34.進撃のハーデス軍
出遅れたっぽい。
聖域に帰る前に南極のビンソンマッシフ山に単独行したのがあかんかったね。夜、聖域に着いたら十二宮から小宇宙のぶつかり合う気配。うわ、聖戦開始してるやん。面倒臭。帰って寝よう。
そう心に決めて帰ろうとしたら魔鈴さんにバレた。どうやら白銀以下の聖闘士は聖域の見回りをしているとの事。じゃあ俺もって言ったら殴られた。お前黄金聖闘士だろと。さっさと人馬宮行けと。はいごめんなさい。
ただひとつ重要な情報を聞いてしまった。瞬が行方不明だと。
それほんとヤバいやつなんだけどって誰かに言いたい。女神の聖闘士の身体に冥王ハーデスの魂。まるで清純派AV女優の様なありえない矛盾。あ、一輝がいるな。念話しとこ。「一輝?瞬が冥界に拉致られたらしいわ」って言ったら「...分かった」だって。何が分かったんですかね?まぁ良いや。多分一輝なら冥界行ける行ける。めっちゃ怨まれてるけどあいつなら大丈夫大丈夫。出迎え沢山来るよ良かったね一輝!お前の所に冥闘士達群がってくるだろうから聖域に来る奴減るだろう。やったぜ!
人馬宮は、ハーデス城行く前に先にハウスさせた黄金聖衣がいるだけなんだよな。まぁ呼ぶか。ちょっと小宇宙を高めるとパッと飛んでくる射手座の聖衣。この子便利やね。持ち運ぶ必要無し。人馬宮かぁ。十二宮編でもスルーして通っただけだから、アイオロスのメッセージ隠れたままなんだよな。今更どうでもいいか。俺以外にアテナ託してくれ。
さっと聖衣着用してダラダラと歩きながら白羊宮に、と思ったけどアルデバランやばいかもと思い出し急いで行く事にした。あ、でもあのイベント無いかなー。星矢達は聖域に近寄ってはいけない。今までの闘いで傷つき過ぎてるからーって奴。そのまま帰るけど。
絶対無いな。
十二宮に近づいたら冥闘士化した白銀の集団に出会った。目が合っただけで「お前ならアテナを任せられる」とか言って成仏した。ワロス。
白羊宮で既におじいちゃんから脱皮した"天秤座"ライブラの童虎と元教皇のシオンが睨み合いしてた。てか童虎やっぱすげぇ。ピッチピチの260歳くらいだよね?アテナの呪いまじ怖い。
「お主が星矢か。わしは紫龍の師、童虎。今聖域にはハーデス軍が侵入してきておる。ここは任せて早くアテナを御守りするのじゃ」
「あっはい」
という訳で白羊宮はスルーして、ドキドキしながら金牛宮へ。大丈夫だよね?俺に修行付けてた時に散々不意討ちについての危険性を協議し合ったから大丈夫だよね?
「おぉ、星矢か」
「アルデバラン!」
生きてたー!生きてたよアルデバラン!
「いま冥闘士が十二宮に入り込んで来ている。八人程倒したが、後は通られてしまった」
「そっか。じゃあ俺は上に行くよ。アルデバランは?」
「俺も一緒に行こう」
「あれ?ムウは?」
「俺がパピヨンのミューとか言う奴と闘ってる間に先に上に行ってもらった」
アルデバランがパピヨン倒してる!相性悪そうなのに!すげぇ!感動した!もうゴールしていいんじゃないかな!
どうやって倒してたの?って聞いたら気持ち悪い幼虫みたいなのいたからグレートホーンして、まだ生きてたから連発で叩き込んだらしい。成虫に成れずに死んだのか。本家さすグレ。
よっしゃ。なんか書いてもいいのよ?って感想欄にたくさん書いてあったから、これ完結で引退せずやっぱ来年もなんか書いちゃおう。
幼なじみ天馬座聖衣
「星矢!まだ寝てるの?早く起きないと彗星拳よ?」
とか聖域学園のときめきメモリアルはきっと黄金聖衣生徒会があってとか、聖衣にラッキースケベしたりセクシーコマンドー部で青春したりとか考えてたら以外とストーリーは作れそう。伝説の樹の下で聖衣着用...着用はアウトだろうな。エロ過ぎ!