高校卒業したのにまた高校にリターンした件 作:蒸した揚げパン
知らない奴等に連れられ数日たった後俺は希望した大学の校舎ではなくIS学園の教室の中にいた。IS学園に入学するまでの数日間いろんな事があった。まず二人目の男性操縦者が見つかったと世界的に大きく公表された。それからあっちいったりこっちいったりと休める日が全然なかった。それらがやっと終わってホテルで休んでいたら、見知らぬ自分と同じ髪の色の銀髪美少女にお兄様やっと見つけましたと連れ去られ、その俺を拐った美少女クロエ・クロニクルにISの開発者である篠ノ之束に対面させられたり何故かその後束さんと仲良くなったりといろんな事があった。
「はぁ・・・」
周りの女子達の視線が俺と隣の席に座っている織斑一夏に突き刺さっている。正直滅茶苦茶気まずい。今すぐにでも帰りたい。どうやら織斑一夏も似たようなことを思っているのか顔を青くしていた。
しばらくしたらこの気まずい沈黙を破るかのように教室の扉が開いた。
「みなさん入学おめでとう!私はこのクラスの副担任の山田真耶です。」
ここの1年1組の副担任だという巨乳眼鏡教師が教室に入ってきた。しかし見ていたのは紫音や一夏後ほんの一部の女子生徒だけだった。後のほとんどの生徒は紫音と一夏しか見ていなかった。
「あっ・・えっ・・今日から皆さんはこのIS学園の生徒です。この学園は全寮制。学校でも放課後も放課後でも一緒です。皆さん仲良く助け合って楽しい3年間にしましょうね」
もはや気持ちいいと思うくらいに無視される山田先生に紫音は同情したが、それでも山田先生はめげずに進行をした。
「それではまず自己紹介からいきましょうか。一応出席番号順に・・・」
自己紹介が始まると流石に自己紹介する生徒に視線が行った。そしたらしばらくしたら織斑一夏の自己紹介の番になった。
「織斑一夏です。よろしくお願いします。」
そのとき女子生徒全員の目が光った気がした。あれは獣か猛禽類がする目だとこの時紫音は思った。
「・・・・・・・・・」
しかし織斑一夏は黙ったまま次の言葉を喋らない。女子生徒はえっそれだけ・・・もっといろいろとしゃべっちゃいなよ的な視線を織斑一夏に向けていた。
「はぁ・・・」
この時男である紫音を除くすべての女子生徒が一夏の次の言葉に期待した。
「以上です!!」
しかし織斑一夏から出たのは自己紹介を終わらせる言葉であった。次の言葉に期待した女子生徒達はみんな頭を打ち付けたりしまいには椅子から転げ落ちたりとかなどをした。
「えっ、あれっ!?ダメでした?」
何故皆が頭を打ち付けたかわからず辺りを見渡す織斑一夏に次の瞬間ドゴッと誰かが誰かの頭をぶっ叩く音がした。紫音は音がした方に視線を向けると黒髪の美女が織斑一夏の頭を出席簿でぶっ叩いていた。
「ゲッ、千冬ねぇ!」
「ここでは織斑先生だ。バカ者」
「先生もう会議は終わられたのですか?」
「あぁ山田くん、クラスの挨拶を押し付けてすまなかったな」
「いえ、副担任としてこれくらいはしないと」
その後織斑先生の自己紹介で何か凄く盛り上がってその後何人かの人が自己紹介をしてついに俺が自己紹介をする番になった。
「次ッ!!」
「枢紫音です。年は18ですが別にタメ口で構いません。これから一年間よろしくお願いします。」
何故か俺にもなにかを期待をする視線が向けられる。
まだなんかいえというのか。もう自己紹介は終わりのつもりなんだけどな・・・
「まぁあえて答えるなら趣味は映画鑑賞と昼寝で特技は舌でさくらんぼを結べることです。よろしくお願いします。」
中途半端なところで切ってしまいました。次はモッピーと頭にロールキャベツをぶら下げてるあの子が出てきます。