今年もこの小説をよろしくお願いします。
トランクスにとって地獄の7日が終わった。
自分より戦闘力が高い、シンと悟飯を相手に修行をしていたのだ。
二人は手加減をすることなく、そして容赦なくトランクスに襲いかかる。
死にもの狂いでその修行を乗り越えると戦闘力は伸びたが、それでも二度とやりたくない修行方法である。
7日が過ぎたと言うことは本日はセルゲーム。
トランクスと悟飯とシン、そして、忘れられているキビトがセルゲームの会場に向かった。
セルゲームの会場は綺麗に作られたリングがあった。
4人が来たのに築いたセルはリングを見てからドヤ顔をしている。
それにしても、トランクス達より先にきた先客がいた。
それは巷で世界一強いと言われるミスターサタン。
記者やカメラマンは見当たらない。
一人で挑戦しに来たようだ。
「むっ?…あ、あなた達はっ!?」
サタンは悟飯達を見て驚いている。
しかし、初対面のはず。
「あなた達は、人造人間を圧倒した黄金の戦士!」
なんと、悟飯とトランクスは黄金の戦士と呼ばれているらしい。
「もしかして、都で噂になっています…?」
トランクスは少し心配そうな顔をで質問をした。
「いや、大丈夫ですよ!私が人造人間との戦いを見ていただけですので」
サタンはトランクス達と人造人間の戦いを見ていたというのだ。
「いやー、私感動しましたっ!あ、もしかして、貴方達もセルゲームに来たんですかっ!?実は私もなんです!」
やはり、サタンはセルゲームに参加するらしい。
そして、自慢気にシャドウボクシングをし始めた。
「早くしろおぉ!私始めに戦うのはだれなんだあぁ!」
「あ、私です」
痺れを切らしたセルの怒号に反応して、ゆっくりとミスターサタンが手を上げた。
「え?さ、サタンさん、あいつ強いですよ!」
「分かっています、でもルールでは殺人はなしでしょう?実力を試したいだけです」
そういって、サタンはリングにのぼって、セルと向き合って構える。
「私に挑戦すると言うのか?まぁいい、来るがいい」
「ほっ!!」
「人間しては早いなっ!」
「ぐぅ!?」
サタンが、人間とは思えないスピードでセルに攻撃を仕掛けるが、その前に鼻を殴られてしまう。
「う、うう!」
サタンは鼻を殴られた事によって、鼻が折れてしまったようだ。
「分かっただろう。リングから降りろ」
サタンの前に立って、見下ろしている。太陽の逆光でセルの顔はよく見えない。
「だあああぁぁぁ!!」
「ぬおっ!?」
しかし、サタンはそれを利用してセルの油断ついて足払いをかけた。
セルはそれに反応することが出来ずに尻餅をつく。
「なっ!?セルに尻餅をつかせたっ!?」
思わず、これに驚きの声を上げるシン。
「き、貴様ぁ!!私を転ばずだとおぉ!!」
セルは怒りの表情を浮かべている。
セルが完全に油断していたとはいえ、戦闘力が10程度のサタンに転ばされたのだ。
「次は手加減しないぞおぉ!!さぁ!!来い!」
「あ、降参します」
「なっ!?舐めているのかあ!?」
「いや、これ以上は私では敵わないので」
サタンはそういって、リング降りていった。
「黄金の戦士さん達 後はお願いします」
セルが弱いのではなくて、サタンの戦闘スキルが高すぎるだけです。
界王神の次はサタンが優秀になりました。