○○に入るものを想像しながら、ご覧ください(o^^o)
そして、今回はオマケというものもありまして…本編はかなり長めとなってます。
では、本編をどうぞ お楽しみ下さい!
6/26〜誤字報告、ありがとうございます!
「〜♪」
「……」
いつもの公園のベンチに座り、夜風に橙の羽織を遊ばせながら、カナタはベンチへと腰掛けて、目の前でギターのような楽器を弾きながら唄うサラサラの髪を腰の辺りまで伸ばした少女・レインの唄を聴いていた。目を閉じて聞き入るカナタに唄い終えたレインが問いかける。
「どうだったかな?カナタ君」
ゆっくりと目を開けたカナタは、コクっと頷くとレインに淡く微笑む。カナタの答えを聞いたレインは、頬を染めると恥ずかしそうにお礼を言う。
「…ん、やっぱりレインは上手だね。君の唄を聞いてるととても心が安らぐ…」
「そっか。えへへ〜、ありがとう」
レインの言葉を受け取ったカナタはベンチから立ち上がると振り返って、右手を軽く横に振る。
「…それじゃあ、あたしは行くよ。レインもゆっくり休んでね」
そんなカナタを呼び止めたレインだが、もじもじと両手を繋ぎ合わせたり外したりして…チラチラとカナタの方を見ては言葉を詰まらせる。
「待って!カナタ君」
「?」
「…その…」
そんなレインへとカナタは声を掛けると、レインは嬉しそうに頷いた。
「…また、明日 会いにくるよ」
「うん!待ってるねっ」
「…ん」
レインは、自分から離れていく橙色の華奢な背中をいつまでも見つめていた……
γ
その後、仲良くなった二人は同じ宿屋で暮らすようになった。もちろん、部屋は別々で。
カナタの隣へと引っ越してきたレインは、色々とカナタの世話を焼こうとしてくれる。しかし、前々からカナタの世話を焼いていた金髪碧眼の少女・フィリアからするとレインの存在はなかなか複雑な立ち位置となっていた。明らかにレインのおかげでカナタは元気を取り戻しつつある。そんなレインを敵視すればいいのか、そのままレインにカナタの事を任せればいいのか迷っていたそんなある日、ドタバタと階段を降りていくレインを目のあたりにしたフィリアもレインの後をついていく。
レインは興奮した様子で、利用してる酒場の右端に腰掛けている栗色の癖っ毛が多い髪と今は濁っている蒼い瞳が特徴的な人物へと詰め寄る。
「カナタ君、アルゴちゃんから聞いたよ!ご飯、食べてないんだって!?」
身を乗り出して、何処か責めるような心配するような口調で尋ねられ、カナタはその整った顔を困ったような感じに歪めた。
「…あぁ、ん…。食欲が無くてね…」
「こんなに細いのに、食べなきゃダメだよ!行き倒れちゃう!」
「? 大丈夫だよ。あたし、今までそんな事無かったし…」
「ダメなものはダメ!私がカナタ君に料理作ってあげるから」
「ん〜」
困ったように考え込むカナタを見兼ねて、フィリアは興奮気味のレインへと話しかける。しかし、カナタの事になるとレインは自分を抑えられないらしく、注意するフィリアを至近距離で見つめると早口で尋ねてくる。
「レイン、あまりカナタに無理強いしないで」
「フィリアちゃん。でも、フィリアちゃんもカナタ君の事このままでいいとは思ってないよね?」
「そうだけど…」
押され気味のフィリアを見て、カナタは肩を竦めるとレインへと話しかける。レインは嬉しそうに満面の笑顔を浮かべると、そのまま キッチンへと走っていこうとする。そんなレインとカナタを交互に見たフィリアは小さく不満を呟くと頬を膨らませる。
「…じゃあ、食べてみようかな?レインがそこまで言うなら…」
「……何よ、随分とレインにだけ甘いじゃない…」
「やった!!待っててね、すぐ作ってくるから」
キッチンへと向かおうとしているレインを遮るように、二つの人影が入ってくる。赤と白の騎士服が特徴的な人物・アスナと茶色系統の服装と頬をネズミのような髭のペイントがついている人物・アルゴがレイン・フィリア・カナタの三人を見ると眉を顰めるアスナとニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべるアルゴ。そんなアルゴのセリフに小さくつっこみながら、カナタが二人へと頭を下げる。
「あれ?フィリアさん、レインさん?二人して、どうしたの?」
「おやおヤァ〜?早速、モテモテだナ〜、カー坊」
「そんなんじゃないよ、アルゴさん。それと…アスナさん、おかえりなさい…」
頭を下げるカナタへと近づいたアスナはニコニコと笑いかけながら、他人行儀のカナタを責めるような視線で見る。その視線から逃れるように目を逸らすカナタの顔を覗き込みながら、アルゴがある提案をする。
「うん、ただいま、カナちゃん。もう〜、アスナさんじゃなくていいって言ってるのに〜」
「いえ、こればっかりは…」
「じゃア、カー坊。アーちゃんがいいと思うゾ」
ニヤニヤするアルゴに小さく頭を下げながらカナタが言う。頬を淡く赤く染めるカナタの頬をツンツン突きながら、アルゴはカナタをからかう。あるアルゴの行動を食い入るように四つの瞳が見つめる。その瞳に浮かぶのは、アルゴに頬を突つかれながら照れるカナタへの非難と羨慕の色がより濃く浮き出ていた。
「……アーさんでご勘弁ください…」
「にゃハハハ!カー坊も照れ屋さんダナ〜」
「「ーー」」
「照れてないよ、アルゴさん。アスナさん、あたしなんかよりもずっと強くて…綺麗な人だから…。そんな人を呼び捨てとか…ダメな気がして…」
「もう、カナちゃん、褒めすぎだよ〜」
カナタのセリフを聞いて、アスナは嬉しそうに頬を緩めると照れ隠しのためなのか、バシッとカナタの背中を叩く。カナタはそんなアスナの行動と自分の方を向いて不思議な顔をしてるレイン・フィリアに眉を顰める。
「「む〜」」
「?二人して頬を膨らませてどうしたの?」
「なんでもないよ」「なんでもないわ」
「???」
二人が怒るようにそっぽを向くのを、カナタは不思議そうに小首をかしげるのを見て、アルゴは微笑ましそうにそっぽを向く二人を見る。
“カー坊がアーちゃんばかり褒めるかラ…二人して嫉妬カ〜。可愛いナ〜”
「アルゴちゃんは何ニヤニヤしてるの?」
そんなアルゴをレインは一瞥すると詰め寄る。そんなレインに首を横に振りながら、アルゴはレインに問いかける。確か、レインは帰ってきた時には…キッチンへと向かおうとしていたので、何か料理するつもりだったのだろう。だが、その理由がわからない。
「なんでもないナ、レーちゃん。それより、二人は今から何をすんダ?」
「うん、カナタ君がご飯を食べてないって言ってたでしょう?だから、何か作ってあげようかと思って」
「アァ〜、レーちゃんがいつもオネーサンから買ってるカー坊のじょうほーー」
「ーーだから、言っちゃダメだって!いつも、口が堅いのに…なんでこういう時は軽いの!?」
「にゃハハハ。オレっちもそればかりは分からないナ〜」
「もうぉ〜」
頬を可愛らしく膨らませるレインにアルゴはごめんごめんと謝りながら、カナタの隣へと勢い良く腰掛ける。そんなアルゴに習い、アスナは料理する二人についていくと言う。
「それじゃあ、オレっちはカー坊と一緒にここで待ってるヨ」
「わたしは二人の作る姿を見ていようかな〜」
アスナに見られると思い、身構えるレインと安心したように頷くフィリア。そんな二人に微笑みかけながら、アスナは二人を連れて…キッチンの方へと歩いていった。
「アスナがいれば、変な味にはならないわね。お願いね、アスナ」
「アスナさんに見られての料理か〜。ぅう〜、緊張する〜」
「そんなに構えなくてもいいよ、ほら二人ともいこ?」
「「はい」」
三人が居なくなり、静かになった酒場の中、アルゴは隣に座るカナタへと視線を向けると話しかける。カナタはアルゴに話しかけられて、カナタもアルゴの方へと視線を向ける。朽葉色の瞳と濁っている蒼い瞳が交差する。
「カー坊?」
「…何かな?アルゴさん」
「…レーちゃんの唄はいいものダロ?」
「ん…上手だね、本当…」
そう呟いて頷くカナタは、まるでレインの歌を思い出そうとしているみたいだった。そんなカナタをジィ〜と見つめるアルゴは、カナタの些細な変化…感情を読み取ろうとしているようだった。そんなアルゴの視線には気付かずに、カナタは純粋に今まで疑問に思っていたことをアルゴへと尋ねる。
「そうだ。ずっと不思議だったんだけど、レインとアルゴさんはどういうお知り合い?」
「レーちゃんはお得意様だな。ある人の情報をよくオネーサンから買ってくれてるよ」
わざとらしくカナタの方をじっと見つめてそう言うアルゴに、カナタは濁った瞳を僅かに輝かせるとワクワクしたように言う。そんなカナタにアルゴは呆れたような表情を浮かべる。
「へぇ〜、ある人の情報か。アルゴさんから買ってまで欲しい人の情報か〜。どんな人なんだろうね?レインには悪いけど、知りたいなぁ…」
“何度もカー坊の前で言ってるんだけどナ…。カー坊もキー坊以上に鈍感なのかもしれないナ”
思った以上に手強い相手へと挑んでいるお得意様の恋路が実ることをアルゴは密かに願うと、気を取り直すようにカナタへと質問する。
「キー坊やアーちゃん達が心配していたガ、最近はよく寝れるカ?カー坊」
「ん、レインのおかげでね。彼女の唄や…側にいると不思議と心が安らぐ…」
「そっカ。良かったナ、カー坊」
「ん…」
「じゃあ、カー坊、もうひとーー」
アルゴがカナタへもう一つ質問しようとしていたその時、大皿を持った青いエプロンを身につけたフィリアがカナタの前へと料理を置く。
「ーーカナタ、お待たせ」
「フィーが最初なんだね。すごく美味しそうだよ…ありがとうね」
ムクムクと美味しそうな湯気が漂う真っ黄色な薄焼き卵の上に、赤いケチャップで大きな♥︎マークが書かれていた。薄焼き卵の下から現れた真っ赤な人参やコーン、グリーンピースが混ぜられたご飯を見た瞬間、カナタはこの料理がなんなのか分かった。
“オムライスか…。あたしの好物…”
「……フィーは、本当にあたしの事を分かってくれるな…」
小さく呟いたカナタはスプーンを持つと、その状態のまま固まってしまう。そんな様子のカナタを見て、フィリアはくしゃっと顔を歪めると、カナタの前から自分の作った料理を下ろそうとする。そんなフィリアの手を掴んで、カナタは首を横に振るとピクリとも動かない自分の左手を悲しそうに見つめる。
「…やっぱり、わたしの料理は食べたくない?」
「フィー、違うんだ…っ。すごく美味しそうなんだけど…手が進まなくてね…」
そんなカナタの左手からスプーンを取ったフィリアはカナタの右横へと腰掛けると、オムライスを一口サイズに掬う。そんなフィリアの行動に乾いた笑い声を出したカナタは申し訳なそうに首を横に振る。
「じゃあ、わたしが食べさせてあげる」
「…あはは、そこまでは流石に悪いよ」
しかし、オムライスを掬ったスプーンはカナタの口元へと運ばれてしまい、抵抗するカナタに恥ずかしそうに頬を染めたフィリアがオムライスへと視線を向けると、カナタを見つめる。そんなフィリアの行動にアルゴは驚き、レインにも同じことをさせようと心に決めさせた。
フィリアの視線に観念したカナタは口を大きく開ける。そこへと投入されるスプーン。パクッとスプーンを咥えたカナタの口からスプーンだけが取り出させる。
「いいから、じっとしてなさい。折角、作ったのに食べてくれないなんて…このオムライスが可哀想だわ。ほら、あーん」
「………おぉ〜、フィリアは大胆ダナ〜。レーちゃんにも、同じことをやらさせないとナ」
「…あーん。むぐむぐ…んっ!?」
「どう?美味しい?」
モグモグとオムライスを咀嚼した後、虚ろに開かれていたカナタの瞳がゆっくりと見開かれる。フィリアはそんなカナタの顔を覗き込みながら、ひやひやした様子で尋ねる。そんなフィリアに人差し指を立てながら、カナタはニッコリと笑う。満面の笑顔と褒め言葉を全面的に向けられたフィリアは顔をゆでダコのように赤く染めると、オムライスを掬い、カナタへと差し出す。それをパクッと咥えるカナタ。
「ん!フィーのオムライスってこんな美味しかったんだね。あたしはこれを食べずにいたんだね…。惜しいことしてた」
「そ、そうよ。だから、今日は残さずに食べてね、はい あーん」
「あーん」
フィリアにオムライスを食べさせてもらい、食べ終えたカナタへと次はレインが料理を持ってくる。目の前に置かれた料理にカナタは目を丸くする。
彫りの深い器の中、真っ赤なスープの中にキャベツやセロリ、じゃが芋や人参、お肉が味が付くまでじっくりと煮込まれている。
じっくりと見ても料理名が分からず、カナタは持ってきたレインへと尋ねる。
「レイン、これは?」
「ボルシチ。私が小さい頃に住んでた国の料理でね、とても美味しいんだ。…だから、その…カナタ君にも食べて欲しくて…」
「ん、ボルシチね。聞いたことない料理だ…。じゃあ、食べさせてもらうね、レイン」
もじもじとそう言うレインに、カナタは笑いかけると手に持ったスプーンで食べようと、ボルシチへとスプーンをつける。そこで左横にいたアルゴがカナタの左手を摑む。
「カー坊、ストップだナ。レーちゃん、オレっちの居たところに座るんダ」
「へ?なんで?」
「早くすんだヨ」
戸惑うレインの右手を掴み、強引にカナタの左横へと座らせたアルゴはいつの間にかカナタから奪っていたスプーンをレインへと握らせる。握らされたレインは戸惑いを全面的に押し出すと、アルゴへと視線で説明を求める。そんなアルゴは簡単にカナタとボルシチ、スプーンを交互に指差すとレインへと指示する。
「レーちゃん、あーんダ」
「えぇ!?あーん!?」
アルゴの思わぬ言葉に、顔を即座に真っ赤に染めるレインにカナタは苦笑いを浮かべると、レインへと話しかける。だが、レインは決心したようにスプーンを握りしめると、ボルシチへとスプーンを入れる。
「レイン…恥ずかしいなら、あたしが一人で食べるから…」
「ダメだよ。わたしもカナタ君に美味しく料理を食べて欲しいもの!これくらいの羞恥心あってないものだよ!」
「そっか…。なら、レインに任せる…」
「はい、カナタ君、あーん」
「あーんっ。もぐむぐ…ん!?」
レインが運んでくれたボルシチを咀嚼して、飲み込んだカナタはフィリアの時と同じくらいの笑顔を浮かべると、緊張気味のレインへと満面の笑顔が頷く。
「どう…かな…?カナタ君、お味は?」
「すっごく美味しいよ。始めて食べたものだけど…優しい味わいで、癖になるよ」
「そうかな?まだまだあるよ、はい、あーん」
「あーん」
カナタの満面の笑顔と褒め言葉を貰ったレインはボルシチのスープのように顔を赤く染めると、ボルシチを掬い、カナタへと差し出す。それをパクッと咥えたカナタは嬉しそうに笑う。
その後、ボルシチが空になるまでレインに食べさせてもらったカナタは口直しにと、シャーベットを作ったアスナにも同様に食べさせてもらうのだった……
ー続ー
〜オマケ『トレジャーハンターと情報屋の密談』〜
お腹いっぱいになったカナタは眠たくなったらしく、レインに連れられて、自分の部屋へと向かった。
そんな二人を複雑な表情で見つめる金髪碧眼の少女・フィリアへ茶色系統の戦闘着に身を包む女性・アルゴが話しかける。
「フィリアはカー坊が本当に好きなんだナ」
アルゴの問いかけに、フィリアは頷くと微笑む。しかし、その微笑みは何処かさみしげで、アルゴは眉を顰める。
「それはね、大好きよ。あの世界に囚われてからの付き合いだもの…長いものよね…。最初はお気楽でわたしの言うことを聞かなくて、ハチャメチャなことしでかすし…かと思ったら、可愛いところを見せてくれるしで…戸惑ったものよね…。でも…」
昔の出来事を思い出しながら話していると、不意に言葉を切ったフィリアは上へと続く階段へと視線を向けると悔しそうに顔を歪める。そんなフィリアへとアルゴが続きの言葉を促す。
「でも?」
「レインには敵わないな…。壊れてしまったカナタが変わり出したのって、レインに会ってからだもの…。わたしじゃあ、カナタをここまで元気に出来なかった…。あの子には…本当に感謝しかないわ。だから」
「だかラ?」
「そんなレインがカナタを好きなら譲ろうかなって思うのよ。その方がカナタも幸せになれるのかなってね。わたしは、カナタが元の元気なカナタに戻ってくれて、幸せになってくれれば…それだけでいいから…」
「ーー」
フィリアの最後のセリフに押し黙るアルゴに、フィリアはん〜っと背伸びするとキッチンへと走り出す。
「さて、わたしもアスナの所に行って…後片付けでもしようかな〜。アルゴ、独り言聞いてくれてありがとうね。じゃあ」
去って行くフィリアの背中を見つめて、アルゴは食事を終えた後にカナタが言っていた言葉を思い出していた。
『レインは不思議な人だよ。あたしの心を癒してくれたり、安らぎをくれたりする。でも、そんなレイン以上にあたしがお世話になってるのはフィーなんだ。朝が弱いあたしを起こしに来てくれたり、戦闘で突っ走り気味なあたしを上手にフォローしてくれてる。宿に戻ったら、あたしが部屋に戻るまで傍にさりげなく居てくれる…。…フィーのそんなさりげない優しさがあたしは好きなんだ』
そう言ってはにかんだカナタの表情は今でも瞼に思い浮かぶ。
“レーちゃんは不思議なのに…フィリアの優しさは好きカ…。カー坊の気持ちはレーちゃんの方に向いてるかと思ったらそうでも無いんダナ…”
階段の奥から見慣れたニーソックスが見えると、ゆっくりと階段を降りてくる。今、階段を降りているであろうお得意様にアルゴは小さく呟く。
「………レーちゃん、アタックしてる相手も強いが…恋敵も強敵ダゾ…」
〜オマケ・完〜
ということで、まず本編 ようやく本来のカナタって感じですよね^o^
みんなにあーんしてもらって目をキラキラさせて(濁ってはいますが)食べてるカナタはレインさん・フィリアさんにはとても眼福だったのではないでしょうか(≧∇≦)
そして、オマケですが…フィリアさんとアルゴさんの会話を書かせてもらいました^ - ^
改めて、カナタがフィリアさんとレインさんをどう思ってるのかを書きたいと思ったのと、フィリアさんの頑張りはちゃんとカナタに届いてる事を書きたいと思ったからです(⌒▽⌒)
あんなに目の前で好き好きというヒントを出されているのに悉くスルーしてる強敵・カナタと献身的な世話でカナタの心をがっしり掴んでる恋敵・フィリアさんの二人から、レインさんはこれから先、どんな作戦でカナタを落とすのでしょうか?
次回をお楽しみに、です( ´ ▽ ` )ノ