もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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どうも、蒲鉾侍です。
初の投稿となります。
おかしな部分が多々有りますが、悪しからず。


プロローグ
開かされた もう一つのストーリー


突然だが、ドラゴンボールと言う、漫画を皆は知っているだろうか?

主人公 孫悟空 が強敵を倒していき、心身共に成長していく日本を代表する漫画である。

そのドラゴンボールには、人造人間編と言うエピソードがある。

今回は、それを取りあげて行こう。

この、人造人間編のラストを飾ったボスの名はセル、人造人間セルだ。

その生物は、人間の生態エネルギー蓄え、その力で人造人間を吸収して、完全体になって、孫悟空達を苦しめた。

 

元々、セルはその時空間では、まだ幼虫の状態だった、しかし成長を終えたセルが未来から、タイムマシンに乗ってはるばるやって来たのだ。

セルが元々いた世界は、人造人間のおかげで、街は崩壊し人間達は行き場を失っていた。

そこで孫悟空達は立ち上がったが、肝心の孫悟空は、人造三年前にウイルス性の心臓病で死亡していた。

主力を失った、残された戦士達は、人造人間に果敢に挑んだが破れ去っていた。

もう、人造人間に勝てる見込みのある戦士は居ないと見られていた。

しかし、戦士は残っていた。

一人は孫悟空の息子である、孫悟飯。

そして、孫悟空のライバル、ベジータの息子、トランクス。

孫悟飯がトランクスを鍛え、人造人間達に挑むため準備していた。

しかし、孫悟飯は人造人間達に挑み、片腕を無くしてしまう。

修行をしなおして、挑むが人造人間達に無惨にも殺されてしまう。

トランクスだけでは、無理があると判断した、トランクスの母 ブルマはタイムマシンを完成させ、過去の、孫悟空のいる次元に助けを求めた。

その次元には、セルはいなかった。

それによって難易度がぐっと下がった、人造人間編は神と融合をした、ピッコロによって納められた。

トランクスは過去に行っても人造人間を倒す程のパワーアップは出来なかったが、人造人間を停める、緊急停止装置の設計図を手にいれた。

未来に戻って装置を使い、人造人間を停め破壊した。

作戦の成功を過去の孫悟空達に伝えようと、タイムマシンに乗り込もうとする、が、何者かが襲いかかってきた。

 

「ほう、避けたか、流石はベジータの息子、トランクス」

 

「き、貴様!何者だっ!」

 

トランクスの目の前に現れたのはセル。

セルはトランクスを殺し、過去に行ったことによって人造人間 セル編が起こったのだ。

しかし、トランクスはそんなことは知らない。

 

「私の名は人造人間セル、私は過去に用事があるのでね、貸してもらおう」

 

「人造人間だとっ!?まだ生き残りがいたのかっ!過去になんの用事があるんだっ!」

 

トランクスは『人造人間』の言葉に反応し、背中にかけてある、刀に手をかける。

 

「特別だ、教えてやろう。私は人造人間17,18号を吸収することによって、究極でパーフェクトな力を持った完全体になることできるのだ。しかし、この次元には17号18号はいないようなのでね。

過去に行って吸収するのだ」

 

そう告げると、セルはトランクスの正面に立って構えをとった。

 

「そんなこと……!させないっ!」

 

刀を抜き、金色に輝く戦士『超サイヤ人』に変身する。

『超サイヤ人』になることによって、元の戦闘力の50倍の力を得ることが出来る。

しかし、そのことを知っているセルは変化には驚かない。

 

「なかなかのスピードだが……私の方が速いようだ」

 

「なっ!いつの間にっ!?」

 

セルはトランクスの後ろに立っている。

トランクスは油断したわけではない、セルのスピードにトランクスが追いつけなかったのだ。

 

(こいつ!強い!恐らく人造人間達と同格の強さだ。でも、過去に危険な奴を行かせるわけには、いかないっ!)

 

トランクスは心の中で誓い、再びセルに向き直った。

 

「そうだ!飛び切りの面白い技を披露しよう」

 

手をポンッ、と叩き、今までとは違う構えをとる。

 

「なんだ?何をする気だっ!」

 

トランクスは、セルの妙な発言に警戒を強めた。

 

「かぁ!」

 

「ん?その構え……」

 

「めぇ!」

 

「見たことが……」

 

「はぁ!」

 

「ま、まさかっ!?」

 

「めぇ!」

 

「や、ヤバイっ!ファイナルッ!」

 

「波ッーー!」

 

「フラーッシュ!」

 

セルの合わせた手から漏れる青い閃光。

悟空の愛用技をかめはめ波。

悟飯の使っている所を見ていた、トランクスはそれに気づき、過去でベジータに教えて貰っていた、ファイナルフラッシュで撃ち合いをすることにした。

 

しかし、実力の差は歴然。

ぐんぐんと青い閃光がトランクスの黄色い閃光を押し退け、トランクスを飲み込んだ。

 

「がはっ!」

 

かめはめ波に押され、岩盤にぶつがったトランクスは気絶した。

 

「では、過去に行くとするか…」

 

セルがタイムマシンに乗ろうとすると、空に二人の影が見える。

一人の正体は、サイヤ人の王子ベジータと宇宙の帝王フリーザの血液によって、瞬時に分かった。

 

「ふあぁぁ、気まぐれに起きてみたら、タイムマシンを使おうとしてる奴がいるなんてねぇ。なーぁ、ウイス」

 

「はい、ビルス様、どなたが作ったのかは知りませんが規則違反で犯罪です」

 

ネコのような容姿をしているのは、破壊神ビルス。

そして、その付き人ウイス。

 

「くっ!くそーーっ!」

 

セルはビルスに反応し、タイムマシンに乗り込み、過去に逃げようとする。

 

「面倒だな、この星ごと破壊するよ」

 

ビルスは瞬時に赤いマグマのように煮えたぎる、気功波を作り出した。

 

「う、うわーっ!」

 

ビルスはこの気功波を地球に向かって投げた。

それはどんどんと地球に近づいた。

 

トランクスがうっすら、目を開けるとタイムマシンがタイムスリップをしようとしている。

ビルスなどには目もくれず、セルを行かせまいとタイムマシンにしがみついた。

 

そして、地球は破壊された。

 

「これで、完了だね。帰るよ、ウイス」

 

「はい、ビルス様」

 

二人は知らない。

もう、セルとトランクスはタイムスリップしてしまったことを……。

 

セルが過去に着いたとき、トランクスはいなかった。

途中でタイムスリップ中の、どこかの時間に落ちてしまったのだ。

 

トランクスが落ちたのは、孫悟飯が生きていて、まだ片手を失ってしない時。

 

その時代の、少年のトランクスと体と心も完璧に合わさり、ベットに寝転がっていた。

 

 




続けたら続くと思います。

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