IS/勇者王ガオガイガー─白き翼の戦士と勇気ある者―   作:オウガ・Ω

32 / 48
二年前


深夜、富士樹海から少し離れた場所にある御凰古武術道場は炎に包まれ火の粉が夜空を焦がす中、黒い影が黄金の鎧に身を包んだ少年と胴着姿の少年が背中あわせに立つ

《ギャヒャハハヒハハ!みっけたぞおおバイオタイィンRIN………》

「オレをそんな名前で呼ぶな……」

「落ち着け燐、コイツラは俺が引きつけるから早く蓮童とオリエのところへ行くんだ!!」


「わかってるけど、こんなに囲まれたら……」


「燐、あれをやるぞ…やる前から諦めるなって……いくぞ」


《オヤオヤ~観念しましたか……アナタはこの世界の人間ではないようですね………我々と同じ「転…者」ですかなあ?》


「テンセイシャ?なんだそれ?なあ、あんた自分の中に宇宙を感じたことはあるか?」

黄金の鎧に身を包んだ少年の言葉に怪訝な表情を浮かべる彼の前でゆっくりと拳を構え、燐も拳を向けた瞬間、光が走り黒い影が吹き飛ぶのを見た彼の目には黄金の輝きが煌めいた


ー聞け獅子の咆哮を!ライトニング・プラズマ!!ー

獅子の咆哮にも似た雄叫びが響くと無数の閃光が黄金の鎧を纏った少年の拳から、燐の拳からは蒼白い雷を纏った閃光が周りを囲んでいた黒い影を砕き粉砕していくと道が開けた

「今だ燐!」

「わかったレグルス兄貴!邪魔だライトニングボルト!!」

再び構えた拳から蒼白い雷を纏わせたライトニングボルトで黒い影を貫き通しまっすぐ進む燐の背中を見ながらレグルスは先ほどの指揮官らしい人物と対峙する

《な、何ですか今の技は!やはりアナタもテンセ………グカゴェ!》

言い切る前にレグルスの拳が胴体を捉えたまらずくの字になりながら膝をつきながら顔を上げた彼の目にはレグルス…いや黄金の獅子が写りガタガタ震え出す

「………この世界に来てから燐や蓮童、オリエにであうまでずっと独りだった…出会ってからはすごく楽しかった。獅子座を継がせてもいいって思えるぐらいの才能を持った燐と出会えてうれしかった……毎日が楽しかった……それをおまえ達は壊した」


《ヒ、ヒイイイ!》


「………人が当たり前に過ごす幸せを勝手な願いで壊すようなアンタらだけは許さない…ライトニング・プラズマ!」

《ヒガゴアアアアアアアアアア、ナ、ナハト様ああああああァ!》

無数の閃光に砕かれは悲鳴を上げながら消え去るのを待たずに走り出すレグルス、向かうは蓮童、オリエ、燐がいる場所…


(待ってろよ蓮童、オリエ、燐!俺が来るまで持ちこたえてくれ!)

身体が透けていき力が抜けていくのをは必死に耐え3人の小宇宙を頼りにようやく辿り着いたレグルスがみたモノ…

「レ、レグルス兄貴………ゴポ…………」

眼前には両足を引きちぎられ大木を背にし倒れる蓮童、その両手には血だらけになり息も絶え絶えなオリエ、二人を護るように立つ燐の胸には巨大な槍にも似た黒い物体が貫き地面に刺さり足元には血の海が出来ていた

「燐!」


第十四話 黒兎

…教官は憧れだった…欠陥品の烙印を押された私のまえに現れ再び《最強の座》へと戻してくれた

 

でも《ある男》の話になると教官は

 

 

教官は完璧でなければならない…だから私は不要なモノを排除しなければならない

 

「……ッヒさん。ボーデヴィッヒさん?」

 

 

「……なんだハヤテ…」

 

 

「いえ…今日のは口にあまり合いませんでしたか」

 

 

「いや……すまないハヤテ…私は寮へ戻る」

 

「そうですか。ならコレを」

 

蒸籠から取り出したのは湯気が立ち上る甜点心(あんまん)を小さな蒸籠にいれ手渡した

 

「…コレは?」

 

「新作の甜点心です…この前いっていたアイデアも少し取り入れてます」

 

 

「そ、そうか…じゃあありがたくいただくとしょう……」

 

大事そうに蒸籠型の容器を手にドイツ大使館から出るラウラを見送り、外交官に注文されていた本物の杏を使った《杏仁豆腐》を用意するため厨房へ入った時、頭に声が響いた

 

 

―疾風、あの黒ウサギ様子が変じゃなかったか―

 

 

(ああ、なにかを思い詰めてる…っ!?)

 

 

指先に痛みが走り見ると指先に赤い筋、中華包丁の先で切ったと気づくが…それ以上にラウラの僅かな変化をみて胸騒ぎを感じる

(……嫌な感じがします、早く燐たちと連絡を取らなければ)

 

そう心の中で呟くと瞬く間に杏仁豆腐をガラスの器へ盛り付け黄色いビークルに乗せ外交官がいる執務室に歩いていったころGGG本部ヘキサゴン、三式空中研究所(収納形態)では

 

「コレがISをゾンダー化させるマテリアル《ゾンダーメタル》か」

 

「解析した結果わかったのは重金属粒子が複雑に絡み合いある意味ニューロンにも似た組成と結晶体になっとる……ヤツらバイオネットはコレをイゾルデの地下で大量に生み出しとったらしい」

 

「………数十年前にゾンダー博士が提出したマテリアルと100%同一のモノだって確認もとれているよ。でも何が目的で生み出したまでは私にもわからないよ」

 

 

「こんなちっさいのがゾンダーISになるとは思えねぇな」

 

「迂闊に触るでない!ワシ等もゾンダーIS化してしまうぞ!!」

 

 

掴もうと手を伸ばした火麻があわてて引っ込めたのを見てフウっとため息をつきながらゾンダーISコアを厳重に封印しながらウィンドウを展開する、ソコには巨大な緑色の光を湛えた原石《Gクリスタル》が映る

 

「新たに判明した事がある、長官、参謀、何故燐達のISがゾンダーISと戦って取り込まれないかわかるかの」

 

「確かに、今までのゾンダーISは機械を取り込み機能を拡張してきた。しかし燐達のISは取り込まれるような現象すらもない…………」

 

 

「アイツ等にとって弱点があるからじゃねぇのか?」

 

 

「そうじゃ、燐達のISの動力に使われているGクリスタルから生み出されたGストーンを用いたGSライドが使われておる………GストーンはゾンダーISコアと相反する性質を持つ、いわゆる反物質じゃ」

 

「だからこそ取り込まれずにすんだんだよ~でも私たちにとっての弱点になりうるからね…もしGストーンをも上回るゾンダーISコアが現れたら」

 

「まさか!」

 

「……Gストーンは力を失ってしまう、そして燐は」

 

 

 

第十四話 黒兎

 

 

 

翌日、IS学園 第三アリーナ

 

 

「……ふう……まだずれてますわね」

 

 

ブルーティアーズがアーマーへ戻しながら、スターライトMk-Ⅱの構えを解き見るのは無数のターゲット…射抜かれてるもののズレが大きすぎる…ビッドへ的確な指示を跳ばしながらの射撃管制及び最大稼働時におけるフレキシブルバーストおこなっていたんですけどまだまだ道のりは遠い

 

 

(まだ私の努力が足りないということですわね…………凍也さんに聞いてみたいですけど、公団に戻られているみたいですし)

 

 

「………なにやってんのよ、あんた?」

 

 

「り、鈴さん?何でここに!?」

 

 

「なにって訓練しにきたって決まってるじゃない。

そういうあんたもずいぶん難しい事やってみるみたいじゃない」

 

そういい鈴は甲龍を展開すると空へ上がりながら手招きする。セシリアも空へ飛翔すると互いに向き合った

 

 

「………アンタ、少し聞いていい?」

 

「何でしょうか?」

 

「…宇宙開発公団から来た竜崎凍也とどういう関係?もしかしてつきあってる?…」

 

 

「な、なにをいきなり!凍也さんとはまだお付き合いというか、まだ、その……ま、まさか鈴さ」

 

「安心しなさい、竜崎凍也をとったりなんかしないわ…………さて無駄話はここまでにして模擬戦を始めましょうか?あまり時間な………」

 

会話を遮るようにびびく音をハイパーセンサーで感知し急速回避する二人、先ほどまで自分達がいた場所に光が走リ抜けていく

 

「……今のはレールガン?いえコレは」

 

「……そのまさかみたいね……ちょっといきなり攻撃してくるなんてどういうことよ」

 

セシリアと鈴が見る先には黒いISシュヴァルツェア・レーゲンを纏ったラウラ・ボーデヴィッヒの姿、右にマウントされたリボルバーカノンから薬莢が飛び出し鈍い音と共に落ちた

 

 

「中国の甲龍、英国のブルーティアーズ…………カタログスペックよりも性能は劣化しているようだな……やはり量産機に負ける第三世代機しか作れないようだな」

 

「………へぇ~アンタ喧嘩売ってるの…」

 

「……今の言葉聞き捨てなりませんわね」

 

「本当のことを言ったまでだ。古臭いしきたりや伝統に固執するしかない英国代表、人の数の多さだけが自慢の中国代表……機体もだがそれを操る候補生も随分と質が落ちているな」

 

 

ラウラの言葉と同時にブチチッと何かが切れる音が響く。鈴は双天月牙、セシリアはスターライトmk-2を静かに展開し構える表情からは怒りが読みとれた

 

 

「…ほう?人並みには怒れるようだな。こい、量産機程度に二人がかりで負けた代表候補生」

 

「やってやろうじゃないの!あとで後悔しても知らないんだからね!!」

 

「………同じ欧州連合だから大目に見てましたが……私の祖国に対しての侮辱は我慢なりません!お相手をしてあげますわよ!」

 

「くだらん口上はいい、とっとと来い」

 

 

ラウラの見下すような視線と言葉が合図といわんばかり鈴とセシリアは得物を強く握りしめ空を駆けた

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「シャルル、燐はどうしたんだ?今日は一緒じゃないのか?」

 

「え、えと、なんか宇宙開発公団から呼び出しがあったみたいだよ。確かガオファーの追加パッケージのマッチングしに戻るって、でも夕方には戻るよ」

 

第三アリーナへ続く道を歩きながら一夏の質問に答えるシャルル、これから日課であるIS操縦訓練へ向かうのだが燐の姿が見えない理由に納得する

 

 

「そっか…燐も大変なんだな。将来はISで外宇宙探索を目指してるからな…さて学年別トーナメントに向けて頑張…」

 

 

途中で合流した箒と共に第三アリーナへ入った同時に爆発音が耳に入る、特殊シールドを隔て見えたのは鈴の甲龍、セシリアのブルーティアーズ。そしてラウラのシュヴァルツェア・レーゲンが2対1の戦いを繰り広げている

 

「鈴!セシリア!」

 

だが鈴とセシリアのISはアーマーが所々損傷、または損失しているのに対して、ラウラの機体は傷どころかダメージを受けた形跡すらもない

 

 

「くらいなさい!」

 

鈴の声と共に甲龍の両肩アーマーが展開と同時に空間圧作用兵器・衝撃砲《龍砲》が最大出力で真っ直ぐラウラを捉える

 

「無駄だと何故わからない。この停止結界の前ではな

 

スッと手をかざすと不可視の砲撃が瞬く間に無効化されたのを見て苦い顔を見せる鈴へ両肩から射出したブレードが多角的無限軌道しながらセシリアの援護射撃を回くぐり鈴の足を掴む

 

 

「鈴さん!く、やらせませんわ!いきなさい!!」

 

セシリアの声に応えるようにビットが射出され、正確な射撃が雨のように降り注ぐのを容易に回避していく

 

「理論値最大稼働時のブルーティアーズなら驚異だが、この程度ならば驚異にすら感じない、期待はずれだな」

 

落胆する表情すら見せず、左右同時に腕を交差。すべてのビットが蛇に睨まれた蛙のように動きが止まる。それを見てセシリアは狙撃するもシュヴァルツェアレーゲンのリボルバーカノンの砲撃で打ち消され、連射射撃に移ろうとした瞬間、強い衝撃が襲いかかり姿勢が崩れながらナニがぶっかったか理解した。

 

先ほどラウラに拘束された鈴を振り子の要領で自分にへ叩きつけられたとわかったセシリアの視界から、ラウラの姿が消えた

 

(アレは瞬時加速!)

 

「くっ!この!」

 

双天牙月を分離し切り結ぶ鈴の刃とプラズマソードとワイヤーブレードで迫るラウラに徐々に追い詰められた時、再び装甲を展開《龍砲》をチャージする、それを予想していたかのように実弾砲撃で破壊すると体勢が崩れた鈴へプラズマソードを突き刺そうとした

 

「させませんわ!」

 

二人の間に割って入りスターライトを盾にし腰アーマー…弾頭型ビットを射出、大爆発が起こり煙に包まれながら二人は少し離れた床へ叩きつけられた

 

 

「い、いきなり零距離はまずいでしょ!それにしても無茶するわね」

 

「す、すいません。でもコレなら………そ、そんな!!」

 

 

煙が晴れた先には無傷で立つシュヴァルツェアレーゲンに唖然となる二人を黒く濁った目で見る…その瞳には暗い炎が見えた

 

「もう終わりか?今度は私がいかせてもらおう」

 

 

瞬時加速同時にセシリアにゼロ距離リボルバーカノン砲撃、呆気にとられる鈴を蹴り飛ばし空へ舞う二人にワイヤーブレードを飛ばし巻き付け引き寄せるラウラの一方的な暴力が始まる

 

腕、脚、体に的確に拳が叩き込まれ二人のシールドエネルギーが削られ瞬く間にレッドゾーンへ到達する。このままだとISが強制解除され命に関わる。そんなのをお構いなしと言わんばかりに攻撃の手をゆるめず容赦ない

 

「…やめろ」

 

小さくつぶやいた一夏の声に気づいたのかラウラがゆっくりと愉悦に満ちた顔を見せた瞬間、一夏の中で何かがキレた

 

「やめろおお!」

 

白式展開と同時にアリーナのシールドを零落白夜で切り払い中へ突入、そのままラウラへ大きく斬りかかる

 

「二人をはなせ!」

 

「ふん、感情的で読みやすいな……」

 

「な?体がうごかない」

 

振り下ろしたハズの零落白夜のエネルギー刃が止まっている、いや身動きが出来ない事に驚く一夏に暗く淀んだ瞳に歓喜の色を宿しリボルバーカノンが向けられる

 

「やはりお前はあの人の弟である資格はないようだな……消えろ」

 

引き金を弾こうとした瞬間、弾丸の雨が降り注ぐと体の自由が戻るとラウラは軽く舌を鳴らした

 

「ち、雑魚がもう一人いたか」

 

「シ、シャルル?」

 

「僕が引きつけるから早く二人を!!」

 

 

「ああ!」

 

ラファールリヴァイブを纏ったシャルルの言葉にうなずくと一夏は二人を抱きかかえ瞬時加速をしようとする…がウィンドウが開きアラートが鳴り響く

 

(しまった!エネルギーが無い!!)

 

「邪魔だアンティーク……」

 

 

「エ?うわあああああ!?」

 

ワイヤーブレードをいつの間にかに展開しアサルトライフルを持つ手を拘束し明後日の方向へラファールリヴァイブ事アリーナの外壁に叩きつけリボルバーカノンを一夏へ向ける

 

「これで終わりだ………」

 

 

リボルバーカノンからの連続砲撃が一夏、セシリア、鈴に迫る…一夏は必死に状況を打破する為の方法を模索するも何も浮かばない。いやただ浮かぶのは仲間を護ることが出来ない後悔、無力さが支配する

 

(力が欲しい……あの砲撃をかわして皆を守れるぐらいの速さを……翼を!夢の中で見たあの白い翼の戦士みたいに!!)

 

「一夏ああああ!!」

 

 

アリーナの外にいる箒の声が響くと同時にリボルバーカノンの砲撃が着弾、煙が晴れると大きくえぐれた床が見え満足したのかラウラは一瞥し去ろうとした時、白い影がラウラの横をよぎる…振り返った瞬間、リボルバーカノンの砲身が切り裂かれていた

 

「な、ナニが………!?」

 

あたりを警戒するラウラの視線に映ったのは白式、いや白式よりもスマートで白いアーマーが腕、脚、胸部を覆い、左腕には赤い宝石が輝き頭部を覆い隠すようなマスクにも似たパイザーを纏った人物に驚きを隠せないラウラ。その姿はどこか神々しさを感じ取りながら箒は言葉を漏らした

 

 

「あ、あれは………私の神社に伝わる白き翼の剣士……まさか一夏が?」

 

 

「…………」

 

無言で立つ白式?の背後にある白い翼が乾いた音と共に開いた瞬間、姿が消え今度は右肩浮遊装甲が切り裂かれ爆発。あたりに散乱する中、再び姿を見せ赤い宝石が嵌まった左腕装甲から赤いビームブレイドで切りかかるもとっさにプラズマソードで受け止めるラウラの表情は驚愕の色に染まっている

 

「な、なんなんだ、なんなんだお前はあ!!」

 

「…………………」

 

目にも止まらぬ剣速で切り結ぶ姿は騒ぎを聞きつけアリーナの管制室で見ていた山田麻耶は言葉を失い、織斑千冬の表情はこわばり手が震えている

 

(な、なぜだ、何故あの姿に!)

 

第二回モンドグロッソ大会で誘拐され、ドイツ軍諜報部の情報提供で一夏が監禁された場所へたどり着いた千冬が見た戦士の姿………一夏の姿に不安を覚えながら外部への情報漏洩を防ぐように山田先生につげ第三アリーナと不安な心と共に歩き出した

 

 

第十四話 黒兎

 

 

 




君たちに最新情報を公開しよう!

突如現れた謎のIS、その圧倒的スピードと功撃力に翻弄されるラウラ


様々思惑がはらみつつ始まる学年別トーナメント、だが大阪にゾンダーIS出現によりシャルルを残し離れることを余儀なくされる燐

しかしラウラの機体にに秘められた力の前に追い込まれた時、現れた緑と黄色の影は?


次回、IS~インフィニットストラトスー白き翼と勇気ある者ー

第十五話 風と雷《前編》

次回もファイナルフュージョン承認!



ー撃龍神with双頭龍ー&ープライヤーズー


コレが勝利の鍵だ!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。