俺は諦めてケーブルを自分のニューロリンカーにさし、目の前に現れた警告を払うと自分の手を合わせ、いただきますをする。
『へぇ〜この学校に私達以外のバーストリンカーがいたとわねー。しかもそれが『
まずマンガン・ブレードであろう高野内 琴が俺に意外そうな目で見てきた。
え?てか俺ってばそんな二つ名あったの?
因みにクロノスというのはギリシャ神話に出てくる時間を司る神な訳で。まぁ要するに時間停止アビリティ持ちの俺には丁度いい二つ名なのかな。
まぁそれはともかく、俺はラーメンを啜りながら訊ねる。
『それで、こんな所に呼び出して直結させた理由を教えてくれよ』
『それはレギオン加入についての話をしようかと』
琴がタコさんソーセージをパクッと食べながら話すと、俺は左手で仮想タップを操作する。
『なら加入手続きしたいから申請書くれよ。幹部なんだからもってるだろ?』
(オリ設定)レギオンに加入するためには現実及び仮想世界でレギオン加入申請書ウィンドウに記入、許可される必要があり、申請書を保有、スカウトを出来る者はレギオンマスター及びレギオンマスターが許可した者だけにその資格が得られるbyうp主
『その事なのですが、どうやらマスターが貴方と直接会いたいらしく…』
え?またリアル割れ?いいの?こんなリアル割れして。
まぁ、とりあえずコイツ等のマスターって事は『
『それに私達も貴方の能力とかに興味あるしね』
雪が手を合わせご馳走様をする。
『どうですか?加入手続きもそこですればいいかと』
俺は10秒程うーんと考え込むが、最強の近接『
うーん。うーーーん…
考えに考えた結果、まぁ大丈夫だろう言うことで会うことにした。
最悪PKしに来ても逃げる事は割に容易だ。
ある意味回避に特化した能力だしな。
『まぁ…良いけど』
すると少し安心したような顔見せる雪。
『そうですか。では放課後に校門に来てくだい。それから集合場所に案内します』
彼女が微笑むとケーブルをニューロリンカーから外し、雑談をした後、午後の授業へ向かった。
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危なかった…
HRが終わる嫉妬に狂った男共(百合の方も)が問いかけてきたりして俺は必死に逃げてきた。
い
ゼェー…ハー…と額の汗を拭いながら息を整えていると、琴と雪が俺に気づいたのかこちらに手を振ってきた。
「どうしたの?そんなに息乱しちゃって」
雪が不思議な顔をして訊ねてきたので、なんでもない。と返して目的地へ向かった。
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それから俺等は学校から徒歩10分程度歩いた所へある喫茶店に入った。
「いらっしゃいませ」
入店するとウェイトレスさんが笑顔でお辞儀をしてきた。
「何名様でしょうか?」
「いえ、待ち合わせしていて」
「そうですか。ではごゆっくり」
ウェイトレスさんはパタパタと店の奥へ行き、俺達はブルー・ナイトを探す。
すると、雪が見つかたのか話をかける。
「あ〜先輩!」
雪が手を振る先には青髪の青少年がいた。
「おっ来たか。まぁ座れよ」
言葉に甘えて席に座り、メニューウィンドウを開く。
メニューの中には豊富なデザートがあるが、俺はせっかくだからこのガトーショコラとコーヒーを選ぶぜ!
俺がウィンドウを閉じて前に座っている2人に目を向けると、なにやら論争をしているようだった。
「私がショートケーキなするから琴ちゃん諦めてよ」
「前は私が変えたじゃないですか。今日は雪が変えてください」
女性って大変だなーと思いつつ見ていると、ウェイトレスさんが品を運んできた。
「お待たせしました。ガトーショコラとコーヒーと…チョコレートパフェとホットココアになります」
「ガトーショコラとコーヒーは俺です」
俺がその二つを受け取ると、次に青の王が品を受け取った。
しかも割と嬉しそうな表情で。
俺が意外そうに眺めていると、青の王が俺の視線に気づいたようだ。
「どうした?なにか可笑しいか?」
「いや…なんか…意外と甘党なんだなって…」
「…俺はどういうイメージなんだよ」
玄米茶とか好きそう…緑の王も含めて。
そんな話をしていると女性2人も決まっていたようで、オーダーの品が届いた。
「まぁじゃあ自己紹介しておこうか、俺は『
「俺は倉部涼太です」
「先輩はうちの卒業生で、今は〇〇高校にいるんだよ」
自己紹介を終えると琴が先輩の現在を教えてくれる。
「じゃあ早速だがレギオン登録をしたいから加速するが…バトルロワイヤルでいいかな?」
「私は大丈夫ですよ」
「私も!」
「俺も問題ないですよ」
そう言うと俺はBBのアプリアイコンからバトルロワイヤル許可する。
それから直ぐに俺の周囲は蒼く硬直し、通常アバターはバトルアバターに変身した。
因みにこれもうちょい書こうかと思ったけど面倒くさくなった。