前の週に本当は更新する予定だったのですが、高熱を出してぶっ倒れてしまって……読者の皆様には大変迷惑をおかけします……(汗)
知らぬ間に評価者の数が【32名】にお気に入りになされた方が【572名】という恐れ多い数になっており、さっきから震えが止まらんです……申し訳なさが頂点を突破してしまって……。
亀のようなゆったりとした更新もなると思いますが、応援をこれからもしていただけると嬉しいです(微笑)
それでは前の話で予告していた通りで《化けくじらことケートス戦》の決戦です!
手に汗は駄作なので流れないかもですが、楽しんで読んでもらえると嬉しいです!
では、本編をどうぞ!!
【《両国公園》】
「ふっ! はあっ! はぁあ!」
時計の針が〈13:00〉と指して、何時間が過ぎただろうか?
5つあったHPゲージが半分となり、黄緑色が黄色く色づいた時から化けくじらの左右に1つずつの合計2つしかなかった瞳が額にひときわ大きな瞳が加わり3つへと変貌を遂げ、続けて起こった現象は自分に近づいてくる敵をデタラメな攻撃で撃墜していくというものだった。
「ふっ、よっ……と! ほっ」
ケートスがデタラメに攻撃を仕掛けてくるのを愛刀で弾いたり、身体を左右に動かして避けたりしながら、攻撃の手が止むのを待ってみるのだが中々どうして止めるどころかスピードが増していく。
「くっ……おっも……」
真ん中で存在感を放つ大きな目の上にはいている小さな角が3つ編みのように連なり大きな角となっている所から放たれる重い突きをなんとか横にズラしてから勢いよく後ろに飛び退けるとツゥーーと流れる汗を拭う。
「カナタさん、大丈夫ですか?」
軽快な足音が聞こえ、横を見ると青緑色の線が入った軍服のようなデザインをして黒と白を基調としたワンピースと大きく実ったむなもーーってあたしはどこを見ているんだ!!? 助けに来てくれた、リーファに失礼だろ!! と自然と身体が上下に動くたびに激しく存在感を放つ胸元を見てしまった自分へと
「カナタさん、本当に大丈夫ですか? さっきから顔を赤くしたり青くしたりしてますけど……」
「心配無用。それよりもリー、このくじらの弱点ってどこかな?」
「あたしもそれを探っているんですが、どこも鉄のように硬いんですよね……」
そう、リーファの言う通りでこの化けくじらは全身を鉄で包んでいるかのように硬いのだ。どれくらいの硬さかというとあたしの愛刀をフルスイングして与えられるダメージはHPゲージを一ミリ減らす程度なのだ……今更思うけど、よくHPゲージを半分まで減らせたものだ。
「はてはてどーしたものか」
誰に言うでもなく呟いたセリフを耳聡く聴いていたのはタンクと混ざり、ケートスの攻撃を防いでいたリズベットで……なんかズカズカと歩いてきている。
あたし、リズベット様の逆鱗に触れたのかしら……?
「あんた達ね! いつまでも駄弁ってなくて戦いに参加しなさいよ!! タンク役って辛いのよ」
「あはは、わーてるって」
「わーてるって……じゃないわよ!!」
プンスカプンスカしているリズベットを宥めながら、固まっているあたし達に向かって突進してくる化けくじらの攻撃を横にスライドしてかわしながら、下から持ち上げるように愛刀を化けくじらの鼻先を斬り上げながら、持ち上げる事で生じた遠心力を利用してクルッと回ってから横にまっすぐな線を引く。
「ガァガァァァ!!!!」
悲鳴をあげるケートスを見て、ニンヤリと笑ったあたしは後ろに首だけ向けると身をかがめてケートスへと追撃しようといる頼もしい友人へとさっき知り得た化けくじらの弱点を伝える。
「リー! こいつの弱点は鼻先みたい! さっき斬り裂いた時にHPが目に見えて減ったから」
「分かりました! そりゃあ!!!!」
あたしとすれ違いざまに愛剣を振るったリーファの剣筋は鋭く一振り一振りが重く、日々剣道に打ち込み、リーファが陰ながらに努力してきた勲章のように思えた。
“ま、だからってあたしも負けてられないだけどね!!”
リーファの横へと走りより、立て続けの攻めに思わず仰け反ったケートスを立て続けに攻め立てる。
「リー、畳み掛けるよ!」
「はい、カナタさん!」
立ち替わり入れ替わりするあたしとリーファ、そして好機と思った勇敢なるプレイヤーの手によって遂に赤い所まで追い詰められた化けくじらは最後の抵抗とばかりに、身体を巨大化させたばかりでは飽き足らず何も生えてなかったツルッとした表面に当たったら絶対痛いと分かるトゲトゲを出すと風船のように丸々になると一角に集まっていたプレイヤーへとボーリングの玉のように転がり出した。
「ヤバっ!?」
その一角にいたあたしはクルッと地面を転がって身を交わした後に後ろを見るとそこにはまん丸くじらボーリングのピンとなりなぎ倒させれて、忽ちにHPが減り、ゲームオーバーになった数多のプレイヤー達がいた。
そして、そのプレイヤー達の二の舞にならないように固まらないように散らばっていくプレイヤーの1人があたしを見ると鋭い怒鳴り声を上げてくる。
「カナタ! あんたが蒔いた種でしょう、どうにかしなさいよ!」
「いやいやっ。どうにかしろと言われてどうにか出来るほど、あたし器用じゃないからねッ!?」
リトはあたしのことを超人かなんかと勘違いしているのだろうか?
だがしかし、あたしが真っ先に化けくじらの鼻先をぶっ叩いたのは確かに事実だ。故にリズベットの言う通りにあたしがこのボーリング玉と化したこのまん丸くじらをどうにかするとは筋というものだろう、中々に酷ではあるが。
“ここはリトの言う通り、種を蒔いたものとして責任を取らなくちゃな”
「っしゃぁ!! いっくぞーー!!」
大声をあげて、やる気をひねり出したあたしはグッと身を屈めると一気に化けボーリングくじらへと駆け寄ろうとして突進してくる玉を愛刀で、寸前で弾いてから身を翻してくじらを追撃する。
「仮想で磨いた回避スキル。君にあたしが捉えられるかな?」
“音速とまでは言えないけど……あたしの脚はこっちの世界でも早いんでね!!”
刀で弾いては身を翻して切り裂く、弾いては切り裂くを延々と続け、時折銃の支援を受けながら……〈13:00〉に始まった《
んー、リズちゃんの口調でこれでよかったっけ?(悩)
長かった誕生日エピソードも次回にておしまいです!!長い事お待たせしてしまいすいませんでした(土下座)
次回から【更新日は毎週金曜日】を予定しています。
予定なので……一日早かったり遅かったりしてしまうと思いますが、どうかよろしくお願いいたします!!
最後に、余談なのですが……
なんとッ!!!
【原作SAO21巻がラノベ売り上げランキング1位】に輝きましたね!!!!!!
おめでとうございます!!!!!!!
SAO21巻を買ったみんなは表紙のアリスちゃんの猫耳……ケットシー姿につられたのかな……?
それとも、29p〜30pにかけて書かれているケットシーアリスちゃんがケットシーシリカちゃんに襲いかかったサラマンダーのPK集団に激怒して、悪鬼の如く罵ったというエピソードーー【アリス様PKを説教で泣かせる伝説】につられたのかな……?
もちろん私はどっちにもつられました!!
だって、シノンちゃんもでしたが、ツーンと凛々しくクールな印象な子に限って猫耳つけるんですよ?NEKOMIMIですよ……?(震え声)
そんなん買わないわけにはいかないでしょっ!!!!(グッ)
そして、いつかアニメ化するときは【アリス様PKを説教で泣かせる伝説】のシーンをリピートしようと思います(胸に強く思う)
あんな美人な上に美しい声を持つケットシーにお説教されるなんてご褒美のほかないでしょう!!(暴走する変態作者)
しかし、茅さんの声でその説教シーンを想像すればするほどに、アリスちゃんに説教されるのってご褒美ですよね……カナタを説教させようかな……(どうしても説教されたい変態作者)
【メモデフ】の《☆6一体確実ガチャ》では眼帯はつけてないんですが……アリスちゃんが当たりました!
その後も順調に無料ガチャにてシノンちゃんもリーファちゃんを当てていってます!!
そして思います……やはりシノンちゃんは可愛くてカッコいい、と……(満足した顔)