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デイジィとアベル、コナンベリーのひとときドラゴンクエスト勇者アベル伝説完結20話2019/08/15 00:25

江崎栄一/えさきえいいち/ID:284485

 ドラゴンクエスト勇者アベル伝説の小説を書いてみました。
 この作品は私が小学生の頃にTVで放映されていましたが、途中で打ち切りになり、完結編の第二部は私の住んでいた地域では放映されませんでした。インターネットなどない時代で、第二部の放送があった関東圏に同年代の知り合いなどおらず、あの打ち切り最終回で本当に終わりなんだと思いました。色々と批判のある作品のようですが、当時の私は毎週楽しんで見ていたのを覚えています。
 その後、高校生の頃に総集編をVHSのレンタルで見て、私の中でやっと物語が完結しました。その中でも印象に残ったのは、女剣士のデイジィがとても魅力的なキャラクターなのに、不遇な扱いを受けていることでした。
 先日、たまたま訪れたレンタルDVD屋で、ドラゴンクエスト勇者アベル伝説のタイトルがふと目にとまり、衝動的に全巻借りて一気に見てみました。意外にしっかりとした世界観の構成や、数々のオリジナリティ溢れる設定には感動しました。しかし、やはり鑑賞後の後味の悪さは、あれだけ苦労して健気に頑張ってきたデイジィが、少なくとも物語の中では報われなかったことです。
 そう思いましたが、よくよく考えてみると本作品の最後のシーンで、デイジィはアベルや他の仲間たちと共に再び旅に出ています。決して、デイジィはアベルと袂を分かったわけではないのです。この後に二人の関係が進展することも十分あり得るだろうと思い、筆を取った次第です。
 女心に鈍感なアベルと恋に臆病なデイジィ。この二人の仲を深めるとしたら、その機会はどこにあっただろうか。そう考えると、アベルとデイジィが他の仲間と一時的に別れ、コナンベリーとレイアムランドを冒険するとき。作中では一日で全てが終わったように描写されていますが、船の準備や休息を考えると、少なくとも四日くらいはかかったはずです。
 お互いのことを一番信頼し合った男女が、四回も二人だけの夜を過ごせば何かが起こるでしょう。気が付けば私も、作中でオッサン呼ばわりされていたヤナックの年齢を超えています。もはやデイジィやアベルへの感情移入よりも、ただ純粋に、二人に幸せになってもらいたいと考えるようになってしまいました。
 この二次創作小説『デイジィとアベル、コナンベリーのひととき』は、二人がアリアハンからコナンベリーを経由してレイアムランドへ向かうまでの原作をベースに、大幅な脚色を加えたものです。