【完結】星矢になりました   作:しらいし

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35.デスマスクは冥界波を諦めた

テクテクとアルデバランの後ろに付いてやって来ました双児宮。うお、天井穴開いてる。サガとカノンが教皇の間と双子宮で超距離射撃した後か。やっぱあの二人黄金の中でも規格外だわ。サガとシャカが一対一で上でやりあってんのかね?それ金払ってでも見たいんですが。あ、その前にデスマスクか。大丈夫かな。積尸気冥界波効く奴って冥闘士の風上にも置けないと思うんですが。

 

双児宮は宮が壊れてたくらいでそのまま巨蟹宮へ。ドキドキ。何かあれだね。出遅れたお蔭で結果だけ確認してくってワクワクするね。

 

「なんだ?アルデバランまで上がってきたのか」

 

デっちゃん!生きてる!どうやったんだ?

 

「上に複数の冥闘士を上げてしまったからな。お前は?」

「俺か?ほら、そこの壁に新しい人面を三つ追加した所だ。後は上に行ったぞ」

「デスマスク、冥闘士に冥界波効くの?」

「はぁ、多分効かないと思って小宇宙高めて殴って殺した。お蔭で数を仕留めれなかったがな」

 

自分の技を最初から選択肢から切るとかやるなデスマスク。

 

「星矢に冥界波打つくらい無駄そうだったからな」

 

おぉ、俺との修行がこんな所で役立ってる。感動するね。俺修行中ボコられただけだけど。

 

「俺達は上に行く。お前はどうする?デスマスク」

「俺は行かん。俺は巨蟹宮の守護が仕事だからな。まだ下から来るかも知れん。そいつらを止めるのが俺の役目だろ?あぁ、心配するな。お前が上に上がるってんならお前の分まで止めてやるよアルデバラン。その代わり後で奢れよ?」

「ふっ、では任せよう」

 

ん?今デスマスクに死亡フラグが立った気がする。あれかな?自分からフラグ立てて折っていくスタイルかな?

 

「星矢、気をつけろよ。お前なら大丈夫だろうがな」

「ありがとうデスマスク」

 

 

ドオオオン

 

「この小宇宙は処女宮か!星矢、行くぞ!」

「分かった!デスマスク!死んだら巨蟹宮の入口に顔飾っちゃうからね!」

「は、生意気言うな」

 

うちのデスマスク本当にいい奴だぜ。それはそれと今度は普通に急ぎ処女宮へ向かう。サガ対シャカだろ?大晦日でメインカードで放送していいんじゃない?黄金聖衣を質に入れてでも見なきゃ!

 

 

 

着いたらシャカはエクストリーム自殺敢行した後で、ミロが怒り狂ってサガにスカーレットニードルアンタレス打ち込む直前にアテナから、いいからサガ上に連れて来いって言われた所だった。

 

ほぼほぼ終わってる。まじで何もしてないワロス。

 

現場にいたムウが持ってる数珠の玉の色が、まだ冥界編入ってないのに既に四割程変色してる。二割は俺なんだけどね。もうちょい頑張って冥闘士...




「やべぇ!遅刻する!」

俺こと星矢はパンを加えて学園へ走って登校していた!があまりに急いでいたので曲がり角の危険性を忘れていた!

キキィー ドン!

「ごめんなさい!執事が運転を誤って貴方をうっかり引いてしまいました」
「いてて、あぁ、大丈夫です。ちょっと車に轢かれただけですから。けど貴女のその輝きはもしかして」
「私は聖域学園の黄金生徒会の射手座聖衣"サジタリアス"。貴女も聖域学園の?」
「俺は聖域学園の聖闘士科一年の星矢だ」
「まぁ、聖闘士科なら確かに車に轢かれたくらい平気ですね」


というネタが頭の中を暴走している。

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