正直、めちゃくちゃ困惑してる。最終決戦でガチバトルが行われるか、イベントバトル的なやつ消化して終わりやろとか思ってたんだけど、そんなもの起こる気配も無くお茶してるという。そして何よりこのコーヒーめっちゃ旨い。
「ふふ、気に入ったようですね星矢?」
「すっごい美味しい」
「そのコーヒーは星矢がこの後、グラード財団の名前を勝手に使って、世界中にアメリカのコーヒーショップが流行る前に展開して流行らせた店のオリジナルブレンドコーヒーですよ」
「ぶふぉ」
やべ。コーヒー吹いた。や、確かにスターバックス流行前にやろうと思ってたけど!
「ふふ、そうスターバックスでしたね」
心の中読まれまくりぃ。今お茶してる人達は城戸沙織(cv中川翔子ver)と女神パラスと魔女メディアと闇の神アプス。いやいやいやいやいや。どれかボスとしてくるだろうと思ってたのにまさか全員仲良しとか。アプス自我あんのかい。なんやこれ。突っ込みが追い付かねぇぇぇ。
「戦いたかったのですか?」
んな訳あるかい。
「ふふ、いつも星矢には振り回されているから、こういうのは新鮮ですね」
「あーもう、聞きたい事聞いていい?」
「どうぞ」
「俺を転生させたのは?」
「私です」
「何故?」
「星矢に頼まれたからです。『俺実は転生者だから、アテナの小宇宙貰って生まれないと世界やばいから宜しく』って急に言い出したので」
何それ頭痛い。
「私も頭が痛くなりましたがいつもの事なので。無作為に魂選んで転生させたつもりでしたが、まさか別の世界からこの世界の未来の知識を持ってやってくるなんて、夢にも思いませんでした」
「じゃあハーデスに怨まれるのはなんとなく分かるけどポセイドンに怨まれたのは?会った事無いんだけど?この後ポセイドン復活するの?」
「あぁ、酔っ払って星矢がポセイドンの封印の壺に用を足したからですね」
うわぁ。それは怨まれてもしょうがないわ。罰当たりな上にばっちいわ。
「なんでみんな仲良しなの?」
『星矢のせいですね』
えー。俺この後何しちゃうんだよ。ん?じゃああの性感野郎なんだったん?
「あれは星矢が天馬座の神殺しの運命を背負っているにも関わらず、放っておいたら一切やらずに他の人間や神に押し付けてしまうから因果に引き寄せられて強制的に勝手に発動したイベントみたいなものですね」
一気にあいつ可哀想になってきた。性感って言いたかっただけみたいな勢いやん。えっサガは?
「...あなたに修行を付けている間にあなたの中の私の小宇宙に触れ悪の心が少しずつ消えて、サガの良心がああいった行動に」
完全に俺のせいやん。うわ、それはへこむわ。
「あなたのせいではありませんよ」
「あっはい」
はぁー。ん?じゃあなんでここに呼ばれてお茶してんの俺?皆と一緒に帰って良かったんじゃ?
「あなたがどれだけこの後、皆を困らせていくか少し説教しておく必要があったからです」
「え」
「自由に振る舞い過ぎです。それにお爺様の血が悪い方向に覚醒もします。最低です」
「え」
「たまには戦って下さい。全部人に押し付けたりしないで下さい」
「え」
「あなたは黄金聖闘士の自覚が無さすぎです。というか隙あらば辞めようとして聖衣から世界中逃げまわって世界中から超常現象扱いされてます。」
「...うわぁ」
「聖域に出来るだけ滞在して下さい。双子座のパラドクスに追い掛けられて大変なのはわかりますが」
「え?パラドクス?紫龍じゃなくてなんで俺?」
「知りません」
それが一番やばい気がする。
「というかそっちの俺に言えよ、俺まだそんな事してないだろ!」
「今行方不明なので無理です。インテグラにまで手を出して二人の手を異空間から異空間へとひたすら逃げ回ってます。手を出したと聞いたので自業自得ですね。予知能力がある二人でも捕まえられないらしいですが」
「うっわぁ...」
「まぁ言いたい事は山程ありますが、少しでいいので自重して下さい。無理でしょうけど」
「アテナが遠い目をしてる..,」
「あなたのせいですよ。まぁ言いたい事は言いました。では聖域に返しますね」
えー。めちゃくちゃ言われたい放題言われただけ...って異空間にぶっ飛ばされたぁぁぁ。
...
...
.,.
「...矢!星矢!」
「お?」
「星矢、気がついたか」
「あー、ん?ここは?」
「ここは人馬宮だ」
周りを見たら黄金達が皆、俺の周りでぼろぼろな聖衣を着て心配そうに眺めていた。あー。帰ってきたのか。アテナなんて言ってたっけ?歳重ねても割りとモテて双子座姉妹丼出来るだっけ(錯乱)
ま、それより何よりとりあえず。
「皆、ただいま」
「ああ、よく帰った星矢」
伝説の女神像の下
「呼び出してすいません、先輩」
「星矢...」
「サジタリアス先輩、いえサジタリアス、俺の聖衣になって下さい!」
「星矢...嬉しい。ええ、私はこれからあなただけの聖衣になるわ。ずっと大切にしてね」
なお爺さんの血で今後浮気しまくり、尚且つ先にペガサスを着てみた模様。
以下反省文です。
初投稿でした。書き貯めずにいきなり投稿してから書き貯め始めた事は駄目でしたね。自分がどれくらいのペースで書けるかさっぱり分からないにも関わらずです。そして始めから低いのに進むに連れて下がるクオリティ。調子出ないと一日1500字くらいしか書けないから毎日書いてそのまま投稿してればクオリティ下がりますね。でも毎日投稿したかったんです。そういう作品読むの好きだったので。ですが能力不足でした。
作品のクオリティに対して途中でランキング上がり過ぎて叩かれ出したのは悲しくなりましたが、最初に完走すると言ったので約束は守れて良かったかなと思います。ランキング上がったのは嬉しかったですが、感想欄にbadひたすら付ける人が出てきたのはほんとに悲しかったです。感想貰うのが楽しみだったので。
次はある程度書き貯めてから一気に放出かな。毎日は無理かも知れませんが。書き貯め途中で投げ出したくならなければ、いま書いてるダイの大冒険ポップ「屁のつっぱりはいらんですよ」を来年投稿します。もし興味有れば宜しくお願いします。投稿始めたら完結はさせますので。それまでの間は今投稿してる変態仮面の恋姫無双を不定期で適当に投稿してると思います。
最後に皆さま長いようで短い間、お付き合い頂きありがとうございました。読んで頂いた事、本当に嬉しく思います。