龍に愛された少女 (腐った饅頭)
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キャラ設定




1月13日※主人公の外見を変更
fateのマリー→ジャンヌ


ミリス・ミラルーツ

捨て子だが代わりに龍に育てられた少女。

何故か駒王学園では「学園の聖女」と呼ばれるようになった。が本人は不服の模様。

外見はfateのジャンヌ

親に捨てられたことは複雑に思っているが父親代わりのミリオスの存在や祖龍や他の龍達のおかげで今は割り切ることが出来た。

主な考え方としては「龍が私を愛してくれたのだから私も皆を愛しましょう。」というかなりの博愛主義者。

しかし一度敵として見たら容赦しない一面もある。

生まれた時から龍に好かれやすく、親和性が高い為龍の因子が少しある。

怒ると鉄拳聖女と化し、鈍い音をさせながら今日も殴り続けるでしょう。

 

追伸何がとは言わないが少し大きいぐらいはある。ぶっちゃけちゃえばDカッ(ココから先は血に濡れて見えない。

 

ミリオス

嘗ては暴君と呼ばれた龍

怪我をして今は山に居たが、ミリスを迎えてから親バカと化している。だが名前を付けるのを忘れていた。

ちなみに怪我をした理由は祖龍に挑んだから。

もちろん祖龍に大したダメージを与える事も出来ずに一発でやられた。

強さは二天龍レベルである。

能力としては「均衡」と「維持」

自身のステータスを均衡にする事によって下げることが出来ず、相手の能力を常にその状態を維持させる事によって上げることも出来ず、素の状態で戦わないといけないため、まさに二天龍泣かせの龍である。

 

しかし娘に弱い。

 

ミリスが赤ん坊の時に入っていた箱を持ってきたやつ

猿と言っているが、暴君が居る山が只の山では無くYAMAな為実際にはラー〇ャンみたいな猿である。角もある。

ガチギレすると金色に輝く。絶対ラージャ〇だコイツ。

 

祖龍

モンハンやっている人なら分かるはず。

白くて胸が赤くなって赤い雷を落とすお方。

だがこの駄作ではミリスの母親役をやってもらっております。

口調はコロコロ変わってキャラがよくブレる。

だけど強い。

ミリオスが一度挑みかかってきた所を尻尾でベシーンとやって返り討ち。一撃必殺である。

 

元浜

今作では変態からよく分からない紳士的な何かになってしまった人。

変態ではなくなったが、あまりの豹変ぶりに周りは少し恐怖に陥っている。

だが評価はされている。

ミリス教信者第一号

 

松田

元浜と同じく変態脱却した紳士的な何かになった人。

こいつも同じように怖がられているが評価はされている。

ミリス教信者第二号

 

ミリス教

学園内で始まった新たな宗教。

ミリスの生き様を見、その心の深さを知った変態達が作った宗教。

現在メンバー百人を超えるそうです。



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幕間の物語
ちょっとした幕間の物語


イッセーとかミリスが何らかやってる時裏ではこんなこともありましたよーっていうお話




「おやぁ?ようこそ廃れた教会へ。歓迎しよう悪魔くん?」

 

「フリィィィィドォォォォォ!」

 

「あるぇ?オレっちアンタに名前教えたっけ?まさか!?悪魔くんにすら知られ渡るほど有名になったのかオレっち!?」

 

「うるせぇぞクズ野郎!!アーシアは何処だよ!」

 

「いやはや怖いねぇ。いきなり怒鳴り散らしてきましたよ奥さん?あらやだホント怖いわぁー」

 

「何一人芝居してんだこのクズ!さっさとアーシアが何処に居るのか答えろよォッ!」

 

「いや聞きたいのはわかんだけどさ?アンタアーシアたんとどういう関係?ときたま話したりするけどアンタのこと聞かねーよ?」

 

「ウッセェ!テメェは俺の言うこときけばいーんだよ!じゃねぇとぶっ殺すぞテメェ」

 

「おお怖ァ〜ただの人間に対してぶっ殺すぞ?嫌だわぁーここの領主どうなってんの?同族の管理できてないとか理解できないんですけどー?」

 

「ほぉー、お前アレか?答える気ねぇーのか?」

 

「えぇー答える気ー?あるわけないに決まってんジャーン!ブッハッハッハ!!」

 

「ッ!?」

 

「ねぇどんな気持ち!?格下相手と思ってる奴が脅しても話さないで寧ろ煽ってくる状況になってどんな気持ち!?」

 

「最っ高にぶっころしてぇ!って気持ちだよオラァ!」

 

「ひゃあコワーイ!突然殴りかかんないでくださいよー!悪魔クーン!」

 

「チッ!避けやがったか運が良かったな!だが次はねぇーぞ!なんつたってオレは赤龍帝だからなぁ!!」

 

「へぇー!君が今代の赤龍帝ですかー!あっでも篭手がないっすねー?無くしました?」

 

「テメェに使う価値がねぇって事だよこのクズ!」

 

「さっきからさぁー思ってたんですけどー。クズクズ言うのやめてくれません?なんか悲しくなるんで」

 

「黙れよクズ。お前みたいなクズはさっさと死ねばいいんだよッ!」

 

「オレっちお前に恨み買われるようなことしたっけ?オレっちが殺ってきたヤツって大抵オレっちよりもクズばっかだったような気がするんだけどなぁ?あるぇ?」

 

「ウルセェェェェェ!黙って死ねぇぇぇぇッ!!」

 

「えー何この理不尽オレっち泣きそうだ!」

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

 

「んでー?気は晴れましたかー?悪魔くーん?」

 

「ハァ、ハァ、ハァ、何で、一発も、当たんねぇーんだよ」

 

「いやそりゃあー鍛え方が違うからじゃね?ってかさっさと使えばよかったじゃん赤龍帝の篭手。だから疲れんじゃねーの?」

 

「うぁぁぁこんなゴミクズ相手に使うとかまじねぇーわー空気読めねぇーわーこれだからキチガイはイヤなんだよ」

 

「え?マジなんなのこの理不尽?オレっちお前に何もやってないよねー!?初対面だよねぇ!?なんでこんな扱いなのオレっち!?」

 

「もう黙れよそして死ねよクズ」

 

「ありゃりゃ本気モードってヤツー?こりゃ場所変えた方がいいねぇ」

 

「テメェどこ行く気だ!」

 

「そりゃあ広い場所に決まってるでしょー!ホレホレ!悪魔さんこちら!手の鳴る方へ!」

 

「野郎ぶっ殺してやるッ!!」

 

(まぁ実際は戦う気ないんだけどねぇー!もうそろそろ妹分来そうだからっていうのがホントの理由なんだけどねぇー!!アッハッハッハッハ!!)

 

(悪魔くんいや兵藤一夜君。君はただのモブだ。故に君が行ってしまえばイッセーとかの元に行けば何もかも滅茶苦茶になってしまうだろう)

 

(だから)

 

「代わりにオレっちと愉快な愉快なダンスパーティにって洒落こもうぜぇ!!」

 

白い元神父は笑う

 

とても愉快に笑う

 

その目の奥は、一人の少年と一人の少女の行く末がどうなるのだろうかと、楽しみで楽しみ過ぎてにやけてしまう程楽しみなのだから

 

白い少年は祈る。あの少年少女に幸あれと

 

そんな幸せになることを思い、微笑みながら祈る




何故フリードが一夜のことを知っていたかというと何よりも情報は大事だよな!という考えの元、情報収集した結果です


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龍に愛された少女
龍に愛された少女の話


内定決まったからテンション上がって書いた話


少し話をしよう。

 

龍に愛された子が居た。

 

親に捨てられた悲しき子。

 

だがそこには一匹の龍が居た。

 

巡り巡ってその龍の元で育てられた。

 

その子は純粋に素直な子に育った。

 

そんな龍に育てられた彼女のお話。

 

 

 

 

 

 

 

「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ、だけどこうするしかないの。」

 

そう言って彼女は手に持っていた箱を置き、何かに脅えるように逃げるように去っていった。

 

その箱には生まれて間もないであろう小さな赤ん坊が居た。

雨が降っている訳では無いが今の季節は冬の真っ只中。

そんな中で赤ん坊を独りにするということは赤ん坊に対して死ねと言っているものだろう。

 

だがこの赤ん坊は運が良かった。

 

麓まで降りてきた野良猿に見つかり山の主である一匹の龍の元に運ばれたのだから。

 

そうして龍の元に運ばれた。

 

龍は問う。

 

「猿よこれは一体なんだ?」

 

「いやー自分も分かんねっすわーいつものように餌とりに麓まで降りてきたはいいけれどこの箱見つけちゃいましてねー?」

 

「猿よその箱から生命の息吹を感じる。開けてみろ。」

 

「へいへーい了解ッス。」

 

そう言って箱開ける。そこに居たのは生まれて間もない赤ん坊だった。

 

「うわっマジっすか人間の子じゃないですかヤダー」

 

「そう言うな猿よ私にも見せてくれ。ッ!」

 

龍がその子を見た時驚き、一つの感情が生まれた。

 

愛だ。

 

龍は今まで愛などどうでもいいと思っていた。

 

だが赤ん坊を見た時そんな考えは一気に吹っ飛んだ。

 

「んでー?この赤ちゃんどうしますー?」

 

「私が育てる。」

 

「ヴェッ!?」

 

「私が育てると言った。」

 

「エ、エッ!あんさんが!?この赤ん坊を育てるゥ!?いや何いってんすかあんさん!?」

 

「確かに私は子育ての経験が無い。だから猿よ、お前らの中の子育ての経験がある母猿を送ってくれ。」

 

「いやまぁ良いんですけどもじゃあうちのオカン頼んでみますわ。」

 

「頼んだ」

 

「それにしても何であんさんが育てたい思ったんすか?」

 

「何故かは分からない。だがこの子を愛したいと思ったのだ」

 

「そうですかい。じゃあこれにて失礼しますわ。」

 

「あぁ」

 

そう言って猿は去って行く。

その後ちゃんと先ほどの猿の母猿が来て、赤ん坊はすくすくと育ってゆく。

 

月日が立ち5年が経った頃とある一言によって重大な問題が発覚した。

赤ん坊も育ち少女となり、龍も娘のように可愛がっていた。

その日遠くからやってきた祖なる龍の「ムスメムスメと言うとるが名前はあるのかの?」と言う発言に少女と祖なる龍を除く面々が固まり今の状況に至るのである。

 

「そういえば名前を付けていなかったな」(ガタブル)

 

「そういえば付けてませんでしたねあんさん。」(汗ダラー)

 

「アンタらって言いたい所だけど私もだからねぇ」

 

龍と猿は震え冷や汗を流し、猿の母猿は自分の額を叩きながらため息を吐いていた。

少女は少女で祖なる龍に名前って何ー?と聞き。

 

祖なる龍は祖なる龍でこう答える

 

「名前とはのお主だけの特別な物なんじゃよ。わっちにもちゃーんとあるでありんす。」

 

そう聞いて喜ぶ少女。

少女は龍の方向に歩き出して龍に言う。

 

「お父さん。私名前が欲しい!お父さんと同じ様な名前が!」

 

「それで良いのかムスメよ?」

 

「うん!」

 

「そうか」

 

そこから龍は考える。龍の名前はミリオス。嘗ては暴君と呼ばれた龍である。今は怪我が原因で山に隠れた龍である。

(私の名前はミリオス。安直だが私はこれにしよう。)

いつの間にか俯いていた顔を上げ、今にも感情を爆発させそうな我が愛する娘に言う。

 

「決めたぞお前の名前は今からミリスだ!」

 

そう言われた少女否ミリスは嬉しさのあまり

 

「(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ!!」

 

キチガイになる寸前の喜びをあげていた。

そこに祖なる龍(めんどくさいから祖龍と呼ぶ)が言う。

 

「喜ぶのはよろしかとしかし名字はどうするのかえ?」

 

「どうしよう」

 

「はぁ仕方の無い阿呆やのぉ。どれわっちの名前ミラルーツを使うと良いかと。」

 

「と言うとフルネームが」

 

"ミリス・ミラルーツ"

 

「という事になるのか」

 

ミリオスがそう締めくくった。

ミリスは改めてみんなの前に向き大声で言う。

 

「ミリス・ミラルーツ改めてよろしくお願いします!!」

 

その言葉に皆微笑み全員合わせて言う。

 

「「「「あぁよろしくミリス」」」」

 

「ハイ!!」

 

その出来事から更に月日が流れ駒王学園二年生になって、彼女の物語が始まる。

 

これは親に捨てられ、代わりに龍に愛された少女の話。




続けるか悩んでる


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1話

結局書いちった。


私は朝起きる時ある事をされてから目が覚める。

 

それは、

 

"くぇー"

 

イャンクックの幼体につつかれる事だ。

 

 

 

「おはようございますクックちゃん。今日も可愛いですねークックちゃんは〜♡」

そう言って腕の中にいる鳥とも龍とも言えない生き物を撫で回す。

 

"イャンクック"とは

比較的大人しい龍でピンク色の体色をしており、発達したクチバシと耳が特徴的な龍である。

別世界では弱い部類に入り狩りやすいため初心者の登竜門として立ち塞がり経験を積ませる。ハンターなら殆どの人がお世話になるため、そこの人から""クック先生"などの愛称がある。

 

 

あっどうも皆様おはようございます。ミリス・ミラルーツという者です。

 

この世界に命芽吹いてから十六年の若造ですがよろしくお願いします。

 

さて自己紹介も済んだことですし朝ご飯を作らなければ!私の周りに居る方たちは料理出来ないのですよ。まぁ仕方ありませんよね龍ですもの。

 

 

〜少女調理中〜

 

 

ふぅ終わりました。今日の朝もバランス良く、味噌汁白米焼きシャケです。シャケは絶対です。

 

作ったのは自分の分だけですけど、父様や他の龍のお方は自給自足ですからねー。

 

ハッ!思い出していたらご飯が冷めてしまいます。急いで食べて学校に行かなければ!

 

そういえば時々父様も一緒に朝を過ごすのですが、血生臭い匂いがします。やはり生でバクッ!っと食べてるんでしょうか?

 

 

 

唐突ですが私には少し悩みがあります

こんな一般市民である私が学校に行くと、何故か回りが騒ぐのですよ。

 

少し聞くと、あぁ!聖女が来ましたよ!でしたりあぁ!ミリス様だ!これでもう悔いはない、でしたり。

 

聖女、ですか。私はただの小娘だと言うのに何故私を聖女と呼ぶのでしょう。

 

ただ自分のやりたいようにやる我侭な女ですのに。

 

いけない。こんな状態では勉学も身に入りません!シャキッとしなければ!

 

そう思い直して学校に着いたのですけど。この騒ぎは一体?

 

「あっ聖女様だ〜おはよーこざいまーす〜」

 

「あらおはようございます柳さん。今日も一日いい天気になりそうですね」

 

「いい天気になりそうなのだ〜」

 

「そうですね柳さん。それでこの騒ぎは一体なにが?」

 

「あぁ〜この騒ぎ〜?いつもの三バカが覗きをしたんだよー」

 

その言葉に聞いて私は頭痛が出そうです。

 

そう思っていたら案の定あの三バカがこちらに向かってくるじゃないですか。

 

「うっひょー!あれは我が学園の聖女ミリス様じゃないですか!」

 

「これはチャンス!わざと転んであのおっぱいにダイブするぞ!良いな!」

 

「それは良いんだが何で元浜はメガネ外してるんだ?」

 

「見たら殺される見たら殺される見たら殺される見たら殺される見たら殺される見たら殺される見たら殺される見たら殺される」

 

「「うわぁぁぁ!!元浜が壊れたァ!」」

 

そう言う割には脚止めないんですね。

 

はぁ仕方ないタラスクのおじ様から聞いた拳で鎮めたという聖女の真似をさせていきましょう。

 

「兵藤さん、元浜さん、松田さん今すぐに止まらなければ私は一発かまさせていただきます」

 

「「「ウォォォォァォォァ!!」」」

 

「仕方ありません。逝きますよ!」

 

鉄拳制裁!!

 

ゴッという鈍い音が三回鳴り響いた。

 

さて教室にさっさと行って授業の準備でもしましょう。

どうせ数秒後には復活してますからね。

 

後でお説教ですけど。

 



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2話

邪ンヌ来ましたから投稿




授業も終わってお待ちかねのお説教なのですけど。

 

「どうして兵藤さんは居ないのでしょうね?理由をどうぞ元浜さん松田さん」

 

言葉に少し怒気混じらせながら言う私。

二人の返答によると

「何か告られそうだからさっさと帰るぜ!とか言いながら走って行きました!」

だそうです。

 

 

ほう

 

あの後はいつも通りお説教があると分かっていてなのでしょうかね?

 

良いでしょう。明日は地獄を見せてあげましょう。

 

何か二人共怯えていますが知りません。さぁお説教の時間です!

 

 

 

〜お説教中〜

「何でいつもいつも覗きをしたり、持ち込み禁止物を持ってきたりするんですか!モテないからってしていい事と悪いことがありますよ!」

 

「いや、でも」

 

「いや、でもじゃありません!確かに貴方達はルックスが良いという訳じゃありません。しかし顔が悪いというわけじゃないんですから」

 

「元浜さんだっていつもテストでは上位に入っているんですから、知的アピールをすればまだマシだと思いますよ?」

 

「松田さんは運動神経が良いと聞きました。それを生かして体力仕事が出来るだったり、スポーツ青年である事をアピールすればいいと思います」

 

「ですが!そんないい一面を貴方達は自ら無くしてるんです!そこのところ分かってますか!?」

 

「「 あ"い"」」

 

「泣いても遅いのです!だから今から少しずつ少しずつ私と一緒に直していきましょう元浜さん松田さん」

 

「「ハイ!」」

 

「分かったのなら明日からは自重してくださいね?私だって女子ですし、恥ずかしいですから」

 

「「本当に申し訳ありませんでしたッ!明日からは持ってくるのを止めます!!」」

 

「え、えぇ分かりました。ではお説教は終わりにしましょう」

 

何時も思うのですが仲良いですよねこの人達。

 

あっ忘れてました

 

「こう長々とお説教してしまいましたし、お詫びと言っては何ですがこれをどうぞ」

 

「まさかこれは!?」

 

「残り物で失礼ですけど今日オヤツとして食べようと思って作ったクッキーです。迷惑でしょうか?」

 

「いいえ滅相もありません。むしろ感謝感激でございまする」

 

「そうですとも。ミリス様に手作りのクッキーを頂けるなんて、これ以上の幸せは有りませぬ」

 

「あれぇ〜?何かお二人共キャラが変わってません?」

 

「「気のせいです」」

 

「あっそうですか」

 

「では不肖元浜。これで失礼しまする」

 

「同じく松田も失礼しまする」

 

「えぇ二人共さようなら」

「「さようなら」」

 

えっとあの二人は気のせいと言いましたが絶対キャラ変わりましたね。どうしてこうなったんでしょう。

 

それはさておき私も帰りましょうか。

 

そろそろ日も暮れますし、クックちゃんとかタマちゃんとゴロゴロしたいですからねぇ〜♡

 

そう思いながら歩いてたら、前から歩いてきた男性が気安く手を上げながらやって来た。

 

「やぁミリスさん一緒に帰ろうじゃないか」

 

最悪です。この人に出会うなんて気分が下がります。

それはもう死にたくなるレベルで。




霊基再臨頑張らないと。


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3話

続き


兵藤一夜、兵藤一誠の兄

 

正直に言って大っ嫌いな人。関わりたいとも思いません。

 

弟の兵藤一誠とは違って変態では無いしむしろ紳士的だよねと他の人は言いますが、私や他の女子見る目が体を舐め回すように見てくるので嫌悪しか出てきません。一回死ね。

 

噂ではオカルト研究部に入ってるそうです。その事からこの人も悪魔だと判断しております。もう一回死ね。

 

何で関わってきたんでしょうかね?いつもいつも本人は爽やかな笑顔だと思ってこちらに歩み寄ってるんでしょうが、全ッ然!爽やかじゃないし、むしろ気持ち悪いです。永遠に死ね。

 

これならオープンスケベの一誠さんの方がまだマシです。殴れますからね。だから死ね。

 

「いやぁーそれにしてもさぁ。ミリスちゃんも嫌でしょ?あの変態たちと関わるの。あんな奴らよりさぁ僕と話してた方が有意義だと思うんだけど?」

 

チッめんどくさい奴。こっちは関わりたくないっツーのによォ。

 

いけない裏人格(オルタ)が出できそうです。このままだと鉄拳制裁じゃなく、鉄拳滅殺になってしまいそうです。

 

とりあえず当たり障りのないことを言って、さっさと帰りましょう。そしてさっさ死ね。

 

「ごめんなさい一夜さん。私これから家族との用事があるので。それではさようなら」

 

「えっあっちょっ待っ」

 

イォヨォォォシッ!何とか逃げれました。あんな気持ち悪い人とは居たくありませんね。さっさと帰ってタマちゃんでもモフってた方が有意義です。死ねば良いのに。

 

それにしてもさっきから死ね死ね思ってますね私。でもなんとも思わない。私の中の罪の意識は何処に行ったのでしょう?。

 

これも全て兵藤一夜のせいでしょう。ハァ

 

 

 

〜少女帰宅〜

 

「ただ今帰りましたぁー!さぁカモンタマちゃーーん!」

 

そう言ったら即座に飛び込んでくる小さな白と紫の塊。

その姿は狐のような姿をしていた。

 

唐突に始まる作者独自のモンスター紹介!

今回はタマミツネ。

タマミツネとは顔が狐に似た可愛い龍の事である!

白い鱗に包まれているが、胸元や尻尾の裏側には紫色の体毛がびっしりと付いている!

またタマミツネは体中から石鹸に似た特殊な体液が常に出ており、自身の体毛によって擦れることによって泡が立ち、滑るように移動することが出来る!またその泡で攻撃する事もある。以上!

 

追記色が付いている泡に当たると傷が治ったり力が湧いてきたりする。不思議

 

あっ説明ご苦労さまです。

 

上の説明の通りタマちゃんには体毛がありましてね?そこをモフるとこれまた気持ちいいんですよ!

 

それにタマちゃんも喜んでるしストレス発散できて一石二鳥です!

 

「おかえりと言いたいところだが次に言った言葉が我ではなく他の龍の事とは。猿よ父は嫌われたのか?」

 

「旦那、流石に女々しいっすわ」

 

「あっお父様にお猿さん。ただいまです」

 

「おいーっすおかえり嬢ちゃん」

 

「おかえりミリス。それにしても最初からタマミツネの子を呼ぶとは一体どのような嫌な思いをしたんだ?場合によってはブチコロシテヤル。」

 

「大丈夫ですよお父様。ミリス今日も元気です!」

 

「それはいい事なのだが、お前の身に何かあったらと思うと父は父はァァァ!」

 

「落ち着いてくださいお父様!」

 

今日も私たち一家は元気です。

 

「ウォォォォァォォァ!!」

 

あといい加減叫ぶのやめましょうかお父様。近所迷惑です。殴りますよ?

 

「あっはいスイマセン」(´・ω・`)




もちろん一夜は転生者です。
特典はニコポナデポと赤龍帝の篭手とノーリスクでの禁手化、覇龍化
そしてイケメンにすることです。

この転生者は今作ではどこまで通用するのだろうか?


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4話

お気に入りが27人。
あるぇ?二日前は1桁だった様な?
この駄作を見てくださり本当にありがとうごさいます。


そんなこんなで次の日です。

 

いつも通りご飯作ってそれを食べていざ学園へ!っていう感じなんですけどね。

 

教室入ったら何ですかこのお通夜みたいな雰囲気は?

 

「ねぇミリス様」

 

うおぅいつの間に居たんですか柳さん!?この人気配消して後ろに立ってることが多いんですよね。暗殺者ですかあなたは。暗殺者だとしたら気配遮断Cは持ってますね確実に。

 

「どうしました柳さん?」

 

驚いた事を表情には出しませんよ。はい出してません。誰がなんと言おうと出ていません。

 

「変態三人組の内の二人が変態してないんだけどなにか知らない?」

 

あぁ〜そういえば昨日のお話でチョロイン並に変わってましたねあの二人。

 

「あと兵藤に彼女が出来たらしい」

 

「とりあえず祝ってあげるべきなんじゃないでしょうか。嘘だとしても」

 

「あっやっぱりそう思うんだミリス様でも」

 

「嘘じゃないから!事実だから!!」

 

「まぁいいですけど。よくノコノコと私の前に出てこれましたね兵藤さん?」

 

「えっ?」

 

「昨日何があるか忘れてませんか?」

 

おぉー面白いぐらいに顔が変わりますね。

 

「いや違うんです!少し用事がありましてね!?」

 

「へぇーその用事はもしかしたら誰かに告白されそうだからとかだったら分かってますよねぇ 兵 藤 さ ん ?」

 

「えっとーそのーごめんなさい?」

 

いい度胸ですね兵藤さん。一辺本気で殴っチまうか。

 

「あっオルタモード入った」

 

「一辺死ねやゴラぁぁぁぁ!!」

 

「スンッマセンしたぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その後深く重い一撃は校舎全体に響き渡った。

 

追記2人のことは少しお話したらああなったと言ったら皆から疑惑の目を向けられた。解せぬ(´・ω・`)

 

 

 

 

〜授業終了なりて〜

 

「それで兵藤さん?彼女できたと言いましたがどのよう方で?」

 

授業も終わって話す機会ができたので聞いてみましたが、この変態と付き合う物好きっているんですね。

 

「信じてくれるの!本当に!?」

 

「近い近い近い。顔が近いですよ兵藤さん」

 

「あっすいません」

 

「で?どんな方なんですか?」

 

「いやぁー天野夕麻ちゃんっていう娘でねこれがまたカワイイ子でさぁー!」

 

そう言いながら携帯の写真を見せてきました。

 

うん確かにカワイイ子ですけど、どこか裏があるような顔をしてますねこのお方は。

 

「そしてなんと今度デートする事になりました!!」

 

「それは良かったじゃないですか兵藤さん」

 

「でデートプランも考えてるけどこれで大丈夫なのか不安でさ。これでいいんじゃないかと思ってるんだけどどう思う?」

 

渡された件のデートプランとやらを見せてもらいましたが

 

「兵藤さん私見直しましたよ」

 

「へっ?何が?」

 

「だってこの中に一つもエッチィ事入ってませんもの」

 

「いや流石に自重するからね俺だって!?」

 

「まぁいいじゃないですかねこのプランで」

 

「うーんならいいんだけどなぁー?」

 

「後は貴方自身でしょうね」

 

「まぁそれもそうか。イヨォシ!頑張るぞぉぉぉぉ!」

 

元気いっぱいですね。それだけ楽しみなのでしょうね。

 

でも天野夕麻ですか、少しデートの時こっそり着いてきましょうか?

 

嫌な予感しかしませんからね。

 



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5話

お気に入りしてくれる人が35人も居る。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

ガクッ⊂⌒~⊃。Д。)⊃



時は過ぎて兵藤さんのデートの日。

 

やっぱり今日の日になっても不安が収まらなかったから現在尾行中です。

 

あと、バレないようにナズチちゃん(幼体)を乗せて来てます。

 

唐突に始まる(ry

ナズチちゃんとは!

正確に言えばオオナズチの事である!

紫の体皮に羽の生えたカクレヨンみたいな龍である。そんな外見をしているが古龍と呼ばれているので気を付けされたし。

特に注意すべき点は、この龍は姿を消す事が出来るということである。特殊な霧を出し周りの風景と一体化し姿を消すことが出来る。

主な攻撃方法は舌を伸ばして攻撃するか毒を撒き散らしたりする。前述の通り姿を消して移動するため突然背後に現れることもあるため気を付けされたし。

以上!

 

今回もお疲れ様です。

 

上に書いてある通りナズチちゃんは姿を消すことが出来るめ、その効果が私にも出るようにお願いしました。

 

これでバレることは無い(確信)

 

さて見せてもらいましょうか。貴方のデートプランってヤツを。

 

何事もないといいですけど

 

 

〜少女観察中〜

 

ふーむ大したこともなく終わってしまいましたねぇ。

 

むしろなんかいい展開じゃないですか。私の杞憂だったようですね?

 

さてお邪魔虫は帰りましょうかね?あの2人には幸せになるといいです。

 

 

そう思っていたのに

 

 

ッ!?

 

何故堕天使の力がっ!?

 

まさか!?兵藤さんはどうなって、?

 

私が振り返って見えたのは真っ赤な血に染まった兵藤さんの姿。

 

そして高笑いをあげる羽の生やした痴女。

 

「アッーハッハッハッハッハ!最っ高にバカだよねぇ貴方。私が人間ごときと付き合うわけないじゃない」

 

「私が捧げたのはあの方だけ」

 

「貴方みたいなクズじゃないのよ。まぁそう言ってもー聞こえないでしょうけど」

 

そう言って痴女は飛び去った。

 

私はすぐに兵藤さんの所に行った。

 

まだ息はあった、だがもうすぐ死に体であった。

 

「まさかこうなると思いませんでした。いや」

 

「こうなる事は考え付いていた。だけど」

 

「こうはならないと勝手に決めつけた」

 

「だからこれは私の罪。助けれた命を助けなかった私の罪」

 

「だけどまだ失わせない。その命を繋げる方法があるのにやらないと言うのもまた違う話」

 

「私は医者ではない。だからこれを使わせてもらう」

 

「この駒は悪魔達が持っている駒をこちらで少し改良したもの」

 

「貴方には生きてもらう。生きて幸せになってほしい」

 

「たとえその身が龍になろうとも、私は生き続けてほしい」

 

「新たな身になりても汝に祝福あれ」

 

そう言いながらミリスは兵藤一誠の中に祈りを込めながら一つの駒を入れた。

 

そう龍の形をした駒を。

 

 




さて今作の兵藤一誠には原作のツケを味わって貰おうか?。


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6話

感想貰えたしお気に入りしてくれる人が50人超えた。


明日死ぬのかなー私。


 

あの後私の家に兵藤さんを運んで寝かせ、少し失礼と思いながら兵藤さんのポケットの携帯を出して(暗証番号が無かった。不用心ですね。)電話帳から兵藤さん家の自宅の電話にかけさせてもらい、こちらの家で泊まることになったことを母親に伝え、様子を見る事にした。

 

そして私は焦っている。

 

この駒で復活させてある意味寿命を伸ばしたから、あの神様やっぱり怒ってますよねーと思いながら自分の携帯から冥府の神と書かれた所に電話にかける。

 

数コール後に出る。

 

「もしもし」

 

「もしもしハデス様?ご、ご機嫌麗しゅうございます」

 

「お前なんでその態度って。はぁーお前どうせあれだろ?大方誰かあの駒使って延命したんだろ?」

 

「え、えぇハイその通りです」

 

「バッカだなお前も。今となっては人間の医療も発達して命吹き返しましたーとか、よく有るからもうどうでも良くなったわ」

 

「えぇーそういうものなのですか?」

 

「そういうもんなんだよ。ハァ」

 

あちらもあちらで大変なんでしょうね。私には測りきれませんけど。

 

「あとお前には罰を与える、と言いたいところだが。与えたら与えたで俺がセポネに殺られちまうから無し!」

 

「あっやっぱりセポネ様には弱いんですね」

 

「うんかてない。どうやったっておれがわるものあつかいされる。なきたい」

 

毎度の事ながら不謹慎だけど同情を得てしまった。

 

「まぁ俺からはそんぐらいだなじゃ切るぞー」

 

「あっありがとうございましたハデス様!」

 

「いいってことよじゃあな。あっこっちにもときどき顔だしてくれよ?」

 

「了解です!」

 

そこで通話が終わりました。

 

ふぅーハデス様からなんて言われるか内心ハラハラしてましたがお咎め無しで安心しました。

 

さてどうしましょうか。

 

兵藤さんには駒のことも話さないといけないし、こちらの世界について話さないといけない。

 

やる事が多いですねー。

 

「ん?ミリス帰っていたのか?」

 

「あっお父様」

 

「むー?ミリスよなんだその小僧は?」

 

「あっ彼は」

 

そこで私はお父様に今まであった経緯を話した。

 

「ふーむ鴉にやられるとはな不幸だったなと言えばいいのであろうか?」

 

「うーそれ言われると私が責められているような気がするので勘弁してください。」

 

「ふむだが、何故鴉は小僧を殺そうとしたのだ?鴉と言えば神器に関する何かをしているでは無かったか?無闇矢鱈に何かを殺すような種族ではなかったような気がするのだが」

 

「私もそこが分からなくて。何故兵藤さんを殺そうとしたのかが分かりません。内容はアレですがまだ神器があって危険だからという理由の方が分かるのですけど」

 

悩み事が増える1日です。

 




ハデスさんのキャラが分からなかったからオリキャラと化した。外見はパズドラの覚醒ハデス。

セポネさん?ここのセポネさんは百合だよ?だからミリス狙われてるよ?性的に。


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7話

お気に入り人数63人



(´°ω°)チーン


 

んぅーあれ何で俺寝てるんだ?

 

確か今日は夕麻ちゃんとデートに行って、帰ろうとした時に公園によろうって言われて、なんだろうって疑問に思いながらもついて行って、夕麻ちゃんがこっち向いて楽しかったって言ってくれたから俺も嬉しくてそれで頼み事があるのって言われて、なんだろうって思ったらいきなり黒いボンテージ姿になって死んでくれないって言われるのと同時に光ってる何かで刺されて、ッ!?

 

そうだ俺は確か脇腹を刺されたはず!?

 

無い?傷が無い?

 

っていうことは夢だった?夢なのか?夢だとしたら何つー程リアルな夢なんだよ。本当に死んだかと思ったな。

 

そういえば長々と考えていたけどここ何処なんだ?

 

 

 

 

 

 

あら起きたようですね?

 

「目覚めはどうですか兵藤さん? 」

 

「えっあっえぇ!?ミリス様!?何でいるんですか?!」

 

「いや何驚いてるんですかココ私の家ですよ?居て当然じゃないですか」

 

「あっそれもそうかじゃなくて!だったらなんで俺がいるんですか!?」

 

「それについては今、話しましょう。貴方の身に起こっていることを全てお話しましょう」

 

「えっ?何でそんな真剣になってるんだよミリス様?嘘だろ。えっあれは夢だろ?あれは夢だったんだろ?夢だって言ってくれよミリス様。」

 

「あれは・・・・・・事実です」

 

「あ、あ、嘘だ、絶対嘘だ。認めねぇ絶対認めねぇ。いくらミリス様でも認めねぇぞ。だったら何で俺は生きてるんだッ!?」

 

「落ち着きましょう兵藤さん。まず何で生きてるのかと言うと私がこの駒で生き返らせたからです」

 

「駒で生き返った?」

 

「えぇそう駒です。この駒、厳密に言うと違う駒ですがこれと同じ種類の駒を入れさせてもらいました」

 

「そんなので怪我が治ったって言うのか?」

 

「まぁ正確に言うと違うのですが、この駒の名前は龍の駒(ドラゴンピース)。ドラゴピースと呼ぶ方も居ますが内容は同じく入れた者の身体組織を操作し龍へと変える物。」

 

「簡単に言うと兵藤さん。貴方は龍と人のハーフになりました」

 

「えっ?龍ってあのゲームとかに出でくる羽の生えたトカゲのアレ?」

 

「まぁ外見は殆ど合ってますね。では実際に見てもらいましょうか。龍ってヤツを。その目で」

 

「えっ?えっ?えっ??何言ってるんだミリス様?龍なんて居ないだろ?」

 

「あらそれは酷い。龍を否定するという事は私の人生を否定しているようなもんですよ?では呼びましょうか我が父を」

 

「えっいや待って状況についていけない。だから待って!?」

 

「今こそいでよ。嘗ては暴君と呼ばれた龍よ!」

 

「暴君ミリオス!!」

 

私を中心に光が周囲を照らす。

 

その光が終わった時、私の後ろには全長十五mは超える巨大な黒い龍が居た。

 

 

「という事で呼ばれて来たぞ?我が愛娘よ。って、ん?」

 

「」

 

「ミリスよ。小僧気絶しておるぞ?」

 

あ〜やっぱりお父様は迫力があり過ぎましたかねー?

 

まだクシャルさんとかグラビーさんの方が良かったかなぁ?

 




細かい補足
龍の駒については悪魔に変えるという部分を弄って龍に変えるという事にし兵士や戦車等の役割を駒の中にいる龍として扱うとなっております。



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8話

fategoのイベントで思った事

ばらきーかわいい。洋菓子沢山食べさせてあげたい。


 

「見事に気絶してますね兵藤さん。やはりお父様は偉大ですからね。流石と言うべきですかね?」

 

「よせよせあまり褒めるなミリス。褒めても何も出てこないぞ?」

 

そう言いながら尻尾はブンブン振ってますけどね。内心嬉しんじゃないですかこの正直者め!

 

あっ兵藤さん復活した。

 

「プハァッ!!嘘だろマジで居たよドラゴン」

 

「だからそう言ってるじゃないですか」

 

「いや冗談だと思ったんだけどなぁ。マジで本物かよ」

 

「えぇ本物ですよ?触ってみます?」

 

「流石にそれはキツイぜ。心が負ける。」

 

「そうですか。いい加減にしましょうか私。」

 

話を伸ばしてはダメでしょう。やはり怖いのでしょうか?話すのが。甘くなりましたね私。

 

「えっ?何が?」

 

「すみませんこちらの話です。さてあなたの現状を教えましょう。貴方が最も知りたいと思ってるはず」

 

「先程も言った通り貴方は天野夕麻と名乗る堕天使にあの女に殺されかけた。そして不安に思って着いてきてた私が、さっきの駒を使ってあなたを生き返らせました」

 

「あ、あぁ堕天使って何なのか分からないけどある程度分かった」

 

「ここで私は貴方に謝らないといけない」

 

「へっ?なにが??」

 

「本来なら助けれたのに、勝手な思い込みで死にかける思いをさせたこと。そして生き返らせる為とはいえ貴方を人で無くしてしまったことを深く申し詫びます。ごめんなさい」

 

「えっ?エェー!?土下座ッ!?辞めてください!辞めてください!!」

 

「それでも私はこうでもしないと自分を許せない」

 

「えーっとなぁミリス様。俺はさ、体がドラゴンになったことは対して嫌だと思ってないんだって。むしろ俺は感謝してる。だってミリス様が居なかったら俺は確実に死んでるだろ?感謝こそはしても恨むなんて事はしないよ。」

 

「そう、ですか。」

 

これは私がやった独善。相手の意を聞かず龍の身体にした。その事で罵詈雑言を言われるものと思っていた。だけど彼はしなかった。

 

だからでしょうか?この不思議な魅力があるから彼女達の慈悲が残っていたのでしょうか?

 

「取り乱して申し訳ありません兵藤さん」

 

「いやいいって事ですよミリス様」

 

「ミリス」

 

「へっ?」

 

「呼び捨てでいいですよ?私もイッセーと呼びますから」

 

「イヤそれは難易度高すぎです。だからせめてさん付けで」

 

「むぅーまぁいいですけど。さて私も素の口調で話させてもらいますか」

 

「へっ?素の口調?」

 

「えぇ素の口調。まぁ実際は少し砕けただけですって」

 

「そう言うもんなのか?驚いてばっかだよ俺ェ、?」

 

「イッセー」

 

「ハイッ!?」

 

「龍とは力そのもの。様々な災いを引き寄せるでしょう。それでも貴方は龍になった事に後悔はありませんか?」

 

「······無い!この救われた命に、龍となった事に後悔は無い!」

 

「そうですか。なら私が代表して龍の家族としてあなたを向い入れましょう」

 

ここに家族が1人増えました。

 




早く戦闘とか書きたい。だけどまだまだ先orz


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9話

あれから色々お話しました。

 

三代勢力と呼ばれる悪魔、天使、堕天使による三つ巴の関係があること

 

昔三つ巴の戦いをして種族存続の危機に入っている事

 

その中の堕天使の下っ端レベルの奴に殺されかけた事を

 

「まぁこのぐらいでしょうね」

 

「何か複雑そうに見えてしょうもない様な気がする」

 

「言っちゃいけませんそんなこと。とあるトップのこう言いました。『あん時の俺達はバカだったんだよ』って」

 

「反省してる分まだマシなのかそこのトップは?」

 

「それに比べても悪魔の方は酷いですよ?無理矢理悪魔にするっていう奴も居ますからねぇ。互いにwin=winな関係だったらいいんですけどね」

 

「あっそういう考えなのかミリスさm、ンンッさんは」

 

「そういう考えですよ?あぁ夜も更けてきましたし、そろそろお開きにして寝ましょうか?」

 

「そうだな確かに少し眠くなってきたや。じゃあ俺は家に帰らせてもらうぜ」

 

「あっその事なんですけど、失礼ながらお母様に泊まっていくという連絡をさせていただきました。

 

「あっそうなんだ」

 

「だからあっちのベッド使って下さい。私は違う部屋で寝ますので。あともしかしたら先代空の王者が夢の中でコンタクトを取るかも知れません」

 

「あっうん分かったおやすみ」

 

「えぇおやすみなさいイッセー」

 

 

 

 

「あれ?ここで俺泊まるの?女子の家に?」

 

 

 

 

「ウェェェェェェェェッ!?」

 

 

 

「うるさいですよ!イッセー!!」

 

「あっすいません」

 

「ほんともう!」

 

 

──────────────────────

 

 

 

アッどうもイッセーです。

 

何時の間にか可愛い女子の家で泊まることになっててネットとかだったらハイ妄想乙ーとか言われるだろうけど妄想じゃないんだよな?

 

本来なら喜んでるだろうけど色々ありすぎてそんな気分にもなんねーや。とっとと寝よ

 

そういや先代空の王者が夢に出てくるって言ったけど空の王者って一体何なんだ?

 

まぁいいやゆめのなかでわかる、だろう、し、

 

 

 

 

 

 

 

「起きろ」

 

んぅー

 

「起きろと言っている」

 

何だよもうちょっと寝かせろよ。

 

「いい加減起きろ小僧ッ!」

 

「ハイッ!?スイマッセーンッ!?」

 

一体なんだ?何なんだ?今の怒鳴り声は!?

 

「ようやく目覚めたか小僧」

 

えっ何この声。一体誰だ?

 

「こっちだこっち。貴様の後ろだ小僧」

 

なんだこいつと思いながら後ろ向いたら、さっきの龍ほどではないが大きな赤い龍が居た。

 

「ドラゴン!?」

 

「その通り。私は貴様に埋め込まれた龍。今は魂だけの存在だが嘗ては空の王者と呼ばれた龍。雄火竜リオレウスなり」

 

「リオ、レウス?」

 

「そうリオレウスである。貴様には言わないといけない事があるからな。寝ている時は暇だろ?貴様も。さぁ始めようか。お勉強の時間だ小僧」

 

 

 

 

どうやら夢の中でもゆっくりする事は出来ないらしい

 




イッセーに休む暇なんて与えない。


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10話

お気に入り人数112人

( ˙-˙ )・・・

(´°ω°)チーン

こんなにもお気に入りしてくださりありがとうございます。


むにゃむにゃ。ああここがりそうきょうだったんですね。

むふふタマちゃんがいっぱい。あっキリンちゃんもいる。

もふもふもふもふいっぱい。しあわせ

 

コッコッコクェー!

 

「もうちょっと。あとちょっとでもふもふが・・・!」

 

イラッ

 

コココクウェー!!

 

べシッ!

 

「あいたっ!?」

 

(`・ω・´)ふんすっ!

 

「痛いですよクックちゃん!朝なのは分かりましたけどもうちょっと優しくですね!?」

 

(´-ω-`)ふーん.....

 

「むぅー不機嫌ですねー。まぁとりあえずおはようございますクックちゃん」

 

クェッ!

 

「ではまず顔を洗って、朝ごはんでも作りましょうかねぇ?」

 

 

〜少女洗顔後料理中〜

 

さて出来ましたよ。

 

今日はパンの日ですからね。トーストにコンソメスープに目玉焼き。そして焼きシャケ。

 

ふふん今回もなかなかの出来です。特にシャケが

 

あら?足音が聞こえてきたからイッセーも起きてきたんでしょうかね?。

 

ああこの様子だと匂いにつられてきましたね。ムフ。私の料理も独学ながらここまで来ましたか。思えば長かったなー料理できる方全然居ないんですもん。確か最初作った時は総督と一緒に作ったんですっけ?懐かしいなぁ〜

 

おっといけないこのままだと料理が冷めますね。イッセーも呼んで食べましょうか。

 

「こっちですよイッセー?」

 

「んーそっちかすぐ向かうー」

 

うわーすっごいぐらい眠たそうな顔してますね。あの様子だとレウスさんみっちりしごきましたね。

 

まぁとりあえず挨拶しましょうか。挨拶は大事です。出来ない奴はすぐさま爆発四散。慈悲は無い。

 

「おはようございますイッセー。」

 

「ああおはようお母さん」

 

はァ!?

「イ、イ、イイッセー!?貴方何言ってるんですか!?お、お、お母さんじゃないですよ!?私はァッ!?」

 

「あっワリィっ!?自分の家と間違えた!!ゴメンナサイッ!!」

 

「イヤッいいんですよ?間違えですし。お寿司」

 

「何か口調がおかしくなってるよミリスさァん!?」

 

「なってません!!」

 

フゥーフゥー全くイッセーの奴は!私をお母さんなんて呼びよってもぉー!

 

それにしてもお母さんですか、私にも出来るかなぁ?自分の子を捨てたりしないかなぁ。嫌だなぁそんな母親になるなんて。ん?イッセーならどうだって?ハッハッハッハ笑わせてくれますね皆様(読者)。イッセーは龍の特性上もう嫁さんが居ますからね出来ません。あとタイプじゃないんです。

 

改めてもう一回見ときましょうか。

 

じ〜

 

「えっ何?まだ何か、あるのか?」

 

「うんやっぱりタイプじゃないですね」

 

「アベシッ!?」

 

うーんやっぱりタイプじゃ無いですねー。もうちょっと頼りがいのある人じゃないとなぁ?

 

ん?

 

「イッセー。何で泣き崩れ落ちてるんですか?」

 

「グスッいや気にしないでくれ。コッチの話だから。ガクッ」

 

あっ倒れた。何でこうなってるんでしょう?理解出来ません

 

あっご飯先に食べときますねー?



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11話

やばいストックが無くなってきた。
だから更新スピードを少し遅くしたいと思います。
出来るだけ早く出しますんでゴミ収集車に出すのは勘弁してつかぁさい。


もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅゴクン

 

ふぅーごちそうさまでした

 

やはりシャケは最高ですね。どんな料理にも合う。

 

あれ?まだ崩れ落ちてたんですかこの人?

 

「イッセー。いい加減ご飯食べてください。まさか私の料理は食べたくないというなら別ですけど」

 

「いや違うんだ食べるけど食べるけどリカバリーが必要なんだ」

 

「ふーん?まぁいいです。私は今から用事があって外出しますから合鍵置いときますね?」

 

「えっ?良いのか合鍵なんて渡して?」

 

「ん?家族に家の鍵渡すのは当然の事じゃないんですか?」

 

「いやそういう所じゃなくて、女の子なんだぜミリスさん。俺が襲ったらとか考えないのかよ??」

 

「ふっイッセーが私を襲う?そんな事は一昨日来やがれってんです。それに私が寝てたとしても他の子達が見逃しませんからね。故に襲おうとすると逆に返り討ちっていうパターンが出来るんです。」

 

「あっそうなんだ。警備は万全ですか」

 

「そうなんです。では用事に行ってきますね」

 

「あぁいってらっしゃい?」

 

「ふふ、行ってきます」

 

─────────────────────

 

 

いやはや返事を返してくれる人が居るというのはやはりいいですねぇ。

 

さて用事を済ませてしまいましょうか。

 

確かそこら辺をいつも飛び回ってる子龍たちから聞いた話によると

 

まず堕天使と思わしき人物達が廃教会に入り浸ってるという事とはぐれ悪魔がやって来たという事ですかね?

 

ハァー何で私がこんな事してるんでしょう?本来なら自称駒王町の領主であるリアスさんがやればいいんですよ。なのにあの一夜と恋人関係(笑)でイチャコラしてるっていう噂ですからねー期待すらできません。ハァ

 

とりあえず廃教会の方から行きましょうか。流石にまだ朝ですからね悪魔の方は難しいでしょうから。

 

さて行き先が決まったならすぐさまレッツゴー!

 

 

〜少女移動中〜

 

ハァハァ案外、ハァ遠かったですね歩くだけでも疲れるとはハァ帰ったら鍛え直しですね。

 

フゥー息も整って来たし行きますか!

 

そう思って今にも壊れそうな扉を開けたんですけど、案の定教会内は長年使われてないせいかボロボロでホコリが舞ってました。

 

そんな中で一人の男性が教会の椅子に座りながら何かを悩むように俯いてました。

 

「ごきげんようでいいですかね?」

 

「ん?あぁいらっしゃい。こんな廃れた協会に何のようかな?」

 

「少し用事がありましてね?それで貴方こそ何やってるんですか堕天使?」

 

「む?お嬢さんはコチラ側の人間だったのか。ならば自己紹介をせんとな」

 

座っていた男性は立ち上がってこちらを向き身なりを正してから言ってきました。

 

「私の名前はドーナシーク。ただの下っ端堕天使だよ」

 

「これは御丁寧に。私はミリス。ミリス・ミラルーツと申します」

 

「なるほど君が暴君と祖なる龍の名を持つ者か」

 

「あら?私の事をお知りで?」

 

「流石に敵の領地に行くのだどんな奴がいるか調べなきゃなぁ?イカンだろ?」

 

「それもそうですよね。あれ?あの子達の報告では複数で来ていたと聞いていたのですが?」

 

その言葉に悲痛な面持ちに変わったドーナシークさん。

 

何かあったのでしょうか?

 

「確かに私の他に後三人居たのだがな、少し事情があってな居ないのだ」

 

「ふーん?まぁ話を聞かせてもらいましょうか?まさか戦って勝てると思ってるわけないでしょうね?」

 

「ふっ流石に実力差が分からない程愚かではないつもりだ。こちらに来てくれ、比較的綺麗な場所がある。そこで話そうじゃないか」

 

そう言って歩き出すドーナシークさんの後を私は着いていくのでした。



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12話

更新スピードが遅くなると言ったな?あれは嘘だ、と言いたいところですがマジで無くってきた。

とりあえず投稿


「さて少し汚いが座るといい。あと質が良いというわけでは無いが紅茶を出させてもらおう」

 

「あっどうもです」

 

そう言って奥の部屋に行くドーナシークさん。

 

そして少したった後ティーセットと空のカップを二つ持ってきました。

 

何故空なのか聞くと。

 

「私が君の目の前で空のコップに注ぐ事によってに毒の類を入れてない証明と言ったところか。私は事を構えたくないという意思表示でもある」

 

その言葉に私はなるほどと思いながらカップに注がれた紅茶を飲む。

うむなかなかです。どこか暖かくなるような味ですね。

 

「さて本題に入ろうか龍のお嬢さん」

 

「そうですね。ではまずあなたは何故この地に?」

 

「ふむその事だがまずこの話をさせてくれ」

 

「どうぞ?」

 

「ではまず私達は四人グループでここに来た。メンバーはレイナーレ、カラワーナ、ミッテルト、そして私。ここに来た理由としてはアザゼル総督やシェムハザ様の目に止まりたかった等が理由であるな。その方法として今は魔女と呼ばれた少女の神器を引き抜きレイナーレに宿すという事になっていた」

 

「なっていた?」

 

「あぁなっていた。だが今ではレイナーレもカラワーナもミッテルトもいない」

 

「何故その三人はいないのですか?」

 

「正直言って恥ずかしい話だが、そいつらに男ができてな。それでこの計画は無かった扱いだ」

 

「でも貴方だけでもやろうと思えばできたんじゃないんですか?」

 

「確かにやろうと思えば出来るだろうな。だがもうそんな事はどうでもよく感じてしまってな。やる気が出てこないのだよ」

 

「あいつら一緒にいた時は恥ずかしながら熱意が合ったんだがあいつらがあんなふうになってしまっていてわな。急に冷めてな。至高の堕天使になるという熱い想いは何だったんだろうな」

 

「それになろうとする手段が悪いからな。あのままやってたら、総督に殺されてただろう」

 

「でしょうね。総督と知り合いですけどそういうのは嫌いな人でしたから。『これはお前等がやった事だ』とか言ってザクッと殺っちゃうでしょうね」

 

「やはり、か。むしろ感謝するべきなのかな。死ななくて済むのだから。しかしどうしようか?」

 

「何がですか?」

 

「計画の要となる少女の事だよ。今となってはこの計画は無かった扱いだが彼女の事はどうしようか?本来なら私が引き取るべきなのだろうが、私みたいなおっさんが引き取ると言うのもなぁ?」

 

「あぁなるほど。計画は完全に無かったことにするから私に引き取ってくれと?」

 

「その通り話が早い。私はこの地から立つ、その代わりとして引き取って欲しいという意味だったのだがいやはや中々の慧眼だ。」

 

「まぁ人1人ぐらい増えても構わないんですけど彼女の方は大丈夫何ですか?」

 

「その件については大丈夫だ。彼女は根っからの信徒でな。これもまた主からの試練と上手く言いくるめばいい事だ」

 

「酷いお方ですね」

 

「死ぬ運命よりはマシだろう?」

 

「それもそうですけどー」

 

「彼女が来たら連絡させてもらう」

 

「まぁ分かりましたよドーナシークさん」

 

「私が言うのは何だが、彼女と良くしてやってくれ。悪魔を神器で癒しただけで魔女扱いだ。周りから断絶され元気に振舞っているが目の奥は死にかけていてな」

 

「詳しいですね。彼女の事?」

 

「一度会った事があってな。いい子だったよ。今の現代では珍しい程いい子だったよ」

 

「そこまで言うんですね。もう貴方が引き取ったらどうですか?」

 

「出来んよ。私にそんな価値はない。さてお開きにしよう。案外長い時間話していたようだ。彼女の事、頼むぞ」

 

「えぇ頼まれました」

 

「感謝する龍の少女よ。では帰るといい。もう昼時だ」

 

「そうですね。ではまたドーナシークさん」

 

「あぁまたな」

 

 

 

 

 

さて堕天使達の方は終わって、後ははぐれ悪魔だけですね。とりあえずお昼にしましょう。お腹が空きました。何処行きましょうかねー?あっそういえば噂の激辛麻婆を作っている所にでも行ってみましょうか?確か名前は「泰山」

 

 



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13話

タグ追加しますた。


うがぁぁぁ!?女子がだしていい声じゃないですけど、これはぁぁぁ!?辛いっ!!

 

まさかある程度龍と同じ身体になってるというのにこの辛さ。お腹に対するダメージがデカイです。あの店主にはこれはやばいと褒めたいです。えぇあの、他人の不幸でメシがうまいって考えてそうな店主には

ってかあの店主悶えながら食べる私見ながら笑ってましたよねぇ!?

 

 

さてお腹も膨れましたしはぐれ悪魔の件に行きたいけれどまだまだ時間有りますね。

 

たまにはパァーッと遊びましょうかねぇ!どこに行こっかなー?歌おうかなぁー?動こうかなぁー?買い物しようかなー?

 

ムッフッフー悩みますねぇ?

 

 

 

〜少女自由時間中〜

 

フフッいい感じに動き回りましたねー。まさか続刊出ているとは、思わぬ買い物でした

 

さて現時刻は8時過ぎ。お昼から行動を開始しましたがかなり経ってますね。案外短く感じますね。

 

さてでは当初の目的通りはぐれ悪魔に会うでしたね

 

とりあえず話をしてみないとですね。場合によっては殺らないといけませんからね。

 

何で私がやってるんだろう。本来ならリアスさんがやるべきなのに。ハァ今日の朝にも言った覚えがありますね。

こんな事考えても何もなりませんね。

 

そういえばはぐれ悪魔に出会いたいなら人目につかないところにでも行ってこいって前から総督が言ってましたね。

確かこの近くに廃工場があったはず。

 

そこに行けば出会えるでしょうか?

 

とりあえず行ってみますか!

 

 

〜少女移動中〜

 

えぇ来てみましたが当然ながら人一人居ませんね。寧ろ居たらそこは危険だから帰ることを促して切り上げましたがそういうことが無くてよかったです。

 

で?いつまで隠れて見続けるつもりですかはぐれ悪魔?

 

「ありゃ?バレちった?それに私の事を悪魔って知ってることはこっち側の人間?」

 

「まぁそうなりますね」

 

「ふーん?だったら食べていいよね?お嬢ちゃんからは美味そうな匂いがするからなぁ!」

 

「ではどうぞ?」

 

「へ?」

 

「だから食べたければ食べてどうぞって言ってるんですよ?」

 

「へっ?えっ?何だよお嬢ちゃん。アンタまさかの自殺志願者?」

 

「そういうわけじゃないんですけどね」

 

「ぇー?なんだ?最近の人間はバカになってるのか?私が言うのもなんだが死ぬんだぞ?痛いんだぞー?」

 

「だからどうぞって。やれるならやって見なさい。私にはある確信が有りますから」

 

「えっ?マジで?マジで言ってるのこの娘?」

 

「だからマジですって。さぁとくと首を切れ」

 

「なんだこの娘。長年人間見てきたけどこんな返しをしてきたのは初めてだな」

 

「何ですか結局出来ないんですか?」

 

「まぁいいやそんなに言うならお望み通り殺ってやるよクソガキがァ!」

 

そう言ってはぐれ悪魔はその異形の鉤爪をミリスに振り下ろした。



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14話

まだいけるまだ行けるだろう自分よ?
という訳でゲームする暇があるなら小説書けやって誰かに言われた気がするので書きました。



「何故避けなかった?」

 

はぐれ悪魔が振り下ろした異形の鉤爪はミリスに掠ること無く空を振り切ったままであった。

 

「だって貴方の眼が綺麗でしたから」

 

私がそう言ったら驚いた顔をしてそのまま笑っているような泣いているような顔になりました。

 

「まさかそんな理由とはな。それにお嬢さん。あんたには私がどんなに力を込めて振り下ろしたとしても。髪一つすら傷付けることは叶わんのだろうな」

 

彼?はそう言って振り下ろしたままの片腕ともう片方を上げ降参のポーズを取ってきました。

 

「降参だ。私では勝てない。それに三門芝居というのも分かってるみたいだし素の口調で行かれせてもらおう」

 

まぁ確かに三門芝居でしたよね。途中の下りとかがわかりやすい程素でしたよね。

 

「まぁ降参するならいいんですけど、とりあえず自己紹介でもしときましょうか?」

 

「この状況でか?」

 

「えぇ名前を教えるという事は大事ですよ?」

 

名前とはその人だけの特別なものだからですね!

 

「では私からいきますね。私はミリス・ミラルーツ。龍のような人間です」

 

「そうかミリスと言うのか。良い名前だな。私はバイサー。ただの死にたがりなはぐれ悪魔だよお嬢さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて自己紹介も済みましたし、まずは何故かここに来たのかを聞かなければ。

 

「さてバイサーさん。あなたは何故駒王町に来たんですか?」

 

「それはだなふらっと来たらここだったっていうオチだな」

 

「えぇーふらっと来たって、バイサーさん貴方に目的とか無いんですか?」

 

「うん?目的?そんなのは決まっている。死ぬ事。ただそれだけだ」

 

「死ぬ事ってさっきも言ってましたが何故?」

 

「うーんあまり話したくないのだがな。こちらの身の上話だし、正直言って胸糞悪い話だぞ?」

 

「構いません。貴方が街の人と心中するよりはマシです」

 

「何故それが出てくるのかが不思議でたまらないよ私は」

 

むぅー何かおかしいこと言いましたかねー?

 

「それは言いですからお話を!」

 

「ハッハッハすまないね、どこか娘と話しているような気がしてね少しからかいたくなってしまったよ」

 

「むっ?バイサーさんに娘さんがいるとは驚きですね。なんかこう独身ですよー的なオーラが出てたんですけど」

 

「それは酷いなお嬢さん。私とて悪魔になる前には世帯を築いていたんだよ?」

 

「ふぇ〜そうなんですか?写真とか無いんですか?私気になります」

 

「あぁあるとも。私にとって最高の宝物だよ。あぁあったあったこれだよ」

 

そう言っていつの間にか人と同じ様な手で差し出してきた写真を手に取る。

 

そこには笑顔でVピースを決めている私と同じぐらいな少女と優しそうな笑顔でそれでいて芯はしっかりしてそうな女性と困ったように笑っている男性の姿。

 

この写真を見て思うことは幸せという事がこちらにまで伝わってくるほど幸せそうな写真だった。

 

「とても幸せという事が分かる写真ですね」

 

「あぁ幸せだったよ。今でも鮮明に思い出せる」

 

「ではこの女性がバイサーさんでこの男性と私と同じぐらいな少女が旦那さんと娘さんですか?」

 

「あぁこの2人が私の大切な宝物。しかしもう無い」

 

「それは一体どういう、!」

 

「察したかお嬢さん?では詳しい話をしようか」

 

「これは私がはぐれ悪魔になるきっかけのはなしだよ」

 




ついでにこのバイサーは姿は原作と同じだけど髪がの色だけ白くなりました。
理由は次回


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15話

注意これ書いてて胸糞悪くなった


「そうだねあれは今から一年前くらいかな?」

 

「家計が苦しくてね。あの人が頑張ってくれるんだけどなかなかね?家族2人には良い生活して貰いたかった」

 

「だからアイツ、ソロモン柱第28位公爵ベリト。奴の悪魔の囁きに乗ってしまった」

 

「具体的にはこうだ。『私なら彼らを幸せにできるよ?本当だとも!だから私の下僕になるといい。そうすれば私が君の家族を幸せにしてやろう。』とな」

 

「今思えば何故調べなかったのだろか。ベリトは嘘つきだというのに」

 

「いや正確に言えば厳命に成功すれば錬金術に詳しくなったり栄誉を貰えたりするらしいが、それは召喚者だけ」

 

「奴は私を下僕にした直後に私を犯した。私も抵抗しようとした。だがこう言われた」

 

『あれれれぇ?抵抗しちゃっていいのかなぁ〜?もしかしたら君の家族が不幸になっちゃうかもねぇ〜?』

 

「実に悪魔らしいクソだったよ。その言葉で私は抵抗を止めた。何故か?簡単だ。私には家族の方が大事だからだ」

 

「そんなゴミみたいな生活が始まった。だが幸せにするという約束通り金など手に入ったよ」

 

「しかしその悪魔の下僕として働かなくてはいけなくなった。これについては不満は無い。仕事の様なものと思えば楽だった」

 

「奴がレーティングゲームとやらに出て、私が剣で斬られ様とも、槍で刺されようとも、魔術によって吹き飛ばされようとも、何度も死ぬような思いをしても。その後に憂さ晴らしとして身体を嬲られようとも。汚れていく私が嫌いになっても」

 

「私は家族と居れればそれだけで良かった。ただそれだけで良かったんだ」

 

「だがそんな願いも呆気なく砕かれた」

 

「その日はレーティングゲームでやられた傷が酷く歩けるまで時間が掛かり帰るのが遅くなった」

 

「そんな状態でも何とか家に帰って来れた」

 

「だが不審に思った。何時もなら娘が飛び付いてくるのにそれが無かったから」

 

「嫌な予感がした。たった数メートルなのに廊下が長く感じる」

 

「私がリビングに着いたら、そこには真っ赤に染まって血溜りに沈むあの人の姿と事切れた娘の姿」

 

「そして事切れた娘を未だ犯し続けるベリト(ゴミクズ)の姿」

 

「帰ってきた私を見るなりあいつは言ったよ」

 

『あぁ邪魔させて貰ってるよ。本来なら君がやるべき事を出来なかったからね。君の娘でやらせてもらってるよ。そういえばそこにいるクズはね私の邪魔をしたからね黙らせて貰ったよ』

 

「私はその場で崩れ落ちたよ。幸せが一瞬で無くなってしまったからね。それにアイツは続けてこう言ったよ」

 

『まぁ実際はいずれこうする予定だったけどねぇーうっ』

 

「その言葉を聞いて私は考えもしなかった。身体が勝手に動いていた」

 

「私は殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って頭が潰れるまで殴り続けた」

 

「その後はあの人と娘に駆け寄って息を確認したけど娘はダメだった。あの人はまだ生きてた」

 

「あの人を治療するのだが、無理だった。流石に私程度では腹部の穴を治すことは出来なかった」

 

「あの人は事切れる前にこう言ったよ」

 

「ごめん守れなかった。娘を守りきれなかった。そんな失態をしたまま君を一人にしてしまう最低な夫だよ」

 

「あの人はそう言って事切れた」

 

「その後はみっともなく泣きわめき、その家族を失ったショックで髪も白くなり、ただ何をするでもなくただ生きてただけ。そして今に至るって訳だよ」

 

「これが私がはぐれ悪魔になった経緯さ」




原作では逃げだしたって言ってましたが、どうであれ何らかの理由があると思う。


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16話

イベントが終わらない。
ズタ袋がなかなか集まらない。
あと敵が微妙に強い。
イベント完走無理そう(´°ω°)チーン


バイサーさんの話しを聞いて思ったことは、やっぱり悪魔の方は最悪だな、と

 

マシな悪魔も居るんでしょうが、それよりも人間を下に見る悪魔の方が断然多いみたいですね。

 

「君も私がやった事を悪と言うのか?報復は虚しさしか残らないと言うのか?」

 

「いいえ私は貴女がやった行為を悪と言うことも無いし、正しい事と言うことも無い」

 

「報復は虚しさしか残らない?そんな綺麗事でやっていけるほど生き物は綺麗じゃない」

 

「ならば逆に聞きます。身を焦がすほどの激情をどうしろと?言うだけなら何だって言えます。だが実際に自分がその立場になったら?」

 

「私は出すでしょう。その激情を。感情を出さないものなどただの機械。感情を表してこそ生き物。生きている証なのだから」

 

「ならば本能のままに出していいんです。だってそれが人間なんですからバイサーさん」

 

「これは私の自論。私は貴女を否定しないし肯定もしない」

 

「貴女は貴方です。決して他の人には成れない。故にその答えは貴女が決めるべきです」

 

「ハァお嬢さんが言ってることはメチャクチャだよ。だけど何か楽になった気がする」

 

「アイツを殺した事は常識的に見れば悪なんだろう。だけど私は後悔しない。反省もしない。むしろ私の幸せを奪ったアイツが悪い」

 

「まぁ聞いてる限りではその通りですからねぇ。反論の余地すらありません」

 

「うーん本来なら人何人か攫って、ここの領主が出てきた所でやられようって考えてたんだけどやっぱり止めた」

 

「私はまだ死にたくない。家族が死んで自暴自棄になってたのかもね」

 

「うんうんそれが良いです。ってか何人か攫ったですと?」

 

「うん?確かに何人か攫ったけど、酷いことはしてないよ?ただ眠ってもらってるだけ。全員生きてる」

 

「生きているならいいんですが、バイサーさん流石にそれはちょっとねえ?」

 

「そんな目で見ないでくれお嬢さん。私とてこれは酷いことをしたなと反省しているところなんだ。とりあえず彼らを起さなければいけないな。すまない彼らを起こしに行ってくるよ」

 

そう言って眠っているであろう彼らの元へ転移するバイサーさん。

 

正直言って今日は色々とありすぎました。ドーナシークさんは哀愁漂うナイスダンディにしか見えませんでしたし、バイサーさんは悲し過ぎる思いをしている。

 

どちらもいい人でした。おもわず家族になってくださいと言いたくなるほど

 

バイザーさんに聞いてみましょうか?断らなかったらお爺様に頼みましょう。龍の駒作ったのお爺様ですし。

 

そんなこんなと考えていたらバイサーさんが帰って来ました。

 

「終わったよ。安心してくれ皆五体満足怪我もなく帰したよ」

 

「えぇお疲れ様でした」

ん?そういえばバイサーさん本来ならやられる予定って言ってましたがやられた場合、攫った人たちどうする気だったんでしょう?

「バイサーさんバイサーさん。さっき本来ならやられる予定だったって言ってましたが攫った人達はどうする気だったんですか?」

 

「あぁそれなら私がやられたと同時に解ける様になっていたよ。彼らには迷惑をかけた。それなりの謝礼もしているから、それで大丈夫だと良いのだが」

 

「やはり謝りたいんですか?」

 

「あぁ。だけど私の様な存在が謝ればもしかしたら協力者と間違えられ殺されるという事は防ぎたいからな」

 

「それもそうですね。あっそれはそうとバイサーさん。貴女これからどうするつもりですか?」

 

「どうするつもりか、何も考えてなかったな。とりあえず日陰者らしくこっそり生きようとしようかなとは思っているが?どうした?」

 

「もしよろしければですね私のところに来ませんk」

私の言葉は途中で終わった。何故なら赤い髪の悪魔を筆頭に私達に向けてドヤ顔でこう言ったから。

 

「はぐれ悪魔バイサー。あなたを消滅しに来たわ」

 

良いところで邪魔しおってぶん殴るぞゴラァ!!

そう思ってしまった私は悪くないと思う。



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17話

ヒャッハー投稿だー!



突然乱入してきた赤い髪の悪魔の方。

 

いや分かってますよ?

 

この駒王町の自称領主(笑)のリアスグレモリーさんでしょう?。

 

いやもう今更何しにきたのっていう思いが私の中でありましてね。いやもうほんと。

 

うわっよく見たら兵藤(兄)の方も居る。やっぱり悪魔でしたかあの野郎。豆腐の角に頭ぶつけて死ねばいいのに。

 

そんな風に私が考えていたらバイザーさんが領主(笑)と話しをしてました。

 

「私がバイサーだが?」

 

「そう貴女がバイサーね?さっきも言った通り貴女を消滅しに来たわ。」

 

「フン生憎だが私はまだ死ぬ気にはなくてね。お帰り願おうか?」

 

「そうはいかないわ。貴女には主を殺した罪と自分の家族を殺した罪があるのだから」

 

「今なんと言った?」

 

「あら聞こえなかったのかしら?貴女には主を殺した罪と」

 

「違うそこじゃないその次だ。聞こえ間違いでなければ私が家族を殺したと聞こえたが?」

 

「えぇその通り。貴女は主を殺すだけでは飽き足らず自身の夫と娘を殺した。可哀想に。娘にいたっては死に至るまで犯させた最低な母親でしょう貴女は!」

 

周りの面々の方もその言葉に悲痛な面持ちですが今の話は、私が聞いた話と全然違いますね。

 

どういう事なのかと思いバイサーさんの方を見たのですが当の本人は肩を震わせて笑っていました。

 

その態度から今の話が本当なのかと一瞬思いましたがバイザーさんが発した言葉でその思いは無くなりました。

 

「ふふふふっふアハッハッハッハッハッ___巫山戯るなよ小娘」

 

言葉だけで分かるほどバイサーさんは怒っていることが分かりました。

 

「私が、あの人を殺す?大事な娘を犯させ殺す?巫山戯るなよ小娘ッ!」

 

「私の幸せを奪うだけではなくその罪すら私に擦り付けるつもりかッ!」

 

「良いだろう貴様らに傷つけること構わなくても私は殺しに行こう」

 

「何故なら貴様らは私の逆鱗に触れたから」

 

「準備はいいか?今から貴様らが相手するのは夜叉如きものだぞ?」

 

そう言って動き出そうとするバイサーさんの懐に入って顎に一発かまします。

 

その一撃で脳が揺れて意識が無くなるバイサーさん。

 

崩れ落ちると同時に俵持ちの状態にします。

 

そんな一連の動作をポカーンと見てた領主(笑)さんが叫んでました。

 

「ちょっと待ちなさいよ貴女!」

 

「えっ?私ですか?」

 

「そうよ貴女!バイサーを一体どうする気!?」

 

「そりゃあ連れて帰るだけですよ?」

 

何を言ってんだか。こんな持ち方をしているんだから察する事は出来るでしょうに?

 

力があるとはいえ体格差が激しくてちょっと持ちづらい。

 

こんなこと考えている間に領主もうめんどくさいからリアスさんでいいや。でリアスさんがピーチクパーチク言ってますね。興味ありませんが。

 

「そういえば誰かに似ていると思ったらミリス・ミラルーツさんじゃないの」

チッ!バレたか。ハァ嫌だなー明日からめんどくさい事になりそうです。

 

もう帰ろう。もう疲れたからとっとと帰ろう。

 

「ハイハイミリスですよー?これでいいですか?なら帰っていですよね?ではおさらば」

 

(あっあーお爺様聞こえますか?家までの転移お願いします。)

 

(むぅ?ミリスか、あいわかった直ぐに転移させる。転移まであと5秒待っておくれ)

 

流石フルカスお爺様です。

 

「ちょっと貴女!何なのよその態度は!」

 

(4)

 

「いいじゃないですかめんどくさい」

 

「良くないわよ!私を誰だと思ってるの!?」

 

(3)

 

「えぇーっと自称駒王町の領主(笑)じゃなかったですけ?」

 

「ふざけないで!私はちゃんと魔王様から任されているわ!」

 

(2)

 

「あっそうですか。私全然興味ありませんので」

 

「そんな事はいいから早くバイサーを渡しなさい!!」

 

(1)

 

「お断りします。それに時間もないですし、また明日って事で」

 

「はっ?何言って」

 

(転移するぞ!)

 

「ではまた明日ー」

 

私は笑顔でそう言いながら光に包まれ瞬きを一つすれば見慣れた我が家に居ました。

 

さてバイサーさん下ろして、明日のこと考えなきゃ。

 

 

 

明日学校行きたくないなー。ハァ

 

 

 



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18話

イベントやるか小説書くか悩む今日このごろ。

あとイッセーには原作のツケを。


 

あの後私はバイサーさんをベットに寝かせて、夕食食べて、お風呂に入ってそのままタマちゃんと一緒に就寝しました。

 

それで朝が来て私は目が覚めましたがバイサーさんは起きていなかったので深く入れすぎたのか?不安でしたがお爺様曰く疲労が出ているのだろうと言うことで安心しました。

 

あっ!そういえばお爺様の事を紹介していませんね。

 

お爺様とはですねーフルカスっていう悪魔がドラゴンと化したお方なんです。

 

お爺様曰く本来なら悪魔になるはずが何故か龍になってた、だそうです。

 

外見は青の鱗で頭が白く尖っているのが特徴の白髭蓄えたおじいちゃんドラゴンです。

 

あと龍の駒を作った龍でもあります。

 

さて紹介も終わりましたし現実逃避もやめましょうか。

 

現在イッセーが死にかけてます。

いや身体的には死んでませんが精神的に死んでます。

経緯を話すと

 

私学校に着く

 

イッセー見つけて挨拶する。

 

何故か怯えながら挨拶を返す。

 

授業始まる。

 

一時間、二時間目までは持ったけど三時間目で気分が悪くなって保健室に行くとのこと。

 

その付き添いで行ったら突然口を押さえてトイレへ駆け込んで行きました。

 

イッセー、トイレで、リバース

 

そして今に至るという訳です。

 

一体何が合ったというのですか。龍の身体になったから病気の発症率も限りなくゼロに近く、病気になったとしてもあそこまで酷くはならないというのに。

 

「おぅえっ気持ち悪ぃな何でだ?何で女子見ると震えが止まんねーだ?」

 

「イッセー、?」

 

「あぁあミリスさんか、ごめんちょっと気分が悪くてさ。おえっ」

 

「無理しないで下さいイッセー。どうしたんですか一体?」

 

「いや実はちょっと」

 

 

______________________

 

トイレ前で話すのもいけないですし保健室に来て話を聞いたのですけど。

 

 

「女性を見ると震えが止まらない?」

 

「あぁそうなんだ。母さんとかミリスさんを見てもどうも思わないんだけど他の女子を見ると震えが止まんなくて」

 

「二時間目までは持ったんだけどやっぱり気分悪くなって戻しちった」

 

「今は無理して話さなくていいですから休んで下さい」

 

「悪ぃ」

 

「それにしても女性が怖いですか、何が原因か思いつくとしたらやはりあの堕天使の件ですかね?」

 

「そう、かもな」

 

「とりあえず今は休んで下さい。もしかしたら少し用事で呼ぶかもしれませんが、きつかったら休んでいいですからね?」

 

「了解。今ぐっすり休んどくよ」

 

「では私はこれで、お休みなさいイッセー」

 

「うんおやすみなさい」

 

そのまま私は保健室から出ましたが、私の心中を言うならあの痴女絶対コロコロしてやる。

 

私はそう胸の中で決心しました。




ということでイッセーは無自覚女性不審ではなく、女性恐怖症が発症しました。(暗黒微笑)



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19話

執筆意欲はまだある。だからまだ書けるだろう私?
って言う訳でイベントよりも小説じゃー!


さて授業も終わって昼休み。

 

私の予感が正しければあの領主(笑)この時間帯に使いを出すはず。

 

と思ってたら案の定ですよ、学園の王子様で木場さんじゃないですか。

 

そしてそんな有名人が来ればそりゃあ騒ぎますよね。そして何故か彼から苦労してる感がすごいです。

 

周りの人が何故来たんですかー!?とか言えばそりゃあ私を呼びに来たですよね。

 

うわっ一斉にバッ!ってこっち見ないでください。正直言って怖いです。

 

まぁ呼ばれましたし仕方無いから席を立って向かうのですけど。

 

本当何ででしょうね。彼から某そげぶの人みたいな運のなさというか、とりあえず幸薄いですねと思いました。

 

あと木場さんに関係者が居るので連れてきていいですか?と聞いたら笑顔で良いですよって言ってくれました。

 

何故か撫でたくなる衝動ががガ、なんかこうタマちゃんを撫でるようなカワイイ系を撫でたくなるようなそんな衝動が出てきます。一応男性ですよねこの人?しかし身体をじっくり見ると線が細い様な?

 

おっといけない。舐め回すように見てしまっては不快感を与えてしまいますね。自重、自重っと。

 

そんな考えをしている間にも保健室に着き、中に居るイッセーの様子を確認します。

 

「イッセー起きてますかー?」

 

「おっ?ミリスさんか一眠りしたからある程度安定してきたよ」

 

「そうですかそれは良かったです。あと先程言った用事が出来ましたので呼びに来ました」

 

「あぁ分かった今行く」

 

そう言ってベットから立ち上がってこちらに来るイッセー。

 

そしてこちらを見るなりぎょっとした表情になりました。

 

「どうしましたイッセー?」

 

「いや木場見てると何故か震えてきた」

 

いや何故に?女性じゃあるまいし一応男性です、よ?

ほらそんな態度取るから木場さん困り顔じゃないですか。

 

「ほらイッセー謝って」

 

「いや本当ごめんな?なんか一瞬女子に見えてさ」

 

それ禁句ですよ!?

 

あっほらーもう涙目じゃないですか。おバカ。

 

その後は慰めるのに少し時間が掛かりました。

 

んでその後に木場さんとイッセーが自己紹介をしてから目的の場所に向かう事になりました。

 

 

______________________

 

 

「オカルト研究部?」

 

「うん今から行く場所は部長。えっとリアス先輩が作った所なんだ」

 

「へぇーそうなのか。オカルト研究部って具体的にどんな事やってるんだ?」

 

「いやーそれは来てからのお楽しみ?って事で」

 

「なんだよそれケチだなーおい」

 

「ハハハハッこんな風に喋れるなんていいね」

 

「ん?何でだ?」

 

「ぶっちゃけると友達が少なくてね。なかなかこんな風に話をすることが無くてね」

 

「ふーんそうなのか?じゃあ友達になろうぜ!」

 

「えっ?」

 

「俺もお前と話してて嫌な気がしないし、木場の事をもっと知りたいしさ、なろうぜ!」

 

「いいのかい?友達になっても?」

 

「なーに言ってんだ。当然に決まってんだろう?」

 

「あぁあ、ありがとう、ありがとう‥‥‥」

 

「オイオイいきなり泣くなよ!?えっ!?何で泣いてんのー!?」

 

( ;∀;)イイハナシダナ-

 

仲良くなりましたよねーあの2人

 

良いですよね種族を越えた友情というのも。

 

さてこのやり取りをしてるうちに着きましたよオカルト研究部。

 

さて行きましょうかお話に。

 

 

 

 

本音を言うと行きたくないです。



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20話

イベントもう諦めた!だから小説書くんだァー!


さぁさぁやって来ましたよオカルト研究部

 

とりあえず木場さんが扉をあけて入るように勧めてきます。

 

正直言って入りたくない。

だって絶対めんどくさい事起きますもん。

 

しかし入らないといけませんよねー。ハァ

仕方ありません仕方ないですけど、何で入ってくれないの?と涙目でこちらを見てくる木場さんの為に行きましょうじゃないですか!

 

いざ突入ッ!!

 

 

 

あと関係ないですが木場さんが女の子に見えてしまう。何故でしょう?

 

 

 

 

_____________________

 

入ってみたけど案外何も無かったです。

 

攻撃されると思ってたんですけど。拍子抜けです。

それで入ってみて部室内の印象はただ一言。

 

センスが無い。ですね。

 

嫌だって何ですか大袈裟なくせにこの人払いぐらいしか発動しない魔法陣とか変な飾り物とか。

 

それ以外は普通ですね。ソファーには座って何らかのお菓子を食べている猫をみたいな子と何らかのドアの近くに立つ大和撫子ぐらいですかね。

 

それで?私を呼んだリアスさんは何処でしょうかね?

 

気のせいかシャワーの音が聞こえるんですよねぇー?まーさかねぇ?私を呼んでおいて汗を流してるとかじゃないですよねぇ?

 

後でイッセーに聞いたら本能が警告を発するほどの笑みを浮かべたそうです。私

 

 

 

 

______________________

 

 

フフフいい度胸ですねぇリアスさんは

 

まさか汗流すだけではなく兵藤(兄)といっしょに入ってましたかー。

 

・・・巫山戯てんのかなこの人?年上だとしても流石にこれは無いですわ

 

今すぐ帰ろうか?と思う程には話する気にはなりませんね。

 

今この場にいるのは気を使って美味しい紅茶注いでくれた朱乃さん(注いでくれた時に教えてもらいました)や美味しい和菓子くれた小猫ちゃん(貰った時に教えてもらいました)とアッチにバレないように必死に謝ってる木場さんに感謝するんですね!

 

「さて全員集まったし、ミリス・ミラルーツさん。兵藤一誠君。私達、オカルト研究部は貴方達を歓迎するわーーー悪魔としてね」

 

そう言って皆様羽を出します。やっぱり悪魔の羽って蝙蝠みたいですね。あと兵藤(兄)お前はキメ顔でこっち見ないでくれません?吐き気がするんで。

 

今の状況で着いてこれてないのはイッセーだけですね。まぁ仕方ありませんよね。話してないですし。

 

だから私は口元を掌で隠すようにイッセーの耳元に顔を持っていきこうなった経緯を話します。それである程度納得したのか頷いてくれました。

 

さてあちらも名乗りを上げたんですし嫌な人でも返すのが礼儀ですよね。あなた達とは違うと表明しておきますか。

 

「では私も改めて名乗りましょう」

 

「私はミリス・ミラルーツ。暴君と龍の祖の名を持つものです。そしてこちらは」

 

アイコンタクトで名乗れとイッセーに指示します。

 

「えっと兵藤一誠です。嘗て空の王者と呼ばれた龍を宿してます」

 

初にしてはなかなかの名乗りです。

 

さて最後にこう締めくくりましょうか。

 

「そして我らは龍である。人であり龍でもある者なり」

 

そして私は笑顔で。

 

「よろしくお願いしますね?リアスせんぱい?」

 

私がそう名乗ったあとのリアスさんの顔はそれはもうブルーハワイよりも真っ青な顔でしたよ。



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21話

EXTELLAピックアップガチャ引くか?引かないか?

答えは既に得た
十連引くぞぉ!


結果大爆死!
一番いいので月の勝利者。騎士の矜持×3。単発でまた騎士の矜持

いらねぇよぉ!!なんでこんな来るんだよ!?


いやぁー愉しいですねー。

 

まさか突っかかった相手がヤバイ系とは思わなかったって顔してます。

 

それで?考えるのもいいですけど私に用があるのでしょう?いい加減話切り出してもらいたいものです。

 

ハァ仕方ありませんね。言わないのなら私が言いましょうか。

 

「自己紹介も終わったのですし、話といきましょうか?それとも用はないのなら帰っていいですか?」

 

「待って用ならあるわ。だから帰らないで」

 

「そうですか。ではその要件は?」

 

「単刀直入に言うわバイサーを引き渡しなさい」

 

やはりこれか。渡す気は無いというのに。

 

「お断りします」

 

「何故かしら?」

 

「理由?簡単ですよ。彼女があなた達悪魔に悲惨な思いをさせられた被害者だからです」

 

「どういう事なのか説明してもらおうかしら?」

 

「いいでしょう本当の事を話してあげますよ。バイサーさんの想いをしっかりと知れ」

 

 

 

 

 

____________________

 

 

 

 

 

「ウソよ!ベリトがそんなことをする訳が無いわ!」

 

「だけどそれが事実ですよリアスさん。貴方達悪魔がバイザーさんの心を傷つけた。それにバイサーさんが嘘を言っているとでも思うんですか?巫山戯るなよ、バイサーさんのあの想いは本物。そうでなけれはあのこちらの身を焦がすような激情出せない」

 

「だ、だとしてもこれは悪魔の問題よ!貴女には関係無いわ!」

 

ほぉそれ言っちゃいますかーもういいや。

あんだけ木場さんが謝ったり、小猫ちゃんや朱乃さんが気を使ってくれたりしましたからまだ我慢しましたがこれは目を瞑ることができませんね。

 

仕方ないですがああゆう荒事は裏人格(オルタ)の方が

得意でしたね。

 

「この後に及んで関係無い?」

 

そう言って私は左手で両目を押さえます。

 

任せましたよオルタ。

 

ハイハイ了解ってなぁ!

 

「いい加減にしろよ!このクソ蝙蝠が!!」

 

そう言ってアタシが手を下ろして目を見せた時には金色になってんだろうなぁ。

 

「さっきからピーチクパーチク言ってよぉー喧しいんだよボケが!」

 

「何が関係無い!だよオマエ?」

 

「お前がロクに仕事しねぇからアタシが動いてんだろうが」

 

「それに何だ?これは悪魔だけの問題です?だったら事情とかもはっきり分かってんだよなぁ?上の指示じゃなくて自分で動いてんだよなぁー?」

 

「でも何でだろうなぁー?堕天使が来てたりしてたんだよなぁー?」

 

「あれれぇ?どうしてだろーう?優秀な優秀な領主様が気づいてないわけじゃないよねー?」

 

この言葉に言葉を詰まらせてんなぁーこの無能。

 

「そこで言葉詰まらせてる時点で終わりだよテメェは」

 

「もう悪魔だけの問題じゃねぇんだよ。もしバイザーが殺人する様な奴だったらどうするんだ?」

 

「どうせある程度の被害が出てから動くんだろオマエ。そこのゴミクズとしっぽりとヤッてよー」

 

何も言い返さねぇなコイツ。

 

「なんか返事しろや。黙ってても何か解決すんのかオイ?」

 

 

 

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ネ」

 

「あん?」

 

 

「シネェェェェェェェェェェェェ!!!」

 

「ハァ、何かこいつオカシイわ。頭沸いてんのか?」

 

勢いよく黒い何かを纏いながら突進して来るキチガイ。

それをアタシは何もせずただ受け入れた。

 



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22話

お気に入り人数200人超えました。
感謝感激です。



分かった事が一つだけあります。
タイトル名大事でした。


「で?満足したか?蝙蝠」

 

アタシは滅びの魔力とやら纏った攻撃を受けた。

まっキズ一つないんだがな。

 

「じゃあこれはアタシなりのお返しだ。じっくりと味わういい」

 

そう言ってアタシは領主(笑)に膝蹴りを鳩尾に食らわす。

 

そのまま倒れるがほっといて出口へと歩こうとするが領主(笑)が邪魔だから足で蹴ってどける。

 

無駄な脂肪を胸に持ちおって、邪魔くさいなぁ。

 

そう思ってたら今度はゴミクズが神器を出して襲い掛かってきた。

 

「よくもリアスをォッ!」

 

そう言ってくるんだけど、

 

「オマエ赤龍帝だよな?」

 

殴りかかるのと同時にさっきと同じく鳩尾に膝蹴りを食らわす。

 

「オセーよオマエ」

 

「おぐうぇっ!?」

 

面白い声を出しながらそんまま気絶するゴミクズ。思った事はただ一つ弱いなこいつ。

 

赤龍の力も結局は体が大事だと言うのに、全然鍛えてねェみたいだ。呆れしか出ねぇぜ。

 

「オマエ本当に赤龍帝か?弱過ぎんぞ?」

 

まぁ気絶してるから何も答えねーよな。

 

さて3人には謝らんとなー

 

「ワリィね皆様方。行き当たりばったりでやっちゃたけど。ホントさっきから気ィ使ってくれてんのに我慢出来なくてさ。いやホントこのとおーり」

 

そう言いながらアタシは腰を90°曲げながら謝る。

 

申し訳ないって気持ちばっかりだぜ。

 

「いえこちらこそリアスがあんな行動に出るとは思わなくて、自身の主を制することが出来なくて申し訳ありません」

 

そう言って頭を下げてくる朱乃さん。

 

「勿体無いわーこんな気遣いの出来るいい娘達がそこのアホの下にいるって本当に勿体無い」

 

その言葉に少し照れながら微笑む。

 

「そんな事はありませんよミリスさん。それにしてもいきなり性格が変わりましたわね?」

 

やっぱ疑問に思ってたのか、アタシに対してそんなに疑問をぶつけてきた。

 

「変わりましたねっつーか変わったんだけど。アタシのことは、改めて自己紹介するわ」

 

「アタシはミリスのもう一つの人格。まっ簡単に言えば多重人格者っつー訳だな。名前呼ぶ時はオルタって言ってくれ。まぁどうぞよしなに」

 

その言葉に木場さんが反応する。

 

「えっとーまぁよろしく?」

 

「おう!よろしくー!」

 

「それにしても多重人格ですか、」

 

「ん?多重人格つっても私との仲は良好だぜ?」

 

「良好?どちらも認識しているのですか?」

 

「うむその通り。私の方が善とすればアタシの役割は悪。私の方とは性格がほとんど反対だけど一部は同じだったりするのがアタシ達何だよな」

 

「まっ基本アタシは寝てる事が多くてさーこういう荒事系統の時だけ起きてるんだよな」

 

「アタシも丸くなったもんだよねぇ。前なら普通に殺すのだけどそれはアウトだからまずダルマにしてー子供を産めないような身体にしてー顔をメッタメタに引き裂く位はしてたと思うよ?」

 

「だから膝蹴りだけで済んだことに感謝して欲しいくらいだ」

 

「おっとそろそろ寝ようかな。つーか眠い」

 

私ー。お前の出番だぞー。アタシは眠いんだーさっさと変われーい

 

ハイお疲れ様ですオルタ。それにしてもあのリアスさんは何でああなったんでしょうね?あと一夜に対する膝蹴り。見事でしたよ。見てるだけでしたが胸がスッキリしました!

 

 

それはいいんだがさっさと変わってくれぃ。アタシは眠いんだぁー!

 

ハイハイお休みなさいオルタ

 

おやすみーグゥゥゥ

 

「まぁこんな感じに私達は変わったりします」

 

「これからもよろしくお願いしますね?」

 

そう言った後の皆様の顔は微妙な笑顔でした。何故でしょう?



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23話

まぁその後は昼休みも終わりに近いという事でお開きになり、勝手ながらバイサーさんの件はこちらに任せると朱乃さんが言ってくれました。

 

後で知った事実でしたがなんと私朱乃さんと前に何回かにあったことがあるそうです。

 

何か昔、総督が連れてきたーだのと聞きました。幼い頃って全然覚えてないんですよねー。ほら皆様も経験ありません?小さい頃どんなことしてったけー?といった感じで。

 

あとまさかオルタが起きて気になる事がある!って言って身体の支配権を取られるとは思いませんでした。

 

その時は確か。

 

〜回想〜

 

『Hey!そこの金髪くん!』

 

『えっと僕の事ですか?』

 

『そうだぜ木場くん!君からは何か私達と同じ同姓のニオイがするっ!ということでその胸揉ませろぉー!』

 

『えっ?ちょっ!まっ!』

 

『もみもみーっとこの感触は包帯?しかしこの弾力。貴様女だな!』

やめんかゴルァ!そいやぁ!

 

『エボスッ!?まさか、精神体に腹パンとは、流石私ガクッ。』

 

『ふぅやれやれです。オルタには困ったものです。しかしまさかとは思っていましたが木場さんが女性でしたなんて』

 

『ア、ハ、ハハハ何かごめんね?』

 

〜回想終了〜

 

えぇ、ホントオルタには困ったものですよ。いきなり胸揉みに行くんですもん。

 

まぁあの後ちゃんと謝りましたけど。

さてどうしましょうか?ある程度予定も終わりましたし、なにかする事とかありましたっけ?

 

特にありませんからねぇー?

 

あっそうだイッセーの女性恐怖症をどうにかしないとレウスさんの嫁さんの駒を渡す人が不便ですからねー?

 

とりあえず私は大丈夫って言ってくれましたしどうにかして私以外の女性とコミュニケーションが取れるようになるくらいまでしなければ(使命感)

 

あと原因であるあの痴女見つけたら軽くコロコロして総督の前に提出だ!

 

あっ!チャイムなったぁ!?ヤバイです!教室からここまでかなり離れてるぅー?!急がなければ!

 

 

 

 

 

 

〜少女帰宅〜

 

「ただいまデース」

 

ふぅ今日も疲れました。領主(笑)さんが発狂して突っ込んで来たりホント疲れましたタマちゃんで癒されな「ミリスの姉貴ぃぃぃい!」いアベシっ!

 

頭から腹に突っ込みそのままマウントをとって方を掴んでくる幼女。

 

「姉貴姉貴おかえり姉貴!さあさあさあさあご飯を作っておくれ!!」

 

マウントとって最初に言う言葉か!こんにゃろういい加減にしろよコラー!

 

「うぉ!この様子は姉貴が切れてる!逃げなきゃ!キャー」

 

あんにゃろうやりたい放題やりおって逃げましたね。あの暴食娘!

いいでしょうそんな態度をとるなら私とて考えがあります。

 

「あんな事する子にはご飯抜きですよ!」

 

「誠に申し訳ありません。だからご飯抜きは勘弁してください。ミリスお姉様」

 

現金ですねこの子。こっちに戻ったと同時に土下座をするとは。そこまで大事ですかご飯は!

 

「いいでしょう。次やったらホントにご飯抜きですからね!ジョーちゃん」

 

「ヘーい」

 

「返事は?」

 

「ハイであります!」

 

「よろしい。では食事にしましょうか?」

 

「イヤッホウ!ご飯だァー!あっそういえば龍神様来てるよ。無限の方。かなりお腹空いてるみたいだったよ?」

 

何故それを最初に言わなかったんですか!

 

急がなければ急がなければ私のお菓子が食べられるぅぅぅぅ!

 

あぁもう今日は不幸だぁぁぁーうわぁぁーん!




補足ジョーちゃんとは
ぶっちゃけるとイビルジョーの事である。
結論大食らい。ついでに生後半年である。
何故か人型になれるようになった。
外見は小さくなったでち公に女性バンギスXシリーズである。でちでち言わないでち


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24話

ヤバイ書くペースが落ちてきた。


あぁもうどうしようどうしましょうか!?

 

まさか龍神様が来てるなんて思ってませんでしたよ!多分龍神様のことですからオムライスを食べたいと言うのでしょうね!さぁ作らなければ!

 

そう思いながらキッチンに行くとエプロン姿の白い髪の女性が何かを作っていた。てかバイサーさんだった。

 

「あぁすまないねお嬢ちゃん。そこにいる小さい娘がオムライスを作ってと言うものだから勝手ながら作らせてもらってるよ」

 

「えっ?それは別にいいんですがー」

 

「ん?何を心配しているんだ?まさか私が料理出来ないとでも思っているのか?」

 

「いえいえいえいえそんな事は思ってませんよ!いやただビックリしてしまいまして。」

 

「む?そういうものか?勝手に食材を使ったのは悪いと思っているが、しかし空腹になっている娘を見て見ぬ振りをするのも嫌だからな」

 

「我、おかわり所望する」

 

うわぁー無表情だけどメッチャ目がキラキラしてるー

 

「分かった少し待ってくれ。ふふ楽しいな、家族とのやり取りを思い出すな」

 

その時のバイサーさんの顔は儚く今にも消えてしまいそうな雰囲気がありました。

 

ハッ!見とれている場合か私!

 

「それにしても龍神様が来てるとは思いませんでしたよ?来るなら来るって連絡を入れて欲しいものです 」

 

「む、それは謝る。悪かった」

 

「いやまぁいいんですけど、今回もやはり食事に?」

 

「我ミリスの作る料理好き。だから来た。でも居なかった。ぐすん」

 

うぅぅ遅くなったのはまさかとある魔術の文庫本の新作が売られてるとは思わないで喜んで買って遅くなったとか言えない。ホントイエナイ

 

「そしたらバイサーが代わりに作ってくれた。とても美味かった」

 

やっぱり目がキラキラしてますねー。アレですかね?性別が女の龍は食べることが好きなんでしょうか?確かブリテンの赤き竜の化身(型月のドル箱)はよく食べる方だとかお父様から聞きましたが

 

「姉貴ー私の事忘れてなーいー?」

 

「あぁ居たんですかジョーちゃん。余りにうるさかったから認識するのをやめてましたよ」

 

「何それ酷い!アタシが何をしたって言うのよ!この人でなし!」

 

「ご飯抜き」

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいもう言いませんからご飯抜きはぁ!ご飯抜きはぁ!勘弁してください」

 

何でこのバカドラ娘は自分から墓穴を掘りに行くのでしょう。

 

「でも言ってしまうのがアタシです!がるる〜」

 

あーそうですねーとりあえず撫でときましょ可愛いですし。

 

さて今後の予定も考えながら私も料理を作る手伝いでもしましょうかね。

 

「あっそういえば龍神様」

 

「ん?何」

 

「やっぱりお菓子食べました?」

 

「……ごちそうさまでした」

 

 

ちくしょーやっぱり食べられてました!私のお菓子!



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25話

すまない。3日も遅れてすまない。
更に更新ペースも遅れてしまう。本当にすまない。


「うぅぐすんやっぱりお菓子のカス一つすらありません」

 

やっぱり無かった。お菓子1個ぐらいは残ってるかなー?と淡い期待をしていましたがさすがの龍神様です。何一つ残ってませんでした。

 

「まぁまぁ後は私がやっておくから先に休んでくれ」

 

「いやでもバイサーさん流石にそこまで甘えるのは、」

 

「いいんだ。私がやりたいからね。やらせてくれ久し振りなんだよこういう事をするのも」

 

「まぁそこまで言うならいいんですけど」

 

「ここまで食べると来たらむしろ私的には爽快感があるからね」

 

そう言ってバイサーさんが見てい方向には高く積み上げられた皿

 

皿のパルテノン神殿の中央に居るのはピンクの悪魔ではなくピンク髪の幼女と黒髪のゴスロリ幼女

 

まさか誰もこの2人がこの量を食べたとは思わないだろう。私だって思いたくないです。

 

もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ

 

うわーどんどん皿が増えてきます。そして食材も無くなっていく。あっそういえばバイサーさんに言いそびれてましたよね私

 

「バイサーさん」

 

「ん?どうしたお嬢さん?」

 

「いえあのー昨日の事をー」

 

「あぁその件か。ありがとう。あの時お嬢さんが止めてくれなかったら完全に私は死んでいただろうから」

 

「えっいやそれは寧ろああするしか止めれませんでしたし、バイサーさんを死なせたくなかったからとはいえ手荒い止め方になってしまいましたし」

 

「いやそれでいいんだよ。君が私にやらなかったら特攻をしていたからね。昔からこう言うじゃないか。終わり良ければ全て良し、とね」

 

「それもそうなんですけど。でも」

 

「それ以外にも言いたい事があるんだろう?」

 

迷いすぎですね私。やっぱりあの時邪魔されて改めて言うとなるとなんか恥ずかしいというか。

 

えぇいどうにでもなれー!

 

「ではバイサーさん!」

 

「何かな?」

 

「行き先が無いなら私のところに来ませんきゃ!うぅぅ噛んだ」

 

「ハッハッハッハッハ締まらないねぇお嬢さん。だけど良いよ私もここにお世話になるとしよう」

 

「ホントですか?」

 

「本当だ」

 

「イィィィヨッシャァァァッ!家族が増えましたぜ!」

 

「そこまで喜ばなくてもなぁ?」

 

「家族が増えるんですよ!これを喜ばずしてなんと言う!」

 

「まっよろしく頼むよお嬢さん」

 

「ミリスです。」

 

「ん?」

 

「お嬢さんっていう他人行儀はいいので名前で呼んで下さい」

 

「分かったよミリスちゃん?」

 

「むぅ、まぁそれでいいのです。それではまずバイサーさんの駒を変化させたいところなんですが、現在お爺様が居ないため出来ないのです。それにバイサーさんに宿す魂も考えなければいけませんし、少し待ってもらいますけど大丈夫ですか?」

 

「むしろ十分なのだがね?分かったここに慣れながら待つことにするよ」

 

「了解しました」

 

さてバイサーさんはもう龍の庇護を得たから悪魔陣営の方に堂々と言いつる事が出来ますね。

 

あとはイッセーの女性恐怖症だけですか。正直言ってこれは私にはどうしようもないですし、リハビリという事で誰かと歩かせるという手を使うのもですねー。気が引けますしどうしましょうか?

 

 

 

 

 

「もきゅもきゅ。なぁ龍神様ぁー」

 

「何?」

 

「姉貴がさぁー百面相してるんだけどどう思う?」

 

「どうでもいい。そんな事より我料理食べる」

 

「あっ!それアタシのご飯!よくも取ったなぁ!」

 

「余所見してる方が悪い。ヒョイパク」

 

「アーッ!また取った!取るなぁー!アタシのゴハン!!」

 

もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ

 

こうやって皿の神殿が築き上げられるのです。

 

いくら何でも100皿以上は食いすぎじゃないかと?えっ?まだ入る?だからおかわり頂戴?どうなってるんでしょうかこの娘達の胃袋は?



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26話

やっべー6日も経ってる。

今回難産でしたよ。


あれから数日立ち、さて皆様。現在私は何をしているでしょうか?考えて下さい。・・・何か思いつきましたか?

 

さて答えを言いましょう。答えはイッセーと外出中でしたー!

 

まぁ実際はデートでもなんでもなくてリハビリのための外出なんですけどね?

 

どうすれば、イッセーの女性恐怖症に対するリハビリになるのかと日夜考えていました。

 

ある時私は思い出したんですよ。

 

あっそういえばイッセーにバイサーさんを紹介してない事に気づいたんですよ。

 

なのでイッセーにバイサーさんを紹介すると同時に親睦を深めてもらおうと思いまして、現在私とイッセーとバイサーさんで外出中なのです。

 

ついでにバイサーさんにはイッセーの女性恐怖症の事を話してリハビリも兼ねているということを言っています。

その時のバイザーさんからのコメントは

 

「む?私みたいな奴でいいのか?こんなオカシイ姿の女など少年の方も嫌だろうに」

 

正直これを聞いて私は怒りましたね。どこがオカシイ姿だって言うんですか!ってか充分美人なんですから自信を持ってください!バイサーさんを不細工とか言う奴がいたら言ってください。容赦無くシバキに行きますから。

 

と言っちゃいましたね。それでもバイサーさんは疑問系でしたが。

 

まぁ回想はここまでにしておいて、現在のイッセーとバイサーさんの仲ははそれなりに良好ですね。

 

イッセーの方は触れたりすると若干震えたりしますが普通に話すには大丈夫の様ですし。

 

それにしてもイッセーもなかなかいい思いをしてますよね。

 

だって両手に花ですよ?オルタだったら今頃ここは天国か、って言ってどうにかこうにかしてR18の方向へ持って行こうとしますからね。

 

そう思っていた時でした。後ろから気配を感じ振り向いたと同時に大声で言いました。誰だ!と、

 

その言葉に帰ってきた言葉は姿を現しながらでした。

 

「私だ」

 

「お前だったか」

 

「暇を持て余した」

 

「神々の」

 

「「遊び」」

 

くぅぅぅぅこのやり取りをやると言ったら彼しかいませんね。

 

「久し振りですねフリード。何ヶ月ぶりでしたっけ?」

 

「ようおひさーミリスたん。何ヶ月ぶりっつーと確かねー?二〜三ヶ月ぶりじゃなかったけ?」

 

兄弟子でもあり、師匠の一番弟子フリードでした。

 

いやほんと懐かしいですねー。確か最後会った時は師匠に徹底的にシゴキにシゴかれた時でしたからねー。あの時は本当に死ぬかと思いましたよ。

 

あっていうか感傷に浸ってましたが2人は初対面ですから説明しませんと。

 

「えっとーバイサーさん、イッセー。この方はですねー私が師匠と尊敬している人の一番弟子であり、兄弟子でもあるフリード・セルゼンです」

 

「という事でご紹介に上がりましたー。俺っちフリード・セルゼンです!まぁ気安くフリードちゃんと呼んでくれやアヒャヒャヒャヒャ!一応言っとくけど冗談だかんな?ちゃん付け」

 

2人とも私達のテンションについていけなくてもポカーンとしてました。

そこまで変ですかね?このテンション?



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27話

イヤッホー!ジャックが来たー!
十連して死んだから来ないと思ってたら単発で来てくれた!

あっあと邪ンヌ使ってる作者の名前があったら自分ですんで機会があったらよろしくお願いします


あの後バイサーさんとイッセーが軽くフリードに自己紹介をして、何か面白そうだからということでフリードもついていくことになり、今ではすっかり皆さんとも仲が良くなりました。

 

まぁそんなこんなで街をぶらぶらとだべりながら探索するのですがここでイッセーが何かに気づいたみたいです。

 

「ん?あれって」

 

そう言って指した指先にはオロオロしている西洋系のシスター。

 

道行く人に何かを語りかけているけれど言語が英語なせいかすまない、と言って過ぎ去ってしまう人ばかりであった。

 

「珍しいですね。シスターがいるなんて?でもここって教会とかは有りませんしねー?あったとしても廃教会、ん?廃教会?何か今のに関連する奴がありましたよねー?まさかドーナシークさんが言ってたシスター??いやまさかねぇ?」

 

確信はないのですが何かそれっぽい気がしますね。まぁ間違ってたら恥ずかしいですし確信を得るまで黙っときますかね。

 

「なぁーミリスちゃーん?考え事してるうちにイッセー少年の行っちゃったよん?」

 

はい!?女性恐怖症はどうしたァイッセー!?

 

何かオルタと混じった様な大声を出す私

 

そんな私をほっておいてイッセーからのコメントは

 

「いや確かに今も震えがやばいんだけど、」

 

「でも困ってるのに自分の事情だけで見過ごすのも違うだろ?」

 

「くそぅ言ってる事はカッコイイですがイッセー。あなたは英語できるんですか!」

 

「いや出来ないんだけど、何故か日本語に聞こえるから大丈夫だと思う」

 

あっそういえば元々悪魔の駒って、翻訳機能がありましたね。

確かお爺様が、こんな便利な機能を消す訳にはいかんのぉ?とか言ってましたね。

 

あぁもう!考え事してる間にもう打ち解けてますし!

 

何ですかもう!イッセーのコミュ力はどうなってるんですか!

 

今さらダメって言えないじゃないですかー。あのこちらを信頼しているキラキラとした目で見られたら断れないじゃないですかー。

 

 

 

 

______________________

 

 

 

まぁ結局、私も仲良くなってしまったんですけどね?

 

それにしてもいい子でしたよ、あの修道女、アーシア・アルジェントさんは。

 

いやもうなんかですね?アレなんですよ。あの妹のように見えてしまいましてね?一つ一つの動作が可愛く見えましてね〜?何も無いところで転んだり、お話をすると笑顔で返事してくれましてね!もうかわいい!って思いまして、接してたら、その結果仲良くなりましたよ。ちくしょうかわいい。

 

そういえば一応、フリードも元カトリックの裏側の祓魔師(エクソシスト)な訳なんですが、アーシアとは知り合いでも何でもないそうです。

 

それにしてもフリードが来た理由がちょっと気になりますね。

確か堕天使がちょっとした儀式するから、雇われ傭兵みたいな事しろってさ、と言ってたがドーナシークさんの件もありますし、気になりますね。

 

さてはてどうなる事やら?



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28話

さて少し遅れまして申し訳有りません。
遅れた理由としては決してfategoのイベントで忙しかった訳ではありません。本当に。やっべえよ!邪ンタリリィが可愛いよとか何やってんの天草ァ!?とか思ってたりしません。

結論邪ンタリリィは可愛かった。

あと十連は爆死しました。イシュタル来なかったよ。


あの後アーシアが向かっていた協会へ送ったのはいいんですけど、案の定、ドーナシークさんと出会った廃教会でした。そういえばバイサーさんも嫌そうな顔をしながらでしたが、着いてきてくれまして、一緒にアーシアを見送ってました。

 

そういえばバイサーさんを見た、ドーナシークさんが固まってましたが、一体どうしたんでしょう?

 

まさか一目惚れでもしたんでしょうか?

 

ハッハッハッハ!まさかそんな少女マンガ的なことは起こりませんよねー!

 

起こりませんよね?

 

いやでも、あの顔は何かそれっぽい顔だったような?

 

うーん考えても埒がありませんね。さて、それはともかくドーナシークさんに呼ばれましたし、さっさと行きましょうかね?

 

 

_____________________

 

「さて、呼んだ理由は分かっているよな?」

 

「ええ、分かってますよドーナシークさん。やっぱりアーシアの事でしょう?」

 

「そのとおり。まさかアーシアが迷子になって、君たちの世話になっているとは思わなかったがな。」

 

「それであの子が件の子ですか?」

 

「あぁ。あの子が魔女と呼ばれていた子だ」

 

そう言うドーナシークさんの顔は眉根を寄せ、その言葉を出すのが嫌だという事が分かる程の面持ちでした。

 

「なぁ、龍のお嬢さん。あの子は、アーシアは魔女と呼ばれるほどの人間だったか?」

 

「全然。転んで泣いた子を見て、見て見ぬ振りを出来ず駆け寄って行く。無情にも非情にも見過ごす事も出来ない。むしろ優しすぎると思うほどいい子でした」

 

「そうだろう?そうだろう!あの子はいい子だ。怪我した悪魔を、神器を持って怪我を癒しただけなのに、周りから魔女扱い!」

 

「あの子の何処が魔女だと言うのだ!?ただ怪我した悪魔を見過ごせずに、怪我を癒しただけじゃないか!!そんな心優しい子を魔女だと!?巫山戯るなッ!あの子を魔女と言って罵る奴らの方が、魔女であろうがッ!!」

 

ドーナシークさんはそう言い切り、その場は沈黙が流れました。

 

その状態から最初に口を切ったのはドーナシークさんでした。

 

「すまない。すこし、いや、かなり頭に血が登っていたようだ」

 

「彼女はただ怪我を治しただけなんだ」

 

「治した相手が悪かった」

 

「悪魔を癒してしまったばかりに、彼女は魔女扱い」

 

「何がいけないのだ?ただ彼女は怪我を治しただけなのに、何故それは悪だ、悪い事なんだと言われなければならない?」

 

「あの子は優しすぎる」

 

「自分が周りから罵られても、笑みを絶やさず過ごして来た彼女を誰が救う?」

 

「私が出来るのは、忌々しい魔女という枷から解き放つ事だけ」

 

「後は、彼女次第だが、しかし彼女は彼女なりの幸せを見つけたようだ」

 

そう言って、今も笑顔でイッセー達と話し続けるアーシアの姿を見るドーナシークさん。

 

 

「だから任せたぞミリス・ミラルーツ」

 

「もし、もしもだ、お前が彼女を不幸にするような事をすれば」

 

「私は命を懸けて、お前を殺しにゆく」

 

「勝てなくても、殺すことが出来なくても、私はお前を殺りに行くぞ?」

 

そう言い切ったドーナシークさんの顔は想いの籠った眼で睨んでいました。

 

 

 

 

あぁアーシアは幸せ者ですね。ここまで貴方の事を想ってくれる人が居る。

 

ならば私はこの想いに答えなければいけない。

 

彼女を、いえ彼女なりの生き方を最大限に支えたいと、私は思う。

 

「了解ですドーナシークさん。我が名を賭けて、私は持てる力を全て使って彼女の人生を支えましょう」

 

その言葉を聞き、息を吐きながら全身の力を抜くドーナシークさん。

 

少しの間を開けてから言いました。

 

「そうか。それならいい。君が自身の名を賭けるほどの意思を見せてくれただけで十分だ。彼女の事をよろしくお願いします。」

 

そう言って私にお辞儀をしるドーナシークさん。

 

そして、再び顔を上げた時はとても安らかな顔をしていました。

 

 



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29話

あぁイベントが終わってしまう。
皆様、イベントはどうでした?
私は邪ンヌリリィ回収終わったから今はくつ下集めです終わる時間まで。

でも学校だァァァァ!


あの後ドーナシークさんとの会話も終わり、さて帰ろうということになりました。

 

でも帰り際にドーナシークさんがイッセーに謝ってたりもしてましたね。

後でイッセーに話を聞くと、

 

「すまない。あちらのお嬢さんから聞いたのだが、私の同族が、君に死なせる思いをさせてしまった。本当にすまない。」

 

と言って謝ってきたそうです。

 

でもイッセーは、いやいやいやいや!アンタは悪くねぇよって、言って否定したそうですが。

 

いやはやドーナシークさんも何らかの罪悪感を感じたみたいですね。

 

そんな事もありながら、アーシアを無事送るのも終わり、イッセーと別れて(フリードは着いてきた)、そのまま家に帰って。日々の平和(領主(笑)が睨まなければ)な学校生活を楽しみながらはや数日。

 

現在私はアーシアとお出かけをしています。

 

いや違うんですよ?決して先にイッセーがアーシアとお出かけしたから羨ましくなって、会ったとかじゃないですからね?

 

いやほらアレですよ。これから先、一緒に暮らす仲になる訳ですし、もっと親睦を深めたいな〜?とか思いまして。アーシアとお出かけするとかずるいとか思ってませんから。思ってませんから!?

 

まぁそんな感じで、一緒にお出かけ中何ですけど。

アーシアが話す内容がイッセーの話ばっかですね〜まさか惚れました?

 

ちょっと質問してみましょうかね〜?

 

ニヤニヤしそうなのを内面だけに止めながら、小さな口でリスのようにハンバーガーを食べるアーシアに質問します。

 

「ねぇアーシア?」

 

「もきゅもきゅ?何ですかミリスさん?」

 

「アーシアは、さっきからイッセーの話しかしていないのですが、……惚れました?」

 

その言葉に吹き出すアーシア。

 

だけど偉いですよ。ちゃんと口の中の物は出てきてないんですから。

かわりに咳込んでますけど。

 

ある程度咳込みも落ち着き、顔を真っ赤にさせながらこちらを睨んでくるアーシア。

 

だが迫力が無い。むしろ可愛い。今すぐに抱き着いて撫で回したくなる程可愛い。

 

そんな感じでにらめっこしてたら更に真っ赤にして、口論をしてきました。

 

「だ、だ、だ誰が、イ、イ、イイッセーさんに惚れた!ですか!!」

 

「アーシア?流石に動揺は隠しましょう?モロバレですよ?」

 

「二ャぁぁぁぁぁ!」

 

あら?猫みたいな声上げて全身真っ赤になっちゃいました。可愛い。

そんなアーシアを見つめながら数分経ったぐらいで何とか回復したみたいです。

 

回復したアーシアが最初に言ったのは。

 

「ダメなんですか?」

 

「?」

 

「私がイッセーさんを好きになってはダメなんですか?」

 

「確かに私の中にある気持ちが何なのかわかりませんが、それでも誰かを好きになってはいけないのですか……?」

 

ほーんなるほどなるほど。私が言った言葉を勘違いしてますね。

 

「アーシア。私は一言も好きになってはいけないと、言った覚えはありませんよ?」

 

「むしろ私は応援しますよ?」

 

「え?」

 

「イッセーの反応を見る限りには、そこまで嫌っているわけでも無いみたいですし。むしろ好意的に感じますけどねぇ〜?」

 

「んで、どうしますかアーシア?ここで諦めるか、それとも自分の感情を理解するか、二つに一つです」

 

「私は、」

 

「私は諦めたくない‥‥‥です」

 

「よろしい。ならば貴女にはこの駒を、と言いたいところですが、今手元に無いんですよねー?あの駒」

 

「ふぇ?」

 

「いやいやコチラの話ですよ?いずれは話すので待ってくださいねー?」

 

「あぁ、はい?」

 

まぁそんな感じで有耶無耶にしながらお出かけも終わり、アーシアをあの教会に送って帰ったのですが。

 

まさか近いうちに最悪な再開をするとは、この時の私は思ってもいませんでした。



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30話

遅れましたm(_ _)m
何とかfategoの6章7章の攻略をしてたもんで書く暇がなかったていう現状
だけどやっとクリアしましたからね。何とか魔神柱共をコロコロしに行くことが出来るぜ。

7章よりも6章の方がキツイってどういうことなの?


ふっふっふーう、のふう。いやーなかなか良かったですね〜新約10巻は。

 

ボスラッシュになるとは知ってましたが最後はああなるとは思いませんでしたねー。そしてやっぱりいい話でした。

 

ちくしょうめ。あの作者、女神さまをデレさせるとか最高ですねほんと!

 

そんな風に上機嫌で読み終わった本に想いを走らせていたら、誰かから電話が掛かってきました。

 

誰だろうと思いながら携帯の画面を見ると、イッセーからでした。

 

そういえば、一応何かあった時用に連絡先を交換してましたね。

 

そう思いながら電話に出ると切羽詰まった様子で言ってきました。

 

「唐突で悪いけどアーシアが()()()()!」

 

その言葉に私は眉を寄せました。

 

 

 

_____________________

 

 

あっどうも皆さんイッセーです。

 

最近出番がないような気がしますが、まぁきっと気のせいでしょう。

 

そんなこんなで帰宅途中なんですが、最近学校での扱いがひどい件について聞いてくれませんか?

 

まず自分の女友達からは

 

「アンタ最近どうしたの?いつもの変態行動はどうした!?アンタとか元浜とか松田とかがらりと変わって逆に怖いんですけどぉ!?変態はどぉぉしたぁぁぁ!?」

 

って叫ばれた。解せぬ

いや違うよ?ちゃんと性欲はあるよ。ただ2次であっても3次であっても、女性を見てたら震えが止まんなくなってくるというかなんというか、そういった感じでできないんだよなぁ。

 

あと女友達は女として見てないから大丈夫だった。

 

とそんなことを考えながら帰っていたら上空から誰かが降りてきた。

 

上空から降りてきた??

 

若干その事に困惑していると降りてきた人が話しかけてきた。

 

「見たことがあると思ったら、君だったか少年」

 

「ごめんなさいごめんなさい謝りますから謝りますから命だけはご勘弁を!!」

 

そして俺は相手が話しかけてきたと同時に光速的な速さで土下座に瞬時に移行するぜ!だって上から降ってくる人なんてろくな事が起きないだろうし

 

相手の顔が見えないけど、絶対困惑しているなと思った。

 

てかさっきの声聞いたことあるような?

 

「とりあえず少年。土下座をするのはやめようか」

 

その言葉を聞いてとりあえず土下座をやめて改めて相手の顔を見るとドーナシークのオッサンだった。

 

「あっ何だドーナシークのオッサンじゃないですか。人騒がせな人ですなー」

 

「いやそれについては君が勝手に、イヤよそう今は時間が惜しい」

 

「?」

 

「すまないが彼女の連絡先を知っているか?ほら龍のお嬢さんのだ」

 

「ていうと、ミリスさんのッすか?一応交換はしていますけど、?」

 

「よろしい。今すぐこのメモの内容を彼女に伝えてくれ」

 

そう言って懐から一枚のメモを取り出し俺に渡してくる。

 

「このメモが一体なんだって言うんだよ」

 

「内容を見ればわかる。今の現状を簡潔的言うとアーシアが危険な状態にある」

 

「!」

 

「私が居ない間にあのクソアマが戻ってきて、終わったと思っていたあの計画が再び実行されようとしている」

 

「この計画が完成したら、絶対にアーシアは死ぬ」

 

「私はなんとしてもこの計画を潰さなければならない」

 

「だが私1人では無理だろう」

 

「だから頼む。お前達の力を貸してくれ」

 

「私は今から時間を稼ぎに行く」

 

「だから任せたぞ少年!!」

 

そう言ってドーナシークのオッサンは一瞬で自身の最高速度まで加速し飛び立っていった。

 

俺はそれを見届けたあと、内心に怒りとよく分からないモヤモヤ感じながら、携帯を出して連絡する事を始めた。




あと少しで戦闘だ!さてちゃんと書けるかな戦闘描写?


どうでもいいけどfategoのID載せときますね
雑魚ですがそれでも良かったらどうぞ
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31話

今日がソロモンコロコロする日だから投稿
魔神柱共もコロコロしちゃいましょう

という事でキングハサンの実装をはよ


アーシアが攫われたと言われ、その内容を詳しくイッセーから聞かせてもらいました。

 

「ふむふむ、分かりましたイッセー。ではすぐに準備してドーナシークさんのところに向かいます」

 

「あぁ分かったじゃあ俺も」

 

「ダメです」

 

「は?今なんて言ったミリスさん?」

 

「ダメと言いました」

 

「何でだ!何でだよ!?」

 

「何故?決まっています。イッセー、貴方は弱いからですよ?」

 

「!」

 

「そんな貴方を堕天使の所に行かせるなんて死に行かせるようなものですからね。大丈夫です。私が必ず連れて帰りますから。」

 

「そう、か」

 

「えぇ」

 

「でもなぁミリスさん。俺はさ友達を見捨てることなんて出来ねんだよ……!」

 

「ほぉ言いますね。貴方程度で何が出来ると?」

 

「何が出来る出来ないの問題じゃねぇんだよ!俺が助けたいと思ってんだよッ!!独善だろうがアーシアを助けたいって思ってんだよッ!!」

 

「ふーんあっそうですか。ならば前に行った廃教会に行きなさい。そこで貴方がくたばろうとも死のうとも私は知りませんから」

 

「サンキューなミリスさん!」

 

切られました。普通そこは文句を言うのかと思ってたらまさか感謝の言葉ですか。

 

フフ

 

あぁもう最ッ高ですねイッセー!ここまで私に啖呵を切ったんですから、ちゃんとアーシアを助け出してくださいよ王子様?

 

さて私も行きましょうかね。一応冷静に努めてますが実際は怒り狂いそうです。全て燃やし尽くしたいほど。

 

あの堕天使達には私の怒りを思い知ってもらいましょうか。

 

 

 

_____________________

 

 

『小僧聞こえているか?』

 

廃教会に向かう道中、度々夢の中に現れてはスパルタ軍も真っ青になるであろう修行をしてくる龍のリオレウスが念話で話しかけてくる。

 

「あぁ聞こえてるぜリオレウス」

 

『前に言ったと思うが、人としての側面を出すには人としての自分を強く思い浮かべろと言ったよな?』

 

「あぁ」

 

『今度はそれの逆だ。龍としての側面を出すなら龍としての自分を強く思い浮かべろ』

 

「分かった」

リオレウスの言葉で龍としての自分を強く思い浮かべる。

 

俺にとっての龍は、やはりリオレウスの姿を思い出す。

 

その姿を強く思い浮かべる。

 

思い浮かべていくと次第に体のリミッターが外れるような感覚があった。

 

『素晴らしいな。魔力容量はクソだが、こういった面では素質を感じるな』

 

「ありがとよ。んで?今の俺はどんぐらいの強さなんだ?」

 

『そうだな、前会った鴉よりは十分に強いぞ?』

 

「って言うとドーナシークのオッサンより強いって訳か。」

 

『だからといって油断するなよ小僧?慢心すれば強者であっても足下掬われるぞ?』

 

「分かってるよリオレウス。油断も慢心もしねーよ」

 

『であればいいが』

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ、フゥ、着いたな」

 

『みたいだな。気をつけろよ小僧。これから先は戦場だ。攻撃したくない等の甘えたことを抜かすなよ?もしそんな事を抜かせば、殺してやるよ』

 

「ざけんな。そこまで楽観視できねーよ。ミリスさんにあんだけ啖呵切ったんだ。絶対にアーシアを助ける」

 

『ならば良し。では行こうか。楽しい愉しい戦闘の時間だ』

 

そして俺は、リオレウスが言うのと同時に廃教会の扉を開けた




ここのイッセーは若干某そげぶの人を意識してます


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32話

新年あけましておめでとうございます。
今年もこの駄文を頑張って書きますので長く某青いタヌキみたいに温かい目で見て貰えると嬉しいです。




廃教会に入って最初に目に付いたのは、前と同じボロボロの部屋。そして椅子に座っている白髪の神父。

 

いやあれは、

 

「ん〜?誰かと思ったらイッセー少年じゃないですか」

 

「フリード、?」

 

「はいそうでーす!!みんな大好きフリードお兄さんですよ~?」

 

「何でアンタが此処に!?」

 

「そらぁオレっちがここの門番だからに決まってるでしょーがッ!」

 

「クソッ!やるしかないのか!?」

 

「そうさ!戦え!と言いたいけれども実際は形だけだからなぁー通ってもいいよ?」

 

「へっ?」

 

「だからぁー通って良いつったんだよイッセー」

 

えっ?唐突すぎて全然意味がわかんねぇ。

 

つまりこういうことか?

 

実際お飾りだから通って良いよって意味なのかコレ?

 

「なに困惑してんだ少年?さっさ行けよ。オレっちはここでやられたって事にしとくからさ〜」

 

うぇぇぇ?いや、戦う雰囲気だったから気を引き締めてたんだけどなぁ?まさかあっちから引いてくるとは思わなかった。

 

そんな事考えてたらフリードが話してきた。

 

「実際はオレっちだけでもアーシアたんを助けれんだけどねぇ」

 

「オレっちにこのスパイ紛いのことをしろって言ったクライアントがねぇ?手を出すなって言ってきたからなー、助けに入る事が出来ねぇんだよ」

 

「正直言ってイッセーが来てくれたのは嬉しいぜ。クライアントからのオーダー破ったらオレっちコロコロされちまうからねぇ?アレよ渡りに船ってやつだっけ?」

 

「だから任せんぜ?イッセー」

 

「あーあと前会った堕天使のオッサンが足止めをしてる」

 

「だがはっきり言って、あのオッサンじゃレイナーレのクソアマビッチには敵わない」

 

「さっさ行かねぇーとオッサンもアーシアたんも死んじまうぞ?」

 

その言葉を聞いて俺はすぐさま走り出した。

 

「場所はそこの隠し地下階段だ。頑張れよイッセー」

 

「分かった。任せろフリード!!」

 

そして俺は隠して合った階段を急いで下っていった。

 

 

 

そして一人になったフリードはこう呟く。

 

「さてと、オレっちはお前の邪魔をしそうな悪魔くんでも通せんぼしとこうかねぇー?」

 

 

 

 

 

 

 

階段を下っていくほど生臭い鉄のような臭いが強くなっていく。

臭いが強くなる程、身体が強ばるのを感じる。

 

『落ち着け小僧、今ここで力むな。力んでもただ虚しく空振るだけだ。今は腹に溜めとけ』

 

(分かってる。分かってるけど、!)

 

「それでも、!収まらねんだよ……!!」

 

『ふん、まぁいい。もうそろそろ着くぞ。鴉の気配を感じる。それと同時に血の臭いもな。おそらくあの男の方の鴉は殺られただろうな』

 

ブツリとした音が聞こえた。

 

自分の口を噛みきった音だった。

 

口の中が血の味で充満する。

 

だがそれもどうも思わない。

 

ただ俺が今やるべき事は痛みに喚くのではなく、一刻も早くアーシア達を助け出すこと。

 

ただそれだけだ

 

 

とうとう着いた。地下室らしきものの扉に

 

覚悟は決めた。なら後は扉を開け、夕麻ちゃんいやレイナーレをぶっ飛ばすだけだ。

 

そう思い扉を開けた。




そういえば夜中2時ぐらいに単発引きまくってたら武蔵ちゃんじゃなくてアルテラさんが来てくれた。(っ'ヮ'c)イヤッホォォォォイイ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

まさかこれが運営からのお年玉?

やはり正月のお年玉は良い文明!


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33話

そういえば何気にお気に入りに追加している人が300人越えたんだよね
20人や30人で死にかけてたあの時が懐かしいわぁ(顔からエクトプラズム)0(:3 _ )~(°д°)


扉を開け、最初に感じたのは噎せ返る様に濃密な血の臭い。そして女の甲高い笑い声。

 

血の臭いの発生源である血だまりは、壁を沿って流れていてソレを辿ると、今も全身を光の何かで壁に磔にされ血を流し左腕の無いドーナシークのオッサンが姿があった。

向かい側にはそれを笑いながら見ているレイナーレの姿もあった。

 

(クソッタレが……!)

さらに体に力が入る。

 

「アッハッハッハッハッ!!ねぇドーナシーク?あなたが私に勝てるとでも思ってたの?私達の中じゃ一番弱かったのに?」

 

「そうだからと言って、逃げるのは違う話であろうが」

 

「あっそ。私にとってはそんなのどうでもいいし、さっさとトドメとでもいきましょうか」

 

レイナーレはそう言って掌から光の槍の様なものをを作り、それをドーナシークのオッサンに投げた。

 

だけど光の槍がオッサンに刺さることは無かった。何故ならその前に俺が槍をぶん殴って壊したから。

その結果、ちょっと手が痛いけど

 

『馬鹿か貴様?魔力すら纏わせてない拳で殴ればそうなるだろうよ。俺の鱗がなければ貴様の手は無くなっているぞ?』

 

それを言われると何も言えねぇ。

いやだって仕方ないじゃん?勝手に体が動いちゃったんだし。

まっでもあっちも驚いてるみたいだけどな

 

「うそ、?貴方はいち、?いや違うわね。あなた、一体誰なのかしら?」

 

おいおいまだ一ヶ月も経ってねぇーんだけどなー?まさか忘れられてるとは

 

「まさか忘れちゃったのかよ夕麻ちゃん?いやレイナーレって言った方がいいのか?」

 

「あぁー思い出したわ。あなたイッセー君ね?何かしらまた死にに来たのかしら?」

 

「な訳あるかよ。俺はただアーシアを助けに来た。そのついでにお前をぶっ飛ばす。ただそれだけだ」

 

「……この声は、少年……か?」

 

「オッサン!?まだ生きてたのか!?」

 

壁に磔にされているドーナシークのオッサンから話し掛けられたから安心すると共にびっくりした。

 

「勝手に……殺すな少年」

 

「イヤでもアンタ今磔じゃねーか!今のアンタじゃ喋るだけでも辛いだろ!?」

 

「そうだが、すまない。時間を稼ぐと言っておきながらこの体たらくだ」

 

「充分だよオッサン!ミリスさんも呼んだ、あと少しで来るから安心して待ってくれ!」

 

「アーシア……はあの奥の十字架に磔られている」

 

「分かった。必ず助ける」

 

「そうか……では任せる……私は少し…休ませてもらおう」

 

そう言って目を閉じるオッサン。見た感じでは死んでいるように見えるが、まだ生きてる。でもそれ時間の問題。

 

さっさとあの光の槍を脱いて手当てをしねーと。

 

だけどその前にあの女が居るとそれすら出来なさそうだな。

 

「で?面白そうだから待っててあげたけど、アレでおしまい?だとしたらすっごくつまんないだけど、どうしてくれんのよアナタ?」

 

「知るかよそんなこと。今は時間が惜しい。オッサンやアーシアが心配なんだ、さっさと終わらせるぞ」

 

「あ"ぁ?」

 

俺が言った言葉に勘でも触ったのか怒り始めるレイナーレ。

 

「テメェみたいな堕天使よりも下等な人間風情が生意気言ってんじゃないわよ!!」

 

そう言って新たに作り出した光の槍を片手に突っ込んで来るレイナーレ。

 

それを前にしても不思議と冷静にいられた。

 

「リオレウス」

 

『なんだ小僧』

 

「お前の力を貸してくれ」

 

「今俺の前にいる敵を倒す、お前の、龍の力を貸してくれ!!」

 

『なるほどいいだろう小僧ッ!!我が力を貸してやろう!』

 

『夢での訓練を思い出せ小僧!そして見せてみろ!お前の力って奴を!!』

 

「分かったァッ!!」

 

「『今現すはは空の王の翼にして剣』」

 

「『我が敵を切り伏せし炎の大剣』」

 

「『今こそいでよ!』」

 

「『炎剣リオレウス!!』」

 

そして一誠を中心に炎が包み込んだ



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34話

いつも思う。

なんで蛮神の心臓金曜だけなの‥‥‥?と


あと勝手ながらミリスの設定を変えて、外見をマリーからジャンヌに変えました。こっちの方がしっくりきたからです。


一方のその頃

 

さて準備してから家を出たのはいいですがどうしましょうか?

正直に言って私自体の戦闘能力は中級悪魔と同等ですが、レイナーレを見た限り大したことは無かったですね。せめてお師匠様ぐらいとは言いませんからクック先生レベルでしたらまだ良かったのに。じゃないと思う存分サンドバッグに出来ないじゃないですか。

おっと今の思考はオルタ寄りですね。いけないいけない。いや、でもおもっいきりこの感情を発散させたいですし、それに呼ぶ条件も成立してますから、大盤振る舞いというレベル超えてますがあの方でもお呼びしましょうかねぇ?

それにしてもドーナシークさん以外の堕天使達一体どうしましょうか?

 

そんな事を考えながらナズチさんに乗って、能力を使って貰いながら飛ぶこと数分。

 

目的の廃教会に着くという直前にあるものを見つけて止まりました。

 

私が見たものは茶色の髪の男と黒の髪の堕天使、金髪のちっちゃい堕天使が話し合っている光景。

 

その光景はどう考えてもおかしかった。

 

何故なら

 

話し合っている男の姿は後ろ姿で顔は見えなかったが、その気配は悪魔だったから。

 

(有り得ない。)

 

(悪魔と堕天使が馴れ合うなんて考えれない。まだ総督とか頭が少しイってる方なら分かりますが、あの計画を賛同する連中が悪魔と馴れ合うのはありえないに等しい)

 

(さてどうしたものか)

 

(既に総督には連絡して、出来る限り生かして連れてくるようにと言われましたし、少しお話でもしましょうかねぇ?)

 

「という事でナズチさん。あの堕天使達がいる所に飛んでください」

 

(了解だ)

 

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

炎が一誠を包む

 

しかし焼け付くような熱は感じない。むしろどこか安心できる暖かさがあった。

 

そして炎が消えた時姿を現す。

 

炎から出てきた一誠の姿は変わり、その髪は茶色の髪から燃えるような赤い髪に変わり、その眼は蒼くなり、赤を主調と龍の鱗が使われた籠手とまるで龍の翼のような赤い大剣を持っていた。

 

「待たせたなレイナーレ。じゃあ始めようか」

 

「何なのよ何なのよ一体何なのよ!!」

 

「何なのかって言われるとただの龍だよ」

 

「この人間風情がァッ!」

 

そう言って光の槍を振るうが両手で握った大剣で止める。そのまま鍔迫り合いなりながら一誠は語る。

 

「俺はさ、実際は戦いたくねぇんだよ。痛いのやだし怖いから」

 

「何を!」

 

「だからさ、戦うの止めない?確かに俺はアンタに一度殺されかけた」

 

「でもさ、そのお陰でアーシアとかミリスさんとかドーナシークのオッサンとかフリードとかに会えたんだ」

 

「デートの最後は嫌な思い出だけどアンタのことは恨んでねぇんだ」

 

「だからやめようぜ?オッサンとかアーシアも多分謝れば今なら許してくれるかも知れない。許してくれ無くても俺も一緒に謝るからさ。なっ?」

 

「あっそ。そんな事どうでもいいわ。私の心はあの人だけの物なのだから」

 

「あっちゃ〜やっぱだよなー。じゃあ仕方ねぇ。俺はアンタに止めてアーシアとオッサンを助ける」

 

 

「やれるものならやってみなさい!!」

 

そして2人は鍔迫り合いから一旦離れそして再び激突する。それぞれの想いを持って。



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35話

最近何故かACFFっていうゲームにハマった。2004年のゲームなんだけどなぁー?恐るべしフロム!


「ハァッ!」

 

光が振るわれる

 

「はッ!」

 

それを赤が受け止める

 

光が袈裟斬りをすれば赤は大剣を切り上げて止める。

 

槍を飛ばせば弾き、槍を持って突進をすれば受け流し、出鱈目に振れば捌くか避けられる。

 

「アナタ巫山戯てるの!?」

 

「?巫山戯てるって何が?」

 

「じゃあなぜ一度も攻撃してこないのかしら!?」

 

「うーんまぁそれは秘密っていうことで」

 

「ッ!!巫山戯るじゃ無いわよォォォォォォッ!!」

 

「この人間如きが私にナメたことをしやがってブチ殺してやる!!」

 

そう言って空を飛び、レイナーレは力を溜め、巨大な光の槍を作る。

 

「これを喰らえばアナタなんて1発でしょうねぇ!」

 

「私をナメたこと後悔するがいいッ!!」

 

 

 

 

巨大な光の槍が飛んでくるというのに不思議と心の中は穏やかだった。

 

「なぁリオレウス」

 

『どうした小僧』

 

「あの程度の攻撃さ、ぶっ飛ばせるよな?」

 

『同然だとも。小僧、俺を何だと思ってる。俺は空の王者リオレウスなり!この程度の技では(一誠)を倒す事は出来ん!』

 

「だよなぁ!ならこの程度乗り越えて見せなくて何が龍か!ならば見せてやろうぜ俺達の力を!」

 

『応とも!』

 

「いくぞ。これが今出せる全力だ!」

 

そう言って大剣を居合切りをするように刃を下にして構える。

 

そして一誠自身の魔力が体内で駆け巡る。

だが大して無い魔力量。即座に龍の心臓によって魔力が作り出される。

その作り出された魔力は体外に放出され、その魔力は属性を持って吐き出される。

その属性は炎

炎がとめどなく出てきており大剣だけではなく全身に纏うほど溢れてくる。

そしてその炎を大剣に集中させる。

出来たのは今にも爆発しそうな程集められた炎。

そしてそれを振るう腕に力が入る。

 

「さて今から見せるのは龍の炎だ!正直言って手加減なんて出来ねぇからちょっとばかし熱いぞ!」

 

「火竜、豪炎!!!」

 

今にも爆発しそうな程の炎を大剣で、こちらに向かってくる光の槍にぶつけるように振るう。

 

振るわれた大剣。そして飛ぶ斬撃と斬撃に纏わり付く炎。それらが槍とぶつかり、ドゴォォォォォォォンッッッ!!!という上の廃教会を壊すのではないかと思うほどの大轟音と共に大爆発を起こした。

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

ドゴォォォォォォォンッッッ!!!

 

ッ!?今の音は廃教会から!?

 

チッ!これでは時間をかけていられませんね。

 

「こちらも急いでるんです。さっさと話してくれると嬉しいんですけど堕天使のお二人?」

 

「うぁぁぁ、?」

 

「……ぁ……ぅぇ?」

 

「その姿では話せないとかは無しですよ?さてキリキリと喋ってもらいましょうか?」

 

そう言って話しかける堕天使達の姿はどちらも腹を、脇腹を、杭で刺され、両腕を広げる様に杭で刺され、まるで十字架の様に立たされていた。

 

それでいて、その時の堕天使に話かける私はきっと、全てを嘲笑うかのような卑しい顔だったのでしょう



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36話

そういえば現在のミリスの格好は第三再臨した邪ンヌの髪が短くて鎧が全体的に燃え上がるような程赤くなっている姿です

あと裏でもこんな事があったよーっていうちょっとした幕間の物語も出しました


どうして堕天使達が呻いているのかというと

 

何をしていたのか、誰と会っていたのかを聞いても何も答えなかったから、時間も惜しいですし、さっさと吐いてもらおうと思いまして、ただ憤怒の龍をこの身に宿して、ちょろっと拷問しただけですよ?

 

それが今の現状です

 

 

 

 

 

 

 

 

今も尚呻いてる堕天使達

 

それを卑しく笑う私。

 

「あぁこんなのは私では無い。これはどちらかというと(オルタ)の役目でしょうが、だけどこれを私がやるのもまたいいものですね」

 

 

「それで?吐く気になりましたか?」

 

「「……………」」

 

「だんまりですか……まぁいいでしょうならさっさと死んでください」

 

「さぁ首を斬りましょう。おさらばです」

 

そう言ってミリスは手に持った赤黒い西洋剣を堕天使の首を目掛けて横に大雑把に振る。

 

振るった剣はブレること無く首にあたり、その剣は肉を焦がす様な音を立てながら首を跳ね飛ばす。

 

飛んだ首と胴体から血が出ない。斬られた断面は燃やされて炭と化した。

 

そのままどさりと落ちる首。

 

「ミッテルトォォォオォォッ!!!?」

 

「あら?喋る元気はまだ合ったんですね?片方がもう使えなくなりましたし、アナタは喋りますよね?こうなりたくなければ?」

 

「ヒッ!」

 

「あらあらそんなに震えてしまって可哀想ですね?あたかもバケモノに襲われたように震えてしまって」

 

「まぁそれはどうでも良いですが、で?結局喋るんですか?喋らないんですか?言うならさっさと言ってください。こちらには時間が無いんですから」

 

「 」

 

「チッ!気絶しましたか。腹が立ちますね。こいつも首切ってあげましょうか?まぁいいでしょう無意味ですからね。これはうたかたの夢。そう、一時の夢なのですから」

 

 

「さて行きますか。さっさと行ってイッセーの加勢をしなければ」

 

そう思ってるのに

 

「何故こんなにも頭が痛いノ?」

 

頭が割れそう。頭の中で鐘が鳴る。思いっきり殴るように頭の中で鳴り響く。吐気がする。イタイイタイイタイイタイイタイイタイ頭がいたい。

 

『流石に無理しすぎだよ(わたし)

 

う、ぁ、オル、タ?

 

『さっきのアレ(拷問)はアタシの分野だ。いくら幻術とはいえ、一般の感性持つ奴があんなのやって気が狂わない訳が無い。誰かを殺すなんて事を忌避感を持たない奴はいない』

 

『あとはアタシがやっとくから、今は休んどきな』

 

あ、あぁ、うん。まかせた

 

『りょーかいゆっくりおやすみ』

 

 

「さて行きますかな」

 

「それにしてもホンットバカだよね(わたし)

 

「アンタがあーゆーこと出来ないのに、無理矢理したから若干気が狂いかけてんじゃん」

 

「あっその前にコイツら縛っとくか」

 

そう言ってオルタが見る先には何の傷もなく、ただ気絶しているだけの先の堕天使二人組がいた。

 

「運が良いよなコイツら。アタシだったら殺すんだけどなー。ていうか今でもコロシタイ」

 

「でも殺ったら殺ったで後が怖いからなー」

 

そうブツブツ言いながら懐から取り出したとある毒怪鳥を食べる毒蜘蛛から取れた糸で縛っていくオルタ。

 

「さて終了っと!」

 

「そんじゃま行きますかね!」

 

そう言って走り出し廃教会へ向かう。

 



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37話

やっべぇ雪がすごい。
今年も九州に雪が振りました。クソ寒いですチクショウ!

とりあえず腹いせにFgoで十連するか。今度こそ当たれよ謎のセーラーX……!


その頃一誠は

息を切らして大剣を杖のように使いながらも気を緩めないでいた。

 

先の爆発で耳と目を少し使えないためである。しかしそれも少し時間が経てば治っていった。

 

「はぁ……はぁ……何とかなったかな?」

 

そしてある程度戻った視界には大の字で気絶しているレイナーレの姿があり、少し息を吐いた。

 

「見た感じ気絶してるっぽいな」

 

『いやあれは完全に気絶している。無視して構わんだろう』

 

「そうなのか?」

 

『ああ。だからさっさとあの小娘と鴉を助けてやったらどうだ?』

 

「ああ!そうだった!気ィ抜き過ぎてすっかり忘れてた!」

 

『小僧。お前そんなんで大丈夫なのか?』

 

そんなやり取りもしながら持っていた大剣を消して(燃え上がる様に消えた)から奥で十字架に磔にされていたアーシアを縛っていた紐を取り外して十字架から降ろした。

 

「アーシアッ!大丈夫かアーシア!」

 

流石に肩を揺らすのはダメなよう気がしてとりあえず大声で喋りかける

 

「んぅ……あれ?イッセーさん?」

 

目覚めたばっかりでまだ眠気が抜けてないらしく、まだ少し微睡んだ感じて返事をかえした。

 

「良かった。大丈夫みたいだな」

 

「ええ?ああハイこのとおり元気です」

 

「じゃあ早速で悪いけど確か前に転んで怪我した子供を治した力をドーナシークのオッサンに使ってくれないか!?早く手当てしないとヤバイんだよ!」

 

その言葉を聞いて一気に目が覚めたらしく、自身に起きた事も思い出す

 

「そうでした私は、レイナーレ様に呼び出されて、なんかよくわからない言葉を聞かされたと思ったら眠くなってきて、眠る前に見たのは怒った表情でレイナーレ様に詰め寄ってきたドーナシーク様を見たんでした」

 

「ッ!?ドーナシーク様は!?ドーナシーク様はどうなったんですか!?」

 

「オッサンならアッチだ!早く手当てしないと流石に死んじまう!」

 

「えっあっハイ!」

 

壁に磔にされたままのドーナシークの元に向かう2人。さっきの爆発の音で目が覚めたのか分からないが薄らと目を開けていた。

 

「む‥‥‥?おお、少年とアーシアか、」

 

「オッサン!」

 

「ドーナシーク様!?」

 

「むぅ、あまり大声で喋らないでくれ、少し傷に響く」

 

「あっすまねぇ」

 

「ごめんなさい。それよりその傷はどうなされたのですか!?」

 

「だから大声で喋るなと、まぁいい。すまんが今からこの光の槍を抜くから、アーシア直ぐに治療を頼めるか?」

 

「りょ、了解です!」

 

「そうか。ではいくぞ。むん!」

 

そう言ってドーナシークは自身に刺さっている光の槍を右手で一気に引き抜く。

 

「グゥォゥァゥゥッ……!」

 

その引き抜いた後からドバドバと血が流れ出す。それによって自身が血に濡れるのを顧みずにアーシアはドーナシークの傷を治していく。

 

ある程度時間が経ち、ドーナシークは万全とは言わずとも歩ける程度には回復した

「ふぅ。ある程度回復完了です。ドーナシーク様」

 

「そうか。すまんな、だが助かった」

 

「うぉぉぉぉぉ良かったー。これでオッサンも一安心か?」

 

「あぁ何とか立てるぐらいにはな、くっ」

 

「立たないでくださいドーナシーク様!傷は治っても、失われた血は回復していないので、座って安静にしていて下さい。それに腕も……」

 

「あぁそういえば左腕千切れたのだったな」

 

「流石に私の神器でも傷を治すことは出来ても何かを生やすことは出来ないのです。ごめんなさいドーナシーク様」

 

途中から涙を零しながら謝る彼女にドーナシークは優しく声をかけた

 

「何を言うのだアーシア。君は私の命の恩人なんだ。寧ろ誇ってくれ。君は私の命を救ったのだから、涙を流さないでくれ君には笑顔が良く似合うのだから、笑顔でいて欲しいんだ私は」

 

「……ハイ!」

そう言ってアーシアは涙を手で拭い満面の笑み浮かべた。

 

その光景を見て一誠は思った

(良かった。みんな無事生きてる)

そして皆()()()()()()()()()

 

気を抜いてしまったから反応が出来なかった。

 

何処からかグサリという肉を貫く音が聞こえ、その音源を辿ってみると、アーシアの胸の真ん中から光の槍が生えていた

「えっ……?」

 

その事をアーシアは困惑し血を流しながら倒れた。

 

ドーナシークも一誠も状況についていけず固まっていた。しかしその中で一つの声だけが部屋中に響いていた。

 

甲高い女の笑い声だけが響いていた。

 

 

 



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38話

そういえば思ったけど何で、うちのカルデアにはキャスジルが来ないのだろうか?



少女は困惑しながら倒れた。

何故自分の体から光の槍が生えているのだろう?と思いながら

何故私は赤い水溜りに倒れてるんだろう?

何で、ドーナシーク様も、イッセーさんも、泣いてるんですか?

泣かないでください、そう言いたいのに、喉に何かが詰まっているのか言えません。

 

魔女と呼ばれた私なんかで、泣かないでください。

 

 

 

______________________

 

高笑いが響く

それすら気に留めない。

今は何よりも目の前で倒れた少女の方が大事だから

 

「アーシアッ!アーシアッ!!」

 

肩に触ろうとした時横から大声で言われる。

 

「よせ少年触るな!傷が酷くなる可能性が有る!」

 

「ッ!」

 

その言葉を聞いた瞬間、伸ばした手を戻す。

その代わりに叫ぶ様に、アーシアに呼びかける。

 

「アーシア!アーシア!!生きてるんだったら目を覚ましてくれ!頼むから!目を開けてくれ!!」

 

「少年その調子で呼び掛けてくれ!もしかしたら目を覚ますかもしれん。その間に私は応急処置をする!」

 

「分かった!」

 

そこに女の声が入る

 

「あら私を忘れていいのかしら?」

 

「なッ!?」

突如飛んできた光の槍を手の平からから炎を出し再び龍の翼のような大剣で弾く。

 

「チッ!今ので死ねばよかったのに」

 

「レイナーレ‥‥‥!」

 

「そのケモノのような目で見ないで頂戴。穢らわしいから」

 

「テメェがアーシアを……!」

 

「まさか怒ってるの?アッハッハッハ!!小娘1人が死にかけてるだけじゃないの。なんで怒ってるのか意味が分からないんですけど」

 

頭が真っ白になった

 

今コイツはなんて言った?

 

「オイ」

 

「ん?何かしら?」

 

「今、なんて言った?」

 

「ハァ?」

 

「だから今なんて言った……?」

 

話す言葉に怒気が混じる

 

そのことに気付かないレイナーレ。

 

「あら?もしかして聞こえなかったのかしら?」

 

「私寛大だからもう一度言ってあげるわ。」

 

「たかが小娘一人が死にかけてるだけで何キレてんのアンタ?って言ったのよ」

 

 

 

 

 

 

 

「たかが、たかが小娘ひとり?ふざけんなよ。女の子が死にかけてんのに、キレないバカがいるかよッ!!!!」

 

レイナーレは鬱陶しそうな顔で言う

 

「ハァ?本気でアナタ何でキレてんのよ?たかが人間でしょ?どうでもいいじゃない」

 

「それマジで言ってるのか?」

 

「ハァ?訳わかんない。人間が1匹死のうともどうでもいいわ。どうせ下等種族だし」

 

その言葉で理解した。

自分とは分かり合えないと

 

「あぁやっぱりお前とは分かり合えない」

 

「ハァ?なに?私と分かり合えると思ってたの?本気で笑える「うるせぇ」ア"ア"?」

 

「アーシアの代わりとか言うつもりはねぇ」

 

俺にアーシアの代わりなんて出来ない。

だけど今はこの胸にある感情を

荒れ狂うこの怒りをアイツにぶつける。

 

「剣なんていらねぇ」

 

手に持った大剣を投げ捨てた。大剣は燃え上がる様に消えた 。

そして自分の右拳をレイナーレに突き付けながら

 

それと共に

 

「ただテメェをこの拳でぶっ飛ばす……!」

 

己の怒りを、信念を突き付ける

 

「下等種族が嘗めるなぁ!」

 

そう言ってレイナーレは即座に光の槍を生み出し一誠に投げつけた。



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39話

すまない。出すのが遅れてしまった。
理由としてはチョコを集めていたり、孔明を当てて早速過労死させようと思い、種火をステラァァッ!しながら集めていたんだ。
その結果ある程度育ったから彼をこき使ってほしい

何度も言うが遅れて本当にすまない。


一誠は飛んできた光の槍を躱すのでもなく弾くのでもなくただ自分の体で受け止めた。

 

ブツリと肉を貫く音が一誠の腹から聞こえた。

 

「イテェな。マジでイテェよ」

 

その言葉は呟くようにだが次第に大きくなっていく

 

「だけどよぉ」

 

「アーシアがくらったヤツと比べると全然痛くねぇ!」

 

まるで自分に言うように叫ぶ

 

「俺は龍だ!」

 

自分に突き刺さった光の槍に手を掛ける

 

「だけどアーシアは人間だ」

 

「戦うことも出来ない弱い人間。だけど」

 

「戦わずとも誰とでも取り合うことが出来る強い人間だ!」

 

「そんな女の子をテメェみてぇなクソッタレが傷つけていいような存在じゃねぇんだよッ!」

 

 

 

最後の言葉はレイナーレに威圧するかの如く叫ぶ。そのまま自分に突き刺さった光の槍を自らの手で握りつぶす。

 

その面妖に気圧されたのか虚勢で作られた態度は消え去り、その証拠として冷や汗をかき、手足は震え、その足は逃げ出したいと言わんばかりに後退りをしている。

 

「おいその程度かよレイナーレ」

 

「ヒィッ!あなたみたいな下等、下等種族なんぞに気圧されるわけないじゃない!」

 

「そうかだったら、次はこっちから行くぞ」

 

そう言ってレイナーレの元へ歩き出す。

 

自分の元へ歩き始めた一誠に対し恐怖を隠せないのか一誠に喋り出す。

 

「ねぇ一誠君、い、いま、今まで、の、事は演技だったのよ!だからね!私はね、今でも一誠君の事が大好きなのよ!だから、お願いだから私を殺さないでぇえぇぇぇぇえ!!!!」

 

その言葉に一誠は止まった。

そして呟く

 

「殺さねぇよ」

 

「ただ1発、拳でぶっ飛ばす!!」

 

止めていた足を動かして一気に走り出す。

 

「ヒィィッ!?こないでぇえぇえぇ!?」

 

叫びながらレイナーレは新たに光の槍を生み出し一誠に投げ付ける。

 

「邪魔だ!!」

飛んできた光の槍は左拳で 殴り飛ばした

走りながら言う。

 

「いいぜ」

 

「テメェが周りの命なんてどうでもいいっていう、そのふざけた幻想を」

 

右腕を弓で矢を引くように背中に持っていき

叫ぶ言葉と共に(右腕)を放つ。

 

「ぶち殺すッッッ!!」

 

放たれたその拳は寸分違うこと無くレイナーレの左頬にあたりそのまま振り抜く。

 

「おぐるぇ!?」

 

女性が出してはいけないであろう呻き声を出しながら殴られたレイナーレは、勢いとダメージを受け流すこと出来ずにそのまま吹き飛び、壁に当たって気絶した。

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

「あれ、?何で、ドーナシーク様もイッセーさんも、泣いてるんですか?」

 

「アーシア!?」

 

「起きたのか!?アーシア!アーシア!聞こえるか!?」

 

「何ですか、ドーナシーク様、?」

 

「よし、いいかアーシア!気をしっかりと保て!」

 

「あっ、はい、わかりました」

 

アーシアは目だけ動かして二人を見る。そして何かを喋ろうとして咳き込み吐血する。

 

「「アーシア!?」」

 

「大丈夫です。それにしてもドーナシーク様もイッセーさんも何故泣いているんですか?もしかして私のせいで泣いているんですか?でしたら私なんかで泣かないでください」

 

「魔女と呼ばれた、悪である私なんかで泣かないでください。」

 

その言葉にドーナシークは、一誠は頭が真っ白になった。



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40話

投稿遅くなってすみません!いやー色々と忙しかったもんで、主に車校とか車校とか車校とかでぐだくだやってたもんで遅くなりました。


「魔女と呼ばれた、悪である私なんかで泣かないでください」

 

その言葉は理解するのに時間がかかった。

 

「アーシア?お前一体何言ってんだよ、?」

アーシアは慈愛の微笑みを、何かを悟ったような笑みを、そして全て諦めたかのような笑みを浮かべながら言う。

 

「いいんです。 私なんて魔女と呼ばれた悪であり生きる価値などない者ですから。これも主によって導かれた運命なのでしょう」

 

その言葉を聞いて一誠は()()()()()()()()()()()()()

 

「ふざけんなよ、」

 

 

 

 

 

 

「ふざけんなよアーシア!!!!!!」

 

怒髪、天を衝くの如く怒り狂い叫ぶ。

 

「俺はアーシアとは少しの間しか関わってねえけど言わしてもらうぞ!」

 

「周りから魔女と言われ私は悪人だから生きる価値が無い?ふざけんな!生きる価値なんて誰にも付けられねぇ!!魔女と呼ばれたことを言い訳に、生きることから逃げるなぁ!!アーシア!!!」

 

その言葉を聞ききょとんとした顔になりその言葉の意味を理解したあと呻く様に、苦しむ様に、泣きそうな顔で言った。

 

「私は、イッセーさんみたいに強くありません。そんなふうに生きることが出来ません」

 

声のトーンを下げ諭すように、己の内側の思いを吐き出すように言う

 

「だったら、」

 

「だったら頼ってくれよ」

 

「ドーナシークのオッサンでもいい、ミリスさんでもいい、何なら俺でもいい。アーシアお前はもう独りじゃないんだからさ」

「独りじゃ、ない?」

 

「そうだ。友達もいる、姉の様な人もいる、父親の様な人もいる。アーシアお前はもう独りじゃない。今はみんなが居る。だからみんなに頼ってもいいんだ」

 

その言葉にアーシアふわりと笑う

 

「皆さんが私の事思ってくれている。それだけで私は幸せです」

 

そう言って静かに目を閉じた。

 

「「ッ!?アーシア!!起きろ!!目を覚ませ!!」」

 

2人でそう叫ぶが目を覚まさない。

 

「クソッタレがぁぁぁぁ!!私ではここが限界だと!?またあのような結末に至ると!?あの誓いを忘れていた代償がアーシアの死だと!?ふざけるなァァァァ!!」

 

ドーナシークは叫び怒り狂い、地面を殴り始める

地面を殴る度に肉が潰れ骨がひしゃげる音が鳴る。しかし痛みなど知らぬと言った顔で自傷行為をやめない。

 

「オッサン落ち着けって!!」

 

慌ててドーナシークを一誠が拘束して動きを止めようとするが腕が使えぬならば頭を使うという様に地面に頭突きをし、額を割った。

 

「今程、この身を恨んだ事はナイィィィィ!!」

 

そして自身を呪うように叫ぶ。

しかし、そこに割って入る声があった

 

「いやー案外そうでもねぇーぜオッサン。アンタのおかけでアタシが間に合ったんだからよ」

 

その言葉は入口から聞こえた。

そこには目を金色にしたミリスさんが立っていた。

 



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41話

普通免許やっと取れた()

そういえば何気にお気に入り登録者が400人超えました〜!アハハハ(´°ω°)チ-ン。アシタニハシヌナコリャ


あの後ミリス、いやオルタさんが来て、アーシアに近寄り駒を入れて事なきことを得た。

 

その後オルタさんが「あとはアタシがやっておくから、イッセーは帰ってゆっくり休んどきな」って言われたけど、それでも手伝うと言ったら

 

「いいか!アンタは初の実戦をした!案外精神も知らないうちにキてるんだから、休むことは大事なんだ!分かったか!?」

 

勢い良く喋ってまくしたてるものだから、やむを得ず家に帰った。

 

しかし家に帰っても休もうと思う気になれなかった。

 

未だ最後に見たアーシアの顔を思い出す。

あの後アーシアはどうなったのか?生きているのか?と考えが頭の中をグルグルと回って、眠気が起きなかった。考えている内に朝を迎え、学校に登校する日になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

「はぁぁぁぁ」

 

「おやどうしましたイッセー?あなたがため息を吐くとは何かありましたかな?」

 

「お、松田か」

 

「ええ、松田です。それにしても本当に珍しい。あなたは悩みとは無縁と思っていたのですがね」

 

「だよなぁー俺もそう思ってたんだけどなぁー。あとその口調は流石に気持ち悪い」

 

「おやこれはかなり手厳しい。それにしても悩みですか、この数日間で何かありましたかな?」

 

「あぁ色々とあってよ、今少しだけ考え事中だな」

 

「それは私とかに話せる内容ですか?」

 

「いや無理だな」

 

「そうですか」

 

松田は少し間を開けて親友として語りかける。

 

「でもよ」

 

「もし話せるようになったら話してくれよ?俺はイッセーの事を親友だと思ってるからさ、溜め込まないで偶には俺とか元浜にでも相談してくれよ?」

 

その言葉にイッセーは言葉を無くした

松田が言った言葉はアーシアに対して言った言葉だったから。

 

ボソッと呟く

「アーシアにあんだけ言っておいて分かってなかったんだな俺も」

 

「ん?どうしたイッセー?何か言ったか?」

 

「いーや何も!ただ俺には頼れる親友たちがいるなぁ!と思っただけだ!」

 

「なんだよ!褒めてんだったら聞こえるように言えよ!」

 

「やぁーなこった!恥ずかしいだろうが!」

 

「あっ!こいつ開き直りやがった!」

 

そんな風に互いをからかいあって少しした後松田が話を変えた

 

「話変わるんだけどよ。今日転校生が来るらしい」

 

「転校生?」

 

「そうだ、転校生だ!更に言えば女子!華が増えますなー」

 

「そうだなーじゃねえよ!?えっつーかマジで!?」

 

「マジだよ!いやー楽しみですなークラスメイトが増えるというのはええものですなぁ〜」

 

「転校生よりもお前のキャラが掴めねぇよ……」

 

「まぁそんなことはほっておいて、先生も来たみたいだし俺は席に戻るぜーじゃあのー」

 

「あぁまた後でな」

 

机に肘をかけながら考える

(それにしても転校生か、)

 

そして教室の入口から担任が入ってきて座るよう促しながら喋り始める。

 

「はい座って座ってー、おー全員席についたなあー?喜べ生徒達ーいつの間にか情報が漏れてた転校生を紹介するぞー。ついでに性別は女子だー喜べクソ野郎共ー残念でしたー子猫ちゃん達ー。つーわけで転校生入って来てー」

 

そう言われて教室の入口から入ってきた女子

 

その子は金色の髪を持っていて

 

その子の碧眼は前にも見たような気がして

 

その子姿は最後に見たあの女の子と同じ顔で

 

しかし誰もが見惚れるような満面の笑顔を浮かべて

 

「アーシア・アルジェントです。色々わからないことが多く迷惑をかけてしまうかも知れませんが、早く皆様と馴染めるように頑張りますのでよろしくお願いします!」

 

そう言って彼女は、アーシアは今日、俺のクラスメイトになった。

 



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42話

前回投稿が一ヶ月前。
すまない遅れてすまない。仕方ないんだイベントが始まったりモンハンやってたり慣れない新生活だったりと書く暇が無かったんだ。
それに加えてCCCもコラボしてさらに書く暇が無くなったんだ。

重ねて言う本当にすまない


学園の一室で一組の男女が居た。

男の方はスーツをを着た赤髪の男性。この学園の理事長であり魔王でもある男。

もう1人は学園の少女であった。その少女は机に肘をかけ窓の外のある所を見ている。

そんな状態の少女に赤髪の男性_サーゼクス・グレモリーは話しかける。

 

「それで、本当に良かったのかい?」

 

「何がですか?」

少女は惚けながら言う

 

そんな少女に対しサーゼクスは真面目な顔をして言う。

 

「彼女を転校生として入学させる件についてだよ」

 

「一応僕がこの学園の理事長をしているとはいえ、はいそうですかって言って入れるわけにはいかないからね、入れるにはそれなりの対価が必要だ」

 

「そのせいで君は僕に貸しを作った。この貸しで僕は一体何を頼むか君は分からないんだよ?それでもいいのかい?」

 

未だに窓を見ながら答える。

 

「まぁ何頼むか分からないにせよ、あなたがそういう系の頼みはしないって信じてますから」

 

サーゼクスはその言葉に面食らった顔になる。

 

「ありゃりゃ、流石にそれは買いかぶりすぎじゃないかなぁ〜まぁそういう頼み事はしないけど」

 

「でもさ」

 

「一応僕だって悪魔なんだよ!?あのそら、ほら、ぇ、えっちぃ系、とか頼むかもしれないんだよ!?!?」

 

その言葉に顔を向けず表情には出さないようしながら、声には呆れの色が見える声でいう。

 

「えぇ〜会ったらいっつも嫁自慢か妹自慢、挙句には自分の子供を自慢する人にねぇ?言われてもねぇ?」

 

「うわぁちくしょうめェ!ほんとその通りだからなんも言えないや!」

 

少女のその言葉に図星を刺され、その恥ずかしさを隠すように身体をぐねぐねさせる。

 

そこに少女はふとある事を思い出し言う。

 

「あっそういえばバイサーさんの件についてどうなりました?」

 

少女が言ったその言葉で感情を切り替えたのか1回深呼吸していつの間にか立っていたので椅子に座り直してから返答した。

 

「ふぅ、その件についてはもう大丈夫と言ってもいいよ」

 

「こちらでも今は亡き前領主のベリトについて調べてみた」

 

「当然君が言ってくれたようにクロだったよ」

 

「いやぁー調べたらアウトな物が出るわ出るわ。当然彼女についての事もあったよ」

 

「彼女、本当に良く耐えれたね。詳しくは言わないけど僕だったら絶対に無理だって言えるほどの地獄があった」

 

「だから僕は自分の持てる力を全て使ったよ」

 

「結果、彼女ははぐれではなくなったよ、それに」

 

「正直言って彼女をこちら側に戻すのは、最低という言葉では足りないだろう。君に殺されても仕方が無いレベルだね」

 

「しかし上もうるさくてね『悪魔の問題だからこちら側に引き戻せ!』とかいう言葉も合ったけど黙殺した。だから誰がなんと言おうと、彼女はもう君達の勢力の1人だ」

 

少女窓を見ながら言った

 

「そうですか」

 

一言だった

そんなでも気にせずサーゼクスは話しかけた

 

「あっあと彼女に言っていてもらいたいことがあるんだ」

 

「何ですか?」

 

サーゼクスは真剣な顔になり言う

 

「もし、もし出来るならば、貴女の前で謝罪をさせてほしい、と」

 

「分かりました」

 

その言葉を聞いて真剣な顔から何時もの人に良さそうな顔に戻る。

そして疑問を言う

 

「それにしても何時まで窓を見続けるつもりかいオルタちゃん?」

 

窓を見ていた少女はその言葉で一瞬固まりぎこちなく首をサーゼクスの方へ動かす。

その少女の目は金色の目であった。

 

「やっぱバレる?」

 

「モロバレだね」

 

 

はぁ〜〜〜〜とため息をつきながら改めて向かい直すオルタ

 

「いやぁまだ眠ってんだよな私の方は」

 

「やはり反動によるものなのかい?」

 

その言葉にオルタは顔を伏せながら答える

 

「その通りだよ」

 

そのまま話し続ける。

 

「前にもアンタには言ったと思うんだが、私達だけが出来る奴があるって言ったよな?」

 

「あぁ確か龍心一体だっけ?」

 

「まぁ一応そう呼んでるだけなんだけどな、それで龍を呼んで憑依させるような感じで力を手に入れたわけだが呼んだ相手が悪かったんだよなぁ」

 

「アンタも聞いたことあるだろ?紅龍ミラボレアス。その異端種。死の淵から蘇りし憤怒の龍の事は」

 

「……」

 

「正直言ってこれがダメだった。ただでさえ邪龍と一体化したら精神が汚染されるのに、トップクラスの邪龍が混ざったらどうなると思う?」

 

「答えは簡単。今のこのザマだよ」

 

「まっあともう少しで目は覚めるだろォよ。んで?アンタも何か頼みたいことがあんじゃねーの?(ミリス)の事は気にしないで言ってみろよ?」

 

そのあっけらかんな物言いにサーゼクスは少し困惑しながら言う

 

「いや、えぇ?そんなんでいいのか君は?まぁ借りを返してもらうということで頼むけどさ」

 

 

 

「君にちょっと、助っ人として来てもらいたい事があるんだ」

 

そうサーゼクスは笑顔で言った。

 

 



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43話

何とか一ヶ月内に投稿出来たぜ
CCCコラボが忙しかったり快楽天が来たりそのレベル上げのために種火集めたりしてたけど何とか書けたぜい


とある一室にて青年は何かに怯えるように身体を少し震わせながら机に備えられた椅子に座っていた。

 

青年は少し涙を流しながら思った

 

なんで自分みたいなバカでマヌケで臆病でヘタレで且つチキンハートの奴が呼ばれたのだろうと、

 

青年は思う

 

ただ普通に生きていただけだったのに、偶に大切な下僕達が暴走するけどそれで良かったのに

 

(ぼくおうちにかえりたい…)

 

ストレスで若干幼児退行しかけている青年。いやフェニックス家三男のライザー・フェニックスがそこに居た。

 

そこにライザーが居る部屋に入ってくる男性がいた。

 

 

「部屋に入ってきた男性こそが、ライザーを呼んだ張本人。

魔王にして超越者、サーゼクス・ルシファーその人だった!」

 

なんか魔王様が自分語りしながら入ってきた

 

「……」

 

「あのーライザー君?なんか反応してくれないとこちらもちょっと困るというかー恥ずかしいというか」

 

「あの本当に失礼なんですけど魔王様、一体何がしたかったんですか?」

 

「ガフッ。な、中々心にくる言葉を言ってくれるねライザー君」

 

「しかーし!その程度ではへこたれない魔王なのであった!!」

 

「は、はぁ」

 

「いや、実際はね?部屋に入ろうとしたら君がなんか、ね?私いじめられてますオーラ的な何かがね?でてね?ちょっと入りづらかったから少しふざけてみながら入ってきた、んだけど、……ダメだったかな?」

 

「いやいやいや魔王様が謝ることじゃありませんよ!?むしろそんな気を使わせてしまったことに対してこちらが謝るべきですから!!」

 

「いやこっちが好きでやったことだから謝らなくてもいいんだけど、まぁある程度気も紛れたみたいだし、早速だけど君に頼みたいことがあるんだ」

 

そう言いながらライザーと対面するように椅子に座る。

 

「は、はぁ自分にですか?」

 

「そうキミに」

 

「まぁ内容としては、試験的な何かなんだけどね」

 

「ほらキミも聞いたことあるんじゃない?僕の可愛い可愛いリーアたんが付き合い始めたって話」

 

サーゼクスが話した内容は前に下僕達がキャーキャー言ってた覚えがあった。

 

「確か下僕と付き合う事にしたっていろんな所に吹聴してた事の事ですか?」

 

サーゼクスはその言葉に頷きながら

 

「その通りだライザー君。忌々sゴホン喜ばしくない事にリーアたんが何処の馬の骨かわからない転生悪魔と付き合う事になってね」

 

「あの訂正できてな」

 

「まぁそれはともかく、その転生悪魔、自らの事を赤龍帝と名乗ってね?」

 

「俺は強いんで禁手化も出来ますし、覇龍化も自分の意思で使えますって抜かすんだけど」

 

「正直言って自分強いですっていう子には任せたくないっていうのが家族全員の意見でね」

 

「人格もだけど本当に強いのか試そうじゃないかって話になってね。その相手として選ばれたのが君なんだ☆」

 

「え?」

 

「まぁ一応助っ人も読んでるから」

 

「え?え!?いや待ってください!なんで自分なんですか!?」

 

「うーんそれについてなんだけどね、本来なら僕が行きたいんだけどねー出たら出たらで確殺するまで攻撃やめないだろうし、それにもしもの事もあるからね」

 

「それで不死である自分に、ですか」

 

「そうなんだけど断りたかったら断ってもいいよ。でも僕は君を頼りにしているんだ。」

 

「サイラオーグ君と一体一で負けてしまったけど根性を見せた君に」

 

「だから頼む。土下座もする。僕が叶えられる限りのことは何でもするから頼む」

 

そう言ってサーゼクスは立ち上がり土下座をした。

 

「いやちょっと止めてください!魔王様!あぁもう分かりました!分かりましたよ!!その赤龍帝の相手のやってやろうじゃないですか!!」

 

「本当かい!?」

 

「ええいいですとも!男ライザー約束は守ります!」

 

「そうか、ありがとうライザー君……本当にありがとう」

 

嬉しさの余り目じりに涙が溢れそうになるサーゼクス。

 

「それでは魔王様。その赤龍帝とはいつ戦いをするのかは決まっていますか?」

 

「それは一応今月の第3週の土曜日に予定しているよ」

 

「分かりました。では眷属たちにも知らせなくてはいけないのでこれにて失礼します」

 

「本当にありがとうライザー君。もし詳しい説明が聞きたかったら気軽に連絡してくれ」

 

「分かりました。では失礼します」

そういいライザーは部屋から出る。

 

そして少し歩いたところで壁を背にし顔を両手で覆いながらしゃがみこむ。

 

「勢いで言っちまったけど……本当にッ…どぉすんだよッこれッ……!」

 

そう言いながらどこからか流れてきた雫は汗だと信じたい。



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44話

気がつけば前回の更新から1ヶ月経っている。
正直言って話を考えると違う話を考えてしまうんだ。例えば最近ダクソをやり始めたせいかカタリナシリーズを着た主人公がカルデアにinする話とか何故か雑魚魔王とへっぽこ勇者の話とか色々とネタを思い浮かんでしまうんだ。

あと本当に遅れて申し訳ありませんでした。だから地獄から私を見るのは勘弁してくださぃぃ


協会の件から数日立ち、やっと龍心一体の代償が抜けきりって、眠っている間に起きた事をオルタに聞いたら、

 

「ゴッメーン☆悪魔と約束取り付けちゃった☆」

 

この言葉を聞いた時、精神内でてへぺろしながらピースしているオルタの姿があって、なんか無性に殴りたいと思ったのは秘密です。

 

それにしても助っ人ですかー

 

まぁ貸し借りもありますし良いんですけどねー?あの一夜に関わるんですよねー更にライザーさんでしたっけ?その方が今日顔合わせだったり領主(笑)にそのレーティングゲーム?の説明だったりをするらしいんですよねー。本音を正直言っていいのなら今すぐ帰りたいです。あっダメ?ですよねー

 

 

「それでイッセーも着いてきますか?」

 

「えっ何が?」

 

「いやさっきの件ですよ」

 

私がそうと聞くと話を振られて一瞬に驚きそのまま腕を組みながら唸るように話す。

 

「うーん着いていきたいんだけど、最近兄貴の態度がなぁ。なんか俺に対して当たりがキツイっていうか」

 

「そうなんですか?」

 

「いやぁーアーシアを結果的に俺の家に迎い入れたわけじゃん?その時から兄貴の態度がキツくてさ、多分だけど着いて行ったらややこしくなると思うんだ」

 

 

「そうですか、ではアーシアは?」

 

「ブフッ!」

 

さっきから会話に参加していなかったけれどイッセーの隣でちびちびと牛乳を飲んでいたアーシア。

 

話を降ったら吹き出しました。その吹いた牛乳の先には私。

 

つまり

 

牛乳でびしょ濡れです。

 

 

・・・これは、ちょっとですねー。怒ってもいいですかねー?

 

そんな考えをしている私から怒気が出ていたのか既に顔を青ざめながら涙目で震えているアーシア。

 

その姿は正に小動物。

 

なんか怒る気より和みました。

 

「ハァ、そんなに怯えなくていいですよアーシア。いきなり話を降った私が悪いんですから」

 

「えっいやでも」

 

「いいんですいいんです。どうせイッセーが行かないならアーシアも行かないのでしょう?」

 

 

「それはその、そうですけど……」

 

「まぁ実際希望的観測だったので良いんですけど。ハァ、気が進みませんがそろそろ時間なので着替えてから行ってきますね。ハハッ」

 

「お、おう。行ってらっしゃい」

 

私は牛乳浴びたまま席を立ち上がり、イッセーのの言葉を背中で受けながら教室を出ました。向かう先は一つ。脱衣室です。

 

流石に牛乳まみれで会うわけには行けませんからね

 

_______________________

 

 

あっどうもライザーです。

 

早速ですが心が折れそうです。

 

ただ10日後に行うレーティングゲームについて説明しに来ただけなのに何故かリアスの兵士くんに睨まれている件について、私は疑問に思います。何でだよぉ

 

「えっとーとりあえず聞きたいんだけど、なんでリアスの兵士くんは自分のことを睨んでるのかなぁー?」

 

「それは貴方の眷属が女性ばっかりだということを伝えたからだけど?」

 

「いや確かに自分の眷属達は女性ばっかりだけど、睨まれる理由が分からないんですけど、アハハハ…」

 

「それを私に言わせる気かしらライザー?」

 

「えっ?いや待って!全く身の覚えがないんだけど!?」

 

その言葉にリアスは口に出すのも嫌そうに言う。

 

「知らないふりしても無駄よ。貴方が自分の眷属にいやらしいことしているっていう事は殆どの悪魔は知っているわよ」

 

嘘だろ、ほかの悪魔からそんな風に見られてたのか……!?

グレイフィアさんそれホントですか!?って目で確認したら顔逸らさせたよチクショウ。

 

「かなり心に来るものがあったが訂正してもらおう。僕はそんなことやってない、と。っていうか出来ない!」

 

そんなこと出来るわけないだろーが!じょ、女性の裸でも見てみろ!あ、あ、あまりにも緊張しすぎて失神するぞ絶対!

 

「嘘言うんじゃねーよ種蒔き鳥が!!」

 

「嘘じゃねーよ兵士くぅん!?」

 

「うるせぇ!どうせ今さっきの話だってテメェが俺たちとの付き合いを嫉妬して邪魔してるんだろ!!」

 

「いや違うからね!?魔王様に頼まれたからだからね!?」

 

「そんなことはどうでもいい!結論から言えばお前を今ここで殴り飛ばせばいいだけの事だろぉ?」

 

今にも殴りかかりそうな雰囲気。その空気の中に入ったのはグレイフィアだった

 

「いい加減にしてください」

 

「そのような行いは10日後に行われるレーティングゲームの中で行い下さい」

 

「それとも何ですか?貴方は感情に身を任せる気の短い男なのですか兵藤一夜様?」

 

「チッ」

 

「それにライザー様も感情に流されてはいけませんよ」

 

「あっはいすいません」

 

「あとお嬢様一つ誤解を直しておきます」

 

「ライザー様は種蒔き鳥という言葉が似合う男性ではありません」

 

「グレイフィアさん……」

 

「むしろ逆です。臆病で意気地無しでチキンで女性の裸を見ただけで気絶する軟弱者ですよお嬢様」

 

「合っているから……否定が出来ないッ……!」

 

「では話を戻しましょう。レーティングゲームの開始日は10日後の夜。場所はこの学校を模したステージで行います」

 

「それと対決者はお嬢様とライザー様。そしてその眷属達ですが特別ルールとしてライザー様には助っ人が入ります」

 

「さっきも言ったけれどそれずるくないかしら?」

 

「こちらも先ほど言いましたが覇龍化を自らの意思で使えるという事の方がズルイと思いますが?」

 

「くっ!」

 

「異論はそれだけですか?ではその助っ人の方に出てきてもらいましょう。すぐそこに来たそうですし。では入ってくださいミリス様」

 

その言葉に応じるように部屋の扉が開いた。




なんでアーシアが牛乳飲んでるのかって?大きくなるためだよォ!!(意味深)
あっついでにうちのライザーさんの外見は原作通り。だけどどこかナヨっとしているのがうちのライザーさんである


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45話

お待たせいたしました。
約10ヶ月ぶりの更新でございます
色々忙しかったもので更新が遅れました。申し訳ございませんm(_ _)m


イッセー達と別れた後、私は牛乳でびしょ濡れになった制服をジャージに着替えてライザーさん?に指定された部屋に行こうとしたその途中に先輩の長元さんに出会いまして、会って早々

 

「ミリスちゃん!?何故君はジャージを来ているのだ!?制服を着るんだ!ないなら貸してやる!そちら方が可愛いからなッ!

 

と、勢いであれよこれよと流される内に制服に着替えされてました。しかもサイズピッタリです。あぁ恐ろしや。あと最後の部分が聞き取れませんでしたがなんて言ってたのでしょうか?気になります。

ですけど聞いたら聞いたで危険のような気がします。不思議

でもこれでも風紀委員長なんですよね。長元さん

 

「うむ!やはり制服姿が一番いいな!この姿こそ学生であることを感じるな!!では、勉学を励めよ!さらばだ!」

 

あぁ行っちゃいました

なんかもうあの先輩勢いで生きてるんじゃないのですかねぇ?私がそう考えたのは不思議じゃない筈、だから長元さんが帰る間際に鼻から流してた赤い液体は気の所為だと思いたい。

 

まぁそんなこんなありましたが、途中で何かが起こるわけでもなく普通に旧校舎に着きました。

個人的にはなんか起きてくれればよかったのにと思ったのは内緒です。

 

そして部室部屋の前に着いたのはいいのですけど、確か呼出があるまで待っててくださいという事なので、少し待っていると部屋の中から呼出があったので、嫌々ながらも入ることにしました。

 

 

 

「えっとーお久しぶりです、と言った方がいいですかね領主(笑)さん?」

 

「貴女が……!!」

 

うわぁ怒ってるー。やっぱりかー。だから嫌だったんですよここに来るの。こうなるのは分かってましたし

 

「ミリスさん?」

 

私が領主(笑)の態度に予想が当たっていたなーと考えていたら横から心の底から冷えるような、まるでナイフを首に当てられているような感覚が私を襲いました。

 

「非公式とはいえ相手は貴族です。良識があるなら礼節弁えてください…ね?」

 

ひぇぇ。怖いです。怖すぎです。

 

「さて皆様に理性が残っているならお話をしましょうか?知能が低くないのであれば、出来ますよね?」

 

何故でしょう。グレイフィアさんがとてもいい笑顔なのに体の震えが止まりません。

 

「では話に戻ります。こちらの彼女が今回のレーティングゲームでのライザー様の助っ人で御座いますお嬢様」

 

「おいふざけんなよ!助っ人とか卑怯だろうが!」

 

「あら卑怯?それはどういうことでしょうか?我々としては貴方が、俺が!最強だ!!と豪語するので流石にライザー様だけでは役不足と思い、彼女に助っ人頼んだわけですが、まさかあれだけ豪語しておきながら倒せないのですか彼女を?」

 

「ッ!」

 

「他に異議はありませんか?フム、では次の話をしますね」

 

「それでは次はレーティングゲームのルールについて説明いたします」

 

「まず開催日時につきましては、今日から10日後の深夜十時以降に行う予定です」

 

「理由としましてはレーティングゲームの為のステージの作成、強化、変質作業、対策等の作業が時間を取るためです」

 

「その十日間の間は自由にしてもらって結構です。鍛錬をするのも良し、または勉学に励むのも良し、はたまたは怠惰に過ごすのも良しです」

 

「その十日間の間は私は基本的に何も言いません。しかし、その十日間の間に相手チーム干渉または攻撃をするなどといった行動をした場合、罰を与えるのでお気をつけください。尚学園を休む場合であればこちらで事務処理をしておくので心配は無用です」

 

「では何か質問はありませんか?ありませんね?ではこれにて対面式兼ルール説明を終了いたします。私は皆様方の健闘を祈っています」

 

そうグレイフィアさんは締めくくった。

 

正直言ってやる気は全然ありませんがとりあえず思ったことを一つ

 

帰りたいなぁ



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