超次元カオス・クロスワールド戦記   作:レタスの店長
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今回はイッセーの大反撃回です!




1分間の勝負! ~イッセー怒涛の大反撃!!~

マリーゼの手によってアーシアとレイナーレを殺されてしまったイッセー。彼は怒りによって元の力以上の力を取り戻し、自分自身の手によってケリを着けるべく禁手を使って赤龍帝の鎧を装着した……。


『相棒、今のお前だと1分くらいしか持たない…。』


「上等だ、1分もあればコイツを叩きのめせる…!!」


「1分だと!?悪魔風情がこの至高の堕天使マリーゼをなめ腐るなあぁぁぁ!!!」


ドライグは今のイッセーがこの状態になれる時間は1分が限度である事を言うとイッセーはそう言う。しかしマリーゼはその言葉に怒り、光の拡散した槍を放つ……が……


「そんなもん当たるかあぁぁ!!!」


「な!?」


イッセーは難なく回避し、マリーゼの懐までもぐりこんだ…!そして・・・・・


ドゴォォッ!!


「あがあぁぁぁぁぁぁ!!!」


「まだまだあぁぁぁぁぁ!!!!」


ドゴォ!!バギィッ!!!


イッセーのアッパーによってマリーゼは上空に吹き飛ばされるもイッセーは追撃する為に飛び上がり、一方的にマリーゼを殴りつける……!


「調子に乗るなあぁぁぁぁ!!!」


マリーゼが光の槍でイッセーを薙ぎ払おうとするも……


ガシィッ!!


「…なっ!?」


「効くかよ……!!アーシアや夕麻ちゃんがお前によって受けた痛みに比べれば……!!こんなモン効くかよおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」


バキィィンッ!!!ドゴオオオォォォォォォッ!!!!!


「があああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


イッセーはその光の槍を手でつかんだのだ……!いくら赤龍帝の鎧を装着していてもイッセーは悪魔故にその掴んでいる手には焼けるくらいの痛みが走っていた……!しかしアーシアやレイナーレの事を思えばイッセーにとってこれくらいのダメージは屁でも無かったのだ…!そして掴んでいた光の槍を握り砕くと同時にマリーゼの頬を殴りつけ、地面に叩きつけたのだ……!!


『相棒!もう10秒も持たんぞ!』


「分かった……!!これで最後だ!!!」


ドライグの言葉にイッセーは頷きこの一撃で最後にする事を決めた……!!そしてイッセーは一瞬にして今もやっとの事で立ち上がったマリーゼの目の前に現れ……


「!?ま、待っ……」


「消し飛びやがれクソ天使がああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


イッセーは渾身を込めた拳でマリーゼの顔面をとらえた………!!!途轍もないエネルギーを込めていた故にイッセーの拳からは火花が飛び散っていた……!!



「があああぁぁぁああぁぁぁ!!こ…この……この……!!至高の……堕天使である……マリーゼが「寝言は寝てからほざけえぇぇぇぇ!!これで消し飛べえええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


マリーゼがそう言うもイッセーの叫び声にかき消され、最終的にマリーゼは断末魔の叫びをあげながら、肉片が飛び散り、全ての皮が吹き飛んで骨だけになり、そしてそのままその骨も砕け散っては消し灰となってしまったのであった……!!!


「……っ!!はぁ……はぁ………はぁ………」


イッセーは力を使い果たし、そして10秒経った為に赤龍帝の鎧が解除され、膝を着いた……。やはり今のイッセーにはかなり負担が掛かってしまったのだった…。


「よっ、お疲れさん。」


「ショウ兄ちゃん。……な…何とか……」


そんなイッセーにショウは近づいて肩をポンと叩いた。そんなショウを見てイッセーは小さく笑みを浮かべて頷くのだった…。すると……


「どうやら終わったようね。」


「うふふ、カッコよかったですわよイッセーくん。」


「イッセー!!」


「!?部長!?それに朱乃さんにリサラも……」


リアスと朱乃、そしてリサラが姿を現した事にイッセーは驚き、リサラはイッセーを心配するかのように駆け寄った……。すると翔真達もリアスと合流していたのか共に現れたのであった……。


「………しかしまぁ……派手に暴れたものね…」


「す、すみません部長…俺…やっぱりヤバイ事を…」


「気にすんなよイッセー。元はと言えばコイツらが喧嘩吹っ掛けてきたんだ。堕天使の上層部が文句言ってきたなら叩き潰してやればいいってモンだ。……ま、あのオッサンならそんな事してこねーと思うけどな…」


「………叩き潰すって……簡単に言って……」


「うふふ、ショウくんらしいですわね。」


ボロボロになった教会を見てリアスがそう言うとイッセーは申し訳無さそうにそう言うとショウがそう言いだすのでリサラは呆れたかのように頭を抑えてそう言うも朱乃も同じくフフフと笑いながらそう言うのであった……。
……するとイッセーは立ち上がるとショウが安全な場所に運んでいたアーシアとレイナーレの元まで歩み寄り……


「……アーシア……夕麻ちゃん……カタキ、討ったよ……。……ごめんな……守れなくて……ごめんな……」


「…イッセー………」


アーシアとレイナーレの手を握りながらイッセーは涙を流した。そんなイッセーを見て翔真も顔を伏せた……。そんな時だった……


「!アレは……?」


「……あの光は……アーシアの……?」


翔真がふと小さな光が宙に浮いている事に気付き、イッセーはそれがアーシアの神器であった事に気付く。するとそれをリサラが両手で受け止める。


「さて…これを彼女に返してあげましょう、イッセー。」


「え?で…でもアーシアは………」


そしてリアスがそう言うとイッセーは少し戸惑うかのようにそう言う。確かに神器は取り返しても肝心のアーシアは息を引き取ってしまっていた……。するとリアスはスカートのポケットから何かを取り出し…


「イッセー、これは何だか分かるかしら?」


「それは…?チェスの駒……ですね。」


「これは『僧侶』の駒よ。…説明するのが遅れたけど爵位持ちの悪魔が『王』として手に出来る駒の数は『兵士』が8つ、『騎士』『戦車』『僧侶』がそれぞれ2つずつ、『女王』が1つの計15体なの。その内残っている『僧侶』と『兵士』の駒を使う事が出来るわ。………あとは…お分かりかしら?」


「……!まさか……」


リアスは取り出したチェスの駒……『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』の説明をし、その事を話すとイッセーは何かを察したのか驚きの表情を浮かべた…。


「前代未聞だけど……このシスターと…この堕天使を悪魔へと転生させてみるわ。」


「……前代未聞って……確か朱乃さんは……」


「とりあえずストップだぜ翔真それは。……それに原作と違って兵士の駒が残ってる時点でご都合主義だと…」


「はいそこ!メタ発言禁止!!」


リアスがそう言うと……翔真とショウがメタ発言をし始めるのでリアスはツッコミを入れるのであった……。
………そしてリアスは悪魔転生の為の儀式を行う……すると僧侶と兵士の駒が光っては僧侶の駒がアーシアの胸に、兵士の駒がレイナーレの胸に溶け込むかのように入り込んだ……。………すると……


「…んっ……あれ……?…私……」


「………ここは……地獄……かしら……?」


「…!!アーシア……夕麻ちゃん・・・・・!!」


するとアーシアとレイナーレは目覚め、体を起こした……。イッセーは2人が生き返った事に驚いていたが……


「さ、イッセー。あなたは彼女たちの先輩悪魔よ。だからあなたが守ってあげなさい。」


「!はい!!」


「!イッセーさん!?」「イッセーくん……?」


リアスはイッセーの肩を叩き、助言をするとイッセーは2人の元まで駆け寄った。すると目の前にイッセーが駆け寄ってきた事にアーシアとレイナーレは驚くがイッセーは2人を抱きしめた……!


「よかった……!良かった2人とも………!!」


「イッセーさん……」「……イッセーくん………」


涙を流しながら2人を抱きしめるイッセーと共にアーシアとレイナーレも涙を流してイッセーを抱き返したのであった……。


「………よかったなイッセー。」


「そうね……。」


「…良いのかリサラ?イッセーをアイツらにとられちまってるが…」


「ちょ!?ゑ!?な、何の事よ……!?/////」


翔真がそう言うとリサラは頷く。するとショウがリサラにそう言いだすとリサラは赤面しつつ動揺する様な素振りを見せるのであった…。
………そんな時………


「………………」


「?夕麻ちゃん……?」


ふとレイナーレはショウの方を向き……何か意を決したのか立ち上がりショウの元まで歩み寄った……。その事にイッセーは疑問を持つも……


「………イッセーくんのお兄さん……」


「……………。」


レイナーレはショウの元まで歩み寄り、ショウに声を掛けるとショウは無言で彼女の顔を見る……。


「………話は分かっています…。幾らマリーゼの命であっても…私はイッセーくんを殺したのには変わり無い……。」


「…で?何が言いたいんだよ。」


レイナーレは命令とは言えイッセーを殺したと言う事に変わりが無いと言う事を言うとショウは吐き捨てるかのようにそう言う。………その目からまだレイナーレに憎悪を抱いている様子でもあった……。


「……許して下さい等とは言いません。只頭を下げただけで済む事では無いのも重々承知しています……だから……






















………殺してもらっても構いません。どうか気の済むまで私を殴り痛め付けてください…」


「!?夕麻ちゃん!?」


レイナーレがそう言いだした事にイッセーは慌てて彼女の元まで駆け寄る。そしてイッセーはレイナーレを庇うかのように彼女の前に立ち…


「ショウ兄ちゃんもう許してやってくれよ!結果的に俺も生き返ったんだし、俺も夕麻ちゃんの事恨んでないんだ!だから許してやってくれよ…!!」


「………良いのイッセーくん……。生き返ったとはいえ私は本来のあなたの命を奪ってしまった……。それには変わりないから……」


イッセーはショウを説得するがレイナーレは首を横に振ってそう言う……。するとショウは指の骨を大きく鳴らし始め……


「……そうか…覚悟はできてんだな……?」


「ショウ兄ちゃん!?「…どけ、イッセー」っっ…!!???」


ショウがレイナーレに言うとイッセーは止めようとする……もショウの放った威圧によってイッセーは動けなくなってしまった……。


「…はい。これがあなたに出来る…私の唯一の贖罪なので……」


ショウの問いにレイナーレはそう答える。イッセーに向けた威圧を浴びつつも毅然とした態度を崩さず覚悟を決めた目をした……。
・・・・・・・そして次の瞬間、ショウは力を込めた拳をレイナーレの顔面に振り下ろした………!!




「っ!!やめろおおぉぉぉぉぉぉ!!!」


イッセーが叫ぶも遅し、ショウの拳がレイナーレの顔面を捉えようとした……が……









ブォンッ!!!!ゴォウッ……!



「……!?……え……?」


顔面を捉えたかのように見えたが空を切ってショウの拳はレイナーレに当たる事は無かった……が、衝撃が強いのかレイナーレの背後にあった壁に穴が開いていた……。殴られなかった事にレイナーレは驚いており、イッセーもその事に唖然となっていた……。
……するとショウは小さく息を吐き……


「……やめだ」


「………え…?」


ショウはそう言い、頭をグシグシ掻きながらそう言う…その事にレイナーレは驚きつつ小さく声を出した……。


「……既にテメーは覚悟を見せた。自分の身や命を捨ててまでイッセーを庇った姿を…そして俺に殺されても構わねぇって言う覚悟もな…。それにお前を叩きのめしたらイッセーに殴られそうだしな…。」


「……………。」


「……許すとは言わねぇ。だがイッセーの命を奪ったんだ、オトシマエとして……死ぬまでずっとイッセーを支えろ。」


「……え……?そ、それだけ……?」


「んだ?文句あんのか?」


「い、いえ……そんな訳じゃ……」


先ほど命を捨ててまでイッセーを庇った姿、そして今ショウに殴り殺されようとしても避けようとせずにしなかった姿を見てショウはそう言う。それにもし彼女を殴っていたらイッセーがキレて自分を殴りに来るだろうと言う事もあってか止める事にしたのだ。そしてショウは彼女が死ぬまでイッセーを支えると言う事を命じるとレイナーレがそう言うのでショウはそう返す。


「………ま、そう言うこった。これからもイッセーの彼女として支えてやれって事で俺は許す。文句は言わせねぇ、良いな?」


「………ありがとうございます……。」


ショウはそう言うとレイナーレは涙を流してショウに礼を言うのであった……。本来であれば一生許されるはずもない行為をした自分を許してくれたのだから……。
……しかしショウは頭をグシグシと掻きつつも……


「………俺も甘くなったモンだ……昔だったら平然とトドメを刺していたものの……」


(……いや……お前は変わったよ。あの時の荒れていた頃と比べればな…。………やっぱりエリシア達のお陰でなんだろうな……。)


ショウがそう言う為、翔真は心の中でショウが昔と違って変わったと言う事を、エリシア達の支えのお陰で変わりつつあった事を実感するのであった……。










こうして今回の騒動は……幕を閉じたのであった……。





はい、ディアボロス編終了となりました。とりあえずご都合主義でレイナーレとアーシアは生き返ったと言う事になりました。


それでは次回もお楽しみに!!