FAIRY TAIL ◼◼◼なる者…リュウマ   作:キャラメル太郎

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ガルナ島は主人公出ても倒す敵いないのでカットします。

皆さんもキレる主人公みたいですよね?
ってことでカットです笑笑

今回はちょっと長め




幽鬼の支配者
第三刀  襲われたギルド


 

 

ルーシィは先程まで繰り広げられていたナツとエルザとリュウマの戦闘を見てから興奮が収まらないでいた。

 

アイゼンヴァルドとの件、その時に見たエルザやナツの実力は間近で見ていたので十分知っている。

しかし、そのエルザやナツを一方的に圧倒してみせたのだ。

そんなものを見れば誰であろうと興奮する。

 

ルーシィが先程までの戦いを思い返していると、ナツ、グレイ、エルザ、ハッピーが話していたのを見つけて話しに交ざりに行く。

 

「くっそぉ!また負けたぁ!次は絶対かーつ!!」

 

「やめときなよナツぅ~、またコテンパンにされちゃうよ?」

 

「うるせぇなハッピー、次は勝つからいいんだよ!」

 

「お前じゃ何年かかっても無理だクソ炎」

 

さっきまで気絶していて、起き上がったと思えばまた挑み、同じように気絶させられていたというのにも関わらずグレイと早速喧嘩しているのを見て溜め息を一つ溢す。

 

なんでそこまで喧嘩するのかとナツとグレイを知っているならば誰しもが思う疑問を抱きながら見守る。

しかしそんな中、当の本人の2人は互いにヒ-トアップしていた。

 

背後から近づくエルザ(止め役)に気がつくことがなく。

 

「そもそもテメェは挑んですらいねぇだろうが!」

 

「オレは無駄な戦いはしねぇんだよ」

 

「ただ負けるのが怖ぇだけだろ軟弱野郎」

 

「あ?今何つった?ツリ目野郎!!」

 

「軟弱野郎っつったんだよ!このタレ目野郎!」

 

「「……………。」」

 

「「やんのかコラァァ!!!」」

 

背後に立ったエルザは、喧嘩している2人の頭の上で拳骨を作り…

 

「喧嘩をするなど言っているだろうお前達!」

 

『ガン!』『ガン!』「「ギャー!?」」

 

まぁ予想通り振り下ろして黙らせる。

ルーシィが心の中でため息をしていると、エルザが驚きの話しを話しをし始めた。

 

「しかし、私は強くなったつもりなのだが…やはり師には勝てないな…それどころか遊ばれる始末だ」

 

リュウマが師匠と聞いて驚くルーシィ。

エルザは強いし、リュウマは更に強かった。

しかし、まさかリュウマがエルザの師匠であったとは思わず驚いたのだ。

 

「リュウマさんがエルザの師匠なの!?」

 

「ん?あぁ、師匠と言っても私が小さい頃に少し剣の使い方などを教えてもらっただけで、私が勝手にそう言っているだけなんだがな」

 

エルザは小さい頃に起きたとある事情により、今使っていたエルザの魔法である騎士(ザ・ナイト)を発現させた。

もちろん小さい頃は剣を握ったことすらなかったために扱いが分からなかった。

 

そんな中、フェアリーテイルで唯一武器を使いながら自分よりも遥かに強者であるリュウマに剣の使い方を教えてもらったのだ。

 

そしていざ教えてもらい、持ち前の天才肌で剣の技術はすぐに吸収していった。

飲み込みが早いので本当に短期間だったのだが、教えてもらったことには変わりないため、密かに師匠と呼んでいるだけだ。

 

余談だが、当時教えていたリュウマは飲み込みが早いエルザに頬を引き攣らせていたりいなかったり?

 

「あと、遊ばれていたってどういう…?」

 

話しの中でもう一つ気になる発言があったので再び質問するが、答えたのは先程拳骨を落とされたグレイだった。

頭を抑えて痛そうにしながら説明をしていく。

 

「いっつつ…なんだルーシィ気づいてなかったのか?リュウマは最初のナツの試合、そして2回戦目のエルザとの試合、どっちも1歩もその場から動いてねぇのさ」

 

「な、なんですと…?そ、そうだったの!?」

 

グレイの説明に驚きながら、先程までの戦いを頭の中でフラッシュバックさせる。

それ故に気がついた。

確かに開始から終了まで一歩もその場から動いていない。

その事実にルーシィは背中に冷や汗をかいた。

 

「重ねて言うならば魔法だって攻撃的なもの使ってないしな、剣に魔力を乗せたりはしてるけど、大分セーブしてる」

 

「リュウマさんってほんとに強いんだね…」

 

「次は絶対かーつ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──決闘から数日後

 

 

 

この日のギルドではナツ達が無断でS級クエストを受注し、ガルナ島へ行きいざこざに巻き込まれている同時刻、リュウマは少し遠出をしていた。

 

「ここに来るのも久しぶりに感じるな」

 

彼は今…とある山奥に住む老人を訪ねに山を登っているところだ。

 

彼が使う武器の中に、特殊研磨武器(とくしゅけんまぶき)というものが存在する。

 

これは普通の武器とは違って特殊な方法でなければ研磨することが出来ないもの武器達のことを指す。

彼とて武器を使って戦うため、必然的に普通の武器なら自分で研ぐことが出来るのだが…特殊研磨武器だけは無理だ。

故に研げる人の所へ定期的に持っていっているのだ。

 

もちろん頼ってばかりではなく、最終的には自分で研げるようになりたいと思っている。

何時までもやってもらうだけでは己の矜恃が許さなかった。

 

彼は少々険しい獣道を進んでいくと、一軒の古い建物へと到着する。

察すると思うが、ここが唯一、彼の特殊研磨武器を研磨することのできる人物の家だ。

 

──コンコンコン!…ギィィ…

 

「はいよ、どちらさんかね?」

 

「『ケン爺』、また研いでもらいにきた」

 

「おぉ!リュウマ君かい、お安いご用だよ」

 

「感謝する」

 

出て来た老人は優しい笑顔でリュウマを向かい入れる。

何度も御世話になっているためにもちろんのこと仲はいい。

彼は家に入れてもらい、それぞれの武器をケン爺に見せる。

 

「毎回思うがどれもこれも綺麗に使ってくれるね~」

 

刃毀れ(はこぼれ)は剣を使う者として未熟だからな、気をつけている」

 

「ホッホッホ、そうかいそうかい!綺麗に使ってもらえて嬉しいよ、研ぎ師冥利に尽きるというものだからね~。

じゃあ、これから研ぐから一日待っておくれよ」

 

「あぁ、頼んだ」

 

彼はその後、ケン爺の家で世間話などに興じたり、置いてあった薪を割って手伝ったりなどをしてその日を過ごした。

そしてその翌朝、ケン爺に研いでもらった武器を返してもらう。

 

「この度も世話になった、代金はこれくらいでいいか?」

 

彼は感謝気持ちの分も上乗せし、常人には驚いて腰を抜かす程の代金を手渡す。

それを渋々といった具合に受け取るケン爺。

ただ研いだだけでその大金はあまりにも多すぎたのだ。

 

「本来はこんなにいらんのだがのぉ…そもそも山奥に住んでおるから金なんぞ、下へ下山したときくらいしか使わんのに…お前さんときたら毎回大金渡すから使うことに苦労するわい」

 

「俺からの気持ちだ、受け取ってくれ」

 

それも一人暮らしであるために必要な物は早々買い出しに行かない。

仮に買ってもそこまで高くもないものだ。

 

最初の頃は流石に多すぎると言って返していたのだが、

リュウマが全然受け取らずにいざ無理矢理返してリュウマを帰らせたと思いきや、何時の間にかテーブルの上にその大金が置かれているのを見て渋々諦めた。

 

故にケン爺は渋々受け取っているのだ。

 

「ではケン爺、また来る」

 

「はいよ、お前さんが来るの待っておるよ」

 

ケン爺に背中を見送られながら、彼はギルドへの帰路についていった。

 

 

 

 

帰った頃には()()()()()()()()()()()()とは知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──数時間後

 

 

少々長い道のりから帰ってきた彼は、彼にしては珍しくも呆然としてギルドの前に立っていた。

 

何故ならば、ギルドには鉄の混が何本も刺さっており、如何にも襲撃されているのが分かったからだ。

 

彼は自身がいない間に一体何があったのか事情を聞くためにマカロフの元へと向かった。

マカロフはいつものように所々破壊されているが、ギルドのカウンターの上で酒を飲んでいた。

 

「…マカロフ。今帰ったのだが…一体何があった?」

 

「よっおかえり、いやなに、夜中に誰もいないギルドを襲われただけじゃ」

 

──誰もいないギルドを襲った?…つまり怪我人はいないということか。

 

そう考えているうちにナツ達(S級クエストへ無断で行ったことはミラから後に聞いた)が何故反撃しないんだ!と騒いでいたが、マカロフが強引に話を終わらせて解散となった。

 

リュウマもそれに従い、自分の家へ帰ろうとしているところを後ろからミラに話しかけられた。

 

「リュウマ!ちょっといい?」

 

「どうした?何か用件でもあるのか?」

 

「うん!あのね?襲ってきたファントムがこの街まで来てるって事は私達の住所も知られてる可能性があるの。

だから皆お泊まり会しようって話しになってるんだけど、ルーシィの所に行ってあげてくれない?

ルーシィもう帰っちゃって誘いそびれちゃったの!けど、リュウマがいると心強いから!それに多分だけど、ナツ達も行ったと思うから!」

 

ナツ達と言われてエルザもいるので安全なのだが、護衛する人数は多いに越したことはない。

それも護衛にリュウマがいるとなると、仮に襲われたとしてもまずやられる心配はない。

 

「分かった。これから向かおう」

 

「そう?良かった!じゃあよろしくお願いね?…あ!リュウマも今度家に久しぶりに泊まりに来てね?エルフマンと待ってるから!」

 

「そう…だな、ならば今度行こう」

 

「うん!約束よ?ふふ」

 

ミラはリュウマからの了承を得ると嬉しそうに微笑んでから、別れの挨拶をして家に帰った。

 

リュウマはミラと約束してから、ミラから聞いたルーシィの家へと向かう。

道中なんの手土産も無しに行くのはおかしいと思い、ケーキ屋へ寄りケーキを買って(ナツ達がいるため多めに買った)再びルーシィの家へ向かう。

エルザがケーキ好きなので女性はケーキが好きな物だと思ってケーキにした。

 

※うちの主人公はフェアリーテイルで貴重な常識人です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──ルーシィの家にて

 

ルーシィはミラから襲撃があるかもしれないから気をつけてと言われ、帰り道に少し警戒しながらも家に帰った。

 

しかし扉をあけるとまさかのナツ達総出での不法侵入。

最初は不法侵入に対して怒ったのだが、ギルドを襲った奴が誰かを襲うのを危惧して泊まりに来たということを聞いて渋々だが理解した。

 

まぁ、だからと言って納得したというわけではないが。

 

──もう~!なんで家主よりあんたらが先に入ってんのよ!しかも無断で!!

 

ナツ達が自分の家で好き勝手に騒いでいる中…インターホンがなった。

 

──ピンポーン

 

「なんだ?誰か来たのか?」「宅配便か?」「こんな時間に訪問か?」「ルーシィ~早く出なよ」

 

ほんとに誰だろう?そう思いながら玄関を開けると予想外のリュウマが立っていたので驚いた。

それと同時にインターホンを鳴らしてくれたことにも驚いた。

 

「ルーシィの部屋であっているな、こんな時間にすまんが、ミラから言われて泊まりに来たのだが…連絡も無しに来てすまん」

 

「へぇ!?リュウマさん?い、いえいえ!ナツ達もういるんでどうぞ!」

 

──うぅ…ちゃんとインターホン鳴らして玄関から来てくれた…。多分ミラさんに言われた…っていうのは、さっきエルザから聞いたやつだよね。

 

エルザから襲われても大丈夫なようにという話しで察して納得した。

リュウマはそんなルーシィを見て、懐に手を入れて高級そうな真っ白な箱を取り出してルーシィに渡す。

 

「これはそんな大したものではないが、ナツ達と食べてくれ」

 

「こっこれは!?すっごい美味しいって評判だけど値が張るからなかなか手が出せないっていう高級ケーキ!?

リュウマさんどんだけいい人なの…(泣)」

 

「いや…手土産も無しにいくのは流石にどうかと思ってな」

 

普通だろ?という風に首を傾げながら告げるリュウマに感動する。

何故ならば家主よりも先に家に上がり、好き勝手に騒ぐ奴等が現在進行形で家にいるから。

 

ルーシィのリュウマに対しての好感度は、本人の知らない間にうなぎ登りとなっていた。

 

──手土産を渡してからルーシィが固まってしまったがどうしたんだ…?甘い物は嫌いだったのか?ならば申し訳ないことをしたのだが…

 

「ルーシィは甘い物は苦手だったか?」

 

「っ!いえいえ!全然!それにこんな高いケーキありがとうございます!!」

 

ルーシィはハッとしてリュウマにお礼を告げる。

先程ルーシィが述べた通り、リュウマが買ってきたケーキはかなり高級で美味しいと評判なケーキなので嬉しかったのだ。

 

リュウマはルーシィに許可を貰って中へ入れてもらうと、ナツ達は既にいて寛いでいる。

 

「おっ!リュウマも来たのか!」

 

「大人数になったね~」

 

「勝負だリュウマー!」

 

「む!ルーシィそのケーキ食べても良いか!!??」

 

「エルザ気づくの早い!?てか、ナツやめなさ-い!!」

 

とりあえずリュウマは家に被害がないようにナツを大人しく(気絶)させた。

エルザは大好きなケーキの匂いを感じ取ったのか、ルーシィが持つ高級ケーキに釘付けだ。

グレイは人様の家であろうと関係なく服を脱いでおり、ハッピーは壁で爪研ぎをしている。

 

まさかの寛ぎようにルーシィに対して可哀想な者を見る目を向けながら労いの言葉をかける。

 

「ルーシィ、苦労かけているな」

 

「うぅ、リュウマさんは私の癒やしのオアシスです…」

 

──オアシスは言い過ぎなのではないだろうか…?

 

そうこうしているうちに時間は過ぎ、みんなが風呂に入り、リュウマが折角だからと作った美味しいと評判の料理を食べたあと、今回のギルドの一件の話しをしていた。

 

「ねぇ?なんでファントムはいきなり襲ってきたのかな?」

 

「さあな、今までは小競り合いなんかは良くあったが今回のような直接的なのは初めてだ」

 

「じっちゃんもビビってねぇでガツンとやっちまえばいいんだ」

 

「じーさんはビビってるわけじゃねぇだろ、あれでも聖十大魔道(せいてんだいまどう)の1人だぞ」

 

「聖十大魔道?」

 

「魔法評議会の議長が定めた大陸で最も優れた魔導師10人につけられる称号だ」

 

「へぇ~すっごい!!」

 

聖十大魔魔道になる者は全員が途方も無い魔力を持っている。

 

聖十大魔道であるということは、評議会の全員の意見が一致して授与する勲章であり、名誉なことだ。

ステータスとしてはかなりの物となる。

 

もっとも、評議会は強すぎる者に聖十大魔道の称号を与え、その人間が悪事や評議会に不利なことをしないよう制御したりするのにも使ったりするのだが…。

 

「ん?じゃあ100年クエストとか受けられるリュウマさんも聖十大魔道の1人?」

 

ルーシィはエルザですら歯が立てない実力と、自分と会う前に行っていた100年クエストのことでリュウマはどうなのかと疑問に思ったのだ。

 

「いや、残念ながら俺は聖十大魔道ではない、俺は主に武器を使う戦闘であるから評議会は魔法があまり使えないが強い…という風に考えているんだろう、まあ、聖十大魔道の称号なんぞ別段いらんがな」

 

聖十大魔道の第一の条件は魔力量が多いということ。

リュウマは武器を召喚して戦うために、魔法を戦闘中で使用することはあまりなくなる。

 

その為に評議会は、武器を使っての戦闘は強い…しかし魔法はあまり使わないから魔力がそこまでない…。

という勝手な偏見を持って誤解しているのだ。

本人は全く気にしていないのだが…。

 

「そうなんですか…強いのに勿体ないですね…」

 

「そうか?ククッ、それとルーシィ、リュウマ『さん』やら俺に対して敬語やら少しよそよそしいからリュウマでいいし敬語は使わなくて良い」

 

エルザにも敬語を使って話していないというのに、自分に対してだけ敬語を使われていると余所余所しいと思って提案した。

 

「そ、そうです…そっか!じゃあ、これからもよろしくねリュウマ!」

 

「ふっ、よろしく頼む」

 

敬語をやめて話してくれたことに、優しく笑いかけながら言われた。

リュウマのとても整った顔に優しく笑いかけられながら言われたルーシィは気恥ずかしくなって少し顔を赤くさせる。

 

「どぅうぇきてる~~!」

 

「っ!うっさいこの青猫!!それと巻き舌風に言うな!////」

 

それをハッピーに弄られたので尚更顔を赤くさせながらも反発する。

 

「…ムゥ…」

 

エルザはリュウマとルーシィのやりとりが少し気にくわないのでムスッとした顔している。

 

部屋の空気が何かよく分からない空気になってきたので、リュウマがさっきまでの話しの続きを促す(うながす)

 

「先ほどの話の続きだが、ファントムのマスター、ジョゼも聖十大魔道の1人だ」

 

「ビビってんだよ!!ファントムは数が多いしさ!!」

 

「うわわ…!」

 

ナツの突然の大声にルーシィは驚いた。

ナツは誰もいないとはいえ、自分の家とも言えるギルドを壊されてイライラしていた。

ビビっている云々は抜きにしてもファントムの総勢は確かに多いのだ。

 

「それは違うぞナツ。マカロフもミラも2つのギルドが交戦すれば一体どうなるのか…それを分かっている故に戦いを避けているんだ」

 

()()()()()()()()()()()()()

 

フィオーレにあるギルドの中でも、頭が飛び抜けて強いとされているフェアリーテイルとファントムの戦争は鮮烈を極めるのは必須。

 

そしてそんな戦争が起きないようにとマカロフはナツ達に手出しは無用と言っているのだ。

 

「…ゴクッ、そんなに強いの?ファントムって?」

 

「大したことねぇよあんなやつら!!!」

 

「いや、実際争えば潰し合いは必至……戦力は均衡している」

 

フェアリーテイルにいるS級であり、実力者であるエルザやリュウマなどがいるのと同じように、ファントムにも強者はいる。

 

『マスター・マカロフと互角の魔力を持っていると言われている聖十大魔道のマスター・ジョゼ』

 

『ファントムでのS級魔導師にあたるエレメント4』

 

「そして1番厄介だとされているのが鉄竜(くろがね)のガジル、今回のギルドの強襲の犯人と思われる男」

 

「『鉄の滅竜魔導師(てつのドラゴンスレイヤ-)』」

 

滅竜魔導師(ドラゴンスレイヤ-)!?」

 

「な、ナツ以外にもいたんだ…じゃ、じゃあそいつ…

 

 

   ()()()()()()()()()!!??」

 

 

ルーシィはナツが同じ属性である炎を食べることからそう推測する。

その推測は間違いではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──???

 

 

『ボリッ』『バキッ』『バリッ』『ボリッ』

 

建物の中のとあるテーブルに男が腰掛けており、そこから何か固い物を砕いているかのような音が聞こえてくる。

するとそこに一人の男が近づき話しかけた。

 

「ガジル~聞いたぜぇ~?妖精の尻尾(フェアリーテイル)に攻撃しかけたんだって!?うっはぁ~スゲェ!」

 

ガジルと呼ばれた男は声をかけてきた男に対して無視を決め込み、引き続き何かをしている。

 

『バキッ』『ボリッ』『ガリッ』『ベキッ』

 

その何かによって先程と同じような固い物を砕いている音が響く。

無視された男は構わずに話を続けた。

 

「ひゃっはァ!あいつら今頃スゲェブルーだろうなぁ!!!」

 

「ざまぁみろってん──」

 

──ズドン!!!

 

「──ごっ!?」

 

「あ~らら」「ぷっ」「ひえぇぇ~!?」

 

話していた男の腹部に、ギルドに突き刺さっていた物と同じ形をした鉄の混が突き刺さり、その威力によって壁へと叩きつけられる。

吹き飛ばされた男は一発で気絶した。

 

「メシ食ってる時ァ話しかけんなっていつも言ってんだろーがよォクズが!」

 

妖精の尻尾(ようせいのケツ)が何だってんだ?強ェのは俺達の方だろうがよ」

 

仲間を攻撃して気絶させたにも関わらずそう吐き捨てる。

この男こそがギルドを破壊した張本人のガジル・レッドフォックスだ。

 

「火種はまかれた…見事ですよガジルさん」

 

すると扉の奥から突如現れた怪しげな男がガジルに向かってそう呟く。

それに対してガジルはニヤリと笑った。

 

「あめぇよ()()()()、あれくらいじゃクズどもは動かねぇ、だからもう一つ()()()()()()()()()()()()

 

「それはそれは…ただし間違っても“(やつ)”は殺してはダメですよ?」

 

 

       「『ギヒッ』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──同時刻

 

 

マグノリアの街の中で南に行ったところにある南口公園でそれはおこっていた。

いつもならば子供などが遊んで楽しそうな声が聞こえてくる公園。

だがその時はいつもとは少々違っていた。

 

公園には人だかりが出来ており、公園の一部に人が集まっている。

 

『ざわざわ』『ざわざわ』『ざわざわ』

 

人がザワザワとしている中、フェアリーテイルの面々が到着した。

フェアリーテイルが何故来たのかと言うと…民間人に公園の真ん中に生えている木の所まで来てくれと連絡を受けたのだ。

 

「すまん通してくれ!ギルドの者だ!」

 

妖精の尻尾が着き、連絡があった通りに公園の真ん中に生える1本の木の元まで行くと『それ』はあった。

 

「「「「!!!!!」」」」「うっ」

 

「レビィ…ちゃん…」「ジェット!ドロイ!」

 

そこには見て分かるほどにボロボロな状態で木に張り付けにされている。

それもレビィの腹部にはファントムのマークが書かれていた。

やった犯人はファントムだということは一目瞭然だ。

 

それを目にしたフェアリーテイルの女性陣は口を手で覆って眼を逸らし、男性陣は血が出るのではないかというほどに拳を握り締めている。

 

「ファントム…………」

 

そこに聖十大魔道の服を着たマカロフとリュウマが現れた。

 

2人の周りは膨大な魔力により、大気がグニャリと歪んでいる。

それだけでもどれだけの怒りを感じているのかは分かる。

 

大切な家族をやられた妖精(最強)は……

 

「ボロな酒場までならガマンできたんじゃがな…」

「怪我人がいないから容認をしていたんだがな…」

 

誰から見ても分かる…(いな)…分かってしまう程に…

 

「ガキの血を見て黙ってる親はいねぇんだよ…」

「仲間をやられ…黙ってる程優しくないんだよ」

 

 

      『『戦争(せんそう)じゃ/だ』』

 

 

 

 

        激怒(ふんぬ)していた

 

 

 

 

 




ルーシィの家

リ「ルーシィは小説を書くのか?」
ル「えっそうだけど…」
リ「是非とも見せてくれ、俺は本を読むのは好きなんだ」
ル「は、恥ずかしいけど、レビィちゃんにも読んでもらってるし…別の人からの感想も欲しいし…特別だからね?」
リ「あぁ、楽しみにしている」ニッコリ
ル「は、はひっ////」
ハ「どぅうぇきてる~」

エ「……」ムウ



こんなやりとりがあったりなかったり…?

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