」やめてー。最近なんかカリカリしてるから火に油を注ぐのはやめてー。」

 

なんで嫁さんはカリカリしてるんでしょうねぇ(ゲス顔)

 

「なら始めっからそんなこと言うなって言ってるだろう・・・。あれ?心音お前それいつの間に外したんだ?」

 

「いつの間にって・・・さっき先生が余所見してる間に。」

 

「・・・どうやって外したんだ?」「いや、どうやってって普通に・・・」

 

 

「・・・」「・・・」

 

男の顔がニヤついてきた。

 

 

 

「じゃあ俺アイツラの監督してきまーす。」「ちょっ!ちょっと待て!コレ外したままじゃ拙いだろ!」

 

「いやいや、それくらいなら簡単に戻せますよ先生。」

 

「いやいや!簡単ならササッと戻してくれればいいだろう!」

 

「いやぁー。俺に出来る事は先生にも出来ます。ガンバ♪」「うわすげえムカツク」

 

「そいじゃ。」「ちょ、待てっていうのに」ガララピシャッ!

 

 

「・・・」

 

 

 

「どどどどうしよう生徒から没収した物を壊したって言われたら・・・・。」

 

 

 

 

「・・・」グルグル

 

 

 

 

 

 

「見なかった事にしよう。」

 

最低である。

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

「そうだ、没収した物の整理を続けねば。」

 

現実逃避かにゃーん?でもすぐにでも現実に追われる羽目になるぞぉ。

 

「ふむ・・・これは漫画か?また随分と沢山持ってきたものだな・・・。」

 

表紙からしておそらく少年向けの漫画雑誌が何冊も並んでいる。授業中に隠れて読んでいたに違いない。

 

「・・・これでテストの点が悪かったらもう一発ほどいっとくか・・・。」

 

酷い!自分の教え方が退屈なのを棚に上げて!

 

 

・・・と何処からか聞こえてきそうだなぁ。え?(地の文)が言ったわけでは無いよ。

ホントダヨー。

 

 

さて、そんな漫画雑誌たちの中からひと際異様なオーラを発している物が有った。もちろん慧音先生もそれを感じ取っていた。異様な、とはいっても妖気の類ではない。

 

「・・・?なんだコレは。本にしては薄いな。表紙も何も書いていない。」

 

慧音先生でもついつい思わず生徒の私物である本を開いてしまった。

 

 

 ◇

 

 

「や、やめてください先生。こんなの・・・」

 

「フフフ、口ではそういってもこちらは正直じゃないか。ほらほら、今から保健体育の実習をするんだ。しっかり目に焼き付けておくんだぞ。」

 

「や、やめて・・・。」

 

「ほら、しっかりと見ろ。書物ではない、本物の女の部分だぞ?」

 

「あ、ああ・・・」

 

「ふふふ、見ただけでビクンビクンして・・・仕方のないヤツだなぁ。さあ、先生の此処にお前の

 

 

 ◇

 

 

「・・・」

 

・・・

 

 

「(凄いモノを見てしまった・・・。)」

 

いやぁー慧音先生は生徒の持ち物のエロマンガ見ちゃってまぁ。

 

「(しかもなんだあの登場人物は!どことなく私に似ていたじゃないか!)」

 

「(こんなモノ没収だ!絶対返すわけにはいかん!)」

 

少年からエロ本をブン盗るとかサイテーだな!

 

「・・・」

 

 

 

 

「ご、後学のため・・・後学のためだから・・・もうちょっと・・・。」

 

その言葉を待っていたぜイヤッホォォゥ!

 

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

 

「・・・結局最初から最後まで見てしまった・・・。」←自己嫌悪中。

 

・・・っち。結局見ただけかよ。

 

「・・・生徒と・・・か。」

 

 

 

「いやいや、考えられんな。相手はまだ小さな子供だし・・・」

 

うん?小さな子供だし?・・・じゃあ大きな生徒さんならどうですかね。

 

「・・・」

 

 

 

 

「///いや、いやいやいや。拙い。拙い拙い。不倫は拙いだろう流石に/////」

 

おやおやぁ~。つまりそれは不倫じゃなかったならば問題はなかったと?

 

「いやいや、不倫云々の前にあいつ等は私の子供みたいなものだぞ。それを」

 

子供みたいなものでも血が繋がってないなら問題ないよね!

 

「・・・」

 

 

 

 

「/////」

 

なあに、大丈夫大丈夫。嫁さん達は不倫には寛大だから、むしろ仲良くなれるって。

 

「い、いや。でもだな・・・」

 

長い独り身で溜まってるんでしょう。一晩のお供でもおっけーね。

 

「///………?」

 

そういえば慧音先生とモコタンって仲良しだったじゃない?なら大丈夫大丈夫。

 

「・・・」

 

そうだね、いつも1on1だったし偶には3人でも

 

「そんなところで何やってるんだ相棒?」

 

あ。

 

「・・・」

 

よ、よお相棒。いまちょっと良い所だから戻っててくんね?

 

「良い所って。・・・まあいいけどよ。ほらほら、お前らもさっさと戻ってテスト終わらせろよ。」

 

悪いな相棒。今度一杯奢るぜ。

 

「ん~にゃ。それには及ばねえ。それよりいいのか?」

 

なにが?

 

「先生」

 

・・・・・・あ。

 

 

 

 

「・・・じゃ、俺ガキ共のお守しなきゃ。」待って待って!死ぬときも一緒って言っただろ!

 

「今のお前死なねえじゃん。」あ、そうだった。

 

 

 

 

 

 

「じゃあの」ガラガラピシャッ!待ってええええええええ!助けてえええええええええええ!

 

 

「おい。」ヒュイ!・・・なんでしょうかけーねせんせ。

 

「いつからだ?」・・・イツカラ?

 

 

 

 

「いつから覗いていた?」・・・

 

 

 

 

さ、最初からです・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、ちょ。今昼!?しかも満月の日じゃない!!?なんで角!アイエエエ!角!!ツノナンデ!死ぬ!死ぬから!不死でも死ぬほど痛いものは痛 caved!





一度はやってみたかった叙述トリック。トリックになってましたかね・・・。

すぐ隣に座ってもそれが当然であるかのような空気。なごみます。…あ、壁殴り代行ですか?



(どーでもいいですよ)補足


上白沢慧音

せんせぇ。モコタン嫁いでちょっと寂しい。怒りが有頂天になっても角生える。
里人A&Bを真心込めて育てた。下心満載になった。なんでや。
香霖堂でこっそりとコスプレ用の衣装を買っている。未だにモコタンにもバレていない。


守屋心音

ビートくん。尻マニア。子供の面倒見がいい。
この度嫁さんがようやく懐妊したそうです。パチパチ。でも本人達気付いてないわ…。
得意科目は歴史と保健体育。ご褒美と称して尻を揉むという魂胆だった。成功した。


蓬莱山栄吉郎

今回だけ地の文担当。最近ストライクゾーンがもきもき広がってる。下に。てゐの所為。
得意の隠形はもはや他の追随を許さず、相棒にしか見つけることは出来ない。何かなければ。
得意科目は国語と算数と保健体育。歴史では敵わんと他を鍛えた。ご褒美と称して(ry


バカルテット(人間ver)

山伏楓太筆頭悪ガキ共4人組。
韋駄天大将  楓太
奇術師見習い 陽魔
駆け出し博徒 イワオ
小さな叡智  小賢

一人一人はただの悪ガキだが4人揃うと手の付けられない悪ガキに変化するぞ!
融合して世界最強を目指せ!(ぇ


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東風谷早苗は色々気になるお年頃

早苗さんは二次創作ではいつもキャラぶっ飛んでますよね。
ウ=ス=異本だと○女でも非○女でもぶっ飛んでますよね。

別に何か意味があるわけじゃないです。


「・・・」

 

ここは妖怪の山にある神社、守矢神社。その一室。緑色の髪の少女が蹲っては何かを見ていた。

 

「・・・うぅ。」

 

緑髪の少女、東風谷早苗は気分悪そうにして足元の何かを見ている。

 

早苗は現在、一糸纏わぬ姿でなにか板のような物の上に乗り、そして蹲っている。

 

「・・・気のせいじゃないですよね・・・。」

 

裸で、板状の物に乗り、蹲っている。察しのいい方ならお分かりいただけるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「体重が増えてる・・・!」

 

自身の重さを測定しているのだ。ちなみに現在■■kgらしい。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「そう、体重計が壊れているだけ。きっとそうです。その筈です。」

 

現実逃避をしながら空を行く少女が一人。現在太り気味(健康的体重)の東風谷早苗。

 

最近の家電はすぐ壊れますねぇアハハと乾いた笑い声を上げながら魔法の森は香霖堂に向かう。

 

香霖堂にはいろいろなものが置いてある。それこそ外の世界のものでも。

 

そこならばきっと、家にある壊れている体重計よりマシな体重計が置いてあるだろう。

 

そう考えて山を下り、香霖堂に着いた。

 

 

 

 

*  *  *

 

 

 

 

神は死んだ。

 

 

いや、生きているけども。気分の問題だ。

 

何が起きたか。事の始まりはそう、香霖堂で体重計を見つけて試しに乗ってみたところから始まった。

 

もはや教科書でしか見ないような古いタイプのはかりだったから興味本位で乗っただけだった。

 

その瞬間

 

「おーっすこーりん、邪魔するぜ。お?早苗居たのか、何に乗ってんだぜこれ?」

 

「え?あ!ちょ、見ないでください!」

 

「おおっと、ハハーンなるほどねぇ。そーかそーか、お前も体重を気にするのか。」

 

「な、別に良いじゃないですか体重気にしたって!私だって乙女なんですよ!」

 

「お、おう・・・そだな・・・。」

 

「・・・何ですかその顔、文句があるのなら聞きますよ?弾幕ごっこの後で。」

 

 

「君たち、暴れるのなら店の外にしてくれ。」

 

「あ、すみません。」

 

「でもよ、意外だよな。早苗って見た目に反して体重が「奇跡パンチ!」うおお!あぶね!」

 

「マリサさん?体重の話はするなって私言いましたよね?」

 

「いや、初耳なんだぜ・・・。てか早苗お前キャラ崩壊しかけてるぜ。」

 

「うるせえよだぜ女表でろやぁ・・・!」

 

「あぁ、崩壊しきったか。」

 

 

 

 

そう、直視したくない現実を突きつけられて心に深い傷を負ってしまったのだ。

 

この悲しみはもはや人里の甘味処で癒すしかない。スイーツ(

 

 

 

 

そんな考えだから常に増量中であることにも目をそむけ続ける。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「ありがとーございましたー!」ガララッ

 

 

「・・・うん、明日。ダイエットは明日から頑張りましょう・・・。」

 

その台詞は是非ともハードモードミラクルフルーツホワイトナイツチョコレートデキシーランドサンデーを食べる前の自分に聞かせてあげなさい。

 

脂肪フラグですね分かりますって言って死んだ目をするだろうから。

 

 

「・・・た、たまには歩いて帰りますか。」

 

流石に自分の中の乙女が警鐘を鳴らしたのか、少しは運動する気のようである。いささか遅い気もしないでもない。

 

 

・・・と

 

「お?」「あら?」

 

人里の外で顔見知りとばったり出会った。

 

 

「そのふかふかおっぱいは・・・早苗さんか。」

 

「・・・人を胸で判断する貴方は栄吉郎さんですか。」

 

「Aさんと呼んでも構わんよ?」「お断りします。」

 

 

 

「しかし珍しいな。」「なにがです?」

 

 

「早苗さんが歩いているなんて。」「 」ピクッ

 

 

 

「・・・どういう意味でしょう?」「おおう、その妖精が一回休みそうな顔やめようか。」

 

 

「いや、言葉通りだけど。いつも短い距離でも飛んでいくじゃないか。」「うっ…」

 

心当たりがあるのか。そんなんだからダイエットする羽目になるんじゃよ。

 

 

「・・・ははぁん?さてはダイエットだな?」「ギクッ!」「・・・口で言わんでも。」

 

 

「そういえば早苗さんも元々外の人間なんだっけか。ならつい飛びたがるのも分かるぜ。」

 

「ええ、そうなんですよ・・・。・・・ん?『も』?」

 

「あぁ、知らないか。俺も実は外生まれなんだよ。」

 

「・・・・・・・・・え。」

 

「まあ此処に迷い込んできたのはまだガキの頃だったからな。幻想郷で生きてる時間の方が遥かに長ぇがね。」

 

「え、ええ!!栄吉郎さんって外の世界生まれだったんですか!?」

 

「ああ。なんか気がついたらコッチに居たわ。」「ノリが軽いっ?!」

 

 

 

 

「・・・栄吉朗さん。」「Aで良いってのに。」

 

「外の世界に未練は無いですか・・・?」「・・・」

 

 

 

「え、無いよ?」「えっ」

 

 

 

「え、いやいや。ある日突然幻想郷に来たんですよね!?それも子供の頃に!」

 

「ああ、そだね。」「軽いっ!」

 

 

「だったら!親とか、友達とかと何も言えずに別れてしまったのに!何で未練が「俺はよぉ」っ・・・。」

 

 

「この幻想郷(せかい)が好きなんだ。好きで好きでたまらねぇ。」「!!」

 

「確かに血の繋がった両親とは()ぁんも言えずに別れちまった。友達ともな。」

 

 

 

「でもよぉ、それでも俺には血の繋がってない親が出来た。魂を分かち合う親友が出来た。なによりも永遠の嫁が出来た。」

 

「無くなっちまったモンも多かったがそれ以上に得た物がデカかったからな。未練なんて持ってる隙間もねえや。」

 

 

 

「・・・それでも、一度は両親に会いたいと、話がしたいと思わないんですか・・・?」

 

 

「ん~まあ、そだな。結婚したわって報告くらいはしとかねえとなぁ・・・。」

 

「なら「まあ、なんの因果か永遠の命なんてモン貰っちまったからな。少なくとも親より先に死ぬことは無さそうだし、幻想郷にはあの世まで地続きだからな。両親が死んだ時にお参りついでに報告すればいいや。」・・・そうですか。」

 

 

 

「・・・あ~、あれだ。詳しくは知らんが早苗さんも外に両親や友人を残してきたんだろう?」

 

「・・・はい。」

 

「残してきたものを数えるより幻想郷で得たものを数えたほうがきっと多いぞ?」

 

「・・・」

 

「ま、掛け替えの無いものを置いてきたと思うが、きっと幻想郷に来なければ得ることも出来ないものだって多いさ。空を飛べたりとかな。」

 

「・・・」

 

「なあに、幻想郷は全てを受け入れてくれる。未練や、後悔も。」

 

「だから自分は残したものより多くのものを幻想郷から貰えばいいんだ。」

 

 

「な?」「・・・」

 

 

 

「・・・もう、分からない話して。」「む、分からないとは酷いな。これでも精一杯だぞ。」

 

 

 

「・・・ふふっ。ありがとうございます。」「ん?何の話かな?」

 

 

 

「ああ、なんだかスッキリした気分です。」「そうか、それは何よりで。」

 

 

 

「あ、なんだかお腹が空いてきちゃいました。なにか奢ってください♪」

 

「・・・いや、別にかまわねえけどよぉ・・・。」

 

「おや、何ですか?こんな美少女とデート出来るのになにか不服が」

 

「ダイエットどうしたし。」

 

 

 

 

 

「「・・・」」

 

 

 

 

 

 

「アシタカラガンバリマス。」「今日からがんばれよ。」

 

 

 

この後無茶苦茶ヘルシー料理食べた。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

「楽に痩せられるダイエット法といえばたった一つしかないな。」

 

「え!?本当ですか!是非教えてください!!」

 

「もちろん!セッ○スダイエッ「奇跡パンチ!」ゴベブッ」

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

「ただいま帰りましたー。」

 

結局人里で色々食べて帰ってきただけだった。しかも最終的に飛んで帰ってきた始末。

 

これは痩せませんわ。

 

 

「神奈子様~?諏訪子様~?居られないのですか~?」

 

今の守矢神社には早苗の他には誰も居ないらしい。珍しい。

 

 

「誰も居ないのですか~?」

 

 

 

返事が無い。

 

 

 

「・・・」

 

先ほどAさんとした会話を思い出す。

 

 

『いいか、普段使わない筋肉を刺激することで基礎代謝を上げ、痩せやすい体を作れれば幾ら食べても太らない。ならどうやって普段使わない筋肉を刺激するか。セッ○スでしょ。』

 

 

「・・・いやいやいや、そんな都合よくいく訳が・・・。」

 

 

『とはいえ行きずりの男捕まえて~って事は流石に無理か。ならば替わりにオ○ニーでもいいぞ。』

 

 

「・・・いや、いやいや。そんな事を・・・。そんな・・・。」

 

 

『ちなみに俺なら今からでも協力できる『奇跡パンチ!』グハァ!』

 

 

「・・・まあ、物は試しと言いますし。・・・ええ、とりあえず試しに。試すだけだから。」

 

 

誰に言い訳してるんでしょうねぇ。

 

 

そうして、守矢の風祝は自らの自室に入っていった。

 

 

・・・守矢神社に入り込んだ一匹の妖怪に気がつかずに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

驚けー!キャァァ!へっへっへーいつぞやの仕返し大成功!『八坂式大蛇ツイスト』!ギャフン










お久しぶりです。次の話でもお久しぶりになると思います。不思議ですね(

太ってる!→ダイエットしなきゃ!→セッ○スダイエットな把握。
の流れは完璧すぎる。



(どうしようもない)補足


東風谷早苗

さなパイ所持。体重が気になっている。食べたものは胸に回っているだけだから気にすんな。
暴走癖があるが、たまに外を思い出してしまう。「奇跡パンチ!」は確一技。
きっとそのうちチョロインになるに違いない。


こーりん

香霖堂店主。枯れかけている。


マリサ

乙女。多分。いい加減動物のおち○こ様から離れて人のを見るべき。


Aさん

里の大多数からAさんと呼ばれている。いい人だが変態。
言ってはいなかったが幻想郷が好きな理由にセクハラしても捕まらないからってのもある。


小傘

かわいいから許す。


ハードモードミラクルフルーツホワイトナイツチョコレートデキシーランドサンデー

おいしい、激甘、高カロリー。とダイエットの大敵。でもおいしい。


『八坂式大蛇ツイスト』

守矢神社秘伝の技。ただのコブラツイストと言ってはいけないらしい。


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河城にとりはマリニー派・・・?

待たせたな!え、待ってないって?ショボーン(´・ω・`)

にとりんはマリナーからクラスチェンジするみたいです。

パソコンはまだ復活してないけど何とか書きました許して。


ジジジーバチバチッ

 

ここは玄武の沢の一角、にとり工房の隠し扉を潜った先の更に下。設計者ですら特にヤバイと思ったものを作る専用の隠れた工房。そこに河城にとりは居た。

 

カァンカァンカァンカァン

 

現在明らかにヤバイ雰囲気を纏いながらナニかを製作している。そのナニかには河童の技術が詰め込まれていた。

 

ガスッガスッガスッ

 

ガリガリガリガリガリガリガリ

 

ゴギギャッ

 

ドドドドドドドドドドド

 

 

・・・これ何か解体してるって言ったほうが合っているような効果音だけど。

 

 

バリバリバリバリ

 

ギュィィィィィィィィィィィィジジジジジジジ

 

パァンパァン

 

 

「・・・ふぅ。よーし出来た。」

 

 

 

 

 

「いやぁー河童の技術の粋を集めた双頭ディ○ド作るつもりが・・・なんだこれ?」

 

いやほんと何を作ろうとしてるんですかね。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

徹夜のテンションって怖い。そう思うにとりであった。

 

「ん~と?確か私は魔理沙相手に使おうかなと思って機械的にチ○チ○生やそうと考えて・・・。」

 

もはやその発想がおかしいとは思わないのか。思わないんだろうな。

 

「肉体に融合させると取るの面倒くさいから簡単に取り外しできるようにしようとして。」

 

「でも限りなくリアルに近い快楽を得たかったから肉体じゃなくて霊体に繋げようとして。」

 

「霊体を捕らえる装置をかたっぽに着けようとしたらうまくいかなくて。」

 

「なんとかして霊体を捕まえる装置を作ろうとしたら魂の一部を覗く装置が出来たんだ。」←イマココ!

 

 

 

 

「いやどうしてこうなった。」こっちの台詞じゃ。

 

「思ってたのとは全く違うものが出来ちゃったけど・・・ま、いいか。」

 

そうだな、双頭○ィルド作るつもりがビデオカメラのような機械作ってるもんな。

 

「さてさて~?折角だし、これの具合でも確かめてみるか。えーっと、対象をレンズに収めて・・・とりあえず私でいいかな?ぽちっとな。」カシャッ

 

 

 

 ◆

 

 

マリサ!マリサ!マリサ!マリサぁぁあああわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!マリサマリサマリサぁああぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!霧雨魔理沙たんの金髪ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!地霊殿のマリサたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!

 

 

 ◆

 

 

 

見なかったことにしよう。

 

「・・・まあ、これはあれだ。魂の望みというか魂の叫びが見えるようになる訳だな、面白い。折角だしいろんな奴のでも見に行こうかな。」

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

あれに見えるは確か魂魄妖夢とかいう庭師。どれ、早速見てやろうか。さあ魂の叫びを見せろ!

 

 

 ◆

 

 

あ、あー。写ってる?いえーいピースピース。早速で悪いけどユユコ様とやら?お宅の妖夢ちゃんは今とある所で生活してますよー。いやー妖夢ちゃんってば俺たちと遊ぶのが楽しい楽しいって言って離してくれないんですよー。え?妖夢ちゃんが無事か知りたいって?いいよいいよー、見せてあげるよー。ほら妖夢ちゃん?画面の向こうにキミの大事な大事なユユコ様がいるよ?挨拶挨拶。

「ゆ、幽々子様。見えてますか?私もうすぐ赤ちゃんが生まれるんですよ。男の子かな?女の子かな?」

まあ俺らの誰の子かわかんねえけどな!そうそう、ガキが生まれるくらいになったら返してやるから。その時はヨロシクな、ユユコ様?

「大丈夫ですよ幽々子様。始めは怖かったですけどそのうちそんなことも考えられなくなるくらいにお馬鹿になっちゃいますから。」

そういうわけだから、楽しみにしててねー。じゃあねー。

 

 

 ◆

 

 

なんだこれ。

 

 

 

いやなんだよこれ!!!

 

人は見かけによらないとは言うが・・・まさかあんな堅物がこんな趣味とはねぇ・・・。

 

 

 

見かけによらなすぎるだろォがおいィィィ!!!

 

いかんいかん。初っ端からキツい魂の声だった。

 

しかしなんだか思ってたのと違うなぁ。魂の叫びというよりはただの性的嗜好の暴露というか妄想じゃないか。う~ん自分の時は・・・いや、アレは忘れよう。

 

どれ、とりあえず他の奴をあと何人か見て回るか。

 

 

 

*  *  *

 

 

 

お、夜雀が飛んでる。最近なんだが艶っぽくなっちゃってまあ。恋する乙女は、って奴か。

 

まあそんなことより魂の叫びを見せろ!

 

 

 ◆

 

 

全くあのバカは何時も何時もバカなんだから本当に人前でいちゃいちゃするのは止めてって言ってるのに止めようともしないしこの前のアレは本当に恥ずかしかったんだからふざけてんじゃないわよ全くまあ確かにちょっと良いかなとか思ったわよちょっぴりよちょっぴりだけよ本当に小指の先ほどよ本当に大体そういうのって二人きりの時にして欲しいのに全く本当に昔からムードってモノを理解してくれないんだから何がミスチーは何時でもどんな時でも可愛いよよバカなんじゃないの本当にそんな言葉でだまされる私じゃないんだから別にそのあと夜頑張ったのだって関係ないんだからもう偶には私にもリードさせて欲しいのにいつも私を振り回して本当に仕方のない人ね

 

 

 ◆

 

 

砂糖吐きそう・・・。

 

くっそ、あのオシドリ夫婦屋台以外でもいちゃいちゃしやがって末永く爆発しろ。

 

というか私はあの呉服屋の男に良い記憶が無いな・・・。

 

 

 

 

お?今度は妖怪兎が居眠りしてる。あんな所でグースカ眠って何してんだ?まあいい。折角隙だらけなんだ。お前の魂の叫びを見せろ!

 

 

 ◆

 

 

・・・あのーてゐさん?

「ん?どうしたウサ~?」

いや、珍しく膝の上でおとなしいからさ。

「おやあたしがいつも騒がしいみたいな言い草。」

騒がしいというかいつも人の上で激しい運動してるのはどなたでしたっけ?

「ん~?姫様かお師匠様じゃない?」

解ってて言ってるだろおい。いつもねっとりドロドロした攻め気なのによぉ。

「まあいいじゃん。偶には嗜好を変えてこうやって何もしないでゆっくりするのも。」

まあ、そだな。というか毎日が激しすぎるんですけども。

「そりゃー激しくしないとアンタふらっと何処か他所の女の所に行くじゃないか。今日だってこうしてアンタを拘束してるウサ。」

否定はしない。・・・が、おっかしいなぁ、不倫は許容されてるはずなんだけどなぁ。

「それでも一時とはいえアンタから離れるのは皆嫌なんさね。色男はそれくらいの器量を見せな。」

へーへー。じゃあばれない様にこそっと行くことにしますよ。・・・まあ、今日はゆっくりとお前を愛でることにするけどね。

「んふふ。それが良いウサ。」

 

 

 ◆

 

 

砂糖吐いた・・・。

 

何だよこの二連コンボ絶対殺しに来てるだろ。私が何をしたって言うんだ!

 

 

 

・・・そーだよ勝手に覗き行為してるよ悪いか!

 

 

 

 

ああ、今度は妖精が・・・。そういえば妖精にもこの機械使えるのかな。

 

なんだか嫌な予感がするけど・・・。

 

 

 ◆

 

 

チルノちゃん!チルノちゃん!チルノちゃん!チルノちゃぁぁあああわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!チルノちゃんチルノちゃんチルノちゃんぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!チルノちゃんの青髪の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!スク水のチルノちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!アイシクルフォールイージー決まって良かったねチルノちゃん!あぁあああああ!かわいい!チルノちゃん!かわいい!あっああぁああ!お○ん○ん生えてて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああああ!!ぐあああああああああああ!!!おち○ち○生えるなんて現実じゃない!!!!あ…スク水もアイシクルフォールイージーもよく考えたら…私 の チ ル ノ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!幻想郷ぉおあああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!大妖精なんかやめ…て…え!?見…てる?幻想のチルノちゃんちゃんが私を見てる?幻想のチルノちゃんちゃんが私を見てるぞ!チルノちゃんが私を見てるぞ!笑顔のチルノちゃんが私を見てるぞ!!夢の中のチルノちゃんが私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!私にはチルノちゃんがいる!!やったよレティ!!ひとりでできるもん!!!あ、メイド服のチルノちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあリリーぁあ!!ル、ルーミア!!ミスティアぁああああああ!!!リグルぅううう!!ううっうぅうう!!私の想いよチルノちゃんへ届け!!幻想郷のチルノちゃんへ届け!

 

 

 ◆

 

 

吐きそう。

 

 

 

いやふざけんなよおいルイズコピペは一作品に一回までって決まってるだろいい加減にしろ!!

(決まってない)

 

 

・・・最近新聞で氷精に男が出来たって書いてあった気がするが関係あるのかな・・・?

 

 

 

 

ああ・・・なんかすっごい疲れた・・・。帰ろう。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「あー全く、あんなモン見て頭痛が酷いよ・・・。おまけにまだ吐き気が・・・。」

 

さながら酷い二日酔いみたいだ。

 

 

 

「お、にとりじゃん。おいーっす。」

 

「・・・」

 

 

 

オロロロロロロロ

 

「ちょ!人の顔みて吐くな!幾らなんでも失礼すぎるだろ!!」

 

 

 

 

 

 

「あー気持ち悪い・・・。」「おいおい大丈夫かよ飲み過ぎた亀みたいな顔色してるぞ。」

 

「ああ、いやおまえが気持ち悪いなーって」「俺が!?」

 

 

ひっでぇ・・・と呟いている目の前の男は私の幼馴染?腐れ縁?であり数少ない男の河童である。

 

優男然とした見た目に工学の知識と技量は河童の中でもトップクラスのチート野郎だ。

 

私以外の女河童たちから言い寄られている所を何度も目撃しているが昔からこいつのクソみたいな性格を見続けた私からすれば何でこんな奴がモテるのか疑問に尽きない。

 

生ゴミの様な中身のゴミ袋にイケメンの生皮貼り付けて工学の知識を付け足した様なコイツは生意気にも言い寄ってくる河童たちをフり続けている。

 

『好きなヒトがいるんです。』

 

だってさ。そんな事言い続けてるくせに私に構いつづけるものだから余計な噂が立つんだろうにそんな事にも気が付かないクソヤローだ。

 

どうでもいいことだけど河童の内で伝わる魂魄機械融合学は元々コイツの発明だ。そんな所がムカツク部分に拍車を掛けている。

 

 

「にとり、お前ホントに大丈夫かよ。顔色が真っ青通り越して腐りきった尻子玉みたいだぞ。」

 

「五月蝿いお前仮にも女の子に向かって腐った尻子玉とはなんだボケ。」

 

「・・・自分で仮にもとか言うかなぁ・・・。」

 

余計なお世話じゃい。

 

「ほれほれ、いつまでもそんな死んだ虫みたいな動きだとキリサメとか言う女の子にも逃げられるぞ。」

 

「だれがゴキブリ女だ!」「そこまで言ってねえよたわけ。」

 

こんな風に気の置けないやり取りを出来るのは男の中ではコイツくらいなものだ。

 

だからこそムカツク。

 

 

「まあそこまで叫ぶことが出来るんなら大丈夫・・・かな?念のために家まで送っていこうか?」

 

「いいよ別に・・・近くに私のアジトあるからそこで休むし。」

 

「そうかい、お大事に。」

 

そういってあっさりと別れてしまった。ヒトの気も知らないでホントに・・・。

 

 

 

 

腹いせに離れていくアイツをレンズに収めて機械を起動した。

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

          にとりー!俺だー!結婚してくれー!

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

「ブボォフ!!」

 

むせる。いやむせた。

 

おいおい冗談も大概にしておくれ。このままだと頭痛のあまりに本当に倒れてしまいそうだ。

 

まさかよりにもよってアイツがそんな事を言うわけが無い。

 

 

そんな事を言うわけが無いんだ。

 

 

だからこれは機械の故障に違いない。直さないと。でも直す前にこの故障が再現性のあるものか試さないといけないな。

 

だから光学迷彩を起動しアイツに気づかれない様に近づきもう一度起動する。

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

      にとりと遺伝子まぜまぜしたい!!

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

「いい加減にしろやぁ!!!!!!」

「!!??」ビクゥッ!

 

 

 

「なんだよにとりか脅かすなよ・・・というかアジトに行ったんじゃないのか?てかその機械なんだ?」

 

「五月蝿いよボケが!お前好きな娘がいるんじゃねえのかよゴラァ!!」

 

「はぁ?!や、今それ関係なくねぇ?!てか何で知ってる「お前に知る権限は無い!!」どういうことだってばよ!!」

 

「いいから答えろ!お前には既に好きになってる女の子がいるんじゃないの!?」

 

「う。まあ、な。居るよ。」

 

「その娘と遺伝子まぜまぜしたいとか考えてんの!?」

 

「ファー!!なんでお前そのことを!??」「考えてんのかよ!!」

 

 

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

「い、いやぁ。俺も男だし?そりゃ女の子とそういうことしたいってチ○コが考えても仕方ないっていうか・・・。」「い、いや。私も悪かったよ・・・。」

 

 

 

「・・・で?」「・・・で?ってなんだよ。」

 

 

 

「その女の子の特徴は?」「・・・え?」

 

 

 

「お前の好きな女の子の特徴を言えってんだよ!私たち幼馴染でしょうが水臭いな!!」

「ええぇ!?!?」

 

「何だ!文句でもあるのか!言えない理由でもあるのか!!?」「あるに決まってんだろダァホ!」

 

「よーしお前が言わないって言うのなら私にも考えがあるぞ。お前が未だにオネショ「だぁぁぁ言う言う言います言いますからその話は忘却の彼方に消せぇぇぇ!!!」よし。」

 

 

 

「・・・え~っと。まあ、女河童だ。」「まあそうだろうね。」

 

「・・・涙色の髪が綺麗でな。」「ほう?」

 

「口がわりかし悪くて。」「ほうほう。」

 

「ちょいちょいゲスさが滲み出てて。」「ふんふん?」

 

「何時も大体光学迷彩スーツきててな」「はぁ、センスのカケラも無いね。」

 

「・・・」「・・・どうした。続きは?」

 

 

「ハァ。まあ、チビで、ペッタンコで、すぐ暴力に出るくせに人一倍臆病ですぐに調子に乗る奴で。」

「欠点の塊みたいな奴だね。」

 

 

「・・・」「・・・続きを。」

 

「・・・まあ、昔っからの付き合いで。」「・・・ふうん?」

 

はてさてさて?昔っからの付き合いって言うくらいだから私とも知り合いだとは思うんだがそんなヤツに該当は「鈍感が過ぎる幼馴染だバカヤロー。」

 

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

 

 

 

・・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファァァァァァァ!?!?!?!?!」「・・・うるせ。」

 

 

いやそれはおかしい。おかしい。絶対おかしい。

 

「こんなの絶対おかしいよ!」「おかしいのはお前の頭ン中だばーかばーか。」

 

 

河童の右ストレート。こうかは ばつぐんだ。

 

 

「何すんだ痛いじゃないか!」「う、うるしぇー!おおお前そえどころじゃぇんだよコッチは!」

 

噛んだ。

 

「おま、おま、お前何時からお前このやろうお前。」

 

「・・・気が付いたら。としか言えねえが・・・。まあ強いて言うなら大結界が張られる少し前くらいからだ。」

 

「おま、だって、お前、私、おま、ちょっと。」

 

「ああ、そりゃあお前が人間の。しかも女に靡いた時はそりゃあショックだったさ。俺が早く思いを伝えていればって思ったことも何度もある。」

 

「でも、お前、だって、私、おま、おま、私。」

 

「当然だろう。お前が好きになったなら幼馴染としてその恋を応援しないわけにもいかねえじゃねえか。」

 

「お前、何で。」

 

「何でもクソもねえよ。にとりとの何気ないやり取りだって好きだったんだ。告白でもして、もしフられたら?そう考えちまったら何も出来ねえよ。」

 

「おおお、いきなりお前、お前、お前。」

 

「別に突然じゃあねえよ。お前はさっき欠点の塊とか言ったけど俺からすれば愛らしさの塊だドアホ。」

 

「お!/////おおお前お前おまおおお!!!/////」

 

河童の右ストレート。こうかは いまひとつのようだ。

 

 

 

 

「・・・落ち着いたかよ。」「・・・うん。」

 

 

 

「いきなりこんな告白紛いなんてして悪かったな。」

 

 

「いや、コッチこそ無理に聞き出して・・・。」「ホントにな。」

 

 

う~

 

 

「そう睨むなよ・・・。可愛いじゃねえか。」「!!」

 

 

河童の右ストレート。こうかは いまひとつのようだ。

 

 

「バカ!バカバカ!!」

 

「カカカ。おぬしも可愛いものよのう。ん?」

 

 

ううううぅぅぅ~!

 

 

「カカカ。可愛い可愛い。ところでこの機械はなんぞや?」

 

「あ、ちょっと!」

 

「おおっと、危ないね。」

 

そういってコイツは私の頭を押さえつける。同い年のはずなのに私とコイツでは身長が倍くらい違うからまるで届かない。射程距離外からの攻撃とは卑怯だぞ。

 

「ん~?なるほど。カメラをベースにして写す事に特化したのかな?面白い発想だ。」

 

これだ。コイツの機械に対する観察力は桁外れてる。ガワの部分しか見てないのにそれが何に使われるのかを言い当てるのだ。ホントにチート染みてる。

 

 

・・・ただ元々それが霊体にくっ付いて体の一部になるものを目的として作られたものとは流石に解らなかったみたいだが。

 

 

「ほうほう、中はこんな感じか。ん、魂魄機械融合学の応用部分があるね。感心。」

 

ホント止めて欲しい。なんだか河童の皿を見られるより恥ずかしい。

 

「カカカ、成る程成る程。大方写した相手の魂の何らかを見るんだろう。流石に分解しないと解らないけど・・・。まあ使ってみようかな?にとりに。」

 

「ひゅい!?や、やめて!」

 

 

 ◆

 

 

ほらにとり。しっかり歩かないと何時までたっても終わらないよ。

「ふ、ふざけんな!こんな事・・・バカじゃないの!」

おおっと。にとり、静かにしないと人間が起きるよ。それどころか里に隠れ住んでいる妖怪が寄ってくるかも・・・。

「ぐっ・・・なんで、こんな目に・・・!」

えー?そもそもにとりが言い出したことじゃん。負けたほうが罰ゲーム。

「だからって、こんな、こんな・・・!」

カカカ、面白いじゃないか。いやはや眼福眼福。折角だし他の奴らにも見せたいくらいだけどなぁ。

「じょ、冗談じゃない!」しー、誰か来たよ。「ひゅい!」

・・・

行ったみたいだね。いやー惜しかった惜しかった。

「な、何が惜しいモンか!」

いやぁ、だってにとりもその格好見られたかったでしょ?

「な!だ、誰が」だって雨も降ってないのに此処はもうビショビショ

 ◆

「のびーるアーム!」グシャァ!

 

機械を壊した。これで・・・

 

 

「・・・あー。にとり?」「いやぁオマエが何を見たのか知らないが何かの間違いさだってその機械は壊れて」

 

 

「これって写したやつの性癖でも暴露すんのか?」「!!?!?/////」

 

 

 

 

 

 

 

                             水符「河童の幻想大瀑布」

 

 

 

 

 

同日、人里で河童の川流れが目撃され、後に新聞の一面を飾りましたとさ。









にとりはGLからNLに変化したよ!やったぜ!
やった・・・のか?



投稿が遅れに遅れてるのはPCの修理も遅れに遅れてるからです。僕は悪くない。

あまりにも今更過ぎるのですがアクセス解析とやらを見てみると1話と2話以降を比べるとえげつないほどにUA数が離れてますね。泣きそう。
PC直らないし、折角なのでぼちぼち修正しながら投稿すれば総UA数も伸びて評価に色がつくかな~?

まあそういうわけで最新話でした。次の話はしばらく待ってね、待ってね!


(どうかしてるぜ!)補足


河城にとり

元変態淑女。魔理沙への過剰な愛は理解不能な欲求不満が根本にあった。
河童は大体同じような服装をしてるけど作業着と外行きの服と部屋着全部同じなのはコイツ位なもの。
アイツはチートやチーターや!とか言ってるが自分は分解することに掛けては一番なのでドッコイドッコイ。
マリニストからノーマリストにランクダウンした。多分そっちの方がいいよ・・・。


魂魄妖夢

よーむ!よーむ!よーむかわいいようわあああああ。
最近幻想入りしてきたウ=ス=異本の影響をモロに受けてハイエースされる妄想をする。
余りにも影響されすぎて夢がすごい。ドレミーも大変。


ミスティア・ローレライ

何時もラブラブいちゃいちゃでうっとおしい。幻想郷では壁殴り代行が流行するね、間違い無い。
羞恥プレイですか?周知プレイですか?


呉服屋の男

里でアコギな商売してるヤツぶっ殺すマン。手下に壁殴り代行業者がいるらしい。此れがマッチポンプですか。


因幡てゐ

何時もベトベトぬちゃぬちゃですごい。幻想郷では壁殴り代行が(ry
何事もメリハリってモンが重要なのよ。特に男女の間ではね。
でもこの後無茶苦茶(ry


不倫男

不倫は文化。でも嫌われないのは何ででしょう、男気かしら?


大妖精

最近チルノちゃんに会えなさ過ぎてヤバイ。幻覚を見始めている。手遅れかな?
そうだよ、アイシクルフォールイージーが当たるわけ無いだろいい加減にしろ!


男河童

そうだよオリキャラだよ文句あるかコノヤロー(今更感
にとりの幼馴染で初恋の相手だったが互いに思いを打ち明けずすれ違い続け今に至る。
にとりが奇声をあげていても何を言っているか解かるという。長い付き合いは伊達じゃない。
じつはてんせいしゃでぜんせのきおくもちなんだよーすごいよー。
カカカと笑うのは前世からの癖。このまま真言でも吐きそうだ。


魂言写実機(性癖暴露機)

にとりが作った魂の叫びとやらを見ることが出来る機械。余りにも好き過ぎるものがあると大体ルイズコピペ化する欠点がある。あれ作るの大変だったんだから。
時々魂の叫びというより妄想が見えることがあるがその妄想は今思っている事なのか、それとも当人の趣味嗜好を基にして組み立てるのかは定かではない。壊れちゃったし。


魂魄機械融合学

前世の漫画知識と河童の科学を融合した結果。その名前の通り魂魄と機械を融合する学問。
是非曲直庁が研究成果を買っていくお陰で徳と現金が積まれて行く。
地獄のスリム化に役に立っているとかいないとか。
元々魂の機械化が目的ではあったが幽霊にパワードスーツを着せた結果どえらい事になった。


だってまさか幽霊が三途の川を泳ぎきるとは夢にも思わなかったじゃん!


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大妖精は一回休んでもチルニスト

皆大好き大妖精さんだぞ!


此処は霧の湖のすぐそばの小さな小さなログハウス。其処にこっそりと隠れるように大妖精は住んでいた。

 

 

 

「あぁぁぁっ!!!チルノちゃん!そこぉぉぉぉっ!!すごいいいぃぃぃ!!」

 

 

 

隠れるってなんだっけ。

 

 

 

「んほぉぉぉぉっ!!!壊れちゃうのぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

 

「あぁぁっはぁぁぁっ!!ダメェ!!ソコダメェェェ!!!!」

 

 

 

 

「あああぁぁあぁああああぁああああああああああ!!!!!!!!」

 

 

                                     ピチューン

 

 

 

うわあ・・・なんていうか、うわあ・・・・・・。

 

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

大妖精の朝は早い。最近になると特に早い。

 

 

朝起きたら何をするか。まず洗顔をする?歯磨きをする?それとも朝食を摂る?

 

・・・まあ色々あるだろう。

 

大妖精は朝起きたらまず何をするか?

 

 

「……ハァ……ハァ。・・・ち、チルノちゃんさいこぉ・・・。」

 

 

まあ、布団の中でスる。最近は3ピチューンするまでスる。

 

 

ちなみに1ピチューンとは超健全な男子高校生がテクノブレイクするくらいと言えば解かりやすいか。解かりにくいな。

 

最近のトレンドは攻めっ気の強いチルノらしい。

 

まあそんな事を毎朝しているから布団が直視出来ない惨状になってしまう。故に最近はもはや布団を敷いて寝ることはしなくなった。代わりにチルノちゃん抱き枕(自作)を使っている。

 

 

3ピチューンした大妖精はようやく起き上がり朝食の準備を始める。妖精といえども食事をするのだ。たとえ必要が無かったとしても。

 

なお服は染みだらけになったままなのだがまだ着替えないらしい。

 

 

 

朝食は夏でも冬でも冷たい物を中心としている。例え何時でもどんな時でもチルノに食事を振舞うことが出来るようにという心遣いらしい。

 

 

本日の朝食

 

・サラダうどん(氷乗せ)

 

・冷奴(オクラとナスを刻んで乗せてある)

 

・冷やしトマト

 

・果物シャーベット

 

 

お腹下しそう。

 

食卓につき、食べ始める。

 

 

「うふふ、チルノちゃんのために頑張って作ったんだよ♪しっかり食べてね♪」

 

 

一緒に座らせた等身大チルノ人形(自作)に話しかけるのも忘れない。もはやホラーである。

 

 

朝食を摂り終え、ようやく寝間着から普段着に着替える。

 

どうでもいいけど妖精も妖怪も服の調達ってどうしてるんだろうね。

 

更にどうでもいいけど着替えは瞬間移動の要領で着替えるので着替えシーンは無しです。

 

 

すぐに着替え終わり外に出かける・・・と何時もならばそうしてチルノに会いに行くわけだが、最近はとんと外に出ることが無くなってしまった。

 

というのも、この前にチルノが自分の知らない男の子と一緒に楽しそうに遊んでいる所を目撃してしまい、更にはチルノが女の顔をしていた(ようにも見えた)からなんだか出るに出られなくなってしまったのだ。

 

 

 

「あの男コロスあの男コロスあの男コロスあの男コロス死ね死ね死ね死ね死ね……」ブツブツ

 

 

愛しいチルノには到底見せられないような顔になっているから尚更外に出られない。

やっぱりホラーじゃないか!

 

 

そんな時。

 

 

 

……チルノー。ドコだー?おーい。

 

 

 

「・・・?知らない声だ。」

 

 

霧の湖に誰か来たようだ。声からして男の子らしい。しかもチルノを探している。

 

 

 

・・・男が、チルノを探している。

 

 

「一目見なくちゃ。」

 

謎の義務感に駆られ、家を飛び出した。

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

 

「おーいチルノー。いないのかー?」

 

霧の湖の周りを歩きながら声を張り上げる一人の人間の少年。愛用の葉団扇を手に一匹の妖精を探している。

 

最近友達になった妖精に来て欲しいと言われ、ホイホイと霧の湖までやってきたが肝心のその妖精を探せども探せども返事は無い。

 

普通なら人里の外で大声を張り上げながら練り歩こうものならば人食い妖怪がすぐにやって来て襲われるのが必至なのだが、この少年はそこらの妖怪程度なら倒せる程度の実力を持っているのだ。

 

・・・何よりマーキングされているのか『強い匂い』を身に纏っていてよっぽどの妖怪でもない限り手を出そうとはしなかった。

 

 

そんな中こちらに近づいてくる妖精を見つける。

 

丁度良い。チルノの居場所を知っているか聞こうじゃないか。

 

 

「オマエ、チルノのいばしょしってるか?」

 

「・・・」

 

 

 

「・・・?おーい。」

 

「・・・・・・よ。」「?」

 

 

 

「チルノちゃんを呼び捨てにして!貴方チルノちゃんの何なのよ!!」

 

 

「・・・えーっと。トモダチ・・・だな。」

 

「どうせチルノちゃんのカラダが目当てなんでしょう!知ってるのよ!」

 

「ハァ!?イミワカンネーんだけど!」

 

「大体貴方みたいな人間がこんな所までチルノちゃんに何の用よ!」

 

「なんのヨーかはコッチがききたいんですけどっ!?」

 

「そんな適当な事言って・・・チルノちゃんにナニする気でしょう!」

 

「ナニってなんだよ!」

 

「ナニよ!」

 

 

 

ギャーギャー

 

 

 

「あ、大ちゃんココに居たのか。お~いルーミア~!大ちゃん見つけた~!」

 

 

「わは~。」

 

 

「ッッ!!ち、チルノちゃん・・・。」「おいチルノ!ヒトをよんでおいてまたせるなよ!」

 

 

「ごめんごめん。大ちゃん探しに行ってたんだけど見つからなくて。久しぶりね、大ちゃん!」

 

「あ、うん。久しぶり・・・。」

 

「チルノが最近大ちゃん見ないーって言ってたぞ。」

 

「そうよ!アチコチ探したのに全然見つかんないし、何処に行ってたのよ!」

 

「あ、あはは。(ずっと家に隠れてたなんて言い辛い・・・。)」

 

 

 

「・・・オイ、それでオレはなんでココによばれたんだ?」

 

「あら、貴方まだ居たのね。」「オマエなんかオレにだけキャラちがくねぇ?」

 

「そうそう、今日は大ちゃんに紹介したいヤツが居るの。アタイの手下よ!」

 

「ダレがてしただ!タイショーとよべっていってるだろ!」

 

「私の奴隷でー。」「アタイの手下のふうたよ!ナマイキにも子供の癖にアタイとやりあえる事が出来るの!でもアタイの方がサイキョーだけどね!」

 

「だからドレーでもてしたでもネーっていってんだろーが!」

 

「へん、弾幕ごっこで負けたくせに!」「ぐぬっ!」

 

「そんでふうた!このコが大ちゃん。アタイの一番の友達よ!」

 

 

「・・・」

 

 

「?大ちゃん?」「女の勘が離れとけって言ってるのかー。」

 

 

 ◆

 

「大ちゃんに紹介したい人がいるの、アタイの婚約者のふうたよ。」

 

「チルノはオレの女だ。手出しさせねえ!」

 

「そ、そんな。チルノちゃん。嘘でしょう。嘘って言ってよ。お願いだから!!」

 

「・・・ごめんね、大ちゃん。大ちゃんとはいつでも一番の友達だとは思ってるよ。でもアタイ、こいつと結婚するの。」

 

「嘘!そんなの嘘よ!あの時一緒に誓い合った夢はどうなるの!?」

 

「ごめんね、大ちゃん。女の子同士では結婚できないの。」

 

「マァそーいうわけだ!オレとチルノはそうしそうあい!だれもつけいるスキはねぇってやつだ!」

 

「それにもうアタイとふうたはアーンな事やコーンな事をする仲なの♪」

 

「嘘。嘘よ。こんなの嘘なんだから。」

 

「大ちゃんごめんね。赤ちゃんできたら一番に見せてあげるからね。」

 

「チルノちゃん待って!チルノちゃん!チルノちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

 

 

 ◆

 

 

「 」

 

 

「おい、コイツしろめムいてるうえコキュウしてないぞ。」

 

「大ちゃん?!ちょっと、大ちゃん!!だ~い~ちゃ~ん!!」

 

 

「・・・ロス。」

 

 

「お?」「ン?」「うわーやば~い。」

 

 

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」

 

 

「うわなんなんだコイツキュウにヒョーヘンしやがった!」

 

「大ちゃんちょっとどうしたの!?」「逃げるよチルノ。」

 

 

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキル」

ジャキッ

 

「ッ!コイツいつのマにカタナを?!」

 

 

 

                「  Y o u   D I E .  」

 

 

 

「あ、あれは!」「知っているのかルーミア!」「オマエらヨユーか!?」

 

 

 

 

あれは大妖精改めDIE妖精。死と殺戮を司る妖精。

大妖精と呼ばれる程の力を持った妖精の中でも極々限られた妖精だけがなれるという悲しい妖精。

目に付く生物を全て殺してもその殺戮衝動は収まることを知らない。

そしてその実力は妖精というよりも神と称するほうが適切に思えるほどに高く、持っている刀は生き物に触れただけで死が訪れる呪いを掛けられている・・・。

 

 

 

 

「っていう設定を今思いついたのだー。」「オマエホンキでヨユーか!?!?」

 

 

「キルキルキルキルキルキルキルキルキルKILLKILLKILLKILLKILLKILLKILL...」

 

 

「大ちゃん止まって!!」「あ、拙い!チルノ下がって!」

 

 

 

 

                「  G  e  t     y  o  u  .」

 

 

         斬ッ!

 

 

 

「え」 「あっ」 「チルノッ!」

 

 

 

「ああ、チルノが、チルノが!!」「ふうた、落ち着いて!!」

 

 

 

 

「チルノが、チノ/ /レノになっただけよ!」「だからオマエヨユーか!?」

 

 

「そもそも妖精は死なないし一回休みになるだけなのか?」

「なんでギモンけいなんだよ!オマエのくちぐせそこでださなくていいんだよ!!ああもうつっこみどころおおいよバカ!!」

 

 

 

「うふ、うふ、うふふふふふ。チルノちゃんチルノちゃんチルノちゃんチルノちゃんチルノちゃん」

 

 

 

「くっそ、なんだアイツ。トモダチきりすててワラってやがる・・・!」

 

「・・・アレが大妖精の本性なのかー。普段はとっても優しい女の子なんだけど欲しい物は殺してでも奪い取る。それが彼女の本当の性格なの。」

 

「・・・ッ!くるってやがる・・・!」

 

 

 

 

 

 

「まあ嘘なんだけどねー。」「オマエマジでいいかげんにしろぉ!!」

 

 

 

 

 

 

                              暗殺「フェアリーステップ」

 

 

 

 

 

「?!消えた!!」「ッ!ルーミアァ!」

 

 

ギャキーンッ!!

 

 

 

「ッズゥゥ!お・・・っも!」「!っふうた!!」

 

 

「キルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキル」

 

 

「くっそが、サツイぜんかいかよボケが!コイツをもっててよかったぜホントによ!」

 風具「葉団扇」

 

 

「キルキルキルキッ・・・!!」  「わはぁ!?」

 

 

 

「ふうた!危ないじゃんか!」「わるかったよ!でもこれからはオフザケはナシだ!」

 

 

「もう!今日はパンツはいてないからスカート捲るの止めてってのに!」

「オフザケナシっていっただろ!ハツミミだよ!まいにちはけよ!!」

 

 

 

「・・・」

 

 

 

「おお?なんだキュウに。アイツだまりこんだぞ?」「・・・なのかー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふうた!来るよ!!」「わあってらぁ!」

 

 

「ダァイ...」

 

 

                                 「偉大妖精斬り斬り舞」

 

 

 

「「大烈風イクリプス」」

 

 

 

 

                  轟 ォ ォ ォ ォ ォ !!!

 

 

 

 

 

「うわっ!!」

 

「きゃぁっ!」

 

 

「ダァ...イ...」

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

・ ・ ・

 

 

「(楓太、楓太。聞こえますか。)」

 

「っ!この声は、ばかがしら!どこだ!」

 

「(俺は今楓太の心に直接話しかけてます。)」

 

「なんとなくわかってるよ!なんのようだ!いまいそがしいんだけど!!」

 

「(ちなみにこの声はいわゆる回想シーンだからお前の事情など知ったことでは在りません。)」

 

「マジかオマエまでフザケンナ!!!」

 

「(お前の事だからいつか絶対女の子をブチギレさせる時があるでしょう。この女泣かせが!)」

 

「オマエにいわれたくないセリフなんですけども!」

 

「(でもそんな時でもどうにかなる魔法を教えましょう。)」

 

「イマサラなんだけどばかがしらのくちょうキモいからやめろボケ!!」

 

「うるせー!こちとら好きでこんな事やってんじゃねえんだよクソガキボケェ!!」

 

 

「(おほん、つまるところ女の子のブチギレをどうにかするには、一度女の子の頭を真っ白にさせるのが一番です。)」

 

「マッシロだぁ?」

 

「(そう。激情に身を任せ本能の赴くままに行動している女の子にはこの手が一番。そうして隙を作り出してから攻略するのです。)」

 

「ンなこといったってどうやってアタママッシロにさせんだよ!」

 

「(大丈夫、お前は既にその方法を知っています。なぜなら俺たちが直々に伝授した技だからです。)」

 

「シショーたちがおしえてくれたワザってエロいコトばっかじゃねえか!」

 

「(それでよいのです。)」「はぁ?!」

 

「(女の子の頭を真っ白にさせるにはエロい事をすればいいのです。さあ、早くあの妖精の女の子を救ってあげなさい。)」

 

「ちょ、マテや!あのコとはきょうでショタイメンなんだけど!」

 

「うるせえお前初対面の女の子に浣腸ぶちかましておいて何言ってやがる!アリスさんからお前宛の苦情が何度も届いてんだよぶん殴るぞ!!!」

 

 

・ ・ ・

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

「しるかそんなこと!・・・っは!」

 

「ふうた!無事か?!」

 

 

 

「ああ、マアナ。それよりアイツは!?」

 

 

 

 

「っぐ、ダ...ダァイ...」

 

 

 

「うーんまだまだピンピンしてるのかー。」

 

「マジかよ、オレらのガッサクスペルがきいてない・・・ってわけじゃなさそうだ・・・。」

 

 

 

「・・・ル、キル、キルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキル」

 

 

 

「うーん流石妖精、回復が早い。」

 

「いってるばあいか!」

 

 

 

「キルキルキルキルキルキルキルキルキルKILLKILLKILLKILLKILLKILLKILL」

 

 

 

「(くっそ、ばかがしらのいうことをきくのはシャクだが・・・!)」

 

 

「ルーミア!ごめん!」「ふぇ?」

 

 

 

突風「春風スカートめくり」

 

 

 

「ふぁ、ふぁぁぁぁぁ///露出プレイは早すぎるのかー!!」

 

 

「キルキルキル...っく!」

 

 

「すきあり!」

 

 

模倣「女体ヤマツカミ」

 

 

「!!!/////」「からのぉぉぉ!」

 

 

弱 点 特 攻 !!

 

 

 

 

「あ!はぁぁあああ!ふぁぁぁ!」

 

 

 

「コリコリだ!じゃねえ、ルーミア!いまのうちに」

 

 

 

 

「ふーんやっぱりおおきいほうが好みなのかー。」

 

「 」

 

 

 

「え、あ、いや。ルーミアがイチバンだよ?ほんとうに。」

 

「じゃあなんでまだその手を動かしてるのかな?かな?」

 

 

 

「ふわぁ!やめへぇぇ!ふぅぅぅん!!」

 

 

 

「あ、これはなんというか・・・ほんのう?」

 

「オシオキが必要なのかー?」

 

「まって、ルーミア!いまはコイツなんとかするのがさきだから!オシオキやめて!!」

 

「・・・」

 

 

 

 

「後でたぁぁぁぁっぷり。ね♪」

 

 

 

「ふぁい。」

 

 

 

 

 

 

続 行 !

 

 

「はぁぁぁ!や!ああああ!!んくぅぅぅ!!やぁ!」

 

 

「ルーミア!オレがおさえてるうちにはやく!」

 

「あいよー」

 

 

 

 

「はぁぁ!・・・。あ、あ。あ。ちょ、ま。ダメ。まって、ソレおろしちゃ・・・ダメぇぇええええええ!!!!」

 

 

 

「あああああああ!!ダメダメダメぇぇ!!!おかしく!おかしくなっちゃうううう!!た、たひゅけて、チルノちゃぁぁん!!」

 

 

 

「あ”あ”あ”あ”!!両方!!りょうほうだめぇ!!!こんな!!はじめてだよう!!!」

 

 

 

「んおぉぉぉ!!ソコちがううう!!!あ”あ”あ”あ”あ”!!!!おぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

 

「いやぁぁ!あ!あああ!ああ!!あっあっあっあっあっあぁぁぁぁあああぁぁあぁああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

 

                                 ピチューン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せいぎは勝つってそれ一番言われてるから。













後日、復活したチルノちゃんと和解できました。

でも私が恐れてた事態は既にだいぶ進行していたようです。

チルノちゃんの初めてを奪ったのは絶対許早苗。(大妖精の物でもないです。)


それとふうた君は私たちの前でルーミアに食べられました。合掌。




(どうでもいいぬ)補足


大妖精

DIE妖精の仮の姿。チルノちゃんが常に一番であるヤンデレでチルニスト。
ただ今回のことでなんかホンワリした・・・かな?
最近の悩みはもはや一人でいけないこと。


ふうた君

カンジかけないよめないめんどくさいしょうねん。かくガワからすればクベツつけやすいがやはりめんどうなしょうねん。なんでこんなキャラなんでしょーね?
せいぎはかつ。いきのこれるとはいってない。かれはてそう。


チルノ

かわいい


ルーミア

怖かわいい。


ばかがしら

楓太にあれやこれやを教えた師匠的な存在その3。都合が悪くなるとすぐ手がでる(性的な意味で)。



今度こそ前に書いた話を修正しようとしたらいつの間にか出来上がっていた。何を言ってるか(ry


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規格外編 複数人(?)集まってクイズ大会するようで

番外を超えた規格外編はじまるよー!

え、番外書いてないだろだって?そうね。

ちなみに登場人物はオリキャラだらけです。コレ東方原作の意味ないよなぁ?

本編じゃなくてごめんねー!でもこれもある意味本編みたいなものだしいいよねー?!


「えーそれでは突然ですがここでいきなりのクイズ大会を突然に開催することを宣言した!」

 

「もうナニいってるのかワッカンネ。」

 

 

ここは人里のとある呑み屋。いつもまるで人気の無い場所をわざわざ貸し切りにしてまで何かをやっている集団がいた。

 

 

 

「司会進行役を務めさせていただく里人A、幻想一の色男こと蓬莱山栄吉郎ですよろしこ。」

 

「幻想一のエロ男の間違いだろカス。」「ああんいきなり手厳しい一言。」

 

会話文だけだと何人いるか分かんねえな。(今更感)

 

 

「クイズ大会、ルールは簡単。参加者は全員出題者兼回答者だ。以上!」

「まるで意味が解らないのですけども。」

 

 

「参加者を紹介するぜぇ!」「テメェは本当に口調安定しねえな。」貴女もね。

 

「えー、一番。俺の相棒で伊達男のいぶし銀。鬼を素手で殴り倒して人間最強と呼び声高い、幻想一の愛妻家兼不倫者。もルrrrゥゥィィイやぁぁぁびぃとぉぉぉぉ!」

 

 

「そう褒めるなよ、照れるぜ。」

 

 

「男の照れとかキモい。」「キモい。」「死ねばいいのに。」むしろ死ね。

「アレー?俺お前らに何かしたっけかー?」

 

「イロイロしてんだよボケカスゴルァア!!」「はーいどうどう、進行出来ねえから黙ってね。」

 

 

「次、二番。人里の裏の顔。コブシ一つで弾幕を叩き落とすルールブレイカー。博麗の巫女に説教貰ったフライング☆極道。しいま~~ぁっつとrrらじぃぃぃ!」

 

 

「会合ブッチして来ました。」

 

 

「カエレ!」「死ねクソ素人童貞!」「ホモ頭領!」ミスチー返せこの野郎!

「お前等ホントヘイト値高いよなぁ!」

 

 

「ハァイ次!三番。甘味屋の入り婿。トラブルメーカーで結婚してもまだ何人かに襲われ続けてるってよ!このヘタレ!なぁかぁだぁ~~ルrrrぃぃぃぃぃとぉぉぉぉぉ!」

 

 

「あ、えっとー。よ、よろしく。」

 

 

「このヘタレが!」優柔不断め!「腰抜け!」「いい加減子供こさえろ種無し!」

「酷くない!?好きで腰抜けな訳でもないんだけど!あと最後毎日頑張ってんだぞざけんな!」

 

 

「Next!四番。山の大天狗。成り上がりの元木の葉天狗。狙撃の腕は世界一!今日も団子を可愛くほおばる!ふ~~じ~~の~~~~~ぉコノハ~~~~ぁぁ!」

 

 

「ファ?!ちょ!テメェなんでその事を!///」

 

 

「いや、有名ですよ?一部の間では。」「ほーんそーかい。」「ガングロ!ガングロ!」

「うるせえ手前等シメ上げるぞ!あとガングロじゃねえし!ちょっと焼けただけだし!」

 

 

「オラァ五番。人里のザ・モスト・悪ガキ。足の速さは天狗に負けない。今日も疾風を巻き起こしスカート捲りだ!やぁまぁぶぅしぃぃぃぃフゥゥゥ↑タァァァァ↓」

 

 

「カイザーとヨビナァ!」

 

 

「ま~た楓太が何かに影響されてるぞ。」「ま た リ ト か !」男は中二病に憧れるのさ…「まってそれは違うと思うんですけど。」「楓太カワイイ!」

「ウルセーショタコンこっちくんな!」

 

 

「六番!オレ!」

 

 

「お前かよおっぱい星人」「テメェらに○された事は絶対に忘れねえからな…!」「おーん?トロトロに溶けてたくせに良く言うぜ。」「サスガだぜシショー!」

「ちなみに催眠ックスでした!」「言うんじゃねえよボケカスゴミがぁ!」

 

 

「さぁラストだ!」

 

「・・・?何言ってんだ、ラストって今ここにはオレ達しかいねえぞ?」「ついにボケたのでしょうかね?」「いやいや、アイツ俺たちとほぼ同い歳だから。まだビンビンに若いから。」「・・・」「・・・」

 

 

「かんじる、かんじるぞ!ココにはオレたちイガイにもだれかがいる・・・!」

 

「「「 何! 」」」

 

「・・・其処だぁ!」ヒュゥッ! カッ!

 

 

 

・・・おいおい、いきなりの苦無投げは危ないだろうが。まあ当たっても平気なんですけどね!ギャグ次元だし!!

 

「「「「「 誰だ!!! 」」」」」

 

 

 

 

 

        お   れ   だ   よ   !!!!

 

 

 

 

 

「「「「「 いや誰だよ!! 」」」」」

 

「俺が代わりに紹介しよう!」コレイジョウハ、ヤヤコシスギル。

 

「相棒、知ってるのか!?」「まあな。」

 

「なんなんだアイツ。スガタがみえねえってのにタシカにソコにいやがる!!」

 

「ッ!この感じ、なんだか伊吹様みたいでヤだなぁオイ。」

 

「ええ?ちょっと、一般人の僕にも説明してくださいよ。」

 

「だから俺が紹介してやるって言ってんだろ!」

 

 

「ん”ん。其処に鎮座ましますはこの幻想郷の土地其の物であり、同時にその一部であられる。」

 

「んなぁ!嘘だろオイ!」「え?え?」「・・・マジかよ、まさか・・・」「オイ、わかるよーにいえ!」

 

 

 

「オイオイオイオイまさかまさかまさかの・・・龍神様・・・って事・・・か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

                          え ? 違 う け ど ?

 

 

 

「「「「「 ちがうんかいぃぃぃ!! 」」」」」

 

 

「いや、誰も龍神様だなんて言ってないだろうに・・・。」

 

まったく、コノハちゃんは勘違いカワイイなぁ。

 

「はぁ?!ダダダダダダレガ可愛いってことですってよ??!」

 

「嗚呼、褒められ慣れてないが故の障害が・・・。」

 

 

と、此処でネタばらし。

 

「そう、このお方こそがこの世界の全にして一。通称『地の文さん』だ!」

 

「「「「「 な、なんだってー! 」」」」」

 

くるしゅうない。

 

「と言うか最初っから居ただろうに・・・。」

 

「い、いやぁ。あんまりにも溶け込んでたからつい。」

 

まあそういうわけでおれが七番な。

 

 

 

 

「さあ、気を取りなおして早速クイズ大会を始めるぞ!」

 

 

「なあなあ、なんでジのブンがココにいんの?」

 

地の文だからね、この世界の何処にでもいるのさ。仮に~1000年後~みたいな感じで千年たっても地の文は何処にでもいるよ。

 

「なんかスッゲー!」

 

「うーわー。何で地の文なのに触ることが出来るんですか?」ブニブニ

 

そりゃあ触れなかったら地の文にドツキつっこみが出来ないだろ?てか男がベタベタ触んな。

 

「う~ん、納得。」

 

まあそうは言っても実は触れられるようになったのは最近なんだけどね。

 

「え?何時からですか?」

 

あーっと?あれは・・・まああれから何日経ったかは忘れたがそこのヤクザがミスティアの屋台に久しぶりに行った日だったな。

 

「はあ?なんであの日だったんだよ?」

 

そんなもん決まってんだろ。ミスチーがおれを殴り飛ばせるほどの剛の者だったってだけの話だ。

 

「マジかよみすちー半端ねえな。」

 

「じゃあ私からの質問なんだけど・・・」

 

 

「お前等俺の話を聞けよ。」

 

 

 

 

*  *  *  *  *

 

 

 

 

「ちなみにクイズ優勝者には一日なんでも好き放題出来る権限が与えられます!」

 

「「「「「 マジか! 」」」」」

 

 

「何でも?」「何でも。」

 

「どんなコトでも?」「どんなことでも。」

 

「酒池肉林は?」「もちOK。」

 

「■■■■■■で■■■■■■な事でも?!」「OK。てか中々エグイなオイ。」

 

「じゃあみすちーに裸エプロン頼んでも?!!」「それは普通に頼めよ。」

 

とってもエロイじゃなかった偉い神様に頼んで何でもさせてあげるよ。もちろんおれも優勝狙うけどなぁ!

 

 

「クイズ大会は一人につき一問出題、7人いるから7問って訳だ。問題の形式は出題者が決める。正解なら1点。それで合計得点の高いヤツが優勝。いいな?」

 

「まって、僕どんな問題出せばいいのか分からないんだけど。」

 

おう、そうか。じゃあ例題。

 

幻想郷で最強の生物と言えば、ハクレイノミコですが、サイキョーの妖精と言えば?

 

「チルノ!」「⑨!」「氷精!」「氷精!」「チルノ!」「⑨!」

 

正解はチルノでした。チルノ以外の答えは不正解ということで。

 

「おい、理不尽だろ!」「⑨はチルノだろ!」

 

まあそういう判断は出題者のサジ加減次第だな。とこんな感じか。問題の形式としてはいまのはフリップ回答式だけど早押し形式とか選択問題とかもあるから注意な。

 

ちなみにフリップ式と選択式の回答順は出題者を除いた番号順な。

 

「よし、じゃあもう質問は無いな。さあ、お前等準備はおっけーか!!」

 

「「「「「 おっけーね! 」」」」」

 

ではクイズバトル開始ィ!!「いや俺のセリフ・・・。」

 

 

 ◆

 

 

「一番はオレか!あんまり簡単な問題だと出題者が不利だよな、よし。じゃあ・・・

 

フリップ問題。

 

   紅魔館で働いているメイド、十六夜咲夜。彼女の休日は年に何度ある?」

 

 

これは簡単だな。

 

「24回!」「48回!」「12回!」「エー?0?」「24回!」12回!

 

「正解は~?ドゥrrrr…「そういうの要らねえから。」…相棒が、冷たい・・・。」

 

「正解は12回だ。」

 

「ハァ!?少なすぎるだろ!単純計算で月に一日しか休めないじゃねえか!」「俺に言われても。」「・・・紅魔館なのに、ブラック。クフフw」「ショタコンがなんか笑ってるんだけどキモ。」「キモくねえよ!」

「・・・うーん、紅魔館に働かないで良かった。」お前休み無く励んでるだろうが変わんねえよ。「ほら、僕は好きでやってる事だし。」ノロケか死ね。

 

「あのメイドがやすんでるトコみたことねえぞ、てかなんでシショーがメイドのキュウジツしってんだよ。」

 

「え?そりゃぁ直接聞いたからだけど?」「おお?相棒の俺が知らないうちにお前メイドと仲良くハァンな事してたのか?お?」

 

 

 

「いや、料理教室に一緒に通ってる関係でな。」「「「 料理教室ぅ!? 」」」

 

 

 

「いやー最近嫁さんが料理出来なくなっちゃってな。代わりに俺が頑張ってるんだよ。」

 

「ハァ?リョーリってキュウにできなくなるモンなのか?」「そんな筈は無いと思うけど。」

 

「それがよ、なんか食事の匂い嗅いだだけで吐き気がするって言って台所に立てないんだよ。何でだろうな。」

 

・・・

 

 

 

「「「「 それツワリだよ! 」」」」

 

 

 

「・・・え?マジ?」

 

コッチからすればお前の方がマジ?って聞きたいわ。

 

「・・・あーそういえば最近酸っぱいものが食べたくなったって言ってたな。」

 

「ツワリってなんだ?」「お前の愛しのルーミアもいずれなる現象だよ。たぶんだけど。」

 

 

 

「ん、ゴホン。予想外のアクシデントがあったが進めるぞ。次だ次、トラが出題者だ。」

 

 

 ◇

 

 

「次は俺か。あ~どーすっかねぇ。・・・じゃあ。

 

早押し問題。

 

   命蓮寺の本尊のピンポーン「ナズーリン!」不正解。問題は最後まで聞きましょう。」

 

早押しの意味。「ぐ、不覚。」「流石勘違いカワイイ。」「天狗は手が早いですね。」「その煽ってくるのヤメロォ!」

 

「続けるぞ。命蓮寺の本尊の代理、寅丸星。彼女の部下のピンポーン「ナズーリン!」違うっつってんだろ!」

 

「流石俺らの弟子。天丼とはやりおる。」「もうなんというか馬鹿だよなぁ・・・。」「うっせ!」

 

「・・・続けるぞ、彼女の部下のナズーリンがよく着けている下着はどんなのか?答えて!」

 

 

・・・

 

「「「「「「 知るかぁ! 」」」」」」これは酷い・・・。

 

「ほれほれ、さっさと答えろ。」

 

「くっそ、・・・じゃあ黒のスケスケ!」「ブー。」「ざけんな!ロリは範囲外じゃ阿呆!」

 

「じゃあ・・・紐パン!」「違う。」「解かるか!」

 

・・・まさかのノーパン?

 

「・・・」

 

・・・

 

 

 

「ざぁんねぇん!」わかってたよチクショウ!

 

 

「えー・・・と、・・・Tバック、ですか?」

 

「正解!」「わあ、全然うれしくない。」

 

「なぁんでヤクザモンが妖怪幼女のよく穿くパンツを知ってるのか納得の理由を答えろよなぁ?」

 

「それはな、前に俺等のシマであくどい事をしていたからその関係で話を着けに行ったら・・・な。」

 

「「で、出たー。シマでアコギな商売してる奴ぶっ殺すマンー!」」

 

「あの鼠相手に人間のラスボスみたいな奴が押し掛けたのか。そりゃぁ命取られると思うよなぁ鼠だし。」

 

つまり何でもスルから許して。ん?今なんでもって言った?のくだりをやった訳だ。

 

「これはミスティアさんに相談案件ですね。」「せいぜいくるしまずしねよばかがしら。」

 

「死ぬの確定なのか?!」

 

 

「そらそうだろうよ・・・ほれ、次次!」

 

 

 ◆

 

 

「次は僕の番ですね。えーっと・・・。では

 

フリップ問題

 

   甘味処『甘木』で最も長いメニュー名は、スカーレットクロスソースグルーミーサンデーホワイトデザート・バアルゼブルのクレイドルパフェですが、最も長いトッピング名は何でしょう。正式名称でかつ単品でお答えください。

 

 

・・・は?

 

「まてまてまてまて。甘木のメニュー名ってあれだよな。なんか呪文みたいなの唱える奴。」

 

「おいおい、誰も分かる訳無いだろうこんな問題。」

 

「いや、さっきのパンツ問題よりマトモだろうけども・・・。」

 

ちなみに正解者が一人も出なかったら出題者にペナルティー+もう一問出題してもらいます。

 

「マジかよそれ先にいえよ!」「当たり前だろ誰も答えられない問題出すんじゃねえよ!」

 

(さっきの問題正解してくれて助かったぜ・・・。)

 

「ふーん。まあ、大丈夫でしょう。ほらほら、早く答えてくださいね。」

 

「くっそコイツ覚えてろよ・・・。」

 

「つーかおれアマキにちかよらせてくれねぇんだけども!?」

 

「あー。まあ、うん。ショウガナイネ・・・。」

 

「あそこは歩く性行為が出没するからな。シカタナイ。」

 

「あるくセーコーイってなんだよ!?」「なんですそれ初耳なんですけど僕。」

 

((( お前等夫婦の事だよ! )))

 

 

というかさっきから不自然に黙り込んでる天狗がいますね・・・。

 

 

 

 

「はい、答えをどうぞ。」

 

「解かるか!」「あー。スーパーデラックスヘーゼルナッツ?」「ブリリアントドラゴンフルーツのメルトダウンアイスクリーム・フジヤマヴォルケイノサンド」「ふぁ、え?なんだって?」「すげえ息継ぎ無しだと?!」さすが紅一点、ここぞとばかりに強いですね。

 

「はい、正解者は富士野さんだけでした。おめでとうございます」

 

「っっしゃぁ!!!」

 

「ちょ、え、正解なんだって?」「えーと。ぶりドラゴンのフジヤマ?」「アイスクリームが如何のとか言ってた。」「あんまウマソなナマエじゃなかったな。」そこに突っ込んではいけない。

 

「改めて、正解はブリリアントドラゴンフルーツのメルトダウンアイスクリーム・フジヤマヴォルケイノサンドです。オススメとしてはやっぱりフルーツの盛り合わせ系と合わせると美味しいですね。」

 

「ドヤァ」

 

 

「うわ、なんかこの女天狗ドヤ顔かましてるぞ。」「アヘ顔に変えてやろうか。」「というか天狗なのにメニュー覚えるほど里の甘味処に通っているのか。」「オンナってあまいもんすきだからなー。」わざわざ人間に化けて通ってるみたいだね。週3ペースで。

「「「 多いな! 」」」「ウルセー!甘い物食って何が悪いんだカス共ぁ!!」

 

 

・・・次いきましょ。「だから俺のセリフ!」

 

 

 ◇

 

 

「おーし、やっと私の番のようだな。

 

選択問題

 

   現在、山の男天狗共の間で流行していることは次のうちどれか。

1、混浴の温泉に入る事

2、山のアイドルの写真を撮る事

3、女天狗のパンツを撮る事

4、衆道

さあ、どれだ?」

 

 

・・・

 

 

「「「「「「 1で 」」」」」」「ファッ?!」

 

「なななななんで揃いも揃って1なんだよ!」

 

「あー?んなもんちょっと考えるだけで解かるだろ。」

 

「まず最後の衆道は絶対ないな。間違いない。」

 

「新しいこと好きな天狗達が少し前の流行を未だに引っ張り続けている訳がないので3番も消えます。」

 

「ヤマのアイドルってオマエのことだろ。ジブンでンなモンダイだすわけねえから2もきえるな。」

 

つまりは消去法で1しか無いわけだな。

 

「っっっ!!!」

 

「いやー簡単な問題ありがとよ。」「るせっ!まだ正解って言ってねえだろ!」

 

じゃあ答えは?

 

 

 

 

 

「1だよ!チクショウ!!」「「「「「「 イエ~イ 」」」」」」

 

 

「さてさて、正解数は大体横這いみたいだな。あと三問だぞ。逆転の目はまだまだある!次ィ!」

 

 

 ◆

 

 

「ようやくオレのでばんだな!マチクタビレタぜ!

 

せんたくモンダイ!

 

   つぎのうち、モットもおっぱいがおおきいおんなのこはダレだ!

1、チルノ

2、リグル・ナイトバグ

3、かそだにキョーコ

4、ちぇん

5、フランドール・スカーレット

6、こんぱくヨウム

7、こめいじこいし

8、こめいじさとり

さあどれだ!」

 

 

「まさかの8択?!!」「しかも全員ロリ体形じゃねえか!」「全員胸だけのシルエットがまるで一緒なんですけど?!」「ここまで酷い選択問題初めてだぜくそが!」「チッ!全員触った事がねえから勘だよりかよ!」

 

 

ちょっとまて。楓太君お前どうやって一番大きいって確認したんだよ。

 

「あぁ?んなもんオレがちょくせつさわってカクニンしたにきまってんだろ!」

 

 

 

はい?

 

 

「命知らずや、命知らずが此処におる。」「ある意味では楓太君が一番最強かもしれませんね・・・。」「オイ糞変態共。テメエら楓太にどんな教育してんだよあ”ぁ”?」「いやまて。流石にこれは誤解だ。」「俺等はエロに命賭けてるが楓太にまで賭けさせたつもりはねえよ!」悪魔や地底の妖怪まで手を出す楓太君マジぱねぇっす。

 

「おい!イイカゲンはやくこたえろ!」

 

「くっそ、難問が過ぎるぜ!4!」「思い出せ、思い出すんだ俺・・・。6!」「・・・じゃあ、1番。」「くっ、この中で一番長生きそうなのは・・・8だ!」「・・・あえての7番!」地の文さんはこういう問題は苦手なんよ・・・4番。

 

 

「セイカイは・・・

 

 

 

 

 

 

                     C M の あ と で !!!

 

 

「「「「「「 うをおおおおい!!! 」」」」」」




現在の得点。

1、守屋  1点
2、椎松  1点
3、仲田  2点
4、富士野 2点
5、山伏  1点
6、蓬莱山 1点
7、地の文 2点


なおCMは日単位です。


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規格外編 す。

前回のあらすじ!

唐突な思いつきで始まったクイズ大会!
優勝者には一日なんでも好き放題出来る権限が与えられる!
つるぺたボディ軍団の中で一番おっぱいが大きい娘は誰だ!

CM明けてすぐ!後半戦、は~じま~るよ~!




ハァ、このテンション疲れる。


~ C M ~

 

前世?の記憶を持つ人工生命体、ジローがノースティリスを舞台に大暴れ!

成長速度がなんと20倍!?カワイイペットをお供に世界一位を目指し今日も頑張る!

 

イルヴァの大地でとりあえず世界一位でも目指しましょうかplus(Overdose)

好評連載中!

 

今なら輝く羊モドキ先生の処女作

紅魔館で働きたい理由はとりあえず強くなりたいからです

も無料で読めるぞ!

 

イマスグ検索検索!!

 

 

 

                        Web小説投稿サイト HAMELN

 

 

~ C M 終 了 ~

 

 

「マジでCM挟みやがった!」

 

しかも宣伝してるのが自分の小説だなんて・・・はずかちぃ!

 

「死ねばいいのに」リト君口悪いなぁ!

 

 

「   つぎのうち、モットもおっぱいがおおきいおんなのこはダレだ!

1、チルノ

2、リグル・ナイトバグ

3、かそだにキョーコ

4、ちぇん

5、フランドール・スカーレット

6、こんぱくヨウム

7、こめいじこいし

8、こめいじさとり

 

さあ、セイカイわぁぁ?」デン、デレデレデレデレデレデレ……

 

 

なんだかんだで凄いノリがいいんだよねこの子。

 

 

 

デデデン!「7バン!こめいじこいし!」「いよぉっしゃぁ!」

 

「チクショウ!外したか!」「というか当たってもあんまり嬉しくないのですけど・・・。」

「まあヒデー問題ばっかりだからな、諦めろ。」「待て!なんで姉より妹の方が胸が大きいんだ!」

そこに気が付くとは・・・やはり変態・・・。「誰が変態だボケがぁ!!」

 

 

「オレはシショーにもまれたからおおきくなった。ってきいたぞ。」「なん・・・だと・・・?」

 

「・・・。なあ、相棒。」「お、おう。どうした相棒?」

 

 

「まあ百歩譲っててゐちゃんはいいよ。結婚してるしな。」「お、おお。」

 

 

 

「だがまさか古明地の妹にまで手を出してるとかマジで変態かよ・・・。」「待て待て待て!ちゃうねん!誤解だ!」

 

「エイ。いいんだ。分かってる。」「トラ・・・!」

 

 

 

「お前がもはやどうしようもない変態だったのは昔からだ。それが最近になってからさらに酷くなっているってだけの話で。」

 

「何にも分かってねえぞこのホモ!」「ホモじゃねえって言ってんだろ!」

 

「うわぁ小さい子にまで手を出すなんて流石ですねー・・・。」「お前言葉に感情込めろよ!」

 

「楓太の師匠がロリコンだったとは・・・死ねよ。」「うるせえガチショタコンお前が死ね!」

 

 

おれは知っているよ。事の真相を。

 

「な、ナンダッテー!するってえとつまり・・・どういうことだってばよ!」

 

そう、あれは今から36万・・・いや、1万4千年前だったか。まあいい。

「この中の誰も生まれてねーよ。」まあいいって言ってんだろ!まあ少し前の話だ。

 

 

 

 ☺

 

 

 

「はぁぁ~・・・なんだか最近物足りない気がするのはなんでだ?」

 

ここは人里の外れのバカマツの前。そこで散歩をしている男がいた。

 

「あ~。なんつーかあれだな。そう、刺激が足りない。」

 

毎日のように刺激的(意味深)な事ヤってる癖に生意気な野郎である。

 

「なんだろうな。毎日違うことが起きてるけど全部同じみたいな・・・。これが蓬莱の薬の副作用って奴かね。」

 

違うことが起きても全部同じに思うのは結局最後に同じ事ヤってるからじゃないですかね?

 

「なんというか、去年ならこんな事無かったんだけどな。・・・去年の今頃俺何してたっけ?」

 

うーんと頭をひねりながら考える仕草はなかなか堂に入ってる。

 

 

 

 

「女の子にエロい事してることしか思い出せねえな!」

 

いつも通りじゃないか逆に安心したわ。

 

「そう。丁度この辺りでぼやぁっとしてたケモノ臭い女が居たから後ろからこうやって」グワシッ!

 

「ひゃあぁん!」

 

「うーん段々鮮明に思い出してきたぞ。変わったロングドレスを着ていたし尻尾も生えていたから妖怪だったな。」モニュモニュ

 

「ふぁぁ!あん!ふぁああ!」

 

「おお。去年の事なのになんだか感触まで思い出してきたぞ。小ぶりだったが形の良いおっぱいだった。」

 

「ひあ、あ!ああ!んんぅ!あぅぅ!あはぁ!」

 

「そうそう、先もカタくなってたし尻尾もブンブン振ってたからこれはもうOKの合図だろうとそのまま…」

 

「あ、あ!ダメ!それダメぇ!おかしくなっちゃうよぉ!」

 

「うむ、なんだかムラムラが止まんなくなってきたぞ。」←無意識

 

「ん”ん”ん”ん”ぅ”!」

 

「あー、やばいわ。これはヤバイ。」←無意識

 

「フーッフーッ・・・!」

 

「あれを思い出してきただけで湧き上がるこの衝動を抑えられねえや。」←無意識

 

「ふぅ”ぅ”!やぁん”ん”!ん”ん”ん”!」

 

「あ~、組み伏せる感覚!捻じ込む感触!鮮烈に思い出してきた!」←無意識

 

「あ”あ”ぁ”!ぐぅ”ぅ”!くるしっ!ん”ん”!」

 

「そう!涙目で睨み付けるのを見てさらにキた!」←無意識

 

「ん”お”ぉ”ぉ”!!ぅぎっ!ん”っ♥ん”ん”ん”っ♥♥っ~~!♥♥♥」

 

「吠える女の口を塞ぐ感覚!まさしく情熱ぅ!」←完全に無意識

 

「ん~!んぅ~♥!んぐぅぅ♥♥!!」

 

「そしてそして!感動の!ぉぉぉぉぉおおおお!」←どう見ても無意識だよなぁ?

 

「ぷぁ。キて!キてキてぇぇぇぇ♥♥♥!!!」

 

 

 

 

 

「フィニッシュゥゥゥゥ!」←完全に無意識だから。ただの無意識の行動だから。

 

「♥♥♥あ”あ”あ”ぁぁぁぁ~っ♥♥♥!!!」

 

 

 

 

 

「そう!これだ!今の俺に足りないモノ!それは間違いなく強引さ!日常を無理矢理にでも変える行動力!」←いやー完全なる無意識でしたわー人間怖いわー。

 

「はぁ~♥はぁ~♥はぁ~♥」

 

「よし!こうしちゃいられない。早速行動だ!」ニュポン「あはぁん♥」

 

「おっしゃぁ!とりあえず先ずはあの狼女ちゃんの所に、全速前進DA★!」

 

「ふー♥、ふー♥、♥♥♥。」

 

 

 

 

「ふふっ♥」

 

 

 ☺

 

 

さて、申し開きがあるかね?聞くだけ聞こうか・・・。

 

「・・・」

 

「「「「「 ・・・ 」」」」」

 

 

 

「ヤっちゃった♪」

 

「「「「「 ヤっちゃった♪じゃねえええええええ! 」」」」」

 

「やっぱロリコンじゃねえか手前死ねオラァ!」ブゥン

 

「うおおお!おおお女の子が拳はままま拙いんじゃないですかねぇ!?」

 

「うるせえ!男女平等!」ベギィ「ひでっぶ!」

 

ちなみに最近でも無意識でモニュモニュしてるらしいな。

 

「Oh・・・」「これはもう擁護できませんわぁー。」「怖いわー変態怖いわー。」

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」ドドドドドドドドドドドドドド!!!

 

「ブボボボボボボボゴゴゴゴゴゴゴ」

 

 

「オラァ!」ドゴォ!

 

「うーわ!」ウーワ、ウーワ…(エコー) YOU WIN !

 

 

「…グボェェ。は、はふはにひぬはとほおった(流石に死ぬかと思った)・・・。」「蓬莱人だから死なないけどな。」

「いや、蓬莱人でも死ぬだろ。大妖怪の猛ラッシュ食らって死ぬかと思ったで済ますなリザレクション使えよ。」「シショーはタイキュウリョクはせかいいちってケーネせんせがいってた。」

 

「(この人蓬莱人とか関係なしに死なないんじゃなかろうか・・・)」

 

ギャグ世界だからそうそう死なないさ。「メメタァ!」

 

 

ほいふぁーふいはほえおあんああ(それじゃあ次は俺の番だな)。」「普通に喋れ。」無理だろ。顔がパンパンに腫れてるし。

 

 

 ◆

 

 

「よっし治った。楓太の問題が良いのなら俺の問題も良いよな?

 

早押し問題

 

   俺こと蓬莱山栄吉郎が童貞を捧げた相手は誰だ!さあ答えろ!」

 

 

「ツッコミどころ多すぎるだろカスぁ!」「早押し問題でやる事か!それと顔の腫れはどこ行った!?」「貴男の童貞とか誰も興味ないですよ!」「オトナゲねーぞシショー!」

 

「(ククク、俺が何年こいつの相棒やってると思ってるんだ。この問題貰った…!)」

 

 

ヒントくださ~い。

 

 

「ヒントォ?あー・・・・・・。ヒント壱、相棒よりも先に卒業しました。」

 

 

「・・・えっ?」

 

「ソツギョーって・・・てらこやを?」「童貞を。」

 

「何時です?」「それはヒント弐で。」

 

「何処でだ?」「それはヒント参で。」

 

「誰とだボケ。」「それはヒント・・・いや答えじゃねえか!」「ッチ」

 

 

 

「この裏切り者がぁぁぁ!!」ライトストレートォ!「うおおあぶねぇ!」

 

「お前の初めてはこまっちゃんじゃねえのかよぉ!」「あれは*は初めてって事だよぉ!」

 

はい、里人B不正解。「そげな!」

 

「ヒント弐、かなり昔、真夏日だった。」

 

「かなり昔ってどれ位だよ。」「・・・当時の年齢を言うと差し障りがあるので言えない。」

「おk把握」

 

「ならば射命丸か!あいつショタコンだからな!」「不正解!(お前がソレ言うのか・・・。)」

 

「じゃあ慧音先生ですか?」「違います!そもそもせんせとは胸や尻を何度も揉んだけど一度もそういう事はシてないぞ!」「意外過ぎる!」

 

 

「ぐぬ、次のヒントくれ!」

 

「はいはい。ヒント参、玄武の沢の近くにある洞穴でした。あそこは真夏でも涼しかったな。」

 

うーん・・・。厄神?「違う。でもある意味惜しい。」ある意味?

 

「分かんねえよ・・・。真夏とか関係あるのかよ?」

 

「ある。というかあった。」

 

「んー。キセツがカンケーするってことか?」あー、楓太勘が冴えてるな。

 

「まさかお前秋の神に・・・!?」「違ぇよ!仮に秋の神だったとしたら捧げるなんて言い方しねえから!」はーいヤクザ不正解。「うぐぐ。」

 

「わかった!レティ・なんとかイワだろ!」「違うけど合ってる!正解にしといてやる。」

「やった!」

 

「えええ!なんで冬の妖怪ぃ!?」「真夏とかまるで逆じゃねえか!」「あああ!むしろ逆だからこそか!引っかかっちまったクソが!」

 

「逆だからこそとはどういう意味です?」

 

「アイツ夏場は完全に弱り切ってるから少しでも涼しい所に行く習性があんだよ。」

「猫みたいですね。」

 

「そんで涼しい洞穴で休んでたところをガキだったコイツが押し倒したとかその辺だろ!」

 

「いや逆だ。押し倒されたんだよ。」「マジかよお前。」「貴方人の事あまり言えないじゃないですか。」「うっせ!」

 

なんで厄神がある意味惜しいんだよ。

 

「それはな、当時は厄神とはイロイロした仲だけど本番はシてないっていう・・・。」ああ、そう。ところでコイツどうするんだ?「こいつ?」

 

 

 

「オ”レ”はね”ぇ”っ”。1■歳の時のアレが初めてやおも”っ”て”ぇ”!!」

 

「うわ~ぉ汚い顔してやがる。」

 

 

 

「まあ放置で構わん!次、最終問題だ!」はーいおれにまかせろー。

 

 

 ◇

 

 

さあさあ。地の文さんからの出題だ。幻想郷中を見てきたおれの問題は一味違うぞ!

 

選択問題

 

   先月の博麗霊夢と八雲紫のオ○ニー回数は合計で何回?

1、0~60回

2、61~120回

3、121~150回

4、151~180回」

 

「問題酷ぇ!」「選択肢も酷ぇ!」「ケタが違いますね・・・。」「結局クソふざけた問題ばかりじゃねえか!」「お○にーってなんだ?!」「そこかよ。」

 

ヒント。博麗霊夢は人間で、八雲紫は妖怪です。「「「「「 知ってるわ! 」」」」」

 

「ぐぬぬ・・・判断材料が少ない・・・!」「仮に一日一回で30日なら30回、二人足して60回だけどそんな単純な話じゃねえよな・・・。」「わざわざ問題にするという事はつまり何かエグい事があるはずだ・・・!」「クソッ。流石に今までの問題とは方向性がだいぶ違うな!」「お○にーってなんだよ!」「方向性も何も大体シモだったじゃねえか。」

 

さあお答えください。

 

「3・・・いや2だ!」「2番!」「じゃあ1番で!」「4番だ!」「わかんねえけど1!」「じゃあ3番だ!」

 

正解はー・・・3番!「よっしゃあらあ!」

 

ではなく2番!「おおっしゃぁ!」「やったぜ!」「チクショォォォォ!」

 

詳細は、博麗霊夢は先月で17回。八雲紫は102回。合計で119回でした。「偏りすぎィ!」

 

いやー残念だったねぇ里人A君や、オナバレし掛けて緊急回避した回数も合わせれば余裕で120回は超えてたのにねぇ?

 

「畜生めぇぇぁぁぁ!!」「と言うか八雲の奴マジでケタ外れじゃねえかナニやってんだ!」「そりゃあナニやってたんでしょう?一人で。」「そういう事じゃあねえよ!」「だからお○にーってなんだよ!」「よしよし楓太には私が教えてあげようか「引っ込めショタコンヤンキー!」

 

 

さぁてさて結果はっぴょー、といきたいところだけど。「正解数が全員2回で見事に横並びだからな!最後の最後に早押しクイズで決めるぜ!」

 

「「「「 な、なんだってー?! 」」」」

 

出題者はおれ。誰かが正解したらその時点でそいつが優勝!全員間違えたならおれが優勝!OK?

 

「良くねえ!地の文が完全有利じゃねえか!」「誰にも解かりようのない問題出されたら不公平ですよ。」

 

「や、それはどうだろうか。なんだかんだ言ってさっきの問題が一番マトモだったし。」

 

「そうだな、お前等クソ野郎どもが考えた問題よりも全然問題らしかった。」

 

「お前の問題は全員正解というオチだって解かっていってるそれ?」「るせぇ!」

 

話は纏まったか?じゃあ次が本当の最終問題だ。カクゴ決めろよ!

 

 

 ◆

 

 

最終問題!早押しだぞ!

 

   今日は第何季の何月何日?

 

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

どうした?超簡単な問題だろ?早く答えろ。

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

ホラホラァ!人間妖怪幽霊神だれでも簡単にわかるような問題だぞぉ!答えろ答えろぉ!

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

 

 

 

 

             『お前は触れてはならないことに触れてしまった。』

 

 

 

 

 

・・・っ!誰だ!

 

 

 

 

 

 

   『この世界線において、明確な時期を決めるような言葉はNGだと、知らなかったのか?』

 

 

 

 

 

くそっ!誰だよ!出てきやがれ!

 

 

 

 

 

『おいおい、お前が呼んでおいて誰だ?なんてあんまりじゃないか。』

 

 

 

 

おれが・・・呼んだ・・・?まさか、お前は!いや貴方様は(・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ☺ < 私だ!

 

 

 

 

 

 

ぎゃぁぁぁぁぁぁ超偉い神様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

 

 

 

 

「「「「「「 (話についていけねえ・・・。) 」」」」」」

 

 

 

 

 

 ☺ < やれやれ、君もようやくまともな地の文になってきたと思ったのに。

 

 

いやぁぁぁぁぁぁぁ超偉い神様なんでぇぇぇぇぇぇ!!!

 

 

 ☺ < なんでもなにもあるか。君が頑張っているからご褒美をと思って今回の事に協力したのに、君はこの世界線の禁忌を犯してしまった。

 

 

ああああ違うんです違うんです!!ただ誰もが分かるのに答えられない問題作ろうとおおお!

 

 

 ☺ < 言い訳結構。だがルール破りの罰を与えないといけないね。

 

 

あああああああああああ助けてええええええええええええええええ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂うわあああああああ

 

 

  ▂▅▇█▓▒░░▒▓█▇▅▂  シャッ

 

 

      Σ██   バーン!

 

 

 

 

 ☺ < これでよし、さてさて。それでは私は帰らせてもらうよ。さようなら。

 

 

 ▂▅▇█▓▒░ ☺ ░▒▓█▇▅▂ サラダバー!

 

 

  ▂▅▇█▓▒░░▒▓█▇▅▂  シャッ

 

 

       Σ██   バーン!

 

 

 

 

 

「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」

 

 

 

 

「「「「「「 すげぇシュールな光景を見た気がする。 」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そうか。地の文居ないから俺等で締めないといけねえんだ。」

 

「えー?こんな流れでどうやって締めるんだよ・・・。」

 

「うーん。とりあえずアレで良いのではないでしょうか?」

 

「あれってなんだよ?」

 

「あー。アレね。でもアレってスキじゃねーんだよなぁ・・・。」

 

「いいじゃねえかアレ。なんというか浪漫だからよ。」

 

「だからあれってなんだよ!お前等男同士で解かり合ってんじゃねえよボケァ!」

 

「ああ。うん。おkおk。じゃああれだ、ちょっとここから離れててくれコノハさんや。」

 

「ア”ア”?なんでだよ。」「いいからいいから。ね、お願い。」「っち。解かったよ。」

 

 

 

 

 

「オラァ!これで良いかぁ!?」         「おーうそんだけ離れてれば十分だぁ。」

 

 

「それで何すんだよオラァ!」          「ちょっと叫ぶだけで大丈夫ですよー!」

 

 

「叫ぶって何をだぁゴルァ!」          「みてればわかるー!」

 

 

「見てればだぁ?」               「じゃあそろそろやるぞー」「「「「おう!」」」」

 

 

 

 

 

         *  チ ュ ド ォ ォ ォ ォ ォ ン  *

 

 

 

 

「ば、」

 

 

 

「爆発オチなんてサイテー!」キラキラ☆







クイズ大会の景品はうやむやになりました。めでたしめでたし。
これにて規格外編は完結となります。完結になるから句点 。を付けないとね。

どうでもいいですけど私からすれば

▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂うわあああああああ

って落とし穴みたいに地面が開いて落下しているように見えます。
それで
  Σ██ バーン!
ってフタ閉めたみたいな。見えない?



(最近ヒロアカ買いました)補足


蓬莱山栄吉郎

幻想郷をまたにかける(二股的な意味で)色男。童貞はレティに捧げたが処女は厄神が奪った。
優勝したらやっぱりエロい事がしたかった。ある意味で純粋。エロに。


守屋心音

幻想郷をまたにかける(不倫的な意味で)伊達男。知恵と勇気と根性と性欲で鬼を打倒する。
優勝したら嫁さんと海外旅行とか行ってみたかったらしい。ハネム~ン。


椎松虎士

里の自警団のボス的存在。悪い事するやつは鉄拳制裁。許してください何でもしますから。
優勝したらみすちーとイロイロしたかったらしい。直接交渉しなさいよ馬鹿。


仲田理斗

人里のトラブルメーカー。Tolover・・・なんでもない。ネーミングセンスがしゅごい。
優勝したら子供が欲しいらしい。毎日頑張れお父さん(予定)。


富士野コノハ

妖怪の山の大天狗兼アイドル。最近なった、というかならされた。不本意。あと肌が褐色。
優勝したらバカルテット(人間ver)と■■■■■■■■■■■■■■■■■■。消されるぅ!


山伏楓太

人間の里のガキ大将。バカみたいに強い。行動範囲が人里もしくはいかなる場所でも。
優勝したらルーミアがもうちょっとソフトになってほしいと願うつもりだった。モゲロ。


地の文

ある意味で神様の使い的存在。其処に居るけど認識できない存在。隠遁術のプロ。
優勝したらおれ、幻想郷の女の子と直接いちゃいちゃするんだ・・・!




(´・ω・`)。(;´Д`)。('Д')、(/・ω・)/(*^^*)。(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)。
超偉い神過ぎて文字化した(´・ω・`)。


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稗田阿求はアレな乙女

「えー、皆様。新年おめでとうございます。」

 

「早いもので小説の初投稿から4ヵ月も経ちました。」「ねえ。」

 

「あれから作者もいろいろありましたが皆様はいかがお過ごしでしょう。」「ちょっと。」

 

「そういえば今年の干支は酉でしたね。これからは酉に因んだ内容を「阿求」なんですか射命丸さんさっきから。今新年の挨拶を動画に撮っている所なんですから。」

 

 

 

 

 

「正座。」

 

 

 

 

 

「・・・はい・・・。」

 

 

 

 ◇

 

 

 

「なんで正座させられているか分かってますよね?」

 

「あの、一応私乙女なんですけど、こんな拷問器具みたいな物の上に正座させられるのは・・・」

 

「あやや、何を言うかと思えば。」

 

 

 

 

「拷問器具みたい、じゃなくて拷問器具そのものよ。」「うわぁい」

 

 

 

 

「いや、だからどうしてそんな物の上に正座させられるのと聞いて「3ヶ月」えっ。」

 

「阿求が最後に小説を投稿してからもうすぐ3ヶ月が経つわ。」

 

「・・・ははは、なんの冗談でしょう。だってそんな、あれからまだそんなに経ってないでしょう・・・経ってないですよね?」

「じゃあ数えてみなさい。」

 

「えっと、最後の投稿が10月の22日だったから・・・ヒノフノミ・・・馬鹿な、3ヶ月近く・・・だと・・・?」

 

「言い訳なら聞くだけ聞くわよ。言い終わったら罰を与えるから。」

 

「罰を貰うのは決定事項ですか・・・。」「勿論。」ニッコリ

 

 

「い、いや、あれですよあれ。最近本業の方が忙しくなりまして、なかなか筆を執る時間が持てなくてですね。」

 

「この前の小旅行は楽しかったですか?」「ええ!それはもう楽しかったですよ。いやー中々旅行なんてものはしないんですけどね。あれならもっと旅行に行ってみようって気が」

 

 

 

「・・・あっ。」

 

 

 

「本業が・・・なんでしたかね?」「いいいいいやちちちち違うんですこれはこれには訳がありましてですね本当に」

 

 

「・・・ハァ、それで?他には?」

 

「他に?!ほ、他にはあれですよ、ちょっと年末は体調を崩してしまってですね、それはもう医者から絶対安静を言いつけられていまして、毎日永遠亭に通院していましてねそれはもう」「へぇ、通院していたのね。」

 

「そうです!だから年末と年の初めは執筆作業が出来なかったので仕方なかったんです!」

 

 

「話変わるけど大晦日の嘲笑ってはいけない化学博士面白かったですね。」「ええ!勿論最初から全部見ましたよ!私の一番のツボだったところはやっぱりトミー大西さんの」

 

 

 

「・・・はっ。」

 

 

 

「絶対安静なのに見ていたんですね。しかも全部。」「ええええっとこれはそのそれはそうそうそれはえいえい永遠亭で見たんですよそうそう永遠亭で入院している時に退屈しのぎでですね」

 

「別に絶対安静でもテレビくらい見てもいいでしょうに。」「そ、そうですよねそうですそうそう。」

 

 

 

「ただ私情報だと永遠亭は紅白派なのだけれども。」「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

 

 

「それで、言い(のこ)した言葉はお終いですか?」「ひぃ言い回しが不穏になったぁ。」

 

「ところで話を少し戻して、私は嘲笑ってはいけないの好きな部分はてょーのが方正をビンタするくだりが好きなのですが。」

 

「分かります!なんか分かっているのについ笑っちゃうんですよね!」「そうね。」

 

 

「じゃあこの後されることも分かってるわね?」「ふぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ”あ”あ”あ”あ”まってまってまってぇ”ぇ”!!」「大丈夫よ。ビンタの代わりにハリセンで叩くだけだから。河童謹製の小型ジェットエンジン付きだけど。」「死ぬ!しんじゃうから!というかハリセンになに付けてんだカッパァァァァ!」「ほらおとなしくしないともっと痛いわよ。」「おとなしくしてたら遺体になっちゃいますぅぅぅ?!」

 

 

「投稿が遅れに遅れてごめんなさい、は?」「ひぇぅ。ご、ごめ、しゃ。」

 

「ごめんなさいは!?」 「 ご め ん な さ い !! 」

 

 

 パ

  ァ

   ァ

    ァ

     ァ

      ァ

       ン

 

 

* * *

 

 

 

「   」チーン

 

「ガァッデム!って言っておきましょう。」

 

 

 

「ほら、いいかげん起きなさい阿求。」「ふぉあ!」

 

 

 

「私の首ついてます?」「ついてるついてる。」

 

 

 

「阿求あのねぇ、そりゃ私も新聞に載せる小説はべつに不定期でもいいって言いましたけど、まさか3ヶ月近く空くとは思わなかったですよ・・・。」

 

「うっ、反省してます・・・。」

 

「それで、本当のところこの3ヶ月何していたの?本当に小説書いていなかったわけじゃないでしょう?」

 

「やぁ、一応次の構想を練ってはいたんだけどね?」

 

「あやや、まさか文章に起こすのがめんどくさくなったとは言いますまい。」

 

「いやぁ、面倒になったっていうよりさ・・・」

 

 

 

 

「そんなことよりオ○ニーかなって。」「はっ倒すぞ。」

 

 

 

「まって。ちゃうねん。」「なにがちゃうねん。」

 

 

「だってこんな小説って所詮自己満足でしょ?」「言葉を慎め!無駄に敵を作りそうな事言うな!」

 

 

「いやいや、まずそもそも私は職業が小説家じゃないでしょ?」「・・・まぁそうですが。」

 

「それに毎日何千人もの人が見るような小説を書いてる訳でもないでしょ?」「・・・なんだか妙なディスられ方されてません?私。」

 

「でも私はせっせと大したことない駄文書いているでしょ?」「確かに。」「否定しろよぉ。」

 

 

「つまりは自己満足のオ○ニーに過ぎないってことね。」

「・・・ちょっと。その理論だと文文。新聞もオ○ニー扱いなんですけど・・・。」

「え?違うの?」「てめぇブッコロコロしてやろうかぁ・・・!」

 

 

「まぁつまりは同じオ○ニーだったら気持ちいいほうがいいかなって。」

 

 

 

「・・・阿求、それは違います。」

 

 

「確かにオ○ニーの方が気持ちいいかもしれません。ですが、例え貴女の自己満足に過ぎない小説でも、それを待ち望んでいる人が居るのは事実です。ほら、これを御覧なさい。」

 

「・・・この紙は・・・?」

 

 

 

 

 

「感想です。」

 

 

 

 

「か、KA N SO U !?」

 

「そうです、KANSOUです。これは阿求さんのプレッシャーになるかもと思って渡さずに取っておいたのですが、きっと励みになるはずです。さあ、読んでごらんなさい。」

 

「・・・」

 

 

 

「あったけぇ・・・あったけぇ・・・ッ!」

 

 

 

「射命丸さん。私、頑張る。がんばるよ・・・!」「そう、その意気です!」

 

 

 

 

 

「あ、でもこれからの時期普通に忙しいんだった。」「 」ズルッ

 

 

 

「・・・さっきの言葉は何だったんでしょうかね・・・。」

 

「あはは、しょうがないじゃないですか、忙しいんだから。」

 

 

「・・・ハァ。阿求、霊夢さんの近況をご存知で?」「え?分からないけど・・・。」

 

 

「ゲーム実況をしています。」

 

「え?」

 

 

 

「ゲームの実況動画を作っていますと言ったのです。」

 

「ええぇ・・・。」

 

「しかも大体週一のペースで動画投稿しているそうですよ。Youmu Tubeに。」

 

「えっ?!Youmu Tubeに!?」「驚くところそっち?」

 

 

「霊夢さんくらい暇で忙しい人でも週一ペースで動画投稿してるんですから、阿求も暇を見つけて小説書きなさいよ。」

 

「・・・いや、でもゲーム実況なんて普通にゲームしたの投稿してるだけじゃ「 違 う ! 」ひゃう」

 

「阿求、貴女大体3000字の文章書き起こすのにどれくらい時間掛けるのかしら?」

 

「え?えっと~、大体だけど2~3時間くらいかな?」

 

「そうですか、ちなみに人は1分間に大体500文字くらいを読めるそうです。つまり3000字なら読み終えるのに5~6分くらい掛かる計算ですね。」「へぇ~。そうなんだ。」

 

「ちなみに個人差はありますが10分程度のゲーム実況動画を作るのに8時間くらい掛かるそうです。」「はぇ?」

 

 

 

 

 

「えぇえええ!?嘘だぁ!」「ところがどっこい・・・!これが現実、現実です・・・!」

 

「だって、あんなもの普通のゲームプレイ垂れ流してるだけじゃ「口を慎め馬鹿野郎!」」

 

「いいですか?一見垂れ流しのようにも見えますが実際は数時間にも及ぶプレイの中で特に見ごたえのある所をより抜いて映像化しているのです。それにあまり意識していないでしょうが動画のBGMやゲーム音量の調整、その他ネタ画像の挿入等の編集時間も馬鹿にはならないのです。そう、実際のプレイ時間の2倍以上時間をかけるほどに。」

 

「・・・え、てことはそんな事を霊夢さんは毎週・・・?」

 

「そうです。」「まじでか。」

 

「霊夢さんは毎週何かに追われるようにして身を粉にしながら動画投稿しているのです・・・。」「ふぁぁ。」

 

「それこそ一頭身になるくらいに・・・。」「(あれ?もしかしてそれってゆっくり霊m)」

 

「ちなみにですがゆかりさんもゲーム実況しているらしいですよ。」

「(もしかしなくても違うゆかりさんじゃね?)」

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

「うーん、分かった。これから何とか暇な時間を見つけて小説を書き進めるよ。」「そうですか、よかった。」

 

「でも・・・。」「?まだ何かあるのですか?」

 

 

 

 

 

「ネタが「ハロウィン。」ぐ。」

 

「クリスマス。」「むむっ。」

 

「正月、初詣。」「ぬぬぬっ。」

 

「これだけスルーしたイベントがあるにもかかわらずまさか、ま! さ! か! ネタが無いなんて言いませんよねぇ?」

 

「ふ、う、う。・・・・・・頑張る・・・。」









久々すぎて小説の書き方忘れてしまったぜ。作者の羊です。あれ?性欲な要素すくねえな?
阿求がいろいろ言ってましたがべつに作者の代弁というわけでは無いです。


無いです。



オマケ


阿求「新規で小説書きたい!」

文 「今書いてるのが完結してからにしなさい!唯でさえ両方滞っているのに新しく書くな!」

阿求「やだぁ!ヒーローアカデミアで活躍するぅ!ボーダーで最強になるぅ!」

文 「だぁから今書いてるのを終わらせろっての!」

阿求「だってだって、ワートリとかヒロアカとか見てたら創作意欲がビクビクとそそり立ってきたんだもん!この際短編でもいいからこのしごき出るアイデアと意欲をドビュっと出さないとムラムラが止まらないよう!」

文 「言い方に気を付けろぉ!」


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例外編 幻想郷にハロウィンの波が押し寄せるようです

ハッピーハロウィ~ン。お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー。感想くれなきゃ失踪するぞー。


え?今日はハロウィンじゃないって?カレンダーの日付を10月31日にしてみろ。


ほら、今日はハロウィンじゃないか!



そういうことです。


「みすちー。ハロウィンって知ってるか?」

 

「何よ唐突に。」

 

「いやなに。今日がそのハロウィンだなぁと思ってな。」

 

「・・・?この前新年迎えたばかり「今日がハロウィンだなあと思ってな!」あっはい。」

 

「・・・それで?そのハロウィンってのがどうしたのよ。」

 

「お?みすちーはハロウィンを知らないのか。よしよし、俺が教えよう。」

 

「・・・なんか嫌な予感が。」

 

「ハロウィンって言うのはな、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エロい恰好した女の子が好きな男に『お菓子くれなきゃ悪戯するぞ♪』って言って色々あって男にイタズラ(意味深)されまくるイベントだ!」

 

「私ハロウィンのこと全然知らないけど多分かなり間違ってるわよソレ。」

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

 

~人里外れ~

 

「ふうた、その恰好どうしたのだー?」

 

「これか?ミイラおとこだ。」

 

「かわいい(結婚しよ)。」「えっ?」

 

「似合ってるのだー。でもなんでそんな恰好してるの?」

 

「きょうはアレだ、はろうぃんなんだってよ。だからルーミア、おかしくれなきゃいたずらするぞ!」

 

「!!!・・・もー、まだお昼なのに・・・。しょうがないにゃぁ///」ヌギヌギ

 

「は?!ちょ、なんでヌギだすんだおい!」

 

「え?だってふうたが犯してくれなきゃ悪戯するぞって「おかしだよ!おかしてくれとはいってねえよ!」・・・ふーん。まあいいよ、じゃあ飴玉あげる。」

 

「お、やった。へへっありがとうな!」ヒョイパク

 

 

 

 

「ねぇふうた?」「ん~?」コロコロ

 

 

「TRICK or TREAT」「ふぉ?」

 

「お菓子くれなきゃ悪戯するぞー。」「?!」

 

「ほらほら~♪早くお菓子くれないと悪戯するよ?」「!!?」ブンブン

 

「お菓子くれないんだぁ♪じゃあ悪戯ね。」ギュッ

 

「!!!」ビクン!

 

「あはぁ♥ふうたのココ、ピクってなった・・・♪」

 

「!!るーみあっやめ「ちゅー♥」んむぐぅ!!?」

 

 

んっちゅっふぅぅ

 

じゅるっちゅっちゅる

 

んふぅっじゅるっちゅるる

 

じゅっちゅちゅっんんぅ

 

 

きゅっ んふぅぅ!

 

 

もみもみじゅっちゅっ

 

しゅこしゅこちゅっふぅぅっん

 

ふぅっふぅっふぅぅっちゅこちゅこ

 

ちゅぅっちゅちゅっちゅくちゅくちゅくちゅく

 

 

じゅじゅるるるる びくびくびくっ!

 

「っっ~~~~!!!」「あっはぁ♪」

 

 

 

 

「ふうたぁ♥甘ぁ~いちゅーだったね♥」ハァハァ

 

「っ~///」

 

「はぁ♥手がべっとべとだぁ♥んぅ、ちゅる。」「?!」

「んふぅ、ふうたの、美味しっ、ちゅる。」

 

「・・・」ゴクッ

 

 

「あはぁ♥ふうたの、まだ元気だぁ。」

 

「ぁぅ、これはっ」「ねぇ、ふうた。」

 

 

 

「あっちで続き、シよ?」

 

 

 

省略されました。全てを読むには感想にワッフルワッフルと書いても無駄です。

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

「じゃあハロウィンってのは色々あって男が女の子に悪戯されまくるイベントだ!」

 

「だから違うって言ってるでしょうが!いや知らないけどハロウィン!」

 

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

 

~永遠亭~

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

「暇ねぇ・・・。」「言うな、虚しいから。」

 

「妹紅、面白いことしなさいよ。」「なんだその適当なネタフリは。」

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

 

 

 

「寝てたわ。」「ネタフリだけにか。」

 

「・・・」「・・・」

 

 

 

 

「永琳は所用とか言って何処かに出かけちゃったし。」

 

「なんか今更殺し合いって気分でもないし。」

 

「栄吉郎はイナバと一緒に人里に向かっちゃったし。」

 

「いっその事追いかけるか?」

 

「(なんだこいつ等、栄吉郎と離れて1時間もしないうちに乾いてやがるうさ・・・。)」

 

「あ、てゐじゃないか。丁度いいや。」「(げ、見つかった。)」

 

「ねぇてゐ?私達見ての通り暇してるんだけど、栄吉郎が帰ってくるまでの退屈しのぎに何かないかしら?」

 

「何かと言われてもねぇ・・・あ、そうだ。」

 

 

 

「今日はハロウィンって事になってるらしいよ。」

 

 

 

「「ハロウィン・・・ねぇ(かぁ)」」

 

「折角だし栄吉郎が帰ってくるまでにコスプレでもして、先にお菓子を貰ったほうが勝ちってゲームでもしてみてはいかがうさ?」

 

 

 

 

「「やるわ。」」「ほい来た。」

 

 

 

 

 

 

 

「すみません栄吉郎さん。腰が砕けて足に全然力が入らなくて・・・。」

 

「やぁ、俺もかなり張り切っちゃったからな。謝るのは俺の方さ。」

 

「それでも薬箱と私を一緒に背負うのは重いですよね?」

 

「ははは、それなりに鍛えてるから。それにうどんちゃんはそもそも軽いしそれに・・・」

 

「・・・それに?」

 

「背中におっぱいが当たって元気百倍。」

 

「///さっきあれだけいっぱいしたばかりじゃないですか、エッチ///」

 

「はっはっは、さてさて永遠亭が見えてきましたよっと・・・あん?」

 

「どうしたんですか?」

 

「いやぁ、珍しいこともあるもんだ。モコタンはともかく、輝夜がお出迎えとは。」

 

「・・・なんかいつもと服が違いませんか?」

 

「ああ、全然違うな。」

 

 

 

 

「てゐてめぇなんだこの服は!こんなもん裸より恥ずかしいじゃねえか!///」

 

「文句言うなウサwww他にサイズが合うのが無かったからしょうがないウサwww」

 

「笑ってんじゃねえ燃やすぞ!」

 

「あなた~!見て見てこの服似合ってる~?」

 

 

 

 

「なんですかアレ等・・・。」「なんだろうな・・・。」

 

「(輝夜の服はぴっちりとしたレースクイーンコスか。ボディラインがそのまま出てる。てゐは・・・園児服か?違和感ねえな。そんでモコタンは・・・)」

 

 

「うぅ・・・ジロジロ見るなバカぁ・・・///」

 

「(ぜかまし・・・)」

 

 

「ほらほらwwwあんま動くとおっぱい全部見えちゃうウサwwwww」

 

「///絶対燃やしてやるからな・・・っ!」

 

「ほら貴女達。ちゃんと揃えて言うのよ。」

 

「解かってるウサ。一番先に『お菓子』貰った方の勝ちウサ。」

 

「っ~~~!クソっ!やるよ!やればいいんだろうが!」

 

 

「栄吉郎っ!!」「ぅおっ、お、おう。」

 

 

 

 

「「「トリックオアトリートッ!」」///」

 

 

「・・・」

 

 

(何が如何してこうなったのかはまったくもって解からない。ただ一つだけ解かることがある。)

 

 

 

 

(俺、赤玉出します。)

 

 

 

 

 

 

「あら、今日はハロウィンパーティ(意味深)になるだろうと思って色々準備していたけど間に合わなかったようね。・・・まあ、『コレ』等の出番は無くなったわけでもなさそうだけど。じゃあ私も参加しましょうかね、面白そうだし。」

 

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

「じゃあハロウィンは男が女の子にお菓子を強奪されていくイベントだよ。」

 

「ハロウィンそんな殺伐としたものじゃないわよ!知らないけど!知らないけど!!」

 




そういうわけでハロウィンでした。

え、ハロウィンといったら魔女っ娘や悪魔っ娘だろって?

今書いちゃったらクリスマスと初詣ネタで書くのがなくなっちゃうだろ!




そういうわけで今年も健全な小説書きを目指します(新年の抱負)


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例外編 嫉妬の炎に包まれたバレンタイン

クリスマスや初詣ネタで書くと言ったな。あれは嘘だ。

バレンタインですね!皆様はチョコを貰う予定がありますか?それともあげる側?


ちなみに私は■■■■


「パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル!!」

『パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル!!』

 

「さあ野郎共。浄化の準備は出来たかしら?」

『おおおおおおおおおおお!』

 

「今日はバレンタイン。醜いブタとサル共が愛を嘯く日よ。そんな日を私達嫉妬族が消し炭に変えてやるの。なんて素敵な日なんでしょうね。」

『おおおおおおおおおおお!』

 

「さあ耳をすませなさい。今この時も発情しきったブタが○○みたいな色した生ごみを渡しているわ。」

『ギルティ!ギルティ!ギルティ!』

 

「さあ目を凝らせなさい。今この時も欲情しきったサルが○○みたいな色した生ごみを受け取っているわ。」

『ギルティ!ギルティ!ギルティ!』

 

「今こそ世界を無に帰すのよ嫉妬族!この腐りきった世の中に嫉妬の炎を!」

『嫉妬の炎を!おおおおおおおおおおおおおおおおおお!』

 

 

 

「なあにこれぇ。」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「なぁ霊夢ー。」

「……」

 

 

「霊夢ー。」

「……」

 

 

「れーいーむーぅ。」

「……」

 

 

「霊夢霊夢霊夢霊夢霊夢れいむぅ~~~!」

「ああもううるさいわね!編集作業の邪魔しないで!」

「だって折角私が此処にいるのにずっとぱそこんとやらに向き合って、全然相手してくれないんだもん!」プンスカ

「今私は忙しいの!ヒマな鬼を相手してる時間は無いわ。」

「えー、別にいいじゃん!ゲーム動画ってのはもう撮り終わったんだろ?編集なんてパパッと終わらせて一緒に飲もうよー。」

「何言ってるのよ!実況動画ってのは編集に時間をかけてこそよ!編集にどれだけ時間を使ったかでその動画が面白いかどうかが決まってくるって言っても過言ではないわ!」

(※個人の意見です)

「ぶー、そんな事よりお酒飲んだ方が絶対楽しいと思うんだけどなー。」

 

 

 

「なー霊夢ー。」

「なによ。」カチカチ

「私にもチョコくれよぅ。」

「はぁ?いきなり何言ってんの?」

「人間は今日チョコレートを贈り合う風習があるんだろ?現に霊夢は魔理沙にあげてたじゃないか。」

「あ、あれは別にそういうのじゃないわよ。いつも動画編集とか手伝ってもらってるからそのお礼よ、お礼。」

「レズチョコってやつ?」「友チョコよ!と・も・チョ・コ!」

「なんだよ、私と霊夢は友達だろ!私にもチョコ寄越せー!」チョーコ!チョーコ!

「全く……しょーがないわね…。ちょっとまってなさい。」

 

 

「ほら萃香、チョコレートよ。」

「やった!霊夢大好き!!」「はいはい…」

 

「あれ?これ中身お酒入ってる?」モゴモゴ

「ウイスキーボンボンって奴よ。高かったんだから。」

「…ん?なんでそんな物わざわざ買ったんだ?」「いいから黙って食べなさい。」

 

「んん~美味しかった!」

「そう。ホワイトデーのお返し期待してるから。」

「ホワイトデー?ってなにかわかんないけど、はい、お返し。」

「…?何よこれ。」

「チョコレート!霊夢最近よく目が疲れるって言ってるだろ?だから目に良いブルーベリーを入れたチョコレートを作ったんだ!」

「…萃香…。ん”ん、随分グチャグチャな梱包ね、雰囲気も何もあったもんじゃないわ。」

「なにおう!」

「…でも、ありがと。」

「!へへっ、どういたしまして!」

 

 

「あらあら、随分苦くてクドいチョコレートですわね。」モッチャモッチャ

「…」「…」

「それに中身はかなり酸っぱいわ。全体的に硬いし、風味も感じられない。マズイチョコねぇ。」モッチャモッチャ

「…」「…」

「ほら霊夢、そんな物より外の世界から持ってきた高級チョコを一緒に食べましょ?」

「…」「…」

「…あれ、なんだかお二人ともご機嫌ななめー、なーんちゃって……」

「…」「…」ゴゴゴゴゴゴ

「あ、あらぁ?なんだかゆかりん、用事思い出しちゃったから帰るわね。」「「まちなさい紫(まてよ、紫)」」

 

     ちょっとおはなし(・・・・)しましょ?

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「あ、映姫様!」

「…ん、ちゃんと徳を積んでるようですね。感心感心。」

「ハイ!一日十善、さすれば三膳!きちんと励んでおります!」

「…な、なるほど。予想以上に頑張っているようですね……。」「ハイ!」

 

「ところで、貴方の持っているソレは…」

「あ、これですか?これは以前助けてもらったお礼に、と渡されたものです。」

「…ちなみに中身は?」

「えっと、チョコレートです、と言っていたような…」

「……渡した方は女性でしたか?」

「え、どうしてそれを?」

「……そうですか。へぇ…なるほど…。」

「…えっと、映姫様。顔が怖いのですが…。」

「ふふふ何を言っているのです?どう見ても仏の顔でしょう?」

「え、あっはい。いつも通り美女です。」

「そ、そういう事を言ってるのではありません!///」

 

「私が前に言った事を覚えてますか?」

「はい!映姫様のお言葉は全て一言一句違わず覚えています!」

「そ、そうですか。では今日、女性からチョコレートを貰うということがどういう事かは分かっていますか?」

「は?あっ。えっ、いやしかし、これは助けてもらったお礼って…」

「こういう男女関係はキチンと白黒はっきりつけなさい。ましてや分からないフリなど言語道断です!」

「ハイ!気を付けます!」

「ならば直ちにその女性のとこに行ってきなさい!」

「ハイ!」

 

 

 

「(あああ私って本当に最低だ……。あの人もあれだけ善行を積んでいる徳のある人なのだから、里の女性が言い寄ってきてもおかしくないのに……。なのに私は、閻魔と言う立場を利用して、相手に選択を強要するなんて…。閻魔が嫉妬するなんて、なんて醜いのでしょうね…。これではあの人になんて思われるか…)」

「映姫様!」「ひゃあぅ!」

 

「は、早かったじゃないですか。」ドキドキ

「?いえ、先ほど貰ったばかりでしたから。それより映姫様、先ほどのチョコレートは返してきました。」

「…!そうですか、なんと言って返したのですか?」

「『チョコレートありがとうございます。しかし私には既に心に決めた女性が居るので、義理とはいえこういうのはいただけません。一度受け取っておいて失礼とは思いますが、お返しします。本当にごめんなさい。』と。」

「…わ、分かりました。」クルッ

「…映姫様?」

 

「(心に決めた女性って…!///顔が熱いっ!あああ静まってっ!こんな、恥ずかしいっ///)」

「映姫様?大丈夫ですか?」

「だだ大丈夫ですから!少しそこになおりなさい!それがあなたに出来る善行ですっ!?」

「えっ、あ、ハイ!」

 

 

「おほん。さて、本題に入ります。(ああぁ大丈夫かな、もう顔赤くなってないでしょうか…。)」

「…はい。(顔赤らめてる映姫様可愛いヤッター!)」

「今日ここに来たのは、貴方がキチンと善行を詰めているかの確認に来たのですが…その様子だと問題はないようですね。」

「ハイ!一日十善、さすれば「それは聞きました。」…ハイ。」

「ええ、このまま順調に徳を重ねていけば天国行きは確実でしょう。(というより既に天国行きは半ば確定事項ではあるのですが…まあ言う必要もないですか。さらに徳を積んでくれれば多少の無理も通せるでしょう。)それでですね…今日はよく頑張っているあなたにご褒美をあげましょう。」

「ご褒美…まさかエッチな事「婚前交渉はいけません!!」デスヨネー。」

「ご、ご褒美というのは…まあ、コレの事なのですが…」

「これは…もしかして?」「勘違いしない様に、これは、その……、ほ、本命チョコですから…」

「結婚しよ。(可愛い。)」「ふぇぁ?」

「あ、えっと今のは…」「っ~!黒っ!黒黒!黒です!///」

 

「こ、婚前交渉はいけませんが…あーんくらいなら…いいです、よ?」

「え、映姫さまああああああ!!!!」ガバッ

「ひゃぁぁ!」

「今すぐ結婚しましょう!なんか、もう…色々我慢できません!」ギュゥ

「にゃぁ!にゃにをいってるんでひゅか!」

「ああもう好き!色々好き!映姫様大好き!愛してる!」

「ふぁぁ、あああああアホなこと言ってないで放してくだひゃい!」

「大丈夫です映姫様!いまならア~ン♥くらいで済ませますから!」

「なんだか違う意味に聞こえるんですがああああぁぁぁぁぁ……」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「…で?ルーミア、その恰好はなんなの?」

「コレ?見れば分かるでしょ?」

「見てわからないから聞いてるんだけど。」

「もー、リグルは察しが悪いなぁ。今日はバレンタインでしょ?」

「ああそうだね。チョコって聞くだけで吐き気を催す。」

「だからふうたにチョコをあげようかなーって思ったの。」「ねえ聞いてた?私の話聞いてた?チョコって聞くだけで吐き気を催すんだけど。」「つわり?」「友達だけどぶち殺すぞ。その相手が居ないから吐き気を催してるんだろうが…!」

「まあそんな事はどうでも良いんだけど」「どうでもいいだぁ…!?」

「ふうたに普通にチョコ渡してもつまんないからさ、ちょぉ~っと工夫を凝らしたの。」

「…で?」

 

 

「だから私の服そっくりのチョコを着てみました。」

「こいつが友達じゃなかったら蟲の餌にしてたところだぞ色ボケ発情期のブタがぁ…!」

 

 

「それであれでしょ、どうせ『プレゼントはわ・た・し♥』とかぶちかますんでしょ。言ってて吐きそう。」

「馬鹿だなー。イマドキそんなの流行らないよ。」「殺したい」

 

 

「この格好でふうたとシてふうたからホワイトクリームを…「言うな言うな。それ以上言ったら今すぐ擂り潰して蟲に食わせてやる。」

 

 

「つまりプレゼントとは名ばかりで自分が食べるために作ったんだな…。」

「そう。熱々のチョコを大量に浴びたせいで全身大やけどしちゃった♪」

「殺意の波動がみなぎってきたんだけどこの衝動に身を任せてもいいものか…!」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「チルノちゃん!はいこれバレンタインのプレゼントだよ!すっごい気合い入れて作ったんだから!」ドスン

「おー!ありがとう大ちゃん!」

「…なんだこれ、ハコでけぇ……。ジブンとおなじくらいあるじゃねえか……。」

「大ちゃんコレ開けていい!?」

「もちろん!」

「わぁ!開けるね!ふうた、手伝って!」「はいはい、よっと。」

「凄いでしょ!丸二日間かけて作った大作なんだから!」

「…」「…」

 

 

「1/1スケールのチルノちゃんチョコ!」

「…ス、スゲエ…」「(チルノがヒいてる…。)」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

「パルパルパルパル…!みえる、『視える』ぞぉ…!幻想郷が、世界が…!チョコを媒介に、悪意が広がるぅぅぅ!奴らは私達を殺す気でいる…!!!」

『ギルティ!ギルティ!ギルティ!』

 

「さあ野郎共、粛清の時間だ…!チョコを喰らい尽せ!バレンタインなぞ終わらせてしまえ!」

『ギルティ!ギルティ!ギルティ!』

 

  「 合言葉はぁ!!! 」

          『 バレンタイン終了のお知らせ!!! 』

 

「さあ行け野郎共!いまこそ全世界を絶望と嫉妬の炎で焼き尽くすのだ!」

『おおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

 

 

「ああ、いたいた。おーいパルスィ~!」

 

「ゲェ!この声は…勇儀!」

 

 

「な、何の用かしら。私は今とても忙しくて構ってられる暇はないのだけども。」

「ああ、大丈夫だ。すぐ済む。」「えっ?」

 

 

「はいこれ。バレンタインの。」

「…えっ?」

 

 

「いやーはっはっは。チョコレートなんて簡単に作れると思ったんだが、中々に難しいんだな。何度も既製品にしようと思ったんだが一度作り始めた手前、なかなかあきらめがつかなくてな。なんとか形にはなったんだ。なぁ、折角だから今食べておくれよ。」

「え、うん。」

 

パクリ

 

「……」

「な、どうだ?旨いか?パルスィは苦いのよりか甘いほうが好きなんじゃないかと思っていろいろ工夫したんだが。」

「…ちょっと砂糖入れ過ぎよ、甘すぎるわ。」

「む、そうか。色々試したんだが…「でも。」

 

 

「嫌いな味じゃないわ。」

 

 

「…そっか!良かった!」ニカッ

「ふん、良いのかしら?私みたいな奴にまでチョコをあげたら旧都の連中全員にあげるハメになるんじゃない?」

「…?何言ってるんだ?好きでもない奴にチョコは渡さないだろ?」

「…!?」

「やーそれにしてもパルスィの口にあってよかった。古明地の所で練習した甲斐があったな。」

「あら、さとり妖怪達にもあげたのかしら?」

「まあな、世話になったお礼に。」

「ふん。誰にでもあげるんじゃない。妬ましい。」

「何言ってるんだ。本命はお前だけだよ。」

「!?!?」

 

「…ばかな事言うんじゃないわよ…」パルパル

「本気なんだけどなぁ。」

 

 

 

 

 

「なあ、俺等っていつまであの茶番を見てなきゃいけないんだ?」

「なんだお前。今年が初めての参加か。」

「毎年恒例だぞ。」

「マジかよ。」

「俺等はいつもこの茶番をニヤニヤしながら見るのを楽しみにしてんだよ。」

「まあ、それが嫌なら一人で浄化活動してるんだな。現にそういう奴は一人で地上に出て励んでるらしいし。」

「あーあの蟲妖怪か。」

「まあ、そう言う事だ。俺等嫉妬族なんて名前してるけど結局はコレが見たいがために参加してるんだぜマジで。」

「…マジかー。」

 

 

 




という訳で何とかバレンタインに間に合わせました。

え?時間見ろよだって?
いや、どうみても間に合ってるだろう?

2月14日の26時。うん。間に合ってるな(白目


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西行寺幽々子は基本的に一人遊びはしないけどそれでもあえて言うとすれば棒派

自分の中でヤリたい事ヤリまくったのでこっち集中的に更新しようと思います。
という訳でリハビリ感覚の本編…本編?あれ、この小説の本編ってどういう定義だったっけ…。


やあみんな、凄い久しぶり!地の文さんだよ!あまりに久々過ぎて作者からも存在を忘れられかけて幻想入りしかけた可哀想な奴だよ!

 

まあそんな訳でここは人里の甘味処『アマキ』だ!今中には店員以外は3人しか入ってないみたいだね!

 

え!?お前こんな感じじゃなかっただろうだって?シカタナイネ!だって作者が地の文の書き方を忘れてしまったからメメタァ!!

 

 

 

 

 

 

 

ここは人里は甘味処『アマキ』。その中には現在3人の客がいるようだ。

 

「よーむぅー。この『全部乗せパフェ』が食べたいわー。」

「……ダメですよ幽々子様。今月はちょっとピンチなんですから抑えて頂かないと…というかこの『全部乗せパフェ』って明らかに地雷なのですが…。」

 

お客の内の一人、白玉楼在住の西行寺幽々子。幻想郷一健啖な亡霊である。あとデカい。

 

もう一人、これまた白玉楼在住の魂魄妖夢。清純派二刀流剣士な半人半霊である。処女(重要)。

 

人?と疑問符を浮かべる所だが、見た目が人間っぽければ数えるときは人で良いのだ。え?妖精はどうなんだって?

 

 

……そして最後の一人はというと、

 

「店主、この『アゲアゲ↑キツネ殺しタルト』をひとつ。」

 

「ありがとうございます。」

 

 

主人をほったらかしにしておいて堂々と甘味を嗜むつもりのようである。

 

そんな幻想郷一のおっp藍様が何故甘味処で、白玉楼の二人と一緒に居るかというと…

 

 

 

「それで…妖夢に自慰を教えてほしいと?」

 

「ファ!?どどどどどうしてそんな話にっ!?」

 

「そうなのよー。妖夢ってほら、色々な事に影響されやすいし、間違った行為で病気になっちゃったりしたら…ねえ?」

 

「なっ!そんな病気なんて貰ってきませんよ!!」

 

「…『貰う』?自慰行為なのに貰うなんて発想……あっ(察し」

 

「…え、あ!違っ!!」

 

「…とまあ、そういうわけなのよー。ねっお願い、こんな事紫には出来ないし、私も人に教えられるほど自慰は得意じゃないし…。」

 

「…自慰に得意も何も無いような気もするが……まあ確かに紫様には荷が重いでしょう。しかし、教えるのは自慰でいいのですか?いっその事、男を教えたほうが手っ取り早い気もしますが…。」

 

「あら、うちの妖夢は自分でちゃんとイイ人見つけてくるから大丈夫よ?」

 

「ちょっと!?私を置いて話を進めないでくださいっ!!」

 

 

 

 

「……いやぁ姦しいですね…。」

 

「あら、浮気かしら?」「いえ滅相も!!」

 

 

今日も幻想郷は平和なんですねぇ……。

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

さて、話は二日ほど遡って白玉楼が一室。今日は主人が居ないからとせっせと一人遊びに励んでいる若者(?)が居りました。

 

「ふぅっ…ふぅっ…んんっ…」

 

少し前に幻想入りした、お気に入りのウ=ス異本を片手にモゾモゾと蠢いている所に突如ふすまが開き

 

スパーン!

「よーむー!一緒に外に行きましょうー?」

 

なんという事でしょう。死んでるくせに好奇心と悪戯心旺盛な主人によって(今年に入って何度目になるであろう)秘密の孤独遊戯が暴かれてしまいました。鬼!悪魔!亡霊!

 

「ぎゃあああ!幽々子様帰ってきてたのならもっと速く声を掛けてください!!」

 

「あらあら~。ごめんなさいねぇ~。」ニヨニヨ

 

「…ふぇぇ…。」

 

このような暴挙を以前から何度も繰り返された結果、彼女はオ○ニーの最中も主人の事が気になってしまい幾ら時間をかけても果てる事がなくなったのでした……

 

めでたしめでたし。

 

 

「……ということなのよ~。」

 

「完全に幽々子様が悪いじゃないですか…。」

 

「むー!!むー!!」モゴモゴ

 

「でもこのままじゃ妖夢の性欲が溜まっていく一方で、何か間違いを犯しちゃうんじゃないかって心配なのよ。ほら、最近『そういう事』多いでしょう?」

 

「むぐー!!んむー!!」モゴモゴ

 

「……なるほど。つまり要するに、妖夢が性欲を解消出来るようになれば良いわけですね。」

 

「そうねぇ。でもイイ人なんてそうそう見つかるモノでもないでしょう?一夜の夢でもやっぱり信頼できる人じゃないと。」

 

「(信頼…は出来ないが一夜の付き合いなら絶好の男が居たんだがな……。今だと、あの宇宙人共に借りが出来るみたいで駄目だなぁ、もったいない。)」

 

「どうしたの?」

 

「いえ、そういえばこの店の店主ならどうです?顔も性格も悪くはないと思いますが。」

 

「っ!!んんー!!」

 

「ほら、このように妖夢も望んでるみたいですし。」「ん”ん”~!」

 

「あら、既婚者はダメよ。お互いに良い事にはならないわ。」

 

「ふむ…まあそれなら仕方ないですね。」

 

 

「…あの。」

 

 

「あら、どうしたの店長さん?ウチ専属になる気が起きたのかしらー?」

 

「それか情夫になる覚悟が出来たのか?最近は特に暇な時間が増えてきたからな。死なせはしないがギリギリまで搾り取って…「あ、十分間に合ってます。」ッチ。」

 

「いえ、そちらの…妖夢さんなんですが。」

 

「んむ!?んむー!!」ジタバタ

 

「あら、妖夢はさっきまでうるさかったでしょう?お店の迷惑になると悪いからしばらくはこのままよ~。」

 

「全く、飲食店の中で暴れるなんて仕方のないヤツだな。」

 

「んぐー!!」

 

「…いえ、むしろその状態の方が迷惑なんですけど…。」

 

 

説明しよう!今現在の妖夢の状態は、両手両足を拘束された状態でテーブルの上に縛られているのだ!何故テーブルの上なのか、それは誰にもわからない…。

 

 

「…とにかくテーブルは人が乗るようには出来てないのでおろして貰えると助かるのですが…。」

 

「あらぁ。テーブルの上でエキサイトした事のある人の言葉とは思えないわ~。」

 

「なっ!?何故それを!!」

 

「……図星なんだな。」「あらあら~。」

 

「……」

 

「うふふ、可愛いわねぇ……つい手が出ちゃいそう♪」

 

「っ!?」

 

「ねぇ、やっぱりウチに来ない?お給与はカラダで払うから♥」モニュ

 

「っっ!や、やめてください…。」

 

「ふむ、ならばこっちは衣食住完備。仕事の時以外は何をしてもかまわない、勿論こういう事もな。」ムニュ

 

「っうぁ!?!?」

 

「ふふ、ココ(・・)はウチで働きたいって言っているみたいだけど?」スリスリ

 

「ふぅん、お前さえ良ければ今ココで給与の前払いをシてもいいんだぞ?」フゥゥ

 

「あっ!やめっ!!」ゾクゾク

 

 

 

「はい、こちら淹れたて熱々の白湯でございます!」バシャッ! 「おっと。」「あら危ない。」

 

ビシャッ!「っ熱ッつい!!!」「ぅむぐ~っ!!」ジタバタ

 

「リトさん?ちょっと洗い物お願いできますか?」

 

「熱い…。洗い物って言っても今日は全然お客来てないじゃない「さっさと行く!!」ひゃい!!」

 

スッタカタッタ

 

 

「…ふぅん。ここはお客に対して随分なサービスをするのね。」

 

ニッコリ「ええ。ですからご遠慮なくどうぞ。」バシャッ

 

「結構だわ。」ヒョイ

 

「う”むぐっ!!」ビシャッ

 

「やれやれ、男の浮気を許してやるのは良い妻の条件じゃないのか。」

 

「貴女と私で認識の齟齬があるようですね。」バシャッ

 

「そうかな?良いオスには良いメスとつがいになるべきという認識は一緒のようだが?」ヒョイ

 

「ッ!!」ビシャッ

 

 

妖夢は泣いた。

 

諸君、これが濡れ場だ。

 

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

さて、人里内で思わぬ弾幕ごっこを経験したが、私は元気です。

 

3人共(特に妖夢)ビショビショに濡れてしまったので、帰路につく前に服を乾かす事にしたらしい。

 

出先で服がビショビショに濡れ、乾かす。そう、乾かすためには脱がなきゃならない!

 

つまり!三人は現在全裸なんだよ!!ナッナンダッテー!

 

 

「やれやれ、店主の服を借りれたのは不幸中の幸いという所か……。」

 

「……でも私達がずぶ濡れになったのは仲田さんの暴挙だけでなく幽々子様達の悪ふざけの所為ですよ…。」

 

 

全裸だと言ったな、あれは嘘だ。実際は借りた服を着て火にあたりながら服を乾かしている。

 

 

「ふふ、クセになりそうな匂いね。」スンスン

 

「ちょ、幽々子様!はしたないですからやめてください!」

 

「おや妖夢。そういいながらお前もこっそり匂いを嗅いでいただろう?」

 

「なっ!?……その手には乗りませんよ!」

 

 

ちなみに今どんな服を着ているのかって?男が女に貸す服といったら当然Yシャ…

 

いや、よそう。ここは幻想郷。みんなが思う数だけそこに幻想があるのだから。

 

だから誰がどんな服を借りて着ているのかは各々で想像するといい…。

 

 

「さて、丁度いい。折角だし妖夢に正しい自慰の仕方というものを教えてやろう。」

 

「ここでですか!?」

 

「うむ、私は考えた。妖夢が幽々子様の事が気になってオ○ニーに集中出来ないと言うのならいっその事、見られている状態で興奮できるようになればいい、とな。」キリッ

 

「キリッ。じゃないですよ!!?何ですか見られてる状態で興奮できるようになればいいとか!?」

 

「なあに、たとえそれが変態行為だろうが慣れれば快感になる。妖夢ならきっとすぐ分かるさ。」

 

「分かりたくないんだけど!?」

 

「あらあら~。これで妖夢も間違いを犯さないわねぇ~。」

 

「藍さんに相談した時点で間違ってるんですけど!?」

 

「さあ妖夢、これから私の言う事を良く聞いて実践しろ。そうすれば絶頂できるさ。」

 

「頑張ってね~妖夢~。」

 

「……え、本気ですか?本気なんですか?嘘だと言ってください!!」

 

 

 ◆

 

 

「さて、まずは体の力を抜け。リラックスするんだ。」

 

「……ええ、ああもうやればいいんでしょやれば……。」

 

「ゆっくり深呼吸をするんだ。口呼吸じゃなくて鼻でしっかり呼吸するのがコツだ。」

 

「……」

 

すぅぅー……はぁぁー……

 

すぅぅー……はぁぁー……

 

「そうだ。鼻で呼吸し続けろ。そのままゆっくり左腕を顔の前を通すようにして右肩を掴め。」

 

「…こうですか?」「そうだ。そのまま深呼吸し続けろ。」

 

すぅぅー……はぁぁー……

 

すぅぅー……はぁぁー……

 

すぅぅー……んっ…はぁぁー……

 

んぅ…スンスン

 

はふぅ

 

 

 

「…はっ!?」

 

ニヤニヤ ニヤニヤ

 

「なっあ、あ、だ、騙しましたね!///」

 

「いいや、騙してなんていないさ。現に見られてる事を忘れて匂いに集中出来たじゃないか。」

 

「う、うぅ~///」

 

「さて、そこまで出来たのならあと一歩だ。自分がもえるシチュエーションを想像してみろ。」

 

「……燃えるシチュエーション……」

 

すぅー…はぁー…

 

すぅー…はぁー…

 

 

 

--------------------------------------

-------------------------

---------------

-------

 

 

 

先生!お願いがあります!

 

  んお?魂魄か、なんだ改まって。

 

私と勝負してください!

 

  はぁ、勝負。なんでまた。

 

かつての……リベンジですっ!

 

  ……ふーん。俺がわざわざ勝負を受けるメリットなんて無いわけだが?

 

……私が負けたら、好きにしていいです。

 

  ……

 

その代わり私が勝ったら一つお願いがあります!

 

  ……ふん、好きに、ねえ?お前、それがどういう意味か分かってんの?

 

覚悟の上です!

 

  くくく、いいだろう。また前の様に沈めてやるよ。

 

私はあの時より強くなりました!いざ勝負!!

 

 

っく、また……勝てなかった…。

 

  …っぷはぁ!ギリギリだった…。

 

…約束通り、好きにしてください。

 

  ああ。だがその前に……妖夢。

 

 

  強くなったな。

 

っ!当然です!今まで優秀な先生に教わってきたんですから!

 

  くく、そうかい。

 

ですから……その……

 

  まあそれとこれとは話が違うからな?

 

えっ  グイ

 

きゃっ!

 

  くく、じゃあお望み通り好きにさせてもらうぜ。

 

あ、待って先生(近い近い!ふぁあ、先生の匂いがぁ…)

 

  お前の胸はちっさいなぁ。

 

ひゃぁ、せんせ、ダメ、んむぅ!?むぐぅ、んむぅ、んふぅ

 

 

 

「何やってんだお前?」

 

 

 

-------

---------------

-------------------------

--------------------------------------

 

 

 

「何やってんだお前?」

 

「ひぇええあああああああ!!!?」「どわああ!?」

 

「はえ!?お、男の人!?不審者!?変質者!!?楼観剣!!楼観剣は何処に!?」

 

「待て待て、声を掛けただけで不審者扱いとか。いつから幻想郷はそんな悪の国になったんだ。俺だよ俺。」

 

「俺!?俺さん!?そんな人知りません!!切り捨て御免!!」

 

「止めろ止めろ!斬られても死なねえとはいえ痛いもんは痛いんだから!!」

 

「そんな蓬莱人みたいな事があるわけ……えっ、栄吉郎さん?」

 

「よぉ。」

 

「やっぱ不審者じゃないですか!!」

 

「まて、その理屈は可笑しい。」

 

「何でこんな所にいるんですか!」

 

「…何でと言われましても。ここら辺は俺の散歩コースだし……。むしろ俺の方が質問したいくらいなんだけど。」

 

「なんですか!」

 

 

 

「何でお前『一人で』『痴女染みた格好して』こんな所にいるんだよ。」

 

 

 

「……へぇぁ?」

 

「たき火の跡……何だお前サバイバルゴッコでもしてたのか?」

 

「え?あれ…?幽々子様は…?藍さんは…?」

 

「見てないが。」

 

「……」

 

「しっかしお前のその恰好。それ男物だろ?何でまたそんなん着てんの?」

 

「……ぁぅ///」プシュー

 

パタッ

 

「…おい、いきなりどうした。おい、おーい。もしもーし。」

 

 

 

 

 

 

「スマンな妖夢。流石にヤツにこんな姿を見せる訳にはいかんからな……。」

 

「これ以上胸が大きくなるのは流石に避けたいわねぇ…。」




いやぁー随分軽いジャブ程度な内容だったなぁ。まあリハビリ感覚だから仕方ないね。


(お久しぶりですね)補足


西行寺幽々子

耳年増キャラだったらいいなぁとか思いながら書いてたらこうなった。
しかし経験豊富だ。


魂魄妖夢

主に幽々子の所為で充実したオ○ニーライフが送れない日々を過ごした。
結果栄吉郎にお持ち帰りされたのだろうか。


八雲藍

幻想郷一位。色々。


八雲紫

アレがもの凄いが、あまりにもの凄過ぎて人に教えることが出来ないもの凄さ。


甘味処『アマキ』

最近、妖怪のお客が来るたび店主が誘惑されまくるのが悩み。
ただ妖怪のお客は大抵上客になってくれるから出入り禁止に出来ない。


全部乗せパフェ

『アマキ』にある食材全種類を使ったパフェ。普通の人間が食べるサイズじゃない。


アゲアゲ↑キツネ殺しタルト

甘く煮た油揚げを使ったタルト。甘くて香ばしくて美味しい。しかし化け狐しか頼まない。


栄吉郎

性欲の権化。
強い。エロい。ほぼ無限のスタミナ。どんなメスも一発で落ちるぜ。多分。


あ、すっごい今更ですがおかげ様で評価に色がつきました。ありがとうございます。お礼といってはなんですが、皆さんの家にリグル送っておきますね。


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鍵山雛はTE○GA派……T○NGA派!?

阿求「こっちに集中すると言ったな。あれは嘘
文「ダァァァァ!!」ドゴォ!


文「オマエ、コッチ、ガンバル。OK?」

⑨「お…おーけー……」



俺の思うヒナちゃんじゃねえ!
って方は一回!一回だけでいいからこのキャラで通させて!


「お願いします!お願いします!」

 

ここは妖怪の山。その一角の林の中。一人の男が大きな声をあげていた。

 

「どうかお願いします!」

 

相対するは一人の少女。幻想郷でも珍しい部類のゴスロリに身を包んでいる少女の名前は鍵山雛。

 

言わずと知れた厄神様である。おおよそ(やく)神様って事ではない。

 

そんな彼女に関わるだけで不幸になるというにも拘らず、男はそんなのかんけーね!と言わんばかりに厄神様に接近して土下座を敢行していた。

 

一体どうしてこの男はそこまでするのか。それを語るにはまず男の説明をせねばならないだろう。

 

自身の頭に土が付着するのも厭わずに土下座をしているこの男。背の程は180cm、迷彩柄の背広を纏い、妙に角張ったウエストポーチが括り付けられている。何より特徴的なのは頭に乗っているテンガロンハット、額の部分には白地の黒字で『皿』と描かれている。ダサい。

 

そう。この男こそ河童の科学を1000年進めたと言われ、魂魄機械融合学の第一人者であり異次元転送装置の発明家でもあり妖怪の山完全機械化プロジェクト構想のトップエンジニアであるキングオブ変態河童。水無月 金剛鉄(みなつき こがね)である。ここは読まなくても大丈夫やで。

 

え?誰だコイツって?さあもう一回初めの話から読みなおしましょうねー。

 

ちなみにこの男。河童の癖に泳げないのである。河童の川流れ(笑)

 

そんな男が何故厄神様に土下座外交をしているのかというと…

 

 

「お願いします!先っちょ!先っちょだけでいいから!ちょっと入れるだけだから!痛いのは始めだけだから!」

 

なんというカス台詞だろうか。先っちょだけって言っておいて全部ぶち込むのは目に見えてるから。

 

そんなカスに対する鍵山雛の言葉とは!?

 

 

「あらあらうふふ♪ダメよダメ。私は幻想郷のアイドルなんだからこんな誤解されるような事は駄目なのよ。そもそも男のヒトと一対一、1on1で会うなんて所をファンに見られたらなんて言われるか分からないわ。いくら貴男がイケメンでも、アイドルたる私を独占することはイケナイ事なのよ。だからそう、そういう事は事務所を通して貰えるかしら?」

 

 

厄い(確信)

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

さて、どこから話した物か。まずは河童の男の話をしよう。

 

この男さらりと流したが現在、妖怪の山完全機械化プロジェクト構想のトップエンジニアである。

 

詳しい話は省くが、要するに現在妖怪の山は、昨今の幻想郷エネルギー黎明の波に乗ろうとした結果、相談する相手を間違えたのである。要約終わり。

 

そしてこの男、山の神々(ガンキャノンと蛙とか)とは全く違うアプローチによるエネルギー源の研究をした結果、『厄による飽和運命的不幸エネルギーと次元位置エネルギーの相互不干渉と異常反応による永久機関発電』の理論を発見したのだ。何言ってるんだコイツ。

 

そして、その理論を実践する為の厄を集める為に厄神様に特別な注射針を使って直接厄を取ろうとしているのだ。

 

先っぽ(注射針)。神様相手にバチ当たりかよ。

 

 

そして一方の厄神様、鍵山雛はというと、偶々幻想入りした『カラスでも分かるアイドルの成り方』という本を見た結果、このざまである。

 

 

このざまである。

 

 

 

「大丈夫!小さい注射針一本分いっぱいにするだけだから!すぐ終わるから!」

 

「いやん、小さいとかすぐ終わるとか、やらしい。」「やらしい!?」

 

「それにぃ~。わたしぃ~。そういうことわかんにゃ~い♪」

 

「…」

 

流石の河童も異常性に気付く。

 

「…えっと、厄神様…?」

 

「は~い♪ヒナヒナ星からやってきましたぁ、皆の心のアイドル。ヒナちゃんでぇ~す☆」

 

ヤバイ。

 

「そぉ~れ、みんなの厄をたぁべちゃうぞ♪」

 

ガチで。

 

「……まあ、厄さえ取れればいいか。」

 

良くねえよ。

 

「という訳で厄神様「ヒナちゃんでぇ~す☆」

 

 

「厄神「ヒナちゃんでぇ~す。」

 

 

「…y「ヒナちゃん。」

 

 

「…ひ、ヒナちゃん……。」

 

「はぁ~い♪」

 

「……」

 

くたばれ(直球)

 

「…厄分けてください……。」

 

「えぇ~?どぉ~しよっかなー?」

 

「……」

 

 

 

「そうだ♪私のファンになってくれるならいいわよ★」

 

「(・_・)」

 

 

 

「なれよ。」「あっはい。」

 

 

 

「うふふ♪それじゃあキミが記念すべきファン一号だわぁ♪」

 

「え、さっきファンに見られたら云々って…」「え~きこえなーい」「怖っ」

 

「それじゃあ折角だし気合い入れていこー!聞いてください一曲目。『恋のヒナクルマジカル』」

 

てっててててって~♪

 

「何処から音楽が?!」

 

歌って踊れるアイドルらしいっすね。

 

 

 ◆

 

 

てってんててってん♪

 

「聞いてくれてありがとー!!」

 

「……」

 

やっと終わったか…想像以上に電波曲だったな(白目

 

「それでは続いて二曲目、いっくよぉ~☆」「まだあんのか!?」

 

幻想の少女は人の都合を考えない。

 

                         ~ バッドラックラバーズ ♪~

 

「なんか趣向変えてきた!」

 

 

 ◇

 

 

ててててててってん♪

 

「ありがとー!!」

 

「まさか歌って踊って弾幕張るとは思わなかったぜ……」プスプス

 

厄神に関わると不幸な目にあうらしいな。この状況がそうなのだろうか。不幸(物理)。

 

 

 

「ねえどうだったかしら?」

 

「ああ、輝いてたよ。(弾幕が)」

 

「うふふ、ありがと♪それじゃあ記念すべきファン一号との初めての握手会をしよっか。」

 

「いや、厄をだな……まあいいや。」

 

ハジメテの握手会(意味深)開始。

 

「ところで握手会って何をやればいいのかしら?」「えー…。」

 

 

「握手会って言うんだから握手するだけなんじゃないっすかね。」

 

「あらそうなの?でも握手するだけなんて……何が面白いのかしら?」

 

「さあ…?」

 

それ以上はいけない。

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

「はぁ~ヤレヤレ。あのアホも人がいいというかなんというか……。面倒事に首を突っ込むのは人間がやる事だろうに……。」

 

河城にとりは一人、妖怪の山を歩く。目的は一つ、友達以上恋人未満の男を探していた。

 

「だいたいそもそもジジイ共の言葉なんか真に受けなくても良いってのにあの馬鹿。

(一緒にいられる時間減るじゃんか。)

 

そんなにとりは、いつものリュックの他に小さな袋を肩から下げている。

 

「全く、今日もあのアホはメシ食うことも忘れてどっかほっつき歩いてるんだろーな!あ~!そんな男の為にわざわざ弁当作ってやるなんて私ってば本当にイイ女の子だよなー!!」

 

小さな袋の中身はどうやら弁当らしい。蛇足だが、弁当を作るために朝の四時から起きて、選りすぐりの食材を使って作り上げた逸品である。

 

中身がキュウリだらけなのはご愛敬である。

 

「…ったくもー。ホントにどこにいるんだアイツ。部屋のメモには厄がどうのって書いてあったから雛のところだとは思うんだけど…。」

 

男の部屋に勝手に上がり込むような仲というのははたして友達以上恋人未満なのか?

 

 

 

「……!………。」

 

「~~!……!」

 

 

 

「おっ?この声は…金剛鉄(あのアホ)と雛の声かな?とりあえずそっちに行ってみよう。」

 

そうしてトコトコと声のする方に歩きだす。

 

 

 

「……っ!……~!」

 

「…。……?」

 

 

 

「んー?何話してんだあいつ等…?」

 

声のもとに近づいてはいるのだが、未だに二人の姿は見えず。

 

辺りはSIGEMIに包まれて奥の様子を窺う事は難しい。

 

にとりはSIGEMIをかき分けて進んでいった。

 

 

 

「ここがいい?それとも…コッチ?」

 

「っ…!やめ…っ。」

 

 

 

「……」

 

声の主は確かに金剛鉄(アホ)と雛で間違いはないみたいだ。だがナニをしてるのか。

 

「(……いや、おちつけにとり。大体この手のパターンってのはなんてことない只のマッサージとかそういうオチだ、うん。ここで仮に何してんだ!って感じで出て行くと逆にこっちが恥をかくパターンだ。うん。ここは落ち着いて行こう。)」

 

 

「(いやよく考えたらなんでこんな山の中でマッサージしてるんだよ、おかしいじゃん!ま、まさかあのカス……私と『そういう事』しないで他の娘に手を出して…っ!)」

 

「オラァ金剛鉄(こがね)!お前雛に何手を出してるんだぁ!!」

 

 

 

「ふふふ♪『握手会』って楽しいわね。」シコシコ

 

「っ!うあ……絶対違…あっ!」ぐちゅぐちゅ

 

「あはぁ♪ビクビクしてきた……また出しちゃうの?」

 

「ふっ…くっ…ぁっ…あ”っ!」びくっびくっ

 

「んっ、熱ぅい…ね、まだ出そう?」ねとぉ~

 

「はぁ~、はぁ~、も……むり………。」

 

「でもココはまだ出来そうだけど?」くちくち

 

「あぁっ!やめっ!」

 

「ふふっ♪硬くなってきたわ……ねぇ、挿入()れてみない?」

 

「!!」

 

「私のハジメテ(の握手会)を奪ったんだもの♪同じハジメテを貰わなきゃ不公平でしょ?」

 

「ひぃ……俺にはにとりが…」

 

「あら、じゃあ尚更じゃない。にとりにカッコいい所見せないと♪」

 

「うぁ…やめぇ……」

 

「ふふ♪ほぉら、ココ。挿入れる瞬間…よく見てね……………あっ。」

 

「えっ」

 

「……」

 

 

 

 

「……ひ、ヒナヒナ星からやって来たヒナちゃんでぇ~す☆」

 

 

                         「サブタレイニアンキューカンバー」

 

 

 

 

 

同日、人里で河童の川流れと流し雛が目撃され、後に新聞の一面を飾りましたとさ。

 





という訳で100%健全なお話でしたね。

(薄い内容を何とか誤魔化していくスタイル)補足


鍵山雛

神様ってその気になれば生えると思う。


河城にとり

結構口悪いが乙女思考……なのかも。


水無月金剛鉄

じつはてんせいしゃでぜんせのきおくもちのすごいやつ。童貞で処女(意味深)



稗田阿求の!(まるで為にならない)一話完結の書き方!!

「という訳でいきなり始まりました、輝く羊モドキ式の超超超面白い小説の書き方のコーナーですが進行はこの私、稗田阿求と。」





「はい。稗田阿求一人で進めていきたいと思います。」


「早速視聴者様からのコメントが届きました。なになに?『どこから突っ込めばいいのか分からねえよ。』ですか。そうですね、とりあえずその粗末なモノを蟲妖怪にツッコめばいいんじゃないですか?」


「蟲妖怪と一生を添い遂げる覚悟(食事的な意味で)があるならなぁ!」
_人人 人人人_
> まさに外道 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄



「はい、茶番お終い。ここからも茶番ですが。」

「どうしてこんな事をしているかといいますと、作者の書いた小説に評価が付きまくって喜びのあまり三日三晩裸踊りを敢行した所風邪をひきましてね。誰でしょうバカは風邪をひかないと言った人は。バカが風邪をひいてますよ。」

「まあそんな訳でただでさえ頭のおかしい作者がさらにおかしくなった為にこんな事をしている訳ですハイ。」

「さて、妖精脳みその作者による超面白い(下らない)一話完結の作り方。本題に入りましょう。」


ジンギスカン予備軍による一話完結の作り方のプロセス(チーズ)

一、小説を書くためのモチベーションを高めましょう
 高めました
 ↓ 無理でした
 ↓ ↓
 ↓ おい、デュエルしろよ。
 ↓
二、メインとなるキャラを決めましょう
 決まりました
 ↓ 決まりませんでした
 ↓ ↓
 ↓ じゃあ他の小説書こう
 ↓
三、キャラの性格を尖らせる感じで肉付けしましょう
 出来ました
 ↓ 出来ませんでした
 ↓ ↓
 ↓ そんな事よりオ○ニーだ!
 ↓
四、後は頭の中で勝手にキャラが動きますからそれを文字に書き起こしてください
 そんな事出来るなら苦労しねーよ
 ↓ そんな事出来るなら苦労しねーよ
 ↓ ↓
 ↓ ↓
_人人 人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄ 


「ということで簡単にそんな事出来るんだったらむしろ教えてほしいくらいだって事で。今日はこの辺にしましょう。では皆さん、おさらばです。」



文「……小説書かないで何をしているのかと思えば…。」
⑨「あひぃ。」

続かない。


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最終問題:混沌とはどういう状況か、具体的な例を挙げ答えよ。

ジジジッガチャッガチャッ
「……っ、よーし。よーやく完成っとぉ。」
「あら、遅かったじゃないの。もっと早く作ってほしい物だわ。」
「だったらもっと事前に連絡入れろクソスキマ。一週間不眠不休だぞこちとら。」
「次から前向きに善処する考えですわ。」
「この…。」
「おー!これが例のあれか!なんだっけ?」
「前にも説明したろ…。しゃーねー、もう一回説明してやんよ。
この機械は拡声器を基に大幅改造したモノでな。魂魄機械融合学でスキマの力を限定的に借りることで幻想郷を覆っている大博麗結界に限定アクセスし、結界全体から声を届けるいわば世界拡声器だ。それだけならただ幻想郷一帯に声を届かせられるだけの出力が全然足りないし、これ自体はまだ未完成というか理論上完成することは無いんだがそこで鬼様の出番って訳よ。アンタの疎密を操る力を利用することで幻想郷一帯と周辺の世界の住人にまで声を届かせることが出来る。本当はもっと時間さえあれば、更に届いた声の力を元に相手の魂にアクセスし、世界錬金の理論を使って全員を統一思想の基に集うことが出来るはずなんだかまあ今回はそんな事をする時間も無ければ資材もねえから断念したって訳だ。
分かったか?」
「分からん!一言に訳せ!」
「……あとは鬼様がデケー声で話せば皆に声が届きますよ。」
「そうか!紫、もういいか!?」
「ええ、いつでもいいわ。」
「よし!」


『 明日!日が沈んでから博麗の巫女の誕生日祝いを始める!興味のある奴は神社に来い!! 』


「うんうん、上出来上出来。突貫工事だったがやはり俺のイメージ通りに動いたな。」
「ふふふ、みんなで霊夢の誕生日を盛大に祝ってあげましょう。」
「しっかし紫も何で急にこんな事始めたんだ?今までの博麗の巫女にはこんな事一回もしなかっただろ。」
「ただの思い付きですわ。さあ、明日は大勢神社に来るでしょうし、沢山お酒を用意しておかないとね。」
「お、紫にしては珍しいな。もちろん私達の分もあるんだろ?」
「ええ、あらゆる世界からかき集めてくるから言葉通り幾らでもいいわよ。」
「ひょー!太っ腹だなおい!」

「……さーて、じゃあ俺はもう用済みだろ?帰って寝る。流石に一週間休み無しは生まれて初めてだ…。」
「あら、何を言っているのかしら?貴方にはこれから霊夢の誕生日会のセッティングをやってもらわなきゃいけないのですけど。」
「……は?」
「私と藍は世界中からお酒を集めてこないといけないし、萃香はこういった細かい事は苦手でしょうしね。」
「……………は?」
「橙を監視に置いておくからサボったらすぐに分かるわよ。じゃ、お願いね?」ニュイン
「おっしゃー!そいじゃ私は鬼の連中連れて霊夢へのプレゼントでも探してくるか!じゃあな河童!」フワァァァ
「……………は?」



「………マジでか…………?」



「……はぁ…。」

 

ここは幻想郷が要、博麗神社。妙に色っぽいため息を吐く少女が一人。

 

「……はぁぁ……」

 

ため息をもう一つ。逃がした幸せの代償に少女は何を思うのか。

 

 

 

「やかましいのが大勢で来たわ……。」

 

「霊夢ー!お前誕生日だって!?おめでとう!!」「誕生日おめでとう!!」

 

「タダで酒が飲めると聞いて!!」「二日酔い予防に永遠亭の薬はいかがですかー?」

 

「はいはーい、巫女にプレゼント送る方はこちらで整理券を配ってまーす!」

 

「ぎゃーてーぎゃーてー!!」「おどろけー!」「綿菓子ください!!」

 

「甘酒いかかですかー!?一杯100円!一杯100円でーす!!」

 

「さあさあよってけよってけ!今だけ八目鰻が一本ワンコインでのご提供!」

 

「更に自慢の歌声を聞かせてあげるわ~♪」

 

「博麗の巫女の成長写真いかがっすかー?今なら一組千円っすよー!」

 

「楓太ーどこー?」「甘味はいかかですかー?」「店主さんを私にください!」「殺すぞ。」

 

「おーいぬえー!こっちこっちー!!」「聖には見つからなかっただろうね。」

 

「私がそんなヘマをすると思う?」「しそうだから聞いてるんじゃない。」

 

「ややっ!其処に居るは命蓮寺の連中!」「おやおや、寺の連中が揃って酒を飲むなんて。」

 

「げっ!神霊廟の!」「ふん、尼に内緒で飲酒か、そうであろう?」

 

「てんこ!おまえもきたのか!」「誰がてんこよ!天子よ天子!」

 

「あーあ♪あのカップルとか浮気現場目撃されて別れればいいのに♥」

 

「よおバルスィ。お前がこんな所に来るとは珍しいな。」「ゲッ!お前は…勇儀っ!!」

 

「随分な挨拶されてるじゃねえか勇儀!」ゲラゲラ

 

「あああ……あのイカ焼き美味しそう…いや、食べたら、食べたらそれは脂肪フラグっ…!」

 

「ちょっとくらいいいんじゃねえの?」「何言ってるんですか!女の子はそのちょっとに命賭けてるんです!ファッションでもお化粧でも!!」

 

「お、おう…。」「だいたい男の人はいいですよね!!多少太ってようとも気にされなくて!」

 

「それは俺が太ってるって言ってんの?」「別にそういうわけじゃないですけど!」

 

「……あ、今気づいたけどその髪飾りオシャレだな。可愛いぞ。」「っ!?」

 

「キャーアリスちゃん久しぶりねー!!元気だったー!?」「母さん、来てたの?」

 

「そうよ!折角コッチに来れるチャンスが来たんだもの!夢子ちゃんも来てるわよ!夢子ちゃん!夢子ちゃん!?ちょっと夢子ちゃんどこ行ったの!?」

 

「別にいいわよ呼ばなくて、そのうちばったり会えるでしょ。」

 

「ま、それもそうね!キャーアリスちゃん大きくなったわねー!」ギュー

 

「ちょ、苦しい。」「…!アリスちゃん、あなた……男を知ったのね。」「!?」

 

「ルーミアー?どこいったー?」「見つかった?」「みつかんねぇ。」

 

「私達は離れないように手をしっかり繋いどこうね!チルノちゃん!!」

 

「うん、ふうたもほら。」「おう。」ギュッ 「ッチ」「えっ?」「あっ、ルーミアちゃんだ!」

 

「あら、貴女がこっちに来るなんて珍しいわね幻月、夢月。」

 

「あら幽香。……貴女しばらく見ないうちに随分丸くなったわね。」「そうね。弱ったんじゃない?」

 

「そうかもね。そういう貴方達も随分変わったわね。夢月、あなたメイド服止めたのね。」

 

「そもそも私の趣味じゃないし。」「今日は男を狩るハンターな気分よ。」

 

「へぇ、良い男でも見つかったの?」「ええ♥つい最近、夢幻世界に迷い込んだいい男が幻想郷育ちだって聞いたから。」「直接捕まえに来たの。」

 

 

 

「……はぁぁー。」

 

頭なんて抱えて、騒がしいのは嫌いですかね。

 

「別に嫌いじゃないわよ。」

 

その割には笑顔じゃないですか。

 

「フン。」

 

素直じゃないですねー。

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

「さて、長い前口上は要らねえ。今代の博麗の巫女の健康と幻想郷一帯の平穏。それと先代巫女の結婚を祈願してー……カンパーイ!!」

 

「「「「「「「「 カンパーイ!! 」」」」」」」」「余計なお世話だ!!」

 

 

「オイスキマ……もう寝ていいよな…。俺もう休んでいいよな…。俺もうはけてもいいよな!」

 

「あら、あそこまで頑張る必要はありませんでしたのに。」「テメエマジ覚えてろ…!」

 

「忘れましたわ。では報酬は約束通り。」「…ッチ。」

 

「コガネ様っ!こっち来て一緒に飲みましょう!!」ガシッ「!?」

 

「ズルイですわ!コガネ様!こちらに来てくださればみんなでサービス致しますわ!」ガシッ

 

「止めろ、放せ!おいスキマ、助けろ!」

 

「ブッ、フフッ…いえ、それではごきげんよう。ウププ…」「スキマテメェ!!」ズルズル

 

 

『のびーるアーム』ゴォッ

 

 

「キャッ。」「ヒャァ。」

 

金剛鉄(こがね)!!こっち来いテメエ!!」

 

「グエッ!に、にとりか……助かった…」

 

「うるさい!お前はこっちで私と雛と一緒に呑め!」

 

「助かってない!?」

 

イヤァァァ……

 

 

 

「……それで、何考えてるのよ紫。」

 

「あら、私はただ霊夢の誕生日を全力で祝ってあげたいだけよ。」

 

「ふん、どーだか。」

 

「信用無いわねぇ……。今日はあなたが『博麗霊夢として生まれた日』で、『あなたと私が始めて出会った日』でもあるのよ?」

 

「だったらどうして今年だけこんな事するのよ?」

 

「……。」

 

「……。」

 

「……それは、今年が一つの『区切り』だからよ…。」

 

「区切り?」

 

「ええ。」

 

 

 

 

「咲夜、紅茶を。」「はい、お嬢様。」

 

「美鈴、クッキーを。」「はい、お嬢様。」

 

「リュウ、ミルク出しなさい。」「無理です。」

 

「リュウ、お嬢様がご所望ならば常に命がけで答えなさいと言っているでしょう。」

 

「メイド長。それとこれとは別です。」

 

「ふと思ったんだけど、ウチにリュウが来てもう二年も経つんだねー。」

 

「相変わらず貴男は近づいて殴る事しか出来ないし。何よ茶葉を殴って紅茶を淹れるって。」

 

「自分はそれしか出来ないので。」

 

「それしか出来なさすぎでしょ貴男!キンクリ亜種か!」

 

「キンクリ?それは一体どういう「聞くな!説明に困るわ!!」

 

「掃除も拳圧だけで終わらせるし…。まあ綺麗になってるからいいとするわ。」

 

「図書館の片づけを任せた時はもっと悲惨だったわレミィ……。」

 

「ありがとうございます。」「褒めて無いわよ…。」

 

「ですが咲夜さんの代わりを務められるくらいには成長しましたよね。」

 

「ええそうね。咲夜、お願いだからこの男より長生きしなさい。」

 

「勿論、お嬢様の御命令とあらば。」

 

「ところでリュウは美鈴とどこまでシたの?」「「「 !!? 」」」

 

「どこまで…?仰る意味が解りません妹様。」

 

「だからー、チューくらいしたの?」

 

「チュー、ですか…?」

 

(チュー。ちゅー?何かの略語か?中、注、厨?)

 

「あ、だめだコレ全然わかってない。」

 

「いいいい妹様、この話はこの辺にしておきましょうそうしましょう!そうだイカ焼き買ってきましたよいかがです?イカだけに!イカだけに!!」

 

「リュウ、美鈴に本気のヤツぶちかましていいよ。頭ね。」

 

「え、あ、分かりました。」「ああああちょっと待ってくださいまだ心の準備」パァン!!

 

 

 

 

「ムーンゲートを潜った先が祭の会場だったとはな、私達はかなりついてる様だ。」

 

「フハハハハハ!!ご主人!酒が飲み放題だぞ!フハハハハ!!」

 

「おいオートス。あんま飲み過ぎるなよ。」

 

「大丈夫だ!伊達にクミロミ様の信者を長年続けていない!酒は神の恵みだからな!!」

 

「!!おいそこの金髪の少女!いまクミロミって言ったか!?」

 

「フハ?確かにそう言ったが……。」

 

「あいつ生きてたのか!そーかそーか!」

 

「……あの、失礼ですがあなたはいったい…?あ、私はジロー、こいつはオートスといいます。」

 

「ああ悪い悪い。私は八坂神奈子。しがない山の神だ。」

 

「…フハ!?神様であられ申し立てまつったか!!?」

 

「オートス、慣れねえ言葉は使わない方が良いぞ…。」

 

「ははは、構わないよ。最低限の礼儀さえもってれば。しかしそうか、クミロミの奴生きてたか。どうだった?クミロミの様子は。」

 

「いや、どう…と言われましても…。」

 

「収穫のクミロミが不調だって話は聞かないな。」

 

「そうか、じゃあ信仰集めはどんなもんなんだ?」

 

「フハーン。主神8柱の内の一柱だからな。それだけに信者も多い。」

 

「ましてや大地の恵みに直接従事する者はかなり大勢いるからな。多分だが8柱の中で1,2を争うほど多いんじゃないか?」

 

「そうか、いやーアイツ急に世界を飛び出して行ったからちょっと気にかかってたんだよね。」

 

「ふ、フハー。ご主人、私たちは今神代の話を聞いているのではないか?」

 

「うーん……。まぁ、損にはならんだろ。」

 

「そうだ!お前達の世界の話を聞かせておくれ。異世界の冒険者の話を是非聞きたい!」

 

「フハー!いいだろう!さあ、どこから話したものか…。そうだな、私とご主人との出会いの話からしようか!そう、あれは忘れもしない出来事だった。今から1年ほど前…。」

 

「ほらほら、酒飲みながらでも構わん。」

 

「フハハハ!ありがとう。ご主人見ろ!神についでもらった酒だぞ!」

 

「あーそーかい。」

 

「フハハハ!ご主人はこの素晴らしさが分からんのか!」

 

オートスは透明なポーションを飲んだ。「まずいぜ」オートスは吐いた。オートスは朦朧とした。

 

「おいいいいい!!」

 

「あっははははは!」「笑っとる場合か!!」

 

 

 

 

「やー、すげえ所に迷い込んだ気分だぜ。ばーちゃんのとこっていつもこう騒がしいのか?」

 

「そんな訳あるまい。今日が偶々ハレの日だっただけじゃよ。」

 

「うわっすげえ、ヒトが空飛んで光弾ばら撒いてやがる!どんな個性なんだありゃ?」

 

「そうじゃのう。あれはいわば霊力といった個性じゃの。」

 

「へー。人間ってやっぱすげえな。」

 

「ああ、人間は我らが思いもつかんような事を実現しよる。その事を努々忘れるでないぞ統狸よ。」

 

「にしても父さんも来ればよかったのに。折角こんなに楽しい宴会というかお祭り騒ぎなのにな。」

 

「……ほんとよのう、全く団九郎の奴は相変わらず肝っ玉が小さいというか…。」

 

「マミゾウばーちゃん。ちょっとあっち行ってきてもいい?」

 

「うん?……ああ、あっちは駄目じゃ化太郎。おぬしの様な可愛い子は鬼に食べられてしまうぞ?」

 

「大丈夫でっそい。私こう見えてバリクソ強いから。」

 

「駄目じゃ駄目じゃ、君子危うきに近寄らず。いくら強くても慢心すればあっさり死んでしまうぞ。」

 

「ちぇー。……あれ、さとりんどこ行った?」

 

「呼びましたか?」

 

「ああいた……いや違う!?さとりんのようでさとりんじゃない!?誰ですあなた!??」

 

「私は古明地さとりです。」「ああどうもご丁寧に、私は殺生石化太郎です。やっぱさとりんだった!!」

 

「なんじゃ、地底の主じゃないか。地上に居るとは珍しいのう。」

 

「まあ、来る気は無かったのですが態々連れてこられましてね。」

 

「さとり様!あっちにさとり様のそっくりさんが…うわあさとり様増えてる!」

 

「そうです、私がさとりです。」「いやいや、儂がさとりじゃよ。」

 

「…貴方達、直ちにやめてください。お燐が混乱してます。」

 

「さ、さとり様が一人、さとり様が二人、さとり様が…グゥ。」

 

「おねえちゃんがいっぱいだー!やふぅー!!」

 

「放してください。私はただの人間なので死んでしまいます。助けて化太郎…。」

 

「さとり様ー!さとり様も分裂出来たんですね!!私も負けてられない、核分裂だって出来るもん!!」「やめなさいお空!!」

 

 

 

 

「区切りねぇ。」

 

「そう、区切り。今日で一つの終わりで、一つの始まりが今日なの。」

 

「よく解かんないわ。」

 

「ふふ、そうね。私も解からないわ。」「おい。」

 

 

「これはね霊夢、儀式なのよ。大切な事なの。」

 

「私がただ一才歳をとっただけなのに大切な事なのかしら。」

 

「そうよ。だって儀式だもの。」

 

「……はぁー。あんたはいつもそうやって訳の分からない事を言うわね。退治してやろうかしら。」

 

「まあ怖い。」

 

 

 

 

「今日は飛ぶように売れるわね!」

 

「そりゃ幻想郷だからな、みんなお祭り好きだし。みすちーはちょっと休憩してていいんだぞ?」

 

「冗談でしょ?こんなに沢山お客が来てるのに、歌わないなんて損だわ!」

 

「テンション高いなみすちーも。」

 

「活きのいい男を一つくれー。」

 

「悪いけどウチは八目鰻と歌しか扱ってない…げ、キョンシー。」

 

「私もいるわ。虎士さん?私と一緒に呑まない?」

 

「いやぁ、何飲まされるか分かったもんじゃないんで遠慮しておきます。」

 

「あら、今ならワカメ酒かアワビ酒の両方をサービスできますのに。」「やめい。」

 

「そんなヒンソーなちんちくりんよりイロイロ出来てお得だぞー。」

 

「喧嘩売ってるのかしら!?」

 

「とらじもカワイソーだなー。こんな慎ましいので我慢しなきゃならないなんてー。」

 

「うるさい!腐ってる女よりはるかにマシよ!」「言ったな!勝負しろー!」

 

「……さ、邪魔者もいなくなったことですし、二人きりで楽しみましょう?しっぽりと。」

 

「ちょっと!ウチの弟子をかどかわさないで!」

 

「あら、片腕のポンコツ仙人より私の方が良いわよね。今からでも師匠替えしない?」

 

「なにを言ってるんですかこの邪仙!虎士!こんな邪仙よりも私の方が優れてますからね!!」

 

「あらぁ、所詮仙人の真似事しか出来ない貴女より優れてますわ。それに私の方が経験も豊富ですわ?房中術とか。」

 

「ぼぼぼ房中術くらい私も出来ますけど!?何なら今から試しましょうか!?」

 

「あらやだはしたない。こんな下品な仙人より私の方が教えるのも上手いですよ?」

 

「ムキィィィ!!勝負しなさいこの邪仙!!優劣ハッキリつけてやる!!」

 

「ついに本性を現しましたね茨華仙。貴女を倒して虎士さんは貰っていくわ!」

 

 

「当人置いてけぼりな件について。」

 

 

 

 

「木葉大天狗様。いいんですかこんな寛いでて…挨拶回りとかしたほうがいいんじゃ…。」

 

「まあ落ち着け椛。私らは幻想郷でもそれなりな立場を背負ってここに居る。軽々しく挨拶回りなんてしたら天狗の立場が軽く見られるぞ。むしろ私らは挨拶回りをされる方で…」

 

「……ですが天魔様はあちこち飛び回ってますが…」「何やってんだあのカスボケ女ァ!!」

 

「呼んだか?」

 

「ふぉ!?ビックリした!!」「天魔テメェ!!山の長ならどっしり構えてろタコがぁ!!」

 

「いや、ただ座ってるだけじゃツマランだろ。」

 

「テメェには威厳ってモンがねえのか!?そんなんだから新参者にも舐められんだろーが!!」

 

「そうか?そもそも妖怪の山に興味を示して無いような連中だらけじゃないか。」

 

「だからそれが舐められてるって事だろーが!!お前は天魔であるって自覚が」

 

「それよりほら、このチーズ酒に合うぞ。」「え、あ、どうも……。」

 

「天魔ぁああああああああ!!!!」

 

「喧しいぞ木葉、宴の席だ。無意味な叱責なんて止めい。」

 

「無意味じゃねえんだよおおおお!!いい加減にしろよボケカスがああああああ!!」

 

「おおお落ち着いてください大天狗様!」

 

「おい、あの綿菓子とやらはなんだ。雲を食べてるぞ、一緒に食べてみようか。」

 

「話を聞けえええええええ!!!」

 

 

「ヤレヤレ、コノハも昔から全然変わりませんねぇ。」

 

「Zzz……」

 

「なんだ?大天狗様に妙に気安いね。」

 

「そう、そう言えばにとりは知らなかったわね。射命丸は木葉大天狗の育ての親なのよ。」

 

「……ひゅい!?雛、それ嘘でしょ!?」

 

「嘘よ。」「嘘かい!!」

 

「別に育ての親じゃありませんが……そうね。昔をよく知ってるわ。よぉぉぉくね。」

 

「うへぇ、射命丸に昔のネタを握られてるとか最悪じゃんか。」

 

「ちょっと。それどういう意味よ。」

 

「Zzz……。」

 

「……それにしてもコイツこんな騒がしい所でよく寝れるわね。膝枕なんて贅沢な男ですねー。」

 

「んー。まあよく頑張ってたみたいだからね。今くらいは良いよ別に。」

 

「正妻の余裕かしら?」「だだだ誰が正妻よ!?」

 

「あら、じゃあ私が正妻になってもいいのかしら?」「それは駄目!!」

 

「おやおや、お熱いこって…。はぁー。私もいい加減良い人見つけるべきでしょうか。」

 

「そうね。あなたももういい年でしょうし、気になる人くらいいるでしょう?」

 

「ハハハ、いやぁーそれは…。」「居るのね。」「!?」

 

「何!?射命丸に恋人の影!?これはスクープよ!!」

 

「なっ!?はたて貴女いつの間に…!いや、別にそんなんじゃないから!!」

 

「気になる相手はそこの河童かしら?まあいいわ。事実がどうとか関係ないわ、とりあえずそれっぽければなんでも!」カシャッ

 

「や、やめろー!私はネタにするのが好きであって、ネタにされるのは嫌いなのです!!」

 

「清々しいほどのクズね…。」

 

『烏天狗……。写真を撮るのは構わねえが……そう言う事は事前に本人に許可を得るのがスジってもんじゃねえのか?おい…。』「あ、起きちゃった。」

 

「な、なによ生意気な被写体ね。幻想郷に肖像権なんて無いわよ!それにどんな記事に仕立て上げようが私の勝手じゃないの!」カシャッカシャッ

 

「ほう…。肖像権なんて無い…ね。いいだろう。ならば俺がお前を撮っても問題はないって事だな……。」スッ

 

「っ!それは…!ヤバイ!アンタ逃げた方が良いよ!!」「えっ?」

 

「遅い!」バシャッ

 

 

嫌っ!放して!放しなさいこのクズ!!助けて文ぁ!!

おや、呼びましたかねぇ。な、なんで文がこいつらと…!

どうして?それはやはり記事になりそうな出来事の前には飛びつかざるを得ないでしょう。

へへへ、じゃああとは手筈通りだな…。ええ、お願いしますね。

いや、やめて、嘘でしょ…。まあ、これも貴女の行いの報いって事ですよ、それではさようなら。

嫌ぁ!助けて!!助けて!!

げへへ、口では嫌々言っておきながら随分期待してるみてえじゃねえか!

こんなに濡らしてるなんて、そそっちゃうねオイ。

 

 

「ギャアアアアア!!な、なに写してんだこらああああ!!!」ブン!!

 

「これは夢想写実機。写された者の妄想や夢を漫画の一ページに納めるって機械だ。その夢がどれだけハッキリ覚えているかでコマ割りが、深く掘り込んだ内容で台詞量が変わるんだが……いやはや、見開き一ページとは驚いた。滅茶苦茶正確に覚えてるんだな。」

 

「うわぁ、私の事そんな風に思っていたんですねはたて…。」

 

「違う!違う!!こんなの嘘よ!嘘だもん!!」

 

「ところがどっこい…!これが本当…!現実…!嘘ではありません…!」

 

「うわぁ、被レ○プ願望なんて変態…」「やめて!言わないでおねがいだから!!!」

 

「あやや、しかし中々に面白い機械ですね。どれ、私が有効に活用してあげましょう!!」バッ

 

「こんなん天狗に貸したら俺が巫女に殺されかねないんで却下!」ゲシッ

 

「このクソ河童!それを寄越しなさい!!恥かかせた罪は重いわよ!!」

 

「うわっちょっと!私を挟んで何してんだ止めろ!!あんっ、胸を触んな!!」

 

 

「あっ」「えっ」「ちょっ」 バシャッ

 

 

ふー、ふー、ふー。い、いい加減にしてくれませんかね…!

お?なんだよ、これが気持ちよくないっていうのか…よっ! あんっ!

むー!うー!んー!くくく、天下の天狗様もこうなりゃただのメスだな。

くっ、こんな事をして絶対に許さないんだから…!

おいおい、何言ってるんだ?こんな状況でよくもまあそんな事いえるな。いいのか?俺がここで光学迷彩解除したらお前らだけそんな恰好で道端にほおりだされるわけだが…さて、お前らの姿を見た人間たちはどう思うだろうねぇ。

むー!!むー!!っの外道!!

褒め言葉だな。それと自分の立場が分かったか?さあ先ずは犬のマネでもしてもらおうかな。

 

 

「…ほう、複数人を同時に写すと中々に愉快な事になるのか。これは要検証だな。」

 

「要検証だな。じゃないですよ!ちょ!その写真こっちに渡してください今すぐに!!」

 

「あらー、これは随分ディープな性癖ね。露出狂?」

 

「しかも金剛鉄に手伝ってもらって……うわぁ、よく見たら口では嫌々言ってるけど表情緩み切ってるわ。これは酷い。」

 

「こっちは随分キツく縄が締められてるな。M?」

 

「マゾヒストで被レ○プ願望…厄いわぁ…。」

 

「うわあああああああんもおお嫁に行けないよおおおおおおお!!!」

 

「うーんまさに身から出たサビ、自業自得。日頃の行いが悪いと自分に返ってくるんだなぁ。」

 

 

「何綺麗にまとめてんのよ!いいからさっさとその写真よこしなさい!!!」

 

「写真じゃねえ、夢想写実頁だ!」「どっちでもいいわそんなん!!」

 

 

 

 

「ああん会いたかったわダーリン!やっぱり私達は運命に強く結ばれているのね!!」

 

「ねえ栄吉郎。この寝言を言っている羽の生えた頭の悪い女は誰かしら?」

 

「あなたまた私達の知らない間に新しい女を作ってきたのね。この月の頭脳と言われた私を何度も出し抜くなんて流石だわ。」

 

「すげえ、ここまで感情のこもってない褒め言葉は聞いた事がねえ。輝夜、こいつは幻月、それと夢月。二人とも夢幻世界とやらの住人らしい。幻月、夢月、こっちは輝夜に永琳。両方俺の嫁だ。」

 

「栄吉郎の『嫁』ですわ。何処の馬の骨か存じませんが、私たちはもう結婚してるの。」

 

「……ふーん?そう、関係ないわ。愛の前には全て些細な事よ、ねえ夢月?」

 

「そうね、貴方達のソレは結婚という鎖で結ばなければ壊れてしまうような絆なのよ。私たちのは違うわ。そんな事は関係ない、何故なら本当の愛があるもの。」

 

「あら、所詮悪魔風情が本当の愛を騙るなんておかしいわ。思わず嗤ってしまうくらいに。」

 

「定命は悲しいわよね。自らの領分も知らずに己の過ちに気付かないのだから。」

 

「あら、長命風情が永遠に物を申すなんて、それこそ自らの領分を知らないのではなくて?」

 

「「「「 …… 」」」」

 

 

「……なーにやってんだあいつ等。」

 

「いつもの事ウサ。いやー旦那がモテるのは辛いねー。」

 

「……てゐは栄吉郎があちこちで女引っ掛けてくるの肯定派?」

 

「もちろんウサ。アレのクセはもはやお師匠様が匙を投げるほどに治らないし、それに結局は私達の所に戻ってくるって解かってるからねー。」

 

「……そーか。」

 

「そう言う妹紅は否定派なの?」

 

「いや、アイツは昔っから変わらんし、そう言う事も織り込み済みで結婚したわけだし、肯定派だよ…。ただ……。」「ただ?」

 

 

「え、え、栄吉郎さん!?これいったいどういう状況ですか!?」

 

「知らん!とりあえず命の危機っぽいから全力逃走中だ!」

 

「命の危機って!!蓬莱人に死ぬ生きるとかあるんですか!?」

 

「有るさそりゃ!!少なくとも俺にとって監禁生活なんて死んだも同然だぜ!!」

 

「待ちなさい栄吉郎!!納得いく説明をしないと永遠にフェムトファイバーの糸で縛りつけておくわよ!!」「止まりなさい栄吉郎。今日の弓は少し乱暴よ?」

 

「まってねダーリン!あなたを夢幻世界に縛り付けてからこのメスブタ共をぶち殺して玄関の前にでも晒してあげるから!!」「ついでにあなたに気のあるブタ共も駆逐しておいてあげるわ。安心して。ずっと、ずぅ~っと私たちが一緒にいてあげるから!」

 

「とまあそんな訳で愛の逃避行って訳よ!!」

 

「あ、愛の逃避行って!!何言ってるんですか馬鹿!!というか下ろして!!下ろしてください!!」

 

「今下ろしたら幻月と夢月に殺されんぞ!悪い事は言わんからお兄さんに任せろ!」

 

「いや!でも!こんな!お姫様だっこって色々マズいですってば!!!」

 

 

「ただ、目の前で他の女とイチャつかれると流石にムカツク。」メラッ

 

「あっはは、それは一理あるウサ。」スッ

 

 

「栄吉郎!」

 

「おおモコタン!てゐ!ちょっと助けてくれ今俺の未来が掛かってるんだ!」

 

「フジヤマヴォルケイノ!!」「エンシェントデューパー!!」

 

「ギャー!!いきなり何すんだこらー!!」

 

「ちょっと待ったあ!ウチの早苗を連れていくというのなら土着神の頂点である私を倒してからにしろぃ!!」

 

「ちょ!?諏訪子様!!」

 

「おい人間!正式な手順も踏まずに早苗を娶ろうって言うんなら相応の試練を受けてもらおうじゃないか!神の試練を受ける覚悟はあるか!!」

 

「上等だぁ!今日まで無理無駄無謀を何度も乗り越えた俺にとって毎日が試練なモンだ!そして俺は強欲で貪欲なんだよぉ!!手に入るものは全て奪っていく!悪魔が相手でも、神が相手でもだ!!」

 

「な、なにとんでもないこと言ってるんですか!!?///」

 

「その心意気やよし!だが人間風情が心意気だけで(ことわり)を曲げようなんざそうは神が許さない!大言を吐いた代償はその命と知れ!!行けミシャグジ共!奴を祟り殺せ!!」

 

「これ以上嫁を増やすつもりなの!?いい加減にしないと永遠と須臾の時間牢に閉じ込めるわよ!!」

 

「やっぱり素敵だわダーリン!!でも私が許可しない女と接触するのは絶対に許さない!!」

 

「死んでもその癖治らねえならいっぺん魂まで燃やしてやる!!」

 

 

「人間も、悪魔も、妖怪も、神も!!お前らまとめてかかって来いオラァ!!俺の魂を縛れるのは俺だけだァ!!」「ぁぅ、栄吉郎さん…///」トゥンク

 

 

 

 

「やー、すみませんね先生。手ぇ貸してもらって。」

 

「別にこれくらいは構わないよ。しかし元気な女の子で良かったよ。」

 

「そーでしょそーでしょ。嫁に似て可愛いんですよねー。」

 

「ああ、もし男の子だったらお前に似るのかと思うと…な…。」「ひでえや。」

 

「それで、この子の名前はもう考えてあるのか?」

 

「ええ、夫婦で相談しながら決めたんですが、恩人の名前を一文字借りようかと。」

 

「ほう、どんな名前だ?」

 

「ええ、この子の名前は慧佳、『守屋 慧佳』にしようかと。」「!」

 

「そう、そうか……良い名だな!」

 

「ええ、もう無い知恵絞りだして考えましたから。」

 

「そうか。……あの悪ガキが、一児の父親か…。そう思うと感慨深いなあ。」

 

「……」

 

 

「先生、今まで育ててくれて、ありがとうございます。今まで見守ってくれて、ありがとうございます。先生のおかげて今日までこの残酷な世界を生きることが出来ました。」

 

「どうした急に。」

 

「急じゃあないです。俺たちはずっと慧音先生に守られて生きてきた。だから、日頃の思いを形にしようと思って。」

 

「……。」

 

「……先生。」

 

「……ああ。」

 

「……」

 

 

「……」

 

「今までありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。」

 

「勿論だ。お前達も、お前達の子孫も、ずっと守り続けてやる。」

 

 

 

 

「お団子おいしー!」パクパク

 

「はぁ、なんかツカレちまった。」

 

「マッサージしてあげよっか?」ワサワサ

 

「…えんりょしとく。」

 

「にしてもふうた君すごいなー。弾幕ごっこ10人抜きなんてやるじゃん!」

 

「まあサイキョーのアタイほどじゃないけどね!」

 

「楓太君!こっち来て休んでていいよ。」「サンキュー、よっと…。」

 

「あー!スターだけズルイ!ふうた君!私のひざも使っていいよ!」

 

「おう、でもまにあってる。」

 

「もー!コッチで良いってば!」「あ!横取りはズルいわよサニー!」

 

「……。」

 

!「ねえふうた君、スターのひざ枕より私の尻枕の方が柔らかいよ?」「ふぁ!?」

 

「る、ルナ。お前は、お前はなにをいってるんだァァァ~!!?」

 

 

「……いいの?」「別にいいわよ。」もぐもぐ

 

「いつも楓太に近寄る奴全力で排除するウーマンの貴女が、珍しいこともあるのね。」

 

「楓太はモテモテなくらいがちょうどいいからねー。正妻のポジションは誰にも渡さないけど。」

 

「はいはい。」

 

「そう言う大妖精はチルノから離れてていいの?」

 

「別に構わないわ。チルノちゃんも子供じゃないもの、変な奴について行ったりしないわよ。それに……癪だけど、アイツがそばにいるなら大丈夫よ。」

 

「信頼してるんだねー。チルノと一緒に楓太に手籠めにされたのに。」

 

「……。」

 

 

「……逆よ。」「へ?」

 

「私とチルノちゃんで楓太を手籠めにしたのよ。」

 

「……は?」

 

「し、仕方なかったのよ!あれは変な人間に連れ去られた時に飲まされた薬の作用で!放置すると妖精の身体が壊れるっていうから助けに来た楓太を仕方なく、そう仕方なく!!」

 

「……ふぅーん。そうなんだぁー。へぇー。」バリッ、バリッ。

 

「っ……。」

 

 

「楓太君!こっち来てってば!」「ふうた君はこっちー!」

 

「いてて、ひっぱるなコラ。」

 

 

「ねえ楓太?ちょぉっと聞きたいことがあるんだけど。」

 

 

「「「っ!!」」」ササッ

 

「ど、どうしたルーミア、ききたいコトってなんだよ。」

 

「ん?いやぁねー、今さっき面白いこと聞いちゃったんだけどさ。とりあえずここじゃ何だし、ソコにある茂みの奥いこっか♥」

 

「い、いやー。ふうたくんおはなしはここでききたいなーって。」

 

「……。」ニッコリ

 

 

「来い♪」「はい。」

 

 

「ゴメンふうた。サイキョーのアタイでもあのルーミアには勝てねえ。」

 

「SIGEMI怖いです。」「まさに正妻の貫禄ね。」「どなどなどなー。」

 

「……帰ってきたらいっぱい癒してあげましょう。」「「「「 うん。 」」」」

 

 

 

 

「準備した分、完売しましたね。」

 

「そうねぇ。ようやく一息つけそうね。……私はともかく、貴方は他の女の所に行く予定があるのでしょうけど。」

 

「無いですよそんな予定…。」「嘘、今日もあんなに女の子に連れ去られかけたのに。」

 

「僕の意志ではないんですが……。それに、美柑さんを置いてどこかに行くわけがない。」

 

「……理斗さん……。」

 

「美柑さん……。」

 

 

 

「あら、手が空いてるの?じゃあ手伝ってほしいのだけど。」ガッシ

 

「…え?」「え?」

 

「悪いわね甘木さんとこの女将さん。ちょっと旦那さん借りてくわ。大丈夫!朝には返すから!」

 

「うわ!ちょっと!放してください!美柑さん、美柑さん!!!」

 

「……。」

 

 

「ふ、フフフ、アハハハハ!やっぱりうちの人には首輪でもつけてないとダメみたいね。ウフフフフフ。逃がさない、ニガサナイワァ!!」

 

 

 

 

「……そうね、霊夢どころか、きっとこの世界に生きる者には絶対に分からない、理解できない理由なのよ。」

 

「……。」

 

「そう、今日で物語は一つの区切りを迎えるわ。霊夢の誕生日というのは、言うなれば次を迎えるための口実に過ぎないの。あ、でも霊夢の誕生日を祝おうって気持ちは本物よ?あくまでもここまで盛大に、豪勢に、壮絶に祝うのは区切りを迎えるのだからって理由なだけで。」

 

「…あっそ、まあいいわ。アンタの事だから変な事は考えててもロクな事にはならないようにしてんでしょ。」

 

「ふふふ、信用してくれるのね。」

 

「アホ言いなさい。」

 

 

 

「信頼してるのよ。」「!」

 

「おーい霊夢ー!そろそろプレゼント開けるぜー!!」

 

「ま、どんな理由だろうと、今日を祝ってくれる気持ちは本当みたいだし、これ以上深く聞くつもりはないわ。」

 

「……霊夢。」

 

 

「あ、そうそう。一つ言っておくことがあったんだったわ。」

 

「あら、なあに?」

 

 

 

「紫、今まで育ててくれてありがとう。」

 

 

 

「霊夢ー!早く来ないと開けちゃうぜー!!」

 

「主役が居ないのにプレゼント開けるバカが何処に居んのよ!!…言いたいことはそれだけよ!もう行くわ!」

 

とっとっとっとっと

 

 

 

 

「……全く、普段からああいうような素直さをもっと出してほしいわ。」

 

おや、泣いてるんですか?

 

「っ!居たのね貴方。」

 

そりゃ全世界何処にでも居ますからね。

 

「……こっちを見ないで頂戴。」

 

おや、胸くらい貸してあげますよ?

 

「馬鹿ね、存在も無い癖に。」

 

おっと、こりゃ一本取られた。

 

……しっかし、雲一つない天気なのに雨が降ってきましたねー。

 

「……。」

 

いやはや、折角の誕生日なのにいつまで降るんでしょうね。ハレの日には似つかわしくないでしょう。

 

「もういいわよ。」

 

さいで。

 

「まったく、らしくも無い事するんだから。」

 

お互いさまですな、ははは。

 

さあ、楽園の素敵な巫女さんの所に行きましょう。きっと貴女を待っているはずですよ?

 

「……ふふっ、そうね。でも最後にちょっと、良いかしら?」

 

どうぞ、お好きなように。間は幾らでも持たせられますよ。

 

「ありがとう。」

 

 

 

 

パチン

 

 









「皆様、この度は最後まで御覧頂き、誠にありがとうございますわ。
 稚作は、この話を持って一度完結とさせていただきます。
 ストーリーなんてあってないような物でしたが、何とか完結まで漕ぎつけたのはひとえに読者様のお陰でございます。
 一話完結のお話仕立てな癖に、何故完結なのか。それは、作者の都合によるものでございます。と言うのも、作者は4月から新社会人になります。初めのうちは休日でもまともに休めないかもしれません。ましてや自作小説を書く時間が取れるかどうかも分かりません。
 なにもブラックだから休めないというわけでは無いのです。初めての社会人生活の中で、今まで以上のストレスを抱えることで何かしらの良からぬ事が有るかもしれません。パソコンに向かう時間すらただ睡眠に当てるということもあるかもしれません。
 そんな貧弱な作者ですが、勿論開いた時間が有れば少しづつでも小説を書こうかと思っています。ですが今回、ちょうどキリの良い感じで終わることが出来そうなので、いったんこのお話は終了と致します。

 書けないという言い訳はこの辺にしておいて、後のお話をしましょう。
 作者がまた物語の続きを思いついた時、時間が有れば少しでも小説を書き進めては投稿を続けたいと思っています。
 しかし、優先順位としてはこの作品はだいぶ下の方になってしまいます。というのも、途中で出演していただいた別作品達もまた完結まで持って行かなくてはなりませんから。
 先ずはヒロアカ二次、そしてエロナ二次…になるでしょうか。エロナ二次はプレイ日記の様な側面を持っているので、書こうと思えば書けるのですが如何せんモチベーションが…。
 ん、コホン。余計な話をしてしまいましたわ。

 さて、読者の皆様。最後の、最後まで御覧頂き誠にありがとうございますわ。
 皆様が見る、この幻想郷の話はここでお終い。しかし、勿論この後は霊夢のプレゼントを開けるくだりがありますが、そこでも一悶着起きますし、さらに騒動は続きます。
しかしそれは、



また、別のお話ですわ。」




パチン




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『外伝』 東方主役不在

急に思いついたので寝る間を惜しんで投稿。


 

ここは幻想郷。人、妖怪、幽霊、悪魔、神。様々な種族が住まう世界。

 

様々な種族の様々な個性的な存在が毎日を賑やかせている。

 

今までも、小さなイザコザや大きな異変まで様々な出来事が起きた。

 

これからもきっと、小さなイザコザや大きな異変は起き続けるのだろう。

 

そしてその度に、幻想の少女たちは時に使命感から。時に気まぐれに。時に流されるままに異変を解決したのだろう。これからもするのだろう。

 

しかし、

 

もしある日、

 

 

 

異変を解決する少女たちが幻想郷から消えてしまったとしたら。

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

いつも通りの朝を迎え、いつも通りの朝食を食べ、いつも通りに娘を寺子屋に送り出す。

 

いつも通りの日々。なんと幸せな事だろう。

 

しかしそんないつも通り(日常)は一人の(相棒)が血相を変えて家に飛び込んできたことで終わりを告げた。

 

「誰も彼もが消えてしまった。」

 

話を聞けば、幻想の少女達のその殆どが姿を消してしまったらしい。そこに人妖関係なく、一定の実力を持った者だけが居なくなった。

 

悪ガキ共の大将が駆け込んでくる。

 

「うごくナマクビをつかまえた。」

 

はたしてそれは、消えた少女によく似た顔をしていた………。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

~里の集会所~

 

「皆様に集まって貰ったのは他でもありません。この緊急事態を解決して頂きたいと思いこの場を作りましたわ。」

 

「緊急事態ってのは、今のお前がSDキャラ化してる事と関係あんのかスキマ。」

-神創る技師 水無月 金剛鉄(みなつき こがね)-

 

「関係ある……と思われますわ。」

 

「ふぅん。いつも回りくどい言い方をする癖に、今日は歯切れが悪いな。」

-貫く傾奇者 椎松 虎士(しいまつ とらじ)-

 

「異常も異常って事だろう。なんせわかってる事が少なすぎるからな。」

-最強の子煩悩 守屋 心音(もりや びーと)-

 

「僕達が出しゃばらないといけない非常事態……って訳ですか……。」

-創造する菓子職人 仲田 理斗(なかだ りと)-

 

「そーなのかー!そーなのかー!」ピョンピョン

 

「アバレんなってこら!」「なのかー……。」シュン

-嵐を呼ぶ天災児 山伏 楓太(やまぶし ふうた)-

 

「わかってる事は、妖怪、妖精、神、人間問わず姿を消した奴がいる事。そして消した奴の姿を模した生首の様な生き物が各地で見つかった事…か。」

-おっぱい星人 蓬莱山 栄吉郎(ほうらいさん えいきちろう)-

 

「俺だけなんか二つ名悪意ある!!?」

 

「急に何言ってんだお前。」

 

 

かくして、男達は異変解決の為に立ち上がったのであった。

 

「ちょっと待て!マジで俺の二つ名コレ!?厨二病的なのでもいいからかっこいいのプリーズ!!?」

 

うるせえな、これ予告編だから我慢しろ。「チクショウ!!」

 

 

 ◇

 

 

男達は幻想郷中を駆け回り手掛かりを探す。

 

「強者の居ない今こそ革命の時!手始めに貴様から始末してやる!」

 

「なんだこのチビ。」「チビ言うなクソガキ!」

 

時に戦い、

 

「そこのお前、私のお面を知らない?」

 

「お嬢さん、スカート破れてますよ。」

 

「これはこういうデザイン。」

 

時に争い、

 

「生首と聞いて。」

 

「お呼びじゃないですってうわあ首増えてる。」

 

時に諍い、

 

「アンタ見ない顔だな。服装見るに巫女さんのようだが…。」

 

「私は冴月麟。存在しない主人公よ。」「はぁ?」

 

時に弾幕を……って争い事ばっかじゃねえか!

 

「それが幻想郷クオリティよ!」

 

2頭身の癖に余裕だなゆかりん!

 

そして話は幻想郷だけに留まらない。

 

「秘封倶楽部の初代会長に何の用かしら?」

 

「科学魔法に興味があるの?」

 

「私はただの助手だぜ。」

 

「どうもここのところ正確な時間が分からないのよ。」

 

「貴方随分様々な結界の間に居るのね。」

 

出会い、戦い、分かれ、そして再び会い見える。世界と世界を渡り歩き異変の真相に迫る。

 

しかし運命は易々と真実を告げてはくれない。

 

「へェ、ここが噂の幻想郷かァ……イイ所じゃねえかァ?」

 

「異世界の文化とは面白い物ですね。是非とも持ち帰りたい。」

 

悪は闇と共に忍び寄る。

 

幻想郷(愛する世界)を守るため、泥臭く戦え男達!

 

「僕は争い事は苦手ですけどね、出来ないわけじゃないんですよ。」

 

「起動せよ!偽神カラクリマキナ!!」

 

「子を守る父親ってのは誰より強いもんだぜ?」

 

「カゼをとらえることはダレにもできねぇ!!」

 

「テメェを砕くのに武器は要らねぇ。(コレ)一つで十分だ。」

 

「弾幕ごっこがしたいのならお生憎。これから始まるのはただの一方的な八つ当たりだ。」

 

 

輝く羊モドキ先生が本気で書くバトルコメディ小説

 

 『 東方主役不在 』

 

鋭意執筆予定!!

 

黒幕は香霖堂店主。

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

「……阿求……なにこれ。」

 

「ちょっと流れだけ思いついちゃったので書き起こしたものです。」

 

「いま連載してる奴はどうしたの。」

 

「アハハ、だから気分転換にこうしてこんな事書いてるんじゃないですか。」

 

「つまり少しも進んでないって事でファイナルアンサー?」

 

「う、でもしょうがないじゃないですか。お仕事で忙しい合間をぬって」「ファイナルアンサー?」「ファイナルアンサーデス。」

 

 

 

「こんなこと書いてる暇あったら連載中の小説進めなさい。スグに!!!」

 

「はひぃ。」

 




いやー、休みって良い物ですね。


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