もう一つの未来   作:蒲鉾侍

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ついに、悟飯とトランクスの本気のぶつかり合い!!
勝つのはどちらなのか!




師弟決戦

悟飯とトランクスが舞台の上がり、構えとる。

そこで、長年天下一武道館の審判及び実況を続ける男もこの戦いはスゴくなると判断し カプセルコーポレーションと共同開発した特性のバリアーをはり、試合開始の合図を送る。

 

緊迫間のある会場。

トランクスと悟飯な対面していた。

静かな、にらみ合いだがそれにヤジを飛ばすものはいない。

観客をも飲み込むほどの緊張。

 

「……!ハァ!」

 

「…ハッ!」

 

誰かが音をたて息を飲んだ音が合図になる。

トランクスが先に動き気功波を投げつける、それを遅れて反応した悟飯が手刀で弾く。

しかし、すでに視界のどこにもトランクスは映らない。

以前にもあったような展開、悟飯はそれを思い出していた。

そして、トランクスは以前と同じ場所に回り込む。

 

「そこだっ!」

 

それをよみ、悟飯はトランクスに拳を突き出す。

 

「まだ…です!」

 

トランクスは超サイヤ人に変身し、悟飯の腕を掴み逆の拳で悟飯を殴る。

 

「くっ!超サイヤ人か…!なら、こっちだって!」

 

「スピード上げていきますよ…!」

 

徐々に気を開放していき、その戦いはもはや、姿は見えず衝撃波と爆音だけが伝わってくる。

 

「「ハァァァ!!」」

 

二人の手のひらに気が集中する。

悟飯には青い気がトランクスには紫の気が集まっていく。

 

「かめはめっ!!波っーー!!」

 

「ギャリック砲っ!!」

 

過去、地球で行われた悟空とべジータの戦いのような技が繰り出される。

しかし、そのパワーを遥かに越えて火花が散り相殺しあう。

 

「負けるかァ!!」

 

トランクスはその勢いに任せ、超サイヤ人2にまで覚醒する。

セルやブロリーに見せたときとは違い 超サイヤ人2も超サイヤ人同様に極めた。

ギャリック砲がスパークを始め、雷撃のように悟飯をのみ込んだ。

 

「……な、なんと言うことでしょう!凄まじい闘いです!」

 

「「おおおおおお!!」」

 

固唾を飲んでいた、実況者がマイク喋りだすとそれにあわせて観客達にも熱がはいる。

 

「トランクス選手の勝ちなのでしょうか!」

 

「いえ、まだです…!」

 

観客に問いかけるように言葉を発すると、それにトランクスが否定する。

 

トランクスの言葉どうり煙が晴れるとそこに服がボロボロになり下に着ていた紺色の服が見えるようになった悟飯がそこに立っていた。

確かにダメージは受けているようだが、気は減るどころか更に増している。

 

ブロリーとの戦いで覚醒した 潜在能力を引き出した変身は超サイヤ人2のように気をスパークされ、髪の色は変わらず悟飯独自の進化と言えるだろう。

その戦闘力は超サイヤ人2に簡単に匹敵する。

 

「シンさんに言われたんだ。この状態は自分の気が溢れすぎて、ある程度の実力を持っていなければ使いこなせないと。まだ完全には使いこなせないが……トランクス 俺に勝てるかな…?」

 

「もちろん…!勝ちます!」

 

お互いの気を高め、威嚇しながら距離をつめる。

手を伸ばせば当たる そんな距離をまで来ると二人の気が激しくぶつかり合い 更に大きな音をたてる。

 

「「ハァ!」」

 

拳は交差し、お互いの顔を曲げる。

二人は表情を変えることなく、攻撃を繰り返す。

近距離でのノーガードでの殴り合い。

 

それが3分近く続いた頃、悟飯が口を開く。

 

「いい加減にしろっ!」

 

悟飯の言葉にこもっていたのは怒りであった。

トランクスはそれに困惑し、話を聞く。

 

「まだなにかを隠しているだろう!持っている力を全て使い全力でこいっ!」

 

「……まさか気づいていたんですか…」

 

悟飯はトランクスがまだ力を隠していることを見破った。

トランクスは観念し、自分の全力を見せることにした。

 

「まだ、完成していないんです…ですが使います」

 

そういうと一気に気を開放し更に高めていく。

まだこんなに隠していたのかと顔をしかめるが、悟飯はそれを見守る。

そのうち、超サイヤ人2によるの黄金の気は激しい紅に染まっていく。

 

「Dr.ゲロの研究所で見つけた資料でこの技……悟空さんの界王拳の存在を知りました…自分なりに使うようにしていますが体に負担が大きく2倍の界王拳が限界です…!」

 

「くっ!父さんの技か…!思った以上だ」

 

さすがの悟飯もここまでの戦闘力が上昇するとは思っていなかった。

今まで、悟飯が上だったものの追い抜かれてしまった。

 

「最高の技で終わらせます…!」

 

「あぁ!!手を抜くなよ!」

 

それでも、悟飯は限界など存在せぬと言わんばかりに気を高め かめはめ波の構えをとる。

対して、トランクスはセルを追い詰めた究極の技 ファイナルかめはめ波 の構えをとった。

 

「ファイナルっ!かめはめ波ーっ!!」

 

「かめはめ波っーー!!」

 

界王拳によって紅く染まった強大なファイナルかめはめ波と限界を越える悟飯の渾身のかめはめ波が衝突する。

 

これには、ここまでギリギリ持っていたバリアーも破れ 観客達は吹き飛ばされないよう席にしがみつく。

 

「うおおおぉ!!!」

 

「くっ!ぐわあぁぁぁ!!」

 

鼓膜を直接叩いてくるような爆音が響き、トランクスが悟飯に押し勝った。

悟飯は遥か彼方に倒れ、シンが瞬間移動で連れ戻す。

 

「し、勝者っ!トランクス選手ウゥゥ!!」

 

「「おおおお!!」」

 

実況者がマイクでそう叫ぶと、観客もトランクスに歓声を送る。

トランクスはガッツポーズをし、舞台を降りていく。

 

「悟飯さん!これ仙豆です!」

 

悟空達が死にいく時、カリンは自分を恨み仙豆を作るのに時間を費やした。

そのため、現在仙豆は不足することなく存在する。

そのひとつの仙豆を悟飯の口に運び、再生させる。

 

「強くなったな、トランクス。今回はお前の勝ちだ!次やるときは負けないからな」

 

「はいっ!」

 

超絶フルパワーの最強同士のぶつかり合いの結果はトランクスの勝利となった。

 




命を削る超サイヤ人での界王拳って超サイヤ人ブルー界王拳は大丈夫なの?
しれっと仙豆量産してるカリン様。同じ悪夢を繰り返す訳にはいかんからね。

悟飯くんはこのあと特別観客席(舞台がよく見える場所)でビーデルさんとイチャイチャしながらトランクスを見守ってくれるはず。

戦闘力

悟飯 20億(通常)1000億(超サイヤ人)5000億(潜在能力覚醒)

トランクス 30億(通常)1500億(超サイヤ人) 3000億(超サイヤ人2)6000億(界王拳2倍)

トランクスついに、最強の称号獲得。


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