「アルデバラン、お願いがあります」
「どうした星矢。急に畏まったりして。遠慮せず言ってみろ」
「うん、実はロドリオ村で俺の姉さんを見つけたんだ。でも記憶を失っていて...」
「そうか...」
「それでお願いなんだけど、アルデバランの所って今は従者いないよね?」
「なるほどな。よし、星矢の頼みだ。いいだろう。お前の姉と言うならお前が保証みたいなもの。つまり師匠の俺が保証だからな」
「ほんとに!ありがとうアルデバラン!」
ほんと持つべきものはアルデバランだぜ!一家に一台アルデバラン!
「しかし記憶か...よし、一緒にシャカの所に行こう。シャカに話をして頼んでやろう」
アルデバランまじ兄貴。俺アルデバランニキ絶対冥界編であんな死に方させない!
「どうだシャカよ?」
「ふむ...記憶を司る脳の一部に僅かだが傷が付いているようだ。何、何度かこのシャカが治療すれば直ぐによくなる」
「ほんとに!?」
さすがシャカ!困った時のシャカ頼み!いやぁ昨日修行で五感奪われて気がついたら修羅道に放り込まれてた時は殺したくなったけど、やっぱシャカは格が違うね!
「フッ。弟子である君が頼むのであれば、このシャカも一肌脱ぐというもの」
まじか。初めに修行の時「大地に頭を擦り付け、私を拝め!」とか言って技ぶっ飛ばしてきた人と同一人物とは思えないわ。てかこの人、弟子に白銀聖闘士が二人か三人くらいいるはずなんだけど。他の弟子よく耐えたね的な事を言ったら「このシャカ。ちゃんと相手を選ぶ眼を持っている」だって。他の弟子だった白銀聖闘士に偶然あって現状伝えたら「可哀想に...死ぬなよ」だってさ。どうしてこうなった。
「何か余計な事を考えていないかね?」
「まさか!シャカ相手にそんな事」
「まぁいい。君もまさか姉の前で天魔降伏を受けたくはないだろうからな」
絶対嫌です。あと六道輪廻と天舞宝輪をセットで撃ち込んでくるのが最近デフォなのでそれも辞めて。
最近「次の段階に行くか」とか言って、黄金聖闘士が二人同時に技を仕掛けて襲ってくるようになってきた。やっと一人相手なら半分くらいは避けれるようになったのに!またサンドバッグに逆戻りだよ!
冥界で三途の川に石でピラミッド作れたくらい死にかけてるんだからね!ピラミッドの横にもう一個いまピラミッド建設中だから!いつもデスマスクが迎えに来てくれるけど。ありがとうデスマスク!俺、原作より死にかけてる数多いよね絶対!でも原作より弱いとかなんなん?いつ音速に到達するの?
この前、聖域を歩いてたら他の天馬座候補生から「おい、星矢だ」「ほんとだ、十二宮で黄金聖闘士からぶっ飛ばされ続けてるって噂だぜ」「指導とかいう虐待らしい」「他の候補生が俺も指導してと十二宮行ったけどぶっ飛ばされて一日で再起不能らしい」「あぁ、大体黄金聖闘士に弟子入りするとか気が狂ってるとしか思えないわ」とか噂が立ってた。
シャイナさん繋がりでカシオスともたまに喋るが、俺のせいで天馬座候補生が激減してるとか聞いた。解せぬ。
あ、この前「そこの君、私は美しいだろう?」とか訳の判らない絡み方してきた"蜥蜴星座"リザドのミスティがうざかったので"魚座"ピスケスのアフロディーテに「なんかリザドのミスティって奴が一番美しいのは私。後は不細工しか聖域にはいないって言ってた」って言ったら、「許してやってくれ。無知は罪なのだ。どれ私みずから美というものを教えてやろう」とか言う面白展開が起こった。
なんか市みたいな不細工面で顔面ボコボコした奴が廃人みたいに「アフロディーテ様万歳。アフロディーテ様美しすぎ」とかぶつぶつ言ってたけど、俺関係無いよね!
...
...
戦わずして勝つ!これ兵法の基本!って昔の偉い人が言ってたって誰かが言ってた。
その後、仲良くなったアフロディーテからよくお茶に誘われます。この前出されたロイヤルデモンローズティーとか全身麻痺するぐらい美味しかったです。
双子座ジェミニの瞬「まだ兄妹がいたらしい」
アンドロメダ一輝「な、何!」
双子座ジェミニのエスメラルダ「こんにちは」
というよくわからない夢を見た