やはり俺のボーダー生活は間違っている (空気ゆーま)
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1話 『過去』 

ボーダーでだけ笑う彼。
彼は人間という生物が嫌いだった。
人とのつながりをテーマにひねくれる少年が何をしでかすのか?

処女作です。
文才も皆無です。
勉強もできません。

自分に嫌気がさしたのでこれで…


彼が初めて虐められたのは小学4年生の時だった。特に意味もない、無視や悪口。最初はイライラするものの、なれたらどうでもよくなってきた。いつかは変わるなどという淡い希望が元々無かったかのように。

 

 

そんな様子を見た親父に誘われ学校をさぼり、ボーダーという組織に入る。

 

 

どうやら兵器系の会社で社員も数人しかいないらしいが、あの小学校に行かなくていいというならば儲けもんだ。彼は何と戦っているんだろう。

 

 

彼は子供一人でトリガーという武器を振り続けた。こうして運動していると自分がいることを感じられた。

 

 

彼が10歳、小学5年生になった頃、母が死んだ。脳梗塞だったらしい。昨日まで動いていた人の死に顔を見るのは変な気分になる。普通、親が死んだとなれば泣いて叫ぶのだろう。

しかし彼は違った。不思議と涙は出てこなかった。

 

 

そのころから彼の眼は腐っていく。

 

 

小学校を卒業し(1年以上学校に行っていなかったが)少し離れた中学校に入学した。

家で勉強はしていたので学力については心配いらなかった。

 

 

期待に胸をふくらませた彼はそこで初めて人の汚さを知る。

 

 

彼は中一の冬。好きなやつに告白した。

 

 

結果は「友達でいいかな?」だそうだ。クラスからのいじめというおまけ付きで。それでも学校は休まない。今回こそはどうにかなるはず。

 

 

そして事件は起きる。

『大規模侵攻』

 

 

少女と彼を守り親父は死んだ。

真っ黒の鍵を残して砂のように崩れて消えた。人が砂になるのを見たのはこれが初めてだった。

悲しみは感じた。しかし涙は出ない。

 

 

彼はその鍵を握りしめ、いつものようにつぶやく。

「トリガーオン」

周りの敵は数分ですべてガラクタにした。

 

 

皆を守った。それでも彼にねぎらいの言葉は帰ってこなかった。

 

「あんたがもっと早く来てれば」「代わりにお前が死んでいれば」「人を見殺しにした化け物」そんな言葉が彼を渦巻く。

 

 

「プツッ」

頭の中で何かがはじける。

 

 

 

「前から知っていたじゃないか」

 

「人なんて生き物に期待をしちゃいけないなんて。」

 

 

 

「自分勝手で傲慢な人間達よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「砕け散れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷八幡

身長174cm

ポジション:アタッカー(パーフェクトオールラウンダー)

No2.シューター

No2.アタッカー

No18.スナイパー

総合8位

誕生日:8月8日

好きなもの:小町・MAXコーヒー・金

嫌いなもの:傲慢な人・友達・サービス残業

サイドエフェクトあり

ブラックトリガー持ち 普段は使わないという契約の元S級にはなっていない。

 

暗い過去を持ちながらも、家事、勉強をこなしながら一家(2人)の大黒柱として稼いでいる。

成績では学年トップを取りながらも、ノーマルトリガーでは忍田本部長を除き、ボーダー最強。

学年主席だったが事故で入院したため、新入生代表挨拶は別の人が行った。

学校ではボーダー隊員であることを明かさず、元気にぼっち生活を営んでいる。

 




な~んか思った通りに書けない。

何が違うのか


とりあえず、コメントよろしく。

バイバイ(@^^)/~~~


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2話 『とりあえず仕事へ』

題名が思いつかないよ。

とりあえず、
防衛任務です。他の隊って書きづらいね

では、どうぞ


「なんかこねーかな」

そんなつぶやきが警戒区域に響く。

声の主は太刀川隊、隊長の太刀川慶。アタッカー一位で戦闘狂の化け物だ。

しかし戦闘以外のことはさっぱりで、中学生の俺にまでレポートを手伝わせに来た。まあその時は風間さんがしばいていたが。

「出ない方が幸せですよ。動かなくていいし。第一、バムスターなんか大した金になんないでしょう。」

「お前は金のことしか考えてないよな。金バカ」

通称弾バカの出水が横からヤジを飛ばしてくる。

「はぁ?俺は金以外のことも考えてるぞ。弾バカそれと俺は比企谷だ。」

俺も負けじと言い返す。

「二人ともバカって呼ばれることしないでください。」

そんなことを言うのは、親のコネで入隊したA級最弱の唯我だ。

「「うるせーよ、お荷物」」

ハモった。

なぜ俺が太刀川隊にいるかというと防衛任務だ。俺は隊に入ってないから、いろんな隊に混ぜてもらってる。そのうえパーフェクトオールラウンダーだ。おかげで、引っ張りだこ。あれ、これって俺すでに社畜じゃね。やだよ。俺の夢、専業主夫だもん。そんなことを考えていると間延びした声が聞こえてくる。

「みんな~動いて~誤差8.14だよ~」

「分かった」

俺たちは返答して走り出す。ちなみに今のは、太刀川隊オペレーターの国近柚宇。ふわふわした感じの、天然同級生だ。極度のゲーマーでよく徹夜で付き合わされるまでである。

俺は一足早く現場につき、数を数える。

「モールモッド17体とバムスターー32体だ。俺がモールモッドやるから。バムスターとお荷物君、頼みます。」

俺はそう言い残すと、343個に割ったバイパーをモールモッドに打ち込む。ふと横を見るとギムレットと旋空孤月がバムスターに突き刺さっている。

「っとお荷物は」

「うわぁぁぁぁ!」

悲鳴が聞こえてきた。周りを見渡すとかなり離れたところに走っている唯我とモールモッドが見える。

俺は狙撃トリガーのアイビスに持ち帰ると、モールモッドと唯我を狙う。

「お前のことは忘れないぜ」

俺はかっこよく言いながら引き金を引く。その瞬間、異常な威力の砲撃が飛び出る。これは俺のトリオンが多いからで、ボーダーでは余裕でトップだ。

撃った先を見てみるとモールモッドは跡形もなく消え、

「僕をころす気ですかぁぁー」

お荷物が転がっている。

「ちっ」

軽く舌打ちする。うるさいのは消えなかったか。

「あ‼今舌打ちした‼規定違h「こっちは終わったぞ。そろそろ終わったから帰ろうぜ。」最後まで言わせてください‼」

おっと太刀川さんも終わったようだ。

「こっちも終わりました。国近さん、もういませんよね。」

「うん。これでぜんぶだよ~おつかれ~」

よし終わった。にしてもやっぱ国近さんの声ってなごむよな。ずっと聞いてたい」

「ちょっと!比企谷君‼//」

「比企谷、大胆だな~」

国近さんの慌てた声と太刀川さんのからかう声が聞こえる。ん?

「もしかして口に出てました?まじか。国近さんすいません。」

俺は素直に謝る。このすぐ声に出しちゃう癖、ほんとに嫌だ。

「比企谷。恥ずかしがるな。善は急げだぞ。告白、告白」

「うう~~//」

太刀川さんが変なこと言ってるし、国近さんは嫌すぎて唸り声をあげている。俺そんないや?やだ、八幡、泣いちゃう。 キモいな。よし‼あれをしよう。

「じゃあ俺一足先に帰りますね。本部長に、太刀川さんのレポートの件とかいろいろ話さなきゃいけないんで。ベイルアウト」

太刀川さんがなんか言おうとしてたけど無視。え、礼儀?そんなのハチマン シラナイ

報告書をまとめて提出して愛しの我が家に帰るとしよう。小町のもとへ。俺は身支度を済ませ、本部から出る。ん?レポート?しっかり報告したよ。本部長と風間さんに。さ、明日から初高校か、今日は入学式から三日目。何でかって?いろいろあったんだよ。

俺は夜の暗闇を我が家に向けて歩き始めた。

 




ぎゃー
八幡がひねくれてない~

これじゃあただの嫌な奴じゃん…

ま、いっか。

じゃあ次回に期待。


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3話 『事故ってどれくらい痛いのかな?』

もうヤダ
タイトルから疑問って舐めてるよね。

すいません。
しょうがないじゃん。思いつかないからしょうがない。
では、どぞ


いきなりだが俺の日課は朝の走り込みである。5時起きで5キロほど走っている。玉狛支部の落ち着いた筋肉にあこがれて始めたが慣れるまでが結構きつい。まあ俺は慣れてほぼ無心で走ってる。

今日から高校か。登校のルートでも見とくかな。そう思い総武高校の方に向かったのが運の尽きだった。海が近いだけあってここら辺は涼しい風が吹く。その風にあたりながらふと前方を見ると高級そうな車が走ってくる。

「へぇ~あんな車、こんなとこじゃ初めて見るよな。金持ちでもひっこしt「あ‼サブレ‼」は?」

俺は声のした方を見る。そこには舌を出してこっちに走ってくる犬。そしてその横には…

「あぶな‼」

俺は、車の前に飛び込み犬を抱える。その瞬間不思議な感覚が体を襲った。車があたるだろうと思われる範囲が薄く赤く光り、俺の体の車に接触しそうな部分にピリッとした痛みが走る。俺は直観に従い、赤く光る範囲から出るように上に跳ぶ。

そして俺は華麗に車の上を跳び、そのまま走る車の上に落ち弾き飛ばされる。

「グェ」

俺は気持ち悪い声を上げて地面に投げ出され。そのまま意識は吹き飛んだ。

 

 

 

 

 

体の節々が痛む。頭がぼんやりした状態で俺は痛みにより目を覚ました。目を開ける。

「知らない天井だ。」

言ったー‼一生で一度でもいいから行ってみたかった言葉。そう興奮と体の痛みに体を震わせていると。いきなり病室のドアが開く。

そこに立っていたのはモデルと言われても決して疑わないほどの美人。しかし目があった瞬間ゾクゾクと寒気が走り、慌てて座りなおす。

「こんにちはひきがや君♪起きたんだね。体の調子はどう?」

女の人はナースコールを押しながら声をかけてくる。

「ちょっと痛いだけなので平気です。あなたは?」

この女は少しおかしい。それが何かはわからないが愛想良くしているのだけはわかった。そしてその奥にある刺すような目線も。

「あ、ごめんね。私は雪ノ下財団の娘で雪ノ下陽乃。今回のことはごめんなさい。君を轢いた車が私のところので。そこで私は提案があってきたの♪」

「都合が悪いから、事故のことは黙ってろとかですか?」

おそらく金持ちが考えるとしたらそんなことだろう。

「そう。その代り、車の弁償も入院費もうちで払うってことで、どうかな?」

「わかりました。親はいないんでそこら辺の心配はしなくて平気です。」

「へぇ~」

雪乃下さんは興味深そうに品定めでもするように俺を眺める。

やめて。近すぎ。ハチマンのライフはもうゼロよ!   はぁ~この人といると疲れる。

「今日はありがとうございました。すいません少し疲れてしまったんで…」

「わかった。提案の件ありがとね。ばいば~い♪」

雪乃下さんが手を振りそれに会釈で答える。それと同時に看護師が入ってくる。いろいろと作業をし、話を聞くと骨折は無し。2日後には退院できるそうだ。つまりその日に防衛任務を入れて次の日から学校というわけだ。

はぁ~今日は疲れたな。あのひと化け物だろ。そんなことを病院のベットになっ転がりながらつぶやくのであった。

そういえばあの犬どうなったんだろう?

 

 

雪ノ下陽乃side

妹の乗った車が事故を起こしたと聞いて柄にもなく焦っちゃったけど、ただ人を轢いただけみたい。それを聞いてお姉ちゃんは安心。

にしても轢いちゃったのが男の子でよかった。ちょろいもんね。明日にでも謝りに行こっと。

 

今日は予定通り比企谷君とかいう人に謝りに行く。といっても提案を受諾させるためだけどね。

私はあらかじめ聞いてあった病室のドアを開ける。まだ目を覚ましていないという話だが、彼は確実に腐った眼でこっちを見ると少し背筋を震わす。そしてごまかすように座りなおした。

もしかしたら私の裏の顔に気づいちゃったかな。でも見た瞬間?面白い子発見♪本当に私を見抜いてたのだとしたら私が一生飼ってあげよっと♪

だから私は飛び切りの笑顔で話しかける。

「こんにちはひきがや君♪」

 




陽乃のキャラってこれでいいのかな?
次回はランク戦?です。

ばいばい


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4話 『ストレス発散でランク戦?』

さあ。新しい設定を入れて頑張るぞ。
書き溜めが消えたんだもん。
では~どぞ


無事、初の高校に登校した。俺は高校デビューに失敗した。

あのアラサー教師め、なんで自己紹介が無くてよかったと思ったら、現国の時間にさせやがって。おかげでめちゃくちゃきょどったよ。

「ひきぎゃやはちまんでしゅ。」とか言っちゃったよ。

「はぁー死にたい。」

もうマジで。教室が爆笑の渦って何なんだよ。ハチマン泣いちゃう。

てなわけでストレス発散にランク戦に来ておりますナウ。ちなみに俺は総合8位。もっと強いけど、レイガストとか孤月(槍)とかでふざけるからあまり順位は上がらない。

ちなみに今日はガチ装備。

「ハチせんぱーい。今暇?」

こいつは緑川。期待のルーキーで速攻A級に上がった迅バカ。

「迅バカとは失礼な。ランク戦やるよー」

緑川は俺を引っ張っていく。

「さりげなく心を読むんじゃねぇ。じゃあ俺108入るから10本な。」

よしこれでストレス発散するか。

「分かったー俺112ねー」

よし。リンチの始まりだ。

 

場所は市街地かスコーピオンの方が有利だよな。

ちなみに俺の武器は孤月とアステロイド・バイパー・メテオラに加え、アイビス。だって便利じゃん。ん~待つか。俺は孤月を手に持ち、その場で立つ。

空気を切る音がかすかに聞こえる。グラスホッパーか。

突如俺のうなじに沿って横に向かってかすかな痛みが走る。俺は首を横にずらし回転しながら剣を振った。

「クソッ」

目の前には首のない緑川が転がる。そのままベイルアウトしていった。

 

そこから9回戦って結果が7:3

今回は片手縛りでやってたから手数で押し切られた。本気だったら悪くても9:1はとれる。

「残念だったな。俺の勝ちだ。迅バカ。」

「だから迅バカじゃないよ。てかハチせんぱい、いつも思うけどなんで避けれんの?」

あ~こいつにはサイドエフェクト言ったことなかったな。

「サイドエフェクトだよ。『害気察知』自分に向けられる害のある物を感覚として探知。強いものは視認することができる。というより0.5秒前ぐらいに予知できる。今までの経験だと、敵意だったら違和感があるかどうか。殺意だと若干不快。物理接触はあるが、問題のないものは、かすかな痛みと、薄く視認。そこからは殺傷性により視認しやすくなる。ボーダーでは殺し合いだから結構役に立つ。とまあそんな感じだったと思うぞ。」

 

うん我ながらチートだな。これなら風神でも避けられそう。カメレオンなんか奇襲になんないし。

「何それ!正面戦闘じゃないと勝ち目ないじゃん。」

「そうでもないぞ。この前、那須隊と戦ったんだが。くまちゃん斬ったところで回り見たら、那須の鳥籠で逃げ道ふさがれてぼこされたぞ。あの時の那須の顔思い出しただけで寒気がする」

俺は背筋を震わせながら答える。

「ねぇハチ先輩。それまず那須隊と。って時点でおかしいからね。」

緑川が苦笑いしながら俺の後ろを指さす。

そこに立ってたのは、那須怜。

「あ、その、那須さん。俺今日は用事があr「無いよね。」ありません。」

恐ろしい。この笑顔。

「じゃあちょっとお話があるから、私の隊と模擬戦をしようか。」

「はい。わかりました。」

数分後、比企谷八幡の悲鳴が鳴り響いた。

 

そ・し・て那須隊の隊室にて

そこにはいじけてうずくまっている那須とそれをなだめるメンバー。それに加えて魂の抜けた俺ガイル。

結果は5:5

俺が初めて勝てなかったことでショックを受けているところに、くまちゃんが来て俺を引きずってここに連れて来られたってわけだ。で、そこには体育座りですねる那須がいる。

なんでかって聞いた瞬間くまちゃんにしばかれ俺は扉の前に倒れている。

俺、悪い事聞いた?

話を聞くに10回勝負の内最初の5回が試合が始まってすぐにスナイパーで落とされたからだそうだ。」

スイマセン、俺が悪かったです。だって怖いじゃん。一番強い人最初に倒すのは鉄則でしょ。まあおかげでキレた那須隊に残りの5戦、全部取られたけど。

 

 

ところで一つ言わせてくれ

『やはり俺のランク戦は間違っている』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷八幡(追加要素)

トリオン量:28 (トリオン量2位の二宮さんの二倍)

メイントリガー:孤月・アイビス・エスクード・バックワーム

サブトリがー :グラスホッパー・バイパー・メテオラ・アステロイド

サイドエフェクト:害気察知 0.5秒後の自分に当たる害が見える。

 

大抵の攻撃は当たらないからシールドはいらないらしい。

 

 

おふざけモード

メイントリガー:スコーピオン・グラスホッパー・カメレオン・バックワーム

サブトリガー :スコーピオン・レイガスト・ハウンド・ライトニング

 

完全攻撃特化です。

 




うん。八幡が強すぎる。
いつぐらいで奉仕部いれるかな~


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5話 『原作入り(メタい)』

やっと原作入った。
終わるところが見つかんない。
というか、登場人物のキャラって面倒。


青春とは嘘であり、悪である。

青春を謳歌せし者達は、

常に自己と周囲を欺き、自らを取り巻く

環境すべてを肯定的に捉える。

彼らは青春の二文字の前ならば、

どんな一般的な解釈も社会通年も捻じ曲げて見せる

彼らに掛かれば、嘘も秘密も罪科も失敗さえも

青春のスパイスでしかないのだ。

仮に失敗することが青春の証であるのなら、

人間関係に失敗した人間もまた青春のど真ん中でなければ

おかしいではないか。

しかし彼らはそれを認めないだろう。

すべては彼らの御都合主義でしかない。

結論を言おう。

青春を楽しむ傲慢な愚か者ども、

砕け散れ。

 

「砕け散るのはお前だ比企谷。私が出した課題は何だったかな。」

 

この人は平塚静。現代文の教師で、今俺の前にいる。

 

「はぁ高校生活を振り返ってというテーマの作文ですが…」

 

「それならなぜ君はこんなふざけた作文を書いてきた?小僧」

 

「いや、確かに先生の年齢からしたら俺はこz「フンッ」小僧ですけど。」

 

生身と思えないぐらいのこぶしが飛んでくるが当たらないのはわかるのでそのまま言葉をつづける。俺のサイドエフェクトがそう言ってる。え?ふざけてないよ。ほんとだもん。ハチマン ウソ ツカナイ。

 

「さりげなく最後まで言うな。これは再提sy、いや、再提出はしなくていい。君は部活に入っていなかったよな。ちょっとついて来たまえ。」

 

「え、ちょ、はい?」

 

俺は連行された。

 

 

 

 

 

 

「ここですか?」

ついたのは特別棟3階の空き教室。

先生は扉を開き中に入る

 

「そうだ。邪魔するぞ。」

 

いや遅いでしょ。それ普通扉を開ける前にいうことだろ。

 

「平塚先生、入るときはノックをお願いしたはずですが。」

 

いつもノックしていないのかよ。大人としてどんなんだよ。

 

「ノックをしても君が返事をしたためしがないじゃないか。」

 

悪いのはあんたか。俺は初めてそこにいる人に目を向ける。

俺はこの少女を知っている。国際教養化という女子が9割という偏差値の高いクラスで、さらに異彩を放っている。

 

「で、そこのぬぼーっとした人は。」

 

ぬぼーっとした人って俺かよ。いきなり悪口って俺の嫌いな種類の奴だな。

 

「彼は入部希望者だ。」

 

「えっと2年F組比企谷八幡って俺入部しませんよ。」

俺、週4で防衛任務入ってるしそれ以外にもヘルプとかあるし。

 

「お前、友達いないだろ。」

 

「いますよ。」

 

「嘘をつくな。お前にはここで奉仕活動をして性格を更生してもらう。異論反論は一切認めない。」

横暴すぎる。

 

「では雪ノ下。私の依頼はこいつの性格の更生だ。たのんだぞ。」

平塚先生はてを振りながら教室を出ていく。

まあ平塚先生は扉の外に立ってるっぽいし、今日は帰れないか。運のいいことに(悪いことに?)今日は防衛任務はない。

仕方がない。

 

「ここは何部なんだ?何も聞いていないんだが。」

 

「そうねじゃあゲームをしましょう。」

 

はっ?いきなりどうした?とは口が裂けても言わない。

 

「この部活が何か当ててみなさい。ヒントはそうね。私がこうしていることが部活動よ。

 

それは絶対ヒントじゃないな。更生・依頼、更生部はないな。

「依頼をこなす系の何かか。」

 

返答は沈黙。え、なんかまずい事言ったか。恐る恐る雪ノ下を見る。

当の本人は目を丸くしている。

こいつ無表情以外にもできるんだな。

 

「正解ね。正確には奉仕部。持つものが持たざる者に慈悲の心をもってこれを与える。人はそれをボランティアと呼ぶの。ここは持たざるものに自立を促す部活よ。奉仕部へようこそ。歓迎するわ。私があなたの問題を矯正してあげる。感謝なさい。」

 

こいつと話していると少しずつ昔を思い出す。自分が一番偉いとか思ってるやつは傲慢なんだよな。イライラしてきた。

 

「感情のない歓迎ありがとさん。ところでなんだが、歓迎されても俺、放課後には用事があるからこの部活来れないんだよ。それに俺はな、そこそこ優秀だぞ。勉強は学年総合一位。人並みに運動もできて。目を除けば顔もいい方だ。友達と目を除けば基本高スペックなんだよ。ってことで帰っていいですか。平塚先生。」

 

ドアの前にいるだろう平塚先生に声をかける。

 

「気づいていたか。比企谷の更生にてこずっているようだな。」

 

「本人が問題を自覚していないからです。」

 

いきなり二人そろって罵倒してきたな。このアマめ。

 

「なんで他人から変わるだの変われだの語られなきゃいけないんだよ。

 

「あなたのそれは逃げでしょ。」

 

「変わるってのも現状からの逃げだ。別に俺は逃げてもいいと思うぞ。戦略的撤退という言葉もあるぐらいだからな。」

 

「それじゃあ」

 

いきなり黙ってどうしたんだ地雷でも踏んだかな。

 

「それじゃあ何も変わらないし、誰も救われないじゃない。」

 

さりげなくこいつも俺の地雷踏んできやがったな。わざとではないが。

 

「誰かを救ってやったところで、相手はさらに大きな救いを欲する。結局は救えなくなって恨まれて終わりだ。人間は傲慢なんだよ。嫌味しか言えない箱入り娘にはどうすることもできねーよ。」

 

「なっ!」

 

雪ノ下があからさまに怒りを浮かべる。

 

「まあまあ。二人とも落ち着きたまえ。」

「古来より互いの正義がぶつかったときは勝負で決めるのが少年漫画の習わしだ。」

 

「何言ってるんですか?」

 

「つまりこの部で、どちらが人に奉仕できるか、勝負だ。レディーファイ「プルルルル」

 

「すいません。」

俺は一言残し廊下に出る。

 

「もしもし。お、小南、久しぶりだな。」

『出たわね、比企谷。あんた何で最近来ないのよ。』

「すまん。鬼怒田さんによく呼ばれたりしててな。今日はなんか用か?」

『あんた、オリジナルトリガーが欲しいって言ってたじゃない。この前そのことを何となく話したのよ。そしたら作ってやるから来い。だって。

「あ、そんなことも言ったな。サンキューじゃあ今からそっち行くわ。」

『分かった。そのときに私と戦いなさいよ。』

「俺、今トリオン体で戦うなって言われてて。」

『え!大丈夫なの。じゃあしょうがないわね。大丈夫になったら言いなさいね。』

「分かった。まあ嘘だけど。じゃあな。」

『あんた、騙したわn』

 

俺は容赦なく電話を切る。じゃあ行くか。

鞄を取りに奉仕部に入ると。「最後まで言わせてくれ」と泣いてる先生とあからさまに先生から距離を取ってる雪ノ下がいる。

 

「すまん、用事ができたから帰る。あと先生。俺、放課後はバイト入ってるんで入部しませんからね。」

 

俺は部室から出て扉を閉めようとする。

 

「待て比企谷。お前は強制d」

 

俺は容赦なく扉を閉める。さ、玉狛行くか。自分専用のトリガー楽しみだな。

ついでにランク戦行ってバカつぶすか。

俺は罵られたばかりなのにうきうきしながら玉狛に向かった。

笑顔が怖くて校舎では半径1メートル以内に近づく人がいなかったのは別の話。

 




つかれたー

登場人物減らしたいよ。

そういえばヒロインが俺ガイルシリーズでもいいのかな?


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6話 『玉狛支部』

玉狛書いたぞ~

いや~戦闘シーンって難しいからどうしても適当になる。



ゴメンナサイm(_ _"m)


総武から少し?自転車で走ったところにそれはある。玉狛支部。ボーダー最強の隊とブラックトリガーが所属している。超少数精鋭の支部だ。ただし全員が特殊なトリガーを使ってるため

A級ランク戦に参加できないのだ。

ん?つまりランク戦に参加したら、太刀川隊より強いのか?

まあガイストの烏丸とか俺、勝ち越せないし、そんなもんか。

 

そんなことを考えているうちに支部にたどり着く。

 

「こんにちは。呼ばれたんで来ました。」

 

俺の声にこたえてくれるのは大体が落ち着いた筋肉ことレイジさんと…

 

「来たわねー‼」

 

弾丸のように飛んでくる小南。通称、女子高生(斧)

小南をさっと躱して、支部の中に入る。他に人はいないようだ。

 

「じゃあ始めるか。俺が話を聞いてデータをまとめて、エンジニアに渡すことになってる。まず形の希望はあるか?」

 

「孤月と同じような形で、縮めてポケットに入るようなやつが使いやすいと思います。あとシューターのトリガーと合成できるようになりませんかね。あとブレードの硬さをトリオンで調節できるように。」

 

「いきなり難しく来たな。一応聞いておくが、俺の全武装とか烏丸のガイストみたいなのはいるか?」

 

「はい。できれば完全な攻撃重視の形にできるようにしたいです。」

 

「分かった。一応確認しておくが、トリオン量は今幾つだ?」

 

「去年より1上がって28になりました。」

 

「まあ、そんなもんか。分かった。伝えておく。今日は夕飯食べてくか?」

 

今日は疲れたしかえるかな~

「比企谷~終わったら勝負するわよー」

げっ小南のこと忘れてた。

 

「すいませんごちそうになります。じゃあ俺小南のとこ行くんで。」

 

 

「さあ、始めるわよ。」

小南は部屋に入る。宇佐美さんはもうステージを作ってるようだ。

 

「じゃあ宇佐美さん。お願いします。トリガーオン」

 

俺も部屋に入った。しばらくすると体が転送される。

「市街地…ビル街ってBだっけな。」

 

ちなみに今はガチ装備。これじゃないと小南からは一勝ぐらいしかできない。

 

俺はバックワームを装着し、グラスホッパーでビル沿いに小南に近づく。数百メートル先に小南が見える。

 

俺は周辺に1000分割したトマホークをまく。もちろん全部空中停止するように軌道を作る。もちろん小南から見えないように。

そしてアイビスに持ち替えて小南に向かってドーン。あ、避けた。

 

「個人戦で狙撃してんじゃないわよー。」

 

を、来た来た。孤月に持ち替えて。んで小南がトマホークに近づいたところを旋空でなぎはらって避けられる。するとどうしたことでしょう。1000個のトマホークが連鎖して爆発していきます。小南は爆発の中心に。そこから光が飛んでゆく。ベイルアウト。

 

「まずは一勝。」

 

 

そこからの9回は小南の攻撃があたらないため、双月の手数で押し切られた3回以外は全部勝った。つまり7:3

 

「俺の勝ちだな。小南お前シューターに弱すぎだろ。」

 

「あんたみたいに、1000発のバイパーをしてくる人なんていないからそうなるでしょうね。」

 

ちなみに俺の孤月は一度も当たってない。簡単に言うと全部避けるか止めるかされた。

 

「そろそろ戻るわよ。あんたご飯食べてくの?」

 

「もらう。レイジさんに言ってあるから平気だぞ。」

 

俺たちは話しながらリビングに入る。烏丸も帰ってきていた。ちなみに陽太郎もお昼寝は終わったのか雷神丸の上で目を掻いている。ちなみに雷神丸はカピバラだ。

 

「こんばんは。比企谷先輩来てたんですね。」

 

「あぁ。新トリガーの話と小南の相手でな。

 

それから俺はレイジさんの作ったご飯を食べて

家に帰る。ちなみにめちゃくちゃ美味い。まじでレストラン建てた方がボーダーで働くより儲かるレベル。

 

「はぁー学校行きたくねぇ」

 

そんなことをつぶやきながら自転車で夜道を走って行く。

 




次回は由比ヶ浜かな。
あの頭の悪さをしっかり表現できるか。

適当に書いたら頭悪そうにみえるかな。


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7話 『木炭作り①』

さて今日こそ由比ガ浜に入りたかった。

お許し下さい。
だってそこまで書くと2000字超えるから。
どうにか2000字以内に収めたいという苦肉の策として
無理やりぶちぎりました。

では、どぞ~


俺はいつも通り元気に学校に来て、机に突っ伏して音楽で周りの空間を断ち切る。ん?元気じゃないだって。ぼっちを極めたエリートぼっちにはこれが元気な証拠なのだよ。

 

「はぁ~俺何考えてんだろ」

 

ここは放課後の特別棟3階

授業はどうしたかって。現国以外はしっかり寝てたよ。どうせ全部わかってるし。ん?数学?何それおいしいの?

 

さて何故おれがここにいるのか。強制的に入部させられた部活に来ているのか。ことは10分程遡る。

 

 

 

 

「は~終わった。さて帰るかな。」

そのとき俺の頭の中にはあの忌々しい部活のことは入っていなかった。俺は周りでぺちゃくちゃ話している奴らよりいち早く教室の扉を開ける。そして閉めた。

ん?教室から出てないって?いや無理でしょ。扉の外に満面の笑みを浮かべた平塚先生がいるんだよ。

よし。昨日の対応で俺が乗り気でないことが伝わるわけないって?世の中にはそれでも通じる人がいるんだよ。誰だろ?

 

さぁ覚悟を決めて扉を開こう。俺が扉に触れようとしたところで向こう側から扉が開けられる。

 

「比企谷、なぜ閉めた。まあいい。早くしろ。部活に行くぞ。」

 

やっぱ部活に入ったと思ってるよ。入部には少なくとも保護者の許可と印鑑が必要だったはず。そして我が家の大黒柱を担っているのも俺。俺に保護者はいない。よって俺が部活に入ることなど絶対に無い。QED

 

「先生、俺部活に入ってませんよ。そもそも放課後はバイトがあるし。今日も予定が入ってるんですが。」」

 

「嘘をつくな、嘘を。お前みたいな性格の奴をどこが採るというんだ。部活に行くぞ。」

 

平塚先生は俺の手をつかもうとする。

先生つっても所詮人だからな。こんなのがいても仕方がないか。というかこの人に性格をとやかく言われるのは少々頭にくる。ボーダーでは、結構仲いいやつもいるんだが。ここで一言、言っといてやるか。

 

「あまりしつこいと男から逃げられますよ。」

 

ん?これは言い過ぎたか。こめかみのところとかピクピクしてるし。こぶしとか握っちゃってるし。

 

「私に男などおらん‼」

 

まっすぐ顔へと飛んでくる拳を顔をずらすことで避け、そのまま後ろに下がり回れ右。全力疾走。ん?こっちは何かあった気がする。

 

「待てー‼比企谷。」

 

後ろから鬼が追っかけてくるが。待わけないだろう。

 

 

 

10分ほど逃げてあの鬼はまいたが。

 

「んで、ここは…奉仕部かぁ」

 

何でここに逃げてきてんだよ、俺。バカすぎだろ。

ここは特別棟3階さて皆さん。ここがどこかわかるでしょうか。

皆さんって誰か?誰だろう。まあ、ここまで来たしもう逃げるの嫌だから部活行くか。

 

「うーす」

 

俺は地獄の部室に入った。

 

「あら、遅かったじゃない。というか来たのね。マゾなの?それともストーカー」

 

「あいにく俺はMでもSでもねーよ。それより何で俺がお前に好意を抱いてる前提なの?」

 

俺は適当に返しながら椅子に座る。

 

「あら、違ったの。私に近づく男子は大抵私に好意を抱いていたから。」

 

「お前、見た目は可愛いもんな。そんで性格を見て幻滅するんだろ?」

 

「え、あ、そ、そうね。」

 

なにいきなり慌ててんだこいつ。あ、言い忘れてたことあった。

 

「雪ノ下。俺、今日バイトあるから1時間後には抜けるわ」

 

「何を言ってるの?あなたみたいな人を雇ってくれるところなんてあるはずがないじゃない。」

 

このアマ。こいつもあの先生と同類か。もちろん予定とは8時からの防衛任務と鬼怒田さんとの約束がある。

 

「お前、その性格で友達いるのか。」

 

「そうね。まずどこからどこまでが友達なn」

 

「あ、もういいわー。それ友達いない人の言葉だ。人に好かれながらもぼっちか。」

 

「本当に誰からも好かれるならそれでもよかったのだけれど。私可愛いから。人は皆、弱くて醜くて優秀な人間を蹴落とそうとする。そんなのおかしいじゃない。だから世界ごと人を変えるのよ。」

 

持つ者ゆえの苦悩が私しか分からないような口ぶりで、自分が不幸のヒロインみたいにしか聞こえない。少なくとも俺には同じような経験がある。所詮それで自分が変わることができないならそれまでのことだ。以前の俺みたいに

 

「はぁー。どっちにしろ1時間後には抜けr」

 

コンコン、ドアが叩かれる。

 

「どうぞ。」

 




さぁ会話で終わる8話。
すいません。ほんと。まじで。

次回はボーダー要素あるのかな?


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8話 『木炭作り②』

さあ後編

はぁ~原作を混ぜるのはきつい


何がきついって?話が長くなるんだよ。
挫折しかける。


では~どぞ


コンコン、ドアが叩かれる。

 

「どうぞ。」

 

ここってホントに人来るんだな。一年中だらだらしてるだけの部活だと思ってた。

 

「し、しつれいしまーす。平塚先生に言われてきたんですけど。な、なんでヒッキーがここにいるの‼」

 

この人は一体何を言っているのだろう。この教室には俺と雪ノ下だけでヒッキーさんなんて人はここにはいない。の前にこいつ誰だ?

 

「お~い聞いてる?ヒッキー?」

 

「もしかしてヒッキーって俺?」

 

「2年F組の由比ヶ浜結衣さんね。とりあえず座って。」

 

「私のこと知ってるんだ。」

 

「全校生徒知ってるんじゃねーの」

 

「いいえ、あなたのこと知らなかったもの。気にすることないわ。あなたの存在から目をそらしてしまった私の心の弱さが原因なのだから。それで由比ヶ浜さん依頼は。」

 

うん。これは皮肉だな。さっさと逃げ出したい。俺が帰るまであと35分。まだまだあるな。

ふと、二人を見てみると由比ヶ浜がチラチラと。雪ノ下は、睨んでますね。これは消えろということでしょう。よし俺は鞄を持ち。

 

「飲み物買ってくる。」

 

席を立った。よし逃げられる。

 

「比企谷君。鞄はおいてきなさい。私は野菜生活100いちごヨーグルトミックスでいいわ。」

 

クソッ退路を断たれたか。てか雪ノ下の言ってる物は何なのだろう。よし、俺はクールに。

無言で立ち去る。もちろん鞄は置いといた。だって怖いもん。

 

 

自販機でMAXコーヒーと雪ノ下の名前の長いやつと、由比ヶ浜は、ミルクティーでいっか。

 

「おい比企谷。今帰りか?ボーダー行ってランク戦しようぜ。」

 

横から声がかかる。こいつは弾バカ

 

「誰が弾バカだ。俺は出水公平だ。それより今帰りか?ランク戦やりたいんだけど。」

 

「悪い、今日は防衛任務と鬼怒田さんのお呼び出しがかかってる。それに今部活の途中だ。というかみんな揃って俺の心読むのやめてくんない。」

 

「は?比企谷が部活?なんてところだ。何があった。金か。」

 

「自分の意思じゃないことがおしいな。強制だ。奉仕部ってところであの雪ノ下が部長をしてる。部員は俺含め二人。というか今日が二日目。」

 

「ほおー比企谷が成績優秀の超絶美人の同い年が部長をする部活に入部。部員は2人だけのため、比企谷と美女は部室で二人っきり。拡散っと。」

 

「そんなんじゃね…ん?拡散ってお前何やってんの。あれでしょ、ボーダーのタイムラインでしょ。まじでやめろよ。あ~俺死んだ。小南に殺される。あいつ妹と歩いてたら、彼女と勘違いして玉狛でぼこされたんだぞ。はぁ~」

 

「じゃあなー」

 

出水は笑いながら帰っていく。まじで何してくれてんだよ。あ、戻らなきゃ。

俺は重い足を動かし奉仕部に戻るのだった。

 

 

で、なんで誰もいないんだろ、ん?紙が落ちてる。えーっと。

 

『家庭科室に行ってます。さっきの比企谷君の話だとあと25分程なので急ぐように。 雪ノ下』

 

あいつも気ぐらいは使えるんだな。というか俺が帰る話聞いてたのか。もしやツンデ…いや、それはないな。家庭科室行くか。

俺は多少急ぎ足で家庭科室に向かった。

 

 

 

「手作りクッキー?そんなの友達に頼めよ。あ、これな。雪ノ下と由比ヶ浜な。」

 

俺は話を聞きながら二人に飲み物を渡す。

 

「あ、ありがと。だってあんまり知られたくないし、そんなマジなこと友達と合わないから。」

 

「ふーん。で俺は何をすれば?時間ないんであまり手伝えないが。」

 

「味見だけで結構よ。そんな期待はしてないわ。」

 

俺の下校まで残り20分

 

15分後、俺の前に真っ黒のまがまがしいものが出された。

 

「なんであんなにミスを重ねることができるのかしら。」

 

「ホムセンで売ってる木炭みたいだな。味見じゃなくて毒味だぞこれ。」

 

「何が毒だし…どくかなぁ?」

 

「死なないかしら?」

 

俺たちはコップに大量の水を入れ着席する。もう片手には黒い塊を持つ。

 

「じゃあ、いただきます。」

 

俺は口の中にクッキーを放り込んだ。

うっ

口の中に苦くて、しょっぱくて、べとべとしてて、ざらざらしてて他にもいろいろとまずい要素が詰まってる。俺は水をがぶ飲みし、その場に崩れ落ちた。雪ノ下と由比ヶ浜はなぜ食べないでこっちを見てる。

 

「おまえ、ら、なんで食べてねえん、だよ。水くれ。」

 

由比ヶ浜があわあわしながら水を持ってくる。って何ついでに自分が食べるはずの木炭捨ててるの。

 

俺はそこから水を3杯飲み席を立つ。由比ヶ浜の料理は練習じゃ治らないな。てか時間5分オーバーしてるし。はぁ帰るか。

 

「由比ヶ浜、うまいクッキー作ろうか考える前に相手が喜ぶかどうかを考えろよ。雪ノ下、俺帰るわ。時間だし。」

 

「そうね、ごくろうさま。嘘で帰るので無かったらだけれど。」

 

「おまえ、まだ疑ってたのな。んじゃ、帰るわ。」

 

俺はふらふらと教室を出る。はぁ~だめだ気持ち悪い。防衛任務変わってもらうかな。

 

そうして俺は拡散されたことと木炭で顔を青くしながら、ふらふらとボーダーへ向かうのであった。

 




よし。俺ガイルアニメ1話終了。

正直、由比ヶ浜の手作りクッキー食べてみたい。



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9話 『スカッシュ』

さてボーダーへ戻りました。

しかし本編とは全くの無関係。

では~どぞ


俺は青い顔をしながらもボーダーに着いた。着く頃には体調がよくなると思っていたが、だんだんひどくなってきた。頭痛と腹痛が波のように襲ってくる。もうだめだ動けねぇ

 

ボーダーに入るとフラフラと開発室に向かうが他人の目線が刺さる。

さすがにこの大人数から敵意のようなものを向けられると気持ち悪い。俺のサイドエフェクトがうざい。

そうして開発室に着く頃には、頭痛、腹痛、吐き気の三連コンボでノックアウト。

鬼怒田さんに事情を説明し、防衛任務を他の人と交代しといてもらうように頼んだ。鬼怒田さんの話は、体調が戻ったらということで、俺は仮眠室に転がり込んだ。

 

 

 

 

 

「知らない天井だ。」

 

うん。そんなわけないね。加古さんの炒飯食べる度にここにきてるし。もう10回以上食べてるのになぜかハズレしか食べたことがない。もう虐めでしょこれ。体調は平気そうだな。時間は9時か。もちろん夜。

 

「鬼怒田さんのとこ行くか。さすがにまだ起きてるだろ。」

 

俺はそうつぶやき再び開発室に向かうのだった。もちろん途中でMAXコーヒーを買いました。

 

「今晩は。鬼怒田さん。今平気ですか?」

 

9時に人を訪ねるのが失礼と考えるかもしれないが、鬼怒田さんは基本夜には寝ないので平気なのだ。俺は先ほど寝たから問題なし。

 

「おお、起きたか小僧。話とは言ったが今日やるのは新しい訓練方法として考えてる、スカッシュの実験をしたい。このトリガーをもってそこのブースに入れ」

 

「分かりましたーこれって給料出ますか。」

 

「少しなら出すぞ。そもそもお前がただで働くとは思っておらん。」

 

うっ、ピンポイントで的を得てるから何も言えない。

さっきの部活も給料がでれば…何もしてないからそれは無理か。

 

「トリガーオン」

 

俺の声と共に手元にラケットがでてくる。

マジでスカッシュなんだな。しかしテニスでは壁打ちしかしない俺は壁と戦うのに慣れている。あれ、目から汗が出てきた。

 

『スカッシュスタート レベルが上がるごとに弾速が上がります。』

 

ボールが出てくるが難なく打ち返す。おっそ、これならラケットの持ち手でも打ち返せるぞ。レベル1の球は確かに遅すぎた。高速道路と同じくらい。

 

俺が鼻歌を歌いながら打ち返してくとだんだんと球が早くなってくる。ちなみに今はレベル49 ライトニングの速さだ。20回ほど打ち返すと球が消えた。

 

『レベル50 球が2つになります。』

 

そしてまたあの遅い球が2個

 

「さっきより簡単なんだけど。」

 

俺はぼやきながら淡々と打ち続ける。

しかし弾がイーグレット並みの速さになるとだんだんとつらくなってくる。仕方ない。サイドエフェクト使うか。あの球は敵だ。俺に害をもたらす。と考える。すると不思議なことに球が次どこに飛んでくるかがわかるようになる。

原理は簡単だ。俺のサイドエフェクトは自分の捉え方によって随分と変わる。言ってしまえば好意の視線も自分が不快にさえ思えばサイドエフェクトで感知できるのだ。

 

「余裕だな」

 

俺はそれからも早くなって、増えて、威力が上がって透明になる球を打ち続けた。

 

「比企谷、終わりだ。それ以上続けられるのは迅とお前ぐらいしかおらん。それに時間がない。どう思った。」

 

と俺のスカッシュは時間の都合で終わってしまった。レベルは249

 

「ちょっと難しい気がします。ライトニングの速度なんてB級下位なら打てないし。ほとんどの人が45レベルぐらいで断念するかと。」

 

「まあそれはしょうがない。実際49を超えたら少し楽になるようにしてあるしな。分かった。あとB級とC級のデータを取ってから実装に移る。では寝坊しないようにな。」

 

「失礼しました。」

 

俺は開発室を出て時計を見る0時。よし、寝るか。もう家帰らないでいいや。

俺はぼーっと仮眠室に向かうのだった。

 

「あ~あ、俺も隊室ほしいな~」

 




さてさて

これを次回かその次当たりのフラグにしたい。

次書きたい事、分かるかな?


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10話『今回、何もしてない』

マジで何がしたかったのだろう。
と言いたくなった。

それは自分で見て判断してくれ。

あと前回に、同じようなことを書いている人がいるらしいとコメントにあったんですが、
今後のフラグのために、変えられません。ご了承ください。

では~どぞ…


動物は基本、群れるものである。

肉食獣にはヒエラルキーがあり、ボスになれなければ

死ぬまでストレスを抱え続ける。

草食動物も天敵の襲撃で仲間を犠牲にして、

生き続けることにジレンマを感じているはずだ。

このように群れとは孤にとって何ら益をもたらさないのだ。

ならば私は決して群れることない熊の道を選ぶ。

熊とは一頭で生きていくことに何の不安も

感じていない孤高の動物だ。しかも冬眠ができる。

なんと素晴らしい事か。

次に生まれ変わるなら。

私は絶対、熊になりたい。

 

 

「熊絶賛だな。私が生徒指導だから生物の主任に丸投げされた。で、これのどこが野生動物の生態だ?」

 

俺が今いるのは職員室。なぜか生物の課題を出したら現国の教師に呼び出された。

なるほど。そういうわけだ。先生は俺には手を付けられないと。目から汗が出てきた。

 

「野生動物の群れ社会に対する強烈なアンチテーゼです。」

 

「屁理屈を言うな。群れることも悪くはないぞ。

 

「先生も個体というか、独s「ふんっ」」

 

うわぁ~この先生マジで殴ってきたよ。俺が避けなきゃ当たってたよ。一回当たってやるか。やっぱ痛いのはやだ。やめとこ。

 

「ちっ、避けたか。ところで比企谷。お前は雪ノ下をどう思う。」

 

どうかって、現実を知らないバカだとしか。しかし暴言は、

 

「夢見る箱入り娘の嫌な奴ですかね。」

 

はい、暴言ですね。スイマセン

 

「そうか、優秀な生徒ではあるんだが。まぁ、持つものは持つ者で苦労があるのだよ。」

 

よく知っている。頭の中に3年ほど前の出来事が浮かぶ。

 

「優しくて往々にして正しい。ただ、世の中が優しくなくて、正しくないからな。」

 

分かってる。世の中はが正しいのなら俺はこんな目をしていない。

 

「君たちはひねくれているから社会に適応できなさそうで心配だよ。だから一か所に集めておきたくなる。」

 

俺はもう働いているんですけどね。

 

「あそこはサナトリウムかよ。」

 

「そうかもな。君たちは見ていて面白い。だから手元に置いておきたいだけなのかもな。」

 

ん?もしかしてこの人かなりの生徒好きか。以外に良い先生なのか。いや、無いな。あの先生、生徒殴るし。

 

 

話が終わって教室に戻ったら雪ノ下と、ゆ、ゆ、縦ロールが喧嘩している。なんで雪ノ下がいるんだ?あ、由比ヶ浜か。そしてこの場には、トップカーストと雪ノ下しかいない。

いつもなら、速攻ベストプレイスに行くが今日はあいにくの雨。教室でしか昼食が食べれない。仕方ないか。

 

俺が普通に教室に入ると縦ロールが睨んでくる。

 

「あ、雪ノ下。先週の依頼どうなった?」

 

「クッキーだと分かるものならできたわ。あとは相手に気持ちを伝えるために頑張ると言って帰ったのだけれど、何か言ったのかしら?」

 

雪ノ下が少し驚いた顔をしながら返してくる。

無視されないでよかった。

 

「相手が喜ぶようにしろ。とは言ったな。話が終わったら由比ヶ浜持ってってくんない?さすがにこの雰囲気はつらいんだが。」

 

「そうね。由比ヶ浜さん。先行くわよ。比企谷君は来なさい。」

 

え~俺、昼食食べたいんだけど。

うん、雪ノ下が怖い。よし行こう。

俺たちは教室を出る。後ろでは、ハヤ何とか君と、縦ロールが呆然と立っているが知らん。

 

「由比ヶ浜さんが話があったみたいだから。あなたがいたら邪魔でしょ。クズ谷君。」

 

「さらっと人の名前間違えるのやめような。俺はお前が空気を読んだことに驚きなんだが。」

 

「はぁ~もういいわ。今日は部活来なさいよ。今日はバイトはないのでしょう。」

 

雪ノ下が立ち去り、それとともに教室の扉が開く。由比ヶ浜か。

 

「え!なんでヒッキー。もしかして聞いてた‼」

 

「聞いてねえよ。」

 

「あ~!聞いてたんだ。キモイ、変態、ストーカー。えっと、マジキモイ‼誰のせいだと思ってんの?べーっ」

 

由比ヶ浜はかわいらしく舌を出し雪ノ下に向かい走る。うん、怖くない。

 

「誰のせいって…雪ノ下だよなぁ。」

 

俺はどこに行くともなくつぶやく。だって今教室は入りづらいじゃん。

ん?LINE来た。

 

米屋『なんかすごいB級がいるらしいから、戦いに行くんだけど。来る?7時ごろにランク戦に行ってることが多いらしいから行くけど。お前も来いよ‼久しぶりに勝負‼』

 

はぁ、B級にA級が挑戦っていじめかよ。よし部活が終わったらすぐに向かうとしよう。そして槍バカを成敗する。

 

あ~~今日のメシどうしよ…

 

 

 

 

結局何も食べれなかったのだった。

 




いや~ほんとに何もしてない。
ボーダー要素ほとんどないし、俺ガイル要素も少ない。

さて前回のフラグはまだまだ置いといて、
次回かその次、オリキャラ登場です。

女子にするつもりなんで、
なんかいい名前ありませんかね?

アイデアくれると嬉しいです。

では(@^^)/~~~


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11話『厨二病の剣豪』

見参‼『材木座』

口調が面倒くさいので話し言葉はほぼカット‼

ではーどーぞーー


昼飯を抜いた俺はあまり眠気が出ず、珍しく授業をきいていたのだった。

みんな知ってるか?食べた後は消化に血液を回すから眠くなるんだぞ。え?みんな知ってるって?ダヨネーシッテタ

さて、今俺の前には一人のデブと後ろには女子が二人、身を隠している。

何でこんなことになっているのか。それは数分前にさかのぼる。

 

 

俺は放課後、いつものように?ボーダー行ってるからいつもではないな。奉仕部に向かっていたのだった。すると扉の前には、奉仕部の中をこそこそと覗くビッチと冷酷魔人が…由比ヶ浜と雪ノ下がいたのだ。

 

「なにしてんだ?」

 

俺は二人に声をかける。

 

「うひょっ」

「っ!? いきなり声をかけないでもらえるかしら。」

 

上から由比ヶ浜・雪ノ下だ。うひょってなんだよ。サルでもそんな鳴き方しないぞ。

 

「わるかったよ…で、何してんの?」

 

「教室に不審人物がね…」

 

「は? というか不審人物はお前らだろ。」

 

俺はくだらないとばかりに、部室のドアをあけ放った。

そこには、茶色のコートに黒の指ぬきグローブ髪を後ろで結んだ、美しい・・・とは口が裂けても言えないようなデブの男がいた。

 

「クククッ こんなところで出会うt」

うん、俺は何も見ていない。俺は満面の笑みを浮かべて雪ノ下に言った。

 

「さて雪ノ下、疲れたし今日の部活はここまでにしないか?なんで部室のドアが開いてたのかは知らんが、さっさと戸締りして帰ろうぜ。」

 

「っ! そうね、なぜかわからないけど今日は帰った方が息がするわ。」

 

雪ノ下は少し目を丸くして返してくる。そんな俺の笑顔気持ち悪い?泣いちゃうよ、マジで。

俺は雪ノ下から鍵を受け取りドアを閉める。

 

「まってまって‼お願いだから、話を聞いてください。」

デブはジャンピング土下座で俺に突っ込んで来た。

そして今に至るというわけだ。

 

 

「こいつは材木座義輝。クラスは2年C組。ぼっちの厨二病だ。こいつとは体育でペア組まされてる。」

 

「ムハハハッ‼ その名前をくt「黙れ」はい。」

 

「比企谷君、容赦ないわね。で、厨二病って何なの?」

 

さすが箱入り娘。厨二病を知らないとは。由比ヶ浜も首をかしげているがアホの子なので仕方がない。

 

「よく聞けよ。厨二病というのはだな、・・・」

 

中二病についての説明をするが雪ノ下はあまり理解してないようだ。正直俺もよくわからん。なんでかって?

馬鹿、厨二病の時期には夢のような武器を振ってたんだからなるわけないだろ。むしろそれが現実なんだから。

 

じつは、材木座との関係はほかにもある。中学二年生の頃、厨二病だった材木座を使ってやろうと、ボーダーの開発室に招いて勉強させたのだ。材木座は夢のような武器を作れるということで猛勉強し、今では俺の遊び用トリガーは全部こいつが作っている。米屋の槍孤月も何気にこいつの発明品だ。合成弾もこいつがかかわっていたはず。

開発室はどうしたのかって?

厨二病が鬼怒田さん達にけむたがれて人並みにしか仕事が回ってこないのだ。当然給料も少ない。たぶんこの無駄に高そうなコートも少ない給料を使って買ったのだろう。

 

「・谷君。難聴谷君。話聞いているのかしら。」

 

「あぁ、聞いてるぞ。で、なんだ? というか人の名前すんなり間違えんじゃねえよ。」

 

「聞いてないじゃない…まあいいわ。この人の書いた、ライトノベル?を読んで感想を教えて欲しいそうよ。」

 

雪ノ下が一人でそこまで聞くとは。てっきりその厨二病を治せばいいのね。とか言ってるかと思った。

 

「なんでここなんだ?いくら友達がいないからと言っても投稿サイトとかに乗せれば済むだろ。」

 

「はぁ、何か今とても悲しいことをさらりと言われた気がするわ。」

 

そりゃそうだろう。学校では、ここにいる4分の3がぼっちなんだから。

 

「投稿サイトは無理だ。あいつらは容赦がないからな。酷評されたら多分我、死ぬぞ。」

 

「メンタルよえ~。でもさ、たぶん雪ノ下の方が容赦ないよ。」

 

雪ノ下は首をかしげている。自覚ないんだな。

 

「よく分からないけれど、時間も時間なのだし、今日読んで明日また感想でいいかしら?」

 

「かまわねえぞ。明日はバイト無い。」

「わかった~」

「構わん‼」

 

「じゃあ、俺、これから用事あるし帰るわ。」

 

俺は鞄と小説の原稿を持ち立ち上がる。

勿論、用事とは米屋の言っていたB級だ。ついでに米屋に小説読ませるか。

あ~部活とボーダーは辛い。俺にも隊室があれば、本部でダラダラできんのに。

今度上司に直接言いに行こ。

俺はそんなことを考えながらボーダーへと向かった。

 




久しぶりの投稿。

いつも通りに書けてるか不安

というか前から思ってたけど題名のセンスが皆無。


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12話『誰も知らないB級の少女』

さて、とうとうオリキャラを出す。
大丈夫だ。心配ない。

彼女をヒロインにするつもりはない。

あ、女子です。

では、どうぞっ(キャピッ♪)     キモイ…


今は6時か。米屋に言われてた7時までまだ時間あるな。仕方がない今日は遊び用トリガーで誰かを駆逐するか。こう考えると俺も結構、戦闘狂なんだよな。

 

俺は普段からトリガーを4つも持っている。普通ならそんなことが許されるわけないのだが、俺の強さやボーダーの古株だということで特別にトップから許可をもらった。まぁその代わりに鬼怒田さんの実験を手伝わなきゃいけなかったりする。もっともトリオンコントロールに関しては弾バカの出水と俺がトップだから仕方がなかったりもする。なぜかこれでは二宮さんに負けない。

 

では俺のトリガーには何があるのか。

一つ目がブラックトリガー。これはたいていの場合使わない。最後に使ったのは…鳩原さんの密航を止めようとしたときの移動手段だな。

次にガチトリガー。これが普段使うノーマルトリガー。

そしておふざけトリガー。俺が使いこなせない武器ばっかりが詰め込まれている。

最後が遊び用トリガー。基本的に材木座の作ったおかしなトリガーが入っている。

ちなみに今入っているのは、グンニグルハンマーとかいうハンマー型の武器。滅茶苦茶重い。たぶんアタッカー武器で一番重いレイガスト20本分ぐらい。相手に当たったら爆発するし威力はバカだから一撃必殺だけど、横に振ると重さで自分がハンマーに振られる。使えねーよ。しかも武器これだけって、ガードの手段も無い。

 

って誰に説明してんだろ。

誰か餌いねーかなー 俺が歩き回ってると前に見知った顔がある。

 

「おー木虎。仕事か?暇だったら10本やろうぜ。

 

「あ、比企谷先輩。暇ですけど嫌です。何で完敗するのわかってるのにしなきゃいけないんですか。」

 

こいつにはスパイダーに関してのアドバイスをしてから、烏丸まではいかなくともそれなりには懐かれてる。たぶん。

 

「それなら平気だ。材木座のトリガーを試したいだけだから。」

 

「あ~それなら平気ですね。分かりました。」

 

木虎は苦笑しながら答える。何で木虎が材木座を知ってるのかというと、俺が紹介した。

最初は木虎への悪戯だったが、材木座が本気で作ってしまったのだ。そのトリガーの名前が『ナデシコβ』見た目が着物姿で孤月風の武器を持っている。木虎曰く服が重くて邪魔らしい。木虎の着物姿の写真は、こっそりと俺のスマホに入っている。盗撮だって?・・・そうだよ悪いか、悪いな。

 

「比企谷先輩。早くしてください。」

 

おっとそうだった。

俺がブースに入って10本勝負が始まる。が、特に面白いこともなかったのでカット。

 

結論、相手になりませんでした。俺が。このトリガー使いづら過ぎ。木虎相手に1:9

木虎のワイヤーの対処が全くできなかった。

反撃しようと思って思い切り振ったら、重さで俺ごと吹き飛ぶし。思わず「ヒョエッ」とか言っちゃうし。

勝ったのなんて、すれ違いざまに爆発する部分をかすらせて爆風で倒したし。

 

「比企谷先輩お疲れ様です。なんというか、面白かったです。」

 

だろうな。木虎に、普通に戦ったら負けるはずのない俺が武器振るたびに変な声上げて飛んでくんだから。

 

「もうやりたくねぇ。明日、材木座絞める。戦ってくれてありがとな。俺そろそろ行くわ。」

 

「分かりました。お疲れ様です。」

 

今の時間は6時50分。米屋がいたので見に行くと知らないアタッカーの女子とくまちゃんが戦っている。えーっと1:8でくまちゃんが負けてる!?

 

「おっ、比企谷来たか。あれがB級の涼宮唯だぞ。」

 

米屋がそう言ったときちょうど、涼宮がレッドバレットで動けなくなったくまちゃんの首をナイフのようにしたスコーピオンで掻き切る。勝負は9:1で涼宮の勝ちに終わった。

 

「米屋、あいつの武器なんだった?」

 

レッドバレッドは弾速が低いため、近距離で撃たないと避けられる。それを使いこなすB級なんてめったにいない。

 

「両手にスコーピオン・レッドバレット・シールド・グラスホッパーだな。一回ハウンドも使ってた。って考えると結構、三輪に似てるな。」

 

「自分だけ早くして、相手を遅くする。って結構イラつかせるやり方だけどな。米屋もやってこれば?」

 

正直A級の中でも速く動く奴とどう戦うのか見てみたい。

 

「さーせーん。俺、三輪隊の米屋陽介っていうんだけど、10本勝負してくんない?」

 

おー軽く話しかけたよ。やっぱチャラ男はちがうな。あれ?でもチャラ男ってリア充か。やばい、米屋にいらついてきた。

お、始まった。

 

 

米屋が突っ込んで涼宮が首を曲げ避ける。と同時に涼宮の首が飛んだ。まあ米屋の槍は刃が変形するから仕方がないと思う。1:0

 

さっきと同様に米屋が突っ込んだ。涼宮も大きく横に跳び躱す。でもそこじゃ射程圏内なんだよな。槍がいきなり長さを増し、涼宮の体を腰から貫いた。2:0

 

涼宮は奇襲に変えたようだ。グラスホッパーを使い視界の外から、つまり後ろから米屋の首に近づく。しかし米屋が寸前で気づき、槍の柄で涼宮の腹をつく。そのまま吹き飛んだ涼宮の首を切り裂いた。3:0

 

米屋が突っ込む。さっきから突っ込んでばっかだな。すると米屋の顔面寸前にスコーピオンが生えてくる。モールクロウ。外したが、躱した米屋が虚を突かれそこに停止する。そのタイミングでもう片方の手から小さくスコーピオンを出した涼宮がモールクロウごと米屋の首を飛ばす。3:1

 

そこからも面白い接戦をしながら、涼宮は点を取ってゆく。グラスホッパーを上回る米屋の機動力により涼宮はグラスホッパーを使うのを止めていた。

 

そして、4:4 1引き分け

最後の一試合が始まった。

 

米屋が突っ込むが涼宮はスコーピオンで華麗にそれを捌く。

米屋の突きによりとうとう涼宮の右手のスコーピオンが弾け飛んだ。

皆が米屋の勝ちだと思っただろう。しかし涼宮の表情を見ていた俺だけは何か違うと感じた。

涼宮は微笑んでいたのだ。

 

右手のスコーピオンが弾けると同時に左手のスコーピオンが消え去る。

勝ちを確信した米屋の突きが首元に走る。それを首をひねり躱す。それだけで躱すことのできない、槍の変形した刃は首からスコーピオンを出し、致命傷を逃れる。と同時に右手に銃を構え、レッドバレットを槍に向かって乱射する。

その弾はまっすぐ槍に突き刺さり、重しを作る。

涼宮はありえないほどの速度で銃をスコーピオンに持ち替えそのまま投げる。

米屋は慌てて槍を手放す。

しかしその刃は無慈悲にもその胸を貫いた。

 




あ~~~~~
とうとう2000字を超えてしまった。
まあいいか。

オリキャラの名前は『涼宮 唯(すずみや ゆい)』です!

見た目、どうするかな~
可愛い事だけは決定。

ではまた次回~

バイバイ(@^^)/~~~


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13話『米屋と謎の殺気』

米屋側の心情を書いてみました。

いや~いますよね~

笑うとよけいに怖い女子。

え?いない?
デスヨネー

では~どうぞ~



米屋side in

 

俺は今、B級ソロの涼宮唯と戦ってる。

思ったより強かった。そしてなぜか遠くから槍を伸ばすと、死角からの突きすらもこちらを見ずに躱す。気味悪い。あの比企谷がもう一人いるみたいな感覚に陥る。最初の3点の差も着実に詰められ、今は4:4 1引き分けで同点になった。

いつもチャラい俺でも先輩の意地を見せたくなった。絶対に勝つ。

 

勝負が始まった。更地のフィールドだから、俺たちは正面に向かい合う。

俺は前に跳んだ。手にスナップをかけながら腕を前に突き出し同時に槍を伸ばす。俺の最高速度だ。

彼女はそれをスコーピオンで軽くいなす。当たるとは元々思っていないが少しイラっと来る。

このまま押し切る。まっすぐに突っ込み最高速度で連打する。彼女は顔をゆがめながらもいなしながら一撃も当たらせない。

軸足がぶれた‼ 勝てる。

『旋空孤月』渾身の一撃を放った。

右手のスコーピオンが弾けた。

勝った。

俺は体をひねり、すでに躱せる体制に無い涼宮の首に突進する。

首をひねっているが、俺の槍はそれじゃあ躱せない。そのとき俺は驚愕した。

槍の刃から出た、彼女の首を弾くはずの小さな刃が首に当たった瞬間はじけ飛んだのだ。

首を見ると、スコーピオン‼

彼女はこちらに銃を向ける。それじゃあ俺には当たらない。弾は俺の前を通り過ぎた。

運が味方したか。俺は首を跳ねる為に槍を横に…できなかった。

重い‼俺はそのまま前につんのめる。

やばい。本能で察した俺は槍を手放し、跳ぼうとする。

その瞬間、彼女の刃が俺を突き刺した。

『米屋 ベイルアウト 10本勝負4:5 勝者、涼宮唯』

 

いつも聞いているはずの無感情の機械の音声が今日はやたらと心に刺さる。

今までも何度も負けた。比企谷や太刀川さんからの負け数なら軽く2桁を超える。

相手がB級でも影浦さんのような化け物ならどうとも思わない。今まで知らなかった、B級の奴に負けたのが、悔しさをさらに大きくする。最後の油断がなきゃ勝てた。あの時ああすれば。そんな後悔が渦を巻く。

はぁ~今日は帰ろ。

俺はこの時初めて戦闘相手に恐怖を覚えたのだった。

 

米屋side out

 

 

比企谷side in

 

俺は戦闘狂の米谷が肩を落として出ていくのを見届ける。

声をかける義理はない。というよりこの場合はほっとくのが正解だろう。

 

「誰か、戦う人いませんか~?」

 

彼女は有名でないため強い人から声をかけられはしない。

B級は負け試合を自分からなんてしない。なぜか俺の後ろに立ってイラついてる影浦さんは、あまり彼女のことが好きではないらしい。

というかなんでこの人いるんだろ。

 

「こんばんは、影浦さんも見に来たんですか?」

 

「いや槍バカが変だったから見に来た。というか何なんだあいつ。」

 

この人はすぐ暴力沙汰を起こす癖に気に入った人にはとことん優しい。

分かりにくいがこういう人を優しい人というんだろう。

 

「どういうことですか?」

 

「いや、あいつからは殺気みたいなものを感じるだろ。それなのに俺が感じる感情がそれと違う気が…まぁ全体に向けられてる感情だからよくわからねえが、若干不快だな」

 

影浦さんは自分に向けられた感情を、感知できるサイドエフェクトを持っている。しかし自分に対する悪意もすべて感知してしまい、しかもそれがかなり不快に感じるらしい。サイドエフェクトで悩む人は大変だな。

 

それにしても俺もさっきのようなものは感じるが、体感するものはあまりない。さっきだったらもっとモワモワした不快さが来るのだがそれが来ない。俺のサイドエフェクトは便利だな。

まぁあいつに関しては、実証あるのみか。ちょこっと潰すだけ。

 

「影浦さん。俺ちょっと戦ってみます。」

 

「あぁ 太刀川より強いくせに、B級虐めるとかひでー」

 

影浦さんも問題ないようだし、殺るか。

 

「あのーすいません。A級ソロの比企谷です。戦ってください。」

 




さてこの後、比企谷はどうなるのか。

次回も戦闘回。

材木座の依頼解決はいつだ?

ではまた~(@^^)/~~~


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14話『比企谷の制裁』

さて比企谷チートです。
この無駄に強い比企谷が好き。

皆もそうなのを期待して~

ドウゾ‼


「あのーすいません。A級ソロの比企谷です。戦ってください。」

 

「へぇ~比企谷か~聞いたことないな。別に敬語じゃなくていいよ。じゃあやろっか。」

 

涼宮はニコッと笑いブースに向かう。

 

「ところで涼宮。ハンデはどれくらいつけて欲しいか?正直相手にならないのは嫌なんだが。」

 

おっと挑発成功か。さっきまでの違和感と違い俺にはサイドエフェクトによる不快感がかかる。これが本当の殺気と。

あ~怖い。まあ慣れてるけど。ボーダーの古株なめんな。

 

「ほ、本気でいいよ。さすがにあの米屋先輩にも勝ったし、あなたにも勝てそうだから。」

 

「分かった。」

 

さぁ見せてやるよ。A級を舐めた罰だ。よく考えると相当器が小さいがまあいいか。

 

『10本勝負 開始』

 

「旋空孤月」

俺は開始の合図とともに右手にトリオンを集中させ、横に切り裂く。長さ重視の生駒旋空。

それは一瞬で二本のスコーピオンと彼女の胴体を切り裂いた。 1:0

 

2本目、先ほど同様の旋空を低めに放つが、上に跳んで避ける。が、

「エスクード」

彼女が着地する瞬間足元から、壁が飛び出す。そして強制的に空中へ飛んだ彼女をバッサリと切り裂いた。 2:0

 

3本目。彼女はゆっくりとこちらに進んでくる。こりゃ脅すか。

「グラスホッパー」彼女の頭のすぐそばにそれを展開し、孤月を投げつける。

驚いて上に跳ぶが残念。グラスホッパーに弾かれ地面に向かい弾かれる。投げた孤月は容赦なくトリオン器官を破壊した。 3:0

 

4本目。今回は俺も何もしない。

「なぁ涼宮。俺まだ一歩も動いてないんだが。」

 

涼宮は歯を食いしばっている。

「旋空孤月」俺は米屋と同じように孤月を突き刺すように動かす。

突きの旋空孤月。速さはライトニングを超える。それを初めて見たのか涼宮は躱しもせずに貫かれた。 4:0

 

「そろそろあなたの動きも見えてきたんで、本気でやるよ。」

 

「ふ~ん。じゃあ俺も動くわ。」

 

彼女の本気を見てみたい。競り合いの強さを。

 

「グラスホッパー」

彼女が飛び出してくる。

「エスクード」

間に大きな壁が出るが、彼女はそれを難なく躱す。

そして手には二つの銃。

「ハウンド」

両手で銃とは。アタッカーにしては珍しい。

でも遅い。軽く孤月を振りながらサイドステップでハウンドを消す。

さらに目の前からはレッドバレット。ここでグラスホッパーは面倒だな。俺はレッドバレットを孤月で切り裂く。勿論孤月の先端に重しが付く。でもこれは予想できたかな。

「旋空孤月」俺は孤月を伸ばし。思い切り横に投げる。するとあら不思議。孤月が重しを中心に回転するじゃないですか。俺は迫ってくる彼女を、孤月の刃の先に蹴とばす。そして涼宮は自分のレッドバレットで作られた駒に容赦なく切り裂かれた。 5:0

 

そのあとも4連続で俺が無傷で勝った。ちなみに攻撃用トリガーはまだ孤月しか使ってない。

 

次がラスト。

「もう、私が弱いってのは分かった。だから今度こそあんたに刃を当てる。」

 

はぁ~やっと涼宮がボーダーらしい顔になった。

正直今までの顔は、なぜか大規模侵攻の時を思い出してイラつく顔だった。

よし、だったら。

 

「俺も本気でやってやるよ。アステロイド×アステロイド ギムレット」

右手に孤月。左手に1000発のギムレットを浮かべる。」

 

「あんただったんだ。最強の万能手って。余計に勝ちたくなった。」

 

「旋空孤月」

突っ込んでくる涼宮に旋空孤月を放つ。が、当然躱される。さっきよりキレが増したか。

 

「こっちも忘れんなよ。」

 

俺は左手を切るように動かし、その先に100発だけギムレットを放つ。俺なりの遠隔斬撃。勿論あたったら切れずに消し飛ぶけど。彼女の左足が飛ぶ。

 

「残念だが終わりだ。」

 

俺は残りの900発を涼宮に撃つ。足を失った彼女は躱すこともできずに貫かれる。

『涼宮 ベイルアウト 10本勝負10:0 勝者 比企谷』

 

ふぅ~勝った。当たり前か。

 

「ねえ、比企谷。」

 

「あ?なんだ。」

 

横を見るといつの間にか涼宮が立っていた。何で人のブースまで来たかね?

 

「私と隊組もうよ。比企谷隊。そして私は三輪さんに弟子にしてもらう。」

 

「ん?やだ。   って隊か… 影浦さん。隊を作ったら、二人でも隊室もらえますかね?」

 

「あぁ?知らねえよ。タヌキでもキツネでも直接言いに行けばいいじゃねえか。」

 

というか影浦さんまだいたんですね。道理で観客が少ない。いや、少ない方がいいけど。

 

「よし涼宮。鬼怒田さんに言って、隊室がもらえたら隊を組む。無理だったらソロ。」

 

「どんだけ部屋ほしいの。分かったそれでもいいよ。今日は無理そうだから。明日は私が来ないし。明後日。ここ集合で。」

 

「分かった。じゃあ帰るわ。じゃあな。」

 

もしかしたら、隊室がもらえるかも。涼宮もこれから伸びそうだし。案外面白くなるかもな。

 

あ、材木座のラノベ読んでない。今夜は徹夜か。はぁ~~

 

そして俺のわくわくなボーダー生活が始ま   るかもしれないのだった。

 

 

 

「最後適当だな。」

 




さて、比企谷隊だと‼

書いた後に思ったけど、この力差で隊って

太刀川隊のお邪魔虫みたいにならないか心配です。

では、(@^^)/~~~


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15話『罵倒と最強』

や~長い‼

理由はあとで言うけど、八幡少し強すぎ?


「ふぁ~マジで眠い」

 

材木座の小説長すぎだろ。何で12時に家に着いて読み始めたのに6時までかかった。

ハリーボッチーでも4時間で終わるぞ。長いうえに読みずらい。

うん。究極の駄作だわ。というかこれ赤いドラゴンと変態の少年が出てくる悪魔のアニメのパクリだろ。

 

あーもう無理。6時間目はサボろ。どうせ数学だし。

 

俺は5時間目が終わるとともに立ち上がりこっそりと、鞄を持ち教室を立ち去る。

まぁ普通にしてても俺の事を気にする人なんていないから意味ないけど。

あ~考えてて目から汗が出てきた。

 

部室で寝るか。俺は誰もいない奉仕部に入り席に着く。雪ノ下は鍵を持っているだろうから鍵は閉めておく。

 

俺がどうしたって?

この前拝借して合鍵作っておいた。ついでに屋上の鍵も。

 

「寝るか」

 

俺は鞄を頭の下に置き、眠りについた。

 

 

 

「お~い。ヒッキー?」

 

ん?だれだ?ってヒッキーなんて呼ぶのはあいつぐらいか。

 

「おはよ。由比ヶ浜。雪ノ下は… あいつも寝てんのか。」

 

雪ノ下も自分の席に座りすやすやと寝ている。

 

「おーい。雪ノ下。おきろー」

 

雪ノ下はふっと顔を上げる。

 

「驚いた。あなたの顔を見たら一発で目が覚めたわ。」

 

この罵倒である。

 

「驚いた。あなたの声を聞いたら一瞬で眠気が飛んだわ。」

 

真似をしてやるとキッと睨んでくる。怒るなら最初から罵倒するなよ。

 

 

 

「では感想を聞かせてもらうとするか。」

 

何でお前は雪ノ下並みに偉そうなの?

 

「私にはよくわからないのだけれど、つまらなかった。想像を絶するつまらなさ。」

 

あ、材木座が唸ってる。

 

「なんでいつも倒置法なの?へにをはの使い方知ってる?小学校で習わなかった?それにルビも誤用が多すぎるわ。何でここでヒロインが服を脱いだの?唐突過ぎてしらけるわ…」

 

あ~雪ノ下がよくしゃべる。というか生き生きしてらっしゃる。人を罵倒して。まじでこいつSだな。

あ、終わったか。材木座、床に潰れてるし。

由比ヶ浜とか寝ちゃってるよ。

 

「あ~材木座。パクリはやめろよ。それと大事なのは絵だから気にすんな。」

 

「ガハッ」

 

材木座の口から魂出てきた。容赦なく口に押し戻しましょう。

由比ヶ浜も最後の声で起きたな。

 

「材木座。また作品できたら持て来いよ。雪ノ下とかお前の作品読んでめっちゃ生き生きしてたぞ。」

 

主に罵倒をしてる時と。罵倒が終わったとき。それだけだな。

 

「ほ、ほんとか‼ハチマンそうか。雪ノ下嬢も。よし。また読んでくれるか。」

 

「どMなの?」

 

「確かに酷評はされた。それども誰かが読んで感想をくれるというのはいいものだな。待っててくれる人もいる。ではさらばだ。」

 

「結界‼」

 

あ~また帰り際になんかやってるし。次のトリガーのネタはあれかな。

まあいいか。

 

次、小説持ってきたら鬼怒田さんに読んでもらうか。

 

こうして2度目の依頼は幕を閉じるのであった。

 

 

 

そして帰り道

 

プルルルルッ俺の携帯が鳴ってる。

 

「もしもし。なんだよ、小南。」

 

小南から連絡があるときは玉狛関係かランク戦の催促か料理をしに来いというもの。なんだろう?

 

「あんたの言ってたトリガー試作品ができたらしいわよ。取りに来なさい。そんで私と勝負よ。」

 

早すぎだろ。まじでエンジニアすごすぎ。

 

「分かった。これから行く。」

 

よし、俺は自転車を家の方向から玉狛へと向きを変え再び走り出した。

 

 

 

「来たわねー‼さっさと勝負しなさい。」

 

「お前の挨拶っていつもおなじだよな。お邪魔しますっと。どうも。」

 

俺は玉狛に着くといきなり出てきた小南にトリガーとメモ用紙を渡される。新トリガーの使い方説明だ。エンジニアはなぜか会うことができない。嫌われてんのかな?

 

「分かった。メモ読んでから行くからブース開けといてくれ。」

 

「わかったわ。すぐ来なさいよね。」

 

戦闘狂乙。でメモは~ふむふむ。ムサシ起動って言えばいいことと、マジでガード能力が何もないことは分かった。

習うより慣れろだな。とりあえずやってみるか。

 

「小南~」

 

「遅いわね‼早くしなさい。」

 

え、ちょっと待って。メモ10秒ぐらいしか読んでないんだけど。まぁいいか。いいのか?

 

「実験台よろしくな。トリガーオン」

 

「こっちのセリフよ。トリガーオン」

 

『5本勝負 開始』

 

「最初から本気で行くぞ。ムサシ起動。」

 

「こっちのセリフよ。」『コネクト』

 

おお。俺の服が、忍者と侍をくっつけたみたいな服に。そして…2刀流か。大体ムサシって名前で分かったけど。太刀川さんかよ。

 

あ、小南の斧が降ってくる。片方で防げないよな。仕方なく両手を使い斧を弾く。ん?小南の斧が弾ける力って異状だろ。

とりあえず刀にトリオン流して固くして、

「旋空孤月」

あれ~小南が斧の柄ごと切れた~すご~い。うん異常です。

 

2本目

「メテオラ‼」

 

あれ、これってどうやって防げばいいんだ?あ、

『ベイルアウト』

やべ、考えてる間にやられた。えーっと説明書によると、双空孤月?刃が増えるとはどういうことでしょう。

 

3本目

「メテオラ」

 

「双空孤月」

 

俺はそう呟き刀をメテオラに向かい薙ぎ払う。と、

 

刃が裂けました。縦方向に。つまり持ち手から、細い刃が何本も出てる感じ。

勿論、メテオラは全て斬る。よしとどめだ。

「韋駄天」

超高速になりそのまま首を飛ばせるほど弱い相手でもないので足だけ飛ばし、後ろから刀を投げて串刺しにした。勝った~

 

4本目

次はトリオンを斬撃にすべて回す。

「断空孤月」

俺が刀を振った瞬間刀の刃が消し飛びついでに遠くにいる小南も消し飛んだ。

原理はよくわからんが、刃の部分のトリオンを圧縮して、見えない刃にして飛ばしている?だった気がする。ちなみに刃の再転送にはそれなりの時間がかかる。実践じゃ、使いずらいな。

 

「ちょっと今のなによ‼」

 

小南も激おこぷんぷんだ。あ~こわいこわい。つまりは全然怖くない。むしろ可愛い。

 

「断空孤月。原理は知らん。」

 

「なによそれ‼最後は勝つわよ。」

 

5本目

 

さぁ~本気を出そう。

「ムサシ、オーバーパワー」

 

そう言った瞬間足や手に鎧のようなものが付く。刀も2倍ぐらいの長さになった。ただし二つつながって一本になった。

 

『トリオン100パーセント消費 ベイルアウトまで10分』

 

これはいわゆる烏丸のガイストのようなものだ。今までのが、攻撃態勢を変えただけだが、今のは、攻撃力・強度・スピード、何もかもが大幅に上がる。その威力は、

 

「死になさい‼」

 

この物騒なことを言ってる女の子を斧のブレード部分ごと真っ二つに切れるぐらい。

 

「断空孤月」

 

あ~これはやり過ぎたか~

ベイルアウトする前に切れ端も残ってなかったし。

帰ろっと。ブースを出た俺を待っていたのは。驚く烏丸と、小南のこぶし。何でだよ‼

 

あれ?周りがぐるぐる回ってる。あ、力が入らない。

 

俺はそのままそこで気絶した。

 




はい。材木座の書いた後、文字が少なかったんで戦闘書いたら長くなった。

この、ガード無しというトリガーは一体使えるのか?

では、サヨナラ(@^^)/~~~


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