個人的に好きなweb小説紹介。基本的には上から順です。

「ドロホフ君とゆかいな仲間たち」作者　ピューリタン様
ハリーポッター二次作品。
死食い人を父親に持った主人公オスカーを中心にして描かれる骨太作品。真面目に泣ける。
今振り返ると「友情」「努力」「勝利」というジャンプ三原則がキッチリと組み込まれており、起承転結もしっかりしているので読んでて大変気持ち良い。
時間泥棒なので、読むときは時間ある時がおすすめです。


「罔象の杜」作者　またんご8様
小説家になろう作品。題名は「みずはのもり」と読みます。
魍魎という独自の生物が跋扈するオリジナリティー溢れる世界観で、その特殊な出自から卓越した戦闘力を持つやさぐれた男であるシンカが世界を巡りながら(流れで)嫁を娶っていく話。
恐らく「境界線上のホライゾン 」や「オーバーロード」を好きな読者なら気に入って読める筈。独自の世界観を頭にいれるまでの冒頭数話のハードルだけ高いので、そこだけ注意です。
一応は主人公最強系ですが、無双すぎて緊張感が無いなんてモノとは無縁な熱い戦闘シーンが特徴。
結構生々しい男女のもつれみたいな話があるのも加味すると、この作品のターゲットゾーンは30歳代以降の読者だと思います。


「虎の威を借る狐太郎～パラダイスから来た最弱一般人、モンスターの力『だけ』でAランクハンターに～」作者　明石六郎様
なろう作品。
主人公はびっくりするほど最弱で、配下というか仲間が最強系な異色作品。
なろうに多い俺ＴＵＥＥＥにメタを貼るような展開が多く、なろう読者歴数年以降の読者が読むと面白いと思います。少なくとも最初に読むなろう作品ではないです笑
個人的に好きなのは、異世界特有のことわざというか熟語が存在したり新しく作られるのがメッチャ好みでした。


「提督をみつけたら」作者　源治様
艦これ二次作品。
個人的には艦これ二次の中でギャグとシリアスと感動の全てが詰まった作品といえばこれしか出ない。
群像劇で主人公は複数人登場しますが、彼らで艦娘を取り合うみたいなものはありません。どちらかと言えば艦娘が自分の提督を取り合っています()
この作品で登場する艦娘は艦娘であって我らが知る艦娘ではないので、それだけ注意。
この作品で登場する中で一番好きな主人公はメンタル無敵後輩系冴えない金髪貧乏無知天使系ホスト野郎。


「侯爵嫡男好色物語 」作者　AL様
ノクターンノベルズR18作品。
正直、最初はタイトルで避けてました(小並感)。
一応エロい描写もありますが、正直そこはフレーバー的なものでメインではありません笑
その本領は戦記物としての戦闘や政治描写であり、特に第二部終盤の大領主同士による戦争には圧巻の一言です。
独自の主祖や従祖といったオリジナル設定が世界観に深い厚みを与えており、彼らによる特殊な価値観が形成されている話は大変面白く感じます。
一応主人公最強系ですが、例によって緊張感ある戦いばかりなので誰にも負けない～というような無双感はありません。