屋上に着くとやはりヒルダがいた。なんか目が合った途端また苦しみだした。偏頭痛かな?可哀想に。
頭痛を抑えるにはカフェインがいいとかなんとかN○Kで言ってた。なんか血管が開き血流が流れすぎてるのを抑えるとかなんとかかんとか。
よっしゃ。コーヒーの出番やな。お湯は既にサーモスに入れてあるんだ。任せろバリバリ。
「ヒルダ?飲める?」
「うぅ...近寄るな!聖闘士!あ、星矢...うぅ...」
「よーしよし落ち着いて落ち着いてー、ゆっくり飲もうねー」
「ん、はぁ...あっ」
ヒルダの吐息が徐々に乱れ艶やかな息が吐き出される。顔も紅潮してきて、苦しそうな表情に相まってより女性としての美しさを引き出しているようで、ヒルダから目が離せない。
苦しそうに身体をよじり、着衣が少し乱れる。片側の肩が露になり、耳からうなじ、肩のラインが雪の大地の白さに、少し紅潮した身体がより一層映えてヒルダ自身の魅力を際立たせる。そんなヒルダを見ていると思わず...
おおっといかん。R-18タグ付いてしまう。だがしかし残念!表現する文才が無い!
「星矢...」
カラーン
あ、ニーベルンゲンリング落ちた。
...
...
...
え?オーディンローブはいらんかったん?剣でザクッとやらな取れないんじゃないの?オーディンサファイア七つあるんだけど。いらんかったん?
...
あいつら無駄にやっちゃった?コーヒー飲ませただけで事が終わったんだけど。しゃあない。後で冥界に迎えに...駄目だ。この前G.E.とA.D.をコラボ打ちして冥界掃除した時に絶対巻き込んでるわ。
「...星矢」
「ヒルダ?お、優しい笑顔に戻ったね!やっぱヒルダの笑顔可愛いわ」
「もう、星矢ったら」
ヒルダ可愛いよヒルダ。しかしまだヒルダ特に何も悪い事してない。俺、神闘士五人やっちゃった。
あれ?これあかん奴な気がしてきた。正当防衛...いや、大半名乗ってる最中だった気がする。まぁいいか。特に問題無いやろ。アニオリなんてモブと変わらんやろ。
「星矢...私の為に大変な思いを...ごめんなさい」
「ヒルダは悪くない!悪いのはヒルダを操って世界を乱そうとした海皇ポセイドンだから。そう、俺が神闘士と闘う運命になってしまったのも、神闘士達の運命が悲しい定めになってしまったのも、全部ポセイドンのせいなんだ!」
「この指輪はポセイドンが!?なんて事...でも星矢、何故ポセイドンのせいだと?」
「アテナが言ってたっぽい?それよりヒルダが無事で良かった。俺ヒルダに何かあったらと思うと心配で心配でさ、アスガルドに着いてからもうヒルダの事で頭が一杯で...」
「星矢...ありがとう」
よし。無事誤魔化せた模様。
あれ?そういや海魔女のソレント来ないな。事を早く終わらせ過ぎたか?待っとけばそのうち来る?
オーディンローブ?知らない子ですね
多分これ年内に完結すると思います。てかさせます。