ファンデッキでも良いじゃないか。 (skkコーポレーション)
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1.とある日の遊勝塾

初投稿です。暇が出来たら書いて投稿。見たいなスタイルだから不定期更新になります。チラシの裏ですが、評価と感想は受け付けてます。よろしくお願いします。


この世界では、遊戯王が日常的な物となっており、質量を持った『リアルソリッドビジョンシステム』の実現によって行われる『アクションデュエル』が主流となっていた。

……そして今日も、この町、舞網町に住む少年、『榊遊矢』は友人である『権現坂昇』と、『遊勝塾』のデュエルスペースでアクションデュエルを行っていた……

 

「俺は超重武者ワカ-02と、超重武者ソード999を生贄に!」

 

桜が散る、和の趣が見える木造建築群の橋の上で、青と赤の機械仕掛けの武者がリリースされ緑の粒子となって消え、その粒子が集まってそこから橙と白を基調とした薙刀を持つ武者が呼び出される。

 

「超重武者ビックベン-Kをアドバンス召喚!」

 

そして機械仕掛けの武者を召喚した少年と呼ぶには大き過ぎるような身体を持つ権現坂は相手である榊遊矢に呼び掛ける。

 

「さあ遊矢!この漢 権現坂と一対一で勝負しろ!」

 

その呼び掛けに答えたのかは分からないが…

 

「レディースアーンドジェントルメーン!

俺は速攻魔法!《カバーカーニバル》を発動!」

 

シルクハットを被ったカバに跨って現れた彼、榊遊矢は魔法カードによって三体のカバを呼び出した。

 

「イッツ!ショーターイム!」

 

その声に反応して三体のカバはサンバを踊りだす。

 

「なっ!?お前!おちょくっとるのか!」

 

もちろん権現坂は文句を口にするが遊矢はそんなのどこ吹く風。調子に乗ってカバと一緒に踊り始めた。

 

「もう!マジメにやれ!遊矢!」

 

そして遊勝塾のデュエルスペースに展開されるアクションフィールドの制御を行う装置の前にいた少女、『柊柚子』がふざけている遊矢に苛立ち、目の前の装置に両手の拳を叩きつけた。

 

バチッ。

 

…バン!と音を立てて拳を叩きつけられた旧式の精密機器特有の脆さを発揮したその装置はショートしてしまったらしく……

 

バチバチッジジジッ!

 

「えっ!?うぇえぇ!?」

 

困惑する柚子をよそにそのままボフン!と冗談みたいな音をたてて爆発。

もちろん制御する機械がそんなものだからアクションフィールドも無事では済まない。

 

「きゃぁぁ!」

 

ガチャ!

 

「何やってんだ柚子!」

 

勢いよく扉を開けて入ってきたこの遊勝塾の塾長である柊修造。彼は柚子の父親である。……が今はそれはどうでもいい。

 

「あっ!ごめんなさいお父さん!」

 

「これが壊れたら!俺の熱血指導が!ソリッドビジョンシステムがぁ!」

 

頭を抱えて嘆く修造。そしてそのアクションフィールドでは……

 

「これが!遊勝塾が誇る!エンタメイトデュエルでございまーす!」

 

合計4体のカバと踊りながらデュエルスペースの横に設置されている部屋の窓から見ている見学に来ていた少年を楽しませようとしていたのだろう遊矢はその様に説明する…が。

ジッジジジッ

 

「ん?」

 

見学に来ていた青い髪が特徴的な小学生くらいの少年がソリッドビジョンのノイズという異変に気付いたが、時、既に遅し。直後にソリッドビジョンは消失し、フィールドの建造物の上に乗っていた遊矢はそれだけ高い位置にいたわけで……

 

「わ!?わぁぁ!うわぁぁぁぁ!!」

どっしーん!

 

落下した。思わず少年が手で目をふさいでしまうくらいには痛そうだった。

 

「いつつ……お?……ほぁ〜」

 

余程痛かったのだろう。落ちた時に打ち付けた腰をさすっていた遊矢はこちらを見ていた少年に気付いて、変顔をした。……笑わせようとしたようだが、それはあまりやるべきでは無かったようだ。

 

「まーたそんな事やって…君は人を楽しませたいのか笑わせたいのかどっちなんだい?笑わせたいのなら漫才デュエリストに改名すればいいんじゃない?」

 

デュエルスペースに入って来るなりそう言い放ったのは、遊矢、柚子と同じく、遊勝塾に在籍する少女の様な外見の少年、『御坂 真』。

 

「なっ!何言ってんだよ!俺はそんなつもりないぞ!俺はデュエルでみんなを笑顔にするエンタメデュエルをするんだ!」

 

「そんな怒らなくても良いじゃないか。そう言うけど君のやってた事は殆どが人を笑わせるだけの物だよ?エンタメの内容もっと考えて行こうぜ?なぁ、権現坂?」

 

「そうだな。実際俺は《カバーカーニバル》のところですごく腹が立った。」

 

「ええ!?何でだよぉ〜!」

 

鉄下駄を鳴らしながらこちらに歩いてきた権現坂は真の問いかけに同意し、やってた事を全て否定された遊矢はそのトマトの様な髪のヘタのように跳ねた緑の部分を萎れさせた。

 

「真剣勝負しろって言ってる人を笑顔にするには満足させなきゃダメでしょうに…笑わせようとおちょくるのは逆効果だよ?」

 

「……わかった。もっと方法を考えてみる。」

 

ヘタが萎れたまま真の言葉を受け入れ、頷くトマト。

 

「じゃあちょっと中の様子を見に行こうか。」

 

「そう言えば、ソリッドビジョンが故障した様だったな。」

 

「そうだよ。俺びっくりしたぜ。結構な高さから落ちるし。」

 

そして待合室に着いた3人は柊親子と合流。しかし……

 

「俺の熱血指導がぁぁぁぁ!!!」

 

遊勝塾の表にある河川敷の辺りの人すらも驚かせる嘆きの声が。

 

「ソリッドビジョンシステムが壊れるわ折角来てくれた入塾希望者は逃すわで、このままじゃ遊勝塾の経営がぁぁぁぁ!」

 

「はぁ……遊矢がふざけるから……」

 

「なっ!?何でだよ!柚子がコンソールを殴ったからだろ!?」

 

「「その原因がお前(遊矢)なんだよ(なのよ)!」」

 

「うっ……」

 

「萎びたトマトはほっといて取り敢えず、この現状をどうにかしないとまずいね。」

 

真と柚子の二人に正論を叩きつけられて何も言えなくなった遊矢をチラッと見やってから真が話を進めようとする。……すると、

 

「おやおやぁ?どうやらお困りの様ですねぇ?」

 

矢鱈と派手な格好の胡散臭そうなおっさんが突然部屋に入ってきた。

 

「?貴方は?」

 

もっと熱くなれよと同名の某太陽神に言われそうなほど気分が沈んでいる修造が突然の闖入者に名乗りを要求する。

 

「私は、アクションデュエル現役チャンピオン、ストロング石島のマネージャー兼、プロモーターをしております、ニコ・スマイリーと申します。」

 

「っ!?ストロング石島!?」

 

自己紹介をしたニコの発言に対して遊矢は反応した。

 

「LDSのイメージキャラクターであるストロング石島の、そのファン感謝デーに、榊遊矢君を是非お招きしたいのです。」

 

「確かに、あの榊遊勝の息子である。と言うのはかなりのネームバリューが有るからな。それに勝てばストロング石島の株は上がる。ファン感謝デーに呼ぶにはうってつけの人材だろうな。」

 

「ちょっと!真!」

 

真がニコの話に相槌をうち、柚子がその物言いに失礼だと思い、声をかける。ニコはそれにあまり反応せず、残念そうな表情で続ける。

 

「私はそこまで考えてはおりませんが、彼があの臆病者の榊遊勝の息子とは戦ってみたいと言っておりましたからねぇ。でも正直私としてはフクザツです。」

 

「複雑?」

 

「えぇ。フクザツです。私自身、榊遊勝は尊敬しているのです。なのに突然居なくなってしまってからと言うもの、彼はこの街中で臆病者呼ばわり。チャンプであるストロング石島ですらそんな事を言うものですからフクザツなのも理解出来るでしょう?」

 

「……ニコさんは父さんの事を尊敬しているんだ…」

 

ニコ自身は榊遊勝を尊敬している。と言う事実にその息子である遊矢は静かに、それでも嬉しそうに呟いた。

 

「えぇ!勿論です!なんたって今のアクションデュエルの雛形を作り上げたのは彼なんですから!」

 

「聞こえてたの!?」

 

「クククッ…」

 

遊矢の呟きに答えたニコと、聞こえてた事に驚く遊矢。それを見て笑いを堪える真。そしてニコは身を乗り出してまた話の続きをし始めた。

 

「だからこそ!私は貴方に声を掛けたのです!ストロング石島はチャンプとなってから少し調子に乗りすぎている様なので、華麗に勝利して、彼に灸を据えて貰いたい!是非!彼を倒して頂きたいのです!」

 

「うわっ!近い近い!」

 

二人の顔の距離、僅か5センチ。遊矢からすればおっさんの顔がドアップになる訳だから割と嫌なのである。

 

「まぁ、いいんじゃない?どうせ負けても勝っても損はないんだしさ。あわよくば石島ボコってこいよ?」

 

「ボコるって……まぁせっかくだしやってみるよ。」

 

「それではこの依頼は受けてくれるんですね!?良かったです!ああ、報酬として最新型のリアルソリッドビジョンシステムを手配させていただきます。これは勝てば、とかそう言うのではないのでご安心を。」

 

「ほっ!本当ですか!?」

 

ソリッドビジョンシステムがご臨終になって意気消沈だったが、ニコが告げた報酬の内容に一瞬で復活した。非常に現金なものである。

 

「それでは、また会いましょう。遊矢さんには後日、手紙をこちらから送らせていただきます。ごきげんよう。」

 

「「早っ!」」

 

ごきげんようと言ったのは残像のようで彼はいつの間にかそこにはおらず、音もなく帰って行ったようだ。そのスピードに驚き声に出してしまったのは柊親子。尚、他の3人はそれぞれ、腕組みをしながら無言で見送り、僅かに目を見開いた者、呆気に取られて何も言葉を発することができなかった者、そして何も言わず、ソファの上で俯いて微動だにもしない者……と言うより…

 

「真!?このタイミングの何処に寝るところがあったの!?起きなさーい!!」

 

「ンウェイ!?な、何!?敵襲!?」

 

寝ていただけなのだ。柚子が大声で起こしたが、何やら寝ぼけているのか訳のわからない事を言っている。

 

「何!?真は寝ていたのか!?この状況で!?全く!けしからんぞ!!」

 

「さっきまでちゃんと会話してたのに!?そして敵襲ってなにさ!?」

 

「お〜?…お〜!ニコさん帰ったのな。なんか人が足りないと思ったぜ。あと敵襲は敵襲。別に今は関係ないからいいよ。」

 

……まぁこんな感じで、この物語は始まるのだ。

ーこれは本来描かれた物語に介入した少年が色々と引っ掻き回す物語。

 

ーその昔に、やれそのデッキでは絶対に勝てない。やれそんなデッキ使うならこれを使えよ。などと言われながらもファンデッキを使い続け、大して所持金がないが故に未完成となったデッキでもなんだかんだ楽しんでデュエルをしていた少年がこの世界で戦う物語。

 

ーそして、悪ふざけでエレベーターの異世界転移をやって本当に成功してこの舞網に迷い込んだ少年のお話。

 

(………やっべ。このままじゃ原作介入がそろそろ難しいぞ。公式デュエルしてねえし。ニコを利用しないとな。)

 

ーそれとちょっとだけ、《原作知識》を持っている、基本どっかの某ポケットなモンスターアニメのDPに出てくる格闘系ジムリーダー見たいな服を着ている(髪型と髪の色は普通で少し天然パーマ気味のショートヘアで茶髪の少女のような)少年の奮闘記(?)である。




オリ主の名前は、自分の名前を一文字と後はそれっぽくにしただけなので「あれ?苗字が某ビリビリっぽくね?」とか言わないでください。下の名前の読みは『まこと』になります。因みに服装はあくまで「みたいな」だけです。裸足じゃ無いです。
あとぶっちゃけ自分が書きたかったから書いただけの作品だから割と中身が適当です。文才が無いとは思っているので批判は聞くけどそれに対してのリアクションはありません。原作(アニメ)を観ている方は分かる筈、観てない方なら読む時はサラッと観るだけでも良いので、原作知識は多少持ちわせている状態でお願いします。


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2.鍛え抜かれた選手達

取り敢えず二連続で投稿。ここから先は不定期になります。


「俺、カードに選ばれスギィ!行くぜ!俺は時読みの魔術師と星読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「残念だったな!俺はフィールドの…」

 

……いきなりで悪いがここまでの経緯を説明させてもらうよ。

 

前回からのあらすじと言う名の3つの出来事!

 

1つ!遊矢がストロング石島とデュエルをしてバーバリアンの火力とアクションカードによりピンチに陥る!

 

2つ!遊矢の振り子のペンダントが光り、デッキにペンデュラムの力を齎し、その力を使いストロング石島を打ち倒す!

 

3つ!自称エリートの沢渡に時読みの魔術師と星読みの魔術師を奪われ、デュエルを挑まれるが、それに真が介入!代わりに真がこの世界での初デュエルに挑んでいた!

 

「真ってそう言えば今までデュエルしたの見たことないからな。正直不安なんだけど。」

 

「そう言えば確かにそうね。今の沢渡?は遊矢から奪ったカードで強化されてるからちょっと不安ね。大丈夫かしら。」

 

そんな遊矢と柚子の会話をよそに、彼らはデュエルを開始する。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスター達と地を蹴り、宙を舞い!」

 

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ!これぞデュエルの最強進化系!」

 

「アクショーン!」

 

「「デュエル!!」」

 

沢渡LP4000

真LP4000

 

二人が同時に宣言をした途端、フィールド《ダークタウン》の上空にあったカードで作られた球体が弾け、全体に散りばめられる。

 

「うっし!先行は俺からだな!手札も申し分なし!行くぜ!フィールド魔法、《U.A.スタジアム》発動!」

 

するといきなり、フィールドの半分が書き換えられ、半分になったスポーツスタジアムが現れる。

 

「アクションフィールドでフィールド魔法!?そんなこと出来たのかよ!建物の上にいたら落ちるじゃねえか!危ねえな!」

 

「知らんな!魔法《U.A.フラッグシップディール》発動!、効果によりデッキから《U.A.ファンタジスタ》を効果を無効化して特殊召喚!《スタジアム》の効果を発動!自分フィールドにU.A.が特殊召喚される度に攻撃力が500アップ!そして《フラッグシップディール》のデメリット効果で1200のライフを失う。」

 

真LP4000→2800

 

「攻撃力アップだけか?なんだそのフィールドは?ショボすぎだろ?」

 

沢渡の抗議の声を黙殺し、自身のデッキ、《U.A.(ウルトラアスリート)》の必須カードを呼び寄せる真。スタジアムの特殊召喚する度に攻撃力をブーストする効果を馬鹿にする沢渡だが、決してそれは無視してはいけない効果である。

 

「U.A.モンスターはフィールドのU.A.を手札に戻すことで特殊召喚が可能!《ファンタジスタ》を手札に戻し、《U.A.パーフェクトエース》を守備表示で特殊召喚!そして《ファンタジスタ》を通常召喚!この時、スタジアムの効果を発動!U.A.が召喚された時、デッキからU.A.モンスターを一枚サーチする!俺は《U.A.ドレッドノートダンカー》をサーチ!」

 

「サーチカードだったか!早めに破壊しないと面倒なカードだな。」

 

沢渡が一人で喋っているがなおも真は続ける。

 

「《ファンタジスタ》を手札に戻し、《パーフェクトエース》を特殊召喚!そして手札の魔法カード《名推理》を発動!お前がレベルを宣言し、デッキトップのカードをめくり、モンスターでなおかつ召喚可能でレベルが違うならそのまま特殊召喚!それ以外は全て墓地に送る!特殊召喚できるまで続けるぞ!さぁレベルを宣言しろ!」

 

「……5」

 

「行くぞ!一枚目!《U.A.ペナルティ》!墓地に送る!二枚目!《U.A.ファンタジスタ》そのまま特殊召喚!墓地の《ペナルティ》の効果発動!墓地のこのカードを除外してデッキからUA魔法カードを一枚サーチ!《U.A.ターンオーバー・タクティクス》をサーチ!俺はこのままターンエンド!」

 

真LP2800

モンスター・・・ファンタジスタ、パーフェクトエース、パーフェクトエース

魔法・罠無し

手札2枚(ドレッドノートダンカー、ターンオーバー・タクティクス)

 

「やっと終わったか。行くぜ!俺のターン、ドロー!」

 

「よぅし…ここは……《時読みの魔術師》を…は?チッわかったよ。俺は《ライトニングボード》を召喚!カードを一枚伏せ、ターンエンド!」

 

沢渡LP4000

モンスター ・・・ライトニングボード

魔法・罠・・・伏せ1

手札4

 

ぶっちゃけ手札が事故っていることを真は知っているが、原作には出てこなかった伏せカードに警戒しながら自分のターンを始める。

 

「俺のターン!ドロー!…《パーフェクトエース》を手札に戻し、《ドレッドノートダンカー》を特殊召喚!《ファンタジスタ》を手札に戻し、《パーフェクトエース》を特殊召喚!」

 

「何やってんだ?意味ねぇじゃんか」

 

「そうでもないんだぜ?これが。《ファンタジスタ》を召喚!《スタジアム》の効果で《U.A.ストロングブロッカー》をサーチ!そのまま《ドレッドノートダンカー》を戻して特殊召喚!そして《強欲で貪欲な壺》を発動!デッキの上から10枚を裏向きで除外してカードを二枚ドロー!カードを一枚伏せ、ターンエンド!」

 

真LP2800

モンスター・・・ファンタジスタ、パーフェクトエース、パーフェクトエース、ストロングブロッカー

魔法・罠・・・伏せ1

手札1(ドレッドノートダンカー)

 

「《スタジアム》の効果でファンタジスタの攻撃力は2200…突破出来るな。それに奴の他のモンスターは全て守備表示……あとは…

俺のターン!ドロー!……クククッ…」

 

「なんだあいつ。突然笑い出したぞ?」

 

「ちょっと怖いわね。真のフィールドの状況のせいでちょっとだけだけど…」

 

遊矢と柚子はU.A.のカードの効果を知らない為、ドローカードを見て笑い出した沢渡を見て状況をひっくり返すことが出来るカードを引いたようだと予想し、それでもちょっと引く。

そして戦況は冒頭に。

 

「俺、カードに選ばれスギィ!行くぜ!俺は、《時読みの魔術師》と《星読みの魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング!これでレベル2から8までのモンスターか召喚可能!ペンデュラム召喚!来やがれ!俺のダーツモンスター!《パワー・ダーツ・シューター》!《ロケット・ダーツ・シューター》!《アルティメット・ダーツ・シューター》!」

 

ペンデュラム召喚されたのは3体。レベル5、6、7の普通なら完全なる事故が起こっているような手札だが、ここまでの経緯でペンデュラムカードを引いたが故に戦況を持ち上げることが出来た…訳だが。

 

「《ライトニングボード》の効果発動!このカードをリリースする事で《アルティメット・ダーツ・シューター》を手札に加える!」

 

「「「あ、アホだ。」」」

 

理由は言わずもがな。である。

 

「フィールドのパワー、及びロケット・ダーツ・シューターをリリースして効果発動!攻撃力を600アップし、貫通効果を与える!」

 

「残念だったな!手札を一枚捨てて《パーフェクトエース》の効果発動!《ロケット・ダーツ・シューター》の効果を無効にして、破壊する!」

 

真の投げた一枚の手札が光り球状に変化して、パーフェクトエースがそれを全力で投球する。

 

「なにぃ!?計算外の事をぉ!……なーんて言うと思ったか!トラップカード《神の通告》を発動する!ライフを1500払い、《パーフェクトエース》の効果を無効にして破壊する!」

 

沢渡LP4000→2500

 

「あーあ、残り2500じゃないか、使わなくても良かったんじゃない?」

 

「うるさい!このまま《ファンタジスタ》を攻撃!喰らえ!」

 

「伏せていた速攻魔法、《U.A.ターンオーバー・タクティクス》を発動!フィールドの全てのカードをデッキに戻してその枚数だけ俺はU.A.、お前はデッキのモンスターをそれぞれ特殊召喚できる!来い!《U.A.カストディアン》!《U.A.ファンタジスタ》!《U.A.コリバルリバウンダー》!《コリバルリバウンダー》の効果発動!このカードが召喚、又は相手ターンに特殊召喚された時に発動!墓地に存在するU.A.を一体、手札に加える!」

 

「チクショー!また計算外の事を!《アルティメット・ダーツ・シューター》!もう1度、ファンタジスタに攻撃!」

 

「《カストディアン》の効果発動!1ターンに一度、自分のU.A.を破壊から守る!」

 

「だがダメージは受けてもらうぞ!2400から1700を引いて700ダメージだ!」

 

真琴LP2800→2100

 

「っ!……以外に反動がデカイね…」

 

「ターンエンド!この時…」

 

「エンドフェイズ!《ファンタジスタ》の効果発動!《カストディアン》を手札に戻し、《ドレッドノートダンカー》を特殊召喚!」

 

「チッ!こっちもエンドフェイズに《アルティメット・ダーツシューター》の効果発動!このターン効果によりリリースされたダーツモンスターを全て特殊召喚する!パワー・ロケットを守備表示で特殊召喚!」

 

沢渡LP2500

モンスター・・・アルティメット、ロケット、パワー(ダーツシューター)

魔法・罠無し

手札0

 

「ふぅん……これは……俺のターン!ドロー!」

 

「これは面倒くさい状況だな。全部除去しないとまともにダメージが入らないぞ?」

 

「でも真琴のU.A.のカードは効果が分からないものばかりよ?えげつないダメージが入ってこのターンで終わるかも……」

 

「クックック……ファイナルターンだ!」

 

「ナニィ!??!?」

 

「え?」

 

「ほら…やっぱり…」

 

真の初めてのデュエルの所為でテンションが上がったが故の宣言に三者三様の反応。…因みにここまで空気の沢渡の取り巻きだが……

 

「か弱き少女に手を出すとは!男として恥を知れ!」

 

「「「」」」

 

顔面がめり込んだ状態で同行した権現坂に説教を受けていた。尚、彼らはダークタウンのタワーの上だが、タワーが一切の被害を受けていない為、ゆったりとしたものである。

 

「どういう事だよ!ファイナルターンって!?」

 

「そのまんまの意味だよ沢渡君。今俺のフィールドには《ドレッドノートダンカー》以外の攻撃力が1000づつ上がっているU.A.が3体。」

 

ここで、今まで防御系のU.A.ばかりだったが故に保留していたアスリート達の攻撃力の計算を記しておく。

 

ターンオーバー・タクティクスの効果で同時に召喚されたので+500

 

ファンタジスタ1200→1700

コリバルリバウンダー2200→2700

 

エンドフェイズにカストディアンを戻して召喚されたドレッドノートダンカーで+500

 

 

ファンタジスタ1700→2200

コリバルリバウンダー2700→3200

ドレッドノートダンカー2500→3000

 

「そしファンタジスタを手札に戻してカストディアンを特殊召喚。」

 

コリバルリバウンダー3200→3700

ドレッドノートダンカー3000→3500

 

「ファンタジスタを通常召喚。《スタジアム》の効果でドレッドノートダンカーをサーチ。そのまま《カストディアン》を戻して特殊召喚。」

 

ファンタジスタ1200→1700

コリバルリバウンダー3700→4200

ドレッドノートダンカー(1)3500→4000

ドレッドノートダンカー(2)2500→3000

 

「そして装備魔法、《U.A.パワードギプス》を2番目のドレッドノートダンカーに装備。効果で攻撃力を1000アップ。」

 

ドレッドノートダンカー(2)3000→4000

 

「あ……あぁぁ……」

 

流石にここまでの火力を見せつけられると恐ろしくなるようでもう沢渡は怯えている。…が、ギリギリ心が折れてはいないようでアクションカードを探しに走り出した。

 

「バトルだ!《コリバルリバウンダー》で《アルティメット・ダーツ・シューター》を攻撃!タクティカルシュート!」

 

コリバルリバウンダーが光るボールをドリブルして行きながら《アルティメット・ダーツ・シューター》に接近し、十分接近した所でいつの間にかダーツ・シューターの後ろに出現していたゴールにシュートを打つ。

しかしそれは狙ったかのように元の場所に戻って行き……それをリバウンドした《コリバルリバウンダー》がダーツ・シューターに叩き付けた。直撃したダーツ・シューターは胴に穴が開いて爆発四散し、ボールはバウンドしてゴールに入った。

 

「「うわぁ……」」

 

「くそっ!アクションマジック《奇跡Ⅲ》!この戦闘ダメージを0にする!」

 

【オリジナルカード】・・・奇跡Ⅲ。効果はご覧の通り。

 

「凌いだか。じゃあ本命だ!《ドレッドノートダンカー(1)》で《ロケット・ダーツ・シューター》を攻撃!スラムダンク!」

 

「「「守備表示モンスターを攻撃!?」」」

 

「《ドレッドノートダンカー》は貫通効果を持つ!さぁ死ね!」

 

「チクショウ!危ねぇ!アクションマジック《奇跡Ⅱ》!戦闘ダメージを1/4にする!」

 

《ロケット・ダーツ・シューター》の頭上に出現したゴールリングに向かって飛び上がり、そのままダンクシュートを決める《ドレッドノートダンカー》。真下にいたダーツ・シューターは爆発し、そのまま消えていった。

 

【オリジナルカード】・・・奇跡Ⅱ。上記に同じ。

 

「3900÷4=975……面倒くさいダメージ量だな…」

 

沢渡LP2500→1525

 

「ぐぅぅ!つ、次を凌げば……!」

 

「《ドレッドノートダンカー》の効果発動!このカードが戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのカードを一枚破壊する!《時読みの魔術師》を破壊!《ドレッドノートダンク》!」

 

「何!?ぐぅっ!?」

 

「《ドレッドノートダンカー(2)で《パワー・ダーツ・シューター》を攻撃!スラムダンク!」

 

「アクションマジック《奇跡》!」

 

「《パワードギプス》の効果により、戦闘ダメージは2倍だぁ!このまま死ね!沢渡ぃ!」

 

「嘘だろぉ!?どっかにアクションカードは……あった!足元とはありがたい!俺やっぱカードに選ばれてるぅ!アクションマジック《奇跡Ⅱ》!合計でダメージを1/8!」

 

「ダメージは3300×2÷8=825…耐えるねぇ。《ドレッドノートダンカー》の効果で星読みを破壊。もう休みなよ、君たち。」

 

沢渡LP1525→700

 

「し、凌いだ!これで……「お喜びの所悪いんだけどさ」へっ?」

 

「《パワードギプス》の効果、まだあるんだよね」

 

「う、嘘…だろ?」

 

「ほんとほんと。その効果はねぇ、『このカードを装備したモンスターは1度のバトルフェイズに2回まで攻撃できる』つまり、《ドレッドノートダンカー》で攻撃!トドメの一撃をくれてやれ!スラムダンク!」

 

「そ、そんな……嘘だぁぁぁぁあ!!」

 

沢渡LP700→0

 

爆発したダーツ・シューターの爆風で吹き飛んでいく沢渡。そのデュエルディスクからは都合よく《時読みの魔術師》と《星読みの魔術師》のカードが飛んできた。

 

「よっ…と。ご都合主義万歳、だな。」

 

『Win真』

 

デュエルが終わった事でフィールドも消えていく。もちろんタワーの上にいた全員が落下していくが…

 

「あっ、不味いわこれ!みんな頼む!」

 

「「「「「All right!!」」」」」

 

真がデッキから引いた《フィールドゼネラル》を呼び出し、それぞれのU.A.達が全員を救出しに飛び出す……しかし、

 

「俺はいいからこの3人を頼むぞ!」

 

と言ってフィールドゼネラルに沢渡の取り巻きを任せた権現坂は……

 

「ヌゥン!!」ガスン!

 

と、腕組みしながら着地。この時の地面は隕石でも落ちてきたかのようにクレーターが出来ていたと言う。後日、柚子から聞くところによると、あれはもう人間ではないわ。人間の皮を被ったナニカよ。との事。

 

「「「「「oh………」」」」」

 

「」

 

「」

 

「」

 

「ん?どうかしたか真。この漢、権現坂の顔に何か付いているのか?」

 

「……いや、何でもない。何でもないよ…」

 

「そうか?ならば良いが……」

 

そしてU.A.達も指示を出したフィールドゼネラルのお陰でそれぞれが一人づつ抱えて降りてきた。

 

「戻りましたヨ、監督。」

 

「ありがとう…ございます?」

 

ファンタジスタは柚子を…お姫様抱っこで。

 

「カントク。カレハドウスレバ?」

 

「サンキューな。助かったよ。」

 

コリバルリバウンダーは遊矢を。

 

「「戻ッタゼ!カントクゥ!」」

 

「「」」

 

ドレッドノートダンカー×2は取り巻きの茶髪と緑髪を。

 

「カントク!今回の試合何で俺を使ってくれなかったんですか!」

 

「」

 

フィールドゼネラルは残った一人を真琴に抗議しながら。

……因みに肩に小学生sを乗っけている。

 

「このデュエル!スッゲーシビれたぜ!」とはフトシの言葉。

 

「うん!真琴さんすっごくかっこ良かった!」これはアユの感想。

 

「アクションカードを使わないでこれなら、使ったらどうなるのかな?」これはタツヤの疑問。

 

「そう言えばこれが最初のデュエルだったな。最近この世界に迷い込んだわけだしな。」

 

「そうだったわね。ほんとあの時はビックリしたわよ。」

 

そんな感じで次の話は回想回ナノデス。




そんなわけでオリ主の1つ目のデッキは《U.A.》ウルトラアスリート。実際カッコ良いと思います。よく言われているのが曰く、『面白いテーマだけどいかんせんカードパワーが足り無い』との事。やっぱ下級U.A.もう一体欲しいな……因みに実際に使ってるとホントに《ファンタジスタ》不足が目立つのです。


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3.俺がここにいる理由

2話のミス(とても大きい)をやらかしてその部分をごっそりカットしました。申し訳ありません。同じようなミスがあると思うので見つけたら、報告お願いします。そして、報告してくれた《豚の角煮》さん、ありがとうございます。
それではどうぞ。


俺、御坂真がこの【遊戯王ARC-V】の世界に来たのは、何となくで試した都市伝説の所為だ。

内容は、『エレベーターで異世界に行ける』

実際無理だと思っていたのだが、当時の俺はまだ高校生の癖に友達にウォッカを飲まされて酔っていた(ばれなきゃ犯罪じゃないんだよ)が故に、テンションがおかしくなっていたから、試してしまったのだ。

そう、試して〈しまった〉。

普段着である某ポケットなモンスターのアニメのDPに登場する格闘系ジムリーダー見たいな服を着て帰っていた俺はマンションのエレベーターに乗った時に、やって見たのだ。10階まであるエレベーターに一人だけで乗って、4階、2階、6階、2階、10階と移動。(人が乗ってきたら無効になるので辞めようと思っていたのだが、誰も乗ってこなかった。)そしてその後5階を押す。5階で若い女の人が乗って来たが、リアルの人か分からないのでスルー。因みに美人だった。そして1階を押して二人で無言のまま10階に向かう。(この時に「ん?」と思ったがこれがルートなのでこれもスルー。どんどん上がっていき、少し怖くなったが、辞めるのもなんか代償がありそうで怖くてキャンセルは出来ず…9階を通り過ぎ、10階に到達した瞬間……は何も起きなかった。でも何か違和感を感じながら周りを見渡すと、女性は消えており、チーンと間抜けな音を立てて開いたドアの向こうが明らかに場違いだ。なんか談話室見たいな、近未来的な家っぽい所の中にいた。この時のこの部屋が何を隠そう【遊勝塾】の待合室だったのだが、全く気付かなかった。

そしていつの間にか自分の腰にウェストポーチがあり、中には何かが入っている。取り敢えずエレベーターを出ると、すぐにエレベーターが霧のように消えて後には壁が「元からここにはエレベーターなどない。」と言わんばかりに存在していた。それで酔いが醒めてきて怖くなってきたので持ち物を確認。

ポケットにはスマホ、財布。スマホは繋がらず、財布の中身は大分残っている。(65000くらい)そして問題のウェストポーチの中だが……デュエルディスクが入っていたのだ。ARC-Vのリアルソリッドビジョンが単独展開できるエクシーズ次元モデルのデュエルディスク。そしてセットされているデッキは《U.A.》「カッコいいから」で使い続けていたデッキの一つで手札が良ければアニメ版のデュエルでワンパンも5回できるような火力を持つデッキ。

因みに他にもデッキはウェストポーチのホルダーにセットされており、中には俺が使っていた《U.A.》と同じような理由で使っていたデッキ達。合計で6つ。一部環境の覇を競った事のあるデッキもあったけどここではそれだけを説明させてもらう。その一部以外はバイト代にモノを言わせて集めたカードや、ロープライスで外道ビートを組みまくった兄や、同じく、バイト代で搔き集めた環境のデッキを使い続けたその友達に「無理だろ。U.A.じゃABCには勝てんわ。」とか、「何時までそれ使ってんだよ。お前○○○○とか持ってるだろ?それ使えよ。」とか「何で○○とか買わないんだよ。え?金がない?知らんわそんなの」とか言われ続けていたが、何でそんなのがデュエルディスクと一緒に有るのだろうと思った。そしてその3秒後に理由が分かった。

 

「おい!お前誰だよ!」

 

「え?俺?」

 

途端に部屋の電気が点灯し、入ってきた見覚えのある暑苦しそうな男に問い詰められる。無理もない。自分でも某ス○モさん(知りたきゃポケモンのアニメ見なさい)みたいな格好した男が居たら誰だよって聞く。

 

「あー、俺は……」

 

「ちょっと!何で君がここに居るのよ!?」

 

答えようとして答え方に迷ってたら突然ピンク色の特徴的な髪型のノースリーブの服を着た女の子に質問を被せられた。この子の存在でようやく気付いたのだ。

…これ、ARC-Vの世界だ。

 

「「はっ?」」

 

「ちょっとこっち来て!」

 

「えちょっ!?」

 

突然知り合い見たいな感じで聞かれたので、何も知らない男…柊修造と、そんな風に言われるとは思っていなかった俺が素っ頓狂な声を出し、少女…柊柚子は俺の腕を掴んで引っ張り外に出た。ここでやっと理解したのだが、これはアレだ。某不幸な上条さんの『知り合いのフリして不良に絡まれている女の子を、救出作戦』みたいな奴だ。

 

「ビックリした〜…それで、君は誰?取り敢えず悪い人には見えなかったから連れ出してきたけど、友達だと思ったら見間違いだったよ〜で突き出しても私は関係ないからね?」

 

「あ、ああ。俺は真。御坂真と言う。信じられないかとは思うが異世界から来てしまった。そんな人間だよ。」

 

柊柚子はこの世界の重要人物であり、榊遊矢を始めとする遊勝塾のメンバーと同じく、『デュエルでみんなに笑顔を』を信条としている人物。ヒロイン枠のキャラなので正直に話せば信用はしてくれなくとも話は聞いてくれるだろう……多分、きっと、メイビー。

 

「異世界?流石にそこまで行くと怪しさ満載で怖いんだけど…」

 

「…まぁその反応はわかる。……なぁ。」

 

「何よ?」

 

「迷信とかで…エレベーターで異世界に行けるっての…聞いたことないか?」

 

聞いてみた。知らないなら説明してそれで来た。知ってるならそれで来た。と言えば事足りる。胡散臭いのは最初から。多少胡散臭くても今更だから。

 

「エレベーター…?あー、学校でクラスメイトがなんか話してた気がするわ。」

 

「なら内容を説明するが…エレベーターに一人だけで乗って、特定の手順で5階まで行くと女の人が乗ってきてな。そのまま話し掛けずに1階のボタンを押すと10階まで上がってしまうんだ。」

 

「何故10階なのかはまだ良いとして…何で女の人が乗ってくるのよ。貞子とかと同じような意味で恐ろしいじゃない。」

 

「そうだな…今でも何で俺がそれを試したか自分でも分からないんだけどな。そのまま10階まで到達して開いたのがあの部屋……外に出たらエレベーターは消えるしいつの間にかデュエルディスクが同じくいつの間にか装着されてたウェストポーチに入ってるわ一緒にデッキも6個入ってるわで、ぶっちゃけわけ分からんのです助けてください」

 

「ずいぶん突然に助けを求めて来たわね…まぁ良いわ。困ってる人は助けたいもの。じゃあ私の友達で、しばらく旅に出てたのが、今日突然帰って来たけど、いつの間にか家が無くなってて途方に暮れて私を頼ってここに来たって設定で通すから来てね?」

 

旅装束にしては異常なほどに軽装だが、まぁ多分あの柊修造だから、言ってる事は破茶滅茶でも娘の言う事は信じるんだろうなぁ…

 

「わ、わかった。宜しく頼むよ。」

 

この後、太陽しn…ゴホッ!ゴホッ!…修造氏に設定を怪しまれつつも柚子がゴリ押しして通した結果、親も兄弟も居ない、血の通った家族は誰も居ないと言う設定も追加され、それに何故か涙した修造氏に家に泊まって行けと言われて柊家にお世話になる事となった。これが、この原作開始の、10日前の出来事である。




最初に言っておくと、本文に書かれてたデッキの数は気にしないでください。それだけです。


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4.マコトのデッキその2

チラシの裏投稿でUA500超えって…凄いの?なんか全く分からないのですけど通常投稿で1000と少しって言うのが多いからそれなり何でしょうねぇ……そろそろ書き溜め分が無くなるので大分間が空くと思います。


 

「なぁ……」

 

「…確かに、そうね。本当だわ…」

 

「だろ?実際俺自身の事なんだから間違ってる筈ないじゃん」

 

「なぁ……」

 

「でもあの時は貴方が6って言ってたじゃない?」

 

「うん、そうだった…なんかデュエルディスクにもう一つスロットが有ったんだよ。流石に予想外すぎてそん時は気付かなかった。」

 

「なぁ……聞いてるか?」

 

「それにしてもデッキが7個って多すぎない?なんか使い方とかごっちゃになって大変な気がするんだけど…」

 

「そうでもないぞ?実際使ってるときとかフィーリングでやってる所の方が大きいし、どの召喚方法も手札消費激しいのが分かってれば何とでもなる。融合使ってみる?」

 

「なぁ……聞いてるか?そろそろ回想とか召喚法の変更とか話すのやめないか?」

 

「でも融合自体持ってないし……」

 

「ちょうど幻奏の融合モンスターなら一式持ってるからそれで代用したら?」

 

「何でそんなもの持ってるの……貴方のデッキはさっきのU.A.でしょうに…」

 

「なぁ……流石にこれは酷くないか?なぁ権現坂、どう思う?」

 

「さっき7個あるって言っただろ?その中でこの辺で使ってる人がいるテーマは使わないって決めたから、その分君に回せるんだよ。」

 

「テーマ被ったら使わないって…割と考えてるのね。沢渡とデュエルするって言った時は何も考えてないのかと思ったけど。」

 

「止めてくれよ、照れるだろ?」

 

「褒めてないわよ…」

 

「二人とも、そろそろ会話を止めたらどうだ?余りにも遊矢が気の毒だ。」

 

「…ほら、反応しないだろ?こいつら何でこんなにデュエル女子トークみたいになってんだよ。片方男だぞ?しかも12日前に会ったばっかりだぞ?」

 

「チクショー!こうなったら力ずくで奪い取ってやる!みんな!やっちまえ!」

 

「」

「」

「」

 

「なっ!?お前らその顔どうなってんだよ!めり込んでるぞ!?くそッ!そのカードをよこせーぇぐぇ!?!」

 

字面で何となく分かると思うけど最後のだけ説明。

沢渡がやっちまえ!って言いながら取り巻きの方見る→取り巻きのめり込んだ顔みてビックリ→使い物にならないと思って

単騎突撃→何処からともなく飛んできたペロペロキャンディの棒が到達する前に真が某麻婆神父バリのスライド跳躍で接近して掌底打ちを使って沢渡を迎撃←今ココ!

 

「全く…負けたんだから素直に退散すればいいのに…」

 

「ほんと、最後までカッコわるいなぁ。」

 

「っ!?何者だ!」

 

真の呟きとそれに応えるようなショタの声、そしてそれに反応する権現坂。

 

「あなたがこれ投げたの?」

 

「うん、気を失わせようとしたんだけど、あの人に先を越されちゃった。」

 

「オマエ ナマエ イエ。」

 

「そうだね、僕は紫雲院素良。…それと、何でカタコト?」

 

「ナントナク、キニスルナ。」

 

「う、うん…あっ、そうだ、それでね、今回は、君の弟子になりたいなーって思ってね。」

 

そう言って俺の方を向いて笑いかけてくる素良…って俺!?

 

「え?俺?」

 

「うん!さっきの君のデュエル、すっごく面白かった!それに僕がこっちに来てから見た人で一番面白そうだったし!」

 

「んー?でも師匠って言われるほど強くもないぞ?デッキもコロコロ変わるし、恐らく君の使うデッキと相性のいいモノもない。君にメリットは……面白いってのがあるけどそれだけだぞ?」

 

「いーじゃんいーじゃん。別に師匠は減るものじゃないでしょ?」

 

すげーじゃん、て続けたくなったのは俺だけ?

 

「良いんじゃないか?別に仲間が増えて困る事はないだろ?」

 

「……じゃあこうしよう。俺とお前でデュエルをする。その結果俺が勝ったら遊矢が代わりに師匠になる。君が勝ったら要望通り俺が師匠になろう。…それで良いか?」

 

「ちょい待てや」

 

「いーね!どっちも面白そうだし、どっちに転んでも僕に損はない!そうしよう!」

 

「……俺の意見は?人権は?選択権は?」

 

「諦めろ、遊矢。男には避けられない苦難も降りかかるものだ。」

 

「……この四人はほっといて良いの?…あっちょっと!待ちなさいよ!」

 

あ、忘れてた。『Level up!』ん?何だこれ?デュエルディスクの機能アンロック?

『Unloak item』

・デュエルアンカー

・ポータブルリアルソリッドシステム

……まぁ、貰えるものは貰っておこうか。どんどんデュエルすればアンロックされるのか。面白い機能だな。

 

………………

……………

…………

………

……

 

そんな訳で遊勝塾、デュエルスペース。

 

「あー、修造さん!出来れば素良君の雰囲気に合わせたフィールドにしてあげてくれないか?」

 

「そうか!わかった!よーし、行くぞ!アクションフィールド、オーン!フィールド魔法『』!」

 

「わぁ!ありがとししょー!」

 

「まだ師匠じゃないぞ?まぁいい!始めようか!このデュエルを!」

 

俺はデュエルディスクにセットされていたデッキを内蔵された保存スペースに入っていたそのデッキと入れ替えながら呼びかける。

 

「そうだね!じゃあ、行くよ!」

 

素良のデッキは同時破壊を多く使用する【ファーニマル】。ならば破壊に強いアドバンテージがある少し廃れたこのデッキで挑ませてもらう。悪いな素良、このフィールドには似合わんが、鉄屑の意地を見せてやるよ!




今回はデュエルまでの導入とマコトのデュエルディスクの機能の紹介(?)でした。次回、まぁ最後の一言で分かるんでしょうし……そういう事です。あとがきですが、また誤字や脱字、そして各シーンの矛盾に関しての指摘の方、お願いします。


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5.その鉄屑、危険につき。

もう書き溜めが無いのでここからは次話投稿に時間がかかります。



『Duelmode! stand by!』

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスター達と共に、地を蹴り宙を舞い!」

 

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ!これぞデュエルの最強進化系!」

 

「アクショーン!」

 

「「デュエル!!」」

 

上空のアクションカードがばら撒かれ、お互いのデュエルディスクに先攻か後攻かが表示される。

 

真LP4000 手札5先攻

素良LP4000 手札5後攻

 

「おっ!悪いな!先攻は貰ったぜ!俺のターン!手札から、《スクラップシャーク》を召喚!こいつは、レベル4の高火力モンスターである代わりに、効果の発動に反応して壊れちまうモンスターだ。」

 

スクラップシャークL4

at2100

 

「あれ?U.A.じゃないのか?」

 

「真はちゃんと説明してたよ?デッキが沢山あるんですって。」

 

「複数のデッキを扱うなど…男としてけしからんぞ!」

 

「とは言え一応凄い事だから文句も言えない、と言うのが現実なのよ…」

 

「攻撃力2100か……」

 

「そして手札から、フィールド魔法《スクラップファクトリー》を発動!」

 

前回のU.A.スタジアムと同じように、半分だけが工場となり、そのシンボルである溶鉱炉からターミネーターの如くサムズアップしている手が見える。その内のベルトコンベヤーにシャークが載せられ、オイルを注入するパイプが接続される。

 

「《スクラップファクトリー》の効果により、フィールドのスクラップモンスターの攻撃力は200アップ!だが、効果の発動により、スクラップシャークは破壊!」

 

「自分のモンスターを自分で破壊した!?」

 

スクラップシャークがファクトリーから充填されたオイルを詰めすぎて破裂して、その破片は全てクレーンアームに回収され、溶鉱炉に放り込まれる。

 

「この瞬間、《スクラップシャーク》の効果発動!スクラップシャークは《スクラップ》と名のついたモンスターの効果によって破壊され、墓地へ送られた時、デッキから《スクラップ》と名のついたモンスターを墓地に送ることが出来る!俺は《スクラップビースト》を墓地に送る!」

 

「成る程、自壊して効果を発揮するタイプのデッキか。」

 

そして溶鉱炉の中身がクレーンアームで取り出された。

 

「《スクラップファクトリー》の効果も発動!フィールドの《スクラップ》と名のついたモンスターが効果で破壊され、墓地へ送られた時、デッキから《スクラップ》と名のついたモンスターを一体特殊召喚できる!《スクラップゴーレム》を特殊召喚!」

 

溶鉱炉によって溶けていたものが冷えて固まり、《スクラップゴーレム》が出来上がった。

スクラップゴーレムL5

at2300→2500

 

「《スクラップゴーレム》の効果発動!1ターンに一度、自分の墓地のスクラップモンスターを一体、自分か相手のフィールドに特殊召喚する!《スクラップビースト》を俺のフィールドに特殊召喚!」

 

スクラップゴーレムが雄叫びを挙げ、それに反応してビーストが近くのスクラップを置かれていた場所からゾンビの如く立ち上がって歩いてくる。

 

スクラップビーストL4チューナー

at1600→1800

 

「そしてレベル5の《スクラップゴーレム》をレベル4の《スクラップビースト》にチューニング!」

 

ビーストが4つの輪になりスクラップゴーレムがその輪をくぐる。すると、ビーストもゴーレムもバラバラになってスクラップ置き場に飛んでいき、色んなものをくっ付けてその身体が組み上がっていく。

 

「今は捨てられ主なき機械達よ!集められし星の力でその底力を見せつけろ!レベル9!《スクラップツインドラゴン》!!」

 

二つの頭を持つ鉄屑の竜。その効果の汎用性の高さから最も真琴が使用するスクラップのエースモンスター。

 

スクラップツインドラゴンL9シンクロ

at3000→3200

 

「カードを2枚伏せ、魔法カード《スクラップエリア》を発動、デッキから《スクラップオルトロス》を手札に加える。俺はこのまま、ターンエンド。」

 

「あれは……凄い迫力だな。」

 

「なんか色々組み込まれて作られてて…面白いな。」

 

「あ、テレビなんてくっ付いてる。」

 

真LP4000手札1(スクラップオルトロス)

モンスター・スクラップツインドラゴン

魔法・罠・二枚

 

そして素良のターン。

 

「じゃあ行くよー、僕のターン、ドロー!…僕は、《ファーニマル・オウル》を召喚!効果で、デッキから、《融合》を手札に加えるよ!」

 

そして出てきたファンシーなデフォルメされたフクロウ。流れは明らかに原作と違うが、まぁファーニマルには変わりない。外から女子二人の黄色い声が聞こえてうるさい。

 

「そして、魔法カード《融合》を発動!手札・フィールドから融合素材を墓地に送る事で融合召喚する!僕は、手札の《エッジインプ・シザー》とフィールドの《ファーニマル・オウル》で融合!融合召喚!現われ出ちゃえ!全てを切り裂く密林の魔獣!《デストーイ・シザータイガー》!」

 

ハサミで胴体をサックリ切断されてそのままハサミで接続したみたいな見た目の虎が登場。外から女子二人の悲鳴が聞こえるが無視だ無視。

 

デストーイシザータイガーL6融合

at1900

 

「《デストーイ・シザータイガー》が融合召喚に成功した時、その融合素材の数だけ相手のフィールドのカードを破壊できるよ!…その死に損ないのドラゴンと伏せのカードを破壊!」

 

ツインドラゴンが首ごと真っ二つにされ、伏せていたそのカードも切断された。……フッ

 

「死に損ないで悪かったな!破壊されたドラゴンの効果発動!墓地のスクラップモンスターを一体特殊召喚!戻ってこい!《ゴーレム》!さらにスクラップファクトリーの効果で《スクラップサーチャー》を守備表示で特殊召喚!」

 

「……やっぱフィールド魔法破壊した方が良かったかな?」

 

「そして伏せカードとして破壊された《アーティファクト・モラルタ》の効果発動!俺のフィールドに特殊召喚し、相手ターンに特殊召喚された場合、相手フィールドの表側表示のカードを一枚破壊する!そこのグロい虎を吹き飛ばせ!」

 

現れた青く光る人が手に持った大剣を大きく振り、シザータイガーに斬撃を繰り出す。そのままタイガーはなす術なくハサミの部分で切り離されて御臨終。

 

「嘘でしょ!?」

 

「残念!本当だよ!サァ続けろ!」

 

「くっ…魔法カード《強欲で貪欲な壺》を発動!デッキの上から10枚を除外して2枚ドロー!そして手札から、《トイポット》を発動!手札の《ファーニマル・オウル》を墓地に捨ててカードを一枚ドロー!引いたのが《ファーニマル》なら特殊召喚、違ったら墓地に送るよ!……引いたのは《ファーニマル・ベア》!そのまま特殊召喚!」

 

次に出てきたのは羽がついたテディベア見たいなクマ。……さっきのデストーイ見たからか、女子二人も何も言わない。

 

「手札から、魔法カード《融合》!手札の《エッジインプ・シザー》と《ファーニマル・ベア》で融合!悪魔の爪よ、野獣の牙よ

、今一つとなりて新たな力と姿を見せよ!融合召喚!現われ出よ、全てを切り裂く戦慄のケダモノ!《デストーイ・シザー・ベア》!」

 

……クマをダクソのバックスタブみたいに突き刺すなよ…それでそのまま開くなよ…グチャッて聞こえたぞグチャッて……いつの間にかハサミ増えてるし。

 

デストーイシザーベアL6

at2200

 

「《デストーイ・シザー・ベア》で《アーティファクト・モラルタ》を攻撃!」

 

「……流石にモラルタは守れんか…」

 

真LP4000→3900

 

元々、破壊効果を伏せていたアーティファクトに使用してレベル5を増やそうっていう企画で入れたモンスターだから、これ以上のアーティファクトは入ってない。《アーティファクトの解放》ももちろん入っていない……が、魔法・罠の破壊が出来る《アーティファクト・ムーブメント》は入れていたな。因みにこれを入れた後に自ターンでは効果が発動しないと気付いたけど抜こうと思った直後に飛んできちゃったからそのままなのだ…

 

「《デストーイ・シザー・ベア》の効果発動!モンスターを戦闘で破壊した時、そのモンスターを墓地からこのカードに装備カード扱いで装備させる!このカードの攻撃力は装備したカードの攻撃力分アップするよ!」

 

ああ……モラルタの剣だけが持ってかれたよ……待ってろよ、直ぐ取り返してやる。ありがたいことに装備されてるし。

 

「僕はこのままターンエンド。」

 

素良LP4000

モンスター・シザーベアat4300

魔法・罠・トイポッド

手札1

 

「じゃあ俺のターン。ドロー!…《スクラップビースト》を召喚、そして《スクラップオルトロス》はフィールドにスクラップモンスターがいる時に特殊召喚できる。《オルトロス》を特殊召喚。」

 

ビーストが何故か上から降ってきてその後降りてきたオルトロスに踏み潰された。……割と酷い絵だな。お前らU.A.を見習えよ。

 

「《オルトロス》は自身の効果で特殊召喚した時、自分フィールドのスクラップモンスターを破壊する。《ビースト》を破壊。そして《ファクトリー》の効果で《ゴーレム》を特殊召喚。ゴーレムの効果で《ビースト》を特殊召喚。」

 

……扇風機ってそんな使い方なんだな。磁石かよ。残骸ひっぱり寄せて……電子レンジに突っ込んだ!?……チーンて…ビースト出てきたわ……ゴーレム何なん?

 

「レベル5の《ゴーレム》とレベル1の《サーチャー》をレベル4の《ビースト》にチューニング!搔き集められた屑鉄達よ、集められし星の力で、三首の竜となりて疾く馳よ!シンクロ召喚!レベル10!《アトミック・スクラップ・ドラゴン》!」

 

あ、溶鉱炉から頭一つとベルトコンベヤーから一つ、そんで胴体と残りの頭はスクラップエリアから…ってどんだけ大掛かりなんや!しかも溶鉱炉のはビースト入って行ったの見てたし!もうなんか遊び心満載だな。

 

アトミックスクラップドラゴンL10

at3200→3400

 

「もう一体行くよ!《ゴーレム》の効果で、《ビースト》を特殊召喚!レベル5の《ゴーレム》とレベル4の《オルトロス》にチューニング!シンクロ召喚!レベル9!《浮鵺城》!」

 

普通にシンクロ召喚のエフェクトが出て、ファクトリーの上空に見える青空から鳥の姿をした城が現れる。

 

浮鵺城L9

DEF3000

 

「《浮鵺城》の効果発動!このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分の墓地からレベル9以上のモンスターを特殊召喚できる!蘇れ!《スクラップ・ツインドラゴン》!」

 

《浮鵺城》の口の部分から廃材が吐き出され、溶鉱炉にホールインワン。そこからニョキニョキとツインドラゴンが出現した。

 

スクラップツインドラゴンL9

at3000→3200

 

「《スクラップツインドラゴン》の効果発動!自分フィールドのカードを一枚破壊し、相手フィールド上のカードを二枚手札に戻す!俺の《ビースト》を破壊し、素良の《シザー・ベア》、そして《アーティファクト・モラルタ》を手札に戻す!」

 

ビーストがツインの胴体にある穴に飛び込んで、ツインがそこを閉じたあと、なんかゴウンゴウン動いて中からバキバキと言う物を砕く音が……そのあとツインの口が開いて光のブレスを放つ。直撃したベアは光と一緒に飛んできた廃材に体を削られて通り過ぎたあとには何もなく、モラルタは地面に当たったブレスの爆風で俺の方に飛んできた。おかえり。

 

「くっ…!?こ、これじゃあ僕のフィールドが!」

 

「その通り!そしてビーストの効果も発動!墓地からスクラップモンスターを一枚手札に加える!《オルトロス》を手札に!」

 

「カードを一枚伏せ、アトミックスクラップドラゴンの効果発動!伏せたカードを破壊し、素良の墓地のカードを3枚デッキに戻す!《エッジインプ・シザー》二枚と《ファーニマル・ベア》を戻す!」

 

「……やり過ぎじゃない?」

 

「やり過ぎだな。」

 

「けしからんな」

 

「シビれるほどやり過ぎだぜ…」

 

「素良君可哀想…」

 

「バトル!《スクラップツインドラゴン》で攻撃!」

 

「っ!取った!アクションマジック、《奇跡Ⅲ》!」

 

ツインドラゴンの二本のレーザーブレスを奇跡で戦闘ダメージ0にした。

 

「アトミックスクラップドラゴンで攻撃!アトミック・レーザー!」

 

三つの頭から放たれたレーザーが束ねられて極太レーザーとなり、素良に襲い掛かる。

 

素良LP4000→600

 

「ぐぅぅ!」

 

「……削りきれなかったな…俺はこのままターンエンド。」

 

真LP3900

モンスター・アトミック、ツインドラゴン

魔法・罠…伏せ1

手札(オルトロス)

 

「……僕のターン、ドロー!…僕は《エッジインプソウ》を召喚!そして《エッジインプソウ》の効果発動!手札の《ファーニマル・ベア》を墓地に送って、デッキから二枚カードをドロー!その後、二枚の内1枚をデッキトップ、又はデッキボトムに戻す。……よし、僕は、

魔玩具融合(デストーイフュージョン) 》を発動!墓地の《ファーニマルオウル》とフィールドの《エッジインプソウ》を除外して融合!悪魔宿りし鉄の歯よ、牙むく野獣と一つになりて、新たな力と姿を見せよ!融合召喚!現われ出ちゃえ、全てを切り裂く百獣の王!《ホイールソウ・ライオ》!」

 

「あー……このタイミングで言うのも何だけど……それ、あんまりいい手じゃないよね…」

 

《ホイールソウ・ライオ》の丸ノコが回転して射出される。

 

「《ホイールソウ・ライオ》の効果発動!《スクラップ・ツインドラゴン》を破壊し、その攻撃力分のダメージをししょーに与える!」

 

……ツインが三枚おろしにされて破壊され、その中から桃太郎の如くゴーレムが現れた。

 

「ツインの効果で《ゴーレム》を特殊召喚、……それと、悪いんだが…トラップ発動、《地獄の扉越し銃》。効果ダメージを素良、君に反射するよ……」

 

「ぐはっ……」

 

爆風が俺に襲い掛かる直前に扉が地面から生えてきてシャットアウト、その後自動で開かれた扉にセットされていた銃から弾丸が発射され、素良の眉間に直撃、効果ダメージの反射となった……これ大丈夫なの?

 

素良LP600→0

 

『Winer真』

 

「…大丈夫か?」

 

仰向けで倒れている素良の所に歩いて行って手を引っ張って起こしてあげる。

 

「……ねぇマコト?」

 

「なんだ?素良?」

 

「僕は、なんで負けたのかな?」

 

「……多分、引きの強さだ。実際アレはモラルタ引いてたから勝てたようなもの。無かったら……多分もう一体タイガー出されて詰んでた。後、扉越し銃は俺もよく分からん。」

 

「そっか……でも負けは負け。そもそも負けても僕には損は無いんだし、そこまで食い下がる事でもないもんね。」

 

「そうそう。負けたら殺される訳じゃないんだから。」

 

「でもさ……また今度、デュエルしてくれる?」

 

「ああ、もちろんだ。今度はもっと別のデッキでやってやる。」

 

「ふふふ…じゃあ、楽しみにしてるね〜?」

 

「おう!待ってるぜ!っていつの間にそんな所に!?ちょっと待てよー!」

 

「じゃあ師匠、これから宜しくね?」

 

「……おう…(後でマコトを一発ぶん殴ってやる…!)」

 

そしてここからは公式試合のターン!……いや、その前にLDS襲来だ!……まぁ、余裕でしょ?真は手札事故起こらないし。ご都合主義万歳なのだ。何処で参加するかはお楽しみ!それと何を使うかも、お楽しみ!それではみなさんご一緒に!

『『お楽しみは、これからだ!』』




カード名のルビ振りが使ったカッコの種類の所為でややこしくなってしまった……あと、モラルタはネタです。突っ込みは無しの方向でお願いします。【タッグフォーススペシャル】で最初の方でとりあえず作れる。ってなったのが何故か《アーティファクト》だったんです。扉越し銃は…素良君がデストーイ使うから放り込んだんじゃ無いですかねぇ?あと、たまにうろ覚えになった所が出てくるのですが…舞網チャンピオンシップの参加条件って遊矢は4連勝で素良が6連勝でしたっけ?実際アニメ見れば分かるのですが、時間が取れないんです。もしよければ……お願いします。あと、真のデッキの一つは《幻奏》だったのですが、「柚子が使用するデッキなので使いたく無い」という考え方の所為で結局使用するデッキは合計6個となります。ややこしくて申し訳無い。……でももしかしたら、増えるかも知れませんね、デッキ(ボソッ)。


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6.機械仕掛けの宝具達

この小説でお気に入り登録3人…そしてUAはU.A.ファンタジスタの攻撃力を越した…よく分からんけどお気に入り登録アザーッス!
……沢渡戦のU.A.なのですが…スタジアムの効果処理にミスがありました。スタジアムの500アップの効果は1ターンに一度と書かれておりました。…でもこれ、1ターンに一回だととてもじゃないけどこの先生き残れんのでこのままにします。申し訳ありません。


…………………

……………

………

 

「俺は、手札のカードを5枚、すべて伏せる!」

 

「ふざけてんのかお前!」

 

「救世主気取りのナイトくんにはご退場願おう。」

 

「漆黒の闇より、愚鈍なる闇の力に抗う叛逆の牙、今降臨せよ!《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》!」

 

「答えろ!LDSとアカデミアはどうつながっている!」

 

「馬鹿め!デュエルはまだ終わっていないぞ!トラップ発動!…」

 

「墓地の永続魔法、《幻影死槍(ファントムデススピア) 》を発動!……戦場で散った者達の悲しみと痛みを知れ!」

 

「!?ゆ、遊矢!?」

 

「え?何これ!?きゃぁあ!?」

 

「柚子ー!」

 

「あ、ねぇ柚子、あれが遊矢だとは思わない方が良いよ?」

 

「えっ?それって……あれ?」

 

「何だここ?なんか煙くせえぞ?」

 

「……じゃあ一体あれは誰なの?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『それは、いずれみんなが知る事さ。だから、今はまだ、知らなくて良いんだよ?』

 

………………………

…………………

……………

 

と、言うことで今回までのあらすじ!

マコトが勝利した事で素良を弟子にした(拒否権無し)遊矢は、まぁ取り敢えず余り気にせずに素良が加わった遊勝塾の日常を送っていた。しかし、男子(マコトを除く)達のアイスコールにより全員分のアイスを買いに出掛けていた柚子とアユは沢渡の取り巻き二人が沢渡のアジト(?)に向かいながら愚痴を言っているのを発見、その内容「沢渡さん、今度はどんな手を使ってでもあの女を倒してやる」というセリフについて、マコトの事だと思った柚子が憤慨。アユにアイスを押し付け取り巻き二人を追って倉庫街へ。そのまま沢渡に勝負を挑むが割り込んだナスが沢渡とデュエルを初めてしまう。結果的にナスが勝利したが、その素顔は……顔立ちのみ遊矢にそっくり(髪の色とかは違う)だった。髪の色違うのにその場の全員(隠れてる奴は除く)が遊矢だと思い込み、結果それが面倒な事になる…そしてそれを見て「うん、原作通り。」と満足そうに頷く隠れてた奴が一人……そして、話は飛んで、遊勝塾にLDSがのり込んできて、そのままデュエル。そしてマコトお出掛け中の内に遊矢vs北斗、柚子vs真澄、権現坂vs刃のデュエルが終了、それぞれ勝ち、負け、引き分けと言う結果に。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ならば私が出よう。」

 

そう言って現れたのはLDS社長、赤馬零児。

 

「みんな〜ただいまー……え?…あー、じゃあ次は俺が出るよ。……今回はどれを使おうかなー。」

 

と、帰ってきたマコトが出場決定。

 

「……相手はあの赤馬零児だぞ?大丈夫か、マコト?」

 

とは修造氏の言葉。

 

「……まぁ、マコトなら大丈夫よね。」

 

とは柚子の談。

 

「頼んだぞマコト。お前にこの塾の存続が掛かっているのだからな。」

 

とは権現坂の台詞。

そんな訳で、デュエルスタート。

 

「よーし!この決闘には似合うフィールドを!…アクションフィールド!オーン!フィールド魔法、《荒野の決闘タウン》!」

 

起動されたリアルソリッドビジョンによって発動した満足タウン(笑)……まぁ、このデュエルだとな……合わないよなぁ……

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスター達と共に、」

 

「地を蹴り」「宙を舞い」「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ!これぞデュエルの最強進化系!」

 

「アクショーン!」

 

「「デュエル!!」」

 

LDS3人衆の口上に合わせて二人でデュエルの宣言をする。上空からアクションカードがばら撒かれ、先攻と後攻が表示される。

 

「よし!俺の先攻!手札のカードを全て伏せ、ターンエンド!」

 

「「「ナニィ!??!?」」」

 

「おい!マコト!まさか手札が事故起こしてんのか!?この非常時に何やってんだよ!」

 

「何てことだ……これではこの塾が…俺の熱血指導がぁ……」

 

「せめてモンスターの召喚ぐらいは出来るだろう!何をやっとるかマコト!」

 

「……みんな好き放題言いすぎよ。」

 

3人が3人、それぞれの反応をするが、柚子だけは冷静だ。…何故なら、ユートのデュエルを見たから。実際、マコト自身もユートのデュエルを見て今回のデッキを決めたものだ。何ら問題はない。このデッキはそんなデッキだから。……因みに、念の為に書いておくが、この世界に禁止カードなどのレギュレーションと言う概念は無い。

 

真LP4000

魔法・罠…伏せ5

 

「……どう出るか、だな。私のターン、ドロー。」

 

冷静に、極めて冷静に零児はデュエルを進める。某ボンボンのさ○たりの様にガン伏せでバカにはしない。

 

「私は、手札の三枚の永続魔法を発動する。

…一枚目、《地獄門の契約書》、このカードがフィールドにある限り、私はスタンバイフェイズ時に1000のダメージを受ける。」

 

「「「えっ?」」」

「何驚いてんのよ。あんなのどっかでダメージ無くすために処理するに決まってるでしょ?」

「「「あ、ああ…そっか…」」」

 

「そして1ターンに一度、デッキからレベル4以下のDDモンスターを一体、手札に加える事ができる。《DDケルベロス》を手札に加える。」

 

「そして二枚目のカード。これも同じく、《地獄門の契約書》。効果で《DDリリス》を手札に加える。……三枚目のカードは、《魔神王の契約書》。先程と同じく1000のダメージを受ける代わりに、融合カード無しで融合召喚が可能。」

 

「…………」

 

「《DDケルベロス》と《DDリリス》で融合!融合召喚!《烈火王テムジン》!」

 

テムジン星6

ATK2000

 

「トラップカード《アーティファクト・ムーブメント》を発動!効果により、俺の伏せたカードを破壊し、デッキから、《アーティファクト・モラルタ》をセット!そして破壊した《アーティファクト・アイギス》の効果発動!魔法カードとしてセットされたこのカードが相手ターンに破壊され、墓地へ送られた時、このカードを墓地から特殊召喚する!

《アーティファクト・アイギス》を特殊召喚!さらに、相手ターンにこのカードが特殊召喚された場合、相手ターンのエンドフェイズまで、俺のアーティファクトは相手の効果の対象にならず、効果では破壊されない!」

 

「破壊されて発動するカード、しかも魔法カードとして伏せられるモンスター!?」

 

「成る程、相手ターンに展開するデッキか。テムジンでは突破は不能。ならばカードを2枚伏せてこのままターンエンドだ。」

 

「エンドフェイズ!トラップ発動!《アーティファクトの神智》!効果により、デッキから《アーティファクト・モラルタ》を特殊召喚!《アーティファクト・モラルタ》の効果発動!相手フィールドの表側表示のカードを一枚、破壊する!《テムジン》を破壊!」

 

「……そして《アーティファクト・ムーブメント》を発動!先程伏せた《アーティファクト・モラルタ》を破壊し、《アーティファクト・モラルタ》をセット!さらに《アーティファクト・モラルタ》の効果で《地獄門の契約書》を破壊!もう一枚の《アーティファクト・ムーブメント》を発動して《モラルタ》を破壊して特殊召喚!《アーティファクト・デスサイス》をセット!《モラルタ》の効果で《魔神王の契約書》を破壊!」

 

零児LP4000

魔法・罠…《地獄門の契約書》伏せ2

 

真LP4000

モンスター…モラルタ×3アイギス

魔法・罠…伏せ1

 

……念の為にもう一度確認するが、これはレギュレーションと言う概念が存在しないからこそ出来る芸当であり、普通にリアルでデュエルする場合はモラルタは2枚までしか入れられないのだ。(10月1日より準制限カードとなる)

 

「よし、俺のターン、ドロー!」

 

「……やっぱり…ほら、マコトはああ言うデュエルをするデュエリストよ?アレが手札全部伏せても不思議な事は一つもないわ…」

 

「……相手ターンにモンスターを大量展開しつつ、相手フィールドを荒らし回るデッキ……それじゃあみんなを笑顔にするデュエルは出来ないじゃないか…」

 

「聴こえてるぞ遊矢!念の為に言っとくが俺は人々の笑顔にそこまで執着は無いからな!どっかの大会ではそんなデュエルもするが、今回は話が別だ!然るべき時に然るべきデッキを使うのが俺のやり方!……手札から、《強欲で貪欲な壺》を発動!デッキの上から10枚を裏側で除外し、カードを2枚ドロー!」

 

このカードは自身のデッキ枚数を大きく削り、キーカードが全て飛んでしまうかも知れないというデメリットがあるが、それを無視すればほぼノーコストで使えるドローカードだ。モラルタがフィールドに全て出ている為、マコトは気にせずにこのカードを使える。

 

「…カードを1枚伏せてバトルフェイズ!モラルタ(1)で攻撃!」

 

アクションカードを求めてその明らかに常人では発揮することも出来ないような跳躍力で飛び回る社長……大体デュエルとリアルファイトが強い社長ってなんなの?明らかに身体能力人外だし(ボソッ)

 

「トラップ発動!《リビングデッドの呼び声》!そしてアクションマジック《回避》!効果により墓地から《DDリリス》を特殊召喚!そしてモラルタの攻撃を無効!《DDリリス》の効果発動!墓地から《DDケルベロス》を手札に加える!」

 

DDリリス

ATK100

 

「次!モラルタ(2)でリリスに攻撃!」

 

近くにあったのか走ってアクションカードを回収し、即時発動。…マコトとデュエルする奴全員(3人だけだが)運が良すぎな気がするぞ。

 

「トラップ発動!《戦乙女の契約書》!効果によって私のDDモンスターは攻撃力が1000アップする。更にアクションマジック《奇跡》を発動!戦闘による破壊を無効にし、戦闘ダメージを半分にする!」

 

零児LP4000→3500

 

「手札から速攻魔法《アーティファクトの解放》を発動!フィールドのアーティファクト2体を素材としてエクシーズ召喚する!」

 

「「「「「マコト(あの女)がエクシーズを!?」」」」」

 

カッコの数を数えれば分かるが、柚子は特に驚いてもいない。因みにLDSの3人は沢渡と同じく女の子だと思っている。

 

「マコトが幾つもデッキ持ってるって言ってはいたけどエクシーズまで使うなんて…この分だと融合もか!?」

 

「まさか……こんな小さな塾にエクシーズを扱う奴が居たなんて……」

 

「北斗、あんた絶対あいつに瞬殺されるわよ。あっちで他にもデッキ持ってるって言ってるし。あんた弱いし。相性悪いデッキ持ってるかもね。」

 

「……あいつと一回デュエルしたいな。あれだけ強いと…なんかワクワクしてくるぜ。」

 

……今の会話で北斗がいじけてしまったが実際ほっといても問題は無かろう。そしてちゃっかり柚子達の会話を聞いて情報を仕入れている真澄さん。

 

「《アーティファクト・モラルタ》と《アーティファクト・アイギス》でオーバーレイ!

2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!英霊達の二つの宝具よ!その強大なる大剣の力を、今解き放て!エクシーズ召喚!ランク5!《アーティファクト・デュランダル》!」

 

デュランダルR5

ATK2400

 

モラルタとベガルタを合わせたような、刀身に赤と青のラインが入った機械的なデザインの大剣を持つ人物が召喚された……何故か緋弾のア○アのジャン○さんだけど。ま、まぁ、可愛いから、良いんじゃない?周りを光る雪の結晶みたいなのが二つ、飛んでいる。

 

「……アーティファクトって、全部光る人型だった気がするんだけど?」

 

「エクシーズモンスターだから、違うんじゃない?」

 

「……だが、カードに描かれた絵は全て同じ様だぞ?」

 

「なぁ、なんでここで女の子なんだ?普通デカイ剣担ぐのは男じゃねぇの?」

 

「そんな事聞かれても困るわ。…でも良いじゃない、なんかあのアンバランスな感じは好きだし。」

 

「……ふつくしい。」

 

……おい最後!シンクロ使いの癖してブルーアイズ使いの真似すんじゃない!……でも、なんでデュランダルがジャンヌなんだ?それは魔剣(デュランダル)違いだぞ?

 

『……指示は無いのか?』

 

ん?今の誰の声?少なくとも俺には聞き覚えのない……いや、あるか。アニメのキャラクターの声で聞いた事が……あれ?

 

『マスター、指示は無いのかと聞いているのだが?』

 

「(あっ、精霊さんでしたか。なら納得だわ)」

 

『そうだな。カード自体、光る人型と言う分かりづらい構成だったから、マスターの記憶から、自分と似た性質の人物像を取り出して模倣させてもらった。』

 

「(そう、じゃあこれからよろしく。…そして早速出番だよ!)《アーティファクト・デュランダル》で、《DDリリス》を攻撃!切り裂け!『オルレアンの氷花』!」

 

『了解だマスター!ハァァァァァ!』

 

オルレアンの氷花…緋弾のア○アのジャンヌ・ダルク(デュランダル)が扱った必殺技。劇中では実際に活躍はしなかった技だが、当たれば常人では逃れられずに氷漬けになる。…多分カツェも無理なのでは?

 

「アクションマジック!《回避》を発動!攻撃を無効にする!」

 

ジャンnu……ンンッ!デュランダルの放った氷の属性を持つ弾がリリスに届く前に零児がアクションマジックを発動する。

……だが、そのカードはデュランダルがあの胸の中央にオーバーレイユニットを取り込むと氷漬けになり、無理やりちからを封じ込められたからか破裂する。

 

「何!?」

 

その破片は俺の伏せカードに向かってきて一枚を破壊していった。

 

「アーティファクト・デュランダルはオーバーレイユニットを一つ消費する事で相手のフィールドで発動した効果を一つ無効にして俺のフィールドの伏せカードを破壊する効果に書き換えられる!そして破壊された《アーティファクトの神智》の効果発動!相手フィールドのカードを一枚、破壊する!《戦乙女の契約書》を破壊!」

 

「そんな効果だとは…ぐっ!」

 

零児

LP4000→1700

 

「そしてモラルタ(3)でダイレクトアタック!これで終われー!」

 

「…フッ…まさか、負けるとはな……」

 

零児LP1700→0

 

『Winer真』

 

……うん、これは、あれだね、零児さん戦乙女使わなかったね。チェーンすればモラルタ(3)破壊して攻撃権剥奪出来たのに。プレイミスかな?『Level up!』お?三回のデュエルで三回ともレベルアップか?…サクサク過ぎない?アンロックアイテムは……精霊の可視化?そう言えばU.A.達も喋ってたな。当たり前の様に喋ってたけどあれも精霊だったのかな?ジャンn……デュランダルもそうだし、実はツインかアトミックもそうだったりして。まぁでもこれは日常での生活で会話する為に使う物だね。因みに前回はデュエルディスク同士で通信が出来る様にアップデートと、DP消費によるカードの生成機能。DP1で一枚、レベルアップ毎に15ポイント貰えるからアーティファクトはこの機能を使って作成した。

 

「……君とのデュエル、負けてはしまったが楽しませてもらった。…だがせめて契約書を残したままターンを回して欲しかったな…」

 

「……あー…でも俺知ってるよ?あんたペンデュラムカード持ってるだろ?」

 

「っ!?…何故知っている?LDSの人間でも一部しか知らない事だぞ?」

 

「あー、やっぱ持ってたんだね。…いや、遊矢があれだけの逆転を見せ、圧倒したんだ。あんたみたいなのがペンデュラムを誰でも使える様にするのは目に見えて分かっていた。それに俺はDDの事を知っていたからね。契約書を破壊してコストを回避、そしてカードをドローするなんてトラップカードを使わせたら例えば《ヘル・アーマゲドン》。攻撃力3000になればアーティファクトは火力不足でジリ貧なんだ。モラルタと神智の破壊時効果でしか処理出来ない。だからあのターンで決めたかったんだ。」

 

「そうか。……まぁ何であれ君の勝利だ。この塾の事は諦めよう。…だが一つだけ頼み事がある。」

 

「?なんだ?頼み事?」

 

「ああ、これからも、この遊勝塾に来る時があると思う。その時はもう一度、デュエルしてくれ。」

 

「…クククッ…」

 

「なんだ?何か変な事でも言ったか?」

 

「フフ…いや、あんたにちょっと目を逸らしながらでそんな事言われたらなんか笑えて来るじゃん?……まぁ、別にデュエルする事は拒否はしないよ。」

 

「そうか、ありがとう。……それと、一つ、聞きたい事がある。」

 

「頼み事一つだけじゃないのかよ?」

 

「……申し訳ない、忘れていた。

 

……君は、一体何処から来た?」

 

………………暴露た?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あの…社長が負けた!?」

 

「そんな…でも、あり得ない訳では……でも信じられない!」

 

「……ちょっと公式戦挑んでみようかな?」

 

「「やめておけ」」

 

「……零児さんが負けるなんて……イカサマ?そうよ!あの女はイカサマをしたとしか思えないわ!」

 

「はぁ!?俺が沢渡を怪我させたって言いがかりに加えて今度はマコトに言いがかりかよ!?ふざけてんじゃねえ!」

 

「そうよ!マコトは正々堂々と戦ったわ!その結果あの人が負けたのならそれは実力の問題よ!」

 

「あのデュエルにイカサマだと言いがかりを付けるのはこの漢権現坂が許さん!これ以上の狼藉は止してもらおう!」

 

「くっ!?」

 

「その通りですよ。」

 

「!?零児さん!」

 

「彼は私と正々堂々とデュエルをした。その結果私が負けたのは、デッキの構築、ドローカードの引きのよさ、そしてその場その場の判断力、そのどれもが拮抗し、あるいは上回っていただけの事。」

 

「…それは…」

 

「あー…えっとね、東堂刃…だっけ?話は聞こえてたよ。今度デュエルしよう。多分非公式になると思うけどね。」

 

「本当か!?サンキュー!楽しみにしてるぜ!じゃあ少ししたらこっちから連絡させてもらうぜ!」

 

「その必要はないぞ。」

 

「えっ?なんでだ?」

 

「私も今度もう一度この塾に来る予定なのでね。その時にでも付いて来ればいい。」

 

「あ、遊矢、今度零児とデュエルして見なよ。びっくりするぜ?」

 

「えっ?はっ!?」

 

さて、次はジュニアユース選手権の参加権を賭けた公式戦だ。どっちが何連勝だったか忘れたけど取り敢えず勝ちまくれば良いだけ。全員、心して掛かれぇ!




………はい。ジャンヌは前回のモラルタと同じくネタです。そして前回のあとがきの『増えるかもしれない』は今回の伏線…違う!これは唯の予告だ!って感じです。現在分かっている真のデッキは
1.《U.A.》
2.《スクラップ》
3.《アーティファクト》
(4.《幻奏》)
です。ただ使いたいだけで使ってる(アーティファクトはタッグフォーススペシャルで)この3つのデッキが引きさえ良ければ全勝出来るのです。(尚、手札事故多発の模様)


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7.面倒くさいから色々割愛!ダイジェストでお送りします。

……えー、前回のDDD戦、まさかの手札断殺の効果処理の勘違いが有りました。公式ルールでは不可能らしいです。…ただこのままだとドローカードが無く、下手すると6話ごと削除と言う事になるので……出来れば誰か良い案くれませんかね?めっちゃ困ってます。
あ、報告して下さった方はありがとうございます。

……今回は最初の方を殆ど覚えてなかったのでダイジェストでしかも原作と台詞を大きく変えてお送りします。どうぞ。


……ダイジェストでお送りします。

 

「僕のデュエルレシピは完璧さ!」

 

「くっ…腹が減って……」

 

「遊矢!これ食べなさい!」

 

「よし!《EM ハンマーマンモ》!」

 

「そんな…僕の完璧なレシピが……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「血迷ったかい?6000のアクションカードを開くなんて!」

 

『アクショントラップ……』

 

「分かりません!」

 

「解答放棄かい!?まさか敗因が自滅とはね!」

 

「トラップ発動!《復活のエンタメリボーンフォース》!いっけぇぇぇぇ!!!」

 

「うそだろ〜?」

 

「このままバトルは即終了!」

 

「トラップ発動!《ラストクエスチョン》!」

 

「効果により君のモンスターは全破壊だ!」

 

「さて問題、このデュエル、勝者はどちらでしょう?」

 

「《EM アフターエンドロール》!効果でオットアイズの破壊を無効、このターン破壊されたエンタメイトの数だけ攻撃力600アップ!オットアイズで《スフィンクイズー》に攻撃!」

 

「ばかめ!スフィンクイズーの効果を忘れたか!」

 

「《EM アフターエンドロール》の効果を受けたモンスターは、相手のマジック、トラップ、モンスターの効果を無効にする!」

 

「そんな……ばかなぁぁぁぁぁあぁあ!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「マジックカード《融合》!オットアイズと星読みの魔術師で融合!融合召喚!《ルーンアイズペンデュラムドラゴン》!」

 

「ペンデュラムからの融合!?」

 

「ルーンアイズペンデュラムドラゴンで攻撃!」

 

「私の運命の人は…やはり貴方だったんですね……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「バトルだ!《ドレッドノートダンカー》で攻撃!裏側守備表示モンスターごと消し飛べぇ!」

 

「グワァァァァ!」

 

モブLP4000→0

 

………………………

 

「トドメだ!《U.A.マイティースラッガー》でダイレクトアタック!パワードバッティング!」

 

「ギャァァァァ!」

 

モブ2LP3500→0

 

………………………

 

「《アーティファクト・デュランダル》でダイレクトアタック!こいつで終わりだ!オルレアンの氷華!」

 

「アツゥイ!」

 

モブ3LP2400→0

 

………………………

 

「さて、これでみんな大会には出られるんだよな?」

 

「遊矢もゴンちゃんに勝ったしね〜」

 

「なぁ、最後の奴負け台詞おかしくなかったか?」

 

「……俺のデュエルが…ダイジェストにすらされなかった……」

 

「あーはいはい、メタ発言はやめましょうねぇ〜。」

 

まぁ、素良なんてダイジェストに書かれてすらいないし?……え?なんでかって?…なんか作者が覚えてなかったからだってさ。

 

「なぁ、マコト。」

 

「ん?なにかな?」

 

「……マコトと同じデュエルディスクを付けた人を見た。」

 

「……あー…」

 

「LDSの人を見た途端にモンスターを出して俺を巻き込んで襲撃してきた。」

 

「そうか……それで?」

 

「直ぐに気を失ったからよく分からなかったけど、その人達は居なくて、その辺りにカードが一枚づつ落ちてたんだ。……これは、どう言う事か分かったりするか?」

 

「……そのままの意味だ。人の魂をカードに封印する。その技術が一部で扱われている。」

 

「っ!?それじゃあ「俺は」っ?」

 

「……俺のデュエルディスクはそれが可能だ。でもそれは使わない。無いんだよ。元に戻す方法が。」

 

「最後に聞かせてくれ。」

 

「何だ?」

 

「……彼は…マコトと同じデュエルディスクを使う人は何者なんだ?」

 

「彼らは平行世界から来たデュエリストだ。この形の者なら、エクシーズを主に扱う。」

 

「平行世界?…え?エクシーズ?でもマコトはシンクロも使うじゃ無いか。」

 

「俺は知ってるだけだ。このデュエルディスクは気が付いたら持ってただけ。彼らとは違う。…この際だ。他の事も教えておく。」

 

「他の事?」

 

「あぁ。…平行世界は全部で4つ。俺たちが今いる【スタンダード次元】そして先ほど説明した【エクシーズ次元】そしてシンクロ召喚を扱う【シンクロ次元】そして最近の事件の全ての原因である【融合次元】。この4つの次元があってな。問題なのはこの融合次元だ。」

 

「融合次元って事は融合召喚が主なんだよな?」

 

「あぁ…多分お前が見たエクシーズ次元の人も融合次元のアカデミアに何らかの被害を受けたんだろう。アカデミアの首領の《赤馬 零王》に対抗する為にLDSを狙って居ると思う。」

 

「赤馬!?…それってこの間の…」

 

「ああ。《赤馬零児》の父親だ。おそらく息子を人質にすれば良いと予想したんだろうな。…まぁ意味は無いんだけどね。」

 

「人をカードに封印するような人物が息子だからと気にする筈が無い…」

 

「そうだ。…まぁ俺はエクシーズの連中を手伝ってやりたいけどな。融合の最終目的は全ての次元の統合。でも封印する技術を最初に使い始めた所から穏やかじゃ無いやり方なのは分かりきってるし。」

 

「…でも俺は…エクシーズの人達のやり方は違うと思う。融合の封印技術を奪って使ってるんだろ?それじゃあ、暴力に暴力で対抗してるだけ。何も変わらないじゃ無いか…」

 

「分かってる。だからなるべく平和的に、穏やかに行こうぜ?エクシーズの人達の憎しみを解消しつつ、アカデミアを沈静化。最低1人か2人は死人が出るかもしれんが……それだけは避けられないと思う。…それでも俺は戦うべきだと思ってる。」

 

「マコト……わかった。俺も戦う。みんなが笑顔になる未来の為に」

 

「遊矢ー?マコトー?そこで何してるの?早く帰りましょう?」

 

「「ああ!今行く!」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

マコトのデュエルディスク、レベルとアンロック済機能表

現在のレベル 7

 

機能

・DP消費によるカード生成

・ポータブルリアルソリッドビジョン

・ポータブルアクションフィールド(クロスオーバー以外も可能)

・カードの精霊の可視化(他の人も見えるようになるが触れない)

・魂の牢獄(例のアレ)

・牢獄からの解放(例のアレの逆)

・デュエルアンカー(移動にも使える。使ってみると両手から射出出来るのでスパイダーマンみたいになる)

・Dホイール(見た目はモンハンのゴア・マガラを模したモノ)

 

備考

そろそろ機能が対融合次元にカスタムされて来た。遊矢には出来ないって言ったけど実は出来るアレの逆バージョン。死んでも復活可能なのだ。え?Dホイールは何でそんなデザインかって?…カッコ良いじゃんゴア・マガラ。




今回はほぼ会話だけの回でした。デュエルディスクの機能について、マコト君はシンクロ次元の後半までしか原作を知らない設定でやってるのでカード化についてよく知りません(という設定)。その辺りはご了承下さい。そしてうちの遊矢はマコトの補助により豆腐メンタル脱却しております。今更ながらそれが嫌だ!と言う方には申し訳ない。マコト君はもう対次元戦争仕様となっております。
因みに作者はモンハンの何時もの装備としてゴアの混合セットを使ってます。頭s胴x手x腰下位足sみたいな感じ。
……デッキどんどん増やしちゃっても良いですかね?なんか「このデッキ使って!」とか「こんなデュエルが見たい!」とかの意見があったらどうぞ感想に書いて下さい。作中に書いた内容に抵触しないものであれば可能な限り反映させていただきます。
誤字・脱字の報告がありましたらよろしくお願いします。


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8.なんか色々あったけれども開催!ジュニアユース選手権!

またデュエル無しの回(完全なる割愛)
…最近ダークソウル(無印)やってて思った事。…ツヴァイヘンダーの入手方法お手軽な癖にスペック高すぎない!?レアドロップの黒騎士の剣と同じくらいの火力らしいぞ!?
……えー、5話のドローソースに困ってたら感想で強欲貪欲使えば良いよって言われたので早速編集しました。ありがとうございます。実はU.A.とかだとキーカード全部逝きそうで余り使おうと思わなかったんですよ。ええ。使えるデッキには全部使って行こうかな…でも高いよな…


「こいつでトドメだ!《ジャンクウォリアー》でガトムズを攻撃!スクラップフィスト!」

 

「何言ってやがる!攻撃力3100のガトムズを2300のジャンクウォリアーで倒せるわけが無いだろ!」

 

「そいつはどうかな!俺は手札の《ラッシュウォリアー》を手札から捨てて効果発動!その効果でジャンクウォリアーの攻撃力を2倍にする!」

 

ジャンクウォリアーATK2300→4600

 

「はぁ!?まじかよ!どんな効果だし!…だがまだ足りないぞ!この戦闘で俺に来るダメージは1500、俺のライフは3000も残ってるぜ!」

 

「トドメと言っただろう!俺は伏せていた速攻魔法、《スクラップフィスト》を発動!こいつは自分フィールドの《ジャンクウォリアー》一体を対象に、貫通、戦闘を行ったモンスターを破壊、戦闘破壊耐性、このダメージステップの間の魔法・罠・モンスターの効果発動不可、そして戦闘ダメージ2倍の効果を付与する。」

 

「なっ!?頭おかしいんじゃねえかそのカード!インチキ効果も大概にしろ!」

 

「知らんな!いけ!ジャンクウォリアー!スクラップフィストォォ!!」

 

「ギャァァァァ!!」

 

刃LP3000→0

 

『winer真!』

 

「目がぁぁ!目がぁぁぁぁ!!!」

 

「おいおい、今のデュエルの何処にム○カ要素があったんだ?」

 

「はぁ?ちげぇよ!目にまつ毛が刺さったんだよ!」

 

「だっせぇ!」

 

「ウルセェ!分かってんだよソンナコトォ!」

 

つい最近約束した東堂刃とのデュエルを『頭がイカれたとしか思えないタイプのワンパンウォリアーデッキ』で勝利したマコト。そして刃と共に来ていた赤馬零児が要件を伝える。

 

「さて、実は今回のデュエルでの敗者はジュニアユース選手権の参加権を剥奪する予定だったのだ。」

 

「はぁ!?フザケンナよ!流石にそれはねぇわ!」

 

「そうだぞ零児!予告もなしに突然挑戦権剥奪とかエンターテイナーとしてはド三流も良いとこだぞ!」

 

「……予告したはずだが?」

 

「「ねぇよ!」」

 

「ふむ…そうだったか。まぁこれは決定事項でな。既に参加者が決まってトーナメント表も組んでしまったからもう飛び入りは出来んぞ。」

 

「そんな!」

 

「あぁんまりだぁぁぁ!」

 

……実はマコトとしてはこの事実はとっても都合が良い……と言うより寧ろ頼み込んだ事なのだ。

……話はDDD戦に遡る。

 

「君は何者なんだ?」

 

「………唯の人間だよ。この世界の人間では無いけれどね。」

 

「………どう言う事だ?」

 

「都市伝説はこの街にもあるだろ?深夜に出会うと存在ごと消されるピエロとか当然のように普通に学校に通ってるトマトとか、そして異世界に行く方法、とか。」

 

「………まさか君は?」

 

「そう。そんなくだらん都市伝説を酔った勢いで試してこの世界に迷い込んだ異世界の住人。その世界ではここまでデュエルは浸透していなかったが、物語としてこの世界は存在していた。」

 

「待て、物語として存在していた…だと?」

 

「ああ。…詳しくは言えないが、この先の未来をある程度までは認識している。例えば、ジュニアユース選手権の決勝は荒れるぜ?乱入するお客さんが沢山居るからね?」

 

「そうか……その未来の知識には限りがあるのだな?」

 

「ああ。だから余り過信しないでくれよ?…それに俺というイレギュラーもあるからな。」

 

「そうだな。…だが、続く限りは有効活用させてもらうぞ。」

 

「ああ。あんたはそれが出来る人間だ。だからこの事を教えたんだ。しっかり活用してくれよ?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

………と、こんな感じで教えた内容に、ちょこっとリアルファイト式デュエルの刃ボコってた人の事を入れたから、刃には悪いが退場して貰おう。

 

「まぁ、気にするな。どうせ君には来年無条件で参加出来る資格を贈呈するからな。」

 

「……仕方が無いよ。諦めよう…刃。」

 

「うぅ……くそぉ……」

 

こらそこ、白々しい。とか言わない。

 

ーーーーそして開幕。でも全部割愛ーーーー

 

そして当初の予定通り、零児君にお願いした様に遊矢達に当たらず、かつ本来の刃の相手と当たる様にして貰った。くじは操作されるらしい。ギョウザかな?

それで……えっとー名前なんだっけ?テンドウイサミ?イサムだっけ?え?イサオ?ん?なんだって?ギラグ?な訳ないだろそれバリアンじゃ無いか。

え?結果?俺の勝ちに決まってんだろ。アクションカード取らないから向こうも殴りようが無かったみたいだよ?そして浮上したデュランダル最強説。アクションカードが全てアクショントラップに成り替わる謎の現象よ。発動する度に相手のモンスターが増えるとかww。今回は魔導師の力いれて火力の底上げして行ったよ。《墓地墓地の恨み》と《マシュ・マック》のコンボ上手くいったね。みんなドン引きで面白かったわ。結局魔導師の力使わなかったけどな!そして出た迷言『何!?エクシーズモンスターはレベルを持たないからレベルが0という訳では無いのか!?』、生で聴くと一層笑えるね。マシュ・マックで攻撃するとき思わず高笑いしちゃったよ。

さて、二回続けてデュエルしなかったけど、次回はしっかりデュエルするよ。ネオ☆ニュー☆沢渡☆戦だしね。

 

〜〜〜おまけ〜〜〜

 

『なぁ、マスターは何故そんな扱い辛そうなデッキばかり使っているんだ?ジャンクウォリアーのデッキだってチューナーは6体だけとか正直言って正気の沙汰では無いと思うのだが……』

 

「……ロマンだね。」

 

『…ロマン?…あれか。漢なら誰もが持つ探究心や憧れの様な物か。』

 

「まぁ…そんなものだね。だってさ、U.A.なんて本来特定の7枚のカード引けなかったら何も出来ずに終わるんだよ?それを使って相手を倒すって言うのは楽しく無いか?」

 

『……ドラゴン相手に防具無しで錆びた剣を持って挑む様な物か?』

 

「近いものがあるね。俺のいた所は先行後攻で勝負が決まる様なクソ環境だったから、もしかしたら先行でも負けるかもしれない。そんなデッキを使った方が楽しいと思うんだ。…だからさ、ファンデッキでも良いじゃないか。やってる人が楽しければそれでさ。さっきデュエルした刃も楽しそうだったでしょ?」

 

『…フフッ…そうだな。改めてマスターの事を理解出来たよ。ありがとう。』

 

「……お礼言われる事でもない気がするんだけどな……おっと、もうこんな時間だ。…おやすみデュランダル。」

 

『ああ。おやすみマスター。』

 

………『Level up!』

アンロックコンテンツ

・《精霊の実体化》




おまけの内容は唯の勢いです。…因みに作者であるワタクシはマコト君と同じ年齢(高校生)なのでお酒は飲めません。何が言いたいかって酔ったテンションじゃ無いよ?ってことです。…前書きにも書きましたが、クツキリさん、ありがとうございます。何故か思いつかなかったんです。…リアルで使ってなかったって事も有るのですがね。そして名前もデッキのテーマも忘れたから全部割愛しました……えっとー…イサオ?君とのデュエル。アーティファクトがレベル5なのを良い事にマシュ・マックと墓地墓地の恨みのコンボを決めてワンターンオーバーキルをぶちかましたマコト君ですが、実はワタクシもやった事があります。クウェーサーにブラックホール打ってガガガの二代でレベル5でエクシーズしてゼロゼロコールで4000バーンと2400+4000……今思えば割とエグい内容ですね……あとしれっと決定したマコトのデッキ枠の一つ。ワンパン式ジャンクウォリアーデッキでした。そしてなんか「これ使って!」って感じの使い勝手悪そうなデッキあればどうぞ!可能な限り反映します!


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9.デッキバウンスの恐怖!!

………文字数がもうちょいで10000越す所だった…今回はまともにデュエルします。因みにUAがU.A.の基本火力を上回ってました。あと此処までの各話を見直して気付いた事が一つ…。
此処までのデュエル、ほぼワンキルばっか!
という事で地味な方法で長引いたデュエルをどうぞ。


よしよし…遊矢は特に特筆され無いレベルのブロックだから順調に勝ち進んでるね。あ、漁師負けてる。

他も原作通りだね。安心安心。

…さて、それでは現在の状況。

俺スタジアムで待機→草笛聞こえる→ネオ☆ニュー☆沢渡☆参上→観客「なんだあいつww」→俺「待ってたぜ沢渡☆(ミスではない)」→沢渡「今の俺は沢渡なんかじゃない、ネオ☆ニュー☆沢渡☆だ!」→俺「じゃあデュエルを始めようか」←今ココ!

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスター☆達と共に☆」

 

「地を蹴り!」

 

「宙☆を舞い☆」

 

「フィールド内を駆け巡る!!」

 

「見よ!これぞデュエルの最強進化系☆」

 

「アクショーン!」

 

「「デュエル(☆)!!」」

 

……マコト→沢渡→マコトの繰り返しの順での口上。デュエルが開始されアクションフィールドにカードがばら撒かれる。そして先攻後攻のどちらかがお互いのデュエルディスクに表示される。

 

「やった!俺が先攻!俺のターン!俺は、《修験の妖社》を発動!俺が妖仙獣を召喚・特殊召喚した時、このカードに妖仙カウンターを一つ載せる!」

 

今回の先攻は沢渡。使用するデッキは《妖仙獣》。因みに作者の兄は《マクロコスモス》や他の汎用トラップなどを詰め込みまくった『妖仙マクロ』と言うデッキを使ってた。…このデッキ、モンスターすら出せなかったり残せなかったり攻撃も出来なかったりでなかなかにうざったい……まぁそんな事はどうでも良い。

 

「そして《妖仙獣 鎌壱太刀》を召喚!そしてこのカードが召喚に成功した時、手札から妖仙獣を召喚出来る!《妖仙獣 鎌弐太刀》を召喚!そして同じ効果で《妖仙獣 鎌参太刀》を召喚!ここまでの効果で《修験の妖社》に妖仙カウンターを合計三つ載せる!」

 

先程風を纏って現れた社のロウソクが三つ灯る。…これでサルベージ・サーチ権が一つ。

 

「そして《修験の妖社》のカウンターを三つ取り除き、デッキから、《妖仙獣 大幽谷響(オオヤマビコ) 》を手札に加える!」

 

先程灯った三つのロウソクの火が怪しく揺れ、重なり合って一枚のカードになった。

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ!」

 

沢渡LP4000

手札4(鎌壱、鎌弐、鎌参、大幽谷響)

魔法・罠(伏せ1、修験の妖社)

 

そしてマコトのターン。…ここで今の内に補足するが、7話の後書きに書いた通り、マコトは元々高校生。しかし余り小遣いを貰ったりしておらず、バイトも出来ない学校だったが故、資金が余りなかった。…彼はその為、エクストラデッキに入るカードや、主なデッキのカードは家に置いてあった兄が使わないカードを集めて使っていた。…彼がファンデッキを多く扱うのはその為である。…故に、彼のエクストラデッキは本来充実してはいないのだ。このデッキのエクストラも例外ではない。……彼のデュエルディスクの特性から、その一部は解消されているが。

 

「よし、俺のターン!ドロー!…俺は《オノマト連携(ペア) 》を発動!手札を一枚捨て、デッキからガガガ、ゴゴゴ、ドドド、ズババと名のついたモンスターの内どれかを2枚までサーチ出来る!《ガガガシスター》と《ドドドウォリアー》を手札に加える!」

 

「なんだそのモンスター?変わった名前だな。」

 

「《ドドドドロー》を発動し、《ドドドウォリアー》を墓地に捨てる事で二枚ドロー!そして《ガガガウインド》を発動!効果で手札の《ガガガガール》を特殊召喚!この効果で特殊召喚したガガガモンスターはレベルが4になる。そして《ガガガリベンジ》を発動!墓地の《ガガガマジシャン》を特殊召喚!手札の《ガガガシスター》を召喚、このカードが召喚に成功した時、デッキからガガガと名のついた魔法・罠カードを一枚手札に加える。《ガガガリベンジ》を手札に。そしてフィールドにガガガモンスターがいる事で、《ガガガキッド》を特殊召喚!…特殊召喚時の効果もあるが、つかえばバトルフェイズが無くなるからな。そのままだ。」

 

「チューナーも居ないレベルもバラバラ、そんなフィールドで何が出来る!」

 

「悪いが、このガガガモンスター達は全員レベルを変える事が出来るんだ!《ガガガマジシャン》の効果発動!このカードのレベルを1から8の任意のレベルに変更出来る!このカードのレベルを5に!」

 

「?レベル変更?まさかお前エクシーズを使うのか!?」

 

「…あれ?沢渡は知らないんだっけか?」

 

「ああ、多分前回デュエルした時にマコトが違うデッキ使ったんだろ。俺とやった時もシンクロになってた。」

 

「あら?あんたあの子と名前で呼び合う様な仲になったの?」

 

「ああ、あいつが『男同士で苗字呼びはなんか嫌だろ?』って言っててな。」

 

「え?アレで男なのか?」

 

「…そうらしい。正直俺も驚いた。」

 

「…なんかそう聞くと着せ替えとかして愛でて遊びたくなってくるわね。」

 

「あいつがそう易々と等身大着せ替え人形になる訳ないだろ。てかお前そんな趣味だったのかよ。」

 

北斗、真澄、刃の三人組の会話だが、やはり大会に出られなかったからか、刃の元気が余りない。…だからと言って慰めたりする2人ではないが。

 

「《ガガガガール》の効果発動!自分フィールドのガガガモンスターのレベルと同じにする!」

 

ガガガマジシャンのベルトのスロットが5つ輝き、ガガガガールが手に持ったケータイの様な端末を操作し、頭上に5つの光が現れる。

 

「俺は、レベル5の《ガガガマジシャン》と《ガガガガール》でオーバレイ!2体のモンスターでオーバレイネットワークを構築!」

 

ガガガマジシャンとガガガガールが光となってマコトの前に現れた渦に飛び込む。

そしてその中から出てきたのは…

 

「な、何だこれ……」

 

要塞だった。

 

「エクシーズ召喚!現われろ、《No.33 先史文明(オーパーツ)超兵器マシュ=マック》!」

 

マシュ=マックはやたらとデカイ事で有名。これが胸に収められたアトランタルも存在するが、リアルソリッドビジョンでやったら大変な事になる。…それはさて置き、実はこのカード、一回戦でもマコトが使用していた為、余り観客の驚きの声は無かった。

 

「手札から、《エクシーズチェンジタクティクス》を発動!そして《ガガガシスター》の効果発動!フィールドのガガガモンスター一体を対象に発動し、そのカードとこのカードのレベルは、それぞれのレベルの合計した数値になる!《ガガガキッド》のレベルは2、《ガガガシスター》のレベルも2だから、合計した数値は4!そしてこの2体のモンスターでオーバレイ!その白き翼に望みを託せ!エクシーズ召喚!《No.39 希望皇ホープ》!」

 

『ホープ!!』

 

お決まりの塔から変形してセルゲイボイスのホープ宣言。セルゲイと同じ声優って知ってからはネタによく使われるよな……

 

「エクシーズチェンジタクティクスの効果発動!ライフを500払い、カードを一枚ドロー!」

 

マコトLP4000→3500

 

「バトル!《マシュ=マック》でダイレクトアタック!焼き払え!ヴリルの火!」

 

「手札の《大幽谷響》の効果発動!《鎌弐太刀》を手札から墓地に送る事で特殊召喚!」

 

妖仙獣大幽谷響

L6 ATK?

 

「出たなやまびこ!でも関係ないね!《希望皇ホープ》で攻撃!ホープソードスラッシュ!」

 

マックの頭頂部?あたりにチャージされたエネルギーが消え、代わりにホープが剣を収めた状態で飛び掛かる。

 

「かかったな!《大幽谷響》の効果発動!お前のホープの攻撃力分、このカードの攻撃力をアップする!」

 

じゃあたった今拾ったアクションカードを発動するか。

 

「アクションマジック《奇跡》!これによってホープは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージも1/2になる!」

 

ホープの効果ってヤマビコの効果にチェーン出来ないんだって。さっき感想みて初めて知ったよ俺(メメタァ…)。

 

「ふっ…お前でも俺の妖仙獣を破る事は……「メインフェイズ2!」聞けよ最後までぇ!!」

 

「《超兵器マシュ=マック》の効果発動!オーバレイユニットを一つ使い、相手のモンスター一体の元々の攻撃力との差分だけ、相手にダメージを与え、このカードの攻撃力をアップする!」

 

「……え?つ、つまり……」

 

「そう!君には2500のダメージを受けてもらう!インフィニティキャノン!!」

 

「待て待て待て待て待て待て待て待て!!って!ギャァァァァ!!」

 

沢渡LP4000→1500

 

マシュ=マックATK2400→4900

 

「そして《希望皇ホープ》を素材にオーバレイ、エクシーズチェンジ!《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》!エクシーズチェンジタクティクスの効果で一枚ドロー!」

 

マコトLP3500→3000

 

「やっと引いた!手札から、《RUM-リミテッドバリアンズフォース》を発動!効果により、ホープ・ザ・ライトニングをランクアップ!エクシーズチェンジ!このデュエルのトドメはお前の役目だ!疾く現われろ!《CNo.39 希望皇ホープレイV》!」

 

CNo.39希望皇ホープレイV

R5 ATK2500

 

「そしてライフ500で一枚ドロー!」

 

マコトLP3000→2500

 

……ここまでのホープシリーズはノーマル以外全て生成したもの。このARC-Vなら使う人も居ないだろうそのエクシーズモンスターは、一気に2回も変身した事で周囲の動揺を誘った……

「一体のモンスターで一気に3ドローしたぞ……」

「それよりさっきのデュエルにも出てきたあのデカイの何なんだよ…」

「んな事どうでも良いが、そもそもNo.って何なんだよ!」

 

「おい!お前のモンスター一体何なんだよ!RUMって何だ!そしてノーコストで上に重ねてエクシーズ召喚とか頭おかしいんじゃねぇか!?」

 

「知らんな!そう言うカードだと思え!《希望皇ホープレイV》の効果!このカードのオーバレイユニットを一つ使い、相手モンスター一体を破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える!喰らえ!ホープソード・Vブレードシュート!」

 

「フザケンナ!バーンでやられてたまるか!アクションマジック!《緊急回避》発動!効果ダメージを一度だけ無効にする!」

 

緊急回避・・・ライディングデュエルの《加速》のアクションデュエル版。

 

「だが、破壊効果は受けてもらう!」

 

「くそっ!」

 

「…カードを2枚伏せ、ターンエンド。」

 

マコトLP2500

手札1

モンスター2(マシュ=マック、ホープレイV)

魔法・罠2

 

「…余り良い状況じゃねぇな。…頼むぜ俺のドローカード!俺のターン、ドロー!」

 

…ん?今のはお決まりのキラキラドロー?

 

「…伏せていた魔法カード《強欲で謙虚な壺》を発動。デッキからカードを3枚めくってその内の一枚を手札に加える。…《鎌弐太刀》を手札に加える!」

 

妖仙獣にとってはあの三体は召喚しかし無い為、ほぼ問題なく発動できるカード。伏せていたのはブラフだったか。これで向こうの手札は4。やまびこの時の手札のロスを実質0にした一手である。

 

「鎌壱太刀、鎌弐太刀、鎌参太刀を通常召喚!修験の妖社にカウンターを3つ載せる!」

 

風に乗って来た鎌壱太刀が起こした風に乗って来た鎌弐太刀のまた起こした風に乗って来た鎌参太刀。これで例の妖仙三人衆が揃った。

 

「鎌壱太刀の効果発動!自分フィールド上に妖仙獣が表側表示で存在する時、相手のモンスターを一体、手札に戻すことが出来る!《ホープレイV》を手札に戻す!」

 

……マシュ=マックが良かった……まぁそれを分かってやってるのなら沢渡は意外にやる奴かもしれん。

……すまんホープレイV、トドメはお前の役目だとか言っときながら破壊効果しか使わせてやれなかった…。

 

「バトル!そして鎌弐太刀の効果!自分フィールド上に妖仙獣が表側表示で存在する時、このカードは相手に直接攻撃出来る!但しこの場合の戦闘ダメージは1/2になる!」

 

「……割と痛いんだけど。この人刀で斬ってるよね?血が出てきてるよ?結構痛いんだけど?」

 

「し、知るかそんなもん!この間のお前のデュエルだって爆発しまくってただろ!アレメチャクチャ痛かったんだぞ!」

 

「それこそ知らんわ!お互い様だ!ロケットぶっ放してたのは何処のどいつだ!」

 

「ぐっ…くそ!まぁ良い!鎌参太刀の効果発動!自分の妖仙獣が戦闘ダメージを与えた時、デッキから妖仙獣を一枚手札に加える!」

 

マコトLP2500→1600

 

……これだ。妖仙獣の面倒な所。これで鎌壱が三体一気に並ぶ盤面が出来上がるのだ。…上手くいった場合のみだが。修験の妖社と合わせると初手に三人衆が揃っていた場合そのターンか若しくは次のターンで余裕で手札に揃う。防御札が少ないのが唯一の救いである。兄貴がU.A.に鎌壱三体並べてきた時は殺意が湧いた。

 

「《妖仙獣 左鎌神柱》を手札に加える!さらに修験の妖社の効果で《妖仙獣 右鎌神柱》を手札に加える!そしてスケール3の《左鎌神柱》とスケール5の《右鎌神柱》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「おい!あいつペンデュラムカードを持ってるぞ!?」

「何で?遊勝塾の榊遊矢しか使えないんじゃなかったの!?」

「レプリカか何かなんじゃないか?下手すりゃLDSが作ったかもしんねぇぞ?」

 

あれ?このターンは特殊召喚できないのに何で……

 

「ペンデュラム召喚!…と言いたい所だがこのターンは強欲で謙虚な壺を発動しているからな。召喚出来ない、しかもカードも無い。だから俺は魔法カード《命削りの宝札》を発動する!」

 

「はぁ!?お前マジか!」

 

こいつリアリストかよ!まぁ確かに妖仙に命削りは割と合ってるけどさ!……ん?エンドフェイズに手札に戻る効果とエンドフェイズに手札を墓地に送る効果って……どっちが先に発動するの?チェーン組めないらしいし…

 

「効果でカードを3枚ドロー!そして全て伏せてターンエンド!…エンドフェイズ時に手札を全て捨てるが、今の俺は手札が無いから何も起こらない!そして《妖仙獣》達は俺の手札に戻る!」

 

……そうなのか?モンスター効果の方が先に適応されるから全部墓地行きだと思うけど…まぁここではそうだと思う事にしよう!

 

沢渡LP1500

手札3(鎌壱、鎌弐、鎌参)

スケール左鎌(3〜5)右鎌

モンスター0

魔法・罠(修験の妖社…カウンター0、伏せ3)

 

「じゃあ俺のターンだな。ドロー!…ガガガシスターを召喚、効果でガガガリベンジを手札に加える。そしてそのまま発動!ガガガマジシャンを墓地から特殊召喚!ガガガマジシャンのレベルを7に!」

 

今から召喚するのはランク9のNo.だ。…別にこれじゃなくても勝てるんだけど…それはまぁ折角だから。って言う理由。ほら、明らかにそれじゃ無くても良いでしょ!って場面でも遊馬君はホープを出すでしょ?あそこまでのこだわりじゃないけど、そんな感じ。

 

「ガガガシスターの効果でレベルを合計の9に変更!」

 

「…これでレベル9のモンスターが2体…!どんなヤツが出るんだ!」

 

「いいや、もう一体!伏せていた《おろかな埋葬》を発動!《ガガガガール》を墓地に送り、また伏せていたガガガリベンジを発動!《ガガガガール》を墓地から特殊召喚!そして効果で自身のレベルを9に!」

 

「レベル9三体!?下手すりゃ唯のトンデモモンスターが出るじゃねえか!」

 

「俺は、レベル9のガガガマジシャンとガガガガール、ガガガシスターの三体でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」

 

目の前に渦が現れ、其処に光となったレベルを操る魔術師達が飛び込んでいく。

 

「神の名を持つ骸の龍よ!その持てる力を今解き放て!エクシーズ召喚!ランク9《No.92 偽骸神龍Heart-eartH Dragon》!!」

 

暗雲立ち込める中召喚されたNo.のハートアースドラゴン。アニメの遊戯王ゼアルにてDr.フェイカーという人物が使用したモンスター。…ぶっちゃけDr.フェイカーのこの時の変わり方に俺は吹いたんだけども。だって突然ムキムキのじっちゃんになるんだよ?オールマイトレベルの変わり方すんだよ?笑うしか無いでしょ。…え?そうでもなかった?…マジかよ。

 

偽骸神龍Heart-earsH Dragon

R9 ATK0

 

「で、デカイ……ん?でも攻撃力0?…はっ!マジかよお前!こんな大層なエクシーズ召喚しといて攻撃力0とか見掛け倒しも程々にしろよ!」

 

「良いだろ別に!効果はエグいんだから!これまた伏せていた魔法カード《強欲で貪欲な壺》を発動!デッキの上から10枚を裏側で除外し、カードを二枚ドロー!…そのまま二枚伏せてターンエンド!」

 

マコトLP1600

手札0

モンスター(マシュ=マック、Heart-earsH Dragon)

魔法・罠(エクシーズ・チェンジ・タクティクス、伏せ2)

 

「俺のターン、ドロー!…鎌壱太刀、鎌弐太刀、鎌参太刀を召喚!修験の妖社の効果で妖仙カウンターを合計三つ修験の妖社に載せる!鎌壱太刀の効果でマシュ=マックを手札に戻す!」

 

「流石にそいつはさせらんねぇよ!トラップ、《ブレイクスルースキル》を発動!その鎌壱太刀の効果はターン終了時まで無効だ!」

 

「っ!?くっそぉ!《修験の妖社》の効果!カウンターを三つ取り除いてデッキから《魔妖仙獣 大刃禍是》を手札に加える!《右鎌神柱》のペンデュラム効果発動!ターン終了時までこのカードのスケールを11まで上げる!」

 

スケール3〜5→11

 

「これでレベル4から10までのモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!烈風まといし妖たちの長よ。荒ぶるその衣を解き放ち、大河を巻き上げ大地を抉れ!いでよ!《魔妖仙獣 大刃禍是》!」

 

魔妖仙獣 大刃禍是

L10 ATK3000

 

「このカードの特殊召喚に成功した時、このカードはフィールドのカードを二枚まで対象に取って効果を発動できる!そのカードを手札に戻す!お前のNo.2体を手札に戻す!さらに永続罠発動!《妖仙郷の目眩風》!このカードはレベル6以上の妖仙モンスターがいる時のみ発動でき、フィールド上の妖仙獣以外のモンスターが手札に戻る場合、全てがデッキに戻る!」

 

ん?あれ?

 

「……なぁ、お前馬鹿じゃない?」

 

「は?なんで?」

 

「俺のモンスターは全部エクシーズだぞ?エクストラデッキに戻るんだからデッキバウンスは意味無いじゃんか。」

 

「あ。……いや、そんな事はどうでも良いだろ!取り敢えず戻れぇ!」

 

「そうはいくか!またまたトラップ発動!《ブレイクスルースキル》!」

 

「はぁ!?またかよ!チクショウ!じゃあバトルだ!《鎌弐太刀》でダイレクトアタック!」

 

マコトLP1600→700

 

「まぁ良いだろう。……あっ、Heart-earsH Dragonは戦闘ダメージ全部反射するからな?」

 

「えっマジで?あぶねぇ…まぁ良い。《鎌参太刀》の効果でもう一体《大刃禍是》を手札に加える。」

 

……言わなきゃよかった。

 

「あ、それとお前のエンドフェイズにHeart-earsHDragonの効果でこいつが特殊召喚された後にフィールドに置かれたお前の残っとるカード全部除外だからな?気を付けろよ?」

 

「はぁっ!?どんな効果だよ!…ってはぁ…お前何言ってんだよ。俺の妖仙獣はエンドフェイズに全部手札に戻るんだぜ?Heart-earsHDragonの効果は意味無いだろ?」

 

「…まぁ普通ならな?でもブレイクスルースキルで効果無効になってるマヌケが2体飛ぶぞ?」

 

「…あ。」

 

「別にお前が良いならそれでも構わんが…割と除外ってキツイぞ?…それともうすぐ1分だ。何もしないならエンドしとけ。失格になるぞ?」

 

「えっ?あぁくそ!俺はこのままターンエンドだ!」

 

沢渡LP1500

手札2(KAMA2、KAMA3)

モンスター2(KAMA1、大刃禍是)←全部除外

魔法・罠(目眩風、修験、伏せ2)

 

「んじゃあ《Heart-earsH Dragon》の効果でオーバーレイユニットを一つ取り除いて《大刃禍是》と《鎌壱太刀》を除外。そして俺のターン!ドロー!…《強欲で貪欲な壺》を発動。デッキの上から10枚を除外して二枚ドロー。カードを一枚伏せて、《命削りの宝札》を発動。3枚ドロー。三枚伏せてターンエンド。」

 

マコトLP700

手札0

モンスター2(マシュ、心地球龍)

魔法・罠5(エクシーズ・チェンジ・タクティクス、伏せ4)

 

「あんだけ言っといてガン伏せかよ!しかも何回引くんだよ強欲で貪欲な壺!んなもん二回も使ったらデッキ無くなるぞ!…俺のターン、ドロー!」

 

知ってる。もう9枚位しか残ってないもん。でも俺は使うよ。だってHeart-earsH Dragonはクソ火力で使いたいもん。

 

「《右鎌神柱》の効果を発動してペンデュラム召喚!来い!俺の僕達!そして特殊召喚された大刃禍是の効果でお前のハートアースと一番端っこの伏せカードを手札に戻す!」

 

……修験の妖社って、六部の門と同じで同時に召喚されたら全部でカウンター1になるんじゃなかったっけ?

 

「大刃禍是も出たね!チェーンしてトラップ発動!《激流葬》!フィールドのモンスター全破壊!」

 

「何!?ああっ!大刃禍是が!…くそっ…だがお前の頑張って召喚したモンスターも破壊された!これでお前ももう動けないだろ!」

 

「そうでも無いよ。オーバーレイユニットを持ったまま破壊され墓地に送られたHeart-earsH Dragonの効果発動!このカードを墓地から特殊召喚し、ゲームから除外されているカードの数×1000ポイントこのカードの攻撃力をアップさせる!」

 

「え?ってことは強欲で貪欲な壺二回で20枚…そして俺のモンスター2体で22枚…22×1000は…」

 

どんどんと顔を青ざめさせる沢渡。…なんだろ。ここまで来ると凄く楽しい。

 

「そう!俺のHeart-earsHDragonの攻撃力は22000!さぁ!この攻撃力を超えてみろ!…まぁ超えても単純に除去しないと逆効果だけどね!」

 

これが出来たらもう満足。これ以上の事は望まない。

 

「……無理だ。何も出来ない…!俺はこのままターンエンド。」

 

沢渡LP1500

モンスター0

魔法・罠(目眩風、修験の妖社、伏せ2)

 

「じゃあ俺のターン!ドロー!手札からガガガガールを召喚、そして伏せていた《リビングデッドの呼び声》を発動、効果でガガガシスターを特殊召喚、ガガガシスターの効果で2体のレベルを合計のレベル5にする。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク5《No.14 強欲のサラメーヤ》!…こいつが俺のフィールドに存在する限り、俺の受ける効果ダメージは代わりに相手が受ける!」

 

「……嘘だろ!?いよいよ本格的にヤバイ!」

 

そう言って走り出す沢渡。おー頑張れ頑張れ。アクションカードを探し集めろー!

 

「バトルだ!サラメーヤの攻撃!さぁどうする?」

 

「トラップ発動!《マジックシリンダー》!そしてアクションマジック《回避Ⅱ》!攻撃を無効にして効果ダメージも無理だ!」

 

「ならば行け!Heart-earsHDragon!トドメを刺してやれ!ハートブレイクキャノン!」

 

「負けてたまるかぁ!!トラップ発動!《ガードブロック》!戦闘ダメージを0にしてカードを一枚ドロー!……し、凌いだ!これでまだ望みが…「それは如何かな」…ま…まさか…」

 

that's right☆

 

「その通り!Heart-earsHDragonを対象にトラップ発動!《かっとビング・チャレンジ》!自分の攻撃を行ったエクシーズモンスターを対象に発動でき、そのモンスターはもう一度攻撃できる!」

 

「…やっぱりか…ま、また二回攻撃かよ…。」

 

「かっとビングだ!Heart-earsHDragonでダイレクトアタック!ハートブレイクキャノン!」

 

「チクショォォォォォォォォォォ!!」

 

沢渡LP1500→0

 

『winer真!』

 

「よっし。勝った勝った。」

 

「ちくしょう…また負けた…しかも予定調和の如く同じ流れで…」

 

「それでも君が最初より対処が面倒な盤面に持って行ったんだ。」

 

「……え?」

 

「最初に君とデュエルした時はただただモンスターをペンデュラム召喚して自慢気にショボい戦術を説明してた癖に今回はすぐに突破されたとは言えしっかりと防御用のカードを確保しながら可能な限りの攻撃を行った。大刃禍是の効果が通ってたら伏せてたカードにもよるけど負けてたかもしれない。」

 

「……そうか、そうだよな!」

 

「ああ。」

 

「つまりやっぱ俺は天才デュエリストなんだな!じゃあこれからは俺の事は【天才のネオ☆ニュー☆沢渡】とでも呼んでくれまたえ!」

 

………えぇぇぇぇぇ……マジかよお前。

 

「……まぁそれは良いけど今度は俺に勝てるように頑張れよ?そうは言っても俺に勝たなきゃ何も始まらんぞ?」

 

「うぐ……」

 

「ま、そういうこった。また宜しくな沢渡!」

 

「あ、ああ!今度は負けねぇぞ!」

 

「楽しみにしとくわ。またデジャブを感じる場面にならんようにな。

 

ーーーそして、握手をしてからフィールドを出て行った2人のデュエリストに惜しみない拍手が贈られた。




そして存在を知った後の強貪の乱用感がヤバイ、クツキリさんありがとうございます。そして命削りの宝札と妖仙に関してはよく分からなかったのですが公式ホームページの九庵堂栄太(つまりQ&A)に存在しないという事が発覚。そして後々知ったのが、『発動タイミングが選べる』でした。知らなかった人は『ヘェ〜』という感じで済ませて下さい。知ってた人は『うん、そうだね』的な反応で見てくれると良いと思います。因みにホープの攻撃名については語呂の良さを求めた結果です。
…そして地味に増えたお気に入り登録件数。いつの間にか増えてるから不定期で見るたびに【えっ?何か2桁になってる!?】とか色々思ってます。……これ1回チラシの裏から外して見よっかな…
そして毎回恒例。効果などの裁定ミスがあれば感想などで報告お願いします。また、誤字・脱字に関しても宜しくお願いします。
※PS速攻で修正しました。次話投稿はまだなのでここに書いときます。報告してくれたクツキリさんありがとうございます。
追加修正しました。報告してくれた…名前はまだない さんありがとうございます。


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10.過ぎし日の記憶

……テストという苦行はいつまで続くのか……
今回はそんなテストの直前なので手抜きです…。
そんな時期では無いのに番外編と言うか閑話休題と言うか…
取り敢えず書けるだけ書きました。
……前回の内容も大きく修正しときました。前回の後書きにも書きましたが、念の為こちらにも。


「おい、デュエルしろよ」

 

「ん?あぁなんだ兄貴か。いーよ。」

 

こんな何時もの会話が最近無くなったのは、俺が異世界に来てしまったから。さて、ここで俺がここに来る前の娯楽としてのデュエルを思い返そうか。

 

「じゃあ俺ABCで行くわ。」

 

「えー…それどうやっても負けるじゃんか。」

 

「知らんな。悔しかったら先行シエン・ナチュビくらいは出しとけ。」

 

「やっても無理なのがそのデッキだろうに…まぁ取り敢えず何時もので行くわ。」

 

「……またお前それかよ。いい加減ファンデッキじゃ勝てない事は分かってるだろ?」

 

「……勝つ可能性が無い訳じゃ無い。」

 

「まぁ良いけどさ。」

 

「じゃあコイントス。表か裏どっち?」

 

「裏」

 

「表だね。俺の先攻で。」

 

8000vs8000

 

「フラッグシップディールを発動、効果でファンタジスタを特殊召喚、フラッグシップのコストで-1200。ファンタジスタを戻してパーフェクトエース。ファンタジスタを召喚して伏せ1でエンド。」

 

「ドロー。羽箒。」

 

「破壊したのはペナルティ。」

 

「ユニオン格納庫発動。効果でCを手札に。Bを召喚してCを格納庫効果で装備。伏せ2でエンド。」

 

「ドロー。スタジアム発動。」

 

「サイクロン。」

 

「じゃあペナルティ効果でスタジアムサーチしつつ発動。エースを戻してドレッドノート、ファンタジスタ戻してエース。ファンタジスタ召喚でスタジアム効果使ってストロングブロッカーをサーチ。ファンタジスタ戻してブロッカー。スタジアム効果で全部500アップ。」

 

「ドレッドノートダンカーでBを攻撃。」

 

「Cを効果で破壊、Cの効果でAを守備表示で特殊召喚。」

 

「ドレッドノートの効果で伏せを破壊。」

 

「破壊したのは神の警告。」

 

「…エースでBを攻撃。そのままファンタジスタをドレッドと入れ替えてエンド。」

 

「B効果でCをサーチ」

 

6800vs6600

 

「ドロー。…3枚を除外してABC。」

 

「ストロングブロッカーの効果でABC守備表示にして効果無効。」

 

「……そんな効果だっけ?」

 

「そんな効果だね。」

 

「C召喚して伏せ2でエンド。」

 

「ドロー。ファンタジスタ戻してドレッドノート。ファンタジスタ召喚でスタジアム効果使ってマイティースラッガーをサーチ。そのままストロングブロッカー戻してマイティースラッガー。効果で全部のU.A.を500アップ。ABCをダンカーで攻撃。」

 

「デモンズチェーンを発動。ダンカーに。」

 

「じゃあスラッガーでCを攻撃。」

 

「……確かスラッガーってミニ版ライトニングだったよね。」

 

「そうだね。」

 

「じゃあ1000ダメージか。C効果は手札無いから使えない。」

 

「ダンカー戻してブロッカー。1伏せでエンド。」

 

「ドロー。B召喚。ファンタジスタ攻撃。自爆してデッキからAサーチ。リビデ発動。C守備表示で出して格納庫効果でA装備。ABCを攻撃表示、ブロッカー攻撃。」

 

「U.A.ペナルティ発動。効果で次のそっちのエンドフェイズまでそいつ除外。」

 

「……エンド。」

 

6800vs5400

 

「ドロー。エース戻してドレッドノート、ファンタジスタ戻してマイティー、ファンタジスタ召喚してカストディアンをサーチ。ブロッカー戻してフィールドゼネラル。スタジアム効果で全部の攻撃力500アップ。…そのままダンカーでC攻撃。貫通持ちだから1000ダメージ。あとダンカー効果で結局両方破壊ね。」

 

「A効果でBを手札に戻してC効果で特殊召喚。」

 

「ゼネラルでB攻撃。」

 

「B効果でCサーチ。」

 

「マイティーで直攻。」

 

「何も無い。」

 

「ファンタジスタで直攻。」

 

「何も無い。」

 

「ギリギリ足りるのか。」

 

「足りる。」

 

「じゃあファンタジスタ以外を戻してエース、ブロッカー、カストディアンを出してエンド。」

 

6800vs1600-1700

 

「ん?あれ。足りないじゃん。」

 

「え?まじ?」

 

「100足りない。」

 

「……ファンタジスタの攻撃力ってなんだっけ」

 

「1200」

 

「……しくじった。」

 

「ほら。U.A.でも勝てた。……事故ってたのは分かるけど言い訳にはすんなよ。」

 

「……そっちが事故ってたら面白かったのに。」

 

「知らんわ。多分当分事故ることは無いよ。ほら……………」

 

「当分…なんだって?」

 

「……これは偶然。コリバル3とカストディアン2とか流石にあり得んわ。」

 

「へぇ………」

 

……………うん、結構懐かしい。…このデッキ本当に事故が多かったんだよ。ABCは基本既にドラゴン出てるところからのスタートだからファンタジスタからの展開が不可能なんだよ。だからこれがむしろ偶然だったようなもの。

………ほかにも友達とデュエルした時はアンティークギア使って来たから全部ドレッドノートで迎撃したり展開前から迎撃されてたりしたな……BF相手にサモンリミッターとスキドレのコンボはマジ勘弁。その後RRで泥試合と化したり酷かったな。あれ程妖仙が羨ましいと思った事はない。

……にしてもこうして今デッキ弄ってると大分強くなったと感じる。(デッキが)

ガガガ盛り込んだデッキなんて元々オノマトペア入ってなかったしホープシリーズもRUMも殆ど無かったもんな……今ではカード生成機能でDP大量消費して作りまくってるけどさ。《アーティファクト》なんて40枚全部を作ったからね?…タッグフォーススペシャルで最初に作ったデッキ。結構思い入れもあったから純正で作ったけど、兄貴は「単体で使うのは事故る」って言ってたな。事故らないのがこの世界だけど。

余談だけど柚子は俺の持ってた幻奏の融合モンスターを使って勝ち進んでます。

何も言ってないのにプレイングが原作通りなのを見て聞いたら「あなたが「フィーリングでやっても意外となんとかなるもんだ」って言ったんじゃ無い」ってキレ気味で言われた……。

そう言えば俺が参加資格を手に入れた後、Q&Aとモコミチが遊勝塾に「遊びに来たよー」って来たから全力で倒した。Q&Aに至っては自分の塾生と見学的なノリできてたからついエンタメしてしまったわ。モコミチ?それはまた今度教えてあげるよ。……エンタメの内容はファンサービスと同じくくりだと思ってくれよな!

 

〜おまけ〜

 

「マスターが最近アーティファクトしか使ってないのだが…何故だろうか?」

 

「んー、カントクはただ君ガ居るかラ使ってるンジャ無イ?」

 

「私が居るから…とは?」

 

「カントクも男だからネ〜。まぁ、そゆことじゃあないカナ?」

 

「……男だから…私が居るアーティファクトのデッキを使う…?つまりどういう事だ?」

 

「…アー……うん、今にわかると思うヨ。」

 

「……なんかバカにされてる気がする。」

 

「エッ?…キ、気のせいジャナイ?」

 

「…その反応は怪しい。」

 

「シラナイヨーバカにはシテナイヨー。」

 

「ほう?バカ「には」、か?」

 

「ウグッ……」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…マタネッ!」

 

「あ!待て!」

 

ガチャリ

 

「えっ!?ファンタジスタ!るデュランダl…フベッ!?」

 

「うわっ!?ま、マスター!飛び出して来ないでくれ!」

 

「飛び出すも何も俺は歩いてきたんだけど…しかも飛び出したのはファンタジスタだよ…。」

 

「……そうか、済まない。……なぁマスター。最近、アーティファクトばかり使っているが、何故だ?…ファンタジスタは私が居るからじゃないか…と言っていたが…」

 

「ん?アーティファクト使ってる理由?…君が居るから…とは?」

 

「分からない。ファンタジスタは「カントクも男だからネェ」と言っていたが…どういう事だ?」

 

「俺が男だから…そしてデュランダルが居るから?分からんな。…取り敢えず俺がアーティファクト使ってるのはただ安定性の問題さ。」

 

「安定性?」

 

「そ。相手ターンに相手の場を引っ掻き回す事が可能なテーマだから。この世界じゃアーティファクトは元から存在しなかったからモラルタに関する制限も無い。…大昔の…其れこそ《デス・メテオ》辺りしか禁止とかになってないからね。モラルタが3枚入るのはとてもありがたい。…君が居るからって言うのはそう言う事かね?デュランダルの効果はそこそこ優秀だし。」

 

「……そう言う事なのだろうか?」

 

「まぁ、そうじゃない?…(まぁファンタジスタが言いたかったのはデュランダルが可愛いからって事なのだろうけど(ボソリ))」

 

「ん?なんか言ったかマスター?」

 

「何でもないよ?」

 

「……そうか。」

 

「……何でそんな嬉しそうなの?」

 

「…なんでもない。」

 

「何だよ。別に教えてくれてもいいだろ?」

 

「(マスターが私の事可愛いって言ってくれた!嬉しい!)何でもないから教えることも無いのだ。」

 

「……そうか。なら良いや。明日からは舞網チャンピオンシップだ。今日は早めに寝よう。おやすみ。」

 

「そうだな。おやすみ、マスター。」

 

〜おまけ2〜

 

舞網チャンピオンシップ大会規定

 

0.まず最初に、この大会の全てのデュエルをアクションデュエルとする。

 

1.全員のデッキは、受付に提出した物のみ使用を許可する。提出していない場合は反則とする。

 

2.大会の参加には、勝率6割以上の実力が必要。

 

3.アクションデュエルでのお互いの妨害は可とする。尚、相手が大きな怪我、又は死亡するレベルの妨害は反則とする。

 

4.参加者のデッキの内容を不当に知るのは反則となる。

 

5.ドロー時などに不正を働いた場合、反則とする。

 

6.反則となった場合、全てジャッジキルとなる。

 

・以上のことを守って勝ち進むこと。




独自解釈の大会規定。これで、1から7までのマコトのデッキが全て使用可能!……最近思った事ですが、デュエルの効果処理とかのミスの報告以外にコメントが無いのは普通なのでしょうか。少し不安です。
……因みにABCに関してはワタクシが兄とやって本当に勝った時の内容を少し直した感じです。…ほんとは兄はもっとエグい初手でした。あとこちらの手札も動きやすい手札でしたがね。やっぱり初手ドラゴンバスターくらいはやるべきだったか…でも使わないデッキの動きは殆ど知らないから書きにくいんですよね。ABCなんて原作に出るわけもなく。
……それはさておき、今後のARC-V、展開もなかなか面倒な事になってますが。頑張って書いていきます。
誤字脱字、効果処理のミスその他諸々、報告お願いします。


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11.バーンなど発動させなければどうと言う事はないさ。

今回は、このss初のデュエル2話構成&実況入り。あとご都合主義全開です。……アクションカードは原作でも割と適当な感じに作られてるから此処でも矢鱈と性能よくしてたりするけど、今回のはやり過ぎ感が否めないです…。


『さぁて!本大会である舞網チャンピオンシップも中盤戦に差し掛かりました!これより行われるのはこの舞網市全体をアクションフィールドで囲んで行われるバトルロイヤル!これまでに予選を勝ち抜いてきた十六人のデュエリスト達がこの街全体を巻き込んでアクションデュエルを繰り広げます!…それでは、このバトルロイヤルにて戦う16人の戦士達をご紹介しましょう!』

 

歓声とニコ・スマイリーのアナウンスが響くこの舞網チャンピオンシップの会場であるスタジアム。その中央に件の16人が立って居た。

…特徴的な帽子を被った道着を纏う人物に桃白白みたいな髪型の肩口で何故か破った後のある道着を着た人物。二人はある一人を仲間か何かの仇を見るような目で睨んでいる。

…そして何故か鎧を着た3人。…地味にダサいが、この3人も他の1人を睨んでいる。

…そして鎧を着た3人に睨まれている黒い裾が擦り切れているコートを着た猛禽類の様な目の男。彼は普通に前を見ていた。

…他にもロシアからの留学生の白い防寒着を着た少女や同じく留学生らしい黒人の所謂外国訛りの日本語を話す少女。…言わずと知れた料理人でもあるデュエリスト、通称モコミチもいる。

…鉄下駄を履き、タスキをかけた制服を着ている権現坂道場所属の権現坂昇だったり、

我らが遊勝塾所属の柊柚子。

オレンジ色のレンズの片方に星のマークが描かれたゴーグルを額に掛けたトマトもいる。

……そして最初に出した二人が睨んでいた少女の様な外見の少年にしてこの世界に迷い込んだデュエリスト、御坂真。

……あと忍者が二人。

 

これで16人全員だ。アナウンスでも16人の紹介が全て済んだらしく、既にルールについての説明が始まっている。

…内容はこうだ。

 

・街全体をアクションフィールドで覆ったバトルロイヤルである。

・開始時間は正午12時で、開始と同時にアクションカードがばら撒かれる。

・デュエルをするには、必ず街の何処かに置かれたペンデュラムカードを探し出し、最低二枚は獲得すること。

・デュエルは探し出し、獲得したペンデュラムカードを賭けたアンティルール。

・これによって最後に多くペンデュラムカードを獲得した8人が選出される。

 

『Dyuel mode! Batolroiyal! stand by!』

 

各々がデュエルディスクを展開し、バトルロイヤルモードがセットされた。

 

『戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!モンスター達と共に、地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡るぅ!

見よ!これぞデュエルの最強進化系!

アクショォン!』

 

『『『『『『『『デュエル!』』』』』』』

 

その掛け声と共に鳴ったブザーと例の如くばら撒かれるアクションカード。そして開いたゲートから全員が走り出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お、2枚目〜、っとぉ?これはまた狙い澄ましたかの様なセットになりましたなぁ。」

 

『それでは戦士達の舞台を用意しましょう!アクションフィールドオゥン!フィールド魔法《ワンダーカルテット》!』

 

各所から出てきたドーム型のプロジェクタの様な物が光ってリアルソリッドビジョンがフィールドを用意する。使われるフィールドは火山、氷山、遺跡、ジャングルの4つに分かれたフィールド魔法《ワンダーカルテット》。俺はその中の火山にて、ペンデュラムカードを二枚、既に手に入れていた。

 

『おぉーっとぉ!?ココで御坂選手、ペンデュラムカードの2枚目を獲得!これでデュエル権を手に入れたぁ〜!だがまだ一人目!他の選手も1枚目を手に入れたのは2人だけ!これは速すぎるぞぉ!やはり移動にバイクを使うのはあまりにも速いか!…でもルールにはダメって書かれてなかったからね?セーフですよ?』

 

……実況ここまで聞こえるんだけど…やっぱDホイールはマズかったかな?ユーゴが何も言われてなかったから大丈夫かと思ったけど…いや、その時は既にNo signalだったか。

 

「……んじゃあ徒歩で追加のカード探すかね。……お、アクションカード。デュエルして無くても落ちてんの拾えば使えんのか。有り難えな。」

 

「お前も二枚揃っている様だな!」

 

「……来たね。最初の奴ら。」

 

「くっくくく…我ら梁山泊塾が相手だ!」

「たっぷりと屈辱を味あわせてやる!」

 

「……2対1、ねぇ。良いぜ、やってやる。」

 

『おっと!早くも始まる最初のデュエル!梁山泊塾の竹田、梅杉選手と、その対戦相手は、遊勝塾の御坂選手!実質2対1のこのデュエル!これぞバトルロイヤルの醍醐味ダァ〜!』

 

「アンティルールに則り、俺が賭けるペンデュラムカードは1枚!お前らも1枚づつだ!」

 

「言われなくとも!行くぞ!」

 

「「「デュエル!」」」

 

……でたでた、こいこいのポーズ。ダセェからやめて欲しいわ。

 

「じゃあ俺の先攻!俺は、スケール9の《クリフォート・ツール》をペンデュラムゾーンにセット!」

 

クリフォートツール。バニラのペンデュラムモンスターであり、クリフォートと言うデッキテーマでは必須のカード。…本来は無効化されない効果でクリフォートしか出せないというデメリットが有るのだが…アニメ効果という名の御都合主義だろう。その効果が消されてる。…作者万能だな。

 

「そして《クリフォートツール》のペンデュラム効果発動!ライフを800払い、デッキからクリフォートモンスターを一枚手札に加える!スケール1の《クリフォート・ディスク》を手札に!そしてそのままセッティング!」

 

マコトLP4000→3200

 

「これでレベル2から8までのモンスターが同時に召喚可能!ディフェンスだ!来い!我が最高の選手達!《U.A.パーフェクトエース》!《U.A.ストロングブロッカー》!そしてフィールド魔法《U.A.スタジアム》を発動!」

 

「U.A.?アーティファクトじゃないのか?」

 

「確かにデッキは複数使ってはいけないとは無かったが、アーティファクトとあの奇妙なエクシーズ専用のデッキだけではないのか。」

 

「デッキはあといくつかはあるぜ?この大会では使わないけどな!そして《U.A.ファンタジスタ》を召喚!俺がU.A.モンスターの召喚に成功した時、《U.A.スタジアム》の効果が発動する!デッキから、U.A.モンスター一体を手札に加える!俺が手札に加えるのは、《U.A.ドレッドノートダンカー》!…俺はこのまま、ターンエンドだ!」

 

マコトLP3200

手札2(ドレッドノートダンカー、Aカード1)

モンスター3(ファンタ、ブロッカー、エース)

魔法・罠1(U.A.スタジアム、スケール2〜8クリフォート・ツール、ディスク)

 

「俺のターン!ドロー!」

 

…次はあいつのターンか。えーと、あの腹立つ感じの顔面してる方…あっ両方だったわ。あれだ、鼻が何故か顔面から独立してる方。

 

「ペンデュラムはもうお前らだけの技術じゃないぜ!俺は、スケール5の《psパープルシールド》とスケール11の《psパープルソード》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

そして昇天するかの様に登って行く一対の剣盾。しっかりと途中で止まり、下に5と11の数字が表示された。っていうか、

 

「お前らって…ペンデュラムは遊矢しか使ってなかったよ?」

 

「う、うるせぇ!これでレベル6から10までのモンスターが同時に召喚可能!出でよ、《地風星 ツムジ》!《天風星 アラシ》!

パープルソードのペンデュラム効果発動!1ターンに一度、自分フィールドの戦士族モンスターの攻撃力を200アップする!」

 

ツムジATK2200→2400

アラシATK2300→2500

 

「バトルだ!俺はツムジで《ファンタジスタ》を攻撃!」

 

「アクションマジック《転んだ後の杖》を発動!自分フィールドの攻撃表示モンスターを一体守備表示にすることで、バトルを無効にし、デッキからカードを一枚、ドローする!ファンタジスタを守備表示に!そしてドロー!」

 

「なに!?最初から持っていたのか!」

 

…そう。先程拾ったアクションカード、別途で手札5枚がデュエルディスクから出て来たからやはり問題は無かったのだろう。…初手6枚とは此れ如何に。

 

「この効果で守備表示になったモンスターはこれ以降、表示形式を変更出来ない。」

 

「くそっ!…だが、俺のモンスターは一体だけじゃないぜ!アラシでファンタジスタを攻撃!」

 

「……」

 

近くのアクションカード……あるね。溶岩の川の向こう。…これアニメでは遊矢がタックルされてバランス崩す所だったな。

 

「アクションカードを…っ!と、あぶねぇなお前!あと、悪いけどアクションカードは貰ったぜ!」

 

「なん…だと!?」

 

タックルよりも前に飛んでついでに奴の肩を足場にして二段ジャンプ。そのままカードの前に着地。そりゃ驚くのも無理ないよね。

 

「アクションマジック《回避》!攻撃を無効にする!」

 

「チクショウ!…だがまだ終わりじゃないぞ!俺は手札から、マジックカード《融合》を発動する!」

 

……原作とカードが違う。まぁ助かったから良いけど。

 

「俺は《ツムジ》と《アラシ》で融合!

吹けよ風!荒べよ嵐!逆巻く魔界神!ここに君臨!融合召喚!来い!レベル10《覇嵐星 フウジン》!…俺は、風神のモンスター効果発動!」

 

「させんわ!《U.A.ストロングブロッカー》の効果発動!1ターンに一度、相手モンスターの特殊召喚に成功した時、そのカードの表示形式を変更し、効果を無効にする!」

 

出てきたフウジンに強烈なタックルをかますストロングブロッカー。これによって体制を崩したフウジンが強制的に守備表示になった。

 

「なに!?何だよその効果!?」

 

「さぁ、どうする?ターンエンドか?」

 

「くっ…ターンエンドだ。」

 

竹田LP4000

モンスター1(フウジン)

魔法・罠(スケール6〜10パープルソード・シールド)

 

「クソッ!次は頼むぞ竹田!…俺のターン!ドロー!

俺もパープルシールドとパープルソードでペンデュラムスケールをセッティング!これでレベル6から10までのモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!来い!《地来星 トドロキ》!《天雷星 センコウ》!そしてペンデュラム効果発動!攻撃力を200ポイントアップ!バトルだ!トドロキで《ファンタジスタ》を攻撃!」

 

『おぉーっとぉ!?此処で火山でデュエルをしていた3人が全員ペンデュラム召喚を決めたぁぁぁぁ!!!しかし依然として御坂選手がリードしている模様!ライフは低いのに、リードしている!この状況はおかしいしもするけど、とにかくリードしているぅぅ!!』

 

トドロキATK2100→2300

センコウATK2400→2600

 

「あ、ぶ、ね、え、よ!っと、アクションマジック《ポジションチェンジ》を発動!相手はこのターン、俺が指定したモンスターが存在する限り、そのモンスターしか攻撃出来ない!《U.A.ストロングブロッカー》を選択!」

 

「何!?グゥアァ!クソッ!竹田!何をやっている!」

 

梅杉LP4000→3600

 

「お前が言うな!こいつちょこまかと避けやがるんだ!」

 

「なにをぉ〜!」

 

踏みつけ、タックル、足払い、露骨な拳を避けてアクションカード使ったら仲間割れしだした。ざまぁww

 

『ここで御坂選手!梁山泊塾の猛攻を防ぎ、見事先制ダメージを奪ったぁ!…個人的には彼女に勝ってもらいたいですね、梁山泊塾、結構後処理面倒な事してるから。』

 

「おいおいw明らかに守備力高そうなストロングブロッカーに態々攻撃してどうするよ?梁山泊塾はどんな手段使っても勝つって言うけど、まさか自滅するとはね?ww」

 

この次元のデュエリストの弱点、明らかな煽り。……と言うよりこいつら勝鬨ボコった事に何故か怒ってるから火に油注いでるようなもんだよ。このままオーバーヒートしてくれれば儲けもんだぜwさっきのは文脈可笑しい気がするけどな。それくらいでもイラっとするのがこいつ等だし、良いだろ。

 

「おのれぇ…!ならば速攻魔法《波動融合》を発動!《トドロキ》と《センコウ》で融合!

天に煌めけ、地に響け!雷の破壊神、ここに君臨!融合召喚!出でよ《覇雷星 ライジン》!」

 

ライジンATK3000

 

「雷神は守備表示モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与える!「ドヤ顔で説明してるとこ悪いけど効果発動!」…なにぃ!?」

 

「《U.A.ストロングブロッカー》の効果、忘れる訳ないよね?お前のモンスターの表示形式を変更し、効果を無効にする!」

 

「なっ!しまった!?」

 

「梅杉お前何やってんだ!」

 

「さっきドヤ顔でやられたお前に言われたくねぇ!」

 

「はぁ!?初見で回避できるわけねぇだろ!」

 

「知るか!回避出来てこそデュエリストだろ!」

 

「それならお前も回避しろよ!このノロマ!」

 

「くっそぉ…。俺は、ターンエンド…。」

 

梅杉LP3600

手札1

モンスター1(雷神)

魔法・罠(スケール6〜10パープルソード・シールド)

 

「手も足も出ないってか?じゃあおれのターンだ!ドロー!…(さっきのアクションカードのドローで手札に来たのはパワードギプス。今のドローでマイティースラッガー…これで。)……さぁ!反撃だ!」

 

これで、ラストターン!




やめて!ドレッドノートダンカーが特殊召喚されたら、パワードギプスの効果で相手の二人がモンスター諸共吹き飛んじゃう!お願い!死なないで梅杉竹田!貴方達が死んだら、勝鬨の仇は如何するの!?手札はまだ残ってる!このターンさえ乗り切れば、まだ可能性はあるんだから!次回、《約束された勝利のダンク》。デュエルスタンバイ!
……嘘です。デュエルのラストとプラスアルファだけです。
この先U.A.の最高火力が足りなくなるのですが、その場合、何らかのオリジナルを出す可能性があります。そうなればタグを増設する予定ですが、『頼むからそれは辞めてくれ!』とか『オリカはマズイ!マジでマズイから辞めたほうが良い!』って言う場合は感想にどうぞ。多ければ取り止めにします。

誤字脱字の報告及び、効果処理などのミスの報告、見つけたらお願いします。


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12.…無限ループって怖くね?

連日投稿。そしてUA確認したらもう直ぐ5000…そしていつのまにか20に増えてるお気に入り登録者。この小説を読んでくださってありがとうございます。



「俺は、《U.A.パーフェクトエース》を攻撃表示に変更し、フィールドの《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻し、自身の効果で、《U.A.ドレッドノートダンカー》を特殊召喚!《U.A.スタジアム》の第二の効果!自分フィールドにU.A.モンスターが特殊召喚された時、自分よU.A.モンスターの攻撃力を500アップする!」

 

ドレッドノートダンカーATK2500→3000

パーフェクトエースATK1500→2000

 

そして現れた本日のファイナルアタッカー。…と言うかいつもファイナルアタッカーだけど。毎回パワードギプスと一緒に引くから必然的にこいつが引導を渡すことが多いんだよね。

 

「モンスターを手札に戻して上級モンスターを特殊召喚!?」

 

「んな無茶なカードあんのかよ!?」

 

「このデッキ、ウルトラアスリートは、その名の通り、超常的な能力のスポーツ選手のテーマ!この効果は、選手交代とでも思っとけ!ファンタジスタを召喚!スタジアムの効果で、デッキから《U.A.フィールドゼネラル》を手札に加える!そしてストロングブロッカーを手札に戻し、《U.A.フィールドゼネラル》を特殊召喚!効果で攻撃力を500アップ!」

 

ドレッドノートダンカーATK3000→3500

フィールドゼネラルATK2600→3100

パーフェクトエースATK2000→2500

ファンタジスタATK1200→1700

 

「そしてファンタジスタを手札に戻して《U.A.マイティースラッガー》を特殊召喚!」

 

ドレッドノートダンカーATK3500→4000

フィールドゼネラルATK3100→3600

パーフェクトエースATK2500→3000

マイティースラッガーATK2300→2800

 

「更に!手札の装備魔法、《U.A.パワードギプス》を発動!ドレッドノートダンカーに装備!効果により攻撃力が1000ポイントアップ!」

 

ドレッドノートダンカーATK4000→5000

 

「こ、攻撃力5000!?」

「なんだよ…これぇ!!…くそっ!おいっ竹田!」

「お、おう!」

 

…アクションカードを探しに出たか。まぁいい。

 

「行くぜ!オフェンスだ!《U.A.フィールドゼネラル》で、《フウジン》を攻撃!ゼネラルコンビネーション!」

 

「くそっ!アクションマジック《フレイムボール》!相手に200ダメージ!ぐぁぁ!」

 

竹田LP4000→3400

 

マコトLP3200→3000

 

地味バーン……意味ねー。

 

「ククッ…今なんかしたぁ?アハハッ、次!《マイティースラッガー》で竹田にダイレクトアタック!ライナーバッティング!」

 

「ガハァァァ!」

 

……打球が殺人ライナーでそれが顔面に直撃というね。ここまで来ると最早心配するレベルだわ。

 

竹田LP3400→600

 

「お前は終わりだな!《U.A.パーフェクトエース》でダイレクトアタック!ライジングソニック!」

 

アニメ【Major】の茂野のジャイロボールよりも早い球速のストレートでまたもや顔面に一撃。…これもう死にかけでしょ。殺人ライナーの時点で頭蓋骨砕けてんじゃね?

 

「おごぉぁぁ!!」

 

竹田LP600→0

 

「竹田ァァァァァ!!…おのれ御坂マコトぉ!」

 

「そもそもラフプレーやってる君たちが正々堂々デュエルしてる俺に文句言える筋合いは無いんだよ?…まぁいいや。行け!《U.A.ドレッドノートダンカー》!命知らずの一撃を叩き込んでやれ!スラムダンク!」

 

「っ!だがこれによって起こる戦闘ダメージは2000、俺のライフは削りきれんぞ!」

 

「残念ながら、《U.A.パワードギプス》を装備したモンスターの戦闘によって起こる戦闘ダメージは、2倍になる!」

 

「何!?く、くそっ!っ!あった!アクションマジック《無傷》!戦闘ダメージを0にする!…これで雷神はやられたが、お前の攻撃できるモンスターは居ない!」

 

ダンクシュートによってゴールとボールに挟まれた雷神は吹き飛んだ。でもそのボールは真上に跳ね返って飛んで行く。それを追ってドレッドノートダンカーも飛び上がる。

 

「……さて、問題です。この《U.A.パワードギプス》、さっきまでで2つの効果を紹介しました。しかし、此れだけでは貴方、上杉さんを倒すことは出来ません。…しかし!もう一つ、3つ目の効果があればその残ったライフを削り切る事が可能!さて、その効果とは何でしょう!」

 

「し、知るか!…アクションマジック《フレイムボール》!くそっ何でこんな時に!」

 

マコトLP3000→2800

 

「答えは、『このカードを装備したモンスターが相手モンスターを戦闘によって破壊した時、もう一度攻撃出来る』でした!と言うわけで2回目の攻撃!喰らえ!リバウンド・スラムダンク・セカンド!」

 

空中でボールをキャッチしたドレッドノートダンカーが背中のジェットパックを使って急降下してゴールの先の上杉を狙う。…いや、ジェットパックて。

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!!やった!…ってくっそぉ!またこれかよ!アクションマジック《フレイムボール》…」

 

マコトLP2800→2600

 

原作では自慢気にフレイムボール掲げてたからね。そんなフレイムボール大好きなら、よかったじゃん。

 

「終わりだぁぁぁぁあ!!」

 

「うぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

上杉LP3600→0

 

『なぁんとぉ!!御坂選手!2対1の明らかに不利なデュエルを自身のコスト800と600のダメージだけで制したぁ!強い!強すぎる!聴いたことのないテーマ、《U.A.》を巧みに操り、この第3回戦の初戦を勝利しましたぁ!』

 

「「「「オォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」」」」

 

……観客の歓声がここまで聞こえる…それよりもニコさん、あんた声すげえな。マイク使ってるとはいえここまで聞こえるぞ。

 

「………(ブンブン)」

 

「「「グハァァァァァァ!!」」」

「「キャァァァァ!!!??!?」」

 

『な、なんと…男性陣が撃沈しました…こっちの意味でも御坂選手、強いぞぉ…。』

 

あ、マジかよ。カメラに向かってニッコリ笑って手を振っただけでこれとか。…男性陣?

 

『そしてこの第3回戦は、まだまだ続きます!っとぉ!こちらの方でも新しい動きがぁ!…突然発生したタッグデュエル!それを制したのは柊柚子選手!そのペアである権現坂選手も勝利となります!これは権現坂選手の勇敢な行動が繋いだ勝利と言えるでしょう!』

 

…やっぱ移動にはDホイールだよな。…次は……ユーリを妨害するか、ユーゴと合流するか、あるいは素良のリベンジを妨害するか。ユーリを妨害した場合はハリルさんとオルガさんがカード化されず、生き残る。これに関しては俺のデュエルディスクの機能で復活出来る。

次にユーゴと合流した場合。これだと次のシンクロ次元編で微妙なアドバンテージが取れる。上手くいけば潜伏先が確保できる。…優先度は低いな。

最後に素良の妨害。これは殆どメリットが無い。…近くのオベリスクフォースごと妨害するのも手だな。それなら三騎士を守る事になるけど…あいつら確か黒咲さんを普通に殺そうとしてたな。そんなこと言ってたらゼアルの遊馬先生に怒られそうだけど…メリットが黒咲さんの信用度がちょっと上がるだけ…全部自分で解決出来るレベルのメリットしかねぇな。…ユーリとやってればユーゴと合流出来ないか?…いや。駄目だ。今の俺は原作の遊矢がいた立ち位置。無闇に崩すと大変な事に…「オー!ちょっと待ってよぉ!」ん?

 

「君がマコトさんだね!初めまして!僕はLDSの留学生、デニス・マックフィールドだよ!宜しくね!」

 

「えっ、あ、あぁ、宜しく。(そうだったー!こいつの乱入イベント完全無視してたー!)」

 

「それにしてもびっくりしたよ、君のピンチに合わせて乱入しようとしたら二人相手に完封しちゃうんだから。そのせいでなんか漁夫の利を得た感じになっちゃってね。」

 

「え?もしかしてデニスお前…」

 

「…乱入ペナルティーは受けたけどさ。なんか申し訳ないからゲットしたカード二枚は君に渡すよ。」

 

「あー…なんか賭けた分オーバーしてズルした気分…まぁいっか。ありがと。…それで、なんで俺のデュエルに乱入しようとしたんだ?」

 

「そう!」

 

「うわっ!キラキラした状態で寄るな!眩しい!」

 

「あ、ゴメンゴメン!それでね!君のデュエル!これまでに3つの違うデッキ、使ってるでしょ?凄いと思ってね!是非、お話ししたかったんだ!」

 

あっ、デュエルでは無いのね。

 

「……じゃあちょっと後ろ乗るか?一旦移動したいし。」

 

「oh!良いのかい?ありがとう!カッコいいね!このバイク!」

 

「ああ。Dホイールって言うらしい。俺のデュエルディスクに何故か搭載されてた。無駄に高性能なんだ。これ。」

 

「へぇ、おっと、…これは?」

 

「被っとけよ。流石にノーヘルはまずい。」

 

「成る程!君ほんと良い人だよね!じゃあお言葉に甘えてっと!」

 

「しっかり掴まってろよ。結構速いか…ら!」

 

「うわぁっ!?…びっくりしたぁ…。」

 

『御坂選手、突然現れたデニス・マックフィールド選手と共に移動開始!あんな可愛い子の後ろに乗るなんてうらやましぃ!』

 

「…マコトさんは男なんだけどね…」

「仕方ないだろ?シビれるくらいに可愛いんだから」

「まぁ、確かに普通にしてても喋ってても女の子にしか見えないけどさ…」

「良いぞー!マコトォォ!熱血ダァー!柚子もぉ!熱血だぁぁぁぁあ!!」

「ミッチーも良いけど、デニス君もカワイイわ〜ッ!…あら?遊矢は?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「流石にこの俺を倒したあのデッキじゃあ、梁山泊塾も敵わなかったか…フッ!雑魚め!粋がってるからそうなるんだよ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…そう言えば、北斗お前一時期行方不明だったけど、どこ言ってたんだ?」

「そう言えば、気になるわね。」

「えっ?お、俺!?…俺は…辻デュエルで融合使いに負けて…それから何故か意識失って…気が付いたら家に居た。」

「…なんだそりゃ。にしてもあいつ、ほんと色んなデッキ持ってるな。U.A.にはなんかロマンを感じるぜ。」

「…何よロマンって…まぁ確かにあれだけ並ぶと壮観だったわね。」

「でもあの榊遊矢の《パートナーガ》並みに殺意マックスだったな。攻撃力5000の二回攻撃で1回の戦闘ダメージ最大10000だぞ?」

「「……確かに。」」

※この3人は地味にパートナーガが出た時のデュエルを見て居ます。(プライベートで遊びに来た時の話)

 

『んん〜?なんでしょう、彼らは?謎のマスクを付けた青い服の集団がスリーナイツの3方と共に御坂選手とデニス選手を囲んでます!一体どう言うことでしょう!?このバトルロイヤルでは、街に他の人間は出て居ない筈ですよ!?』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……さて。

 

「えーっと……ねえ、デニス?」

 

「…なんだい?マコト?」

 

「どーしてこうなっちゃんたんだろうねぇ?」

 

俺の前には何故か5人のオベリスクフォースと例の三騎士(笑)。しかもこれまた何故か協力していると言う訳の分からん状態。……アレで行くか。

 

「……さぁ?なんでだろうねぇ…」

 

「どうする?」

 

「決まってるでしょ?やるっきゃ無いよ。」

 

『『『『「「デュエル!」」』』』』

 

「よし、先攻!俺から始めるぜ!《手札抹殺》を発動!」

 

…落ちたのは《インフェルニティ・ネクロマンサー》《インフェルニティ・デーモン》《インフェルニティ・リベンジャー》《手札断殺》……これで分かるな?

 

「《インフェルニティ・ミラージュ》を召喚!更に残ったカード3枚を全て伏せる!」

 

伏せたのは《簡易融合》、《手札抹殺》《インフェルニティ・ガン》……念のために言っておこう。この世界で禁止カードとされているのは初期辺りのデス・メテオとか強欲な壺とかその辺だけ。そもそもインフェルニティは何故か存在してないから、インフェルニティで作れるループの材料は全て使えるのだ。

 

「さぁ!此処が地獄の一丁目だ!」

 

え?インフィニティやって満足して見た結果?………無限ループって、怖いな。

 

「ま、マコト……君は一体…?」

 

「こんなデッキ、まともに使う訳ないじゃ無いか。これは今回みたいな理不尽すぎる物量との戦いだけだ。先攻をとって全てのデッキを破壊し尽くす。それも無限ループだから1000人同時に相手しても先攻さえ取れれば勝てる。時間は掛かるけどね。そんな頭のネジが5本くらい飛んでるデッキだからさ…俺も使っててちょっと精神がやられそうだった。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『み、御坂選手……まさかの8人のデッキというデッキを……全て除外すると言う荒技で向かいくる敵を全滅……。なんと言うことでしょうか…手札0枚で発動するコンボ……それも無限ループとは……』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そんな……マコトがあんな酷いデッキを使うなんて……みんなを笑顔にするんじゃなかったのかよ…アレじゃあ……でも、みんながカードにされるくらいなら……俺は、どうすれば!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……(あの女、確か1回戦と2回戦ではエクシーズを使って居たな。それもナンバーズとやらを…あのデュエルディスク。俺たちレジスタンスのデュエルディスクだが……レジスタンスにはあんな奴居なかった筈……一体どう言う事だ?)」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……あんなコンボ…明らかにマコトさんのデュエルじゃない…。それにマコトさんがデュエルするときは、何時も笑ってたもん。」

「……シビれるくらいにエグいデッキだったぜ…」

「確かに、さっきのマコトさんは無表情だった。」

「マコトちゃん…あの子、怒ってたわね、修造くん。」

「ああ。何でかは分からんが、相当怒ってたな。何時ものアイツなら、相手をおちょくりながら高火力のモンスターで1ターンキルするとかの熱血溢れるデュエルをする筈だ。それが突然なんで…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……取り敢えずこいつは対アカデミア・セキュリティ専用だな。…俺は満足民にはならんぞ。絶対にならんぞ。満足の凶悪さが露呈したデュエルだったな。

 

「……ちょっと移動するか。」

 

「あ、僕はちょっとここに止まるよ。ありがとね。楽しかったよ。」

 

「そうか。…じゃああとで会おう。」

 

ユーリの所まで行くか。…間に合っても間に合わなくても結果は変わらんし。

 

「ぐあぁぁぁ!!」

 

「えっ?」

 

……親方!空から少年が!…って黒咲さんじゃないですか。丁度素良に負けた所って訳ね。

 

「おい、大丈夫か?」

 

「ぐっ…あ、あぁ、まだ動ける。」

 

……ほんとリアルソリッドビジョンは怪我人出やすいね。

 

「…取り敢えず逃げておけ。奴に捕まればお前も消されるぞ。」

 

「っ!?…助かる。」

 

「あぁ、一応伝えとく。『お前の仲間は榊遊矢にドラゴンを託した』」

 

「!?っ、どう言う事だ。」

 

「俺からは詳しく言えん。明日くらいに聞きに行け。」

 

「………」

 

「お前も行け。話くらいは聞けるだろうしな。」

 

「えっ?あ…分かった。」

 

黒咲さんが何処かへと歩き出し、それを近くにいたセレナに追わせる。……足引きずってるの大丈夫かね?

 

「さて……素良、怒らないから出て来なさい。」

 

しまった…なんか子供を叱る父親見たいな言い方になった…

 

「マコト……邪魔する気?」

 

「黒咲にリベンジ出来て満足か?まぁ取り敢えずここから先は俺が行かせない。」

 

「……マコト、君との思い出は今までの僕にとって凄く楽しいものだった。僕はそんな思い出をくれた君と争うためのデュエルなんかしたくない。だからそこを退いてくれ。」

 

「断る。」

 

思い出……デュエル(スクラップで「何度でも蘇るのさぁ!」ってやっただけ)しかない気がするのだが…

 

「……そうかい。…そう言えば、君のそのデュエルディスク、エクシーズ次元のレジスタンス供のデュエルディスクだったね。」

 

「ああ。確かに形状はそうだ。…それで?俺とは争うためにデュエルしたくないんじゃなかったのか?」

 

「……気が変わったよ。エクシーズ次元の人間は全て狩る!マコトもエクシーズ次元の奴らの一人なら、悲しいけれど狩らせてもらう!」

 

………そもそもデュエルディスクすら存在しない次元の人間なのですがそれは。

 

「良いだろう。ならばこのデュエルで勝って、お前をこちら側に引き摺り込んでやる!行くぞお前等!!」

 

『『『『All right!!』』』』

 

「えっ!?」

 

精霊可視化モードにしてから号令。俺のウルトラアスリート達が一斉に返事をしたのにビックリしたんだろうな。素良が目を見開いてる。

 

『Batol royal !! Normal Duel stand by!!』

 

「「デュエル!!」」




バタフライエフェクトが結構見逃せないレベルまで行ってる…
・遊矢がやる筈のvs梁山泊をマコトが勝鬨ボコったからマコトにシフト。→デニスのデュエルが消失。(尚、この時デニスが一応乱入だけしたので梁山泊の二人のパンデュラムカードは2枚ともボッシュート)
・スリーナイツ(笑)が謎の裏切り。&殲滅(される)…無限ループって怖くね?
・黒咲さんvs素良のデュエルが驚愕によりズレ込み、終了次第マコトが突入。
・黒咲さんが遊矢を信用する。(予定)
・オベリスクフォースが恐れをなして逃げる。…無限ループって(ry
以上…だと思う。多分、きっと、メイビー。
効果処理とかなんかミスがありましたら報告お願いします。あと、前回のあとがきにも書きましたが、U.A.の方でオリカ出すかもしれません。と言うか後々出る展開にすると思います。それが嫌だとかやめて欲しいとか、そんな意見がある場合は感想にお願いします。


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13.前回のデュエルするぜ的な終わり方を裏切ってみたよ

先日友人とデュエルした所、U.A.の引きが絶望的でした。3回やって
1回目、パワードギプス、パワードギプス、パワードギプス、ターンオーバータクティクス、ストロングブロッカー
通常の引きで2ターンあって
蛮族の狂宴Lv5、ターンオーバータクティクス
2回目、コリバルリバウンダー、パワードギプス、パワードギプス、蛮族の狂宴Lv5、スタジアム……1ターンあってフィールドゼネラル
3回目、パワードギプス、ターンオーバータクティクス、フィールドゼネラル、ファンタジスタ、マイティースラッガー…相手がカオスジャイアント×2の状態で1ターンあって蛮族の狂宴Lv5……これは最初なら来て欲しかった手札。

こんな感じでU.A.に拗ねられた様で悲しい初手でした…。


「………なんでだよ。」

 

素良が口を開く。

 

「……どうしてっ、」

 

この現状を認めたく無いのか声を荒げて何故かと叫ぶ。

 

「……なんで僕が勝てないんだよ!!」

 

「そりゃまぁ、運じゃないかな?」

 

「そんな訳ないだろ!エクシーズの奴を狩る事なんか、キャンディー舐めながらだって出来るはずなんだ!なのに……なのになんで本気を出してもエクシーズすら使わないマコトなんかに勝てないんだよぉ!」

 

そう、今現在、素良のフィールドはマコトのストロングブロッカーとパーフェクトエースで完全に制圧されていた。効果を無効にされ守備表示にされたサーベルタイガー、効果の発動を無効にされ破壊されたホイールソウライオ、打点では勝つことすら出来ないシザーベアー、そして彼の攻撃をも縛る《U.A.ペナルティ》の存在。そして彼の手札は0。ドレッドノートダンカーにより破壊され尽くした魔法・罠。

 

「なんかとはどう言う事だなんかとは。このデッキはキーとなる7枚を引けるかどうかで決まるんだ。その7枚の内一枚でも引ければ可能性はあるが、引けなければ何も出来ずに負ける。その可能性がある程にギャンブル性の高いデッキ。そんなのに制圧されるってことは運が無かったとしか言えんな。」

 

そう。マコトが使うデッキの1つ、【ウルトラアスリート】にはレベル4のモンスターが1種類のみ。つまり3枚しか居ない。加えて《増援》や《フラッグシップディール》などでデッキからサーチしたり特殊召喚が可能な魔法はあるが、その数も限られている。故に前世ではカードを出すことすら出来ずに敗北するケースが多発して居た。それでも使い続けるマコト曰く、「ロマンがあるから」らしいが、明らかに不利な事には変わらない。最近では《名推理》や《蛮族の狂宴Lv5》などで改善されてはいるが、確実性に欠ける物ばかり。兎に角、運が良ければライフを削られる事すら無いのだから、今回の素良は運が悪かった訳だ。

 

「ちくしょう!なんでこの僕がエクシーズの残党如きにぃ…!」

 

「慟哭するのは良いけどさ、早くターンエンドしてくれない?ジャッジキルは流石に悲しいから。」

 

「くっ……ターン…エンド…どうして…なんで勝てないんだ…」

 

エンド宣言しながらもブツブツと自問して居る素良。このまま行くと物理で刺されかねないのでターンを進める。

 

素良LP2500

モンスター(サーベルタイガー守備シザーベアー)

 

マコトLP4000

手札4

モンスター(ファンタジスタ、カストディアン、ストロングブロッカー、パーフェクトエース)

魔法・罠(ペナルティ、伏せ2)

 

「じゃあ俺のターン、ドロー!…カストディアン、ストロングブロッカー2体、パーフェクトエースを手札に戻して《ドレッドノートダンカー》を2体、《マイティースラッガー》、《フィールドゼネラル》を特殊召喚。ドレッドノートダンカーにパワードギプスを装備してサーベルタイガーを攻撃!ドレッドノートダンカーは貫通効果を持ち、ゼネラルの効果で攻撃力800アップで合計1800アップして4300。戦闘ダメージは2300の2倍で4600!終わりだよ!素良!」

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

素良LP2500→0

 

毎度の事ながら爆発したドレッドノートダンカーのボールの爆風で素良を吹き飛ばし、ライフを0にした。それでこいつどうしようかと思ったけどなんか一人で喋ってる。

 

「あり得ない…!黒咲に負けて、さっきやっと勝ったと思ったら今度はマコトに負けて!あまつさえ2回も!マコトの戦法は知っていたのに!どうして僕が負けるんだ!」

 

「素良、おまe…「素良ー!っ!?素良!戻ってきてたのか!良かったよ無事で!塾長もフトシ達も心配してたぞ!ほら、戻ろう!」ゆ、遊矢……」

 

近くに居たのか。ぶっちゃけビックリしたよ。…まぁいいや。

 

「素良、おまえさっき何で負けるかと嘆いて居たな。」

 

「それがどうしたっ…!」

 

「素良が勝てない理由じゃなくて、俺が勝てる理由なんだが…何故かな、この世界にはカードに少なからず力がある。」

 

「カードに…力?どう言う事だよ、マコト?」

 

「あーほら、お前のドラゴン、あとユートとバイク乗った奴のドラゴンが共鳴しただろ?他にも、ストロング石島の時、突然カードにテキストが追加されたはず。ペンデュラムに変化しただろ?」

 

「……アレが…カードの力?」

 

「俺はそう考えてる。他にも、カードの精霊とかも居てな。俺のデュランダルもそう言う存在さ。U.A.達もな。」

 

カードの精霊達をデュエルディスクの可視化・干渉可能モードにして二人に見せる。

 

『あー…一応初めましてになるだろう。私は《アーティファクト・デュランダル》だ。よろしく頼む。』

 

『まぁわかるだろうケド、《U.A.ドレッドノートダンカー》ダ。ヨロシクナ!』

 

……何で二人しか居ないの?

 

「……沢渡の時に喋ってたのはそう言う事だったのか。」

 

「カードに……こんな力が…。」

 

「まぁそれで、俺が毎回動き易い手札になるのは、こいつらのお陰だと思ってる。」

 

「精霊達の…お陰?」

 

「実際はどうか知らんけどな。ある人は言った。『手札に状況を覆せるカードが無いなら、ドローで創造すれば良いじゃない』と。」

 

「なんだそれ!」

 

「それは別の話だが、結構あるんだ。精霊が見える人のドローは凄いって。見えない人でもカードに好かれてれば事故る事は殆ど無いらしい。」

 

「……じゃあ僕はカードに好かれてないと。」

 

「そりゃそうだろ。そもそもこの遊戯王と言うゲームは人が楽しむ為に作られたものだ。それを争いの道具にして人を狩るとか言ったり復讐の為に使う何て事してたら誰だって『もうやだコイツ』ってなるだろ?……そうならなくても認めてはくれないかもしれない。」

 

「そう…か。わかった。もう良いよ。好きにして。」

 

「ちょっ、素良!?急に寝転ぶなよ!ビックリするだろ!?」

 

「……寝転ぶだけでビックリするものなのか?…まぁじゃあお前の身柄はこちらで確保させてもらうよ。…安心しなよ、此処には君をどうこうしようなんて奴は居ないからな。」

 

「……別に心配してない。」

 

「……そうか?…んじゃあちょいと俺は行くわ。多分アカデミアの奴らがいろんなところに居るから。」

 

「っ!待って!マコト、俺も行く!」

 

「あー…遊矢には素良と一緒に移動して欲しいんだけど…」

 

「あっ……わかった。でも無理はしないでくれよ、お前に何かあったら母さんも、塾長も、柚子も悲しむ。だから無理はしないでくれ!」

 

渋々、と言った感じで言ったけど…お前どこのヒロインだよ!それは柚子がお前に言う又はお前が柚子に言う台詞だろっ!

 

「お前も見てただろ。あんなの使って無理なんてする余地は無いさ。」

 

「……あぁ。気を付けてな。」

 

……イラッ☆

 

……………………

……………

……

 

「……多分この辺だよな……っと。いたいた…っ…間に合わなかったか……」

 

目の前でユーリに敗北してカード化されたオルガさんとハリルさん。……戻せるとは言えちょいとくるモノがあるな……。

 

「ん?…君も邪魔するのかい?だったら、容赦しないけど。」

 

「お前の目的が何で何をしたら邪魔になるのかを俺は知らないんだけど?」

 

「……チッ。…僕の目的は柊柚子の確保だ。後はわかるだろう?」

 

すごく嫌そうな顔された。それと多分わかる人は少ないと思うよそれ。

 

「んー…じゃあ、俺はお前の邪魔してるね。だって柊柚子の居場所知ってるし。」

 

今は恐らくユーゴと一緒にこの辺移動してる。

 

「……じゃあ教えてくれるかなぁ?」

「嫌です☆」

 

めっちゃイラついてるwwざまぁww

 

「ならもう容赦しないよ。デュエルだ!」

 

「いいぜ、元よりそのつもりだ。変に論争するより話は早いからな。」

 

さて、今からやるのは今までとは違う、相手のコンセプトを知らない状態でのデュエル。《プレデタープランツ》と言うテーマなのは知ってるが、使ってる人が居なかったし、アニメも結局そこまで観ることが出来なかったから。何も知らない。…いや、一つだけ分かることがある。《スターヴヴェノム・フュージョンドラゴン》…コレの存在と効果だけ。コイツだけは使ってた人が居たから。

「…………ぃ。」

………ん?

 

「おーい!」

 

「……何あれ」

 

「……あ。」

 

「おい!お前!やっと見つけたぞこの野郎!」

 

「ちょっとユーゴ!突然どうしたのって何コレ!わたしのブレスレットが急に光り出したってマコト!?どうしてここに居るのよ!?……きゃあっ!?」

 

「うわぁぁぁぁぁ!?……ん?何も起こらない?」

 

「あー…いや。起こった事はあるよ?」

 

俺の視線は、ある一点に注がれて居た。

 

「どう言うことだ?」

 

「ほら、そこに居たやつが…」

 

そこに居た筈の紫キャベツは……

 

「あーー!消えてる!!?あの野郎どこに行きやがった!」

 

居なかった。

 

「そのブレスレット。多分遊矢、ユート、ユーゴ、そしてさっきの紫キャベツに反応して4人の内二人以上揃うとランダムでどっかに飛ばす様なアイテムなんだ。……はぁ、折角のチャンスが……」

 

「……それでマコト?なんでこんな所に居るのよ?」

 

「あー、それはね、そこに落ちてる……」

 

「あ……!それって……っ!」

 

そう、オルガさんとハリルさんのカード。それを俺のデュエルディスクの規定のスロットに挿し込む。

 

「そうそう。これをこうしてこうやって……」

 

そのままディスプレイに表示されたボタンを押すと、辺りが薄い青色の光に包まれ、俺の目の前に二つに分かれて収束していった。

 

「……そのデュエルディスクに…そんな機能が……貴方何者なのよ?」

 

そして復活したオルガ&ハリル。それに驚愕した柚子。……何者ってそりゃあ…

 

「決まってんだろ?…俺は異世界のデュエリストさ。」




……と言うわけでデュエルしそうでしない回でした。「取り敢えず投稿したいけどひっそりやりたいからチラシの裏投稿で良いや」的なノリで投稿したこの作品。結局通常投稿に変更してしまいました。そして変更した途端に増えるお気に入り登録者数。……余談と言うか私事ですが、昨日プレステ4を買う事がら出来ました。前々から買おうと思ってたのですが、小遣いが足りない、置いてプレイする場所が無いなどと色々あって専用モニターを一緒に買ったりバイトでお金貯めたりして漸く買う事が出来たプレステ4。最初にやるのはダクソ3と最初から決めて居ましたが……なんだこのDLC。サムネの時点でトラウマが蘇るぞ。絶望の絵画世界を写すんじゃ無い。少なくともそれっぽい時点でアウトだ!DLCやる気が160%くらい失せたぞ。最終的に一周回ってやる気100%にはなったけど。
………誤字脱字、効果処理などの報告よろしくお願いします。
それとオリカに関する事ですが、感想などに何一つとして触れられる事が無かったので「沈黙は肯定と受け取る」事にしました。ええ、出しますよ?良いんですか?……それでは御機嫌よう。


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14.そろそろシンクロ次元編突入するよー

結構時間が空いてしまったこの作品の投稿。兎に角ルビ振りがめんどくさかったデス…
U.A.じゃあもうアンティークギアにすら勝ち辛くなって来てしまったよ…あのワンちゃん強すぎだろ。何だよ召喚したら地味バーンと融合が出来るとか。1ターンでカオス2体とかふざけてる。U.A.だと突破出来ないんだよ。何でパワードギプスにスタジアムのブースト追加しても勝てないんだよ。召喚条件緩すぎだ。あとギアタウンとかの破壊された時の効果絶対間違ってる。召喚条件無視してもまったく意味がないぞ。せめて効果無効にしろコンマイ!


「イタタタ……」

 

「もう…なんなのよアレ…」

 

「だ、大丈夫?…でもここに居るわけだから大丈夫ではあるわよね…?」

 

上からハリル、オルガ、柚子。まぁ各々テンプレ通りの台詞だ。

 

「お、おい!どう言うことだよ!カードから人が…「オー!サカキユーヤさんじゃないデスカ!」ハァ!?」

 

「あ……」

 

「ふざけんなぁ!どいつもこいつも俺の名前間違えやがって!」

 

「チガウンデスか?」

 

「俺の名前はユーゴだ!」

 

「……ユウゴウデスカ?」

 

「違ぇよ!融合じゃない!ユーゴだ!」

 

……うん、思った通りだね。見てて面白いわ。

 

「ねぇ…貴女もしかして遊勝塾の……」

 

「ん?…あぁ俺か。そうだよ。俺は御坂真。そう言う君はLDSの留学生のオルガさんだね。」

 

「えっ?」

 

「え?」

 

「………なんで名前知ってるの?」

 

「えっ」

 

「え?」

 

………何このくだり。

 

「いや……普通に紹介されてたぞ?デカイパネルで。」

 

「……そうだったのね。気付かなかったわ。」

 

「おい!それでお前らは誰なんだ?白い方はハリルから名前聞いたけど、この寒そうな所で寒そうな格好してるお前は?」

 

「ユーゴオモシロイデース!イッショにハナシてルとタノシイデース!」

 

なんか仲良くなってる!?何肩組んでこっち来てんの!?

 

「……俺の名前は御坂真。……ユーゴ君、この世界には君とそっくりの見た目の少年が4人…内一人はもう一人の魂に相乗して共存して居る状態だ。」

 

「?突然何の話してんだ?」

 

「君の持つ、《クリアウィング・シンクロドラゴン》には注意しろ。アレを他のドラゴンと遭わせるとどうなるか分からない。現にユートは君とデュエルして、シンクロドラゴンとエクシーズドラゴンを遭わせた結果、君たちは理性を失った。その場に居た遊矢がユートを止めたが、君は理性を失ったまま、ユートを攻撃。ユートは存在が希薄になり、遊矢と共存状態にある。遊矢の持つ、《オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン》、《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》、ユーリの持つ《スターヴヴェノム・フュージョンドラゴン》。そして君の《クリアウィング・シンクロドラゴン》。これら各召喚方の名を冠するドラゴンは特殊だ。それだけは覚えて居てくれ。」

 

「……待て待て、全く意味が分からないんだが…「んじゃ!またな!」はぁ!?って待ちやがれ!」

 

序でに近くに居たオルガの手を掴んで後ろに乗っける。

 

「ウキャッ!?…ち、ちょっと!?何で私なの!?」

 

…猿みたいな声出たね、今。

 

「え?…近くに居たから?」

 

「疑問形!?何がしたかったのよ貴女!?」

 

「あなたのニュアンス違う気がするぞ!正確に言うと性別が逆になってる気がする!」

 

「突然如何したのよ!?言ってることの意味が分からないわ!」

 

「意味が分からなくても別に良いんだよ!」

 

Dホイールに跨って、目指すは火山エリアの総力戦(?)が行われる場所。結構奥の方だった筈。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「「「「「「デュエル!」」」」」」

 

「デュエル!……間に合った…よね?」

 

黒咲・セレナ・マコト・月影LP4000

オベリスクフォース×3LP4000

 

「「「何!?」」」

 

「えっ」

 

「貴様は!?」

 

「………」

 

ギリギリ間に合った俺に全員がそれぞれ違う反応。……さて。

 

「お、俺が先攻だね。俺は手札のカード5枚を全て伏せてターンエンドだ。」

 

「クククッ…カード5枚とも全部魔法罠とか手札事故でも起こってたのかぁ?ギリギリで乱入してもそのざまじゃあなww」

 

「……拙者のターン!ドロー!拙者は、《黄昏の忍者-シンゲツ》を召喚!カードを3枚伏せてターンエンドだ。」

 

………原作通り、かな。この先が問題だな。

 

「フン!威勢良く来た割には随分と消極的だな!俺のターン、ドロー!

古代の機械猟犬(アンティークギアハウンドドッグ) 》を召喚!効果によりそこの女に800のダメージ!」

 

…まぁガン伏せだからな…事故ってるとでも思ったんだろうな。でも警戒くらいはしよっか。それは不味いよ、君。そして俺は男だよ。

 

「トラップ発ど…「この瞬間!永続罠《結界忍法-朧滅却の術》を発動!拙者のフィールドに忍者モンスターが存在する時、そのダメージを無効にする!」えぇ…」

 

いや、まぁ不満は無いけどさ。無いけど…さ。

 

「…チッ。ならば魔法カード《融合》を発動!俺の《古代の機械猟犬(アンティークギアハウンドドッグ) 》三体を融合!融合召喚!《古代の機械参頭猟犬》!」

 

出て来たのはあの地味バーン大好きワンちゃんを三体繋げただけのシンプル設計の何故かバーン効果を無くしたワンちゃん。これは月影に任せるか。幸い手札…伏せ札も御誂え向きの物だし。

 

「バトル!「その前に!」何!?」

 

「永続罠、《結界忍法-影寄せの術》を発動!拙者のライフを半分払い、バトルフェイズを終了させる!」

 

「チッ…カードを二枚伏せてターンエンドだ。」

 

こんな感じで2人が三伏せしてエンドしていった。

 

「カードを3枚伏せてターンエンド「じゃあエンドフェイズに…」今更動くのかよ!」

 

「別に良いだろ?…トラップ発動!《アーティファクトの神智》!デッキからアーティファクト一体を特殊召喚する!俺は《アーティファクト・ベガルタ》を特殊召喚!ベガルタの効果発動!このカードが相手ターンに特殊召喚された時、自分の魔法・罠を二枚まで破壊する!」

 

「やはりか…」

 

「自分の伏せカードを破壊!?」

「どう言う事だ!」

「気でも狂ったか?」

 

「俺の伏せていたカードを2枚破壊!そして破壊された《アーティファクト・カドケウス》の効果を発動!相手ターンに魔法カード扱いで伏せられていたこのカードが破壊された時、このカードをフィールドに特殊召喚する!来い!《カドケウス》!」

 

「も、モンスターを魔法カードとして伏せる…だと!?」

 

「もう一枚!《アーティファクト・ラブリュス》を特殊召喚!そしてカドケウスの効果発動!このカードがフィールド上に存在し、自分のフィールドにアーティファクトモンスターが特殊召喚された時、カードを一枚ドローする!……良いぜ、次のターンだ。」

 

「…なら私のターンだ!ドロー!…私は、マジックカード《融合》を発動!私が融合するのは、《ムーンライトブルーキャット》と、《ムーンライトパープルバタフライ》!」

 

黒咲は融合が嫌いだからちょっと不機嫌そうだけど…いつもの事か。

 

「青き闇を徘徊する猫よ、紫の毒持つ蝶よ!月の引力により渦巻きて、新たなる力となり生まれ変わらん!融合召喚!」

 

シャカシャカと何らかの楽器の音を響かせて踊る猫を模した衣装の女性…それが最初に見たときの感想だったな。

 

「《ムーンライト・キャットダンサー》!そしてマジックカード《月光香》を発動!墓地のムーンライトモンスター一体を特殊召喚する、私は《ムーンライトブルーキャット》を特殊召喚する!」

 

『安全な所に行くゆうて一番あかんとこ来てもうたやんけ!』

 

……あれ?大漁旗じゃね?何でいんの?ミエルも居る…ミエルは問題ないか。でも何で大漁旗?

 

「ブルーキャットは特殊召喚された時、自分のムーンライトモンスター一体の攻撃力を2倍に出来る!私は《ムーンライト・キャットダンサー》を選択!」

 

キャットダンサーATK2400→4800

 

「キャットダンサーの効果でブルーキャットをリリースする事で、このターン全ての相手モンスターに2回づつ攻撃出来る!バトル!キャットダンサーでトリプルバイトハウンドドッグに攻撃!」

 

「無駄ですよ!トラップ発動!《融合霧散》!攻撃宣言をした融合モンスターをエクストラデッキに戻し、その融合素材モンスターを墓地から特殊召喚する!さらにバトルフェイズを終了させ、特殊召喚されたモンスターの内攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

「なっ!?「アクションマジック《フレイムウォール》!効果ダメージは無効だ!」えっ!?」

 

「…チッ。毎回邪魔してくるな。」

 

「……ターンエンドだ。」

 

『今だ!行くよ!』

『あぁー!もうどうなっても知らんで!』

 

「僕たちが相手だ!」

 

あー…来ちゃったか。まぁ好都合…かな。お、アクションカードだ。使わないけど貰っとこう。

 

『乱入ペナルティー、2000ポイント』

 

「へぇぇ?」

 

「ぐうぅ…」「ギャァァァァ!」

 

…漫才か何かかな?

 

「っ!僕のターン!僕は、マジックカード《インスタントクッキング》を発動!相手のフィールドに存在するモンスター全てのレベルの合計より低いレベルのクックメイトを僕の手札から可能な限り特殊召喚出来る!

…と言うわけで、僕のレベル21以下のクックメイトを特殊召喚!《Lcm ナイトナポリタン》!《Lcm クイーンオムレット》!《Lcm キングハンバーグ》!…カードを一枚伏せて、仕込みは完了!」

 

「フン!何人加わろうと、我々の敵ではない。」

 

「あまり僕たちを見くびらない方が良いよ。ね!鉄平君!」バシッ

 

「どわぁっ!ってドローしてもうたやないか!…永続魔法《内海》を発動!効果で、ワシの手札のレベル5、《伝説のフィッシャーマン》をレベル4扱いで召喚!そして伝説のフィッシャーマンをリリースする事で、《伝説のフィッシャーマン3世》を特殊召喚出来る!」

 

こいつの効果割と強いのが腹立つんだよな。

 

「こいつの特殊召喚に成功した時、相手のフィールドのモンスターを任意の数だけ除外出来る!」

 

「「「何!?」」」

 

「良い調子だね鉄平君!じゃあ僕も行くよ!トラップ発動!《モンスターパイ》!僕のフィールドにクックメイトが存在する時、相手のフィールドを離れたモンスター一体につき、モンスターパイトークンを一体づつ、相手フィールドに特殊召喚する!」

 

「な、何だ!?」

 

「ロイヤルクックメイトの効果発動!相手フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された時、ロイヤルクックメイトを手札に戻す事で、一体につき一体づつ破壊する!」

 

「こいつの効果も上乗せや!伝説のフィッシャーマン3世の効果で除外したモンスターを相手の墓地に送る事で、このターン、相手に与える効果ダメージは2倍になる!」

 

「モンスターパイトークンは、破壊された時、相手に1000ポイントのダメージを与える!つまり!」

 

「1000ポイントの2倍!2000のダメージや!」

 

「「「ぐわー!」」」

 

オベリスクフォース×3LP4000→2000

 

「僕たち、最高のコンビだね!」

「当たり前やがな!相棒!」

 

「クックック……その最高のコンビとやらで、最低の終わりを導いたな!」

 

お前らのな。

 

「俺は、伏せカードを全てオープン!」

 

「俺も全てオープン!」

 

「同じく!」

 

「《古代の機械蘇生(アンティークギアリボーン)》!《古代の機械閃光弾(アンティークギアスパークショット) 》!《古代の機械増幅器(アンティークギアブースター)》!」

 

他も原作通り。

 

「アンティークギアリボーンの効果で、攻撃力2000以下のアンティークギアモンスターを攻撃力を200アップさせて墓地から特殊召喚する!アンティークギアトリプルバイトハウンドドッグを特殊召喚!」

 

トリプルバイトハウンドドッグATK1800→2000

 

「アンティークギアスパークショットの効果!自分フィールドにアンティークギアモンスターが特殊召喚された時、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える!さらにアンティークギアブースターの効果でそのダメージを2倍にする!」

 

「…つ、つまり…」

 

「乱入ペナルティーでライフが半分しかないワシらは…」

 

「態々乱入などしなければよかったものを!さぁ敗北の一撃を喰らえぇ!」

 

「くっ…「その必要は無いよ月影!」…何故に?」

 

「マジック発動!速攻魔法《アーティファクトの解放》!」

 

「マコト君!?」

 

「ここに来て貴様だと!?」

 

「このカードは俺のフィールドに存在するアーティファクト二体を対象に発動し、そのモンスターを使ってエクシーズ召喚出来る!俺はレベル5の《アーティファクト・ベガルタ》と《アーティファクト・ラブリュス》でオーバーレイ!」

 

「まさか貴様!エクシーズの残党か!?」

違います。

 

「二体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク5!《No.14 強欲のサラメーヤ》!」

 

「……ナンバーズだと?おい、聞いた事あるか?」

 

「んなわけ無いだろ。どうせエクシーズだ。たかが知れてる。」

 

「随分と余裕そうだね。まぁいいや。俺のフィールドにこのカードが存在する限り、俺たちは効果ダメージを受けず、相手に全て反射する効果もあるけど、つまり君たちはその効果をどうにか出来る術がある訳だからね。そうだよね?だって違ったらそんな余裕な訳ないもんね。」

 

「「「……え?」」」

 

「じゃあ君たちに2000ダメージ、君たちの残りライフは2000。きっちりジャストキルだよ。良かったね。」

 

「「「ギャァァァァ!!!」」」

 

オベリスクフォース×3LP2000→0

 

「えー……」

「」

「成る程…エクシーズか。使ってみるのも悪くないか…?」

「No.…明らかに特殊なエクシーズモンスター…やはり奴はエクシーズの人間…?」

「助太刀、感謝する。」

 

「いや。俺は唯あいつらがうざったいからやっただけだし。気にしなくていいよ。」

 

「おーい!マコトー!」

 

「みんな無事かー!」

 

「あ!遊矢君だよ!やっぱりこっちに来たみたいだね!」

 

「え!?遊矢様!?どこどこ!?」

 

あ、今まで空気だったミエルさん。おはようございます。『マスター』…おう?

 

『……今回、使ってくれなかったな。』

………お、おう。

『でも仕方ないのだよな。あの状況じゃあのモンスターの方が適切だったからな。』

………うん、そうだね。

『……まだあの場で展開出来たのではないか?』

……既に自分達のターンだからアーティファクトの神智でも使わないと無理なんだ。

『そうか……』

……まぁ次は使うと思うよ。今回は状況の問題で使わなかったけど、君の効果は結構優秀だから。

『…そうかっ。』

 

うん…だからそのアホ毛をピコピコさせるのやめよっか。うん。嬉しいの分かったから。

 

「…ねぇ、私いつまで蚊帳の外なのかしら?」

 

「……あっ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

結局、この戦いで生き残った(全員)選手+αの内、原作+日影さんと俺がランサーズとして紹介された。そして遊矢が洋子さんとデュエルをした翌日。

 

「君達のデュエルディスクを改造させて貰った。これで何処でもアクションデュエルが可能だ。それと配布したこのカード、《ディメンションムーバー》をデュエルディスクに入れる事で、シンクロ次元に行く事が出来る。何か質問はあるか?」

 

「おい、何故シンクロ次元なんだ。さっさとアカデミアに行った方が手っ取り早いだろう。」

 

「先にシンクロ次元で仲間を集めるべきだ。それとも大量に居るアカデミア相手にこの数人だけで突っ込むつもりか?」

 

「関係ない。俺たちはランサーズだ。数の差など、吹き飛ばしてやる。」

 

「でも少し倒せば直ぐにあいつらはメタを張ってくる。それを乗り越えれば次のメタ。奴らは際限なく全員を潰しにかかる。手数は多い方が良いんだよ。」

 

「っ!……分かった。」

 

「…それはそうと…マコトは何処に行ったんだ?今のもあいつが言ってた事なんだけどさ。」

 

「はっ!まさか怖気付いたか?所詮あいつはそれだけだったって事だろ?」

 

「沢渡!」

 

「ぅっ…はぁ…へいへい。」

 

「彼は『一足先に行ってくるよ。みんなセキュリティには気をつけてくれ。』と言っていたが…まぁ気にする事ではない筈だ。」

 

「セキュリティ……名前だけ見ると警察か何かの様だが…。」

 

「それでは全員、カードをデュエルディスクに入れてくれ。」

 

「……」

「あぁ。」

「了解した。」

「分かった。」

「承知」

「うん。」

「クククッ」

 

『マジックカード《ディメンションムーバー》発動。』

 

………………

…………

……

 

「さて、ここがシンクロ次元だね。「おい、そこのお前。」……ん?あぁ俺か。何用かね?

 

 

 

 

 

 

………クロウ・ホーガン君?」




おまけ
マイティー「もしかして俺たち!?」
パーフェクト「フィールドと手札の中で!?」
二人「入れ替わってる〜!?」
マコト「当たり前だろ!?」

……最近思い付いた一発ネタでした。
次回からはシンクロ次元編突入です。
誤字脱字、効果処理のミスなど、報告お願いします。


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15.やっとシティ編突入したよー

タイトルの通り。さて、次のデッキは何にしましょうかねぇ…
あと何話か前にあとがきで書いた通り、オリジナルでカードを創造する事にします。何が出るかはお楽しみに…


「どうして俺の名前を知っている?……何もないところから出てきた見たいだがテメェ何者だ?」

 

シティに到着した俺の後ろから声掛けてきた彼は『クロウ・ホーガン』。シンクロ系デッキの中でも優秀な展開力を誇る《BF(ブラックフェザー)》を使うキャラクターである。…因みに俺もBFにはお世話になった。こっちじゃ使う予定無いけど。

 

「……信じられないかも知れないけど、俺の名前は御坂真、…異世界のデュエリスト、と言った所かな。君とは全く関わりのない世界から来た人間で、此処にはちょっとした警告と仲間集めに来たんだ。」

 

「……警告?仲間集め?…それに異世界から来ただって?」

 

「ああ。…出来ればどっかの建物の中辺りで話したいんだけれども…」

 

「お前の事を信用出来たわけじゃねえが、警告とやらは聞いてやる。こっちに来い。」

 

……お人好しだなぁー。にしてもマジで声がシュルクさんと同じだな。声優同じだし当たり前だけど。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……さて、お前の話を聞かせて貰おうか。」

 

「そうだね、先ずはコレを見てくれ。」

 

そう言って最早万能アイテムと化したデュエルディスクの機能で空間ディスプレイにして投影したのは、先日スタンダード次元に突入してきたオベリスクフォースの皆様とセレナにカード化されるホクトの映像。…因みにホクトは後々しっかり戻しときました。それとユーリにカード化されて俺が元に戻したハリルとオルガ。それを見たクロウは何故か怪訝な表情。

 

「……人がカードになってる?どんな手品だよ?この映像は?」

 

「この仮面を被ってる奴らは先日、俺たちが居た通称《スタンダード次元》に侵攻してきた《融合次元》の組織、【アカデミア】の《オベリスクフォース》と呼ばれる部隊だ。殆どは俺がちょっとしたチートで完封したから大きな被害は出なかったが、このセレナと言う女とユーリと言う紫キャベツみたいな野郎の時は間に合わなくてな。俺のデュエルディスクは何故か無駄に万能だから事なきを得たが、このカード化に関しては映像の通りだ。」

 

「……つまりデュエルに負けた奴はその【アカデミア】とやらのデュエルディスクの機能でカードにされる訳か。…だが何でそんな事を俺に?」

 

「君に会ったのは偶然。目的はこいつらの妨害で、こいつらの目的は全ての次元の融合。だがその方法がこんなんだから俺たちスタンダード次元の対抗組織はこのシンクロ次元に来た。」

 

「あー…そのスタンダードだとか融合だとかシンクロってのはどう言う基準で名前付けしてんだ?」

 

「この次元は全員がシンクロ召喚を主に使うからな。だからそのままシンプルにシンクロ次元。融合次元も同じく融合召喚ばっか使うから。俺たちスタンダード次元は元々最もスタンダードなモンスターをリリースするアドバンス召喚を主に使っていたからスタンダード次元。あと同じレベルのモンスターを重ねて召喚するエクシーズ召喚を主に使うエクシーズ次元もある。…全部で4つ。しつこいようだがこれらの召喚法を統合する事が融合次元の最終目的だ。」

 

「……シンクロ以外にも色々とあったんだな。あ、そう言えばお前デュエリストって言ったな?」

 

「……そうだね。言ったよ。」

 

「ならちょっとデュエルしろよ。ちょうどフレンドシップカップの為にデッキ調整してたんだ。それにデュエルすれば大体の奴の性格が分かるからな。ついでに信用出来るか試させて貰うぜ。」

 

「なるほど。良いよ、やろうか。」

 

……クロウはBF使い…U.A.で突破出来るか…?

 

「まぁ悪いがあまり外ではデュエル出来ないんだ。何でか知らねぇけど最近セキュリティの監視が厳しくなってな。」

 

「それくらい問題無いよ。えっと…コイントスで良い?」

 

「ああ。俺は表で。」

 

「じゃあ裏。」

 

「……表だから俺からだな。」

 

「「デュエル」」

 

「俺のターン。永続魔法、《黒羽の旋風》を発動、そして《BF 蒼炎のシュラ》を召喚。

《黒羽の旋風》の効果でデッキから《BF 疾風のゲイル》を手札に加え、そのまま特殊召喚!レベル4の蒼炎のシュラにレベル3の疾風のゲイルをチューニング!シンクロ召喚!レベル7、《A-BF 驟雨のライキリ》!

そして《ダークバースト》を発動し、墓地から《BF 疾風のゲイル》を手札に戻す。カードを2枚伏せてターンエンド。」

 

「よーし、俺のターン!ドロー。フィールド魔法《U.A.スタジアム》を発動。そして《U.A.ファンタジスタ》を召喚。《U.A.スタジアム》の効果でデッキから《U.A.》モンスター一体を手札に加える。《U.A.カストディアン》を手札に。」

 

「……U.A.?見ないテーマだな?」

 

「ああ。こいつは誰も持ってないらしい。そもそもこっちじゃアドバンス専用デッキなんて使う奴いないだろうしな。…そして《U.A.》はフィールドの《U.A.》を一体手札に戻す事で手札から特殊召喚出来るんだ。

《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻して《U.A.マイティースラッガー》を特殊召喚!

そして魔法カード《二重召喚(デュアルサモン)》を発動、《U.A.ファンタジスタ》をもう一度召喚!効果で《U.A.フィールドゼネラル》を手札に加え、《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻してそのまま特殊召喚!」

 

「……割とエグい効果だな。」

 

「バトル。《U.A.マイティースラッガー》でライキリを攻撃。そして《U.A.》が攻撃する時、《U.A.フィールドゼネラル》の効果が発動。このカードの攻撃力を800下げて《U.A.マイティースラッガー》の攻撃力を800上げる!」

 

「ちょっ!?トラップ発動!「マイティースラッガーの効果でダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスター効果は発動出来ない!」はぁ!?フザケンナ何だそれ!?」

 

クロウLP4000→3500

 

「そして二体の《U.A.》を戻して《U.A.ファンタジスタ》と《U.A.カストディアン》を特殊召喚。カードを一枚伏せてターンエンド。」

 

「ちっくしょう調子に乗りやがってぇー。

俺のターン!ドロー!《BF 極北のブリザード》を召喚!《黒羽の旋風》の効果でデッキから《BF 上弦のピナーカ》を手札に加える!さらに《BF 極北のブリザード》の効果で墓地から《BF 蒼炎のシュラ》を守備表示で特殊召喚!レベル4の《BF 蒼炎のシュラ》にレベル2の《BF 極北のブリザード》をチューニング!シンクロ召喚!レベル6、《BF 星影のノートゥング》!ノートゥングの特殊召喚に成功した時、相手に800のダメージを与え、相手のモンスターの攻撃力・守備力を800ポイントダウンさせる!《U.A.カストディアン》の攻撃力と守備力を800ダウン!」

 

マコトLP4000→3200

カストディアンDEF2800→2000

 

「まだだ!《BF 星影のノートゥング》がフィールドに存在する限り、俺はもう一度BF の召喚が出来る!《BF 上弦のピナーカ》を召喚!《黒羽の旋風》の効果でデッキから《BF 突風のオロシ》を手札に加える!そして《BF 黒槍のブラスト》は自分のフィールドにBFが存在する時、手札から特殊召喚出来る!

行くぜ!レベル4の《BF 黒槍のブラスト》にレベル3の《BF 上弦のピナーカ》でチューニング!シンクロ召喚!レベル7、《BF-T 漆黒のホークジョー》!

《漆黒のホークジョー》の効果発動!1ターンに一度、自分の墓地からレベル5以上のBF一体を特殊召喚する!戻って来い!ライキリ!

そして《BF 驟雨のライキリ》の効果発動!自分フィールドに存在するBFの数だけ、相手のフィールドのカードを破壊出来る!お前の《U.A.》二体を破壊!」

 

「《U.A.カストディアン》の効果発動!1ターンに一度、自分の《U.A.》モンスター一体の破壊を無効にする!《U.A.ファンタジスタ》を守る!」

 

「……展開の要を守ったか。だが、バトルがあるぜ!バトル!「トラップ発動!永続罠《U.A.ペナルティ》!」……《U.A.ペナルティ》?」

 

「こいつの効果で、俺の《U.A.》と戦闘を行うモンスターは全て、2回目の相手のエンドフェイズまで除外される!」

 

「……そっちを破壊しときゃ良かったぜ…俺はこのまま、ターンエンド。…エンドフェイズに《BF 上弦のピナーカ》の効果で《BF 極北のブリザード》を一体手札に加える。」

 

「俺のターン!ドロー!《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻して《U.A.マイティースラッガー》を特殊召喚!《U.A.スタジアム》の効果を発動!自分フィールドに《U.A.》が特殊召喚された時、自分フィールドの《U.A.》の攻撃力を500アップする!」

 

マイティーATK2300→2800

 

「《U.A.ファンタジスタ》を召喚し、《U.A.スタジアム》の効果でデッキから《U.A.ドレッドノートダンカー》を手札に加え、《U.A.ファンタジスタ》を戻してそのまま特殊召喚!スタジアムの効果で500アップ!そして魔法カード《U.A.フラッグシップディール》を発動!デッキから《U.A.》を一体特殊召喚し、そのレベル×300のライフを払う!《U.A.パーフェクトエース》を特殊召喚し、そのレベル、5×300の1500のライフを払う!そしてスタジアムの効果で500アップ!」

 

マコトLP3200→1700

ドレッドノートATK2500→3500

マイティーATK2800→3800

パーフェクトATK1500→2000

 

「《U.A.パーフェクトエース》を手札に戻して《U.A.フィールドゼネラル》を特殊召喚!」

 

ドレッドノートATK3500→4000

マイティーATK3800→4300

ゼネラルATK2600→3100

 

「お、おいおい…そんな一瞬でここまで火力上がるもんかよ…」

 

「バトル。《U.A.ドレッドノートダンカー》で《A-BF 驟雨のライキリ》を攻撃!」

 

「4000越え二体とかマジでやべえなほんと。」

クロウLP3500→2100

 

「そして《U.A.ドレッドノートダンカー》が相手に戦闘ダメージを与えた時、フィールドのカードを一枚、破壊出来る。クロウの伏せカードを破壊するよ。」

 

「トラップカード《BF マイン》!こいつが相手に破壊された時、相手に1000のダメージを与え、カードを一枚、ドローする!」

 

「うげぇ…地雷だったのかよ…」

マコトLP1700→700

 

「よし次!《U.A.フィールドゼネラル》で《BF-T 漆黒のホークジョー》を攻撃!」

 

「漆黒のホークジョーが攻撃対象に選択された時、他のBFに攻撃対象を変更出来る!《BF 星影のノートゥング》に変更!更に手札の《BF 月影のカルート》を墓地に送る事でノートゥングの攻撃力を1400アップする!」

 

ノートゥングATK2400→3800

 

「なら《U.A.ペナルティ》の効果でノートゥングを除外するよ。」

 

「それ自ターンも出来るのかよ!?」

 

「そして《U.A.マイティースラッガー》でホークジョーを攻撃。そしてこのタイミングでフィールドゼネラルの効果を使って攻撃力を800上げるから攻撃力は5200だ。」

 

マイティーATK4300→5200

 

「……攻撃力5200のマイティースラッガーで攻撃力2600のホークジョーを攻撃した時のダメージは1600…まだ耐えられるな。」

 

クロウLP2100→500

 

「ああ。次のターンで決まるだろうね。《U.A.》3体を戻して《U.A.ファンタジスタ》、《U.A.パーフェクトエース》、《U.A.カストディアン》を特殊召喚。そしてそのままターンエンド。」

 

「俺のターン、ドロー!…《BF 極北のブリザード》を召喚し、デッキから《BF 東雲のコチ》を手札に加える!そしてブリザードの効果で墓地の《BF 月影のカルート》を特殊召喚!レベル3の《BF 月影のカルート》に、レベル2の《BF 極北のブリザード》をチューニング!シンクロ召喚!レベル5、《BF 五月雨のソハヤ》!」

 

おおぅ…オニマル…エースで阻止できるけど普通に出させるか。

 

「このカードがシンクロ召喚に成功した時、俺の墓地から《A-BF》を一体特殊召喚出来る。俺は墓地の《A-BF 驟雨のライキリ》を特殊召喚!《A-BF 驟雨のライキリ》の効果を発動し、お前の《U.A.ペナルティ》を破壊する!そして《BF》を素材にした《ソハヤ》はチューナーとして扱う!俺はレベル7の《A-BF 驟雨のライキリ》に、レベル5の《A-BF 五月雨のソハヤ》をチューニング!シンクロ召喚!レベル12、《A-BF 神立のオニマル》!」

 

「…神立のオニマル…」

 

「へへっ、カッコいいだろ?こいつが俺の切り札だ!行くぜバトルだ!《A-BF神立のオニマル》で《U.A.カストディアン》を攻撃!…《A-BF神立のオニマル》は攻撃する時、攻撃力が3000アップする!」

 

「《U.A.カストディアン》の効果で、一度の破壊を無効にする。」

 

「あっ…忘れてたぜ…まぁ良い!《BF 疾風のゲイル》と《BF 黒槍のブラスト》を特殊召喚!レベル4の《BF 黒槍のブラスト》とレベル3の《BF 疾風のゲイル》でチューニング!シンクロ召喚!レベル7、《A-BF 涙雨のチドリ》!」

 

「こいつは、ここまでで墓地に行ったBFの数×300の攻撃力が上がる。俺の墓地には9体のBF。つまり2700の攻撃力がアップする。よって攻撃力は5300!超えられるものなら超えて見やがれ!俺はこのままターンエンドだ!」

 

「BF最強の打点要員か。俺のターン、ドロー。…三体を戻して《U.A.ドレッドノートダンカー》、《U.A.マイティースラッガー》、《U.A.フィールドゼネラル》を特殊召喚。《スタジアム》の効果によりそれぞれ1500、1000、500づつ攻撃力がアップする。」

 

ドレッドノートATK2500→4000

マイティーATK2300→3300

ゼネラルATK2600→3100

 

「そして手札の《ファンタジスタ》を召喚して《U.A.コリバルリバウンダー》を手札に加え、そのままファンタジスタを戻して特殊召喚!《スタジアム》の効果で攻撃力がアップする。」

 

ドレッドノートATK4000→4500

マイティーATK3300→3800

ゼネラルATK3100→3600

コリバルATK2200→2700

 

「ハハ…あっぶねぇー…越される所だったぜ…」

 

「悪いけど、コレで終わりだよ。」

 

「何だって?」

 

「墓地の《U.A.ペナルティ》の効果を発動!このカードを除外する事で、デッキからU.A.魔法カードを一枚、手札に加える。」

 

「それでさっきの特殊召喚カードをサーチすんのか?でもライフが足りないぞ?」

 

「いんや。俺が取るのはこのデッキ最強の魔法カードさ!俺はデッキから装備魔法《U.A.パワードギプス》を手札に加え、そのまま発動!《U.A.ドレッドノートダンカー》に装備!」

 

「装備魔法…!?」

 

「こいつを装備した《U.A.》は攻撃力が1000上がり、その戦闘ダメージは2倍になる!」

 

ドレッドノートATK4500→5500

 

「超えた!?しかもダメージ2倍!?」

 

「そしてこいつを装備した《U.A.》が戦闘で相手モンスターを破壊した時、もう一度攻撃出来る!」

 

「……あー…終わったわ。」

 

「バトル!《U.A.ドレッドノートダンカー》で《A-BF 涙雨のチドリ》を攻撃!」

 

「……ここまでか…」

 

クロウLP500→100

 

「2回目の攻撃!《A-BF 神立のオニマル》を攻撃!」

 

クロウLP100→0

 

「くっそー負けたー!」

 

「やったー勝ったー!」

 

「ただいまー!クロウにーちゃん!俺たち凄いの見つけたよー!」

 

「おっ!丁度良いとこに帰って来たなガキども!…んで凄いのって何だ?」

 

「Dホイール!なんか黒くてカッコいい感じの!」

 

「……ごめんクロウ。なんか凄く見に覚えのあるDホイールな気がして来た。」

 

「……おねーちゃん誰?」

 

「ああ、こいつはさっきそこら辺で会ってな。マコトって言うらしい。俺たちの新しい仲間だ。」

 

「……信用してくれたんだね?」

 

「ああ。さっきのデュエル、楽しかったぜ!」

 

「ねー!そこまで持ってくるの大変だったんだよー?早く見に来てよ!」

 

「ああ、悪い悪い!」

 

「俺のヤツな気がするけどな。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うん、ホントに俺のだとは思わなかったよ。」

 

「何だって自分のDホイールをガキどもに見つかるような管理してんだよ…」

 

「あー…ぶっちゃけ展開してるつもり無かったからね…いつの間に出て来たんだか…」

 

「展開?…まぁ良い。そう言えば、これからお前はどうすんだ?」

 

「ああ。明日俺の仲間達が来るんだけどね、多分セキュリティに絡まれるからその救出。それとユーゴって奴を探したいね。それくらいかな。」

 

「……手伝った方が良いか?」

 

「そうだね。そうしてくれるとありがたい。あ、そう言えば俺もフレンドシップカップには出るぞ?」

 

「マジかよ。優勝の目が無くなった。」

 

「まぁ今回はU.A.だったけど、俺は他にも色々とデッキ持ってるから、U.A.は最後にしか使わないかな。」

 

「お前マルチデッカーか。器用だな。」

 

「そうは言ってもフィーリングで何とかなるデッキばっかだしな。そうだ、他の召喚法について教えとくよ。色々と対策も必要だからね。」

 

「お、それは助かるな。じゃあ融合から教えてくれや。」

 

「オーケー。じゃあ先ずは融合召喚の条件から……」

 

……こんな感じで、この日は終わり、次の日。ランサーズがこの街、《シティ》にやって来た。

 

__To be the continue!!




さっさとフレンドシップカップに行きたいけどそこまでに面倒なセキュリティフェイズが……ロジェが面倒な事しなけりゃ監獄のシーンも書かなくて良いのに…因みに次回はマコトくんのデッキが追加されます。
感想、誤字脱字・効果処理などのミスの報告お願いします。

………もっとハイペースで投稿出来れば良いのですがね…。ところで、評価の欄がおかしな事になってるのですが、バグですか?…なんか2つ付いてる所の評価付与者が一人しか居ないのですが…辞めておきましょう。これ以上はタブーな気がします。


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16.バックショットって結構凶悪だよね。

テストはこの世から消え去ってしまえば良いのに。
…えー、元より亀投稿タグとか付けてますが…流石に1ヶ月経つとは思ってませんでした。待っていた方は申し訳ない。お待たせしました。待ってなかった方は……なんて言えばいいんだろ?まぁいいや。
因みに私が使っていたデッキが一つ減りました。…強化カードが出たばっかりに。そんな16話。因みに今回は殆どデュエル無しです。


「「「「うわぁっ!?」」」」

 

どちゃっ、と言うような効果音が似合うような落ち方でシンクロ次元に進出したランサーズのメンバーの一部。

遊矢、沢渡、零羅、セレナの4人。他のメンバーは別の所に分かれて召喚されたようだ。

 

「次元飛ぶってのはあんま快適じゃねえな…。」

 

「ここがシンクロ次元か。」

 

「……あれ?権現坂や黒咲は?」

 

「……兄さまも居ない…。」

 

メンバーが足りない事に疑問を抱くが、正直、今はそんな事を気にしている場合では無い。

 

『こちらはセキュリティだ!貴様らは完全に包囲された!』

 

「っ!?…セキュリティ?」

 

「どうやら早々に見つかったようだな…この次元の治安組織のようだ。」

 

「……っ!」

「えっ!?零羅!」

 

零羅が堪え兼ねて逃げ出すが、突然現れた《ゲートブロッカー》に阻まれる。

 

「零羅!大丈夫か!?…リアルソリッドビジョン?外で発動しているのか?」

 

『お前たちはゆうべからシティ中で手配されている!大人しく投降しろ!』

 

「おいテメェらさっきから聞いてりゃ偉そうに!」

 

『抵抗するのならば力尽くで確保させてもらうぞ!』

 

そして展開されるデュエルディスク。…どう考えても物理でやる方が早いというのは禁句だろう。

 

「成る程、デュエルか、ようし、やってやる!」

 

「「デュエル!!」」

 

「ぐわぁあぁ!!」

沢渡LP0

 

「さ、沢渡!?そんな…沢渡が1ターンキルされるなんて…結構あったかそんなの。」

 

「おぉい!?確かに結構ワンキルされてたけどそれはあいつだけだからな!?」

 

「……だが事実なのだろう?」

 

「…………っ!くそっ、離せ!俺をだれだとおもってるんだ!」

 

『これで分かったか!貴様らに逃げ道はもう無い!大人しく投降しろ!』

 

「くっ…こうなったら!」

 

そしてまた始まる遊矢とセキュリティのデュエル。……しかし、

 

「「デュエル!(デュエル…!)」」

 

「……あれ?」

 

「む?どうかしたか?まさか怖気付いた訳でもあるまい?」

 

「当たり前だろ。…いや、なんか一人多かった気がするんだ。」

 

〜〜そんな感じで〜〜

 

「これで俺はターンエンド!」

(ドロー、カードを二枚伏せターンエンド。)

 

「(やっぱり、誰かが混じってる。でも誰だ?…いや…まさかな。)」

 

かなり早口かつ小声で行われた謎の第三者のターン。そのおかげか、相手のセキュリティに気付かれた様子はない。因みにその第三者が割り込んだお陰で周囲を包囲しているセキュリティ全員もデュエルに参加している状態になっているのは誰も気がつく事はない。

 

「……私のターンだ。私は手札から《ヴィジランテ・ゼニー》を召喚。そして《ヴィジランテ・ゼニー》の効果発動!このカードの攻撃力を0にする事で手札にある《ヴィジランテ》モンスター一体を特殊召喚できる!」

 

「私は《ヴィジランテ・ガーター》を特殊召喚!そしてレベル4の《ヴィジランテ・ゼニー》に、レベル3の《ヴィジランテ・ガーター》をチューニング!

もつれた疑惑の黒い霧、切り裂き真実を解き明かさん!シンクロ召喚!いでよ、レベル7!《スナイピングヘイジー・タイプ・ゼロ》!」

 

「これがシンクロ次元の…」

 

「ここで私はスナイピングヘイジータイプゼロの効果で、手札のカードを一枚墓地に送り相手モンスターを一体破壊。更に相手に400ポイントのダメージを与える!」

 

「っ!?…アクションカード、あった!…よし、アクションマジック《ガードカバー》発動!このターン、相手がターゲットとするモンスターを別のモンスターに変更できる!」

 

…と、ここで皆さんお待ちかね。タイトル通りのアレが登場。

 

「だが、ダメージはしっかりと受けてもらう「永続罠、《ブレイズキャノン・マガジン》を発動!」…何!?」

 

「や、やっぱりマコトだったのか!?「それよりダメージ入ってるぞ?」えっ?ぐぇっ!?」

 

「まぁいいや!《ブレイズキャノン・マガジン》の効果を発動!手札の《ヴォルカニック》と名のついたモンスター一体を墓地に送ることで、カードを一枚ドロー!更に《ブレイズキャノン》と名のついたカードの効果で墓地に送られた事で、今墓地に行った《ヴォルカニック・バックショット》の効果が発動する!」

 

「な、何だ貴様は!?突然出て来て何故邪魔をする!?」

 

「そうだな邪魔してるな!なんでかって理由は言わねえけどな!《ヴォルカニック・バックショット》の残り二枚を手札、デッキから墓地に送る事で、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する!」

 

目の前に現れた三体のバックショット。マガジンに装填されて熱を溜め込み始める。

 

「なっ!?」

 

そしてキュポンッ!っとグレネードランチャーみたいな地味に間の抜けた音が響き、三体のバックショットが上空に射出された。

 

「あ、悪いけどこの場にいるデュエルディスク展開してる奴ら全員デュエルに巻き込んだからそこらに置かれてる《ガードブロッカー》も纏めて吹き飛ぶぜ?」

 

「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」

 

直後、着弾。キュガッッ!…なんてまぁ大量にモンスターいた訳だしそんだけのモンスターが一気に爆発したらそりゃそーなるよねー。って感じで爆発。大炎上である。

 

「ハッハッハ!大・炎・上!さぁて、さっさとこの場を離れるぞお前ら!最優先はセレナだから先に連れてくが、残り3人は後続に任せる!遅れるなよ?クロウ!」

 

『ハッ、誰に言ってやがる!残りは任せろよ!遅れやしねえぜ?』

 

「ならいいけどな!セレナ!乗れよ!」

 

「あ、ああ!」

 

『漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げ!《A-BF 驟雨のライキリ》!』

 

ゴロゴロ……カッ!バシャァン!

……オーバーキルな気がする驟雨のライキリ。雷落とした意味は一体…まぁセキュリティだしね。雷くらい大丈夫だろ(適当)。

あ、この後さっきの人がヴィジランテ2体出して来たけど伏せといた激流葬で吹き飛ばしてあげたよ。

 

………………

…………

……

 

「……という事で紹介だ。こちら、このシンクロ次元での協力者兼友人のクロウ・ホーガンさん、その他シンジ・ウェーバーとちびっ子達だ。」

 

「お前らがランサーズって奴らだな。俺がクロウだ。よろしくな!」

 

「おいマコト!なんか俺達の紹介雑じゃねえか!?」

 

「だって俺クロウとは結構話したりしてたけど君達とはあまり会話してなかったし。」

 

「ま、まぁまぁ…俺は榊遊矢だ。宜しく。」

 

「俺様は天才エリートのデュエリスト、ネオ☆ニュー☆沢渡「の失敗作」だ!っておいマコト!変な言葉挟むんじゃねぇ!」

 

「…私はセレナ。アカデミアに所属していたが、私は何も知らなくてな。アカデミアが犯した罪を知ってからはランサーズに入り、このシンクロ次元に皆と仲間を探しに来た。」

 

「あ、ああ。宜しくな。…アカデミアって言ったって、マコトが見せて来た映像とは全く違う奴も居るんだな。正直同じような奴らだと思ってたぜ。」

 

「……無理もない。アカデミアのオベリスクフォースは全員ワンパターンだからな。戦術も性格も。」

 

ブーメラン。

 

「まぁモブみたいなもんだし。あいつらは気にしない方が良いんじゃないかね?」

 

「……そんなもんか。」

 

……………………

……………

……

 

唐突で悪いが、こっから先はダイジェストでお送りします!

フレンドシップカップまでに起こったいくつかの出来事!

 

1.クロウ達、捕まる。(マコトが零羅を保護し逃亡)

2.収容所に行くとゴンちゃんとデニス合流。(何故か既に潜入していたマコトから零児が既にシティの評議会の所に居る事を知る)

3.悲報、エンジョイ長次郎、敗北。

 

ここに流れを記す。

デュエル!→エンジョイ雨四光と伏せ1でエンド!→マコト1500受けてガン伏せエンド!→ドローレスでゴー!→エンド前神智でベガルタ→イカサマご法度!→ならムーブメントでベガルタ!→ご法度使えねぇ!→ベガルタでモラルタ!ご法度破壊!→だが雨四光のバーンが…→解放でサラメーヤ、効果ダメージはあんたが受ける!→え、ちょっ→雨四光戦闘破壊!→しょうがねぇから超こいこい!よっしゃ揃ったシンクロだー!→あ、神智でデスサイス呼びますね〜→「」→え?エンド?じゃあサラメーヤでぶん殴って終わりっすね。

 

こんな感じ。

 

4.収容所脱出。マコトが例の無限ループでセキュリティボコった。

5.評議会に呼ばれてフレンドシップカップ出場決定。尚、黒ワッ咲には待機を命じられた。

 

理由

 

黒咲ってさー、何やるか分かんないんだよねー。下手すりゃ相手の普通の人殺しそうで怖いんだよねー。セキュリティって集団でくるしどっかでオベリスクフォース殲滅して欲しいからショージキここで待機してて欲しいんだけどさー、零児ー、どうするー?

byマコト

うん、そうだね。黒咲ここで待機でよろ。

by零児

うっそーん。

by黒咲

 

だいたいこんな感じ。

 

6.フレンドシップカップ、トーナメント組み合わせ、くじ引きと言う名の零児の策略により、原作と同じ組み合わせ。

 

曰く…

 

あー、ごめんねー、ちょっと君らの力シティに見せつけて欲しいんだよねー。そんなわけでぶっちゃけクジとか操作させてもらったからそこんとこヨロー。

 

との事。

こんな感じですかね。

……と、言うわけで次回!マコトvsデニス!

デュエルスタンバイ!

 

オマケ

マコトのデッキまとめ

 

1《U.A.》(ウルトラアスリート)

2《アーティファクト》

3《オノマトペナンバーズ》

4《スクラップ》

5《バックショット&ロックバーン》

6《スクラップフィスト〜ジャンクウォリアーを添えて〜》

7《unknown》

EX

1《幻奏》

2《BF》(ブラックフェザー)

3《インフェルニティ》




オマケの所のunknownはまだ未定のデッキです。それとEXは特殊な場合にしか使わない。又はある事情により、使わないデッキとなっております。そう言えば大分前に感想でいただいた《地属性デッキ》と言うアイデア。感想の方で返信したのですが、気付かれないようで…書いていただいた方は詳しい内容を教えて下さい。内容が面白そうであれば、unknounの所に登録されるかも知れません。
誤字・脱字、カードのテキストミスなど、あれば報告お願いします。

……基本マコトの使うデッキは、私の手持ちのデッキが元です。尚、私の手持ちから幻奏が消えましたが、マコトには関係有りません。


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クリスマス特別短編集

Merry!!Xmas!!短編というより小ネタに近いのですかね?まぁそんなお話三つを本日はお送りします。
今回は2話同時投稿です。本編だけを読みたい方は1話飛ばして読んで下さい。


1.《スタンダード勢のクリパ》

 

『メリークリスマース!』

 

この場にいる全員の声が重なり、同時にガラス製のコップをぶつけ合う小気味いい音が色んな場所から聞こえる。

 

「なぁ、そういえばクリスマスって、なんだっけ?」

 

「そこから!?遊矢あんたどっかに頭ぶつけたんじゃ無い!?」

 

「はぁ!?そこまで言うことじゃないだろ!?」

 

「んー、でもさすがにクリスマス分からないのはやばいんじゃ無いかな?」

 

「そうそう、マコトの言う通りよ。じゃあ仕方ないから教えてあげるわ。いい?クリスマスって言うのはね………」

 

「ふふっ、仲のよろしいことで。」

 

「シビレルゥ〜!」

 

「ちょっとフトシ!行儀悪いわよ!」

 

「…回転しながら肉を食べつつシビレルゥ〜って言葉を発してる状態でジュースを飲んでるって言うのを行儀悪いで済ませて良いのかな?」

 

「……なんなのあのシビレデブ?残像すら見える速度で体くねくねさせてるけど?…最早鬱陶しさを通り越して呆れるわ…どうなってんだよアレ…」

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!!熱血ダァー!」

 

「…早食いもいいけど、出来れば味わって食べて欲しいですね…」

 

「キャー!ミッチー!」

 

「……塾長ってあんな性格だったっけ?」

 

「……え、えと…あの!」

 

「ん?あぁ、零羅くんか。どうしたんだい?」

 

「に、兄さまが…」

 

「……兄さま?零児がどうしt…」

 

『零羅かわいいよ零羅、あぁ!おどおどしてる零羅がかわいすぎて悶え死ぬぅ!』

 

『零児さん!素が出てますよ!』

 

「…………」

 

「……あの…」

 

「……ハッ!…ああいや、うーむ…アレは一種の病気だ。」

 

「…病気?兄さまが?」

 

「ああ。命に別状は無いが、ある特定の人物に対して異常な反応をしてしてしまう病気だ。時間が経てば治るが、それまでは彼は意味不明な言動を繰り返すだろう。側で見守ってあげなさい。」

 

「……うん。ありがとう。」

 

「……何処ぞの天城さん家だよまったく…」

 

 

2.《エクシーズ・シンクロ勢のクリパ》

 

『『『メリークリスマース!!!』』』

 

「……メリークリスマス…」

「…メリクリ…」

 

「おい、お前らせっかくのパーティーで何沈んでるんだよ!もっと楽しめよ!」

 

「馴れ合うつもりなどない。」

 

「……俺はもう胃が限界なんだ…ほっといてくれ…。」

 

「はぁ…こんなこと言ってるけど、そこんとこどーなんだ?妹さん?」

 

「?…何を言って…「兄さん!いつまでもそんなこと言ってないで、もっと友達増やせば良いじゃない!」!?る、瑠璃!?」

 

「いつまでもそんな風に一匹狼気取ってる兄さんなんてキライよ!」

 

「る、瑠璃ィイィィィ!!」

 

「あーあ、行っちまったな。…んで?どうすんだシスコン?」

 

「ぐっ……分かった。好きにしろ…!」

 

「ちょっとユーゴ!何処にいるのよ!?出てきなさいよ!…あなた、ユーゴの居場所知ってんじゃないの?教えなさい!」

 

「お、おい!なんで俺に向かって言ってんだよお前!?」

 

「これ絵面だけ観るとクロウが浮気して彼女に問い詰められてる感じだな。」

 

「はぁっ!?シンジなんて事言うんだよ!?ありえねぇだろうが!?」

 

「「「わーい!クロウにーちゃんの浮気者〜!」」」

 

「ガキどもまで…。」

 

「あっ、やっべ行かなきゃな、じゃあな黒咲、ちゃんと妹さんと仲直りしとけよ。」

 

「貴様が原因だろうが!?」

 

「はぁ……胃が痛い…」

 

 

3.作者の小話(飛ばしても良いよ。)

 

これはこのssを書いて居る『skk』のある日のお話。読まなくても構いません。

 

 

 

皆さん、皆さんには、『こだわり』と言うものがありますか?

例えば、食事は必ずパンを主食にする、とか。

例えば、アクションRPGをやる時はキャラのステ振りを体力と筋力のみにする、とか。

例えば、自分のデッキにかけるスリーブは1重だとか二重だとか。

例えば、スリーブは無地の物とかキャラスリだとか。

 

因みに私は食事の主食はどちらでも良いし、

アクションRPGではむしろ技量寄り。

自分のデッキにはスリーブを一枚だけかけるし、

使うスリーブは無地、柄があっても遊戯王のロゴの入った物で留めます。これは一部の方にとっては冒涜とも呼べる事ですが、絶対にキャラスリは使いません。

これは基本的に私が漫画アニメ小説ラノベ等を観たり読んだりする時に、ストーリーを第一に楽しみ、キャラクターの見た目等に関しても可愛ければ、カッコ良ければそれで良い。物語の中でそのキャラクターが活躍してるだけで自分は楽しいのだ。と思って居るから。

それを態々プレイマットとかスリーブとかに引っ張り出すのはどうかと思うから。と言う個人的な意識からのこだわり。私個人の意見なので押し付けるつもりは無いのですが…

前置きはここまでとして、少し私の一つのデッキについてお話を。

…ある日、私の使っていた《幻奏》カテゴリのデッキ、その強化カードが新規パックで出る事になりました。その名は《オスティナート》、マナーを守るデュエリストである読者の皆様ならばご存知の強カードであるが、念のため説明を。

 

《幻奏》と言うカテゴリは、各モンスターの特殊召喚に関連する効果によって互いを強化しあい、最終的に融合召喚などでビートダウンするデッキ(作者はそう認識して居る)である。その中で、基本幻奏の乙女や歌姫、音姫らは自身を特殊召喚する効果を基本的に所持していない。特殊召喚が可能なモンスターも特に特筆する効果は無い。したがって他の魔法・罠などで特殊召喚し、サポートし、そしてバフを付与しまくるのが基本。《幻奏の第一楽章》はその中でも貴重なカードであった。

次に、《幻奏の乙女 アリア》。特殊召喚された場合、フィールドの幻奏モンスターに対象に取れず、戦闘破壊に対する耐性を付与し、また自身にもその効果が適用されるモンスターであり、最初に第一楽章が来た場合、必ずこれを召喚する事が常識、と言うようなモンスター。これと…

《幻奏の乙女エレジー》。アリアの弱点である対象を取らない破壊効果と言う弱点を補う破壊耐性を自身を含む幻奏モンスターに付与する効果を持つ。

……何故この2体の説明をしたか、と言うと。

 

《オスティナート》は未来融合のようにデッキから素材を墓地に送る事で融合召喚、そのターンのエンドフェイズに召喚した融合モンスターを破壊して融合解除するカード。先攻でこれを使い、アリアとエレジーを使ってプロディジーモーツァルトを融合召喚。そしてエンドフェイズにアリアとエレジーを特殊召喚する為、これであとは対象を取らないバウンス、又は除外効果しか除去方法がなくなる。…まぁ、《トリシューラ》《ダストフォース》くらいしかすぐには思いつかないと思いますが。

 

んで、それを入れた《幻奏》はかなり強くて、うちの兄貴が、

「それ、スリーブ二重にしといて。もっと言えば、このスリーブかけといて」

と、差し出されたのはこの幻奏を使う遊戯王ARC-Vのヒロイン、柊柚子がプリントされたキャラスリ。当然拒否。私はこのピアノブラックのスリーブが気に入ってるのだ。

そんな感じのこと言うと、

「え?お前が使わなければ良いんじゃ無い?まぁ俺は当然使うけど。」

と、宣いだした。キャラスリは使いたく無いからせめてこれ(裏に遊戯王5D'sと書かれた黒いスリーブ)にもう一枚かけたスリーブかこれ(裏にシューティングクェーサー)にもう一枚のやつにしてくれよ。と言うと

「周りの目気にしてイタイからとか言って嫌がってんのならやめたほうがいいぞ」

などと言う始末。聞く耳もたず。確かにそれもあるかもしれない。でもこれは私のこだわりだ。そこまで言うのならばもうそのデッキは使わない。そのスリーブ(柚子の)を使うのならばどうぞご勝手に。……言ってから後悔。結構気に入ってたのにな、《幻奏》。

 

因みにその後オスティナートで並べられまくるアリアとエレジーを《U.A.ターンオーバータクティクス》と《U.A.ストロングブロッカー》の対象を取らないバウンスからの特殊召喚に誘発する効果無効、そして《U.A.ペラルティ》の対象を取らない除外効果でボコボコにしてやったぜ。

 

……長話申し訳ない。




別にキャラスリがダメだとは言っていない(断言)。えー…融合次元はクリパなんてやらないと思うんです(偏見)。なのでユーリならパーティーとかでやりそう、と言うのをここで一つ。

セレナ「なぁユーリ、私の皿には肉類と野菜が綺麗に半分づつ乗っていた気がするのだが?」
ユーリ「何のことだい?分からないな?」
セレナ「何故私の皿には野菜しか乗っていないのだ?」
ユーリ「だって君ほっといたら野菜食べないだろ?」
セレナ「貴様の目は節穴か…!」
ユーリ「やだなぁ、目が節穴だったら何も見えないじゃ無いか。」

…これだけです。他にネタが思いつきませんでした。
お疲れ様でした。
誤字・脱字、その他のミスなど、見つけたら御報告お願いします。


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17.割愛に割愛を重ね、漸く来たぞFSC!

今回はクリスマスという事で2話同時投稿。前は意味のわからんテンションで書いたよくわからん短編なので面倒な人は読まなくても良いです。それではどうぞ。


さて、やって来ましたシンクロ次元、波乱の幕開けフレンドシップカップ。

今回のマコトの目的は、

1.デニススパイ説を立証。

2.ストロング柚子の回収。

3.その他ユーゴvsセレナ後の原作知識の無い辺りからのイレギュラー対応。

4.ロジェ、ブッコロ。

5.FSC(フレンドシップカップ)優勝。

…マコトが過労で死にそうな予感。まぁ、その為の精霊実体化機能だし。人手増やせば問題ない…はず。

 

フレンドシップカップ、マコトの一戦目。

vsデニス!…ゲニスとか言われてんのを他のssで見かけたのだが、見間違いかね?それとも誤字かね?まぁいいや。

 

デニスは一時期流行ったクラウンブレード、略称クラブレの片割れ、トリッククラウンの元カテゴリである、《Em(エンタメイジ)》の使い手、兼、アカデミア出身故に所持して居る《古代歯車(アンティークギア)》を扱うデュエリスト。正直あいつのカオスジャイアントはU.A.では火力不足で突破は不可能。正直インフェルニティでドゥロプラズニルやってれば勝てるんだけどそれだと大会的に色々マズイ。確かアニメではバトルフェイズは手札のモンスターの効果と魔法・罠は使えるが、向こうにはその効果は効かない。やるならメインフェイズにモンスター効果でデバフを付けるべき。……ガガガ枠のデッキ別のにするか。…あれにしよう。

 

……………

…………

………

 

『さぁやってまいりましたフレンドシップカップ第1回戦!その最後を締めくくるのは〜?』

 

俺とデニスの全身が立体投影映像に映し出された。

 

『デニス・マックフィールド対、御坂 真!』

 

「ん…これ、大丈夫かな?速攻で昔のレシピ組んだけど元の方が良かった気もする…まぁ、何とかなるっしょ!」

 

「すみません、そろそろ時間です。」

 

「あ、分かった。今いくよ。」

 

……………

………

 

「ん〜…マコト君かぁ…どーしよっかな〜ホントはあの残党を潰したかったんだけど…まぁいっか。どうせ全員潰す訳だし。順番が変わっただけだよねぇ〜。」

 

「そろそろ時間です。」

 

「うん分かった、今行くよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『セントラルパークの大道芸で話題になったエンターテイナー、デニス!』

 

ワァァァ!!と、主に子供から大きな歓声。もちろんあの大道芸は子供達にかなり人気だったから当たり前なのだ。

 

『そして、本大会初出場!3人目のカワイイ子!マコト!…ってあれぇ!?』

 

……子の所に男の娘、と入るべきなのだがまぁ知らない人は知らないので文句は言えない。主に大人の男達から歓声が上がる。

 

『ちょっと!マコトちゃんそんな格好でライディングデュエルは危ないわよ!?』

 

「ん?あぁ大丈夫ですよ。必要な所はカバーしてます。」

 

『そういう問題じゃないでしょ!』

 

ノースリーブに肘まで覆うプロテクターを付けて同じく膝、背中など、要所にプロテクターを設置しただけの簡単装備。そして一応のヘルメット。ノーヘルでも良かったらしいが、まぁ流石にノーヘルはマズイと係員に言われたようだ。

 

『はぁ…もういいわ。時間もない事だしね。』

 

「さぁってデニス。念の為に聞いておく。お前は何者だ?」

 

「?ん〜…何の事だい?突然そんな事聞かれても困るなぁ〜。」

 

「…なら深くは聞かないよ。」

 

『さぁそれではいってみましょう!アクションフィールドオン!フィールド魔法《クロスオーバー・アクセル》!』

 

『Duel mode on! Auto pilot standby!』

 

3

2

1

Go!!

 

「「デュエル!」」

 

カウントがGoになった瞬間、二人が同時に加速する。沢渡の様に無理やり加速した訳では無いが、スタート直後に前輪を持ち上げウイリー走行をしたマコトが前に出る。

 

『第1コーナーを制したのはマコト!綺麗なウイリー走行で前に出ました〜!』

 

「俺のターン、ドロー!…フィールド魔法《先史遺産都市 バビロン》を発動!そして手札から《先史遺産 ネブラディスク》を召喚!

このカードが召喚に成功した時、デッキから《先史遺産》モンスター一体を手札に加える!デッキから《先史遺産 ゴルディアスユナイト》を手札に!そしてこのターン中に《先史遺産》魔法・罠が発動している場合、このカードは手札から特殊召喚出来る!《先史遺産 アステカマスクゴーレム》を特殊召喚!」

 

『え?アクションフィールドって普通のフィールド魔法使えるの?知らなかったんだけど?…あ、使える?そう…。』

 

「そしてレベル4の《先史遺産 ネブラディスク》と《先史遺産 アステカマスクゴーレム》でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!

忘れ去られし文明よ、今こそここに蘇り、その強大なる力を示せ!エクシーズ召喚!ランク4、《No.36 先史遺産 超機関 フォークヒューク》!」

 

二つのオーバーレイユニットとなった二体のオーパーツを吸い込んだブラックホールの様な渦からやってくるそれなりの大きさの球体。その中にはフォークヒュークの本体が収まっており、それがアリーナ中央に浮かび上がった。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド。」

 

マコトLP4000

モンスター1・・・《No.36 先史遺産 超機関フォーク=ヒューク》

魔法・罠2・・・伏せ2

フィールド魔法《先史遺産都市バビロン》

 

「すっごい迫力だね〜!僕も負けてられないなぁ!じゃあ行くよ!it's show time!僕のターン、ドロー!」

 

俺が選んだのは《先史遺産(オーパーツ)》。相手に対してモンスター効果やその他汎用カードで攻守0と言う強力なデバフを掛け、その変動分のダメージを《マシュ=マック》で相手に与え、かつ自身の攻撃力もブーストした状態でぶん殴ると言うほぼ脳筋なデッキ。別にガガガでも良かったのだが、ガールが引けないとカオスジャイアントで詰むので代わりにこのデッキ。ロマンがあると思います。

 

「君たちって取り敢えずエクシーズしてればいいや〜って感じなの?代わり映えしないねぇ〜」

 

「…て言ってる君もどうせトラピーズマジシャンとシャドーメイカーだろ?」

 

「ハハッ!よくわかってるじゃないか!……と、あれれ〜?いつの間にか《フォーク=ヒューク》のオーバーレイユニットが無くなってるぞ?どこに行ったんでしょうか?…おぉ!あそこに居るのは《Em カップトリッカー》じゃないか!」

 

…フィールドのオーバーレイユニットを一つ奪い、特殊召喚されるレベル5のEm 。この辺を見るとEm もエクシーズ絶対殺すマン見たいな構築である。…自分もエクシーズを使って居るのに。

 

「なーんてね。この《Em カップトリッカー》はフィールドのオーバーレイユニットを一つ使って特殊召喚が出来るのさ!そしてその対象になったモンスターは攻撃力が600ポイントダウンする。」

 

フォーク=ヒューク

ATK2000→1400

 

「そして僕は魔法カード《マジカル・ペンデュラムボックス》を発動。デッキの上から二枚カードをめくり、ペンデュラムなら手札に、それ以外なら墓地に。そして来たのは〜?…ワーオ!二枚ともペンデュラム!」

 

そのままスケール3〜6でセットされ、ペンデュラム召喚。5×2と4×1、ペンデュラム効果でカードを追加でドローし、引いた4を一体通常召喚した。

 

「これでレベル4が二体とレベル5が三体。まず僕は、レベル4の《ボール・ライダー》と《ファイアー・ダンサー》でオーバーレイ!

ショウマストゴーオン!天空の奇術師よ華やかに舞台を駆け巡れ!エクシーズ召喚!

ランク4《Em トラピーズ・マジシャン》!

まだまだ続くよ!レベル5の《カップ・トリッカー》、《ウィンド・サッカー》、《ウィングサンドイッチマン》の三体でオーバーレイ!降り立て魔界の芸術家!エクシーズ召喚!ランク5《Em 影絵師シャドー・メイカー》!」

 

ここでトラピーズマジシャンの効果とシャドーメイカーとカップトリッカーのコンボで4体ならんで二回攻撃が二体。面倒な。フォーク=ヒュークも攻撃力が下がってるし。手段は温存しときたいのになぁ…

 

「……どうしよっかなぁ、これ。」

 

正直全部凌ぎきるとかちょっと無理だよな。




結構字数的な問題で中途半端なところで切りました。…なるべく早く投稿しなければ!これ書いた後で気付いたんですが、こっちだと自分でU.A.スタジアムのターン1制限を御都合主義とか言って外したからカオスジャイアント突破出来るんですよね…これ書き終わったのこれ投稿する5分前だから変更はしませんが。さて、フォーク=ヒュークと伏せ2でどうやって凌ぐのでしょうかねぇ?実は5パターン程浮かんでます。尚、内1つは既に頓挫してる模様。
誤字・脱字、その他効果処理などのミスの報告、あればお願いします。


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18.これが先史遺産の必殺コンボよ(必ず勝つとは言っていない)

(本当はここに新年の挨拶が入ってた)
タイトル通りの回です。因みに前々回の特別企画を見返しました。
感想ですが、「誰だこいつら。」といった感じで、正直何であんなの書いたか自分でもよく分かってないです。
挨拶としては締まらないかんじですが、そんな感じです。
それでは、どうぞ。


「どうするかね…とは言ったものの、ぶっちゃけ一瞬でどうとでもなるんだよねぇ…」

 

『すさまじいコンボでデニス選手のフィールドに並んだ4体!内二回攻撃のモンスターが2体いるのでその総ダメージ量は15500!…えぇ〜!?15500!?マコト選手大丈夫?』

 

伏せてある二枚のトラップの内1枚で向こうの戦線は壊滅する。…でもダメージは与えときたいので。

 

「じゃあ行くよ!一体目の《Em シャドウメイカー》で攻撃!」

 

「《先史遺産 フォーク=ヒューク》の効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、相手モンスター一体の攻撃力、守備力を0にする!」

 

「ええっ!?そんな効果持ってたのかい?」

 

ヒュークの内側にあるオーバーレイユニット吸収した青い球から光が飛んで行ってシャドウメイカーに当たる。そしたらなんかハサミが錆びて崩れ落ちた。…いや何でさ。

 

シャドウメイカー

ATK2600→0

 

デニスLP4000→2600

 

「…でも、君のフォーク=ヒュークのオーバーレイユニットはもう無い!残りのEm達の攻撃で終わりだよ!二体目の《シャドウメイカー》の攻撃!」

 

……えっ?シャドウメイカーってそんな攻撃だったっけ?

あぁ、何が起こったかと言うと、シャドウメイカーの影が伸びてヒュークが下から串刺しにされた。ハリネズミのようだ…ハサミ使えよ!さっきの錆びて崩れ落ちたハサミ何だったの!

 

マコトLP4000→2800

 

「やっぱライフ少ないな…「次!2回目の攻撃だよ!」悪いね!トラップだ!《聖なるバリアーミラーフォース》!」

 

「えぇ!?そんなの持ってたのに使わなかったのかい!?」

 

「相手のライフは可能な限り削るべきだろう?」

 

「…僕はこのままターンエンドだ。」

 

「じゃあエンドフェイズに《エクシーズリボーン》を発動。《フォーク=ヒューク》を墓地から特殊召喚し、このカードをオーバーレイユニットとする。」

 

『最初のターンでいきなりピンチかと思われたマコト選手!トラップとモンスターの効果を駆使してこのターンを有利に終わらせました!』

 

デニスLP2600

モンスター0

魔法・罠0

Pスケール3〜6

手札2

 

マコトLP2800

モンスター1・・・フォーク=ヒューク(攻)

魔法・罠0

スケール無し

手札1(ゴルディアス・ユナイト)

 

「俺のターン!ドロー!…《フォーク=ヒューク》を守備表示にして、魔法カード、《強欲で貪欲な壺》を発動!デッキの上から10枚を裏向きで除外し、カードを二枚ドローする。」

 

引いたのは…トラップ×2か…ユナイトだけじゃ何も出来んですね。

 

「はぁ…カードを二枚伏せてターンエンド…」

 

『えぇ?マコト選手、何もしないでターンエンドしました。ほんとに何もしなくて良いの?』

 

…カード二枚伏せましたが何か?おいコラ、ヤジがウルセェ。好き勝手言ってくれるな。この後何が来るか知らないからそんな事言えるんだろうがな。元々U.A.使ってた俺からすりゃ奴は割とトラウマなんだぞ。OCGだとU.A.じゃ処理が難しいんだよアイツ。ギプスガン積みでやっとなのにそもそも召喚すら難しいデッキだからな。

 

「…んで、そろそろ使うんだろ?それ。」

 

「僕のターン、ドロー。…あぁ、そうだね。じゃあ遠慮なく使わせてもらうよ!マジックカード《アンティークギア・カオスフュージョン》を発動!」

 

割とプリントされた絵が綺麗なその名の通りアンティークギア専用の融合カードである。条件めっちゃ重いけどね。

 

「融合!?何でデニスが!?」←どっかの部屋のモニターで観戦してるトマト

 

「アンティークギア…まさか本当に…疑ってごめんなさいねマコト。」←同じく観戦してるストロングさん(マコトの話を聞いててデニスを貶めようとしてるスパイでは。と疑ってた。)

 

「っ!やはりか!あの男、怪しいとは思っていたが、遂に化けの皮が剥がれたな。」←某戦場の猛禽類さん(ハヤブサは猛禽類だからね。)

 

「手札の融合を墓地へ送り、融合召喚に必要な素材の数だけ墓地のエクシーズモンスターを除外する!そしてデッキ・エクストラデッキから融合素材モンスター1組を効果と召喚条件を無視して特殊召喚!」

 

そして何故か入れていたらしいワンちゃんと二つ頭のワンちゃん、そして三つ頭のワンちゃんと究極ワンちゃんが特殊召喚された。

 

「融合召喚!《古代の機械混沌巨人(アンティークギア・カオスジャイアント)》!」

 

機械混沌巨人

ATK4500

 

「フハハ…流石の君もコイツ相手じゃどうしようも無いだろう?コイツは魔法・罠の効果を受け付けず、バトルフェイズ中は君のモンスターの効果が失われる…そこのオンボロは効果が使えなくなるんだろ?次のターンで終わりだよ!まずはバトル!《カオスジャイアント》で《フォーク=ヒューク》を攻撃!」

 

「……確かアンティークギアは貫通効果持ちだったな。ダメージは2000。まぁこのまま行けば確かに次で終わりだ。」

 

マコトLP2800→800

 

「そうさ。だから「あくまでもこのままならば、だけどな。」…チッ、面倒な。良いさ。僕はこのままターンエンド。精々悪足掻きしなよ。僕のカオスジャイアントで叩き潰してあげるからさ。」

 

このデッキ相手に碌な防御札もなく棒立ちでカオスを置いてエンドするとはな。…え?手札?そんなのEm専用カードに決まってるだろ?

 

「俺のターン、ドロー。……お前確かさっき、オーパーツをオンボロと言ったな?」

 

「ああ、そうさ。大昔に使い潰されて使えなくなったのが辛うじて息を吹き返しただけのオンボロだろう?」

 

「偉大なる先史文明をオンボロ、とはな。後悔するぞその言葉。先ずは手札から、《先史遺産 ゴルディアス=ユナイト》を召喚、《ゴルディアス=ユナイト》の効果発動。手札の《オーパーツ》を一体特殊召喚し、そのモンスターのレベルと同じにする。《先史遺産 ゴールデンシャトル》を特殊召喚し、そのレベル、4に合わせる。」

 

「はぁ…まーたフォーク=ヒュークかい?どうせバトルフェイズには効果使えないんだから、意味ないでしょ?」

 

「毎度のことながらフォーク=ヒューク、なんてやると思ったんなら正解だ!墓地の《先史遺産 ネブラ=ディスク》の効果発動!自分フィールドに《オーパーツ》が存在する時、コイツは墓地から特殊召喚が可能!俺はレベル4、《先史遺産 ゴルディアス=ユナイト》と《先史遺産 ネブラ=ディスク》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!再び現れよ!《No. 36 先史遺産超機関 フォーク=ヒューク》!」

 

アリーナ中央に再び浮かび上がる球体。悪いな。もう一度頑張ってくれや。

 

『また出たぁー!マコト選手めげません!…でも、フォーク=ヒュークの効果は使えないんじゃないの?』

 

「……いつからヒュークの効果がバトルフェイズだけだと錯覚していた?」

 

「っ…まさか。」

 

「そう!此処までがブラフだよ!」

 

正直ブラフとか言える程のもんでも無いけどな!

 

「俺のモンスター《超機関 フォーク=ヒューク》は相手ターンでも効果が発動出来るだけ!つまり俺のターンのメインフェイズでも発動出来るのさ。オーバーレイユニットとなった《先史遺産 ネブラ=ディスク》を使い、お前の自慢の《カオスジャイアント》の攻撃力、守備力を0にする!」

 

カオス

ATK4500→0

 

なんか思い出したけど、某とある科学と魔術が交差するラノベのキャラでゼロにする!って台詞あったよな。

 

「そんでまだまだ行くよ!フィールド魔法、《先史遺産都市 バビロン》の効果発動!墓地の《オーパーツ》モンスターを一体除外し、そのモンスター以外の同じレベルを持つモンスター一体を特殊召喚する!《先史遺産 アステカマスクゴーレム》を除外し、《先史遺産 ネブラ=ディスク》を特殊召喚!そして《ゴールデンシャトル》の効果発動!自分フィールドに存在する《オーパーツ》モンスター全てのレベルを一つ上げる!つまり2体のレベルは5!俺は、レベル5の《先史遺産 ネブラ=ディスク》と、《先史遺産 ゴールデンシャトル》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!

忘れ去られし文明よ!今こそ此処に蘇り、立ちはだかる敵を圧倒せよ!エクシーズ召喚!ランク5!《No.33 先史遺産超兵器 マシュ=マック》!」

 

……ヒュークが上空に飛び上がって行ったから何かと思ったらそこからマック降りてきたわ。ちゃんとヒューク内蔵で。

 

マック

ATK2400

 

I'm love it!!の某有名ハンバーガーチェーン店では無いぞ。

 

『ロマン溢れる機械同士の合体が今ここに!それにしてもとにかくデカイ!モンスターの効果とフィールド魔法を使いこなしての連続エクシーズ!でも攻撃力足りないんじゃない?ってあれ?デニス選手なんで焦ってるの?』

 

「くっ、このぉ…!」

 

「無駄だ!もう間に合わんぞ!《超兵器マシュ=マック》の効果発動!オーバーレイユニットを一つ取り除き、相手モンスターの元々の攻撃力との差分、相手にダメージを与え、その分このカードの攻撃力をアップする!」

 

『えーっと、つまりカオスジャイアントの元々の攻撃力4500から0を引いた数値…だから4500のバーンダメージ!?しかもそれを凌いでも2400+4500で6900のダイレクトアタックが待ってるの!?これは万事急須かデニス・マックフィールド!』

 

「アクションカード…!間に合え!」

 

「己の迂闊さを呪い、爆死しろ!喰らえインフィニティ・キャノン!」

 

ガシャンガシャンとマックの壁面から伸びてくる大砲、その数……数えきれんからいいや。兎に角多いその砲門からの一斉射撃。凄い速度で回転して全部デニスに飛んでってるけどそれヤバくね?…あーあ。アリーナ吹き飛んじゃったよ。僕知ーらないっと。

 

「ウボァァァァァ!!?」

 

デニスLP2600→-1900

 

おい、何で学園ハンサムだよ。俺は某つぶあん派かこしあん派かで揉めて部員をアゴで刺し殺すハンサム(笑)じゃ無いぞ。

 

『き、決まったぁぁぁぁ!!!フレンドシップカップ、第一回戦最後の試合は、豹変し凄まじい攻撃力でねじ伏せようとしたデニス選手に対して華麗にカウンターを決めたマコト選手!見てて気分の高まる試合でしたね!』

 

わーいわーい。4500バーンが決まったぞー。展開分かってるとこう言うの狙えるから楽しいんだよな。脳筋デッキに強いオーパーツ。この辺のパワーインフレ激しいアニメキャラに対しては強いかもしれん。まぁいつも通り色んなデッキ使うけど。ロマン大事よ。




おまけのコーナー、マコトのデッキレシピ公開(No.1〜7まで)

No.1《U.A.》計40枚

【モンスター24枚】
U.A.ファンタジスタ×3
U.A.マイティースラッガー×3
U.A.パーフェクトエース×3
U.A.ドレッドノートダンカー×3
U.A.コリバルリバウンダー×3
U.A.フィールドゼネラル×3
U.A.ストロングブロッカー×3
U.A.カストディアン×3

【魔法カード10枚】
U.A.スタジアム×3
U.A.パワードギプス×3
増援
名推理
貪欲な壺
蛮族の狂宴Lv5

【罠カード6枚】
U.A.ペナルティ×3
激流葬
神の警告
神の宣告

こんな感じですかね。私のU.A.と比べて、貪欲な瓶が貪欲な壺になってたり、蛮族の狂宴が一枚名推理になってたりと細かい違いはありますが、殆ど変わりません。因みに何故か私のU.A.にはスタジアムが2枚しかありません。それだけです。

誤字・脱字、その他効果処理などの不具合があれば報告お願いします。


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19.柊さんはただ丈夫ってだけじゃないよね

今回は少なめですね。一応調整回的な感じで書いたので。最近見てなかったから確認して見たらなんか色々増えててびっくりしました。ところで最近は効果処理とかのミス報告がありませんね。自分としては成長したと感じれる反面、少し寂しい気もします。…取り敢えずどうぞ。


 

前回のあらすじ

デニス、無事死亡。

 

……さて、この目の前で気を失ってるストロングさん(無傷)を何処に匿うか…ガキ共に任せりゃいっか(適当)。

 

「…と、言うわけで皆さん、こんにちわこんばんは。マコトです。」

 

「マコトさんどこにむかってしゃべってるの?」

 

「画面の向こうのデュエリスト達だよ。」

 

「「「?」」」

 

この世界を文字で表現した物を読んでいる皆さんに向けてだよ!言わせるなよメタいんだから。

 

「さて、君たちにこいつを匿って欲しい。」

 

「あれ?この人セレナさんじゃ…?」

 

「違うよ。まぁ似てなくは無いが、こいつは柊柚子、まぁセレナの色違いとでも認識しときゃ良いぞ。」

 

「色違い?…うーん?」

 

「難しく考えんな。取り敢えず、こいつは今色んな組織に追われてたりする。捕まるとどうなるか分からんから見つからないように匿って欲しい。頼めるか?」

 

「……どうする?」

「うーん…でも場所は…?」

「あの場所…じゃない!」

 

「んじゃ、よろしく頼むな。黙って抜け出して来たからちょいと時間が足らん。ああ、柚子からはなるべく目を離さないでくれ!ちょっと目を離した隙に何処に行くか分からんからな!」

 

「えっちょ…「分かったー!」「任せとけー!」…えっ!?」

 

まだ俺には読者にしっかりした前回から今回までのあらすじ説明すると言う仕事が残ってるしな!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

って事で今回までのあらすじ!

 

「1.デニス戦にて、《マシュ=マック》の砲撃がオーバーキル過ぎてアリーナ粉砕。よって…えー…高速道路?を今回のフレンドシップカップでは使うことになった。」

 

これは…うん、不可抗力だ!普通に考えて砲撃程度で壊れるアリーナを作った運営が悪い!(責任転嫁)

 

「2.キングス・ギャンビット発動。評議会&零児・零羅軟禁(ユルユルだけど)」

 

「3.デニス、自力で逃走。意識は一応残ってたからね。仕方ないね。原作だと素良が助けてたけど。」

 

「4.ストロング柚子、Dホイールの爆破に巻き込まれ意識不明。尚、無傷の模様。」

 

「5.俺、クロウとのデュエルに勝ったら、遊矢とデュエルするんだ。」

 

こんな感じですかねぇ?え?最後のはフラグじゃ無いかって?逆に考えようか。フラグは稀に真逆の結果をもたらすものだよ。

 

………………

…………

……

 

「…はい、と言うことでやって参りましたvsクロウ・ホーガン戦。実況はあそこのヘリに乗ってるメリッサさんでお送り致します。」

 

「お前は突然何言ってんだ…」

 

「お茶の間の皆さんへの挨拶だよ。」

 

「…はぁ?」

 

俺の横に居るのはDホイール《ブラックホーク》…だったっけ?に跨っているクロウ。対して俺は例のゴアさんっぽいDホイール。黒いヒラヒラが厨二臭いです。割と気に入ってるけど。

 

「ま、お互いこのデュエル、楽しもうぜ?折角のライディングデュエルだからな。」

 

「お、おう?…おう!」

 

今回のデッキは…まぁただのリスペクト的な感じの選択だからな。序盤の宣言を真っ向からブチ破ってるけど、そこら辺気にしないで読んでくれ。

 

『それじゃあ早速いってみましょう!アクションフィールドオン!フィールド魔法《クロスオーバー・アクセル》!』

 

『Duel mode set! auto pilot standby!!』

 

『3!2!1!ゴー!両者一斉にスタート!』

 

「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」

 

……次回へ続く。




「いいか?絶対に見つかるなよ?フリじゃないからな!?分かったかちびっ子達!」
次回、黒羽の旋風。

ホントです。最初の方でマコトくんは出てきたキャラの使うテーマのデッキは使わないと言ってましたが、ウソです。後々設定を変えていく行き当たりばったり作者スタイルです。と言うわけで今回はさようなら、また後日、次回で会いましょう。誤字報告その他諸々、ありましたらよろしくお願いします。さようなら〜。


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20.vsクロウ!黒羽達のキョウエン

タイトルは誤字では無い。今回はテキストとか細かい所無視してる節があるのでそのつもりで読んで下さい。因みに今回はこのss書き始める所で二番目に書きたかった所だったりします。
……ところでクロウは「穏やかじゃないですね」とか
「しゃらくせぇ!」とか言わないんでしょうか?…まぁ前者については言ってたら爆笑ものですがねw。


『さぁやって参りました!フレンドシップカップ2回戦!凛々しくも猛々しい黒羽の鳥獣達を操るクロウ・ホーガン選手対!1回戦で特大モンスターによってデュエルパレスを破壊したマコト選手!このデュエルでは別のデッキを使うらしいとの噂が流れておりますが、果たしてどうなのか!注目の一戦となります!』

 

「マコト、悪いが俺もやらなきゃいけない事があってな、ここで負けるわけにゃいかないんだ。全力でいかせてもらうぜ。」

 

「気にすんな。俺も全力でいく。コモンズとトップスのいざこざの解消なら俺たちもなんとかしたいんだ。どっちが負けても何ら問題ないさ。」

 

「……そうだったのか。なら、折角のライディングデュエルだ。お互い楽しもうぜ!」

 

『Duel mode!! Auto pilot standby!!』

 

『さぁそれでは早速行ってみましょう!皆さんご一緒に!』

 

『『3!』』

 

『『2!』』

 

『『1!』』

 

『『ライディングデュエル!アクセラレーション!』』

 

カウントが終わり、ランプが赤から青に変わった瞬間にアクセルを開けて一気に加速する。

 

『両者同時にスタート!しかし第一コーナーを制したのは〜!…クロウ選手!このままデュエルパレスの外まで行けばクロウ選手の先攻だ!』

 

…………………

……………

………

 

「よっし!俺のターン!まずは永続魔法《黒い旋風》を発動!そして《BF 残夜のクリス》を召喚!《黒い旋風》の効果でデッキから《BF 黒槍のブラスト》を手札に加える!そしてフィールド上にこのカード以外の《BF》が居る場合、こいつは手札から特殊召喚できる!《BF 疾風のゲイル》を特殊召喚!」

 

定番の流れ。このままシンクロしてエンドかあと一体だしてエンドか。どちらでも損失はあまり変わらないと思うが。

 

「俺は、レベル4の《BF 残夜のクリス》に

レベル3の《BF 疾風のゲイル》をチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ!電光の斬撃!シンクロ召喚!降り注げ!レベル7、《A-BF 驟雨のライキリ》!」

 

『おお〜っと!早速決まったぁー!クロウ選手のシンクロ召喚!滑り出しは好調だ!』

 

「だがまぁ、先攻は攻撃出来ないからな、俺はカードを伏せて、そのままターンエンドだ。」

 

「オーケー。じゃあ俺のターン!ドロー!

……あぁ、そうだった。クロウに一つだけ、言いたい事があったんだ。」

 

「?俺に言いたい事だって?なにを突然そんな事を?」

 

「俺、クロウに会う前からクロウの事知ってたんだ。……で、その時知ったけど、俺が元々使ってたデッキのテーマ、クロウと同じなんだよね。」

 

「……は?それってどういう…」

 

「こういう事だよ!永続魔法《黒い旋風》を発動!」

 

「嘘だろオイ!」

 

「効果は言わなくても分かるだろ?魔法カード《愚かな埋葬》を発動し、デッキから《BF 蒼炎のシュラ》を墓地に送る!」

 

『なんと!マコト選手の出したカードのテーマはBF!クロウ選手と同じデッキを持ち出してきた!これは確実にミラーマッチを狙ってきたか?!』

 

「そして手札から《BF 極北のブリザード》を召喚し、《黒い旋風》の効果でデッキから《BF 上弦のピナーカ》を手札に加える。

《BF 極北のブリザード》の効果で墓地から《BF蒼炎のシュラ》を守備表示で特殊召喚!」

 

「……やっべ」

 

クロウは流石に大体分かったようで取り敢えずアクションカードを探し始めた。まぁ多分もっと後に来るけどね!

 

「レベル4の《BF 蒼炎のシュラ》にレベル2の《BF 極北のブリザード》をチューニング!

シンクロ召喚!来やがれ!レベル6、《BF 星影のノートゥング》!」

 

『こちらも決まったー!…でもレベルが一つ低いけど大丈夫なの?攻撃力も低いし。』

 

「まぁまだあるし、ノートゥングの効果発動!このカードが特殊召喚に成功した時、相手モンスター一体の攻撃力を800下げ、相手に800ポイントのダメージを与える。」

 

「ぐおぉ……。くそ、自分もやった事あるけど相手にやられるとスゲェ腹立つな。」

 

クロウLP4000→3200

ライキリATK2600→1800

 

ノートゥングやっぱり羽飛ばしてたな。めっちゃ大量に羽飛んでったわ。

 

「次!ノートゥングがいる限り、一度だけBFを追加召喚出来る!《BF 上弦のピナーカ》を召喚!そして《黒い旋風》の効果でデッキから《BF 突風のオロシ》を手札に加える!

そして手札の《BF 黒槍のブラスト》はフィールドに表側表示でBFが存在する場合、手札から特殊召喚出来る。《BF 黒槍のブラスト》を特殊召喚!」

 

「また来るか!俺も同じデッキだけどいい加減しろその展開力!」

 

「お前も同じことすりゃ良いだろ!レベル4の《BF 黒槍のブラスト》にレベル3の《BF 上弦のピナーカ》をチューニング!漆黒の翼翻し、雷鳴と共に走れ電光の斬撃!シンクロ召喚!レベル7、《A-BF 驟雨のライキリ》!」

 

『同じカード!?』

 

「「当たり前だろ!同じデッキだ!」」

 

『ひぃ!?ご、ごめんなさい!』

 

「ライキリの相手フィールドのカードを自分フィールド上に存在するこいつ以外のBFの数だけ破壊する効果でそこの《黒い旋風》を破壊する!」

 

「だと思った!面倒くせぇことすんなよ!」

 

「知らん!バトルだ!《ノートゥング》で《ライキリ》を攻撃!」

 

「あークソッタレ!永続罠、《BF 黒羽呪鎧(カースドガード) 》発動!こいつは装備カード扱いとして自分フィールド上のBFに装備でき、戦闘で破壊される代わりにレベルを一つ下げ、攻撃力も400下げられる!そして相手のカードの効果を受けなくなる!」

 

「面倒いトラップ使うなよ!でもダメージは入るぞ!」

 

「ぐぅっ!?そんな事知っとるわ!」

 

クロウLP3200→2200

ライキリATK1800→1400(L7→6)

 

「もう1発!《ライキリ》で《ライキリ》を攻撃!」

 

「《黒羽呪鎧(カースドガード) 》で守る!」

 

クロウLP2200→600

ライキリATK1400→1000(L6→5)

 

『おぉーっと!僅か2ターンでクロウ選手崖っ淵だ!だがしかし、エースモンスターであるライキリを死守!その代わりにレベルも攻撃力も下げたが効果は健在!これを活かしきれるか!?』

 

「……カースドガードが無けりゃな…カードを一枚伏せてターンエンド。エンドフェイズにさっき墓地に行ったピナーカの効果でデッキから《BF 月影のカルート》を手札に加える。」

 

クロウLP600

モンスター…ライキリ(ATK1000 L5)

魔法・罠…《黒羽呪鎧》

 

マコトLP4000

モンスター…ノートゥング、ライキリ

魔法・罠…伏せ1、《黒い旋風》

 

「……行くぜ!俺のターン!ドロー!…ははっ…まさかまた引くとはな!永続魔法《黒い旋風》発動!」

 

「連続二枚目!?引き良すぎじゃね!?」

 

「俺もそう思うぜ!だが引いたもんは引いたもんだ!遠慮なく使わせてもらう!《BF 極北のブリザード》を召喚!《黒い旋風》の効果でデッキから《BF 月影のカルート》を手札に加える!さらに《ブリザード》の効果で墓地から《BF 残夜のクリス》を守備表示で特殊召喚!」

 

「お前もノートゥングか!?」

 

「いいや違うね!俺はレベル5の《A-BF 驟雨のライキリ》にレベル2の《BF 極北のブリザード》をチューニング!」

 

「えぇ…チドリ?」

 

「はっ!正解だ!漆黒の翼濡らし、そぼ降る雨に響け!雷鳴の一撃!シンクロ召喚!突き抜けろ!レベル7、《A-BF 涙雨のチドリ》!」

 

……攻撃力は?……クリス、ゲイル、ブリザード、ライキリ…1200up?早すぎた気もするが…

 

「《A-BF 涙雨のチドリ》は、自分の墓地に存在するBFの数×300ポイント、攻撃力がアップする!俺の墓地にはBFが4体!よって攻撃力は1200アップし3800だ!」

 

「まだ低いほうだけど厄介なのに変わりは無いよな!…しかもまだあるんだろ?」

 

「おうよ!まだ行くぜ!手札から《BF 突風のオロシ》を特殊召喚し、レベル4の《BF 残夜のクリス》とレベル1の《BF 突風のオロシ》でチューニング!」

 

「ソハヤからのオニマル!?ちょっとこれ防げるか怪しいぞ!?」

 

「黒き烈風よ、絆を紡ぐ烈風となれ!シンクロ召喚!レベル5、《A-BF 五月雨のソハヤ》!…《A-BF 五月雨のソハヤ》がシンクロ召喚に成功した時、墓地から《BF》シンクロ一体を特殊召喚できる!甦れ!《A-BF 驟雨のライキリ》!」

 

「……トラップ発動。《和睦の使者》このターン俺が受けるダメージは0になり、モンスターも戦闘では破壊されない。」

 

「はぁ!?防げるか怪しいとか言っててそれかよ!?……まぁいい!俺は、レベル7の《A-BF 驟雨のライキリ》に、レベル5の《A-BF 五月雨のソハヤ》をチューニング!漆黒の翼よ、雷の力宿して鮮烈に轟け!シンクロ召喚!レベル12、《A-BF 神立のオニマル》!」

 

『凄い…怒涛の連続シンクロが決まって今のフィールドは完全にクロウ選手が支配しているように見えます!ですがマコト選手は《和睦の使者》を発動しているのでこのターンは攻撃も意味がありません。…このデュエル、お互いどう転ぶかは分かりませんが、次のターン…マコト選手のターンで勝負が決まるでしょう!このデュエル、最後まで目が離せません!』

 

「なんかスッゲーシンクロしたけど、並んだのはオニマルとチドリの二体か…チドリは3体追加で攻撃力は4700…」

 

「オニマルについては知ってるとは思うが、戦闘時に攻撃力は2倍に跳ね上がるぜ?迂闊に攻撃すりゃ痛いしっぺ返し食らうことは念頭に置いとけよ!俺はこのままターンエンドだ!」

 

「んなこた分かってるさ!俺のターン!ドロー!…俺は《BF 蒼炎のシュラ》を召喚し、《黒い旋風》の効果でデッキから《BF 黒槍のブラスト》を手札に加える。そしてそのまま特殊召喚!さらに手札の《BF 疾風のゲイル》を特殊召喚し、レベル4の《BF 蒼炎のシュラ》にレベル3の《BF 疾風のゲイル》をチューニング!口上省略!来やがれ、レベル7、《A-BF 涙雨のチドリ》!」

 

「お前もか!…シュラ×2、ブリザード、ゲイル、ブラスト、ピナーカ…6体で1800アップして4400!?しかもまだ上がるときた…今度は俺がやべぇ!?」

 

「手札の《BF 突風のオロシ》を特殊召喚し、レベル6の《BF 星影のノートゥング》にレベル1の《BF 突風のオロシ》をチューニング!同じく来やがれ、レベル7、《A-BF 涙雨のチドリ》!」

 

「まさかの二体目!?しかも攻撃力600上がって5000になった!?」

 

「うっしゃ!バトルだ!《A-BF 涙雨のチドリ》で《A-BF 神立のオニマル》に攻撃!

切り裂け!雷鳴の一撃!ライトニングスラッシュ!」

 

「血迷ったか!《A-BF 神立のオニマル》の攻撃力は戦闘時に2倍に跳ね上がる!迎え撃て!サンダーボルトフラップ!」

 

「な訳ねぇだろ!手札の《BF 月影のカルート》を手札から墓地に送る事で攻撃力を1400アップする!」

 

チドリATK5000→6400

オニマルATK3000→6000

 

「!?っ、だが俺もそいつは持ってる…いや、ここは賭けに出るか!アクションカード!取った!アクションマジック、《ポイント・ストライク》発動!」

 

ポイント・ストライク・・・作者の適当な考えで湧いて出たオリジナルアクションマジック。元ネタ、【カー○ィのエア○イド】のスタジアム《ポイント・スト○イク》。

 

正方形の色とりどりの数字が書かれた文字盤が出て来た。チェスの盤面の様マス目になっていて、一番大きな数値は5000。一番低いのは50。1段目は50から400までの数値がランダムに置かれていて、Dホイールではジャンプしても2段目の最大1000までの数字しかない。しかも1000は一枚だけ。一応同じマスは選べず、先に進んでいるのはクロウなのでクロウは1000を取るだろう。因みに1000より下は400から。効果としてお互いそれぞれのフィールド全体に効果が及び、打ち抜いたマスの数字分攻撃力が上がるので、双方、より高いポイントのマスを打ち抜かねばならない。

 

「へっ!ブラックバードを舐めるなよ!」

 

まぁもちろんクロウは1000のマスを打ち抜いた。

 

オニマルATK6000→7000

チドリATK4700→5700

 

「これならさしものお前もどうしようもねぇだろ!」

 

「……それはどうかな?」

 

「……何だって?」

 

「なぁ、チドリ?……俺さ、今空飛びたい気分なんだよね?」

 

唐突に話を振られたチドリ(最初に召喚した方)とそれを聞いていたクロウはまさか…と言うような表情を浮かべた。

 

「おまっ…まさか!?」

 

「思いっきり投げ飛ばしてくれよ!あの真ん中あたりに!」

 

別に断るメリットも無いチドリはほぼ躊躇いなくぶん投げた。

 

『投げたー!?モンスターがプレイヤーを思いっきりぶん投げたー!?』

 

「お前無茶苦茶だな!?」

 

「お、ラッキー。1100アップだ。」

 

打ち抜いたのは1100のマス。オニマルを500だけ上回り、チドリを400越した状態になる。

 

「さぁ!切り裂け!チドリ!」

 

「グハァッ!?…ま、まさかオニマルが…!」

 

クロウLP600→100

 

「やれ!チドリ!トドメだ!チドリでチドリを攻撃!雷鳴の一撃!ライトニングスラッシュ!」

 

「ウソダソンドコドーン!!」

 

クロウLP100→0

 

オンドゥル語だとぉ!?

 

《Winner! MAKOTO!》




今回地の文がめっちゃ少なかったり唐突に長くなったり。因みに文字数は5000越えと中々に詰め込んでしまいました。一番最後?その場のテンションです。ごめんなさい。あ、因みに私はスマホで書いてるので残念ながら半角文字の打ち方分からないんです。ごめんなさいね。
因みにBFは作者は今も愛用していたりします。
……誤字・脱字など(今回は効果処理ミスは見逃して下さい。)がありましたらご報告、お願いします。それではまた。


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21.僕はね…正義の味方に、なりたかったんだ(大嘘)

別にタイトル関係ないです。
突然ですが、もうすぐ【ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】が発売です。私は予約してありますが、読者の中にゼルダファンはいるのでしょうか?まぁ聞いてるけどやってる事ステマに近いのでこれ以上は何も言いませんが。
それとあと28日で【ダークソウル3】DLC2、発表になります。これも私は楽しみにしてるんですが…ダークソウルシリーズっていろんなスレ見てると結構荒れてるんですね。見てて胸糞悪くなるような内容ばっかりで、腹が立ってきます。←(ならば見なければ良いだけなのだが)
……これもステマですね。
あ、念の為報告。今回の新ルール。このssでは完全無視します。無かったものにします。見なかった事にします。
「圧倒的なパワーの前では、新ルールなんて関係ないドン!」
と言う広告も存在しない!いいね?


前回のあらすじ。

カ○ビィのエアライド?(雑)

 

「……悪いなクロウ。でも多分下は安全だし、なんか色々わちゃわちゃして結局動けるようになるからちょっとのあいだ辛抱してくれ。……あとなんかシンジが怒ってたから誤解解いといてくれると嬉しい。」

 

「お、おう。なんかよく分からんが任された。んじゃあ、また会おうぜ。……負けんなよ。」

 

「当たり前だろ。俺が負けると思うか?」

 

「話は終わったな?」

「それじゃあ行こうか。」

 

「あー…悪いんだけどちゃんと自分で行くから手、離してくんね?」

 

「断る。…何故なら。」

「そう言って逃げた奴が居るからな。」

 

「…はぁ…これじゃ、しまらねぇな。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

はい。そんな訳で(どんな訳だよ)次だ次!vs榊ユーヤ!さっきちらっとソラがモニターに映ってるの見えたし柚子のメット指差してたからこの辺は原作通りに動くだろう。…多分だけども。(多分ってなんだよ多分って)

えーと、だからさっきのvsユーヤはどっちかって言うとvsバーサーカーユーヤ。だね。(おい、無視すんな)

……このデュエルで怖いのはオッリベと覇王の翼の3000ダメージですかね。あ、あとハイウェイジャンプ。…オペレーションタイトロープでいいかな(元ネタはゼルダ○伝説 夢幻の砂時計のゴシップストーン)。

 

「さてさて。遊矢くん?今の気持ちはどうかな?いや、気分はどうかなって聞いた方がいい?」

 

「そんな事いまはどうでもいい…こんな試合やってる今も零児も零羅もセキュリティに拘束されてるままだ。…なぁマコト。頼みがあるんだ」

 

「嫌だ。」

 

「なっ!?どうして…!」

 

「あいつらがそんな雑魚が群がった程度で負けるように見えるか?黒咲なんて最早セキュリティキラーだぜ?あんなの。」

 

「あ……」

 

「今はこのデュエルを楽しもうぜ?幸い、俺たちの目的は同じ。どっちが勝っても損も無い。折角ガチでデュエル出来るんだ。やるときゃやる。……あぁそうそう、お前いっつもみんなを笑顔に。って言ってるけどさ。俺が今まで聴いた中でお前にピッタリな言葉があるんだ。」

 

「俺に、ピッタリな言葉?」

 

「『自分が楽しんでいない試合(ゲーム)を、他者が見ても楽しいとは思わない。』だってさ。」

 

「自分が楽しんでいない…」

 

「深くは考えんな。今はただ友達とゲームをガチでやってるだけだと思え。そうすりゃ勝手に相手も観客も笑ってくれる。そこにいつものスタイル取り込んできゃいいだろ。そんだけさ。」

 

「……わかった。じゃあ今はエンタメデュエルなんて言わない。ただのガチゲームをしよう!」

 

『それでは早速行って見ましょう!』

 

『3』

『2』

『1』

『GO!!』

 

『「「ライディングデュエル!アクセラレーション!」」』

 

さてさて始まりましたライディングデュエルvsユーヤ(バーサーカー)今は友達とガチでゲームやってるだけだと思え(こっちからしたらほぼ命がけ)アニメキャラじゃないので爆発したら死にます。100%。

えー…唐突ですがおたより返信のコーナー。

今回のおたよりは…ペンネーム忍丸さんからの投稿。内容は…

『初めまして忍丸です。

早速ですが(大人の都合)さんのオリジナルで良いのでHEROの特にマスクド、エレメンタルのシンクロエクシーズペンデュラムモンスターを含めたデッキを出して下さい。

小説とても面白いです。頑張って下さい。』

との事。ありがとうございます。この描写適当でその場のテンションだけでキャラを動かしてるだけの小説を面白いと言ってくれて本当にありがとうございます。

えー、残念ながらペンデュラムは難しかったので微妙な奴しか入ってませんが、一応ぜんぶ入れて見ました。完全に事故る入れ方ですが、喜んで頂ければ幸いです。それでは、どうぞ。

 

『先にデュエルパレスの外に出て、先攻を取ったのは榊遊矢選手!』

 

「よし、俺の先攻!まずは…《EM ドクロバットジョーカー》を召喚!効果により、デッキから《EM》、《魔術師》、《オッドアイズ》ペンデュラムモンスターを1枚手札に加える!俺が手札に加えるのは、《オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン》!」

 

《EM ドクロバットジョーカー》。EM 使ってるの最近居なかったからどんな効果か忘れてたな…て言うかEM自体あんま覚えてないや。

 

「そして俺は、スケール3の《相克の魔術師》と、スケール8の《相生の魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

確か相生は俺のフィールドの方がカードの枚数多い場合じゃないとペンデュラム召喚は出来ない筈…

 

「でも《相生の魔術師》はそのペンデュラム効果で自分のフィールドのカードが相手フィールドのカードの枚数より多い場合、スケールは4になる。」

 

手札は残り3枚。内オッドアイズは確定しているが、アレはモンスターか?魔法・罠か?

 

「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンドだ。」

 

「あら、思ったより動かないのな。んじゃ行くよー。俺のターン、ドロー!」

 

手札は…良くは無いね。

 

「俺は《E・HERO エアーマン》を召喚!召喚時効果により、デッキから《E・HERO》を一体手札に加える!」

 

「…エレメンタルヒーロー?」

 

「俺は、《E・HERO バブルマン》を手札に加える!そして魔法カード《融合》を発動!

フィールドの《E・HERO エアーマン》と、手札の《E・HERO シャドー・ミスト》で融合!」

 

「ゆ、融合!?」

 

別に融合持ってても不思議じゃ無いでしょ。柚子に幻想の融合モンスター渡したの俺だよ?今はもう使ってるの自分で創造したやつっぽいけど。

 

「風を操る正義の戦士よ、影を司る正義の味方よ、今こそここで一つになりて、新たなる風を巻き起こせ!融合召喚!来い、

《E・HERO Great TORNADO》!」

 

「無駄に発音良いなおい!ってうわぁっ!」

 

「コイツが融合召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター全ての攻撃力、守備力は半分になる!」

 

「何だって!?」

 

ドクロバットATK1800→900

 

「そして先ほど墓地に送られた《E・HERO シャドー・ミスト》の効果発動!このカードが墓地に送られた時、デッキから《HERO》を1体手札に加える!《E・HERO エッジマン》を手札に!」

 

エッジマン…遊戯王GXの主人公の序盤のエースカード。なんだかんだで強げな扱われ方してたけど実際には召喚コスト重いし出しても貫通効果しか無いから攻撃力2600のバニラ出すのと然程変わらないと言う悲しい(作者主観)カード。でもまぁ、ペンデュラムあるし問題無いよね!

 

「俺は、手札のスケール8、《相生の魔術師》とスケール3、《相克の魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「相生と、相克…!?な、なんで!?」

 

今回入れたペンデュラムはこの二枚だけ。

二枚のみである。だから破壊されれば終わり。サルベージも不可能になるのだが、まぁあんま関係ないでしょ?

 

「これにより、レベル4〜7のモンスターが同時に召喚が可能!ペンデュラム召喚!でも出てくるのは一体だけだよ!レベル7、《E・HERO エッジマン》!」

 

『エクシーズ、シンクロ、融合、ペンデュラム…今現在この大会で確認された召喚法を、デッキは違えど全て一人のプレイヤーが扱っております…随分と器用な…』

 

おい、儀式忘れてる。儀式。そして実況もうちょい喋れるだろ。

 

「ガァァァアァァァァ!?」

 

「うわっ!?なんだ突然!?」

 

え!?待って待って、トマトの断末魔みたいなの聞こえたけど大丈夫!?さ




おたよりのコーナー?感想読んでりゃ分かるでしょ?
あ、『自分が楽しんでない…』の台詞はとあるハーメルンユーザーから勝手に持ってきちゃいました…ごめんなさい。
……これって報告したら削除されたりしちゃいますかね?え?大丈夫ですよね?なんか怖いんですけど…まぁ、このss読んでる人にそんな薄情な方は居ませんよね?そもそも、削除されるかも分からないですもんね?……あ、気にしないでください。
今回の新ルール、こちらからすればU.A.を後押ししてるようにしか見えないのですが、どうなんでしょうね?環境トップのデッキを規制するの面倒だったんですかね?あんま意味ない気がするけどなぁ…何も関係ないどっかのデッキが駆逐されて環境トップは結局生き残る予感がする…
(とある報告により、21話はガッツリ変更しました!)


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22.オペレーションタイトロープ…要は危ない橋を渡れってね。

今回も展開メッチャ無理やりです。しかも残念ながら出したくても出せなかったモンスターが…それと評価についてですが、漸く色々わかってアカウントページの【付けられた評価】で付けられた一言について閲覧出来る事が分かり…今更手痛い評価が付けられてた事に気が付きました。ご意見有り難く受け取りますが…一言にしてはひとこと余計では?…と思える内容でしたね。それは兎も角、今回で一応遊矢戦も終了し、フレンドシップカップ編も終わりかけ。一番書きたかった奴が書けますよ。…しかし漸くですねダクソ3のDLC2。友と巡るダクソが楽しみですわ。
あ、流石に長すぎますね。それではどうぞ。


あー…これが噂に聞く暴れトマトかぁ…。

なんか又聞きだしよく分からんけどロジェがヘルメットで脳神経を電子的に刺激して凶暴にしてるとかなんとかうんぬんかんぬん…

 

「お、俺はカードを一枚伏せて…バトル!《E・HERO エッジマン》で《ドクロバットジョーカー》を攻撃!」

 

攻撃力が半分の900であるドクロバットジョーカーをエッジマンで攻撃すればダメージは1700。次のグレイトトルネードの一撃で沈むライフだけど…まぁ通るわけ無いわな。

 

「………」

 

遊矢LP4000→2300

 

「……《Great TORNADO》でダイレクトアタック!」

 

現在の位置は遊矢がリードしてる状態なので当然前から流れてくるアクションカードは遊矢がキャッチする。故にこの攻撃は避けられた。

 

「アクションマジック《無傷》!戦闘ダメージを無効にする!」

 

「…カードを一枚伏せてターンエンド。あとさっきからだけど相生のデメリットでスケールは3と4になる。」

 

遊矢LP2300

手札2(内1枚オッドアイズ)

モンスター0

伏せ1

スケール3〜8(相克・相生)

 

マコトLP4000

手札1(バブルマン)

モンスター2・・・竜巻男、鋭利マン

伏せ1

スケール3〜4

 

「俺のターン!ドロー!…フィールドにセットされたペンデュラムスケールは3〜8!よって、レベル4から7までのモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!現れろ、我が僕のモンスター達!」

 

手札から2体、エクストラから1体。完全にリベリオン狙いのペンデュラムですね。

 

「エクストラデッキから甦れ!《EM ドクロバットジョーカー》!手札より、《EM シルバークロウ》!そして、《オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン》!」

 

『遊矢選手!こっちも負けじと同じスケールでペンデュラム!さっきのお返しとばかりに一気に三体も展開しました!』

 

「レベル4の《EM ドクロバットジョーカー》と《EM シルバークロウ》でオーバーレイネットワークを構築!漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う叛逆の牙!今降臨せよ!エクシーズ召喚!ランク4、《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》!」

 

そしてやってくるダベリオン。確かこっちだと1ターンに2回使えるんだったよね…

 

「《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》の効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、相手モンスター一体の攻撃力を半分にし、その攻撃力分このカードの攻撃力をアップする!俺は《E・HERO Great TORNADO》を選択!《トリーズン・ディスチャージ》!」

 

グレトルATK2800→1400

 

「この効果は1ターンに何度でも使える!《トリーズン・ディスチャージ》!」

 

グレトルATK1400→700

 

ダベリオンATK2500→3900→4600

 

ぶっちゃけこのまま殴った方がダメージデカイというね。…やっぱそうでも無いや。

 

「そして俺は、ペンデュラムスケールにセットされた相克、相生の魔術師のペンデュラム効果を発動する!まずは相生の魔術師!その効果により、俺の《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》のランクは、《オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン》のレベルと同じ7になる!」

 

エクシーズドラゴンR4→7

 

「さらに相克の魔術師の効果で、フィールドのエクシーズモンスター一体をそのランクと同じレベルにして、エクシーズ素材にする事が出来る!」

 

『え?それって…』

 

「よーするにこいつはオッドアイズとダークリベリオンでランク7のモンスターをエクシーズ召喚しようとしてんだよ!」

 

『そんな無茶苦茶な!?』

 

「俺は、レベル7となった《ダークリベリオン・エクシーズドラゴン》と、レベル7、《オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン》でオーバーレイネットワークを構築!

二色の眼の龍よ!その黒き逆鱗を震わせ、刃向かう敵を殲滅せよ!エクシーズ召喚!いでよ、ランク7!怒りの眼輝けし龍!《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》!」

 

「わーいリベリオンだー。エッジマンが退場してしまうぞー。」

 

鋭利マン退場中…少々お待ちください。

 

そんでもって…

 

「こっから先は一撃食らったら負けなんですけどー!?分かってますかねぇ!?」

 

マコトLP4000→3000

 

「そしてこのターン、このカードは三回まで攻撃が出来る!」

 

「ホント前々から思ってたけどばっかじゃねーの!?ライフ8000あっても全部入ったらワンキルだぞ!そのデッキ引き運含めて殺意マックス過ぎんだろ!」

 

『ちょっと二人とも!?前見て!前!なんか不具合か分からないけど中途半端に橋が上がったまんまだよ!?このまま行ったら落ちちゃうけどどーするの!?』

 

「おー!もうそんな時間か!キセキ起こってくれないかな!よいしょっと!」

 

一気にアクセル全開にして勢いでウイリー走行になるけど気合いで押し込みそのまま加速。そうして遊矢の前に出たが…正直成功するか分からないんだよね…これ。

 

『ええっ!?マコトちゃん!?何してるの!この状況でなんで前に出ちゃったのよ!?』

 

えー…こちらに用意しましたるは、我が高性能デュエルディスク。これ実はフォトンアンカーと呼ばれる(最初作者は間違ったのかうろ覚えだったのかデュエルアンカーと呼んでたアレ。ゼアルの時にカイトさん初登場で使用されたアレ。)赤い光のワイヤーを射出出来ます。カイトさんみたいに。スタンダード次元にて試したらジャストコ○ズのグラップリングフックみたいに使えるしなんかどっちからでも出てくるしでアメコミ好きならつい一日だけスパイダーマンみたいに不良を成敗してしまうような代物なんだけど…一回射出して引っ掛けると、他の場所に撃ち込んでその間にワイヤーが張れます。グラップリングフックみたいに。

 

「オペレーションタイトロープ。要は危ない橋を渡れってね!」

 

ジャンプ台みたいになった道路から飛び出し、空中でエイム。前方の道路の先端に撃ち込み、既に後方に過ぎ去った道路の先端にも同様に打ち込む。長さ?関係ないさ!フォトンアンカーだもの!

 

『自分で橋を架けるなんて!ていうかその赤いのなにー!?』

 

「あ、ちょっとヤバイかも。思ったよりグラつくわ。あ、アクションカード。なんでこんなとこに浮いてんの?」

 

進行方向にアクションカード。もらえるものは貰っとこう。

 

『飛んだー!?』

 

「ワイヤー使えば良くね?そんでそのまま落ちれば良かったのに。」

 

「マコトってケッコー酷いこと言うね。」

 

「あ、ソラ。久しぶりー。元気してたー?」

 

「驚かせるつもりだったのに…リアクション薄いね…。」

 

親方!空からショタっ子が!!…まぁ素良だけどね?

 

『えぇっ!?男の子!?なんであんなところに…て言うかどっから出てきたの!?マコトちゃんもなんか言いなさいよー!』

 

「あ、だいじょぶですよ?このまま降りるらしいし。」

『そーゆー問題じゃないわよ!?…ってああ!…あれ?何処に行ったの?』

 

ソラからの伝言…てか普通に言いに来たから伝言では無いけどね。…「ユーヤ狂ってるからそこんとこシクヨロ〜。あ、あと親方!空から仮面付けた変態が!ってじょーきょーだからそれも覚えといてねー。んじゃまたね。」…との事。…なんか社長含め皆テンション軽いな。オベリクスフォースについては正直黒咲に任せとけば大体は殲滅できると思うんですけどね?一応サラメーヤ渡しといたしあいつらのバーンには対抗出来ると思うんですよ。絶対。…あでもレベル5エクシーズが…ミミクリーいるし問題ないか。

 

「バトルだ!《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオンドラゴン》で攻撃力700となった《E・HERO Great TORNADO》を攻撃!反旗の逆鱗、ストライクディスオベイ!」

 

『このまま攻撃を受けたら残りライフは700!3回もの攻撃をどう凌ぐのか!』

 

「トラップカード《ダメージダイエット》を発動!その効果により、このターン俺が受けるダメージは全て半分になる!」

 

『えーと…2300の半分でダメージは…1150!でも残りの二回で全部削られちゃうよ!?』

 

「それで十分!」

 

マコトLP3000→1850

 

「二回目の攻撃!反旗の逆鱗、ストライクディスオベイ!」

 

「なんか無理やり過ぎな気がするけど…!」

 

マコトLP1850→350

 

「三回目の攻撃!これでトドメだ!反旗の逆鱗、ストライクディスオベイ!」

 

「手札から、アクションマジック《ダメージ・バニッシュ》を発動!この戦闘ダメージを0にする!」

 

「……ターンエンドだ。」

 

『結構かるーい感じで防ぎきったわね…もう貴方達なんなのよ…』

 

なんか急に愚痴り出したなメリッサさん。

 

遊矢LP2300

手札1

モンスター1・・・覇王黒竜

伏せ1

スケール3〜4

 

マコトLP350

手札1(バブルマン)

モンスター0

伏せ0

スケール3〜8

 

「は〜…なんかめんどくさくなってきた…『中継中に何言ってるのよ!?』あーごめんなさいねー。俺のターン、ドロー!」

 

引いたのは…コレ行けんのかね?

 

「永続魔法《未来融合-フューチャーフュージョン》発動!デッキから《E-HEROフレイムウィングマン》の素材である《E-HEROバーストレディ》と《E-HEROフェザーマン》を墓地に送る!そしてこのカードの発動後2回目のスタンバイフェイズに融合召喚扱いで《E-HEROフレイムウィングマン》を特殊召喚する!」

 

過去に大幅なエラッタが行われたり今まさに使用しているデッキに墓地肥やし等で乱用され禁止カードになったりした凶悪カード。除去効果に弱いがそもそも融合召喚する為に発動されなかったりするのであまり意味が無い等本当に当時は…というかHERO全盛期は色んな所にメイワク掛けてたものだ。…プトレとかプトレとかプトレとか。…あ、アクションカードだ。ラッキー…てナニコレどうすんのさ?

 

「伏せていた速攻魔法《ツインツイスター》を発動!手札を一枚捨て、《フューチャーフュージョン》と《相生の魔術師》を破壊する!」

 

「おっ?」

 

『えーと…マコトさん?コレ詰んでない?確か残った手札にはさっき態々手札に加えた《バブルマン》しか居なかったと思うんですけど…?』

 

「アクションマジック《破壊工作》を発動。フィールドの魔法・罠を一枚破壊する…《相克の魔術師》を破壊。」

 

最早いつでも手札から出せる《サイクロン》であるが好都合な事に変わりは無い。

 

『自分で自爆した!?』

 

「……手札の《E-HEROバブルマン》はこのカード以外に手札が無い場合、特殊召喚が出来る!そしてこのカードが召喚、特殊召喚に成功した場合、カードを2枚、ドロー出来る!…この効果は手札・フィールドにカードが存在しない時のみ発動出来る。…ドロー!」

 

…なんで入れた覚え無いの引くのかね?まぁこのカード嫌いじゃ無いけど…

 

「《E・HEROクノスペ》を攻撃表示で召喚!」

 

引いた一枚は蕾の姿のチミッこい何か。HEROだけどね。攻撃力は600。決して高くは無いが、他にHEROがいる場合、攻撃対象にならず、直接攻撃が出来、ダメージを与えた時に攻撃力が100上がって行くのだ。かなり頑張らなければいけないが、努力すれば…14回攻撃すれば2000まで届くぞ。

 

……まぁ、今回は全く関係ない使い方するけどね。

 

「カードを一枚伏せてターンエンド。」

 

「俺のターン!バトルだ!《覇王黒竜オッドアイズリベリオンドラゴン》で《E・HEROクノスペ》を攻撃!」

 

『なんでそんなの棒立ちさせたのよー!負けちゃうわよー!?』

 

「こんな見え見えの罠いつものお前なら引っかからんだろうにな!…そうでもない?まぁ分からんけどいいや!

罠発動!《異次元トンネル ミラーゲート》!自分フィールドのE・HEROが攻撃対象に選択された時に発動出来る!お互いのモンスターのコントロールを入れ替え、そのままバトルを行うぜ!」

 

「っ!?」

 

『なるほどー!そのカードを使いたかったから攻撃力の低いクノスペを攻撃表示で召喚したのね?』

 

「悪いな、クノスペ。今回は俺の為に玉砕してくれ。」『そんな殺生な!?』「…?なんか聞こえた?…気の所為か。」

 

「アァァァァアァァァァ!!!」

 

遊矢LP2300→0

 

異次元トンネルミラーゲート。俺はこのカード結構気に入ってるけど、このタイミングでホントに出てくるなんて思わなかったな…。

あ、遊矢が焦げてる。マンガみたいだな〜…コレ原作漫画か。

 

続きは次回!もうちょい待ってね!




未だに効果処理の順番がよく分かってない作者の未熟さ故に中途半端になってしまった今回のオチ。実際どっちが先になるのか分からないのでダメージだけの方が早いのかなと言う適当な考えで先にフレイムウィングマンの効果使いました。…そうしないとマコトさん勝てないし。……覇王の翼の効果?前述したカウンターだけじゃないの?(すっとぼけ)
作者的にもフレイムウィングマンとスカイスクレイパーのコンボは印象に残っており、《キャプテンゴールド》とかも入れて殴り殺そうとして頑張って火力あげたらマジックシリンダーで自分が死んだりと中々上手く行かない事が多々あり…昔の思い出ですね。

……ここまでが修正されて消えたエリアの話。

ロマンを求めるのは良いですが、上手く行く様にするのも必要な事です。最近、U.A.もプレデタープランツを飾る様にしてインヴォーカーでファンタを持ってくる等何とか安定性を上げてみたり…何故かマイブラザーの悪ふざけで《サウザンドアイズサクリファイス》が入ってきたり…なんかU.A.で新規出ないですかね?U.A.成分薄くなり過ぎてちょいと無理が出て来るんですが。
所でメタ発言要らないと言う方が一名居るのですが、メタ発言ってどれくらい入ってたら良いんでしょう?全く無いのも説明不足になりそうなんですが…。
ここらで今回は終わりにしましょう。誤字・脱字、効果処理の間違い等色々あったら報告お願いします。

……遊矢電磁パルスで死ぬんじゃね?と思った方。ご安心下さい。無事死亡します。……嘘です。


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23.色々端折って取り敢えず決勝戦!

個人的に一番書きたかった回。勲章おじさんとデュエリストクラッシャーの挟撃はまた今度番外編にて。
…ダクソ3のDLC2高難度すぎやしません?吹き溜まりは簡単だったけどその後の王廟の見張りにサクッと20ほど命が消されたんですが…。
しかし《藍玉の短剣》がカッコいいと思います。カシャッと展開されるライトセーバー見たいな何か。クルッと手元で回転させるモーションも中々カッコいいです。輪の騎士の直剣?双特大剣?ああいう謎に強武器なタイプ…皆んなが寄ってたかって強い強いといって使うような武器あんまり使いたくないんですよね。煽ったりする奴は容赦なく殴り殺しますが。…友達と二人で。

あ、今回はオリジナルでU.A.サポート出します。まぁ気に入らなければ次からは出しませんが。


前回は遊矢をフレイムウィングマンでバーンキルして終わったけど…

 

「まさか俺にまでダメージが来るなんて…ゴホッ…あ、ヤベェ。」

 

し、死んでる!?……そんなことは無いけどね。失神してるだけでちゃんと生きてるよ。主人公死んだらどうすんのさ。

 

「おーい、起きろー。」

 

「んん…後5分…。」

 

「此処は家の布団じゃ無いんだよ。早よ起きろや。」

 

「うーん…後…1時間…。」

 

「起きろ間抜けトマト!」ドゴッ!

 

「ぐへぇ!」

 

仕方ないので腹を蹴り上げた。

 

「うぐ…ぐぉぉ…マコト…何てことをぉ…。」

 

「そもそもセキュリティに捕まってヘルメットになんか仕込まれたお前が悪いだろ。死ぬとこだったらしいぞお前。俺がさっさと勝って良かったな。」

 

※(この勝ち筋、実はプランBであり、最初はグレイトトルネードにミラーゲート使って2300ダメージで勝ちってのが最速だったりする。)

 

「…そっか。ごめんマコト。俺のせいで大変だったんだな。」

 

「おう、泣いて詫びろ。そして崇めろ。」

 

「なんか怒ってるだろ!?」

 

「冗談だ。取り敢えず戻るぞ。ゴタゴタの後にみんな地下から出て行く段取りだから安心して働いてな。」

 

「割と酷い事言うね。」

 

〜〜そんで大幅に端折る事でついに決勝戦〜

※この間の話はまた後日。

 

「おっすキング。デュエルしようぜ。」

 

「貴様は何の為に此処に居るのだ!俺やこれまでに負けて行った敗者達を愚弄するつもりか!」

 

「な訳ないじゃん。めんどくさい話とか良いから取り敢えずデュエルしようぜって言ってるんだよ?キングこそ何の為に此処にいんの?挑戦者を追い出す為?」

 

「…良かろう!ならば見せてみろ!貴様のデュエルを!」

 

「余計な心理フェイズやるよかその方が良いね!行くぜキング!」

 

「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」

 

実況のメリッサさん?今日はお休み!と言うか文章に描かないだけでちゃんと働いてるけどね!

 

………………

…………

……

 

デュエルさせないって言い張るセキュリティの突撃?そんなのなかったよ?…あるとすれば…。

 

「鳥獣族怖い鳥獣族怖い鳥獣族怖い鳥獣族怖い…。」

「やめろやめろやめろやめろこっちに来るんじゃ無いそれを受けて無事なように人の体は出来てないんだ」

「バケモノォ…」

「ランサーズ万歳!」

「マコト様お許しをぉ…!」

 

なんか廃人みたいになったグラサンヘルメットの集団だけだね。なんか一人俺の名前呼んでる気がするけど多分気の所為だ。

 

「あ、しゃちょーお疲れっす。あと頼んで良いっすか?ちょっとキングとデュエルしに行きたいんで。」

 

「此処まで助かったな。此方は…殆ど黒咲一人で片付くから気にしないでいい。…お前は一体何を渡したんだ?」

 

「使い辛いけどセキュリティに対して有能なエクシーズ1体だけ…」

 

「何故それだけで…?まぁいい。この一戦次第でこのシティの命運も変わる。頼むぞ。」

 

「まぁ俺たちはデュエル楽しんでるだけだと思うけどね。んじゃ後よろしく〜。」

 

………………

…………

……

 

時は戻りライディングデュエルが始まったタイミング。

 

「先行は貰った。俺は手札から《レッド・スプリンター》を召喚。」

 

まぁ流石に先行取れなかったし取ろうとも思わなかった(確実に不利になるけど)からジャックの先行。

 

「フィールドにこのモンスターのみ存在する時手札からレベル3以下のチューナーモンスター一体を特殊召喚できる。俺は《レッドリゾネーター》を特殊召喚!」

 

開幕シンクロ。最早基本だね。

 

「そしてレベル4の《レッドスプリンター》にレベル2の《レッドリゾネーター》をチューニング!赤き魂此処に一つとなる。王者の雄叫びに震撼せよ!シンクロ召喚!現れろ《レッドワイバーン》!」

 

えーと……効果忘れた。

 

「カードを二枚伏せてターンエンド!さぁ、お前のデュエル、見極めてやる!」

 

「やれるもんならやってみやがれ!俺のターン、ドロー!…フィールド魔法《U.A.スタジアム》を発動!そして手札から魔法カード《U.A.フラッグシップディール》を発動し、デッキから《U.A.ファンタジスタ》を特殊召喚!《U.A.フラッグシップディール》のデメリット効果で俺は1200のライフを失う。」

 

最初の手札は上々。最近、変な電波をキャッチして作り変えたこのデッキ。上手く使えれば良いけれど…。

 

「手札の《U.A.》達は、フィールドの《U.A.》を手札に戻す事で特殊召喚が出来る!《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻し、《U.A.ドレッドノートダンカー》を特殊召喚!この時《U.A.スタジアム》の効果が発動!《U.A.》の特殊召喚成功時、自分フィールドの《U.A.》の攻撃力を500アップする!」

 

ドレッドノートATK2500→3000

 

最近のモストフェイバリット。効果は割と優秀。ただバトルすら行われなければ致命的にヤバい効果でもあるので注意が必要。

 

「そして《U.A.ファンタジスタ》をもう一度召喚!この時、《U.A.スタジアム》の効果が発動!自分が《U.A.》の召喚に成功した時、デッキから《U.A.》一体を手札に加える事が出来る!《U.A.フィールドゼネラル》を手札に加える!そして《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻して特殊召喚!《U.A.スタジアム》の効果で500づつアップ!そんでバトル!《U.A.ドレッドノートダンカー》で《レッドワイバーン》を攻撃!そしてこの時《U.A.フィールドゼネラル》の効果発動!自分フィールドの《U.A.》の攻撃宣言時、このカードの攻撃力を800下げる事で攻撃するモンスターの攻撃力を800上げる!」

 

ドレッドノートATK3000→3500→4300

ゼネラルATK2600→3100→2300

 

「ブチ抜けドレッドノートダンカー!」

 

「無駄だ!トラップ発動!《王者の調和(キングス・シンクロ) 》!自分フィールドのシンクロモンスターが攻撃対象になった時バトルを終了させると共に、そのシンクロモンスターと墓地のチューナーモンスター1体でシンクロ召喚を行う!」

 

…なんかデジャヴ感じるけどまぁいっか。しかもよく考えたら先にゼネラルで殴った方がダメージデカイしレダメスカーライトも殴れたし。しくじったな。前にもゼネラルに言われた気がする。

 

『カントク…前にも言いましたが…「何も言うな。また後でオフェンスに使うから。」…頼みますよ?』

 

「俺はレベル6の《レッドワイバーン》にレベル2の《レッドリゾネーター》をチューニング!王者の咆哮、今天地を揺るがす!唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!

シンクロ召喚!荒ぶる魂《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》!」

 

「……《ドレッドノートダンカー》を手札に戻して《ファンタジスタ》を特殊召喚。続けて《フィールドゼネラル》を手札に戻して《U.A.カストディアン》を特殊召喚。カードを二枚伏せてターンエンド。」

 

なんか見覚えのないU.A.アシストカードがあるんだけどこれは多分アレだな。光るドローみたいな。遊馬さんの十八番的なドローが発動しただけだろう。

 

マコト

手札2(フィールドゼネラル、ドレッドノートダンカー)

フィールド2(ファンタジスタ、カストディアン)

魔法・罠3(スタジアム、伏せ2)

 

「俺のターン…フン!ロジェの犬共か。」

 

『Batol royal mode!!Joining!!』

 

「バトルだ!俺は《ゴヨウ・エンペラー》で《U.A.ファンタジスタ》を攻撃!」

 

「突然やって来ていきなりコレかい!いてこますぞ!トラップ発動!《U.A.ペナルティ》!乱入ペナルティーはコレで良いか?!」

 

「なっ!?俺の《ゴヨウ・エンペラー》が!?くそっ!もう一度攻撃だ!」

 

「アクションマジック《回避》!攻撃無効!」

 

「罠発動!《コネクト・レッド》!自分フィールドにレッドモンスターが存在し、モンスター一体のバトルが無効になった時バトルフェイズを終了させ、相手フィールドに存在するすべてのモンスターの攻撃力を500下げる!」

 

あー…全部攻撃力3000以下…コレはヤバいってぇ!

 

「待て待て待て待て!《加速》くらいは確保したい!間に合えー!」

 

「俺のターン!…デュエルの真髄を理解しようともせぬ者どもは俺の前から消え去れ!《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》の効果発動!1ターンに一度自分の攻撃力以下のモンスターを全て破壊し、その数×500のダメージを相手に与える!

アブソリュートパワーフレイム!」

 

「そこに俺も含まれてない事を祈る!アクションマジック《加速》っ!あとトラップ発動!《U.A.タイムアウト》!」

 

その直後、道路の一部が消し炭と化した。

※比喩にあらず




クラッシュキングがクラッシュしないと言う奇跡のセルゲイ戦から今度はOCGプレイヤーの中でも偶にいるタイプのプレイヤー、マコトとのデュエル。
心理フェイズとかそんなのめんど臭いし、U.A.が活躍するデュエルだけ書きたかったからって感じで書き始めたこのお話。スマホのメモ機能使って色々書いてたりするんですが、後からどんどん増えてって、今では何故かマコト君が2人になってたりwそんなこんなで漸く一番書きたかったデュエルまで来て、U.A.使ってジャックに勝って…マコト!君がキングだ!見たいなノリでそのまま次回で最終回!

ってしても良いんだけど…まぁ打ち切りエンド見たいな真似はせず、ちゃんと終わらせますよ。…まぁマコト君シリーズ他のも読みたい!って人がいるかも知れないから今回の感想見てからですかね。多分このまま続くんでしょうけど。
それではまた次回お会いしましょう!
誤字・脱字・効果処理ミスなどの報告お願いします。


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24.U.A.のブザービート!!

連日投稿の回。そして予約投稿間違えて普通に投稿した回。23の前に24があるもんだからビビりましたわ。今回は色々と思い入れの深い気がしないでも無い感じですね。オリジナルU.A.カードがどんどん出てきます。何気にカードを創造してるのがマコト君じゃなくてU.A.の皆様っていうね。マコト君がチートなんじゃ無い。この世界のU.A.がチートなんじゃ!


「物理で死ぬのだけはマジ勘弁!もうちっと加減しなよキング!」

 

「知らん!あの程度で死んだのなら貴様もその程度だったと言う事が分かるだけだ!」

 

「んな滅茶苦茶な!」

 

「それよりも何故貴様のフィールドにファンタジスタと別のモンスターが存在して居る!」

 

説明しよう!まずファンタジスタの効果で手札のU.A.とカストディアンを入れ替える効果を発動する。そして見覚えの無かったこのカード、《U.A.タイムアウト》。このカードは意味不明な性能を持ち、発動したターンは手札からU.A.を特殊召喚する効果をデッキから特殊召喚するカードへと変更する効果を持つ。コレだけでは無く、カストディアンの効果により、ファンタジスタは破壊を免れたが、そのカストディアンのファンタジスタ効果による入れ替わりのタイミングが変わり、カストディアンが手札に戻った後、破壊効果が発動。その後特殊召喚が行われると言う謎なチートじみた効果を持つ。勿論、手札のU.A.モンスターを1体捨てる必要があるが、そこら辺は問題なし。

 

「それで《U.A.コリバルリバウンダー》を相手ターンに特殊召喚したことによりその効果で墓地からU.A.モンスター一体…さっき捨てた《ドレッドノートダンカー》を手札に加えた訳だ。」

 

「そんな訳の分からん効果が…!……ならば《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》で…「《U.A.ペナルティ》の効果は攻撃して来たモンスターを除外する効果。無闇に攻撃するのはオススメしないぜ?」…カードを一枚伏せてターンエンドだ。」

 

言わなけりゃ良かった。そのままボコれたわ。

 

ジャック

手札1

フィールド(レッドデーモンズドラゴン・スカーライト)

伏せ1

 

マコト

手札3(カストディアン、ドレッドノートダンカー、フィールドゼネラル)

フィールド(ファンタジスタ、コリバルリバウンダー)

魔法・罠2(スタジアム、ペナルティ)

 

「俺のターン、ドロー!…?ナニコレ?…まぁいいや。《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻して《U.A.ドレッドノートダンカー》を特殊召喚!《U.A.スタジアム》の効果で攻撃力はそれぞれ500ずつアップ!続いて《U.A.ファンタジスタ》を召喚!《U.A.スタジアム》の効果でデッキから《U.A.ストロングブロッカー》を手札に加える!《U.A.ファンタジスタ》を手札に戻して《U.A.フィールドゼネラル》を特殊召喚!」

 

コリバルリバウンダーATK2200→2700→3200

 

ドレッドノートダンカー

ATK2500→3000→3500

 

フィールドゼネラル

ATK2600→3100

 

「バトル!《U.A.フィールドゼネラル》で《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》を攻撃!ゼネラル・コンビネーション!」

 

「罠発動!《レッド・クリスタル》!このターンレッドモンスターは破壊されない!」

 

「それでもダメージは入るぜ!」

 

ジャックLP4000→3900

 

「続いて《U.A.ドレッドノートダンカー》で攻撃!この時《U.A.フィールドゼネラル》の効果で攻撃力は800アップする!」

 

ドレッドノートダンカー

ATK3500→4300

 

ジャックLP3900→2600

 

「《U.A.コリバルリバウンダー》で同様に攻撃力を800アップし攻撃!」

 

コリバルリバウンダー

ATK3200→4000

 

ジャックLP2600→1600

 

「…………」

 

「《U.A.》を総入れ替えし、カードを一枚伏せてターンエンドだ。」

 

削りきれなかったな。ギプスが欲しかった。

…このターンの命運は今伏せたカードと俺の引き運が握ってるって感じだが…。

 

マコト

手札3(コリバルリバウンダー、ドレッドノートダンカー、フィールドゼネラル)

フィールド3(ファンタジスタ、ストロングブロッカー、カストディアン)

魔法・罠3(スタジアム、ペナルティ、伏せ1)

 

ジャックLP1600

レッドデーモンズドラゴン・スカーライトのみ

 

「俺のターン!《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》の効果発動!アブソリュートパワーフレイム!」

 

「あ。」

 

マコトLP4000→3000

 

やっべー!パーフェクトエースにしときゃ良かったぁぁぁ!

 

「……アクションマジック《破壊工作》。貴様の《U.A.ペナルティ》を破壊させてもらう!そして《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》で《カストディアン》を攻撃!灼熱のクリムゾン・ヘルバーニング!」

 

「…超やべえ!」

 

「カードを一枚伏せてターンエンド!…期待以上に粘ってくれるな。まだ全てを出し切って居ないのだろう?ならば出し尽くせ!貴様の魂の最後の一滴まで残らず全て!」

 

「言われずとも!俺のターン!ドロー!!?…魔法カード、《U.A.ラストスタンド》を発動!ライフを半分払い、墓地に存在するU.A.モンスターの数だけデッキの上からカードを墓地に送り、その枚数分カードをドローする!俺の墓地には《U.A.ファンタジスタ》、《U.A.カストディアン》、《U.A.ストロングブロッカー》の三体!デッキの上から三枚墓地に送り、三枚ドロー!」

 

マコトLP3000→1500

 

…これドローソースとしてはインチキ過ぎない?

 

「墓地の《U.A.ペナルティ》を除外する事でデッキから《U.A.》魔法・罠一枚を手札に加える事が出来る!《U.A.ブーストギプス》を手札に加える!…なにこれ?まぁいっか。

手札の《U.A.フラッグシップディール》を発動!《U.A.ファンタジスタ》を特殊召喚し、1200ライフポイントを失う!そして手札に戻し、《U.A.ドレッドノートダンカー》を特殊召喚!スタジアムの効果で攻撃力500アップ!…装備魔法、《U.A.ブーストギプス》を発動し、《U.A.ドレッドノートダンカー》に装備!」

 

マコトLP1500→300

 

ドレッドノートダンカーATK2500→3000

 

「バトル!《ドレッドノートダンカー》で《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》を攻撃!」

 

「馬鹿な!攻撃力が同じならば相打ちだぞ!?」

 

「《U.A.ブーストギプス》の効果発動!装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行う時、装備モンスターの攻撃力がその相手モンスターの攻撃力以下ならば、その攻撃力を2倍にする!命知らずの一撃で、勝利への道を切り開け!」

 

「攻撃力4000か…ならば!永続罠《キング・スカーレット》を発動!レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》の破壊を無効にすると共にキング・スカーレットをチューナーモンスターとして特殊召喚する!」

 

……そう言えば兄貴が持ってたモンスターにレベル10の《レッドデーモンズドラゴンタイラント》ってのが居た気がするな…しかもダブルチューニングの。

 

「《U.A.ドレッドノートダンカー》を手札に戻し、《U.A.フィールドゼネラル》を特殊召喚。スタジアムの効果で攻撃力500アップし、カードを2枚伏せてターンエンド。」

 

マコトLP300

手札4

フィールド1(ゼネラル)

魔法・罠3(スタジアム、伏せ2)

 

ジャックLP1600

手札1とスカーライトとスカーレットの3枚のみ

 

「俺のターン!…面白い!面白くなってきたぞ!お前の魂、見せてもらった!だから俺も俺のデュエルで応えよう!」

 

なんか知らんけどキングご機嫌ダヨ!ただデュエルしてただけでご機嫌だよこの人!?流石だなデュエル脳!

 

「俺はチューナーモンスター《ミラー・リゾネーター》を召喚!」

 

あ、道が無い。え?飛ぶの?ジャック飛ぶの?

 

「俺の行く道は俺が作る!聞け!俺の魂の鼓動を!感じるか?俺の命の昂りを!見るが良い!これが俺のデュエル!飽くなき挑戦を続ける王者の叫び!」

 

ホントに飛んだぜよ。遊星のラストシーンのオマージュですかね。…原作通りだよねコレ?

 

「俺はレベル8の《レッドデーモンズドラゴン・スカーライト》にレベル1の《キング・スカーレット》と《ミラー・リゾネーター》をダブルチューニング!」

 

…このデュエルジャンクドッペルで良かったかも知れない。デルタアクセルシンクロで応戦すると言う胸熱展開も出来たよな…。

 

「王者と悪魔今ここに交わる。赤き龍の魂に触れ天地創造の雄叫びを上げよ!

 

シンクロ召喚!顕れよレベル10!

《レッドデーモンズドラゴン・タイラント》!!」

 

……確か効果はフィールド全破壊する効果とバトルフェイズに一度だけ魔法・罠の発動無効して破壊するなんて言う鬼畜だった筈…

 

「《レッドデーモンズドラゴン・タイラント》の効果発動!1ターンに一度、自分以外の全てのカードを破壊する!アブソリュート・パワーインフェルノ!」

 

フィールドゼネラル…スタジアムが…そして破壊された伏せ三枚はペナルティ、となんか入ってた二枚。この2枚は破壊時誘発効果があるが…

 

「今破壊された《U.A.スィライオク・ディフェンス》の効果発動!このターン、墓地に存在するU.A.モンスターの攻撃力の合計分のダメージを全て無効にする!」

 

直訳・死力守備

そのままの意味ですね。因みに攻撃誘発で発動した場合攻撃力の合計分の攻撃力を持ったU.A.トークンが出てくる。

…計算めんどくさいから出さないけど結構な数値の筈…16000くらい行くんじゃ無い?

 

「それと破壊されたもう一枚は…《U.A.ラストオフェンス》。その破壊誘発効果は手札を全て捨て、次の俺のターンのエンドフェイズにデッキのカードを全て墓地に送る効果。」

 

「っ!?デメリットか!…次のお前のターンで全てが決まると言うことだな?このターンは俺の攻撃は意味が無いようだからこのままカードを伏せてターンエンドする。さあ!残る力を全て俺に見せるがいい!」

 

「おーけー!行くぜファイナルターン!ドロー!…またこのパターンかっ!だが今は好都合!墓地に存在するU.A.魔法・罠を全て除外し、魔法カード《U.A.ブザービート》を発動!デッキから5枚のカードを裏側でドローし、残るデッキのカードを全て捨てる!そして除外された《U.A.ラストオフェンス》の効果により、このターンの戦闘ダメージを全て4回無効にする!」

 

「デメリット満載か!無茶苦茶するなお前は!」

 

「さっきの《U.A.ブザービート》の効果の続き!先ほどドローしたカードを一枚ずつめくり、U.A.モンスターを引いた場合は墓地に送り、魔法・罠だった場合、フィールドにセットし、200のダメージを受ける!

1枚目!…《U.A.ブーストギプス》!フィールドにセットし、200のダメージ!」

 

マコトLP300→100

 

「2枚目!《U.A.コリバルリバウンダー》!墓地に送る!

3枚目!《U.A.ファンタジスタ》!

4枚目!《U.A.パーフェクトエース》!

5枚目!《U.A.ストロングブロッカー》!」

 

…不味い。合計が足りない!

 

「そして墓地に送ったモンスターの攻撃力・守備力の内、それぞれ高い方を合計し、その合計分の数値以外の合計でU.A.モンスターを墓地から特殊召喚する!」

 

2300+1200+2500+2700=8700

 

「つまり特殊召喚するモンスターの攻守それぞれどちらかの合計数値が8600以下ならば何体でも特殊召喚が可能!」

 

「無茶なデメリットを払って大量にモンスターを用意するか!だが俺のタイラントを破ることはできるか!俺の魂、そう簡単には破らせんぞ!」

 

「上等!1体目!《U.A.ドレッドノートダンカー》!合計は2500!

2体目!《U.A.フィールドゼネラル》!合計は5100!

3体目!《U.A.マイティースラッガー》!合計は7400!」

 

残りは1300…あとはファンタジスタしか出せない…

 

「4体目!《U.A.ファンタジスタ》!合計はこれで8600!残りは100…これで打ちとめ…!?」

 

そう言えば…なんかあった。さっき全部墓地行った中で微妙に語りかけて来たような気が…『俺を呼べ!早くっ!』って言ってた…と思う。

 

『ほら!丁度良いでしょ!タイミングサイコーだよ!早く早く!』

「ぽっと出ルーキーの癖に初登場でラストメンバーに抜擢とかさ!5体目!行ってこい!《R.U.A.(ルーキーウルトラアスリート)アシストストライカー》!」

『出番キター\(°▽°)/!』

 

アシストストライカー

☆3

ATK100 DEF100

 

さっきからなんか出して出してオーラ凄かったけど、この歴代主人公特有の限定されまくった状況下では起死回生とも言える効果を有する特殊過ぎるモンスター。一応ルーキーである。

 

「伏せていた装備魔法《U.A.ブーストギプス》を《ドレッドノートダンカー》に装備し、バトル!《U.A.ファンタジスタ》で《レッドデーモンズドラゴン・タイラント》を攻撃!」

 

「…何を企んでいる?」

 

「先程のラストオフェンスの効果でダメージは無効!そしてこの時、《R.U.A.アシストストライカー》の効果発動!このターン戦闘を行なったU.A.の攻撃力分、自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力をアップする!」

『アシストさせてもらうっス!』

 

ファンタジスタATK1200→2400

ドレッドノートダンカーATK2500→3700

フィールドゼネラルATK2600→3800

マイティースラッガーATK2300→3500

アシストストライカーATK100→1300

 

アシストしながら自身も高火力でブン殴る。かなり限定された状況下でないとその真価は発揮出来ない。しかし発動出来た場合の火力は大変な事になる。

 

「そう言うことか!だが!罠発動!《オーバー・ザ・レッド》!レッドシンクロモンスターの攻撃力を2倍にし更に墓地のレッドデーモンズドラゴン・スカーライトを除外する事でその攻撃力を足す!」

 

…こっちのデメリットも発動するよな…。

 

「《U.A.ブーストギプス》のデメリット効果により、攻撃力の変動した相手モンスターの攻撃力に装備モンスターの攻撃力を加算し、相手は一枚カードをドローする…」

 

レッドデーモンズドラゴン・タイラント

ATK3500→7000→10000→13700

 

「次!《U.A.フィールドゼネラル》で攻撃!そして同様に攻撃力をアップさせる!」

 

ファンタジスタATK2400→6200

フィールドゼネラルATK3800→7600

ドレッドノートダンカーATK3700→7500

マイティースラッガーATK3500→7300

アシストストライカーATK1300→5100

 

「《マイティースラッガー》で攻撃!そして攻撃力をアップさせる!」

 

ファンタジスタATK6200→13500

フィールドゼネラルATK7600→14900

マイティースラッガーATK7300→14600

ドレッドノートダンカーATK7500→14800

アシストストライカーATK5100→12400

 

これ3体の攻撃終わってなかったら絶望しか無いよね。

 

「《R.U.A.アシストストライカー》で攻撃!同様に攻撃力をアップさせる!」

 

アシストストライカーATK12400→24800

ファンタジスタATK13500→25900

マイティースラッガーATK14600→27000

フィールドゼネラルATK14900→27300

ドレッドノートダンカーATK14800→27200

 

「最後だ!《U.A.ドレッドノートダンカー》で《レッドデーモンズドラゴン・タイラント》を攻撃!」

 

「手札の《レッド・ルーラー・シンクロン》を除外する事で効果発動!《レッドデーモンズドラゴン・タイラント》の攻撃力を戦闘を行う相手モンスターより100高くし、戦闘ダメージを一度だけゼロにする!この効果を使った場合、俺のライフは半分になる!」

 

レッドデーモンズドラゴン・タイラント

ATK13700→27300

 

「装備魔法《U.A.ブーストギプス》の効果により、《U.A.ドレッドノートダンカー》の攻撃力は2倍!このまま殴り殺せ!」

 

ドレッドノートダンカーATK27200→54400

 

ダンクシュートを止めようとブレスを吐くドラゴンとダンクシュートを決めようと全力で背中のブースターをふかすバスケプレイヤーと言う何処かシュールな光景が繰り広げられるがそのままシュートが決まってドラゴンが爆発した。…何故に?

 

ジャックLP600→300

 

「…戦闘ダメージはゼロになり、俺のライフは半分になった。…コレでターンエンドすればお前のデッキはゼロに…ジャッジキルとは呆気ない幕引き…「俺のバトルはまだ終わってないぜ?ジャック!」…何だと?」

 

「《U.A.ブーストギプス》の効果!装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し時、装備モンスターは以下の効果を得る。

・自分フィールドのこのモンスター以外のU.A.は、一体だけもう一度攻撃出来る。

…そして俺のモンスターは、まだ攻撃力が上がる。」

 

アシストストライカーATK24800→79200

ファンタジスタATK25900→80300

マイティースラッガーATK27000→81400

ドレッドノートダンカーATK54400→108800

フィールドゼネラルATK27300→81700

 

「コレで俺の勝ちだ。《R.U.A.アシストストライカー》でダイレクトアタック!」

『決めるぜぃ!』Scanning charge!!

「はっ?」

 

「…俺の、負けか。」

 

「っ!…ああ、楽しいデュエルだったぜ。」

 

『セイヤー!』

 

ジャックLP300→0

 

なんか最後の明らかに違うけど、まぁ楽しかったしいっか!

 

 

……新しく入れたカード、無くなってる。

 

 

 

R.U.A.アシストストライカー

☆3 ATK100 DEF100

このカードが特殊召喚されたターンのエンドフェイズ時、自分はデュエルに敗北する。

このカードが特殊召喚されたターンに自分フィールドのモンスターが攻撃を行なったダメージステップ終了時、攻撃モンスターの攻撃力分

自分フィールドのモンスターは攻撃力がアップする。

・このモンスターが1度のバトルフェイズに二度攻撃する場合、2回目の戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。破壊したモンスターの攻撃力分このモンスターの攻撃力をアップし、もう一度攻撃出来る。




デメリットが重複しまくった回だったりもする。
トータルの攻撃力が素で
79200+80300+81400+108800+81700=431400←!?
なんか計算めんどくさくなって最終的に関数電卓が出てくるって言うほどのインフレw因みにこれアシストストライカーの攻撃力ブーストは永続です。
まぁエンドフェイズになったら負けますけど。
そして生きるリーサルウェポン状態のアシストストライカー。残念ながら色んなカードを併用しないとまともに運用出来ない上にデメリットデカすぎてそのターンで倒し切らないと死ぬって結構めちゃくちゃ言ってる気もしますが。
それではこの辺で。
誤字脱字効果処理等、発見したらば報告お願いします。


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25.実はあの時……

お久しぶりです。低評価に付けられた一言に引っ張られたのか知らないけど全く関係ない物をちょこちょこと書き始めてしまったので放置してしまってました。今回からセリフとセリフの間を無くして見ましたが、どっちが読みやすいとか分からないです。
それにしても、凄くいいタイミングでコメント頂いたのでちょっとビックリしてます。改めてこの小説を気に入って読んでくれてる皆様、応援ありがとうございます。
それではどうぞ。


「よお、ジャックさん。」

「……流石だな。今日からはお前がキングだ。」

 

キテレツ摩訶不思議かつ強力な効果を持つ新たなU.A.を駆使したデュエルの末、勝利した(ほぼ御都合主義によるもの)俺はジャックと会話する為にUターンして戻ってきた。

 

「…元々、キングの称号は必要無かったんだ。正直、そんな俺がキングなんて呼ばれるのは、なんか重い気がするよ。」

「…やはり、お前もあの榊遊矢と同じ考えだったか。」

「そりゃ、仲間は多い方が良いっしょ?さっきまで俺ら戦ってたけどさ、融合次元って言ってる事立派なクセしてやってる事ただのテロ行為だからね?」

 

キンg…「俺はもはやキングではない!」…ジャックも最初から勘付いてた(ロジェも怪しいとは思ってたらしい)ようで、答え合わせするかのようにマコトと会話を続ける。

 

「…ジャックどうしたの突然?なんか変な電波でも拾った?」

「…気にするな。それより、もう少し融合次元のやってる事を詳しく聞かせろ。」

「…あっそ。…そうだね、協力してもらわないと困るし、話せるとこまで話そう。

まず、ロジェが融合次元の人間なのは分かってるだろう?」

 

マコトも知ってる事を全部ジャックに伝える為に話し始めた。

 

「……つまり融合次元のアカデミアと言うのは《融合》《シンクロ》《エクシーズ》《スタンダード》の四つの次元を統合し、一つの世界にその四種類の召喚方が共存する様に計画した。」

「つまりお前の様な人間ばかりの次元にしようとしたんだな?」

「…まぁ、そんな感じかな?だけど最初に手を付けたエクシーズ次元は破壊と略奪の応酬によって壊滅状態、故にあの紫色のコート着た奴、わかる?あんな感じで融合次元を憎む奴も誕生した。」

「あぁ、黒咲と言う奴だな?奴もなかなかやる様だが、いかんせん本能だけで戦ってる様にしか見えんかったが、なるほどそう言う事だったか。」

 

黒咲は最近は丸くなったが、最初はアカデミアに痛手を加える為にLDS絶対殺すマンと化し、それが無意味と分かった途端にアカデミア絶対殺すマンに転向した。…尚、結果的には、ルリの為なら何処にでも向かえるシスコン野郎となった。取り敢えず、アカデミアを憎んでるのは事実だ。

 

「まぁそんなこんなでこのシティにみんなで来た訳なんだ。これが此処までのお話。今はソラと月影がロジェを捕まえに行ってるからその間にこのシティを……こんな感じにする為にジャックと楽しい楽しいデュエルをやってたのさ。」

「……?…!おぉ…!これは!」

 

見れば分かる。セキュリティと見るからにコモンズな身なりをした者達とタキシードを着た男やドレスを着た女、子供も皆肩を組んでこっちに走ってくる。……なんで肩組んどるし。

「お疲れジャック!」「また二人でデュエルしてくれよ!」「ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ!」「おばあちゃんが言っていた…」「お前の強さに、俺が泣いた!」「マコトちゃんprpr」「ちくわ大明神」「全くだぜ!」「おい誰だ今の。」

 

「やっとフレンドシップカップの意味が見出せたな。」

「………」

「…ジャック?」

「……まったく、お前らが来てからはとんでもない事件ばかりが起こるな。いちいち驚いてる暇もないくらいだ。」

「…ハハッ、なんか光る物が見えるぜ?そいつは汗か?」

「…ハッ!」

 

ところで、最後の方の奴はちょっと殴るべきじゃないかな?確かあの辺…え?あの人?…凄い美人さんだな…ほっといてやるか。

 

「さて、そろそろかなー?」

『ごめんししょー!ロジェに逃げられた!』

 

うん、ジャストタイミング。

 

「あぁ、まぁわかってたよ。大丈夫、対策はちゃんとしてるさ。」

『……対策?って言うかししょー僕の事信じてなかったのー!?』

「流石にルール無視の無限ループを破れるデッキじゃないだろお前のw」

 

ロジェは確かソリッドヴィジョンで無限ロジェループを作ってた筈だ。仮想ロジェAがやられたら仮想ロジェBが出て来てそれを倒したら仮想ロジェAがまた出て来て…見たいなそれロジェ五人くらい一気に出せば物量で倒せるだろって感じの。

だがしかし、確実にこちらの方が上手だ。

 

「……デュランダル、やれ。」

『「了解マスター。ぶち転がしときます。」「なっ!?なんだ貴様は!?さっきまではちゃんと柊柚子だった筈…」「問答無用!まだ15にも満たない少女を誘拐しようなどと…恥を知れ!」』

 

デュランダルの本来のイメージは光る人影。人型ならば何にでも姿を写せるようになってたらしい。(先日自分の姿を映してもらったら自分が二人いる感じになって気持ち悪かったのは此処だけの話。)

 

『え!?ロジェが連れてたの柚子じゃなかったの!?』

「むしろ俺がいる前で何の細工も無しに柚子を連れてかせる訳あるかよ?」

 

そう、実はあの時………

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

時は戻ってオベリスクフォースとランサーズが戦っている時…もっと言うと遊矢が勲章おじさんとデュエルしようとする直前。

 

「そこまで言うのなら、デュエルで決着を…『そのデュエルちょっと待った!』…何だ!?」

『とぉーう!』シュタッ

「……は?」

 

彼らの間に飛び込んだのは黒い何か。詳しく言うとツノの生えた仮面を被った変身ヒーローっぽい黒い人型。その人型は名乗りをあげる。

 

『俺はM.HERO暗鬼!この勝負、榊遊矢の代わりに俺が受けよう!』

「突然出て来て何を言いだすかと思えば、私は構わんが、そっちの少年はどうなんだ?」

 

一見すればただ単に見知らぬ協力者としても扱えるだろう。しかし、その声は確実に…

 

「…何やってんのマコト?」

『マコト?それは俺の召喚者のことかな?兎に角俺はマコトとは関係ないさ!』←震え声

「…じゃあ頼む。俺は他のオベリスクフォースを倒しとくよ。」

 

…と言うことで決まったデュエル。

勲章おじさん(バレット)vsM・HERO暗鬼(マコト)

……因みにマコトが自分に《マスク・チェンジ》を使った結果《ダーク・ロウ》か《暗鬼》にしかなれなかったのでこうなった。

 

「…手札5枚伏せてエンドだ。」

 

え?結果?決まってるじゃないか。

 

「そのセットされたトラップ二枚ともモラルタで破壊させてもらうぞ。」

「くっ…」

 

これで終わり。ロックビートは後攻だと戦い難いデッキだし。先攻奪えば勝ちだよ。

え?セルゲイ?ミストボディを使って無理やり姿を変えたデュランダル捕ませといた。

「なぜだマスタァァァァア!!」って叫んでたけど多分バレてない筈。ソラと遊矢は「まぁ、マコトなら大丈夫でしょ。」って言いながらセレナ連れてどっか行ったよ。暗鬼コス(マジモン)した意味が…。

 

「……全部終わったし戻るか。次の試合もあるしな〜。」

 

〜〜〜〜一方その頃〜〜〜〜

 

「行け!ライズファルコン!全ての敵を引き裂けぇっ!ブレイブクロー・レヴォリューション!」

「「「「ギャァァァァ!!?!」」」」

「く、くそ…勝てるわけがない!俺たちのハウンドドッグの取り柄は殆どバーンダメージだけなんだぞ!?」

「なんなんだあの三頭犬は!バーンダメージ反射など!ふざけている!」

 

アカデミアのオベリスクフォース(笑)相手に無双していた。

 

「……なんてものを渡したんだマコトは…」

「流石はランサーズ。見事なゴリ押しタクティクスだ。…ですな議長?」

「えぇ、見てるだけで楽しいゴリ押しですね。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

と言うことで現在に至る。

 

「待て、俺も連れて行け。」

「じゃあ乗れよ。」

「え、何それ」

「カタパルトタートル。」

「飛ぶんじゃないの?」

「跳ぶんだよ、俺たちが。」

「……え?」

「いーから早く早く!」

「え、ちょっ、ま、待て!」

「カタパルト射出!」バシュゥッ!

「のぉぉぉぁああぁぁあぁぁぁぁ!!!」

 

若干キャラ崩壊(若干ではない。)してるジャックを無視して一緒に跳んでいく(誤字にあらず。)

ちょうど良くセキュリティの…名前忘れたけど本部的な所に着地。走って内部を捜索。そして見つけた。

 

「あ、ししょー!」

「マコト殿!」

「ウゥソォダァァァァ!そんな、そんなはずは無い!何故私が負ける!?ありえない!」

「あ、マスター。取り敢えず殺っといたぞ。」

 

デッキ切れしてるロジェとそれをやった張本人たるデュランダル、そしてそれを眺めながら『お茶を啜ってる』二人を。

 

「ってお前ら何してんの!?」

「敵陣で呑気に茶を啜っとる場合か!」

「まぁ言っても既にこいつしか居ないし。」

「マコト殿とジャック殿も飲むでござるか?」

「……じゃあ、貰うわ。」

「飲むんかい!」

 

さっきからキャラ崩壊してんなジャック。

あ、ロジェ二人目出てきた。いつ見ても笑えるなこれ(作者の感想)。

 

「フゥ…勝ったな。」

「ここの戦いも終わったねー。」

「かなり厳しい戦いだったでござる。」

「そう言えば、スタンダード次元?でもアカデミアとやらに襲撃されたらしいな?」

 

あ、3週目始めやがった。いい加減ロジェも諦めろよ。自ターンに来てるなら分かるけどお前のターン絶対来ないんだぜ?

……え?嘘だろ月影。……12週目!?え、じゃあさっきから「ウゥソォダァァァァ!」→「なぁんちゃってぇー!」→「ウゥソォダァァァァ」のループ繰り返してんの!?…ありえん…道理でデュランダルもゴミを見るかの様な眼差しな訳だよ。

 

「……で、こうしてロジェの心が折れるまで茶を啜って待ってる訳?」

「そゆことー。」

「左様でござる。」

「それにしてもこの茶は美味いな。なんと言う銘柄なんだ?」

「《レクンガグリーンティー》」

「ブハッ!」

「うわっ!?汚いなーどうしたのししょー?」

 

え、レクンガってアレだろ?少し昔のであるが故の微妙な作画で変にキモくなったアレだろ?

本当にアレを使ってるのか《ブルーアイズマウンテン》の様に比喩に使ってるのか。

それならもっとなんかあるだろ。

例えば《モーレイ・ネペンテス》とか《サンデウ・キンジー》とか。

 

「いつまで続けるのだ貴様は!無限ループだと分かっているだろう!」

「…オノレぇー!覚えてろー!」

 

あ、ロジェ逃げた。追うか。

 

「マコトー!」

 

あ、みんな合流したな。

 

「よし、みんな揃ったし、行くか。ロジェはこの先に逃げた。奴を倒せば(既に倒されてる)この戦いも終わりだ。行こう、みんな。」

「「「「「「おう!」」」」」

 

俺たちの戦いは、まだこれからだ!




デュエルパートは久々すぎてしんどかったのでサボ…割愛しました。レクンガについては《植物族 ゲテモノ》でググれば画像の方に出ます。意味はありません。
この先の予定ですが、実を言うとエクシーズ次元編のカイト戦が終わってカイトがどっかに行った所から先を見てません。
なのでその辺からオリジナルルートでちょこちょこと進めてラスボスブチ転がして完結となります。但し完結後も番外編みたいな感じで書いていきますのでこれからもよろしくお願いします。m(-_-)m

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