龍王と英霊物語 (天龍神)
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龍王

この小説は、作者がプリズマ☆イリヤを読んでいたら思いついたものである


超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街から離れていない場所にある古き良き黒い瓦屋根の二階建ての和風建築の家に、とある少女が住んでいるのであった。

 

「行ってきます‼」

 

「冬龍‼ 忘れ物‼」

 

「あ、ごめん、それじゃあ、お父さん、喫茶店頑張って‼」

 

「友達とは仲良くしろよ‼」

 

「うん‼」

 

ボク、鳴流神冬龍は、二人のお母さんとお父さん、そして、双子でいいのかな、同じ日に産まれた弟と妹と仲良く、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌで楽しい毎日を送っています。

 

「おはよう、冬龍ちゃん」

 

「おはよう、ヴィヴィオ、二刀流、うまくなったね」

 

「冬龍ちゃんの方がうまいよ‼」

 

金髪右翠左紅のオッドアイでボクより小柄な女の子、ヴィヴィオとは同窓生で、クラスメイトにして、良きライバルなんだ、以前は拳主体の格闘術で戦っていたんだけど、双子のお姉さんの、元レクサント国の光焔の御子シャルロットだった、太陽と月華さんから、託された双剣「デュランダル・ツヴァイ」と片手両刃剣「光剣デュランダル」を用いた戦闘術をボクと一緒に、ボクのおじいちゃんに教わりながら特訓に励んでいます。

 

一応、ボクもおばあちゃんからもらった木刀で剣術と格闘術で戦うことが出来るんだよね‼

 

あ、言っておくけど、ボクはとある都合で、男子制服を着てるからよく、ヴィヴィオの彼氏と間違われたことがあったけ、その時に、アインハルトさんに追いかけ回されたんだよね~、そんなことは置いといて、ボク達が通っているミッドチルダに到着したよ

 

「お~い、相変わらずの夫婦での登校、アツアツだね」

 

「もう、二人は女の子同士だよ‼」

 

「いいじゃん」

 

ミッドチルダの学校に到着して早々クラスメイトに茶化される毎日なんだよね~

 

「冬龍はいいよな、叔母さん達とかに教わってるし」

 

「そんなことないよ、実戦だって、まだ数回しか」

 

「将来は、次元武偵になるの?」

 

「そのつもりだよ」

 

なんだろう、ボクの親戚一同が、とんでもない偉業を達成した人たちが多いからなのか、いつもこの二人は絡んでくるな、まぁ友達だし無碍にできないからね

 

そうそう、さっき話にあった叔母さんって言うのは、お父さんの妹達で、中でも、次女の龍姫叔母さんは、慧眼つまり、本質を見抜くことに優れているらしく、そのこともあって、いろいろな戦場を生き延びてきたらしいんだけど、普段の天然ぶりと、士道さんとのアツアツぶりを見てるからかな、凄い人には見えないだよな~

 

そんなこんなで、始まります



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龍王と覇王

ボクが通うミッドチルダの学校は本当は時空管理局に就職する人が多かったんだけど、数カ月前のテロ組織との癒着並びに贈賄容疑で時空管理局の偉い人を叔母さん達が逮捕しちゃったことで、時空管理局は一気に信頼を失っちゃって、崩壊したんだよ、けど、このままじゃまずいからって、アーストさんが此処の運営をやることになって、今は、次元武偵などの職業訓練校として、運営されてるんだ‼

 

「冬龍ちゃ~ん‼ 宿題教えて(T_T)/~~~」

 

「とりあえず、自分の能力で出来た部分見せて」

 

「はい」

 

「・・・・」

 

「ありがとう!」

 

クラスメイトにはこんな風に頼られてんだけど、お願いだから宿題は自力でやって欲しいでんだけど(´・ω・`)

 

そんなこんなで、今日の学校が始まります‼

 

「冬龍ちゃん、すごいよね~」

 

「剣なくても、片っ端から男子をコテンパンにし始めるもんね」

 

「いやいや、なんかすごいことになってるよ‼」

 

「あ、ヴィヴィオさん、それに、冬龍さん」

 

「アインハルトさん、下校ですか?」

 

「はい、一緒に行きませんか?」

 

「いいですけど」

 

今日も実戦訓練があったんだけど、どう言うわけか、ボク一人に男子十人と言うなんだか、テルカ・リュミレースの闘技場の「ザ・無尽斬り」をやらされてる感じだったけど、おじいちゃんと叔母さん達に教わってることをやってみたら、たった十秒で男子達ったら、根を上げちゃった、そんなことがあって、今は学校が終わって下校途中なんだけど、そこに薄緑ツインテールで、右紫左翠のオッドアイでボクより三つ上の中学生のアインハルトさんと遭遇しちゃった、この人以前、ボクをヴィヴィオの恋人と勘違いして、

 

「ready&gentleman‼ ここノードポリカにて、決闘が申し込まれた~‼ 対戦カードは、なんと、鳴流神・T・冬龍、龍王と名高い若干9歳と、アインハルト・ストラトスとの一騎討ちだぁああああ」

 

「おおおお‼」

 

「どうしよう(゚Д゚)ノ‼」

 

「おいおい、肝心のおふくろさんが慌ててどーすんだ‼」

 

「お団子~いかがですか~‼」

 

「飴もいかがすっか?」

 

「ヴィヴィオさんは渡しません‼」

 

「おお~なんと言うことだ、子供からナイスボディーの麗しい女性に変身した‼」

 

「はぁ~ですから、ボクはヴィヴィオとはただの親友です‼」

 

「こっちは、名将、鳴流神らしく、侍だ‼」

 

「両者‼ はじめ‼」

 

てな感じでテルカ・リュミレースのノードポリカの闘技場でナッツさんにアインハルトが手続きしちゃってボクとの決闘が行われっちゃった



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龍王、覇王に

ノード・ポリカの闘技場でアインハルトさんの思い込みが招いた決闘はと言うと、

 

「はぁ、はぁ、やりますね・・・」

 

「ですから~‼ ボクはヴィヴィオとは親友なだけです‼」

 

「ウーロン茶いかがですか?」

 

「こっちに一つくれ‼」

 

「毎度あり‼」

 

結局、ボクの言い分は聞いてもらえないようで、アインハルトさんの攻撃を最小限の動きだけで素手で捌いては投げて、寝技を掛けたけど、アインハルトさんはタップしなかったんだよね(´・ω・`)。

 

ツキミさん達はお客さんに品物を販売してるし、太陽と月華さんは観客席でオウガさん達と一緒に大盛り上がりだし、さっさと片付けたかったボクは、

 

「ヴィヴィオさ・・ん」

 

「なんと‼ 相手の服の襟をつかんでそのまま絞め落としてしまったぁぁっぁぁΣ(゚Д゚)‼」

 

「勝者‼ 鳴流神・T・冬龍‼」

 

「あははは(´・ω・`)」

 

「おきて~(/・ω・)/」

 

「はい?」

 

「立てるか? おまえさんは冬龍に負けたんだよ」

 

「そうですか(*´ω`*)」

 

アインハルトさんの背後に回り込んでバリアジャケットの襟を掴んで、柔術の絞め技の一つ、送り襟締めって言う絞め技で絞めたら、アインハルトさん、寝技を使う人やることなかったのか、すぐに落ちちゃった。

 

そして、闘技場の主審がボクの勝利宣言をして、幕を閉じたんだ。

 

「冬龍ちゃ~ん‼」

 

「やるじゃねか、ナイトハルトに勝てるんじゃねぇ?」

 

「そうだな、一回、やってみたらどうだ? オレはいつでも受け付けているからな」

 

「いやいや、ボクは普通に過ごしたいだけです」

 

アインハルトさんとの一戦を終えてみんなが待っている入り口の受付カウンター前に行くと、ユーリさん達に色々いろいろ言われたっけ、その中でも、帝国軍の少佐ナイトハルトって人に勝てるだろうって言うんだけど、ユーリさんが通ってる茶熊学園にやって来ては、叔母さんに1秒も持たないで、倒されるらしいんだけど、いまいち少佐ってどんだけ偉いのかわからないけど、飛行島に遊びに行った際に出会った、ライフォードさんも少佐なんだってわかったけど、ナイトハルトって人の少佐ってあまり強そうにないな~って思ってたところに、

 

「アインハルトさん・・・」

 

「ヴィヴィオさんを幸せにしないと、許しません<`~´>‼」

 

「冬龍、おまえ、完全に勘違いされてるぞ(/・ω・)/」

 

「はい、アインハルトさん、今、時間ありますか?」

 

「お詫びはいいです<`~´>‼」

 

「いやいや、違いますって‼ もう、とりあえず、ウチに来てください‼」

 

「え‼」

 

アインハルトさんが来たんだけど、まだボクのこと男の子だと思ってるみたいで、確かに、ヴィヴィオより身長が一回り以上高いから、アインハルトさんより年上に見られたことあったけど、これでもれっきとした九歳ですよ‼ そんなことは置いておいて、ボクはアインハルトさんを無理矢理な形で、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの実家のボクの部屋に連れて帰ることになったんだ

 

 

 



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龍王の小遣い稼ぎ

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの自宅のボクの部屋にアインハルトさんを連れて帰って来たんだ、そのわけはと言うと、

 

「さては、ヴィヴィオさんから、私に乗り換えようって・・・」

 

「ですから、これでいいですか?」

 

「え(;゚Д゚)、冬龍さんって」

 

「女の子です(゚Д゚)ノ‼」

 

「凹○コテッ (゚Д゚)<ブ~‼」

 

「しっかりして下さい~Σ(゚Д゚)‼ そうだ、聖なる活力、ここへ、ファーストエイド!」

 

「すいません‼ あれ鼻血が‼」

 

「もう、いきなり鼻血出さないでください(/・ω・)/‼」

 

とアインハルトさんにボクが正真正銘の女の子である証拠を見せたんだけど、どういうことなのか、アインハルトさんは百合の花を咲かせて、鼻血を噴き出して倒れちゃったんだもん、仕方なく、今使える治癒術で詠唱が早い、治癒術を絶賛好評鼻血噴出中のアインハルトさんに掛けて止血してあげたんだ~止血って言葉は、龍美叔母さんが教えてくれたんだっけ、とりあえず、アインハルトさんの鼻血はなんとか止血できたんだけど、今度は変な意味で、アインハルトさんに好意を持たれちゃった、そんなことがあって今に至るだけど、

 

「それじゃあ、また明日、お会いしましょう‼」

 

「はい、さてと、ボクはこのまま次元武偵のお仕事行くけど、ヴィヴィオはどうするの?」

 

「う~ん、おうちに帰るね、冬龍ちゃん、明日ね‼」

 

「うん、明日‼ さてと、武偵所に言って、お小遣い稼ぐぞ‼」

 

アインハルトさんにはボクが次元武偵であることは話してないんだよね、階級がX級以上のお仕事受けることが出来るんし、時空管理局があった頃は、魔力級が軽く測定不能になっちゃうし、その前に、時空管理局員に逮捕されちゃうしね(^_-)-☆

 

そんなこんなで、超神次元ゲイムギョウ界でヴィヴィオと別れたボクは一仕事するために、家から近いプラネテューヌの武偵所に向かったんだ

 

「おう、坊主、いつも頑張ってるな‼」

 

「あの~ボクは坊主じゃないですよ~」

 

「いいじゃねぇか、細かいことは、今日の依頼は生きの良いの仕入れてあるぜ‼」

 

「それじゃあ、この魔物退治で」

 

「おう、頑張って来いよ‼」

 

この武偵所は、龍美叔母さんが管理している支部なんだけど、受付の人に毎回坊主呼ばわれされてるけど、軽く流して、簡単な魔物退治をすることにしたんだ。

 

武器は相変わらずの木刀なんだけど、いつかは自分専用の日本刀を持てるくらいになりたいって思っちゃうんだよね、一つ下のエルは、バスターソードと二丁拳銃に変形できる可変式の武器を持ってるからね~

 

ということで行ってきます。



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龍王、帰宅

ボク、鳴流神・T・冬龍は、現在、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街から歩いて数分の森にやってきたんだ。

 

「ヌラ~‼」

 

「そんじゃ、相手になってあげるよ‼」

 

「きぇえええ~‼」

 

「はぁぁ‼ 魔神剣‼」

 

此処はバーチャルフォレストと言うところで、人工林の散歩道なんだけど、こうやって定期的に、魔物退治を依頼が寄せられてるんだよ(^_-)-☆

 

ひと昔は、ここは女神って呼ばれていた人が統治していたんだけど、国は人が作るもので、神が作りべきものではないと、おばあちゃん達が声明を出したことで、女神国家が廃止され、人々は自らの足で時代を作ることになったんだって、まぁ、普通は人が作っていくのが歴史なんだけど、あのちっこい誰だっけ? まぁいいや、細かいこと気にしないで、木刀で規定数の魔物を退治していたんだ~

 

「リベンジ、いつでも、受けてたつよ‼ さてと、武偵所に言って報告書書かないと‼」

 

バーチャルフォレストで規定数の魔物を倒したボクは木刀を納めて、武偵所に報告書を書きに向かうことにしたんだ~

 

「報告書、完了‼」

 

「お、また頼むぜ‼」

 

「はい‼」

 

「冬龍‼」

 

「あ、フェイトお母さん‼」

 

「今は武偵所のお仕事終わったとこ?」

 

「うん‼」

 

「それじゃあ、一緒に帰ろうか」

 

ボクは武偵所で報告書を書き終えて、提出して報酬を受け取って、出た所で、フェイトお母さんに出くわしたから、一緒におうちに帰ることにしたんだ~

 

「そういえば、茶熊学園には明日戻るんだっけ?」

 

「うん、ごめんね、冬龍、一緒にいられないお母さんを許して~(/・ω・)/‼」

 

「離れて~ご飯中だよ‼」

 

「心配しなくていいわよ(^_-)-☆」

 

「だから、思う存分そっちも学生生活を楽しんでらっしゃい‼」

 

「うん」

 

家に戻ってきたボクは今日の魔物退治の報酬、D級ランクだったから、最高額の一万くらいかな通帳に入れるためにリンディおばあちゃんに洗面所で手洗いを済ませて先にご飯を食べることにしたんだ。

 

今日のご飯は、フェイトお母さん特性の「カレーライス」だったんだ~ボクの大好物だし、基本的好き嫌いってないから、子供としてどうなんだろうって思われるんだけど、ボクがしいて嫌いな食べ物って言えば、フレンさんが作った料理全種かな、食べたことないけど、一度、フレンさんの幼馴染みのユーリさんと下宿している宿屋の女将さんとかが総戦力でフレンさんが料理するのを止めたことがあったって聞いたから、相当マズイんだろね、フレンさんの料理って(/・ω・)/

 



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龍王、夜

ご飯を食べてしばらくテレビの番組を見てからお風呂に入ることにしたんだ。

 

「ふぅ~気持ちなぁ~」

 

やっぱり一仕事終えてからのお風呂って何か気持ちいいよね、ってまるでレイヴンさんみたいなこと言ってるけど、これだけはやめられないしね、

 

一方で超神次元ゲイムギョウ界の空を飛んでいた人の言葉をしゃべる物体が自立して飛行していたのであった。

 

「はぁ~さっぱりした、さてと、明日の準備でもして寝るかな」

 

「スヤスヤ(~_~)」

 

「お休み、龍之介、風龍」

 

この双子でいいのかな?ボクの弟と妹で、名前付けてくれたのが、叔母さんの親友にして、テルカ・リュミレースの皇族、簡単に言えば王族の二番目にスゴイ人で、名前がエステリーゼ・シデス・ヒュラッセインって言う長ったらしい名前だから本人からエステルって呼んでほしいって言うからボクもそう呼んでるだけど、その略したの、ユーリさんなんだよね、そんなことは置いておいてボクはと

 

「今日もここが宿題だっけ」

 

と言うことでボクは学校の宿題を片付けることにした。

 

まぁ、出された宿題って言っても漢字のワークブックの規定ページまでやることなんだけど、次元武偵になった時に、初めての研修で、龍姫叔母さんの書類の整理だったから、このワークブックの漢字は全部読めちゃうんだよね~

 

「ふぅ~終わった、さて寝ますか」

 

物の数分で漢字のワークブックを片付けたボクは寝ることにしたんだよね

 

一方で超神次元ゲイムギョウ界の空を飛行していた物体はと言うと、

 

「ルビー‼」

 

「サファイヤ~‼」

 

どういうことでしょう‼ そのまま、赤い杖のような物体はプラネテューヌへ、青い杖はラステイションへ隕石の如く落ちて行ってしまったのであった。

 

「ズド~ン‼」

 

「何(?_?)‼」

 

「マスター! 何か落ちたようです、行きましょう‼」

 

「うん‼」

 

「マスター、玄関からは不味いです、窓から行きましょう‼」

 

「そうだった、セットアップ‼」

 

宿題が終わったボクはそのまま布団を敷いて寝てたんだけど、物凄い何かが落ちた音がプラネテューヌのバーチャルフォレストの方から聞こえてきたんだよ。

 

幸いお母さん達は龍之介達のことで手がいっぱいだったようで、こっちの行動には気が付いてない見たいだから、ボクが落下地点に行くことにしたんだ、勢い余って玄関から行きそうになったので、ボクのインテリジェントデバイス「蒼天」に引き留められて、窓からバリアジャケットを装着して向かったんだ

 

「何、これ?」

 

「げ、叔母さん‼」

 

「もう、良い子はなる時間だよ、仕方ない、今日はボクが送ってあげるから」

 

「ごめんなさい」

 

落下した場所に到着したんだけど、もう既に叔母さん達が調査に来てたみたい、外泊については見逃してくれることになったけど、これは一体?

 



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龍王、胡散臭い杖と出会う

ボクは家から遠くないって言っても、バリアジャケットで空飛んできたから歩けば遠いけど、バーチャルフォレストの平原に墜落した隕石?かもしれないものを調査に来たんだけど、困ったことに、なんと、龍美叔母さん達が来ちゃったんだよね、けど、剣心おばあちゃんはいなかったから、保護者同伴と言う名目での調査になったんだけど、

 

「いたた(>_<)、まさか、落っこちてしまうなんて、って誰ですか?」

 

「これ、まさか、インテリジェントデバイス?」

 

「そうみたい、誰のだろう?」

 

と龍美叔母さんが輪っかに☆が付いた翼が生えてる物を見つけて眺めていたら、なんとしゃべり出したんだよね、と、ボク達はインテリジェントデバイスって言う人の言葉を話す物と会話したり、アドリビトム組の、スタンさん達が持ってるソーディアンだっけ、あれとも会話ができるから何とも思わなかったけど、この出来事が、ボクの日常を面白おかしくしてくれるなんてこの時は持ってなかったな~

 

「あ、申し遅れました、わたしは、マジカル・・・」

 

「そのネタ、なん十年前ですか?」

 

「悪かったですね、自己紹介くらいさせてください‼ マジカルルビーと申します‼」

 

白い翼が付いた五芒星が嵌められている輪っかから棒が伸びて、アイリスさんが使ってる魔導師の杖に変形して、いきなり自分のことをマジカルって言い出したから、龍美叔母さん達がジト目でその杖に眼差しを送っちゃったから、それでも自己紹介を辞めずに、マジカルルビーって名乗っちゃったんだよね

 

「とりあえず、フラクシナスで預かっておくね」

 

「ちょっと、わたしは後継者を探しに(/・ω・)/‼」

 

って龍美叔母さんがその変な杖ことルビーをフラクシナスで保管することにするために持って帰ろうとしたんだ~、そしたら急に、

 

「蒼天、どうしたの(゚Д゚)ノ‼」

 

「それが、そのルビーと共鳴し始めたんです‼」

 

ボクのインテリジェントデバイス「蒼天」と如何にもレイヴンさん以上に胡散臭いマジカルルビーと共鳴し始めちゃったΣ(゚Д゚)

 

どうすることもできないのでボク達はこのままこの真相を見届けることになっちゃって、案の定、

 

「融合しちゃった‼」

 

「このカード何?」

 

「弓兵だよね?」

 

「アーチャー・・・」

 

「では、今日からあなたは魔法少年です‼」

 

「叔母さんが説明してあげるから一緒におうちに帰ろうっか」

 

「うん‼」

 

「って、無視しないでください(/・ω・)/‼」

 

ボクのインテリジェントデバイス「蒼天」とマジカルルビーが融合しちゃって、真ん中に星が嵌められたペンダント型のインテリジェントデバイスになっちゃったけど、なんだろう一緒にカードがついて来て、カードには弓を持った人が描かれてるし、一応持って帰ることにしたんだ。



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龍王、過去の話を

ボクは結局叔母さん達に連れられて、自分の部屋に寝ることになって、ボクの無断外出にについて、いろいろと説明してくれたんだ。

 

お母さん達もボクの歳くらいには立派な時空管理局員だったから、許してくれたけど、今度から夜中に外出する際は、外出届けを書いてから出かけるようにって、龍美叔母さんの妹でお母さんからインテリジェントデバイス「バルディッシュ」を受け継いだ龍姫叔母さんがそういうことでお母さんと話を付けてくれたみたいなんだよね。

 

そう言こともあって、翌朝、

 

「はぁぁ‼ 虎牙破斬‼」

 

「冬龍、今日も頑張ってるね」

 

「そういえば、ワールドグランプリって言う、武闘会に冬龍は出場するらしいからね」

 

「なんだ? その大会は?」

 

「武闘会って言っても、殺し合いじゃないわよ、冬龍は、ヴィヴィオと同じ階級で出場するのよ」

 

お父さんの実家の鳴流神家の道場でいつもの朝の鍛錬を行ってるんだけど、ボクはインテリジェントデバイスを使った武闘大会に出場することになったんだ~その大会は世界各国の兵たちが集まって戦うんだけど、ボクはその十五歳以下の無差別級にエントリーになったんだけど、もちろんヴィヴィオにアインハルトさんや、同窓生一同も出場するんだよね~

 

朝の鍛錬も終わったし、朝ごはん食べていかないと、お母さん達、昨日のうちに茶熊学園に戻っちゃったみたいで、しばらくはボク達の面倒を見てもらうことになったんだけど、リンディおばあちゃんとプレシアおばあちゃんもいるからボクは寂しくないけど、

 

「冬龍、実戦訓練行くよ‼」

 

「うん」

 

「今日はいつも通りの訓練か~」

 

「ヴィヴィオちゃんと冬龍ちゃんは、どう訓練したらそんなに強くなれるの?」

 

今日もいつも通りに学校に通ってるんだけど、実戦訓練になるといつもの質問が来るんだよね、流石に、武者修行で次元武偵の魔物退治を飛行島の人達とやってるとは言えないしなって思いながら着替え終わっていつもの実戦訓練をするんだけど、

 

「輪舞旋風‼」

 

「ぎゃぁぁぁ‼」

 

「やっぱり、冬龍ちゃん、強い・・・」

 

今日も徒手空拳でしか実戦訓練だったから、ジュード先生とアドリビトム組の格闘術で軽く慣らしたんだけど、日常的に、殺す気満々の魔物とか相手にしちゃってるからかな、相手の子達じゃ相手にならないんだよ~

 

てな感じで今日も学校の授業が終わったんだ~

 

「そういえば、お母さんがこんな話をしてくれたんだっけ?」

 

「どんな話?」

 

「うん、お母さん達が時空管理局に入ったばかりにとある女の子に出会ったんだけど、それが自分と同じでインテリジェントデバイスでバリアジャケットを装着して戦ってたんだって」

 

「え、その話、冬龍ちゃんもされたの‼」

 

「まさか、ヴィヴィオも(/・ω・)/」

 

いつも通りに友達で下校してたんだけど、ふとお母さんとお父さんが、ボクと同じくらいつまりかれこれ十数年前に出会った、そうバリアジャケットを装着した時空管理局じゃない女の子二人に出会った話をしたんだけど、なんとヴィヴィオも同じ話を、なのはさんと空龍さんから聞いていたんだ‼

 

これは騒動に巻き込まれるよね(~_~)

 

 

 

 

 



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龍王、呼び出される

無事に学校の今日の授業が終わったボクは昇降口の下駄箱から靴を取り出そうとしたんだけど、

 

「ヒラ~、パタッ‼ ?」

 

「冬龍ちゃんの下駄箱に 入ってる、流石、男子制服を着た女の子‼」

 

「何だろう?」

 

「まぁ、冬龍のデートの邪魔しちゃ悪いから、ここでな~」

 

「あの~二人とも勝手な妄想に浸ってる最中悪いんだけど・・・って、はぁ~さて、なんて書いてあるんだろう」

 

どう見ても果たし状のような手紙が入っていたんだ、それを見たクラスメイトがデートのお誘いって茶化して帰っちゃった、とりあえず、ボクは手紙の内容を見ることにしたんだ。

 

「深夜0時に元時空管理局演習場に来るように、厳守です‼」

 

「・・・・」

 

という内容だったんだよね、こんなことするような人は何人か思いつくんだけど、

 

「冬龍さん、いつもの調子で行きましょう」

 

「そうだね・・・(;一_一)」

 

インテリジェントデバイス「蒼天」と融合しちゃったルビーはもちろんボクのインテリジェントデバイスになって、ボクにくれたあの矢を放とうとしている騎士が描かれたカードは英雄の魂の能力が引き出せるらしいんだけど、英雄って言うと叔母さん達に、ユーリさん達に、ジュード先生達が身近にいる所為で英雄って言うのに慣れちゃった自分がいるんだよね(^_-)-☆

 

そして、数時間後、

 

「此処だよね?」

 

「はい」

 

「へぇ、来たのね、アンタは誰?」

 

「人に名前を聞くときは、まず、自分から名乗りなさい‼ って、教えられました‼」

 

「う、この子、やるわね、わたしは遠坂凛、よろしくね」

 

「はい、ボクは、鳴流神・T・冬龍です‼」

 

「あんた、もう転身してるの?」

 

「ここ、一応、時空管理局が管理していた演習場でしたので、いか何時、非常事態が起きてもいいように、毎日、鍛錬してますから(^_-)-☆ドヤ~」

 

「なるほどね(イリヤの次は、ショタかい)」

 

「若作りもやめたらどうです?」

 

「多分、20代後半ですよね?」

 

「げッ‼(この子、わたしの年齢に気づいた)」

 

で結局手紙に書かれている内容に従ったボクは家に外出届けを提出していつものバリアジャケットを装着して約束の場所にやってきたんだけど、そこにいたのはサングラスを掛けて、黒髪をツインテールにしているお母さんより年上の女の人が待っていたんだよ。

 

どうやらルビーは知っている人で遠坂凛って言う人で、十数年前にお母さん達に会ったことあるのかな?

 

ボクは次元武偵の鍛錬で身に着けた能力で遠坂凛さんを観察することにしたんだ。



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龍王、英霊とご対面

昇降口の下駄箱に入っていたどう見ても果たし状にしか見えない手紙に書かれていた通りに人気がない元時空管理局実践演習場にやってきたボクは前もってバリアジャケットを装着して約束の時刻に演習場に到着したんだけど、変わった形の黒髪のツインテールのお母さん達より年上の女の人で名前は遠坂凛って言うんだけど、どうやらルビーの初代マスターだったんだよね(;一_一)、そりゃ、ルビーじゃなくてもこんな人のインテリジェントデバイスなんてやりたくないよ‼

 

「さて、自己紹介を終わったことだし・・・」

 

「‼ 魔神拳‼」

 

「うぐっ‼」

 

「うそ(@_@)‼」

 

遠坂凛さんて自分に酔ってる所謂中二病の類の人なのかな?全くって言っていいほど周りが見えてないので、なんか顔をバンダナのような物で隠している紫色の女の暗殺者らしき人が襲ってきたから、ジュード先生直伝の拳を振り上げて放つ魔神拳をお見舞いしたら、怯んだから、遠坂凛さんを、

 

「こっから出しなさい‼ あいつの目を」

 

「さてと、どうしようかな~」

 

「何‼ 余裕こいてるんですか‼」

 

うるさいのと大人しくさせるために、結界に閉じ込めたんだけど、大人気なく暴れてるし、バンダナの下は石化にする魔眼ってことはわかってるから、どう倒そうかなって、思っているのは、この時すでに、ボクの頼れる仲間がいたから

 

「瞬迅槍‼ 冬龍ちゃん、大丈夫って、もう、わたしに倒させる気満々だったよね」

 

「うん(^_-)-☆ ライダーってことは、エクセリアさんやテトラさんみたいにドラゴンに乗れるのかな~」

 

「ふあははは(^-^) 無様ですね、遠坂凛!」

 

「く~(>_<)‼」

 

「なんで、なのはさんのバリアジャケットを装着してるの(?_?)」

 

「アンタ達は、なに仲良くしてるのよ<`~´>‼」

 

「ランサーのカードだから、なのはママのレイジングハートをエクセリオンモードで具現化したんだよ」

 

やっぱり来てくれると思ったんだよね、ボクの一番の親友にして好敵手、ヴィヴィオがランサーのカードでなんとなのはさんのバリアジャケットを装着して、槍とかしたブレイジングハートで紫のバンダナの女の人、英霊ライダーなんだけど、宝具つまり、奥の手を使わせずに倒したんだけど、遠坂凛は怒ってるし、なんか金髪の工事現場のドリル見たいな髪型の女の人は時代遅れの笑い声を出しながら、遠坂凛さんとプロレス?見たいなことをし始めたから、ヴィヴィオと夜中だというのに二人で楽しんでたんだよね



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龍王、もう一つのインテリジェントデバイスの出会うの段

ミッドチルダに深夜に呼び出されたボクは、ルビー曰く英雄の幽霊さんと戦うことになったんだけど、別にボクが倒しちゃっても問題なかったんだけど、それだと、折角来てくれた、ヴィヴィオに申し訳なかったから、囮を決行することにしたんだけ、遠坂凛さんが怒鳴り出したけど、龍姫叔母さんは、敵を欺くにはまず味方からってボクに兵法を伝授してくれたから、ヴィヴィオが、ジュディスさん直伝の槍術をお見せできたんだけど、なんか、金髪の髪を工事現場のドリルの如くクルクルにしている高飛車な女の人が勝ち誇ったように高笑いしてたんだけど、遠坂凛さんと、プロレス?みたいなことをし始めたんだよね、で、倒した英霊は「ライダー」のカードになって、ヴィヴィオが持つことになったんだよね。

 

「ウォ~ン‼」

 

「あ、お巡りさんだね、それじゃあ、冬龍ちゃん、学校で‼」

 

「そこの二人、何をしてる‼」

 

「あれ?」

 

「どこへ行きましたの~‼」

 

ミッドチルダにも警察は存在するんだけど、時空管理局の方がメジャーなこともあって、全く持って、何処も一緒で肝心な時は、役に立たないって、ユーリさんが言ってたっけ、ボク達もここにいると補導されて、また叔母さん達とかに迷惑が掛かるから、一目散に超神次元ゲイムギョウ界に転送して逃げたんだけど、遠坂凛さん達は連行されたのかな、そいうことで、ボクは自分の部屋で布団を敷いて、時間まで爆睡して、お義父さんの実家の道場に向かったんだよね

 

「そういえば、夜、お巡りさんが出動してたよ」

 

「まぁ、肝心な時は役立たずだしな」

 

「まぁ、まぁ」

 

道場でひと汗流したボクはいつも通りに、おばあちゃん二人が作った朝ご飯を食べて、いつもの男子制服に着替えて、学校に来たんだけど、どうやらみんな深夜のパトカー騒動で話題が持ち切りだったんだよね~

 

「まさか、サファイアまでこの学校でマスターを見つけてしまったんですね」

 

「ヴィヴィオは冬龍と一緒で素直だし、お姉ちゃん直伝の火属性まで操れるし、自動回復にダメージバリアーまで使える」

 

「姉妹機なんだ」

 

「冬龍ちゃんなんて、デバイスなしで、アーマーバリアに状態無効バリアに、ファンネル搭載なんだよ‼ そして何より、魔力自動回復と自然治癒とか、いろいろ」

 

「あの~、冬龍は、ぶっ壊れてません?」

 

「ルビーと会うまで、テルカ・リュミレースの闘技場とかで武者修行に、叔母さん達と一緒に行ってたから」

 

「イリヤさんより何万倍強いです(´・ω・`)」

 

でお昼休みになって、一旦みんなと別れたボクは人気がない場所でルビーを分離して、ヴィヴィオも青いリボンが付いたサファイアを分離させて、二機が姉妹機のインテリジェントデバイスってことがわかったんだけど、どうやら、遠坂凛さん達にはこき使われたらしくて、今回のボクとヴィヴィオはいいマスターに恵まれたって言いながら、ボクの能力がぶっ壊れてるって言ってたけど、おばあちゃん達の方が壊れてますよ

 

 



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龍王、また英霊に出会う

まさか、ヴィヴィオも、インテリジェントデバイスが融合したって、ボクと一緒で、ダブルセットアップが出来るようになっちゃったんだよね。

 

融合した自称カレイドロッド「マジカルサファイア」って言うんだけど、一応、ルビーとは姉妹機なんだけど、ルビーと違って大人しいんだよね。

 

「二人とも戦い慣れてますし、それに、仲がいいですし、あの二人よりは」

 

「う~ん、あの二人は犬猿の仲じゃないかな~」

 

「そう思いますね」

 

どうやら、ルビーとサファイアはボク達のことは、これまでマスターになった人たちより連携しやすのと、実戦経験が豊富らしいから、お仕事がしやすいんだって‼

 

相違って言っていると、お昼休みが終わりかけてきたから、ボク達は 午後の授業に向かったんだ。

 

「さてと、約束の場所にやって来たけど」

 

「マスター、フラクシナスの応援要請を出しておきました」

 

「ありがとう、蒼天‼」

 

「便利なものですね」

 

「ヴィヴィオみたいに大人になれることもできるけど、ボクはこのままでいいや」

 

「そうですね」

 

まさか、また下駄箱にあの果たし状まがいな手紙が入っていたんだけど、なんだろう、あまりにも字が汚いんだよね(~_~)、9歳のボクより汚いって、幸いにも読める範囲だからいいんだけど。

 

「結界、界放‼」

 

「ちょっと、待ちなさいよ‼」

 

「わははは‼」

 

「さてと、今度は、魔導師さんの英霊か、リタさんくらいのレベルかな?」

 

「それより低いよ‼」

 

「あの~お二人とも、わたし達を置いて行かないでください‼」

 

ヴィヴィオも来てくれたし、念為のフラクシナスへの応援もしたことだし、いつも通りに英霊退治を行うことにしたボクとヴィヴィオは、遠坂凛さん達曰く英霊と遭遇する耽美に、カード元になる英霊がいる次元に行くことになるらしいだって。

 

そんなこんなで、ボクとヴィヴィオは結界を展開して、英霊との戦いに備えたんだけど、相変わらずの遠坂凛さん達に呆れるしかなかったんだよね。

 

今回の英霊は、フードを纏った魔導師さんなんだけど、リタさんみたいにタイダルウェーブ洗濯機はやってこないことを祈っての戦闘になったんだ。

 

「さてと、お空に飛べるのって、英霊だけじゃないよ‼」

 

「裂空斬‼」

 

「それ、木刀‼」

 

「こっちは真剣ですわよ‼」

 

「いつなったら、ボクも真剣が持てるんだろう?」

 

「十分、木刀でいいです」

 

魔導師お約束の空中殺法で空中から、霊夢さん達よろしくの弾幕を放ってきたからボクとヴィヴィオは空に飛んで英霊の隙を突いて、攻撃を叩き込んだよ

 



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龍王、騎士王に

紫色のフードを被った魔導師の英霊と戦うことになったボクとヴィヴィオだったんだけど、遠坂凛さん達曰く、ターゲティングしてから攻撃魔術を放ってくるって言うんだけど、それは十年前くらいのことで、ボク達は空中を飛行できるから、魔導師の英霊に攻撃を叩き込むだけで、

 

「これで、四枚目‼」

 

「リタさんの服着れるのかな?」

 

「リタって誰よ‼」

 

「ドカ~ン‼」

 

「いきなり何すんのよΣ(゚Д゚)‼」

 

流石に十年前と違ってボク達が強くなりすぎたというより、イリヤさん達の世界じゃ実戦経験を積むのが困難だったんだろうと思いながら、魔導師の英霊のカードを手に入れたんだけど、これもヴィヴィオが持って帰るってことで話を付けて、また遠坂凛さんが怒っていたんだけど、魔導師の英霊のカードで、リタさんの服着れるのかな~て、一回だけ、勇龍さんに頼んでリタさんの普段着をボクのサイズで作ってくれて、来てみたんだっけ、レプリカだし、コスプレって、楽しいね‼ って思ってたら、何か飛んでくる気配があったから、ボクとヴィヴィオは、一旦退避したんだけど、遠坂凛さんが飛んできた火炎弾が横を掠めていったから怒ってた。

 

普通は誰だって火炎弾飛ばしてきたら怒るよね(~_~)

 

「ったく‼ アンタ達、ガキ連れましてるの‼」

 

「いきなり、魔術、放ってきたのは、そっちでしょ‼」

 

「リタ~‼」

 

「さてと、もう一人お客さんのお出ましだよ‼」

 

以前はボクと同じくらいしか背がなかったんだけど、龍姫叔母さんに出会ってから、大龍さんと武龍さんに抱きつかれてスキンシップをされたことで、出るとこは、本人曰く、出過ぎらしく、引っ込むところは出てなくって、背もボクより一回り伸びた、テルカ・リュミレースのアスピオの天才魔導士にして、魔導器大好き人間のリタ・モルディオさんと、リタさんの大親友にしてテルカ・リュミレースの副帝、エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインことエステルさんがボク達の助太刀に来てくれたんだけど、リタさんと遠坂凛さんが喧嘩をし始めたんだけど、張ってあった結界内に、英霊が入り込んじゃった‼

 

ボクとヴィヴィオは、その英霊を見た瞬間、

 

冬龍&ヴィヴィオ「龍月さん(叔母さん)・・・」

 

「ワン‼」

 

「ラピード‼」

 

「こいつ、龍月のモデルになってる英霊じゃない‼」

 

「ラピード‼ ユーリはどうしたんです?」

 

「何、犬に話してるのよ‼」

 

「ワン‼ わあん‼」

 

「仕事で遅れてるから、自分だけ来たって‼」

 

「まさか、犬の言葉を理解してるのΣ(゚Д゚)」

 

「邪魔よ‼」

 

透き通った月の光に照らされている長い白い髪を靡かせて、手には漆黒の刃を持った龍月さんの神格化そっくりの英霊さんが現れちゃった‼  

 

そして、頼りになる助犬、ユーリさんの相棒、ラピードが駆けつけてくれたんだ‼

 

そして、ボク達はルビーとサファイア曰く、史上最強という、セイバーの英霊と戦うことになった。



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龍王、反撃に

エステルさん達をメンバーに入れた状態で、ルビーとサファイア曰く、英霊さんの仲でもトップクラスの能力を持っているクラス、ファンタジーRPGの主人公って言えばと言うセイバー、そう、あの龍月さんの神格化元の英霊さんと戦うことになっちゃった‼

 

「冬龍‼ あんた、まだ真剣じゃないの‼」

 

「まだ、認められてないので」

 

「どうするんです!」

 

「あのバカが居れば、前衛は任せて、アタシが魔術で攻撃できるんだけど」

 

リタさんにいまだに木刀で戦っていたことを注意されたんだけど、まだ、剣心おばあちゃんに真剣の許可が出てないから、この状況を打破するには、ユーリさんか叔母さん達が来るまで持ち堪えるしかない。

 

欲を言えば、アーストさんが来てくれたら、いいんだけど、一応、学校が終わってから、武偵所で仕事ついでに、

 

「こうするんだ」

 

「アーチャーのカードでなんで、剣になるんですかΣ(゚Д゚)‼」

 

「いいじゃない‼ そんなこと気にしてたらこれから先、こんな武器なんかいっぱい持ってる人達と一緒にお仕事してる場所に行くことあるんだから、そんなんじゃ、ボクの相棒やっていけないよ‼」

 

アーチャーのカードを使ってみたら、ボクの場合は、近くに剣と弓に変形する武器を使っている人がいた所為で、日本刀型の変形弓が出てきたから、初めての真剣に喜んでたんだけど、ルビーは弓兵のカードでなんで剣になるんだと驚いてたしね、もちろんこの武器でお仕事終わらせたんだけど、今は、英霊との命がけの戦い、お母さん達はもう、ボクの歳から戦って命を散らしていたから、ボクも頑張らないと‼

 

「魔神剣‼」

 

「嘘でしょ‼」

 

「けど、あいつ、伊達に、龍月の英霊ってことはあるわね」

 

セイバーの英霊は、黒い結界を張って、攻撃で受けるダメージを軽減しているから、なかなか、カード化できるまでのダメージが叩き込めないんだよ‼

 

やたら、リタさんを狙いを付けちゃった‼

 

やるしかない‼

 

「はぁっぁあ‼」

 

「冬龍ちゃん‼」

 

「ヴィヴィオ‼」

 

冬龍&ヴィヴィオ「虎牙破斬‼ 雷神剣‼」

 

「あの二人と一匹もそうだけど、あの子達」

 

「認めるしかないですわね」

 

ボクは防御を捨て、捨て身の木刀二刀流の攻撃に打って出て、ヴィヴィオにアイコンタクトだけど、連携で、ディランダル・ツヴァイでの連携にシフトチェンジしてセイバーの英霊に攻撃を叩き込んでいった、けど、

 

「冬龍さん‼」

 

「ヴィヴィオ‼ 下がって‼」

 

「‼」

 

やっぱり流石、龍月さんの神格化の英霊だけあって、隙が無く、一瞬で剣を振りかぶって振り下ろしてきちゃったんだ



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龍王、夢幻召喚

ボクとヴィヴィオの捨て身の攻撃でなんとか活路が見出したと思った束の間、セイバーの英霊に一撃を繰り出すチャンスを与えちゃって、ボク達はピンチに陥っちゃった‼

 

そんな時、

 

「カキ~ン‼」

 

「大丈夫か?」

 

「え?」

 

「ユーリ‼」

 

「オレも、それに」

 

太陽&月華「妹達に何してくれてんだ~‼」

 

「お姉ちゃん‼ クライヴさん‼」

 

ユーリさんがセイバーの英霊の振り下ろされた剣を簡単に受け止めて、ボクとヴィヴィオを助けてくれた。

 

それだけじゃなく、ユーリさんの自称義弟、クライヴさんと、レクサントの光焔の御子にして、ヴィヴィオの双子のお姉ちゃん、太陽さんと、月華さんがセイバーの英霊に攻撃をして怯ませてくれたから、態勢を整えることができたんだけど

 

「流石、龍月が憧れるわけだな‼」

 

「義兄さん‼」

 

「はぁっぁあ‼」

 

「おいおい」

 

「ごめんなさいね、早い者勝ちだったとおもったけど?」

 

なんとクリティア族のジュディスさんも駆けつけてくれたからなんとか持ちこたえられそうです。

 

「ん?」

 

「冬龍ちゃん、どうしたの?」

 

「どうした‼」

 

夢幻召喚(インストール)‼」

 

ボクはふともしかして、このカードを用いた変身が出来ないかと思っていたら、頭の中にアーチャーのカードのバリアジャケットのイメージが流れ込んできて、そして、アーチャーのカードを手に地面に手を置いて、夢幻召喚しちゃった‼

 

「これが、ボクのアーチャーのカードのバリアジャケット?」

 

「ぎにゃ~‼」

 

「‼」

 

「‼ 間に合わない‼」

 

アーチャーのカードで夢幻召喚したボクはなんと、龍美叔母さんの戦闘服みたいなバリアジャケットを装着して、髪型もポニーテールになちゃった‼

 

今度のセイバーの英霊の標的はリタさんからボクに変更されちゃった‼

 

「魔神剣‼」

 

「嘘ですわよね‼」

 

「同じ英霊が二体‼」

 

「大丈夫のようだな?」

 

「はい‼」

 

ボクは来てくれるって信じていた人、そう目の前にいるセイバーの英霊と同じ姿をした神格化した龍月さんが助けてくれることを、そして、

 

「エクスカリバーだっけ、けど、日本って国には妖刀と呼ばれる日本刀があるんだから‼」

 

「って、それユーリの‼」

 

「余程、刀が好きなのね‼」

 

「無茶よ‼ エクスカリバー相手にそんな鈍じゃ‼」

 

「鈍かどうかは、冬龍自身が使ってから決め上がれ‼」

 

剣が欲しかったボクは両刃片手剣より日本刀の方が扱いやすいことを考慮して、ユーリさんの愛刀にして、勇龍さん達の愛刀「ニバンボシ」を投影しセイバーの英霊に攻撃を仕掛けていったんだ。

 

 

 

 



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龍王、舞う

そう僕はミッドチルダの大きな橋の付近の広場で結界を張って安全を確保しての、英霊連戦で、一戦目は魔導士の英霊で空中戦だったけど、バリアジャケットを装着できるボク達には、敵わなかったみたいで、ターゲティングされる前に倒せて、カードになったんだけど、今度は、龍月のバリアジャケットのモチーフの英霊「セイバー」らしいんだけど、ルビーとサファイア曰く、バーサーカーの次に史上最強の英霊のクラスなんだって、けど、それは10年前くらいの話で、今現在、ユーリさん達が助太刀に来てくれた、そして、ボクは、アーチャーのカードを地面に置いて、一度やってみたかった、龍姫叔母さんのダブルセットアップを試みて、「夢幻召喚」らしいんだけど、バリアジャケットが、元々、燕尾が付いた、軍服だったから、あまり変化なかったけど、髪型がポニーテールになって、手に弓を持った状態だったところを攻撃されたけど、龍月さんが神格化した状態つまりセイバーの英霊と同じ姿で現れちゃったから、遠坂凛さんが攻撃をしようとしていたから、ユーリさんが止めて、ボクは、黒い剣と白い剣を投影し、二刀流で戦ったり、弓を取り出して、光の矢を放ったり、したけど、やっぱり最後は、日本刀、そう、ユーリさんと勇龍さん、そして次元武偵「流星の絆」の面々の得物なんだもん、それをいつか手に入れたいから。

 

「飛ばして行きますか~‼」

 

「何をやるつもりですのΣ(゚Д゚)‼」

 

「オーバーリミッツ‼」

 

「冬龍もあの領域に辿り着いたのね」

 

そう、ボクは、この時、なんとオーバーリミッツLv3まで解放しちゃったんだ、そしてそのまま、剣士の英霊「セイバー」に特攻したんだ‼

 

「散沙雨‼ 秋沙雨‼ 驟雨双破斬‼ 腹括れ‼ 天狼滅牙‼」

 

「あの子、凄いですわ(゚Д゚)ノ‼」

 

「イリヤ以上ね」

 

「おまえらな~(~_~)」

 

やっぱり、背が高いって言っても、二尺三寸のニバンボシは長いけど、なんとか片手で振り回せるくらいだったから、問題ない‼ 連続で突きを繰り出して、バーストアーツに繋げて、

 

「お終いにしようよ‼ 閃け‼ 鮮烈なる刃‼ 無辺の闇を鋭く切り裂き‼ 仇名す物を無尽に砕く‼ 決まった‼ 漸毅狼影陣‼」

 

「あの技は、義兄さんの‼」

 

「まだ、幼き肉体で、あの身のこなし、見事です」

 

そう、龍姫叔母さんが初めて修得した、ユーリさんの奥の手、ターゲティングした相手を中心にしながら斬り刻む秘奥義、最後は斬り抜けて、納刀して、

 

「やった‼ セイバーのカードだ‼」

 

「やったな、さてと」

 

「お願いです、ついて来てもらってもいいですか?」

 

「そうですわね、事情を説明品かえればなりませんし」

 

剣士の英霊を討ち取って、セイバーのカードを手に入れて、ボクとヴィヴィオは龍月さんに家まで送ってもらって、寝ることにしたんだ。

 

 

 

 



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龍王、暗殺者の英霊

見事、剣士の英霊「セイバー」をボクが秘奥義の中で一番最初に修得したいって思っていた、ユーリさんの秘奥義であり、叔母さん達の秘奥義でもある「漸毅狼影陣」をアーチャーのカードでニバンボシを投影して、繰り出して、倒してカードを手に入れたよ。

 

これもヴィヴィオが預かってくれることになって、そのまま龍月さんに送ってもらって寝ることにしたんだ。

 

そして翌朝、

 

「冬龍、何処か痛い所はない?」

 

「うん、大丈夫」

 

「そう、何かあったら、すぐにおばあちゃんに言ってね」

 

もう‼ おばあちゃん二人は心配症だな~昨日、龍月さんたら、馬鹿正直に説明しちゃったもんだから、朝っぱらからボクの体を手当たり次第に触り出すし、確かに、少し疲れてるけど、あまりにも心配されてるから、今日は次元武偵のお仕事は全部お休みにすることになって、ボクはそのまま学校にしたんだ。

 

「またですか(;一_一)」

 

「フランさん呼んできていいですか?」

 

「そこ~‼」

 

「ふあはっはは‼ 無様ですわね(^-^)‼」

 

で結局、深夜に、ヴィヴィオが武偵の仕事を休んでいるボクを迎えに来て、何かに怯えてながらボクの服に襟を掴んで、連れ出されちゃった。

 

で、今日はミッドチルダの深夜の雑木林に来てるんだけど、今度は暗殺者の英霊が相手ってことは、フランさん(?)やダージさんのような忍者が相手になるのかと思っているボクだった。

 

「カキ~ン‼ 大丈夫?」

 

「うん‼」

 

「これ苦無?」

 

「どうする?」

 

「どうするって」

 

周囲を警戒していたら、ヴィヴィオの死角になっている角度から苦無が飛んできたから木刀で叩き落したんだけど、とっくに暗殺者の英霊の術中にはまっていたみたい、だけど、まだ16歳になってないけど、嗅覚は猫並みのボクからすれば、おおよその位置はわかるけど、暗殺者は同じ場所にとどまることはないんだよね。

 

「なるほど」

 

「冬龍ちゃん‼」

 

「あなたって子は‼」

 

やっぱり、複数で動いたヴィヴィオ達より、単独になったボクを狙って手裏剣を撃ってきたってことは、

 

「悪いけど、終わりにしようか」

 

「嘘でしょ‼」

 

「まさか、分身の術ですの(゚Д゚)ノ‼」

 

「冬龍ちゃん、そういえば、忍術も出来るだっけ」

 

ボクの影分身を見破れなかった暗殺者の英霊の背後に立ったボクはそのまま木刀で殴って、見事暗殺者の英霊のカードを手に入れたんだ。

 

この時代に忍術って珍しいみたいで、遠坂凛さん達は呆然と立ちすくんだままだったな~

 

そんなこんなで、ボクは家に帰ることにしたのであった。

 



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龍王、知らぬが仏

無事に暗殺者の英霊を倒したボクは、ヴィヴィオにカードを渡して、お互い、家に帰ったんだ。

 

そして、翌日

 

「今日は、呼び出しはないみたい、ヴィヴィオは?」

 

「こっちもないよ」

 

「そう、それじゃ、一緒に帰る?」

 

「ごめんね、スバルさんのとこ行かないと」

 

「それじゃあ、明日ね」

 

学校が終わって、いつものようにボクの下駄箱に果たし状のような物がじゃ行っていると思ったんだけど、今日は入ってなかったみたいで、一緒にヴィヴィオと家に帰ろうとしたんだけど、ヴィヴィオはスバルさんのとこに行かないといけないって言って、ボクは学校の昇降口で別れちゃったんだけど、なんか、引っかかるんだよね~、龍美叔母さん達と一緒にお仕事してるせいか、腑に落ちない、とりあえず、今日は真っ直ぐ帰ることにした。

 

「ふ~‼」

 

「今日は、ゆっくりできますね」

 

「言い忘れてたけど、緊急で、行かないといけないことがあるから」

 

「そうですよね(~_~)」

 

家に帰った、ボクは自分の部屋で宿題を片付けて、晩御飯まで時間あるから、お風呂に入ることにした。

 

ルビーは脱衣所の着替えが入っている籠の中に隠してあるから、ボクが女の子だってことは知らないみたいで、いまだに魔法少年って、呼ばしてあるけど、そういえば今日は、

 

「冬龍‼」

 

「わぁ‼ お母さん‼」

 

金曜日で、茶熊学園からお母さん達が一時的に帰ってくるだった。

 

「そういえば、困ったことはなかった?」

 

「前にお母さん達が話してくれた人に出会ったよ」

 

「誰~?」

 

「遠坂凛さん」

 

「あの人、まだ魔術師やってたんだ(;一_一)」

 

「フェイトお母さん達も散々な目に遭ってたんだ(?_?)」

 

お母さん二人と仲良くお風呂に入ることにしたんだけど、入ってくるなりいきなり背後に回り込んで、ボクの胸を鷲掴みにし始めたんだよね、ルビーいなくてよかった(*´ω`*)

 

お母さん達をごまかすことはできないし、ボクはお母さん達が居なかった間に起きたことを話して、お母さん達が十数年前にもこき使われたみたいだね、アリシアお母さんは培養液で死んでたから、知らなかったから、フェイトお母さんに質問責めをし始めちゃった。

 

「ヴィヴィオ、ごめんなさいね、冬龍のこと」

 

「いいんです、わたしも冬龍ちゃんみたいに強くなりたい」

 

「行くわよ、ラストバトル‼」

 

遠坂凛さんは冬龍ちゃんの力を恐れているみたいで、わたしだけ、呼び出したけど、なのはママにばれたら、完全に、遠坂凛さん巻き込んでの、スターライトブレイカーの刑だよ

 



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龍王、聖王を助ける

わたし、獅子神ヴィヴィオは現在、なのはママと空龍ママに内緒で絶賛好評、英霊との戦いに挑んでいます。

 

遠坂凛さん達の助っ人(というより、完全にわたしだけで戦った方がいいような)を加えたメンバーです。

 

わたしは密かに叔母さん達に助けを出しているんだけど、深夜と言うこともあって、到着が遅れるって言うし、今ある戦力で補うしかない、場所はミッドチルダの元時空管理局の演習場だった建物の廃墟です。

 

「ぐぉおおお‼」

 

「バーサーカー」

 

「ヴィヴィオきますわよ‼」

 

わたしはいつものバリアジャケットを装着し、大人になったんだけど、目の前にいる英霊は多分、アーストさんの能力が必要なくらい、次元武偵になったばかりのわたしでもわかる、この英霊にこの二人は手も足も出ないことを。

 

わたしは、いつもの徒手空拳ではなく、お姉ちゃんにもらった光焔剣ディランダルを構えた。

 

「魔神剣‼」

 

「アンタ、その剣、エクスカリバーじゃないの‼」

 

「わたしの剣はこれですから‼」

 

流石にあの英霊、リジェネだっけ、自己回復速度が、お姉ちゃん並みに速い‼

 

それに巨体に相応しい馬鹿力を真っ向勝負で受けたら、剣もろとも両腕が使い物にならない。

 

間合いを取りながら、いままで覚えた剣技で応戦していたんだけど、こっちがじり貧になるのは目に見えてる。

 

だから、

 

「ちょっと‼」

 

「ごめんなさい」

 

空間結界でわたしと遠坂凛さん達を隔てて、わたしとバーサーカーとの一騎打ちに持ちこんだんです。

 

「魔神連牙斬‼」

 

「ぐぉおお‼」

 

「しまった‼(助けて、冬龍ちゃん)」

 

「デモンズランス‼ ヴィヴィオ、助けに来たよ‼」

 

「冬龍ちゃん‼」

 

「フェイトお母さんがいって来いって、自分と同じ思いをさせたくないってね」

 

「うん‼」

 

バーサーカーことヘラクレスの攻撃を黒い槍が飛んできて、止めた、槍が飛んできた方向に目をやると、もう既にわたしの背後に、頼れるいつもの親友の姿があった、そうお侍さんのようなバリアジャケットに手に木刀を持った冬龍ちゃんだった。

 

冬龍ちゃん気づいてくれてたんだ、冬龍ちゃんが来たことで、出来ることが増えたわたしは、

 

「行ける?」

 

「うん」

 

「飛ばして、行きますか‼」

 

「やっと、出れたわね、って、嘘でしょ、二人とも」

 

「オーバーリミッツですのΣ(゚Д゚)‼」

 

やっぱりあの秘奥義しかない、それは、ボク達に生きる希望を教えてくれた人達の友情の秘奥義、ボクがオーバーリミッツを最大レベルの4で発動して、連動してヴィヴィオもオーバーリミッツLv.4で発動したんだ。



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龍王、友情秘奥義

ボクは間一髪の所で、ヴィヴィオをバーサーカーの英霊、ヘラクレスの攻撃から助けたんだけど、ボクが叔母さん達に習った、闇の槍ぶん投げて攻撃する魔術?で与えた傷が治癒しちゃった。

 

オートでリジェネを使うようで、それを上回るには、超振動か、スターライトブレイカー並みの威力の攻撃位だよね。

 

バフォメットより遥かに強いのはわかる、けど、ボク達は諦める気はないから‼

 

「嘘でしょ、二人同時なんて」

 

「形態を変えたのね」

 

「アンタ達‼」

 

ボクとヴィヴィオのダブルオーバーリミッツを発動した時に、助けを要請した人達が駆けつけてくれた。

 

これは横やりを入れる気はないのはわかってる、この戦いは、ボクとヴィヴィオの手で蹴りを付けないといけないから‼

 

「爪竜連牙斬‼」

 

「無茶よ‼」

 

「いや、もう」

 

「フィナーレよ」

 

「はい‼」

 

ボクとヴィヴィオは二人で捨て身の連続斬りの特攻技「爪竜連牙斬」をバーサーカーに繰り出したんだ。

 

遠坂凛さんは無茶だと言ったけど、これが秘奥義へのカウントダウンであることに気付いた、フェイトお母さんをエルフにした感じのファルファラさんと、ヴィヴィオとは歳が近い、従姉妹叔母のティナさんは気付いてくれたみたい。

 

「行くよ‼ ヴィヴィオ‼」

 

冬龍&ヴィヴィオ「はぁっぁぁっぁ‼」

 

「これは、物凄い能力ですわ‼」

 

「あいつら、やってくれるぜ」

 

「義兄さんとフレン団長の‼」

 

ボクは、投影でニバンボシを創り出して、ヴィヴィオは太陽さんと月華さんに託された片手剣「光焔剣ディランダル」を地面に突き刺して、大きな魔法陣を展開して、ヘラクレスを拘束し、ダメージを与えたんだ。

 

初めて見る共闘秘奥義に目が点になってる遠坂凛さんとルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトさんめんどくさいというより、ユーリさん略称術によって略したあだ名は、

 

「ルヴィアでいいな?」

 

「あなた、目上への態度がなってませんわよ(>_<)‼」

 

「ユーリに何言ってもこれは変わらないから」

 

ということで、ルヴィアということで満場一致で決定したんだよね。

 

もちろんエステルさんもそう呼んでるし、

 

「見せてあげよう‼」

 

冬龍&ヴィヴィオ「武神‼ 双・天・波‼」

 

「ぐぉおおおお~‼」

 

「もう、わたし達の理解を超えてますわ‼」

 

「ええ、これがあの子達が辿りついた結果」

 

そして、ボクとヴィヴィオはヘラクレスを突き抜けて、飛び上がって、向かい合わせで、ヴィヴィオが片手剣から、双剣「ディランダル・ツヴァイ」に持ちかえて、ボクはニバンボシと、フレンさんの剣「ホワイトナイトソード」を左に持つというあり得ない、日本刀と騎士剣二刀流になって、そのまま斬撃を繰り出してヘラクレスに龍の形の斬撃をお見舞いして、ヘラクレスをカードにしたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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龍王、大目玉喰らう

バーサーカーの英霊「ヘラクレス」にボクとヴィヴィオが師と仰ぐ、ユーリさんとフレンさんの友情秘奥義をお見舞いして、見事カード化に成功したんだよ‼

 

「わたしの全力全壊‼」

 

「何が何でも‼ 貫き通す‼」

 

「美遊の欠落していた空想原理を持っていたのですね‼」

 

「そうね、アタシ達の想像を遥かに超えちゃったみたいだし」

 

「ほう、それは良かったの~」

 

「え・・・・」

 

「お母さん(ママ)・・・」

 

英霊「ヘラクレス」を倒したボクとヴィヴィオは決め台詞まで言って、遠坂凛さんとルヴィアさんだったんだけど、そこに、神格化しちゃった、フェイトお母さんとなのはさんが、完全に背後に真っ黒なオーラを出して来ちゃったよ、これはつまり・・・

 

「ちょっと、頭冷やそうか・・・」

 

「そうしよう」

 

「おい‼」

 

「完全にアタシたちまで(>_<)‼」

 

なのは&フェイト「反省しなさい‼」

 

ということで、問答無用のお仕置きの「星光爪龍波(スターライトブレイカー)」と「天翔雷龍斬(プラズマ・ザッパー)」が繰り出されて、遠坂凛さん達をバインドして、無殺傷モードで喰らったボクとヴィヴィオは、そのまま家に連れて帰られて、お説教をもらうことに、ユーリさん達までもらちゃった。

 

それから数日が経ったんだよね。

 

遠坂凛さん達はというとロンドン、つまり、明おばあちゃんのお母さん、つまり、ヴィヴィオのひいおばあちゃんの故郷に戻って行っちゃった。

 

そう、あのカードを持って、多分、お師匠さんに大目玉喰らってるんじゃないかな(;一_一)

 

でボクとヴィヴィオはと言うといつものようにミッドチルダの学校に通いながら、ヴィヴィオはスバルさんの監督の下、ワールドグランプリの15歳以下の部の優勝目指して特訓してるんだけど、スバルさん、寝技をしたことないから、教えてられてるかどうか心配です。

 

ボクもワールドグランプリ15歳以下の部にエントリーして、スバルさんのチームに誘われちゃったけど、断ったんだ。

 

なぜかというと、

 

「来たわね、張り切って行くわよ‼」

 

「もう、キャトラたら‼」

 

「(^-^)‼」

 

「冬龍、ワールドグランプリ、頑張れよ」

 

「世界のむかつく野郎どもをボコボコにして来い‼」

 

「リアム、あんたね、冬龍にそんなこと教えてどうすんの<`~´>‼」

 

そう、ボクにはこんなにたくさんの頼りになる(?)監督がいるんだもん、それも、

 

「冬龍、今日は、お仕事多いけど、大丈夫?」

 

「もちのろん‼」

 

「おっさん‼ なに‼ ガキに変な言葉教えてんのよ‼」

 

「いいじゃない‼」

 

叔母さん達や凛々の明星のみんなと一緒にお仕事で特訓してるんだもん‼

 



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双龍編
龍王、海の計画


全ての英霊のカードを集めて遠坂凛さん達がロンドンに帰って、数日が経ちました、あの出来事によってボクとヴィヴィオはまた強い絆を作ったんですが、

 

「は~‼」

 

「Σ(゚Д゚)‼」

 

冬龍&ヴィヴィオ「ぎゃぁっぁぁあ‼」

 

「うるさいわよ‼ 二人とも」

 

「いいわね、若いって」

 

今日はヴィヴィオから一緒に学校に行こうという日だったんですが、まだ目覚ましもなってないのにも関わらず、ヴィヴィオが押しかけ女房ごとくボクが寝ている部屋にやって来て、起こすつもりだっただろうね、勢い余って、ボクのファーストキスを上げちゃった‼

 

流石のヴィヴィオも慌てふためいちゃったから、おばあちゃん二人に怒られた。

 

「行ってきます~‼」

 

「いってらっしゃい」

 

ハプニングを起しちゃったけど、これアインハルトにばれたら、異世界を巻き込んでおいかっけこだよ‼

 

そんなこんなで、ミッドチルダの学校に到着した。

 

「よっしゃ~‼ 海に行こうぜ‼ ただし、冬龍のひいひいおばあちゃんの家‼」

 

「気が早いよ‼ くえすひいひいおばあちゃんに聞いてからね‼」

 

今はお昼休みなんだけどクラスメイトのボクよりボーイッシュで、うずめ叔母さんと一緒で俺って自分のことを呼んでいる、虎徹佐奈って言うんだけど、相変わらずのハイテンションなんだよね

 

もちろん、ヴィヴィオの友達とも仲がいいんだよ。

 

一応、ボクが次元武偵だってことは教えてあるけど、お仕事のことを話したら、

 

「冬龍、大丈夫なのか・・・」

 

って言われちゃった、まぁ、確かに、魔物退治って、9歳の女の子がするお仕事じゃないしね。

 

「冬龍ちゃんって水着持ってる?」

 

「スクール水着ならあるけど?」

 

「プライベート用の買いにいこう、プラネテューヌならいっぱいお店あるし」

 

「いいな~、冬龍は、父親の実家は、億万長者で、叔母さん達は一流の次元武偵だもんな~」

 

「そうかな~」

 

ボク達は学校が終わったので、気が早いんですが、海に遊びに行くことになったので、海で遊ぶための水着の話をしてたんだけど、ルビーはいまだにボクが男の子と思っているみたいなんだよね

 

だから、ボクが女の子用の水着を買ったら、ルビーはわかってくれるよ‼

 

今日は、お小遣いで水着を買いに行くため、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのお店で見ることにしたんだ。

 

「マスター」

 

「どうしたの蒼天」

 

「遠坂さんらしき魔力が近づいてます」

 

「逃げた方が良いかな?」

 

「それが賢明です」

 

蒼天が何かに反応したちゃったんだけど、遠坂?ロンドンに帰ってるはずなんだけどな~

 



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龍王、チビ遠坂達に出会う

学校が終わってそのままヴィヴィオもスバルさんのところにはいかずにボクと一緒にプライベート用の水着を買うのを手伝ってくれることになったんだけど、ボクのデバイスの蒼天が、遠坂凛さん達に似た魔力反応をを察知したんだけど、

 

「避けるな‼」

 

「無様ですわね(^_-)-☆」

 

「遠坂凛さん達のミニサイズが来ちゃった」

 

「うん、逃げようか?」

 

殺気を感じたボクとヴィヴィオはそのままよっこ飛びで避けたんだけど、ふとボクとヴィヴィオを捕まえようとした気配がする方向を見ると、遠坂凛さん達を小さくした人物がいたんだけど、性格もまるっきし一緒だしね

 

「依頼なら、武偵所に行って手続きをしてください」

 

「ありがとう、ってんな訳あるか‼」

 

「それに、此処ミッドチルダの学校ですけど」

 

「ついて来てもらいますわよ‼」

 

ダメだ、こっちの話を全く聞いてくれないみたい、とりあえず、フラクシナスへ連絡入れたけど、応援来るかな? 毎回応援要請しちゃってるから、叔母さん達、今回は自分でやりなさいって思ってるよね、と言うことでボクとヴィヴィオは泣く泣く、一緒に付いて行くことになりましたとさ。

 

「そういえば、名前言ってなかったわね、アタシ、衛宮芽衣よ」

 

「あれ? なるほど旧姓を名乗ってたんだ、ボクは、鳴流神・T・冬龍」

 

「わたし、獅子神ヴィヴィオ」

 

「わたくしは・・・」

 

「略して」

 

「ぬ、ユミエルですわ」

 

結局、案内されるがまま連れてこられた場所は、雑木林で、名乗ってなかったことを思いだした二人は自己紹介してくれたんだ、と言うことで、ボクとヴィヴィオはさっさと終わらせて帰らないと、で二人が飛べないので、歩いて現場に行くことになったんだけど、

 

「ふぎゃぁっぁぁ‼」

 

「はぁ、よっこいしょ‼」

 

「アンタ、カレイドステッキは?」

 

「これのこと?」

 

「げ‼」

 

川に落ちちゃうし、倒れてる木につまずて、ボロボロになってるから、親子なんだな~って思っちゃった。

 

どいうわけか、ルビーとサファイアはボクとヴィヴィオが預かるってことになっちゃった。

 

お母さん達と遠坂凛さん達と話し合いの結果らしいんだけど、仕方ないよね、本来の持ち主の芽衣とユミには悪いかな、二人ともボクのこと、

 

「では、殿方のあなたが先に」

 

「わかったよ」

 

「マスター」

 

男の娘だって思ってるよね、完全に、そこに、

 

「遅いかったな」

 

「ユーリ、仕方ないよ」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

「はい」

 

「どうするんですの‼」

 

「どうするもこうするも」

 

「置いてくぞ‼」

 

現場の大空洞の入り口付近で待っていたらしく、叔母さん達がユーリさん達を寄越してくれたんだ。

 

けど、二人は何か、慌ててたけど、ボク達は大空洞に入って行った

 



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龍王、二人になるの段

ボクとヴィヴィオは一応報酬を払ってもらうという条件で、地脈って言うテルカ・リュミレースで言うなら、エアルクレーネって言う物の流れを調査しに、地球のとある雑木林の中にある大空洞の地脈目指して、途中でユーリさん達と合流して、依頼者、衛宮芽衣とユミエルの二人の案内で、大空洞に到着したんだ。

 

「ほう、これが地脈って奴か」

 

「お待たせ‼」

 

「龍姫叔母さん‼」

 

「叔母様‼ いくらなんでも歳が若すぎません‼」

 

「まぁまぁ、詳しいことは後にして、それじゃあ、はい‼」

 

「この人魔術師ですか?」

 

「話が進まない‼」

 

大空洞に到着したところで龍姫叔母さん達が合流してくれて、デュークさんが持ってる剣「宙の戒典」ていうんだけど、流石に本人から借りてくるわけにはいかないからね、デュークさんが素直に自分の剣を貸してくれるわけないからね。

 

それを、魔術で投影しちゃった‼ ボクはまだ夢幻召喚しないと出来ないから、この魔術、ボクは使えない、鬼斬り役って言う退魔士の家計の血縁者しかできないらしいから、ボクは養子だからね、けどいつかは、自分なりに、投影魔術を完成させたいなって言ってる間に宙の戒典を龍姫叔母さんから受け取ったユーリさんが地脈の前に立って、

 

「こうか? うぉおおおお‼」

 

「嘘でしょ‼」

 

「あの剣はどうなっているのですの‼」

 

宙の戒典を掲げた瞬間、地脈の流れが穏やかになってきたんだよね、完全にボクとヴィヴィオはいなくともよかったと思ったけど、宙の戒典って言う剣が見れてよかったかな

けど、地脈が落ち着いたけど、こう言時に限って、

 

「夢幻召喚‼ アーチャー‼」

 

「ぐぉおおお‼」

 

「まぁ、すんなり帰れると思ってなかったけどな‼」

 

「魔神剣‼」

 

普通はいないはずの魔物達がどっからともなく湧いて出ちゃったんだよ‼

 

仕方ない、片付けて超神次元ゲイムギョウ界に帰ろう、ボクはバリアジャケットと夢幻召喚でアーチャーのカードで、龍姫叔母さんの格好になったんだけど、

 

「どごぉおおお‼」

 

「地脈が反応してるの‼」

 

「え、なんだか、かすれてきた・・・」

 

地脈がまた暴走しちゃった、普通は地脈が暴走したら、魔物の群れが活発化して来るんだけど、どこにもなくって、ボクが宙の戒典を投影して、地脈の流れを元に戻そうとしたんだけど、なんだか、意識が遠のてきたんだ。

 

「みんな、大丈夫?」

 

「ああ、龍姫の魔術のおかげで、全員無事だが」

 

「冬龍、だい・・・」

 

「え・・・」

 

冬龍以外「なんで、冬龍が二人になってるの‼」

 

「あ、バインド‼」

 

「離せ‼ 叔母さん‼」

 

「とりあえず、ここから出ようぜ」

 

なんとか魔物の群れを撃退したんだけど、土煙が晴れたら、横にボクそっくりだけど、服装が完全にアーチャーの姿で、けど、目が金色のボクがいた、そうこの瞬間、冬龍(ボク)は二人になっちゃった。

 

 

 



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龍王、双子

大空洞の地脈の暴走を鎮圧したまでは良かったんだけど、なぜか、ボクそっくりだけど、目が金色のボクが出現しちゃった‼

 

龍姫叔母さんが捕まえて、話を聞くため、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会だったところの、プラネテューヌ次元武偵所本部の応接室にやってきた。

 

フラクシナスはメンバーじゃないと入れないから

 

「おお(>_<)‼ 冬龍が双子になっちゃうなんて、二倍お得や‼」

 

「げ‼」

 

「武龍‼ 話が進まん‼」

 

「もう、綾瀬さんたら‼」

 

「精霊の王でも、この現象はわからないのか?」

 

「どうやら、冬龍のマナが分裂しちゃったのね」

 

「そうでありますか‼」

 

「堅苦しいから、普通に話せ‼」

 

応接間にはボクともう一人のボク、親友のヴィヴィオ、龍姫叔母さん達、精霊の王の綾瀬さんとシノンさん、綾瀬さんとシノンさんのお姉さんのミュゼさん、龍音叔母さん達が集まっていた。

 

応接間に入るなり、武龍さんが二人になったボクに抱きつてきたけど、綾瀬さん曰く、地脈の暴走によって、ボクのマナが分裂したのだろうと言っていたんだけど、

 

「そういえば、アーチャーのカードは?」

 

「確か、ない‼」

 

「なるほど、おまえ、アーチャーのカードが冬龍の人格を得たのね」

 

「そこまで、分かってるんだったら、どうしようかな?」

 

芽衣がアーチャーのカードのことを聞いて来たからボクはホルスターのケースを開けてみたら、アーチャーのカードが無くなってたんだよね

 

クリティア族特有のナギークでジュディスさんが、ボクそっくりの女の子がボク自身だって気が付いたらしくて、そして、その子は開き直った。

 

まぁ、ボクの人格ですしね(;一_一)

 

「それじゃあ、ボクの双子ってことで良いのかな(>_<)‼」

 

「そうした方が身のためか、で名前どうすんの? オレも、鳴流神・T・冬龍だけど‼」

 

「冬龍の反対の夏の龍と書いて、夏龍はどうです?」

 

「いいじゃない、夏龍」

 

「乗った‼ オレは、今日から、鳴流神・T・夏龍だ‼」

 

流石にこのままホツキ歩かれると不味いから、ボクの双子ってことで通してあげると言ことで、家に置いて上げることにしたんだけど、名前まで一緒だしね、そこはネーミングセンス抜群のテルカ・リュミレース副帝、エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインことエステルさんが、ボクが冬龍ってこともあって、冬の反対の夏って言う字に龍って付けた夏龍って名付けちゃったから余計、男っぽいですよ。

 

けど、気に入ったみたいだしいいかな。

 

フェイトお母さん達にはどう説明しよう、ユーリさん達があの手この手でなんとかしてくるらしいけど、こうしてボクに新しい家族が出来ました。



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龍王、問い詰めらる

大空洞の地脈事件から翌日の朝を迎えたボクは昨日新しく家族になった、うずめ叔母さんとくろめ叔母さんと同じで自分のことを男の子らしく、オレって言う自分、夏龍と一緒に龍翔お父さんの実家の道場に朝の稽古に来てるんだ。

 

「はぁぁぁ‼」

 

「夏龍よ、縮地はできるようじゃな」

 

「なんだよ‼ じいちゃんたら‼」

 

「わしの背後を取るには実力不足じゃな‼」

 

「うげ‼」

 

てな感じでワールドグランプリに向けて稽古してるんです。

ほかの子達はサンドバッグとかシャドウボクシングとかで特訓するらしいんだけど、龍造おじいちゃん曰く、そんなことやっとる暇あるじゃッたら、組手をした方がいいって、アドリビトム組のシングさんもおじいちゃんに修行してもらって、破軍学園の人とやり合って、

 

「遅いよ‼ そんな攻撃なら、じいちゃんだったら、五十発殴られてるよ‼」って言うぐらいな修行積んでたっけ、後はスタンさんのおじいさんも、元将軍補佐の兵士って言ってたし、極めつけは、何も稽古してないのにただ、お仕事してるだけなのに、なん十年も修行積んでる人すら倒せない、リッドさんだよね。

 

それにしても、おじいちゃん、対応早いよ‼ まぁ、孫が全員で軽く十五人くらいいるしね、スバルさんには一緒に特訓するようにって言われてるけど、困ったことに、普通にスバルさんとノーヴェさんの訓練じゃ、身につかないらしいだって。

 

そんなこんなので、来週から夏龍がボクと一緒にミッドチルダの学校に転入することになったんだ。

 

夏龍は、綾瀬達と一緒の精霊と同じらしいけど、剣心おばあちゃんがボクと一緒の速度で成長することが出来るようになったから嬉しそうだったな

 

茶熊学園の寮生活してるフェイトお母さん達にはユーリさんがあの手この手で誤魔化してくれてるらしいんだけど、なのはさん辺りにはばれてるよね(>_<)

 

茶熊学園の人達には時間がある時にいろいろ教わってもらってるんだよね、特に月ウサギのドロ介の相棒でヴィヴィオのお姉ちゃんの太陽さんと月華さんの友達のツキミさんとか、飛行島だと、帝国軍の人とか、いろんな人がいるから楽しんでます‼

 

そんなこんなでボクはミッドチルダの学校に行ってきます‼

 

夏龍は大人しく待っててくれるかな?

 

「冬龍‼」

 

「どうしたの‼」

 

「今度のワールドグランプリに冬龍と同じ名字の名前がエントリーされてたらしんだよ」

 

「どういうことか説明しろ‼」

 

「いや~それは、週末になったら話す‼」

 

学校に着くなり、クラスメイトの女の子でヴィヴィオの友達でもある、ミウラっていうこに胸倉掴まれて、夏龍がエントリーしちゃったことを説明しろって問い詰められちゃったんだけど、運よくチャイムに命拾いしちゃった。



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龍王、お弁当

夏龍が勝手にワールドグランプリにエントリーしちゃったもんだから、学校では多そう度に発展しちゃって、ヴィヴィオの友達にミウラに問い詰められることになっちゃったよ‼

 

なんとかその場しのぎのチャイムが鳴ったから良かったよ。

 

そんなこんなで、お昼休みです。

 

「なるほど、次元武偵のお仕事の事故で、冬龍が二人になっちまったということかいな~」

 

「なんで、関西弁?」

 

「(この学校が、魔法の学校でよかったです。と言いながらほとんど物理ですが)」

 

ボクは真龍婭叔母さんが作ってくれたお弁当を広げながら夏龍が誕生しちゃった経緯を説明しながらおにぎりを食べているんだけど、どうやらちゃんと理解してくれたみたい、次元武偵のお仕事は学校の先生にも話が通ってるしね、ちゃんとこの前のお仕事の報酬はちゃんと振り込まれてたしね。

 

来週は、波乱な展開が起きそうです。

 

ミウラ、なんで関西弁?

 

「ねぇ、芽衣ちゃんから、渡されたカード、ランサーだっけ」

 

「うん、ヴィヴィオはセイバーとライダー」

 

「ドラゴンライダーになれるんだ(>_<)」

 

アーチャーのカードが使えなくなったから、芽衣とユミが凛さんから預かってくれていた英霊のカードを貸してくれることになったんだけど、確か、アーチャーのカードって夏龍だよね、なぜかもう一枚あるんだよね、バーサーカーのカードも、英霊なんて日本だけでもごまんといるしね

 

ヴィヴィオたら、ドラゴンに乗りたいんだね(^_-)-☆

 

なんでおばあちゃんがお弁当を作らないかと言う、遡ること一か月前、ボクが初めてフェイトお母さんと龍翔お父さんの子供として鳴流神家に来た時、

 

「おばあちゃんが作ったのよ」

 

「?」

 

「冬龍どうした?」

 

「お兄ちゃん、リンディさんの味覚障害LEVELの料理を見て固まってしまったみたいですね」

 

「味覚障害ってどう意味かしら?」

 

リンディおばあちゃんが自分が味覚障害だってことに今になって気付いた瞬間だったね、フレンさんじゃないと食べれないくらいどうやったら焼き魚が甘くできるんだろ?

 

で結局その日から、剣心おばあちゃんがか、叔母さん達が代わりに作ってくれることになったんだっけ。

 

これには、食べ物に目がない綾瀬さんでも食べたくないって言い張るくらいだしね

 

「ただいま~」

 

「お帰りなさい~」

 

「夏龍、ワールドグランプリにエントリーしちゃったの?」

 

「当たり前だろ、折角の世界の野郎どもと戦う大会だろ?」

 

「ユーリさんに影響されてるか」

 

学校が終わって、家に帰って来たんだけど、夏龍は、見た目の割には掃除をしていたようで、掃除して出てきたごみ袋があった。

 

 

 



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龍王、不思議な少女に出会う

夏龍がやって来て翌日の放課後を迎えました。

 

今日は次元武偵のお仕事も、芽衣達のお仕掛けもないので、ヴィヴィオ達と一緒にトレーニング施設に向かうことになったんだ。

 

此処んところ、スバルさんの特訓とかしてないから、それ以前に、前に、リアムさんが、

 

「動かねぇ‼ サンドバック攻撃するより、動く野郎をボコボコにした方が早いんだよ‼」

 

って、まぁ、リアムさんの言ってることはわかるし、それが一番強くなる近道だもんね、けど、討伐対象の魔物だけにしたいところですね。

 

そんなことを頭の中に考えていたら、

 

「どこ行くんだよ‼ 冬龍」

 

「あ、夏龍ちゃん‼」

 

「えええええΣ(゚Д゚)‼」

 

夏龍が叔母さんのお下がりの私服を来て姿を見せたんだけど、目の色以外そっくりだから、驚くのは無理ないよね(;一_一)。

 

「動くんじゃ‼」

 

「‼」

 

「夏龍‼ ごめん、やっぱり、お仕事、入った‼」

 

「わかった‼ 二人とも無茶しないでね」

 

夏龍の登場に呆れていたんだけど、やっぱり、16歳になってないけど叔母さん達と一緒位、遠くの音が聞こえるみたいで、ボクと夏龍以外は気付かなかったけど、夏龍が何かを感じ取ってくれたみたいで、ボクも一緒に現場に向かうことにしたんだ、と言うことでヴィヴィオ達にスバルさんに緊急任務が来たことを頼んで、夏龍を追いかけることにした。

 

「こいつが・・・・」

 

「どうした?」

 

「寝てろ」

 

「⁉」

 

「さてと、大丈夫? 怪我してないみたいだけど?」

 

「ん? 家まで送ってやるけど?」

 

「‼」

 

「待って‼」

 

「悪いな、これも仕事なんでね」

 

夏龍を追いかけてみれば、誘拐未遂の現場に遭遇しちゃって、二人で誘拐しようとしていた人達を絞め落として、事情聴取をしないといけないから、被害者で、ボク達と同い年くらいの女の子に事情を聞こうとしたら、逃げようとしたから、夏龍が捕まえて、誘拐未遂事件で男の人達を逮捕して、フラクシナスに向かったんだ。

 

「オレは、鳴流神・T・夏龍、名前を教えてくれないか?」

 

「リンネ」

 

「リンネ、どうしてスリッパであんな所にいたの?」

 

「散歩・・・」

 

「今日の所は、ここまでだな、家まで送ろうか?」

 

「・・・」

 

事情聴取ってやるの初めてなんだよね、以前、お義父さんたちと一緒にイタリカって言う国での国王暗殺未遂事件とピニャさんに対する卑劣な行為などで逮捕したゾルザル達の取り調べは、天界の次元武偵所でやってたし、今回初めて、調書を書いたよ

 

ピンク掛かった長い銀髪の女の子の名前はリンネって言うらしいんだけど、なぜか、名字を言わなかったけど、今日の所は現行犯だったから、家まで送ってあげることにしたんだ。



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龍王、豪邸に

リンネ誘拐未遂事件は現行犯だったから、良かったけど、この子一人にする訳にはいかず、家まで送ることになった。

 

オレも、冬龍と一緒にリンネって奴の家まで護衛がてら送ることになったんだ、まぁ、冬龍の中にいた時からこの街のことは理解していたつもりだったんだがな、どうも、金持ちの家って、

 

「此処いい」

 

「行っちゃった」

 

「それにても、でけえな~どうする、家に帰るか?」

 

「そうだね、時間ないし、ヴィヴィオがうまくやってくれるといんだけど」

 

「仕方ないですよ、誘拐未遂事件が起こってしまったんですから」

 

どうも例外はあるが、デカいんだよな、一応オレも、次元武偵の仕事で日によるが、数万単位で稼いでるけど、この家の家主は一日でどんだけ稼いでんだ?

 

ボクと夏龍はリンネの家の大きさに驚きながら家に帰ることになったんだけど、ちゃんとスバルさんには後日謝るとして、今日は家に真っ直ぐ帰ることした。

 

「あの子・・・」

 

「?」

 

「どうした、冬龍、ああ、あいつか、ワールドグランプリで当たるだろうなオレか、おまえか、ヴィヴィオか」

 

「うん」

 

ボクと夏龍を窓から見ていたリンネは何となく悲しそうな表情だった、ワールドグランプリで当たったら、ボクはリンネと本気の拳をぶつけられる。

 

そう思いながら家に帰ったボクと夏龍はなんとか誘拐未遂事件を解決していたことが良かったのか、二人のおばあちゃんには怒られなかった。

 

明日は、金曜日だから、フェイトお母さん達が茶熊学園から帰ってくるからね、夏龍とボクは、

 

「光龍叔母さん、ありがとう」

 

「いいんですよ、姪っ子が、死ぬような料理を食べさせられるよりはましですから」

 

「言い返せない・・・」

 

「ばーちゃん、今まで料理したことないのか?」

 

龍翔お父さんの義理の妹の光龍叔母さんが腕によりをかけて晩御飯を作っている間に、二人でお風呂に入って、光龍叔母さんが作ってくれた料理を食べてるんだけど、リンディおばあちゃんの砂糖まみれもそうだけど、プレシアおばあちゃん、研究とかしかやってこなかったみたいで、料理する以前の問題が発生しちゃったから、代わりバンコで料理を作りに来てくれることになったんだ。

 

「そういえば、エリオお兄ちゃん、ちゃんとやってるかな?」

 

「お兄さんって、エリオさんでしたっけ」

 

「そういえば、エリオのアニキ、キャロ姐とはうまく言ってるか?」

 

「二人は、エリオさんのことは」

 

夏龍と冬龍「兄としては大丈夫‼」

 

晩御飯を食べ終えたボクと夏龍は部屋でくつろぎながらエリオお兄ちゃんのこと話し合ってたんだけど、ちゃんとお仕事してるかな



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龍王、二人に

リンネを助けて、夏龍がやって来て、初めての金曜日を迎えました。

 

「行ってきます~‼ 夏龍、お仕事行くのは良いけど、あまり無茶しちゃダメだからね‼」

 

「わかってるよ‼」

 

「大丈夫‼ おばあちゃんが見てるから‼」

 

と言うことでまだ手続きに時間がかかるらしくて、夏龍はまだ学校に通えないので、今日も家かお仕事に行くらしく、リンディおばあちゃんは、クロノ伯父ちゃんの所に行かないといけないから、プレシアおばあちゃんがいまだに神格化したままで外歩いちゃうんだけど、ここが超神次元ゲイムギョウ界で、真龍婭叔母さんが女神時代が子どもから大人に変身する使い手だったから、街の人は慣れてるみたい、今は、真龍婭叔母さん達は、女神(混沌)から解放てるから、今は普通の人間の人が統括しているから、女神信仰はさびれちゃったけど、武偵所は大賑わいらしいから、いっか、そんなこんなで、ミッドチルダの学校に到着しました。

 

「流石、未来の龍神だな」

 

「まだ、叔母さん達みたいに、出来ないよ」

 

いつも通りにヴィヴィオと友達と楽しい時間を過ごしていた。

 

「どうしよう、夏龍のことお母さん達に話してないよ‼」

 

「そんなことより、今日はこのクラスに転入生が来るらしいよ」

 

「そうなんだ、どんな子だろうね、冬龍ちゃん‼」

 

「元気な子がいいな(あれ、まだ手続きがおわってないいしな?)」

 

ボクは今日がフェイトお母さん達が家に帰って来るから夏龍のことをどう説明しようか、考えていたんだけど、ミウラが、クラスに転入生が来るって言い出したんだよね、夏龍はまだ手続きが終わってないから、月曜日だよね、ボクは自分の席に着いて待つことにしたんだけど、

 

「今日は、新しいお友達が来ます、入って‼」

 

「嘘だよね、ヴィヴィオ」

 

「うん、だって、年下だしね、あっちの方が」

 

担任の先生が入ってきて、転入生が来ることをボク達生徒に伝えて、扉の向こうにいる転入生に期待に胸躍らせながら、入ってくる転入生を見たんだけど、そう、夏龍がこの世に現れたきっかけを作った張本人二人が、学校の制服を着て転入してきちゃったんだ‼

 

たしか、十数年まえだから、二人の歳だと、ボクより下の学年になるんだけど、

 

「飛び級で転入してきました、ユミエルとお申します」

 

「同じく、飛び級で転入して来てあげたわよ‼ 衛宮芽衣‼」

 

ミッドチルダって飛び級が認められてるんだね、茶熊学園だけだと思ってたボク達であったのである。

 

こうして、ボクとヴィヴィオの大騒動がまた始まろうとしていたのです。



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龍王、こうなって

ボクとヴィヴィオはまさかの展開に度肝を抜かれてちゃってるんですが、それも、ボク達より年下なんだけど、ミッドチルダのボクの学校って飛び級が出来るってことに驚いてます。

 

「多分、スゴイ金額が動いてるんじゃ(;一_一)」

 

「ありえますね、凛さんの娘ですし(;一_一)」

 

「ありえます」

 

「うん」

 

「それじゃあ、二人の席は、鳴流神と獅子神の隣です」

 

冬龍&ヴィヴィオ「嘘(゚Д゚)ノ‼」

 

やっぱりお約束でターゲットの前後左右が転入生の席になるっていう現象が起こりました。

 

こうして、飛び級で上がってきた二人に監視されるがまま授業が始まりました。

 

数時間後

 

「おほほほ(^-^)‼」

 

「デバイスは持ってるの?」

 

「なんですの、デバイスとは?」

 

「質問に質問で返さないで‼」

 

「持ってないわよ‼」

 

お昼休みになったから一緒にお弁当を食べることになったんだけど、芽衣達、インテリジェントデバイスを貰ってないらしくて、質問に質問で返されるという状態に陥っちゃって、ユージーンさんの決め台詞を使うとは思ってなかったよ

 

クラスでも持ってない人はいるからいいんだけど、これから先、大丈夫かな?

 

それにこの二人親も親で、犬猿の仲だし、子も子で、

 

「あなたのような、魔術師より、わたくしが上に行きますわよ‼」

 

「言ってくれるわね‼」

 

「遺伝してますね(;一_一)」

 

てな感じで先生がいない所で喧嘩し始めるから、止めるのが毎回大変だよ‼

 

イギリスのロンドンの魔術師学校が在って、十年前もルビー携えて凛さん達が日本まで帰って来て、大喧嘩して、ルビーとサファイアが見限って、イリヤさんと美遊さんに鞍替えして、凛さんのブラック労働が始まって、イリヤさんがこき使われて、後にクロさんが生み出されて、お母さん達に出会って、今に至るらしいんだけど、二代に渡って、魔術師学校の建物半壊させてるから、ヴィヴィオの、お義父さん方のおばあちゃんがロンドンの魔術師学校の偉い人だって言ってし、そりゃ、日本かミッドチルダの学校で学んで来いって言うよね。

 

「それより、冬龍‼」

 

「何?(敬語できないのかな?)」

 

「学校が終わったら付き合っていただきたい場所がありまして」

 

「ヴィヴィオ、どうしようか?」

 

「わたしはいけないよ(゚Д゚)ノ‼」

 

「行けばいいんだね」

 

お昼ご飯を食べて教室に戻ってきたボク達は、芽衣達に放課後、問答無用に依頼を押し付けられてしまい、今回はボク一人で行う感じだよ。

 

こうして、飛び級の転入生との生活が始まりました。



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